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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1305とはずがたり:2020/07/25(土) 17:38:45
「欧州最後の独裁者」に対抗する無名の女性候補 ベラルーシ大統領選で「台風の目」に
毎日新聞2020年7月25日 17時20分(最終更新 7月25日 17時20分)
https://mainichi.jp/articles/20200725/k00/00m/030/109000c

 8月9日に投開票される旧ソ連のベラルーシ(人口945万人)の大統領選で、政治経験のない無名の女性候補に注目が集まっている。女性は逮捕された映像ブロガーの夫の代わりに出馬した主婦で、2児の母親。数千人規模の選挙集会まで開いており、「欧州最後の独裁者」と呼ばれて6選を目指すルカシェンコ大統領(65)も警戒感をあらわにしている。なぜ「台風の目」になっているのか。

 女性はスベトラーナ・チハノフスカヤ氏(37)。当初はルカシェンコ政権を批判する動画で人気を集めた夫のセルゲイ・チハノフスキー氏(41)が出馬を目指したが、5月に立候補に必要な有権者の署名集めを始めることを中央選管に認められなかった上、その後、警官への暴行容疑などで逮捕された。そのため、チハノフスカヤ氏が代わりに出馬を表明した。

 今回の大統領選では、元銀行頭取のババリコ氏(56)と元駐米大使のツェプカロ氏(55)が、ルカシェンコ氏への有力な対抗馬になるとみられていた。しかし、ババリコ氏は6月に資金洗浄などの容疑で逮捕されたために出馬できず、ツェプカロ氏も立候補に必要な10万人以上の署名の一部について不備を指摘され、出馬を認められなかった。

 だが、チハノフスカヤ氏は立候補を認められたため、ババリコ、ツェプカロ両陣営はそれぞれ支援を表明。出馬表明までまったくの無名だった主婦のチハノフスカヤ氏に、政権に批判的な勢力が結集する格好になった。

 チハノフスカヤ氏は21日に国営放送で放映された政見放送で「私は政治家ではない」と切り出した後、当選した場合は「もう一度、公正な選挙を実施する」と約束。過去の選挙での不正や新型コロナウイルスによる死者数の改ざんなど政権に向けられた疑惑を列挙し、「普段のテレビでは放送されないが、これが真実だ」と述べて、自らの改革姿勢をアピールした。

 26年にわたり強権的な政治姿勢で権力を維持してきたルカシェンコ氏だが、最近は経済の落ち込みや新型コロナウイルスへの対応などにより支持率は低迷気味。地元メディアによると、チハノフスカヤ氏が19日に首都ミンスクで開いた集会には数千人が参加した。21日の政見放送の映像もインターネット上で拡散しており、長期政権に対する政治不信の受け皿となりそうな勢いを見せている。

 ルカシェンコ氏は「(大統領の職責は)男性でも重い負担だ。女性に背負わせたら倒れる」とチハノフスカヤ氏をけん制。政権に批判的な勢力への取り締まりも強化しており、これまでに1000人以上が拘束されたとみられている。ルカシェンコ氏は、秩序を維持するために軍を投入する可能性について「あらゆることがあり得る」と言及。逮捕されることを恐れたツェプカロ氏は24日、ロシアへ脱出したことを明らかにした。チハノフスカヤ氏も2人の子供を国外に避難させるなどしており、現地では緊張が高まっている。【前谷宏】


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