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インド・天竺・中洋スレ

115チバQ:2015/03/24(火) 21:47:28
 ◆所持・販売で禁固刑も

 牛肉関連産業はインドでは大きな事業だ。国営の農業・加工食品輸出開発局(APEDA)によると、2013年度の輸出額は米国の60億ドルに次ぐ43億5000万ドル(約5220億8700万円)と世界2位で、10年前の3億9500万ドルの11倍。

 米農務省が発表した昨年10月の需給報告では、インドの牛肉出荷量は今年、計195万トンと10年前の3倍以上となる見通しで、とくに宗教的意味合いが薄い水牛の食肉処理が急増した。

 マハラシュトラ州で輸出用牛肉を生産するアシク・フサイン氏によると、インド産牛肉の売価は主な競合国のオーストラリア産より1トン当たり100〜200ドル安いという。大半はベトナムや中国、アフリカ向けに輸出されている。一方、牛肉消費量は世界6位で、過去5年間に国内需要は4.2%増加。豚肉や鶏肉よりも廉価な牛肉は貧困層のタンパク源として人気がある。インド国内のイスラム教徒の数は推定1億7600万人とインドネシアに次いで多い。

 だが牛肉の流通拡大は一部ヒンズー教徒の怒りを買っている。彼らは牛を神話の聖なる牝牛神が地上に具現化したものだと考えており、放し飼いにされた牛が、寺院の外で餌を与えられる光景をしばしば見かける。

 BJPを支援する宗教団体、世界ヒンズー協会(VHP)のジョイント・ゼネラル・セクレタリーを務めるスレンドラ・クマール・ジャイン氏は2月25日、「われわれの要求はインドで、乳牛の食肉処理を禁止することだ。牛肉の輸出は損失であって、インドの利益にはならない。牛肉100キログラムを得るために、7トンの水を消耗している。インドでは飲料水が不足しており、乳牛の食肉処理禁止は節水にもなる」と主張する。

 同氏は食肉処理禁止キャンペーンは、インドのためにやっており、イスラム教徒やキリスト教徒は標的ではない。それに大手牛肉輸出事業の多くはヒンズー教徒が所有している、などと語った。

 マハラシュトラ州は3月2日に牛肉の所持・販売を禁止した。これまでは飲食店や道端の屋台で牛肉の販売が許可されていたが、今では違反すると最長5年の禁錮刑に処せられる。こうした措置は、多数派のヒンズー教徒と少数派のキリスト教徒、イスラム教徒との間の緊張をあおる恐れがある。

 ムンバイ郊外にあるデオナー食肉処理場の牛肉取引業者3代目で、業者の組合代表を務めるアリ・クレシ氏は、食肉処理場に送られる水牛の数が減少すると、輸出業者の費用がかさみ、利ざやが薄くなると指摘。「インドでは非菜食主義は罪悪だというプロパガンダが形成されつつある。インドで牛はゴッドマザーとみられている。ではいつ水牛がゴッドファーザーになったのだろうか? (ヒンズー教)組織は牛肉に携わる業界を精神的にも資金的にもつぶしてしまいたいのだ」と批判した。(ブルームバーグ Swansy Afonso、Prabhudatta Mishra)


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