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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1350チバQ:2011/03/17(木) 19:27:54
>>1259
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0003872521.shtml
芦屋市長選一騎打ちか 統一選後半告示まで1カ月 
 統一地方選後半戦で、芦屋市長選と、西宮、芦屋、伊丹、宝塚の4市議選が、17日で告示1カ月前となる。神戸新聞社のまとめでは4市議選には16日現在、約160人が立候補を予定。東日本大震災を受け、街頭演説などを自粛する動きがある一方、津波対策など「防災」が争点に浮上しそうだ。投開票は4月24日。


 芦屋市長選は、3選を目指す無所属現職の山中健氏(61)と、無所属新人で県議の山田美智子氏(64)の一騎打ちとなる可能性が濃厚だ。阪神・淡路大震災以降の行財政改革のあり方や、南海地震の発生で予想される津波への対策見直しなども争点となる見込み。

 同時に実施される芦屋市議選(定数22)には現職20人、元職2人、新人6人の計28人が立候補する意向を示している。定数が3減となった西宮市議選(定数42)では、60人弱が立候補準備を進めている。伊丹市議選(定数28)の立候補予定者は、現職19人、新人17人の計36人。宝塚市議選(定数26)は現職23人、新人11人の計34人。

 東日本大震災を受け、街頭演説や議会報告ビラの配布を自粛する動きが広がる。伊丹市議選の立候補予定者は「自分をアピールするだけでは、有権者から『こんな時に選挙か』と言われかねない」と悩む。宝塚市議選の立候補予定者は、既に印刷していたパンフレットに、震災に触れたチラシを添えるという。

 芦屋市では、駅前で募金活動を行う市議選立候補予定者も。投票率低下を心配する声もあり、西宮市議選の立候補予定者は「支持者から『選挙は延期ですね』という電話があった」という。

 また芦屋市会は16日、議員互助会などから50万円を全国市議会議長会を通じて送ったほか、お見舞いの気持ちを表す決議を行うことを検討している。尼崎市会も義援金を検討中という。

(2011/03/17 09:00)

1351チバQ:2011/03/17(木) 19:28:28
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/17/20110317-050879.php
橋下知事 「大阪府庁移転」を一時凍結 旧WTCの被災想定再検証
 東日本大震災を受けて、大阪府庁咲洲庁舎(旧WTCビル)への本庁舎移転を目指していた橋下徹知事は16日、「全面移転をごり押すつもりはない。ワンクッションおいて考え直す」と述べ、本庁舎移転構想を一時凍結する考えを明らかにした。知事が代表を務める大阪維新の会は、咲洲庁舎への本庁舎移転を掲げてきたが、この日は「統一選の争点からは落とさなくてはならない」と言及した。

 今回の震災で想定外の津波が発生したことをもとに、府の被害想定などを再検証したうえで、防災拠点のあり方を考え直すとしており、統一選後の5、6月ごろに方針をまとめるという。今回の地震で大阪は震度3だったが、咲洲庁舎では高層ビル特有の長周期地震動が発生したとみられ、エレベーターの長時間閉じ込めやパネルの落下、100カ所以上のひび割れが起きるなど、府内有数の被害が出ていた。

 一方で、橋下知事は「大阪の津波発生を考えたとき、沿岸部に誰もいなくてよいのかと思う。指揮官がしんがりを務められ、津波で流されない、ベースキャンプが重要。WTCの方が防災拠点にふさわしいということになるかもしれない」とも語っており、移転撤回を前提とした構想凍結ではないことを強調した。

 本庁舎移転構想をめぐっては、防災拠点としての脆弱(ぜいじゃく)性が指摘され、これまで府議会で2度にわたり否決されている。橋下知事は「偶然だが、否決されていたことで今回、考える機会を持てた。猛勉強しながら、自分の頭を整理したい」と述べた。

 また、統一選が、被災地の特定地域以外は、予定通り実行される見通しになっていることについては「選挙どころじゃないのが普通の感覚。だが、選挙を延期すれば、お金をかけて事務所を維持したりしている候補者たちが持たない。国の方針があるからにはやる」と指摘。これまで「大阪市役所をぶっつぶす」などとしてきた過激なフレーズについては「表現は大きく変えるが、役所の再編という訴える内容は変えない」と話した。

(2011年3月17日 08:34

1352チバQ:2011/03/17(木) 22:03:40
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2011/03/17/post_7671.php
2011年3月17日 20:46
向日市長の辞職勧告を決議  向日市議会
 向日市議会(定数24)は17日、久嶋務市長に対する辞職勧告決議を可決(賛成14)しました。賛成したのは日本共産党(8人)、向陽クラブ(3人)、向政21(1人)、無所属(2人)。

 決議は、「市長としての行政管理能力と自覚の欠如」があるとして、○石田川2号幹線築造工事事故で原因者追及の姿勢を後退させ、市民への説明責任を果たさず、損害額全額(約2億円)を市民負担にした○北野台雨水貯留槽漏水事故で水道事業管理者としての管理と危機意識の欠如が露呈した○水道料金引き下げの議員提案の提出に際して、一部議員に否決することを要請するなど、市民より自分の立場を優先する背信姿勢が顕著である―など6項目を挙げています。

1353チバQ:2011/03/19(土) 10:35:57
下がない!
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110315-OYT8T00011.htm
統一選2011 戦いの構図(上)
府議選

 統一地方選まで、あと約半月と迫った。前半戦は4月1日告示、同10日投開票で府内では府議選(定数60、選挙区数25)と京都市議選(定数69、選挙区数11)が行われる。後半戦は同17日告示、同24日投開票で向日、京田辺、木津川の3市長選や福知山、宇治など6市議選と、久御山、和束の両町議選(告示は同19日)がある。2回に分け、統一選の情勢を紹介する。

 府議選は今回から定数が62から60に削減される。現在の党派別の議席数は、自民25▽民主14▽共産11▽公明6▽無所属5(うち議会会派「京都創生フォーラム」4)で、欠員1。今のところ計94人(現職50人、元議員2人、新人42人)が出馬の意向を示している。

 政権与党の民主は、南区、京丹後市、南丹市・船井郡の3選挙区を除いた計22選挙区で、23人の候補を擁立し、また3人の無所属候補を推薦する方針だ。

 前回選で複数候補擁立の選挙区はなかったが、今回は左京区、右京区、伏見区、宇治市・久世郡の計4区で2人ずつ公認を立てる。

 ただし、民主政権への支持率が低下している影響などもあって、当初、公認候補の予定だった舞鶴市選挙区の候補が無所属で立つことを希望するなど、「民主」の看板を意図的に外す動きも出ている。山本正・府連幹事長は「民主党を取り巻く情勢は厳しいが、出来る限りの候補者は発掘してきた」と話す。

 府議会第1党の自民は、ベテラン4人が引退。現職21人と新人6人が立ち、第1党の座を死守する考えだ。

 亀岡市以外の全選挙区に候補を立て、右京区、伏見区、木津川市・相楽郡の3選挙区では2人を擁立する。

 多賀久雄・府連幹事長は「民主党の迷走に国民は飽き飽きしている。ここ数年に失った支持者を取り戻し、政権奪還の足場を作る」と意気込む。

 府議会内で唯一の野党の共産。全選挙区で候補を立てる方針だが、綾部市のみ、まだ候補が決まっていない。2大政党がクローズアップされた前回選でも11議席確保したことを党内では「善戦だった」と評価する声が多く、新井進・府議団長は「民主も自民も退潮して閉塞感がある。現有議席を守りながら、前回失った山科や右京を回復したい」。

 公明は、現有6議席だが、左京区で定数1減となったことを勘案し、同区選出の現職が京都市議選に転出。現職の1人は引退するが、代わりに新人が立って5議席確保に万全を期す。角替豊・党府本部代表代行は「条例の議員提案権のためにも5議席が必要」とする。

 昨年の参院選比例選で府内で15万票近い票を集めたみんなの党も府議選に初参戦。西京区と伏見区にそれぞれ1人ずつ擁立する。

 前回、伏見区で1人が出馬し、落選した社民は、今回、綾部市で公認候補を立てる。(上野将平)

(2011年3月15日 読売新聞)

1354チバQ:2011/03/20(日) 10:03:42
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110320000010
「悩む」立候補予定者 滋賀県議選 低投票率も心配印刷用画面を開く

立候補予定者の集会で黙とうする参加者ら(18日夜、甲賀市甲南町) 4月1日告示の滋賀県議選で、東日本大震災の影響が広がっている。原発事故が続く中、活動を自粛している立候補予定者は「選挙どころではないが、手をこまねいているわけにもいかない」と、再開の時期や活動方法に頭を悩ます。投票率の動向にも注目が集まっている。

 11日の大震災発生後、各党、政治団体はマイクの使用や街頭宣伝を自粛している。有権者に配慮し、決起大会を中止したり規模を縮小させたりした立候補予定者もいる。駅での訴えをやめた近江八幡市の現職は「原発の災害が続き、選挙どころではない雰囲気だ」と困惑する。

 東近江市の現職は20日の事務所開きを大幅に簡素化する予定で、「避難者の受け入れなど復興への支援を呼びかける場にしたい」と話す。

 大津市の新人は駅前でビラ配りをする代わりに募金活動を始めた。支援スタッフは「選挙戦で名前の連呼をするかどうか。知名度を上げたい新人には悩ましい」と戦略の見直しを進めている。

 守山市の新人は19日のフォーラムで取り上げるテーマに防災を加えた。「県民の地震への関心は高い。県の防災対策を知ってもらう機会にしたい」と話す。選挙中は極力、ガソリンを使わないよう工夫するという。

 大震災は投票率にも影響を与えそうだ。「選挙報道が少なく、有権者の関心は低い」と低下を予想する立候補予定者が多い一方、「こういう時こそ政治の力が必要だと再認識し、投票行動につながるのでは」と期待する声もある。ある政党関係者は「有権者が保守的になり、現職に有利に働くのでは。新人の支援体制を強化する必要があるかもしれない」と分析している。

1355チバQ:2011/03/20(日) 10:05:39
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/20/20110320-050972.php
統一選目前 各陣営 活動手探り
 統一地方選の告示が目前に迫る中、東日本大震災を受け、各政党や陣営が対応に苦慮している。橋下徹知事が掲げた「大阪都構想」を争点に盛り上がりを見せていた大阪でも、震災後は一転して自粛ムードに。19日には街頭演説を再開した政党がある一方、時期尚早ととらえる党もあるなど対応が分かれており、手探りの前哨戦が続いている。

のぞくジレンマ

 統一選をめぐっては、震災で甚大な被害を受けた自治体について選挙を延期させる特例法が18日に成立。岩手、宮城、福島などの激甚被災地以外では、予定通り4月投開票の日程で行われるが、市議選を控える高松市議会の主要会派が同日、被災地での燃料不足を考慮して選挙カーの使用自粛を申し合わせるなど、自粛の動きも目立っている。

 「西日本の安全安心を守り、陣頭指揮を取れる大阪都を今すぐ作る必要がある。断腸の思いで、これから政治活動を続ける」。19日午後、大阪市福島区内。マイクを握った橋下氏は、強い口調で訴えた。

 大阪では統一選で府議選、大阪市議選、堺市議選などが予定され、橋下氏はこの3つの選挙で、自身が率いる地域政党「大阪維新の会(維新)」の過半数獲得を目指し、他の既成政党としのぎを削っている。

 地盤や看板のない新人候補が多く、橋下氏の高い人気が軸となる維新は、有権者の関心の高まりと投票率アップが躍進へのカギとなる。震災後は目立った選挙活動を自粛してきたが、18日には対話集会、19日には街頭演説を再開した。

 18日夜、吹田市内で開かれた集会。いつもは大阪都構想を熱っぽく語る橋下氏だが、「選挙なんかやってる場合じゃない」と切り出し、最後には「政治活動やってもいいですかね」と改めて聴衆に尋ねた。

 19日の街頭演説前、知事として被災地への支援物資出発を見送った後にも「自粛するぐらいなら、選挙を中止すべきだ」と発言。予期しなかった状況下でのジレンマをのぞかせた。

「募金に回せ」

 19日からの3連休は本来、選挙戦本番に向けた格好のアピールの場となるはずだったが、維新と相対する他党も対応に苦慮する。

 民主党の大阪府議選出馬予定者は「あいさつ回りをしていたら『選挙やる金あるんやったら募金に回せ』と言われた」と話し、「マイクを握るのは当面難しい」と複雑な表情を見せる。

 党府連は各陣営に「演説を控えるとか、義援金集めと選挙活動を一緒にしないようにとアドバイスしている」(幹部)という。

 公明党大阪府本部も、連休中は派手な活動を自粛する方針。担当者は「4月になってもすぐにこのムードが変わるわけではない。今までと同じ選挙活動は難しい」と頭を抱える。

 自民党大阪府連では、18日までは選挙活動を自粛するよう党から通知があったが、19日からは基本的に各陣営にまかせる方針。ただ、「今は問い合わせには『街頭演説は見送ったほうがいいのでは』と伝えている」といい、状況を見ながらの対応が続いている。

(2011年3月20日 07:01

1356チバQ:2011/03/20(日) 10:11:23
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110309ddlk28010321000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/1 県財政 /兵庫
 ◆県税の徴収方法や徴収体制の充実・強化を図る 効果額25億円(第2次行革プランから)

 ◇差し押さえはタイヤ 滞納税回収は絶対的課題
 カン、カン、カン……。時折激しく雪が降る3月上旬の午後、大阪府内のある工場。階段を上っていく、スーツ姿の男性数人の靴音が冷たく響く。「今から国税徴収法に基づく捜索を実施します」。窓からわずかに漏れる明かりの下、事務室のロッカーから書類を引き出し、一枚一枚めくりながら目を通していく。地方税を滞納した製造会社に対し、公売にかける物品を差し押さえるため、県と宝塚市、猪名川町が実施した捜索だ。

 発注元の大手電器メーカーが突然、発注を打ち切り、操業が立ちゆかなくなった会社は昨年8月に「自主閉鎖」。延滞金を含め2000万円以上が未納となっていた。1時間余りの捜索の結果、差し押さえできたのは絵画2点にスタッドレスタイヤなど段ボール箱10個程度だった。

 県税の滞納額は09年度で約236億円と県税全体の4%。うち個人県民税は約142億円と滞納額の6割に上る。07年に「三位一体の改革」の税源移譲で所得税(国税)が減った一方、個人県民税を含めた住民税(地方税)が増えたため、存在感を増した個人県民税の滞納は県財政の逼迫(ひっぱく)に直結しかねない。

 特に個人県民税は、市町が市町民税と一括で「個人住民税」として徴収し、うち4割が県に毎月支払われるシステムのため、滞納額を減らせるかは市町の取り組み次第。そのため県は07年度から、滞納された個人住民税を回収する市町を支援しようと態勢を構築してきた。

 現在は専門の県職員7人を神戸、姫路、豊岡の県税事務所3カ所に配置。市町に派遣されて滞納案件を一緒に調査し、回収方法の指導や差し押さえにも立ち会う。その結果、09年度までに住民税を滞納した2595人計約22億円分に着手し、2016人計約18億円分を処理。06年度と比べると、職員が派遣された市町は未派遣の市町より3ポイント以上、回収割合が改善した。

 ただ、仮に滞納された個人県民税約142億円が全額回収できても、県財政の根本的な改善は難しい。県がまとめた「第2次行革プラン」の試算では、県単独では解消できない赤字が18年度までに560億円まで累積するからだ。

 この原因こそ、「三位一体の改革」にある。国庫補助金等が4・1兆円縮減された半面、国からの税源移譲は3兆円にとどまったからだ。不十分な税源移譲は県財政を慢性的な税源不足に落とし込み、税の滞納額回収は絶対的な課題となりつつある。

 今回の大阪府内のケースのように、長引く景気の落ち込みや経済構造の転換から、滞納に至るケースも増えている。県財政の危機的状況が迫る中、滞納者の事情も配慮しながら、少しでも税収を上げたい−−。工場の階段を下りる職員らの足取りも重い。

    □   □

 08年度に策定された「新行財政構造改革推進方策」(新行革プラン)を見直した「第2次行革プラン」の最終案は、開会中の県議会2月定例会で可決される見通しだ。財政支出を抑制した数々の事業見直しは、県民の暮らしを直撃することになる。この第2次行革プランが描く県の将来像は、県政のチェック機能を担う県議会がこの4年間どう考え、どう行動したかの産物ともいえる。4月1日告示、10日投開票の県議選を前に、行革プランの「現場」から県政の課題を追う。【石川貴教】=つづく

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 ■個人住民税徴収支援

 市町が個人住民税を徴収する取り組みを支援するため「個人住民税整理回収チーム」を市町に派遣し、共同で滞納整理にあたる現在の体制を強化する。

〔神戸版〕

1357チバQ:2011/03/20(日) 10:11:51
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110310ddlk28010385000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/2 定時制高廃止 /兵庫
 ◆教育の充実を図るため、定時制高校の活性化などを進める 効果額−(第2次行革プランから)

 ◇「行き場所奪わないで」 再編計画に反対署名10万人
 県内に22校1分校ある定時制高校の一つ、県立川西高校宝塚良元校。2年生の高橋祐弥さん(25)はかつて15歳の時に同校に入学したことがあるが、アルバイトとの両立が難しく、1年ほどで退学した経験がある。中卒では就職に不利な現実に直面する中、学び直したい思いが芽生え、再び同校の門をたたいた。

 現在は介護福祉士の資格取得を目標に、昼間は障害者の介助施設で働き、午後5時半から学校に通う。「60代の人やブラジル国籍のクラスメートもいる。いろいろな人が学ぶこの学校だからこそ、やり直せた」。定時制独特のアットホームな雰囲気に学ぶ喜びを感じる高橋さんだが、学校は今、存続の転機を迎えている。

 定時制高校は、不登校の経験者や障害者など多様な事情を抱え、全日制への通学が困難な人たちの「受け皿」の役割を果たしてきた。これに対し、県教委は「働きながら学ぶ生徒は減っており、幅広いニーズに対応する必要がある」と判断、定時制を統廃合して午前(1部)・午後(2部)・夜間(3部)の「多部制」単位制高校の設置を推進している。

 県教委の方針もあって、県内の定時制高校は00年度の32校1分校から、10年度には22校1分校まで減少。その代わりに、多部制単位制高校3校が新設された。さらに宝塚良元校に加え、県立川西高校と伊丹市立高校の定時制3校の募集を12年度から停止し、多部制単位制高校を新設する計画が打ち出されている。

 ところが、効率性を求める県教委の方針は思わぬ事態を招いた。

 定時制高校の募集定員に占める合格者の割合「充足率」をみると、00年度の75・3%から10年度には93・5%(多部制含む)と20ポイント近く上昇。入試で定員に満たない学校で実施する再募集試験の不合格者数も、07年度の5人から▽08年度14人▽09年度17人▽10年度45人−−と右肩上がりに増え、定時制が「狭き門」となる現状を生み出しつつある。

 充足率の上昇は一見、定員割れが恒常的だった定時制高校の効率化の点では好転しているようにみえる。半面、「狭き門」となることは、多様な国籍や幅広い年齢層を柔軟に受け入れることができた定時制ならではの懐の深さを、失いかねない面もはらんでもいる。

 「働く学生のための学校を奪わないで」。今年1月、宝塚市内、宝塚良元校など3校の存続を求める集会で、在校生や卒業生、保護者らが切実に訴えた。再入学から半年ほどで発表された県教委の再編計画に反対しようと、高橋さんも生徒会副会長として、存続運動の先頭に立つ。地元住民をも巻き込んだ存続を求める署名は約10万人分に上った。

 「定時制は地域に溶け込んでいて、誰もが通いやすい学校。夜間の枠が減ると行き場所のない人が増えてしまう」。こう語る高橋さんは、今日も夜のとばりが下りた教室でいつもの仲間と机に向かう。【近藤諭】=つづく

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 ■定時制高校の活性化

 多部制単位制高校は生徒の幅広いニーズに対応するため、設置を推進。その際、近隣の定時制高校を募集停止し、多部制単位制高校への統合を検討する。

〔神戸版〕

1358チバQ:2011/03/20(日) 10:12:18
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110311ddlk28010322000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/3 雇用 /兵庫
 ◆若年者支援のため「若者しごと倶楽部」に事業重点化、効果額2億3200万円(第2次行革プランより)

 ◇求人情報検索の日々 明かり見えない若年層
 雨が窓をたたいていた。今月1日、尼崎市名神町3の「ハローワーク尼崎」。市内に住む男性(34)はパソコンに向かい、求人情報を検索していた。2年近く、こうした生活が続いている。結婚もしたいし、子どももほしい。でも、定職に就いていないと厳しいと思う。「(採用は)35歳がボーダーラインか」。焦りは募る。

 男性は2年ほど前まで、大手電機メーカーの契約社員だった。テレビのプラズマパネルが点灯するかを、機械を使うなどしてチェックする役割だった。正社員の採用試験を受けたものの、結果は不合格だった。

 県立高校を卒業後、四つの仕事を経験した。すべて製造業の技術職で、就職するなら同じ職種がいいと考えている。ただ、履歴書の欄を埋められるような資格はない。職業訓練校への入学も考えたが、高倍率でかなわなかった。

 若年層の就職状況が厳しさを増している。兵庫労働局が昨年11〜12月に実施した聞き取り調査では、県内にある大学・短大で今春に卒業する新卒者の就職内定率は59・3%(大学62・2%、短大42・8%)。県内の今年1月の有効求人倍率(季節調整値)も0・57倍と依然として低水準にとどまる。同労働局は「県内は重厚長大産業が多いので、雇用状況が回復するペースも緩やかになるのでは」と分析する。

 そこで、県は来年度、「ひょうご・しごと情報広場事業」のうち、50代の求職者を中心に支援する「シニアしごと倶楽部」などを廃止。学生や、おおむね40歳未満の仕事探しを援助する「若者しごと倶楽部」に重点をシフトする。

 取り扱う求人数が減少し、シニアしごと倶楽部への相談件数は減っているが、若者しごと倶楽部への相談は07年度が7658件だったのが、09年度は1万3713件に。廃止事業から人員を若者しごと倶楽部に移し、40歳に近い年長者やフリーター向けの求人開拓に力を注ぐという。

 男性も若者しごと倶楽部を利用したことがある。しかし、「ちょっと話をしただけで、『インターネットなどで調べてください』という対応をされた。アドバイスをしてくれると思ったが、事務的だった」と語る。

 若年層の就職難について、関西学院大の井口泰教授(労働経済学)は「長期のフリーターの中には、家族の支援もなくなり自信を失っている人もいる。蓄えがなくなり、生活保護を受けざるを得ない状況に陥りやすい」と指摘。「30代のフリーターは正規雇用の経験がない人が多く、職場への適応にも時間がかかるので精神面でのケアが必要で、住宅の確保を手助けすることも大切」と語る。

 男性は、この2年間で約20社を受験したが、半数が書類選考で落とされた。同居する年金生活の親に、郵送されてくる不採用通知を見られたくない。

 「すぐにでも就職先を決めないと、家にも居づらい」。深いため息をついた。【後藤豪】=つづく

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 ■県の就職支援事業

 就職状況が厳しい若年者のため、「若者しごと倶楽部」に事業を重点化、きめ細かな支援をする。一方、50代の求職者を中心とした「シニアしごと倶楽部」は廃止する。

〔神戸版〕

1359チバQ:2011/03/20(日) 10:12:48
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110317ddlk28010398000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/4 高齢者福祉 /兵庫
 ◆重度障害者医療費助成事業などの所得制限を見直す 効果額33億6300万円(第2次行革プランより)

 ◇医療費負担ズシリ 助成条件さらに絞り込み
 「迎えに来ましたよ。病院に行きましょう」

 車椅子の橋口友輔さん(71)=神戸市須磨区=は、介護ヘルパーの手を借りて介護タクシーに乗り込んだ。泌尿器科や内科など週3、4回の病院通いが日課の橋口さんには、今や顔なじみとなったヘルパーの存在が生命線だ。

 橋口さんは98年、脳梗塞(こうそく)の影響で左半身に麻痺(まひ)が残り、身体障害者1級の認定を受けた。入院や福祉施設に入所したが、05年から現在のマンションで1人暮らし。唯一の所得は2カ月に1回支払われる約15万円の障害者年金だが、毎日1時間、買い物や洗濯などのサービスをヘルパーから受け、家賃や食費を除くとほとんど残らない。月3600円の医療費の自己負担額が重くのしかかる。

 「健常者から見れば少ない負担額かもしれないが、1人暮らしの高齢者にとっては大きな問題。死んだ方がましだと思うこともある」。橋口さんが語る。

 障害者の医療費負担は原則1割だが、橋口さんのような重度の障害者に独自の助成制度を設けている都道府県は多い。兵庫県の場合、1、2級の身体障害者や1級の精神障害者がいて、最も所得の多い人の住民税が23万5000円以下の世帯が原則対象。一つの医療機関を2回以上受診し、自己負担額が月額1200円を超えれば、残りの負担はゼロ。低所得世帯はさらに限度額を引き下げている。

 これでも負担額は決して少なくはないが、県は「第2次行革プラン」で助成の条件をさらにしぼる方針を打ち出している。「障害者の医療費負担は、個人ではなく世帯の構成員全員で負担する」という厚生労働省の意向が働いているからだ。

 県もこれに倣うように、所得制限の計算方法を、世帯の構成員全員の所得を合計して基準に当てはめる方式へと12年度中に変更する方針だ。その結果、一つの世帯に給与所得者が2人以上いる場合、助成が受けられないケースも生じる。橋口さんのような重度障害者は県内に約9万8000人いるが、今回の見直しで、県の試算では約2000人の助成がなくなる見通しだ。

 妻とは離婚し、1人暮らしの橋口さんは、今回の制度見直しの影響を受けない。しかし、県は09年に自己負担額を200円引き上げた経緯があることから、「徐々に負担が大きくなってきている。いつか障害者全体に影響が出てくるのでは」と危機感を募らせる。

 「外に出て人と話をしないと、さびしさで胸が張り裂けそうになる」。橋口さんは昨年12月、NPO「しゃらく」の介助旅行サービスを利用し、1泊2日の東京旅行に出かけた。福岡に住む親友にも会いに行きたいが「今の生活では経済的に余裕がない。体が不自由だが、人並みに人生を楽しみたいだけなのに」。車椅子が鈍く光った。【米山淳】=つづく

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 ■重度障害者医療費助成事業

 世帯の構成員同士で支え合うという考え方に合わせ、最も多い人の所得を基準としていた現行の制度を、世帯員の所得の合計で判断する方式に変更する。

〔神戸版〕

1360チバQ:2011/03/20(日) 10:13:14
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110318ddlk28010359000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/5 地方の公共交通維持 /兵庫
 ◆コミュニティバスの支援を見直す 効果額7100万円(第2次行革プランより)

 ◇欠かせぬ生活の足 住民の手で「代替」の動きも
 JR豊岡駅前に停車した20人乗り小型バスから、つえをついたお年寄りらが次々と降りてきた。豊岡市が03年に運行を始めたコミュニティバス「コバス」。「車を運転できなくなったので、今はコバスだけが頼り」。2年前に脳梗塞(こうそく)を患ったという池田亀夫さん(63)=同市妙楽寺=が話すように、交通弱者にとってなくてはならない生活の足だ。

 100円の均一料金で豊岡駅や市役所、ショッピングセンターなどを結ぶ2路線各約10キロを朝から夕方まで1時間ごとに走り、平日は1日18便運行する。ただし、1便あたりの平均乗客数は6・7人(09年度)と低迷。年間1200万円生じる赤字は、国や県、市の補助金で補てんされているのが現状だ。

 これに対し、県は第2次行革プランで、コミュニティバス運行に対する補助金にメスを入れる。赤字の8割は国の特別交付税で手当てされ、残る2割を県と市が半分ずつ負担してきたが、見直し後は県の負担割合が3分の1に減らされ、コバスの場合の補助額は120万円から80万円に削減されることになる。

 コバスの運行エリアは但馬の拠点都市・豊岡の中心街。但馬の他の地域に比べれば人口が密集し、公共交通を維持できる条件は比較的恵まれていそうだが、実情は厳しい。豊岡駅前の大開西地区の高齢化率は2月現在で42・3%、かつてにぎわった宵田商店街は54・2%と65歳以上が半数を超え、中心市街地でさえ「限界集落化」しており、いずれ人口減が見込まれるからだ。

 その一方、地域交通の新しい芽も生まれている。民間路線バスが撤退し、豊岡市が走らせていたコミュニティバスも廃止となった同市出石町の奥山地区。昨年11月から、住民ボランティアが市の公用車を借り、交代で運転手を務める乗り合いタクシー「チクタク奥山」の運行が始まった。

 かつて運行されていたコミュニティバスの乗客は1日平均0人〜1・1人程度とほとんど利用されなかったが、「チクタク」は平均3・2〜5・9人程度と大幅増。コミュニティバスの運行に市が支出していた月26万円の経費も、「チクタク」では約9万円と3分の1まで軽減された。

 曜日限定の予約制という制限はあるが、運営責任者の徳網武男さん(65)は「顔見知りの近所の人が玄関先まで出迎えてくれる気安さと、1回100〜200円という料金の安さでお年寄りが喜んで使ってくれる」と話す。

 10年度に県の補助金を受けているコミュニティバスは23市町199路線ある。「人口減」「地域経済の疲弊」「高齢化」という厳しい現実の中で生活の足をどう守るか。中貝宗治市長は1日の会見でこう語った。「市民の足を守ることが市のスタンスなので、『チクタク』のようなこともして何とか市民の足を守りたい」【皆木成実】=つづく

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 ■コミュニティバス支援

 市町が運行するバスへの補助事業。補助金を自治体負担分の半分から3分の1に削減するが、過疎法や辺地法などで指定されている過疎地域の路線は除外する。削減の対象は豊岡や宝塚、明石など10市の74路線。

〔神戸版〕

1361チバQ:2011/03/20(日) 10:14:04
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110319ddlk28010397000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/6止 医療 /兵庫
 ◆県立病院と公立病院等の再編・ネットワーク化を図る 効果額−(第2次行革プランより)

 ◇「最後の砦」も医師不足、1地域に2救命センター
 2月下旬の深夜、岡山県境に近い病院で、心臓病を経過観察中だった高齢女性の心電図が不自然な波を描き始めた。「胸が苦しい」と顔をゆがめる女性の様子に、医師は心筋の血管が詰まる急性心筋こうそくを疑った。すぐにカテーテルを入れて血管を広げ、心筋の壊死を食い止めなければ……。だが、カルテを見た医師の表情が曇った。女性にはカテーテル検査に使う造影剤にアレルギーがあったのだ。「これは手術が必要かも」。こう判断した医師は女性の転院搬送を決めた。

 日付が変わる中、救急車は国道をひた走り、姫路市西庄の県立姫路循環器病センターに滑り込んだ。当直の循環器内科医や研修医が待ちかまえていた。緊急手術に備えて心臓外科医もいた。「ステロイドホルモンを投与すればアレルギーを抑えられることが多い。覚えておいて」。ベテラン医師が研修医に語りかけながらカテーテル治療を施し、女性は一命を取りとめた。

 姫路循環器病センターは心臓や血管の高度専門病院として81年に県が開設し、県中西部から急患や病院の紹介患者を受け入れている。そして人口約80万人の西播磨・中播磨をカバーする救命救急センターでもある。

 救命救急センターとは、24時間体制で医師や看護師が常駐して急患を受け入れる病院で、県が指定し財政面で補助もしている。他の病院では処置が困難なけが人や重症者を受け入れる、いわば地域の救急医療の「最後の砦(とりで)」で、県内では6病院が指定されている。

 一方で、循環器病センターは近年、専門分野以外の受け入れが困難になっている。原因は医師不足だ。循環器の医師は増えている半面、内科医などは減少。手術に必要な麻酔科医に至っては、過去5年間で半分以下となった。循環器病センターは「医師の頑張りで専門領域は守っているが、他の病院と役割分担をしないと(他分野を含む救急対応は)無理だ」と訴えている。

 昨年夏、西・中播磨の救急医療体制を立て直そうと、循環器病センターから南西4キロにある新日鉄広畑病院が12年度末をめどに救命救急センターを開設すると表明した。同じ地域に二つの救命救急センターが並立することになるが、2病院を中心に地域で相互補完体制を築くことが目標で、県や姫路市、地元医師会は開設を歓迎している。

 ただ、開設への道は楽ではない。広畑病院の救急医、中村雅彦医師(47)は「開設に向けて新たに14人の医師を確保する必要がある」と語る。中村医師は県内にわずか21人しかいない日本救急医学会認定指導医の一人だ。今でこそ2人の部下がいるが、昨年までは3年以上も病院唯一の救急医として奮闘してきた。そんな中村医師は「医学部のない播磨地域は医師の確保に不利だが、(病院に)救命救急センターの看板があれば、救急を志す医師を集めやすいはず」と期待している。

 県は第2次行革プランで、県立病院の医師確保や地域の医療機関との連携、播磨地方の救命救急センター充実を唱えている。だが循環器病センターも広畑病院も医師は足りない。地域の救急医療崩壊を防ぐには医師を確保できるかにかかっている。官民が一体となって一刻も早く医師にとって魅力のある環境を整える必要がある。【久野洋】=おわり

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 ■県立病院の診療機能の高度化・効率化

 医療機関の機能分担と地域医療連携の点から、県立病院に求められる高度専門・特殊医療を提供するため、診療機能の高度化を図り、公立病院や公的病院等の再編・ネットワーク化を図る。

〔神戸版〕

1362チバQ:2011/03/20(日) 22:42:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110320/lcl11032022060000-n1.htm
関西首長「西から東を、日本を元気に」 過剰自粛に『待った!』
2011.3.20 22:05 (1/2ページ)
 東日本大震災を受けて自粛ムードが広がる中、被災地の被害が拡大、長期化するにつれ、西日本の首長や識者、阪神大震災の被害者らからは「むしろ今こそ、西日本がこれまで以上に元気を出していくべきだ」という声が出始めた。過度の萎縮を排除し、西から東を、そして日本全体を元気づけることはできないか。そんな模索が始まった。


経済停滞に危機感


 京都市は25日から二条城で予定していたライトアップを規模は縮小するが実施する。門川大作市長は「過度な節電は、経済を停滞させる」と強調。「多くの人を引きつける行事はしっかりと行い、人々の心を癒すとともに、収益をあげて寄付につなげたい」と語る。

 福島第1原子力発電所が完全にダウンしたことで、東日本では十分電気を使えない状態が長引くことが懸念される。地震発生直後には、東日本へ送電するため節電を求めるチェーンメールが関西でも出回った。

 だが実際は西日本と東日本では周波数が異なり、送電容量は100万キロワットに限られる。関西電力は「送電は(管内の)安定供給に支障がない」とする。

 和歌山県の仁坂吉伸知事は「変電の問題がなければ節電に意味はあるが、意味のないことをしても仕方がない。やるべきイベントはやり、どんどん生産、経済活動をすることが西日本には大切だ」と言い切る。

 大阪府の橋下徹知事も「大阪、関西は通常以上にしっかりやる。付加価値を大阪、関西で生み、それで被災地をサポートしていく」と話している。


「東北を励ましたい」


 一方、奈良県の荒井正吾知事は「向こうが落ち込んでいるのに、関西で頑張ろうというのは火事場泥棒になりかねない」と批判的だ。神戸市の矢田立郎市長も「被災者に寄り添うとすれば、にぎわいだけのイベントは適切なのかどうか」と従来通りのイベント開催に慎重な姿勢をみせる。

 ただ、尼崎市の尼崎中央3丁目商店街振興組合の葭川修一理事長は「関西まで意気消沈していては、日本は沈没する。これまで以上に元気に仕事をして、東北の人を励ましたい」。

 洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」(芦屋市)も「大変な被害だからこそ、お菓子を贈り物に使いたい人もいると思う。できる限り変わらずに商品をお届けしたい」と述べる。

 日本銀行大阪支店の早川英男支店長は「気をつけるべきは、買い占めなどの過剰反応と、過剰自粛だ」と警告している。


「再点灯」を模索


 12日夜から、大阪・道頓堀のネオンを消灯している「江崎グリコ」や、同様にネオンを消灯した通天閣(大阪市浪速区)でも再点灯時期を模索している。

 江崎グリコの広報担当者は「うちも、被災した仙台の工場にようやく電気が通い始めたばかり」としながらも「関西まで縮んでしまってはどうしようもないという考えは痛いほどわかる。グリコの看板はある意味、関西の象徴。再び点灯させるタイミングを図りたい」。通天閣も「点灯のタイミングは難しいが、被災者の方たちを明るく元気づけたい」と、再点灯を検討する構えだ。

 大手食品メーカーの広報担当者は「地震発生時にガバナンス(統制)がとれなかった会社が多かったようだ。東京に機能が集中し過ぎたせいだろう。事態が落ち着けば、機能分散の話が出てくるのでは」と推測。

 関西学院大学災害復興制度研究所の山中茂樹教授は「計画停電で企業活動もままならない東京では、首都機能に限界がある。とにかく今は、関西が支えるしかない。関西が元気でなくては」と述べた。

1363チバQ:2011/03/21(月) 14:55:22
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/279914.html
大震災、大阪府議会議長が問題発言 「大阪にとっては天の恵み」(03/21 14:15、03/21 14:45 更新)
 大阪府議会の長田義明議長が、東日本大震災で大阪市の府咲洲庁舎に被害が出たことに関連し「(震災は)天の恵み」と発言していたことが21日、分かった。長田議長は橋下徹府知事が推進する同庁舎への全面移転構想に反対している。

 長田氏は「その場で『言葉は悪いが』などと断ったが、出してはいけない言葉だった。被災者の方々には陳謝したい」と話している。

 長田氏は4月の府議選に自民党公認で立候補を予定。20日に行われた同市鶴見区の事務所開きのあいさつで東日本大震災に触れ、「大阪にとっては天の恵み」「知事の考えが間違っていたことが示された」と発言した。

 府咲洲庁舎は震災で壁面パネルが損傷するなどした。

1364チバQ:2011/03/21(月) 17:13:37
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371103180001
【2011統一地方選@奈良】


激戦、民主倍増へ「逆風」
2011年03月18日




 統一地方選の県議選(4月1日告示、定数44)の投開票(同月10日)まで1カ月を切った。17日現在、16選挙区に前回(2007年)より1人少ない62人(現職42人、新顔18人、元職2人)が立候補する予定。選挙区ごとの構図を3回に分けて紹介する。


 ●山辺郡・奈良市(定数11)


 現職10人、新顔5人、元職1人が挑む最大の激戦区。


 民主は4人擁立し、現有議席(2)の倍増を狙う。当初、5人擁立と発表したが、菅政権への逆風もあって新顔1人が1月に辞退した。31歳の猪奥氏は若年層の支持を狙う。NTT系の岩城氏、自治労系の新顔木村氏、電力系の田尻氏はいずれも連合奈良推薦で組織票が基盤。


 自民は、荻田氏と前回トップ当選の小林茂樹氏、いずれもベテランの新谷氏、出口氏の現職4人。公明は、2期目に挑む大国氏、4選を目指す畭(はり)氏の現職2人の擁立で手堅く議席を狙う。共産も、3期で勇退する田中美智子氏に代わって2年前の奈良市長選で知名度を上げた小林照代氏、現職の山村氏で現有議席維持を目指す。浅川氏は今回みんなの党の公認を得た。


 無所属新顔では今西氏は元自治官僚。奈良市長や衆院議員を歴任した鍵田氏は7年ぶりの返り咲きを狙う。元市議の柿本氏は無党派層の取り込みを図る。


 ◇現職3人に共産新挑む


 ●大和郡山市(定数3)


 現職3人に新顔1人が挑む。


 民主の藤野氏は前回最下位だったが、労組票に加え、党県連幹事長の知名度を生かす。自民は7選を目指すベテラン小泉氏が旧市街を中心に固め、前回トップの中野氏は市商工会長として地元商工業界の支持を集める。共産は新顔の岡林氏を擁立。今月上旬となった立候補表明の遅れを取り戻そうと介護問題などを訴えている。


 ◇民主2人目擁立不調


 ●生駒市(定数4)


 現職4人に新顔1人が挑む。


 民主は2人目の候補者公募が不調に終わり、高柳氏が労組票を土台に4選を目指す。自民はともに元市議の粒谷氏と、市南部が地盤の安井氏が保守票を固める。共産の中野氏は知事選との連携で票の上積みを狙う。新顔の阪口氏は、市議会の定数や議員報酬の削減を直接請求した市民団体の代表幹事。


 ◇現元新の4氏混戦


 ●天理市(定数2)


 4人が立つ混戦模様。


 現職2人は前回、ともに無所属だったが、今回は公認を受けての立候補。元市職員の藤本氏は連合奈良の推薦を受け労組票を固める。4期目に挑む岩田氏は市南部を中心に保守票を固める。前回は次点に泣いた菅野氏は無所属で立候補し、雪辱を期す。東氏は33歳の若さと「無所属」を武器に「しがらみのなさ」をアピールする。
.

1365チバQ:2011/03/21(月) 17:16:04
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371103190001
【2011統一地方選@奈良】


民新、現職に挑む
2011年03月19日




 ●生駒郡(定数3)
 現職3人に挑む民主新顔の平川氏は元地元紙記者。自民の上田氏は町議を務めた斑鳩町を地盤に4選を目指す。共産は36歳の宮本氏が2期目を狙う。社民は県連幹事長の梶川氏が党唯一の議席維持を図る。


 ◇10期服部氏引退


 ●北葛城郡(定数3)
 現職2人、新顔2人が争う。森川氏は地元河合町で支持が厚い。自民は10期40年務めた服部恵竜氏(80)が引退。広陵町議会副議長の乾氏、元地元紙取締役の谷口氏を推薦する。共産の今井氏は広陵町が地盤。


 ●吉野郡(定数2)
 現職2人に新顔が挑む。前回公認候補が敗れた民主は吉野町議の辻本氏を擁立し、連合奈良も推薦。自民の国中氏は地元大淀町を中心に支持拡大を図り、松尾氏は39歳の若さで2期目を目指す。


 ●大和高田市(定数2)
 現職2人に新顔が挑む前回と同じ構図。自民の丸野氏と米田氏はともに元市議。共産の太田氏は昨年の参院選に立候補し、知名度は高い。


 ◇激戦、浸透図る自民


 ●高市郡・橿原市(定数4)
 現職4人に新顔1人が挑む。民主は2人を公認。前回惜敗した水本氏は市地区医師会の全面的支援で臨む。森山氏は前田武志参院議員の元秘書。自民の神田氏は女性団体会長として女性票の取り込みも図る。山本氏は明日香村出身だが、橿原市でも支持を広げる。岡氏は公明県本部代表。


 ●桜井市(定数2)
 前回と同じ顔ぶれの3人が争う。自民の中村氏は前回推薦だったが、今回公認を受け7選を目指す。元市議の藤井氏は市東部が地盤。和田氏は元市議で2度目の挑戦。人権問題などを訴えている。


 ◇民主が擁立 3氏が争う


 ●葛城市(定数1)
 民主が新顔を擁立、3人が激しく争う。民主の市川氏は旧当麻町出身で連合奈良の推薦を受ける。自民の辻本氏は旧新庄町を中心に浸透を図る。西川氏は物流会社会長。


 ◇現職市議名乗り


 ●宇陀郡・宇陀市(定数1)
 前回無所属だった田中氏は今回、自民公認を受け、地元の大宇陀区を地盤に保守層への浸透を図る。森下氏は市議2期目で16日に名乗りを上げた。同僚市議らの支援を受け、出遅れを取り戻そうとしている。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ■県議選の構図(中)■

◆生駒郡(3−4)
平川理恵42 民新〈国〉
上田悟53 自現(3)
宮本次郎36 共現(1)
梶川虔二69 社現(6)

◆北葛城郡(3−4)
森川喜之55 民現〈国〉(2)
今井光子56 共現(4)
乾浩之50 無新〈自〉
谷口重克58 無新〈自〉

◆吉野郡(2−3)
辻本茂50 民新〈国〉
国中憲治70 自現(5)
松尾勇臣39 無現(1)

◆大和高田市(2―3)
丸野智彦70 自現(4)
米田忠則70 自現(6)
太田敦39 共新

◆高市郡・橿原市(4−5)
水本純60 民新
森山賀文41 民現〈国〉(2)
神田加津代66 自現(3)
山本進章56 自現(3)
岡史朗61 公現(1)

◆桜井市(2−3)
中村昭66 自現(6)
藤井守62 自現(1)
和田恵治62 無新

◆葛城市(1−3)
市川雄治55 民新〈国〉
辻本黎士75 自現(5)
西川均63 無新

◆宇陀郡・宇陀市(1−2)
田中惟允67 自現(3)
森下裕次50 無新

《注》朝日新聞の取材に対し、立候補の意思を明らかにしている立候補予定者。並び順は衆議院の勢力順を基本にし、同一政党や無所属の立候補予定者の間ではあいうえお順。年齢は投票日現在。丸囲みは当選回数。四角囲みは推薦・支持。カッコ内は定数(左)と立候補予定者数。

1366チバQ:2011/03/21(月) 17:16:39
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371103200001
県議選の構図(下)
2011年03月20日




 □4選挙区、無投票の公募


 現職以外に立候補の動きがなく、無投票になる公算が大きいのは、16選挙区のうち、4分の1の4選挙区にのぼる。前々回の2003年の7選挙区ほどではないものの、前回07年を上回る可能性がある。


 4選挙区は、磯城郡▽五條市▽御所市▽香芝市。磯城郡と香芝市(ともに定数2)は2回連続で無投票になる可能性がある。


 4選挙区で立候補を予定しているのは計6人で、内訳は民主2人、自民3人、無所属1人。民主は現有議席(9)の倍増を目標に掲げたが、地方組織の弱さに加えて菅政権への逆風も響き、五條市、御所市で候補者を擁立できなかった。


 ●磯城郡(定数2)
 民主は8選を目指すベテランで県議団長の山下氏、自民は商工業界に強い井岡氏をそれぞれ公認。


 ●五條市(定数1)
 秋本氏は前回は自民推薦だったが、今回は公認を受けた。民主は公募したが、応募がなかった。


 ●御所市(定数1)
 前回、現職同士の対決を制した川口氏が9選を目指す。民主は公募が不調。自民にも候補擁立の動きはあったが、断念した。


 ●香芝市(定数2)
 前回に続き、民主の尾崎氏、自民の奥山氏以外、立候補の動きはない。
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1367チバQ:2011/03/21(月) 17:35:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110315-OYT8T00907.htm
4.10 県議選 注目区ルポ
公認1人だけ 和歌山市

県連内にきしみ、しこり
 定数が16から15になる中、17人が立候補を予定する和歌山市選挙区。自民6、公明3、共産2と、各党が複数の公認候補を立てるが、民主の公認候補は1人にとどまる。無党派層が多く、民主が強いはずの都市部で満足に候補を立てられない背景には、民主県連内のきしみがうかがえる。

   ■   ■

 県議を辞職し、民主推薦で出馬した昨年11月の知事選で落選した前県議の藤本真利子(57)は今年1月、県議選への出馬を決めた。だが、前民主県連代表にもかかわらず、民主公認ではなく推薦の立場で臨む。知事選前に離党したまま復党しておらず、県連幹部らの「知事選後には戻ってくる」との期待は裏切られた。

 藤本が「民主の推薦を得たのは、支援団体から頼まれたから」と素っ気なく答える背景には、自民推薦の現職に3倍以上の票差をつけられた知事選でのしこりがある。

 民主県連関係者は、「知事選では党が足を引っ張った部分がある。よほどつらい思いをしたのだろう」とおもんばかる。

 「民主政権は政治不信を生んでいる。党に戻りたいとはまだ思えない」。そう話す藤本は、3月に行ったミニ集会でも、民主党について触れることはなかった。

 民主に背を向けたのは、藤本だけではない。

 「(民主入りは)もう大失敗。今はめちゃくちゃ後悔しています」

 今月13日、3選を目指して支援者宅でミニ集会を開いていた山下大輔(43)は、2年前の自身の決断を自嘲気味に振り返り、聴衆の笑いを誘った。

 和歌山市議を経て、無所属県議2期目の山下は、09年春に民主入り。しかし、昨年12月の民主県連常任幹事会で、「県連がどんな政治を目指しているのか分からず、支援者に責任が持てない」として、民主公認を得ずに県議選に挑むことを明言した。

 「本気で政治を変えようと思っていないし、県連内で議論がない」という山下は、地域政党結成の可能性も口にする。

 迷走する“民主系候補”の動きに、自民公認のあるベテラン県議は、「政権交代直後は、県議選に向けて危機感を持っていた。だが、今の民主は怖くない」と余裕を見せる。

 昨年10月に行われた藤本の辞職に伴う補選で県議に返り咲き、民主唯一の公認候補として立つ浦口高典(56)は、「党への有権者の厳しい目は、逆風どころか突風だ」と嘆き、思わず本音をもらした。

 「重荷だけを背負い、たった一人で戦っている」

(敬称略)

   ◆   ◆

 県議選(4月1日告示、10日投開票)は、立候補を表明している54人が、定数42を巡ってしのぎを削っている。政党のつばぜり合いや新旧対決が繰り広げられる注目選挙区を取材した。

立候補予定者定15

浦口高典 56 民現 〈2〉
井出益弘 64 自現 〈7〉
宇治田栄蔵 60 自現 〈6〉
新島雄 59 自現 〈4〉
山下直也 55 自現 〈4〉
尾崎太郎 45 自現 〈2〉
森礼子 42 自現 〈1〉
角田秀樹 59 公現 〈2〉
多田純一 57 公現 〈1〉
中拓哉 54 公現 〈1〉
藤井健太郎 56 共現 〈2〉
奥村規子 59 共現 〈1〉
長坂隆司 54 無現 〈4〉 〈民〉
山下大輔 43 無現 〈2〉
片桐章浩 49 無現 〈1〉 〈民〉
藤本真利子 57 無元 〈2〉 〈民〉
高嶋洋子 64 無新

 立候補予定者の氏名は衆院勢力、現元新、当選回数、五十音の順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党。

(2011年3月16日 読売新聞)

1368チバQ:2011/03/21(月) 17:36:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110316-OYT8T00946.htm
<2>定数減 自民候補一本化
伊都郡 1人引退、無投票の公算
 2007年の前回選では、自民公認のベテラン2人が無投票で当選した伊都郡選挙区。しかし、今回から定数が1となった。

   ■   ■

 「推薦て何な」

 1月30日、自民県連幹部からの電話に、伊都郡選挙区の現職、門三佐博(74)は激怒した。同日、和歌山市内の自民県連本部で行われた代表役員会は、県議選の2次公認・推薦候補者として門を「推薦」とすることを決定。自民公認で9期連続当選の門は、懸命に説明する県連幹部を「お前より早くから自民党や」とどなりつけた。

 憤っていたのは門だけではなかった。9選を目指していた平越孝哉(74)も「推薦」となり、厳しい表情を見せた。

 20代から自民党職員だった門は、県連副会長を長く務め、平越は元県連幹事長。県議歴36年と32年の2人がいる選挙区の議席数が減った今回、双方から公認申請を受けた自民県連は頭を抱えた。

 県連は、候補者一本化を視野に、両者を推薦。県連幹部らは、門に対し、今年10月に現職が任期満了を迎えるかつらぎ町長への転身も打診したが不発に終わった。

 「密室で(の調整)というのは好まない」と言い切る門の自信の裏付けは、地盤の規模の違いがある。門が有権者数約1万6000人のかつらぎ町出身なのに対し、平越の地盤は同約4500人の九度山町と、合併で橋本市選挙区になってしまった旧高野口町。平越は2月から、かつらぎ町内であいさつ回りをするなど支持拡大を模索したが、支持者の中からは、出馬をいさめる声が出始めた。

 「万が一負けて傷がつくのは良くない。この際、引いたらどうか」。2月末、九度山町内の事務所に集まった後援会幹部らが平越に語りかけた。「自民の2人が争うのはやめるべき」との幹部らの言葉に、「よく考える」と答えた平越は、数日後、引退を決めた。

 「向こうは絶対に出馬をやめないという。いつ衆院選があるかわからない中、(自民県連の)幹事長を悩ませることはできなかった」と平越が悔しさをにじませる一方で、県連幹事長の尾崎要二(57)は、「党のために、よく決断していただいた」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 今月10日夜、戦後の県議会初の10選を目指す門陣営は、かつらぎ町内で後援会支部役員会を開いた。後援会幹部は「選挙はないと思いますが一応、段取りはしときましょう」と参加者に呼びかけた。

 連続無投票の可能性が高まるが、平越は冗談とも本気ともつかない口調で言った。「10選阻止を掲げる若い新人が飛び出せば、議席の行方はわからないんじゃないか」(敬称略)

(2011年3月17日 読売新聞)

1369チバQ:2011/03/21(月) 17:38:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110318-OYT8T00053.htm
4.10 県議選 注目区ルポ

<3>24年ぶり選挙戦か
御坊市 民主新人、二階チルドレンに挑む
 6期連続で現職が無投票当選している御坊市選挙区(定数1)に今回、新人が名乗りを上げた。24年ぶりの選挙戦が確実な情勢だ。

   ■   ■

 市内の至る所に立候補予定者のポスターが張られ、街頭演説の声が街角に響く――。御坊市では今年に入り、長らく県議選では見られなかった光景が街に広がる。

 同市で県議選が選挙戦となったのは、1987年が最後。現職の死去に伴う89年の補選には、当時、御坊市議1期目だった中村裕一(50)が、長年秘書を務めてきた衆院議員の二階俊博(72)の強い後押しを受けて立候補した。当時の市長や市議らも支援に回るなどしたため対抗馬が出ず、無投票で初当選。以来、5回の県議選は、いずれも無投票だった。

 その“無風区”への出馬を表明したのは、元法律事務員の斎藤麻希(34)。一族に政治家がいるわけでもない普通の主婦に立候補を決意させたのは、「24年も選挙がないのはおかしいのでは」という率直な疑問だった。

 大阪府出身の斎藤は、夫の仕事の都合で3年前に日高町に引っ越し、2年前、民主県連が行う政治スクールに何気なく参加した。1年間、政治を学ぶ中で、御坊市では四半世紀近くにわたって県議選が行われていないことを知り、「そんな地域が日本にあると知り、がくぜんとした」という。昨年10月、同市へ引っ越し、本格的に選挙への準備を始めた。

 「まさか二階チルドレンに戦いを挑むとは」と、市民の一部から驚きの声が上がった斉藤の出馬表明で、県議として初の選挙戦に臨むことになった中村だが、焦りの色はない。

 市内に約100ある自治会を回って後援会への入会を依頼し、二階、柏木征夫市長と並んで写るポスターを用意した。

 今月13日夜、支持者約40人を集めてミニ集会を開いた中村は、「選挙に出ようとする人を抑えつけているわけではない」と言葉に力を込めた。「(無投票は)市民が私の仕事を評価してくれたから。市民の判断を『民主的でない』というのは、市民をバカにしている」と反論する。

 自民を長年支援してきた業界団体など、約130団体から推薦を取り付けた中村に対し、斉藤は後援会すら結成できていない。民主党の公認を得たが、党からの選挙支援は100万円の資金提供のみ。苦しい状況だが、斉藤は「手応えはある」と明るい表情を見せる。その言葉を裏付けるように、同市薗の無職男性(70)は、「中村さんは、少し長くやり過ぎているかな」とつぶやいた。

 「平成初の選挙をしよう」と書いたのぼりを立て、連日、たった一人で自転車で駆け回る斉藤。その事務所には最近、「名前を出せないのが心苦しいですが、応援しています」と記された手紙が届いたという。(敬称略)

(2011年3月18日 読売新聞)

1370チバQ:2011/03/21(月) 17:38:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110318-OYT8T01094.htm
4.10 県議選 注目区ルポ 一覧





<4>世代交代狙う2新人




田辺市 実績訴え現職後援会強化
 定数が4から3になった田辺市選挙区には、現職2人と新人2人が立候補を予定し、激しい選挙戦となりそうだ。引退する現職2人が新人2人をそれぞれ支援しており、世代交代の行方が注目される。

   ■   ■

 「若さも必要だが、政治的センスも大事。彼は市議経験で培った資質を備えている」。2月23日夜、田辺市内で開かれた新人の鈴木太雄(40)の集会で、体調不良を理由に4期目への不出馬を決めている無所属県議の原日出夫(70)は、鈴木を最大限持ち上げた。

 集会を主催し、会場いっぱいの約200人を集めたのは原だった。梅農家や福祉関係者らからの現場報告に答える形で、自らの政策を訴えた鈴木は、「原さんの県議としての経験から学ぶことは多い。本当にありがたい」と感謝する。

 鈴木同様、市議から県議への転身を目指す新人の谷口和樹(39)にも、強力な援軍がつく。「若い世代にバトンタッチしたい」として、5期での引退を表明した社民党県連代表の野見山海(あつみ)(67)だ。

 野見山は、谷口陣営の選対本部長に就任し、ライフワークとしてきた、田辺―白浜間の交通混雑解消につながる文里湾架橋構想の実現を谷口に託す。旧大塔村出身の谷口は「田舎型選挙しか知らないので、県議としての経験豊富な野見山さんの力は大きい」と話す。

 27歳で市議に初当選し、30歳で議長を務めた鈴木と、2009年4月の市議選でトップ当選した谷口。市議として培った地盤に加え、引退する2人の支援も得た有力新人2人の出馬に、現職2人は危機感を募らせる。

 5選を目指す大沢広太郎(69)の後援会幹部は、「『支持者が新人に食われている』という報告が、連日のように上がってくる」と厳しい表情だ。

 立ち向かう武器は、県との太いパイプと、16年にわたる実績のPR。旧田辺市以外の旧4町村でのミニ集会を一巡させ、今は旧市内での集会を重ねる。幹部は「ここにきて、『地元のためには、豊富な経験と人脈を持つ人物が必要』との声が広がってきた」と手応えを話す。

 再選を目指す泉正徳(59)の後援会幹部も、「無風状態だった前回選よりもシビアな戦いで、票が読めない」と言う。

 旧本宮町長の泉は、山間部に堅い支持基盤を持ち、旧市内にも一定の支持層がある。それでも、幹部は「これまでの支持者は高齢者が中心。若い新人に対抗するには、若い世代に食い込むしかない」とし、これまで旧本宮町にしか置いていなかった後援会青年部を、旧市内にも設けた。

 がっぷり組み合った現職と新人の争いは、水面下で激しさを増している。(敬称略、おわり)

(この連載は、藤本将揮、田山一郎が担当しました)

立候補予定者定3
大沢広太郎69 自現(4) <公>
泉正徳59 自現(1) <公>
鈴木太雄40 無新    <自><公>
谷口和樹39 無新

 立候補予定者の氏名は衆院勢力、現元新、当選回数、五十音の順。( )数字は当選回数。< >は推薦・支持。

(2011年3月19日 読売新聞)

1371チバQ:2011/03/22(火) 20:54:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110322-OYT8T00030.htm
付帯決議が「伝家の宝刀」

議案に賛成して起立する府議たち。この4年間、賛成が反対を下回ったことはない(3月11日、府議会で)  府議会の傍聴席は、いつも閑散としている。2年間、傍聴に通っている大学院生(24)は「まるでセレモニーのようで、伝わってくるものが少ない。議論を見せるという意識に乏しいのでは」と言う。

 例えば、昨年12月の一般質問。ある府議は、日本の教育史を「文明開化」から「脱ゆとり教育」まで延々と論じた後、ようやく質問を繰り出した。「倫理観や正義感のかん養を、いかなる方策と期間で達成しようとしているのか」

 過去に何度も語られてきた「心の教育」について、府教委はすでに指針を発表している。数字をはじき出せるテーマでもない。田原博明教育長は「道徳の時間の充実を図り、自然体験、職場体験にも取り組んでいる」などと、指針の内容を紹介しただけだった。

 議会は「言論の府」と呼ばれる。質問の意図は何なのか。この府議は「もちろん水面下での駆け引きもある」としたうえで、教えてくれた。「議会でのやり取りはインターネット中継されるので、自分の意見を表明するいい機会。行政側の答弁は重要ではない」

   ■    □

 この4年間に山田知事が提出した議案は564本。すべて無修正で可決された。象徴的なのが、「関西広域連合」に加わるかどうかで山場を迎えた昨年9月議会だった。

 議員の間からは「今ある広域連携で十分」「将来、関西州になれば、権限が集中する大阪に引きずられる」などの異論が続出。最大会派の自民(25人)も意見がまとまらず、会派幹部が反対する面々に「我々は知事与党。賛成に向かう議論以外はもう聞かない」と懇願口調で説得する場面もあった。

 知事与党は現在、自民、民主、公明。ある若手府議は「議案の修正は、知事にとって不信任のメッセージになる。野党会派とは同調できない」と説明する。

 9月議会の打開策になったのは、条件付き賛成を意味する「付帯決議」だ。議会の意見を反映させる手法で、反対議員も妥協できる。結局、民主が「道州制に転化するものではない」などとする決議案を作成、ようやく自民も全員が賛成し、流れは固まった。

 議会としての意思表示がよほど珍しいのか。付帯決議は、関係者の間で「伝家の宝刀」と呼ばれている。

   □    ■

 「府議は府内全体で政策を考えるのが筋だが、実際は、自分の選挙区の枠をなかなか超えられない」と、あるベテラン府議は打ち明ける。

 この4年間、議員提案の議案は20件。うち政策に関するものは2件だけで、残りは直接、議会に関わるものだ。

 その一つが、府議会のあり方を定めた「京都府議会基本条例」。昨年12月、全員賛成で可決した。議会の理念を中心に、1年間に1回約3時間の議論を30回も重ねて議案を仕上げたという。

 「議会と知事による二元代表制の下、知事その他執行機関と緊張感を持ち、かつ、真摯(しんし)な態度で臨む関係を保ちながら――」

 格調高い文面に仕上がり、旗振り役を果たしたベテラン府議は「本来、議員は一人ずつ、知事と対等の立場であるべきだ。それを示したかった」と胸を張る。

 別の府議は自嘲するように言った。「こうでもして議会の役割を定めておかないと、『府議会は要らない』と言われかねない」(上野将平)

(2011年3月22日 読売新聞)

1372チバQ:2011/03/23(水) 20:45:58
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110323-OYT1T00570.htm?from=top&from=hochi
「地震よかった」の大阪府議長、公認取り消しへ

 大阪府議会の長田義明議長(76)が、東日本巨大地震について「天の恵み」と発言した問題で、所属する自民党府連は23日、府議選(4月1日告示)に大阪市鶴見区選挙区から立候補予定だった長田氏の公認を取り消す方針を固めた。

 府連幹部は「不適切な発言で、公認は有権者の理解を得られない」としている。長田氏も立候補辞退の意向を周辺に漏らしており、23日中にも最終判断するという。

 長田氏は、橋下徹知事の咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC)への府庁舎全面移転構想に反対している。20日の事務所開きのあいさつで、同庁舎に地震の被害が出たことに触れ、「地震が起きてよかった。知事の考えが間違っていたことが示された」と話していた。

(2011年3月23日14時51分 読売新聞)

1373チバQ:2011/03/23(水) 20:53:50
>>1188
>来年4月の統一地方選で予定される知事選について、民主党県議団(9人)は1日、独自候補の擁立を断念する方針を決めた。立候補を要請していた県医師会の塩見俊次会長(61)が辞退すると回答。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110322-OYT8T01214.htm
一転 三つどもえに

知事選あす告示
 24日の県知事選告示を目前に控えた22日、県医師会長で整形外科医の塩見俊次氏(61)(奈良市右京)が急きょ、無所属での立候補を表明した。県が近畿で唯一不参加の関西広域連合への参加と、被災地支援の推進を訴える考えだ。選挙戦は、現職の荒井正吾氏(66)(無所属)、新人で共産党推薦の北野重一氏(73)(同)の一騎打ちとみられていたが、2人とも広域連合には反対の立場だっただけに、告示直前となって一転、広域連合への不参加の是非が争点として急浮上してきた。



塩見俊次氏  塩見氏は20日、県医師会の医師派遣に合わせ、大津波の被害に遭った宮城県南三陸町に入った。がれきと化した被災地の様子に、「テレビの画面から伝わらない大きな衝撃を受け、人生観、価値観が変わった」と話す。

 服や布団、薬はある。だが、電気、水、燃料がない。何とか早く届けたいが、民間では限界があった。「近畿全体が被災地に手を差しのべるべきと感じた。しかし奈良県の動きは鈍く、県も広域連合に参加して活動すべきと確信した」と言う。

 塩見氏は昨年12月、民主党が知事選への擁立を模索した際、医師会内部がまとまらず、断念した経緯がある。「今回は、政党の推薦や支持は受けない」とし、県民全体に広く支持を呼びかけたいとしている。

 一方、荒井氏は昨年10月、平城遷都1300年祭の主要行事を終えた後、「地域経済の活性化など、まだやり残した課題がある」として出馬表明。全39市町村にある後援会の多くは首長が会長を務め、連合奈良などから推薦を得ている。

 同じ4月10日に投開票される県議選と連携を図ろうと、自民や民主の現職県議の会合に出席。現職の知名度の高さを生かした選挙戦を展開する。

 また、北野氏は、現在の県政を「県民に冷たい」として出馬表明。今月上旬から県内39市町村の大半を回り、駅前や商業施設で街頭演説を行い、知名度不足の解消を図ってきた。

 また、2月下旬から簡易投稿サイト「ツイッター」でほぼ連日の動きを掲載。動画サイト「ユーストリーム」を使った県民有志によるインタビューにも4回出演するなど、無党派層の取り込みを図る。

 立候補の届け出は24日午前8時半から県選管で行われる。

(2011年3月23日 読売新聞)

1374ヂャッピー:2011/03/24(木) 13:17:55
>>1373
いい候補が出てきた
統一地方選に関心が沸いてきた
選挙行きます

1375チバQ:2011/03/24(木) 20:14:43
知事選で名前を売って、橋下あたりに乗っかって衆院選にでも出るつもりですかね?

1376チバQ:2011/03/24(木) 21:18:18
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110324ddlk29010728000c.html
’11統一地方選:知事選 塩見氏、出馬表明 無所属で「選択肢広げたい」 /奈良
 県医師会長の塩見俊次氏(61)は23日、橿原市の県医師会館で記者会見し、無所属で立候補すると表明した。政党への支援要請はせず、橋下徹・大阪府知事に支援を求める意向を示した。

 関西広域連合について「参加すべしという候補がないまま選挙が進んでいいのか。私自身が立候補し、県民の選択肢を広げたい」と述べた。また、東日本大震災への県の対応を「初動が遅かった。関西広域連合に参加していないことで遅れがあった」と批判した。

 ◇「要請あれば応援したい」−−大阪・橋下知事
 大阪府の橋下徹知事は23日の定例会見で、塩見氏について「要請があればしっかり応援したい」と述べ、支援する考えを示した。橋下知事は奈良県に関西広域連合への参加を求めている。【堀文彦】

1377チバQ:2011/03/24(木) 21:22:06
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/24/20110324-051097.php
【統一地方選2011】奈良県知事選 関西広域連合、争点に急浮上
 12都道県知事選が24日に告示され、いよいよスタートした第17回統一地方選挙。だが知事選の期間中、各陣営では東日本大震災に配慮して選挙カーの使用を自粛したり、従来型の名前の連呼を控えたりなど、震災の影響で選挙戦の在り方は一変している。

 奈良県知事選は、震災への対応で注目される関西広域連合への参加の是非が争点に急浮上した。奈良は近畿唯一の「不参加県」。出馬が予想された現職と新人の2人は不参加で一致し、争点にならないはずだったが「第三の候補者」が現れて広域行政の必要性を主張、一転して争点化した。

 「関西広域連合が早々と被災地支援を打ち出したのに対し、奈良の救援活動は遅れ、県民として恥ずかしい」。県医師会長で新人の塩見俊次氏(61)は近鉄奈良駅前でこう第一声をあげた。昨年末、民主党県連の出馬要請を断ったが、今月19〜21日に被災地入り後、無所属での立候補を決めたという。

【写真説明】奈良県知事選の出陣式で気勢を上げる候補者の支援者ら=24日、奈良市(永原慎吾撮影)

(2011年3月24日 15:00

1378チバQ:2011/03/24(木) 21:39:11
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110324-OYT1T00892.htm
大阪府議長、地震「天の恵み」発言で議長辞職へ

 東日本巨大地震について「大阪にとって天の恵み」と発言した大阪府議会の長田義明議長(76)が24日、大阪市内で記者会見し、「被災者をはじめ多くの方にご迷惑をかけた。深くおわびします」と謝罪した。

 近く府議会に議長職の辞職願を提出するという。

 一方、既に自民党府連から公認を取り消された府議選(4月1日告示)については、無所属での立候補も検討しているとした。後援会関係者の意向を踏まえ、24日中にも最終判断するという。

(2011年3月24日19時35分 読売新聞)

1379チバQ:2011/03/25(金) 22:51:33
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=207728
紀南4選挙区激戦へ 和歌山県議選
 和歌山県議選の告示まであと1週間。紀南地方では定数減もあって田辺市、新宮市、西牟婁郡、東牟婁郡の4選挙区で激しい選挙戦が予想される。日高郡選挙区は無投票とみられる。東日本大震災の影響で活動に自粛ムードが漂う中、注目される4選挙区の動向をまとめた。

●田辺市選挙区(定3)

 定数は1減。現職2人と前市議の新顔2人が争う。引退する現職2人がそれぞれ新顔を支援する最激戦区の一つと言える。

 「新顔の猛追を受けている」という自民現職の大沢広太郎氏(69)の陣営は、4期16年で築いたネットワークを武器に地盤を固めている。旧田辺市内に支持基盤は厚く、市議10人が支援。ただ、他の3氏がすでに行った事務所開きを兼ねた決起集会は、被災地に配慮して自粛した。

 旧本宮町長で自民現職の泉正徳氏(59)は山間部に堅い支持基盤を持つ。市議数人が支援。旧市内でも一定の支持があるが、陣営は「議会の影響で本人が選挙区を回り切れていない。追い上げの真っ最中」という。5〜10人規模の「ミニミニ」集会を重ね、政策の浸透を図っている。

 無所属新顔の谷口和樹氏(39)の陣営では、社民県議の野見山海氏がライフワークの文里湾架橋実現を託し、選対本部長を務める。旧大塔村を中心とした市議時代の基盤に加え、旧市内で支持を拡大。陣営は「政党支援はないが、地縁、血縁も頼り、世代交代を」と意気込む。 

 無所属新顔の鈴木太雄氏(40)は、無所属県議の原日出夫氏の支援を受ける。30代で市議会議長を務めた実績もあり、市議4人が支援。自民の推薦を得たが、非自民系からも支持を集めている。市街地活性化に取り組む若者らが集まり、支援の輪を広げている。

●西牟婁郡選挙区(定2)

 辞職と引退による現職不在の中、元職2人と新顔2人が争う。

 共産元職の高田由一氏(47)は白浜町を軸に支持基盤を構築。湯崎地区では保守系の元町議も支援する。街頭演説やミニ集会で選挙区内の町議と田辺市議数人が応援。防災対策も訴えの柱の一つに置き、政策の浸透を図っている。

 無所属元職の前川勝久氏(65)の陣営では、議員の応援を受けず、本人が各地をくまなく回る独自の展開。既に靴一足はきつぶした。「支援の輪がどれだけ広がっていくかは未知数だが、このスタイルを貫き通す」と話す。

 自民新顔の前上富田町議、池口公二氏(54)の支援は地盤の上富田町で活発だ。町議の半数が支援し、小出隆道町長もミニ集会に加わる。ある町議は「活動が充実してきた」と語る。白浜やすさみでも支援拡大を目指している。

 自民新顔で前白浜町長の立谷誠一氏(61)は今期で引退を表明している町田亘県議の支持を受ける。後援会幹部は「上富田やすさみでは初の選挙だけに町田さんの応援は大きい」と話す。各町の議員数人も支援する。

●東牟婁郡選挙区(定数2)

 自民現職の2人に民主新顔が挑む。

 5選を目指す自民現職の谷洋一氏(62)の陣営は地盤の那智勝浦町を軸に支援の拡大を目指す。他の町村でも町村議の支援を受ける。もともと個人演説会は予定しておらず、トップ当選した前回同様、街頭演説に力を入れる。

 自民現職の前芝雅嗣氏(62)は串本町に堅い支持基盤を持ち、町議8人から支援を受ける。旧串本町内を中心に県政報告会を重ね、那智勝浦町でも支持拡大を図る。震災後3日間は活動を自粛。26日夜に「世話人会」を開く。

 民主新顔で前串本町長の松原繁樹氏(60)の陣営は、町長時代の支援者が活発に動いている。那智勝浦町議1人と前串本町議1人の支援も受け、これまで串本町外で支援を訴えてきた。個人演説会は被災地に配慮してやめた。

●新宮市選挙区(定1)

 定数が1減となり、自民現職と無所属新顔による激しい選挙戦となりそうだ。

 自民現職の須川倍行氏(50)は奥田勲市議会議長の支援を受け、支持の拡大を図る。決起大会や個人演説会は被災地に配慮して中止にし、街頭演説に力を入れる。

 無所属新顔の浜口太史氏(44)は自民系だが、「色」を出さず幅広い支持を目指す。28日に決起集会を開く。「政策を示したい」と規模を縮小しての開催を決めた。

1380チバQ:2011/03/25(金) 22:57:07
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110325/20110325028.html
維新の会が大量擁立 府議・大阪市議選告示まで1週間
2011年3月25日
 4月1日に告示される大阪府議、大阪市議選まで25日であと1週間。橋下徹知事が代表を務める大阪維新の会による大量の候補擁立がこれまでの選挙戦の構図を一変させ、全国の注目を集める。各候補、陣営は大都市制度をはじめ、東日本大震災を受けた危機管理の在り方をめぐっても論戦を展開しそうだ。


 府議選の定数は109、大阪市議選は86。維新の会が過半数獲得を強力に目指す両選挙は激戦が必至だ。

 府議選の立候補予定者は合計200人を超える見通しで、大阪市内24選挙区は定数1〜2に対して多くの区で3〜4人がしのぎを削る。

 大阪市議選には150人前後が出馬に意欲。24選挙区のうち11選挙区で、定数の2倍以上の立候補が予想される。定数2に対して7陣営が動いている中央区、みんなの党からの立候補が予定される北区などで激戦が予想される。

 府、市再編の「大阪都」構想を掲げる維新の会は危機管理の視点からも「広域行政の一本化」を主張するが、「維新の会は厳しい。橋下人気による空中戦で盛り上げたいだろうが、(大震災で)現実にできない」とある国政政党の現職は冷ややかだ。

 地域政党の候補擁立が特徴となる今回の統一地方選は、一方で東日本大震災の発生後間もないだけに、選挙情勢は混沌としそうだ。

1381チバQ:2011/03/26(土) 11:24:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000121-mailo-l30
’11統一地方選:県議選の顔ぶれ/上 和歌山市選挙区 /和歌山
毎日新聞 3月21日(月)12時27分配信

 ◇民主の擁立進まず 自民は準備着々
 統一地方選・県議選の告示(4月1日)まで10日余りとなった。現行から4減となった定数42を巡り、現在54人が準備を進めている。09年の政権交代を受け、前回選では戦後最多だった無投票区も減りそうだ。全14選挙区で立候補を表明した顔ぶれを紹介する。【山下貴史、藤顕一郎】
 1減の定数15に、自民6▽公明3▽共産2▽民主1▽無所属5−−の17人が出馬表明している。政権交代後、10年の参院選、知事選と連敗中の民主は公認1人だけで、推薦3人を加え戦う。
 2月27日に開設した無所属現職の事務所には、「必勝」のメッセージが書かれた「為書(ためがき)」は一枚もなかった。「党公認、推薦は断りました。しがらみを断ち切る所から始めます」。前回選後に民主入りし、2月5日まで党県連副代表だった。しかし、マイクからは「地域政党」を意識した言葉が続く。「大阪の橋下(徹)知事、愛知の大村(秀章)知事、名古屋の河村(たかし)市長はビジョンを作っている」。取材に対しては既成政党批判にも踏み込む。「民主も自民も選挙の互助会。しがらみが政策を進めやん原因になっている」
 前県連代表の元職も無所属での出馬だ。「知事選の整理がまだできていないから」と説明する。ある支援者は「本当は知事選に出てほしくなかった。県議の方がありがたい」と返り咲きを期待。知事選は惨敗したが、前回トップ当選した県議選でどんな戦いを見せるか。
 一方、自民県議らは昨年秋の知事選前から手を打っていた。現職の仁坂吉伸氏のための演説会に、各県議が後援会員を動員した。関係者が読み解く。「県議があんなことをするのはめったにない。自分の後援会だけを集めてね。やる以上は格好付けないといかんし」
 公明、共産はそれぞれ現職のみを擁立。手堅く勢力維持を目指す。
    ◇
 「選挙の話を誰も聞かなくなった。名前を売り込むのも難しい」。ある党関係者は東日本大震災後の世論に困惑している。「ミニ集会も地震の話から。街頭でも名前は連呼せず、義援金集め。告示日の第一声の練り直しも必要だ」。民主現職は「今こそ政権能力が、与党の真価が問われている。公認は1人でも頑張るしかない」という。大震災の影響は未知の要因だ。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇和歌山市=定数16→15
浦口高典  56 民現(2)
井出益弘  64 自現(7)
宇治田栄蔵 60 自現(6)
新島雄   59 自現(4)
山下直也  55 自現(4)
尾崎太郎  45 自現(2)
森礼子   42 自現(1)
角田秀樹  59 公現(2)
多田純一  57 公現(1)
中拓哉   54 公現(1)
藤井健太郎 56 共現(2)
奥村規子  59 共現(1)
長坂隆司  54 無現(4)
山下大輔  43 無現(2)
片桐章浩  49 無現(1)
藤本真利子 57 無元(2)
高嶋洋子  64 無新

3月21日朝刊

1382チバQ:2011/03/26(土) 11:25:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000136-mailo-l30
’11統一地方選:県議選の顔ぶれ/中 橋本、3議席に現新5人 /和歌山
毎日新聞 3月22日(火)11時54分配信

 ◇有田郡は8年ぶり選挙戦へ
 【岩出市】前回の激戦から一変、出馬表明は再選を目指す現職の山本と川口だけで、無投票の公算が大きい。
 【紀の川市】山田、服部、岸本の自民現職3人と、15日に出馬表明した無所属新人の谷口が3議席を争う。山田は地盤の貴志川、桃山の企業を既に一巡。「選挙戦を前提に動いていた」と言う服部は地盤の旧粉河町などで支持者固めを図る。岸本は辻立ちに加え、有権者の声を聞く活動も重視。09年の市議選に民主公認で出馬、次点だった谷口は雇用創出策などを訴える。
 【伊都郡】定数1減の1に、門と平越孝哉の自民ベテランの激突の様相だったが、平越が不出馬を表明。無投票の公算が大きい。
 【橋本市】定数1増の3議席に、現職2人と市議からくら替えの新人3人が激戦を繰り広げている。
 組織で勝る向井は、シンボルの将棋の「角」をノボリに染め抜きイメージ戦略も展開。平木は、市北部の固い地元票を基に周辺団地や旧高野口町などで支持を拡大し、実直な人柄も訴える。瀧は数年来続ける駅前での早朝の街頭演説を中心に、政策を訴えてサラリーマン層などに浸透している。中谷は友人や知人などが自然発生的に集まった「草の根」選挙を展開、紀の川南を中心に支持を広げる。支持層が多彩な岩田は、岩が鉢巻きをしたキャラクターの看板を各地に設置、イメージ選挙を展開している。
 東日本大震災以降、「こんなことしてる場合か」という有権者の声も出て、ある現職は運動の中心だった街頭活動を1週間以上自粛。街宣を休止して義援金の募金活動をする新人など、選挙運動にも影響を与えている。
 【海南市・海草郡】定数3。前回に続き、現職の尾崎、藤山、雑賀以外に動きはない。
 【有田市】定数1。3選を目指す現職の浅井以外に動きはない。
 【有田郡】定数1減。現職の松本貞次の引退で無投票の気配だったが、新人の横矢が2月に出馬表明。8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
 有田川町を地盤とする吉井と松坂は従来票を固めるだけでなく、かつて競合した元県議長の故西本長弘の支持者を奪い合う。前々回選で松坂は湯浅町の2割半ばの票を得ており、同町を地盤とする松本の支持者回りにも精を出す。自民推薦の横矢は「湯浅・広川町出身の議席を守る」を大義に両地域を主戦場にする。保守票が重なる吉井は広川町でも活発に動いており、横矢の後援会幹部は「現職2人が地盤に攻め込んできている」と警戒する。(敬称略)【上鶴弘志、岸本桂司、川平愛】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇岩出市=定数2
山本茂博 58 自現(1)
川口文章 69 自現(1)
 ◇紀の川市=定数3
山田正彦 69 自現(3)
服部一  69 自現(1)
岸本健  40 自現(1)
谷口和秀 44 無新
 ◇伊都郡=定数2→1
門三佐博 74 自現(9)
 ◇橋本市=定数2→3
向井嘉久蔵 73 自現(5)
平木哲朗  53 自現(1)
瀧洋一   48 民新
中谷和史  55 無新
岩田弘彦  51 無新
 ◇海南市・海草郡=定数3
尾崎要二 57 自現(6)
藤山将材 35 自現(2)
雑賀光夫 66 共現(2)
 ◇有田市=定数1
浅井修一郎 61 自現(2)
 ◇有田郡=定数3→2
吉井和視 58 自現(5)
松坂英樹 49 共現(2)
横矢政明 61 無新

3月22日朝刊

1383チバQ:2011/03/26(土) 11:25:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000160-mailo-l30
’11統一地方選:県議選の顔ぶれ/下 御坊、民自対決へ /和歌山
毎日新聞 3月23日(水)13時52分配信

 ◇御坊、24年ぶり選挙戦 田辺は現新4人
 【御坊市】89年11月補選での初当選も含め6期連続で無投票当選の自民現職の中村に、民主新人の斎藤が挑む。24年ぶりの選挙戦は民自対決となった。
 中村は「与党の民主がどうかを判断する選挙」と強調。国会議員や県議、市議らは「勝つのは当たり前。大差をつけ圧勝を」と気勢を上げた。斎藤は事務所前に「平成初の選挙を」と書いたのぼり旗を立てた。連日、自転車で市内を駆け回り、街頭演説で無投票阻止や議会改革を訴える。
 【日高郡】自民現職の冨安、坂本、花田が出馬予定。3回連続の同じ顔ぶれが3議席を分け合いそうだ。
 【田辺市】自民現職の大沢、泉と、無所属新人の鈴木、谷口の4人が3議席を争う。
 5選に挑む大沢は「大災害時には経験豊かな議員が必要」と組織固めを図る一方、「世代交代と言われ厳しい」と危機感を募らせる。再選を目指す泉は「梅、林業、水産業を雇用に結び付ける」と、旧本宮町長6年の実績を掲げ、国と地方の不安定な関係打破を訴える。自民推薦の鈴木は「1次産業の裾野を広げることが紀南の発展につながる」と訴え、有権者の声を聞くため全市を回る。谷口は昨秋から市内一円で名前の浸透を図り、「同世代の代表」と唱え、20〜40代の支持層を掘り起こす。
 【西牟婁郡】現職の辞職と引退で“総替え”になる2議席を、共産・高田と無所属・前川の元職、立谷と池口の自民新人が争う。
 高田は民主支持層にも浸透を図り、生活相談で培った人脈で支持拡大を目指す。前川は30余年の行政経験と地方の閉塞(へいそく)状況の打破を掲げる。立谷は白浜町長8年の知名度と実績に加え、障害者専用ホテルの建設などを訴える。町議6期と経験豊富な池口は、自然を活用した雇用形態の構築を主張する。有権者の54%を占める白浜町の票が鍵を握りそうだ。
 【新宮市】定数2から1に減り、8年ぶりの選挙戦に。3選を目指す自民現職の須川に、無所属新人の浜口が挑む。自民県連幹事長と県議を辞して09年の新宮市長選に挑み、敗れた下川俊樹の票の行方が鍵となりそうだ。
 【東牟婁郡】無投票ムードが一変、民主新人の松原が2月に出馬表明し、自民現職の谷と前芝に挑む。
 谷は地盤の那智勝浦町を中心に5選を目指す。1次産業従事者の支持層を固める前芝は、松原が町長を務めた串本町が地盤。松原は衆院議員の玉置公良の要請を受け、無投票阻止と国政へのパイプを掲げる。前回選では民主推薦の女性候補が前芝と2701票差だった。(敬称略)【吉野茂毅、神門稔、山中尚登、山本芳博】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇御坊市=定数1
中村裕一 51 自現(6)
斎藤麻希 34 民新
 ◇日高郡=定数3
冨安民浩 63 自現(5)
坂本登  64 自現(3)
花田健吉 52 自現(2)
 ◇田辺市=定数3
大沢広太郎 69 自現(4)
泉正徳   59 自現(1)
鈴木太雄  40 無新
谷口和樹  39 無新
 ◇西牟婁郡=定数2
高田由一 47 共元(1)
前川勝久 65 無元(1)
立谷誠一 61 自新
池口公二 54 自新
 ◇新宮市=定数2→1
須川倍行 50 自現(2)
浜口太史 44 無新
 ◇東牟婁郡=定数2
谷洋一  62 自現(4)
前芝雅嗣 62 自現(2)
松原繁樹 60 民新

3月23日朝刊

1384チバQ:2011/03/27(日) 12:09:57
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110327/osk11032711070005-n1.htm
かすむ橋下都構想 震災で「大阪市を壊す」発言封印、堺は不戦敗に
2011.3.27 09:04 (1/2ページ)

 統一地方選の大阪府議選、大阪、堺の両政令市議選などの告示(4月1日)が迫る中、東日本大震災の発生で焦点となるはずだった「大阪都構想」の議論が、かすみつつある。「大阪維新の会」の代表の大阪府の橋下徹知事も、これまで繰り返してきた「大阪市役所をぶっこわす」といった表現を封印。26日の街頭演説でも「今やらなくてはならないのは被災者サポート。選挙をやっている場合じゃない」と戸惑いも隠せない。 

 大阪府議選に立候補を予定している大阪府内のある新人は駅前で街頭演説していたところ、聴衆からこう怒鳴られたという。

 「『大阪を良くする』とか言う神経がおかしい。今は震災で大変な人のために働くのが筋だろ」

 世間はなかなか選挙ムードにはならない。新人は「訴えにくい。どうしたらよいのか」と悩んでいるという。

 震災を受け「訴える方法を変える」と語った橋下知事は26日夜、堺市内で街頭演説をしていた。

 これまで都構想によって大阪は経済成長するとして説明していたが、この日は災害バージョンに修整。

 「日本の司令塔が東京ひとつでは危険。いざというときは内閣に変わり西日本の安全を守る大阪都庁をつくりたい」と訴えた。

■弱気発言も

 選挙戦で橋下知事が掲げてきた目標は、府議会、大阪、堺市議会の3議会での過半数獲得。これを勝敗ラインとするならば、目標達成は難しい情勢だ。

 というのも、大阪市議選では定数86人に対し、維新の会が擁立を予定している候補者は44人。1人落選するだけで過半数には届かない。一方、堺市議選では、過半数の候補者を擁立することもできない見通しで“不戦敗”が濃厚だ。

 堺市議選での候補者擁立について、橋下知事は定例の記者会見で「(候補者を立てるよう)常にはっぱをかけているが、こういう状況になると厳しい」と弱気な言葉も口にしている。

 ■無投票減少か

 ただ、大阪維新の会の登場もあり、前回の平成19年の統一選に比べて、今回の選挙戦では無投票当選が少なくなりそうだ。

 大阪府議選は前回は12選挙区15人が無投票で当選しているが、今回、無投票は2選挙区程度になる見通しだ。また、大阪市議選でも前回1選挙区だった無投票が今回は0になりそう。堺市議選も前回に引き続き、全選挙区が選挙戦となる公算だ。

1385チバQ:2011/03/27(日) 14:55:26
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110323ddlk28010343000c.html
’11神戸市議選:予想の構図/上 /兵庫
 任期満了に伴う神戸市議選は4月1日に告示、10日に投開票される。毎日新聞の22日現在のまとめでは、定数69に対し94人が立候補を予定している。各党とも最大会派の獲得に向け激しい争いを展開している。告示日まで10日を切る中、予想される各選挙区の構図を紹介する。【統一選取材班】(敬称略、年齢は投票日現在、カッコ内数字は当選回数)

 ◇浮動票の行方焦点
 ◆東灘区(定数9)
横畑和幸 39 民現(2)
井手康雄 43 民現(1)
石橋正敏 50 民新
安井俊彦 67 自現(9)
大野一  58 自現(6)
長瀬猛  42 自新
北川道夫 58 公現(2)
松本則子 54 共現(3)
西理   35 共現(1)
藤川泰輔 27 み新
浦上忠文 64 無現(4)
林英夫  61 無現(2)
 前回と同じ12人が立候補を予定、現職9人全員と3新人が争う。転入住民が増える中、浮動票をどうつかむかが焦点となっている。

 民主は、現職の横畑と井手に加え、新人の石橋を立て、初の3議席を狙う。自民は、現職の安井と大野、さらに前回に続き長瀬を擁立して党勢回復を図る。公明現職の北川は3期連続のトップ当選を視野に、基礎票を固める。市内唯一の複数議席を持つ共産は、現職の松本と西が議席維持に懸命。みんな新人、藤川は、党が昨年の参院選時に同区で得た約1万5000票を狙う。市議会会派「住民投票☆市民力」の現職、浦上と林は、市民派として支持を求める。

 ◇前職票、激しく争奪
 ◆灘区(定数6)
田路裕規  66 民現(6)
黒田士郎  49 民現(1)
吉田基毅  58 自現(5)
高瀬勝也  42 公新
味口俊之  41 共新
池本真   31 み新
小林るみ子 60 新社現(2)
谷口享子  49 無新
高田富三  63 無新
寺田新   44 無新
 前回より1人多い10人が立候補の見込み。共産現職が引退し、現職4人に6新人が挑む。前回トップ当選後の昨夏、参院選立候補のため辞職した井坂信彦らの票の争奪が激しい。

 民主は、現職の田路と09年の補選で初当選した黒田が、2議席維持を狙う。自民は、現職の吉田と推薦を得た谷口が複数議席の復活を図る。前職が国税徴収法違反罪に問われ辞職した公明は、新人の高瀬が議席奪還に意欲。

 共産は、新人の味口が引退する西下勝とともにミニ集会を重ねて議席継承を誓う。みんな新人、池本は、井坂票をまとめられるかが鍵。新社会は、現職の小林が労働問題などの実績を強調。無所属新人では、高田がマンション建設による景観問題の解決をアピール。今回は無所属で立候補する寺田は、福祉の充実を訴える。

 ◇各陣営引き締め
 ◆中央区(定数5)
平木博美  54 民現(1)
橋本健   31 自現(1)
沖久正留  55 公現(1)
大前雅裕  30 共新
河南忠一  44 み新
粟原富夫  57 新社現(6)
菊川龍之介 34 無新
多田佳史  35 無新
 各党が議席を分け合う中に新人が挑む構図は今回も変わらず。共産現職が引退し、現職4人と4新人が組織の引き締めを図っている。

 民主は公認した現職の平木に加え、新人の菊川を推薦し、複数議席獲得に挑戦。自民現職の橋本は、街頭演説などで知名度アップに懸命。公明現職の沖久は、トップで初当選を果たした勢いを維持しようと組織固めを急ぐ。共産は、新人の大前が段野太一からの継承を訴える。みんな新人、河南はミニ集会を重ねて支持拡大を図る。新社会現職の粟原は、地元のポートアイランドを中心に活発に展開。3回目の挑戦となる無所属新人、多田は、票の上積みを狙う。

 ◇混戦の見通し
 ◆兵庫区(定数5)
大寺真理子 55 民現(1)
平野昌司  69 自現(7)
守屋隆司  55 自現(4)
菅野吉記  49 公現(1)
大瓦鈴子  45 共現(2)
高岸栄基  44 み新
西本忠司  42 無元(1)
大西勝一  41 無新

 現職5人に元職1人と新人2人が挑み、7人が争った前回よりも混戦になる見通し。

 民主は現職の大寺を公認、前回は無所属だった元職の西本を推薦し、票の掘り起こしに懸命。ベテランの現職、平野と守屋を擁立する自民は、保守票固めを図る。

 前回1万票超を得てトップ当選した公明現職の菅野は、強固な支持基盤で手堅い選挙を展開しそう。共産現職の大瓦は、市政批判を強めて不満層に支持を訴える。みんな新人、高岸は、議会改革を強調。無所属新人の大西は、保守票への浸透を図る。

〔神戸版〕

1386チバQ:2011/03/27(日) 15:06:14
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110316ddlk29010445000c.html
未来への選択:’11知事選/1 地域医療 /奈良
 ◇現場の連携課題
 昨年11月、県立医大付属病院(橿原市)の総合周産期母子医療センターに、県内の民間病院から妊婦の受け入れ要請があった。切迫早産で分娩(ぶんべん)が迫っていた。「NICU(新生児集中治療室)が満床で受け入れできない」。同センターは大阪市内の医療機関に照会。4カ所目で受け入れ先が決まり、妊婦は約25分後に搬送された。

 県内では07年8月、橿原市の妊婦が9医療機関から断られ、県外へ搬送中に死産する事態が発生。これを契機に県はNICUの整備を進め、ハイリスク妊婦の県外搬送は07年の42件から昨年は9件に減少した。

 しかし、看護師不足のため、同センターのNICUは6床が未稼働のまま。重症以上の救急搬送患者の受け入れ率も、4回以上で決まったのは11・8%(09年)と全国最低で、依然厳しい状態にある。

    ◇

 荒井正吾知事の肝いりで設置された「地域医療等対策協議会」は09年10月、2年がかりで「地域医療再生計画」(09〜13年度)をまとめた。

 最新の医療設備を備え、医師、看護師、患者が集まる高度医療拠点病院(マグネットホスピタル)に、県立奈良病院(奈良市)と県立医大付属病院を指定。疾病ごとの患者数など需要分析に基づく医師の再配置システムなど、新たな試みも盛り込まれた。しかし、一部の医療関係者の反応は冷たかった。「実現にはものすごいハードルがある。費用もかかる。厳しいかなという印象だ」。09年10月2日の同協議会の会合で、塩見俊次・県医師会長はこう述べた。

 「診療報酬不正受給事件が起こる風土があるなら、奈良の医療を一新したい」。荒井知事は、診療報酬詐欺事件の舞台となった山本病院を引き合いにして反論した。連携相手となるべき両トップは平行線をたどり、会場は一時緊張に包まれた。

    ◇

 塩見会長の発言の背景には、マグネットホスピタルの周辺病院の懸念がある。ある医療関係者は「近隣の診療所や病院から医師、看護師が移ってしまうのではないか」と懸念。奈良市内の病院事務長も「きちんと連携できなければ、患者を取られてしまう可能性がある」と不安を隠さない。

 地域医療に詳しい伊関友伸・城西大准教授は「医療は高度専門化しており、病院の中核化に力を入れる県の方向性は間違っていない。ただ、現場の医師の意見を聞いて、あるべき医療を考えていかないといけない」と指摘する。

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 ■視点

 ◇粘り強い取り組みを
 荒井知事がこの4年間で最も力を入れたのが医療分野だ。県内で06年と07年に発生した妊婦の救急搬送問題が大きく影響した。荒井知事は舛添要一厚生労働相(当時)にも会い、精力的に情報収集した。その集大成と言える県地域医療再生計画は、医療関係者からも高い評価を得た。「県内の患者は県内で受け入れる」との意気込みで、11年度の医療関連予算は06年度に比べ、倍増させている。

 しかし、計画の実現に向けて懸念されるのが地域の病院や診療所との連携だ。県内2病院への重点投資は、医師や看護師だけでなく患者も取られるという不安を増幅させている。

 県は、完全紹介制の導入や県立医大の定員増などを進める方針だ。地域の医療機関とのネットワークを作り、理念倒れに終わらない粘り強い取り組みが求められる。【阿部亮介】

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 ◇メモ
 県の病院搬送時間は06年から09年で、全国順位が38位から43位に下降。人口当たりの医師数は06年の47・2人から08年は48・7人と改善したものの、全国順位は27位と変動なし。救命救急センターの受け入れ率は09年で79・3%と、全国平均93・2%を大きく下回る。

1387チバQ:2011/03/27(日) 15:06:35
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110317ddlk29010659000c.html
未来への選択:’11知事選/2 南部振興 /奈良
 ◇「住民意欲、肝心だが…」
 野迫川村役場から山の斜面に張り付くような道を車で約30分走った所にある桧股地区。谷あいのわずかな平地に8世帯17人が暮らす。「昔は子供たちのにぎやかな声が聞こえたんだけどね」。シイタケ農家、川崎昌助さん(80)の子供3人が通った桧股小は、児童減少で84年3月に休校した。今も残る小さなグラウンドで開かれた運動会には、住民が総出で加わり、お祭り騒ぎだったという。

 村内に高校がないため、川崎さんの子供たちは高校進学と同時に奈良市に下宿し、そのまま村を離れた。「暮らしは不便だし、仕事もない。子供に戻って来てほしいと思ったことなんてないよ」。

 2番目に大きい北股地区(37世帯87人)で、林業と民宿「よしのや」を営む吉野武文さん(74)と妻二六子さん(70)の娘2人も高校進学で村を出た。武文さんは「コンビニも喫茶店もないし、ここに子供を住まわせたいと考える親はいない」と話す。

    ◇

 同村は山間部に13の集落が点在。人口は1959年の3649人をピークに減少し、昨年10月の国勢調査速報値は522人で、前回調査(05年)からの減少率29・7%は全国最高となった。65歳以上が半数以上を占め、やがて消滅に向かうとされる「限界集落」は8集落。過疎・高齢化が進む県南部地域でも最も深刻な状況にある。

 昨年6月に引退した高田幸篤前村長は全国最多選の10期40年にわたって務めた。国・県の補助金などを財源に、道路や歴史公園「平維盛歴史の里」(92年、約4億円)、風力発電施設(03年、約2億円)などが整備された。

 しかし、公園内の散策路は土砂崩れで通行止めになったまま。風力発電は一般家庭約200戸分の消費電力を供給するはずが、設置場所を変更したことなどが影響し、付帯施設のトイレや展望台の電気をまかなうだけだ。

 県は長年、過疎対策に取り組んできたが、歯止めはかかっていない。11年度からは南部振興課を設置し、県北部と南部の格差解消に本格的に乗り出す。武文さんは「肝心なのは、村に住む人たちの意欲だとは分かっているが、どないしたらいいか分からないぐらいに村は疲弊してしまった」と話す。【高島博之】

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 ■視点

 ◇魅力伸ばす施策を
 野迫川村の角谷喜一郎村長は、過疎化について「いい案があったら知りたい」と語った。全国の過疎地域の首長は同じ思いだろう。道路や公共施設整備が人口増に直結するわけではない。

 そうした中、魅力的な地域づくりをし、活性化につなげている過疎地域もある。例えば福島県川内村は、住民有志が中心となって、03年から自然体験などを通じて都市と交流し、移住者とともに特産品の開発・販売に取り組んでいる。

 過疎地域が抱える問題が地域ごとに異なるように、潜在的な魅力もさまざま。それを伸ばせるのは住民自身だ。南部振興策は、生かしきれないハコモノを造るのではなく、暮らす人が誇りが持てるよう、魅力を伸ばす手助けであってほしい。【高島博之】

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 ◇メモ
 過疎対策法で過疎地域に指定されているのは県内15市町村。このうち11市町村が南部だ。県の南部振興計画は、高齢者福祉支援▽若者の雇用創出▽林業等地域産業の振興▽集落の維持・活性化を掲げる。具体的には、県産材を用いた新築・リフォームへの助成や新商品の開発、京奈和道やアクセス道路整備などに取り組む。

 野迫川村では、高齢者のグループホームを開業(来年4月)、新年度から中学生の医療費と保育所の給食を無料にする。小学生以下の子供を含む家族が定住した場合、奨励金100万円を支給する事業もある。

1388チバQ:2011/03/27(日) 15:07:00
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110318ddlk29010427000c.html
未来への選択:’11知事選/3 高山第2工区 /奈良
 ◇県と市、埋まらぬ溝
 「大学を中心としたまちづくりをするのはどうか。県立大や県立医大なら移せるかもしれない」。08年4月4日、奈良先端科学技術大学院大(生駒市)の入学式後の昼食会で、荒井正吾知事が突然、関西文化学術研究都市・高山第2工区(同市)について提案した。「魅力的なプランなら検討はやぶさかではないです」。生駒市の山下真市長が応じた。

 元々は288ヘクタールに約2万3000人が住むニュータウンを造るという国家プロジェクトだったが、07年に市が協力を白紙撤回し、都市再生機構(UR)が中止を表明。それがこの瞬間に再び動き出した。

 県の対応は早かった。担当の幹部職員を生駒市に送り、08年5月26日には荒井知事と山下市長が、大学を中心としたまちづくり構想で合意したと発表。大学や研究開発型産業施設の誘致を柱にした。

 同6月にURを入れた3者でプロジェクトチームを設置したところまでは順調だった。しかし、首都圏の有名私大の誘致や県立医大(橿原市)の移転は頓挫。昨年2月には、土地区画整理事業で損失が発生した場合の補填(ほてん)割合で3者が合意できなかった。

    ◇

 先行きが不透明になる中、県は昨年10月、構想の最終案を生駒市に提示した。205ヘクタールに縮小、県立大を移転して日中韓の交流拠点「東アジア大」にする総額243億円の事業計画だった。損失も県が負担することで譲歩したが、市は公共施設の管理負担金を負担しないなど4条件を提示した。

 「生駒市の積極的かつ主体的な姿勢が感じられなかった。自分だけが1人で踊っているようだった」。3週間後、荒井知事は定例記者会見で、構想を取り下げると発表し、市への不信感をあらわにした。

 これに対し、山下市長は反論する。「負担のことは交渉を開始した時から主張してきた。突然出た話ではない。県が事業主体の土地区画整理事業で、リスク負担を市が負うことは法律上できない」。一方で「県立医大の移転に期待をつないでいた。プロジェクトが良いものなら更なる負担も考えられた」と明かす。

 地権者ら約850人でつくる「学研高山第2工区事業推進の会」の中井武平会長(70)は「互いの言葉が伝わっていなかったのではないか。県と市が協力できなかったのは東京まで知られている。このままほっといてもらっては困る」と話す。同会は、会主導による土地区画整理事業を検討している。

==============

 ■視点

 ◇将来図描けず
 「いろんな提案や企画がぽんぽん出てくるアイデアマンだった」。旧運輸官僚時代の荒井正吾知事を知る関係者はこう話す。知事は昨年11月の会合で「トップダウンと言われています」と自己紹介した。

 自ら提案し、トップダウンで実現を図るという知事の特性は、高山第2工区問題で顕著に表れた。住宅開発が頓挫した同工区を「大きなポテンシャルがあり、環境劣化が問題」とし、再開発への意気込みを示した。

 ただ、県の構想案は「事務的に積み上げられたものではなかった」(幹部)。東アジア大構想も漠然とした内容で、市との溝を深くしたと言える。積極的な半面、「思いつき」の印象がぬぐえなかった。

 結局、構想案作りに2年半で約1000万円の県費を費やしただけに終わった。同工区は荒れ地のまま、ごみの不法投棄が問題になっており、将来図は描けていない。【阿部亮介】

1389チバQ:2011/03/27(日) 15:07:20
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110319ddlk29010615000c.html
未来への選択:’11知事選/4 平城遷都1300年祭後 /奈良
 ◇にぎわい持続に課題
 今月13日、平城遷都1300年祭のメーン会場だった平城宮跡(奈良市)を訪ねた。最高気温17度の陽気の中、寝ころんだり、散策を楽しむ人たち。約120ヘクタールの平原に昨年のようなにぎわいはない。「自然が残る雰囲気が素晴らしい。昨年はにぎやかだったけど、今は穏やかな宮跡に戻りましたね」。大阪府交野市から妻(70)と訪れた男性(73)はこう言って大極殿を後にした。

 文化庁によると、この日の大極殿の来場者は1141人。閑散期とはいえ、1300年祭開催中のピーク時の約3万人(昨年11月6日)に対し、わずか4%。昨年、平城宮跡の来場者は予想の1・5倍の約363万人(1300年記念事業協会発表)に上ったが、終了後は激減しているようだ。

 1300年祭のにぎわいを持続させようと、県は来年度から「記紀万葉プロジェクト」に取り組む。古事記と日本書紀の完成から1300年後となる12〜20年に、イベントやシンポジウムを開催する予定だ。

 「観光資源として認知された」(事業協会関係者)平城宮跡は、県内観光のゲートウエイと位置付ける。宮跡を経由して県南部の記紀ゆかりの地を巡ってもらうシナリオだ。旅行代理店の担当者も「仏像ブームや歴史ブームは続いており、奈良への関心も衰えていない」と期待する。

    ◇

 平城宮跡は07年12月に国営公園化が内定した。「国営公園になると、国の費用で整備され、後に残る。国交省と文化庁に話し、OKということになっています」。同年4月の知事選で初当選した荒井正吾知事は、選挙戦でこう訴えていた。国交省関係者は「知事選前後には内諾の流れになっていた」と明かす。

 08〜10年度に国費約3億4000万円が投じられ、広場などが整備された。今後、大極殿を囲む全長1キロの築地塀を復元し、休憩所なども整備する。総事業費は数百億円、少なくとも十数年かかる見通しだ。荒井知事は「国営公園化で平城宮跡は景色が一変する」と力説する。

 しかし、不安もつきまとう。昨年3月末現在、県内の宿泊施設数は486施設で全国44位、客室数は9492室で全国最下位。観光客が回復したとしても、受け入れ態勢に課題を残す。さらに公共事業が削減される中、国営公園化が計画通りに進むかは不透明だ。ある県関係者も「期待したいが、国の予算の動向はつかみきれない」と話している。

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 ■視点

 ◇教訓生かす事業を
 平城遷都1300年祭は、県内で当初予想の約1・7倍の延べ約2140万人を集め、県としては「成功」を収めた。総事業費約350億円を投じて有料パビリオンを建設する計画だったが、荒井正吾知事の就任後、約100億円に圧縮して無料イベントを中心にしたのが奏功した。

 一方で、ずさんな側面も目立った。大極殿を囲む修景柵は、約1億2200万円で契約したが、最終的に約2・5倍の約3億600万円に膨らんだ。しかも国営公園化で新たに建設するため、順次取り壊される。

 県などが制作した「平城京レポート」には、事実関係などの誤りが84カ所見つかった。東アジア地方政府会合などと合わせ、総額約2億円を費やしたプロジェクトだが、その効果は不透明だ。次の事業は、こうした教訓を踏まえて展開してもらいたい。【阿部亮介】

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 ◇メモ
 1300年祭の県内の経済波及効果について、平城遷都1300年記念事業協会は、08年試算比の約1・3倍に上る約970億円と発表した。一方、南都経済センターが昨年6月に実施した県内375社へのアンケートで、「効果があった」としたのは約3割にとどまる。

 県内の観光客は、06年は約3500万人だったが、新型インフルエンザの影響などで09年は約3459万人。10年は、1300年祭の延べ約2140万人が上乗せされて増加する見込み。

1390チバQ:2011/03/27(日) 15:07:42
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110321ddlk29010208000c.html
未来への選択:’11知事選/5 低迷する県内雇用 /奈良
 ◇企業誘致効果薄く
 県南部に本社がある食品製造会社の社長が、事業拡大に伴う新工場を和歌山県内の工場団地に建設することを決めたのは08年8月だった。「和歌山県の局長さんや市長さんは積極的。意気込みを感じた」

 工場の土地を探していた07年ごろ、和歌山県に問い合わせると、数日後、担当者が大阪府内の営業所まで訪ねてきた。その後も、工場団地がある市の担当者と何度も訪れ、正社員10人を同県内から雇用することを条件に、設備投資にかかる金利の一部負担などを提示。地元農家と協同で新規事業をする提案もあった。

 同社は従業員約50人。社長は「小さい企業にとって県、市のバックアップは心強く、営業面でも目に見えないプラスになる。奈良でも土地を探したが、県の対応は淡泊で奈良の企業として残念だ」と言う。工場は今年8月に稼働する見通しだ。

    ◇

 荒井正吾知事は前回知事選のマニフェストで「雇用の創設」を掲げ、4年間の数値目標を「企業誘致100件、県内雇用4万人増加」とした。当選後は企業訪問を強化し、10年6月までに企業誘致84件を達成。県企業立地推進課の森田康文課長は「手応えを感じている。食品製造会社のような例が出たのは反省材料だ」と話す。

 ただ、ニーズが高い、交通の便が良く、1〜2ヘクタール程度の広い土地を十分に提供できず、大企業の誘致に苦戦。84件の9割は中小企業だ。このため、期待した雇用は伸びなかった。

 誘致企業に対する県のアンケートによると、回答した28社が創出したのは565人で、このうち県内は298人(10年3月現在)。目標の100社を達成しても約2000人規模にとどまる計算だ。荒井知事は昨年9月県議会で「達成できなかったことは、素直に認めなければならない時期にきている」と答弁した。

 自治体が企業誘致にしのぎを削る中、県は新年度から、橿原市や田原本町で土地利用の規制を緩和し、企業進出を促す。さらに京奈和道・橿原南・御所インターチェンジ予定地付近(御所市)では、新たな工業団地造成を目指す。しかし、土地買収などに約30億円が見込まれ、見通しは立っていない。

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 ■視点

 ◇細やかな行政対応を
 県内の雇用が伸びない一方で、既存の中小企業経営者らからは「工業高校が少なく技術者の確保が難しい」「雇用維持のために助成金を出してほしい」などの声を聞く。県内で人材確保に苦労し、支援を求めている。

 こうした声を受けて、県は新年度から「県版ハローワーク」を始める。奈良しごとiセンター(奈良市)のアドバイザーが企業を訪問し、ニーズに即した人材を求職者の中から直接紹介する。さらに企業から聞き取った情報を基に、人材育成など次の一手となる施策を展開する方針だ。

 雇用創出のためには、企業のニーズをつかんでそれに応えていくきめ細かい行政が欠かせない。県の雇用対策は緒についたばかりだ。【上野宏人】

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 ◇メモ
 05年の国勢調査によると、奈良県の就業率は51・8%と全国ワースト2位で、このうち女性は39・5%と全国最下位。就業者のうち居住県以外で働く県外就業率は29・3%と最も高い。大阪府で働く人が多く、県内の雇用は低迷している。

1391チバQ:2011/03/27(日) 15:08:03
http://mainichi.jp/area/nara/news/20110322ddlk29010259000c.html
未来への選択:’11知事選/6止 関西広域連合 /奈良
 ◇不参加の意思固く
 奈良付近と決まっているリニア中央新幹線の新駅を京都にしたらどうか−−。橋下徹・大阪府知事がこんな発言をしてから1週間後の2月24日。奈良市内で開かれた会合で、荒井正吾知事はまくし立てた。「奈良は金がないから京都で(駅を)作ったるわと言われ、そんなあほらしいこと頼まんわと。(関西広域連合に)入らんかったら京都に移すというのは脅かしですよ」

 奈良県は近畿で唯一、関西広域連合に参加していない。荒井知事は、他府県からの圧力に反論する場面になると力が入ると言う。この日も、広域連合が求める国の出先機関の移管について「権限を中央に残し、人を渡すのが国の魂胆だ」と持論を展開。広域連携で十分可能▽大阪府に編入されていた明治時代は災害予算が少なかった▽約1億6000万円の総務関係経費が新たにかかる−−などと説明した。

    ◇

 奈良県は合併が進まず、人口1万人未満の小規模町村が18と、全国平均の1・7倍にあたる46・2%に上る。荒井知事は前回知事選のマニフェストに「市町村の行政サービスの向上と財政健全化の努力をサポートする」と明記し、地方自治の基礎は市町村にあるとの考えから、39市町村との連携に力を入れてきた。

 当選後に設置した「県市町村長サミット」は昨年度は9回、今年度は10回開催。土木技師が不足している18市町村で、県が道路・橋りょうの点検や計画作成を代行することが決まるなど、徐々に成果を上げつつある。

 昨年12月の会合では、アドバイザーの小西砂千夫・関西学院大教授(財政学)が「奈良県は、まさに県と市町村が共同体という方向です。地味ですけどこれが非常にいい。大切にしていただきたい」と、広域連合を意識した発言をすると、荒井知事は感激した様子で深々と頭を下げた。小西教授は「市町村を支えるのが県の役割という考え方は斬新。基礎自治体中心という地方分権に忠実な発想だ」と評価する。

    ◇

 一方、広域連合に参加しないことで、ドクターヘリの経費は増える可能性が出ている。東日本大震災の被災者受け入れでも単独で対応するしかない。奈良県は今月、各府県の知事が集まる広域連合委員会で必要に応じて意見を述べることができる連携団体になったが、広域連合事務局の桑野正孝次長は「連携団体の意見はあくまで参考レベル。関西全体を考えた場合に奈良にも入ってほしい」と話している。(おわり)

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 ■視点

 ◇「将来モデル」発信を
 「関西が一丸となっているのになぜ奈良だけ参加しないのか」。関西広域連合について取材すると、こんな声をよく聞く。荒井知事の主張は経費や組織論、過去の予算配分など多岐にわたるため、あまり浸透していないようだ。

 推進派の県民が参加を求める背景には、国と地方の借金が1000兆円に迫る中、疲弊した日本の現状を地方から打破してほしいという思いがある。「関西が一丸となり、国に分権を訴えていく」という広域連合の主張と重なる。

 県内の市町村の強化を優先させる荒井知事の主張も理解できるが、国全体の地方自治をどう考えるかという視点があまり見えない。県と市町村の連携は「奈良モデル」として全国的にも珍しいと言われる。ならば、一人の政治家として、この分権モデルを広域連合に広げて取り組んだり、国に訴えることも考えてはどうだろうか。【阿部亮介】

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 ◇メモ
 関西広域連合は昨年12月、大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、鳥取、徳島の7府県で設立。各府県の議員による広域連合議会と、最高意思決定機関となる各知事による広域連合委員会を設置する。防災=兵庫▽観光・文化=京都▽産業振興=大阪▽医療=徳島▽環境保全=滋賀▽職員研修=和歌山など、各府県が事務局を置く。

1392チバQ:2011/03/28(月) 22:37:24
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001103280001
民意の源流 上/滋賀発 草の根のうねり
2011年03月28日

【せっけん運動から地域政党まで】


 1974年冬、建設会社の社長だった中島敏(63)は夜明け前の暗闇の中、小高い丘にある神社の境内にとめたバスの運転席にいた。 


 支持していた旧八日市市長の武村正義が、1期目途中に知事選への立候補を表明。告示日の朝、地元支持者らでバスに分乗し、県内各地に遊説しようとしていた。だが、対立候補は3選を目指す現職の野崎欣一郎知事。「ほんとに人が集まるんかいな」と、不安が口をついた。


 午前5時過ぎ、ふと目をこらすと、集落から黒い群れのようなものがわいてきた。弁当や水筒を手にした約200人の住民が集まり、次々とバスに乗り込んでいった。


 当時、「滋賀の黒い霧事件」と呼ばれた土地ころがし疑惑で県政は揺れていた。社会、公明、共産、民社の4党と労働団体に推された40歳の武村は、現職を約6千票差で破る。後に県議となる中島は「革新知事」誕生の背景に組織ではない自然発生的なものを感じた。「『民意』が見えた。そう思えたのは、あれが最初で最後だった」


【「さきがけ」誕生】


 滋賀発の民意のうねり。その代表例が「せっけん運動」だった。77年5月に琵琶湖で赤潮が発生し、多くの魚が死んだ。リンを含む家庭用合成洗剤が原因とされ、翌年8月、県内の消費者団体などによる「びわ湖を守る粉石けん使用推進県民運動」県連絡会議(せっけん会議)が発足。洗濯機を使い、合成洗剤と粉せっけんを比較する勉強会が県内各地で開かれ、瞬く間に全国に広がった。


 住民運動に後押しされ、県は合成洗剤の使用禁止などを定めた琵琶湖富栄養化(ふ・えい・よう・か)防止条例を制定。「環境」のキーワードを手にした武村は知事を3期務め、86年に自民党公認で国政に転じる。93年には「新党さきがけ」を結成し、代表に就任。「政治改革の旗手」として一躍脚光を浴び、細川内閣で官房長官になった。


 95年の統一地方選。さきがけは、小政党ながら公認や推薦、支持合わせて10人の県議を生み出す。中島は「県内の農家の多くは兼業で、会社で組合に入っても、根っこは保守だ」と県民性を説明する。


 党事務局長を務めた山田実(60)も、さきがけの理念の中心を「草の根保守」と表現する。「田舎と都市の中間である滋賀には古くからの共同体意識が残る。それを生かした新しい国づくりを目指したことが、共感を呼んだのでは」とみる。さきがけ自体はその後、解党し、武村も01年8月に政界を引退した。


【既存政党に衝撃】


 「民意」は再び、大きく動く。06年7月、栗東市の新幹線新駅建設の凍結を訴え知事選に立候補した嘉田由紀子が、自民、民主、公明相乗りの現職知事を破り初当選。既存政党に衝撃を与えた。


 余波は翌年の統一地方選にも及ぶ。県議選で、嘉田を支える地域政党「対話でつなごう滋賀の会」が公認・推薦合わせて12人を当選させて躍進し、最大会派の自民党を過半数割れに追い込んだ。


 地域政党という新たな潮流は全国に広がる。大阪府の橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」や、名古屋市の河村たかし市長による「減税日本」などが次々と台頭し、地方政界を揺るがしている。


 暴力的なまでの変化をもたらす現在の民意。さきがけにいた経験のある県議の上野幸夫(70)は「新住民」の意向が大きく働いているとみる。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、県内人口は15年まで増加傾向にあるという。「新住民の意向で決められる風潮が果たして県にとっていいことなのか」と懸念を示す。


 一方、「せっけん会議」も08年に解散。設立にかかわった林美津子(86)=高島市=は「県全体が一丸となって取り組む熱心な時代ではなくなった」という。ただ、嘉田県政が大きな支持を受けている現状を、「不思議な民意としかいいようがない」と話す。


 当の嘉田は初当選後、支持者の一人から投げかけられた言葉が印象に残っているという。「候補者は素人だったが、有権者は玄人だった」(敬称略)


 4月1日にスタートする統一地方選。県民の思いはどう反映されるのか、その「源」を探った。

1393チバQ:2011/03/28(月) 22:37:38

1974年11月 武村正義氏が知事に初当選
  78年8月 琵琶湖の赤潮を受け、「せっけん会議」が発足
  93年6月 武村氏ら国会議員10人が自民党を離党し、新党さきがけを結成
        武村派県議や市町村議ら約80人がさきがけ滋賀を結成
     8月 細川内閣発足。武村氏が官房長官に
  94年4月 細川内閣が総辞職
     6月 自・社・さ政権で村山内閣発足
  95年4月 統一選の県議選で、さきがけ系候補10人が当選
     7月 参院選で滋賀選挙区の奥村展三氏ら3人が当選
  96年1月 自・社・さ政権は継続したまま橋本内閣が発足
     9月 さきがけ離党の鳩山由紀夫氏、菅直人氏らが民主党結成
  98年7月 参院選で当選者ゼロに
2000年6月 総選挙で滋賀2区の武村氏、3区の奥村展三氏が落選
     7月 武村氏が代表を辞任
  01年3月 さきがけ滋賀と民主党県連が合併
     8月 武村氏が政界引退を表明
  06年7月 知事選で嘉田由紀子氏が初当選。現職の国松善次氏を破る
  07年4月 統一選の県議選で「対話の会」が躍進
  09年8月 総選挙で民主党が大勝。政権交代を果たす
  10年7月 知事選で嘉田氏が約42万票の史上最多得票で再選

1394チバQ:2011/03/28(月) 22:38:04
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001103280002
民意の源流 下/つかめぬ“嘉田票”の行方
2011年03月28日


携帯電話でツイッターの書き込みを確認する新顔の立候補予定者。有権者に声が届いているのか、手応えをつかみかねている

【知事「議会の多様性」唱えるが・・・】


 2月中旬、草津市内で開かれた嘉田由紀子知事の県政報告会。この日、支援を受ける地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)から立候補表明したばかりの新顔が初めて聴衆の前で演説した。


 会場から支持者を送り出した後、嘉田は新顔を向き、「もっと、まちづくりについて具体的に話した方がいいわよ」とレクチャーした。


 対話の会が擁立する公認8人のうち、5人は政治経験のない「素人」だ。昨夏の知事選で史上最多約42万票を獲得した嘉田だが、自身もまた、2006年の初当選時は全くの政治素人だった。「いまの議会は、女性や若者の代表がいない。住民の多様性を反映した議会であってほしい」という嘉田だが、自身への支持を、そのまま対話の会の候補に重ね合わせてもらう作戦のようにも見える。


 ただ、対話の会での嘉田の肩書は「顧問」に過ぎない。「大阪維新の会」で大阪府の橋下徹知事が代表を務めるように、ほかの地域政党は首長がトップの場合が多い。嘉田は、知事と議会が別々の民意を代表して政治をする「二元代表制」を重視する立場から表向き、党とは一線を画す姿勢だが、違いはあいまいだ。


【いらだつ民生】


 「一体、知事は何を考えているんだ」。2月中旬、高島市の会場であった受勲者の祝賀会。ほろ酔い気味の民主党のある国会議員が、対話の会幹部に詰め寄った。


 09年9月の政権交代以降、県選出の国会の議席はすべて民主党が占め、さながら「民主王国」の様相だ。一時は県議会の単独過半数を目指した同党県連だが、菅政権の迷走による逆風を受けて方針転換。知事との関係強化を目指すが、一向に進展しない。ある県連幹部は「国への要望では民主党を頼りながら、選挙協力では煮え切らない。そうした知事の態度に議員もいらだったのでは」とみる。


 矛先は対話の会にも向けられる。別の県連幹部は「地域政党だから国とのパイプがないのはある意味当然かも知れないが、陳情や政策提案に一度も来たことがない。なのに票だけは集める」とこぼす。


【手応え弱い自民】


 一方、最大会派の自民党は2月24日、県議会の定数や議員報酬の一律「2割削減」を公約に掲げることを決めた。石田祐介・県連幹事長は「議員自ら身を切ると言わないと、有権者は我々の言葉に耳を貸そうとしない」と話す。


 民主政権の低迷で訪れた党勢拡大の好機にも、手応えは乏しい。2月、大津市内であった党改革タウンミーティングで示された党本部の世論調査で「生活者の視点を持つ政党はどちらか」の設問に、自民と回答した人は3割に過ぎず、民主が7割を占めた。


 好感度が上向かない現状に、党内でも世代交代を求める声は強い。だが、保守の基盤は自治会をはじめとした「地域」にある。ある県議は「引退するつもりだったが、地域をまとめられる次の世代がいない」と明かす。


 ただ、大橋松行・県立大教授(政治社会学)は「滋賀の有権者は地域文化に根ざしたバランス感覚で判断する特徴がある」と指摘する。栗東市の新幹線新駅建設凍結を訴えた嘉田を押し上げた民意の中心は、特定の地域だけが恩恵を受けることへの反発だったとみる。「首長の人気がそのまま反映されがちな大都市と、そこが違う」


 未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生で、より混迷を深める今回の選挙。それぞれの党の真価が問われる。(敬称略)
(この連載は高久潤、加藤藍子が担当しました)

1395チバQ:2011/03/30(水) 21:31:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110324-00000200-mailo-l25
2011県議選情勢:/1 大津市選挙区/高島市選挙区 /滋賀
毎日新聞 3月24日(木)16時22分配信

 ◆大津市選挙区
 ◇震災で活動に苦悩
 東日本大震災から5日後の3月16日夕、雪が舞う大津市堅田2の市北部地域文化センター。自民現職の佐野は、中止した決起集会の会場前にいた。「(中止が)伝わっていない人がいたら申し訳ない」。知らずに訪れた支援者は「やむを得ないな」とつぶやいた。
 8000〜9000票の当落線上に10人以上がしのぎを削る大津市選挙区(定数10)。震災をどう受け止めて活動するか、どの候補も苦悩している。
 早朝の駅前あいさつが日課の民主現職成田は「チラシを配ると『選挙どころじゃないだろう』という空気が漂う」と話す。東レ労組を母体とする民主現職柴田の陣営幹部は「政権運営への逆風まで飛んでしまったが、組合員も震災にくぎ付け。動きが鈍い」。昨夏の補選で当選した民主現職の岡崎は街宣を自粛し、子育て支援活動を軸に展開。連合滋賀も構成労組への働きかけを強める。
 国会では統一地方選の延期が審議されたが、対象は東北の被災地のみ。共産新人の小島は募金活動とともに街頭演説を再開。共産現職の節木は「被災地は心配だが、同時に県内の防災の再考も必要だ」と訴える。
 「自粛していたら選挙が終わる」と話す対話の会現職の沢田は「原発事故で安全神話は崩れた。防災計画を作り直すのも県議会の仕事だ」。同会新人の石塚も市中心部の新聞にチラシを折り込み、地域防災の重要性を訴える。
 水面下の活動も活発化している。焦点の一つが、引退する世古正県議の持つ約1万票の行方だ。地盤の市中央部では世古の後継指名を受けた自民新人山本に加え、自民推薦で新人の佐藤は市議時代の人脈を生かし市南部を拠点に支持を拡大。前回は自民公認で出馬した無所属の新人礒田も浮動票の取り込みを画策する。自民推薦で昨夏の補選にも出馬した新人の目片は市南部で、無所属新人の前川は市北部で地盤固めを図る。昨夏の参院選比例代表で落選した元職蔦田は、みんなの党から返り咲きを狙う。
 震災直後から県に被災者支援の必要性を訴えた公明現職の梅村と粉川は、組織票をまとめつつ中小企業の経営者らへの浸透を図っている。【安部拓輝、前本麻有】
 ◆高島市選挙区
 ◇自民と対話、現職2人無投票か
 定数2の高島市選挙区では、自民現職の石田と対話の会現職の清水が立候補を表明。石田は県連幹事長で清水は同会代表。2人以外の動きはなく、無投票の見込み。
   ◇  ◇ 
 県議選の告示(4月1日)が目前に迫った。東日本大震災の被災者の受け入れが本格化する中、自治体として「国難」を受け止める議員を選ぶ意味でも重要な選挙だ。各選挙区の情勢を追った。(敬称略)
………………………………………………………………………………………………………
 ◆予想される顔ぶれ
 ◇大津市(定数10−16)
岡崎基子  69 民現(2)
柴田智恵美 54 民現(1)
成田政隆  36 民現(1)
佐野高典  62 自現(3)
山本進一  56 自新
梅村正   61 公現(5)
粉川清美  57 公現(1)
節木三千代 52 共現(1)
小島義雄  65 共新
蔦田恵子  49 み元(2)
沢田享子  62 対現(5)
石塚政孝  52 対新
礒田武彦  50 無新
佐藤健司  38 無新
前川佳彦  66 無新
目片信悟  45 無新
 ◇高島市(定数2−2)
石田祐介 46 自現(2)
清水鉄次 53 対現(1)

3月24日朝刊

1396チバQ:2011/03/30(水) 21:31:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000203-mailo-l25
2011県議選情勢:/2 草津市選挙区/守山市選挙区/栗東市選挙区 /滋賀
毎日新聞 3月25日(金)15時34分配信

 ◆草津市選挙区
 ◇「見えぬ多数派」当落左右
 「自然は想定外のことが起きるのです」
 21日夜、草津市中心部の集会場。対話の会公認の新人、駒井陣営が開いた防災集会で嘉田由紀子知事が切り出した。対談した駒井は「大切なのは地域の防災。マンション被災を想定した仕組みを」と訴えた。
 京阪神のベッドタウンとなった草津市選挙区(定数4)は農家を地盤とする保守層とマンションなどの新住民が入り交じる。無党派層の取り込みが対話の狙いだが、東日本大震災の発生で想定は狂った。街頭演説は自粛。ブログなどで発信を試みるが「広がりは限定的」(陣営幹部)。防災を切り口に関心を取り戻そうと躍起だ。
 対照的に、2人の自民現職は保守系市議12人と連携し、黙々とあいさつ回りを続ける。奥村は「最初から空中戦など頭にない」。山田は「直接頼める支援者が何人いるかが重要」と語り、募金活動も展開。共産現職の西川も後援会を軸に地域回りを続け、民主新人の山本は、駒井の存在に危機感を抱きながらも、引退する出原逸三県連幹事長とともに労組票固めに余念がない。
 だが、どの陣営もマンション地域の大票田をまとめきれておらず、投票率が当落を左右する側面も。「見えない多数派」は各陣営の声に静かに耳を傾けている。【安部拓輝】
 ◆守山市選挙区
 ◇保守分裂に期待と不安
 「こんなん後出しやないか」
 保守が分裂した守山市長選直後の2月1日、自民党の同市支部連絡協議会。同市選挙区(定数2)で2カ月前から県連に公認申請していた藤木は同協議会会長の辻貢県議にかみついた。同じ学区支部の選考で破った岩佐の名前が別の学区の推薦で申請されたからだ。結局、県連は市長選の当選陣営についた岩佐に軍配を上げた。
 4年前も出馬を目指したものの、辻との保守分裂を避けるよう県連の説得に応じた藤木は出馬にこだわった。だが引退する辻は「自分の後任は岩佐」と言い切る。今回と同様に保守分裂した前々回、対立陣営に近かった藤木に反発を感じているという。前回8200票の自民票が割れるのは不可避な情勢だ。
 じっと機をうかがっていた対話の会が動き出したのは2月末。擁立された小川は育児施策の充実を訴え、政治的なしがらみのない新住民の掘り起こしを図る。同会幹部は「自民票が割れてくれれば、こちら(前回7100票)に道が開ける」と期待を掛ける。
 一方、前々回、前回と1万票前後を得てトップ当選した民主現職の大井は、支持層が重なる小川に警戒感を強める。「前回は対話候補にかなり票を削られた。保守分裂に損はないが、対話の動向が読めない」と気をもむ。【稲生陽】
 ◆栗東市選挙区
 ◇民主・自民の2現職無風か
 定数2の栗東市選挙区では、民主現職の九里と自民現職の三浦が出馬予定。現在のところ3人目出馬の動きはない。(敬称略)
予想される顔ぶれ
………………………………………………………………………………………………………
 ◇草津市(定数4−5)
山本正  53 民新
山田和広 62 自現(2)
奥村芳正 53 自現(1)
西川仁  63 共現(1)
駒井千代 37 対新
 ◇守山市(定数2−4)
大井豊  58 民現(2)
岩佐弘明 56 自新
小川泰江 48 対新
藤木猛  46 無新
 ◇栗東市(定数2−2)
九里学  47 民現(1)
三浦治雄 68 自現(5)

3月25日朝刊

1397チバQ:2011/03/30(水) 21:32:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000169-mailo-l25
2011県議選情勢:/3 近江八幡市選挙区/東近江市選挙区 /滋賀
毎日新聞 3月27日(日)13時35分配信

 ◆近江八幡市選挙区
 ◇「市長の刺客」で自民抗争
 安土町との合併で定数が1増の3になった近江八幡市選挙区。自民公認の出馬予定者が3人乱立し、「誰かが落ちる内部抗争」(自民市議)を繰り広げる。3人と絡み合うのが県議から市長に転じた冨士谷英正の存在だ。
 昨年の市議会最終日の12月20日、市長室を2人の自民市議が訪ねた。「今回は高木を応援しようと思う」。2人はこれまで自民現職の中谷と協力し、冨士谷と度々対立してきた。「名前間違えとるんやないか」。冨士谷は笑みを浮かべた。
 冨士谷と同じ「政治とは結果」のフレーズを掲げる高木。市内12カ所の巨大看板も昨年の市長選の看板を塗り直した。冨士谷は「県とのパイプを強化したいだけ」と否定するが、陣営は「高木は市長が中谷に向けた刺客」と認める。
 「冨士谷と私の戦争だ」。公民館の決起集会では中谷も戦意を隠さなかった。冨士谷の後任として県議になったが、市長選では対立候補を応援。今回は自民候補で唯一、嘉田由紀子知事と並んだポスターを掲げ、事務所には「もったいない」と大書して自民色を排す。公明票や理事長を務める土地改良区の組織も活用し「刺客」を迎え撃つ構えだ。
 真っ先に出馬を表明した自民市議の有村も、冨士谷とは前々回の市長選に立候補し対決。組織選挙を展開する高木陣営とは一線を引き、年末年始も続けた駅立ちなどで無党派層の取り込みを図る。
 一方、前回無投票だった民主現職の今江は、国会議員の後援会をフル回転させ、対話の会の推薦も取り付けた。前回は擁立を見送った共産は党市議団長の小川を立てて議席確保を目指す。【稲生陽】
 ◆東近江市選挙区
 ◇すみ分け崩れ乱立模様
 2月27日夜、大津市内であった対話の会の決起集会。集まった公認・推薦候補が集合写真を撮影後、一人の女性が嘉田由紀子知事と握手を交わし、カメラに視線を向けた。数日後、対話が公認発表した新人の田中だ。擁立に動いた西沢久夫・東近江市長は「間に合った」と目を細めた。
 合併した1市6町からなる東近江市選挙区。4人の議員は旧市町エリアですみ分けを図ってきたが、愛東、湖東地域で自民の上野幸夫県議が引退を決断後、現職3人を含む7人の乱立模様となった。
 田中は能登川地域の新興住宅地で無党派層の取り込みを狙う。元々は自民現職で元町長の宇賀の地盤。宇賀は隣の五個荘や愛東、湖東地域などへも支持拡大に乗り出すが、五個荘では無所属新人の諏訪が町議、市議時代の実績と人脈を生かし活動する。
 2年前に対話の会を離脱した無所属現職、木沢の拠点は蒲生地域。昨夏の知事選は嘉田知事を支援したが、田中の擁立で“見返り”の期待は薄れた。
 大票田の八日市地区では民主現職の山田が国会議員の後援会や連合と組織を固めつつ、武村正義・元知事の支持層にも働きかける。自民元職の小寺は青年会議所OBや同級生らを中心に永源寺地区にも足を延ばす。さらに無所属元職の中島が出馬の意向を固め、県議時代の支援者に呼び掛けを始めた。【安部拓輝、斎藤和夫】
………………………………………………………………………………………………………
 ◆予想される顔ぶれ
 ◇近江八幡市(定数3−5)
今江政彦 56 民現(1)
中谷哲夫 68 自現(1)
有村国俊 46 自新
高木健三 68 自新
小川広司 62 共新
 ◇東近江市(定数4−7)
山田実  60 民現(2)
宇賀武  62 自現(2)
小寺裕雄 50 自元(1)
田中砂月 49 対新
木沢成人 38 無現(1)
中島敏  63 無元(3)
諏訪一男 68 無新

3月27日朝刊

1398チバQ:2011/03/30(水) 21:33:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000247-mailo-l25
2011県議選情勢:/4 甲賀市選挙区/蒲生郡選挙区/野洲市選挙区ほか /滋賀
毎日新聞 3月29日(火)15時45分配信

 ◆甲賀市選挙区
 ◇色薄め、知事に頼る民主
 13日夜、甲賀市甲賀町の集会所で開かれた自民現職家森の県政報告会。東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた後、家森は最後に県議選に触れた。「同じ甲賀町で若い人が意欲を持っている。私も頑張ります」
 合併前の旧5町を舞台に民主2人と自民2人が争う甲賀市選挙区(定数3)。家森の地盤の甲賀、甲南地域では今回、民主から新人田中が出馬表明した。自民は水口町を地盤とする福本庄三郎の後継に新人富田を立て、自民系市議らを中心に票を取りまとめる。
 民主現職西川は田中の擁立に関わり議席拡大を狙ったが、不安定な政権運営への風当たりは強まる一方で1月末に嘉田由紀子知事に支援を要請。対話の会の推薦を受け民主色を薄めにかかる。田中も知事とのポスターを前面に出して支持拡大を図る。
 今回擁立を見送った共産票の行方にも注目が集まる。昨夏の知事選で共産候補の得票は前回県議選の半分以下。共産県委員会の幹部は、支持者が知事に流れたことを認めるが、民主候補への対応については「新幹線新駅やダムを止めた知事への評価と、県議選で応援する候補の評価は別。そんなに簡単ではない」と話す。【柴崎達矢、安部拓輝】
 ◆蒲生郡選挙区
 ◇無風一転、新人が挑む
 安土町が近江八幡市と合併し、選挙区が日野、竜王の2町となった蒲生郡選挙区は定数が2から1に。対話の会の佐橋武司県議の引退で自民現職山田の無投票の公算が強まっていたが、25日に前日野町立桜谷小校長の井阪が無所属での出馬を表明した。
 環境活動を続けてきた井阪は嘉田由紀子知事と旧知の仲。同日夜の集会には対話の会や民主関係者、藤沢直広・日野町長らも出席した。
 井阪の動きを直前に知った山田は急きょ27日に県政報告会を開催。両町の保守系町議や農協関係者らに呼び掛け、選挙態勢の立ち上げを急いでいる。【安部拓輝】
 ◆野洲市選挙区
 ◇旧野洲町で新人3人競う
 野洲市選挙区(定数2)は、自民現職吉田が投票率の高い地元の旧中主町を固める一方、旧野洲町では新人3人が競り合う。
 投票率が知事選や参院選並みなら当選ラインは6000票程度とみられ、民主現職の青木愛子が後継指名した新人山本は出身母体の自治労などの支援を受け、新興住宅地で浸透を図る。保守系町・市議を6期務めた荒川は立候補した08年市長選で劣勢の地区でも支持を拡大。対話の会の新人冨波は、主将・監督として甲子園を経験した高校野球界での知名度を生かして支持を呼び掛ける。【稲生陽】
 ◆湖南市選挙区
 ◇民主・自民現職、無投票の公算大
 定数2の湖南市選挙区は、民主谷と自民生田の現職2人が出馬を予定。谷が福祉の充実などを訴える一方、生田はインフラ整備を中心に主張する。他に立候補の動きはなく、無投票の見込み。(敬称略)
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 ◆予想される顔ぶれ
 ◇甲賀市(定数3−4)
西川勝彦  66 民現(2)
田中松太郎 38 民新
家森茂樹  59 自現(4)
富田博明  59 自新
 ◇蒲生郡(定数1−2)
山田尚夫 64 自現(2)
井阪尚司 57 無新
 ◇野洲市(定数2−4)
山本剛  49 民新
吉田清一 63 自現(4)
冨波義明 56 対新
荒川泰宏 58 無新
 ◇湖南市(定数2−2)
谷康彦  69 民現(2)
生田邦夫 63 自現(1)

3月29日朝刊

1399チバQ:2011/03/30(水) 21:34:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000270-mailo-l25
2011県議選情勢:/5止 長浜市選挙区/米原市選挙区/彦根市選挙区ほか /滋賀
毎日新聞 3月30日(水)15時56分配信

 ◆長浜市選挙区
 ◇自民出遅れ、旧伊香郡混迷
 26日夕、自民が追加推薦した新人青木の事務所を県連会長の有村治子が訪ねた。推薦決定は21日。有村は対応の遅れをわび、こう言い添えた。「長浜は三つですからね」。青木は思わず聞き返した。「三つ?」
 長浜市選挙区(定数4)は今回、北部旧4町の伊香郡選挙区(定数1)が合併に伴い統合された。農村部を中心に強固な地盤を持つ自民にとっては牙城とも言える。県連は前回、無所属で出馬した現職川島を早々に公認したが、引退を表明した伊香郡の現職野田の後任選びが難航し、推薦を願い出た青木の扱いは先延ばしに。伊香郡で擁立が不調に終われば8000票が宙に浮く。県連などから引退撤回を迫られていた野田は難色を示していたが、28日夜、地元の会議で支援者の強い後押しを受け出馬を決意。大急ぎでポスター作製を進めている。
 ただ、伊香郡には既に他の陣営も浸食している。民主新人の大橋は旧高月町出身で「伊香郡代表」をアピール。対話の会新人の押谷陣営では野田の支援者らが活動している。共産新人の丸岡は旧湖北町を拠点に県の高校統廃合計画への反対などを訴える。
 旧長浜市が拠点の青木は長浜市長の藤井勇治とのポスターで連携をPR。伊香郡などの農業票にも手を伸ばす。同じく旧市が拠点の川島は元市長の父信也の後援会や市議らとともに東浅井地域でも浸透を図る。無所属元職の中川は旧市を拠点に県議時代の人脈を生かし支持を広げる。【安部拓輝】
 ◆米原市選挙区
 ◇旧米原・近江町で激戦
 定数2の米原市選挙区は旧伊吹町長の自民現職辻村が地元で支持を広げる一方、民主推薦の現職西川と元県議長で無所属元職の赤堀、無所属新人礒谷が旧米原・近江町で巻き返しを図る構図。
 対話も推薦する西川は知事を支えてきた実績を強調し、連合などの組織票も上積みする。前回、知事人気に敗れた形となった赤堀は組織固めに奔走。県市連携などを訴えて支持回復を狙う。礒谷は両町であいさつ回りを続け、市職員として関わった企業誘致の重要性を説く。【稲生陽】
 ◆彦根市選挙区
 ◇定数4に5人、少数の争いか
 前回は7人の激戦となった彦根市選挙区(定数4)は5人が立候補を予定し、少数の争いになりそう。
 民主現職の中沢は地域行事などにこまめに顔を出し足場を固める。民主現職江畑は固い労組票を中心に支持層拡大を図る。自民現職の西村は彦根市議長の経験もあり市全域に浸透を図る。市議から転身を図る自民新人細江は自民の中村善一郎(5期)の後継として売り込む。共産新人の中川は幅広い層への浸透を目指す。【松井圀夫】
 ◆犬上郡選挙区
 ◇前回と同じ立候補者か
 犬上郡選挙区(定数1)では前回476票差で敗れた自民推薦の新人大野が民主現職の辻に挑む。大野は豊郷町長や同議長としての実績があり、地盤固めを進める。辻は町議を務めた多賀町を手堅く固め、4年間の実績を基に支持拡大を目指している。【松井圀夫】
 ◆愛知郡選挙区
 ◇自民推薦新人が民主現職に挑む
 愛知郡選挙区(定数1)は民主現職の西沢に、自民推薦の新人宇野が挑む。西沢は4年間の実績を訴え、元愛荘町職員の宇野は保守系町議らの支援を受け、それぞれに支持層の拡大を目指す。2人とも旧秦荘町出身で、旧愛知川町への浸透が鍵を握る。【松井圀夫】(敬称略)=おわり
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 ◆予想される顔ぶれ
 ◇長浜市(定数4−7)
大橋通伸 53 民新
川島隆二 39 自現(1)
野田藤雄 65 自現(1)
丸岡和世 60 共新
押谷友之 61 対新
中川末治 66 無元(4)
青木甚浩 48 無新
 ◇米原市(定数2−4)
辻村克  70 自現(4)
西川敏輝 62 無現(1)
赤堀義次 73 無元(3)
礒谷晃  50 無新
 ◇彦根市(定数4−5)
中沢啓子  52 民現(3)
江畑弥八郎 56 民現(1)
西村久子  67 自現(1)
細江正人  64 自新
中川睦子  53 共新
 ◇犬上郡(定数1−2)
辻孝太郎  66 民現(1)
大野和三郎 55 無新
 ◇愛知郡(定数1−2)
西沢桂一  70 民現(1)
宇野太佳司 60 無新

3月30日朝刊

1400チバQ:2011/03/30(水) 22:49:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110330-OYT8T00046.htm
「民主公認」逆風に

集会後、握手で参加者を見送る井上氏(左)と奥野氏(27日、池田市で) 府議選池田市選挙区の1議席を争う2人の立候補予定者が意外な場所で顔をそろえ、火花を散らした。

 「中立の立場」を公言する市長・倉田薫が27日に公民館で開いた市政報告会。民主現職の井上、地域政党「大阪維新の会」新人の奥野が招かれ、15分ずつあいさつに立った。ともに倉田と親交がある。

 「府議会で子どもを虐待から守る条例を作った。府民の生活に役立つ活動を続けたい」。井上は2期8年の実績を披露した。奥野は「大先輩(井上)に教えを請いたいことはたくさんあるが、悲しいことに選ばれるのは1人だ」と闘争心をのぞかせた。

 井上は過去2回、保守層を含む幅広い支持を得るため、政党公認を受けない無所属で戦った。今回は、政権与党とのパイプをアピールできる利点や政調会長の要職を務める府議団での立場を考慮し、「民主公認」にかじを切った。

 だが、民主政権が混迷を深める中、思わぬ逆風にさらされている。

 「あんたには悪いが、民主党ではあかん」。昨秋以降、市議と写ったツーショットポスターを張らせてくれるよう頼んだ先々で、そう断られた。政権交代時の「熱気」から手のひらを返したような対応に、民主への不満を肌で感じているという。

 このため、井上は、衆院の民主会派に所属する首相補佐官・辻元清美を招いた演説会を開くなどして支持組織を引き締める一方、ポスターやビラからは党名を極力外し、「民主色」を薄める戦略も取っている。

 29日には、党府連副代表の府議・西脇邦雄(大阪市生野区)が公認を返上し、無所属で立候補することが決まった。「うちもいっそ公認を外して戦えたらどんなに楽か……」。井上の陣営関係者はそう漏らす。

 対する奥野は、維新入りに伴って自民党を離党したものの、前衆院議員・原田憲治ら同党関係者の支援を受けている。池田市では前回、前々回と党公認候補が井上に煮え湯を飲まされた経緯もあり、陣営は「自民の地盤と橋下知事の人気で当選圏へ押し上げたい」(市議)と期待を込める。

 政権交代後、初めて迎える統一選。井上陣営には、「実績を持つ現職が負けるようなことは許されない」(民主系市議)との悲壮感も漂っている。既成政党不信、政権批判が渦巻く中、手探りの戦いが続く。(敬称略)

(南省至)

■府議選池田市選挙区(定数1)の立候補予定者(読売新聞社調べ)

井上 章 60 府議団役員  民現〈2〉

奥野康俊 45 市会議長   維新

※衆院勢力順。政党は公認。<>数字は当選回数。

(2011年3月30日 読売新聞)

1401チバQ:2011/03/31(木) 22:32:49
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103250001
【そして出馬へ】
【1】 ベテラン 「地域を熟知」強みに
2011年03月25日


当選を重ねたベテラン議員(手前)といえども集会後は出席者一人ひとりと握手し頭を下げる

 「次は10期目の選挙。私としては正念場です。ぜひ働かせていただきたい」
 今月18日夜。県議会で現職最多の当選9回を重ねている門(かど)三佐博(みさひろ)(74)=自民=は、地元かつらぎ町内で150人を超える後援会幹部らに


 「お願い」の言葉を投げかけた。
 門が当選してきた伊都郡選挙区は2009年12月の定数見直しで削減の対象とされた。来月の選挙は1減で1人区となる。このためもう一人の現職である当選8回の平越孝哉(74)=自民=との激戦が予想されたが、平越が今月8日に引退を表明し、無投票の公算が大きくなった。門はいま、告示に向けて支援者の引き締めに躍起だ。


 1975年に38歳で初当選して以来、自民党一筋36年。「インフラ整備、特に道路が地域を良くするという信念でやってきた」と自負する。これまで選挙区内で実現してきた道路の名前は、資料を見なくても次々と挙げられる。また自民党県連では副会長を長く務め、議長や副議長も歴任した。


 「多選」「高齢」との批判もある。「若い人、新しい人に道を譲りましょう」と引退を促すような匿名のはがきが昨年、自宅に届いた。


 それでも門は「権力が集中する首長の多選はよくないが、議員は地域の代弁者。地域を知り尽くしていることはメリットだ」と話す。


 今度の選挙で10選を目指すベテランが、高野町議会(定数11)にもいる。西辻頼数(よりかず)(76)=無所属。門と同じ75年に40歳で初当選した。


 家業は牛乳販売店だが、町議に加えて高野山観光協会事務所長なども務め、町の観光振興に力を入れてきた。各地へPRに赴き、04年には高野山の世界遺産登録という一大事業も経験した。


 観光協会や牛乳配達を通じて顔が広く、町民の相談に乗って役場との間を結んできた。今の町長は初当選の時から数えて4人目だ。「歴史ある高野山では、私のような経験を重ねた人間も大切だ」と話す。午前3時半起きの牛乳配達を現在も続け、町議については「体が動くうちは続けたい」という。


 自らが所属する自治体の合併を乗り越えてなお続けている議員もいる。


 新宮市議会の福田譲(ゆずる)(61)=無所属=は、80年に旧熊野川町議に30歳で初当選。7期目途中の05年に町は新宮市と合併した。8人の町議は在任特例でそのまま市議になったが、4年前の選挙では定数が全体で24から19に減。旧町議は5人が引退した。だが、福田は得票を約8倍に伸ばして生き残った。「無駄遣いを批判し、新しい新宮をつくろうと訴えた」と福田は言う。NTT西日本社員だった頃の人脈も生きたという。


 今度の市議選はまたも定数が削減されて17。生き残りを掛けた戦いは一層熾烈(しれつ)になるが、9度目の選挙に臨む福田は「旧熊野川町というよりも、市全体のために働きたい」と語る。(敬称略)



 県内でも来月実施される統一地方選は、県議選と1町長選、3市5町の議員選。立候補予定者は総勢200人を超え、年齢や経歴、党派は様々だ。その出馬に込めようとする思いは何か。県内各地で準備を進める立候補予定者を点描する。

1402チバQ:2011/03/31(木) 22:33:32
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103280001
【そして出馬へ】


【2】 女性 内側から議会変える
2011年03月28日


住民に握手を求める女性の立候補予定者(右)。赤いジャケットがトレードマークという

◎子育て・仕事の経験生かし


 「よろしくお願いしますっ」。県議選に立候補を予定する高嶋洋子(64)=無所属新顔=は今月下旬、和歌山市内の街頭で支援者一人ひとりと両手で握手してまわっていた。深々と頭を下げるたびに、孫の写真を入れた携帯電話のストラップがズボンのポケットで揺れた。


 県庁職員だった高嶋は2004年、女性として初の部長になった。企画部長として県議会の知事側のひな壇に座り、答弁にも立った。だが、議場でのやりとりについて高嶋は「物足りなさも感じた」と言う。和歌山県議会では、質問や答弁について事前に担当部局と議員が調整することが多くみられる。「もっと政策論議がしたい」と高嶋は思っていた。


 定年退職して4年。「議会改革は県職員にはできない。自ら中に入って実現したい」と立候補を決意した。


 現役時代に県男女共同参画推進条例の策定にも携わったという高嶋には、女性議員の少なさも気に掛かる。


 県議会では、現職の44人のうち女性は2人。構成比は4・5%で、全国の都道府県議会の平均8・1%(09年12月末現在、総務省調べ)を下回る。今回は和歌山市選挙区(定数15)だけで、高嶋のほかに現職2人と元職1人の3人の女性が立候補の準備を進めている。


 民主党などの推薦を受けて昨年11月の知事選に挑んだ藤本真利子(57)=無所属=は、県議への返り咲きを目指している。市議、県議合わせて11年余の議員歴を持つ。元小学校教諭の経験を生かし、教育問題に力を入れる一方、市町議会の女性議員十数人と勉強会を重ねてきた。「今回の選挙で女性の候補者が増えることはうれしい」と話す。


 昨年10月の補選で初当選し、最大会派の自民党で初の女性県議となった森礼子(42)は、小中学生の子ども2人を持つ現役子育て世代。ブログでは、議会休憩中に掃除や夕食準備などの家事をこなしたことや、子どもに勉強を教えたこともつづっている。「普通の主婦、素人の感覚を大事にしたい」という。


 共産党公認の奥村規子(59)は看護師出身。職場で看護師不足を実感したことが、政治を志したきっかけだった。「患者と向き合える時間が少なかった。政治に問題があると思った」と振り返る。


 先日訪れた病院でも、女性の看護師が育児に携わることに対する病院側の理解が不十分だという訴えを聞いた。


 「女性が働くという意味では、日本はまだまだ意識を変えていかないといけない。女性議員が増えたら政治のあり方も変わってくる」


(敬称略)

1403チバQ:2011/03/31(木) 22:33:56
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103290001
【そして出馬へ】


【3】再チャレンジ 選挙替えても信念
2011年03月29日


自分で車を運転してひたすら選挙区をまわる立候補予定者

◎経験生かし、地元貢献


 「今度、県議選に出ますのでよろしく」。今月中旬、白浜町の住宅地で前川勝久(65)=無所属元職=は、A4サイズのチラシを1枚1枚、有権者に配っていた。チラシの隅には「再チャレンジ」の文字がある。県議選西牟婁郡選挙区(定数2)での返り咲きを目指している。


 前川は元県職員。有田振興局長まで務めたが、2003年の県議選で同選挙区から立候補して初当選した。1期目途中の06年に辞めて白浜町長選に立候補したが敗れ、翌07年にはすさみ町長選に立った。


 白浜町長選は、出身地の旧日置川町との合併後初めての選挙だったため、「新しい町の礎を築く」という目標を持って挑戦したといい、すさみ町長選は町関係者に頼まれ、「紀南地域のためになるのなら」と手を挙げたという。


 これだけ様々な選挙に打って出る人も珍しい。「なぜ任期途中で県議を辞めたのか」「白浜町長選はともかく、なんで隣町の選挙に出たのか」といった苦言も耳にした。だが前川は「紀南の発展に貢献したいという意味で私の中では首尾一貫している」と言い切る。


 安定した公務員の立場に比べると、今は身分保障も肩書もない。「定年まで何年もあったし、県庁にいた方がよかったかもしれん。けど、これはタイミングだから」と割り切り、選挙区を走り回る。


 同じ選挙区から自民党公認で出る新顔の立谷誠一(61)は、この1年あまりで3度目の選挙だ。白浜町長だった昨年2月、任期満了直前に辞職して出直し選に打って出た。一騎打ちに勝利したのもつかの間、任期満了で15日後にあった2回目の選挙で敗れた。
 「この前の選挙で一つの区切りがついた。また立候補して町が二分されるのは本意でない」と立谷は町長選への再挑戦を否定する。そして「町長として培った知識、技術、能力を西牟婁郡のために生かしたい」と話す。


 和歌山市議選(定数38)に挑む松坂美知子(54)=共産新顔=は、茨城県の旧江戸崎町議と、合併した稲敷市の市議をした経験を持つ。2006年にあった合併後初の市議選に出馬せず引退し、しばらく政治から身を引いていた。


 出身地の和歌山市に4年前、母親と同居するために戻ってきた。党の事務所で働くうちに「せっかくの議員の経験をもっと生かしてほしい」と立候補を勧められた。


 被選挙数2で争われた昨年8月の市議補選では及ばなかったが、現役時代の感覚がよみがえってきた。「よそで議員をしたからこそ気づく和歌山市の問題点もある」と力説する。(敬称略)

1404チバQ:2011/03/31(木) 22:34:20
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401103300001
【そして出馬へ】


【4】 若者 「政治に直接関わる」
2011年03月30日


自身の政策を知ってもらおうとスーツ姿で小冊子を配る立候補予定者(左)

◎世代交代掲げ壁に挑む


 ザクッ、ザクッ。新宮市議選(定数17)に初挑戦する並河(なみかわ)哲次(25)=無所属=は、熊野川沿いの小麦畑で草かきを使って黙々と雑草を取り除いていた。統一地方選に立つ県内の立候補予定者約210人で、最年少だ。


 大阪府箕面市出身。京大農学部に在学中、町おこしの活動で新宮を訪れた縁で、卒業直後の2009年春、有機農業と環境問題に取り組もうとIターン。約20アールの田畑を借りて農業と家庭教師で生計を立てている。


 昨年、市民の意見を反映しようと市がつくった「みんなの協議会」の委員に応募し、教育やJR新宮駅前の活性化について市長らと議論を交わした。しかし、「発言しても予算を決めるのは結局、市と議員」。歯がゆさを感じ、「まちづくりに直接関わろう」と立候補を決意した。


 今回定数が2減され、現職だけで定数いっぱいの17人が立つ見通しだ。壁は厚い。


 貯金約50万円を選挙費用に充て、ブログで活動内容を発信したり、人づてに名刺を配り歩いたり。「現職のような人脈を持たない自分は、これまで投票に行っていない世代の関心を掘り起こしたい」


 和歌山市議選も今回、定数が38に2減される。丹羽直子(38)=無所属=は、全国の若手地方議員や政治家志望の若者が昨年つくった「龍馬プロジェクト」に参加している。「既存政党を超えた新しい政治を目指す」という理念に共感した。かつて市立中学校で講師を務め、2人の子どもは小学生。母・教師として「教育の街にして人口減に歯止めをかけたい」と語る。


 同じく定数2減で22となる橋本市議選。映像制作業の森下伸吾(41)=公明=は、3期務めた公明現職(61)の引退を受け、昨年末に党県本部から立候補を要請され、初めて選挙に出ることになった。「市議の平均年齢は高い。これからの橋本を担う30代、40代の人材がもっといてもいいのでは」と話す。


 定数1の県議選御坊市選挙区に立候補を予定する斎藤麻希(34)=民主=は、出馬表明しただけで地元で話題になった。この選挙区では現職が初当選した1989年以来、無投票が続いているのだ。


 奈良市で育ち、2008年に夫の仕事の関係で県内に移り住んだ斎藤は、御坊市で20年余りも県議選の投票が行われていないという事実に驚いた。


 立候補を決めてから、市内を自転車で回っている。現職の強い地区では住民に「ここがどこか分かっているのか」と強い口調で言われたこともある。それでも斎藤は市内を走り回る。「地縁や血縁がものを言うやり方」では若者の政治離れが一層進むと案じるからだ。


(敬称略)=おわり

1405チバQ:2011/03/31(木) 22:40:28
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103300001
【京のあしたへ 統一地方選2011 】


潮流(上)〜地域政党の挑戦
2011年03月30日


地域政党「京都党」のマニフェスト発表会に支持者らが詰めかけた=中京区





       不満の受け皿なるか




 地方分権の時代を迎え、地方行政をチェックする役割も重みを増している。今回の統一地方選は、その責務を担う議会の姿を選ぶ機会でもある。国の政権交代後、民主政権への風当たりが強まるなか、地域政党が各地で産声を上げ、既成政党も変化を感じながらあるべき姿を模索している。統一選前半戦となる府議選と京都市議選の「潮流」を2回に分けて報告する。




  □「議会に一石」と自負


 「国は財政が厳しく、地方の面倒を見きれなくなっている。生き残るためにも、地方独自の政策集団が必要だ」


 今月1日夜、京都市内で開かれた地域政党「京都党」のマニフェスト発表会。村山祥栄代表(33)が熱弁をふるうと、詰めかけた約40人の支持者たちは熱心にうなずいた。


 京都党は昨年8月、前京都市議の村山氏を中心に結成された。自民を第1党に共産、民主、公明が議席を長らく占めてきた市議会を「中央政党によるミニ国会」と批判。財政再建と地域主権を掲げ、議会改革を唱える。


 結成2カ月後には、市議会の定数を69から60に減らそうと署名運動を展開し、約3万8千人分を集めた。提案は今年1月の議会で否決されたが、共産が動きに刺激される形で議員報酬の3割削減を打ち出した。公明も定数と報酬の2割削減を主張し始め、民主と自民も報酬の1割削減を受け入れた。統一地方選が近づく3月半ば、議会は報酬を新年度から1年間、1割カットとすることを全会一致で決めた。京都党は「議会に一石を投じた」と自負する。




  □既成政党の”限界”指摘も


 地下鉄事業の巨額赤字などで2兆円を超す借金を抱える京都市。有権者はそこに厳しい目を向ける。


 山科区の主婦(35)は「いったい何に使っているのか疑問。職員や議員の数を減らし、無駄をなくしてほしい」。右京区の造園業の男性(67)は、議会がチェック機能を果たせていないことが問題とみる。過去の選挙では自民や民主を支持してきたが、「議員を変えなければ変わらない」と感じている。


 そんな中で今回、京都党からは8人が立候補する予定だ。平均年齢29歳。多くは商社や情報通信会社などの仕事を辞めた「政治の素人」。生保会社員だった新顔の一人は言う。「市政の現状に、ひとりの市民として怒りを感じていた。若い声を届け、議会を動かしたい」


 既成政党の側はどう受け止めるのか。共産市議は「京都党の政策は『自立』を強調し、福祉を軽視する色彩が強い」。民主市議は「議会改革という争点で訴える手法には限界がみえる」。自民市議は「投票率が下がれば組織力がものを言う」と冷ややかだ。




  □亀岡・福知山へ広がる動き


 民主政権への不満や地方議会への不信を背景に、地域政党は各地に広がりをみせる。橋下徹・大阪府知事が率いる「大阪維新の会」、河村たかし・名古屋市長が代表の「減税日本」……。


 府内でも、亀岡市議らが昨年末に「亀岡・キセキ」を立ち上げ、1月の市議選で5人が当選した。新会派をつくったが、「国とのパイプをつくりやすい」と、もとの政党に属したままの議員もいる。市民からは「実態がわかりにくい」との声も上がる。


 統一選を見据え、農業法人メンバーらが1月に発足させた「福知山市民党」。前回は福知山市議選が無投票に終わった反省から無党派層に訴えかけるねらいだ。後半戦で候


補を推薦するつもりだが、大槻昭則代表は29日の記者会見で応募が1人にとどまる現状を説明し、「興味を示した立候補予定者も地元の後援会に気兼ねしている」と話した。


 「旧態依然とした地方議会への有権者の不満は強い。地域政党はその受け皿になっている」。地方自治に詳しい北山俊哉・関西学院大教授はそうみる。「しかし、そのかたちや政治手法はさまざま。有権者は公約を吟味し、選挙後の活動もしっかり監視する必要がある」と指摘する。

1406チバQ:2011/03/31(木) 22:40:54
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103310002
【京のあしたへ 統一地方選2011 】


潮流(下)〜既成政党の不安
2011年03月31日


民主党府連が1月に開いた定期大会。「がんばろう」のかけ声とともに、統一選の立候補予定者たちも拳を振り上げた=下京区




               揺らぐ存在感に焦り




 いま、府議の大半とすべての京都市議は既成政党に属している。統一選が近づくなか、揺らぐ政権に民主は危機感を抱き、自民は地方での第1党の立場を守ろうと必死だ。地域政党の登場を危ぶむ関係者もいて、戸惑いや不安の声が漏れる。





□有権者、反応冷ややか



 「府議選に出てほしい」


 京都市議選に出る予定でいた民主新顔は昨年11月、当時の前原誠司外相に東京へ呼び出され、突然のくら替えを切り出された。前原氏の地盤でもある府議選の選挙区で、共産の「牙城(がじょう)」を切り崩すためだ。「関西広域連合が発足し、これからは府が地域主権の大きな役割を担う」。説得され、迷った末に了承した。


 しかし、党府連の調整に時間がかかり、党本部から公認が出たのは今年1月。出遅れに焦りを感じる中で、「政治とカネ」の問題を引きずる小沢一郎元代表の処遇をめぐって造反騒動が起きた。今月初めには前原氏の外国人献金問題が発覚し、外相辞任に追い込まれた。「マニフェストはどうなった」「うそつき」。街角に出ると、新顔は有権者から冷ややかな声を浴びた。


 政権交代から1年半、民主政権の支持率は続落した。「政権運営で不安な部分があることはおわびしたい」。今月11日夜、支持母体となる連合京都の決起集会で、党府連の山本正幹事長は陳謝した。しかし、その日に起きた東日本大震災が情勢を一変させる。立候補予定者たちは集会や演説を自粛し、マイクを募金箱に持ち替えて街頭に立った。山本幹事長は力を込める。「地域防災が新たな争点になった。政権与党として震災復興に力を入れ、地域主権や経済対策も訴えて戦う」




□地域政党の浸透に危機感



 政権を失ったあと、初の統一選を迎える自民。府議会や京都市議会では、第1党の座を守ろうと躍起だ。いま市議会では、続く共産との差が3議席しかない。「地方議会で第1党でなくなれば存在感を失う。何としても堅持したい」。党府連の二之湯智会長は危機感をあらわにする。


 政権交代の影響はじわりと広がる。ある府連幹部は「これまで地方議員は国とのパイプ役を担ってきたが、国政で野党になってからは有権者に訴えづらい」と悩む。さらには、京都市議選に初めて挑む地域政党「京都党」の若い立候補予定者らがこまめに地域を回り、保守層への食い込みを図る。現職の自民市議は「ドブ掃除をしたり、消防団の集まりに何度も顔を出したり。驚いた」と舌を巻く。


 公明は、激戦が予想される府議選の山科、京都市議選の北、上京、中京、下京の5選挙区を「重点区」と位置づける。だが、支持者の高齢化に伴い、活発な選挙運動が困難になりつつある。党府本部の幹部は「マンションが増えた都心部では、なかなか人脈が広がらない」とこぼす。


 共産は、市田忠義書記局長が27日に京都市内で街頭に立つなど演説に力を入れる。「政治不信のときは新党に風が吹く。訴えをしっかり届けなければ、『既成政党だから』と票が逃げてしまう」。激戦区の一つに立つ予定の現職市議は打ち明ける。




□「求心力、すっかり衰えた」



 前回の府議選では、政党から推薦を受けた無所属の候補者は民主、自民、社民で計8人いたが、今回は民主の3人にとどまりそうだ。


 市議時代は政党の公認を受け、府議になってからは無所属を貫く現職は言う。「かつての政党は人脈、資金の面で魅力があったが、いまはない。求心力はすっかり衰えた」

1407チバQ:2011/03/31(木) 22:44:01
http://www.sankei-kansai.com/2011/03/31/20110331-051316.php
【統一地方選2011】地域政党、悩む戦略転換
 第17回統一地方選のうち、4月1日に告示される41道府県議選と15政令市議選で“台風の目”になるとみられていた「地域政党」が、東日本大震災の影響で、戦略の練り直しを迫られている。国民の関心が被災者支援や防災に集まり、これまで掲げてきた「大阪都構想」や「減税」という言葉に有権者が反応しなくなってきているためだ。選挙戦自体に自粛ムードが漂う中、埋没の危機に直面している。 (半田泰、康本昭赫)

「大阪都構想」「減税」…震災で有権者に響かぬ

 震災から約1週間後の19日、大阪市内で橋下徹大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の全体会議が開かれた。この会議は、従来、橋下氏が唱える「大阪都構想」を確認する勉強会の色彩が強かった。ところがこの日は違った。

 「有権者に『(都構想より)被災者支援やろ』と怒鳴られた」「地震対策で何を訴えればいいのか」

 候補予定者が感じた危機感は、有権者の空気の変化だ。維新の会として、どう争点を設定するのか―。質問が次々と飛び出した。

移転問題を除外

 別の問題も出た。維新の会が争点に掲げていた大阪府庁舎の大阪市湾岸部への移転問題だ。

 橋下氏がこだわる移転計画にもかかわらず、今回の地震で移転先の超高層ビルの壁面パネルは損傷し、防災面の課題が露呈。橋下氏も「再検証する」と述べ、府庁舎移転を争点から外さざるを得なくなった。

 「大阪都構想」にイエスかノーか。小泉純一郎元首相の郵政解散・総選挙(平成17年)をダブらせた追い風選挙を描いていた候補予定者たちは、一斉に戦略の練り直しを始めた。

 橋下氏が目をつけたのは統一地方選の延期問題だ。震災直後の記者会見では「選挙が延期になったら(新人候補は資金的に)耐えられない。延期(すべきだと)は言いにくい」と話していたものの、最近はこう語る。

 「民主、自民、公明と国会議員は『統一地方選をやれ』と言うが、間違っていると思う。今、日本国がやらなきゃいけないのは被災者サポート。何を考えているんですか、既存政党は」

 選挙を強行した既成政党と、被災者支援を前面に反対する地域政党。そんな構図を描いている。

公約自体が壁に

 2月の「名古屋トリプル投票」で圧勝した名古屋市の河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」にも危機感は広がっている。

 震災の復興支援や自治体の防災強化に多大の費用がかかるため「減税の話はしづらい」(候補予定者)と困惑する声が出ている。

 住民税10%減税を公約にする減税日本は、地元愛知だけでなく全国から支援申し込みが殺到し、愛知県外での公認・推薦候補者も約90人に達した。25日夜、都内のホテルで開かれた減税日本の勉強会には60人が参加。候補予定者と河村氏が並んで写真撮影し、河村市長の「がんばってちょー」という街頭用の録音メッセージも披露された。

 しかし、この「減税を掲げる」という戦略がハードルになりつつある。国民が等しく痛みを受け入れてでも、被災者を助けようという機運が盛り上がる中、減税を言い出しにくい雰囲気があるからだ。

 空気を察知したのか、河村氏は勉強会で「増税を言うのは歴史への反逆。減税こそ政治家がやらなければならないことだ」と、あえてハッパをかけた。だが、候補予定者は「自分たちだけ減税なんて…」と悩む。河村氏にそんな苦悩について尋ねると、こんな答えが返ってきた。

 「そのことは、答えたくないがや」

(2011年3月31日 09:28)

1408チバQ:2011/03/31(木) 22:48:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000179-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/上 北野重一氏 知名度アップへ全県で活動 /奈良
毎日新聞 3月28日(月)12時57分配信

 ◆北野重一氏(73)=無新
 ◇県議選候補予定者と連携 自転車で街頭演説も
 「福祉、暮らし、防災第一の奈良県にしたい」。25日午前8時、生駒市の近鉄生駒駅。新人の北野重一氏(73)=共産推薦=はこの日最初の街頭演説に臨んだ。隣の東生駒駅でも演説した後、同市北部のスーパー前へ。東日本大震災への関心は高く、レジ袋を提げた主婦(63)は「共産党は原発の危険性をきちんと指摘していた。小さいが言うことは言う」と期待を寄せる。
 北野氏には、県議選に出馬する中野明美県議(共産)が同行し、ともに支持を訴える。別の主婦(70)は「中野さんの隣の人は誰?」。北野氏は87年から3期県議を務めたが、地元が奈良市だったため、全県での選挙活動は初めて。陣営は、県議選立候補予定者らと連携し、知名度アップを図る。
 「坂道が多い生駒は車を止められる平地が少ない」と中野県議。市内を熟知した道案内で住宅街も効率よく選挙カーを走らせる。畑を耕していた男性が手を振るのが見える。北野氏は「農林業が大きな打撃を受ける」として、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対の立場だ。
 支援者宅でアナウンス係の女性らと昼食。この日は風が強く、主婦(71)が用意してくれた釜飯に「温まりますね」とホッと一息。「立場の弱い人を助け、命を大事にするのが本当の政治。体を大事に頑張って下さい」と励まされる。
 告示後初の日曜となった27日午前。北野氏は真っ赤な自転車に乗り換え、道幅が狭い奈良町(奈良市)周辺の約3キロを街頭演説しながら走った。運動員は「自転車で生活相談にのる普段の北野さんを見てほしい」。親しみやすさと元気さをアピールした。
 近鉄生駒駅で北野氏の演説を聞いた大学院生の女性(24)は「より深く政策を知り、他の候補と比べたい。政治家は有権者の求める情報に応えてほしい」と注文する。北野氏は「初めての人も手を振ってくれ、共感を頂いている」と手応えを感じている様子だった。【上野宏人】
      ◇
 知事選(4月10日投開票)には、新人で元県議の北野重一氏(73)▽現職の荒井正吾氏(66)▽新人で県医師会長の塩見俊次氏(61)が立候補している。支持を訴えて県内を回る3人に密着した。

3月28日朝刊

1409チバQ:2011/03/31(木) 22:48:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000297-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/中 荒井正吾氏 従来の組織戦でアピール /奈良
毎日新聞 3月30日(水)16時28分配信

 ◆荒井正吾氏(66)=無現
 ◇広域連合不参加を説明 39市町村に後援会
 告示後初の日曜となった27日午後、現職の荒井正吾氏(66)は曽爾村のふれあいホール前広場で演説していた。同村は有権者数わずか1680人(23日現在)。「1300年祭で奈良には力があるなと。その力を利用して(南部)振興すればいいと自信ができた」。約60人を前に、過疎地域に対する総額11億円の振興交付金など実績を訴えた。演説を聴いた自営業の男性(58)は「南部振興策に期待したい」と話す。
 宇陀市役所前では、建て替え計画が進む同市立病院に触れ、「(県立)医大の学長に医者を出してくれれば、病院を整備するよと取引みたいなことを言った。へき地、大病院に医師が回る仕組みを作りたかったが、3年かかって形になってきた」とアピールした。
 39市町村に張り巡らされた荒井氏の後援会は、奈良、生駒両市などを除き、市町村長が会長を務める。この日の激励会も岡田泰昌・曽爾村長や竹内幹郎・宇陀市長らが段取りした。24〜27日に30分ほどの激励会を37カ所で開催。効率的に浸透させる従来型の組織戦で臨む。
 争点の一つに浮上した関西広域連合については、不参加の理由の説明に時間を割く。28日夜、広陵町で開いた個人演説会では、国の出先機関の受け皿になるという広域連合の主張に対し、「近畿ブロックに(国家公務員が)10万人いる。予算が少なく、人員削減している奈良で引き受けるのは難しい」と理解を求めた。一方で、「良い仕事が発見されれば入ることもやぶさかではない。(選挙の)大きな対立点ではない」と強調した。
 「知事さん、もっとアピールしないと。分かりにくい」。29日午前11時過ぎ、近鉄奈良駅前で支持を訴える荒井氏に女性(60)が注文する場面があった。「こんなタイプです」。荒井氏は頭を下げながら説明して歩いた。地域によって演説内容を替えるほど政策通の荒井氏だが、その真意を有権者に分かりやすく伝えられるかが課題でもある。【阿部亮介】

3月30日朝刊

1410チバQ:2011/03/31(木) 22:49:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000206-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/下 塩見俊次氏 診療続けながら選挙運動 /奈良
毎日新聞 3月31日(木)15時58分配信

 ◆塩見俊次氏(61)=無新
 ◇広域連合参加声を投票に 別働隊「反応いい」
 28日午前、新人の塩見俊次氏(61)は、院長を務める橿原市の形成外科クリニックで診療に当たっていた。「症状に大きな変化はないですから、大丈夫ですよ」と男性患者に笑顔で話す。正午過ぎまでに診た患者は約80人。「医師としての責任ですから。ぎりぎりまで診療は続ける」
 午後2時半、奈良市の近鉄大和西大寺駅前でこの日最初の街頭演説。「早期に関西広域連合に入らなければならない」と訴えると、通りかかった同市の主婦(71)が拍手した。「うまくいきそうだったら広域連合に入るというのは日和見主義。私は入ることに大賛成。いいこと言っているよ」
 関西広域連合への参加を求める市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表も街頭演説に駆けつけた。「広域連合への参加の是非が知事選の争点になった。参加を求める声を投票に結びつけたい」と力が入る。
 塩見氏が出馬表明したのは告示前日の23日。出遅れたうえに診療を続けながらの選挙運動だが、別働隊として県内を回る政治団体「まほろば医心の会」の選挙カーに乗った水本秀子・橿原市議(無所属)は「家の中から両手で大きな丸を作ってくれる人もいた。反応はすごくいい」と話す。
 昨年12月、塩見氏は民主党県議団からの出馬要請を辞退。その後民主党県連は自主投票を決めた経緯があるが、所属議員の一部は塩見氏の支援に回る。党のローカルマニフェストで関西広域連合への参加を掲げていることがその一因だ。
 塩見氏に同行した議員は「まず参加してから議論しようという主張は良いことだ」と話す。別の民主党関係者も「塩見氏を支援したい。ただ特定の政党色は出さず、幅広く支持を集めてもらいたい」とエールを送る。
 午後8時20分、選挙運動を終えてクリニックに戻った塩見氏は「何の準備もなく立候補したのだから当選すれば奇跡。しかし、その奇跡が起きるかもしれない」と話した。【高島博之】

3月31日朝刊

1411チバQ:2011/04/01(金) 23:36:12
>>324とか

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110401-OYT1T00578.htm
維新の長男出陣式に自民の父が出席

 大阪府議選東大阪市選挙区(定数6)では、大阪維新の会の現職候補の出陣式に自民党衆院議員が応援に駆け付けた。

 維新現職の大半は自民離党組で、自民支持層にとっては分裂選挙となるが、他陣営からは「維新は既存政党と戦うと言いながら、実態は自民のままだ」と批判も出ている。

 同党府連会長代理も務める西野陽衆院議員は、維新から出馬した長男の出陣式に姿を見せた。「党員でなく、父親として来た」としてマイクは握らず、支持者らと一緒に第一声に耳を傾けた。読売新聞の取材に、「息子の勝利を願うのは当然。要請があれば、もちろん自民勝利のため応援に行く」と心境を吐露した。

 一方、自民現職の出陣式には同党の北川イッセイ参院議員が出席。あいさつでは維新に触れず、「ただ一人の自民の候補者を府議会に送ってほしい」と訴えた。

(2011年4月1日15時14分 読売新聞)

東大阪市 定数6 - 候補8 氏名 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 当選回数 代表的肩書
谷川孝 59 公明 現 2 党総支部長
美馬幸則 60 無所 新 (元)高校教諭
西野弘一 42 維新 現 2 社福法人理事      ←このひと
梯信勝 57 民主(社・国) 現 2 高校同窓会長
青野剛暁 36 維新 現 1 体育団体会長
山下浩昭 50 公明 新 党府局次長
朽原亮 51 共産 現 2 府議団役員
宗清皇一 40 自民 現 1 (元)衆議員秘書

1412チバQ:2011/04/02(土) 12:04:03
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110402/20110402035.html
大都市ありかた丁々発止 知事と大阪市長 見解異のまま
2011年4月2日
 大阪府議、大阪市議選挙が告示された1日、立候補の届け出を済ませた各候補は、出陣式に集まった支持者を前に第一声。地方分権、地域主権の潮流に加え、東日本大震災の発生を踏まえた大阪の在り方を主眼に訴えた。大都市としてどうあるべきか。橋下徹知事と平松邦夫市長は見解を異にしたまま、地域の将来を決める選挙戦は火ぶたを切った。


大阪市役所を背に、大阪都構想を訴える大阪維新の会代表の橋下知事=1日午前、大阪市北区

東日本大震災の義援金協力を呼び掛ける平松市長。第一声の応援には出向かず=1日午前、大阪市都島区

 ■使命
 「街頭演説をすることにちゅうちょし、議論した結果、訴えることを決定した。皆さんに伝えたいことを今日から9日間の戦いで伝える」

 午前9時、大阪市役所前。隣接の中央区から府議選に立候補した大阪維新の会の新人候補が声を張り上げた後、マイクを受け取った維新代表の橋下知事は「府民、市民の意思を反映する統治機構に改めることがわれわれの第一の使命」と府、市を再編する「大阪都」構想の必要性を訴えた。

 「大阪春の陣、いざ出陣」と橋下知事が身内候補にハッパを掛けたその1時間前、平松市長はJR京橋駅前で市職員らによる被災者支援の街頭募金活動に参加。「国難とも言える大震災に対して市民の力と行政の力をどう結集していくかが大切」と報道陣を前に語った。

 ■分散
 「府市協調の中で大阪が安全、安心の町となるように最大の努力をしなければいけない」とは民主党現職の府議選候補。

 旭区の事務所前で同党現職の市議選候補と肩を並べて連携をアピールした。

 淀川や大川が流れる北区−。

 公明党現職の市議選候補は「大阪の表玄関である北区は川に囲まれ、地下鉄や地下街を抱える。防災意識を高め、どこよりも対策を進めないといけない」と防災対策の重要性を強調した。

 「東南海・南海地震が起きれば淀川に津波が来る。一時避難、広域避難の再検討を」と訴える自民党新人候補の府議選候補は、東日本大震災で交通インフラのまひや計画停電に直面した東京都の現状を踏まえて「首都機能を分散すべき」と主張する。

 ■弊害
 防災対策をめぐって、豊中市から立候補した共産党現職の府議選候補は、橋下知事が目指した府庁舎の咲洲庁舎全面移転を念頭に「府議会で2度否決の結果を受けながら(高額の)ビルを購入し、早速今回の地震で危ないとなるとさらに(咲洲庁舎の補修に)税金を使う。これこそが正真正銘の無責任だ」と批判を強め、「今の大阪で都政を進めるには必ず弊害が生じる」と続けた。

 「首都機能のバックアップ」の視点からも橋下知事は大阪都構想の実現を目指すが、平松市長は知事が使った「統治機構」の表現を「やっぱり上から目線だな。私たちは下から変える」とけん制した。

 幕を開けた大阪の地方選は、丁々発止の様相を呈しつつある。

1413チバQ:2011/04/02(土) 12:13:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110401-00000032-kyt-l26
京都府議選、定数見直しで激戦 保守分裂区も注目
京都新聞 4月1日(金)23時9分配信

 京都府議選(定数60)は、「1増3減」の定数見直しで京都市左京区、舞鶴市、南丹市・船井郡が各1減し、西京区が1増となる中、前回選(97人)より1人減の96人が立候補した。競争倍率は1・6倍と前回(1・56倍)を上回った。中京区は民主、自民、共産4党の現職3人が無投票当選した。
 府議会第1党の死守を目指す自民党に対し、左京区など4選挙区で1人から2人に増やすなど前回より9人多く擁立した民主党がどこまで迫れるかが焦点で、これに共産党が絡む。自民党内の候補者調整のもつれから保守分裂となった福知山市や木津川市・相楽郡も注目される。
 党派別では、自民(現有議席25)が亀岡市を除く24選挙区に前回と同数の27人を立てた。綾部市で議席奪還をかけ、木津川市・相楽郡でも2人当選に力を入れるなどして議席の上積みを狙う。
 民主(同14)は23人を擁立し、無所属3人も推薦した。左京、右京、伏見の3区で初めて2人を擁立し、宇治市も12年ぶりに複数で臨むなど攻勢に出て、さらに躍進を目指す。
 共産(同11)は前回と同様、全選挙区に28人を公認した。現有議席を上積み、過去最高の15議席以上を目標とする。特に、右京区や山科区、長岡京市での議席奪還が党勢拡大のかぎを握る。
 公明党(同6)は36年間議席を維持してきた左京区の定数1減で擁立を見送り、前回から1人少ない5人を立てた。山科区を重点区に据え、全員当選に力を注ぐ。社民党も綾部市で1人を初公認し、みんなの党も初めて伏見、西京両区に新人2人を擁立。無所属も自民系2人、民主系3人を含む10人が立った。
 新旧別は現職50人(前回49人)、新人44人(同48人)。女性候補は前回(14人)より2人多い16人。 .

1414チバQ:2011/04/02(土) 13:30:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000128-mailo-l30
’11統一地方選:県議選告示(その1) 9選挙区44人が舌戦 /和歌山
毎日新聞 4月2日(土)13時9分配信

 県議選(定数42)が1日告示され、県内でも統一地方選がスタートした。14選挙区に立候補したのは54人。前回より3人少なく、定数が4減となった影響もあって過去最少となった。選挙戦に入ったのは9選挙区で、44人が争う。人口が100万人を切った県の少子高齢化対策や低迷の続く地域経済の活性化に加え、東日本大震災を受けて東南海・南海地震の発生に備えた津波・防災対策も、改めて争点として浮上した。10日に投開票される。
 ◇津波・防災対策も争点
 立候補したのは、現職38人▽元職3人▽新人13人。党派別では、民主4人▽自民29人▽公明3人▽共産5人▽無所属13人。女性候補は前回より2人増え5人となった。
 選挙戦に入ったのは、和歌山市▽橋本市▽御坊市▽田辺市▽新宮市▽紀の川市▽有田郡▽西牟婁郡▽東牟婁郡−−の9選挙区。基盤強化を目指した民主は公認4人、推薦3人にとどまった。一方、自民は定数減にもかかわらず、前回より4人多い29人を擁立した。公明は任期中に死去した現職の後釜を立てず、現職3人の必勝を期す。共産は現職4人に加え、元職1人を公認し勢力拡大を目指す。
 大阪府など各地で勢いを見せる首長政党などの動きはなく、既存政党が地盤を奪い合う選挙戦になった。
 ◆選挙区の構図
 ◇和歌山市、17人が激戦
 1減の定数15を17人が争う少数激戦となった。内訳は、現職15人▽元職1人▽新人1人。党派別では民主1人▽自民6人▽公明3人▽共産2人▽無所属5人。女性は4人。
 公認の擁立が進まなかった民主は、無所属3人を推薦。一方、自民は定数減ながら前回より1人多い公認を擁立した。公明は前回に続き候補を唯一擁立した選挙区で、全員当選が至上命題。共産は現有勢力維持を目指す。新人は現職と元職の地盤の切り崩しを図る。
 ◇橋本市、定数3に5人
 1増の定数3に対し、自民現職2人と民主1、無所属2の新人3人の計5人が出馬。組織力で票を固める現職に対し、市議からくら替えした新人が三者三様の戦いを展開、無投票だった前回選と打って変わった激戦となった。平木哲朗氏と向井嘉久蔵氏が、市長や県議などを務めた父親の代から培った後援会組織は、高齢化したとはいえ健在。瀧洋一氏は6年間駅前などに立った実績を武器に政策を訴え、岩田弘彦氏は地元後援会に市民グループが加わって多彩な選挙戦を展開する。中谷和史氏は「草の根」の運動で、浮動票などの掘り起こしを図る。
 ◇田辺市、現新がしのぎ
 定数3。自民現職2人に無所属新人2人が挑む構図で、しのぎを削る。鈴木太雄氏は合併前後の田辺市議13年で培った知名度が強みで、自民推薦も得た。谷口和樹氏は同市議6年と経験は浅いものの、09年の市議選でトップ当選した実績がある。泉正徳氏は旧本宮町長6年の実績を核に組織を引き締め、1次産業の振興と雇用拡大を結び付ける。県議4期の経験と人脈を誇る大沢広太郎氏は「大災害時には経験が必要」と訴える。
 ◇新宮市、現新一騎打ち
 新しい新宮市が誕生して2回目の県議選。前回は無投票だったが、今回は1減となった定数1を巡り、無所属新人の浜口太史氏と自民現職の須川倍行氏の一騎打ちとなった。
 浜口氏は出身地の三輪崎などでミニ集会を精力的に開催。3月28日夜は2カ所で計500人超を集め、支持者の結束を見せつけた。3選を目指す須川氏は「ふるさとづくりに今こそ力を発揮する」と、実績を強調。奥田勲市議会議長ら実力者も支援している。
 ◇紀の川市、現職に新人挑む
 定数3をめぐり、自民現職3人に無所属新人1人が挑む。谷口和秀氏は民主公認で出馬した09年市議選では惜敗。雇用創出策などを精力的に訴える。旧粉河町が地元の岸本健氏は、衆院議員だった父親の支持層に加え、若年層にも働きかける。元同町長で地盤が重なる服部一氏は地元を中心に支持を固め、鳥獣害対策や少子高齢化対策などを強調。山田正彦氏は支持の厚い旧貴志川、桃山町に加え、「地域力」を訴え旧打田町にも浸透を図る。
 ◇有田郡、8年ぶりの選挙戦
 前回は無投票だったが、1減の定数2に3人が出馬し、8年ぶりの選挙戦は激戦の様相を呈している。自民推薦を得た無所属新人の横矢政明氏が湯浅町議からくら替えし、3選を狙う共産の松坂英樹氏と6選を目指す自民の吉井和視氏の現職2人に挑む。03年に8260票を獲得して当選、今回引退した湯浅町出身の松本貞次氏と、同じく7396票獲得したものの落選した有田川町出身の故西本長弘氏の支持層の行方が勝敗を分けそうだ。

1415チバQ:2011/04/02(土) 13:30:46
 ◇西牟婁郡、現職不在で総替え
 定数2に対し、現職が不在で“総替え”の選挙戦となる。自民の新人2人、共産、無所属の元職2人の計4人が議席を争う。無所属の前川勝久氏は、豊富な行政経験と実務能力が有権者の支持を得るか。上富田町議6期の自民・池口公二氏は、地元での支持拡大の行方がかぎを握る。白浜町長8年の知名度を誇る自民・立谷誠一氏は、支持組織の再構築の成否が焦点。共産・高田由一氏は、反保守の訴えが従来の支持層以外に浸透できるか。
 ◇東牟婁郡、民自三つどもえ
 定数2に対して、民自の三つどもえとなった。串本町を地盤とする自民の前芝雅嗣氏に対し、前同町長の松原繁樹氏が民主から出馬、那智勝浦町出身で自民の谷洋一氏を交えて競う。前芝氏は町議18人中8人の支持を受け、「観光と一次産業の振興」を訴え3選を目指す。5選を狙う谷氏は地盤が他の2人と重ならないものの、支持層固めに力を注ぐ。09年町長選で敗れたものの約5800票を得た松原氏は、「国政とのパイプ」を掲げる。

4月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000131-mailo-l30
’11統一地方選:県議選告示(その2止) 御坊、24年ぶり選挙 /和歌山
毎日新聞 4月2日(土)13時9分配信

 ◇有権者「歓迎」「地域に亀裂」
 24年ぶりの選挙戦になった御坊市選挙区。定数1に対し、補選も含め6期連続無投票当選してきた自民現職の中村裕一氏に、無投票阻止を掲げた民主新人の斎藤麻希氏が挑む。
 中村氏の出陣式には柏木征夫・御坊市長や市議らが駆け付け、「圧倒的な支援で再び県政に」と呼びかけた。中村氏は「都会中心の民主政権になって和歌山は損ばっかり。必ず勝利し政権交代につなげたい」と訴えた。
 「“平成初”の選挙をやろう!」と書かれたのぼりがたなびく斎藤氏の選挙事務所には、民主の玉置公良衆院議員らが応援に。斎藤氏は「県議会改革を進め、使用済み核燃料の中間貯蔵施設誘致に反対する」と訴えた。
 久しぶりの県議選に、市民の反応はさまざま。これまで現職を支持してきた自営業の男性(60)は、「大歓迎だ。学校の耐震化や新しい施設建設などをみても、選挙戦でもまれてきた他地域と比べ、御坊市は大きく遅れたと思う」と、選挙戦に期待を寄せた。
 一方、会社社長の男性(58)は「同じ議員が続けてきたことで県や国と信頼関係を築き、事業がスムーズにやれた。有権者の審判は必要だが、選挙戦が市民の間に亀裂を生む可能性もある」と懸念を示した。
 ◇5選挙区で無投票
 無投票となったのは5選挙区で、戦後最多の8選挙区だった前回より減った。当選者数も前回の17人を下回る10人だが、定数の約4分の1を占める。
 無投票となったのは、海南市・海草郡▽有田市▽岩出市▽伊都郡▽日高郡−−の5選挙区。岩出市以外の4選挙区は前回に続いての無投票で、特に日高郡は3回連続となった。定数が1に減った伊都郡は、自民県議団のベテラン2人が激突する様相だったが、3月に入って1人が出馬を辞退。門三佐博氏が多選記録を更新する10選を果たした。

4月2日朝刊

1416チバQ:2011/04/03(日) 10:12:24
http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201104020132.html
知事選と県議選、それぞれの共闘 統一地方選
2011年4月3日

 県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。

 今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。

 「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」

 民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。

 それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。

 一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。

    ◇

 「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。

 荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。

1417とはずがたり:2011/04/03(日) 19:10:35

’11統一地方選:県議選告示(その1) 16選挙区に63人 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010606000c.html
 ◇山辺郡・奈良市、定数11に16人

 県議選が1日告示され、16選挙区(定数44)に前回と同じ63人(現職42人、元職2人、新人19人)が立候補した。関西広域連合への参加の是非や医療、防災、観光振興などが争点となる。知事選と同じ10日に投開票される。香芝市(定数2)▽磯城郡(同2)▽御所市(同1)の3選挙区では、現職5人の無投票当選が決まった。【阿部亮介、上野宏人、花澤茂人】

 現職の無投票当選が予想されていた五條市(同1)は、新人1人が立候補し、一転して選挙になった。

 党派別では、9議席の民主が15人、自民は現職22人、公明は現職3人、5議席の共産は7人を公認。みんなと社民はそれぞれ現職1人を擁立した。無所属は14人で、このうち自民は3人を推薦し、過半数を狙う。逆風の民主が議席を伸ばせるかも注目される。

 激戦が予想されるのは山辺郡・奈良市(定数11)。自民と民主の各4人、公明、共産の各2人を含め16人が立候補した。生駒市(同4)や高市郡・橿原市(同4)も、現職4人に新人1人が挑む。

 届け出を済ませた候補者は、主要駅や事務所などで第一声を上げた。関西広域連合への参加、東日本大震災を受けた防災体制の強化のほか、南部振興やポスト1300年祭の観光振興策などを訴えた。期日前投票は2〜9日、市町村役場などで受け付ける。

 ◇無投票は3選挙区

 香芝市(定数2)と磯城郡(同2)は、前回と同じ顔ぶれで2回連続の無投票になった。香芝市で再選した民主現職、尾崎充典氏(49)は、初当選から2回連続無投票で、1回も投票で選ばれていないことになる。

 県選管によると、初当選から2回連続で無投票当選したのは、71〜79年に山辺郡選出で2期務めた下川〓氏以来。香芝市と磯城郡の両選挙区は定数2で、前回、今回とも民主、自民がそれぞれ議席を確保した。当選者の1人は「すみ分けができ、新人が入り込む余地が少ない」と説明する。

 御所市が無投票になったのは、前回定数が1削減され、現職同士が激戦を繰り広げたことが影響したとみられる。

毎日新聞 2011年4月2日 地方版

’11統一地方選:県議選告示(その2止) 関西広域連合、争点に /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010622000c.html
 ◇参加の是非も投票基準

 県議選(定数44)は、知事選とともに関西広域連合への参加の是非が争点の一つになる。奈良は近畿で唯一加わっておらず、参加する場合は規約案の議決が必要となる。参加、不参加のどちらが県議会の過半数を占めるか注目される。

 昨年1月、荒井正吾知事が県議会に不参加の方針を説明した際、反対意見はなかった。しかし、同12月に広域連合が設立されると、民主や公明などから「参加して議論すべき」という声が出始めた。

 党派別では、不参加は、自民(22人)共産(7人)、社民(1人)。参加は、民主(15人)、公明(3人)、みんな(1人)。無所属を加えると、候補者63人のうち不参加は35人、参加は26人(2人は不明)となる。

 参加を掲げる現職候補は第一声で「奈良県こそが関西広域連合に加盟しなければならない。東日本大震災への対応を見ても、奈良県単体で支援するよりはるかに素晴らしい成果を収めている。県民の命と安全を守るためにも、県に考えを改めさせたい」と訴えた。

毎日新聞 2011年4月2日 地方版

1418ヂャッピー:2011/04/03(日) 20:35:50
奈良知事選は読売新聞の世論調査でも時事通信の世論調査でも競り合っているようですね
もつれそうだ

1419とはずがたり:2011/04/03(日) 21:02:02
まじっすか!?
とは総研は断然塩見支持ですけど奈良は地場の保守が根強いからなぁ。。
ここでも連合がクソだな。。

1420とはずがたり:2011/04/03(日) 21:02:29

’11統一地方選:県議選 立候補者 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010608000c.html
 (届け出順)

 ◇山辺郡・奈良市(定数11−16)

大国正博 47 公現(1)
 党県幹事長▽米穀店経営[歴]市議▽奈良商高

荻田義雄 63 自現(3)
 党県総務会長▽市フェンシング協会長▽奈良商工高

小林茂樹 46 自現(1)
 住宅会社社長[歴]銀行員▽奈良青年会議所理事長▽慶大

山村幸穂 55 共現(3)
 党県副委員長▽看護師▽保健師▽阪大医療技術短大

浅川清仁 56 み現(2)
 党県議会第1支部長[歴]県議会運営委員長▽関西学院大←なんとみんなにうつったのか!?

小林照代 71 共新
 [元]市議▽社会福祉士▽党県委員▽日本福祉大

木村和弘 50 民新
 [元]県職労委員長▽市消防副分団長[歴]県職員▽摂南大

新谷〓一 69 自現(8)
 党県副会長▽社会福祉法人理事長▽三重・名張高

鍵田忠兵衛 53 無元(3)
 [元]衆院議員[歴]衆院議員秘書▽奈良市長▽国士舘大←うおw

畭真夕美 61 公現(3)
 党県代表代行[歴]明治小PTA副会長▽橿原学院短大

猪奥美里 31 民新
 [元]環境NGO理事[歴]衆院議員秘書▽立命館大院

今西一憲 50 無新
 シンクタンク主任研究員[歴]自治省課長補佐▽東大

岩城明 52 民現(3)
 党県選対委員長[歴]市議▽県PTA協副会長▽一条高

柿本元気 32 無新
 [元]市議▽学習塾副学長[歴]非常勤講師▽大阪教育大←鍵田派の市議ではなかったっけ??

出口武男 75 自現(8)
 県議長▽県中小企業団体中央会長[歴]党県会長▽関大

田尻匠 53 民現(4)
 [元]県副議長[歴]衆院議員秘書▽党県幹事長▽大阪商大

 ◇大和高田市(定数2−3)←民主出せやヽ(`Д´)ノ

太田敦 39 共新
 [元]市議▽党県委員・青年学生部長[歴]病院職員▽佛教大

米田忠則 70 自現(6)
 党県顧問▽運送会社役員[歴]市職員▽市議▽高田高

丸野智彦 70 自現(4)
 党県党紀委員長[歴]市議長▽食品会社社長▽片塩中

 ◇大和郡山市(定数3−4)

中野雅史 57 自現(3)
 市商工会長[歴]党県政調会長▽クラーク記念国際高

小泉米造 68 自現(6)
 市サッカー協会長[歴]市職員▽市議▽郡山高

藤野良次 47 民現(1)
 党県幹事長[歴]市議▽県PTA協会長▽奈良工高

岡林史子 65 共新
 新日本婦人の会支部役員▽保育士▽香川・高松商高

1421とはずがたり:2011/04/03(日) 21:02:48

 ◇天理市(定数2−4)

東征広 33 無新
 [元]印刷会社員▽消防団員[歴]参院議員事務所員▽山辺高

藤本昭広 64 民現(4)
 県副議長▽党県常任幹事[歴]市教委課長▽同志社大院

菅野泰功 51 無元(2)
 会社員▽自民党市支部長[歴]市PTA協会長▽摂南大

岩田国夫 63 自現(3)
 党県団体局長[歴]建設会社社長▽市議長▽添上高

 ◇高市郡・橿原市(定数4−5)

岡史朗 61 公現(1)
 党県代表[歴]会社員▽市副議長▽和歌山・田辺高

神田加津代 66 自現(3)
 党市支部長▽奉仕団体会長[歴]県副議長▽大阪樟蔭女大

水本純 60 民新
 飛鳥川クリニック院長[歴]平成記念病院長▽県立医大

山本進章 56 自現(3)
 党県政調会長▽社福法人理事長[歴]明日香村議▽近畿大

森山賀文 41 民現(2)
 少林寺拳法支部顧問[歴]衆院議員秘書▽市議▽県立商大

 ◇桜井市(定数2−3)

和田恵治 62 無新
 [元]市副議長▽市観光協会常任理事▽天理大

中村昭 66 自現(6)
 県家庭薬配置商協組顧問[歴]市議▽県副議長▽中大

藤井守 62 自現(1)
 1級建築士▽市森林組合長▽測量士[歴]市議長▽日大

 ◇五條市(定数1−2)

秋本登志嗣 62 自現(6)
 社福法人理事長[歴]警察官▽市議▽県議長▽近畿大

宮崎崇嘉 39 無新
 電気工

 ◇生駒市(定数4−5)

阪口保 62 無新
 見張り番生駒代表[歴]教諭▽県オンブズ代表▽中京大

安井宏一 69 自現(4)
 党県副会長▽県軟野連会長[歴]県議長▽大阪鉄道高

高柳忠夫 60 民現(3)
 党県広報委員長▽地域紙編集委員[歴]市議▽福井大中退

粒谷友示 67 自現(4)
 社福法人理事▽生駒商議所参与[歴]市議▽関西学院大

中野明美 63 共現(3)
 党県委員▽生駒健康友の会事務局長▽滋賀・石山高

 ◇葛城市(定数1−3)

西川均 63 無新
 物流会社会長▽市経済倶楽部会長▽大阪工大

市川雄治 55 民新
 県テニス協会常任理事[歴]香芝市会計管理者▽京大院

辻本黎士 75 自現(5)
 [元]県議長[歴]旧新庄町副議長▽県副議長▽御所実高中退

1422とはずがたり:2011/04/03(日) 21:03:39
>>1420-1422
 ◇宇陀郡・宇陀市(定数1−2)

森下裕次 50 無新
 [元]市議▽市解放保育研究会長[歴]建設会社長▽東海大

田中惟允 67 自現(3)
 県軟野連副会長▽党県組織局長[歴]衆院議員秘書▽日大

 ◇生駒郡(定数3−4)

上田悟 53 自現(3)
 党県幹事長代理[歴]斑鳩町議▽東大寺学園高

宮本次郎 36 共現(1)
 党県常任委員▽郡PTA協会長▽奈良教育大

平川理恵 42 民新
 [元]奈良新聞記者[歴]日本農業新聞記者▽立命館大

梶川虔二 69 社現(6)
 党県幹事長[歴]会社員▽斑鳩町議▽広島・三原工高

 ◇北葛城郡(定数3−4)

谷口重克 58 無新
 NPO代表[歴]奈良日日新聞論説委員▽三重・高田高

森川喜之 55 民現(2)
 県環境保全協副理事長[歴]河合町副議長▽河合中

今井光子 56 共現(4)
 党県委員▽社会福祉士[歴]病院医療相談員▽日本福祉大

乾浩之 50 無新
 [元]広陵町副議長▽運送会社社長▽大阪産業大高

 ◇吉野郡(定数2−3)

松尾勇臣 39 無現(1)
 会社役員▽県猟友会顧問[歴]吉野町議▽東京農大中退

国中憲治 70 自現(5)
 県産廃協会顧問[歴]清掃業▽県副議長▽吉野工高

辻本茂 50 民新
 [元]吉野町議▽会社役員▽党支部幹事▽大阪経済法科大

==============
 ◇名鑑の見方

 氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴。最後は最終学歴

毎日新聞 2011年4月2日 地方版

1423とはずがたり:2011/04/03(日) 21:04:13
>>1417-1423

’11統一地方選:県議選 無投票当選者 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010609000c.html

 ◇御所市(定数1)

川口正志 77 無現(9)

 部落解放同盟県委員長▽県中企連会長[歴]市議▽掖上中

 ◇香芝市(定数2)

尾崎充典 49 民現(2)

 党県副幹事長[歴]衆院議員秘書▽NPO理事長▽近畿大

奥山博康 58 自現(4)

 党県幹事長▽社福法人理事長[歴]市議▽高崎経済大

 ◇磯城郡(定数2)

井岡正徳 53 自現(3)

 県テニス協会顧問▽県監査委員▽同志社大院

山下力 69 民現(8)

 党県政治スクール委員長[歴]NPO理事長▽東工大中退

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 ◇名鑑の見方

 氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴。最後は最終学歴

毎日新聞 2011年4月2日 地方版

1424チバQ:2011/04/03(日) 21:04:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011040300176
荒井と塩見の争い=奈良県【統一選】
 再選を目指す現職の荒井と、新人で県医師会長の塩見が激しく争う。荒井は自民、公明の実質支援に加え、連合奈良の推薦も得た。告示の前日に出馬表明した塩見は「関西広域連合」への県の参加を主張する唯一の候補で、自主投票を決めた民主の一部県議が支援する。共産推薦の北野は苦戦している。(2011/04/03-19:53)

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1425チバQ:2011/04/04(月) 23:16:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110404/elc11040408170000-n1.htm
最多擁立の橋下維新が第1党か 過半数は困難
2011.4.4 08:15

街頭で演説を行う大阪維新の会代表の橋下徹・大阪府知事=1日、大阪市北区(大塚聡彦撮影)
 橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が、大阪都構想実現のために過半数獲得を狙う大阪府議選と大阪市議選(10日投開票)に関し、共同通信社が行った電話世論調査の結果、維新の候補に投票すると答えた有権者は府議選で27.1%、市議選で23.3%に上り、自民や民主を大きく引き離した。

 調査は大阪府、大阪市の有権者を対象に2、3両日、コンピューターで無作為抽出した番号に電話をかける方式で実施。大阪府議選の調査で1032人、大阪市議選では521人から回答を得た。

 選挙区ごとの取材結果を加味すると、維新は両議会で第一党をうかがう勢い。ただ半数近くは投票態度を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。投票先は府議選が自民16.0%、民主10.3%、共産7.6%、公明7.3%、みんな2.2%、社民0.7%。市議選は自民14.6%、民主10.3%、公明9.1%、共産8.8%、みんな1.8%だった。





 維新は府議選(定数109)で60人、大阪市議選(同86)で44人を擁立。ともに政党の中で最も多い候補者数となっている。

 ただ、全24選挙区中、18選挙区で2〜3人の候補者を立てた大阪市議選では、1人でも落選すれば過半数に達しない状況で、維新にとっては同一選挙区でいかに複数の候補を当選させるかが課題となっている。

1426チバQ:2011/04/04(月) 23:49:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000145-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 知事、「苦戦」候補ら応援 /滋賀
毎日新聞 4月4日(月)12時25分配信

 ◇他陣営「二元代表制否定」
 1日に告示された県議選(定数47)で、嘉田由紀子知事が3日、「苦戦」候補らの街頭応援に踏み切った。東日本大震災に配慮した選挙運動自粛ムードの中で、支援する陣営から「苦戦」が伝えられ、告示後のてこ入れを決断した。知事は「県民の政治への関心を高める必要がある」と説明するが、他の政党や候補からは「二元代表制を否定するもの」と批判が上がっている。
 知事はこの日、県内8選挙区を巡回。県東部の駅前では「今の議員はベテランの男性が多く、女性は8人にすぎない。議会は多様であってほしい」と演説した。
 知事を支援する政党関係者によると、知事は超党派での政策実現を目指しており、応援は告示までの集会にとどめ、告示後は前回選同様に個別候補の応援を避ける考えだった。ところが、震災を受けた街宣活動の自粛もあって苦戦する新人陣営が相次ぎ、支援要請を受けたという。
 知事は昨夏の知事選で県政史上最多の約42万票を獲得。このため、街頭での直接応援は無党派層などへの影響が大きいと懸念する政党関係者もいる。ある幹部は「どちらが候補者か分からない。自身の人気で知事与党を作ろうとしている」と語り、ある現職候補は「知事と同じく選挙で選ぶ議員には知事をチェックする責任がある。二元代表制の根源を揺るがす行為」と批判した。【安部拓輝、稲生陽、前本麻有】

4月4日朝刊

1427チバQ:2011/04/04(月) 23:52:38
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/04/post-3888.html
県議選御坊市郡 集票へあの手この手
2011年4月 5日  統一地方選となる県議選は、早くも中盤入りした。市選挙区(定数1)では自民党現職の中村裕一(51)=熊野・6期=と、民主党新人の斎藤麻希(34)=藤田町吉田=の2氏が激しい戦いを繰り広げており、支持拡大へあの手この手。中村氏は握手でのスキンシップ作戦や個人演説会など、斎藤氏は自転車街宣と替え歌アピールなどで、各陣営とも1人でも多くの市民に顔を見せて訴える戦術が目立っている。
 中村陣営 自民党公認のほか、各種団体からの推薦150件、有力企業のバックアップを受けながら、チラシの全戸配布、ローラーでの路地裏作戦、電話でのお願いなど行っている。本人は後援会、支持者の紹介で少しでも多くの人に直接会って訴え。日中の街宣では支持者を見つければ車から駆け降りて握手。街頭演説も精力的にこなし、顔は真っ黒に日焼けしてきた。連日、夜は個人演説会を開いており、国政選挙以上に多くの支持者が詰め掛けた会場もある。 市サイクリング協会会長を務めているが、 終盤には自転車ではなくより有権者の目線に近い徒歩での街宣も予定している。
 斎藤陣営 選挙戦終盤まで一貫し、候補者本人が市民1人1人に会うよう市内をくまなく回る。街宣は東日本大震災を受けてスピーカーの音量を控え気味にし、「♪さいとうまきまき...さいとうまきまき...」という歌詞の替え歌を流してアピール。年齢、性別、職業を問わず人を見つければ、街宣カーから飛び降りては握手をしたりしながら、思いを訴える。国会議員らの応援演説や電話、ローラー作戦には頼らず、あくまで候補者本人が先頭に立っての戦い。車の街宣だけでなく、前哨戦からの自転車街宣も続けており、後援会事務所を中心に国道42号や商店街といった範囲で行っている。

1428チバQ:2011/04/04(月) 23:54:43
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=208276
選挙サンデー候補者走る 県議選
 10日投開票の和歌山県議選で、期間唯一の日曜となった3日、各選挙区で候補者が舌戦を繰り広げた。選挙区の広い田辺市(定数3)では大票田の旧市内を主戦場に、西牟婁郡(定数2)では地盤を固めながら、区内をくまなく回り選挙戦を展開した。


田辺市

 無所属新顔の鈴木太雄候補(40) 旧市内の中心街や秋津、万呂、芳養などを街宣車で回り、上の山では街頭演説。夜は明洋や芳養の会場で個人演説会を開いた。

 演説では市議時代や後援会活動を通じ最も要望が多かった雇用問題に触れ「農林水産業が発展すれば生産、加工、流通、販売の裾野が広がり雇用の創出になる」と強調。また、高齢者福祉や防災対策についても施策を強化していくと訴えた。

 無所属新顔の谷口和樹候補(39) 旧市内の芳養や秋津、湊などを街宣車で回った。旧市内に支持基盤を持つ、社民県議の野見山海氏が同行して支援した。夜は旧市内のホテルで個人演説会を開いた。

 午前中にJR紀伊田辺駅前で街頭演説。「10年、20年先の未来をつくるため、皆さんの声を政治の現場に届け、一緒に歩いていきたい」と呼び掛けた。政策では防災や子育て、南紀白浜空港を活用した地域経済の振興を訴えた。

 自民現職の泉正徳候補(59) 旧市内の万呂や秋津、三栖などを回った。街頭演説やイベント訪問のほか、企業の朝礼に参加した。夜は旧中辺路町で個人演説会を開いた。

 旧市内のホームセンター前では街頭演説。「田辺は紀南の中心。住む人が誇りを持てば、外からも人が訪れる」と主張した。政策では第6次産業の振興や観光、防災対策を訴えた。「経営者や旧本宮町長時代の経験を生かしたい」とも述べた。

 自民現職の大沢広太郎候補(69) 旧市内の新庄町や三栖、万呂を回り、明洋や神子浜では個人演説会を開いた。10人の市議が各地で大沢候補を支援した。

 個人演説会で特に訴えたのは防災対策。「東北の被災は人ごとではない。防災に強いまちづくりに取り組まなければならない」などと語った。和歌山国体の競技場や高速道路の整備についても、防災に絡めた政策として必要性を述べた。

西牟婁郡

 無所属元職の前川勝久候補(65) すさみ町の海岸沿い全域と山間部の和深川、佐本地区、白浜町の富田地区を主に街宣車で回った。

 JR周参見駅周辺では街宣車を降り、徒歩で地域を一周。道行く人らに声を掛けたり、各戸を回ったりして「防災対策に全身全霊をささげる。クリーンな政治を目指す」と訴え、支持を求めた。

 街宣車による運動は午後5時以降は自粛し、選挙事務所で来客の応対に当たった。

 自民新顔の池口公二候補(54) 午前中に旧日置川町、午後に旧白浜町、夕方から上富田町を街宣車で回った。

 午後からはJR白浜駅前で街頭演説。東日本大震災に触れ「道路は車が通るだけではなく、(物資を運んで)人の命も救う。産業を生かすものでもある」と語り、さまざまな視点を持って道路行政を考えたいと主張した。

 災害時のための避難道の整備、自然を生かした観光行政に取り組む姿勢もみせた。

 自民新顔の立谷誠一候補(61) 朝から夕方まで白浜町や上富田町を回り、夜は白浜町で個人演説会を開いた。

 演説会では「議会改革に参画したい」とし、迫力ある県議会を求めて「ペーパーなしで質問してみたいし、答弁してほしい」と希望を語った。

 「今の日本があるのは高齢者のおかげ。恩返しをせずにどうするのか」とも主張。介護保険法の改正を求める考えを示した。テーマに掲げた「絆」を残したいとも話した。

 共産元職の高田由一候補(47) 選挙事務所のある白浜町で地盤固め。街宣車で旧町内を巡回し、住宅街など十数カ所で街頭演説をした。

 午後からは共産党の山下芳生参院議員を迎えた才野会館での演説会に参加。「県内の消防職員は千人足りない。県議になったら雇用と安全の確保を必ず取り上げる」など防災中心の政策を強調。さらに「競り合いを勝ち抜くために支持の拡大が必要」と述べ、参加者に協力を求めた。

1429小説吉田学校読者:2011/04/05(火) 07:01:53
民主支持層をまるごと維新の会が持って行っている様相。底流には「民主ノー」が浸透してるといえるでしょう。

維新の会が自・民上回る 大阪府議・市議選で世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0404/OSK201104040138.html

 朝日新聞社は4月2、3両日、大阪府の橋下徹知事が「大阪都構想」を掲げて臨む大阪府議選、大阪市議選などについて、府民を対象に朝日放送(ABC)と共同で電話による世論調査を行った。両選挙の投票先では橋下知事が代表の大阪維新の会が自民、民主など他党を上回ったが、知事が目指す同会の過半数獲得については賛否が伯仲した。
 橋下知事への支持は66%と依然高い水準だが、前々回(昨年10月)の78%、前回(今年1月)の71%に比べて低下している。不支持は前回と同じ15%だった。
 府議選投票先を政党名を挙げて聞くと、維新の会24%、自民17%、民主10%、公明6%、共産4%、みんなの党3%、社民1%、無所属7%。大阪市在住者に同様に尋ねた市議選投票先は、維新の会24%、自民19%、民主14%、公明6%、共産3%、みんなの党2%、無所属10%(社民の市議選候補者はなし)。
 両選挙とも維新の会の候補者が他党より多く、選挙区ごとに対決構図も異なることから、数字が獲得議席に直接結びつくものではない。また「答えない・わからない」が各28%、22%に上るなど情勢は流動的だ。
 一方、維新の会の両選挙での過半数獲得を望む人は40%(前回=以下略=42%)、望まない人は41%(38%)とほぼ並んだ。府議選で都構想を「重視する」は35%、「重視しない」は48%で、「都構想を問う選挙」と位置づける知事の戦略通りにはいっていない様子もうかがえる。
 都構想に賛成する人は36%(40%)、反対31%(31%)だった。構想では特別区に分割される大阪市の在住者に限ると、賛成が37%(46%)と下がり、反対が35%(30%)と増えた。
 構想について橋下知事の説明が「十分ではない」とした人は66%(72%)とやや減ったが、「十分だ」とした人も13%(12%)と伸びていない。
 また大阪市在住者では、都構想に反対する平松邦夫市長への支持は42%(39%)、不支持36%(40%)。12月までの任期の後も平松氏に市長続投を望む人は35%(41%)、望まない人は38%(41%)だった。

1430チバQ:2011/04/05(火) 21:47:27
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003926595.shtml
自粛ムードに新人危機感 ひょうご統一選 
 10日に投開票される兵庫県議選と神戸市議選。東日本大震災の被災地に配慮し、告示後の舌戦も、事務所看板の電気を消したり選挙カーの使用を控えたりと、低調なままだ。知名度に劣る新人候補からは「短期決戦で名前と顔を売りたいところなのに、非常に厳しい状況だ」と苦しげな声が漏れている。


 神戸市議選に立候補した新人は告示前、街頭演説を控え、募金活動に専念した。しかし「タスキをせず、名前や政策も訴えない活動は、票につながらなかったのでは」と危機感を募らせる。

 別の新人も告示前はマイクを手放していたが、地声が届く範囲はわずか。「被災地の気持ちは痛いほど分かる」としながらも「名前のよく知れた現職より不利なスタートになった」と話す。

 同じく「自粛ムードで出遅れた感じがする」というのは県議選に立った新人。告示後は雰囲気の変化を感じているといい、「大震災も話題にしながら支持を広げたい」と意気込んだ。

 一方、神戸市議選の新人は、自粛ムードについて「既成政党によってつくられた。地盤を持たない新人つぶしだ」と批判。「本来、震災と選挙は別々のものなのに、街頭で政策を訴えること自体『悪』のような雰囲気をつくられてしまった。選挙がある以上、有権者に判断材料を提示しないことこそ無責任だ」と憤っている。(まとめ・岡西篤志)

【特集】11ひょうご統一選

(2011/04/05 10:35)

1431チバQ:2011/04/05(火) 21:57:36
http://www.asahi.com/politics/update/0404/OSK201104040138.html
維新の会が自・民上回る 大阪府議・市議選で世論調査2011年4月5日5時1分
都構想と維新の会への視線
 朝日新聞社は4月2、3両日、大阪府の橋下徹知事が「大阪都構想」を掲げて臨む大阪府議選、大阪市議選などについて、府民を対象に朝日放送(ABC)と共同で電話による世論調査を行った。両選挙の投票先では橋下知事が代表の大阪維新の会が自民、民主など他党を上回ったが、知事が目指す同会の過半数獲得については賛否が伯仲した。

 橋下知事への支持は66%と依然高い水準だが、前々回(昨年10月)の78%、前回(今年1月)の71%に比べて低下している。不支持は前回と同じ15%だった。

 府議選投票先を政党名を挙げて聞くと、維新の会24%、自民17%、民主10%、公明6%、共産4%、みんなの党3%、社民1%、無所属7%。大阪市在住者に同様に尋ねた市議選投票先は、維新の会24%、自民19%、民主14%、公明6%、共産3%、みんなの党2%、無所属10%(社民の市議選候補者はなし)。

 両選挙とも維新の会の候補者が他党より多く、選挙区ごとに対決構図も異なることから、数字が獲得議席に直接結びつくものではない。また「答えない・わからない」が各28%、22%に上るなど情勢は流動的だ。

 一方、維新の会の両選挙での過半数獲得を望む人は40%(前回=以下略=42%)、望まない人は41%(38%)とほぼ並んだ。府議選で都構想を「重視する」は35%、「重視しない」は48%で、「都構想を問う選挙」と位置づける知事の戦略通りにはいっていない様子もうかがえる。

 都構想に賛成する人は36%(40%)、反対31%(31%)だった。構想では特別区に分割される大阪市の在住者に限ると、賛成が37%(46%)と下がり、反対が35%(30%)と増えた。

 構想について橋下知事の説明が「十分ではない」とした人は66%(72%)とやや減ったが、「十分だ」とした人も13%(12%)と伸びていない。

 また大阪市在住者では、都構想に反対する平松邦夫市長への支持は42%(39%)、不支持36%(40%)。12月までの任期の後も平松氏に市長続投を望む人は35%(41%)、望まない人は38%(41%)だった。

1432チバQ:2011/04/06(水) 23:59:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110406-OYT1T01092.htm
橋下知事、大阪都構想実現へ他党との連携に含み

 大阪府の橋下徹知事は6日の記者会見で、自ら率いる地域政党・大阪維新の会として過半数獲得を目指している府議選と大阪市議選(10日投開票)について、「大阪都構想の設計図作りに入れるかどうかが鍵だ。原則は過半数だが、構想の詳細は(他党との)修正、妥協で決めればいい」と述べ、過半数に達しなかった場合の他党との連携に含みを残した。

 橋下知事は、▽広域行政と基礎自治の役割分担を明確にする▽大阪市に複数の特別区を設けて公選区長を置く――の2点を「都構想の譲れない点」と強調。そのうえで、過半数が取れなかった場合に都構想の制度設計に入れるかどうかに関し、「選挙結果を受けて(他党と)協議に入れるかが決まる。すごい政治が始まると思う」と話した。

 維新の会は、府議選(定数109)で60人(うち2人は無投票当選)、市議選(同86)で44人を擁立している。市議選の過半数獲得には候補者全員の当選が必要で、実現は微妙とみられている。

(2011年4月6日23時06分 読売新聞)

1433チバQ:2011/04/07(木) 23:12:32
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003934103.shtml
地味な選挙で大量に余る候補者ビラ 

 統一地方選挙の兵庫県議選と神戸市議選で、東日本大震災の被災地に配慮して候補者が選挙活動を自粛するなどしたため、終盤戦に入っても街頭で配るビラが大量に余っている事務所が目立つ。現場では、選挙ムードが高まらず手に取る有権者が少ないという声も聞かれ、陣営は「各家庭に戸別配布するしかない」と頭を抱える。


 県議選に立候補した民主現職の事務所には、箱に入ったままのビラ約4千枚が山積みになっている。街頭演説などで有権者に手渡すことはほとんどなく、陣営は「震災による自粛ムードで、できるだけ派手な活動は控えている」と話す。

 一方で「きちんと訴えを届けたいという思いはある。有権者も各候補者の訴えが分からず、物足りない選挙戦になっているのではないか」とも。

 同じく県議選の民主推薦の候補者は、政権与党への「逆風」を警戒し、党のマニフェスト(政権公約)を書いたビラの配布を見送った。事務所には千枚以上が眠ったままで、「大震災による自粛ムードもあるが、これまでの政権運営や党内のゴタゴタで、民主に対する有権者の風当たりは根強い」という。

 神戸市議選に立候補したみんなの党新人は「選挙戦の序盤は有権者の反応が鈍く、なかなか受け取ってもらえなかった」。政党の政策を記したビラを街頭で配るが、用意した1万5千枚のうち3分の1ほどは余りそうで、「残りは、各家庭を回ってポストに入れます」と話す。


【特集】11ひょうご統一選

(2011/04/07 16:30

1434チバQ:2011/04/08(金) 20:07:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110408-OYT8T00001.htm
県議選 国会議員も“参戦”

各党 民主巻き返し、自民は攻勢
 統一地方選の県議選(10日投開票)で県内で公認・推薦候補を立てる各政党は、県選出の国会議員を候補者に同行させたり、中央から党幹部を応援に呼んだりと激しい戦いを繰り広げている。参院選、知事選と連敗を喫した民主は、巻き返しを図ろうと国会議員を総動員し、てこ入れに懸命。県内与党の自民は、世代交代を進めてさらに県議会での勢力を拡大しようと、攻勢を強めている。

 公認4人、推薦3人を立てた民主は、衆院議員3人とその後援会が各地の候補の活動を全面的にサポートしている。

 阪口直人衆院議員は先週末、橋本市選挙区の公認候補の選挙運動に同行。3日は、時折雪の舞う寒さの中、候補者と一緒に住宅地を駆け回り、「2人でスクラムを組み、国政と県政の問題に取り組みたい」と訴えた。

 また、県連代表の岸本周平衆院議員も先週末、和歌山市内の公認・推薦候補の事務所を訪れ、陣営幹部らと選挙戦略を打ち合わせた。〆木佳明・民主県幹事長は「東日本大震災の自粛ムードで派手なパフォーマンスはやりにくく、国会議員の支援を受けて支持団体などの票を着実に固めたい」と話す。

 一方、公認29人、推薦2人の全員当選を目指す自民。国政では、民主との大連立の話も浮上したが、県議選では一貫して、民主に対する全面対決の姿勢を貫く。今回の選挙戦では、とりわけ、激戦となる県南部の選挙区に国会議員が入り活動してきた。

 県連会長の二階俊博衆院議員は田辺市や西牟婁郡、東牟婁郡、新宮市などの選挙区で積極的に候補者の応援に回る。世耕弘成参院議員は2日、田辺市の公認候補の応援演説で「2年前の浮ついた総選挙を反省し、候補を選んでほしい」と呼びかけ、「今回の選挙では、政治に対する責任と実行力が問われている」と語気を強めた。

 公明は、現有の3議席維持を目標に掲げているが、県本部代表の西博義衆院議員が応援のために県内に入ったのは1度にとどまった。県本部は、「激戦となっている奈良県議選の応援もあるので」としており、各候補は、自前組織の引き締めなどに力を入れている。

 公認の5人全員当選で1議席増を狙う共産は、5日に志位和夫委員長が来県した。JR和歌山駅前では、「和歌山市内で複数の議席確保を絶対にやり抜く」と力を込め、「紀伊半島に原発はいらない。日本にこれ以上の原発は作らせない」などと訴えた。

(2011年4月8日 読売新聞)

1435チバQ:2011/04/09(土) 07:56:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000221-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/上 質問「ゼロ」形骸化 /滋賀
毎日新聞 4月6日(水)13時34分配信

 ◇政策提言に限界も
 「建設的な議論の場として真摯(しんし)なお答えを」
 2月の定例県議会。赤じゅうたんの議場で、議員が一般質問に立った。執行部の答弁が続くと、目をつぶったままうつむく議員が目立ち始めた。口を開けて天井を仰ぐ姿も。傍聴した60代の男性は「もう少しシャキッとしたらどうだ」と憤った。閉会後、居眠りを認めた議員の一人は「県議選を控え朝から駅前であいさつしているから……。県も答弁書の棒読みなので眠くなる」と話した。
 執行部への一般質問は地方議員の代表的な権利だ。県議会では年4回開く定例会で任期中計16回、県政に意見をぶつける機会がある。所属の全議員が16回質問した会派の1人は「質問は県民の声を代弁する場。休むわけにはいかない」と話す。一方で、4人の議員は1回の質問もなく、1回のみも3人いる。質問ゼロのベテラン議員は「質問者は言いっぱなしで答弁もありきたり」と指摘。質問1回の議員は「内容の浅い質問をしても意味がない。県には議場外の見えないところで提言している」と説明する。
 議会の形骸化を指摘するのは議員だけではない。先月、ある陣営の集会で討論した知事は、集合住宅の防災対策を訴える出馬予定者に質問した。「自治会の参加率が低いのにどう実現するのか」。明確な答えを返せない様子を見た知事は「議会で質問するだけでは一方通行。問い掛けに提案で返す力をつけないと建設的な議論にならない」と注文した。
 課題もある。ある現職は「県議はみんな一人親方。何百人という職員を使える知事とは違う」と話し、独自調査や政策提言への限界を指摘する。
 議会改革を進める三重県では、衆院議員の立法活動を補佐する法制局で2年間研修した議会事務局の職員が県議の活動を支えている。議会は会派専属の政策スタッフの育成を目指しているという。最大会派の現職は「議員は政策で競える集団を目指すべきだ」と話している。
     □
 大阪や名古屋など各地の議会で首長新党の立ち上げが相次ぐ。既存の議会を変えようという風は滋賀県議選でも吹いている。候補を擁立した各政党はいずれも公約の目玉に議会改革を掲げる。候補者らが口々に「改革」を訴える議会の課題を探った。【安部拓輝、稲生陽】

4月6日朝刊

1436チバQ:2011/04/09(土) 07:56:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000266-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/中 年収1285万円 見直し、全党主張 /滋賀
毎日新聞 4月7日(木)15時35分配信

 ◇「専業議員」からは反論
 県議選が迫る2月中旬、県議会の会派代表者会議。勤続10年以上のベテラン議員や引退する議員に対し、議会が公費で置き時計などを贈呈する「記念品制度」の廃止が決まった。協議に加わった10年以上のベテラン議員は「こんな制度があるとは知らなかった」と語り、控え室に引き揚げていった。
 県も25年間、5万〜15万円相当の記念品を贈り続けてきた。議会側の動きに伴い廃止したが、県幹部は「重鎮の先生の影響力は議案を通す上で不可欠。こちらからやめるわけにはいかなかった」と打ち明ける。
 「記念品」をはじめ、県議らは自らに支払われる公費について検証を始めた。その一つが報酬。昨年度の冬のボーナスは177万円で、月額報酬を合わせた年収は1285万円。これとは別に240万〜360万円の政務調査費が加わる。一般議員の年収を県内19市町議と比べると、大津は911万円、草津は702万円で、それ以外の600万円台以下の17市町議とは2倍以上の開きがある。
 今回の県議選では全政党が現行報酬の見直しを打ち出した。ただ、議員報酬以外に収入のない「専業議員」からは反論もある。
 ある現職は年4回、新聞折り込みを利用して数万戸に県政報告のチラシを配っている。費用は1回約40万円。支援者の冠婚葬祭にも毎月数万円、自家用車のガソリン代は月約2万円。週末は地域の行事へ。議会休会中は県内外の企業などとの情報交換会も多い。保険料や選挙資金の積み立ても必要で、平均すると毎月80万円、年間950万円程度が政治活動の「経費」に消えるという。現職は「収入の保証は4年間しかない。貯蓄も必要だが、まじめに活動するとほとんど残らない」と話す。
 今回の県議選で引退した現職は、地元出身の若手官僚に地盤を譲ろうと持ち掛けたが「とてもそんなリスクは負えない」と断られた。現職は「職をなげうつ覚悟は志だけではできない。一定の報酬は必要で、削るだけでは有能な政治家は育たない」と訴える。【安部拓輝、稲生陽】

4月7日朝刊

1437チバQ:2011/04/09(土) 07:57:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000153-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/下 見送られた定数削減 /滋賀
毎日新聞 4月8日(金)12時52分配信

 ◇5市町では実施、見直し求める候補も
 「県民の意見をくみ取る態勢を維持すべきだ」。会議室の扉から議論が漏れ聞こえた。昨年9月、県議会の定数削減を目指した検討委員会。09年8月以降、会派代表が非公開で進めてきた協議に方向性が見えた。結論は「現状維持」。会見で定数の適正規模について見解を問われた代表者は、「それは当選した議員が決めること」と述べ、言葉少なに立ち去った。
 県議会の定数は47。87年に2人増員され、02年に1減った以降は変わっていない。一方、今月24日に投開票を控える大津、栗東、近江八幡、彦根、日野の5市町議会は今回、いずれも財政難などを理由に定数削減に踏み切った。大津市議会では、定数減を唱えた市長と激しい応酬の末、自主的に定数2減を決めた。議員の一人は県議会について「減らすことだけが行財政改革ではないが、財政難は県も同じ。痛みに耐える市町の議会と比べれば、あまりにだらしない」と冷ややかだ。
 国政選挙では議員1人あたりの有権者数に2倍以上の差が出ると「1票の格差」が問題となる。地方議員の場合、地方自治法で人口比例の原則が定められており格差は生じにくいが、それでも守山市(定数2)と愛知郡(同1)の格差は1・93倍。前回の07年は全選挙区の当選者で最大3・8倍もの得票差が出た。
 今回の候補者からも定数の見直しを求める声が上がる。都市部の選挙区の現職は「7000〜8000票で落選するのに4000票で当選する選挙区もある。統合すべきではないか」と疑問を呈す。別の現職は適正な定数の基準作りを求める。県内の人口は約140万人。現行定数で割ると、県議1人が約3万人の代弁者を務める計算になる。「4万人の代弁者とすれば定数は35。そのくらい思い切った変革も必要では」。一方、人口の少ない選挙区には定数再編による不均衡を心配する声もある。
 国内外の選挙制度に詳しい大阪市立大大学院の砂原庸介准教授(地方自治論)は「1人区は吸い上げる民意が画一化し、10人近くになると政策が似た候補が競合して選択が難しくなりがち。再編するなら1区5人程度が目安となる」と話している。【安部拓輝、稲生陽】

4月8日朝刊

1438チバQ:2011/04/09(土) 08:03:32
2182 名前:チバQ 投稿日: 2011/04/09(土) 08:01:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110409-OYT8T00064.htm
激戦区増 懸命訴え
 統一地方選前半戦の府議選(定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)は10日、投開票される。初の統一選に臨む地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)やみんなの党が、既成政党を相手にどこまで議席を伸ばすかが焦点。東日本大震災を踏まえた防災・危機管理のあり方や大阪都構想の是非をテーマに、各候補は最終盤の訴えに懸命だ。

    ■府議選□

 無投票だった2選挙区を除く60選挙区計107議席を巡り、204人が争う。候補者が200人を超えたのは28年ぶりで、女性は29人に上っている。

 候補者の党派別内訳(無投票当選者を除く)は、民主33人、自民32人、公明22人、共産38人、社民1人、みんな2人、維新58人、諸派1人、無所属17人。新旧別では現職86人、新人114人、元議員4人。

 維新の参戦により、多くの選挙区で混戦模様。中でも自民のベテラン現職と維新新人が激しく競り合う大阪市中央、西淀川両区や、民主が現職2人を擁立した豊中、枚方両市などで各候補が火花を散らしている。

  □大阪市議選■

 145人が舌戦を展開する。党派別は、民主24人、自民23人、公明19人、共産24人、みんな1人、維新44人、無所属10人。新旧別は現職75人、新人64人、元議員6人。女性は25人が名乗りを上げている。

 大阪市議選を「主戦場」と位置づける維新は、全24選挙区のうち18選挙区で複数候補を擁立。定数2の中央、福島両区では議席の独占を狙う。民主、自民、公明、共産、維新の主要5党の候補がそろった選挙区は15に上り、各党のつばぜり合いは激化している。

   ■堺市議選□

 前回より2人多い78人が争う。党派別では、民主12人、自民11人、公明12人、共産10人、みんな2人、維新15人、諸派1人、無所属15人。新旧別は、現職が47人、新人24人、元議員7人で、女性は18人が立った。

 政令市昇格5年を経た市の将来像などが争点で、定数を5上回る15人が立候補した南区などで激戦となっている。

(2011年4月9日 読売新聞)

1439チバQ:2011/04/09(土) 08:03:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000141-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「低投票率」=大阪市議選北区 /大阪
毎日新聞 4月5日(火)12時38分配信

 ◇5割超、目指したい新人 組織選挙に徹する現職
 1日告示された統一地方選の府議選、大阪・堺両市議選。大阪の将来像に加え、東日本大震災の発生で防災や危機管理も選挙戦のテーマとして急浮上した。選挙運動の自粛ムードが残る中、各陣営は10日の投開票に向け、かつてない手さぐりの選挙戦を強いられている。注目の選挙区をレポートする。
 高層マンションの建設が進む大阪市北区。5年間の人口増加数は1万人(増加率10%)を超え、市内24区で上位3番目に入るほど新住民の流入が激しい。一方、市議選の投票率は毎回伸び悩み、4年前の前回は市内で4番目に低い39%だった。支援組織のない新人は投票率アップを懸命に訴え、地域事情を知り尽くした現職陣営らは組織選挙に徹する。地盤の有無が戦術に反映される象徴区だ。
 「今までの選挙とは違う。5倍、10倍の人を巻き込んで」。3日昼、買い物客でにぎわう天神橋筋商店街。街宣車から聴衆に呼びかける維新代表の知事・橋下徹の横で、維新新人の吉村洋文は手を振った。北区に弁護士事務所を構えるが、河内長野市出身で、知名度アップに懸命だ。吉村は「投票率が上がらないと、新人はつらい」と危機感を募らせる。
 同日夕、みんな新人の北端秀行も大阪駅前で演説。党代表の渡辺喜美を呼び、名前の浸透を図った。「投票率5割を超えなければならない」と訴える。
 そんな2人とは対照的に、地盤を持つ現職は、低投票率を計算に入れた組織固め戦術に力を注ぐ。
 維新のもう一人の候補、現職の美延映夫は2日夜、支援者宅で約50人に弁を振るった。母を継いで2期目。自民からの移籍組だが後援会はそっくり残っており、「維新でも自民でも、美延は北区の代表者」と後押しする。
 前回トップ当選ながら、任期途中で辞職した無所属元職の田中農。元府議の父親から引き継いだ後援会は「辞職後も揺るがない」と幹部。田中は「投票率を気にする立場ではない」と自転車で選挙区を駆け回る。
 民主現職の新里嘉孝には市職員組合に加えて、ルーツがある沖縄の県人会も付く。陣営は「震災で投票率は前回並みでは」とみている。
 同じく現職の公明・小玉隆子は支援団体の支持で3期目を目指す。後援会幹部は「投票率がどれだけ上がるか分からず、1票差で勝利が決まる」と引き締めを図っている。
 投票率が20%の09年補選で次点だった共産新人の山嵜寿美雄は防災対策の充実などを訴え、陣営は「幅広く我々の訴える争点を知ってほしい」とする。
 定数の倍以上の候補者が立ち、激戦の北区。投票率をにらみながらの選挙戦が続く。(敬称略)【小林慎、平川哲也】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇大阪市北区(定数3−7)=届け出順
美延映夫  49 維新役員   維現
新里嘉孝  50 [元]市職員 民現
山嵜寿美雄 43 党地区役員  共新
小玉隆子  61 党役員    公現
田中農   39 NPO顧問  無元
吉村洋文  35 弁護士    維新
北端秀行  34 会社社長   み新

4月5日朝刊

1440チバQ:2011/04/09(土) 08:04:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000179-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「試練の民主」=府議選生野区 /大阪
毎日新聞 4月6日(水)12時49分配信

 ◇要職経験者が公認辞退 維新巡り自民も危機感
 政権交代後初の統一地方選に臨む民主党。菅内閣の支持率低迷や、政権運営の混迷による悪影響を懸念し、公認・推薦を辞退する候補者が各地で相次いだ。今回統一選での道府県議選での辞退を含む公認・推薦取り消しは計38人に上った。
 「党の看板の問題などいろいろ言われて、何度もくじけそうになったが、皆さんに支えてもらった」
 告示直前に民主公認を辞退し、党の色が薄い推薦に切り替えた府議選生野区の無所属現職候補、西脇邦雄は2日夜の個人演説会で、支援者約50人を前に声を詰まらせた。
 前回も民主推薦の無所属で当選したが、政策通を買われ、民主会派の幹事長などの要職に就き、今回は公認での出馬を予定していた。しかし、「民主と言う時点で、何も聞いてもらえない」(陣営幹部)として公認返上を決断。改めて4期16年の実績を強調し、支持拡大に必死だ。
 対する自民も順風とは言えない。現職で元議長の朝倉秀実は、08年知事選で自民府議団幹事長として橋下徹擁立に動いた立役者だが、今回、橋下は維新新人の荻田ゆかりを対抗馬として立てたのだ。
 朝倉は3月、約2万人に郵送した「府政報告」のはがきに、「国と地方のあり方を変える大きな改革も大事だが、小さいが大事な政策を積み重ねることにも力を注ぐ」と記し、自治体の枠組み改編にこだわる橋下へのけん制とも取れるメッセージを発した。告示直前の事務所開きでも、「震災が起きたこんな時に、知事と大阪市長がもめるべきではない」と述べ、橋下が強調する府市対立の構図に苦言を呈した。
 両ベテランのなりふり構わぬ攻勢に負けじと、荻田も懸命に駆け回る。維新は当初、同一区の府議選と大阪市議選の候補が連携し、相乗効果で当選する戦略を描いた。しかし、市議選生野区の維新2現職は、元自民市議と、元自民衆院議員秘書。支持層は当然、朝倉後援会と重なる。
 2日夜には、橋下が2人の各演説会場に荻田を伴って、飛び入り参加した。朝倉と関係の深い支持者の事情をくみ、「日ごろの付き合いがあるかもしれないが、1議席取らせてほしい」と懇願。荻田も「ゼロからの出発です」と頭を下げた。
 共産新人の柴山昇は、維新が訴える市営地下鉄民営化や、大阪中心部から関空へのアクセスを改善する地下鉄「なにわ筋線」建設への反対を主張。震災後は、原発問題に重点を置き、大阪の安心・安全の大切さを強調している。(敬称略)【堀文彦、佐藤慶】
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 ◇大阪市生野区(定数2−4)
朝倉秀実  57 党府議役員   自現
柴山昇   57 党地区役員   共新
西脇邦雄  56 [元]参院秘書 無現
荻田ゆかり 42 助産所院長   維新

4月6日朝刊

1441チバQ:2011/04/09(土) 08:05:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000158-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「身内もライバル」=堺市議選堺区 /大阪
毎日新聞 4月7日(木)12時44分配信

 ◇第1党へしのぎを削る 民自公共維が複数候補
 「何を差し置いても応援に来たかった」−−。府議選堺区の公明現職、樋口昌和が4日夜、駆けつけたのは、堺市議選堺区の自民元職、奴井保雄の個人演説会だった。
 奴井に加え、現職の西村昭三と加藤均を擁立した自民に対し、他陣営は旧自公連立政権以来の協力関係で、公明票の一部が流れるのを警戒する。
 堺市議選(定数52)は、どの政党も過半数の候補者を立てられなかった。議会第1党を目指して、堺区では同一政党の複数候補同士が、しのぎを削る。
 最大の不確定要素は、維新の得票数だ。目安になるのは09年9月の堺市長選。現在は維新代表になった知事の橋下徹が支援して初当選した堺市長の竹山修身は、堺区で約2万4500票を取った。
 維新はいずれも新人の上村太一、伊良原勉、井関貴史が立候補。票を三等分できれば、3人とも十分当選できる。しかし、ある維新候補は「おおよそ各候補の重点地域はあるが、維新票を三等分するのは無理。維新の候補者は、ある意味で最大のライバル」と言い切り、次の演説場所に向かった。
 民主は現職の増栄陽子と大毛十一郎が議席維持を目指す。陣営幹部は「民主の票は“風”の影響を受けやすい。4年前の前回と違い、民主への逆風下の選挙。同じ党でも票を分け合う余裕はない。民主の票を競い合う」と話す。
 東日本大震災後の空気が、無党派層の投票率にどう影響するかも各陣営の関心事だ。「震災救援募金にご協力を」。現職の田中浩美と石谷泰子が立候補した共産は、南海堺駅前などで党員らが震災救援募金をしている。石谷の演説も災害対策が中心だった。南海堺東駅前には、震災犠牲者を追悼する喪章を付けて街頭演説をする無所属現職の山口典子の姿があった。
 前回、裏山正利がトップ当選、成山清司が2位で当選した公明。他陣営から「公明2人の当選は確実」とみられているが、支持者は「09年の総選挙は衆院大阪16区(堺市堺区など)で、公明幹事長だった北側一雄も落選している。選挙に絶対はない」と事務所で気を引き締めた。(敬称略)【山田英之】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇堺市堺区(定数9−13)
西村昭三  64 [元]会社社長 自現
上村太一  41 [元]衆院秘書 維新
伊良原勉  38 会社社長    維新
増栄陽子  44 団体代表    民現
大毛十一郎 58 労組役員    民現
田中浩美  49 党地区委員   共現
加藤均   81 NPO代表   自現
裏山正利  56 党府役員    公現
奴井保雄  72 自治連役員   自元
山口典子  51 団体委員長   無現
石谷泰子  43 党地区委員   共現
成山清司  58 党府役員    公現
井関貴史  37 [元]会社員  維新

4月7日朝刊

1442チバQ:2011/04/09(土) 08:05:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000125-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「6党激突」=府議選高槻市・三島郡 /大阪
毎日新聞 4月8日(金)11時57分配信

 ◇「票読めぬ」募る危機感 「無風」一転「激戦」に
 かつてない混戦模様の府議選。中でも、高槻市・三島郡は、社民を含む主要6党が激突する府内唯一の選挙区だ。前回は事実上の無風区だったが、今回、地域政党「大阪維新の会」の新人候補が立ったことで様相は一変、府内有数の激戦区となった。
 その維新新人の池下卓。父節夫は同市議会議長の経験を持つ現職市議で、節夫自ら組織固めに奔走する。節夫の所属先の市議会会派「高槻維新の会」のベテラン議員の支援も得て、選挙区全域への浸透を目指す。
 ポスターやタスキに年齢を刷り込み、若さをアピール。税理士の経歴を踏まえ、「専門家の目で税金の無駄遣いを徹底的に洗い出す」と訴える。
 自民現職の吉田利幸は前回、トップ当選だが、危機感は強い。前回は当時自民市議だった池下節夫と連携し、府議選と市議選で互いに支持層を融通し合った。今回支援は望めず、「票がどれだけ目減りするのか読めない」(陣営幹部)のが懸念材料だ。
 島本町で3日夜にあった演説会では、維新代表で知事の橋下徹がこだわる府本庁舎(大阪市中央区)の咲洲(さきしま)庁舎(同市住之江区)移転を、「府庁舎はお城(大阪城)の近くにあるべき」と批判、対決姿勢を鮮明にしている。
 自民票の分裂が想定される一方、民主新人の吉田保蔵も必死だ。今期で引退するベテラン府議、大前英世の後継として年明けから街頭での訴えやあいさつ回りを本格化。連合の支援を受け、支持層の票固めに力を入れるが、「いまだに『候補は大前さんですか』と聞かれることもある」(陣営幹部)と言い、知名度アップが鍵だ。
 他党の現職候補も、議席維持に全力を上げる。公明現職の林啓二は5日昼、「府議会で働かせて下さい」と集まった支持者に向かって懸命に訴えた。安定した得票を重ねてきた公明だが、「放っておいたら(当選圏から)はじき飛ばされる」(陣営幹部)と引き締めを図る。
 共産現職の宮原威は5期20年の実績とともに、救急医療の充実や東日本大震災の被災地復興を主張。陣営も「今回は幅広く支持を得られなければ勝てない」と前回とは違う空気を感じている。
 府議会唯一の社民議員、小沢福子は議席死守に向け、党を挙げての支援を受ける。震災を意識し、「住民の安全・安心を考えるのが地方行政の第一」と震災対策の必要性を掲げる。
 元高槻市長を父に持つ、無所属新人の西島徹は「無所属議員として多様な市民の声を府政に反映したい」と、政党に属さない強みを打ち出す。(敬称略)【八重樫裕一、堀文彦、佐藤慶】
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 ◇高槻市・三島郡島本町(定数5−7)
小沢福子 62 党支部役員   社現
西島徹  57 [元]衆院秘書 無新
宮原威  64 [元]衆院秘書 共現
林啓二  58 党支部役員   公現
池下卓  36 税理士     維新
吉田保蔵 50 党支部役員   民新
吉田利幸 63 党支部長    自現

4月8日朝刊

1443チバQ:2011/04/09(土) 08:06:29
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/06/20110406-051456.php
維新VS.既成政党 象徴区 大阪市議選住吉選挙区
 東日本大震災を受け、選挙運動の自粛ムードも漂う統一地方選。その中で大阪では、府議選と2つの政令市議選をめぐり、「大阪都構想」を唱える橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)と既成政党がにらみ合っている。4党で議席を分け合っていた大阪市議選住吉選挙区では、維新が新人2人を投入。定数減もあり、激戦に拍車がかかっている。

■強気の戦略

 「大阪市役所の体質は役人天国のまま。それを許してきたのは現職の市議たちですよ」。5日、2人の維新候補を引き連れて街頭演説した橋下氏は、既成政党の議員を激しく非難した。

 大阪市議選(定数86)で維新は、定数2〜6の24選挙区のうち19区で複数の候補者を立てた。住吉区では定数6だった前回、自民2人と民主、公明、共産、無所属(後に自民会派入り)各1人が当選。維新は既成政党打破の「象徴区」と位置づけている。

 震災を経て、大阪都構想への関心がかすみがちになり、無党派層を取りこむ維新の戦略も成否は不透明だ。それでも橋下氏は、「議会を総入れ替えするため、あえて共倒れ覚悟で2人出した」と強気を崩さない。

 ただ、候補者本人は不安も口にする。橋下氏の秘書から転身した河崎大樹氏は、演説で“知事直系”をアピールしつつ、「どこまで顔と名前を知ってもらっているのか、全然わからない」と語る。地元出身の伊藤良夏氏は、河崎氏について「敵ではなくライバル」と危機感をあらわにした。

■争点ずらし

 「大震災で知事の化けの皮がはがれた。大阪都構想は非常に底が浅いことがはっきりした」。自民党市議団幹事長の多賀谷俊史氏は、演説で橋下氏を激しく批判する。「維新は落下傘候補ばかり。一過性の政治ではいけない」と訴える一方、「知事はけんかが強い」と警戒感も緩めない。

 「震災前は大阪都構想の話ばかりだった。ようやく身近な話題を聞いてもらえるようになった」。陣営は、演説会場で党のビラとともに市の「市民防災マニュアル」を配布し、「がんばろう日本」と書いた懸垂幕も掲げる。多賀谷氏は、演説の〝枕〟に防災の話題に触れることを心がけるなど、争点を大阪都構想からずらす戦略がにじむ。

■防災に比重

 他候補も、維新に議席を奪われまいと、懸命に引き締めを図る。

 民主の神原(かんばら)昭二氏は「今回ほど燃える選挙戦はない。徹底的に批判し、間違いを正す」と橋下氏を非難。3日の演説会には、橋下氏と対立する大阪市の平松邦夫市長も応援に駆けつけ、「国難とされる状況の中、対立構造を打ち出すときではない」と、暗に橋下氏の手法を皮肉った。

 前回は無所属で出馬し、7選を狙う自民の天野一氏も、今回は徹底した地元密着型の選挙戦に徹し、維新を迎え撃つ構えだ。

 震災を受けて防災や危機管理への関心が高まる中、大阪都構想を封じ込めるかのような主張も目立つ。公明の高山仁氏は「暮らしの安心・安全の街づくり」、共産の井上浩氏も「災害に強い安全・安心のまちづくり」を前面に押し、アピールを続けている。

 ◇住吉区 (5―7)
高山 仁 60 党府副幹事長 公現 
神原 昭二 61 元市職員    民現 
天野  一  63 元保護司    自現 
井上  浩  38 党区委員    共現 
多賀谷俊史 62 武道館長    自現 
河崎 大樹 39 元知事秘書   維新 
伊藤 良夏 30 元モデル    維新 
=届け出順

1444チバQ:2011/04/09(土) 08:09:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000150-mailo-l28
’11統一地方選:県議選神戸市兵庫区ルポ 初の4党、ガチンコ /兵庫
毎日新聞 4月7日(木)12時41分配信

 ◇「5党協」今は昔−−
 統一地方選第1ラウンドの県議選の投票まであと3日。各選挙区では激しい戦いが繰り広げられている。民主、自民、公明、共産の4党公認候補がしのぎを削る神戸市兵庫区選挙区(定数2)の現場を歩いた。【米山淳、近藤諭、石川貴教】
 「市民の目線、主婦の目線で県政を改革します」
 民主党新人、何(ほう)里美氏(49)は、兵庫区の東山商店街で買い物をする主婦に訴えた。民主党が同選挙区から候補者を擁立するのは、98年4月の結党以来初めて。連合兵庫の推薦も受け、労働組合からの組織票にも期待を寄せる。菅内閣の支持率低迷などから逆風も予想されているが、陣営幹部は「少しずつ顔と名前が浸透してきた」と語る。
 民主党がこれまで、兵庫区での候補者擁立を見送ってきた背景の一つには、「非自民・非共産」を掲げて94年に連合兵庫の呼びかけで結成された県独自の選挙協力組織「連合・5党協議会(5党協)」の存在がある。
 99年の県議選で5党協のメンバーだった公明党が候補者の擁立を決めると、5党協の枠組みが存在感を強める。国政の構図の書き換えで、この候補者が当選回数を重ねるに連れ5党協の影響は薄れていったが、民主党県連幹部の一人は「別の選挙区の候補者との関係から、協力関係がゼロというわけでもなかった」と打ち明ける。
 政権交代から初めて候補者を擁立した県議選。党県連幹部はこう解説した。「兵庫区は民主党の象徴的な選挙区だ」
  ◇   ◇
 5党協の枠組みが働いた候補者こそ、3期目を目指す公明党現職、松田一成氏(58)。もちろん、「非自民」から自公政権を経た現在には、5党協の影は見えない。ただ、各政党が出そろった構図は、逆に「実績よりも政党で選ぶ選挙になる」(陣営幹部)と危機感を強めている。なぜなら、兵庫区を地盤とする兵庫2区で公明党の前職が、民主党新人に2万票以上の差を付けられ敗れた09年衆院選の記憶があるからだ。党関係者も「ここまで差がつくとは思わなかった」と振り返る。
 通行人を見つけるたびに駆け寄って、握手を求める松田氏。「選挙区内すべてをとにかく歩くしかない」。苦い記憶を払しょくするように、靴をすり減らす日々が続く。
  ◇    ◇
 5党協から自公連立へ。この流れは自民党現職、立石幸雄氏(62)にも微妙な影を落とす。00年から、衆院兵庫2区は公明党が議席を維持し、自民党が独自候補を擁立できない状況が続いたからだ。
 国会議員から都道府県議、そして市町村議−−。自民党はこの一連の流れを軸に、組織を地方の末端まで浸透させ、選挙時には強力な「集票マシン」として絶大な強みを見せつけてきた。ただ、一番頭の「国会議員」が失われれば、どうしても組織は緩くなり、保守層離れが進む。
 「私には組織がありません。皆さん一人一人に頼るしかありません」。兵庫区の小学校で開いた個人演説会で、立石氏は約100人の支持者に訴えた。現職最多の8期目を目指すベテランの余裕が、そこにはなかった。
   ◇  ◇
 「地域経済の発展のため、雇用の確保に努めます」。8年ぶりの返り咲きを目指す共産党元職、井村弘子氏(64)は、兵庫区南部の海岸沿いにある工場地帯でマイクを握った。この地域は、三菱重工業が地元の神戸造船所から商船建造部門の撤退を表明し、地盤沈下が懸念されている。
 ただ、民主党の候補者擁立は、井村氏の選挙戦を少なからず左右するのでは、という見方も上がっている。
 これまで国政で民主党を支えている労働組合などの組織票が「県議選では、雇用や福祉などを訴えの柱とする共産党の候補者に、少なからぬ票が流れている可能性がある」(労働組合関係者)があるからだ。
 「共産党以外の政党は『オール与党』です」。党の存在感を訴える井村氏の声が強まった。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆県議選立候補者(届け出順)
 ◇神戸市兵庫区(定数2−4)
松田一成 58 公現(2)
立石幸雄 62 自現(7)
井村弘子 64 共元(1)
何里美  49 民新
 (カッコ内数字は当選回数)
〔神戸版〕

4月7日朝刊

1445チバQ:2011/04/09(土) 08:16:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110405-OYT8T01073.htm
浮動票増えて混戦

県議選 激戦区を歩く(上)山辺郡・奈良市
 知事選と同じ、10日に投開票される県議選。16選挙区のうち、無投票区をのぞく13選挙区で58人の舌戦が続いている。特に山辺郡・奈良市選挙区(定数11)には現職10人、新人・元議員6人の計16人が立候補、県内最大の激戦区となっており、市北部、西部に広がる住宅街での“攻防”が勝敗の鍵となりそうだ。(田畑清二)

 「最後の最後まで、4人の候補に皆さんの力を」。1日夕、県内で乗降客数が最も多い駅の一つ、近鉄学園前駅に立った民主公認の候補4人が声を張り上げた。うち2人は新人。初々しい様子で盛んに手を振り通勤客らにアピールする。立ち止まった人の中には拍手を送る姿も。

 県議会の議席拡大を目指す民主にとって、同選挙区は、「最重要区」の一つだ。ここで議席を獲得するためには、市の人口(約37万人)の半分余りを抱える学園前や富雄といった市西部、北部の住宅街で、「浮動票」を狙わなければならない。

 街頭演説には、同党の参院議員や地元の奈良市議も応援に駆けつけ、声をからす。候補の一人は「党への逆風は大きく、厳しい戦いだが、全力で訴えていきたい」と懸命だ。

 市西部での支持獲得に力を入れるのは、他党や無所属のほかの候補も同じ。学園前周辺や高の原駅では連日、朝の駅立ちや街頭演説が繰り広げられている。

 一方、従来からの地縁や血縁などで分厚い組織力を誇る自民現職らも「読めない票が年々増えており、どうなるかわからない」と混戦に危機感を示す。

 元県議の元自民衆院議員が返り咲きを目指し、立候補したことから党内でも混戦に拍車をかける。現職4人は地元の後援会組織の引き締めを図るが、一部では地盤が重なる地域もあり、票の奪い合いの恐れも出ている。ある現職は「余裕のある候補者はいない」と不安をのぞかせる。

 現有2議席の確保を目指す公明と共産の2党は、それぞれ市内で組織票を二分し、会合などに丹念に出席し、支持固めを狙う。



 激戦となっている県議選の山辺郡・奈良市、橿原市、葛城市の3選挙区で、情勢を探る。

 ■山辺郡・奈良市

 大国正博 47 公現〈1〉
 荻田義雄 63 自現〈3〉
 小林茂樹 46 自現〈1〉
 山村幸穂 55 共現〈3〉
 浅川清仁 56 み現〈2〉
 小林照代 71 共新
 木村和弘 50 民新
 新谷紘一 69 自現〈8〉
 鍵田忠兵衛 53 無元〈3〉
 畭真夕美 61 公現〈3〉
 猪奥美里 31 民新
 今西一憲 50 無新
 岩城明 52 民現〈3〉
 柿本元気 32 無新
 出口武男 75 自現〈8〉
 田尻匠 53 民現〈4〉

(届け出順)

(2011年4月6日 読売新聞)

1446チバQ:2011/04/09(土) 08:17:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110407-OYT8T01043.htm
総選挙にらみ火花




県議選激戦区を歩く<下>葛城市


選挙カーから手を振って支持を訴える候補者(葛城市内で)=画像の一部を加工しています  葛城市選挙区(定数1)は民主、自民、無所属の現新3人が立候補、12年ぶりの選挙戦となった。両党の候補には地元の民主衆院議員と、自民の元衆院議員が応援に駆け付け、早くも次期総選挙をにらんで火花を散らしている。(元永達夫)

 「県政に新しい風を」。無所属新人の西川は7日午後、葛城山のふもとに広がる住宅街に選挙カーを走らせ、スピーカーから何度も繰り返し、支持を求めた。

 同市は、1963年から40年間、自民党衆院議員を務めた奥野誠亮のおひざ元で、2009年に長男の信亮が議席を失うまでほぼ半世紀、同党を支えた土地柄。

 04年の市長選以来、3度目の選挙となる西川も、党の公認を求めたが、結局、調整はまとまらず、無所属での出馬となった。陣営は「民主、自民の争いに埋没しないか」と危機感を募らせており、選挙戦終盤は市内をくまなく選挙カーで走り回り、存在感をアピールしている。

 民主新人の市川もこの日、シャープの工場周辺などでマイクを握った。「住民に身近な県政の実現を」などと訴えると、耳を傾けていた有権者から拍手が送られた。

 昨年まで31年間、香芝市に勤務。告示前から近鉄尺土駅前などに立ち、豊富な行政経験を強調してきた。出陣式には、衆院3区選出の吉川政重が駆けつけ、「保守の強い地盤に風穴を開け、葛城を変えたい」と熱弁を振るった。

 党本部が全国80か所の「最重点区」の一つとする選挙区。応援予定だった元国交相の馬淵澄夫が震災対応で戻れず、戦術変更を余儀なくされているものの、陣営は「ここで勝てば、奈良は変わる」と意気込んでいる。

 自民現職の辻本はこの日午前、知事選候補者と共に近鉄新庄駅前に立ち、「中南和地域の経済、観光振興」などを訴えた。駆け付けた支持者からは「何としても議席を守って」などと声がかかった。

 市内44自治会の連合会や市議会、経済団体から推薦を受け、約750人が集まった1日の出陣式は、多くの自治会長や市議ら計約60人が壇上に並んだ。さらに、党県連会長の奥野信亮が「震災復興はわが党にしかできない」と、〈自民色〉を押し出した演説で支持を訴えた。

 形勢逆転を目指す民主に対し、地盤を死守したい自民。保守分裂の様相も見せながら、3人は「最後のお願い」に声を振り絞る。(敬称略)

■葛城市

西川均 63 無新
市川雄治 55 民新
辻本黎士 75 自現《5》

(届け出順)

(2011年4月8日 読売新聞)

1447チバQ:2011/04/09(土) 08:18:32
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104030001
【2011統一地方選@奈良】

塩見氏・民主県議 難しい連携
2011年04月03日

 県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。


 ◎広域連合参加は一致 連合奈良は現職推薦


 今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。


 ▼「表だっては…」


 「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」


 民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。


 それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。


 一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。


 ◎県議候補と積極共闘 北野・荒井氏


 「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。


 荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。

1448チバQ:2011/04/09(土) 08:19:04
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104040001
【2011統一地方選@奈良】

民主、「逆風」微妙に変化/県議選
2011年04月04日

東日本大震災の犠牲者に向け、出陣式で黙とうする県議選候補者(手前)と支援者ら=1日、奈良市

 ■問われる防災・原発


 東日本大震災が、16選挙区に63人が立候補した県議選にも大きな影響を与えている。菅政権の支持率が低下し、民主に吹いていた「逆風」は微妙に変化。支援策や防災、原発問題を主張の中心に据える候補が相次いでいる。


 菅政権への逆風で厳しい戦いを覚悟していた民主の現職候補。震災前、支持者から「民主党は何やっとるんや」と言われ、「修行みたいなもんやった」と振り返る。


 しかし、震災後、菅政権への有権者の批判は影を潜め、「奈良県はどんな支援しているのか」と聞かれることが多くなったという。「逆風が収まったとは思えないが、政府の震災対策も含めて訴えたい」


 民主の新顔候補は街頭演説などで今回の震災の甚大さに触れ、「1県だけでは大きな災害に対応できない。医療と防災の2分野だけでも広域連合に入るべきだ」と訴えている。


 立候補表明後、知名度を上げようと積極的に戸別訪問したが、菅政権への批判を受けることもあった。震災後、駅頭での朝立ちを募金活動に切り替えたところ、快く募金してくれる人が多かった。「政権への批判はあってしかるべきと思ってやってきた。今こそ災害が起きた時にどうするか、訴えたい」


 ●他党も主張の重点


 自民の現職候補は、街頭演説の半分を震災に割いている。自民党県連が3月に発表した重点公約には防災に関する政策はないが、「一番注目されている話題。県の支援策や現在の危機管理体制をきちんとお知らせしたい」と話す。


 公明の現職候補も街頭演説で「想定外では済まされない。避難所のチェックや地域の防災体制を見直したい」と訴える。


 共産の新顔候補は原発問題に時間を割く。原発の新規建設の中止、自然エネルギーへの転換などを打ち出し、「大震災で高齢者の死者の割合が多い。弱者を守るには暮らし、福祉一番の温かい政治が必要」と訴える。


 無所属の新顔候補も脱原発を進めると主張。「クリーンエネルギーを推進し、奈良を環境先進県にしたい」。別の無所属の新顔候補は震災後、財政再建と関西広域連合参加に加え、防災対策を訴えの中心に据え、「奈良県でも大震災が起きる可能性がある。防災対策を見直す必要がある」と訴えている。

1449チバQ:2011/04/09(土) 08:19:52
>>1445
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104060001
16人11議席争奪戦/県議選ルポ
2011年04月06日

 ■山辺郡・奈良市選挙区


 県議選(定数44、10日投開票)で、全体の定数の4分の1を占める山辺郡・奈良市選挙区。定数11に対し、前回より2人多い16人(現職10人、元職1人、新顔5人)が立候補し、激しい舌戦を繰り広げている。


 ◇支持固め 懸命


 現有2議席の民主は4人が立候補。木村氏は1日20カ所でスポット演説を重ね、「27年間、県職員を務めた経験を生かしたい」と訴えている。自治労系の労組票を基盤とするが、「自分は無名の新人」と知名度アップを目指す。


 猪奥氏は駅前での朝立ちの後、一日30カ所でスポット演説をこなす。「関西広域連合に入らなくて大丈夫か、とよく聞かれる。広域連合に参加すべきだ」と訴える。
 NTT労組出身の岩城氏は震災支援策や防災のほかに教育や介護、年金などを演説に盛り込んでいる。


 田尻氏の事務所の窓には「関西広域連合参加へ」と書いたのぼりが掛かる。労組票を基盤に、演説で参加の必要性を強調している。


 自民は現職4人。荻田氏は市南部が地元だが、「守りの選挙では勝ち抜けない」(陣営幹部)と市西部や月ケ瀬地区などでの活動も強化する。


 前回トップ当選の小林茂樹氏は「未来のため、教育の充実や県の財政立て直しを」と主張。市全域を網羅する後援会組織を引き締める。


 新谷氏は山辺郡が地盤。「奈良市でもっと取らないと厳しい」として、1日に数回、ミニ集会を市内で開いている。


 ベテランの出口氏は経済界や市北西部の支持固めを図っている。


 公明は現職2人。大国氏と畭氏は東日本大震災に配慮し、選挙カーでの名前の連呼を控え、各地盤をハンドマイクを手に徒歩で活動。防災態勢の見直しなどを訴えている。
 共産は5日、志位和夫委員長が来県。立候補した2人も近鉄奈良駅前で演説し、山村氏は「かつてない大接戦。福祉の心を持った県政をつくる」、小林照代氏は国保料の加入全世帯1万円引き下げを訴えた。


 自民を離党し、みんなの党から立候補した浅川氏は議員報酬削減などを訴える。陣営は「自民時代と比べて反応が良い」と話す。


 無所属は3人。元衆院議員で元奈良市長の鍵田氏は市東部を中心に後援会組織をまとめる。


 今西氏は財政再建と関西広域連合参加が演説の中心。「政策に詳しい県議が必要だ」とアピールする。柿本氏は32歳の若さを武器に、応援に来た男性タレントと市内を練り歩き、無党派層への浸透を目指している。


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