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政権交替を検討するスレ

1■とはずがたり:2002/11/06(水) 11:40
何はともあれ政権交替させねば話にならない。
自民党の組織にカネを垂れ流す利権体質を壊し,広く国民に政府からのカネが行き届くようにしないと景気は恢復しない筈である。

1049とはずがたり:2009/07/28(火) 19:33:42
大分の民主現職“素通り”社民幹部の元へ 小沢氏 野党共闘PR
2009年07月09日 10:47
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191664843/91

1050千葉9区:2009/07/28(火) 21:08:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072800944
「建設野党」の立場堅持=高齢者の医療費免除−共産公約
 共産党の志位和夫委員長は28日、党本部で記者会見し、衆院選マニフェスト(政権公約)に当たる「総選挙政策」を発表した。衆院選を「自公政権を終わらせる審判を下す歴史的な選挙」と位置付けた上で、民主党政権の誕生を想定。建設的野党の立場を堅持して、是々非々で臨む方針を明記した。個別課題では、後期高齢者医療制度の廃止や、就学前の子どもと75歳以上の高齢者の医療費全額免除などを打ち出した。
 公約は、衆院選後の政局について「民主党を中心とする政権ができる可能性が大きいことは事実」と異例の形で言及。共産党が目指す政策実現のため、「良いものには賛成、悪いものには反対」の態度で行動するとした。同党は先に公表した衆院選に臨む「基本的立場」の中でも是々非々路線をうたっているが、公約にも掲げることで自民、民主両党を批判してきた従来路線からの転換を鮮明にした。 
 具体的課題では、「高速道路の無料化より福祉・教育を優先する」として、公立高校授業料の無償化や、就学が困難な生徒・学生を対象にした「給付制奨学金」の導入を提唱。これら施策の財源として、大型公共事業や軍事費の削減、大企業や資産家への増税などで12兆円以上を捻出(ねんしゅつ)できるとした。
 外交・安全保障政策では、「核兵器のない世界」を目指すとしたオバマ米大統領演説に賛同する書簡を志位氏が送るなど、最近の対米関係の変化に触れた上で、「地球上から核兵器をなくすために積極的な役割を果たす」と強調。核の持ち込みに関する日米間の密約を公表、廃棄して「非核の日本」を実現するとの目標を掲げた。(2009/07/28-20:07)

http://www.asahi.com/politics/update/0727/TKY200907270340.html
「今こそ共産党」 志位委員長がCM撮影
2009年7月27日20時37分
 共産党の志位委員長が27日、川崎市内のスタジオで総選挙用のテレビコマーシャル(CM)の収録に臨んだ。CMのキャッチコピーは「国民が主人公の新しい日本へ、今こそ日本共産党」。自公政権に退場を求めつつ、民主党に直言する「建設的野党」としての存在意義を強調した。

 CMには、非正規労働を問題視する若い女性、かさむ医療費に悩むお年寄り、「核兵器のない世界」を唱える若者が続けて登場。志位氏が「今こそ日本共産党」と締める。収録後、記者団に「派遣切りで日本経団連と交渉し、米大統領に核兵器廃絶の書簡も送って行動してきた党が伸びることが今こそ必要だ、という思いを込めた」と語った。

 収録では志位氏のガッツポーズも撮影。「役者じゃないから難しい。国会より緊張した。有権者に直球をお届けする内容になったんじゃないか」と満足げだった。

1051とはずがたり:2009/07/29(水) 04:00:53
民主と連立「可能性高い」=外交・安保の現実路線、問題視せず−社民党首
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072800882

 社民党の福島瑞穂党首は28日の記者会見で、衆院選で与野党逆転を果たした場合の対応について「連立に前向きだ。衆院選が終わった時点で(民主党と)協議して決めるが、連立政権に入る可能性は高い」と述べた。
 福島氏はこれまで、民主党から要請があれば連立協議に応じる考えを示す一方、自衛隊を海外に派遣しないことを条件に掲げるなど、連立参加の是非は慎重に判断する考えを示していた。
 会見で福島氏は、民主党が外交・安全保障政策で現実路線に転換し始めたことに関し、「政党が別だ」と現時点では社民党との違いを問題視しない考えを示した。その上で「社民党は連立政権の中で、民主党の方向が変わったりしないように、しっかりものを言っていきたい。だからこそ社民党の存在意義がある」と強調した。 (2009/07/28-20:19)

1052とはずがたり:2009/07/29(水) 04:01:16
非核三原則、法制化目指す=社民
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200907/2009072300773&rel=j&g=pol

 社民党は23日の幹部会で、衆院選後に政権交代を実現した場合は、非核三原則の法制化を目指すことを決めた。近く民主、国民新両党に協力を要請する。民主党の鳩山由紀夫代表らが三原則見直しを示唆したとも受け取れる発言をしているため、三原則堅持に向けて同党内の動きをけん制する狙いがある。
 社民党の福島瑞穂党首は幹部会後、記者団に「非核三原則は戦後日本の国是だ。『2.5原則』や『2原則』にするのは問題だ」と強調。その上で「民主党が揺らいでいるように見えかねない状況だからこそ、法制化すべきだ」と述べ、民主党と連立協議に入る場合も三原則の法制化を求めていく考えを示した。(2009/07/23-18:21)

1053とはずがたり:2009/07/31(金) 03:24:57
寺田が共闘を推進してる印象だが組織内には不満も溜まってはいるからちょい心配。
だが参院議員が当選後民主に靡くのに社民の不満も大きいので此処は協力が大人の対応か。

《09衆院選》政権選択の構図 民主、社民
共闘で勝利に期待感
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2587

 「大きな顔をして応援できる」。今月22日、秋田市で開かれた社民党県連の選対会議では、県南の党員から民主党との選挙協力を歓迎する声が相次いだ。

 民主党県連は、県南の秋田3区を最重点地区として戦う。社民党は4年前の前回衆院選で、3区と1区で独自候補を立てず、自主投票とした。だが、「政権選択」が争点になる今回は民主党を応援する。

 3区から出馬予定の民主党の京野公子氏(59)は、地盤である湯沢市の社民党市議と共に朝、街頭演説に立ち、支持を呼びかける。

 しのぎを削る自民党の御法川信英氏(45)の地盤、大仙市や美郷町を担当する京野氏の選対のメンバーは、社民党員が6割以上を占める。無所属の村岡敏英氏(49)が地盤とする由利本荘市の社民党市議も京野氏への支持拡大に動き出した。

 「社民党の方が組織が充実していて、社民党で選対が成り立っている」と、京野氏の選対幹部は言う。

 社民党県連の石田寛幹事長は、「3区の実働部隊は、民主よりも社民の方が多い。政権交代を賭けた大事な選挙であり、選挙協力の約束はきちんと守っていきたい」と話す。
                               □   ■
 今月4日、大館市で開かれた山本氏の事務所開きに、1区から出馬予定の民主党県連代表、寺田学氏(32)が応援に駆け付けた。石田幹事長は、「民主党が2区で候補者を立てないということが一番の選挙協力。それだけでもうれしいのに、寺田さんの方から『応援に行きます』と言うんだから本当、うれしいよ」と満足そうに話す。

 8月1日には、社民党の福島瑞穂党首が大館市に入り、山本氏の応援演説を行う。その足で2人は1区のJR秋田駅前に行き、寺田氏と共に街頭に立つ予定だ。
                                ■   □
 ただ、2区の民主党員らの間には、独自候補を立てられなかった不満もくすぶっている。民主党県連は一時、県議の擁立を決めたが、同党本部の小沢代表(当時)の進言で断念し、山本氏に一本化した。

 過去2回の参院選で、民主、社民、連合秋田は「3者共闘」で統一候補を立て、自民候補を破ってきた。社民党は、一昨年7月の参院選で当選した松浦大悟参院議員が2区内で獲得した約10万票を目標としている。

 8月1日には、社民党県連の要請で3者協議が開かれることになった。石田幹事長は「3区の動きを見れば、2区にも民主に応援弁士を派遣してもらうなど、応援してもらいたい」と話し、民主党に支援を求める方針だ。

 民主党の寺田氏も「政権交代に関する大きな期待を感じている」と語り、社民党にさらに具体的なサポートを呼びかける考えだ。

1054とはずがたり:2009/07/31(金) 03:26:54

兵庫の連合は相乗り推進の神戸空港推進とあんま宜しくない組織やからなぁ。。

田中氏推薦連合見送り 労組は分裂の様相 衆院選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2590

 衆院選の兵庫8区(尼崎市)で、民主の支援組織、連合兵庫(森本洋平会長)が“分裂選挙”の様相を見せている。民主推薦で立候補する新党日本代表の新人田中康夫氏(53)の推薦を見送り、社民新人の市来伴子氏(31)を支持する方針を固めたが、傘下労組には田中氏を支援する動きも。

 「田中氏を支援する組合なんかない」。連合兵庫尼崎地域協議会の幹部は、田中氏への敵対心をむき出しにし、こう悔やんだ。「民主が独自候補を擁立していたら、連合としてもまとまりやすかったのに…」

 連合兵庫と田中氏の対立は、阪神・淡路大震災後、田中氏が反対した神戸空港の建設問題にさかのぼる。田中氏は「賛成」の立場だった当時の連合兵庫会長などを名指しで批判。その後も組合批判を続けた。ある連合兵庫の幹部は「5月にはすでに、市来氏支持の方向で調整を始めていた」と打ち明ける。

 尼崎地協は、連合兵庫が8月上旬にも市来氏の支持を決定することを受け、市来氏への本格的な支援に乗り出す。だが、社民支援に抵抗感のある民主系の産別もあり、一枚岩ではない。

 実際、労組出身の民主系市議の1人は「市来氏支持が決まっても、組合ごとに判断は分かれる。自分は田中氏を支援するだろう」と話す。一方、市来氏の陣営は「計算できる票を得られたことは確実にプラスだ」と歓迎。すでに連合兵庫会長の名を入れた選挙はがきも刷り上がった。

 田中氏の立候補表明で危機感を強める公明前職の冬柴鉄三元国土交通相(73)の陣営は「一喜一憂する余裕はない」としつつ、「競り合いになれば有利にはなる」との期待も。当の田中氏は29日も街頭で支持を訴え、連合の推薦見送り方針は意に介さない様子だったが、支援する民主県議は「政権交代のためには1票でも増やしたいのに」と不満そうだった。

(7/30 11:35)

1055nanashi:2009/07/31(金) 22:44:25
民主党がマニフェスト(政権公約)に日米の自由貿易協定(FTA)締結
本当なの? 本当なら 締結なんかしなくてよい どうでもよいことは後回しにすべき

1056名無しさん:2009/08/01(土) 14:11:50
金融ビジネスの編集長インタビューの相手が中川正春
東洋経済も政権交代を視野に入れていたようです。

1058名無しさん:2009/08/02(日) 10:30:40
「小さな政府で格差是正」路線に財源の壁

 民主党の「小さな政府で格差是正」路線は、政権を目指すに当たって直面するハードルを如実に示しているといえる。なぜなら、今の日本には、小さな政府で格差是正を実現するために必要な、ある重要な前提が欠落しているからだ。それは、財政再建という問題である。

 日本の債務残高はGDP(国民総生産)比で148%という先進国随一の水準にある。莫大な借金を残したまま、大きな歳出を伴う格差是正対策をどこまで実施できるのか。民主党は消費増税に否定的で、行政改革などにより無駄を削減すれば、財源は捻出できると主張する。

 民主党でネクスト財務大臣を務める中川正春氏は、「公約に掲げている政策全てを、一気に実現できるわけではない。時間軸の問題だ」と話す。政策の実現性に対する不安を払拭するには、より具体的な実行計画を示すことが求められる。

相反する2つの立場を抱え込む自民党

 自民党議員が多く集まるグラフ右上の「小さな政府で規制緩和」は、小泉純一郎政権時代の改革路線をさらに進める立場ともいえる。英国やニュージーランドが財政再建の過程で採用した政府の姿でもある。一方、グラフ左下の「大きな政府で格差是正」は、消費増税などによる大きな財源を武器に所得再配分を充実させる政府である。

 いずれの立場も、政府のあり方と政策の中身に一貫性があり、政策の実現性には納得感がある。逆に言えば、政権与党として両方の立場を併せ持つことで、振り子のように政策を軌道修正しながら時代の要請に応えてきたといえる。小泉純一郎政権後、格差問題への国民の関心が高まるにつれて改革路線が後退してきたのも、こうした自民党の性格を如実に映し出している。

 ただし、今の日本には少子高齢化が進む中で、将来の社会保障費をどう捻出するかという避けて通れない問題が立ちはだかる。経済成長と財政再建のバランスをいかに舵取りするのか。極めて難しい局面に差しかかっている。

 小さな政府による規制緩和路線は、経済環境が悪化する今日では格差問題を今以上に拡大する可能性がある。一方、大きな政府で格差是正を目指す路線は、行政サービスの効率化と経済成長に逆行する危険性をはらむ。従来のような“振り子作用”だけでは、問題解決が難しくなっている。

「開放派」が大多数占める
 アンケートでは、「国際化のあり方」についても考えを聞いた。点数が大きいほど、海外からの投資や労働者を呼び込んだり、農産物などの自由貿易を進めたりすることに積極的な「開放派」。他方、その反対の立場をとる議員を「保護派」と定義した。下のグラフは、「国際化のあり方」を縦軸に、「市場経済のあり方」を横軸に各議員の立場を示したものだ。

 国際化のあり方では、民主党も自民党も開放派が大半を占めると言う点では同様の傾向が見られた。だが、格差是正と市場開放を同時に目指すという民主党の考えは、格差是正と小さい政府を両立させることと同様に、一筋縄ではいかないだろう。

 国を開けば、企業や労働者は激しい国際競争にさらされる。海外の投資家は、より一層の規制緩和と市場原理の徹底を求めている。労働者も海外の労働力との競争の中で、より高度な能力を身に付けることができなければ、安い賃金で働くことを余儀なくされる。グローバル化は格差問題と表裏一体なのである。

1059とはずがたり:2009/08/02(日) 21:49:50
<高知県>
正念場の共産、公明、社民 存在感どう訴える
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2791

 1996年衆院選で小選挙区制度が導入されて以来、流れが強まる自民、民主両党の二大政党化。それは一方で、埋没しかねない他党の在り方を問う。

 社民党は2区で候補擁立を模索したが実現せず、3選挙区とも民主党候補を推薦する。「自公政権の終わりへ選挙区では民主と協力するが、平和の問題は立場が違う。独自性を訴える」(浜辺影一選対委員長)。愛媛2区、香川3区と重複の比例代表選で護憲勢力の存在意義を訴える。(2009年07月26日付高知新聞朝刊)

1060とはずがたり:2009/08/04(火) 02:05:00

>旧社会党は自民党と連立した村山富市内閣で自衛隊容認など基本政策を転換したことを機に衰退した。
いや違うだろ。護憲に拘る支持者が多くて現実的な党に衣替え出来ずに衰微した筈。元々がこれ位の支持で政権交代期待票であれだけ水ぶくれてただけだと思う。

民主応援 なおためらい 社民支持者 くすぶる不満 
2009年07月31日 14:19
●インド洋給油など政策に差 党勢衰退も懸念
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2653

 「迷走した揚げ句、結局(給油活動を)継続。社民は本当に民主を信用して組んでいいのか」
 元国労組合員で、前身の社会党時代からずっと社民党を支持してきた諫早市の男性(83)はまくしたてるように語った。

 男性は、前回衆院選で民主党候補に投票した。今回、同市を含む長崎2区は自・民の「政権選択選挙」の象徴区として、全国的注目を集めているが、あえて護憲を前面に打ち出す無所属の候補予定者を支持する。男性は「大事なのは政権に就くことじゃない。少数でも信念を貫くことだ」として、元同僚らにも支持を呼び掛ける考えだ。

同党の佐世保市議は「政権与党になるために譲歩しているのは、むしろ社民だ」と苦言を呈す。

 旧社会党は自民党と連立した村山富市内閣で自衛隊容認など基本政策を転換したことを機に衰退した。この市議は「社会党は政権与党に目がくらんだ結果、護憲の党としての存在意義を失った。今回もわずかな譲歩から民主にのみ込まれ、かつての二の舞いになるのが怖い」と力を込める。

 ただ、社民党は今回、佐世保市を含む4区で選挙区候補の擁立を断念。「この不満をどこにぶつけていいのか」。市議はため息交じりに語った。

1061とはずがたり:2009/08/04(火) 10:38:35
社共共闘の第一歩として反核燃統一候補出すとか出来ないのか?
心情左翼の市場主義者の俺が社共を支援できないのはその辺の構想力・実行力の無さだ。

青森のニュース
反核の共・社、候補立てず 核燃施設集積する青森2区
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2123

 核燃料サイクル政策に明確に反対してきた共産、社民両党が衆院選で、核燃関連施設が集積する青森2区に候補者を立てない。小選挙区制が導入された1996年以降、初めてで、両党は「限られた力を青森市を中心とする1区と比例代表に注ぐため」と説明する。立候補を予定する4氏は核燃推進の立場で、2区最大の地域課題の核燃は争点に浮上しそうもない。

 下北半島を含む2区に立地する核燃関連施設は図の通り。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/20090724_ea0_001.jpg

2009年07月24日金曜日

1062とはずがたり:2009/08/05(水) 11:17:04
そんなもの無かった,と思うんだけどねぇ。

【衆院選】蟹工船ブームどこへ?? 共産危機感
2009.8.1 11:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090801/elc0908011154006-n1.htm

 過酷な漁船乗組員の姿を描いた小林多喜二の「蟹工船」ブームや雇用不況などの影響で若い世代の入党者が増え、党幹部が「党勢拡大のチャンス」と意気軒高の共産党。ただ衆院選の前哨戦とされた7月の東京都議選では自民・公明対民主という構図に埋もれ、議席を減らした。政権交代が最大の争点とされる今回の衆院選でも埋没の不安がつきまとっている。

 「自公政治に暮らしが脅かされています。今こそ確かな野党が必要です」

 大阪府北東部の枚方、交野両市が選挙区の大阪11区。共産新人の山下京子氏(55)が駅前で通勤客らに訴える。山下氏は前回の衆院選にも立候補。しかし、選挙戦は郵政一色となり、小選挙区を制した民主前職、平野博文氏(60)と比例代表近畿ブロックで復活当選した自民前職の井脇ノブ子氏(63)の二大政党の戦いに埋もれた苦い経験がある。このため、山下氏はこの4年間、「自公か民主か」といった二者択一だけが問題ではないことを地道に訴えてきた。

 そこに追い風が吹いた。ここ数年のワーキングプア問題や昨秋の「リーマン・ショック」以降、国会で雇用問題などについて、志位和夫委員長が政府を追及する映像がインターネットの動画サイトに投稿され、「2ちゃんねる」といった掲示板などで、「CGJ(志位グッジョブ)」「やるじゃねーか共産党」など、好意的なメッセージが急増。同じように山下氏の街頭演説に足を止める人も増えた。

 ところが、都議選後、風が変わった。「都議選で議席を減らしたことは正直、『あれ?』という思いもあった」という山下氏。ネットの掲示板でも「共産党もっと頑張れよ」「蟹工船ブームはまぼろしだったのか」などと党の足踏みを嘆く書き込みが目立つようになった。

 前回と同じ顔ぶれに幸福の新人が加わる中で戦うことになる山下氏は「自公政権への批判の受け皿が野党全体というより民主だけになるかもしれない。このままでは都議選同様、議席に結びつくかどうかはわからない」と危機感が強い。

 「蟹工船ブームは、不況を背景にしたマスコミ主導の一時的なもの」と分析する政治評論家の有馬晴海さんは「主義主張が一貫している共産の支持者は少なからずいる。自民がダメなら民主を選ぶというのは短絡的だし、それ以外の有権者の受け皿として共産の存在意義は大きい。現実路線で第三極を目指し、確かな野党として生き残ってほしい」と話した。

1063とはずがたり:2009/08/06(木) 02:35:41
選挙:衆院選 南関東比例に社民新人
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/archive/news/2009/07/20090710ddm005010094000c.html

 社民党は9日の常任幹事会で、次期衆院選の比例南関東ブロックに新人で党千葉県連代表の村上克子氏(69)を擁立することを決めた。

毎日新聞 2009年7月10日 東京朝刊

市川市 定数6−候補10 (選管確定)→惜しい・・小泉の票をちょっとでいいから鈴木(と村上)に分けてやれば。。
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 22,673(16.4%) 小泉 文人 33 民主 現 2 党県幹事
当 22,672(16.4%) 赤間 正明 45 公明 現 3 党県組織局長
当 13,899(10.1%) 鈴木 衛 55 自民 新 1 (元)市川市会議長
当 13,856(10.0%) 岡田 幸子 56 共産 新 1 (元)市川市議
当 13,239(9.6%) 小島 武久 66 自民 現 3 市野球協会長
当 13,063(9.5%) 近藤 喜久夫 65 自民 現 4 学校法人顧問
□ 11,008(8.0%) 鈴木 真志 35 民主 新 慶大研究員
□ 10,680(7.7%) 村上 克子 67 社民 現 党県代表←★この人
□ 10,350(7.5%) 狩野 裕 44 無所属 新 (元)市川市議
□ 6,470(4.7%) 小平 由紀 45 無所属 新 (元)市川市議

1064とはずがたり:2009/08/07(金) 01:33:56
民主、川口氏支援で集団離党 秋田2区、共闘は事実上崩壊
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3067-3072,3076-3079,3082-3083

1065とはずがたり:2009/08/10(月) 21:36:59

選挙協力で反発の意見も 民主の比例人選めぐり社民党県連
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=3716264&newsMode=article

 社民党県連は9日、福島市で衆院選の総合選対本部全県代表者会議を開いた。席上、選挙協力する方針の民主党県連が比例東北の単独名簿登載者の候補3人を党本部に報告したことに反発する意見が出た。
 これを受け、民主と選挙協力の協議を進める上でも、社民の一層の支持固めは不可欠として、取り組み強化を確認した。
 会議終了後、加藤雅美社民党県連幹事長は民主党県連が登載者候補を出したことについて「比例で社民に協力する考えは民主側にないとも受け止められる。黙っていても社民は付いてくるという態度だ」と不快感をあらわにした。
 県内選挙区に候補者を擁立していない社民は、選挙区で民主に協力する方向で選挙区ごとに具体的な協力態勢を立候補予定者側と協議することになっている。
 しかし、比例東北での民主から社民への協力を含め、協議は低調という。

【写真】衆院選への取り組みを確認した会議
(2009/08/10 10:20)

1066nanashi:2009/08/11(火) 22:30:46
「子ども手当に5兆円」

「子ども手当に5兆円」については 現在の GDPに占める 家族・子供への投資の割合は0.7%(2.8兆円)
で少なすぎる。ちなみに 老人へは8% 32兆円。少子化も当然である。世界比較しても 仏 GDPの3%、
英国 2.9%、 ドイツ 1.9%。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/5120.html
今回 子ども手当に5兆円を追加して 7.8兆円となり GDP比 1.9% となりドイツに追いつく。
これにより 少子化から増子化に転じ かつ 日本人能力への投資を通じ日本の技術立国としての基盤を固める。
この投資は 子孫に宝を残すことになる。
又 この消費は 公共事業より裾野が大きく、GDP引き上げや雇用増加に貢献する。

1067とはずがたり:2009/08/12(水) 12:14:46

こっちにも転載しておきます。
民主が立てられなかった3区に第三極潰しに走る民主が社民を推薦して行くってのは順当な気もしますが社民も急な擁立は間に合わなかった様ですね。
5区ならってどういう人だったのかな?
埼玉の日森こっちへ移せなかったのかな??

3389 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/08/12(水) 11:42:03
社民は栃木3区に立てる目論見はあったみたいですね。

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20090812ddlk09010064000c.html

’09衆院選:小選挙区での候補擁立断念−−社民県連 /栃木
 次期衆院選で、社民党県連(松本昭一代表)は11日、小選挙区での候補者擁立を断念した。96年に現在の社民党が誕生後、県連が候補者を擁立できなかったのは、同年の衆院選以来、2回目。

 県連は05年衆院選では、3区のみ女性候補を擁立し、今回も同じ女性に声を掛けたが、海外滞在中で擁立を断念した。また、5区で出馬に意欲を示す男性がいたため、検討していたが、最終的に「時間がない」として擁立を見送った。【戸上文恵】

1068名無しさん:2009/08/13(木) 09:21:40
左派政党の話題をどこに貼ってよいかわからないのでとりあえず。


http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2009/08/20090813s01.htm

09衆院選 共産、社民/活路をどこに見いだすか 
 政権交代が焦点となる衆院選(18日公示、30日投票)を前に、共産党、社民党などの小政党は存在感を出そうと懸命になっている。自民・公明の政権は終わらせたいが、民主党にばかり追い風が吹けば埋没してしまうからで、小政党にとっては二大政党時代での生き残りをかけた正念場の選挙となる。
 共産党は今回、全国11ブロックの比例代表での戦いに集中するため、小選挙区候補を前回の約半分に絞った。空白区は自主投票だが、党本部は「打倒自公」を鮮明にしており、票の多くは民主党に流れるとみられる。

 これまで自民、民主両党を批判してきた共産党は最近、衆院選後の「民主党政権」を容認する姿勢に変わった。先月の東京都議選で議席を減らすなど党勢の退潮に歯止めがかからない焦りと危機感が背景にある。
 志位和夫委員長は「比例で議席を増やし、建設的野党として民主党政権に政策実行を迫る」と話す。だが民主党とは政策で一致しない点も多いだけに、成果を疑問視する党員もいる。

 社民党は今回、民主党との連立政権樹立を視野に反自民票集約のため選挙協力を行う。民主、社民両党は前回31選挙区で争ったが今回の競合区は14。その代わりに社民党が21区(前回ゼロ)で民主党候補を推薦するなど「共闘」をアピールする。
 ただ社民党にとって連立政権入りには苦い経験がある。自社さ政権で村山富市首相が党方針を転換して自衛隊と原発を容認し日米安保重視の姿勢を打ち出したこともあり、その後の選挙で議席が激減したのだ。

 福島瑞穂党首は「党の考えと連立政権の考えを一緒にしてしまった」と反省しており、今回はなぜ連立するかを国民、党員にしっかり説明するという。
 「万年野党」とも言われながら両党はこれまで政権批判をしていれば済んだが、今回の選挙ではそうはいかない。政権交代があった場合、新しい与党となる民主党とどんな関係を結ぶかも問われるからだ。

 両党は今回、それぞれ民主寄りの路線にかじを切った。政権交代を機に党勢を盛り返そうという決意の表れだ。しかし、展望が開けるかどうかは不透明で、逆にのみこまれたり、独自色が薄まったりする懸念もある。
 小政党が苦しいのは、二大政党制成立の土台となる小選挙区制では支持票が分断されてしまって議席が取れないためだ。比例議員や地方議員だけでは先細りは避けられない。

 だが狙い目もある。二大政党制では、どちらも過半数の支持を得ようとして、主張があいまいになり政策も包括的で似通ってくる。二大政党が取り込むことができない政策、吸収できない勢力も生じる。共産、社民両党が活路を見いだすのはそこだ。当面は民主寄りの路線で対応し、「護憲」「非核三原則堅持」など独自の主張を働き掛けて、少数意見を反映するための政党として来る再編時代に備えるのが現実的だろう。
 野党転落におびえる自公だけではなく、小政党にとっても存続価値を問われる夏になる。

2009年08月13日木曜日

1069名無しさん:2009/08/13(木) 21:39:57
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090813103.html

予算不足の社民党…選挙CMはキー局断念、地方だけ
 社民党の福島瑞穂党首は13日、党本部で記者会見し、衆院選に向けたテレビCMを発表した。18日から放送予定だが、予算不足のため在京キー局は断念し、地方局のみの放送になる見通しだ。

 福島氏は「政党の経済格差がそのまま反映し残念だ。表現の自由も平等になるといいと思う」と悔しがった。党ホームページでも近日中に公開する。

 CMでは、福島氏が約20人の若者と一緒に住宅街を全力疾走。「今しかない」のナレーションが流れ「生活を立て直そう」「いのちを大切にする社民党」の文字が画面に映し出される。

1070名無しさん:2009/08/14(金) 09:49:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090814/elc0908140110000-n1.htm

【09衆院選】決戦 自・民のはざまの小政党受難 共産「必勝区」での埋没に危機感 (1/3ページ)
2009.8.14 01:09
 衆院選で有権者の関心は自民、民主両党の「2大政党対決」に集まり、他の政党は埋没の危機に瀕(ひん)している。これらの党は、自民にも民主にもない独自の主張を売り込み、有権者の支持を得るために躍起。その典型が、野党第2党ながら、過去3回の衆院選で選挙区で議席を得られていない共産党だ。

 その共産党が全国で唯一、選挙区の「必勝区」と位置づけるのが、国対委員長の穀田恵二が出馬する京都1区だ。穀田は中選挙区時代に旧京都1区で初当選したが、その後4回は選挙区で敗れ、比例代表近畿ブロックで復活当選した。

 4回もの“埋没”を経験した穀田だが、雇用不安などを契機とした「蟹工船ブーム」が起きて共産党に注目が集まった昨年以降、選挙情勢は、有利に傾くかにみえた。実際に、昨年2月の京都市長選では自民、公明、民主の相乗り推薦の候補が共産党推薦候補に951票差まで迫られ、京都1区内に限ると共産系候補の票が上回った。

 だが、衆院選の前哨戦として自民、民主両党の対決がクローズアップされた今年7月の東京都議会議員選挙(定数127)では、共産党は得票数こそ68万票から71万票へ伸びたものの、議席は改選前から5減の8議席に止まった。

 「消費税増税などで、日本共産党は、民主党への不安に対する防波堤になりたいんです」

 11日夜、京都市内で開かれた京都1区の候補者討論会。ここで穀田は、民主党も将来的な消費税増税を否定していないとして、共産党と民主党との違いを力説してみせた。

 元自民党幹事長の伊吹文明と民主党新人の平智之との三つどもえの戦いに持ち込み、勝機を見いだすのが穀田のねらいだった。

 だが、伊吹は「自民対民主」の構図を際立たせようと、米国との自由貿易協定(FTA)をめぐる民主党のブレなどをとりあげて、平に、もっぱら矛先を向けた。平も伊吹への応戦に集中。共産党は蚊帳の外に置かれた。伊吹は、外交安全保障政策では、「米国と距離を置く共産党の立場は理解できるが、本来自民、民主両党で差があるのはどうか」と、民主党を対象に議論を進め、共産党を相手にしないような態度もとった。

 穀田を支援する共産党支持者の一部は、かつて自民党京都府連に君臨した元党幹事長、野中広務の戦争と平和に関するインタビュー記事が掲載された「しんぶん赤旗」(今年6月)のコピーを配るなど、従来の支持層以外への浸透にも必死だ。不況に泣く地元の西陣織業者への支持拡大もはかっている。

 「民主党は風で勝とうとするが、こっちの『自力戦』に勝機はある」

 こう語る穀田にとって、自公両党への批判票を奪い合う民主党は、主敵の一つなのだ。

   × × ×

 一方、民主党との連立政権樹立を志向し、選挙協力を行っている社民党も、埋没の危機にさらされている。社民党は全国の31選挙区で公認候補を擁立する。うち17選挙区で民主党は公認候補の擁立を見送って、社民党を側面支援する。

 だが、17選挙区の一つである秋田2区では、民主党が社民党の元衆院議員、山本喜代宏を推薦したことを嫌った民主党県連総務会長らが集団離党した。離党者は今年4月の秋田県知事選で民主党県連の支持を受けて惜敗した川口博氏を無所属で擁立する事態となっている。旧社民党系議員を抱える民主党だが、党内の一部には社民党へのアレルギーが強い。両党の共闘が円滑に進む保証はない。=敬称略(水内茂幸)

1071名無しさん:2009/08/14(金) 10:16:47
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1430

[ The Economist ]
日本の総選挙:自民党政権の幕切れ
2009年07月21日(Tue) The Economist

(英エコノミスト誌 2009年7月18日号)

次の総選挙は日本の政治にとって、根本的な変革の始まりを告げるものになる。


厳しい表情の麻生太郎首相〔AFPBB News〕
麻生太郎氏の後ろには、自民党が首都東京で第1党の座を40年ぶりに失った東京都議会選挙での惨敗がある。目の前には、党内で勢いを増す反麻生派がいる。

 そこで首相は最終兵器の核ボタンを押した。国会を解散し、連立与党を率いて8月30日に総選挙を実施すると宣言したのである。

 批判的な自民党議員は、首相が党の利益よりも、プライドを重視したと批判している。彼らとしては、選挙戦を戦ううえで、新しい顔が欲しい。だが、仮に新しい顔を見つけられたところで、自民党が戦後ほぼ一貫して独占してきた政権の座を失うのは、まず間違いないだろう。

 多くの日本国民は自民党が政権を失うことに対して、懐疑的な見方をしているか、不安を抱いている。だが、政権交代は日本にとって、願ってもない出来事だ。

 麻生氏の地位は、どん底まで落ち込んでいる。強気な発言は傲慢と受け取られ、党内における権力のなさを隠すことができない。先の頓挫した内閣改造は、彼の無能さを示す最新の例に過ぎない。

 麻生氏は、潜在GDP(国内総生産)を丸々10%も下回っている日本経済について、有権者に安心感を与えられずにいる。高齢化と人口減少に伴う福祉ニーズを満たす能力が国にあるのかどうか、不安は高まる一方だ。

 ただ、どれだけミスを犯したにせよ、麻生氏は急激な自民党の凋落を示す1つの兆候に過ぎない。麻生氏は過去4年間で4人目の首相だ。自民党はもはや破局を迎える限界まで来たのである。自民党には構想も団結もなく、スキャンダルにまみれている。父親は、代々伝わる家宝のように議席を子孫に譲る。政策は二の次で、まず策略ありきだ。

 あまりにも長くこの状態に甘んじてきたという意味で罪を背負う日本の有権者も、いい加減うんざりしたようだ。

 世論調査では、自民党が野党民主党に大敗を喫するという結果が出ている。もし今、景気回復のペースが上がったとしても、自民党が命拾いすることはなさそうだ。内側から腐ったのだから、それも当然である。

 しかし多くの有権者は、変革が本当に訪れるかどうか懐疑的だ。無理からぬことではある。結党54年の自民党の死亡記事は、これまでに何度となく書かれてきた。そして、死体はいつも生き返ってきた。1993年、自民党は実際に政権の座を失ったが、11カ月後には復活した。

1072名無しさん:2009/08/14(金) 10:17:04
>>1071

2005年の選挙の前にも苦しい状況にあったように見えたが、当時の首相、小泉純一郎氏は、自分に投票することは、自身が所属する自民党の古くからの因習すべてに反対することだと、有権者に何とか信じ込ませた。

 ショーマンの巧みな手腕で、自民率いる連立政権は驚くべき勝利を収めた。しかし、この4年間のお粗末な実績を考えると、有権者は2度と同じ手に乗ることはないだろう。それに、小泉氏のような才覚の持ち主はどこにも見当たらない。

 変革の到来を信じる人たちは、先行きを憂慮している。それも、それなりの理由があってのことだ。

 民主党は10年前には考えられなかったほど真の野党らしくなっているにもかわらず、アイデンティティーも首尾一貫した政策も持ち合わせない、元社会党議員と自民党離脱者という通常あり得ないような組み合わせから成る政党だ。

 民主党は新しい政策を実行するうえで官僚のエネルギーを動員する必要があることを認識することなく、評判の落ちた官僚支配に対して宣戦布告した。民主党は、日本の債務を膨らませると言って麻生氏の経済刺激策を厳しく非難しているが、民主党の提言では、恐らく債務がもっと増えることになる。

混乱を呼び込め
 しかし、民主党がどれだけ不完全であれ、日本は民主党を必要としている。というのは、野党はいまだ納得のいくビジョンを掲げられずにいるものの、この国がとっくの昔に手にしているべき2つのものを提供できるからだ。

 1つは、新しい政府の枠組みだ。長年にわたる自民党一党支配により、政策と法案は、政府と自民党の両方を同時に通過してきた。良い政策(自民党でもいくつかはあった)が、既得権益を持つ政党の大物に妨害されることも多かった。小泉氏以降の歴代首相は、内閣府への権力集中を試みては、概ね失敗した。

 自民党よりも党の規律が厳しい民主党は、良い政策に法案成立の機会を与えるメカニズムを確立できるはずだ。

 日本が必要とする2つ目のものは、複数政党が政権を取り合う体制だ。これは戦後日本の政治において1度もなかったことだ。民主党の勝利という事実そのものが、有権者の票を獲得するために各党が魅力的な政策を策定するインセンティブになる。そうすれば、日本はひょっとしたら、まともな政府を得られるかもしれない。

 政綱の弱い民主党が政権を握ったとしても、それほど長く政権の座にとどまれない可能性は十分ある。そして、改革派議員が大挙して自民党を去る中で、日本の政治は困難な時代を迎えるのかもしれない。不確実さは、日米同盟を含む日本の外交政策にも影響する恐れがある。それでも不確実さは、麻痺状態の自民党一党支配に勝るのである。

 これから始まる選挙戦は、再生への道のりの最初の一歩だ。そして、この選挙戦で有権者が自国の政治の欠点と向き合わざるを得なくなるのだとすれば、それに越したことはない。

c 2009 The Economist Newspaper Limited. All rights reserved.英エコノミスト誌の記事は、JBpressがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。

1073名無しさん:2009/08/14(金) 14:02:00
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009081402000237.html

民主マニフェスト熱視線 証券会社・シンクタンク 政権交代前提に分析ニーズ高く
2009年8月14日 夕刊

 衆院選の各党マニフェストに対する、証券会社や民間シンクタンクのエコノミストによる分析が熱を帯びてきた。とりわけ民主党の政策に関するリポートが圧倒的に多い。エコノミストらは「政権交代したら、日本の経済はどうなるかという投資家からの質問が多いから」と理由を説明。既に民主党政権誕生を前提に動いているかのようだ。 (経済部・桐山純平)

 証券各社のエコノミストらは、日本経済の分析リポートを日々出している。投資家に国債や株式の取引に役立ててもらうためだ。選挙後の政策がどうなるかも投資判断の重要な要素になるため、エコノミストらは各党の政策分析に力を入れる。

 みずほ証券の上野泰也氏が「これほど民主党に焦点を絞ったリポートを書いたことがない」というように、今回の衆院選での各社の分析は、民主党関連が多い。「民主党のマニフェストとインパクト」「子ども手当の経済分析」などテーマもさまざまだ。

 民主党の分析が多くなる最大の理由は選挙による政権交代の現実味が出てきたこと。野村証券の木内登英氏は「投資家は変化に関心を持つ」と指摘。米系の機関投資家は「政策の変化を先取りし、成長機会のある産業を見つけて投資したい」とニーズを述べる。

 一方、自民党関連の分析は目立っていない。木内氏は「基本は現政策が継続するので目新しさがない」と説明する。また「内容はともかく、民主党の案は政策の金額が具体的。自民党はその逆で、分析しにくい」(クレディ・スイス証券の白川浩道氏)という理由も上がっている。

1074名無しさん:2009/08/14(金) 19:15:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009081400726

消費税据え置き=郵政事業は抜本見直し−3野党が共通政策
 民主、社民、国民新3党は14日、衆院選で掲げる「共通政策」を発表した。消費税率は政権担当期間中は5%に据え置き、郵政事業は抜本的に見直すとした。一方、3党で隔たりの大きい外交・安全保障政策は盛り込まなかった。衆院選で与野党逆転した場合、3党はこの政策を基に連立政権協議を進める方針だ。
 共通政策は冒頭で「小泉内閣が主導した市場原理主義の経済政策は、国民生活、地域経済を破壊した」と強調、家計支援を最重点に位置付けるとした。また、唯一の被爆国として憲法の平和主義などを順守するとした。
 政策は(1)消費税据え置き(2)郵政見直し(3)子育て対策(4)社会保障の充実−など6項目で構成。消費税については「今回の選挙で負託された政権担当期間中は税率引き上げは行わない」と明記。「歳出見直しの努力を最大限行う」とし、景気回復後の消費税増税を掲げる与党との違いを強調した。
 郵政事業については、日本郵政など3社の株式売却を凍結した上で、郵便局で郵便、貯金、保険の一体的サービスが受けられるように見直すとした。 
 子育て対策では、子ども手当創設のほか、保育所増設による待機児童の解消、生活保護の母子加算復活を盛り込んだ。社会保障では、「所得比例年金」と「最低保障年金」の組み合わせによる低年金、無年金問題の解消、後期高齢者医療制度の廃止を明記した。また、労働者派遣法の抜本改正や最低賃金引き上げなどの雇用対策や、農家への戸別所得補償制度の創設も掲げた。(2009/08/14-18:46)

1075名無しさん:2009/08/14(金) 23:35:31
>「うちが『やれ』ということをやればいい。『いかん』ということはやらない。それだけのことだ」
>国民新党の亀井静香代表代行は最近、連立政権発足後の政権運営について、こんな強気の考えを漏らした。


http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090814/elc0908142140011-n1.htm

【09衆院選】「民主政権」に足かせ 野党3党共通公約、参院への配慮 (1/2ページ)
2009.8.14 21:39

このニュースのトピックス:衆院選

国民新党の候補予定者の決起集会に民主党・鳩山由紀夫代表(右)が駆けつけ、国民新党・亀井静香代表代行と固い握手を交わしたが…=7月24日午後7時9分、東大阪市(前川純一郎撮影) 民主、社民、国民新3党が14日発表した「共通公約」は、民主党が連立政権の誕生を見越して、社民、国民新両党の主張に歩み寄った側面が強い。衆院選で単独過半数を獲得しても、参院では両党と連携しなければ、過半数に届かない事情があるためだ。一方、外交・安保政策で明確な方向性を打ち出さなかったのは3党の主張の隔たりが大きく、調整難航が必至だったからだ。しかし、3党連立政権が生まれれば、いずれは結論を出さざるをえず、自衛隊の海外派遣などをめぐり、政権は迷走しかねない。(原川貴郎)

 「外交・安保は議論していない。今回は共通政策(公約)に含めないようにしようと近藤(正道社民党政審副会長)先生にも話した」

 民主党の直嶋正行政調会長は同日の記者会見で、この問題は当初から、協議しない方針だったことを明らかにした。両党は、海上自衛隊によるインド洋での補給活動の派遣期間などで主張が異なり、「外交・安保政策は、政権獲得後、3党で合意できるものから手をつけていく」(民主党幹部)しかないのが実情だ。

 民主党の鳩山由紀夫代表が7月15日、非核三原則(核兵器を作らず、持たず、持ち込ませず)の見直しに言及したことについては、社民党が強く反発していた。その後、鳩山氏は8月9日に前言を翻し、三原則の法制化に前向きな姿勢に転じた。これも衆院選後に想定される社民党との連立に配慮したものだ。

 郵政事業の見直しも、民主党が国民新党の意向をくんだ。郵政問題は国民新党が「1丁目1番地」と位置づける重要政策。民主党内には、見直しへの慎重論もあるが、あえて同党のマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ経緯がある。

 ただ、民主党には、「民主党中心の政権ができても、連立相手に振り回されては、世論の支持を失わないか」(若手)との懸念も広がっている。

 「うちが『やれ』ということをやればいい。『いかん』ということはやらない。それだけのことだ」

 国民新党の亀井静香代表代行は最近、連立政権発足後の政権運営について、こんな強気の考えを漏らした。外交・安保政策で共通公約を打ち出せず、民主党が中心の連立政権できても、参院の議席数が足かせになり、社民、国民新両党の主張に引きずられる−。3党連立内閣が誕生しても、政権の向かう先は不透明だ。

1076名無しさん:2009/08/15(土) 01:21:40
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090812006.html

“民主の風”に乗りたい“社民の顔”陣営には戸惑いも
 社民党の顔でもある前職辻元清美(49)が党の主張を抑え「私たち野党」を強調している。民主党推薦を受け大阪10区から立候補する辻元。“民主の風”に乗る戦略を描くが、陣営には初の野党共闘の選挙戦に戸惑いも広がっている。

 辻元は大阪10区(高槻市、島本町)を「共闘の象徴」と位置付ける。7月31日にはJR高槻駅前で民主党幹事長の岡田克也とともに街宣車に立った。「党の違いを乗り越えてしっかり頑張りたい」。詰め掛けた約1000人の聴衆の前で、岡田と手を取り合い、上にがっちり掲げて見せた。

 この日はミニ集会で触れる得意分野の安全保障や外交を封印。「私たち野党は」と、民主党との協力で実現させた成果を強調し、政策の違いが野党共闘に水を差すと考えたのか、蜜月ぶりの演出に終始した。

 前回衆院選で、辻元は民主党候補と票を奪い合い、自民党前職松浪健太(37)に競り負け、比例で復活当選した。今回は民主党が候補者擁立を見送り、辻元を推薦。連合も支援を決めた。

 形は“民主の風”も組織力も味方につけた辻元だが「昨日の敵」(陣営関係者)の民主党と、現場レベルでは“完全共闘”は難しそう。民主党系市議は「わだかまりが解けたとは言わないが、大人の付き合い」と割り切るが、辻元の選挙事務所に出入りする民主党系市議の姿はほとんどない。

 連合にしても、選挙区内約550カ所のポスター張りは請け負ったが、街頭演説への動員など、民主党候補に対して行うような活動までは現段階ではしていない。

 これまでの辻元の選挙はボランティアや勝手連が中心。陣営関係者は「連合の組織力は頼りになるが、やはり『文化』が違う」と不安げ。一方の連合側も「連合や共闘を気にしすぎると、持ち味の『とげ』が消えてしまう」と気遣う。

 大阪10区には、いずれも新人で、共産党浅沼和仁(48)、諸派筒井宏志(54)も立候補を予定している。(敬称略)

[ 2009年08月12日 08:10 ]

1077名無しさん:2009/08/15(土) 09:20:38
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090815/tcg0908150254001-n1.htm

【衆院選】業界政治団体両にらみ 推薦方針に変化 栃木
2009.8.15 02:54
 政権交代が大きな焦点となっている今回の衆院選。これまで自民党の強力な支持組織として機能してきた業界政治団体は、民主党との両にらみの姿勢を余儀なくされている。無党派層の増大もあいまって、団体の影響力にも陰りが見える。

 2100人の開業医らが会員の栃木県医師会。その政治団体である「県医師連盟」(高島三喜委員長)は今回、国政選挙では初めて民主公認候補を、自民公認候補とともに推薦した。時の政権党の候補を推薦してきた方針からの変化に、「医療政策を変えなければとの思いからだ」と太田照男副委員長。医療費のマイナス改定による地域医療の崩壊などに会員の憤りが高まったと説明する。

 小泉改革の医療費抑制政策に対する不満は高まっているものの、民主の政策にも財源問題がつきまとう。そんなジレンマの中で、両にらみにならざるを得なかった事情が見える。

 農協にも波は押し寄せている。県内農協の政治団体「県興農政治連盟」(伊沢茂委員長)は小選挙区で自民公認の4人を推薦した。連盟の高橋勝泰幹事長は「自民のコメは余らせないという政策は評価できる」と説明し、民主には「コメ、麦などの生産計画が明確でなく、戸別所得補償政策の評価ができない」と否定的だ。しかし、4区の連盟小山支部(鈴木喜代志委員長)のように「農業を応援してくれる人なら」と民主の公認候補も推薦する動きもある。

 かつては自民の集票マシンといわれ、民営化を問う前回選挙(平成17年)で反対運動を繰り広げた郵便局長らでつくる「郵政政策研究会」(郵政研)は比較的穏やかな動きだ。民営化反対は変わらず、支持は国民新党と政策合意した民主。

 郵政研県連絡協議会副議長の高山文男氏は、今月3日の民主県連幹事会で「4人の当選と政権交代で公約を果たし、使い勝手のよい郵便事業を」と訴えた。だが、宇都宮市の元特定郵便局長(77)が「特定郵便局がなくなり、局長らの集まりにすぎない郵政研にかつての力はない」と話すように、推薦の神通力も衰えは否めない。

1078名無しさん:2009/08/15(土) 09:28:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20090815-OYT8T00139.htm

4選挙区 共産票の行方は? 09衆院選
「民主か白票」自民に危機感


共産党の街頭演説に耳を傾ける支持者ら(13日、四日市市の近鉄四日市駅北口で) 18日公示、30日投開票の衆院選で、共産党は県内5小選挙区の立候補予定者を2区の中野武史氏1人に絞り、他の4選挙区は候補者の擁立を見送る。前回衆院選や参院選の得票結果などから、共産票は各選挙区で1万票前後あるとみられ、票の行方が注目される。(新良雅司、田中宏幸)

 「小選挙区では、自民党と民主党のどっちの候補に入れたらええやろか」

 共産党の萩原量吉県議は、同党の支持者からよく相談を受けるという。「比例選さえちゃんとしてくれたら、小選挙区は好きな方へ入れたらええに」と答えることにしている。

 共産党は2005年の前回衆院選では、4区を除く4選挙区に候補者を擁立。1区は約1万4000票、2、3区は各約1万2000票、5区は約9000票を獲得し、比例選でも約5万5000票を得た。今回は2区を除く4選挙区で、共産票の動向が自民、民主両党の候補者の勝敗に影響を与える可能性もある。

 共産党は7月16日に発表した「総選挙にのぞむ基本的立場」で、「自公政権を退場に追い込む決定的な“審判”をくだし、新しい日本の進路の“選択”にふみだす」と、自公連立政権の打破を明確にした。一方で民主党に対しては、「民主党中心の政権が成立する可能性が大きい」とし、建設的野党として「一致点での政党間協力を追求する」としている。

 この方針について、大嶽隆司・共産党県委員長は、「2区以外はあくまで自主投票」と前置きした上で、「自公政権退場を訴えている限り、共産党の支持者は民主党に投票するか、白票になる」と明言。民主党から正式な協力要請はないというが、「それは民主党が共産党の方針をよく分かっているからだ」と話す。

 小泉旋風が吹き荒れた前回衆院選。1区で約1万6000票差で敗れた民主党前議員の中井洽氏は「共産党の方針表明は非常に大きい。自民党に票が行くことはないだろう」と期待する。

 一方、自民党前議員の川崎二郎氏は「我々の調査では、白票が多くなるという結果だった」と明かす。川崎氏が厚生労働相を務めた実績から、陣営は「共産系の医療関係者は、政党に関係なく投票してくれる人もいる」と分析するが、同党県連の山本勝幹事長は「4選挙区とも、7割ぐらいの票が民主党に流れるだろう」と危機感を募らせている。

(2009年8月15日 読売新聞)

1079名無しさん:2009/08/15(土) 09:40:57
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090815k0000m010133000c.html

衆院選:「業界の乱拡大」自民と距離…医師会、農業団体
 衆院選(18日公示、30日投票)が近づく中、各地の医師会を中心に業界団体の「自民党離れ」が広がっている。医師会といえば強力な自民党の支持団体だが、小泉政権以降の社会保障費削減や後期高齢者医療制度に反発し、民主党候補支援に転じたり、自主投票で中立のスタンスをとるケースが目立つ。農業団体の一部にもそうした動きが表面化。政権交代が現実味を増し、自民党長期政権のもとで補助金や選挙支援を媒介に結ばれた「政・官・業」のトライアングルが揺らいでいる。

 茨城県では県医師会の政治団体・県医師連盟が全7選挙区で民主党候補を推薦した。自民党厚労族の大物、丹羽雄哉元厚相の茨城6区も含まれ、党籍を持つ医師や家族の大量離党にまで発展した。

 「医師の乱」は全国にも波及。栃木県や奈良県でも県医師連盟が初めて民主党候補を自民党候補とともに推薦した。県医師連盟が自民党候補の推薦を決めても傘下の市医師連盟などが民主党候補を推薦したり、自主投票とする動きも拡大。新潟市医師連盟は10日の常任執行委員会で「自民は一度野党にならないと地域医療を真剣に考えない」などの意見が出て自主投票を決めた。

 07年参院選では民主党の掲げた戸別所得補償制度に期待する農村票が同党の圧勝を後押ししたが、今回は自民党を強く支援してきた農業団体にも変化がみられる。青森県農業者政治連盟は96年の小選挙区制導入後、初めて自主投票を決めた。松本淳司幹事長は「この選択が政権を代える引き金になったら、自民には目を覚ましてもらいたい。民主への期待もある」と語る。

 山形県農協政治連盟も3選挙区中1選挙区で自主投票とし、長野県農政同友会は5選挙区のうち3選挙区で自民、民主の候補を同列に推薦・支持する。北海道農協政治連盟は11選挙区で自民党候補を推薦したが、JA5団体が民主党マニフェストに盛り込まれたFTA(自由貿易協定)推進の方針に抗議した際、「自民党農政にも大きな不満を持っている」と発言した。

 ほかの業界にも政権交代をにらんだ動きが広がる。秋田、愛媛両県では県トラック協会が民主党候補にも推薦を出すことを決めた。ただ、業界団体がまとめられる組織票の限界も指摘され、愛媛県トラック協会の関係者は「下にも満遍なく(指示が)行き届く時代ではない」と漏らした。

 ◇「大切なのは政策と人」 財界も距離?
 自民党を全面支援した企業の多かった05年衆院選(郵政選挙)から4年。今回は自民党と財界の間に微妙な距離感が広がる。自民党一辺倒だった経団連も献金判断のもととなる政策評価を例年の9月から2カ月先送りし政権の行方を注視。「顔は自民党を向いているけど目は泳いでいる」(財界関係者)との声も聞かれ、自民党を支えてきた企業ぐるみ選挙もぐらついている。

 8月2日昼。愛知県を遊説で訪れた麻生太郎首相は、名古屋市のホテルで中部財界の重鎮らと昼食をともにした。「産業界のことを考えているのは自民党だ」と訴えた首相はその後、別室でトヨタ自動車の渡辺捷昭(かつあき)副会長と面会。衆院選での支援を要請した。

 トヨタは05年衆院選で、小泉純一郎首相(当時)と奥田碩(ひろし)会長(同)の個人的な関係もあり、表立って自民党を支援。自民党候補者の選挙事務所にはトヨタ役員の為書(ためが)きが張られ、小泉氏が愛知県入りした際には張富士夫副会長(同)が鉢巻きをして演壇に立った。

 しかし、今回の対応ははっきりしない。渡辺氏は8月4日、愛知県豊田市のトヨタ本社を訪れた民主党の岡田克也幹事長とも面会している。トヨタ幹部は「大切なのは政策。それと人」と話し、選挙区によって対応に濃淡が出る可能性も示唆する。

 前回は積極的に自民党を支援した経団連も今回は態度を保留。3日に開いた自民党のマニフェスト説明会で、渡文明副会長(新日本石油会長)が「(投開票日の)8月30日に向けてのご健闘を心から祈念する」とエールを送ったものの、目立った支援の動きはみられない。ある会員企業は「今さら手のひら返しもできない」と社員に働きかける程度だ。

 一方、民主党の掲げる公共事業削減や地球温暖化対策への不安も根強い。日本土木工業協会(土工協)は93年衆院選で故・柴田平会長(当時、西松建設社長)が選挙応援中止を宣言したが、今回、中村満義会長(鹿島社長)は公共事業削減への危機感から自民支援を明確にした。【高塚保、後藤逸郎、鈴木泰広】

1080とはずがたり:2009/08/15(土) 11:27:26

今迄社民支持労組の民主への紹介もしてなかったんか。。
>宮城の民主党と社民党は長年、「近親憎悪」といわれた。1996年に社民党を割る形で旧民主党が誕生した経緯があるからだ。
>仲立ちをしたのは連合宮城。菅野氏を民主党参院議員が応援し、1〜5区では社民党側が支持労組や後援会幹部を紹介する。連合宮城幹部は「歴史的な一歩」と言う。

気流転変 09政権選択(4)反感/選挙協力で駆け引き
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3625

<しこりが表面化>
 「民主党の協力で宮城6区は上り調子だ」。11日午後、仙台市入りした社民党の福島瑞穂党首は記者会見で強調した。
 6区は県内唯一の公認で比例東北前議員の菅野哲雄氏(60)が3選を狙う。代わりに宮城1〜5区は候補を立てず民主党を支援。最悪でも比例復活当選を目指し、解散前の1議席を死守する背水の陣を敷く。

 宮城の民主党と社民党は長年、「近親憎悪」といわれた。1996年に社民党を割る形で旧民主党が誕生した経緯があるからだ。
 仲立ちをしたのは連合宮城。菅野氏を民主党参院議員が応援し、1〜5区では社民党側が支持労組や後援会幹部を紹介する。連合宮城幹部は「歴史的な一歩」と言う。

 逆にしこりが表面化したケースもある。
 社民党が元議員の山本喜代宏氏(53)を擁立する秋田2区。6日、民主党2区総支部役員13人が辞職した。昨年6月に合意した社民党との選挙協力をほごにし、無所属の川口博氏(62)の陣営に加わった。

 「社民党候補では勝てない」と川口氏を立てた役員の一人。社民党秋田県連は「政党人にあるまじき行為」と怒る。

2009年08月15日土曜日

1081名無しさん:2009/08/16(日) 18:28:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090816/elc0908161802004-n1.htm

【政治部デスクの斜め書き】まさか日本共産党までブレているとは思いませんが… (1/5ページ)
2009.8.16 18:00
 ブレブレ発言は、麻生さんや民主党の鳩山さんの専売特許かと思っていたのですが、最近、日本共産党の志位さんまで、この流行に乗っかり始めているのではないかと疑りたくなってきました。(佐々木類)

 というのも、6月20日付産経新聞に掲載された志位和夫委員長のインタビュー記事で、志位さんは、民主党中心の政権が誕生した場合の連携の可能性について「政権協力はしない」と明言していたのに、最近では「建設的な立場から政策ごとに民主党との政党間協力を追求する」との方針に変わってきたからです。

 共産党サイドの逆襲を恐れずにいえば、直近の言動から見れば、民主党へのスタンスという点では明らかに「ブレた」といえるではないでしょうか。

 ただ、長い目でみると、共産党は、基本的文書と位置づけ、彼らにとって「予言の書」ともいうべき党綱領を、むしろ忠実に実践に移しているともいえ、「二十一世紀の早い時期に民主連合政府を実現する」という野心の実現に向けて着々と動き始めているとの見方もできます。

 先月のことでした。日本共産党中央委員会から私あてに一通の封書が届きました。党幹部会声明「解散・総選挙にのぞむ日本共産党の基本的立場」を掲載した「しんぶん 赤旗」(7月17日付)のコピー2枚と添え書きです。野党キャップ時代に共産党を担当したご縁でしょうか、わざわざ、旧知の中央委員会メンバーのお名前で郵送していただきました。

 実は、封書を受け取る以前から、日本共産党の動向については特に注目しておりました。有権者に対し、いかに笑顔を振りまこうとも、「党中央の指導には誤りがない」との姿勢を変えようとしない独善的な党活動のあり方や革命政党としての本質を変えていない共産党が、今度の総選挙を機にどこに向かおうとしているのか気になっていたからです。

 主導権争いに端を発する党内抗争に明け暮れ、暴力革命を志向した時期もあった日本共産党ですが、現在は、革命政党という本性を衣の下に隠しながらソフトイメージ路線をひた走っています。しかし、日本共産党が「民主主義的変革と社会主義的変革を通じ、社会主義社会の実現を目指す革命政党」であることは忘れてはなりません。

 日本共産党はどこに向かうのか−。

 結論から先に言ってしまうと、いろいろな理論(理屈)を「科学的に」ひねり出しながら、徐々に徐々に「民主党中心の政権」にすり寄っていくということです。そのとき、共産党が自らの独自性を少しずつ修正し、党名を変えながら発展的に解消するのか、消滅に向かうのか。はたまた、筋金入りの共産主義者として民主党政権の内部に深く静かに浸透し、首相官邸を次第に朱色に染めようと画策するのかどうかは分かりません。

 ただ一つ、はっきりしているのは、さきほども触れた通り、共産党は党綱領による国内外の情勢分析に基づき、そこに明記した方針を確信的、計画的に実践に移していく組織だということです。党規約にもある「民主集中制」という旗のもと、「党中央」といわれるトップ(依然として元議長の不破哲三さんのことを指しているようです)の指示のもと、泣く子も黙る軍隊のようなトップダウンで党勢の拡大に挑戦し続けてきました。

 自称「共産党ウォッチャー」でもある私から見れば、非核三原則をめぐる発言や日米FTA(自由貿易協定)に関してブレまくる民主党などと違って、共産党は思いつきで何か新たな方策を打ち出したためしはありません。すべて、綱領に基づく党大会決議、中央委員会報告といった大方針に沿って動く、マシーンのような政治勢力です。したがって、綱領とそれに付随する決議など政治文書を踏まえて個々の動きを見ていけば、将来的な共産党の立ち位置を国内外情勢という座標軸の中で視覚的にとらえることができるのです。

1082名無しさん:2009/08/16(日) 18:29:05
 それを裏付ける重要な手がかりの一つが、冒頭で紹介した封書です。さんざん引っ張って申し訳ありませんが、これは共産党にとって近年珍しい大変重要な政治文書なので、さっそく中身をのぞいてみましょう。

 7月16日に公表した幹部会決定は、自公政権について、「異常な財界・大企業中心の政治が立ち往生し、異常な日米軍事同盟絶対の政治が深刻な行き詰まりをあらわにしている」と決めつけ、今度の総選挙について「民主党中心の政権が成立する可能性が大きいことは事実だ」との見解を示しています。返す刀で、民主党についても、消費税増税への志向や憲法9条改定、衆院比例定数削減を挙げて、「見過ごすことができない」と一応は批判してみせています。

 しかし、ここからが注目です。幹部会声明は、民主党政権になった場合、建設的野党としての立場を堅持しつつ、(1)政策課題ごとに一致点での政党間協力を追求し、政治を前に動かす「推進者」になる(2)民主党が表明した消費税増税の志向など危険な諸政策を具体化する動きを許さない「防波堤」になる(3)民主連合政府をつくるための国民的共同を探求する−としています。

 同封の「しんぶん赤旗」コピーによると、志位さんは7月16日の記者会見で以下のように語っています。

 志位さんは、共産党がこれまで、民主党に対し自公政権と「同質・同類」との批判を加えてきたことについて「その基本認識は変わらない」と明言しております。ただ、自公は与党であり、民主党が野党であるとして、「政治路線や政治体質で共通する問題点があったとしても、両者を同列において審判の対象にするのは適切ではない」ともっていき、「民主党はさまざまな問題点をもっているにせよ、野党なのです。まず厳しく問われるべきは自公政権なのです」と強調しています。

 見事なまでの名人芸ではありませんか!政権与党にならんとする政党に対して、かつて共産党がここまで露骨に秋波を送ったことがあったでしょうか。

 本稿の初めの方で、わたしが共産党について、「いろいろな理論(理屈)を科学的にひねり出しながら、徐々に民主党中心の政権にすり寄っていく可能性が高い」と書いたのは、まさにこうした政治文書が根拠になっています。民主党が間違った方向にいく場合は「防波堤」になる、との気概は示しています。ですが、本音では「民主連合政府の実現」を目指し、その手始めとして、民主党中心の政権をその実験台に、党勢拡大を図りたいとの野心がヒシヒシと伝わってきます。

 共産党は650万票の獲得と全11ブロックでの当選を掲げていますが、従来とは違い、全小選挙区での立候補をやめ、半減させる選挙戦術に打って出てきました。前回の衆院選で共産党は、275人が選挙区から立候補しましたが、223人が法定得票数に届かず、計6億6900万円の供託金を没収されました。比例代表でも計6900万円を没収されています。おまけに、政党助成金も、支持もしない政党に税金を投入されるのは憲法違反だとして、受け取りを拒否し、郵政解散のあった平成16年には、拒否した約18億円を他の政党に山分けされ、党員からも不満の声が上がっておりました。

 そんな中、立候補者の絞り込みは共産党にとって、非常に合理的な判断なのですが、共産党に流れていた票の一部が、今度の衆院選で民主党に流れていくのは間違いありません。4年前の衆院選でも、敗れた民主党の候補に共産党候補の票を足せば、自民当選者の得票を上回るところが40選挙区近くあったともいわれております。民主党が勝てば、共産党は有力な貢献者といえるでしょう。

 さて、そんな関係の民主、共産両党ですが、民主党代表代行の小沢さんも、共産党の不破さん(党社会科学研究所所長)も、ともに1969(昭和44)年の衆院選で初当選した同期で、主義主張は違っても、長い国会活動から気脈を通じる仲でもあることは案外知られておりません。民主党と共産党を結ぶ細い糸がまったくないわけではないことに留意する必要がありそうです。

 旧新進党が解党して自由党を立ち上げた1998(平成10)年、国会内で新党結成のあいさつ回りで、衆院3階の共産党控え室を訪れた小沢さん(当時、自由党党首)に対し、不破さんはお茶を出してもてなしたことがあります。

1083名無しさん:2009/08/16(日) 18:29:21
 不破さんは「当選同期も少なくなりましたねぇ」と笑顔で話しかけ、友好ムードを演出されておりました。鳩山由起夫さんら、当時の民主党があいさつもそこそこに小沢さんを部屋から追い出したのとは非常に対照的な光景であり、そのシーンを小沢番記者として取材していたわたしは、院内における会派の枠を超えた人と人のつながりは軽視できないものだと、強く感じさせられたものです。

 そもそも、共産党は、綱領などにしたがって、民主党へのすり寄り以前に、国内の保守勢力はおろか、米国にまでにじり寄ろうとしてきました。

 「一番艶(つや)のある部分だったんですよ」

 ある場所でわたしは、志位さんがこう本音をもらすのを直接うかがう機会がありました。2005(平成17)年11月の第五回中央委員会総会(五中総)で言及した対米政策のくだりについて、わたしの質問に答えたときのことです。

 五中総で志位さんは、米国の外交について「国際問題を外交交渉によって解決することを模索する動きが起きていることは注目される」と“評価”し、出席した委員らを驚かせました。何より、産経新聞を肯定的に引用しながらのあいさつにはびっくりさせられました。

 志位さんは最近、核廃絶を訴えるオバマ米大統領に親書を渡し、米大使館から独立記念日のパーティーに呼ばれるといった交流に乗り出しておりまして、近い将来の訪米を検討しております。こうした最近の動きも、振り返れば4年前から打ち出していた大方針の延長線上にあるだけで、注目すべき動きではあっても綱領で動く共産党的にいえば、サプライズでも何でもないのです。

 共産党はその前年の2004(平成16)年1月17日の第23回党大会で党の基本的文書である綱領(宮本綱領)を43年ぶりに改定しました。革命路線の基本は堅持しつつ、「アメリカ帝国主義」と「日本独占資本」の「二つの敵」論を事実上放棄しました。その後ソフトイメージ路線を推し進め、新綱領を軸にした「不破理論」の定着につとめてきました。

 在日米軍基地の再編問題では、「保守を含む自治体ぐるみの反対闘争」を展開していくという、なりふり構わぬ活動ぶりで、「二十一世紀の早い時期に民主連合政府を実現する」という自らの予言の正しさを、自らの手で証明しようともがく姿を隠そうとしていません。

 また、綱領改定で共産党は、天皇制についても「民主主義及び人間の平等の原則と両立しない」と反対姿勢を堅持しつつも、「君主制を廃止」というそれまでの表現を削除しました。天皇が「憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」と明記して、天皇制との共存を容認するなど、大転換を行っています。

 秋篠宮妃紀子さまが第3子となる親王(男児)を出産された際、党機関紙「しんぶん赤旗」2面の囲み記事で「元気な赤ちゃんが誕生したことは喜ばしい」とする志位和夫委員長のコメントを掲載したのはその証左といえます。

1084名無しさん:2009/08/16(日) 18:29:44
>>1081-1083

 2004(平成16年)11月には、不破議長(当時)がデンマーク女王主催の晩餐(ばんさん)会で天皇皇后両陛下と初めて同席しました。12月には党職員の勤務規定を改定し、天皇誕生日を休日とするなど、天皇制への対応に大きな変化をみせています。それもこれも、改定した党綱領に沿った対応で、すべては予定通りの対応といえるのです。

 皇室との間合いに神経を使わざるを得ないのは、民主連合政府の実現という目標達成のためには、皇室に親しみを持つ国民が少なくなく、こうした世論を無視できないからとみられます。

 ただ、共産党が社会主義社会の実現を目指す革命政党であるかぎり、いくら保守勢力との連携を模索し、皇室制度を一時的に容認しようとも、その本質的なところは相いれない政党であることに変わりありません。

 実際、宮本顕治議長(当時)の時代ではありましたが、昭和天皇が逝去された際の反天皇キャンペーンはすさまじいものでした。ご逝去直後の1月10日付で「赤旗」1面に掲載された宮本氏のインタビュー記事では、昭和天皇を「日本歴史上最大の惨禍をもたらした人物」と断じて、「徹底的に弾圧され、たくさんの人が迫害され、殺された。時代的には対極の中で過ごした関係」と敵意をむき出しにしていたことを、蟹工船ブームなどといって最近入党とした若い党員は知っているのでしょうか。

 参考までに、憲法における天皇条項について党綱領は、「個人の世襲は民主主義や人間平等の原則と両立しない」「民主共和制の政治体制の実現を図るべきだ」とした上で、「天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである」と規定しています。

 最後になりましたが、現在、共産党を含め各党ともマニフェスト(政権公約)を掲げて連日舌戦を繰り広げていますが、もともとは共産主義者が使い始めた言葉だということをご存じでしょうか。

 「語源由来辞典」(http://gogen−allguide.com/ma/manifesto.html)によると、マニフェストとは、「明示する」という意味のラテン語から派生し、1848年、マルクス、エンゲルスが政治的宣言の意味として、「共産党宣言」の中でドイツ語「manifest」を使用したのが始まりです。今、日本で使用されているのは、日本語だと読みは同じですが、「イタリア共産党の宣言」を意味するイタリア語「manifesto」になります。

 なぜ、今さらこんなことを書くかというと、マニフェストをめぐる共産党の不破さんの言葉が面白く思い出されるからです。

 今でこそ、「マニフェスト」を使用している日本共産党ですが、不破さんは平成18年の1月、党大会で議長を引退した直後、党本部で私のインタビューに応じていただいた際、マニフェストについてこうおっしゃってました。

 「そもそも、マニフェストというのは共産党宣言から始まっているんだから、言葉の使い方がおかしいんですよ」。

 マニフェストは政党の生命そのものである「綱領」のことであって、検証不可能で実現の可否を問われることのない「選挙公約」と同様の使われ方をしていることに、不快感を示したのだろうと思います。

 ただ、不破さんはこの際、「横文字が流行(はや)るとロクなことはないんですよ」とも語り、二大政党化に向かう日本の政情にあって、埋没危機にさらされる共産党の先行きを案じているかのようでした。

1085とはずがたり:2009/08/17(月) 00:03:10
ネットの推薦が出なかった7選挙区は何処だ?25区は確定か。残り6選挙区。
逆に推薦出たのは8・19・21は確定。残り15選挙区。

【09政権選択】
民主支援に温度差も
2009年08月10日
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3801
◆ネット、あおりで都議会議席減

 総選挙に向け、ネットは都内の18選挙区で民主17人、社民1人の推薦を決めている。「政権交代」を果たすための選択だ。都議選でネット系候補が当選した選挙区を含む19区や21区などでは、強力な支援態勢がとられるという。

1087とはずがたり:2009/08/17(月) 12:40:55
小選挙区の共産票→民主の動きが予想より大きなものに成りそうな。。

938 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/08/17(月) 10:45:25 ID:8Lj+557H
うちの家では、赤旗を購読してるんだけど、(党員ではない)
今日、共産党員が来て、選挙区(大阪某区)は共産党候補は勝ち目が無いから、
民主党候補に入れて、比例は共産党に頼むと言ってきた。

こんなの初めてだわ。

1089名無しさん:2009/08/17(月) 20:43:28
http://www.nnn.co.jp/tokusyu/syuindanmen/090816.html

衆院選の断面 選択09・鳥取

 政権選択の懸かる衆院選が、公示(18日)まで一週間に迫った。川上党の動向や共産票の行方、建設業界の動向など激戦の前哨戦の断面を見る。(文中・敬称略)


2009/08/16の紙面より
【5】 郵政票の行方

見直し“最後の機会”

郵政関係者は「郵政事業の未来を切り拓く会」でも郵政民営化の見直しをアピールした=6月13日、鳥取市
 「郵政民営化の見直しをするためには政権交代が必要だ。一緒になって勝利を」。3月、米子市での民主党県連大会。来賓の国民新党県支部代表、小林正義が声を振り絞り、共闘を訴えた。

 2005年の「郵政選挙」。当時、郵政民営化関連法案に反対した県内の特定郵便局長OBらは、この選挙を境に、長年支援した自民と袂(たもと)を分かち、国民新の支持に回った。

 それから4年。郵政関係者は今回の総選挙にどう臨むのか。

 自民は郵政選挙で大勝し、同関連法が成立。07年の日本郵政グループ発足で民営化が始まり、完全民営化への移行期に入った。小林らは、始まった民営化の見直しのために「今回の総選挙がラストチャンス」と“背水の陣”を敷く。

 政府の方針では、郵政グループのゆうちょ銀行、かんぽ生命の株式を移行期の間に売却する予定だ。
■募る危機感
 株式が売却されると「民有民営」の道が固まる。小林らは「民営化の見直しは株式売却の前、政府が関与する期間内に」と照準を絞るが、民主の参院議員、川上義博は「今の政府なら、来年、株の売却を必ずやる」とみる。小林は「株の売却を阻止するには政権交代しかない」と腹をくくる。

 なぜ、「民営化の見直し」なのか。

 県内のある郵政関係者は「民営化後、もうからず手間のかかる各種サービスが切り捨てられている。日米金融資本が株を取得した場合、利益追求の経営はさらに強まるだろう」と危惧(きぐ)する。

 「このままでは不採算地域の郵便局は姿を消す。金融・物流を支える郵便局は学校や警察と同様に地域のインフラ。インフラのないところに人は住まなくなるだろう」と、“地域破壊”も心配する。

 民営化の現状や危惧を抱え、この関係者は言う。「国営に戻せとは言わないが、株の売却凍結や、分社化された郵政3事業(郵便、保険、貯金)の一体経営の再生は必須だ。政治が郵政を変えてしまったのだから、政治で直すほかない」

 「郵政民営化の見直し」を掲げる国民新だが、活動は主に県東西の郵政政策研究会(郵政研)が担う。
■活動担う郵政研
 郵政研は、民営化で国家公務員ではなくなった現役の郵便局長や郵政OBらが昨年発足させた政治団体。県内では今回総選挙で比例代表は国民新を、鳥取1、2区で民主候補を支援する方針。

 国民新の比例代表の県内得票は、小林が比例中国に立候補した05年の総選挙で21381票、07年の参院選は6392票。今回総選挙は3万票を目標に掲げる。OBや現役など県内の郵政関係者は約3千人ともいわれる。党の知名度が薄い中で、どこまで勢力を結集し、浸透するか。

 一方、自民県連幹事長の山根英明は郵政民営化について「サービス低下が出ている。地域の実情を踏まえたサービスの維持が必要だ」と、一定の見直しは必要との認識。「政府、党本部に地方の立場から欠落点の修正を求めたい」と言う。

 郵政関係者への自民支持の働き掛けでは、山根は「(郵便局の)局長級になると『分かっている』との声もある。だが、国民新は野党連合の中にある。積極的な接点をつくることは考えていない」と冷静な構えだ。(おわり)

1090名無しさん:2009/08/17(月) 20:46:38
http://www.nara-np.co.jp/20090815120208.html

“集票マシン”自民離れ - 初めて民主推薦【県医師連盟】
2009年8月15日 奈良新聞

 自民党の強力な集票マシンとされてきた全国各地の医師会の政治団体「医師連盟」に“自民離れ”の地殻変動が広がっている。県医師連盟(約560人)では次期衆院選の県内四つの小選挙区推薦候補4人を決定したが、うち2人は民主党公認で、今回初めて同連盟が民主の推薦を決めた。「小泉改革」以降、自公政権の社会保障や医療政策に強い不満を抱く医師連盟が自民一辺倒の姿勢を転換させた、その象徴と言っていい出来事だ。

 県医師連盟が決めた推薦候補は、1区が民主前職の馬淵澄夫氏(48)と自民元職の森岡正宏氏(66)。2区は民主前職の滝実氏(70)、4区は自民前職の田野瀬良太郎氏(65)。同連盟には12の支部があり、それぞれの選挙区によって対応が分かれた。3区は調整がつかなかったが、今後に推薦を追加する可能性もあるとい…

1091名無しさん:2009/08/17(月) 20:58:22
雪崩は止まらない。

>自民党の支持母体である道建協の会長が、民主党北海道代表と個別に会談するのは異例。


http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/183185.html
道建協会長が民主と会談へ 事業削減など見解要求 (08/17 16:00)
 北海道建設業協会(札幌)の岩田圭剛会長が17日午後、札幌市中央区の民主党北海道を訪れ、同党の衆院選マニフェスト(政権公約)について質問状を提出し、鉢呂吉雄代表と意見交換する。自民党の支持母体である道建協の会長が、民主党北海道代表と個別に会談するのは異例。衆院選公示を18日に控え、同党関係者には「政権交代後をにらんだ動きでは」との憶測も広がっている。

 道建協からは岩田会長のほか、役員と関連団体の幹部らが出席。民主党がマニフェストに盛り込んだ公共事業の削減方針のほか、整備新幹線の札幌延伸の是非などについて、鉢呂代表に具体的な見解を求める見通し。

 道建協は、民主党側の回答内容を傘下団体を通じ、道内の建設業者らに報告する考えだ。

 民主党のマニフェストをめぐっては、JAグループ北海道が日米自由貿易協定(FTA)の締結方針を盛り込んだことに抗議し、撤回を要求した。

 これに対し、道建協幹部は「抗議ではなく、マニフェストの中身にわからない点があるので、説明を聞きたいということだ」と話している。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009081700565
建設業協会、民主と初会合=北海道
 北海道建設業協会の岩田圭剛会長は17日午後、札幌市の民主党北海道連に鉢呂吉雄代表を訪ね、同党の衆院選マニフェスト(政権公約)に関して意見交換した。民主党道連と同協会の幹部が会談したのは初めて。岩田氏が公約に関する質問状を手渡したのに対し、鉢呂氏は近く文書で回答すると伝えた。
 また、鉢呂氏は衆院選での協力を要請。岩田氏は「質問状への回答を見るなどして判断したい」と態度を保留した。(2009/08/17-16:23)

1092名無しさん:2009/08/17(月) 21:18:46
>「国民の関心は自公政権後の政治に向かっている」。共産党の志位和夫委員長が指摘したように、
>論戦は鳩山氏を中心に進んだ。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009081700793

論戦、鳩山氏軸に展開=巻き返しに懸命−首相
 衆院選公示を翌日に控え、与野党党首が議論を戦わせた17日の討論会。民主党の優勢が伝えられる中、麻生太郎首相(自民党総裁)は、自公政権の「実績」や「責任力」を訴え、巻き返しに転じようとした。しかし、各党首や日本記者クラブ側の質問は、民主党の鳩山由紀夫代表に集中、討論会の「主役」を鳩山氏に奪われる展開となった。
 「もう政権を取った後のような浮かれた雰囲気で行動する時では決してない」。質問者から「最近、答弁が守勢になった」と指摘された鳩山氏は、自らに言い聞かせるようにこう語った。党内では「260議席は堅い」との声も出ているが、鳩山氏は「あくまでもチャレンジャーだ。油断は禁物」と繰り返した。
 一方で、衆院選後の「民主党政権」を前提にした質問には、積極的に踏み込んでみせた。官房長官、外相、財務相の閣僚人事では「国会議員から選ばれるのが肝要だ」と明言。小沢一郎代表代行の処遇についても「党の団結を維持するために枢要なポジションで」と、幹事長など要職への起用を示唆した。
 米国による「核持ち込み」をめぐる密約問題では、政権獲得後1年以内に調査を終えると宣言。非核三原則の法制化も検討する方針を示し、連立政権のパートナーと想定する社民党への配慮も忘れなかった。
 外国人の地方参政権付与についても、鳩山氏は「前向きに考える時が来ている」と言及。この問題では、付与を求める公明党に対し、自民党が慎重姿勢を示していることから、「与党の分断を狙った」(公明党幹部)との見方も出ている。
 これに対し、首相は財源問題を取り上げ、民主党を追及。一般会計と特別会計を合わせた207兆円のうち、無駄の削減などで主要政策の財源約17兆円を賄うとした民主党の方針について「136兆円は借金返済などで削減できない」と指摘。残る70兆円は社会保障費や地方交付税などに充てられているとし、「民主党はどの事業を何兆円カットするのか。具体的に示してほしい」と迫った。
 しかし、鳩山氏も「誰がこんな日本にしたのか。『責任ある政治』が聞いてあきれる」と反撃。これまでの国政選挙直前の党首討論会では、自民党総裁が質問の集中砲火を浴びることが多かったが、今回は、国民新党の綿貫民輔代表を除く4党首が鳩山氏に最初に質問をぶつけ、回答を求めた。「国民の関心は自公政権後の政治に向かっている」。共産党の志位和夫委員長が指摘したように、論戦は鳩山氏を中心に進んだ。(2009/08/17-20:57)

1093名無しさん:2009/08/17(月) 21:22:53
個人的には賛成です。
国民の信を受けていない民間人の起用はあまり好ましくないと思っています。


>閣僚人事については「一番重要な官房長官、財務相、外相は政治家を起用したい」と述べ、主要3閣
>僚については民間人からの抜てきを見送る考えを明らかにした。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090818k0000m010052000c.html

鳩山氏構想:小沢氏を党要職に 主要閣僚は政治家から

党首討論に臨む鳩山由紀夫民主党代表=東京都千代田区の日本記者クラブで2009年8月17日午後2時31分、須賀川理撮影 民主党の鳩山由紀夫代表は17日の党首討論会で、政権奪取した場合の人事に関連し、小沢一郎代表代行の処遇について「団結力を維持するため、これからも枢要なポジションの中で頑張ってもらいたい」と述べ、党の要職に起用したい考えを示した。また、閣僚人事については「一番重要な官房長官、財務相、外相は政治家を起用したい」と述べ、主要3閣僚については民間人からの抜てきを見送る考えを明らかにした。

 閣僚人事をめぐっては、03年衆院選で当時の菅直人代表が「財務相」に元大蔵省財務官の榊原英資早大教授を起用する構想を示したほか、外相などを念頭に党の外交安保政策に影響を与えている寺島実郎・日本総合研究所会長の起用案が取りざたされていた。鳩山氏は3閣僚について「海外あるいは財政に精通している人物を国会議員の中から選ぶのが肝要だ」と述べた。

 また、小沢氏については「選挙に大変精通しており、小沢代行の力で党がある意味での団結力を高めてきたことも間違いない」と評価。具体的な役職への言及は避けたが、幹事長などの党中枢のポストが念頭にあるとみられる。【佐藤丈一】

1094名無しさん:2009/08/17(月) 21:23:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908172048035-n1.htm

【09衆院選】民主の「電波オークション」で通信業界が大揺れ
2009.8.17 20:44
 民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)のベースとなる政策集「政策インデックス2009」をめぐり、通信業界に波紋が広がっている。政策集の中で、通信・放送行政を総務省から切り離し、独立行政委員会「通信・放送委員会」を設置することに加え、電波の割り当てにオークション制度の検討を打ち出したためだ。

 独立行政委員会や電波のオークション制度は、現在の総務省の通信・放送行政の機能分割を意味しており、平成13年の省庁再編以来の大事件となる。オークション制度は、総務省の判断によらず、最も高額で応札した企業に電波は売却する制度で、政府にとっては新たな財源を確保できるというメリットがある。

 総務省は「民主党は検討する、といっているだけ」(首脳)と平静を装うが、担当部署は欧米などで実施した電波のオークションの結果や影響に関する調査に乗り出している。

 米国では、独立した行政機関である連邦通信員会(FCC)の運営費に充てるため、1994年に携帯電話の事業免許でオークション制度を導入。落札総額は2004年までの計49回で4兆6000億円にも達している。2000年に導入された欧州連合(EU)でも、英、独、仏など6カ国の合計落札額が11兆6000億円に上る。

 ただ、その一方で、電波購入費用が高騰し、多くの携帯電話事業者が資金難に陥り、淘(とう)汰(た)が進んだという。

 降ってわいたオークション制度に業界も困惑気味だ。NTTの三浦惺社長は「事業へのコスト、ひいてはユーザーコストにはねかえる点をどうするのか」と懸念を表明。KDDIも「欧米の例で失敗は明らか。事業継続が難しくなるのが目に見えている」(幹部)と反発する。

 民主党政権が誕生すれば、総務省と通信業界は大揺れとなりそうだ。(芳賀由明)

1095名無しさん:2009/08/17(月) 21:40:15
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/08/5.html


神保哲生:検証・民主党政権で日本はどう変わるのか!<第5回>大手メディアが決して報じない、「メディア改革」という重要政策の中身
▼政府の記者会見をすべてのメディアに開放し、既存のマスメディアの記者クラブ権益を剥奪する。
▼クロスメディア(新聞社とテレビ局の系列化)のあり方を見直す。
▼日本版FCC(米連邦通信委員会のように行政から独立した通信・放送委員会)を設立し、放送免許の付与権限を総務省から切り離す。
▼NHKの放送波の削減を検討する・・・等々

 これらの政策はいずれもマニフェストには載っていないが、民主党の正式な政策だ。記者会見の開放はマニフェスト発表の記者会見で鳩山由紀夫代表自身がはっきりと明言しているし、その他はすべて『民主党政策集INDEX2009』に明記されている。

 お読みいただければわかるように、民主党政権では、マスメディア自身が主たる既得権益者として改革の対象となっている。そして、不思議なことにその事実はまだほとんどの人に知られていない。

メディア改革は民主党の主要政策の一部
 
 知られていない理由は、大手マスメディアが民主党のメディア政策をまったくと言っていいほど取り上げようとしないからだ。これらの政策が自分たちに都合が悪いからなのか、それともこうした政策をそれほど重要とは考えていないからなのか、その真意は定かではない。

 メディア政策は多くの有権者に影響が及ぶし、おそらく関心も高い、けっこう重要な政策だと筆者は思うのだが、どこのマスメディアもそれを良いとも悪いとも言わない。実に不思議なことだ。

 7月27日のマニフェスト発表の会見でのことだ。民主党がこれまで維持してきた「記者会見を記者クラブ以外のメディアに開放する」方針がマニフェストに入っていない理由を問うた筆者に対して、鳩山由紀夫代表は「マニフェストに入れるまでもないと考えた」とした上で、「民主党政権では記者会見はオープンにする」と、政権を取ってからも記者会見を開放する方針を貫く意思を明確に公言している。

 ところが、翌日の新聞やテレビで、この下りを報じたところは、筆者の知る限り、1つとしてなかった。各メディアとも、マニフェストの内容や記者会見のやりとりは相当のスペースや時間を割いて詳しく報じているにもかかわらず、である。全国紙やテレビといった大手マスメディアの報道のみを情報源とする方にとって、そのようなやりとりはこの世に存在しなかったことになっているに違いない。これは民主党が、現在の日本の最大のタブーに手を突っ込もうとしていることを意味するのだろうか。

 民主党はすでに2002年から、党が主催する記者会見は、記者クラブに所属する既存の大手マスメディアだけでなく、雑誌、海外メディア、ネットメディア、フリーランスなど、すべての報道関係者に開放している。また、小沢一郎氏以降の代表はいずれも、民主党が政権を取ったときは、政府の記者会見は開放することを公言している。

 実は民主党のこの方針は、岡田克也現幹事長がまだ幹事長代理の時分に、筆者からの進言(というより、「文句」と言ったほうがより正確かもしれないが)を受けて、まず手始めに外国報道機関に記者会見を開放したことに始まる。

 当時、民主党の記者会見に出席できるのは野党クラブ加盟の記者に限定されていた。岡田氏はまず自身の会見をオープンとし、その後、幹事長、代表と党の階段をのぼっていく間もその方針を貫いたために、氏が代表になった段階で、民主党の会見はすべてオープンとなった。また、その過程で、対象も外国報道機関から、雑誌やネットメディア、フリーランスを含むすべてのメディアへと広がっていった。

 前原、小沢、鳩山と岡田氏の後を継いだ代表たちもその方針を踏襲したので、今はそれが党の方針となった。ただし、その方針がマニフェストなどの文書に明記されているわけではないので、私のような非記者クラブ記者は、常に確認を求めていく必要があり、それがわれわれ非記者クラブ記者が、大きな節目の記者会見で毎回しつこくこの質問をし続ける理由でもある(最近はフリージャーナリストの上杉隆氏が、その役割を進んでやってくれているので、私ばかりが憎まれ役をやらなくてもすむようになった)。

1096名無しさん:2009/08/17(月) 21:40:42
なぜ記者会見の開放が重要なのか
 
 民主主義とフリープレス(報道の自由)を標榜する国で、記者会見への出席が特定の報道機関にしか認められていないことなど、そもそもあり得ないことだ。したがって、いまさら議論をするのも小っ恥ずかしいのだが、政府の記者会見がオープンになることの意味は大きい。記者会見が大手メディアの既得権益、つまり利権の温床ではなくなり、そうなることで、主要メディアと政治家や政党、主要官僚との間の談合が通用しなくなるからだ。

 過去半世紀にわたり、日本には新しい大手マスメディア(全国紙や全国ネットの放送局)が登場していない。そんな業界は他にないはずだ。そんな国も他にはないはずだ。そしてその最たる理由は、記者クラブ制度をはじめとするさまざまなメディア権益が、一部の主要メディアに独占されているためだ。長年権益を独占してきたメディア企業は、いまやいずれも巨大なコングロマリットとして君臨している。日本のメディア市場に新規参入する事業者は、それらの権益なしで、巨大ライバルに立ち向かわなければならない。

 しかし、記者会見の開放には、大手マスメディアから既得権益を剥奪する以上の重要な意味がある。それは記者会見というものが、ジャーナリズムが基本的な機能を果たす上で、必須の要素だからだ。会見がオープンになれば、記者は政治家に何を聞いてもよくなる。厳しい質問をして政治家や党職員から嫌われても、オープンである以上、記者会見から排除される心配をしなくていいからだ。そのため記者会見が真剣勝負の場となる。

 夜討ち朝駆け等々、日本のメディア固有の密室談合に参加して、記事にできないインサイド情報をもらい、酒の席でそれを披瀝して悦に入るか、何でも聞けるし何でも書けるが、談合の輪には入れてもらえない記者となる道を選ぶかは、それぞれの記者の判断になる。要するに、オープンにすることでやっと記者会見が国際標準になるのだ。

 ところで、やや話が横道に逸れることをお許しいただければ、記者会見の開放をより実効性のあるものにするために、民主党にはもう1つやるべきことがある。それが、番記者懇談など会見以外の形で政治家と記者が日常的に接触する制度を廃止することだ。

 残念ながら、民主党はまだ党の主要幹部と記者クラブ加盟社の記者との間の番記者懇談を毎日のように実施している。せっかく記者会見をオープンにしても、そのような制度があれば、会見で厳しい質問をする記者や、党やその政治家に不都合な記事を書く記者に対しては、そうした一見非公式の形をとった(実は公式な)場から外すなど、懲罰的な処遇が可能となってしまう。

 本来、大臣や副大臣など行政の長となった政治家は公務員法に縛られるはずなので、そうした地位にある政治家が、行政の長として知り得た情報を特定の報道関係者を選別して提供する行為は、公務員法の守秘義務や中立性原則に反するものだ。

 日本の大手新聞社やテレビ局の記者が、夜討ち朝駆けこそがジャーナリズムの神髄であるかのようなことを得意顔で話すのをよく見かけるが、そもそも政治家や公務員が特定のメディアのみに公務員として知り得た情報を提供する行為は、他の国と同様、日本でも違法行為なのだ。

1097名無しさん:2009/08/17(月) 21:40:53
メディアの構造問題と「やれるものならやってみろ」
 
 記者クラブの開放を党代表が明言する一方、『民主党政策集INDEX2009』には、冒頭で挙げたように、クロスメディア(新聞社とテレビ局の系列化)の見直しや、日本版FCC(行政から独立した通信・放送委員会)の設立と総務省からの放送免許付与権限の剥奪、NHKの放送波の削減といった、メディアの世界における言わば「聖域」に踏み込んだ政策提言が続々と登場する。これらはいずれも自民党政権下では、ほとんど手つかずだった問題だ。

 筆者は日本のメディア業界がこうした構造的な問題を抱え、そのために国際競争力をつけることに失敗しているばかりか、ジャーナリズムの公共的な機能さえも果たせなくなっていることを、機会あるごとに指摘してきた(詳細については拙著『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』の第18章を参照されたい)。

 特に「記者クラブ」、「クロスオーナーシップ」(新聞とテレビの業際保有の英語表現。民主党は「クロスメディア」と表現しているが意味は同じ)、「再販売価格維持制度」(メーカーの定めた定価での販売を小売業者に義務付ける制度。日本では独占禁止法で原則禁止されているが、例外として新聞や書籍などに認められている)のメディア特権3点セットが、産業としての、そしてジャーナリズム機関としてのメディア業界をダメにしているとして、メディアの構造改革の必要性を訴えてきた。

 最近筆者はこれに、政府が放送免許を直接付与する制度を改めるための「日本版FCC=独立行政委員会」問題を加え、メディア構造問題4点セットとして、問題提起を行っている。

 政府が放送免許を直接付与している現在の制度は、どう考えてもおかしい。報道機関を兼ねる放送局にとって、政府は監視対象のはずだ。その政府から免許を頂いていては、ジャーナリズムの機能など最初から果たせるはずがない。

 しかも、日本では先進国の多くが規制をしているクロスオーナシップを認め、放送局利権を新聞社に与えてしまっている。そのため、本来であれば免許も不要で権力から自由であるはずの新聞社までが、政府に取り込まれる余地を自ら作ってしまっている。

 そもそも、放送局が総務省から割り当てられている電波は、国民の資産である。それを一行政機関にすぎない総務省が、誰に与えるべきかを勝手に決めているのもおかしい。そこで、市民の代表たる独立行政委員会を設置し、真に国民の利益に資する形で電波が利用されるよういろいろ工夫しようというわけだ。アメリカのFCC(連邦通信委員会)に見られるような独立行政委員会の形態については、ぜひ別の機会に詳報したい。

 新聞社が再販売価格維持制度を通じて政府の保護を受けていることも、新聞社の経営は大いに助けているが、その分日本のジャーナリズムを政治に対して脆弱にしている。先進国でいまだに新聞社を再販制度によって保護している国は、日本くらいのものである。

 もちろんクロスオーナーシップによって、一握りのメディア企業に力が集中し、結果的に新規参入が不可能になっているという問題もある。

 筆者は民主党のメディア改革に関する政策提言は、もう何年、いや何十年も前に行われていなければならなかった、当たり前過ぎるくらい当たり前のものにすぎないと考えている。むしろ、個人的にはまだまだ甘いと思っているくらいだ。

 しかし今のところ、改革対象となっている当の大手マスメディアは、民主党のメディア関連政策をほとんど黙殺し、良いとも悪いとも言っていない。ちょっと不気味である。「触らぬ神に祟りなし」なのか、決戦の狼煙があがるまでは力を温存しているのか。いやむしろ、「できるものならやってみろ」と、高を括っている可能性が濃厚だ。何せメディア利権というものは、過去半世紀にわたり、一度も脅かされたことのない、日本の最後にして最大の権益と言っても過言ではないほど、巨大な利権なのだ。

 その意味で民主党は、大変リスキーな政策を打ち出していると見ることもできる。なぜならば、この政策によって民主党政権は、強大な大手マスメディア全体を敵に回す可能性が大いにあるからだ。

1098名無しさん:2009/08/17(月) 21:41:11
>>1095-1097

メディアを敵に回すことのリスクをどう考えるか
 
 民主党が政権を獲得した際、マニフェストや政策集で公約した政策を実現していくためには、その過程で生じるさまざまな対立や摩擦を乗り越えていかなければならない。

 特にいろいろなところから財源を見つけてこなければならない最初の4年間は、おそらく既得権益剥がしの4年になるはずだ。それがどれほどの抵抗に遭うかは、想像に難くない。いや、きっと想像を絶するものになるだろう。小泉政権下における道路公団や郵政民営化騒ぎの際にも、また最近では内閣人事・行政管理局の局長人事でも、われわれは抵抗勢力の凄(すさ)まじさと強(したた)かさを目の当たりにしてきた。

 民主党の既得権益剥がしが本当に実現できるかどうかも、やはり小泉政権が1つのモデルを提示している。中身の評価はともかく、どんなに「抵抗勢力」の抵抗が激しかろうとも、世論の後押しを受けた政権が本気になれば、何だって為せば成るということを、小泉政権は身をもって証明したのではないだろうか。つまり、われわれ市民が民主党のチャレンジする政策をどこまでサポートするかに、その成否はかかっていることになる。

 しかし、である。その際に、マスメディア報道が市民に与える影響はかなり大きいのではないか。われわれの多くは、依然として、政治、経済、社会など世の中のあらゆるできごとに関する情報を、大手マスメディアから得ているはずだ。そうしたメディアの報じ方次第で、改革に抵抗する勢力が、既得権益に胡座をかいた腹黒い拝金主義者集団に見えることもあれば、逆に、誤った改革を阻止するために身を挺して戦う正義の味方に見えることもあるだろう。

 たとえば、明らかにムダの温床となっている特殊法人を、民主党政権が公約に則って廃止しようとしたとする。主要メディアが、その特殊法人が天下りの温床として、いかにこれまでムダを垂れ流してきたかを、実態を含めて詳しく報じれば、たとえ特殊法人側が激しく抵抗しようとも、多くの人は民主党の政策を最後まで支持するに違いない。

 しかし、逆に主要メディアが、その特殊法人が多少は意味のある活動もやっていた(どんなに無駄な事業でも、それがまったくなくなれば困る人は多少はいるものだ)という事実や、その特殊法人が解散させられることで、倒産の憂き目に遭う取引業者(何の罪もない下請けの清掃業者など)に焦点を当てたリポートなどを次々と流せば、次第に民主党への市民のサポートが細ってしまう可能性はないだろうか。

 ウェブを含めた多様なメディアから情報を入手できる時代になり、われわれの多くは大手マスメディアのデタラメな報道についてかなり見抜けるようになってきてはいる。しかし、もし主要メディア、つまり日本中の新聞社とテレビ局と通信社(主に地方紙に全国の記事を配信している共同通信社と時事通信社)が、こぞって民主党の改革に対してネガティブ・キャンペーンを張り始めたとしたら、はたしてわれわれはそれを見抜き、民主党の政策を支持し続けることができるだろうか。

 民主党が日本をよりオープンでフェアな社会に変えていく一環として、マスメディアを改革の対象としていることは、十分評価に値する。今日、日本が多くの問題をなかなか解決できない理由の少なくとも一端には、日本で真に公正で公共的なジャーナリズムが機能していないという事実があると筆者は考えている。おそらくその点には、多くの人が同意されるだろう。

 しかし、民主党政権が現実となった際の政策の成否が、主要メディアの報道に影響される面が少なからずあることもまた、否定できない事実だ。

 その意味で、民主党政権が、前門に改革に抵抗する既得権益勢力を抱えながら、後門にも大手マスメディアというもう1つの敵(既得権益勢力)を抱えなければならなくなる可能性があることを、心配せずにいられない。歴史を見ても、2正面作戦が失敗に終わることは少なくない。

 何にしてもまず、民主党政権では大手マスメディア自身が、主たる既得権益者として改革の対象となっているという重大な事実が、広く認識されることが必要だ。そうすれば、そのメディアが伝える報道内容に注意が必要になるという認識は、すぐに広まっていくはずだ。少なくとも現時点では、そうはなっていないように思う。

 特に民主党のメディア政策に関する報道を見るときは、それを報じている当人が改革の対象となっていることを、片時も忘れないでおいて欲しい。

投稿者: ニュース・スパイラル 日時: 2009年08月16日 07:54 | パーマリンク

1099名無しさん:2009/08/19(水) 21:52:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009081900723

社民の連立志向批判=共産委員長
 共産党の志位和夫委員長は19日、仙台市内で記者会見し、社民党が民主党との連立政権樹立に前向きな姿勢を示していることについて、両党の外交・安全保障政策の違いを挙げて批判した。
 志位氏は「例えばソマリア沖への(自衛隊)派兵について閣内で一致しなくなった場合にどうするのか。社民党のかねてからの主張と、連立を組むこととの整合が取れなくなりつつある」と指摘した。 (2009/08/19-17:53)

1100とはずがたり:2009/08/20(木) 17:56:50
《政治決戦24時:20日》「数あわせなら乗らない」
http://www.asahi.com/politics/update/0820/TKY200908200158.html
2009年8月20日12時24分

 朝 社民党の福島瑞穂党首が文化放送のラジオ番組で、政権交代を実現した後のインド洋での補給活動について、「民主は鳩山さんも『延長しない』と言っている。社民党は『即時撤退すべきだ』と言っている。話し合うことで溝は埋めていける。自社さ(連立)もデメリットはあったが、内政で協力した」

 同 国民新党の亀井静香代表代行がニッポン放送のラジオ番組で、総選挙後の民主党との連立について、「政策と政権運営を含めてきっちり協議しなければ、参院でちょっと数が足りないから、数あわせで閣僚一つ二つ出すというのには、国民新党は乗りません」

 午前 民主党の鳩山代表が島根県出雲市で街頭演説し、「麻生さんは夢物語だと批判するが、無駄遣いをなくせば、予算は十分にある。彼らは景気が回復した2年後には消費税を増税するという。一時的に経済が2%くらいあがったくらいで増税されたら、たまったもんじゃない。(われわれは)消費税増税は全く必要のない政権をつくる」

 同 河村官房長官が記者会見で、民主党が廃止を打ち出している事務次官会議について、「官僚主導の象徴のようにとられているが、政権を担当してみると、やっぱり必要なひとつで、政治主導が曲げられることはありえない仕組みになっている。もしおやめになるなら、調整をどういう風にするか、政治家だけでできるのか、おそらく、おやりになったらわかるんじゃないでしょうか」

1101名無しさん:2009/08/20(木) 19:20:05
>今回の衆院選に向け、民主、社民両党は、中塚と阿部の対決を解消しようと調整を進めた。
>「阿部を神奈川1区か同4区にくら替えさせ、12区は中塚で」との案も浮上したが、12区で
>戦い続けてきた阿部は反発し、くら替え案をけった。



http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090820_01.htm

(11)民・社に不協和音

 「民主党の子ども手当2・6万円は、はっきり言ってバラマキ政策だ。連立政権を組んだらバラマキ政策を(改めて)、子どもたちの居場所作りの政策に変える」

 社民党の阿部知子は19日朝、神奈川県のJR藤沢駅前でマイクを握り、江ノ電からJRに乗り換える通勤客らに訴えた。党の政審会長として「民主党にもの申す」自らの存在感をアピールしたものだ。

 阿部の「敵」は、自公政権だけではない。政権交代が実現すれば、連立を組むことになる民主党の中塚一宏とも火花を散らしている。民主・社民両党の選挙区調整が失敗に終わったためだ。

 2005年の前回衆院選で、阿部は3期連続の比例復活当選を果たした。中塚は重複した比例でも復活できず、落選。ただ、阿部の2倍の票を獲得した。

 今回の衆院選に向け、民主、社民両党は、中塚と阿部の対決を解消しようと調整を進めた。「阿部を神奈川1区か同4区にくら替えさせ、12区は中塚で」との案も浮上したが、12区で戦い続けてきた阿部は反発し、くら替え案をけった。

 「私は現職(前議員)。向こうは、票は多いとはいえ、落選中の身。くら替えするなら、落選した人がするべきだ」

 12区にこだわる阿部も、勝算が見込めているわけではない。

 阿部を支持する旧社会党時代からの党員は高齢化が進み、頼みとしてきた労組票も民主党へ流れた。07年参院選の神奈川選挙区で、社民党候補の得票は04年の時より半減し、供託金没収の憂き目にあった。党組織の弱体化は著しい。

 民主党と社民党が争うのは全国で15選挙区ある。このうち、阿部と国会対策委員長の日森文尋(埼玉13区)の2人は、前議員として民主党候補と戦う。

 「政権交代は必要だが、民主党と近づきすぎると、大波にのまれる」(阿部陣営)。阿部が直面するジレンマは、社民党が抱える本質的な問題でもある。

 これに対し、民主の中塚は、阿部よりも、自民党の桜井郁三との対決に重点を置く。19日午前、寒川町での出陣式では「一部の人に金と権力が集中しており、これが長期政権の弊害だ。政権交代が起これば日本の歴史に新しい一ページを加えることができる」と力説。政権交代の機運を高め、党への追い風を一身に集めたい考えだ。

 矛先を向けられた桜井は「政権交代は手段であって、目的ではない。民主党は目的があやふやだ」と切り返す。


 じっとり汗ばむ暑さとなった公示日の18日朝。社民党元県議の米山昇は新潟市での第一声で「長期政権の膿を出す大手術だ。(新政権では)民主党の暴走を食い止めるチェック機能を果たさせてほしい」と訴え、民主党との連立政権に意欲を示した。

 だが、その一方で7日の街頭演説では「民主党代表は死んだ人から金をもらっている」と民主党代表の鳩山由紀夫を痛烈に批判してもいた。民主党候補、鷲尾英一郎への敵対意識からだ。

 前回衆院選で米山は鷲尾を支援した。鷲尾は小選挙区で敗れたが、比例選で復活当選した。今回、共闘が崩れた理由として、米山側は鷲尾の「協定違反」を挙げる。

 協定とは2001年12月に民主、社民両党県連が交わした政策協議合意事項のことだ。脱原発や護憲など12項目からなり「前回も協定踏襲が口頭で確認された」(社民党県連)。ところが、鷲尾は原発容認や保守的な歴史認識を唱え、社民党側の神経を逆なでした。選挙区内には東京電力柏崎刈羽原子力発電所が存在する。社民党の柏崎市議は「事務所のくい1本から面倒を見たのに」と鷲尾への不満を隠さない。

 民主党県連は「前回は正式な協定ではなかった」と反論。鷲尾も「前回は社民党の協力で当選したとの認識を持っていない」と切り捨てる。新潟県での社民党組織の地盤沈下が民主党側の強気につながっているとの指摘も多い。

 自民党の近藤基彦側は、「反自民票」の分裂に期待を隠さない。陣営幹部はこう本音を漏らす。

 「鷲尾の票を食ってくれるよう、米山を陰ながら応援しているよ」(敬称略)

(2009年8月20日 読売新聞)

1102名無しさん:2009/08/20(木) 19:21:36
>亀井氏にとって福山市は今は隣の7区。だが、自民党の衆院議員だった中選挙区時代の名残で市
>北部を中心に支援者は多い。出陣式は比例代表中国ブロックで党の票を獲得するためだが、和田
>氏にとっても民主、国民新の両党の協力関係をテコに、7区に「1万以上」との見方がある亀井氏の
>支持票を取り込む狙いがにじむ。「私は亀井党」。和田氏はそうアピールもする。



http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/09/News/hiroshima/Sh09082006.html

民主・国民新、連携強める 6・7区、対自民の構図鮮明 '09/8/20

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 衆院選で広島6区の国民新党前職の亀井静香氏(72)が、7区の民主党比例前職の和田隆志氏(46)への支援を強めている。民主党と国民新党が選挙協力した2007年の参院選以降も亀井、和田両氏の連携は表面化していなかったが、政権を懸けた決戦が「与野党対決」の構図を浮き彫りにした。

 「民主党と政策は大方合っている。協力して新風を起こそう」。18日夜、福山市新市町の公会堂であった国民新党新市支部の出陣式。亀井氏はそう和田氏に語りかけ、出席した約100人の前でがっちりと握手を交わした。

 国民新党の推薦を受ける和田氏が戦うのは、故宮沢喜一元首相のおいで、4選を目指す自民党前職の宮沢洋一氏(59)だ。与党の枠組みで公明党の推薦を受ける。

 亀井氏にとって福山市は今は隣の7区。だが、自民党の衆院議員だった中選挙区時代の名残で市北部を中心に支援者は多い。出陣式は比例代表中国ブロックで党の票を獲得するためだが、和田氏にとっても民主、国民新の両党の協力関係をテコに、7区に「1万以上」との見方がある亀井氏の支持票を取り込む狙いがにじむ。「私は亀井党」。和田氏はそうアピールもする。

 一方、7区の議席維持をかける宮沢氏。「こちらは、こちらの選挙をやるだけ」。19日に市内のスーパー前で街頭演説を終えた後、亀井、和田両氏の連携について淡々と話した。陣営は「かつて自民党に所属していた亀井、宮沢両氏の支持層は重なる部分も多い。いかにつなぎ留めるかがが鍵になる」と警戒する。

 亀井氏と、宮沢氏のおじの故喜一元首相は小選挙区へ移行時に6、7区でのすみ分けを約束した。以降、元首相の地盤を引き継いだ宮沢氏の時代になっても宮沢、亀井両後援会はそれぞれの区で一部融合している。こうした事情もあり、亀井、和田両氏の連携は進んでこなかった。

 事態が変わったのは4月。かつて喜一元首相の秘書を務めた自民党新人の小島敏文氏(58)が6区からの立候補を表明。同時期に民主党も亀井氏推薦を決めた。「小島氏と戦う6区の構図が固まったことで和田氏を応援する口実が整った」と亀井陣営の幹部は明かす。

 宮沢氏と和田氏の事実上の一騎打ちとなっている選挙戦。7区に今も少なくない「亀井党」の支持者をどうたぐり寄せるか、両陣営の綱引きは激しさを増している。(与倉康広)

1103名無しさん:2009/08/20(木) 20:52:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082000825

共産の連立批判に反論=社民党首
 社民党の福島瑞穂党首は20日、仙台市で記者会見し、共産党の志位和夫委員長が民主党との連立政権を目指す社民党の方針を批判したことについて「社民党は新しい政治の中で身を張って平和を実現していく。それが社民党の存在意義だ」と反論した。
 福島氏は「政権交代プラス『雇用、福祉、平和』。プラスの部分は社民党がやる。政権交代の質をよくしていくのが社民党だ」と強調した。 (2009/08/20-20:03)

1104名無しさん:2009/08/20(木) 21:21:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090820/elc0908201856010-n1.htm

【09衆院選】共産・志位氏が民主の比例削減公約に反発「国民的大闘争を」
2009.8.20 18:55

このニュースのトピックス:衆院選

20日、車から手を振る共産党の志位委員長=仙台市 共産党の志位和夫委員長は20日午後、札幌市で記者会見し、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)で打ち出した衆院比例代表定数の80削減に関し「民主主義破壊の暴挙だ。そういう動きになれば国民的大闘争を起こす決意だ」と批判した。「あらゆる政党、団体と連携し、阻止する」とも述べた。

 社民党が民主党との連立政権樹立に前向きな姿勢を示していることについては、憲法9条改正や安全保障をめぐる両党の方針の違いを強調。「社民党は自らの信条に反する道を強いられることになる」と指摘した。

 志位氏は衆院選に関しては「自民党(政権)か民主党(政権)かの選択ではない。自公政権退場後の政治をどうするかに新しい論戦の焦点が移っている」と述べた。

1105名無しさん:2009/08/20(木) 21:25:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090820/elc0908201236007-n1.htm

【09衆院選】松浪氏「民主票を狙う」 辻元氏「私は野党統一」 大阪10区 (1/2ページ)
2009.8.20 12:34

このニュースのトピックス:衆院選
 社民党の顔として知られ、大阪10区(高槻市、島本町)から立候補している前職の辻元清美氏(49)が、民主党などの推薦を受けて「野党統一候補」を前面に掲げ、4選を目指している。しかし、4年前の衆院選で辻元氏と激戦を繰り広げた民主党側には、「昨日の敵」との共闘に二の足を踏む声も。両党間のしこりにつけ込んで、民主党保守票を虎視眈々(たんたん)と狙うのが、自民党前職の松浪健太氏(38)だ。近畿で唯一、自民vs社民の構図となり、民主票争奪戦が熾烈(しれつ)さを増している。

 「自民と民主では、外交や安全保障など政策の認識に共通の土台がある。社民党では話にならない」

 衆院選が公示された18日午前の出陣式で松浪氏は、民主党の主張を認める異例の演説を行った。狙いは民主党保守層。前回の衆院選で、松浪氏は約8万3千票を獲得し、辻元氏の約6万8千票を抑えて再選を果たした。一方、民主党公認候補は約5万2千票で、辻元氏との得票数を合わせると、松浪氏を上回る。

 それだけに、松浪陣営は民主支持層を意識した戦術を展開。街頭演説では、辻元氏が前回衆院選で「自民も民主もカレーライスとライスカレーの違いしかない」と皮肉った点を指摘し、「社民党の議論はまるで苺(いちご)大福。カレーライスと苺大福を一緒に食べておいしいですか」と呼びかけるなど、民主党と社民党の主張の違いを揶揄(やゆ)する。

 陣営関係者は「これまで民主党を強烈に批判してきた辻元さんには、民主党支持者も強い反発がある」と話し、票取り込みに期待を寄せる。

 しかし、松浪陣営も一枚岩ではない。推薦する公明党支持者からは、定額給付金での衆議院本会議の投票棄権、麻生首相降ろしにつながる両院議員総会への署名参加など、一連の松浪氏の行動に対し、根強い反発があるという。

 松浪氏が「選挙への意気込みのため」として7月末に突然の丸刈りをしたことについて、公明党関係者は「松浪氏は“みそぎ”のつもりかもしれないが、満足していない人がいるのは事実」と批判した。

 一方、辻元陣営は民主党や連合との強い連携を演出。5月には大阪城公園での連合メーデーに初めて参加し、衆議院解散後の7月31日には、岡田克也・民主党幹事長とともにJR高槻駅前で演説会を行い、がっちりと握手を交わした。

 街宣活動でも、「民主、国民新、社民の野党統一候補です」と自己紹介。掲げるのぼりや旗にも「政権交代」「野党共闘」の文字が躍り、社民党の旗をほとんど掲げないなど、独自候補擁立を見送った民主党への配慮をみせている。社民党への比例代表への投票呼びかけも控えぎみだ。

 前回衆院選とは一変した選挙活動に、辻元氏自身は「わたしは野党統一候補。その事実に従って活動しているだけ」と述べるにとどまった。

 大阪10区にはこのほか、共産党新人の淺沼和仁氏(48)、幸福実現党新人の筒井宏志氏(54)が立候補している。

1106名無しさん:2009/08/20(木) 21:27:54
比例削減、絶対に阻止=共産委員長
 共産党の志位和夫委員長は20日、札幌市内で記者会見し、民主党の岡田克也幹事長が政権獲得後4年以内をめどに衆院比例代表の定数を80削減する方針を示したことについて「具体化の動きを見せたら、国民的大闘争を起こす。あらゆる政党、諸団体と連携し、絶対に阻止する」とけん制した。
 社民党の福島瑞穂党首も仙台市での会見で「比例代表の削減は民主主義の破壊で、明確に反対だ。民主党にもはっきり働き掛けていきたい」と述べた。 (2009/08/20-19:53)

1107名無しさん:2009/08/20(木) 21:28:55
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_shuin/2009/08/16/20090816101205.html

わが党かく戦う (5)社民党 藤田圭右県連代表
平和政策で存在感発揮

藤田圭右社民党県連代表
 ―今回の衆院選の争点は。

 小泉政権から続く市場原理重視、新自由主義路線と決別できるかが最大の争点だ。麻生太郎首相は最近、しきりに「行き過ぎた市場原理主義には決別する」と強調しているが、できるとは思えない。自公政権の弊害をただし、弱肉強食の競争社会から、互いに支え合う共生社会に転換するチャンスだ。

 ―自公政権の弊害とは何か。

 端的に言うと、雇用が失われたことだ。過度の規制緩和によって労働者がモノ扱いされてきた。派遣切りなどで住居を失った人たちの「年越し派遣村」は象徴的な出来事といえる。派遣労働者や母子家庭といった弱い立場の人に構造改革のしわ寄せがいき、貧困が拡大した。

 ―有権者に訴えたいことは。

 わが党は生活や雇用のセーフティーネット(安全網)を再構築する。政権公約(マニフェスト)では「生活再建」を掲げ、生活保護の母子加算復活や、最低賃金の時給1000円以上への引き上げ、職業訓練中の生活保障制度の創設などを盛り込んだ。必要な財源は、大企業や富裕層を優遇する不公平な税制を見直したり、防衛費を削減すれば捻出(ねんしゅつ)できる。

 ―自民、民主の二大政党対決に埋没する恐れは。

 両党の政権公約は、ばらまきを競い合っている点で変わらない。わが党には「護憲」という明確な旗印がある。政権公約にも、非核三原則の厳守や、インド洋で給油活動している海上自衛隊の即時撤退などを明記した。ほかの党が後回しにしている平和政策で存在感を発揮したい。政権交代のムードが高まっている中で支持を掘り起こし、党の退潮傾向に歯止めをかけたい。

 ―前回は岡山1区に候補を立てたが、今回は見送り、県内は比例に絞った戦いになる。

 何とか小選挙区に候補を擁立したかったが、適任者が見つからなかった。今回は広島1区に中国比例との重複候補1人を立てる予定で、中国5県で30万票、県内では5万1000票の比例票を獲得することが目標。街頭活動を中心に訴え、03年に失った中国比例の議席奪取を果たしたい。

 ―野党共闘にはどう取り組むのか。

 県内の各小選挙区は自主投票で対応するが、政権交代には野党共闘の視点も必要だ。これまでの選挙では協力したことがない民主党の候補を、比例票の上積みを前提に水面下で支援している選挙区もある。 (おわり)

(2009年8月16日掲載)

1108名無しさん:2009/08/20(木) 23:46:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090820/elc0908202317027-n1.htm

【09衆院選】証言・政権交代(1)「変化には必然性がある」村山富市元首相(85) (1/5ページ)
2009.8.20 23:15

村山富市元首相(河居貴司撮影) 「政権が変わっても、政治は急に変わるものではない。すぐ変えられるものもあるが、行政や外交などでは継続性が大事な仕事も多い。政治を変えるのには、時間がかかるもんじゃ」。地元の大分で、引退生活を送る村山富市元首相(85)はこう述べ、急激な変化を求める声に警鐘を鳴らした。非自民連立の細川政権の誕生や、長年の対立関係だった自民党と組んで自らが首相に就任した村山政権で政権交代の現場を目の当たりにした。 

 「あのころまでは自民党と社会党が一緒に政権をつくるとは考えもしなかったし、総理になると思ったこともなかった。ただ、政権が変わる背景には必然性がある」と断言した。

 《平成6年6月、少数与党となり総辞職した羽田孜内閣の後を受け、下野(げや)していた自民党は、村山氏が委員長を務める旧社会党、新党さきがけと連立を組み、村山内閣が成立した》

 「当時は絶対多数をとる政党がなく、政治的バランスのなかで連立政権が生まれた。今回、政権交代があるのなら、選挙で変わることになる。そこは意味合いが大きく違う」という。

 当時、自民党は衆院の第一党で社会党は第二党だった。「憲政の常道からすると、多数政党のトップが首相になるべきで、それに沿わない自分の政権は過渡的で長くはないと思っていた」と振り返る。

 だが、内閣には、その内閣にしかできない使命があるという。

 「村山内閣の場合は戦後50年という節目の年にあって歴史にけじめをつけることが使命と思っていた。批判も承知しているが、『村山談話』をはじめ、村山内閣でなければできなかったことをしたという思いはある」と強調する。

 《村山談話は7年8月15日、戦後50周年記念式典で、閣議決定に基づいて発表された。戦中に日本が植民地支配したとして公式に謝罪した声明で、その後の政権にも継承されている》

 政権交代で重要なことは、「何が変わったのかを明確にすること」というのが持論。「民主党は体質的には(自民党と同じ)保守政党だと思っている。民主党政権になっても、結果的に自民党と同じことをやれば、政権交代の意味はない」

 当時と現在で自民党に変化はあるのか。「自民党はあまりにもお粗末。困難な状況なのに互いを信頼せず、けなしあっている。連立を組んだころとは随分違う。あのとき社会党のトップを首相にかつぐことは、自民党内部でも相当の抵抗があったはずだが、それでも結束した。民主党は寄せ集めの政党だが、政権を取るという課題でまとまっている。これが決定的な違いだ」と分析した。

 今回の選挙で二大政党への動きが加速するという見方について、「世間の価値観が多様化するなか、政党が2つだけでは無理がある。複数の政党があり、そのうちのいくつかが与党として連立政権を組むのがベターな政治体制ではないか」としたうえで、「連立政権は物事を提案する段階できちんと議論をしなくてはならない。数の力だけでない攻防がある。そこで議論を尽くし、国会でも与野党の議論をすることによって、国民の幅広い価値観を政治に反映できるのではないか」と提言した。

     ◇

 今回の衆院選のキーワード「政権交代」。平成5年、非自民・非共産連立政権が誕生。日本新党(当時)の細川護煕氏が首相となり政権が変わった。その後の村山内閣では自民党が与党に復帰した。当時の政権交代の現場を“目撃”したキーマンの証言から、政権交代とは何か、その実態を浮き彫りにするとともに課題を探る。

     ◇

 むらやま・とみいち 大分市議、大分県議などを経て衆院議員に当選8回。日本社会党の国会対策委員長などを務めた後、平成5年から党委員長。社民党初代党首。自社さ政権のもとで6年6月から8年1月まで第81代内閣総理大臣を務めた。12年に政界を引退。

1109名無しさん:2009/08/21(金) 19:52:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082100701

民主政権でも対米従属=共産委員長
 共産党の志位和夫委員長は21日、都内の日本外国特派員協会で講演し、衆院選で民主党が政権を獲得した場合の日米関係について「これまでと若干の変化は生まれると思うが、『日米同盟の緊密化』が基本で、従属的な軍事同盟を変えていく立場は民主党にはない」と指摘した。
 一方、日中関係に関しては「一番大きな問題は歴史問題で、(民主党の)鳩山由紀夫代表が『首相になっても靖国神社を参拝しない』と言っているのは理性的な方向だ」と述べ、不参拝の方針を評価した。 (2009/08/21-18:05)

1110名無しさん:2009/08/21(金) 19:53:20
情勢報道後、社共の民主批判が増えてきました。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009082100733

政府に議員100人は疑問=社民党首
 社民党の福島瑞穂党首は21日、新潟市で記者会見し、民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)で、閣僚や副大臣ら国会議員約100人を政府に配置する方針を打ち出したことについて「三権分立が弱くなるのではないか。役所と戦うと言いながら(国会で政府を追及する議員の)数を少なくしてどうするのか」と疑問を呈した。 
 民主党が主張する衆院比例代表定数の80削減にも触れ、「比例を80人削減して(政府に)100人送り込めば、180人国会からいなくなる。国会(衆院)が300人になれば大笑いするのは役所だ」と指摘した。(2009/08/21-18:35)

1111名無しさん:2009/08/22(土) 00:07:32
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220908050001

決戦の行方(2) ■2区■
2009年08月05日


     「チルドレン」試練




 京都府の小選挙区 2区




  (左京区、東山区、山科区)


  山本 朋広 34 自前 〈元〉松下政経塾生
  前原 誠司 47 民前 党副代表
  原  俊史 42 共新 党府委員
  藤田 高景 60 社新 党職員
  軽部 芳輝 40 諸新 幸福実現党員




 「今までの政治家はダメ。体力も気力もある私が既得権益や無駄に切り込んでいく。若手に任せてほしい」


 7月31日朝、東山五条の交差点。マイクを握った自民前職の山本朋広は、13歳年上の民主前職・前原誠司を意識し、「世代交代」を何度も口にした。


 前回の05年総選挙で自民は、党府連初の公募を実施。前原と同じ松下政経塾出身の山本を擁立した。03年総選挙で、自民候補は前原に約2万6千票の大差をつけられていたが、山本は「小泉チルドレン」としてブームに乗り、約4500票差に迫って比例区で復活当選した。


 しかし、内閣や自民の支持率が低迷するなか、山本は「前回は破格の追い風があったが、今は全くない」と語り、後援会関係者も「経験したことがないほど厳しい戦い」と危機感を募らせる。選挙区内の自民市議の支援者から「今回は前原さんを応援する」と言われたこともあるという。


 後援会関係者は「今回は無党派対策より、自民支持が根強い自営業者やお年寄りといった地域のネットワークに支援を呼びかけるべきだ」と指摘。山本に対し、夏祭りや地域の催しにこまめに顔を出すよう進言する人もいる。


 しかし、山本は「自分の政策をきちんと聴いてほしい」と街頭活動にこだわる。解散後は1日5回程度、街角での演説を繰り返す。「前原さんより知名度が低い自分が、多くの人に一番アピールできるのは街頭です」という。


 これに対し、6選をめざす前原は、悲願とする「政権交代」を前面に押し出す。
 街頭演説では「政権を取り、自民党では出来ない既得権益にメスを入れる。天下りや公共事業を止めて、税金の使い道を変える」とアピール。「医師会や薬剤師会などからも話を聴きたい」と語り、自民を支えてきた各種団体の取り込みもうかがう。


 ただ、攻めの姿勢が目立つ前原も「決して油断はできない」(後援会関係者)という。山本の存在に加え、共産と社民の新顔も立つ混戦になったからだ。


 社民は当初3区で新顔の藤田高景を擁立しようとしたが、前原が京都・民主のリーダーとして、社民党政審会長代理の辻元清美と直接交渉。自らリスクをかぶる形で藤田が2区で立つことを受け入れた。前原も支持者の集まりで「票を奪われるだろう」と引き締めを図る。


 社民にとって2区は、府内全域で比例票を得るための「拠点」の意味も持つ。2日には副党首で選挙対策委員長の渕上貞雄参院議員も京都入り。渕上と街頭に立った藤田は「自民も民主も政策が似ており、不安に思う人がたくさんいる。社民が、二大政党では反映されない国民の要求にこたえる」と訴えた。


 3回目の挑戦となる共産新顔の原俊史は、街頭で「社会保障の充実、格差拡大の防止を進める」などとアピールしている。


 幸福実現党の軽部芳輝も立候補を予定している。(敬称略)

1112とはずがたり:2009/08/22(土) 01:04:22
>>1109-1110
共産は蟹工船ブームのせいか,都議選からの戦術転換のせいか前回より好調みたいですよね。
後者が原因だとすると此処で民主批判に軸足を戻すと元の木阿弥の気もしますがどうでしょうか。

1113名無しさん:2009/08/22(土) 01:06:39
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/116666

亀井氏「談合なぜいけない」 熊本の演説で
2009年8月22日 00:04 カテゴリー:政治
 国民新党の亀井静香代表代行は21日、衆院選熊本4区の同党新人候補の応援に訪れた熊本県上天草市の街頭演説で、公共事業をめぐる業者の談合について「地元の業者が相談し、古里づくりをやるのが、なぜいけないか。こういう生活の仕方が日本人のやり方」と、談合容認とも受け取れる発言をした。

 亀井氏は、地方の公共事業を大手ゼネコンが落札している現状を紹介し「本来なら天草や熊本に落ちる金が東京に行っている」と指摘。その上で「地元の業者が、あんたのとこは、こないだ(工事を)取ったから、今度は我慢せえ、と相談するのがなぜいけないか」と述べた。

 亀井氏は、埼玉県警捜査2課長を務めた四十数年前の話にも言及。部下の刑事から談合情報の報告を受けた際に「いい談合か、悪い談合か、きっちり調べろと(言った)。悪い談合なら(捜査を)やれ、いい談合ならやってはならんとやらせなかった」と明かした。

=2009/08/22付 西日本新聞朝刊=

1114とはずがたり:2009/08/22(土) 01:10:44
早く誰か泥亀を捕まえてくれ。。(´・ω・`)

1115とはずがたり:2009/08/22(土) 01:46:42
>>1102
これじゃあ無党派は逃げてくけど大丈夫かいな・・
>「私は亀井党」。和田氏はそうアピールもする。

1116名無しさん:2009/08/23(日) 17:35:48
非自民非民主系保守スレとこのスレに分けて書き込むか迷いましたが、
こちらにまとめて書き込ませてもらいます。
阿部、穀田、広津、鈴木泰、村岡はわざわざ載せるか迷いましたが。


朝&読&日&毎の序盤情勢から、
「民主党空白区」&「民主党公認候補以外に非自公の有力候補がいる選挙区」をチェック。
つまり自公VS.民主の政権選択選挙の構図に必ずしもなっていない選挙区。

※民主支持層の動向に着目。
(民主党の公認・推薦候補がいないのは宮城6、栃木3、群馬5、埼玉11、沖縄2)
※有力候補=情勢調査で当選可能性がある表現で一紙でも報道されている候補
(武山のように元議員でも競ってる報道がない場合は割愛)

1117名無しさん:2009/08/23(日) 17:36:06
<北海道ブロック>
無し

<東北ブロック>
■宮城6区(民主党空白区 自民小野寺、社民菅野)
読 小野寺が優位な戦い、民主支持層の3割。菅野は民主支持層を4割。
日 小野寺が手堅い選挙。菅野。
毎 小野寺が安定した戦い、民主支持層の5割弱に浸透。菅野は社民支持層を固めきれていない。
■秋田2区(民主党空白区 自民金田、社民山本、民主系無所属川口)
朝 与野党互角・混戦
読 金田と川口が横一線。川口は民主支持層に食い込む。山本は民主支持層へ2割浸透。
日 金田がリード。川口が追う。山本。
毎 川口が金田をややリード。川口は民主支持層の半数以上の支持を得る。山本は民主支持層を固めきれていない。
■秋田3区(非自公有力候補区 自民御法川、民主京野、平沼系無所属村岡)
読 京野がややリードし、御法川が追いかける。村岡。
日 京野が手堅い選挙。御法川が追い上げに懸命。村岡。
毎 京野と御法川が接戦。村岡が追いかける。
■山形3区(民主党空白区 自民加藤、社民吉泉)
朝 自民優勢
読 加藤が安定した戦い。吉泉は民主支持層の半分を固める。
日 加藤が手堅い戦い。吉泉。
毎 加藤が優勢。吉泉は民主支持層からの支持は4割にとどまる。

1118名無しさん:2009/08/23(日) 17:36:28
<北関東ブロック>
■茨城7区(非自公有力候補区 自民永岡、民主柳田、自民系無所属中村)
朝 与野党互角・混戦
読 柳田、中村、永岡が三つどもえでしのぎを削る。
日 柳田と中村が接戦。永岡記載なし。
毎 柳田を中村と永岡が猛追。
■栃木3区(民主党空白区&非自公有力候補区 みんな渡辺)
朝 みんな優勢
読 渡辺が圧勝の勢い。
日 渡辺が盤石。
毎 渡辺が民主含む各支持層を固め大きくリード。
■群馬5区(民主党空白区 自民小渕、社民土屋)
朝 自民優勢
読 小渕が安定した戦い。土屋は民主支持層の支持でも小渕を下回る。
毎 小渕が優位な戦い。土屋は民主支持層の一部が小渕に流れている。
■埼玉11区(民主党空白区 自民新井、平沼系無所属小泉)
朝 無所属優勢
読 小泉が頭一つリード、民主支持層を取り込む。新井。
日 小泉が大きくリード。新井。
毎 小泉が民主支持層に浸透。新井は民主支持層の一部に食い込みながら追う。

<南関東ブロック>
■神奈川4区(非自公有力候補区 自民林、民主長島、みんな浅尾)
朝 民主やや優勢
読 長島がわずかにリード、民主支持層の6割。林、浅尾
日 長島が安定。林は追い上げに懸命。浅尾は巻き返す。
毎 長島がリード。浅尾が追う。林は引き締めに懸命。
■神奈川8区(非自公有力候補区 自民福田、民主山崎、みんな江田)
読 江田がややリード。山崎、福田。
日 江田が先行。山崎追う。福田。
毎 江田が民主支持層にも食い込み先行。山崎は猛追。福田は票固め。
■神奈川12区(非自公有力候補区 自民桜井、民主中塚、社民阿部)
朝 民主優勢
読 中塚がリード。桜井、阿部。
日 中塚が手堅い戦い。桜井、阿部。
毎 中塚が優勢。桜井、阿部が追う。
■山梨2区(非自公有力候補区 自民堀内、民主坂口、平沼系無所属長崎)
読 先行する坂口を堀内と長崎が追う。
日 坂口が先行。長崎が猛追。堀内は巻き返し狙う。
毎 坂口が先行。長崎は自民支持層に食い込む。堀内が追い上げる。

1119名無しさん:2009/08/23(日) 17:36:55
<東京ブロック>
■東京8区(民主党空白区 自民石原、社民保坂)
読 石原が安定した戦い。保坂は民主支持層の4割。
日 石原が大きくリード。保坂は追い上げる。
毎 石原が一歩リードする手堅い展開。保坂は民主支持層の半数以上をまとめた。
■東京11区(民主党空白区 自民下村、日本有田)
朝 自民優勢
読 下村が頭一つ抜け出している。有田。
日 下村が盤石。有田。
毎 下村が優位に戦いを進める。有田は民主支持層の5割を固める。
■東京25区(民主党空白区 自民井上、国民真砂、民・国系無所属鈴木泰)
読 井上が堅調な戦いぶり。真砂。鈴木記載なし。
日 井上が安定した戦い。真砂。鈴木記載なし。
毎 井上が優勢。真砂と鈴木泰が民主支持層を奪い合う。

<北陸信越ブロック>
■富山2区(民主党空白区 自民宮腰、社民藤井)
読 宮腰が優位に立っている。藤井。
日 宮腰が手堅い選挙戦。藤井。
毎 宮腰が優勢、民主支持層の3割に食い込む。藤井は民主支持層は5割にとどまる。
■富山3区(民主党空白区 自民橘、民主系無所属相本)
朝 与野党互角・混戦
読 相本と橘がしのぎを削る。
日 橘優勢。相本が追う。
毎 相本がリード、民主支持層の7割。橘は支持拡大を図る。

1120名無しさん:2009/08/23(日) 17:37:14
<東海ブロック>
■静岡7区(非自公有力候補区 自民片山、民主斉木、平沼系無所属城内)
読 城内が頭一つ抜け出す。斉木は民主支持の約5割。片山。
日 城内が大きくリード。斉木、片山。
毎 城内が民主支持層の4割を固めて優位に立つ。斉木は民主支持層に浸透が今ひとつ。片山。

<近畿ブロック>
■京都1区(非自公有力候補区 自民伊吹、民主平、共産穀田)
朝 民主やや優勢
読 平と伊吹が横一線の戦い。穀田。
日 平と伊吹は競り合う。穀田。
毎 平と伊吹が激しく競い合い、穀田が追う。
■京都4区(非自公有力候補区 自民中川、民主北神、自民系無所属田中)
朝 民主優勢
読 北神が頭一つ抜け出した戦い。田中。中川。
日 北神、田中、中川の三つどもえの構図から北神が抜け出す。田中追い上げる。中川巻き返しを図る。
毎 北神がリード。田中と中川が追いかける。
■大阪2区(非自公有力候補区 自民川条、民主萩原、自民系無所属左藤)
読 萩原と佐藤が競り合い、川条が追う。
日 萩原が大きくリード。左藤が追う。川条。
毎 萩原に勢い。左藤。川条。
■大阪10区(民主党空白区 自民松浪、社民辻元)
朝 社民優勢
読 先行する辻元を松浪が猛追。松浪は民主の一部に支持を広げている。
日 辻元が安定。松浪は巻き返し図る。
毎 辻元と松浪が激しく競い合う。辻元は民主支持層の多くを固めた。松浪は民主支持層の一部を取り込んで追う。
■大阪13区(民主党空白区 自民西野、国民白石)
読 西野と白石がデッドヒート。
日 西野がやや先行。白石は民主支持層が5割しか固まらないが猛追。
毎 白石と西野が激しく争う。白石は民主支持層に浸透し始めた。
■兵庫8区(民主党空白区 公明冬柴、日本田中)
読 先行する冬柴を田中が猛追。田中は民主支持層を固めた。
日 冬柴が安定した戦い、民主支持層の一部も取り込む。田中は民主支持層の6割を固めた。
毎 田中と冬柴が横一線で激しく競い合う展開。田中は民主支持層の3分の2を固めた。
■兵庫9区(民主党空白区 自民西村、国民宮本)
朝 自民優勢
読 西村が安定した戦い、西村は民主支持層の一部も取り込む。宮本は民主支持層の5割弱。
日 西村が盤石、民主支持層の支持も得る。宮本追い上げる。
毎 西村が安定した戦い。宮本は追いかける。

1121名無しさん:2009/08/23(日) 17:37:42
<中国ブロック>
■島根2区(民主党空白区 自民竹下、国民亀井)
朝 自民やや優勢
読 竹下と亀井が激しく競り合う。
日 竹下が安定。亀井。
毎 竹下が亀井をリード。亀井は民主支持層の6割以上を固める。
■岡山3区(非自公有力候補区 自民自民阿部、民主西村、平沼系無所属平沼)
朝 無所属やや優勢
読 先行する平沼を西村が追う。平沼は民主支持層の3割。西村は民主支持層の6割近く。阿部。
日 平沼が手堅い選挙。西村が懸命に追い上げる。阿部。
毎 平沼が先行。西村と阿部が追い上げる。平沼は民主支持層にも食い込む。西村は民主支持層の6割に浸透。
■広島6区(民主党空白区 自民小島、国民亀井)
朝 国民優勢
読 亀井がリードする展開。民主支持層の6割以上を固めた。小島。
日 亀井が安定した戦い。小島
毎 亀井が民主支持層の大多数に浸透、安定した選挙戦を展開する。小島。

<四国ブロック>
■香川3区(民主党空白区 自民大野、社民米田、平沼系無所属真鍋)
朝 自民優勢
読 大野が一歩リード。真鍋は追い上げる。米田。
日 大野が安定。真鍋追い上げる。米田。
毎 大野が一歩リード。追う米田は民主支持層を十分に取り込めていない。真鍋は民主支持層に加え、上積みも狙う。
■愛媛2区(民主党空白区 自民村上、社民岡平)
読 村上がリードする展開。岡平は民主支持層へ浸透しきれていない。
日 村上が手堅い戦い。岡平は追い上げる。
毎 村上が優位。岡平は民主支持層は6割にとどまる。
■高知1区(非自公有力候補区 自民福井、民主田村、無所属橋本)
読 田村、橋本、福井の3人がデッドヒートを展開。田村は民主支持層の7割。
日 田村が票固め、福井と競る。橋本は追い上げを目指す。
毎 橋本と福井が競い合い、田村が追い上げる。橋本は民主支持層にも手を伸ばす。田村は民主支持層の5割。

1122名無しさん:2009/08/23(日) 17:38:03
<九州沖縄ブロック>
■福岡11区(民主党空白区 自民武田、社民山口)
朝 自民優勢
読 武田が優勢。山口は民主支持層を固めきれていない。
日 武田安定、民主支持層の切り崩しも狙う。山口は追い上げに懸命。
毎 武田が優位な戦い。山口は民主支持層の4割しか浸透していない。 
■佐賀3区(民主党空白区 自民保利、社民柳瀬、みんな広津)
朝 自民優勢
読 保利が安定した戦い。柳瀬、広津。
日 保利が安定。柳瀬は民主支持層を半分も固めていない。広津。
毎 リードする保利を柳瀬、広津が追う展開。保利は民主支持層2割、柳瀬は民主支持層3割、広津は民主支持層の取り込みも図る。
■熊本3区(非自公有力候補区 自民坂本、民主後藤、平沼系無所属三浦)
読 後藤と坂本がはげしく競り合う。後藤は民主支持層の6割以上を固めた。三浦は追い上げている。
日 坂本が後藤を一歩リード。三浦は追い上げに懸命。
毎 後藤を坂本、三浦が追う。
■熊本4区(民主党空白区 自民園田、国民松永)
読 園田が安定した戦い、民主支持層にも食い込む。松永。
日 園田が安定した戦い。松永。
毎 園田が先行、民主支持層にも食い込む。松永は民主支持層の5割強しか固めきれていない。
■熊本5区(民主党空白区 自民金子、社民中島)
朝 自民やや優勢
読 金子がややリードし、中島が追い上げる。民主支持層の一部が金子に流れている。
日 金子が盤石。中島は巻き返しを図る。
毎 金子と中島が激しく競い合う。
■大分2区(民主党空白区 自民衛藤、社民重野)
朝 与野党互角・混戦
読 衛藤と重野が横一線で争っている。衛藤は民主支持層の2割近く、重野は民主支持層の約6割。
日 衛藤が先行。重野が激しく追い上げる。
毎 重野が優位な戦い、民主支持層の8〜9割を固める。衛藤。
■宮崎1区(民主党空白区 自民系無所属中山、自民系無所属上杉、民主系無所属川村)
読 川村が戦いを有利に進めている、民主支持層の約7割。上杉。中山。
日 川村が民主支持層の7割を押さえ大きくリード。中山、上杉は伸び悩む
毎 川村が優位な戦いを進める、民主支持層の6割弱。中山、上杉が横一線で追う。
■宮崎3区(民主党空白区 自民古川、社民松村)
朝 自民優勢
読 古川が安定感を増している、民主支持層にも食い込む。松村は民主支持層の約4割を固めた。
日 古川が盤石。松村は民主支持層を固めきれていない。
毎 古川が優位な戦い、民主支持層の3割強にも浸透。松村は民主支持層の5割強しか固めきれていない。
■鹿児島3区(民主党空白区 自民宮路、国民松下)
読 松下と宮路が激しく競り合う。松下は民主支持層の7割以上。
日 松下と宮路が接戦。
毎 松下が優位に立つ、民主支持層の6割を固めた。宮路は追い上げを図る。
■沖縄1区(民主党空白区 自民国場、国民下地)
読 下地が先行し、国場が追いかける展開。下地は民主支持層の7割近く。
日 下地が安定、民主支持層の7割弱固めた。国場。
毎 下地を国場が追う。下地は民主支持層の6割強に浸透。
■沖縄2区(民主党空白区 自民安次富、社民照屋)
朝 社民優勢
読 照屋が安定した戦い、民主支持層の約7割。安次富
日 照屋が手堅い戦い。安次富は巻き返しを図る。
毎 照屋が安定した戦い、民主支持層の6割。安次富。

1123とはずがたり:2009/08/23(日) 19:59:26
>>1116-1122
ありがとうございます。お疲れ様でしたヽ(´ー`)/
興味深いリストです。

其れにしても城内め,自民そのものの癖に無所属のせいで救われてますね。毎日だと4割も滲透しているのか。
前回通ってたら今回落ちてたでしょうに。。

私の課題でもある社民候補の民主への食い込みの研究http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1064934957/958-960にも参考になります。

1124名無しさん:2009/08/23(日) 23:46:07
>>1123
いえいえ。ただの書きうつしなので、使ってください。
今後も情勢調査を反映させる予定です。
いつも、とはさんや一六〇郎さんのウェブ上のデータ使わせてもらってるので、
お役に立てて光栄です。

また、上記データをまとめたのにはわけがあります。
「政権交代が起こるか」「民主がどれだけ勝ち、自民がどれだけ負けるか」という状況から、
「いかに民主政権を安定飛行させるか」に状況が移ってるのではと思っています。
やおよろずさんも同じ認識ではと思っています。
そのためには、支持者の方には失礼な表現かもしれませんが、
「いかにノイジーマイノリティを少なくするか」が肝要で、
言ってしまえば>>1116-1122はその一覧なのです。

1125とはずがたり:2009/08/24(月) 00:05:18
>>1124
皆もう"その次"を見て動き出してますねw
私の資料・データは古くなったまま放ってあるのが多いので恥ずかしい限り。小泉さんも最近は昔ほど活動されてませんよね。。

俺も社民や国新がノイジーマイノリティ,郵政しかない国新は兎も角やっぱり社民は特に,と思わなくもないですが,其処は多数派の責任として民主にじっくり話し合って欲しいと思ってます。
支持率を維持したまま行けば,来夏の参院をきっかけに国新,ひょっとしたら日本も,併合,社民とは訣別という形になるのかもな,とも思ってます。
リアリストならば此処は公明引っ張ってと云う事になりましょうけどね。馬鹿馬鹿しいけど或る程度低コストで云う事は聞かせられますし。

1126とはずがたり:2009/08/24(月) 01:04:07

社民「比例で1議席」へ結束 党員ら自・民対決に危機感
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/mie/CK2009082202000264.html
2009年8月22日

 選挙区、比例代表とも県内の立候補者がいない社民党。2大政党の「政権選択」が焦点となる中で、党員らは「比例代表で最低1議席を」と支持を訴える。伊賀市議選ではトップ当選の実績を上げたが、独自候補がいないゆえの悲哀も漂う。

 前回の2005年の衆院選では、比例代表東海ブロックで30万票を得ながら1議席も獲得できず、すべて「死票」になった。今回は東海ブロックで前回の2割増が目標。党県連は7000票の上積みを目指し、党員や支持者が活動している。

 21日には、比例代表候補の新人坂喜代子さん(57)が、伊賀市内で「若者に雇用不安が広がっている。簡単にクビが切れない法律をつくる」と労働者派遣法の抜本改正を主張。「雇用、福祉の解決は社民党にしかできない」と支持を訴えた。

 伊賀市では3月の市議選で党公認の稲森稔尚議員(25)が約3000票でトップ当選。勢いを生かし衆院選でも同等の票を獲得しようと、政権公約を配りほん走する。「政権交代後に発言力を高めるためにも、東海で1議席を」と汗をぬぐう。

 県連の稲葉昌人幹事長は「小泉改革で痛みを受けた高齢者や労働者などから切実な声が寄せられる。演説を聞いて涙を流す人がいるほど」と手応えを強調。だが「自民対民主」の構図に、存在感が薄れることを恐れる。平田雄之助代表は「候補者が少ないので、張れるポスターも街宣車も少ない」とハンディを嘆くが、「党員や支援者は前回以上に張り切っている」。

 県内のある党員は「比例は社民、選挙区は民主候補に投票するよう呼び掛けている」と打ち明ける。しかし、自前の候補者を擁立できなかったことに「悔しさともどかしさはある」と無念さを隠しきれない。

 (衆院選三重取材班)

1127名無しさん:2009/08/24(月) 16:15:55
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20090811k0000m070113000c.html

記者の目:総選挙で「政権交代の制度化」目指せ=松田喬和
 今回の総選挙はマニフェスト選挙であると同時に、2大政党制の定着を占う歴史的にも極めて重要な意味を持っている。しかし、少し長い目で見ると、「第3の開国」選挙と位置づけられる、と私は考えている。

 国際化の荒波で1980年代初めから「第3の開国」を日本は迫られていた。産業構造が一変するだけでなく、政治構造も質的変化を遂げることが欠かせない。

 黒船来航(1853年)によって本格化した討幕運動が結実、明治維新政府が誕生した(1868年)のが「第1の開国」だ。敗戦(1945年)と、その後の占領政策で、新憲法が発布され、民主主義的政治体制が導入され、経済の高度成長期が到来した。これが「第2の開国」だ。

 「第3の開国」では国際化に合わせて、さまざまな規制緩和や民営化が促進され、産業構造は大きく転換した。だが、政治構造は「第2の開国」当時に成立した55年体制の下での自民党長期政権が継続し、「第3の開国」は中途半端な状態が続いている。

 半面、自民党政治は厳しさを増していた。旧ソ連の解体により冷戦状況は崩れ、西側の一員としての存在意義は薄らいだ。得意とした「分配の政治」も、バブル経済の崩壊で機能不全に陥った。

 加えて、70年代から80年代にかけ自民党中枢部を痛打したロッキード事件やリクルート事件が発生した。一党優位制を支えてきた「政官業」の鉄の三角形は、政治腐敗の温床と糾弾され、一大争点の「政治改革」をめぐり自民党は分裂した。

 にもかかわらず自民党は「万年与党」であり続けた。政権交代に欠かせない要件である(1)与党の致命的な失政(2)政権担当能力を持つ野党の出現−−が十分に満たされなかったからだ。中でも、問題は(2)の野党結集だった。

 それをクリアさせたのは、「政治改革」の一環として衆院に導入された小選挙区比例代表並立制だった。野党が乱立しては小選挙区に勝利することは難しい。

 55年体制下でいち早く変化が見られたのは「万年野党」だった。80年代、自民党の中曽根康弘政権は、国鉄、電信電話、専売などの公営企業の民営化や分割化を進めた。国際化に対応する「第3の開国」の一環だった。当然のことながら、官公労組が中核だった総評は弱体化した。それに支えられていた社会党(現社民党)の退潮も始まった。

 共産党を除く野党の有力な支持団体だった労組が、連合の下で一本化され、野党結集への環境整備も進んだ。

 先進諸国の中でも異例の長期政権を自民党が維持できた秘訣(ひけつ)の一つは、党内の派閥抗争を「疑似政権交代」と錯覚させる演出にあった。だが、創業者的な派閥の領袖が少なくなり、代わるべき指導者育成システムを持たない自民党は、人材面でも限界を見せていた。端的な例が、3年前から続いた短命政権だろう。

 政権交代は民主主義国家では当たり前のことだ。実は政権交代可能な2大政党制は、戦前も出現していた。大正から昭和初期まで続いた政友会と憲政会−立憲民政党による、保守2党間での政権交代期だ。その後軍部の台頭を招き軽視されがちだが、2大政党制の歴史を想起すべきだ。

 近代日本が経験した過去2回の「開国」は、いずれも海外からの圧力に起因している。黒船から維新までと、敗戦から高度成長論を掲げた池田勇人政権発足までは、キッシンジャー元米国務長官の指摘したように、いずれも15年を要した。「第3の開国」も国際化という外圧が一つの誘導要因にはなったが、政治構造の変化を促した野党結集は、外圧が主因ではない。小選挙区制に転換させた政治改革関連4法が94年に成立してから今年でくしくも15年だ。

 民主党が宿願の政権交代を仮に果たせなくとも、55年体制下の野党のような「万年」のレッテルを張ってはならない。新たな55年体制では意味がない。一方、自民党がもし下野するような事態に陥っても、政権復帰への「復元力」を失ってはならない。

 政権の座をめぐる緊張感にあふれた政治状況が作り出され、そこで21世紀の日本のあるべき姿を大胆に描き出すことで、「第3の開国」は完結する。「内なる改革」がもたらした成果といえる。

 日本の近代化は常に欧米にモデルを求めてきた。第1の開国での「文明開化」「富国強兵」「殖産興業」、第2の開国での「民主国家」「平和立国」「高度成長」が典型だ。「第3の開国」では、「青い鳥」を海外に求めてはならない。政権交代を制度として組み込んだ「第3の開国」を、国民も政党も、「自前改革」「国際国家」と自負してしかるべきだ。(専門編集委員)

1128名無しさん:2009/08/24(月) 16:36:30
写真に注目

http://www.news.janjan.jp/election/0908/0908229113/1.php
http://www.news.janjan.jp/election/0908/0908229113/img/photo183598.jpg

「石原反発」層、自民支持層も取り込む社民党の保坂候補
東京8区 民主・社民のバーター選挙協力「模範区」の最新情勢
田中龍作2009/08/24
 「民主党推薦の保坂展人です」の声が杉並区の商店街や住宅地に響く。社民党公認の保坂展人候補は、民主党のノボリを立て民主党の選挙カーに乗る。東京8区は民主党の小沢代表代行と社民党の福島みずほ党首のトップ会談で両党の選挙協力がスムーズに行った典型的な選挙区だ。

 東京6区で社民党は候補を立てない代わり8区では民主党が候補を立てない、とするバーターだった。保坂氏は根拠地の世田谷区から杉並区に「引っ越した」のである。とは言っても、落下傘候補にありがちな「よそ者」のイメージは薄い。


民主党のノボリを背に有権者に訴える保坂展人候補(JR西荻窪駅前で筆者撮影)
 「国会の質問王」と異名を取り、「財政の無駄遣い」などで政府を追及してきた保坂氏は、住民監査請求のメッカである杉並区にすんなりと溶け込んでいるようだ。「護憲」「環境」「行政オンブズマン」などの住民運動グループが「勝手連」を作り保坂陣営の選挙運動を支える。

 東京8区は保坂氏と石原伸晃候補(自民公認、公明推薦)との事実上の一騎打ちだ。都議選で保坂氏を推薦する民主党と生活者ネットの合計は12万票余りだった。これに対し石原氏を支える自公両党の得票は7万6千票。

 一見すると保坂氏楽勝だが、選挙はそう単純ではない。民主党都議が得た票がそのまま保坂氏に移るとは保証されないのである。全国的によくあるケースはこうだ――

 ○○県のA県議は民主党議員だ。だが自分の選挙では○○県選出の自民党国会議員と支持者が重なる。自治労対策や県の事業などで利権を共にするからだ。業界では「票が重なる」という。民主党県議だけど国政選挙ともなれば「隠れ自民」として自民党候補のために票を出す。

 組織票頼みの選挙に安閑とするわけにはいかない保坂陣営は、無党派層への訴えに懸命だ。自民支持層の取り込みも図っている。

 杉並区政に対して、長年続く「石原支配」に反発を覚える有権者は少なくない。杉並区役所には都庁から100人近い職員が出向しニラミを利かせる。その産物が「作る会教科書」や「夜スペ」だった。環境問題に対する住民の要望は「なしのつぶて」。ことごとく無視され潰されてきた。

 政権交代が現実性を帯びたこともあり、「石原支配」への反発はここにきて一気に噴出した感さえある。「この地域は石原(父子)さんが長い間牛耳ってきたので、今度は変えてほしい」。こう話すのは西荻窪で飲食店を営む女性(60代)だ。

 ある年金生活者(70代女性)は「ノブテル(石原候補)は地元に何もしてくれない」と吐き捨てる。元々杉並区が地盤だったわけではない石原家は地元に馴染みが薄い。「杉並のために尽くしていない」という声は至る所で聞く。

 保坂陣営が毎日複数回行う地元商店街での「練り歩き」も反応が良い。商店経営者は元来、自民支持である。共産党、社会党(現・社民党)を支持するなどということは常識ではあり得なかった。ところが今回は違う。商店主らは口々に「今度は政権を変えなければね」と言いながら保坂氏の手を握る。

 政府が「GDPの前年比がプラスに転じた」などと大本営発表を並べ立てても、商店経営者は景気が一向に良くならないのを身をもって知っているのだ。

 自民党の失政に「石原支配」への反発が重なり、東京8区は他の選挙区以上に民主党への猛烈な追い風が吹く。保坂候補の浮沈は、民主支持を固め無党派層や自民支持層をしっかり取り込むことができるかが鍵。一方の石原候補は投票率が上がらなければ、得意の組織選挙を展開してきたことが有利に運ぶはずだ。

1129名無しさん:2009/08/24(月) 16:41:31
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908240219.html


《党首がゆく:社民党・福島瑞穂党首》党再建へ 「人の涙」に寄り添う2009年8月24日
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8月15日の正午、東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑で黙祷(もくとう)する=相場郁朗撮影

  
 23歳になる娘がいる。弁護士の夫とともに育ててきた。この夏に出した著書に、こうつづっている。

 「子どもを生んだときも結婚届は出さなかった。夫婦別姓で、子どもは婚外子」「愛情がなくなって関係が壊れたときに、国家が『あんたたち夫婦』と言ってくれることに、どんな意味があるのか」

 こんな思いで、選択的夫婦別姓の導入の旗を振る。「婚外子」が遺産相続で差別される現状を、婚外子の母親として改めたい。

 野党第1党のころの社会党を知らない。90年代の自民党との連立の現場にもいなかった。テレビの売れっ子「市民派弁護士」から参院議員になったとき、党はすでに社民党だった。労働組合は民主党へと雪崩を打ち、かつて200人を超えた国会議員は30人を切っていた。

 「政治の世界は権力を持った芸能界みたい」。議員になりたてのころ、そう思った。封建的で男尊女卑だし、世襲も多い。それでいて、実力主義の人気商売で、女性にも座長を張らせるからだ。

 でもまさか、わずか5年で自分が座長になるとは思わなかった。止まらない党勢の低迷と人材の流出が、当選1回の党首を生んだ。

 じり貧のまま、いま民主党との連立が視野に入る。党内に慎重論は残るが、衆院選の候補者37人は肯定派ばかり。でも、民主党のひとり勝ちでは、連立の先に党の未来を描けない。二大政党制で、少数の声がかき消される政治でいいはずもない。

 「だから、社民党が頑張るのだぁ」。選挙戦では、民主党がマニフェストの表紙に掲げる「政権交代」という熟語を安易に口にしない。「政権を変えよう」と唱え、「労働者派遣法の野党改正案は社民党が民主党を説得した」「憲法9条を守るなら社民党へ」と民主党との違いを訴える。

 8月半ば、日本外国特派員協会でも、「唯一の脱原子力の政党です」などと独自性を宣伝した。なかで、一度だけ詰まった。党の支持率の低さの原因を聞かれたときだ。

 「毎日、毎日、それを考えている」。そう答えてから挙げた打開策は「社会党も社民党も知らないところに支持を広げること」だった。

 一案を選挙で試みている。元派遣労働者(比例東京)ら、非正規雇用者の擁立だ。雇用重視の党として、現場を知る者を国会へ送りたい。

 オレンジ色のつなぎ作業服の候補者が、自動車会社でモノ扱いされた体験を語る。傍らで聞きながら思う。

 「政治は人の涙に直結している」

 議員経験を重ねて、初めて実感できたことだ。(編集委員・坪井ゆづる)

1131名無しさん:2009/08/24(月) 17:56:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082402000104.html

<政権選択>民主、連立相手に気遣い
2009年8月24日 紙面から

 麻生太郎首相(自民党総裁)、民主党の鳩山由紀夫代表ら主要政党のトップらは二十三日午前、そろってNHKや民放番組に出演した。民主党圧勝の選挙情勢を受け、早くも民主党中心の新たな連立政権樹立をにらみながら、論争を交わした。首相は巻き返しへ強気を装ったが、苦しい本音ものぞかせた。 (与野党取材班)

 鳩山氏は、圧勝が伝えられる各種世論調査にも「実態以上の数字を出している」との見方を強調し、「楽観していない。油断が一番危ない」と引き締めを図った。その上で鳩山氏は単独過半数さえ視野に入っているにもかかわらず、社民、国民新両党との連立政権を組む意向を強調し、近い将来の連立パートナーに配慮を見せた。

 ただ、「民主党政権」が、より現実味を帯びるのに伴い、両党からは民主党に対する注文が相次いだ。

 社民党の福島瑞穂党首は、インド洋で自衛隊による給油活動の即時撤退を主張。鳩山氏は活動を来年一月以降は単純延長しない考えを示しているが、この日は日米関係について「オバマ大統領との信頼関係が必要だ」と指摘するにとどめた。

 また、社民党にとって、民主党がマニフェストに掲げた衆院比例代表の定数削減は死活問題だ。福島氏は「二大政党だけになったら困る。大事なことは主張していく」と、削減阻止をアピール。鳩山氏も「連立を組むなら、それぞれの政党の思いを斟酌(しんしゃく)する必要がある」と言わざるを得なかった。

 国民新党の綿貫民輔代表は「郵政民営化によって、泥まみれになった」と見直しを主張したが、鳩山氏は「民営化は間違いだった」と述べるにとどめ、具体策の言及を避けた。

 一方、建設的野党を標榜(ひょうぼう)する共産党の志位和夫委員長は、民主党の財源論について「かなり無理がある。軍事費の問題に切り込むのか。大企業、財産家への税負担を求めるのか。聖域にするとつじつまが合わないことになる」と、民主党に矛先を向けた。

   ×  ×

 一方、麻生首相。選挙情勢について「先月より今月、先週より今週、昨日より今日と手応えはだんだんよくなっている。流れは変わってきている」と、なお逆転は可能との認識を強調。しかし手応えの根拠となると「(街頭演説でも)途中で帰る人はいない」と挙げるにすぎない。首相も民主党の勢いを否定はできず「こういう(民主党優位の)状況は、(自民党にとって)応援の風になっていないということだ。厳しいです」とつい本音も漏らした。

 自らの責任を含め選挙後については「負ける前提で言うわけにいかない」と言及を避け続けた。

 公明党の太田昭宏代表も「もともとこの選挙制度はきつい」と、八候補を擁立した小選挙区での苦戦を認め、小選挙区制の厳しさを口にした。政権転落した場合の対応についても「今の段階で言うのは酷な話」と口は重い。ただ、司会者から「連立野党はないか」と問われると、「そういう概念は今までなかった」と述べた。

1132名無しさん:2009/08/24(月) 20:20:22
http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908240225.html

二大政党に埋没懸念、比例区に重点 共産・社民・公明2009年8月24日19時4分
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 自民と民主の二大政党での政権選択が焦点となる衆院選で、埋没を避けようと他党が懸命のアピールを続けている。力を入れるのは比例区だ。他党との違いを示したり、逆に選挙協力を駆使したりして、票の上積みを図っている。

 「前回、僅差(きんさ)で逃したこのブロックは、どうしても勝たなければならない」。今月上旬、8年ぶりに富山県を訪れた共産党の志位委員長は、語気を強めた。

 共産党は03年衆院選で比例北陸信越ブロックの議席を失い、前回衆院選で約7千票足りずに議席を取り戻せなかった。今回、比例票を増やすため、富山県の3小選挙区のうち、候補者を立てるのは1区のみ。2、3区の党員らは比例区に専念する。

 18日の候補者の出陣式。反保直樹・党県委員長は「民主党が伸びており、県内4万票の目標には、まだ届いていない」と比例区での引き締めを求めた。党の存在感を示すため、後期高齢者医療制度や労働者派遣法に一貫して反対した党の姿勢をアピールする方針だ。

 比例区に力を入れるのは社民党も同じ。過去4回守ってきた1議席を今回も目指す東北ブロック。岩手県では1区と4区の候補者が比例票を掘り起こすため、候補者がいない2、3区も回り続けてきた。「平和、生活を前面に第3極の必要性を訴える」と本宮秀孝・県連合選対委員長は話す。

 青森県では、候補者のいない小選挙区で、表に党の主張、裏に民主候補の写真を載せたリーフレットを配っている。民主には候補を支援する代わりに「社民党にも一定の比例票を確保してもらう」(党県連合幹部)。一方で、党員には民主と社民の政策などの違い13項目を列挙した資料を渡し、有権者への説明に回ってもらっている。「自民党からは離れたけれど、民主党は嫌という人が社民党にきている」

 一方、政権与党の公明党は、自民党との票のバーターに期待する。過去3回続けて3人が当選してきた南関東ブロック。「各選挙区5千票を目安にしてほしい」。公明党千葉県本部の吉野秀夫選対委員長は7月末、自民党県連から小選挙区候補への推薦を要請されると、引き換えに自民党支援者の名簿提出を求めた。

 民主への風で今回は3人当選が微妙な情勢という。「協力の度合いによっては推薦しない」と揺さぶり、自民党県連幹部は「全陣営が名簿を提出したようだ」。

 自民陣営のある幹部は「名簿の記載者を公明は1軒ずつ回り、比例で支援を呼びかけている」と打ち明ける。別の候補者の選対幹部は「小選挙区で公明に協力してもらわないといけないので、比例は仕方がない」と複雑な表情だ。

1133名無しさん:2009/08/24(月) 22:29:22
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090824/tky0908242220008-n1.htm

【衆院選】民主推薦を前面に…社民、日本
2009.8.24 22:19
 優勢が伝えられる民主党の看板の力にすがろうと、東京都内の社民党や新党日本の候補者がチラシや看板などで「民主党推薦」を前面に押し出し始めた。追い風を警戒する他陣営は「筋違いだ」と反発している。

 18日朝、社民の保坂展人氏が第一声を行ったJR荻窪駅には民主ののぼりが乱舞した。民主の田中良都議が「民主が全力で支援する」と表明すると大きな拍手がわき起こり、「野党共闘」の結束を見せつけた。翌日、保坂氏は「民主党デー」と称して民主の選挙カーで一日中、民主の参院議員や都議らと行動。完全に社民の看板は外していた。

 保坂氏は昨年9月、選挙協力で民主空白区の8区に国替え。以来、共闘の姿勢を強調してきた。チラシは「社民党公認」よりも「民主党推薦」の文字を大きくしている。陣営は「都議選で民主に入った票を引き寄せたい」と語る。

 これに対し、他陣営からは「社民公認を強調するのが筋だ」との声も。18日、自民の石原伸晃氏の出陣式で、山田宏杉並区長は民主党が国旗で党旗を作った問題を挙げ、「ましてや相手は民主でなく社民党だ」と同党のイデオロギーをあてこすった。

 「民主の推薦を受けた新党日本の有田芳生です」

 新党日本が11区で擁立した有田氏は最近、街頭演説で所属する新党日本よりも民主の名前を先に出している。民主への追い風を自民の下村博文氏追撃の切り札にする作戦だ。

 21日夜、東武東上線ときわ台駅北口で行った演説では、選挙カーの周囲に新党日本と民主ののぼりが並んだ=写真。演説の前座を務めた都議も民主。2日には菅直人代表代行も駆けつけた。

 下村氏の陣営は「民主も一枚岩ではないのではないか。愚直に政策を訴えるだけだ」と警戒している。

1134名無しさん:2009/08/25(火) 19:53:13
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090825-OYT1T00898.htm
社民・又市副党首「連立、ご意見番として」
 社民・又市征治副党首は25日、熊本県益城町での自治労定期大会で「マスコミは衆院選で民主党は300議席を超えると言っている。政党一つで300議席以上取るのはちょっと異常だ。緊張感のある連立政権が求められる。憲法観、安全保障・防衛問題で少し距離がある。だからこそ連立を組む中で、ご意見番としてしっかりとものを言う」と述べた。

(2009年8月25日17時26分 読売新聞)

1135名無しさん:2009/08/25(火) 19:54:49
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090825-OYT1T00082.htm
「民主の風」便乗続々、初耳の団体から推薦状も


民主党候補者の事務所に張られた応援の為書き(24日夜、都内で)=杉本昌大撮影 衆院選の世論調査などで「民主党優位」が伝えられる中、業界団体などが新たに民主候補に推薦状を出す動きが出ている。

 民主党公認候補ではないのに「民主」の文字を強調したポスターを張ったとして、民主党側から抗議を受けるケースも。一方、「劣勢」とされる自民党側は、民主の政策などを強く批判する冊子を作って陣営に配るなどの「ネガティブキャンペーン」を展開。30日の投開票日が迫る中、政権を巡る攻防は激しさを増している。

 東北地方の民主候補は地元の食品関連団体から20日付で推薦状を受け取った。これまでなかったことといい、陣営幹部は「地元の歯科医師会や郵政関連のグループなど、今まで自民支援だった団体や名前も聞いたこともない団体が推薦状を持ってくる」と苦笑する。

 西日本の国民新党の公認候補陣営では、チラシに「民主党が強力に推薦」と大書し、街頭では「民主推薦」を連呼する戦術。陣営幹部は「勝つために、民主の風を受けたい」ともくろみを隠そうともしなかった。

 東京都内の選挙区では、無所属の男性候補が「初代民主党候補」「民主の風を」などと書いたポスターを掲示。同じ選挙区では国民新党の公認候補が民主の推薦を受けており、22日に国民新党と民主党が共同で抗議の記者会見を開く事態に。無所属候補の陣営では「問題ないと考えている」とするものの、その後、別のポスターに張り替えた。

 ◆自民、政策批判で対抗◆

 都内で23日に行われた民主・鳩山代表の街頭演説会場。聞き入る聴衆の間を縫うように、地元の自民候補の運動員が同党本部作成の冊子を配って歩いた。

 冊子は表紙に「民主党さん本当に大丈夫?」とあり、民主党の政策への疑問や問題点を指摘する内容。その場にいた民主党関係者からは「ここまでやるのか」と反発する声も出たが、冊子を配った運動員らは「もともとこの時間に(自民の)候補が演説をする予定だった。民主との話し合いで(演説を)取りやめたが、冊子は予定通り配った」と話した。

 自民党本部作成の冊子には「知ってビックリ民主党」などと題されたものもあり、この冊子では、民主党と労働組合との関係、政策を巡る党内の意見の食い違いなどを指摘している。自民候補の選挙事務所に積まれたり、戸別に投げ込まれたりしており、同党のホームページでダウンロードできる。

 これについて同党政務調査会では「事実を書いたまでのこと」ときっぱり。一方の民主党は「政権党としての品位を汚している」などとコメントしている。

(2009年8月25日03時13分 読売新聞)

1136名無しさん:2009/08/25(火) 19:55:53
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090825_01.htm
(14)共産の新戦略 効果は

 「この京都から、日本共産党躍進の大きな波を起こしていただきたい」

 猛暑の18日公示日。共産党委員長、志位和夫の必死の訴えが、京都市中心街の四条河原町に響き渡った。

 共産党トップが選挙戦初日から京都市に駆けつけたのは、理由がある。共産党は、比例票の上積みを狙って、ほぼすべての小選挙区に候補を擁立する従来の方針を転換し、152選挙区と約半分に絞り込んだ。そうした中で、党国会対策委員長の穀田恵二が出馬した京都1区は、党が全国で唯一、「必勝区」と位置づける最重要選挙区だからだ。

 京都は「共産党の牙城」とも呼ばれ、1978年まで30年近く続いた革新府政の影響が今なお色濃く残る。京都市議会(定数69)で共産党は現在、20議席を有し、民主党系の14を上回り、自民党の22に迫る。

 伝統の地盤を守ろうと、共産党は隣県の党員、議員らもフル動員して、1区の知人の紹介を求めている。

 今回は、自民党の支持基盤にも切り込んでいる。

 13日、JR京都駅前。街宣車に掲げられた垂れ幕には、応援弁士の党書記局長、市田忠義と並び、西陣織工業組合理事の名前が記されていた。

 京都の織物業界は、自民党の伊吹文明の支持基盤で、組合はその中核組織だ。通行人から、「へえ、なんでや」と驚きの声もあがった。

 実は、7月21日の穀田の事務所開きでも、同組合副理事長の山崎清一郎が出席した。組合は政治組織を通じて自民党を支援する一方、共産党との連携を図るかのような動きに出たのだ。

 「憲法の考え方とかは全然違うが、共産党は伝統産業のために、よう動いてくれる。景気を良くしてくれるのなら何党でも応援する」というのが山崎の弁だ。

 選挙に汗を流す穀田の首には、いつも西陣織のネクタイが光る。小泉政権が進めたクールビズによってネクタイの売り上げが落ち込み、自民党への不満がくすぶる業界の共感を得る「作戦」だ。

 読売新聞の情勢調査では、共産党は比例選で公示前勢力の9議席を固め、上積みを狙う勢いを見せる。比例選を重視した新戦術が功を奏している形だ。だが、京都1区では民主党の平智之、自民党の伊吹に後れをとり、苦戦が続く。

 穀田陣営の幹部は「今回、大量にある反自民票の受け皿が、穀田ではなく、民主党の平に流れてしまっている」と焦りを隠さない。

 共産党は、京都1区では「財界優遇、対米追従から脱却できるのは共産党だけ」と民主党との違いを訴えている。共産党候補者のいない「党空白区」では、民主党の小選挙区選候補への投票を事実上容認する一方、「比例選だけは共産党に投票してほしい」と呼び掛けている。党内には、「有権者には分かりづらいかも知れない」との不安の声も出ている。

 8月中旬、小選挙区の戦いに危機感を強めた市田は、京都市内の穀田の事務所で、畳に正座し、スタッフに訴えた。

 「比例を軸に共産党支持の大波を起こそう。そうでないと、穀田の勝利はない」(敬称略)

(2009年8月25日 読売新聞)

1137名無しさん:2009/08/25(火) 20:09:22
>社民党ではもともと連立積極論が強く、それに異論を差し挟んできたのが
>トップの福島瑞穂党首だった。
>とりわけ地方組織には「連立すれば独自性が失われる」との声が根強い。

>一方、国民新党では路線対立が顕在化している。ナンバー2の亀井静香代表代行が
>連立に前向きなのに対し、綿貫民輔代表は「民主党にすり寄る気持ちはない」と公言。
>周辺には「鳩山内閣に閣僚を入れるつもりはない」とも漏らしている。
>関係者の間では「選挙後の党分裂の可能性も否定できない」との懸念も出ている。


http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_date1&k=2009082500863
連立入り、踏み込む社民=国民新党は不協和音【09衆院選】
 民主党が衆院選で政権を取った場合の連立参加をめぐり、社民党では慎重論が後退しつつある。これに対し、国民新党では消極論が浮上。民主党が描く「3党連立」が実現するまでには曲折がありそうだ。
 「われわれは連立を目指す。その方針は全く変わっていない」。民主党の岡田克也幹事長は25日、大阪府八尾市で記者団にこう強調した。
 衆院選で300議席を超える「圧勝」が現実味を帯びてきた民主党だが、参院では社民、国民新両党の協力がなければ過半数に届かない。このため、衆院選で勝利すれば、直ちに両党に連立協議を呼び掛ける段取りを描いている。
 ただ、両党とも事情は複雑だ。社民党ではもともと連立積極論が強く、それに異論を差し挟んできたのがトップの福島瑞穂党首だった。6月に党として連立を目指す方針を決めた後も、非核三原則の法制化などを条件に掲げて連立のハードルを上げたのも福島氏だ。
 しかし、その福島氏もここにきて連立入りに傾斜。25日も香川県観音寺市で記者団に「連立の可能性が高い」と言明した。選挙戦で、社民党は民主党ばかりか「建設的野党」を掲げる共産党の陰に埋没気味。公示前勢力の維持は微妙な状況で、「存在意義をアピールするには『閣内でもの申す社民党』の姿を強く打ち出すしかない」(周辺)と判断したようだ。
 もっとも、社民党には自社さ政権をきっかけに党の衰退を招いたトラウマがある。とりわけ地方組織には「連立すれば独自性が失われる」との声が根強い。福島氏は、連立の是非は選挙後の全国代表者会議で最終判断するとしており、意見集約が手間取る可能性が残っている。
 一方、国民新党では路線対立が顕在化している。ナンバー2の亀井静香代表代行が連立に前向きなのに対し、綿貫民輔代表は「民主党にすり寄る気持ちはない」と公言。周辺には「鳩山内閣に閣僚を入れるつもりはない」とも漏らしている。
 「閣外で是々非々で臨むからこそ、郵政民営化見直しをはじめわれわれの立場を主張できる」。綿貫氏のこだわりの背景について、周辺はこう解説する。ただ、亀井氏は既に連立に走りだしている。関係者の間では「選挙後の党分裂の可能性も否定できない」との懸念も出ている。(2009/08/25-19:53)

1138名無しさん:2009/08/25(火) 20:58:45
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090825-535126.html

共産党に異変? 美女候補が続々記事を印刷する

 今回の衆院選には史上最多、229人の女性候補が立候補している。インターネットの掲示板や動画サイト、候補者本人のホームページ(HP)などでは、美人候補のスレッドが多数立つほど、「政権交代」とは違ったところで注目されている。日刊スポーツが独自に新人の注目度の高い美人候補を調査。すると、共産党に異変が起きていたことが発覚した!

 インターネット上で話題になっている「美人候補」を調べてみると複数の掲示板、動画サイトなどでは「萌え」「カワユス」などの文言とともに候補者の名前でタイトルが何本も立っていた。特に名前が出てくる候補者10程度の中に、なんと共産党から吉田恭子氏(28=岩手1区)、池内沙織氏(26=東京12区)、小林解子(ときこ)氏(29=福岡2区)の3人が出ていた。

 そこで共産党本部(東京都渋谷区)に問い合わせると、今回の衆院選から候補の選出方法が変わったことが明らかになった。党広報部は「これまでの衆参両院選挙では、入党して3年以上を選考対象としてきたが、今回は内規を変更して党歴条項を撤廃した。それによって優秀な若い党員の開拓ができた」と説明した。

 07年7月の参院選以降、毎月の全国での入党者合計が1000人前後で下がっていない。そのうち3割が30代以下の政治に興味を持たなかった若者だという。背景には「大学を卒業しても就職できず、生活が圧迫され、現状への不満が共産党の主義と合致した」(広報部)。特に20代の女性は、将来の結婚や子育てに不安を持っており「男性よりも純粋に活動する人が多いようです。その心の純粋さが表情に輝きをもたらしているのかもしれない」と広報部では分析する。

 与党の公明党太田昭宏代表(63)に挑む池内氏は、4年前に入党。昨年1月から足立区に移住し、少しずつ支持層を広げてきた。メガネがトレードマークで「服装に合わせて5、6個のメガネを変えている。コンタクトは目がゴロゴロするのでダメ」と池内氏。移住してから始めたHPのヒット数も今月から急上昇し、公職選挙法の規定で更新していないが、現在1日平均1万アクセスを記録し、通算90万に迫る勢いだ。ネット上では「サオリン」のニックネームもついた。

 美人候補と呼ばれることに池内氏は「ピンときませんが、注目されることはうれしいです。同年代の有権者も立ち止まって話を聞いてくれる。手応えを感じています」と話す。ちなみに党広報部は、女性候補選出基準で美人度に関して「そのような項目は当然ないです」と苦笑いで答えた。【寺沢卓】

 [2009年8月25日7時37分 紙面から]

1139名無しさん:2009/08/25(火) 21:26:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090824-OYT8T01059.htm
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20090824-OYT9I01057.htm

自民・井上 自転車作戦 若さ強調
国民・真砂 郵便局長らフル回転

 青梅市内でも山あいに近い柚木町の盆踊り会場に今月、地元郵便局長に連れられて名刺を配る国民新党公認・真砂太郎の姿があった。

 「郵便局で推しています」。自民党支持が根強い地域だが、局長が紹介すると、自治会役員から「頑張って」と声がかかる。真砂は「1人で来ても入り込めない。ありがたい」と汗をぬぐった。



25区の立候補者ポスター掲示板。鈴木泰氏のポスターは別のものに張り替えられつつある(22日、福生市内で)  今回、郵便局長たちのやる気は猛烈だ。郵政民営化後、集配を担当する局が減少。客からは不満の声が寄せられ、局員の負担も増大した。しかも、局長たちが応援していた自民公認・井上信治は、郵政民営化関連法案で賛成に投票。恨みは深く、ある局長は「裏切りだ。落とすまで勘弁できない」とぶちまける。

 そこに真砂が昨秋、民主党との選挙協力で21区から移ってきた。東日本唯一の国民新党の小選挙区候補を得て、局長たちは盛り上がる。全国郵便局長会の前会長が選対本部長に就任。約150人の局長やその家族は、地元有力者や知人のもとを引き回し、選挙区全域でのチラシ配布やミニ集会の開催に奔走した。

 25区は、都内でも有数の「自民の牙城」。小選挙区制が導入された1996年以後、自民は連勝。井上は前回、民主候補に5万票近い大差をつけ圧勝した。

 この城壁に対し、真砂陣営は地元の名士である局長たちの力で自民票を切り崩し、民主の推薦を受け、風に乗る戦略を取っている。

 風を受けようと、ポスターや選挙カーには「民主党推薦」の文字を「国民新党公認」より大きく載せ、菅直人ら民主大物と街頭に立つなど、一体感のアピールに躍起になっている。

 「政権交代という言葉は幻想だ。だが、その幻想を打ち破るのは非常に難しい」

 7月の都議選、青梅市選挙区で苦杯をなめた前都議の野村有信は公示日、羽村市内での井上の出陣式で、民主の風をこう表現した。

 4期務めた野村を失った“青梅ショック”に、井上陣営の危機感は強い。野村は、地区ごとにある40以上の組織をフル稼働させ、「これまでにない」(陣営幹部)選挙戦を展開しただけに、組織選挙の行き詰まりを深刻に受け止める。

 井上は今回、初めて自転車作戦を採用した。白いポロシャツとスニーカーに身を包み、1日数十キロを走る。候補者中最年少の若さを打ち出し、無党派層への浸透を狙う。こまめに繰り返すつじ立ちでは、「若い世代が古くさい政治を変える。政権交代より世代交代を」と声をからす。

 両者の争いに、公示1週間前になって“横やり”を入れたのが、無所属・鈴木泰だ。「民主党に入れたい有権者もいる」と、選挙協力で民主候補が出ない状況を批判し、出馬した。過去に民主公認で3度衆院選に挑戦した自身を「受け皿」と表現し、ポスターに「西多摩に民主の風を」と大書きした。

 風を横取りされかねない真砂陣営は激怒した。民主都連が警告文を出し、国民・民主両党は22日記者会見し、「地裁にポスター使用停止を求める仮処分申請も検討する」などと発表した。

 そうした混乱をよそ目に、共産公認・鈴木治は「共産党は良いことには協力するが、悪政の防波堤にもなる」。幸福公認・小鮒将人は「2大政党制は国民の利益になるのか」と独自色を出している。(敬称略)

(2009年8月25日 読売新聞)

1140名無しさん:2009/08/25(火) 21:49:42
久々の原陽子

http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/news/20090825dde041010005000c.html
岐路の夏:09衆院選 永田町経験、元議員に聞く
 衆院選の投票日まで1週間を切った。貴重な一票をどう行使するか、慎重に考えている人も多いはずだ。永田町に身を置いた経験のある人は、今度の選挙をどのように見ているか。元国会議員の江本孟紀さん(63)と原陽子さん(34)の意見を紹介する。【木戸哲、篠原成行】

 ◇カギは「人物交代」−−元プロ野球選手・江本孟紀さん
 僕が初当選した92年当時と比べ、政治は明らかに変わりました。当時は東西冷戦の名残があって、政党もイデオロギーで対立していました。しかし、自民党が政権奪還のために社会党と連立政権を発足させ、政党の輪郭がぼやけてしまったと感じています。

 自民党と民主党はどう違うか、議員も有権者も明確には分かっていないでしょう。だから雰囲気に流される。選挙のたびに言葉が踊り、「風」が吹く。

 雰囲気に左右されるという意味では、政治と野球はよく似ています。大阪では「私、阪神ファンでんねん」と言えば話も弾むし仲間にも入れてもらえる。それと同じで、「政権交代」の大合唱の中では「そんなもんか」と思って従えば安心なんです。

 今回の選挙のキーワードは「人物交代」。党の輪郭がぼやけている以上、意図しない政界再編が起きる可能性もある。そうなっても政治家として働いてほしい人、しっかりとした国家観を持った人に投票してほしいです。

 ◇バランス感覚大切−−衆院最年少当選、原陽子さん
 国会議員当時、片道2時間かけて永田町まで通っていました。地元での活動に力を入れれば、国会で仕事する時間が減ってしまいます。どちらも大切ですが、国会議員の一番の仕事は法律を作ることだと思い、精いっぱい頑張りました。振り返れば国会議員になる覚悟や知識、経験が足りなかったと思います。

 「若者に政治に興味を持ってもらいたい」とずっと思っていました。若い人だけがいいと思っているわけではありません。他党の年配の議員さんから学ぶ点は多くありました。

 政治はいろいろな意見がある中から何かを作り出すものです。バランス感覚が大切です。さまざまな世代の代表の人がいるのが理想の形かなと思います。

 政権が交代するかもしれませんが、それは手段でしかないはずです。何かを変える時は、勢いや思い切りも必要でしょう。でも、変える過程や政策の打ち出し方には丁寧さも求められると思います。乱暴に作ったものって危なっかしくないですか。政権政党には、しっかりした土壌を築いてほしいと願っています。

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 ■人物略歴

 ◇えもと・たけのり
 元プロ野球選手。阪神タイガースなどで活躍して引退した後、スポーツ平和党から参院選に出馬し初当選、民主党に移り、参院議員を2期12年務めた。

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 ■人物略歴

 ◇はら・ようこ
 25歳だった00年の衆院選に社民党から出馬、比例で復活して最年少当選を果たす。03年衆院選で落選。現在は社会福祉士として障害者の就労支援に携わる。

1141名無しさん:2009/08/25(火) 22:02:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090824/elc0908242029011-n1.htm

【09衆院選】経済構造改革推進が多数 世論調査
2009.8.24 20:28

このニュースのトピックス:マニフェスト
 合同世論調査は経済政策をめぐる見解を聞いたが、「経済の構造改革をさらに進めるべきだ」との回答が81・4%に達した。民主、社民、国民新の野党3党が共通政策に掲げる「郵政民営化の見直し」については賛成48・4%、反対43・5%と拮抗(きっこう)した。

 郵政民営化見直し支持は、国民新党支持層で100%だったが、社民党支持層で53・3%、民主党支持層でも59・7%にとどまった。

 民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)の目玉に掲げる「高速道路の原則無料化」は、賛成30・1%に対し、反対は賛成の倍以上の65・4%となった。民主党支持層に限ってみても、賛成は44・4%、反対は過半数の51・7%だった。一方で、自公連立政権が実施した高速道路料金の一部値下げについては、半数を超える52・5%が「評価できる」と回答した。

1142名無しさん:2009/08/25(火) 22:04:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090825/elc0908252025014-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/election/090825/elc0908252025014-n1.jpg

【09衆院選】弟が受け継ぐ鉄壁の地盤にも逆風 島根2区 (1/2ページ)
2009.8.25 20:08

島根2区では、元首相の弟で財務副大臣の竹下亘(右)は公示前から「どぶ板」作戦を繰り広げ、国民新党幹事長の亀井久興(左)は竹下の地盤の出雲市に初めて本格的な事務所を構え、「竹下王国」の切り崩しを狙う(写真は2枚を並べて合成しています) 故竹下登元首相が築き上げた「竹下王国」といわれる島根2区。「46都道府県で自民党が崩れても、島根だけは最後まで残る」との声もある鉄壁な地盤にも自民への逆風が吹く。

 元首相の弟で財務副大臣の竹下亘(62)は「選挙の基本に徹する」と、公示前から「どぶ板」作戦を繰り広げる。一方の国民新党幹事長の亀井久興(69)は「手も出せなかった」という竹下の地盤の出雲市に初めて本格的な事務所を構えるなど、王国の切り崩しを狙う。

 「自民王国の本丸といわれる島根2区を崩す、またとない機会」

 4年前に郵政民営化法案に反対し自民党を離れた亀井は19日、出雲市内で声を張り上げた。20日には民主党代表の鳩山由紀夫が出雲入りし、「私は竹下元総理のおかげで政治家になれたが、本当の意味でふるさと創生をしなければならない」と自民党時代の話を交え、竹下支持層の取り込みを意識して訴えた。

 公示前の8月7日に開かれた決起集会。会場の雲南市三刀屋(みとや)町は、竹下の出身地・雲南市掛合(かけや)町のすぐ北隣だ。「ひと昔前なら、こんな場所で反竹下の会合など開けるはずがなかったのに…」。竹下陣営の県議は亀井の勢いを肌で感じるように語った。

 同じ会場では平成17年3月、郵便局関係者とともに、自民党議員として亀井、竹下も出席して郵政民営化反対の決起大会が行われた。その後、竹下は民営化法案に賛成。反対した亀井は国民新党に移ったが、選挙区で竹下に敗れた。

 竹下のおひざ元であり、2人にとって因縁の場所である会場には、国民新党とともに民主党と社民党ののぼりが並ぶ一方、道路を挟んだ空き地には竹下のポスターが大量に張られ、両者の神経戦が繰り広げられていた。

 亀井のこれまでの拠点は県最西部の益田市で、竹下色の強い県東部の出雲市に本格的な事務所はなかった。しかし、亀井の長女、亜紀子(44)が一昨年の参院選で自民党候補を破って当選したのを機に、亀井は出雲市に国民新党の事務所を構えた。選対幹部は「出雲に堂々と事務所が置けるとは」と感慨深く話す一方、「それでも街を歩くと『やっぱり竹下先生』との声は強い」と警戒する。

 一方の竹下は自民の牙城(がじょう)を守るべく、総力戦の様相だ。

 「政権交代というどうしようもない『台風』を受けている。しかし惑わされてはいけない」。島根で絶対的な影響力をもつ元党参院議員会長の青木幹雄は19日、出雲市内でこう演説し、民主の風を断ち切るのに必死だ。

 竹下は解散直後から、30〜100人規模のミニ集会を連日開催。これまでの選挙では大規模な集会が中心だったが、今回は地区を細かく分けて、支持者ひとりひとりの顔が見えるような運動を展開している。その姿は、竹下陣営の県議が「こんなこまめな選挙は初めて」と打ち明けるほど。竹下自身も「逆風は強いが、奇策があるわけでもなく、選挙の基本に徹するだけ」と話した。

 幸福実現党の相浦慎治(41)は、消費税廃止などを訴えている。(敬称略)

1143千葉9区:2009/08/25(火) 23:15:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009082402000104.html
<政権選択>民主、連立相手に気遣い
2009年8月24日 紙面から

 麻生太郎首相(自民党総裁)、民主党の鳩山由紀夫代表ら主要政党のトップらは二十三日午前、そろってNHKや民放番組に出演した。民主党圧勝の選挙情勢を受け、早くも民主党中心の新たな連立政権樹立をにらみながら、論争を交わした。首相は巻き返しへ強気を装ったが、苦しい本音ものぞかせた。 (与野党取材班)

 鳩山氏は、圧勝が伝えられる各種世論調査にも「実態以上の数字を出している」との見方を強調し、「楽観していない。油断が一番危ない」と引き締めを図った。その上で鳩山氏は単独過半数さえ視野に入っているにもかかわらず、社民、国民新両党との連立政権を組む意向を強調し、近い将来の連立パートナーに配慮を見せた。

 ただ、「民主党政権」が、より現実味を帯びるのに伴い、両党からは民主党に対する注文が相次いだ。

 社民党の福島瑞穂党首は、インド洋で自衛隊による給油活動の即時撤退を主張。鳩山氏は活動を来年一月以降は単純延長しない考えを示しているが、この日は日米関係について「オバマ大統領との信頼関係が必要だ」と指摘するにとどめた。

 また、社民党にとって、民主党がマニフェストに掲げた衆院比例代表の定数削減は死活問題だ。福島氏は「二大政党だけになったら困る。大事なことは主張していく」と、削減阻止をアピール。鳩山氏も「連立を組むなら、それぞれの政党の思いを斟酌(しんしゃく)する必要がある」と言わざるを得なかった。

 国民新党の綿貫民輔代表は「郵政民営化によって、泥まみれになった」と見直しを主張したが、鳩山氏は「民営化は間違いだった」と述べるにとどめ、具体策の言及を避けた。

 一方、建設的野党を標榜(ひょうぼう)する共産党の志位和夫委員長は、民主党の財源論について「かなり無理がある。軍事費の問題に切り込むのか。大企業、財産家への税負担を求めるのか。聖域にするとつじつまが合わないことになる」と、民主党に矛先を向けた。

   ×  ×

 一方、麻生首相。選挙情勢について「先月より今月、先週より今週、昨日より今日と手応えはだんだんよくなっている。流れは変わってきている」と、なお逆転は可能との認識を強調。しかし手応えの根拠となると「(街頭演説でも)途中で帰る人はいない」と挙げるにすぎない。首相も民主党の勢いを否定はできず「こういう(民主党優位の)状況は、(自民党にとって)応援の風になっていないということだ。厳しいです」とつい本音も漏らした。

 自らの責任を含め選挙後については「負ける前提で言うわけにいかない」と言及を避け続けた。

 公明党の太田昭宏代表も「もともとこの選挙制度はきつい」と、八候補を擁立した小選挙区での苦戦を認め、小選挙区制の厳しさを口にした。政権転落した場合の対応についても「今の段階で言うのは酷な話」と口は重い。ただ、司会者から「連立野党はないか」と問われると、「そういう概念は今までなかった」と述べた。

1144名無しさん:2009/08/26(水) 18:48:59
>だが、報道機関の情勢調査で、民主党が300議席を超える勢いと判明し、戦術の練り直しを迫られ
>た。郵政研に配慮した結果、民主党支持層への浸透が5割程度にとどまり、民主党への「追い風」
>効果を生かし切れていなかった。
>「民主党推薦の白石純子です」
>街宣でも電話作戦でも、最初にこう切り出す作戦に切り替えた。

>亀井は23日、東大阪市内で記者団に、民主党が参院で過半数に達していない現状を強調し、
>「うちの参院議員がいて初めて過半数になる。民主党が300議席を取っても、国民新党が『ダメだ』
>と言えば何もやれない」とくぎを刺した。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/feature/0001/fe_001_090826_01.htm
(15)国民新 郵政に執念

 だみ声が、道路の向かい側まで響いた。

 国民新党の白石純子の応援で、亀井静香代表代行が23日、大阪府東大阪市の近鉄布施駅前で熱弁をふるった。熱中するあまり、行き交う車を気にもせず、道路のセンターライン付近まで踏み出す場面もあった。

 「小泉さんは『郵政を民営化すれば、バラ色の日本が開ける』としたが、本当にそうでしょうか」

 演説は郵政民営化批判が中心だ。自民党時代に小泉首相(当時)と対立して離党に追い込まれた亀井。政権交代と、郵政民営化の見直し実現に執念を燃やす。

 国民新党は大阪13区が最重点区。民主党などと連立政権を組んだ場合、発言力を強めるには議席の上積みが不可欠だからだ。亀井は50回以上、現地入りした。

 中核部隊として、郵便局長らでつくる政治団体「郵政政策研究会」(郵政研)がフル回転。8月の公示前の週末を利用し、郵便局長約620人が各家庭を回る「ローラー作戦」を展開し、白石の選挙事務所の壁に張られた住宅地図には、戸別訪問で家人と面会できた回数ごとに、1回が「黄」、2回が「緑」、3回が「紫」などと色分けられた。昨年11月には、選挙区内の約21万8000世帯にビラを配る「ポスティング作戦」をわずか3日間で完了し、「落下傘候補」の白石の知名度を高めた。

 だが、報道機関の情勢調査で、民主党が300議席を超える勢いと判明し、戦術の練り直しを迫られた。郵政研に配慮した結果、民主党支持層への浸透が5割程度にとどまり、民主党への「追い風」効果を生かし切れていなかった。

 「民主党推薦の白石純子です」

 街宣でも電話作戦でも、最初にこう切り出す作戦に切り替えた。

 もっとも、民主党の「一人勝ち」なら、国民新党が連立政権で埋没する懸念が強まる可能性がある。郵政民営化見直しをめぐる民主党の姿勢も先行きは不明だ。

 亀井は23日、東大阪市内で記者団に、民主党が参院で過半数に達していない現状を強調し、「うちの参院議員がいて初めて過半数になる。民主党が300議席を取っても、国民新党が『ダメだ』と言えば何もやれない」とくぎを刺した。

 これに対し、自民党の西野陽は大阪府議会議長も務め、強固な地盤を誇るが、白石とデッドヒートを繰り広げる情勢に危機感を募らせている。

 22日夜、西野は東大阪市内の小学校で個人演説会を開いた。出席者に配られたうちわには「郵政民営化に反対した、抵抗勢力ともいえる国民新党」と書かれた。

 西野はまず、中小企業が集積する同市を意識し、中小企業への融資で国が返済を保証する「緊急保証制度」の拡充などに努めた実績を強調。その後、国民新党への批判を強めた。

 「郵政民営化はもう決着したのに、時計の針を逆戻りさせようとするのが国民新党さんだ。なぜか。郵便局に携わっている人には『親方日の丸』で楽だからです。しかし、皆さんには何のメリットもない」

 陣営幹部は「相手が国民新党候補だから、全国的に吹き荒れる民主党の風の直撃が多少和らいでいると言える。だが、郵政研は脅威。とても楽観などできない」と、白石陣営の追い込みを警戒している。(敬称略)

(2009年8月26日 読売新聞)

1145名無しさん:2009/08/26(水) 19:08:45
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090827k0000m010027000c.html
衆院選:社民と国民新のジレンマ
 民主党との連立政権を視野に入れる社民、国民新両党が、衆院選挙戦略でジレンマを抱えている。圧勝ムードの民主党にはあやかりたいものの、連携を強調し過ぎると比例ブロックの戦いで埋没してしまいかねないためだ。

 国民新党の亀井静香代表代行は26日、横浜駅前で同党比例ブロック候補の応援に立ち「国民新党は民主、社民党と一緒によこしまな政治と対峙(たいじ)しながら進む」と訴えながらも、こう付け加えることを忘れなかった。

 「ただ、力余って比例まで民主と書かないでほしい」

 国民新党は綿貫民輔代表が比例ブロック単独で立候補しており、比例を重視する。郵政民営化見直しなどを主に訴え、「民主色」を前面には出さない。

 民主の看板に依存し過ぎると、政党名を書く比例では「民主独り勝ち」に手を貸すことにもつながるからだ。亀井氏も26日、「自公政権と同じ政治をするならサヨナラする」と民主党をけん制した。社民党も「民主独り勝ちだと平和が危ない」(福島瑞穂党首)と独自性を強調する。

 それが野党共闘で民主党不在の小選挙区となると、一変する。福島、亀井両氏がそろって大阪府内の社民党候補の応援に入った22日。福島氏は「労働者派遣法改正案は野党3党でまとめた。後期高齢者医療制度廃止、母子加算復活も3党でやりたい」と民主党との連携をアピールした。候補の政策ビラにも「無駄遣いを削る、天下りをなくす」と民主公約と重なる活字が躍る。

 国民新党も、東京都内の公認候補の街宣車に「国民新公認」より大きな文字で「民主推薦」とうたうなど「民主人気」に乗りたい思惑をのぞかせる。【小山由宇】

1146名無しさん:2009/08/26(水) 20:08:17
http://mainichi.jp/select/seiji/matsuda/news/20090825org00m010012000c.html
政治の“いろは”:逆効果の「バンドワゴン効果」

街頭演説で支持を訴える麻生太郎首相(左)=千葉県佐倉市で2009年8月23日佐々木順一撮影と、衆院選公示後初の日曜日、髪の乱れも気にせず街頭演説に熱を入れる民主党の鳩山由紀夫代表=東京都江戸川区で2009年8月23日山本晋撮影 今回の総選挙戦中盤段階でのマスコミ各社の調査結果には誰もが目を見張ったはずだ。「民主320議席超す勢い」「自民100議席割れも」(毎日新聞・8月22日)をはじめ「民主300議席超す勢い」(読売新聞・8月21日)「民主、300議席うかがう勢い」(朝日新聞・8月20日)と、民主党の圧勝を予測していた。しかも、日を追って民主党の勢いが増していることも、各紙の見出しから読み取れた。まさに日本政治史に残る一大事だ。「静かなる革命的な選挙結果になるだろう」と、元改革派知事は感慨深そうに語る。4年前の主役だった小泉純一郎元首相までもが「たまには野党になるのも悪くない」と、公示前から悲観論を口にしていた。

 自民党は戦後ほぼ一貫して政権の中枢を占めていた。55年体制に移行する保守合同以前も、一時を除き政権の座を占めていたのは自民党の源流になった保守諸政党だった。戦後の日本政治の屋台骨を支えてきた自民党がなぜ野党転落の危機に見舞われたのか。

 一つは、4年前の郵政選挙で自民党には追い風だった無党派層が、今回は民主党に集中している。二つ目は、自民党が誇った地盤といわれる後援会組織の機能が衰退していることだ。そして、死票が多く「勝ち馬心理」が働きやすい小選挙区制の特徴が自民党に裏目に出ている。

 政権交代可能な2大政党制は80年代後半からの「政治改革」の究極的な目標だった。万年与党の自民党内では派閥抗争が年々激しさを増していた。派閥間での政権たらい回しは疑似政権交代と受け止められ、有権者に飽きを感じさせない効果をもたらした。半面、抗争に勝ち抜くための政治資金獲得競争は激しさを極めた。その結果、ロッキード事件、リクルート事件と政治資金に絡む政治的不祥事が相次いだ。総選挙が政党単位、政策本意の争いにならないのは中選挙区に起因すると、小選挙区制の導入に踏み切った。

 党営選挙が主体の小選挙区制では、党首の比重が大きくなる。相手陣営との差別化を図るには候補者だけでなく、党首の働きが重要になるからだ。4年前の郵政選挙で見られたように、人気ある党首は勝利するための必須要件の一つになっている。麻生太郎首相は、その国民的人気を買われて総裁選に勝利した。その後は、肝心の人気は急落し、「どちらが首相にふさわしいか」の世論調査でも11%と、政治資金問題を抱える民主党の鳩山由紀夫代表の28%の半分以下だ(毎日新聞)。不人気なトップを抱えて勝利することは極めて困難だ。

 今回で5回目を迎えた小選挙区制は死票が多いのが特徴だ。極端なことをいえば51%対49%でも、勝者は勝者だ。民意との乖離(かいり)が生じることを覚悟しながらも、再選を第一義的に考える政治家も、政党も、反対陣営の意思をまったく無視できない。小選挙区論者は、民意との乖離は次期総選挙を意識することで埋められると考えている。

1147名無しさん:2009/08/26(水) 20:08:29
>>1146
 小選挙区は自らの1票が死票になることを避けようと、有権者には「勝ち馬心理」が強く働く。政治学用語では「バンドワゴン効果」と呼ばれている。バンドを奏でた車に次々に人が集まり、乗り込んでくる光景にそっくりな現象だからだ。中選挙区制当時、よくいわれた「判官びいき」はすっかり影を潜めた。

 「バンドワゴン効果」の典型は93年のカナダの下院選だ。それまで与党で首相を送り出していた進歩保守党は、16%の票を獲得したものの獲得議席はわずかに二つに止まり、政党崩壊の道をたどった。日本で「バンドワゴン効果」が遺憾なく発揮されたのは05年の「郵政選挙」だった。それでも、自民党の獲得した票は3252万票と、得票率では過半数に至らなかった。半面、獲得議席は296と占有率では61%にも及んだ。逆に民主党の得票率は37%だったが、議席数は24%の113に過ぎなかった。いずれも死票の多い小選挙区制の特徴を「バンドワゴン効果」が加速させた。

 ところが、07年の参院選では自民党は大敗。連立のパートナー、公明党を加えても過半数に届かず、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」が出現した。07年の参院選での比例代表で各党が獲得した票を衆院選に当てはめてみると、民主党350議席に対し、自民党は89議席に過ぎなかった。だが、当時はこの結果がそっくり総選挙にも反映されるとにわかに信じる人は少なかった。自民党の衆院議員は参院議員とは異なり、自前の後援会組織を持っていると思われたからだ。カンバン(肩書、知名度)、カバン(選挙資金)と並ぶ選挙に勝利する「3バン」の一つ、ジバンの整備は日ごろから行われていると思われたからだ。麻生が就任以降何度か訪れた解散のタイミングをいずれも見逃したのも、党勢回復の可能性を信じたからだ。

 自民党が優位に立っていると思われたジバンの多くは、かつての結束力を失い、崩壊状況にあった。中核を担ってきたはずの土木・建設業界や農協、医師会などの業界団体には、予算削減と規制緩和により自民党離れが起きていた。自民党が得意とした所得再配分機能に傾斜した「分配の政治」は、バブル経済の崩壊で機能不全に陥った。象徴的なのは茨城県医師連盟だ。県内の七つの選挙区の民主党候補を推薦し、反自民を鮮明にしている。

 その一方で、ジバンでは劣勢だった民主党は連合との連携を強化し、全国的な党組織のネットワーク作りを進めてきた。「『自民党化』する民主党」は小沢一郎代表代行の代表当時から顕著になっていた。「『風頼り』の選挙戦術から脱皮しなくてはならない」が、小沢の悲願となっていた。政権交代を実現するには(1)与党の致命的な失政(2)政権担当能力を持つ野党の出現−−が必須条件だ。冷戦の終結と高度経済成長の減退で自民党政治の限界が指摘されながらも、「万年与党」を続けられたのは、強力な野党が台頭しなかったからだ。しかも、自民党は4年前の「郵政総選挙」で表れた「バンドワゴン現象」の再来を夢見て、党首を次々に代え、国民の期待をつなごうとした。「バンドワゴン効果」は、一時的にすぎないことを忘れてしまった。(敬称略)

2009年8月25日

1148名無しさん:2009/08/26(水) 20:17:13
>共同通信社が20〜22日に実施した全国電話世論調査で、共産党候補がいない小選挙区で共産党
>を支持すると答えた人に投票先を尋ねたところ、民主党候補が52・6%で最多。自民党候補は9・2
>%にとどまり、民主党への追い風を後押ししていることが分かった。
>共産党候補が出ている小選挙区でも、共産党候補に投票すると答えた共産党支持者は63・8%の
>一方、民主党候補に投票すると答えた人が18・2%いた。自民党は3・8%だった。

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/2009082601000178.htm

共産票が民主後押し 空白の148選挙区
 自民、民主両党が激突する今回の衆院選で注目されるのが「共産党票」の行方だ。共産党はこれまで300小選挙区の大半で公認候補を擁立してきたが、法定得票数に達せず供託金を没収される候補者が多いことなどから方針転換し、擁立は152選挙区に絞り込んだ。このため独自候補がいない148の小選挙区では、共産党票の行方が選挙結果に大きな影響を及ぼすとみられる。
 共産党の志位和夫委員長は今回の衆院選を「自民、公明両党の連立政権に退場の審判を下す機会」と強調。党幹部は、独自候補を擁立しない小選挙区で「自公候補に投票する可能性はほとんどない」と分析している。
 実際、共同通信社が20〜22日に実施した全国電話世論調査で、共産党候補がいない小選挙区で共産党を支持すると答えた人に投票先を尋ねたところ、民主党候補が52・6%で最多。自民党候補は9・2%にとどまり、民主党への追い風を後押ししていることが分かった。
 共産党候補が出ている小選挙区でも、共産党候補に投票すると答えた共産党支持者は63・8%の一方、民主党候補に投票すると答えた人が18・2%いた。自民党は3・8%だった。
 前回2005年の「郵政選挙」で、共産党は全国の小選挙区、比例代表ともにそれぞれ約490万票を獲得した。



2009年08月26日水曜日


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