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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

1300チバQ:2020/07/13(月) 20:29:53
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2007130013.html
ベラルーシ大統領選、現職が有力対抗馬を続々排除
2020/07/13 19:59産経新聞

 【モスクワ=小野田雄一】8月9日投開票のベラルーシ大統領選で、「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領(65)に批判的な候補の拘束や立候補登録の却下が相次いでいる。ずさんな新型コロナウイルス対応などで国内で反発を受けたルカシェンコ氏が、敗北への危機感から有力対抗馬の排除に乗り出したとの見方が強い。

 ルカシェンコ氏は1994年の大統領就任後、反体制派勢力やメディアを弾圧し、独裁を5期26年維持してきた。だが経済低迷などに加え、新型コロナ禍では「ウオッカを飲めば消毒になる」と述べて対策を事実上放棄。約6万4000人との同国の感染者数も国内外で過少申告が疑われている。

 このため大統領選に向けては、ルカシェンコ氏の6選阻止を訴える候補に人気が集まり、近年にない盛り上がりを見せた。有力対抗馬とされたのはロシア系銀行の元頭取、ババリコ氏▽ルカシェンコ氏の元側近、ツェプカロ氏▽人気ユーチューバーのチハノフスキー氏-の3人だ。

 ババリコ氏は独裁やコロナ対策を批判し、ツェプカロ氏は「普通の民主国家化」を主張。チハノフスキー氏も「反ルカシェンコ」を掲げ支持を広げた。5月にインターネットで行われた非公式の世論調査では、ババリコ氏の支持率が50%を上回り、ツェプカロ、チハノフスキー両氏もそれぞれ10%を超えた。ルカシェンコ氏は5%台だった。

 だが、治安当局は5月末にチハノフスキー氏を警察官への暴行容疑で、ババリコ氏を6月中旬に資金洗浄容疑などで拘束した。ツェプカロ氏は今月上旬、立候補に必要な書類の不備を理由に中央選管から立候補登録を却下された。

 立候補登録は14日まででババリコ、ツェプカロ両氏の出馬の可否は不透明。3人は「政治圧力だ」と反発している。

 ルカシェンコ氏は一連の動きに「政治的な思惑はない」とするが、国内外では疑問視する向きが強い。西側外交筋は「ルカシェンコ氏が再選されたり、不正開票の疑いが強まったりすれば、抗議活動が起きて政情が不安定化する可能性もある」と分析している。

1301チバQ:2020/07/15(水) 14:54:00
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071401260&g=int

ベラルーシ選管、有力候補の出馬却下

2020年07月14日23時03分
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 【モスクワ時事】旧ソ連ベラルーシの中央選挙管理委員会は14日、8月9日の大統領選で6選を目指す現職のルカシェンコ大統領の有力対抗馬と目されていた銀行元頭取のビクトル・ババリコ氏について、出馬申請を却下した。不法行為や所得の申告漏れが却下の理由という。


 ババリコ氏は6月にマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いで捜査当局に拘束された。大統領選をめぐっては対抗馬を露骨に排除するルカシェンコ氏への批判が強まっている。中央選管はルカシェンコ氏ら5候補の出馬を認めた。

1302チバQ:2020/07/15(水) 20:10:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2007150022.html
ベラルーシ大統領選で“政敵排除” 対抗馬の立候補を却下
2020/07/15 16:59産経新聞

 【モスクワ=小野田雄一】8月9日に投開票されるベラルーシ大統領選(任期5年)で、同国中央選管は14日、「欧州最後の独裁者」とも呼ばれ、5期26年にわたって同国に君臨する現職のルカシェンコ大統領(65)ら5人の立候補を承認した。独裁統治を批判し、有力対抗馬と目されたロシア系銀行元頭取のババリコ氏と、ルカシェンコ氏元側近のツェプカロ氏は「要件不適格」を理由に立候補を却下された。

 両氏陣営は「恣意的(しいてき)な政敵排除だ」と反発。国際機関などに不正を訴えるとしているが、出馬は事実上、不可能な情勢だ。8月の大統領選は過去と同様、有力な対抗馬のいない選挙となりルカシェンコ氏の6選がほぼ確実に。ずさんな新型コロナウイルス対応で人気が急落したルカシェンコ氏の危機感が中央選管の決定に反映されたとみられる。

 ロイター通信によると、同国の首都ミンスクでは14日夜、ババリコ、ツェプカロ両氏の排除に抗議する数百人規模のデモが発生。数十人が拘束された。

 ババリコ氏は6月、資金洗浄容疑などで治安当局に拘束された。中央選管は事件などを理由に同氏の立候補申請を却下。ツェプカロ氏に関しても、陣営が集めた有権者の署名の多数を無効と判断し、有効な署名数が立候補に必要な10万人分に満たなかったとした。

 過激なルカシェンコ氏批判で支持を広げた人気ユーチューバーのチハノフスキー氏も5月、警察官への暴行容疑で拘束された。代理となった同氏の妻は立候補を認められたが、影響力低下は避けられない。

 一連の動きについて、ルカシェンコ氏は「大統領選とは無関係だ」とするが、国外の専門家の間では疑問視する見方が圧倒的だ。

 ロシア依存からの脱却を図るルカシェンコ氏は近年、ロシア牽制(けんせい)という共通の思惑に基づき、欧米との関係改善を模索してきた。しかし、同氏の強権的手法での権力保持は、人権侵害に敏感な欧米からの批判を招き、「ベラルーシとロシアを再接近させる可能性がある」(西側外交筋)との分析も出ている。

 旧ソ連の政治エリート出身のルカシェンコ氏は1994年の大統領就任以来、反体制派やメディアを弾圧し、独裁体制を築いてきた。しかし長引く経済低迷や強権統治への国民の疲労感に加え、経済活動を優先してイベント開催などを制限せず、新型コロナ対策を事実上放棄。これにより流行を招いたことで、同氏の人気は急落した。同国は感染者数を約6万5千人と公表しているが、国内外からは過少申告が疑われる。

 今回の大統領選は当初、ルカシェンコ氏の独裁統治や新型コロナ対策を批判したババリコ氏やツェプカロ氏、チハノフスキー氏に支持が集まり、近年になく注目された。

 5月に同国のインターネットサイト上で行われた非公式の世論調査では、ババリコ氏の支持が50%を超え、ツェプカロ氏とチハノフスキー氏も10%を超えた一方、ルカシェンコ氏は5%台にとどまっていた。

1303チバQ:2020/07/16(木) 13:12:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/f22a7f1d6d90e8a0a8c1b395624542135d9977b1

改憲抗議、140人超拘束 プーチン氏続投に反発 モスクワ
7/16(木) 7:10配信
時事通信

15日、モスクワでロシアのプーチン大統領の続投を可能にした憲法改正に抗議する人々
 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領の長期続投に道を開いた憲法改正に反発する市民ら数百人が15日、モスクワで抗議活動を行い、人権団体によると、140人超が治安当局に拘束された。

 市当局は新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に集会を許可せず、市民らは署名活動という形で集まった。参加者は会場となった市中心部の広場で時折「プーチンなきロシアを」と気勢を上げていたが、独立系メディアによれば、開始から約2時間後に広場を出て行進を始めた一部の参加者を治安当局が拘束した。抗議活動を取材していた記者らが拘束されたとの情報もある。

1304チバQ:2020/07/20(月) 21:14:49
https://digital.asahi.com/articles/ASN7M7WB6N7MUHBI016.html?pn=4
ロシア極東、州知事逮捕で大規模デモ 地元で高い人気
会員記事

モスクワ=喜田尚

2020年7月19日 23時58分

 ロシア極東のハバロフスクで、州知事が殺人容疑で逮捕されたことに抗議する大規模なデモが続いている。18日には、過去最高の数万人規模に膨れあがった。2年前の選挙でプーチン政権与党の現職候補を破って当選した知事は地元で人気が高く、デモ参加者は「モスクワは出ていけ」などと中央への強い反発を示している。

 ハバロフスク州のセルゲイ・フルガル知事(50)が逮捕されたのは今月9日。かつては木材や金属くずを取引するビジネスマンで、2004〜2005年に複数の殺人にかかわった容疑がかけられた。モスクワで取り調べを受けており、容疑を否認しているという。

 デモは逮捕翌日から始まった。州当局が、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に住民に参加しないよう求めているが、18日は市当局によると約1万人が参加し、5万人に達したとの報道もある。ハバロフスク市の人口は59万人。

ここから続き
 フルガル知事は自由民主党に所属する。右派の野党だが、外からプーチン政権を補完する役割を担っており、「体制内野党」と呼ばれる。18年9月の知事選では政府の年金受給年齢引き上げを背景に与党「統一ロシア」への反発が高まり、ほとんど選挙運動を行わなかったフルガル知事が決選投票で約7割の票を集めた。

 当選後、フルガル知事は州政府が保有していた高級ヨットを売却するなどして「民衆の知事」と呼ばれるようになった。また、経済停滞や腐敗批判を背景に統一ロシアは地方で退潮が続く。フルガル知事の逮捕容疑が15年前の事件をめぐるものだったことから、「みせしめのための政治的な捜査」という見方も強い。

 逮捕時に、覆面をした複数の治安部隊員がフルガル知事の頭を押さえつけて連行する映像がテレビで放映されたことも、住民の反発を招いた。通常、無許可デモは厳しい取り締まりの対象だが、今回は警察もほぼ静観しているという。(モスクワ=喜田尚)

1305とはずがたり:2020/07/25(土) 17:38:45
「欧州最後の独裁者」に対抗する無名の女性候補 ベラルーシ大統領選で「台風の目」に
毎日新聞2020年7月25日 17時20分(最終更新 7月25日 17時20分)
https://mainichi.jp/articles/20200725/k00/00m/030/109000c

 8月9日に投開票される旧ソ連のベラルーシ(人口945万人)の大統領選で、政治経験のない無名の女性候補に注目が集まっている。女性は逮捕された映像ブロガーの夫の代わりに出馬した主婦で、2児の母親。数千人規模の選挙集会まで開いており、「欧州最後の独裁者」と呼ばれて6選を目指すルカシェンコ大統領(65)も警戒感をあらわにしている。なぜ「台風の目」になっているのか。

 女性はスベトラーナ・チハノフスカヤ氏(37)。当初はルカシェンコ政権を批判する動画で人気を集めた夫のセルゲイ・チハノフスキー氏(41)が出馬を目指したが、5月に立候補に必要な有権者の署名集めを始めることを中央選管に認められなかった上、その後、警官への暴行容疑などで逮捕された。そのため、チハノフスカヤ氏が代わりに出馬を表明した。

 今回の大統領選では、元銀行頭取のババリコ氏(56)と元駐米大使のツェプカロ氏(55)が、ルカシェンコ氏への有力な対抗馬になるとみられていた。しかし、ババリコ氏は6月に資金洗浄などの容疑で逮捕されたために出馬できず、ツェプカロ氏も立候補に必要な10万人以上の署名の一部について不備を指摘され、出馬を認められなかった。

 だが、チハノフスカヤ氏は立候補を認められたため、ババリコ、ツェプカロ両陣営はそれぞれ支援を表明。出馬表明までまったくの無名だった主婦のチハノフスカヤ氏に、政権に批判的な勢力が結集する格好になった。

 チハノフスカヤ氏は21日に国営放送で放映された政見放送で「私は政治家ではない」と切り出した後、当選した場合は「もう一度、公正な選挙を実施する」と約束。過去の選挙での不正や新型コロナウイルスによる死者数の改ざんなど政権に向けられた疑惑を列挙し、「普段のテレビでは放送されないが、これが真実だ」と述べて、自らの改革姿勢をアピールした。

 26年にわたり強権的な政治姿勢で権力を維持してきたルカシェンコ氏だが、最近は経済の落ち込みや新型コロナウイルスへの対応などにより支持率は低迷気味。地元メディアによると、チハノフスカヤ氏が19日に首都ミンスクで開いた集会には数千人が参加した。21日の政見放送の映像もインターネット上で拡散しており、長期政権に対する政治不信の受け皿となりそうな勢いを見せている。

 ルカシェンコ氏は「(大統領の職責は)男性でも重い負担だ。女性に背負わせたら倒れる」とチハノフスカヤ氏をけん制。政権に批判的な勢力への取り締まりも強化しており、これまでに1000人以上が拘束されたとみられている。ルカシェンコ氏は、秩序を維持するために軍を投入する可能性について「あらゆることがあり得る」と言及。逮捕されることを恐れたツェプカロ氏は24日、ロシアへ脱出したことを明らかにした。チハノフスカヤ氏も2人の子供を国外に避難させるなどしており、現地では緊張が高まっている。【前谷宏】

1306チバQ:2020/07/26(日) 16:54:25
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-200723X999.html
プーチン氏に逆風=改憲直後、極東で反政権デモ―ロシア
2020/07/23 14:59時事通信

 【モスクワ時事】憲法改正が成立し長期続投が可能になったばかりのロシアのプーチン大統領に逆風が吹いている。改憲後、極東ハバロフスク地方では野党系知事の拘束に反発する住民が大規模な反政権デモを展開。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、経済成長の国家目標も修正を余儀なくされた。改憲成功でもプーチン政権を取り巻く環境は厳しさを増している。

 ロシア捜査当局は9日、ハバロフスクで、約15年前の殺人や殺人未遂に関与した疑いで極右政党・自由民主党所属のフルガル知事を拘束し、身柄をモスクワに移送した。フルガル氏は2018年の知事選で、プーチン政権与党「統一ロシア」の現職候補を破って当選。そのため拘束は「非常に政治的な案件だ」(自由民主党のジリノフスキー党首)と反発が広がった。

 住民らは11日以降、「フルガル氏に自由を」「プーチンは辞めろ」と訴えて反政権デモを実施。地元メディアによれば、18日には参加者が5万人に膨らんだ。

 予想外のデモの広がりを受けてプーチン氏は20日、フルガル氏に代え、同じく自由民主党に所属するデクチャリョフ下院議員を知事代行に任命して沈静化を図った。しかし、住民はなお反発しており、収束するかは不透明だ。

 求心力回復を図りたい政権だが、新型コロナの経済への打撃が大きく厳しい状況だ。経済発展省によると、4〜6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比9.6%減の見込み。

 プーチン氏は21日の大統領令で、通算4期目入りした18年5月に掲げた「24年までに世界の五大経済大国入り」といった国家目標を修正。30年までに「世界平均を上回る経済成長率を確保」という内容に変更した。ペスコフ大統領報道官は「目標は現実的で、達成可能でなければならない」と釈明した。

1307チバQ:2020/07/26(日) 17:41:35
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASN7R54S1N7RUHBI007.html
ウクライナ東部紛争、完全停戦に合意 死者1万4千人に
2020/07/23 16:05朝日新聞

ウクライナ東部紛争、完全停戦に合意 死者1万4千人に

親ロシア勢力が支配するウクライナ東部ドネツクで22日、最近の砲撃で破壊されたという親類の家の前に立つ地元住民=ロイター

(朝日新聞)

 ウクライナ大統領府は22日、親ロシア派勢力が占拠する同国東部の紛争をめぐり、ウクライナ軍、親ロシア派の両勢力が完全停戦を実現させることで合意したと発表した。27日に発効する。ウクライナとロシア、停戦監視団を派遣する欧州安保協力機構(OSCE)の3者協議で決まった。ただ、過去にも相手の違反を理由に戦闘が再開した経緯があり、和平プロセスの行方は見通せない。

 協議はテレビ会議方式で開かれ、親ロシア派勢力の代表も加わった。OSCEによると、合意には双方の偵察・攪乱(かくらん)工作や住民の居住区域への重火器の配置を禁止するなど、完全停戦のための具体的な措置が含まれている。

 紛争は2014年春に始まり、翌年2月にウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの4カ国首脳会談で停戦合意が成立。しかし戦闘は断続的に続き、死者はこれまでに約1万4千人に達している。昨年12月に4カ国首脳が3年ぶりに会談し、完全停戦の実現や和平プロセスの再開で合意したが、その後も現場での協議が難航していた。

 ただ、4カ国首脳による合意事項のうち、新たな勢力引き離しなどは今も実現していない。ロシアとウクライナは親ロシア派支配地域での選挙実施などをめぐって激しい対立を続けており、和平の今後を協議する次の4カ国首脳会談は開催のめどが立たないままだ。(モスクワ=喜田尚)

1308チバQ:2020/07/26(日) 19:39:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe955cdbfb1d489cc6fa8105fa478a5706399d88
チェチェン独裁者、批判勢力を口封じか…欧州で殺傷事件相次ぐ
7/26(日) 19:06配信

読売新聞オンライン
 【モスクワ=工藤武人】ロシア南部チェチェン共和国の事実上の独裁者でプーチン露大統領に近いラムザン・カディロフ首長(43)の反対派が殺傷される事件が、欧州で相次いでいる。カディロフ氏が批判勢力の口封じを図った可能性がある。

 チェチェン出身者が殺傷された事件は昨年8月以降、4件発生し、3人が死亡、1人が負傷した。ロイター通信などによると、ウィーン郊外で今月4日に射殺されたチェチェンの元警官男性(当時43歳)はユーチューブでカディロフ氏を批判していた。今年2月、フランス北部リールで刺殺された男性(当時44歳)とスウェーデン中部イェブレで襲われた男性(34)は著名なブロガーだった。

 カディロフ氏は今月9日、ウィーン郊外の事件に言及して自らの関与を否定するとともに、在外チェチェン出身者に「同じ目に遭う可能性」を警告した。

 カディロフ氏は2007年、イスラム教徒が人口約140万人の大半を占めるチェチェン共和国の大統領に就任した。プーチン氏に忠誠を示すことで経済援助を得て権力を固めた。プーチン政権は、ソ連崩壊後、露軍と2度戦火を交えたチェチェンの不安定化を恐れカディロフ氏を支持する。

 米国は20日、深刻な人権侵害を理由にカディロフ氏と家族に入国禁止の制裁を科すと発表した。ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は24日、「極めて非友好的な行動だ」と批判した。

1309チバQ:2020/07/26(日) 19:46:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c1496bdcb41e5f0be2cd67cd9e911929043e73a
「領土の割譲禁止」関連法案、露議会を通過…厳しさ増す北方領土交渉
7/25(土) 20:39配信

読売新聞オンライン
 【モスクワ=田村雄】ロシア議会上院は24日、ロシアの改正憲法に明記された「領土の割譲禁止」条項に関し、「領土保全を侵害する行為」をテロと同じ「過激行為」とみなす法案を可決した。法案は過激行為の防止に関する法律の改正案で、「領土の割譲禁止」に関連した法整備の第1弾となる。

 法案は22日に下院でも可決されており、議会を通過した。プーチン大統領の署名で成立する。

 領土割譲に向けた交渉や呼びかけといった違反行為に対し、最長禁錮10年の罰則を科す刑法改正案は秋に審議される予定となっている。日露間の北方領土交渉は厳しさを増しそうだ。

1310チバQ:2020/07/28(火) 17:47:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfce24bfc3cc181de28200265562947454c58e6e
新型コロナ、今も「ゼロ」 強権統治続くトルクメニスタン
7/28(火) 16:13配信


トルクメニスタンの首都アシガバートのバス停で、マスクを着用する女性=13日(ロイター=共同)
 【モスクワ共同】新型コロナ感染が世界的に拡大する中、旧ソ連・中央アジアのトルクメニスタンは国内感染者がゼロと主張し続けている。イランやカザフスタンなど陸でつながる周辺4カ国で計43万人以上の感染が確認される中、28日現在で国内感染者はいないという。

 その一方でベルドイムハメドフ大統領の親族が感染死したとの情報もあり、公式発表には疑いの目も向けられている。

 ベルドイムハメドフ氏の強権統治が続くトルクメンは個人崇拝や情報統制の厳しさから「中央アジアの北朝鮮」とも称される。公式感染数はゼロだが、13日からはマスク着用が義務付けられ、市場などが順次閉鎖された。

1311チバQ:2020/07/29(水) 10:37:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/2404421f1d67e88040630e1ae510b53a1d1b77bc
ベラルーシ大統領がコロナ感染、既に回復
7/29(水) 0:20配信

 【ミンスク・ロイター時事】ベラルーシのルカシェンコ大統領(65)は28日、新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。

 症状はなく、既に回復したという。国営通信社ベルタが報じた。

 ルカシェンコ氏は軍との会合で「諸君はコロナを乗り切った男と会っている」と述べた。同氏はロックダウン(都市封鎖)や国境封鎖の導入に抵抗し、コロナ対策としてウオッカを飲んだりサウナに入ったりすることを勧めていた。28日時点のベラルーシの感染者は6万7366人、死者は543人。

1312チバQ:2020/07/31(金) 16:17:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f5f67e3ee6a6111f30c865c316a18db23ccc950
ベラルーシ大統領選、反体制ブロガーの妻が異例の大規模集会
7/31(金) 14:41配信


ベラルーシの首都ミンスクで開いた選挙集会で支持者らに手を振る大統領選の野党候補、スベトラーナ・チハノフスカヤ氏(2020年7月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ベラルーシの首都ミンスクで30日、強権体制を敷くアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領の対立候補として大統領選に立候補したスベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏(37)の選挙集会が開かれ、野党への弾圧が強まるなか数万人の支持者が集まった。

【写真】コロナ感染2万人超でも軍事パレード、戦勝75周年 ベラルーシ

 2児の母で専業主婦だったチハノフスカヤ氏に政治経験はないが、ミンスクの広場に大勢の支持者が詰め掛けた。現場で取材したAFP記者によると、ベラルーシでは過去10年で最大の野党集会だったとみられる。

 ベラルーシの人権団体「ビアスナ(Vyasna)」は、少なくとも6万3000人が集会に参加したと述べた。

 ベラルーシ当局は30日、8月9日に予定されている大統領選を前にロシアの傭兵(ようへい)と共謀して大規模な騒ぎ起こそうとしていた疑いがあるとして、チハノフスカヤ氏の夫で政権に批判的なブロガーのセルゲイ・チハノフスキー(Sergei Tikhanovsky)氏(41)と、著名な評論家ミコラ・スタトケビッチ(Mikola Statkevich)氏(63)の2人を拘束した。

 前日の29日にはベラルーシの不安定化を画策した容疑でロシア人傭兵33人の身柄が拘束された。当局によると、33人はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と近しい人物が管理しているとされる民間軍事会社ワグネル(Wagner)のメンバーだという。ワグネルはウクライナやシリア、リビアでロシア政府のために暗躍しているとみられている。

 今回の大統領選では、複数の主な野党候補が拘束されたため、チハノフスカヤ氏がルカシェンコ大統領の有力な対立候補として浮上した。チハノフスカヤ氏は、野党勢力がロシアと協力して騒ぎを起こそうとしたことはないと主張している。

 ロシアとベラルーシは政治・経済的に密接な関係にあるが、両国関係はここ数年緊張している。ロシアとの関係をさらに密接にするよう圧力をかけられているルカシェンコ大統領は、ベラルーシのロシアへの併合は明確に否定している。【翻訳編集】 AFPBB News

1313とはずがたり:2020/08/01(土) 23:28:22
「夢を見たければ勝手に」ロシア、北方領土交渉にまた壁
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASN7S6GV5N7MUHBI00G.html
モスクワ=石橋亮介 佐藤達弥 2020年7月25日 10時00分

 憲法に領土の割譲禁止を明記したロシアの議会で24日、「領土の一体性の侵害」につながる行為を違法な「過激行為」とし、処罰対象として明確化する連邦法改正案が可決した。プーチン大統領の署名で成立する。北方領土交渉を違憲・違法と見なす世論がロシアで強まるのは必至で、「両国の国民が受け入れ可能な解決策」を模索してきた日ロ交渉は、さらに厳しい状況となりそうだ。

「違憲」ムード強まる
 法改正は、4日に公布された改正憲法に「領土の割譲禁止」が明記されたのを受けて行われた。領土の割譲に向けた行為をテロや人種間の憎悪の扇動などと同列に位置づける内容で、明確な違法行為とした。

 現行刑法では、こうした行為の呼びかけには最大で禁錮4年の刑が科される。さらに、議会には領土割譲に向けた具体的な行為に最大10年の禁錮刑を科すなどの刑法改正案も提出されており、秋にも審議される。

 日ロ両政府は2018年、平和条約の締結後、歯舞群島と色丹島を日本に引き渡すと規定した1956年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速すると合意している。改正憲法の領土割譲の禁止規定には「国境の再画定は例外」とのただし書きもあり、北方領土交渉に余地を残した形になっていた。だが、議会では「例外」は日ロ交渉には適用されないとの見解が示され、ボロジン下院議長は「南クリル(北方領土のロシア側呼称)問題は終わりだ。夢を見て期待しても無駄だ」と言い放つなど、交渉は完全な打ち切りムードだ。

 憲法に領土の割譲禁止を掲げたのは、ロシアが併合したクリミア半島の返還を求めるウクライナや欧州に対抗する姿勢を示し、政権の求心力を高めるためだとされる。ただ、プーチン氏の支持率はコロナ禍で過去最低レベルに低迷しており、領土問題で日本に譲歩する余力は無いのも実情だ。

 ロシア外務省も、「平和条約交渉と国境画定交渉は何の関係もない」(ザハロワ報道官)と領土問題から距離を置く姿勢を強めている。モスクワのシンクタンク「政治情報センター」のアレクセイ・ムヒン所長は「改憲が交渉の外部環境に与える影響は大きく、日本にとって状況は格段に厳しくなっている」と指摘する。(モスクワ=石橋亮介)

日本、糸口見えぬまま
 対する日本は、静観を決め込む…

1314チバQ:2020/08/02(日) 20:42:43
https://www.sankei.com/world/news/200802/wor2008020009-n1.html
ベラルーシ大統領選まで1週間 揺らぐ独裁者、女性候補に支持結集
2020.8.2 20:29
 【モスクワ=小野田雄一】ロシアの隣国、ベラルーシで9日に予定される大統領選(任期5年)まで1週間となった。主要な反体制派候補が排除され、現職のルカシェンコ大統領(65)が無風で6選を果たすとみられたが、ここにきて異変が起きている。政権が「脅威にあらず」と考えて出馬を認めた女性候補に反体制派の支持が結集され、うねりとなっているのだ。「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ氏には大きな誤算となった。

 ルカシェンコ氏との一騎打ちを演じているのは、人気ユーチューバーの夫を持つチハノフスカヤ氏(37)。夫が治安当局に拘束されたことから代理として急遽(きゅうきょ)出馬し、独裁打倒を訴えている。

 より有力とみられていた反体制派候補2人は7月中旬、中央選管によって「要件を満たさない」として立候補を却下されたが、チハノフスカヤ氏は出馬を認められた。排除された2候補の陣営はチハノフスカヤ氏支援に回り、結果的に同氏が反体制派の強力な統一候補となった。

 首都ミンスクでは7月30日、チハノフスカヤ氏を支持する集会に6万人以上(独立系団体集計)が参加。26年間にわたり強固な独裁体制が築かれてきたベラルーシでは異例の事態で、ロイター通信は「人口950万人の国で、1991年のソ連崩壊以降で最大の集会となった」と報じた。同氏を支持する運動は地方都市でも大きな盛り上がりを見せている。

 ルカシェンコ氏は94年から大統領の座にあり、国民の間では長期化する独裁や経済不振への不満が強まっている。同氏が新型コロナウイルス感染症について「ウオッカを飲めば予防できる」などと主張し、何ら対策をとらなかったことも反政権機運を増幅させた。

 こうした情勢下で7月29日、プーチン露大統領に近い民間軍事会社(PMC)「ワグナー」の要員33人がベラルーシで治安当局に拘束され、波紋を広げている。同国治安当局は、多数のワグナー要員が大統領選の攪乱(かくらん)を狙って国内に潜入したと発表。ロシアは、これらの要員が経由地としてベラルーシに滞在していただけだと主張している。

 プーチン露政権は、両国の「統合深化」に難色を示してきたルカシェンコ氏に嫌悪感を抱く一方、ベラルーシの反体制派には欧米への親近感が強いことを警戒している。

1315チバQ:2020/08/03(月) 14:38:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/714acd6b61943aac859594bb89dab32dc27d0d14
コソボ首相がコロナ陽性 軽症も隔離、執務は続行
8/3(月) 9:47配信

 【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのコソボのホティ首相は2日、新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。軽いせきが出る以外は特に症状はなく、自宅で2週間隔離措置を取り、執務は続けるとしている。ロイター通信などが伝えた。

 コソボ当局によると、同国ではこれまでに約8800人の感染が確認され、約250人が死亡。最近は感染が急速に拡大しており、医療崩壊を懸念する声も出ている。

1316チバQ:2020/08/06(木) 00:44:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/47250?rct=world
ロシア閣僚が北方領土入り 非常事態相が国後島訪問
2020年8月5日 19時21分 (共同通信)
 5日、北方領土の国後島で救助センターの開所式に出席するロシアのジニチェフ非常事態相(左)(非常事態省提供・共同)
 5日、北方領土の国後島で救助センターの開所式に出席するロシアのジニチェフ非常事態相(左)(非常事態省提供・共同)

 5日、北方領土の国後島で救助センターの開所式に出席するロシアのジニチェフ非常事態相(左)(非常事態省提供・共同)
 【モスクワ共同】ロシアのジニチェフ非常事態相は5日、北方領土の国後島入りし、救助センターの開所式に出席した。非常事態省が発表した。日本政府関係者によると、ロシア政府幹部の北方領土訪問は昨年8月に当時のメドベージェフ首相が択捉島を訪問して以来。
 日本外務省は「わが国の立場と相いれず、事実関係を確認後に適切に対処する」としている。
 非常事態省によると、同センターには最新の気象予測システムが設置され、自然災害からの保護強化につながる。同様のセンターは近く択捉島でも稼働予定という。

1317チバQ:2020/08/10(月) 23:12:36
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASN8B35S7N8BUHBI002.html
ベラルーシ大統領選、現職6選確実 不正告発相次ぎ緊迫
2020/08/10 22:24朝日新聞

ベラルーシ大統領選、現職6選確実 不正告発相次ぎ緊迫

ベラルーシの首都ミンスクで9日、大統領選投票後の抗議デモに参加した市民を引きずる治安部隊員(Tut.By提供)=ロイター

(朝日新聞)

 旧ソ連のベラルーシで9日行われた大統領選で、選挙管理委員会は10日、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏(65)が80・23%に上る得票で6選を確実にしたとの暫定結果を発表した。選挙をめぐっては不正の告発が続き、反政権派の最有力候補とされたスベトラナ・チハノフスカヤ氏(37)は結果を受け入れない考えを表明。首都ミンスクでは数千人の支持者が抗議して治安部隊と衝突、全国で約3千人が拘束されるなど緊張が高まっている。

 暫定結果によると、投票率は84・23%で、チハノフスカヤ氏の得票率は9・9%だった。確定結果は14日発表される予定だが選管は「結果が大きく変わることはない」としている。

 インタファクス通信によると、チハノフスカヤ氏は「勝ったのは私だ。これから全ての不正を明らかにする」と述べた。

 国営テレビは9日、ルカシェンコ氏の得票が約8割に上ったとの出口調査の結果を発表。これに反発した支持者らがミンスク市各地で抗議のデモを行い、治安部隊と衝突した。多数が負傷した模様で男性1人が治安部隊の車両にひかれて死亡したとの情報もある。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20200810-567-OYT1T50101.html
ベラルーシ大統領選、ルカシェンコ氏6選…反政権派は結果受け入れず
2020/08/10 22:01読売新聞

ベラルーシ大統領選、ルカシェンコ氏6選…反政権派は結果受け入れず

ベラルーシのルカシェンコ大統領(ロイター) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 【モスクワ=田村雄】旧ソ連構成国ベラルーシの中央選挙管理委員会は10日、9日投票の大統領選で、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領(65)が勝利し、6選を決めたことを明らかにした。任期は5年。反政権派は大規模な不正があったとして結果を受け入れない意向を表明した。

 反政権派は9日夜以降、各地で抗議行動を展開している。首都ミンスクでは治安部隊との衝突が起き、国内の人権団体によると、1人が死亡し、数十人が負傷した。内務省は各地で計約3000人を拘束したとしている。

 選管の発表によると、投票率は84・2%だった。中間集計(開票率非公表)では、ルカシェンコ氏は得票率80・2%、反政権派の有力女性候補スベトラーナ・チハノフスカヤ氏(37)は9・9%とされた。

 ルカシェンコ氏は1994年から政権トップに君臨し、「欧州最後の独裁者」と呼ばれる。

 チハノフスカヤ氏は10日の記者会見で、選挙結果を認めない考えを強調し、ルカシェンコ氏に対し「平和的な権力の移譲」を求めた。チハノフスカヤ氏の得票率が80%を超えたとする独立系団体の調査もある。

1318チバQ:2020/08/10(月) 23:13:15
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2008100015.html
「欧州最後の独裁者」露と再接近か ベラルーシ大統領選
2020/08/10 21:04産経新聞

 【モスクワ=小野田雄一】9日に投票されたベラルーシ大統領選をめぐり、海外メディアや専門家の間では、過去の選挙と同様、政権側による大規模な開票不正が行われたとの見方が支配的だ。しかし過去にない反政権機運の高まりの中、強権的手法での権力保持は国内の政情を不安定化させる可能性があるほか、欧米やロシアとの関係にも影響を与えそうだ。

 1994年以降、ルカシェンコ氏による独裁が続いているベラルーシでは、中央選管や裁判所すら政権の統制下に置かれ、選挙は有名無実化している。実際、ルカシェンコ氏は過去の大統領選でも“圧勝”してきた。

 ただ、長引く経済の低迷に加え、新型コロナウイルスへの無策ぶりが政権不信に拍車をかけた。大統領選前に行われた複数の非公式の世論調査では、ルカシェンコ氏の支持はいずれも数%どまり。一方、独裁打倒を訴えた反体制派候補、チハノフスカヤ氏の支援集会には同国史上最大となる6万人以上が参加し、沈黙を強いられてきた国民の怒りが発露された。

 開票不正を訴えるチハノフスカヤ氏は10日、「選挙結果は承認しない」と表明。同氏陣営は今後も体制側への抗議行動を続けていく方針を明らかにした。政権側は圧力で押さえ込みにかかる見通しで、国内に混乱が起きる可能性がある。

 外交への影響も指摘されている。ルカシェンコ氏は近年、ベラルーシに影響力を持つロシアを牽制(けんせい)するため、長年対立してきた欧米との関係改善を模索。欧米側もベラルーシの“ロシア離れ”を支援してきた。しかし今回の大統領選で、有力対抗馬の排除や抗議デモへの弾圧、開票不正の疑いをめぐり、欧米側はルカシェンコ氏を批判した。

 一方、ベラルーシ治安当局は7月末、「大統領選の攪乱(かくらん)を図った」として露民間軍事会社(PMC)要員33人を拘束。ロシアとの緊張が高まった中、ルカシェンコ氏とプーチン露大統領は今月7日、電話会談でこの問題を協議。プーチン氏は10日、ルカシェンコ氏の「再選」を早速祝福しており、ロシアへの再接近が取りざたされている。

1319チバQ:2020/08/10(月) 23:14:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20200810k0000m030202000c.html
ベラルーシ大統領選、現職の6選確実 各地で抗議行動、3000人拘束か
2020/08/10 19:18毎日新聞

ベラルーシ大統領選、現職の6選確実 各地で抗議行動、3000人拘束か

治安部隊と衝突する大統領選の結果に抗議する市民ら=2020年8月9日、ベラルーシ・ミンスクでAP

(毎日新聞)

 旧ソ連のベラルーシで9日、任期満了に伴う大統領選が投開票され、国営メディアによると、暫定結果で現職のルカシェンコ大統領(65)が約8割の票を集め、6選を決めた。ただ、各地の都市で選挙の不正を訴え、抗議する人々が治安部隊と衝突。同国の内務省によると、約3000人を拘束しており、選挙の正当性を巡り緊迫した状況が続きそうだ。

 国営ベルタ通信によると、中央選管が10日朝に公表した暫定結果で、ルカシェンコ氏は80・23%の票を獲得。政権への抗議運動を繰り返し逮捕されたブロガーの夫の代わりに出馬し、最大の対抗馬とみられていた主婦のチハノフスカヤ氏(37)の得票率は9・9%にとどまった。投票率は84・23%だった。

 ベラルーシでは9日の日中から大規模なインターネットの障害が起こり、首都ミンスクの中心部などで治安部隊の車両が展開。独立系メディアの出口調査では、チハノフスカヤ氏が8割以上を得票したとの結果も出ていた。そのため9日夜に政府系メディアがルカシェンコ氏の当選確実を伝えると、選挙の不正を訴えるため街頭で抗議行動を始めた人々が治安部隊と衝突し、ゴム弾や閃光(せんこう)弾などが発砲された。インターネット上には人々が負傷し、血を流す様子などが投稿されており、多数の負傷者が出ている模様だ。

 地元人権団体などによると、首都ミンスクで1人が死亡し、各地の衝突で約90人が負傷した模様だ。ベラルーシ内務省は10日未明、「警察は状況をコントロールしている」と発表。チハノフスカヤ氏は治安当局や国民に暴力行為をやめるよう呼びかける一方で、暫定結果を認めないと表明している。

 ルカシェンコ氏は1994年の大統領就任後、政敵を弾圧する強権政治を続け、「欧州最後の独裁者」と呼ばれてきた。最近は経済の低迷や新型コロナウイルスへの対応などを巡り、国民の不満が増大。逆風にさらされる中、選挙前から他の有力候補を逮捕するなど政敵の排除を進めていた。

 だが、政治経験のないチハノフスカヤ氏は出馬を認められ、政権に批判的な勢力を結集。7月末には首都ミンスクで6万人を超えるとみられる集会を開くなど、国民の不満を集める受け皿となっていた。

 これに対し、ルカシェンコ氏は「(情報戦などを伴う)ハイブリッド戦が仕掛けられている」として、国外からの選挙介入の可能性に繰り返し言及。国民に結束を呼びかける一方で、選挙戦終盤にはチハノフスカヤ陣営の幹部を拘束するなど強硬姿勢を強めていた。

 ルカシェンコ氏は過去の大統領選後も政権に批判的な勢力の拘束に踏み切り、欧米から制裁を受けた。今回も選挙の公正性に対し、欧米から懸念の声が相次いでおり、選挙結果や国内状況次第では新たな制裁を招く可能性がある。【前谷宏】

1320チバQ:2020/08/10(月) 23:14:22
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-200810X800.html
ロシア、影響力拡大狙う=ベラルーシ情勢不安
2020/08/10 18:07時事通信

 【モスクワ時事】9日投票のベラルーシ大統領選は現職のルカシェンコ大統領が勝利した。ただ、長期独裁を続けるルカシェンコ氏への反発は強まっており、ベラルーシの情勢不安は続く恐れがある。これに乗じて隣国ロシアが影響力拡大を狙う可能性がある。

 10日付のロシアの有力紙ベドモスチは「ルカシェンコ氏は最も困難な選挙に勝利したが、立場は非常に弱まった」と指摘。大統領選によってベラルーシ社会が分裂し、ルカシェンコ氏に対する国民の不信感が増幅したとする専門家の見方を伝えた。

 政権基盤が弱まったルカシェンコ氏を取り込む可能性があるのがロシアのプーチン政権だ。プーチン大統領は大統領選直前の7日、ルカシェンコ氏と電話会談し「兄弟的な両国関係の一層の発展に向けた議論」を行った。選挙結果を受け、投票から一夜明けた10日、早速ルカシェンコ氏に祝電を送った。

 近年は「経済統合の深化」を迫るロシアにベラルーシが反発し、関係がぎくしゃくしていた。ルカシェンコ氏はロシアをけん制するために欧米に接近する動きを見せ、今年2月にはポンペオ米国務長官がベラルーシを訪問していた。

 しかし、今回の大統領選でルカシェンコ政権は反政権派を弾圧したことから欧米との関係改善は難しくなった。今後はロシアを頼る場面が増えそうだ。

 ロシアとベラルーシの関係をめぐっては、2024年に任期切れを迎えるプーチン氏が統合深化によって連合国家を創設してトップに君臨するというシナリオが取り沙汰されたことがある。今後の動きにルカシェンコ氏は神経をすり減らしそうだ。

1321チバQ:2020/08/12(水) 16:01:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb23e73d71654dadf608d22931d45c72291580bb

ベラルーシ大統領選の野党候補者、隣国へ逃れる 不正訴える抗議デモの最中




8/12(水) 11:43配信


CNN.co.jp


モスクワ(CNN) 東欧ベラルーシの大統領選に現職の対立候補として臨んだスベトラーナ・チハノフスカヤ氏が、同国を後にし、現在は隣国リトアニアにいることが分かった。同氏の選挙陣営が11日に明らかにした。

9日に行われた選挙は現職のルカシェンコ大統領が圧勝したとの結果が出ていた。これを受けチハノフスカヤ氏は、選挙に不正があったとして票の再集計を求めた。

国内では選挙結果に対する抗議デモが発生。治安部隊がこれを鎮圧する事態となっていた。チハノフスカヤ氏の陣営によると、ベラルーシを出ることを余儀なくされた同氏は現在、子どもたちとともにリトアニアにいるという。

リトアニアの外相は11日朝、チハノフスカヤ氏が国内にいると発表した。

チハノフスカヤ氏は、ベラルーシを出るにあたり、夫のユーチューブチャンネルに動画を投稿。疲れ切った様子で「非常に難しい決断を、自分自身で下した。大勢の人が理解してくれるはずだが、私を非難したり憎んだりする人も多いだろう。それでもあなた方が私のような選択を迫られることは決してない」と述べた。

2〜3時間後には、政権寄りのチャンネルがメッセージアプリでチハノフスカヤ氏の別の動画を共有した。その中で同氏は紙を読み上げる形でベラルーシの国民に抗議行動を止めるよう要求。選挙結果について「国民が自ら選択した」と、不正があったとする自身の主張を完全に翻す言葉も口にした。

2本目の動画がいつ、どこで撮影されたのかは不明だが、ソーシャルメディア上ではチハノフスカヤ氏について、脅迫を受けて国外へ行かざるを得ない状況になったのではないかという臆測が飛び交った。

チハノフスカヤ氏の陣営は9日、CNNの取材に対し、これまで選挙運動にかかわった9人が逮捕されていると明らかにした。チハノフスカヤ氏の夫で著名ユーチューバーのセルゲイ・チハノフスキー氏も、5月以降当局に拘束されている。

1322とはずがたり:2020/08/12(水) 20:03:39

https://twitter.com/wa8492/status/1293421268222357509
戦間期に生きてる事を自覚し始めた枢密院勅令
@wa8492

5時間
ルカシェンカ、ベラルーシに戒厳令と門限を導入-電報 https://focus.ua/world/460823-lukashenko_vvedet_v_belarusi_voennoe_polozhenie_i_komendantskii_chas__telegram  信頼性は不明ですが、ルカシェンコ大統領は8月25日まで憲法第84条第29項に基づく戒厳を布告したとの情報が。数時間前は緊急事態の導入との報道だったので混乱してる。

1323チバQ:2020/08/13(木) 09:38:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/74424c28e98dec07086107d8fdfb545130b5bdf3
ベラルーシで「救国戦線」結成 反体制派が政権奪取へ宣言
8/13(木) 7:14配信


12日、ベラルーシの首都ミンスクで大統領選の結果に抗議するデモ参加者(ゲッティ=共同)
 【モスクワ共同】9日のベラルーシ大統領選で立候補を却下された反体制派の元外交官ツェプカロ氏は12日、6選を決めたルカシェンコ大統領から政権を実力で奪取することを目的とした「救国戦線」の結成を宣言した。タス通信が報じた。反政権の有力な動きに発展するかどうかは不明。ツェプカロ氏は逮捕を避けるために国外に滞在している。

 ベラルーシ各地では12日夜もルカシェンコ氏の当選は不正だと訴える4日目の抗議行動が行われた。過去3日で6千人以上が拘束されたが、拘束者は日々減少傾向にある。内務省によると、西部ブレストでは治安当局者が市民に対して警告後に発砲し、1人が負傷した。

1324とはずがたり:2020/08/13(木) 15:10:27
マース独外相、ベラルーシに抗議デモ身柄拘束者の釈放を呼びかけ
ドイツのハイコ・マース外務大臣は、ベラルーシ政権は無許可で行われた抗議デモで身柄を拘束された人々を釈放するべきであると発言した。
https://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2020/08/12/masudu-wai-xiang-berarusinikang-yi-demoshen-bing-ju-shu-zhe-noshi-fang-wohu-bikake-1471229
12.08.2020 ~ 13.08.2020
マース独外相、ベラルーシに抗議デモ身柄拘束者の釈放を呼びかけ


マース大臣とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、首都モスクワで会談したあとに記者会見を開いた。

ベラルーシで実施された大統領選挙にアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が勝利したことに抗議して2日間次々と行われた無許可の抗議デモで多数の人が身柄を拘束されたことに注意を促したマース大臣は、

「平和的に自身の民主的権利を行使して街に繰り出した人々を釈放するよう呼びかける。これは、抗議運動中に任務を遂行したジャーナリストに対しても当てはまる。ジャーナリストも即座に釈放されるべきである」と述べた。

マース大臣は、国際社会はこれに対して断固たる姿勢を披露すべきであると強調した。

欧州連合(EU)がベラルーシに金融問題で適用していた制裁を以前解除したことを振り返ったマース大臣は、

「ベラルーシでこの数週間及び最近発生している事件に照らしてこのことをEUで真剣に協議する必要があるであろう」と話した。

ノルド・ストリーム2天然ガスパイプラインの建設に関して言及したマース大臣は、アメリカがプロジェクトに対して制裁によって圧力をかけていると語った。

「いかなる国家も威嚇によってEUのエネルギー政策を特定することはできない」と述べたマース大臣は、このプロジェクトが近く完成することを期待すると述べた。

ラブロフ大臣もスロバキアがロシア人外交官2人をスパイ容疑で国外退去処分にしたことに言及し、「問題はスロバキアではない」と述べた。

アメリカ国務省のモーガン・オータガス報道官がスロバキアが下した判断を歓迎したことを振り返ったラブロフ大臣は、

「ほかの海外の代表者がこの状況に関してこのような形で見解を述べたことは一切なかった。従って、この事件に誰が関与している可能性があるかを考えてみて下さい」と見解を述べた。

東欧諸国のスロバキアは、同国に赴任しているロシア人外交官2人をスパイ容疑で国外退去処分にしたことを報告している。

ロシア外務省もスロバキアの決定に相互主義の原則に沿って対応することを公表している。



(2020年8月11日)

1325チバQ:2020/08/14(金) 16:23:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d269e727df177dac955d2936b48c019189d9c21
ベラルーシ、数千人が「人間の鎖」 選挙後の暴力に抗議
8/14(金) 5:49配信


ベラルーシの首都ミンスクで、白い服を着て道路沿いに並び、警察の暴力に抗議する女性たち(2020年8月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ベラルーシで13日、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が6選を果たした大統領選挙の結果や、選挙後に起きた警察による暴力的な取り締まりに抗議するデモが行われ、数千人が「人間の鎖」をつくった。

【写真】花を手にして警察の暴力に抗議する女性たち

 ベラルーシでは大統領選が行われた9日以降、4晩にわたり騒乱が続き、少なくとも2人が死亡、数百人が負傷したほか、7000人近くが拘束された。

 隣国のロシアはデモについて、旧ソ連邦構成国であるベラルーシの不安定化を狙って国外で組織されたものだと主張。一方、欧州諸国は警察の暴力を批判するとともに、ルカシェンコ大統領に新たな制裁を科す構えを示している。

 ベラルーシの首都ミンスクでは数千人が手をつなぎ、街頭を行進。多くは白い服を身にまとい、花や風船を手にしていた。現場の雰囲気はここ数日よりも平穏で、デモ隊が都心の通りを歩き、道路沿いに列をつくると、行き交う車が支持を表してクラクションを鳴らした。

 地元メディアによると、ほかの国内6都市でも同じような人間の鎖がつくられた。一方で活動家らは、夜にさらなる抗議デモを行うよう呼び掛けている。

 反政権派は、ルカシェンコ氏が大統領選で有力対立候補だったスベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏に勝利するため不正行為におよんだと主張。チハノフスカヤ氏は選挙後、隣国リトアニアに逃れている。【翻訳編集】 AFPBB News

1326チバQ:2020/08/17(月) 10:41:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f5d89f8617361cc7df6ad4c5ebc70f06fde67f7
ベラルーシで5万人規模のデモ、大統領選のやり直し求め
8/17(月) 10:15配信

(CNN) ベラルーシの首都ミンスクで16日、大統領選のやり直しを求める大規模なデモが実施された。その近くではルカシェンコ大統領が集会を開き、支持者らを前に演説した。

抗議デモの規模について正式な発表はないが、現地のCNN取材班によると午後3時の時点で5万人前後が参加していたとみられる。

ルカシェンコ氏の集会については内務省が参加者6万5000人と発表したが、取材班によれば1万人足らずだったと推定される。市中心部では集会に先立ち、人々がバスで連れて来られる場面も目撃された。

ベラルーシでは9日の大統領選でルカシェンコ氏の6選が決まったのに対し、不正疑惑が指摘されている。

対立候補の野党指導者、チハノフスカヤ氏は隣国リトアニアに脱出。この1週間の抗議デモで数千人が拘束された。

ルカシェンコ氏は16日の演説で、ベラルーシが外国の介入に脅かされていると主張した。「西側の国境沿いで兵力が増強され、リトアニアとポーランド、ウクライナから選挙のやり直しを命じられている。言うことを聞いてしまえば我々は滅びる」と訴えた。

これに対し、リトアニアやポーランドが加盟する北大西洋条約機構(NATO)の報道官は兵力増強を否定。東方に配備している兵力は自衛と平和維持が目的で、他国に脅威を及ぼすことはないと強調した。ベラルーシの政権は平和的な抗議行動の権利を尊重するべきだとも述べた。

同国のリェシェニャ駐スロバキア大使は15日、国内紙を通して公開したビデオの中で、抗議デモへの支持を表明した。

一方、ベラルーシ国防省は同日、北東部の国境沿いで17〜20日に実戦演習を実施すると発表した。

1327とはずがたり:2020/08/18(火) 02:21:26
https://twitter.com/gonoi/status/1295365650358001666
Ikuo Gonoi
@gonoi
みんな聴いて!いまBBC報道でベラルーシで人々が非暴力デモや抗議行動、ゼネストをした結果、26年間も君臨したルカシェンコ大統領がついに折れて新憲法制定後に大統領選を再選挙するって!非暴力直接行動と直接民主主義が勝ったよ!
We #StandwithBelarus in their fight for democracy!
#FreeBelarus

ただしまだ予断を許さない。ルカシェンコ大統領はベラルーシ国境付近で軍事訓練を開始し平和なデモを牽制、しかもロシアのプーチン大統領に介入を依頼中。対してEUやラトヴィア等の隣国の大統領や首相は公正な選挙を求めて制裁を検討中。国際社会は独裁政権側の武力行使を防ぐべき。#StandwithBelarus

午後11:23 ・ 2020年8月17日・Twitter for iPhone

2020年 8月 17日 11:13 PM JST
EU首脳、ベラルーシ情勢巡り19日に緊急会議
https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN25D1P2?taid=5f3ab548b0f5f50001d7b6c5&utm_campaign=trueAnthem%3A%20Trending%20Content&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter&__twitter_impression=true

欧州連合(EU)のミシェル大統領は17日、再選を決めたルカシェンコ大統領への抗議行動が続くベラルーシ情勢を巡り、19日にテレビ会議形式で緊急首脳会議を開催すると明らかにした。昨年9月撮影(2020年 ロイター/YVES HERMAN)
[ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)のミシェル大統領は17日、再選を決めたルカシェンコ大統領への抗議行動が続くベラルーシ情勢を巡り、19日にテレビ会議形式で緊急首脳会議を開催すると明らかにした。

ミシェル氏は「ベラルーシの国民には、自らの将来を決め、指導者を自由に選ぶ権利がある。デモ参加者に対する暴力は受け入れられず、容認できない」と表明した。さらに首脳会議では、デモ参加者への支持を打ち出すとともに、具体的な支援策について協議するとした。

またEU当局者によると、ロシアに対し問題に介入しないよう警告する構えだ。

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ベラルーシで9日に行われた大統領選では、ルカシェンコ氏が約80%の得票率で6選を決めた。EUは選挙の不正や選挙後の取り締まりに関与したとみられる当局者らを対象とした制裁手続きに入った。

1328とはずがたり:2020/08/18(火) 11:33:58

ベラルーシ20万人デモ 大統領6選に抗議
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月18日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20200818/ddm/002/030/111000c

 旧ソ連のベラルーシでは15、16の両日、ルカシェンコ大統領の6選に対する抗議活動が全土で続き、地元メディアによると、首都ミンスクでは20万人以上が参加したとみられる史上最大規模の抗議集会が開かれた。これに対し、ルカシェンコ氏は17日、再選挙や退陣を拒否する考えを改めて示した。ルカシェンコ氏はプーチン露大統領に支援を求めており、隣国ロシアの対応が今後の焦点となりそうだ。

 ミンスク中心部では16日午後、ルカシェンコ氏の当選に抗議する集会が開かれ、地元メディアによると参加者は20万人を超えたとみられる。一方、ルカシェンコ氏も自身の支持者による集会を開催し、欧米からの軍事介入の脅威を訴えたが、現地メディアの推計では数千〜数万人規模にとどまった模様だ。選挙後に国外脱出した対立候補のチハノフスカヤ氏は17日、「ベラルーシを率いる用意がある」との声明を出した。

1329チバQ:2020/08/18(火) 18:49:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2e7ab27cfc979dc4f871b7e9d2d49870c6ea915
ベラルーシから出国した反政権派候補、大統領就任に意欲
8/18(火) 12:48配信


大統領選の不正疑惑に対する抗議が続く旧ソ連のベラルーシのミンスクで17日、スベトラナ・チハノフスカヤ氏をあしらった旗を持ってデモに参加する人々=AP
 大統領選の不正疑惑に対する抗議が続く旧ソ連のベラルーシで、ルカシェンコ大統領(65)の対立候補として出馬したスベトラナ・チハノフスカヤ氏(37)が17日、「国の指導者として責任を負う用意がある」と述べ、大統領就任に意欲を示した。法制度を整えた上で公正な選挙を実現するとした。国民向けのビデオメッセージで発表した。

【写真】ベラルーシ大統領選の対立候補のスベトラナ・チハノフスカヤ氏が17日に発表したビデオ=ロイター

 今月9日に投開票された大統領選で中央選管は1994年から政権につくルカシェンコ氏が80%の得票で6選を果たしたと発表したが、反政権派は反発。市民らの集会、デモが連日各地で続く。チハノフスカヤ氏は投票翌日に隣国リトアニアに出国する一方、自らが当選したと主張している。陣営は政権に対し、平和な政権交代を実現するための協議を呼びかけている。

 一方、ルカシェンコ氏は17日、選挙結果に抗議して労働者の一部がストライキに入った首都ミンスクのトラクター工場を訪れ、聴衆から「やめろ」などと罵声を浴びながら演説。「殺されるまで再選挙はしない」などと主張する一方、憲法を改正して権限を移譲する考えがあるとも述べ、一定の譲歩をする姿勢も示した。(モスクワ=喜田尚)
朝日新聞社

1330とはずがたり:2020/08/19(水) 14:05:32
2736 自分:とはずがたり[] 投稿日:2020/08/19(水) 14:05:09
ロシア、中国向けに石油化学工場建設 経済関係強化へ
https://jp.wsj.com/articles/SB11137825586068763813404586577071086704438
By Georgi Kantchev
2020 年 8 月 19 日 01:00 JST

 【モスクワ】ロシアは世界最大規模のポリマー(重合体)工場の建設を開始した。生産は中国市場向けで、中国との経済関係を強化するロシアの狙いが浮かび上がる。

 かつては反目し合っていたロシアと中国も最近は経済的・政治的な協力関係を深めており、大型プロジェクトでの提携が目立つようになった。今回の110億ドル(約1兆2000億円)のプロジェクトもその流れにある。

 両国間の貿易は昨年、過去最高の1100億ドル超に達している。

 ロシアの石油化学会社シブール・ホールディングが今...

1331チバQ:2020/08/20(木) 18:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1c66d1e196f374e0aba153340703fbd0d9ed87a
ロシア野党指導者ナワリヌイ氏、意識不明で集中治療室に搬送 紅茶に毒か

8/20(木) 15:58配信
【AFP=時事】(更新)ロシアの野党勢力指導者でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領批判の急先鋒(せんぽう)として知られるアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)が、意識不明で病院に搬送された。同氏の広報担当者が20日、明らかにした。毒を盛られたようだという。

 ナワリヌイ氏の広報担当者、キラ・ヤルミシュ(Kira Yarmysh)氏によると、ナワリヌイ氏はシベリア(Siberia)からモスクワに移動中の機内で意識不明に陥り、飛行機は緊急着陸した。

 ヤルミシュ氏はツイッター(Twitter)に「アレクセイが毒を盛られた」「現在、集中治療室に入っている」と投稿。「紅茶の中に何らかの毒が混入されていたとみている。けさ、彼が口にしたのはそれだけだ」「医師によると、毒物は熱い液体を通じて短時間で吸収された」と説明した。

 ヤルミシュ氏によると、ナワリヌイ氏は空港で紅茶を飲み、離陸後すぐに意識を失ったという。

 タス通信(TASS)も、ナワリヌイ氏がオムスク(Omsk)の病院の集中治療室で中毒症状の治療を受けていると伝えた。病院の医療主任は、ナワリヌイ氏の容体についてタス通信に「重体だ」と述べた。

 ナワリヌイ氏はロシア政権中枢の汚職を追及し、プーチン大統領を露骨に批判してきた人物。過去にもたびたび身体的な攻撃を受けており、昨年8月には無許可デモを呼び掛けたとして逮捕され収監中に、両まぶたが腫れ上がり体のあちこちに膿瘍(のうよう)ができる「重度のアレルギー症状」で病院に搬送された。この時も、ナワリヌイ氏側は毒を盛られたと主張し、捜査を要求していた。【翻訳編集】 AFPBB News

1332チバQ:2020/08/20(木) 22:42:16
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-200820X666.html
影響力維持へ政権交代容認か=ベラルーシ情勢でロシア
2020/08/20 14:36時事通信

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン政権は19日、大統領選の結果をめぐり混乱が続く隣国ベラルーシに対し、現時点で軍事援助を含む支援を行う必要はないと表明した。ベラルーシ反政権派はロシアを敵視しておらず、親ロシア派政権が倒された2014年のウクライナ政変と状況が異なる。ロシアは政権交代も含め、自国の影響力を最大限維持できる形での事態収拾を狙っているもようだ。

 9日のベラルーシ大統領選をめぐっては、国内外で選挙不正が指摘され、ルカシェンコ大統領は退陣要求にさらされている。ロシア国内でもルカシェンコ氏は「免れることのできない不名誉な退陣へと向かっている」(カーネギー財団モスクワ支部のトレーニン所長)という見方が広がっている。

 プーチン大統領とルカシェンコ氏の関係には近年、経済統合をめぐり不協和音が生じていた。大統領選前にベラルーシ当局が「騒乱を企てた」としてロシア人傭兵(ようへい)を拘束したこともロシアの不満を増幅させた。一方、反政権派の女性候補チハノフスカヤ氏の陣営は18日、ロシアや欧州連合(EU)各国と関係を築く意向を表明している。

 トレーニン氏は17日発表の論文で、プーチン政権は「ルカシェンコ氏にうんざりしているが、ベラルーシがウクライナの道をたどり、反ロ的で北大西洋条約機構(NATO)寄りになることは容認できない」と分析。ロシアが取り得る選択肢として、軍事介入は「破滅的な結末になるため、とにかく避けるべきだ」と強調した。

 ルカシェンコ氏を支え続けるのも「金を使ってロシアへの憎しみを生むことになる」と否定的見解を表明。最良の選択肢はルカシェンコ氏に亡命を促し、同氏抜きでの権力移行をロシアが主導することだと指摘した。

1333チバQ:2020/08/25(火) 11:09:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/25101baf58050f74484e454c81b48f7deea78a60
対立、長期化の様相 大統領、反政権派に譲歩せず 混乱続くベラルーシ
8/24(月) 20:33配信
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23日、ミンスクで、防弾チョッキを着て銃を持つベラルーシのルカシェンコ大統領=国営ベルタ通信が公表(AFP時事)
 【モスクワ時事】大統領選の結果をめぐり混乱が続くベラルーシで、ルカシェンコ大統領の6選に抗議するデモが23日、首都ミンスクで行われ、2週連続で約20万人が参加した。

 参加者は大統領退陣を求めて圧力を強めたが、ルカシェンコ氏は屈する姿勢を見せず、対立長期化の様相が漂い始めている。

 ミンスク中心部の広場は反政権派の象徴である白と赤の旗を掲げるデモ隊によって埋め尽くされた。参加者は「(ルカシェンコ氏は)辞任せよ」「自由を」などとシュプレヒコールを上げ、市内を行進した。

 これに対し、軍や治安部隊を掌握するルカシェンコ氏も対決姿勢を強めている。地元メディアは同氏がヘリコプターに乗って上空からデモの状況を確認する姿を報道。ルカシェンコ氏は「(デモ隊は)ネズミのようだ」と述べ、敵対心をあらわにした。国営メディアは防弾チョッキを着たルカシェンコ氏が銃を持ってヘリから降り立つ姿や、治安部隊を激励する動画も配信。反政権派を威嚇する意図がありそうだ。

 反政権派の女性候補チハノフスカヤ氏らは平和的な政権移行を目指し、「調整評議会」を設立。政権に対話を呼び掛けているが、ルカシェンコ氏が応じる気配はない。反政権派幹部は23日、デモ参加者に向けた声明で、「われわれの抗議活動はマラソンだ」と述べ、事態長期化への覚悟をのぞかせた。

 政権は抗議デモの取り締まり強化を警告していたが、23日は大きな衝突はなかった。ただ、ベラルーシ国防省は23日、今後は軍が国内にある第2次大戦の記念碑などの警備を担当すると発表。警備を口実に軍がデモ隊排除に乗り出す恐れが出ている。

 一方、ルカシェンコ政権と反政権派の動向を注視していたロシアが政権擁護の立場をにじませ始めている。ロシアのラブロフ外相は23日、国際監視団が不在だった9日の大統領選の結果を今になって検証するのは無理だと主張した。

 チハノフスカヤ氏についても「ストライキや抗議デモ継続を呼び掛けており強硬だ」と暗に批判。チハノフスカヤ氏が英語で声明を発表するようになったことも「欧米志向」として不快感を示した。

1334チバQ:2020/08/25(火) 11:54:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f818f23f0745793ae40c46515a894d7c25e2072
ベラルーシルーブル、対ユーロで過去最安値 パニックとの声も
8/24(月) 20:03配信
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 ベラルーシで大統領選挙の結果を巡る混乱が続く中、通貨ベラルーシルーブルが24日、一段安となり対ユーロで過去最安値を更新した。写真はミンスクで23日撮影(2020年 ロイター/Vasily Fedosenko)
[モスクワ/ミンスク 24日 ロイター] - ベラルーシで大統領選挙の結果を巡る混乱が続く中、通貨ベラルーシルーブルが24日、一段安となり対ユーロで過去最安値を更新した。

0845GMT(日本時間午後5時45分)現在ルーブルは対ユーロ<EURBYN=>で1%安の1ユーロ=3.0160ルーブル。一時3.0186ルーブルまで下落した。

対ドル<BYN=>では約2%安の1ドル=2.5364ルーブルと4月9日以来の安値となった。

ミンスクの為替ディーラーはロイターに「パニックが起きている。現金の外貨に対する需要が非常に強い」と述べた。

別の関係筋によると、ある国営銀行は預金者からの引き出し請求が250万ドルに達したが、手元には10万ドルしかなかった。

1335チバQ:2020/08/25(火) 15:17:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/477be015c9b77ba4a83597d19e18c2df6d7d34b3
ロシア反体制派ナワリヌイ氏へ毒物使用の兆候 ドイツの病院が公表
8/25(火) 13:57配信
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ロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏=AP
 ロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(44)が意識不明となっている問題で、治療に当たるドイツ・ベルリンのシャリテ大学病院は24日、毒物が使用された兆候があるとの見解を公表した。同氏はプーチン露大統領批判の急先鋒(せんぽう)で、毒殺未遂の疑惑が深まっている。

 同病院によると、体内のコリンエステラーゼという酵素の働きを阻害する物質による中毒症状がみられた。毒物の特定にはさらに分析が必要という。ナワリヌイ氏の容体は深刻だが、命の危険はないとしている。ただ、神経系に長期的な影響が残る可能性も排除できないという。

 独メディアによると、ナワリヌイ氏を診察したロシアの病院は、同種の物質は検出されなかったと説明している。メルケル独首相は「ロシア当局は完全な透明性の中で、事件を徹底的に捜査しなければならない」との声明を発表した。

 ナワリヌイ氏は20日、ロシアの空港で紅茶を飲んだ後、国内線の旅客機内で意識を失って病院に入院。治療のため22日にベルリンに搬送されていた。【ベルリン念佛明奈】

1336チバQ:2020/08/30(日) 22:24:26
https://www.sanke/world/news/200830/wor2008300015-n1.html

露極東で異例の50日連続デモ ハバロフスク、知事拘束に抗議
2020.8.30 20:09
 【モスクワ=小野田雄一】ロシア極東ハバロフスク地方の中心都市、ハバロフスクで29日、同地方のフルガル知事が治安当局に拘束されたことに抗議する数千人規模の反政権デモが行われた。デモは7月11日に始まり、この日で50日連続となった。極東で反中央と反政権の抗議が噴出する異例の事態が続いている。

 フルガル氏は7月9日、極東で2004〜05年に起きた殺人事件を首謀した疑いで治安当局に拘束され、首都モスクワに移送された。デモ隊はフルガル氏の釈放や、中央集権体制を築いたプーチン露大統領の退陣などを要求している。

 7月18日のデモには4万5千人、25日には6万5千人が参加し、規模が縮小しつつも抗議が続いてきた。最近は、大規模な抗議活動で独裁体制が揺れるロシアの隣国、ベラルーシの反体制派との連帯をデモ隊が示す場面も多い。

1337チバQ:2020/09/01(火) 21:18:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor2009010028.html
ベラルーシ反体制派、新党設立を表明 活動の合法性確保へ
2020/09/01 19:09産経新聞

 【モスクワ=小野田雄一】ルカシェンコ大統領の再選が発表された大統領選への抗議が続くベラルーシで、同氏と選挙戦を争った反体制派候補、チハノフスカヤ氏の陣営は8月31日、新党「共に」を設立すると発表した。イタル・タス通信が伝えた。数日内に新党登録書類を作成し、法務当局に提出する。ただ、政権側はチハノフスカヤ氏陣営への圧力を強めており、登録を承認するかは不明。

 同氏陣営は新党設立の目的を「反体制派の結集を促すとともに、活動の合法性を確保するため」とした。

 政権側による開票不正を主張する同氏陣営は選挙後、平和的な政権移行プロセスを協議する組織として「調整評議会」を設立。政権側に再選挙や対話を要求していた。しかし政権側は評議会を「権力奪取を狙った違法組織だ」として刑事捜査に着手。複数の評議会幹部を無許可デモを組織した容疑などで拘束した。

 政権側を支持する隣国ロシアも、政権側と反体制派側の対話の必要性を認める一方で、評議会については「設立の経緯や合法性に疑問がある」とし、評議会を反体制派側の対話窓口とすることに否定的な立場を示していた。

1338チバQ:2020/09/06(日) 12:54:32
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020090500167&g=int

セルビア・コソボ、経済関係正常化で合意 仲介の米「歴史的」と称賛
2020年09月05日05時20分

4日、米ホワイトハウスで、合意文書に署名したセルビアのブチッチ大統領(AFP時事)
4日、米ホワイトハウスで、合意文書に署名したセルビアのブチッチ大統領(AFP時事)

4日、米ホワイトハウスで、合意文書に署名したコソボのホティ首相(AFP時事)


 【ワシントン時事】旧ユーゴスラビア構成国セルビアのブチッチ大統領と、セルビアからの独立を宣言したコソボのホティ首相は4日、米首都ワシントンで会談し、経済関係を正常化することで合意した。セルビア、コソボ両国はイスラエルとの関係改善でも一致した。
 ホワイトハウスで合意文書の署名式に立ち会ったトランプ米大統領は「両国は雇用創出と経済成長を重視し、大きな成功を手にした」と強調。「歴史的な日だ」と称賛した。
 コソボは2008年に一方的な独立を宣言したが、セルビアは独立を認めていない。ただ、ブチッチ大統領は「いまだ多くの違いがあるが、大きな前進だ」とコソボとの関係改善に前向きな姿勢を示した。
 米政府によると、コソボは合意の一環として、イスラエルとの関係正常化と外交関係樹立を約束。セルビアも来年7月までに在イスラエル大使館をエルサレムに移転することで合意した。

1339チバQ:2020/09/07(月) 00:29:21
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20200906-567-OYT1T50184.html
ベラルーシ首都で大規模デモ、日曜に4週連続…拘束者も
2020/09/07 00:12読売新聞

ベラルーシ首都で大規模デモ、日曜に4週連続…拘束者も

6日、ベラルーシの首都ミンスクで、反政権の象徴の旧国旗を掲げるデモ参加者ら(AP) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 【モスクワ=田村雄】大統領選結果に対する抗議が続くベラルーシの首都ミンスクで6日、日曜日の大規模行動としては4週連続となるデモ行進が行われた。タス通信は参加者は数万人としている。国内の人権団体は、少なくとも84人が拘束されたと発表した。

 ルカシェンコ政権は、治安部隊を大量投入して主要道を封鎖し、大統領官邸周辺には装甲車を配置するなど厳戒態勢を敷いている。抗議行動はミンスク以外の都市でも実施された。

 一方、インターファクス通信によると、反政権派の主要組織「調整評議会」の女性幹部1人は5日、隣国ポーランドに退避した。女性幹部は無許可で大規模集会を計画した疑いで拘束された後、当局から長期投獄か出国かを迫られ、ポーランドに逃れたという。幹部7人のうち別の2人も拘束されており、評議会への締め付けが強まっている。

1340チバQ:2020/09/08(火) 08:58:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c0a541e582d1d6545868ac4306e19289a70758
ベラルーシ、633人を拘束 4週連続で抗議集会 10万人以上がデモ
9/7(月) 13:14配信
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大統領官邸付近に集まる抗議活動の参加者=ベラルーシの首都ミンスクで8月30日、AP
 大統領選の結果に対する抗議活動が続く旧ソ連のベラルーシでは6日、各地で抗議集会が開かれ、インタファクス通信によると、首都ミンスクでは10万人以上が抗議デモに参加した。日曜日に行われる大規模な抗議活動は4週連続。政権側は対決姿勢を強めており、デモ終了後に取り締まりを実施し、内務省は全国で633人を拘束したと発表した。

 ミンスクでは6日朝から治安部隊が中心部に展開し、内務省は無許可の集会に「すべての必要な措置を取る」と声明を出した。だが、午後になると市内各地からデモ隊が集結。多くは先週に続き、大統領官邸近くまで行進し、ルカシェンコ大統領の退陣を求めた。

 デモ参加者の多くが解散した夕方になると、官邸前では催涙ガスがまかれたとみられ、治安部隊による拘束が始まった。地元メディアは、治安当局の関係者とみられる私服姿の集団が逃げる市民を警棒で殴りつけたり、喫茶店の窓を割って客を拘束したりする様子なども報じている。地元人権団体は6日夜時点で、ミンスクで少なくとも約200人が拘束されたとしている。

 ルカシェンコ氏については、ロシアのプーチン大統領が8月29日に「我々は選挙の正当性を認める」と支持する姿勢を明言。隣国の後ろ盾を得たルカシェンコ政権は強硬姿勢を強めており、学生による大規模なデモが起こった1日も100人以上を拘束。抗議活動を取材する独立系メディアの記者を「無許可の集会に参加した」として拘束する事例も相次ぐ。

 一方、隣国リトアニアに脱出した、大統領選の対立候補だったチハノフスカヤ氏は4日、テレビ会議形式で行われた国連安全保障理事会の非公式会合に参加。「国連に治安当局の行き過ぎた実力行使への非難を求める」と訴え、監視団の派遣を要請した。9日にはポーランドでモラウィエツキ首相らと面会を予定しており、国際社会への働きかけを強めている。【前谷宏】

1341チバQ:2020/09/10(木) 11:28:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e18567127864e819399e8cb74afc672ad3b5f85a
新型コロナは同性婚への「神罰」発言の聖職者、検査で陽性 ウクライナ
9/10(木) 10:53配信
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(CNN) 新型コロナウイルスは同性婚に対する「神の罰」と形容していたウクライナ正教会の指導者が、新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。

陽性反応が出たのはウクライナ正教会キエフ聖庁のフィラレート総主教(91)。容体は安定しており、治療が続けられているという。

陽性反応については、同教会が4日にフェイスブックの投稿で発表していた。8日の投稿では、「フィラレート総主教の健康状態は安定しており、治療が続いている」と伝えた。

フィラレート総主教は今年3月、ウクライナのテレビ局の取材に対し、新型コロナウイルス禍について「人の罪、人類の罪深さに対する神の罰」と形容し、「まず何よりも、同性婚という意味だ」と言い添えた。

これに対してウクライナのLGBTQ+団体は、総主教の言葉は憎しみや差別をかき立てる可能性があるとして訴訟を起こし、謝罪や発言の撤回を求めていた。

教会側は、「教会の指導者として、人として、総主教には道徳に基づく自らの見解を表明する自由がある」と反論している。

ウクライナでは同性間の関係は合法だが、同性婚は認められていない。

新型コロナウイルスの症例は9日現在で14万3000例が確認され、3000人近くが死亡した。

1342チバQ:2020/09/11(金) 15:29:30
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091001156&g=int
「命奪う」と出国迫る 反政権派にベラルーシ当局
2020年09月10日19時55分

ベラルーシ反政権派のマリア・コレスニコワ氏=8月6日、ミンスク(AFP時事)

 【モスクワ時事】ベラルーシで国外退去を拒否して拘束された反政権派の女性幹部マリア・コレスニコワ氏(38)は10日、治安当局から「命を奪う」と脅迫を受け、出国を迫られたと反政権派のサイトで明らかにした。声明で「(治安当局が)私の命を奪うと述べ、私は現実として受け止めた」と説明。禁錮25年の刑になる可能性があるとも脅されたという。
【地球コラム】政変前夜か、混迷のベラルーシ
 コレスニコワ氏は7日に首都ミンスクで車に押し込まれて連行された。声明によれば、出国を拒否し続けたが、治安当局によって頭に袋をかぶせられ、車でウクライナ国境付近に連れて行かれた。8日、国境付近で自らパスポートを破って抵抗。捜査当局は9日に「国家の安全を損なおうとした」として、同氏を拘束したと発表した。

1343チバQ:2020/09/14(月) 10:10:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/1280759ae2e971365946f8742212cc7fc114a688
ロシア反体制派、市議会に足場 統一地方選、政権与党が圧勝
9/14(月) 9:22配信
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13日、ロシア・モスクワで、結果を伝えるロシア中央選挙管理委員会のモニターの前に立つ男性(タス=共同)
 【モスクワ共同】11日に投票が始まったロシア統一地方選は13日、投票終了後、即日開票され、猛毒の神経剤で襲撃されたとされる反体制派ナワリヌイ氏が支援したシベリアの都市の市議選で反体制派や野党候補が議席を獲得した。ロシアメディアが伝えた。ただ州や共和国などで行われた合計20の首長選では、政権が推した現職や新人候補が全員当選確実となり、政権が圧勝の勢い。

 今回の統一地方選は来年9月に予定される下院選挙の前哨戦と位置付けられており、政権側は首長選や下院補欠選挙で圧倒的な強さを示した。

1344チバQ:2020/09/14(月) 17:24:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c344cb08c92848ca3bc131c006e88feb6130fc24
ベラルーシで5週連続大規模デモ 首都ミンスク、15万人参加 数百人拘束か
9/14(月) 16:28配信
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治安部隊に拘束されるデモ参加者=ベラルーシの首都ミンスクで2020年9月13日、AP
 大統領選の結果に対する抗議活動が続く旧ソ連のベラルーシで13日、5週連続となる大規模なデモが各地で行われた。インタファクス通信などによると、首都ミンスクでは15万人以上が参加し、全土では数百人が拘束された模様だ。ルカシェンコ大統領の6選が発表された8月9日の大統領選後、主に日曜日に大規模デモが続き、政権側は抗議の声を抑え込めない状況になっている。

 13日のデモは、国外追放を拒み、自らパスポートを破って拘束されることを選んだ反政権派幹部のコレスニコワ氏らをたたえるため、「英雄たちの行進」と名付けられた。ミンスクではデモ隊が政府高官の住宅が集中する市北部の高級住宅街を目指して行進。多くは手前の幹線道路を封鎖した治安部隊に行く手を阻まれたが、一部は住宅街に進入。これに対し治安部隊は警告射撃を行うなどして排除した。

 内務省によると、ミンスクだけで400人以上が拘束された。地方都市でも拘束が相次いでおり、西部ブレストではデモ隊に対する放水も行われた。

 ルカシェンコ氏は治安機関のトップを相次いで入れ替え、取り締まりを強化。治安部隊がこれまで控えていた女性に対する拘束も目立っている。反政権派が結成した「調整評議会」は幹部会メンバー7人のうち、体調面の不安から実質的な活動に関与していないノーベル平和賞作家のアレクシエービッチ氏を除く6人が拘束されるか、国外脱出を余儀なくされている。

 こうした中、ルカシェンコ氏は14日にロシア南部ソチでプーチン露大統領と首脳会談を開く。強権姿勢に欧米から非難の声が高まる中、ルカシェンコ氏はロシアに支援を求める構えを見せている。【モスクワ前谷宏】

1345チバQ:2020/09/15(火) 19:56:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091400132&g=int
ロシア地方選、政権与党が首長選で圧勝 ナワリヌイ派、シベリアで議席
2020年09月14日18時07分

13日、ロシア・ノボシビルスクの投票所で、統一地方選の投票をする男性(中央)(AFP時事)
13日、ロシア・ノボシビルスクの投票所で、統一地方選の投票をする男性(中央)(AFP時事)

ロシア極東ハバロフスクでの反政権デモ=8月8日(AFP時事)

 【モスクワ時事】ロシアで13日、統一地方選が行われた。18の州や共和国などで知事・首長選が実施され、即日開票の結果、プーチン政権与党「統一ロシア」の候補や政権の後押しを受けた候補がいずれも勝利した。統一ロシアのメドベージェフ党首(前首相)は「与党としての権威を保った」と勝利宣言した。
 ロシアでは新型コロナウイルスの感染拡大で経済が打撃を受けた。また、極東ハバロフスク地方で続く反政権デモや反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の毒殺未遂疑惑を受け、政権批判が投票結果に影響するかが注目されたが、政権は持ちこたえた格好だ。
 一方、ナワリヌイ氏の関係者は、同氏が体調急変前に選挙戦のために訪問したシベリアのトムスクやノボシビルスクの市議選で、ナワリヌイ氏派の候補が議席を獲得したと明らかにした。

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1346チバQ:2020/09/28(月) 17:41:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/07e1a2a96b8b826d714b1e469caa5541f9b81e3d

アルメニアとアゼルバイジャン、戦闘で互いを非難 23人死亡
9/28(月) 5:01配信
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アルメニア人の分離独立派とアゼルバイジャン軍との戦闘で破壊されたアゼルバイジャン軍の戦車を捉えたとされる映像の抜粋。アルメニア国防省の公式ウェブサイトより(2020年9月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorny Karabakh)で27日に起きた戦闘で、両国は互いに、最初の攻撃を仕掛けてきたのは相手側だと非難した。戦闘により少なくとも23人の死亡が発表されており、同地域に影響力を持つロシアとトルコを引き込む恐れがある。

 アルメニアとアゼルバイジャンはナゴルノカラバフの帰属をめぐり数十年にわたり対立を続け、長年のライバルとされてきた。アルメニアの支援を受けるナゴルノカラバフで起きた今回の戦闘は、約110人が死亡した2016年以降最悪の軍事衝突となり、新たな紛争の懸念が高まっている。

 アルメニア当局によると分離独立派のアルメニア兵16人が死亡し、戦闘により100人以上が負傷した。アルメニア、アゼルバイジャンの双方がアルメニア人の女性と子どもが死亡したと発表。アゼルバイジャン政府は、アルメニアの分離独立派が発した砲撃により、アゼルバイジャンの5人家族が死亡したと発表した。

 戦闘を受けフランス、ドイツ、欧州連合(EU)はすぐに「即時停戦」を要求し、フランシスコ教皇(Pope Francis)は平和への祈りを捧げた。ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領はアルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相と軍事衝突の再燃について協議し、「敵対行為の停止」を要求。ロシア政府は、「ロシア側は大規模な衝突の再開に深刻な懸念を示した」と述べた。

 しかし、アゼルバイジャンの同盟国であるトルコは、今回の戦闘の責任はアルメニア側にあるとし、アゼルバイジャン政府への「全面的な支援」を約束した。トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領はツイッター(Twitter)に「トルコ国民はこれまで通り、アゼルバイジャンのきょうだいたちをあらゆる手段により支援する」と述べた。

 アゼルバイジャンはアルメニアが停戦協定に違反したと主張し、「国民の安全を確保するため」戦車や大砲ミサイル、戦闘機、ドローン(無人機)を使った反撃を行ったと述べた。アゼルバイジャンはまた戒厳令を宣言し、大都市の夜間外出禁止を発令。ナゴルノカラバフとアルメニア政府間の通信管理において戦略上重要な山をアルメニア兵から占拠したと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News

1347チバQ:2020/09/29(火) 19:09:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/be041045407936fc104000e1c27ab1095b4b6d1e
トルコ関与やアルメニア政変が伏線 ナゴルノカラバフ戦闘で専門家
9/29(火) 16:46配信
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アルメニアのパシニャン首相(左端)とアゼルバイジャンのアリエフ大統領(右端)=2018年12月、サンクトペテルブルク(AFP時事)
 【モスクワ時事】旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフをめぐる両国軍の戦闘が激化している。

 今回の大規模戦闘に至った背景について、ロシアの専門家はトルコが友好国アゼルバイジャンを支援して関与を強化したことや、アルメニアで2018年に政変で指導者が代わったことが伏線になったとみている。

 モスクワ国際関係大学付属機関の研究員などを務めるセルゲイ・マルケドノフ氏はカーネギー財団モスクワ支部への寄稿で「今回の出来事は完全に予想外だったとは言えない」と分析。今年7月にアルメニア軍とアゼルバイジャン軍が国境地帯で衝突した直後、トルコとアゼルバイジャンが合同軍事演習を実施していたことを挙げた。

 トルコのエルドアン大統領が今月の国連総会一般討論演説で、アルメニアを「地域の長期的な平和と安定の最大の障害」と批判し、ナゴルノカラバフ問題の解決を訴えたことも「アゼルバイジャンの強硬姿勢を助長したのは疑いようがない」と説明した。

 マルケドノフ氏はまた、アルメニアで18年に野党指導者として抗議デモを主導し、政変を起こしたパシニャン首相に対し、アゼルバイジャンが当初、路線変更の可能性を期待していたと指摘した。アルメニアでは18年まで国家指導者は2代続けてナゴルノカラバフ出身だった。

1348チバQ:2020/09/29(火) 19:57:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20200928k0000m030160000c.html
軍事衝突、激化の恐れ アゼルバイジャンとアルメニアともに戒厳令 70人死亡か
2020/09/28 20:14毎日新聞

軍事衝突、激化の恐れ アゼルバイジャンとアルメニアともに戒厳令 70人死亡か

(毎日新聞)

 旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアが領有権を争うナゴルノカラバフ自治州で起こった両国の軍事衝突は28日も続き、タス通信などによると、これまで民間人を含め約70人が死亡した模様だ。両国とも戒厳令を敷き、「1994年の停戦以降、最大級の衝突」(露紙コメルサント)に発展する勢いで、ロシアやトルコなど関係国の動向が今後の展開の鍵となりそうだ。

 27日朝に始まった戦闘ではミサイルや無人機、戦車などが投入され、戦闘はアルメニアが実効支配するナゴルノカラバフとアゼルバイジャンの境界線に沿って広範囲に及ぶとみられる。アゼルバイジャンは南部の複数の村や戦略拠点などを奪取したとして、相手側の「550人が死傷した」と主張。一方、アルメニアも「アゼルバイジャン軍は約200人が死亡した」と戦果を強調しているが、実態は不明だ。

 ナゴルノカラバフ自治州政府は防衛部隊59人と民間人2人が死亡したことを公表。アゼルバイジャン側も民間人6人の死亡を明らかにしたが、自軍の被害は明らかにしていない。負傷者は民間人も含め、多数に上った模様だ。

 アルメニアが戒厳令を敷き、国家総動員を宣言したのに対し、アゼルバイジャンも戒厳令や部分的な動員を決定した。アルメニアのパシニャン首相は27日、これまで公式に認めるのを控えてきたナゴルノカラバフの独立を承認する可能性に言及。一方、アゼルバイジャンのアリエフ大統領も「アゼルバイジャン領の占領を終わらせる」と失地回復への意欲を強めており、対立が簡単には収まりそうにない状況だ。

 両国の戦闘が2カ月ぶりに再開したことを受け、ロシアはラブロフ外相が27日、両国やトルコの外相と相次いで電話協議を行い、戦闘停止を呼びかけるなど積極的な仲介に乗り出している。プーチン露大統領もパシニャン氏との電話協議で深い懸念を伝え、戦闘激化を防ぐよう求めた。

 ロシア主導の「集団安全保障条約機構」(CSTO)に加盟するアルメニアには、ロシア軍が駐留しており、安全保障上の脅威が生じた場合はロシアに軍事援助の義務が生じる。ただ、2018年の抗議デモによる政変で野党指導者から首相に就任したパシニャン氏は欧米寄りの姿勢も見せるため、ロシアから警戒されてきた。プーチン政権はアゼルバイジャンのアリエフ政権とも友好関係を築いており、早期に事態を沈静化させたい考えとみられる。

 トルコは伝統的な友好国のアゼルバイジャンへの支持をいち早く表明。一方でアルメニアとは第一次世界大戦時に起きたオスマン帝国によるアルメニア人虐殺を巡り対立を続けており、27日にはアルメニアの「侵攻」を非難した。アルメニアでも隣国トルコからの軍事介入の懸念が広まっており、パシニャン氏は「戦闘が地域外にも広がり、大規模になる恐れがある」とトルコの介入をけん制した。

 ロシアとトルコは近年、シリア情勢で協調してきた。一方でトルコが北大西洋条約機構(NATO)に加盟していることから、カーネギー国際平和財団モスクワセンターのトレーニン所長はツイッターに「トルコがアルメニアに侵攻すれば、CSTOが臨戦態勢を敷き、それがさらにNATOの臨戦態勢も招く。恐ろしい事態だ」と警鐘を鳴らし、ロシアや欧米の関係国に仲介努力を求めた。【モスクワ前谷宏】

 ◇ナゴルノカラバフ紛争

 ソ連時代の1988年、アゼルバイジャン共和国領内にあったナゴルノカラバフ自治州で、多数派を占めるアルメニア人の住民がアルメニア共和国への編入を要求。アゼルバイジャン共和国とアルメニア住民の間で紛争が勃発し、アルメニア共和国も介入した。約2万人の死者を出し、ソ連崩壊後の94年に停戦したが、アルメニアが実効支配を続ける。

1349チバQ:2020/10/02(金) 09:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3dac55293cb1f7773e7b4f200f13aff5b2b0ab7
三つどもえの対立、何が アゼルバイジャン衝突が拡大
10/1(木) 19:35配信




アゼルバイジャン、アルメニア衝突をめぐる関係相関図
 旧ソ連アゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ自治州周辺で続く同国軍とアルメニア軍の衝突は30日、死者が双方の発表で100人近くに達した。両国が非難合戦を続ける中、アゼルバイジャンを支援するトルコはアルメニア軍撤退を主張し、米国、ロシア、フランスによる和平協議も批判。三つどもえの対立に収束の気配は見えず、戦闘は1994年の停戦合意以来最大規模に広がりつつある。

【写真】ナゴルノ・カラバフ自治州の地図

 戦闘は27日に双方が相手側の攻撃への反撃だとして自治州や境界線周辺で始まった。範囲は拡大し、アゼルバイジャン国防省は29日、アルメニア軍が同自治州から離れた東部、北部地域に砲撃を加えたと発表した。一方、アルメニア国防省も同日、自国の東部領土へのアゼルバイジャン軍の攻撃でバスが炎上し、市民1人が死んだとした。

 アルメニア側は30日、自治州内でも市民3人が死亡したと発表した。自治州政府によると、アルメニア側の兵士の死者数は累計で約80人。アゼルバイジャンは兵士の死者数を明らかにしていないが、29日までに市民12人が犠牲になったと主張している。両国の軍、民間をあわせた犠牲者は実際には100人を超えたとみられる。

 両国首脳は29日、同じロシア国営テレビの番組で互いを非難。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は「ナゴルノ・カラバフがアルメニアのものと言うなら交渉は不可能」と述べたのに対し、アルメニアのパシニャン首相は「アゼルバイジャンの攻撃は国民への宣戦布告だ。自衛権を行使せざるを得ない」と訴えた。

 アルメニア国防省は29日、トルコ軍のF16戦闘機が自国の戦闘機を撃墜したと主張。パシニャン氏は「トルコ軍高官らがアゼルバイジャン軍の司令部にいる」と発言した。これに対し、トルコ大統領府は「完全な虚偽だ」と否定した。また、トルコメディアは同国から分離独立をめざす少数民族クルド人の非合法武装組織クルディスタン労働者党(PKK)などがアルメニアの民兵を訓練していると報道するなど、情報戦の様相も呈している。
朝日新聞社

1350チバQ:2020/10/05(月) 19:21:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4adfba91ecef8d82af9750d86df6e12a0169396
キルギス議会選、政権が勝利 野党は不正訴え、デモの恐れ
10/5(月) 14:26配信

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時事通信
キルギスのジェエンベコフ大統領=2019年12月、ビシケク(AFP時事)

 【ビシケクAFP時事】中央アジアの旧ソ連構成国キルギスで4日、議会選(一院制、定数120、任期5年)の投票が行われた。

 開票率96%の暫定結果によると、議席獲得を確実にした4党のうち、3党が親ロシアのジェエンベコフ大統領に近い政党だった。

 ただ、野党は票の買収が行われたと不正を訴え、選挙結果に異議を唱えている。抗議デモが起こる可能性もある。得票率が足りないとして議席を得られない見通しの反大統領派政党アタメケンは「徹底的な手段をもって」抗議すると表明した。

1351チバQ:2020/10/06(火) 18:58:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100400250&g=int
アルメニアに避難民 おびえる市民―ナゴルノカラバフ紛争
2020年10月04日20時31分

3日、エレバンの教会で、ナゴルノカラバフ市民のために祈るアルメニア人たち(AFP時事)


 【ゴリス(アルメニア)AFP時事】アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトがここ数日、激しい砲撃にさらされている。国境に近いアルメニア南部の都市ゴリスにもおびえた表情の避難民の姿が見られるようになってきた。
アゼルバイジャン第2の都市攻撃 アルメニアと戦火拡大
 「(アルメニアの首都)エレバンに行きますか」。疲れ果てた避難民の家族が通りすがりの車に尋ねて回っていた。人口5万人のステパナケルト市民の多くが、まずゴリスに身を寄せ、北西へ350キロ離れたエレバンを目指す。
 9月27日の開戦から1週間が過ぎた。ゴリスには車やトラックがしきりに往来し、ソ連時代のホテル前に人々を降ろしていく。
 女性記者アニさん(31)が乗用車でやってきて「何人? 乗っていく?」と避難民に聞いていた。仕事を放り出してエレバンからやってきた。「きょうも激しい砲撃があってステパナケルトから何百人も逃げてきている。何とかしないといけない」と訴えた。同僚には「私のことは忘れて」と言い残してきたという。
 エレバンで避難民はホテルや学校に設けられた避難所に落ち着く。当局が支援物資を集めている。アニさんは「国全体が今や前線だ。アルメニアには幾つも苦難の歴史があるが、常にこんな感じだ」と述べた。

1352チバQ:2020/10/06(火) 19:03:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100400392&g=int
アゼルバイジャン第2の都市攻撃 アルメニアと戦火拡大
2020年10月04日20時24分

 【モスクワ時事】アゼルバイジャン外務省は4日、第2の都市ギャンジャにアルメニア側から攻撃があり、民間人1人が死亡、4人が負傷したとツイッターで明らかにした。両国の戦闘が続く係争地ナゴルノカラバフから離れており、戦火が拡大。軍事衝突は8日目に入り、双方の死者は240人を超えた。

 ギャンジャは人口約33万人で西部に位置する。外務省は声明で「民間人を標的としたアルメニアの攻撃は国際法に著しく違反する」と非難。複数の都市が攻撃を受けたと発表した。

1353チバQ:2020/10/06(火) 19:04:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100300397&g=int
衝突1週間、停戦見通し立たず アゼルバイジャンとアルメニア
2020年10月04日07時17分

アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘中、砲撃を受けて損壊した係争地ナゴルノカラバフの民家=1日(AFP時事)

 【モスクワ時事】アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる軍事衝突が発生してから4日で1週間。双方の死者は200人近くと、1994年の停戦合意以降で最大規模の衝突となったが、トルコを後ろ盾とするアゼルバイジャンが強硬姿勢を崩さず、停戦の見通しは立っていない。アルメニアと軍事同盟を結ぶロシアはトルコとの決定的な対立は避けたい考えで、苦しい対応を迫られている。

 衝突は9月27日に始まった。互いに「攻撃された」と非難し合っているが、30年近くにわたりアルメニア系住民に係争地を実効支配されていることに不満を募らせていたアゼルバイジャンがトルコの後押しを受けて「戦争を開始した」(ロシア誌エクスペルト)とする見方が強い。ロシアが隣国ベラルーシの大統領選後の混乱や反体制派指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂をめぐり対応に追われているタイミングを見計らったとの指摘も出ている。
 アルメニアはロシアが主導する集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国。CSTOは加盟国間で防衛義務があるが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコと衝突するリスクに加え、既にシリアへの軍事介入などで余裕がないプーチン政権はアルメニア介入には消極的だ。ロシアは米仏と共同で「即時停戦」を求めたり、停戦に向けた協議を仲介する意向を表明したりしているが、アゼルバイジャンは応じる気配を見せていない。
 一方、トルコは対決ムードをあおっている。エルドアン大統領は1日、停戦実現は「アゼルバイジャン領からアルメニアが出ていくかどうかに懸かっている」と主張。2日にはアゼルバイジャン軍が「前線で成功を収めている」と強調した。
 ロシアとトルコは近年、ロシア製ミサイルのトルコへの供与などで関係を深めていたが、今年に入ってからはシリアやリビアの内戦をめぐる立場の違いから不協和音も生じていた。シンクタンク「ロシア国際問題評議会」のコルトゥノフ会長は9月30日の報告で、ロシアとトルコの関係は「脆弱(ぜいじゃく)で矛盾を抱え続けている」と指摘。今後、両国間の緊張が高まる危険性は高いと警告した。

1354チバQ:2020/10/06(火) 19:10:38
https://www.sankei.com/world/news/201005/wor2010050009-n1.html
ナゴルノ軍事奪還を表明 アゼルバイジャン大統領、交渉拒否
2020.10.5 11:31国際欧州・ロシア
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国民に向け演説する、アゼルバイジャンのアリエフ大統領=4日、バクー(大統領府提供、ロイター)
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 アゼルバイジャンのアリエフ大統領は4日、自国領のナゴルノカラバフをめぐる隣国アルメニアとの紛争終結に向けた交渉を拒否し、軍事作戦でナゴルノカラバフをアルメニアの支配から奪還する決意を表明した。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤとのインタビュー内容をインタファクス通信が伝えた。
 アゼルバイジャン領でありながら多数派のアルメニア人が実効支配するナゴルノカラバフを巡っては、アルメニア人勢力が1991年に一方的に「共和国」樹立を宣言して以降、軍事衝突と紛争解決に向けた交渉が繰り返されている。
 アリエフ氏は「アゼルバイジャンは自分で問題を解決する」と述べ、軍事制圧に強い意欲を見せた。
 9月27日、アゼルバイジャン軍がナゴルノカラバフのアルメニア人勢力に攻撃を開始し、アルメニアは反撃。双方に多数の死傷者が出ている。(共同)

1355チバQ:2020/10/07(水) 11:03:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/50ab10e0b21ba77ab6ba9c619ac3fa8c1ee51f6c
キルギス、野党が政権奪取の動き 新首相候補を擁立
10/7(水) 9:59配信
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6日、キルギスの首都ビシケクで議会選の結果に反発し集まるデモ参加者(ゲッティ=共同)
 【モスクワ共同】中央アジア・キルギスで議会選結果に反発する野党勢力は6日、改選前の議会を緊急招集し、新首相に元野党議員のサディル・ジャパロフ氏を擁立することを賛成多数で決めた。野党側は混乱に乗じて新首相と閣僚らを早期に任命して政権を奪取する構えだ。タス通信が伝えた。

 これに先立ち、現内閣のボロノフ首相は辞任を表明した。

 ジャパロフ氏は7日に議会に対し新内閣の名簿と政権構想を示し、自身の首相就任と新内閣の承認を求める方針。また野党勢力が結成した「調整評議会」と協議すると述べ、幅広い支持基盤を確保したい考えを示した。

1356チバQ:2020/10/07(水) 11:11:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c9519cb291d0ee65b5eb3ec61dd7e66b5774918
キルギス首相が辞任 議会選後混乱の中
10/7(水) 5:11配信
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キルギスの首都ビシケクの投票所で、議会選の投票を行うソオロンバイ・ジェエンベコフ大統領(2020年10月4日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】5日の議会選の結果に抗議するデモが起きたキルギスで、ソオロンバイ・ジェエンベコフ(Sooronbai Jeenbekov)大統領に近いクバトベク・ボロノフ(Kubatbek Boronov)首相が6日、辞任を表明した。議会報道室が明らかにした。

 後任には、国家主義を掲げる政治家のサドウイル・ジャパロフ(Sadyr Japarov)氏が選出された。ジャパロフ氏は収監されていたが前日、デモ隊によって解放されていた。

 議会報道室は「キルギス共和国の首相代行としてサドウイル・ジャパロフが選出された。この決定は(議会の)緊急会合で下された」と表明。デモ隊が議会の入った建物を占拠したため、採決はホテルで行われたと説明した。

 キルギスの中央選挙管理委員会は6日、大規模抗議デモと政治的混乱を招いた議会選の結果を無効にすると発表していた。【翻訳編集】 AFPBB News

1357チバQ:2020/10/07(水) 11:28:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b8ecb2e340fb6e48e127013b8b2814aaa6d30e
キルギス首相辞任、後任に野党指導者 改憲や大統領辞任要求、混乱も
10/7(水) 9:01配信
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キルギス
 議会選の結果を巡る混乱が続く中央アジアのキルギスで6日、ボロノフ首相が辞任した。議会は臨時会合を開き、野党指導者で元議員のジャパロフ氏を後任に選んだ。タス通信などが伝えた。組閣名簿などを整えた上で改めて新首相として正式承認される見込みという。野党勢力はジェエンベコフ大統領の辞任も求めており、混乱が続く可能性がある。

 タス通信などによると、ジャパロフ氏は2017年、過去の無許可集会で人質を取った罪などで有罪判決を受け、収監されていたが、6日に野党勢力によって解放され、その後最高裁が無罪と認めた。ジャパロフ氏は6日、今後2〜3カ月のうちに憲法を改正した上で、議会選と大統領選を行う方針を明らかにした。中央選管は4日に投開票された議会選の結果は無効だと認定し、再選挙を行うことを決めている。

 一方、ジェエンベコフ氏は「今は私が正当な大統領だ」と述べて、辞任を拒否する姿勢を示している。野党勢力には対話を呼びかけているが、協議が成立するかは不透明。首都ビシケクでは6日も野党の集会に閃光(せんこう)弾が撃ち込まれるなど不安定な状況が続いており、地方でも金や銅の鉱山の奪取が伝えられるなど混乱が広まっている模様だ。

 議会選を巡っては、議席獲得を認められなかった野党勢力が5日から選挙の不正を訴えて抗議活動を展開。政府や議会の庁舎を一時占拠し、収監されていた政治家らを解放した。【モスクワ前谷宏】

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1e6c5a84f9ecdad8c7b3af648b34d45f008aeec
キルギスで大規模デモ、治安部隊と衝突 選挙不正疑惑で
10/6(火) 12:20配信
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 【モスクワ=小野田雄一】中央アジアの旧ソ連構成国、キルギスの首都ビシケクで5日、4日に行われた同国議会選で不正があったとして、野党支持者らによる大規模デモが発生した。イタル・タス通信によるとデモには約6千人が参加。強制排除に乗り出した治安部隊との間で衝突が起き、双方で約130人が病院に搬送された。混乱は6日未明も続いた。現時点で死者は報告されていない。

 タス通信によると、4日の議会選(定数120)の暫定開票の結果、ジェエンベコフ大統領に近い2つの親政権派政党が90議席超を獲得する見通しとなった。野党支持者らは票の買収など不正があったとして5日にデモを実施した。

 ロイター通信によると、デモ隊の一部は6日、議会や大統領府がある政府庁舎に突入したのに続いて治安機関本部にも突入。ジェエンベコフ氏と対立し、汚職の罪などで実刑判決を受けていたアタムバエフ前大統領の身柄を解放した。

 1991年に旧ソ連から独立したキルギスでは過去も政変が相次ぎ、大統領経験者2人が亡命している。

 政権による選挙不正を主張するデモは近年、旧ソ連圏で頻発。ロシアでは昨秋のモスクワ市議会選の不正疑惑をめぐり、延べ数十万人が参加するデモが発生した。ベラルーシでもルカシェンコ大統領の6選発表への抗議デモが続いている。

 旧ソ連圏では特定の大統領が長年にわたり強力な権限を保持する傾向が強いが、各国民の間でより民主的な体制への希求が高まっている可能性がある。

1358チバQ:2020/10/10(土) 20:33:58
https://www.sankei.com/world/news/201010/wor2010100023-n1.html
ナゴルノ紛争が停戦合意 アゼルとアルメニア 露が仲介も残る火種
2020.10.10 20:26国際欧州・ロシア
【ハバロフスク(ロシア極東)=小野田雄一】南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフ自治州をめぐる紛争で、両国の外相はロシアの首都モスクワで協議を行い、10日正午(日本時間同日午後5時)から停戦することで合意した。両国は和平に向けた対話を開始することでも一致。協議を仲介したラブロフ露外相が10日、発表した。

 9月27日に始まった戦闘では、これまでに双方で兵士・民間人の少なくとも420人以上が死亡。1994年の停戦以来、最大規模の衝突となっていた。

 停戦合意により、被害の拡大はひとまず避けられる見通しとなったが、両国の根本的な対立が解消されたわけではなく、停戦が維持されるか否かは予断を許さない状況だ。

 ラブロフ氏によると、停戦は捕虜交換や遺体引き渡しなど人道的観点に基づくもの。具体的な停戦の条件などは今後の追加協議で引き続き検討するとしたほか、両国が和平に向けた対話を開始することも定められた。イタル・タス通信によると、協議は9日から10日未明まで10時間以上にわたり続いた。

 アゼルバイジャンは、問題の根本解決にはアルメニア側が同自治州の実効支配をやめて退去することが必要だ-とする立場を崩していない。アルメニア側は退去には応じない構えで、停戦発効直前の10日午前も、両国は相手側からの攻撃を発表し、非難合戦を繰り広げた。

 一方、アルメニアと軍事同盟を結び、アゼルバイジャンとも良好な関係を持つロシアは苦しい立場にあった。しかし今回、国際社会からの停戦要求を無視する形で続いていた戦闘に一定の歯止めをかけたことで、ロシアは自らの勢力圏とする南カフカスにおける影響力を改めて示した。

 同自治州では旧ソ連末期、多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を求めアゼルバイジャンと対立し、計数万人が死亡する紛争に発展。ロシアの支援を受けたアルメニア側が実効支配を確立した状態で94年に停戦となった。

1359チバQ:2020/10/10(土) 20:37:27
https://www.sankei.com/world/news/201009/wor2010090019-n1.html
議会選の混乱収拾後に辞任の用意 キルギス大統領が表明
2020.10.9 11:08
 4日の議会選を巡る混乱で無政府状態に陥っている中央アジア・キルギスのジェエンベコフ大統領は9日、「合法的な政府指導部が承認され、国が法秩序への道を回復した後に辞任する用意がある」との国民向け声明を発表した。インタファクス通信などが報じた。

 野党勢力はジェエンベコフ氏に辞任を要求していたが、辞任の用意を示したことで混乱は収拾に向かう可能性がある。

 ジェエンベコフ氏は、政治状況が「危機的な限界点に達した」と指摘。安定化への道筋として、議会選結果を取り消して再選挙を実施し、議会選前の内閣は総辞職させて新内閣を発足させる必要があると主張した。

 新内閣樹立には議会決議と大統領令が必要。ジェエンベコフ氏は議会の決定を尊重する用意があるとした。(共同)

1360チバQ:2020/10/12(月) 18:42:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/da89273909380d9b762744c786b874b3f84e0eac

現職ラフモン大統領が5選 タジク




10/12(月) 18:07配信



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時事通信


 【モスクワ時事】中央アジアのタジキスタンで11日投票が行われた大統領選で、中央選管の12日の発表によると、現職のラフモン大統領(68)が得票率90.92%で5選を決めた。

 タス通信が報じた。任期は7年。

 ラフモン氏は1994年に大統領に就任。野党勢力を締め付け、一族による強権支配を続けている。2016年には「終身大統領」を可能にする憲法改正も成立させた。

 大統領選には5人が出馬。投票率は85%超だった。 






最終更新:10/12(月) 18:14

1361チバQ:2020/10/12(月) 21:46:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc53501f876e73dacceb064252d685e94232bcc6
攻勢の影にイスラエル兵器 アゼルバイジャンを強力支援 ナゴルノカラバフ紛争
10/12(月) 20:33配信

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時事通信
アゼルバイジャン軍の砲撃で自宅が破壊されたというナゴルノカラバフの男性=10日、ステパナケルト(AFP時事)

 【エルサレム時事】アルメニアが実効支配する係争地ナゴルノカラバフに対する軍事作戦で、アゼルバイジャンは10日の停戦発効後もアルメニアに係争地からの撤退を求め、今後の作戦再開も辞さない構えだ。

 強気の背景には、中東最強を誇るイスラエルから供給された強力なドローン兵器の存在がある。

 アゼルバイジャンは民族的な関係が深いトルコや、旧ソ連時代からつながりがあるロシアからも兵器を調達している。しかし、イスラエルは取引額で両国をしのぐ最大の供給国で、兵器輸入の約6割を占めるとされる。AFP通信などによれば、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は2016年にイスラエルから「48億5000万ドル(現在の為替レートで約5000億円)相当の防衛装備品を購入した」と述べた。

 ナゴルノカラバフは1991年にアルメニア人勢力がアゼルバイジャンからの独立を宣言して以降、アルメニアの実効支配下にある。山岳地帯のため、アゼルバイジャンにとって従来は攻撃を仕掛けるのが困難だったが、今回はイスラエルから調達したドローンなどを駆使して作戦を進めた。

 イスラエル紙ハーレツによると、イスラエル製のドローン使用は前線からの映像などで確認された。トルコ製のドローンも投入されているものの、トルコのドローンはイスラエルから導入された技術をベースに開発された可能性がある。

 イスラエルは90年代以降、敵対するイランをけん制する狙いもあり、イランの北隣に位置するアゼルバイジャンに接近。兵器輸出の一方、石油の輸入を進めた。イスラエルはナゴルノカラバフをめぐり一方に肩入れしない姿勢だが、アルメニアは10月1日、アゼルバイジャンへの兵器輸出に抗議し、駐イスラエル大使の召還を発表した。

1362チバQ:2020/10/14(水) 20:42:13
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20201014k0000m030279000c.html
キルギス、野党指導者首相とする新内閣承認 議会選再実施まで暫定 権力の空白解消へ
2020/10/14 20:30毎日新聞

キルギス、野党指導者首相とする新内閣承認 議会選再実施まで暫定 権力の空白解消へ

キルギスの首都ビシケクの検問所を警備しているキルギス軍の兵士=2020年10月12日、AP

(毎日新聞)

 議会選の結果を巡って混乱が続く中央アジアのキルギスで14日、野党指導者のジャパロフ氏を首相とする新内閣が議会で承認された。地元メディアなどが伝えた。ジェエンベコフ大統領も組閣に同意する大統領令に署名し、権力の空白は解消される見込みだ。ただ、ジェエンベコフ氏の退陣を求める声も強く、混乱の火種は残りそうだ。

 有罪判決を受けて収監されていたジャパロフ氏は、議会選後の混乱の中で拘置施設から解放された。6日と10日の臨時議会で首相に任命されたが、議会は定足数を満たしておらず、ジェエンベコフ氏が13日、議会に改めて首相選出を要求。14日の議会で承認された。新内閣には複数の野党指導者や前内閣の一部の閣僚が含まれている。無効となった議会選が再実施されるまでの暫定内閣となる見込みだ。

 キルギスでは4日投開票の議会選の暫定結果で親政権派が多数の議席を占める見込みとなり、不正を訴える野党勢力が政府庁舎などを占拠。収監中のアタムバエフ前大統領らが解放され、当時の首相が辞任した。ジェエンベコフ氏も混乱収拾を条件に辞任する用意があると表明した。

 しかし、野党側でアタムバエフ氏を支持する勢力と、ジャパロフ氏を中心とする勢力が対立。支持者同士の衝突も起こる中、ジェエンベコフ氏は9日に非常事態を宣言。軍を展開してアタムバエフ氏を再拘束し、巻き返しを強めていた。ロシアのコザク大統領府副長官は12日、ジェエンベコフ氏らと面会し、仲介に動いていた。

 ジェエンベコフ氏に対しては欧州連合(EU)や米国など国際社会の支持も広がっている。

 ただ、今回の混乱の背景には、新型コロナウイルスへの対応などを巡る政権への不満があるとも指摘される。拘束中のアタムバエフ氏は13日、ジェエンベコフ氏の退陣を求める声明を公表した。一方、ジャパロフ氏の支持者も大統領の辞任を求めており、混乱が再び拡大する恐れも残っている。【モスクワ前谷宏】

1363チバQ:2020/10/15(木) 15:14:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f6429690098edbfa3cc37ea6db008f35fe4ddb4
旧ソ連諸国で相次ぐ混乱 新型コロナ、露の影響力低下が誘因
10/15(木) 11:19配信
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 【モスクワ=小野田雄一】ロシアが「勢力圏」とみなす旧ソ連構成国で混乱が相次いでいる。アルメニアとアゼルバイジャン間では9月に紛争が勃発。キルギスでは10月、選挙不正疑惑を契機に政変が起きた。ベラルーシでも8月の大統領選への抗議が続く。

 いずれも各国の抱えてきた固有の問題が、新型コロナウイルス禍に伴う生活苦への不満や、ロシアの国際的影響力の低下を起爆剤として爆発した形だ。

 ロシアは各国に対する影響力の維持に躍起だが、自身も財政難や新型コロナ対応に追われ、有効な手立ては打てていない。

 南カフカス地方のアゼルバイジャンとアルメニア間では9月27日、長年にわたる係争地、ナゴルノカラバフ自治州をめぐる大規模な衝突が勃発。これまでに双方の兵士・民間人合わせて少なくとも600人超が死亡し、1994年の停戦以降で最大の危機となった。

 両国は10日、双方に影響力を持つロシアの仲介で停戦に合意。しかし、その後も双方が相手側からの攻撃を報告し、ロシアの威信の弱まりを示唆した。

 アゼルバイジャンはトルコを後ろ盾に「停戦が順守されない場合、再び軍事力を行使する」と警告。アルメニア側が実効支配する同自治州を自国領として承認することや、和平条件をめぐる今後の協議にトルコを参加させることも求めている。

 面目がつぶされた形となったロシアのラブロフ外相は14日、アゼルバイジャンによる軍事力行使への言及を「同意できない」と批判。ペスコフ露大統領報道官も同日、トルコの協議参加に否定的な見方を示した。

 ただ、アゼルバイジャンの要求を拒めば、同国のロシア離れや南カフカスでのトルコの影響力拡大を招きかねず、ロシアは対応に苦慮しているのが実情だ。

 中央アジアのキルギスでも今月、与党の圧勝が発表された4日の議会選は不正だったとする野党支持者による抗議デモが発生。デモ隊が政府庁舎を占拠し、多数の政治犯を釈放する事実上の政変が起きた。デモの背景には、同国で続いてきた南北の地域対立がある。

 政務不能に陥ったジェエンベコフ大統領側は14日、「議会選の再選挙後に大統領を辞任する」と発表。ジェエンベコフ氏はまた、議会が暫定首相に指名した元野党議員、ジャパロフ氏の首相就任も同日承認した。

 ジャパロフ氏は14日、「ロシアとの軍事協定は見直さない。ロシアは重要な戦略パートナーであり続ける」と対露関係を重視する方針を示した。ただ、キルギスでは経済面などで中国やトルコへの依存度が増しており、今後、キルギスにおけるロシアの影響力低下が加速する可能性がある。

 さらに、ベラルーシでもロシアの地位に変化が生じている。同国ではルカシェンコ大統領の6選が発表された8月9日の大統領選以降、選挙不正を主張する大規模デモが続く。政権側は反体制派の有力者を次々と国外追放に追い込み、多数のデモ隊を拘束。事態の沈静化に躍起となっている。

 2014年のウクライナ政変など「デモによる体制転覆」を強く警戒しているプーチン露大統領は、ルカシェンコ政権を支援してきた。しかし露経済紙コメルサントは9月末、その結果として、ベラルーシ国内には過去にない反露感情が芽生えつつあると指摘。将来的な両国関係にも影響は及ぶとの観測が強まっている。

 さらに11月1日には東欧モルドバでも大統領選が予定され、親露派の現職ドドン大統領と親欧米派の野党候補との接戦が伝えられている。露有力紙「独立新聞」は「選挙結果次第では同国でも混乱が起きる恐れがある」と分析している。

1364チバQ:2020/10/15(木) 20:19:59
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-201015X486.html
キルギス大統領が辞任=議会選後の混乱受け
2020/10/15 18:59時事通信

キルギス大統領が辞任

中央アジアの旧ソ連構成国キルギスのジェエンベコフ大統領(写真)が15日、辞任した。キルギスでは4日の議会選の結果を受けて混乱が続き、大統領退陣を求める圧力が強まっていた=2019年12月撮影、ビシケク【EPA時事】

(時事通信)

 【モスクワ時事】中央アジアの旧ソ連構成国キルギスのジェエンベコフ大統領が15日、辞任した。キルギスでは4日の議会選の結果を受けて混乱が続き、大統領退陣を求める圧力が強まっていた。大統領辞任で混乱収拾に向かう可能性がある。

 ジェエンベコフ氏は声明で「権力にしがみつかない。流血を引き起こし、自国民に銃を向けた大統領としてキルギスの歴史に刻まれたくない」と述べた。14日には次回議会選を見届けるまでは辞任しない意向を示していたが、一転して辞任を決めた。

 キルギスのメディアによると、新大統領が選出されるまでは議会議長が大統領代行を務める。大統領選は3カ月以内に実施することになっている。

 議会は14日にサディル・ジャパロフ元議員を首相とする新内閣を承認し、ジェエンベコフ氏も同意した。今後はジャパロフ氏を軸に政界が動くことになりそうだ。ジャパロフ氏は違法集会を組織したとして、実刑判決を受け、2017年から服役していたが、議会選後の混乱で収監先から解放されていた。

 4日の議会選では与党圧勝が発表されたが、野党勢力は不正があったとして抗議デモを展開。中央選管は選挙結果を無効とした。

1365チバQ:2020/10/20(火) 03:31:54

アゼルバイジャン:トルコが支援 (トルコ系 、ムスリム)

アルメニア:ロシアが後ろ盾(CSTOは加盟国)(東方教会)
  ナゴルノカラバフを実効支配


https://www.afpbb.com/articles/-/3310535
2度目の停戦も互いに「違反」非難 アルメニアとアゼルバイジャン
2020年10月18日 16:14 発信地:ステパナケルト/アゼルバイジャン [ アゼルバイジャン アルメニア ロシア・CIS ]
【10月18日 AFP】アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐる戦闘で、アルメニアは18日、2度目の「人道的停戦」にアゼルバイジャンが違反したと非難した。戦闘は数週間にわたり、両国で合わせて数百人の犠牲者が出ている。

 アルメニア国防省報道官はツイッター(Twitter)に、18日午前0時(日本時間同5時)の停戦発効からわずか数分後、アゼルバイジャン側が砲弾とロケット弾を発射したと投稿した。

 一方のアゼルバイジャン国防省も、「アルメニア軍は新たな停戦合意に著しく違反した」と発表し、同軍が四方から砲撃を行い、18日早朝に前線沿いで攻撃を開始したと非難した。(c)AFP/Emmanuel PEUCHOT and Dmitry ZAKS in Ganja

1366チバQ:2020/10/20(火) 03:34:29
>>1350とか
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201006/k10012649931000.html
キルギス 議会選挙で与党勢力圧勝の見通しに野党支持者反発
2020年10月6日 15時33分

中央アジアのキルギスでは、議会選挙で不正があったとして、野党支持者らが抗議活動を行い、一部が、大統領府や議会に突入しました。治安部隊との衝突で1人が死亡、およそ590人がけがをするなど混乱が広がっています。

中央アジアのキルギスでは4日、議会選挙が行われ、中央選挙管理委員会の暫定的な集計では、ジェエンベコフ大統領に近い勢力が圧勝する見通しです。

野党支持者は5日、政権側による票の買収など不正があったとして、選挙のやり直しを求めて首都ビシケクなどで抗議活動を行い、地元メディアによりますと、少なくとも数千人が参加しました。

さらに6日未明には、野党支持者の一部が大統領府や議会に突入したほか、ジェエンベコフ大統領と対立し、ことし6月に汚職で有罪判決を受けて収監された、アタムバエフ前大統領を治安機関の建物から解放したと伝えられるなど、混乱が広がっています。

保健省によりますと、治安部隊との衝突で、これまでに1人が死亡、およそ590人がけがをしたということです。

キルギスでは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済が悪化し、ことし3月にはIMF=国際通貨基金から緊急融資を受けました。

その後も有効な対策を打ち出せずにいる政権への不満の高まりも背景にあると地元メディアは伝えています。

1367チバQ:2020/10/25(日) 22:05:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d0b3ef97394b728fd1a20bbb4af8cea5d6dd1a8
与党低迷、大統領求心力低下も 25日、ウクライナ地方選
10/24(土) 20:34配信

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時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=8日、ロンドン(AFP時事)

 【モスクワ時事】ウクライナで25日、統一地方選が行われる。

 自治体首長や地方議会議員を選出するが、ゼレンスキー大統領の与党「国民の奉仕者」の支持率は下落している。選挙結果を受け、低下傾向にあるゼレンスキー氏の求心力がさらに落ち込む可能性がある。

 調査会社レイティングが20日に発表した政党支持率では、「国民の奉仕者」は16.7%で首位を維持しているが、同党の支持率は2019年9月には6割を超えており、落ち込みが顕著。2位は親ロシア派政党の「野党プラットフォーム―生活」(13.5%)で、ポロシェンコ前大統領の「欧州連帯」(13.2%)が続く。

 ウクライナでは19年春の大統領選でコメディー俳優出身のゼレンスキー氏が圧勝。その勢いで19年7月の議会選では「国民の奉仕者」が過半数を大きく上回る議席を獲得して勝利した。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による経済の落ち込みなどもあり、かつては7割を超えていたゼレンスキー氏の支持率は今年9月には29%にまで下落した。外交筋は「生活が良くなっておらず、目に見える成果が出ていないことに対する国民の不満がある」と指摘する。

 ゼレンスキー氏は政府軍と親ロシア派武装勢力が争うウクライナ東部紛争の和平を最重要課題と位置付けている。今回の地方選で求心力が低下すれば、和平に向けた取り組みに影響が出る可能性がある。

1368チバQ:2020/10/25(日) 22:42:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee78105da0704a99a24f79bc9d907859b5f88b8f
【地球コラム】ベラルーシ大統領、巻き返しか
10/25(日) 17:07配信
「Xデー」前に先手
ベラルーシのルカシェンコ大統領=2020年8月9日、ミンスク

 旧ソ連ベラルーシ大統領選に絡み、長期政権と選挙不正に抗議する大規模デモに直面していたルカシェンコ大統領が9月23日、6期目の就任式を予告なしに強行した。国内は政変の様相を示し、一時は退陣の淵に立たされたものの、ロシアの後ろ盾や助言もあって形勢を挽回したようだ。

〔関連ニュース〕ベラルーシ情勢

 さらなる弾圧を受ける反政権派は、欧州に支援を求めるほかなく、もともと親ロシア的だったベラルーシ国民は民意を無視されたとして、反ルカシェンコに加えて反プーチンの感情を強めている。

 冷戦後も緊張関係にある東西の「緩衝地帯」で、独裁体制が揺らいだ今回の問題。自らの影響圏を確保しようと、欧州とロシアの双方とも長期戦を覚悟し、つばぜり合いを演じている。欧米はようやく対ベラルーシ制裁を発動したが、情勢はこう着状態に陥っており、解決の糸口を見いだすのは容易でない。5期目の任期が法的に切れる11月が退任をめぐる「Xデー」の可能性もあったが、ルカシェンコ政権は就任式の前倒しによって「先手」を打った格好だ。(時事通信社・前モスクワ特派員 平岩貴比古)

引かれた「レッドライン」
道路を封鎖する治安部隊とにらみ合うデモ隊=2020年9月13日、ミンスク

 「ルカシェンコ大統領が8割の得票で6選した」と中央選管が発表した8月9日の大統領選後、疑わしい結果に抗議する国民のデモは連日続き、毎週末には首都ミンスクで最大20万人規模に膨れ上がった。デモの波は大統領の公邸にも押し寄せ、フェンス1枚で治安部隊とにらみ合う場面もあった。

 それでもルカシェンコ政権が倒れないのは、ひとえにプーチン大統領のバックアップがあるからだ。連合国家創設条約を締結しているロシア・ベラルーシ両国の首脳は、8月の混乱のピーク時、連日のように電話会談。プーチン大統領は8月27日放送のロシア国営テレビのインタビューで、軍事支援の要請に応えるため「治安機関要員の予備部隊」を創設したと明かし、デモ隊に実力行使をちらつかせた。

 プーチン大統領はこの中で「情勢がコントロール不可能にならないうち(…)政府庁舎などの占拠が始まらないうちは、予備部隊を使用しない」と条件を説明した。逆に言えば、デモ隊が大統領府や公邸になだれ込めば、実力行使をちゅうちょしないと明言したわけだ。ベラルーシの反政権派や国民も、この「レッドライン(越えてはならない一線)」は理解しているようで、大規模デモ時にも一定の自制を効かせた。ロシアの直接介入を防ぐべく、神経戦も展開された。

 レッドラインを明確に示したことで、混乱が少なくともこれ以上悪化することはないとロシアは踏んだようだ。ルカシェンコ大統領は9月14日、選挙後初めての外遊として、ロシア南部の保養地ソチを訪問した。会談したプーチン大統領は、例の予備部隊をベラルーシ国境近くに展開していたと暴露した上で、撤収させると約束した。

1369チバQ:2020/10/25(日) 22:43:04
居抜き政権?
ロシアのプーチン大統領(右)とベラルーシのルカシェンコ大統領=2019年12月20日、サンクトペテルブルク

 とはいえ、プーチン政権は2014年のウクライナ軍事介入に際しても、当初は「ロシア軍はいない」と平気で言い放っていた。ロシア連邦保安局(FSB)の旧ソ連圏での自由な活動や、ベラルーシとの軍事同盟などに鑑みると、ロシアの治安部隊が既にベラルーシ入りして政権側に加勢している可能性もある。

 軍事力でない「ソフトパワー」も同様だ。大統領選後のデモで、かつてルカシェンコ大統領の大票田だった国営企業がストライキを決行し、政権の「プロパガンダ機関」であるメディアでもストや離職が相次いだ。すると、国際放送RTをはじめとするロシア国営メディアが次々とベラルーシに入り、政権の「スピーカー」役を果たし始めた。両国ともロシア語が公用語だからこそできる芸当で、プーチン大統領はある意味メディアも乗っ取ったことになる。ルカシェンコ政権が並行して、欧米メディアの大半の記者証を取り上げたのとは百八十度の違いだ。

 ロシアとしては「有事」という認識なのかもしれないが、ベラルーシの民意不在のまま、連合国家創設条約とは別の次元で、両国政権の「統合」が進められているのが実態だろう。ルカシェンコ大統領の権威が失墜する中で、プーチン大統領が間接統治に乗り出す「居抜き政権」に近づいているのかもしれない。

 そうすると、ルカシェンコ大統領が提案した「憲法改正」による事態収拾も、連日の電話会談でプーチン大統領が「振付師」として入れ知恵した可能性すら考えられる。改憲や政権移行といった美辞麗句を建前に、ロシアが友好国で独裁者の延命を図ってきたことは、シリア内戦で実証済みだ。実際、就任式の強行によって、再選挙のシナリオは早くも事実上ほごにされている。

ロシア流の弾圧
ノーベル文学賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏=2020年8月26日、ミンスク

 こうしたなりふり構わぬロシアの介入に、ベラルーシの反政権派や国民は当然反発を強めている。「外国の介入は容認しない」というプーチン政権の立場は、自らへの非難を欧米に転嫁しようとする試みに他ならないだろう。

 反政権派は、ウクライナ政変のような流血の事態を回避すべく、対話による解決を目指して「調整評議会」を創設。選挙のやり直しを模索した。ところが、ルカシェンコ政権は対話に応じるどころか、ロシアの全面支援を受けて弾圧をより強化。具体的には、反政権派幹部を拘束したほか、拉致した上で無理やり出国させる強硬措置に出た。

 ちなみに、反政権派を国外に追いやったり、活動を制限したりする手法は、プーチン政権が近年、ロシアで採用しているものに似ている。元石油王ミハイル・ホドルコフスキー氏は恩赦後に欧州に逃れ、活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏は毒物投与後にドイツでの治療を余儀なくされているところだ。

 翻ってベラルーシで、調整評議会の幹部会メンバー7人のうち、自由の身なのは15年にノーベル文学賞を受賞した作家スベトラーナ・アレクシエービッチ氏だけだ。大物を拘束すれば国際社会を敵に回すことだけは、政権も理解しているらしい。

 拘束されたユーチューバーの夫に代わって大統領選に出馬し、事実上の野党統一候補として「勝利」を主張する主婦のスベトラーナ・チハノフスカヤ氏は、欧州連合(EU)加盟国の隣国リトアニアに逃れている。そもそもベラルーシ国民の多くはウクライナの親欧米派と違って、EU加盟を求めていなかった。しかし、ロシアの影響力が強まるに従い、チハノフスカヤ氏の物言いにも変化が見え始めている。

1370チバQ:2020/10/25(日) 22:43:27
EU傾斜の「主婦」
欧州連合(EU)本部で証言するチハノフスカヤ氏=2020年9月21日、ブリュッセル

 チハノフスカヤ氏は9月9日にロシア国民向けのビデオ声明を発表。この中で、ベラルーシの反政権派の要求は▽ルカシェンコ大統領の退陣▽公正かつ透明なやり直し選挙▽政治犯解放と政権が国民に犯した罪の捜査―の三つだけだとした。その上で、次のように慎重にロシアに呼び掛けていた。

 「いかなる段階においても、反ロシア的な闘争はなかったし、そうならないことを確信している。お願い、反対のプロパガンダを強調するメディアや政治家を信用しないでほしい。われわれ国民間の関係を損なわないことが重要だ」

 その後、ルカシェンコ大統領が調整評議会について「権力奪取を試みている」と決め付けて対話を拒否し、14日にソチに飛んでプーチン大統領と直接会談すると、チハノフスカヤ氏は態度を硬化。ロシアが「強奪者」との対話を優先したことに憂慮の意を表明し、2国間関係を損なうと警告した。歴史的にベラルーシを支配したリトアニアやポーランドを含め、EU加盟国外相らとの会談にも積極的になった。

 欧州への傾斜を強めたことで、仮に反政権派がやり直し選挙で勝利した場合、ロシアとの緊密な関係はもはや維持されないかもしれない。18年の「政変」でも親ロシア路線が変わらなかったアルメニアのような軟着陸のシナリオは、消えつつある。

 これまで夫のソーシャルメディアや自身の広報担当を通じて声明を出してきたチハノフスカヤ氏は9月17日、インスタグラムでの情報発信を開始。アカウント名を「プレジデント・スベータ(スベトラーナの愛称)」とし、自己紹介欄で「ベラルーシ国民が選出した大統領」と宣言した。

ベネズエラ化も
対ベラルーシ制裁を決めた欧州連合(EU)首脳会議=2020年10月1日、ブリュッセル

 もっとも、厳密に言えば、チハノフスカヤ氏はまだ対外的に大統領と認められたわけでも、就任したわけでもない。「玉座」にはルカシェンコ大統領が居座っている。

 ベラルーシの反政権派幹部をかくまうEUは、大統領選が「自由でも公正でもなかった」として、現職の6選を認めてこなかった。ルカシェンコ大統領が露骨にロシアに接近すると、欧州議会は9月17日、政権に対する制裁を求める決議を採択した。

 軍事介入をちらつかせ、親ルカシェンコ政権のメディアをてこ入れし、反政権派の弾圧に加担するロシアの行動について、欧州議会の決議は「ハイブリッド介入」だと認定して非難した。プーチン政権がウクライナ軍事介入で実行した「ハイブリッド戦争」に準ずるものと国際社会の目に映っているのだ。

 欧州議会はまた、任期満了の11月5日を過ぎれば、現職の合法性や正統性を認めないと「最後通告」。見方によっては「権力空白」とも「二重権力」とも言える状態が訪れる「Xデー」は翌6日のはずだった。こうした中、ルカシェンコ大統領は9月23日に就任式を強行することで対話の要求を改めて拒絶した。EUと米国は10月2日、遅ればせながら高官への制裁を発動したが、ベラルーシが完全にロシアの手に落ちることを嫌ったのか、その際にルカシェンコ大統領を対象としなかった。

 余裕を取り戻したルカシェンコ大統領は9月17日、国営メディアを通じてこう発言している。「近隣諸国は選挙結果の承認を拒否し、南米ベネズエラのシナリオに従ってベラルーシ版のグアイド(暫定大統領)を見いだした」。欧米と独裁体制が対立するベネズエラ情勢のように、問題は未解決のまま長期化しそうだ。

1371チバQ:2020/10/26(月) 18:03:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b875c391dc6c8ac68bd1400bed377da94b0a938b
ベラルーシ反政権派、ゼネスト入り宣言 大統領選めぐり
10/26(月) 10:57配信




ミンスクで25日、大統領選の結果に抗議してデモ行進する人々=ロイター
 大統領選の不正疑惑に揺れるベラルーシで、1994年以来強権体制を敷くルカシェンコ大統領の退陣を求める反政権派のスベトラナ・チハノフスカヤ氏は25日深夜、26日からゼネストに入ることを宣言した。チハノフスカヤ氏は25日までのルカシェンコ氏退陣表明を求めていたが、当局は同日もデモ参加者を多数拘束。反政権派への対決姿勢を崩さなかった。

 ベラルーシでは8月9日の大統領選でルカシェンコ氏が8割の得票で6選を決めたと発表されて以来、選挙の不正を訴える市民の抗議行動が続く。対立候補だったチハノフスカヤ氏は今月13日、ルカシェンコ氏の退陣表明と治安部隊による暴力の停止、全政治犯の釈放を求め、25日までに受け入れられなければゼネストに入るとの声明を発表していた。
朝日新聞社

1372チバQ:2020/10/27(火) 14:56:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dd5ed93bef5261d68888f46f1dd71b2706207b
「北方領土は日本領」地図に知事激怒 ロシア・サハリン職員が懲戒免職
10/26(月) 21:53配信
440



 【モスクワ=小野田雄一】ロシアが不法占拠する北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州は26日、地域の水産業の振興に関する会議で北方四島が日本領として描かれた地図を資料として使用する「重大なミス」を犯したとして、地元水産当局の職員を懲戒免職にしたと発表した。

 サハリン州の発表によると、この職員は、10月中旬に同州で開かれた会議用の説明資料として、北方四島が日本と同じ色で色分けされた地図を使用。リマレンコ知事は激怒し、内部調査を指示した。その結果、職員が日本のウェブサイトから地図を借用していたことが判明。同氏は職員を懲戒免職にするとともに、上司もけん責処分とした。

 発表は「国境の変更不可は憲法で定められ、(職員のミスは)断固として容認できない。こうした職務怠慢には最も厳しい処分が避けられない」とするリマレンコ氏のコメントも記載している。

 インタファクス通信によると、会議の様子を伝える写真がソーシャルメディアに投稿され、スライドに当該の地図が写っていたことから、地元住民らが問題視していたという。

1373チバQ:2020/10/29(木) 23:39:01
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20201027-567-OYT1T50234.html

露下院、定数2割の91議員が感染…1人死亡し38人入院
2020/10/27 19:41読売新聞

 【モスクワ=田村雄】ロシア議会下院のビャチェスラフ・ウォロジン議長は26日、新型コロナウイルスの集団感染が下院で発生し、定数450人の約2割にあたる91議員が感染したと明らかにした。1人が死亡し、38人が入院しているという。

 ウォロジン氏は先月末、委員会審議はテレビ会議に切り替え、本会議では議員同士が距離を取って着席するよう求める、といった対策を表明していた。

 ロシアの新型コロナ感染者は累計で150万人を超え、世界で4番目に多い。

1374チバQ:2020/11/02(月) 16:49:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad19d9ad0d47827cd2e3464630c05bbd35fec414
モルドバ大統領選、決選投票へ
11/2(月) 14:56配信
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 【キシニョフAFP時事】旧ソ連構成国モルドバで1日投票が行われた大統領選は2日までの開票の結果、親欧州連合(EU)のサンドゥ前首相(48)が、再選を目指す親ロシアのドドン大統領(45)を抑えて首位に立った。

 両者の一騎打ちとなる15日の決選投票は接戦となりそうだ。

1375名無しさん:2020/11/08(日) 13:50:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/e255b4e0cd61646349eec8e7b3f8611ce39ddd1f
プーチン大統領は「年明けにも辞任」ロシア政治学者
11/8(日) 9:24配信

 イギリスメディアが報じたプーチン大統領の健康不安説を巡ってロシアの著名な政治学者は、「病気を理由にまもなく辞任する」という見解を示しました。

 元モスクワ国際関係大教授、ワレリー・ソロベイ氏:「(Q.プーチン氏の体調と進退をどう考える?)病気は深刻で大統領の職務遂行はまもなく難しくなる」
 ANNの取材に対し、元モスクワ国際関係大学教授のソロベイ氏は7日、プーチン氏は年明けにも辞任を表明する意向で、来年4月にロシア大統領選挙の開催が検討されていると述べました。元教え子のロシア政府関係者からの確度の高い情報だと主張しています。
 元モスクワ国際関係大教授、ワレリー・ソロベイ氏:「ロシア側は北方領土問題解決の用意はあるが、新大統領が就任してから可能となる」
 また、プーチン氏が退陣すれば、北方領土問題での進展が期待できるという認識も示しました。ソロベイ氏は近年、プーチン政権を公然と批判していて、ロシアの外交官養成機関であるモスクワ国際関係大学を去年、辞職しています。プーチン氏の健康不安を巡っては、6日にイギリスのタブロイド紙などがソロベイ氏の見解も紹介する形で、来年辞任する見通しだと報じました。一方、こうした報道についてロシア大統領府の報道官は、「全くのでたらめで大統領に辞任の意向はない」と完全否定しています。

テレビ朝日

1376チバQ:2020/11/10(火) 10:08:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/76867827806265b0daf3c7536f64ce1dba9d983a
ナゴルノカラバフ第2の都市、アゼルバイジャンが奪還 要衝、アルメニアに痛手
11/10(火) 9:54配信
 アルメニア人勢力が実効支配するアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ周辺で続く戦闘で、アルメニア人勢力は9日、カラバフ第2の都市シュシャ(アルメニア語でシュシ)を奪取されたことを明らかにした。インタファクス通信などが伝えた。同市はカラバフ中心部とアルメニア本国をつなぐ要衝で、アルメニア側にとって大きな痛手となる。

 インタファクス通信などによると、シュシャの奪還は8日にアゼルバイジャンのアリエフ大統領が発表。アルメニア人勢力の報道担当者も9日にフェイスブックで認め、同市から約10キロ離れたカラバフの中心都市にも敵軍が迫っていると明らかにした。アルメニア人勢力を支援するアルメニアのパシニャン首相は直後に「シュシを巡る戦闘は続いている」と訴えたが、アゼルバイジャンは市内の映像を公表し、同市の奪取をアピールしている。

 シュシャはカラバフ中心部とアルメニア本国をつなぐ補給路の途中にある要害で、1990年代の紛争でも激戦地となった。以前はアゼルバイジャン系住民が多かったが、90年代に避難を余儀なくされており、アリエフ政権が奪還を目指していた。重要拠点の陥落にアルメニアの野党からはパシニャン氏の退陣を求める声が出ている。

 9月27日に始まった今回の紛争では、アゼルバイジャン軍がナゴルノカラバフ周辺のアルメニア人勢力支配地域への攻勢を強め、10月末以降はカラバフ内部での戦闘も激化し、住民がアルメニアに避難する動きが続いている。両国と関係の深いロシアなどが停戦を呼びかけているが、9日にはアルメニアに駐留するロシア軍のヘリコプターをアゼルバイジャン軍が誤って撃墜し、謝罪する事態も発生。和平が見通せない状況が続いている。【モスクワ前谷宏】

1377とはずがたり:2020/11/10(火) 22:45:33

アゼルバイジャン軍 アルメニア事実上統治の中心都市に迫る
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201110/k10012703601000.html
2020年11月10日 8時58分

旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフを巡る戦闘ではアルメニア側が事実上統治する中心都市の近郊まで、アゼルバイジャンが軍を進め、戦闘のさらなる激化が懸念されています。

アゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフを巡る戦闘は、ことし9月下旬からこれまでに、公表されただけでも双方合わせて1300人以上が死亡しています。

アゼルバイジャン軍は、9日、アルメニア側が事実上統治するナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトから南に11キロの町で軍事上の重要拠点、シュシャを占領したとする映像を公表しました。

これに対し、アルメニア側はパシニャン首相が「戦闘はまだ続いている」と否定したほか、国防省が、ドローンでアゼルバイジャン軍の部隊を攻撃する映像を公開するなど、徹底抗戦の構えを崩しておらず、戦闘のさらなる激化が懸念されています。

一方、アルメニアと同盟関係にあるロシアの国防省は9日、アルメニアの上空で、ロシア軍のヘリコプターが撃墜され、2人が死亡したと発表しました。

これについて、アゼルバイジャン外務省は声明を発表し、ロシア軍のヘリコプターを誤って撃墜したことを認め謝罪したうえで、補償の用意があると表明し、今後のロシアの動向が注目されています。

ナゴルノ紛争、完全停戦で合意 アルメニア、事実上敗北
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111000282&g=int
2020年11月10日11時07分

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は10日、係争地ナゴルノカラバフをめぐり軍事衝突を続けてきたアゼルバイジャンとアルメニアが現地時間10日午前1時(日本時間同6時)からの完全停戦で合意したと発表した。プーチン氏とアゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相が停戦に関する共同声明に署名した。
【関連ニュース】アルメニアとアゼルバイジャンの戦闘

 ロシアのメディアによれば、共同声明にはアルメニアが占領地をアゼルバイジャンに返還することなどが盛り込まれており、劣勢だったアルメニアが事実上敗北したと受け取れる内容。アリエフ氏は10日、合意は「事実上アルメニアの降伏だ」と主張した。
 一方、パシニャン氏はフェイスブックに「私個人やわが国民にとって筆舌に尽くし難いほどつらい」と書き込んだ。アルメニアからの報道では合意に憤った市民が政府庁舎に侵入するなど混乱が起きた。

1378とはずがたり:2020/11/10(火) 22:45:51

アルメニアとアゼルバイジャンが停戦合意 ロシアが仲介
11/10(火) 19:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c298bd19bcf7e70df6720a6076c5dc62362b1c9
BBC News

アルメニアとアゼルバイジャンは10日、係争地ナゴルノ・カラバフをめぐる戦闘を停止することで合意した。ロシア政府が仲介した。

アルメニアのニコル・パシニャン首相は、合意内容は「私にとってもアルメニア国民にとっても非常につらいものになった」と語った。

双方が領有権を主張するナゴルノ・カラバフは、国際的にはアゼルバイジャンの一部と承認されているが、アルメニアが1994年以来、実効支配している。

両国は6年にわたる戦争の末、1994年に停戦に合意したが、平和条約には至っていない。今年9月になって対立が激化した。

6週間に及ぶ戦闘の中でたびたび一時停戦合意が交わされたものの、いずれも破綻している。

今回の停戦合意はアルメニア国内で強い反発を招いている。抗議者らが議会に突入し議長に暴行を加えたほか、首相官邸でも略奪が起きていると報じられている。

■合意の内容は? 

和平合意は10日午前1時に施行された。

アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフのうち、今回の戦闘で制圧した地域を保持する。一方でアルメニアは、向こう数週間をかけて、進攻した複数の地域から撤退することに合意した。

ロシアのウラジミール・プーチン大統領はテレビ演説で、ロシアの平和維持軍が前線警備に当たると説明。ロシア国防相も、ロシア兵1960人を派遣すると認めている。すでにウリャノフスクの空軍基地から平和維持軍や戦闘員を乗せた軍用機がカラバフへ向かったという報道もある。

また、プーチン氏と会見に臨んだアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領によると、トルコも平和維持プロセスに参加する。

合意ではこのほか、捕虜の交換や、「全ての経済と運輸の接触が再開される」ことが決まった。

■アルメニアでは合意内容に大きな反発

アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、この合意は「歴史的に重要なもの」だと述べるとともに、アルメニアは「降伏」したに等しいと説明した。

アルメニアのパシニャン首相は、「戦況の深い分析と、最高峰の専門家との協議」の上で決断したと話した。

「これは勝利ではないが、敗北と思わなければ敗北ではない」

アルメニア側のナゴルノ・カラバフ地域の指導者、アライク・ハルチュニャン氏は同地域第2の都市シュシャ(アルメニア語ではシュシ)を制圧された後、停戦は避けられないと話していた。

また、すでにカラバフの主要都市ステパナケルト近郊でも戦闘が始まっており、紛争が続けばカラバフ全体を失うことになると述べていた。

現地メディアによると、アルメニアの首都ヤレヴァンでは合意に反発する市民が抗議運動を行っている。「我々は諦めない」と叫びながら、議会や政府施設に押し入る抗議者もいるという。

また、首相官邸も盗難被害に遭っており、パシニャン首相は「コンピューターや時計、香水、運転免許証など」が盗まれたと話している。

1379とはずがたり:2020/11/10(火) 22:46:01
>>1378
■紛争の最終的な状況は

紛争を通じてアルメニア側は徐々に支配地域を失っていたが、先週末にはアゼルバイジャン軍がシュシャを制圧した。

一方のアゼルバイジャン軍は、アルメニア軍のヘリコプターと間違えてロシアの軍用ヘリを撃墜したことを認めている。これにより2人が死亡、1人が負傷した。

今回の紛争での死者数は明らかになっていない。両国共に、市民を標的にはしていないが相手側はしていたと主張している。

アルメニアのナゴルノ・カラバフ当局は、1200人近くの防衛兵が亡くなり、市民にも死傷者が出ていると述べている。

アゼルバイジャン側は軍の犠牲者数を発表していないが、市民80人以上が亡くなったとしている。

プーチン大統領は10月、全体で5000人近くが亡くなったと述べていた。

■南コーカサス地方の地政学

ロシアはアルメニアに軍事基地を置いており、両国は旧ソ連国の軍事協約、集団安全保障条約(CSTO)に加盟している。

CSTOでは、アルメニアが攻撃を受けた場合はロシアが軍事支援を送ることになっているが、ナゴルノ・カラバフ地方を含む、アルメニアが実効支配しているアゼルバイジャン領には適用されない。

一方で、ロシア派CSTO非加盟のアゼルバイジャンとも良好な関係を築いており、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコもこれを後押ししている。

ロシアはアルメニアにもアゼルバイジャンにも武器を輸出している。

(英語記事 Russia brokers Nagorno-Karabakh peace deal)

(c) BBC News

最終更新:11/10(火) 19:31

1380とはずがたり:2020/11/11(水) 08:08:09

この地域が露土の勢力圏争いが基軸ってのは数百年変わってないんだな〜。冷戦で一時的(半世紀ほどw)に見えなくなってただけか。

アゼルバイジャンが「失地回復」 ナゴルノ紛争、1カ月半で終結
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111001136&g=int
2020年11月11日07時12分

 【モスクワ時事】アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる紛争は、ロシアを交えた3カ国首脳が10日からの完全停戦で合意した。劣勢だったアルメニアは占領地の返還に同意するなど事実上の敗北を受け入れ。約1カ月半に及んだ軍事衝突はトルコの後押しを受けたアゼルバイジャンが「失地回復」に成功する形で終結した。

 9月27日に始まった紛争では、最新鋭のドローン兵器など兵力を充実させていたアゼルバイジャンが主導権を握り、アルメニア系住民が実効支配していた係争地の集落を次々に制圧。AFP通信は専門家の見方として、アゼルバイジャンが1990年代に失った係争地や周辺地域の15〜20%を奪還したと伝えている。
 アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、3首脳による共同声明署名後に行った10日の国民向け演説で「歴史的勝利だ」と戦果を誇示。「人々は(取り戻した)土地に帰り生活する。われわれの30年に及ぶ苦難が終わる」と強調し、アルメニアは「事実上降伏した」と断じた。
 一方、アルメニアのパシニャン首相はフェイスブックで「私個人やわが国民にとって筆舌に尽くし難いほどつらい」と苦渋の決断だったことを明かし、国民に理解を求めた。しかし、首都エレバンでは停戦合意に反発する市民が政府庁舎に突入し、野党勢力は首相辞任を要求。パシニャン氏は苦しい立場に追い込まれている。
 今回の紛争では地域におけるロシアの影響力低下とトルコの台頭が浮き彫りになった。トルコの支援を受けたアゼルバイジャンが強気の姿勢を崩さず、ロシアは対応に苦慮。プーチン大統領が今回の完全停戦を仲介し、ロシアが約2000人の平和維持部隊を派遣することで何とか面目を保ったが、ロシアがアルメニアと結ぶ軍事同盟は機能しなかった。今回の軍事衝突による死者は、双方の発表では約1300人だが、ロシアの10月下旬時点の分析で「5000人近く」(プーチン氏)に上り、実際には発表を大幅に上回っている可能性が高い。

1381チバQ:2020/11/11(水) 09:40:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/822afdac18c01e16d6297b822b3183d373cc8489
ナゴルノ紛争「完全停戦」で合意 アルメニア国会は抗議の人々で大混乱
11/10(火) 14:55
【11月10日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は10日、アルメニアとアゼルバイジャンが係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐる紛争で完全な停戦に合意したと発表した。アゼルバイジャンの大統領はこの停戦合意について、アルメニアの降伏だと主張した。

 プーチン氏は、アルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領が、モスクワ時間10日午前0時(日本時間同6時)から「ナゴルノカラバフの紛争地域で(中略)完全な停戦を宣言する」文書に署名したと述べた。

 アゼルバイジャンのアリエフ大統領は10日、テレビで、「われわれがアルメニア首相にこの文書に署名させた」 「要するにこれは降伏だ」と述べた。

 アリエフ氏は今回の停戦合意には「歴史的な重要性」があるとした上で、アルメニアに短い猶予期間を与えてナゴルノカラバフから部隊を撤退させ、停戦の実施にはロシア、そしてアゼルバイジャンを支援しているトルコが関与することになっていると説明した。

 アルメニアの首都エレバンのAFP記者によると、停戦に反対する数千人が政府庁舎の周辺に集結。パシニャン首相が停戦合意を発表すると、数百人が政府庁舎になだれ込み、オフィスを荒らしたり、窓ガラスを割ったりした。

 映像前半はエレバンにある国会議事堂になだれ込んだ、停戦合意に抗議する人々。後半は政府庁舎の外での抗議デモ。10日撮影。(c)AFPBB News

1382チバQ:2020/11/11(水) 09:50:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111000282&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
ナゴルノ紛争、完全停戦で合意 アルメニア、事実上敗北
2020年11月10日11時07分

ナゴルノカラバフ


 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領は10日、係争地ナゴルノカラバフをめぐり軍事衝突を続けてきたアゼルバイジャンとアルメニアが現地時間10日午前1時(日本時間同6時)からの完全停戦で合意したと発表した。プーチン氏とアゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相が停戦に関する共同声明に署名した。
 ロシアのメディアによれば、共同声明にはアルメニアが占領地をアゼルバイジャンに返還することなどが盛り込まれており、劣勢だったアルメニアが事実上敗北したと受け取れる内容。アリエフ氏は10日、合意は「事実上アルメニアの降伏だ」と主張した。
 一方、パシニャン氏はフェイスブックに「私個人やわが国民にとって筆舌に尽くし難いほどつらい」と書き込んだ。アルメニアからの報道では合意に憤った市民が政府庁舎に侵入するなど混乱が起きた。

1383チバQ:2020/11/12(木) 09:55:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/dddab25fdfaa38a1af09878b3137ef50e502ba81
アルメニア首相に辞任要求 野党、占領地返還に反発
11/12(木) 5:59配信
【モスクワ共同】隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争で、一部占領地の返還に合意したアルメニアのパシニャン首相に対する野党の反発が強まり、同国の首都エレバンで11日、パシニャン氏の辞任を要求する数千人が集会を行った。治安当局は135人を拘束した。タス通信などが報じた。

 紛争を巡るアゼルバイジャン、アルメニア、ロシアの3首脳による停戦合意が判明した10日未明から反発が激化。アルメニアが実効支配してきた複数地区のアゼルバイジャンへの返還も合意に盛り込まれたことから、暴徒化した市民が政府や議会の庁舎に侵入し、器物を壊した。

1384チバQ:2020/11/12(木) 10:02:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/747d0a9bcf73b08a182b64a34285eacd84ce0fcb
ナゴルノ停戦合意 トルコに押された露の「苦渋の決断」
11/11(水) 21:40配信
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ナゴルノカラバフ自治州
 【モスクワ=小野田雄一】ナゴルノカラバフ紛争をめぐるアルメニアとアゼルバイジャンの10日の停戦合意は、ロシアを後ろ盾とするアルメニア側が、トルコの支援を受けるアゼルバイジャンに大幅な譲歩をする内容だった。停戦合意を仲介したロシアは、戦闘を放置すればアゼルバイジャン側がナゴルノカラバフ自治州の全域を掌握しかねないと判断し、事実上のアルメニア敗北を容認した。

【図】アルゼンバイジャンとアルメニアをめぐる関係

 10日の停戦合意は、アゼルバイジャンが9月末以降の戦闘で奪還したナゴルノカラバフ自治州内の領域を、引き続き支配下に置くことを認めた。さらに、今回の戦闘以前にアルメニアが実効支配していた自治州周辺の多くの地域を、アゼルバイジャンに返還するとした。分断される自治州とアルメニア本国には幅5キロの回廊を維持する。ロシアは約2000人の停戦監視部隊を前線地帯に投入した。

 今回の停戦は、自治州の中心都市ステパナケルトから約10キロの都市シュシャをアゼルバイジャンが確保し、ステパナケルト陥落が現実味を帯びた段階で合意された。アルメニアのパシニャン首相は「停戦は軍が提案した。苦渋の決断だった」と説明した。

 ロシアにとっても「苦渋の決断」だったのは明白だ。アルメニアは露主導の集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国で、ロシアにはアルメニアの防衛義務がある。だが、ロシアはアルメニア本土に戦闘が及ばない限りは介入しない方針をとり、アゼルバイジャン側の猛攻に手を打てなかった。アゼルバイジャンを軍事支援するトルコとの直接衝突を警戒した。

 アルメニアの首都エレバンでは10日、停戦に抗議する数千人が暴徒化し、議会庁舎を占拠。停戦合意の破棄やパシニャン首相の退陣を要求した。野党も合意破棄に向けた手続きを始めると表明した。アルメニアはナゴルノカラバフ紛争でのロシアの庇護(ひご)を期待してきただけに、今後、国民の怒りがロシアに向けられる可能性もある。

 今回の停戦合意は自治州の帰属問題には全く触れておらず、本質的な紛争解決は先送りされている。衝突が再燃する可能性はなお残る上、露停戦監視部隊に死傷者が出るなどすればロシアが自ら参戦する展開も考えられる。アゼルバイジャンはトルコを停戦監視に参加させるべきだと強く主張しており、ロシアの出方が注視される。

    ◇

 【用語解説】ナゴルノカラバフ アゼルバイジャン西部の自治州。旧ソ連末期、多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を求めてアゼルバイジャンと対立し、3万人以上が死亡する紛争に発展。ロシアの支援を受けたアルメニア側が実効支配を確立した状態で1994年に停戦となった。今年9月27日発生の戦闘は停戦後で最大規模となり、ロシアは双方で約5000人の死者が出たとみている。

1385チバQ:2020/11/12(木) 13:05:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c70f259ee3fdf0bbfdeee4cf1430591ab8c94950

病院も市場も空爆で破壊 ナゴルノ紛争地、記者は見た
11/11(水) 8:00配信




攻撃を受けて破壊されたナゴルノ・カラバフの中心都市ステパナケルトの市場=3日、国末憲人撮影
 アルメニアが実効支配するアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ地域をめぐる紛争が続くなか、記者が同地域の中心都市ステパナケルトに入った。10日未明にロシアが仲介して停戦合意が発表された。ただ、これまで1カ月で3度の停戦合意が崩壊しており、予断を許さない状況が続いている。

【動画】闇夜にサイレン、響く着弾音 アルメニアが実効支配するアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ地域に記者が入った。

 記者がステパナケルトに入ったのは今月2日。今回の紛争で同地に入るのは日本メディアとして初めてだとみられる。ステパナケルトは、アルメニアの支援で一方的に独立を宣言した「ナゴルノ・カラバフ(アルツァフ)共和国」の「首都」だ。街路には、ひっきりなしに爆発音が鳴り響いていた。多くの住民が街を離れ、街には歩行者の姿はほとんどない。攻撃で市内各地の住宅が倒壊し、炎上した車が放置されていた。

 街の中心部の共和国産婦人科病院は先月末の空爆で破壊され、一部が崩れかけていた。診察は地下に設けられた臨時の診療室で続けられていた。妊娠27週という妊婦が1人、ベッドに横たわる。診察していた産婦人科長のバディク・オシポフ医師(49)は「攻撃を受けた時は、建物全体が崩壊したかと思う振動だった。水道が破裂して、地下が水浸しになった。近くに軍事施設はない。なぜ狙われたのか」と嘆いた。

 攻撃を見越して、病院機能は10月3日から地下室に移していた。そのため、数人が軽いけがをしただけで、死者は出なかった。一つのベッドは地上に開いた窓の下にあり、粉々になったガラスの直撃を受けたが、偶然空いていた。地上の病室はがれきの処理も終わらず、診察は地下で続けるという。

 市内の住宅街にある青空市場の周辺も10月末から11月にかけて3日連続で攻撃を受けた。爆弾の一つは市場の中心に落下し、けが人が出たという。大部分の店が閉まる中、営業を続ける精肉店の経営者ボリス・ネルシェシアンさん(64)は「2日前の朝、店を開けようと市場の中に入ったとたん爆発した。ここが集中して狙われている」。

 市場近くの民家3軒も大破していた。住人は避難して無事だった。近所に住む鮮魚店経営のガリーナ・マルラロシアンさん(50)は「周囲はみんな避難したが、息子が兵士として前線に出ている。私はここから逃げない。街にとどまる責任があると思っている」と話した。庭に実る柿で干し柿をつくり、息子を待つという。

■「わざと住民を標的にしている」

 被害調査を続ける地元公的機関「人権オンブズマン」のアルタク・ベグラリヤン氏(32)によると、ナゴルノ・カラバフの人口約14万7千人のうち、9万人が難民や避難民として住居を離れたという。「人々に恐怖を与え、戦う意志をそぐために、わざと住民を標的にしている」とアゼルバイジャン側を非難した。

 ナゴルノ・カラバフ地域では、多数派のアルメニア系住民が1991年に独立を宣言し、支援するアルメニア軍とアゼルバイジャン軍との本格的戦闘に発展。94年に停戦したが、今年9月末に当時以来の大規模衝突が再び始まった。1カ月余りで3度も停戦合意がなされたが失敗した。双方の攻撃は多数の民間人を巻き込み、死者は5千人を超えるとの指摘もある。軍事力に勝るアゼルバイジャンは、ナゴルノ・カラバフ地域を連日ミサイルやドローンなどで攻撃していた。

 もっとも、アゼルバイジャン側でも、アルメニア側から市民が攻撃を受けたとの報道が多い。実際の被害と、双方のプロパガンダによる誇張とがない交ぜになり、事実の把握は難しい。

 ナゴルノ・カラバフは全域が険しい山岳地帯で、ソ連崩壊前後から領有を巡る対立が続く。アルメニア、アゼルバイジャン両国に影響力を持つロシア、両国と国境を接するイラン、アゼルバイジャンと緊密な関係を持つトルコといった地域大国の利害が絡み、対立は複雑化している。(ステパナケルト=国末憲人)
朝日新聞社

1386チバQ:2020/11/16(月) 17:09:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/af2313cbf0fa36e9db7f208e324c3c3c568ec04c
親欧米のサンドゥ氏勝利 モルドバ大統領選決選投票
11/16(月) 15:56配信
1




15日、モルドバの首都キシニョフで、決選投票終了後に記者会見する大統領候補のサンドゥ前首相(EPA時事)
 【モスクワ時事】旧ソ連構成国モルドバで15日、大統領選の決選投票があった。

 即日開票され、親欧米のサンドゥ前首相(48)が親ロシアの現職ドドン大統領(45)を得票率で上回り、勝利する見通しとなった。

 中央選管によると、開票率99%で、得票率はサンドゥ氏が57.5%、ドドン氏が42.5%。タス通信によると、サンドゥ氏は「私に投票してくれた人々に感謝する」と事実上の勝利宣言を行い、経済発展に向けて団結する必要性を訴えた。

1387チバQ:2020/11/16(月) 18:51:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/07101c49aede56e680c6f07183c1f2ce97403ae2
ロシア部隊展開でナゴルノ停戦 アルメニアが領土引き渡しへ
11/16(月) 16:21配信
651




14日、ナゴルノカラバフに到着し、配置についたロシア平和維持部隊の兵士ら(タス=共同)
 【モスクワ共同】アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフを巡る激しい戦闘は16日までに、停戦合意に基づきロシア軍の平和維持部隊が現地に展開、双方の攻撃は完全に停止した。事実上敗北したアルメニアはこれまで占領していた地域をアゼルバイジャンに順次引き渡す。

【写真】係争地ナゴルノ、停戦で首脳合意  声明を発表するプーチン氏 アルメニアは事実上の敗北
 アゼルバイジャン領内にありながら多数派のアルメニア人勢力が実効支配するナゴルノカラバフを巡る戦闘は9月27日から44日間続いた。アゼルバイジャン軍が山岳地帯に南から攻め入り要衝シュシを制圧。アルメニア側は9日、ナゴルノカラバフ全体を失う恐れがあったため自国に不利な条件の停戦合意を受け入れた。

1388チバQ:2020/11/16(月) 20:20:27
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20201116k0000m030262000c.html
モルドバに初の女性大統領 親欧派野党のサンドゥ党首 親露派の現職破る
2020/11/16 19:25毎日新聞

モルドバに初の女性大統領 親欧派野党のサンドゥ党首 親露派の現職破る

モルドバ大統領選で投票するマイア・サンドゥ氏=首都キシニョフで2020年11月1日、AP

(毎日新聞)

 旧ソ連のモルドバで15日、任期満了に伴う大統領選の決選投票が行われ、親欧州派の野党「行動と連帯」のマイア・サンドゥ党首(48)が暫定結果で57・75%の票を獲得し、初当選した。親露派の現職ドドン氏(45)の得票率は42・25%だった。投票率は52・78%。同国で女性が大統領に就任するのは初めて。

 1日の大統領選ではどの候補も過半数の票を獲得できず、1位のサンドゥ氏と2位のドドン氏が決選投票に進んだ。タス通信によると、サンドゥ氏は「経済を立て直すために国を団結させる」と勝利宣言した。ドドン氏は選挙の不正を訴えている。モルドバは首相権限が強く、大統領の決定には議会などの承認が必要。議会はドドン氏の与党・社会党が第1党だが、単独過半数を得ておらず、解散総選挙の可能性も指摘されている。

 サンドゥ氏は教育相などを経て、2019年6月に社会党との連立内閣で首相に就任したが、首相権限の強化案を巡り議会と対立して同11月に退任し、ドドン政権の腐敗などを批判していた。欧州連合(EU)との関係強化を訴えており、対露関係が悪化する可能性がある。【モスクワ前谷宏】

1389チバQ:2020/11/17(火) 10:54:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/84007dbb870b92e0a215a75a0d42dbc44e3ed1d6
「住めるものなら住んでみろ」 アルメニア人、撤退前に自宅へ放火
11/17(火) 10:19配信
アルメニアとアゼルバイジャンの間で、約1カ月以上続いたナゴルノカラバフ地域の帰属を巡る紛争。停戦協定で、今回の紛争でアゼルバイジャンが奪還した領土を維持することになり、ここを実効支配していたアルメニアの住民は撤退前に、住んでいた家へと火を放った。

アルメニア住民のアルセンさんは、アゼル軍と戦った際の迷彩服のまま、妹のダイニングテーブルの下で火をつけ、こう言った。
「アゼル人が明日ここに来る。
 ここに住まわせてやろう――住めるものならな」

ロイターの記者は、両国の係争地ナゴルノカラバフ地域のこの村で6軒の家が燃えているのを確認した。
アルメニア人は、終結協定に基づくアゼルへの領土引き渡しを前に、自分たちの家に火を放っている。
ナゴルノカラバフ地域の帰属を巡り、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争は6週間続いた。
ナゴルノカラバフは国際法の下ではアゼルバイジャンに属するが、アルメニア系住民が統治している。
アゼルは、この地域の支配権と焼け落ちた家々を手に入れることになる。

最終更新:11/17(火) 10:19

1390チバQ:2020/11/18(水) 09:30:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f36219545d577bc64f5e6c968795bbe5e8e501c
ナゴルノ紛争 「敗者」アルメニアの住民、自宅に放火して退去 15日が期限 本国では抗議デモ続く
11/16(月) 9:36配信
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 【モスクワ=小野田雄一】南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフ自治州をめぐる紛争で、9日の停戦合意でアルメニアがアゼルバイジャンに15日までに返還すると定められた自治州周辺のカルバジャル県(推計人口数万人)では同日までに、住民らが自宅に火を放った上で退去した。アルメニア本国では実質的に敗北を認めたパシニャン首相の退任や停戦合意の破棄を求めるデモが続いている。

 露主要メディアなどによると、少なくとも数十軒以上の住宅が焼かれた。自宅を焼いた男性住民はロイター通信に「アゼルバイジャン人は焼け跡に家を建て直さなければならないだろう」と述べ、資産を渡さないための措置だと説明した。

 一方、イタル・タス通信によると、アゼルバイジャンは15日、「人道的観点」に基づき、同県の返還期日を25日まで延期することに同意したと発表した。退去する住民や軍部隊でアルメニア本国への道路が混雑しているためで、アルメニアが停戦仲介役のロシアを通じ延期を申し入れていた。

 アルメニアの首都エレバンでは連日、停戦を不満とする数千人規模のデモが発生。パシニャン氏は退任を否定している。同国治安当局は15日までに、パシニャン氏の殺害や権力奪取を企てた疑いで、複数の野党側指導者らを一時拘束した。

 9月27日に始まった紛争では双方で計4千人以上が死亡したとされる。停戦合意では、アゼルバイジャンが奪還した自治州内の地域について同国の継続統治を認めたほか、アルメニア側が実効支配してきた自治州周辺のアグダム県▽カルバジャル県▽ラチン県-をアゼルバイジャンに返還すると定められた。アグダム県の返還期限は今月20日、ラチン県は12月1日。

1391チバQ:2020/12/01(火) 09:05:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bba79fb155c54ca58c2f3ab838af7b7f4aef858
東欧2カ国、強権政治続く EUとの対立で経済復興に影
12/1(火) 7:10配信

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時事通信
握手するポーランドのモラウィエツキ首相(左)とハンガリーのオルバン首相=26日、ブダペスト(EPA時事)

 【ベルリン時事】東欧のポーランド、ハンガリー両政府が強権的政治を続け、国内のリベラル派や欧州連合(EU)との対立が深まっている。

 EUは、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた域内経済の再建資金の配分に当たり、両国を標的にした条件を設定。両国は反対して共闘する姿勢を誇示しており、価値観の相違が欧州経済の復興にも影を落としている。

 ポーランド憲法法廷は10月、人工妊娠中絶をほぼ全面的に違憲とする判断を下した。保守与党「法と正義」の方針に沿った決定だが、多くの市民が反発し、数万人規模の抗議活動が頻発した。

 ポーランド政府は近年、「政治的活動」に関与した判事への罰則導入といった「司法改革」を断行してきた。これについてEUなどは、政府方針に批判的な判事を狙った措置と見なし、司法の独立を脅かすと批判している。違憲判断への市民のデモにも、中絶の是非という個別の問題だけでなく、司法が政権の影響下にある現状への不満が噴出したという側面がある。

 ハンガリー政府の強権支配の象徴となっているのは、言論の自由の抑圧につながりかねない、買収などを通じたメディア統制だ。7月には、政権に近い企業家から間接的に出資を受けた国内最大級のニュースサイトの編集長が、編集作業上の「圧力」に言及して解雇され、記者ら70人超も抗議して退職した。

 かねて両国の動きを問題視していたEUは、7500億ユーロ(約93兆円)の経済再建策を含むEU予算に関し、司法の独立の保障を含む「法の支配」の順守を資金供与の条件とする新ルールを導入する方針だ。激しく反発した両国は、全会一致を必要とする再建策の承認を阻止。11月19日のEU首脳会議でも拒否の姿勢を貫いた。

 ポーランドのモラウィエツキ首相とハンガリーのオルバン首相は11月26日、ブダペストで会談。再建策の内容は「受け入れ難い」(オルバン氏)と強調し、現行案に反対し再交渉を要求し続けると明言した。EUは12月に再び開く首脳会議での決着を目指すが、行き詰まりを打開できるかどうかは不透明だ。

1392チバQ:2020/12/01(火) 12:57:33
>>1390
塩を畑に撒かなかっただけ、人道的か?

1393名無しさん:2020/12/06(日) 15:32:28
https://mainichi.jp/articles/20201122/k00/00m/030/061000c
「河野大臣にも影響されて」SNS外交に取り組む旧ソ連諸国の大使たち 売りはお国の食文化
毎日新聞2020年11月24日 10時00分(最終更新 12月2日 17時12分)

 ツイッターのフォロワーが213万人を超える河野太郎行政改革担当相。「雲の上の存在とみられがちな政治家のイメージを変えた。ぼそっとツイッターでつぶやく姿勢に影響を受けている」。かつてソ連を構成した国から来た臨時代理大使の一人はこう打ち明け、ネット交流サービス(SNS)を通じた自国の食文化などの紹介に力を入れている。お堅いイメージもある外交官の「広報外交」の最新現場をのぞいてみた。

 「シュクメルリどうしているかなと気になってエゴサ(検索)をしたら、多くの方が日常的につくっている様子がうかがえて安心」。こうつぶやいたツイートには、黄色が映えるスープ料理の写真が添えられていた。「最も伝統的な料理であるハチャプリは地方によって七変化」。そして写真にはこんがり焼けたパンが写っている。

 これらのツイートの発信者はジョージア(グルジア)の駐日臨時代理大使、ティムラズ・レジャバさん(32)。父の仕事の関係で小さいときに訪日し、日本の小中高大に通ったことから流ちょうな日本語を使い、自分でツイートを打ち込む。12月上旬の時点で2万8000人を超えるフォロワーを持ち、旧ソ連地域に絡んだコミュニティーでは知られた人である。

 ツイートで紹介したシュクメルリは、鶏肉をニンニクとクリームソースで煮込んだ料理で、ハチャプリはチーズ入りのパンである。

「鍋定食」とコラボ
 レジャバさんを有名にしたツイートの一つは、シュクメルリなど自国の文化を紹介するつぶやきだった。

 牛丼チェーン「松屋」が2019年12月に「シュクメルリ鍋定食」を限定販売すると、客として店を訪れたレジャバさんが「大使館のメンバーで松屋でシュクメルリ御膳を頂きます」と投稿するなどして話題を呼んだ。松屋が販売を始めたのは「鶏肉とニンニクを合わせた料理をネットで検索した際にたまたま見つけた」(広報担当者)ためで、大使館と連携を取ったわけではない。それでも同社は「大使のツイート効果はかなりあった」として、早ければシュクメルリ鍋定食を12月に再び販売する。

 コンビニや食品業界もシュクメルリのブームに便乗し、10月にファミリーマートが関連商品を発売。11月には永谷園がローソンで先行販売を開始した。記者も試しにシュクメルリのスープを飲んでみると、ニンニクの香りが食欲を誘い、クリームの優しい味わいが胃に染み渡った。体がぽかぽかになり、白いご飯に合うという印象を持った。

 ファミマは「想定の2倍以上を売り上げた」(広報担当者)ことを受けて、12月に第2弾として弁当タイプの商品の発売を始め、15日にはスープも販売する。

 レジャバさんがツイッターを通じた情報発信に力を入れる背景には、面積が日本の約5分の1で、人口約390万人の小国ジョージアが直面する悩みがある。日本では15年まで政府やマスコミが「グルジア」と呼んできたこともあり、「10年ぐらい前まではクロアチアなどと間違えられるなど、国として広く認識されていなかった」と振り返る。

 そこで注目したのが、17年時点で日本にアクティブユーザー数(MAU)が4500万人いたツイッターだった。「ジョージアのことを理解してもらい、日本の生活の一部に取り入れてもらうこと」を目標にして、投稿を続けた。早稲田大を卒業後、数年間キッコーマンで営業やマーケティングに従事した経験も、今のPR活動に生かされているようだ。

 食文化以外のツイートでもジョージアのPRに貢献してきた。19年10月、天皇陛下が即位を国内外に宣言された「即位礼正殿(せいでん)の儀」で、レジャバさんは民族衣装「チョハ」を着て参列した。

 チョハは胸に火薬入れがあるジョージアの正装で、人気アニメ映画「風の谷のナウシカ」で主人公ナウシカが着た衣装のモデルともいわれる。参列したレジャバさんの姿がツイッターに流れると、米人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する「ジェダイの騎士ぽくてすごいカッコいい」などと騒がれたうえに、レジャバさんもツイートに加わり知名度が上がった。

 今後は、ハチャプリの作り方などを紹介する動画投稿サイト、ユーチューブの配信にも力を入れるつもりだ。レジャバさんはSNSを通じた自国のPR活動について「ジョージアの知名度の低さは伸びしろの裏返し。紹介したいネタはまだ山ほどある」と話す。

1394名無しさん:2020/12/06(日) 15:32:43
>>1393

ウクライナ大使も参戦
 旧ソ連の国では10月に来日したウクライナ大使、セルギー・コルスンスキーさん(58)もツイッターによる発信に積極的だ。

 着任直後の投稿では、「ブラバ」と呼ばれるこん棒を右肩に乗せた写真を掲載。4万6000人が「いいね」を押すなど一気に知名度を上げた。「『国を代表して着任しました』という意味を込めてジョークのつもりで投稿した」と話すが、本人も思わぬ反響に驚いた様子だ。

 コルスンスキーさんも食文化をはじめとしたウクライナの情報発信に力を入れる。10月中旬の投稿では赤紫色の根菜ビーツを使ったスープ「ボルシチ」を取り上げ、「コロナウイルス感染症対策も取らなければなりません。ボルシチをお勧めします。野菜がたくさん入っているので、免疫力をアップできます」とツイート。隣国ロシアの料理とのイメージを持たれがちだが、ボルシチはウクライナが発祥の地であるだけにツイートにはプライドがにじんでいた。

 同僚の助けを借りながら、日本語で投稿するコルスンスキーさん。「ウクライナの知名度を上げて、日本人観光客やビジネス客を増やし、日本でもウクライナ産食品の輸出増加などを目指していきたい」。目標を聞くと、そこは外交官らしい発言が返ってきた。【中村聡也】

1395とはずがたり:2020/12/08(火) 14:48:55

ロシアから世界を見る
ベラルーシの反体制派が日本に対して怒るわけ
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20201206/pol/00m/010/008000c?cx_testId=81&cx_testVariant=cx_2&cx_artPos=1&cx_type=trend#cxrecs_s
前谷宏・モスクワ支局長
2020年12月8日

 「あなたの新聞を通して日本社会に問いたいことがある」。ルカシェンコ大統領(66)の6選が発表された、8月9日の大統領選の結果に対する抗議活動が続く旧ソ連のベラルーシ。選挙から3カ月がたったのを機に、抗議を主導する反体制派幹部の一人、パベル・ラトゥシコ元文化相(47)にインタビューした時のことだ。日本政府の対応に話題が及ぶと、険しい口調でこう迫られた。「日本社会は独裁政権を支持するのか」と。

 なぜベラルーシの反体制派の目に、日本が独裁政権を支持しているように映るのか。後述するように、最大の理由は日本の新任大使がルカシェンコ氏に信任状を奉呈したことにあるのだが、この問題を通して、遠く離れた東欧の小国を揺るがす政治危機の意味を考えてみたい。

やまぬ抗議活動と「軍事独裁」化するルカシェンコ政権
 1994年からルカシェンコ氏が強権政治を続けてきたベラルーシでは8月の大統領選後、多くの市民が選挙の不正を訴え、ルカシェンコ氏の退陣を求める抗議デモが続いている。政権側は治安部隊を使って強硬に取り締まっており、拘束者は人口約940万人に対して延べ約3万人に上ると言われている。それでも人々はルカシェンコ政権への抵抗の象徴である白赤白の旧国旗を掲げ、抗議の声を上げるのをやめない。「抗議に賛同する人の数はむしろ増えている」(政治評論家のカルバレビッチ氏)と指摘する専門家もいる。

 この抗議活動を主導する反体制派の団体「調整評議会」で幹部を務めるのが、ラトゥシコ氏だ。元々はルカシェンコ政権で駐ポーランド大使や駐仏大使などを歴任した外交官だった。しかし、8月の大統領選直後に俳優たちが治安当局の暴力に抗議してストを始めたことを支持し、国立劇場の館長職を解任された。その後、ルカシェンコ氏の退陣を求める反体制派に転じると、当局から拘束の脅しを受け、9月に隣国ポーランドへ脱出。…

1396チバQ:2020/12/15(火) 15:50:44
https://www.asahi.com/articles/ASNDG2VXNNDBUHBI03Y.html
ナゴルノ紛争「戦勝」パレード 主賓格にトルコ大統領
会員記事
モスクワ=喜田尚 イスタンブール=高野裕介
2020年12月14日 21時30分
バクーで10日行われた「戦勝」パレードで、壇上に並ぶトルコのエルドアン大統領(左)とアゼルバイジャンのアリエフ大統領(トルコ大統領府提供)=AFP時事

 トルコのエルドアン大統領は、アゼルバイジャンの首都バクーで10日にあった同国の「戦勝」パレードに主賓格で出席した。9〜11月に続いたナゴルノ・カラバフ地域をめぐる同国とアルメニアの軍事衝突で、エルドアン氏は各国が即時停戦を求める中でも一貫してアゼルバイジャンを支援。この日も演説で「栄誉ある勝利だ」と同国軍をたたえ、旧ソ連圏での影響力拡大を印象づけた。
 パレードは、ロシアが仲介した停戦合意が発効して1カ月の節目で行われた。
アゼルバイジャン軍、戦利品も披露
 現地からの報道によるとバクー中心部の広場で約3千人のアゼルバイジャン軍兵士が行進。戦車などの車両や今回の軍事衝突で威力が注目されたトルコ製の無人攻撃機などのほか、戦闘でアルメニア軍から奪ったという装甲車両など「戦利品」も披露された。行進にはトルコ軍兵士も加わり両国の結束を強調した。
 壇上でエルドアン氏と並んだアゼルバイジャンのアリエフ大統領は演説で「(トルコの支援は)兄弟国の絆の象徴だ」と述べた。
 軍事衝突は9月27日、1990年代からアルメニアが実効支配してきたアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ地域とその周辺で勃発。和平協議で議長国をつとめる米国、フランス、ロシアの首脳が即時停戦を呼びかけたのに対し、エルドアン氏は3国を非難し、アルメニア軍撤退を停戦条件にしたアゼルバイジャンを支援した。戦闘は44日間続き、アゼルバイジャン軍がナゴルノ・カラバフ地域南部を制圧。アルメニアは停戦合意で周辺地域からの撤退を受け入れた。
 アルメニアでは今も停戦合意に署名したパシニャン同国首相の辞任を求める野党勢力のデモが続く。10日も首都エレバンで政府庁舎に押し入ろうとした野党支持者ら約30人が拘束された。
 アゼルバイジャンは自国兵士の死者数を明らかにしてこなかったが、今月3日に2783人と発表。市民の犠牲も含め、双方の死者は5千人を大きく上回ったことになる。(モスクワ=喜田尚)
トルコ、役割拡大を要求
 ナゴルノ・カラバフ紛争は旧ソ連時代の1980年代末、アゼルバイジャン当局とアルメニア系住民の衝突で始まり、94年にロシアの仲介でいったん停戦が成立した。
 その後アゼルバイジャンとの結び付きが強いトルコの台頭で地域情勢は変化。トルコ外交に詳しいカディル・ハス大(トルコ)のソリ・オゼル講師は「南コーカサスに影響力を持つことで、周辺地域でもトルコの発言力が高まる可能性がある」と話す。モスクワ国際関係大学のマルケドノフ指導研究官は旧ソ連圏への影響力維持を図るロシアについて「よりバランスをとる必要に迫られた」と指摘した。
 今回の停戦合意を受け、米国、フランスの代表は11月18日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談。3国は和平協議を再開する構えだ。91年に独立宣言したナゴルノ・カラバフの地位問題が最大の焦点だが、アゼルバイジャンとトルコはこれまでの協議の停滞を批判してきた。「トルコにはこの地域の紛争解決で、さらに大きな役割が与えられるべきだ」(アリエフ・アゼルバイジャン大統領)、「トルコ、アゼルバイジャン、アルメニアにロシアを加えた4者で話し合おう」(トルコ大統領府報道官)と訴えるなど、トルコの役割拡大を要求しており、協議の難航は避けられない。

1397チバQ:2020/12/15(火) 15:51:00
アルメニア系住民、自宅に放火
 一方、今回の停戦合意でアルメニア側からアゼルバイジャンへ引き渡された周辺地域では、退去するアルメニア系住民の一部が直前に自宅に放火した。自分たちの家屋がアゼルバイジャン側に接収されるのを嫌ったためだ。
 停戦合意で大幅な譲歩を強いられたアルメニアでは国内で政治の混乱も続く。
 合意に署名したパシニャン首相に対する野党の辞任要求に加え、政権内に離反の動きも。外相や緊急事態相が相次ぎ辞任し、議会で過半数を維持する与党からも一部議員が離脱した。サルキシャン大統領は議会の解散、前倒し選挙は避けられないとの考えを示した。
 プーチン氏は11月17日のテレビ・インタビューで、アルメニアで合意破棄を訴える勢力が政権につく可能性について問われ、「自殺行為だ」と述べた。(イスタンブール=高野裕介、モスクワ=喜田尚)

1398とはずがたり:2020/12/22(火) 14:47:07
米、在ロシア総領事館閉鎖へ 活動は大使館のみ
2020年12月22日14時24分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020122200681&g=int

 【ワシントン時事】米国務省当局者は21日、ポンペオ国務長官がロシア極東ウラジオストクの総領事館を閉鎖し、中部エカテリンブルクの総領事館の業務を停止する方針を決めたことを明らかにした。ロシアで活動を続ける米公館は在モスクワ大使館だけとなる。
米国務長官「ロシアが関与」 大規模サイバー攻撃

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、国務省は議会への通知で、ロシア当局が同国内で活動できる米外交官の人数を制限していることを閉鎖の理由に挙げた。通知は、ロシアが関与したとみられる米政府機関への大規模サイバー攻撃が明るみに出る前だったといい、関連は不明。

1399チバQ:2021/01/03(日) 23:17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/91dd4afaa819cef83462ef8a0f63daae288eb835
ロシアで政治活動制限法相次ぎ成立 「外国干渉」理由に 下院選前に圧力強化か
1/3(日) 17:40配信

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毎日新聞
ロシアのプーチン大統領=モスクワで2020年12月17日、AP

 ロシアの上下両院は2020年12月、「外国からの干渉」の排除を理由に市民の政治活動を制限する複数の法案を相次いで可決した。プーチン大統領も30日、法案に署名し、順次発効する見通し。背景には21年の下院選を前に反体制派への圧力を強化する狙いも見え隠れする。

 可決された中で特に物議を醸したのが、外国からの財政援助を受けて政治活動を行う「外国エージェント」の規制を強化する法案だ。外国エージェント制度は12年に導入され、従来は人権団体などのNGOと一部の外国政府系メディアを対象に定期的な活動報告などを義務づけていた。だが今後は法人格を持たない団体や個人も規制対象となる。

 法改正により、外国エージェントに該当しながら司法当局に届け出をしない場合は「2年以下の禁錮刑」などの罰則が適用される。報道機関は、記事の中で当該団体・個人がエージェントであることを記載する。エージェントに登録された個人に限らず、その援助を受ける人物が選挙に出る場合も広報資料などにエージェントとの関係を明記することが求められる。

 ただ、今回の法改正では外国エージェントの要件となる「政治活動」や「外国からの援助」などの規定が曖昧な面もあり、人権活動家からは恣意(しい)的な運用を懸念する声も上がる。露紙ノーバヤ・ガゼータは「必要があれば、どんな市民にも責任を問うことが可能になる」との専門家の見方を紹介し、政権が特定の活動家を「狙い撃ち」する可能性を指摘した。

 インターネット上の規制も強化される。欧米諸国からフェイク(偽)情報の流布が指摘される「RT」など露政府系メディアの記事について、最近はそれを検閲するソーシャルメディアの活動も盛んだ。だが今後、こうしたソーシャルメディアをブロックする権利も当局に与えられるという。

 露メディアによると、一連の法改正についてボロージン下院議長は「自由や権利の侵害ではなく、国益を守るためのものだ」と強調。プーチン氏も「外国に内政干渉をさせないためだ」と述べ、法案擁護の姿勢を鮮明にしていた。

 今回の法改正は、24年の大統領選の前哨戦とされる21年9月予定の下院選対策との見方も強い。新型コロナウイルス感染拡大を抑え込めないプーチン氏の支持率は下落傾向にあり、下院選で与党「統一ロシア」が議席を減らすとの観測も出ている。

 元下院議員で、プーチン政権を批判する野党指導者のグドコフ氏は毎日新聞の取材に「法改正は選挙から反体制派候補を排除し、市民の抗議活動を抑えつけるものだ。外国の介入は口実にすぎない」と指摘する。

 政治学者のスタノバヤ氏は自身の論考で、20年8月に起きた反体制派指導者ナワリヌイ氏への襲撃事件にも触れながら、「プーチン政権は反体制派の活動を(外国と協力する)国家反逆行為になぞらえ、リベラル系野党の存在を事実上禁止しようとしている。市民の利益よりも体制の利益が優先される傾向が強まっている」と指摘している。【モスクワ前谷宏】


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