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インド・天竺・中洋スレ

83とはずがたり:2015/01/27(火) 08:49:04
今日の朝日に武器輸出入と米印協力の記事が載ってたけど専門家?の人は既に昨年8月に指摘してる内容か。

インドは伝統的に社会主義ソ連と仲が良かったけどアメリカとも協力深化となれば対中封じ込めとしてはプラスだが。

日米印「同盟」に動き出したアメリカ( [特別投稿]長尾 賢氏/東京財団アソシエイト)
http://www.tkfd.or.jp/eurasia/india/report.php?id=434
更新日:2014/08/22

 今月、アメリカのチャック・ヘーゲル国防長官が訪印した。そこでアメリカから提案されたのは、日米印で安全保障協力を進め、いわば「同盟」を推進しようというものだ。
実は5月にインドの新政権ができて以来、インドをめぐる情勢が大きく動き出している。そして今月末、とうとうインドの新首相は日本に来る。いったい何が起きているのか、よく検証しておかなくてはならない。

1.アメリカが提示した積極的なリスト
 ヘーゲル米国防長官は一体何を提示したのか。まずアメリカは、インドが中国との国境地帯を守るための装備の供給に関して、多くの具体案を示した。現在、インドはこの地域に、新しい軍団を創設しつつある。この第17軍団は、中国から攻撃を受けた時、チベット方面に反撃に出るための部隊である。アメリカは、この部隊を輸送するための大型輸送機、中型輸送機を供給し始めており、さらに数を追加して輸出することを検討している。また、標高の高い山岳でも使用できる攻撃ヘリコプターや大型輸送ヘリコプタ―の輸出も決まりそうだ。山岳で使う超軽量火砲についても、交渉が行われている。加えて歩兵部隊が装備する新型の対戦車ミサイルについても交渉中で、アメリカはインドと共同開発、共同生産を積極的に進めるつもりだ。
 二つ目は、インド海軍がインド洋で使う装備の供給だ。とくに注目はアメリカが空母のカタパルトについて提案したことである。カタパルトは、飛行機を空母から飛ばすための装置だ。空母のように滑走路の長さに制限があるところでは、速度が十分に上がる前に滑走路が終わってしまうかもしれない。だから飛行機に重い武器や燃料をたくさん積まないで飛ばす。
 しかし、カタパルトがあると一気に速度が上がる。武器や燃料をたくさん積んで重くなった飛行機でも、空母から離陸することができるのだ。
 昨年末、インドはロシアで改装中だった新しい空母ヴィクラマディティアを受け取って、配備している。今、次の空母ヴィクラントを建造中だ。もし、優れたカタパルトが装備されれば、インドの空母は飛躍的に能力を高め、インド洋における存在感を高めるだろう。
 こうした武器取引の裏には、やはり「同盟」に向けた動きが見え隠れする。過去3年でインドが輸入した武器の中で、アメリカ製品は40%を占め、30%のロシア製品、14%のフランス製品、4%のイスラエル製品と比べ堂々の第1位である。インドとアメリカの関係はかなり深くなっているとみてよい。

2.中国との国境地帯ばかり訪問するインドの新首相
 どうしてアメリカはインドに注目するのか。武器取引による金銭的な利益だけが原因ではないように思われる。やはり中国は重要な要因だろう。だからこそ、インドの新首相の対中姿勢には興味深いものがある。

5月に就任したインドのナレンドラ・モディ新首相は、表向きは反中ではない。しかし、中国に対する懸念を裏付ける行動をとっている。そのひとつが訪問先だ。もともとBRICS首脳会議があるため決まっていたブラジルを除けば、ブータン、ネパールの順番に訪問し、今月、カシミール地方のインド管理地域を訪問した。
ブータンは、中国がもしインドを攻撃するようなことがあれば、通過点になるかもしれない国だ。そこを通れば、インド防衛上の弱点をつくことができる。
ネパールについては、もともとはインドの影響力が強い国だが、インドと中国の間でうまく外交の独立性を維持しようとしてきた国でもある。だから、徐々に中国の影響力が強まっていて、インドは懸念している。
そしてカシミールのインド管理地域では昨年、中国軍による3週間にわたる侵入事件があった地域だ。その後も断続的に侵入事件が続いている。しかもカシミール地方のパキスタン管理地域には中国軍が駐留しており、インドは中国に軍を撤退させるよう求めている。
 これらの国々、地方を訪問した後、来日するである。この訪問リストにはすべて中国との問題が絡んでいるといえよう。インドの新首相は、中国との外交関係を良好にしておこうとしているが、同時に、中国に対する明らかに懸念をもっているのは間違いない。だからこそ、アメリカはそこに目を付けたといえる。


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