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インド・天竺・中洋スレ

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:32:11
"中洋"は梅棹忠夫の「文明の生態史観」より。
インド亜大陸とその周辺のスレ。

国際政治・世界事情の印度関連レス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A4%A5%F3%A5%C9

69チバQ:2015/01/06(火) 19:15:06
http://www.afpbb.com/articles/-/3035716
インドで初のトランスジェンダー市長が誕生
2015年01月06日 10:55 発信地:ニューデリー/インド
インドで初のトランスジェンダー市長が誕生 ×印首都ニューデリーで開催されたゲイプライド・パレードに参加する性的少数者の支持者たち(2014年11月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/SAJJAD HUSSAIN 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【1月6日 AFP】インド中部チャッティスガル(Chhattisgarh)州ライガル(Raigarh)で4日行われた市長選挙で、身体の性と性自認が一致しないトランスジェンダー(性別越境者)の候補が勝利した。トランスジェンダー候補が市民選挙で当選するのも、市長として選出されるのも同国ではこれが初めて。

 州選挙委員会によると、トランスジェンダーのマドゥ・バイ・キナル(Madhu Bai Kinnar)候補(35)は、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の与党インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)から出馬した対立候補に4500票以上の差をつけて当選した。

 インド通信社PTI(Press Trust of India)によるとキナル氏は、身分制度カースト制の最下層で、かつては不可触民と呼ばれた「ダリット(Dalit)」出身。列車内で歌や踊りを披露することで生計を立てていたが、市長選への出馬を要請されたことを機にやめたという。

 当選後の記者会見で、キナル氏は「有権者の皆さんが私を信頼してくれた。この勝利は、彼らから私への愛情と祝福だと考えています。彼らの夢を実現するため全力を尽くしたい」と語った。

 インド最高裁は昨年4月、トランスジェンダーの人々を中立的な性別として法的に認める判決を下している。トランスジェンダーの人々は、性別適合手術を受けた人々、もしくは生まれ持った体の性と性自認が一致しない人々と定義され、インドなど南アジア諸国では「ヒジュラ(hijra)」と呼ばれている。保守的な文化を持つインドでは、しばしば社会の隅に追いやられ、売春や物乞いで生計を立てている人も多い。(c)AFP

70チバQ:2015/01/06(火) 22:54:55
http://www.sankei.com/world/news/150106/wor1501060058-n1.html
2015.1.6 21:32

スリランカ大統領選、現職と“一騎打ち”反旗の前保健相が支持拡大 縁故批判VS経済実績

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コロンボ近郊ケスベワでの選挙集会で5日、ラジャパクサ大統領のポスターを掲げる支持者ら(岩田智雄撮影)
 【コロンボ=岩田智雄】スリランカの大統領選が8日投開票される。与党・スリランカ自由党の現職、マヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)と、同党の幹事長を辞して大統領に反旗を翻し、新党の新民主戦線(NDF)から出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)による事実上の一騎打ち。任期を約2年残して3選を目指す大統領に対しては、親族登用や汚職体質への不満が強く、他の与党離反者や野党勢力がシリセナ氏支持に回り、接戦が予想されている。

 「ラジャパクサとその一族、側近集団は貧しい者を犠牲にして繁栄し、特権を得てきた」「スリランカに新しい政府ができる」

 選挙運動最終日の5日、シリセナ氏はコロンボ近郊マラダナで聴衆に訴えた。

 シリセナ氏は昨年11月、大統領選の実施が決まると突然出馬を表明し、大統領が兄弟を経済開発相や国防次官、国会議長に据えるなどしてきたことを強く批判した。陣営幹部の弁護士、ランジット・ミーガスワッテ氏は「大統領一族が国家財政を完全に牛耳り、事業の契約金の10〜15%を手数料としてせしめてきた。すべてが大統領に支配されている」と話す。

 シリセナ氏だけでなく、与党連合からは国会議員が次々と離反。「現政権に冷や飯を食わされた人たちが反大統領派に転じた」(コロンボの観測筋)とされ、クマラトゥンガ前大統領も同氏支持を表明した。

 前回の大統領選で敗れ、投獄されたフォンセカ前軍参謀長率いる民主国民連合(DNA)や少数派民族タミル人のタミル国民連合(TNA)など主要野党も、シリセナ氏を野党統一候補として支援している。

 スリランカのケラニア大学が昨年12月に発表した世論調査結果によれば、支持率53%のラジャパクサ氏を44%のシリセナ氏が追い上げる展開となっている。

 対するラジャパクサ氏は5日、コロンボ近郊ケスベワでの最後の選挙演説で「私は大勝利を収める」と言い切った。同氏は2005年に大統領に就任。09年にタミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」を壊滅させて勢いに乗り、10年に再選された。憲法を改正し3選禁止条項を撤廃。港湾や空港などの整備で中国から巨額の支援を取り付け、高い経済成長率を背景に長期政権をうかがっていた。

 大統領派のファウジー都市問題相は「国会議員が離反しても、国民はこうした議員を支持していない。大統領は親族の支持があってテロリストを壊滅し、開発を進めることができた。縁故者登用批判は正しくない」と反論した。グナセカラ人的資源相は「汚職批判はあっても経済政策のプラス評価がそれを上回るはずだ」と主張している。

     ◇

 【用語解説】スリランカ内戦

 ヒンズー教徒中心の少数派民族タミル人が仏教徒中心の多数派民族シンハラ人の支配に抵抗し、1983年からタミル人反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の武装闘争とテロが激化。2009年5月、LTTE指導者のプラバカラン議長が政府軍に殺害されLTTEは消滅し、内戦が終結した。この間の犠牲者は7万人以上とされる。

72チバQ:2015/01/07(水) 20:39:25
http://mainichi.jp/select/news/20150108k0000m030031000c.html
スリランカ:大統領選8日投開票 与党分裂で情勢混とん
毎日新聞 2015年01月07日 18時30分

 【コロンボ金子淳】スリランカ大統領選が8日、投開票される。与党・スリランカ自由党の現職、ラジャパクサ氏(69)が3選を目指すが、与党で離反した元保健相のシリセナ氏(63)が出馬し、事実上の一騎打ちとなる。与党分裂で接戦が予想され、ラジャパクサ政権が存続するかが焦点となりそうだ。

 大統領選は本来、2016年の予定だったが、ラジャパクサ氏が任期を約2年残して前倒しを決めた。支持が落ち込む前に選挙を行った方が得策と判断したとみられる。ラジャパクサ氏は09年に少数派タミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」との内戦を終結させた実績があり、当初は無風での勝利が予想されていた。だが、昨年11月に与党事務局長のシリセナ氏が出馬を表明し、風向きが一気に変わった。

 シリセナ氏は、大統領が親族を要職に登用しているとして「縁故主義」や強権政治を批判。大統領の権限を弱める憲法改正を公約に掲げ、クマラトゥンガ前大統領や20人を超える与党議員の支持を取り付けた。最大野党・統一国民党のほか、少数派タミル人やイスラム教徒の政党からも支持を得ている。地元メディアによると、昨年末に2大学が行った二つの世論調査は、それぞれ別々の候補が勝利すると予想しており、接戦となる見通しだ。

 こうした中、各地で与党支持者によるとみられる暴力事件が多発している。3日にはシリセナ氏の集会を狙ったとみられる発砲事件が発生し、1人が負傷。選挙戦最終日の5日にもシリセナ氏の支持者3人が銃撃され負傷した。選挙監視活動を行う非政府組織(NGO)関係者は「不正や選挙後の混乱も予想される」と話す。

 有権者数は約1500万人。立候補者は計19人に上るが、地元メディアなどによると、このうち数人は両候補のいずれかを支持する「ダミー候補」とされ、対立候補の支持票を分散させる目的で出馬したとみられている。

74チバQ:2015/01/08(木) 23:23:04
http://mainichi.jp/select/news/20150109k0000m030047000c.html
スリランカ:大統領選投開票 中国依存度も焦点
毎日新聞 2015年01月08日 19時30分(最終更新 01月08日 20時31分)
【コロンボ金子淳】スリランカ大統領選は8日、投票が行われた。与党・スリランカ自由党の現職、ラジャパクサ大統領(69)と、与党を離反したシリセナ元保健相(63)との事実上の一騎打ち。即日開票され、9日に結果が判明する見通し。ラジャパクサ氏は中国の援助で港湾などのインフラ整備を進めてきたが、国民には「多額の援助が汚職を招いた」との不満もある。シリセナ氏は中国依存を見直す方針とみられ、今後の外交を占う選挙となりそうだ。

 「中国の援助で港湾ができても、仕事は増えていない」。コロンボ中心部の投票所で、シリセナ氏に投票したチンタクさん(43)は力を込めた。かつては大工として生計を立てていたが、現在は失業中。「1国だけ頼ってもだめだ」と語る。

 大統領選の不正監視団体「選挙関連暴力監視センター(CMEV)」によると、今回の選挙では台湾から招いた監視要員十数人が外務省に査証(ビザ)の発給を拒否されたという。CMEVのマンジュラさん(36)は「『一つの中国』政策があるからだろう」と、中国の影響を指摘する。

 シリセナ陣営は中国だけでなくインドなどとの良好な関係構築を主張。中国の援助でコロンボに建設する港湾都市計画も白紙に戻すことを表明するなど、対中政策を見直す姿勢を明確にしている。西側外交筋は「大統領が代われば、中国依存を弱めることになるだろう」と話している。

75チバQ:2015/01/08(木) 23:35:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015010800527
「独裁」反対で野党結束=政権交代は五分五分−スリランカ大統領選


8日、スリランカの主要都市コロンボで、大統領選挙の投票をする女性(中央)
 【コロンボ時事】インド洋の島国スリランカで8日、大統領選の投票が行われた。3期目を目指す現職ラジャパクサ氏と、同氏の「独裁」を批判するシリセナ前保健相の事実上の一騎打ち。シリセナ氏には、共に与党を離反した閣僚ら20人以上に加え、少数民族タミル人の政党なども支持を表明しており、政権交代の可能性は「五分五分」との見方が強い。
 大統領選は有権者約1500万人による直接選挙で行われた。タミル人が多く住む地域の投票所で爆発があったが大きな影響はなく、高い投票率を記録したとみられる。9日夕(日本時間同夜)に大勢が判明する見通し。
 現職に反旗を翻したシリセナ氏は、ラジャパクサ氏が親族を政府の要職に据えたことに触れ、「権力を私物化している」と批判。大統領の権限縮小と汚職撲滅を公約し、タミル人やイスラム教徒を中心に支持を集めて勢いに乗る。
 一方、ラジャパクサ氏は2010年以降、年平均7%以上の経済成長をもたらした実績を強調。「『未知の天使』より『既知の悪魔』の方が信頼できる」と支持を訴えた。(2015/01/08-21:16)

76チバQ:2015/01/09(金) 19:24:27
http://www.sankei.com/world/news/150109/wor1501090036-n1.html
2015.1.9 18:25
【スリランカ大統領選】
前保健相が現職破り勝利 中国依存を「浅はかな外交」と脱却目指す

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9日、スリランカ・コロンボにある選挙管理委員会を離れる際に手を振るシリセナ氏(ゲッティ=共同)
 【コロンボ=岩田智雄】スリランカ大統領選で、現職のマヒンダ・ラジャパクサ大統領(69)に対抗して出馬したマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)が9日、得票率51・28%でラジャパクサ氏(47・58%)を破り、初当選した。9日夜、新大統領に就任する。国営ラジオによると、シリセナ氏は「この勝利はすべてのスリランカ人のものだ」と宣言した。

 8日投票の大統領選は、スリランカ自由党(SLFP)党首で現職のラジャパクサ大統領と、自由党の前幹事長で大統領に反旗を翻して新党、新民主戦線(NDF)から野党統一候補として出馬したシリセナ前保健相による事実上の一騎打ちになっていた。

 シリセナ氏はラジャパクサ氏の親族登用や大統領への権力集中、汚職体質を強く批判してきた。

 中でも、外国支援を受けた道路建設事業などで、借入金の大半が一部の人間の懐に入り、スリランカは国民の孫の世代になっても借金を返済し切れず、土地は担保として外国人の手に渡るとしていた。

 名指しこそしていないが、「真珠の首飾り戦略」を通じ、スリランカなどインド洋周辺諸国の港湾整備を支援している中国を念頭に、援助の在り方を非難した形だ。

 そのうえで、シリセナ氏は、「スリランカは浅はかな外交政策、戦略によってイメージが破壊され、急速に国際社会からの孤立を深めていた」と主張。今後は「アジアの主要国であるインド、中国、パキスタン、日本との友好関係を強化し、新興国との関係も区別せず促進する」として、中国依存を改めてバランス重視の外交を展開する見通しだ。

 シリセナ氏の法律顧問のM・M・ズハイル元イラン大使は、「国内製造業に資金が使われず、生活費は高くなるばかりだっだ。外交は、伝統の非同盟主義に立ち返る」と述べた。

 シリセナ氏は今後、野党、統一国民党(UNP)党首のウィクラマシンハ元首相を首班とする挙国一致内閣を設立。ラジャパクサ氏が2010年の憲法改正で行った大統領の3選禁止条項の撤廃、最高裁長官や検事総長の大統領による任命といった規定をすべて廃止し、強大になりすぎた大統領の権限を縮小する。

 反汚職独立委員会も設立するとしており、ラジャパクサ一族の汚職疑惑についても捜査のメスが入る可能性がある。

78チバQ:2015/01/09(金) 19:33:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015010900229
現職が敗北認める=与党幹部造反で元側近に苦杯−スリランカ大統領選



スリランカのラジャパクサ大統領=2014年12月8日(AFP=時事)
 【コロンボ時事】インド洋の島国スリランカで8日行われた大統領選挙で、3選を目指す現職ラジャパクサ氏(69)の陣営は9日、「国民の意思に従い、速やかに政権を移行する」と述べ、敗北を認めた。複数の政府高官が明らかにした。ラジャパクサ氏は勝利を確信して選挙を前倒ししたが、与党幹部20人以上の造反に遭い、元側近のシリセナ前保健相(63)に苦杯を喫した。
 シリセナ氏は、中国依存を強めるラジャパクサ政権の外交方針を批判し、インドや日本などとのバランス外交を提唱。中国国営企業が主要都市コロンボで開発を進める港湾都市計画の見直しも宣言しており、習近平国家主席が掲げる「海上シルクロード構想」の実現に影響を及ぼしそうだ。
 選管の途中集計結果によると、得票率はシリセナ氏が53%、ラジャパクサ氏が46%。投票率は75%を超えたもようだ。(2015/01/09-11:53)

79チバQ:2015/01/09(金) 20:28:57
http://www.sankei.com/world/news/150109/wor1501090049-n1.html
2015.1.9 20:17
【スリランカ大統領選】
勝利したシリセナ氏 投獄に暗殺未遂も「汚職と無縁の紳士」

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8日、スリランカ中部ポロンナルワの投票所を訪れたシリセナ前保健相(AP=共同)
 側近は「まじめで物静かな、暴力や汚職とは無縁の紳士」と評する。

 1989年に現与党のスリランカ自由党(SLFP)から国会議員選挙に立候補して初当選。2001年から今回の出馬で離党するまで党幹事長を務め、農業・水利相などを歴任した。10年から離党までの間は保健相の職にあり、禁煙政策への取り組みが評価されて、世界保健機関(WHO)に表彰されている。

 シリマボ・バンダラナイケ元首相の公民権奪還運動に参加するなどして、1970年代に2度投獄された。2007、08年には少なくとも計2回、少数派民族タミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の暗殺未遂事件に遭い、辛くも難を逃れた。2度目の事件では、別の4人が死亡、15人が負傷している。

 67年に社会主義経済を推進していたSLFPの青年組織に加入し、73年に農業大学の学位を得た。80年には、ロシアの大学からも政治学の学位を取得した。

 51年9月生まれ。スリランカ中部ポロンナルワの中間層農家の家庭に育った。多数派民族のシンハラ人で仏教徒。妻と1男2女がいる。(岩田智雄)

80名無しさん:2015/01/14(水) 21:00:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015011400765
汚職容疑で前大統領告発=野党が出国禁止要請−スリランカ

スリランカのラジャパクサ前大統領=8日、タンガラ(AFP=時事)
 【ニューデリー時事】スリランカの左派野党・人民解放戦線(JVP)は14日までに、不正蓄財などの容疑で、ラジャパクサ前大統領とその親族ら計12人を汚職防止機関に告発した。告発対象者の出国を禁じ、保有資産について捜査するよう求めている。地元メディアが報じた。
 報道によると、告発されたのはラジャパクサ氏の一族や政府高官による不正蓄財や国家資産の悪用、土地の収奪行為など。中国の支援による高速道路や鉄道建設で、同氏が費用を不正に水増しし、差額を着服した疑惑が浮上していた。
 JVP関係者はAFP通信の取材に「ラジャパクサ一族が国外に逃亡し、正義から逃れることのないよう告発した」と説明した。(2015/01/14-17:43)

81チバQ:2015/01/18(日) 20:40:23
http://www.sankei.com/world/news/150118/wor1501180001-n1.html
2015.1.18 18:00
【モディ政権考】
「モディ人気」地方での与党快進撃、首都でも続くか






昨年12月23日、インド北部ジャム・カシミール州のジャムで、州議会選でのインド人民党(BJP)の躍進を喜ぶ党支持者ら(AP)
 インドのモディ政権の“快進撃”が地方レベルで続いている。昨年12月に開票された東部ジャルカンド州と北部ジャム・カシミール州の州議会選で、国政与党インド人民党(BJP)がそれぞれ第1党、第2党になったからだ。昨年5月の総選挙後、州レベルでは別の2州でもBJPが勝利している。次の焦点は、2月に行われる中部デリー首都圏の議会選に移っている。

 12月23日の開票結果によると、ジャム・カシミール州(定数87)では、BJPは地域政党(28議席)に次ぐ25議席を獲得した。イスラム教徒が多数派を占めるこの州ではこれまで、ヒンズー至上主義色が強いBJPは苦戦してきたが、前回より議席数を14増やし過去最高の第2党の座についた。

 ジャルカンド州(定数81)では、19議席増の42議席となり、初めて単独過半数を得た。

 BJPは昨年10月の開票でも、インド経済の中心都市ムンバイを抱える西部マハラシュトラ州(定数288)と、日系企業の進出が著しい、デリー首都圏に隣接する北部ハリヤナ州(定数90)で勝利し、第1党となっていた。

 次回行われる地方レベルの選挙は、州に相当するデリー首都圏(定数70)の議会選だ。2月7日に投票、10日に開票される。この選挙は実は、総選挙の前哨戦として2013年に行われたばかり。この年の12月に開票され、BJPが当時、国政でもデリー首都圏でも与党だった国民会議派を破って第1党になった。また、反汚職を訴えて既成政党への不満を吸い上げた新党、庶民党が躍進し、第2党となった。

 BJPは過半数に至らなかったため、庶民党を中心とする少数連立州政府が誕生したが、庶民党の党首、アルビンド・ケジリワル氏が地方政府首相に就任後49日目で辞任。その後、デリー首都圏は、大統領の直接統治下に置かれ、やり直し選挙が決まっていた。

 今回、BJPが「モディ人気」の勢いに乗って過半数を獲得し、政権を握れるかどうかが焦点となる。ただ、反汚職を訴えるケジリワル氏の人気も根強い。昨年5月開票の総選挙では、ケジリワル氏は東部ウッタルプラデシュ州バラナシで、モディ氏の対抗馬として立候補したが敗れており、今回、勝利を誓っているはずだ。

 インドでは、連邦議会上院は主に各州議会議員による間接選挙で選出され、現在は前与党の国民会議派が第1党。BJPは地方議会選での勝利で、BJPが多数を占める下院とのねじれ解消に向けた道を一歩ずつ進みたいところといえる。

(ニューデリー 岩田智雄)

82チバQ:2015/01/18(日) 20:43:20
http://www.afpbb.com/articles/-/3036810
スリランカ航空、前大統領の地元にある国際空港の路線を廃止へ
2015年01月18日 15:38 発信地:コロンボ/スリランカ

【1月18日 AFP】スリランカの国営スリランカ航空(Sri Lankan Airlines)は17日、今月8日に行われた大統領選で落選したマヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)前大統領の名を冠した同国第2の国際空港、マッタラ・ラジャパクサ国際空港(Mattala Rajapaksa International Airport)を発着する全ての路線を廃止する方針を発表した。

 同社によると、ラジャパクサ氏の地元選挙区であるハンバントタ(Hambantota)に建設された同空港を発着する全ての路線は巨額の赤字を出しており、多額の負債を抱える同社にとって大きな負担になっている。マイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)新大統領の就任後に刷新された同社の経営陣が、同空港を発着する路線を含む不採算路線の廃止を決断した。

 スリランカ航空の声明によれば、現在6億5000万ドル(約760億円)近い負債を抱える同社はこれにより、年間純利益をおよそ1800万ドル(約21億円)増やすことができる。

 ラジャパクサ前大統領の肝煎りだった同空港は2013年3月に開港。同国南東部の新たな玄関口として経済の新たな中心となることが期待されていた。しかし、前政権が議会で明らかにしたところによれば、同空港の昨年5月の収入は1万6000スリランカ・ルピー(約1万5000円)にとどまり、街角の食料品店さえ下回る状況だった。

 外国の航空会社で同空港に乗り入れたのは、いずれも格安航空会社のアラブ首長国連邦ドバイ(Dubai)のフライドバイ(Fly Dubai)と同アブダビ(Abu Dhabi)のロタナ・ジェット(Rotana Jet)のみだったが、両社とも昨年、同空港に乗り入れる路線を廃止している。

 ラジャパクサ空港は中国輸出入銀行(Export-Import Bank of China)からの融資を受け、およそ2億600万ドル(約240億円)の費用をかけて建設された。不要なインフラを整備したと批判されていたラジャパクサ政権による汚職や税金の無駄遣いは、大統領選の争点の1つになっていた。(c)AFP

83とはずがたり:2015/01/27(火) 08:49:04
今日の朝日に武器輸出入と米印協力の記事が載ってたけど専門家?の人は既に昨年8月に指摘してる内容か。

インドは伝統的に社会主義ソ連と仲が良かったけどアメリカとも協力深化となれば対中封じ込めとしてはプラスだが。

日米印「同盟」に動き出したアメリカ( [特別投稿]長尾 賢氏/東京財団アソシエイト)
http://www.tkfd.or.jp/eurasia/india/report.php?id=434
更新日:2014/08/22

 今月、アメリカのチャック・ヘーゲル国防長官が訪印した。そこでアメリカから提案されたのは、日米印で安全保障協力を進め、いわば「同盟」を推進しようというものだ。
実は5月にインドの新政権ができて以来、インドをめぐる情勢が大きく動き出している。そして今月末、とうとうインドの新首相は日本に来る。いったい何が起きているのか、よく検証しておかなくてはならない。

1.アメリカが提示した積極的なリスト
 ヘーゲル米国防長官は一体何を提示したのか。まずアメリカは、インドが中国との国境地帯を守るための装備の供給に関して、多くの具体案を示した。現在、インドはこの地域に、新しい軍団を創設しつつある。この第17軍団は、中国から攻撃を受けた時、チベット方面に反撃に出るための部隊である。アメリカは、この部隊を輸送するための大型輸送機、中型輸送機を供給し始めており、さらに数を追加して輸出することを検討している。また、標高の高い山岳でも使用できる攻撃ヘリコプターや大型輸送ヘリコプタ―の輸出も決まりそうだ。山岳で使う超軽量火砲についても、交渉が行われている。加えて歩兵部隊が装備する新型の対戦車ミサイルについても交渉中で、アメリカはインドと共同開発、共同生産を積極的に進めるつもりだ。
 二つ目は、インド海軍がインド洋で使う装備の供給だ。とくに注目はアメリカが空母のカタパルトについて提案したことである。カタパルトは、飛行機を空母から飛ばすための装置だ。空母のように滑走路の長さに制限があるところでは、速度が十分に上がる前に滑走路が終わってしまうかもしれない。だから飛行機に重い武器や燃料をたくさん積まないで飛ばす。
 しかし、カタパルトがあると一気に速度が上がる。武器や燃料をたくさん積んで重くなった飛行機でも、空母から離陸することができるのだ。
 昨年末、インドはロシアで改装中だった新しい空母ヴィクラマディティアを受け取って、配備している。今、次の空母ヴィクラントを建造中だ。もし、優れたカタパルトが装備されれば、インドの空母は飛躍的に能力を高め、インド洋における存在感を高めるだろう。
 こうした武器取引の裏には、やはり「同盟」に向けた動きが見え隠れする。過去3年でインドが輸入した武器の中で、アメリカ製品は40%を占め、30%のロシア製品、14%のフランス製品、4%のイスラエル製品と比べ堂々の第1位である。インドとアメリカの関係はかなり深くなっているとみてよい。

2.中国との国境地帯ばかり訪問するインドの新首相
 どうしてアメリカはインドに注目するのか。武器取引による金銭的な利益だけが原因ではないように思われる。やはり中国は重要な要因だろう。だからこそ、インドの新首相の対中姿勢には興味深いものがある。

5月に就任したインドのナレンドラ・モディ新首相は、表向きは反中ではない。しかし、中国に対する懸念を裏付ける行動をとっている。そのひとつが訪問先だ。もともとBRICS首脳会議があるため決まっていたブラジルを除けば、ブータン、ネパールの順番に訪問し、今月、カシミール地方のインド管理地域を訪問した。
ブータンは、中国がもしインドを攻撃するようなことがあれば、通過点になるかもしれない国だ。そこを通れば、インド防衛上の弱点をつくことができる。
ネパールについては、もともとはインドの影響力が強い国だが、インドと中国の間でうまく外交の独立性を維持しようとしてきた国でもある。だから、徐々に中国の影響力が強まっていて、インドは懸念している。
そしてカシミールのインド管理地域では昨年、中国軍による3週間にわたる侵入事件があった地域だ。その後も断続的に侵入事件が続いている。しかもカシミール地方のパキスタン管理地域には中国軍が駐留しており、インドは中国に軍を撤退させるよう求めている。
 これらの国々、地方を訪問した後、来日するである。この訪問リストにはすべて中国との問題が絡んでいるといえよう。インドの新首相は、中国との外交関係を良好にしておこうとしているが、同時に、中国に対する明らかに懸念をもっているのは間違いない。だからこそ、アメリカはそこに目を付けたといえる。

84とはずがたり:2015/01/27(火) 08:49:30
>>83-84
3.ロシアとインドとの関係に傷?
 だが、ヘーゲル国防長官が日米印「同盟」を提案したのは、中国だけが理由ではないかもしれない。実は、最近インドとロシアの関係が微妙なのだ。
 インドとロシアの関係は冷戦時代にさかのぼる。中ソ対立が深まり、米中がパキスタンを介して接近する中で、インドとロシアの関係は良くなっていった。現在ではインドの武器の約7割が旧ソ連製ないしロシア製である。
だからインドとロシアの関係はとても良好だ。ロシアがクリミアを併合した時も、インドの国家全保障顧問がロシア寄りの発言をしている。もうすぐアフガニスタンからアメリカ軍が撤退する。その後のアフガニスタン対策でも、インドとロシアは協力している。もしアフガニスタンでタリバンが台頭したら、両国とも困るからだ。

しかし、最近インドはロシアに懸念も表明するようになった。大きく分けて三つの懸念がある。一つ目は、ロシアがパキスタンへ攻撃ヘリコプターを販売しようとしていることだ。ロシアは、タリバン対策に役立つと考えている。インドから見ると、その武器はインドに対しても使われるかもしれない。
 二つ目は、ロシアが中国との関係を強化していることだ。ロシアが中国にいい武器を売れば、それはインドに対して使われるかもしれない。
 そして、第三はロシアの最近のウクライナにおける行動だ。欧米がロシアに対して制裁を強めつつある。もしロシアがウクライナでより大規模な軍事行動に出た場合は、制裁はより強まるだろう。ロシアから多くの武器を買っているインドは、影響を受ける可能性が高い。インドはロシアの行動に口は出さないが、ほどほどにしておいてほしいのだ。
 これらの事態をアメリカからみるとどうなるだろう。インドとロシアの強固な関係に隙間がみえる。今が、チャンスかもしれない。アメリカは積極的に動き始めている。

4.日印関係にはよい風が吹いている
 つまりインドに新政権が誕生し、その政権は中国を警戒しており、ロシアとも少し距離を置き始めているから、アメリカにとってインドに外交攻勢をかけるチャンスが巡ってきた、という論理になる。これはアメリカだけに言えることだろうか。いや、日本にもチャンスが巡ってきたといえよう。
 日本は今、中国の海洋進出に対応する必要性に迫られている。その中で、インドは要になる国だ。インドのモディ政権の中国に対する警戒心は、日本と共有できるものである。同時に、日本はロシアとの問題で悩んでいる。日本はロシアとの関係を改善したいが、ロシアのウクライナでの行動に悩んでいる。インドほど深刻ではないにせよ、懸念は共有できる。
 だとすれば、米国防長官のように、日本も積極的に動くことができる。現在輸出しようと交渉している救難飛行艇だけでなく、潜水艦やミサイル防衛についても、積極的な提案ができるかもしれない。救難飛行艇も、潜水艦も、ミサイル防衛も、日本以外の他の国が提供できない技術があり、日本にとって有利だ。日本が戦略上の要衝アンダマン・ニコバル諸島の空港建設にも協力するとの報道も出ている(注2)。マラッカ海峡からインド洋における海洋安全保障の観点から、とてもいい提案である。日本もインドも、ベトナムに対する軍事・治安支援に積極的だから、日印でベトナム支援を調整することもできよう。その際は、日印越の三国の戦略対話の枠組みが必要になろう。こうした武器取引やインフラ建設、対外支援を進めやすくするための手続きなどを定めた協定の締結なども念頭に置いて、交渉を開始したらいいかもしれない。
今、インドをめぐる情勢は急速に動き始めている。今月のモディ首相の来日は、注目すべきものになろう。

85とはずがたり:2015/01/27(火) 13:46:25

アジアにおけるインドの対外政策―印中米の三国関係と日本
http://www.wochikochi.jp/relayessay/2013/05/india-in-asia.php
シダールタ・ヴァラダラージャン
「ザ・ヒンドゥー」紙編集長

政治学者イアン・ブレマーに「Gゼロ」後の世界と名付けられ、主導国が存在しない、新しい時代に突入した現在では、アジアの重要性がますます増しています。国際交流基金は、国際文化会館との共催により、日本とインドの間の継続的な対話の「場」を創出するため新たな人物招聘事業として「日印対話プログラム」を立ち上げました。その初回の招聘フェローとして、インドで最も権威ある英字新聞のひとつ、ザ・ヒンドゥー紙のシダールタ・ヴァラダラージャン編集長を日本にお招きし、インドのアジア地域における外交と戦略政策、そして中国とアメリカとの関係のなかで、日本の果たすべき役割を論じていただきました。
(2013年3月28日国際文化会館 岩崎小彌太記念ホールでの講演を収録)

…インドとアメリカとの関係はこの10年で非常に改善しています。アメリカが決断を下し、核兵器に対する取引をしたことでインドに対する制裁措置も解除され、核におけるインドの孤立が終わりました。ただ、ここにはアメリカ側の計算や打算があります。この取引によって犠牲になったのが、インドと中国との関係だったのかもしれません。なぜなら1998年の核実験以降、それ以前に比して、印中関係は非常に改善し、善意に基づいた外交を行ってきていましたから。

つまり、アメリカがインドとパートナーシップを構築するということには、インドに「中国に対するヘッジ」という役割を期待するという考え方もあります。もしアメリカ側の事情によってある日突然、中国とアメリカとの関係を強化しなければならないということになると、犠牲になるのはインドなのです。これがまさにオバマ政権1年目に見られた現象だと思います。

 世界が通貨危機を経験した際、中国は重要な役割を担いました。そうした環境下において、アメリカは中国となんとか協力してやっていくべく、2つの超大国、つまりG2としてアメリカと中国の対話の場を設けようという提案までしました。日本にもインドにも幸いなことに、中国はこれには関心を示しませんでした。というのもG2というのは常に中国が2番目の立場ということなのです。中国がその地位に甘んじるわけがありません。そのため、アメリカと中国の関係が変わるということはあまりありませんでした。そして2010年以降、インドとアメリカは関係の再構築を模索しています。ここでインドが得た教訓は、ひとつの国と関係を構築することを、他の国に対するヘッジとするということでは、必ずしも上手くいかないということです。

インドと中国の戦略的関係
 中国はインドの最大の貿易相手国です。一時期緊張関係にあったインドと中国間の国境問題も近い未来に解決することができると思います。しかし、そうした良好な関係が構築されたとしても、インドと中国の間には摩擦要因が残ります。例えば、中国はインドの核政策について反対の意向を示しています。また、パキスタンと中国との関係の問題もあります。このような地政学的な問題のほか、中国の国内統治における不安要素、チベット問題など、インドとしては軽視できない問題があります。

 しかしながら、こうした印中関係を、線グラフで表してみると、その軌道は右肩上がりです。貿易、投資、ハイレベルでの政治訪問、観光、軍同士の議論や交流において、印中間の関係改善は目に見えて上向きを示しています。短期的にはグラフが落ち込み、関係が悪化しているように見えることもあるのですが、長期的視点に立てば上り調子だと言える、それがインドと中国の関係です。
 ただ、インドはアメリカや日本と、中国国内の政治の不安定さに対する懸念を共通課題としていますが、印中関係については、両国が力を持ち寄り、なんとか回復を試みているのです。

86とはずがたり:2015/01/27(火) 13:46:44

アメリカと中国の関係の変遷

 アメリカと中国との関係はどうなっていくでしょう。これまでの20年の間いろいろなアプローチがとられていました。90年代のクリントン時代には、中国の対米貿易黒字や中国が米国債を多く所有していることを危険視して、中国に対する封じ込めを行おうとしていました。冷戦時代の旧ソ連、旧COMECON(旧ソ連の主導のもとで東ヨーロッパ諸国に形成された共産主義諸国の経済協力機構)に対しては機能した封じ込めですが、グローバルな経済と金融制度に完全に統合されている中国の現状を考えると、21世紀の現在において中国を封じ込めようとするのはもはや冗談にしか聞こえません。だからこそ、アメリカもそうした考え方を改めようとしています。

 ただ色々な理論を打ち立て、なんとかそれを可能にしようとする動きはあります。2000年代のジョージ・W・ブッシュ時代には中国に対してヘッジをかけるだけではなく、責任あるステークホルダーになってもらい、国際社会に組み込もうとするアプローチがありました。こうしてつなぎ止めようという動きに対し、中国は戦略的なアンビバレンスをもって対抗してきました。こうしたことから、中国とアメリカは非常に複雑な関係にあります。
 そして、2011年11月以降、オバマ政権は「アジアに回帰する」と宣言し、いわゆる「アジア・ピボット理論」を打ち出します。ただどうもこのアジア・ピボットというのには、戦略的・戦術的な要素があるように思います。…

そして、インドと日本の関係

 世界における日本の経済的シェアは下降していますが、それでもいまだ軍事面や経済面において、大きなプレイヤーであるということは間違いありません。インドとは現在、約190億ドル規模の貿易が行われており、250億ドル規模に押し上げようという計画があるようです。中国とインドとの貿易が1,000億ドルを越えていることに比べれば、まだまだ小さい規模ですが、250億ドルが実現すれば、それは大変に素晴らしいことです。日本の対インド投資も120〜140億ドルにのぼっており、日本は強いコミットメントをもってインドのインフラ部門に参入してきています。日本は賢く分野を選定してインドの市場に入ってきました。そしてインドの経済発展を支えてくれたのです。日本がインフラ整備を行ったからこそ、インドはより広いアジア地域への組み込みが進んだわけです。こうしたことからインドの一般的な市民の中に日本に対する善意が醸成され、インドに対して重要な役割を果たしている国だといえると思います。

 一方、日本はアメリカとの軍事同盟であるという事実があり、その同盟関係を更に深化させていこうという姿勢も見られます。この日米同盟はインドにプラスとマイナスをもたらしています。プラスの面とは、日米の共同軍事訓練や演習が可能であり、様々な共同プロジェクトを実施できることでしょう。色々なイニシアティブで相互運用性があることで、ひとつの安心感をもたらすということができます。マイナスの側面というのは、あまりに密接な軍事同盟関係は中国に対するひとつのシグナルになるということです。インドもこの点については注意を払わなくてはなりません。

 また、日本は中国との関係においてもインドにプラスとマイナスをもたらしていると思います。経済的な面において、貿易相手国であり互いに投資を行う国同士というのは紛争や戦争をしないという理論もありますが、中国と日本や中国をはじめとするさまざまな貿易相手国との関係を見ていると、経済交流が多岐にわたって高いレベルで行われているにも関わらず、やはり緊張関係にあるということがいえるのです。また、中国側からの圧力があった場合、日本と価値観を同じくする他国と関係を構築することで対抗措置をとります。その対象国がインドです。日本が経済的な面だけではなく政治的にもインドと接近しているのは、アメリカのアジアにおける長期的な展望や、内状不安をかかえる中国の台頭が要因として分析されます。ただし、インドと日本が関係を緊密にすることは、中国を封じ込めるためだという理解がされてしまうと、そこにはマイナス影響しかありません。

インド、中国、アメリカの「トロイカ体制」

 インド、中国、アメリカのトロイカ体制(三者関係)においては、誰が中心に立つのかということが重要になってきます。インドの視点から見ると、アメリカと中国とのコミュニケーションや貿易関係は、印米間のそれに比べて規模が大きいものでもありますし、重要性も違います。政治的なレベルで考えると、アメリカと中国は現在、快適な関係を享受していますが、その背景には複雑性に増した構図がみられ、なんとかバランスを取っているのだということができます。インドにとって重要なのは、我々がこの三カ国関係の中心に立つべきであり、そうしようとする姿勢が大切なのだということです。

87とはずがたり:2015/01/27(火) 13:47:15
>>85-87
 日本、アメリカ、中国間のトロイカにおいても、日本は同じ立場にいると思います。楽観的な話に聞こえるかもしれませんが、日本やインドはそうした均衡をとる役割を担えるだけの潜在性を持っていると思います。日本もインドも、アジアでの他国との関係性をゼロサムゲームとみなしてはいけません。インドは中国との関係を、アメリカと中国の関係の派生的なものと見てはいけません。また日本との関係を日中関係の派生的なものと考えてしまうと、インドは危機に直面することでしょう。なぜならば、インドと中国の関係がそこではある意味で人質となってしまうからです。

 米中関係はゆっくりと滑らかな曲線を描いて下降しています。この関係も、線グラフで表せば、上に振れたり、下に振れたりということがあるので、日本もインドもそのことはよく理解しておかなくてはなりません。時に米中が良好な関係を築くように見えたとしても、そこで一喜一憂する必要は無いのです。米中関係はとにかく複雑で曖昧であり続けるのだということを認識していなくてはならないのです。
 アメリカは中国の力をアジア・ピボット政策やTPP(環太平洋経済連携協定)においてなんとか弱めようとしています。こうしたイニシアティブは、アジアにおける分断やお互いを懐疑的に見る雰囲気を醸成してしまいます。私達はそれを注意深く観察していなかければなりません。

将来に向けたインドと日本の対話

 将来的なインドと日本の対話はどういった形が望ましいでしょうか。経済関係は軌道に乗っています。ただ政治レベルでは必要とされない不協和音も聞こえてきます。このような政治的な不協和音というのはなんとかしていかなくてはなりません。それでこそ経済協力の本当の実りを得るわけです。この両国関係の実りの進化は、第三国などに目を向けずにやっていかなくてはならないのです。

 より国際的な視野を見据えた日印間の対話については、米中間の緊張感が高まりつつある現実を踏まえていかなくてはなりません。この2つの超大国の間でのダイナミズム、これがアジアにおける沢山の不安定や緊張関係の源となるでしょう。ですから、ライバル関係をさらに高めてそこから利するというよりは、それぞれときちんとした関係を築き、このライバル関係をなんとか封じ込めていかなくてはなりません。それこそがアジアが必要とする「封じ込め」ではないかと思います。そしてこのピボットこそが、インドと日本の関係を考える上で一番よいものであると考えます。

(編集:友川綾子、撮影:相川健一)

india_in_asia01.jpg シダールタ・ヴァラダラージャン(Siddharth Varadarajan)
1965年生まれ。インドで最も権威のある英字新聞の一つ、ザ・ヒンドゥー紙の編集長。取材テーマは多岐にわたり、アジアにおけるインドと中国の関係、インドの外交政策、アフガニスタンにおけるタリバンといった国際的なテーマから、 宗教・民族対立やテロで注目されたグジャラート州やカシミール地方などインド内部の状況にも精通している。今日のインドで、国防・外交政策に関して最も信頼のおけるジャーナリストの一人として、海外の新聞にも頻繁に引用されている。
 ザ・ヒンドゥー紙以前には、ザ・タイムズ・オブ・インディアに9年間勤め、その当時唯一のインド人ジャーナリストとして1999年NATOによるセルビア空爆をベオグラードから、2001年アフガニスタンのタリバンによるバーミヤンの仏像破壊を報道した。ザ・ヒンドゥー紙では外交問題担当編集主幹、デリー版編集長などを経て、2011年5月、創業一族以外で初となる編集長に就任。
 2005年に国連特派員協会(UNCA)より、イランと国際原子力機関(IAEA)についての連載記事 "Persian Puzzle" で表彰され、2010年にはラマナス・ゴエンカ賞新聞雑誌ジャーナリズム部門を受賞。
 学術・教育活動にも力を入れており、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、米国コロンビア大学卒業後、経済学者として1995年までニューヨーク大学で教べんをとる。2007年にカルフォルニア大学客員教授として、2009年にはイェール大学ポインター・メディア・フェローとして招聘されている。
 主な編著にGujarat: The Making of a Tragedy (Penguin Global, 2002)など。

88チバQ:2015/02/02(月) 19:48:11
http://www.afpbb.com/articles/-/3038524
野党党首の事務所、電線切られる 政権の圧力 バングラデシュ
2015年02月02日 16:40 発信地:ダッカ/バングラデシュ
【2月2日 AFP】バングラデシュの野党党首で、シェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相の30年来の政敵であるカレダ・ジア(Khaleda Zia)元首相の自宅兼事務所の電気が1月31日の未明から約20時間にわたって止められた。反政府デモを呼び掛けているジア氏に対する政権の圧力だ。

 ジア氏が率いるバングラデシュ民族主義党(Bangladesh Nationalist Party、BNP)によれば、国営電力会社の技術者がはしごを使ってジア氏宅前の電線を切断した。

 技術者は集まった報道陣を前に「警察から電線を切る許可が出ている」と述べた。民放テレビのチャンネル24(Channel 24)によると、インターネットと衛星テレビの配線も切断されたという。

 BNPによれば電気はその日の深夜に復旧したが、その後も事務所のインターネットやファクス、ケーブルテレビ、携帯電話は使えない状態が続いた。

 ジア氏は、自身の支持者を1月5日にハシナ首相に抗議するデモに動員すると表明し、首都ダッカ(Dhaka)市内の上流階層の地区グルシャン(Gulshan)にある自宅兼事務所に閉じこもった。1月5日はBNPがボイコットして与党が圧勝した前年の総選挙からちょうど1年目に当たる。ジア氏が閉じこもりを続ける中、同氏の1番下の息子がマレーシアで死亡。1月27日に行われた葬儀には数万人が参列し、ジア氏への支持を示した。

 ジア氏は事務所から全国の道路や鉄道を封鎖するよう呼びかけて混乱を招き、少なくとも42人が死亡、800台近い車両が火炎瓶などで壊される事態になっている。同氏はまた、150万人の学生が受験する高校入試が全国で行われるにもかかわらず、今月1日から72時間のストライキを呼びかけていた。

 現地の英字紙デーリー・スター(Daily Star)によると、シャージャハン・カーン(Shahjahan Khan)船舶相は1月30日夜の集会で、ジア氏が交通網の封鎖をやめさせなければ、自宅の電気を止めて飢え死にさせてやると述べていた。ジア氏宅前の電線が切断されたのはその数時間後だった。

 ジア氏はハシナ首相に、昨年の総選挙のやり直しを求めている。不正があるとして野党がボイコットした結果300議席のほとんどを与党が占め、ハシナ氏は任期5年の首相の座についた。(c)AFP

89チバQ:2015/02/04(水) 20:00:41
http://mainichi.jp/select/news/20150205k0000m030021000c.html
スリランカ:09年内戦終結…いまだに帰れない国内避難民
毎日新聞 2015年02月04日 18時45分(最終更新 02月04日 19時34分)
 2009年に少数派タミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)との内戦が終結したスリランカで依然として故郷に帰れない国内避難民がいる。軍に土地を接収されているためだ。同国では1月の大統領選挙でシリセナ政権が誕生した。避難民キャンプの住民は「新政権に早く土地を返してほしい」と訴えている。【サンプール(スリランカ東部)で金子淳】

 「ここには家がたくさんあった。病院も、学校も」。東部トリンコマリーから南へ約40キロのサンプール。ナゲシュワラムさん(36)は何もない草原を指して嘆いた。

 サンプール村は06年4月、周辺にLTTEが潜伏しているとして政府軍による爆撃を受け、少なくとも住民7人が死亡した。「もうここには住めない」。ナゲシュワラムさんは妻と2歳の娘を連れて村を脱出。徒歩で2カ月かけて約100キロ離れた南東部バティカロアへ逃れた。

 内戦終結後の09年にサンプールに戻ったが、目にしたのは一面の荒野だ。自宅付近は軍に接収され、フェンスが張り巡らされて入れない。近くの避難民キャンプに身を寄せ、5年以上が過ぎた。「早く自分の土地に帰りたい」と嘆く。

 周辺では4カ所のキャンプがあり、約3100人が住んでいるという。元サンプール村民のウダイクマールさん(38)によると、政府は約7キロ離れた別の場所を定住先として提示した。しかし、水利が悪く農業に適さないため多くの住民が拒否したという。政府や非政府組織(NGO)の支援はほとんどなく、仕事は月10日程度の日雇い労働だけ。「いつになれば帰れるのか。新政権に期待するしかない」

 故郷に戻った住民も生活は厳しい。近くに住むバーラシンガムさん(71)は06年の攻撃で長男(当時27歳)を失った。いったん別の街に避難し、終戦後に自宅に戻ると、屋根がはがれて家財道具はなくなっていた。13年に妻が死亡し、自宅の修繕もできないまま1人で庭の小屋に住む。「(内戦がなければ)村の子供たちは学校を卒業し、医師や技師になれたはずだった。今は怒りもわいてこない」とさびしく笑った。

          ◇

 スリランカは1970年代から少数派タミル人による分離独立運動が本格化し、83年に政府軍とタミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)が内戦に突入した。LTTEは北部や東部を中心に支配領域を広げたが、2009年5月、ラジャパクサ前政権による徹底攻撃でプラバカラン議長が死亡し壊滅した。内戦による犠牲者は8万〜10万人といわれ、国内避難民は約30万人に上った。

 壊滅したLTTEに対しては、今もタミル人の間に共感が残る。タミル人政党・タミル国民連合の地方幹部を務めるティルッチェルバムさん(45)は、10歳以上離れた妹と弟がLTTEの志願兵となり戦死した。「彼らは我々の権利のために戦った。LTTEはタミル人の別名だ」と語る。ただ、LTTEは内戦中に住民を「人間の盾」にしたり、少年少女を兵士にしたりしたなどとして批判されている。一方、政府軍も終戦間際にタミル人に無差別攻撃を加えたとされ、国連などは国際的な人権調査を受け入れるよう求めている。

90チバQ:2015/02/04(水) 20:12:50
http://www.sankei.com/world/news/150204/wor1502040001-n1.html
2015.2.4 11:00
【日々是世界】
「中国−旧政権ライン」に背を向けるスリランカ新政権 “強権国家”から“米印同盟国”に戻れるか





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スリランカの中心都市コロンボで、就任宣誓を行うマイトリパラ・シリセナ新大統領(中央)。公約通り、前政権時代の中国頼みの姿勢から脱却できるか、注目される=9日(ロイター)
 パリの風刺週刊紙銃撃事件などフランスで起きた一連のテロで世界中が震撼(しんかん)していたころ、南アジアのスリランカでは大統領選が実施され、強権を振るっていたマヒンダ・ラジャパクサ氏(69)が敗北し、政権交代が実現した。

 ラジャパクサ氏は昨年11月、2期目の任期が2年も残る中で今年1月の大統領選実施を宣言した。3選禁止の憲法条項を自ら撤廃した上での行動だった。ところが、突然、閣僚だったマイトリパラ・シリセナ前保健相(63)が離反して立候補を表明。短い選挙戦だったにもかかわらず、81.5%という高投票率の中、シリセナ氏が51.3%の票を獲得して、ラジャパクサ氏の3選を阻んだ。

失敗したクーデター画策

 一部の報道によると、ラジャパクサ氏は軍や司法を使って、選挙結果を無効化しようと、事実上のクーデターを試みたが協力を得られなかったという。シリセナ氏が投票翌日の9日に大統領就任の宣誓をするという異例の“早業”も、ラジャパクサ氏の動きを封じ込めるためだったとして、クーデター説の信憑性を高める材料になっている。

 ラジャパクサ氏の敗因は、政財界に親族を登用する縁故主義や大統領への権限集中、汚職体質にあった。10日付のインドの英字紙ヒンズーは社説で、シリセナ氏は「徹底的な反ラジャパクサ票に乗った」ことでカリスマ性のなさや、遅れた大統領選参戦などの不利な条件を克服し、勝利を手にしたと分析。結果は「民主主義にとって明快な勝利で、平和な政権交代という地域全体への教訓」と評価した。

 その上で、シリセナ氏に「信頼を著しく失ったスリランカの法の支配、司法の独立、報道の自由を早急に修復する必要がある。最も大事なのは、公正な平和というタミル人の要求に応えることだ。というのも、これが国の将来を左右するからだ」と注文をつける。

民族和解が不可欠

 2009年の内戦終結後、ラジャパクサ政権が手をつけなかった内戦をめぐる責任の追及や、多数派シンハラ人と少数派タミル人の民族和解は、今後のスリランカの安定化にとって不可欠な要素となる。この点について、17日付の英誌エコノミストは、新政権発足後にスリランカを訪問したローマ法王フランシスコ(78)が、戦争責任の追及は「古傷を開くためではなく、むしろ正義、癒やし、和解を進めるために必要な手段」と呼びかけたことに言及。その上で、南アフリカの白人政権下の人権犯罪を調査する「真実和解委員会」式の方法を提案した。

 シリセナ大統領の内政面での手腕が問われる一方、外交面では対中姿勢に注目が集まっている。

 海洋交通の要衝であるスリランカ南部は、中国の支援で建設された港や国際空港がすでに完成している。これに加えて、中国の習近平国家主席(61)は昨年9月のスリランカ訪問時に、新たな開発計画を約束。習氏の訪問前には、スリランカのコロンボ港に中国軍艦船が寄港し、両国関係の緊密ぶりを対外的にアピールした。

米国に思わぬチャンス

 14日付の米紙ワシントン・ポストの社説は、ラジャパクサ氏と中国の関係を「ラジャパクサ氏が人権侵害の批判にさらされると中国に頼り、人権侵害を全く意に介さない中国は、この機に乗じて影響力拡大を図った」と解説する。

 シリセナ氏は公約で、中国が14億ドル(約1640億円)を支援する「港湾都市プロジェクト」の見直しと、この計画に絡むラジャパクサ氏親族らの汚職問題の追及を掲げた。ワシントン・ポストは「シリセナ氏が民主主義的な機構の再構築に成功すれば、スリランカは、中国、ロシアのような強権国家ではなく、インドと米国の同盟国に立ち戻るだろう」と期待を寄せる。

 その上で、「大統領選の結果はバラク・オバマ米大統領(53)にとって、米国外交のアジアシフトと、民主主義の防衛という2つの目標に向けて前進する思わぬチャンスをもたらした。米国はシリセナ氏が成功するためにできることは全てやるべきだ」として、米国の支援の必要性を訴えている。(国際アナリスト EX)

91チバQ:2015/02/08(日) 20:16:52
http://mainichi.jp/select/news/20150208k0000m030042000c.html
インド:デリー首都圏議会選の投票 政権評価の指標に
毎日新聞 2015年02月07日 19時02分(最終更新 02月07日 22時13分)
 【ニューデリー金子淳】インドの首都ニューデリーを含むデリー首都圏(州)議会選挙(定数70)が7日、投票された。国政の与党・インド人民党と、前回議会選(2013年12月)で大勝した一般人党が激しく競り合い、接戦となっている。人民党はモディ政権の国政での「実績」をアピールしており、結果は政権に対する評価の指標となりそうだ。開票は10日。

 人民党は昨年5月のモディ政権発足後にあった4州の議会選のうち、3州で第1党となるなど「モディ人気」をバネに勝利を重ねてきた。ただ、モディ政権の改革が目に見える形で国民生活の向上につながっておらず、貧困層を中心に不満の声が上がりつつある。

 人民党支持から一般人党に乗り換えたニューデリー南部の学生、アルジュン・クマールさん(25)は「モディ政権でも何も変わっていない。人民党には期待できない」と語る。

 デリー首都圏は前回選挙で「腐敗一掃」を掲げて大勝した一般人党のケジリワル党首が州政府首相に就任した。しかし、人民党に法案成立を阻止されたなどとしてわずか49日後に辞任。その後は大統領の直接統治下に置かれていた。

92チバQ:2015/02/08(日) 20:55:34
http://www.sankei.com/world/news/150208/wor1502080002-n1.html
2015.2.8 17:00
【モディ政権考】
中国「習近平」を抱擁しなかったインド・モディ首相の〝心象風景〟
 インドのモディ首相が抱擁した外国指導者が3人になった。1月25日にインドを訪問したオバマ米大統領を空港まで出迎え、オバマ氏が飛行機からタラップで降りてきたところを抱擁した。この後の共同記者会見が終わった際にも、メディアのカメラの前で抱擁するパフォーマンスを見せた。

 昨年5月に首相に就任したモディ氏が抱擁した外国首脳は、公開された情報に基づくかぎり、これで3人となった。

 1人目は安倍晋三首相だ。モディ氏が昨年8月末に訪日した際、出迎えた安倍氏と抱き合った。2番目はオーストラリアのアボット首相。昨年11月に20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため豪州を訪問した際に抱擁した。つまり、モディ氏が抱擁したのは日、豪、米3カ国の首脳であり、中国の軍事的台頭を警戒する米国の同盟国との関係を重視する傾向が顕著になっている。

 それぞれの抱擁の機会では、日本は5年間で官民合わせて3・5兆円の投融資をすることを表明し、豪州は、これより前のアボット氏の訪印で、電力不足に苦しむインドに原子力発電の燃料となるウランを供給することを可能にする原子力協定に調印していた。

 オバマ氏の訪印では、米企業のインドへの原発輸出を加速させる合意がなされ、モディ氏にとっては外交上な成果を挙げる場となっていた。

 モディ政権は今後も伝統的な「全方位外交」に縛られず、日米豪との良好な関係を深めていくことは確実といえそうだ。

 一方、昨年9月にインドを訪問した中国の習近平国家主席に対しては、空港まで出迎えたものの、抱擁まではしなかった。インドは中国と領土問題を抱え、領有権を争う印北東部アルナチャルプラデシュ州やカシミール地方では軍事的な緊張が続いている。中国は再三、インド側に圧力をかけており、インドの警戒心は強い。

 また、モディ氏が首相就任式に招待したスリランカ、パキスタン、アフガニスタンなど近隣国の首脳との間でも、抱き合う光景は伝わっていない。(ニューデリー 岩田智雄)

93とはずがたり:2015/02/08(日) 22:20:03
伝統的に国民会議派主導の政権の下で社会主義やソ連と近いインドだったので印・露vsパ・中・米の枠組みが割と強固にあったけど,恐らく中国の覇権国家への挑戦を背景に,インドが米・日・濠と結ぶとなるとわりかし外交革命じゃあないか。

最も東アジアや南アジアが(本家外交革命に先立つ)三十年戦争とそれを終結させたウェストファリア条約以前の段階じゃあないかと云う指摘は大いに有り得るけどw(西欧に国際関係を形成した三十年戦争だけど,当時のヨーロッパ程野蛮ではない21世紀のアジアなら戦争ではない方法で国際秩序を形成すると期待したい所なんだけど・・)

94チバQ:2015/02/09(月) 19:58:42
http://mainichi.jp/select/news/20150210k0000m030060000c.html
スリランカ:大統領就任1カ月「課題は国民の心を一つに」
毎日新聞 2015年02月09日 19時43分

 ◇シリセナ大統領、国民和解の必要性を強調
【ニューデリー金子淳】スリランカでシリセナ大統領が就任して9日で1カ月が経過した。ラジャパクサ前政権が親中国路線を強めてきたのに対し、シリセナ氏は全方位外交に転換。欧米などが求めてきた内戦時の人権侵害調査の実施を表明したほか、就任後初の外遊先にインドを訪問することも決めた。ただ、選挙中は「中止」を主張していた中国の支援による港湾整備は続行を決めるなど、対中関係にも一定の配慮も見せている。

 「最大の課題は和解プロセスを通じて国民の心を一つにすることだ」。独立記念日の4日、シリセナ氏は演説で内戦後の国民和解の必要性を強調。さらに「あらゆる国と友好関係を築き、中道の外交政策を進める」と宣言した。

 同国はこれまで、2009年まで続いた内戦末期に少数派タミル人を弾圧したなどとして、欧米などから国際的な人権調査を求められていた。だが、前政権は調査には後ろ向きで、欧米との関係が冷却化。内政を問題視しない中国への接近を強めてきた経緯がある。

 こうした中、新政権は先月、自国の調査団による人権侵害調査を実施する方針を表明。ロイター通信によると、政府報道官は「必要なら海外の専門家も受け入れる」と語った。対欧米関係の改善が狙いとみられる。

 また、シリセナ氏は15〜18日に初外遊でインドを訪問する。中国の海洋進出を警戒するインドとの関係改善を目指す姿勢を鮮明にした。

 ただロイター通信によると、最大都市コロンボで中国と進めている港湾都市の建設計画については今月、「中止する」との公約を撤回し、続行を決めた。中止すれば中国との対立は避けられなかっただけに、対中関係の悪化は避けた形だ。西側外交関係者は「新政権は中国との関係を保ちつつ、各国とバランスを取っていくだろう」と話している。

95チバQ:2015/02/11(水) 12:37:53
http://www.sankei.com/world/news/150210/wor1502100047-n1.html
2015.2.10 18:50

デリー首都圏議会選で印モディ首相与党が惨敗 政権8カ月「経済」で厳しい審判

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 【ニューデリー=岩田智雄】インドのデリー首都圏(州に相当)で、地方議会選挙の開票が10日行われ、モディ首相の与党インド人民党(BJP)が惨敗し、汚職撲滅を掲げる野党、庶民党が地滑り的な大勝利を収めた。庶民党は全議席をほぼ独占する勢いで、昨年5月に発足したモディ新政権は、首都市民の厳しい審判を受けた形だ。

 選挙管理委員会の午後3時半までの中間集計では、各党の獲得・優勢議席数は庶民党67、BJP3、国政前与党の国民会議派0。

 モディ氏はインフレ抑制や通貨ルピー安阻止、海外に流出した闇資金の取り戻しを約束してきた。外交では存在感を示したが経済政策では実績を挙げられず、ヒンズー至上主義や慢心が批判を浴びた。庶民党に対抗し、デリー首都圏首相候補に反汚職運動家で、かつてBJPを批判していた新顔の女性を立てたことも支持者の反発を買った。

 庶民党は、汚職撲滅に加え、電気料金値下げや水の無料供給など大衆迎合主義的政策を訴え、支持基盤の低所得層だけでなくBJP支持者が多い中間層以上からも圧倒的な支持を得た。

 BJPは政権発足後、地方議会選で快進撃を続けていたが、“モディ人気”に頼った選挙の限界を露呈した。ジャワハルラル・ネール大学のアナンド・クマール教授は「モディ氏の公約には非現実的なものが目立つ。これまでのBJPの勝利は、有力野党がなかったからだ。庶民党の公約も実現困難だが、他党が庶民党から学べば、BJPは今後も苦しむ」と分析した。

96チバQ:2015/02/11(水) 13:59:34
http://mainichi.jp/select/news/20150211k0000m030040000c.html
インド:首都圏議会選…政権与党が惨敗「首相人気」及ばず
毎日新聞 2015年02月10日 19時40分(最終更新 02月11日 00時35分)

 【ニューデリー金子淳】インドの首都ニューデリーを含むデリー首都圏(州)議会選(定数70)は10日、開票が行われた。腐敗一掃を掲げる一般人党が議席の9割超を獲得し、圧勝した。モディ首相が所属する国政の与党・インド人民党は議席数を大幅に減らし惨敗し、政権にとって大きな打撃となった。

 選管によると、獲得議席数は、一般人党が67議席(前回比39議席増)、人民党が3議席(同29議席減)。一般人党のケジリワル党首が14日にも州政府首相に就任する。

 選挙戦では、2012年に結成された一般人党が汚職対策や光熱費の負担削減などを打ち出し、貧困層や中間層を中心に支持を広げた。一方、人民党は首相の写真入りのポスターや広告を多用するなど「モディ人気」を前面に押し出したが及ばなかった。

 国内政治に詳しいデリー大のプレーム・シン教授は「人民党は中央政府の与党なので、有権者は州政府で一般人党を支持することでバランスを取ろうとしたのだろう。人民党の勝利の波が首都で止まったのは象徴的だ。今後の州議会選にも影響するだろう」と話した。

97チバQ:2015/02/16(月) 23:07:26
http://www.asahi.com/articles/ASH2G5FMBH2GUHBI00V.html
モディ首相、初の黒星 インド首都圏トップに野党党首
ニューデリー=貫洞欣寛2015年2月15日13時39分
 インドのデリー首都圏(州に相当)議会選挙で、「反汚職」を掲げる庶民党(AAP)が定数70のうち67議席を占める圧勝をおさめ、アルビンド・ケジリワル党首(46)が14日、首都圏首相に就任した。昨年の下院選以来、好調を維持してきた国政与党・インド人民党(BJP)とモディ首相にとっては初の黒星だ。

 インドでは昨春の下院選で経済成長を掲げたBJPが同国で30年ぶりの単独過半数を獲得してモディ政権が発足。その後の地方選でもBJPが躍進してきた。だが、10日に開票されたデリー首都圏議会選ではBJPは31議席から3議席に急減した。

 ケジリワル氏は14日の就任式で「70議席中67という結果は人為だけで成し得ない。神が我々にメッセージを送ろうとしているのだ」と述べ、公約の汚職対策に取り込む意欲を示した。

98チバQ:2015/02/17(火) 22:04:38
http://www.asahi.com/articles/ASH2H3DS0H2HUHBI00K.html
(@ジャフナ〈スリランカ〉)10年ぶりの政権交代をもたらしたもの
2015年2月17日00時00分

当選を決めて野党関係者との協議に向かうシリセナ氏=1月9日、コロンボ、貫洞欣寛撮影
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■特派員リポート 貫洞欣寛(ニューデリー支局長)

 1月のスリランカ大統領選で、新顔で前保健相のマイトリパラ・シリセナ氏が現職のマヒンダ・ラジャパクサ氏を破り、10年ぶりの政権交代が起きた。

 もともとラジャパクサ氏の優勢は揺るがないと考えられていた。四半世紀以上にわたって続いた内戦を2009年に終わらせた立役者となったのが、05年に就任した同氏だったからだ。

 一方、シリセナ氏は、ラジャパクサ氏が率いる与党で長年、幹事長を務めてきたが、昨年11月になって、政権からの離反と大統領選への立候補を発表した。ばらばらだった野党が団結してシリセナ氏を統一候補として現職を破ることができた要因には、一族支配や政権の民族政策への批判があった。そして、背景には中国の影が見え隠れする。

 スリランカでは1983年、多数派で仏教徒が多いシンハラ人の「シンハラ至上主義」と、それに対抗する少数派でヒンドゥー教徒が多いタミル人の「タミル民族主義」が、抜き差しならない対立に発展。政府軍とタミル人組織「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」の内戦に陥ったが、政府軍が09年にLTTEを壊滅させた。

 その後のスリランカは復興需要を中心とする経済ブームに沸いた。その中心にいたのが、ラジャパクサ一族だ。ラジャパクサ氏は高速道路やコロンボ港の拡張などの公共事業に次々と着手。自らの出身地の南部ハンバントタでも、大規模港湾と国際空港を建設した。

 国防次官に据えていたのが、弟のゴタバヤ氏だ。国防省は軍需関連産業だけでなく、余剰となった兵力を生かしたインフラ建設事業や軍用地の払い下げによる都市開発など多くの利権を持つ。11年には「国防・都市開発省」と改称したほどだ。

 さらに、もう1人の弟を経済開発相に任命。兄は国会議長、息子は議員になった。メディアの締め付けを強めたうえ、10年には憲法の大統領3選禁止規定を撤廃。長期政権を視野に入れ始めた。

 こうした利権の囲い込みにこぼれた政治家が、不満を蓄積しつつあった。有権者の間でも、一族支配への反感は高まっていた。1月8日の投票日、コロンボ中心部で投票した会社経営者セルボムさん(43)は取材に「一族支配と汚職がはびこっている。変化が必要だ」と話した。

 民族問題と国民和解も、選挙戦の行方を左右する重要な要素になった。

 選挙戦の最終盤で、シリセナ氏の優勢が見え始めた。ラジャパクサ陣営は「シリセナが勝てばLTTEのテロリストが戻ってくる」とネガティブキャンペーンに打って出た。一方、少数派のタミル人やイスラム教徒は雪崩を打ってシリセナ氏を支持した。

 それはなぜなのかを探るため、タミル人が多数を占める北部州の州都ジャフナに向かった。

99チバQ:2015/02/18(水) 21:11:04
http://www.sankei.com/world/news/150218/wor1502180040-n1.html
2015.2.18 20:33

イスラム政党幹部に死刑 バングラデシュ





 1971年にパキスタンからバングラデシュが独立した際の戦争犯罪を裁く同国の特別法廷は18日、民間人殺害に関与した罪などでイスラム政党「イスラム協会(JI)」のアブダス・スバン幹部(79)に死刑判決を言い渡した。

 スバン幹部はバングラデシュ西部の複数の村で、住民約400人の殺害に関わるなどした罪で訴追されていた。ハシナ首相の主導で設置された特別法廷は2013年以降、JI幹部らに相次いで死刑判決を下している。(共同)

101チバQ:2015/02/26(木) 22:36:41
http://www.sankei.com/world/news/150225/wor1502250056-n1.html
2015.2.25 21:23

バングラ元首相に逮捕状 汚職事件の出廷めぐり





 バングラデシュの裁判所は25日、汚職事件の審理への出廷を拒み続けたとして、野党バングラデシュ民族主義党(BNP)党首のジア元首相の逮捕状を出した。ロイター通信などが報じた。

 ジア元首相はハシナ首相の政敵。ジア元首相が逮捕されれば、今年に入って国内でゼネストを頻繁に起こしているBNPの支持者が反発、混乱が拡大する可能性がある。

 ジア元首相は、在任中の2001〜06年に慈善活動名目で集めた65万ドル(約7700万円)を横領したなどとして訴追されている。事件を政治的陰謀と主張し、汚職を否認する元首相は、病気などを理由に裁判に出廷していなかった。(共同)

102名無しさん:2015/02/26(木) 22:48:18
http://www.sankei.com/world/news/150226/wor1502260050-n1.html
2015.2.26 21:15

ガンジー家御曹司 「自己反省が不可欠」と雲隠れ





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インドの最大野党、国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの最大野党、国民会議派の副総裁で、名門「ネール・ガンジー家」の御曹司、ラフル・ガンジー氏(44)が23日からの国会の予算案審議を欠席し、姿をくらましている。会議派の選挙での連敗を受け、2〜3週間の「研究休暇」を取るとしているが、野党やメディアからは重要審議への欠席を批判する声が上がっている。

 ラフル氏は母親のソニア・ガンジー総裁(68)に「党に関する最近の出来事と党の将来を熟考するため時間が必要」で「自己反省」が不可欠だと届け出た。

 インド・メディアは、党の改革で重鎮との意見の食い違いがあったためだとの消息筋の話を伝え、ラフル氏が選挙結果の責任を問われながら、改革を自由に進めさせてもらえないことに不満を募らせているとの見方もある。

 ただ、予算国会では、インド人民党(BJP)を率いるモディ首相が28日に初めての本格予算を提案するほか、農民の反発を受けている「土地取得法」の審議が行われるなど節目の時期を迎えている。

 BJPからは「誰でも休暇を取れるが、国民は国民会議派に長期休暇を与えた」と揶揄(やゆ)する声が上がり、メディアも「これ以上の悪いタイミングはない」(ヒンズー紙)などと批判している。

 国民会議派は昨年5月開票の総選挙で大敗し、与党の座から転落した。その後の地方議会選でも連敗中だ。党幹部からは“党の顔”のラフル氏を総裁に推し、党勢回復を期待する意見が上がるが、ラフル氏には、総選挙で首相候補として戦うことを固辞するなど指導者として消極的な姿勢も目立つ。御曹司の“雲隠れ”は、党の退潮を加速させる恐れをはらんでいる。

104チバQ:2015/03/01(日) 23:38:07
http://www.sankei.com/premium/news/150301/prm1503010002-n1.html
2015.3.1 18:00
【モディ政権考】
与党惨敗インド首都圏議会選、野党公約「電気料金値下げと水無料」で懸念される「企業増税と断水」





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2月10日、デリー首都圏議会選で庶民党を勝利に導き、ニューデリーでの集会で支持者の勝利を報告するケジリワル氏(ロイター)
 昨年5月の政権発足以来地方議会選で“快進撃”を続けていたインドのモディ首相の与党、インド人民党(BJP)が2月10日開票のデリー首都圏(州に相当)の議会選で惨敗を喫した。地滑り的大勝利を収めたのは、汚職撲滅を掲げる野党、庶民党だ。モディ政権は、首都圏市民の厳しい審判を受けた形だが、在留邦人からは早くも政治経験の浅い新党による地方政治を不安視する声が上がっている。

 選挙管理委員会によると、全70議席のうち、獲得議席は庶民党67、BJP3、前与党の国民会議派0。庶民党のアルビンド・ケジリワル党首が「恐ろしい」といったほどの結果だった。

 1年余前の前回選挙ではBJPが第1党、結成されたばかりの庶民党が第2党。国民会議派はそれまで15年間、与党の座にあったため、衰退が著しい。

 選挙を受けてデリー首都圏の首相に就任したケジリワル氏が汚職撲滅のほかに訴えてきた目玉政策は、大衆迎合主義的な電気料金の値下げと水の一部無料供給だ。しかし、デリー首都圏に十分な財源があるわけではなく、デリーの日経企業支援関係者は、「行き着くところは停電と断水だろう」と推測する。

 デリー首都圏は電力供給会社から電力を購入しているが、財源不足から需要ギリギリしか購入できなくなり、一時的に需要が増えた際に容易に停電するようになると考えられる。また、水の需要は右肩上がりであるため、新たな水資源開発が必要だが、こうした費用にも窮することになる可能性があるという。

 モディ氏は経済政策では実績をまだ示せず、ヒンズー至上主義や慢心が批判を浴びた。選挙は、このほか、市民の汚職撲滅に向けた願いの強さを反映した結果とはいえ、財源確保のため日系を含めた企業からの何らかの税徴収が加速するのではないかと懸念する声も上がっている。ただ、今のところ、庶民党の勝利による国政への影響はあまりないだろうとの意見も多い。(ニューデリー 岩田智雄)

105チバQ:2015/03/01(日) 23:38:59
http://www.sankei.com/world/news/150301/wor1503010042-n1.html
2015.3.1 23:01

カシミールの宗派対立、深刻化懸念…印ヒンズー至上主義与党、州政権入り

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 【ニューデリー=岩田智雄】インドとパキスタンなどが領有権を争うカシミール地方のインド側支配地域、ジャム・カシミール州で1日、新たな地方政権が発足し、イスラム教徒が多数派を占めるこの地域で初めてヒンズー至上主義を掲げるモディ首相の与党、インド人民党(BJP)が連立与党に加わった。

 昨年12月の州議会選で、イスラム教徒を支持基盤とする地域政党「人民民主党(PDP)」が第一党となったが、過半数に及ばなかった。“モディ人気”の中、初めて第二党の座に躍進したBJPとの協議がまとまり、1日、両党による連立政権が発足した。州首相にPDP、副首相にBJP指導者が就任し、ジャムで行われた宣誓就任式にはモディ氏も出席した。

 ただ、BJPはジャム・カシミール州に一定の自治権を認める憲法条項の廃止を党是に掲げ、条項を支持するPDPとの間には深い溝がある。連立政権の発足が分離独立派の反発を買うのは必至で、武装勢力を刺激する恐れがある。

 また、州内ではヒンズー教徒によるイスラム教徒への暴力も発生しており、ヒンズー教徒の過激化を懸念する声もある。

106チバQ:2015/03/02(月) 22:40:47
http://www.sankei.com/world/news/150302/wor1503020001-n1.html
2015.3.2 11:00
【国際情勢分析】
政権交代「スリランカ」を手繰り寄せる「インド」、じっと注視する「中国」 複雑化する南アジアパワーバランス

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ニューデリーの大統領宮に到着したスリランカのマイトリパラ・シリセナ大統領夫妻(中央)を出迎える、インドのナレンドラ・モディ首相(右)とプラナブ・ムカジー大統領(左)=2月16日(AP)
 スリランカのマイトリパラ・シリセナ大統領(63)がインドを初訪問し、両国関係の再構築に乗り出した。1月の大統領選で、中国への依存を深めたマヒンダ・ラジャパクサ前大統領(69)を破ったシリセナ氏は、大統領就任後初の外遊先にインドを選んだ。3月には中国を訪問する予定で、アジア主要国とのバランス外交を進める意思を鮮明にしている。

新大統領の初外遊先

 シリセナ氏は2月15日にインドに到着し、翌16日にナレンドラ・モディ印首相(64)と会談した。両国は、核エネルギーの平和利用での協力合意文書に調印し、専門知識などを共有する。インドはスリランカとポーク海峡をはさんだ対岸のタミルナド州クダンクラムに原子力発電所を持ち、スリランカは、かねて安全性に懸念を表明してきた。

 インドとしては、安全管理の知見をスリランカに伝えるとともに、将来、予想されるスリランカの原発建設に協力する足がかりを作り、領土問題などで対立する中国やパキスタンの関与に歯止めをかける狙いがあるとみられる。

 会談後の共同記者会見で、モディ氏は「われわれの安全保障と繁栄は不可分だ」「国防と安全保障での協力拡大で合意した」と述べ、軍事的に台頭する中国を牽制(けんせい)した。また3月に、スリランカを訪問することを表明した。シリセナ氏も両国の「関係強化」を訴えた。

 シリセナ政権を自国側に手繰り寄せようとするインドはかねて、隣国、スリランカを勢力圏内に置いてきた。スリランカの少数派民族タミル人の旧反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)と多数派シンハラ人主導の政府との対立に関与し、内戦下の1987〜90年に、平和維持部隊を派遣した。

 91年には、タミルナド州で選挙運動中のラジブ・ガンジー元首相(当時46歳)が、LTTEの女性自爆犯に介入の報復として暗殺されるという辛酸もなめている。インドはこの約4半世紀、国際会議を除いて首相がスリランカを訪問しておらず、事件の衝撃の大きさを物語る。

4カ国とのバランス外交

 一方、中国は近年、インド洋周辺国で港湾整備を支援する「真珠の首飾り戦略」を進め、インドは将来の中国艦船寄港につながると警戒してきた。最近は、潜水艦がスリランカのコロンボ港に2度にわたって停泊したことが初めて明らかになり、影響力拡大が顕著になっている。

 中国の習近平主席(61)は昨秋、国家主席としては28年ぶりのスリランカ訪問を果たした。ラジャパクサ氏は習氏が提唱しインドが警戒する「21世紀の海上シルクロード」構築への参加と支持を表明し、中国傾斜を鮮明にした。

107チバQ:2015/03/02(月) 22:41:05
 中印両国の綱引きが続く中、シリセナ氏はインドとの関係強化を図っても、最大の支援国である中国を重視する考えには変わりがないようだ。

 大統領選前からラジャパクサ政権の親族登用や汚職疑惑を強く批判し、前政権が中国からの借入金で行っているインフラ開発を念頭に多額の資金が一部の人間に渡ったと主張しているものの、インド、中国、パキスタン、日本の順に国名を挙げ、特にこの4カ国との友好関係を強化するバランス外交を進める方針を示している。

両国を注視する中国

 最近、インドを訪問したばかりのスリランカのマンガラ・サマラウィーラ外相(58)は2月27、28の両日、中国を訪問し、中国の王毅外相(61)と会談。インドのPTI通信によれば、シリセナ氏は3月26日に始まる中国政府主導の国際経済会議「ボアオ・アジア・フォーラム」に出席するため訪中し、習主席との首脳会談に臨むという。

 中国外務省のホームページによれば、華春瑩(かしゅんえい)報道官(44)は2月17日の記者会見で、「スリランカとインドはともに、中国の重要な友好的隣国だ。中国は、平和と繁栄のためにインドとともに戦略的で協力的なパートナーシップをいっそう深めたいと望んでいる」と述べるとともに、スリランカとも、同様の関係を育みたいと表明した。

 そのうえで、「中国とインドの関係、中国とスリランカの関係がともに発展する勢いが続くことを希望する。スリランカとインドの関係が着実に成長することを歓迎する。3つの関係が適切な交流を通じて互いに促進しあえば、地域の平和と安定、発展への利益となる」として、冷静な姿勢を強調した。東シナ海や南シナ海で、日本やベトナム、フィリピンとの緊張が高まる中、インド、スリランカとの関係が悪化しないよう細心の注意を払っているといえそうだ。(ニューデリー支局 岩田智雄)

108チバQ:2015/03/06(金) 07:44:39
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150306/mcb1503060500013-n1.htm
バングラ経済に大打撃 政情悪化の一途、縫製業など雇用危機 (1/3ページ)
2015.3.6 05:00
 バングラデシュの政情が悪化の一途をたどっている。昨年の総選挙を野党がボイコットして以来、与野党の対立が激化し、今年は政治的暴力による死者が既に100人を突破。今週はハシナ首相の政敵である野党党首に逮捕状が出された。野党が呼び掛けたストなどのあおりで縫製業をはじめ経済も打撃を受けているほか、宗教的寛容を訴えていたブロガーが暗殺されるなど、治安悪化に乗じてイスラム過激派が伸長する芽ものぞく。

 ◆与野党の対立激化

 バングラデシュ北部の村に住むゼム・アリさんは、夜になるとわらぶきの家を出て、星空の下で眠る。兄弟の一人が今年1月、テロ対策を担い首相に直接報告する緊急行動部隊(RAB)に連行された後、銃弾を浴びて血まみれになった遺体で発見されたためだ。死亡した男性は、野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の党員だった。

 地元の軍当局者は男性について、政権支持者を標的にした放火事件に関与した容疑で逮捕し、共犯者のアジトへの急襲に同行させた際に銃撃戦に巻き込まれて死亡したと説明するが、アリさんはこの話を信じていない。「政府に今ほど憎しみを感じたことはない」と憤る半面、「いつも気を緩められない」と不安な心情を打ち明ける。

 こうした状況が浮き彫りにする現在の政情不安は、2011年にハシナ首相が中立の選挙管理内閣の下での総選挙実施を定めた憲法の条項を廃止したのが発端だ。BNPは公正が保証されないとして、昨年1月の総選挙への参加を拒否。BNPを率いるジア元首相は抗議活動を激化させるとともに全国規模のストを呼び掛け、これが暴力行為を引き起こしてきた。

 拘束中に死亡した人や放火事件の焼死者など、政治的暴力に絡む死者は年初来で早くも100人を超えた。通年の死者数は、内戦を経てパキスタンからの独立を達成した1971年以来、最悪を記録する見通しだ。

 ジア元首相に対して首都ダッカの裁判所は4日、10年前の汚職容疑で逮捕状を出した。ジア氏は今年1月3日から自身の事務所で事実上の軟禁下に置かれており、その2日後には支持者に道路や港湾を封鎖して首相に圧力をかけるよう訴えていた。

109チバQ:2015/03/06(金) 07:45:06
◆成長率目標引き下げ

 治安の悪化や物流の停滞は、中国に次ぐ世界2位の衣料品輸出大国であるバングラデシュの経済にも打撃を与えている。政府は7.3%に設定している2015年度の経済成長率目標を引き下げる方針だ。これを背景に同国の主要株価指数は年初来3.7%下落している。

 米ウォルマート・ストアーズやスウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツなど、外国企業の店舗に並ぶ製品の縫製に携わる労働者多数の雇用も危機にさらされている。フィッチ・レーティングスはバングラデシュについて「一部の海外の投資家にとって現在の暴力の再燃は最後の決定的な一撃となり、他国への事業移転を決断させる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

 米国務省によると、イスラム教を国教とするバングラデシュは国境をまたいで活動するテロ集団が国内に隠れ場を設けるのを難しくしてきた。しかし、非営利組織の国際危機グループは「政治の行き詰まりが続けば経済への影響を通じて社会不安をさらにかき立て、イスラム過激派による要員獲得に利用されかねない」と警告している。

 テロ対策部隊のRABは2日、ダッカで先月末、無神論や信教の自由についてブログで執筆していたバングラデシュ出身の米国人が刺殺された事件の容疑者の男を逮捕した。広報担当者によれば、男はイスラム武装組織「ヒズブ・タハリール」と強い結び付きがあったという。

 アジア太平洋財団のサジャン・ゴヘル氏は、政治の不安定化に拍車がかかれば過激派がつけいる余地も大きくなるとし、その場合、軍が介入に動く恐れがあると危惧する。バングラデシュでは独立以来、軍が少なくとも4回権力を掌握している。(ブルームバーグ Arun Devnath)

110とはずがたり:2015/03/06(金) 10:19:28
>>104
>大衆迎合主義的な電気料金の値下げと水の一部無料供給だ。しかし、デリー首都圏に十分な財源があるわけではなく、デリーの日経企業支援関係者は、「行き着くところは停電と断水だろう」と推測する。
結果が見えすぎているなぁ。。
そもそもインドは配電罔システムが滅茶苦茶で盗電が凄いらしい。水道はどうなんやろ?

111チバQ:2015/03/11(水) 21:27:21
http://www.sankei.com/world/news/150311/wor1503110049-n1.html
2015.3.11 18:09

シン印前首相に汚職疑惑で出廷命令

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インドのシン前首相(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】インドの石炭鉱区割り当てをめぐる汚職事件を調べている特別法廷は11日、事件当時の首相だったシン前首相(82)に対し、4月8日に出廷するよう命じた。PTI通信などが伝えた。シン氏に説明を求めるものとみられる。

 シン氏の国民会議派は、昨年5月開票の総選挙で惨敗しており、出廷命令は新たな打撃となりそうだ。

113とはずがたり:2015/03/24(火) 14:50:50
中国、スリランカをけん制…要衝整備に黄信号
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150315-OYT1T50094.html
2015年03月15日 15時06分

 インドを取り囲むような「真珠の首飾り」の要衝整備に黄信号がともった中国は、外務省の華春瑩ファチュンイン副報道局長が5日の記者会見で「スリランカが(中国との)友好の大局と国家発展の根本的利益に立脚し、妥当に問題を解決し、中国企業の投資への信用を損なわないと信じている」と述べるなど、スリランカを強くけん制した。

 習近平シージンピン政権は、インド洋を通る「21世紀海上シルクロード」構想を進めており、対抗措置を検討する構え。今後、インド洋を巡る駆け引きが活発化しそうだ。

 ◆「21世紀海上シルクロード」構想=福建省から東南アジア、南アジア、中東、アフリカ東岸、欧州に至る沿岸諸国での経済協力の枠組み。道路網整備による「シルクロード経済ベルト」構想と合わせ「一帯(ベルト)一路(ロード)」とも呼ぶ。

2015年03月15日 15時06分

114チバQ:2015/03/24(火) 21:47:12
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150324/mcb1503240500018-n1.htm
インド牛肉対立 業者襲撃急増 (1/3ページ)
2015.3.24 05:00
 インドで数百年にわたって続いてきた牛肉をめぐる対立が激化している。ヒンズー教組織が支援するモディ政権が発足して以降、牛肉関連産業への嫌がらせが頻発し、牛の運搬を手掛けるシャフィウラー・モハンマド・シャリフ・シャー氏(38)も巻き込まれている。

 ◆モディ政権以降頻発

 シャー氏によると、昨年12月にムンバイ郊外にある政府運営の食肉処理場へ水牛6頭を搬送中、ヒンズー教徒の自警団が同氏のトラック1台に放火。彼らは運転手を殴り、水牛を逃したという。こうした襲撃に遭うのは日常茶飯事で、業務にかなり支障が出てきているという。毎月15万ルピー(約28万8000円)のローン返済ができなくなれば、トラック5台が差し押さえられてしまう恐れがあると同氏は頭を抱える。

 インドで10億人と多数派を占めるヒンズー教徒は、牛を神聖視し、菜食主義を理想とする。昨年5月の総選挙でインド人民党(BJP)のモディ政権が誕生して以降、襲撃は増えている。ヒンズー教組織が支援するBJPは、29の州のうち5つの州で公認とされる牛の食肉処理に対する規制強化に支持を表明している。

 強硬派のヒンズー教組織は昨年中に牛の食肉処理をやめさせようと本格的に乗り出し、国内消費向けに牛肉を生産する小規模で無認可の施設からなるネットワークとの対立を深めている。シャー氏は「食肉処理場は非常に緊迫した様子だ。われわれはどこに行っても嫌がらせを受け、襲撃はひどくなっている。業界はこの問題にどう対処すればよいか分からず、運送業者、販売業者、農家の誰もがおびえている」と訴える。

自警団は水牛、乳牛を問わず、いずれの運送業者も襲撃の対象としている。水牛の肉生産3位のマハラシュトラ州の酪農協同組合連合会(ムンバイ)によると、牛を運ぶトラックが活動家に妨害される事例が頻発。彼らは運転手の電話を奪い取り、打ちのめし、牛を動物保護センターに引き渡すという。

 ここ10カ月間に同州で発生した嫌がらせの件数は、届け出があっただけでも約600件と過去5年間の年200〜300件から急増した。カリク・クレシ会長は実際の件数はもっと多いとみている。同会長は「モディ政権の誕生以降、組合員のトラックが嫌がらせを受ける事例が増えた。政党や活動家は今や自信を深めている。自分たちが政権側だと考えているからだ」と言う。

115チバQ:2015/03/24(火) 21:47:28
 ◆所持・販売で禁固刑も

 牛肉関連産業はインドでは大きな事業だ。国営の農業・加工食品輸出開発局(APEDA)によると、2013年度の輸出額は米国の60億ドルに次ぐ43億5000万ドル(約5220億8700万円)と世界2位で、10年前の3億9500万ドルの11倍。

 米農務省が発表した昨年10月の需給報告では、インドの牛肉出荷量は今年、計195万トンと10年前の3倍以上となる見通しで、とくに宗教的意味合いが薄い水牛の食肉処理が急増した。

 マハラシュトラ州で輸出用牛肉を生産するアシク・フサイン氏によると、インド産牛肉の売価は主な競合国のオーストラリア産より1トン当たり100〜200ドル安いという。大半はベトナムや中国、アフリカ向けに輸出されている。一方、牛肉消費量は世界6位で、過去5年間に国内需要は4.2%増加。豚肉や鶏肉よりも廉価な牛肉は貧困層のタンパク源として人気がある。インド国内のイスラム教徒の数は推定1億7600万人とインドネシアに次いで多い。

 だが牛肉の流通拡大は一部ヒンズー教徒の怒りを買っている。彼らは牛を神話の聖なる牝牛神が地上に具現化したものだと考えており、放し飼いにされた牛が、寺院の外で餌を与えられる光景をしばしば見かける。

 BJPを支援する宗教団体、世界ヒンズー協会(VHP)のジョイント・ゼネラル・セクレタリーを務めるスレンドラ・クマール・ジャイン氏は2月25日、「われわれの要求はインドで、乳牛の食肉処理を禁止することだ。牛肉の輸出は損失であって、インドの利益にはならない。牛肉100キログラムを得るために、7トンの水を消耗している。インドでは飲料水が不足しており、乳牛の食肉処理禁止は節水にもなる」と主張する。

 同氏は食肉処理禁止キャンペーンは、インドのためにやっており、イスラム教徒やキリスト教徒は標的ではない。それに大手牛肉輸出事業の多くはヒンズー教徒が所有している、などと語った。

 マハラシュトラ州は3月2日に牛肉の所持・販売を禁止した。これまでは飲食店や道端の屋台で牛肉の販売が許可されていたが、今では違反すると最長5年の禁錮刑に処せられる。こうした措置は、多数派のヒンズー教徒と少数派のキリスト教徒、イスラム教徒との間の緊張をあおる恐れがある。

 ムンバイ郊外にあるデオナー食肉処理場の牛肉取引業者3代目で、業者の組合代表を務めるアリ・クレシ氏は、食肉処理場に送られる水牛の数が減少すると、輸出業者の費用がかさみ、利ざやが薄くなると指摘。「インドでは非菜食主義は罪悪だというプロパガンダが形成されつつある。インドで牛はゴッドマザーとみられている。ではいつ水牛がゴッドファーザーになったのだろうか? (ヒンズー教)組織は牛肉に携わる業界を精神的にも資金的にもつぶしてしまいたいのだ」と批判した。(ブルームバーグ Swansy Afonso、Prabhudatta Mishra)

116とはずがたり:2015/03/25(水) 17:08:25
こうやってニュース集めると印象通りというか、想像以上にというか、インドはカオスな世界っすねぇ(;´Д`)

117とはずがたり:2015/03/26(木) 20:31:20
港湾事業中断は「一時的」=中国主席にスリランカ大統領
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&rel=j7&k=2015032600789

 【北京時事】中国の習近平国家主席は26日、訪中したスリランカのシリセナ大統領と北京で会談した。中国外務省によれば、シリセナ大統領は中国国営企業が進めるコロンボ港湾都市開発事業の一時中断を決定したことについて、「一時的、短期的なもので、問題は中国側にはない」と強調。「両国が既に達成した合意を実行していきたい」とも訴え、将来の事業再開の可能性に含みを持たせた。
 1月に就任したシリセナ大統領の訪中は初めて。開発事業をめぐっては、親中派のラジャパクサ前大統領が中国側の協力の下で積極的に推進してきたが、「脱中国依存」を掲げるシリセナ大統領は事業受注の過程で不正があった可能性があるとして一時中断を決定している。(2015/03/26-17:47)

118チバQ:2015/03/26(木) 23:41:58
http://www.afpbb.com/articles/-/3043711
70代修道女の集団強姦事件、容疑者1人を逮捕 インド
2015年03月26日 19:54 発信地:コルカタ/インド
【3月26日 AFP】インド東部・西ベンガル(West Bengal)州にある修道院付属の学校で70代の修道女が集団強姦(ごうかん)された事件で、インドの警察当局者は26日、容疑者の1人を逮捕したと述べた。この事件では初めての逮捕者となる。

 匿名を条件にAFPの取材に応じたインドの警察当局者によると、捜査当局は容疑者の1人を西部ムンバイ(Mumbai)まで追跡し、25日夜に身柄を拘束した。さらにこの警察当局者は「取り調べのため容疑者の身柄を(西ベンガル州の州都の)コルカタ(Kolkata)に移送中だ」と語った。

 事件は今月、西ベンガル州の修道院付属学校で起きた。学校に強盗団が押し入り、学校に住み込みだった70代の修道女が襲われた。修道女は負傷し、手術が必要な状態となった。

 コルカタの警察当局は監視カメラの映像から容疑者6人のうち4人の身元を特定した。また、これまでに8人の身柄を拘束し事情を聴取したが、25日の逮捕までは1人の逮捕者も出ておらず、捜査の進展の遅さに批判が集まっていた。

 先週には、批判を浴びていた西ベンガル州政府が、捜査を国の最高捜査機関に引き継ぐことを発表していた。(c)AFP

119チバQ:2015/03/29(日) 11:49:35
http://mainichi.jp/select/news/20150328k0000e030228000c.html
パキスタン:イエメン軍事作戦で板挟み 宗派対立波及懸念
毎日新聞 2015年03月28日 12時09分

 【ニューデリー金子淳】イエメンのイスラム教シーア派武装組織フーシに対して軍事作戦に踏み切ったサウジアラビアなどスンニ派諸国で構成する連合軍への参加を巡り、パキスタン政府が対応を決めかねている。自国内で多数派スンニ派とシーア派の宗派対立が深刻化し、国内情勢がさらに不安定化する恐れがあるためだ。一方、支援を要請するサウジはパキスタンにとって湾岸最大の友好国で、パキスタンはジレンマに陥っている。

 「サウジの領土に対するいかなる脅威に対しても、断固として対応する」。パキスタン首相府は26日の声明でサウジを全面的に支持する意向を表明した。だが地元メディアによると、アシフ国防相は翌27日、議会で「イスラム世界を分断し、パキスタンの(宗派対立の)断層を刺激するいかなる紛争にも参加するつもりはない」と述べ、戦闘参加には否定的な姿勢を示した。

 パキスタンはサウジの伝統的な友好国で、サウジから経済支援を受ける代わりに、サウジ軍兵士の訓練や技術移転などの軍事支援を続けてきた。支援を要請するサウジ側は、国内でイスラム過激派の掃討作戦などで実戦経験が豊富なパキスタン軍の戦闘への積極関与を期待しているとされる。

 しかし、パキスタン国内では1月、南部のシーア派モスクで爆発があり約60人が死亡するなど、宗派対立によるテロ事件が頻発している。イエメンで攻撃対象となるフーシはシーア派のため、戦闘に参加すれば自国の宗派対立を刺激しかねない状況だ。

 また、パキスタンはフーシの後ろ盾とされるシーア派国家イランとも国境を接している。隣国アフガニスタンとの国境地帯で武装組織との戦闘が続く中、イランとの関係悪化は国内情勢のさらなる不安定化を招く。パキスタンの政治アナリスト、カディーム・フセイン氏は「軍事作戦への参加を巡り国内が二極化している。表立ってサウジを支援すると、国内で問題を生み出すことになるだろう」と話す。

120とはずがたり:2015/04/02(木) 13:52:21
中国からちゃんとカネ引き出せばええねん。前大統領の汚職はまた別の話や。中国の覇権にプラスになるのかも知れないけどそれとは別に地域の発展に資する投資でないと意味ないけえが。。

「脱中国依存」鮮明だったが…共同事業再開示
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150327-OYT1T50022.html
2015年03月27日 10時11分
 【北京=蒔田一彦、ニューデリー=石田浩之】「博鰲アジアフォーラム」出席に合わせ、中国を訪れているスリランカのシリセナ大統領は26日、北京で習近平シージンピン国家主席と会談し、インフラ建設などで協力していくことで一致した。


 シリセナ氏は1月の大統領就任後、中国の支援で建設中だったコロンボ港湾都市プロジェクトを中断して「脱中国依存」の姿勢を鮮明にしていたが、会談では再開の可能性を示唆し、中国への配慮をにじませた。

 新華社電などによると、習氏は会談で、東南アジアから欧州までの沿岸諸国で経済協力を進める「21世紀海上シルクロード」建設への協力を要請し、「再び両国の関係を強化していきたい」と述べた。シリセナ氏も「海上シルクロード構想の枠組みで中国との協力強化を希望する」と応じ、友好ムードを演出した。

 港湾都市プロジェクトについて、習氏は「スリランカが中国企業の権益をしっかりと保護するよう希望する」とけん制。これに対し、シリセナ氏は「(中断は)一時的なものであり、短期的なものだ。問題は中国側にはない」と説明した。

 シリセナ氏は大統領選で「反汚職」を旗印に当選し、6月にも予定される総選挙までは、前政権と癒着したとされる中国に厳しい姿勢を取る必要があると判断しているとみられる。ただ、政権内には、最大の支援国である中国との関係を重視する閣僚も多い。当分は中国との決定的な対立は避けつつ、中国を含め、インドや日本からの支援を引き出したい考えだ。

2015年03月27日 10時11分

121チバQ:2015/04/11(土) 01:27:25
http://mainichi.jp/select/news/20150411k0000m030101000c.html
イエメン脱出:インドとパキスタン 対立忘れ相手国民救助
毎日新聞 2015年04月10日 21時11分

 【ニューデリー金子淳】サウジアラビアなどの連合軍による空爆が続くイエメンで、敵対しているインドとパキスタンが互いに相手国の国民の救助を手伝っている。印パ両国は過去に3度戦火を交え、最近も領土問題などで関係が冷え込んでいた。イエメンでの紛争を契機に、期せずして印パ両国が歩み寄りを見せた形だ。

 インドは先月末から、海軍の艦船や民間機などでイエメン国内にいるインド人の避難を開始。インド外務省などによると、9日までに4600人以上の自国民に加え、パキスタン人少なくとも3人を含む41カ国約960人の外国人を救出。一方、パキスタン海軍も自国民のほか、インド人11人を含む多数の外国人を救出した。パキスタン政府は11人のためにチャーター便を用意し、インドに帰国させた。インドのモディ首相はツイッターで「(パキスタンの)シャリフ首相の人道的な配慮に感謝したい。人道への奉仕に国境はない」と謝意を示した。

 印パ両国は1947年の分離独立以来、カシミール地方の領有権などを巡り対立を続けてきた。最近も国境付近で両軍が散発的に衝突を繰り返し、双方に死傷者が出ていた。

122とはずがたり:2015/04/14(火) 19:38:31

中国に警戒強めるインド、仏戦闘機36機購入へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150411-OYT1T50065.html
2015年04月11日 11時01分

 【パリ=本間圭一】フランスを訪問中のインドのモディ首相は10日、パリでオランド仏大統領と会談した。

 モディ首相は会談後の記者会見で、仏ダッソー社のラファール戦闘機36機を購入する方針を明らかにした。契約額は40億ユーロ(約5100億円)に上るとみられる。ルドリアン仏国防相が近くインドを訪問し、売却の詳細などを協議する。

 モディ首相は会見で、「フランスは我々が本当に必要としていることを理解している」と述べた。仏印両国は過去3年間、同戦闘機126機の売却交渉を行ったが、契約額などで折り合いがつかなかった。だが、モディ政権は、インドの隣国の中国やパキスタンが空軍力を増強していることに一段と警戒を強めており、旧式の戦闘機を更新することにした。

123チバQ:2015/04/18(土) 00:18:34
http://www.sankei.com/world/news/150416/wor1504160059-n1.html
2015.4.16 22:27

ガンジー家御曹司、バンコクから帰国 選挙敗北後に2カ月不明






ラフル・ガンジー氏(ロイター)
 インド政界の名門ネール、ガンジー家の御曹司で、公式の場から約2カ月間姿を消していた野党国民会議派のラフル・ガンジー副総裁が16日、バンコクから帰国した。

 会議派は昨年の総選挙で大敗し、ことし2月のデリー首都圏(州に相当)議会選でも敗北。ラフル氏はその後行方をくらまし、与党などから批判を受けていた。

 ラフル氏は、母で会議派のソニア・ガンジー総裁の後継の総裁になるとの見方がある。一方で今回の長期不在がラフル氏の求心力低下につながる可能性もある。(共同)

124とはずがたり:2015/04/18(土) 18:27:05
アメリカには指定されてないけどパキスタンが世界一のテロ支援国家なんではないのか?

コラム:現実味増す「核保有国」印パの衝突
2015年 04月 16日 11:32 JST
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0N707320150416?sp=true

[14日 ロイター] - インドとパキスタンはそれぞれ、核弾頭を100発以上保有している。そして両国の政界指導層は互いを忌み嫌っている。これが事実である以上、われわれは両国間の緊張に常に注意を払っておくべきだ。

現在、新たな危機が頭をもたげている。

インドは先週、カシミール渓谷でヒンズー教徒約20万人に新たな家を与えるための保護居住区を設置すると発表した。ヒンズー至上主義を掲げるインド人民党(BJP)を基盤とするモディ政権にとって、1989─1990年にパキスタンの支援を受けたイスラム教徒によって住む場所を追われたヒンズー教徒の問題は、優先すべき政治課題だ。逆に、イスラム教徒はモディ政権によるヒンズー優遇策に反発している。

インドとパキスタンは英国から独立した1947年以降、カシミール地方の帰属問題をめぐって紛争を繰り返してきた。実際、第1次(1947─48年)、第2次(1965年)、第3次(1971年)と過去に3回の印パ戦争が行われている。

パキスタン政府当局は今月10日、インド西部ムンバイで2008年11月に起きた同時多発攻撃(死者166人)の首謀者とされるザキ・ラクビ容疑者を保釈した。パキスタンの情報機関である統合情報部(ISI)はこれまで、同容疑者を訴追から守ってきたが、保釈にまで至ったことは重大な意味を持つ。なぜなら、同容疑者が幹部を務めるイスラム過激派「ラシュカレトイバ」の背後にはパキスタン諜報機関がいるとインドは疑っており、インド側の疑念はパキスタンも認識しているからだ。それなのに、パキスタンは保釈に踏み切った。

ラクビ容疑者のような人物がインドの地域的影響力を低下させられると信じるISI内の急進派は、同容疑者の保釈によって力を誇示している。しかし問題は、拘束を免れているのがラクビ容疑者だけではないことだ。「ハッカニ・ネットワーク」や「パキスタンのタリバン運動」など多くのテロ組織を手なづけているISIは、大規模破壊をもたらすテロのポートフォリオを持っている。2001年のインド議会襲撃事件で証明されたように、ISIはこれまで、戦争につながるリスクがある過激派組織への支援を繰り返し示してきた。ラクビ容疑者の保釈は、物理的脅威であると同時に、パキスタンの攻撃性が高まっていることを示すシグナルである可能性もある。目先の印パ関係に危険が迫っていることは明らかだ。

いずれにせよ、現在の印パ危機はカシミールの問題に集約される。

パキスタン軍トップのラヒール・シャリフ陸軍参謀長の発言や、最近の銃撃戦、そしてインド政権がヒンズー色を強めていることからも明らかなように、印パ間の衝突リスクは現実味を増している。インドの影響力拡大に被害妄想的になっているパキスタンの指導層は、現在カシミールで起きていることを、インドによるパキスタン弱体化計画の一面だとみなすだろう。

パキスタンの反インド強硬派は、同国指導層に断固たる対応を求めるはずだ。シャリフ参謀長がかねて強硬派には決然とした姿勢を見せているが、一方でシャリフ首相の弱腰姿勢は、同首相には信頼できる盟友が少ないことを意味している。そうしたことを考えると、事態がエスカレートする可能性はかなり高いと言える。

さらに、パキスタンのテロ行為に対するモディ政権の許容度は前政権に比べるとかなり低い。ムンバイ同時多発攻撃が繰り返されれば、当時よりはるかに強い反応が引き起こされるだろう。リスクは、それでもパキスタンはギャンブルに出るしかないかもしれないことだ。

*筆者はワシントンDCを拠点とし、ナショナル・レビュー誌や英紙デーリー・テレグラフなどに寄稿するコラムニスト。テレビの政治番組を主催するマクローリン・グループのパネリストも務める。

125チバQ:2015/04/20(月) 21:52:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00000025-jij_afp-int
夫が妻に火を付け殺害、パキスタンでまた「名誉殺人」
AFP=時事 4月20日(月)12時37分配信
【AFP=時事】パキスタン中部ムザファルガル(Muzaffargarh)の警察当局は19日、夫の許可を得ずに外出した妻を焼き殺したとして、夫と義理の父親を逮捕したことを明らかにした。

パキスタン少女、結婚断り焼き殺される

 殺害された妻の兄弟によると、事件が起きたのは17日。ムハンマド・シディーク(Muhammad Siddique)容疑者は、妻のシャバナ・ビビ(Shabana Bibi)さん(25)が姉妹の家を訪ねて外出した際、自分の許しを得なかったことに激怒。父親とともにビビさんを殴るなど暴行した後、ガソリンをかけて火を付けたという。

 ビビさんは全身の80%にやけどを負い、18日に病院で死亡した。

 ビビさんは3年前にシディーク容疑者と結婚したが、子どもができないことを理由にたびたび家庭内暴力を受けていたという。

 パキスタンでは、家庭内暴力や一族の名誉を守るためのいわゆる「名誉殺人」により、年間数百人の女性が命を奪われているとされる。パキスタンの保守的な家長社会における女性の生活向上を掲げて活動する啓発団体「アウラ基金(Aurat Foundation)」によると、こうした暴力によって死亡した女性は2008年以降で3000人以上に上っている。【翻訳編集】 AFPBB News

126とはずがたり:2015/04/21(火) 09:07:48
<バンドン会議>構図変容 中国の影響拡大、インド警戒強め
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20150420/Mainichi_20150420k0000m030083000c.html
毎日新聞社 2015年4月20日 00時28分 (2015年4月20日 01時12分 更新)

 アジア・アフリカ会議(バンドン会議)の開催60周年を記念する一連の国際会議が19日、ジャカルタで始まった。新興独立国が「反植民地主義」で連帯して米国やソ連をけん制するという当時の構図は変わり、今回の議題の中心は開発や経済成長に。急速な成長を続ける中国が発言力を増し、インドなどが警戒を強める構図となっている。【北京・石原聖、ニューデリー金子淳、ジャカルタ平野光芳】

 今回のテーマは「世界の平和と繁栄を推進する南南協力の強化」。先進国に頼るのではなく、資金や人材、技術で先行する発展途上国が別の途上国を支援するとの理念だが、「最大の途上国」である中国にとって影響力を示す格好の機会だ。

 中国の2010〜12年の対外援助総額は約893億4000万元(約1兆7000億円)。援助方針に民主化などの政治的条件を一切付けないことと、「高速鉄道外交」と呼ばれるインフラ輸出で急速にアジア・アフリカでの存在感を高めてきた。アフリカについては天然資源の調達先や中国製品の輸出市場として重視し、00年から「中国・アフリカ協力フォーラム」を開催。12年にはエチオピアの首都アディスアベバにあるアフリカ連合(AU)本部ビルを建設し、AUに中国政府代表部も開設された。

 アフリカでは中国企業の進出で現地雇用が生まれ、インフラ整備も進む一方、さまざまな摩擦も生まれている。支援に当たって多くの労働者を送り込むほか、資源の権利や中国製資材の使用を要求するためで、欧米諸国だけでなくアフリカ諸国からも「新帝国主義」と批判の声が出る。

 中国の習近平国家主席はバンドン会議出席に先立ち、パキスタンを訪問。中国側が40年の管理権を持つパキスタンのグワダル港の運用が今月開始されるとみられ、グワダルと新疆ウイグル自治区カシュガルを鉄道でつなぐ「中国パキスタン経済回廊」計画も本格化する。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設で中国が提唱する海と陸のシルクロード経済圏構想が実現に向けて動き出している。中国はこれらを南南協力の具体策と位置づけ、アジア・アフリカの発展途上国の中心として、会議出席国に中国主導の経済圏への参加を呼びかける構えだ。

 一方、インドは中国の影響力拡大を警戒する。南アジアの地域大国として存在感を示すため近隣国の援助を重視しており、15年度予算では開発援助(総額約910億ルビー=約1700億円)の約9割が南アジア地域協力連合(SAARC)加盟国(パキスタンを除く)にミャンマーを加えた計7カ国に対するものだった。…

 とりわけバングラデシュやスリランカは海上交通路の要衝として中国が関係を緊密化させており、インド側は神経をとがらせる。モディ首相は昨年5月、首相就任宣誓式にSAARC諸国の首脳を招待するなど、改めて近隣国を重視する外交姿勢を強調した。

 インドは08年から原則3年ごとにインド・アフリカフォーラムを開催するなど、アフリカ支援にも重点を置き始めている。地元メディアによると、同フォーラムはこれまで十数カ国の首脳しか出席していなかったが、年内に開催予定の3回目のフォーラムでは54カ国の首脳を招待する。ただ援助額では中国に及ばず課題が多い。

127チバQ:2015/04/23(木) 21:35:05
http://www.sankei.com/world/news/150423/wor1504230058-n1.html
2015.4.23 20:00

大統領の弟逮捕 スリランカ、前政権の汚職追及 別の弟も調査

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(1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】スリランカのシリセナ新政権がマヒンダ・ラジャパクサ前大統領とその兄弟への汚職追及を強めている。22日には、警察が前大統領の弟、バシル・ラジャパクサ前経済開発相を公金着服の疑いで逮捕した。前大統領本人や別の弟、ゴタバヤ・ラジャパクサ前国防次官についても汚職対策委員会が調査を進めている。

 現地からの報道などによると、バシル氏は、自身が所管していた農村開発局の予算を着服し、ラジャパクサ前大統領の選挙運動資金に使った疑いが持たれている。同省の次官ら幹部2人も逮捕された。

 バシル氏は今年1月の大統領選の直後、国籍を持つ米国にわたっていたが、最近、捜査当局の求めに応じて帰国していた。

 ゴタバヤ氏は航空機や武器の購入にからんで、賄賂を受け取っていた疑いが持たれている。シリセナ政権が発足させた汚職対策委員会に23日に召喚され、事情聴取を受けた。

 ラジャパクサ氏は、大統領選で公示後に野党対立候補を与党にくら替えさせた見返りに、閣僚ポストを与えたことが汚職に当たるとされている。24日に汚職対策委に呼び出されていたが、ラジャパクサ派議員が議会で抗議の座り込みを行い審議が空転したため、汚職対策委側が今後、ラジャパクサ氏を自宅に訪ねて事情を聴くことになった。

 シリセナ大統領は、ラジャパクサ前政権の保健相で、前大統領一族の政治支配による腐敗がはびこっているとして大統領選に出馬、小差で勝利した。前政権の汚職追及は選挙公約だった。近く国会を解散して総選挙を行い政権基盤を整える意向で、前大統領が支持者から立候補を求められる中、前大統領派の復権の動きを封じることも狙っているもようだ。

128チバQ:2015/04/23(木) 21:35:28
http://www.sankei.com/world/news/150328/wor1503280039-n1.html
2015.3.28 19:40

スリランカ大統領の弟殺害、男がおので襲撃 動機は「個人的な不和」





 英BBC放送などは28日、スリランカのシリセナ大統領の弟で、実業家のプリヤンタ・シリセナ氏(42)が男におので襲われ、搬送先の病院で死亡したと伝えた。男は既に逮捕されており、プリヤンタ氏との「個人的な不和」が動機という。

 事件は26日、中部ポロンナルワで発生。プリヤンタ氏は頭に深い傷を負い、最大都市コロンボの病院に搬送され治療を受けたが、28日に死亡した。政府声明によると、事件発生時、友人と口論中だったという。

 1月に就任したシリセナ大統領は襲撃の際、中国を訪問していて不在だった。(共同)

129チバQ:2015/04/23(木) 21:35:29
http://www.sankei.com/world/news/150328/wor1503280039-n1.html
2015.3.28 19:40

スリランカ大統領の弟殺害、男がおので襲撃 動機は「個人的な不和」





 英BBC放送などは28日、スリランカのシリセナ大統領の弟で、実業家のプリヤンタ・シリセナ氏(42)が男におので襲われ、搬送先の病院で死亡したと伝えた。男は既に逮捕されており、プリヤンタ氏との「個人的な不和」が動機という。

 事件は26日、中部ポロンナルワで発生。プリヤンタ氏は頭に深い傷を負い、最大都市コロンボの病院に搬送され治療を受けたが、28日に死亡した。政府声明によると、事件発生時、友人と口論中だったという。

 1月に就任したシリセナ大統領は襲撃の際、中国を訪問していて不在だった。(共同)

130チバQ:2015/04/26(日) 18:50:29
http://www.sankei.com/world/news/150426/wor1504260001-n1.html
2015.4.26 17:00
【モディ政権考】
原発促進「核燃料を」訴えるも、「NPT署名」言及せず 環境悪大国インド・モディ首相の〝苛つき〟





(1/2ページ)

大気汚染のスモッグと霧に包まれるインドの首都ニューデリー=2014年2月(AP)
 インドのモディ首相は4月に行った演説で、インドに地球温暖化対策を求める先進国に対し、「インドはクリーン・エネルギーを進めようとしているのに、原子力発電の燃料を供給しようとしない」と批判した。ただ、供給されないのは、インドが核武装していることが大きな理由だ。核拡散防止条約(NPT)への署名を拒否し、包括的核実験禁止条約(CTBT)にも未加盟だが、モディ氏は、これについては言及しておらず、インドの立場を繰り返すだけとなった。

 モディ氏は「皮肉なことだ。世界は気候について講釈を並べるが、私たちが環境保護に役立つ原発を推進したいので、必要な核燃料を供給してくれというと、彼らはそれを拒むのだ」と主張した。

 また、「世界は気候変動を懸念し、インドがその障害になっているとみな信じるようになっているが、私たちは自然は神のように尊敬されるもので、自然を守ることは人間性につながるものだとの文化で育ってきた」と訴えた。

 そのうえで、「おそらく私たちが何百年もの間、他者に統治されてきたからだが、私たちは自分たちの論点を伝えてこなかった。自分たちに自信が持てるようになるまで、こうした問題には対応できないだろう」と述べ、気候変動の防止について、インドは他者が定めた基準に従わされるのではなく、「自分たちが指導者になるべきだ」としている。

 その例として、生活様式を変えることが必要だとし、満月の夜に街灯を消すことや、週に一度は車でなく自転車で移動することをすすめている。

 インドは、中国、米国に次ぐ世界3位の二酸化炭素排出国。大気汚染が深刻でPM2・5の濃度は北京と並び世界最悪レベルにある。モディ氏には、国際社会から求められている温室効果ガスの排出量削減をはねつける狙いがあったとみられる。

 演説のあった4月6日、インド政府は大気中の汚染物質をリアルタイムで計測する新システムも各地に始動させた。

 被爆国である日本からインドへの原発輸出を可能にする原子力協定の交渉は、インドのNPT署名拒否などが障害となって進んでいない。(ニューデリー 岩田智雄)

131とはずがたり:2015/04/27(月) 22:47:19
すげえw

「こっちくんな、殺すぞ!」インド洋に浮かぶ島に住む未知の部族、よそ者を本気で攻撃する為調査進まず(インド)
2015年04月25日
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52190495.html

インド洋に浮かぶ北センチネル島には上空から見ると素晴らしい砂浜と生い茂った森林という完璧なロケーションの美しい島だが、迂闊に近づいては危険だ。この島には、文明を拒絶し、外界との接触を一切持とうとしない謎の部族が6万年以上前から暮らしており、近づく者に襲いかかってくるのだ。

 接触を図ろうとするよそ者は暴力によって出迎えられる。2006年には密漁を行っていた男性2名が殺害されたほか、情報収集のため低空を飛行する航空機やヘリコプターに対しても矢を射かけたり、投石を加えたりしてきた。

 インド領ベンガル湾内の島で暮らすセンチネル部族は、6万年前からここで暮らしていると推測されているが、彼らの言語、習慣、島の環境など、詳しいことほとんど分かっていない。よそ者には敵愾心をむき出しにするため、近くからの撮影に成功したことがほとんどなく、今の所、不鮮明な写真やビデオからしかその姿をうかがい知ることができないからだ。

 人口についても、50〜400人程度とはっきりしない。アンダマン諸島は2004年のスマトラ島沖地震で大きな津波の被害を受けているが、同諸島の一部を構成するこの島への影響は不明である。センチネル部族は少なくとも全滅は逃れたようで、津波後にインド沿岸警備隊のヘリコプター目掛けて矢の狙いをつける人物が撮影されている。

 しばしば“石器時代の部族”と称されることもある彼らは、世界で最も隔絶された人々だろう。かつては接触を試みたインド政府だが、数度の失敗を経て、現在では不干渉の立場を取っており、彼らとの接触を図る行為を刑罰の対象とまでした。また、同島から約5km以内に接近することも違法とされている。

NASAの衛星写真。地震前は約72km2のほぼ正方形の形をしていた。

 だが、付近の水域では密漁が増加中だ。部族民の権利保護団体であるサバイバル・インターナショナルの報告では、昨年、同水域では7名が密漁でインド沿岸警備隊に逮捕されている。そのうち1人は島に上陸し、部族民に接近したようだが、特に被害が出ることはなかった。

 サバイバル・インターナショナルによれば、センチネル部族はインフルエンザや麻疹など、一般的な疾病に対して免疫を有していないため、「地球上で最も脆弱な社会」である。完全に孤立していることが仇となり、疫病によって絶滅してしまう可能性が非常に高いのだ。

 実際、19世紀にイギリスの植民地支配を受けたアンダマン諸島の先住民族たちは、イギリス人が持ち込んだ疫病によって激減してしまった。最も最近の事例としては、4年前に最後の1人が亡くなって絶滅したボー族が知られている。

 「こうした絶滅からセンチネル族を守る唯一の手段は、部外者との接触を防ぐことです」と、同団体代表のステファン・コリー氏は説明する。だが、現在のところ、こうした外部からの脅威と太古の生活様式にもかかわらず、「非常に健康的で、用心深く、繁栄している」ようだ。

上空から難破船を撮影したもの。回収を試みる武装集団との戦闘で、センチネル族数人が命を落とした。

 彼らのよそ者に対する敵愾心は、過去に起きたいざこざも一部関係しているようだ。1980年代後半と90年代前半、難破船の鉄などを回収しようとした武装集団との戦闘で数人の部族民が殺害されている。外の世界は彼らに何ら益することなく、暴力と軽蔑しかもたらしてこなかったのだ。

132とはずがたり:2015/04/27(月) 23:23:05
まあチョモランマの高さが変わっても良いから先ずは何よりもネパールの市井の人たちの安全を祈る。

ネパール大地震でエベレストの高さが変わる可能性、専門家が指摘―中国紙
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150427/Xinhua_16357.html
フォーカス・アジア 2015年4月27日 12時18分 (2015年4月27日 19時00分 更新)

エベレストが高くなるのか、低くなるのかについては、今のところ断定できないとしている。

133チバQ:2015/05/07(木) 20:48:14
http://www.sankei.com/world/news/150507/wor1505070020-n1.html
2015.5.7 07:23

ボリウッドスター俳優に禁錮5年 13年前の無免許飲酒ひき逃げで






6日、インド西部ムンバイの裁判所を車で出るカーン氏(ロイター)
 【ニューデリー=岩田智雄】インド西部ムンバイの裁判所は6日、インド・ボリウッド映画の男性スター俳優、サルマン・カーン氏(49)に対し、13年前に無免許飲酒ひき逃げ事件を起こしたとして過失殺人などの罪で禁錮5年の有罪判決を言い渡した。印メディアが伝えた。

 カーン氏は2002年9月、ムンバイで乗用車を飲酒運転してパン屋に突っ込み、歩道で寝ていた男性1人を死なせ、4人に片足や片腕切断などのけがを負わせた。運転免許は失効していた。カーン氏は、運転手が運転していたとして、無罪を主張していた。判決文を受け取る8日まで保釈を認められ、控訴する方針。

 カーン氏はシャールク・カーン氏、アーミル・カーン氏とともにボリウッド映画俳優の「三大カーン」と呼ばれ、「タイガー-伝説のスパイ」など多数のヒット作で主役を演じている。

134チバQ:2015/05/07(木) 23:14:27
http://news.livedoor.com/article/detail/10085050/
インドの路線バス内で女性が性的暴行受け死亡 現地高官「神の意志だ」―インドメディア

2015年5月7日 12時10分 FOCUS-ASIA.COM
観察者網は6日、インド・パンジャーブ州のバス車内で発生した性的暴行致死事件について、同州の教育相が2日に「神の意志」と発言したことが同国内で新たな論争を巻き起こしたとする、インド紙タイムズ・オブ・インディアの2日付報道を伝えた。

事件では、女性が走行中の路線バスの車内で性的暴行を受けたのち、車外に放り出されて死亡した。この路線バスは、同州副首相の所有企業が運営していたものみられる。

教育相は「いかなる人も事件の発生を阻止することはできなかった。何が起きようと、すべて神の意志だ」、「われわれは今後予防措置を取ることはできるが、事故であろうが何であろうが、自然に勝つことはできない」など、女性の死因をごまかすような発言を繰り返した。

被害女性の家族は、バス会社の社長が過失致死罪に問われるまで女性の遺体を火葬しないことを決定。父親は「娘は正義を求めている。まさか法律というものはバス事業者の罪すら問えないほど弱いものなのか」、「ある人たちから妥協を迫られたから、息子を安全な所に隠している。自分の要求を満たさない限り、娘の検死もさせない」と怒り交じりに語った。

(編集翻訳 城山俊樹)

135チバQ:2015/05/08(金) 00:42:11
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20150507032691a
インドのカンニング常態化、背景に貧困や丸暗記重視の教育


【ニューデリーAFP=時事】当時15歳だったインドの女子生徒、パヤリさんは、学年試験の会場に入る前にこっそり手に解答などを書くことが不正だと分かっていた。だが、他の大勢の生徒と同様に、試験で合格しなければというプレッシャーが非常に大きかったため、カンニングに頼ってしまった。(写真はニューデリーの市場にある「スパイ用品」販売店)
 試験で高得点を獲得することは、将来、きちんとした就職や進学をするための唯一の方法だ。試験に落ちれば、長い間、自分の家族を苦しめてきた貧困から抜け出すチャンスが台無しになる。
 現在17歳のパヤリさんは、首都ニューデリーの学校から帰る途中、AFPに「覚えることがあまりに多いし、親や先生からのプレッシャー、友達との競争のプレッシャーもある」と話した。
 専門家によると、インドでは、昔からあるカンニングペーパーからハイテクの隠しカメラまでカンニングが常態化している。公立の学校では、各学年で行われる試験を異常なほど重要視しているという。
 先月、インドで最も貧しい州の1つ、東部ビハール州で、試験中の子どもにカンニングのメモを渡そうと、多くの家族が校舎の壁をよじ登る映像がテレビで流れ、世界中でトップニュースとして取り上げられた。試験会場の窓からカンニングシートを手渡す家族を学校関係者や警察当局者が見て見ぬふりをする様子も映された。
 カンニング事件により、資金不足や多すぎる生徒数、ほぼ丸暗記の学習法など、インドの多くの学校が抱える問題が浮き彫りとなった。多くの貧しい家族は子どもがより良い生活の足掛かりを得るのを助けるため、自分たちにできることは何でもせずにはいられない。インドでまん延する汚職文化に加え、こうした事情がカンニングの常態化につながっている。
 ■「システムが生徒をダメにする」
 学校教育を推進する政府機関の元代表、アルジュン・デーブ氏は、記憶力を試す試験を過度に重視することで、創造力や論理的思考が損なわれていると指摘する。デーブ氏はAFPに「このシステムが変わらない限り、カンニングは今後も試験でよくみられる行為になる」と述べた。
 インドの調査機関の発表によると、6年間の学校教育を終えた57万人のうち半数が、平易な文章を読んだり、簡単な算数の問題を解いたりすることができなかった。インドの識字率は65%にとどまっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2015/05/07-12:31)

136チバQ:2015/05/08(金) 20:50:37
http://www.sankei.com/world/news/150508/wor1505080025-n1.html
2015.5.8 18:32

日本大使もあわや…パキスタン北西部で軍ヘリ墜落、ノルウェー、フィリピン大使ら7人死亡 テロ声明も軍は否定

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 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタン北西部ギルギット・バルティスタン地域で8日、各国大使や大使夫人を乗せた軍のロシア製ヘリコプターMi-17が学校の敷地に墜落し、軍の発表によれば、ノルウェーとフィリピンの大使を含む計7人が死亡、ポーランドとオランダの大使が負傷した。イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行声明を出したが、軍は地元メディアに対し、テロの可能性を否定、事故との見方を示している。

 死亡したのはこのほか、インドネシアとマレーシアの大使夫人、乗員3人。学校は休校だった。タリバン運動はシャリフ首相を標的にしてミサイルで撃墜したと主張している。シャリフ氏はこの日、別の飛行機で現地に向かっていた。

 パキスタン外務省はこの日から3泊4日の日程で、30カ国以上の大使を夫妻で招いていた。大使らは4機に分乗、日本大使は別のヘリに乗っていて無事だった。

137チバQ:2015/05/26(火) 20:31:34
http://toyokeizai.net/articles/-/70918
熱狂からわずか1年、漂流するモディノミクス
あっさり剥がれた"ヒーロー"の化けの皮
シャーシー・タロール :インド国民会議派議員、元国連事務次長 2015年05月26日

インドのナレンドラ・モディ首相率いるインド人民党(BJP)政府は、この5月に政権誕生1年を迎えた。その実績を全体的に評価するにはまだ早過ぎるが、インド国民の間ではすでに失望感が広がっている。

BJPは、国民会議派のマンモハン・シン首相率いる統一進歩同盟が10年にわたって政権に就いていた間野党だったが、その後期待の波に乗って政権の座に就いた。BJPの支持は事実非常に強く、同党はローク・サバー(インド議会の下院選挙)で30年ぶりに大多数を獲得した最初の党となった。

宴の後の現実

BJP政権に対する当初の期待は、その前の政権とは対照的であるという印象に基づくものだった。今度こそ無口な80代(決断力に欠け煮え切らない、と風刺されることが多かった)の老人が率いる対立の絶えない連立政権などではなく、果断な「行動の人」が率いる強力な一党政権になると国民は考えていた。


モディは、グジャラート州を成功に導いたのと同じ手法で、インド全体に成功をもたらすだろうと訴える賢い(またカネのかかった)キャンペーンを通じて選挙戦に送り込まれた。雇用を生み出すと約束し若者を魅了し、成長や改革を促すと年長者たちを説得したモディは、信任を勝ち得てインド社会を驚かせた。これに対し、国民会議派はこれまでで最低の結果を残した。

モディは選挙以来、エネルギッシュに国外に出掛け、海外からの投資を歓迎すると売り込んできたと同時に、他国の製造業者に「メイド・イン・インディア」を進めるよう呼び掛けてきた。だがモディの海外訪問は、グジャラート州で2002年の反ムスリム虐殺の際に1000人以上の死者が出たことに対し、同州首相として少なくとも過失はあったとする非難を受けているだけで、たいして成果をあげていない。

国内における実績もまたぱっとしない。モディの演説やキャッチフレーズは、彼のファンを依然魅了し続けてはいるが、その内容と現実の差は日を追うごとに広がっていくばかりだ。

実際、「寛容」と「和解」を雄弁に唱える割には、モディはBJP閣僚や議員による、ヒンドゥー以外の少数派との関係を悪化させるようなヘイトスピーチに対しては沈黙を守っている。BJPは発展を訴えながらも、偏見が横行している。これは矛盾であり、この矛盾は、選挙での勝利の支えとなった勢力を切り離すことでしか解決できない。

同じように、モディは「最小限の政府による、最大限の統治」という公約も守っていない。それどころか、モディは1970年代半ばのインディラ・ガンディーの非常事態宣言以来最も中央集権的で、トップダウンで、官僚主義的な政権を作ってしまった。

138チバQ:2015/05/26(火) 20:31:51
国営企業の民営化計画はどこへやら

過剰なまでに民主主義的で、協議好きかつ合意好きだったモディの前任者の下で「意思決定が麻痺している」とされていた状態を非難していた者は、今ではまた別の種類の麻痺状態に直面しているのだ。モディのオフィスにファイルが積み重なっている状態だ。意思決定はそこでしか行われないからだ。

3人からなる独立選挙管理委員会の2名を含む管理職の地位はまだ決まっておらず、重要な組織が効果的に機能できなくなっている。透明性と説明責任について話すわりには、モディは中央情報委員会長も中央監視委員長もロクパル(議員と中央政府の職員が関与する汚職のケースのすべてに対し管轄権を持つオンブズマン)もまだ任命できずにいる。

彼が自らにしか決定できない事柄に追われすぎている間、政府もさまよっている状態だ。こうした中、あからさまに矛盾したアプローチを進めようとするケースもある。

一つの例が経済政策だ。モディは「政府がビジネスに手を出す筋合いはない」と宣言したものの、自分の政府が航空会社やホテルを所有している事実を解決しようとしていない。それどころか、公共部門の巨大企業の民営化については、もはや触れなくなっている。

さらに、かつては投資家を引き付け、主要産業の成長を促進するには欠かせないと考えられていた労働市場の自由化については、棚上げとなってしまっている。楽観的に語られていた改革については、「インクリメンタリズム(漸増主義)」の尊重という、正式に打ち出された「イズム」に取って代わられてしまった。

壮大な構想を発表しながらも、それに予算を充てられない、という事態も起きている。だが、それより悪いのは、教育や公衆衛生、保健、女性の安全対策に対する予算は(BJPの選挙キャンペーンの最大の売りだったにもかかわらず)すべてカットされてしまった。

評価を下げた「あのスーツ」

こうした事態を国民はすべてお見通しだ。特にインドの農民はこれに対して憤慨している。前政府で成立した土地収用法が、強引とも言える一連の修正により骨抜きにされてしまったからだ。

一般的な国民も、国民に尽くすことを約束したモディが、いまや派手な服装をしてほかの有名人たちと酒を酌み交わすようなどこにでもいるセレブへの転身に感心はしていない。

とりわけ、今年1月に米オバマ大統領がインドを訪問したとき、モディが自らの名前がストライプ一本一本に縫い込まれたスーツを着用していたことに対する評価は厳しい。この見せ物に愕然とした国民は、デリー州議会選挙において早速BJPに恥をかかせた。1年前は圧勝していたデリーで、今度は野党が立ち直りつつあるのだ。

モディはある意味では運がいいと言える。短期間で自らの政権の欠陥がここまで明らかになったのだから。あとはその欠陥に対処するだけでいい。その時間はある。例のストライプのスーツを急いでチャリティ用オークションに出したことを考えても、学習能力はあるようだ。しかし残念ながら、残りの「間違い」はそう簡単に修正できるもではないが。

(c)Project Syndicate

139チバQ:2015/05/26(火) 20:58:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150526-00000042-jij_afp-int
インド熱波、死者800人超に 首都で道路溶ける
AFP=時事 5月26日(火)19時13分配信
【AFP=時事】インド全土を襲っている熱波による死者は、26日までに800人以上に達した。首都ニューデリー(New Delhi)では道路が溶け出す事態も起きている。

【写真10枚】うだる暑さをしのぐ人々

 インド各地では最高気温が50度に迫る酷暑が続いており、暑さが和らぐ兆しはない。病院は心臓発作の患者の発生に警戒し、当局は人々に屋内にとどまるよう呼び掛けている。

 最も厳しい熱波に見舞われている南部のアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州では先週、550人が死亡。週明け25日の気温も47度まで上昇した。また同州の南のテランガナ(Telangana)州の先週の死者は231人となっており、週末も気温は48度に達した。

 一方、西部のオリッサ(Orissa)州では11人、東部の西ベンガル(West Bengal)州では13人が、熱波による死者として確認されている。

 印日刊紙ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)によれば、25日にはニューデリーでも過去2年で最高の45.5度に達し、例年この時期の平均気温よりも5度高くなった。同紙が1面に掲載した写真では、ニューデリー市内の主要道路が熱によって溶け、横断歩道の塗装がアスファルトに混ざっている様子が写されている。【翻訳編集】 AFPBB News

140とはずがたり:2015/05/28(木) 16:55:05
韓印の間の安保協力ってどんなんや??

韓国とインド、安保協力の強化で合意 共同声明採択
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0O32AW20150518
2015年 05月 19日 08:07 JST

[ソウル 18日 ロイター] - 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領とインドのモディ首相は18日、安全保障分野での協力強化を盛り込んだ共同声明を採択した。韓国はまた、インドのインフラ整備向けに100億ドルの資金支援を約束した。

韓国の企画財政省と韓国輸出入銀行は、10億ドル規模の経済開発協力基金を創設。インドに90億ドルの輸出信用を供与する、という。

共同声明は10項目のうち7項目が安保協力に関する内容だった。

モディ首相は経済関係強化に向けたアジア歴訪の一環として、2日間の日程で韓国を訪問中。首相は先に中国、モンゴルを訪問している。

モディ首相は会見で「インド防衛部門への韓国企業の参加を支援するよう朴大統領に要請した。大統領の反応は前向きだった」と述べた。

141とはずがたり:2015/05/28(木) 16:59:42
>>138
酷いなぁ。。日本の民主党政権みたいだ(;´Д`)

>過剰なまでに民主主義的で、協議好きかつ合意好きだったモディの前任者の下で「意思決定が麻痺している」とされていた状態を非難していた者は、今ではまた別の種類の麻痺状態に直面しているのだ。モディのオフィスにファイルが積み重なっている状態だ。意思決定はそこでしか行われないからだ。

>透明性と説明責任について話すわりには、モディは中央情報委員会長も中央監視委員長もロクパル(議員と中央政府の職員が関与する汚職のケースのすべてに対し管轄権を持つオンブズマン)もまだ任命できずにいる。

>モディは「政府がビジネスに手を出す筋合いはない」と宣言したものの、自分の政府が航空会社やホテルを所有している事実を解決しようとしていない。それどころか、公共部門の巨大企業の民営化については、もはや触れなくなっている。

>かつては投資家を引き付け、主要産業の成長を促進するには欠かせないと考えられていた労働市場の自由化については、棚上げとなってしまっている。

>壮大な構想を発表しながらも、それに予算を充てられない、という事態も起きている。だが、それより悪いのは、教育や公衆衛生、保健、女性の安全対策に対する予算は(BJPの選挙キャンペーンの最大の売りだったにもかかわらず)すべてカットされてしまった。

142とはずがたり:2015/05/29(金) 22:23:21
インド14年度GDPは7.3%増、予想届かず-中国成長率下回る
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP42A76JIJVR01.html
2015/05/29 21:33 JST

  (ブルームバーグ):インドの2014年度(14年4月-15年3月)経済成長率は予想を下回った。中国を抜いて主要国の中で最も高成長の国となることはできなかった。

中央統計機構の29日発表によれば、14年度国内総生産(GDP )は前年度比7.3%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では7.4%増が見込まれていた。中国の14年成長率は7.4%だった。

1-3月(第4四半期)GDP は前年同期比7.5%増だった。

原題:India Misses Chance to Outpace China as Growth Lags Estimate (1)(抜粋)

143チバQ:2015/05/29(金) 23:05:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150529-00000046-jij_afp-int
インドの熱波、死者1800人に 過去20年で最悪
AFP=時事 5月29日(金)20時19分配信

インドの熱波、死者1800人に 過去20年で最悪
インド・アーメダバードで、枯れた湖を歩く男性(2015年5月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インドで29日、熱波による死者が過去20年で最多となる1800人に達し、当局は熱中症患者を救急医療患者として治療するよう各地の病院に指示した。

【写真特集】熱波に見舞われたインド

 インドでは毎夏、貧困層を中心に数百人単位の人々が暑さで死亡しているが、今年の死者数はすでに年平均の2倍に達している。

 だが専門家によると、実際の死者数はさらに多い恐れがある。熱中症の影響を最も受けやすい貧困層やホームレスの人々は、病院で亡くなることが少ないからだ。

 これまでに確認された死者の大半は南部のテランガナ(Telangana)州とアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州からで、現地の医師によると両州各地の病院は重度の熱中症患者であふれかえっているという。【翻訳編集】 AFPBB News

144チバQ:2015/06/03(水) 22:08:59
http://www.sankei.com/world/news/150603/wor1506030009-n1.html
2015.6.3 00:35

印首相逮捕に12億円の懸賞金 パキスタン・イスラム協会 

ブログに書く1




 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのイスラム保守政党、イスラム協会総裁のシラジュル・ハク上院議員は2日、カシミール地方のパキスタン支配地域で演説し、インドのモディ首相逮捕に10億ルピー(約12億円)の懸賞金をかけると発表した。パキスタン紙ドーンが伝えた。

 ハク氏は、モディ氏がカシミール地方や印西部グジャラート州で、多数の市民を殺害していると非難した。

145チバQ:2015/06/07(日) 11:18:56
http://mainichi.jp/select/news/20150607k0000m030077000c.html
インド・バングラデシュ:飛び地交換、国境画定で合意
毎日新聞 2015年06月06日 22時05分(最終更新 06月06日 22時47分)

 【ニューデリー金子淳】インドのモディ首相は6日、バングラデシュの首都ダッカでハシナ首相と会談し、両国の国境付近に点在していた飛び地領土の交換などを通じて、国境を画定させることで正式に合意した。国境画定を巡っては両国が1970年代から交渉を続けていた。インド側は、バングラデシュで中国の影響力が増す中、長年の懸案事項を解決し、関係強化につなげる狙いがあるとみられる。

 インドメディアなどによると、両国はそれぞれ自国側にある相手国の飛び地を接収する。飛び地はバングラデシュ側に111カ所(総面積約6900ヘクタール)、インド側に51カ所(同約2800ヘクタール)あり、計5万人以上が暮らす。飛び地の住民は、その場に残って相手国の国籍を取得するか、自国領へ移住するかを選べる。

 両国は74年、領土交換の実施で合意。2011年にはインドのシン前首相とハシナ氏が国境画定に向けた議定書に調印した。先月にインドの上下両院が領土交換を認める憲法修正案を可決し、今回の正式合意につながった。

 会談後の共同記者会見で、ハシナ首相は国境画定について「歴史的な瞬間だ」と歓迎。モディ首相も「国境地帯がより安全で安定するだろう」と応じた。

 飛び地は17世紀ごろ、周辺を支配していたクーチ・ビハール藩王国とムガル帝国との間で領土争いが起きたのがきっかけで形成されたとされる。1947年に周辺地域が東パキスタン(現バングラデシュ)として分離独立したが、藩王国はインドへ帰属したため、多数の飛び地ができた。飛び地では国境線をまたぐ移動が制限され、自国の支配が及ばなくなったことから、インフラや公共サービスの整備が遅れたとされる。

 両首脳は会談で、国境沿いの人身売買や麻薬取引などの違法行為の取り締まりやテロ対策などについても協議した。

146チバQ:2015/06/07(日) 11:21:13
>>145の経緯
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB

147チバQ:2015/06/10(水) 23:06:49
http://www.sankei.com/world/news/150610/wor1506100002-n1.html
2015.6.10 11:00更新
【モディ政権考】
ヒンズー至上主義者によるヘイト・スピーチに高まる不満 モディ首相は「いかなる差別・暴力も許されない」と鎮火に必死だが…

 インドのモディ首相が、インドで少数派のキリスト教徒やイスラム教徒への政権周辺から相次ぐヘイト・スピーチの抑止に神経をとがらせている。政権発足から1年余りの間に、こうした発言に対する反発が強まっているからだ。

 モディ氏は1日、インドのUNI通信のインタビューに応じ、ヒンズー至上主義の与党、インド人民党(BJP)内部や周辺から発せられるヘイト・スピーチをどう阻止するかを問われ、「いくつかの残念な発言がなされてきたが、これらは完全に不当なものだった。憲法はすべての国民に信仰の自由を保障しており、それには議論の余地はない」などと強調した。

 また、5月30日付のトリビューン紙のインタビューには、「いずれの見方も私たちの観念とは一致せず、すぐに取り消している。いつまで攻撃するのだ」と応じ、29日のPTI通信のインタビューでは「いかなる社会に対するどんな差別も暴力も許されない」と述べた。

 モディ氏がヘイト・スピーチを重ねて非難した背景には、要人からキリスト教徒やイスラム教徒を差別する発言が相次いでいるのに、モディ氏から、これを非難する強いコメントが聞かれないとの批判の声が上がっていることを意識したものとみられる。

 国民会議派主導の前政権で首相を務めたマンモハン・シン氏も27日の講演で、「過去は極めて偏った社会観によって継続的に書き換えられており、異議は抑えこまれている」とモディ政権を批判していた。

. インドでは、昨年12月、シン内相が「反改宗法」の導入を訴え、ヒンズー教からイスラム教やキリスト教などへの改宗を阻止したいとするBJPの主張を強調、信教の自由に反するとの批判を浴びた。

 BJP所属のジョティ食品加工業担当相(閣外相)も12月、デリー首都圏議会選のための演説で、「(ヒンズー教の)ラーマ神の子供の政府か、庶子の政府か」を選ぶときだと聴衆に訴え、ヒンズー教徒以外の候補者を攻撃した。

 BJPが支持基盤とするヒンズー至上主義組織、民族義勇団(RSS)の指導者は今年2月、ノーベル平和賞受賞者のマザー・テレサについて「社会事業のためではなく、キリスト教への改宗を働きかけるために活動した」と述べ、反発を招いた。

 モディ氏はこれまで、ジョティ氏の発言については、議会で謝罪している。ただ、最近のインタビューで、どの発言を問題視しているかについては具体的に言及していない。(ニューデリー 岩田智雄)

148チバQ:2015/06/18(木) 21:21:40
http://www.sankei.com/world/news/150531/wor1505310003-n1.html
2015.5.31 17:00
【モディのインド(上)】
対中抑止の「近交遠交」 ブータン、モンゴルなどと関係強化

 インドでナレンドラ・モディ首相が就任して26日で1年。ヒンズー至上主義のインド人民党を10年ぶりに政権に返り咲かせたモディ氏は、積極外交で国際社会に着実な地歩を築く一方、国内では宗教対立を放置しているとの批判もある。モディ政権の1年を3回にわたって検証する。(ニューデリー 岩田智雄)

     ◇

 「あの国を私の首相としての最初の訪問国にしたのは当然の選択なのです」

 モディ首相は就任直後の昨年6月、初外遊先のブータンに出発前、ニューデリーで強調した。

 モディ氏が最初の訪問国に日米などの主要国ではなく、中国とインドに挟まれたヒマラヤの小国ブータンを選んだことに国際社会は意表を突かれた。だが、そこには「まずは近隣諸国との関係を固める」という戦略的計算が隠されていた。当時、中国への接近を探っていたブータンに、経済や安全保障をインドに依存している現状を再確認させ、中国になびかないようクギを刺す意図があったのだ。

 インドはかつて、もう一つのヒマラヤの国ネパールとの外交で苦杯をなめたとの思いがある。ネパールでは2008年、インドと関係が深い王室が廃止され、インドの強い影響下にあったネパールは中印の支援をてんびんにかけ始めた。モディ氏のブータン重視には、中印の緩衝地帯であるブータンの「ネパール化」を防ぐ狙いがある。

 モディ氏は8月にネパールも訪問。先月の大地震でも早々に支援を表明した。

  ■  ■  ■

 「私の再選は、インド情報機関と米政府による謀略で阻止されたんだ」

 今年1月の大統領選でシリセナ新大統領が誕生したスリランカ。選挙に負けて退陣したラジャパクサ前大統領は、香港紙の取材にこう主張した。信(しん)憑(ぴょう)性は不明だが、元インド軍高官は「インドからシリセナ陣営にカネが渡った可能性はある」と分析する。

 インドと軍事的に対立する中国は、インド洋周辺諸国との関係強化を図る「真珠の首飾り戦略」の一環として、ラジャパクサ前政権を取り込んだ。しかし、今のシリセナ政権は米印との関係を重視し、中国とは距離を置く外交に転換した。

 元インド軍高官は「モディ氏の近隣国外交は成功を収めた」と言い切った。

  ■  ■  ■

 モディ氏は、主要各国の首脳と親交を深める姿勢も鮮明にしている。昨年8〜9月の日本訪問では対印投資の拡大を引き出した。続く訪米では、自身の査証発給問題や印女性外交官の逮捕・拘束などで悪化した関係を修復。11月にはオーストラリアを訪れ、ウラン供給の約束を取り付けた。

 そして今月14〜16日の初訪中。カシミール地方の中印実効支配線などでの中国の「領土拡張主義」に関する批判の調子を弱め、インドの高速鉄道建設を含む経済協力などで合意した。

 中国は昨秋の習近平国家主席の訪印前、実効支配線付近で軍事的圧力をかける「恫(どう)喝(かつ)外交」を見せた。しかし、今回のモディ氏訪中に絡み、そうした動きは表面化していない。「領土問題を棚上げし、投資増と貿易赤字削減への道筋を付けようとするインドの外交努力が反映された」(ネール大のビベク・ミシュラ研究員)ともいえる。

  ■  ■  ■

 さらに浮上したのが、中国との関係維持を図りつつ、域内の他国と手を結んで中国抑止を狙う「近交遠交」戦略だ。

 モディ氏は訪中に続いてインド首相として初めてモンゴルを訪れ、「戦略的パートナーシップ」の強化を確認した。中国とロシアに挟まれたモンゴルとの関係を強め、逆に中国を挟み込んで牽(けん)制(せい)するのが狙いだ。中国が、真珠の首飾り戦略とヒマラヤ諸国との関係強化で「インド包囲網」の構築を図ったことに対する意趣返しでもある。

 モディ氏はインドの対外政策に新たな地平を開きつつある。

149チバQ:2015/06/18(木) 21:22:22
http://www.sankei.com/premium/news/150606/prm1506060011-n1.html
2015.6.6 17:00
【モディのインド(中)】
李克強首相ともスマホで「自撮り」 SNS駆使し、支持拡大 一方通行に批判も

 インドのモディ首相は、情報発信に短文投稿サイト「ツイッター」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を愛用してきた。昨年の訪日時には日本語でつぶやき、5月14日からの訪中前には、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で中国語のメッセージを発信し始めた。ただし、メディアのインタビューに応じることはまれで、政権に対する厳しい質問を避けているとの批判も上がっている。

     ◇

 「さあ自撮りの時間だ」

 今月15日、北京での李克強・中国首相との会談後、モディ氏は2人並んだ記念写真を自らスマートフォンで撮影し、ツイッターに投稿して世間を驚かせた。

 モディ氏のツイッターのフォロワーは約1200万人、フェイスブックの「いいね!」は約2800万に達する。モディ氏は、こうした情報発信を担う特別チームを抱えており、投稿を手伝わせるだけでなく、政権への反応を監視させているとされる。

 11日付のタイムズ・オブ・インディア紙によれば、モディ氏は微博のアカウント開設からわずか6日で4万6千人のフォロワーを獲得した。中国国民に直接語りかける手法が中国政府に歓迎されているという。

 李首相との会談翌日、上海で在留インド人を対象に行った演説では、前政権との違いをアピールするために「(自分が首相になる)以前は、インドに生まれたことが恥ずかしかったものだ」と述べたため、ネット上で猛烈な批判を浴び、“炎上”も経験済みだ。

 米ミシガン大のジョヨジート・パル助教授は、米誌に掲載した論文で「モディ氏のツイッターのフォロワー数は、オバマ米大統領に次いで政治家としては世界で2番目の人気だ」とし、「モディ氏は、若い世代の向上心に自分の姿を植え付け、技術に詳しい指導者であるとの印象を作ることに成功した」とモディ氏のSNS戦略を評価している。

  ■  ■  ■

 情報発信に熱心なモディ氏だが、メディアの質問はほとんど受け付けない。昨年の訪日前にはニューデリー駐在の日本人記者団、訪中前には中国人記者団のインタビューに応じたものの、回答はほとんど政府側が事前に用意したものだった。インドのメディアに対しても、政権発足から1年間は、ヒンドゥスタン・タイムズ紙など2紙の取材に応じただけで、現場の記者は不満を募らせている。

 首相に就任するまでは西部グジャラート州政府の首相だったモディ氏は、2002年に同州でヒンズー教徒によるイスラム教徒虐殺事件が起きた際、十分な対応を取らなかったとしてメディアに攻撃された。

 メディア専門家で元デリー大講師のS・K・アガルワル氏は「モディ氏は、主要メディアが虐殺事件で不当に自分を批判してきたと思っている。厳しい質問に答えたくないため、メディアから距離を置いてきた。その傾向は首相になってからも変わらない」と指摘し、「政権の誠実性と透明性を確保するうえで、危険なやり方だ」と語った。

  ■  ■  ■

 モディ氏は選挙運動で、気に入らない報道をしたメディアを「雇われメディア」となじったことさえある。編集幹部やベテラン記者との対話の機会は提供しているものの、「メディア側は、モディ氏が不快になるような質問をしない。支持率が高く、広告出稿の多い産業界と良好な関係を保つモディ氏に畏怖の念を抱いているようだ」(アガルワル氏)という。

 モディ政権発足から1年となる26日、インド主要紙の1面の半分はモディ氏の実績を誇示する政府広告で埋められた。一方通行の情報発信を許すメディア側の責任も問われている。(ニューデリー 岩田智雄)

150チバQ:2015/06/18(木) 21:23:17
http://www.sankei.com/world/news/150607/wor1506070001-n1.html
2015.6.7 17:00
【モディのインド(下)】
ヒンズーVSイスラムなど宗教対立が激化 国是の「政教分離と他宗教の融和」はどうなるのか?
 ヒンズー至上主義者とされるモディ首相は、ヒンズー教徒が国民の約8割を占めるインドで保守派の強い支持を得る。一方で、イスラム教徒を狙い撃ちにしたような政策が打ち出されたり、キリスト教徒に対する暴力事件が続発したりするなど、インドが国是とする「政教分離と多宗教の融和」は大きく揺るがされている。

   ■  ■  ■

 「インド人民党(BJP)の議員7人がデリーの大統領府に行き、法案成立を願い出たんだ。それで、19年間棚上げになっていた法案にムカジー大統領が署名してしまった。モディは、われわれイスラム教徒を標的にしたのだ」

 インド最大の商業都市ムンバイの街角で肉屋を経営する「ボンベイ郊外牛肉販売業者福祉協会」会長でイスラム教徒のモハンマド・アリ・クレシ氏は、うらめしそうに語った。

 ムンバイを擁する西部マハラシュトラ州では今年3月、ヒンズー教徒が神聖視する牛に関し、食肉処理や肉の販売を禁止する「動物保全法」の改正が行われた。神聖視の対象だった雌牛に加え、雄牛も食肉処理や肉の販売を禁じる対象となった。違反すれば最高で禁錮10年を科せられる。

 この州では昨年、「モディ人気」の波に乗って、BJPが地方議会選で勝利し、19年前に議会で可決されながら放置されていた法案を成立させたのだ。

 これにより、食肉処理に携わる州内のイスラム教徒を中心とする約10万人が影響を受けた。ヒンズー教徒も、鶏肉やヤギ肉に比べて安価な牛肉を常食とする不可触民などの貧困層が貴重なタンパク源を失い、皮革加工業者も打撃を受けた。

 クレシ氏は「家畜として役に立たなくなった牛を食肉用として売り、稼ぎの一部にしていた農民も苦しんでいる。農民の自殺者が増えるだろう」と語気を強めた。ムンバイやその近郊では同法改正に抗議する反政府デモが頻発している。

  ■  ■  ■

 法案の成立をモディ氏が主導した証拠はないが、モディ氏が了解しなければ大統領は法案に署名しなかっただろうというのが一般的な見方だ。しかも、モディ氏が州首相を務めたグジャラート州では、同氏の主導で同様の規制強化が実現。ニューデリー近郊のハリヤナ州でも今年、似たような法規制が打ち出された。

 ラジナット・シン内相は、こうした法律を全国に広げるため、最善を尽くすとまで発言している。

 インドの右翼団体、世界ヒンズー評議会(VHP)のラクシュミナラヤン・チャンドク氏も「牛を殺すことは文化的に許されない。私たちは法案成立を長い間要求してきた。インドはモディ氏の下で経済的にも文化的にも世界の強国になるだろう」と歓迎する。


 ■  ■  ■

 デリー首都圏の聖セバスチャン・カトリック教会。ここでは昨年12月1日、放火事件が発生した。焼けただれた建物は今もそのままだ。ヒンズー過激主義者の犯行とみられるが、警察の捜査は進まない。

 「これは教会だけでなく、国民の平等をうたった憲法に対する放火だ」とアンソニー・フランシス神父は憤った。

 西ベンガル州では2月、70歳の修道女がヒンズー過激主義者とみられる集団に性的暴行を受けた。カトリック教会管区によれば、昨年5月のモディ政権発足から1年間で全国で起きた、キリスト教徒への暴力や脅迫、嫌がらせは約150件で、以前に比べ急増した。

 教会の広報担当者は「モディ氏からは、過激主義者を非難する強い言葉が聞こえてこない。それどころか、政権幹部からはキリスト教の布教活動を批判する発言まで聞かれる。これでは、過激主義者をつけあがらせるだけだ」と話す。

 インド独立の父、マハトマ・ガンジーのひ孫で評論家のトシャール・ガンジー氏は「民主的政府は、すべての市民のために働かなければならない。2年目のモディ政権はより厳しい状況に置かれるだろう」と警告した。(ムンバイ 岩田智雄)

151チバQ:2015/06/21(日) 14:33:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150621-00000009-jij_afp-int
密造酒による死者90人に、100人超える恐れも インド・ムンバイ
AFP=時事 6月21日(日)10時13分配信

密造酒による死者90人に、100人超える恐れも インド・ムンバイ
インド・ムンバイで、密造酒を飲んだ家族の死を嘆き悲しむ住民(2015年6月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】インド西部の都市ムンバイ(Mumbai)で密造酒を飲んだ住民が相次いで死亡した事件で、地元警察は20日、死者数が90人に達したと発表した。現在も40人以上が病院で治療を受けており、最終的な死者数は100人を超える恐れがあるという。

インドで密造酒飲み143人死亡(2011年)

 事件は、密造されたとみられる地酒を飲んだ住民が17日朝に体調を崩し始めたもので、警察によれば20日にも新たな患者が病院に運び込まれたという。

 これまでに5人が、ムンバイ市内のスラム街マラドウエスト(Malad West)で密造酒を製造・販売した容疑で逮捕された。また、同地の巡回を担当する警察官8人が「職務怠慢」で停職処分となっている。

 ムンバイ警察では、今回の犠牲者らが飲んだ酒に高濃度のメタノールが含まれていた可能性があるとみて捜査している。不凍剤や燃料として使われるメタノールは毒性が強いが、アルコール分を安く簡単に増量する狙いで密造酒に混入されることが多い。

 インドでは密造した酒が頻繁に「地酒」として出回り、広く流通している。安いものでは250ミリリットル瓶が1ドル(約120円)以下で売られており、飲んだ人が中毒死する事件も多発している。ただ、そうした事件は地方の貧しい村で起きるのが一般的で、ムンバイのような大都市ではまれだ。【翻訳編集】 AFPBB News

152名無しさん:2015/06/28(日) 09:25:38
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150627-00043633-gendaibiz-bus_all
「臭いメシ」を私にも食べさせて!セレブも加害者家族も刑務所に群がる理由
現代ビジネス 6月27日(土)6時2分配信

 南アジア最大の刑務所といわれる、デリーのティハール刑務所では、午前11時ごろから、入り口に長蛇の列ができる。

 並んでいるのは面会者だけではない。彼らの目的は、刑務所内にあるレストランなのだ。ここの「売り」は、受刑者と同じメニューが味わえる点にある。

 実際の味は、そんなにマズくはない。野菜たっぷりの食事を格安の110ルピー(約200円)で食べることができる。

 だが、なぜ好きこのんで「臭いメシ」を食べたがるのだろう。その理由について、所長のムケシュ・プラサドは、受刑者と同じ環境を味わっておけば、将来の刑務所入りを免れると信じられているのだ、と指摘した。

 「彼らは受刑者と同じ食事をとることで、安心できるのです。持ち帰る人も含めれば、毎日200人が食事を購入します」

 富豪や政治家も、ここから定期的に食事を取り寄せるという。

 ともあれ、ティハール刑務所の年間売り上げは、関連する食器などを合わせると約5000万円に達する盛況ぶりである。

 コルカタの北にあるアリポール刑務所では、1993年に69人の犠牲者を出したテロリストが服役中だが、彼の家族は食事の購入を断られたので、毎日同じものを作って食べている。これで受刑者の運勢を少しでも変えられるというのだ。実際、このテロリストは刑務所で絵を描きはじめ、話題を集めるようになった。もしかしたら「御利益」があったのかもしれない。

 COURRiER Japon
2015年7月号

 (講談社刊、税込み800円)発売中

153チバQ:2015/06/29(月) 20:22:28
http://www.sankei.com/world/news/150627/wor1506270039-n1.html
2015.6.27 12:51

スリランカ議会解散 8月選挙、前大統領出馬か





 スリランカのシリセナ大統領は26日夜、来年4月の任期満了を待たずに同国議会(一院制、225議席)を解散した。現地からの報道によると、8月17日に総選挙が実施される。1月の大統領選で独裁的だったラジャパクサ前大統領を破ったシリセナ氏は、早期解散の方針を示していた。

 ラジャパクサ氏は、議会選に出馬する可能性が大きい。ラジャパクサ氏が当選すれば、議会を舞台に、親中国路線の同氏支持派と、日本を含めた全方位外交を訴えるシリセナ氏側との攻防が激しくなるとみられる。

 2010年4月の総選挙では、ラジャパクサ氏が主導した統一人民自由連合(UPFA)が大勝した。しかし1月の大統領選ではラジャパクサ氏の側近で、同連合の要職を務めたシリセナ氏が造反して当選。与党が議会少数派のため、シリセナ氏が目指す選挙制度改革の実現が困難になっていた事情も、今回の解散の背景にある。(共同)

154チバQ:2015/06/29(月) 20:23:17
http://www.sankei.com/world/news/150627/wor1506270046-n1.html
2015.6.27 17:19

スリランカ議会解散、総選挙は8月中旬 復権狙うラジャパクサ前大統領 脱中国依存が焦点に

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スリランカのラジャパクサ前大統領
 【ニューデリー=岩田智雄】スリランカのシリセナ大統領は26日夜、議会(1院制、定数225)を解散した。総選挙は8月17日に行われ、新議会は9月1日に招集される。

 前政権で保健相だったシリセナ氏は今年1月の大統領選で造反し、ラジャパクサ大統領を小差で破った。シリセナ氏が、所属政党のスリランカ自由党(SLFP)党首、ラジャパクサ氏が顧問となり、分裂状態の党は議会野党の立場を取っている。

 議会は、ウィクラマシンハ首相率いる統一国民党(UNP)中心の少数連立与党となっており、シリセナ氏は与党過半数を目指し、解散に踏み切った。

155チバQ:2015/07/01(水) 20:46:19
http://www.sankei.com/world/news/150701/wor1507010055-n1.html
2015.7.1 20:19

スリランカのラジャパクサ前大統領、復権目指し議会選に出馬、首相目指す 

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 【ニューデリー=岩田智雄】スリランカのラジャパクサ前大統領は1日、8月17日に行われる議会選への出馬を表明した。地元メディアが伝えた。同氏は、大統領選で与党内の造反にあい落選したが、首相候補として総選挙に臨み、復権を目指す。

 ラジャパクサ氏はスリランカ南部の自宅で演説し、「選挙に出馬を求める国民の要望を無視できない。立候補し、開発事業と経済改革を続けたい」と決意表明を明かした。

 スリランカでは、ラジャパクサ前政権下で保健相だったシリセナ氏が今年1月、政権の中国依存や親族登用、汚職疑惑を批判し、大統領選で現職のラジャパクサ氏を小差で破った。

 新大統領のシリセナ氏は、所属政党のスリランカ自由党(SLFP)の党首に就任し、一方でラジャパクサ氏は党顧問になったが、党は分裂状態となり、議会で野党の立場を取った。

 シリセナ氏は政権基盤を強固にするため、6月26日に議会解散に打って出ていた。スリランカでは、実権は大統領が持つが、ラジャパクサ派が勝利すれば、脱中国依存・バランス外交を進めるシリセナ氏は、さらに難しい政権運営を強いられそうだ。

156とはずがたり:2015/07/02(木) 15:05:32
インド日清、即席麺を回収 監督当局の要請で
共同通信 2015年6月30日 19時42分 (2015年6月30日 19時45分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20150630/Kyodo_BR_MN2015063001002381.html

 【ムンバイ共同】日清食品ホールディングス子会社のインド日清は6月30日までに、地元食品監督当局の要請に従い、インド市場での即席袋麺ブランド「トップラーメン」の販売を中止し、全品を回収すると発表した。
 当局は同ブランドの商品を承認していないとして日清側に回収を通達したという。これまでは販売が事実上認められていた。日清側は「承認を取り次第、販売を再開する」と従った。
 当局は6月、スイス食品大手ネスレの即席麺に基準以上の鉛が入っていたとして、全品回収を指示。ネスレは安全性に問題はないとして、法廷闘争に持ち込んだ。

157チバQ:2015/07/02(木) 19:35:29
http://www.sankei.com/world/news/150702/wor1507020002-n1.html
2015.7.2 11:00
【モディ政権考】
潘国連事務総長もポーズ! 物議かもした「国際ヨガの日」 「公金の無駄遣い」とインド野党





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6月21日、ニューヨークのタイムズ・スクエアで雨の中、ヨガのポーズを取る人たち(ロイター)
 6月21日はインドのモディ首相が提唱した最初の「国際ヨガの日」となり、インド各地や世界の主要都市では、政府の旗振りで大々的にイベントが展開された。では、インドの野党指導者らはどう反応したのだろうか。

 昨年5月開票の総選挙で惨敗を喫し、野党に転落した国民会議派。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、ソニア・ガンジー総裁と息子のラフル・ガンジー副総裁は国外滞在中で姿を見せず、その他の党幹部もイベントへの出席をボイコットした。

 シン事務局長は短文投稿サイト「ツイッター」で、「国際ヨガの日が、万人のためであることを望んでいる。しかし、このヨガの式典はまったくの公金の無駄遣いであり、モディ氏のイメージを作り上げることでしかない」と批判した。

 PTI通信によれば、左派のインド共産党マルクス主義派は、インドでは2億人近い人々が飢えに苦しんでいるとし、ヨガ・イベントを「国民が直面する基本的な問題から注意をそらさせるものだ」と主張した。

 野党だけでなく、モディ氏の与党であるインド人民党(BJP)と与党連合を構成する地域政党のTDP(アンドラプラデシュ州)、PDP(ジャム・カシミール州)などの幹部も「多忙」を理由にイベントには顔を出さなかった。

 政府は公務員や学校の生徒も動員し、ニューデリーだけで3万5985人を集めた。開始が午前7時からだったため、都市鉄道の早朝運転や駐車場確保など万全の準備で臨んだ。スワラジ外相は国連本部のあるニューヨークまで出向き、ヨガをPR。国連の潘基文事務総長もヨガのポーズを取った。野党は、こうした大がかりな行事に「浪費」と反発している。

 ただ、インドでは総選挙で吹き荒れた「モディ人気」は今も続いている。インド・メディアは中国や欧州を含む世界各地でのイベントを報じ、モディ氏の「イメージ戦略」を好意的に伝えている。これまでのところ、野党の批判が、国民から強く支持されるということはなさそうだ。

 ヨガの日は、モディ氏がインド文化の発信のため考案、昨年9月の国連総会演説で提案した。このときのインドの呼びかけに日本を含む170カ国以上が共同提案国となり、国連が12月に制定した。(ニューデリー 岩田智雄)

158とはずがたり:2015/07/02(木) 19:50:32
>72年に厚生省(当時)は、MSGが精神異常につながる上半身感覚異常を起こす危険に関し、全国の保健所に通達を出しています。現在においても、異常な少年犯罪とMSGの関連はまったく未解明のままです。
この辺の煽り方が胡散臭い。

危険な化学調味料が野放し?精神異常や失明の恐れ、ラーメン一杯でも危険量
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150702/Bizjournal_mixi201507_post-3527.html
ビジネスジャーナル 2015年7月2日 06時06分 (2015年7月2日 19時40分 更新)

 6月5日、インド中央政府食品安全基準局は世界最大手の食品企業ネスレの現地子会社ネスレ・インディアに対し、インド市場でシェア80%を誇るインスタントラーメン「マギー」の生産・販売停止命令を出しました。マギーに「化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)無添加」と表示しているにもかかわらず化学調味料が含まれていること、鉛が安全基準値(2.5ppm)を超える17.5ppm含まれていることが明らかになったためです。

 6月6日付日本経済新聞記事によると、ネスレ・インディアはマギー20万パックの自主回収を決定したことに関しネスレのポール・ブルケ最高経営責任者(CEO)は「目先のビジネスより消費者の信頼回復が重要。自主回収の決定を支持する」と表明した上で、「たんぱく質など、外部から調達する原材料にMSG(グルタミン酸ナトリウム)が含まれているが、当社では加えていない」「検査方法を共有してほしい。鉛も許容水準内だ」などと、インド政府を批判しました。

 ところで、現地のニュースと日本における報道では、化学調味料に関して大きな違いがあります。現地ニュースでは、「マギーは化学調味料無添加と表示されているのに、化学調味料であるMSGが添加されているのは不当表示になる」と伝えています。一方、日本ではおおむね、「許容量を超えるMSGが見つかった」と報じられており、現在MSGの許容量は国際的に規定されていないため、表現が適切ではないように思われます。

 MSGは、ネズミによる実験で幼体の視床下部などへの悪影響が指摘されている食品添加物です。また、中華料理を食べた人が頭痛、顔面紅潮、体の痺れなどを起こす中華料理症候群の原因と考えられています。こうした毒性の指摘が出たことから、1974年にFAO(国連食糧農業機関)/WHO(世界保健機関)合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、MSGの一日摂取許容量(ADI)を体重1kgにつき120mgとしました。つまり、体重50kgの人で6gとなります。しかし、JECFAのその後の追試により、通常の食生活でMSGを摂取する限り、中華料理症候群や幼い子の視床下部への悪影響は認められないとして、87年にMSGのADIは撤廃されました。

 要するに、現在MSGは無制限に使える食品添加物となっています。ラーメン店によっては、小さじ一杯程度のMSGを入れているところもあります。小さじ一杯は塩換算で6gです。以前の基準に当てはめると、そのラーメン一杯でADIに達するほどです。しかし基準が撤廃された今日では、MSGは多くの食品で無制限に添加されています。

 MSGについては、ADIを再設定すべきです。MSGの危険性は中華料理症候群、幼体の視床下部への悪影響だけではありません。72年に厚生省(当時)は、MSGが精神異常につながる上半身感覚異常を起こす危険に関し、全国の保健所に通達を出しています。現在においても、異常な少年犯罪とMSGの関連はまったく未解明のままです。

 また、2002年に弘前大学医学部の研究チームは、ラットの実験でMSGの過剰摂取が緑内障につながる恐れがあると指摘しています。緑内障は日本における失明の最大原因です。

 いずれにせよ、インドのインスタントラーメン回収命令は、MSGの無制限な使用実態に警鐘を鳴らすことになったのは間違いありません。
(文=郡司和夫/食品ジャーナリスト)

159とはずがたり:2015/07/02(木) 20:07:46
2015.7.2 11:00
【モディ政権考】
潘国連事務総長もポーズ! 物議かもした「国際ヨガの日」 「公金の無駄遣い」とインド野党
http://www.sankei.com/premium/news/150702/prm1507020005-n1.html

6月21日、ニューヨークのタイムズ・スクエアで雨の中、ヨガのポーズを取る人たち(ロイター)
 6月21日はインドのモディ首相が提唱した最初の「国際ヨガの日」となり、インド各地や世界の主要都市では、政府の旗振りで大々的にイベントが展開された。では、インドの野党指導者らはどう反応したのだろうか。

 昨年5月開票の総選挙で惨敗を喫し、野党に転落した国民会議派。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、ソニア・ガンジー総裁と息子のラフル・ガンジー副総裁は国外滞在中で姿を見せず、その他の党幹部もイベントへの出席をボイコットした。

 シン事務局長は短文投稿サイト「ツイッター」で、「国際ヨガの日が、万人のためであることを望んでいる。しかし、このヨガの式典はまったくの公金の無駄遣いであり、モディ氏のイメージを作り上げることでしかない」と批判した。

 PTI通信によれば、左派のインド共産党マルクス主義派は、インドでは2億人近い人々が飢えに苦しんでいるとし、ヨガ・イベントを「国民が直面する基本的な問題から注意をそらさせるものだ」と主張した。

 野党だけでなく、モディ氏の与党であるインド人民党(BJP)と与党連合を構成する地域政党のTDP(アンドラプラデシュ州)、PDP(ジャム・カシミール州)などの幹部も「多忙」を理由にイベントには顔を出さなかった。

 政府は公務員や学校の生徒も動員し、ニューデリーだけで3万5985人を集めた。開始が午前7時からだったため、都市鉄道の早朝運転や駐車場確保など万全の準備で臨んだ。スワラジ外相は国連本部のあるニューヨークまで出向き、ヨガをPR。国連の潘基文事務総長もヨガのポーズを取った。野党は、こうした大がかりな行事に「浪費」と反発している。

 ただ、インドでは総選挙で吹き荒れた「モディ人気」は今も続いている。インド・メディアは中国や欧州を含む世界各地でのイベントを報じ、モディ氏の「イメージ戦略」を好意的に伝えている。これまでのところ、野党の批判が、国民から強く支持されるということはなさそうだ。

 ヨガの日は、モディ氏がインド文化の発信のため考案、昨年9月の国連総会演説で提案した。このときのインドの呼びかけに日本を含む170カ国以上が共同提案国となり、国連が12月に制定した。(ニューデリー 岩田智雄)

160とはずがたり:2015/07/07(火) 13:14:20
無資格教諭退職ラッシュ、「辞めれば罰せず」で
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150705-OYT1T50003.html?from=yrank_ycont
2015年07月05日 09時04分

 【バンコク=石田浩之】インド東部ビハール州の教育当局は4日、学歴を詐称するなどして不正に教員免許を取得して勤務していたとみられる小学校教諭1400人が5月以降、相次いで退職したことを明らかにした。

 当局によると、同州では2006年から教員の大量採用を行ってきたが、裁判所が5月、小学校教諭35万人のうち約2万5000人が適切な手続きを経ずに採用された疑いがあるとして、調査を命じた。

 これを受けて当局は、今月9日までに自発的に辞職した教諭については、法的措置をとらない方針を発表。このため、退職者が続出したという。退職者はさらに増える模様だ。

 インドでは6月、デリー首都圏政府の幹部が経歴詐称の疑いで逮捕されたことを受け、資格が必要な公務員などを調査する動きが各地で広がっている。

161チバQ:2015/07/16(木) 21:02:10
http://www.sankei.com/world/news/150715/wor1507150059-n1.html
2015.7.15 23:34

おとり捜査失敗で17歳少女が再びレイプ被害 インド おびき出し指示も見失い…





 インド西部マハラシュトラ州ジャルナで、地元警察がレイプに遭った17歳の少女に容疑者をおびき出すおとり捜査に協力してもらったところ、少女が再び同じ男らから乱暴された。15日までに地元メディアが伝えた。

 近年陰惨なレイプ事件が社会問題となったインドでは、当局の対応に批判が強まっている。当局はおとり捜査を主導した警察幹部を拘束した。

 地元メディアによると、少女は7月初旬、外出した際に男2人に乱暴された。男らは少女の携帯電話を奪い、犯行の様子を撮影。その後、奪った携帯から電話をかけ、家族に金銭を要求した。

 被害の翌日、警察は金銭を渡すふりをして男2人をおびき出すよう少女に指示。だが待ち合わせ場所に向かう途中、警察側が少女を見失い、再び被害に遭った。男2人は数時間後、現場近くで逮捕された。(共同)

162チバQ:2015/07/17(金) 22:55:24

http://www.sankei.com/world/news/150717/wor1507170016-n1.html
2015.7.17 09:19

タージマハルで心中未遂 異宗教の恋愛、反対され首刺す

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 インド北部ウッタルプラデシュ州アグラの世界遺産タージマハルで、異なる宗教のカップルが家族に結婚を反対され、心中を図った。2人とも命に別条はなかったが、皇帝が亡き愛妻に永遠の愛を誓って建てた霊廟での心中未遂として話題に。16日、インド・メディアが伝えた。

 当局によると、15日、タージマハルの敷地内で首から血を流した男女が倒れているのを職員が発見。2人は共に首をナイフのようなもので切ったとみられる。2人は幼なじみで、男性はヒンズー教徒、女性はイスラム教徒。女性の家族が交際に反対していた。

 インドでは伝統的身分制度カースト制度により、異なる出自の間や、異宗教間の結婚はまだ少ない。(共同)news/150717/wor1507170016-n1.html

163チバQ:2015/07/21(火) 07:52:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150720-OYT1T50075.html?from=ycont_top_txt
インドの高速鉄道計画、新幹線方式の採用有力に
2015年07月20日 19時34分
 【ニューデリー=石田浩之】日本とインド両政府は20日、同国西部ムンバイ―アーメダバード間(約500キロ)で計画中の高速鉄道について、共同事業化調査の報告書をまとめた。


 「新幹線方式が最適」との内容で、各国による受注合戦が続くインドの高速鉄道計画の第1弾として、新幹線方式の採用が有力となった。

 報告書は最適な高速鉄道システムとして、新幹線方式の特徴である自動列車制御装置(ATC)や専用軌道を推奨。日印両政府は正式決定に向け資金調達など詳細について協議を進める方針。公共事業方式で円借款とする案が浮上している。

 報告書によると、ムンバイ―アーメダバード間の総事業費は9800億ルピー(約1兆9200億円)。2017年に着工し、23年に開業する予定。12か所に駅を設け、現在の鉄道で約10時間の所要時間を約2時間に短縮する。23年の開業時に1日あたり3万5800人の乗客数を見込む。

2015年07月20日 19時34分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

164チバQ:2015/07/21(火) 20:36:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150720-00000003-fsi-bus_all
新幹線輸出へ前進 インド高速鉄道、日本の技術「推奨」 共同調査
SankeiBiz 7月21日(火)8時15分配信

 日印両政府は20日、インド西部ムンバイからアーメダバードまでを結ぶ高速鉄道計画についての共同事業性調査結果をまとめた。内容は非公開だが、日本政府の説明によれば、日本の新幹線技術を推奨している。輸出に向け前進したといえそうだ。

 調査結果は、東京-新大阪間よりやや短い505.8キロを営業最高速度320キロで、最短2時間7分で結ぶとした。在来線特急の約7時間から大幅に短縮される。各駅停車の停車駅は12駅。日本の新幹線で採用されている客車を動力車とする「動力分散方式」や、日本式の信号システムを勧めている。

 建設期間を2017〜23年の6年間と設定し、総事業費は9800億ルピー(約1兆9000億円)と見込まれる。23年の開業時の運賃は、在来線1等車の1.5倍、標準的な航空運賃の約半分の2300ルピー(約4500円)と想定した。当初、営業黒字は望めないが、この程度なら一定の需要が望めると判断した。開業13年目の36年に黒字化が見込めるとしている。

 同路線の建設にはこれまでフランスなども手を挙げている。日本側は「新幹線技術の優位性はすでにインド側に十分理解されている」(外交筋)とみている。中国も低コストで別路線での高速鉄道事業参画を目指しているが、インドは同路線の整備を最優先と位置付けている。

 共同調査では、資金調達方法や事業主体で複数の選択肢を提示している。インド側が日本の新幹線採用のための予算を確保できるかどうかが最大の課題といえそうだ。車両メーカーやJR東日本関係者は、電力の安定的な確保やテロ対策の必要性についても指摘しているほか、インドには、土地収用に時間がかかるという問題もある。共同調査は13年5月に日印首脳会談で実施が合意され、同年12月から行われていた。(ニューデリー 岩田智雄)

165チバQ:2015/07/26(日) 20:56:44
http://www.sankei.com/world/news/150725/wor1507250001-n1.html
2015.7.25 06:00
【モディ政権考】
注目される上海協力機構でのインドの役割 歴史認識は… 





(1/2ページ)

7月9日、ロシア中部ウファで行われた新興5カ国(BRICS)首脳会議に出席したモディ印首相(手前、左から2人目)(AP)
 インドのモディ首相が、ロシアと中央アジア諸国歴訪を終えた。ロシアでは、新興5カ国(BRICS)首脳会議と上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、インドのSCO正式加盟手続き開始が決まった。来年は、インドがBRICSの議長国だ。SCOでは、加盟国に昇格する可能性がある。今回の両首脳会議では、歴史問題に関して、中露の主導で日本に厳しい声明が発表されており、より大きな役割を果たすことになるインドの対応が注目されそうだ。

 モディ氏は7月6〜13日、ウズベキスタン、カザフスタン、ロシア、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンの順に各国を訪問した。

 今年のBRICSとSCO首脳会議は議長国がロシアだっただけに、BRICSでは宣言文に、歴史の歪曲を「断固として拒絶する」との文言が盛り込まれた。SCOでは「日本の軍国主義と雄々しく戦った中国人民の勇気と功績を高く評価する」との声明も発表された。

 プーチン露大統領は全体会合の冒頭、SCO加盟国の全首脳が5月にモスクワで行われた「対ドイツ戦勝70周年式典」に出席したと述べ、北京で9月に行われる「抗日戦争勝利記念日」にも加盟国首脳が参加すると表明した。

 また、記者会見では、SCOの声明について「すべての決定は全会一致で行われる。すべての国、特に多くの実在する問題を抱え、しばしば複雑な歴史的背景のあるる近隣国同士でのコンセンサスは、われわれの決定を非常に強固にする」と述べている。

 インドは全方位外交を基本とし、日本とは友好関係を深める一方、中国とは領土問題で対立している。モディ氏は、今回の一連の訪問で、歴史認識に関する発言は一切差し控えていた。来年、親日国であるインドが加わる可能性があるSCOは、ウズベキスタンが議長国となる。同様の声明内容が継承されるかどうかが大きな焦点となるだろう。(ニューデリー 岩田智雄)

166チバQ:2015/07/31(金) 22:47:59
http://www.sankei.com/world/news/150731/wor1507310040-n1.html
2015.7.31 21:07

スリランカ選挙戦 発砲で1人死亡 財務相狙う?





 スリランカの最大都市コロンボで31日、総選挙の運動中に銃を持った男らが発砲し、PTI通信などによると、女性1人が死亡し、12人が負傷した。選挙運動に参加していたカルナナヤケ財務相にけがはなかったが、同氏は、自らが狙われたとの見方を示した。

 現地からの報道によると、男らは4人組とみられ、約600人が参加した選挙運動の会場からカルナナヤケ氏が離れた直後に、車から支持者に向けて発砲した。

 スリランカでは8月17日に議会選(一院制、225議席)を実施。1月の大統領選で落選したラジャパクサ前大統領が出馬し、話題を呼んでいる。これまでのところ、大きな暴力事件は起きていなかった。(共同)

167チバQ:2015/08/02(日) 20:48:14
>>145-146
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150801-00000050-asahi-int
インドとバングラデシュが領土交換 162カ所の飛び地
朝日新聞デジタル 8月1日(土)22時56分配信

インドとバングラデシュが領土交換 162カ所の飛び地

 英領からの独立以来、インドとバングラデシュの国境地帯に残っていた162カ所の飛び地を整理・解消する領土交換が1日午前0時、両国の間で発効した。母国から隔絶されてきた5万人以上の住民は、それぞれ新たな国籍を選択。村々で喜びの声を上げた。

 タイムズ・オブ・インディア紙などによると、これまでバングラデシュに囲まれたインド領の飛び地111カ所に約3万7千人が居住。このうち約千人がインド国籍を希望して移住を選択した。インドに囲まれたバングラデシュ領51カ所に住む1万4千人は全員がインド国籍への移籍を希望している。

168とはずがたり:2015/08/04(火) 19:30:30
インドとバングラデシュが領土交換―住民「権利取り戻せる」
http://jp.wsj.com/articles/SB10619862528015903871904581145142116594156?mod=trending_now_2
By SYED ZAIN AL-MAHMOOD
2015 年 8 月 2 日 10:10 JST

 【クリグラム(バングラデシュ)】インドとバングラデシュが国境付近の飛び地領土を交換した。5万人を超える人々に事実上の無国籍状態を強いた長年の問題が解消された。


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