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おちゃめくらぶ掲示板

1御茶目菜子:2009/09/12(土) 15:33:12
現在大阪オフ中にょ
現在大阪オフにょ。
昼食を12時に済ませ現在3時のおやつ休憩にょ。
昼ご飯を食べてから現在までいろいろ買い物をしたけどもう3万円くらい使っているにょ。
めぼしいものは大体買えたけどそろそろ資金が尽きるにょ。


マリモーマさんへ
>今日は 大阪オフだけど 関西は 雨が降ってたよ

さっきは結構降っていたにょ。
また詳しくは明日書くにょ。

2御茶目菜子:2009/09/13(日) 14:12:45
大阪オフは楽しかったけど体中が筋肉痛にょ(笑)
昨日の大阪オフだけど小遣い35K円持って行って残金が3K円くらいになったということで
32K円くらい使った計算になるにょ。
財政面で厳しいため昨年の45K円よりは少なめの予算だったとはいえ、欲しいもの(ほぼ
オタ商品ばかりだけど)は結構買えたにょ。
大阪ということでお昼はお好み焼き、お昼前にたこ焼きも食べて晩ご飯は焼き肉という
食べ物に関しては過去で一番充実したかもしれないにょ。

さて、PCショップや量販店を何軒も回ったけど工人舎の日本版mbook(PM)を店頭展示
してある店もあったにょ。
mbookの実機触ったことも現物を見たことも無かったけど想像通りチープな筐体だった
とはいえ、あの筐体サイズ&軽さは魅力的にょ。(キーボードの出来はリナザウに遠く
及ばないのはがっかりだけどUXよりはマシといった感じか)
ただ、VAIO UXから59800円出して買い換えたいかと言われたら微妙にょ。
UXの方がフットプリントはPMよりも小さいし(横幅は2cmくらい短い)、性能面では
圧勝だしUSBが標準コネクタでCFスロット付き、ポインティングデバイスもタッチ
パネル以外もあるし、厚さとキーボードと駆動時間が許容できたらPMを買う意味はない
感じにょ。
UXは実駆動で2時間くらいだけど私はLet'snoteを毎日持ち歩いているためUXを2時間も
使うことはほぼないし、一応ポケットに収まるサイズだしね。(VAIO Pと違って
ポケットに入れてもはみ出さない)

今回モバイルデビューとなったLet'snote R5だけど行き帰りの電車や新幹線の中でずっと
使用し、なおかつ大阪でも使用したためにトータルで5時間以上は使ったと思われるけど
バッテリ残量は35%だったにょ。
BBenchで連続Web巡回8時間以上を記録しているためこれだけ使えるというのは予想はして
いたけど日帰りならば古充電しておけばバッテリの心配をする必要なく使えるという
ことが実証できたにょ。

何だかんだで毎年恒例となった大阪オフだけど今回で最後かもしれないにょ。
天候が悪かったのが難点だったけど今回もさまざまな経験ができ楽しむことができたにょ。
かえるさんに感謝にょ。

3御茶目菜子:2009/09/14(月) 13:53:54
CPU使用率でCPU性能は分からない!?
昨年3月24日にはPen3とPenM(Banias)のHD動画再生性能の違い、一昨年9月3日には同じ
PenMでもBaniasコアとDothanコアでのHD動画再生性能の違い、今年の8月11日にCoreSoloと
PenM(Dothan)での動画再生性能の違いを書いたにょ。
それぞれの性能差はコマ落ちをする場合はフレームレートを元に算出し、コマ落ちを
しない場合はCPU使用率を元に算出したにょ。
2台のPCで同じ動画を再生して比較した場合に片方のCPU使用率80%でもう片方が40%
ならば後者の方が2倍の性能となるということにょ。
これにより過去に私の動画再生比較でそれぞれのPCがどの程度の差があるのかという
ことを判断していったにょ。

しかし、それはすべてのCPUにおいて成り立つかといえばそうでもないにょ。
性能比較としてはAtomが気になるところだけど残念ながら私はAtom搭載のPCは持って
いないにょ。
Atom搭載のネットブックは新品であっても3万円程度から購入可能であるために買おうと
思えば買えなくはないにょ。
私は貧乏とはいってもメインモバイル機であれば5万円程度までなら予算を確保するとは
いえメインモバイルとして使うにはネットブックには不満な点も多いために結局2ヶ月前に
Let'snote R5の中古を買ってしまったにょ。
さすがにAtomのテストを行うためだけに買うならば3万円は安くないからね。

とはいうもののAtomの性能は今更取り立てて調べる必要もないにょ。
ベンチ結果ならばあちこちで紹介されているからね。
それを見る限りシングルスレッド性能に置いては同クロックのPenMの半分程度の性能で
マルチスレッド性能はピーク時(コア数に比例するスコアが出せるもの)にはシングル
スレッド時の1.6倍の性能となるにょ。
実際のアプリにおいてはマルチスレッド対応のものでもこれだけの性能を発揮するのは
不可能であり、AtomのHTTは最大でも1.2〜1.3倍程度の効果といった感じにょ。

デュアルコアCPUで同クロックのシングルコアCPUの2倍の性能を出せるソフトなんて
ものはほとんど無く2倍に近いものといったらH.264のエンコなどごく一部に限られて
しまうにょ。(HDBenchやCrystalMarkのCPUテストではコア数に比例したスコアになる)
大抵はマルチスレッドに特化したアプリでさえせいぜい同クロックのシングルコアCPUの
1.5倍程度の性能なので論理2コアのAtomでは実アプリでは上記のように最大であっても
1.2〜1.3倍程度となるにょ。
よって、ネットブックによく使われているAtom N270(1.6GHz)はULV PenM(Banias)に
近い性能(マルチスレッド非対応だとPenM0.8〜0.9GHz程度でマルチスレッド対応で
PenM1〜1.1GHz程度)となるにょ。
CPU単体ではそのレベルだけど実際にHD動画を再生する場合にはメモリ帯域がかなり重要
となるのでチップセットを考慮すれば855GM+PenM(Banias)を上回ることが多いのでは
ないかと思われるにょ。

8月11日のR5(CoreSolo1.2GHz)の動画再生テストは予想以上の結果を出してくれたの
だけどR3(Dothan1.1GHz+855GME)はR2(Banias1GHz+855GM)の1.4倍、R5はR3の1.3倍
程度の性能ということでR5はR2の1.8倍程度の動画再生性能となるにょ。
Atom N270の動画再生性能は私はR2とR3の間くらいと考えているにょ。
CPU単体での性能は実アプリではマルチスレッドに特化されたものでもPenM(Banias)
1GHzをわずかに上回る程度だし、チップセット性能を考慮しても1.4倍になるなんてことは
ないにょ。
もしも、そうなるのであればR5の性能はクロックを加味すればR3の1.5倍以上になって
しまうからね。
Atom搭載ネットブックを使用しているユーザーのレスを見ても720pの動画ならば何とか
再生可能でYouTubeのHD動画はカクカクで視聴に耐えられないという人が大半であるため
Banias1GHzのR2とは大差はないレベルだと思われるにょ。
720pの動画が普通に再生できるためのボーダーラインは私の過去の実験結果からBanias
1GHz程度(よほど重い動画でコマ落ちする程度)だし、Dothan搭載のR3だとYouTubeのHDは
IE上で再生してもそこそこ見れるレベルになるからね。

しかし、大阪でかえるさんが持っていたAtom搭載のEeePCで720pの動画(8月11日に
書いたもの)を再生してみたらCPU使用率40〜50%程度で再生できたにょ。
このCPU使用率はCoreSolo搭載のR5よりも低いにょ。
そのCPU使用率であれば1080pも再生できそうだけど再生してみればはカクカクどころか
紙芝居状態にょ。
この720pの動画再生のCPU使用率だけを見れば性能はCoreSolo<Atomなんだけどそれが
どうも納得できなかったにょ。
R5では1080pのH.264はコマ落ちはするもののそれなりに再生できていたのを考えれば
720pのCPU使用率と1080pの再生具合の整合性がとれないからね。
R5はGOM、EeePCはVLCということでプレイヤーが異なるので単純比較はできない(H.264は
デコーダーによって大きく変わってくる)とはいえ、VLCは同じコーデックであっても
720pなら軽いけど1080pならば急に重くなるなんて聞いたことがないにょ。

R5に搭載のCoreSolo1.2GHzはCPUのコア性能ではAtom1.6GHzを確実に上回り、R2やR3の
ようにチップセット性能やメモリ帯域でハンデはないためにトータルの動画再生性能で
Atomが上回るはずはないにょ。
しかし、CPU使用率ではAtomの方がCoreSoloよりも低くなったというのは事実にょ。
H.264の再生におけるCPU使用率はVLCよりGOMの方が有利であるために余計不可解にょ。
とはいえ、よく見るとAtom搭載のEeePCはこれだけ低いCPU使用率の割りに720pの再生時に
私の目ではコマ落ちしているように見えたにょ。

マルチコア(HTTのような論理マルチを含む)ではタスクマネージャでは各CPUごとの
使用率のグラフとその合計使用率の数値が表示されているけどこの数値が曲者となって
いるにょ。
複数のアプリを同時使用した場合にマルチコアCPUはシングルコアCPUとは比較にならない
くらい快適なものになるとはいえ単一アプリではそのアプリがまずはマルチスレッドに
対応してないと性能はシングルコアと変わらないからね。
つまり、同クロックのCore2SoloとCore2Duoは実行速度は同じということにょ。
しかし、CPU使用率はCore2Soloでは最大100%、Core2Duoでは最大50%となるにょ。
これを見て分かるようにそのマルチスレッド非対応のアプリを動作させた場合CPU
使用率から逆算してCore2DuoはCore2Soloの2倍の性能があるなんて言えないにょ。
そのアプリを2つ同時実行すれば2倍の性能と言えなくはないけどそれはアプリの実行
速度が速くなるわけではないので意味がないにょ。
つまり、CPU使用率で実効性能の比較が可能なのはシングルコア同士もしくはコア数に
完全に比例するようなスコアが出るベンチに限られるにょ。

それを踏まえてAtomを見てみるとAtom N270はあくまでシングルコアCPUであり論理的な
デュアルCPUということで両方のCPUを100%使うなんて不可能にょ。(AtomのHTTに
1.2倍の効果があると想定すれば論理CPUを60%ずつ使ったらCPU負荷は100%になる)
物理的なマルチコアCPUでさえ単一アプリで100%使い切るのは難しいのに最初から使う
ことが不可能なAtomの場合はCPU使用率という指標はよく考えてみれば何の役にも立たな
かったにょ。
CPU使用率というのは低い方が高性能と上記では書いたけどこれはシングルコアCPUに
おいてのみ言える話であって、しかも動画再生など単位時間当たりの処理量に上限がある
場合にのみ当てはまるにょ。(ゲームならばフレームレートに上限設定がある場合に
その上限に低いCPU使用率で達した場合に高性能なCPUといえる)

マルチコアCPUにおいてはCPU使用率が低いことが必ずしも良いことではなくCPU使用率
100%に達するアプリがあってこそ初めてマルチコアCPUの本領を発揮できるにょ。
CPU使用率が低いことが高性能とは言えないということを考察している人も結構いるにょ。
http://www.ne.jp/asahi/comp/tarusan/main211.htm
CPU使用率が低い=CPUが遊んでいるというだけだからね。
人間において職場で「俺は実力の30%しか出してないぜ。100%出せばこんなものでは
ない」と言って遊んでいる人と実力をほとんど出し切っても前述の遊んでいる人より
少し高い程度の実績しか上げられない人を比べると結局は実績が高い人の方が有用で
潜在能力の高さは関係ないにょ。
それと同じく4コア、8コアとCPUのコア数が増えて潜在能力が高くなってもそれを生かす
アプリがないとコア数だけ多くなっても意味がないからね。
シングルスレッド性能を落としての多コア化はPC用途においてはメリットよりも
デメリットの方が多くなってしまうにょ。

Atomに話を戻すと基本的にAtomはシングルコアなのでHTTがONの場合は、マルチスレッド
非対応アプリではCPU使用率50%程度で限界となり、マルチスレッド対応アプリであっても
空いた演算基の分しか性能が向上しないために物理的なデュアルコアとは異なり50%を
大きく越えることは無理ということになるにょ。
仮にHTT搭載によってマルチスレッド対応の動画再生ソフトで実効1.2倍の性能になると
仮定すれば実質的にはCPU使用率60%付近で限界が来ることになるにょ。
そう考えれば、CPU使用率40〜50程度のAtomは実際にはCPU性能の半分程度しか使ってない
というわけではないにょ。
実効1.2倍になっても常に1.2倍の性能というわけではないわけだし、物理的にはシングル
コアである以上はCPU使用率が50%を越えた時点で徐々にコマ落ちが見られるようになる
ため低いCPU使用率であっても私の目ではコマ落ちしているように見えたというのは
このようなものが原因ではないかと思われるにょ。
つまり、720p(H.264)の動画再生でCPUに余裕がほとんどない(部分的には性能不足)
ということで、1080pの動画再生で紙芝居状態になったのはこれですべて説明がつくにょ。

CPU使用率というのは実効的ピーク性能の何%を使っているという計算に基づいたもの
ではない以上はシングルコアCPU同士以外ではCPU使用率の比較はあまり意味がないにょ。
しかも、実効性能なんてアプリによってどんどん変わってくるからね。
マルチスレッド対応のアプリでもマルチコアCPUでCPU使用率100%なんて無理にょ。
それでもデュアルコアCPU使用時で50%のCPU使用率であれば50%の空きがあるために
他の処理も平行して行うことが可能になるため有利なのは間違いないためコア数が多く
てもそれを生かせるようなアプリがないから無意味だとは一概にはいえないにょ。
Atomにおいてもそれは言え、単純演算を行うようなものであればHTTによって最大1.6倍
程度になるためにSuper πを2つ同時実行しても2割程度の速度ダウンで済むにょ。
シングルコアCPUであれば2つ同時実行すれば速度は半減してしまうことを考えれば
HTTの効果はそれなりに大きいのではないかと思われるにょ。

4御茶目菜子:2009/09/15(火) 13:46:53
塵も積もれば山となる!?
今週もポケコンコーナーを更新したにょ。
毎週日曜日に更新していたけど今週は大阪オフのため更新ができなかったので今日に
なったにょ。
今回はIF文についての第2回にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/if2.htm
IF文の基本動作に関しては前回書いた通りだけど今回はそれを利用した高速化を
書いてみたにょ。
これは減算が論理式よりも速いPC-E500シリーズなら有効なものだけど他の機種で
同様に有効かは実際に試してみないと分からないにょ。
私はBASICで作られたゲームを高速化していくうちに様々なパターンでどっちが速く
なるのかを試していて実際に速くなったものを高速化方法として身につけたに
すぎないからね。
とはいえ今となっては1m秒単位で高速化したいという人がどれだけいるのかが謎にょ。
しかし「塵も積もれば山となる」というように1つ当たりが小さなものでもそれを積み
重ねることでかなり大きなものになるのは確かからね。
IF文についてはあと3、4回に分けて書くのでお楽しみに!


昨日書いたものは無駄に長くて分かりにくい文章だったので簡潔にまとめてみるにょ。

Atom1.6GHzの性能はPenM1GHz(Banias)と大差はなく、HD動画再生時に重要となる
チップセットやメモリ性能による影響は私の実験ではせいぜい1.2倍程度しかない。
PenM1GHz(Banias)のR2とPenM1.1GHz(Dothan)のR3の動画再生の性能差は1.4倍
程度であるためAtom搭載ネットブックの動画再生性能はR3と同等かやや下回る程度
だと思われる。

しかし、720pのHD動画を実際に再生してみるとR3の1.3倍の動画再生性能を持つR5よりも
Atom搭載のEeePCの方が低いCPU使用率で再生できたのはなぜか?
CoreSolo+945GMSのR5はAtom+945GSEのEeePCと比べてチップセットやメモリ性能は
ほぼ同等、CPU性能は確実に上回るために動画再生性能で劣る要素はない。
しかも、これだけCPU負荷が低いのにAtomではコマ落ちしているように見える。

デュアルコアCPUの場合1つのコアがフル稼働してもタスクマネージャのCPU使用率は
50%にしかならないけどAtomの論理デュアル(HTT)でもそれはいえ、コアがフル稼働
状態でも50%になる。
実際はフル稼働状態でも使ってない演算基はあるのでHTTはそれによってアプリ同時
使用時には速度低下を抑える効果はあるものの物理的なデュアルコアCPUとは異なり
50%に達するとAtomの場合は余力がほとんどないためにコマ落ちが発生してしまった
と思われる。

昨日の約9分の1に収まったにょ(笑)

5マリモーマ:2009/09/16(水) 12:57:19
これが解けたら プロなのか?
TopCoderという プログラムのコンテストがあるそうだよ

TopCoderの過去の問題
http://sns.atfb.jp/view_diary/43/28802.html
http://gsskk.blog42.fc2.com/blog-entry-46.html
http://topcoder.g.hatena.ne.jp/cou929/20090504/1241431602
http://topcoder.g.hatena.ne.jp/cou929/20090425/1240639800
登録方法
http://gasser.blog114.fc2.com/blog-entry-363.html
関連スレ
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/tech/1177344510/
まとめ
http://vipprog.net/wiki/algo_and_data_const.html

かなり難しくて 僕には まったく分からないよ

http://liv0.com

6御茶目菜子:2009/09/16(水) 13:14:35
プロと呼べるかは微妙だけど中級レベル以上は必要かも
マリモーマさんへ
>かなり難しくて 僕には まったく分からないよ

私もC言語は初心者レベルなので書けと言われても同じようなものは書けないけど
アルゴリズム自体はそんなに難しくないのでソースを見れば大体分かるにょ。
C言語がE500BASICくらい自在に扱えたら何とかなりそうだけどね。

7御茶目菜子:2009/09/17(木) 14:32:24
ポケットサイズのWindows PCは本当に必要・・・?
工人舎「PM」レビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20090917_315882.html
このPMの元となっているmbook m1は輸入代理店経由であれば半年前から入手可能だった
けれどやはり普通に量販店の店頭で手に入るようになったのは大きいにょ。
mbook M1の日本版となるPMはOSが日本語OSになったり、キーボードが日本語になったり
というのは当然だけどヒンジ強度の改善やACアダプタの小型化などの細かいところも
改善されているけど最初に書いたように量販店で普通に入手可能になったというのが
最大のメリットと思われるにょ。
初期不良や故障が無ければいいけどこの手の製品は故障がないなんてことはないだろう
から量販店の店頭で購入してしっかり保証をつけておくべきだと思われるからね。
そういう面で日本版の登場は大歓迎にょ。

私も先日大阪オフに行った際に実機に触れる機会があったけど小ささに感動できたにょ。
すでにVAIO UXを持っているために正確にはフットプリントではなく薄さの方だけどね。
あまり速いSSDではないとはいえ、コールドブートの時間を計測したら25秒だったにょ。
CPUはあまり速くないとはいえ、XPを動作させるには問題ないレベルだからSSDというのが
体感速度を大きく高めるため同程度のCPU性能を持つXP初期のノートPCよりは快適に動作
するのではないかと思われるにょ。
しかし、ヒンジ強度の改善されたみたいだけどキーボードはかなり華奢な感じだった
というのが気がかりにょ。
私はタイピング時の指圧は結構高いので過去に数台のノートPCでキーボードを壊して
いるにょ。
まぁ大抵は力をセーブしてタイピングするからそんなに壊れるものではないけどセーブ
しても壊れそうなくらい華奢だったので店頭展示のPMでどれくらいの速度でタイピング
できるかなんていうことはさすがにできなかったにょ。

上記レビューを見てのように性能は標準的なネットブックを大きく下回るにょ。
このPMに搭載されているZ510はクロックが1.1GHzと低い上にAtomがPenMを越える性能に
なる(場合がある)要因となっているHTTもないからね。
PC MarkのCPUスコアを見ての通り、1.33GHzのViliv S5は1.1GHzのPMの1.2倍のクロック
にもかかわらず1.58倍の性能となっているにょ。
つまり、HTTによって1クロックあたりの性能が1.3倍に高められているということに
なるにょ。
PC Markではマルチスレッド対応アプリの動作速度を元にスコアを出しているのだけど
これがHDBenchやCrystalMarkのような単純演算のみのベンチだと同クロックでもHTTの
有無によってスコアが1.6倍程度変化するにょ。

3月8日にもmbookに関して書いたけどその時のベンチ結果についてまた書いておくにょ。
 mbook M1
 Atom Z510(1.1GHz)
 US15W
 WinXP
 Mark:16364
 ALU: 2458
 FPU: 2367
 MEM: 1581
 HDD: 7984
 GDI: 1588
 D2D:  166
 OGL:  220

 VAIO P         MSI Wind U100    VAIO UX
 Atom Z530(1.6GHz)  Atom N270(1.6GHz) CoreSolo U1400(1.2GHz)
 US15W         945GSE        945GMS
 Vista         WinXP        WinXP
 Mark:26005       26646        23456
 ALU: 4907       5391         4518
 FPU: 3957       4657         5330
 MEM: 3603       4521         4195
 HDD: 12026        6790         2641
 GDI: 1128       2106         3069
 D2D:  144       2503         2456
 OGL:  240        678         1277

UXのみ私の所有のもののベンチ結果でU100は1月18日にここでしぶきさんが書いたもので
VAIO Pとmbookは2chの該当スレからの転載にょ。
mbookは今回のPMではなく当時輸入代理店経由で買った海外版にょ。
HTTによってCPUスコアは1.6倍に高められているためにU100と比較すればクロックが
1.45倍にも関わらず2倍以上のスコアになっているのが分かると思うにょ。(VAIOは
OSがVistaなので直接比較はできない)
MAX1.6倍、実アプリでも1.2〜1.3倍の速度向上(マルチスレッド対応のアプリを動作
させた場合、もしくは複数のアプリを同時に動作させた場合)は馬鹿にはできず、
9月14日にも書いたHD動画が非力なAtomでスムーズに再生できるのもHTTのお陰だからね。
1.6GHzのAtomはトータルでPenM1GHz程度の性能はあるけど1.1GHzのAtom Z510はせいぜい
PenM600MHz程度といった感じにょ。(HTTの影響でAtom1.6GHzはCoreSolo1.2GHzと
同レベルのスコアになっているけど実アプリではマルチスレッド時に1.6倍の性能も出す
ことはできないし、L2がCoreSoloの4分の1しかないというのもベンチでは表れていない
ためにCoreSoloと比べると3〜4割くらい性能が落ちると思われる)
とはいえ、Let'snoteで600MHzでWinXPを動作させても特にもたつきはなかったので
XPを使う限りはAtom Z510(1.1GHz)でOSの動作に関しては問題ないにょ。

PM(mbook M1)を買うべきかどうかは、ポケットに入るWindows PCが必要かどうかで
すべてが決まるにょ。
とても打ちやすいとはいえないキーボードだし(UXよりはまともなキーボードだけど
壊れそうなのが怖い)、4.8インチWSVGA(247ppi)というのは画面の間近まで顔を
近づければ何の問題もないけどテーブルに置いてタイピングするには厳しいからね。
今年の3月10日、7月15日に常用可能なドットピッチについて考えてみたけど私の個人的
感覚では普通にテーブルに置いてタイピングする場合、画面から顔までの距離は50cm
程度だけどこれで常用可能なのは120〜130ppiで実用限界は150ppi〜160ppiだと感じて
いるにょ。
つまり、それよりも高いドットピッチの場合はそれに比例した距離まで顔を近づけるか
目を酷使するかの2つの選択肢しかないにょ。
247ppiでも半分の25cmまで近づけば常用ラインになるけどそれでテーブルに置いて
タイピングするのはかなり辛いと思われるにょ。
3.7インチVGA(216ppi)のリナザウでもテーブルに置いてタイピングするのはかなり
疲れたからね。
その点、UXは事実上両手持ちしかできないから4.5インチWSVGA(264ppi)でも何とか
使えているにょ。
このようなポケットサイズの端末で長時間タイプをすることはあまりないだろうけれど
その際にはフォントサイズを大きくしたり、見やすいフォントに変えるなどの工夫が
必要になりそうにょ。

すでにポケットサイズのUMPCであるUXを持っている私としては予算の関係上、それを
買い換えるだけの価値があると思われるものでないと購入するのは難しいにょ。
UXは2セルバッテリで公称3.5時間、実駆動2時間程度なのに対してPMは同じ2セルバッテリ
でも公称7時間、実駆動4時間半ということで約2倍の駆動時間は魅力的だけど私は毎日
Let'snoteを持ち歩いている関係上、UXを使う時間は1日に1時間もないからその駆動時間の
メリットは薄いにょ。
ただ、スタンバイ時の消費電力が小さいのであればメリットは大きいにょ。
8月25日にはスタンバイで運用することでPCの使い方が大きく変わるということを書いた
けどそのためには9月2日に書いたようにその保持時間が重要になってくるからね。
24時間放置しただけでフル充電していても3分の2が消費されるようなUXでは常時
スタンバイの運用は難しいにょ。
やはり、常時スタンバイで運用するならば最低100時間は保持可能であって欲しいにょ。
Viliv S5は公称値はスタンバイ200時間ということでLet'snoteの実測保持時間とあまり
変わらないレベルになっているにょ。
Let'snoteも1週間スタンバイで放置していてもバッテリ切れにはならないということで
常時スタンバイによる運用が可能になっているわけだからね。

筐体サイズはフットプリントこそUXの方が小さいもののPMの厚さはUXの半分くらいしか
ないためポケットにすっぽり収まるという魅力はあるにょ。(UXはポケットに入るものの
かなりキツイ)
確かにCPU性能はUXと比べると半分以下だし、描画性能は半分どころではないくらい低い
けれどそれでも小さいことに価値はあるからね。
PCゲームをするならば性能面やドライバの関係上PMではまともに動作しないものも多い
ためにWindows PCだからという単純な選択だと失敗してしまうかもしれないけどその
ようなゲームなどの高いスペックが要求されるもの以外であれば普段Windowsを使って
いる人は普段そのままの環境を持ち歩けるというのが大きなメリットとなるにょ。

しかし、これもネットブックのサイズを許容できる人であればそちらの方が安くて
使い勝手がいいからね。
また、Windowsに拘らなければポケットサイズであってもスマートフォンなど他の選択は
多く存在するにょ。
PDAはほぼ絶滅してしまったけど最近になってLinux搭載端末が熱くなってきているしね。
どうしてもポケットサイズのWindows PCが必要という人以外にはPMのメリットはあまり
ないのではないかと思われるにょ。
まぁ私のようにポケットサイズであるかどうかが重要という人もかなりいるだろうけど
全体の割合からするとそういう人は決して多くはいないにょ。

8御茶目菜子:2009/09/18(金) 13:44:38
私がポケットサイズのPCを求める理由
昨日書いたようにポケットサイズのWindows PCとなると液晶サイズが小さいことが影響し
解像度が低い機種の場合Windowsを使いづらかったり、解像度が高い機種の場合ドット
ピッチが狭すぎて工夫しないと使い辛いという問題があるにょ。
またキーボードも筐体サイズのせいで犠牲になっているものが大半にょ。
それにバッテリ駆動時間が短い機種も少なくないにょ。
バッテリの問題はAtomによって解決がかなり出来てきているけどその他の面については
改善が難しいにょ。
キーボードに関してはキーピッチ、解像度に関してはドットピッチという物理的な問題が
あるから筐体サイズに制限がある限りは改善は困難だからユーザーが慣れるしか
方法はないにょ。

問題点が多くてもポケットサイズのWindows PCを使う(使いたい)という人はそれなりの
理由があると思われるにょ。
私の場合は当初PIM目的で買ったザウルスPI-6500の後継として買ったザウルスMI-310で
PIMよりもテキスト入力やWebの利用が増えていきその数世代MIザウルスを使った後に
リナザウSL-C750を買ってからWebの利用などが完全にメインになったためにょ。
リナザウは買った当初は非常に満足していたけど徐々に利用できないWebサービスが増えて
いき不満が溜まってきたためにポケットサイズのWindows PCへの買い替えをずっと検討
してきて今年の1月についに中古のVAIO UXを買ったにょ。
つまり、私が欲しいものは不満なくWebを利用できたり、マルチメディアファイルを再生
できたりというものであり、Windowsはマストではないけどベターな選択肢だったと
いうだけにょ。

しかし、それらは普通のノートPCでやれば良いという意見もあると思うにょ。
とはいえ、PCとしては小さい部類のLet'snote R5でもA5ファイルサイズ程度であり、
重さも1kg近くあり、筐体形状やポインティングデバイスから考えて立った状態では
使用できないという問題もあるにょ。
だから、そのようなポケットサイズのPCを使いたいという人はそれらの重さや筐体
サイズで許容できないもしくは立った状態で使いたいという欲求があるためだと私は
感じているにょ。
立った状態で使いたいという欲求が極めて大きい人はWindowsでないと駄目という人
以外はスマートフォンの方が都合が良いのだけどキャリアに縛られるという問題がある
というのが難点にょ。

さて、私がこのようなポケットサイズのPCを求めている理由はモバイルランクも影響
しているにょ。
モバイルランクについてはここで何度も書いたけど私はモバイルしている機器にランク
A〜Cを設定しているからね。
3月9日には私が持ち歩いている具体的な機器を書いたけどランクを設定することで
外出する度にどれを持って行けば過不足ないかということが簡単に判断可能になると
いうメリットがあるにょ。
ちょっとした外出ならばバッグ無しで済む「ランクB」まで、仕事や日帰りの用事で
あれば小さなバッグで済む「ランクC」までの装備を持っていればそれで大抵は問題
ないからね。(当然、その日に確実に必要な機器があればそれは別に持っていくけど)
毎日、出かける度に「今から持って出るべきか?」なんて考えるのは非常に面倒だから
それを「緩和するための手段」にすぎないにょ。

なぜ、このようなモバイルランクを設定したのかというと5年前にモバイルノートを持ち
歩き始めたのが原因となっているにょ。
それまでは必要なときに3kgもあるオールインワンA4ノートを自宅から持ち出していた
けれどさすがにそれは辛いということでA5ファイルサイズのFMVを中古で買ったのだけど
せっかく買ったのだから持ち歩かないと勿体無いという理由で持ち歩いたものの単純に
荷物が増えるだけになってしまったからね。
確かにPCがあったお陰で助かったということもあるけどそういうことはそれほど多くは
ないにょ。
しかし、本当に必要な時のみ持ち出すのであればモバイルノート買う前と比べて状況は
あまり変わらないにょ。(単に持ち出す時の重さが2kg減るだけ)
ザウルスでも済ませることが出来るようなことでもノートPCがあることで楽になることは
多々あるので仕事で使わない日でも持っているのは有用にょ。(一応職場にもPCはある
けど1台しかない上にスペックが低いため作業効率が悪い)

よって、バッグ無しで済むモバイルランクBのPCの代わりは持ち歩きにはバッグが必須で
あるランクCのPCではできないために私はポケットサイズのPCを求めているにょ。
とはいえ、最近はバッグ無しで出かけることはほとんどないためランクBとランクCの
垣根は薄れているのも事実にょ。
実際、Let'snoteをほぼ毎日持ち歩いているためにVAIO UXを買う際はキーボードの出来や
バッテリ駆動時間の短さを妥協できたわけだしね。
それならばランクBとCを統合しても問題ないと思えるけどほぼ毎日Let'snoteを持ち
歩いているとはいえちょっと出かける時にはランクB装備で出かけることもあるため
その際は手元にPCやPDAがないと困ることもあるにょ。
そういう時はタイピングを大量に行ったり、長時間駆動が必要というよりも「有るか
無いか」ということが最も重要になるからね。
そういうわけでPCが必要になる「可能性がある人」にとってはポケットサイズのPCは
有用となるにょ。(どんな場合でもノートPCを持ち歩き、立ちながらでもノートPCを
扱えるという人であればポケットサイズのPCは不要だろうけど)
しかし、それがWindowsである必要があるかどうかは昨日も書いたように人それぞれ
だけどね。

9御茶目菜子:2009/09/19(土) 13:35:25
NetWalkerはザウルス後継となれるか・・・?
シャープのMID「NetWalker」が昨日一部のショップで先行販売されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090917_316221.html
NetWalkerについては8月28日に書いたけどi.MX515(ARM系のCPUであるCortex-A8をベース
としたCPU)を搭載となっているにょ。
OSはUbuntuだけど9.04からはARMが正式対応となったために今後はARM用のアプリも
どんどん増えるのではないかと思われるにょ。
Linuxはフリーウェアが豊富にそろっているとはいえ、それはx86用の話だからARM用だと
やはり自分でビルドできるくらいのスキルがある人以外は厳しいと思うにょ。
Windowsにしか用意されていない特定アプリをLinuxで動作させるというのもWineやそれを
ベースとして作られたCrossOver Linuxである程度動作は可能になるにょ。
だからx86CPUであればアプリに関してはLinuxで困ることはないとはいえ、ARM系のCPU
だとその辺がネックとなるにょ。(アプリもだけどドライバに関してもそれはいえる
のでUSB通信端末などを使う際には注意が必要)
したがって、そういう面に関しては小さくてもPC用のWinXPがそのまま動作する工人舎の
PM(もしくはmbook M1)が有利なのは間違いないと思われるにょ。

さて、このNetWalkerだけど工人舎のPM(もしくはmbook M1)よりも優れていると思う
部分はUSBやイヤホン端子が変換コネクタ無しで済むということにょ。
あとはポインティングデバイスがタッチパネル以外に用意されているということにょ。
あと高解像度でも文字の見やすいLCフォントを標準搭載しているのもポイントにょ。
駆動時間は公称10時間ということで公称7時間のPMよりも優れていると思うにょ。
買った人が実際に試したところバッテリ駆動時間は連続動画再生だと3時間半程度との
ことにょ。
JEITA測定法で10時間だから輝度最大で動画再生をすれば3分の1の動作時間は普通なので
この動作時間は妥当なところか・・・。

サスペンドからの復帰は公称3秒、実測だと1〜2秒くらいとのことなのでこれはかなり
大きいと思うにょ。
XPではいくら速い機種でも3秒くらいかかってしまうからね。(遅い機種だと7秒くらい
かかってしまう)
あとはサスペンドでの保持時間がどれくらいかによるけど・・・。
基本的にメモリが多いほどサスペンド時の消費電力も大きくなるためにARMデバイスと
しては従来あったものよりもメモリ搭載量が多い(といっても512MBだけど)ために
その時間は気になるところにょ。

問題はアプリの起動時間にょ。
OOoは約20秒、Firefoxも10数秒かかるみたいだからね。
メモリが足らないのかというとそうではなく512MBのうちOSで4分の1くらいしか使って
ないために十分な空きはあるのでストレージが遅いだけかもしれないにょ。
Cortex-A8は同クロックのAtomとそれほど性能差はないくらいの高性能とはいえ、
Atom800MHzでOOoは軽くはないためそれも影響しているのかもしれないにょ。
使うたびに起動させる必要はなく使用頻度が高ければ起動したままでサスペンドすれば
いいだけの話だから起動時間そのものはそれほど問題ないにょ。
ただし、その場合は多くのメモリが必要になるというだけだからね。

NetWalkerは2年くらい前ならば私も購入の可能性はあったけど8月28日にも書いたように
少なくとも現在の価格では全く購入する気は起きないにょ。
私のメインPDAの購入サイクルは2〜3年だから2004年に買ったリナザウを今年まで約5年間
使っていた時点で異例の出来事といえるにょ。(後継として使えそうな機種が無かった
というだけの話だけど)
リナザウ後継端末は2年くらい前からいろいろ考えていたけど結局妥協して今年の1月に
VAIO UXを中古で買ったわけだしね。(箱や付属品完備、3年保証で44800円なのでPDAを
買うのとあまり変わらない金額だったし)
性能面では十分満足しているけどキーボードや駆動時間に関しては昨日も書いたように
Let'snoteをほぼ毎日持ち歩いているからということで妥協したにすぎないにょ。
あと筐体サイズ(というか厚さ)も不満が大きいけどこれもフットプリントが今までに
国内で普通に流通しているPCの中では最小であるということで自分を納得させたにょ。
いくら薄くてもポケットに入らないレベルのフットプリントでは私が設定している
モバイルランクBにはならないからね。

ランクBの機器になるためにはポケットに入るくらいの筐体サイズ、立った状態で使える
ということがポイントになるにょ。(服にVAIO Pが入るような大きなポケットを付けた
からといって根本的な解決にはならない)
そういう意味ではNetWalkerは私のランクBではサイズ的にはほぼ限界レベルの大きさと
なり魅力的な機器であれば十分購入の対象にはなるにょ。
ただし、私を惹きつける要素に欠けているにょ。
それが何かを言葉で説明するのは難しいけど「一目惚れ」がないからね。
UXはキーボードは駄目っぽいというのはあったけど一目惚れはしてしまったにょ。
実際にUXをPDA的運用をすれば不満な点も多いため安くて魅力的な代替機が発売されたら
それに乗り換えることは確実だろうけどそれはまだいつになるかは分からないにょ。
個人的にはサイズはリナザウくらいがベストだと感じているし、そのクラスの端末に
おいてはリナザウのキーボードはかなり良かったからそれを越える機器の登場はかなり
難しそうにょ。(筐体サイズが小さければ昨日書いたようなドットピッチの問題も
あるしからね)

10御茶目菜子:2009/09/20(日) 13:06:18
IF文は論理式よりも速い!?
今週もポケコンコーナーを更新したにょ。
今回はIF文についての第3回にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/if3.htm
古くからIF文は論理式で置き換えることで高速化できるといわれているけどその検証を
してみたにょ。
これを見てのようにIF文はTHEN以下を常に実行するわけではないために平均速度を
考えるとたいていの場合IF文の方が論理式よりも速くなるにょ。
平均よりもベストケースとワーストケースの差を問題視している人もBASICである限り
平均速度を重視した方が良いということも分かると思うにょ。

問題はこの条件式を満たす(THEN以下を実行する)確率にょ。
これは4方向のキャラ移動を4つのIF文で行う場合は常に上下左右のいずれかのキーを
押していたとしてもIF文が成立する確率は25%となるにょ。
したがって、80%成立すれば論理式の方が速くなるとはいえそれは確率的に考えれば
ほとんどないことが分かるにょ。(1つのIF文だけ見れば押しているときは100%だけど
すべてのIF文の平均値で80%に達することはない)
この条件式が成立する確率は次の章以降でも重要になってくるにょ。

11御茶目菜子:2009/09/22(火) 14:10:55
モバイルランクの設定によって重さやお金を節約にょ!
私がここで幾度と無く書いているモバイルランクについてだけどこれは3月9日や9月18日に
書いたようにモバイルする機器の取捨選択を容易にするという理由があるのだけどそれ
とは別にもう1つの理由があるにょ。
それは用途がダブらないようにするためにょ。
しかし、それは2005年5月4日に書いたように私は「意図的に用途がダブってしまうものを
持ち歩いている」というのと相反する感じにょ。
ではそれが本当に相反するのかを見てみるにょ。

例えばWebが利用可能な端末において私が現在使用している機器は下記のような感じに
なっているにょ。

◎モバイルランクA ・・・ ケータイ(905SH)
◎モバイルランクB ・・・ PDA、ポケットサイズPC(VAIO UX)
◎モバイルランクC ・・・ ノートPC(Let'snote R5)

用途がダブっているといっても見ての通りモバイルランクは異なっているにょ。
つまり、用途はダブっていても同じランク内でダブっているものはないということにょ。

これはどういうことかというとモバイルするには物理的なサイズの制約が生じるからに
他ならないにょ。
四次元ポケットではない限りポケットに入る量は限定されるし、バッグに入る量も
限定されるにょ。
2005年10月16日にカバン内シェアについて書いたけどバッグの中に入れられる量には
限界があるからこそその取捨選択が必要になるにょ。
ポケットとは異なりバッグは大きいものを使えば中に入れられる増やせるとはいえ、
海外旅行などで使うキャリーバッグやスーツケースなんかを普段から持ち歩ける人は
極めて希だと思うにょ。
バッグそのものの大きさや重量も持ち運べるかどうかのポイントへと繋がるからね。
当然ながら持ち歩くならば少しでも小さく軽い方がいいに決まっているにょ。
仕事(出張)でPCを使いいざ壊れたら仕事にならないという人は2台のPCを持ち歩いて
いるもののそんな人であっても普段からノートPCをバッグに2台入れるという人は
ほとんどいないのではないかと思われるにょ。

なぜ、ノートPCを2台持ち歩かないかというとそれは用途が完全にダブってしまうから
というのが理由となるにょ。(こんな説明は不要だろうけど・・・)
PCを2台持ち歩けば1台よりも重くなるけどそれならば2kgのノートPCを持ち歩くくらい
ならば1kgのノートPCを2台持ち歩いた方が便利なんていうこともほとんどないからね。
つまり、モバイルランクで分けるということは明らかに荷物になる機器を減らす
役割をしているということにょ。
そんなことはモバイルランクとは関係なく誰でも分かることだろうけど意外にそういう
考えをしないこともあるにょ。
それはPCの買い換えや買い増しにおいていえるにょ。

すでにノートPCを2台以上持っている人がバッグに毎日PCを2台入れて持ち歩くなんて
ことはほとんどしないというのは上記のように分かると思うけど買い換えや買い増しを
する場合には無頓着になりがちだからね。
新しく買って2台のうち自分に合う方を持ち歩くというのも1つの選択ではあるけど
それだと投資に似合うだけの効果が得られない可能性も高く予算の限られた私にとっては
厳しいにょ。
よって、同じランク内であれば買い換えや買い増しをするならば現行で使っている
ものを完全に上回るものにしたいところにょ。(すべての面で上回る必要はないけど
最低限求めているものを満たしていることが必須で、1台では不便だから結局2台持ちを
せざるを得ないなんていう事態になることは絶対に起きないようにしたい)
結局2台ノートPCがあっても2台持ち歩くなんてことはほぼしないわけだからね。
もし、仮に2台PCを持ち歩いているという人がいても荷物を減らしたいときには特定の
1台を持ち歩くというのであればこれは私のモバイルランクと根本は同じような考えに
なるにょ。(2台のうちのどちらにするかは気分次第というならば異なる)
その人にとってはその特定の1台がモバイルランクが高いからといえるからね。

買う前の段階から無駄のない購入ができるかどうかというのもこのモバイルランクを
設定しているお陰で可能になるにょ。
VAIO Pが発表されたとき私も興味はあったけど1月10日にも書いたようにLet'snote R3と
同じランクCであり用途がダブってしまうために購入は躊躇われたにょ。
小さいPCを使えば用途は広がると考えがちだけど数cmサイズが小さくても結局は別途
バッグが必要だし、立った状態で使えるようなデバイスでもないため過去の私の使用
パターンからするとランクCのR3と使用場面では大差ないという結論になったためにょ。
R3と比べて確かに小さく・軽くなるもののバッテリ駆動時間が短くなり、CFスロットが
ないなどの拡張性で劣るなどのデメリットもありメリットは私にとっては投資(購入に
かかる金額)ほどは大きくはないと感じたにょ。
これがR3では持ち運ぶ際にサイズが許容できず普段は持ち歩けないけどVAIO Pならば
持ち歩けるという人であれば大いに変わってくるにょ。

またPM(mbook M1)などのランクが異なる機種(R3などのノートPCではランクCだけど
ポケットサイズのPCではランクBになる)ならば話は変わってくるにょ。
ランクBならば私の中で競合する相手は(VAIO Pが発表当時ならば)リナザウになるわけ
だからね。
今度はリナザウと比べてメリット・デメリットを考え、投資がそれに似合うだけのもの
なのかということで購入するかどうかの判断が事前に可能になるにょ。
買ったのはいいけど使用する機会がほとんどない・・・なんていうことはこのモバイル
ランク設定を行うことで解消されるわけにょ。
これも私が長年モバイルをしてきた経験があり、どういう場合にどんな端末を欲している
のかということが分かっているから可能なことであり、当然ながら人によっては使用
パターンが異なるために私の理論をそのまま使うというのは無理があるにょ。

そもそも電車の中ではPCなんて使わないという人にポケットサイズのPCは便利だぞと
言っても無意味なわけだしね。
電車内ではケータイでWebが出来れば十分という人でもケータイを買い換える際には
自分にとって必要なサイズや機能(ワンセグは必須とかおサイフ機能は必須とか)がある
と思うにょ。
新しくケータイを買う場合にはそれを満たせるかが重要になり、たとえ満たせなくても
旧機種との2台持ちをすればいいやなんていう人はほとんど居ないと思うにょ。
プライベートとビジネスで使い分けている人でない限りはケータイを複数持ち歩いている
という人は極めて希だろうからね。
それと同じようにサイズ・重量やUIや使用頻度を総合的に分類したのが私のモバイル
ランクであり、同じランク内で用途がダブった機器を持ち歩かないようにとか購入する
際にはダブってしまわないようにする役割があるにょ。
決して高尚なものではなく貧乏な私だから強く思っていることにょ。
欲しい機器を手当たり次第買えるような人であればこんなに難しく考える必要はなく
フィーリングで選択してもいいと思うにょ。

12御茶目菜子:2009/09/23(水) 12:31:53
新型mbook発表!
IDFにてmbook M2が発表されたにょ。
http://jkkmobile.blogspot.com/2009/09/umid-mbook-m2-at-idf.html
http://www.umpcportal.com/gallery/v/UMIDM2/
国内ではようやくM1の日本版であるPMが工人舎から発売されたばかりなのに・・・。

主な改善点は以下の通りにょ。

(1)ヒンジ角度の改善
(2)USBがminiから標準タイプへ
(3)ヘッドホン端子が独自タイプから標準タイプへ
(4)VGA出力搭載
(5)光学式のポインティングデバイスを搭載
(6)メモリが512MBから1GBへ増加
(7)CPUはAtom1.1GHz、1.33GHzから1.2GHz、1.6GHzへ強化
(8)Windows7搭載

(1)のヒンジ角度に関しては現行のM1は120度くらいまでしか開かず両手持ちでタイプ
する場合、液晶画面が非常に見にくくなるという問題点があったにょ。(動画参照)
M2では動画を見る限り150度以上は開くようになっているので両手持ちをする際にも
普通に構えて目線と垂直になっているにょ。

(2)、(3)に関してはPMでは変換アダプタを同梱することで対応していたにょ。
海外のmbook M1ではヘッドホン端子の変換アダプタではなく専用のヘッドホンを
同梱していたけどね。
やはり、変換アダプタ無しで使えるというのはいいことにょ。

(4)のVGA出力はサイズから考えて変換コネクタ経由だろうけどそれでもできなかった
ことができるようになるのはうれしいにょ。

(5)のポインティングデバイスはこの中でも一番の改善かもしれないにょ。
ポインティングデバイスがペンだけというのは普通にWindowsを使う場合にかなり
ネックとなっていたからね。
ペンを片手にもって片手で筐体を支えるという使い方にならざるを得ないために文字
入力をするためにタイピングするには持ち替えが頻繁に必要になるからね。
感圧式なので指でも使えるけど高精細液晶であるために指では厳しいにょ。
それにWindowsは右クリックを多用するけどペンだけでそれを行うのは操作性の面から
言ってもあまり良いとはいえないにょ。

(6)のメモリ倍増はうれしいにょ。
現行のM1では基板の面積から考えてDRAMチップを2つしか搭載できず、1GB搭載するなら
8倍の価格のチップを使わないといけないということだったので1GBモデルの登場は
ほとんど無理の状態だったからね。
M2は再設計により4チップ搭載可能になったのかもしれないにょ。
とはいえ、後述のようにWin7搭載であるためにメモリが増えたアドバンテージはOSで
ほとんど失われてしまうけどね。
XPであれば512MBは実用最低ラインだと思うけど7ならば1GBが最低ラインだろうからね。

(7)のCPU強化は7搭載を考えれば当然なのだけど気になるのはAtom1.2GHzにょ。
恐らくAtom Z515だと思うけど今年の4月に発表された新モデルなのにあまり採用例がない
からね。(5月以降に新発売されたUMPCがないから当然といえば当然だけど)
Z510(1.1GHz)はHTTもなく消費電力もZ520(1.33GHz)とあまり変わらなかったけれど
Z515はHTTが搭載している上にTDPは1.4Wと従来品よりも大幅に低くなっているにょ。
ただ、来年初頭には次世代AtomであるPineviewが登場するためM2は微妙な時期の発売
だけどね。

(8)のWindows7はこれから使うならば当然の選択肢だけどできればXPもラインナップに
残してもらいたいところにょ。
7はVistaよりはいいOSだけどXPよりは要求スペックが高いからね。
スペックが低いmbookのようなPCでは7よりもXPの方が似合っているにょ。

以上改善点を見てきたけど私がmbook M1で感じていた細かい不満点がほとんど解消
されているにょ。
キーボードや筐体の作りはあんなものと割り切ればポケットサイズのPCの中では最高と
言ってもいいレベルにょ。
このM2は11〜12月に499ドルで発売されるとのことなので輸入代理店経由で購入する人も
多数出てきそうにょ。(初物価格で6万円を越えそうだけど)
あとはバッテリ駆動時間とサスペンドの保持時間だけが気になるにょ。
メモリのチップ数が増えればバッテリ駆動時間もサスペンドの保持時間も短くなって
しまいかねないからね。
M1の日本版を発売したばかりの工人舎だけどこのM2の発売も早めにお願いしたいにょ。
M2の発表を見たらPM(M1)への興味が完全に失せてしまったからね。

13御茶目菜子:2009/09/25(金) 14:16:47
Willcomがこの先生きのこるには・・・
Willcomが債務超過で事業再生へ
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090924_317370.html
今月19日にはリークされていたので今更感があるけどようやくWillcomから正式に発表
されたにょ。
私は通信用の回線としてAIR-EGDEを使っているけど2年縛りであるためそれが来年の5月
まで残っているにょ。
それが来たらまた2年縛りをするのかというとこの発表からするとかなり不安が出てきて
しまうにょ。
詳しくは上記リンク先の記事を読んでもらえれば分かるけど要するに民事再生の一歩手前
まで来ているということだからね。

来年5月に2年縛りが終われば少なくともAIR-EGDEを使うことはないと思うにょ。
さすがにもう128Kbpsでは遅すぎるからね。
リナザウで使うならば本体の遅さやフラッシュに未対応などで速度が必要な場面は少なく
まだ我慢ができたけどUXで使うならば完全に回線がボトルネックだからね。
これが月額980円ならば納得できるけど2年縛り3880円の価値は無くなってしまった
と思うにょ。(新規ならば月額980円で契約できていたために既存ユーザーにはかなり
不公平感があった)
そうなると何に移行するかということになるにょ。
Willcomであれば次世代のXGPは今年10月1日にようやく開始ということで都内在住で
ないと使い物にならないからね。
Willcomで選択するならばドコモとのMVNOであるWillcom 3Gしか選択肢はないにょ。

さて、新しい端末を買うとなると万一倒産時に支払いがどうなるのかを気にしている
人もいるのではないかと思うにょ。
Willcomの場合、カード型(USB型)の通信端末は基本的に通信料金と相殺されて実質
無料(もしくはそれに近いもの)になっているにょ。
総務省の指示により端末の価格と契約の金額は分かりやすくなった反面、端末の価格
というのが事実上の分割払いとなっているからね。

これはソフトバンクが最も分かりやすいにょ。
端末価格48000円ならば2年払いで月々2000円の支払いとなるけど月月割という通信・
通話料金からの割引サービスによって最大2000円の相殺が可能になるために端末の
支払いは「2000-2000=0」となり実質無料でその通信端末を使うことができる仕組みと
なっているにょ。
だだ、これも厄介で事実上ローンを抱えるのと同じでありキャリアがサービスを終了
してもそのローンだけは残るために使えない端末のローンを支払わなくてはならなく
なってしまうにょ。(約款に他の債権業者に移管するようなことが書いてある)
その場合、月月割で相殺できないために実質無料で購入したにもかかわらず割賦金を
支払うことになるにょ。
Willcomは端末の販売方法がソフトバンクとほぼ同じ(事実上の割賦販売)である
ためにこの方法が適用されるとすれば少なくとも2年間は会社を維持できると判断
されない限りは新規端末の購入は躊躇してしまうにょ。(支払いが終わった端末ならば
関係ない話だけど)

Willcomがあと2年以上生き残るためには次世代PHSであるXGPの成功は必要不可欠に
なってくるにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090924_317360.html
AIR-EGDEのような過去のサービスであと2年間維持できるほど甘くはないからね。
2年前と比べるとドコモやauはPC接続の定額を開始し、イーモバが安さでやPCなどとの
セット販売で勢力を急拡大し、話題のモバイルWiMAXも国内で正式開始という感じで
まるで異なるものとなっているにょ。
その中でXGPの一番のライバルとなるのはモバイルWiMAXだけど東京近郊のみのサービス
エリアということでまだ穴も多いとはいえ、山手線の一部しかカバーしていないXGP
よりは圧倒的に広いにょ。
開始時期が早いから当然・・・と考えられるけど遅れて出てきて同じような速度や
通信料金でエリアが狭いとなるとユーザーがどちらを選ぶのかは言うまでもないこと
だからね。(通信料金はモバイルWiMAXと変わらないけどプロバイダであるPRINの料金が
別途必要であるためXGPの方が割高になる)
イーモバが後から登場でエリアが狭いにも関わらず勢力を拡大したのはPC接続定額が
安いというのが理由だからね。(ネットブックなどとのセット販売も効いている)

XGPは現在のPHSの基地局を改造することで対応が可能になるということで基地局を
増加のコストは他の通信業者などと比べると抑えることが可能というのが強みになって
いるものの前述のように経営難でそのための予算を捻出するのが難しそうなのが問題
となっているにょ。
HSDPAと比べると「速い」「マイクロセルのため速度が落ちにくい」「基地局の増加が
容易」というメリットがあってもそれが実行できなければ絵に描いた餅にょ。
開始から半年間(来年3月末まで)は無料となってるけどその間にどれだけ基地局が
増やせるかが課題になるにょ。
少なくとも東名阪の主要エリアはカバーできないと他の通信業者から出遅れたのを
挽回するのは不可能になってしまうにょ。

あとXGPには端末の種類増加も望みたいところにょ。
現在用意されているのはPCカード型の端末1種類だけとなっているけどPCカード自体
レガシーなものになってきているからね。
特にモバイルノートであればPCカードが使えるのはビジネスモデルのみとなってきて
いるにょ。
最近急増しているネットブックはUSBでしか拡張性を持たないために来年の春までには
USB端末も追加してもらいたいところにょ。
最初の半年間はユーザーを限定したベータテストみたいなものだからPCカードで問題
ないという人しか参加しないだろうけどそれを過ぎて有料サービス(事実上の正式
サービス開始)が始まればPCカード端末しかないというのはかなりのネックになって
しまうからね。
私のR5にはPCカードスロットが付いている(というか、最新のR8でも付いているけど)
ということでPCカード型端末で問題ないけどいざ自分が使うとなるとVAIO UXでも
使えるUSB端末の方が便利だからね。

資金面が原因となるエリア拡大の遅延などが理由で今の調子だとXGPの成功はかなり
難しいのではないかと思われるにょ。
ソフトバンクも国内のVodafoneを買収した際に2兆円の有利子負債を背負ってしまった
けれど当時1500万契約を切っていたのが今は2000万契約を越えたからね。
26ヶ月連続純増1位というすさまじい勢いは記憶に新しいと思うにょ。(iPhone 3GSの
発売によって再び首位を奪還した)
それで徐々に有利子負債は減ってきているけどWillcomは契約者数がどんどん減って
きているからARPUを上げないと経営の改善は難しいにょ。
コスト的に安いからPHSを使っているという人が大半であるために料金アップは自滅
へと繋がるためそれもできないため完全に全方向からふさがれた感じにょ。
XGPが1年早ければまだチャンスがあったもののこの遅れは致命的と言えそうにょ。

14御茶目菜子:2009/09/27(日) 12:49:02
高速化を極めるには確率を把握することも重要
今週もポケコンコーナーを更新したにょ。
今回はIF文についての第4回にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/if4.htm
第2回ではIF文において条件式を減算に置き換えることで高速化を実現し、第3回では
IF文は「THEN以下を常に実行しているわけではない」「条件式が成立する確率を考慮
すれば高速化が出来る」ということを書いたけど今回はそれを応用したものにょ。
BASICではよく使われているANDやORを使った条件式はこれによって高速化が可能に
なるにょ。
ただ、今回の内容を読んでもらえれば分かるけどその条件式が成立する確率を把握
していないと高速化があまりできない可能性もあるし、IF文を2つに分けるために
THEN以下をダブって記述する必要があるというデメリットもあるにょ。
それでも、条件式が成立する確率を考慮した高速化はANDやORを使った場合だけに
限らず応用範囲は広いので「高速化を極めたい」と思っているならば変数の取り得る
範囲だけに留まらず、その変数がどのくらいの確率でどんな値をとるのかまで知って
おく必要があるにょ。

15御茶目菜子:2009/09/29(火) 13:02:28
NetWalkerを触ってみた
NetWalkerが地元の某家電店に置いてあったので触ってみたにょ。
5インチWSVGAの液晶は思った以上に見やすいにょ。
フォントが見やすいせいか、文字の可読性はPMよりも高い感じにょ。
スタンバイも実際に試してみたら2秒くらいで復帰したためになかなかいい感じにょ。

さて、問題はキーボードにょ。
これは評価に非常に困るものにょ。
キーピッチは問題なく、慣れたらすぐにタッチタイプできそうな感じだけど問題は
そのキーそのものにょ。
ネット上で散々言われていることだけどキーが妙にぐらついているからね。
キートップの中央を叩けば問題ないけど中央から少しでも離れるとキートップが傾いて
しまうために入力に必要なストローク量が変わってしまうという問題があるにょ。
「深く押さないと反応しない」「普通に押しても反応する」と意見が分かれているのは
このせいだと思うにょ。
キーピッチはともかくこのキータッチは個人的にはかなり微妙に感じるにょ。

あとポインティングデバイスは少し触っただけなんだけど感度が今ひとつにょ。
これは慣れが必要なのかもしれないので良いか悪いかという意見は控えるけど個人的には
あまり好みではないにょ。
タッチパッド式のポインティングデバイスはそれなりの面積があればすぐに自由に使える
ようになるけれどこのように光学式のものやスティック式のものは慣れがかなり必要に
なってくるからね。
指の移動量が少なく、設置面積が小さくて済むというメリットがあるためにタッチ
パッドの方がベストと一概には言えず、むしろ小型筐体で無理にちいさなタッチパッド
なんてつけたらかえって使いづらいために光学式やスティック式のポインティング
デバイスのメリットは非常に大きいにょ。
問題は上記のように慣れという点だけだからね。
だからこそトラックポイントに慣れているThinkPadユーザーはトラックポイントを絶賛
しているわけにょ。(いくら良いものであっても使い慣れてないユーザーからすれば
使いにくいデバイスには間違いないわけだし)

それで、NetWalkerを触った後での感想だけど44800円では高いから買う気が起きない
という当初の理由は変わることはなくかえって触ることでさらに微妙になったにょ。
キーボードが改良された後継機が発売になり、それが2万円台で販売されれば食指は
動くかもしれないというレベルにょ。

16しぶき:2009/09/30(水) 00:11:44
NetWalkerのポインティングデバイス
なるほど、私がオプティカルポイントに好感触を得たのは、ThinkPadユーザーのためですね。なんとなく納得です。

NetWalkerの実機は何台か触ったのですが、最初に触ったものが全然使えない物だったので、印象としては最悪でした。

オプティカルポイントが動作しない、日本語入力ができない、タッチパネルが動作しないなど、散々で、使えないと烙印を押したのですが、別の日に別の場所で5台ほど触ったところ、オプティカルポイントが使えない物が1台、動作そのものが異常なものが1台、それぞれありましたが、他のものは正常に動作していて、それで少し印象が変わりました。

但し、OOoは重過ぎるのか、起動もファイルを開くのも時間がかかり、ハングしたのかと不安になります。また、スクロールバーが小さすぎて、操作がしにくいことや、微妙にGUIが使いにくい感じがするので、ソフト面のこなれ方が足りないように感じました。

総じていうと、私も「まだ買いとはいえない」という感じです。
しかし、ザウルスのときの品質とは程遠いできの悪さですねぇ。

17御茶目菜子:2009/09/30(水) 13:04:28
Let'snote Rシリーズはアンダー1kg&B5サイズを死守できるのか!?
新型Let'snote発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090929_315692.html
ついにWindows7搭載のLet'snoteが発表されたわけだけどそれに合わせて久々のメジャー
モデルチェンジをしてきたにょ。
1年前までは14.1インチのYシリーズ、12.1インチの光学ドライブ内蔵のWシリーズ、
12.1インチの光学ドライブ非内蔵のTシリーズ、10.4インチのRシリーズという4つの
ラインナップだったのだけど昨年Fシリーズが登場し、しばらく併売されていたYが
ディスコンしてしまったにょ。
そして、今回12.1インチで光学ドライブ内蔵のS、12.1インチで光学ドライブ非内蔵の
Nが登場することによってW、Tはカタログから姿を消すことになったにょ。
頑なに4:3のスクエア液晶を搭載していたLet'snoteだけどFで初めてワイド液晶を
導入し、今回のS、Nでもワイド液晶を導入しているのだけど変わったのはワイドに
なったことだけではなく実質別物といった感じにょ。

やはり、一番の違いは基本性能の大幅向上にょ。
従来はULVのCPUを搭載していたのが今回のS、Nは通常電圧版となっているにょ。
Core2Duo2.53GHzというのは12.1インチモバイルノートとしてはトップレベルの性能
となるにょ。
さて、性能が上がるのはいいけど問題は廃熱と駆動時間にょ。
従来のW8、T8は筐体はW4、T4世代から基本的には変わっておらずW7、T7でファンを搭載
したからといって高い冷却効果を望むことはできなかったにょ。(デュアルコア対応の
T5M、W5Mからはヒートパイプ導入で放熱性はアップさせたけど筐体設計そのものは
変わってない)
何せファンレス設計されたPCにファンだけ付けたところで熱の流れを変えることはできず
ファンを付けたところでただのケースファンでしかなかったからね。
通常電圧版のCPUを搭載するためにはファンレス設計された筐体を一から設計し直す
必要があったということにょ。

廃熱は改善されているとしてもやはり気になるのは駆動時間にょ。
ULV Core2DuoがTDP10W、Core2Duo Pシリーズは25WということでCPUのTDPは2.5倍となる
からね。
TDP=消費電力ではないものの実消費電力も通常版の方が高いのは明白で上記リンク先の
記事にある動画を見ての通り負荷時にはULV Core2Duoを搭載したW8と比べても圧倒的に
消費電力が高くなっているにょ。
しかし、アイドル時の消費電力はLEDバックライトの採用によって従来のW8よりも
低くなっているにょ。(RシリーズはR6からLEDバックライトが採用されている)
これによって従来のW8の公称11時間を大きく上回る公称16時間を実現しているにょ。
実際はバッテリが6セルから8セルに増えたというのが最も大きな影響を及ぼしている
けどね。
バッテリの容量アップを考えれば16時間は従来機種からのバッテリの容量増加分に等しい
ためにすごいことではないんだけどね。

とはいえ、負荷時には消費電力が大きくなるために公称16時間だから16時間動作する
というわけではないにょ。
からね。
そもそも普通にWeb閲覧程度の負荷を与えるだけでJEITA測定法による駆動時間の
6〜7割の時間しか動作しないわけだからね。
しかし、JEITA測定法は今となってはかなり軽い負荷であるために重い作業をすれば
公称駆動時間よりもかなり短くなってしまうにょ。
ただ、上記に書いた動画を見てのように性能が高いために同じ作業を行うのにかかる
時間が大幅に短縮されるためにシングルコアであるULV CoreSoloを搭載のW5よりも
作業を終了するために必要な消費電力は小さくなっているにょ。

実際の駆動時間はというとWeb閲覧の負荷を与え続けて8時間26分となっているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20090929_318096.html
省電力モードであれば11時間26分動作しているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20090930_318220.html
これは公称駆動時間の71%に相当するにょ。
私が普段持ち歩いているLet'snote R5は公称11時間で省電力を駆使して実駆動8時間
程度であるためにこのS8は公称駆動時間が長くなった分だけ実駆動時間も長くなって
いるにょ。
ただし、アイドル時は通常版もULVもCPUの消費電力はほとんど変わらないとはいえ、
負荷時には消費電力の差が大きくなるために動画などの一定の負荷を与え続ける作業
では公称駆動時間よりもかなり短くなってしまうにょ。
だから、公称駆動時間に近づけようとするならば作業は動画再生のように長時間
持続するものではなくCPUの大幅な性能向上を生かして作業を短時間で終えてより
長い時間アイドル状態になることが重要となるにょ。

S8、N8は要はCPU性能の大幅アップ、それに伴い廃熱性の大幅アップ、そして(LED
バックライトの採用とバッテリ容量が6セル→8セルへの増加による)公称駆動時間の
大幅向上、ワイド液晶採用というのが主な変化にょ。
これから12インチクラスのモバイルノートを買おうとしている人には厚さや価格が許容
できればお勧めできそうな機種にょ。
ただ、私が買うとすればSやNではなくRなんだけどね。(筐体サイズ的に)
S8、N8はCULV機との差別化が十分できるくらい性能の大幅アップがなされており、
それでいてCULV機より小型軽量で長時間駆動というメリットが大きく価格が高価で
あっても十分に選ぶ価値はあるけどTDPの問題でULVのCPUを搭載せざるを得ない
Rシリーズの場合はCULV機と比べて基本性能で勝つのはかなり厳しいにょ。
しかし、筐体サイズからすればネットブックがライバルになるためにネットブックと
差別化できれば十分に訴求できるにょ。

R8の秋冬モデルは従来からのマイナーバージョンアップにとどまったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090929_315703.html
ワイド液晶はさすがに搭載されなかったにょ。
ワイド液晶を搭載する場合はインチ数をどれくらいにするのかが問題になるからね。
私の主観では計算や実経験に基づいて120〜130ppiくらいが常用限界となっているけど
恐らくPanasonicの考えも私の考えと大きな差ないと思われるにょ。
したがって、筐体サイズを維持したままワイド化するならば8.9インチWSVGAの液晶を
採用せざるを得ないにょ。
ドットピッチを優先するならばWXGAでは11.6インチ以上必要になるにょ。
しかし、これでは12.1インチ液晶のN8とあまり変わらないフットプリントになって
しまうにょ。
10インチクラスの液晶でWXGAにすれば150ppi程度に達するために7月15日にも書いた
ように実用はできても常用は難しくなるにょ。(常用できるかどうかはユーザーによる
ためにユーザーを選んでしまうことになる)
14.1インチのYでさえ標準のSXGA+(124ppi)だけではなくXGA(91ppi)が用意されて
いたくらいだしね。

あと、ワイド液晶を採用したら基本的に同じインチ数の液晶でもフットプリントは
大きくなってしまう傾向があるために筐体サイズは実用最小のRでワイド液晶は採用
しにくくなっているにょ。
同じインチ数でワイドになれば横方向は大きくなるけど縦方向では短くなるために
トータルでは同等以下にできるはずだけどそれができないのはLet'snoteの場合は
縦方向のサイズ圧縮が困難だからにょ。
すでにキーボードではキーピッチは縦の方が横よりも短めになっているわけだし
円形のタッチパッドも縦方向のサイズ短縮の足かせになっているにょ。
この円形のタッチパッドをやめればワイドにすれば横方向へのサイズは大きくなる
もののの縦方向は小さくなるためにフットプリントの大型化は防げるけれどそれも
微妙にょ。

というのも、この円形のタッチパッドがなかなか優秀だからにょ。
タッチパッドは昨日も書いたようにスティック式のポインティングデバイスと比べ
低い習熟度で自由に扱えるようになるとはいえその出来は千差万別だからね。
私は20台くらいノートPCを使ってきたけどLet'snoteの円形タッチパッドはその中でも
秀逸にょ。
なぜ円形なのか?と言う前になぜ一般的なPCに使われているタッチパッドが長方形かを
考える方が先にょ。
液晶画面が縦より横に長いからというのも1つの理由だろうけどそれは決定的な理由
にはならないにょ。
そもそもタッチパッドは指先移動距離と画面上のカーソル移動距離とが比例関係にある
ということが低い習熟度で扱えるようになる理由となっているわけだけど1回の動作で
画面の端から端まで動作可能ではないために画面形状に合わせて長方形を採用している
機種が多いもののその形状にそれほど大きな意味は特にないにょ。(実際画面の縦横比と
タッチパッドの縦横比が等しい機種は皆無なわけだし)
要は1回に移動できる長ささえ確保できればいいわけだしね。

移動量確保の面ではLet'snoteの円形タッチパッドはタッチパッド搭載ノートPCの中では
パッド部分の面積が小さめであるため敬遠されがちだけど円形であるために当然ながら
指先の移動量が縦だろうと横だろうと等しくなるというメリットがあるにょ。
これが長方形のタッチパッドだとだと同じ距離ほどカーソルを移動させるのに横ならば
1回で済むけど縦ならば2回に分けないといけないという感じで感覚的に瞬時に行う
ことができないにょ。
カーソルを動かすのに縦だからとか横だからとか考える人はまずいないわけだし、画面
全体に置ける絶対座標の移動ではなく相対座標の移動であればなおさら縦横どちらの
移動も等しい方が重要となるにょ。

長方形のタッチパッドでこのような感覚的な操作を行うならば横方向への移動も縦方向と
同じエリアしか使わないようにするしかないにょ。(つまり事実上正方形のタッチパッド
として使うということ)
それならば円形の方がいいからね。(エリアをフルに使える)
こういった感覚動作はスティック型のポインティングデバイスに通じるものがあるにょ。
スティック型のポインティングデバイスで縦方向はカーソルの移動速度が遅いものなど
存在せず縦横等しく移動できるからね。
だから円形タッチパッドは慣れないうちは単に狭いだけなのだけど慣れれば非常に
使い勝手がいいにょ。(慣れなくても使いやすいのがタッチパッドのメリットなのに
慣れないと使いづらいというのはネックといえばネックかも)
それにLet'snoteのタッチパッドは反応がいいので素早く動作してもカーソル飛びが
ないし、1ドット単位の厳密な動作もこなせるにょ。

あと円形である最大のメリットはスクロール操作にあるにょ。
最近のPCではタッチパッド方式だと必ずといっていいほどスクロール機能がついて
いるのだけどこれはマウスのホイール動作に遙かに劣るものにょ。
しかし、円形であるという利点を生かしたシームレスなスクロール機能は縦でも
横でも自由にスクロールが可能でWeb閲覧も非常に快適にょ。(iPodのスクロール
機能と似たような感じ)
もしもRワイド液晶を搭載する場合、フットプリントの大型化を避けるにはこの円形の
タッチパッドをやめなければならないと書いたのがいかに重要なことかが分かって
もらえたと思うにょ。

Rシリーズは1〜2、3〜5、6〜8で基本的な筐体設計は変わっておらず恐らく来春の
R9ではメジャーモデルチェンジとなるにょ。
その際、RシリーズはWやTのようにディスコンとなる可能性はあるもののワイド化や
ファン搭載を前提とした設計されたRがどのようなものになるのかが楽しみにょ。
ただ、現状ですでに(廃熱問題以外は)完成されているハードなので改良ではなく
改悪にならないか不安でもあるにょ。
駆動時間を伸ばすにはセル数を増やすしかないけどR3〜5のように6セルに戻した場合
1kgを越えてしまうためにR1からずっと死守してきたアンダー1kgではなくなるからね。
ワイド化した場合も上記のようにフットプリントの大型化は避けられないために
今までずっと死守してきたアンダーB5サイズが失われてしまうにょ。
Rの存在意義は実用的に使える最小レベルの筐体サイズ(かつてのA5ファイルサイズPCと
ほぼ同じサイズ)であり、性能や駆動時間も実用レベルあるということだからね。
大きくなったり、小さくなったり、駆動時間が短くなったりすればその意義が崩れて
しまうことになりかねないにょ。


しぶきさんへ
>なるほど、私がオプティカルポイントに好感触を得たのは、ThinkPadユーザーのためですね。なんとなく納得です。

慣れの問題があるから良いものかどうかは私も判断はしかねているにょ。
大絶賛されているThinkPadのトラックポイントも店頭で少し触ったというレベルの
私はそんなに良いものというのは分からないからね。

>但し、OOoは重過ぎるのか、起動もファイルを開くのも時間がかかり、ハングしたのかと不安になります。

これはストレージ速度が問題っぽいのでよく使うアプリは立ち上げた状態にしておいた
方が良さそうにょ。
512MBメモリがあるためにリナザウよりは快適とはいえ、そんなにアプリを立ち上げて
いたらスワップは必須になってしまうけどね。

>スクロールバーが小さすぎて、操作がしにくいことや、微妙にGUIが使いにくい感じがするので、ソフト面のこなれ方が足りないように感じました。

これは小さい画面の高解像度機種の宿命にょ。
VAIO UXも4.5インチWSVGAということでNetWalkerよりもさらにドットピッチの小さな
液晶を搭載しているけどタスクバーやスクロールバーはWindows標準よりも広くしている
状態で出荷しているためそれほど操作しにくさは感じないにょ。
実際、WinXPの標準サイズに戻して操作したら指では[×]ボタンが押せないレベルに
なってしまうからね。

>しかし、ザウルスのときの品質とは程遠いできの悪さですねぇ。

ザウルスも初号機の出来の悪さはそんなものだったと思うにょ。
MIシリーズ初のMI-10もアプリの出来がとても良いものとは言えなかったけど後継と
なるパワーザウルスで改善され、MIシリーズ後期のEザウルス初号機のE1もバッテリ
駆動時間が短いとか縦型筐体なのにアプリがほとんど横方向を前提としていたりとか
いう問題があったしね。
シャープの初号機は実験的な機種が多いため待ちが基本だと思うにょ(笑)
熟成された2台目、3台目が買い時かも・・・。

18御茶目菜子:2009/10/02(金) 14:18:02
VAIO Xはスペックは気になるけれど買う気は全くないにょ
VAIO Xが購入エントリーを開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091001_318721.html
ティザー広告→エントリー→正式発表→注文開始(事前エントリー者優先)という
いつもの流れになっているためVAIO Xはまもなく正式発表されそうにょ。
厚さ14mm、重量700g程度で長時間駆動も可能ということで期待を寄せている人も多い
と思うにょ。
私もスペックこそ気になるものの購入するかと言われたら恐らくしないと思うにょ。
X505の系統であるために高価になりそうというのもあるしね。

VAIO PのときははポケットサイズのVAIOということで商品が正式発表されるまでは結構
わくわくしていたけどこのVAIO Xはそのわくわく感がないにょ。
というのも事前に分かっていた情報によって軽くて薄いPCであるということが明らかに
なっていたからね。(Pの時はキーボードのアップのみ見せて期待感を煽っていた)
私が設定しているモバイルランクではフットプリントが一定以上であれば薄くても
軽くてもモバイルランクCに止まるために私がいつももち歩いているLet'snoteの代替に
なるかどうかが購入のポイントになるからにょ。
PのときはランクBとなるポケットサイズのPCを探していたために正式発表を楽しみに
していたけど1月10日にも書いたようにPはランクBではなくランクCに相当する製品と
なったためにこちらも私の中では競合するのがLet'snoteとなったので購入には
至らなかったにょ。

9月22日に書いたように私の場合は、モバイルランクが同じならばそれを置き換えられるか
どうかが購入のポイントとなるにょ。
たとえ、置き換えられるだけの製品であってもその投資に似合うだけのプラス要素が
ないと予算の捻出は難しいからね。
XのフットプリントはR5と同レベルか若干大きめみたいなので私の場合、薄くて軽くなる
ということに20万円程度(予想価格)払えるかどうかがポイントとなるにょ。
薄くて軽いPCとなるとVersaPro UltraLite タイプVSのような機種がすでにあるけどその
2倍の価格を出してまで軽さや薄さを私は求めていないからね。
というか、貧乏だからそこまで出せないというのが正解なんだけど(笑)

19御茶目菜子:2009/10/03(土) 14:31:01
PCを持ち歩かない人は重さやサイズが原因ではない!?
昨日は私の妹の誕生日だったにょ。
妹には毎年ゲーム機をはじめとするデジタル機器をプレゼントしているのだけど昨年は
私が使っているLet'snoteに興味を示していたためにLet'snote R2をプレゼントしたにょ。
それから1年、そろそろバッテリがへたっている頃だろうから今年のプレゼントは
予備バッテリと増設メモリにしようかと思っていたけどあまり使ってないとのこと
なのでペンタブレットと増設メモリをプレゼントしたにょ。
プリンタは以前プレゼントしたのでデジカメ写真とかはプリントしているみたいだけど
ペンタブレットがあると加工などが容易にできるしね。
あとは、Vista搭載ながらメモリ1GBのVAIOで頑張っているみたいなので2GBのSO-DIMMを
プレゼントしたにょ。
これで合計3GBとなるために画像加工も楽勝にょ。

さて、私の妹だけに限った話ではないけど小さいPCというのは邪魔にならないし、
気軽に持ち出せそうということで興味を持っている人は多いと思うにょ。
昨年から急激に拡大したネットブックはそういった層に特にマッチしていると思われる
けれど問題は実際に持ち出す人の方が圧倒的に少ないということにょ。
古くからモバイルに興味があり、Pen3世代のモバイルノートからの乗り換えでネット
ブックを買った人であれば特に問題はないけど小さいからと思ってもやはり1kg以上ある
ものを気軽に持ち出すというのは簡単なことではないにょ。
しかも、慣れていないと人前でPCを出すなんてことはできないからね。
これは私をはじめとするモバイル慣れしている人ならば何でもないことなのだけど
「人前でPCを出す」という行為そのものが最もPC持ち歩きの敷居を高くしているのでは
ないかと思うにょ。(単純に1kg荷物が増えるからという考えもあるけどそれはこの
問題の次に発生する問題かも)

だから、サイズや重さで持ち歩けないからというよりも持ち歩いて使えない(そこまで
して使う用途がない)から持ち歩かないというのが、せっかくネットブックなどを
買っても持ち歩いていない人が大半という理由になっているのではないかと思うにょ。
本当にそれが必要で、必要な時に取り出して使えるならば「持ち歩くかもしれない」と
思って買ったけど現実は持ち歩かないなんていう事態にはならないだろうからね。

自宅外でわざわざ電話やメールをしたくないという人が携帯電話を持ち歩かないのと
同じような理由だから単純に小さく軽くなれば持ち歩いて使うかとは思えないにょ。
確かに見た目が電子手帳とか携帯に似ていればそれほど抵抗はないけどやはりPCとなると
VAIO Pクラスのサイズでも喫茶店や電車の中で取り出して使うのに抵抗を持っている
人は多いだろうからね。
そういう意味ではNetWalkerのような小型端末は電子辞書レベルのサイズや見た目である
ために人前で出しても抵抗感が少ないために敷居はかなり低くなるにょ。
まずは、その幻想をぶちや・・・じゃなかった、その抵抗感を少しずつ取り除いていく
ことが重要になるのではないかと思うにょ。
その上で1kgでは重いと感じればさらに軽いPCを使えばいいわけだしね。
もっとも自宅外ではPCは不要だと思うならば持ち歩く必要なんて最初からないけどね。

20御茶目菜子:2009/10/04(日) 12:35:35
常にベストな方法なんて存在しない
今週もポケコンコーナーを更新したにょ。
今回はIF文についての第5回にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/if5.htm
今までは条件式を減算に書き換えたり、ANDやORを使わずに条件式が成立する確率を
考慮することで高速化をするということを書いたわけだけど実際にそれらを使える場面が
それほど多いというわけでもないし、ケースバイケースでベストなものは変わってくる
からこれさえやれば良い(これがベスト)というわけではないにょ。
実際、私自身前回書いたANDやORを複数のIF文で表記するというのはそちらの方が判定が
楽になる(メモリ節約ができる)という場合以外はほとんど使用してないしね。
結局自分がどのようにしたいのかという要求によって変わるために一般論というものが
役に立つケースが限られるのはやむを得ないにょ。
そういうわけで、私が実際に使ったIF文について書いてみたにょ。
もちろん私の挙げた例もこれが必ずしもベストとはいえないけど多くの場合にベスト
と感じられるようなものをピックアップしてみたにょ。
解説を読めばなぜこんなIF文にしたのかというのが分かると思うにょ。

21御茶目菜子:2009/10/06(火) 13:57:40
私がモバイルノートに求めるもの
まずは私のモバイルノート歴だけど長年ザウルスをメインモバイルとして使っていた
ためにノートPCを持ち歩くという行為をし始めてからはまだそんなに年数は経って
ないにょ。
FMV6300MC→Let'snote R2→Let'snote R3→Let'snote R5という変遷の私のモバイル
ノート歴だけどFMVを買った時にはメインモバイル端末がザウルスだったためにその
ザウルスでできないことをするため(Web閲覧やMS-Officeなどの使用)というのが
購入の最大目的だったにょ。
どれほどの頻度で使用するのかは分からなかったので予算は少なめで、しかも最低でも
Win98がまともに動作し、できればWin2Kが動作するレベル(最大メモリ128MB超)で
小さいことが前提になっていたにょ。
当時はまだどの程度使うのかということが明確ではなかったので筐体サイズは厳密に
考えていなかったのだけど持ち歩くならば必要なスペックを満たしていれば小さい方が
良いという認識で、あとはバッテリ駆動時間が長ければ良いという感じだったにょ。
ザウルスMI-E1で公称で最大10時間駆動ながら動画再生時は45分しか動作しないという
ものを経験しているためにバッテリにおける実駆動時間が短い端末というのは使えない
というのは分かっていたからね。

このFMVは中古で購入時輝度を最大でも連続Web閲覧2時間半、後にバッテリを新品に
交換したら連続Web閲覧で4時間半使えたにょ。
これはLet'snote R3に近いレベルにょ。
ただ、R3は輝度最大では5時間程度だけど輝度を落とすことで6〜7時間使用できたのに
対してこのFMVは輝度が2段階であるために駆動時間を伸ばせなかったにょ。
それでも、当時のPCとしてはこの駆動時間は十分に長くメモリは最大160MBでセレロン
300MHzの高性能CPUということでチャンドラを買うよりは私の目的には合っていたと
思っているにょ。(Let'snote CF-M32も候補だったけど160MB仕様のものは高価で手が
出せなかった)

しかし、使ってみると要求はどんどん高まるものでやっぱりSVGAでは狭いなということで
FMVが壊れたのをきっかけに安く売られていたLet'snoteを購入したにょ。(中古だけど)
買ったのはLet'snoteはセレロン366MHzのCF-S51だけど標準のバッテリは
FMVが6セルなのに対してS51は3セルということで全然バッテリが持たない(中古である
ために若干バッテリがへたっているとはいえ1時間程度しか使えない)、ファンが
結構うるさい、そして11.3インチ液晶搭載ということで本体が大きくなり、バスの中で
使用すると前の座席に当たってしまい、液晶を十分開くことができないなどの問題点も
発生してしまったにょ。
XGAというアドバンテージがあったもののこれでは不便さが大きいために結局FMVを
自前で修理するということにしたにょ。

壊れるために自前で修理してきたのだけどそれも続いてしまうと嫌になるにょ。
中古で購入ということでパーツがへたっているとはいえ、3回も壊れたからね。
1〜2万円で購入した中古PCをメーカー修理に出すのは馬鹿らしいということで部品取り用
として安く購入した同機とニコイチで復活させていったのだけど結局は上半分も下半分も
交換したために最初に買ったものはすでに跡形もない状態にょ。(末期の頃は本体が
5000円で入手可能だったから修理に出すより遙かに安上がりだった)
やっぱり、モバイルPCはファンレスの方が良い(今は静かであればファン付きも悪くは
ないと思っているけどファンの音の大きさは事前に分からないのがネック)し、丈夫
なのに限るということでやはり目を付けたのがLet'snoteにょ。
11.3インチのS51でも大きすぎるということが分かったので眼中にあったのは10.4インチ
液晶のRシリーズにょ。
公称9時間という当時1kg以下のノートで世界最長駆動時間を誇っていたR3が欲しかった
けれど中古でも10万円オーバーというのは予算的に無理なのでR2で妥協したにょ。
予算が少なかったのでR1にすべきかと思っていたけどやはりWinXPを使うならばR1の
後期モデルでも最大384MBでは少々心許なかったしね。

すでにRADEON X700を搭載したPenMノートを持っていたためにPenMの高性能ぶりは
分かっていたけどR2のPenM1GHzはモバイルPCとしては十分すぎる性能と思ったにょ。
何せ当時自宅用のネット専用ノートはPen3 800MHzだったからそれよりも上回って
しまったくらいだしね。
そのR2だけど従来通りサスペンドで運用していたらカバンに入れている状態で休止に
突入できず熱でやられてしまったにょ。
気づいた時には手遅れで筐体がすごく熱くなっていたにょ。
数時間放置していた冷えたら起動したもののブルー画面が頻発するようになって
しまい耐えられなくなってしまったにょ。
マザーボードの修理になるためメーカー修理だと5万円は覚悟しないといけないし
部品取り用で安価なものをといっても上記のFMVのように5000円では入手不可能である
ために結局1年も経たないうちにR3に買い換えたにょ。

R3に変えてからはすこぶる好調とはいえ、しばらく怖くてサスペンド運用はできなく
なってしまったにょ。(今は普通にサスペンドのみの運用で基本的に休止は全く使って
いない)
そういうことで、今年の6月にまだ問題なく動作するR3からR5へと買い換えのだけど
ネットブックが新品で3万円から購入可能な今となっては安くなったとはいえ4.7万円で
中古のR5を買うというのは若干の抵抗はあったにょ。
R3の不満点は昨年の10月30日にも書いたように主に最大メモリが768MBという点だから
R5で1.5GBになったためその弱点は補強できるけど問題はそれだけのために5万円近い
投資は微妙に感じていたにょ。
壊れて買い換えるのであればやむを得ないけどまだ十分動作するわけだしね。
しかし、ネットブックでは弱点が補強される代わりに別の弱点が出来てしまうために
安くても要求を満たせなければ意味がないからね。

昨年の10月30日にR3を評価した際にも用いた下記の観点から私がモバイルノートに求める
ものを考えてみるにょ。

(1)筐体サイズ、重量・・・B5用紙サイズ以下必須、1kg以下(1.2kg程度までは許容)
(2)CPU性能・・・PenM1GHz、Atom1.6GHz以上必須
(3)GPU性能・・・945GMS、945GSE以上
(4)メモリ・・・1GB以上(WinXPの場合)必須、1.5GB以上(Win7の場合)
(5)液晶・・・XGA以上必須、ドットピッチは120〜130ppiが望ましい
(6)バッテリ駆動時間・・・実駆動3時間必須、サスペンドで1週間以上保持が望ましい
(7)キーボード・・・タッチタイピングが可能ならばOK、ただし変態配列は極力避けたい
(8)ポインティングデバイス・・・使いやすいものであればOK
(9)ストレージ・・・XPならば60GB以上(30GB以上必須)、できるだけ高速なものが望ましい
(10)拡張性・・・USBは2つ以上必須、PCカードスロットなどはあるに越したことはない
(11)静音性・・・ファンレスもしくは静音ファン必須
(12)デザイン・・・これは主観だけどLet'snoteならばR3〜R5の筐体が好み

(1)の筐体サイズは一般的なB5ノートであった11.3インチ液晶搭載のLet'snote CF-S51が
モバイルするには大きすぎたということで奥行きは18cm程度が限界、幅は22〜23cmが
ベストだけど25cmくらいならば膝の上に置いても筐体が邪魔になることは
ないのでそれが限界となるにょ。(要はジャストB5用紙サイズ以下のサイズ)
重さは1kgには拘らない(といっても1.2kgまでには抑えたい)けど軽ければ軽い方が
いいにょ。

(2)、(3)のCPU、GPU性能は普通にWinXPやWin7が動作するレベルであれば問題ないにょ。
WinXPであればPenM600MHzでも十分快適に動作するけど最近のアプリは重くなっているし
Win7を視野に入れるのならばPenM1GHzは最低ラインだからね。
その際はAeroの動作最低ラインであるGMA950は最低限欲しいところにょ。
また、モバイルだけでなく自宅のサブPCとして使うためYouTubeなどの動画サイトも
普通に見れるスペックとなるとPenM1GHzは今となっては最低ラインとなるにょ。
4月20日にも書いたようにYouTubeでもHDならばPenM2GHzくらい欲しくなるけど8月11日に
書いたようにR5のCoreSolo1.2GHzならばそれほどコマ落ちせずに再生できるためサブ
PCとしては十分なレベルに達しているにょ。

(4)のメモリに関してはR3の768MBでも不満がある(気を付けないとメモリ使用量が1GBを
越えていることがあるため)ということで1GB以上は欲しいところだけどオンボード
オンリーとかR3のようにMicroDIMMのDDRメモリを使用するもので無ければPenM世代
以降のモバイルノートやネットブックはすべて1GB超にできるためにこれに関しては
(2)を満たせば同時に満たされるにょ。
Win7を使うのならばXP+0.5GBは欲しいところだから1.5GBは最低限欲しいけどね。

(5)の液晶に関しては最近のオフィスソフトを使うならばXGAは必須だけど問題となるのは
ドットピッチにょ。
7月15日に書いたように150ppi以上に達すると(個人差があるものの)常用するのが
厳しくなるからね。
ネットブックで増えつつある10.1インチWXGAだけどWVGAがあっという間にWSVGAへと
置き換わった(解像度が高い方が使いやすいため)のと違いこちらは解像度が高く
なった分だけ使いやすくなったとは言い難いため置き換えはないと思うにょ。(コスト
面の問題もあるしね)
(1)の筐体サイズの制約から10インチクラスが限界であるためにドットピッチを考慮
すれば10.4インチXGA(123ppi)のLet'snote Rシリーズは私にとってベストとなると
いうことにょ。
視野角や色再現性に関しては普通に使って問題がないレベルならば私は気にしないにょ。
視野角を気にする人はLet'snoteは向いてないからね。
液晶は自宅など固定場所で使うものでないためにノングレア液晶が望ましいにょ。

(6)のバッテリ駆動時間は私は普段は1日当たりバッテリでは1時間程度の使用だし外出
先で使う場合もせいぜい3時間程度だから実駆動で3時間動作すれば問題ないにょ。
実駆動3時間を確保するにはJEITA測定値だと5時間程度は欲しいけどね。
また、バッテリは使用していたら徐々に劣化するので2年で半減するとすれば新品時には
その2倍(つまり実駆動6時間)あるのが望ましいにょ。
バッテリは高価だからそんなに頻繁に購入できないしね。
また、最近私が気にしているのはサスペンド時の保持時間にょ。
私が過去に買ったモバイルノートはその保持時間が長いものばかりだったということで
これが普通と思っていたら中にはサスペンドだと1〜2日しか持たないものもたないものも
あるみたいだからね。(D4のようにお漏らしが多く、かつバッテリ容量が小さいもの
だと数時間しか持たない機種もある)
9月2日にはサスペンドの保持時間で大きく運用方法が変わってしまうということを書いた
わけだけどR5ならばサスペンドで放置しても10日以上持つために毎日1時間使用した場合
3日に1回の充電をすれば問題ないにょ。

(7)のキーボードだけど私はそこまで高いレベルは要求しないにょ。
NetWalkerのようにタイプしたらキートップがグラグラするというのは論外だけどそうで
なければパンタグラフでないから不可とかそういうのはないため大抵のキーボードは
問題なく打てるにょ。
気になるのはキーピッチにょ。
これも縦横14mmあれば何とかなるためポケットサイズのPCで無ければキーピッチが問題に
なることはあまりないにょ。(17mmくらいあれば打ちやすいけど)
ただ、2005年5月1日に書いたようにキーピッチというのはキートップ同士の間隔が
重要なので単純にキーの大きさでは決まらないにょ。
むしろ幅が狭い場合はセパレート式(ポケコンのキーとキーの間を開ける)によって
実質キーピッチを大きくした方が良いからね。
あと、Let'snoteの場合は奥行きを無理しているために横長の長方形のキートップと
なっているけどこの点はあまり良いとはいえないにょ。(慣れでカバーは可能だけど
慣れないと縦横比が異なるとミスタイプが多くなってしまう)

(8)のポインティングデバイスは筐体サイズに制約のあるモバイルノートではスティック
タイプの優位性は大きいけど9月29日に書いたように慣れが大きくなるから万人向けの
PCにおいてはあまり採用されないにょ。
実際はそれだけの問題ではなくタッチパッドの方が薄型化できる、コストが安い、
メインテナンスフリーというメリットがあるからタッチパッドが多く採用されていると
思われるにょ。
Let'snoteの円形のタッチパッドは9月30日に書いたように小さくても使いやすいもの
となっているにょ。(サイズや形状の関係で最初はとまどうだろうけどね)
確かに大きい方が使いやすいけど実際主に使う部分は中央付近に限られるから大きさが
問題になることは少ない(Let'snoteの小さなパッドでも画面の端から端まで1回の
スライドでカーソルを動かせる)わけだし、大きいとタイピングをしていて不用意に
触れてしまうことがあるため実用レベルの性能を維持したまま小さいパッドというのは
非常に合理的となるにょ。(円形だとスクロールもしやすいしね)

(9)のストレージに関しては大きければ大きい方が良いにょ。
CPUと違ってHDDは最新のものの方が消費電力も小さくなっているし、容量ではなく
プラッタ枚数の方が消費電力低減には有効だからね。(80GBを実現するには40GBx2
よりも80GBx1の方が消費電力低減になるため容量が大きければ消費電力が大きいという
わけではない)
最低限どれだけの容量が必要かとなると個人差があるだろうけどWinXPでWeb閲覧メイン
であれば16GB、普通にアプリを使いたいならば30GBが私は最低ラインに感じるにょ。
Win7を視野に入れるならば最低60GB欲しいところにょ。
容量よりも速度が重要で1.8インチHDDでは2.5インチHDDと比べて明らかに体感速度で
劣り、同じCoreSolo1.2GHzのR5とUXを比べてもその体感速度の違いは歴然にょ。
最近のSATAのHDDは非常に高速であるために旧世代のモバイルノートからネットブックへ
買い換えた場合快適に感じることがあるくらいにょ。(ULV PenMからAtom N270へと
乗り換えるならばCPU性能は同等以下であるために処理速度が速くなっているわけでは
ないのでHDDの速度の影響がいかに大きいかが分かる)
また、モバイルノートということで持ち運ぶ機会が多いノートPCは振動で壊れることが
ないSSDが非常に有用にょ。(もちろん速度面や省電力面のメリットも大きいけど)

(10)の拡張性は今更PCカードスロットが必要かどうかは疑問だけど有ればあるに越した
ことはないし、将来的にUSB3.0カードを挿したり可能なExpressCardスロットがあると
いうのはアドバンテージにはなるにょ。
無くても最近はUSB2.0で大抵のことは間に合ってしまうので大きな問題はないけどね。
だからUSB2.0ポートは最低2つは欲しいにょ。(1つは通信用、1つはストレージ用)
まぁUMPCなら1つのみという機種はあるけどモバイルノートならば最低2つは必ずある
から問題ないけどね。(10インチ以上のノートPCで1つしかないのはMacBook Airくらい)

(11)の静音性はモバイルマシンだからこそ私が重視しているものにょ。
2005年9月5日に書いたようにスピーカーから出る音はいくらでも防げるけどファンの音
というのはユーザーの手によって防げないからね。(PCの設定でファン停止モードがある
機種を除く)
しかも、その音というのがどの程度気になる音かは主観が大きいため他人の評価は当てに
ならない上に店頭でも判断ができないから厄介にょ。
買ってみたけど思った以上にファンの音が多かったら静かな場所で使うのは躊躇われて
しまうにょ。
10月3日に書いたように使用するための敷居(周りを気にすること)が高くなって
しまえば持ち歩く機会も減ってしまいかねないからね。
それに昨年11月24日にも書いたように私の経験上ファンはノートPCの中で一番壊れやすい
パーツであり、なおかつ部品の入手が難しいため自前で修理も簡単ではないという
問題があるにょ。

(12)のデザインは持ち出して他人の前で使う機会が多いモバイルノートだけに気になる
部分だけど100%主観であるためにどんなものが良いかは省略するにょ。
あと上記には挙げられてないけど最も重要な項目は価格で私は予算の都合で5万円までの
ものでないと厳しいにょ。

このようにモバイルノートは自宅据え置きのPCのように価格と性能だけを天秤にかける
というわけにはいかずさまざまな要素が絡んでくるにょ。
小さい方が持ち歩きやすいけど小さいと使いにくいという問題もあるわけだしね。
だから、誰にとってもベストなPCというのは存在せず自分にとってベストなPCを見つける
ことが重要になるにょ。
この辺は一昨日に書いたBASICにおけるIF文と同じような感じにょ。
これらは個人の使い方などが大きく絡んでしまうための他人が求めているものと異なる
のは当然で各観点ににおいてそれぞれ必須ライン(絶対必要)、妥協ライン(必要だけど
場合によっては多少足りなくても可)、推奨ライン(できればこれくらい必要)などを
考えておくと選びやすいにょ。
そうやって、ぜひ自分に合った1台を見つけて欲しいにょ。
私にとっては現状ではR5が限りなくベストに近いけどこれも各観点の求めるものが
変化すればR5がベストではなくなる可能性もあるから常に変わらないものというわけ
ではないにょ。
特にCPUやメモリは現状ではCoreSolo1.2GHz、メモリ1.5GBで不満はないけど数年後には
不満が出るのは必至だからね。

22御茶目菜子:2009/10/07(水) 13:55:05
新機種続々登場!
現在開催中のCEATEC JAPAN 2009にて先日エントリーが開始されたVAIO Xも展示されて
いるにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20091006_319806.html
気になるスペックだけど相変わらず極秘となっているにょ。
ここまで極秘となると来年正式発売されるPineviewを先行搭載しているのではないか
という期待感も出てくるにょ。
ここまで薄型化するのはCore2ではかなり難しいし、大容量バッテリで1昼夜駆動を
実現させると言っているために省電力&低発熱のAtomしかないからね。
あとAtomであってもネットブック用のN270+945GSEはあまり省電力とは言い難いため
搭載されるならばAtom ZとなるけどCPUは良くてもチップセットのUS15WがAeroもまともに
動作できないくらいの性能でしかないし、旧世代の130nmで製造されているため性能の
割りに消費電力も大きいという問題もあるからね。
Pineviewならば小型化、省電力化が容易になるけど生産が遅れているみたいなので
VAIO Xが年内発売ならば搭載は微妙なところにょ。

VAIO Xよりも気になったのは工人舎のPAにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20091006_319824.html
先日mbook M1をベースにしたPMを発売したばかりの工人舎だけどさらに新機種が発表
されているにょ。
IDFで発表されたM2をベースとしたものかと思いきや工人舎お得意のスイーベルスタイル
採用となっているにょ。
M2と同じく光学式ポインティングデバイス搭載、USBポートやヘッドホン端子も標準
タイプとなっているものの筐体は工人舎のオリジナルっぽいにょ。
PMでの弱点は残るはメモリ512MBだけなんだけどこれはマザーボードをPMのを流用して
いるために1GBを実装するのができなかったのかもしれないにょ。
しかし、それ以外はスペック面での不満が無くなったのは良いことにょ。
強いて挙げるならばスイーベルスタイルによって筐体サイズが大きくなったという
ことにょ。
これに関しては評価が大きく分かれるところだけどピュアタブレットにすることで
ビューアメインの場合の操作性が大きくアップするので私は悪くないと思うにょ。
大きくなったといってもNetWalkerとあまり変わらないサイズなわけだしね。

23御茶目菜子:2009/10/08(木) 13:44:25
PCの堅牢性はカタログスペックをあてにするな
10月6日のモバイルノートの選択基準だけど1つ大事なものが抜けていたので追記して
おくにょ。

(13)堅牢性・・・普通にバッグに入れて全く気にせず持ち運べる程度のもの

これは私がFMV6300MCで1年半で3度壊れた(ほとんど物理的な故障)ということを考慮
して別の機種に買い換える時は堅牢性に定評があるLet'snoteを選択したのだけどこれは
正解だったにょ。
どの程度の堅牢性を求めるかは使い方次第で変わってくるけどこの堅牢性というのが
明確な基準がないので難しいところにょ。
最近は多くのノートPCでカタログスペックの1つとなっている耐荷重だけどこれもあまり
大きな意味はないにょ。
耐荷重は全面均一の荷重をかけた場合に全面で何kgまでの荷重に耐えられるかという
ものであり、荷重をかけるのは当然慎重に行った場合の数値を記載しているのでJEITA
バッテリー測定法以上に現実とは剥離したものとなっているにょ。
したがって、耐荷重○○kgは一定以上の堅牢性を持つというのは分かるため無意味では
ないけど耐荷重500kgのPCは耐荷重100kgのPCの5倍頑丈なんてことはないにょ。

丈夫な素材を用いることでカタログ上での耐荷重はどこのメーカーでも一定以上のものを
獲得することは容易になって来ているけど衝撃が加わった際のことを考慮して設計して
あるかどうかは別問題だからね。(頑丈にするのは簡単だけど、頑丈かつ軽量となると
難しくなる)
耐荷重測定のようにPCを平坦な床の上に置いて、筐体の上面に慎重に均一に重量を
かけていくというようなことは現実ではまずやらないにょ。
耐荷重が筐体の側の部分の堅牢性の目安になるのは確かだけど衝撃を与えた際に壊れるか
どうかは内部設計が大きく影響していると思うにょ。
しかし、その内部設計の客観的指標はないにょ。
客観基準がないのにコストアップ要素になるためにコスト優先のネットブックでは
簡略化されることが多いにょ。
これをもってネットブックは壊れやすいとはいえないけど耐荷重の数値だけを見て
判断した堅牢性には及ばないものといえるにょ。(耐荷重200kgのネットブックは
耐荷重200kgのモバイルノートと同程度の堅牢性を持つなんてことはないということ)

バッテリ駆動時間であればJEITA測定法と比較してWeb閲覧程度ならば6〜7割程度、
悪くても5割程度の時間は駆動するために事前に粗方判断は可能だし、実際に買った
人のレビューを見れば分かるけど堅牢性が高いかどうかは壊れるまで負荷を与える
必要があるためにレビューしているサイトはほとんどないにょ。
しかも、無茶な負荷はかえって現実と剥離してしまうから毎日満員電車で揉まれて
その積み重ねで壊れるとかいう状況はレビューサイトからでは判断が全くできないにょ。
というわけで、堅牢性が自分の実用レベルに達しているかどうかは実際に使ってみないと
分からないというのが問題にょ。
クッションケースに入れた状態でバッグに入れ、常に精密機械がバッグに入っている
と考えて扱えばネットブックでもそう簡単に壊れるものではないからね。
しかし、私は「精密機械が入っている」というのとはほど遠い扱いをしているために
堅牢性の低い機器だとすぐに壊してしまうにょ。
実際にPCやカメラなど何台も壊しているしね。

24御茶目菜子:2009/10/09(金) 15:08:05
VAIO Xは究極の実用モバイルPCだけど・・・
VAIO X正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091008_319256.html
先日CEATEHにて展示されていたVAIO Xがついに正式発表されたにょ。
さすがに次世代AtomのPineviewでなく現行のMenlow(Atom Z&US15W)であるものの
スペックはなかなかすごいにょ。
厚さ13.9mmのフラットなボディで重量は2セルのSバッテリ時は655gの驚くべき軽さにょ。
公称10時間駆動の4セルのLバッテリ装着時でも厚さは変わらず重量は765gとなるにょ。
この筐体サイズを分かりやすく言うとDVDトールケースを横に2つ並べた状態のフット
プリント&厚さに近いにょ。
ただでさえ薄いのにフットプリントが大きいためにその薄さはさらに際だつにょ。
最近のノートPCの中で最厚であるLet'snote Y8と比べるとその差は歴然にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/320/219/html/atusa_4.jpg.html
何せイーサネットコネクタよりも薄いくらいだからね。
ただ、ここまで薄いと強度が大丈夫なのかと心配になるにょ。
耐荷重150kgを確保しているため筐体そのものはかなり頑丈っぽいのでそこまで心配は
要らないだろうけどね。(ただ、耐荷重に関しては昨日書いたように現実と剥離した測定
方法であるために部分的に大きな衝撃が加わったらやばそうだけど)

さて、性能面だけど同じMenlowプラットフォームのPCと比べてそんなに変わることは
ないにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20091008_320219.html
10インチ以上の液晶を持ち薄型のノートといえばVersaPro UltraLite タイプVSが
ライバル的な存在となるにょ。
当然ながらCPU、GPUは誤差程度の差でしかない(PC MarkではCPUスコアが誤差以上の差に
感じなくはないけど)けど通常のネットブックであるAtom N270&945GSEと比較すると
描画性能がボトルネックになるにょ。
ここで幾度も書いたようにUS15Wは855GMにも劣る性能しかないからね。
これがXPであればあまり気にならないけどVistaだとAeroがろくに動作しないために
描画をCPUで行う必要があるけどせっかくVistaや7ではCPUとGPUで負荷を分散することで
CPU負荷を軽減しているのにAeroを無効にしてしまうとCPU負荷が増えてしまうという
難点があるにょ。
7がいくらVistaよりも軽量化されているとはいえ快適かというと微妙かもしれないにょ。
したがって、できればCPUはソニスタで最速のZ550(2GHz)を選択したいところにょ。

ただ、表示はもっさりでも体感はシステムドライブの速度で大きく改善可能にょ。
VAIO Pが発売時Vistaの店頭モデルではCPU性能がAtom1.33GHzではVistaをまともに動作
させることができずUS15WではAeroが動作せず、しかも1.8インチHDDで体感速度が
激遅ということで店頭で少し触っただけでげんなりしてしまうくらいのもっさり度
だったけどこれがSSDならばかなり変わってくるにょ。
タイプVSではminiPCIにSATAコネクタを付けてそれによってSATAのSSDを接続している
ためシーケンシャルで100MB/sを越える非常に高速なものとなっているのだけどこの
VAIO XではPと同じくUS15Wに内蔵のPATAコネクタをSATAに変換している関係上速度が
あまり出ないとはいえ、1.8インチHDDと比べると別格の速度にょ。
ランダムアクセスではさらにSSDのメリットが大きくなるにょ。
店頭モデルではPでは1.8インチHDDだったけどXではPATAのSSDとなってるにょ。

やはり、VAIO Xの特徴は長時間駆動にあるにょ。
事実上の標準であるLバッテリで10時間、Lバッテリの2倍容量のXバッテリでは公称
20.5時間となっているにょ。
この時間は先日発表されたLet'snoteの新モデルの16時間をも越えているにょ。
しかも、Xバッテリ装着時でも1060gと非常に軽量にょ。
ただ、公称バッテリ駆動時間はJEITA測定法によるものなので実際はその6〜7割と見て
おかないと駄目だけど輝度中でBBenchをWeb巡回ありで測定して、Lバッテリでは6時間2分
Xバッテリでは12時間56分というのはすごいにょ。
1kg少々で実駆動約13時間は最強といってもいいけど問題はそのバッテリにょ。
くさび形のバッテリはせっかくの薄型筐体を大きくスポイルしてしまうにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/320/219/html/battery_x_3.jpg.html
最厚部は31.7mmに達し、これでは私のR5(41.6mm)と大差ない厚さにょ。(まぁ1cmの
差は大きいけど)
厚さ以上に問題なのがせっかくのスタイリッシュなデザインが失われていることにょ。
これは、Xバッテリが後から追加されたために強引に作られたからにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20091008_319674.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20091008_319718.html
普段は実駆動6時間の標準バッテリ(Lバッテリ)を使用し、どうしても長時間駆動が
必要な時にはXバッテリを使うという方法がベストかもしれないにょ。
まぁLバッテリの予備を持ち歩くのが一番スタイリッシュな気もするけどね。

このVAIO Xは6年前に発売されたX505の後継となるようなコンセプトのPCだけどCPU性能は
6年の隔たりがある割りにはあまり速くはなってないにょ。
だから、X505などのPenM世代のモバイルノートを使っていてCPUパワー不足だから新機種
であるVAIO Xならば速いだろうと思い買い換えてもあまり良い結果は得られないにょ。
確かにSSD搭載で体感速度は圧倒的に速くなっているとはいえ、やはり大きな違いは
約100gの軽量化に7mmの薄型化が行われたことにょ。
あとX505は10.4インチXGA液晶という実用サイズを維持して785gという当時としては
超軽量だったとはいえ駆動時間が短いという欠点があったのがこのVAIO Xでは標準で
公称10時間、実駆動6時間というバッテリが搭載されその問題点が克服されたにょ。
それに、X505はメモリが512MB固定なので今となっては辛い部分もあるにょ。
そんなX505も当時は高コスト製品であったため30万円程度の価格だったにょ。
それがVAIO Xでは11万円程度(ソニスタでの最小構成では89800円)へと大幅に安く
なっているのも特徴的にょ。
筐体にコストをかけているために1500〜2000ユーロくらいになるのではという噂も
あったために国内でも20万円くらいと予想をしていたけどそれを大幅に下回る安値にょ。
確かにAtom機で10万と聞くと高く感じるけどここまで手の込んだPCが10万円程度で買える
というのは少し前ならば考えられないくらい安いにょ。
これもAtom登場で低TDPのCPUが安く入手できるようになったことやネットブックの
爆発的普及によって小型PCへの需要が拡大されたというのも影響してそうにょ。

このVAIO XはSSD64GBを搭載した最小モデルなら89800円で「非常に安い」とは思うけど
いざ買うかと言われたら私は恐らく買わないにょ。
というのも筐体サイズの関係上、私のモバイルランクCに相当するので今使っている
Let'snote R5との置き換えができるかどうかとなるからね。
私がモバイルノートに求めるものは10月6日(10月8日に追記)にも書いたような内容
となっているけどこれはまさにR5のために作られた理由のようになっているくらい私に
とってR5がベストマッチしているにょ。
VAIO XはLバッテリを標準とした場合、R5から200g以上の軽量化と最大3cmの薄型化が
可能になるとはいえ、CPU性能はややダウンする上にGPU性能は大幅に劣るものとなって
しまうにょ。(R5に搭載のCoreSolo1.2GHzはAtom1.6GHzの1.2〜1.5倍の性能だからAtom
1.86GHzであってもCoreSolo1.2GHzよりやや低めとなる)
R5は分厚いけど昨日書いた堅牢性に関してはは素晴らしいし、ファンレスであるという
ことが大きいにょ。

しかし、体感速度において重要なのは上記のようにシステムドライブの速度でこの点
VAIO XはストレージがSSDであるために体感速度では旧世代のPATAのHDD(シーケンシャル
リードで30MB/s程度)のR5より上だろうけどね。
ただ、店頭モデル(64GBのPATAのSSD搭載)はSandiskのモジュールタイプのSSDでこれが
ベンチ結果を見る限り性能は高くないためSSDだから高速と期待していると肩すかしを
食らいそうな感じにょ。(特殊なサイズなので現時点では換装は不能)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/08/news062_3.html
SATAへの換装はできないために快適さを求めるならばソニスタで128GB以上のモデルを
購入するのがベストにょ。(店頭モデルは見せ物で本命はソニスタというのはVAIOの
常套手段だけど)
ソニスタモデルは1.8インチSATAのSSDとはいえ、薄くするために基板剥き出し状態に
なっているにょ。
ソニスタモデルを買って後からSSDを換装する場合は殻割りをする必要がありそうにょ。

またR5の方がCPU性能が上とはいえ、CPU性能のわずかな差は動画再生など一部の用途で
しか表れて来ないし、US15WではH.264デコード機能を持っているために動画再生能力で
劣っているとも言い難いにょ。
私は現状では1kg程度が毎日持ち歩けるボーダーラインと感じているために1kgを大きく
越えなければ問題ないとはいえ軽ければ軽い方が良いのも確かにょ。
R5もバッテリを外したら600g台になるためにバッテリを除いた重さの差は100g少々に
なるものの実際にバッテリを外して持ち歩く何てことはまずやらないために使用時の
重量が700g前後のVAIO Xに慣れたら1kg弱というR5が重く感じるだろうからね。
「1kgでは重い」という人の中には「700gなら大丈夫」という人も大勢いるだろうから
この軽量化はかなり有意義だと思うにょ。

しかし、VAIOにおいて軽い機種はすでにVAIO Pが存在するにょ。
Pはフットプリントがキーボードに合わせて設計されたPCであり奥行きも小さく持ち歩き
という面においてもXよりもPの方がアドバンテージは大きいと思うにょ。
ただ、フットプリント至上主義の私であってもPが使いやすいとは思えないにょ。
7月15日にも書いたように使いやすいドットピッチというのは個人差があるものの
150ppiを越えたら多くの人にとって長時間使用が辛くなってしまうからね。(VAIO Pは
222ppiに達する)
両手持ちの小型端末の場合は画面を顔に近づけることでいくらでも高ppiに耐えることが
可能になるけどテーブルに置いて使うことが前提のPではかなりの工夫が必要になって
くるにょ。
工夫なんてしなくても解像度を普通に使えるレベルまで落とせば簡単に解決可能とはいえ
それではせっかくの高解像度の液晶が無意味になってしまうにょ。
その点、VAIO Xならば11.1インチWXGAということで141ppiであるために常用可能な
ギリギリのドットピッチだと思われるにょ。
VAIO Pがタッチタイピング可能なミニマムサイズで設計された(キーボードのサイズで
本体サイズが決まった)のに対して、VAIO Xは常用可能なミニマムサイズ(重量)で
設計されたということで設計思想の違いがそのスペックに表れていると思うにょ。
したがって、厚さや重量を除けばXは何の変哲もないモバイルノートとなっているものの
その何の変哲もないというのはPのように尖ってないということになるにょ。
実用性を重視するならばX、携帯性(フットプリント)重視ならばPという感じでうまく
分かれている感じにょ。

ただ、明らかにネットブックなどよりも小さいPとは違い、Xはぱっと見だと薄いだけ
なので一般ユーザーからは支持されるかどうかは微妙にょ。
というか、実用性(実用的なキーピッチやドットピッチ)とモバイル性(軽さ、薄さ、
長時間駆動)の両方を重視しない限りは高価なネットブック(ネットブック並の性能の
PC)でしかないわけだからPよりは万人向けとはいってもコアユーザーにしか受けない
ような気もするにょ。
私もVAIO Xを買うだけのお金があればPATAのSSDを買ってR5のHDDを換装したいくらい
だしね。

25御茶目菜子:2009/10/11(日) 12:34:48
IF文だけで30KBになってしまったけどこれですべてではないにょ
今週もポケコンコーナーを更新したにょ。
今回はIF文についての第6回にょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/if6.htm
PART1〜PART5のまとめとなるにょ。
これでIF文については書き終わったのだけど予想以上のテキスト量になったにょ。
10年前にIF文について書いたときはA4用紙12枚分(推定テキストサイズ24KB)だった
けどそれを越えているかもしれないにょ。
とはいえ、当時書いたテキストファイルが入ったFDは紛失してしまったので今回は
すべて新規に書いたにょ。(タグ込みで36KBだから、プレーンテキストだと30KB弱
くらいか)
まぁ書いている主な内容は10年前と概ね同じなんだけどね。
10年前は冊子を作るつもりだったけどWebでの公開に変えたのでハイパーリンクで
冊子よりは分かりやすくはなっていると思うにょ。

次のポケコンコーナーの更新はおちゃめくらぶ10周年となる11月1日の予定にょ。
前々から書こうと思っていた高速化テクニックを書く予定にょ。
すでに部分的にはワンポイントテクニックなどでも書いているけどWebということで
それをリンクを張って終わり・・・で済まそうとしてもそれだと内容的に不足なので
PJ最終号に書いたことをベースに詳しく書いていこうと思うにょ。

26御茶目菜子:2009/10/13(火) 12:56:21
もしも私がVAIO Xを買うならばZ540+SSD128GBかも・・・・
VAIO X徹底検証
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/09/news074.html
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/12/news006.html
Atom Z&US15WということでCPU、GPU性能的にはPenM(Banias)世代のモバイルノートと
比較してあまり変わらないのだけどやはりデフォでSSDを搭載しているというのが体感
速度を大きく高めていると思われるにょ。
システムドライブの速度はPCを通常使用する場合において最もボトルネックになっている
部分だからね。
デスクトップPCとノートPCを併用している人はデスクトップPCの方が体感で速く感じる
ときにこれが最大の原因となっているにょ。(私のR5が体感ではAtom搭載ネットブックに
完敗なのもそのせい)
バックグラウンドでアプリが動作している状態での体感速度であればデュアルコアCPUが
有用なのだけどそれ以外はこのシステムドライブの速度が最も重要となるにょ。

さて、問題はこのドライブの速度にょ。
US15WはSATAをサポートしていないためにSSDを使うにはPATAのSSDを使うか、PATA→SATAの
変換アダプタでSATAのSSDを使うか、mini PCIにSATAを増設してSATAのSSDを使うかの
3通りの方法しかないにょ。
VAIO Xで用いられているのは最初の2つで、最後の1つはVersaPro UltraLite タイプVSで
使用されているにょ。
US15WがサポートしているのはATA100までで、いかなる方法を用いても100MB/sを越える
ことができないけどタイプVSのようにmini PCIで接続すれば100MB/sを越えることは
可能となるにょ。

では、VAIO XのSSDの速度はというと上記レビュー後半をの方を読んでもらえば分かる
ようにPATAの64GB、変換アダプタ使用によるSATA128GB、256GBの間には越えられない
レベルの差があるにょ。
この点については10月9日にも書いたけど実機による性能差は予想以上になっているにょ。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/12/news006_2.html
CrystalDiskMark      64GB     128GB      256GB
シーケンシャルリード  64.89MB/s    80.87MB/s    64.89MB/s
シーケンシャルライト  32.20MB/s    68.79MB/s    57.16MB/s
ランダムリード(512KB) 58.57MB/s    73.42MB/s    67.80MB/s
ランダムライト(512KB)??2.21MB/s    67.81MB/s    55.48MB/s
ランダムリード(4KB) ??3.32MB/s    11.38MB/s    10.08MB/s
ランダムライト(4KB) ??1.71MB/s     8.18MB/s     6.62MB/s
(注)256GBのもののみCPU性能が1ランク上のZ550となっているけどディスク性能を
   測る場合においてはそれほど大きな影響はない

このベンチ結果を見ると128GB>256GB>>>>>>>64GBという感じにょ。
128GB/256GBのSSDは公称リード220MB/s、ライト200MB/sということでUS15W側のハード
による100MB/sの上限に加えて、PATA→SATA変換アダプタ使用による速度低下を考えれば
本来の性能は発揮できてないとはいえなかなか健闘しているといえそうにょ。
128GBのSSDと256GBのSSDは本来ならば同等のスコアが出るはずだけどこれは個体差に
よるものかもしれないにょ。
私も同じメーカーの同じ型番のUSBメモリをいくつか買ってベンチを試してみたことが
あるけど1〜2割程度ならば個体差の範疇といった感じだからね。
しかし、64GBのものはネットブックやMIDに採用されるのを想定したモジュールタイプの
SSDであるためにSSDそのものが遅いにょ。
リード64MB/sというのは1.8インチHDDが最新のものでも30MB/s程度ということを考えると
かなり速く、HDDよりは有用とはいえ、ライト性能が遅すぎるにょ。
ランダムライト512KBで2MB程度というのは安物MLCのUSBメモリ並だからね。
最近のSSDはMLCであってもコントローラの改善やDRAMキャッシュ搭載によってベンチ
性能はSLCと遜色ないレベルまで高められているけどこれはコストをかけてないせい
だと思われるにょ。
だから、書き込みを伴う作業においては体感速度で明確に分かるくらいの差が128MB、
256GBと比べた際には出そうにょ。

普通にWindows使用時においても64GBと128GB、256GBのものでは明確な差があるにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/12/news006_3.html
休止への移行は128GB、256GBが17.9秒なのに対して64GBは26.3秒もかかっているからね。
同じくシャットダウンにかかる時間も256GBが18.7秒、128GBが18.9秒に対して64GBは
27.1秒となっているにょ。
スリープからの復帰でも128GB、256GBが2.5秒に対して64GBは4.8秒となっているにょ。
スリープからの復帰は基本的にはディスク性能は影響しないという認識だったけど
これを見る限りかなり影響しているにょ。(個体差・・・として割り切るには大きすぎる
差だしね)

これだけ見れば予算的に128GB以上が選択できないもしくは店頭モデルでないと駄目
(直販は嫌)というので無ければ64GBの選ぶメリットはない感じにょ。
しかし、唯一のメリットはバッテリー駆動時間にあるにょ。
PATA→SATA変換アダプタの消費電力はかなり大きく公称駆動時間は標準バッテリ(L)に
おいては64GBが10時間なのに対して256GBは8.5時間となっているにょ。
とはいうものの公称駆動時間はJEITA測定法によるものだから負荷があまりに小さく
相対的にこの変換アダプタの消費電力の占める割合が大きくなっているというのに
すぎないにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/12/news006_4.html
輝度最大においてLバッテリで連続動作させた場合は256GBが4時間33分、128GBが4時間
36分、64GBが4時間43分ということで駆動時間の差は10分に止まるにょ。
10分というのはほとんど個体差のレベルだけど変換アダプタの消費電力はそれなりに
あるので128GB、256GBの方が駆動時間が短くなるのは確実とはいえ、上記の性能差を
見る限りではこの程度の駆動時間の差ではバッテリ駆動時間で有利になるということを
理由に64GBのSSDを積極的に選択はしにくい感じにょ。

あと気になるのは発熱やファンの動作音だけど発熱に関しては64GBモデルが若干低い
とはいえ、ほとんど誤差程度の差に止まっているにょ。
PCにおいて熱源になるのはCPU、チップセット、メモリ、ドライブだけど今回の構成
だと128GB、256GBのモデルはSATA変換アダプタによる発熱、256GBモデルはCPUが
1ランク上であるため発熱が大きくなっているという違いがあるにょ。
これで誤差程度の表面発熱というのは冷却ファンの回転数が異なるからというのが
大きそうにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/12/news006_5.html
実際ファンの動作音を測定した場合256GB>128GB>64GBとなっており、CPU高い+SATA
アダプタ>SATAアダプタ>デフォという感じで消費電力アップ要素のあるものが
ファンの回転数が高くなっているにょ。
レビューでも256GBモデルでは負荷時にはファンの音が気になるようなことが書いてある
わけだし、アイドル時でもファンが回り続けるということで低TDPのAtomとはいえ2GHz
では廃熱に結構気を遣っている感じにょ。

VAIO Pではファンレスであったため負荷を掛ければ冷却が追いつかず自動的にクロック
ダウンしてしまって高クロックを生かすことができなかったけどファンが付いている
ということでそういう心配もないというのはメリットにはなるにょ。
Let'snoteでもシングルコア時ではファンなしでもギリギリなんとかカバーできていた
けれどデュアルコア化によってTDPが一気に倍増し、ファンレスでは負荷を掛けたら
自動クロックダウンが働き動画再生など高いCPU性能を求めたい時にクロックダウンで
まともに使えないという状況下に陥ることもあるからね。(だから、R7、W7、T7以降は
ファンレスをやめファン付きになった)
私はファンの動作音があらかじめ分からない限りはファンレスを求めているのだけど
ファンは経年劣化が激しいため購入から数年後には動作音がかなり大きくなってしまう
ために新品時の動作音も当てにはならないという問題もあるにょ。
こまめにメインテナンスが可能だったり、故障の際は簡単に交換できる仕組みになって
いればそれほど心配は要らないけどVAIO Xのような薄型のPCにそんなものを求めるのは
無理(というか、パーツ交換が公式に認められているのはThinkPadくらい?)である
ために常用モバイルノートであればファンレスにしてVAIO Pのように長時間使うのに
抵抗があるようなものよりはファンが付いている方が安心して使えるという方を
メリットととらえることもできるにょ。(シングルコアのファンレスLet'snoteでも
夏場は温度にかなり気を遣う必要がある)

VAIO Xは薄くて軽いということが最大の特徴であり、それ以外は凡庸なPCであるがゆえ
10月9日にも書いたように万人向けと思うけどCPU性能は現在まともに使える最低レベル
であるために重い作業をやるために購入するPCではないにょ。
性能は実用最低レベルだけど11.1インチWXGA、17mmピッチのキーボードなど常用できる
サイズであるためPよりは万人向けというだけだからね。
フットプリント至上主義の私としてはもう1周り小さければ(24x16cmくらい)R5の
代わりとして十分使えそうな感じだけどそれだと使い勝手が悪くなるために微妙な
製品となってしまうにょ。
液晶を10.1インチWXGAにしてキーボードや液晶のサイズギリギリまで小さくすれば
そのサイズは実現できそうだけど強度も無くなるしね。

27御茶目菜子:2009/10/14(水) 13:20:50
ネットブックの時代はもう終わり!?
昨年はネットブックが発表され今となっては国内のPC販売台数の3割がネットブックが
占めるまでになっているのだけどネットブックは安泰とは言い難いにょ。
というのも、そもそもネットブックが売れた背景には安くて小さな2台目(3台目)需要が
多かったというのがあり、それゆえヒットに繋がったのだけど問題は激しい価格競争で
メーカー側が利益が出せなくなったのとネットブックはPCとして見た場合に性能で
不満があるというユーザーも多いということにょ。

まず価格面を考えてみると今は大手量販店では新品ネットブックが普通に3万円程度から
購入可能で、これはAtom登場時は5万円程度していたためわずか1年で相場が約2万円も
下がったことになるにょ。
CPUやOSの価格は下がっておらず量産効果によって価格が引き下げられたのだけどその
量産効果にも限界があるからね。
すでにメーカーは利益を削って価格を下げている状態で、ASUSはあれだけネットブックが
売れたにも関わらず赤字となっているにょ。
これも薄利多売であるために少し生産量を間違えば黒字が一気に吹き飛んでしまうという
ためにおこっているにょ。

性能面に関してはAtom N270(1.6GHz)は概ねULV PenM並とはいえ、現状でPCとして
普通に使うならば実用最低ラインと思われるにょ。
本来ならばWeb閲覧程度ならば不満がないレベルのPCということで「ネットブック」と
いう名称になったけれど実際普通のWeb閲覧では問題ないとはいえ、Flashを使った動画
サイトではかなり厳しくなっているからね。
そういう意味では決して十分な性能とは言えないにょ。
Atomもどんどん性能が上がるから問題ないというわけでもなく来年初旬に登場予定の
次世代AtomのPineviewは基本的に現行Atomにノースブリッジ機能(GPUやメモコン)を
統合するだけであって根本的には変わらないにょ。(多少はクロックが上がるかも
しれないけど)
ムーアの法則では2年でトランジスタ数は2倍になるけどAtomの場合はそれを性能
向上に使うのではなくSoCによるコスト削減や消費電力低減に活用していくにょ。
AtomでYouTubeのHD動画をコマ落ちなく見ようとするならば最低でもクロックを2倍に
しないと駄目(要するに3GHzオーバー)だけどそんなAtomが登場することはほぼない
ために今後も期待はできないにょ。

ネットブックでは利益が出せない(国内メーカーもシェア争いに負けたくないから仕方
なく出している状況)わけだし、Atomは省電力に舵取りしているためにネットブックの
スペックを上げることもできないにょ。
そもそも、ネットブックは制約が非常に大きいからね。
WinXP Homeを低価格で手に入れるためにはMSのULCPCの制約を守らないといけないし、
Atomとチップセットを低価格で手に入れるためにはIntelの制約を守らないといけない
というわけでネットブックの基本性能は各社とも横並びになっているにょ。
まぁ量産化された安価なパーツを使っていると自然に横並びになってしまうけど一歩
抜き出そうとすれば簡単にネットブックの制約をはみ出てしまうからね。

しかし、ネットブックが低価格化したために価格の空洞化ゾーンが生まれたにょ。
その空洞化を埋めるために登場するのがCULVノートにょ。
要は従来は低TDPということで高価だったULV(超低電圧)のCPUを安価に提供することで
低価格の小型PCを作ろうというものにょ。
このCULVノートが各社から一斉に発表されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091013_321195.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091013_321184.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091013_321294.html
PenrynコアのCore2(もしくはCore2ベースのセレロン)を搭載し、11.6〜13.3インチ
液晶を搭載のPCということで別に何の革新性もないわけだけど異なるのは価格にょ。
ACERのTimelineも11.6インチWXGA液晶で59800円だからね。
これはAtom搭載のネットブックが登場当時の価格に近いレベルとなっているにょ。

Core2DuoとAtomの性能差は今更述べる必要もなく大きなものとなっているにょ。
何せ私のR5に搭載のCoreSolo1.2GHzでさえ一般アプリを動作させた際はAtom1.6GHzに
対して概ね1.2〜1.5倍程度の性能となるからね。
Atomは省電力に舵をとったCPUであるためにPC向けとして作られたCoreアーキテクチャの
CPUと性能面で比較すること自体間違っているとはいえ、YouTubeのHD動画がまともに
見れるAtomは今後も登場しないだろうし、WinXP→Win7でOSが重くなった分を吸収できる
くらいAtomの性能がアップすることもないのでWin7時代の低価格小型ノートとして
CULVノートは有用にょ。

そもそもネットブックは登場時は最低限の性能を持つPCだった(ネットブックの元に
なったのは途上国向けにも使える安価なPCだった)けどそれに「まともに使える」と
いうものを求める方が根本的に間違っているともいえるにょ。
しかし、あまり高価にならないのならば可能な範囲内で多くのユーザーが望んでいる
ような仕様にするのは当然にょ。
WVGAでは狭すぎるとなるとWSVGAのものが一気に普及し、解像度が上がっても8.9インチ
クラスでは見にくいとなるとネットブック(ULCPC)の規定の上限である10.2インチ
クラスへと各社ともアップし、それに合わせてキーボードも大型し、小容量のSSDでは
使いづらいとなるとHDDをこれも上限の160GB搭載し、現在のネットブックは初期モデルの
7インチWVGAのものと比べて飛躍に使い勝手が高められたにょ。
フットプリント至上主義の私としてはこの大型化は残念なことだけど実際問題として
ネットブックは頻繁に持ち歩くというよりも邪魔にならない程度の小さいPCでなおかつ
安いPCとして買う人が多いだろうからそれなりの大型化をして使い勝手が高くなった
というのは大きく受け入れられPCの販売台数シェア3割を獲得できるようになってきた
わけだしね。

しかし、使う側ももはや普通のPCと同じものを求めてしまっているにょ。
こんな安価なPCにYouTubeのHD動画をまともに再生しろと求めるのは無理な話だけど
2009年の最新PCとして考えるならば求めて当然だからね。
数年前の型落ち中古PCを買ったのならば「古いから仕方ないよね」と納得できるけれど
最新モデルを買って「安いから仕方ないよね」とはならないのが人間心理にょ。
Flash動画は現状ではGPUによる再生支援は全く効かないのでCPU性能だけが頼りとなり
CPU性能は昨年のAtom N270(1.6GHz)からN280(1.66GHz)へとわずかに性能アップ
したのに止まっているにょ。
これは来年のAtomも大してアップすることはなく今のAtomで十分と感じることがない
ならば来年のAtomでも十分に感じることはないにょ。(性能差数%なんてプラシーボ
でない限りは体感は無理)

それにネットブックは最大10.2インチの制約があるために7月15日に書いたように
ドットピッチの問題からWXGA化がようやく可能になっても一部の機種で採用されるのに
止まっているにょ。(10.1インチ1366x768だと155ppi)
Web閲覧でも不満なく行うにはWSVGAでは十分とはいえず、WXGAの液晶が欲しいところ
だけどWXGA化がしにくいのが現状にょ。
ACERも妥協点をとって10.1インチ1280x720(145ppi)という解像度にしているしね。
その点、液晶サイズに制約がないCULVノートであれば最小モデルである11.6インチでも
1366x768で135ppiとなり多くの人が常用に耐えられるレベルのドットピッチになって
いるにょ。

ネットブックはIntelとMSがうまく働きかけて成功した希有な例となったのだけどこの
ネットブックも制約が大きすぎるというのが問題となっているにょ。
制約があるからこそ普通のノートPCがほとんど食われずに済み、平均単価こそ下がって
いるけど台数ベースでは前年比アップとなっているわけだしね。
しかし、このCULVノートは厄介にょ。
軽量化にコストをかけてないために重量こそ普通のモバイルノートよりも重いけど
その分価格は10万円程度安いからね。(普通のモバイルノートが15〜20万円のところ
CULVノートは6〜10万円)
それでいて性能差はほとんどないにょ。
Atom搭載のネットブックはCore2Duoが搭載されたモバイルノートと比較して明確な
性能差があったけどCULVはCPUもチップセットも現在主流となっているモバイルノートと
同一のものが使われているから性能差がなくて当然にょ。
Let'snoteのT、Wの後継となるS、NがULVのCPUではなく通常電圧版を採用したのは
このCULVを恐れてのことだからね。
価格差があるなら性能差や別の部分で価格分の差があることを顧客に納得してもらう
必要があるけどLet'snoteは薄型軽量ではないためパフォーマンスに舵を取ったにょ。
CULVノートは別に特別なものではなくネットブックの低価格化によって空洞化が
生じたためにそこに安価なモバイルノートであるCULVという選択肢が増えたにすぎない
だけなんだけどね。
ただ、あとはネーミングだけか・・・。
東芝は「ネットノート」と呼んでいるけどこれも各社が呼ばないと名前の普及は
しないにょ。

28御茶目菜子:2009/10/19(月) 14:26:35
ネットブックは差別化をすることで生き残れる
10月14日にCULVノートが登場によってAtom搭載のネットブックがかなり厳しい立場に
立たされているということを書いたけどまずはなぜそんな価格でCULVノートが出せるか
ということを考えてみるにょ。

まずはCPUに関して見てみると従来は高価(250ドル〜)だった超低電圧版(ULV)の
CPUを安価(100ドル〜)で提供しているということが理由に挙げられるにょ。
なぜ従来は高価だったかというと選別品でしかも出荷量が少なかったたというのが
影響していると思われるにょ。
130nmプロセスの頃(BaniasコアのPenM世代)は通常電圧版が最高1.7GHzなのに対して
ULV版はTDPが5分の1にも関わらず最高クロックは3分の2の1.1GHzとなっているにょ。
仮にTDP=消費電力、消費電力=クロックに比例と仮定してもTDPは16W程度が限界で
その3分の1のTDPを実現しているのは動作電圧が低くなっているせいにょ。(実際は
TDPはただの筐体設計の指標にすぎないし、消費電力もクロックに完全には比例しない)
CPUは動作電圧を上げれば上げるほどクロックを容易に上げられるのだけど逆にいえば
電圧を下げればその分クロックを上げにくくなるにょ。
高クロックのCPUはそのクロックで安定動作するものということである程度の選別品で
高価になっているのだけどULV版PenM1.1GHzは通常電圧版と同じ電圧であれば余裕で
1.7GHzで動作するくらいの良質のコアのものが使われているにょ。
それによって低電圧でも安定動作するわけだけどその代わり選別品となり高価になって
いたというわけにょ。

さて、45nm世代のCore2では35W版の最高クロックはT9900(3.06GHz)なのに対して
ULVとなるTDP10W版の最高クロックはSU9600(1.6GHz)となっているにょ。
上記のようにクロックに比例するとしたら35W版を1.6GHzで動作させると18W相当になり
ULV版はそこまで無理な低電圧で動作させる必要はないということが分かるにょ。
45nmプロセスは歩留まりがかなり良いというのとあわせて今は昔と比べてULVのCPUが
無理なく調達可能になっているわけにょ。
しかも、TDP35WのTシリーズはL2が6MBなのに対してULV版のSUシリーズはL2が3MBと
いうことでダイサイズが小さくて済むのがポイントにょ。
ダイサイズは81平方mmであり、これはAtomの3倍のサイズにょ。
シングルコアのセレロンならばダイサイズは半分なのでAtomの1.5倍のサイズしか
ないわけにょ。
価格がダイサイズに比例するAtom N270の通常価格(1000個ロット時の価格)は40ドル
程度だけどIntelの定めた条件に適合するネットブックで使用する際にはその半額で
購入可能なので20ドル程度となるにょ。
Atomの製造原価は6〜8ドルとのことなのでこれでも十分利益が出せるにょ。
シングルコアのULVセレロン(セレロン743)は107ドル、デュアルコアのセレロンSU2300
でも124ドルという価格はAtomと比べて製造原価が2倍になっても十分な利幅を確保可能に
なるにょ。(Core2DuoでもAtomの3倍の製造原価にすぎない)
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/301/974/html/kaigai5.jpg.html

通常電圧版のセレロンであれば価格は100ドルよりも安いのだけどそれがTDPを下げる
だけ(動作電圧を下げる)で100ドル以上の価格で売れるのだからULV CPUの値下げに
見えてIntelにとっても旨みはあるにょ。
これが可能になったのもネットブックによって安ければ小型ノートPCの需要があるという
ことが分かったからにょ。

ネットブックはIntelとMSの絶妙な制限で成り立っていたのだけどネットブックが一般層
へと広まるにしたがってユーザーはネットブックを普通のノートPCと比較するようになり
不満が大きくなってしまったにょ。
しかし、制限によって成立しているネットブックであるためそれを改善することは
できないにょ。
たしかに制限そのものは徐々に変化しており、Intelが制限していたと推測される
解像度に関してはそれは緩和され、各社からWSVGAを越える解像度のネットブックが
登場したもののそうなると次に訪れるのは液晶の画面サイズにょ。
150ppi程度が常用限界と思われるためにMSがネットブック(ULCPC)で規定してうる
10.2インチでは無理があるからね。

しかし、実際はULCPC版WinXPでは12.1インチまで認められている(ライセンス料金は
5ドル程度アップする)ためにようやく12.1インチのネットブックが登場したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/honjou/20091015_321286.html
Atom Zでは元々解像度制限がなかったけどAtom Nでは長らく解像度制限があったために
12.1インチWXGAのネットブックは割高となってしまうためにどこのメーカーも
出さなかったけどようやく登場したにょ。
12.1インチWXGA(1280x800)だと125ppiであるために問題なく常用できるのだけど
今となっては時期が悪いにょ。
このサイズだとCULVノートが多く発売されたし、Win7ではULCPCの基準が変更され
例外で認めていた10.2インチを越えるものが認められなくなってしまったにょ。
そのためULCPC用(30ドル程度)が使用できず、通常版のHome Premium(100ドル
程度)が必要になるにょ。
つまり、液晶サイズが10.2インチを越えてしまうとOSが安いというアドバンテージが
無くなるためにネットブックのお買い得感は一気に失われてしまうにょ。

問題はCPUの価格差による価格アップとなるけどそれがどの程度なのか・・・。
一般的なPCであれば製造原価は定価の5割程度、ネットブックなど利益が少ないものだと
6割程度になっているにょ。
要するに原価が1万円アップすれば定価は2万円アップすることを意味するにょ。
CPUの価格はAtomはIntelの制限を満たせば20ドル程度、CULVは107ドル程度ということで
その差は90ドル弱にょ。
デュアルコアセレロンは134ドルだから110ドル程度となるにょ。
だからCULVノートはネットブックと比べて2〜3万円程度の価格上昇はやむを得ないにょ。
実際先日発表されたCULVノートも6〜10万円程度となっているしね。

セレロンといっても現行のものの性能は馬鹿にならないにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0910/16/news040_2.html
PC Markを見てもAtomの2倍くらいのCPUスコアになっているしね。
ACERのTimelineならばすでに49800円で売っているショップもあるにょ。
http://www.sourcenext.com/cp/h/0910/18_as1410.html
Atom搭載のネットブックが3万円少々で売っているということを考えるとそれより2万円弱
追加するだけで2倍のCPU性能とWXGA液晶を手に入れられるということを考えればむしろ
3万円台のネットブックが割高に感じてしまうくらいにょ。
この価格はあくまで例外的なものとはいえ、CULVも価格がこなれてくればこれが普通の
価格になるということは十分考えられるにょ。
ネットブックの3万円はすでに底値に近い(展示品の処分などの一部のけどCULVの底値は
上記計算から予測すれば5万円程度となるにょ。

ここまでCULVノートが安いと明確な性能差がないULVのCPUを搭載したモバイルノートを
買うのが馬鹿らしくなるけどモバイルノートは軽くするためにコストがかかったり
カタログスペックには出てこない堅牢性アップのために高値となっているにょ。
CULVノートはネットブックのようにコスト優先で筐体を作っているためにそこまで軽さや
堅牢性はないとはいえ、そこまで拘らない人であれば問題ないレベルであるためにネット
ブックでは性能面や解像度(ドットピッチ)に不満がある人にとっては2万円の追加で
それが補えるならば安いという人も多そうにょ。
もっともこの価格帯ならば「2万円の価格差」というのは「大きい」という人もいるかも
しれないにょ。
IntelがCULVの価格を現状から更に下げたり、MSがCULV(デュアルコア)にStarterの
ライセンスを与えたりしない限りは価格差2万円がさらに縮まることはなさそうだしね。

結局はネットブックで妥協するかちょっとリッチにCULVにするかという選択肢になるけど
選択のポイントはその人の使い方次第にょ。
YouTubeのHD動画がまともに再生できないと駄目というならば10月14日に書いたように
ネットブックでは当分改善は無理(Atomの性能が現状から2倍に上がるのは何年先か
分からない)であるため自動的にCULVとなるにょ。
軽めのネットゲーをやりたいという場合もAtomでは不満を感じることが多いと思うにょ。
あとWXGAで無理なく使うというのは11.6インチくらいは必要になるから10インチクラスの
ネットブックではギリギリにょ。(しかも、WXGAのネットブックはWSVAより高価な機種が
多いためCULVとの価格差はさらに縮まる)

ネットブックがこれからも生き残るにはCULVとの明確な差が必要となるけどなかなか
難しいにょ。
イーモバにねんMAX契約で0円で入手可能というのも1つのメリットだけどにねんMAXは
毎月1900円余分に払う必要があるので2年間で45600円余分に払うことになり、
45600円のネットブックを金利無しの分割払いで買うのと同じにょ。
しかし、多くのネットブックは3万円台で購入可能であるため初期投資0円でもトータルで
考えれば割高になってしまう現状にょ。(3万円のネットブックを24回払いで購入して
45600円支払うのと同じようなもの)
これが5万円のCULVノートが5000円ならばその値引き分を十分生かせるからセットで
買うならばCULVの方がメリットが大きいにょ。
AtomのTDPが低いといってもそれはネットブックで生かされてないからバッテリ駆動時間が
長いという機種はごく一部に留まっているしね。

やはり、Atom搭載ネットブックがCULVノート(東芝命名「ネットノート」)と差別化可能
となる最大のポイントは筐体サイズだと思うにょ。
来年初頭に登場する次世代Atom(Pineview)はCPUにノースブリッジ機能を内蔵したSoCと
なっているために今のネットブックよりも小型化が容易になるにょ。
あとTDPも抑えられているにょ。
これがCPUもチップセットもTDP10W以上のCULVでは小型化は安易にはできないからね。
ネットブックが8.9インチWSVGAで1kg以下になるならばCULVと十分差別化できると思うにょ。
今のネットブックは持ち歩くには大きく、自宅で省スペースPCとして使うならば性能に
不満がでるということでCULV登場によってその存在が微妙になってきたからね。
ネットブックが現在のものから大きく価格ダウンさせるのが難しいからこそ今後は価格が
下がってくると思われるCULVとの差別化が生き残りのためのポイントとなるにょ。
Atomで十分、SVGAで十分と感じている人ならば2万円差が大きいからそう簡単にはネット
ブックが廃れることはないとはいえそういう人はそんなに多くはないだろうからね。

29御茶目菜子:2009/10/20(火) 13:54:45
私の「フットプリント至上主義」
昨日書いた49800円のTimelineはもう売り切れてしまった模様にょ。
確かに新製品でいきなり定価の1万円引きはインパクトがあったし、現時点ではどの
ネットショップを見てもほぼ定価で販売予定になっている商品だからね。
この価格でも赤字にはならないと思われるため価格がこなれたらこれが普通になる
可能性こそあるけどそれは数ヶ月先になりそうだから現時点では圧倒的に安いにょ。
私もR5を買ってなかったら買っていたかもしれないくらいだからね。
CoreSolo1.2GHzのR5はモバイル用として考えれば十分な性能だけど自宅でサブPCとして
使うならばやや不満を感じるからね。(10月6日に書いたようにモバイル用であっても
PenM1GHz、Atom1.6GHzが最低ラインと感じているし)
サブといっても今となってはYouTubeのHD動画が再生できるくらいの性能は欲しいところ
だからね。(CoreSolo1.2GHzでもYouTubeのHD動画で軽めのものはあまりコマ落ちを気に
せずに再生できるということでPenMよりは確実に優れているけど重い部分はカク付きが
激しい)
上記49800円のTimelineはデュアルコアセレロンU2300ということでCoreSolo1.2GHzよりは
CPU性能が上でGPU再生支援は効かないけどマルチスレッドに対応しておりデュアルコアが
有用なフラッシュ動画においては大きなアドバンテージがあるにょ。
それにGPU再生支援を使えばBlu-rayも再生可能だからR5と比べ動画再生においては
圧倒的に優れているにょ。(動画以外でもデュアルコアということでほぼすべての面で
CoreSoloよりも上)
同じ世代のR8を買うにはさらに10万円プラスしないといけないのでTimelineのお買い得
感が良くわかるにょ。

とはいうものの、確かに性能では現時点で満足的でもモバイルと両立できなければ
意味がないにょ。
まぁ現時点の自宅のネット用ノート(PenM1.73GHz)は置き換えれそうな性能だから
モバイルではなくそっちで使うという方法もなくはないけど自宅用であれば49800円
出せばさらに高性能なPCも買えてしまうからね。(それに現時点で使っているのが
SXGA+だからWXGAでは画面が狭くなってしまうためメインのネット用ノートとしては
CPU性能が高くても使い勝手が悪くなってしまう)
あくまでモバイルPCとして考えた場合に49800円というのが安くて性能が高いという
だけの話にょ。
このTimelineは各社から発表されたCULVノートの中では小型、軽量に位置するとはいえ
一般的なネットブックと比べても大きく重いからね。
それは大型化が進んだネットブックと比較すれば極端な差ではないとはいえ、
そもそも10インチクラスのネットブックでも大きいと思っていた私にとってはこの
11.6インチ液晶、1.38kgのTimelineをモバイルするのは相当の妥協が必要になって
しまうにょ。

重さは妥協できてもサイズ(フットプリント)だけは妥協できないにょ。
それは私のフットプリント至上主義に反するからにょ。
そのフットプリント至上主義(ノートPCなどを買う場合は底面積サイズを最優先する
という考え)を形成している最大の理由は私の使用環境にあるにょ。
A4用紙よりも1回り小さいくらいのPC(12.1インチワイドのモバイルノートの多くが
ほぼA4ジャストサイズとなる)というのは狭い場所で開くには無理があるからね。
私もかつては11.3インチ液晶のLet'snote CF-S51を持ち歩いた経験があるけど本体の
縦幅が長くバスでは液晶が前の座席に引っ掛かって使用できなかったからね。
最近多いワイド液晶のPCだと縦が抑えられても横幅が長いために膝の上に置いて使用
する際に膝からはみ出してしまうため電車の中で使用するにも躊躇してしまうにょ。
それを考えるとB5用紙サイズがほぼ上限となるにょ。
これを満たせるのは8.9インチ液晶を搭載のネットブックかCore2を搭載のPCであれば
Let'snote R8くらいしかないにょ。

また私のフットプリント至上主義を助長しているのは私がここで幾度と無く書いた
モバイルランクにあるにょ。
私はそのサイズや使用頻度に応じてモバイルしている機器をA〜Cにランク分けをする
ことで毎日の持ち歩きする機器の取捨選択を容易にしているのだけどそれはサイズだけ
注目すればこんな感じになるにょ。

◎モバイルランクA ・・・ 常時ポケットに入れておけるサイズ
◎モバイルランクB ・・・ ポケットに入れることもできる小型サイズ
◎モバイルランクC ・・・ バッグに入れて気軽に持ち歩けるサイズ

ランクBではポケットのサイズというのはほぼ上限があるから求める機器の上限サイズも
自ずと決まるけれど問題はランクCの方にょ。
バッグのサイズが大きいものを使えばいくらでも大きなものを持ち歩き可能になる
からね。(とはいえ、「気軽に」という観点からは外れてくるけど)
ここで問題となるのが私の性格にょ。
PCのHDDも余裕があればあるだけいろいろなものを詰め込みたくなってしまうような
性格であるために大きなバッグを使いPCを持ち歩くとその大きなバッグに入るくらい
「もしかしたら必要になるかも知れない」ものを入れて持ち歩いてしまうからね。
つまりバッグの大きさは小さくできるようにフットプリントが小さいものの方が
結果としてはモバイルに有利に働くわけにょ。

モバイラーとしてはフットプリントだけではなく筐体の厚みも重要になってくるけど
こんな私の性格を見れば薄くなっても結果として持ち歩く量が変わらないためにバッグに
普通に収まる厚さであれば問題ないことが分かるにょ。(厚さ4cmのものが普通に
入らないようなバッグは持ってないためR5でも問題はない)
そういう意味では厚くてフットプリントの小さなLet'snote R5は私に向いたPCといえ
そうにょ。
VAIO PはR5と比べフットプリントが大幅に小さくその上薄いPCだけどそれを生かすには
VAIO Pが丁度収まるバッグを常用する必要があるにょ。
しかし、私はそんな小さなバッグを持ち歩くことはない(B5サイズは入らないと普段
持ち歩くバッグとして小さすぎる)ということで結果としてVAIO Pは私にとっては
モバイル性が高いとは単純には言えないことになるにょ。

そういう観点から見ると薄型軽量のVAIO XはR5と比べて圧倒的に薄く、体積的には
R5より小さいけど普段R5を入れているバッグには収まらず、一回り大きなバッグが
必要になり、モバイル性を逆に損ねてしまうために私にとってVAIO Xはモバイル性の
高いPCとはいえないにょ。
普段からA4サイズの書類を多く持ち歩き、それが普通に収まるバッグを持ち歩いている
人にとっては薄型軽量のVAIO Xは非常に有用だけどね。
「フットプリント至上主義」といっても人によってはとらえ方が異なるかも知れない
けれど「ポケットに入らないPCはB5サイズまでの大きさならば多少厚くてもモバイル性は
あまり変わらない(小さければ小さい方が良いというわけではない)」というのが私に
とってのフットプリント至上主義にょ。(ランクBのPCならば小さければ小さい方が良い
けれどバッグで持ち運ぶのが前提のランクCであればその影響力が小さいということ)
といっても「フットプリント至上主義」なんて言葉を使う人は私以外には見たことが
ないので「モバイルランク」と同じく私の造語かもしれないけどね。
http://www.google.co.jp/search?q=%22%E3%83%95%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E8%87%B3%E4%B8%8A%E4%B8%BB%E7%BE%A9%22&hl=ja&lr=&sa=2

30御茶目菜子:2009/10/22(木) 13:02:56
Windows7本日発売
午前0時からWindows7発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091024/etc_win71.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091024/etc_win72.html
本日発売されたWindows7だけど毎度のことながらすごい行列ができている模様にょ。
たかがOSで・・・とも思ってしまうし、MSDNに登録している人ならRTMをダウンロード
している人もいるので少しでも早く使いたいというよりはお祭り騒ぎに便乗していると
いう人が多くいるためではないかと思われるにょ。

さて、Windows7だけどベースとなっているのはVistaなんだから今Vistaが普通に動作
しているPCに導入しても感動する面は少ないような気がするにょ。(XPからであれば
その違いの多さに感動するだろうけど)
7で導入された新機能については検索サイトを使って調べれば分かるのでおいといて
やはり大きいのはVistaが出てから3年弱経つけどその3年間でOSがさらに重くなったの
ではなく逆に軽くなるという前代未聞のことが行われたことにょ。(Vistaより進化
しているのに必要スペックは低く抑えられている)
Vistaの時は高い動作環境(MS推奨の512MBはXPを128MBで使うくらい最低レベルのもの
であるため実際は1.5〜2GB必要だったけど当時は512MBがメインでハイエンドPCでさえ
標準では1GBだった)によってかなりのユーザーが足きりをくらってしまったけど
今回の7は5、6年前のPCとCPU性能の面では同レベルであるネットブックを動作ラインに
考慮してあるため3年前のPC(Napa世代のもの)であれば余裕で動作するにょ。(メモリは
そのPCの最大量搭載するのがベストだけど)

この7の売れ筋は64bit版である模様にょ。
XPではProのみ64bit版が用意されたとはいえ、ドライバもろくになくまともに使用
することができなかったけど7の場合はVistaと基本的にドライバが共通であるため
Vista 64bitに対応しているデバイスであれば7でも大抵は使えるにょ。(64bit版XPは
メーカーがわざわざXP proの64bit版専用ドライバを用意してない限りはOSが標準
サポートしていない機器を使うことができなかったのがまともに使用できない原因と
なっていた)
Vistaでは全SKUに64bit版が用意されているお陰で64bit版もかなり浸透はしてきており、
VAIOでは夏モデル以降はAtom搭載機を除きほぼ全機種64bit版を搭載してきているくらい
だからね。

64bit版を使うことの最大のメリットといえばメインメモリが4GB超認識可能ということ
だけど最近になってメモリが安くなって8GB〜12GBのメモリを安価に搭載可能になったと
いうことが64bit版の後押しをしているにょ。(といってもDDR2メモリは価格上昇傾向に
あるけど)
懸念されている64bit版ドライバだけどここ1年くらいの間に発売されたものであれば
大抵が対応しているのでそこまで心配する必要もなくなっているにょ。
7では64bit版が一気に普及しそうな感じにょ。
ネットブックの場合、Atomは根本的には64bit対応なのにネットトップ用のAtom230、
330以外は無効状態で出荷されているので64bit版は使えないにょ。
まぁ元々1GB制限があるため64bit版の動作環境である2GBを満たしてないし増設した
としてもチップセット上の上限が2GBなので64bit版を使うメリットなんかないけどね。

私もいずれは7を導入する予定にょ。
2003年から2Kを導入開始、2005年からXPを導入開始、ということである程度安定
してきた頃合いの狙って導入開始をしているのですぐには導入しないとは思うけど
XPもあと4年半しかサポートが残っておらず、7の普及によってはアプリや周辺機器
などでXPへの対応が外されるのも時間の問題となるために7を考慮したPC選択を
心掛けてきたにょ。(R5も1GB以上のメモリとGMA950という最低動作環境を満たして
いるしね)
自作PCも昨年更新しCPUはCore2Duo E8400(3GHz)でVGAはDirectX10.1対応のRADEON
HD4850だから7は余裕で動作するので導入する気があればいつでも導入は可能にょ。
このスペックでXPを動作させているのでアホみたいに軽いけどね。
7のベータ版、RC版はダウンロードしたので試してみようと思っていたけど製品版が発売
された今となってはレビューするのも完全に時期はずれなのでレビューするのは7を購入
してからにするにょ。
Vistaは・・・Meと同じく私はもはや導入することはないか・・・。
Vista搭載PCを安価に買うのならありだけど今更ライセンス期間の短いVistaをわざわざ
買うメリットは全くないからね。

31御茶目菜子:2009/10/23(金) 14:32:43
69800円のPAは安い?高い?
工人舎のUMPC「PA」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091022_323302.html
CEATECで発表されたPAだけど価格は69800円に決まったにょ。
PMが59800円だから1万円アップというのは妥当なところか・・・。
PMより改善されている面が多いので安くなれば欲しいけどこの価格では今ひとつ食指が
伸びないにょ。
まぁ私が一度に出せる上限金額が5万円程度というのもある(PCを分割払いで買うのは
絶対に嫌)わけだし、予算オーバーをして買うとなると今度は不満点もあるしね。

PMではなくPAで新しく起こった不満点といえばサイズアップにょ。
わずか10数mmとはいえ、このクラスのPCにおいては大きいからね。
それでもPMでの不満点が解消されているというのは捨てがたいし、液晶が反転する
コンバーチブルタイプは立った状態で使うモバイル機としては非常に有用と考えている
ために多少のサイズアップはやむを得ないとは思うけどね。
あと不満かどうかは個人差があるのはデザインにょ。
まぁPAも私は嫌いってほどではないけどPMのようにすっきりとしたデザインの方が個人的
には好感が持てるにょ。

PMに引き続いての不満点はメモリが512MBということにょ。
XPを使うならば複数のアプリを同時に使わなければ512MBあれば問題はないけどね。
とはいえ、1GBあればXPをそんな気兼ねをすることなく普通に使えるし、いざとなれば
7を載せて延命もできるということで魅力は大きくなるにょ。
確かに駆動時間が短くなるという点が懸念材料だけどViliv S5でもそこまで短くなって
ないために極端に変わることはないと思うにょ。
まぁフルロード時には同じ世代のメモリチップだと512MBと1GBであれば後者の方が
かなり大きくあるのは確かだろうけどそんな処理をこのクラスのマシンでする機会
なんてほとんどないだろうからね。

まぁ工人舎だし、いつものごとく後継機種が出たら安くなるのでその時に考えれば
いいにょ。
69800円という価格は1年前のUMPC相場を考えれば格安なんだからこれでも即買いという
人もいるだろうけどさすがに私にとっては安くないからね。

32御茶目菜子:2009/10/25(日) 12:48:21
果たして10周年に間に合うか!?
さて、1週間後におちゃめくらぶのサイト開設満10年を迎えるにょ。
そこでBASICの高速化についてまとめたものを用意しようと思い現在執筆中だけど
なかなか書き終わらないにょ。
書きたいことはたくさんあるとはいえ、主なものはすでにワンポイントテクニックで
書いているし、一番長くなりそうなIF文についてもすでに書き終わっているのでそれに
リンクを張ればいいだけだから簡単と思ってたんだけどね。
PJ最終号で書いたものをベースとして再構築して一から書き始めたけど思った以上に
テキストサイズが大きくなっているにょ。
問題はこれを書いても今となっては本当に需要があるのかどうかという点だけどその
辺は気にしないことにするにょ。
ほとんどのポケコンサイトが更新停止している中、些細なことでも更新しているという
ことだけでも価値があるだろうからね。
それに、需要があるから書いているというのではなく私が書きたいから書いているだけ
だしね。(もっとも希望する人がいればモチベーションアップにつながるけど)
おちゃめくらぶもポケコンコーナーは5年間更新を休止していた(5周年記念に書いた
ゲーム制作講座が最後)ということで「10周年」というのが無ければここまで更新する
こともなかったかもしれないけどね。

33御茶目菜子:2009/10/26(月) 13:34:26
XPから7へ移行は来年以降に開始していこう
Windows7の様子を見るために近所の電器店に行ってみたにょ。
とはいえ、Windows7自体はVistaと比べてそれほど大きな変革があったというわけでは
ないために見た目でもそれほどの違いはないけどね。(というか、私自身がVistaを
ろくに使ってないというのもあるけど)
速度もすでに店頭で売っている最新PCはVistaが十分動作するレベルの性能であるために
「7は高速がウリ」といってもそれを体感することはできないにょ。
ということで、7搭載のAtom機を触ってみたにょ。

触ったのはVAIO Xにょ。
VAIO PのVistaモデル(店頭モデル)は少し触っただけでもげんなりするくらいの速度
だったけどVAIO Xはそこそこ使えるにょ。
これならば「7が高速」というのは納得・・・と言いたいけどPとXの店頭モデルは性能が
全然違うからあまり参考にならないにょ。
PはCPUはAtom Z520(1.33GHz)に対してXはAtom Z540(1.86GHz)だし、Pは1.8インチ
HDDに対してXはSSDだからね。(VAIO Pの7モデルはまだ店頭に並んで無かった)
しかし、VAIO Xくらいの速度であればAtomだから・・・といって毛嫌いする必要はない
(XPを使用しないと実用的速度は得られないなんてことはない)と思ったにょ。
さすがにGPU性能が低いためにAeroはまともに動作しないのが難点だけど・・・。

さて、一旦7はおいといて、VAIO Xを見てみるとやはり実機は想像通りの薄型にょ。
フットプリント至上主義の私だけどこの薄さを見たら少し欲しくなってしまうにょ。
少し持ち上げてみたけど私が持っているR5よりも体感でも格段に軽く感じたにょ。
とはいえ、10万円は出せないし、買ったあとでフットプリント大型化のせいで持ち歩く
機会も減りそうだからね。
R5と比較すると奥行きこそ互角だけど横幅が5cm大きくなるからね。
R5と比較して明かな大型化となる(10月19日に書いた)11.6インチ液晶のTimelineと
比べればVAIO Xのサイズは許容範囲内だから薄さと軽さという大きなアドバンテージが
あるためRシリーズからVAIO Xへ流れる人がいるのも分かる気がするにょ。

7の話に戻すと、10月22日に書いたように将来的には7へ完全移行の予定とはいえ、現在は
XPで不満がないために追加投資をしてまで7を導入するメリットが薄いというのがある
からね。
XPのサポート期間はあと4年半あるとはいえ、今後XP非対応のアプリや周辺機器が出て
くるのは確実でそうなったときには必然的に7へと移行するしかなくなるにょ。
2Kもあと半年サポート期間は残っているけど2K非対応の機器は少なくないからね。
4年後(サポート期間終了直前)であっても現在の2Kのシェア並にXPが落ちることはない
と思うけどVista/7とXPではドライバモデルが異なるためにXPへの対応の打ち切りは2K
よりも早い段階(現在の2Kのシェアよりも低いシェアにXPがなる前の段階)で行う
可能性も否定できないにょ。
したがって、来年以降(SP1が発売され次第)徐々に7を導入していこうと考えているにょ。
まずは、自作PCに7を導入か・・・。
私は2KもXPも移行(所持機種の買い換え)に2、3年を要したわけだけど2014年4月のXPの
サポート期間終了までには移行完了したいところにょ。

34御茶目菜子:2009/10/29(木) 12:28:56
ついにPCのモニタがフルHDになったにょ!
2年前に買ったLGの22インチ液晶モニタが壊れてしまったにょ。
電源そのものが入らないので基板の故障だと思うけど今となっては修理に出すのも
少々躊躇してしまうにょ。
というのも、買った時点では最もお買い得だったWSXGA+の液晶だけど今は2万円前後で
フルHDの液晶が新品で買えてしまうからね。
LGの安物(当時としては22インチで29800円は破格だった)ということでそんなに画質も
良いってわけではないから修理して使おうという気力もないにょ。
1年保証のため有償修理になってしまうけれど基板修理ならば1万円以上は覚悟しないと
いけないからね。

ということで先日電器店に行ったときに買う機種の候補を考えたにょ。
今買うならばWSXGA+よりも高解像度のものとなるとフルHDしか選択の余地がないにょ。
それを越える解像度は価格が一気に跳ね上がってしまうからね。
あとサイズは22インチがギリギリだったのでそれよりも大きいのは難しいにょ。
予算的に考えても24インチクラスは厳しいしね。

そういうわけで22インチ程度のフルHD液晶を見てみたけど今の売れ筋であるためやはり
コストパフォーマンスは抜群にょ。(19インチWXGA+と価格差はわずかだし)
価格重視ならばBenQのが16800円だったけど今まで使っているLGのより画質が悪いという
ことで2万円くらいまでのを見てみるとIOデータのがなかなか良さげだったにょ。
グレアというのがやや気になるけどどうせ固定場所でしか使わないし、日光も入り込む
ことがないのでグレアでも問題無さそうだからね。
様々な場所で使用するモバイルノートならば光源が固定ではないために私はノングレアに
拘っているけどね。

あとテキストやExcelの編集などの長時間注視するような用途はほとんどノートPCで
やっているためにゲームや動画鑑賞がメインだからノングレアよりもむしろグレアの方が
あっていると感じたから21800円で売っていたIOデータの21.5インチ液晶モニタ
(LCD-MF221XGBR)に決めたにょ。
http://www.iodata.jp/product/lcd/wide/lcd-mf221xgbr/index.htm
同じIOデータの機種で39800円で売っていた地デジ内蔵の機種にも惹かれたけど液晶
そのものの性能が劣るのとD-sub15pin端子がないのがネックとなったにょ。
もしも、上記の奴と同じ液晶パネルでD-sub15pin端子があれば地デジ内蔵の方が
良かったんだけどね。(どうせポイントが1万円分くらいあったし)
何せ液晶TVを設置できるスペースが私の部屋にはないからそれを兼ねられる方が便利
だからね。(アナログ放送が終了したら外付けチューナーを買うしかないか・・・)

そのまま持ち帰り早速設置したにょ。
自作PCの方はDVI、TV録画に使用しているノートはD-sub15pin接続によって従来どおり
両方のPCで排他使用が可能になったにょ。(D-sub15pinの有無に拘ったのはこのため)
現在の液晶モニタはほぼすべてデジタル/アナログ2系統備えているけれど両方の設定を
別々に覚えてくれる機種というのはあまり無くそれが可能というのもこの機種を選んだ
ポイントとなったにょ。

しかし、いざ設置してみると普段使用している距離(2m弱)だとフルHDでは文字が
小さすぎるという問題が・・・(笑)
まぁ従来のWSXGA+でも厳しかったから当然のことだけどこれはWXGAで使用すれば簡単に
解決できる問題にょ。(せっかくのフルHDだけど)
DPI設定を変えるという方法もあるけど解像度を下げるのが最も簡単かつ確実な方法
だからね。
21.5インチフルHDだと102ppiなのでドットピッチは大したことはないため設置場所を
近づければ問題ないにょ。
テキストなどの編集作業に使うならば60〜80cmくらいの距離であれば十分使えるにょ。
とはいえ、先ほども書いたようにゲームと動画くらいしか使わないので現在の場所で
問題ないにょ。。
というか置き場がそこ(自作PCのケースの上)しかないんだけどね。

35御茶目菜子:2009/11/11(水) 02:25:36
おちゃめくらぶ開設10周年!!
本日おちゃめくらぶのサイトが開設満10周年を迎えたにょ。
というわけで、以前から告知していたように私のBASICの高速化テクニックをまとめた
ものを書いたにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/TECH/basic1.htm
ベースとなったのはPJ最終号(96年5月号)に私が書いたものなのだけどページ数の
問題で十分書きたいことが書けなかったり、誤植が多かったりで不満が多かったため
書きたいことを全部書いた本を作ろうという案もあったにょ。
しかし、本を作ろうと思ったのはいいけどIF文について書き終わったところで挫折して
しまったにょ。(IF文だけでA4用紙12ページ分になってしまったため)
当初は30ページくらいのコピー本にしようかと思っていたけどこの分だと100ページ
くらいになってしまいそうということで、ページ数の関係からオフセット印刷を考えて
いたもののオフセットだと最低でも50冊は作らないといけないけどそれだけの需要が
あるとは思えないというので忙しさを理由に事実上その計画は凍結・・・。
本を作っても読みたいと思う人は少ないかもしれないけどWebならばで多くの人に読んで
もらえそうということで本はやめてWeb上での公開に切り替えることにしたにょ。
Webではハイパーリンクで繋げられるためテクニック関連は徐々に公開していけばいい
からと思い安心していたらここで問題が・・・。
長年RAMカードにためていたプログラムをすべて失ってしまったにょ。(バックアップを
とってなかったので数年間ため込んだ未発表の自作ゲームはすべて消失)
これによって意気消沈し、ポケコンへの情熱も失われてしまいしばらくポケコンでの
プログラミングからは離れることになったにょ。

このままではいけないと思い10周年を迎える今年こそは!と思い再びポケコンコーナーの
更新を始めたにょ。
今回の内容は上記のようにPJ最終号で書いたものを再構築して一から書き始めたにょ。
今回の目標は2つにょ。
1つ目は今までワンポイントテクニックなどで書いてきた高速化関係のテクニックをすべて
繋げること、2つ目はサンプルとして用意した「VS」の最高速バージョン「VSスーパー
ターボ」で使用しているテクニックをすべて網羅することにょ。

1つ目に関しては今までワンポイントテクニックなどで書いていたテクニックは特定の
状態に対応した「点の状態」でそれを分野ごとにまとめなおし、テクニック同士を繋げる
ことで「線の状態」にすることができるにょ。
それぞれのテクニックは可能なかぎり自サイト内でハイパーリンクを張って繋げている
とはいえ、珠玉混合のテクニックであるため自分にとってどれが有用かは全部に目を
通して理解しないと分からないからね。
今回はそれをまとめなおすことでどのような場合にはどれが有用なのかというのが
わかりやすくなっていると思うにょ。
2つ目に関してはページ数の都合上PJ誌上ではかなり省略しており限界まで高速化したら
こうなるという例を出して終わってしまったからね。
しかし、それではどんなテクニックをどのように使うことによってその高速化が実現
できているのか分からないのでそういうことがないように最低限「VSスーパーターボ」で
使用しているテクニックに関してはすべて記すことにしたにょ。

時間的にも十分なものがなかったために内容面ではやや不満があるものの最低限書きたい
内容はすべて書くことができたにょ。
その代わりテキストサイズは大きくなってしまったにょ。
タグ込みで全部で60KBくらいだからね。
私は太字や赤字を多用しているとはいえ、タグはすべてテキストエディタによる手打ちで
インデントやコメントなど余分なものは一切入れてないためにプレーンテキストと
比べると20〜30%アップくらいになるということを考えるとプレーンテキスト状態だと
50KB弱の内容となるにょ。
A4用紙1枚が約2KBなので25ページ分となるにょ。
これでも事前に主要なテクニックを書いていたからこの量で収まったわけだからもしも
現状のポケコンコンテンツの内容をすべてを1冊の本に収めようとしていたら100ページ
くらいの本になってしまっていたにょ。

問題は上記のように今となっては本当に需要があるのかどうかにょ。
本だったら本当に興味のある人しか手を取ってくれないけどWebならばその敷居が低い
反面、作り手側はその反応を見ることはできないために需要があったかどうかさえも
分からないからね。(唯一の参考がヒット数だけ)
PJがあった当時でさえ、BASICの高速化なんて意味がないという人もいた(PJ CLUBでの
討議が熱かったけど今となっては月刊誌でのレスなんてすごく気が遠くなってしまう)
くらいだから今となっては「無意味」「無関心」という人が大半でもやむを得ないにょ。
確かに速くしようといくら頑張っても平均3倍程度ではマシン語と比べて見返りが
低すぎるからね。
解き方がたくさんあるゲームで最善の解き方(レースゲームでいえば0.01秒を競う
ようなタイムアタック)をするような感じで限界を目指せば目指すほどかけた時間に
似合う見返りは少なくなって当然にょ。
だから見返りよりもタイムアタック行為そのものが楽しめるくらいの人でないと厳しい
かもしれないにょ。
だからこそ「BASICの高速化」は万人向けではないにょ(笑)

ちなみに"A"というキャラをテンキーを使って上下左右に動かすプログラムは普通に
作ればこんな感じになるにょ。
10 CLS :CLEAR
20 K=VAL INKEY$
30 V=(K=6)*(X<39)-(K=4)*(X>0)
40 W=(K=2)*(Y<3)-(K=8)*(Y>0)
50 LOCATE X,Y:PRINT " "
60 X=X+V:Y=Y+W
70 LOCATE X,Y:PRINT "A"
80 GOTO 20
これを高速化改造すれば4倍速くなるにょ。
プログラムリストに無駄が多いためかなり長くなってしまったけどその高速化の効果は
この動画を見れば一目瞭然にょ。(両者を実際に動作させてみた3.2MBの動画)
http://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1257045573.MP4
前半は高速化改造をする前(上記のプログラム)でBEEPが鳴って後半からは高速化改造が
されたものにょ。
全く高速化には興味ない、ポケコンが手元にないという人でもこれならばその違いが
分かると思うにょ。

様々な出来事があったけどとりあえずこれで10年という一区切りがついたにょ。
開設当時から10年、100万ヒットを目標にしていたからね。
100万ヒットまではまだ先は長い(ピーク時は1日300ヒット以上していたから10年で100万
ヒットは無茶な数値でなかったけど私の怠慢とポケコンの衰退のせいか)けれどこれは
まぁあせらずじっくりと考えることにするにょ。
今年は10周年ということもあり原点に返りポケコンコーナーの更新に力を入れてきたけど
来年はどうなることやら・・・。
1つの目標に到達してしまったからね。
とはいえ、まだテクニックのネタは多数あるし、工事中の部分が多い(特にソフト
コーナーに関してはほとんど工事中)から更新のネタ自体は困らないとはいえ、
「10周年」というモチベーションアップ要素が無くなってからそれを維持できるか
どうかはここを読んでいる皆さんにかかっているにょ。
実際、5年前の5周年記念から今年の5月までの4年半、ポケコンコーナーを更新して
なかったわけだしね。

36ミッピュ:2009/11/11(水) 08:45:23
☆祝10周年☆
おめでとうございます。

お茶目さんは今でも16歳のまま10年前とは変わらぬ様でなによりです (^o^)
でもその間には随分と変化がありましたから、ココだけ時間の流れ、時間軸が異なって虚数方向に進んできたのでしょうか!?


いつも記事を読むたびにそのテクニックをマスターして取り入れたいなって思うのですが、まだゲームらしいゲームを作ったことがないので一度ぐらいは力作を作ってみたいと(昔から)思っています。
でも、、、普通(?)のプログラムならばまだしも『ゲーム』ってホント敷居が高いんですよね。。。 (゚.゚)
ジャンル毎の制作講座トカもひそかに待ち望んでいたりします f^_^;


今と変わらず頑張ってくださいね!
それでは今後もよろしくお願い致します。

37御茶目菜子:2009/11/02(月) 13:06:32
次はアクションゲーム講座を書いてみるにょ
ミッピュさんへ
>おめでとうございます。

どうもにょ。

>お茶目さんは今でも16歳のまま10年前とは変わらぬ様でなによりです (^o^)

私はおちゃめくらぶのサイトを開設して10年、ポケコンを始めて25年だからね(笑)
どうやらサザエさん時空に突入している模様にょ(謎)

>でも、、、普通(?)のプログラムならばまだしも『ゲーム』ってホント敷居が高いんですよね。。。 (゚.゚)

ゲームはグラフィックや音楽を作らなくてはならないので大変だけどポケコンの場合は
スペックが低いお陰でユーザーの想像力にまかせれば大丈夫だからね。
だから、よほど凝ったものを作らない限りポケコンBASICのゲームならば簡単にょ。
問題はゲームのアイデアとそれを実行できるだけの速度やメモリがあるのかどうかという
ことにょ。
そのために高速化テクニックが必要になるにょ。

というか、私はテクニックを元にゲームアイデアを出しているにょ。
「シュプール」は「OPASを使えば高速な疑似3DゲームもBASICで出来そう」ということで
スキーならば旗だけで済むのでデータ量が少ないからスキーにしようと思いついた
だけだからね。
スキーゲームというのは多くが左右+加速という操作で行っており普通のレースゲームで
見た目がスキーになっただけというものが少なくないために私は重心移動とストック
操作を意識した操作体系にするというオリジナリティを導入してみたにょ。

「ピーチバレー」も「OPASのスクロール機能はキャラ移動にも使えそう」ということで
そのテクニックを生かすために出たのがビーチバレーだったにょ。(ビーチバレーだと
ベタでインパクトがないからボールを桃型にしてピーチバレーにした)
キャラは横移動だけで済むこと、スクロールということで一定の範囲内でキャラの移動が
収まることということがバレーに適していたにょ。(ジャンプ処理は例外扱いで処理)
私が知る限りポケコンでバレーゲームはベーマガ90年6月号に掲載のだいちゃんの日記
〜バレー編〜」しかなかったしね。
このだいちゃんの日記はゲーム自体は悪くなかったけどいかんせん速度が遅く、キャラが
1人vs1人という対決で余計にその遅さが目立ってしまった(守備範囲が広くなり移動
距離が多く必要なのに速度が遅いため移動に時間がかかる)ということでピーチバレーは
ビーチバレーと同じく2人vs2人となったにょ。(OPASで表示しているので何人表示しても
速度が変わらないというメリットがある)
あとこの手のゲームは2人対戦が盛り上がるので2人対戦も可能にしたにょ。

その「いくつのキャラを表示しても速度は変わらない」というOPASのメリットを使って
BASICでは一見実現不可能な大量のキャラが動作するゲームを作ろうとしてできたのが
「宇宙戦艦ナデツコ」にょ。
このゲームは多数(画面内に最大50個くらい)動作する隕石を宇宙船を操作してドット
単位でひたすらよけるだけのゲームだけどその宇宙船に慣性をつけたために難易度が
跳ね上がり酷評となったけどね。

あと、ふと思いついたアナログ的キー入力のテクニックも「これを使ったらゴルフ
ゲームが作れそう」ということでゴルフゲームを作ったにょ。
こんな感じで新しいテクニックが新しいゲームを産んでいったにょ。(多くの人は
この逆だろうけど)

>ジャンル毎の制作講座トカもひそかに待ち望んでいたりします f^_^;

それでは簡単なアクションゲームについて書いてみることにするにょ。
今回書いた「E500BASIC高速化のすべて」は中・上級者向け(すでにBASICで普通に
プログラミングできる人向け)だったけど初級者向け(BASICの命令の使い方は分かって
いるもののプログラミングは難しいという人向け)で書くとするにょ。
アクションゲームは作るだけならば初級レベルの人でも難しくないけど速度を求める
ようになれば製作難易度が飛躍的に上がってしまうにょ。

>それでは今後もよろしくお願い致します。

こちらこそよろしくにょ!

38御茶目菜子:2009/11/03(火) 13:15:10
小さくなるPSP、大きくなるDS
一昨日(11月1日)PSP goが発売されたにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20091101_325971.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20091102_326152.html
goが発表されたのは6月3日だったので発表から発売まで5ヶ月だったにょ。
これは新世代のゲーム機ならば分かるけど現行モデルの派生機種としては極めて長いと
思うにょ。
その間にPSP本体の値下げがあり当初はPSPが19800円、goが26800円で7K円差だったのが、
PSP本体が16800円となり差が10K円となったにょ。
後継機種ではなく派生モデルなので値上げというわけではないけどただでさえ感じていた
割高感がさらに大きくなってしまったにょ。

確かにgoは16GBのフラッシュメモリを内蔵するとはいえ、16GBのメモステDuoはSONYの
純正品で8K円〜10K円程度、最安のショップならば5K円台であるために7K円の差ならば
それほど割高感は無かったけどPSPの値下げによって10K円差になったことが割高感を
助長することになったのは確実にょ。
さらに割高感を高めているのがUMDドライブ廃止によって手元にあるソフトが使えなく
なったということにょ。
これは問題点と指摘する声もあり、何らかの方法で手持ちのソフトをgoで使えるように
する方法を考えているとSCEは当初言っていたもののそれは著作権上の問題で無理という
決断が下されユーザーの期待は裏切られることになったにょ。(最初から「何らかの
方法で対応する」という期待感を煽らなければ良かったけど・・・)
したがって、goを買う場合、パッケージソフトは一切使用できないために今までのソフト
資産は流用できないというのが最も割高感を高める要因になっているにょ。

ダウンロードで購入したソフトは通常のPSPでも問題なく使えるためにすでにパッケージ
ソフトの購入をやめダウンロード版をメインとしている人ならば問題はないけどそう
いう人は極めて稀だと思うにょ。
そもそもダウンロード版で用意されているのは一部のものだけだし、go発売で今後は
タイトル数増加は考えられるけどダウンロード版提供には二の足を踏んでいるサード
パーティは多いからね。
それはダウンロード版の用意でもコストが掛かるという点とパッケージ版ソフトに
影響を与えるからにょ。
パッケージ版は販売店から発売前に注文を受け、それを出荷した時点で売上げになる
ためにまとまった金額を回収可能になるためにそのソフトが発売後全く売れなくても
ワゴン行き(つまり、販売店が赤字になるだけ)になるけどダウンロード版のみ提供
した場合は売れなければメーカーの売上げはゼロだからね。(用意するだけでコストが
かかる分マイナス)
ダウンロード版と同時提供となると販売店も発注を抑えがちなのでより確実に回収を
するにはパッケージ販売をメイン(先にパッケージで発売しておいてそれが落ち着いた
頃にダウンロード版を提供)とするのが一番にょ。

確かにユーザーとしては品切れのないダウンロード版はメリットが大きいけど価格的
メリットがあるかというと微妙にょ。
パッケージソフトならば供給過剰のものや人気のないものは定価よりも遥かに安く
買えることは多いし、中古で安く買うということも可能だけどダウンロード版は
基本的に定価の2割引程度だからね。
それに不要になったときに売ることもできないのでさらに割高感が大きくなるにょ。

販売店側からすればメリットはゼロといってもいいにょ。
そもそもゲーム機本体は利幅が小さくgoも卸値は定価の94%となっているにょ。
これは1割引で売ったら赤字になるにょ。
仮に定価販売でもポイントを10%をつけたら微妙(ポイントを利幅な大きな商品の購入に
使ってもらえば辛うじて利益が出る程度)ということで、ソフトの購入で利益を稼ぐ
必要があるにょ。
しかし、goはダウンロード販売専用で新品も中古もソフトがないためにあと残る利益を
出せるものは周辺機器のみにょ。
周辺機器ならば卸値は78%程度だから1割引いても利益が出せるからね。
ただ、ソフト違い、周辺機器を大量に買うとは思えないにょ。
最も必要とされるのはソフトをダウンロード購入に必要なPSNカードだけど卸値97%と
なっておりこれで利益を出すのは不可能にょ。
Xbox Liveカードやニンテンドーポイントカードは他の周辺機器と同じ78%であるため
まだまともにょ。
これが、PSP goが販売店に嫌われている原因となっているにょ。

現状では派生モデルということで、このgoが現状のPSP-3000の後継になるというわけでは
ないからgoが駄目ならPSP-3000を買えばいいじゃないということで解決だけどね。
その小ささや軽さでコスト面以上の魅力を感じれば買えばいいというだけの話にょ。

さて、派生モデルといえばDSでも発表されたにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20091029_325142.html
PSPは小型化を追求したものだけどこのDSi LLはかなり大型化されているにょ。
解像度を維持した状態で液晶の大幅な大型化に加え、本体色も落ち着いた色がメイン、
タッチペンも本体に内蔵できないような普通のペン型のものが付属され、脳トレを
標準搭載ということでターゲットとなるのは高年齢層だと思われるにょ。
DSでは今までゲームをしなかった層まで取り込むことに成功したけど小さい画面や細くて
短い付属のタッチペンでは使いにくいという人もいたからね。
携帯ゲーム機だけにスペック維持で大型化しただけではメリットはないと考えてしまう
けれどこれはこれでニーズにマッチした機種といえるにょ。
むしろ、使用するユーザー像が見えている分だけPSP goよりも優れている感じがするにょ。

派生モデルの発表、発売があったPSPとDSだけど両方とも従来機種よりも価格アップ
とはいえ、それぞれ従来機種にはない良さがあり、それが必要と思われる人にとっては
有用な感じにょ。
大型化したDS、小型化したPSPこれでそのゲーム機の持つ方向性が明らかになった感じと
いえそうにょ。

39御茶目菜子:2009/11/05(木) 13:03:22
アクションゲーム制作講座で扱う題材募集中!
11月2日に書いたようにポケコンコーナーの新企画としてアクションゲーム制作講座を
書く予定にょ。
10周年記念に書いた「E500BASICの高速化のすべて」はPJ最終号で書いたものをベースと
して書いたために最初からある程度書きたいことは決まっていたし、多くのことはすでに
ワンポイントテクニックで書いていたのでその負担は少なかったけど次はすべて新規に
書かなくてはならないにょ。

まぁいつか書きたいと思っていたので大体の構想は練っているけどね。
アクションゲーム制作講座は全15〜20回程度を予定しているにょ。

入門編
◎キャラ移動
◎当たり判定
初級編
◎固定画面ゲーム
◎縦スクロールゲーム
◎横スクロールゲーム
◎100m走
◎ジャンプアクションゲーム
etc
中級編
◎ドット単位の横スクロールゲーム
◎2人対戦型ゲーム
etc

初級編ではまずは簡単にするためにグラフィックは使わず、中盤でGPRINT、終盤で
フォント書き換えを使ったものを書く予定にょ。
中級編ではOPASや同時キー入力を使ったものを書く予定にょ。
原則的にPART1から順番に読んでいくことになるのでその初級編の中でも序盤から終盤へは
難易度を少しずつあげていくにょ。
ワンポイントテクニックでは難易度なんかはまったく考慮せずに思いついたものや投稿の
あったもの順に番号を振っているために順番に読んでいく意味は全くないにょ。
だからこそ、「E500BASICの高速化のすべて」でまとめる必要があったにょ。

今回はワンポイントテクニックのようにアクションゲームで有用なTIPSにすべきか初級
レベルの人が読んで実際にアクションゲームが作れるようになるようなものを書くのかで
迷ったにょ。
ワンポイントテクニックコーナーのようにTIPSを集めものは有用だけどそれだとすでに
アクションゲームを作れる人が読んでこそ価値があるし、制作講座としてはあまり
ふさわしいとも思えないからね。(制作テクニックコーナーを作るならばTIPSを書くと
いうので問題ないと思うけど)
また、1つの大きなゲームを少し完成に導いていくという方法もあるけどそういう講座
だと作り慣れている人でないと全体を把握するのが難しいからね。
シンプルなものでも様々なパターンをこなし、それぞれの重要なポイントを抑えていく
方が私はいいと考えているにょ。

というわけで、細かい部分が煮詰まり次第書いていくことにするにょ。
とりあえず、来年1年間かけて書き終わればと思っているにょ。
まぁ入門編は全2回で確定なのでこれくらいならば年内に書けそうにょ。
ということで、この講座で書いて欲しいアクションゲーム系のネタがあればどんどん
意見を寄せてにょ。
反映されるかどうかは分からないけど可能な限りは何とかしたいにょ。
まぁあまり複雑なものだとサンプルとして好ましくないけどね。
リストを圧縮しないで1KB以下に収まるような単純なものでないと作り方を解説するのに
その何倍のテキスト量となるために読んでいる人も書いている私の方も辛くなってくる
からね。(完成時1KBのプログラムでも途中過程を入れるとその数倍になるしそれを解説
するテキストサイズも馬鹿にはならない)
すでに完成したプログラムリストの解説では中級以上の人には参考になっても初級の人
ならばなぜそうなるのかという過程が抜けているので理解するのが厳しくなるにょ。
これでは、BASIC初級レベルの人が読んでアクションゲームを作れるようにしたいという
目的を果たすのが難しくなるにょ。

初級者だと完成品から学べることよりも未完成品から学べることの方が多いからね。
失敗を重ねて成功した方が学べることが多いというのは実際にプログラミング経験の
ある人だと痛感しているだろうけどこの辺の経験の差が馬鹿にならないにょ。
そんな経験の差を埋められるような講座にできたらイイナと思っているけど自分では
分かることを分からない人の視点で書くのは難しいからね。
昔を振り返って少しずつ考えていけばいいけどその分書くのに時間がかかりそうにょ。

40御茶目菜子:2009/11/06(金) 13:25:35
入門編の第1回なのにこの長さで大丈夫か・・・(笑)
アクションゲーム制作講座の入門編第1回を試しに書いてみたにょ。
第1回は「キャラを動かす」ということについてにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/LECTURE/action_e1.htm
ジェバンニが一晩で(略)・・・ということで、一晩で書いたために部分的にはまだ
見直すべき箇所はありそうで、まだ正式コンテンツではないけど概ねこんな感じで展開
していく予定にょ。
それにしても予想以上に長くなってしまったにょ。(タグ込みで11KB)
昔(15年くらい前)にこのキャラを動かすことについて何かの本の原稿として書いた
のを覚えているけどその時は見開き2ページで収まったから合計4〜5KB程度にょ。
今回は一体何が増えたのやら・・・。(本と違い、ページ数に制約がないWebだから
書きたいことを書けばどんどんテキスト量が増えてしまう・・・)

この入門編では、「基本的なBASICの命令は覚えたけれどまだプログラムは作れない」と
いう入門者を脱却しようとしている人を対象にしているにょ。(初級者ならばリスト7
以降で十分だしね)
入門編の内容が理解できるようになればすぐに初級者の仲間入り、初級編の内容を理解
できるようになれば中級者の仲間入りとなるような講座にしていこうかと思ってはいる
ものの入門編の第1回でここまで長くなるとは思わなかったにょ(この調子ならば初級編
とか中級編はどれだけ長くなることやら・・・)
これも最小限必要とは書いたものの入門編の現時点では不要なもの(不具合が起きてない
のにプログラムが長くなるからということで1カ所のみで消去処理を行うなど)もあるし、
その辺の一部を初級編に回せばいいとはいえ、結局やらないと先には進めないために
それを少し先送りするだけだからついでにやっておいたにょ。
恐らくこれが15年前に書いた原稿よりも大幅に長くなった原因ではないかと思うにょ。

ポケコンBASICで始めてプログラミングというものに触れたBASIC入門者にここまで必要
ないのでは?という人もいるかもしれないけど最終的には中級〜上級に達することが
目標であるならば中級者の条件である「プログラムの内容を完全に把握する」という
ことが必要不可欠となるにょ。
「(何でこうなるのかは分からないけど)動けばOK」というのが許されるのは初級者まで
だよね。
逆に言えば、そういうプログラミングしかできないのならば様々なプログラムが作れる
ようになっても私は中級者とは認められないにょ。
早めに初心者を脱却するにはなぜそうなるのかを理解することが重要となるにょ。
キャラのちらつきを無くす方法(表示されている時間を長く、消えている時間を短くする)
というのは入門者の時点で覚えておいても問題はないからね。

この講座を書くにあたって、ポケコンサイトを巡回してみたけどそういった入門〜初級者
向けの講座を書いているサイトはほとんど無かったにょ。
書いていても第1回で終了していたりとかばかりで、超入門者向けのポケコンの基本操作
方法やBASICの命令の解説というものの方が多いくらいにょ。
この辺は書いている本人が中級者になりBASICへの興味が薄れたということもあるだろうし
ポケコンの新規ユーザーが激減してモチベーションの維持ができないというのもあると
思うにょ。
私自身、上記の第1回は勢いで書いてしまったけれど、第2回や初級編を本当に書くのかは
まだ分からないにょ(笑)
「E500BASICの高速化のすべて」が書けたのもおちゃめくらぶ10周年というのが大きかった
からね。
第1回でこれだと今後はかなりのテキスト量になりそうだし・・・。

41御茶目菜子:2009/11/07(土) 13:11:51
薄さがすべてという人にはおすすめだけど・・・
世界最薄ノート「Adamo XPS」発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091106_326864.html
すでに外見写真だけは事前に発表されていたのだけど特徴的な見た目は実機でも変わらず
そのままとなっているにょ。
まさかあれはモニタとキーボードをひっくり返した状態ではなく通常の使用時の形態
だったとは・・・。
さて、このAdamoは筐体の平均の厚さ9.9mmにも関わらず、AtomではなくTDPでは不利となる
Core2Duoを採用しているというのもすごいにょ。
VAIO XはTDPの面では有利なAtom Zを搭載してもあそこまで薄型化すると廃熱に関しては
かなり気を遣っているくらいだからね。

さて、その薄さから考えてVAIO Xとどうしても比較されがちなAdamoだけど私はこの
両者は競合するようなものではないと思っているにょ。
まずは、薄いといっても両者のフットプリントは別物といっていいくらい異なるからね。
11.1インチWXGA液晶を搭載したVAIO Xは筐体が薄い上にフットプリントは12.1インチの
通常のモバイルノートよりも一回り小さいサイズとなっているにょ。
フットプリント自体はLet'snote Rシリーズよりは大きいものの10インチクラスの液晶を
採用した標準的なネットブックと比べてもその差はわずかであり、十分コンパクトな
サイズといえるにょ。
それに対してAdamoの方は13.3インチWXGA液晶に加えてベゼルも広くフットプリントは
15インチクラスのデスクノート並となっているにょ。(フットプリントの縦横比は通常の
ワイド液晶のノートとは異なり4:3のスクエア液晶やコンバーチブルタイプのPCのように
奥行きが長いものとなっているのでバッグに入れるには奥行きに気を付けないといけない)
B4用紙が普通に入る程度のバッグならば大丈夫だけどA4ファイルがぴったりはいる程度の
バッグではギリギリになってしまいそうにょ。(ソフトケースに入れた場合はさらに
一回り大きなバッグが必要になる)

そしてモバイルとしての違いは重量とバッテリ駆動時間にょ。
個人的にはバッグに入れることが前提のモバイルノートであれば1kgを切ったらそれほど
大差は感じないと思っているもののそれでもVAIO Xの重量は魅力に感じるくらい700g台
(Lバッテリ使用時)というのはすさまじい軽さに感じるにょ。
それに対してAdamoの方は標準バッテリ(6セル)で1.44kgとVAIO Xの約2倍ということで
13インチクラスのノートの中では最軽量に位置するとはいえ、モバイルを重視したとは
言い難いものとなっているにょ。
そして、バッテリ駆動時間もVAIO Xは標準のLバッテリで公称10時間、実駆動6時間程度
なのに対して、Adamoは2時間36分と約半分の駆動時間しかないにょ。
VAIO Xの標準バッテリ並の駆動時間を得るには2倍の容量を持つ12セルバッテリを
装着時には1.56kgとなってしまうにょ。
これを考えるとAdamoは重量やバッテリ駆動時間に関しては13.3インチ液晶にCore2Duoを
採用したVAIO Zにさえ負けてしまうにょ。

あと、最大の問題といえるのはその使用時の形態にょ。
この特徴的なスタイルは筐体を浮かすことで廃熱を有利にすることが最大の狙いだろう
けれどこれによってチルトも兼ねられており一石二鳥とは一概には言えずチルトを強要
していることに問題があるにょ。(固定場所、つまり特定の机と椅子の組み合わせで
使うのが前提のデスクノートとは異なりモバイルノートであればさまざまな箇所で使う
ために場合によってはチルトがない方が良いことの方が多く感じる)
確かに適度なチルトはキーボードの打ちやすさに貢献できるけどそれはある程度の話で
あって調整(もしくはチルト無し)ができることが必須にょ。
写真を見る限りはチルトの角度はかなり急で調整もできそうにないにょ。
むしろ、液晶の角度でチルトの角度が変化してしまうというのはタイピングを重視
している人にとっては大きなマイナス要素になると思うにょ。
まぁここまで薄型化されているとキーボードにもしわ寄せがありそうだからタイピング
重視の人が買うなんてことはまずなさそうだけど・・・。

ということで、一体Adamoが想定しているユーザー層というのは一体どんな層なのか?
VAIO XはAtomで性能面で問題がないという人ならば万人におすすめできる小型軽量で
実用性の高いモバイルノート(さらに小型のPだと10月9日にも書いたように実用性の面で
問題となる)となっているのだけどAdamoはターゲット層が全然見えてこないにょ。
13.3インチ以上の液晶は必要でフットプリントのサイズは気にしないけど厚さは非常に
気にするという人にとってはAdamoがベストになるわけだけどそうなると「Adamoが必要」
という人はかなり限られてきそうにょ。

実用性という面では疑問が多いAdamoだけどコンセプトモデルを市販化したという認識
であればこれはこれで面白いものにょ。
人とは違うものを持っているというのが最大のメリットとなるからね。
同じく薄型でも実用性を重視したVAIO Xとは根本的に異なるというのが分かるにょ。




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