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おちゃめくらぶ掲示板

7御茶目菜子:2009/09/17(木) 14:32:24
ポケットサイズのWindows PCは本当に必要・・・?
工人舎「PM」レビュー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20090917_315882.html
このPMの元となっているmbook m1は輸入代理店経由であれば半年前から入手可能だった
けれどやはり普通に量販店の店頭で手に入るようになったのは大きいにょ。
mbook M1の日本版となるPMはOSが日本語OSになったり、キーボードが日本語になったり
というのは当然だけどヒンジ強度の改善やACアダプタの小型化などの細かいところも
改善されているけど最初に書いたように量販店で普通に入手可能になったというのが
最大のメリットと思われるにょ。
初期不良や故障が無ければいいけどこの手の製品は故障がないなんてことはないだろう
から量販店の店頭で購入してしっかり保証をつけておくべきだと思われるからね。
そういう面で日本版の登場は大歓迎にょ。

私も先日大阪オフに行った際に実機に触れる機会があったけど小ささに感動できたにょ。
すでにVAIO UXを持っているために正確にはフットプリントではなく薄さの方だけどね。
あまり速いSSDではないとはいえ、コールドブートの時間を計測したら25秒だったにょ。
CPUはあまり速くないとはいえ、XPを動作させるには問題ないレベルだからSSDというのが
体感速度を大きく高めるため同程度のCPU性能を持つXP初期のノートPCよりは快適に動作
するのではないかと思われるにょ。
しかし、ヒンジ強度の改善されたみたいだけどキーボードはかなり華奢な感じだった
というのが気がかりにょ。
私はタイピング時の指圧は結構高いので過去に数台のノートPCでキーボードを壊して
いるにょ。
まぁ大抵は力をセーブしてタイピングするからそんなに壊れるものではないけどセーブ
しても壊れそうなくらい華奢だったので店頭展示のPMでどれくらいの速度でタイピング
できるかなんていうことはさすがにできなかったにょ。

上記レビューを見てのように性能は標準的なネットブックを大きく下回るにょ。
このPMに搭載されているZ510はクロックが1.1GHzと低い上にAtomがPenMを越える性能に
なる(場合がある)要因となっているHTTもないからね。
PC MarkのCPUスコアを見ての通り、1.33GHzのViliv S5は1.1GHzのPMの1.2倍のクロック
にもかかわらず1.58倍の性能となっているにょ。
つまり、HTTによって1クロックあたりの性能が1.3倍に高められているということに
なるにょ。
PC Markではマルチスレッド対応アプリの動作速度を元にスコアを出しているのだけど
これがHDBenchやCrystalMarkのような単純演算のみのベンチだと同クロックでもHTTの
有無によってスコアが1.6倍程度変化するにょ。

3月8日にもmbookに関して書いたけどその時のベンチ結果についてまた書いておくにょ。
 mbook M1
 Atom Z510(1.1GHz)
 US15W
 WinXP
 Mark:16364
 ALU: 2458
 FPU: 2367
 MEM: 1581
 HDD: 7984
 GDI: 1588
 D2D:  166
 OGL:  220

 VAIO P         MSI Wind U100    VAIO UX
 Atom Z530(1.6GHz)  Atom N270(1.6GHz) CoreSolo U1400(1.2GHz)
 US15W         945GSE        945GMS
 Vista         WinXP        WinXP
 Mark:26005       26646        23456
 ALU: 4907       5391         4518
 FPU: 3957       4657         5330
 MEM: 3603       4521         4195
 HDD: 12026        6790         2641
 GDI: 1128       2106         3069
 D2D:  144       2503         2456
 OGL:  240        678         1277

UXのみ私の所有のもののベンチ結果でU100は1月18日にここでしぶきさんが書いたもので
VAIO Pとmbookは2chの該当スレからの転載にょ。
mbookは今回のPMではなく当時輸入代理店経由で買った海外版にょ。
HTTによってCPUスコアは1.6倍に高められているためにU100と比較すればクロックが
1.45倍にも関わらず2倍以上のスコアになっているのが分かると思うにょ。(VAIOは
OSがVistaなので直接比較はできない)
MAX1.6倍、実アプリでも1.2〜1.3倍の速度向上(マルチスレッド対応のアプリを動作
させた場合、もしくは複数のアプリを同時に動作させた場合)は馬鹿にはできず、
9月14日にも書いたHD動画が非力なAtomでスムーズに再生できるのもHTTのお陰だからね。
1.6GHzのAtomはトータルでPenM1GHz程度の性能はあるけど1.1GHzのAtom Z510はせいぜい
PenM600MHz程度といった感じにょ。(HTTの影響でAtom1.6GHzはCoreSolo1.2GHzと
同レベルのスコアになっているけど実アプリではマルチスレッド時に1.6倍の性能も出す
ことはできないし、L2がCoreSoloの4分の1しかないというのもベンチでは表れていない
ためにCoreSoloと比べると3〜4割くらい性能が落ちると思われる)
とはいえ、Let'snoteで600MHzでWinXPを動作させても特にもたつきはなかったので
XPを使う限りはAtom Z510(1.1GHz)でOSの動作に関しては問題ないにょ。

PM(mbook M1)を買うべきかどうかは、ポケットに入るWindows PCが必要かどうかで
すべてが決まるにょ。
とても打ちやすいとはいえないキーボードだし(UXよりはまともなキーボードだけど
壊れそうなのが怖い)、4.8インチWSVGA(247ppi)というのは画面の間近まで顔を
近づければ何の問題もないけどテーブルに置いてタイピングするには厳しいからね。
今年の3月10日、7月15日に常用可能なドットピッチについて考えてみたけど私の個人的
感覚では普通にテーブルに置いてタイピングする場合、画面から顔までの距離は50cm
程度だけどこれで常用可能なのは120〜130ppiで実用限界は150ppi〜160ppiだと感じて
いるにょ。
つまり、それよりも高いドットピッチの場合はそれに比例した距離まで顔を近づけるか
目を酷使するかの2つの選択肢しかないにょ。
247ppiでも半分の25cmまで近づけば常用ラインになるけどそれでテーブルに置いて
タイピングするのはかなり辛いと思われるにょ。
3.7インチVGA(216ppi)のリナザウでもテーブルに置いてタイピングするのはかなり
疲れたからね。
その点、UXは事実上両手持ちしかできないから4.5インチWSVGA(264ppi)でも何とか
使えているにょ。
このようなポケットサイズの端末で長時間タイプをすることはあまりないだろうけれど
その際にはフォントサイズを大きくしたり、見やすいフォントに変えるなどの工夫が
必要になりそうにょ。

すでにポケットサイズのUMPCであるUXを持っている私としては予算の関係上、それを
買い換えるだけの価値があると思われるものでないと購入するのは難しいにょ。
UXは2セルバッテリで公称3.5時間、実駆動2時間程度なのに対してPMは同じ2セルバッテリ
でも公称7時間、実駆動4時間半ということで約2倍の駆動時間は魅力的だけど私は毎日
Let'snoteを持ち歩いている関係上、UXを使う時間は1日に1時間もないからその駆動時間の
メリットは薄いにょ。
ただ、スタンバイ時の消費電力が小さいのであればメリットは大きいにょ。
8月25日にはスタンバイで運用することでPCの使い方が大きく変わるということを書いた
けどそのためには9月2日に書いたようにその保持時間が重要になってくるからね。
24時間放置しただけでフル充電していても3分の2が消費されるようなUXでは常時
スタンバイの運用は難しいにょ。
やはり、常時スタンバイで運用するならば最低100時間は保持可能であって欲しいにょ。
Viliv S5は公称値はスタンバイ200時間ということでLet'snoteの実測保持時間とあまり
変わらないレベルになっているにょ。
Let'snoteも1週間スタンバイで放置していてもバッテリ切れにはならないということで
常時スタンバイによる運用が可能になっているわけだからね。

筐体サイズはフットプリントこそUXの方が小さいもののPMの厚さはUXの半分くらいしか
ないためポケットにすっぽり収まるという魅力はあるにょ。(UXはポケットに入るものの
かなりキツイ)
確かにCPU性能はUXと比べると半分以下だし、描画性能は半分どころではないくらい低い
けれどそれでも小さいことに価値はあるからね。
PCゲームをするならば性能面やドライバの関係上PMではまともに動作しないものも多い
ためにWindows PCだからという単純な選択だと失敗してしまうかもしれないけどその
ようなゲームなどの高いスペックが要求されるもの以外であれば普段Windowsを使って
いる人は普段そのままの環境を持ち歩けるというのが大きなメリットとなるにょ。

しかし、これもネットブックのサイズを許容できる人であればそちらの方が安くて
使い勝手がいいからね。
また、Windowsに拘らなければポケットサイズであってもスマートフォンなど他の選択は
多く存在するにょ。
PDAはほぼ絶滅してしまったけど最近になってLinux搭載端末が熱くなってきているしね。
どうしてもポケットサイズのWindows PCが必要という人以外にはPMのメリットはあまり
ないのではないかと思われるにょ。
まぁ私のようにポケットサイズであるかどうかが重要という人もかなりいるだろうけど
全体の割合からするとそういう人は決して多くはいないにょ。




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