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政権交替を検討するスレ

1146名無しさん:2009/08/26(水) 20:08:17
http://mainichi.jp/select/seiji/matsuda/news/20090825org00m010012000c.html
政治の“いろは”:逆効果の「バンドワゴン効果」

街頭演説で支持を訴える麻生太郎首相(左)=千葉県佐倉市で2009年8月23日佐々木順一撮影と、衆院選公示後初の日曜日、髪の乱れも気にせず街頭演説に熱を入れる民主党の鳩山由紀夫代表=東京都江戸川区で2009年8月23日山本晋撮影 今回の総選挙戦中盤段階でのマスコミ各社の調査結果には誰もが目を見張ったはずだ。「民主320議席超す勢い」「自民100議席割れも」(毎日新聞・8月22日)をはじめ「民主300議席超す勢い」(読売新聞・8月21日)「民主、300議席うかがう勢い」(朝日新聞・8月20日)と、民主党の圧勝を予測していた。しかも、日を追って民主党の勢いが増していることも、各紙の見出しから読み取れた。まさに日本政治史に残る一大事だ。「静かなる革命的な選挙結果になるだろう」と、元改革派知事は感慨深そうに語る。4年前の主役だった小泉純一郎元首相までもが「たまには野党になるのも悪くない」と、公示前から悲観論を口にしていた。

 自民党は戦後ほぼ一貫して政権の中枢を占めていた。55年体制に移行する保守合同以前も、一時を除き政権の座を占めていたのは自民党の源流になった保守諸政党だった。戦後の日本政治の屋台骨を支えてきた自民党がなぜ野党転落の危機に見舞われたのか。

 一つは、4年前の郵政選挙で自民党には追い風だった無党派層が、今回は民主党に集中している。二つ目は、自民党が誇った地盤といわれる後援会組織の機能が衰退していることだ。そして、死票が多く「勝ち馬心理」が働きやすい小選挙区制の特徴が自民党に裏目に出ている。

 政権交代可能な2大政党制は80年代後半からの「政治改革」の究極的な目標だった。万年与党の自民党内では派閥抗争が年々激しさを増していた。派閥間での政権たらい回しは疑似政権交代と受け止められ、有権者に飽きを感じさせない効果をもたらした。半面、抗争に勝ち抜くための政治資金獲得競争は激しさを極めた。その結果、ロッキード事件、リクルート事件と政治資金に絡む政治的不祥事が相次いだ。総選挙が政党単位、政策本意の争いにならないのは中選挙区に起因すると、小選挙区制の導入に踏み切った。

 党営選挙が主体の小選挙区制では、党首の比重が大きくなる。相手陣営との差別化を図るには候補者だけでなく、党首の働きが重要になるからだ。4年前の郵政選挙で見られたように、人気ある党首は勝利するための必須要件の一つになっている。麻生太郎首相は、その国民的人気を買われて総裁選に勝利した。その後は、肝心の人気は急落し、「どちらが首相にふさわしいか」の世論調査でも11%と、政治資金問題を抱える民主党の鳩山由紀夫代表の28%の半分以下だ(毎日新聞)。不人気なトップを抱えて勝利することは極めて困難だ。

 今回で5回目を迎えた小選挙区制は死票が多いのが特徴だ。極端なことをいえば51%対49%でも、勝者は勝者だ。民意との乖離(かいり)が生じることを覚悟しながらも、再選を第一義的に考える政治家も、政党も、反対陣営の意思をまったく無視できない。小選挙区論者は、民意との乖離は次期総選挙を意識することで埋められると考えている。


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