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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

2653チバQ:2019/04/11(木) 10:36:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190411-00000022-asahi-int
イスラエル総選挙、現職首相が続投へ 野党が敗北認める
4/11(木) 10:03配信 朝日新聞デジタル
 9日に投開票されたイスラエルの総選挙で、野党統一会派の中道「青と白」が10日、「国民の判断を受け入れる」として、敗北を認めた。ネタニヤフ首相が5期目の政権を担うことが確定的となった。

 今回の選挙で「青と白」は与党の右派リクードと並び、最多の35議席を獲得する見通し。だが、リクードを含む右派勢力が過半数となる65議席を確保し、連立政権を樹立する見込みとなっている。「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長は「私たちは並外れた結果を残した。変化を求める期待の大きさを示すことはできた」と成果を強調し、「目的達成のため、戦い続ける」と話した。(エルサレム=高野遼)

朝日新聞社

2654チバQ:2019/04/17(水) 09:31:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190417-00000004-jij-m_est
エジプト大統領任期延長へ=現職シシ氏、最長2030年まで
4/17(水) 5:02配信 時事通信
エジプト大統領任期延長へ=現職シシ氏、最長2030年まで
エジプトのシシ大統領=9日、ワシントン(AFP時事)
 【カイロ時事】エジプト国会は16日、シシ大統領(64)の支持会派が提出した、大統領の任期を現在の4年から6年に増やす憲法改正案を賛成多数で可決した。

 さらに連続2期8年までだった在任限度期間を同12年に延長することなどが柱。政府系紙アルアハラムによると、22〜24日に国民投票が行われる見通しで、過半数の賛成で成立する公算が大きい。改憲されれば、現職シシ氏は最長2030年までの長期政権が可能になる。

 14年に初当選し、18年に再選された現在2期目のシシ氏は任期が22年まで。3選出馬は認められていない。

 しかし、改憲後は現行の任期を24年まで2年間延長。現在を1期目として計算してシシ氏の再出馬を認め、当選すれば在職期間が30年までとなる。

2655チバQ:2019/04/17(水) 19:11:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190417-00000086-jij-m_est
右派系が65議席=ネタニヤフ氏に組閣要請へ-イスラエル総選挙
4/17(水) 16:43配信 時事通信
右派系が65議席=ネタニヤフ氏に組閣要請へ-イスラエル総選挙
16日、エルサレムで開かれた総選挙の勝利を祝うイベントで支持者に手を振るネタニヤフ・イスラエル首相(EPA時事)
 【エルサレム時事】イスラエル選管当局は16日、総選挙(国会定数120)の公式の最終開票結果を発表した。

 ネタニヤフ首相が率いる右派リクードを中心とする右派系政党が過半数の65議席を獲得。リブリン大統領は17日、ネタニヤフ氏に新たな連立政権の組閣を要請する。

 リクードと、ガンツ元軍参謀総長の中道政党連合「青と白」がそれぞれ35議席を獲得し、第1党の座を分け合った。ただ、リブリン大統領が15、16の両日、選挙で議席を得た11党の代表者と面会して誰が組閣を主導すべきか聞いたところ、計65議席を有する右派系6党がネタニヤフ氏を推薦した。

2656チバQ:2019/04/25(木) 22:24:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190425-00000011-asahi-soci
アジアに広がるIS思想 帰還した戦闘員、母国に拠点
4/25(木) 9:00配信 朝日新聞デジタル
アジアに広がるIS思想 帰還した戦闘員、母国に拠点
21日の爆発直前、スリランカ東部バティカロアのザイオン教会が設置した防犯カメラには、自爆犯とみられるリュックサックを背負った男が教会に入っていく様子が記録されていた(教会提供)
 スリランカ連続爆破テロの実行犯と過激派組織「イスラム国」(IS)とのつながりが23日、声明などで明らかになった。「領土」を失ったISの過激思想は拡散を続け、多数の外国人戦闘員の帰還も大きな脅威になっている。

【動画】「被害最小限に」スリランカ、爆発を入り口で止めた男性

 「ここ3、4年、スリランカにおけるIS(浸透)の可能性を注視してきた」。スリランカの国防副大臣は24日、記者団にこう述べ、危機感を募らせていたことを明かした。

 実際、イスラム過激派によるテロは、東南アジア・南アジアで広がってきた。

 フィリピン南部ミンダナオ島では2017年にISに忠誠を誓う組織などと国軍との戦闘で、1千人以上が死亡。バングラデシュでも16年に外国人が集まるレストランで、20人以上が死亡するテロが起きている。インドネシアではISに絡むテロが続発し、同年に29人が死傷したテロでは「ISインドネシア支部」を名乗る犯行声明も出ている。

 インドネシアの国防相は昨年、東南アジア出身のIS戦闘員は約1千人に上ると推計。母国に戻った戦闘員が拠点づくりをしていることも過激思想の拡散を後押ししているとみられる。

2657とはずがたり:2019/05/06(月) 22:39:31
う〜ん,興味深い記事だが,日本でも独裁的な政権が経済低迷してるんだけど盤石だ。
トルコなんかも似た様なものだ。
アラブの春に相当するのが民主党政権で日本は不安定を忌避して更に緩慢な死を迎えつつあるようにも見える。
日本の強みだった電機がアラブの石油同様売れない商品になってるしな。
アラブは若い社会だが日本は老人大国でその辺が大きく違うのかも。
懐柔策を打ち出して今の所破綻せずなんとか過去の遺産を食いつぶしつつやって行けてるのも同じだな。

アラブ「社会契約」の終焉
北アフリカ2国で独裁政権が崩壊 経済低迷、「上からの統治」限界
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO43874380Y9A410C1EA1000/
2019/5/6付 日本経済新聞 朝刊

北アフリカのアルジェリア、スーダンで4月、長期の強権支配を敷いた指導者が民衆の力によって退陣に追い込まれた。



チュニジアやエジプトの長期独裁政権が崩壊した8年前の「アラブの春」を乗り切った2人が、今回のデモに耐えられなかった理由は明白だ。
…財政収入の柱である資源価格がピークに比べて大きく落ち込み、バラマキによる懐柔策を打ち出せなかった。



「アラブの春」の民衆運動は結果的に失敗に終わったとされる。運動の指導者が不在で国際社会の支援を受けられず、「独裁後」の安定した統治を確立できなかったからだ。「春」を経験したアラブ諸国の多くは過激派の台頭か、内戦か、ふたたびの圧政に舞い戻ることになった。



(ドバイ=岐部秀光)

2658チバQ:2019/05/07(火) 11:23:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190507-00000010-asahi-int
イスタンブール市長選やり直しへ 敗北与党の異議認める
5/7(火) 10:28配信 朝日新聞デジタル
イスタンブール市長選やり直しへ 敗北与党の異議認める
トルコ・イスタンブールで6日、高等選挙委員会がイスタンブール市長選のやり直しを決めたことへの抗議集会で、トルコ国旗を振る野党「共和人民党」の支持者ら=ロイター
 トルコの高等選挙委員会は6日、3月31日投開票の統一地方選で実施された最大都市イスタンブール市の市長選挙の結果を無効にし、6月23日に再選挙を実施することを決めた。同市長選で敗北したエルドアン大統領率いる政権与党「公正発展党」(AKP)側の異議を認めた。

 同市長選では国政最大野党「共和人民党」(CHP)のイマモール候補が、AKP候補のユルドゥルム前首相に0・3ポイント差の接戦で勝利した。しかし、AKP側は投開票に不正があったなどとして選挙のやり直しを求めていた。CHP幹部は「市民の意思を否定し、民主主義を軽視するものだ」と反発している。

 統一地方選では、物価上昇などの経済悪化が与党側に逆風となり、首都アンカラの市長選でもCHPがAKPに勝利。大都市圏で与党側に厳しい結果となり、2002年から政権を担うAKPの指導力に疑問が投げかけられた形となっていた。(イスタンブール=其山史晃)

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190507-35136559-cnn-int
トルコ選管、イスタンブール市長選のやり直し決定 与党の要求受け
5/7(火) 11:03配信 CNN.co.jp
イスタンブール(CNN) トルコで3月31日に実施された統一地方選の結果をめぐり、同国の最高選挙委員会(YSK)は6日、最大都市イスタンブールの市長選やり直しを決めた。

イスタンブール市長選では、最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が得票率48.79%と、エルドアン大統領が率いる国政与党・公正発展党(AKP)の48.51%をわずかに上回る結果が発表された。

AKPは「組織的な不正」があったとして結果の無効を主張し、再集計を求めた。要請に応じて再集計が完了した後、先月イマモール氏が市長に就任。しかしAKPはさらに投票のやり直しを要求していた。

YSKでは7対4の賛成多数でやり直しが決まった。国営アナトリア通信によると、やり直し選挙の投票日は6月23日。YSKは6日、イマモール氏の当選証明を取り消したという。

これに対してCHP側は、市民の意思と法律を無視した「独裁」にほかならないと強く反発している。

イスタンブールではエルドアン氏が市長に就任した1990年代以降、地方選でAKPが敗北したことはなかった。

今回の統一地方選はエルドアン政権への信任投票と位置付けられ、同氏自身が先頭に立って選挙運動を展開したが、AKPは首都アンカラでもCHPに敗れる結果となった。

2659チバQ:2019/05/07(火) 17:42:55
https://www.afpbb.com/articles/-/3223799
イスタンブール市長選のやり直しを決定、トルコ選管当局
2019年5月7日 11:57 発信地:イスタンブール/トルコ [ トルコ 中東・北アフリカ ]
【5月7日 AFP】トルコの選挙管理当局は6日、与党・公正発展党(AKP)の候補が予想外の敗北を喫したイスタンブール市長選のやり直しを決定した。国営メディアが報じた。レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領率いるAKPは、3月に行われたイスタンブール市長選の結果について異議を申し立てていた。

 3月に勝利した中道左派野党・共和人民党(CHP)のエクレム・イマームオール(Ekrem Imamoglu)氏はこの決定を「不誠実」としながらも、引き続き戦う決意を表明した。

 一方、イマームオール氏に敗れたAKPの候補者、ビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)元首相は、市長選のやり直しが「われわれの街に有益」であることを願うと述べた。

 3月31日に行われた統一地方選挙で、人口1600万人のイスタンブール市の市長に立候補したイマームオール氏は、わずか1万3000票の差で勝利。選挙結果は4月に2週間にわたって行われた再集計で確定した。

 前身党時代から過去25年にわたりイスタンブール市長の座を握ってきたAKPと、自ら同市の元市長でもあるエルドアン大統領にとっては衝撃的な敗北となったが、AKPは「不正行為があった」としてこの敗北を認めなかった。

 エルドアン大統領は今回の統一地方選を、国家の生き残りをかけた戦いと位置づけ、自らは出馬しないにもかかわらず精力的に選挙運動を展開した。

 一方で、トルコが過去10年間で初めて景気後退に陥った後に実施された選挙は、AKPの評価が問われる機会ともなっていた。AKPは首都アンカラの市長選でより明確に敗北。こうした結果は経済の悪化に対して広がった有権者の不安が反映している。(c)AFP/Fulya Ozerkan and Eric Randolph

2660チバQ:2019/05/10(金) 20:04:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190510-00000560-san-m_est
イラン、革命防衛隊トップに保守強硬派 対米譲歩の余地少なく 
5/10(金) 18:09配信 産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】2015年の核合意の履行を一部停止したイランでは今年に入り、国内外に大きな影響力を持つ「革命防衛隊」のトップと、最高指導者を選出する権限を持つ「専門家会議」の幹部が交代する重要な動きがあった。いずれも反米保守で知られる人物が昇格しており、トランプ米政権がさまざまな手段で包囲網を狭める中でも、イランの対米強硬姿勢が変わらない可能性を示している。

 イスラム教シーア派の最高指導者ハメネイ師は4月下旬、革命防衛隊の司令官をジャファリ氏から副司令官のサラミ氏に交代させた。サラミ氏はイラン・イラク戦争(1980〜88年)に参加後、同隊の航空部門の司令官などを歴任。過去には「米国とイスラエル、その同盟国を破壊する。汚(けが)れを浄化しなくてはならない」と述べるなど、ジャファリ氏に輪をかけた反米保守派と目される。

 革命防衛隊は最高指導者直属の保守強硬派の拠点。レバノンやシリア、イラクなどのシーア派民兵組織の支援といった対外工作を担うとされる一方、国内では幅広く経済活動を行う。交代の理由は不明だが、米政権が同隊をテロ組織に指定した直後の人事異動で、革命防衛隊を「反米の牙城」と位置づけるハメネイ師の意向がにじんでいる。

 また、専門家会議では3月、保守強硬派のライシ師が副議長に選ばれた。17年の大統領選で現大統領のロウハニ師に敗れたが、選挙戦では核合意を主導した同師の対米融和姿勢を批判。その後もイラン北部のシーア派聖地の責任者を務めたほか、3月には革命体制の秩序を強権で維持する司法府の代表にも選ばれた。シーア派の聖地コムで学んだ聖職者でハメネイ師の信頼が厚く、次期最高指導者候補の一人といわれる。

 対米関係が極度に悪化する中でのこうした人事は、米側の圧力には決して屈しないというイラン指導部の意思の表れとも受け取れる。また、ハメネイ師は80歳前後の高齢で、世代交代を見据えて反米の保守強硬派で重要ポストを固める意味合いもありそうだ。

2661チバQ:2019/05/13(月) 20:44:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000068-reut-asia
イスタンブール市長選やり直し投票、民主左派党候補が撤退
5/13(月) 15:41配信 ロイター
[イスタンブール 12日 ロイター] - 来月23日に予定されているイスタンブール市長選のやり直し投票で12日、出馬していた民主左派党(DSP)のMuammer Aydin候補が、撤退を表明した。 

同氏はツイッターに「きょう付で、イスタンブール市長選のDSP候補を撤退した」と投稿した。最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補に追い風となる公算が大きい。

3月31日に行われた選挙では、イマモール候補がエルドアン大統領率いる与党・公正発展党(AKP)候補のユルドゥルム元首相に1万3000票の僅差で勝利。25年ぶりにエルドアン大統領率いるAKPがイスタンブールの地盤を失った。

数週間にわたる論争と部分再集計の後、4月に結果が発表されたが、エルドアン大統領とAKPが選挙に大規模な不正があったとして投票の無効を求め、最高選挙管理委員会(YSK)が6日、6月23日のやり直し投票実施を発表した。

3月の投票で3万票以上を獲得したAydin,氏は、YSKの決定を違法と主張していた。同氏の撤退を受けてDSP支持者が6月の投票でCHPのイマモール候補支持に回るかは不明。ただ、両党とも世俗の支持基盤を持っているほか、3月の投票無効に抗議するとして複数の少数政党がすでにイマモール候補の支持を表明している。

NTVテレビによると、DSPは代替候補を擁立しない方針を示している。

2662とはずがたり:2019/05/14(火) 14:34:53

「軍事衝突」強まる懸念 識者、米のイラン敵視を問題視
https://www.asahi.com/articles/ASM59449TM59UHBI00X.html?ref=tw_asahi
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聞き手・渡辺丘 2019年5月14日14時27分

 米国とイランの間で緊張が高まっている。トランプ政権は空母や爆撃機部隊、ミサイル迎撃部隊などを中東に展開。ペルシャ湾ではイランと対立するサウジアラビアの石油タンカーが攻撃を受けたとも報じられた。今後の情勢について、米ランド研究所中東公共政策センターのダリア・ケイ所長に聞いた。

 トランプ米政権は当初からイラ…

2663とはずがたり:2019/05/14(火) 14:35:34
船舶破壊にイラン関与か、米当局分析 緊張に拍車も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44756400U9A510C1EAF000/
2019/5/14 9:45

2664チバQ:2019/05/16(木) 18:47:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190515-00000196-kyodonews-int
アフガン下院選で最終結果発表 カブール州、投票から7カ月
5/15(水) 21:44配信 共同通信
 【カブール共同】アフガニスタン選挙管理委員会は、昨年10月に投票があった下院選(定数250)のうちカブール州の最終結果を発表した。地元メディアなどが15日伝えた。当選者は33人で、うち9人が女性。暫定結果は今年1月に発表されたが、その後に選管幹部が解任されるなどし、最終結果発表がずれ込んだという。

 下院選では、選挙前に多数の不正な有権者登録が見つかり、投票日もシステムトラブルが起きるなど混乱した。9月に予定されている大統領選も、反政府武装勢力タリバンなどの活動による治安悪化もあり混乱が懸念される。

2665チバQ:2019/05/17(金) 10:32:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000067-asahi-int
ISが「パキスタン州」設立宣言 南アジアで影響力誇示
5/16(木) 18:37配信 朝日新聞デジタル
ISが「パキスタン州」設立宣言 南アジアで影響力誇示
過激派組織「イスラム国」(IS)が4月に公開した最高指導者バグダディ容疑者(左)とされる男の動画の画像。各地の戦況報告を受けるような場面が映っていた(IS関係者提供)
 過激派組織「イスラム国」(IS)は15日、系列のアマク通信に声明を出し、パキスタンに「パキスタン州」の設立を宣言した。ISは10日にもインドでの州設立を宣言した。活動拠点としたイラクとシリアで続く掃討作戦で追い込まれる中、南アジアでの影響力を誇示する狙いとみられる。

 ISは15日の声明で「パキスタン州」という言葉を初めて使った。パキスタンと隣国アフガニスタンではISに忠誠を誓う武装勢力が2015年ごろからテロを頻発させ、自分たちの組織を「ISホラサン州」と名乗った。ホラサンとは、パキスタンからイランにかけての地域のことだ。国連は同組織の勢力を2500人から4千人と推定する。

 ISは今回の声明で「ホラサン州」からパキスタンを分離して「州」に「格上げ」し、パキスタンでの活動を重視する姿勢を示した格好だ。

 ISは先月29日、最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者とする男の動画を公開し、男は直前に起きたスリランカの連続爆破テロを称賛した。また、今月10日に出した声明ではインドに「ヒンド州」の設立を宣言。南アジアに向けた発信を増やしている。(イスラマバード=乗京真知)

2666チバQ:2019/05/20(月) 15:18:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190519-00000500-fsi-bus_all
イスタンブール市長選やり直し 外国投資家は嫌気、トルコ経済悪化も
5/19(日) 7:15配信 SankeiBiz
 トルコの最高選挙管理委員会(YSK)は6日、36日前の3月31日に実施したイスタンブール市長選の結果を無効とし、6月23日に再選挙を行うことを明らかにした。この決定について、市長選に異議を訴えていた与党・公正発展党(AKP)のレセップ・オゼル選挙委員会代表は6日、選挙管理人の一部が適正に選出された人たちでなかったことなどがやり直しの判断になったと述べ決定の適切さを強調した。

 他方、市長に当選していたエクレム・イマモール候補者の勝利を否定された中道左派の最大野党・共和人民党(CHP)のオヌルサル・アディグゼ副党首は「国民の意思を覆し、法を無視した今回のやり方は、民主的でも合法的でもない」「これは単純に独裁だ」とツイッター上で述べ、公正発展党を批判している。

 当選を無効とされたイマモール氏は「民主主義国家のトルコは最後まで戦う愛国的な8200万人で埋め尽くされている」と述べて戦い抜く姿勢を見せ、翌7日には勝利に自信を示すように再出馬を表明している。

 周知のように、最高選挙委員会は4月17日、共和人民党のイマモール候補者の市長選での勝利を確認していた。当時の集計結果は、同候補が公正発展党の候補者であるビナリ・ユルドゥルム元首相を、票数で約1万3000票、得票率で0.2%弱の僅差ながら勝利したとしていた。

 しかし、公正発展党がその前日の16日、組織的不正があったとして投票のやり直しを最高選挙委員会に求めたほか、同党と与党陣営を組む「民族主義者行動党(MHP)」が翌17日に最高選挙委員会に同様の要請を行ったことから審査結果待ちとなっていた。

 1990年代にイスタンブール市長を務めた公正発展党のエルドアン大統領は、やり直しの判断が下された5月7日、市長選では組織的な汚職や完全な違法性が見られたのだから、今回の決定は民主主義の強化に向けた重要な一歩と歓迎する意向を表明するとともに、ユルドゥルム元首相が同党の候補者として再出馬することを明言した。

 だが今のトルコでは、エルドアン大統領の思い描くように、公正発展党のユルドゥルム元首相がすんなりと当選できるか分からない動きが3つ出てきている。

 第1は、今般無効とされたイマモール市長が、気さくな人柄も手伝ってか過去3週間余りで、共和人民党の支持者を超え予想外の人気を博していることである。

 第2は、肝心の公正発展党が、市長選の敗北は不正によるものと見る親エルドアン勢力と選挙結果で争うのはかえって党の命取りになると考える反エルドアン勢力に割れていることである。

 第3は、前回は独自候補を擁立した政党を含むその他の野党が、イマモール候補の支持に回る可能性を示唆していることである。

 選挙の行方は不透明だが現時点で確かなのは、今回の最高選挙管理委員会の判断を受けて外国投資家のトルコを見る目がさらに悪化したことと、再選挙までの期間トルコ政府の関心がそこに集中し経済軽視の姿勢になりかねないことである。仮にそうだとすれば、外国投資の逃避や通貨リラと株価の一層の下落を通じたトルコ経済のさらなる悪化も予想されるだけに気になるところである。

                  ◇

【プロフィル】畑中美樹

 はたなか・よしき 慶大経卒。富士銀行、中東経済研究所カイロ事務所長、国際経済研究所主席研究員、一般財団法人国際開発センターエネルギー・環境室長などを経て、現在、同室研究顧問。東京都出身。

2667チバQ:2019/05/20(月) 19:34:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000001-jij_afp-int

ピラミッド近くで観光バス狙った爆発、南アフリカ人ら17人負傷 エジプト
5/20(月) 5:37配信 AFP=時事
ピラミッド近くで観光バス狙った爆発、南アフリカ人ら17人負傷 エジプト
エジプト・ギザのピラミッド近くでの爆発を受け、窓ガラスの割れた観光バス (2019年5月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】エジプト首都カイロ近郊の観光名所ギザ(Giza)のピラミッド付近で19日、観光バスを狙ったとみられる爆発があり、南アフリカの観光客ら少なくとも17人が負傷した。同国の観光産業に再び打撃となった。

【写真】爆発を受け、窓ガラスの割れた観光バスと乗用車

 医療筋と治安筋によると、バスがギザを走行中に道路脇の爆弾が爆発し、この爆発で近くの車に乗っていたエジプト人も負傷したという。死者は出ていないもようだ。

 治安筋によれば「爆発装置が爆発し、南アフリカからの観光客25人を乗せたバスと、エジプト人4人を乗せた乗用車の窓が粉々に割れた」という。AFPが捉えた映像には、道路脇で窓が割れたバスと乗用車の様子が映っている。

 エジプトでは昨年12月にも、道路脇の爆弾が爆発、ギザ付近を走っていたバスを直撃し、ベトナム人観光客3人とエジプト人ガイド1人が死亡している。【翻訳編集】 AFPBB News

2668チバQ:2019/05/27(月) 22:35:12
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019051302000121.html
<代償 中東平和の行方>ガザの少女(上) 米大使館移転、悲劇招く

2019年5月13日 朝刊


抗議デモで死亡したウィサルさんの掲示板の横に座る、母リン・アルマーナさん。身に着けていたパレスチナ旗には血痕が残っていた

写真
 米国が在イスラエル大使館をエルサレムに移転し、反発したパレスチナ自治区ガザでの抗議デモで六十人超が死亡する惨劇から十四日で一年。米国は近く、独自の中東和平案を公表する見通しだ。国際協調を無視してイスラエルに肩入れするトランプ米大統領と、それを享受するイスラエルがもたらす「代償」を現地で追った。 (ガザで、奥田哲平、写真も)

 四月初旬、パレスチナ自治区ガザのマンションに、リン・アルマーナさん(43)の一家が入居した。クウェートの支援で昨年建設された六階建て。真っ白い壁と近代的な台所のある3LDKは、一家六人が一部屋で暮らした以前の借家とは比べものにならない。だが、アルマーナさんの表情は、あの日から沈んだままだ。

 この新居はいわば、娘の命の対価だ。昨年五月十四日、末娘ウィサルさんが十四歳で亡くなった。トランプ米政権が在イスラエル大使館をエルサレムに移転したことに抗議するデモに弟と参加。アルマーナさんは「危険な場所に近づかないなら」と許したが、実際はイスラエル境界フェンスに接近し、右側頭部を撃ち抜かれた。

 昨年の大使館移転はイスラエル建国七十年の節目に設定されたが、パレスチナの人々にとっては故郷を追われて難民化した「ナクバ(大惨事)」。四万人の民衆が境界沿いに押し寄せ、六十人超が死亡し、二千人以上が負傷した。二〇一四年夏にガザで起きた大規模衝突以来、一日の死者数として最悪となった悲劇は、起こるべくして起きた。

 〇七年以来、イスラム主義組織ハマスが実効支配し、イスラエルに経済封鎖されるガザ。失業率は五割に上り、電力不足で下水処理場が機能せず汚水が海に垂れ流される。米国は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を停止し、しわ寄せは人口二百万人の三分の二が難民のガザに集中する。

 ハマスは国際社会の耳目を集めるため、昨年三月から難民帰還を訴えるデモを続けた。急速に傾倒したウィサルさんは次第に「ここより天国の方がいい。もっと広い家に住まわせてあげる」と母に言うようになった。イスラム教の教えでは、ジハード(聖戦)で死んだ「殉教者」は天国に行ける。実際には犠牲者の家族に新居が与えられた。

 一方、ウィサルさんが亡くなった日を境に、デモ参加をやめた若者もいる。アンワールさん(27)は「ハマスが若者の血を交渉材料に使っているだけと分かった」。大学卒業から五年、まともな仕事は見つからない。財政難のハマスは三月から輸入品への税金を引き上げ、食料品が倍以上に値上がりした。

 アンワールさんら若者はフェイスブックで呼び掛け、三月中旬に生活改善を求める街頭活動を始めた。すると、ハマスは参加者を殴打し、催涙弾を使って弾圧。約三千五百人が一時拘束された。アンワールさんは「若者を反イスラエルのデモに駆り立てるのに、われわれのデモは許さないのか」と憤る。

 ハマスの治安部隊から身を隠すアンワールさんは、ガザを脱出し、兄の住むウクライナに渡るつもりだ。「仕事を見つけ、普通に暮らしたいだけ」。平凡な願いさえかなえられない失望と孤立感。若者の流出が続けば、ガザに未来はない。

2669チバQ:2019/05/27(月) 22:35:39
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019051402000140.html
<代償 中東平和の行方>ゴラン高原(中) 揺れるシリア系住民

2019年5月14日 朝刊


シリアとゴラン高原境界の町マジュダルシャムスで、フェンスの向こうにあるシリア政権軍の施設を指さすアブジャバルさん

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 ブドウ畑が広がり、渓流が新緑に映える。エルサレムから車で三時間ほど、イスラエルが一九六七年の第三次中東戦争でシリアから奪った丘陵地ゴラン高原は四月、観光客であふれていた。今も残る地雷の標識がなければ、係争地であることを忘れそうだ。

 「静かで子育てがしやすい。軍が駐留しているので心配ないわ」。バディア・ゴツリンさん(33)は七年前にイスラエル西部の商業都市テルアビブから、子ども三人と移住した。土地は無償提供され、住宅建設費の補助も受けた。占領から半世紀。ユダヤ人入植地が三十カ所以上設置され、二万二千人余りが暮らす。

 イスラエルは二〇四八年までに二十五万人に入植者を増やす計画を立て、ゴツリンさんの自宅裏には新たな住宅建設が進む。「これからはゴラン高原産のワインや果物の輸入ボイコットが解除され、人口も増えるはず」。ためらいがない言葉の裏には、トランプ米政権が「ゴラン高原はイスラエルの主権下にある」と承認した三月の宣言がある。

 香川県とほぼ同じ広さのゴラン高原は、シリアの首都ダマスカスまで六十キロの軍事的な要衝。一九八一年にイスラエルが一方的に併合を宣言したのに対し、国際社会は一切認めてこなかった。米国の主権承認は、武力による領土取得を追認し、国連安全保障理事会の決議に反する。

 トランプ大統領が意識していたかは不明だが、ネタニヤフ首相をホワイトハウスに招いて宣言書に署名した三月二十五日は、三十七年前に併合に反発したシリア系住民が「ゴラン高原はシリアの土地だ」と宣言したのと同じ日だった。

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 シリアとフェンスで隔てられる占領下の町マジュダルシャムスに暮らすファンディ・アブジャバルさん(73)は「土地と水を奪われた私たちの気持ちは、あの差別主義者のトランプには分からないだろう」と憤る。親類同士が引き裂かれ、八九年に四歳だった息子も地雷で失った。郷愁の思いは強い。

 その一方、占領の固定化と二〇一一年から続くシリア内戦が、二万三千人の住民の結束に微妙な影を落とす。若者は親アサド政権派と反体制派に割れ、何度も小競り合いが起きたという。地元人権団体によると、住民の二割がイスラエルの市民権を保有している。

 雑貨店で働いていた高校生アラーさん(17)は「米国の宣言に驚きはない。戦争中のシリアに戻ってどうなるの。安全に暮らせる今のままがいい」と冷めている。市民権があれば、イスラエルのパスポートが取得できる。アラーさんは今夏、初の海外旅行を計画中だ。

 「シリア人」としてのアイデンティティーが揺れる中、イスラエル政府は昨年十月、ゴラン高原で初の統一地方選を強行した。「住民の分断によって、『イスラエル化』が進む恐れがある」。アブジャバルさんの懸念は強まるばかりだ。  (ゴラン高原で、奥田哲平、写真も)

2670チバQ:2019/05/27(月) 22:35:56
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019051502000150.html
<代償 中東平和の行方>西岸併合(下) アパルトヘイト道路 開通

2019年5月15日 朝刊


パレスチナ自治区ヨルダン川西岸で、開通した「アパルトヘイト道路」を見下ろすハーニ・イサウィさん。壁の手前側はイスラエル人しか通行できない

写真
 「入植者は誰一人として追い出さない。パレスチナに主権は渡さない」。イスラエルのネタニヤフ首相は四月の総選挙のさなか、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を併合する考えを述べた。有権者向けのアピールだったが、ただの選挙目当てとは言い切れない動きが、目に見える形で進んでいる。

 パレスチナが将来の独立国家の首都と位置付ける東エルサレムに隣接する地域で、ハーニ・イサウィさん(66)が「元々はパレスチナ人の土地だったのに」と真新しい道路を見下ろした。今年一月に部分開通した国道4730号は通称「アパルトヘイト(人種隔離)道路」と呼ばれる。

 高さ八メートルの壁で区切られた道路の片方はイスラエル人専用。ヨルダン川西岸の入植地とエルサレムを結び、混雑緩和に役立つとされる。一方のパレスチナ側の道路は途中から迂回(うかい)し、エルサレムには直接入れない構造だ。地理学者ハリル・ツファクジ氏によると、イスラエル人とパレスチナ人という人種で隔てた道路は初めて。道路建設のために約一平方キロのパレスチナ人の土地が接収された。

 イサウィさんがアパルトヘイト道路に危機感を強める理由は「E1地区」に接するからだ。東エルサレムとヨルダン川西岸の大規模入植地マーレアドミムの間に位置する広大な丘陵地。入植地が建設されれば、東エルサレムは西岸と切り離され、西岸内も南北に分断される。

 さらにE1地区を含む入植地が併合されれば、パレスチナ国家樹立を目指す「二国家共存」案は事実上破綻する。そのため歴代米政権はE1開発に反対し、ネタニヤフ氏も計画を凍結してきた。だが、エルサレムの首都認定に続き、占領地ゴラン高原の主権を承認するなど、ことごとくイスラエルに肩入れするトランプ米政権。イサウィさんは「イスラエルの横暴を許す青信号を出している。E1建設と西岸の併合を認めるのが、米国の次の一手ではないか」と疑う。

 実際、トランプ政権の発足を追い風に、イスラエルはヨルダン川西岸で国際法違反である入植活動を強化。地元民間団体「ピースナウ」によると、二〇一七年の建設計画戸数六千七百四十二戸は、オバマ政権最後の一六年と比べて三倍に急増した。東エルサレムを含めた入植地は虫食い状態で増殖し、二百六十カ所に六十万人超が住み、既成事実化が進む。

 ネタニヤフ氏は総選挙に勝利し、五期目の続投が決まった。親イスラエルを鮮明にするトランプ大統領の娘婿で、中東問題を担当するクシュナー大統領上級顧問はユダヤ教徒で、幼少時からネタニヤフ氏と親しい。両親は過去に入植活動の支援団体に二万ドル(二百二十万円)を寄付。フリードマン駐イスラエル米大使も熱心な入植支持者だ。その二人を中心に策定するトランプ政権独自の中東和平案の公表が、六月に迫っている。 (ヨルダン川西岸で、奥田哲平、写真も)

2671チバQ:2019/05/28(火) 17:41:10
https://www.asahi.com/articles/ASM5X24NBM5XUHBI008.html
イスラエル、再選挙の可能性 連立政権への交渉が難航
エルサレム=高野遼 2019年5月28日10時35分
 イスラエルでネタニヤフ首相による新政権発足に向けた連立工作が難航し、法律が定める期限内に組閣できない恐れが出ている。29日までに過半数の支持を集められない場合、国会を解散し、同国史上初の再選挙となる可能性が高い。

 イスラエルは4月9日に総選挙を実施した。ネタニヤフ氏率いる与党リクード(35議席)を筆頭に、右派・ユダヤ教政党で120議席のうち65議席を獲得。5期目の政権樹立に向け、ネタニヤフ首相が各党との連立交渉を進めてきた。

 だが、そのうちの1党、極右政党「イスラエル我が家」(5議席)との間で連立交渉が難航。同党は連立入りの条件として、超正統派ユダヤ人の徴兵免除を廃止する法案の成立を求めており、ほかに連立入りするユダヤ教政党との間で意見が食い違っている。当初は楽観論が強かったが、組閣期限の間際になっても「イスラエル我が家」は強硬な態度を崩していない。ネタニヤフ首相は27日夜、国会で「不必要な再選挙を避けるため、全力を尽くす」と引き続き調整にあたる考えを示した。

 30日午前0時までに組閣ができなかった場合、大統領は再選挙を指示するか、他の議員に組閣を命じる。現時点でほかに過半数の支持を得る見込みのある候補者はおらず、再選挙となる公算が大きい。再選挙となれば、投開票は9月17日となる見通しだ。(エルサレム=高野遼)


https://jp.reuters.com/article/israel-politics-idJPKCN1SX1UX
イスラエル、再選挙の可能性高まる 29日に組閣期限
Reuters Staff
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[エルサレム 27日 ロイター] - イスラエルの組閣が難航する中、再選挙の可能性が高まっている。議会は27日、暫定採決で解散を決めた。

ネタニヤフ首相率いる右派「リクード」などは先月の総選挙で過半数の支持を獲得、リブリン大統領がネタニヤフ氏に組閣を指示していた。組閣期限は29日2100GMT(日本時間30日午前6時)。議会の最終採決も同日行われる公算が大きい。

ネタニヤフ氏はテレビ演説で、連立協議を模索し続けると明言し、再選挙は不要で費用もかさむと訴えた。

トランプ米大統領はツイッターに「イスラエルが連立樹立に向けて進展し、『引き続きビビ(ネタニヤフ氏の通称)』と米・イスラエル同盟をこれまで以上に強化できるよう望んでいる」と述べた。

2672チバQ:2019/05/28(火) 18:56:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190528-00000014-asahi-int
イスラエル、再選挙の可能性 連立政権への交渉が難航
5/28(火) 10:35配信 朝日新聞デジタル
 イスラエルでネタニヤフ首相による新政権発足に向けた連立工作が難航し、法律が定める期限内に組閣できない恐れが出ている。29日までに過半数の支持を集められない場合、国会を解散し、同国史上初の再選挙となる可能性が高い。

 イスラエルは4月9日に総選挙を実施した。ネタニヤフ氏率いる与党リクード(35議席)を筆頭に、右派・ユダヤ教政党で120議席のうち65議席を獲得。5期目の政権樹立に向け、ネタニヤフ首相が各党との連立交渉を進めてきた。

 だが、そのうちの1党、極右政党「イスラエル我が家」(5議席)との間で連立交渉が難航。同党は連立入りの条件として、超正統派ユダヤ人の徴兵免除を廃止する法案の成立を求めており、ほかに連立入りするユダヤ教政党との間で意見が食い違っている。当初は楽観論が強かったが、組閣期限の間際になっても「イスラエル我が家」は強硬な態度を崩していない。ネタニヤフ首相は27日夜、国会で「不必要な再選挙を避けるため、全力を尽くす」と引き続き調整にあたる考えを示した。

 30日午前0時までに組閣ができなかった場合、大統領は再選挙を指示するか、他の議員に組閣を命じる。現時点でほかに過半数の支持を得る見込みのある候補者はおらず、再選挙となる公算が大きい。再選挙となれば、投開票は9月17日となる見通しだ。(エルサレム=高野遼)

2673チバQ:2019/05/30(木) 11:37:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000014-asahi-int
イスラエル総選挙、初の再選挙へ 首相の連立交渉失敗
5/30(木) 7:59配信 朝日新聞デジタル
イスラエル総選挙、初の再選挙へ 首相の連立交渉失敗
イスラエルのネタニヤフ首相
 イスラエルの国会が30日未明、解散法案を可決し、4月に行われたばかりの総選挙をやり直すことが決まった。ネタニヤフ首相が、法律で定められた組閣期限である29日までに連立交渉をまとめられなかったため。再選挙は同国史上で初めてとなる。

 ネタニヤフ氏に5期目の政権を任せるかどうかは、再び有権者の手に委ねられることになった。再選挙の投開票日は9月17日。トランプ政権が近く示す予定にしている新たな中東和平案「世紀の取引」の行方にも、影響を及ぼす可能性がある。

 4月9日に実施された総選挙では、与党リクード(35議席)を筆頭とする右派・ユダヤ教政党が、6党で120議席のうち計65議席を獲得。当初はネタニヤフ政権の誕生が確実視された。しかし、超正統派のユダヤ教徒に認められてきた徴兵免除を廃止する法案を巡って、連立入りの条件として廃止を掲げた極右政党「イスラエル我が家」と、廃止に強く反対する複数のユダヤ教政党が対立。組閣のために与えられた6週間の期限内に、ネタニヤフ氏は妥協点を見いだせなかった。

 組閣に失敗した場合、大統領が他の議員に組閣を委任する可能性も考えられたが、与党はその前に自ら議会を解散。再選挙に進む道を選んだ。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000014-mai-int
イスラエル、9月に総選挙を再実施へ ネタニヤフ氏組閣失敗
5/30(木) 10:16配信 毎日新聞
イスラエル、9月に総選挙を再実施へ ネタニヤフ氏組閣失敗
イスラエル国会の解散を決める投票前、さえない表情を見せるネタニヤフ首相(中央)=エルサレムで29日、AP
 【エルサレム高橋宗男】イスラエル国会(定数120)は30日未明、賛成多数で国会を解散し、9月17日に総選挙を再実施することを決めた。ネタニヤフ首相が4月の総選挙を受けて進めてきた連立交渉に失敗し、政権を樹立できなかったことを受けた措置。再選挙は1948年のイスラエル建国以来、初めてとなる。

 前例のないイスラエル政局の混乱により、トランプ米政権が6月にも公表予定とされてきた新中東和平案への影響は必至だ。トランプ大統領の娘婿、クシュナー大統領上級顧問ら新和平案を作成してきたメンバーらは29日にイスラエル入りしており、30日にネタニヤフ氏と会談する見通し。

 4月総選挙ではネタニヤフ氏率いる「リクード」(35議席)など右派系やユダヤ教系の政党で過半数の計65議席を占め、リブリン大統領の指示を受けてネタニヤフ氏が連立交渉を進めてきた。

 だが、連立政権を構成すると想定されていたリーベルマン元国防相率いる極右政党「わが家イスラエル」と、ユダヤ教系の政党が対立。リーベルマン氏がユダヤ教超正統派の徴兵免除の廃止を求めたためで、ネタニヤフ氏は期限の29日までに交渉をまとめることができなかった。

 連立交渉が不調に終わった場合、大統領は通常、別の議員に交渉の機会を与える。これを未然に防ぐためリクードが国会の解散を提案した。

 組閣作業の失敗に追い込まれたネタニヤフ氏は「リーベルマン氏は右派政権を転覆させる左派だ」と非難した。

2674チバQ:2019/05/30(木) 11:37:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000008-jij_afp-int
イスラエルが9月に総選挙へ 4月にも実施 首相の権力維持へ異例の動き
5/30(木) 9:55配信 AFP=時事
イスラエルが9月に総選挙へ 4月にも実施 首相の権力維持へ異例の動き
イスラエル国会で解散・総選挙が可決された後、記者団の取材に応じるベンヤミン・ネタニヤフ首相(2019年5月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラエル国会は30日未明の投票で、9月17日に総選挙を実施する案を可決した。同国では4月に総選挙が行われたばかり。わずか数か月での新たな総選挙実施は前例がないが、連立政権樹立に失敗していたベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(69)が権力維持に動いた。

【写真】採決後、取材に応じるネタニヤフ首相

 採決は国会解散と投票日の賛否を問うもので、賛成74、反対45で可決された。

 4月9日の選挙では、ネタニヤフ首相の与党リクード(Likud)と、同党と同盟関係にある右派・宗教政党が全120議席のうち合わせて65議席を獲得したが、連立合意に至らなかったことで、新たな選挙の実施を目指す動きが加速した。

 ネタニヤフ首相としては、レウベン・リブリン(Reuven Rivlin)大統領が別の人物に組閣を指示する悪夢を封じた形だが、9月の選挙も接戦となる見通し。イスラエルでこれほど短期間に2回の総選挙が実施された例はなく、首相の勝算が大きく高まる見込みはない。

 同首相は今後数か月のうちに収賄、詐欺、背任の罪で起訴される可能性があるが、報道によれば、新たに選出された議会で自身の免責につながる法律を制定することを狙っている。

 ネタニヤフ氏は7月、ダビド・ベングリオン(David Ben-Gurion)初代首相の在任期間を抜き、同国史上最長の在任期間を持つ首相となる。同氏はその重要な節目を意識しているものとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

2675チバQ:2019/05/30(木) 22:00:09
https://www.sankei.com/world/news/190530/wor1905300034-n1.html
ネタニヤフ氏、右派票積み増しへ強硬堅持 イスラエル国会再選挙
2019.5.30 20:44
 【カイロ=佐藤貴生】政権樹立の連立交渉に失敗したイスラエルのネタニヤフ首相は、9月17日に実施が決まった国会(定数120)の再選挙に向け、パレスチナ問題や対イランでさらに強硬な政策を打ち出し、右派支持票の積み増しを狙う公算が大きい。そのため、トランプ米政権からこれまで以上の支援を引き出す方針とみられる。

 パレスチナ問題で当面の焦点は、トランプ米大統領の娘婿、クシュナー大統領上級顧問らが策定中の包括的な中東和平案だ。米政権は6月下旬、バーレーンで対パレスチナ経済支援会合を開き、和平案の一端を明かす見通しだ。

 こうしたなか、中東歴訪中のクシュナー氏は30日、イスラエルを訪れ、ネタニヤフ氏と会談。ネタニヤフ氏はこうした場を利用し、和平案をよりイスラエルに有利なものとするため、米側に働きかけを強める可能性がありそうだ。

 また、宿敵イランをめぐっては米との軍事的緊張が高まる半面、両国とパイプを持つ日本や中東のオマーンなどが調停役を務める意向を示唆し始めている。

 これに対し、ネタニヤフ氏は、米国が離脱したイラン核合意では同国に核兵器開発を断念させるのに不十分だと批判してきた経緯がある。自国の安全保障に深くかかわるだけに、こうした調停の動きに安易に流されることなく圧力をかけ続けるべきだと米側に訴えかけ、対イラン包囲網の維持を求めるとみられる。

 パレスチナ情勢やイランの核開発問題は、安全保障に敏感なイスラエル国民が重要視するテーマだ。4月の総選挙では、これらの問題で強硬姿勢をとる右派・宗教政党連合が過半数を制した。


 今回は極右政党「わが家イスラエル」との連立協議をまとめきれなかったものの、ネタニヤフ氏としては、外交・安保面でこれまでと同等かそれ以上の強硬姿勢を取り続けることが、自身が党首を務める右派「リクード」への支持を増やし、再選挙後の連立協議を有利に進めることにつながると判断する可能性が高い。

2676チバQ:2019/05/30(木) 22:01:08
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201905/CK2019053002000270.html
イスラエル 9月再選挙 ネタニヤフ首相、組閣失敗

2019年5月30日 夕刊


 【カイロ=奥田哲平】先月の総選挙で右派陣営が勝利したイスラエルのネタニヤフ首相が連立工作に失敗し、国会は三十日未明、賛成多数で解散を決めた。イスラエル史上初となる再選挙は九月に実施される予定。政局の混乱は、トランプ米政権が近く公表する見通しの新たな中東和平案の行方にも影響しそうだ。

 四月九日の総選挙(定数一二〇、比例代表制)では、通算五期目を目指すネタニヤフ氏は与党リクードや極右政党、ユダヤ教政党の右派陣営で、過半数に達する計六十五議席を確保。リブリン大統領がネタニヤフ氏に組閣を指示し、三十日午前零時が期限だった。

 だが、連立政権の一員とみられていたリーベルマン前国防相の極右政党「わが家イスラエル」(五議席)が、ユダヤ教超正統派の神学生の徴兵免除を廃止する法制定を主張。これにユダヤ教政党が反対し、続投確実だったはずのネタニヤフ氏は連立交渉をまとめられなかった。

 組閣期限が過ぎた場合、本来は大統領が別の議員に要請する仕組みだが、ネタニヤフ氏率いるリクードは、最大野党の中道政党連合「青と白」にその機会を与えるのを防ぐため、再選挙実施の賛成に回った。ロイター通信によると、同氏は解散後に「われわれは勝つ」と訴えたが、三件の汚職疑惑を抱えた中での組閣失敗で、さらなる求心力低下は避けられない。

 米政権の中東和平案は、当初は今年一月に公表予定で、イスラエル総選挙に配慮して延期。六月下旬にバーレーンでパレスチナ経済支援会合を開き、和平案の経済分野を先行協議して本格交渉につなげる狙いだった。パレスチナ自治政府は参加拒否を表明し、イスラエルが再選挙になったことで、方針の練り直しを迫られる可能性がある。

2677チバQ:2019/05/31(金) 15:45:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000150-jij-m_est
米の中東和平仲介、一層困難に=イラン情勢に影も-イスラエル再選挙
5/30(木) 23:39配信 時事通信
米の中東和平仲介、一層困難に=イラン情勢に影も-イスラエル再選挙
29日、エルサレムのイスラエル国会で記者会見するネタニヤフ首相(AFP時事)
 【エルサレム時事】イスラエルで30日、新政権を発足させられないまま国会が解散され、9月17日に改めて総選挙が行われることになった。

 トランプ米政権は新政権が始動した後、イスラエルとパレスチナの和平案を提示する姿勢だったが、イスラエルの政局混乱で先送りされる可能性もある。米政権による和平仲介はさらに難しくなりそうだ。

 トランプ大統領の娘婿で中東和平を担当するクシュナー大統領上級顧問は先に、新たな和平案を6月初旬以降に公表する意向を表明。4月の総選挙を受けたイスラエルの新政権発足をめぐる動きやパレスチナでのラマダン(断食月)などを踏まえ、和平案提示のタイミングを慎重に見極めようとしていた。

 クシュナー氏はイスラエル訪問中。今後も暫定的に政権運営を担うネタニヤフ首相は30日、エルサレムでクシュナー氏と会談し「われわれは協力を続けていく」と強調した。

2678とはずがたり:2019/06/02(日) 11:01:35
2019年4月17日 / 15:53 / 1ヶ月前
シリア北部でキリスト教改宗増加、IS攻撃でイスラムへの信頼失う
https://jp.reuters.com/article/syria-islamic-state-christians-idJPKCN1RT0IQ

2679チバQ:2019/06/05(水) 14:16:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000120-mai-m_est
スーダン 軍事評議会トップ、民主化勢力との合意破棄 9カ月以内の選挙実施表明
6/4(火) 23:21配信 毎日新聞
 スーダン軍が暫定統治のために設置した軍事評議会のトップ、ブルハン議長は4日、民政移管を巡る合意を破棄し、9カ月以内に総選挙を実施すると明らかにした。一方、ロイター通信は医療関係者の話として、3日の治安部隊によるデモ隊強制排除の際の死者は60人に達したと報じた。

 民主化勢力との交渉を打ち切って実力行使に出た軍事評議会に対し、国際社会からは非難の声が上がった。国連のバチェレ人権高等弁務官は「医療施設の周辺や内部で実弾が使われたという報道を非常に憂慮している」との声明を出した。

 軍指導部は4月にクーデターでバシル前大統領を解任後に暫定評議会を設置し、選挙実施までの移行期間を3年間とすることで民主化勢力の代表と合意。だが、その間の統治体制も軍主導とすることに固執し、それを拒否する民主化勢力との交渉が暗礁に乗り上げていた。

 現地からの報道によると、ブルハン議長は国営放送を通じた声明で「軍事評議会は(民主化勢力の)『自由・変革同盟』との交渉を打ち切り、これまでの合意を破棄する」と発表。選挙は「地域と国際社会の監視の下で実施される」と述べた。

 早期の民政移管を求める市民らは首都ハルツームの国防省本部周辺で座り込みを続けていたが、治安部隊は3日に実力行使に乗り出し、実弾を発砲してデモ隊を排除した。参加者の拘束も相次いでいるという。

 ソーシャルメディアには銃声の中を逃げ惑う人々や無抵抗の市民をムチで打つ民兵らの映像が投稿されたが、スーダン国内ではその後、インターネットへの接続が困難になったという。【ヨハネスブルク小泉大士】

2680チバQ:2019/06/18(火) 09:38:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000524-san-m_est
エジプト、モルシー元大統領死去 「アラブの春」で就任
6/18(火) 8:41配信 産経新聞
 【テヘラン=佐藤貴生】エジプト国営テレビは17日、イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」出身のモルシー元大統領(67)が死去したと伝えた。スパイ罪に問われた裁判に出廷し、その場で意識を失って死去したもよう。

 モルシー氏は2011年に中東・北アフリカで広がった反政府抗議デモ「アラブの春」でムバラク元大統領が辞任したのを受け、12年に行われた大統領選に勝利して就任。13年7月、当時国防相だったシーシー現大統領が混乱収拾を理由に軍を率いてモルシー氏を拘束、政権を崩壊に追い込んだ。

 12年の大統領選はエジプト近代史上初の民主選挙といわれたが、政治経験のないモルシー氏らはイスラム色の濃い政策を打ち出して世俗派の反感を買った。また、日常的に停電やガソリン不足が起きるなどして、多数の国民が反政府デモを行う事態となった。14年の大統領選で当選したシーシー氏はムスリム同胞団の政治活動を禁じた。

 一方、ムスリム同胞団は、エジプト政府がモルシ氏に必要な治療を受けさせず「ゆっくりと殺害した」と非難する声明を発表した。政府は、治安の不安定化に警戒を強める。

 ムスリム同胞団はイスラム国家の建設と社会正義の実現を掲げ、世界のイスラム運動に大きな影響を与えた。一部のエジプト国民の間ではなお根強い支持があるともいわれ、イスラム色が濃いトルコのエルドアン大統領やカタール政府は死去の報を受け、弔意を表した。

2681チバQ:2019/06/18(火) 19:05:54
https://www.sankei.com/world/news/190617/wor1906170015-n1.html
イラン、通貨の信用不安深刻化…車や不動産投資、仮想通貨に走る
2019.6.17 18:31
 イランで通貨リアルの下落に歯止めがかからず、信用不安が深刻化している。車や不動産、金などに投資して資産の目減りを防ぐ動きが続き、仮想通貨への投資も増えている。イラン沖のホルムズ海峡近くで日本のタンカーなどが攻撃される事件が起き、米との軍事的緊張がさらに高まる中、経済悪化が続いて原油輸出に悪影響が出るとみる評論家もいる。(テヘラン 佐藤貴生、写真も)

■新車価格は2・5倍に急騰

 首都テヘランの市街地にある証券取引所では15日、数百人の投資家が刻々と変わる株価を見ながら、売買を行う姿がみられた。「株の情報を集めに来た」という通信会社元社員、アリレザーさん(58)は1年半前、市内に100億リアル(実勢レートで約830万円)で住宅を購入。資産価値は3・5倍になったが、通貨の価値も急落したため、「売ってもほとんど利益は出ない」と話した。

 庶民向けの新車の価格はここ1年余で5億リアルと2・5倍に跳ね上がったが、最近やや値段が下がった。投資の過熱で懸念が広がった結果といわれる。政府は補助金を出して車のガソリンを1リッター当たり7〜8円と極めて安価に抑えている。「値上げして暴動になることを恐れているからだ」との声も聞いた。

 証取の広報担当の男性(41)は、「株式市場に流入する資金や投資家の数は増加している。車や不動産、金などに投資しても対米関係の動向による乱高下が激しく、リスクが大きいからだ」と話した。デリバティブ(金融派生商品)や仮想通貨への投資も急増しているという。

■長期的には原油輸出に影響


 経済ジャーナリスト、ハキフィルーズ氏(41)は、「日本のタンカーなどへの攻撃事件で海外からの投資はさらに冷え込む」とし、政府が操業中の油田への追加投資を控えれば、10年後には国内需要を満たすのが精いっぱいとなり、輸出に回せる原油がなくなると予測した。

 同氏によると、イラン・イラク戦争(1980〜88年)当時は、地方の住民が全体の6割を占めて食料も自給できたが、今は都市住民が75%となり食料も輸入に依存しているとし、「戦争になれば国民は適応できないだろう」との見方を示した。トランプ米政権が対イラン制裁を「史上最高レベルの制裁」と称していることについては「正確な表現だ」とし、イラン経済が大きな打撃を受けていることを認めた。

2682チバQ:2019/06/18(火) 23:32:40
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20190612-OYT8T50015/
米・イラン対立激化、仲介役日本の高いハードル
2019/06/12 13:40
国際
無断転載禁止
住友商事グローバルリサーチ国際部シニアアナリスト 広瀬真司
 米トランプ政権がイランに対する圧力を強め、ペルシャ湾地域に緊張が高まる中、安倍首相が12日、イラン訪問のため羽田空港を出発した。滞在中にはロハニ大統領だけでなく、最高指導者のハメネイ師とも会談する見通しで、14日に帰国する。石油の大半を中東に頼る日本にとって湾岸地域の安定は死活問題だが、米国とイランの対立は長年にわたるものであり、打開策を見つけるのは容易ではない。激しい非難の応酬の中に隠された双方の本音をどう読むか。その中で日本はどんな役割を果たせるのか。住友商事グローバルリサーチ国際部シニアアナリストの広瀬真司さんに寄稿してもらった。

エスカレートする対立
 「戦闘をする気なら、イランは正式な終わりを迎えることになる。二度と米国を脅すな!」


 トランプ大統領は5月19日、ツイッター上でイランに対し、強い言葉で警告を発した。実際、米国とイランの間の緊張は、近年では例がないほどに高まっている。

 ここ2か月ほどの動きを振り返ってみよう。4月8日、米国はイランの革命防衛隊をテロ組織に指定すると発表した。革命防衛隊はイラン革命を主導した最高指導者のホメイニ師の下に設立された組織である。それに対しイランは、米国をテロ支援国家であると宣言し、中東地域に展開する米中央軍をテロ組織に指定した。

 同月22日、米国政府はイラン産原油の禁輸措置を巡り、日本など8か国・地域に認めてきた適用除外を5月以降は延長しない方針を発表した。石油収入がなくなればイランの国家収入は激減し、大きな打撃となる。

 5月5日には、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が、空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群と戦略爆撃機B52からなる部隊をペルシャ湾に派遣すると発表し、一気に緊張が高まった。

 7日には、欧州歴訪中のポンペオ米国務長官がイラクを電撃訪問。イラク国内の米国の権益に対し、イランによる攻撃の可能性が高まっているとして、備えを呼びかけた。

 翌8日は、トランプ大統領がイラン核合意からの離脱を発表してから、ちょうど1年にあたる。イラン政府は、合意で定められている濃縮ウランと重水の貯蔵量に関する規定を今後は守らないと発表した。また、離脱した米国を除く核合意の当事国である英仏独中露の5か国に対し、米国によるイラン産原油の禁輸や金融制裁に60日以内に有効な対策を打てなければ、ウランの濃縮度の規定も守らないと警告した。

 これに対し米国は、イラン産の鉄や鋼、銅、アルミニウムの取引を禁じる新たな制裁を課すと発表した。イランにとってこれらの産業は原油に次ぐ大きな産業である。米国は圧力を強化することで、さらにイランを追い詰めていく意思を明確にした。

ペルシャ湾地域全体に広がる緊張
ホメイニ師死去から30年となる4日に開かれた行事で、聴衆に手を振るイランの最高指導者ハメネイ師(AP)
 その4日後の12日、事態はさらに悪化の様相を見せた。ホルムズ海峡への入り口にあたるアラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ沖で、4隻の原油タンカー(うち2隻はサウジアラビア船籍)が何者かによる攻撃を受けた。犯行声明は出ておらず、犯人はまだ分かっていないが、米国政府は事件の背後にいるのがイランである「証拠」をつかんでいると発表した。証拠が具体的に何を指すのかは、明らかにされていない。

 14日、今度はサウジ国内を東西に横断する送油パイプラインのポンプ施設2か所がドローンによる攻撃を受けた。こちらは、事件直後にイエメンのシーア派武装組織「フーシ」が犯行声明を出した。フーシはイランとの関係がささやかれる組織である。

 翌15日には、米国政府がイラクに駐在する米大使館および領事館のスタッフのうち、緊急を要する業務を行っている人以外を国外に退避させると発表した。19日には、首都バグダッド中心部に砲弾が打ち込まれる事件が発生。砲弾が米大使館を狙ったものかどうかは不明だが、数日のうちに立て続けに起きた事件は、イランだけでなくペルシャ湾地域全体に緊張が広がっていることを示した。

2683チバQ:2019/06/18(火) 23:33:16
憎悪の連鎖、米・イラン対立の歴史
アラビア湾に展開中の米空母エイブラハム・リンカーン(AP)
 米国とイランの対立は、今に始まったことではない。両国の確執には過去数十年にわたる歴史の積み重ねがあり、根は深い。


 1951年、民主的な選挙で選ばれたイランのモサデク首相は、英国の支配下にあったイランの石油権益を国有化した。その動きに反発した英国は、米国と協力してクーデターを画策。53年にモサデク首相を追い落とし、親米のパーレビ国王を擁立、専制体制を作り上げた。この事件をきっかけに、イラン国民は米国に憎しみを抱くようになった。

 79年、イスラム革命が発生し、パーレビ国王は国外亡命を余儀なくされた。米国に入国したパーレビ国王の引き渡しを求め、暴徒化したイランの学生たちがテヘランの米国大使館になだれ込んだ。学生たちは52人の米外交官を人質に取り、444日間にわたって大使館を占拠し続けた。

 80年4月、米国はイランとの国交を断絶。米軍はテヘランの大使館に捕らわれたままになっていた人質の救出作戦を敢行したが、悪天候でヘリが墜落し、作戦は失敗に終わった。この時、8人の米兵が犠牲になっている。一連の出来事により、米国民の対イラン感情も極端に悪化した。

 その後8年にわたるイラン・イラク戦争でも、米国はサダム・フセイン大統領のイラク側を支援。83年にはイランの支援を受けたイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の関与が疑われるレバノン・ベイルートの米大使館爆破事件(63人が死亡)、米海兵隊兵舎爆破事件(241人が死亡)が起きた。

 88年には、ペルシャ湾の米艦隊がイランの民間航空機を誤射し、乗員・乗客290人全員が死亡している。

 その他にも多くのアメリカ人とイラン人が犠牲となる事件が繰り返された結果、両国がお互いに憎悪を募らせ、今に至っている。

対立の出口を探る動きも
テヘランで開かれた集会で、気勢を上げるイラン革命防衛隊傘下の民兵たち(AP)
 米国とイランの間の緊張は5月中旬ごろまで高まる一方だったが、裏では対立の激化を抑えようとする動きも見られた。

 5月16日、トランプ大統領はホワイトハウスにスイスのマウラー大統領を迎え、会談を行った。イラン問題について話し合ったとされる。米国がイランとの外交関係を断絶した後、イラン国内で米国大使館の役割を担っているのは、スイス大使館である。米国とイランの間のやり取りは、スイスを通して行われてきた。

 トランプ大統領は、スイスを通じてイランとの対話を仲介してもらおうとしたようだ。会談の1週間前、イランが交渉する気になったらいつでも電話をかけられるようにと、トランプ大統領は直通の電話番号をスイスに託している。

 事態の沈静化に向けた動きは、イランでもあった。同月11日、カタールのムハンマド副首相兼外相がイランを訪問した。イランの対米交渉に道筋を付けるための訪問であったと考えられる。おそらく、米国からカタールに仲介の依頼があったのだろう。

 20日には、オマーンの外相がイランを訪問し、ザリフ外相と会談した。その前週には、ポンペオ米国務長官がオマーンのカブース国王と電話会談をしており、その意を受けてのイラン訪問だろう。オマーンは中東では珍しく全方位外交を実践している国で、米国ともイランとも良好な関係を保っている。15年のイラン核合意につながる米国とイランの間の秘密裏の話し合いを仲介したのも、実はオマーンだった。

 イランの隣国であるイラクも、率先して仲介に動いている。イラクでは過激派組織「イスラム国」の掃討作戦が続いており、米軍の協力は不可欠である。一方、イラクは電力需要の3分の1をイランに依存しており、1400キロ・メートルに及ぶ両国国境では多くの人やモノが行き来している。イラクにとっては、米国との関係、イランとの関係はどちらも大事で、両国の衝突を避けることはイラクが生存する上でも重要なのである。

 5月中旬までエスカレートする一方だった米国とイランの対立は、双方が相手を威嚇する言動を続けながらも、徐々に対話に向かって収束しつつあると見てよいだろう。

2684チバQ:2019/06/18(火) 23:33:51
双方に対話の意思はあるのか
ゴルフ中に撮影された安倍首相(右)とトランプ大統領の写真(首相官邸のインスタグラムより)
 5月末に訪日したトランプ大統領は、記者会見で「米国はイランの体制転換を望んでいない。望んでいるのは核兵器を作らないことだ」と述べた。常にイランの体制転換を主張してきたボルトン補佐官の考え方とは、一線を画する発言である。


 6月2日には、ポンペオ国務長官が訪問先のスイスで「イランが普通の国のように振る舞うなら、核問題に関して前提条件なしで対話に応じる」と呼びかけた。

 ポンペオ国務長官といえば、米国が核合意からの離脱を表明した18年5月、イランに対し、全ての核関連施設への査察や弾道ミサイル開発の停止、ヒズボラへの支援取りやめなど、イランが到底のめない12項目に及ぶ要求を突き付けた人物である。ボルトン補佐官らとともにイランに強硬姿勢をとり続けてきたが、トップであるトランプ大統領が対立ではなく交渉を望むことが明らかになった以上、歩調を合わせるしかない。

 緊張の高まりが報じられている間は、トランプ政権内で対イラン政策の主導権を握るのは最強硬派のボルトン補佐官だと思われていたが、最終的に決めるのはやはりトランプ大統領自身のようだ。

 対するイランに、米国と対話をする意思はあるのか。イランが米英仏中露にドイツを加えた6か国と交渉に次ぐ交渉を重ね、2015年にようやくまとめ上げたのがイラン核合意である。にもかかわらず、米国はオバマ政権からトランプ政権に代わると態度を一変させ、一方的に合意から離脱し、対イラン制裁を復活させた。今さら米国に「新たな合意を」と言われても、「またすぐに破棄しない保証はどこにあるのか」というのがイランの言い分だ。

 対立が激化していた5月14日の時点で、ハメネイ師は「米国との交渉は毒である」と述べ、米国と核問題で再交渉することに反対の意を示していた。しかし、ここにきてロハニ大統領が、制裁解除という条件付きながらも、「交渉に臨んでもよい」と発言している。

 ロハニ大統領の発言は当然、最高指導者であるハメネイ師のお墨付きをもらっているはずだ。イランもこのままではらちが明かないので、何らかの交渉はやむを得ないと考えている節が見てとれる。

 こうした動きを見ても、双方とも対立をこれ以上、エスカレートさせることは望んでいない。何らかの偶発的な事件でも起きない限り、事態の悪化はとりあえず避けられると見て間違いないだろう。

日本に回ってきた「大役」
今年1月、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムで、並んで座るイランのロハニ大統領(手前)と安倍首相(AP)
 ペルシャ湾岸地域の不安定化は、日本にとっても対岸の火事では済まされない。日本は世界第4位の原油輸入国であり、原油の約9割を中東に依存している。今年4月の時点において、日本が原油を輸入する相手国の上位4位には、サウジアラビア、UAE、クウェート、カタールと、湾岸アラブ諸国が並ぶ。

2685チバQ:2019/06/18(火) 23:34:17
つまり、日本が輸入している原油のほとんどは、ペルシャ湾の出入り口にあるホルムズ海峡を通ってくる。ホルムズ海峡は、最も狭い所で幅がわずか33キロ・メートルと、非常に狭い海峡ながら、世界で海上輸送される原油の約3分の1がここを通るという交通の要衝だ。イランはことあるごとに「ホルムズ海峡を閉鎖する」と脅しをかける。

 ペルシャ湾で緊張が高まると、最も心配されるのが原油の安定供給である。原油を中東に依存する日本にとっても人ごとではない。湾岸情勢は日本のエネルギー安全保障に直結する問題なのだ。

 ペルシャ湾岸を舞台とする米国とイランの対立に出口を見いだすべく、日本にも仲介役のお鉢が回ってきた。安倍首相は今回のイラン訪問で、米国との交渉を真剣に考慮するよう説得する。

 訪問中にはロハニ大統領だけでなく、最高指導者であるハメネイ師とも会談する見通しだ。この点は重要である。イランにおいて最高指導者は大統領よりも上位にあり、絶対的な権力を握っているからだ。

 日本の現職首相のイラン訪問は1978年の福田赳夫氏が最後であり、79年のイスラム革命後では初めてとなる。日本の首相がイランの最高指導者に会うのも今回が初めてだ。

 安倍首相は83年に父親の晋太郎氏が外相の時に一緒にイランを訪問しており、今回のイラン訪問に向けて特別な感情があっても不思議ではない。

 安倍首相はイラン核合意が締結されて以来、何度かイラン訪問を計画したが、実現には至らず先送りされてきた。今年は、くしくも日本とイランが国交を樹立してから90周年であり、首相のイラン訪問はこれ以上ないタイミングである。

 安倍首相は、総理大臣の在職日数が歴代3位という長期政権を率いる指導者であり、トランプ大統領との親密ぶりには世界が注目している。5月26日には、日本を訪れたトランプ大統領とゴルフを楽しみ、仲良く並んで自撮り写真に納まった。両者の親密ぶりには、イランも注目しているはずだ。

 安倍氏は首相になってからイランの地を踏んだことはないが、毎年9月の国連総会の機会には6年連続でロハニ大統領と首脳会談を行っている。会談のたびにイラン訪問を促されるなど、ロハニ大統領とは良好な関係を築いてきた。

 トランプ大統領の来日10日前の5月16日、安倍首相は急きょ日本を訪れたイランのザリフ外相と会談した。トランプ大統領への影響力に着目したイランが、日本の協力を期待している節がうかがえる。

 モサデク首相による51年の石油国有化宣言の後、英国はイランに原油禁輸の制裁を課した。だが、日本は53年、八方手を尽くしてイラン産原油を輸入した(日章丸事件)。イラン国民が日本に対して一般的に良い感情を持っているのは、この時のことがあったからと言われている。

 とはいえ、数十年にわたり複雑に絡み合った憎しみの歴史を持つ米国とイランの橋渡しは、それほど簡単なことではない。これまで中東であまり存在感を示さず、政治的にそれほど大きな影響力を持たない日本の首相が、イランに対してどの程度の交渉力を発揮できるのか、期待とともに見守りたい。

2686チバQ:2019/06/18(火) 23:35:46

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061400916&g=int
緊迫度増すホルムズ海峡=タンカー攻撃解明、難航必至
2019年06月15日08時11分



ホルムズ海峡で被害を受けた商船三井の原油タンカー「M・STAR」=2010年7月、アラブ首長国連邦(UAE)東部フジャイラ(AFP時事)

 【カイロ時事】日本を含むタンカー2隻への13日の攻撃を受け、中東の要衝ホルムズ海峡やその近海で、緊迫度が一層増している。米国は攻撃が「イランの責任」と断定するが、イランは関与を認めておらず、真相の徹底究明は難航必至だ。近隣のアラブ諸国はイランを念頭に非難を強めており、中東の不安定化と衝突のリスクはぬぐえない。
 イランとアラビア半島に挟まれ、ペルシャ湾の入り口にあるホルムズ海峡は、世界の原油の3割超が通過する海上輸送の大動脈だ。イランは敵視する米国との関係が悪化するたびに海峡の封鎖を警告。「航行の自由」が損なわれれば原油の大半を中東に頼る日本など世界経済への影響は甚大で、イランの強硬対応は潜在的な脅威となってきた。
 ホルムズ海峡ではこれまでも、船舶を狙った攻撃が発生してきた。2010年には海峡のオマーン沖で商船三井の原油タンカー「M・STAR」が損傷。爆発物を積んだ船舶によるテロ攻撃とされる。
 イラン・イラク戦争(1980〜88年)の際は、航行するタンカーに対する無差別攻撃とその報復を両国が繰り返し、約400隻の船舶が被弾。「タンカー戦争」と呼ばれた。
 今回のタンカー攻撃に対し、アラブ連盟のアブルゲイト事務局長は、イランへの直接の名指しは避けつつも、「地域の幾つかの当事者が戦火をあおっている」と批判。イランと敵対するサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相も「このようなテロ攻撃を非難し、港や領海を守るため必要な全ての措置を講じる」と強調した。エジプトやバーレーンなども非難声明を出した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061700997&g=int
イラン、ウラン上限超過へ=欧州に見返り要求、緊張悪化も
2019年06月17日21時00分


 【カイロ時事】イランのメディアによると、原子力庁報道官は17日、イラン核合意で規定された低濃縮ウラン貯蔵量の上限300キロを27日に超過する見通しだと明らかにした。イランは既に、核合意から一方的に離脱した米国への対抗措置として、低濃縮ウランの製造能力を4倍にすると表明していた。
 さらに、核合意で限度とされる3.67%を超える20%の濃縮ウランの製造も示唆。濃縮度を高めることは明確な違反となり、核合意が事実上崩壊する恐れも強まっている。
 核合意は、米国など当事国が制裁を再発動した場合、イランが合意履行の順守をやめる根拠にできると定めている。このため、イラン側は今回の措置も「合意に違反しない」と正当化しているが、米国などとの緊張が一段と高まりそうだ。

2687チバQ:2019/06/18(火) 23:36:14
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061500430&g=int
欧州、タンカー攻撃で割れる対応=米とイランの板挟み
2019年06月16日07時53分


 【パリ時事】日本などのタンカー2隻への攻撃をめぐり、欧州各国の対応が割れている。イランを名指しで非難するトランプ米大統領に英国が賛同したのに対し、ドイツとフランスは米、イラン双方に自制を訴える。イランへの圧力を強める米国とそれに反発するイランとの間で、核合意維持を唱える欧州は板挟みの格好となっている。
 ハント英外相は「ほぼ確実に責任はイランにある」と結論付け、米国に追随。一方、マース独外相は「両当事者は緊張緩和に貢献すべきだ」と自制を呼び掛けた。ルドリアン仏外相はコメントを避け、外務省報道官が記者会見で「全ての当事者に自制と緊張緩和を改めて求める」と述べるにとどめた。
 核合意維持を目指す欧州諸国にとって、イランとの対立は避けたいのが本音だ。イランは既に、米国による二次制裁を恐れて欧州企業がイランから撤退している事態に不満を表明し、欧州側に核合意維持の経済的見返りを要求している。仏独は、攻撃の責任の所在がはっきりするまで米国とイランのいずれの側にも付かない方針とみられる。
 米国は昨年、イラン核合意からの一方的な離脱を表明。仏英独各国首脳がトランプ大統領の説得を試みたが、聞き入れられなかった。

2688チバQ:2019/06/18(火) 23:42:40
https://www.asahi.com/articles/ASM6L5DK6M6LUHBI029.html
ムルシ元大統領は「獄死」と反発 エジプト情勢不安定に
有料記事

カイロ=北川学 2019年6月18日23時28分
 中東に広がった民主化運動「アラブの春」を受けて、2012年にエジプト初の文民大統領に就任したものの、軍に拘束されて失脚したムハンマド・ムルシ元大統領(67)が17日、開廷中の刑事裁判所で倒れ、死去した。勾留中のムルシ氏の処遇については人権団体が懸念を示していた。ムルシ氏を支持するムスリム同胞団は事実上の獄死と見なしてデモを呼びかけており、治安当局との衝突が懸念されている。

 検察当局は「法廷で5分ほど発言した直後に意識を失って倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された」とする声明を発表した。心臓発作とみられる。

 ムルシ氏は1970年代に同胞団に加わった。カイロ大学工学部を卒業後、渡米して82年に博士号を取得。85年に帰国して大学教授などになり、00〜05年には国会議員を務めた。

 11年2月に「アラブの春」でムバラク独裁政権が崩壊すると、ムルシ氏は12年の大統領選に同胞団系の自由公正党党首として立候補し、当選した。

 だが、同胞団メンバーを政府幹部や県知事などの要職に登用し、自らの権限を強化する大統領令を出したことなどから、再び大規模なデモを招いた。13年7月、世俗派の軍に身柄を拘束されて失脚した。

 さらに、軍出身のシーシ大統領による現政権は同胞団幹部らを相次ぎ逮捕。ムルシ氏も、「アラブの春」のさなかに多くの受刑者が脱獄した事件を首謀したとして15年6月に死刑判決を受けた。破棄院(最高裁に相当)が判決を破棄したため、やり直しの裁判が進んでいた。ムルシ氏は他にも、同胞団に融和的なカタールに機密を漏らした罪などに問われた。

 ムルシ氏の死について、国際人…

2689 チバQ:2019/06/22(土) 21:57:44
https://www.sankei.com/smp/world/news/190622/wor1906220014-s1.html
イスタンブール再市長選 23日投票 敗北なら政権打撃

2019.6.22 17:01国際中東・アフリカ

��トルコ・イスタンブール市内に掲げられた与党候補ユルドゥルム元首相の選挙ポスター=21日(共同)

 【カイロ=佐藤貴生】トルコの最大都市イスタンブールで23日、やり直しの市長選挙が行われる。3月の市長選でエルドアン大統領率いる与党、公正発展党(AKP)の候補が最大野党、共和人民党(CHP)の候補に僅差で敗れ、「不正があった」とのエルドアン氏らの主張を選管当局が認めた。AKP候補が再び負ければエルドアン氏の求心力が低下し、対外政策にも影響する可能性がある。
 イスタンブール市長選は3月31日、統一地方選の一環で行われ、AKPのユルドゥルム元首相がCHPのイマモール氏との接戦に敗れた。AKPは首都アンカラの市長選でも敗北した。

 エルドアン氏がイスタンブール市長選に当選した1994年以降、同市長のポストは一貫してAKP側が保持。同氏は「イスタンブール(の選挙)で敗れればトルコで敗れたも同然」と述べて重視してきた。
 ほぼ無名の候補だったイマモール氏は再選挙の決定後、「反エルドアン」の旗手として知名度が上昇。少数民族クルド人の政党からも支持を取り付けた。「強引に再選挙に持ち込んだ経緯に対する反発から、AKPの支持票がイマモール氏に流れる」(地元ジャーナリスト)との観測もある。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコは7月前半にも、ロシア製防空システムS400の国内搬入を始める見通し。この問題で対米関係の悪化が決定的となれば、不振の続く国内経済にいっそうの打撃となる恐れがある。

2690チバQ:2019/06/23(日) 08:43:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000535-san-m_est
イスタンブール再市長選 23日投票 敗北なら政権打撃
6/22(土) 17:06配信 産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】トルコの最大都市イスタンブールで23日、やり直しの市長選挙が行われる。3月の市長選でエルドアン大統領率いる与党、公正発展党(AKP)の候補が最大野党、共和人民党(CHP)の候補に僅差で敗れ、「不正があった」とのエルドアン氏らの主張を選管当局が認めた。AKP候補が再び負ければエルドアン氏の求心力が低下し、対外政策にも影響する可能性がある。

 イスタンブール市長選は3月31日、統一地方選の一環で行われ、AKPのユルドゥルム元首相がCHPのイマモール氏との接戦に敗れた。AKPは首都アンカラの市長選でも敗北した。

 エルドアン氏がイスタンブール市長選に当選した1994年以降、同市長のポストは一貫してAKP側が保持。同氏は「イスタンブール(の選挙)で敗れればトルコで敗れたも同然」と述べて重視してきた。

 ほぼ無名の候補だったイマモール氏は再選挙の決定後、「反エルドアン」の旗手として知名度が上昇。少数民族クルド人の政党からも支持を取り付けた。「強引に再選挙に持ち込んだ経緯に対する反発から、AKPの支持票がイマモール氏に流れる」(地元ジャーナリスト)との観測もある。

 北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコは7月前半にも、ロシア製防空システムS400の国内搬入を始める見通し。この問題で対米関係の悪化が決定的となれば、不振の続く国内経済にいっそうの打撃となる恐れがある。

2691チバQ:2019/06/23(日) 08:46:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000504-san-m_est
モルシー氏「アラブの春」象徴 死後も同胞団の駒に
6/22(土) 7:48配信 産経新聞
 2013年にエジプトの軍クーデターで失脚したモルシー元大統領が17日、急死した。訴追を受けたスパイ罪の審理後、裁判所内で倒れたのだという。

 モルシー氏の初公判が思い出される。13年11月4日のことだ。法廷内に設置されたおりの中から「選挙で選ばれた私は正当な大統領だ!」「裁判は無効だ!」と繰り返し、クーデターの不当性を訴えた。

 クーデターが非民主的であることは論をまたない。

 ただし、モルシー氏が属するイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団や同氏自身が、「民主政治」を信じていたのかといえば、はなはだ疑わしい。

 確かにモルシー氏は12年、エジプト史上でおそらく初めて、公正に選ばれた大統領だ。中東・北アフリカに民主化運動が広がった「アラブの春」の象徴例の一つといえた。

 しかしモルシー氏は、就任から半年にも満たないうちに、自身が司法を含むあらゆる機関から拘束を受けない“超法規的”存在だと宣言した。抗議デモを受けて間もなく撤回したが、この宣言は、議会に諮ることなく、つまり民主的な手続きを経ずに行われたものだった。

 一方でモルシー氏は、大統領であっても、同胞団内では団長(最高指導者)に忠誠を誓う幹部の一人にすぎなかった。同氏が独裁的な権力を握ろうとしたことの裏で、同胞団の意向が働いていたのは間違いない。

 同胞団指導部の主流派は当時も今も、1960年代に非イスラム的な政府は打倒されるべきだと唱えたイデオローグ、サイイド・クトゥブの薫陶を受けたグループだ。クトゥブの思想は、後にアルカーイダや「イスラム国」(IS)などの過激派にも大きな影響を与えている。

 同時に同胞団には、個人レベルから社会、政府へとイスラム化を進め、究極的には世界で指導的地位を築く-とする草創期からのテーゼがある。モルシー政権期の同胞団員は「イスラム国家建設は目前だ」との高揚感を隠しもしなかった。

 民主的な装いで権力を奪取し、上と下の両方向からイスラム国家を実現しようとする一種の革命組織。これが、筆者の当時から変わらぬ同胞団への見方だ。モルシー氏はその「顔」であり、「駒」でもあった。

 エジプトではクーデター後、同胞団への弾圧が強まり、同胞団側は時に暴力を含む抵抗を続けている。同胞団は今後、モルシー氏を“殉教者”に祭り上げるだろう。モルシー氏は死後も、組織の外面を飾るために利用される定めにある。(前中東支局長 大内清)

2692チバQ:2019/06/23(日) 10:04:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000563-san-n_ame
親米、親イランで綱引き激化 無人機撃墜事件受け
6/22(土) 20:55配信 産経新聞
親米、親イランで綱引き激化 無人機撃墜事件受け
イラン無人機撃墜地点
 【カイロ=佐藤貴生、ワシントン=住井亨介】イランが米軍の無人偵察機を撃墜したことを受け、米同盟国のイスラエルは米国の支持を国際社会に呼びかけた。これに対し、イラン寄りの立場を示すロシアは、2015年核合意の締結国である英仏独がイランとの経済取引を維持できないなら、代わって取引を行う意向を表明した。関係国は親米、親イランの陣営に分かれ、軍事的緊張が高まる中でも国際社会が一致した解決策を示せない状況が続きそうだ。

 イスラエルのネタニヤフ首相は無人機が撃墜された20日、「イランは対米攻撃を強化している。平和を愛する国々に対し、米国を支持するよう求める」と述べた。トランプ米大統領は21日、関係を重視するサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話で会談。米政権はサウジをイスラエルと並ぶ対イラン包囲網の主軸としており、今後の方針などを協議したとみられる。

 こうした動きに対し、親イラン側であるロシアのリャブコフ外務次官は21日、原油や金融など米国の経済制裁で制限を受けるイランの取引を支援する用意があると述べた。英仏独は米制裁を迂(う)回(かい)する形でイランとの取引を続けるため、「特別目的事業体」(SPV)を設立する方針を示しているが、欧州企業の動きは鈍いのが実情で、ロシアは代わってイラン経済を支える姿勢を打ち出した形だ。

 プーチン露大統領は20日、米国の対イラン軍事行動は中東に「破局」をもたらすと述べ、国際社会にイランの立場を支持するよう訴えた。

 無人機撃墜をめぐっては、米側が国際空域で撃墜されたとしてイランの不当な攻撃を非難しているのに対し、イランは無人機が自国領空を侵犯したとしていて、双方の主張は真っ向から対立している。

 また、イラン沖ホルムズ海峡近くで今月13日に起きたタンカー攻撃事件でも、米国がイランの関与を指摘しているのに対し、イランは否定している。

 米国は、事件直後の映像や攻撃を受けたタンカーを公開するなど積極的な情報提供で各国に理解を求めたが、同調したのは英国やサウジ、イスラエルなどにとどまり、欧州連合(EU)は米国と一線を引いている。ポンペオ米国務長官は、イランの脅威に危機感を持たない国に対して「現実的な脅威を理解する必要がある」と語るなど、米国への同調が国際社会で大きく広がらないことへの不満も漏らしている。

2693チバQ:2019/06/24(月) 00:35:34
https://www.sankei.com/world/news/190623/wor1906230023-n1.html
エルドアン政権の正念場 イスタンブール市長選実施
2019.6.23 23:10国際中東・アフリカ
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 【カイロ=佐藤貴生】トルコの最大都市イスタンブールで23日、市長選の再選挙が実施された。投票は午後5時(日本時間同11時)に締め切られ、同日深夜(日本時間24日早朝)にも大勢が判明する。

 エルドアン大統領率いるイスラム色が濃い与党、公正発展党(AKP)のユルドゥルム元首相と、政教分離を掲げる最大野党、共和人民党(CHP)のイマモール氏の一騎打ち。事前の世論調査ではイマモール氏が優位に立っている。

 イマモール氏は3月末に行われた市長選で僅差で勝利したが、エルドアン氏らAKP側が不正があったと申し立て、選管当局が認めたため再選挙となった。

 AKP側が再び敗退すれば政権の支持者離れが鮮明となり、議会選の前倒し実施の声が高まる可能性に加え、内閣改造、さらには外交政策の調整を迫られるとみる識者もいる。

 シリア内戦などでトランプ米政権と対立しているエルドアン政権は、米政権の反対にもかかわらず、7月にもロシアから防空システムS400を購入する意向を崩していない。昨夏には米政権がトルコの鉄鋼にかける追加関税を倍に引き上げると発表し、通貨リラが暴落するなど経済も低迷している。

2694チバQ:2019/06/24(月) 10:25:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-35138893-cnn-int
イスタンブール市長再選挙、野党候補が勝利宣言 大統領に打撃
6/24(月) 10:17配信 CNN.co.jp
イスタンブール市長再選挙、野党候補が勝利宣言 大統領に打撃
エルドアン大統領にとって野党候補の勝利は痛手となる
イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールで23日、市長選のやり直し選挙が実施され、同国の最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が勝利を宣言した。エルドアン大統領にとって大きな打撃となる。

アナトリア通信が選管の非公式発表として伝えたところによると、開票率99%の時点でイマモール氏の得票率は約54%。エルドアン氏が率いる国政与党・公正発展党(AKP)の候補、ユルドゥルム前首相は45%前後にとどまった。

イマモール氏は「ひとつの集団や政党でなくトルコ全体の勝利だ」と宣言し、市民らに「皆さんは100年を超える民主主義の伝統のために立ち上がってくれた」と感謝の意を表した。

非公式発表を受け、同氏の支持者らは街に繰り出して勝利を祝った。

一方、ユルドゥルム氏は「私のライバルが優勢のようだ」と敗北を認め、「今回の選挙はトルコで民主主義が機能していることを示した」とコメント。イマモール氏への協力を約束した。

エルドアン氏も同日、ツイッターを通してイマモール氏に祝意を表した。

3月の統一地方選はエルドアン政権への信任投票と位置付けられていたが、AKPはイスタンブールや首都アンカラ、西部イズミルで敗北を喫する結果となった。

イスタンブール市長選ではイマモール氏が小差で当選したのに対し、AKPが不正を主張。最高選挙委員会(YSK)は先月6日に同氏の当選を取り消し、やり直し選挙の実施を決めていた。

2695チバQ:2019/06/24(月) 10:26:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000510-san-m_est
イスタンブール市長選、トルコ・エルドアン与党が再び敗退
6/24(月) 10:08配信 産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】トルコの最大都市イスタンブールで23日、市長選の再選挙が行われ、即日開票の結果、与党・公正発展党(AKP)のユルドゥルム元首相が最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール氏に敗れた。3月末の市長選と同じ結果で、AKPを率いるエルドアン大統領にとっては大きな痛手となる。

 トルコのメディアによると、開票率99%の時点で得票率はイマモール氏54%、ユルドゥルム氏45%。エルドアン氏は23日夜、ツイッターへの投稿でイマモール氏の勝利に祝意を表した。敗北を受け入れる考えを示したとみられる。

 エルドアン氏とAKPは3月末の市長選で不正があったと申し立て、選管当局が認めて再選挙が行われた。イスタンブール市長はエルドアン氏が1994年に当選して以来、一貫してAKP側が占めてきた。

 AKPは3月末、首都アンカラの市長選でも敗退。政敵を「テロリスト」と称する攻撃的な政治手法や、経済低迷に対する、エルドアン氏への批判が高まった結果とみられる。

2696チバQ:2019/06/24(月) 10:26:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000007-asahi-int
イスタンブール市長選、与党候補敗北 再選挙が傷広げる
6/24(月) 9:28配信 朝日新聞デジタル
 トルコの最大都市イスタンブールのやり直し市長選が23日に投開票され、エルドアン大統領が率いる政権与党・公正発展党(AKP)の候補が再び敗れた。盤石と思われてきたエルドアン政権の求心力低下につながる可能性もある。

 アナトリア通信によると、開票率99%での得票率は、国政最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が54%、AKP候補で前首相のユルドゥルム氏が45%。同じ顔ぶれで争われ、無効となった3月31日の市長選での得票率の差はわずか0・2ポイントだったが、今回は大きく開いた。与党側にとっては、再選挙で傷口が広がった形だ。

 エルドアン氏は23日夜、ツイッターの投稿でイマモール氏に祝意を表し、敗北を受け入れる姿勢を示した。イスタンブール市内で記者会見したイマモール氏は「今日の選挙はトルコの民主主義にとって大きなプラスだ」と話した。

朝日新聞社

2697チバQ:2019/06/24(月) 22:01:39
https://www.sankei.com/world/news/190624/wor1906240033-n1.html

トルコ市長選で与党再び敗退 露製兵器購入ならさらに政権基盤弱体化も
2019.6.24 19:19
 【カイロ=佐藤貴生】トルコの最大都市イスタンブールで23日、市長選の再選挙が行われ、エルドアン大統領率いる与党・公正発展党(AKP)のユルドゥルム元首相が最大野党、共和人民党(CHP)のイマモール氏に再び敗退した。

 開票率99%の時点で得票率はユルドゥルム氏が45%、イマモール氏は54%。エルドアン氏はツイッターへの投稿でイマモール氏の勝利に祝意を表した。再選挙は3月末の市長選で敗退したAKP側が不正があったと申し立てて実施された。再度の敗北はエルドアン氏にとり痛手となる。

 エルドアン氏の任期は2023年まで残っており、国会でも与党側が過半数を維持しているため、政策に大きな変化が表れるかは見通せない。

 ただ、経済低迷で政権への不満が募るなか、トルコ経済に影響力があるトランプ米政権との関係は悪化しており、先行きの不透明感が強まっている。特に、トルコは7月にもロシアから防空システムS400の国内搬入を開始するとしており、これに反対している米側の対応が当面の焦点となりそうだ。

 トルコは米国と同じ北大西洋条約機構(NATO)の加盟国で、米政権は「NATOの装備とは相いれない」としてS400の購入を見合わせるようトルコに警告。最新鋭ステルス戦闘機F35の共同開発からトルコを排除し、機体も供与しない方針も打ち出した。

 米政権はトルコがS400購入に踏み切れば、「敵対者に対する制裁措置法」(CAATSA)に基づく制裁も辞さない構えを示している。米政権は昨夏、トルコが輸出する鉄鋼の追加関税を倍に引き上げる経済制裁を発表し、通貨リラが暴落する一因となった。


 トルコがS400を購入して米政権が制裁に踏み切った場合、国内経済が打撃をこうむり、エルドアン氏の政権基盤がさらに弱体化する公算が大きい。

 一方で、トルコはシリア内戦や国内の原発建設などを通じ、ロシアとの関係を深めている。「もはやエルドアン政権がS400購入を中断することは難しい」(在トルコのジャーナリスト)との見方も聞かれる。

 求心力を失いつつあるエルドアン氏は、経済面のリスクを承知の上でロシアとの友好関係を優先するのか。トルコのS400購入問題は、同国の安全保障と経済に決定的な影響を及ぼしかねない。

2698チバQ:2019/06/24(月) 22:02:41
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201906/CK2019062402000239.html
「超正統派」優遇 高まる不満 イスラエル、異例の再選挙へ

2019年6月24日 夕刊


 今年四月の総選挙で勝利したイスラエルのネタニヤフ首相が組閣のための連立交渉に失敗し、異例の再選挙に持ち込まれた。要因の一つは、ユダヤ教超正統派の兵役免除を巡る右派陣営の意見対立だ。原則、国民皆兵制のイスラエルだが、超正統派の人口が増え、兵役を免れているなどの実質的な優遇措置が「負担の公平性」の観点から国民の不満を招いている。ユダヤ教国家と民主国家。二つの側面を持つイスラエルが抱える根源的な問題でもある。 (カイロ・奥田哲平)

 ■ユダヤ教の伝統

 もみあげを長く伸ばし、黒い帽子とコートを着た男性たち。エルサレムでよく見かける彼らは「ハレディム(神を畏れる人)」とも呼ばれる超正統派だ。ユダヤ教徒の中でも、戒律を厳格に守り、教義の研究に日常をささげる。信仰の妨げになるため、多くが就労や納税をせず、インターネットを使うのも少数派だ。生活は補助金で賄われる。

 イスラエルでは十八歳以上の男性は三年間の兵役に就く義務を負うが、超正統派が通う宗教学校生は免除される。第二次大戦でホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を経て建国された一九四八年、ユダヤ教の伝統的精神を守る目的で導入された。聖書を学ぶ時間を奪われる兵役に反対し、「聖書を究めることで、神がユダヤを守っている」と信じる。

 当初は免除対象者が四百人にすぎない少数派だったが、超正統派は出生率が高く、一人の女性が出産する子どもは世俗派の二・四人に対して六・九人。九一年には人口の5・2%だったのが、二〇一七年には12%を占めるまでに。六五年には三分の一に達するとの推計もあり、国家財政の負担も増している。

 ■生活様式

 こうした超正統派に対し、世俗派には不満が募る。政治評論家ハビブ・ゴール氏は「私にも信仰心はある。だが、子どもが(パレスチナ自治区ガザのイスラム主義組織)ハマスとの戦闘の最前線にいる時、超正統派は家で聖書を読んでいると想像すれば、誰もが不公平を感じる」と漏らす。

 一方、イスラエル中部に住む経営コンサルタントのヨセフ・クリチェリさん(50)は「古代ユダヤの考え方、生活様式は急に変えられない。兵役を強制するのは良くない」と理解を示す。信仰心が薄い世俗派が過度に増えれば、「ユダヤ人の国というアイデンティティーが失われる」と考える。

 実際には、超正統派の中にも兵役に就く人たちが一定数いる。ただ、食べ物の戒律や男女別の徹底などの教えが軍の規律と合わず、「軍は頭痛の種になるから必要としていない」(ゴール氏)という面もある。

 ■政治的思惑

 超正統派は人口増に伴って政治的な影響力も伸長。一四年に兵役を課す法律がいったんは可決されたが、超正統派の二政党がネタニヤフ連立政権に加わって骨抜きにされた。一七年には最高裁が兵役免除を違憲と判断、一年以内に是正するよう言い渡したが、先送りされてきた。政治コラムニスト、アキバ・エルダール氏は「今や政界のキングメーカーになった」とみる。

 四月の総選挙(定数一二〇)でも、二政党は計十六議席を獲得。連立交渉でリーベルマン前国防相の極右政党「わが家イスラエル」(五議席)が主張した免除廃止の法制化に反対した。リーベルマン氏は「宗教の教えで運営される政権には参加しない」と表明。計六十五議席の右派陣営で組閣を目指したネタニヤフ氏だったが、極右政党の不参加で、過半数を得られなかった。

 ただ、リーベルマン氏の本当の狙いは兵役免除廃止ではなく、自身の勢力拡大との見方がもっぱらだ。「彼は今や、公平な社会を求める世俗派にとっての闘士になった。選挙戦略としては成功した」とゴール氏。イスラエルの選挙は歴史的に、パレスチナ問題を争点に右派と左派が争う構図だったが、最近は国民の右傾化が著しくなっている。超正統派を巡る論争は、九月に予定される再選挙で主要な争点になるかもしれない。

2699チバQ:2019/06/24(月) 23:17:07
https://www.asahi.com/articles/ASM6S3PHXM6SUHBI00N.html
サウジの空港攻撃1人死亡 イエメン武装組織が犯行主張
ドバイ=高野裕介 2019年6月24日12時15分
 サウジアラビア南部のアブハ国際空港が23日、攻撃を受け、1人が死亡、21人が負傷した。アラブメディアなどが伝えた。イランが支援するとされるイエメンの反政府武装組織フーシが犯行を主張した。

 フーシの影響下にあるメディアは、ドローンを使って攻撃したとしている。同空港への攻撃は今月に入り2回目で、12日にはミサイル攻撃で子ども2人を含む26人がけがをした。イエメンでは2015年から内戦が続き、サウジ主導の有志連合軍が軍事介入して暫定政権を支援。イランはフーシの後ろ盾となっており、両国による代理戦争の様相を呈している。

 フーシは5月中旬に、ドローンを使ってサウジの石油パイプライン施設を攻撃、施設は一時、稼働を停止した。サウジはイランが攻撃を命じたと主張しており、米国とイランの対立で中東地域の緊張が高まる中、今回の攻撃でさらに対立が激化する恐れもある。(ドバイ=高野裕介)

2700チバQ:2019/06/24(月) 23:33:04
https://mainichi.jp/articles/20190624/k00/00m/030/255000c
イマモール氏「透明な市政」 イスタンブール市長選でエルドアン派に勝利
毎日新聞2019年6月24日 22時14分(最終更新 6月24日 22時14分)
 トルコの最大都市イスタンブールで23日、やり直し市長選の投票があった。開票の結果、最大野党「共和人民党(CHP)」のイマモール氏が勝利した。無効となった3月末の選挙に続く与党の「連敗」。強権政治により独裁色を強めてきたエルドアン大統領だが、求心力が低下する可能性もある。【イスタンブール高橋宗男】

 選管の最終集計によると、イマモール氏は得票率54.21%。エルドアン氏率いる与党「公正発展党(AKP)」候補で元首相のユルドゥルム氏(44.99%)を破った。

 「市民は民主主義を修復し、正義を回復させた」。イマモール氏はイスタンブール西部で勝利演説を行い、党派にはこだわらず、透明な市政運営を進めていく方針を示した。

 演説会場の広場には数万人の支持者が集まった。世俗主義のCHP支持者だけではない。スカーフをかぶった信仰心のあついイスラム教徒。東部なまりの強いクルド人。社会主義や共産主義の革命歌「インターナショナル」を輪になって歌うグループもいる。自営業のセルタチ・ディキさん(27)は「多様な意見を取り入れて、仕事を進めてほしい」とイマモール氏の手腕に期待した。

 ユルドゥルム氏は敗北宣言をし、イマモール氏を祝福。エルドアン氏も祝意をツイートした。

 3月末の市長選では、イマモール氏が得票率で0.25ポイントの僅差で勝利。AKPなどの与党連合は高等選管に「不正があった」などと異を唱え、選挙結果は無効とされた。当選証書を渡されたものの、約20日間で市長の座を追われたイマモール氏は、再選挙を「民主主義を巡る戦い」と位置づけた運動を展開した。

 今回、得票率で約9ポイントの大差がついた要因には、異例の再選挙となった経緯に納得できない有権者が多かったことが挙げられる。また、トルコでは昨年8月の通貨危機以降の不況で、与党からの支持者離れも進行。エルドアン氏は1994年にイスタンブール市長選に当選してから政治家として歩み出したが、「お膝元」で有権者からの反発を突きつけられた。


トルコの最大都市イスタンブールのやり直し市長選で当選した、最大野党「共和人民党」のイマモール氏=23日、ロイター
与党敗北で保守分裂の可能性も トルコ政界
 トルコ政界ではイスタンブール市長選での与党「公正発展党(AKP)」の敗北が、保守分裂につながる可能性も指摘されている。エルドアン大統領は外交面では対米関係の悪化に直面しており、内憂外患の状態が続きそうだ。

 AKPに近い保守系大手紙サバハのメフメト・バルラス編集長は選挙結果の分析記事で「AKPの旧幹部がいつ何をするか不明だ」と強調した。政界でうわさされる新党結成を意識した内容だ。

 今回の再選挙決定には、高等選管に対するAKPの強い影響力が働いたとみられている。AKPの重鎮だったダウトオール元首相やギュル前大統領らはAKPの姿勢に対し、はっきりと批判の声を上げていた。ダウトオール氏は今月上旬、「新たなビジョンと新たな体制」が必要だとツイートし、エルドアン氏の手法に賛同できない議員らとの接触が始まっているとも指摘した。次期国政選挙は2023年の見込みだが、それまでに保守分裂の動きが起きる可能性も浮上している。

 一方、エルドアン政権は、対米関係の悪化という喫緊の課題に取り組む必要がある。北大西洋条約機構(NATO)の一員であるトルコは、米国の最新鋭ステルス戦闘機F35の導入とロシア製地対空ミサイル「S400」の導入を両てんびんにかけている状態だ。米国は7月31日までにS400の購入契約を破棄しなければ、共同開発などのF35関連プロジェクトからトルコを排除すると迫っている。

 対米関係の悪化は市場の不安を招くため、トルコ経済にも悪影響を及ぼす。エルドアン氏は28、29の両日に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、トランプ米大統領と会談する見通しだ。関係改善に活路を見いだせるか注目されている。

2701チバQ:2019/06/25(火) 15:58:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190625-00000023-jij-m_est
「民主主義」の面目保つ=与党敗北のイスタンブール市長選
6/25(火) 7:21配信 時事通信
 【イスタンブール時事】トルコの最大都市イスタンブールで23日に投開票されたやり直し市長選は、野党・共和人民党(CHP)のイマモール候補が、与党・公正発展党(AKP)のユルドゥルム元首相に勝利した。

 エルドアン政権は痛手を被ったが、今回は早々と敗北を認めてイマモール氏の勝利を祝福。選挙のやり直しで大きく信頼が揺らいだ民主主義の面目は、何とか保たれた形だ。

 市長選をめぐっては、3月末の選挙でイマモール氏がいったん当選を決めた。しかし、AKPは「不正」を主張して結果を受け入れず、選管当局がAKPの意向通りにやり直しを決定。選挙スタッフが法律上の要件を満たしていなかったことが選挙無効の理由とされたが、市民の間で「強権的なエルドアン政権が非民主的な手法で結果を覆したのではないか」という疑念が渦巻いていた。

 こうした経緯から、やり直し選挙では「民主主義」が争点化。イマモール氏は23日の勝利宣言で「あなたたちは民主主義を守った」と述べ、有権者への謝意を示した。一方、今後の市政運営ではエルドアン政権と協力する姿勢を強調した。

 イスタンブールはエルドアン大統領が市長に当選した1994年以降、AKPやその前身政党が牙城としてきた。市長の国政への影響力も大きく、敗北が大統領やAKPにとって大きな打撃なのは間違いない。ただ、仮にユルドゥルム氏がやり直しで勝つ展開になっていたら、選挙への信頼が大きく損なわれ、国内外で強い反発が出ていた可能性が高い。いずれにしても政権には「いばらの道」が待ち受けていた。

 ユルドゥルム氏は23日夜、地元メディアの開票報道が始まるのとほぼ同時に敗北を認め、イマモール氏を祝福。選挙戦でイマモール氏の非難を繰り返してきたエルドアン氏もツイッターで「民意が示された」と述べ、今回は選挙結果に抵抗する姿勢を見せなかった。

2702チバQ:2019/06/25(火) 16:13:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000086-mai-m_est
イマモール氏「透明な市政」 イスタンブール市長選でエルドアン派に勝利
6/24(月) 22:14配信 毎日新聞
イマモール氏「透明な市政」 イスタンブール市長選でエルドアン派に勝利
イマモール氏の勝利を祝う支持者ら=イスタンブールで2019年6月23日夜、高橋宗男撮影
 トルコの最大都市イスタンブールで23日、やり直し市長選の投票があった。開票の結果、最大野党「共和人民党(CHP)」のイマモール氏が勝利した。無効となった3月末の選挙に続く与党の「連敗」。強権政治により独裁色を強めてきたエルドアン大統領だが、求心力が低下する可能性もある。【イスタンブール高橋宗男】

 選管の最終集計によると、イマモール氏は得票率54.21%。エルドアン氏率いる与党「公正発展党(AKP)」候補で元首相のユルドゥルム氏(44.99%)を破った。

 「市民は民主主義を修復し、正義を回復させた」。イマモール氏はイスタンブール西部で勝利演説を行い、党派にはこだわらず、透明な市政運営を進めていく方針を示した。

 演説会場の広場には数万人の支持者が集まった。世俗主義のCHP支持者だけではない。スカーフをかぶった信仰心のあついイスラム教徒。東部なまりの強いクルド人。社会主義や共産主義の革命歌「インターナショナル」を輪になって歌うグループもいる。自営業のセルタチ・ディキさん(27)は「多様な意見を取り入れて、仕事を進めてほしい」とイマモール氏の手腕に期待した。

 ユルドゥルム氏は敗北宣言をし、イマモール氏を祝福。エルドアン氏も祝意をツイートした。

 3月末の市長選では、イマモール氏が得票率で0.25ポイントの僅差で勝利。AKPなどの与党連合は高等選管に「不正があった」などと異を唱え、選挙結果は無効とされた。当選証書を渡されたものの、約20日間で市長の座を追われたイマモール氏は、再選挙を「民主主義を巡る戦い」と位置づけた運動を展開した。

 今回、得票率で約9ポイントの大差がついた要因には、異例の再選挙となった経緯に納得できない有権者が多かったことが挙げられる。また、トルコでは昨年8月の通貨危機以降の不況で、与党からの支持者離れも進行。エルドアン氏は1994年にイスタンブール市長選に当選してから政治家として歩み出したが、「お膝元」で有権者からの反発を突きつけられた。

 ◇与党敗北で保守分裂の可能性も トルコ政界

 トルコ政界ではイスタンブール市長選での与党「公正発展党(AKP)」の敗北が、保守分裂につながる可能性も指摘されている。エルドアン大統領は外交面では対米関係の悪化に直面しており、内憂外患の状態が続きそうだ。

 AKPに近い保守系大手紙サバハのメフメト・バルラス編集長は選挙結果の分析記事で「AKPの旧幹部がいつ何をするか不明だ」と強調した。政界でうわさされる新党結成を意識した内容だ。

 今回の再選挙決定には、高等選管に対するAKPの強い影響力が働いたとみられている。AKPの重鎮だったダウトオール元首相やギュル前大統領らはAKPの姿勢に対し、はっきりと批判の声を上げていた。ダウトオール氏は今月上旬、「新たなビジョンと新たな体制」が必要だとツイートし、エルドアン氏の手法に賛同できない議員らとの接触が始まっているとも指摘した。次期国政選挙は2023年の見込みだが、それまでに保守分裂の動きが起きる可能性も浮上している。

 一方、エルドアン政権は、対米関係の悪化という喫緊の課題に取り組む必要がある。北大西洋条約機構(NATO)の一員であるトルコは、米国の最新鋭ステルス戦闘機F35の導入とロシア製地対空ミサイル「S400」の導入を両てんびんにかけている状態だ。米国は7月31日までにS400の購入契約を破棄しなければ、共同開発などのF35関連プロジェクトからトルコを排除すると迫っている。

 対米関係の悪化は市場の不安を招くため、トルコ経済にも悪影響を及ぼす。エルドアン氏は28、29の両日に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、トランプ米大統領と会談する見通しだ。関係改善に活路を見いだせるか注目されている。

2703チバQ:2019/06/25(火) 16:20:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00010002-afpbbnewsv-int
イスタンブール再市長選 野党候補の当選確実 政権に打撃
6/24(月) 15:19配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【6月24日 AFP】トルコの最大都市イスタンブール市長選の再投票が23日行われ、中道左派野党・共和人民党(CHP)のエクレム・イマモール(Ekrem Imamoglu)氏の当選が確実になった。同氏の勝利は、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領率いる与党・公正発展党(AKP)に大きな打撃となる。

 与党AKPの候補ビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)元首相は、開票率95%超の時点でイマモール氏が得票率53.69%でリードしている結果を受けて、敗北を認めた。

 選挙当局は、3月の選挙で票集計に不正があったとするエルドアン氏の申し立てを受けて選挙結果を無効とした。初勝利を収めていたイマモール氏は今回の再投票をトルコの民主主義を試すものと位置付けてきた。同氏は「民主主義のための闘い」で人口1500万人の同市を奪還すると誓い再当選に躍起になっていた。

 今年の初めまで知名度の低い区長だったイマモール氏は23日、投票を終えた後「今日、わが国の国民は最良の決断を行う…わが民主主義のために、イスタンブールのために、そしてまた未来のすべての選挙の正当性のためにだ」と明言。勝利演説では「一つの集団や党でなく、イスタンブールとトルコ全体がこの選挙を勝ち抜いた」と述べた。

 エルドアン氏は今回、与党候補の敗北を認めツイッター(Twitter)でイマモール氏に祝辞を贈った。

 映像は、野党の当確を祝福するイマモール氏の支持者たち。23日撮影。(c)AFPBB News

2704チバQ:2019/06/25(火) 16:20:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000019-mai-m_est
トルコ・イスタンブールやり直し市長選、野党が大差で「連勝」 エルドアン政権に打撃
6/24(月) 11:31配信 毎日新聞
トルコ・イスタンブールやり直し市長選、野党が大差で「連勝」 エルドアン政権に打撃
やり直し市長選の勝利集会で支持者に語りかける最大野党「共和人民党」のイマモール氏=イスタンブールで23日、AP
 トルコの最大都市イスタンブールで23日、やり直し市長選の投票があった。半国営アナトリア通信によると、即日開票の結果、最大野党「共和人民党(CHP)」のイマモール氏が勝利した。無効となった3月末の選挙に続く与党敗戦で、エルドアン政権にとって大打撃になりそうだ。強権政治により独裁色を強めてきたエルドアン大統領だが、「連敗」によって、求心力が低下する可能性もある。

 開票率99・37%の段階で、イマモール氏は得票率54・03%で、エルドアン氏率いる与党「公正発展党(AKP)」候補で元首相のユルドゥルム氏(45・09%)を破った。イマモール氏は23日深夜、イスタンブールで「市民は民主主義を修復し、正義を回復させた」と数万人の支持者らに強調。今後は党派にはこだわらず、透明な市政運営を進めていく方針を示した。

 ユルドゥルム氏は敗北宣言をし、イマモール氏を祝福。エルドアン氏も祝意をツイートした。

 3月末の市長選では、イマモール氏が得票率で0・25ポイントの僅差で勝利。AKPなどの与党連合は高等選管に「不正があった」などと異を唱え、投票結果は無効とされた。当選証書を渡されたものの、約20日間で市長の座を追われたイマモール氏は、再選挙を「民主主義をめぐる戦い」と位置づけた運動を展開した。

 今回、得票率で約9ポイントの大差がついた要因には、異例の再選挙となった経緯に納得できない有権者が多かったことが挙げられる。また、トルコでは昨年8月の通貨危機以降の不況で、与党からの支持者離れも進行。エルドアン氏は1994年にイスタンブール市長選に当選してから政治家として歩み出したが、「お膝元」で有権者からの反発を突きつけられた結果となった。【イスタンブール高橋宗男】

2705チバQ:2019/06/27(木) 20:04:28
https://www.asahi.com/articles/ASM6S55X2M6SUHBI01G.html
選挙やり直させ、それでも負けた トルコ与党連敗の衝撃
有料記事

イスタンブール=其山史晃 イスタンブール=北川学 2019年6月27日18時58分

 異例のやり直しとなったトルコ最大都市イスタンブールの市長選で、エルドアン大統領率いる政権与党・公正発展党(AKP)の前首相の候補が野党候補に連敗したことが、衝撃を与えている。強権化への反発に経済悪化が加わるなか、エルドアン政権への事実上の信任投票だったからだ。政権へは大打撃となった。

 「この選挙での勝者は一つの政党ではなく、イスタンブールとトルコ。正義と公正の新たなページが開かれた」

 国政最大野党・共和人民党(CHP)のイマモール氏は23日夜、勝利宣言でこう訴えた。地元メディアによると、開票率100%で得票率は54%、AKP候補で前首相のユルドゥルム氏を9ポイント上回る大勝だった。

 3月末の市長選ではイマモール氏が0・2ポイント差で勝利。「不正があった」とするエルドアン大統領らの異議に押し切られる形で高等選挙委員会は再選挙を決めたが、今回、差は大きく広がった。有権者の間に「政権の圧力で選挙の公正さが失われた」との反発が広まった。強権体質に「NO」が突きつけられたと言える。昨年来のインフレが市民生活を直撃し、政権の経済運営への不満もたまっている。

 ログイン前の続きエルドアン氏は23日夜、ツイッターでイマモール氏に祝意を表し、敗北を受け入れる姿勢を示した。

 AKPはイスラム保守層を固い支持基盤とした選挙で強さを発揮し、2002年から長期政権を担ってきた。エルドアン氏が前身政党時代の1994年に市長に当選して以来のAKPの牙城(がじょう)だったイスタンブールは「成功物語」の原点だ。エルドアン氏自身が「イスタンブールで負ければトルコで負ける」と語っていただけに、今回の敗北の影響は計り知れない。

 トルコはロシア製の地対空ミサイルS400を7月にも搬入する予定だが、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国である米国が激しく反発し、制裁をちらつかす。対米関係の悪化に伴う制裁が引き金となった昨年夏の通貨危機は国民の記憶に新しい。S400導入計画をキャンセルすれば弱腰に映り、突き進めばさらなる経済悪化で政権への逆風はさらに強まる。求心力に陰りが見え始めた政権は外交でも難しい選択を迫られる。(イスタンブール=其山史晃)

政権与党は「傲慢すぎる」
 CHPのイマモール氏の選対本部前には23日夕、1千人以上の支持者が集まっていた。同氏の優勢が伝えられると、歓声が地鳴りのように響いた。

 女性会社員ロジェダさん(26)は、「今のトルコは宗教や民族などで国民が分断している。この傷を癒やせるのはイマモール氏しかいない。彼は次世代のリーダーだ。大いに期待している」と喜んだ。

 自営業ジョシュクン・ポラトールさん(41)はAKPの党員だというが、イマモール氏に投票した。「AKPの圧力で選挙がやり直しになった。AKPは傲慢(ごうまん)すぎる」と話した。

 一方、AKPのユルドゥルム氏の選対本部からは、支持者が早々に帰宅していた。主婦のセマさん(54)は熱心なイスラム教徒。「AKP市政で良かったのは礼拝所(モスク)がたくさんできたこと。イマモール氏が市長になれば、AKP支持者が仕返しされないだろうか」と語った。(イスタンブール=北川学)

「すべての市民に奉仕」
 3月末のイスタンブール市長選までほぼ無名だった地方政治家が、前首相の与党候補を僅差(きんさ)で破った。「不正があった」との与党側の異議申し立てによる再選挙では大差をつけて勝利。親イスラムの政権与党・公正発展党を率いるエルドアン大統領を中心とするトルコ政治の風景に「野党の新星」の登場を印象づけた。

 エクレム・イマモール氏(49)。エルドアン政権への支持をめぐって国民の分断が深刻化するなか、選挙戦では「私への支持にかかわらず、すべての市民に愛情を持って平等に奉仕する」と語りかけた。激しい言葉で「敵」と「味方」に分けるエルドアン氏とは対照的な姿勢が共感を呼んだ。

 保守的な土地柄で知られる黒海沿岸のトラブゾンで育った。少年時代は「建国の父」ケマル・アタチュルクに関する本を読みあさる一方、イスラム教の聖典コーランを教える学校に通い、信仰心もあつい。所属する共和人民党は世俗派のエリート主義という印象が強いが、従来の候補者のイメージとは一線を画す。

 サッカークラブなどの経営に携わった後、2014年にイスタンブール西部の地区の首長に当選。職員は「市民の声が届きやすい人」と評する。妻との間に子ども3人。

2706チバQ:2019/07/07(日) 17:28:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190707-00000501-fsi-bus_all

イスタンブール市長選で政権派敗北 トルコ大統領の求心力低下懸念


7/7(日) 7:15配信

SankeiBiz



 トルコ最大都市イスタンブールの市長選の再投票が、6月23日に実施され、即日開票の結果、世俗派の最大野党・共和人民党(CHP)のエクレム・イマームオール候補者の得票率が約54%強と、与党・公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム元首相・候補者の得票率45%強を9ポイントも上回り当選した。しかもイマームオール候補者の得票数がユルドゥルム元首相・候補者のそれを、イスタンブール39地区中のほぼ4分の3に当たる29地区でしのぐという圧倒的な形での勝利であった。

 無効となった3月31日のイスタンブール市長選挙では、イマームオール候補者とユルドゥルム元首相・候補者の得票率の差は僅か0.2%強であったので、再投票で両者の差がいかに大きく開いたかが分かろう。

 ユルドゥルム元首相・候補者は記者会見で、「イマームオール候補者を祝福し成功を希望する」と語り、敗北を認めた。エルドアン大統領もツイッターに、「速報集計で勝利したエクレム・イマームオール氏を祝福する」と投稿し敗北を受け入れた。

 他方、イスタンブール市内で記者会見をしたイマームオール候補者は余裕を見せるかのように、(1)この結果は、イスタンブールとトルコにとって新たな始まりを示している(2)われわれはイスタンブールの新たな頁を開いた(3)新たな頁の上には正義と平等、愛がある(4)(エルドアン)大統領閣下、私は貴方と調和して働く用意がある-との勝利宣言を行った。

 イスタンブール市長選挙での再度の敗北は、強権的なエルドアン政権にとって求心力の低下を招く可能性がありそうだ。今後の動きによっては、現時点では2024年に予定される大統領選挙が早まることも考えられる。またAKP内の亀裂を大きくし、ポスト・エルドアンの議論を高めることにもなりそうだ。

 今回の選挙結果を受けて、トルコ問題の専門家たちも内閣改造や外交政策の方向の修正、そして上述したような大統領選挙の前倒し実施の可能性に言及している。

 例えば、米・トルコ関係を専門とする政治学者のソネル・ガザヤガプタイ氏は次のような厳しい見方をしている(ガーディアン紙、6月23日付)。「AKPの再投票の決定は大きな戦略的誤りだった」「選挙運動も特徴を欠き混乱しており、AKPは守勢に立ちCHPを追いかける展開であった」「エルドアン大統領が巻き返しを図るには、政府を一掃の上、政策決定過程を見直すしかない。そうしなければ、今回の選挙を契機として支持低下に拍車がかかることになろう」と。

 また、トルコの元外交官で現在はカーネギー欧州(ブリュッセル)で客員研究員を務めるシナン・ウルゲン氏はさらに厳しく以下のように見ていた(同)。「両候補者の得票率の格差から見て今回の結果は将来のトルコ政治にインパクトを及ぼすだろう」「AKPの既成の秩序にとっては警戒のサインである」と。

                   ◇

【プロフィル】畑中美樹

 はたなか・よしき 慶大経卒。富士銀行、中東経済研究所カイロ事務所長、国際経済研究所主席研究員、一般財団法人国際開発センターエネルギー・環境室長などを経て、現在、同室研究顧問。東京都出身。

2707とはずがたり:2019/07/11(木) 22:04:57
ロイター.co.jp
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トルコでは経済の低迷と失業率の上昇を背景に、市民の不満の矛先がシリア系住民に向かっている。
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2708チバQ:2019/07/16(火) 18:13:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190709-00000000-reut-asia
トルコ元副首相、与党AKPを離党 新党立ち上げ計画か
7/9(火) 2:04配信 ロイター
[アンカラ 8日 ロイター] - トルコのババジャン元副首相が8日、エルドアン大統領の与党・公正発展党(AKP)を離党すると表明した。党の方向性と見解の「大きな食い違い」に言及、自国に新たなビジョンが必要と訴えた。

関係筋によると、ギュル元大統領とともに、年内にライバル政党を立ち上げる計画という。イスタンブール市長選での敗北を受けたエルドアン氏の求心力低下がさらに進む可能性がある。

ババジャン氏は「誰もが自国の評価を改善し、国民の繁栄、幸福を増大させ、享受するにふさわしい素晴らしい未来の実現を目指している」と述べた。人権や高度な民主主義、法の支配が不可欠とし、今後も取り組む考えを示した。

トルコでは景気後退や失業、インフレが有権者を直撃し、影響はエルドアン氏の支持基盤に及ぶ。若干でも支持が下がれば、AKPに大きな痛手となる恐れもある。

2709チバQ:2019/07/17(水) 15:28:24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201907/CK2019071202000152.html
ホルムズ海峡 イラン港湾都市ルポ 緊迫の港、戦火望まぬ市民

2019年7月12日 朝刊


9日、イラン南部バンダルアバスの海水浴場の沖合で、積み荷のないタンカーなどが多数停泊していた

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 世界の原油輸送の大動脈、ホルムズ海峡周辺の海域で、米国とイランの神経戦が緊迫の度を増している。十日も、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が英タンカーの航路を妨害したとされる新たな事案が発生。海峡に面するイラン南部の港湾都市バンダルアバスを訪ねると、米経済制裁の影響で貿易取引や観光客が減る中、市民は「戦争は誰の利益にもならない」と祈るように口にした。 (バンダルアバスで、奥田哲平、写真も)

 首都テヘランから南へ約千キロ。ホルムズ海峡を望む街は、気温四〇度近い熱風が湿気を伴って体にまとわり付く。

 バンダルアバスはイラン有数の貿易港を抱える一方、同国海軍と革命防衛隊が一大拠点を構える国防の最前線でもある。沖合に積み荷のないタンカーが多数、停泊。その対岸には、親米アラブ諸国を拠点とする米艦船が展開し、にらみをきかせる。

コンテナが積まれた貿易港は、出入りが厳しく規制されていた

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 街は一見、平穏だ。しかし、機密施設の軍港はもちろん、貿易港も立ち入りが認められなかった。行政機関や海運業者も一様に取材拒否。現地在住のイラン海軍元高官は、五月に米軍が原子力空母を派遣して以降「(イラン南西部)ブシェールなど各地から部隊が増強された」と語り、有事に備えた現場の緊張の高まりがうかがえた。

 イランが二〇一七年に作成した資料によると、革命防衛隊は「毎日百隻以上の船が、ペルシャ湾でパトロールを実施している。米国がどこを見ても、われわれの船がいる」と誇示。これまでもホルムズ海峡の封鎖をちらつかせ、米艦船への急接近といった挑発行為を繰り返してきた。

 周辺海域では、米国が軍事的圧力を強化した五月以降、タンカーなどの民間商船が攻撃を受ける事件が相次ぐ。米国はイランの関与を主張するが、イランは否定。攻撃主体が不明なまま、米国は航行の安全確保を目的とする多国籍の有志連合結成を検討する。イランには、ペルシャ湾の洋上で石油を別の船に積み替える「瀬取り」の疑いも指摘されている。

バザールで、地元特有の仮面を着けて買い物する女性ら=いずれも9日

写真
 テヘラン商工鉱業農業会議所理事で運輸会社を営むファテメ・モヒミ氏によると、イランにとっての海上交易の相手先も、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからオマーンに移りつつある。UAEが米国支持のため「何を貿易するのか知られないため」だという。

 バンダルアバスでは、米国との武力衝突に現実味を感じる市民は多くはないが、海峡通過のリスクの高まりや米制裁によって、貿易拠点の街の経済への影響も。海運会社で働く男性(41)は「制裁を受けて輸出入が減っている上、戦争保険の値上がりの影響で受注が減っている」。米CNBCテレビによると、船舶への保険料は過去二カ月で十倍に跳ね上がった。

 数年前まで民間輸送船の乗組員だったムハンマドさん(58)は「海峡は、周辺国と連絡を取り合って安全に航行できていた。いま危機を高めているのは米艦船だ」と指摘。冬場は避寒地として人気だが、観光客も減っている。「戦争は誰も得をしない」と事態の収束を望んだ。

2710チバQ:2019/07/22(月) 14:15:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000021-jij-m_est
イラン、強硬姿勢に拍車=タンカー拿捕、対立長期化も
7/22(月) 7:03配信 時事通信
イラン、強硬姿勢に拍車=タンカー拿捕、対立長期化も
英船籍タンカー「ステナ・インペロ」の拿捕(だほ)に着手する黒い覆面姿のイラン精鋭部隊「革命防衛隊」隊員=20日、革命防衛隊提供(AFP時事)
 【カイロ時事】イランがホルムズ海峡を航行していた英船籍タンカー「ステナ・インペロ」を拿捕(だほ)するなど、欧米への態度を硬化させている。

〔写真特集〕イランの軍事力

 英領ジブラルタル沖で起きたイランのタンカー拿捕の報復とみられ、対立の長期化は必至だ。イラン側の相次ぐ規定逸脱で存続が危ぶまれる核合意の行方にも影響を及ぼしかねない。

 イラン精鋭部隊「革命防衛隊」は20日、黒い覆面姿で武装した隊員がヘリコプターからステナ・インペロに舞い降りる動画を公表した。拿捕の正当性を主張し、欧米側に譲歩しない方針を誇示した。

 イランはジブラルタル沖で4日に自国のタンカーが拿捕されて以降、報復の意向をたびたび示唆。最高指導者ハメネイ師は16日、「悪意ある行為には対抗する」と警告していた。

 英政府によると、10日に英タンカーが革命防衛隊のボート数隻に航路を妨害され、護衛中の英フリゲート艦の警告で難を逃れた。その後もアラブ首長国連邦(UAE)の港に向かっていた外国タンカーがイラン領海内で消息を絶った。イランに拿捕されたとみられる。危機を高める挑発行動がやむ兆しはなく、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡での「航行の自由」への懸念が一層強まっている。

 革命防衛隊は、ステナ・インペロが船舶の位置識別装置を作動させず、他の船舶にも危険だったため拿捕したと強調。護衛していた英海軍艦が拿捕を妨害しようとしたとも主張するなど、対決姿勢を強めている。

 これに対し、英側の認識は異なる。BBC放送によれば、ハント外相はタンカーがオマーン領海内で拿捕され、イランに向けて航行するよう強制されたと反論。「明白な国際法違反だ」と批判した。

 ジブラルタル当局は19日、イランのタンカーの拘束を30日間延長すると表明。一方、ザリフ・イラン外相は、ステナ・インペロについて「司法手続きを取るべきだ」と英側をけん制した。事態打開のめどが立たずに緊迫した状況が続けば、偶発的な衝突のリスクが一段と高まりそうだ。

2711チバQ:2019/07/29(月) 23:44:21
>>2611
アフガン大統領選なのに話題になら無すぎでは!?
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072900739&g=int
選挙戦初日にテロ、20人死亡=副大統領候補の事務所襲撃-アフガン
2019年07月29日16時53分
28日、アフガニスタンの首都カブールの選挙事務所で起きた襲撃事件の現場から立ち上る黒煙(AFP時事)

 【ニューデリー時事】アフガニスタンの警察当局者は29日、大統領選(9月28日投票)の選挙戦が始まった28日に首都カブールで選挙事務所が襲撃され、少なくとも20人が死亡、50人が負傷したと明らかにした。犯行声明は出ていない。
 襲撃を受けたのは、ガニ大統領の副大統領候補の事務所。警察当局者は「まず事務所付近で爆発物を積んだ自動車が爆発し、その後武装集団が建物内に侵入した」と述べた。治安部隊との銃撃戦は6時間超に及んだ。当時、候補者とスタッフら約100人が室内にいたが、候補者は難を逃れた。

https://www.afpbb.com/articles/-/3216797
アフガン大統領選、再び延期 9月28日に
2019年3月21日 6:49 発信地:カブール/アフガニスタン [ アフガニスタン アジア・オセアニア ]
【3月21日 AFP】アフガニスタンの独立選挙委員会(IEC)は20日、大統領選挙の実施日を9月28日に延期すると発表した。同選挙の延期は2度目で、当初予定の4月から5か月遅れての実施となる。

 大統領選をめぐっては、旧支配勢力タリバン(Taliban)との17年に及ぶ紛争の終結に向けた米国主導の和平協議の時間を確保するために実施が延期されるとの観測が出ていた。


 当初4月20日とされていた投票日はいったん7月20日に延期されていたが、混乱に陥った昨年10月の議会選の集計作業が現在も終わっていないことから、いずれの日程も非現実的とみる向きが強かった。

 IECは、大統領選が「多数の問題と課題」に直面しており、「先に発表した日程に基づく実施が不可能となった」と説明。「選挙法の施行改善と透明性の確保、有権者登録のため」として、大統領選と州議会選を9月28日に実施すると発表した。発表では、米国がタリバンと進めている和平協議には触れていない。(c)AFP

2712チバQ:2019/07/29(月) 23:46:47
昨年8月の記事
https://www.sankei.com/world/news/180827/wor1808270031-n1.html
苦境に立たされるアフガン大統領 主要4閣僚相次ぎ辞表、タリバン攻勢、米国も「失望感」…
2018.8.27 21:25
 【ニューデリー=森浩】10月に総選挙、来年4月に大統領選を控えるアフガニスタンで、閣僚の辞意表明が相次ぎ、政治情勢が不安定化している。米国もガニ大統領に失望感を深めているとされ、ガニ氏の求心力低下がささやかれる事態だ。治安状況も改善の兆しがなく、「内憂外患」を抱える中、選挙の順調な実施が不安視されている。

 ロイター通信などによると、アフガンでは27日までにアトマル大統領顧問(安全保障担当)や国防相、内務相、国家保安局長ら治安を担当する4閣僚が相次いで辞表を提出した。アトマル氏は受理されたが、他の3人は慰留されている。

 アトマル氏は元内相で、政権内の事実上ナンバー2に当たる有力者。ガニ氏と意見対立があるとされるほか、大統領選の出馬も取り沙汰される。

 主要閣僚の辞意で、指摘されるのがガニ氏の求心力低下だ。イスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉も進まず、ガニ氏は21日からのイスラム教の犠牲祭に合わせて停戦を呼びかけたが、タリバン側は拒絶。メンツをつぶされた格好だ。

 政府軍は米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を得て武装勢力側に攻撃を仕掛けてはいるが、劣勢が続いており、士気の低下も著しいという。

 ガニ氏に対して米国は失望感を募らせているとされ、7月下旬にはタリバンと独自に接触した。「米国はガニ政権を見捨てはしないだろうが、見限りつつあるのかもしれない」(外交筋)との見方もある。来年の大統領選で、米国は再選を目指すガニ氏よりも、アトマル氏を推すとうわさされており、さらに政局は混迷の度を増しそうだ。

 隣国パキスタンでイムラン・カーン首相が誕生したこともガニ氏の懸念材料だ。カーン政権では、タリバンを支援しているとされるパキスタン軍が強い影響力を持つ。軍はアフガンを不安定化させるためタリバン支援を強化したい意向で、カーン氏は黙認する可能性が高い。アフガン側ではカーン氏を「タリバン・カーン」と揶揄(やゆ)する報道もなされており、パキスタンの動向に神経をとがらせる。

 政治や外交に不安を抱える中、21日には大統領府周辺にロケット弾が撃ち込まれるなど、テロが続発する。選挙日程にも影響を与えそうで、既に9日にタリバンの大規模攻勢を受けた南東部ガズニ州では、総選挙の延期が検討されている。有権者登録施設を狙う攻撃も相次いでおり、ガニ氏の苦悩は続きそうだ。

2713チバQ:2019/07/31(水) 15:30:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00010001-afpbbnewsv-int
副大統領候補の事務所襲撃で20人死亡、アフガニスタン大統領選初日 現場の映像
7/31(水) 9:28配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【7月31日 AFP】アフガニスタン大統領選の選挙戦初日となった28日に首都カブールで、副大統領候補アムルッラー・サレー(Amrullah Saleh)氏の事務所が襲撃され、少なくとも20人が死亡した。これを受け、出馬している候補者らは29日、一斉に現職のアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領を非難した。

 サーレ氏の事務所は自爆攻撃を受けた上、武装集団に襲撃され、少なくとも20人が死亡、50人が負傷した。死者の大半は民間人だった。攻撃の犯行声明はまだ出ていない。

 イスラム過激派勢力タリバン(Taliban)による旧政権の崩壊後、4度目となるアフガニスタン大統領選は9月28日に投票が行われるが、波乱に満ちたスタートを切ることとなった。

 大統領選の有力候補の一人で、ガニ政権で国家安全保障顧問を務めたハニフ・アトマル(Hanif Atmar)氏の広報担当者はAFPに対し、「政府は候補者たちの安全を気に掛けていない」と指摘。アトマル氏と他の12人の候補者らは、第一に安全面の懸念と、さらにガニ大統領が不正行為で優位に立とうとしていると見て、選挙運動の開始日を遅らせたとAFPに述べた。

 一方、内務省報道官は、治安部隊が選挙に向けて8か月間にわたり準備を行っていたと述べ、候補者らを守るために装甲車両を配備するなど「厳重な対策」を取っていると主張した。

 大統領選は今年に入りすでに2回延期されている。2014年の大統領選での大規模な不正疑惑もあり、有権者らな選挙制度をほとんど信頼していない。アトマル氏と他の12人の候補者らは、「不正のない」選挙の実現に向けて国際社会の支援がない限り、選挙をボイコットするとけん制してきた。

 一方、北大西洋条約機構(NATO)は29日、作戦遂行中だった米兵2人が死亡したと発表。今年に入ってからアフガニスタンで戦闘中に死亡した米兵は、合計12人となった。

 米政府はアフガニスタンからの米軍撤退を模索している。そうした中、サレー氏の事務所に対する襲撃は、同国の不安定な治安情勢と、タリバン以降の選挙戦のたびに起きてきた流血の惨事を改めて想起させた。

 米国とタリバンが和平交渉を進める中で重要な選挙を実施すべきかという疑問も残されており、大統領選がそもそも行われるのかどうかも危ぶまれている。映像は29日撮影。(c)AFPBB News

2714チバQ:2019/07/31(水) 18:32:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190731-00000000-maiall-m_est
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(下)
7/31(水) 14:57配信 毎日新聞
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(下)
当事者間対話の前に話し込むタリバンのメンバー=ドーハで2019年7月8日、松井聡撮影
 ◇「他者」に対する不信感

 「タリバンは自分たち以外を誰も信用していない。長年にわたりいろいろと裏切られてきたと感じているからだ。とりわけ外国や外国人に対する猜疑(さいぎ)心は根深い」。タリバンを長年取材してきたパキスタン人ジャーナリストはこう解説する。

 外国に対する不信感は、欧米だけなく、関係が深いとされている隣国パキスタンに対しても同様だという。パキスタンの軍情報機関(ISI)は、タリバン発足当初から支援をしてきたとされる。タリバン幹部によると、意思決定機関である「指導者評議会(クエッタ・シューラ)」のメンバーの多くは現在もパキスタンに住み、政治事務所の中にもISIと密接な関係があるメンバーもいる。それでも、このタリバン幹部は「メンバーの多くがパキスタンの重要性は認識しているが、心の底では信じていない」と指摘する。

 彼は、タリバン政権で駐パキスタン大使を務めたアブドゥルサラム・ザイーフ氏を例に挙げた。ザイーフ氏は政権崩壊後、米軍に引き渡されてグアンタナモ米海軍基地に収容された。タリバン内では、これがパキスタンの裏切りによるものだと受け止められている。このようなケースが積み重なって、パキスタンへの警戒感につながっている。このジャーナリストは「パキスタンがタリバンに影響力を持つというのは間違いない。しかし、タリバンはパキスタンとうまく距離を取ろうとしており、必ずしもパキスタンの思い通りに動くわけではない」と解説する。

 米軍撤収に向けて協議が進む米国に対しても不信感は根強い。タリバンのシャヒーン報道官によると、タリバンと米政府当局者との外交的接触は2010年ごろにドイツで始まっており、関係は10年近く続いている。最近は米国のアフガニスタン政府に対する働きかけにより拘束されていたタリバン兵が解放されるなど、米国は信頼醸成を図ってきた。それでも、報道官は「米国を信用していない。米国との合意がイラン核合意のようなことにならないために、我々には合意の保証人が必要だ」と説明する。また、アフガン国内でタリバンと対立する過激派組織「イスラム国」(IS)を米国が支援していると信じるタリバンのメンバーは少なくない。報道官も「米国がISを利用してタリバンを弱体化させようとしている可能性は高い」と話す。

 タリバン政権を過去に承認していたサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)との関係も、現在は悪化している。01年以降、サウジやUAEは米国と歩調を合わせてタリバンを「テロリスト」と非難するなど、タリバン側からすると「裏切られた」と思う事例が相次いだためだ。

 記者もタリバンの警戒対象となっている。タリバンの交渉団メンバーは、特定のアフガン人記者の名前を挙げて、「彼はCIA(米中央情報局)とISIのダブルエージェントだ。他にも、各国の情報機関とつながっている記者は何人もいる。彼らは情報を探るだけでなく、プロパガンダも行っている」と警戒心を隠さなかった。私も実際は警戒されていた可能性もあるが、特にそれを感じる場面はなかった。私を仲介したのはこのメンバーと20年以上付き合いがある人物だったことや、米国やパキスタンなどによるタリバンを巡る「情報戦争」に日本が加わってこなかったことが背景にあるのかもしれない。

 当事者間対話の会場となったホテルの洗面所で見かけたタリバン交渉団メンバーの姿は印象的だった。彼は用を足している最中、しきりに首を振って背後を気にしていたのだ。この人物は、廊下でも周囲を気にするそぶりを見せていた。後で聞くと、彼もまたタリバン政権崩壊後、グアンタナモ米海軍基地に収容されていたという。こんなところでも彼らの警戒心の根深さを感じた。

 アフガンは19世紀以降、英国、ロシア、米国といった大国に翻弄(ほんろう)されてきた歴史があり、タリバンの源流も旧ソ連の侵攻に抵抗したムジャヒディン(聖戦士)だ。猜疑心の根深さは歴史的な経緯に由来するものでもある。

2715チバQ:2019/07/31(水) 18:33:00
◇タリバンと「共存」する必要性

 「写真は撮るな。さっきインタビューに応じたじゃないか」。当事者間対話の会場で、タリバンのスタネクザイ氏とアフガン政府からの出席者が談笑している姿を見つけて、カメラ片手に駆け寄った時だ。スタネクザイ氏が私に向かって大声を上げた。タリバンは表向きアフガン政府との交渉を拒否しており、談笑している写真はまずかったのだろう。ただこのシーン以外にもタリバンのメンバーと他の出席者が談笑したり、抱き合ったりする光景は何回も見られた。「穏健化のアピール」と見ることもできるだろうが、タリバンが「演じている」ようには見えなかった。和平の実現に期待を抱かせるものだった。

 今回の当事者間対話は「タリバンとアフガン政府が初めて同席した」と報じられたが、実は12年に両者は同席している。日本の京都で開かれたアフガン和平に関する会議だった。同志社大が主催し、両者のほか、他の政治勢力も出席し、それぞれが和平に向けて意見を表明した。イスラム学者の中田考・同志社大元教授がタリバンの招請に尽力したという。タリバンは出席した理由に、日本が自衛隊をアフガンに派遣していないことや、国ではなく民間の主催だったことなどを挙げた。アフガン人ジャーナリストは「京都での会議は画期的だった。あの会議を和平プロセスにつなげることができず、次に両者が同席するまで6年もかかってしまったことが悔やまれる」と話す。

 当時も現在もタリバンの主張はほぼ一貫しており、厳格で強硬だ。仮に米軍撤収後に停戦できたとしても、選挙に基づく民主主義を受け入れるかなど、タリバンとアフガン政府を含む他の勢力が容易に一致できないような課題も多い。また周辺のパキスタン、インド、イラン、中国、ロシアなど各国の利害調整がうまくいかず、対立の構図が持ち込まれれば混乱は続くだろう。ただ、どんなに困難な道のりだったとしても、タリバンを取り込んだ形で今後の政治や社会の体制作りをしていかない限り、アフガンの平和と安定が実現しないことは明らかだ。

 今回の当事者間対話は、カタールとドイツの両政府が主催した。米軍撤収が決まった後は、より幅広い国際社会の関与が必要になる。当事者間対話の取材を通して、出席者が本当に平和と安定を渇望していると感じた。タリバンも含めて和平の機運は盛り上がっている。18年にわたる内戦終結のため、国際社会ができる限りの支援をすべき時が来ているのではないか。【松井聡】

2716チバQ:2019/07/31(水) 18:33:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190720-00000000-maiall-int
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(上)
7/20(土) 10:00配信 毎日新聞
<神と喧噪の南アジアから>取材後記 ドーハで見たタリバン(上)
インタビューに応じるタリバン交渉団を率いるシェール・モハンマド・アッバス・スタネクザイ氏=ドーハで2019年7月8日、毎日新聞助手撮影
 アフガニスタンからの米軍撤収に向けたトランプ米政権と旧支配勢力タリバンとの交渉が山場を迎えている。撤収が決まれば、タリバンはアフガン政府など国内各勢力と停戦や政治体制について協議を始める見込みで、タリバンが政治の表舞台に戻る可能性が高い。では、タリバンのメンバーとは一体どのような人たちなのか。タリバンが政治事務所を置き、アフガンの当事者間対話(7月7、8日)が開かれていた中東カタールの首都ドーハで見た彼らの一面や、和平に向けた今後の課題を2回に分けて報告したい。

 ◇素朴で真面目な印象。本当の顔か、それとも演技なのか

 「私は実は中国人。中国語で話そうか?」。7月8日に行ったインタビューの冒頭、黒人ラッパーのようなアクセントの英語で言った後、大きな笑い声を上げたのは、タリバンの交渉団を率い、ドーハにある政治事務所の副代表を務めるシェール・モハンマド・アッバス・スタネクザイ氏だ。タリバン政権(1996〜2001年)で副外相や副保健相を務めた。マスコミの単独インタビューに応じることはまれな人物で、こわもてという印象を抱いていたので面食らった。同時に冗談とはいえ、自らを「中国人」と名乗ったことは、タリバンと中国の関係の良好さを物語るようで興味深かった。近年、同氏をはじめとしてタリバン幹部が中国を相次いで訪問しており、両者の関係は深まっている。

 スタネクザイ氏はインタビュー中、こちらの質問をうなずきながら聞き、協議が続いている米軍の撤収時期の質問を除き、一つ一つ丁寧に答えた。同氏の方から「米国と合意予定の草案によると」などと切り出し、公表されていない草案の中身にも言及した。表情は終始明るく、語り口は自信に満ちているように映った。長年の悲願だった米軍撤収が近づいていることへの満足感が背景にあるのかもしれない。

 翌々日には、タリバンの交渉団の別のメンバーと昼食を共にした。彼は、私が宿泊しているホテルまで自ら日産車を運転してやって来た。レストランまで向かう車中で、ドーハでの暮らしぶりについて聞いた。「(以前に暮らしていた)パキスタンでは行動が制限されていたが、今は自由に行動できてうれしい」「家族も連れてきているので、平和な日常というのは貴重だ。住宅はカタール政府が提供してくれている」などと明かした。

 この日の気温は48度。車中のエアコンもほとんど利かなかった。「車の中は暑いから飲んだ方がいい」。ガソリンスタンドに寄り、売店でジュースまで買ってきてくれる気の配りようだった。

 食事をしたのは、中心部から少し離れたトルコ料理レストラン。地元のローカル食堂といった趣だ。「普段はほとんど外食しないから、高級なレストランは知らない。ここは以前に来たことがあっておいしかった。あなたの口に合えばいいが」と言って、私にケバブやラムチョップを勧めた。彼はアフガンの美しさなどについて語り、平和は重要だと力説した。残った料理は「家で食べる」と言って、店員にパックに詰めてもらい、かばん代わりの使い古したビニール袋に入れて持ち帰った。

 彼らの人柄について、総じてネガティブな印象は受けなかった。素朴でまじめな人たちという印象だ。彼らの私に対する対応が柔らかかった理由は、タリバンが信頼する人物が仲介してくれたということも一因だろうし、マスコミに真摯(しんし)に対応することで、タリバンへの印象を良くしたかった可能性もある。

2717チバQ:2019/07/31(水) 18:33:24
◇政治の話になると、やっぱり強硬

 「市民が攻撃の巻き添えになるのは致し方ない。外国部隊の占領下でのいかなる選挙も受け入れない」。純朴な印象だった人柄の一方で、彼らの主張はやはり強硬だった。タリバンの攻撃で多数の子どもを含む市民が犠牲になっていることについて、「米国はアフガンを占領したうえ、無人機の攻撃で無実の市民を殺害している。我々はそもそも市民を標的にしていないし、市民は巻き込まれるケースがあるだけだ。我々だけ批判されるのはおかしい」と反論した。もちろん米側の攻撃も批判されるべきだが、だからといって、多くの市民がタリバンの攻撃によって犠牲になってきたことを正当化することはできない。この主張を受け入れられない人も多いだろう。

 また、国際テロ組織「アルカイダ」との関係についてタリバンのスハイル・シャヒーン報道官は「アルカイダとのつながりがあると批判するならば、証拠を示さなければいけない」と繰り返すだけで、否定も肯定もしなかった。当事者間対話に参加した女性活動家の一人は「タリバンがアルカイダと縁を切るとは思えない。その証拠に彼らは、公の場で一度もアルカイダを『テロ組織』と言っていないし、批判もしていない」と語り、両者の関係断絶に懐疑的な見方を示す。また麻薬密売もタリバンの資金源の一つとみられており、タリバンが政治参加するに当たって解決すべき課題は多い。

 ◇女性の権利擁護をアピールするけれど…

 かつてのタリバン政権は、教育や就労など女性の権利を制限したとして欧米メディアから厳しく批判された。女性が頭から全身を覆うブルカの着用を義務化したことも「女性差別」の象徴と捉えられた。

 だが今回は、こうしたネガティブなイメージからの脱却を図ろうとしていたようだ。タリバンの交渉団やアフガン政府幹部、政治家や人権活動家が参加した当事者間対話の会場には、欧米の女性記者が数人取材に来ていたが、シャヒーン報道官は他の男性記者と同様に対応していた。ロシアの通信社の女性記者は、太ももから下が見えるワンピース姿だった。タリバンの報道官がどういう反応を示すのか興味があったが、1対1の取材にも問題なく応じていた。女性記者の衣服に関わらず平等に対応することで、穏健化をアピールしたかったのかもしれない。

 ただ、完全に徹底できていたわけではない。私が、タリバン側の主張を代弁する事実上の広報メディアの記者で、交渉団メンバーを父に持つ男性と立ち話をしていた時のことだ。スカーフを頭に巻いた米国メディアの女性記者が近づいてきて、話に加わろうとした。その瞬間、男性は突然顔を背けてさっと立ち去ってしまった。女性記者に聞くと、1時間ほど前にもスカーフをせずに近づいて逃げられていたという。男性の真意は定かではないが、女性記者は「タリバンは女性の権利を守るとか言うけど、結局ブルカ姿でないといけないのね。本質は何も変わっていない」と憤っていた。女性の権利を巡るタリバンと欧米の価値観の違いは埋めがたいことを垣間見た気がした。【松井聡】

【関連記事】

2718チバQ:2019/08/05(月) 16:59:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000010-jij_afp-int
次々と逃げ出そうとする王女たち、人権問題に注目集まる UAE
8/5(月) 12:11配信 AFP=時事
次々と逃げ出そうとする王女たち、人権問題に注目集まる UAE
アラブ首長国連邦のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム副大統領兼首相・ドバイ首長(左)と妻のハヤ妃。ドバイのナドアルシバ競馬場にて(2008年3月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】王女らがここ数年、アラブ首長国連邦(UAE)から立て続けに脱出を試みている。3人目となったのはムハンマド・ビン・ラシド・マクトム(Mohammed bin Rashid Al-Maktoum)UAE副大統領兼首相・ドバイ首長(70)の妻、ハヤ妃(Princess Haya、45)だ。

 ハヤ妃は、ヨルダンのアブドラ・イブン・フセイン現国王(King Abdullah Ibun al-Hussein)の異母妹で、馬術のヨルダン代表選手としてオリンピックに出場した経歴を持つが、今年、英ロンドンの高等法院に、強制結婚からの保護措置を裁判所が命じる制度の適用を申請したことが明らかになった。

 UAEは、欧米に対し華やかで近代的な国家というイメージを植え付けようとしているが、ハヤ妃やマクトム氏の娘2人が逃げ出そうとしたことで、同国の人権問題に厳しい目が向けられていると活動家らは指摘する。

 2000年には、マクトム氏の娘であるシャムサ(Shamsa)王女が、英イングランドでの休暇中に側近らの目を盗んで逃げ出そうとした。だが、2か月後に見つけ出され、ドバイに強制的に連れ戻されたと伝えられている。

 また、2018年には、シャムサ王女の妹ラティファ(Latifa)王女がドバイから逃げ出そうとしたが、インド沖で捕えられたとみられている。

■偽善行為

 一連の出来事は、ドバイを中東の現代都市にしようと試みるマクトム氏の取り組みに泥を塗ることになった。

 ドバイは近年、石油資源依存から脱却し、世界から投資を集め、観光の中心地へと転換することで急速に発展している。

 ドバイは2018年11月、国際寛容サミット(World Tolerance Summit)を主催したが、これまで人権をないがしろにしていたことを考えれば、偽善極まりない行為だと人権団体から批判を浴びた。

 さらに、複数の人権団体が、法的根拠なしに政府に反対する人々を拘束しているとして非難している。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は7月、UAEは正規の登録をしているイスラム系政治団体の活動家ら少なくとも5人を、刑期を終えた後も拘束し続けていると指摘した。

 UAEの法制度の犠牲になっている個人や企業を支援する国際NGO「ディテインド・イン・ドバイ(Detained in Dubai)」はAFPの取材にこう語った。「ラティファ王女やハヤ妃の問題は、地域特有の欠陥を明らかにした。虐待に関する法律を整備しなければ、この問題はUAEの法制度の悩みの種となるだろう」。UAEの法制度の欠陥は「特に女性の人権に関して顕著だ」という。

■消息が途絶えた2人の王女
 ラティファ王女の失踪は、国際的な注目を浴びた。王女は2018年3月、ヨットで逃げようとしていたところを捕まり、ドバイに強制的に戻されたと支援者らは主張している。それ以来、ラティファ王女は公の場に姿を見せなかったが、その後、元国連(UN)人権高等弁務官でアイルランド元大統領のメアリー・ロビンソン(Mary Robinson)氏とドバイで会っている画像が公開された。

 ロビンソン氏はラティファ王女が逃げ出そうとしたことや動画を撮影したことを認め、王女は「明らかに問題を抱えている」と指摘した。

 支援者が公開した、失踪前にラティファ王女が撮影したとされる動画で王女は、父親が評判ばかり気にしていると激しく批判し、「もし、あなたがこの動画を見ているなら、あまり良いことではありません。私は死んでいるか、とても悪い状況に置かれているでしょう」と語った。

 さらに「姉のシャムサ」は2000年に英国で逃亡を図ったが、2か月後に「大勢の男」に拉致され、フランス経由でドバイに連れ戻されたとも語った。シャムサ王女は現在、「自由を奪われ、精神科医や看護師に付き添われている」という。

 シャムサ王女の失踪は謎に包まれており、王女は約20年間、公の場に姿を現していない。 【翻訳編集】 AFPBB News

2719チバQ:2019/08/08(木) 18:12:04
https://www.sankei.com/world/news/190806/wor1908060001-n1.html
【中東ウオッチ】トルコ大統領、試練の夏 求心力低下…経済・安保にも不透明感
2019.8.6 10:00
 トルコのエルドアン大統領が試練の夏を迎えている。7月には中央銀行の総裁を更迭して経済政策を主導する構えをみせたが、「中銀の独立性を侵している」との市場の不信感は根強く、経済低迷から脱却できるかは不透明だ。一方、自らが率いる与党では同月、外相などを歴任した重鎮が離党を表明、求心力の低下があらわになった。トランプ米政権との関係も不安定で、エルドアン政権は重要な岐路に立っている。
(カイロ 佐藤貴生)

■市場の信任

 トルコ中銀は7月25日の金融政策決定会合で、24%の主要政策金利を19・75%に引き下げることを決めた。エルドアン氏はこれに先立つ同月上旬、中銀総裁を更迭して副総裁を昇格させ、「本格的に金利を下げる。インフレも大きく縮小するだろう」と述べていた。このため市場は利下げを織り込み済みで、通貨リラに大きな変動はなかった。

 リラはこの2年で対ドルで4割も下げ、トルコでは輸入品や食料品が急騰。中銀は昨年9月、政策金利を6ポイント以上も引き上げて24%とし、据え置いてきた。その結果、リラ安が落ち着くなど一定の効果を上げた。今回の利下げは金融政策の転換を意味する。

 トルコではインフレ率や失業率の高止まりが続き、企業はドル建て債務の返済に苦しんでいる。エルドアン氏はリラ急落の中でも、通貨政策の常識に反して利下げを主張、市場の反発を招いてきた。年末まで政策金利を段階的に引き下げる意向を示しているが、市場の信頼を回復できるかは不透明だ。

■身内の反乱

 エルドアン氏の与党「公正発展党」(AKP)では7月8日、同党の結成にかかわり副首相や外相を務めたババジャン氏が、「未来に向けて新たなビジョンが必要だ」と述べて離党を表明した。エルドアン氏の同志だったギュル前大統領やダウトオール元首相らと新党結成を計画しているともいわれる。

エルドアン氏の求心力に陰りがみえたのが3月の統一地方選だった。長くAKPの牙城だった首都アンカラと最大都市イスタンブールの市長選で最大野党、共和人民党(CHP)に敗北。イスタンブール市長選では、「不正があった」とのAKP側の主張を受けて6月に再選挙が行われたが、重ねてCHPに敗れ、支持離れが鮮明になった。

 政敵を「テロリスト」などと呼ぶエルドアン氏の政治手法は国内世論を真っ二つに分断してきた。たとえば、大統領の権限拡大の是非を問う2017年の国民投票は賛成が51%、反対が49%と、エルドアン氏にすれば薄氷を踏む勝利だった。反エルドアンの機運が高まる兆しは数年前から生じていたといえる。

2720名無しさん:2019/08/08(木) 18:12:23
■意趣返し

 エルドアン氏の大統領任期は23年まで残っている。国会でもAKPなど与党側が過半数を維持しているし、3月の統一地方選も全体でみれば与党連合が勝利した。

 政権基盤自体は危機的状況とまではいえず、イスタンブール市長選の再選挙後も、エルドアン氏の政策に大きな変化はみられない。外交面でいえば、冷え込む対米関係を背景に、ロシアへの依存がさらに強まる可能性がある。

 7月12日には米欧諸国の反対を押し切って購入した、ロシア製防空システム「S400」の国内搬入が始まった。トルコはロシアの前身国家、ソ連の封じ込めを念頭に創設された欧米主導の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だ。

 この動きを受け、トランプ米政権は最新鋭ステルス戦闘機F35のトルコへの供給は「不可能だ」とする声明を出した。「敵対者に対する制裁措置法」(CAATSA)に基づくトルコ制裁を計画しているとも報じられてきた。

 しかし、エルドアン氏は26日、米政権がF35の供給を拒否するなら、別の国から戦闘機を入手する意向を表明、一歩も引かない構えだ。ロシアの国営防衛企業は、トルコが望むなら最新鋭戦闘機スホイ35を供与する用意があるとしている。

 こうした中、トランプ米大統領は26日、S400を導入したトルコを「非難しない」と述べ、制裁の可否の決定期限についても明言しなかった。ロシアが主要兵器を今後もトルコに供給し続けるなら、NATO体制が根底から揺らぐ事態となるだけに、対応に苦慮している様子がうかがえる。

 米国は16年のクーデター未遂事件で、トルコ当局が「黒幕」と断定した米国在住のイスラム指導者、ギュレン師の身柄引き渡しに応じていない。また、米国はシリア内戦で、少数民族クルド人の民兵組織を支援してきた。同組織は、分離独立を掲げるトルコの非合法組織「クルド労働者党」(PKK)の分派とされる勢力だ。エルドアン氏とトルコの「離反」の底流には、こうした問題での米側への反発があることは間違いない。

 経済、政治、さらには安全保障と、政権の盛衰を分ける重要課題がめじろ押しのエルドアン氏。今年はひときわ暑い夏になりそうだ。

2721チバQ:2019/08/12(月) 17:32:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019081202000149.html
混迷のイエメン内戦 南部分離勢力が大統領宮殿占拠

2019年8月12日 朝刊


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 【カイロ=奥田哲平】内戦が続くイエメンのハディ大統領率いる暫定政権が拠点を置く南部アデンで十日、南部の分離独立を主張する「南部暫定評議会」(STC)が大統領宮殿などを占拠し、市街地全域を掌握した。両勢力は反政府武装組織フーシ派の掃討作戦で共闘してきたが、内部抗争に発展した形。「世界最悪の人道危機」(国連)とされるイエメン情勢が一段と混迷している。

 AFP通信によると、イエメン外務省は「クーデターだ」と非難。アデンにとどまっていた内相ら政府職員は脱出した。サウジアラビア主導のアラブ連合軍は十一日、STCに撤退を求め、占拠する政府施設を攻撃したもようだ。

 発端は一日、アデンで開かれた軍事パレードがフーシ派の無人機で攻撃され、民兵組織の司令官ら四十人近くが死亡した事件。民兵側は、暫定政権がフーシ派に司令官殺害をけしかけたと疑い、七日から市街戦に発展。少なくとも約四十人が死亡した。

 イエメン内戦は、ハディ暫定政権を推すサウジ、アラブ首長国連邦(UAE)両国とフーシ派を支援するイランの「代理戦争」。アデンは二〇一四年にフーシ派が首都サヌアを掌握した後、脱出した暫定政権が首都機能を置いていた。

 だが、実際はUAEの軍事支援を受けるSTCの影響力が強く、政府高官は本紙に「クーデターの背後にはUAEがいる」と非難。STCと暫定政権の対立が本格的な武力衝突に発展すれば、内戦の構図がフーシ派も含めた三つどもえになる上、対イランで連携するサウジとUAEの関係にも亀裂が入りそうだ。

 イエメン内戦を巡っては、昨年十二月に国連仲介の和平協議で、暫定政府とフーシ派が部分停戦や捕虜交換などで合意。だが、本格的に発効しておらず、破綻する懸念が高まっている。内戦では一万七千人超の民間人が死傷し、国民の約三人に一人にあたる約一千万人が飢えに苦しむ。

2722チバQ:2019/08/12(月) 17:33:37
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019081102000142.html
レバノン紙、一面黒塗り 政治停滞に「目を覚ませ」

2019年8月11日 朝刊


紙面を黒塗りにした8日付のデーリー・スター紙

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 【カイロ=奥田哲平】レバノンの英字紙「デーリー・スター」が八日付の新聞一面を黒塗りにして発行した。宗派対立で停滞する政治や、財政危機などに警鐘を鳴らす狙い。最終面で「手遅れになる前に目を覚ませ」と訴えた。

 デーリー・スターは一九五二年創刊の主要英字紙。八日付の一面は紙面に国名だけ書かれ、二面からも記事はなく、一ページごとに「政府の行き詰まり」「25%の失業率」「一千億ドルに迫る公的債務」「百五十万人以上の難民」「道端にあふれるごみ」などと見出しだけでレバノンが抱える問題を示した。

 ナディム・ラディキ編集局長は本紙に「記事を掲載しないのは難しい決断だった。だが、問題を放置すれば国が崩壊する危機にある。政治家だけではなく、国民にショックを与えなければ、と考えた」と語る。

 レバノンでは有力紙「アンナハル」も昨年十月、新内閣が発足しない政治低迷に対し、空白の紙面で抗議の意志を示した。

 多数の宗派が混在し、内戦が繰り広げられた歴史があるレバノンでは、昨年五月に総選挙が実施され、八カ月後の今年一月末にようやくハリリ首相の挙国一致内閣が発足。だが、六月末にガリブ国務相(難民担当)の車列が銃撃され、側近二人が死亡。背景には宗派対立が指摘され、十日に再開されるまで週次閣議さえ開けなくなっていた。

2723チバQ:2019/08/12(月) 17:35:35
https://www.afpbb.com/articles/-/3239474
イエメン南部独立派が大統領宮殿占拠、「内戦の中の内戦」で人道状況悪化の懸念
2019年8月11日 11:44 発信地:アデン/イエメン [ イエメン アラブ首長国連邦 サウジアラビア 中東・北アフリカ ]
【8月11日 AFP】(写真追加)イエメン南部の独立を目指している「南部暫定評議会(STC)」系の武装勢力が10日、同国第2の都市アデン(Aden)で激しい戦闘の末、アブドラボ・マンスール・ハディ(Abedrabbo Mansour Hadi)暫定大統領の宮殿などを占拠した。イエメンが「内戦の中の内戦」に陥り、世界最悪水準の人道状況が一層悪化する懸念も出ている。

 親イランのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府組織フーシ派(Huthi)と戦ってきた南部暫定評議会と暫定政権だが、死者が出る激しい戦闘となったことで、両者の深い対立が改めて示された。


 イエメン北部で生まれたフーシ派と戦っているサウジアラビア主導の連合軍は、現在サウジにいるハディ暫定大統領を支援している。

 サウジの同盟国であるUAEによって訓練を受けた武装勢力、セキュリティーベルト隊(Security Belt Force)もフーシ派と戦ってきたが、セキュリティーベルト隊は7日からアデンで暫定政権側と戦闘を繰り広げていた。

 セキュリティーベルト隊は主に、イエメン南部の独立を目指す南部暫定評議会を支持する戦闘員から構成されている。イエメン南部は、英国から独立した1967年から南北イエメンが統合して現在の形になった1990年まで、北部とは別の独立国だった。

 今回の戦闘は7日、セキュリティーベルト隊の指揮官の葬儀の最中に始まった。この指揮官は、フーシ派が今月1日にアデンの西にある訓練キャンプをドローンとミサイルで攻撃した際に死亡した36人の中の一人だった。

 医療関係者によると7日からの戦闘で少なくとも18人が死亡した。国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は9日、8日の夜以降、75人の負傷者を治療したと発表した。

 セキュリティーベルト隊の幹部は10日夜、大統領宮殿にいた約200人の兵士を安全に退去させ、宮殿を占拠したと明らかにした。その際に戦闘はなかったという。ある目撃者も、大統領宮殿がセキュリティーベルト隊に引き渡されたと語った。

 暫定政権とセキュリティーベルト隊の関係は数年前からこじれており、2018年1月にも暫定政権が南部独立派の集会を妨げたことをきっかけに戦闘となり、3日間で38人が死亡、222人が負傷していた。

 独立系シンクタンク「国際危機グループ(ICG)」は、反フーシ派同士の争いでイエメン南部が「内戦の中の内戦」に陥り、世界最悪の水準にある同国の人道状況が更に悪化して政治的解決を一層難しくする恐れがあると警告した。

 暫定政権は、アラブ首長国連邦(UAE)の支援を受けた「クーデター」だとして激しく非難した。

 UAEの国営首長国通信(WAM)によると、同国のアブドラ・ビン・ザイド・ナハヤン(Abdullah bin Zayed Al-Nahyan)外務・国際協力相は、UAEは状況の沈静化に向けて最大限の努力をしていると述べるとともに、イエメンの暫定政権と南部独立派は互いに戦うのではなくフーシ派との戦いに集中すべきだとの考えを示した。(c)AFP

2724チバQ:2019/08/20(火) 10:38:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000574-san-m_est
イスラエル再選挙まで1カ月 ネタニヤフ首相の続投が焦点
8/19(月) 22:27配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで国会(一院制、定数120)の再選挙が行われる9月17日まで1カ月を切った。ネタニヤフ首相が続投を決めるかが、最大の焦点だ。世論調査では同氏率いる右派・宗教勢力と中道・左派勢力の接戦が予想されている。選挙の結果はトランプ米政権が策定中の包括的な中東和平案や対イラン包囲網など、国際政治にも影響を与えそうだ。

 イスラエルでは4月の総選挙で右派・宗教勢力が勝利したものの、ネタニヤフ氏が主導した政権樹立のための連立交渉が決裂し、再選挙に持ち込まれた。

 最新の世論調査では、ネタニヤフ氏率いる右派の与党「リクード」と、野党勢力を牽引する中道政党連合「青と白」がともに30議席前後を獲得する見込み。右派・宗教勢力も中道・左派勢力も過半数に届かない可能性が指摘されている。

 4月の総選挙後の連立交渉では、5議席を獲得したリーベルマン前国防相の極右政党「わが家イスラエル」が、ユダヤ教超正統派の若者に対する徴兵免除の撤廃を求めて超正統派の政党と対立、連立入りを拒否した。「わが家」は今回も同様の姿勢を取るとみられ、これがネタニヤフ氏の続投を阻むハードルとなっている形だ。前回選と同じくパレスチナ問題は主要な争点には浮上していない。

 ネタニヤフ氏の首相在任期間は7月、通算で13年4カ月余りに達し、「建国の父」と称されるベングリオン初代首相を超え、史上最長となった。パレスチナやイランに対する強硬姿勢が自国の安全保障に敏感な右派の支持を集めてきた。

 ただ、イスラエル検察は収賄罪などでネタニヤフ氏を訴追する方針を示しており、10月にも同氏の事情聴取を行う見通しとされる。首相の座を維持できなければ、政治生命の危機に追い込まれる可能性がある。

 トランプ米政権は4月の選挙に先立ち、イスラエルが1967年に占領したシリア南部のゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認するなど、ネタニヤフ氏を側面から支援した。米政権の動向も選挙戦の行方を左右しそうだ。

2725チバQ:2019/08/29(木) 14:38:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00000029-jij_afp-int
イエメン「内戦の中の内戦」 暫定政権が南部アデン奪還を発表、独立派は否定
8/29(木) 14:10配信AFP=時事
イエメン「内戦の中の内戦」 暫定政権が南部アデン奪還を発表、独立派は否定
イエメン第2の都市アデンの空港付近を巡回警備する南部独立派「南部暫定評議会」の武装勢力「セキュリティーベルト隊」の戦闘員(2019年8月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イエメン暫定政権は28日、拠点とする国内第2の都市アデン(Aden)を、南部の分離独立を主張する「南部暫定評議会(STC)」から奪還したと発表した。ただ、STC側は現在も市内の大部分を掌握していると主張し、暫定政権の発表に異議を唱えている。

 イエメン暫定政権は、北部の首都サヌアが2014年に親イランのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府組織フーシ派(Huthi)に占拠されて以降、アデンを拠点としてきた。ところが今月初め、STCがアデンを占拠。約3週間にわたって暫定政権軍との抗争が続いている。

 暫定政権のムアンマル・イリヤニ(Moammer al-Eryani)情報相は、国際社会が認めるアブドラボ・マンスール・ハディ(Abedrabbo Mansour Hadi)暫定大統領の政権に忠誠を誓う部隊が「アデンの大統領府と周辺地区を制圧した」とツイッター(Twitter)で発表。「暫定政権軍と治安部隊は、同地区を完全に掌握している」と述べた。

 しかし、STC側の民兵組織「セキュリティーベルト隊(Security Belt Force)」の高官筋はAFPの取材に対し、暫定政権の主張には証拠がないとの見解を表明。アデンの大部分は今もSTCが支配しており、近郊に進入した暫定政権軍は反撃され後退したと語った。

 現地のAFPの記者によると、アデン空港付近には現在もSTCの戦闘員が展開しているという。【翻訳編集】 AFPBB News

2726チバQ:2019/09/02(月) 11:15:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000013-asahik-int
イスラエル、強める越境攻撃 汚職疑惑の政権、親イラン勢力たたき 総選挙控え
9/1(日) 16:00配信 有料朝日新聞デジタル
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イスラエル、強める越境攻撃 汚職疑惑の政権、親イラン勢力たたき 総選挙控え
イスラエルのネタニヤフ首相
 イスラエルが周辺国を相次いで越境攻撃し、地域の緊張を高めている。いずれも対立するイランが絡む駐留部隊などを標的にした。ネタニヤフ首相は9月中旬にやり直し総選挙を控えており、イランの脅威を唱えて国内の支持を広げつつ、同盟国・米国の後ろ盾も固めたい思惑がありそうだ。(エルサレム=高野遼、テヘラン=杉崎慎弥)

 レバノンメディアなどによると、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラは8月27日、爆発物を積んだ無人機2機が25日に首都ベイルート南郊に飛来し、1機が墜落するなどしたと発表した。
 ヒズボラの指導者ナスララ師はイスラエルの攻撃と断じて報復を示唆。……

2727チバQ:2019/09/02(月) 11:22:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190831-00000003-asahi-int
再選挙のイスラエル、汚職疑惑の首相が苦戦 右派分裂で
8/31(土) 5:00配信朝日新聞デジタル
再選挙のイスラエル、汚職疑惑の首相が苦戦 右派分裂で
イスラエル総選挙の構図
 9月17日投開票のイスラエルの総選挙(定数120)で、ネタニヤフ首相が厳しい戦いを強いられている。4月の総選挙後に組閣に失敗し再選挙となったが、さらなる混戦が予想される。政策的な争点に乏しく、焦点は汚職疑惑を抱えたネタニヤフ氏の続投の是非に絞られている。

 4月の総選挙では、35議席を得たネタニヤフ氏率いる与党リクードが勝利を宣言したが、その後の連立工作に失敗して組閣できず、同国初の再選挙になった。

 ネタニヤフ氏が苦戦する理由の一つは、支持基盤である右派勢力の分裂だ。ユダヤ教超正統派の徴兵免除をめぐり、連立入りを拒んだ極右政党「イスラエル我が家」(5議席)がネタニヤフ氏への不支持を表明し、野党との選挙協力に動いている。与党は他の右派勢力で連立政権を目指すが、過半数の議席を得られる見通しは立っていない。

朝日新聞社

2728チバQ:2019/09/02(月) 11:44:03
https://www.asahi.com/articles/ASM921VD2M92UHBI002.html
シーア派組織、イスラエル軍にミサイル 死傷者なし
エルサレム=高野遼 2019年9月2日10時16分
 イスラエル軍は1日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラから、レバノン国境沿いに展開する同軍に向け、複数の対戦車ミサイルが発射されたと発表した。軍施設や車両に被害が出たが、死傷者はなかったという。同軍は即座に反撃した。

 イスラエル軍によると、攻撃を受けたのは1日午後4時ごろ。同軍はレバノン南部にあるヒズボラの拠点などに約100発の砲撃を実施するなど反撃した。

 両者間では約1週間前から緊張が高まっている。8月24日にはイスラエル軍がシリア国内を空爆し、ヒズボラのメンバー2人が死亡。翌25日には、同軍がベイルートにあるヒズボラ関連施設を攻撃したとされる。ヒズボラは報復を予告していた。

 ヒズボラは、イスラエルと敵対するイランの支援を受けており、イスラエルにとって最大の脅威だ。双方が直接攻撃をし合う事態にまで発展したことで、さらなる対立激化が懸念されている。(エルサレム=高野遼)

2729チバQ:2019/09/03(火) 14:59:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000565-san-m_est
ヒズボラとイスラエルが一時交戦
9/2(月) 20:57配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは1日、イスラエルにミサイルを発射し、同国軍の拠点や戦車を攻撃した。イスラエルは報復としてヒズボラの軍事拠点などに約100発のミサイルを発射した。ロイター通信が伝えた。

 双方の攻撃は沈静化したもようだが、ヒズボラはシーア派大国イランの影響下にあるとされ、米・イランの軍事的緊張が高まる中、イスラエルとの間で戦闘が激化するとの懸念が出ていた。8月下旬にはレバノンでイスラエルの無人機2機墜落し、ヒズボラは自らの拠点で爆発があったと非難していた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は9月1日、「あらゆるシナリオに備えるよう指示した」と述べた。イスラエルは8月、レバノンのほかシリアやイラクのシーア派民兵組織の拠点を相次いで攻撃したとみられる。

 イスラエルでは17日に国会のやり直し選挙が行われる予定で、治安情勢への関心が高まりそうだ。

2730チバQ:2019/09/03(火) 15:00:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000082-jij-m_est
対レバノン境界で攻撃応酬=イスラエル、総選挙控え強硬対応
9/2(月) 17:43配信時事通信
対レバノン境界で攻撃応酬=イスラエル、総選挙控え強硬対応
1日、イスラエル北部のレバノンとの境界近くに展開したイスラエル軍部隊(EPA時事)
 【エルサレム時事】イスラエルとレバノンの境界地帯で1日、イランの影響下にあるイスラム教シーア派武装組織ヒズボラとイスラエル軍が攻撃の応酬を繰り広げた。

 17日に総選挙を控えるイスラエルのネタニヤフ政権には、対イランで強硬な対応を取って有権者にアピールしたいという思惑もあり、当面は一触即発の状況が続きそうだ。

 境界地帯では1日、ヒズボラがイスラエル領内に複数の対戦車ミサイルを撃ち込んだのに対し、イスラエル軍は約100発の空爆や砲撃で反撃した。国防相を兼任するネタニヤフ首相は2日の声明で「イスラエルの安全を維持するため、われわれは陸海空で必要なことをすべて行い続ける」と強調した。

 ヒズボラがミサイルを発射した背景には、イスラエルが8月下旬、レバノン国内のヒズボラの影響力が強い地域の上空に繰り返し無人機を送り込んでいたという事情がある。無人機の一部は地上への攻撃を仕掛けたとされ、ヒズボラの指導者ナスララ師は報復を宣言していた。

 イスラエルは4月の総選挙後、ネタニヤフ首相が連立政権の組閣に失敗し、改めて選挙が行われる異例の事態となった。首相としては指導力に陰りが出る中、安全保障面での実績を誇示して支持回復につなげたいところだ。

2731チバQ:2019/09/07(土) 21:51:45
https://digital.asahi.com/articles/ASM8P262CM8PUHBI005.html?_requesturl=articles%2FASM8P262CM8PUHBI005.html&rm=357
再選挙のイスラエル、汚職疑惑の首相が苦戦 右派分裂で
有料記事

エルサレム=高野遼 2019年8月31日05時00分
 9月17日投開票のイスラエルの総選挙(定数120)で、ネタニヤフ首相が厳しい戦いを強いられている。4月の総選挙後に組閣に失敗し再選挙となったが、さらなる混戦が予想される。政策的な争点に乏しく、焦点は汚職疑惑を抱えたネタニヤフ氏の続投の是非に絞られている。

 4月の総選挙では、35議席を得たネタニヤフ氏率いる与党リクードが勝利を宣言したが、その後の連立工作に失敗して組閣できず、同国初の再選挙になった。

 ネタニヤフ氏が苦戦する理由の一つは、支持基盤である右派勢力の分裂だ。ユダヤ教超正統派の徴兵免除をめぐり、連立入りを拒んだ極右政党「イスラエル我が家」(5議席)がネタニヤフ氏への不支持を表明し、野党との選挙協力に動いている。与党は他の右派勢力で連立政権を目指すが、過半数の議席を得られる見通しは立っていない。

 ログイン前の続き一方、ガンツ元参謀総長が率いる野党「青と白」(35議席)をはじめとする中道・左派勢力も、過半数には届かないとみられている。野党内にはネタニヤフ氏を排除した与党との「大連立」を提案する声もある。これに対し、与党は所属候補にネタニヤフ氏への支持を誓約させるなど、神経をとがらせている。

 ネタニヤフ政権は中東和平をめぐり、トランプ米大統領との太いパイプを生かし、パレスチナに対して強硬な政策を続けてきた。政権交代が実現すれば、イスラエルの対米関係やパレスチナ政策が変化する可能性もある。報道各社の世論調査では与野党の競り合いが続いている。

与党に訴追を阻む動き
 5期目の政権を狙うネタニヤフ氏は7月、首相在任期間が13年4カ月を超え、国内最長記録を更新した。今回の選挙は、自身の汚職疑惑という火種を抱え、その政治生命をかけた戦いとなる。

 検察は2月、大手通信企業の経営上の便宜を図った見返りに、同社が運営するニュースサイトに自身に好意的な報道を求めたなどとして収賄や背任などの罪でネタニヤフ氏を起訴する方針を決めた。10月には本人の言い分を聞き取る司法手続きを始め、その後に正式起訴をする予定だ。

 総選挙でネタニヤフ氏の続投が決まれば、与党はネタニヤフ氏の訴追を阻む動きに出るとの見方が強い。実際、5月には与党が、国会が反対すれば起訴できないように法改正をする動きをみせている。

 野党や法曹界は「民主主義の否定だ」と反発する。7月には元首相のバラク氏が政界復帰を果たし、「民主主義崩壊の危機」を訴える新党を立ち上げるなど、野党は汚職疑惑の追及を強めてきた。

 これに対し、ネタニヤフ氏は汚職についての議論を避け、安全保障や外交における「強いリーダー像」を訴え、一定の支持を固めている。

 テルアビブ大のダニエル・バルタル教授(政治心理学)は「国内外の脅威をあおり、強いリーダーの必要性を訴えるネタニヤフ氏は、市民の心理を突いている。だが同時に社会を分断し、敵を作っているのも事実だ」と分析している。(エルサレム=高野遼)

2732チバQ:2019/09/10(火) 10:53:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000011-jij-m_est
ネタニヤフ首相が苦戦=野党「大連立」模索も-イスラエル総選挙
9/10(火) 7:07配信時事通信
ネタニヤフ首相が苦戦=野党「大連立」模索も-イスラエル総選挙
8日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)
 【エルサレム時事】9月17日投票のイスラエル総選挙(国会定数120)が1週間後に迫った。

 4月に行われた選挙の事実上のやり直しで、ネタニヤフ首相の続投の是非が引き続き焦点だが、首相の右派与党リクードなど続投を支持する勢力が過半数の議席を獲得するのは困難な情勢。ガンツ元軍参謀総長が率いる最大野党の中道連合「青と白」は、ネタニヤフ氏を退陣に追い込んだ上でリクードとの「大連立」も視野に入れる。

 4月の総選挙ではリクードなど右派・宗教勢力が過半数の65議席を占めた。しかし、ネタニヤフ首相が勢力内の世俗系と宗教系の対立を解消できず、連立政権の組閣に失敗。国会は初招集から1カ月で解散される異例の展開となった。

 地元各メディアの世論調査によると、今回の選挙では、首相を支持する勢力は55議席前後にとどまりそうだ。4月の選挙で首相側だった世俗色の強い極右政党「わが家イスラエル」は、「宗教政党が加わる政権には参加しない」(党首のリーベルマン前国防相)と主張し、首相と距離を置く。

 ただ、「青と白」も中道・左派などの反ネタニヤフ勢力を束ね切れておらず、過半数確保には従来の対立構図を超えた協力関係の構築が必要になりそうな情勢だ。ガンツ氏は5日の集会で「ネタニヤフ氏抜き」のリクードとの連立政権樹立に意欲を示した。

 4月の選挙ではともに35議席で第1党の座を分け合ったリクードと「青と白」は、今回もそれぞれ30議席超の獲得が見込まれている。リクードが第1党を維持できなかった場合、ネタニヤフ氏の続投は難しくなる。

2733チバQ:2019/09/10(火) 10:54:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190910-00000008-jij-n_ame
和平交渉、振り出しに=米、タリバンとの協議中止-アフガン戦争の出口見えず
9/10(火) 7:04配信時事通信
和平交渉、振り出しに=米、タリバンとの協議中止-アフガン戦争の出口見えず
トランプ米大統領=5日、ワシントン(AFP時事)
 【ワシントン、ニューデリー時事】合意間近とされていた米国とアフガニスタンの反政府勢力タリバンの和平交渉が振り出しに戻った。

〔写真特集〕アフガニスタン〜泥沼の戦場〜

 トランプ米大統領は8日に予定されていたタリバン指導者との会談を取りやめ、和平交渉も中止すると表明。タリバンも「米国民にさらなる被害が出るだろう」と態度を硬化させた。2001年の同時テロ以降続く「米史上最長の戦争」の出口は再び閉ざされた。

 ◇劇的な演出
 「もうだめだ。できない」。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、トランプ氏は5日、アフガンの首都カブールで起きた自爆テロで米兵を含む12人が死亡したことを聞き、タリバンとの会談中止を決めた。

 同紙によれば、和平交渉が大詰めを迎えた8月下旬、トランプ氏はホワイトハウスでの側近との会合で、最後の交渉を首都ワシントンで行うことを思い付いた。数日後にはアフガンのガニ大統領だけでなく、タリバン指導者もワシントン近郊のキャンプデービッド山荘に招くことを発案。9月8日の「劇的な和平合意」演出に向けた計画が動き始めた。

 ◇崩れた構想
 米政府は昨年7月以降、タリバンと和平交渉を繰り返した。9月1日に終了した9回目の協議では、米政府を代表するハリルザド・アフガン和平担当特別代表が135日以内に米軍約5000人を撤収させ、今後1年余でさらに段階的撤収を進めることを約束した。

 一方、タリバン側は国際テロ組織アルカイダと決別し、アフガンを対米テロ活動の拠点にしないことなどで「大筋で合意」した。だが、カブールでの自爆テロ後、タリバンが「外国軍の車列を狙った」と犯行声明を出したことで、トランプ氏の構想は崩れた。

 ◇タリバン優位
 トランプ氏がタリバン指導者とガニ大統領との「秘密会談」を予定していたのは、くしくも米同時テロから18年の数日前。トランプ氏がツイッターで会談計画があったことを暴露すると、与党共和党内からも「キャンプデービッドは、米指導者が同時テロ直後にアルカイダと後ろ盾であるタリバンへの対応を協議した場所だ。タリバンを招くようなことがあっては断じてならない」などと批判が噴出した。

 米政府は、タリバンが力を誇示し、アフガン政府との今後の交渉で優位な立場に立つためにテロを続けていると分析。ポンペオ国務長官は、タリバンがテロ攻撃をやめれば交渉再開の余地はあると示唆した。

 交渉中止は「タリバンの暴力を止めるための戦略だ」(アフガンの政治評論家アフマド・サイーディ氏)と評価する声もある。だが、トランプ氏が来年の大統領選に向け、アフガンからの米軍撤収を目指しているのは周知の事実。米シンクタンク大西洋評議会のジャビド・アフマド上級研究員は「タリバンは戦場でも交渉の場でも勝っている」と述べ、成果を焦るトランプ氏に対し、タリバンが依然として優位な立場にいると指摘している。

2734チバQ:2019/09/10(火) 11:00:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190828-00000069-jij-int
エルサレムに「外交事務所」=ホンジュラス
8/28(水) 14:25配信時事通信
 【サンパウロ時事】中米のホンジュラス政府は27日、9月1日にイスラエルのエルサレムで「外交事務所」の開所式を行うと発表した。

 エルナンデス大統領が出席する。ロイター通信が伝えた。

 ホンジュラスはテルアビブに大使館を置いているが、今年1月、エルナンデス氏がイスラエルのネタニヤフ首相らと会談した際に、大使館のエルサレム移転に向けた動きを加速させることで一致していた。

2735チバQ:2019/09/11(水) 13:16:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000025-asahi-int
苦戦のイスラエル首相、ヨルダン川西岸の一部併合表明
9/11(水) 11:06配信朝日新聞デジタル
苦戦のイスラエル首相、ヨルダン川西岸の一部併合表明
イスラエルのテルアビブで10日、会見するネタニヤフ首相=AP
 イスラエルのネタニヤフ首相は10日、今月17日の総選挙で首相を続投することになった場合、パレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区のうち、ヨルダン渓谷など一部地域をイスラエルに併合する考えを明らかにした。苦戦が続く選挙に向けて支持を固める狙いがあるが、パレスチナなどは強く反発している。

【写真】イスラエルのテルアビブで10日、会見するネタニヤフ首相=AP

 ヨルダン川西岸はイスラエルが第3次中東戦争で得た占領地。占領地に国民を移住させることは国際法に違反するが、イスラエルは入植地の建設を拡大してきた。今後、実際に併合に動くことがあれば、パレスチナをはじめ国際社会の反発は必至だ。

 ネタニヤフ氏が併合の意向を示したのはヨルダン渓谷と死海北部地域。東隣のヨルダンと国境を接し、イスラエルは安全保障上の観点から重要視してきた。現在はユダヤ人入植地とパレスチナ人の町が点在している。

2736チバQ:2019/09/11(水) 20:50:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1909110023.html
選挙勝てば占領地の一部併合 イスラエル首相
2019/09/11 18:49産経新聞

 【テヘラン=佐藤貴生】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、17日に行われる国会(一院制、定数120)のやり直し選挙で首相続投が決まれば、占領地であるヨルダン川西岸の一部を併合すると表明した。選挙では与野党が接戦を展開しており、与党側の票を積み増す狙いがある。

 ネタニヤフ氏は、「選挙で明確な信任が得られれば、すぐに(併合を)行う」と述べた。対象は西岸地区の約3割に当たるヨルダン渓谷と死海の北部地域で、ロイター通信によると6万5千人のパレスチナ人のほか、ユダヤ人入植地に1万1千人のユダヤ人が住んでいる。

 西岸はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した。パレスチナの独立国家建設を目指す自治政府高官は「危険な侵略だ」と強く批判。また、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」案を支持する国際社会の反発も予想される。

 イスラエルでは4月の総選挙でネタニヤフ氏が率いる右派・宗教勢力が勝利したが、政権樹立の連立交渉に失敗した。今回も中道・左派勢力と互角の戦いが行われており、どちらも過半数に達しない可能性も指摘されている。

2737チバQ:2019/09/12(木) 13:16:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190911-00000585-san-m_est
選挙勝てば占領地の一部併合 イスラエル首相
9/11(水) 18:46配信産経新聞
 【テヘラン=佐藤貴生】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、17日に行われる国会(一院制、定数120)のやり直し選挙で首相続投が決まれば、占領地であるヨルダン川西岸の一部を併合すると表明した。選挙では与野党が接戦を展開しており、与党側の票を積み増す狙いがある。

 ネタニヤフ氏は、「選挙で明確な信任が得られれば、すぐに(併合を)行う」と述べた。対象は西岸地区の約3割に当たるヨルダン渓谷と死海の北部地域で、ロイター通信によると6万5千人のパレスチナ人のほか、ユダヤ人入植地に1万1千人のユダヤ人が住んでいる。

 西岸はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した。パレスチナの独立国家建設を目指す自治政府高官は「危険な侵略だ」と強く批判。また、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」案を支持する国際社会の反発も予想される。

 イスラエルでは4月の総選挙でネタニヤフ氏が率いる右派・宗教勢力が勝利したが、政権樹立の連立交渉に失敗した。今回も中道・左派勢力と互角の戦いが行われており、どちらも過半数に達しない可能性も指摘されている。

2738とはずがたり:2019/09/13(金) 15:59:00
9.11実行犯と関与の疑いのサウジ当局者、米政府が氏名公表へ
https://www.afpbb.com/articles/-/3244337?cx_part=top_topstory&cx_position=2
2019年9月13日 12:44 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 サウジアラビア 中東・北アフリカ ]
9.11実行犯と関与の疑いのサウジ当局者、米政府が氏名公表へ
攻撃を受けて崩壊した米ニューヨークの世界貿易センタービル(2001年9月11日撮影、資料写真)。(c)DOUG KANTER / AFP
【9月13日 AFP】米司法省は12日、2001年9月11日の米同時多発攻撃を実行した国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーらとつながりがあったとされるサウジアラビア当局者1人の氏名を公表する方針を示した。

 米連邦捜査局(FBI)と司法省は、同時多発攻撃の犠牲者の遺族からの長年の要求に応え、「この件の特殊な状況を踏まえて」サウジ当局者の氏名の機密扱いを解除することを決定した。


 サウジ政府はアルカイダとの関与を繰り返し否定しており、アルカイダとつながっていたとされる同国当局者の名前が公表されれば、莫大な賠償金請求に直面することになる。

 氏名が公表される予定の人物は、同時多発攻撃に関するFBIの報告書に記されているサウジ当局者3人のうちの1人で、米国入りした複数の実行犯を支援したとみられている。

 この人物はサウジ王室の関係者であるともうわさされている。しかし、事件後に米国とサウジの両政府が中東と南アジアにおけるアルカイダ系組織の根絶を目指して密接に連携する中、その名前は機密扱いとされてきた。

 司法省は「FBIは、遺族らが自分たちの家族に何が起きたのかを知ることと、犯人に責任を取らせることを必要とし、望んでいることを認識している」と述べた。ただ、氏名の公表時期は明らかにせず、まずは裁判所に提出する予定だという。

 しかし同省は、この人物はアルカイダの首謀者らとは関与していなかったとの見方を示し、「この人物に関する情報は、FBIが当時追跡していた捜査見解に言及しており、客観的な事実を述べるものではない」と説明した。(c)AFP

2739チバQ:2019/09/16(月) 15:54:15
https://www.afpbb.com/articles/-/3244494
サウジ石油施設にドローン攻撃、2か所で火災 フーシ派が犯行声明
2019年9月14日 19:59 発信地:リヤド/サウジアラビア [ サウジアラビア 中東・北アフリカ ]
【9月14日 AFP】(更新、写真追加)サウジアラビアの東部(Eastern)州で14日午前、国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramco)の施設2か所が無人機(ドローン)による攻撃を受け、火災が発生した。内務省が明らかにした。イエメンの反政府武装組織フーシ派(Huthi)が犯行声明を出した。

 内務省は国営サウジ通信(SPA)を通じ、「午前4時(日本時間同日午前10時)にアラムコ社の産業セキュリティーチームが、アブカイク(Abqaiq)とクライス(Khurais)にある施設2か所で、ドローンがもたらした火災への対応を開始した」と発表するとともに、「2か所での火災は、火の勢いが食い止められた」と明かした。


 内務省はまた、施設への攻撃を受けて捜査に乗り出したと付け加えた。だがドローンの出所や犠牲者がいたかどうか、施設の操業に影響があったかについては明らかにしていない。

 被害の全容はまだ分かっておらず、現場となった施設の警備をサウジ当局が強化しているとみられ、報道陣は付近への立ち入りを認められていない。

 その一方、フーシ派傘下のテレビ局アルマシラ(Al-Masirah)は、フーシ派が「サウジ東部のアブカイクとクライスにある製油所を標的とし、ドローン10機を伴う大規模な作戦」に乗り出したと伝えた。

 同国では先月にも、アラムコの天然ガス液化施設に対する攻撃があり、火災が発生。フーシ派が犯行を主張した一方、アラムコによると犠牲者はいなかった。(c)AFP

2740チバQ:2019/09/16(月) 15:55:04
https://www.afpbb.com/articles/-/3244543
サウジ、ドローン攻撃受け原油生産が約50%停止 日量570万バレル相当
2019年9月15日 8:46 発信地:リヤド/サウジアラビア [ イエメン サウジアラビア 中東・北アフリカ ]

【9月15日 AFP】サウジアラビアのアブドルアジズ・ビン・サルマン(Abdulaziz bin Salman)エネルギー相は14日、イエメンの反政府武装組織フーシ派(Huthi)の無人機(ドローン)に攻撃された国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramco)の施設2か所での生産が一部停止したと発表した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。

 攻撃を受けて生産を停止したのはアブカイク(Abqaiq)とクライス(Khurais)にある2か所の施設で、これにより同国の原油生産の約50%が止まったという。サウジ・アラムコは生産が止まったのは日量570万バレル分に当たると発表した。


 サウジ・アラムコのアミン・ナセル(Amin Nasser)最高経営責任者(CEO) は、生産再開に向けた作業が進行中で、2日以内に進捗(しんちょく)状況を報告する予定だと述べた。ナセル氏によると、今回の攻撃で負傷者は出なかった。(c)AFP

2741チバQ:2019/09/16(月) 15:56:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000535-san-n_ame
米国務長官、イラン非難 「前代未聞の攻撃」
9/15(日) 15:06配信産経新聞
米国務長官、イラン非難 「前代未聞の攻撃」
ポンペオ米国務長官(上塚真由撮影)
 【ワシントン=住井亨介】ポンペオ米国務長官は14日、サウジアラビアの石油施設に対する無人機による攻撃をめぐり、ツイッターに「イランは世界のエネルギー供給に対して前代未聞の攻撃を行った」と投稿し、イランによる攻撃との見解を示した。

 ロイター通信によると、攻撃についてはイラン革命防衛隊の支援を受けるイエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」が犯行声明を出したが、ポンペオ氏はツイッターで「イエメンからの攻撃だという証拠はない」と指摘。

 さらにポンペオ氏は「イランは、ロウハニ大統領とザリフ外相に外交をしているふりをさせ、サウジに対する100回近くの攻撃を裏で操っている」と非難した。

 一方、ホワイトハウスの報道官は、攻撃をめぐりトランプ大統領が14日、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と電話で会談したと発表。トランプ氏はサウジへの支援を申し出たという。

2742チバQ:2019/09/17(火) 22:00:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00000072-mai-m_est
大統領選集会近くで爆発、24人死亡 タリバンが犯行声明 アフガニスタン
9/17(火) 20:58配信毎日新聞
 アフガニスタンの首都カブールと東部パルワン州の州都チャリカルで17日、相次いで爆発があった。ロイター通信によると、チャリカルでは今月28日に予定されている大統領選で再選を目指すガニ大統領陣営の選挙集会近くで爆発が起き、女性や子供を含む24人が死亡し、31人が負傷。カブールでは、米国大使館の近くで爆発が起き、6人が死亡した。選挙への反対を明言している旧支配勢力タリバンが、両事件について犯行声明を出した。

 ガニ陣営の報道官によると、チャリカルでの選挙集会参加者に死傷者はおらず、集会も続いたという。AP通信は、ガニ大統領もその場にいたが無事だったと伝えた。【ニューデリー松井聡】

2743チバQ:2019/09/17(火) 22:13:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190916-00000530-san-m_est
イスラエル極右伸長 「政治と宗教」争点に 17日国会再選挙 
9/16(月) 18:55配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで17日に行われる国会(一院制、定数120)の再選挙で、政治と宗教の関係をめぐる議論が起きている。ユダヤ教の戒律を厳格に守る「超正統派」への優遇政策を撤廃し、不公平を是正すべきだ-と訴える極右政党「わが家イスラエル」が支持を集めているからだ。議論はネタニヤフ首相の続投の可否を左右する争点になりつつある。

 リーベルマン前国防相が率いる極右「わが家イスラエル」は、4月の選挙で5議席を獲得。同党を含めた右派・宗教勢力は全体で65議席を占めたが、「わが家」はユダヤ教超正統派とは組めないとして連立政権入りを拒否。過半数(61議席)確保を頓挫させ、ネタニヤフ氏が主導した連立協議を不調に終わらせた。

 リーベルマン氏は対パレスチナ強硬派という点ではネタニヤフ氏と同じだが、超正統派については他の国民同様、徴兵義務を課すべきだと主張する世俗派だ。

 超正統派は1948年のイスラエル建国以降、徴兵を免除されてきたほか、政府は神学校での教義研究や生活支援のため、補助金を給付。多くは就労や納税もしていないとされる。イスラエル有力紙の記者は、「1980年代から超正統派の人口増が顕著になり、近年は政治、社会問題として議論が先鋭化していた」と解説する。

 世俗派の間では超正統派への補助金給付のため、負担を強いられている-との不公平感が募っている。

 世論調査によると、今回の選挙で「わが家」は世俗派ユダヤ人の支持を集め、10議席前後を得て前回選挙から倍増する勢いだ。

 ネタニヤフ氏の政党「リクード」など、「わが家」を除く右派・宗教勢力は58〜59議席にとどまるとみられる。これに対し、首相続投に反対のガンツ元軍参謀総長が率いる中道政党連合「青と白」などの中道・左派勢力は53議席前後と、いずれも過半数に届かず、政権樹立は困難な情勢だ。「わが家」がキャスチングボートを握ることも予想される。

 ネタニヤフ氏には複数の汚職疑惑があり、検察当局が投票の2週間後にも同氏の事情聴取を始めるとの観測がある。一方、ネタニヤフ氏と親密な関係にあるトランプ米政権は選挙後、包括的な中東和平案を発表する意向を示しており、再選挙の結果は内政だけでなく国際政治にも影響を与える可能性がある。

2744チバQ:2019/09/17(火) 22:27:01
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091700887&g=int
サウジ、復旧に数カ月か=原油一段高の恐れ-世界経済、新たな不安抱える・施設攻撃
2019年09月17日20時32分


14日、攻撃を受けて黒煙を上げるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油施設(AFP時事)
14日、攻撃を受けて黒煙を上げるサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油施設(AFP時事)

 【ロンドン時事】世界有数の産油国サウジアラビアの石油関連施設が攻撃を受けた問題で、施設の復旧までに数カ月を要するとの見方が強まっている。原油価格はサウジの大幅減産を見越して急騰。供給の途絶が長引けば一段高となり、米中貿易摩擦の激化に見舞われている世界経済は新たな不安を抱える。日本にとって最大の原油供給国であるサウジの混乱は景気動向を左右しかねない。
 サウジ国営石油会社サウジアラムコは14日、石油関連施設への攻撃で、同国産油量の半分以上に相当する日量570万バレルの生産が停止したと発表した。米ブルームバーグ通信は、攻撃を受けた同国東部アブカイクの主力施設が深刻な打撃を受けており、復旧に数週間から数カ月かかるとの見方を示した。ロイター通信も消息筋の話として、全面的な回復には数カ月必要と伝えた。
 代表的な指標の英国産北海ブレント先物は一時約20%上昇し、1バレル=72ドル程度を付けた。その後市場のパニック買いは沈静化したが、供給不安が長引けば、相場は再び上昇する公算が大きい。
 英調査会社キャピタル・エコノミクスは「石油施設がフル稼働に戻るのに手間取った上に、中東地域の地政学的リスクも高まった場合には、1バレル=85ドル付近まで値上がりする」と予想した。
 サウジが主導する石油輸出国機構(OPEC)は「行動には時期尚早だ」として、当面は状況を見極める方針。OPECはロシアなどの非加盟産油国と今年1月から協調減産に乗り出しているが、サウジの受けた打撃が予想外に大きければ、緊急会合を開いて増産に転じる可能性も取り沙汰されている。

2745チバQ:2019/09/17(火) 22:27:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091701057&g=int
大統領選集会などで爆発、32人死亡=タリバン連続テロ、ガニ氏は無事-アフガン
2019年09月17日21時57分


 【ニューデリー時事】アフガニスタンの首都カブールと、その北郊パルワン州の州都チャリカルで17日、反政府勢力タリバンによる連続爆破テロが起き、地元当局者などによると少なくとも32人が死亡、数十人が負傷した。チャリカルのテロ現場は大統領選(28日投票)の集会会場付近。集会にはガニ大統領も参加していたが、無事だった。
 内務省当局者はチャリカルのテロについて「バイクに乗った自爆犯が会場外側の検問所で自爆した」と述べた。地元民放トロTVは「ガニ氏が演説を始めたところで爆発が起きた」と報じた。また、カブールのテロは米国大使館や国防省に近い市中心部で発生した。

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2746チバQ:2019/09/18(水) 13:06:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00010003-reutv-m_est
2分でわかるイスラエル総選挙、なるかネタニヤフ5選
9/17(火) 12:02配信ロイター

 イスラエルでは17日に、半年足らずで2度目の総選挙が予定されている。ネタニヤフ首相が記録的な5選を勝ち取るか、10数年に及ぶ在任期間が終了することになる。

 イスラエルでは17日に、半年足らずで2度目の総選挙が予定されている。ネタニヤフ首相は記録的な5期目を迎えるか、10数年に及ぶ在任期間が終了することになる。

 強力な対立候補が出馬している上、ネタニヤフ氏は3件の汚職容疑でまだ刑事訴追の可能性がある。

 最新の世論調査によると、選挙は非常に接戦だ。だが、同国ではどの政党も圧倒的過半数を獲得したことがなく、選挙後の連立が勝利の鍵となり、交渉は数週間続く可能性がある。

 ネタニヤフ氏は半年前、連立協議に失敗。今回のやり直し選挙では、自らが率いる「リクード」と、支持を受けている3つの右派、宗教政党で過半数獲得を目指す。

 だが、再び行き詰まった場合、ネタニヤフ氏はいわゆる「大連立」内閣を作ることができる。
ここで問題なのは、相手はネタニヤフ氏本来の味方ではないかもしれないということだ。その中には、軍の元参謀総長で最大のライバル、ガンツ氏も含まれる。

 もしネタニヤフ氏が連立協議で合意に至らなければ、リクードは同氏を排除し、ガンツ氏率いる中道「青と白」との連立に道を開くことになる。

 中道左派が単独で過半数を獲得すれば、ガンツ氏が政権に就くことになる。

 左派連合は、パレスチナとの和平交渉を追求し、イランの核合意を受け入れる可能性は高く、イスラエルの政治に真の変化をもたらすかもしれない。

 ほかにも、カギを握る人物がいる。世論調査によると、タカ派のリーベルマン前国防相の極右政党「我が家イスラエル」が議席を倍増させる可能性がある。リーベルマン氏はどんなカードとしても使えるジョーカーのようなもので、動きが予測できない。

 もちろん、どの候補者も組閣できず、今年3度目の選挙に突入する可能性は常にある。

2747チバQ:2019/09/18(水) 13:10:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000536-san-m_est
左右拮抗の接戦 イスラエル再選挙開票開始
9/18(水) 10:54配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙は17日、投票が締め切られ、開票作業が始まった。地元テレビ局チャンネル12の議席獲得予想によると、ネタニヤフ首相率いる右派の与党「リクード」と、野党側のガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」はともに32議席。政権樹立に向けた連立協議の枠組みでも、右派・宗教勢力と中道・左派勢力が拮抗(きっこう)する接戦となっている。

 18日午後(日本時間同日夜)には大勢判明の見通し。汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏が首相の座を維持するかが焦点だ。イスラエルは少数政党が多数存在し、首相になるには選挙後の協議で過半数(61議席)を超える連立政権を成立させる必要がある。4月の総選挙ではネタニヤフ氏が協議をまとめきれず、国会解散に踏み切った。

 ネタニヤフ氏抜きの大連立を視野に入れるガンツ氏は18日未明、支持者を前に「私たちはミッションを完遂した」と述べ、政権交代に自信をみせた。一方、ネタニヤフ氏も多くの国民の意思を反映した政権を作ると述べた。両者とも勝利宣言はせず、開票経過を見守る姿勢を示した。

 ネタニヤフ氏は投票直前、続投が決まればただちにヨルダン川西岸の占領地の一部を併合すると表明し、右派の支持拡大を図った。ガンツ氏は4月の総選挙に続いて汚職疑惑をやり玉に挙げて「反ネタニヤフ票」の獲得を進めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000049-jij-m_est
イスラエル総選挙、首相支持派は過半数困難か=第1党争いは接戦
9/18(水) 10:44配信時事通信
イスラエル総選挙、首相支持派は過半数困難か=第1党争いは接戦
18日未明、テルアビブで支持者に手を振るイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)
 【エルサレム時事】今年2度目のイスラエル総選挙(国会定数120)は17日夜、投票が締め切られ、開票作業に入った。

 地元各メディアの出口調査によると、ネタニヤフ首相支持派の獲得議席は過半数の61議席に届かない情勢。反首相派も一枚岩でなく、新たな連立政権発足は難航を余儀なくされそうだ。

 ネタニヤフ首相の右派政党リクードは30議席超を獲得しそうだが、支持派全体では50議席台にとどまる見通し。ネタニヤフ氏は18日未明、「これまでで最も厳しい選挙だった」と述べつつ、続投に意欲を示した。

 ネタニヤフ氏は4月の総選挙後に連立政権樹立を目指したが、過半数の支持獲得に失敗し、再選挙となった。仮に再び組閣を試みても、反首相派を切り崩せなければ不調に終わる公算が大きい。

 一方、反首相派は、ガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」が30議席超の見込みで、リクードと第1党の座を激しく争っている。全体で首相支持派を上回るとみられるものの、ガンツ氏支持ではまとまっておらず、政権交代へのハードルはなお高い。ガンツ氏は「すべての人々と話し、広範な統一政府をつくりたい」と語った。

 開票が順調に進めば、18日中に各党の獲得議席数がほぼ固まる。その後、大統領が議席を獲得した各党と協議の上、首相候補を指名して組閣を要請する。

2748チバQ:2019/09/18(水) 13:10:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000019-mai-m_est
イスラエル総選挙、右派・宗教系が過半数確保できない見通し
9/18(水) 10:32配信毎日新聞
イスラエル総選挙、右派・宗教系が過半数確保できない見通し
イスラエルのネタニヤフ首相=AP
 イスラエル総選挙(定数120)が17日投開票され、地元テレビの出口調査によると、ネタニヤフ首相率いる右派「リクード」を中心とする右派・宗教系の勢力が過半数を確保できない見通しだ。ネタニヤフ氏が今年4月の総選挙を受けた連立交渉をまとめられず、今回のやり直し総選挙になったが、今後の連立協議も再び難航しそうだ。

 地元テレビ3社によると、リクード中心の右派・宗教系勢力の獲得議席数は53〜55議席と予想され、過半数の61議席には届かないとみられる。リクードと、元軍参謀総長のガンツ氏が率いる中道政党連合「青と白」が第1党の座を巡って接戦を繰り広げている。

 続投を狙うネタニヤフ氏は18日未明(日本時間18日朝)に演説し、「シオニスト(ユダヤ主義者)政府樹立の交渉に入る。イスラエルがユダヤ人国家であると信じる者は除外しない」と述べ、従来の右派・宗教勢力の枠組みを超える形のグループ形成を示唆した。

 ガンツ氏も演説で「実際の結果を待たねばならないが、ネタニヤフ氏は作戦に失敗した」と強調し、統一政府の樹立を目指す考えを示した。

 4月の総選挙後の連立協議で右派・宗教勢力から離反した極右政党「わが家イスラエル」のリーベルマン党首も17日夜(日本時間18日未明)、同党とリクード、青と白による大連立が唯一の選択肢だと強調した。

 選挙管理委員会は確定票を24日までに発表する予定。その後、リブリン大統領が、議席を得た全政党から意見を聞いたうえで首相候補を決め、組閣を指示する。連立協議がまとまらない場合は、大統領が別の人物に再度組閣を要請する。次期政権の発足は早くても11月の見込みだ。【エルサレム高橋宗男】

2749チバQ:2019/09/18(水) 13:19:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-00000039-jij_afp-int
イスラエル総選挙、投票始まる ネタニヤフ氏は政治生命賭けた戦い
9/17(火) 22:10配信AFP=時事
イスラエル総選挙、投票始まる ネタニヤフ氏は政治生命賭けた戦い
エルサレムの投票所で票を投じるベンヤミン・ネタニヤフ首相夫妻(2019年9月17日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラエルで17日、総選挙の投票が始まった。過去5か月で2回目となる総選挙では、同国史上最長の在任期間を誇るベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(69)が、汚職疑惑にもかかわらず続投するかどうかが決まることになる。

【写真】エルサレムの投票所で票を投じるベニー・ガンツ元軍参謀総長夫妻

 ただ、右派勢力を率いるネタニヤフ氏はこれまでになく苦戦を強いられており、4月に実施された総選挙と同様、ベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長率いる中道連合「青と白(Blue and White)」からの激しい攻勢を受けている。

 ネタニヤフ首相はサラ(Sara Netanyahu)夫人と共にエルサレムの投票所で票を投じ、選挙について接戦になるとの見通しを示し、多くの人々が投票所に足を運ぶよう国民に呼びかけた。

 一方のガンツ氏は、テルアビブ(Tel Aviv)近郊に位置する地元ロシュハアイン(Rosh Haayin)で投票。国民に対して汚職と「過激主義」の拒否を呼び掛けた。

 投票は午前7時(日本時間同日午後1時)に開始され、大半の地域では午後10時(日本時間18日午前4時)に終了する予定。

 最初の出口調査の結果は投票締め切り後すぐに発表されるが、公式結果は18日まで公表されない。

 世論調査の結果は、定数120のうちリクードと「青と白」がそれぞれ32議席前後を獲得すると示唆しており、接戦となる見通し。

 ネタニヤフ氏は今後数週間のうちに収賄罪で起訴される可能性に直面しており、もし総選挙に勝利すれば、議会から免責を得ようとするとの見方が強い。【翻訳編集】 AFPBB News

2750チバQ:2019/09/19(木) 00:41:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000583-san-m_est
イスラエル再選挙、左右とも過半数届かず 連立協議が焦点に
9/18(水) 19:03配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙は17日、投票が締め切られ開票作業が行われた。開票率92%でネタニヤフ首相の右派政党「リクード」と、野党側のガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」はともに32議席を獲得する見込み。連立協議の枠組みでも右派・宗教勢力が56議席、左派・中道勢力が55議席と拮抗(きっこう)し、いずれも政権樹立に必要な過半数には届かない見通しだ。

 イスラエル有力紙ハーレツ(電子版)が伝えた。今後の連立協議でネタニヤフ氏が過半数の支持を固めて首相の座を守るか、約10年ぶりに政権交代が実現するかが焦点だ。同氏は18日未明、「強い政権が必要だ」と述べて政権維持に意欲をみせた。ただ、複数の汚職疑惑を抱える同氏への野党側の反発は強く、続投へのハードルは高い。

 一方、ネタニヤフ氏の首相辞任を求めるガンツ氏は18日未明、「私たちはミッションを完遂した」と述べ、左右合同の大連立による「国民団結政権」を目指すとし、政権交代に自信をみせた。再選挙は4月の総選挙を受け、ネタニヤフ氏主導の連立協議が不調に終わったために行われた。

2751チバQ:2019/09/19(木) 10:50:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000588-san-m_est
イスラエル総選挙で駆け引き激化 「大連立」でも思惑交錯
9/18(水) 19:56配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会の再選挙は開票の結果、左右両派とも過半数に届かない見通しとなった。今後の連立協議では与野党の激しい多数派工作が予想される。野党側では、与党「リクード」を率いて通算13年以上も首相を務めるネタニヤフ氏の退陣を求める声が強く、イランやパレスチナなどに対する外交政策を占う上でも協議の行方が注目される。

 「社会を取り戻す旅を今晩から始める」。4月の総選挙に続き、野党側最大勢力となった中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長は18日未明、こう訴えた。ネタニヤフ氏の首相在任中、パレスチナ問題などで世論の二極化が進んだことを批判した形だ。

 開票率9割以上の時点で、ネタニヤフ氏ら右派・宗教勢力が中道・左派勢力を僅差でリードしているが、検察当局が10月にも汚職疑惑で事情聴取を始めるといわれる同氏への風当たりは強い。他党議員を切り崩して過半数に達するのは困難との見方もある。

 一方のガンツ氏は左右両派の大連立による「国民団結政権」の樹立を目指す考えだ。地元紙記者によると、ガンツ氏は「汚職の疑惑が晴れない限り、ネタニヤフ氏と政権を組むことはない」などと述べ、リクード内部で同氏の首相続投阻止の機運が高まることに期待を寄せているという。

 リーベルマン前国防相が率いる極右「わが家イスラエル」も協議を左右しそうだ。ユダヤ教の戒律を厳格に守る「超正統派」に対する徴兵免除など優遇政策の撤廃を求め、世俗派ユダヤ人の支持を拡大。議席をほぼ倍増する勢いだ。

 リーベルマン氏は4月の総選挙後、超正統派との連立政権入りを拒否し、ネタニヤフ氏主導の連立協議を頓挫させた。半面、ネタニヤフ氏を上回る対パレスチナ強硬派として知られ、野党側のアラブ系政党との共闘も否定している。

 連立が成立するとしても、どう決着するかは予想しがたいのが実情だ。リブリン大統領は議席を得た各党に意向を確認し、連立が組める可能性が最も高い政党の党首に協議を委ねる。期間は最長で42日間。各党の思惑は複雑に入り乱れており、難航も予想される。

2752チバQ:2019/09/19(木) 10:51:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00000046-jij_afp-int
イスラエル総選挙、与野党伯仲 連立の見通し不透明に
9/18(水) 19:38配信AFP=時事
イスラエル総選挙、与野党伯仲 連立の見通し不透明に
イスラエルの右派与党リクードを率いるベンヤミン・ネタニヤフ首相(左、2018年12月9日撮影)と、中道野党連合「青と白」の指導者の一人、ベニー・ガンツ元軍参謀総長(2019年4月1日撮影、いずれも資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラエルで17日に投票された総選挙(国会定数120)で、翌18日に開票作業がほぼ終了した段階で、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(69)率いる右派与党リクード(Likud)と、これに挑むベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長(60)らの中道野党連合「青と白(Blue and White)」の獲得議席数が伯仲している。

【写真】続投ならヨルダン渓谷を併合 イスラエル首相が表明

 公式結果は未発表。報道各社は、開票率90%を超えた時点での選挙管理委員会関係者らの情報を基に、両党の獲得議席数は共に32議席と報じている。

 これは両党いずれにとっても連立の見通しが不透明であることを意味し、大連立の可能性も浮上している。

 その他の政党では、アラブ系政党が12議席を獲得して3位になるとみられている。同党がガンツ氏を支持を決めれば、ネタニヤフ氏の続投阻止もあり得る。

 またキャスティングボートを握る可能性があるといわれたアビグドル・リーベルマン(Avigdor Lieberman)前国防相の民族主義政党「わが家イスラエル(Yisrael Beitenu)」は、9議席を獲得する見通しとなっている。【翻訳編集】 AFPBB News


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