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欧州情勢・西洋事情

2444チバQ:2017/12/16(土) 11:30:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000035-jij-int
英EU離脱、危うい交渉続く=強い指導者不在で迷走も〔深層探訪〕
12/16(土) 8:33配信 時事通信
英EU離脱、危うい交渉続く=強い指導者不在で迷走も〔深層探訪〕
欧州連合(EU)首脳会議の会場に到着したメイ英首相=14日、ブリュッセル(AFP=時事)
 英国の欧州連合(EU)離脱交渉は半年に及ぶ難航の末、15日閉幕のEU首脳会議で「第2段階」へ前進を遂げた。6月の交渉開始後、初の成果。ただ、英国もEU主要国のドイツやフランスも、リーダーの求心力には一様に陰りが見える。強い指導者不在の欧州で、来年も決裂含みの危うい交渉が続きそうだ。

 ◇正念場の英政権
 「離脱への道は順調だ」。メイ英首相は14日、ブリュッセルのEU本部で記者団に交渉の進展をアピールしたが、その表情は硬かった。13日の英下院で、メイ政権が提出した離脱関連法案を修正する提案が可決されたからだ。首相率いる与党・保守党の造反組が修正案に賛成票を投じた。

 英政府・与党では、EUからの自主独立を重視する「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」派と、EUとの経済関係を優先する「ソフト・ブレグジット(穏健な離脱)」派が対立。メイ首相は両派のバランスに腐心する一方、衝突回避のため、離脱後にEUとどのような関係を築くかという肝心の議論をずっと避けてきた。

 「ハードかソフトかの問題ではない」とかわすメイ首相だが、交渉が通商協議などに移ることで、政権としての方針を決める必要が出てきた。タイムリミットは来年3月。メイ政権の本当の正念場はこれからだ。

 ◇独首相に最大の試練
 一方のEUも盤石の体制には程遠い。抜群の安定感を誇ってきたドイツのメルケル首相は内政上、最大の試練に直面。首相率いるキリスト教民主・社会同盟が9月の連邦議会(下院)選挙で議席を減らした結果、他党との連立協議に時間がかかり、3カ月近くたっても第4次政権が発足していない。首相の求心力低下は明らかで、「欧州の中心はベルリンからパリに移った」(英議員)との声すら聞こえてくる。

 しかし、フランスのマクロン大統領も5月の就任以降、全国民的な期待は徐々に色あせてきた。支持率は就任直後の60%台から40%台に下落。公約に掲げたユーロ圏改革などの大胆な提案はEU各国に歓迎されているとは言いがたく、メルケル首相に代わってEUの中心的存在となるには時間がかかりそうだ。

 ◇物言う小国
 こうした中、EUの小国アイルランドのバラッカー首相が大国に臆せず、離脱交渉に強い姿勢で臨んでいる。地続きの英国との間に国境管理問題が生じるためで、「こんなに主張するアイルランドは見たことがない」(EU当局者)。離脱で高揚する英国のナショナリズムが、隣国のナショナリズムに火を付けた格好だ。

 もっとも、各国が国益ばかりを追求すると、EUは空中分解してしまう。トゥスクEU大統領は「団結なくして力なし」と強調。離脱交渉が迷走すれば、不利益を被るのは自分たちだと警告している。(ブリュッセル時事)


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