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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1396チバQ:2020/12/15(火) 15:50:44
https://www.asahi.com/articles/ASNDG2VXNNDBUHBI03Y.html
ナゴルノ紛争「戦勝」パレード 主賓格にトルコ大統領
会員記事
モスクワ=喜田尚 イスタンブール=高野裕介
2020年12月14日 21時30分
バクーで10日行われた「戦勝」パレードで、壇上に並ぶトルコのエルドアン大統領(左)とアゼルバイジャンのアリエフ大統領(トルコ大統領府提供)=AFP時事

 トルコのエルドアン大統領は、アゼルバイジャンの首都バクーで10日にあった同国の「戦勝」パレードに主賓格で出席した。9〜11月に続いたナゴルノ・カラバフ地域をめぐる同国とアルメニアの軍事衝突で、エルドアン氏は各国が即時停戦を求める中でも一貫してアゼルバイジャンを支援。この日も演説で「栄誉ある勝利だ」と同国軍をたたえ、旧ソ連圏での影響力拡大を印象づけた。
 パレードは、ロシアが仲介した停戦合意が発効して1カ月の節目で行われた。
アゼルバイジャン軍、戦利品も披露
 現地からの報道によるとバクー中心部の広場で約3千人のアゼルバイジャン軍兵士が行進。戦車などの車両や今回の軍事衝突で威力が注目されたトルコ製の無人攻撃機などのほか、戦闘でアルメニア軍から奪ったという装甲車両など「戦利品」も披露された。行進にはトルコ軍兵士も加わり両国の結束を強調した。
 壇上でエルドアン氏と並んだアゼルバイジャンのアリエフ大統領は演説で「(トルコの支援は)兄弟国の絆の象徴だ」と述べた。
 軍事衝突は9月27日、1990年代からアルメニアが実効支配してきたアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ地域とその周辺で勃発。和平協議で議長国をつとめる米国、フランス、ロシアの首脳が即時停戦を呼びかけたのに対し、エルドアン氏は3国を非難し、アルメニア軍撤退を停戦条件にしたアゼルバイジャンを支援した。戦闘は44日間続き、アゼルバイジャン軍がナゴルノ・カラバフ地域南部を制圧。アルメニアは停戦合意で周辺地域からの撤退を受け入れた。
 アルメニアでは今も停戦合意に署名したパシニャン同国首相の辞任を求める野党勢力のデモが続く。10日も首都エレバンで政府庁舎に押し入ろうとした野党支持者ら約30人が拘束された。
 アゼルバイジャンは自国兵士の死者数を明らかにしてこなかったが、今月3日に2783人と発表。市民の犠牲も含め、双方の死者は5千人を大きく上回ったことになる。(モスクワ=喜田尚)
トルコ、役割拡大を要求
 ナゴルノ・カラバフ紛争は旧ソ連時代の1980年代末、アゼルバイジャン当局とアルメニア系住民の衝突で始まり、94年にロシアの仲介でいったん停戦が成立した。
 その後アゼルバイジャンとの結び付きが強いトルコの台頭で地域情勢は変化。トルコ外交に詳しいカディル・ハス大(トルコ)のソリ・オゼル講師は「南コーカサスに影響力を持つことで、周辺地域でもトルコの発言力が高まる可能性がある」と話す。モスクワ国際関係大学のマルケドノフ指導研究官は旧ソ連圏への影響力維持を図るロシアについて「よりバランスをとる必要に迫られた」と指摘した。
 今回の停戦合意を受け、米国、フランスの代表は11月18日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談。3国は和平協議を再開する構えだ。91年に独立宣言したナゴルノ・カラバフの地位問題が最大の焦点だが、アゼルバイジャンとトルコはこれまでの協議の停滞を批判してきた。「トルコにはこの地域の紛争解決で、さらに大きな役割が与えられるべきだ」(アリエフ・アゼルバイジャン大統領)、「トルコ、アゼルバイジャン、アルメニアにロシアを加えた4者で話し合おう」(トルコ大統領府報道官)と訴えるなど、トルコの役割拡大を要求しており、協議の難航は避けられない。


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