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政権交替を検討するスレ
1072
:
名無しさん
:2009/08/14(金) 10:17:04
>>1071
2005年の選挙の前にも苦しい状況にあったように見えたが、当時の首相、小泉純一郎氏は、自分に投票することは、自身が所属する自民党の古くからの因習すべてに反対することだと、有権者に何とか信じ込ませた。
ショーマンの巧みな手腕で、自民率いる連立政権は驚くべき勝利を収めた。しかし、この4年間のお粗末な実績を考えると、有権者は2度と同じ手に乗ることはないだろう。それに、小泉氏のような才覚の持ち主はどこにも見当たらない。
変革の到来を信じる人たちは、先行きを憂慮している。それも、それなりの理由があってのことだ。
民主党は10年前には考えられなかったほど真の野党らしくなっているにもかわらず、アイデンティティーも首尾一貫した政策も持ち合わせない、元社会党議員と自民党離脱者という通常あり得ないような組み合わせから成る政党だ。
民主党は新しい政策を実行するうえで官僚のエネルギーを動員する必要があることを認識することなく、評判の落ちた官僚支配に対して宣戦布告した。民主党は、日本の債務を膨らませると言って麻生氏の経済刺激策を厳しく非難しているが、民主党の提言では、恐らく債務がもっと増えることになる。
混乱を呼び込め
しかし、民主党がどれだけ不完全であれ、日本は民主党を必要としている。というのは、野党はいまだ納得のいくビジョンを掲げられずにいるものの、この国がとっくの昔に手にしているべき2つのものを提供できるからだ。
1つは、新しい政府の枠組みだ。長年にわたる自民党一党支配により、政策と法案は、政府と自民党の両方を同時に通過してきた。良い政策(自民党でもいくつかはあった)が、既得権益を持つ政党の大物に妨害されることも多かった。小泉氏以降の歴代首相は、内閣府への権力集中を試みては、概ね失敗した。
自民党よりも党の規律が厳しい民主党は、良い政策に法案成立の機会を与えるメカニズムを確立できるはずだ。
日本が必要とする2つ目のものは、複数政党が政権を取り合う体制だ。これは戦後日本の政治において1度もなかったことだ。民主党の勝利という事実そのものが、有権者の票を獲得するために各党が魅力的な政策を策定するインセンティブになる。そうすれば、日本はひょっとしたら、まともな政府を得られるかもしれない。
政綱の弱い民主党が政権を握ったとしても、それほど長く政権の座にとどまれない可能性は十分ある。そして、改革派議員が大挙して自民党を去る中で、日本の政治は困難な時代を迎えるのかもしれない。不確実さは、日米同盟を含む日本の外交政策にも影響する恐れがある。それでも不確実さは、麻痺状態の自民党一党支配に勝るのである。
これから始まる選挙戦は、再生への道のりの最初の一歩だ。そして、この選挙戦で有権者が自国の政治の欠点と向き合わざるを得なくなるのだとすれば、それに越したことはない。
c 2009 The Economist Newspaper Limited. All rights reserved.英エコノミスト誌の記事は、JBpressがライセンス契約 に基づき翻訳したものです。
英語の原文記事はwww.economist.comで読むことができます。
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