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おちゃめくらぶ掲示板
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薄さがすべてという人にはおすすめだけど・・・
世界最薄ノート「Adamo XPS」発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091106_326864.html
すでに外見写真だけは事前に発表されていたのだけど特徴的な見た目は実機でも変わらず
そのままとなっているにょ。
まさかあれはモニタとキーボードをひっくり返した状態ではなく通常の使用時の形態
だったとは・・・。
さて、このAdamoは筐体の平均の厚さ9.9mmにも関わらず、AtomではなくTDPでは不利となる
Core2Duoを採用しているというのもすごいにょ。
VAIO XはTDPの面では有利なAtom Zを搭載してもあそこまで薄型化すると廃熱に関しては
かなり気を遣っているくらいだからね。
さて、その薄さから考えてVAIO Xとどうしても比較されがちなAdamoだけど私はこの
両者は競合するようなものではないと思っているにょ。
まずは、薄いといっても両者のフットプリントは別物といっていいくらい異なるからね。
11.1インチWXGA液晶を搭載したVAIO Xは筐体が薄い上にフットプリントは12.1インチの
通常のモバイルノートよりも一回り小さいサイズとなっているにょ。
フットプリント自体はLet'snote Rシリーズよりは大きいものの10インチクラスの液晶を
採用した標準的なネットブックと比べてもその差はわずかであり、十分コンパクトな
サイズといえるにょ。
それに対してAdamoの方は13.3インチWXGA液晶に加えてベゼルも広くフットプリントは
15インチクラスのデスクノート並となっているにょ。(フットプリントの縦横比は通常の
ワイド液晶のノートとは異なり4:3のスクエア液晶やコンバーチブルタイプのPCのように
奥行きが長いものとなっているのでバッグに入れるには奥行きに気を付けないといけない)
B4用紙が普通に入る程度のバッグならば大丈夫だけどA4ファイルがぴったりはいる程度の
バッグではギリギリになってしまいそうにょ。(ソフトケースに入れた場合はさらに
一回り大きなバッグが必要になる)
そしてモバイルとしての違いは重量とバッテリ駆動時間にょ。
個人的にはバッグに入れることが前提のモバイルノートであれば1kgを切ったらそれほど
大差は感じないと思っているもののそれでもVAIO Xの重量は魅力に感じるくらい700g台
(Lバッテリ使用時)というのはすさまじい軽さに感じるにょ。
それに対してAdamoの方は標準バッテリ(6セル)で1.44kgとVAIO Xの約2倍ということで
13インチクラスのノートの中では最軽量に位置するとはいえ、モバイルを重視したとは
言い難いものとなっているにょ。
そして、バッテリ駆動時間もVAIO Xは標準のLバッテリで公称10時間、実駆動6時間程度
なのに対して、Adamoは2時間36分と約半分の駆動時間しかないにょ。
VAIO Xの標準バッテリ並の駆動時間を得るには2倍の容量を持つ12セルバッテリを
装着時には1.56kgとなってしまうにょ。
これを考えるとAdamoは重量やバッテリ駆動時間に関しては13.3インチ液晶にCore2Duoを
採用したVAIO Zにさえ負けてしまうにょ。
あと、最大の問題といえるのはその使用時の形態にょ。
この特徴的なスタイルは筐体を浮かすことで廃熱を有利にすることが最大の狙いだろう
けれどこれによってチルトも兼ねられており一石二鳥とは一概には言えずチルトを強要
していることに問題があるにょ。(固定場所、つまり特定の机と椅子の組み合わせで
使うのが前提のデスクノートとは異なりモバイルノートであればさまざまな箇所で使う
ために場合によってはチルトがない方が良いことの方が多く感じる)
確かに適度なチルトはキーボードの打ちやすさに貢献できるけどそれはある程度の話で
あって調整(もしくはチルト無し)ができることが必須にょ。
写真を見る限りはチルトの角度はかなり急で調整もできそうにないにょ。
むしろ、液晶の角度でチルトの角度が変化してしまうというのはタイピングを重視
している人にとっては大きなマイナス要素になると思うにょ。
まぁここまで薄型化されているとキーボードにもしわ寄せがありそうだからタイピング
重視の人が買うなんてことはまずなさそうだけど・・・。
ということで、一体Adamoが想定しているユーザー層というのは一体どんな層なのか?
VAIO XはAtomで性能面で問題がないという人ならば万人におすすめできる小型軽量で
実用性の高いモバイルノート(さらに小型のPだと10月9日にも書いたように実用性の面で
問題となる)となっているのだけどAdamoはターゲット層が全然見えてこないにょ。
13.3インチ以上の液晶は必要でフットプリントのサイズは気にしないけど厚さは非常に
気にするという人にとってはAdamoがベストになるわけだけどそうなると「Adamoが必要」
という人はかなり限られてきそうにょ。
実用性という面では疑問が多いAdamoだけどコンセプトモデルを市販化したという認識
であればこれはこれで面白いものにょ。
人とは違うものを持っているというのが最大のメリットとなるからね。
同じく薄型でも実用性を重視したVAIO Xとは根本的に異なるというのが分かるにょ。
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