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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2349チバQ:2017/10/18(水) 01:14:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3146972?cx_position=16
マルタの著名ジャーナリスト爆殺 首相周辺の汚職疑惑を追及
2017年10月17日 10:23 発信地:バレッタ/マルタ
【10月17日 AFP】地中海(Mediterranean Sea)の島国マルタで16日、ジョゼフ・ムスカット(Joseph Muscat)首相周辺の汚職疑惑を追及してきた著名ジャーナリストの女性(53)が、車に仕掛けられた爆弾の爆発で死亡した。

 爆殺されたのは、ダフネ・カルーアナ・ガリジア(Daphne Caruana Galizia)氏。ムスカット首相は今回の事件を「野蛮な」行為と非難し、治安当局に対して、関与した者に裁きを受けさせるため、あらゆる手を尽くすよう指示した。

 複数の目撃者によると、爆発は白昼、マルタ北部ビドニジャ(Bidnija)にあるカルーアナ・ガリジア氏の自宅近くで発生。爆発により車は原形をとどめないほど破壊され、同氏の体も近くの畑まで吹き飛ばされたという。

 地元テレビ局によると、カルーアナ・ガリジア氏は今月、脅迫を受けていると警察に訴えていた。

 殺害される数時間前に行ったブログへの投稿では、ムスカット首相の最側近であるキース・シェンブリ(Keith Schembri)首席補佐官を、政府の影響力を使って私腹を肥やしている「ペテン師」だと批判していた。

 マルタではムスカット首相の妻、ミシェル・ムスカット(Michelle Muscat)氏がパナマの銀行に隠し口座を持っていたとの疑惑が浮上。この銀行口座についてカルーアナ・ガリジア氏は、アゼルバイジャンの銀行とつながりがある同国政権の親族からマルタでの銀行免許付与の見返りとして報酬を受け取るために使われていたと主張し、スキャンダルに発展していた。

 シェンブリ首席補佐官とコンラッド・ミッツィ(Konrad Mizzi)官房長官は昨年、タックスヘイブン(租税回避地)を利用した節税実態を暴いた通称「パナマ文書(Panama Papers)」の流出により、パナマの法律事務所モサック・フォンセカ(Mossack Fonseca)を通じて設立されたペーパーカンパニーの所有者であることが発覚していた。しかし、首相は両氏を擁護してきた。

 首相は一連の疑惑を受けて今年6月に1年前倒しで総選挙に踏み切り、結果は自らが率いる労働党の圧勝だった。

 ムスカット首相は「カルーアナ・ガリジア氏が私を政治的、個人的に厳しく批判していたことは誰もが知っている。しかし、この野蛮な行為は決して正当化できないものだ」と述べている。

 カルーアナ・ガリジア氏には夫と3人の息子がいる。(c)AFP

2350チバQ:2017/10/18(水) 20:09:44
http://www.sankei.com/premium/news/171018/prm1710180004-n1.html
2017.10.18 07:00
【激動ヨーロッパ】
新興右派躍進で見えたドイツの「見えない壁」 統一から27年…埋まらぬ格差
 9月に行われたドイツ連邦議会(下院)選挙では「反難民」を掲げる新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が初の国政進出で第3党に躍進した。特に大きな支持を集めたのは旧東独地域。東西ドイツ統一から27年が経過し、旧西独地域との間に「見えない壁」が現れた形だ。背景にはなお埋まらぬ西側との格差への不満や将来への不安あるとされ、その対処は重い課題としてのしかかる。
(ベルリン 宮下日出男)

 「新たな壁が現れた。有刺鉄線もなく、目に見えにくい壁だが、われわれの間に立ちはだかっている」

 10月3日に開かれた今年の統一記念日の式典。シュタインマイヤー大統領の演説は強い危機感に満ちていた。東西分断時代に双方を物理的に隔てた「壁」も持ち出して警告したのは、9月24日に行われた総選挙でのAfD躍進の衝撃が、それほど大きかったためだ。

 選挙ではメルケル首相の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が1949年以来最低の得票率(32・9%)に落ち込んだが、首位を維持。一方、12・6%のAfDは中道左派、社会民主党に続く第3党につけたが、旧東独に限ると、得票率21・9%と同盟に5・7ポイント差に迫る2位だ。

 AfDの東側での強さは地図で示すと鮮明になる。大半の地域では同盟が第1党だが、第2党では旧東西ドイツの国境にほぼ沿うように西側は社民党、東側はAfDが大半を占める構図が浮かぶ。シュタインマイヤー氏がいう「壁」だ。

 なぜ、AfDは東側で支持を集めるのか。AfD躍進の主な要因はメルケル氏の難民政策への不満だが、東側は受け入れが西側より少なく、外国人がほとんどいない地域にもAfDは浸透する。多文化社会の経験に乏しく、抵抗感が強いためともいわれる。

 だが、それだけでなく、根底に指摘されるのは経済・社会状況の格差だ。ピーク時に西側の2倍だった東側の失業率は大きく減ったが、なお西側を約2ポイント上回る。可処分所得も西側の大半の地域は2万ユーロ(約260万円)以上だが、東側は2万ユーロ未満がほとんどだ。

 人口は統一時から約15%減り、高齢化の進展は西側より早い。東西格差の縮小も近年は停滞気味とされ、1人当たり国内総生産(GDP)は西側の7割強に増えたが、人口減も要因の一つ。経済を牽引する大企業の不在も悩ましい問題だ。

 「年金を得ているが、家政婦もやって稼がないとならない」。東側の町に暮らす64歳女性は独メディアにこう語り、既存政党が状況を改善できない中、「AfD以外、どこに入れたらいいの」と問いかけた。

2351チバQ:2017/10/18(水) 20:10:06

 別の東側の町の高齢のAfD支持者は「(難民など)他人よりも、まずはわれわれを助けてほしい」と訴えた。「東側では賃金も低く、見捨てられたような感じだ」(男性有権者)との声も上がる。

 「ベルリンの壁」崩壊と統一は共産党独裁下にあった旧東独の人々にとり「自由」への解放だったが、東西の経済格差は予想以上に大きく、東側では多くの人が職を失うなどした。東側では東独時代に郷愁を覚える人もいる一方、西側では旧東独出身者を「オッシー(東の人)」と蔑む言葉も使われた。

 難民・移民や経済のグロバール化といった“波”が押し寄せる今、東側の人々がAfDを支持するのは「再度の変革と喪失への恐れのため」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ)と指摘される一方、独紙ウェルトの旧東独出身記者は「西に奪われた尊厳を取り戻すための手法」とも解説する。

 シュタインマイヤー氏は「新たな壁」について「疎外感と失望と怒りの壁。その向こうにあるのは深い不信」とも述べ、「われわれはもう一度、互いに耳を傾けることを学ぶべきだ」と訴えた。近年は統一後のドイツの安定に目が向きがちだったが、選挙は道半ばの統一に再び焦点をあてた。

 ドイツのための選択肢(AfD) 欧州単一通貨ユーロ圏の解体や、ドイツへの難民受け入れ反対などを掲げる右派政党。2013年、ギリシャ経済危機を契機に、経済学者や財界人、ジャーナリストなどを中心に結成された。代表はフラウケ・ペトリ、イェルク・モイテンの2氏。

 「ベルリンの壁」建設と崩壊 第二次大戦後に東西に分割されたベルリンで1961年、当時の東独政府により、西ベルリンを取り囲む形で有刺鉄線が設置され、後にコンクリート壁が建設された。東独市民が、西ベルリン経由で西独へ逃れることなどを阻止するのが目的で、ドイツ分断と東西冷戦の象徴とされた。89年、東欧民主化の流れを受けて東独が混乱する中、東独当局者が勘違いに基づき、ベルリンの壁を含むすべての国境通過点からの旅行が即時自由化されると発表したことで東独市民が国境検問所に殺到。国境警備隊がゲートを開放したことで、実質的に壁が崩壊した。

2352チバQ:2017/10/19(木) 20:49:21
http://www.sankei.com/world/news/171019/wor1710190001-n1.html
2017.10.19 17:00

メルケル首相は「強いドイツ」どう保つ? インフラ老朽「外から立派に見えても…」
 ドイツ総選挙でアンゲラ・メルケル首相(63)の4期続投が確実となった。欧州で「1強」状態の経済を受けた有権者の安定志向が再選の大きな要因の一つ。ただ、近年は投資不足による重要インフラの老朽なども顕在化し、強い経済をいかに将来も維持するかは重要な課題に上る。欧州への「連帯」にもかかわる問題だ。
(ベルリン 宮下日出男)

 独西部ドゥイスブルク。晴天の8月末の午後、ライン川にかかる高速道路A41号線「ノイエンカンプ橋」を乗用車やトラックなどが行き交う光景をみながら、タクシー運転手のオスマンさんが安堵した。「また通れるようになってよかった」

 完工後約50年。ドイツとオランダを結ぶ高速道の橋は想定以上に交通が増え、老朽が加速。何度も修理されたが、8月には橋を吊すケーブルに多数の亀裂が見つかり、2週間、初めて車両の通行が全面禁止された。

 市内は迂回したトラックなどで大渋滞。「カオスだった」と振り返るオスマンさんは市内2カ所の古い橋も近く相次ぎ交通制限されると語り、肩をすくめた。「外から立派にみえるドイツも内側はこんなもんだよ」

      ◇

 貿易黒字は過去最高、財政黒字もドイツ統一後最大。失業率は統一後最低。まばゆいばかりの言葉が「独り勝ち」といわれる独経済を飾る。その輝きに目を覆われがちなのが国内投資の課題だ。

 「欧州の病人」といわれた2000年代の経済低迷からドイツは構造改革を経て復活した。戦前の超インフレの苦い経験から財政規律を重視する国柄だけに、経済好調で税収が増えても投資などの支出を抑えてきた。国内総生産(GDP)比2・1%の公共投資は財政難のフランスやイタリアも下回る。

 その結果、今ではA41号線だけでなく、他の道路や橋、学校校舎の老朽化なども相次ぎ表面化。「貧しいインフラ」とメディアは取り沙汰し、独政府系金融機関は道路、学校の改善に自治体レベルで必要な投資額はともに300億ユーロ(約4兆円)以上、他部門を含む全体では1260億ユーロと見積もる。

 先端技術で注目されるドイツもデジタル分野のインフラ整備では遅れをとる。独シンクタンクの調査では、その普及度などは対象35カ国中19位だ。

      ◇

 投資不足には海外からも厳しい視線が向けられる。トランプ米大統領はドイツの膨大な貿易黒字を批判してきたが、ドイツ経済研究所のフラツシャー所長は「黒字が過剰というのは正しい」との見方を示す。国内の投資が少ないため、内需も抑えられた結果、輸入が輸出ほど伸びなかった。投資不足は過剰黒字の原因との解説だ。

 欧州連合(EU)も毎年まとめる経済報告書で近年、ドイツに一段の国内投資を促す。欧州最大の経済国で国内の需要を喚起すれば、他の欧州諸国への波及効果も大きいためだ。フランスのマクロン大統領も「ドイツは欧州の投資活性化に配慮すべきだ」と訴える。

 今回のドイツ総選挙では各党が財布のヒモをゆるめ、大規模な所得減税や投資増大など、好調な経済の“果実”の配分にも気を配った。だが、フラツシャー氏は「有権者へのプレゼント(減税)が優先されるのではないか。過ちだ」と危惧する。

 財政規律を重んじて必要なインフラ投資を怠れば、海外からの投資を呼び込む魅力も失われるなど、長期的には経済に悪影響を及ぼす恐れが否めない。

 メルケル氏は選挙戦中、「強いドイツ」には「強い欧州」が必要だと繰り返した。だが、フラツシャー氏は「強い欧州にはドイツが経済的強さを維持することも不可欠。それは将来への投資によってのみ可能だ」と強調。「今の成功に目がくらみ、自信過剰になってはならない」とも警鐘を鳴らしている。

2353チバQ:2017/10/19(木) 20:59:02
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171019X498.html
自治権停止へ前進=カタルーニャ独立で混迷―スペイン
20:27時事通信

 【パリ時事】スペイン政府は19日、本国からの独立を主張する東部カタルーニャ自治州に対し、自治権停止の規定を盛り込んだ憲法155条の「手続きを進める」と発表した。自治権停止が実際に発動されれば、1977年のスペイン民主化以降初めてとなる。カタルーニャ独立をめぐる対立は新たな局面を迎えた。

 スペインのラホイ首相は、カタルーニャのプチデモン州政府首相が署名した独立宣言を19日午前10時(日本時間午後5時)までに撤回するよう求めたが、プチデモン氏は中央政府に宛てた書面で「中央政府が協議に応じなければ独立宣言に踏み切る」との立場を堅持。中央政府は回答を不服とし、自治権停止を通じて対抗する姿勢を示した。

 憲法155条は地方自治体が国益に深刻な被害を与える行動を取った際に、中央政府が上院の過半数の支持を得た上で「自治体に義務を遂行させるために必要な手段」を取ることができると規定。上院は与党・国民党が多数を確保しているため、政府が提案すれば承認される公算が大きい。

 中央政府は21日に臨時閣議を開いて具体策を協議する。州議会を解散させ、前倒し選挙を命じる案が浮上している。 


http://www.asahi.com/articles/ASKBM1245KBLUHBI060.html
カタルーニャ独立宣言を事実上撤回 スペイン政府は強硬
パリ=青田秀樹2017年10月19日19時59分
 スペインからの独立を目指すカタルーニャ自治州のプッチダモン州首相は19日、公式には独立を宣言していないとの立場を示した。一方的な独立宣言を事実上撤回しつつ強硬路線に戻る可能性をちらつかせ、中央政府に交渉のテーブルに着くよう迫った。中央政府が同州の自治権停止といった措置を進めれば、緊張が高まる可能性がある。

 プッチダモン氏は、スペイン政府のラホイ首相あての書簡で、独立への手続きが「いまなお凍結状態にある」とし、「中央政府が交渉を拒み、抑圧に動くなら、州議会が実施していない公式な独立宣言の裁決に向かうだろう」と述べた。独立宣言は公式ではない、と一定の譲歩姿勢を見せて交渉入りを強く求めた。

 プッチダモン氏は10日、憲法裁の差し止めを振り切って強行した住民投票を踏まえて、「我々は独立国となる。他国や国際機関に承認を求める」とする宣言に州議らとともに署名。同時に、手続きの凍結を議会で表明し、中央政府に繰り返し交渉を要求していた。

 これに対し、中央政府は交渉を拒否。独立宣言が「州の公式な立場かどうか」の説明を求めていたが、2度目の返答だった19日の書簡でも明確な説明がないとみなし、「州首相は回答を拒否した。(法秩序の回復をはかる)憲法155条の発動に向けて臨時閣議を開く」との声明を出した。同州の自治停止などの措置が念頭にあるとみられ、必要な措置を21日に決めて上院にはかる。上院の採決は月内にも進むとみられている。

 州側と中央政府がやりとりを重ねる間にも、住民投票を阻止しようとした司法当局の捜査を妨害したとして、独立派の団体トップが「騒乱罪」の容疑で身柄を拘束されている。(パリ=青田秀樹)

2354チバQ:2017/10/21(土) 00:04:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102000727&g=int
「チェコのトランプ」党に勢い=総選挙の投票始まる


チェコの新興中道政党「ANO2011」のバビシュ党首=3日、プラハ(AFP=時事)
 【ベルリン時事】チェコ下院選挙の投票が20日、始まった。「チェコのトランプ(米大統領)」と呼ばれる富豪バビシュ氏率いる新興の中道政党「ANO2011」が第1党に躍進する勢い。投票は21日も行われ、即日開票される。
 ANOはソボトカ首相の中道左派・社会民主党を中心とした連立政権に第2党として参加してきた。バビシュ氏は5月まで財務相を務め、好調な経済実現に貢献したとして国民の評価を獲得。選挙戦では実業家としての経験をアピールしながら、「行政の効率化を進める」と訴えた。(2017/10/20-21:51)

2355チバQ:2017/10/21(土) 19:14:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3147579?cx_part=top_block&cx_position=2
ノルウェー内閣改造、「政権トップ3」が女性に
2017年10月21日 17:49 発信地:オスロ/ノルウェー
【10月21日 AFP】ノルウェーのエルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)首相は20日に発表した内閣改造で外相に女性を任命し、首相自身と財務相を含めた同国の政権の「トップ3」が女性となることになった。

 外相に任命されたのはイネ・エリクセン・スールアイデ(Ine Eriksen Soreide)国防相(41)で、世界経済フォーラム(World Economic Forum)の会長に就任するために退陣するボルゲ・ブレンデ(Borge Brende)氏の後任になる。北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるノルウェーで女性の外相は初。


 エリクセン・スールアイデ氏は、保守党中心の右派政権でソルベルグ首相および連立を組む移民反対派の進歩党のシーヴ・イェンセン(Siv Jensen)財務相と共に、現地メディアが報じている政権の「トップ3」を担うことになった。

 また国防相には、フランク・バッケイェンセン(Frank Bakke-Jensen)欧州連合(EU)・欧州経済地域(EEA)・北欧協力担当相が、EU・EEA・北欧協力担当相には初めて閣僚入りする女性のマリット・ベルゲール・ロスランド(Marit Berger Rosland)氏が就任する。(c)AFP

2356チバQ:2017/10/21(土) 19:16:21
http://www.afpbb.com/articles/-/3147572?cx_part=top_block&cx_position=4
英首相のブレグジット交渉での「ぼっち」写真、ネットで物笑いの種に
2017年10月21日 16:14 発信地:ロンドン/英国
【10月21日 AFP】テリーザ・メイ(Theresa May)英首相が英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)についての協議が行われる部屋で一人きりで座って会談相手を待っている写真が20日、同首相の孤立した立場を物語っているとしてソーシャルメディア(SNS)で物笑いの種になった。

 インターネットで拡散された写真は、四つの鉢植えが置かれた広いテーブルに向かって、物思いにふけっている様子でぽつねんと座っているメイ首相を捉えている。

 実際にはこのときメイ首相は、交渉が難航しているブレグジット問題打開に向けた協議のため、欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)を待っているところだった。

 しかしネットユーザーはすぐにこの写真に飛びつき、メイ首相の孤立した立場を象徴するものだとやゆ。同氏は英国を除くEU加盟27か国とのブレグジット交渉においても孤立し、今年6月の解散総選挙で自身が率いる保守党が過半数割れしたことを受けて党内でも批判の矢面に立たされている。

 EU首脳らは20日、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)で12月に開かれる首脳会議でブレグジット交渉を次の段階に進める準備を始めることで合意し、メイ首相に助け舟を出した。(c)AFP

2357チバQ:2017/10/21(土) 19:56:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171019-00000053-reut-eurp
ドイツで連立協議始まる、3党「ジャマイカ」連立への道のり長く
10/19(木) 12:54配信 ロイター
ドイツで連立協議始まる、3党「ジャマイカ」連立への道のり長く
 10月18日、ドイツで18日、メルケル首相が率いる保守系与党会派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が自由民主党(FDP)、緑の党との連立に向けた予備的な協議を開始した。写真は「ジャマイカ」連立のフィギュア。ベルリンで9月撮影(2017年 ロイター/Hannibal Hanschke)
[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツで18日、メルケル首相が率いる保守系与党会派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が自由民主党(FDP)、緑の党との連立に向けた予備的な協議を開始した。

ただ、移民問題や欧州連合(EU)、環境政策などを巡り各党の政策が大きく異なることから、合意には数カ月かかる可能性があるとされる。

協議は19日、20日と続く。一連の協議は、各党が信頼関係を築き、今後の交渉の枠組みで合意することが目的とされ、移民問題などの対立点の多い政策を巡る交渉は後回しになる見通し。

極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の勢力拡大を懸念するメルケル首相は、少数与党や再選挙となるシナリオを避けるべく、CDU・CSU、FDP、緑の党の3党による連立合意を目指している。

3党のシンボルカラーはジャマイカの国旗と同じため、3党の連立は「ジャマイカ連立」と呼ばれている。

初日の協議を終えた各党は、ドイツ国政レベルで初となる「ジャマイカ連立」の実現には時間がかかるとの見解で一致した。

CDUとCSUはまず、企業寄りのFDPと協議した後、緑の党と協議した。

CSUのショイアー幹事長は緑の党との協議後、「地図帳を見ると、ジャマイカへの道のりは長い」と語った。

一方、CDUのタウバー幹事長はFDPと緑の党との協議について、どちらも良かったと述べた。

メルケル首相は17日、自身が率いるCDUの関係者に対し、妥協が必要になるとの考えを示した。首相は当初、クリスマスまでには新政権が発足するとの見方を示していたが、連立合意が年明けに持ち越される可能性が高いとする意見も出ている。

FDP幹部のニコラ・ベア氏は「このような形で連立を模索するために、われわれの一部が創造力を発揮する必要があるかもしれないという点で一致した」と述べた。

2358チバQ:2017/10/22(日) 10:11:47
http://www.sankei.com/world/news/171021/wor1710210024-n1.html
 【パリ=三井美奈】スペインのラホイ首相は21日、独立の動きを見せる東部カタルーニャ自治州に対する自治権の一部停止に向けて、臨時閣議を開いた。憲法で定められた「非常手段」で、発動は今回が初めてとなる。ラホイ首相は閣議後、「中央政府が州政府の権限を担う」と述べ、6カ月以内に州議会選挙を行う意向を示した。

 ラホイ氏は、州独立の是非を問う1日の住民投票から3週間で、独立阻止のための実力行使に出た。自治権を限定的に停止して選挙を実施し、新たな州政府発足後に復活させる狙いとみられる。

 同州の自治権は警察や医療、交通など広範囲にわたる。中央政府は全面停止は避ける見込みだが、州内の独立派からの反発は避けられず、権限停止が長引けば大きな混乱を招きかねない。一方、カタルーニャ紙ペリオディコの世論調査では、同州で69%が問題解決の手段として、選挙実施を支持した。

 自治権停止は、憲法155条に基づくもの。州が憲法違反の行為に出た場合、中央政府が法を順守させるために「あらゆる手段」をとれると定めており、実施には国会上院の承認が必要となる。現在上院は、ラホイ氏の保守系与党・国民党が過半数を占める。上院は閣議決定を受けて、今月末に招集される予定だ。

 ラホイ氏は20日、「最大野党・社会労働党も同意した」と述べ、155条発動には広い支持があることを強調した。国王フェリペ6世は20日の演説で、「スペインは容認できない分離の動きに直面している。合法的に解決すべきだ」と述べ、ラホイ政権を支持した。

 プチデモン州首相が所属する独立派の政党連合は、複数の小政党で構成。2015年の州議会選では過半数に満たず、独立強硬派の左派「人民連合」の協力を得て政権を発足させた。

 同州では独立をめぐる混乱で、経済的影響が拡大する。全国紙パイスによると、約千社が同州からの法人登記や拠点移転を決めた。中央政府は16日、来年の国の経済成長率を2・6%から2・3%に下方修正すると発表した。

2359チバQ:2017/10/22(日) 10:12:33
http://www.sankei.com/world/news/171022/wor1710220004-n1.html
2017.10.22 00:35
【カタルーニャ問題】
州の自治権一部停止と州議会選、ラホイ首相の狙いと影響は?
 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州に対し、中央政府のラホイ首相は21日、州独立を問う住民投票が行われてからわずか3週間で、独立を阻止する実力行使に出た。独立をめぐる混乱で国家経済への影響が出始める中、事態の短期収拾を図ったものだが、同州の独立派は強く反発。大規模デモを計画しており、警察との衝突に発展する可能性もある。

 ラホイ氏の狙いは、中央政府の管轄で選挙を実施し、新たな州政府発足後に自治を復活させることにある。今回の混乱を招いたのはプチデモン州首相だとして、州政府の責任を問う選挙にする意向だ。ラホイ氏は決定を前に20日、「最大野党・社会労働党も同意した」と述べ、自治権停止には広い支持があることを強調した。

 カタルーニャ紙ペリオディコ(電子版)が21日に報じた世論調査では、同州で69%が問題解決の手段として、選挙実施を支持した。

 プチデモン氏が所属する独立派の政党連合は、複数の小政党で構成。2015年の州議会(定数135)選では62議席にとどまり、独立強硬派で10議席を獲得した左派「人民連合」の協力を得て政権を発足させた。連立政権は住民投票の実施に向けて結束してきたが、投票後は人民連合が「独立」強行を主張したのに対し、独立穏健派からは経済的影響を配慮すべきとの声が出て、亀裂が生じている。

 全国紙パイスによると、独立による混乱を懸念して、これまでに約千社が同州からの法人登記や拠点移転を決めた。

2360チバQ:2017/10/22(日) 10:14:01
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171021X786.html
カタルーニャ自治権一部停止へ=現憲法下初、議会選半年以内に―スペイン
10月21日 23:48時事通信

 【パリ時事】スペインのラホイ首相は21日、独立を目指す東部カタルーニャ自治州に対して自治権停止を規定した憲法155条を発動させ、権限の一部を剥奪すると宣言した。州議会を解散させ、6カ月以内の再選挙も命じる。155条の発動は現行憲法が制定された1978年以降で初めて。カタルーニャ側が反発を強めるのは必至だ。

 中央政府は州独立の是非を問う1日の住民投票を指揮した自治州政府のプチデモン首相を含む幹部を罷免したい意向だ。ラホイ首相は、罷免の対象は州首相ら「州政府を違法状態に置いた者」に限定すると説明し、「カタルーニャの自立が停止されるわけではない」と理解を求めた。

 憲法の規定によると、自治権停止は上院の過半数の支持を得た上で発動される。上院はラホイ首相が率いる与党・国民党が多数を占めているため承認される公算が大きい。一連の手続きには少なくとも10日程度を要するとの見方が強い。

2361チバQ:2017/10/22(日) 10:14:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171022k0000m030061000c.html
<スペイン政府>自治権停止を決定 カタルーニャ問題
10月21日 21:05毎日新聞

 ◇半年以内に州議会選挙へ

 【パリ賀有勇、ブリュッセル八田浩輔】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府のラホイ首相は21日、臨時閣議後に記者会見し、憲法の規定に基づき独立の動きをやめない自治州の自治権を一部停止する措置を閣議決定したと明らかにした。「緊急措置」として、プチデモン州首相ら閣僚を解任し、6カ月以内に州議会選挙を実施する方針も決めた。

 プチデモン氏は21日夜(日本時間22日未明)、独立賛成派による中央政府への抗議デモに参加後、住民向けの演説を行う。プチデモン氏は、自治権が停止されれば「州議会が正式に独立宣言を採択する」と述べており、反発するのは必至だ。州議会は23日にも議会運営委員会を開き、日程の調整を行う。

 閣議後会見でラホイ氏は自治州が憲法に反する一方的な独立の動きを見せたことを批判し、「望んではいなかったが、現状では避けられない」と国民に理解を求めた。州議会選の時期については「カタルーニャを正常に戻すため、早期に実施したい」と述べた。自治権停止には中央議会上院の承認が必要だが、ラホイ氏が率いる国民党は上院の過半数を占めており、可決される可能性が高い。承認は27日となる見通し。

 カタルーニャは教育や警察、医療などの分野で広範な自治が認められており、閣議では州警察の指揮権や公営企業の経営権を州政府から中央政府に移譲することも検討したみられる。ラホイ氏は「自治権の停止ではなく、自治州政府の権限を止めるため」と述べるなど、自治権停止が限定的なものであると強調した。

 閣議に先立つ20日には、中央政府と最大野党・社会労働党は、自治権を停止し、来年1月をめどに州議会選を実施する方針で合意したと、同党議員がスペインメディアで明かした。

 独立問題を解決するために選挙を求める反対派も多く、地元紙ペリオディコ(電子版)の世論調査では、回答者の69%が選挙の実施を求めた。

 州議会では、プチデモン州首相率いる独立連合は極左政党(10議席)と連立を組むことで135議席中72議席を占める。だが、独立に伴う混乱への懸念から企業の州外移転の動きが止まらないほか、観光産業にも影響が出始めており、州議会選で独立派が過半数を維持できるかは不透明だ。

 プチデモン氏はこれまで、仲介を交えた中央政府との交渉を求め続けてきたが、独立派の孤立は鮮明になっている。19、20日にブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議では、トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)が「EUとして介入の余地はない」と記者会見で述べた。

2362チバQ:2017/10/22(日) 10:15:01
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKBD7QL4KBDUHBI030.html
イタリア2州、自治権拡大求め住民投票へ 独立は訴えず
10月21日 21:18朝日新聞

イタリア2州、自治権拡大求め住民投票へ 独立は訴えず
地図
(朝日新聞)
 スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立を巡る問題の混乱で、イタリア北部2州で22日にある自治権拡大の住民投票が関心を集めている。音頭をとる欧州統合懐疑派の右翼政党は独立は訴えないが、「富が中央政府に奪われている」との主張は同じだ。

 2州は最大の産業都市ミラノを中心とするロンバルディア州と、観光都市ベネチアを含むベネト州。両州でイタリアの国内総生産の3割を担う経済力を誇る。住民投票では、州政府が特別な自治権や税収への広い裁量を求めて中央政府と交渉することの是非を問う。

 2州とも、州政府は北部を地盤とする右派ポピュリスト政党の北部同盟が率いる。同党は豊かな北部住民が納めた税金が貧しい南部の開発に使われていると批判し、連邦制導入を唱えてきた。元内相のマロニ・ロンバルディア州知事は「我々の住民投票は合法。国の一体性を支持した上で行われる」と、カタルーニャの住民投票とは一線を画す。

2363チバQ:2017/10/22(日) 10:15:30
http://www.sankei.com/world/news/171022/wor1710220008-n1.html
2017.10.22 01:29

「チェコのトランプ」第1党確実に 日系のトミオ・オカムラ氏が率いる極右新党が2位争い
【ベルリン=宮下日出男】チェコ下院(定数200)選の投票が21日まで2日間の日程で行われた。即日開票された結果、新興政党の中道右派「ANO2011」が初めて第1党を確実にした。同党党首のバビシュ氏は大富豪で欧米メディアは「チェコのトランプ(米大統領)」ともなぞらえる。極右新党など他の新興勢力も大きく躍進した。

 現地メディアによると、開票率約98%の時点でANOの得票率は29・94%に上り、他党を大きくリード。日系のトミオ・オカムラ氏が率いる極右新党「自由と直接民主主義」(SPD)と右派の市民民主党、新興の「海賊党」が10〜11%で2位を争い、ソボトカ首相の中道左派、社会民主党は7・34%で惨敗した。

 ANOは汚職撲滅などを主張する反既存勢力として前回選で第2党に台頭し、社民党主導の連立政権に参加。「行政スリム化」とともに、欧州連合(EU)に懐疑的な世論を受け、EUの難民受け入れ分担策や現時点のユーロ導入への反対を掲げる。SPDはさらに強い「反難民・移民」「反EU」の立場をとる。海賊党は行政の透明化や直接民主主義の重視などを訴えており、欧州で近年強まった既存政治への反発が同国でも示された形だ。

 隣国オーストリアでは15日の総選挙で「反難民」の中道右派と極右政党が躍進した。チェコは難民問題を抱えないが、欧州への大量流入を機に欧州で左派が後退し、右派が伸長する流れが表れたともいえる。

 バビシュ氏は今年5月まで財務相を務め、堅調な経済のかじをとった実績などから国民に人気だが、企業運営のように権力を集中させる傾向があるともされ、同国の民主主義への影響を懸念する声もある。最近はEUの補助金をめぐる不正疑惑も浮上している。

2364チバQ:2017/10/22(日) 10:16:27
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171022X796.html
新興政党が勝利宣言=既成政治打破に支持―チェコ下院選
06:43時事通信

 【ベルリン時事】20、21の両日投票が行われたチェコ下院選挙で、既成政治の打破を訴え第1党に躍進した新興の中道政党「ANO2011」党首のバビシュ前財務相はプラハで支持者らを前に「大きな成功だ」と勝利宣言した。

 「チェコのトランプ(米大統領)」とも呼ばれる富豪のバビシュ氏は、難民受け入れ反対も鮮明にしてきた。開票結果によると、ANOの得票率は29.6%。バビシュ氏は欧州連合(EU)補助金不正疑惑を抱えているため、ANOとの連携に否定的な党も多い。連立協議には時間を要しそうだ。

 第2党はEUに懐疑的な中道右派・市民民主党で得票率は11.3%。日系人トミオ・オカムラ下院議員が立ち上げた極右政党「自由と直接民主主義」は得票率10.6%で、4番手に入った。ソボトカ首相の中道左派・社会民主党は得票率7.3%と惨敗した。 

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKBP5QSKKBPUHBI00X.html
「チェコのトランプ」総選挙で第1党へ 反エリート前面
03:12朝日新聞

 チェコは20、21の両日、総選挙(下院、定数200)を行った。チェコ統計局の発表によると、開票率99%の段階で、実業家で「チェコのトランプ(米大統領)」と呼ばれるアンドレイ・バビシュ氏が率いる与党の中道政党「ANO2011」が得票率29・8%で他を引き離し、第2党から第1党になることが確実になった。

 欧州の旧社会主義国で政治的に最も安定していると言われてきたチェコにもポピュリズムの風が吹き、欧州連合(EU)との関係にも影響しそうだ。

 ANOは汚職追放と既成政治打破を掲げて2012年に結成された新興政党。食品やメディア関連企業などを経営する富豪として知られるバビシュ氏は「反エリート」を前面に出し、大胆な議員定数削減などを打ち出す。EUの単一通貨ユーロの早期導入に消極的とされ、難民受け入れに反対する発言を重ねる。首相になれば、ハンガリーやポーランドとともに、EU加盟国でありながらEU批判の声を強める可能性がある。

 バビシュ氏を巡ってはEUからの補助金不正受給疑惑も浮上しており、政治権力のトップに就くことに懸念の声がある。

 2位は中道右派・EU懐疑派の市民民主党で、得票率11・2%。反イスラム・反EUを掲げる日系人トミオ・オカムラ氏が率いる右翼政党「自由と直接民主主義」が、10・7%で続く。現政権でANOと連立するソボトカ首相の中道左派・社会民主党は7・3%と大きく後退した。(ウィーン=吉武祐)

2365チバQ:2017/10/22(日) 10:17:20
http://www.sankei.com/world/news/171021/wor1710210027-n1.html
2017.10.21 22:12

シリア難民が夢に見たドイツで直面した厳しい現実 疎外感に悩み帰国
 シリアの首都ダマスカスでは、6年半を超えた内戦の中でドイツ語を学ぶ若者が増えた。市内が多少なりとも平穏になったからか、ピーク時より少し減ったというが、「いまでも外国語の中で最も人気がある」(語学学校の教師)という。半面、地中海を渡って難民としてドイツに住んだものの、疎外感に悩んでシリアに帰国するケースもある。(ダマスカス 佐藤貴生、写真も)

 今月中旬、ダマスカスにある語学学校では、生徒たちが小さな教室に分かれて外国語を学んでいた。ドイツ語の教室では、15〜31歳の女性5人が、配られたシートを見ながらアルファベットの発音を勉強していた。

 「生徒は内戦が起きてから昨年まで増え続けた。一時期はシリア全土で2千人に達したといわれる。以前に教えた生徒の多くはドイツに渡って住んでいる」。教師のリヤド・ハルーンさん(36)が言った。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、欧州へのシリア人の難民申請数は内戦発生から今年7月までの間に約97万人に達した。うちドイツへの申請数は約51万人と全体の半数以上を占める。

 「外国語は優れたツール。渡航して働き口も探せる」「すでに多くの友人がドイツに住んでいる」。生徒たちが話した。しかし、現実はそう甘くはない。

 市内のホテルで会ったサーラ・ゼインさん(22)は2年前の11月、母親とともにドイツ行きを決意。ベイルートからトルコに飛び、同国西部イズミルからゴムボートでギリシャに渡った。“渡航料”は1人約1700ドル(約19万円)だった。

 「ダマスカスでは移民船のブローカーの連絡先も知れ渡っているので、連絡を取った上で出国した。トルコでは寒い海岸に未明に集められ、約70人が乗ったボートで出発し、3時間でギリシャに着いた。海岸では支援団体の人々が待っていて、毛布を渡してくれた。『助かった。まだ生きている』と思った」

 その後、クロアチアやスロバキアなどをへて、4日ほどでドイツに到着した。所々で移民専用の無料の列車やバスに乗ったが、夜通し歩いたこともあった。

 夢にまで見たドイツ。旧東独ハレに無料で部屋を割り当てられ、ドイツ語習得のため連日学校に通い、夜中も勉強した。それでも、周囲の環境に耐えられなくなったという。

 「美しい街だったけど、毎週月曜日に難民の住宅の周囲でデモがあり、『よそ者は出ていけ』と連呼する。何でもかんでも多数の文書をそろえなくてはならず、気晴らしにベルリンに出かけようとしても目的や宿泊先、会う予定の人の名などを文書に記載しなくてはならない。大半は好意的な人々だったけど、友達もできなかった」

 ゼインさんはそう言うと、ひじに残る発疹を見せながら続けた。「いまはよくなったけど、鬱病で発疹が顔中にできた」

 ドイツ到着から1年8カ月後、母を残してイラン経由でシリアに戻った。婚約者はスウェーデンに渡ったまま帰らず、音信も途絶えた。

 「ドイツへの移住はすすめない」。ゼインさんはそう話すと、間近で戦闘が起きているにもかかわらず、「ダマスカス以外にはもう行きたくない」と言った。

2366とはずがたり:2017/10/22(日) 16:05:44
スペイン カタルーニャ州の自治権の一部停止 州幹部を更迭
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171021/k10011185491000.html
10月21日 21時29分

カタルーニャ州の独立問題をめぐって、スペインのラホイ首相は、憲法に基づき州の自治権の一部を停止し、州政府のすべての幹部を更迭するとともに、州議会を早期に解散する措置を発表しました。これに州政府側が猛烈に反発するのは必至で、一方的な独立宣言に踏み切る可能性もあり、緊張が高まっています。
スペインのラホイ首相は21日、首都マドリードで臨時の閣議を開き、カタルーニャ州の法の秩序を回復するためとして、憲法に基づき自治権の一部を停止する措置を発表しました。
具体的には、中央政府の権限でプチデモン州首相をはじめ州政府のすべての幹部を更迭したうえで、州政府に代わる新たな統治機関を設けるほか、州議会の解散権を中央政府の首相に移し、今後半年以内のできるだけ早い時期に州議会を解散し選挙を実施するなどとしています。

ラホイ首相は、来週にも開かれる議会上院の本会議で一連の措置について承認を受け実施に移すとしていますが、記者会見では「政府は憲法を適用することを余儀なくされた。これは私の願いとは異なるものだ」と述べ、州政府が譲歩しなかったため、苦渋の選択を迫られたと強調しました。

これに対してカタルーニャ州政府側が猛烈に反発するのは必至で、プチデモン州首相は21日、バルセロナで行われる独立支持派のデモに参加したあと、テレビで声明を発表することにしていて、一方的な独立宣言に踏み切る可能性もあり、緊張が高まっています。

2367チバQ:2017/10/22(日) 16:59:17
http://www.sankei.com/world/news/171022/wor1710220016-n1.html
2017.10.22 11:20

「チェコのトランプ」78議席を獲得し初の第1党に 連立協議は難航も 開票終了
【ベルリン=宮下日出男】チェコ下院(定数200)選挙は21日、開票を終了し、「チェコのトランプ(米大統領)」とも称されるアンドレイ・バビシュ前財務相(63)率いる新興の中道右派「ANO2011」は78議席を獲得し、初めて第1党となった。

 ロイター通信によると、バビシュ氏は「わが国のよりよい生活のため、われわれの政策を遂行したい」と勝利宣言した。ただ、欧州連合(EU)の補助金をめぐり不正疑惑が浮上するバビシュ氏への協力に他党は消極的で、連立協議が難航する可能性がある。

 バビシュ氏は化学製品や農業製品、メディアなどを傘下に置く企業グループを率い、米誌フォーブスによると、国内2位の富豪。ANOは前回選で議会第2勢力に躍進し、中道左派の社会民主党主導の連立政権でバビシュ氏は今年5月まで財務相を務めた。

 統計局によると、右派の市民民主党が25議席を獲得して2位。海賊党と日系のトミオ・オカムラ氏が率いる極右「自由と直接民主主義」(SPD)の新興2党がともに22議席で初の下院進出を果たした。社民党とボヘミア・モラビア共産党はいずれも15議席に大幅減少し、既存の左派系勢力の後退が目立った。

2368チバQ:2017/10/22(日) 19:50:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171022-00000009-jij_afp-int
カタルーニャ独立派が大規模デモ、自治権停止は上院で承認の見通し
10/22(日) 10:19配信 AFP=時事
カタルーニャ独立派が大規模デモ、自治権停止は上院で承認の見通し
スペイン北東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで行われたデモに参加したカルレス・プチデモン自治州首相(前列右)ら(2017年10月21日撮影)【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナ(Barcelona)で21日、独立派のカルレス・プチデモン(Carles Puigdemont)自治州首相らも参加して、同州独立支持者による大規模な抗議デモが行われた。スペイン中央政府が同自治州の独立阻止に向けて思い切った手段に出る中、デモ参加者は口々に「自由」「独立」などと叫んだ。

 バルセロナ中心部で行われた抗議デモでは当初、治安妨害で逮捕され、取り調べを受けている草の根独立推進団体のリーダー2人の釈放を求めるために計画されていた。しかし中央政府のマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相が、カタルーニャの自治権を停止し、同州を直轄統治下に置いたうえで新たな選挙を実施する動きを見せると、デモは怒りのトーンを増した。

 同自治州警察は、約45万人がバルセロナのグラシア(Gracia)通りで行われたデモに参加し、一部の参加者は付近の通りにもあふれ出たと発表した。参加者の多くは黄、赤、青のカタルーニャ独立旗アスタラーダ(Estelada)を持っていた。

 プチデモン州首相が到着するとデモ参加者から「大統領、大統領」と叫ぶ声が上がったという。同州政府幹部もデモに参加した。

 経済的に豊かなカタルーニャ自治州では独立についての意見はほぼ二分されているものの、住民たちはフランシスコ・フランコ(Francisco Franco)将軍の独裁政権下では取り上げられた自治権を大切にしている。そのため、中央政府の今回の動きは独立反対派さえも怒らせる危険性をはらんでいる。

 独立反対派のアダ・コラウ(Ada Colau)バルセロナ市長は、「ラホイ(首相)は、多くの人々が戦って勝ち取ったカタルーニャの自治権を止めた。これは皆の権利や自由に対する深刻な攻撃だ」とツイッター(Twitter)で述べた。

 スペイン中央政府が決めたカタルーニャの自治権を停止する措置は上院で承認される必要がある。上院はラホイ首相の与党・国民党(Popular Party)が過半数を占めているうえ、ラホイ首相は他の主要政党の支持も得ているため、承認は確実とみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

2369チバQ:2017/10/23(月) 02:09:56

https://mainichi.jp/articles/20171023/k00/00m/030/038000c
チェコ下院選

反EU掲げる右派政党が躍進

毎日新聞2017年10月22日 19時27分(最終更新 10月22日 19時27分)
【ウィーン三木幸治】チェコ下院選(定数200)が20、21日に行われ、欧州連合(EU)の難民政策などに批判的な実業家、アンドレイ・バビシュ氏(63)が率いる新興の中道政党「ANO2011」が得票率29.6%で圧勝した。バビシュ氏は「チェコのトランプ(米大統領)」と呼ばれ、首相となる可能性が濃厚だ。また選挙では、反EUを掲げる右派政党が躍進。欧州で続く「右傾化」が改めて鮮明になった。

 バビシュ氏は食品、メディアなど多数の企業を率いるチェコ有数の資産家。「ビジネスと同じように国を運営する」と主張して、2012年にANOを政党化した。ANOは13年の総選挙で無党派層の支持を集めて第2党となり、バビシュ氏は今年5月まで財務相を務めていた。

 チェコは経済が好調で失業率も低いが、旧社会主義時代から続く汚職や非効率な行政運営に国民の不満が高まっていた。今選挙でバビシュ氏は従来の主張に加え、EUによる難民割り当てに強く反対したほか、西欧によるユーロ圏の統合深化を批判するなど右派的な主張を展開し、より広い層から支持を得た。

 ロイター通信によると、バビシュ氏はEUの難民政策を批判し、オーストリア下院選で勝利した国民党のクルツ党首やハンガリーのオルバン首相ら東欧の右派政権と連携する意向を示しており、EUは対応に苦慮することになりそうだ。

 チェコ統計局によると、第2党は中道右派の市民民主党で得票率11.3%。反EUを掲げ、日系人のトミオ・オカムラ氏が率いる右派政党「自由と直接民主主義」は10.6%で第4勢力となった。ソボトカ首相が所属する中道左派・社会民主党は7・2%と大きく票を減らした。

 一方、バビシュ氏にはEUの補助金詐取疑惑が浮上しており、複数の政党は「バビシュ氏がいる限り、ANOとは政権を組まない」と主張。連立交渉は難航するとみられる。

2370チバQ:2017/10/23(月) 02:13:06
>>2367
チェコ
新興の中道右派「ANO2011」は78議席
右派の市民民主党が25議席
海賊党 22議席
日系のトミオ・オカムラ氏が率いる極右「自由と直接民主主義」(SPD) 22議席
社民党15議席
ボヘミア・モラビア共産党15議席

2371チバQ:2017/10/24(火) 20:44:41
>>2362
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102301349&g=int
自治拡大、伊でも「圧勝」=北部2州が住民投票

 【パリ時事】イタリア北部ロンバルディア州とベネト州で22日、自治権拡大の是非を問う住民投票が実施され、両州政府が23日発表した開票結果ではいずれも賛成派が圧勝した。住民投票に法的拘束力はないが、スペイン東部カタルーニャ自治州の独立運動が過熱する中、欧州各地で地域の自立を求める声が高まりつつある。
 開票結果によると、ロンバルディア州では投票率が40%で賛成票は95%、ベネト州では投票率が57%で賛成票は98%だった。両州はイタリア有数の豊かな地域で、近年は「税収が貧しい他の地域に使われている」との不満が強い。両州政府は投票で示された世論を背景に、中央政府に自治権拡大を求めたい考えだ。(2017/10/23-19:09)

2372チバQ:2017/10/26(木) 14:45:08
https://www.nikkansports.com/general/news/201710260000457.html
難民に売春あっせんか「難民や移民の苦境を利用」
[2017年10月26日13時33分]
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 ドイツ公共テレビZDFは25日までに、首都ベルリン各地の難民保護施設に、警備員が難民らに売春をあっせんするネットワークがあることが分かったと報じた。

 ドイツ政府のザイベルト報道官は25日の記者会見で「難民や移民の直面する苦境を利用し、売春を強要しているとすれば容認できない」として徹底調査を要求するなど、衝撃が広がっている。

 ZDFによると、ある警備員は、あっせん1件ごとに20ユーロ(約2600円)の手数料を受け取っていたことを認めた。難民保護申請者の男性(20)は「女性客を取ったら30ユーロ、男性客の場合は40ユーロもらえる」などと警備員から売春を持ち掛けられたと証言。生活のためにお金が必要だとした上で「自分の行為を恥じている」と語った。

 ドイツには2015年と16年に、シリアやイラクなどから計約117万人の難民や移民が流入。多くがドイツ各地の施設で暮らし、当局に難民保護を申請している。(共同)

2373チバQ:2017/10/27(金) 07:07:23
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171027X541.html
独立宣言に賛否=27日投票か―カタルーニャ議会
05:38時事通信

 【パリ時事】独立問題に揺れるスペイン東部カタルーニャ自治州議会は26日、本会議を開き、本国からの独立宣言の是非について討議した。賛否両方の意見があったことから、独立宣言の採択について同日中の投票は見送り、27日に改めて協議する。

 独立を阻止したい中央政府がカタルーニャに対する自治権停止も辞さない姿勢を示す中、審議では独立反対派の議員が「引き返す時間はまだある」と述べ、中央政府に譲歩の姿勢を示すため自発的に議会を解散して選挙を実施すべきだと提案。これに対し、賛成派の議員は「あくまで民意に従うべきだ」と独立宣言の強行を主張した。

 カタルーニャ議会では独立派与党が過半数を占めているが、独立宣言の採択をめぐっては与党内にも慎重論がくすぶる。採決しても一部議員が造反すれば成立しない可能性がある。

2374チバQ:2017/10/27(金) 07:11:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171027k0000m030221000c.html
<カタルーニャ>州議会解散表明を中止 独立派抗議で混乱
10月26日 23:38毎日新聞

<カタルーニャ>州議会解散表明を中止 独立派抗議で混乱
カタルーニャ州政府のプチデモン州首相=AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ州の独立問題で、州政府のプチデモン州首相が26日午後(日本時間同日夜)、記者会見で、州議会解散という中央政府への譲歩策を表明する見通しと地元メディアが報じた。報道を受け反発した独立派が州政府庁舎前で抗議行動を実施。その後、プチデモン氏は州議会解散を検討したことは認めつつも「現時点で解散表明しない」と述べた。落としどころを見いだせないまま対応に右往左往する州首相の動きが混乱に一層拍車をかけている状況と言えそうだ。

 地元メディアは26日、プチデモン氏が州議会を解散し、12月の議会選実施を表明する見通しと報じた。

 中央政府のラホイ首相は、スペイン議会上院が27日に自治権停止を承認するのを待っている。承認されれば、プチデモン氏や州政府幹部の解任のほか州議会選の半年以内の実施に動く方針だったが、自治権停止を回避するため、プチデモン氏が上院の承認を前に自主的に州議会解散を表明するとの見方が広がった。

 スペイン紙エルパイス(電子版)によると、州都バルセロナの州政府庁舎前には独立派の学生が集まり「州政府は裏切り者だ」などと連呼。プチデモン氏の政党からの離党を表明する州議員も出るなど反発を招いた。

2375とはずがたり:2017/10/27(金) 14:35:28
カタルーニャ州首相、自治停止の回避断念 議会に委ねる
http://www.asahi.com/articles/ASKBW23BVKBWUHBI007.html?ref=yahoo
バルセロナ=青田秀樹2017年10月27日11時21分

 スペインからの独立を目指す同国北東部カタルーニャ自治州の州議会は26日、中央政府が「独立への動きは憲法違反だ」として進める自治権停止への対応策の議論に入った。プッチダモン州首相は、州政府の刷新にもつながる議会の解散・選挙で自治停止を回避する方針を断念し、議会に対応を委ねた。スペイン政府との全面対決を招きかねない強硬路線を選ぶかどうか、ぎりぎりの判断になる。

 カタルーニャ州政府は、憲法裁判所の差し止めを振り切って実施した住民投票を踏まえ、独立への動きを強めた。これに対して中央政府のラホイ政権は21日、「法の秩序を回復する」として州政府幹部らの更迭や議会の権利制限を決定。27日に国会(上院)の承認を得る見通しになっている。

 プッチダモン氏は州議会の解散を検討し、地元メディアは「選挙は12月20日」との見通しを伝えた。だが同氏は最終的に「自治停止を避けられる保証がない」と見送り、「議会が対応を決めるときだ」とした。

 州議会では、過半数を握る独立派がスペイン政府を非難し、「我々の提案は独立国家になることだ」と主張。野党は「まだ時間はある」とし、独立への強硬路線を避けるよう提案した。州議会は、国会の動きをにらみつつ決議案をまとめ、27日に採決する予定だ。(バルセロナ=青田秀樹)

関連ニュース

2377チバQ:2017/10/29(日) 14:00:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171029k0000m030118000c.html
<カタルーニャ独立宣言>中央政府が州首相を訴追へ
10月28日 23:43毎日新聞

 ◇プチデモン氏を週明けにも「反逆」容疑で

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、スペインのラホイ首相は28日、プチデモン州首相ら州閣僚と警視総監の解任を公示した。前日には州議会を解散して12月21日に州議会選挙を実施すると発表。同州議会の独立宣言を受けて発動した、憲法155条に基づく自治権停止措置に着手した。独立派がさらに反発を強めるのは必至だ。

 地元メディアによると、検察当局は27日、プチデモン氏を「反逆」容疑で週明けにも訴追する方針を決めた。訴追対象は独立宣言の関連文書に署名した閣僚や独立派の議員らにも拡大する可能性があるという。スペインの刑法で反逆罪は最大30年の禁錮刑が科される重罪。裁判所が訴追を認めれば本格的な捜査が始まり、強制的に独立派が一掃されることも想定される。

 1978年に施行されたスペイン民主憲法下で、本土の自治州に自治権制限の措置が適用されたのは初めて。欧州メディアは「フランコ独裁政権以来40年ぶりの政治的危機」(英BBC)と報じている。

 地元紙によると、州政府高官ら約150人も近く、解任される見通しという。州首相はラホイ氏が代行するが、中央政府のサエンス副首相が州行政を管轄して実務を担当することになる。

 プチデモン氏は28日、演説で「憲法155条に対する『民主的な反対』が最良の方法であることは明白だ」と述べた。独立派の労働組合は「反中央」デモやスト、労働者らの不服従運動などを呼び掛けており、中央政府への権限移譲手続きは混乱が予想される。

 州議会の採択を経た正式の独立宣言に対し、欧州連合(EU)や米国などは中央政府を支持。独立を認める国は出ておらず、自治州は国際的に苦しい立場に置かれている。

2378チバQ:2017/10/29(日) 14:00:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171029k0000m030096000c.html
<カタルーニャ独立宣言>州を二分 企業、州外に移転も
10月28日 22:31毎日新聞

 「あなたはカタルーニャを分断した」--。スペイン北東部カタルーニャ自治州議会による独立宣言は、反対派議員がプチデモン州首相を批判し、退席した状況で採択された。その直後から、賛成派住民が歓喜する一方、反対派住民もスペイン国旗を手に州都のバルセロナ市街地を行進。州を二分する事態に陥っている。【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇、武内彩】

 独立宣言の採択直後、賛成派の何万人もの住民が州議会庁舎を取り囲み、自治州の旗を手に州歌の大合唱を続けた。AP通信の取材に大学生のイネス・クラロスさん(21)は「私たちにとって大事な日だから来ました。もしかしたら『独立』は数日だけで、また元通りになるかもしれないから」と話した。

 一方、反対派の住民もバルセロナ市街地でスペイン国旗を手に集まった。会社員、エデル・デボラさん(44)は「こうなるとは思っていたが、政治的な解決しか方法はない。独立派は多数派ではない。州議会の選挙に期待する」と話し、12月の州議会選で独立反対派が勝利して事態が収まることに期待を寄せた。

 独立反対の州議会野党、カタルーニャ社会党のミケル・イセタ党首は米ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で「独立問題はカタルーニャを分断し、欧州連合(EU)との間に溝を作り、銀行や企業をおびえさせている」と指摘。12月の州議会選を中央政府が決定したことを歓迎し、「誤りで無責任な決定のせいで最も悲しむべき日だが、(選挙は)希望の光だ」とツイッターに投稿した。

 経済界も対応に迫られており、混乱を避けるためにバルセロナから法人登録を州外に移転する企業も出ている。国内総生産(GDP)の約2割を占める経済力が失速すれば、独立機運に影響する可能性もある。

 住民投票では独立賛成が有効票の9割を占めたものの、投票率は反対派の多くが棄権して約43%にとどまった。反対派からは「賛成派が全てのカタルーニャの意見を代表しているわけではない」という声が根強い。

2379チバQ:2017/10/29(日) 14:01:09
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171029k0000m030086000c.html
<カタルーニャ独立宣言>英BBC「40年ぶり政治的危機」
10月28日 21:47毎日新聞

<カタルーニャ独立宣言>英BBC「40年ぶり政治的危機」
カタルーニャ自治州の独立宣言が採択された後、庁舎内で州歌を歌うプチデモン州首相(中央)と議員ら=バルセロナで2017年10月27日、AP
(毎日新聞)
 ◇中央政府「12月21日に州議会選挙実施」発表

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題を巡り、スペインのラホイ首相は27日、プチデモン州首相や州閣僚を罷免し、州議会を解散して12月21日に州議会選挙を実施すると発表した。同州議会の独立宣言を受けて発動した憲法155条に基づく自治権停止措置の一環。中央政府は一夜明けた28日、プチデモン氏と自治州警察トップの警視総監の解任を公示。プチデモン氏に代わり中央政府のサエンス副首相に州行政を管轄させるなど自治権停止の手続きに着手した。

 1978年に施行されたスペイン民主憲法下で、本土の自治州に自治権制限の措置が適用されたのは初めて。欧州メディアは「フランコ独裁政権以来40年ぶりの政治的危機」(英BBC)と報じている。

 自治権停止に先立ち州議会は27日、独立宣言を採決し、135議席中、賛成70、反対10、白票2の賛成多数で採択された。

 プチデモン氏は採択後、州議会に集まった独立派の市長や市民らとともに州歌を合唱して独立宣言を祝い、「我々が成し遂げたことを誇りに思おう」と述べた。独立派の労働組合は「反中央」デモやスト、労働者らの不服従運動などを呼び掛けており、中央政府への権限移譲手続きは混乱が予想される。

一方、地元メディアによると、検察当局は27日、プチデモン氏を「反逆」容疑で週明けにも訴追する方針を決めた。スペインの刑法で、反逆罪は最大30年の禁錮刑が科される重罪。裁判所が訴追を認めれば、本格的な捜査が始まる。

 州議会の採択を経た正式の独立宣言に対し、欧州連合(EU)や米国などは中央政府を支持。独立を認める国は出ておらず、自治州は国際的に苦しい立場に置かれている。

2380チバQ:2017/10/29(日) 14:01:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1710280031.html
【カタルーニャ問題】2人の「弱い指導者」が招いた分断 強硬派に引きずられ、妥協探れず
10月28日 19:24産経新聞

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の独立問題は27日、州議会による「独立宣言」に中央政府が自治権停止で応じ、国と州の亀裂が決定的となった。プチデモン州首相、中央政府のラホイ首相の2人はともに政権基盤が弱く、各陣営の強硬派に押され、妥協策を探ることができなかった。

 プチデモン氏が所属する独立派政党連合は2015年の州議会(定数135)選挙で62議席を獲得。10議席を保有する独立強硬派の協力で政権を発足させた。同氏は組閣が難航する中、「独立派をまとめられる人物」として擁立された。元記者で、党内基盤は弱い。

 自治権停止を前に、独立穏健派や国政政党の間からは、同氏が自ら州議会を解散し、選挙を行う妥協策が浮上した。報道によると、同氏は26日、その決断を各派に伝えたが強硬派の反発で断念、州議会に対応を丸投げした。その結果が「独立宣言」だ。

 一方、ラホイ氏の与党・国民党は15、16年の下院選でいずれも過半数に至らず、少数政権を発足させた。同州が基盤で、独立に反対する中道右派新党シウダダノスに支持を奪われたことも痛手となった。スペインではかつて、バスク州の分離派テロが続いた経験から、国民党内には地方の独立要求を力で押さえるべきだという意見が強い。

 こうした中、ラホイ氏はカタルーニャ問題で強硬姿勢を貫き、現地を訪問して国家統合の必要性を住民に訴えようとはしなかった。1日の住民投票は警察を派遣して妨害。有権者の負傷が相次ぎ、州側の姿勢を硬化させた。

2381チバQ:2017/10/29(日) 15:06:40
http://www.sankei.com/world/news/171028/wor1710280005-n1.html
2017.10.28 01:31
【カタルーニャ問題】
中央政府の直轄統治に抵抗で独立派がゼネストも 
 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の州議会が「独立宣言」を可決し、中央政府は27日、同州の直轄統治のあり方を協議する。州内の独立派は中央の指示にボイコットで抗戦する構え。「長期戦」に持ち込み、欧州連合(EU)に介入させようという狙いも透けてみえる。

 EUのトゥスク大統領は27日、ツイッターで「EUにとって『独立宣言』は意味がない」と発信し、「新国家」は認めない立場を提示した。EU内で独立承認に動く国は一つもない。

 同州で独立派の民間団体は27日、直轄統治に対する「平和的な抵抗運動」を呼びかけた。州政府や州警察、公共ラジオ、テレビの管轄権が中央政府に移行しても、指示には従わない戦略で、ゼネストで抵抗する手段もありうる。

 一方、中央政府が独立を認めず、EUで「自治州」扱いが続くことの利点もある。「独立」宣言の後も、EU共通市場やユーロ圏の恩恵を享受できるためで、長期的な抵抗運動が可能になる。独立強硬派は、EUの調停で中央政府との交渉を行い、「同格」だと印象付けることを狙ってきた。

 中央政府は公共放送について「中立を保つ」として、報道への干渉も示唆している。「報道の自由」にかかわれば、EUは座視できなくなる。中央が秩序回復のため軍を派遣すれば、独立派との衝突に発展するという懸念も出ている。トゥスク氏はツイッターで、中央政府に「力の行使」の自粛を呼びかけた。

 同州では1日の住民投票後、約1500社が本社や拠点の登記移転を発表した。混乱が長引けば、現地に進出するEUや日本の企業にも影響は広がる。日本からは日産自動車や花王、ユニクロなど、80社以上が同州に進出している。

2382チバQ:2017/10/29(日) 15:07:29
http://www.sankei.com/world/news/171028/wor1710280012-n1.html
2017.10.28 09:54
【カタルーニャ問題】
スペイン政府がカタルーニャ州首相を解任、州議会解散 12月に選挙へ


 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の州議会が27日に「独立宣言」を可決したのを受け、中央政府のラホイ首相は同日演説し、プチデモン州首相を罷免し、州議会を解散すると発表した。同州に対する自治権の一部停止に伴う措置で、州議会選を12月21日に行うと述べた。

 国会上院は27日、独立宣言の約1時間後に自治権停止を承認。ラホイ氏はこれを受けて閣議を招集し、一連の措置を決めた。

 演説では「今日はスペイン国民にとって悲しい日になった。カタルーニャで不条理な行為によって、民主主義が傷つけられた」と独立宣言を強く非難し、選挙によって新たな州政府を設立する方針を示した。州政府の閣僚や州警察の長官、さらに欧州連合(EU)の本拠地ブリュッセルと首都マドリードの州政府代表も解任すると発表した。

 自治権停止は、州が違憲行為に出た場合に、中央政府が「必要な措置をとれる」と定めた憲法条項に基づく措置。ラホイ氏は、国会の最大野党・社会労働党も同意したと述べ、国会で幅広い支持を得ていることを強調した。中央政府は今後、独立宣言は違憲だとして、憲法裁判所に提訴する方針だ。

 一方、バルセロナの州庁舎前では27日夜、花火が打ち上げられ、スペイン国旗が掲揚台から外された。数千人が赤黄の縞のカタルーニャ旗を振って「独立宣言」を祝った。独立に抗議して、スペイン国旗を掲げるデモ隊もいた。

2383チバQ:2017/10/29(日) 21:23:14
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102900295&g=int
カタルーニャ独立、方針堅持=互いに譲らず「袋小路」-スペイン
議場で顔をしかめるスペインのラホイ首相=27日、マドリード(AFP=時事)
 【パリ時事】スペイン政府が東部カタルーニャ自治州の独立を阻止するために自治権停止を発動した問題で、州内の独立派は圧力に屈せず独立運動を継続する方針だ。中央政府が実施を命じた12月21日の州議会選が当面の焦点だが、選挙を通じて事態が収束に向かう保証はない。事態は「袋小路」(地元メディア)の様相を呈している。

28日、スペイン東部カタルーニャ自治州北部ジローナの地元に帰り、歓待されるプチデモン前自治州首相(中央)とマルセラ・トポル夫人(右)(EPA=時事)
 中央政府から罷免された自治州政府のプチデモン前州首相は28日のテレビ演説で「自由な国家を建設するために働く」と述べ、独立運動を指揮し続けると強調した。AFP通信によると、プチデモン氏はこの日、報道各社に送った声明に「州政府首相」と署名。「罷免に屈しない」という決意がにじんだ。
 ただ、独立派も盤石ではない。世論調査で独立の賛否は伯仲し、州議会(定数135)で独立を宣言した27日の採決でも賛成は過半数をわずかに上回る70人にとどまった。プチデモン氏には、強気の姿勢を維持することで独立派支持者をつなぎとめ、権力基盤を維持したい狙いもある。
 スペインのラホイ首相も自身が率いる中道右派与党・国民党の下院議席数が過半数に届かず、政権運営には一部野党の協力が不可欠。カタルーニャ独立派に弱腰な態度を見せれば国家統一を重視する強硬派の離反で窮地に陥る懸念がある。支持基盤を固めたい両指導者の思惑が対立に拍車を掛けている側面もありそうだ。(2017/10/29-14:42) 関連ニュース

2384チバQ:2017/10/29(日) 23:34:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171029-00000012-jij_afp-int
アイスランド解散総選挙、独立後2度目の左派政権の可能性も
10/29(日) 11:07配信 AFP=時事
アイスランド解散総選挙、独立後2度目の左派政権の可能性も
アイスランドの首都レイキャビクの与党独立党本部で開かれた会議で演説するビャルニ・ベネディクトソン首相(2017年10月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アイスランドで28日、1年間で2度目となる解散総選挙が実施された。アイスランド経済は好調だが、スキャンダルにまみれた政治家たちへの国民の根深い不信が浮き彫りになった。



 保守派の独立党のビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)首相は先月、3党で連立する中道右派連合の若手議員がベネディクトソン氏の父親も絡む法的問題をめぐって辞職したことを受け、議会を解散し総選挙を実施すると発表していた。アイスランドの総選挙は、2008年以降4度目。

 27日に国営放送RUVと現地紙モルゲンブラディット(Morgunbladid)が発表した世論調査結果によると、与党独立党はアイスランド議会「アルシング(Althingi)」(定数63)で17議席しか獲得できない見通しだ。

 野党の左翼環境運動とその連立相手となる可能性のある社会民主同盟、反体制を掲げる海賊党は合わせて29議席を獲得する見込みだが、過半数には届かない。

 しかし第4の党の協力さえあれば、野党左派連合が与党中道右派連合から政権を奪い、アイスランドが1944年に共和国として独立して以来2度目となる左派政権が誕生する可能性がある。

 左翼環境運動のカトリン・ヤコブスドッティル(Katrin Jakobsdottir)党首(41)は今月、「わが党はアイスランド社会の長期的ビジョンについて幅広い結束を生み出せる政府を率いる意向だ」とAFPに語っていた。

 モルゲンブラディットが報じた9月19〜21日の世論調査の結果によると、アイスランド人のおよそ2人に1人がヤコブスドッティル党首が新首相になることを望んでいる。【翻訳編集】 AFPBB News

2385チバQ:2017/10/29(日) 23:37:37
http://www.sankei.com/world/news/171029/wor1710290023-n1.html
2017.10.29 17:07

アイスランドで議会選 左派が躍進か
 北極圏に接する島国アイスランドで28日、議会(定数63)の選挙が行われた。29日昼(日本時間同夜)までに大勢判明の見通し。事前の世論調査では左派の躍進が予想されているが、過半数を獲得する党はない見通し。中道右派の連立政権の枠組みが変わるかどうかは、今後の連立協議に委ねられそうだ。

 同国では昨年10月にも議会選が行われたばかり。今回はベネディクトソン首相の父親をめぐるスキャンダルから連立政権が崩壊し、政治の安定と信頼回復が争点になった。

 地元メディアによると、左派の「左翼環境運動」が世論調査で、与党の中道右派「独立党」に迫る勢い。

 アイスランドは2008年の金融危機で経済が破綻状態に陥った。昨年はタックスヘイブン(租税回避地)に関する「パナマ文書」に当時の首相の名前が挙がり、国民の政治不信が高まった。(共同)

2386チバQ:2017/10/30(月) 19:24:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1710300002.html
【カタルーニャ問題】独立宣言への抗議デモに30万人 スペイン中央政府はプチデモン前州首相の選挙参加容認 
00:14産経新聞

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで29日、州の「独立宣言」に反対するデモが行われた。市当局は約30万人が参加したと発表した。

 現地のテレビによると、参加者はスペイン国旗とカタルーニャ旗を掲げて、「スペイン万歳」「法と民主主義を守れ」などと叫びながら、市中心部を行進した。独立宣言を批判して、「(州首相を罷免された)プチデモン氏を刑務所に送れ」と書いたプラカードを掲げる参加者もいた。デモは、独立に反対する民間団体や政党が呼びかけた。

 「独立宣言」は27日に州議会が決議。その後、中央政府は同州の自治権停止と直轄統治を発表し、独立支持派が抗議デモを行った。29日のデモは独立支持派に対抗する狙いだが、双方の衝突が懸念されている。

 一方、中央政府の報道官は28日、自治権停止に伴い州首相を罷免されたプチデモン氏について、12月21日に行われる州議会選への参加を認める方針を示した。ロイター通信のインタビューで述べた。

 報道官は、プチデモン氏が28日のテレビ演説で中央政府の直轄統治に対する「民主的な抵抗」を呼びかけたことに触れ、「彼が選挙に参加すれば、民主的な抵抗になる」と述べた。

 その上で、プチデモン氏が自身の罷免を認めなければ、「常識に基づいた措置をとる」と述べた。中央政府の統治を妨害した場合には、強硬措置も辞さない構えを示したものだ。反乱罪で有罪になると、最高で禁錮30年の刑罰が科される。

 州議会選は、中央政府のラホイ首相が今月27日に実施を発表した。中央政府の直轄統治の下で州議会選を行い、新政府を発足させた後に自治権を復活させる狙いとみられる。

 州議会選に参加する政党は、11月に届け出る必要がある。独立強硬派の政党からは、「われわれは独立国。スペイン政府が行う選挙に参加すべきでない」という意見が出る一方、穏健派は「州議会にとどまるべきだ」との声が強く、意見が分かれている。

 保守系の全国紙ムンド(電子版)が29日に報じた同州の世論調査によると、州議会選挙を現在の政党構成で実施した場合、独立派が42・5%、反独立派が43・4%を得票する見込みで、支持は拮抗している。

2387チバQ:2017/10/30(月) 19:29:37
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1710290028.html
【カタルーニャ問題】プチデモン前州首相の選挙参加認める スペイン中央政府
10月29日 18:59産経新聞

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の自治権停止に伴い州首相を罷免されたプチデモン氏について、中央政府の報道官は28日、12月に行われる州議会選への参加を認める方針を示した。ロイター通信のインタビューで述べた。

 プチデモン氏は28日、同州の公共テレビで行った演説で、自身の罷免に強く抗議し、中央政府の直轄統治への「民主的な抵抗」を呼びかけた。報道官はこの発言に触れ、「選挙に参加すれば、民主的な抵抗になる」と述べた。

 一方で、プチデモン氏が罷免を認めなければ、「常識に基づいた措置をとる」と述べた。中央政府の統治を妨害した場合には、強硬措置も辞さない構えだ。反乱罪で有罪になると、最高で禁錮30年の刑罰が科される。

 プチデモン氏は演説で「民主主義社会では、首長を選び、辞めさせるのは議会だ」と発言した。「民主的な抵抗」の具体策については言及しなかった。演説は「州首相」の肩書で州政府のウェブサイトで公表された。罷免を認めない姿勢を示したとみられる。

 12月21日の州議会選は、中央政府のラホイ首相が今月27日に実施を発表した。中央政府の直轄統治の下で州議会選を行い、新政府を発足させた後に自治権を復活させる狙いとみられる。

 州議会選に参加する政党は、11月に届け出る必要がある。独立強硬派の政党からは、「われわれは独立国。スペイン政府が行う選挙に参加すべきでない」という意見が出る一方、穏健派は「州議会にとどまるべき」との声が強く、意見が分かれている。

2388チバQ:2017/10/30(月) 19:51:05
https://mainichi.jp/articles/20171030/k00/00e/030/177000c
カタルーニャ

独立派職員の抵抗懸念 州自治権停止で

毎日新聞2017年10月30日 10時32分(最終更新 10月30日 10時49分)

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府による州の自治権停止の措置後、初めての登庁日となる30日、バルセロナにある州庁舎には多くの職員らが登庁する。プチデモン州首相らが解任されたことに伴い、中央政府が州行政を管轄するが、独立派の職員が抵抗するなど混乱も懸念される。

 中央政府は自治権停止措置に伴い自治州への関与を強める。だが、解任されたジュンケラス州副首相は29日付の地元紙で「プチデモン氏も私も職権を失っていない」と述べて、自治権停止に伴う解任の措置を受け入れない考えを示した。プチデモン氏も「民主的な抵抗」を呼びかけており、解任を受け入れる可能性は低い。

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 州都バルセロナ中心部の自治州庁舎前は29日夜、メディア以外に人影はまばらで静まり返っていた。警備に当たっていた州警察の警察官は、「仮にプチデモン氏らが登庁した場合の指示は何も受けていない」と話していた。

 一方、中央政府のラホイ首相は州議会を解散し、12月21日の議会選実施を掲げている。スペインの主要紙エルムンドがカタルーニャ住民を対象に行い、29日に発表した世論調査によると、州議会選が行われれば、独立派政党を支持するとの回答は42.5%、独立反対派の政党支持率は43.4%とほぼ拮抗(きっこう)しており、住民の間の分断を象徴する結果となった。

2389とはずがたり:2017/10/30(月) 20:12:01

<カタルーニャ>独立派職員の抵抗懸念 州自治権停止で
毎日新聞社 2017年10月30日 10時32分 (2017年10月30日 11時12分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171030/Mainichi_20171030k0000e030177000c.html

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府による州の自治権停止の措置後、初めての登庁日となる30日、バルセロナにある州庁舎には多くの職員らが登庁する。プチデモン州首相らが解任されたことに伴い、中央政府が州行政を管轄するが、独立派の職員が抵抗するなど混乱も懸念される。

 中央政府は自治権停止措置に伴い自治州への関与を強める。だが、解任されたジュンケラス州副首相は29日付の地元紙で「プチデモン氏も私も職権を失っていない」と述べて、自治権停止に伴う解任の措置を受け入れない考えを示した。プチデモン氏も「民主的な抵抗」を呼びかけており、解任を受け入れる可能性は低い。

 州都バルセロナ中心部の自治州庁舎前は29日夜、メディア以外に人影はまばらで静まり返っていた。警備に当たっていた州警察の警察官は、「仮にプチデモン氏らが登庁した場合の指示は何も受けていない」と話していた。

 一方、中央政府のラホイ首相は州議会を解散し、12月21日の議会選実施を掲げている。スペインの主要紙エルムンドがカタルーニャ住民を対象に行い、29日に発表した世論調査によると、州議会選が行われれば、独立派政党を支持するとの回答は42.5%、独立反対派の政党支持率は43.4%とほぼ拮抗(きっこう)しており、住民の間の分断を象徴する結果となった。

2390チバQ:2017/10/31(火) 17:48:43
http://www.sankei.com/world/news/171031/wor1710310011-n1.html
2017.10.31 09:58
【カタルーニャ問題】
カタルーニャのプチデモン氏がベルギー入り 亡命の臆測も 解任閣僚も同行
 スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立問題で、州首相を解任されたプチデモン氏は30日、同国を予告なしに出国しベルギーを訪れた。欧州メディアに対し、同氏のベルギーの弁護士が同国入りを確認した。亡命の臆測も出ている。州閣僚を解任された数人も同行しているとされる。

 スペイン捜査当局は同日、プチデモン氏らに対する「反逆」容疑の捜査を開始。弁護士は現段階での亡命申請を否定したが、同氏の不在が続けば、中央政府が州の支配を強める可能性がある。

 英BBCテレビによると、プチデモン氏は陸路でフランスに抜けた後、空路ブリュッセル入り。同氏のベルギーの弁護士は、スペイン北部バスク自治州の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由」(ETA)メンバーがベルギーに逃れた際、スペインの引き渡し要請を阻んだ実績があるという。(共同)

2391チバQ:2017/10/31(火) 17:58:17
http://www.sankei.com/world/news/171031/wor1710310001-n1.html
2017.10.31 00:05
【カタルーニャ問題】
罷免のプチデモン州首相らを反逆罪で捜査 州首相らはブリュッセルに移動か
 【パリ=三井美奈】スペイン検察当局は30日、カタルーニャ自治州の自治権停止に伴って罷免されたプチデモン州首相に対し、反逆罪容疑で捜査を開始すると発表した。

 容疑は、州議会が27日に「独立宣言」を採択したのに伴うもの。記者会見した検事総長によると、プチデモン氏は反逆罪や扇動罪のほか、州予算を使って州独立を問う住民投票を行ったとして公金横領罪などの疑いがもたれている。罷免されたほかの州政府高官も捜査対象とされた。反逆罪で有罪になると、最高で禁錮30年の刑罰が科される。

 プチデモン氏は28日のテレビ演説で、中央政府による自治権停止と直轄統治を非難し、「民主的な抵抗」を呼びかけた。演説は「州首相」の肩書きで発表し、罷免を認めない立場を鮮明にした。州副首相を罷免されたジュンケラス氏も29日、地方紙への寄稿で、直轄統治は「州政府の強奪」だとして認めない立場を示していた。

 一方、同州の地方紙バンガルディア(電子版)は30日、プチデモン氏が罷免されたほかの同州政府高官と共にブリュッセルに移動したと報じた。欧州連合(EU)の本拠地ブリュッセルで、声明を発表する予定だという。中央政府による自治権停止や罷免への抗議を国際的にアピールする狙いとみられる。

 同州は30日、自治権が停止されてから初の登庁日を迎え、州警察が州庁舎で警備にあたった。罷免された元高官らは私物回収のために執務室に入ることを許され、州警察が立ち会った。自治権停止により、罷免された州政府高官は約150人にのぼる。州政府職員は約20万人。

 自治権停止は27日に国会上院で承認された。28日の官報で、中央政府のサエンスデサンタマリア副首相が、州首相の任務を代行することが発表された。

2392チバQ:2017/10/31(火) 18:50:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103001147&g=int
与党議席減で政権交代も=アイスランド総選挙

 【ロンドン時事】28日投票が行われたアイスランド総選挙(一院制、63議席)は、30日までに全議席が確定し、ベネディクトソン首相率いる中道右派の与党独立党が第1党の座を維持した。しかし改選前比5議席減の16議席で、過半数にほど遠い状況。野党勢力は全体で過半数を得ており、政権交代もあり得る。
 レイキャビクからの報道によると、ヨハネソン大統領は30日、各党党首と個別協議を行い、いずれかに組閣を指示する見通し。通常は最大政党がまず組閣指名を受けることから、ベネディクトソン首相は「新政府樹立を楽観している」と述べているが、連立協議は難航が予想される。
 「左翼環境運動」を中心とする左派系野党3党は計24議席を獲得。ヨハンソン前首相の進歩党(8議席)を加えれば過半数に届く。(2017/10/30-21:11) 関連ニュース

2393チバQ:2017/11/01(水) 04:09:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103100774&g=int
カタルーニャ前首相、州議会選の結果受け入れ=ベルギー亡命考えず
31日、ブリュッセルで記者会見するスペイン東部カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相(EPA=時事)
 【ブリュッセル時事】スペイン東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導し、中央政府に罷免されたプチデモン前州首相は31日、訪問先のベルギーの首都ブリュッセルで記者会見し、中央政府が発動した自治権停止に基づいて12月21日に実施される州議会選について「民主的な挑戦だ」と述べ、結果を受け入れる意向を示した。
 州議会選をめぐっては、独立派の一部が中央政府の強硬姿勢に反発し、出馬や投票をボイコットする動きがある。しかし、プチデモン氏が選挙を容認したことで、州議会選が独立の賛否を問う事実上の合法的な住民投票としての性格を帯びる可能性が出てきた。プチデモン氏は中央政府に対しても「結果を尊重してほしい」と求めた。
 スペイン検察当局はプチデモン氏を反逆などの罪で訴追する手続きを進めている。プチデモン氏はベルギーに亡命する意思はないと強調した上で、ベルギー訪問の理由について「欧州連合(EU)の中心でカタルーニャ問題を説明するためだ」と説明。罷免を受け入れず州首相としての責任を全うする姿勢を示す一方、安全確保を優先するため当面は帰国しない考えも明らかにした。
 一方、報道によれば、スペイン警察当局は31日、カタルーニャ州警察の複数の関連施設を家宅捜索した。当局は、中央政府が違法と断じた10月1日のカタルーニャ州独立の是非を問う住民投票について、州警察が投票を阻止するための十分な対応を怠った疑いがあるとみているもようだ。
 また、スペインの裁判所は31日、カタルーニャ州議会のフォルカデル前議長らに反逆などの罪で出頭を命じ、週内に事情を聴くことを決めた。憲法裁も同日、州議会が27日に強行した一方的な独立宣言を凍結する決定を下した。(2017/10/31-23:04) 関連ニュース

2394とはずがたり:2017/11/04(土) 13:25:33
俺はカタルーニャ人とクルド人とともにあるぞ。でも漸進的な手法で実質的な独立を勝ち取っていって欲しい。
過激な手法で却って分権が阻碍される方が惜しい。けど感情ってそんなもんじゃあないよね。

宗主国アメリカの専横に苦しんできた沖縄人が日本人の抑圧下に置かれてるんだけど,独立する時は是非,薩摩藩によって分断された奄美諸島も含めて独立して欲しい。

カタルーニャ独立問題、プチデモン前州首相に逮捕状
TBS News i 2017年11月4日 12時02分 (2017年11月4日 13時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171104/Tbs_news_110028.html

 スペイン・カタルーニャ州の独立問題で、スペインの裁判所は州の前首相・プチデモン氏の逮捕状を出しました。
 カタルーニャ州の首相を解任されたプチデモン氏ら州政府の元閣僚は、独立住民投票を強行した反逆などの疑いをかけられ、2日にはスペインの裁判所に出頭した8人の元閣僚の身柄が拘束されました。

 スペインの裁判所は3日、出頭を拒否したベルギー滞在中のプチデモン前州首相ら5人の元閣僚の逮捕状を取り、ベルギーの司法当局に身柄の拘束を要請しました。

 出されたのはEU加盟国間で効力を持つ「ヨーロッパ逮捕状」で、ベルギーの裁判所への不服申し立ても認められていることから、プチデモン氏はベルギーでの法廷闘争に持ち込む意向です。

 今後、独立派の市民が反発を強め、来月の州議会選挙に大きな影響を与える可能性もあります。(04日10:24)

2395とはずがたり:2017/11/04(土) 20:24:16
木村正人
欧州インサイドReport
ドイツ総選挙 極右政党「ドイツのための選択肢」94議席の衝撃 問われる欧州の結束
2017年09月26日(火)14時00分
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/09/94.php

[ベルリン発]ドイツのアンゲラ・メルケル首相が4選を決めた9月24日の連邦議会(下院)選挙で、反イスラム・難民、反ユーロ(欧州単一通貨)を叫ぶ極右政党「ドイツのための選択肢」の得票率は12.6%に達し、94議席を獲得する予想外の展開となった。

極右勢力の台頭
ナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)のトラウマが残るドイツで右派が連邦議会に進出するのは初めて。その数の多さに衝撃を覚えない人はいないだろう。

前回2013年と比較してみると、極右の「選択肢」と、市場原理にこだわる自由民主党(FDP)が拡大した分、メルケルの支持母体であるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)の中道が勢力を失ったことが分かる。

100万人を超える難民が欧州連合(EU)域内になだれ込んだ2015年の欧州難民危機で「門戸開放」を唱えたメルケルは、「選択肢」台頭と、CDU・CSU党内や旧東欧諸国のハンガリー、ポーランドから激しい批判を受け、Uターン。EU・トルコ合意で境界管理を厳重化するとともに、難民認定のハードルを高く引き上げた。

シリア・イラク以外の国を安全国とみなし原則、難民申請は認めない。シリア・イラク難民の滞在許可も3年ごとに見直す。犯罪に関わった難民申請者の送還を容易にしたことで、難民問題をめぐるメルケル批判は一段落したかに見えた。

さらに過激化した「選択肢」
「選択肢」は路線対立から支持率が一時6.5%に急落。しかし最終盤になって息を吹き返した。過激化する党の軌道修正を図ろうとして主導権を失ったフラウケ・ペトリ共同党首は選挙翌日、突然、離党を発表した。

ユーロ圏支援に反対する自民党も票を伸ばしていることからユーロ圏の財政統合への反対と見ることもできるが、やはりドイツ国内に滞留する大量の難民への懸念が底流にある。

難民認定されず、絶望から逃れるため薬物に走り、代金稼ぎに「男娼」になる10代の難民も少なくない。代金は1回20〜30ユーロ。5ユーロという話さえある。

「難民の待遇は出身国によっても、受け入れた州によっても異なる。旧東ドイツなら厳しい。その点、僕はホストファミリーにも恵まれ、とても幸せだった」。ベルリンの法律家養成学校で事務仕事をするシリア出身のサーエル・オーファリ(28)は語る。

レバノンとエジプトの大学で法律を学んだサーエルはエジプト第2の都市アレクサンドリアでパスポート(旅券)を盗まれた。地元警察は1カ月の滞在許可をくれたが、シリアに戻れば政府軍に徴兵され、戦わなければならなくなる。

「内戦で死ぬか、地中海の藻屑となるか」。2015年5月、サーエルは2200ユーロを払い、老朽漁船で10日間かけイタリアのシチリア島に密航する。生きのびる可能性がまだあると思ったからだ。ドイツにたどり着いたサーエルのホームステイ先になったのは弁護士のコルト・ブルーグマン(47)だ。

人権法に関わる仕事をすることを望んでいたサーエルは「コルトの家族はみんな親切で、とても慎み深かった。仕事先まで紹介してくれた彼のことを兄弟のように感じている」と話す。一方、コルトは「サーエルは素晴らしい若者で、妻も娘も彼を受け入れるのにすぐ賛成してくれた」と振り返る。

希望にあふれた欧州はどこへ
コルトはEU・トルコ合意が結ばれた昨年3月以降、年に数回、ギリシャのレスボス島を訪れている。レスボス島に長期間、足止めされた難民に対し、ボランティアとして難民申請に必要な法的アドバイスを行うためだ。コルトらが中心になって有志の弁護士で独立NGO(非政府組織)「レスボスの欧州弁護団」を結成した。

コルトは、EUは境界に大きな壁を築いていると思っている。「難民たちは人道的な支援を受けているが、極めて不安定な状況にも関わらず、十分な法的アドバイスが提供されていない」と表情を曇らせる。

ギリシャやイタリアに滞留した難民16万人を加盟国に振り分けるEUの計画が実行されたのは2万7695人(9月4日時点)。17%の達成率だ。EUは重債務に苦しむギリシャに背負いきれない負担を押し付けている。コルトは23歳になった息子にこう問いかけた。

「お父さんが23歳だった時、欧州は希望にあふれていた。東西ドイツが統一し、欧州は拡大した。カギとなるアイデアは欧州の結束だ。しかし結束力は激減した。お前たちの世代は欧州に何を見るのだろう。欧州が解体するとは思わないが、持続的な結束が求められている」

2396とはずがたり:2017/11/05(日) 15:52:26

スペイン、カタルーニャ州の前閣僚ら収監-プチデモン氏に逮捕状請求
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171103-45335485-bloom_st-bus_all
11/3(金) 2:55配信 Bloomberg

スペインでは2日、複数のカタルーニャ独立支持者が失敗に終わった先週の独立宣言を理由に収監された。スペイン検察は、解任されベルギーに逃れたプチデモン前州首相の逮捕状を請求した。

ジュンケラス前州副首相ら解任された州政府関係者は2日、マドリードの裁判所に出頭。逃亡する危険性があるとして収監された。

ブリュッセルから帰国しない意向のプチデモン氏は、通常は殺人やテロの犯罪者に適用される刑罰は不当に重いとして、「政治裁判」が用意されているとスペイン政府を非難していた。扇動罪と反逆罪に問われたカタルーニャ独立支持者には最長で30年の禁錮刑が下る可能性がある。

原題:Catalan Separatists Ordered to Jail as Warrant Sought for Leader(抜粋)

Charles Penty, Emma Ross-Thomas, Rodrigo Orihuela
【関連記事】

2397チバQ:2017/11/06(月) 10:06:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171106k0000e030138000c.html
<ベルギー当局>カタルーニャ前州首相ら保釈 条件付きで
09:58毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、一方的な独立宣言を主導したとして中央政府に解任されたプチデモン前州首相ら元州幹部5人が5日、滞在中のベルギーで警察に出頭し、拘束された。ベルギー当局は同日夜、スペインに送還するか否かを決めるまで5人について条件付きで保釈した。

 スペイン当局は国家への反逆などの容疑で欧州連合(EU)共通の欧州逮捕状を発行し、ベルギー側に協力を求めていた。

 プチデモン氏の弁護士は、身柄移送が決まった場合には不服を申し立てる意向を示してきた。最終的な手続きが終わるには2カ月近くかかる可能性がある。

 プチデモン氏はスペイン中央政府による自治権停止の一環で実施が決まった12月21日の州議会選挙には国外にとどまったまま立候補する意向を示している。

2398チバQ:2017/11/06(月) 10:07:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171105X663
カタルーニャ前首相を拘束=移送めぐり抵抗か―ベルギー
11月05日 23:35時事通信

 【ブリュッセル時事】ベルギー検察は5日、スペイン東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導し、国家反逆などの容疑でスペイン司法当局から逮捕状が出ていた同自治州のプチデモン前首相と元幹部4人がベルギー警察に出頭し、身柄を拘束したと発表した。

 今後、裁判所で拘束の継続とスペインへの身柄移送をめぐって審理が行われるが、プチデモン氏側は異議を申し立てて抵抗する構えを示しており、最終決定までには「最大で3カ月かかる」(ベルギー司法省)可能性がある。

 検察の報道官は5日の記者会見で「5人はけさブリュッセルの警察に出頭した」と明らかにした。その上で判事が5日中に5人を尋問し、6日朝までに当面の拘束継続の是非などを判断するとの見通しを示した。

2399チバQ:2017/11/06(月) 10:10:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171105k0000m030081000c.html
<カタルーニャ>スペイン国旗見かけず 前州首相の故郷ルポ
11月04日 20:34毎日新聞

<カタルーニャ>スペイン国旗見かけず 前州首相の故郷ルポ
緑の山に囲まれるスペイン北東部のアメール村=2017年11月1日、賀有勇撮影
(毎日新聞)
 スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題は、州政府と中央政府の激しい対立の解決の糸口を見いだすことができず、州の自治権停止という事態に至った。カタルーニャの人々が独立を求める根底には何があるのか。独立派をリードしてきたプチデモン前州首相の生家があり、独立派が多く住むジローナ県内の小村を訪ねた。【アメール(スペイン北東部)で賀有勇】

 州都バルセロナから北東約100キロのジローナ。そこから車で40分ほど山道を走らせると、緑豊かな丘陵地帯に褐色屋根の古い町並みが見えてくる。人口約2200人のアメール村だ。住民投票のバルセロナの独立賛成票は87%だったが投票率は39%。一方、アメールは96%が賛成票で投票率は84%に上った。村内で反対派住民を見つけるのは至難の業だ。

 「高い税金を納めているのに鉄道などのインフラ整備が遅れている」。アベル・ブランクさん(38)が言うように、自分たちの税金を原資に他州に投資が集まっているという不満が渦巻き、不満は高所得になるに従って高くなる。

 スペイン財務省の統計によると、2014年に自治州が中央に納めた税金と中央から受けた投資額の比較では、カタルーニャは投資が約98億ユーロ(約1兆3000億円)少なかった。

 だが、必ずしもカタルーニャが搾取されているとは言えない。首都のあるマドリード州は中央に納めた税金に比べ投資が192億ユーロも少なかった。そしてこうした実態を知っているカタルーニャ住民は少なくない。

 では、独立を渇望する原動力は何なのか。話を聞くと、最後には「アイデンティティー」に行き着く。独立機運の高まりのきっかけの一つは、10年にスペイン憲法裁判所が、カタルーニャ語の優位性などを定めた州の自治憲章の一部を違憲と判断したことだった。

 村ではカタルーニャ独立のシンボル旗がいくつも掲げられているが、スペイン国旗を見ることはない。レストランのメニューもカタルーニャ語表記のみだ。地元の長老、ジョルディ・ビダスさん(98)は、一帯が内戦時代の1939年に占領され、カタルーニャ語の使用が禁じられたフランコ独裁時代を振り返りながら、こう語った。

 「今だってスペイン語を学ばされる。度合いの強さはあるが、誰かの管理下にあるということはフランコ時代と変わらない。カタルーニャの文化、風習、言語を大切にしてきた。それを守りたいだけだ」

 プチデモン氏の叔父、ジョセップ・プチデモンさん(88)に話を聞くことができた。「カタルーニャ人は勤勉だ。スペインの支配下に入り、フランコ政権に弾圧されても、涙を流した翌日には働いた」。豊かさの背景をこう説明しながら「カタルーニャ人の内なる魂を外から染めることはできない。カタルーニャはスペインの地域ではなく、国なのだ」と語気を強めた。

 一方、村で出会った反対派、タクシードライバーのルベン・コルテスさん(45)は「中央政府は好きではないが、独立することで現状が良くなることはない」との意見だ。12月21日の州議会選について、声を潜めながら「反対派がボイコットした住民投票と違い、次の選挙はカタルーニャの将来を占う、かつてない重要な選択になる」と語った。

2400チバQ:2017/11/06(月) 10:12:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171104k0000e030219000c.html
<カタルーニャ>前州首相ら5人に「欧州逮捕状」発行
11月04日 10:34毎日新聞

<カタルーニャ>前州首相ら5人に「欧州逮捕状」発行
プチデモン前カタルーニャ自治州首相=AP
(毎日新聞)
 【ブリュッセル八田浩輔】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、スペインの裁判所は3日夜(日本時間4日未明)、司法当局の出廷要請を拒み、ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相ら5人の元幹部に対し、欧州連合(EU)共通の「欧州逮捕状」を発行した。ベルギー側は逮捕状を受理し、身柄の取り扱いについて一両日中に裁判所が審理に入る。

 欧州逮捕状はEU加盟国間で刑事事件の協力を巡る障害を取り除くために設けられた制度だが、プチデモン氏らは、手続きの引き延ばしを模索してベルギーにとどまり続ける意向で、直ちにスペインに移送される可能性は極めて低い。

 ベルギー当局が欧州逮捕状を受理したことにより、プチデモン氏らは一時的に拘束され、24時間以内に裁判所の尋問を受けることになる。裁判所はベルギー国内法に反していないかなどを考慮しながら拘束の維持と身柄の引き渡し、条件付き保釈、逮捕状の却下などの対応を判断する。ベルギーメディアによるとプチデモン氏の弁護士は、スペインへの身柄引き渡しが認められた場合は不服を申し立てる意向で、最終的な判断が下されるまでには2カ月近くを要すると伝えている。

 一方、プチデモン氏は3日夜、逮捕状の発行直前にベルギー公共放送RTBFに出演し、スペインの司法判断を「政治的」だと批判しながらも「ベルギーでの手続きには協力する」と述べた。またカタルーニャ州の自治権停止措置を決めた中央政府が12月21日に実施する州議会選挙を巡り「立候補する準備はできている」と述べ、国外にとどまったまま選挙活動を展開する意向を示した。

2401チバQ:2017/11/06(月) 10:27:47
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20171105-567-OYT1T50078.html
オーストリア左派新党党首、セクハラ報道で辞任
11月05日 21:23読売新聞

 【ジュネーブ=笹沢教一】オーストリアの左派新党「リスト・ピルツ(ピルツ氏のリスト)」を率いるペーター・ピルツ党首(63)は4日、地元メディアが同氏のセクハラ問題を報じたのを受け、党首と今月9日に招集される国民議会(下院)の議員を辞任すると発表した。

 週刊誌ファルターは、2013年の会議で酔ったピルツ氏が、若い女性の体を繰り返し触ったと、女性の証言とともに伝えた。

 AFP通信によると、ピルツ氏は「記憶がない」としながらも「深刻に受け止める」と述べた。ピルツ氏が緑の党を離れて結党したリスト・ピルツは反腐敗を掲げ、初挑戦の先月15日の総選挙で8議席を獲得した。

2403チバQ:2017/11/09(木) 18:26:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110900247&g=int
英閣僚がまた辞任=政権混乱、首相に打撃

 【ロンドン時事】パテル英国際開発相は8日、外国要人と許可なく会談を行った責任を取って辞任した。英国では1日、ファロン前国防相がセクハラ問題で辞任したばかり。6月の総選挙で与党の過半数割れを招き、求心力が弱まっているメイ首相にとって新たな打撃だ。

 パテル氏は8月、イスラエルで休暇中にネタニヤフ首相を含む政治家らと会談。英閣僚が外国要人と会う際は通常、外務省を通じて調整が行われるが、パテル氏は事前の報告を怠り、閣僚規範に違反したとされる。
 欧州連合(EU)離脱交渉の重要な時期を迎える中、1週間で閣僚2人が辞任する異例の事態は「政権の脆弱(ぜいじゃく)さを際立たせた」(ロイター通信)形。メイ首相に近い別の閣僚に対してもセクハラ疑惑で辞任圧力が強まっており、政権内の混乱は当面収まりそうにない。(2017/11/09-07:42)

2404とはずがたり:2017/11/11(土) 18:06:41

英首相「EU離脱19年3月29日午後11時」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171110-00050089-yom-int
11/10(金) 20:37配信 読売新聞

 【ロンドン=角谷志保美、ブリュッセル=横堀裕也】メイ英首相は10日、「『英国は2019年3月29日午後11時に欧州連合(EU)を離脱する』ことを法律に明記する」と表明した。

 メイ氏がEU離脱の具体的な日時を明言したのは初めて。メイ氏が表明した離脱日時は、EU本部があるブリュッセルでは30日午前0時となる。

 英議会下院は来週、EU離脱の際、現在施行されているEU法を英国の国内法に置き換える「撤廃法案」を審議する予定で、離脱日時は同法案の冒頭に明記されるという。

 メイ氏は、離脱を予定通り実行する決意を示したものとみられるが、離脱に向けたEUとの交渉は難航している。9〜10日、ブリュッセルで開かれた6回目の交渉会合は、最大の争点となっているEU予算の分担金問題を巡る溝が埋まらず、12月の通商協議入りは見通せない状況だ。

 EUのバルニエ首席交渉官は10日の記者会見で「英国からの具体的提案が必要だ。そうでなければ通商協議に進めない」と強調した。

2405チバQ:2017/11/13(月) 20:11:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3148528
アイスランド選挙、与党が勝利 連立交渉は難航か
2017年10月30日 10:55 発信地:レイキャビク/アイスランド
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アイスランド選挙、与党が勝利 連立交渉は難航か
アイスランド・レイキャビクのホテルで、支持者を前に拍手するビャルニ・ベネディクトソン首相(2017年10月28日撮影)。(c)AFP/Halldor KOLBEINS
【10月30日 AFP】アイスランドで行われた議会(定数63)選挙の最終開票結果が29日発表され、ビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)首相(47)率いる保守派の独立党(Independence Party)が勝利した。しかし過半数の議席を得た政党はなく、ベネディクトソン氏が連立政権を組めるかどうかは不透明となっている。

 ベネディクトソン氏は昨年、タックスヘイブン(租税回避地)を利用した節税実態を暴いた通称「パナマ文書(Panama Papers)」に名前が記載されていたことが発覚。2008年に見舞われた金融危機に際しての不手際も非難されていた。

 にもかかわらず、独立党は他党を抑えて第1党となる16議席を獲得した。投票率は81%だった。

 連立政権の樹立に向けた交渉は難航するとみられ、数か月かかる可能性もある。(c)AFP/Ilgin KARLIDAG

2406チバQ:2017/11/13(月) 20:28:09
アイスランド
2009年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/468
・同性愛者であることを公言している女性のヨハンナ・シグルザルドッティル社会問題・社会保障相(66)が新首相に就任し、社会民主同盟と緑の党の連立政権が発足
・第2党・社会民主同盟と第3党の緑の党が、ヨハンナ・シグルザルドッティル社会問題相(66)(社民同盟)を首相とする連立で合意し、中道左派政権が発足
・第1党・独立党のハーデ首相が、経済失策を国民から批判される中、1月23日に辞意を表明し、独立党と社民同盟の連立が崩壊。
・アイスランド議会全63議席中、社民同盟は18議席、緑の党は9議席で合わせても過半数に及ばず、進歩党(7議席)に閣外協力を求める。


http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/550
・前政権崩壊後に暫定的に連立政権を担ったシグルザルドッティル首相率いる社会民主同盟(SDA)と「左派・緑の党」が議席を伸ばし、史上初めて左派系政党が過半数を占めた。44年の独立以来、第1党の座を守ってきた独立党は、金融危機を招いたとの批判を受けて大幅に議席を減らした。
・SDAは前回から2議席増の20議席で第1党。左派・緑の党は5議席増やして14議席と躍進した。独立党は9議席減らして16議席。このほか、進歩党9議席、新政党「市民運動」4議席となった。


2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/6197
・1980─2009年の間政権を担ってきた野党独立党の得票率は26.7%で、全63議席中19議席を確保した。また、独立党とこれまで何度も連立を組んだ進歩党の得票率は24.4%で19議席を獲得した。
・独立党の得票率は26.7%で19議席を確保。進歩党も24.4%で同じく19議席を得た。これに対し与党・社会民主同盟(Social Democratic Party)の得票率は12.9%、獲得議席は9議席で、前回選挙で得た議席を半数以下に減らした。同党と連立を組む左翼環境運動(Left-Green Movement)も得票率10.9%、獲得議席はわずか7議席で、4年にわたった左派連立与党による緊縮政治に疲れ切ったアイスランド国民が、右派の独立党や中道農民政党の進歩党に政権をたくすことを選んだ形となった。


2016年
>>1099
・タックスヘイブン(租税回避地)に法人を購入して巨額投資を行っていたとして強い批判を受けていたアイスランドのグンロイグソン首相は5日、辞任を表明した。
・グンロイグソン氏が率いる中道右派、進歩党と独立党は首相辞任後も連立政権の枠組みを維持したい意向

>>1540
・最大の21議席を獲得した独立党党首のベネディクトソン財務相に組閣を要請する見通し
・与党進歩党は11議席減の8議席に落ち込み、党首のヨハンソン首相は30日付で辞任すると表明。連立を組む独立党と合わせても29議席にとどまった。
・左派系の海賊党など野党4党は計27議席。このほか、今年に入り独立党を離党した一派でつくる新興中道政党「再生」が7議席を獲得した。政治の透明化を訴えて注目を集めた海賊党は、選挙前の世論調査で首位をうかがう勢いだったが、7増の10議席だった。
>>1709
独立党(21議席)、「再生」(7議席)、「明るい未来」(4議席)の3党は10日、独立党党首のベネディクトソン財務相を新首相とする中道右派政権を樹立することで合意

>>2384
・保守派の独立党のビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)首相は先月、3党で連立する中道右派連合の若手議員がベネディクトソン氏の父親も絡む法的問題をめぐって辞職
>>2392
・与党独立党が第1党の座を維持した。しかし改選前比5議席減の16議席
・「左翼環境運動」を中心とする左派系野党3党は計24議席を獲得。ヨハンソン前首相の進歩党(8議席)を加えれば過半数に届く。

2407とはずがたり:2017/11/14(火) 21:25:10

ギリシャ、緊縮策で困窮する国民の支援に総額14億ユーロを拠出へ
ロイター 2017年11月14日 09時47分 (2017年11月14日 14時31分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171114/Reuters_newsml_KBN1DE02L.html

[アテネ 13日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は13日のテレビ演説で、財政緊縮プログラムで生活が困窮している年金生活者などを支援するため、総額14億ユーロを拠出すると発表した。
首相は、ギリシャ政府が金融支援プログラムで目指す2017年の基礎的財政収支の黒字目標を達成したため、支援金の拠出が可能だと説明した。
首相によると、政府は12月半ばまでに約7億2000万ユーロを所得水準や世帯規模などに応じて、非課税の一時金として340万人の国民に支給する。これとは別に3億1500万ユーロを年金生活者に支給。電気料金引き上げを防ぐ目的で、国内電力最大手PPC<DEHr.AT>に3億6000万ユーロを支給する。
チプラス首相は昨年、低所得の年金生活者に約6億ユーロを支給すると突然発表し、国際債権団の怒りを買った。
欧州委員会によると、今回の支給案は、ギリシャ政府が事前に欧州委と国際通貨基金(IMF)と協議した内容とおおむね一致する内容という。

2408とはずがたり:2017/11/14(火) 21:34:21
カタルーニャの独立の願いに対する侮辱だ。ロシアが居なくても独立は願ってるし,十分な配慮がなければ尖鋭化するぞ。

カタルーニャ州独立投票、ロシアが介入=スペイン政府
ロイター 2017年11月14日 14時36分 (2017年11月14日 19時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20171114/Reuters_newsml_KBN1DE0EJ.html

[ブリュッセル 13日 ロイター] - スペイン政府は13日、先月カタルーニャ州で実施された独立の是非を問う住民投票に、ロシアを拠点とするグループがソーシャルメディアを通じて介入し、スペインの不安定化を促したとの認識を示した。
デコスペダル国防相とダスティス外相が明らかにした。
ロシアの公的・民間部門のグループとベネズエラのグループが、ツイッター、フェイスブックなどを通じて独立派の主張をけん伝し、世論を操作したとしている。
カタルーニャ州の独立支持派は、ロシアの介入を否定している。
デコスペダル国防相は「(介入の)多くは、ロシアの領土から行われたものだ。こうした公共・民間のグループは欧州の不安定化を狙っている」と発言。
ダスティス外相も「証拠はある」とし、ロシアにこの問題を通知したことを明らかにした。
ロシアは、他国の選挙への介入を繰り返し否定している。

2409チバQ:2017/11/20(月) 04:29:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171120k0000m030063000c.html
<カタルーニャ州議会選>問われる民意 プチデモン氏ら出馬

11月19日 21:55

 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府のラホイ首相による解散に伴う12月21日の州議会選(比例代表制、定数135)まで1カ月あまりとなった。独立に対する民意を問う色合いが濃い議会選となり、結果は独立問題の行方を左右する重みを持つ。

 立候補の届け出は17日で締め切られた。スペイン司法当局から「反逆」などの容疑で逮捕状が出されているベルギーに滞在中のプチデモン前州首相ら5人と、スペインで拘束されている前州副首相ら8人の元州幹部計13人については、うち12人が出馬する。

 2015年の前回州議会選ではプチデモン氏の「カタルーニャ欧州民主党」など独立派政党が最低過半数68議席を上回る計72議席を獲得したことで、独立に向けての動きが加速した経緯がある。

 ラホイ氏は「独立宣言」の可決に踏み切った州議会を解散して選挙を実施することで、独立派を過半数割れに追い込みたい思惑がある。14日には、スペイン・ラジオで「独立派が勝たないように行動する」と述べるとともに、投票に行くよう呼びかけた。投票行動の熱意で劣るとみられる独立反対派の有権者に一人でも多くの投票を促す狙いがある。

 一方、プチデモン氏は16日、独立問題の対立を扇動していると指摘されるロシア政府系テレビ局「ロシア・トゥデー(RT)」の番組に出演。司会を務めた、カタルーニャと同様に独立の動きがある英国スコットランド自治政府のアレックス・サモンド前首相に対し、「議会選で(独立派が)勝てば、ラホイ氏には結果を受け入れ、新たな対話と交渉を開始することを求める」と述べ、選挙によって「劣勢」を挽回したい考えを示した。

 独立派政党は選挙連合の結成を見送るなど一枚岩ではなく、議席を減らす可能性があるものの、ラホイ氏の思惑通りに過半数を割り込むかは、予断を許さない状況だ。5日付の地元紙の世論調査では、独立派は66��69議席になるとの結果だった。

 選挙戦は12月5日から始まる。前日の4日には、ベルギーの裁判所で、逮捕状の出ているプチデモン氏らに対し、スペイン当局への身柄引き渡しの可否を判断するため2度目の聴取が行われる。

2410とはずがたり:2017/11/20(月) 21:55:11
2017年11月20日 / 18:19 / 2時間前更新
ドイツの連立協議が決裂:識者はこうみる
https://jp.reuters.com/article/de-election-idJPKBN1DK0VP

[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、自由民主党(FDP)、緑の党による連立協議が19日、決裂した。企業寄りのFDPが協議から撤退。メルケル首相が緑の党と少数与党政権の樹立を目指すか、新たな選挙が実施されることになる。

市場関係者などのコメントは以下の通り。

●経済への影響は限定的、来年初めに再選挙も

<ベレンベルク銀行のホルガー・シュミーディンク氏>

ドイツにとっては重大な政治的混乱だ。とはいえ影響はかなり限られるだろう。独経済は良い状況にあり、企業はそれほど投資を抑制しないだろう。政治が不安定な状態でも成長は可能だ。

不安定だったワイマール共和国の歴史があるためドイツ人は少数政権や再選挙を歓迎しない。だが2018年初めの再選挙が選択肢のひとつになっている。

●再選挙が最大リスク

<QC・パートナーズのポートフォリオ・マネジャー、トーマス・アルトマン氏>

連立協議の決裂はマーケットにとり失望で、年末の上昇は見込めない。選挙後よりも先行き不透明感は高まっている。

再選挙が現在最大のリスク要因だ。さらに、再選挙になった場合、どのような結果になるか誰も分からない。

政局の膠着状態が長期間続くだろう。これはドイツだけでなく、ユーロ圏、そして欧州連合(EU)全体にとり悪いニュースだ。

●3党は連立協議仕切り直しを

<ドイツ経済研究所(DIW)のマルセル・フラッチャー所長>

数週間に及んだ「ジャマイカ連合」による予備的協議は不発に終わった。これまでの交渉が譲れない一線を決め最大公約数を探るものでしかなかったことを踏まえれば、特に驚きではない。

完全に終わったわけではないと思いたい。3党とも再選挙がプラスにならないことを理解しており、ジャマイカ連合はもう一度(連立協議を)仕切り直す必要がある。

2411チバQ:2017/11/20(月) 21:59:37
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711200048.html
独メルケル首相の指導力に不安感 連立交渉決裂、再選挙も

21:34

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツで9月の総選挙後、メルケル首相の保守系与党など3党が連立政権樹立に向け行ってきた協議が19日、決裂した。少数与党の政権を目指すか、再選挙となる恐れもあり、次期政権の行方は一気に不透明になった。4期目を目指すメルケル氏の指導力低下への不安も増している。

 協議に参加したのは、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟と中道の自由民主党、環境政党の90年連合・緑の党。本交渉前の予備折衝が約1カ月続いたが、協議は難航し、16日の当初期限を延長。19日を最終期限としたが打開できず、自民党が協議離脱を決めた。

 メルケル氏は20日未明、「あらゆる手を尽くした。残念だ」と語り、シュタインマイヤー大統領と20日に会談、今後の対応を協議する考えを示した。中道左派の社会民主党との連立継続の可能性も残るが、同党は改めて拒否した。

 協議決裂の主な要因は難民・移民と環境・エネルギーをめぐる政策。同盟と自民党が難民受け入れ制限などを目指すのに対し、難民に寛容な緑の党が反対。ドイツの地球温暖化対策の目標達成が危ぶまれる中、緑の党は石炭火力発電の大幅削減を求めたが、他2党は慎重姿勢を崩さなかった。

 メルケル氏は従来の保守政策を転換し、寛容な難民対応、環境重視の政策で評価を高めたが、そのはざまに立たされた形。右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)を利する再選挙の回避が「唯一の共通点」(独メディア)と皮肉られるほど、3党間の隔たりを埋めるのは難しかった。

 メルケル氏は各国間交渉でも粘り強く妥協点を見いだす調整力が持ち味だけに、協議決裂の打撃は大きい。「メルケル氏の威厳が弱まっている。政権を樹立しても、そのオーラは衰える」(公共放送ARD)との見方も出ている。

 一方、国内の苦境はメルケル氏の国際舞台での存在感もかすませている。西部ボンで開かれた気候変動枠組み条約第23回締約国会議ではフランスのマクロン大統領が「脱石炭」の目標などを掲げて喝采を浴びる一方、メルケル氏は連立協議への配慮から明確な姿勢を打ち出せず、環境保護団体から失望の声も上がった。

 欧州連合(EU)は、統合推進派のマクロン氏の提案などを勢いにEU改革の加速を目指すが、ドイツが政治の空白や不安定化で動けなければ、その取り組みにも影響を与える。マクロン氏は20日、ドイツの連立協議について「硬直状態はわれわれの利益にならない」と、早期打開を訴えた。

2412チバQ:2017/11/20(月) 22:03:30
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/world/nhknews-10011229351_20171120.html
メルケル首相が窮地に ドイツ連立交渉が決裂

11:34

ドイツのメルケル首相は、9月に行われた議会選挙の結果を受けて、4期目の政権発足に向けて2つの少数政党と連立協議を続けてきましたが、難民問題などをめぐって各党の意見の隔たりが埋まらなかったことから、19日、交渉は決裂し、メルケル首相は窮地に立たされています。

9月に行われたドイツの連邦議会選挙で、メルケル首相が率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟は、第1党の座を維持したものの過半数には届かなかったため、自由主義経済を掲げる自由民主党と、環境を重視する緑の党の2つの少数政党との間で4期目の政権発足に向けた連立協議を続けてきました。

しかし、交渉では難民の受け入れや、環境政策などをめぐって各党の意見の隔たりを埋めることができず、19日、自由民主党のリントナー党首が記者団に対し「間違った政策を行うぐらいなら、政権を担わないほうがよい」と述べて、交渉から離脱する考えを示し、交渉は決裂しました。

これについてメルケル首相は記者団に対し、「合意に達することができると思っていたので残念だ」としたうえで「国がこの難局を切り抜けられるよう首相として全力をつくす」と述べました。
ただ、ほかの党との連立の可能性は低いことから、メルケル首相は議会での過半数を断念して少数政権の樹立を目指すか、議会の解散による再選挙を迫られる可能性もあり、4期目を目指すメルケル首相は窮地に立たされています。
【少数政権樹立か再選挙か カギ握るのは大統領】ドイツのメルケル首相が2つの少数政党と続けてきた連立交渉が決裂し、ほかの党との連立の可能性も低いと見られる中、ドイツでは再選挙が行われる可能性が取り沙汰されています。

その際カギを握るのが、大統領のシュタインマイヤー氏です。
ドイツの大統領は日々の政権運営などで政治の表舞台に出ることはほとんどありませんが、新しい首相の選出や下院議会の解散などについては憲法にあたる「基本法」によって重要な役割が定められています。

大統領は議会選挙や連立協議などの結果を受けて首相候補を推薦し、これを受けて議会は「首相選挙」を行います。大統領はこの選挙で、推薦した候補が過半数の票を獲得すれば、首相に任命することになります。
ただ、首相候補の得票が過半数に届かない場合は、さらなる投票を経たうえで最終的に大統領は、最も多く得票した候補者を首相に任命し過半数割れのまま少数政権を樹立させるか、議会を解散させて再選挙を行うのかを決断することになります。

地元メディアは、歴史的に議会選挙後に少数政権が生まれたことはないとしています。
また、大統領が議会を解散することを選んだ場合は、解散から60日以内に再選挙が行われることになっていますが、この規定に基づいて再選挙が行われたこともないということです。

一方、ドイツでは首相には議会を直接解散させる権限はありませんが、首相がみずからに対する信任案を議会に提出したうえ、与党の議員に棄権させて否決させることで解散に至った例が過去に3回あります。

しかしメルケル首相は任期満了に伴って行われた9月の議会選挙のあと、先月24日をもって首相としての在職期間は終わっており、暫定的な首相という立場では信任を問うことはできないと見られ、解散するかどうかは最終的にはシュタインマイヤー大統領の決定に従う必要があります。
【決裂の要因となった政策は】連立協議が決裂した要因について地元メディアは主に難民の受け入れ政策と、環境政策で、妥協点が見いだせなかったことだと伝えています。

このうち難民政策でメルケル首相は、国内への難民の受け入れ人数について上限を設けない姿勢を維持していましたが、今回の選挙でその政策が有権者から厳しい批判をあびたことなどから、年間20万人という上限を設ける方針を明らかにしました。

これに対し、緑の党は当初、寛容な難民政策を続けるべきだとして反対していましたが、最終的には上限を設けることには妥協したということです。

しかし、緑の党はドイツに到着した難民が母国から家族を呼び寄せることを認めるべきだと主張したのに対し自由民主党などが難色を示し最終的には合意に至りませんでした。

また、環境政策については、いずれの党も環境保護の重要性は訴えていますが、より厳しい規制を求める緑の党と経済への影響を懸念する自由民主党の間で意見の対立が表面化しました。

中でも、緑の党は国内20か所の石炭火力発電所を直ちに閉鎖すべきだと訴えたのに対して自由民主党などは、電力不足や企業の国際競争力へ影響を懸念して反対し折り合いをつけることができなかったということです。

2413チバQ:2017/11/20(月) 22:03:47
【フランス大統領が懸念】ドイツのメルケル首相が、4期目の政権発足に向けて少数政党と続けてきた連立交渉が決裂したことについて、フランスのマクロン大統領は20日、メルケル首相と19日夜に電話会談し、強い懸念を伝えたことを明らかにしました。

そのうえで、「フランスはドイツの政治状況が緊迫することを望んでいない。この状況を少しでも早く改善させるべきだ」と述べ、一刻も早く4期目の政権が発足することに期待を示しました。

マクロン大統領が強い懸念を示した背景にはことし5月の就任以来、メルケル首相と緊密な関係を維持していることに加えてみずからが唱えているEU=ヨーロッパ連合の制度改革を実現するためにも、メルケル首相の存在が欠かせないと考えていることがあると見られます。

2414チバQ:2017/11/21(火) 19:21:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171121k0000e030166000c.html
<ドイツ>再選挙に現実味 3党連立協議決裂、大統領仲介へ
10:35毎日新聞

<ドイツ>再選挙に現実味 3党連立協議決裂、大統領仲介へ
メルケル首相=AP
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政3会派による連立協議の決裂を受け、メルケル首相は20日、「総選挙になっても恐れるものはない」と述べ少数与党による政権発足を否定した。シュタインマイヤー大統領は、戦後初の政権樹立失敗による連邦議会(下院)解散再選挙を回避するため、主要政党間の仲介に乗り出す。メルケル氏は大統領の仲介の行方を見守る考えだが、再選挙が現実味を帯びている。

 メルケル氏率いる中道右派・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道の経済政党・自由民主党(FDP)、左派系環境政党・緑の党による連立交渉は19日、FDPのリンドナー党首が「納得できない政策には加担できない」と交渉離脱を表明したことで頓挫した。

 メルケル氏は20日、公共放送ARDで、FDPもしくは緑の党との2会派による少数政権を「総選挙の方がまし」として強く否定。「あらためて社民党と交渉するかは(シュタインマイヤー氏による)交渉次第」とする一方で、再選挙の際には「引き続き責任を引き受ける」と述べ、党の顔の筆頭候補としてCDU・CSUを率いる考えを表明した。

 連邦議会解散は大統領の権限。シュタインマイヤー氏は「責任を簡単に有権者に投げてはならない」と述べ、3会派による再交渉やCDU・CSUと国政第2党・社会民主党による大連立継続を模索する考えだ。22日には、自身の出身政党・社民党のシュルツ党首と会談する予定だが、シュルツ氏は再選挙を求めており、説得は困難が予想される。

 合意のための妥協をいとわない一方で、現実味のないことを口にしないメルケル氏が言及したことで、再選挙の可能性も高まる。公共放送ZDFは年末までに総選挙に向けた暫定内閣が発足し、来年2月にも再選挙が行われる可能性があると報じている。

2415チバQ:2017/11/21(火) 22:29:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKCP1JNZKCPUHBI001.html
英国に拠点のEU機関、パリとアムステルダムに移転決定
10:15朝日新聞

 欧州連合(EU)は20日、現在英国に拠点があるEU機関の欧州医薬品庁(EMA)をアムステルダムに、欧州銀行監督機構(EBA)をパリに移転することを決めた。移転を巡っては企業誘致や雇用拡大などの効果を見込み、多くの都市が手を挙げていた。

 EMAはEU域内で売られる医薬品を審査し、認可する機関。EBAは金融機関の健全性の調査など、強い監督権限を持つ。いずれも現在はロンドンにある。

 EMAはアムステルダムのほかスペイン・バルセロナ、ギリシャ・アテネなど18都市が、EBAはパリのほか、ドイツ・フランクフルト、チェコ・プラハなど7都市が移転先に立候補していた。立地の利便性や、職員の子どものための教育環境など六つの基準をもとに、2019年3月に離脱予定の英を除く加盟27カ国の閣僚級による投票で決めた。(ブリュッセル=津阪直樹)

2416チバQ:2017/11/21(火) 22:34:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171120X443.html
カタルーニャ独立派、過半数成るか=州議会選まで1カ月―スペイン
11月20日 17:15時事通信

 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州で12月21日に投票が実施される州議会(定数135)選が1カ月後に迫った。ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相が所属する独立派の連立与党が議席の過半数(68)を維持できるかが最大の焦点。中央政府は選挙を通じ反独立派を中心とする州政府を樹立し、独立を断固阻止したい意向だ。

 独立派各党が17日に提出した候補者リストには、プチデモン氏やジュンケラス前州政府副首相ら罷免された政権幹部も名を連ねる。地元紙バンガルディアが11月上旬に実施した世論調査では、独立派与党の獲得予想議席数が解散前の72から減少する分析結果が出た。連立与党内で主導権争いの影響から候補者調整が進んでいないことが、勢いに陰りが差す一因となっている。

 州議会が10月27日に本国からの独立を一方的に宣言したことを受けて、独立運動を主導したプチデモン氏らは国家反逆などの罪に問われた。ジュンケラス氏が司法当局に拘束されたのに対し、最高責任者であるプチデモン氏が追及を避けるためにベルギーに出国したことが一部有権者の失望を招いた可能性も指摘される。

 独立派が新政府の主導権を握ったとしても、中央政府が強硬に抵抗し、欧州主要国の支持が広がらない現状で独立運動の大きな進展は難しい。プチデモン氏は、ベルギー紙ルソワールが13日に掲載したインタビューで「中央政府と現実的な関係を新たに築く用意はある」と述べた。独立に代わる「次善の策」の存在をうかがわせた。

 プチデモン氏には州政府の主導権を維持した上で選挙後に中央政府と交渉し、自治や税財政の権限強化を認めさせる腹案があるという見方が出ている。これに対し、スペインのラホイ首相は14日のラジオ番組で「圧倒的な投票率を実現し、独立派を敗北に追い込もう」と訴え、反独立派に結集を呼び掛けた。

2417チバQ:2017/11/23(木) 17:53:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711230029.html
民主化後「取り残された」 チェコ、斜陽の鉱工業都市ルポ 新興・極右政党が台頭、強まるEU批判

14:09

チェコ北東部オストラバの中心部外れで威容を誇る「ビートコビツェ製鉄所」(宮下日出男撮影)

(産経新聞)

 チェコで10月に実施された下院選挙は欧州連合(EU)に懐疑的で、反移民・難民を主張する新興政党が躍進し、注目された。特に支持を集めた地域の一つが北東部。かつての鉱工業が斜陽化する中、民主化後の発展やEUのあり方に不満をくすぶらせる住民らが変化を求め、吸い寄せられていた。(北東部オストラバ 宮下日出男)

「うるさかったが、当時は活気があった」

 ポーランド国境近くの第3の都市オストラバ。中心部を少し離れると、さび付いた巨大な建造物が威容を誇った。「ビートコビツェ製鉄所」。一大工業地帯として近代以降栄えた地域の象徴だが、1989年の共産体制崩壊後に閉鎖。今は観光名所となっている。

 「うるさかったが、当時は活気があった」。近くに暮らす無職、ペトル・ジャークさん(69)の言葉に郷愁が漂う。

 チェコ経済は堅調だが、失業率は首都プラハの2.7%に対し、オストラバは7.4%。昨年は地元の石炭採掘大手も破綻。市場経済化に成功した同国でも、この地域は産業の転換に遅れ、街の人口は民主化後、約1割減った。「街を出る若者も多く、取り残された感じ」(ジャークさん)

「既存政党の政策に新たなものはない」

 下院選では大富豪、バビシュ党首の「ANO2011」が得票率約30%で首位、極右「自由と直接民主主義」(SPD)が約11%を得票して議席数で第3党に入ったが、この街ではそれぞれ約35%、約14%と一段の強さを見せた。ともにEUの権限強化や移民・難民受け入れに反対する。

 「既存政党の政策に新たなものはない」。街の中心部で無職、ビエラ・バルコバさん(65)がANOに投票した理由を語った。批判の先は民主化後、国を担った社会民主党と市民民主党の左右二大政党など。汚職も問題化し、4年前の前回選で反汚職を掲げ台頭したANOは中道左派、社会民主党と連立を組んだ。

 周辺には真新しい商業施設があり、失業率が低下するなど地元経済は徐々に改善されてもいる。バルコバさんは「バビシュ氏のおかげ」と実業家出身の財務相としての手腕を評価。「ポピュリスト」との批判にも「メディアのネガティブキャンペーン。今は新しい政治が必要」と一蹴した。

「小国も同等に扱うべきだ」

 「チェコの愛国者」。街角で無職のカルロ・チェルニーさん(70)がたたえたのは日系人のオカムラSPD党首。イスラム教を過激に批判し、反難民を明確にする姿勢を「正直」と評した。チェコは難民をほとんど受け入れていないが、欧州で相次いだテロへの不安をSPDが吸い上げた。

 反難民感情の背景には少数民族ロマの問題も横たわる。専門家によると、共産体制下で労働力として街に移住させられてきたが、民主化後は職にあぶれた。「働かずに福祉を受ける」とチェルニーさん。犯罪にあう住民もおり、その経験が異文化への抵抗感につながる。

 難民をめぐる反発はEUに向かう。EUが決定した分担策にチェルシーさんは「旧ソ連のよう」と反発。ANO支持のバルコバさんも移民政策ではSPDに同調し、「小国も同等に扱うべきだ」とドイツなど大国主導のEUを批判する。

 EUへの批判的な世論はオストラバに限らず、チェコで近年強まっている。東部パラツキー大学の政治学者ヤクブ・リセク氏は「オーストリアや旧ソ連などの大帝国に従属させられた歴史が、理性的といえないが、再び国外勢力の影響下に置かれたとの感情につながっている」と解説した。

2418チバQ:2017/11/24(金) 08:41:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000071-san-eurp

独連立、揺れる社民党 拒否に批判噴出、閣外協力案も


11/24(金) 7:55配信

産経新聞



 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相与党など3党の連立協議決裂を受け、現在の連立相手である中道左派、社会民主党が揺れ始めた。党幹部が早々と決めた大連立継続拒否の方針に党内で批判が噴出。メルケル氏の少数派政権に閣外協力する案も浮上しており、当面は社民党の出方が焦点となりそうだ。

 社民党のシュルツ党首は23日、各党の仲介にあたるシュタインマイヤー大統領と会談。先立つ22日には「社民党は重大な現在の状況に対する責任を認識している」と語った。

 社民党は3党協議の決裂直後の20日、幹部会で改めて大連立継続を拒絶し、再選挙も辞さない方針を決めた。だが、これに対し、国や地方レベルで「状況は変わった」「あらゆる選択肢を議論すべきだ」との反発が一斉に上がった。

 メルケル政権下で埋没感を強めた社民党は9月の総選挙で戦後最低の結果に落ち込み、再選挙に臨んでも党勢回復は見込めないとの苦しい事情もある。このため、党内では一定の条件下でメルケル氏の少数政権に協力する方策などが取り沙汰されている。

 ただ、メルケル氏は大連立継続に期待を残す一方、少数政権より「再選挙がよい」との立場。膠着(こうちゃく)打開に至るか予断はできない。

2419チバQ:2017/11/24(金) 08:42:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000083-jij-eurp

ドイツ、大連立政権の継続模索=大統領仲介、再選挙回避目指す


11/23(木) 23:23配信

時事通信



 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相が主導した第4次政権樹立に向けた3党連立交渉の19日の決裂を受け、第3次政権を担った首相の保守系キリスト教民主・社会同盟と中道左派・社会民主党の二大政党による大連立継続を探る動きが出てきた。

 再選挙の可能性を意識しつつ、ぎりぎりの駆け引きが続けられる見通しだ。

 社民党は過去4年間、連立政権に参加し、影響力の強いメルケル首相の陰に隠れてしまったことで存在感が薄れた。9月の連邦議会(下院)選挙で第2党の座は守ったものの得票率が大幅に下落。この結果を受け、シュルツ党首は党を立て直すため、連立に終止符を打ち、下野することを決断した。

 一方、社民党出身のシュタインマイヤー大統領は3党連立交渉の決裂後、「すべての党はもう一度、対応を熟慮すべきだ」と訴えた。23日にはシュルツ党首と会談。再選挙を回避し、政治を安定させるため、大連立継続を考えるよう促したとみられる。シュルツ氏は22日、DPA通信に「難しい状況下での責務は自覚している」と述べており、再考の余地がありそうな様子を見せ始めた。

 同盟と中道政党・自由民主党、環境政党「90年連合・緑の党」の3党連立交渉の再開は困難な情勢で、首相が下院で過半数を確保するには大連立が残る唯一の選択肢だ。これが実現しなければ、再選挙となる可能性が大きい。

 再選挙が行われても、各党の議席数に目立った変化は生じないとみられており、そうなった場合、連立交渉は多難なままだ。社民党議員からは党首が打ち出した大連立拒否方針に反発する声も出ており、今後、党内議論が活発化するとみられる。

2420チバQ:2017/11/24(金) 18:56:48
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230002-n1.html
2017.11.23 12:00
【激動ヨーロッパ】
東欧に異変 オーストリアのアイドル党首、「チェコのトランプ」…EU懐疑派連合に警戒論も
 31歳の“風雲児”、トランプ米大統領に比される実業家-。オーストリアとチェコで10月に相次いで行われた総選挙では、個性的な指導者が率いる政党がともに勝利した。ただ、対照的にみえる2人も欧州連合(EU)への批判では共通。EU懐疑派の「東欧連合」形成に警戒感もあり、齟齬が目立つEU内の東西関係にも影響を及ぼす可能性がある。
(ベルリン 宮下日出男)

内部から党変革

 オールバックと端正な顔立ちに、選挙集会で写真撮影を求める女性に囲まれる姿はアイドルのよう。オーストリア国民議会(下院)選で第1党を制した中道右派、国民党のゼバスティアン・クルツ党首(31)はマクロン仏大統領(39)より若く、首相に就けば欧州最年少の指導者だ。

 若さゆえの経験不足は当たらない。10代で党青年部に入り、24歳でウィーン市議。4年前の前回13年下院選で初当選すると歴代最年少の27歳で外相に抜擢された。そのとんとん拍子の出世に地元メディアは「風雲児」とも呼ぶ。

 5月の党首就任後はシンボルカラーを黒から青緑に変えるなど、支持率が低迷していた伝統政党の内部からの「変革」に邁進。選挙の候補選びなどで全権を握り、新人も多用した。「ダイナミックな人物」。支持者からはそんな期待が上がる一方、「ワンマン・ショー」との警戒も残る。

トランプ氏以上の富豪

 チェコ下院選で中道右派の新興政党「ANO2011」を圧勝に導いたのはアンドレイ・バビシュ党首。白髪も目立つ63歳はビジネス界たたき上げの政界アウトサイダー。4年前の前回選でいきなり第2党に躍進し、政権に参加。財務相を担ったバビシュ氏の手腕が評されたともされる。

 旧共産体制下の国有化学会社を基盤に農業や食品、メディアにも事業を広げ、傘下企業は18カ国250社以上。「チェコのトランプ氏」と称されるが、米誌によると、その資産は40億ドル(4500億円)以上で、トランプ氏を上回るともいわれる大富豪だ。

 ただ、EUの補助金をめぐる不正疑惑の浮上で他党が協力を拒み、少数政権になるとの見方が強い。企業家らしく、国家運営の効率化を目指すが、上院廃止などを掲げて“議会軽視”のような発言もし、民主主義への影響を懸念する声も出ている。

親EUの孤島

 プロフィルは対照的なクルツ氏とバビシュ氏も対EUでは重なる面は多い。難民受け入れを加盟国で分担する制度に反対し、EUの権限強化につながる改革に否定的だ。クルツ氏は極右の自由党と連立交渉中。バビシュ氏には躍進した極右新党と「水面下で協力するのではないか」との見方がくすぶる。

 ユンケル欧州委員長は両選挙後、2人に祝意を送る一方、「親EU政権の樹立」などを注文した。ともにEU重視を強調するが、両国やEUに批判的なポーランドとハンガリーに囲まれたスロバキアのフィツォ首相は「われわれは親EUの孤島だ」と訴えた。

 そんな状況下で警戒されるのがポーランドやハンガリーとの「東欧連合」(独主要紙)。バビシュ氏は幅広い東欧の結束も唱え、クルツ氏は「東西の橋渡し」を目指す。戦後、西欧に属したオーストリも歴史的には東欧と深いつながりを持つことが背景にある。

 EUでは移民危機を機に東西の亀裂が露呈。そのため「東西の緊張がさらに増す」(同)との声も出る。ただ、バビシュは「現実主義者」で、クルツ氏も自由党の手綱をひければ、EU懐疑派に引きずられることはないとも指摘されるが、2人の動向が今後の東西関係のカギを握る可能性がある。

【EU加盟国と加盟年】 ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク=1967年に前身の欧州共同体(EC)結成▽英国(現在離脱交渉中)、アイルランド、デンマーク=73年▽ギリシャ=81年▽スペイン、ポルトガル=86年▽オーストリア、スウェーデン、フィンランド=95年▽ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、エストニア、リトアニア、ラトビア、マルタ、キプロス=2004年▽ブルガリア、ルーマニア=07年▽クロアチア=13年

2421チバQ:2017/11/24(金) 19:35:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171125k0000m030061000c.html
<ドイツ>社民党が大連立を視野 党内不満受け方針転換
19:27毎日新聞

 【アーヘン(独西部)中西啓介】メルケル独首相率いる国政会派・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を軸とする連立協議の決裂を受け、政権参加を拒んできた第2党の社会民主党は23日、CDU・CSUとの大連立協議を再考し、排除しない方針を固めた。社民党内で「大連立に協力しない」と主張し続ける党執行部への不満が高まり、シュルツ党首が方針転換を迫られた形だ。

 戦後初の内閣不成立による再選挙を回避するため各党と協議しているシュタインマイヤー大統領は23日午後、シュルツ氏と会談した。CDU・CSUと中道の自由民主党(FDP)、左派の緑の党による3会派連立協議の再交渉が見込めない中、自身の出身政党である社民党に大連立の継続を検討するよう求めたとみられている。

 社民党執行部は大統領との会談後に協議。協議後、ハイル幹事長は「社民党は対話の道を閉ざさない」とする方針を説明。大統領による仲介の行方によっては協議に応じる方針だ。メルケル氏は「大連立には多くの成果があった」と述べ社民党との協議を求めており、大連立が継続されれば、政治空白を早期に回避し安定政権が樹立されることになる。

 社民党は9月の総選挙で戦後最低の得票率に沈んだ。選挙後も復調のためのシナリオが描けず、再選挙になれば議席を減らす可能性が高い。そうした中で「再選挙を恐れない」と訴えるシュルツ氏に、失職を恐れる党所属の国会議員の間では不信感が広がっている。主要派閥も大連立を容認する中、12月の党大会で党首続投を目指すシュルツ氏にとっては厳しい状況が続く。

 独紙ツァイトは「他により良いものがない以上、社民党は連立拒否をあきらめろ」とする記事を掲載。仮に再選挙をしても結果に大差がなく、破談した3会派連立か、大連立以外に安定政権樹立の見通しが立たないことを指摘する。多くの独主要メディアが同様の論説を掲げており、社民党に政権参加を求める圧力が高まっている。

2422チバQ:2017/11/25(土) 17:54:18
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171125X958.html
EU東方拡大、機運後退=旧ソ連6カ国と首脳会議

00:35

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は24日、ロシア以外の旧ソ連6カ国との関係強化を目指す「東方パートナーシップ」の首脳会議をブリュッセルで開いた。ロシアと対立するウクライナなどはEU加盟につながる成果を求めていたが、EU内では早期の加盟国拡大を目指す機運は後退しており、合意内容は汚職対策など実務面での協力推進にとどまった。

 会議では2020年までに実現を目指す行動計画がまとめられ、汚職対策のほか投資環境の改善など20項目が明示された。

 一方、会議が採択した共同宣言は、EU加盟を目指すウクライナなどについて、「欧州に対する願望を認める」と言及しただけだった。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入を批判するような文言もなく、ベラルーシなど親ロシア国が参加する枠組みの限界も露呈した。

2423とはずがたり:2017/11/26(日) 20:15:36

イギリスよ衰退せえ。2年後は米中日独印仏英って感じか〜。

英経済、フランスに抜かれ世界6位に 「EU離脱」が影響
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-35110953-cnn-int
11/26(日) 16:47配信 CNN.co.jp

ハモンド財務相が、英国の経済規模について世界6位に低下したと明らかにした
ロンドン(CNNMoney) 英国のハモンド財務相は26日までに、同国の経済規模が2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下したことを認めた。予算案発表に伴う演説で明らかにした。

経済規模を測る方途は多数あるが、同財務相の発言は国際通貨基金(IMF)が先月公表した今年の各国別の国内総生産(GDP)の予測に基づくもの。フランスとの今年の差はわずかだったが、英国は来年さらに引き離されるとも予想された。

IMFによると、フランスが英国を上回ったのは2013年以降で初めて。英国の順位下落は昨年6月の欧州連合(EU)からの離脱決定後、経済成長率が急速に減速したことを反映している。通貨ポンド安が急激に進み、消費者支出が落ち込んで物価は上昇していた。

英国の予算編成担当部局は22日、今年の経済成長率を2%増から1.5%増に下方修正。来年は1.4%増、19、20両年はそれぞれ1.3%増を見込んだ。

世界5位からの転落は、EUから離脱すれば英国経済はより強固になるとの同国政治家らの主張に冷水を浴びせる材料となっている。デービス離脱相は今年9月、英国経済は世界5位と自負していた。

英国経済の規模は、フランスと共に19年にはインドに抜かれるとの予測も出ている。

IMFの今年のGDP予測によると、首位は米国の19兆4000億ドル(約2173兆円)、2位以下は中国が11兆9000億ドル、日本4兆9000億ドル、ドイツ3兆7000億ドル、フランス2兆5750億ドル、英国2兆5650億ドルにインド2兆4000億ドルとなっている。

2424チバQ:2017/11/26(日) 23:48:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711260019.html
【カタルーニャ問題】プチデモン前州首相が逃亡先で始動 候補者名簿を発表 カタルーニャ自治停止から1カ月
20:24産経新聞

 【バルセロナ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相は25日、12月21日の州議会選挙に向け、逃亡先のベルギーで自身が率いる独立派勢力の候補者名簿を発表した。独立派が議席の過半数を維持し、州自治権を停止した中央政府への巻き返しを図る狙いを鮮明にした。

 同州議会が「独立宣言」を決議し、中央政府のラホイ首相が州閣僚の罷免と州議会解散を宣言してから、27日で1カ月を迎える。州職員や州警察は任務を継続し、大きな混乱は起きていない。プチデモン前首相は反逆容疑で指名手配され、ベルギー逃亡を続けている。州議会選は中央政府の直轄統治下で行われる。

 プチデモン前首相は25日、ベルギー西部の支持者集会で「選挙で勝利し、ラホイ首相の中央政府、彼を支える欧州連合(EU)に『われわれの民主主義は負けない』と示してやろう」と気勢をあげた。候補者名簿は、プチデモン前首相が属するカタルーニャ欧州民主党が中心。共にベルギーにとどまる前州閣僚、反逆容疑で身柄拘束された独立派指導者らが名を連ねる。

 州議会(定数135)が自治権停止に伴って解散される前、プチデモン政権を支えた独立派は72議席を占めた。最新の世論調査によると、12月の選挙では身柄拘束中のジュンケラス前州副首相の政党などとあわせ、独立派は68〜71議席で過半数を維持する勢い。ラホイ首相が率いる国民党など独立反対派は、計60議席程度と伸び悩んでいる。

 一方、プチデモン前首相は今月、ベルギー紙のインタビューで「スペインとの現実的な関係も受け入れる」として、州独立に固執しない考えを表明。選挙に勝利して、有利な立場で中央政府との交渉を進めたい考えも透けてみえる。

 州有権者の関心は高く、87%が「投票に行く」と回答。公式な選挙戦が始まる12月5日を前に、各党は支持拡大に動き出している。

2425チバQ:2017/11/27(月) 07:59:19
米国 19兆4000億ドル(約2173兆円)、
中国 11兆9000億ドル、
日本 4兆9000億ドル、
ドイツ 3兆7000億ドル、
フランス2兆5750億ドル、
英国 2兆5650億ドル
インド 2兆4000億ドル


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-35110953-cnn-int
英経済、フランスに抜かれ世界6位に 「EU離脱」が影響
11/26(日) 16:47配信 CNN.co.jp
英経済、フランスに抜かれ世界6位に 「EU離脱」が影響
ハモンド財務相が、英国の経済規模について世界6位に低下したと明らかにした
ロンドン(CNNMoney) 英国のハモンド財務相は26日までに、同国の経済規模が2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下したことを認めた。予算案発表に伴う演説で明らかにした。

経済規模を測る方途は多数あるが、同財務相の発言は国際通貨基金(IMF)が先月公表した今年の各国別の国内総生産(GDP)の予測に基づくもの。フランスとの今年の差はわずかだったが、英国は来年さらに引き離されるとも予想された。

IMFによると、フランスが英国を上回ったのは2013年以降で初めて。英国の順位下落は昨年6月の欧州連合(EU)からの離脱決定後、経済成長率が急速に減速したことを反映している。通貨ポンド安が急激に進み、消費者支出が落ち込んで物価は上昇していた。

英国の予算編成担当部局は22日、今年の経済成長率を2%増から1.5%増に下方修正。来年は1.4%増、19、20両年はそれぞれ1.3%増を見込んだ。

世界5位からの転落は、EUから離脱すれば英国経済はより強固になるとの同国政治家らの主張に冷水を浴びせる材料となっている。デービス離脱相は今年9月、英国経済は世界5位と自負していた。
米国の19兆4000億ドル(約2173兆円)、2位以下は中国が11兆9000億ドル、日本4兆9000億ドル、ドイツ3兆7000億ドル、フランス2兆5750億ドル、英国2兆5650億ドルにインド2兆4000億ドル
英国経済の規模は、フランスと共に19年にはインドに抜かれるとの予測も出ている。

IMFの今年のGDP予測によると、首位は米国の19兆4000億ドル(約2173兆円)、2位以下は中国が11兆9000億ドル、日本4兆9000億ドル、ドイツ3兆7000億ドル、フランス2兆5750億ドル、英国2兆5650億ドルにインド2兆4000億ドルとなっている。

2426とはずがたり:2017/11/27(月) 17:52:14
3時間天下」で終わったカタルーニャ共和国。独立宣言後、自治機能が停止され閣僚は全員解任に HARBOR BUSINESS Online 2017年10月30日 08時44分 (2017年11月2日 17時49分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20171030/Harbor_business_153525.html

 10月21日にラホイ首相が閣議で憲法155条の発動を決定したことは、プッチェモン州知事にとって重圧となっていた。彼は二者択一の選択を迫られることになったからだ。

 その二択とは、「議会を招集して独立宣言をするか?」か、「州議会を解散して選挙を実施するか?」である。

 スペイン政府によって155条が発動されれば、自治機能は停止する。マス前州知事の時から、伝統ある左派共和党(ERC)と、カタルーニャのブルジョア層から生まれた右派政党である右派政党CiU(集中と統一)から分離してできたカタラン・ヨーロッパ民主党(PDeCAT)が、左右の垣根を超えて連立政権(Junts pel Si)を誕生させたのも、二党の唯一共通した目標がカタルーニャの独立を達成させるということからであった。ちなみに、プッチェモン州知事はPDeCATに属している政治家である。

 プッチェモン州知事の決断を鈍らせたのには理由があった。

◆プッチェモンの脳裏をよぎった、銃殺された元知事

 10月26日午前、プッチェモン州知事は午後1時半に記者会見をすると発表したのである。その席で、州議会選挙を実施することを発表するという噂が報道関係者に伝わった。というのも、前日夜の連立政権の会合で州知事が選挙する方を選ぶと会合メンバーに伝えたのが報道関係者に漏れたからであった。それに対して、ジュンケラス副州知事(ERC党首)が猛烈に反対を表明してERCの閣僚は全員辞任することを表明したことも同時に情報として漏れた。ERCは独立宣言をすることを望んでいたからである。

 元々、ERCは1932年に当時のマシア党首がカタルーニャ自治州を誕生させて州知事になったという前歴を持っている伝統ある政党だ。当時のカタルーニャ自治政府はマシア州知事が亡くなった後、彼を継いだ州議会議長だったカンパニが州知事に就任すると、1934年10月にカンパニはカタルーニャの独立を宣言するのであった。カンパニは反逆罪で逮捕され、収監された後、フランスに亡命したが、スペインに送還されて銃殺された。

 プッチェモン州知事はカンパニのことが脳裏に焼き付いていたようである。独立宣言をすれば国家の統一を妨げたとして反逆罪で逮捕されることを覚悟せねばならないからだ。ただ、議会選挙の実施決めればERCの閣僚が辞任するという。
 二者択一の間で揺れるプッチェモンだが、選挙の実施はスペイン政府も望んでいることであり、カタルーニャの独立反対派の市民そして多くのスペイン国民も冷静さを取り戻すことが出来ると彼は考えたようであった。

2427とはずがたり:2017/11/27(月) 17:52:28

◆記者会見の中止、そして「独立宣言」

 ところが、予定されていた午後1時半の記者会見が2時半に延期された。理由は不明であった。しかし、報道陣のほうで掴んでいる情報では、選挙をするのに彼はスペイン政府に条件を付けて、その回答を首相官邸から待っているということであった。その条件とは選挙をする交換条件として、155条の発動を中止することと、現在収監されている二つの政治組織のそれぞれ代表を釈放することを要求したという。

 結局、予定されていた2時半の記者会見は中止となった。即ち、ラホイ首相はそれを受理しなかったというふうに理解された。

 報道関係者の方では折角良い機会であったのに、スペイン政府はなぜそれを拒否したのかとラホイ首相への批判が集まった。

 27日に予定されている州議会はそのまま変更なしという事であった。それは独立宣言をするための審議であるというのは明らかにされていた。この日はスペインの上院で155条の発動の為の承認が予定されていた。即ち、カタルーニャでは独立宣言をするか否かの審議とスペイン上院ではカタルーニャの自治機能を停止の承認を得る為の審議がほぼ同時に行われることになったのである。

 州議会で独立宣言をするための審議ということ自体が既にスペイン憲法裁判所で違憲とされていたが、州政府も議長もそれを無視した。投票は非公開投票を独立支持政党の3党が選んだ。それに対して野党は一斉に非難。カタルーニャ議会はいつも公開投票が慣例になっているからである。電光掲示板に各議員の賛成、反対、棄権が表示されることになっている。それが、今回に限って非公開投票を選らんだことに野党の国民党(スペイン政府与党)のアルビオル党首は、この一番大事な州の運命を決める時に限って、自分の票を隠そうとする与党議員の姿勢に「臆病者」という罵声を浴びせた。

 そして、そのような投票には参加できないとして、野党は1政党の議員を残して他の議員は投票前に議事室から退席した。また、残った1政党の各議員は投票箱に票を投ずる前に「反対」と書いた投票用紙を公開してから投票箱に投じた。投票の結果は賛成多数で可決され、独立宣言の声明発表となったのである。議事堂の周囲や市内の主要広場では独立支持派の市民が歓声を上げて祭り気分になっていた。

◆わずか「3時間」の独立

 その間もマドリードの上院はまだ審議中で、それからほぼ2時間が経過して可決。その後、直ぐに閣僚会議に入り、カタルーニャで独立宣言がされたあと3時間ほど経過して、ラホイ首相が記者会見に臨んだ。そして、閣議で決定された以下のことを伝えた。

◎ ソラヤ・サエス・サンタアリア副首相がカタルーニャ自治州の暫定州知事に就任。彼女は国家弁護士で、ラホイ首相が野党党首の時から右腕として活躍。優れた参謀役を発揮している。
◎ プッチェモン州知事とジュンケラス副州知事を始め閣僚全員の解任。
◎ 自治州警察はトラペロ警視総監を解任し、スペイン政府内務省の管理下に置く。
◎ 自治州の各省にはスペイン政府の該当する省から人材を派遣して指揮する。その中でも一番重要な財務省にはスペイン政府のモントロ財務相とデ・ギンドス経済相の管理下に置く。
◎ カタルーニャ州外務省の閉鎖。スペインの各自治州で唯一存在しないのは外務省である。それはスペイン中央政府が担うからである。しかし、カタルーニャ州政府はそれを無視し、しかも憲法裁判所でも違法であるされているのも無視して、ヨーロッパ地域を中心に11か国に「カタルーニャ大使館」を設けていたのである。今年の予算は3960万ユーロ(51億4800万円)だという。これも勿論、公的資金を使っていた。近い将来50か国に「カタルーニャ大使館」を設けるとしていた。これも独立の為に外国でカタルーニャのことをより知ってもらうための広報機関だった。(参照:「El Confidencial」)
◎ 12月21日を州議会選挙日とする。

2428とはずがたり:2017/11/27(月) 17:52:43
>>2426-2428

◆「12月21日」の意味

 155条の適用というのはスペインで初めてのケースであり、全くの未知数。そこでスペイン政府がカタルーニャの自治を長く管理下に置くということに周囲で懸念もされていた。しかし、ラホイ首相は、焦らず時間を掛けて問題を解決するタイプである。だから、彼が当初から提唱していたように、“6か月程度スペイン政府の管理下に置いて、それから州議会選挙をし行う”というのも当然だろうと見られていた。

 それが、意外なことに12月に行うという発表には報道関係者にとって驚きであった。しかし、これはスペイン政府側にとっては有利な決断であった。というのも、今回独立を図った政党もこれから選挙対策に取り組まねばならず、スペイン政府のカタルーニャでの振舞いを批判している時間はなくなるからである。半年先の選挙となれば、政府に対して抗議デモなどを行うだけの余裕も生まれる。

 この決断からは、プッチェモンが選挙するからといって提示して来た交換条件をラホイ首相が受け入れなかったという理由が伺える。というのも、もしプッチェモンの条件を受け入れていれば、議会解散後も次の州政府が誕生するまで現閣僚がそのままポストを維持することになるからだ。しかし、155条を適用して、彼らを解任しておけば、中立的な立場から選挙準備をすることが可能だと考えたのであろう。これはラホイ首相の賢明な策である。

 ラホイ首相は上院での演説で「カタルーニャで救出せねばならないことは憲法に規定されている(155条)ではない」「そうではなく、違憲実行者の振る舞いによって引き起こされている弊害からカタルーニャを救出せねばならないということでなのである」「そして、カタルーニャの所有物を寛容さもなく支配しようとし、しかも歴史、文化、感情などが自分たちの独占物であるかのようにして、すべてのカタラン人を彼らの教義に従属させようとしている。それからカタラン人を守らねばならないのである」と述べた。

◆無視される半数の「独立反対派」住民

 確かに、現在のカタルーニャは、州民の半数は独立に反対しているにもかかわらず、独立に反対する市民はそれを表明するにも嘗てのように自由にどこでもそれを表明することが出来なくなっている。学校でもカタルーニャ独立に反対の生徒は差別されるという事態も起きている。そして、カタラン語を優先してスペイン語を排斥しようとする教育システムさえもが次第に力をつけているのである。(参照:「Info Libre」)

 既報のように、住民投票以降、カタルーニャからは既に1700社以上が本社を州外に移転させている。

 しかも、同州は、すでに750億ユーロ(9兆7500万円)の負債を抱えている上に、州のGDPの30%を貢献してきた2大銀行と大手企業40社がカタルーニャを去った段階で、独立できるような社会体制にもなっていないと言われている。このような現実を無視して敢えて独立しようとするのは、民主的であるとは言えない。

 かくして、「3時間天下」となったカタルーニャ州独立。検察はプッチェモン州知事、ジュンケラス副州知事、フォルカデル議長らを30日に訴追する為の準備を進めているという。反逆罪などで懲役25-30年の刑が下される可能性もあるそうだ。

 いずれにしても、まだカタルーニャが平常に戻るのには時間がかかるだろう。

<文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

2429とはずがたり:2017/11/27(月) 21:28:43
カタルーニャ自治州住民、独立賛成派は24%にとどまる=世論調査
ロイター 2017年11月27日 19時11分 (2017年11月27日 20時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20171127/Reuters_newsml_KBN1DR11P.html

[マドリード 27日 ロイター] - 世論調査によると、スペイン北東部カタルーニャ自治州の州議会選挙を12月21日に控え、独立を望む同州の住民は24%にとどまった。地元紙エル・パイスが結果を公表した。
一方、スペインへ残ることに基づく合意を望むと答えたのは71%に上った。
カタルーニャ州の独立問題は10月1日に住民投票が強行されたことで、過去数十年で最大の危機に発展。上院から同州の直接統治権を承認された中央政府のラホイ首相は、同州政府の閣僚を解任し議会を解散、さらに12月に州議会選挙を実施すると発表した。ただ、選挙で独立賛成派が勝利した場合、再び不透明感が強まることになる。
調査によると、独立賛成派の政党は州議会選で絶対多数を維持できない見込み。ただ、調査の誤差は2.4%で、賛成派と反対派が半々に割れた場合、結果を読むのは難しくなる。
調査は11月20―22日に、1800人のカタルーニャ住民を対象に電話で実施された。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

2430チバQ:2017/11/29(水) 00:40:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000076-reut-eurp
アイルランド副首相が辞任、政権崩壊・総選挙回避の公算
11/28(火) 23:50配信 ロイター
[ダブリン 28日 ロイター] - アイルランドのフィッツジェラルド副首相が28日、辞任した。政権崩壊や総選挙が当面回避される公算が大きい。

政府関係筋が、辞任方針を伝えた一部報道を確認した。

警察の内部告発者を巡る対応が不適切だったとして、フィッツジェラルド氏は、閣外協力する共和党に不信任案を突き付けられていた。

バラッカー首相の危機対応を巡っては、自身の統一アイルランド党のほか、共和党との関係が大きく損なわれる事態となった。

フィッツジェラルド氏が辞任したものの、野党の労働党やシン・フェイン党は、選挙が3━4カ月以内に行われる公算が引き続き大きいとしている。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000049-reut-bus_all
アイルランド、年内総選挙の可能性高まる 副首相が辞任拒否
11/28(火) 14:48配信 ロイター
アイルランド、年内総選挙の可能性高まる 副首相が辞任拒否
 11月28日、アイルランドで、与党に閣外協力する第2党が不信任案を突き付けたフィッツジェラルド副首相が辞任を拒否し、前倒し総選挙が来月にも実施される可能性が高まっている。写真は2014年5月、ダブリンで会見する同副首相(2017年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[ダブリン 27日 ロイター] - アイルランドで、与党に閣外協力する第2党が不信任案を突き付けたフィッツジェラルド副首相が辞任を拒否し、前倒し総選挙が来月にも実施される可能性が高まっている。

少数与党の統一アイルランド党に閣外協力する共和党は27日夜、警察の内部告発者を巡る副首相の対応が不適切だったと主張。副首相が辞任しない場合、28日の2000GMT(日本時間29日午前5時)までに不信任決議の動議を提出すると明らかにした。

幹部のジム・オカラガン氏は公共放送RTEに対し「副首相は、自分が辞任しない限り、誰も望まず誰も必要とせず、国のためにもならない選挙を実施せざるを得なくなると認識するだろう」と発言。「このほかに方法があるとは思えない」と述べた。

アイルランドは、英国の欧州連合(EU)離脱交渉で重要な役割を担っている。交渉ではアイルランドと英領北アイルランドとの国境管理が3つの懸案事項の1つとなっており、12月14―15日のEU首脳会議でバラッカー首相はこの問題で十分な進展があったかどうかなどを協議することになっている。アイルランドの政局が混乱すれば、交渉が複雑化する可能性がある。

一方バラッカー首相は、不信任案が撤回されない場合、クリスマス前に総選挙を行わざるを得ないと主張した。

一時は両党の幹部らが歩み寄る姿勢をみせたものの、副首相に関する新たな文書が公表されたことで事態は急変した。

副首相は、内部告発者を貶める企てについて詳述した電子メールを2015年5月に受け取ったことについて前週、覚えていないと言明していた。これに対し、27日に公表された文書では、副首相が15年7月、この策略について書いた2通のメールを追加で受け取ったことが判明した。だが副首相は、継続中の裁判の結論は来年1月まで出ないとして、全政党からの辞任要求を拒否した。

首相は総選挙を避けるため、共和党のマーティン党首と28日朝に会談する予定。首相の報道官は、政府は副首相を支持していると表明した。

2431チバQ:2017/12/01(金) 20:54:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000085-san-eurp
独、大連立なお曲折 メルケル首相、第2党党首と会談へ
12/1(金) 7:55配信 産経新聞
 ■期待と牽制…駆け引き活発化

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は30日、次期政権樹立をめぐる膠着(こうちゃく)状況の打開に向け、シュタインマイヤー大統領の仲介のもと、議会第2党の中道左派、社会民主党のシュルツ党首と会談する。政治空白の長期化を避けるため、大連立継続に期待が高まるなか、双方の駆け引きも活発化している。

                  ◇

 メルケル氏の保守系、キリスト教民主・社会同盟は9月の総選挙後に行った小党2党との3党連立協議が決裂。再選挙回避のため異例の各党調整に入った大統領の説得で、下野を決めていた社民党が軟化し、今回の会談が実現した。

 同盟はすでに大連立継続を目指す方針を確認。メルケル氏は11月27日、「この手の話し合いには当然、妥協が必要」と大連立への柔軟姿勢を示す一方、ユーロ圏改革や中東情勢などドイツが直面する課題を挙げ、「安定した政府を樹立すべきだ」と社民党に協力を迫った。

 一方、シュルツ氏は29日、「話し合いの結果がどうなるかはいえない」と同盟の過度の期待を牽制(けんせい)。党内では大連立に抵抗感が強く、少数政権への協力にとどめるべきだとの意見も多い。

 多数派政権を原則とする戦後ドイツで少数政権は前例はないが、シュルツ氏は「不慣れな状況に不安を持ってはならない」ともしている。

 会談は現時点で両党間の「対話」との位置づけ。協議が今後続いても、本格的な交渉は年明け以降にずれ込むとの見方がある。社民党は最終的に党員投票で判断する方針で、政権樹立には曲折が予想される。

 27日には同盟出身の閣僚が欧州連合(EU)の会合で、社民党が反対する除草剤の認可更新に賛成したため、社民党が「信頼を失った」と反発。メルケル氏は「繰り返されてはならない行為」と閣僚を非難して沈静化を図った。しかし、メディアは両党の話し合いに影を落とす可能性もあると伝えている。

2432とはずがたり:2017/12/02(土) 20:15:53

概ね幸福なEU市民 でも1カ国だけ例外が──EUライフスタイル調査
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171201-00010002-newsweek-int&amp;p=1
12/1(金) 20:13配信 ニューズウィーク日本版

欧州連合統計局ユーロスタット(ルクセンブルク)が、EU加盟国28カ国の人々の生活の調査結果2017年版を発表した(データ採集2017年4〜5月)。趣味や娯楽、収入格差、食生活、インターネットの使い方などが国別・男女別に比較できてなかなか面白い。

→自転車大国オランダ、信号機を消してみたら起きたこと...

■家事をしないと太る?

毎日、料理や家事をすると答えたクロアチアの男性(18歳以上, 2016年)はたったの12%で、最下位。ただし、クロアチアの女性も62%で下から3番目なので、家事をあまりしないお国柄、ということだろうか。EU平均は男性34%、女性79%。女性は半数以上の国で80%を超えており、家事がまだまだ女性の役割となっていることがわかる。

クロアチアの男性は肥満でもトップで、65.9 %がBMI(ボディマス指数)25以上だという。肥満ぎみのEU女性が43.7%であるのに対し男性が57.3%であることを受け(2014)、独ツァイト誌の若者向けオンラインマガジンze.ttは、 「女性がいまだに日々の家事をこなすあいだ、男性は腹に脂肪をためている」と揶揄する。

体重過多の男性2位はマルタ、3位はギリシャで、軒並み65%以上。マルタは女性も1位で、53.9%となっている。クロアチア女性は46.8%でEU平均をやや上回る程度。ちなみに、太り気味の人が少なめなのは、男性はオランダ(51.5%)とフランス(51.7%)、女性はイタリア(35.4%)だ。

エクササイズに関しては、女性の26%と男性の36%が週にスポーツや仕事以外の身体活動で150分以上を費やしている。男女ともに運動時間が長いのはアイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、オーストリアなどの北方の国々。ただ、アイスランドやノルウェーの男性は肥満率も高くなっているので、エクササイズの時間との相関性はあまりなさそうだ。一方、いちばん「動かない」のは男女ともルーマニアで、男性は14%、女性はわずか3.7%だ。

■男女ともたくさんお酒を飲むのは……やっぱりアノ国
毎日ではない週単位でアルコールを消費する男女が最も多いのはイギリスで、男性51.8 %、女性40.2%(2016)。ブレグジット後は男性はルクセンブルク(48.3%)女性はアイルランド(38.1%)に軍配があがりそうだ。ドイツ、ベルギー、チェコなど、いわゆるビールのおいしい国は男女共に多い。スペイン、ギリシャ、イタリアなどの「ワインの国」では男女共以外と高くない。フランスのデータがないようだが、もしあったらイギリスといい勝負になるかもしれないという気がするのだが、どうだろう。

毎日喫煙する女性が最も多いのはオーストリア(22.5%)。これは、オーストリアを訪ねたことのある人には納得の結果かもしれない。2016年ごろから少しずつ飲食店など屋内での喫煙が規制され、2018年5月には禁止となる見込みだが、それでもオーストリアではごく最近まで屋内や、バス停など公共の場での喫煙がふつうだった。学生の喫煙率も高いようだ。ちなみに男性一位はキプロスの39.6%。オーストリア男性は27.0%で、EU平均の23.8%よりやや高い程度だ。

その他、余暇に関するデータでは、EUでは男性のほうがインターネットを活用し、男性はニュース閲覧、女性はSNSの使用が多いとなっている。オンラインショッピング使用率はほぼ同等だが、男性は電子機器、女性は衣類の購入が多い。

ちなみに、本をいちばん読むのは男女共スウェーデンで、15歳以上の男性54%、女性78%が年に5冊以上読むと答えている(2015)。

2433とはずがたり:2017/12/02(土) 20:16:15
>>2432-2433
■子どものいる女性は雇用率が高い?

平均して、男性の雇用率は女性の雇用率よりも高い(それぞれ72%と61%、15〜64歳、2016)が、加盟国の多くで、雇用率の差が子供の数により変動する傾向があることが注目されている。 子どもがいない場合、女性65%、男性は73%だが、子ども1人の場合、女性71%、男性85%、 2人の場合女性70%、男性89%となる。3人以上の場合、雇用率は減少し、女性55%、男性84%となる。

被雇用者のうち、女性は31.9%がパートタイムである一方で、男性は8.8%のみだ。パートタイムの女性が多いのはオランダ(76.4%)、オーストリア(47.1%)、ドイツ(46.4%)で、男性は全体に少ないが、オランダが他国を大きく引き離している(26.2%)。パートタイムが最も少ないのは男女共にブルガリアだ(2.2%, 1.8%)。

おもに大学以上の高等教育を受けたEU市民の割合は男性28.9%, 女性32.5%で女性のほうが多く、さらに3人に1人が女性管理職であり、ラトヴィアの47%をはじめ、ポーランド、スロヴェニア、ハンガリーなど東欧でより多いようだ。ただし、収入は平均して女性が16%低い。

ドイチェ・ウェレは、欧州ジェンダー平等研究所(EIGE)の別の調査結果で、ドイツの男女均等は28カ国中12位、インデックスにして65.5 で、EU平均の66.2 (2015)を下回ったことを分析し、ドイツ女性は社会・人文科学を学ぶ傾向が強く、科学技術を学ぶ男性との賃金格差ができてしまったのではないかと分析している。EU全体でも女性のほうが高等教育を受けているにもかかわらず平均収入が低いのは、こんなところにも原因があるかもしれない。余談だが、人文系の学問はドイツ語でBrotlos(パンのない=収入につながらない)と呼ばれることもある。

■暮らし方もまちまちに
EUの平均寿命は、女性83.3歳、男性77.9歳(2015)。人口でみるとEU全体で男性よりも女性が5%ほど多くなっているが、18歳以下の若者では反対に女性よりも男性が5%多くなる。一方、65歳以上の高齢者層では、女性が33%増える。

生活単位もさまざまだ。子供が成長して独立し、家を出る年齢のEU平均は男性が27歳、女性が25歳だが、一方で15歳から24歳のグループで、男性8.2%、女性7.8%が1人で暮らしている(2016)。「カップル」で暮らしているのは15歳以上の女性の44.9%、男性の48.2%で、決して多くはない。

一人親家庭は、25〜49歳の女性の7.7%であるのに対し、同じ年齢層の男性の場合はわずか1.1%だ。同年齢層の子供がいないシングルは女性で9.5%、男性で16.1%。ところが65歳以上の高齢者層になると、一人暮らしの 女性は40.1%で、男性の19.7%の約2倍となる。

■概ね幸福なEU市民 でも1カ国だけ例外が……

多少の格差はあれど、EU市民は男女ともに概ね等しく幸せと考えているようだ。2013年の16歳以上の生活満足度は、10点満点のうち男性7.1、女性7でほぼ同一。8前後をつけた「最も幸せな国民」は男女ともにスウェーデン、フィンランド、デンマーク、オーストリア、オランダだ。

ポルトガル、ハンガリー、ギリシャなどの満足度がやや低い国々でも6以上つけているのに対し、1つだけポツリと離れて最低となっているのが男女ともにブルガリアで、4.8だ。

ブルガリアは雇用率も決して低くなく、また先述のようにほとんどがフルタイム雇用の国なのだが、満足度がこれほど低いというのは、やはり仕事のストレスなのだろうか。

モーゲンスタン陽子

2434とはずがたり:2017/12/02(土) 22:29:38
英国:離脱交渉の次段階入りに向けた提案、4日までに提出しない公算
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-01/P0A86L6S972901
Tim Ross
2017年12月1日 21:59 JST
英首相府「14日の首脳会議を目指して作業している」、期限に触れず
EU側は4日を提出期限に指定、6日に検証する計画
英国は欧州連合(EU)離脱交渉が通商を巡る次段階に進むために必要な提案を、EU側が設定した期限の4日までに行わないもようだ。

  トゥスクEU大統領は先週、英国が離脱清算金とEU市民の権利、アイルランド国境問題について改善された案を提出する期限として10日後の12月4日を指定。EU側は1日、英国の提案を6日に検証する計画を示した。

  メイ英首相は4日にブリュッセルを訪れユンケル欧州委員長らEU高官と会食することになっており、ここで英国の提案を示す計画だった。そうすれば、14日のEU首脳会議で通商協議に進めるという正式発表をEU側が準備する時間があるとの考えだった。

  しかし英首相府のスラック報道官は1日ロンドンで、4日の期限を守るのかとの記者団の問いに「われわれは14日の首脳会議を目指して作業しているとかねて言っている」と答えた。

原題:U.K. Backs Away From Monday Dec. 4 Deadline for Brexit Progress(抜粋)

2435とはずがたり:2017/12/04(月) 16:57:46
独メルケル首相の与党、第2党SPDとの連立協議開始で合意
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/2spd.php
2017年12月1日(金)20時23分

12月1日、独ビルト紙はメルケル首相(写真左)率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)が大連立政権の樹立について、予備的な協議を開始することで合意したと報じた。11月30日撮影(2017年 ロイター/Axel Schmidt)
独ビルト紙は1日、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)が大連立政権の樹立について、予備的な協議を開始することで合意したと報じた。

メルケル首相、CSUのゼーホーファー党首、SPDのシュルツ党首が、シュタインマイヤー大統領の仲介で、先月30日に会談した際に合意が成立したという。

会談では、大連立政権の樹立、メルケル首相率いる少数与党政権の樹立、再選挙など、様々な選択肢が協議されたが、最終的には大連立政権の樹立について、協議を再開することで合意が成立したという。



[ベルリン 1日 ロイター]

2436チバQ:2017/12/04(月) 19:33:22
https://mainichi.jp/articles/20171204/k00/00m/030/062000c
ドイツ
新興右派に新党首 排外主義容認、ガウラント氏
.


毎日新聞2017年12月3日 22時22分(最終更新 12月3日 22時54分)
.
 【ベルリン中西啓介】9月の連邦議会(下院)総選挙で国政に初進出した右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は2日、独北部ハノーバーで開いた党大会で、党内右派トップで実質的指導者として党を率いてきたガウラント副党首を共同党首に選出した。人種差別的、排外主義的な極右発言をも容認するガウラント氏が名実共に党を掌握した形で、国政の舞台でも差別的言動が日常化する懸念が生じている。

 AfDは欧州連合(EU)によるギリシャ財政支援に反対する経済学者らが創設した経緯から、党内には反EU経済政策派と極右からも支持を受ける保守派がある。これまで両派から共同党首が選出されてきた。だが、保守派選出の党首だったペトリ連邦議会議員が、地方議員によるナチ擁護発言などを問題視し、総選挙直後に離党したことで空席になっていた。

 党大会では、保守派内では穏健派で知られるパツデルスキー・ベルリン州議会党代表ら2人が立候補したが、いずれも過半数を得ることができなかった。このため当初は党首就任の意向を否定していたガウラント氏が立候補し、得票率68%で党首に選ばれた。もう一人の党首には経済派出身のモイテン党首が再選された。

 総選挙直後に「メルケル氏を追い詰める。覚悟しろ」と述べたガウラント氏は以前、毎日新聞の取材に「反難民」「反イスラム」の主張などを展開している。AfDの右派路線が加速することで、戦後ドイツが培ってきた反極右・親EUの政治文化にも影響する可能性が出ている。

2437チバQ:2017/12/04(月) 22:56:43
http://www.sankei.com/world/news/171204/wor1712040062-n1.html
2017.12.4 22:13

独社民党、大連立の可否を協議へ 反対論も根強く

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社会民主党との連立協議を終え、ドイツ大統領府を後にするメルケル首相(中央)=11月30日、ベルリン(ゲッティ=共同)
社会民主党との連立協議を終え、ドイツ大統領府を後にするメルケル首相(中央)=11月30日、ベルリン(ゲッティ=共同)

 ドイツのメルケル首相による次期政権樹立をめぐり、連邦議会(下院)第2党で中道左派の社会民主党は4日、幹部会を開き、首相率いる保守系、キリスト教民主・社会同盟と大連立継続の可能性も含めた協議に応じる方針を決めた。7〜9日の党大会で承認されれば、正式に決定される。DPA通信が報じた。

 ドイツでは長期の政治空白の回避のため、同盟と社民党による大連立への期待が高まっている。だが、社民党内には異論が強く、幹部会では政権参加の可否も含め、判断は協議の結果次第であることも確認した。(ポーランド北部グダニスク 宮下日出男)

2438とはずがたり:2017/12/05(火) 19:15:37

2017年12月1日 / 15:19 / 1日前
コラム:英EU離脱協議、手切れ金より高くつく「障害」=田中理氏
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-osamu-tanaka-idJPKBN1DV3QY
田中理 第一生命経済研究所 主席エコノミスト

[東京 1日] - 難航が伝えられていた英国と欧州連合(EU)の離脱協議が前進するとの期待から、ポンド相場が上昇している。英国政府がEU離脱に伴って支払う清算金で歩み寄りの姿勢を示しており、最終合意が近いとの報道が好感されたためだ。

EU側の方針では、離脱清算金、EU市民の権利保護、北アイルランドの国境管理の3つの問題で「十分な進展がある」と判断した場合に限り、移行措置や離脱後の貿易関係など次の段階の協議に進むことができる。なかでも清算金を巡っては双方の意見の隔たりが大きく、第1段階の協議における最大の障害とされてきた。

報道によれば、英国側は清算金として500億ユーロ前後(約6兆7000億円)の支払いに応じる方針を示唆しているとされる。これはEU予算の分担金などEU側が要求する1000億ユーロの支払いから、農業補助金など英国がEUから受け取る金額を引いた差額だ。控除額の計算の仕方によって金額に幅があり、英国政府は最も少ない金額を国民に示したい意向だが、EU側の要求をほぼ全面的に受け入れた形だ。

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メイ英首相は12月4日に欧州委員会のユンケル委員長やバルニエEU首席交渉官と会談を予定しており、ここで正式な提案を行う模様だ。英国を除くEU加盟国の政府が「十分な進展がある」と判断すれば、同月14―15日の欧州首脳会議の場で、移行期間や離脱後の貿易関係の協議を開始することが正式に宣言される。

原則2年の離脱協議は2019年3月末に協議期限を迎える。ただ、各国の議会承認に半年程度の時間を要するため、来年秋が事実上の協議期限とみられている。

また、英国の産業界からは停滞する離脱協議へのいら立ちの声が高まっている。来年の早い段階で移行措置の方針が定まらなければ、英国外への事業移転など代替プランを実行に移すと警告する企業も増えてきた。こうしたスケジュールに鑑みると、12月の首脳会議で第1段階の協議を終えなければ、時間切れのリスクが高まりかねない状況にある。

<頭痛の種は北アイルランドの国境管理問題>

清算金の話に注目が集まりがちだが、それ以上に解決が難しそうなのが北アイルランドの国境管理の問題だ。あまりにも合意が難しいため、恐らく今回の首脳会議では、英国政府がより明確に歩み寄りの姿勢を見せることで、最終的な結論を先送りする可能性が高い。

英国のEU離脱後、英国とEUの間では従来のような「ヒト・モノ」の移動の自由は認められなくなる。島国の英国では大半の国境線は海で隔てられており、自由な行き来が難しい。だが、英国の一部である北アイルランドとEU加盟国のアイルランドを隔てる約500キロメートルの国境線は陸続きのため、何らかの国境管理が必要となる。

1970―80年代の北アイルランドでは、英国から独立してアイルランドへの再統一を求めるナショナリストと、英国への残留を主張するユニオニストとの間の対立が深刻化し、武力闘争やテロが頻繁に発生した。1998年に和平合意が実現し、こうした衝突はほとんどなくなったが、物理的な国境の復活が両国関係に微妙な波風を立てることを警戒する声も聞かれる。

2439とはずがたり:2017/12/05(火) 19:15:52
>>2438
アイルランド政府はいかなる国境管理の復活にも反対する立場をとり、英国のEU離脱後も北アイルランドがEUの単一市場や関税同盟にとどまることや、アイルランドと北アイルランドの関連規制の統一化を主張している。

これに対して英国政府は、EU法の支配から逃れるため、単一市場や関税同盟から脱退する基本方針を固めている。北アイルランドだけをその例外とすることで、英国の一体性を損なう解決策には否定的だ。そのため、さまざまな技術活用を視野に限定的な形での国境管理を導入したいとしている。

こうした両国の立場は双方の不安定な政治情勢によって一段と複雑さを増している。アイルランドでは、バラッカー首相が率いる統一アイルランド党(フィナ・ゲール)の非多数派政権が、ライバル政党・共和党(フィアナ・フォイル)の閣外協力によって政権を維持している。その共和党が11月下旬、警察の内部告発者への対応が不適切だったとしてフィッツジェラルド副首相の不信任動議を提出。これは閣外協力の合意破棄に当たるため、協力解消による再選挙の可能性が浮上していた。

副首相の辞任で政権崩壊の危機はひとまず回避されたものの、両党間の信頼関係が損なわれ、近い将来に再選挙が行われるとの見方も多い。おまけに、アイルランド再統一を目指す野党のシン・フェイン党も、北アイルランド情勢を巡って政権にたびたび圧力を掛けている。

英国も6月の前倒し議会選で与党・保守党が過半数を失い、北アイルランドの地域政党である民主統一党(DUP)の閣外協力によって政権を維持している状況だ。DUPはアイルランド再統一に反対するユニオニストの代表政党で、北アイルランドのアイルランド接近につながる解決策に反対している。メイ政権がアイルランド政府の要求に屈する場合、閣外協力を打ち切ると警告しており、政権崩壊につながる恐れがある。

しかも、3月の北アイルランドの議会選後、親英・EU離脱派のDUPと親アイルランド・EU残留派のシン・フェイン党の間の連立協議が暗礁に乗り上げており、いまだに政権発足ができずにいる。北アイルランドの将来を左右する重大な決断を、政府不在のまま決定することは難しい。

<アイルランド拒否権発動の可能性は>

なお、12月の首脳会議で第1段階の協議に十分な進展があったかどうかの判断は、英国を除くEU加盟国の総意が必要となる。清算金で合意できたとしても、北アイルランドの国境管理を巡る協議の進展が不十分として、アイルランド政府が拒否権を発動する可能性も残る。

ただ、アイルランドは英国と最も経済的な関係が密接なEU加盟国であり、離脱協議を次の段階に進め、英国との自由貿易を維持することに重大な関心を持っている。また、英国とアイルランドを除くEU加盟国にとって、北アイルランドの国境管理は必ずしも優先課題ではない。アイルランドの拒否権発動には他のEU諸国の猛反発が予想される。

北アイルランドの国境管理の問題は、離脱後の英国とEUの貿易関係がどうなるかによって解決の方法が異なるため、現時点で最終的な解決策を見いだすことは難しい。だが、来年秋の事実上の協議期限に向けて、この問題の解決は避けて通ることができない。

要するに、協議が前進する可能性が高まったことで、何の合意もできずに離脱する「クリフエッジ」のリスクが遠のいたとの楽観論も聞かれるが、離脱通告から8カ月を経て、協議はようやく第1のハードルをクリアするめどが立った段階にすぎないのだ。

今回先送りが濃厚な北アイルランドの国境管理の問題以外にも、移行期間中のEU法の適用範囲をどうするのか、サービス分野での自由貿易をどう確保するかなど、いくつもの難しい課題が待ち構えている。強硬離脱派の間では、全面撤退を余儀なくされつつあるメイ政権の協議方針を批判する声もくすぶり続けている。離脱協議の行方を安心するのはまだ早い。

2440チバQ:2017/12/06(水) 20:19:42
https://mainichi.jp/articles/20171206/k00/00m/030/158000c
カタルーニャ
前州首相ら5人の「欧州逮捕状」取り下げ

毎日新聞2017年12月5日 22時42分(最終更新 12月5日 22時43分)
スペイン最高裁 21日の州議会選で帰国意思提示など理由
 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題でスペイン最高裁は5日、ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相ら元州幹部5人に出されている欧州連合(EU)共通の「欧州逮捕状」を取り下げたと発表した。5人が21日の州議会選のために帰国の意思を示したことなどが理由とされる。

 スペインの中央政府は「独立宣言」を可決した州議会を解散し、プチデモン氏ら州幹部らを解任。スペイン司法当局は、ベルギーに渡り出廷を拒んだプチデモン氏ら元州幹部5人に対して国家への「反逆」などの容疑で欧州逮捕状を出して、ベルギー側に身柄の引き渡しを要求していた。

 スペイン紙エルパイス(電子版)によると、5人が立候補している州議会選のために帰国する意思を示したことに加え、ベルギーとスペインの裁判所で同一事件を審理することを避けるために逮捕状が取り下げられた。

 スペイン最高裁は4日、スペインにとどまり収監された元州幹部や独立派市民団体幹部ら10人のうち6人の保釈を決めたが、「再犯の恐れがある」として、前州副首相ら4人の収監の継続を決定。プチデモン氏らも帰国すれば、スペインの逮捕状に基づき収監される見通し。

2441とはずがたり:2017/12/08(金) 19:42:21

離脱交渉、主要分野で合意=欧州委、通商協議入り勧告―英EU
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171208X859.html
18:23時事通信

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は8日、ブリュッセルでメイ英首相と会談した。ユンケル氏は会談後の記者会見で、英国との離脱交渉で「十分な進展が見られた」との判断を示し、主要分野で合意したことを明らかにした。その上で、英国が求めている通商協議入りをEU各国首脳らに勧告したと述べた。

 EUは14、15両日の首脳会議で通商協議入りや激変緩和のための移行期間設定の是非を判断するが、交渉権限を持つ欧州委員会が英国と合意したことで、「第2段階」に進む可能性が高まった。交渉期間が原則2年の離脱交渉は、3月の通告から9カ月を経て、ようやく最初のハードルを越えそうだ。

 トゥスクEU大統領は合意を受けた記者発表で、新たな交渉指針の草案を各国首脳に送ったと表明した。一方で「最も難しい課題はまだ先にある」と述べ、難航が予想される通商を含めた「将来の関係」の協議を意識し、厳しい表情を崩さなかった。

 メイ氏は会見で、懸案となっていたアイルランドと英領北アイルランドの国境管理問題について、「ハード・ボーダーはない」と語り、現在人や物が自由に行き来している国境に税関などを設ける案を明確に否定した。

2442とはずがたり:2017/12/09(土) 00:53:02

<EU離脱>英国が妥協重ね合意 「手切れ金」倍増
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00000103-mai-int
12/8(金) 20:52配信 毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔、ロンドン矢野純一】英国の欧州連合(EU)からの離脱を巡る交渉が8日、一つの山を越えた。行き詰まっていた交渉が進展したのは、英国側が妥協を重ねた結果だった。

 「EUと英国双方にとって困難なものだった」。ユンケル欧州委員長は8日の会見で今年6月に始まった交渉を振り返った。一方でメイ英首相は「双方にとってギブ・アンド・テークの内容だ」とEU離脱の条件を巡る基本合意を評価した。

 「英国にとって不利な合意をするくらいなら、合意しないほうがましだ」と強弁を繰り返していたメイ氏。だが実際に合意できないまま離脱した場合、EU加盟国として享受していたゼロだった関税は一気に跳ね上がる。経済界からは▽離脱に伴って経済環境が激変するのを緩和する移行期間▽離脱後のEUとの自由貿易協定の締結--を求められ、路線の修正を迫られた。

 一方でEU側からは、貿易協議に進む前提として▽英国側がEU側に支払う「手切れ金」▽英国内に住むEU出身者の権利の保障▽アイルランドと北アイルランドの国境問題--の3点で「十分な進展」が必要とされた。

 最大の難問だったのが「手切れ金」だ。メイ氏は手切れ金の支払いに難色を示す閣僚を説得し、9月には、2020年までの分として英国に割り当てられていたEU予算を支払うことを発表。支払額は約200億ユーロ(約2兆6000億円)とされた。EU側は途上国への支援金なども加えるように要求し、メイ氏は11月末、手切れ金の倍増を決断。合意文書で額は明らかになっていないが、英国側が途上国支援金を負担すると約束した。

 またEU出身者の権利の保障に関し、EUからの移民を規制したい英国側は当初、厳格な移民管理を要求。だが、合意文書では、英国内に住む移民が家族を呼び寄せることにも一定の条件を課して認めることになった。

 アイルランドと北アイルランドの国境問題でも、厳しい国境管理をしないと合意した。

 一方、年明けから始まる貿易協議について、英外務省の元高官は「悪魔は細部に宿る」と述べ、多くの問題に直面すると予想する。

2443チバQ:2017/12/09(土) 12:33:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171209-00000087-san-eurp
独二大政党が政権協議へ 社会民主党、党大会で正式決定
12/9(土) 7:55配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相による次期政権樹立をめぐり、第2党の中道左派、社会民主党は7日、首相の保守系、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と政権協議に応じることを正式決定した。双方は来週にも協議を始める。ただ、大連立への異論は強く、求心力低下が懸念される両トップには綱渡りとなる。

 社民党は7日に党大会を開催。党指導部が政権協議入りのために提出した動議は採決の際、大きな支持を集めて承認された。シュルツ党首はその後、「われわれには国に対する責任をどう担うか検討する用意がある」と表明した。

 9月の総選挙で惨敗した社民党は野党として再起を図る考えだったが、同盟と90年連合・緑の党、自由民主党の3党連立協議決裂で転換を迫られた。“敵失”の穴埋めを担わされた形に党内は分裂。党大会では反対派が「政治的自殺」と激しく主張し、「大連立反対」の動議も提出された。

 シュルツ氏はこのため、難民・移民対策や欧州連合(EU)に関わる重点政策を示し、「重要なのは(社民党の)主張が通ることだ」と強調、理解を取り付けた。ただ、最終決定は党員投票を経なければならず、慎重なかじ取りを求められる。

 一方、メルケル氏も党内が盤石とは言い難い。社民党よりも党内意見は集約されているが、保守系若手グループは早期にまとまらなければ協議を打ち切るべきだと主張。同盟に近い経済団体は「少数政権」選択を訴える。

 協議では社民党の協力を得るため、同盟も譲歩を迫られるが、同盟の一角をなすCSUでは社民党の難民政策に反発も上がる。同盟も総選挙で歴史的な低得票率に終わり、「権威が弱まった」(独メディア)とされるメルケル氏も党内説得に難渋する可能性がある。

2444チバQ:2017/12/16(土) 11:30:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000035-jij-int
英EU離脱、危うい交渉続く=強い指導者不在で迷走も〔深層探訪〕
12/16(土) 8:33配信 時事通信
英EU離脱、危うい交渉続く=強い指導者不在で迷走も〔深層探訪〕
欧州連合(EU)首脳会議の会場に到着したメイ英首相=14日、ブリュッセル(AFP=時事)
 英国の欧州連合(EU)離脱交渉は半年に及ぶ難航の末、15日閉幕のEU首脳会議で「第2段階」へ前進を遂げた。6月の交渉開始後、初の成果。ただ、英国もEU主要国のドイツやフランスも、リーダーの求心力には一様に陰りが見える。強い指導者不在の欧州で、来年も決裂含みの危うい交渉が続きそうだ。

 ◇正念場の英政権
 「離脱への道は順調だ」。メイ英首相は14日、ブリュッセルのEU本部で記者団に交渉の進展をアピールしたが、その表情は硬かった。13日の英下院で、メイ政権が提出した離脱関連法案を修正する提案が可決されたからだ。首相率いる与党・保守党の造反組が修正案に賛成票を投じた。

 英政府・与党では、EUからの自主独立を重視する「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」派と、EUとの経済関係を優先する「ソフト・ブレグジット(穏健な離脱)」派が対立。メイ首相は両派のバランスに腐心する一方、衝突回避のため、離脱後にEUとどのような関係を築くかという肝心の議論をずっと避けてきた。

 「ハードかソフトかの問題ではない」とかわすメイ首相だが、交渉が通商協議などに移ることで、政権としての方針を決める必要が出てきた。タイムリミットは来年3月。メイ政権の本当の正念場はこれからだ。

 ◇独首相に最大の試練
 一方のEUも盤石の体制には程遠い。抜群の安定感を誇ってきたドイツのメルケル首相は内政上、最大の試練に直面。首相率いるキリスト教民主・社会同盟が9月の連邦議会(下院)選挙で議席を減らした結果、他党との連立協議に時間がかかり、3カ月近くたっても第4次政権が発足していない。首相の求心力低下は明らかで、「欧州の中心はベルリンからパリに移った」(英議員)との声すら聞こえてくる。

 しかし、フランスのマクロン大統領も5月の就任以降、全国民的な期待は徐々に色あせてきた。支持率は就任直後の60%台から40%台に下落。公約に掲げたユーロ圏改革などの大胆な提案はEU各国に歓迎されているとは言いがたく、メルケル首相に代わってEUの中心的存在となるには時間がかかりそうだ。

 ◇物言う小国
 こうした中、EUの小国アイルランドのバラッカー首相が大国に臆せず、離脱交渉に強い姿勢で臨んでいる。地続きの英国との間に国境管理問題が生じるためで、「こんなに主張するアイルランドは見たことがない」(EU当局者)。離脱で高揚する英国のナショナリズムが、隣国のナショナリズムに火を付けた格好だ。

 もっとも、各国が国益ばかりを追求すると、EUは空中分解してしまう。トゥスクEU大統領は「団結なくして力なし」と強調。離脱交渉が迷走すれば、不利益を被るのは自分たちだと警告している。(ブリュッセル時事)

2445チバQ:2017/12/16(土) 11:36:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000041-mai-eurp
<英国>メイ首相、綱渡り政権運営 EU離脱の与党調整難航
12/16(土) 11:26配信 毎日新聞
 【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)首脳会議は15日、英国のEU離脱交渉を、通商関係などの協議に前進させることを決めた。経済問題など各国の利害が直接絡む今後の協議は、これまで以上に難航が予想される。メイ英首相は交渉と並行して、与党内の残留派や強硬離脱派との調整が必要で、対応を誤れば進退問題に発展する可能性もある。

 今年6月の総選挙で過半数割れしたメイ氏率いる与党保守党は、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力を得て、かろうじて過半数を超えている。

 英下院では13日、離脱条件に関し、EUとの最終合意前に議会の承認を得るよう求める修正法案を賛成多数で可決した。修正案は政府方針に反発する与党保守党議員が提出。残留派の保守党議員11人が造反し、メイ氏の求心力低下を露呈した。

 メイ氏は「離脱方針は揺るがない」と強調する。だが離脱関連法案の審議は続き、政権運営は綱渡りだ。

 保守党内では総選挙での敗北以降、首相の座を巡る駆け引きが浮上しては消えている。政治評論家のバストン氏は「首相の座を奪って最終的に離脱交渉をまとめても、昨年の国民投票で離脱、残留派に二分された国民から批判を受けるのは必至で、政治家としての利益はない」と説明。有力議員が様子見をしていると分析する。

 一方、保守党有力議員の側近は「メイ氏は今回、離脱交渉を一歩進めた。これを功績として首相の座を降りてもらい、次の交渉は別の首相が担うという考え方もある」と話す。

2446チバQ:2017/12/16(土) 11:40:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000029-jij-eurp
極右党の連立入り合意=次期政権の難民厳格化必至―オーストリア
12/16(土) 7:52配信 時事通信
 【ベルリン時事】10月のオーストリア国民議会(下院)総選挙で第1党となった保守系の国民党は15日、「反難民」を掲げる第3党の極右・自由党と連立政権樹立で合意した。

 国民党のクルツ党首(外相)が明らかにした。

 クルツ氏はツイッターで「自由党の協調に深く感謝したい」と述べた。国民党も厳しい難民政策を取っており、新政権下で難民らの受け入れ抑制方針が強まるのは必至だ。クルツ氏は首相に就任する見通し。現在31歳で、「欧州で最も若い国家指導者になる」と報じられている。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000003-jij_afp-int
オーストリア政界の「風雲児」、連立協議で合意 31歳右派首相誕生へ
12/16(土) 9:13配信 AFP=時事
オーストリア政界の「風雲児」、連立協議で合意 31歳右派首相誕生へ
オーストリアのウィーンで共同記者会見する国民党のセバスティアン・クルツ党首(右)と自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ党首(左、2017年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】10月15日投票のオーストリア総選挙で第1党となった中道右派の国民党(OeVP)と第3党で極右の自由党(FPOe)は15日夜、連立協議で合意に達したと発表した。

 厳しい難民政策や減税を訴え、同国政界の「風雲児」とも呼ばれる国民党のセバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)党首(31、現外相)が首相に、自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)党首(48)が副首相に就任する見通し。クルツ氏は世界最年少の国家指導者になるとみられる。

 総選挙での得票率は国民党が31.5%、反移民の自由党が26%。両党とも欧州連合(EU)加盟国を含む外国から来た人への給付金などの削減、官僚機構の合理化、EUによる内政干渉の抑制を主張している。ナショナリスト政党はオランダ、フランス、ドイツでも党勢を拡大しているが、西欧で政権に就くのは珍しい。【翻訳編集】 AFPBB News

2447チバQ:2017/12/18(月) 21:07:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171219k0000m030077000c.html
<オーストリア>クルツ氏が首相就任 移民政策を厳格化へ
19:47毎日新聞

<オーストリア>クルツ氏が首相就任 移民政策を厳格化へ

オーストリアのクルツ新首相=AP

(毎日新聞)

 【ウィーン三木幸治】オーストリアで18日、10月の国民議会(下院)選挙で中道右派の国民党を勝利に導いたクルツ党首(31)が首相に就任した。英BBCによると世界最年少の政府指導者となる。12年ぶりに極右・自由党と連立政権を組み、難民・移民政策の厳格化や住民投票の条件緩和などを実施するほか、欧州連合(EU)に加盟国の権利強化を求めていく方針だ。

 オーストリアは西欧で極右政党が政権に入る唯一の国となる。クルツ政権の動向は今後、西欧各国の右翼政党に大きな影響を与えるとみられる。

 国民党は財務相、法相、農相など8閣僚を担い、経済政策を取り仕切る。自由党はシュトラッヘ党首が副首相になるほか、外相、国防相、内相など6閣僚を獲得し、治安・防衛全般を担う。EUとの交渉はクルツ氏が行い、2国間外交は外相が担う。自由党はEUの移民・経済政策に批判的だが、クルツ氏はEU離脱を問う住民投票は「行わない」と明言した。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171218X110.html
極右党参加の政権発足=欧州最年少、クルツ首相誕生―オーストリア
20:58時事通信

 【ベルリン時事】10月のオーストリア国民議会(下院)選挙で第1党になった保守系の国民党と第3党の極右・自由党の連立政権が18日、発足した。自由党の政権参加は2000〜05年以来。

 これまで外相だった国民党党首のクルツ新首相(31)は「欧州で最年少の国家指導者」と報じられている。新政権は親欧州連合(EU)路線を取るが、EUの中央集権的性格の是正や、難民流入の抑制を重視している。

2448チバQ:2017/12/18(月) 21:50:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171217-00000000-mai-eurp
<オーストリア>国境警備強化へ 右派、連立政権合意で
12/17(日) 0:37配信 毎日新聞
 【ウィーン三木幸治】10月のオーストリア国民議会(下院)選で第1党となった中道右派・国民党のクルツ党首と第3党となった極右・自由党のシュトラッヘ党首は15日、連立政権樹立で合意したと発表した。

 オーストリアは西欧で唯一、極右政党が政権に参加する国となる。自由党の政権入りは12年ぶり。厳しい難民・移民政策や国境警備の強化などが導入されるとみられ、欧州連合(EU)各国の政策に影響を及ぼしそうだ。

 次期首相に就任する31歳のクルツ氏は15日、「(両党で)納税の負担減少や、安全保障強化に取り組みたい」と抱負を述べた。地元メディアによると、国民党が財務相などを獲得して経済政策を担当し、自由党が外相、内相、防衛相などを担う見通し。

 国民党は親EU、自由党はEUの移民、経済政策を批判する立場だが、クルツ氏はEUとの連携については自身が担い、その他の外交を自由党に担わせる方針だ。

 10月の下院選では国民党が得票率31.4%で首位。2位は中道左派の社会民主党で26.8%、自由党は25.9%で3位だった。


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