近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ
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統一地方選スレから近畿のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
京都ネタはこちらだけど選挙関係はややこしいし定着しなかったので概ねこのスレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187488248/l40
奈良ネタもこちらだけど選挙関係はややこしいし定着しなかったので概ねこのスレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1178710048/l40
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旧水口町が西川氏を始め民主の地盤と成っているのかな。
前回は民主の推薦を出さなかった事に連合等から不満が出た(保守票を視野に西川氏が断ったかと思ったがそうでもない?)様だが今回はガチで行くらしい。
■甲賀市<衆院滋賀4区管内>
2004年市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1371
甲賀市長選 三つどもえ激戦
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1387
中嶋氏、初代甲賀市長に 三つどもえ制しバンザイ
◇甲賀市長選挙(滋賀県)開票結果 投票率64.57%
当 23363 中嶋武嗣(無新、56歳、初当選)前県議
19465 西川勝彦(無新、59歳)水口町長 =連合→県議補選当選
3275 田代君代(無新、共推薦、61歳)水口町議
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1389
民主、推薦(出さなかった事を)めぐり不満も 甲賀市長選
↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1439
県議補選・甲賀郡選挙区 福本庄三郎氏、西川勝彦氏が出馬へ/滋賀
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2160
県議補選で西川・福本両氏に当選証書
↓
2007年県議選
甲賀市 定数3−候補4
当 14,709 西川 勝彦 62 民主 現② (元)水口町長
当 11,333 家森 茂樹 55 自民 現④ 会社社長
当 8,739 福本 庄三郎 66 自民 現② (元)会社役員
□ 7,510 高野 由利 48 共産 新 デザイナー
↓
2008年市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7763
一騎打ち。
現職:中嶋武嗣氏(60)甲賀市長
新顔:田中喜克氏(58)旧水口町総務課長・甲賀市新市創造推進室次長=民主・社民・連合滋賀推薦=
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■野洲市市長選<衆院滋賀3区管内>
>選挙戦を序盤から優位に進めた。
と云う程の結果でも無いような。。
2008/07/25(金)
山仲善彰氏が出馬へ 野洲市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7624
滋賀県理事の山仲善彰氏(57)が24日、無所属で立候補する意向を明らかにした。
2008/10/14
選挙:野洲市長選 公開討論会に2新人 行革や合併、熱く /滋賀
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/3918
藤村氏は「大きな効果が期待できる竜王町との合併も視野に入れたい」
山仲氏は「これから合併の成果を得る時期。たちまちに議論すべきでない」
山仲善彰氏が初当選
野洲市長選挙
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7747
Kyoto Shimbun 2008年10月12日(日)
任期満了に伴う野洲市長選は12日、投開票され、無所属新人の元滋賀県琵琶湖環境部長の山仲善彰氏(57)が、同じく無所属新人の元市議の藤村洋二氏(61)、元市議の荒川泰宏氏(55)、元市総務部次長の舩橋登志夫氏(54)の3人を破り初当選した。投票率は55・91%だった。
▽開票結果(選管最終)
当8、044 山仲善彰 無新
6、449 藤村洋二 無新
5、083 荒川泰宏 無新
2、010 舩橋登志夫 無新
選挙:野洲市長選/野洲市議補選 市長に山仲さん /滋賀
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7750
山崎甚右衛門市長(74)から後継指名を受けた山仲さんは、連合滋賀などの手厚い支援を受け、選挙戦を序盤から優位に進めた。
◆開票結果
◇野洲市議補選(改選数2−3)=選管最終発表
当 10160 立入三千男 64 無新
当 6670 太田健一 36 共新
3787 岡野定雄 60 無新
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■養父市市長選市議選<衆院兵庫5区管内>
特に政党対決には成ってないのかな。。
選挙:養父市長選/養父市議選 あす投開票 街頭、演説会で舌戦過熱 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20081025ddlk28010393000c.html
◇市長選3候補、市議選19候補
養父市長選と市議選(定数18)は26日、投開票される。選挙戦終盤に入り、各候補は街頭や個人演説会で熱のこもった訴えを繰り返している。【吉川昭夫】
市長選は▽元副市長、広瀬栄候補(60)▽旧八鹿町長、浜道雄候補(64)▽元副市長、和田金男候補(60)の無所属新人3人が立候補している。
八鹿町出身の広瀬候補は「住民の要望に素早く応えられるよう、行政の縦割りを改め、市民のためのまちづくりを行う」と訴える。
同じく八鹿町出身で唯一首長経験のある浜候補は「市政の流れを変え、停滞する地域経済を活性化したい」と違いを強調している。
大屋町出身の和田候補は沿道に立つなどして、「市が抱える多くの難局を乗り越え、元気な養父市にしたい」と声を張り上げる。
市議選は定数より1人多い19人が立候補し、少数激戦となっている。現職11人、元職2人、新人6人。党派別は無所属16人、共産2人、公明1人。女性は1人。旧町別では八鹿町7人、養父町4人、大屋町3人、関宮町5人。出身地を中心に活動し、財政再建や活性化策などを訴えている。
両選挙とも有権者の約4割を占める八鹿町の票が当落に影響しそうだ。
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◆市長選立候補者(届け出順)
広瀬栄(ひろせ・さかえ) 60 無新
[元]副市長[歴]旧八鹿町商工労政課長・企画商工課長・建設課長▽市都市整備部長▽鳥取大
浜道雄(はま・みちお) 64 無新
[元]旧八鹿町長▽農業[歴]旧八鹿町税務課長・議会事務局長・総務課長・学校教育課長▽八鹿高
和田金男(わだ・かねお) 60 無新
[元]副市長[歴]PTA会長▽旧大屋町社会教育課長・議会事務局長・総務課長▽市総務部長▽駒大
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◆市議選立候補者(届け出順)
(定数18−19)
田中久一 59 公元 党養父支部副支部長▽民宿経営
西田雄一 54 無現(1) 農業[歴]市消防分団長▽PTA役員
寺田耕司 65 無現(1) 機械販売業[歴]八鹿町消防分団長
田村和也 52 無新 会社社長▽保護司[歴]市商工会役員
西谷昭徳 65 無現(1) 農林業▽保護司[歴]市森林組合理事
水野雅広 48 無現(1) 窯業▽関宮小PTA会長
吉井稔 63 無現(1) 飲食業▽議長[歴]養父町商工会役員
深沢巧 51 無新 団体職員[歴]大屋町消防分団長
勝地恒久 58 無新 NPO理事[歴]デザイン会社社長
安井義隆 59 無現(1) 飲食業▽団体役員[歴]東上野区長
西村禮治 64 無新 町づくりアドバイザー[歴]大森区長
竹浦昭男 61 共現(1) 党地区委員[歴]但馬農高PTA会長
森本茂行 77 無現(1) 農業[歴]八鹿町農業委員▽小山区長
藤原敏憲 58 共現(1) 党但馬地区委員[歴]国交省職員
北尾行雄 62 無現(1) 税理士▽市体育指導委員会委員長
瀬原達夫 57 無新 NPO理事▽市森林組合総代
高橋本明 49 無現(1) 農業[歴]大屋町農業委員
安田豊代 65 無新 著述業[歴]団体職員▽大学講師
円山浩平 72 無元 [元]八鹿町商工会理事[歴]リース業
〔但馬版〕
毎日新聞 2008年10月25日 地方版
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>>4-5
養父市長選が告示 三つどもえの戦いに
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001529849.shtml
梅谷馨・養父市長の辞任表明に伴う同市長選が十九日告示され、元副市長の広瀬栄氏(60)、旧八鹿町長の浜道雄氏(64)、元副市長の和田金男氏(60)の新人三人が立候補した。いずれも無所属。同日告示された市議選とともに二十六日に投開票される。
同市は二〇〇四年四月に「平成の大合併」県内第一号として発足したが、自主財源に乏しく、厳しい財政運営が続く。過疎化対策や地域経済の活性化なども課題となっている。
広瀬氏は「職員で地域担当チームをつくり、各地の課題を解決する」、浜氏は「地場産業の林業などを支援するため、木造住宅の建設を推進する」と主張。和田氏は「まちづくり条例制定で旧町間の意識を取り払い、まちを一体化させたい」と訴えた。(原田大介)
(10/19 21:34)
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■阪南市市長選<衆院大阪19区管内>
因縁の対決かぁ。市民病院を維持する程の過疎地でも無いような気もするが。
選挙:阪南市長選 あす投開票 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20081025ddlk27010380000c.html
任期満了に伴う阪南市長選は26日投票、即日開票される。3選を目指す現職の岩室敏和氏(61)=無所属=と、新人で前副市長の福山敏博氏(58)=同=の2人が立候補。約23億円の累積赤字を抱える市立病院の経営改善や市の財政改革などを争点に舌戦を繰り広げている。
投票は午前7時〜午後8時、市内22カ所で。午後9時から、市立総合体育館で開票される。18日現在の有権者数は4万6901人(男2万2217人、女2万4684人)。【酒井雅浩】
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◇立候補者(届け出順)
岩室敏和(いわむろ・としかず) 61 無現(2)
市長▽府市町村職員互助会理事長[歴]岸和田市職員▽市議▽府市長会副会長▽立命館大
福山敏博(ふくやま・としひろ) 58 無新
[元]副市長▽阪南再生市民の会会長[歴]市都市整備課長・市立病院副理事・事業部長▽中央大毎日新聞 2008年10月25日 地方版
阪南市長選に2氏
現職と元副市長の対決
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20081020-OYT8T00072.htm
阪南市長選は19日、告示された。いずれも無所属で、3選を目指す現職の岩室敏和氏(61)、新人で元副市長の福山敏博氏(58)の2人が立候補。岩室氏は今年2月、副市長の福山氏を意見の対立から解職しており“因縁の対決”に。市立病院再生策や行財政改革、少子高齢化対策などを争点に舌戦が始まった。投開票は26日。18日現在の有権者数は4万6901人。
岩室氏は午前9時、南海電鉄鳥取ノ荘駅前で第一声。「サービスと経営感覚の向上を目指して市政改革に取り組んだ」と強調。医師の大量退職が問題化した市立病院で、議会や市民と連携して医師の確保を進めた結果、一時休止した内科診療の再開につなげたことや、長年の懸案だったし尿処理施設を整備したことなどを実績として示した。
国の三位一体の改革で補助金が減るなど厳しい財政状況に、「ここで市長が代われば、明日にも市政は破綻(はたん)する。エンドレスの改革に命がけで取り組みたい」と訴えた。
福山氏は午前9時から、同市尾崎町の選挙事務所前で第一声。市職員として30年以上勤めた自らを「根っからの都市計画をやってきた人間」と紹介、「元気で明るい都市を目指し、空き教室や施設を活用して誰もが集う総合福祉施設を整備したい」と意欲を見せた。
広域避難場所の市立鳥取中体育館耐震化、南海電鉄尾崎駅周辺の整備などを課題に挙げ「財政状況は厳しいが、お金の使い方に工夫が必要」と強調。「どんな苦境、苦難にも逃げない、ぶれない、ひるまない。必ず阪南を立て直し、夢あるまちに」と支持を訴えた。
(2008年10月20日 読売新聞)
26日投開票・阪南市長選 公営?民営?どうする市立病院 /大阪
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/525
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■笠置町 町議選<衆院京都6区管内>
100票で当選できるのか。
それにしても笠置町クラスになってくると結果保存しといて俺GJと云う事は無さそうだけどなぁ。。
合併が争点って事も無さそうだし。
選挙:笠置町議選 新町議8人決まる /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081020-00000259-mailo-l26
10月20日17時1分配信 毎日新聞
任期満了に伴う笠置町議選(定数8)は19日投票が行われ、即日開票の結果、深夜に新議員8人が決まった。当選したのは現職3人、元職1人、新人4人。当日有権者数は1581人(男736人、女845人)。投票率は90・07%(前回は無投票)だった。
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◆開票結果
◇笠置町議選(定数8−13)=選管最終発表
当 183 福本宗雄 60 共現
当 179 西村典夫 58 無新
当 131 西岡良〓 64 無新
当 120 坂本俊広 62 無元
当 119 杉岡義信 61 無新
当 118 石田春子 66 無現
当 107 上好忠次 61 無新
当 104 和田栄雄 68 無現
102 大倉博 62 無新
93 石川惣代治 72 無現
72 田中良三 55 無新
60 山本敏一 68 無現
19 西中茂 70 無現
10月20日朝刊
最終更新:10月20日17時1分
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■葛城市市長選<衆院奈良3区管内>
山下和弥は誰の秘書出身なんでしょうかね。
「関西若手議員の会」は京都市長選に出て落選した村山祥栄君なんかも属してましたね。
山下氏が当選したらしいが,奥野の秘書だったとしても吉川候補には追い風ではないか。
選挙:葛城市長選/葛城市議補選 市長選、現職・新人一騎打ち−−告示 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20081020ddlk29010295000c.html
◇合併後の市政など争点
任期満了に伴う葛城市長選は19日告示され、新人で元市議の山下和弥氏(39)と、現職で自民推薦の吉川義彦氏(68)=いずれも無所属=の2人が立候補した。
市長選は合併してから2回目。合併後の市政の評価や、行政のスリム化などが争点。山下氏は「みんなで新しい葛城市をつくろう」、吉川氏は「生活満足度ナンバー1のまち葛城市を目指す」をキャッチフレーズに、激しい選挙戦が始まった。
投票は26日午前7時〜午後8時、市内31カ所であり、開票は午後9時から市民体育館である。18日現在の有権者数は2万8864人(男1万3608人、女1万5256人)。市議補選(改選数1)には元職3人が立候補した。
◆立候補者の第一声(届け出順)
◇市を変える機会に−−山下和弥候補(39)=無新
山下候補は午前10時、葛城市北道穂の事務所前で出陣式。市議の他、神戸市や大阪府柏原市などから「関西若手議員の会」のメンバーも応援に駆けつけ「会で1、2を争う勉強家」と紹介した。山下候補は冒頭で「改革の時がやって参りました」とアピール。葛城市の財政状況や市職員の時間外勤務手当支給問題などに触れ、「皆さんと共に大きな一歩を踏み出し、葛城市を変える大きなチャンスを手にしたい」と話した。【泉谷由梨子】
◇安心の街づくりを−−吉川義彦候補(68)=無現
吉川候補は午前10時、葛城市太田の事務所で出陣式。奥野信亮・衆院議員や、荒井正吾知事、各市町村長らが応援に駆け付けた。奥野衆院議員は「合併後財政が悪化する自治体がある中、葛城市は健全化している」と、吉川候補の行政手腕をアピールした。吉川候補は、安全・安心の街づくりなど四つの基本政策を訴え、「市民の皆さんと連携しながら、皆さんの期待に応えられるよう精いっぱい努力する」と決意を述べた。【山本和良】
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山下和弥(やました・かずや) 39 無新
[元]市議▽ボランティア北花内の会事務局長[歴]会社員▽衆院議員秘書▽会社役員▽甲南大
吉川義彦(よしかわ・よしひこ) 68 無現(1)
市長▽葛城広域行政事務組合副管理者▽県土地改良事業団体連副会長[歴]旧新庄町長▽高田高=[自]
◇葛城市議補選(改選数1−3)
安川茂樹 57 民元 呉服販売業[歴]旧新庄町議
中島大視 66 無元 福祉関係団体役員[歴]旧新庄町議
赤井佐太郎 63 無元 酒類販売業[歴]旧新庄町副議長
毎日新聞 2008年10月20日 地方版
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写真は転載せずだが元記事の吉川候補の顔が爺さん過ぎるわw
補選出馬者から前市長迄全員新庄出身とは。。
葛城市長選あす審判
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000810250001
2008年10月25日
旧新庄町と旧当麻町が合併してできた葛城市の2回目の市長選は26日、投開票される。無所属新顔の山下和弥氏(39)と無所属現職の吉川義彦氏(68)=自民推薦=の保守系候補同士が、一方は若さを、一方は実績を強調しながら、激しく争っている。
山下陣営は「今変えないでいつ変える」をキャッチフレーズに「改革」を前面に押し出している。山下候補が入会している「関西若手議員の会」の近隣府県の市議仲間が連日、支援に来ている。同会会員だった和歌山県の望月良男・有田市長(36)も駆けつけ、「39歳はけっして若すぎない」と呼びかけた。山下候補は街頭演説で「現市政は貯金を取り崩し、借金も多い。無駄な事業を見直し、情報公開してわかりやすい市政に転換する」などと訴えている。
吉川陣営は、「住み続けたいまち、住んでみたいまちづくり」がキャッチフレーズ。地区ごとにミニ集会を開いて訴え、23、24日夜には新庄、当麻の両文化会館でそれぞれ大規模な個人演説会を開いた。区長会など各種団体の推薦を取り付けているが、「上滑りが怖い」と引き締めている。吉川候補は「生活満足度ナンバー1の城市を目指している。次の4年で近鉄尺土駅整備に取り組み、新市の玄関にふさわしい駅前にする」などと訴えている。
前職の3人が立っている市議補選(被選挙数1)も26日、投開票される。
投票はいずれも26日午前7時から午後8時まで市内31カ所で。開票は午後9時から葛城市南藤井の市民体育館で。同11時ごろには大勢が判明する見込み。18日現在の有権者数は2万8864人。
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やっぱり奥野の秘書か。
葛城市長選候補者の横顔
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000810210001
2008年10月21日
現職と新顔の一騎打ちとなった葛城市長選。新庄、当麻の旧2町が合併して4年。合併は何をもたらしたか、今後の町づくりをどう進めるかが問われる選挙だ。26日の投開票に向けて支持を訴える両候補の横顔や主張の一端を紹介する。(届け出順)
候補者1/山下和弥
大学卒業後、会社員を2年、衆院議員だった奥野誠亮氏の秘書を8年余務めた。その後、市議に初当選し、3年足らずで市長選に挑んだ。「葛城市を変えなければいけない。悩んだ末、決断した」
「市議になって、国政と地方政治の隔たりに愕然(がくぜん)とした。サービスを受ける住民の立場、介護の現実の厳しさ、そうした現場感覚が今の市政に欠けている。今こそ新しいアイデアが必要だ。もう待ってはいられないと考えた」
市議会では現市政を厳しく批判してきた。「基金をどんどん取り崩しており、財政は厳しい。合併したのに行財政改革は進んでいない。情報公開もできていない」
政治とかかわった最初は26歳の時。95年の参院選奈良選挙区で自民党推薦候補の選挙運動を手伝った。「選挙後、奥野先生から声をかけられた。私が先生と同じ御所市生まれだったのと、小選挙区制が導入された最初の総選挙を控えていたからでした」。秘書生活のうち7年は東京。「朝の勉強会に出席して、会議の内容を報告するなど色々と勉強した。政治家の道を歩みたいと思うようになり、帰郷して市議選に出た」
市民と一緒のまちづくり、情報公開など5本柱の政策を訴える。身長180センチ、体重94キロの大きな体。長男は1歳5カ月。「子育て中の視点を市政に生かしたい」という。
候補者2/吉川義彦
高校卒業と同時に旧新庄町の職員となり、助役、町長を経て葛城市初代の市長に就いた。49年余の公務員生活の蓄積が自信となっている。市議会ではどんなに激しい言葉で批判されても動じない。
「1期目は旧新庄町と旧当麻町の住民が融和して一つになることに努めてきた」。新市建設計画の事業が遅れているとの批判には、「合併前からの継続事業に力を入れた。早く完成させなければならないから。新しい事業は当初計画をきちんとつくることが大事で、これも着々と進めている」と反論する。立候補の動機も「新市建設計画を責任をもってやり遂げるようにと、区長会など諸団体から出馬を要請されたから」と話す。
「借金はできるだけしない主義。合併特例債だって借金には違いないから、積極的には使わない」。慎重な姿勢は数字に反映している。財政の硬直度を示す経常収支比率(07年度決算86・7%)や、借金の大きさを示す実質公債費比率(同14・3%)は県内の市町村ではかなり低い方で、堅実だ。「やるべき事業はやったうえでの数字。05〜08年度の一般会計は120〜130億円を保っている」
健康法は「酒をなるべく控え、食べ過ぎない」こと。孫が1人。中国にいるので年に1回しか会えないのがつらい。でも、近くもう1人生まれるのが楽しみという。
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へぇ。。
>今年8月に公表された県民アンケートで、葛城市が生活満足度県内2位に。
>「住み続けたい街、住んでみたい街を目指して街づくりを進めてきたことが評価された」と率直に喜ぶ。
選挙:葛城市長選 2候補の横顔 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20081021ddlk29010719000c.html
26日投開票される葛城市長選は、現職、新人の2人が激戦を繰り広げている。有権者が貴重な1票を託す候補者の横顔を紹介する(届け出順)。【山本和良】
◇市民と一緒に街づくり−−山下和弥候補(39)=無新
「合併で行財政改革が必要だが、職員数削減や、ごみ焼却施設といった重複施設の統廃合が遅れている。情報公開にも冷淡だ」。熟慮した結果、9月末に立候補を決断。「妻も頑張れと賛成してくれた」と笑顔を見せる。
甲南大卒業後、インテリア会社に就職したが、24歳の時に衆院議員の秘書に。9年間勤めた後、05年の市議選で初当選した。「政治家を志したのは、人の役に立ちたいから」
2年前に結婚。長男が誕生し、家族を守る大切さを実感したという。「このままの市政で、市民は幸せになれるだろうか。大きな禍根を残すのではないか。市民と一緒に新しい街づくりをしたい」と願う。
健康面にも気を付け、妻の協力で今年4月からダイエットに挑戦している。108キロだった体重が現在は94キロに。剣道2段。「克己」が座右の銘だ。
◇半世紀近くの行政経験−−吉川義彦候補(68)=無現
「商工会や文化協会などを一本化でき、合併後の4年間はスムーズに移行できた」。合併を進めてきた者として、新市を育てる責任感は人一倍強い。「新市建設計画や、新しいごみ施設建設などやり残した事業を進めたい」と静かに語る。
高田高卒業後、59年に旧新庄町職員に。町長を経て04年に初代市長になった。半世紀近く行政に携わっている。趣味はと聞くと、「仕事かな」と目を細める。
今年8月に公表された県民アンケートで、葛城市が生活満足度県内2位に。「住み続けたい街、住んでみたい街を目指して街づくりを進めてきたことが評価された」と率直に喜ぶ。
中国に住んでいる初孫の顔を見るのが一番の楽しみ。食べ過ぎないように健康には気を付け、晩酌は2合と決めている。好きな言葉は「地域力」だ。
毎日新聞 2008年10月21日 地方版
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>>8-12
補選はどうだったんだろうな・・。
【選挙】山下氏が初当選 奈良・葛城市長選
2008.10.27 00:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081027/lcl0810270003000-n1.htm
奈良県葛城市長選が26日投開票され、前市議の山下和弥氏(39)が現職の吉川義彦氏(68)を破り初当選。投票率は59・45%。
▽葛城市長選開票結果
当 8909 山下和弥 無新
7686 吉川義彦 無現
(選管最終)
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注目したところは全部本命勝利。
注目しなかった阪南・葛城が新人当選。
予想屋失格です・・・
■阪南市市長選<衆院大阪19区管内>
選挙:阪南市長選 福山氏、初当選 /大阪
任期満了に伴う阪南市長選は26日投開票され、新人で前副市長の福山敏博氏(58)=無所属=が、現職の岩室敏和氏(61)=同=の3選を阻み、初当選を果たした。当日有権者数は4万6438人(男2万1968人、女2万4470人)。投票率は過去最低の45・07%(前回は無投票)だった。
福山氏は2月に副市長を解職され、選挙戦で岩室氏の市政運営を「独断専行」と批判。岩室氏に批判的だった市議らの支持を受け、組織選挙を展開した。
市の財政について「連結実質赤字比率は全国ワースト20位で、財政運営の制約を受ける早期健全化団体に転落する恐れがある」と強調。また、約23億円の累積赤字を抱える市立病院問題では、経営を民間に委託する「公設民営」が理想と訴え、幅広く支持を集めた。
事務所で支持者と握手を交わし、喜びを分かち合った福山氏は「再建には一刻の猶予もない。34年9カ月の行政経験を生かして必ず阪南を立て直したい」と気を引き締めていた。【酒井雅浩】
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◆開票結果=選管最終発表
◇阪南市長選
当 11091 福山敏博 58 無新
9503 岩室敏和 61 無現
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福山敏博(ふくやま・としひろ) 58 無新(1)
[元]副市長▽阪南再生市民の会会長[歴]市都市整備課長・市立病院副理事・事業部長▽中央大
毎日新聞 2008年10月27日 地方版
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>>8-12
議員選挙板情報によると、これが現職落選の原因らしい
市議長男で市長の親類-葛城市残業手当問題の職員 (2008.8.22 奈良新聞)
葛城市がごみ焼却施設「新庄クリーンセンター」の男性職員1人に対し、平成18年度に1645時間、19年度に1300時間もの異常な時間外勤務手当を支給していた問題で、男性職員が同市議会議員の長男で、市長の親類にあたることが21日、分かった。残業手当支給についての関連が注目される。
一方、同市議会の議会運営委員会(南要委員長)が同日開かれ、残業手当が正当な支給であったかを調査するため、地方自治法第100条の規定による調査委員会(百条委員会)を設置する方針を正式に決め、西川弥三郎議長に百条委設置のための臨時議会開催を要請した。西川議長が吉川義彦市長に申し入れれば、市長は20日以内に議会を召集しなければならない。同問題は真相解明に向けて大きなヤマ場を迎えた…
〜この続きは本紙をご覧下さい〜
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>>6>>13
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081031/lcl0810311349003-n1.htm
存続危機の大阪府阪南市立病院、再び医師が辞意表明
2008.10.31 13:49
このニュースのトピックス:地方自治
医師の大量退職から一時、存続も危ぶまれた大阪府阪南市立病院で、新たに招いた医師らの多くが辞意を表明していることが31日、分かった。今月26日の市長選で、給与引き下げを検討する可能性に言及した元副市長が、医師招聘(しょうへい)を進めてきた現職を破り初当選し、医師が反発。同病院は再び危機的状況に陥る恐れが出てきた。
同病院は医師の大量退職で昨年7月から内科を休診するなど経営難に陥った。市は医師確保のため、歩合給を導入するなどして、年収約1200万円の医師給与を約2000万円に引き上げ。医師確保が進み、今年9月からは内科診療も再開していた。
市長選では、元副市長の福山敏博氏(58)が、医師確保に取り組んできた現職の岩室敏和氏(61)を破った。福山氏は当選後、歩合給について「公立病院にはなじまない」などとし、見直しの可能性に言及していた。
同病院は慰留しているが、医師の1人は「8人が辞意を伝えている。新給与体系は議決されたもので、議会を無視した発言に不快感を感じる。新たな医師確保にも新給与で話を進めており、変わると信用にかかわる」などと話しており、来年にも辞職する考えを示した。
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想定外?一気に5人が名乗り 西宮市長選が混沌
十一月十六日に投開票が予定される西宮市長選が、にわかに盛り上がってきた。一カ月ほど前までは、自民、民主、公明、社民の四党相乗りの現職と、共産、市民団体が推す新人の一騎打ちで、前回と同じ構図になる公算が高いとみられたが、一気に五人が名乗りを上げたからだ。衆院選の動きも相まって情勢は混沌(こんとん)としてきた。
八月二十四日、西宮市内の事務所で二人の男が向き合っていた。
現職の山田知氏(74)までの三代二十八年にわたり市長後援会を取り仕切ってきた会社社長(68)と、保守系の若手市議を中心に「ポスト山田」をにらんで擁立の動きがあった元県議(62)。
「本人の決意が固い。もう一度、山田さんでいきたい」
「分かりました。やるからには全力で支えましょう」
山田氏の「三選立候補」に向け、みこしを担ぐ準備が整った瞬間だった。支援組織は二日後の幹事会で山田氏の立候補を正式に承認。九月末の市会閉会日に予定していた立候補表明を同二日の開会日に早め、選挙戦を有利に運ぶ-という戦略を描いた。
ところが、この動きを察知して先手を打ったのが、慶応大元教授の跡田直澄氏(54)。九月一日に記者会見を開いて立候補を表明した。寝耳に水だった山田陣営に衝撃が走った。市幹部の一人は「名前は聞いていたが、本当に出るとは」と驚きを隠さなかった。
跡田氏は財政の専門家で、小泉政権で経済財政担当相を務めた竹中平蔵慶応大教授とも親交が深い。西宮市内の特定非営利活動法人(NPO法人)理事長も務める。擁立には、山田氏の後援会幹部と関係の深い男性らが動いた。
ある市議は「首長選に出たいという意志はかなり前からあった。中核市になったばかりの西宮は研究を実践に移すのに適度な規模とみたのだろう」と推測する。
◇
山田氏の足元を揺さぶる動きも浮上した。元市長の故八木米次氏の長男で、西宮市議四期目の八木米太朗氏(59)が一日、立候補を表明した。
山田氏の後援会は、市北部の塩瀬地区が地盤の故米次氏の後援会を引き継ぎ、八木氏の支持者と重なる部分が多い。
「ポスト山田をずっと狙っていた。あと四年は待てないということだ」と関係者は話す。
共産党と連携する市民グループが擁立する西宮民主商工会副会長の藤井隆幸氏(58)も同日、立候補を表明した。本人が打診されたのは九月二十一日。同党市議は「山田市政の八年を問い直すため、どうしても立てたかった」とする。
元川西市職員で七月の太子町長選に立候補、落選した野々村竜太郎氏(42)も九月末に立候補を表明している。
混戦模様の市長選だが、とりわけ各陣営が警戒するのが慶応大元教授という「ブランド力」のある跡田氏だ。浮動票の行方が注目され、「投票率次第で結果は分からなくなった」と注視する。
◇
山田氏は市民参画条例の制定や、市北部と南部を結ぶバス路線開通にめどを付けるなど二期目の公約をほぼ実現。堅実な行政手腕を評価する声がある。しかし、七十四歳という年齢を不安視する声は根強い。ある後援会幹部は山田氏に勇退を示唆したが「本人の意志は揺るがなかった」と打ち明ける。
総選挙の影響も出始めた。山田氏は前回同様、四党に推薦を要請したが「総選挙の結果をみなければ判断できない」(公明県議)との声があり各党とも慎重だ。
総選挙の日程は決まっていないが、投開票日が十一月二日以降になれば「同日選もあり得る」と市選管。「自公対民主」の構図で総選挙を戦いながら、市長選で共闘することに「有権者の理解が得られにくい」との声が上がる。政権交代のような事態になれば「現職への風当たりはきつくなる」とみて、各党とも市長選への対応を決めかねているのが実情だ。(阪神総局・木村信行)
(10/2 09:18)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001499145.shtml
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>>16
選挙:西宮市長選 立候補予定者、既に臨戦態勢−−9日告示 /兵庫
◇現職を3党が推薦/政策の浸透図る新人
過去最多の6人が立候補を表明している西宮市長選の告示が9日に迫った。立候補予定者はパンフレットを配布したり、駅前で政策を訴えるなど、事実上、臨戦態勢に突入している。一騎打ちだった前回市長選は26.8%と過去最低の投票率だったが、今回は混戦も予想され、有権者の関心がどこまで高まるのかが注目される。投票率が選挙戦の行方も左右しそうな情勢だ。【生野由佳】
先月末から今月にかけ自民と民主、社民各党の県組織が相次いで現職の山田知氏(74)への推薦を決めた。国政の対決構図が影響し、各党とも支持を保留するなど慎重な姿勢が続いていたが、衆院選の解散先送りをめぐる駆け引きが一段落したのを機に、態度表明が相次いだ。山田氏陣営幹部は、前回同様に推薦に回った3党の対応に安堵(あんど)の表情を浮かべ、「態度を決めかねていた人たち、団体への追い風になるはず」と期待を込める。ただ、公明は山田氏の高齢などを理由に推薦を保留中だ。
一方で、前回市長選まで山田氏を支援していた現職市議の八木米太朗氏(59)の陣営は、重なる支持層の切り崩しに躍起だ。山田氏に反目する若手市議らが支援に回る。1日の総決起集会では壇上に、かつて山田氏を“後継指名”した前市長の馬場順三氏が登壇。「変化の大きい時代には新しいリーダーが必要」などとあいさつし、陣営幹部は「馬場さんがマイクを握ってくれた意義は大きい」と、勢いづく。
元慶応大商学部教授の跡田直澄氏(54)は知名度不足の解消が最大の課題。通勤のサラリーマン層などが多い阪急沿線の駅前などに立ち「行政改革に民間の経営手法を取り入れます」と演説。財政学者の強みを強調する。陣営は「無党派層の支持をいかに集められるかが勝負」と危機感を募らせ、告示後の総決起大会に、学者仲間で、小泉政権で経済財政担当相を務めた竹中平蔵氏の来援を要請中だ。
元市議で議長も務めた塚田誠二氏(59)は「西宮の街を知り尽くしている」と市議7期の実績を強調。「お年寄りを大切にする街づくり」をモットーに、公約には基金を取り崩し、後期高齢者医療費の窓口1割負担をゼロにする施策を掲げる。元助役や市議が支援に回り、高齢層への支持浸透を図る。
ピアノ調律師で地元民主商工会の副会長からの出馬となる藤井隆幸氏(58)は共産党の地区委員会などで構成する市民団体の推薦を受け、同党市議らと一緒に街頭演説をこなす。「現市政は、弱者切り捨ての行革を強行した」と批判し、国民健康保険料の引き下げや、中学3年生までの医療費無料などを訴える。
元川西市職員の野々村竜太郎氏(42)は「文教安心都市を目指したい」と訴え、自身のブログ(日記様式のホームページ)で、マニフェストや考え方を更新している。
〔阪神版〕
毎日新聞 2008年11月7日 地方版
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20081107ddlk28010372000c.html
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関西と近畿の2極体制の中,旧さくら銀行は太陽神戸+三井の組み合わせで関西の本部は神戸にあるのが新しかった。
東京の被災を望むような発言する前に,自分らの中枢性を高める努力をするべきであり,県民被災者の神経をも逆撫でするものである。
アホ同士,微妙な鞘当てか?
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/31
井戸・兵庫知事「関東大震災起きればチャンスになる」
2008年11月11日21時20分
http://www.asahi.com/national/update/1111/OSK200811110084.html?ref=goo
兵庫県の井戸敏三知事は11日、和歌山市で開かれた近畿ブロック知事会議で、東京一極集中を挙げ、関西経済にとって「関東大震災が起きれば東京はダメージを受けてチャンスになる」などと述べた。首都圏の災害時における関西の補完機能の重要性を指摘したものだが、他都市の被害を歓迎するように取られかねない言葉に、参加した他の知事から批判の声が上がった。
11日夜に神戸市内で発言の真意を報道関係者に問われた井戸知事は「第2首都機能を関西で引き受けるとか、企業の本社機能を関西で担うといった震災への備えを日本全体で考えねばならず、それが関西復権につながるという意味だ」と釈明し、発言は撤回しなかった。
会議には近畿2府4県と福井、鳥取、徳島、三重の知事と副知事が出席。井戸知事は関西経済の活性化をテーマにした議論の中で「東京一極集中を打破するための旗を揚げなければならない」と前置きしたうえで、「物理的には関東大震災なんかが起これば相当ダメージを受ける。これはチャンスですね」と述べた。
井戸知事は会議途中で公務のため退席。会議後の記者会見で、鳥取県の平井伸治知事は「阪神大震災の被災県である兵庫県の井戸知事だからこそ、表現については訂正するべきだ」。大阪府の橋下徹知事は「(首都機能の)バックアップ機能が必要だという真意は、全知事がわかっている。でも、不適切な発言ばかりやっている僕から見ても不適切だった」と疑問を呈した。
井戸知事は旧自治省で大臣官房審議官などを経て、阪神大震災の翌年の96年に兵庫県副知事に就任した。01年に初当選して現在2期目。
◇
井戸敏三・兵庫県知事の発言要旨は次の通り。
まず、東京一極集中をどうやって打破するかという旗を揚げないといけない。物理的には、関東大震災なんかが起これば相当ダメージを受ける。これはチャンスですね。チャンスを生かす、そのための準備をしておかないといけない。機能的には、金融なんです。金融とマスコミが東京一極集中になっている。東京に行った企業をもう一度、関西に戻せというカムバック作戦を展開していく必要がある。(中略)そういう意味では、防災首都機能を関西が引き受けられるように、あるいは第2首都機能を関西が引き受けられるような準備をしておかないといけない。
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>>15
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20081114ddlk27040331000c.html
阪南市立病院:医師4人が辞表提出 新市長の「給与見直し」に? /大阪
阪南市は13日の市議会特別委員会で、市立病院の非常勤医師4人が辞表を提出したことを明らかにした。市は「受理はしておらず、今後慰留に努める」という。
市によると、4人は12日に辞表を提出。退職時期は12月末〜来年2月末としている。先月の市長選で初当選し、12日に初登庁した福山敏博市長が、選挙戦などで「患者数に応じた報酬は公立病院になじまない」と給与見直しに触れたことが理由とみられる。また当直の補充に入っている医師4人からも、来年3月以降は受けられないと伝えられたという。この日、就任後初めて記者会見した福山市長は、医師給与見直しについて「本意が伝わっていなかった。今すぐ見直す考えはない。収支バランスを見ながら考え、経営が成り立つなら必要はない」と説明した。また辞表を提出した医師については「引き止めるのが使命。すぐにでも話し合いたい」と述べた。
市立病院は昨年6月、和歌山県立医科大が派遣していた内科医5人が引き揚げられ、同時に内科の非常勤医師も全員退職。翌月から内科の外来、入院とも休止した。今年6月、給与を民間病院並みに引き上げる条例改正に踏み切り、9月から内科診療を再開したばかりだった。【酒井雅浩】
毎日新聞 2008年11月14日 地方版
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元大阪府議、海外逃亡か 脱税容疑、逃亡助けた4人を逮捕
2008.11.16 19:35
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081116/crm0811161940013-n1.htm
不動産売買で得た所得約7億円を申告せず所得税約2億5000万円を脱税したなどとして、大阪地検特捜部が所得税法違反(脱税)などの容疑で大阪弁護士会所属の弁護士、小川真澄・元大阪府議(64)の逮捕状を取っていたことが16日、分かった。小川元府議は国外に逃亡したとみられ、特捜部は同日、逃走を助けたとして、犯人隠避の疑いで東京のIT会社役員ら4人を逮捕した。
関係者によると、大阪市北区で日本料理店「多幸梅」を経営する「多幸梅観光」が昨年、本社ビルの売却をめぐる国税徴収法違反罪で起訴された事件にからみ、売買に関与した小川元府議が報酬など約7億円を申告せず、約2億5000万円を脱税した疑いが持たれているほか、国税徴収法違反の疑いもあるという。
今回逮捕されたのは、IT会社役員、奥井宏太朗(31)▽同、平田慎治(33)▽同、飯塚誠(45)▽同社元役員、桑波田達彦(38)−の4容疑者。調べでは、4人は小川元府議に逃走資金150万円を渡した上、中部国際空港まで送り届けた疑い。小川元府議はこのIT会社の株式を保有。4人に「買い取らなければ、ややこしいところに流す」と逃走資金を工面させ他人名義のパスポートでフィリピンに出国したとみられるという。
特捜部は大阪国税局と合同で今月11日、小川元府議の自宅や弁護士事務所などを家宅捜索していた。
小川元府議は昭和52年に弁護士登録。その後、府議に当選し、平成8年と15年の衆院選に出馬したがいずれも落選し、今年1月の枚方市選挙区の府議補選でも落選している。
■2008年 大阪府議会議員補欠選挙 枚方市選挙区 【定数 : 1 / 立候補者 : 5 】
有権者数 : 323894人 投票者数 : 156665人 投票率 : 48.37%
当 46023 出来 成元 59 自民 元 社会福祉法人理事
40248 小川 真澄 63 無所属 元 弁護士
24509 折口 勲 51 共産 新 党職員
19125 岡沢 教子 38 無所属 新 無職
18256 西岡 豊 59 無所属 新 会社役員
■2007年大阪府議会議員選挙 枚方市 定数5−候補7
当 31,953 鈴木 和夫 58 公明 現 4 党府副幹事長
当 27,358 中村 哲之助 61 民主 現 4 党支部副代表
当 22,942 黒田 昌子 72 共産 現 3 党府議団役員
当 21,843 漆原 周義 43 民主 現 4 党支部副代表
当 19,554 初田 豊三郎 49 自民 新 1 党支部相談役・元枚方市議・中司枚方市長盟友・官製談合疑惑で逮捕。
□ 13,385 小川 真澄 63 無所属 元 弁護士←●
1,744 円若 正彦 63 無所属 新 (元)会社員
■2003年選挙得票 大阪11区
1 平野博文 民主党 前 116,834 当選
2 小川真澄 無所属 新 47,835←●
3 山下京子 日本共産党 新 27,557
4 吉武信昭 無所属 新 8,599
■1996年選挙得票 大阪11区
1 平野博文 無所属 新 97294 当選
2 小川眞澄 自由民主党 新 64535←●
3 吉瀬孝子 日本共産党 新 38403
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>>20-21
脱税:海外逃走の元大阪府議、比で逮捕 入管法違反容疑
http://mainichi.jp/select/today/news/20081125k0000m040059000c.html
【マニラ矢野純一】フィリピン入国管理局は24日、所得税法違反(脱税)などの容疑で大阪地検特捜部が逮捕状を取り行方を追っていた元大阪府議で弁護士、小川真澄容疑者(64)を、他人名義の旅券で入国したとして入国管理法違反容疑で逮捕した。管理局は経緯などを聴いた後、国外退去処分にするとみられる。
管理局などによると、小川容疑者は、特捜部が脱税事件の強制捜査に乗り出した今月11日、中部国際空港(愛知県)から同国に逃亡。24日、日本への出国直前、マカティ市内のホテルで身柄拘束された。
小川容疑者は、大阪市内の商業ビル転売で得た約7億円の利益を隠し、所得税約2億5500万円を脱税したなどの疑いがある。特捜部は16日、小川容疑者に現金150万円を渡すなど逃亡を手助けしたとして、IT関連会社役員ら4人を犯人隠避容疑で逮捕した。
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=京都6区=革新vs相乗り現職vs泡沫
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20081201-OYT8T00115.htm
宇治市長選3氏立つ 市議補選3氏
宇治市長選が30日、告示され、新人の前市議・宮本繁夫氏(62)(無所属=共産推薦)、4選を目指す現職の久保田勇氏(60)(無所属=自民、民主、公明推薦)、新人の前市議・片岡英治氏(73)(無所属)が立候補した。子育て支援のあり方や小中一貫教育の是非を始め、観光振興、周辺市町との合併問題などを争点に、各地で3候補は声をからした。
市長選とともに市議補欠選(欠員1)も告示され、3人が立候補した。
投開票は市長選、市議補欠選とも7日。
宮本候補の出発式は神明宮北の事務所前で支持者らを集めて行われ、共産党の井上哲士参院議員が「候補には市民の痛みを感じられる心と、市政を変える実行力がある」とエールを送った。第一声を上げた候補は街頭演説を約20か所で行い、2日からは毎日3回、個人演説会も開く。
宇治妙楽の事務所前であった久保田候補の出陣式には谷垣禎一・自民党府連会長や山井和則・民主党府連会長らが駆けつけ、「宇治市をリードできるのは久保田さんしかいない」などと激励。候補は第一声の後、選挙カーで市内を回り、夜は4か所で個人演説会を開いた。
片岡候補は自ら出向いて立候補の届け出を済ませた後、トレードマークとするアンパンマン人形をのせた軽トラックで近鉄大久保駅前へ。乗降客に笑顔で手を振りながら第一声。市政改革、福祉などでの政策を自らの声で吹き込んだテープを車から流しながら小倉地区を中心に巡回した。
有権者数は15万3783人(29日現在)。
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http://www.nara-np.co.jp/n_all/081129/all081129b.shtml
合流で「創友会」発足-選挙にらむ動きか【奈良市会】 (2008.11.29 奈良新聞)
奈良市議会の「創政会」(横井健二幹事長、7人)と議長会派「政友会」(北良晃幹事長、5人)の保守系2会派が28日に合同会派を組み、「創友会」(幾田邦夫幹事長、12人)を発足。同じく保守会派の「政翔会」(浅川仁幹事長、8人)を抜き、同市議会の第一会派となった。幾田幹事長は「現市政の円滑な運営が目的」と述べ、橋本和信議長も「選挙を視野に置いたものではない」と来年夏に迫る市長・市議会議員のダブル選挙とは無関係とのスタンスを強調している。しかし藤原市政発足の中軸を担った保守系議員の大同団結で、いまだ進退を明らかにしていない藤原市長の12月議会での「発言」に注目される。
同日、政友会が創友会に名を改め、創政会が解散、7人全員が同会に合流した。関係者の1人はこう解説する。「今までの市会は反市長派が第一会派。これでは市政運営に差し障りも出かねない。与党会派が第一会派になることで、市政も議会も円滑に進む」
現在の議会の保守を軸とした対立構造は、前市長時代に端を発した。平成17年8月スタートの藤原市政のもとでも構造は大きくは変わらず、むしろ親市長派の創政会から議長経験者が相次ぎ脱会、議長会派の政友会も少数派閥にとどまり、前市長を推した政翔会の勢いと明暗を分けた部分も。今回の両会派の団結について幾田幹事長は「行革推進真っただ中にある藤原市政を支え、保守系無所属が団結することが市民生活のためになる」と説明。財政逼迫(ひっぱく)で「改革待ったなし」の状況にある奈良市で、現路線を確実に推進することが、与党派の責任と話す。創友会は、幾田幹事長のほか副幹事長に北良晃議員。また横井健二、和田晴夫、峠宏明の議長経験各氏が最高顧問に就任した…
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/5190
選挙:衆院選・奈良1区 鍵田氏、奈良市長選へ 自民系、森岡氏に一本化 /奈良
鍵田が市長選出でたら、保守分裂になりそうです。
創友会:親市長派創政会+7人議長会派政友会5人=12人
政翔会:反市長派8人
公明党:7人
共産党:7人
市民ク:3人 民主系
新生ク:2人
無所属:3人
2006年市長選
72,302 藤原昭 自・社・公の推薦、民の支持、共の支援
65,289 鍵田忠兵衛 現職
7,600 辻山清 泡沫候補として知られる
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000811260001
奈良市議会、来年選挙から定数7減の39に
2008年11月26日
奈良市議会の定数が現行の46から7減の39となる見通しになった。各会派の代表らでつくる「議会制度等検討協議会」(上原雋(しゅん)委員長)が全会一致で定数削減に合意し、12月市議会に条例改正案を議員提案する。可決されれば、来夏に予定されている次回の市議選から適用される。議員報酬や政務調査費など年8800万円の節約になるという。
奈良市議会の定数は1951年に36だったが、人口増加に伴い、67年に40、71年には44と増えてきた。05年には旧月ケ瀬村、旧都祁村との合併に伴い、合併特例法に基づいて、旧村域にそれぞれ小選挙区(定数1)を設けたため計46になった。
議員定数削減は議会費の削減が目的。5月から同協議会で各会派と無所属議員の代表が話し合いを続けてきた。市の人口が約37万人であることを挙げて、「議員は市民1万人に1人の割合が適当」などの意見が出るなど、共産を除く各会派が定数36〜39を主張した。これに対し、共産の山口裕司議員は「定数を削減すれば、市政をチェックする機能が低下する。議会の経費削減なら議員報酬や政務調査費の削減でもできる」と合併前の定数44の維持を訴えた。だが、大勢が削減に傾き、最終的に共産も次善策として39で同意した。
次回の市議選では旧村域の小選挙区も廃止され、全市域が同一選挙区になる。また、定数削減に伴い、当選ラインが上昇することが予想される。
旧月ケ瀬村を地盤とする東久保耕也議員(政友会)は05年5月にあった市議増員選・月ケ瀬選挙区で666票を獲得して初当選し、議会解散に伴う同年7月の出直し選でも無投票当選を果たした。だが、次回選挙では当選ラインを2500〜3千票と見込んでおり、東久保議員は「月ケ瀬の住民の民意を市政に反映させるために次の選挙にも立候補するが、正直厳しい。月ケ瀬は人口が少なく、市中心部の知り合いにお願いして回るしかない」と話す。
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=奈良4区=
http://mainichi.jp/area/nara/news/20081207ddlk29040320000c.html
天川村長収賄:容疑で逮捕 「信じられない」 村民に驚きと戸惑い /奈良
◇今後の対策へ、村議が緊急協議会
天川村発注の工事を巡り業者から金品を受け取った疑いが強まったとして、村長の車谷重高容疑者(50)が収賄容疑で県警に逮捕された6日、村議は緊急協議会を開いて今後の対応を話し合った。村民も驚きと戸惑いを隠せなかった。【栗栖健、大森治幸】
村議会は植林友衛議長の招集で午後3時から緊急協議会を開いた。村議8人が出席。約1時間の話し合いの後、植林議長は取材に応じ「8日に議会が招集されている。最悪の場合には職務代理者を立てられるのかどうかなどを協議した」と説明。11月25日に無投票で新村議が決まっており、現村議の任期は15日まで。幹部職員も日中、村役場に集まり、ぴりぴりとした雰囲気だった。
洞川地区で土産物店を経営する男性(68)は「洞川へ通じる道の拡張に着手するなど、若くて実行力のある村長だ。考えられない」と驚いていた。
洞川地区在住の大峯山龍泉寺参籠所支配人、谷口清一さん(79)は「腰が低くて、お年寄りに優しい人」と信じられない様子だった。
大峯山洞川温泉観光協会会長、紀埜弘道さん(58)は「時代の風を認識しており、観光行政には理解を持っている村長だ。今のところはコメントは控えたい」と言葉を選んだ。
村役場を訪れた60代の男性は「近年の橋や小学校建設など大きな事業は村だけではできない。先頭に立って実現した力は大きかった」と複雑な表情だった。
毎日新聞 2008年12月7日 地方版
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>>23-25
>創友会、民主系の市民クラブは今回も再選支持
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000812110002
藤原氏、再選出馬に意欲
2008年12月11日
奈良市の藤原昭市長(64)は10日の市議会で、来夏に予定されている市長選について、「前向きに熟考したい」と述べ、明言を避けたものの、再選を目指して立候補する意欲を示した。市長選には、前市長で自民党衆院議員の鍵田忠兵衛氏(51)の立候補も予想されているほか、共産も独自候補の擁立を模索しており、今後の動向が注目される。
代表質問で峠宏明議員(創友会)が市長選に向けた姿勢について質問。藤原市長は「まだ時間を要する施策が多く残っており、達成に向けての使命感を感じている。現時点では、任期の集大成として平成21年度予算を作り上げることに専念したいが、前向きな姿勢で熟考したい」と答えた。終了後、藤原市長は報道陣の取材に対して「来年度予算編成にめどがついた段階で判断したい」と述べ、3月市議会で去就を明らかにする意向を示唆した。
市長の発言について、市議会最大会派で、保守系の「創友会」の幾田邦夫幹事長は「どう解釈していいか分からない。まだ決めていないと思う」と言い、同じ保守系の「政翔会」の浅川仁幹事長も「選挙の半年前に表明すると思っていた。拍子抜け」。ある市議は「衆院選がいつあるか分からない状況の中、まだ他の候補も立候補表明しておらず、慎重に様子見をしているのではないか」と分析した。
一方で、「出馬したいという意欲を感じた」(橋本和信議長)、「事実上の出馬表明ととれる」(市民クラブの山口誠議員)、「意欲はあると受け止めた」(共産の西本守直市議団長)など、事実上の立候補表明と受け止めた市議も多かった。
来夏の市長選をめぐっては、鍵田氏が次期衆院選に立候補せず、1期限りで国政引退を表明したため、「再び市長選へ立候補するのでは」との観測が自民党関係者の間で広がっている。鍵田氏は04年の市長選で初当選したが、亡父から相続した税金の滞納問題などをめぐり不信任決議を受け辞職。05年7月の出直し市長選では、自民、民主、公明、共産、社民が相乗りで支援した藤原市長が約7千票差で鍵田氏に競り勝った。
市議会各会派では、前回藤原市長を支持した市議が多い創友会、民主系の市民クラブは今回も再選支持に回る見込み。だが、公明、共産は、藤原市長が進めた「老春手帳」を持つ70歳以上の高齢者対象の優遇制度の見直し策について反発している。公明の高杉美根子幹事長は「正式に藤原市長が出馬表明した段階で対応を決める」とする。共産は「30人学級導入など一定の評価はできるが、三条通りの歩道拡幅事業など、まちづくりを急ぎすぎている」(西本団長)と指摘、独自候補の擁立を目指す。
また、鍵田氏はこの日、市長選について「ノーコメントです」と話した。
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=和歌山2区=
元民主党代議士
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20081211ddlk30040507000c.html
選挙カー料金不正請求:岸本県議、全額返還 公費負担の13万7700円 /和歌山
07年県議選の選挙カーレンタル料不正請求問題で、岸本健県議(紀の川市選挙区)側が公費負担の13万7700円全額を返還したことが10日、分かった。
選挙カーを貸した自動車整備・販売会社が県選管に提出した返納申出書では「レンタカー会社の配車予定と違う車が来たが、当初のまま手続きをしてしまった。監査委員の指摘を受け、岸本県議と相談した結果、全額返還したい」と説明。岸本県議が提出した理由書は「契約書に記載の車と、異なる車が配車されていたことが分かった」としている。
レンタル料を巡っては、県監査委員が、契約書に記載の車を借りている事実が確認できなかったとして、仁坂吉伸知事に対し、全額返還させるよう勧告していた。【最上聡】
毎日新聞 2008年12月11日 地方版
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/5748
■2005年選挙得票
1 石田真敏 自由民主党 前 88,915 当選
2 岸本健 民主党 前 62,499
3 下村雅洋 日本共産党 新 13,027
■2003年選挙得票
1 石田真敏 自由民主党 前 77,102 当選
2 岸本健 民主党 新 63,145 比例区当選
3 古倉伸二 日本共産党 新 11,020
■2002年補欠選挙得票
1 石田真敏 自由民主党 新 71,631 当選
2 岸本 健 無所属 新 60,398
3 奥村規子 日本共産党 新 13,094
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20081217-OYT8T00102.htm
知事と巧みな距離感
「なにわ元気アップ会議」で府市連携をアピールする平松市長(右)と橋下知事(11月23日、大阪市役所で) 〈早く元気になってください〉
今月5日、突発性難聴で急きょ入院していた平松邦夫・大阪市長の携帯電話に、橋下知事からメールが届いた。平松市長は早速、「知事も体には気をつけてください」と返信した。
かつて中小企業支援施設など同じような箱モノを競い合って造り、「府市あわせ(不幸せ)」と揶揄(やゆ)されるほどの不仲ぶりだった府と市。親密になったのは、平松市長、橋下知事が相次いで就任してからだ。プライベートでも共通の友人・やしきたかじんさんを交えて3度会食するなど、従来にない良好な関係を保つ。
「あ・うん」の関係で始まった施策もある。二重行政と批判が強かった水道事業の統合、市の第3セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁舎移転構想……。役所の慣習にとらわれない民間出身の2人だからこそ、進み始めたともいえる。
先月23日に市役所で開かれた平松市長と市民の懇談会「なにわ元気アップ会議」では、橋下知事がゲストに呼ばれ、「市長と僕がこうやって交流することが大阪を元気にする近道」と〈二人三脚〉をアピール。平松市長は「知事とのいいムードを府民、市民に返していきたい」と応じた。
■□■ ただ、2人の手法は大きく異なる。大胆な発言で府政を“劇場化”し、世論の後押しで施策の実現を図っていく橋下知事と比べ、平松市長はずっと地味だ。
選挙時から相談に乗っている知人が「知事のようにもっとテレビ番組に出演したら」と勧めた際にも、平松市長は「僕は芸能人やない。見えない多くの人に語りかけるより、現場で話を聞く方がいい」ときっぱり言い切ったという。
商店街、障害者団体、子育てサークル……。「元気アップ会議」は4月から100回を超える。地道な対話から政策を見つめ直し、10月に公表した「平松ビジョン」では、市民との協働で取り組むテーマとして放置自転車やごみ減量化の対策を柱に盛り込んだ。
「強烈な橋下色に対抗して自分の色を出そうとは思わない。一歩ずつ進んでいけばいい」。マスコミから知事との「違い」を聞かれるたび、平松市長はそうかわしてきた。だが、強烈な対抗心をのぞかせることもある。
今月15日の市議会。府が来年度の市町村向け交付金の支給対象から政令市を外す方針を示したことを問われ、平松市長は怒りをあらわにした。「電話でも知事と話しているが、わかっていただけない。政令市というだけで差別するのは決して許されない」
ある時は蜜月を演じ、ある時は対決してみせる。市幹部の一人は「存在感のある知事との距離感を巧みに使い分けることで、市長は何とか自分の色を出そうとしているのではないか」と分析する。
□■□ 大阪市で戦後初の民間出身市長となった平松市長が19日で就任1年を迎える。市民協働や情報公開の推進を掲げて市政改革に挑むが、反面、少数与党の議会対応に苦労し、橋下知事との対比で「カラーが見えない」との評価も付きまとう。「素人市長」の1年を検証し、今後を探る。
(2008年12月17日 読売新聞)
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「めんどくさいから」橋下知事、公開請求受けたメール削除
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000003-yom-soci
12月27日3時6分配信 読売新聞
大阪府の橋下徹知事は26日、情報公開の対象となっている「知事メール」について、府民から情報公開請求を受けた後に、パソコンから今年9月以前分をすべて削除したことを明らかにした。
橋下知事は府庁で報道陣に「めんどくさいから、メールを消しちゃいました。残せということになったら、『ごめんなさい』するしかない」と釈明した。現在、保存している知事メールは近く請求者に公開する方針で、今後、メールの保存基準について検討を始める。
橋下知事は府政運営を巡る指示や連絡を電子メールで府幹部らに一斉送信しており、庁内では「知事メール」と呼ばれている。
橋下知事は「保存義務がないことを確認してから、メールを消してしまった」と述べた。削除した理由について「(請求を受けて)メールチェックさせられ、頭に来ていた。何時間もかかってしまうんで、『めんどくせえや』って消しちゃった。たぶん、いろいろ批判があるかと思う」と話した。
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>>30関連
大阪府幹部が知事メール相次ぎ削除、「公開対象」報告受け
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000004-yom-soci
12月26日7時15分配信 読売新聞
大阪府の橋下徹知事が府政運営に伴う指示や連絡に使っている電子メールについて、府情報公開室が「公開対象の行政文書として扱う」と判断し、庁内会議で報告したところ、幹部職員らが公用パソコンに保存していた「知事メール」を相次いで削除していることがわかった。
府の行政文書管理規則では、メールを保存対象として想定しておらず、削除しても法令上の問題はないが、専門家らは「情報公開制度が骨抜きになりかねない」と指摘する。ネット時代に対応し切れていない同制度をめぐる実情が浮かび上がった。
知事メールは、行政運営の迅速化を目指す橋下知事が重要案件に関する指示や伝達事項を記載し、幹部らに直接送信している。思いついた施策の検討を求めるなど、就任直後から多用されているという。
府民から情報公開請求を受けた同室は、知事が各部長らに一斉送信していることから、「組織的に管理している文書にあたり、情報公開条例に基づく公開対象になる」と判断した。
今月19日、庁内の各部次長による会議に同室長が出席し、「数件の情報公開請求を受けている」としたうえ、知事メールが公開対象になったと説明。会議後、保存していたメール削除の動きが幹部の間で広がった。
出席者の一人は「なるべく早めに削除しなければならないと受け止めた」と説明している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090104/wky0901040209002-n1.htm
和歌山の県内選挙 議員選6市町 首長選は8市町
2009.1.4 02:07
今年は9月に衆院議員の任期満了を迎えるが、与野党に早期解散を求める声があり、衆院選の実施時期は依然として不透明だ。和歌山県内の首長選は8市町で、議員選は6市町で予定されている。
■衆院和歌山1区
4選を目指す自民現職の谷本龍哉氏(42)と民主新人の岸本周平氏(52)、共産新人の国重秀明氏(48)による長い前哨戦が続いている。県連会長と内閣府副大臣を務める谷本氏だが、党への逆風もあり危機感は強い。岸本氏は平成17年の「郵政選挙」で敗れた後、地道な活動を続けて保守層にも支持を広げ、雪辱を期す。19年の参院選にも出馬した国重氏は3度目の国政挑戦となる。
■同和歌山2区
自民現職の石田真敏氏(56)と民主新人の阪口直人氏(45)の一騎打ちとなりそうだ。4選を目指す石田氏は紀ノ川筋を地盤とする県議の支持を固め、街頭演説にも力を入れるなど引き締めに必死だ。阪口氏は19年の参院選では知名度不足が指摘されたが、“草の根の戦い”で都市部に加え農村部でも徐々に浸透している。
■同和歌山3区
9期目を目指す自民現職の二階俊博氏(69)に民主新人の玉置公良氏(54)が挑む。抜群の知名度と強固な地盤を誇る二階氏は、経済産業相としての実力と実績をアピール。県議4期目の玉置氏は出馬表明が昨年9月とやや出遅れたが、「1000回街宣」を掲げて経済低迷や過疎に悩む中山間地域に「変化」を訴える。
■海南市長選
現職の神出政巳氏(57)が昨年の12月議会で出馬を表明しており、今のところ対立候補の動きはない。「平成の大合併」後の新市誕生に伴う17年の市長選で無投票当選を果たし、旧市を含めると3期連続無投票となる可能性が高い。
神出氏は市中心部の染色工場跡地やJR海南駅前の駐車場を有効利用し、市の活性化を図るため、民間企業の提案を募集。また、市民病院の建て替え計画などに着手しており、2期目でこれらの課題をどう進めていくのか市民の関心が集まっている。
■田辺市長選
現職の真砂充敏氏(51)は昨年の12月議会で再選を目指して出馬表明を行っており、後援会を中心に準備を始めている。今のところ対立候補擁立の動きはなく、無投票となる可能性もある。真砂氏は合併に伴う17年の選挙で中辺路町長から立候補。広大な面積を持つ新田辺市の初代市長に就任し、合併後の市を軌道に乗せたが、過疎化や観光振興など課題は多い。
■紀の川市長選
現職の中村慎司氏(66)が再選を目指して立候補するとみられる。貴志川、桃山、打田、粉河、那賀の旧5町の合併に伴う17年の前回市長選は一騎打ちとなり、旧貴志川町長3期目の中村氏が初代市長に初当選した。小中学校の改築や耐震化などに取り組み、旧5町の均衡にも配慮し、企業誘致や基盤整備に積極的な中村氏に対立する候補の動きはみられず、無投票の公算が大きくなっている。
■新宮市長選
現職の佐藤春陽市長(66)は正式な態度を明らかにしていないが、22年3月までの那智勝浦町との合併を目指して精力的に活動しており、再選に向けて立候補を表明するとみられる。佐藤市長以外に新人が立候補の動きをみせているほか、17年10月の旧熊野川町との合併に伴う選挙で落選した前市長の動向も注目される。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000901040003
天川村長が辞意
2009年01月04日
◆簡易水道整備汚職 「村民に迷惑かけた」
天川村発注の簡易水道施設整備工事をめぐる汚職事件で、奈良地検から加重収賄罪で起訴された車谷重高村長(50)=同村洞川=が辞職の意向を固めたことが30日、わかった。年明けにも村議会の水口九郎議長あてに辞職願を提出するとみられる。
水口議長によると、保釈翌日の27日に車谷村長から電話があり、「村民の方々に迷惑をかけて申し訳ない。(1月)6日に役場で職員らに謝罪し、辞職の意を述べたい」と話したという。
公職選挙法によると、議会議長は辞職願を受け取ってから5日以内に選挙管理委員会に通知し、受理から50日以内に選挙が実施される。
これまで複数の村議が、朝日新聞の取材に対し村長選への立候補を検討する意向を示している。
起訴状などによると、車谷村長は同村の建設会社長(60)=同罪で起訴=と共謀。05年8月に実施された同工事の指名競争入札で、東京に本社のある建設会社の担当者に事前に予定価格を教え、その見返りとして現金875万円を受け取ったとされる。
車谷村長は96年、村議に初当選。3期目だった05年4月、村長に初当選し、現在1期目。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090105ddlk28010151000c.html
選挙:今年の予定 知事・神戸市長選、14首長と12市町議選 /兵庫
県内では今年、自治体選挙は知事選をはじめ、神戸・伊丹・豊岡・西脇各市長選などの16首長選と、尼崎・豊岡などの12市議・町議選の計28選挙が予定されている。2011年の統一地方選で見込まれる27選挙より多く、選挙ラッシュの年になる。加えて、衆院議員は9月10日に任期満了を迎えるため、次期衆院選が自治体選挙に影響を及ぼす可能性もあり、国や地域の将来にとって大切な年になりそうだ。【川口裕之、川上晃弘】
◇衆院選
県内各党の陣営は、次期衆院選が有力視された昨年11月に向け、いったんは盛り上がった勢いが小休止に入っている。借りた選挙用事務所の費用負担に頭を悩ませている陣営がある一方、衆院選先送りが固まった後に事務所を開く陣営もあり、任期満了が刻々と近づいているだけに地道な活動は手を抜けない。
自民は05年衆院選で県内12選挙区のうち、公明が守った2、8区を除く10選挙区を制した。しかし、県連が昨秋に行った情勢調査で、十分な手応えがあった選挙区は少なかったという。
民主は衆院選先送り後の昨年11月以降、小沢一郎・党代表が県内の新人の立候補予定者らの事務所を抜き打ち訪問して、陣営を叱咤(しった)激励している。8区(尼崎市)は党の立候補予定者は未定のままだ。
公明は2、8区の現職の議席維持のため、党の幹部級を次々と送り込んだ。共産は神戸・阪神間の6選挙区に立候補予定者を絞り込んで臨む方針だ。
◇知事選
2期目の現職、井戸敏三知事は立候補の意向を表明していないが、3期目を目指す意欲は高いとみられる。県議会の自民、公明、民主の各会派が、井戸県政の検証作業を進めており、2月県議会までには見解をまとめる見込み。また、共産も県労働組合総連合などと作る「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」で、対立候補の擁立へ向けて取り組んでいる。
民主の対応が焦点の一つ。小沢代表が知事選や政令市長選で自民との相乗り禁止を打ち出した。実態はなし崩しになっているものの、衆院選の結果次第では政権交代や政界再編の可能性もあり、衆院選の時期や結果が、民主の知事選への対応に影響を及ぼすことも予想される。
◇神戸市長選
2期目の矢田立郎市長は、神戸・ポートアイランドの医療産業都市整備や行財政改革などで実績を積んできており、自民系市議らの評価は高い。矢田市長は3期目について明言を避けるが、自民関係者は「意欲はあるはず。立候補表明は市民団体や政党の支持を受け、きちんとした筋道ができた後になるのではないか」とみる。
民主は今月以降、矢田市政の公約の実現状況を検証した上で推薦するかどうか決める方針。大勢は矢田市長支持に傾いているが、衆院選の結果次第では独自候補の擁立に動くとの声もある。
◇市・町の選挙
神戸市以外では、市長8市▽町長6町▽市議8市▽町議4町が年内に任期満了を迎える。このうち市長、市議とも任期満了日が同じ西脇市▽宍粟市▽多可町▽新温泉町がダブル選となる見込み。香美町は4月26日のダブル選実施が決まっている。自治体財政の逼迫(ひっぱく)などが影響して、予定されている市議・町議選のうち9選挙で定数削減が予定されている。
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■県内自治体の選挙予定
◇知事・市町長選
◆2月
南あわじ市=1日投票
◆4月
朝来市=19日〃
伊丹市=23日任期満了
豊岡市=26日投票
淡路市= 〃
香美町= 〃
◆5月
宍粟市=14日任期満了
◆7月
県=31日〃
◆11月
西脇市 =12日〃
佐用町 = 〃
たつの市= 〃
新温泉町= 〃
猪名川町=17日〃
神戸市 =19日〃
多可町 =26日〃
神河町 = 〃
◇市議・町議選
◆4月
赤穂市= 5日投票
香美町=26日〃
福崎町=30日任期満了
◆5月
宍粟市=14日〃
◆6月
尼崎市=26日〃
◆7月
淡路市=31日〃
◆10月
豊岡市=31日〃
朝来市= 〃
◆11月
南あわじ市=10日〃
西脇市 =12日〃
新温泉町 = 〃
多可町 =26日〃
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※任期満了は投票日未定。
〔神戸版〕
毎日新聞 2009年1月5日 地方版
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【奈良】
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000901040005
12市町村で首長選/今年の選挙
2009年01月04日
09年の県内は12市町村の首長と11市町村の議員の選挙が予定されている。注目は7月30日に任期満了となる県都奈良市の市長・市議選。衆院選も秋までに実施されるため、各立候補予定者の動きも活発化しそうだ。
前回05年の奈良市長選は当時の鍵田忠兵衛市長(現自民衆院議員)の税金滞納問題と、市長に不信任を突きつけた市議会への賛否が争点となった。接戦を制した藤原昭現市長が再選を目指すとみられる一方、鍵田氏も立候補に意欲を見せる。共産も候補者擁立を検討しており、激しい選挙戦になるとみられる。奈良、香芝、五條各市議と吉野町議は、今回から定数を削減。奈良市では旧月ケ瀬、都祁両村にあった小選挙区(定数各1)も廃止された。
一方、08年秋以降広がった衆院解散ムードは、各選挙区にも大きな波を起こした。
1区では鍵田氏が1期限りで国政引退を表明し、「郵政造反組」として自民を離党した前職の森岡正宏氏を支援することに。民主現職の馬淵澄夫氏と共産新顔の井上良子氏を交えた三つどもえの構図になる見通し。
2区は、郵政民営化法案に反対し、新党日本で比例復活を遂げた滝実氏が、今度は民主公認で立候補する予定。閣僚を経験するなど実績を重ねた自民高市早苗氏と、共産新顔の西ふみ子氏と対決する。
3区は自民現職の奥野信亮氏と民主新顔の吉川政重氏、共産新顔の豆田至功氏が立候補を表明。共産が候補者擁立を見送った4区は、自民現職の田野瀬良太郎氏と民主新顔の大西孝典氏の一騎打ちが予想される。
■今年の選挙予定■
【衆院選】 9月10日
【首長】
王寺町 2月15日◆
上牧町 3月1日◆
十津川村 4月19日◆
天川村 5月10日
黒滝村 5月21日
大淀町 5月26日
広陵町 6月30日
大和郡山市 7月6日
奈良市 7月30日
川西町 8月4日
天理市 10月27日
斑鳩町 11月10日
【議員】
橿原市 2月1日◆(26)
吉野町 3月1日◆(14→12)
香芝市 3月29日◆(20→18)
御杖村 4月28日 (8)
明日香村 7月1日 (10)
高取町 7月22日 (12)
奈良市 7月30日 (44→39)
田原本町 9月25日 (16)
山添村 9月29日 (10)
葛城市 10月31日 (18)
五條市 11月30日 (18→15)
(◆は投開票日。そのほかは任期満了日。議員選のかっこ内は定数)
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【滋賀】
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000901030002
5市長で首長選/今年の選挙
2009年01月03日
今年は遅くとも任期満了の9月までに総選挙がある。県内でも政権の行方を左右する激しい戦いになりそうだ。県内の地方選挙では高島、東近江、米原、彦根の4市と甲良町で首長選が予定されている。市町村合併で新たな議会が誕生した5市の市議会は、10月末に一斉に任期満了を迎える。
前回の総選挙では、4選挙区のうち自民と民主が2区ずつ分け合い、敗れた両党の4人も比例復活した。今回も両党の現職を軸に激戦が予想される。共産は1、3、4区に候補者を立てる。
各陣営とも「解散、総選挙」がささやかれた昨秋に一度、本番に向けた態勢を整えた。麻生政権の不安定ぶりから、いつ解散になっても対応できるよう準備を進める。
今年初めての首長選挙は1月25日投開票の高島市長選。今のところ、現職と新顔の計2人が立候補を表明している。現職が引退を表明した東近江市長選には新顔2人が立候補の意向を示す。米原と彦根の両市長選には、それぞれ現職と新顔の2人が名乗りをあげている。
10月31日に任期が満了するのは甲賀、野洲、湖南、東近江、米原の5市議会。改選数は計114議席にのぼり、地方政治の今後を占う選挙になりそうだ。
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奈良県議会の自民会派分裂
自民17
自由民主党改革7
民主9
共産5
公明3
新創NARA3
http://www.naranichi.co.jp/20080403is67.html
コップの中の嵐″騒動 - 県議会自民会派分裂経緯と波紋
2008年04月03日
論説委員 谷口 重克
県議会の自民党会派内での″分裂″騒動が波紋を広げている。
県議会での会派構成は、自民党が23人、民主党が9人、共産党が5人、公明党が3人、新創NARAも3人、無所属が1人となっている。この最大会派の自民会派内から服部恵竜氏を代表にして改革派を自称していた「反主流派」の7議員が″離反″、「自民党改革」という会派を結成した。
県議会では、従来から自民党が過半数を占め、与党として議会をリードしてきたが、この自民会派が分裂した経緯は過去にもある。
平成16年7月に、当時、11期の長期にわたって議長職に就いていた故・浅川清氏を中心とした主流勢力に対抗するため、反主流の16議員らが結束、「グローバル21」と称する会派を立ち上げ、主流派の16議員と真っ向から対峙。議長選などを巡って抗争を繰り広げてきた。
当時も新会派の顔として表舞台に立ってきたのが服部氏。結果、″浅川議長体制″を打ち破ったが、翌年の改選とともに新会派は一気に縮小、平成8年以降は、自民党会派として一本化されてきた。以来、12年ぶりとなる今回の分裂騒動だが、この火種は早くからくすぶり続けていた。
対立の発端は、平成17年の議長選で、同党会派から、3期連続で議長職を狙う主流派の米田忠則氏と、これに反発する反主流派の秋本登志嗣氏の2人が立候補。同数のくじ引きで秋本氏が議長に就任したことから亀裂が生じた。
その後、大きな論議を呼んだ県議会の議員定数削減で、「1増5減」の改革案を推し進める反主流派と、この阻止をもくろむ主流派の対立は決定的なものとなり、翌年の議長選も対立、昨年の議長選でも激しい攻防を繰り広げた。
こうした中、派内での不協和音が一層高まりだしたのは、昨春の改選後。かつて新創NARAに所属していた3議員が合流、派内は常に3グループに分かれてにらみ合い。駆け引きなどでの確執は深まり、派の控え室は陰湿な空気が支配していたという。
新会派結成は「派内のよどみを打破するため、原点に立ち返って、県民の目線で県議会の新しい流れを」とし、「あくまで自民党にとどまり、党内での同士による勉強会」(服部氏)とするが、実態は派閥抗争による分裂会派であることは明らかだ。
服部氏らは「今回の別会派発足は、党県連ではなく、あくまで県議会会派内での分裂」と議会会派内での分裂を強調するが、幹事長である同氏や党紀委員長の小泉米造氏、組織対策委員長の秋本氏ら県連の要職にあるメンバーらの″クーデーター″は、県連運営に大きな影響を及ぼすことは避けられない。県連会長の田野瀬良太郎衆院議員や副会長である国会議員らの求心力や指導力に疑問を投げかける声は多い。当然、県連と県議会を区別しての運営は難航必至で「現実的にはナンセンス」と見るのが支配的だ。
「しょせんはコップの中の嵐」と嘲笑する向きもあるが、この分裂騒動が、県政界の混乱や民主党の台頭など県の政党支持基盤変動に加えての党勢減退につながるのでは、と危惧する声が多い。
6月に予定される議長選びで、またもや両派の激突が予想されるが、抗争に傾注する議員らは「県民、地域の代弁者」という職責を求める県民、有権者の声にどう答えるのか。
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阪南〜武雄〜銚子と病院がらみが続きます。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090117ddlk27040326000c.html
市立松原病院:閉院で市長リコール運動 市民団体「早期辞職へ」 /大阪
3月末での閉院が決まっている松原市の市立松原病院(桑田博文院長、162床)を巡り、市民らが閉院を決めた中野孝則市長のリコール(解職請求)運動を始めた。16日に会見した市民団体「『とりもどそう住んでよかった松原を』市民の会」の代表らは「リコール運動を通じ、(中野市長の自主的な)早期辞職に追い込みたい」と話した。
リコールは地方自治法で定められ、首長については、有権者の3分の1の署名により、解職の是非を問う住民投票を直接請求できる。住民投票で有効投票の過半数が賛成すればリコールは成立する。同市の有権者数は10万2057人(先月2日現在)。
同会の大内康夫事務局長らによると、会には閉院反対運動を続けてきた「市立松原病院の存続・充実を求める会」の関係者らが参加。来月半ばにも署名活動を始めたいとしている。ただ、中野市長は6月16日に任期満了を迎えるため、必要な署名が集まっても次の市長選までに住民投票が実施できるかは不透明だ。
中野市長は「(運動について)直接コメントする立場ではない。今は地域医療確保に全力を尽くしており、その結果をみてほしい」とコメントした。【曽根田和久】
毎日新聞 2009年1月17日 地方版
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>元県議で会社社長の大久保貴氏(45)
少なくとも03年には出馬してない様だ。。もっと昔か。
彦根市長選に辻橋氏出馬へ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012200218&genre=A2&area=S00
4月19日告示、26日投開票の彦根市長選に、元市議で仏壇店経営の辻橋正一氏(61)が22日、無所属で立候補することを表明した。
辻橋氏は「現市政には、市民の声に耳を傾ける姿勢がなかなか見えてこない」と指摘。その上で「市民の知恵を結集したまちづくりを行い、近畿と中京の結び目都市、湖東湖北のゆるぎない拠点都市として彦根を浮上させたい」とし、小中一貫教育推進▽市民活動を支援する庁内部局、組織づくり▽タウンミーティング開催▽中学校給食実施−などを公約に掲げた。
辻橋氏は同市出身で立命館大卒。市観光課長や市議を歴任。現在はNPO法人「芹川」理事長を務める。同市中薮町。
市長選には、元県議で会社社長の大久保貴氏(45)と現職の獅山向洋氏(68)が立候補を表明している。
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>>26>>33
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090123ddlk29010383000c.html
選挙:天川村長選 出直し選、4新人の激戦か 柿坂氏、森本氏立候補へ /奈良
◇来月17日告示、22日投開票
天川村発注の公共工事を巡り、加重収賄罪で起訴された前村長、車谷重高被告(51)の辞職に伴う出直し村長選(2月17日告示・22日投開票)で、村森林組合長、柿坂弥寿麿氏(64)と元村助役、森本靖順氏(65)=いずれも無所属=の2新人が22日、立候補することを表明した。出直し村長選には既に元村議会議長、根来群二氏(55)と元会社役員、楊枝源一氏(61)が立候補表明しており、この4新人による激戦となる可能性が大きい。【栗栖健】
柿坂氏は立候補の動機について「昨年12月の(当時の)村長逮捕は村始まって以来の不祥事。危機的状況の中で村を安定させたいと思い決意した」と説明。事件については「そんな土壌、体質は変えたい。村民一人一人に訴えたい」とし、入札制度の改革、情報公開の推進を掲げた。政策としては、放置林を活用するため間伐材の燃料利用、少子化対策、村長報酬の50%カットなどを挙げている。
森本氏は「政治には不向きと思っていたが、前村長逮捕後、周囲から『長年、役場に勤めてきた。こんな時こそ恩返しを』と言われ決意した」と立候補への思いを語った。助役の時、当時の村長に入札改革を進言したが実現しなかったと言い「村長がかかわらない業者選定委員会をつくる」と言う。村民の信頼回復を第一に、森林活性化、滞在型観光立村を目指す。
立候補予定者説明会は今月29日午前10時、村山村開発センター。
車谷被告は加重収賄罪で起訴された後、別の簡易水道工事の入札で最低制限価格を漏らしたとして、競売入札妨害容疑で県警に再逮捕された。今年1月9日、村長を辞職。村長職務代理者だった村参事、西岡守幸容疑者(59)も競売入札妨害容疑で逮捕される異常事態になっている。
毎日新聞 2009年1月23日 地方版
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>>39=滋賀2区=
http://www.senkyo.janjan.jp/election/1998/99/002001/00002001_9449.html
第18回参議院議員選挙 1998年07月12日投票
286369 河本 英典 自由民主党 現
174789 大久保 貴 無所属 新
129664 林 俊郎 日本共産党 前 ←前職となっているが新人のミスのよう
29755 加藤 成一 諸派 新
平成17年4月24日執行 彦根市長選挙=2005年
1 獅山 向洋 無所属 14,926
2 和田 ひろゆき 無所属 13,838
3 大久保 たかし 無所属 9,937
75 名前:無党派さん投稿日:2001/07/01(日) 04:13
>>74
大久保って誰???
3年前の参院選に出てた大久保貴って方でしょうか?
民主だと近畿比例に山元勉なんかもいますけど
彼の選挙区での出馬などにはならないのでしょうか
79 名前:無党派さん投稿日:2001/07/01(日) 04:33
>75
そうだよ。さきがけ系の元県議で3年前参議院選で敗れ、今年4月彦根市長選でも
敗れたけどね。ひょっとして、4年後の彦根市長選狙いかも分からないが。
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>>41
おお,何処かで見たと思ったら元さきがけ系県議の大久保ですな。
参院に出た大久保って印象はどっかにあったんですけど長崎のを思い出してああそれかと其れ以上考えませんでしたw
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いま高島市で 市長選に寄せて(上)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000901160003
2009年01月16日
振り袖姿で友達と談笑する新成人たち。この若者たちが将来、定住できる街づくりが求められる=11日、高島市今津町
【若者らの地元離れ深刻】
高島市が11日に開いた成人式。二十歳の若者たちに「どこで住みたいか」と尋ねると、10人中6人が「高島」と答えた。「住みたくない」という人はいなかった。京都の短大に通う同市新旭町の女性は「保育士になって、高島で定住します」。大阪で働く男性は、「外に出て高島の魅力がわかってきました」と話した。
しかし、若者を中心に地元離れは深刻だ。市の人口は、00年10月の国勢調査(高島郡)の5万5451人をピークに減少。05年の調査では、1501人減の5万3950人に。10年後には5万人を割り込み、高齢化率は31.5%になると予測されている。
市は若者が定住しづらい原因を不安定な雇用と住宅事情にあると分析。昨年6月に定住希望者と地元企業を資金面で援助する「若者定住促進条例」と「企業活動支援条例」を制定した。
【定住へ 住宅改修費・税を補助】
定住促進条例は、40歳未満の人が市内の空き家などを取得して住む場合、市内の建設業者が請け負うことを条件にリフォーム代を最高50万円支給。住宅を新築すると、固定資産税の半額を5年間補助(限度額25万円)。企業活動支援条例は、従業員21人以上の企業が年間5人以上の雇用を増やした場合、1人当たり10万円が支給される。制定から半年。リフォーム補助に4件の申し込みが、固定資産税の補助には100件を超える問い合わせがあった。
条例制定に合わせ、市職員による「若者定住促進プロジェクト」もできた。その一環として昨年秋には、県内と京都市内の4大学の文化祭で、「暮らす場所選び」の意識調査をした。「将来、暮らす場所を選ぶとしたら、その要素は何ですか」の問いに、多くの学生が「自然環境・風土」と「人(両親・友・大切な人)」を選んだという。
市政策調整課の青谷守主任(41)は「若者の多くは自然豊かな高島のような地域の良さを認識している。長く住んでもらうには、生活基盤が必要だ。地元企業と連携し、市の取り組みを根気よくPRしていきたい」と話した。
◇
高島市の市長選と市議選(定数20)が18日告示される。旧高島郡6町村の合併から4年。市の現状を2回に分けて探る。
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>>43-44
いま高島市で 市長選に寄せて(下)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000901170001
2009年01月17日
立て替えが決まった公立高島総合病院=高島市勝野
【公立病院 赤字19億円重く】
町村合併前から懸案だった公立高島総合病院の建て替え工事が来春から始まる。合併特例債などを活用し、約65億円をかけて、震度7程度の地震でも機能が維持できる免震構造になる予定。へき地医療の拠点で、将来予測される琵琶湖西岸断層帯地震では災害拠点病院の機能も担う。だが、累積赤字は今年度決算で19億円になる見込み。赤字の解消や常勤医師の確保、市内の民間病院との連携など、抱える難題は多い。
同病院の医療圏人口は大津市の旧志賀町を含め約6万人。外来患者は80年代には年間18万〜19万人を数えたが、07年は13万4千人台に。01年度に40億円を超えた診療収入は昨年度、32億円に減った。
【医師不足 収入減に直結】
医療収入が減った原因の一つは医師不足だ。01年度には38人の常勤医がいた。しかし、今年度は25人。これに34人の非常勤医師が加わり、内科、循環器科、小児科、外科、整形外科、産婦人科など18の診療科を支える。診療科があっても医者がいなければ、「開店休業」同然だ。06年度には産婦人科医師がゼロになり、1年後に新潟の病院から医師を連れてくるまで、休診を余儀なくされた。
医師不足について、病院関係者は04年度に国が導入した新医師臨床研修制度の影響を指摘する。病院に医師を供給する大学自体が医師不足の状態となり、派遣しにくくなったという。
このほか、受診者が減った原因として、地域医療機関との連携不足を挙げる医療関係者もいる。
高島市内には、歯科医院を除いて約30の民間の医療機関がある。高度医療技術を持つ高島総合病院には、地域の民間病院からの紹介で受診する人も多い。だが、民間病院の中には、患者を取られることを恐れ、市外の病院に紹介状を書くケースもあるという。市は、総合病院と民間病院との信頼醸成を促し、お互いの役割分担を図るため、院内に「地域連携室」を設置。今春から具体的な連携のあり方について検討を始める。
総合病院を担当する山内敬副市長はいう。「4月から看護師を増員し、1人が担当する患者数を現在の10人から7人にすることで、高いランクの診療報酬が期待できる。10年度からの黒字を目指し、拠点病院の重責を担いたい」
(河村司郎が担当しました)
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>>43-45
住みたい所に住めるのは贅沢で国がカネを出す程の事ではなく基本的に地元が知恵を出すべき課題であると俺は思うのであるが(国のささやかな補助に迄目くじらを立てる心算はないけど),高島の場合,規格の良い湖西線で大阪はちょっ遠いとしても京都・大津へは通勤圏として十分通える範囲でしょうからもちっとやりようが有るのではないか。
と思うのだけど。
駅前にシャッター通りの商店街とかあるとするなら全部潰して良好な住宅地を開発した方が良さそう。商店街は郊外型のショッピングモールでOK。
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>>43-45=滋賀1区=
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090126ddlk25010300000c.html
選挙:高島市長選/高島市議選 市長選、西川さん初当選「市民の目線に立つ」 /滋賀
任期満了に伴う高島市長選と市議選(定数20)は25日、投開票された。新人と現職の一騎打ちとなった市長選は、市政刷新を掲げた前市健康福祉部長の西川喜代治さん(60)が現職の海東英和さん(49)を破り、初当選した。当日有権者数は4万3766人で、投票率は76・25%だった。【近藤修史、豊田将志】
同市今津町住吉2の西川さんの事務所には、開票結果を待つ多くの支援者が集まった。当選確実の知らせが入ると、大きな歓声が上がり、涙ぐむ人の姿も見られた。
大きな拍手で迎えられた西川さんは「市民の目線に立った市政に変えていきたい。保健・福祉・医療に力を入れる。高齢者も安心して暮らせる地域環境をつくっていきたい」と語り、支援者らと握手を交わした。
西川さんは昨年7月の出馬表明後、市内にある約200の集落のほとんどに足を運び、家族と手分けして約1万6000世帯を訪ねた。知名度不足を解消するため、精力的に活動してきた。
地元県議や合併前の旧今津、マキノ両町の市議らの支援を受け、集会も頻繁に開いた。
旧今津町と合併後の市での計41年間の行政経験をアピールして選挙戦を展開。現市政との対立姿勢を明確にし、積極的な行財政改革と強力なリーダーシップで市を引っ張った海東さんへの反発票を取り込んだ。
市にとって、少子高齢化や過疎化などが大きな課題で、今後、具体的な対策が求められる。選挙戦を通じて改めて表面化した旧町村単位の地域間対立の解消も急務となる。
海東さんは、行財政改革や観光客誘致などに成功した1期目の実績をアピールしたが、積極路線が予想以上に反発を受け、支持が広がらなかった。
◇新議員次々と−−市議選
24人が立候補した高島市議選は開票作業が深夜までずれ込み、25日午後11時55分までに14人が当選を確実にした。今回から定数が10削減されて20となり立候補した現職18人のうち10人と新人6人のうち4人が当選確実となったが、残り6議席を巡って接戦が展開されている。
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◆開票結果
◇高島市長選=選管最終発表
当 17920 西川喜代治 60 無新
15054 海東英和 49 無現
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西川喜代治(にしかわ・きよじ) 60 無新(1)
[元]市健康福祉部長[歴]旧今津町農林水産課長・産業振興課長・総務課長▽高島高
毎日新聞 2009年1月26日 地方版
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090124ddlk25010437000c.html
選挙:高島市長選/高島市議選 支持拡大へ最後の追い込み あす投開票 /滋賀
任期満了に伴う高島市長選と市議選(定数20)は25日、投開票される。市長選は、元市健康福祉部長の西川喜代治氏(60)と現職の海東英和氏(49)の一騎打ちで、新市長の座を巡って激戦を展開。市議選も各候補者が支持拡大を目指して最後の追い込みをかけている。
町村合併後、最初の4年間の市政運営の是非が問われる選挙。西川氏は「チェンジ」を合言葉に運動し、「これからは市民が税金の使い方を決めるべき。『見える、聞ける、分かる市政』にしたい」と強調し、地盤の旧今津、マキノ両町を中心に支持を訴えている。海東氏は財政再建や交通網整備などに取り組んだ4年間の実績を訴え、「高島には豊かな自然や心の文化がある。弱い人を大事にした政治に取り組みたい」と主張し、組織に頼らない選挙戦を展開している。
両候補の地盤ではない旧安曇川町での得票が当落に影響するとみられ、両陣営は何度も同町に入って支持を訴えている。
また、今回から定数が10削減された定数20の市議選には、24人(現職18、新人6)が立候補している。
25日の投票は午前7時〜午後8時、市内の86カ所で実施。旧マキノ町など山間部の15投票所は午後6〜7時までの繰り上げ投票になる。開票は午後9時半から新旭体育館(同市新旭町旭)であり、深夜には大勢が判明する見通し。【近藤修史】
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議員板にスレ立ってたが自民系現職と元民主党新人の2氏対決だそうです。
まぁこの辺は自民が強いけどなぁ・・。
選挙:柏原市長選 市議の浜浦氏、立候補を表明 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2009/01/14/20090114ddlk27010372000c.html
任期満了に伴う柏原市長選(2月1日告示、同8日投開票)で、市議の浜浦佳子氏(66)が無所属で立候補を表明した。立候補表明は再選を目指す岡本泰明市長(69)=無所属=に続き2人目。浜浦氏は「(岡本市長による)現在の市政運営を許すことができない。柏原をよくしたい」と話した。
浜浦氏は清掃運搬会社社長を経て、05年の同市議選で初当選し、現在1期目。13日に会見し、昨年発生した市内の水道工事を巡る不正入札事件について「トップとしての責任がある」と岡本市長を批判。汚職や不正のない市政▽女性の声を生かすまちづくり−−などを公約に掲げた。【曽根田和久】
毎日新聞 2009年1月14日 地方版
岡本
http://www.osaka-jimin.jp/senkyo/kokuji/0902_kashihara.html
松浦
http://www.yoshiko-hamaura.com/index.html
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http://www.asahi.com/politics/update/0128/OSK200901280058.html
WTC「何とか買うてー」 知事始動、期待募らす大阪市(1/2ページ)
2009年1月28日17時20分
「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への大阪府庁移転をめぐる動きが本格化してきた。2月議会に移転条例案を提出する意向の橋下徹知事は28日、自民府議団を皮切りに、移転の意義を説明。WTCを実質所有する大阪市は「一歩前進」と受け止め、「府に何とか買ってもらいたい」との思いを募らせている。
「府民に改革と変化を感じていただくにはWTC移転案が最も妥当。必要な予算と条例案を2月議会に提出したい」。28日朝、橋下知事は最大会派の自民党府議団との意見交換会でこう強調した。
当初は府庁移転に懐疑的だった大阪市は、橋下知事の動きを歓迎する。
「これで知事が本気だと思えた。もう、いくらでも買うてー、という思い」。ベテラン市議も「これで府議会は反対しにくくなった」。
平松邦夫市長がWTC再建断念を表明した昨年7月時点の処理案は六つ。だが実現困難な案も含まれ、「実際はどっかのファンドが買ってほしいと思っていた」と市担当者。だが、世界的な景気後退で「おいそれと手を挙げる民間なんてもうない。売却するなら府しかない」と言う。
WTCは市にとって湾岸開発のシンボルタワー。「府庁になれば公共目的で建てたビルの使命を果たし、市民も納得する」と別の市幹部。5千人以上の府職員が通勤し始めれば周辺開発も期待できる。現府庁がある大手前地区で民間開発が進めば固定資産税も入ると見込む。
問題は売買価格だ。
「せめて3けたに届いてもらわないと」。市幹部は心配そうに漏らす。昨年末明らかになった府の鑑定額は95億円。市とは約60億円の差があった。平松市長は「倒産物件だから買いたたきたい立場と、売り手側では当然開きが出る」と分析。府市共同で再鑑定する方針だが、売買の基準をどれにするかは未定だ。
WTCは早ければ9月にも二次破綻(はたん)する可能性がある。そうなれば市は金融機関への損失補償500億円とテナント保証金50億円が必要。売却額が高ければ、その分市側の負担は減る。府との交渉が決裂した場合、市は会社更生法による法的整理をし、民間の買い手を探す道筋を描くが、見つからなければ市が買わざるを得ない。(真常法彦)
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/ho90128c.htm?from=tokusyu
WTC周辺を新エネ拠点に…大阪府・市が都市構想
物流施設も誘致
大阪市の第3セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、住之江区)への大阪府庁舎移転案で、府と市は28日、移転が実現した場合の都市構想を共同でまとめ、それぞれ議会に示した。WTCがある臨海部には新エネルギー関連など次世代産業の研究・生産施設や国際物流施設の誘致などを掲げ、「関西州を見据えた広域的機能を強化できる」としている。
構想は臨海部と現府庁舎のある大手前地区(中央区)の2本立て。大手前では民間主導の開発を目指す一方、大阪城などの歴史・文化資源に配慮して高さ制限などの規制を行うとした。
府ではこの日午前、橋下徹知事が府議会各会派と意見交換会を開き、2月24日開会の定例議会で提出する予定の庁舎移転条例案と、WTC買収を盛り込んだ来年度予算案に理解を求めた。
府議会最大会派で知事与党の自民党との意見交換会では議員側から「大阪市の対応は大丈夫か」と、市との交渉に疑問を投げかける意見などが相次いだ。橋下知事は「平松(邦夫)市長は『やります』と言ってくれている。トップダウンでやります」と強気を見せた。
(2009年01月28日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090128-OYO1T00614.htm?from=main2
宝塚市長、業者から100万円受け取る…後に返却
兵庫県宝塚市の阪上善秀市長(61)が2006年5月、市の霊園造成工事に知り合いの中堅ゼネコンを参入させようとした神戸市内の経営コンサルタント会社社長から、100万円を受け取っていたことがわかった。阪上市長は「後援会の政治活動費として受け取ったが、その後、適当ではないと思って返した。市長としては軽はずみな行為だった」と話している。政治資金収支報告書には記載しておらず、県警は政治資金規正法に抵触する恐れもあるとみて調べている。
霊園は「宝塚すみれ墓苑」で、同市都市整備公社が、市北部のゴルフ場の一部約21万4000平方メートルを墓地に転用して開発。区画数は約6500基で、第1期造成工事(約1600基)は08年7月末に完成した。
阪上市長によると、初当選後の06年5月、元市議から社長を紹介され市長室で面会。霊園の造成経緯が話題になった。後日、宝塚市内の飲食店で3人で食事をした際、社長から「ご利用下さい」と100万円を渡され、自宅で保管していた。
元市議によると、金は、中堅ゼネコンが工事に参入できるように依頼する趣旨だったという。06年10月の一般競争入札で別の建設会社が落札したため、元市議が市長に抗議したところ、市長は07年1月に元市議を通じて金を返した。阪上市長は28日、市役所内で記者会見し、「年度内の返還で、収支報告書への記載も必要ないと判断した。辞職も考えていない」と話した。
(2009年1月28日 読売新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0128/OSK200901280079.html
収支報告書「訂正しない」一転「修正する」 宝塚市長
2009年1月28日22時40分
兵庫県宝塚市の阪上(さかうえ)善秀市長(61)が06年の初当選直後に市の霊園造成工事受注を目指す業者側から現金100万円を受領していた問題で、阪上市長は28日午後、政治資金収支報告書を訂正する意向を明らかにした。同日午前の記者会見では、訂正するつもりはないと発言していた。
同市長は会見では「現金受領と返却が同じ年度内だったため報告書には記載しなかった」と述べたが、その後、報告書は年度ではなく暦年で記載することや、寄付を受けた日から7日以内に政治団体の会計責任者に報告しなければならないことが分かったとして、「修正すべきところは修正する」と市秘書課を通じて前言を撤回した。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001676977.shtml
疑惑に市民「またか」 宝塚市長100万受領
宝塚市の霊園造成工事をめぐり、阪上善秀市長が神戸市内の経営コンサルタント会社社長から現金百万円を受け取っていたことが明らかになった二十八日、阪上市長はすべての公務日程をキャンセルし、市幹部や市議会への説明に時間を割いた。市議からは真相を究明するための百条委員会の設置を求める声が上がり、前市長に続く金銭をめぐる疑惑の浮上に、市民からは「またか」という声が聞かれた。
阪上市長は記者会見が終わった正午前、臨時部長会を招集。「説明責任を果たしていくので、動揺しないよう職員に伝えてほしい」と話した。
午後からは小山哲史議長に「ご心配をおかけして申し訳ない」と謝罪。議長は各会派の代表者らに伝えたという。
市議会は近く開催する代表者会議で、市長から詳細な説明を聞いた上で、百条委員会の設置も含め対応を協議する。小山議長は「出直し選挙で選ばれたのに、またこのような事態になり、市のイメージダウンだ」と落胆した。
「市民グループ見張り番宝塚」の兼子忠泰代表は「後援会への政治活動資金というならば、堂々と収支報告書に記載すべきで、返す必要もない。百万円ももらって公開しないのは常識に欠ける」と批判した。
市内の男性(83)は、渡部完前市長が贈収賄事件で辞職した経緯を踏まえ、「二代にわたって問題続き。市長として襟を正して」とあきれた様子だった。
市役所には同日夜までに「なぜ現金を受け取ったのか」「返したら済むのか」といった苦情が八件寄せられた。
(1/29 10:30)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090129/lcl0901292345011-n1.htm
大阪市揺らぐスリム化 「身の丈改革」見直し (1/2ページ)
2009.1.29 23:44
平松邦夫市長のもとで初めての行財政改革計画作りを進めている大阪市は、徹底したスリム化によって“小さな自治体”として生き残りを図る「身の丈改革」路線を見直す方針を固めた。通勤・通学で昼間の人口が多くなる点など市独特の事情に考慮して、これまでの路線よりも“大きな自治体”を目指す転換だ。競争優先主義からの脱却や市民協働を図るとしているが、スリム化のハードルを事実上引き下げることになり、「改革が後退するのでは」との懸念も出ている。
「身の丈改革」は、危機的な財政状況を受けた関淳一前市長が、22年度まで5年間の市政改革マニフェストを作る際に取り入れた考え方。人口に対する職員数や、行政サービスにかけるコストの割合が、政令市中最も高くなっている点を「過剰行政」として問題視し、他の政令市並みを目指して職員や経費の削減を進めてきた。
市によると、22年度までの現行マニフェストの目標を達成したとしても、住民10万人当たりの市職員数は1484人で、政令市では一番多く、平均の1・6倍に上る。一方、通勤や通学で人が増える昼間の人口10万人当たりでみると、職員数は1089人で、川崎市の1138人に次いで2位という。
市が策定中の次の改革計画では、昼間の人口が多く、公共交通やゴミ処理などのインフラ整備にもコストがかかっている市独特の事情に配慮。行政の効率化は引き続き進めるものの、他都市と単純比較はやめ、職員数や経費などについても、市独自の目標を設定するという。改革目標を事実上引き下げることになるとみられる。
こうした新方針を踏まえ、行財政改革の方向性について今年度末までに中間まとめを行う予定の市行財政改革検討委員会の委員からは「市の特質を強調しすぎると、(コストは)高くても構わないということになりかねない」(津村準二関経連副会長)と改革の減速を懸念する声も出ている。
委員の西村貞一大阪商工会議所副会頭も「改革がふにゃふにゃになっているイメージ。大阪府というライバルと比較すると市の改革は止まっているのではないか。具体的に見える形で目標や行程を明示しないと市民は納得しない」と批判的だ。
一方、平松市長が同検討委の委員長に選任した神野直彦東京大院教授は、新方針が市民協働や現場への権限移譲を重視している点を評価。「わかりやすさなどの点で課題は残るが、おおむねこの方向でいいのではないか」と話しており、委員会内の“温度差”も出てきている。
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>>49
2006年宝塚市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2394-2395
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2437
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2499
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090126ddlk27010179000c.html
選挙:茨木市議選 32人決まる /大阪
任期満了に伴う茨木市議選(定数32)が25日投開票され、新議員が決まった。現職27人、元職2人、新人7人の計36人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げた。
◇投票率は45・23%
当日有権者数は21万4040人(男10万3450人、女11万590人)。投票率は45・23%で、過去最低だった前回の44・96%を0・27ポイント上回った。【衛藤達生】
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◆開票結果
◇茨木市議選(定数32−36)=選管最終発表
当 4196 塚理 32 無元
当 4098 中村信彦 53 民現
当 3922 下野巌 57 自現
当 3695 安孫子浩子 47 民現
当 3364 上田光夫 37 自元
当 3206 青木順子 45 公新
当 3186 大島一夫 60 公現
当 3122 滝ノ上万記 35 民新
当 3094 田中総司 56 民現
当 2960 大野幾子 29 無現
当 2947 篠原一代 55 公現
当 2933 上田嘉夫 62 自現
当 2910 河本光宏 52 公現
当 2872 松本泰典 50 公新
当 2786 村井恒雄 49 公現
当 2760 友次通憲 52 無現
当 2729 畑中剛 42 共現
当 2669 石井強 71 無現
当 2614 坂口康博 53 公現
当 2602 中内清孝 62 自現
当 2546 辰見登 60 無現
当 2544 羽東孝 61 無現
当 2527 木本保平 64 自現
当 2482 阿字地洋子 63 共現
当 2430 岩本守 44 共現
当 2253 桂睦子 40 無現
当 2222 小林美智子 41 無現
当 2157 山本隆俊 60 無現
当 2096 朝田充 44 共現
当 2064 山下慶喜 56 諸現
当 2034 大谷敏子 68 無現
当 1992 福丸孝之 37 無新
1891 大嶺学 43 共新
1759 岡崎栄一郎 56 共現
1597 樋口禎久 46 民新
509 新居幸一 57 無新
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◇喜びの当選者
塚理 32 無元(2) 市民団体副会長[元]製薬会社員
中村信彦 53 民現(6) 府人権協会理事▽福祉法人理事
下野巌 57 自現(2) 農業▽党副支部長[歴]市職員
安孫子浩子 47 民現(2) [元]NPO代表[歴]中学校教諭
上田光夫 37 自元(2) 党支部副幹事長・青年部長
青木順子 45 公新(1) 党茨木西副支部長[歴]会社員
大島一夫 60 公現(6) 党支部長▽党府民運動局次長
滝ノ上万記 35 民新(1) 党市政対策委員[歴]党府職員
田中総司 56 民現(7) 党総支部役員▽公民館運営委員長
大野幾子 29 無現(2) ボランティアグループ会長
篠原一代 55 公現(2) 党支部長[歴]中学校教諭
上田嘉夫 62 自現(2) 摂南大非常勤講師[歴]衆院議員秘書
河本光宏 52 公現(2) 党支部長[歴]製薬会社員
松本泰典 50 公新(1) 党副支部長[歴]病院職員
村井恒雄 49 公現(3) 党支部長[歴]ビデオ制作会社員
友次通憲 52 無現(3) 会社員▽労組支部特別執行委員
畑中剛 42 共現(2) 党市委員[歴]党市政相談所長
石井強 71 無現(7) 洋服店経営▽民社協会支部長
坂口康博 53 公現(2) 党支部長[歴]学習塾経営
中内清孝 62 自現(3) 農業▽党支部幹事長[歴]市職員
辰見登 60 無現(4) 市陸協顧問▽市食協副会長
羽東孝 61 無現(3) 山手台六丁目自治会長[歴]市職員
木本保平 64 自現(11 )ビル管理会社社長▽市柔道連会長
阿字地洋子 63 共現(8) 党市委員[歴]安田生命社員
岩本守 44 共現(3) 党地区委員[歴]法律事務所職員
桂睦子 40 無現(4) [元]NGO共同代表[歴]会社員
小林美智子 41 無現(2) 小学校PTA地区委員長[歴]会社員
山本隆俊 60 無現(4) 住職▽市空手道連盟会長[歴]市職員
朝田充 44 共現(4) 党地区委員[歴]赤旗茨木出張所長
山下慶喜 56 諸現(9) 公民館役員[歴]衆院議員秘書
大谷敏子 68 無現(6) 市なぎなた連盟会長[歴]小学校教諭
福丸孝之 37 無新(1) 茨木JC理事▽保険代理店経営
◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽丸囲み数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
毎日新聞 2009年1月26日 地方版
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>>52-53=大阪9区=
>塚理 32 無元(2) 市民団体副会長[元]製薬会社員
32歳で元職って計算合わないじゃん!って思って調べてみたら、
県議選出馬〜落選でした。
茨木市 定数3−候補7 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 25,099(28.5%) 森 みどり 53 民主 現 2 党支部幹事
当 20,517(23.3%) 杉本 武 56 公明 現 4 党府政策局長
当 17,602(20.0%) 松本 利明 57 自民 新 1 党副支部長・元民主系市議
□ 12,859(14.6%) 畑中 孝雄 67 共産 新 党地区委員
□ 8,325(9.5%) 塚 理 30 無所属 新 (元)市議=自民系
2,417(2.7%) 奥下 剛光 31 無所属 新 会社役員=自民系
1,096(1.2%) 藤田 裕 53 無所属 新 (元)町職員
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貼り付けあざーすヽ(´ー`)/
将来纏めたくなった時に落選議員の経歴が判らないと気持ち悪い(俺,完璧主義者w)ので告示のニュースもはっときます。。
選挙:茨木市議選 定数32に36人−−告示 /大阪
http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2009/01/19/20090119ddlk27010191000c.html
任期満了に伴う茨木市議選(定数32)が18日、告示された。
立候補は現職27人、元職2人、新人7人の計36人で少数激戦となった。党派別では自民5▽民主5▽公明7▽共産6▽諸派(新社会)1▽無所属12。
17日現在の有権者は21万7334人(男10万5226人、女11万2108人)。投票は25日午前7時〜午後8時、62カ所の投票所で行われ、同日午後9時から市民体育館(小川町)で開票される。【衛藤達生】
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◆立候補者(届け出順) (定数32−36)
中内清孝 62 自現(2) 農業▽党支部幹事長[歴]市職員
坂口康博 53 公現(1) 党支部長[歴]学習塾経営
阿字地洋子 63 共現(7) 党市委員[歴]安田生命社員
安孫子浩子 47 民現(1) [元]NPO代表[歴]中学校教諭
畑中剛 42 共現(1) 党市委員[歴]党市政相談所長
新居幸一 57 無新 [元]市職員[歴]市卓球連盟理事長
河本光宏 52 公現(1) 党支部長[歴]製薬会社員
青木順子 45 公新 党茨木西副支部長[歴]会社員
小林美智子 41 無現(1) 小学校PTA地区委員長[歴]会社員
大島一夫 60 公現(5) 党支部長▽党府民運動局次長
上田嘉夫 62 自現(1) 摂南大非常勤講師[歴]衆院議員秘書
山下慶喜 56 諸現(8) 公民館役員[歴]衆院議員秘書
福丸孝之 37 無新 茨木JC理事▽保険代理店経営
木本保平 64 自現(10) ビル管理会社社長▽市柔道連会長
塚理 32 無元(1) 市民団体副会長[元]製薬会社員
石井強 71 無現(6) 洋服店経営▽民社協会支部長
篠原一代 55 公現(1) 党支部長[歴]中学校教諭
大谷敏子 68 無現(5) 市なぎなた連盟会長[歴]小学校教諭
村井恒雄 49 公現(2) 党支部長[歴]ビデオ制作会社員
岩本守 44 共現(2) 党地区委員[歴]法律事務所職員
友次通憲 52 無現(2) 会社員▽労組支部特別執行委員
大嶺学 43 共新 党茨木くらしと市政相談所長
田中総司 56 民現(6) 党総支部役員▽公民館運営委員長
辰見登 60 無現(3) 市陸協顧問▽市食協副会長
上田光夫 37 自元(1) 党支部副幹事長・青年部長
桂睦子 40 無現(3) [元]NGO共同代表[歴]会社員
松本泰典 50 公新 党副支部長[歴]病院職員
滝ノ上万記 35 民新 党市政対策委員[歴]党府職員
朝田充 44 共現(3) 党地区委員[歴]赤旗茨木出張所長
羽東孝 61 無現(2) 山手台六丁目自治会長[歴]市職員
岡崎栄一郎 56 共現(2) 党市委員[歴]茨木民主商工会職員
樋口禎久 46 民新 [元]コンビニ経営[歴]小学PTA会長
中村信彦 53 民現(5) 府人権協会理事▽福祉法人理事
山本隆俊 60 無現(3) 住職▽市空手道連盟会長[歴]市職員
大野幾子 29 無現(1) ボランティアグループ会長
下野巌 57 自現(1) 農業▽党副支部長[歴]市職員
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◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
毎日新聞 2009年1月19日 地方版
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改選前の会派構成も判らないと気持ち悪いのに昨日の日付で工事中になってた…orzオソカッタカ
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http://209.85.175.132/search?q=cache:KuhKyiwt8wQJ:www.city.ibaraki.osaka.jp/gikai/kousei.html+%E8%8C%A8%E6%9C%A8%E3%80%80%E4%BC%9A%E6%B4%BE%E3%80%80%E5%85%AC%E6%98%8E&hl=ja&ct=clnk&cd=14&gl=jp
googleのキャッシュに残ってました
会派構成
平成20年4月14日現在
公明党(7人)
幹事長 大島 一夫、坂口 康博、河本 光宏、篠原 一代、村井 恒雄、青山 則子
菱本 哲造
日本共産党(5人)
幹事長 朝田 充、岡崎 栄一郎、畑中 剛、岩本 守、阿字地 洋子
民主みらい(6人)
幹事長 友次 通憲、安孫子 浩子、中村 信彦、大野 幾子、石井 強、田中 総司
刷新クラブ(6人)
幹事長 辰見 登、羽東 孝、山本 隆俊、福里 俊夫、川本 紀作、福井 紀夫
自由市民クラブ(5人)
幹事長 中内 清孝、上田 嘉夫、木本 保平、大谷 敏子、下野 巖
会派に所属しない議員(3人)
山下 慶喜、桂 睦子、小林 美智子
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>>57
m(_ _)m
キャッシュの存在をすっかり失念しておりました。。
此処迄して貰うと急いでやらにゃいかんなw
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=滋賀1区=
高島市長選
03県議選(高島郡)と05市長選(高島市)
http://tohazugatali.at.infoseek.co.jp/seiji/2003shiga.html#takashima
前回市長選は町長対決で新旭の海東氏が当選。県議の石田氏が亦出て当選したと勘違いしてたが,市の元職員が一念発起したのか。前回の落選各グループからの支援も取り付けたのかな?>>43-46を見るにあんまそんな感じも受けないけど。。
西川氏が初当選 高島市長選
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090126/CK2009012602000041.html?ref=related
2009年1月26日
滋賀県高島市長選は25日、投開票され無所属新人の元市健康福祉部長の西川喜代治氏(60)が、無所属現職の海東英和氏(49)を破り、初当選した。投票率は76・25%だった。
明確な争点がない選挙戦となったが、西川氏は昨年7月から全世帯を一軒ずつ回って政策を訴え、有権者の支持を集めた。
◇高島市長選開票結果
当 17,920 西川喜代治(60) 無新
15,054 海東 英和(49) 無現
◆「草の根」実る
25日投開票された高島市長選で、初当選を果たした西川喜代治氏(60)。学生時代の同級生や友人ら2千人以上のボランティアが支える草の根選挙が実った。現職の海東英和氏(49)は4年間の実績をアピールして健闘したが、及ばなかった。当日有権者数は4万3766人。
午後10時半前、高島市今津町の西川氏の事務所に当確の一報が届くと支持者500人の歓声が上がった。
姿を見せた西川氏は開口一番、「みなさんに当選させてもらった。ありがとうのひと言」と深々と頭を下げた。
昨年7月、出馬を表明。戸惑う妻絹代さん(57)を説得した。長女(32)は仕事を辞め、長男(30)は休職し、応援に加わった。知名度の低さを挽回(ばんかい)しようと、1万6千世帯を訪問した。
今津町在住のため「今津に市庁舎を持ってきたいのでは」と疑念を抱かれることも。それでも「地域全体をより良くしたい」と持ち前のきまじめさで粘り強く有権者に語りかけ、支持を得た。
「市民を向いた市政に変えたい。子育て支援の充実や高齢化対策など、安心して生活できる市政を一歩ずつ着実に実現したい」と意欲を見せた。
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選挙:南あわじ市長選 中田さん再選「産業・観光おこしを」 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090202ddlk28010238000c.html
任期満了に伴う南あわじ市長選は1日投開票され、現職の中田勝久氏(71)=無所属=が元市議で新人の榎本喜一氏(60)=同=を破り、再選を果たした。当日有権者数は4万2993人、投票率は60・23%(前回83・78%)だった。
同市榎列小榎列の小榎列集落センター前に集まった大勢の支援者からは、中田氏の当選確実の知らせと共に拍手がわいた。中田氏は満面に笑みをたたえ「ありがとうございました」と支援者らに握手を求めた。
中田氏は「経験を生かし、市が進むべき方向性をはっきりとさせたい」とし、「景気対策として暮らし応援振興券の第2弾をやりたい。農商工業と観光を連携させた産業・観光おこしや、企業誘致、起業応援をして雇用拡大を図り、安全安心のまちづくり、人づくりにも積極的に取り組みたい」と述べた。
中田氏は堅実な市政の実績に加え、各種の約70団体から推薦を受け、後援会を中心に選挙戦を進めた。一方、榎本氏は市民グループ「チェンジを求める市民会議」の支援を受けたが、立候補表明が告示直前で陣営の体制が整わなかったことや知名度などで及ばなかった。【登口修】
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◆開票結果
◇南あわじ市=選管最終発表
当 17341 中田勝久 71 無現
7975 榎本喜一 60 無新
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◇南あわじ市長略歴
中田勝久(なかた・かつひさ) 71 無現(2)
市長▽淡路島市長会長▽県農業共済連副会長[歴]旧三原町議長・町長▽洲本実高=[自][公]
〔淡路版〕
毎日新聞 2009年2月2日 地方版
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まことしやかに衆院選出馬も噂されつ白井文・尼崎市長の記事
≪2006年11月 初当選の記事≫
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1080148012/147-148
≪2006年11月 再選の記事≫
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3306
尼崎市長選が本格化、改革派女性市長と新人の戦いへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3306
19日投開票尼崎市長選 公明も谷川氏を推薦
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3728
尼崎市長選一夜明けて 白井市長が2期目抱負
白井陣営10万票に驚き 谷川陣営、組織まとまらず
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/ho90207b.htm?from=tokusyu
橋下知事“旧敵”起用…府副知事に綛山教育長
大阪府の橋下徹知事は6日、3人の副知事のうち、3月で任期満了を迎える総務省出身の三輪和夫副知事の後任に、綛山(かせやま)哲男・府教育長(59)=写真=を起用し、新教育長には中西正人・総務部長(57)を充てる方針を決め、府議会関係者に伝えた。24日開会の定例府議会に提案する。ほかの副知事は府職員と民間出身で、中央省庁出身の副知事が4年ぶりに姿を消す。
綛山氏は1973年に入庁。生活文化部長や政策企画部長を歴任し、2007年4月から現職。
教育改革を掲げる橋下知事と、35人学級廃止などを巡って対立。当初は全国学力テストの市町村別結果の公表にも反対し、知事に「くそ教育委員会」と批判されたが、一方で、学習塾を活用した放課後学習や、小・中学校への携帯電話の持ち込み禁止を打ち出し、その手腕が評価されたとみられる。
(2009年02月07日 読売新聞)
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=大阪9区=
茨木市議選
>>52-53:開票結果
>>54-55:立候補者の経歴
>>56-58:改選前会派構成
これで材料は全てそろいましたな。。
茨木市議会 会派構成
http://www.city.ibaraki.osaka.jp/gikai/kousei.html
平成21年2月10日現在
変えていく力(3人)
幹事長 塚 理、大野 幾子、福丸 孝之
日本共産党(4人)
幹事長 岩本 守、朝田 充、畑中 剛、阿字地 洋子
民主みらい(6人)
幹事長 中村 信彦、安孫子 浩子、滝ノ上 万記、友次 通憲、石井 強、田中 総司
自由民主党・市民会議(6人)
幹事長 上田 嘉夫、上田 光夫、下野 巌、中内 清孝、木本 保平、大谷 敏子
公明党(7人)
幹事長 大島 一夫、青木 順子、篠原 一代、松本 泰典、坂口 康博、河本 光宏、村井 恒雄
刷新市民フォーラム(5人)
幹事長 桂 睦子、小林 美智子、辰見 登、羽東 孝、山本 隆俊
会派に所属しない議員(1人)
山下 慶喜
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=奈良3区=
民自共から3人出ての選挙戦,西和地区の中心の王寺町と注目です。
毎日には推薦は記されてないけど朝日には推薦と明記してあり。
選挙:王寺町長選 告示 3新人が立候補 15日投開票 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090211ddlk29010565000c.html
任期満了に伴う王寺町長選は10日告示され、いずれも無所属の3新人が立候補した。
立候補したのは町体育協会副会長の西谷雅孝氏(59)、薬局経営の保井伸介氏(52)、市民団体代表の小山郁子氏(51)。
西谷氏は町南部などの開発や循環道路の実現▽保井氏は情報公開と福祉重視政策への転換▽小山氏は福祉の充実と住民の声を届ける町政−−を訴えた。
投票は15日午前7時〜午後8時、町内9カ所で実施。午後8時45分から同町王寺1の王寺アリーナで即日開票される。9日現在の有権者数は1万8514人(男8694人、女9820人)。【泉谷由梨子】
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◇王寺町長選立候補者(届け出順)
西谷雅孝(にしたに・まさたか) 59 無新=自民推薦
町体協副会長[歴]設計会社社長▽PTA会長▽近畿大
保井伸介(やすい・しんすけ) 52 無新=民主推薦
薬局経営[歴]奈良交通社員▽奈良市観光協会課長▽同大
小山郁子(こやま・いくこ) 51 無新(=共産支援)
憲法九条の会・王寺代表▽市民団体世話人▽大谷女大
毎日新聞 2009年2月11日 地方版
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>>64
3新人の激戦へ-王寺町長選10日告示 (2009.2.8 奈良新聞)
http://www.nara-np.co.jp/n_all/090208/all090208d.shtml
任期満了に伴う王寺町長選が10日告示、15日投票で行われる。出馬が予想されるのは、いずれも無所属新人で、設計会社社長の西谷雅孝氏(59)、薬局経営の保井伸介氏(52)、憲法九条の会・王寺代表の小山郁子氏(51)の3人。早くも前哨戦を繰り広げており、激戦が予想される。
最も早く出馬表明した西谷氏は「絆(きずな)でつなごう 人・まち・未来」をキャッチフレーズに町内循環道路の早期実現やJR畠田駅をはじめ町南地区の整備などを掲げる…
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=兵庫5区=
朝来市長が引退へ「公約の8割達成できた」
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001696939.shtml
朝来市の井上英俊市長(63)は十日、任期満了に伴う四月十九日投開票の市長選に立候補せず、今期限りで引退する意向を明らかにした。旧朝来町長時代を含めた在任期間の長さや、行財政改革などで合併後の新市の基礎づくりができたことを理由に挙げた。
井上市長は旧朝来町長を三期十一年五カ月務めた後、二〇〇五年五月、初代朝来市長に就任。現在は県市長会副会長を務める。
会見で井上市長は、「公約の八割は達成した」と自らを評価。新たな地域自治組織の構築や養父市と進めるごみ処理施設の整備が軌道に乗ったことなどを挙げた。
後継候補は擁立しないと明言。次期市長は「市民が決めること」としながら「経済が厳しい中、混乱を乗り越えられる指導者が必要」と述べた。
次回市長選には、同市の前企画部長多次勝昭氏(59)が立候補を表明している。(藤井伸哉)
(2/11 09:01)
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>>64-65
http://mabuti-sumio.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-ff7d.html
2009年2月15日 (日)
64票差の勝利
庭の梅にもたくさんの花が咲き、あたたかな陽射しが気持ち
をより和ませる。本当に暖冬だ。こんな春の気配に、実質審議
が全然進んでないにも関わらず、予算委員会ももう終わりかと
思わず勘違いしてしまいそうだ。
しかし、まだまだこれから。だって、質疑だって僕は基本的質
疑しかやってないもの。
ということで、支持者のお見舞いなどを済ませ新幹線に飛び乗
り上京。日曜日だけど、スタッフにも事務所に詰めてもらって
いる。
明日は中央公聴会。火曜日からの実質審議がどうなるか。
小泉元総理がロシアから戻るまでは参院で採決しないというこ
とで、財務大臣が縛られることはない。となると予算審議再開
と期待するが、与党は水、木と分科会で金曜日予算成立を狙っ
ていると言われるが、さすがにできんだろう。
とうとうこの週末の日本テレビの世論調査で内閣支持率は9.
7%と一ケタにまで落ち込んだ。
もはや、強行な手立てなど及びもつかないとは思うが、逆にやっ
てくるか。
政権の崩壊は、もはやカウントダウンに入った感すらある。
翻ってわが奈良県連では見事、王寺町長選挙を制した。
なんと、64票差での保井伸介候補の勝利。
とうとう、奈良3区でも政権交代の風が吹き出した。
この勢いは、4区まで及ぶ。
昨日、王寺町長選挙最終日最終盤、マイクを握って候補とガン
ガン飛ばした。
スポット演説を繰り返し、王寺町での新町長誕生による「政権
交代」を訴えた。
夜中、滋賀からの帰りに吉川3区総支部長に「やりきったか?」
と電話入れたら、「今、まぶちさんの話してましてん。イヤー
すごいなぁ、相手候補の家の前でガンガン演説してはったらし
いなぁって話題になってたんですわ!」と言われた。
そんなん、俺、知らんやん。
言われたところで、マイク持っただけやけど...。
使うなぁー、うまいこと。
ま、結果、勝利ということでまずはすべて丸く収まる。
保井新町長に期待し、かつ3区の勝利へ何歩も前進したと信じ
る。
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>>67
ぶふぉっ,すげえヽ(゚∀゚)ノ
普通は勝てませんぜ,幾ら新住民が増えてるとは云っても。奈良の旧住民の結束は固いしね。同和票も自社で結束して自民よりのイメージだし。
相当風が吹いているのか?それとも他の要因もあったのでしょうかねぇ。
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http://www.naratv.co.jp/
王寺町長選挙で民主推薦の保井さんが当選 / 王寺町 2009/02/15 23:13
任期満了に伴う王寺町の町長選挙で、無所属の新人で民主党が推薦する保井伸介さんが当選しました。
無所属の新人で民主党が推薦した保井伸介さんが4607票を獲得、無所属の新人で自民党が推薦した西谷雅孝さんも4543票を集めましたが、わずか64票差で保井さんが当選を果たしました。
無所属の新人で憲法九条の会・王寺代表の小山郁子さんは共産党議員の支持などを受けて戦いましたが、1651票にとどまりました。
当選した保井さんは52歳。
王寺町をさわやかな町にし、情報公開など住民サービスに全力で取り組むと語りました。
選挙は政局の影響もあり、西谷さんと保井さんが大接戦を演じましたが、町政の刷新を訴え無党派層の支持も集めた保井さんが西谷さんを振り切りました。
この選挙は王寺町の町政の舵取り役を選ぶと共に、自民、民主の推薦候補、共産党が支持する候補が戦うなど、次の総選挙の奈良3区の戦いと同様の構図となることから、国政選挙の行方を占う上でも注目されていました。
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http://www.bbc-tv.co.jp/cgi-local/user/hensei/senkyo/2009_02higashiomi/details.cgi
投票率:53.40 % 開票率:100 % ( 23 時 00 分 現在 )
写真 候補者名/党派 得票数
西沢 久夫 56歳
無新 21,477 票
小寺 裕雄 48歳
無新 16,392 票
藤田 淳子 63歳
無新 9,500 票
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>>70
おお,元さきがけ系県議の西沢さん,4年前の雪辱っすね!
早速検索掛けてみると東近江市の記事がなさげっすねぇ。。
さっそく遡って貼っておこう。。
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新生・東近江市の課題:市長選を前に/上 増えない投資的経費 /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/archive/news/2009/02/06/20090206ddlk25010475000c.html
◇街づくりへ合併効果は…
東近江市長選(15日投開票)が8日、告示される。05年2月に1市4町(八日市市、愛東、湖東、永源寺、五個荘町)が合併して誕生した東近江市。翌06年1月に能登川、蒲生の2町が編入してからは初の市長選だ。合併を推進してきた中村功一市長(76)は引退。代わって元県議の西沢久夫氏(56)▽小寺裕雄氏(48)▽同市議だった藤田淳子氏(63)の新人3人が立候補を表明している。合併後の街づくりを進める新しいかじとり役が誰になるか注目される。告示を前に市の現状と課題を追った。【斎藤和夫】
市内の旧郡部を巡ると、田園地帯の真ん中にひときわ大きな建物が点在する。合併前の町役場で、現在は市支所だ。市役所本庁舎と見劣りしない立派な建物もある。以前は大勢の職員が詰めていたが、合併で大半が本庁などに異動。どの支所も2、3階は空き部屋が目立つ。今、この支所の処遇が問題になっている。
市は昨年、支所の事務事業を点検。福祉課と産業建設課を廃し、市民生活課と地域振興課の2課に統合整理した。数年後には窓口業務だけを残す計画だ。住民の反発もあり、市長選立候補予定者らは「支所機能の縮小には基本的に反対」と訴える。
市当局は「合併の最大の目的は経費節減。国の合併支援措置が10年間で切れる前に対処しておかないと大変なことになる」と焦る。支所の扱いだけでなく、合併前の各市町が建てた体育館や図書館、各種福祉施設など公共施設の整理も難問だ。経費節減のための指定管理者制度の導入もあまり進んでいない。
一方、順調なのが職員削減だ。合併当初1383人だった職員は今年度当初1258人に。市の計画による毎年20人前後の削減を上回るペースだ。合併で議員数も半減し、秋の市議選までには現在の定数33からさらに数人減らす方向で協議を進めている。
市予算は年間430億〜450億円に増えた。同規模の草津市や彦根市より80億円余り多い。これは、合併による市町村維持のための合併算定替え33億円(08年度)が含まれるためだ。しかし、合併に伴う電算処理システム変更や新しい学校建設などで地方債は倍増し、実際に使える投資的経費はあまり増えていない。
市財政課は「財政規模が大きいほど、弾力的に使えるのが合併のメリット。例えば、学校を建てようとしても、小さな自治体では町の年間予算の半分ぐらいかかり、二の足を踏むが、合併でそれが可能となる。しかし、不況で税収増は見込めず、行財政改革は自治体の大きな責務」と指摘する。
毎日新聞 2009年2月6日 地方版
新生・東近江市の課題:市長選を前に/下 二つの市立病院 /滋賀
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/681
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12万都市は/東近江市長選を前に(上)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000902050003
2009年02月05日
【山村で消える学校/過疎と過密/中心部は大規模校分割】
東近江市政所町の政所小学校は3月末で閉校、創立から134年の歴史に幕を閉じる。現在の児童数は13人。今後も増える見込みがなく、保護者らの要望もあって、愛知川沿いに約10キロ下った山上小学校に統合される。
4月からは、バス通学が始まる。4年生の大蔵里菜さん(10)は入学当初から同級生がいなかった。山上小には40人近くいる。だから、「たくさん友達が出来ることを楽しみにしている」と大蔵さんはいう。
政所小校区は三重県との県境に近い、同市東部の7町からなる。林業が盛んだった半世紀前は本校と四つの分校をあわせて260人を超す児童がいた。しかし、林業の衰退で人口が減り、子どもたちの数も少なくなった。04年3月、政所中学校は統合に伴い閉校した。現在、この7町の人口は524人。40年前の4割程度になった。うち65歳以上は人口の45%を超える。
行政も過疎化対策を重要課題の一つに挙げる。
昨年11月、この地域に都市部に住む約30人が集まり、地元住民と交流を深めた。空き家の活用などを通じて地域の活性化を考える「田舎暮らし実感ツアー」。都会の人たちに田舎の魅力を紹介し、移り住んでもらおうと、県が市や地域の協力で開いた。
地元で特産の政所茶を栽培する男性(74)は「若い家族が移り住んでくれないと地域は元気づかないが、一方で学校をなくしたのでは、そうした人も住んでくれない。行政のやることは、ちぐはぐだ」と疑問を投げかける。
市の中心部にある八日市南小学校は児童数約1千人。児童数の増加と校舎の老朽化もあって、2校に分割して総事業費約60億円かけて学校を新設する。一部工事も始まった。
東近江市は合併で12万人近い人口を抱える。高島、甲賀両市に次ぐ広さをもつ市域で、過疎と過密が同時に進んでいる。疲弊する山村集落の活気をどう取り戻すのか。均衡あるまちづくりが問われる。
× ×
東近江市は05年2月、八日市市と永源寺、五個荘、愛東、湖東の4町が合併して誕生。06年1月には蒲生、能登川両町が編入合併し、「鈴鹿山脈から琵琶湖まで」の広域市が誕生した。しかし、大きいゆえの課題も山積する。8日告示される同市長選を前に3回に分けて検証する。
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>>73-74
12万都市は/東近江市長選を前に(中)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000902060001
2009年02月06日
市民の足「ちょこっとバス」。運賃収入が上がらないと、市からの持ち出しが大きくなる=東近江市の近江鉄道八日市駅前
【進まぬ「一体化」施策/面積県内3位/公共施設の整理も難題】
東近江市は湖東地域の1市4町が合併し、05年2月に誕生した。翌年1月に2町が加わり、琵琶湖を除いた面積は高島市、甲賀市に次ぐ県内3位の自治体になった。新市はこの4年間、旧市町の住民たちが東近江市民として一体感が持てるよう様々な施策に力を入れてきた。
市民が情報を共有する手段として採用されたケーブルネットワーク整備事業もその一つ。加入すればコミュニティー放送のほか、地上放送、光IP電話、追加プランによってインターネットも使うことができる。
ネットワークには音声放送機能もあり、市役所や警察からの一斉放送、学区や自治会単位でのお知らせなど、身近な情報も聞くことができる。だが、現在の加入率は総世帯数の43.7%(1万6473世帯)。皮肉なことに、未加入世帯との間で情報格差が生じる結果になった。
市民の足を確保するための「ちょこっとバス」事業も、「一体化施策」の一つ。18路線で、小型バスを委託運行している。270キロの総延長に、計300カ所のバス停がある。以前は市の東端、君ケ畑から八日市駅まで1230円かかったのが、均一運賃の200円(小学生は100円)で行けるようになった。
ただ、運行にかかる経費は決して安くはない。07年度の経費は約1億8千万円。運賃収入は4千万円で、県からの補助金を差し引いても、市は毎年約1億円を投入しなければならない。
一方、市は合併に伴い、公民館や集会所、児童館など計368もの公共施設を旧市町から引き継いだ。維持管理に年間85億円かかる。小学校は23校、中学校は9校あるが、校舎や体育館の耐震工事だけで、140億円が必要と試算されている。
引き継いだ368施設のうち、廃止が決まったのは「老人憩いの家」など13施設だけ。「もっと整理を進めないと、合併効果がない。国の合併支援措置がなくなる2020年には、市財政を圧迫するようになる」と財政担当者は危惧(きぐ)する。どの地域の施設を残し、どこを整理するか――。行政サービスのバランスと、東近江市民としての一体感を保つ上でも極めて難しい判断となる。
12万都市は/東近江市長選を前に(下)
2009年02月07日
【2市立病院/地域医療描けぬ青写真/経営統合検討先送りに】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/682
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東近江市長選 3氏が第一声
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090210/CK2009021002000001.html
2009年2月10日
8日告示された東近江市長選は、いずれも無所属新人3人が立候補を届け出た。行財政改革や2つの市立病院の今後の運営、地域の一体感をどのように進めるかなどが問われる選挙。合併して県内3番目に広い面積を抱える市のかじ取りを誰に託すのか。有権者に訴えた候補者たちの第一声を紹介する。 (松瀬晴行、伊藤弘喜、前嶋英則) =上から届け出順
(左から)西沢久夫候補、小寺裕雄候補、藤田淳子候補=届け出順
◆子ども輝くまちに…西沢久夫候補(56)=無新
掲げる希望都市の一番は子どもが生き生きとできるまち。同時に高齢者や障害のある人が尊厳をもって生きていけるまちにしたい。
医療が本当に心配な状況だ。国、地方がしなければ市民の命が守れない、そんな状況にならないよう民主党、社民党、嘉田知事らと一緒に、これからの東近江市づくりに頑張っていきたい。苦しい財源は行財政改革を行うことで、私の行政経験が生かせると確信している。(八日市緑町の市役所前)
福祉NPO法人理事・滋賀地方自治研究センター理事(元)県議・八日市市職員▽大谷大▽八日市東本町 =民社
◆民間経験吹き込む…小寺裕雄候補(48)=無新
まちづくりは市民が主役。行政と協働で進めていく。まず身を削って市民の理解と協力をいただき、地域を活性化させる。
二十数年培ってきた民間での経験と発想を行政に吹き込み、東近江を機能的で活力あるまちにしたい。
既成の政党に支持され言いなりになるのか、私たちのまちづくりを進めるため私とともに戦い抜くのか。あすの東近江のため、私に力を与えてほしい。(八日市金屋の選挙事務所前)
貸しビル業・市体協柔道部会長(元)県議・市PTA連絡協議会長・八日市JC理事長▽同大▽春日町
◆暮らし守る市政を…藤田淳子候補(63)=無新
弱い人に負担を押しつける国の政治に対して命と暮らしを守る市政をつくらなければならない。どの地域でも生き生きと暮らせるまちづくりのために、支所は絶対に廃止してはならない。これらが市長選に出ようと決意した理由だ。
国民健康保険料の引き下げや中学生までの医療費無料化など独自にセーフティーネットをつくる。財源は無駄な公共事業などを見直し、市長の給料をカットして回す。(山路町の選挙事務所前)
共産党支部委員(元)市議・能登川町議・コープしが理事・看護師▽京都府峰山高▽長勝寺町
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=滋賀4区(ちょこっとだけ2区)=
〜東近江市市長選〜
>>70-76
候補者名/党派 得票数
西沢 久夫 56歳 無=民・社 新① 21,477 票 当
小寺 裕雄 48歳 無 新 16,392 票
藤田 淳子 63歳 無 新 9,500 票
Kyoto Shimbun 2009年2月15日(日)
西沢さん「浪人」耐え初当選
東近江市長選
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021500127&genre=A2&area=S00
15日に投開票された東近江市長選は、元滋賀県議の西沢久夫さん(56)が大差で初当選を果たした。前回市長選で惜敗。4年間の「浪人」時代を乗り越えて勝利をつかんだ新たな市のリーダーは「市民と一緒に希望のもてるまちをつくっていきたい」と万感の笑みを浮かべた。
午後10時すぎ。同市八日市上之町の事務所に早々と当確の報が伝わると、支持者らが「やった」と総立ちに。西沢さんは支持者らと万歳を繰り返し、嘉田由紀子知事と固い握手を交わした。
前回市長選は、約1700票差で涙をのんだ。病院事務員の妻、恵さん(53)の収入が頼りの「試練」の日々。それでも、4代目八日市市長の父、久兵衛氏譲りの政治への情熱で、再挑戦を目指した。
昨年4月にいち早く立候補の意向を表明。着実に支持を広げ、民主党の強力な後押しを受けて他の2人を突き放した。「公約実現のため、まずは財政を含む計画づくりを進めたい」と決意をにじませた。
一方、及ばなかった元滋賀県議の小寺裕雄さん(48)は同市八日市金屋2丁目の事務所で「西沢さんには、私が思い描いた分まで東近江を良いまちにしてほしい」と淡々と話した。
前市議の藤田淳子さん(63)は同市山路町の事務所で「この運動を継続して市政を変えていこう」と支持者らに呼びかけた。
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米原市長選09を前に(上)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000902120003
2009年02月12日
【まちづくり 描けぬ青写真/進出企業募集は先送り】
「パナソニック1.5万人削減」。5日、米原市役所米原庁舎で、朝刊を開いた市米原駅周辺整備課の川幡治平課長(54)の目は、その見出しにくぎ付けになった。市内にもパナソニックの工場がある。「不況の影響はここまできたのか。事業を取り巻く環境は、ますます厳しいと実感した」
事業とは、川幡課長が担当するJR米原駅東口周辺のまちづくりを指す。米原町役場(現・米原市役所米原庁舎)が移転してきた後、大型商業施設や飲食店が次々と出店した駅西口に比べ、東口周辺は開発が遅れていた。
「新幹線の停車駅にふさわしい駅前にしたい」――。市は01年度から駅東側での土地区画整理事業に着手。南北約2キロ、東西約500メートルで開発を進めている。昨年7月には、東口の約4ヘクタールを民間活力によって開発する「まちづくり事業プロポーザル」(提案)を発表。参加企業を募ってきた。
この月にあった説明会には、大手ゼネコンを含む13社が参加。その後は同事業に強い関心を持つ2社が2回にわたって質問書を提出するなど前向きの姿勢を見せていた。
ところが、9月に米大手証券会社のリーマン・ブラザーズが破綻(はたん)すると様相は一変。2社は「進出するのは困難」と伝えてきた。市は翌10月、「このような状況では、進出企業を決定しても、必ずしも期待する成果が得られない」として、募集の時期を、とりあえず区画整理が終わる2010年度に先送りする方針を決めた。
一方、新幹線、在来線の線路をまたいでつくる橋上駅舎は近く完成、3月下旬には駅の東口と西口を自由に行き来できる通路も開通する。しかし、まちづくり事業の提案がどうなるかわからない以上、市も東口周辺の青写真を描けないでいる。「宿泊できるホテルも、食事ができるところも近くにほとんどないため、観光客を長浜や彦根に逃がしているのが現状」と川幡課長。県内唯一の新幹線駅を通過点のままにしておくのかどうかは、東口周辺のまちづくりにかかっている。
× ×
05年に旧坂田郡の4町が合併して誕生した米原市。新幹線の停車駅・JR米原駅があり、名神高速道路と北陸自動車道が接続する交通の要衝だ。新市ができて4年。15日告示される市長選を前に、課題を2回に分けて検証する。
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>>77-78
米原市長選09を前に(下)
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000902130003
2009年02月13日
【新庁舎建設の余力なく/4カ所分散 不便さ抱え】
39年前にできた米原庁舎。手狭なため、別の課を移転させてくることは難しいという=米原市下多良3丁目
2日に米原市長岡の市役所山東庁舎であった朝礼。スクリーンの中で話す市長の話を職員らは聴き入った。米原、山東、伊吹、近江の旧4町が合併した05年から同市で始まったテレビ会議システム。4カ所に分散した市庁舎間を光ケーブルで結び、役所の朝礼や会議のほか、市民が担当者がいる庁舎にテレビ電話を通して相談するために使う。
4自治体が合併して誕生した米原市は、引き継いだ役場建物を中心施設と支所に分類せず、いずれも市役所庁舎として使う「分庁舎方式」を採用した。新庁舎の建設に多額の投資をせずに既存の施設を生かそうとの考えからだ。
市役所には八つの各部がある。教育部と健康福祉部が山東庁舎に、経済環境部が伊吹庁舎に、政策推進部と総務部と都市整備部が米原庁舎に、市民部と土木部が近江庁舎に、それぞれ振り分けられた。市議会は山東庁舎にある。市長室は各庁舎にあり、市長はふだん、米原庁舎の市長室で執務をするが週1回、各庁舎を巡回。しかし、日程によっては、巡回できないこともあるという。
分庁舎方式は本庁と支所がある地域間で格差が生まれにくいという利点もあるが、不便な面もある。米原庁舎から最も遠い伊吹庁舎までは約18キロ。車で30分かかる。打ち合わせなどで職員が公用車で移動するたびに、時間のロスとガソリン代が必要となる。4庁舎を稼働させるためのコストも決して安くはない。
市民の間からは「分庁舎を半分にしては」という声も聞かれる。しかし、「どの庁舎もほかの庁舎がもつ課を収容するだけのスペースがない」(総合政策課)のが現状。といって、新庁舎をつくる財政的な余裕は市にはない。
米原駅東口周辺の大型投資事業もあって、同市の今年度予算(一般会計)は200億円を超えた。この一環として、2010年度までに民間企業にまちづくりを提案してもらう方針だ。合併から10年後に150億〜160億円の予算規模をめざす同市にとって、新たな事業費を捻出(ねんしゅつ)する余力はない。しかし、庁舎の中には築50年以上たつものもあり、老朽化を理由に分庁舎方式の見直しが迫られる可能性もある。(上野満男が担当しました)
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>>78-79
現職が対話の会の推薦を得て出馬との事。
米原市長選2氏対決か/あす告示
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000902140001
2009年02月14日
米原市長選は15日、告示される。再選を目指す平尾道雄氏(58)=無所属、対話の会推薦=と、新顔で元県東京事務所長の泉峰一氏(59)=無所属=の2人が立候補の準備を進めている。
平尾氏は新市誕生直後の前回選挙に立候補、無投票で初代市長になった。昨年9月定例市議会で立候補を表明し、「高齢者、女性、子どもたちが中心になる社会づくりを始めたい。その先頭に立ちたい」と訴えている。
泉氏は昨年12月に県職員を退職し、「トップセールスで米原を活性化させたい」と立候補を表明。県の東京事務所長だった経験を踏まえ、「米原のもつ自然、文化、歴史などを生かし、もっといい街にしたい」と話している。
立候補の受け付けは15日午前8時30分〜午後5時、米原市下多良3丁目の市役所米原庁舎2階2A会議室で。08年12月2日現在の選挙人名簿登録者数は3万2886人。
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>>38
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200902160043.html
松原市長のリコール署名スタート 市立病院の閉院問題で
2009年2月16日
経営難を理由に、大阪府松原市の市立松原病院(162床)を3月末で閉院すると決めた同市の中野孝則市長に対し、病院存続を求める同市の市民団体「『とりもどそう住んでよかった松原を』市民の会」が16日、解職請求(リコール)の署名集めを始めた。
同病院の累積赤字は07年度末で約40億円。医師不足や患者離れに加え、老朽化した施設の建て替えも財政難で難しいとして、中野市長が昨年11月末に閉院方針を表明。12月議会で関連の条例案が賛成多数で可決された。
署名集めは3月16日まで。有効署名が有権者の3分の1(約3万4千人)を上回った場合、解職か否かを決める住民投票があり、有効投票の過半数が解職に賛成すれば市長は失職、50日以内に市長選が実施される。
解職請求代表者の一人、長尾和さん(71)は「市民に諮らず独断で閉院を決めたことへの怒りを形にしたい」といい、4万人分を目標に署名を集めるという。
2期目の中野市長の任期満了は6月16日。市長選は5月24日告示、同31日投開票の予定だが、中野市長はまだ態度を明らかにしていない。
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>>77-79
ここも与野党分裂っぽい
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021500118&genre=A1&area=S00
両候補、力強く第一声
米原市長選スタート
15日に告示された米原市長選は、新人で前滋賀県東京事務所長の泉峰一候補(59)と現職の平尾道雄候補(58)の2人がいずれも無所属で立候補した。両候補は出発式で力強く第一声をあげ、選挙カーで市内を駆けめぐって政策をアピール、支持を求めた。
■現場に飛び込み、米原発信
泉候補は同市池下のグリーンパーク山東で出発式に臨んだ。
「チェンジ米原」をキャッチフレーズに掲げて、「現場に飛び込み、米原市をトップセールスで全国に発信する。次の市政はわたしに任せてほしい」と第一声。歴史や自然を生かしたまちづくりなどをアピールした。
地元の国会議員や県議、親交のある県内町長のほか、青いはちまきの支持者約500人(選挙事務所発表)とともに「頑張ろう」と腕を突き上げた。
泉候補は大きな拍手に送られて選挙カーに乗り込み、同市顔戸のスーパーに移動。買い物客と握手して歩いた後、立候補のあいさつに市内全域を回った。夜は山東地区の3カ所で個人演説会を催し、熱心に支持を訴えた。
■市政の継続で合併の成果を
平尾候補は自身が住職を務める高禅寺で家族や支持者と当選祈願法要を営んだ後、選挙事務所を置く同市堂谷の堂谷公民館で出発式に臨み、約750人(事務所発表)を前に第一声を上げた。
「市政の継続で合併の成果を出したい。子どもや女性、高齢者の目線で、米原市で生まれ、老いて良かったと思えるまちづくりをしよう」と意気込みをアピール。「皆さんの熱い思いで米原市の第二ステージを」と支持を呼びかけた。
地元選出の国会議員や県議、「対話の会」関係者らも激励。平尾候補は、長女からバレンタインデーにちなんだチョコレートを受け取り、政策を訴えに選挙カーで市内に繰り出した。夜は3カ所で個人演説会を開いた。
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>>26>>33>>40
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090216ddlk29010257000c.html
選挙:天川村長選 出直し選、あす告示 4新人が前哨戦 /奈良
天川村発注の公共工事を巡る汚職事件で加重収賄罪で起訴された前村長、車谷重高被告(51)の辞職に伴う出直し村長選は17日、告示される。いずれも無所属の4新人が立候補を表明しており、激しい前哨戦を繰り広げている。村の再建策、不正防止策に関する主張が注目される。投開票は22日。
立候補を表明しているのは元村議会議長、根来群二氏(55)▽元会社役員、楊枝源一氏(61)▽村森林組合長、柿坂弥寿麿氏(64)▽元村助役、森本靖順氏(65)。いずれも村活性化、入札制度の改革などを掲げている。
立候補受け付けは午前8時半〜午後5時、村山村開発センターで。22日午後7時半から同センターで即日開票される。昨年12月2日現在の有権者は1642人(男772人、女870人)。【栗栖健】
毎日新聞 2009年2月16日 地方版
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>>70-76
武村のことをなんで「元官房長官」って書くんだろ
ふつう「元大蔵大臣」じゃん?
と主ってググってみたら、武村元官房長官:7990件、武村元大蔵大臣354件
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009021800036&genre=A1&area=S00
知事「友情と恩義で」自民県議反発
東近江市長選で民主推薦候補応援
東近江市長選で武村正義元官房長官とともに応援演説する嘉田知事(11日、東近江市八日市上之町)
嘉田由紀子知事は17日、東近江市長選(15日投開票)で当選した西沢久夫氏=民主党など推薦=の応援演説をしたことについて「友情、政治家の恩義から」として西沢氏との個人的関係を強調、特定政党を支援しないという従来からの政治姿勢をあらためて強調した。ただ、9月までには衆院選が行われるだけに、自民党からは知事の影響力を懸念する声も出ている。
同市長選で、嘉田知事は選挙期間中、西沢氏の選挙事務所前で「不安を期待に変える市政をつくってほしい」などと街頭演説した。
これについて嘉田知事は17日の定例会見で、2006年の知事選で西沢氏からマニフェスト(公約集)策定などの協力を受けたための応援だったと説明。「基本的には中立が柱。『県民党』の政治的立場だ」とこれまでの主張を繰り返した。
ただ、対立候補を支援した自民党県議は、「組織型選挙を行った民主党の推薦候補を応援したことに変わりはなく、とても中立とはいえない」と反発。「どういうつもりか、真意をただしたい」と不快感をあらわにした。
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>>82
柿坂村森林組合長:吉野町の北岡篤町長
森本村助役 :阪谷均村議や谷完二・大淀町議
根来元村議会議長:奥山博康、粒谷友示、秋本登志嗣の3県議(←3人とも「自民改革」会派)
楊枝元会社役員 :洞川区副区長
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090218ddlk29010454000c.html
選挙:天川村長選 出直し選告示、4新人の激戦に 村再建、不正防止熱く訴え /奈良
立候補したのは村森林組合長、柿坂弥寿麿氏(64)▽元村助役、森本靖順氏(65)▽元村議会議長、根来群二氏(55)▽元会社役員、楊枝源一氏(61)−−の4候補。
村発注の公共工事を巡る汚職事件で、加重収賄罪で起訴された前村長、車谷重高被告(51)の辞職に伴う出直し選。選挙戦は時折、小雪も舞う中で始まった。有権者の審判が注目される。
4候補者は合同個人演説会を開く。時間はいずれも午後7時から。19日=洞川地区公民館▽20日=村山村開発センター▽21日=ふるさとセンターつどい。
投票は22日午前7時〜午後6時、8カ所で。午後7時半から村山村開発センターで即日開票される。16日現在の有権者数は1632人(男763人、女869人)。【栗栖健】
◆立候補者の第一声(届け出順)
◇村の信用取り戻す−−柿坂弥寿麿候補(64)=無新
柿坂候補は午前9時半、天川村坪内の事務所前で出陣式。吉野町の北岡篤町長、林業関係者、地元支持者らが応援に駆けつけた。
柿坂候補は「今度の事件で信頼を失ったこの村に信用を取り戻そうと立候補を決意した」と熱っぽく第一声。「事件の原因を究明し、再発防止策を講じる。村民と共に歩みながらこの村を引っ張っていきたい」と抱負を語った。少子化対策として「子育て支援基金」設立、その財源に「身を切って気持ちを表したい」と村長報酬の50%カットも打ち出した。【栗栖健】
◇クリーンな入札を−−森本靖順候補(65)=無新
森本候補は午前9時15分、天川村坪内の事務所で出発式を開き、駆けつけた阪谷均村議や谷完二・大淀町議、支援者らと共に必勝を誓った。森本候補は「(事件の影響で)村民に不安が広がり、職員も仕事に熱中できない。入札には、口は出さずに責任を持つ。指名業者選定委員会には一般の人にも入ってもらい、よりクリーンな入札にしたい」などと話した。信頼回復による村の立て直し▽村民の声を反映させるガラス張りの村政▽入札制度改革−−の3点が村政に必要と強調した。【高橋恵子】
◇入札審査会を設立−−根来群二候補(55)=無新
根来候補は午前9時半、天川村中谷の事務所前で出陣式。奥山博康、粒谷友示、秋本登志嗣の3県議が応援に駆けつけた。
根来候補は第一に、高齢化の進む村の課題を指摘。「皆、今後について不安に思っている。元気で生き生き過ごせる村にしたい」とシルバー人材センター設立や医療の充実、子どもたちが村に帰ってくるような教育の必要性を熱く語った。事件については「このままではまた同じ問題が起きる」として、指名入札審査会設立を「早速やりたい」と約束した。【泉谷由梨子】
◇新しい風、村変える−−楊枝源一候補(61)=無新
楊枝候補は午前9時半、天川村洞川の選挙事務所で出陣式。支持者と必勝を祈願した後、尾上学選挙事務長や西浦則道・洞川区副区長が激励。元天川村消防団長の花谷丑松さんが「かねてからの夢(村長誕生)が実現する時が来た。皆さんの力で(楊枝候補を)村政に送ってやってください」と語った。
楊枝候補は「小さな仕事でもちゃんとして名前を覚えてもらった。ようやくこの時が来た。新しい風が、村を変え、元気を運び、発想が村民を豊かにする」と熱く語った。【山本和良】
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柿坂弥寿麿(かきさか・やすまろ) 64 無新
村森林組合長▽木材業[歴]小学校PTA会長▽東京農大
森本靖順(もりもと・やすのり) 65 無新
[元]村助役[歴]村企画課長・総務課長・参事▽天川中
根来群二(ねごろ・ぐんじ) 55 無新
燃料販売業▽県漁連参与[歴]村議長▽京都産大
楊枝源一(ようじ・げんいち) 61 無新
[元]会社土木本部長[歴]会社代表取締役▽吉野工高
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>>49>>51
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090219-OYT1T00548.htm?from=main1
宝塚市長と社長ら逮捕…霊園造成で100万円贈収賄容疑
兵庫県宝塚市の霊園造成工事に絡み、100万円のわいろを受け取ったとして、県警捜査2課は19日、市長の阪上善秀容疑者(61)を収賄容疑で、経営コンサルタント会社社長の西岡榮太郎(69)(同県加西市)、元宝塚市議の井ノ上均(64)両容疑者を贈賄容疑で逮捕した。
3人は現金授受は認めているが、阪上、西岡両容疑者は「わいろではない」と容疑を否認しているという。
発表によると、阪上容疑者は2006年4月、宝塚市都市整備公社が開発する「宝塚すみれ墓苑」造成工事に、西岡容疑者の会社と提携する中堅ゼネコンを参入させたいとする西岡、井ノ上両容疑者の趣旨を知りながら、両容疑者から100万円を受け取った疑い。
06年10月に行われた同工事の一般競争入札では、別の建設会社が落札。阪上容疑者は07年1月、仲介した井ノ上容疑者を通じて返金した。
阪上容疑者は今年1月、金銭授受問題が発覚した後の記者会見で「100万円は後援会の政治活動費と思った」と釈明したが、政治資金収支報告書に収入として記載していなかった。
同市では06年2月、渡部完・前市長がパチンコ店出店に絡む贈収賄事件で逮捕され、辞職。同年4月に出直し市長選が行われ、元衆院議員の阪上容疑者が初当選した。
(2009年2月19日20時07分 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001711068.shtml
カネ絡みの疑惑絶えず 阪上宝塚市長
収賄容疑で、兵庫県警が逮捕した阪上善秀宝塚市長。同市では三年前、渡部完前市長が収賄容疑で逮捕され、失職。阪上市長は、その後の出直し選で信頼回復やガラス張りの市政を掲げて当選したが、就任直後からカネにまつわる疑惑が絶えなかった。
渡部前市長は二〇〇六年二月、パチンコ店出店に便宜を図る見返りに、業者らから高級車を受け取った疑いで神戸地検に逮捕され、失職。その後起訴され、有罪が確定した。
阪上市長は当選直後、四月の市長就任時に国民健康保険料や水道料金など計約百七十八万円を滞納していたことが発覚。就任後に支払ったものの、「国会議員落選後の浪人生活で金がなく、支払いは妻に任せていた」と弁明した。
市長選で報告義務がある「運動費用収支報告書」では、支出を「0円」と記載していたことが判明。「会計責任者の娘が多忙だったため」と釈明し、後に約百九十二万六千円と訂正した。
その後も、衆院議員だった一九九九-二〇〇五年、派閥などから受けた寄付を政治資金収支報告書に記載していなかったとして、計千二百七十万円を訂正。その直後に繰越金を大幅減額したり、政治活動を行っていないのに人件費八百四十万円を計上したりと、不透明な処理が目立った。
また、〇七年一月には、十八年前に私学受験生の親から入学相談料として百万円を受け取り、不合格となったため返還していた問題が再燃。同年三月には公用車で宗教行事に出席していたことも分かり、運転手などの経費は返還したが「教養が身に付く。公務の一環」として正当性を主張していた。
(2/19 14:53)
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001711062.shtml
市民怒り「またか」 宝塚市長逮捕、2代続き不祥事
神戸市のコンサルタント会社社長から現金百万円を受け取っていたとして、兵庫県警が収賄容疑で阪上善秀宝塚市長(61)を逮捕した。同市では渡部完前市長も収賄容疑で逮捕され失職、有罪が確定している。二代続けての市長の不祥事に十九日、職員や市民に「またか」と動揺が広がった。
阪上市長は普段と同様、午前八時ごろ、市内の自宅を出た。待ち構える報道陣に「(事情聴取の話は)ありません」と受け答え。市役所へ向かうと言い残し公用車に乗り込んだ。
しかし、その直後、山脇修市長室長に阪上市長から電話が入った。「任意で事情を聴くことを求められたので県警に行く。職員の皆さんには心配しないようお伝えください」。市長は市役所には姿を見せず、市内のホテルで車を降りたという。
これを受け、市役所では午前九時から部長ら幹部二十一人を集め臨時の部長会が開かれた。市長の言葉を伝えた坂井豊副市長が「各職場で混乱しないよう冷静に対応を」と呼び掛けた。
会議を終えた土橋寿雄建設部長は「予算審議の大事な時期。職員が動揺しているのは間違いない」と困惑。その後、逮捕状が出たという情報に「清潔な市政を望んで選ばれた市長なのに本当にショック。三年前の選挙は何だったのか」と話した。
男性職員(54)は「前市長が逮捕された時も市民のバッシングを受けた。業務に支障が出るのは避けられない。収税担当の職員はやりにくくなるだろう」と声を落とした。
市役所を訪れていた無職の女性(62)は「二代続けて市長が問題を起こすなんて。いい加減にしてほしい。市長はきちんと説明してほしい」と憤った。「市民グループ見張り番宝塚」の兼子忠泰代表世話人は「(前市長の逮捕を受けた)出直し市長選の直後に、何の名目であれ業者の接待を受けて金をもらうとは」と怒りつつ「二代続けて市長にふさわしい人物を選出できなかった市民にも責任がある」と話した。
(2/19 14:52)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090219/crm0902192154044-n1.htm
【宝塚市長汚職】税金滞納や失言…「街は悪くなった」と市職員 (1/2ページ)
2009.2.19 21:53
神戸市のコンサルタント会社社長から現金100万円を受け取ったとして19日、収賄容疑で兵庫県警に逮捕された宝塚市長の阪上善秀容疑者(61)は、就任直後からカネにまつわる黒いうわさが絶えなかった。どんなに小さな会合にも出席し、有権者に握手を求める「どぶ板」スタイルを貫いた政治家は、業者との癒着の闇に自らはまり込んだ。
「阪上さんは政治家というより政治屋。行政をよくするためでなく、自分が票を取るためのことしかやらなかった」
市議の一人は阪上容疑者をこう評した。
阪上容疑者は、大学卒業後、衆議院議員だった原健三郎氏の秘書になり、27歳で宝塚市議に初当選。その後、県議を経て平成8年に衆院選で初当選し、衆院議員を2期務めるなどキャリアを重ねた。
15、17年の衆院選では2回連続で落選したが、18年4月、収賄容疑で逮捕された前市長の辞職に伴う出直し市長選挙で、「市政の信頼回復」や「入札制度の見直し」を公約に掲げ、過去最多の7人が競う激戦を制した。
当選後は周囲の支援者に「国会議員は何百人のうちの1人だが、市長はたった1人。こっちの方がいい」と話していたという。
しかし市長就任直後から不祥事が次々と発覚した。18年6月、住民税や上下水道料金など計約178万円の滞納が明らかになり、「浪人生活でカネがなかった」などと釈明。
3つの政治団体の政治資金収支報告書に衆院議員時代の寄付計1270万円が未記載だったことも判明した。
発言をめぐるトラブルも続いた。市民の会合などに出席した際、特定の土地を指したうえで「音楽ホールを造る」「高度医療機関を誘致する」などと勝手に宣言し、昨年9月、市議会から軽率な発言をしないよう決議された。
同12月には市主催のフォーラムでの発言をめぐり、「介護を軽視している」と介護関係者から質問状が提出される騒ぎも起こした。
最後には、2代連続で現職市長が逮捕される異常事態を招き、市政への信頼を失墜させた阪上容疑者。ある職員は「前市長の方がまだよかった。阪上市長になって宝塚の街は悪くなった」と吐き捨てるように話した。
◇
阪上容疑者逮捕の一報に、宝塚市役所では19日午後に記者会見を開き、坂井豊副市長ら幹部が「市長の逮捕は誠に残念で遺憾。市民の皆様には心よりおわび申し上げます」と陳謝した。
会見では、2代続けて現職市長の逮捕という異例の事態を招いた原因を問う質問が相次いだ。だが、坂井副市長は「今回の事件が個人的なものなのか、今後検証しなければならない」と語るだけ。苦渋の表情を浮かべ、「とにかく市民の皆様にご心配とご迷惑をおかけしました」と繰り返した。
一方で、贈収賄の舞台となった霊園造成工事の入札過程について、松藤聖一環境部長は「一般競争入札を契約課に依頼して執行した。経過に全く不透明な点はなかった」と突然の逮捕に驚きを隠せない様子で話した。
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96:衆院選自民公認 比例復活(vs新進小池)
00:衆院選自民比例
03:衆院選自民公認 落選(vs民主市村)
05:衆院選無所属 落選
06:宝塚市長選 当選
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ひでぇ政治屋だよ,全く。
岩永(とその後継のバカ息子)や大前も同類の筈だからさっさと差し替えろや。まぁ差し替えも出来ない方が自民には打撃で良いんでしょうけど。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001714204.shtml
市長逮捕、動かぬ市会 宝塚
二〇〇九年度予算案の審議を前に、収賄容疑で宝塚市長の阪上善秀容疑者(61)が逮捕され、混乱が予想された同市議会。二代続けて市長が逮捕されるという異常事態だが、今のところ辞職勧告決議案や不信任決議案の提出に向けた動きは出ていない。市議の多くは「市民生活に影響が出ないよう粛々と予算審議を進めるだけ」と「冷静」だが、市民からは「静観せずきちんと対応を」との注文が出ている。
市長逮捕の一報を受け、市議会が動いたのは十九日午後。六会派の代表が緊急会合を開き、副市長ら市幹部とともに善後策を検討した。
同じ二月に渡部完・前市長が逮捕された二〇〇六年は、ほぼ組み上がっていた新年度予算案を骨格案に再編成して審議した。だが、今回は既に施政方針が示されていることから、緊急会合では、予算案の見直しはせず、代表質問なども日程通り進めることを確認した。
一方、阪上容疑者の出処進退について、具体的な議論はほとんどなかったという。「辞職の判断は本人が決めること」と話す市議は多いが、あるベテラン市議は「不信任決議案を可決すると市長に解散権が生じる。議員の間には、職を失うのが怖くて提案できない空気がある」と打ち明ける。
三年前は、市長から辞職願が提出された直後に一部の会派が不信任決議案を提出したが、否決されるなど混乱。市長が失職し、新市長を決める道筋がついたのは、逮捕から二十七日後だった。
容疑を否認しているという阪上容疑者が辞職願を出すかどうかは不透明だが、ある中堅市議は「市会から国会にまで上り詰めた人。地位に固執してなかなか辞めないのでは」と推測する。
同市伊孑志の無職の男性(58)は「一刻も早く、本気で宝塚のことを考える人に代わってほしい。市長が自分で辞めるのが当たり前だが、市会もきちんと動くべきだ」と指摘する。
(2/21 09:21)
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001712619.shtml
「3年前と同じ光景」 宝塚市役所を捜索 県警
宝塚市の霊園整備事業をめぐる贈収賄事件で、兵庫県警は二十日午前、市長が収賄容疑で逮捕された宝塚市役所を捜索した。市職員らは「二度と見たくなかった光景」と話し、心配そうに行方を見守った。
捜索は午前十時半すぎに着手した。捜査員十六人は段ボール箱を抱えて市役所に入り、事前に連絡を受けていた市幹部が待つ三階大会議室へ。会議室には総務部幹部三人のほか、工事などの入札を担当する契約課長、霊園整備事業を担当する生活環境課長、秘書室長が呼ばれており、捜査員は「各班に分かれて見させていただきます」と、計七カ所の捜索を説明したという。
契約課では、捜査員が担当者から話を聞き、机や書類の位置も確認。生活環境課でも、捜査員が「新霊園担当」の机や書類棚からファイルを取り出し、内容を調べた。職員らは時折、捜索の様子を見つめながら、仕事をこなしていた。
市長室に捜査員が入るのを目にした市議は「三年前と同じ光景を見ることになるとは情けない」。市役所近くに住むパート従業員の女性(53)は「もう何度も入ってますもんね」とあきれた様子で語り、「きっちりうみを出し切って、クリーンな宝塚にしてほしい」と訴えた。
(2/20 14:30)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001712394.shtml
「選挙の達人」「市政場当たり的」 阪上容疑者
十九日に収賄容疑で逮捕された宝塚市長の阪上善秀容疑者。カネにまつわるうわさは衆院議員時代から度々ささやかれてきたが、一方で「選挙の達人」と評されるほど有権者の懐に入り込む術にたけていた。汚職による前市長の失職を受け行われた三年前の出直し市長選では「清潔さ」が強く求められたが、「故郷で政治生命をかける」と訴え、圧勝した。
「三百六十五日が選挙活動の人」。小学校の運動会でも、競技を見ずに関係者に名刺ばかり渡していた姿を目撃したある女性市議は阪上容疑者をこう例えた。
対立する共産党市議も「立場の異なる支援者の元にも積極的に足を運ぶなど驚くほど細かく動いていた。低姿勢で口がうまく、敵をつくらないのが上手だった」と評した。
市長選では「職員が自由に発言できる庁内環境を整えたい」と掲げた阪上容疑者。男性職員は「市政運営は場当たり的で長期的な展望が感じられなかった」としながら、「職員の間では、市民や職員の話に耳を傾け、なんとかしようと一生懸命な人という一定の評価があった」と明かす。
元衆院議長の故原健三郎さんの秘書を務めた後、宝塚市議、兵庫県議、衆院議員を経て市長に転身した阪上容疑者。三十年以上の付き合いがある男性市議は、その政治スタイルを原さんの姿と重ね「典型的な保守」と表現。支援者の頼みごとに何でも気軽に応じる姿勢に「取捨選択をしないところに問題があり、今回の事件にもつながったのではないか」と指摘した。
(2/20 09:40)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090221-OYO1T00584.htm?from=main2
逮捕の宝塚市長、「夢は総理」カネで転落
兵庫県宝塚市が実施した霊園造成工事を巡り、業者らから100万円のわいろを受け取ったとして逮捕された市長の阪上善秀容疑者(61)。地縁、血縁を頼りに地元を回る「どぶ板戦術」で、市議、県議、衆院議員と国政への階段を駆け上がり、「選挙が趣味」とまで公言していた。しかし、選挙の度に借金がかさんでいたといい、最後は「カネ」で、その足元をすくわれた。転落の軌跡をたどった。
■「首相になる」
「60歳代で総理大臣になる」。学生時代、原健三郎・衆院議員(故人)の事務所に出入りするようになり、ボランティアで仕事を手伝った。大学卒業後、原氏の秘書となり、上京。知人によると、国会議事堂前で「おれは絶対ここに来る」と拳を突き上げたこともあったという。
3年間の秘書生活で、こまめに選挙区回りをする原氏の戦術を学び、1975年の宝塚市議選に27歳で初当選。市議を2期、県議を4期務め、96年には念願の代議士に。「次は大臣や」。2001年の小泉内閣で内閣府政務官に就任した際はそう豪語していた。
■残った借金
3期目を目指した03年の衆院選で、挫折を味わう。民主党の新人候補に約1万3000票差で敗れ、落選。05年の衆院選でも自民党の公認争いに敗れ、無所属で臨んだが、大差で敗れた。後に残ったのは、選挙費用のための借金だった。
浪人時代には「金がない」「大変や」と漏らし、方々から金を借りていたという。旧知の市議らは「選挙の度に金がないとこぼしていた。億単位の借金があったのではないか」と話す。
■現金授受
引退が頭をよぎった時、渡部完・前市長による汚職事件が発覚した。再起を期して、06年4月の出直し市長選に出馬。当選後の記者会見では「陳情の来庁者には一人で対応しない。職員を同席させる」と述べた。しかし数日後、阪上容疑者は、一人きりで宝塚市内の飲食店を訪れ、贈賄側の経営コンサルタント会社社長、西岡榮太郎(69)、元宝塚市議、井ノ上均(64)両容疑者から100万円を受け取っていた。
「市長はええわ。議員の部下は秘書だけだが、2000人の職員がいる」と誇らかに話していた阪上容疑者。しかし、市議の一人は「お願いされるとなんでも安請け合いする。行政トップとしての自覚がなかった」と冷ややかに話した。
(2009年2月21日 読売新聞)
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>>49>>51>>85-93
http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2009/02/21/20090221ddf041040005000c.html
失墜:宝塚市長逮捕/下 相次ぐ疑惑、議会紛糾
霊園開発をめぐる汚職事件で逮捕された兵庫県宝塚市長の阪上善秀容疑者(61)。ある革新市議は「疑惑のデパート」と表現する。疑惑を追及されて市議会が紛糾することも度々あった。
就任9カ月後の07年1月、プラスチックごみを固形燃料に加工する新事業に関し、市の入札があった。県内の業者が落札したが、市は「再委託をしており、廃棄物処理法に触れる」などとしてこの業者とは契約せず、2番目の価格を付けた業者と契約した。
ところが、2番目の業者の入札額が、市が入札前に非公開で準備した「予定価格調書」の額と同額だったため「事前に情報が漏れたのではないか」と市議会で問題になった。さらに、調書に記入された予定額が、阪上容疑者の直筆だったことから、深い関与を疑う追及はさらに強まった。阪上容疑者は当初、記入を否定したが、結局「自分が書いた。1週間前の昼飯も覚えていないので、忘れていた」と釈明、議場は失笑に包まれた。
内実を伴わない発言が物議をかもしたこともあった。近く閉鎖予定の大規模工場跡地を巡り、阪上容疑者は各地の集会などで度々、医療施設の誘致が決まっているかのように発言。だが実際には土地は民有地で、市が開発に口を出す権利はない。発言を聞いた市議は「民間の開発に口を出せば特別な背景があると勘ぐる人もいる。公人として軽率すぎる」と批判する。この発言を巡り市議会は08年10月、発言や行動が市政を混乱に陥れているとして、異例の「反省を求める決議」をした。
政治資金収支報告書の記載漏れも度々発覚。政治活動の実態がないのに人件費のみが計上されていると指摘されたこともあった。今回の逮捕容疑となった100万円授受問題が発覚した直後、市議会の会派代表者会議で「資金管理の認識が甘いのではないか?」と問われると、思わず「私もそう思う」と応じた。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001715763.shtml
阪上容疑者に給与払い続けたくない!条例の改正検討
宝塚市の霊園整備事業をめぐる贈収賄事件で逮捕された市長の阪上(さかうえ)善秀容疑者(61)に、二月分の給与全額百二万円が逮捕翌日の二十日に支払われていたことが分かった。阪上容疑者は容疑を否認しており、辞職までは拘留中でも給与を支給せざるを得ないためで、市議の間では「給与支払いの停止に向け条例改正が必要」との声が上がり始めた。
宝塚市長汚職事件で 市民感情受け市会
阪上容疑者の逮捕後、市長の仕事は職務代理者の坂井豊副市長が務めているが、阪上容疑者が辞表の提出などで辞職しない限り、市長の身分は継続する。
市の特別職に関する給与条例によると、期末手当は起訴後に支給停止の措置が取れるが、逮捕による月額給与の支給停止の条文はなく、辞職まで給与を支払い続けることになるという。
市は「市民が納得できない気持ちは痛いほど分かるが、起訴されるかどうかも不明な時点で給与を差し止めるのは法的に難しい」としている。
二〇〇六年の渡部完前市長の逮捕後は、市条例に特例条項を設け、一回限りの措置として、逮捕から辞職までの間の一部給与を支払わなかった。神戸市会では〇六年の汚職事件で市議が逮捕されたことを受け、市議が逮捕、拘留された場合は報酬支給を一時停止する条例案を可決した。
宝塚市会では、支給停止を規定する条例改正案の提出を検討する会派があるほか、他会派にも同調する議員がおり、近く検討が始まる見通し。(切貫滋巨)
(2/22 09:44)
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>>77-79>>81
=滋賀2区=
自民系・民主系関係なく、現職がバタバタ負けますね。
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090223ddlk25010248000c.html
選挙:米原市長選 泉さんが初当選 現職の平尾さんを破る /滋賀
任期満了に伴う米原市長選は22日投票、即日開票され、新人で前県東京事務所長の泉峰一さん(59)=無所属=が、現職の平尾道雄さん(58)=無所属、対話の会推薦=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万2603人、投票率は68・73%。
開票は午後9時20分から同市民体育館で行われた。同市寺倉の泉さんの事務所には、支持者や保守系市議、合併前の旧町時代の町長らが集まり、当選確実の連絡が入ると、事務所内は「バンザイ」と大きな拍手でわき返った。
拍手と歓声で迎えられた泉さんは当選への感謝の言葉を述べた後、「米原の良さを全国に発信していきたい。何事にも現場第一主義を貫いて、市民の声を行政に反映し、元気な米原市をつくっていく」と決意を語った。【野々口義信】
■解説
◇行財政改革など課題重い
新人の泉さんが当選したことは、無投票で初代市長となった平尾さんが推進した合併市政の路線を市民が信任しなかったといえる。
合併によるスケールメリットを生かし、新市としての一体感づくりを目指した平尾市政に対し、泉さんは地域文化や郷土の精神的つながりを無視した市政だと批判。合併効果がほとんど見えないとして、「市民の目線に立った」市政運営を訴え、旧4町時代からの保守票や、県職員時代の経験に基づく農林票などを集めた。
未曽有の景気悪化の中、行財政改革やJR米原駅周辺整備事業など市政の課題は重い。現場第一主義を掲げる泉さんだが、厳しいかじ取りを求められるだろう。【野々口義信】
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◇米原市長選挙=選管最終発表
当 11277 泉峰一 59 無新
10988 平尾道雄 58 無現
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◇米原市長略歴
泉峰一(いずみ・みねかず) 59 無新(1)
農業▽近江中世城跡保存団体連絡会長[歴]河南中PTA会長▽県東京事務所長▽京大
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>嘉田由紀子知事や近隣の首長も祝いに集まった。
おいおい、対話の会は現職支援してた癖に。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009022300030&genre=A2&area=S00
組織力で接戦制す
米原市長に泉氏
22日投開票された米原市長選は、新人の泉峰一さん(59)が289票差で初当選した。「元気なまちづくり」「チェンジ」「現場第一主義」をアピールし続けた真剣な表情をあふれる笑みに変えて、「徹底した現場主義で市民の生の声を聞いて行政に反映させる。心の通う元気な米原市をつくりたい」とあいさつ。支持者に囲まれて市の合併第二ステージのかじ取り役として責任の重さをかみしめた。
■「現場主義、生の声聞く」
午後10時半ごろ、同市寺倉の事務所に「当選」の報が伝わると、支援した旧山東、伊吹、近江の元町長や県議、市議らから「万歳」の声と拍手が起こった。泉さんも自宅から駆けつけ、握手を繰り返して喜びにひたった。嘉田由紀子知事や近隣の首長も祝いに集まった。
「県での経験を地元米原で生かしてほしい」「市長選を2度も無投票にしてはいけない」と熱心な立候補要請を受け、県と中央官庁をつなぐ東京事務所長の職を辞した。地元の自然や文化を大切にし、青少年に豊かな歴史を伝えたいと教育への思いも強い。歓喜にわく事務所で、米原市をもっと元気の出るふるさとにしたいと決意を新たにした。
一方、及ばなかった平尾道雄さん(58)は同市堂谷の事務所で支援者を前に「合併後の行財政改革が必ずしも市民に受け入れられなかった」と無念さをにじませた。自分の信じる地方自治を行って市民の思いを実現しようと2期目を目指したが「力不足、説明不足だった」と振り返り、「私もしがらみを離れて仕事をした。泉さんもしがらみを離れて自分の思う市政をしてほしい」と語った。
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>>82-84
県議3人の支援を受けた元村議長が最下位か・・・
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090223ddlk29010228000c.html
選挙:天川村長選 出直し村長選 柿坂さん、村再生に意欲 3氏抑え初当選 /奈良
◇投票率88・63%
天川村発注の公共工事を巡り加重収賄罪などで起訴された前村長、車谷重高被告(51)の辞職に伴う出直し村長選で22日、初当選した無所属、新人の村森林組合長、柿坂弥寿麿さん(64)は、村再生に意欲を示した。選挙戦で事件究明、再発防止を一貫して前面に出して訴えてきた柿坂さんは「信頼を築くために、命をかけて村政を行いたい」と語った。【栗栖健】
昨年12月の前村長逮捕で「村が崩壊するのではないかと心配になり」周囲に勧められて急きょ、立候補を決意したと言う。「人前で話すこと、特に選挙は苦手」だが、村の信頼回復、村民との対話、少子化対策の費用のため村長報酬の50%カット、間伐材の燃料利用などを掲げ、林業関係者らに支持を呼び掛けた。
他に立候補したのは元村助役、森本靖順さん(65)▽元村議会議長、根来群二さん(55)▽元会社役員、楊枝源一さん(61)=いずれも無所属、新人。
当日有権者は1618人(男756人、女862人)。投票率は88・63%(前回78・56%)。
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◇天川村長選挙=選管最終発表
当 539 柿坂弥寿麿 64 無新
386 森本靖順 65 無新
271 楊枝源一 61 無新
214 根来群二 55 無新
◇天川村長略歴
柿坂弥寿麿(かきさか・やすまろ) 64 無新(1)
村森林組合長▽木材業[歴]小学校PTA会長▽東京農大
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>>49>>51>>85-94
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000902270004
宝塚市長辞職 出直し選へ
2009年02月27日
宝塚市の霊園整備事業をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された市長の阪上(さか・うえ)善秀容疑者(61)が26日、辞職届を出した。27日の市議会本会議で同意される予定で、同日付で辞職する。出直し市長選の日程は4月中旬の投開票となる見込み。
辞職届は市長職務代理者の坂井豊副市長から小山哲史・市議会議長に手渡され、受理された。
市によると、25日夜、阪上市長から「市の顧問弁護士に会いたい」との申し出があった。弁護士は26日午前に2回接見。1回目は「(辞職について)迷っているようだった」が、2回目の接見の時、その場でA4の紙1枚に「一身上の都合により、27日をもって退職する」とする文書を書いたという。
この際、市長は「平成21年度の予算編成や市議会などで大変大切な時に市政、議会、市民の皆様方に大変ご迷惑をおかけして申し訳なく存じます」と話したという。
辞職届の提出を受け、市議会は会派代表者会を開いた。辞職届について執行部から報告を受け、対応を協議。27日の本会議で同意について諮ることを決めた。また、この事件について調査する特別委の名称を「すみれ墓苑等に関する調査特別委員会」から「前市長の不法行為等に関する調査特別委員会」に変更することも了承された。
この代表者会では本来、辞職勧告決議案の提出を決める予定だった。ある市議は「辞職は当然。次は不正とは無縁な市長が選ばれるようにしないと」と話した。
一方、市幹部は午後3時半から会見。坂井副市長は「来るものが来たかという思いだ」と沈痛な表情を見せ、「今は与えられた仕事を全力で遂行したい」と話した。阪上市長本人については「事実を話して、事件の解明に協力していただければ」と言葉少なだった。
市役所を訪れた女性(54)は「なかなか辞めないと思っていたので驚いた。2代続けてこんなことになって市民として悲しい」と話していた。
阪上善秀市長が辞職することに伴って予定されている出直し市長選に、民主党県議の伊藤順一氏(46)=宝塚市選挙区=が無所属で立候補する意向を固めた。26日、伊藤氏が明らかにした。民主党県6区総支部は同日夜、常任委員会を開き、同氏の推薦を決めた。
伊藤氏は同日夜、県議会控室で取材に応じ、「2代続けて市長が逮捕されるという異常事態をこのまま放っておいていいのか、と立候補の気持ちを固めた。県議の任期がまだ2年あるのは残念だが、勝ち抜いて参りたい。まずは市政の刷新。信頼を回復し、トップ自らこんなことはしないよ、とはっきり言いたい」などと語った。
伊藤氏は宝塚市出身。84年に大阪国税局に入り、87年退職。98年からは宝塚青年会議所理事長を務め、07年4月の県議選で初当選した。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090227ddlk28040339000c.html
宝塚の汚職:市長、辞意表明 市政再生、誰がどうする… /兵庫
◇事件の推移とともに関心事に
収賄容疑で逮捕され、26日、辞職願を出した宝塚市の阪上善秀市長(61)。辞職願は受理され、27日開かれる市議会本会議での同意を経て失職する見込みとなった。これを受け、市選管は出直し選挙の期日に関する検討を開始。これまでのところ4月中旬の投開票が有力、という。今月19日の阪上市長逮捕から1週間余り。事件の推移とともに今後は市政刷新を誰が、どう進めるかが市民の関心事となりそうだ。【山田奈緒、生野由佳】
◇市役所は
この日会見した職務代理者の坂井豊副市長によると、阪上市長は25日夜、県警を通じ市の顧問弁護士に「会いたい」と伝えてきた。26日午前10時過ぎに弁護士が接見したところ、進退問題に関し迷っていた様子だったため、弁護士はいったん退出。同11時半過ぎに再び接見したところ、阪上市長は目の前で「退職届」を書き上げた。さらに「予算編成や市議会などで大変大切な時に市政、議会、市民の皆様方に大変ご迷惑をおかけして申し訳なく存じます」との伝言を託した、という。
坂井副市長は「来るものが来た、という感じ」と沈痛な表情。「(市長が)どういう状況にいらっしゃるか分からないが、事実を話し、早く事件の解明をしていただきたい」と話した。この日午後開いた臨時幹部会では幹部職員に「動揺せず、市民生活に支障が出ないよう予算案成立に全力を尽くそう」と呼びかけたという。
◇議会は
辞職願提出の知らせはこの日午後、同市議会の小山哲史議長にももたらされた。午後3時から開かれた会派代表者会で、小山議長が議員らに説明。100万円授受問題の発覚後に設置を決めていた特別委員会の名称は「すみれ墓苑等に関する調査特別委員会」から、阪上市長の失職を念頭に「前市長の不法行為等に関する調査特別委員会」に変更されることになった。同委員会では、議員の政治倫理についても話し合うという。
阪上市長の辞意について、ベテラン保守系市議は「多くの問題を抱えた市長だった。一刻も早く辞めることが市の再生につながる。これで新しい宝塚市政づくりができる。今度は市民も候補者をしっかりと見極めてほしい」と話した。革新系市議は「市政の混乱を断ち切るため、辞職は当然」と述べた。
◇市民は
阪上市長の辞意表明に、市民からも戸惑いや批判の声が上がった。
同市桜ガ丘、友成光吉さん(77)は「もっと粘ると思っていたので、早い辞職は意外だった。市民生活を守るためには当然の判断では」と話した。同市中山五月台3の亀甲つぎこさん(61)は「辞職は当然。クリーンな政治を期待して選ばれた市長だっただけに、本当に残念。ただし、選んだ我々にも責任がある。次の市長は、若くて市政にしがらみのない人になってほしい」と語った。
一方、選挙事務所に出入りするなどして渡部完・前市長、阪上市長と支援を続けてきた、と話す同市の無職の男性(75)は「期待していただけに残念。このままでは、誰が市長になっても同じことを繰り返すのではないか。汚職を防ぐための条例をつくるなど、市政改革が必要」と市政刷新を望んでいた。
◇出直し選
出直し市長選は、4月中旬に実施される見込み。この日までに、地元選出の民主党県議、伊藤順一氏(46)が出馬の意向を固めたが、他にも現職市議や県議、元国会議員らの名前があがっており、調整が進む。
保守系の元市議は「『クリーンなイメージの女性が良い』など、いろいろな意見があり難しい」と話す。地元選出国会議員の選挙事務所幹部は「市民の目は厳しい。候補者選びはより慎重にならざるを得ない」と話していた。
〔阪神版〕
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>>27
http://www.nara-np.co.jp/n_all/090227/all090227b.shtml
市長選対応「熟慮」-藤原市長 (2009.2.27 奈良新聞)
新年度予算編成に当たって会見した藤原昭市長は、次期市長選への対応について「現在も熟慮中」とし、明言を避けた。周辺では「各種会合も積極的に参加するなど出馬は確実」との見方が強まる一方、JR奈良駅西側へのホテル誘致を強引に進めようとする市長と、躊躇(ちゅうちょ)する市議会側の攻防が予想され、「出馬表明のタイミングを失わなければいいが」と懸念の声も出始めている。
一方で、駅前のホテル誘致に絡む補正(産廃処理量)をめぐる議会の不信に対し「処理費用はゼファーと協定締結した段階で土地(元市有地)に瑕疵(かし)があり、現在の土地の所有者が処理しその費用を市が補償費として払う協定になっている。市が算定した額より事業主の示した額が下回っており、適正な形だ」と釈明。「仮に土地の買い戻しをしなければならなくなっても、瑕疵がない形で市に戻ることになり投資は無駄にならない」と理解求めた…
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>>97
この辺は吉野杉の産地(天川村は吉野郡)でもあるし森林組合長が強いんでしょうね。
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=奈良4区=
結構異変か?
現7元3新2氏当選-吉野町議選 4現職が涙 (2009.3.2 奈良新聞)
http://www.nara-np.co.jp/n_all/090302/all090302d.shtml
任期満了に伴う吉野町議会議員選挙は1日投開票され、12人の新議員が誕生した。現職11人と元職3人、新人2人の計16人が立候補し、4人超過の大激戦となった。投票率は83.64%(前回82%)と前回を上回った。当日有権者数は8348人(男3833人、女4515人)。
選挙戦は町産業の活性化、高齢者福祉などを争点に行われ、実績をアピールする現職と新たな流れを主張する新人、根強い支持者を持つ元職が激しい戦いを繰り広げた…
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和歌山県の田辺市長選 民主は現職推薦、社民は自主投票
2009.3.3 02:20
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090303/wky0903030220007-n1.htm
民主党県連は、田辺市長選(4月19日告示、26日投開票)に出馬する現職の真砂充敏氏(51)の推薦を決めたと発表した。すでに自民党県連も真砂氏の推薦を決めている。一方、社民党県連は2日、同市長選について自主投票とすることを決定した。
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府庁移転構想めぐり議会空転 橋下知事答弁に与党不満
03/03 20:26
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009030301000863.htm
大阪府の2月議会は3日、府庁本館を大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)に移転させる構想に関する橋下徹知事の答弁をめぐり紛糾。審議が中断し空転した。
府議会事務局によると、橋下知事就任後、知事答弁の中断は初めて。橋下知事が推進する府庁移転構想への議会側の厳しい姿勢が浮き彫りとなった形だ。
与党・公明党の光沢忍氏がWTCへの移転で、入居中の大阪市の部局の移転費用負担に関して質問。「なぜ府が支払わないと断言しないのか」とただしたが、橋下知事は「市と意見の一致をみていない。平松邦夫市長、事務方、僕自身も調整中」などと繰り返した。
光沢氏は「調整中ということ自体がおかしい。審議には応じられない」と不満を示し、質問の続行を拒否。議長が休憩を宣告し、散会した。
公明党府議団の幹部は「WTCへの移転構想は不確定要素が多すぎ、審議できる内容ではない。5月議会で条例案を出し直すべきだ」と述べた。
議会終了後、橋下知事は「議会軽視と言われれば反論しようがない」と陳謝。一方で「神懸かっているとしか言えないが(府庁移転の)タイミングは今しかない」と強調。府庁移転に関する条例案と補正予算案を2月議会で成立させたいとの意欲をあらためて示した。
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>>100
http://www.asahi.com/politics/update/0309/OSK200903090052.html
藤原・奈良市長、立候補しない意向 今夏の市長選
2009年3月9日14時50分
奈良市の藤原昭市長(65)が今夏に予定されている市長選に立候補しない意思を固めたことがわかった。来年の平城遷都1300年祭に向け進めてきたJR奈良駅前へのホテル誘致が失敗したことなどが理由とみられる。
藤原氏は建設省職員や県教育長などをへて05年の市長選に自民、公明、社民の推薦を受け立候補。前職の鍵田忠兵衛氏(51)=現自民党衆院議員=を破って初当選した。昨年12月の市議会では再選出馬に意欲を示していた。市幹部によると、藤原市長は周囲に「4年でひと区切りがついた」と話したという。
次期市長選をめぐっては、鍵田氏が今期限りで国政を引退する意向を表明しており、市長選への立候補が確実視されている。
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8196 名前:・・・[] 投稿日:2009/03/10(火) 11:19:50
京都市議補選 下京区3党火花
議員(自民)の死去に伴う京都市議下京区補欠選挙(20日告示、29日投開票)で、自民、民主、共産の各政党がそれぞれ、候補者を推薦したり、公認したりすることを決めた。市選管事務局によると、市議補選で3政党が分かれて戦うのは、1985年の山科区補選以来24年ぶり。下京区は、次期衆院選で3党の公認候補が激突する見込みの京都1区に含まれ、衆院選に向けた激しい前哨戦が展開されそうだ。
下京区補選では、2月27日、前下京消防署長・下村明氏(60)が無所属で自民党の推薦を受け、立候補すると表明。同日、共産党下京生活相談所長・森野修一氏(62)が同党の公認で出馬すると発表した。さらに9日、介護サービス支援会社長・塚本薫氏(36)が民主党の公認内定を得て、立候補すると明らかにした。
自民党が公認ではなく、無所属候補の推薦を決めた理由について、田中セツ子・自民党府連幹事長は「民主にも支持してほしいので、自民色を付けたくない」としていた。市議会では自民、民主、公明の3会派が門川大作市長の与党のため、民主市議の間にも独自候補擁立を見送る声が強かった。しかし、近づく衆院選に向け、民主党を支持する連合京都が「不戦敗は避けて」と主張し、山井和則・同党府連会長らが擁立を決めた。
同党は小沢代表の献金問題で揺れているが、同党府連幹部は「選挙を通じて、有権者にきっちりとした説明をしたい」と話した。
誘いを断られた形になった自民党府連の幹部は「こうなった以上、選挙で決着をつけるしかない」とする。ただ、同党と連立与党を組む公明党の府本部は「現段階で特定候補を応援することはない」と、当面、情勢を見守る構えだ。
一方、共産党は7日、志位委員長を下京区に迎え、事実上の決起集会を開いた。同党は京都1区を全国唯一の「必勝区」に位置づけている。1区に含まれる南区で昨年9月にあった市議補選で自民新人らを抑えて共産新人を当選させており、「南区に続け」と意気込んでいる。
(2009年3月10日 読売新聞)
8197 名前:・・・[] 投稿日:2009/03/10(火) 11:21:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090309-OYT8T01181.htm
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>>105
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090310ddlk29010528000c.html
選挙:奈良市長選 藤原市長、突然の立候補断念 情勢混とん /奈良
◇ホテル誘致失敗で決断 記者会見で正式表明
任期満了(7月30日)に伴う奈良市長選について、藤原昭市長(65)は9日、市役所で記者会見を開き、立候補断念を正式に表明した。突然の不出馬表明で、市長選の情勢は混とんとし、市職員や市議らの間に波紋と動揺が広がった。【泉谷由梨子、高橋恵子】
藤原市長はこの日、急きょ開かれた市議会幹事長会で、立候補断念の意向を報告した後、記者会見に臨んだ。JR奈良駅前大型ホテル事業について、藤原市長は会見で「(ホテル運営会社が計画を)白紙撤回されたことは残念であり、結果責任を強く感じている」と述べ、誘致失敗を不出馬の理由に挙げた。
藤原市長は「来年度予算を審議する市議会の審議前に私自身の去就を明らかにしなければいけないと思った」と述べ、ホテル事業断念を表明した5日の会見の後、この数日間で不出馬を決断したと説明した。
ホテル事業について「観光文化集客都市づくりを標榜(ひょうぼう)し、市街地活性化にも重要な事業だった」と振り返り、「(ホテル事業の)頓挫は大きな重みを持っていた」と責任の大きさを強調した。
不出馬表明を受け、市議会最大会派・創友会の幾田邦夫幹事長は「期待していた。まことに残念な気持ち」と話した。ある市幹部は「惜しい。これから長期的な施策が具体化するところだった。途中で終わるのはもったいない」と話した。
政翔会の浅川仁幹事長は「不出馬は当然。責任を取るというのならば今辞めるべき」などと厳しく批判した。
次期市長選に立候補するとみられている前市長の鍵田忠兵衛衆院議員は「意外でした。1、2月の活動を見て、当然、次の選挙には出馬すると思っていたので大変驚いています」とコメントした。
藤原市長が立候補した際、支援に回るとみられていた民主党県連選対委員長の田尻匠県議は「今後、幹事会を開催し、民主党として市長選について対応を検討したい。候補者を出す方向で考えないといけない」と述べた。
荒井正吾知事は県議会本会議終了後、報道陣に対し、「平城遷都1300年祭に向けて奈良市とはパートナーだった。事業を来年に控えた時期に、退かれるのは残念。(後任の市長には)引き続き県と共同して盛り上げてもらえればありがたい」と話した。
◆各党が談話
◇服部恵竜・自民党県連幹事長の話
驚いている。ホテル誘致などで苦労していたと聞いていたが、まさか1期限りとは。今後の対応はこれから考える。
◇馬淵澄夫・民主党県連代表の話
財政健全化など課題が山積する奈良市政に改革の停滞は許されない。市民本位の市政実現に向け、党として万全の対応をとる。
◇岡史朗・公明党県本部代表の話
予想外。(市長選の)対応は全く白紙だが、現職不出馬は大きな動き。今後の推移を見守りたい。
◇沢田博・共産党県委員会委員長の話
藤原市長は福祉を削り、大型事業優先の市政を進めてきた。市民の暮らしが危機にある時に市政は市民の福祉や暮らしを守る原点に立ち戻るべきだ。
◇樹杉和彦・社民党県連代表の話
市政改革を掲げ4年前選挙を戦った。不出馬を受けてわが党も次の市長選の候補者を考えねばならない。
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http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/03/11/20090311ddlk29010425000c.html
混とん:’09奈良市長選/上 予算案への対応焦点 /奈良
◇ダブル選控え「政争」回避か
藤原昭・奈良市長の次期市長選への不出馬表明は、県政界に衝撃を与えた。任期満了(7月30日)に伴う奈良市長・市議のダブル選は約4カ月後に迫っている。市長選の構図は崩れ、後継候補擁立を巡る動きも慌ただしくなっている。【泉谷由梨子】
突然の不出馬表明から一夜明けた10日、藤原市長は市議会に出席した。議場で「予算編成を終え、一定の方向付けと仕組み作りができた」と改めて不出馬の意向を報告した。
来年度予算案については「多くの継続事業があり年間予算としての審議をお願いしたい」と述べ、市単独の新規事業は執行しない考えもあるとして、市議会に予算案可決への理解を求めた。
不出馬の引き金となったJR奈良駅前の大型ホテル誘致。最大会派の創友会にも今議会で、市長の責任をただす動きがあった。しかし、市議会の焦点は今、予算案への対応に移っている。
市議会の今後の対応は主に、(1)市の予算案を可決(2)市の案を否決。次期市長が9月議会で予算案を提出するまでの間の暫定予算案提出を求める(3)市の案を議会が減額修正して可決−−の三つの方法が考えられる。
暫定予算の場合、最低限の事務経費のみで、4月から約半年間の市政運営を乗り切ることになる。新規事業として予算案に盛り込まれていた富雄第三小中学校(仮称)の校舎設計や、妊婦一般健診経費助成の増額、来春オープン予定の認定こども園都祁保育園(仮称)の着工ができないなど、市民生活にも影響が及ぶ。
修正可決は過去にも例がある。05年3月、鍵田忠兵衛・前市長への辞職勧告決議案とともに市議会各会派から修正案が出され、鍵田前市長の目玉施策を中心に減額された。
ダブル選を間近に控えた市議にとって、市民生活に影響が出る予算案否決や、各会派が足並みをそろえるのに時間のかかる修正可決が「政争」と見られることは避けたい事情もある。
不出馬表明直後、市議から「辞める人の出した予算案を審議する意味があるのか。否決もありうる」という意見もあったが、「市民に迷惑はかけられない。よく検討が必要ではないか」(浅川仁・政翔会幹事長)という声も上がり始めた。市議も次期市長選の候補者擁立の動きと、自らの選挙の両方を見据えた対応を迫られている。
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http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/03/12/20090312ddlk29010374000c.html
混とん:’09奈良市長選/中 行革で議会と溝 /奈良
◇ホテル誘致失敗の一因に
藤原昭市長は就任以来、同和対策事業や高齢者優遇制度「老春手帳」見直しなどの行政改革を進めてきた。「私利私欲と関係なく行政を進めてきた人」「施策も途中でもったいない」。市幹部からは藤原市長の手腕を評価する声がある一方で、徐々に議会との溝が深まっていった。
同和対策事業見直しでは設置した検討委の提言を07年度から実施した。固定資産税、国民健康保険料の還付、保育料減免を廃止▽部落解放同盟市支部協議会への補助金カット−−など各種優遇策を廃止した。
同和対策事業の見直しは、96年にも検討委の答申を受けたことがあったが、市は提言を実行に移せなかった。担当者は「市に先送り体質があったかもしれない」と話し、今回は「藤原市長の強い方針で実現した」という。
「老春手帳」見直しは、昨年8月の臨時議会で補正予算が可決されバス乗車時の100円負担▽映画無料入場廃止−−など、高齢者が一部負担増となる制度に変わり、昨年10月から新制度としてスタートした。市は07年度決算と09年度予算で比較すると、約4億3000万円の支出削減効果があったという。
各種改革に着手したことは、市議会との対立をもたらした。特に老春手帳では見直しを市議会に初提案した06年3月以来、議会で3度見送りとなった。3年がかりでようやく見直しにこぎ着けたが、藤原市長誕生を支えた市議からも議会で「現行制度を維持し行政コスト削減を優先すべき」の意見が噴出した。
議会対策が曲がり角を迎えた状況下で、浮上したホテル誘致の難航。当初事業協定を結んだ不動産開発会社「ゼファー」は民事再生手続きを開始。市議会内に事業への批判の声が大きくなっていった。
市議会との対立は、JR奈良駅前ホテル誘致事業の失敗の一因となった。市と事業協定を結んだ運営会社によると、出資を依頼した地元銀行などから「市議会などとの対立状況解消」を出資条件に提示され、市側にも報告したという。
「初めから見通しが甘かった」(奈良市議)との意見もあるが、運営会社にとって、市議会の反発は事業推進の痛手となり、藤原市長不出馬の引き金をひくことになった。【泉谷由梨子】
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090313ddlk29010438000c.html
混とん:’09奈良市長選/下 新たな構図づくりへ /奈良
◇候補擁立、駆け引き激化
藤原昭市長、前市長の鍵田忠兵衛・衆院議員(自民、近畿比例)、共産党系候補の三つどもえの戦いになるとみられていた今夏の奈良市長選の構図は、藤原市長の不出馬で突然崩れた。県内の各党や市議会各会派は、新たな構図づくりに走り始めた。
「出る(立候補する)前提で藤原さんを推す」。藤原市長が立候補表明すると思われていた12月議会を控えた昨秋、民主党県連の馬淵澄夫代表(48)は、藤原市長を推薦する意向だった。結局、12月議会で明言は避けられた。
藤原市長の支援にはダブル選の市議選を有利に進める狙いがあった。前回の市議選で、民主党公認候補の当選は2人。次期市議選は公認候補7人を擁立。市長選で知名度のある現職を推薦したうえで、市議選で7候補全員の当選を目指し、市議会の勢力拡大を図る方針だった。「市長選に新しい人を出すには、その分力を費やさなければならない」(民主党県連関係者)。民主党県連は14日、県第1区総支部幹事会を急きょ開き、独自候補擁立に向けた今後の方針を話し合う。
次期衆院選で奈良1区の自民系候補の一本化のため、自身の立候補見送りを昨年9月に表明した鍵田氏は先月22日、奈良市内の集会で「4月初めに(出馬に向けた)正式表明をしたい」と語った。事務所関係者は、藤原市長不出馬に驚きながら、「まったく新しい人の方がやりづらい」と対立候補の出現を警戒する。
自らの選挙を抱えた市議会各会派も対応に苦慮する。市議会では、鍵田氏を市長時代に支えた市議を中心につくる「政翔会」(浅川仁幹事長、8人)が最大勢力だった。しかし、保守系2会派が昨年11月末に合流、「創友会」(幾田邦夫幹事長、12人)が、最大会派の座を奪った。
ある市議は「藤原市長を支えるための動き」とみていた。しかし、藤原市長の不出馬表明を受け、別の市議は「今後はそれぞれ独自の動きになるだろう」と指摘する。
共産党市議団は、政策の違いから、不出馬表明以前から独自候補を検討していた。市長選を巡る水面下の駆け引きは激化している。【高橋恵子、泉谷由梨子】
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相乗りか・・・
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090314-OYO1T00665.htm?from=main3
兵庫県・井戸知事、3選目指し出馬へ
兵庫県の井戸敏三知事(63)は2月定例県議会最終日の24日、次期知事選(7月5日投開票)に3選を目指して立候補表明をする。井戸氏はこれまで態度を明らかにしていなかったが、18、19日に自民、民主、公明3党の県議団と連合兵庫などから立候補要請を受ける予定だ。
井戸氏は同県たつの市出身。東大法学部を卒業後、1968年に旧自治省に入り大臣官房審議官などを歴任。96年に同県副知事、2001年の知事選で初当選。
同県知事選には、共産党が独自候補の擁立を目指している。
(2009年3月14日 読売新聞)
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>>111
今も未だ連合・五党協の詛いか(゚Д゚;)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090315ddlk29010363000c.html
選挙:奈良市長選 民主党県第1区総支部「候補者擁立へ全力」 /奈良
◇藤原市長出馬断念で緊急幹事会
任期満了(7月30日)に伴う奈良市長選について、藤原昭市長(65)が出馬を断念したことを受けて、民主党県第1区総支部は14日、市内で緊急幹事会を開いて対応を協議した。民主党は藤原市長の推薦を予定していたが、馬淵澄夫代表(48)は「候補者擁立に向けて全力で取り組むことを確認した」と説明した。【高橋恵子】
幹事会には県議や市議ら11人が出席。会合の後、馬淵代表は現時点では候補者の具体的な名前は挙がっていないことを説明。独自候補を擁立するかどうかについては「制限を加える意見は出なかった」と述べるにとどめた。選定の期限も言及しなかった。今後は同支部の藤本孝幸幹事長を中心に個別的な接触を図る。
新たに選ぶ候補者の人物像として馬淵代表は「改革を推進し、政官業の癒着の仕組みを地方でも改めたいという党の方針がある。強力なリーダーシップを持った人を探したい」と意欲を見せた。
市長選には、鍵田忠兵衛衆院議員(51)=自民、近畿比例=が4月にも正式な出馬表明をする動きがある他、共産党も候補者擁立を目指している。
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>>47
相乗りのわりに大胆なことを
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000903180003
「聖域なき行財政改革」を旗印に、柏原市の岡本泰明市長が議会費の大幅削減案を打ち出し、議会に大きな波紋を広げている。行政をチェックするために市民から選ばれた議会のリストラは議会自らが行うのが慣例で、議員の定数削減や期末手当カットを行政のトップが持ち出すのは極めて異例だからだ。19日に開かれる臨時議会に提案されるが、9月に改選を控えた市議らの反発は強い。
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19日臨時議会 市議ら反発
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●時間切れ
議会費の削減案は3月定例会開会中の5日、岡本市長が議会側に示した。「財政難で住民に負担増を強いている以上、議会も痛みを分かち合うべきだ」というのが理由。総額約4600万円にのぼる削減案の扱いをめぐり最終日の10日の議会は紛糾し、閉会予定の午後5時間際に開かれた議会運営委員会でも時間延長するかどうかで会派間の調整がつかず、本会議は再開されないまま流会した。
「定数削減などは議員自らが決めるのが本来の姿。市側から出すのはおかしい」と中村幸平議長は話す。市議の間にも「定数が減れば市民の声が市政に届きにくくなる」「行政のチェック機能が果たせなくなる」「市長の提案権の乱用ではないか」といった声が強い。事前の相談がなく、寝耳に水だったことへの反発も大きかった。
●強硬姿勢
議会費削減にからむ条例改正案は3件。議員定数の削減と、政務調査費、期末手当のカットだ。
岡本市長は「自発的な議会改革を待ってはいられない」と一歩も譲らない構えで、12日に臨時議会の招集を告示。定例会中に示したのと同じ削減案を提案する予定だ。「審議の結果、否決されるならやむを得ないが、議会の意思を示してほしい」と話す。
岡本市長は2月に再選されたばかり。一方、現在19人いる市議は9月29日に任期満了が迫っており、保守系の市議の一人は「これから有権者の審判をあおぐ側の方が旗色が悪い」と漏らす。別の市議は「期末手当などを削るのはつらいが、削減案を一切受け付けない姿勢だと市民から自己保身を図っていると勘ぐられる」と頭を悩ませる。
臨時議会を前にした17日の議会運営委員会では、条例改正案3件を分けて審議、採決することが決まった。政務調査費・期末手当カットについては臨時議会で議会側から修正案が出される見通しだ。
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●違和感
自治体の財政難が深刻になるなか、府内でも議員定数や報酬に手をつける議会は少なくない。他市の動向もにらみ横並びで進めているのが実情だ。だが議会改革にからむ議案は議員提案されるケースがほとんどで、「首長からの提案は法的に問題ないが、府内では聞いたことがない」(府議会事務局)という。他市の議会事務局は「行政の監視役を担う議員の手足を縛るような提案を市長が出すのは違和感がある」といった反応だ。
地方自治研究者や議員らでつくる自治体議会改革フォーラム代表の広瀬克哉・法政大教授は「どこの自治体も財政難で議員定数を減らす流れになっているが、削減案を市長から出すのは異例」としたうえで、「議員定数は、多様な意見をいかに保障できるかにかかわる問題。少なすぎると委員会審議にも支障が出かねない。議会もふだんから、何人以下だと機能が果たせなくなるか、きっちり議論しておくべきだ」と指摘する。
政務調査費については「どんな活動にどれだけの経費が必要かをもとに額を決めるべき。市長も一方的に削減を迫るのでなく、議会としっかり話し合い、協力を求める形をとるのが筋ではないか」と話している。
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■柏原市長が打ち出した議会費の削減案■
(※市側の説明)
(1)議員定数の削減
現行の20を次の市議選から18とすることは06年3月議会で議員提案され可決。今回は「さらに2減」の提案
※柏原市の人口は約7万5千人。大東市(約12万8千人)、交野市(約7万9千人)、高石市(約6万人)は定数17、四條畷市(約5万7千人)、大阪狭山市(約5万8千人)は定数16。阪南市(約5万8千人)は9月の選挙から4減の定数16
(2)政務調査費の削減
月額7万円を2万円に減額
※人口が柏原市より多い市で2万〜4万円のところもある
(3)議員の期末手当カット
議員の報酬月額(55万円)に上乗せしている部長級相当の加算(20%)を廃止したうえ、4.5カ月分から3カ月分に減らす。その結果、現在の297万円が165万円になる
※議員は非常勤なのに、常勤職員の役職加算並みの上乗せや、1.5カ月分の「勤勉手当」相当分がある
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>>104
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/ho90322a.htm?from=tokusyu
WTC移転、会派拘束で自民紛糾
府議会、自主投票なら否決公算
大阪府の橋下徹知事が府議会に提案した大阪市の第3セクタービル・大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転案を巡り、知事与党で府議会最大会派の自民党は21日、移転条例案への会派としての賛否を協議したが、深夜になっても意見を集約できず、協議は22日午前1時半を過ぎても続いた。同党府議団が賛成でまとまらず、自主投票になれば、条例案の成立に必要な、出席議員の3分の2の賛成が得られない見通しで、賛否が注目されている。
府議会(定数112)の会派構成は▽自民49▽民主24▽公明23▽共産10▽諸派6。条例案可決には、全府議が出席した場合に75人の賛成が必要だが、公明、共産はすでに反対を表明している。
自民は会派内で、若手を中心とする賛成派が「知事与党として賛成で会派拘束すべきだ」と訴える一方、ベテランを軸とする反対派は「庁舎移転は賛否が分かれる課題で、会派拘束になじまない」と自主投票を主張し、対立していた。
21日午後3時から府庁内で始まった議員団総会は何度も中断した。一度は採決し、会派の意思統一をすることは決めたが、意思統一の方法を巡って再度、意見が対立。反対派が、移転条例案が3分の2の賛成がないと可決しないことから、「会派として賛成を決めるなら、3分の2以上が必要」と主張する一方、賛成派は「過半数の賛成で会派の意思とすべきだ」と譲らず、平行線をたどった。
橋下知事は定例府議会に、WTCビルの購入費103億4200万円を盛り込んだ新年度一般会計補正予算案と、府庁舎移転条例案を提案。議会審議では、WTCの防災上の問題点を指摘する意見や、知事がメディア先行で移転案を発信した手法に反発する声が知事与党からも相次いでいた。
(2009年03月22日 読売新聞)
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>>106
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090323-OYT8T00022.htm
白熱!下京区補選
29日投開票の京都市議下京区補欠選挙(欠員1)で、候補者をそれぞれ擁立した自民、民主、共産の3政党が激しい戦いを展開し、次期衆院選の前哨戦の様相を呈している。20日の告示日から22日までの3連休に国会議員や著名人が同区入りし、繁華街で支持を呼びかけた。同区は衆院選で3党の公認候補が立候補を予定する京都1区に位置し、各党とも存在感のアピールに懸命だ。
自民党は、伊吹文明・元財務相が3日間とも張り付いた。補選で同党が推薦する無所属新人で、前下京消防署長の下村明氏(60)と演説会などに参加し、「民主も共産も政権を取るためなら政策の良否を議論しない」と、両党を批判した。
自民党は昨年の市議南区補選で、公認候補が共産公認候補に敗れた。伊吹氏は衆院選で下京、南両区がある1区で立候補を予定。党府連幹部は「下京区補選も落としたら、1区で勝てない」と危機感を募らせる。
民主党は、福岡政行・白鴎大教授、長妻昭衆院議員、蓮舫参院議員といったテレビ出演で知名度の高い弁士を、同党公認の新人で、介護サービス支援会社経営の塚本薫氏(37)の応援のために、3連休に相次いで投入。3人は「政権交代に向け、身近な自治体に塚本さんを」などと訴えた。
衆院選で同党から1区で出馬予定の平智之氏も同行。党府連幹部は「(秘書が逮捕された)小沢代表の問題があっただけに、PRをできてよかった」と話す。
共産党は、告示日に演説会を開催。同党公認の新人で、党下京生活相談所長の森野修一氏(62)があいさつした後で、市田忠義・党書記局長が「自民も民主も企業献金をもらっている。暮らしを守るうねりを起こそう」と語った。
共産党が衆院選で全国唯一の必勝区とする1区で立候補予定の穀田恵二・党国対委員長も、3日間街頭に立った。党市議団幹部は「政権批判票を民主ではなく、こちらに取り込み、南区に続く勝利を」とする。
下京区補選では3人のほか、無所属新人で簡易旅館経営・蜷川澄村氏(57)が立候補している。
(2009年3月23日 読売新聞)
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>>106>>120
連合の自民へのアシストちゃうやろねー
>民主党を支持する連合京都が「不戦敗は避けて」と主張し(>>106)
>補欠選挙をめぐっては、去年9月に行われた南区補欠選挙で民主は独自候補を擁立せず、自共対決の結果、共産党候補が当選した経緯があり、動向が注目されていました。
京都市議下京区補選 民主も候補擁立
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2009/03/post_3703.htm
(09.03.09)
自民党の西脇尚一市議の死去に伴い今月29日に行われる京都市議会議員下京区補欠選挙に、民主党は、会社社長の塚本薫さん(36歳)を公認候補として擁立することを明らかにしました。
塚本さんは、福岡県北九州市出身の36歳、京都大学経済学部卒業で、現在、介護サービス支援会社を経営しています。
会見で、塚本さんは、「4人に1人が高齢者の下京区で、介護事業での経験を生かし、大好きなおじいちゃん、おばあちゃんのために働きたい」と語りました。
下京区補欠選挙は、すでに自民党が元下京消防署長・無所属の下村明さん(60歳)を推薦、共産党が党下京生活相談所の森野修一さん(62歳)を公認候補として擁立することを明らかにしており、民主が塚本さんを擁立したことにより、三極選挙となる見込みです。
補欠選挙をめぐっては、去年9月に行われた南区補欠選挙で民主は独自候補を擁立せず、自共対決の結果、共産党候補が当選した経緯があり、動向が注目されていました。
会見で民主党京都府連の田渕五十生会長は、「政権交代を狙う民主が独自候補者を立てるのは当然」と述べ、自民・公明と組んでの市長与党という立場については、「市議会議員とも意思疎通を図りながら今後も門川市政をしっかりと支えていきたい」としました。
下京区補欠選挙は、今月20日告示、投票は29日で即日開票されます。
<07年京都市議選>
下京区 定数4−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 山中 渡 55 共産 現 6 党府常任委員
○ 今枝 徳蔵 68 無所属 現 7 青果会社会長・民主系会派所属
○ 西脇 尚一 79 自民 現 10 下京消防団長→死去
○ 井上 教子 51 公明 現 3 党府女性局長
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3分の2どころか過半数もとれてませんやん。。
大阪府庁舎WTC移転案否決 橋下府政に影響も
2009.3.24 08:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090324/lcl0903240803000-n1.htm
大阪府の2月定例議会本会議が24日未明開かれ、橋下徹知事が主導する大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市)への庁舎移転条例案が否決された。本会議では無記名投票で採決が行われ、112議員が投票。その結果、賛成は46票と、可決に必要な出席議員の3分の2を得ることはできなかった。反対は65票、無効が1票だった。橋下知事はWTCへの庁舎移転を最重要課題としていただけに、今後の府政運営に影響を与えそうだ。
橋下知事は「自分としてはやれることはすべてやった。府議会の先生方のご判断であり、府民の判断ということなので受け止めます」と語った。
移転条例案については、共産府議団が今年2月に反対を表明。公明も今月19日、反対する方針を示した。最大会派の自民は22日に、賛成する方針を決めたが、会派拘束をかけることができず、事実上自主投票のような形になり、民主も会派内で賛否が分かれ、議員に判断を委ねた。
本会議に先立ち23日深夜に行われた総務常任委員会では、各会派が庁舎移転案について最終意見を述べ、た。自民は「大阪市との密接な協力関係を築くべきだ」と賛成を表明。一方、公明は「庁舎移転にともなう、府と大阪市共同の都市構想案はバブル期まっただ中の昭和63年に大阪市が計画した構想の焼き直しに思える」。共産は「地震対策をきっちりとするべきだ」と反対した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001775422.shtml
自民に“迷い”一本化困難か 宝塚市長選
収賄容疑で逮捕された前市長の辞職に伴う宝塚市長選で、早々と候補の擁立を決めた民主とは対照的に、他の政党の候補者選びが難航している。自民は同市の若手市議擁立を模索するが足並みがそろわず、「一本化は難しいのでは」という憶測も流れる。無党派市議らと共に統一候補擁立を目指してきた共産、社民も独自候補探しにシフトしつつある。(切貫滋巨)
二十四日に市役所であった立候補予定者説明会。この日までに立候補表明した三陣営のほか、共産などと連携する市民グループのメンバー▽無所属候補の擁立を目指す元市職員▽立候補を検討している福井県小浜市の元同市議の男性-ら、候補擁立や立候補を目指す四陣営が出席した。一方、自民、社民関係者の出席はなかった。
前市長の退職届提出直後に候補擁立を打ち出した民主に先手を打たれた形の自民。「政党色のない女性候補を」と県内の女性弁護士をはじめ数人に打診してきたが、いまだ決定できずにいる。
三月に入り、橋下徹大阪府知事とつながりがある若手の宝塚市議擁立に向けて流れができつつあったが、地元国会議員、県議、市議の足並みが乱れ、正式決定には至っていない。他党の市議は「自民が一本化して候補を立てることはできないのではないか」とみる。
一方、共産、社民は無党派市議らと政党色が薄い候補の擁立を模索してきたが人選が難航、それぞれ独自の候補探しに傾いている。市会関係者の間では、共産は現職市議、社民は元国会議員の名前が取りざたされている。公明には目立った動きがなく、自民の候補擁立の行方を注視している。
(3/25 09:44)
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>社民は元国会議員の名前が取りざたされている。
中川智子でしょうねー
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こちらも民主が負けた様で。
http://www.city.kyoto.jp/senkyo/20_simogyo/sokuhou/kaskkri01sim.html
当 下村 明 無 新 6,953 (=自民・公明推薦)
森野 修一 共産新 5,481
塚本 薫 民主新 4,988
蜷川 澄村 無 新 304
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>>125
これは京都だという地域性を考えれば、民主が無理押しで
擁立してなければ自公推薦候補に持ってかれることは
なかった議席ですな。
・・・うーん、返す返すも京都だけに民主には大人に
なってほしかった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20090401-OYT8T00018.htm
三上議員に辞職勧告
神戸製鋼所が高砂市議選などで候補者に、政治資金規正法が禁じる寄付行為を続けていた問題で、高砂市議会は31日、定例会の本会議で、三上秀昭議員の辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。三上議員は「職責を全うし、信頼を回復したい」と議員を続ける意向を示しており、「今後、政治倫理特別委員会の指摘通り、収支報告書への記載を確実に行う」と話している。
議員18人が共同提案。政和会の入江正人議員が、「政治倫理条例の精神を大きく逸脱している」と理由を説明し、三上議員が所属する民主クラブの近藤清隆議員は、反対討論で、「十分反省しており、辞職勧告は必要ない」と述べた。
24人中、議長と三上議員を除く22人で採決。共同提案した18人が賛成し、民主クラブの3人と無所属1人の計4人が反対した。
神鋼秘書広報部は「可決を厳粛に受け止め、再発防止策を策定、実行したい」としている。
(2009年4月1日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/0401/OSK200903310132.html
課長も抜擢、春の人事 異例の部長総入れ替え 橋下知事(1/2ページ)
2009年4月1日7時23分
大阪府の橋下徹知事は1日、大規模な人事異動を発令する。「ひな壇部長」と呼ばれる九つの部長ポストをほとんど入れ替え、課長級を部長に抜擢(ばってき)する「公務員の常識ではあり得ない」(府幹部)という異例の人事だ。庁内には不満と不安が渦巻くが、橋下知事は「反発がなければ改革ではない」としている。
「部長の総入れ替え。こんな異動は過去にない」。府幹部がそう漏らす今回の人事異動は「ひな壇部長」の入れ替えが最大の特徴だ。府議会の本会議場で議員たちと向き合い、橋下知事とともに2列の壇上に並ぶ九つの「ひな壇部長」ポストは、3人が中途退職、3人が外部派遣、3人が別の部の部長に替わる。
2月下旬、知事室に呼ばれたある部長は橋下知事から「後進に道を譲っていただけませんか」と告げられた。定年の60歳までまだ数年。後任への不安もあり、「もう1年やらせてください」と頼んだが、聞き入れられなかった。
庁内で波紋を広げたのが外部法人への派遣だ。府人事室は「現場重視の人事配置」と説明するが、派遣される部長の一人は「本庁から周辺への明らかな左遷」と肩を落とす。府幹部は「今回の人事は知事に意見した人が左遷させられている」と解説する。
部長らは、橋下知事が庁内の反対論を抑えて補助金削減を進めた「大阪センチュリー交響楽団」や、橋下知事の特別顧問と府職員との間で意見対立があった関西空港の活性化策などの難題で、橋下知事と議論を戦わせた。部長の一人は「覚悟はしていた」。
橋下知事は今年1月の幹部あてメールで「公務員組織の不文律を壊す」と宣言し、「いったんひな壇に上がった部長を落とします」と予告していた。ある幹部は「意見を言う古参の部長がうっとうしかったのだろう」と見る。
「降格」とともに「公務員の常識からみたら異例」とささやかれているのが課長級職員の「飛び級昇任」(人事室)。出先機関の所長が2職級昇任し、ひな壇部長の一つに就く。府の「職員の任用に関する規則」では部長就任には2年間の次長級経験が必要と定めていたが、橋下知事は特例を定めて認めさせた。
「庁内秩序が混乱する」との忠告もあったが、「職場に非常に活気があり、よく頑張っている」と評価したという。所長は橋下知事の選挙公約でもあった「校庭の芝生化」に熱心に取り組んできたことでも知られる。所長は「自分の熱い気持ちが伝わったのかな」と話す。
「価値観の共有」を求めてきた橋下知事は1日の組織改正で「戦略本部会議」を新設。知事、副知事らが府政の基本方針を策定、数値目標を各部局に作らせ、達成度をチェックする。自分の考えを組織に浸透させ、目に見える実績を職員に求める体制だ。
橋下知事は31日、本格的に取り組んだ人事について「庁内の価値観と僕の価値観の衝突はあったが、この組織の最終責任は僕が負う。だからこそ、自分が納得する権限の行使はさせてもらう」と報道陣に意気込みを語った。(尾崎文康、春日芳晃)
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>>123-124
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001794344.shtml
宝塚市長選 元衆院議員中川氏が立候補へ
収賄容疑で逮捕された前市長の辞職に伴う宝塚市長選(十九日投開票)で、元衆院議員で自然食品販売会社顧問の中川智子氏(61)が三日、同市役所で会見し「職員と街に出て市民に意見を聞きたい。市民と手をつなぎ希望が持てるまちにしたい」と立候補を表明した。
中川氏は大阪府貝塚市出身。旧鶴見女子短期大卒。幼児教室代表などを経て一九九六年衆院選に社民党公認で立候補し初当選、二期七年務めた。
一日付で社民党宝塚支部に離党届を提出し受理されたといい、無所属で立候補する。社民、共産両党の市議らが支援するが、政党の推薦などは受けない。
同市長選は、いずれも無所属で新人の元兵庫県議伊藤順一氏(46)=民主党推薦、元宝塚市議芝拓哉氏(47)、元宝塚市職員中原等氏(63)、会社副社長西田雅彦氏(44)が立候補を表明している。(切貫滋巨)
(4/3 22:57)
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伊丹で無投票とは・・・酷いな
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001797571.shtml
伊丹市長選 現職藤原氏が無投票再選
任期満了に伴う伊丹市長選が五日、告示され、無所属で現職の藤原保幸氏(54)=自民、民主、公明推薦=のほかに立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。
藤原氏は、国土交通省住環境整備室長や同市助役を経て、二〇〇五年の同市長選で初当選。行財政改革に力を入れるとともに、「ことば文化都市」を掲げた都市ブランドづくりなどに取り組んできた。
再選に向け、地域医療体制の充実や新図書館の整備などを公約に立候補したが、対立候補は出なかった。
同市長選で無投票当選となったのは、一九八一年以来。(金 旻革)
(4/5 17:08)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090404ddlk28010403000c.html
選挙:伊丹市長選 あす告示 中原氏が出馬辞退表明、一転無投票の可能性 /兵庫
任期満了に伴う伊丹市長選挙が5日、告示される。立候補を表明しているのは、再選を目指す現職で無所属の藤原保幸氏(54)=自民、民主、公明推薦。一方、立候補の意向を示し会見するなどした新人で無所属の中原智氏(37)は3日、自身のブログ(日記風のホームページ)などで出馬辞退の意思を明らかにした。ほかに立候補の動きはなく、一転、無投票となる可能性が高まった。【池内敬芳】
中原氏は3日、ブログや報道各社あてのメールで「選挙資金集めに失敗し選挙に出られなくなりました。死んでおわびします」などとといった文書を発信。
伊丹署員が同市内の自宅を確認したところ、睡眠薬などを飲んだらしく、意識がもうろうとした状態で倒れていた。救急車で病院へ運ばれたが、同署によると命に別状はない模様。
立候補の受け付けは市役所7階で5日午前8時半から午後5時まで。有権者数(3月2日時点)は15万6887人(男性7万6662人、女性8万225人)。
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なんと。。どんな人だったんですかねぇ??
伊丹市長選挙に行こう
http://itamisenkyo.blog.bai.ne.jp/?pid=2767
http://itamisenkyo.blog.bai.ne.jp/
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>>123-124>>129
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001807095.shtml
宝塚市長選 菊川市議が立候補表明
収賄容疑で逮捕された前市長の辞職に伴う宝塚市長選(十九日投開票)で、同市議で自民党宝塚市支部長の菊川美善氏(69)が八日、同市役所で会見し「経営者の経験を生かし、産業活性化などに取り組みたい」と立候補を表明した。
菊川氏は三木市出身で県立有馬高校卒。宝塚市でギフトショップを経営し、二〇〇三年に市議に初当選。現在二期目。
同支部は市長選の候補選びを進めてきたが、党県連が推す候補を擁立できなかった。県連は自主投票を決めており、菊川氏は「支部の推薦を受けて戦う」と話した。
同市長選では既に、いずれも無所属新人の元兵庫県議伊藤順一氏(46)=民主党推薦、元宝塚市議芝拓哉氏(47)、元衆院議員中川智子氏(61)、元宝塚市部長中原等氏(63)、会社副社長西田雅彦氏(44)が立候補を表明している。(上杉順子)
(4/8 21:27)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001805279.shtml
自民、候補擁立を断念 宝塚市長選、混戦模様に
贈収賄事件で前市長が辞職したことに伴う宝塚市長選は、告示まであと四日。七日までに五人が立候補を表明、ほかにも立候補の動きがあるが、顔ぶれはほぼ固まった。民主党が早々に候補擁立に動く一方、衆院選も意識し、擁立を模索していた自民党は断念。共産、社民両党も地元市議が同一候補を支援するが推薦は出さない。一時は予想された政党対決の構図にはならず、選挙戦は混戦になるとの見方が強い。(切貫滋巨)
立候補を表明しているのはいずれも無所属新人で、元兵庫県議伊藤順一氏(46)=民主党推薦▽元宝塚市議芝拓哉氏(47)▽元衆院議員中川智子氏(61)▽元宝塚市部長中原等氏(63)▽会社副社長西田雅彦氏(44)。
真っ先に候補を擁立した民主だが、推薦を受ける伊藤氏は「しがらみが生じる恐れがあり、企業、団体からの推薦は求めない」と表明。民主の最大の支持母体である連合兵庫の推薦も得ていない。西松建設の巨額献金事件で小沢一郎民主党代表の公設秘書が起訴され、その影響を危惧(きぐ)する関係者もいる。
民主への対抗姿勢を見せた自民は曲折を経て、地元の宝塚支部が三月下旬、橋下徹大阪府知事とつながりがある若手市議の擁立方針を定めた。だが、推薦などの決定権限がある党県連は自主投票と決めた。関係者によると、同市議が市議選で他党の公認を受けたことなどが理由という。
自民系市議は「クリーンな人を探したが、時間が短すぎた」と残念がる。自主投票となったことで、自民系市議の中には芝氏や中原氏を支援しようとする動きもある。
一方、社民、共産の市議は、社民を離党した中川氏を支援。最も表明が遅かったが「唯一の女性」をアピールする。
西田氏は駅立ちなどを重ね、知名度アップに努めている。
混戦とみられる選挙戦に向け、五人が参加する公開討論会を六日に開いた市民団体代表の竹島良樹さん(70)は「今度こそ自分たちの問題という意識を持ち、市政を託せる人を見極めたい。立候補予定者は、特定の人たちから見返りを求められないような選挙をしてほしい」と注文を付けた。
(4/8 10:24)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000904110003
彦根市長選予定者5人 乱立模様に戸惑い
2009年04月11日
【各陣営、政党色薄める】
19日の告示まで1週間となった彦根市長選は、これまでに5人が立候補を表明する乱立模様となっている。5人の争いとなれば同市長選では過去最多。各陣営は乱戦を制する戦略に頭を悩ませ、「まだ誰かが立つかも」と、うわさに気をもむ。無党派層を狙って、いずれも無所属で立つ各候補は政党色を薄め、間近とされる総選挙の前哨戦とはなりそうもない。(市丸茂樹、高久潤)
立候補の表明は昨年9月、元県議の大久保貴氏(45)が最初。同12月には現職の獅山向洋氏(68)、今年1月に元市議の辻橋正一氏(61)、輸入販売業の和田裕行氏(38)が続き、4月に入って元市議の伊藤善規氏(60)が名乗りを上げた=写真は表明順。これまで同市長選では、4候補が争ったことが3度あるが、5候補以上が立候補したケースはない。
立候補予定者を集め、12日午後7時から同市野瀬町のひこね市文化プラザエコーホールで開かれる公開討論会。主催する「『彦根市長選挙公開討論会2009』市民の会」は、参加者4人で準備を進めていた。しかし、5人目の登場により、あわててスケジュールを変更。それぞれの発言時間を短くして乗り切る。
なぜ、乱立模様になったのか。県内では、草津、高島、米原と現職が敗れる市長選が続く。この流れを背景に、新たな市政を目指す動きが広がった、と見る関係者は多い。「知名度を上げ、2年後の県議選に照準を合わせている人もいるのでは」という市議の声もある。
「今回の市長選は彦根独自の大きな争点が浮かばず、対立軸が見えにくい」と言うのは、公開討論会でコーディネーターを務める大橋松行・県立大人間文化学部教授(政治社会学)だ。「市を二分するような争点があれば候補者を絞る力も働くが、そうでないところに乱立の要因があるのでは」と話す。
次々と増える立候補予定者に、政党も戸惑いを隠せない。自民党彦根市連絡協議会は5日、獅山氏の推薦を決めた。ただ、政党色を抑えたい獅山氏の意向をくみ、党県連の推薦はしない方針だ。
民主は2月末、候補の絞り込みに乗り出した。しかし、同市選出の県議らが別々の立候補予定者を応援していることから、3月下旬に一本化を断念、自主投票になった。
前回は獅山氏を応援した共産は10日、現在の市政運営を批判し、今回は自主投票にすると発表した。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200904130031.html
宝塚市長選に6人立候補 不祥事根絶以外のアピールは?(1/2ページ)
2009年4月13日
収賄罪などで起訴された前市長の辞職に伴う兵庫県宝塚市長選は12日告示され、無所属新顔6人が立候補した。前々市長も汚職事件で失脚し、2回続けての出直し選。各候補がそろって訴えるのは「不祥事の根絶」だが、それだけでは混戦模様の中で埋没しかねない。独自の政策や個性のアピールにも力がこもる。
「もう政治のプロには任せられない」。ベンチャー企業役員の西田雅彦氏(44)は、出陣式に集まった支持者らにこう呼びかけた。汚職事件で逮捕された前々市長と前市長を含め、歴代市長に県議出身者が続いたことに触れ、「今こそ企業人、民間人としての視点が必要だ」と主張する。
民主が擁立した前県議の伊藤順一氏(46)は唯一の政党推薦候補。出陣式には民主の市議や県議らが集まり、党本部から前原誠司副代表も駆けつけた。前市長が辞職届を出した当日に立候補を表明し、組織の機敏な対応力を発揮。「市民主体のまちづくりを目指す」と訴え、市民税の1%程度を住民団体などに助成することを公約に盛り込んだ。
唯一の女性候補であることを強調するのは元社民党衆院議員の中川智子氏(61)。「汚職で逮捕された女性首長はいない」と訴えるほか、子育てや介護に携わってきた女性としての視点を市民生活のために生かしたいという。「歌劇に代表されるような女性が元気な宝塚に、クリーンな女性市長を誕生させよう」と呼びかけている。
元市環境部長の中原等氏(63)は、行政に37年間かかわってきた経験を売り込んでいる。「市長になったら、いろんな課題にすぐに対応できる」と即戦力になることを強調。歴代市長の中に市職員出身者はおらず、陣営は「市政を知り尽くしている市出身者にしか改革はできない」と訴える。
自民は候補者一本化ができず自主投票となったが、その責任を取るとして党市支部長で前市議の菊川美善氏(69)が立候補した。出陣式では、汚職事件で逮捕された前市長と前々市長が党出身だったことを陳謝したうえで、「自民は国と太いパイプで結ばれている。宝塚の財政危機を回復させ、一日も早く市民の信頼を取り戻したい」と述べた。
元市議の芝拓哉氏(47)は市長給与の半額カットを公約に掲げ、「職員の人件費や市民サービスにも切り込まざるを得ない」と財政問題に取り組む姿勢を見せる。実績を上げたら2年後に辞職し、汚職事件で統一地方選から外れた市長選の時期を市議選に合わせる考えも示し、「選挙費用の削減につなげる」という。
◇
【宝塚市長選候補者一覧】(届け出順)
西田雅彦(にしだ・まさひこ)(44)会社役員
伊藤順一(いとう・じゅんいち)(46)前県議
中川智子(なかがわ・ともこ)(61)元衆院議員
中原等(なかはら・ひとし)(63)元市環境部長
菊川美善(きくかわ・みよし)(69)前市議
芝拓哉(しば・たくや)(47)元市議
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●兵庫県宝塚市長 逮捕辞職に伴う=兵庫6区=
伊藤順一(46才・無新) 前県議 =民主推薦
西田雅彦(44才・無新) ロボット関連会社副社長
芝拓哉(47才・無新) 元市議
中原等(63才・無新) 元環境部長
中川智子(61才・無新) 元衆院議員:社民系
菊川美善(69才・無新) 前市議:自民系
●兵庫県朝来市長=兵庫5区=
多次勝昭(59才・無新) 前市企画部長
清水隆夫(71才・無新) 会社長
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090418ddlk28010374000c.html
選挙:宝塚市長選 あす投開票 「市政刷新」市民の選択は /兵庫
◇支持訴え、終盤の追い込みに全力−−6候補者
受託収賄罪などで起訴された前市長の辞職に伴う宝塚市の出直し市長選挙が19日、投開票される。立候補した無所属新人の6人は市内各駅や街頭で演説を行い、終盤の追い込みに全力を挙げる。トップの不祥事が2代続いた事態に、具体的な政策課題はかすんでおり、候補者たちはそれぞれに再発防止策を主張して「市政刷新」をうたい、支持を訴えている。【山田奈緒】
出馬したのは届け出順に、ロボット関連会社副社長の西田雅彦(44)▽元県議の伊藤順一(46)=民主推薦▽元衆院議員の中川智子(61)▽元市幹部の中原等(63)▽元市議の菊川美善(69)▽元市議の芝拓哉(47)−−の6氏。
組織的支援のない西田氏は出馬表明後、「1000カ所以上で演説した」という。「市政に民間の経営感覚を」と終電まで駅前に立つなど知名度アップに奔走する。
伊藤氏は、民主党幹部や近隣市の同党議員たちが応援演説。民主以外の団体・組織には推薦を求めず、「政策で選ばれる選挙を」と、1日20カ所を目標にマイクを握る。
「唯一の女性候補」を前面に押し出す中川氏は、全国各地の「市民派議員」らの支援でクリーンさを強調。社民党や共産党の市議らが組織力を生かした支援を展開する。
一部保守系議員の支援も受ける中原氏は市職員OBのネットワークで支持層拡大を図る。37年間の職員経験を強調、「行政の事情を知る改革の即戦力」と商店前などで訴える。
菊川氏は自民党内の調整が難航して出馬表明が遅れたが、出陣式には同党地元衆院議員や県議も参加。「一枚岩」をアピールして保守票を固め、「産業活性化」を掲げる。
芝氏は「市長給与の50%減」「2年で辞職」など独創的な財政改革案を主張。かつての所属会派の流れをくむ市議たちが個人演説会を設け、支持浸透を図っている。
市選管によると、11日現在の選挙人名簿登録者数は18万3279人。
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面白い経歴の人ですね。
自民が支持するも、九条の会呼びかけ人だし、
89年で当選して1期で辞めて、2005年に再選かい。。。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3566
彦根市長:「バカ市長」記事で名誉棄損 新潮社を訴え
獅山向洋
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8D%85%E5%B1%B1%E5%90%91%E6%B4%8B
滋賀弁護士会会員。「滋賀・九条の会」呼びかけ人。元検事。
1989年に彦根市長選挙に出馬し初当選を果たすも一期で退任。 2005年の彦根市長選挙で再当選。
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□2005年4月24日実施の選挙の結果
◇彦根市長選挙(滋賀県)開票結果 投票率47.19%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 14926 獅山向洋(無元、64歳、再選) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 13838 和田裕行(無新、民・公推薦、34歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 9937 大久保貴(無新、41歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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過去の選挙結果がJANJANにあった。政争の街ですね
●1989年:獅山が現職を破って初当選
20509 獅山 向洋 48 無所属 新
17454 井伊 直愛 78 無所属 現
4408 是金 昭三 60 無所属 新
●1993年:獅山が新人に敗れる
22399 中島 一 67 無所属 新
16743 獅山 向洋 52 無所属 現
2680 酒井 紳一 34 日本共産党 新
●1997年:獅山再出馬するも3位落選
19027 中島 一 71 無所属 現
12089 大森 修太郎 58 無所属 新
6831 獅山 向洋 56 無所属 元
2636 川内 卓 41 日本共産党 新
●2001年:獅山出馬せず、大久保初出馬
16915 中島 一 75 無所属 現
6984 大久保 貴 37 無所属 新
3855 山内 善男 47 共産 新
●2005年:獅山再選
14926 獅山 向洋 64 無所属 新
13838 和田 裕行 34 無所属 新
9937 大久保 貴 41 無所属 新
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宝塚市長選 中川のおばちゃんが当選
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/senkyo/asp/senkyo.asp?ID=KAI
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宝塚は波乱ですね。
泡沫っぽい西田が4位ですし。
●兵庫県宝塚市長 逮捕辞職に伴う=兵庫6区=
伊藤順一(46才・無新) 前県議 =民主推薦
西田雅彦(44才・無新) ロボット関連会社副社長
芝拓哉(47才・無新) 元市議
中原等(63才・無新) 元環境部長
☆中川智子(61才・無新) 元衆院議員:社民系
菊川美善(69才・無新) 前市議:自民系
●兵庫県朝来市長=兵庫5区=
☆多次勝昭(59才・無新) 前市企画部長
清水隆夫(71才・無新) 会社長
44 :無党派さん:2009/04/19(日) 23:20:49 ID:3lJW4iTJ
開票終了
当 25,851 中 川 智 子 (なかがわ ともこ) 61 無新
20,060 伊 藤 順 一 (いとう じゅんいち) 46 無新
12,228 芝 拓 哉 (しば たくや) 47 無新
8,277 西 田 雅 彦 (にしだ まさひこ) 44 無新
6,348 菊 川 美 善 (きくかわ みよし) 69 無新
5,132 中 原 等 (なかはら ひとし) 63 無新
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http://www.asahi.com/politics/update/0419/OSK200904190053.html
クリーン・女性「土井チルドレン」訴え実る 宝塚市長選(1/2ページ)
2009年4月19日23時42分
「歌劇のまち」の新しいかじ取り役が、初めて女性に委ねられた。クリーンな市政の実現が最大の争点になった兵庫県宝塚市の出直し市長選。「汚職で逮捕された女性首長はいない」と訴えた元社民党衆院議員の中川智子氏(61)が、候補者6人による混戦から抜け出した。歴代7人の市長のうち6人を保守系県議経験者が占めてきたが、汚職事件が相次いだのを受けて、有権者は正反対のイメージの中川氏に期待を寄せた。
当選を決めた中川氏が事務所に姿を見せると、集まった支援者から大きな歓声と拍手がわき起こった。中川氏は「クリーンな宝塚をつくるという市民の思いが私を市長にしてくれた。責任の重さに身が引き締まっている」と語った。
中川氏は和歌山県生まれ。結婚後、宝塚に移って子育てサークルを開いたり、学校給食や平和・人権問題を考える市民活動に携わったりしてきた。土井たか子氏が社民党の党首だった時に衆院議員を務めた「土井チルドレン」の一人で、阪神大震災の被災者支援やハンセン病問題などにかかわり、今回の選挙戦でも「人の命と暮らしを守る」と訴えた。
陣営が最も強調したのは「唯一の女性候補」だった。歴代7人の市長は全員男性で、前市長までの6人は保守系県議経験者。前市長と前々市長が汚職事件で辞職したのを受けて、「女性には業者との癒着やしがらみはない。クリーンな女性市長を誕生させよう」と呼びかけた。東京都内で初の女性市長となった上原公子・前国立市長や、近隣の女性市議、女性団体代表らも連日、街頭に立った。
社民と共産の市議から支援を受けつつ、党派を超えた人脈も生かした。選挙戦中盤の個人演説会では野中広務・元自民党幹事長から檄文(げきぶん)が届いたことが紹介され、会場から大きな拍手が起きた。「中川さんには垣根なんかない。どーんと懐に飛び込んできて知らない間に一緒にやらされている」と小泉元首相から言われたエピソードも披露し、「多くの人とのつながりが私の財産。みんなで宝塚を良くしたい」と語りかけた。
激しく争った前県議の伊藤順一氏(46)は「選挙でのしがらみが汚職の温床になる」として民主党以外の団体の推薦は断った。選挙事務所の入り口に「カンパ・寄付お断り」の張り紙をして金のかからない選挙を強調。演説会に聴衆を動員する従来の手法を改め、街頭でマイクを握って支持を訴えるスタイルを貫いた。だが、民主党の小沢代表の政治団体をめぐる献金問題が明らかになり、汚職事件からの脱却が問われる選挙戦の中で逆風になった。
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>>142-143
凄い結果ですねぇ。。
この辺の社民が活性化してまた民主と社民で候補者共倒れが続出しなけりゃいいんですけど。。
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なかなかやりますねぇー。社共共闘ではなかく自民が阪上逮捕の中身動き穫れず自社共共闘だったんでしょうか?
>選挙戦中盤の個人演説会では野中広務・元自民党幹事長から檄文(げきぶん)が届いたことが紹介され、会場から大きな拍手が起きた。「中川さんには垣根なんかない。どーんと懐に飛び込んできて知らない間に一緒にやらされている」と小泉元首相から言われたエピソードも披露し
民主としては惜しい選挙を落としたとも云えますね。。
>激しく争った前県議の伊藤順一氏(46)は「選挙でのしがらみが汚職の温床になる」として民主党以外の団体の推薦は断った。選挙事務所の入り口に「カンパ・寄付お断り」の張り紙をして金のかからない選挙を強調。演説会に聴衆を動員する従来の手法を改め、街頭でマイクを握って支持を訴えるスタイルを貫いた。だが、民主党の小沢代表の政治団体をめぐる献金問題が明らかになり、汚職事件からの脱却が問われる選挙戦の中で逆風になった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20090420-OYT8T00129.htm
串本町長 田嶋さん初当選
町議選は開票未明まで
串本町長選と同町議選(定数18)は19日、投開票された。前回と同じ2人の争いとなった町長選は、新人で旧串本町長の田嶋勝正氏(50)(無所属)が、現職の松原繁樹氏(58)(無所属)を破り、初当選を果たした。当日有権者は1万6541人、町長選の投票率は81・21%(前回83・38%)だった。
田嶋氏は「合併時の理念に立ち返り、効率的でスリムな行政を目指す。福祉や医療の充実に努め、防災対策にも力を入れたい」と抱負を語った。
19人が立候補した町議選は、20日未明まで開票作業が続いた。
串本町長選開票結果 候2
当7,384田嶋 勝正50無新〈1〉
5,814松原 繁樹58無現〈1〉
(選管確定)
(2009年4月20日 読売新聞)
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秋葉忠利・広島市長も応援に入ったようです
http://www.sankei-kansai.com/2009/04/20/20090420-008903.php
中川氏「クリーンな市政を」
2回連続の出直し選となった兵庫県宝塚市長選は19日、元社民党衆院議員の中川智子氏(61)が、6人が立候補する乱戦を制し、初当選を決めた。現職市長が2代続けて汚職事件で逮捕される異常事態で失墜した市政への信頼をどう取り戻すか。新市長の手腕が注目される。
「クリーンな宝塚市政をつくる市民の願いが私を市長にしてくれたと思います。その責任の重さに身が引き締まります」。集まった支援者を前に中川氏は抱負を語った。
衆院議員を2期7年務めた中川氏は今回、社民党を離党して選挙戦に臨んだ。「宝塚に女性市長を」とのキャッチフレーズを連呼し、熱心につじ立ち。衆院議員時代の人脈を生かし、秋葉忠利・広島市長や上原公子・前国立市長らも応援に駆けつけた。保守分裂で票が分散する中、社民、共産両党の市議らの支援もあり、勝利につなげた。
全候補者が「市政刷新」を掲げた選挙戦だったが、投票率は前回を下回る44・20%と低調な結果だった。就業者のうち市外への通勤者が65%を占め、「大阪府民」とも評される市民の市政への関心は、2度目の出直し選でも高まらなかった。
市政や教育の問題に取り組む市民団体「みらいネット」の西崎佳子代表(54)は「新市長には市民の無関心を変えるべく市政の課題に取り組んでほしい」と話した。
【写真説明】初当選を果たし万歳をする中川氏=兵庫県宝塚市(門井聡撮影)
(2009年4月20日 08:48)
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兵庫知事選:田中耕太郎氏が立候補を表明
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090422k0000m010110000c.html
任期満了に伴う兵庫県知事選(6月18日告示、7月5日投票)で21日、新人で明石民主商工会事務局長の田中耕太郎氏(59)が無所属での立候補を表明した。共産党が推薦する。共産党県委員会などでつくる「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」が擁立した。
毎日新聞 2009年4月21日 21時03分
兵庫知事選:自民、現職・井戸氏を推薦
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090421k0000m010037000c.html
自民党は20日、任期満了に伴う兵庫県知事選(6月18日告示、7月5日投票)で現職の井戸敏三氏(63)の推薦を決めた。
毎日新聞 2009年4月20日 19時01分
選挙:知事選 3選出馬表明の井戸知事「立ち向かうのが責務」 /兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090325ddlk28010346000c.html
7月5日投票の知事選へ向け24日、3選を目指して立候補を表明した井戸敏三知事は、財政難などの課題が山積する今後の県政に対して「歩みを止めずに、責任を持って立ち向かうことが与えられた責務」と決意を語った。
井戸知事は県議会の議事終了後に発言を求め、立候補を表明した。県政の課題として、緊急経済雇用対策▽行財政構造改革の推進▽少子化、高齢化、都市と農村の格差是正▽長期ビジョンの実現−−の4点を挙げ、県議会や県内市町と連携して取り組む意欲を示した。
記者会見にも臨んだ井戸知事は「再生」「元気」「安全安心」などをキーワードに政策を訴えると説明し、「創造的復興で目指したものは何だったのか。そこからスタートする必要がある」と述べた。また「地方側からの地方分権への積極的な動き」として、関西広域連合の設立・展開に取り組む意向を示した。
知事選では、共産党が関係団体とともに対立候補の擁立を検討している。【川口裕之】
〔神戸版〕
毎日新聞 2009年3月25日 地方版
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/ho90421a.htm?from=tokusyu
「橋下派」旗揚げへ 府議会WTC移転賛成の自民若手ら 大阪府議会の最大会派で、橋下徹知事与党・自民党府議団(49人)の若手府議ら数人が、近く会派を離脱し、〈橋下派〉となる新会派を旗揚げすることがわかった。橋下知事が提案した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転関連議案を巡り、会派として賛成を決めながら、反対派の大量造反で否決されたことに反発した。
同府議団の前政調会長、松井一郎府議(45)ら。松井府議は2008年の知事選で橋下知事を擁立した当時の同府議団幹部の一人。
松井府議は、「橋下知事を支援するには新会派が必要だ」と、新会派結成の理由を説明。WTC移転案の否決については、「(採決方法の)無記名投票が不透明な結果を招いた」などと、無記名投票を許し、会派内をまとめきれなかった同府議団の執行部を批判した。
(2009年04月21日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042100075&genre=A1&area=S00
「親嘉田」県議 会派離脱へ
対話の会・木沢氏、議会勢力に変化も
滋賀県議会の木沢成人県議(36)が、所属会派「対話の会・びわこねっと」(5人)を離脱する意向を固めたことが20日、分かった。離脱理由について「対立する会派間をつなぎ、議会の硬直化を改善したい」としている。県議会(47人)は、嘉田由紀子知事の政策に理解を示す勢力が同会派を含めて24人、批判的な勢力が23人でほぼ拮抗しており、嘉田知事の議会対応にも大きな影響を与えそうだ。
「対話の会・びわこねっと」は、嘉田知事を応援する政治団体の支援を得て当選した県議で構成。自民党・湖翔クラブ(19人)、民主党・県民ネットワーク(16人)に次ぐ3番目の勢力。木沢氏の離脱で、代表質問ができ、議会運営委員を出せる交渉会派(5人以上)の資格を失う。木沢氏は、当面どの会派にも所属せず、1人で活動するとしており、木沢氏の今後の行動が議会の多数派形成のカギとなる。
木沢氏は京都新聞社の取材に対し、「県議会が会派間対立で硬直化しており、本来求められている県政のチェック機能が不十分」と指摘したうえで、「政党のしばりがない自分が間に入り、県民のための議論を深められる議会運営となるよう貢献したい」と語った。嘉田県政には「県民目線で応援すべきは応援するが、疑問点は説明責任を果たすよう求めていく」としている。
県議会には6会派があり、このほかの勢力は共産党県議団3人、公明党2人、湖政会2人。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000904220003
「親知事」県議 会派を離脱
2009年04月22日
【反対派と勢力同数】
嘉田由紀子知事を支えてきた県議会会派「対話の会・びわこねっと」の木沢成人(もくざわまさと)県議(36)が21日、会派を離脱し、無所属で活動する考えを表明した。県議会(定数47)は、嘉田知事の政策に理解を示す「親知事派」が、批判的な「反知事派」を1人上回っていたが、木沢氏の離脱で23対23の「与野党同数」の構図になる。双方の陣営が多数派を目指し、水面下での調整を激化させそうだ。
【木沢氏が無所属表明】
木沢氏は記者会見で「嘉田知事の思いを具現化するために(個人で)縦横無尽に走り回りたい」と述べ、会派の離脱が「反嘉田」とはならないと強調した。
県議会で「対話の会」と「民主党・県民ネットワーク」「共産」の3会派が結びつき、自民党など「反知事派」の勢力と対抗してきた現状について、「政策論争に高まっていけばよかったが、どうしてもそこまでいかなかった」と不満を述べ、「会派は『超政党』の立場で調整役を果たそうとしたが、不十分であったと反省している」と離脱の理由を説明した。
「対話の会」の清水鉄次県議は「再三再四、慰留したがだめだった。大枠では思いは同じなので一緒に嘉田県政を支えていきたい」と話した。
27日には県議会の新しい議長を決める臨時会がある。これまで議長ポストを争ってきた「親知事派」と「反知事派」の勢力が完全に均衡したことにより、両派とも、ただ1人無所属の木沢氏の動向を注視している。
嘉田知事はこの日の定例記者会見で「どの会派も知事にべったりでなく、是々非々の姿勢。大きく県政が変わるとは思っていない」と述べた。
【勢力バランス微妙に】
24対23。2年前の県議選(定数47)の結果、嘉田知事を支える県議と批判的な県議の数は逆転し、議会は知事の政策実現に結びつく構図になった。しかし、木沢氏の会派離脱により、勢力図は微妙なバランスに描き変わる。今後の嘉田県政への影響は避けられそうもない。
07年4月の県議選で、嘉田知事の政策実現を目指すローカル政党「対話でつなごう滋賀の会」が公認・推薦する12人が当選。うち5人が新会派「対話の会・びわこねっと」を結成した。民主党・県民ネットワーク、共産党県議団と合わせると過半数の24人。今年1月の大戸川ダムに反対する知事意見を可決するなど共同歩調を取ってきた。
一方、知事の政策に批判的な自民党・湖翔クラブ、公明党、湖政会は計23人。わずか1人しか差はなく、昨年の議長選では、対話の会が自主投票を決めたため湖翔クラブから議長が選出されるなど、「親知事派」の結束は時にほころびを見せた。
木沢氏の離脱により、対話の会は交渉会派(5人以上)の立場を失う。代表質問ができないほか、議会運営委員会では正式に委員を出せなくなる。
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【自民4区内定の武藤氏 岩永氏との一線強調】
木沢氏と同時期に「対話の会」を離れ、自民党・滋賀4区の立候補予定者に内定した武藤貴也氏(29)は21日午後、政策スタッフを務めた同会派の所属議員を訪ね、別れのあいさつをした。
関係者によると、武藤氏は次期衆院選について「金をかけない草の根運動を展開したい」と説明。政治献金絡みの問題を抱える4区選出の岩永峯一衆院議員(67)側とは「一切付き合っていない」とし、「(4区と岩永氏側の関係を)どう断絶させるかが問題」と述べたという。
「対話の会」の議員からは、武藤氏の今後を懸念する声もあがった。「出馬して負けた途端、(一度は出馬を断念した)岩永氏の三男に替えられるのでは」という指摘に、武藤氏は「実は私も不安に思っている。そうならないよう4区に骨を埋めたい」と話し、近く京都市から4区内の近江八幡市に引っ越すことを明かしたという。
【木沢氏「支援せず」】
武藤氏の「対話の会」との離別の席には、まだ同会派の一員だった木沢氏もいた。武藤氏が席を離れたあと、残った木沢氏は同僚議員から会派にとどまるよう慰留されたが、聞き入れなかった。
木沢氏はその後の記者会見で、武藤氏から自民党4区の候補者公募への応募について相談を受けていたことを明かしたが、一方で「選挙で武藤さんを支援することはない。会派離脱と4区の候補者選考は全く関係ない」と述べた。
しかし、自民党関係者によると、4区の候補者選考委員会の場では、「武藤氏を選べば木沢氏が個人的に支援に回ってくれるはずだ」「県議会は与野党が拮抗(きっこう)している。(武藤氏に決めて)木沢氏を取り込みたい」などの声があがっていたという。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090415ddlk25010386000c.html
’09市長選:城下町・彦根は今/上 都市機能の集約と格差拡大防止 /滋賀
任期満了に伴う彦根市長選が19日告示、26日投開票される。前回選挙でしのぎを削った現職と新人2人に新たに新人2人が加わり、過去最多の5人が立候補しそうだ。激戦の兆しだが、明確な争点がなく、有権者の関心は今一つ高まらないようだ。県内2位だった人口が市町合併などの影響で4位に“転落”した城下町・彦根市が抱える課題について報告する。【松井圀夫】
◇合併頓挫の圏域で模索
彦根市は05年2月、約2年半に渡って協議を積み重ねた豊郷、甲良、多賀の犬上郡3町との合併を断念し、この4年間は単独の道を歩んできた。住民への調査で、合併「反対」が「賛成」を上回ったためだ。当時の中島一市長は「断腸の思いで(合併を)断念した」と苦渋をにじませる。
前後して、県内では市町合併が進み、7市が13市に増えた。彦根市の人口は、かつて大津市に次ぐ県内2位の座を争っていた草津市に差をつけられ、東近江市にも抜かれた。来年1月に予定される長浜市と隣接6町との合併が実現すると、また抜かれてしまう。
彦根の地盤沈下を心配する声が市民や商店街から聞こえてくるが、市は総務省の定住自立圏構想に活路を見いだそうとしている。中心市と周辺市町が協定を結び、圏域として都市機能を集約し、地方の格差拡大を防ぐのが構想の狙いだ。
彦根市は、犬上郡3町に愛荘町を加えた1市4町で実施団体の応募をし、昨年10月に圏域に選ばれた。1市4町で協議を重ね、医療体制の充実や図書館など公共施設の整備、地産地消の推進、人事交流などで協定締結を目指す。市は「協定に基づいて圏域内の行政サービスを向上させ、1市4町が連携して地域活性化を図れる」と期待する。しかし、「合併ができなかった枠組で、どこまで連携できるか疑問」という見方もあり、前途は未知数だ。
一方、先月29日には、JRと近江鉄道の彦根駅東口の約17・7ヘクタールで進む「彦根駅東土地区画整理事業」の一環で整備された駅前広場などの開設式が行われた。地元選出の国会議員や県議らが出席し、「新しい彦根の玄関口に」と気勢をあげたが、核となるはずの38階建て高層マンションは不況で着工の見通しが立たない。関連事業も合わせ総額約168億円を見込む事業で5年後の完了を目指すが、不況の出口が見えないだけに、これまた前途は不確実だ。
■彦根市民の声
◆城町2、無職、門脇信雄さん(61)
彦根の資源は彦根城、琵琶湖、それと農地だ。これらを生かし、佐和山城も再建し、歴史的価値のある2城を売り込む。団塊の世代をターゲットに農業体験や地産地消の手作り料理の提供、観光と農業を組み合わせた事業などで地域活性化を目指すのもいい。
◆日夏町、主婦、成宮聡子さん(34)
大不況で市民の暮らしも大変だ。活性化は必要だが、多額の予算を使う彦根駅東地域の開発などがなぜ今必要なのかという疑問は感じる。福祉や市民の暮らしを考慮しながらの地域活性化が求められる。
◆大藪町、蒔絵師、舟越丈二さん(38)
彦根に住んで何か不足があるかというと、特にない。しかし、街の活気はほんの一部だけだと思う。若い人がさまざまな企画をし、それを実行している姿には共感を覚える。もっと行政の後押しがあってもいい。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090417ddlk25010482000c.html
’09市長選:城下町・彦根は今/下 観光客数堅調、宿泊者数は低調 /滋賀
◇滞在型への脱皮、課題に
全国的な人気キャラクター「ひこにゃん」の貢献もあり、07年3〜11月の「国宝・彦根城築城400年祭」や08年6月開幕の「井伊直弼と開国150年祭」(来年3月24日まで)には、多くの観光客が訪れた。しかし、彦根城内の売店経営者からは「人出は多いが、売り上げは伸びない」という冷めた声も聞こえ、商店街も明暗を分けている。北陸、東海、関西の“結節点”として交通の要衝だが、素通りする観光客も多いため、宿泊客を増やすのが課題だ。
彦根市観光課の調査では、97年以降は年間270万〜345万だった観光客が、400年祭の07年は405万人余りに増え、150年祭が開幕した08年も330万人台(見込み)を維持した。しかし、宿泊客数は97年以降19万〜22万人だったのが、07年は21万人余り、08年は18万人(見込み)と、06年(22万人余り)を下回った。
400年祭以降、ベロタクシーや城の内堀を運航する屋形船などが人気だ。市も国宝・彦根城天守に加え、国の重要文化財の天秤櫓(てんびんやぐら)や佐和口多聞櫓などを公開し、売り込んでいる。しかし、こうした努力も報われず、多くが通過型の観光客で、滞在型観光への脱皮が課題になっている。
宮田茂・市観光振興課長は「滞在型の観光を楽しんでもらうため、夜間イベントを増やすことも考えている。従来も虫の音を聞く会や秋の大名庭園を散策するイベントを行ってきたが、団塊の世代をターゲットにしたものや家族連れに気軽に楽しんでもらえるものを取り入れたい」というが、明確な具体案はない。
一方、観光客を受け入れる商店街は城に近く江戸時代の風情が楽しめる夢京橋キャッスルロードや、同通りと接続し大正ロマンをテーマにした四番町スクエア、花しょうぶ通りなどは活気があるが、彦根銀座街などは低迷しているという。
こうしたなか、注目は近江鉄道(本社・彦根市)が同鉄道本線の彦根−彦根口駅間に今月8日に開業した「ひこね芹川駅」。同鉄道やJRの彦根駅を降りた観光客が彦根城▽夢京橋キャッスルロード▽四番町スクエア▽銀座街▽花しょうぶ通りを巡り、帰りの乗車駅として新駅を利用してくれれば、新たな観光ルートができるという思惑だ。ただ、実際の新駅効果を確認するのはこれからだ。【松井圀夫】
■彦根市民の声
◆城町2、無職、門脇信雄さん(61)
観光客の多くは彦根城とひこにゃん以外、あまり印象に残らないのでは……。人々の好みがファーストフードからスローフードに変わりつつある今、手作り感覚の料理やお菓子、安心して食べられる減農薬野菜にこだわる飲食店や宿泊施設が増えてもいい。
◆日夏町、主婦、成宮聡子さん(34)
通過型を根本的に変えることは難しい。400年祭が成功したことからも、「桜の彦根城」や「秋の郷愁=虫の音の彦根城」などの催しの充実とともに、城から周辺地域に広げた魅力ある街並みづくりが必要だ。
◆中藪町、蒔絵師、舟越丈二さん(38)
地域にはまだまだ発掘されていない資源がたくさんある。地場産業をはじめ、農業、漁業などすべての産業の観光化を考えてはどうだろうか。
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=166560
広くて大変、各陣営が悲鳴 田辺市W選挙
26日投開票の和歌山県田辺市の市長選と市議選。近畿一という市の面積の広さに、舌戦を展開する各候補者の陣営は苦労している。選挙ポスターを張る掲示板は計435カ所あり、多くの陣営が「手分けして張るだけでも一苦労だった」と話し、今後の選挙活動についても「くまなく回るのは難しい」と悲鳴を上げる。
市長選には2人、今回から選挙区が廃止された市議選(定数26)には30人が立候補している。いずれも活動の中心は選挙カーによる街宣と街頭演説。2005年に5市町村が合併し、面積は1026平方キロとなり、山間部では小さな集落が点在する。
市議選では、旧田辺市に拠点を置く陣営のほとんどは「地盤固めに力を注ぎたい」としながらも、旧町村にも足を伸ばす。ある陣営は「旧町村では票が取れないからといって選挙カーを一度も走らせないのは失礼。とはいえ隅々までは行けないだろう」。市内全域を巡回したという別の候補者も「ざっと回ってみたが、本当に広いことを実感した。2日かかった」と話す。選挙カーは走らせるが、候補者本人は乗らず、旧町村での票の獲得は電話で親類や知人に頼むという陣営もある。
前回より大幅な上積みが必要な旧町村の陣営も広さでの苦労を口にする。ある陣営は「地元もおろそかにできないし、市全域をどう回ればよいのか分からない」と嘆く。
集落ごとに設置された掲示板にポスターを張ることについても、ある陣営は「50人以上投入し、1日がかりで張った。大変だった」と話す。「掲示板は廃止し、候補者全員の名前や顔を紹介するチラシを各戸に配布してはどうだろう。経費も安くなるのでは」という陣営もあった。
市選挙管理委員会によると市議選の選挙区が廃止され、ポスターを張る掲示板が大きくなり、設置場所が制限されるほか、陣営から「掲示板が多すぎる」という声もあったことから前回より設置場所を減らした。「集落に最低1カ所は必要。これ以上減らすのは難しい」という。
【選挙区がなくなり大きくなった掲示板(和歌山県田辺市本宮町で)】
(2009年04月22日更新)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=165700
「票読みにくい」 定数26に30人予定の田辺市議選
26日に投開票される和歌山県田辺市の市長選と市議選の告示まで、2週間を切った。26議席を争う市議選は計30人が出馬を表明している。今回から旧市町村ごとの選挙区制がなくなり、各陣営はそれぞれの地盤を固めるとともに、範囲を広げて活動している。一方でこれまでとは選挙区の様子が異なるため、「票読みが難しい」と口をそろえている。
現時点で出馬の意向を示しているのは、現職24人、新顔4人、元職2人。旧市町村別にみると、旧田辺市在住が22人、旧大塔村在住が2人、中辺路町在住が2人、本宮町在住が2人、龍神村在住が2人。
■旧町村部陣営 選挙区撤廃に苦慮
旧町村部から立候補を予定している陣営では、自宅のある地域以外に選挙事務所を構えたり、旧市内に連絡所を設けたりして、選挙区の広域化に対応している。
ある陣営は「これまでは全戸にあいさつ回りをしていたが、規模が大きくなったので同じようにできない」。別の陣営は「地盤の地域以外からも票を集めなくてはいけない。厳しい戦いだ」と話す。「旧市で知名度がない。これまでと同じやり方では通用しない」と厳しい表情を見せる陣営もある。
「選挙区がなくなり全域で選ばれるのだから、場所を選んで活動していてはいけない」と話す陣営もあるが、多くの陣営が票読みの難しさに苦慮している。
■旧田辺市陣営 地盤固めを優先
一方、有権者が多い旧市内から立候補を予定している陣営の多くが、地盤を固めることを中心に活動している。旧町村部に知り合いが少なく活動しにくいことや、地元に複数の立候補予定者がいるため地盤固めを優先している傾向が見られる。
旧町村部を意識しているものの、手応えをつかみにくい様子もうかがえる。ある無所属議員の陣営は「旧町村部で広く波及させて広げていきたいがあまり余裕はない」と話し、別の陣営も「旧田辺市を回るのでやっと」とこぼす。「むしろ旧町村部議員に地盤の票を持っていかれそうな部分もある」と不安をのぞかせる陣営もある。
■新顔陣営 全域でこつこつ
これまで新顔は3人が立候補を予定していたが、3月末に別の一人が出馬の意向を示し、現在、立候補予定者は4人。いずれも無所属で旧田辺市在住者。
活動は地盤となる地元が中心だが、旧町村部でも知人や親せきを通じ、あいさつ回りなど認知度を上げるための活動に取り組んでいる陣営が多い。
新顔の一人は「新人なので、顔や名前を覚えてもらえるようこつこつ活動するしかない」と話し、中辺路町や旧大塔村、龍神村でも活動しているという。もう一人も地元から活動を始め、本宮町など周辺地域でも活動の場を広げている。
8日現在、市議選に出馬の意向を示しているのは次の皆さん。(順不同)
【現職】塚寿雄(本宮町桧葉)▽出水豊数(中辺路町栗栖川)▽久保浩二(上万呂)▽吉田克己(芳養町)▽高垣幸司(上秋津)▽久保隆一(本宮町請川)▽川崎五一(中辺路町温川)▽山口進(芳養町)▽谷口和樹(鮎川)▽吉本忠義(龍神村福井)▽真砂みよ子(文里)▽鈴木太雄(秋津町)▽安達克典(龍神村殿原)▽宮本正信(稲成町)▽松下泰子(稲成町)▽山本紳次(文里)▽陸平輝昭(下川下)▽天野正一(上芳養)▽棒引昭治(秋津町)▽小川浩樹(上屋敷)▽佐井昭子(あけぼの)▽宮田政敏(江川)▽中本賢治(磯間)▽森哲男(新庄町)
【元職】家根谷覚(天神崎)▽八山祐三(南新万)
【新顔】安達幸治(下万呂)▽吹揚克之(あけぼの)▽市橋宗行(下三栖)▽安井澄夫(上野)
(2009年04月08日更新)
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>>149
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090425-OYT8T00068.htm
“橋下派”決意の船出 自民6府議が正式発表
「府民に見える議会を」 周囲は反発、静観
府議会(112人)の最大会派・自民党府議団(49人)の若手府議6人が24日、新会派「自民党・維新の会」を結成し、府庁で記者会見して正式発表した。橋下知事が提案した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転案に賛成したメンバーで、議会内には知事との“蜜月関係”に反発の声もあるが、「(6人の)少数会派で、知事が多数会派を無視できるはずがない」と冷めた見方も。知事の庁舎移転構想に端を発した新会派の誕生は、今後の議会運営にどう影響するのか。これまでの動きを追った。(山本照明)
「知事は、意思決定過程をオープンにしている。だが、議会では府民に見える形で政治が行われていない」。松井一郎政調会長は会見で、新会派結成の最大理由に、WTC移転関連議案の採決が無記名投票だったことを挙げた。
他の5人は、今井豊代表、井上哲也幹事長、浦野靖人副幹事長、鈴木憲、青野剛暁両氏。松井氏を含め、全員が3月の府議会で移転関連議案に賛成した当選1、2回のメンバーだ。6人は知事との関係について「是々非々」と強調するが、橋下知事は会派控室に6人を訪ね、「無記名はおかしい。議会も地方分権に堪えうる組織にして」とエールを送った。
これに対し、与党の自民、公明党府議団の一部は「知事は新会派を特別視するのか」と反発。だが、10人に満たない少数会派には議案提出権がなく、「知事が過半数を占める自公を無視し、少数会派を優遇できるはずがない」(公明幹部)、「多数会派だからこそ府政への発言力がある」(自民府議)との声が大勢だ。
◇「超党派」可能性も
ただ、6人は水面下で他会派に合流を呼びかけており、今後、「超党派」となる可能性もある。数日前に誘われた民主党府議は「無記名投票には憤りを感じるが、民主に籍があり合流は難しい」と難色を示す。打診を受けた少数会派の府議は「今は時期尚早だが、もっと『化学反応』が起これば」と含みを持たせる。
一方、自民府議団は6人を処分せず、離党を求めるだけにとどめた。あるベテラン府議は「今は波風を立てないようにしているだけ。他党への合流、わが党と相反する施策を打ち出すなどすれば処分せざるをえないだろう」と話す。
(2009年4月25日 読売新聞)
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>>157 >>149
こいつらですか。
貝塚市 定数1
○ 今井 豊 50 無所属 現2 商議所顧問→新会派「自民党・維新の会」結成・代表
吹田市 定数4
○ 上野 和明 62 民主 現3 党支部役員
○ 阿部 誠行 62 共産 現4 党市委員長
○ 井上 哲也 50 自民 現2 党支部長→新会派「自民党・維新の会」結成・幹事長
○ 三浦 寿子 55 公明 現2 党府局次長
八尾市 定数4−候補5
当 24,644 大山 明彦 50 公明 新1 党府局次長
当 22,255 松井 一郎 43 自民 現2 体育団体理事・前政調会長→新会派「自民党・維新の会」結成・政調会長
当 20,635 徳丸 義也 51 無所属 現3 商工団体顧問=民主党・無所属ネット所属
当 20,213 小松 久 49 共産 新1 党地区副委長
5,252 小野 元裕 37 無所属 新 文化協会会長
松原市 定数2−候補3
当 16,328 浦野 靖人 34 自民 現2 党支部役員→新会派「自民党・維新の会」結成・副幹事長
当 15,210 岩下 学 56 公明 現4 党府幹事
□ 10,801 野口 真知子 56 共産 新 党地区役員
富田林市・南河内郡 定数2−候補3
当 23,025 吉村 善美 42 無所属 現2 医療法人役員=富田林市民クラブ所属
当 18,199) 鈴木 憲 38 自民 新1 社福法人役員→新会派「自民党・維新の会」結成
□ 9,685) 梶本 環 58 共産 新 党市委員
東大阪市 定数7−候補8
当 25,528 西野 弘一 38 自民 現2 社福法人理事
当 25,106 宗清 皇一 36 自民 新1 (元)衆議員秘書
当 24,196 谷川 孝 55 公明 現2 党府局次長
当 19,933 野田 昌洋 60 公明 現4 党府役員
当 19,329 梯 信勝 53 民主 現2 党総支部役員
当 16,164 朽原 亮 47 共産 現2 党地区役員
当 16,127 青野 剛暁 32 自民 新1 党府青年部長→新会派「自民党・維新の会」結成
□ 15,886 小林 隆義 48 共産 現 党地区委員
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20090423-OYT8T01189.htm
4町不均衡行政どうする
宍粟市長選と市議選(定数20)が26日、告示される。市長選に立候補を表明しているのは2005年、初代市長の座を争った元一宮町長の田路勝氏(66)と現職の白谷敏明氏(65)で、市議選は、少数激戦となる見通しだ。山崎、一宮、波賀、千種の4町が合併、市になって4年。山あいのまちが抱える課題を追った。
(中筋夏樹)
「おしゃれで奇麗。これからの暮らしに、わくわくしますね」
今月中旬、神戸市北区から宍粟市に転入した主婦(50)は、山崎町で3月末にオープンしたばかりの新市庁舎を見上げた。5階建て、高さ25メートル。市内では、五指に入る高さだ。総事業費は25億円で、うち22億円は国が元利償還金の7割を負担、「合併のあめ」とも言われた合併特例債でまかなった。市財政課は「国から交付税が入るので、市が出すのは実質7億円弱」と合併の恩恵を強調する。
市は当初、建設費を30億円としていた。しかし、市民の意見を聞こうと設けた委員会が「できるだけ経費をかけないように」とくぎをさしたため、07年3月、5億円減らした。それでも翌4月、市民グループから「不足する医師の確保や、バス路線の維持が急務。建設を急ぐ必要はない」と指摘され、人口の7分の1にあたる6513人分の反対署名が寄せられた経緯がある。
市自慢の杉をふんだんに使い、吹き抜けで開放的な1階では、管理職が案内役として来庁者を出迎えている。だが、市民からは「窓口の案内表示が小さい」「エレベーターの場所がわかりにくい」などと不満が漏れる。
合併後、市民局になった旧一宮町役場。2階建てで、1963年の完成から、45年が過ぎた。同町の主婦(52)は言う。「山崎ばかり優遇されている、と感じる。ほかの3町では行政サービスが低下し、合併してよかった、と感じることが少ない」
一宮、波賀の両町では昨春、姫路市のバス会社が運行していた路線バスの5ルート、1日8便が「不採算」を理由に消えた。
車を持たない高齢者にとって、バスは、生活に欠かせない「足」だ。市内に、鉄道の駅はない。一宮町では、住民が10人乗りのワゴン車をバス代わりに走らせて暮らしを支え、波賀町のお年寄りは小中学生向けのスクールバスに同乗してしのいでいる。
◇
自治体の税財源のゆとりを示す財政力指数は2007年度、県内41市町でワースト6位の0・39、借金返済に充てている支出割合を表す実質公債費比率は、ワースト11位の19%。数値は前年度よりわずかに改善したが、来年度から始まる合併特例債の償還を控え、厳しい台所事情に変わりはない。
避けて通れない「選択と集中」、そして、4町の住民感情に配慮したバランスある発展。相反する命題にどう向き合い、正念場を迎える4万都市をどの方向へ導くのか。新しいトップと議会の責任は、これまでにも増して重い。
(2009年4月24日 読売新聞)
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・40票差
・法定得票率(25%)ギリギリ・・・
230 :無党派さん:2009/04/26(日) 23:01:57 ID:b/lXlpVn
彦根
投票率:44.89 %
開票率:98.9 %
大久保 貴 45歳 無新 9,630 票
辻橋 正一 61歳 無新 7,660 票
獅山 向洋 68歳 無現 9,670 票 ←25.5%
和田 裕行 38歳 無新 8,640 票
伊藤 善規 61歳 無新 2,280 票
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http://www.nnn.co.jp/news/090427/20090427046.html
新人・長瀬氏が当選 兵庫・香美町長選
2009年04月27日
任期満了に伴う兵庫県香美町の町長選は二十六日、投開票が行われた。即日開票の結果、新人で前町議の長瀬幸夫氏(69)=同町村岡区村岡、無所属=が、現職の藤原久嗣氏(69)=同町香住区浦上、無所属=を破って初当選を果たした。
長瀬 幸夫氏 県立網干高校卒。村岡自動車センターや旅行社、喫茶店、新聞販売店を経営し、1995年から村岡町議3期。2005年から香美町議1期。69歳。村岡区村岡。
◇香美町長選開票結果(選管確定)
当 7154 長瀬幸夫69 無新
5961 藤原久嗣69 無現
長瀬氏は「流れを変えよう」をテーマに町政刷新を掲げ、選挙戦を展開。「町財政や行政サービスを改善する」と訴え、合併後の町政運営についての批判票を取り込んだ。地元の村岡区、小代区で手堅く票をまとめたほか、現職の地元で大票田の香住区もくまなく歩き回って有権者の支持を広げた。
藤原氏は、現職として財政健全化に取り組んだ一期四年間の実績をアピールし、町政の継続運営を訴えたが及ばなかった。
投票率は76・18%。当日有権者数は一万七千四百十三人(男八千百五十五人、女九千二百五十八人)。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000904270004
彦根市長選 獅山氏39票差
2009年04月27日
【通算3回目 激戦、薄水の勝利】
彦根市長選は26日に投票、即日開票され、現職の獅山向洋氏(68)=無所属=が、いずれも新顔で無所属の元県議の大久保貴(45)、前市議の辻橋正一(61)、輸入通信販売業の和田裕行(38)、元市議の伊藤善規(61)の4氏を破り、通算3回目の当選を果たした。次点の大久保氏とは、わずか39票差だった。当日有権者数は8万5321人。投票率は44.89%(前回47.19%)で戦後2番目の低さだった。
市内の銀座商店街にある獅山氏の事務所では、当選の知らせが入ると支持者の間から歓声と拍手が起こった。支持者から握手攻めを受けながら姿を現した獅山氏は、自民党の藤井勇治衆院議員らとともに万歳を繰り返した。
「4年間の実績が認められた。まずは世界で問題になっている新型インフルエンザについて行動計画を決めているので、早速協議したい」と3期目の意気込みを語った。戦後2番目の低投票率については「争点があまりない選挙だった」と話した。
獅山氏は、昨年の12月議会で、築城400年祭などの実績を掲げて立候補の意思を表明。選挙戦では、芹谷ダム建設中止を決めた嘉田由紀子知事を批判し、知事に近いとされる陣営を牽制(けんせい)。400年祭の成功や歴史まちづくり法、定住自立圏構想など国の認定を受けた事業によるまちづくりの推進を訴えた。
一方、僅差(きんさ)で敗れた大久保氏の事務所は、落選が伝わると「なんちゅう差や」と、ため息が漏れた。その後に事務所に現れた大久保氏は「現職有利と伝えられるなか、こんなに肉薄するまで押し上げていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。敗因については「すべて私の不徳の致すところ」と語った。
獅山市政を批判する他の新顔3氏は、財政健全化や市立病院の再建など市政の課題について主張が重なり、独自性を十分に出せなかった。市長選史上最多の乱立選挙の中、現職の批判票を奪い合う形になり、票をまとめることができなかった。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042600152&genre=A2&area=S00
彦根市長に獅山氏3選
39票差、4新人破る
任期満了に伴う滋賀県彦根市長選は26日投開票され、無所属現職の獅山向洋氏(68)が、いずれも無所属の新人で元県議の大久保貴氏(45)、輸入販売業の和田裕行氏(38)、元市議の辻橋正一氏(61)、元市議の伊藤善規氏(61)の4人を破って、3選を果たした。次点の大久保氏とは39票の僅差(きんさ)だった。投票率は44・89%で、前回を2・3ポイント下回る過去2番目の低さだった。
観光などによる地域振興、財政健全化、市立病院の立て直しなどを争点に、市政の継続か刷新かが問われた。
獅山氏は「国宝・彦根城築城四百年祭」などによる経済効果、歴史遺産を核にしたまちづくり、湖北・湖東の広域観光連携など実績をアピール。芹谷ダム建設の復活、市立病院充実も強く訴えて、「活気ある彦根」を求める市民の気持ちを票につなげた。
自民党彦根市連協の推薦や、保守系、公明党の市議14人の全面的支援が奏功、共産市議の独自応援も加わって、幅広い組織力を背景に票を積み上げた。
3度目の挑戦の大久保氏は、市立病院再生などを主張。民主党県議や市議、旧さきがけ支持者らが支え、激しく追い上げたが一歩届かなかった。
和田氏は市政一新や経済活性化を主張。稲枝地区の自民党県議、労組系市議、地元高宮町の若手が支えた。辻橋氏は「市民との協働」を掲げ、子育て支援などを強調。他の民主党県議や福祉・環境系団体が支援したが、ともに及ばなかった。
伊藤氏は、芹谷ダム建設復活や路面電車運行などを訴え、会社同僚らが支えた。
◇開票結果(選管最終)
当 9、675 獅山 向洋 無現
9、636 大久保 貴 無新
8、644 和田 裕行 無新
7、669 辻橋 正一 無新
2、288 伊藤 善規 無新
・獅山 向洋氏(ししやま・こうよう)彦根市出身。京都大卒。滋賀弁護士会会長、日弁連理事、聖泉短大理事長、彦根市議を歴任。弁護士。68歳。彦根市城町1丁目。
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また現職落選です
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090504ddlk28010206000c.html
選挙:宍粟市長選/宍粟市議選 市長選、田路さん初当選 /兵庫
◇「市民と歩む市政を実現」
任期満了に伴う宍粟市長選と市議選(定数20)は3日、投票があり、即日開票された。いずれも05年4月に山崎、一宮、波賀、千種の旧4町が合併してから2回目の選挙。市長選では、新人で旧一宮町長の田路勝氏(66)=無所属=が、前回市長選(05年5月)でも大接戦を演じた現職の白谷敏明氏(65)=同=を破って初当選を決めた。当日有権者数は3万5139人。市長選の投票率は81・21%だった。【谷田朋美】
田路氏は、「25億円で旧山崎町に新庁舎を建設した一方、旧3町の市民局はひっそりしている。地域間格差が広がっている」などと合併後4年間の市政の問題点を指摘。「住民主体の町づくり」を掲げ、地元の旧一宮町だけでなく、白谷氏の地盤の旧山崎町でも食い込んだ。
山崎町中広瀬の事務所には、開票作業が開始された直後から支持者らが続々と集合。事務所に「当選確実」の報が届くと、支持者らは歓声を上げ、全員で「バンザイ」を三唱した。
田路氏は「情報公開を徹底し、市民とともに歩む市政を実現していきたい」と抱負を述べた。
◇新市議顔ぶれ決まる
市議選には、定数が26から20に減った中で、現職16人、新人7人の計23人が立候補。行財政改革、少子高齢化対策、地域経済の振興策などを争点に激戦を繰り広げ、開票の結果、新市議が決まった。投票率は81・21%だった。05年5月の前回市議選は旧4町別の4選挙区で行われたが、今回から全市1区で実施された。
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◇開票結果=選管最終発表
当 17536 田路勝 66 無新
10590 白谷敏明 65 無現
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田路勝(とうじ・かつ)66 無新(1)
ハリマ農協理事[歴]電機会社員▽旧一宮町議・町議長・町長▽立命館大
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>>150-151
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090428ddlk25010462000c.html
県議会:木沢議員独立で混乱 正・副議長、双方保守系を選出 /滋賀
県議会の正副議長選が27日の臨時県議会で行われ、最大会派、自民党・湖翔クラブ(19人)の辻村克(まさる)議員が議長に、公明党の梅村正議員が副議長に決まった。民主党・県民ネットワーク(16人)と共産党(3人)、対話の会・びわこねっと(4人)の3会派が民主の西川勝彦代表を推し、湖翔クラブと湖政会(2人)、公明党(2人)の保守系3会派が辻村氏を推す展開。3会派同士の勢力は23対23だったが、21日に対話の会を離脱した無所属、木沢成人(もくざわまさと)議員が辻村氏に投票した。嘉田由紀子知事に協調的な3会派の推す議長が木沢氏の動向に左右されて敗れ、知事の今後の議会運営の難しさを浮き彫りにした。
副議長選は梅村議員と対話の会の沢田亨子議員が立候補したが、ここでも木沢議員は西川議員に投票した。議長を除く23対23の同数で県議会初のくじ引きにもつれ込み、梅村議員が当選した。従来は民主の議員が副議長だった。
敗れた民主の西川代表は「木沢議員にもてあそばれた」と憤る。保守系会派からの議長奪回のため、共産と対話の会を取り込み、木沢議員にも説得を試みたが、木沢議員は保守系会派の推す候補に投票。西川代表は「木沢氏は議会の潤滑油になると言ったが、これでは摩擦の砂粒じゃないか」と指摘した。
投票は無記名だが、取材に対して投票を認めた木沢議員は「最大会派が議長、第2会派が副議長という大原則にのっとっただけ」と説明した。
木沢議員の離脱が早速影響した県議会。今後も、重要案件ごとに木沢議員の動向が注目される展開となり、知事は一層難しい議会運営を迫られそうだ。【安部拓輝】
毎日新聞 2009年4月28日 地方版
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042700193&genre=A2&area=S00
新議長に自民・辻村氏 滋賀県会
副議長 くじで公明・梅村氏に
滋賀県議会は27日開いた臨時議会で、新しい議長に辻村克氏(自民党・湖翔クラブ)、副議長に梅村正氏(公明党)を選出した。副議長選は議員投票で同数となり、県議会で初めてくじ引きで決めた。任期は慣例で1年。
全議員(47人)による議長選は、辻村氏と西川勝彦氏(民主党・県民ネットワーク)が争い、辻村氏が24票で、西川氏の23票を上回った。
副議長選は梅村氏と沢田享子氏(対話の会・びわこねっと)が同数の23票、西川氏が1票。地方自治法の規定で、上位2人がくじ引きを行い、当たりくじを引いた梅村氏が副議長に選ばれた。
議長選では、2007年に嘉田由紀子知事と協調する民主党系会派が県議会で初めて議長ポストを得たが、08年は嘉田知事に批判的な自民党系会派から議長が選ばれている。
辻村氏は旧伊吹町長などを経て1995年に初当選。4期目。米原市選挙区。68歳。
梅村氏は党職員を経て91年に初当選。5期目。大津市選挙区。59歳。
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宍粟市長選:新人の田路氏が初当選
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090504k0000m010104000c.html
宍粟市長(兵庫県)3日投開票。旧一宮町長の田路勝氏(66)が初当選。現職の白谷敏明氏(65)を破る。投票率は81.21%。
確定得票数次の通り。
当17536 田路 勝=無新<1>
10590 白谷 敏明=無現(1)
毎日新聞 2009年5月3日 23時58分
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宝塚市長選の話し。
第18話 地元市長選で風は吹いたか(下)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090427/193227/
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>>159>>163
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090430ddlk28010244000c.html
5年目の選択:宍粟市ダブル選挙/上 地域格差 /兵庫
地域格差の是正、財政再建、地場産業振興、地域医療の充実、過疎化対策……。05年4月に旧4町が合併して誕生した宍粟市。この春で市制施行5年目を迎えたが、抱える課題は山積している。市の行方を選択する市長選と市議選の投開票(5月3日)を前に、苦悩する市の現実を探った。【谷田朋美】
◇周辺部、深刻な過疎・高齢化−−中心部では豪華庁舎建設
旧千種町の中心部にある商店街。昼間なのにシャッターを閉めた店が並んでいる。人通りはほとんどない。
商店街で長年、木工製品を販売する元自治会長の久古隆一さん(71)は「合併後、千種町を出て山崎町に家を借りる若者が増えた。過疎化にはずみがかかった」とため息をついた。
旧千種町役場は合併後に市民局となり、約80人いた職員が半減した。今も住民票の請求や出生・婚姻の届け出などはできるが、まちづくりについては「本庁が一括して行う。市民局は市民の要望がなければ基本的に動けない」(市民局職員)と、あくまで受け身姿勢だ。
合併前に合併協議に参加していた自営業の男性(69)は、千種地区の現状について「旧町時代は役場からまちづくりに関する相談や提案を頻繁に受けた。住民と行政が一体となってまちづくりをしていこうという雰囲気があった。だが、今は窓口サービス以上のことは期待できない。何のための合併だったのか」と憤りを隠さない。
◇
市中心部の山崎町(旧山崎町)に今年3月末、市役所の新庁舎が完成した。5階建てで、開放感のある吹き抜けのロビーには床暖房を完備。展覧会やミニコンサートも開催可能な豪華施設だ。
総事業費は25億円。うち22億円は、国が7割を負担する合併特例債でまかなったという。市財政課は「これまで4カ所に分散していた本庁機能を1カ所にしたことで、職員の削減など年間約1億8100万円の効果が見込まれる。市民の憩いの場にしたい」と胸を張る。
◇
市内では、合併後4年間で65歳以上の高齢者が190人増加した。一方、08年の出生数は343人にとどまり、18歳以下の若者は683人減少している。65歳以上の人が人口の半数以上を占める「限界集落」は市内で5カ所を数える。
これといった産業がなく、財政難で公共投資が抑えられている現状では、若者たちの雇用を確保することができない。この過疎化・高齢化は、市の周辺部で特に顕著だ。人が減り続ければ、旧千種町のように商店街の“地盤沈下”も進んでいく。
対照的に、中心部の山崎町では巨額の費用を使って新庁舎が建設された。この現状に、周辺地域の市民からは「旧山崎町ばかり優遇されている」と「恨み節」が漏れている。
◇
今年4月、市は住民との対話を通して地域活性化に取り組む「まちづくり支援員」の募集を開始した。市の小田保志・まちづくり振興課長(51)は「行政からまちづくりを仕掛けていかなければならないとの思いを強くしている。まずは地域を知ることから始めたい」と語る。
合併から4年も経過しながら、「地域を知る」ことから始めなければならないのは残念だが、周辺部を考慮したまちづくりが、ようやく動き出したことも確かだ。
今後、いかに地域バランスを取りながらまちづくりを進めていくのか……。次期市長と市議会の決断力が問われる。
〔播磨・姫路版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090501ddlk28010370000c.html
5年目の選択:宍粟市ダブル選挙/下 林業 /兵庫
◇県産木材供給センター、再生の起爆剤に−−将来性には疑問の声も
「宍粟市には若者の働く場所がほとんどない。市に最も望むことは雇用に尽きる」。山崎町の主婦は、そう力を込める。市の自主財源比率は一般財源の30%程度。市財政課は「他の市と比べても少ない」と語る。自主財源が乏しいのは、地域経済の不振によって市税収入が少ないからに他ならない。雇用不安の解消、地場産業の活性化、財政再建は不即不離の関係なのだ。
◇
市域の9割を森林が占める宍粟市にとって、林業はもともと基幹産業だった。しかし、今では安価な外国産木材の輸入拡大や生産コストの増大、担い手の高齢化などによって山は荒廃している。
市はこれまで、間伐や林業機械の購入、作業道開設の費用補助や宍粟材の展示販売施設「しそうCAN森のギャラリー」の建設などの振興策を実施した。それでも合併後4年間の木工品、原木の出荷額は、ほぼ横ばいが続いている。
この現状の中で、市が経済活性化の起爆剤として注目しているのが、地場産業である林業の再生だ。
市が林業再生への起爆剤として期待を集めているのが、来年度に完成が予定されている県産木材供給センターだ。
完成後は現在のように市場を経由せず、木材を山からセンターに直送できる仕組みになり、コストを削減できる。また、作業効率も上がるため、将来的には年間12万6000立方メートルの木材が生産可能になると試算している。
造成に約9億8000万円、センター建設には約20億円が必要。造成費の半分は合併特例債、残る半分は国の補助でまかなう。建設費は国と県が6割、運営会社20社が4割を負担する。既に大手ハウスメーカーへの供給交渉を進めており、市林業振興課は「木材を安定的に大量生産し、素材生産から最終製品の販路までを見越した新しい仕組みを構築できれば、安い外国産木材にも対抗できるはず」としている。
◇
市が夢を託す林業の再生。ただ、その将来性に対して足元から疑問の声が出ているのも事実だ。
市内の木材加工会社で働く男性は「森は荒れ放題で、苗木はすぐにシカに食べられてしまう。木を切るのは簡単だが、はたして森林の持続は可能なのか」と指摘する。
また、製材業者は「地元には既に山崎町に木材流通加工センターがある。財政難の中で多額の資金をかけて新しい供給センターを作るより、まずは木材需要を掘り起こすことに目を向けてほしい」と語る。この言葉を裏付けるように、木材流通加工センターには、売れない木材加工品が山積みにされている。
◇
市長選に出馬した2氏は、ともに「豊かな自然を生かして市を発展させたい」と語る。国産木材の不振が依然として続く中、自然と地域経済の再建をリンクさせた取り組みの行方が注目される。【谷田朋美】
〔播磨・姫路版〕
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200905130072.html
平松市長のパーティー、行く?行かない? 悩む自公市議
2009年5月13日
民主党推薦で07年に初当選した大阪市の平松邦夫市長の政治資金パーティーに、野党の自民、公明議員が出席するかどうか頭を悩ませている。2年後の市長選をにらみ、野党色を薄めるタイミングとの見方がある一方、民主と激突する衆院選が近いことが判断を難しくしているようだ。
平松市長の初の政治資金パーティーは6月1日、大阪市内のホテルで開催される。関係者によると、後援会の設立報告会と兼ねており、2期目をにらんだ基盤づくりが狙いだ。招待状は共産党以外の国会議員や大阪市議に送られたという。
市議会の自民会派は14日に対応を協議する予定。ある幹部は「会派としては行かない方向だが、個別に出席する人まで止められない」と話す。
すでに平松市長を後援会行事に招待した自民の衆院議員や市議もおり、「市長の招待は断りにくい」との声も。ただ、衆院選も近いだけに「2期目のことは考えないといけないが、選挙が終わらないと無理」という市議もいる。
一方、出席しない予定だった公明会派も代表者を派遣するかどうか検討を始めた。「自民が国会議員も含めて何人か行きそうだと聞いた。自民と民主だけが出席とはいかない」(幹部)という。
自民、公明両党内には「平松市長が2期目を目指すのなら、乗る可能性もある」(支援団体幹部)との声も出始めており、今回のパーティーを機に関係改善を進めようという思惑もある。一方、平松市長も議会多数の野党との距離感を縮めながら、基盤強化を目指す意向と見られる。(島脇健史、斎藤利江子)
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橋下がやりたがってるんだからてめえが先ず5000万ぐらい寄付せいや。
御堂筋イルミネーション 大阪府幹部がPR
2009.5.14 14:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090514/lcl0905141413004-n1.htm
大阪のメーンストリート・御堂筋のイチョウを発光ダイオード(LED)で照らす橋下徹大阪府知事肝いりの「御堂筋イルミネーション」の実現に向けて、府の幹部職員らが14日午前、大阪市中央区の御堂筋でチラシを配ってPRし、寄付を呼びかけた。
計画では淀屋橋から中央大通までの約1・2キロをライトアップ。1億円を目標に寄付を集め、寄付と同額を府が負担する。今冬に実施するためには6月末までに1億円を集めなければならないが、これまでの寄付はわずか約239万円。
イルミネーションを担当する都市魅力創造局の新井純局長ら10人が参加し、「寄付をお願いします」と通勤者らに声を掛けた。
寄付額が少なければ、イルミネーション区間が短縮される可能性もある。今後は、企業に寄付を依頼するほか、職員からも寄付を募る。
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>>170
偉そうに政治を語るわりに公職選挙法の基本も知らんのか
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すんません、知らなかったみたいっす。
けど自分で寄付出来もしない癖に皆にカネ出せとは太い神経ですなぁ。なんかスキーム考えるべきちゃうの。
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やれやれ。カネ有る連中でやってくれ
「爆笑問題」今年も1千万円寄付へ 橋下知事の電飾計画
http://www.asahi.com/culture/update/0514/OSK200905140074.html
2009年5月14日15時1分
大阪府の橋下徹知事が公約した事業「御堂筋イルミネーション」の実現のため、お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さんと太田光さん、太田さんの妻光代さんの3人が昨年に続き府に1千万円を寄付することがわかった。
事業は、大阪市中心部を南北に走る御堂筋沿いのイチョウ並木を冬場にイルミネーションで飾る計画。財政難に苦しむ府は今年度、1億円を目標に寄付を募り、集まった額に応じて実施区間の長さ(最大1.2キロ)を決める予定だ。しかし、4月からの寄付総額は約249万円(112件)で、実現を危ぶむ声も出ている。
爆笑問題の所属事務所「タイタン」は知事就任前から橋下知事と業務提携しており、3人は昨年9月に1千万円を府に寄付。橋下知事は今年4月、事務所社長の光代さんに同様の寄付を依頼していた。光代さんは取材に対し「橋下さんへの応援の意味です」と話した。(春日芳晃、尾崎文康)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090514-OYT8T01105.htm
大津市議会最大会派が分裂
大津市議会(定数40)の自民党系最大会派「大志会」(15人)が14日、計3会派に分裂した。市議9人が脱退して「湖誠会」を新たに結成。中江忠洋議長は1人会派「無所属の会」で活動し、残りの5人はこれまで通り「大志会」に属する。会派の運営方法を巡る確執などが原因とみられる。
湖誠会の北林肇幹事長は「(大志会では)市長与党としての役割を発揮できず、会派運営の考え方に違いもあった」と脱退の理由を説明。これに対し、大志会の横田好雄幹事長は「これまで一緒に活動してきたのに、急な脱退の理由が分からない。困惑している」と述べた。
大津市議会の新たな会派構成は次の通り。
湖誠会(9人)、市民ネット21、共産党市会議員団(各6人)、市議会公明党議員団、大志会(各5人)、清正会・杣(そま)(4人)、結の会(3人)、社民クラブ、無所属の会(各1人)
(2009年5月15日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001919758.shtml
ゴルフで近畿市長会欠席 小野市長
小野市の蓬〓務市長(62)が、十三日に西宮市で開かれた近畿市長会総会を欠席し、知人らとのゴルフコンペに参加していたことが、小野市への取材で分かった。総会は新型インフルエンザ対策などが議題だったが、蓬〓市長は「半年ほど前から決まっていたコンペで、出ないと迷惑をかけると考えた。(総会の)議題などを検討し、緊急性はないと判断した」などと説明。公務を休んでの平日ゴルフに市民から批判が出そうだ。
蓬〓市長によると、ゴルフコンペは高校時代の同級生ら約二十人が集まり、十三日午前から夕方まで西脇市内のゴルフ場で行われた。平日だったが、蓬〓市長は休暇を取り参加したという。
近畿市長会は近畿二府四県の全百十一市で構成。総会は年二回開かれ、主に国への要望などを審議・決定する。
十三日の総会では新型インフルエンザの感染拡大防止に向け、国に対して正確で迅速な情報提供の徹底を求める決議案を採択した。県内からは二十五市の市長や副市長が出席、小野市など四市が欠席した。
欠席理由について蓬〓市長は「出席市が多いため実質的な議論をする場にはなりにくく、小野市としての提案も今回はなかった」と説明。その上で「適切でなかったと考える市民もいると思う。今後は公務と休日の在り方を見直したい」などとしている。
(注)〓は「莱」の「来」が「來」
(5/16 09:42)
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>>174
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090516ddlk25010555000c.html
大津市議会:会派分裂で混乱、議長人事が難航 /滋賀
大津市議会は15日、臨時会が開催された。新たに正副議長を選任する予定で午後1時に開会したが、議長らの後任人事について会派間の意見がまとまらず、午後9時現在、議決に至っていない。
同市議会では14日、9市議が自民党系で最大会派だった大志会を脱退し、新たに湖誠会を結成した。これとは別に中江忠洋議長も同日、大志会を脱退し、単独で「無所属の会」となり、会派構成が変動した。
15日の市議会混乱は大志会分裂の影響とみられ、中江議長は「議長職にこだわりはないが、人事を巡って不誠実な動きをしている会派がある」として、辞任を固辞し、審議が進まなかった。市議会は議長任期について「1年間」と申し合わせているが、地方自治法上は、議長任期は議員任期と同じと定められ、法的拘束力はない。【豊田将志】
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田辺市長選:真砂充敏氏が再選
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090427k0000m010104000c.html
田辺市長(和歌山県)26日投開票。真砂充敏氏(51)が再選。元市議の大倉勝行氏(57)を破る。投票率は71.03%。
確定得票数次の通り。
当34019 真砂 充敏=無現<2>[自][民][公]
11229 大倉 勝行=無新
毎日新聞 2009年4月27日 0時58分
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090521k0000m010058000c.html
奈良市長選:NPO理事が出馬へ
任期満了に伴う奈良市長選(7月5日告示、12日投開票)に、新人でNPO法人「奈良NPOセンター」常務理事の仲川元庸(もとのぶ)氏(33)が、無所属で立候補することを20日表明した。民主党県連が推薦する。
市長選にはこれまで、前市長で13日に衆院議員(自民、比例近畿)を辞職した鍵田忠兵衛氏(51)が立候補を表明。自民党県連が支援しており、自民、民主両党が対決する構図になる。
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政治経験のない33歳か。。。若すぎじゃん?千葉も若いけど市議やってるし
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090521ddlk29010570000c.html
選挙:奈良市長選 33歳仲川氏、出馬表明し意気込み 民主県連、推薦の方針 /奈良
奈良市長選(7月5日告示、12日投開票)が本格的に動き出した。20日、無所属で立候補を表明したNPO法人「奈良NPOセンター」(同市)常務理事の仲川元庸(もとのぶ)氏(33)は、記者会見で「しがらみゼロ、利権ゼロで、日々困っている人を最優先する施策を目指す」と意気込みを語った。民主党県連は23日に仲川氏の推薦を決める方針。各党相乗りだった前回から一転して、自民、民主が全面対決する構図になりそうだ。
仲川氏は、平群町出身で、大学卒業後の1998年に石油会社に入り、01年に退職。県内の市民活動を支援する同センター設立にかかわり、05年に同センター事務局長、07年から常務理事を兼任している。
会見では「職員厚遇などの無駄を整理し、子育てや地域医療、暮らしの質を再構築したい。政権交代は目前に迫っており、変革の波を止めてはいけない。時計の針を戻せば奈良が恥さらしになる」と述べた。具体的な政策としては、徹底した行財政改革▽保育所待機児童解消や医師・看護師増員で暮らしの不安をなくす▽車の流入抑制で渋滞をなくす−−の三つを柱に掲げた。
民主党県連の馬淵澄夫代表は同日、記者会見し、「しがらみがなく、政策も民主党に近い方。若さもある。全力で応援したい」と語った。
既に出馬表明し、自民が支援する前市長で前衆院議員の鍵田忠兵衛氏は「相手がどなたであろうと、誰にも負けない奈良に対する思いを持っている。奈良のために働かせていただきたい」とのコメントを発表。共産党県委員会の沢田博委員長は「市民の状態悪化が広がっており、市長選は大変重要。立場と政策で一致できる広範な市民の皆さんや団体と力を合わせて市長選を戦う決意です」とした。【泉谷由梨子、中村敦茂】
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http://www.nara-np.co.jp/20090525133430.html
極秘裏擁立、反発も - 民主県連仲川氏推薦【奈良市長選】
2009年5月25日 奈良新聞
7月5日告示、12日投開票で行われる奈良市長選挙は、4月に出馬表明した前職の鍵田忠兵衛・前自民党衆院議員(51)に対し、新人の団体役員、仲川元庸氏(33)が立候補の意思を表明したことで動き始めた。こうした中で23日夜に民主党県連(馬淵澄夫代表)が仲川氏の推薦を正式に決定したものの、今回の擁立劇が、馬淵氏主導で極秘裏に進められたことへの反発が浮き彫りになり、党内から不満の声が漏れている。また仲川氏は出馬会見で「個別の政党とは距離を置く」と話していたが、民主主導での擁立劇が鮮明になり、政党色の濃いことも露呈された。このため前回、「反鍵田」で結集して藤原昭・現市長を誕生させた各党会派は警戒感を強めている。
仲川氏擁立は、民主党の中でさえ、トップシークレットとして党県1区の役員ですら詳細を知らされていなかった。仲川氏の若さや、政治的しがらみのない清潔感への期待はあるものの、むしろ「全く知られていない新顔」として政治家への未知数の部分に戸惑いが広がっているのが実情。
「奈良市長選候補者擁立も詰めの段階。いましばらくの時間で正式に発表できる」
こんな馬淵氏のメールがメール会員全員に配信されたのは4月10日午前7時35分。この時に馬淵氏の念頭には仲川氏があったことが推測される…
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奈良市は千葉市とともに一定以上規模の都市運営に於いて若い候補者がどの程度受け容れられるかの試金石となりそうですね
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民主推薦、会見直後に - 政党色の否定疑問【奈良市長選】
http://www.nara-np.co.jp/20090526104827.html
2009年5月26日 奈良新聞
任期満了に伴う奈良市長選挙(7月5日告示、12日投開票)に、新人の団体役員、仲川元庸氏(33)=民主党推薦=が出馬表明の記者会見で、「個別の政党や政治家から出馬依頼は受けていない。自分から推薦をもらいにいくことはしない」と公表していた問題で、25日までに、民主党関係者は「馬淵澄夫・党県連代表が23日の常任幹事会で、仲川氏を推薦するに至った経過を説明した」ことを明らかにした。仲川氏は会見の場で、すでに推薦手続きをしていながら、記者からの「政党との関係」の質問に虚偽の説明をしたことになった。同党は全面支援の方向だが、仲川氏は出馬会見でつまづく格好となった。
20日の記者会見では「個別の政党とは距離を置く」「政党色を強く出さないでいきたい」としていた。このため民主党との特別な関係も否定していた。
党関係者によると、「馬淵さんが時間をかけて、『市長選に出ないか』と説得してきた経緯がある。その経緯があったから、仲川さんは、1区総支部に対して『推薦をお願いしたい』ということになったのではないか。それを受けて推薦を決めた経緯が馬淵さんから話された。県連として、その報告を受けて了承した」と説明。記者会見の前に推薦の手続きをしていたことを明らかにした。
また県1区総支部幹部は、「出馬表明当日の昼に仲川さんを初めて紹介いただき一緒に食事をした」といい、午後2時すぎの会見前の接触を認めた。
馬淵代表が、政党色を前面に打ち出して、国政選挙同様の「自民対民主」の構図を進める方針であることから、23日の常任幹事会では、この経過説明を受け「仲川氏推薦」を了承している。
これについても、幹部は「中央の自民対民主の構図は、地方の市長選にはよくないのではないか。推薦をいち早くした馬淵さんはそれ(自民対民主)にこだわっているような気がする。改革派かどうかで分けたほうが良いような気がする」と話している。
このため、4年前の前回選挙での藤原昭・現市長を誕生させた各党会派の共闘体制が大きく変化したことになった。国政選挙の図式では自民・公明と民主の対決となるため、仲川氏周辺が期待する前回の体制は消滅する。
一方、4月に出馬表明した鍵田忠兵衛氏(51)は、返り咲きを狙って各種会合に精力的に顔を出すなど、準備を進めている。
同時に行われる市議会議員選挙が、定数減の中で実施されることから、出馬予定の議員らは、市長選に関心を示しながら、自身の地盤固めを優先させている。とくに保守系の「反鍵田」陣営は、名前の挙がっている鍵田、仲川両氏と距離を置いており、新たな候補者が出るのか注目している。
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http://www.asahi.com/politics/update/0529/OSK200905290108.html
大阪・池田市長の政治団体、市議に計100万円を寄付
2009年5月29日22時11分
大阪府池田市の倉田薫市長の政治団体が、07年4月の同市議選前に市議10人の後援会などに計100万円を寄付していたことがわかった。倉田市長は過去3回の市議選で同様の寄付があったと認め、「推薦料として渡した。法的には問題ないが、道義的に批判されても仕方ない」と説明し、この政治団体を解散する意向を示した。
この政治団体は「はばたけ!明日の池田を創(つく)る市民の会」。95年の初当選時から倉田市長を支え、代表は市長の後援会幹部が務めている。
倉田市長や市民の会によると、市長選と市議選のダブル選を控えていた07年4月中旬、同会が主催した倉田氏の決起集会に市議らも「市民の会推薦候補」として出席。その後、同会の担当者が現職の市議10人に推薦状と推薦料10万円を渡し、領収書を受け取った。同会は倉田市長にも07年4月に200万円を寄付している。市長選は無投票で倉田市長が4選した。
同会は99年、03年の市議選でも複数の現職候補に推薦料を渡していたという。
総務省選挙課によると、公職選挙法では政治家や後援団体による選挙区内での寄付行為は禁止だが、寄付先が政治団体や後援する政治家であれば抵触しないという。倉田市長は「市議との癒着が起きるのではと批判されても仕方がない。同会を解散したい」と話した。
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相乗りvs協賛にしては接戦です
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090531-OYT8T00846.htm
松原市長に新人澤井氏 38歳
松原市長選は31日投開票され、新人の前市議・澤井宏文氏(38)(無所属=自民、民主、公明推薦)が、新人の松原民主商工会事務局長・梅木佳章氏(58)(無所属=共産推薦)を破り、初当選した。市立松原病院の閉院(3月末)を受けた医療体制整備が争点となり、澤井氏は「医療水準を上げるため、専門家によるプロジェクトチームを立ち上げる」と主張。橋下知事の支援も受けて選挙戦を進め、同病院の復活を掲げた梅木氏を退けた。投票率は過去最低だった2001年(41・60%)をわずかに上回る41・98%で過去2番目に低かった。当日有権者数は10万505人。
澤井氏は、府内の市町村長では倉田哲郎・箕面市長(34)に次ぐ2番目の若さとなる。当選の知らせを受けた澤井氏は、松原市田井城の事務所で集まった支援者と万歳を繰り返し、「市政の課題は医療だけではない。財政再建や教育・福祉改革も進め、松原をキラリと輝く明るいまちにしたい」と抱負を述べた。
2期務めた中野孝則市長(67)が引退し、無所属新人同士による8年ぶりの選挙戦に。澤井氏は、教育改革で知事と意見を交わす議員グループのメンバーで、知事も告示前の決起集会や告示日の街頭演説に駆けつけた。共産党を除く主要政党の推薦を取り付け、市議19人のうち13人が支援。松原市長としては歴代最年少となる若さも前面に打ち出し、共感を広げた。
梅木氏は、同病院の存続を訴え、市長の解職請求(リコール)を目指して署名活動に取り組んだ市民グループの事務局次長。同病院の閉院を決めた市政を批判し「命と暮らしを守る市政を実現する」と訴えたが、支持が伸びなかった。
梅木氏は、1万8000票を上回る得票について「病院を残してくれという市民の声」とした上で「結果は残念だが、病院の復活に向けた活動は今後も続けたい」と話した。
開票結果
当23,066澤井 宏文38無新〈1〉
18,277梅木 佳章58無新
(選管確定)
(2009年6月1日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001986492.shtml
衆院選の「前哨戦」化 7日投開票の尼崎市議選
7日投開票の兵庫県尼崎市議選(定数44)が、近づく衆院選の“前哨戦”と化している。衆院兵庫8区は尼崎市のみがエリアだけに、衆院選の候補予定者は「市議選で勝って勢いをつけたい」と、市議選候補と共に街頭などで浸透を図る。一方で、市議選と衆院選の両にらみで党派を超えた協力態勢を模索する動きもある。(岡西篤志)
市議選には59人が立候補。政党公認候補は26人で、内訳は自民=3人▽民主=2人▽公明=9人▽共産=8人▽社民=4人。
衆院選の8区では、公明の現職と共産、社民の新人が立候補を表明。幸福実現党も5月31日、新人を公認候補として発表した。民主は「解散と同時に衝撃的に候補を発表する」としているが、まだ具体的な動きは出ていない。
公明現職は市議選の告示当日、複数の公認候補を激励して回った。前回市議選は支持母体である創価学会の組織力を背景に、2〜12位を独占し、「圧勝」した。しかし今回は候補を2人減の9人に絞り、余力を保守系候補に振り向けて応援する動きも。他陣営は「浮いた組織票をどう分配するのか。衆院選で票を集めるための戦略だ」と水面下の動きに神経をとがらせる。
一方、共産は8区のほか、比例代表の候補予定者らが次々に市内入り。5月には市田忠義書記局長が市内で演説会を開き、「国政を変えるためにも尼崎で勝たせてほしい」などと訴えた。社民も告示と同時に福島瑞穂党首が入り、衆院選候補予定者とともに、市議選候補の応援に奔走した。
市議選の結果が衆院選を左右するとみて、各党とも週末に向け、応援態勢をさらに強化する。
(6/4 16:00)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090601ddlk28010181000c.html
選挙:尼崎市議選 告示、定数44に59人の激戦−−7日、投開票 /兵庫
任期満了に伴う尼崎市議選が31日、告示され、59人が立候補した。今回から定数は1減の44議席となり、激しい選挙戦が予想される。投票日は7日で即日開票される。
立候補者の内訳は、現職35人、新人23人、元職1人。政党別では、自民3人▽公明9人▽民主2人▽社民4人▽共産8人▽無所属33人。
30日現在の選挙人名簿登録者数は、38万1802人(男18万5612人、女19万6190人)。
期日前投票と不在者投票は、1日から6日の午前8時半から午後8時、同市東七松町1の23の1の市役所南館1階市民ロビーと、同市南塚口町2の1の2の塚口さんさんタウン2番館2階住宅集会室で受け付ける。【大沢瑞季】
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◆立候補者(届け出順)
◇尼崎市(定数44−59)
古賀滋 54 無新 PTA会長[歴]社福法人事務局長
長崎寛親 40 無現(2)防犯協会役員[歴]県議秘書
荒木伸子 65 無現(4)社連協会長[歴]短大非常勤講師
宮城あや 45 社現(2)保育園理事長[歴]沖縄物産公社職員
土田裕史 30 無現(1)関学同窓会支部役員[歴]証券会社員
須田和 52 無新 企業研修講師[歴]市女性センター長
高岡一郎 72 自現(8)市野球協会長[歴]市体育指導委員
前迫直美 51 公現(2)党支部長[歴]小学校PTA会長
津田加寿男 54 自現(1)党支部役員[歴]市PTA連合会長
田村征雄 65 共現(4)党地区委員[歴]化学薬品会社員
早川進 48 共現(4)党地区委員[歴]保育士▽PTA会長
開康生 51 公現(1)党支部長▽自治会役員[歴]会社員
川崎敏美 55 共新 党地区役員▽団体代表[歴]介護職員
義村玉朱 41 共現(2)党地区委員▽保育園理事[歴]看護師
吉岡健一郎 49 無現(1)商議所青年部監事[歴]カメラ店社長
明見孝一郎 38 民新 クボタ社員▽労組副書記長
真崎一子 51 共新 党地区役員[歴]医療生協病院看護師
村上暢章 27 社新 党支部役員[歴]製菓工場契約社員
上松圭三 62 無現(2)米穀酒販売業[歴]小学校育友会長
土岐良二 40 公新 党副支部長[歴]人材派遣会社員
阪本寿々美 58 無新 [元]NPO代表[歴]専修学校教諭
酒井一 58 無現(4)社連協会長[歴]電車製造会社員
寺坂美一 33 無現(1)NPO理事[歴]経営コンサル会社員
山元茂男 39 無新 市公社職員[歴]公社組合委員長
丸岡鉄也 49 無現(1)自動車整備業[歴]運動用品会社員
松村ヤス子 65 共現(4)党地区委員[歴]製図トレース業
和田周治 53 無新 介護事業代表[歴]食料品店経営
高浜黄太 44 無新 [元]化粧品販売会社員[歴]航空会社員
都築徳昭 56 無現(1)新社会党副支部長[歴]育友会長
杉山公克 51 公現(3)党県遊説次長[歴]育友会長
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福島覚 44 公現(1)党支部長[歴]会社員▽PTA役員
北村章治 47 民現(1)関西電力社員[歴]労組支部委員長
波多正文 61 無現(5)市仏教会長[歴]連合育友会副会長
上村富昭 58 無新 保険代理業▽郷土会役員
塩見幸治 58 社現(6)党支部代表[歴]市職労執行委員
北村保子 68 無現(3)幼稚園長[歴]自治会顧問
広瀬早苗 60 共現(3)党地区委員[歴]県立養護学校教諭
隅田章広 49 無新 コンサル会社社長▽京大院生
小柳久嗣 63 社現(7)党支部副代表[歴]中学校育友会長
寺本初己 79 自現(7)建設組合理事長▽社連協会長
蔵本八十八 62 無現(3)全珠連県支部長[歴]高校講師
弘中信正 56 無現(1)阪神医療生協理事[歴]鍼灸院長
真鍋修司 45 公現(3)党県組織局次長[歴]建設会社員
鬼塚三代 47 無新 コンサル社長[歴]人材育成会社員
二野宮茂雄 32 無新 [元]製造業派遣社員[歴]アルバイト
丸尾孝一 65 無現(4)老人ホーム代表[歴]社協副会長
上地英一 57 無新 産業車両販売会社員[歴]建設会社員
浦崎芳久 41 無新 [元]機械会社員[歴]トラック運転手
仙波幸雄 57 公現(4)党支部長[歴]観光会社員▽自治会長
安田雄策 56 公現(3)党支部長[歴]維持管理会社役員
安浪淳市 54 無元(1)介護ヘルパー派遣業[歴]PTA会長
丸山孝宏 47 無新 酒類販売業[歴]青年会議所理事長
真田泰秀 44 公新 党副支部長[歴]電機会社員
郷司山暁 63 無新 [元]電機部品会社員[歴]焼き鳥屋経営
安田卓五 43 無新 たばこ販売業[歴]児童自立施設教官
辻修 55 共現(1)党地区委員[歴]衆院議員秘書
田中淳司 34 無新 [元]県議会派職員▽市民団体世話人
森村太郎 33 無現(1)福祉ボランティア[歴]測量会社員
堀昌弘 61 無新 駐車場経営[歴]シャッター会社員
〔阪神版〕
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http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001982506.shtml
「議会改革」訴えは低調 尼崎市議選
7日投開票の尼崎市議選で、過去に大きな争点となってきた「議会改革」の訴えが低調だ。今回、選管が発行する選挙公報で議会改革に触れているのは、立候補者59人中、新人を中心に8人だけ。同市議会では不正出張の発覚による1993年の出直し選以後、議会改革に積極的に取り組んできた経緯があるだけに、現職の多くは「一定の改革は進んだ」とする。一方で「中身はまったく変わっていない」と改善策を訴える新人らもいる。
(岡西篤志)
同市議会では92年9月、「行政視察」の名目で旅費を不正に受け取る一部議員のカラ出張が発覚。その後、全議員の不正が明らかになり、自主解散に追い込まれた。
新人34人が当選した出直し選後の93年9月、市議会は「議会改革検討委員会」を発足。テーマを決め、毎年5件前後の改革に取り組んでいる。
その結果、政務調査費の全部公開のほか、食糧費を使った会合の日時、出席者を記入するなどの基準を設けた。市会予算特別委員会の審議の様子もインターネット中継するなど、先進的な取り組みを進めてきた。
ある現職候補は「透明性を高める取り組みは進んだ。今後は本会議の質疑応答の形式を変えるなど議会の機能強化を検討する段階に入っており、選挙の争点にはならない」とする。
これに対し、ある新人候補は「各議員が本会議の採決で賛成したか反対したかがインターネットでみられないなど、最低限の情報公開もされていない。議会改革のトップクラスではないということを訴えたい」とする。また別の新人候補も「議員報酬を削減し、困っている人たちに充てたい」などと訴えている。
(6/3 10:22)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000906050003
奈良市長選告示まで1カ月
2009年06月05日
◆三つどもえ 情勢混沌
◎県都の選択◎
奈良市長選(7月5日告示、12日投開票)の告示まであと1カ月に迫った。これまでに前市長で前自民党衆院議員の鍵田忠兵衛氏(51)、新顔でNPO法人役員の仲川元庸氏(33)=民主推薦=、新顔で共産党市議の小林照代氏(69)=共産推薦=が立候補を表明しており、三つどもえの構図となりそうだ。「鍵田」対「反鍵田」の対決だった前回とは様変わりする一方、自民支持層も一枚岩ではないなど、情勢は混沌(こん・とん)としている。(大久保直樹)
●原点
「奈良のために奈良で仕事をさせて頂きたいとの思いで帰って参りました」。3日朝、近鉄学園前駅で鍵田氏が通勤客らに呼びかけた。
04年9月、県議から市長選に転じて初当選したが、税滞納問題を巡って市議会と対立。不信任決議案が可決され、05年7月の出直し市長選で、主要政党がこぞって支援した藤原昭氏に敗れた。在任期間はわずか10カ月ほど。「すぐに国政に転じたので悔しさを感じる暇もなかった」と振り返り、「『奈良を良くしたい』との思いが私の原点。国政でサポートはできるが、施策の実現は自治体トップである市長でないとできない」と強い意欲をみせる。
自民のほか、国政で連立与党を組む公明にも支援を求める構え。ただ、父親で元市長の忠三郎氏(故人)以来の熱心な支持者が多い半面、前回在任中の市政混乱や1期限りで国政を引退したことへの批判は自民支持層の間でも強く、鍵田氏に距離を置く県議、市議も少なくない。
保守系のある県議は「『病気でもないのに何で1期で辞めたのか』という声は多い。組織として支援を決めても心情は別。後援者が実際にどう動くかは読めない」といい、市議の一人は「前回みんなで市長から引きずり降ろした経緯があり、一転、支援とはいかない」と言いきる。
●33歳
藤原氏が3月に不出馬を表明した後、民主党の馬淵澄夫・衆院議員を中心に「後継」の擁立作業が進んだ。当初は「遅くとも5月の連休前後には発表したい」としていたが難航。地元出身の官僚や市幹部らの名前も挙がったがまとまらず、仲川氏が立候補を表明したのは5月20日だった。この間、馬淵氏らが極秘に人選を進めたことや33歳という若さへの困惑が広がり、「社会人経験も乏しく、当選しても市長が務まるのか」(市議)と不安視する声も出た。
これに対し、仲川氏は5月末の事務所開きで、「金も地盤も知名度もないが、市民の声が唯一のエネルギー」と若さを逆手にとって訴え、馬淵氏も各地で30代の首長が誕生していることに触れ、「保守的な土地だとか、行政経験や年齢がどうだとか、もうそんな時代じゃない」と強調した。
ただ、総選挙を前に「政権選択の前哨戦」として民主色を全面に出すのか、自民、社民支持層らの取り込みも狙って市民党を標ぼうするのか、陣営内で思惑の違いもうかがえる。「本人の意向もあり、これから詰めたい」(田尻匠県議)という状態だ。
●共闘ならず
前回は藤原氏を支援した共産。今回も共闘の可能性を示唆していたが、仲川氏の会見から8日後の5月28日、市議の小林氏の擁立を急きょ発表した。当選7回のベテラン。市長選と同日程で行われる市議選には出馬せず、本来は勇退の予定だった。
西本守直・党市議団長は「仲川氏が民主色が強かったことが共闘できなかった要素のひとつ」と明かし、陣営関係者も「政策面での多少の違いは目をつぶるつもりだった。もう少し早い時期に打診があれば」と不満を見せた。同様に社民党県連合も仲川氏側から推薦要請を受けたが役員会で自主投票に決めた。
こうした中、小林氏は2日、近鉄富雄駅前で、通勤客らに向け声を張り上げた。
「奈良市で福祉の予算がどんどん削られている。市民の皆さんの選択が迫られています――」。市が改革として進めたバスや公衆浴場など老春手帳優遇制度の大幅見直しに反対してきた共産の独自色をアピールしていく構えだ。
■最近の奈良市長選
◆05年7月(投票率50・91%)
藤原 昭 無新 当72302
鍵田忠兵衛 無前 65289
辻山 清 諸新 7600
◆04年9月(同36・77%)
鍵田忠兵衛 無新 当48255
大川 靖則 無現 44988
日和佐穣甫 無新 12599
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鍵田vs反鍵田ではなく、政党対決に持ち込みたい馬淵が
敢えてステルス作戦を取ったってことだろうか
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>>189
共産も
>政策面での多少の違いは目をつぶるつもりだった
など可成り踏み込んでいますね。
この様な柔軟な姿勢を(事後的だからかも知れませんが)見せている上に,本人も民主色が余り強く出過ぎるのに躊躇した(>>182:20日の記者会見では「個別の政党とは距離を置く」「政党色を強く出さないでいきたい」としていた)ような気配もありましたので,ここは(千葉も,ですけど)共闘できなかったのかなぁとちょい残念ですな。
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井坂=民主系
辻=自民系
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090606ddlk27010370000c.html
選挙:和泉市長選 あす告示 三つどもえか /大阪
任期満了に伴う和泉市長選は7日、告示される。再選を目指す現職の井坂善行氏(54)=民主、公明推薦▽前市長の稲田順三氏(68)▽元市議で新人の辻宏康氏(49)−−が、いずれも無所属での立候補を表明しており、三つどもえの激戦となる公算が大きくなっている。
立候補の届け出は7日午前8時半から、同市府中町2の市コミュニティセンターで受け付ける。午前10時から午後5時までは市選管事務局で受け付ける。
投票は14日午前7時から午後8時、市内57カ所で。午後9時15分から、同市府中町4の市立市民体育館で即日開票する。
2日現在の有権者数は14万2715人(男6万8374人、女7万4341人)。【山田英之】
前回:2005年選挙
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2163
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2168
井坂:連合大阪の推薦、民主党衆院議員からの応援もプラスに働いた。
井坂氏は前回の03年の市長選にも立候補。競売入札妨害事件で起訴された前市長の稲田順三被告(64)に約7400票差で敗れた。今回は市議4期目途中での再挑戦だった。
辻 :辻氏は、市議3期目途中で立候補。自民党の推薦を受けた
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090606-OYT1T00052.htm
蜜月一転、冷たく批判バトル…大阪の橋下知事と平松市長
大阪府の橋下徹知事は5日の記者会見で、平松邦夫・大阪市長がとった同市の第3セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)の会社更生手続きについて、「負の遺産処理に入っている。プラスになる話を持ち出さないと、民間人市長の意味がない」とけん制した。
一方の平松市長は前日、WTCへの府市同時移転を提唱した橋下知事の発言について、「現実味がない。両方入れるスペースはない」と反論し、蜜月関係だった2人が批判し合う展開となっている。
橋下知事は記者会見で、府市同時移転に関する平松市長の反論について、「極めて行政的な言いっぷり。中之島(の現庁舎)をつぶして、(WTC周辺を)府市合同で官庁街にするくらいの判断を期待する」と切り返した。
さらに、WTC2次破たんに関する市の検証作業について、「責任追及がうやむや」と指摘。府市の水道事業統合を巡って、平松市長が「市民の利益」を繰り返し強調していることにも言及し、「市長の言う『市民の利益』とは、市役所の利益だ」と述べた。
平松市長は4日の記者会見で、橋下知事が先月の府議会でWTCへの府庁舎移転の〈再挑戦〉を巡って「大阪市の本気度が重要」と話したことについて、「頭に『責任転嫁』という四字熟語が浮かんだ」と批判。この日の橋下知事の発言で、2人の間にできた隔たりがあらわになった形だ。
(2009年6月6日05時19分 読売新聞)
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>>185
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090608ddlk28010217000c.html
選挙:尼崎市議選 新議員44人決まる 投票率、過去最低47.34% /兵庫
任期満了に伴う尼崎市議選は7日、投開票され、新議員が決まった。59人が立候補し、44議席を争う激しい選挙戦となったが、投票率は、47・34%と過去最低を記録し、市民の関心は高まらなかった。
同市は、今年4月から中核市となったものの、不況や高齢化などの影響で、財政状況は厳しさを増す。財政再建に取り組みながら、教育や福祉、医療などの問題にどう取り組むのかに関し、それぞれの候補者が主張を繰り広げていた。
当選者の内訳は、現職33人、新人11人。党派別では、自民3人▽民主2人▽公明9人▽共産7人▽社民3人▽無所属20人。
当日有権者数は、37万4957人(男18万1835人、女19万3122人)。投票は午前7時から午後8時まで、市内88カ所で行われた。開票は、市記念公園総合体育館で午後9時から行われた。
投票率は、過去最低となった前回(05年)の48・45%をさらに1・11ポイント下回った。議員のカラ出張問題で、自主解散した93年の選挙以降、大きな争点がなく、市民の関心も高まらなかったとみられる。今後いかにして市政への関心を取り戻すかが課題として残された。【大沢瑞季】
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◆開票結果
◇尼崎市(定数44−59)=選管最終発表
当 7307 明見孝一郎 38 民新
当 7103 北村章治 47 民現
当 5173 前迫直美 51 公現
当 4987 福島覚 44 公現
当 4887 真田泰秀 44 公新
当 4758 土岐良二 40 公新
当 4680 杉山公克 51 公現
当 4657 開康生 51 公現
当 4638 真鍋修司 45 公現
当 4571 仙波幸雄 57 公現
当 4370 安田雄策 56 公現
当 4159 北村保子 68 無現
当 3972 広瀬早苗 60 共現
当 3967 田村征雄 65 共現
当 3842 丸岡鉄也 49 無現
当 3837 松村ヤス子 65 共現
当 3797 義村玉朱 41 共現
当 3626 酒井一 58 無現
当 3544 鬼塚三代 47 無新
当 3434 須田和 52 無新
当 3401 荒木伸子 65 無現
当 3360 真崎一子 51 共新
当 3313 高岡一郎 72 自現
当 3293 辻修 55 共現
当 3115 土田裕史 30 無現
当 3111 津田加寿男 54 自現
当 3057 寺本初己 79 自現
当 3015 寺坂美一 33 無現
当 2985 弘中信正 56 無現
当 2978 上松圭三 62 無現
当 2971 蔵本八十八 62 無現
当 2940 早川進 48 共現
当 2847 田中淳司 34 無新
当 2819 宮城あや 45 社現
当 2718 吉岡健一郎 49 無現
当 2690 都築徳昭 56 無現
当 2624 高浜黄太 44 無新
当 2559 森村太郎 33 無現
当 2546 波多正文 61 無現
当 2480 丸山孝宏 47 無新
当 2473 塩見幸治 58 社現
当 2357 小柳久嗣 63 社現
当 2205 上村富昭 58 無新
当 2195 和田周治 53 無新
2093 長崎寛親 40 無現
2085 川崎敏美 55 共新
1935 阪本寿々美 58 無新
1882 安浪淳市 54 無元
1556 丸尾孝一 65 無現
1148 村上暢章 27 社新
1050 上地英一 57 無新
985 古賀滋 54 無新
834 安田卓五 43 無新
828 隅田章広 49 無新
433 山元茂男 39 無新
291 二野宮茂雄 32 無新
285 郷司山暁 63 無新
274 堀昌弘 61 無新
101 浦崎芳久 41 無新
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◆喜びの当選者
明見孝一郎 38 民新(1)クボタ社員▽労組副書記長
北村章治 47 民現(2)関西電力社員[歴]労組支部委員長
前迫直美 51 公現(3)党支部長[歴]小学校PTA会長
福島覚 44 公現(2)党支部長[歴]会社員▽PTA役員
真田泰秀 44 公新(1)党副支部長[歴]電機会社員
土岐良二 40 公新(1)党副支部長[歴]人材派遣会社員
杉山公克 51 公現(4)党県遊説次長[歴]育友会長
開康生 51 公現(2)党支部長▽自治会役員[歴]会社員
真鍋修司 45 公現(4)党県組織局次長[歴]建設会社員
仙波幸雄 57 公現(5)党支部長[歴]観光会社員▽自治会長
安田雄策 56 公現(4)党支部長[歴]維持管理会社役員
北村保子 68 無現(4)幼稚園長[歴]自治会顧問
広瀬早苗 60 共現(4)党地区委員[歴]県立養護学校教諭
田村征雄 65 共現(5)党地区委員[歴]化学薬品会社員
丸岡鉄也 49 無現(2)自動車整備業[歴]運動用品会社員
松村ヤス子 65 共現(5)党地区委員[歴]製図トレース業
義村玉朱 41 共現(3)党地区委員▽保育園理事[歴]看護師
酒井一 58 無現(5)社連協会長[歴]電車製造会社員
鬼塚三代 47 無新(1)コンサル社長[歴]人材育成会社員
須田和 52 無新(1)企業研修講師[歴]市女性センター長
荒木伸子 65 無現(5)社連協会長[歴]短大非常勤講師
真崎一子 51 共新(1)党地区役員[歴]医療生協病院看護師
高岡一郎 72 自現(9)市野球協会長[歴]市体育指導委員
辻修 55 共現(2)党地区委員[歴]衆院議員秘書
土田裕史 30 無現(2)関学同窓会支部役員[歴]証券会社員
津田加寿男 54 自現(2)党支部役員[歴]市PTA連合会長
寺本初己 79 自現(8)建設組合理事長▽社連協会長
寺坂美一 33 無現(2)NPO理事[歴]経営コンサル会社員
弘中信正 56 無現(2)阪神医療生協理事[歴]鍼灸院長
上松圭三 62 無現(3)米穀酒販売業[歴]小学校育友会長
蔵本八十八 62 無現(4)全珠連県支部長[歴]高校講師
早川進 48 共現(5)党地区委員[歴]保育士▽PTA会長
田中淳司 34 無新(1)[元]県議会派職員▽市民団体世話人
宮城あや 45 社現(3)保育園理事長[歴]沖縄物産公社職員
吉岡健一郎 49 無現(2)商議所青年部監事[歴]カメラ店社長
都築徳昭 56 無現(2)新社会党副支部長[歴]育友会長
高浜黄太 44 無新(1)[元]化粧品販売会社員[歴]航空会社員
森村太郎 33 無現(2)福祉ボランティア[歴]測量会社員
波多正文 61 無現(6)市仏教会長[歴]連合育友会副会長
丸山孝宏 47 無新(1)酒類販売業[歴]青年会議所理事長
塩見幸治 58 社現(7)党支部代表[歴]市職労執行委員
小柳久嗣 63 社現(8)党支部副代表[歴]中学校育友会長
上村富昭 58 無新(1)保険代理業▽郷土会役員
和田周治 53 無新(1)介護事業代表[歴]食料品店経営
◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
〔阪神版〕
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>ある公明関係者は「本来なら市議16、17人は当選させる票がある。だが、自民にも冬柴を応援してもらわないといけない」と、票を自民現職などの市議に“譲った”ことを示唆する。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090610ddlk28010508000c.html
選挙:尼崎市議選 衆院選にらみ水面下で攻防 44人に当選証書 /兵庫
◇「自・公の協力」「民主堅調」
7日投開票された尼崎市議選の当選者44人への当選証書付与式が9日、市議会であり、トップ当選した民主党の明見孝一郎市議が代表して市選管の桑田茂樹委員長から証書を受け取った。今回の市議選は投票率こそ過去最低だったが、党首クラスが応援に駆けつけるなど、近づく衆院選をにらんだ水面下の攻防は激しいものとなった。特に目立ったのは自民・公明両党の選挙協力と、民主の堅調ぶりだった。【大沢瑞季】
新議員44人の内訳は、現職33人、新人11人。党派別では、自民3人▽民主2人▽公明9人▽共産7人▽社民3人▽無所属20人。うち女性議員は、過去最高の11人となった。
同市は、衆院選の兵庫8区とエリアが同じ。現職の冬柴鉄三衆院議員を擁する公明は、立候補した9人が、当選順位3〜11位までに並び、組織力の強さを見せつけた。だが今回は、前回(05年)11人だった立候補者を2人減らし、票も計約5万票から同4万3000票にまで減らした。
これについて、ある公明関係者は「本来なら市議16、17人は当選させる票がある。だが、自民にも冬柴を応援してもらわないといけない」と、票を自民現職などの市議に“譲った”ことを示唆する。その代わりに衆院選で冬柴氏の支援を徹底してもらう、というのだ。
8区にはこれまでに、冬柴氏のほか、社民新人の市来伴子氏、共産新人の庄本悦子氏などが立候補を表明している。だが、民主の候補者は発表されておらず、公明側には「戦う相手が見えない」という危機感がある。公明関係者は「7期目の冬柴氏にとって、これまでで一番苦しい選挙」と強調した。
一方、民主市議は1、2位を独占。これまで別に活動していた労組とも一本化し協力関係を築いたほか、市民一般からの「追い風」も受けたとみられる。民主関係者は「予想以上の票で驚いている。今回地道に活動し支持者が広がったことで、衆院選でも票の伸びが期待できる」と話していた。
〔阪神版〕
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>>197
公明マジだなぁ。。
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http://www.nara-np.co.jp/20090610102543.html
「ホテル問題」に注目 - 奈良市会きょう代表質問
2009年6月10日 奈良新聞
奈良市の6月定例市議会(橋本和信議長)は、きょう10日から代表・一般質問が始まり、任期を控えた議員からの活発な質疑が期待されている。とくに3月議会を前に藤原昭市長が「責任をとり、次期市長選は出馬しない」としたJR奈良駅前ホテル問題の不可解さに、市民の疑惑は深まっており、その解明を求める声が大きい。最大会派・創友会(幾田邦夫幹事長)の天野秀治議員が、トップバッターで同問題をただす。再度、石炭ガラ除去費用として1億7000万円が補正予算案として盛り込まれたが、藤原市長が出馬を断念したほど疑惑に包まれた内容だけに、その追及が注目される。
代表質問に立つのは天野議員のほか、三浦教次(政翔会)、北村拓哉(共産党)、岡本志郎(公明党)、山口誠(市民クラブ)の5議員。新政クラブの岡田佐代子議員は翌日になり、このあと一般質問となる。
天野議員は、藤原市長の行政姿勢についてただす。とくにJR奈良駅前ホテル建設問題で、誘致事業の清算や、用地の買い戻しと基金からの繰り入れについて、その詳細を聞くことにして…
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民主兵庫県連は情けないな…
こんな時期に相乗り選挙なんて、腑抜けにも程がある。
衆院選立候補予定者が応援自粛 兵庫県知事選
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002008805.shtml
政権選択の前哨戦にはしません-。18日告示、7月5日投開票の兵庫県知事選で、現職を推薦する自民、公明と県連レベルで推す民主の3党が、選挙期間中の街頭演説に次期衆院選の立候補予定者を同席させないことなどを申し合わせた。8月にもあるとされる解散・総選挙で激突する与野党だけに、直前の知事選で呉越同舟は避けようという判断。ただ、県議らの応援に制限はなく、「相乗り」の構図に変わりはない。(小森準平)
知事選には、3選を目指す現職の井戸敏三氏(63)=自民、公明推薦=と、新人の団体職員田中耕太郎氏(60)=共産推薦=が立候補を表明。党本部が知事選や政令市長選で自民との相乗りを原則禁止する民主は、県連が井戸氏推薦を決めている。
告示日を前に、自民、民主、公明の3党は代表者会議を通じ、選挙戦での応援スケジュールなどを調整。その際、次期衆院選立候補予定者の街頭演説参加や、選挙カーへの同乗を自粛させることを決めた。さらに、同日投開票の県議補選(西宮市、宝塚市選挙区)の選挙活動も知事選とは完全に切り離すとした。
前回の知事選で、3党は国会議員らの活動に特に制約は設けなかったが、衆院選と日程が近接する今回は「互いの立場に配慮した」と自民県連幹部。選挙期間中は政党の政治活動が公選法で制約を受けることもあり、衆院選の立候補予定者からは「新型インフルエンザ感染拡大で活動自粛を余儀なくされた上、また空白期間ができる。非常に痛い」との声も漏れる。
一方、田中氏の陣営は衆院選、県議補選の共産の立候補予定者とも連携し、相乗効果で支持拡大を図る考え。党幹部クラスの兵庫入りも計画しており、「消費税率引き上げの是非など国政、県政に共通する争点も少なくない。3党との違いを鮮明に打ち出していきたい」としている。
兵庫県知事選と同じ日程の静岡県知事選や千葉市長選(今月14日投開票)は各党が衆院選の前哨戦と位置づけ、激戦の様相。結果はその後の政局にも大きく影響するとみられている。
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許せんなー。。
小沢も関西にはややこしくて手を出しにくいんですかねぇ・・
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>>201 致し方ない部分もあります。兵庫一区から立候補予定の井戸正枝氏の旦那が知事の親戚です。ちなみに、井戸正枝氏は再婚で、前夫は神奈川十五区から立候補予定の勝又恒一郎氏。自民党にもそんな人いたような。(笑)
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解説感謝っす。
なんと,濃いぃなぁ(゚Д゚;)
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和泉市長選は民主推薦の現職敗北
自民系候補が当選
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>>192
和泉市長選3氏立つ
現職、元職、新人
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090608-OYT8T00004.htm
和泉市長選は7日告示され、新人で元市議の辻宏康氏(49)、前市長の稲田順三氏(68)、現職で再選を目指す井坂善行氏(54)(民主、公明推薦)の無所属3人が立候補。市立病院や市財政の再建策などを争点に、三つどもえの選挙戦をスタートさせた。投票は14日午前7時から午後8時まで市内57か所で。午後9時15分から市立市民体育館で開票される。6日現在の有権者数は14万2796人。
市民の声を重視 辻候補
辻氏は、同市箕形町の選挙事務所前で第一声。市財政について「事業削減や福祉・医療、教育などの切り捨てでは立ちゆかない。『和泉市発』の改革を行いたい」と訴えた。自らを「歩く目安箱」と称し、市民の声を重視する姿勢を前面に打ち出し、市長の退職金や公用車の廃止、市民税・水道料金の10%削減などを掲げた。この後、泉北高速鉄道・和泉中央駅からJR和泉府中駅まで約5キロを走り、若さをアピールした。
医師確保を実現 稲田候補
稲田氏は、同市府中町の市立国府小学校前で出陣式を行い、市立病院の再建について「市長になれば、人脈を生かして医師の確保を即座に実現し、経営を改善させる自信がある」と声を張り上げた。約10年間市長を務めた経験と実行力にも触れ、府内3か所のコスモポリス構想の中で唯一の成功例が「テクノステージ和泉」だとし、「地元の雇用や、年間8億円の固定資産税と法人市民税が確保できている」と強調した。
改革推進に意欲 井坂候補
井坂氏は、同市芦部町の選挙事務所前で「この4年間、財政再建に全力で取り組み、市政の再構築に向けて確かな道しるべを示せた」と実績を訴え、2期目の課題として、JR和泉府中駅前の再開発や市立病院の再建、農業の再生を挙げた。「市民の皆さまと一緒に改革を進めたい。愛する和泉市のために絶対に負けられない」と誓った後、市内を一巡。買い物客でにぎわうスーパー前など8か所で街頭演説を行った。
(2009年6月8日 読売新聞)
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>>204-206
ありゃりゃ。。
辻の得票の延ばしは凄いですね。
現職批判が効いてますかね。千葉もこちらも公明が負けたとも云えるのかな
和泉市長選挙(大阪府) 辻宏康氏が雪辱の初当選 現職を破る
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0906/0906140076/1.php
「ザ・選挙」編集部2009/06/14
元市議で社会福祉法人理事の辻宏康氏(49)が現職の井坂善行氏(54)=民主、公明推薦=と元市長の稲田順三氏(68)を抑えて初当選した。辻氏は前回、井坂氏に敗れており、雪辱を果たした。
確定得票は、辻氏31,310票、井坂氏23,292票、稲田氏8,930票。
和泉市長選挙
■和泉市長選挙(大阪府) 現職・元職・新人 3氏の争い(2009/06/11)
任期満了に伴う和泉市長選は7日告示。立候補者は、元市議で社会福祉法人理事の辻宏康氏(49)、元市長の稲田順三氏(68)、現職の井坂善行氏(54)=民主、公明推薦=の3人。いずれも無所属。
辻宏康氏は、国立京都工芸繊維大学卒、商社勤務を経て社会福祉法人理事、整骨院経営、和泉青年会議所理事。1996年から和泉市議3期、その間に大阪市立大院法学研究科修士。市長の汚職辞職による05年の出直し市長選に自民党の推薦を受けて立候補したが、現市長の井坂善行氏に惜敗した。
稲田順三氏は、大阪商業大商経学部卒、和泉市職員、市教委総務課長、人事課長、市長公室理事、市教育次長兼管理部長などを歴任。1995年の市長選で有力5党の推薦を受けて無投票で初当選。2期目も無投票。03年には現市長の井坂善行氏を破って3選されたが、任期途中の05年4月に市発注の公共工事をめぐる競売入札妨害事件で逮捕され、辞職した。市長、助役ら市幹部による長年にわたる特定の業者との癒着構造が明らかになり、05年10月に有罪判決(懲役2年6カ月執行猶予3年)を受け、刑は確定した。
井坂善行氏、追手門学院大経済学部卒、大阪日刊スポーツ新聞記者。1992年から和泉市議2期・議長を歴任。03年の市長選に出馬したが、現職の稲田順三氏に3選を許した。04年の市議選に3回目の当選。05年の出直し市長選で辻宏康氏らを破って初当選した。
□2005年6月19日実施の選挙の結果
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Poplar/5755/senkyo-2005-04.htm
◇和泉市長選挙(大阪府)開票結果 投票率42.91%
当 24310 井坂善行(無新、50歳、初当選)
22654 辻 宏康(無新、自推薦、45歳)
10920 池田邦子(無新、58歳)
※今回の選挙は、稲田順三・前市長の任期途中での辞職(競売入札妨害事件で辞職)によるもの。
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民主追い風というより、現職(とその後継)への逆風とみた方がスジが通ると考えてます。近頃の現職・現職後継の落選率は尋常じゃないです。
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今回は自民党の推薦を受けなかったことも、プラスに作用したんでしょうな。
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おっ 保守分裂か!?
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090615-OYO1T00550.htm?from=main3
堺市長選、大阪府の竹山・政策企画部長が出馬へ
政令市移行後、初めてとなる堺市長選(9月13日告示、27日投開票)に、大阪府政策企画部長の竹山修身(おさみ)氏(59)が立候補する意向を固めたことがわかった。竹山氏は読売新聞の取材に対し、「検討している」と述べた。
堺市出身。1975年に府に入り、人事課長、行政改革室長、商工労働部長などを歴任した。
堺市長選にはこれまでに、現職の木原敬介氏(69)が3選を目指して立候補を表明している。
(2009年6月15日 読売新聞)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906150062.html
大阪府政策企画部長の竹山氏、堺市長選立候補へ
2009年6月15日
06年の政令指定都市移行後で初めてとなる堺市長選(9月13日告示)に、大阪府政策企画部長の竹山修身(おさみ)氏(59)が立候補する意向を固めたことがわかった。朝日新聞の取材に竹山氏は「今月末に臨時府議会が予定されており、今は府政の仕事に専念したい。ただ、堺を元気にしたいという心構えはある」と話した。
竹山氏は堺市出身。75年に府に入庁し、人事課長、行政改革室長、商工労働部長などを歴任した。今年4月に就いた政策企画部長は、橋下徹知事の府政改革を支える主要ポスト。
堺市長選にはこれまで、現職の木原敬介氏(69)が3選を目指して立候補を表明し、市議会与党会派の自民、民主、公明に推薦を求めている。木原氏も府庁出身で、企業局長や水道企業管理者などを歴任した。共産なども候補者擁立を目指している。(石前浩之)
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どんな枠組みになりましょうかねぇ。
そもそもLRTとかが争点ですが,京都なんかじゃLRT推進の共産党だが此処では反対派なのかな?
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>前々回の市長選で地元財界が擁立を模索した経緯があり
http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2009/06/15/20090615ddf041010016000c.html
選挙:堺市長選 府部長出馬が浮上−−9月告示
任期満了に伴う堺市長選(9月13日告示)で15日、大阪府の竹山修身(おさみ)・政策企画部長(59)の出馬が浮上した。堺市では、LRT(次世代型路面電車)事業を巡り地元で反対が起きるなど現市政への反発もある。竹山部長は同市出身。前々回の市長選で地元財界が擁立を模索した経緯があり、今回も周囲から出馬を探る動きが出ていた。
竹山氏は75年に府職員採用。美原町(現・同市美原区)助役のほか、府行政改革室長や議会事務局長、商工労働部長などを歴任し、09年4月から現職。14日の毎日新聞の取材に「まだ最終決断はしていない」と語った。
堺市長選は政令指定都市移行後初めて。現職の木原敬介市長(69)が既に出馬を表明。自民、公明、民主、社民の各党に推薦を申請している。【稲垣淳】
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□2005年10月2日実施の選挙の結果
◇堺市長選挙(大阪府)開票結果 投票率32.39%(過去最低)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 89741 木原敬介(無現、65歳、再選) ┃
┃ (自・民・公推薦) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 59146 長川堂いく子(無新、共推薦、56歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 55028 森山浩行(無新、34歳) ←民主党から衆院選出馬へ
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 8280 山口道義(無新、52歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
□2001年9月30日実施の選挙の結果
◇堺市長選挙(大阪府)開票結果 投票率34.39%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 114289 木原敬介(無新、61歳、初当選) ┃
┃ (自・民・公・由・社推薦) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 55879 宮田幸永(無新、共支持、59歳) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 39864 平田 晶(無新、60歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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http://www.nara-np.co.jp/20090613111158.html
氏激戦、情勢混とん - 広陵町長選・あす投開票
2009年6月13日 奈良新聞
任期満了に伴う広陵町長選挙はあす14日、投開票される。現職の平岡仁氏(68)と元町議の吉岡章男氏(52)、同、寺前憲一氏(62)の3人が立候補。3選を目指す現職に元町議の新人2人が挑む戦いで、平岡、吉岡両氏が競り合い、寺前氏が追い上げる展開となっている。いずれも無所属での出馬だが、次期衆院選をにらみ情勢は混とんとしており、最後まで予断を許さない。
9日の平岡氏の出陣式には自民党の奥野信亮衆院議員の代理として前川正後援会長が出席。次期衆院選立候補を予定している吉川政重氏があいさつするなど民主党色が強いことに奥野氏支持者の首長らが反発。翌日から同後援会は吉岡氏支援を決めた。
これで吉岡氏に自民の奥野氏、平岡氏に民主党の吉川氏、寺前氏に共産党の豆田至功氏と、それぞれ次期衆院選県3区立候補予定者が応援する構図となり、混戦に拍車をかけて…
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南北に背骨のない(南武線はあるけど)川崎の地下鉄建設だの
赤字垂れ流しの千葉モノレールだの、
なんつーか政令指定都市=都市交通がるのがブランドだと思ってるような
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1040429221/1439
「説明不足」市民から不満
堺市LRT計画 「活性化の根拠は」「商売に影響しないか」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1040429221/1472
LRT、足りぬ地元説明 堺市今年度着工へ
南海高野線堺東駅―南海本線堺駅間(1・7キロ)は現在、南海バスがラッシュ時は4分に1本のシャトルバスを走らせている。市の計画ではLRTの停留場はバスとほぼ同じ場所で、所要時間や運行間隔もバスと同程度。「ならばバスで十分
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1040429221/1482
堺のLRT 道のり険し 採算性や交通規制...疑問視
>堺駅—堺東駅間では、現在の対面通行から一方通行に規制されることと、駐停車ができなくなることに反対が多いと
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1040429221/1489
LRT開業延期 堺市、住民の合意得られず
出馬予定の森山、同じく改革クラブから出馬予定の西村、堺市出身の尾辻(参院選落選)
いずれもLRTに関して記載見つからず。(まぁ後ろ2人はイロモノだから仕方がないが)
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>>214
それは間違いなくありますね。仙台も地下鉄造ったし,北九州市もモノレールを建設した。
>なんつーか政令指定都市=都市交通がるのがブランドだと思ってるような
堺市は元々大市交四つ橋線の住之江公園から大浜(南海本線堺駅付近)までの延伸計画があって其れを以て市営都市交通としたかった様ですが,そっちは建設費が高いか市の中心施策としては物足りないせいか諦めたみたいですな。
LRTは欧州では都市の起爆剤として機能しているのに日本では岐阜で市内電車が邪魔扱いされ廃止される等気運が高まりませんね。。
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与野党相乗り兵庫県知事選 衆院選前哨戦の蚊帳の外?
2009.6.16 10:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090616/lcl0906161029000-n1.htm
衆院選の前哨戦とされた14日の千葉市長選で民主推薦の候補が当選し、7月に行われる静岡県知事選や東京都議選でも与野党対決が注目される中、今月18日に告示される兵庫県知事選が蚊帳(かや)の外に置かれている。3選を目指す現職は自民、民主、公明各党が相乗りで推薦しているためだ。過去6回と同様の「非共産対共産」の構図になる公算で、民主党県連関係者からも有権者に分かりづらいとの声が上がる一方で、「政権交代を目指す選挙ではない」と、党本部の相乗り禁止方針に反発の声も上がっている。
兵庫県知事選をめぐっては、自民、公明両党が現職の井戸敏三氏(63)の推薦を決定。民主党は「前回も県連で推薦したので、経緯は中央も理解しているはず」と県連が推薦を決めた。しかし小沢一郎代表代行が代表を務めた平成18年4月以降は、知事選と政令市での与党との相乗りを禁止しているため、本部への申請は辻泰弘県連代表に一任されたままの状態になっている。
小沢代表代行は9日、名古屋市内での記者会見で、「自公との相乗りを党本部で認めることはない」と明言。県連が推薦を決めた井戸氏の党本部推薦を否定し、「地元の事情が許せば、独自候補を立てていただきたいと期待している」とまで述べた。
この発言は、地元には「寝耳に水」(県議)。ある県議は「信じられん。何を考えとんのか分からん」と語気を強め、「小沢代表代行が何を言おうと、県議団としては井戸推薦でやります。知事選は政権交代のためではなく、県民のために誰がふさわしいかを選ぶものだ」と、井戸氏支持の姿勢を改めて強調した。
一方、「分かりづらい相乗り」を避けたい意識は自民、公明にもある。両党は、知事選の街頭演説に次期衆院選の立候補予定者を同席させないことを決定。県議らの応援に制限はないが、国会議員は選挙カーへの同乗や街頭演説参加は自粛。日程が近接する解散・総選挙を考慮し、「互いの立場に配慮した」(自民党幹部)という。
3選を目指す井戸氏に対し、団体職員の田中耕太郎氏(60)を擁立した共産陣営の幹部は「総選挙と知事選の日程が近づくほど、県議会の与党相乗りの構図が県民に分かりづらく映るはず」と話している。
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静岡も東部・中部・西部,それぞれ沼津中心の駿河東部と伊豆,静岡中心の駿河中西部,浜松中心の遠江,では別の国のようではあるけどちゃんと候補が出る。摂津が一人で大きくて突出している面が大きいか。また連合五党協以来の非自民共闘の流れがあった事も関係しているのかな?
>兵庫県の大半は、かつて但馬、丹波、播磨、摂津、淡路と呼ばれた五つの国にあたる。文化、風土、気候は地域によって様々。県民約560万人のうち半数が摂津の都市部に住み、残る半数が他の四つの国で暮らす。地方政治に詳しい依田(よ・だ)博・神戸大名誉教授は「だからこそ、各地に公平な目配りが利く『行政マン』の能力が知事に求められてきた」と解説する。
>ある県議は「県民はよく『播州生まれ』とか『阪神在住』とか言う。同じ県民としての連帯感が他府県より弱い」とみる。別の県議は「神戸で『風』が吹いても、日本海側や中国山地には届かない。タレントや落下傘の候補が知事選で勝つのは至難の業だ」。独自候補を立てて敗れるより、各党で足並みをそろえた方が得策。そんな相乗りの論理がうかがえる。
相乗り続く兵庫県知事選 総選挙前でも対決構図なし
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906160042.html
2009年6月16日
兵庫県知事選の民主党県連の日程表。候補者が自民党の車から民主党の車に乗り換える「共闘態勢」が記されている
知事選の投票日を知らせるのぼりが立つ兵庫県庁=神戸市中央区
18日告示の兵庫県知事選は、自民、民主、公明などが相乗りで推す現職と、共産が推薦する新顔の一騎打ちになりそうだ。総選挙を控え、各地の首長選で自民と民主が激突しているのとは正反対の様相。兵庫県ではこれまでも、相乗りに支えられた官僚出身知事が続いてきた。その背景には、独特の土地柄を見据えた政党の思惑がちらつく。
「相乗りを党本部で認めることはない」。9日に名古屋市で記者会見した民主党の小沢一郎代表代行は、兵庫県知事選で現職への相乗りを決めた県連にくぎを刺した。「事情が許せば、独自候補を立ててほしいと期待している」
これに対して県連常任幹事の藤井訓博(さとひろ)県議は10日、報道陣に声を荒らげた。「政権交代のための県政ではない。小沢が何と言おうと、現職でいく」。党本部が知事選と政令指定市長選で自公との相乗りを原則禁じていることについても、「いい加減やめたほうがいい」と批判した。
3選を目指す現職の井戸敏三氏(63)について、民主党県連は「我々の提案を県政に反映させている」と評価し、党本部の方針に反して県連レベルで推薦することを4月に発表。自民、公明も推薦を決定、社民は16日に決める予定だ。共産を除く各党相乗り態勢は7回連続になる。
戦後の公選知事6人のうち、井戸氏まで4人連続で中央官僚出身の元副知事がバトンを引き継いできた。故横山ノック氏や橋下徹氏といった「タレント知事」が登場してきた隣の大阪府とは対照的だ。その理由として県土の広大さを挙げる見方がある。
兵庫県の大半は、かつて但馬、丹波、播磨、摂津、淡路と呼ばれた五つの国にあたる。文化、風土、気候は地域によって様々。県民約560万人のうち半数が摂津の都市部に住み、残る半数が他の四つの国で暮らす。地方政治に詳しい依田(よ・だ)博・神戸大名誉教授は「だからこそ、各地に公平な目配りが利く『行政マン』の能力が知事に求められてきた」と解説する。
ある県議は「県民はよく『播州生まれ』とか『阪神在住』とか言う。同じ県民としての連帯感が他府県より弱い」とみる。別の県議は「神戸で『風』が吹いても、日本海側や中国山地には届かない。タレントや落下傘の候補が知事選で勝つのは至難の業だ」。独自候補を立てて敗れるより、各党で足並みをそろえた方が得策。そんな相乗りの論理がうかがえる。
一方、共産の推薦を受けて立候補する新顔で、元明石民主商工会事務局長の田中耕太郎氏(60)は「国政は自民か民主かという情勢になっているが、自民に不満があり、民主も代わり映えしないと思っている人は多いはずだ」と指摘。相乗り県政に対する批判票の取り込みを狙う。
3月以降の大型地方選では、千葉県知事選、名古屋市長選、さいたま市長選、千葉市長選が与野党対決の構図になり、千葉県知事選を除いて民主が3勝。兵庫県知事選と同じ7月5日投開票の静岡県知事選も、自民と民主がぶつかり合う情勢だ。
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>>217
>地元には「寝耳に水」(県議)。ある県議「信じられん。何を考えとんのか分からん」
>>218
>県連常任幹事の藤井訓博(さとひろ)県議は10日、報道陣に声を荒らげた。
>「政権交代のための県政ではない。小沢が何と言おうと、現職でいく」。
>党本部が知事選と政令指定市長選で自公との相乗りを原則禁じていることについても、
>「いい加減やめたほうがいい」と批判した。
こんな奴ら、民主党は除名しろよ…
いや、兵庫県連ごと追放してもいいな。
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おし,奥野の力はもう無いぞ!
選挙:広陵町長選 民主支援、平岡氏3選 自・共支援の2新人抑え /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090616ddlk29010495000c.html
◇衆院選奈良3区出馬予定者火花
任期満了に伴う広陵町長選は14日投開票され、現職の平岡仁さん(68)が、新人で元町議の吉岡章男さん(52)、新人で元町議の寺前憲一さん(62)=いずれも無所属=を破り、3選を果たした。衆院選を控え、奈良3区の自民、民主、共産の立候補予定者陣営が各候補を支援。前哨戦の様相を呈したが、民主が支援した平岡さんが勝利した。投票率は60.30%で前回(34.80%)を25.5ポイント上回った。【山本和良、泉谷由梨子】
◇自民・奥野氏の後援会長、辞任し
平岡さんは、行財政改革やクリーンセンター建設など、2期8年の実績をアピール。「人口4万人のまちづくりを推進する」と強調し、老人クラブなど町内約40団体の推薦を受けた。
自民の奥野信亮衆院議員の広陵後援会長だったが、今回の町長選で民主の支援を受けるため辞任。民主3区総支部が支持を表明し、支部長で衆院選立候補予定の吉川政重さんや民主議員らの支援を受けた。
14日夜、平岡さんの選挙事務所は、大勢の支持者が詰めかけ、拍手と歓声に包まれた。平岡さんは「今回の選挙は死にものぐるいで回った。この得票を宝物として、皆さんと一緒に町政を行い、町の発展のために尽くす」と、満面の笑顔であいさつした。
吉川さんは「新たな出会いがあり、衆院選に向けてプラスになった」と喜んだ。民主の中村哲治参院議員も「首長選にも現在の国の政治状況が反映されるようになってきた。新しい政治を作ることに、皆さんの肯定的な評価が得られた」と話した。
一方、町議13年を務めた吉岡さんは「新しい風を吹かせて町政を変える」と訴え、若さと実行力をPR。出馬表明前まで自民広陵支部長を務め、告示後は奥野さんの後援会(前川正会長・元御所市長)が支援。奥野さんも街頭演説などに参加したが、一歩及ばなかった。
奥野さんは「平岡町長にはこれだけの批判票があったことを分かってほしい。衆院選にはそれなりに影響が出るだろう。真摯(しんし)に受け止めなければ仕方がない」と話した。
寺前さんは共産公認の町議8期の経験をアピール。中学校給食の実現や町長退職金の削減、クリーンセンターの改善策などを訴えた。衆院選立候補予定の豆田至功さんも応援したが、得票を伸ばせなかった。
当日有権者数は2万6073人(男1万2447人、女1万3626人)。
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◇開票結果=選管最終発表
当 6463 平岡仁 68 無現
6012 吉岡章男 52 無新
3037 寺前憲一 62 無新
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平岡仁(ひらおか・ひとし)68 無現(3)
町長▽北葛城郡町村会長[歴]町民生部長・助役▽高田高
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いやあ、奈良民主は上げ潮ムードですなあ
奈良市長選でこけなきゃいいけど・・・
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朝日の報道
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000906160003
広陵町長選 平岡氏3選果たす
2009年06月16日
■広陵町長選の確定得票■
(14日投票・即日開票)
当 6463 平岡 仁 68 無現
6012 吉岡 章男 52 無新
3037 寺前 憲一 62 無新
■新町長の略歴■
平岡 仁(ひらおか・ひとし)68 無現(3)
北葛城郡町村会長・町社協会長・元町助役▽高田高
◆民主支持背景に得票
自民、民主、共産の各陣営の支援を受けた無所属の3人が争い、衆院選奈良3区の前哨戦としても注目された広陵町長選が14日、投開票された。現職の平岡仁氏(68)=民主党県第3区総支部支持=が得票を伸ばし、自民衆院議員らが推した元町議会議長の吉岡章男氏(52)、元共産党町議の寺前憲一氏(62)の新顔2氏を破り、3選を果たした。当日有権者数は2万6073人、投票率は60・30%(前回34・80%)だった。
平岡氏の当選が決まると、町内平尾の事務所は支持者らの歓喜にわいた。平岡氏は「町民党として多くの皆さんに支援をいただいた。これを宝物として4年間、皆さんとともに町の発展に尽くしたい」と喜びを語った。平岡氏は職員時代から50年に及ぶ行政経験と町長としての2期8年の実績をアピール。商工会や自治会連合会など40団体の推薦を得たほか、3区の民主新顔の吉川政重氏らの応援を受けて無党派層の多いニュータウンにも食い込んだ。
一方、町議を13年務めた吉岡氏は、保守系や公明の町議5人の支援を受けた。告示後には3区の自民現職奥野信亮氏の後援会が支援を表明、猛追したが、わずかに届かなかった。
寺前氏は、3区の共産新顔豆田至功氏らの支援を受けて町政刷新を掲げたが、立候補表明が遅れ、支援の輪が大きく広がらなかった。
◆「政治決戦」向け弾み
政権交代に向け、衆院奈良3区を重点区に位置づける民主にとって、推薦候補が当選した2月の王寺町長選に続き、近づく「政治決戦」に弾みがつく結果となった。
もともとは平岡氏も吉岡氏も保守系。告示前まで平岡氏は広陵奥野会の会長、吉岡氏も自民党広陵町支部長を務めており、本来は「保守分裂」の選挙戦だった。
告示前、平岡氏は「現職として町民党という立場で、すべての政党から推薦を得たい」として会長を辞職する意向を示した上で、自民、民主の両党に推薦を依頼した。
これに対し、民主の地元総支部がいち早く支持を決めたのに対し、自民は吉岡氏への配慮もあって自主投票とした。この結果、平岡氏の陣営は「政党色を出すつもりはない」としていたものの、出陣式や街頭で民主の吉川氏や前川清成参院議員らがマイクを握るなど、民主色が強まった。
こうした状況に当初は「中立」だった奥野後援会が反発。吉岡氏支持を打ち出し、告示後の吉岡氏の個人演説会には周辺市町村の奥野会会長を務める首長らが駆けつけ、投開票前日の13日には奥野氏自らも選挙カーに乗って支持を訴えていた。
平岡氏の当選に、民主党県連の藤野良次幹事長は「新興住宅街の新住民だけでなく、古くからいる住民の意識も変わってきているのではないか。名古屋、さいたま、千葉の選挙でも民主の風を強く感じており、この勢いを奈良市長選、総選挙につなげたい」と意気込んだ。一方、自民党県連の服部恵竜幹事長は「4年前の郵政選挙で自民党に吹いたのと同程度の風が民主に吹いており、その風が広陵でも表れた」と分析する一方、「自民が地方で勝つためには、中央で政府・与党に対する信頼感をまず育ててもらわないと困る」と嘆いた。
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>>217-218
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002034495.shtml
2候補「実績」「転換」訴え 衆院選前哨戦の熱気なく
兵庫県知事選が告示された18日午前、立候補を届けた2候補が早速、第一声で戦いの火ぶたを切った。新人田中耕太郎候補は「福祉重視の県政」への転換を訴え、現職井戸敏三候補は2期8年の実績を強調。2人とも不況に直面する県民を前に、兵庫の「明日」を熱く訴えた。ただ、政権選択が最大の焦点となる次期衆院選とは異なり、戦いの構図は非共産相乗り対共産で、支援する各政党の思惑も交錯した。
JR元町駅前。支持者ら約350人(陣営発表)を前に第一声に臨んだ田中候補は「保健所や病院の統廃合で福祉医療が切り捨てられている。県民生活より大企業支援優先だ」と県政を厳しく批判。「国が社会保障の削減、増税路線を進める中、国の悪政に対する防波堤となる」と国政を意識した。
井戸候補は、神戸市中央区の選挙事務所前で第一声。約1500人(同)を前に「経済・雇用情勢は厳しいが、兵庫では資金繰り対策が功を奏している。県財政再建の枠組みも県会の議決を得た」などと実績をアピールした。「変化の激しい時代だからこそ柔軟に対応し、兵庫を再生して元気を生み出す」と訴えた。
しかし、どちらも足を止めてまで聞き入る通行人はまばら。与野党激突で次期衆院選の前哨戦として、熱気に包まれた同日告示の静岡県知事選とは対照的だった。
井戸候補には、支援する自民、民主、公明、社民各党の国会議員らが“呉越同舟”で、マイクを握った。民主は予定されていた衆院議員の代役で急きょあいさつした県議が「本来なら党が推薦すべきだが、いろいろ事情があり県連推薦になった」と、党本部が推薦しなかったことを釈明する場面も。
一方、田中候補には、共産党の県議や同党県委員会の幹部らが同席。県議は「国会では2大政党のどちらが国民の願いを実現できるかが問われているのに、兵庫の知事選では自民も民主も公明も同じ候補者を応援している。これで県民の暮らしを本当に守れるのか」と相乗りを批判した。
(6/18 14:47)
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兵庫県知事選に新人と現職 無所属の2人、7月5日投票
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061801000198.html
任期満了に伴う兵庫県知事選は18日告示され、いずれも無所属で、元県商工団体連合会常任理事の新人田中耕太郎氏(60)=共産推薦=と、3選を目指す現職井戸敏三氏(63)=自民、公明、社民推薦=の2人が届け出た。7月5日に投票、即日開票される。
民主党の県連も井戸氏の推薦を決定、事実上の「与野党相乗り」となった。衆院選の前哨戦とは位置付けられない上、前回に続き現職と共産推薦候補の争いで低投票率が懸念される。
阪神大震災の影響による財政難への対応や、新型インフルエンザ対策など危機管理体制づくりが争点。
2人はいずれも神戸市内で第一声。田中氏は医療や福祉政策の充実を訴え「(県民の)命と健康を守る」と力を込めた。井戸氏は新型インフルエンザ対策や行財政改革に着手した実績を強調し「安心、安全の兵庫をつくろう」と呼び掛けた。
2009/06/18 10:50 【共同通信】
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神戸は盛り上がりませんね〜。
衆院選への悪影響がないかな。
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こんなんばっかでは民主の近畿は苦戦かも知れませんな。
<門真市長選>園部一成氏が再選
6月22日0時4分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090622-00000000-mai-pol
門真市長選(大阪府)は21日投開票が行われ、園部一成氏(71)が門真民商副会長の佐々木由人氏(59)を破り、再選。投票率は33.40%。
確定得票数次の通り。
当23942 園部 一成=無現<2>[自][民][公]
9922 佐々木由人=無新 最終更新:6月22日0時4分
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橋下知事が政治資金パーティー 約1300人が出席
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/265617/
2009/06/12 21:49更新
大阪府の橋下徹知事は12日夜、大阪市内のホテルで3回目となる政治資金パーティーを開いた。宮崎県の東国原英夫知事も出席し、橋下知事と地方分権をテーマに対談。橋下知事が「国から権限と財源を奪って来るのが地方分権。霞が関と戦わないといけない」と訴えると、東国原知事も同調し、「大阪から歴史が変わるかもしれない。近い将来、地方の反乱が起こる」などと応じた。
パーティーは、後援会員を中心に約1300人が出席。大阪市の平松邦夫市長や横浜市の中田宏市長らも駆けつけた。
東国原知事との対談では、霞が関の官僚主導のシステムが話題の中心に。橋下知事は「損をしているのは国民。得しているのは官僚。国が世界のなかで日本がどうするのか方向性が見えない。国のシステムを変える必要がある」と持論を展開させた。
一方の東国原知事は、熱っぽく語る橋下知事に「坂本龍馬に見えてきた。僕は勝海舟でいいです」などとユーモアを交えながらも、「全国を回っていて国の限界を感じる。この国がどうあるべきかを考えないといけない」と強く訴えた。
対談終了後の会見では、日本郵政の社長続投問題をめぐる鳩山邦夫総務大臣の辞任について、東国原知事は「信念を貫かれたということ。どちらにせよ総理としては早く判断されるべきだった」と述べた。一方の橋下知事も次期衆院選への影響について「マイナスになると思う」と話した。
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橋下知事も国政へ? 「東国原知事に触発された」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/270377/
2009/06/25 10:26更新
大阪府の橋下徹知事は24日夜、東京都内で横浜市の中田宏市長らと会談し、次期衆院選で支持政党を表明するため、自治体の首長で構成するグループを近く立ち上げる方針を決めた。グループは数十人規模になる見通しで、どの政党を支持するかを表明するという。
橋下知事は会談後、自民党から立候補要請を受けた宮崎県の東国原英夫知事との連携については「本当は一緒にやりたい。ずっと投げ掛けていたが、もっと上のことを考えて行動された」として、衆院選に出馬した場合、行動を共にすることは難しいとの認識を示した。
また「東国原知事に触発された」と同氏の国政転身をめぐる言動が影響したと明かし、「あそこまで捨て身で言っているのに、僕も今までと同じような活動をしても意味がない」と述べた。
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>>209-216
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090625ddlk27010437000c.html
選挙:堺市長選 出馬予定の府部長、橋下知事が支持 /大阪
橋下徹知事は24日、堺市長選(9月13日告示)に関し、出馬予定の竹山修身・府政策企画部長の支持を表明した。会見で「同じ方向で府政改革に取り組んできた。市長になれば、府政と堺市政が共同歩調を取ってやっていける。より堺市のためになる」と語った。
橋下知事は府庁内からの出馬を「自分の部下が出るなら応援は当たり前」と語った。3選を目指す現職の木原敬介市長が政党に推薦を要請しているが「地方行政はもともと政党政治ではない。木原市長と竹山さんを推すグループの争いという単純な構図だ」と発言。同日、府議会の主要会派に竹山氏支援の考えを伝えた。
一方、木原市長は会見で橋下知事の発言について、「詳しく知らないが、市長選で知事が応援する場合、普通は現職(のはず)。どういう意味でそうなったのか」と語った。【山田英之、竹島一登】
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090627dde041010020000c.html
選挙:兵庫県知事選 現金支給と誤解、期日前投票68%−−坊勢
兵庫県知事選(18日告示、7月5日投開票)で、同県姫路市家島町坊勢(ぼうぜ)=坊勢島=の期日前投票の投票率が、25日現在で68・2%と驚異的な数字になっている。坊勢漁協(上村広一組合長)が島内清掃の参加者に現金2000円を支払うとともに、知事選への投票を呼びかけたところ、「投票すれば現金がもらえる」と誤ったうわさが広まったらしい。市全体の投票率は同日現在1・37%で、市選管は困惑している。
漁協や市選管によると、漁協は23〜27日に島内清掃すると2000円を支払うというキャンペーンを実施。清掃後に投票所にも向かうよう呼びかけた。清掃活動をして漁協事務所で自己申告をすると現金が支払われるが、期日前投票をすれば金がもらえると誤解した住民もいるという。島内の有権者は2176人。
毎日新聞 2009年6月27日 東京夕刊
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>>178-180>>182>>189
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906290054.html
県庁所在地で4回連続の与野党対決 奈良市長選(1/2ページ)
2009年6月29日
7月5日告示、12日投開票の奈良市長選には自民推薦の元職、民主推薦の新顔、共産推薦の新顔が立ち、今春以降の県庁所在地市長選では4回連続の与野党対決構図になりそうだ。名古屋、さいたま、千葉で3連敗中の自民は「国政と地方選は別だ」としてあまり前面に出ず、元職の知名度に期待。一方、民主と共産は近づく総選挙と連動した前哨戦を繰り広げている。(大久保直樹)
「どうしても奈良へ帰って、奈良のために働かせていただきたかった」。今月19日の決起集会で、返り咲きを狙う自民推薦の鍵田忠兵衛(かぎた・ちゅうべえ)氏(51)があいさつすると、会場を埋めた1500人の支持者から拍手がわき起こった。
県議を経て04年の市長選で初当選したが、税滞納問題が発覚して約10カ月で辞職。挑んだ出直し選では、自民や民主などが相乗り支援した元県教育長の藤原昭氏(65)に敗れた。直後の05年総選挙で、郵政造反への「刺客」として奈良1区に立候補し、比例復活当選。ところが昨秋、いきなり国政引退を発表し、今回の市長選立候補を表明した。
藤原氏が引退することもあり、自民党県連は今月19日に鍵田氏の推薦を決めたが、県連幹部は「鍵田氏の転身ぶりは有権者にはわかりにくい」とこぼす。とはいえ、亡父も奈良市長を務めた鍵田氏は強固な後援会を持つ。陣営幹部は自民への逆風も意識し、「自民対民主ではなく、鍵田対民主の戦いに持ち込みたい」という。
一方、民主が推薦する仲川元庸(なかがわ・もとのぶ)氏(33)は5月に立候補表明した当初、「市民党」を打ち出していた。だが、最近の民主への追い風を見て作戦を変更。民主党県連代表の馬淵澄夫衆院議員と二人三脚で街頭演説に回るなど政党色を強めている。
大学卒業後に会社員生活を送った後、NPO法人の役員に。知名度の低さや政治経験の無さから、民主市議や支援労組の間に「市長が務まるのか」と戸惑う声もあった。だが、6月の千葉市長選で民主推薦の31歳の新顔が当選し、一気に活気づいた。仲川氏は「古い体質が残る奈良が変われば、日本が変わる」と若さも強調する。
共産は7期目のベテラン市議だった小林照代(こばやし・てるよ)氏(69)を擁立。「自民も民主も、福祉切り捨ての現市政の流れを変えることはできない」と独自性を訴えて支持拡大を狙う。
総選挙をめぐって政権をかけた自民と民主の対決が注目されるなか、奈良市長選を通じて党の存在感を高めることに力を入れる。今月13日の決起集会には市田忠義・党書記局長が駆けつけ、「共産が躍進してこそ政界に激震が走る。政治を変えるチャンスだ」と呼びかけた。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090628ddlk29010289000c.html
未来への選択:09年県都決戦 奈良市長選 自・民幹事長“舌戦” /奈良
◇推薦候補と総選挙の支持、細田・岡田両氏訴え
解散・総選挙が近づく中、自民党の細田博之、民主党の岡田克也両幹事長が27日、来県し、7月5日告示、12日投開票の奈良市長選の推薦候補や、総選挙での支持を訴えた。共産党も29日に石井郁子・副委員長が来県し、同市長選の推薦候補者らの応援を予定している。また同日夜、奈良市長選に立候補予定の3人が公開討論会に出席し、主張を戦わせた。【泉谷由梨子、中村敦茂】
大和郡山市の大和郡山城ホールでは、自民党県連決起大会が開かれ、細田幹事長が激励に訪れた。大会では衆院選1〜4区の立候補予定者が決意表明し、奈良市長選に自民党推薦で立候補予定の鍵田忠兵衛氏(51)もあいさつした。
鍵田氏は「本来首長選は政党対決ではないが、鍵田対民主党の構図になり、市長選も総選挙の前哨戦と位置づけてやらねばならない。東京での経験や人脈を、もう一度奈良市のために使いたい」と支援を呼びかけた。
細田幹事長は市長選について「鍵田さんは立派な同志。平城遷都1300年祭を迎える大事な時期。皆さんも応援してほしい」とし、衆院選についても「解散はもうすぐ。4氏には堂々とした当選を果たしてもらいたい」とエールを送った。
岡田幹事長は、近鉄奈良駅前(奈良市)や生駒駅前(生駒市)などで街頭演説した。近鉄奈良駅前では、奈良市長選に民主党推薦で立候補予定の仲川元庸氏(33)と共に街宣車上でマイクを握った。
岡田幹事長は、厚生労働省分割を巡る麻生太郎首相の方針のぶれを取り上げ、「族議員が権益を巡ってけんかしており、国民の観点は全くない。首相が言っても族議員が反対すればできないのが、日本国の権力関係だ」などと指摘。「奈良市でも、しがらみを断ち切った新しい政治を始めることが問われている」と続け、市長選での支持を訴えた。
仲川氏は「子供の世代の負担を少なくするのが現役世代の責任。古い政治家ではしがらみを立つことはできない」などと訴えた。
◇共産推薦、出馬予定者も街頭演説
一方、共産党推薦で立候補予定の奈良市議の小林照代氏(69)はこの日、同党公認の衆院選立候補予定者、井上良子氏(45)と市内各地で街頭演説を繰り返した。
近鉄学園前駅で小林氏は「(市の高齢者向け優遇措置の)シルバーパスを元に戻し、介護保険料を引き下げる。福祉、暮らし、教育を守る予算を大型公共事業の見直しで組み直す」と強調。井上氏は小林氏を「病院でソーシャルワーカーとして長く勤務した。暮らしを守る防波堤」と紹介、「女性や若い人、働く人を守る法律を作りましょう」と訴えた。
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奈良市長選挙は、辻山清大先生が実は勝敗を握っていたから
先生亡き後は果たしてどうなるか・・・
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鍵田忠兵衛氏は何故か、奈良新聞が執拗に批判をしていました。
理由は不明ですが・・・
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奈良新聞が何をたたいてるかは知りませんが鍵田は色々問題有る政治屋↓ですから叩かれる様なネタには事欠かないんじゃないでしょうかね?
其れにしても辻山先生本当に当落に絡んでますねw
鍵田忠兵衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
市議会との対立
奈良市議会は大川前市長を推薦した3党が多数を占め、オール野党状態にあった。また、鍵田自身への反発もあり、提出する人事や予算や提案は否決。また予算を巡っては、予算が選挙公約と食い違うことでも議会と対立。
また、県議時代に相続した父・忠三郎の遺産を巡る相続税の不納欠損(未納)問題や、当選後に市内の寺への50万円を寄付した事が政治家として禁じられた行為である公職選挙法に触れるのではという疑惑が表面化する。
この相続の税金が未納であった問題に対して鍵田自身は、滞納税については市役所の手続きに問題があったとし、寄付金については金銭の支払い事実を認めながらも、檀家としての寄付だと弁明している。
2004年9月の奈良市長選挙時に行った経歴詐称と先の寄付行為により公職選挙法違反で書類送検される。さらに、県議時代には勤務事実のない事業所から社会保険の不正取得を行っていたという疑惑も浮上。
これらの疑惑をうけ、奈良市議会により市長辞職勧告決議が可決、2005年6月22日にはさらに同議会に不信任決議を可決される。それに伴い、6月24日に地方自治法に基づいて議会を解散し、辞職した。
やりなおし市長選 [編集]
これらの事柄にともない、奈良市長・市議会選挙の公示には前奈良県教育長の藤原昭、政治団体代表の辻山清らが出馬。2004年7月31日投票、即日開票により、鍵田は約7000票差で藤原に敗れる。とはいえ、市議選では親鍵田を表明した候補が票を伸ばし、議会の最大会派の一つになるなど、鍵田当人の議会からの退場効果は見られた。当落 得票数 候補者 党派 前歴 備考
当 72,302 藤原昭 無所属 新人 自・社・公の推薦、民の支持、共の支援
65,289 鍵田忠兵衛 無所属 前職
7,600 辻山清 諸派 新人 泡沫候補として知られる
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>>235 転載感謝です
辻山先生は、昔奈良で有名のミギー団体に所属していましたが
その団体の最高顧問的位に名を連ねていた、H氏が
自民支持で県議選挙に出て、ギリギリ法定得票上回る票を得た事もありますね・・
その後すぐ、選挙違反でお縄になってしまいましたが・・・
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知らん間に奈良県議会自民,結構混乱中か。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1080-1081
自民2県議、民主へ? - 離党なら責任問題も
http://www.nara-np.co.jp/20090630105654.html
2009年6月30日 奈良新聞
衆院解散・総選挙が迫るなかで、自民党所属県議会議員24人のうち2人が民主党入りする動きのあることが29日、県議会筋の話で分かった。次期総選挙だけでなく、あす1日に予定されている議長選にも影響を与えそうだ。離党して対立政党入りとなれば、昨年、県議会自民党を分裂させ、新会派をつくった同党県連の服部恵竜幹事長らの責任も問われそうだ。
関係者の話を総合すると、民主党入りが目されているのは「自民党」会派(17人)から1人と、昨年の分裂劇で旗揚げした新会派「自民党改革」(7人)から1人。
現在の定数は44だが、旧「新創NARA」や無所属議員らが自民党入りし、両会派で24人の勢力となっている。昨年4月に、自民党から7人が離脱し「改革」が結成されたが、党内改革を叫びながら、党を出たことに批判の声が出ていた。さらに当時は次期総選挙が近いといわれていた時だけに、民主党県連幹事長ら同党県議と宴席をもっていたことも発覚し、大きな問題とな…
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>>237-238
この辺と連動してる動きかな?
前回の分裂は>>37参照
県会議長選 あす役員改選、決着は深夜に判明か
http://www.naranichi.co.jp/20090630ne3557.html
県議会の6月定例会は5常任委員会が29日始まり、きょう30日まで開かれるが、他方で最終日の7月1日に行われる正副議長らの役員改選に向けた各会派の動きが活発化する。17人を擁する最大会派の自民党で議長候補選びがどのような動きになるのか、他会派が注目しているのが実情。同党で一本化が難航する事態となれば、これまでと同様、各派間の駆け引き、多数派工作が予想され、決着は「慣例」ともなっている最終日深夜までもつれるとみられる。[06月30日]
>>>続きは本紙をご覧下さい
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民主へ移籍とかゆうたかて自民議員だし結局保身であろう。
2人区で自民独占区は此方。次回民主が立てると落選危機。
大和高田市 定数2−候補3 (選管確定)→誰か出せやヽ(`Д´)ノ
当 11,350 米田 忠則 66 自民 現⑥ (元)県会議長
当 7,983 丸野 智彦 66 自民 現④ (元)市会議長 自民→自改(自由民主党改革)●
□ 6,595 松下 光人 52 共産 新 病院事務長
桜井市 定数2−候補3 (選管確定)
当 12,222 中村 昭 62 無所属=自民 現⑥ 団体顧問・木材や薬品業界をまとめ、西部地盤:新創NARA所属→自民へ
当 8,146 藤井 守 58 自民 新① 1級建築士・参院選に出馬する現職・松井正後継候補
□ 5,954 和田 恵治 58 無所属=社民・連合 新 人権団体役員(奈良人権部落解放研究所の事務局長)・西南部地盤
出てきそうなのは大和高田なら自革の丸野,桜井なら元新創NARAで現自民の中村かな。自民・自革各1名と云う記事にも一致。
これ以外だったら尊敬するが。
この両市ともに民主が若手県議候補出して欲しい所だけど。
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4/11の記事。何で不可解!?公明が議長取るくらいだから強いのかね?
議長に長谷川氏、副は関氏 不可解な結果に波紋も
http://www.naranichi.co.jp/20090411ne3253.html
香芝市議会は10日、役員改選を行い、長谷川翠氏(公明)が議長に、関義秀氏(清政会)が副議長に選出された。
午前9時25分から開かれた議長の役員改選では、各会派の水面下での工作などで休憩後の午後3時に再開。
議長選は投票の結果、長谷川氏に13票、共産の芦高省吾氏に2票が投じられたほか、無効票が3票。[04月11日]
>>>続きは本紙をご覧下さい
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>>240
ブログでは民主系3人・出馬予定19人となっているけど記事では出馬19人だが民主公認1。
小沢の件で民主公認を忌避する動きがあったか?
香芝市議会のホムペで調べようと思ったら誰が落選したか見れそうだけど会派も載ってなさげだったしまあいいか。。
http://blog.goo.ne.jp/kiyo060/e/c3419b2f829fa4efd9fbb42d78b2d4aa
香芝市議選予定
2009年02月24日 | ひとりごと
◆今回の香芝市議選予定候補<2009年3月29日投票>定数18人
(1)小西 高吉 40 無現(2)NPO法人理事
(2)関 義秀 61 無新(1)市体協副会長員
(3)黒松 康至 59 無現(4)[元]繊維会社役員
(4)中山 武彦 47 公新(1)党香芝支部副支部長
(5)長谷川 翠 62 公現(4)党県幹事
(6)河杉 博之 50 公現(3)党副支部長
(7)森井 常夫 55 無新(1)プラスチック加工業
(8)中村 良路 57 民新(1)市労組協会長
(9)川田 裕 47 無新(1)経済コンサルタント
(10)芦高 省五 64 共現(3)酒類小売業
(11)細井 宏純 55 無現(2)[元]市職員
(12)下田 昭 66 民新(1)化成品加工会社役員
(13)竹下 正志 61 無現(3)市体協常任理事
(14)堀川 和行 無現(1)関屋病院職員
(15)北川 重信 60 無現
(16)奥山 隆俊 50 無現(1)
<現職以外>
(17)橋本元秀 54 無元
(18)池田えい子 41 共新
(19)池原みちお 民新
<引退>4名
藤本みや子 高谷廣 西浦秋男 角田博文
前回無所属の中村議員、下田議員が民主党から出馬。新人の池原氏を加え、一挙に3氏が立候補の予定。民主党への追い風になかの選択かも。
19人が立候補-香芝市議選告示 (2009.3.23 奈良新聞)
http://www.nara-np.co.jp/n_all/090323/all090323b.shtml
任期満了に伴う香芝市議会議員選挙(定数18)は22日告示され、予想通り現職16人、元職1人、新人2人の計19人が立候補。1人オーバーの超少数激戦となり、7日間の舌戦に突入した。
党派別では無所属13人、公明3人、共産2人。民主1人。同市は県内で人口増加率が1位。これからのまちづくりや財政問題などが焦点となる…
〜この続きは本紙をご覧下さい〜
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元々政争の町なんだな,広陵町は。
選挙:広陵町長選 民主支援、平岡氏3選 自・共支援の2新人抑え /奈良
>>220-222
広陵町長選あす投開票 自・民の動き絡み混沌
http://www.naranichi.co.jp/20090613ne3496.html
任期満了(6月30日)に伴う広陵町長選はあす14日、投票が行われ、即日開票される。同選にはいずれも無所属で3選を目指す現職の平岡仁候補(68)、前町議の吉岡章男候補(52)、元町議の寺前憲一候補(62)の3人が立候補。激しい舌戦が繰り広げられている。現職の知名度と実績、民主党第3区総支部の支持を武器に選挙戦を優位に進めてきた平岡陣営に対し、奥野信亮衆院議員の後援会である奥野会が突如支援を表明したことを受け、吉岡陣営が猛追、寺前陣営も具体的な政策を盛り込んだマニフェストで必死に支持を呼びかけており、情勢は混沌(こんとん)としている。[06月13日]
>>>続きは本紙をご覧下さい
広陵町長選あす告示 「政争の町」再び 現新三つどもえか
http://www.naranichi.co.jp/20090608ne3477.html
任期満了(6月30日)に伴う広陵町長選はあす9日、告示される。投票は14日。これまでに立候補を表明しているのは、いずれも無所属で3選を目指す平岡仁氏(68)、新人で同町議の吉岡章男氏(52)、新人で元町議の寺前憲一氏(62)の3人。現新三つどもえの激戦となる公算が大きい。事実上信任選挙となった前回とは一転、今選では保守系候補2人が出馬を表明、自民系町議が真っ二つに分かれ各陣営を応援するなど、〝政争の町〟広陵が復活したかのような様相を呈している。[06月08日]
>>>続きは本紙をご覧下さい
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>>229
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090630ddlk27010542000c.html
選挙:堺市長選 「役人支配から脱却を」 井関氏が出馬表明で抱負 /大阪
任期満了に伴う堺市長選(9月13日告示・27日投開票)に無所属での立候補を明らかにした元三菱重工業社員の新人、井関貴史氏(35)は29日、堺市役所での記者会見で「役人による支配から脱却し、市民の市民による市民のための政治をする」と語った。同市長選への立候補表明は2人目。
井関氏は堺市出身。東京大法学部卒業後、三菱重工業を経て、現在は堺高石青年会議所理事。「市長の指導力を発揮し、議会改革をする。必要な改革を先送りせず、歴史と伝統のある堺の持つ力を結集して、次の時代をみなさんと築く」と抱負を述べた。主な公約として、次世代型路面電車(LRT)の整備推進▽公立総合病院をなくさない▽教育委員会改革−−などを掲げた。
今回は、堺市が06年に政令指定都市に移行後、初めての市長選。現職の木原敬介氏(69)が3選を目指して既に立候補を表明。府政策企画部長の竹山修身氏(59)が出馬を検討しているほか、共産党堺泉北地区委員会も、党推薦候補の擁立を目指している。【山田英之】
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http://www.nara-np.co.jp/20090701113524.html
安井、中村氏で調整か - きょうにも県会議長選
2009年7月1日 奈良新聞
6月定例県議会は30日に常任委員会の審議が終わり、会期最終日のきょう1日をにらみ、議長選挙の動きが一気に本格化した。続投に並々ならぬ意欲を示していたとされる川口正志議長(新創NARA)をはじめ、30日までに議員44人全員が今期の議会の委員会の役職などの辞表を提出。これを受け、議長選は最大会派の自民党(17人)の動きを軸に多数派工作が激化しそう。自民党は30日夜の会合で安井宏一(4期)=生駒市、中村昭(6期)=桜井市=の2氏が議長選へ名乗りを上げ、一本化への模索が続いている。
最大勢力の自民党が、会派・自民党改革(7人)の分派・分裂以来、他会派を巻き込みながら多数派を形成。新創NARA(3人)や公明党(3人)との枠組みを基本に安定勢力を保っている。前回は少数会派ながら議会の重鎮、川口氏が議長選に突如参戦。会派内で候補擁立を模索していた自民党も、川口氏に譲歩する形で初の非自民会派からの議長誕生となった。
川口氏は当初、議長職継投に強い意欲を示したが、その後態度は軟化したとされ、自民党周辺では昨年も議長の有力候補に挙がった安井氏や中村氏、また国中憲治氏(5期)=吉野郡=らの名前や、落としどころとして党県連会長も務めた出口武男氏(8期)=奈良市=の可能性も指摘されて…
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>>229
http://www.asahi.com/politics/update/0701/OSK200907010140.html
橋下知事、支援を撤回? 堺市長選出馬表明の部下に
2009年7月1日23時27分
大阪府の橋下徹知事は1日、9月の堺市長選に立候補する意向を固めた府政策企画部長の竹山修身氏の支援について「マニフェストを見た上で判断したい」と報道陣に語り、慎重姿勢に転じた。
橋下知事は6月24日の記者会見で竹山氏支援を表明していた。慎重姿勢になった理由については「国政でもマニフェストを見て判断する。このスタンスを崩して『部下だから』というだけでは、府民の後押しは得られない」と語った。同市長選には木原敬介市長らが立候補表明している。
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橋下も万能感から下らん政治活動に首突っ込み過ぎである。大阪府の仕事しろよ。
支持率に浮かれてバッカじゃねーのヽ(`Д´)ノ
「支持政党表明」皆そっぽ 橋下知事、大阪の首長と会合
http://www.asahi.com/politics/update/0701/OSK200907010139.html
2009年7月1日23時28分
大阪府の橋下徹知事は1日、府内の市町村長に対し、地方分権推進のための「首長連合」への参加を呼びかけた。府内43市町村長のうち24人の首長が出席し、趣旨に賛同する意見はあったが、衆院選で支持政党を表明することに賛意を示す声はほとんどなかった。橋下知事は「府内の首長との支持政党の表明は無理です」と報道陣に語った。
会合は橋下知事が呼びかけた。冒頭、橋下知事が「分権を進めるには、地方は国に対する圧力団体になるべきだ。そのために必要なパワーは、選挙で応援するかしないかに尽きる」と持論を展開し、共闘を要請した。
首長からは、地域で地方分権に取り組むことについては合意が得られたが、支持政党の表明に賛同したのは2人だけ。会合は非公開だったが、出席者によると、柏原市の岡本泰明市長と千早赤阪村の松本昌親村長が賛同したという。会合後、貝塚市の吉道勇市長は「地方自治体では市民党的な立場でやっている」、池田市の倉田薫市長は「支持政党が政権与党にならないリスクがある」と語った。
橋下知事は「グループの人数を増やしていくことも考えないといけない」としながらも、「支持政党の表明は撤回しない。賛同してくれる人を探している」と強調した。
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>>246
支持表明したきゃ一人でやればいいんであって、
わざわざ団体でやる必要はないですね。
まぁ、自公を裏切る大義名分が欲しいだけなんでしょうが…
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000907020003
県議長に安井氏 副議長は田尻氏
2009年07月02日
安井宏一議長
田尻匠副議長
◇自民、民主で正副分ける◇
県議会は1日、正副議長選を行い、新たに議長に「自民党」の安井宏一氏(67)=生駒市、当選4回=が、副議長には「民主党」の田尻匠氏(52)=山辺郡・奈良市、当選4回=を選出した。最大会派の自民党(17人)と第2党「民主党」(9人)が歩み寄る構図となり、民主党の副議長は初めて。安井氏は「中央の対立構造と同じでなく、第1党と第2党が手を組んで議会運営に取り組むのが地方分権の時代にふさわしい議会の姿。遷都1300年祭の準備の年に当たるので国内外へPRしていきたい」と述べた。
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>>247
仮に自公を裏切ろうとしてるなら尚更なんですけど,どうも信用成らんのですよね,俺は。
>>248
自民系から民主へ移籍なんて話しも飛んでましたが民・自協調で決まりなんですな。
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>>249
逆に民主が不利になれば、すぐにまた寝返るでしょうからねぇ。
知事という、一見中立な立場を利用して、
常に勝ち組みにいることを狙うタイプと見てます。
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なーんも盛り上がってないと思うけど課題はそれなりにある様ではある。
’09迫る:知事選 現場を歩く/兵庫
1 新型インフルエンザ対策
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/1025
2 尼崎公害訴訟・和解条項
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1156427416/534
3 定時制3高校・募集停止方針
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1116734086/1391
4 三木・小野の市民病院統合
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/1024
5 液晶パネル工場の姫路誘致
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036413767/837
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090703ddlk29010379000c.html
未来への選択:09年県都決戦 奈良市長選5日告示 自・民・共三つどもえか /奈良
◇衆院選控え、政党色見え隠れ
任期満了に伴う奈良市長選(12日投開票)が5日、告示される。立候補を予定しているのは、前衆院議員の鍵田忠兵衛氏(51)=自民・公明推薦▽NPO法人理事、仲川元庸氏(33)=民主推薦▽市議、小林照代氏(69)=共産推薦=の3氏。国政の与野党が激突する三つどもえの戦いが予想される。衆院選を控え、各党ともに前哨戦と位置づけて臨む方針だ。告示直前の情勢を追った。【泉谷由梨子】
◇「自民色出さぬ」
◆鍵田氏
6月27日、大和郡山市で開かれた自民党県連大会。鍵田氏は、来県した細田博之幹事長と同じ舞台には上がらず、応援演説も頼まなかった。陣営幹部は「内閣支持率低迷などで落ち込む自民色を出したくない」と説明する。
鍵田氏は元市長の父忠三郎氏から地盤を引き継ぎ、04年の市長選で初当選。市議会に不信任案を可決されて辞職し、05年の市長選に落選。同年の衆院選で、郵政造反組の森岡正宏氏への「刺客」として自民から出馬し、比例で復活当選した。
鍵田氏にとって、最大の課題は郵政選挙で分裂した保守の一本化だ。昨年9月25日、鍵田氏の後援会の会合に招かれた森岡氏は「市長選でも応援します」と約束。記者会見で2人は固い握手を交わしてアピールした。
だが、ある自民県連幹部は「上がいくら手をつないでも末端までは浸透はしない」と語る。両氏は会合を重ねているが、どこまで結束を図れるかは不透明な状況だ。
◇民主幹事長応援
◆仲川氏
「奈良市のしがらみを断ち切り新しい政治を始める」。6月27日、近鉄奈良駅前で、仲川氏の応援に訪れた民主党の岡田克也幹事長が呼びかけると、集まった約800人から大きな拍手が起こった。
同党県連の馬淵澄夫代表が短期間で探した仲川氏は33歳。当初は市民派として政党色を出さないことを望み、出馬会見前には各党を回り支援を訴えた。しかし、民主が推薦を表明し、相乗りを検討していた共産は「民主党色が出過ぎ」と、急きょ独自候補を擁立した。
仲川氏の陣営は、知名度の低さを政党色でカバーする作戦だ。岡田幹事長来県後の2日朝、近鉄尼ケ辻駅前で街頭演説を終えた仲川氏は「チラシを手にとってくれる人が急に増えた」と笑顔で話した。
しかし、公約やマニフェストでも他の候補と共通部分が多く、政策的な争点は浮かび上がっていない。党幹部の応援で得た追い風を、知名度や関心にどう結びつけるかが課題だ。
◇共産、埋没防ぐ
◆小林氏
6月13日、奈良市で開かれた共産党演説会。小林氏の応援に駆け付けた市田忠義書記局長は、三条通りの拡幅や高齢者優遇制度など具体的な市政の課題を取り上げ、「無駄遣いと市民いじめの市政を続けるのか、命と暮らしを守る市政へ転換するのかが最大の争点」などと熱弁を振るった。
同党にとって奈良市は7人の市議を抱える有力地だ。しかし、衆院選を控えて自民対民主の政権選択ムードが広がる中、陣営は埋没を防ごうと懸命だ。
6月29日には石井郁子副委員長が来県し、応援演説で「唯一の女性候補」をアピール。「優しく温かい政治をするのは小林さんだけ。女性だけができることがある」と強調した。
民主との相乗りを模索し、立候補表明が遅れたことも響いている。陣営幹部は「当初は人物本位の戦いを想定していたが、国政が持ち込まれて痛いところ。共産党にしかできないことを訴えたい」と話している。
◇公明党県本部、鍵田氏を推薦 前回選と異なる判断
公明党県本部は2日、前市長で衆院議員を辞職した鍵田忠兵衛氏(51)=自民推薦=を推薦すると発表した。また、鍵田氏と政策協定を結んだ。前回市長選では、鍵田氏の税金不能欠損処理問題への不信から対立候補だった藤原昭市長を推薦したが、今回は衆院選を控えて国政の枠組みを重視した。
岡史朗県代表は「総選挙を控え、中立を選べば民主を有利に導くことになる。千葉市長選で31歳の民主推薦候補が勝ったことで危機感が生まれた。ぎりぎりの判断だった」とした。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090630ddlk29010689000c.html
未来への選択:09年県都決戦/上 ホテル誘致 /奈良
◆市長選市議選、来月5日告示
◇観光振興策“空振り” 1300年祭控え急ぐも計画頓挫
「結果責任を感じています」。今年3月5日、奈良市の藤原昭市長は目を潤ませながら、JR奈良駅西側のホテル誘致を断念すると発表した。市が05年から進めてきたプロジェクトが失敗に終わった瞬間だった。「要は(事業者の)資金繰りがつかなかったんでしょ」。記者会見の終盤、市長は投げやりに語り、その4日後、市長選への不出馬を正式に表明した。
ホテル誘致は、来年の平城遷都1300年祭に向け、JR奈良駅西側の市有地約2500平方メートルに計画。最初に市有地を売却した不動産開発会社が経営破たんし、「JR奈良駅前ホテル開発」(奈良市)が引き継いだ。
異変があったのは2月。協定で予定されていた工事が着工されない。吉本国通政策監(当時)らは電話で同社に何度も念押ししたが明確な答えがなく、ついに書面で進ちょく状況を問いただした。2月27日に届いた回答は「融資を受けられず、事業ができない」という内容だった。
このころ、藤原市長は毎朝目を真っ赤に腫らして登庁していた。記者が指摘すると「花粉症」とごまかしたが、ある市幹部は「最近眠れないらしい」と同情するように言った。
「1300年祭前の開業という焦りが市長の目を曇らせた」。市幹部や市議らはこうみる。市は同社が提示した資金調達計画を、実現可能性を調査しないまま受け入れた。「主な出資予定者」と記載された国土交通省の外郭団体「民間都市開発推進機構」(東京都)は「出資は未確定。(出資予定者という)発表を訂正してほしい」と、市に要請。最終的に出資しなかった。
市長は京大建築学科卒の旧建設省出身。就任以来、最も力を入れた一つがホテル誘致だった。今も「奈良にホテルは必要。県企画部長時代からずっと描いていた夢だった」と、無念そうに語る。
背景には、長年抱えてきた「宿泊客数増加」という課題がある。県内の宿泊客数は年間116万7480人で全国最少(07年国交省調査)。ホテル・旅館の客室数も全国最下位(07年厚生労働省調査)で、年間約1300万人の観光客の9割以上が「お金を落とさない」日帰り客だ。その結果、飲食店などが姿を消し、ますます宿泊客が減る悪循環に陥り、世界遺産など多くの観光資源を生かし切れていない。
財政難の市にとって、観光振興は収入増を図るための有効な手段だ。市は保健所など施設整備に約55億円の支出予定を抱える。一方で、市税収入はピーク時の96年度の約622億円に比べ、08年度は約545億円と12%減少。市は09、10年度で約99億円の財源不足になると推計している。
市議会は今月12日、ホテル予定地で見つかった産廃処理の予算案を認めなかった。産廃処理や予定地の活用方法、さらに古都奈良の観光振興をどう描くのかは、新市長の手腕にゆだねられる。
× ×
奈良市長選、市議選の告示が来月5日に迫った(12日投開票)。同市が抱える課題を3回にわたって紹介する。
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http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/07/01/20090701ddlk29010414000c.html
未来への選択:09年県都決戦/中 清掃職員厚遇 /奈良
◆市長選市議選、5日告示
◇進まぬ民営化導入 職務放棄懸念、改革断行に二の足
奈良市左京5にある市環境清美センター。午後2時、職員らが卓球台を囲み、たばこ片手におしゃべりに熱中している。市環境清美部によると、「日常的な光景」という。
同市のごみ収集業務は9割以上が市の直営だ。職員の勤務時間は午前7時半から午後4時だが、大半が正午ごろに業務を終える。同部によると、約7割の収集車がごみを過積載する違法状態で作業を早く終わらせている。午後は何をしているのか。市の調査に、職員らは「ゲーム」「仮眠」などと回答した。
「市民の信頼を損ね申し訳ない」。07年11月、午前中に仕事を終えた清掃職員が勤務時間中に職場を離れる「中抜け」問題が発覚し、藤原昭市長は記者会見で深々と頭を下げた。環境清美部では、07年にも別の職員が、長期病欠しながら入札などに参加した問題を巡って職務強要罪に問われ、有罪判決を受けた。それでも、大半が午後に仕事をしない実態は変わっていない。
市は08年3月、幹部や弁護士らによる「業務改善企画会議」を設置。ごみ収集業務の民営化や業務体制の再編について協議を始めた。昨年10月に出す予定だった結論は、今も出ていない。市幹部によると、市従業員労組の反発が根強く、1年以上遅れるのは必至という。
背景には、「3K」(危険、きつい、汚い)と言われる清掃職員を確保するため、戦後、報償費や特殊勤務手当の支給などで厚遇してきた経緯がある。市は担当地域のごみ収集が終わった職員の帰宅を黙認し、さらに手当支給を始めた。その過程で、市は労組と手当の上積みなどの約束を交わしており、「今更無視できない」と言う。現在、実質的な勤務時間は約5時間だが、手当を含む給与は08年度月額平均で約50万円だ。
民営化導入に向け、市は04年に労組と団体交渉をした。「『交渉』ではなく、怒号が飛び交う『けんか』だった」と市幹部は振り返る。以来、民営化についての交渉は開かれていない。市側は「ごみ収集をボイコットされる」(市幹部)のを恐れ、改革断行に踏み切れないでいる。
県の分析によると、市の職員数は同規模の自治体より364人多く、「清掃部門直営が要因」などと指摘された。この人件費が財政を圧迫する一因となっている。市が06年度に調査した中核市30市のうち、奈良市のように9割以上を直営しているのは4市だけだ。行政改革の必要性は誰もが認める。トップのリーダーシップが求められている。
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http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/07/02/20090702ddlk29010637000c.html
未来への選択:09年県都決戦/下 住民サービス /奈良
◆市長選市議選、5日告示
◇高齢者福祉、切り詰め−−バス料金優遇改正、外出控え顕著に
「老人の暮らしを守れ」「福祉切り捨て反対」。昨年8月5日、市民団体「シルバーパスを守る会」(寺本敏夫代表)の高齢者約80人が市役所を取り囲み、こぶしを突き上げた。怒りの声は、臨時市議会で高齢者のバス料金などを優遇する「老春手帳」制度改正を審議していた市議らに向けられた。
しかし、改正を盛り込んだ補正予算案は翌日成立。70歳以上は年間2000円を支払えば乗り放題だったのが、制度改正で1回ごとに100円を支払う「ワンコイン」制となった。
「守る会」の寺本代表は年金暮らしで82歳。足が不自由で歩くのも楽ではない。週に1度、バスと電車を乗り継いで通院している。制度改正後は節約のため、孫娘に駅まで車で送迎を頼んでいるが、「孫も忙しく、遠慮することもある」と言い、外出する機会は徐々に減った。市の調査でも、高齢者のバス利用は制度改正により減少。一人当たりの1カ月平均乗車回数は20回から14回と、出控え傾向が顕著だ。
制度は70年、85歳以上のバス乗車無料などの制度としてスタート。対象年齢は徐々に拡大され、74年には70歳以上になった。02年からは利用料として年間2000円の徴収を始めた。支出額は07年度決算で9億5190万円に上った。
この間、市の財政は年々悪化。人件費など「経常経費」が歳出に占める割合を示す経常収支比率は、07年度決算で98・4%。自由に使える金がほとんどない状態だ。市が抱える借金は07年度末で1853億円に上る。歳入に占める公債費(臨時財政対策債などを除く)の割合を示す実質公債費比率(05〜07年の平均値)は12・6%と、中核市平均の10・7%を上回っている。
こうした中、藤原昭市長は「高齢化で事業費はふくらむ一方。制度維持のために改正が必要だ」として、06年3月議会に改正案を提案した。しかし、市長選で市長を支援した共産、公明両会派からも反対されて見送った。その後、3回の提案、見送りを経てようやく成立した。
改正後の09年度予算では5億2000万円となり、約4億3000万円の削減効果があった。代わりの外出支援策として、スポーツ施設利用料補助など七つの新規事業を盛り込んだが金額は合計でわずか1255万円。
市民にはさらに負担が重くのしかかる。国民健康保険料は一人当たり年間平均9万9628円(07年度決算)で、全国の中核市中2番目に高い。また、就学前の子供の医療費も、奈良市は一部補助だが、隣の生駒市は無料と手厚い。財政再建をしながらどう住民サービスを維持するか。新市長は難題を突きつけられている。
× ×
この連載は、泉谷由梨子が担当しました。
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>>174>>176
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090703ddlk25010512000c.html
大津市議会:「結の会」解散 所属3議員、最大会派に /滋賀
大津市議会の保守系会派「結(ゆい)の会」が6月26日付で解散した。同会派に所属していた竹内照夫、堀井三正、武田平吾の3市議は最大会派「湖誠会」に加入した。今年5月、当時の最大会派「大志会」が分裂し、離脱した9人が湖誠会を結成していた。
新しい会派構成は次の通り。
湖誠会(12人)▽市民ネット21(6人)▽共産党市議団(6人)▽公明党議員団(5人)▽大志会(5人)▽清正(しんせい)会・杣(そま)(4人)▽社民クラブ(1人)▽無所属の会(1人)【豊田将志】
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割りと遅めですね。
もう殆ど組織なんて残ってないしがらみのない社民なんだから新社会と共産で革新統一候補でも推っ立てて見ればええのに。。
選挙:兵庫県知事選 社民が井戸氏推薦
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090617ddm005010022000c.html
18日告示、7月5日投開票の兵庫県知事選で、社民党は16日、現職で3選を目指す井戸敏三氏(63)の推薦を決めた。自民、公明、民主県連も推薦を決めている。
毎日新聞 2009年6月17日 東京朝刊
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=和歌山3区=
去年の8月末〜9月頭の記事
再生への岐路:有田市長選を前に/和歌山(毎日新聞)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7679-7680
上 燃料高騰に苦しむ漁業関係者
下 企業誘致で地域活性化 和歌山
【選挙】望月氏が現職破り初当選 和歌山・有田市長選
2008.9.7 21:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080907/lcl0809072151006-n1.htm
和歌山県の有田市長選が7日投開票され、前市議の望月良男氏(36)が、現職の玉置三夫氏(74)=自民推薦=を破り初当選。投票率は75.09%。
▽有田市長選開票結果
当 9860望月 良男 無新
9451玉置 三夫 無現=自:二階支援http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1151
(選管最終)
望月氏が現職下し初当選 和歌山・有田市長選
2008.9.8 02:23
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/080908/wky0809080226004-n1.htm
現職と新人の激しい選挙戦となった和歌山県有田市長選は7日、投開票が行われ、無所属で新人の前市議、望月良男氏(36)が、無所属で3選を目指す現職の玉置三夫氏(74)=自民推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は75・09%(前回77・45%)、当日有権者数は2万6171人だった。
同市宮崎町の選挙事務所に「当選確実」の一報が入ると、詰めかけた大勢の支持者らから「バンザイ」の歓声と拍手がわき起こった。事務所に姿を見せた望月さんは真っ黒に日焼けした顔に満面の笑みを浮かべるとともに、支持者らと抱き合い、体全体で当選の喜びを表した。
望月さんは「財政改革、子供の命を守る学校の対策、産業振興、やりたいことがたくさんあるが、みなさんと一緒に有田を変えていきます」などと抱負を述べた。
一方、玉置さんは2期目4年間の経験と実績、行財政改革による財政再建、バイパスの早期完成、小中学校の耐震化などのマニフェストの実現を訴えたが、一歩及ばなかった。
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奈良市長選に3氏が届け出、与野党対決の構図に
http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY200907050031.html
2009年7月5日9時26分
奈良市長選は5日告示され、新顔でNPO法人役員の仲川元庸(もとのぶ)氏(33)=民主推薦=、元職で前衆院議員の鍵田忠兵衛氏(51)=自民、公明推薦=、新顔で前市議の小林照代氏(69)=共産推薦=の3人が立候補を届け出た。今春以降の県庁所在地市長選では名古屋、さいたま、千葉に次いで4回連続の与野党対決構図になった。12日に投開票される。
悪化する市財政の立て直し、来年に迫った平城遷都1300年祭を契機とした観光振興策などが争点。現職の藤原昭氏(65)はホテル誘致の失敗を理由に1期で引退する。
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特集「鍵田問題」報道
http://www.nara-np.co.jp/special/kagita/
節操なき政治行動 再び問う鍵田問題
■問われた資質<上>−税金未納など批判再燃−(2005.10.26 奈良新聞)
■問われた資質<中>−選挙で公費を無駄使い−(2005.10.27 奈良新聞)
■問われた資質<下>−退職金747万円辞退せず−(2005.10.31 奈良新聞)
◆反省なき言動<上>−落選半月後の自民公認−(2005.11.01 奈良新聞)
◆反省なき言動<下>−「不起訴決まっている」−(2005.11.02 奈良新聞)
●どうなる地検判断−「反省はなく政争に転嫁」−(2005.11.09 奈良新聞)
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未来への選択:09年県都決戦 奈良市長選告示、3人激突 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090706ddlk29010279000c.html
◇市議選、定数39に48人立つ
任期満了に伴う奈良市長選・市議選が5日、告示された。市長選には、新人でNPO法人理事、仲川げん氏(33)=民主推薦▽元職で元衆院議員、鍵田忠兵衛氏(51)=自民・公明推薦▽新人で元市議、小林照代氏(69)=共産推薦=の3人が立候補を届け出た。国政の与野党が激突する三つどもえの戦いで、各党は衆院選の前哨戦と位置づけ、総力戦で臨む。投票は12日で、即日開票される。4日現在の有権者は30万2813人(男14万1002人、女16万1811人)。【泉谷由梨子、中村敦茂、阿部亮介】
届け出を済ませた各候補者は、選挙事務所前などで第一声をあげた。
◇仲川候補
仲川候補は奈良市角振町の事務所で第一声。「利権やしがらみの古い政治が続けられ、奈良市には3000億円近い借金が残されている。新しい奈良市を始めなければ、子供たちに安心して暮らせる街を残せない」と訴えた。さらに「税金の使い方をゼロから見直す」と、ハコモノから暮らし重視への転換を強調。若さをアピールした。午後には全国最年少市長の熊谷俊人・千葉市長や河村たかし・名古屋市長が応援に訪れた。
◇鍵田候補
鍵田候補は、必勝祈願の神事を終えた後、近鉄奈良駅前で出陣式。「奈良のため、どうしても仕事したいという思いをずっと持っていた」と話し、財政再建や景観問題などの課題を挙げた。「私には信念、やる気、情熱、勇気がある。東京の人脈を奈良で使わせていただきたい。子供たちの笑顔が輝く町を市民と一緒につくりたい」と呼びかけると、大きな拍手が起こった。荒井正吾知事や森岡正宏元衆院議員も応援に駆けつけた。
◇小林候補
小林候補は奈良市西木辻町の選挙事務所近くで第一声を上げた。「今までの市政は国の言いなりの開発を優先し、福祉を削って市民に痛みを押しつけてきた」と強調。「国保料を引き下げ、介護保険の負担を減らす。保育所を増やし、中学卒業まで子供の医療費を無料化する。シルバーパスも元に戻す」などと公約を挙げ、「大型公共事業を見直し、無駄と不公正をなくせば、市民の命と暮らしを守る財源は確保できる」と訴えた。
◇
市議選(定数39)は、現職30人、新人15人、元職3人の計48人が立候補した。政党別では自民1人▽民主7人▽公明7人▽共産7人▽社民1人▽無所属25人。
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◇奈良市長選
仲川げん(なかがわ・げん) 33 無新
NPO法人奈良NPOセンター理事▽奈良教育大ボランティア論担当[歴]石油会社員▽立命館大=[民]
鍵田忠兵衛(かぎた・ちゅうべえ)51 無元(1)
[元]衆院議員▽槍術宗家▽県剣道連盟会長[歴]近鉄百貨店社員▽衆院議員秘書▽県議▽国士舘大=[自][公]
小林照代(こばやし・てるよ) 69 無新
社会福祉士▽精神保健福祉士▽党県委員[歴]市議▽医療ソーシャルワーカー▽日本福祉大=[共]
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>>261-262
◇市議選立候補者(届け出順)定数39−48
森岡弘之 51 公新 党副支部長[歴]玩具卸会社員
井上昌弘 55 共現(2) 党地区委員[歴]生協職員
藤本孝幸 53 民現(3) NPO法人理事長▽党支部幹事長
横井雄一 43 無新 奈良交通社員[歴]青年会議所理事長
山本清 71 自現(7) 党支部役員▽自治会役員
後藤恭平 66 無新 機械設計会社役員[歴]会社員
植村佳史 48 無現(1) レンタカー業▽商議所青年部役員
柿本元気 30 無現(1) 学習塾副学長
山口裕司 44 共現(4) 党県委員▽医療法人職員
松田末作 67 無現(6) 保育園理事長[歴]市監査委員
大坪宏通 39 無元(2) 武道団体理事[歴]県議事務所職員
西本守直 64 共現(2) NPO理事▽党県委員[歴]県職員
中西吉日出 56 無現(2) 自治会顧問[歴]PTA副会長
蔵之上政春 77 無現(3) 農業▽市体操協会長[歴]中学校長
矢追勇夫 80 無現(6) [元]農業[歴]市監査委員・農業委員
階戸幸一 52 民新 医療機器販売▽党支部役員
高橋克己 58 公現(3) 党県役員[歴]特殊法人職員
池田慎久 40 無元(4) 市体協常任理事[歴]市社会教育委員
東久保耕也 63 無現(2) 農業[歴]旧月ケ瀬村議
高杉美根子 57 公現(3) 党副支部長▽地区社協役員
宮池明 44 公新 党副支部長[歴]自動車販売会社員
三浦教次 59 無現(2) 地区社協役員[歴]病院技師長
酒井孝江 46 無新 市民団体代表▽心理カウンセラー
森田一成 50 無現(4) 地区社協役員[歴]小学校講師
松岡克彦 54 共現(2) 党地区委員[歴]PTA会長
北村拓哉 39 共現(2) 党県委員[歴]医療法人役員
幾田邦夫 53 無現(2) 市柔道協顧問[歴]広告会社社長
山出哲史 50 無新 社会福祉士▽介護支援専門員
上原雋 61 無現(5) 市レク協会長▽市観光協会相談役
岡田佐代子 53 社現(5) 県解放保育研事務局長[歴]保育士
大橋雪子 58 公現(3) 党副支部長[歴]画材販売会社員
山本直子 49 共新 デザイナー▽市民団体事務局長
樽谷佳男 67 民新 子供囲碁教室主宰[歴]シャープ社員
野田光雄 58 無新 旅館業▽市商振会副会長
松村和夫 62 民現(4) 党県役員[歴]連合奈良役員
北良晃 65 無現(2) 地区社協会長[歴]旧都祁村助役
山口誠 53 民現(5) 党県役員[歴]衆院議員秘書
山中益敏 53 公現(2) 党副支部長[歴]設計事務所代表
伊藤剛 45 公新 党副支部長[歴]貿易会社員
今川正 85 無新 大阪府大名誉教授[歴]甲子園大教授
田中浩 45 無新 印刷会社長▽県印刷工業組合理事
浅川仁 52 無現(2) 自治会役員[歴]建設内装会社社長
松石聖一 60 民現(8) 党支部役員▽自治会副会長
土田敏朗 63 無現(3) 自治会長[歴]飲食店経営
内藤智司 50 民元(1) 関電社員[歴]労組支部執行委員長
天野秀治 47 無現(1) IT会社社長▽市剣道連盟顧問
中川晋作 69 無新 学習塾経営[歴]奈良青年会議所理事
吉川等子 37 共新 党地区委員[歴]歯科医院職員
◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
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◇おことわり
奈良市長選に立候補した仲川元庸氏の氏名は、同市選管が受理した「仲川げん」と表記します。
毎日新聞 2009年7月6日 地方版
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内訳わがんねす(;´Д`)
ただ自民党公認貰って最下位の漢(おとこ)が居るw
選挙:高取町議選 町議8人決まる /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20090706ddlk29010303000c.html
任期満了に伴う高取町議選(定数8)は5日投開票され、新議員8人が決まった。
当日有権者数は6559人(男3055人、女3504人)。投票率は77・97%(前回79・08%)。【高島博之】
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◆開票結果
◇高取町議選(定数8−10)=選管最終発表
当 815 米田義一 58 無新
当 590 新沢明美 51 共現
当 580 浅井賢治 61 無新
当 551 松川博文 60 無現
当 541 吉川晴三 54 無新
当 492 森下明 55 無現
当 419 田中義光 71 無現
当 403 中垣宗久 61 無現
346 岩田又一 59 無新
302 川西康陽 57 自元
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最悪だよ。こいつのオヤジは平然と国に7000万の損害を与えて恬然としている恥知らずだ。
この女も将来大前学園を継ぐんじゃねーの?
25歳の最年少県議誕生 西宮補選、大前春代氏
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002095403.shtml
兵庫県議の補欠選挙(西宮市選挙区)が5日、投開票され、無所属新人で元衆院議員私設秘書の大前春代氏(25)が、共産の元県議礒見恵子氏(52)、無所属新人で元川西市職員の野々村竜太郎氏(42)を破り、初当選した。大前氏は25歳5カ月で、県会事務局によると、同県議では最年少の当選者。
共産の都築研二県議が昨年7月に死去したことに伴う選挙。投票率は32・45%。
大前氏は、衆院兵庫7区選出の大前繁雄議員(自民)の次女。自民、公明の西宮市議らの支援を受け、「若さ」を前面に打ち出した選挙戦を展開。都築氏の弔い合戦として「共産議席の死守」を掲げた礒見氏と、「しがらみがない政治」を訴えた野々村氏を抑えた。(広畑千春)
(7/6 00:33)
947 名前:カルトから宗教法人の免税特権剥奪![] 投稿日:2009/07/07(火) 04:51:38 ID:O8PBbvxY
【政治】 25歳5カ月の県議誕生・・・兵庫県
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1246861815/l50
当41748 大前春代 25 無新
38823 礒見恵子 52 共元
33359 野々村竜太郎 42 無新
◇西宮市(改選数1)
大前春代 25 無新(1)
[元]衆院議員秘書[歴]会社員▽辻学園調理技術専門学校
〔阪神版〕
大前繁雄衆院議員(66)=自民、兵庫7区=の二女
兵庫県西宮市の国有地売却をめぐり、大前繁雄衆院議員(66)=自民、兵庫7区=が理事長を務める学校法人「大前学園」が1度落札しながら契約辞退し、再入札で知人に落札させ、約7000万円安く手に入れていたことが分かった。
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神戸市長選の日程が決定。
これで10/25は、ちょっとした統一地方選になりましたね。
相乗りだらけにならなければいいのですが。
10/25:静岡参院補選・宮城県知事選・川崎市長選・神戸市長選
10月25日投開票=神戸市長選
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009070800725
神戸市選挙管理委員会は8日、任期満了に伴う同市長選の日程を10月11日告示、同25日投開票と決めた。(2009/07/08-16:47)
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090709ddlk27010437000c.html
選挙:堺市長選 「LRTは白紙撤回」 小林氏が出馬表明で抱負 /大阪
任期満了に伴う堺市長選(9月13日告示・27日投開票)に無所属で立候補することを表明した府立大名誉教授の新人、小林宏至氏(65)は8日、堺市役所での記者会見で「公共事業優先で、国や府の政策に追随する堺市政を変えたい」と抱負を語った。
小林氏は群馬県高崎市生まれ。東北大大学院博士課程中退。府立大助手、助教授、教授を歴任した。
会見した小林氏は「次世代型路面電車(LRT)整備は白紙撤回する。LRT整備は市民合意がないまま進められた。トップダウンでなく、市民合意によって交通体系をつくる」と語った。
また、国保料の1人1万円引き下げ、介護保険料・上下水道料の引き下げ、シャープへの過度の財政支援策の見直し、市長退職金の返上などを公約にしている。共産党などでつくる市民団体推薦。
市長選の立候補表明は4人目。現職の木原敬介氏(69)▽元三菱重工業社員の新人、井関貴史氏(35)▽元府政策企画部長の新人、竹山修身氏(59)−−の無所属の3人が立候補を既に表明している。【山田英之】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090712/lcl0907120030000-n1.htm
衆院選を意識?公明議長誕生に自民が貢献 大阪・池田市議会 (1/2ページ)
2009.7.12 00:30
大阪府池田市議会で5月に行われた議長選で異変が起きた。ここ数年は最大会派の自民系会派から議長を輩出していたが、民主系や共産よりも少ない公明から議長が選出。公明議長誕生の裏には自民の異例の協力があった。次期衆院選で池田市を含む大阪9区では、平成18年の補選で当選した自民現職が厳しい戦いを強いられると予想されており、民主、共産の市議からは「衆院選で公明に協力してもらうための戦略だろう」との声が上がっている。
池田市議会の構成は自民系8人、民主系6人、共産5人、公明4人、無所属1人−の計24人。過去10年間の議長は、自民が7回、民主が3回務めた。自民、民主が譲り合いながら交互に議長を務めたこともあったが、18〜20年は最大会派の自民から議長を輩出している。
しかし、今回は自民が候補者を立てずに公明を推し、各会派に推薦することを宣言。唯一の無所属市議は「公明党を立てます。あてにしていますから…」と、自民市議から暗に公明候補への投票を要請されたという。
民主はこれまでの議長選では、票が割れることがあったため、自民としては、事前の根回しで民主の一部を味方につけ、公明議長を誕生させる作戦を立てたとみられる。
こうした自民の戦略に対抗して民主は、会派として候補を立てず一丸となって共産候補を推した。投票の結果は公明、共産各12票の同数に。根回しに奔走していた自民にとっては事前の票読みと違う予想外の票数だったためか、自民市議から「裏切り者」「何考えてんのや」といったヤジが議場に響いた。ただ、最終的には市議会史上初のくじ引きが行われ、公明議長誕生で決着した。
自民の戦略の裏をかいた民主市議は「自民に思い通りにはいかないということをつきつけた」。共産市議は「公明に花を持たせて(衆院選での)見返りを求めたのでは」と分析する。
これに対して自民市議は「衆院選があるからではなく、最近はうちからばかりだったので今回は(公明に)譲った」と釈明し、衆院選での公明支援を想定したことではないとして否定。しかし「衆院選はかなり厳しい戦いになる。公明に手をつないでもらえるかは分からないが協力はほしい」と本音をもらした。
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>>267
すげえ。権力闘争ですねぇ。共産議長を見たかったが。。
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奈良ゼロ打ちです・・・
http://www.asahi.com/politics/update/0712/OSK200907120053.html
奈良市長に民主推薦の仲川氏当選 前自民衆院議員ら破る
2009年7月12日20時4分
奈良市長選は12日投開票され、民主党推薦の新顔でNPO法人役員の仲川元庸氏(33)が、元職で前自民党衆院議員の鍵田忠兵衛氏(51)、新顔で前共産党市議の小林照代氏(69)を破って初当選した。6月に当選した熊谷俊人・千葉市長(31)に次ぎ全国2番目に若い市長となる。
与野党対決の構図になり、総選挙の前哨戦の一つとして注目された。名古屋、さいたま、千葉の県庁所在地市長選や静岡県知事選で連勝中の民主に今回も追い風が吹いた。
仲川氏はたびたび民主幹部の応援を得て与党との対決ムードを強調。若さもアピールして無党派層に浸透した。自民と公明の推薦を受けた鍵田氏は逆風を意識して政党色を抑え、元奈良市長の亡父から引き継いだ後援会中心の選挙戦を展開したが、支持の広がりを欠いた。共産推薦の小林氏は福祉施策の充実を強調したが及ばなかった。
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>>269
奈良市は民主のほうが強いですからね。
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>>269
ぶふぉっ
まじかい(;´Д`)
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幾ら何でも鍵忠はねぇだろってのは判る。でも幾ら民主推薦でも政治素人に零打ちはないよねぇ。。
奈良市長選:民主推薦の仲川氏が当選 全国2番目の若さ
http://mainichi.jp/select/today/news/20090713k0000m010049000c.html?link_id=RTH05
2009年7月12日 20時36分 更新:7月13日 1時28分
奈良市長選で初当選が確実となった仲川げん氏=奈良市角振町の事務所で2009年7月12日午後10時11分、宮間俊樹撮影
任期満了に伴う奈良市長選は12日投開票され、民主推薦のNPO法人理事、仲川げん氏(33)が市全域で票を伸ばし、自民・公明推薦の前衆院議員、鍵田忠兵衛氏(51)、共産推薦の前市議、小林照代氏(69)を破り、初当選した。各党とも衆院選の前哨戦として臨んだが、名古屋、さいたま、千葉の3政令市長選、静岡県知事選に続き、民主の推した候補が勝利した。仲川氏は千葉市長の熊谷俊人氏(31)に次ぎ、現職では全国2番目に若い市長となる。投票率は56.12%(前回50.91%)。
現職が今年3月、ホテル誘致の失敗を理由に不出馬を表明。国政の与野党がそれぞれ推す候補の三つどもえ戦となった。民主は鳩山由紀夫代表や岡田克也幹事長ら党幹部のほか、熊谷市長、河村たかし名古屋市長が続々と駆け付け、知名度で劣る仲川氏を全面支援。党への追い風を利用した。【中村敦茂】
◇奈良市長選確定得票数
当76707 仲川 げん=無新<1>[民]
62958 鍵田忠兵衛=無元(1)[自][公]
24340 小林 照代=無新[共]
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馬淵のセンスかw
586 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/07/13(月) 00:50:31 ID:56WU2lJ+
この仲川って人
がっちりしてて、ちょっと大仏を思わせる
奈良にふさわしい
588 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/07/13(月) 00:54:51 ID:eJH9XTM8
>586
言われてみれば、そう思う。
馬淵が彼を擁立したのは、ガチムチつながりなんだろうか?
589 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/07/13(月) 00:56:03 ID:I+JyHWxM
>588
喋り方とかまぶちさんにそっくりだったしなぁ
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当選ライン上昇か - 奈良市議選情勢
http://www.nara-np.co.jp/20090709104527.html
2009年7月9日 奈良新聞
奈良市長選挙とダブルで行われる同市議会議員選挙は、39議席をめぐり現職30、元職3、新人15の計48人が立候補し、9人超過の激戦となっている。今回の選挙戦は定数が7減となって初めての選挙で、当選ラインが前回(平成17年)より上がるとみられ、特に中下位で当選した陣営は票の上積みに懸命だ。
当選ラインは2500前後とみる陣営が多い。投票率は有権者の関心が低く45%程度とする陣営もあれば、新人候補が多く出ていることで投票率が引き上げられ、55%程度と予想する陣営もあり、陣営によって幅がある。
立候補者を政党別にみると自民1(現職)▽民主7(現職4、元職1、新人2)▽公明7(現職4、新人3)▽共産7(現職5、新人2)▽社民1(現職)▽無所属25(現職15、元職2、新人8)―。ベテラン市議ら12人が今期限りでの引退を決めており、その票の行方にも注目が集…
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>>272
何ぼなんでもゼロ打ちはね〜。
まあ、それはそれとして、さいたま市、静岡県、奈良市と、自公系国会議員候補、首長選3連敗。逆風は相当深い。
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奈良民主に関しては、市長選より市議選でしたね
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611 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/07/13(月) 07:17:33 ID:BE7BOTXz
市議会まとめ
民主:7人全員当選 36,760票
共産:7人全員当選 24,312票
公明:7人全員当選 24,278票
自民:1人全員当選 *5,835票 …!?
社民:1人全員当選 *2,765票
トップ当選:池田慎久 8,161票 (鍵田の脱税に絡んだ逮捕歴あり、隠れ自民) …トホホ
落選した「無所属候補(自民党隠し)」の皆さん
↓
柿本元気(現職・創友会)
幾田邦夫(現職・創友会)
蔵之上政春(現職・政翔会)
612 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/07/13(月) 07:23:10 ID:2d0gFsR/
>611
票数は共産>公明になったのか。こりゃ珍しい。
東京の敗北で打ちひしがれている共産支持者の気持ちも
少しは晴れることだろうw
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>>277の>612部分
>票数は共産>公明になったのか。こりゃ珍しい。
知事選に引き続いて共産が活性化しちまいそうでちょいと心配ではあります。。
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奈良市議会
http://www.city.nara.nara.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1147653427772&SiteID=0000000000000
会派別議員名簿
創友会(12名)幹事長 幾田 邦夫
(議席順) 天野 秀治 柿本 元気 東久保 耕也 中西 吉日出 北 良晃 上原 雋 峠 宏明 和田 晴夫 横井 健二 土田 敏朗 橋本 和信
政翔会(8名)幹事長 浅川 仁
(議席順)奥田 正治 植村 佳史 三浦 教次 森田 一成 蔵之上 政春 松田 末作 山本 清
公明党奈良市議会議員団(7名)幹事長 高杉 美根子
(議席順) 山中 益敏 大橋 雪子 高橋 克己 金野 秀一 船越 義治 岡本 志郎
日本共産党奈良市会議員団(6名)幹事長 山口 裕司
(議席順) 松岡 克彦 北村 拓哉 井上 昌弘 西本 守直 原田 栄子
市民クラブ(3名)幹事長 松石 聖一
(議席順) 藤本 孝幸 山口 誠
新政クラブ(3名)幹事長 岡田 佐代子
(議席順) 矢野 兵治 大谷 督
無所属 松村 和夫
無所属 矢追 勇夫
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未来への選択:09年県都決戦 奈良市長選告示、3人激突 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/07/06/20090706ddlk29010279000c.html
◇市議選、定数39に48人立つ
任期満了に伴う奈良市長選・市議選が5日、告示された。市長選には、新人でNPO法人理事、仲川げん氏(33)=民主推薦▽元職で元衆院議員、鍵田忠兵衛氏(51)=自民・公明推薦▽新人で元市議、小林照代氏(69)=共産推薦=の3人が立候補を届け出た。国政の与野党が激突する三つどもえの戦いで、各党は衆院選の前哨戦と位置づけ、総力戦で臨む。投票は12日で、即日開票される。4日現在の有権者は30万2813人(男14万1002人、女16万1811人)。【泉谷由梨子、中村敦茂、阿部亮介】
届け出を済ませた各候補者は、選挙事務所前などで第一声をあげた。
◇仲川候補
仲川候補は奈良市角振町の事務所で第一声。「利権やしがらみの古い政治が続けられ、奈良市には3000億円近い借金が残されている。新しい奈良市を始めなければ、子供たちに安心して暮らせる街を残せない」と訴えた。さらに「税金の使い方をゼロから見直す」と、ハコモノから暮らし重視への転換を強調。若さをアピールした。午後には全国最年少市長の熊谷俊人・千葉市長や河村たかし・名古屋市長が応援に訪れた。
◇鍵田候補
鍵田候補は、必勝祈願の神事を終えた後、近鉄奈良駅前で出陣式。「奈良のため、どうしても仕事したいという思いをずっと持っていた」と話し、財政再建や景観問題などの課題を挙げた。「私には信念、やる気、情熱、勇気がある。東京の人脈を奈良で使わせていただきたい。子供たちの笑顔が輝く町を市民と一緒につくりたい」と呼びかけると、大きな拍手が起こった。荒井正吾知事や森岡正宏元衆院議員も応援に駆けつけた。
◇小林候補
小林候補は奈良市西木辻町の選挙事務所近くで第一声を上げた。「今までの市政は国の言いなりの開発を優先し、福祉を削って市民に痛みを押しつけてきた」と強調。「国保料を引き下げ、介護保険の負担を減らす。保育所を増やし、中学卒業まで子供の医療費を無料化する。シルバーパスも元に戻す」などと公約を挙げ、「大型公共事業を見直し、無駄と不公正をなくせば、市民の命と暮らしを守る財源は確保できる」と訴えた。
◇
市議選(定数39)は、現職30人、新人15人、元職3人の計48人が立候補した。政党別では自民1人▽民主7人▽公明7人▽共産7人▽社民1人▽無所属25人。
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◇奈良市長選
仲川げん(なかがわ・げん) 33 無新
NPO法人奈良NPOセンター理事▽奈良教育大ボランティア論担当[歴]石油会社員▽立命館大=[民]
鍵田忠兵衛(かぎた・ちゅうべえ)51 無元(1)
[元]衆院議員▽槍術宗家▽県剣道連盟会長[歴]近鉄百貨店社員▽衆院議員秘書▽県議▽国士舘大=[自][公]
小林照代(こばやし・てるよ) 69 無新
社会福祉士▽精神保健福祉士▽党県委員[歴]市議▽医療ソーシャルワーカー▽日本福祉大=[共]
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>>280-281
◇市議選立候補者(届け出順)定数39−48
森岡弘之 51 公新 党副支部長[歴]玩具卸会社員
井上昌弘 55 共現(2) 党地区委員[歴]生協職員
藤本孝幸 53 民現(3) NPO法人理事長▽党支部幹事長
横井雄一 43 無新 奈良交通社員[歴]青年会議所理事長
山本清 71 自現(7) 党支部役員▽自治会役員
後藤恭平 66 無新 機械設計会社役員[歴]会社員
植村佳史 48 無現(1) レンタカー業▽商議所青年部役員
柿本元気 30 無現(1) 学習塾副学長
山口裕司 44 共現(4) 党県委員▽医療法人職員
松田末作 67 無現(6) 保育園理事長[歴]市監査委員
大坪宏通 39 無元(2) 武道団体理事[歴]県議事務所職員
西本守直 64 共現(2) NPO理事▽党県委員[歴]県職員
中西吉日出 56 無現(2) 自治会顧問[歴]PTA副会長
蔵之上政春 77 無現(3) 農業▽市体操協会長[歴]中学校長
矢追勇夫 80 無現(6) [元]農業[歴]市監査委員・農業委員
階戸幸一 52 民新 医療機器販売▽党支部役員
高橋克己 58 公現(3) 党県役員[歴]特殊法人職員
池田慎久 40 無元(4) 市体協常任理事[歴]市社会教育委員
東久保耕也 63 無現(2) 農業[歴]旧月ケ瀬村議
高杉美根子 57 公現(3) 党副支部長▽地区社協役員
宮池明 44 公新 党副支部長[歴]自動車販売会社員
三浦教次 59 無現(2) 地区社協役員[歴]病院技師長
酒井孝江 46 無新 市民団体代表▽心理カウンセラー
森田一成 50 無現(4) 地区社協役員[歴]小学校講師
松岡克彦 54 共現(2) 党地区委員[歴]PTA会長
北村拓哉 39 共現(2) 党県委員[歴]医療法人役員
幾田邦夫 53 無現(2) 市柔道協顧問[歴]広告会社社長
山出哲史 50 無新 社会 福祉士▽介護支援専門員
上原雋 61 無現(5) 市レク協会長▽市観光協会相談役
岡田佐代子 53 社現(5) 県解放保育研事務局長[歴]保育士
大橋雪子 58 公現(3) 党副支部長[歴]画材販売会社員
山本直子 49 共新 デザイナー▽市民団体事務局長
樽谷佳男 67 民新 子供囲碁教室主宰[歴]シャープ社員
野田光雄 58 無新 旅館業▽市商振会副会長
松村和夫 62 民現(4) 党県役員[歴]連合奈良役員
北良晃 65 無現(2) 地区社協会長[歴]旧都祁村助役
山口誠 53 民現(5) 党県役員[歴]衆院議員秘書
山中益敏 53 公現(2) 党副支部長[歴]設計事務所代表
伊藤剛 45 公新 党副支部長[歴]貿易会社員
今川正 85 無新 大阪府大名誉教授[歴]甲子園大教授
田中浩 45 無新 印刷会社長▽県印刷工業組合理事
浅川仁 52 無現(2) 自治会役員[歴]建設内装会社社長
松石聖一 60 民現(8) 党支部役員▽自治会副会長
土田敏朗 63 無現(3) 自治会長[歴]飲食店経営
内藤智司 50 民元(1) 関電社員[歴]労組支部執行委員長
天野秀治 47 無現(1) IT会社社長▽市剣道連盟顧問
中川晋作 69 無新 学習塾経営[歴]奈良青年会議所理事
吉川等子 37 共新 党地区委員[歴]歯科医院職員
◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
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◇おことわり
奈良市長選に立候補した仲川元庸氏の氏名は、同市選管が受理した「仲川げん」と表記します。
毎日新聞 2009年7月6日 地方版
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選挙:奈良市長選/奈良市議選 市長選、一夜明け仲川さん会見 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2009/07/14/20090714ddlk29010449000c.html
◇「無駄な事業洗い出す」 就任後、直ちに
12日投開票された奈良市長選で、自民・公明推薦の鍵田忠兵衛さん(51)と共産推薦の小林照代さん(69)を破って初当選した民主推薦の仲川げんさん(33)が13日、同市役所で当選証書を受け取った。記者会見では、就任後すぐに無駄な事業を洗い出す「事業仕分け」に着手する意向を表明した。また、48人が立候補した市議選は、39人全員の当選が決まった。民主公認候補7人が全員当選し、これまでの民主系4議席から躍進。市議選でも民主は追い風を受けた。【泉谷由梨子、中村敦茂】
仲川さんは当選から一夜明け、午前8時過ぎに同市角振町の事務所に姿を見せた。選挙結果を報じる朝刊各紙を広げ、「歴史の1ページを刻んだことを実感した」と笑顔で語った。
当選証書授与式に出席した後、藤原昭市長にあいさつ。「藤原市長の改革路線を引き継ぐ」としていた仲川さんに対し、藤原市長は「これからが正念場。行財政改革では私が突っ込み切れなかったところもある。しっかりやっていただきたい」とエールを送った。
仲川さんは記者会見で「無駄を洗い出すため、来年度予算編成に向け、すぐに現状を把握し、検証したい」と意欲を語った。また、公用車を使わず、電車などで通勤するほか、公務では本名の元庸(もとのぶ)ではなく、選挙時に使用した通称の「げん」を使うことを明らかにした。
◇無党派層55%支持、20〜40代の6割選ぶ
毎日新聞が12日に実施した市長選の出口調査結果によると、仲川さんは無党派層や20〜40代から票を集め、勝利につなげたことが浮き彫りになった。
無党派層の55%が仲川さんに投票したと回答。鍵田さんは31%、小林さんは12%にとどまった。年代別では、20〜40代の約6割が仲川さんを選んだ。一方、70代と80代以上は鍵田さんが5割前後を占めた。
前回(05年)、各党相乗りだった藤原昭市長に投票した人のうち、62%が今回は仲川さんに投票。鍵田さんは23%、小林さんは13%だった。また、前回鍵田さんに投票した人の64%は今回も鍵田さんだったが、28%は仲川さんに流れた。
また、投票率が前回より上昇したことも仲川さんに有利に働いた。仲川さんは13日の記者会見で「政治改革という争点は国も地方も同じ。まず足元から変えようというアクションにつながった」と分析した。
調査は、市内18カ所の投票所で、投票を終えた有権者900人を対象に実施した。
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◇奈良市長選確定得票数
当 76707 仲川げん 33=無新
62958 鍵田忠兵衛 51=無元
24340 小林照代 69=無新
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◇奈良市議選開票結果
(定数39−48)=選管最終発表
当 8161 池田慎久 40 無元
当 6486 松村和夫 62 民現
当 6143 内藤智司 50 民元
当 5872 松石聖一 60 民現
当 5835 山本 清 71 自現
当 5197 山口 誠 53 民現
当 4632 樽谷佳男 67 民新
当 4344 藤本孝幸 53 民現
当 4186 山本直子 49 共新
当 4086 階戸幸一 52 民新
当 3780 森岡弘之 51 公新
当 3742 吉川等子 37 共新
当 3665 植村佳史 48 無現
当 3577 高杉美根子 57 公現
当 3574 北良晃 65 無現
当 3532 山中益敏 53 公現
当 3465 大橋雪子 58 公現
当 3449 伊藤剛 45 公新
当 3412 西本守直 64 共現
当 3407 横井雄一 43 無新
当 3378 東久保耕也 63 無現
当 3325 松岡克彦 54 共現
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>>282-283
当 3313 北村拓哉 39 共現
当 3306 宮池明 44 公新
当 3216 山口裕司 44 共現
当 3203 酒井孝江 46 無新
当 3198 矢追勇夫 80 無現
当 3169 高橋克己 58 公現
当 3159 森田一成 50 無現
当 3118 井上昌弘 55 共現
当 3094 中西吉日出 56 無現
当 3012 天野秀治 47 無現
当 2995 浅川仁 52 無現
当 2808 松田末作 67 無現
当 2786 上原雋 61 無現
当 2775 土田敏朗 63 無現
当 2765 岡田佐代子 53 社現
当 2746 大坪宏通 39 無元
当 2694 三浦教次 59 無現
2653 柿本元気 30 無現
2521 山出哲史 50 無新
2476 田中浩 45 無新
2220 中川晋作 69 無新
2207 幾田邦夫 53 無現
1752 蔵之上政春 77 無現
915 野田光雄 58 無新
500 今川正 85 無新
269 後藤恭平 66 無新
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◇奈良市議選、民主躍進 公認7人全員当選
◇当選者(定数39)
池田慎久 40 無元(5) 市体協常任理事[歴]市社会教育委員
松村和夫 62 民現(5) 党県役員[歴]連合奈良役員
内藤智司 50 民元(2) 関電社員[歴]労組支部執行委員長
松石聖一 60 民現(9) 党支部役員▽自治会副会長
山本清 71 自現(8) 党支部役員▽自治会役員
山口誠 53 民現(6) 党県役員[歴]衆院議員秘書
樽谷佳男 67 民新(1) 子供囲碁教室主宰[歴]シャープ社員
藤本孝幸 53 民現(4) NPO法人理事長▽党支部幹事長
山本直子 49 共新(1) デザイナー▽市民団体事務局長
階戸幸一 52 民新(1) 医療機器販売▽党支部役員
森岡弘之 51 公新(1) 党副支部長[歴]玩具卸会社員
吉川等子 37 共新(1) 党地区委員[歴]歯科医院職員
植村佳史 48 無現(2) レンタカー業▽商議所青年部役員
高杉美根子 57 公現(4) 党副支部長▽地区社協役員
北良晃 65 無現(3) 地区社協会長[歴]旧都祁村助役
山中益敏 53 公現(3) 党副支部長[歴]設計事務所代表
大橋雪子 58 公現(4) 党副支部長[歴]画材販売会社員
伊藤剛 45 公新(1) 党副支部長[歴]貿易会社員
西本守直 64 共現(3) NPO理事▽党県委員[歴]県職員
横井雄一 43 無新(1) 奈良交通社員[歴]青年会議所理事長
東久保耕也 63 無現(3) 農業[歴]旧月ケ瀬村議
松岡克彦 54 共現(3) 党地区委員[歴]PTA会長
北村拓哉 39 共現(3) 党県委員[歴]医療法人役員
宮池明 44 公新(1) 党副支部長[歴]自動車販売会社員
山口裕司 44 共現(5) 党県委員▽医療法人職員
酒井孝江 46 無新(1) 市民団体代表▽心理カウンセラー
矢追勇夫 80 無現(7) [元]農業[歴]市監査委員・農業委員
高橋克己 58 公現(4) 党県役員[歴]特殊法人職員
森田一成 50 無現(5) 地区社協役員[歴]小学校講師
井上昌弘 55 共現(3) 党地区委員[歴]生協職員
中西吉日出 56 無現(3) 自治会顧問[歴]PTA副会長
天野秀治 47 無現(2) IT会社社長▽市剣道連盟顧問
浅川仁 52 無現(3) 自治会役員[歴]建設内装会社社長
松田末作 67 無現(7) 保育園理事長[歴]市監査委員
上原雋 61 無現(6) 市レク協会長▽市観光協会相談役
土田敏朗 63 無現(4) 自治会長[歴]飲食店経営
岡田佐代子 53 社現(6) 県解放保育研事務局長[歴]保育士
大坪宏通 39 無元(3) 武道団体理事[歴]県議事務所職員
三浦教次 59 無現(3) 地区社協役員[歴]病院技師長
毎日新聞 2009年7月14日 地方版
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公明にしては珍しく候補によって得票に差が出ましたね
公明トップ3780票
公明最下位3169票
ざっくり20%の票さとは!
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奈良市議選
〜引退議員〜
創友会:峠 宏明・和田 晴夫・横井 健二・橋本 和信
政翔会:奥田 正治
新政クラブ(社民系?):矢野 兵治 大谷 督
〜落選現職〜
創友会:幹事長 幾田 邦夫・柿本 元気
政翔会:蔵之上 政春
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民主公認の<会派内訳>
市民クラブ…3 無所属…1 新人・元職…3
統一会派が組めるかどうかがまず最初の関門。
松村和夫 62 民現(5)<無所属> 党県役員[歴]連合奈良役員
内藤智司 50 民元(2)<──> 関電社員[歴]労組支部執行委員長
松石聖一 60 民現(9)<市民クラブ(幹事長)> 党支部役員▽自治会副会長
山口誠 53 民現(6)<市民クラブ> 党県役員[歴]衆院議員秘書
樽谷佳男 67 民新(1)<──> 子供囲碁教室主宰[歴]シャープ社員
藤本孝幸 53 民現(4)<市民クラブ> NPO法人理事長▽党支部幹事長
階戸幸一 52 民新(1)<──> 医療機器販売▽党支部役員
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2009年奈良市議選・市長選と市議会会派
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/2009nara.html
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さてこの後会派形成はどんな展開に!?
●創政会(7名;=親藤原市長派・議長経験者が相次いで脱会)+政友会(5名;=議長会派⑨)→創友会(12名=藤原の不出馬宣言でその後は各自の動き?)─<改選>→現職再選6名(幹事長を含む2名落選)
●政翔会(浅川派;8人=親鍵田派)─<改選>→6人(現職1名落選)
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4年前の記事
政翔会が市政混乱
http://www.nara-np.co.jp/clm_fri/05/fri050624a.shtml
主筆 甘利 治夫
奈良市議会は鍵田忠兵衛市長の不信任決議案を可決した。
公選法違反や税金未納、議会軽視など、「市長」としての鍵田氏本人の資質を問うたものだ。すべて「本人」に帰する内容を断じた、極めて重い判断だ。
ここで整理しておきたいのは、議員総数46人に対して、38人という83%の圧倒的多数が賛成した、その中身である。
議長を擁する公明党(金野秀一幹事長)8人、交政会(矢追勇夫幹事長)6人、共産党(山口裕司幹事長)6人、新政友会(横井健二幹事長)3人、政青会(幾田邦夫幹事長)3人の5会派と、民主党系3人、社民党2人、そして無所属の佐藤亨議員の計32人が連名で不信任案を提出した。民主党内で一部に問題があったにせよ、市政の現状を憂いた32人は微動もしなかった。「どのような結果になるにせよ、議員としての責任」において、奈良市再生のために団結した。
そこには議員としての身分を失うかもしれない、解散をも覚悟した志士にも似た32人がいた。
結果だけみれば、「政翔会」(浅川仁幹事長)の6人が賛成したので成立したが、この賛成は不可解極まりない。同会派では、鍵田市長と密接な関係にある大坪宏通議員のみが反対した。他の6人の言動を検証してみると、「政翔会」に市政混乱を招いた責任があるといわざるを得ない。3月の辞職勧告決議に反対したように、一貫して鍵田市長擁護の立場をとってきた。長老の山本清議員らは「鍵田市長は信を問うべき」との考えを示しもしたが、不信任案には「反対する」と言明していた。会派幹部も周辺に「(不信任案は)通らない」「死んでも賛成しない」ともらしていた。
ところが決議に賛成した。直後の浅川幹事長のコメントはどうか。
6月議会初日の13日に、鍵田市長に「不信任案に賛成する。議会も解散してほしい」と伝えたという。重大な発言だ。連日、可決の是非をめぐって論議が続けられてきた。これを市政混乱とも指摘されたが、冒頭から賛成の意思表示をしていれば、その混乱も避けられたはずだ。奈良市政における歴史的な重大な局面で、混乱状態を招いてしまったその元凶が「政翔会」にあったことが明らかになった。
さらには「どちらが正しいか信を問うてほしい」と、議会解散のことまで言及する始末だ。「どちらが」とはどういう意味か。この不信任案の提出は、軽々しいものではない。議員の止むに止まれぬ最後の手段で、鍵田市長を「正す」という意味だ。議会が問われる理由などまったくない。
結果的に可決されたが、この32人の改革の精神と、「政翔会」の6人の政治的体質とは次元がまったく異なることを、明確にしておかねばなるまい。
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>>289-290
つぎに百条委委員長だった無所属長老の大谷督議員の迷走も、混乱に加担した。16日に「私の意見」なる一文を各派幹事長や報道機関に出した。「(不信任案に)賛成できない」とするものだ。百条委の報告で鍵田市長に「進退の決断」を迫り、辞職勧告決議の際には署名までして賛成した。その大谷議員が変心した裏に何があったのか、説明がつかない。決議当日、賛成派議員からの説得で、大谷議員は「(私は)賛成に回ると、鍵田市長に言う。そして辞職を説得する」とした。結局は不調となり、採決の場面では反対しているから、筋が通らない。
また自民党1区総支部幹事長の橋本和信議員は、採決直前まで態度を保留した。九期の長老であり何度も議長を経験したのに、奈良市政の重大局面で、明確さを欠いてしまったことは問題だ。結局、採決では反対に投じ「鍵田市長支持」の立場をとった。このことは橋本議員の政治姿勢とともに、県都の一大事に自民党が政党としての判断をしなかったことも問われねばなるまい。
民主党県連幹事の松村和夫議員の反対票は、予想されたことだが、これまでの政治行動と「鍵田市長支持」との整合性がみられない。県初の重大な場面で、党の方針と異なる行動をするなら、離党すべき内容でもある。その勇気もないのだろう。
いずれにしても今度の不信任案可決は、32人の議員の揺るがぬ市政改革の意思が示され、議会混乱を仕掛けた無責任な6人が浮き彫りとなり、そして違法行為続出の鍵田市長を支持、擁護した8人の政治姿勢が明確になった。「38対8」ではなく「32対6対8」であることを記憶しておきたい。
決議後に鍵田市長は、記者団に取り囲まれ、資質を問われたことにはまったく触れず、議会の解散さえも示唆しながら「熟慮して決断する」と答えた。
街の声でも「税金未納の鍵田さん」との意見が多く、不信任案可決は当然との受け止め方をしている。それでも議員のなかには、解散を想定して動き始めた人もいるが、鍵田市長の不祥事が問われたのに、議会を解散する理由などない。議会憎しの私怨(えん)で解散権を行使すれば、自らが泥沼に入る。市議選となれば、不祥事追及の良識派と、不祥事擁護派が鮮明となるし、良識派の議席増は確実な情勢だ。
鍵田市長は、熟慮に熟慮を重ねればいい。これ以上、市政の混乱を避け、潔く退陣すべきだ。そして市民の審判を仰ぎたかったら、「信を問う」道もある。
(2005.6.24 奈良新聞)
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>>229>>243>>245
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200907240050.html
民主、9月の堺市長選でジレンマ 橋下知事も参入で複雑(1/2ページ)
2009年7月24日
政権交代を目指す民主党が9月の堺市長選でジレンマに直面している。総選挙では自民、公明両党と対決する一方、直後の市長選では両党と相乗りで現職市長を推そうとしているからだ。大阪府の橋下徹知事も新顔候補の支援を表明し、対立構図は複雑さを増している。(石前浩之)
◇
「北側先生の存在がなければ堺の未来はない。どうか先生には大阪16区で圧勝していただきたい!」
18日、堺市であった公明党幹事長の北側一雄氏の事務所開き。木原敬介市長が絶叫した。
これに激怒したのが民主系市議団長の小郷一(おごう・はじめ)氏だ。22日、議員控室に来た市秘書部長を「民主の感情を逆なでする内容だ」と一喝した。8月の総選挙で、大阪16区は北側氏と民主新顔の森山浩行氏が激突する。閣僚経験もある北側氏と、党幹部が続々と応援に入る森山氏の対決構図は全国でも屈指の注目選挙区だ。
一方、9月の堺市長選で、民主の地元支部は自民、公明との相乗りで木原市長の3選を目指す。「2期8年で特に失政もない」(民主系市議団幹部)として、党大阪府連に推薦を要請している。自民はすでに党本部推薦を決定。現職市長に乗りたい地元の民主には出遅れ感も漂う。そんな時期の木原市長の発言に、小郷氏は「市長が真意を明らかにしないと収まらない。これではピエロだ」。
ただ、民主は政令指定市以上の首長選で与野党相乗りを原則禁じている。党府連は近く対応を決める方向だが、府連幹部は「目の前の総選挙の候補者にとっていい判断をしたい」と話す。
◇
「自分の部下が出るんだったら、応援するのは当たり前だと思ってます」
さらに構図を複雑にしているのが橋下知事。市長選に立候補表明している元府職員の竹山修身(おさ・み)氏の支援を先月、打ち出したからだ。商工労働部長や政策企画部長を歴任した竹山氏を、橋下知事は「市長にふさわしいと思っています」と絶賛した。
23日の記者会見では「国政の時期と重なって非常にわかりにくいが、市長選では自公民と竹山氏という対立構造ができている」と指摘、近く竹山氏の後援会結成式に出向く意向を明らかにした。
こうした橋下知事の動きに、与党も穏やかではない。6月末、自民党大阪府連の国会議員や地元議員が集まった役員会では、堺市議が「知事は自民、公明が応援して当選した。竹山氏を応援するのは問題だ」と反発した。
発信力のある橋下知事の参戦で厳しい選挙戦が予想される木原市長としては、与野党の広範な支援は欲しいところ。だが、総選挙から距離を置くのも難しい。
公明関係者からは「木原市長の実績の多くは北側の働きがあってこそ」と言われ、民主からは「市長の選挙にどこまで力を入れるかは、総選挙での勤務評定をしてから」と揺さぶられる。森山氏は前回市長選で争った対立候補でもあるが、木原市長は衆院解散の21日、森山氏の事務所にも「必勝」の檄文(げきぶん)を届けた。
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衆院選控えてるのに・・・なにやってんだ?
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002160689.shtml
神戸市会自民党が分裂 人事など会派運営で対立
神戸市会最大会派の自民党神戸市議団(平野昌司団長、19人)に所属する市議8人が24日、同会派を退会し、新会派「自民党神戸」(浜崎為司団長)を結成、吉田謙治市会議長に届け出た。
分裂の背景には、役員人事など会派運営をめぐる意見対立があったという。浜崎団長は「考え方の違いが大きくなり、行動を共にすることができなくなった」と説明。
一方、平野団長は「勝手な言い分にすぎない。出て行くのなら、仕方がない」としつつも「衆院選や神戸市長選を控えたこの時期、自民党は一枚岩だとアピールしなければならないのに…」と表情を曇らせる。
新会派の議員らによると、数年前から会派内で対立が深まっていたが、6月の役員ポストの選出などで亀裂は決定的になったという。
自民の分裂により、神戸市会では第2会派だった民主党(17人)が、市会最大会派となった。
(藤原 学)
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おお,素晴らしい。山井の地元だけに独自候補にこだわれたのでしょうか?会派からの離脱者も出ていて多少心配ですが,そもそも此処は,前々回は自共で推す候補が民主・連合等が推す現職を破ったけど,前回は自共共闘が崩れて自公民候補の新人が共産党現職を破り,今回は自・民・共の三つ巴の方向としっちゃかめっちゃかですのでねぇ。
出石豊岡君何か解説や現地情報など御座いませんでしょうか??
2009衆院選・京都:城陽市長選、自・民対決の構図 民主が独自候補擁立へ /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090725-00000268-mailo-l26
7月25日17時0分配信 毎日新聞
衆院選と同時に行われる城陽市長選(8月23日告示、30日投開票)で、民主党が独自で候補者を立てることが分かった。近く発表する。一方、自民党は3選を目指す橋本昭男氏(65)を支援する方針。4年前は、自民、民主、公明の各党が橋本氏を推薦したが、今回は政権を巡る「自・民対決」の構図が市長選でも繰り広げられる。
前回の市長選では、橋本氏と共産党推薦の元職、元市議の3人が無所属で出馬し、橋本氏が次点に約6300票の差を付けて勝利。自民、民主、公明は与党会派として橋本氏を支えてきた。
今回、民主が独自候補を立てる理由について、党城陽支部の幹部は「民主党の支援者の期待がある。6月ごろから候補者選定の検討を進めてきた」と説明したが、「国政も関係ある」と認めた。別の幹部は、橋本市政に対して「失政はないが、2期目の市政運営で市民との対話が欠けていたのでは」と話す。
一方で、民主系会派の奥田龍之介市議(54)が21日付で会派を離脱し、橋本氏応援を表明するなど、与党会派からの変わり身に対する反発も出ている。
一方、自民は22日の党城陽支部の総務会で橋本氏を支援する方針を決めた。党員のなかには「政策的には大筋で合意できる」との意見もあったからだ。しかしこちらも、市立深谷幼稚園の廃園問題で市長と対立してきた市議などから不満の声も上がっている。橋本氏は今後、自民、公明に政策方針を示して正式に支援要請をする予定。公明は要請が来てから判断するという。
一方、共産は党城陽市委員会などでつくる市民団体「城陽市民の会」で候補者選定を進めており、他の党の動きをにらみながら、遅くとも8月上旬には擁立を固める方針だ。【藤田健志】
7月25日朝刊
最終更新:7月25日17時0分
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090725/elc0907251355003-n1.htm
【’09衆院選】同日選「1日の差」で及ばず 大阪・阪南市議選に公選法の壁
2009.7.25 13:55
衆院選の投開票日が8月30日に決まったことを受け、茨城県知事選や大阪府摂津市議選などの日程が衆院選と同日選に変更された。同日選にすることで、経費削減や投票率アップを図ることが狙いだが、9月6日告示の大阪府阪南市議選は、「1日の差」でこの恩恵にあずかれないでいる。
公職選挙法では、「議会議員の任期満了による選挙は任期満了日前の30日以内」と定められている。阪南市議の任期満了は9月30日で、この30日前は衆院選投開票日翌日の8月31日となる。このため、わずか1日の差で同日選は不可能となり、阪南市民は市議選のため、9月13日に再び投票所に足を運ばなくてはならなくなった。
同日選は経費や投票率に与える影響も大きい。茨城県選管は県知事選の日程を前倒しし、衆院選と同日選にした。茨城県知事選は4年前の平成17年も同日選になったが、その際の投票率は64・73%と平成13年の29・93%から約35ポイントも上昇。また、同日選にすることで今回、約7億円の経費削減が見込めるという。県選管は「当日の作業は多くなるが、さまざまな点から同日選にはメリットがある」と歓迎する。
一方、阪南市でも衆院選と市議選を別々に行った場合にかかる約5100万円の経費が、同日選が実施できていれば、人件費などを大幅に削減できたという。市選管は「ここまで衆院選の日程がのびるとは思っていなかった。同日選がよかったが公選法の決まりではしかたない」としている。
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>>293
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090726ddlk26010330000c.html
選挙:城陽市長選 民主推薦、酒井氏が出馬表明 /京都
任期満了に伴う城陽市長選(8月23日告示、30日投開票)に25日、元府警察官の酒井常雄氏(47)が無所属での立候補を表明した。民主党が推薦する。酒井氏は「社会性を持たせる教育ができないかと考えた。次世代のため、良い城陽をつくるためやらなければいけない」と出馬の決意を語った。
酒井氏は同志社大卒。84年に府警に採用され、主に警備部に所属していた。同志社大サッカー部監督も務め、現在はサッカークラブFCソルセウ(城陽市)の総監督を務めている。
具体的な政策については検討中としたが、「市民の意見を聞いた上で、教育に関する市民会議のようなものを開いて対処方法を考えていきたい」と話した。同席した山井和則・前衆院議員も「閉塞(へいそく)感を打ち破る、熱い情熱とリーダーシップを持っている人」と推薦理由を説明した。市長選には現職の橋本昭男氏(65)が出馬を表明している。【藤田健志】
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>>292
一部改編して転載
17 名前:神戸市民A ◆wOKz9aFq1k [sage] 投稿日:2009/07/26(日) 21:45:10 ID:ZHH+N4hD
新会派の「自民党神戸」
植中進 北区 6期
福浪睦夫 北区 6
浜崎為司 長田区 6
岡島亮介 西区 5
たけしげ栄二 垂水区 5
松本しゅうじ 須磨区 4
梅田幸弘 西区 3
坊池正 西区 1
砂田ではなく、村岡、反村岡、もしくはネオリベに追い出されてですかね。
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■神戸市会(←市議会ではなく市会(・∀・)イイ!! 京都市も同様である)会派状況■
自民or無所属(2名)→自民党神戸市議団(19名─分裂→11名)
■自民党神戸(8名)←─(分裂)─┘
植中進 北区⑥ 福浪睦夫 北区⑥ 浜崎為司 長田区⑥ 岡島亮介 西区⑤ たけしげ栄二 垂水区⑤ 松本しゅうじ 須磨区④ 梅田幸弘 西区③ 坊池正 西区①
民主→民主党(17名)
公明→公明党(12名)
共産→共産党(10名)
市民力or無所属→住民投票☆市民力(4名):団長 浦上忠文(無・東灘)・政審会長 高山晃一(市・北)・井坂信彦(市・灘)・幹事長 林 英夫(無・東灘)
改革→新政会(2名):団長 北山順一(改・長田)・政調会長 白國高太郎(改・垂水) or 無所属(1名)山下昌毅(西)
自民→無所属(1名)大野 一(東灘)←こいつは何故に無所属?!
参考
http://www.city.kobe.lg.jp/information/municipal/shikaikousei/giin.html
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/2007seirei-w.txt
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>>292
>分裂の背景には、役員人事など会派運営をめぐる意見対立があったという。浜崎団長は「考え方の違いが大きくなり、行動を共にすることができなくなった」と説明。
自由民主党(19人)相談役 安井俊彦
団長 平野昌司
植中 進→■自民党神戸
福浪睦夫→■自民党神戸
浜崎為司→■自民党神戸
平野章三
岡島亮介→■自民党神戸
たけしげ栄二→■自民党神戸
幹事長 吉田基毅
筆頭副幹事長・会計 安達和彦
松本しゅうじ→■自民党神戸
政調会長 守屋隆司
梅田幸広→■自民党神戸
森下やす子●(無所属当選)
筆頭副政調会長 坊 やすなが
むらの誠一●(無所属当選)
坊池 正(西区1期)→■自民党神戸
橋本 健(中央区1期)
山口由美(西区1期)
無所属で当選しながら自民へ逝きやがった連中と役職付きの奴以外が殆ど離脱した形になっとるな。
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相乗り推進した県連の責任者は誰じゃいヽ(`Д´)ノ
【09衆院選】田中康夫氏出馬「ピンとこない」 兵庫県知事
2009.7.27 20:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090727/elc0907272043018-n1.htm
兵庫県の井戸敏三知事は27日の定例会見で、民主党の推薦を受け、衆院兵庫8区(尼崎市)から出馬表明した新党日本代表の田中康夫氏について「どうして8区かあまりピンとこない」と述べた。
井戸知事は、田中氏が阪神・淡路大震災のボランティア経験を8区とのかかわりに挙げていることに触れ、「ご自身が主張されていることだが、その後ほとんど、ある意味兵庫にはご縁がなかった」と指摘。「8区の有権者のみなさんが適切なご判断をされると期待したい」と話し
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1区はもうええから2区の高市落としに全力を上げて欲しい。
生駒市長は民主というより共産に近いけど。。
鳩山代表:仲川・新奈良市長と会談
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090716k0000m010104000c.html
民主党の鳩山由紀夫代表は15日、奈良市長選で同党推薦を受け初当選した仲川げん氏(33)と党本部で会談した。鳩山氏や岡田克也幹事長が奈良入りするなど党を挙げて支援したかいもあって、仲川氏は東京都議選と同じ12日に民主党に勝利をもたらした。仲川氏は「非常に投票率が上がり、大きな影響を与えていただいた」と鳩山氏に謝意を伝えた。
仲川氏は15日、市長選告示日に応援を受けた熊谷俊人・千葉市長(31)も表敬訪問した。6月の千葉市長選で当選した熊谷氏は現職市長として全国最年少。仲川氏は2番目に若い市長となる。2人は打ち解けた雰囲気で約20分にわたり懇談し、互いのメールアドレスを交換。「政令市と中核市の若手市長同士、連携しよう」と固い握手を交わした。【佐藤丈一、斎藤有香】
毎日新聞 2009年7月15日 21時42分(最終更新 7月16日 2時53分)
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>4区では、04年に甲賀郡の5町が合併し甲賀市が誕生、合併前に80人以上いた議員が30人にまで減少した。2度の合併を経て06年に現在の市域となった東近江市も、1市6町時代に100人近くいた市町議が33人に減っている。
> 合併で議員数が減少したのは自民だけではない。共産も合併で十数人の議員を減らした。
【09総選挙 滋賀ニュース】
実動部隊、動員力に不安 平成の大合併で市町議員が減少
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/09_sousenkyo/shiga/CK2009072802000170.html
2009年7月28日
衆院選の実動部隊となる市町の議員数が、平成の大合併により大幅に減っている。自治体数が半減するのに伴い、総議員数は800人から500人程度まで減少。選挙戦で地域を取りまとめてきた議員の減少は、各陣営の活動に少なからず影響を与えている。
「合併後にあった2007年の参院選では、総決起集会への支援者の集まりが、それまでに比べて目に見えて少なくなった」と話すのは、滋賀4区内の自民系市議。これまで集会での人集めを担ってきた市議の減少が、動員力の低下を引き起こしたとみている。
4区では、04年に甲賀郡の5町が合併し甲賀市が誕生、合併前に80人以上いた議員が30人にまで減少した。2度の合併を経て06年に現在の市域となった東近江市も、1市6町時代に100人近くいた市町議が33人に減っている。
これまで自民系市議は、国政選挙になると地域の有力者や自治会長、区長に立候補予定者を引き合わせたり、地域の住民を集めるミニ集会を開いたりして地域への浸透を図ってきた。「地区内の保守系市議は半分になった。いったん議員を辞めると、なかなか選挙活動にかかわってもらえない」と、この自民系市議は明かす。
合併で議員数が減少したのは自民だけではない。共産も合併で十数人の議員を減らした。
党県委員会の幹部は「党の代表として活動している人が減っているので、選挙戦への影響がないとはいえない」と話す。「議員活動を通じた有権者とのつながりは減ったが、党には地域や職場でつくる支部がある。支部の組織を大事にしたい」と草の根で支援を訴える方針だ。
一方で、「もともとの議員数が少ないので、合併で総議員数が減っても影響はない」とするのが民主。始めから議員数が少なかったため、これまで選挙活動を市議に頼ってこなかったという。
4区の民主選対関係者は「現在でも市議の数は少ないものの、合併後は議員の絶対数は逆に増えている」と自信を見せている。
(小西数紀)
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神戸市長選関連
樫野氏が立候補へ意欲 神戸市長選
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002179173.shtml
10月11日告示、25日投開票の神戸市長選で、同市出身で大証ヘラクレス上場のウェブ制作会社「アイ・エム・ジェイ(IMJ)」(東京都)顧問の樫野孝人氏(46)が立候補に向け、最終調整を進めていることが29日、分かった。8月中に態度を表明するとみられる。
樫野氏は神戸大を卒業後、リクルートに入社。2000年にIMJ社長に就任、09年4月から同社会長を務め、今年6月の株主総会で退任した。
これまでに市会の市民派議員のほか、民主党本部の幹部役員とも接触、立候補に向け意欲を示しており、神戸新聞社の取材に「近いうちに態度を決めたい」としている。
また、3期目に向け立候補の意向を固める現職の矢田立郎市長(69)は30日午後に記者会見を開き、正式表明する。
連合神戸や福祉、経済団体など約450団体から立候補の要請を受けているほか、市会与党会派の自民、公明、民主などは支援の方向で調整を進めている。(藤原 学)
矢田氏、3選目指し立候補表明 神戸市長選
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002180640.shtml
神戸市の矢田立郎市長(69)が30日、市役所で記者会見を開き、任期満了に伴う今秋の神戸市長選(10月11告示、25日投開票)に、3選を目指し立候補することを表明した。矢田市長は「少子高齢化や経済危機、地方分権など抱える課題は多い。神戸の発展に向け、引き続き力を尽くすことが使命だ」と立候補決意の理由を述べた。
会見で矢田市長は公約として、景気対策と雇用確保、子育て・教育支援など5項目の重点目標を掲げ、「市民との協働と参画による市政運営や、行財政改革をさらに推進していく」と語った。8月中旬以降に詳細なマニフェストを発表するという。
矢田市長には、連合神戸や福祉、経済団体など約450団体が立候補を要請。市会与党会派の自民、民主などが推薦に向け調整を進めている。
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なかなか刺激的な妨害も受けている模様・・・
http://www.love-nippon.com/4_kikai2009.htm#187
「アマに何しに来た」の罵声もどこ吹く風
http://www.love-nippon.com/6_radio.htm
2009.07.30
田中・有田 いざ東西で闘わん! 出演:田中康夫・有田芳生 5分23秒
地元連合が分裂なんて記事もありましたが、大阪の知人によると室井さんや吉岡・丸尾両県議
辻参議員までが支援体制を組んでいるようで地元では近く市長や市長直系県議も
支援表明するのではとの噂まであるとの事でしたよ。
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>>303
市長を危険に晒す訳には行かないので市長系市議とかが動く感じに成るんじゃないでしょうかね。
本場の大阪の罵声はえげつなさそうだなぁ。。
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Kyoto Shimbun 2009年8月2日(日)
対話の会 支持層は?
湖国各党が関心
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2009080200027&genre=A1&area=S00
衆院選で、3年前に嘉田由紀子滋賀県知事を誕生させた政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)の支持層の動向に、湖国の各政党が関心を寄せている。同会は今回の衆院選には直接かかわらないが、知事選後の県議選で多くの候補者を支援し、当選させている。各党は対話の会支持層の影響力に期待し、取り込みに知恵を絞っている。
対話の会は、国政レベルの政治活動はしておらず、会員は自民党員のほか民主党員、社民党員まで幅広い。寺川庄蔵代表は「党派を問わず、あくまで地方政治のための団体」とする。
このうち民主党は、滋賀2区の前職の選対に、同会の支援を受けた県議4人が名を連ねており、同じく同会に支えられた市議らとともに朝の駅立ちなどの活動を続けている。
ある県議は「会の名称は口にしないが、対話の会との関係が深い地方議員が前面に出ることで、おのずと支持層へアピールできる。新しい政治を求める民主支持層とも重なる」と話す。
自民党は4区に立つ新人が、県議会会派「対話の会・びわこねっと」の政策スタッフ出身。政治団体とは直接かかわっていないが、嘉田知事を支える会派で働いてきた経歴から、「今まで自民票でなかった票も掘り起こせる」(事務所幹部)と期待を込める。
自民新人の勝手連組織の代表には、対話の会の元幹部が就任しており、嘉田知事の選挙を手伝ったメンバーらが連日、街宣車で駆け回っている。
一方、共産党は、嘉田知事が訴えてきた大戸川(だいどがわ)ダム(大津市)の凍結について、「党も一貫して主張してきたこと」と強調する。1区に立候補予定の新人の事務所は「嘉田知事をも動かし、世論と一体で税の無駄遣いを止めたと訴えることで、対話の会支持層の一部を獲得できる」としている。
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橋下知事が異例の再挑戦…府庁WTC移転
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090730-OYT1T00534.htm?from=nwlb
9月議会に向け自民党府議団と意見交換する橋下知事(左)=関口寛人撮影
「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への大阪府庁移転を目指す橋下徹知事は30日、庁舎移転関連議案を9月25日開会の定例府議会に提出する考えを府議会各会派に伝えた。
知事与党までが反旗を翻し、大差で関連議案を否決してからわずか4か月余り。移転反対派の府議らからは「もう終わった話。また持ち出すのは議会をばかにしているのか」と、早くも反発の声が広がり、異例の再挑戦のハードルは一層高く立ちはだかる。
「WTCへの庁舎移転が東アジアの都市間競争に必要だという認識を伝えたい」。橋下知事はこの日朝、府公館で開かれた府議会の会派別意見交換会を前に、そう意気込みを語った。
移転構想は昨年8月に橋下知事が提唱。「関西再生の起爆剤に」と訴えたが、府議会は今年3月24日、庁舎移転条例案を賛成46、反対65で否決。2日後、WTC社は会社更生法の適用を申請して2次破綻(はたん)した。今回は、大阪市の平松邦夫市長が橋下知事に買い取りを強く要請するなど、市側の協力態勢が整ったとして改めて橋下知事が移転案を議会に諮る意向を示す。
しかしこの日の会合では先制パンチは最大会派で知事与党の自民党(43人)から繰り出された。3月議会では自民党は採決を巡り、若手中心の賛成派とベテランら反対派が対立し、一本化に失敗。賛成派6人が新会派を結成し、分裂した。
東徹政調会長は「移転に反対する最大の理由は大阪市の本気度だ」と切り出し、「市が本当に関西の発展のために交通アクセス、防災に取り組む具体案を示さなければ、(庁舎移転に必要な)議会の3分の2の賛成は難しい」とクギを刺した。
府側は、橋下知事に代わって綛山哲男副知事が「WTCは9月に議論させていただきたいと思って準備しています」と申し入れるのが精いっぱいだった。
会派内で賛成、反対に割れ、自主投票で採決に臨んだ知事野党の民主(24人)。意見交換会の冒頭、西脇邦雄幹事長は「ほかにスポンサーがいる中で、管財人が大阪府と大阪市に移転を要請した意味が理解できない」と困惑の表情を見せた。
会派内は今も意見が分かれる。反対票を投じた民主府議は「否決後も状況は変わらず、同じ議論の繰り返し。もう一度、府議会に提案する根拠を持ち合わせているのか」とあきれ顔だ。
知事与党ながら、3月府議会で反対に回った公明党(23人)の岩下学幹事長は「議会で1度反対した判断を変えるのは、簡単ではない」とけん制。移転に反対する共産党(10人)の阿部誠行幹事長は「府庁移転は市の開発失敗の尻ぬぐい。移転議論が再燃しても、府民にとって百害あって一利なしだ」と批判する。
一方、大阪市では歓迎と不安が交錯。平松市長が府庁舎移転を要請したことから、市幹部は「再び否決されれば、市長の責任も問われかねない」と気をもみ、市議会も「府が買い取るのは理想だが、一度否決された議案が簡単に通るとは思えない」と懐疑的だ。
(2009年7月30日13時11分 読売新聞)
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堺民主は何やってんだか…
マニフェストで橋下に妥協しなくてもいいから、こっちで橋下に乗れと言いたい。
民主、9月の堺市長選でジレンマ 橋下知事も参入で複雑
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200907240050.html
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200907240050_01.html
http://www2.asahi.com/kansai/news/image/OSK200907240042.jpg
政権交代を目指す民主党が9月の堺市長選でジレンマに直面している。総選挙では自民、公明両党と対決する一方、直後の市長選では両党と相乗りで現職市長を推そうとしているからだ。大阪府の橋下徹知事も新顔候補の支援を表明し、対立構図は複雑さを増している。(石前浩之)
◇
「北側先生の存在がなければ堺の未来はない。どうか先生には大阪16区で圧勝していただきたい!」
18日、堺市であった公明党幹事長の北側一雄氏の事務所開き。木原敬介市長が絶叫した。
これに激怒したのが民主系市議団長の小郷一(おごう・はじめ)氏だ。22日、議員控室に来た市秘書部長を「民主の感情を逆なでする内容だ」と一喝した。8月の総選挙で、大阪16区は北側氏と民主新顔の森山浩行氏が激突する。閣僚経験もある北側氏と、党幹部が続々と応援に入る森山氏の対決構図は全国でも屈指の注目選挙区だ。
一方、9月の堺市長選で、民主の地元支部は自民、公明との相乗りで木原市長の3選を目指す。「2期8年で特に失政もない」(民主系市議団幹部)として、党大阪府連に推薦を要請している。自民はすでに党本部推薦を決定。現職市長に乗りたい地元の民主には出遅れ感も漂う。そんな時期の木原市長の発言に、小郷氏は「市長が真意を明らかにしないと収まらない。これではピエロだ」。
ただ、民主は政令指定市以上の首長選で与野党相乗りを原則禁じている。党府連は近く対応を決める方向だが、府連幹部は「目の前の総選挙の候補者にとっていい判断をしたい」と話す。
◇
「自分の部下が出るんだったら、応援するのは当たり前だと思ってます」
さらに構図を複雑にしているのが橋下知事。市長選に立候補表明している元府職員の竹山修身(おさ・み)氏の支援を先月、打ち出したからだ。商工労働部長や政策企画部長を歴任した竹山氏を、橋下知事は「市長にふさわしいと思っています」と絶賛した。
23日の記者会見では「国政の時期と重なって非常にわかりにくいが、市長選では自公民と竹山氏という対立構造ができている」と指摘、近く竹山氏の後援会結成式に出向く意向を明らかにした。
こうした橋下知事の動きに、与党も穏やかではない。6月末、自民党大阪府連の国会議員や地元議員が集まった役員会では、堺市議が「知事は自民、公明が応援して当選した。竹山氏を応援するのは問題だ」と反発した。
発信力のある橋下知事の参戦で厳しい選挙戦が予想される木原市長としては、与野党の広範な支援は欲しいところ。だが、総選挙から距離を置くのも難しい。
公明関係者からは「木原市長の実績の多くは北側の働きがあってこそ」と言われ、民主からは「市長の選挙にどこまで力を入れるかは、総選挙での勤務評定をしてから」と揺さぶられる。森山氏は前回市長選で争った対立候補でもあるが、木原市長は衆院解散の21日、森山氏の事務所にも「必勝」の檄文(げきぶん)を届けた。
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北区選挙区は3人区。自民系・公明・自民…
この時期の不祥事は、大阪4区の中山泰秀に影響はあるでしょうか?
自民会派の大阪市議、酒気帯び運転容疑 書類送検へ
http://www.asahi.com/national/update/0806/OSK200908060066.html
2009年8月6日17時42分
大阪市議会の田中ゆたか市議(37)=大阪市北区長柄東2丁目=が、酒を飲んで車を運転し、物損事故を起こしたとして大阪府警に道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで検挙されていたことが府警などへの取材でわかった。田中市議は「大変なことをした。申し訳ない」と飲酒を認めているといい、府警は近く同容疑で書類送検する。
大淀署によると、田中市議は2日午前4時ごろ、北区長柄中2丁目の市道で乗用車を運転中、丁字路の突き当たりにある植え込みに衝突。駆けつけた署員が呼気を調べたところ、基準を超えるアルコール分が検出された。
田中市議の同署への説明によると、知人に誘われて北区内の居酒屋で酎ハイや焼酎の水割りを飲んだ後、近くの事務所に置いてあった車で帰宅したという。
田中市議は現在3期目。自民党会派の所属で、市会運営理事や交通水道委員長などを歴任している。
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>>308
田中はもともと民主推薦で当選していながら二期目の当選後自民会派へ行ったやつなので、ざまあ見ろとか思ったり・・・
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>>308-309
いましたねぇ,こんな奴。民主も候補者立てられない為体,情けない。吉田が無能と云われる所以ですな。
07年大阪市議選
北区 定数3−候補4(選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 10,443(33.3%) 田中 農 35 無所属 現 3 人権擁護委員 ←こいつ。飲酒アホ議員
当 7,933(25.3%) 小玉 隆子 57 公明 現 2 党府女性局長
当 7,425(23.7%) 美延 映夫 45 自民 現 2 党府局次長
□ 5,547(17.7%) 桐谷 裕三 59 共産 新 市民団体役員
03年大阪市議選
◇ 北区(定数3)
当 9350 田中 農(無現、民・由推薦、31歳、再選)→●自由民主党
当 8191 小玉隆子(公新、53歳、初当選)
当 8107 美延映夫(自新、41歳、初当選)
4262 山嵜寿美雄(共新、35歳)
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7月中旬の記事。民主へ擦り寄りたい橋下の自民へのいちゃもんづけにしか聞こえない。
衆院選:橋下・大阪府知事、自民大阪府連と意見交換 「かみ合わない」
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/27/archive/news/2009/07/20090718org00m010998000c.html
自民党大阪府連は18日、大阪市内で橋下徹知事を招き、次期衆院選で打ち出す地方分権の政策に関する意見交換会を開いた。
議論は空回りに終わり、橋下知事は終了後、「自民党とは話せば話すほどかみ合わない。これでは何も動かない」と不満を述べた。国会議員や府議らが出席。議員側が「(道州制に向け)地方からも声を上げてほしい」と発言したことに、橋下知事は「地方は意思統一できている」と反論した。【福田隆】
2009年7月18日
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補選は?
選挙:衆院選 出馬予定の井戸県議が辞職 /兵庫
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/28/archive/news/2009/08/20090801ddlk28010373000c.html
8月18日公示の衆院選に民主公認で兵庫1区から立候補を予定している井戸正枝県議(43)が31日、県議を辞職した。井戸氏は東灘区選出で民主会派に所属していた。井戸氏の辞職に伴い、会派別議員数は、自民46▽民主21▽公明13▽共産4▽みどりの風2▽無所属5。【川口裕之】
〔神戸版〕
毎日新聞 2009年8月1日 地方版
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>>312
3人区だから補選はないですね。
知事選告示前に辞めていれば、同時に県議補選だったのですが。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090808-OYO1T00654.htm?from=main1
相乗り市長ら”板挟み” 改選控え各党に配慮…衆院選
あっちを立てれば、こっちが立たず――。30日投開票の衆院選。与野党の攻防が激しさを増す中、直後に任期満了を迎える市長たちが政党間の〈板挟み〉に苦慮している。相乗りで改選に臨みたい、という市長が多いが、各党の思惑が複雑に絡み、立ち位置を定めるのは簡単でないようだ。
堺
「支えてくださる皆様と全力で戦い抜きますっ」
堺市長選(9月13日告示、27日投開票)で3選を目指す木原敬介市長(69)は、2日の自身の事務所開きで力を込めた。同市をエリアとする選挙区から出馬する自民、公明、民主3党の前議員や新人も顔をそろえ、過去2回に続く相乗りの盤石さを印象づけたが、市長の立場は微妙だ。
7月中旬、木原市長は公明党前議員の事務所開きで「圧勝を」とあいさつ。民主党側から「言い過ぎだ」と苦言を呈されると、約1週間後の同党元議員の事務所開きにも激励に訪れた。「各党に気を使い、市長は神経をすり減らしている」と、市幹部は言う。
市長選で橋下徹知事の支援を受ける前大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)が、民主党新人の事務所の2軒隣に事務所を構えたことも、民主との連携を模索する動きかと、木原氏サイドをやきもきさせている。
神戸
10月11日告示、25日投開票の神戸市長選に向けては、矢田立郎市長(69)が7月30日に3選出馬を表明。記者会見で「幅広い支持を得たい」と述べ、過去2回と同様、相乗りへの期待をにじませた。
表明が衆院選前になったのを、「各政党が衆院選で激しくぶつかり合う前に、相乗りへの流れを固めたかったのでは」(市関係者)と見る向きも。後援会関係者は「相乗りを求める以上、こっちに顔を出して、あっちに行かない、というのは難しい。国政の対決に巻き込まれないためには、静観するしかない」と、〈等距離外交〉の困難さを嘆く。
岡山
衆院選投開票日が告示にあたる岡山市長選(9月13日投開票)はさらに複雑だ。再選を目指す高谷茂男市長(72)ら6人が出馬表明しているが、推薦を決めた政党は共産党だけ。「だれを選んでも反発は避けられず、衆院選に影響する」(政党関係者)と、自民、民主両党などは推薦や支持を決めかねている。
(2009年8月8日 読売新聞)
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>>313
解説あざーす。
知事選も4年後ですし補選は無しって事ですかね?
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橋下懐疑派の自分にとっても、これだけは全面的に賛同。
「自公民なぜ戦わぬ」 堺市長選 相乗り現職を批判 橋下知事
http://www.sankei-kansai.com/2009/08/09/20090809-013239.php
政令市移行後初となる堺市長選(9月13日告示、27日投開票)を前に、大阪府の橋下徹知事は8日、立候補を予定する無所属新人で元府政策企画部長、竹山修身氏(59)の後援会結成パーティーに出席し、“元部下”の全面支援を約束した。市内の衆院選3選挙区で直接対決を演じる与野党が、市長選では無所属現職の木原敬介氏(69)を相乗りで支援する“ねじれ現象”が発生。橋下知事は「なれ合いでは前進しない」と3大政党を批判し、全面対決する姿勢を示した。
橋下知事はパーティーに先立ち、竹山氏と南海高野線・堺東駅(堺市堺区)前で演説。「自民、公明、民主党は国政では戦っているのに、なぜ堺市では戦わないのか。なれ合いのあるところに前進はない」と3党と現職を厳しく批判した。
その後、堺市内で開かれた竹山氏の後援会パーティーで、橋下知事は「府政改革の中心を担っていたが、政治家の芽もあった」と持ち上げ、「大阪府と堺市のトップ同士の連携はいまひとつ。みんなで大阪丸という大きな船に乗って前に進むのか、堺市だけ小舟で進むのか。乗り遅れないように頑張りましょう」と府市連携を強調した。
竹山氏の後援会ではすでに、橋下知事と竹山氏が並んで写ったポスターの掲示を始め、二人三脚をアピール。選挙期間中には橋下知事の応援演説を要請する。
一方、今月2日に行われた木原後援会の事務所開きには、衆院選で対決する大阪16、17区の自民、民主、公明党、改革クラブの立候補予定者も呉越同舟で出席し、支援を表明。同後援会長の島野喜三・シマノ会長が「大阪府知事の人気に乗じた候補者もいる。こんな人に市政のかじ取りを任せることは断固できない」と批判すると、篠塚清・堺商工会議所会頭も「人気だけで何の実績や経験もない人が首長になる流れを断ち切る必要がある」と訴えた。
堺市長選には2氏のほか、いずれも無所属新人の元三菱重工業社員、井関貴史氏(35)と、共産党などでつくる市民団体が推薦する元府立大教授、小林宏至氏(66)が出馬を表明している
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自公府議ら「裏切りだ」…首長連合・民主支持で
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090812-OYT1T00097.htm
与野党をてんびんにかけながら、地方分権を迫ってきた「首長連合」が11日、衆院選での民主党支持を打ち出した。
メンバーの大阪府の橋下徹知事は大阪府庁での記者会見で、「民主党の応援マイクは握れない」と自民、公明両党への気遣いを見せたが、「民主党は本気で霞が関と対峙(たいじ)する可能性がある」と政権交代に期待を寄せた。知事選で橋下知事を支援した自民、公明両党の府議らは「裏切りだ」と反発。一方で、民主党の前衆院議員らは「人気知事の評価は心強い」と歓迎した。
「戦後60年、霞が関と一緒にやってきた自民党が霞が関を解体できるかといえば、無理」。橋下知事は、横浜市の中田宏市長とともに記者会見に臨み、民主党支持を決めた理由をこう説明した。
府議会与党である自民、公明に反旗を翻すことになる判断。「(知事選で)受けた恩は返していない」「投票してくれた人は納得しないと思う」。ふだんの強気の発言は影を潜め、幾度も苦渋の表情を浮かべた。
衆院選での対応については「自公の応援をしないのが精いっぱいの判断。(政策評価は)民主党が上だが、民主党の応援はしない」と、自民、公明両党に配慮して与野党双方の応援を見送る考えを示した。
自民党のベテラン府議は「知事与党として協力してきたのに、まさに裏切りだ」と非難。知事が9月議会に再挑戦する大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転についても、「再び議会の存在感を示すだけだ」と、反対に回ることをほのめかした。公明党府議団の光沢忍・副幹事長も「知事選で応援した支援者の理解は得られない」と切り捨てた。
一方、知事野党の民主党側は納得の様子。同党府連代表の平野博文・前衆院議員は「自公を応援しないだけでも、選挙にはプラスになる」と喜んだ。
(2009年8月12日02時00分 読売新聞)
「完全な裏切りと思う」=橋下大阪知事は苦渋の表情
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/3376
「完全な裏切りだと思う」−。2008年1月の大阪府知事選で、自民、公明両党の支援を受けて当選した橋下徹知事。首長連合による地方分権に限った「政策支持」とはいえ、民主党を応援する姿勢を明確に示したことで苦渋の表情を浮かべた。
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仲がいいのか悪いのか。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090813-OYT8T00040.htm
WTC論議ぶれなし
首長連合民主支持 平松市長が見解
橋下知事らの「首長連合」が衆院選での民主党支持を表明し、府議会与党の自民、公明両党府議が知事への反発を強めていることについて、大阪市の平松邦夫市長は12日の定例記者会見で「民主党の方が優れていると言っただけで、関西の発展、開発が大きくぶれることはないのではないか」と述べ、知事が9月議会で再挑戦する大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転審議には影響しないとの見方を示した。
会見で平松市長は、「厳しい局面になる」との電話が数日前に知事からあったことを紹介した上で「自民、公明両党の支援を受けた知事にとっては大きな決断。発表するだけでもかなりのプレッシャーだったと思う」と気遣った。
(2009年8月13日 読売新聞)
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大人のカンケイ
ってことですかね
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200908200069.html
安土町長リコール、両派の運動「待った」 衆院選公示で
2009年8月20日
自治体合併の是非をめぐり、23日に投票される滋賀県安土町の津村孝司町長の解職請求(リコール)の住民投票で、賛成派、反対派双方の運動に「待った」がかかった。総選挙公示で公職選挙法に抵触する恐れがあるためで、市民団体による政治活動はできなくなった。
「どうかあと半年、安土のために働かせてください」
「しっかりものを言う町長が必要です」
3日の住民投票告示以降、両陣営とも町内くまなく街宣車を走らせてきた。だが、公選法によると、総選挙公示から投票日まで、政治団体の政談演説会やビラの頒布、自動車の使用など選挙運動と紛らわしい11種類の活動を禁じている。住民投票運動にかかわる団体も政治活動を行う団体とみなされるという。
町で初めての住民投票に総選挙が重なる異例の事態に町選管は苦慮し、県選管や警察に問い合わせた。町選管は公示日前日に「団体名でなく解職請求した請求代表者と解職請求された津村町長の名前で行う運動はOK」という方針を示した。
市民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」は、町議の録音テープを街宣車で流していたが、町議が請求代表者ではないため使用不可になった。このため公示日の18日朝、請求代表者の同会代表の大林宏さんが原稿をテープに吹き込み、街宣車の団体名もテープで隠した。18日付朝刊に折り込む予定だった団体名のビラ4千部は17日夜、急きょ手配りした。
一方、合併容認派として町長側に立つ市民団体「安土の未来を創(つく)る会」はビラ発行を中止。山崎恵久代表は「公選法違反に問われてはイメージを落とす。静かにするしかない」と話す。(中村憲一、日比野容子)
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109 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/08/22(土) 22:12:04 ID:+balq1R8
(奈良)4区に詳しい方々がおられるようですので、もう少しレア情報を。
田野瀬が過去に何故か宇陀地方で強いと言われてますがそれは元室生村議県議の笹尾の力が大である。
自民県議笹尾保博は2006年6月に在職中に死亡失職した。
笹尾は自らも土建業を営み宇陀地方の自民系土建票を取り纏めていた。
2007年息子が替わって県議立候補したが落選。
この事が宇陀方面で田野瀬岩盤溶解構造を予見する根拠の一つ。
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07年奈良県議選
◇宇陀郡(定数2)
当 11352 笹尾保博(自現、56歳、②) 「自民」=HL→死去
当 10051 田中惟允(無現、59歳、②) 「県民」
2438 石田秋雄(共新、59歳)
1648 富田秀徳(無新、33歳)
09年奈良県議選
宇陀郡・宇陀市 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 12,846(53.2%) 田中 惟允 63 無所属 現 3 (元)衆議員秘書=大宇陀地盤
□ 11,279(46.8%) 笹尾 和志 38 自民 新 観光団体役員=室生御杖地盤・世襲
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橋下知事、選挙戦「逃げ」に安堵 タイ出張で
【バンコク共同】衆院選最終盤を出張先のタイ・バンコクで迎えている大阪府の橋下徹知事。「首長連合」
で民主党の地方分権政策への支持を表明し、特定候補の応援もしないと宣言しただけに、国を離れた
表情には安堵がにじむ。
「(このタイミングでの出張は)逃げです」。橋下知事は24日の出発前、関西空港で記者団にこう述べ苦笑
いした。出張は衆院が解散される前からの予定だが、解散前後には自民、民主両党から秋波を送られ
ながら“主役”を降りた橋下知事にはうってつけだった。
出張は経済交流が目的で28日までの日程。24日はバンコク市内のバザールや繁華街を視察し、終始
リラックスムード。
25日には同市内で地元企業向けの商業セミナーを開催。「大阪は製造業の事業所数は全国一で、オン
リーワンの企業が多くある」などとPRした後、「ここは実に居心地がいい。家に帰りたくないですね」と冗談
交じりに語る一幕もあった。
橋下知事は終了後、衆院選に絡む発言をしなくなった理由を記者団に問われ「僕の目的は達した。あとは
とにかく逃げる」。帰国当日から投開票日まで福岡に出張、ほとんど大阪を留守にする。
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082501000938.html
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news-sp/lh-election2/20090826-OYO1T00641.htm
「投票日まで逃げます」…橋下知事、一転、沈黙のワケ
30日に投開票が迫った衆院選で、大阪府の橋下徹知事が公示後、一転して沈黙を守っている。公示までは全国知事会や首長連合を舞台に、各政党に地方分権政策を突きつけ、最後は民主党支持を表明したものの、公示日に「国政に関してはいったん終了」と宣言。結局、与野党いずれの応援マイクも握らないままで、選挙戦最後の1週間はバンコク、福岡に出張。「とにかく投票日まで逃げます。大阪にはいません」と、バンコクでは「逃避」発言も飛び出した。橋下知事の「沈黙」の理由は――。(バンコクで、清永慶宏、写真も)
WTC再挑戦 府議会の自公に配慮?
夜間もにぎわう屋台街を視察する橋下知事(24日、タイ・バンコクで) 「(与野党の)マニフェスト(政権公約)に『国と地方の協議機関』が盛り込まれた。ここまでで、僕の役割は終わり。これ以上やったら、出しゃばり」
経済交流で訪れたバンコクで25日、橋下知事は報道陣に、選挙中の“海外逃避”をそう語った。民主党支持を巡っても「支持政党の表明はやってもやらなくても一緒だったけど、(やると)言った以上はやりましたけど」と、歯切れの悪い言い回しに終始した。
28日に帰国後も、その日のうちに期日前投票を済ませて後援会活動で福岡を訪れる予定で、大阪に戻るのは投票日30日夜だ。「人気知事の応援があればありがたい」と歓迎していた民主党関係者は「1度くらい応援演説に立ってくれるかと期待したが……」と残念な様子を見せる。
知事周辺は、橋下知事が「国政活動」を封印した理由について、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転に再挑戦する9月開会の府議会を控え、「府議会知事与党の自民、公明への配慮だ」と漏らす。
実際、民主党支持を表明する5日前の8月6日夕には、府議会の自民、公明両府議団と鋭く対立する場面があった。
橋下知事は、府議会議長室で両府議団の重鎮4人と会談。知事が「(衆院選では)どの政党も応援できません」と伝えると、府議らは「知事選で自民、公明から支援を受けたのに、衆院選で応援しないのは普通の判断ではない」と、1時間以上も詰め寄り、翻意を迫ったという。
しかし、橋下知事は11日に首長連合として民主支持を公表。同時に「自公を応援しないというのが精いっぱいの判断。民主のマイクを握る根性もない」と自公への配慮をにじませた。
公明党府議団は「信義に反する」と反発し、翌日に知事側に抗議。逆風を受ける府内の自民党前議員も「自公が苦しい戦いをしている時に知事は勝ち馬に乗った。必ず、今後の府政運営に禍根を残す」と憤る。
再提案する条例案の可決には、過半数を占める自公の協力がカギを握るだけに、橋下知事はバンコクでこんな発言をした。「東アジアの都市間競争を勝ち抜くには、WTCへの庁舎移転が最良の方策。府議会は政党の利益を考えるのか、大阪・関西の利益を考えるのか。移転は、民主党支持とはまったく別次元だ」
橋下知事と首長連合を結成した中田宏・前横浜市長らも「地方分権の政策を支持しただけ。政党支持ではない」と、応援依頼はほとんど断っているという。
(2009年8月26日 読売新聞)
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4382 :名無しさん:2009/08/26(水) 21:54:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090821/elc0908211253001-n1.htm
【09衆院選】「塩ジイのしがらみ」めぐる議論白熱の大阪13区 (1/2ページ)
2009.8.21 12:48
このニュースのトピックス:衆院選
支持者と握手する候補者(右)=大阪府東大阪市(渡部圭介撮影) 塩爺(しおじい)の愛称で知られ、政界を引退した塩川正十郎元財務相のおひざ元の大阪13区(大阪府東大阪市)。かつて塩川氏と選挙を戦った自民党前職、西野陽(あきら)氏(69)を支持する市議と、塩川氏系市議の対立が今も見え隠れしている。西野氏陣営の関係者はこうしたしがらみからの脱却を強調。挙党態勢に自信をみせる一方、国民新党新人の白石純子氏(46)は「落下傘候補」を逆手に取り、しがらみのなさをアピールし、自民党支持層の取り込みをねらっている。
18日の公示日、西野氏の出陣式に塩川氏から祝電が届いた。ある陣営関係者は「昔ならあり得なかった。今回、塩川さんは西野さん支持を打ち出していて、もはや遺恨はない」と言い切った。
地元出身で大阪府議会議長も務めた西野氏は平成8年の衆院選で新進党(当時)から出馬し、自民党の塩川氏を落選に追い込んだ。その後、塩川氏の引退で表面上の対立は消えたが、両氏を支えていた東大阪市議会の自民党系議員は西野氏系と塩川氏系に分かれたままだ。
塩川氏系の「真正議員団」は共産党などと連携して多数派を形成、市議会の主導権を握っている。6月に始まった市議会の定例会は会期延長を繰り返し、閉会は公示日前夜。西野氏系の市議の中には「会期中は市議会に縛られ活動ができない。真正の議員は自民党員でありながら西野さんを応援しない理由を作りたかったんじゃないか」と勘ぐる声もある。
ただ、自民党が窮地に立たされている今回の選挙で、西野氏の街頭演説に駆けつける真正の議員の姿もみかけられる。
西野氏の陣営幹部は「一部の真正の議員は白石さんを応援しているという話もあるが、その議員の支持者は西野さん支持で固まった。遺恨なんてものは個人が抱いているもので、党員は市議会の対立と区別してみてくれている」と雪解けを強調する。
一方、白石氏はこうした対立について「何でこんなにややこしくなっているのか。私の考えを話したとき、(自民党支持者からは)『新しい発想やな』という声を聞いた」と話し、自民党内のしがらみに対する不満の受け皿であることをにじませる。
公示前に開いた決起集会で白石氏は「落下傘候補といわれ続けたが、プラス面を見つけた。しがらみがないことだ」と訴え、しがらみの打破をアピール。これに対し、西野氏の陣営関係者は「白石さんは郵政民営化の見直しを訴えているが、これこそしがらみじゃないのか」と話した。
大阪13区にはこのほか、幸福実現党新人の生田智千氏(29)、共産党前職の吉井英勝氏(66)が立候補して選挙戦を展開し、議席を争っている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090828/elc0908282239008-n1.htm
【09衆院選】橋下知事、期日前投票で勢いに乗る民主にクギ
2009.8.28 22:34
このニュースのトピックス:自民党
期日前投票後、選挙後にマニュフェストが守られるか厳しくチェックする意向を表明した橋下徹・大阪府知事=28日午後3時54分、大阪府豊中市の豊中市役所(頼光和弘) 大阪府の橋下徹知事は28日、豊中市役所に設置された投票所で衆院選の期日前投票を済ませた。政権交代が現実味を帯びる中、投票を終えた橋下知事は「民主党が約束をほごにすれば、再び政権はひっくり返る」と、首長連合として支持を打ち出した民主党にクギを刺した。
投開票日の30日は福岡市内で開かれる講演会に出席するため、期日前投票を行った。秘書らを連れて投票所に到着すると、他の有権者と同様に投票用紙に記入し、選挙区と比例代表に投票した。
投票を終えた橋下知事は「国の在り方が変わる選挙。一人でも多くの人に選挙に行ってもらいたい」と強調。今後の民主党とのかかわり方については「国政に出しゃばりすぎるのは良くない」と自戒する一方、「民主党が言っていることが実現していなければ、『うそつき、うそつき』というメッセージを発する」と牽制(けんせい)した。
さらに「多くの有権者が民主党を支持しているわけではない」とも指摘。「自民党にしっかりしてもらいたい意味で、自民党支持者が今回、民主党を選んでいる。民主党が約束をほごにすれば次の選挙でひっくり返る」との見解を示した。
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【京都6区】
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090829ddlk26010501000c.html
選挙:城陽市長選/城陽市議補選 あす投開票 /京都
城陽市長選と市議補選(改選数2)は30日投開票される。市長選には、新人で市民団体「くらし・民主・平和をまもる城陽懇話会」事務局長の岡本やすよ候補(59)=共産推薦▽現職の橋本昭男候補(65)=自民、公明推薦▽新人で元府警察官の酒井常雄候補(47)=民主推薦−−の3候補が無所属で立候補している。
岡本候補は街頭演説で、女性の市政運営参加や中学卒業までの子どもの医療費の無料化を訴える。橋本候補は2期8年の実績を訴え、行財政改革や新名神高速道路を生かした新市街地整備を示す。酒井候補は「きずな」をテーマに、保健師増員や市内10の小学校への学校運営協議会設置を訴える。
一方、市議補選には民主新人の阪部正博候補(58)▽自民元職の太田健司候補(32)▽共産元職の矢口雅章候補(42)−−の3人が立候補している。
投票は30日午前7時から午後8時まで市内24カ所の投票所で受け付ける。開票作業は午後9時から市立寺田南小体育館(城陽市寺田新池)で国政選挙と同時に実施。市長選・市議補選とも当選者は31日未明に決定する。22日現在の選挙人名簿登録者数は6万6836人。【藤田健志】
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■立候補者(届け出順)
岡本やすよ(おかもと・やすよ) 59 無新
市民団体役員▽NPO理事[歴]銀行員▽寺田南小PTA会長▽城陽中PTA会長▽大阪・茨木高=[共]
橋本昭男(はしもと・あきお) 65 無現(2)
市長▽府市長会長▽城南土地開発公社理事長[歴]会社員▽市市長公室長・理事▽洛陽工高=[自][公]
酒井常雄(さかい・つねお) 47 無新
[元]府警察官▽NPOアドバイザー▽少年サッカー総監督[歴]同志社大サッカー部監督▽同志社大=[民]
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自民支持の首長には、当然対抗馬擁立ですな。
18首長が「中立」 : 滋賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090828-OYT8T00024.htm
30日投開票の衆院選で、住民投票で町長が失職した安土町を除く県内25市町のうち、特定の候補者の支持・支援を言及している首長が7市町長にとどまっていることが、読売新聞大津支局のまとめで分かった。ほとんどは「中立」を表明しており、政党や候補者との距離の置き方に配慮する首長の姿がうかがえる。
支持や支援の姿勢を打ち出したのは目片信(大津)、山田亘宏(守山)、国松正一(栗東)、西澤久夫(東近江)の4市長と、山内健次(虎姫)、南部厚志(湖北)、岩根博之(木之本)の3町長。目片、山田、国松の各市長と、山内、南部、岩根各町長が自民党候補、西澤市長が民主党と同党候補を支援するとした。
このうち、目片市長は、2008年1月の市長選で支援を受けた“返礼”として、私人の立場では1区の自民党候補を心情的に応援すると説明。山内町長は2区の同党候補が虎姫町出身であることを理由に支持を表明し、南部、岩根両町長はこの候補を「個人的に支援する」とした。
山田市長は3区の同党候補を「とことん応援する」と述べる一方、仮に政権交代が起こった場合は「現実的に対応する」と説明し、国松市長も「市政運営で世話になった」としてこの候補を支持。西澤市長は「市長選で推薦を受けた恩返し」を理由に挙げた。
これに対し、冨士谷英正市長(近江八幡)は「基礎自治体が一党に偏るのはよくない」と、首長は国政選挙から距離を置くべきと主張。泉峰一市長(米原)は「市長選は無所属で出馬しており、好ましくない」と話している。「衆院選後の国との調整に支障が出る恐れがあるし、議会対応や自分の選挙を考えると、支持表明など簡単にできない」と打ち明ける首長もいた。
(2009年8月28日 読売新聞)
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>>326
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090831ddlk26010206000c.html
選挙:城陽市長選/城陽市議補選 市長選、橋本さん3選 /京都
任期満了に伴う城陽市長選が30日投開票され、無所属で現職の橋本昭男さん(65)=自民、公明推薦=が、元府警察官の酒井常雄さん(47)=民主推薦、市民団体役員の岡本やすよさん(59)=共産推薦=の無所属2人を破り、3選を果たした。当日有権者数は6万6254人。投票率は69・68%(前回68・92%)だった。
橋本さんは後援会や政治団体「未来を拓く活き生き城陽21」を中心に選挙戦を展開。職員数削減などで60億円以上の財政効果をあげたことなど2期8年の実績をアピール。新名神高速道路建設を生かしたまちづくりや行財政改革を訴えた。城陽市寺田の事務所では、当選確実の報に橋本さんが祝福を受けた。
また市議補選(改選数2)も投開票された。投票率69・66%。【藤田健志】
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橋本昭男(もとはし・あきお) 65 無現(3)
市長▽府市長会長▽城南土地開発公社理事長[歴]会社員▽市市長公室長・理事▽洛陽工高=[自][公]
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◇城陽市長選開票結果=選管最終発表
当 20069 橋本昭男 65 無現
16608 酒井常雄 47 無新
8171 岡本やすよ 59 無新
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◇城陽市議補選(改選数2)
阪部正博 58 民新(1)
会社員▽健生ネット京都副代表
太田健司 32 自元(2)
服飾販売業▽長池自治会副会長
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◇城陽市議補選(改選数2−3)=選管最終発表
当 20395 阪部正博 58 民新
当 14495 太田健司 32 自元
9809 矢口雅章 42 共元
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固いなぁ
山井も手を抜いた?
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>>327
近江八幡の冨士谷市長は、元々自民系だったものの、前の知事選で嘉田擁立に
加わった経緯があるので、衆院選で中立宣言をするのは納得できますね。
逆に、栗東の国松市長は新幹線新駅断念問題で知事に痛い目にあったから、
当然自公でしょう。ただ、嘉田を追い落とせないと、次の市長選では厳しいと
思うのですが。
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そんなに相乗りが好きか。
>一方、地元の地方議員の中には、こうした国会議員主導の動きに対して戸惑いがある。
>府議会では自民が24人に対し、民主は15人。民主府議は「仮に単独で候補者を擁立し、
>勝ったとしても少数所帯で知事を支えられるのか。現在の与党体制を崩して、地方行政を
>滞らせるのは良くない」とけん制する。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090902-OYT8T00033.htm
民主大勝地方選に影響
衆院選の投開票が行われた8月30日深夜。当選確実となった自民党の谷垣禎一さん(64)が福知山市の事務所でバンザイをした直後、山田知事が現れた。「おめでとうございます」。谷垣さんと笑顔で握手を交わした。
この夜、山田知事は府内の全6選挙区で当選した6人と、比例復活当選した自民党の伊吹文明さん(71)の事務所を訪れた。走行距離は約180キロ。前回の衆院選では京都市内の選挙区しか回らなかったが、今回は自民党候補者が相次いで敗退する中、唯一、選挙区で勝ち抜いた谷垣さんの元にも足を延ばした。
自民、民主、公明などの相乗り体制で過去2回の知事選を戦った山田知事は、来年4月15日に任期が満了する。3期目を目指すかどうかは明言していないが、谷垣さんの選対幹部を務めた自民府議は「知事を支えてきた自民党に配慮したのだろう」と語った。
□ ■
府では、1950年から7期28年にわたり、蜷川虎三知事による革新府政が続き、80年代以後の知事選では、「非共産」の政党が推す相乗り候補が勝利してきた。伝統的に共産党が強い府内では、京都市長選など、同様の構図の地方選が多い。ところが、今回の衆院選に連動し、変化が起きた。
投開票日が衆院選と重なった城陽市長選。民主党は出馬表明をした現職ではなく、新人候補を擁立した。7月下旬に開かれた新人候補の出馬会見には、衆院選で同市などを含む6区で4選された民主党の山井和則さん(47)が同席。「未来ある市をつくるために新たなリーダーが必要」と述べた。
3月の京都市議補選(下京区)でも、民主党は独自に新人候補を擁立。自民、共産各党もそれぞれ候補を擁立しており、三つどもえの戦いになった。今回、1区で初当選した民主党の平智之さん(50)が新人候補と一緒に支持を訴えた。
城陽市長選、京都市議補選とも民主党が擁立した候補は落選したが、同党関係者は「政党として有権者に選択肢を示し、信頼を得ることができた」とする。さらに、圧勝した衆院選を受け、「有権者から民主党は主体的に動かないのかと、今後の地方選では厳しい目にさらされるだろう」と予想する。
一方、地元の地方議員の中には、こうした国会議員主導の動きに対して戸惑いがある。府議会では自民が24人に対し、民主は15人。民主府議は「仮に単独で候補者を擁立し、勝ったとしても少数所帯で知事を支えられるのか。現在の与党体制を崩して、地方行政を滞らせるのは良くない」とけん制する。
■ □
衆院選で民主党が圧勝した翌31日、知事選での政党支援について報道陣に聞かれた山田知事は、「何も考えていない」としつつ、「与党として支えていただいている体制に変化がなく、府政がきちんと行われるよう、全力を挙げたい」と強調した。
国政で歴史的な政権交代が果たされる中、地方選ではこれまでの仕組みが維持されるのか、崩壊するのか。すでに駆け引きが始まっている。(おわり)
(2009年9月2日 読売新聞)
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相乗りとかもうやめろよな
正直民主主義に反してるよ
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2009年9月 3日
民主候補推薦人に名前連ねた(四条畷)市長に離党迫る 自民支部
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/5367
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>>333
素早い転載有難うございました。
記事をよく読み直してみたら、やっぱり、こっちのスレ扱いの記事でした。
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いえいえ,お気遣いなく。
これから地方の自民系土建利権議員どもを一掃する戦いを始めなくてはいけないので早速ゴタゴタし始めたとなると喜ばしいですね。
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>>330
解説感謝です。
某雑誌ってどれなんでしょうかな??
参院選で惨敗続きの自民はどう出ますかねぇ。
嘉田ちゃんに媚びるなら4区落選の武藤で,県連にとっての重要度なら山下でしょうか。
あんま嘉田の軍門に下っちゃうと栗東市長の立場とか悪くなりそうですね。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090901ddlk28010356000c.html
田中・新党日本代表:尼崎市長と連携 「目指すベクトル同じ」 /兵庫
衆院選兵庫8区で当選を果たした新党日本の田中康夫代表が31日、尼崎市の白井文市長を表敬訪問した。田中代表は「厳しい財政状況の中、市民と直接対話して取り組んでいる立派な市長。目指すベクトルは同じで、一緒に出来ることは多い」と話し、連携を取っていくことを確認した。
白井市長は、尼崎を取り上げた雑誌や決算書などを準備し、手渡した。特に厳しい財政状況については詳しく説明し「尼崎には、さまざまな課題がある。これからも情報を共有して、お力を頂きたい」と話していた。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090903ddlk29010634000c.html
地殻変動:’09衆院選・自民敗退/下 民主、参院選へ着々布石 /奈良
◇余波、県政界にも波及か
8月20日、御所市立御所小体育館であった3区の民主・吉川政重の個人演説会。「吉川さんは私と同じ大学で後輩に当たります」。集まった支持者ら約1500人を前に、応援演説に立ったのは、来夏の参院選への出馬を予定する同党の前川清成参院議員だった。
演説会が始まる前には、旧知の参加者らに「来年選挙なので、よろしくお願いします」と頭を下げた。再選を目指す前川は今回、3区担当として同区内を飛び回り、選挙期間中の演説会への出席は11回に及んだ。さらに2区や4区の演説会にも顔を出した。ある選対幹部は「参院選に配慮して日程を組んだ」と明かす。
来夏で任期切れとなる同党の前田武志参院議員(比例代表)も「出馬は党本部が決める」と明言を避けながら、かつて秘書だった4区の民主・大西孝典の街頭演説などに同行。大西が比例復活当選したことで、後援会関係者は「参院選に向けて弾みがつく」と受け止める。
参院選に向けて着々と布石を打つ民主とは対照的に、自民は候補者さえ決まっていない。ある自民県議は「衆院選は候補者を紹介する絶好の機会だったのに」と漏らす。歴史的な敗北を受けて、別の県議は「今の状況では、身を賭して候補者になろうとする人がいないのではないか」と危ぐする。
◇
投開票から一夜明けた31日午前、県庁で記者会見した民主県連代表の馬淵澄夫は「地方議員は増やさないといけない。いろいろな意味で地方から足腰を強める方法を考えたい」と、意気軒高に語った。
現在、県議会では、最大会派の自民党(17人)と、昨年4月に自民党から分裂した自民党改革(7人)の計24人に対し、民主党は9人で約4割に過ぎない。しかし、政権与党になったことで、11年4月の県議選に向けて「第1会派を狙うことも視野に、議席を倍増させたい。保守系の県議を取り込むこともあり得る」(同党県議)と意気込む。
11年にはダブル選で知事選もある。現在1期目の荒井正吾知事は、元自民党参院議員で自民・公明の推薦を受けた。今回の衆院選で表立った応援はしておらず、知事周辺は「知事選を考え、あえてそうしたのだろう」と解説する。
民主は前回の知事選で候補者を擁立できず、自主投票だった。ある民主県議は「知事の動向も考慮して対応を決めていく」と話す。衆院選で初めて県内で4議席を獲得した民主。その余波は、県政界にも広がりつつある。(敬称略)
◇
この連載は阿部亮介、山本和良、高島博之、泉谷由梨子が担当しました。
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相変わらずの兵庫県連・神戸市議団です。
10月の神戸市長選、民主党市議団が現職支援方針
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909050008.html
10月11日告示の神戸市長選で、民主党市議団が3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)を支援する方針を固めた。自民、公明も矢田氏を推す方向で調整している。一方で総選挙で圧勝したことを受け、党内には独自候補を模索するべきだとの声もある。
民主は01年と05年の同市長選で、自民、公明などとともに矢田氏を党本部として推薦した。今回は矢田氏が7月末に立候補を表明した後、対応を本格的に協議。党本部が政令指定都市以上の首長選で与野党相乗りを原則禁じている上、政権を奪取したことを踏まえて独自候補擁立の動きも党内に一部出ている。
これに対し、最大の支援団体の連合兵庫が4日に矢田氏への推薦を正式発表。市議団としても早急に態勢を整え、市長選に臨むことに決めたとみられる。
同市長選には、東京のウェブ制作会社元社長の樫野孝人氏(46)が立候補する意向を明らかにしている。
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民主党本部の英断もありますかねぇ。
神戸市長選 民主本部の動向が鍵
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002311678.shtml
告示まで1カ月余りとなった神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)で、衆院選に圧勝した民主党の動向が注目されている。同党の市議らは3選を目指す矢田立郎市長(69)を、同じ市会与党の自民、公明とともに支援する方向。しかし、民主党は政令市長選での相乗りを原則禁止しており、関係者の間では党本部主体の独自候補擁立もささやかれる。一方、立候補の意向を明らかにした会社顧問樫野孝人氏(46)は、鳩山由紀夫代表をはじめ複数の党幹部と既に接触したといい、情勢は混沌(こんとん)としている。
連合兵庫の森本洋平会長や、連合神戸の松村英洋議長が4日、神戸市役所を訪れ、民主の支持母体、連合の推薦状を矢田市長に手渡した。「150万市民のかじ取りは矢田市長にしか任せられない」と森本会長。支援表明に矢田市長は「ありがたい」と笑顔で応えた。
市会与党の民主市議団は今年5月、矢田市政の2期目を検証し「一定の評価ができる」として3選支援の方針を決めた。
過去2回の選挙で民主、自民、公明など複数政党の推薦を受けた矢田市長。だが、状況は変わった。民主党本部は3年前、知事選、政令市長選での自公との相乗りを原則禁止。7月の県知事選では現職の推薦を見送った。また、衆院選と同日にあった横浜市長選では地元の民主市議団の意向を押し切り、独自候補を擁立し、当選させた。
矢田市長の後援会は「民主政権が誕生した直後で勢いを増す中、どんな動きに出てくるか」と神経をとがらせる。
また、対立候補の樫野氏は矢田市政に批判的な市民団体などに支援を受ける方向。国内最大のウェブ制作会社の人脈を生かし、支持基盤の拡大に取り組む。7月には衆院選候補者の応援に来た民主党の岡田克也幹事長と面会。さらに8月には鳩山代表ら幹部と接触し、民主党本部に急接近を図る。樫野氏は「力を貸してもらえると信じている」と自信をのぞかせる。
(藤原 学)(9/5 09:21)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090905-OYO1T00268.htm?from=main3
滋賀県「対民主」戦略チーム設置 地方分権へ政策提案
民主党新政権の誕生をにらみ、滋賀県は4日、庁内に「県新政権戦略チーム」を設置した。同党が掲げたマニフェスト(政権公約)による県政への影響を分析して、結果を国や近畿府県との政策協議につなげるのが狙い。今回の衆院選で滋賀は4選挙区すべてを同党が独占、参院も含め、自民党の国会議員がゼロとなった。県はこれまでの「陳情型政治」からの脱却とともに、嘉田由紀子知事が重視する地方分権の実現を目指すとしている。
チームは瀬古良勝・政策監をトップに、庁内10部局の約20人で構成。民主党マニフェストと、同党県連が作成した県版マニフェストについて精査し、地域の実情を反映した政策になるよう新政権に提案する。
嘉田知事は1日の記者会見で、新政権について、ダム事業を含む公共事業の見直しに期待する一方、高速道路無料化については「CO2(二酸化炭素)排出量の削減にとってマイナス」と懸念を表明しており、検証結果にはこうした点も盛り込まれるとみられる。
チームでは、今月中に分析を終え、初回の作戦会議を開くことにしている。瀬古政策監は「新政権誕生で、地方行政の運営方法も大きく変わる。地域の実情や課題を理解してもらうため、スピード感を持って意見を提案し、地方分権を進めたい」と話している。
(2009年9月5日 読売新聞)
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>>339-340
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090905ddlk28010339000c.html
ひょうご激変:政権交代09 神戸市長選、本格始動 矢田市長を連合が推薦 /兵庫
◇共産県常任委、政策骨子発表 「市政転換に全力」
任期満了に伴う神戸市長選(10月11日告示、同25日投開票)について共産党県常任委員会は4日、与野党逆転が起きた衆院選を受け「市政転換に全力を尽くす」とした政策骨子を発表した。【重石岳史】
この日は、民主党の支持母体「連合」が現職の矢田立郎氏(69)に推薦状を手渡した。矢田氏は前回同様、自民、公明、民主3党への推薦依頼を表明。150万都市のかじ取り役を決める“政治決戦”が本格的に動き出した。
共産党骨子は、新型インフルエンザ対策の充実や中央市民病院移転凍結、医療産業都市構想の見直しなどを掲げた。同党は前回市長選で市民団体代表を推薦しているが、独自候補擁立については「コメントできる段階ではない」としている。
一方、今週に入ってウェブ制作会社顧問、樫野孝人氏(46)が出馬を決めたことで、市議会の野党会派や市民団体が支援に向けて本格的な検討に入った。これまでも候補者を擁立している市民団体「神戸再生フォーラム」は8日の総会で対応を決める方針。新社会党は「樫野氏の政策や神戸市へのスタンスをよく吟味し、対応を決めたい」としている。
〔神戸版〕
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909050006.html
大阪府議会の定数3減へ、議会で条例可決の見通し2009年9月5日
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大阪府議会の朝倉秀実議長は4日、議会運営委員会理事会で現在112の議員定数を3議席減らす案を示した。共産を除く主要4会派が賛同しており、25日開会の9月議会に定数条例改正案を議員提案する。議案は賛成多数で10月にも可決され、11年春の府議選から適用される見通し。
議長案では、議員1人あたりの人口が少ない東大阪市、八尾市、大阪市平野区の3選挙区での各1減を提示。自民、民主、公明、自民党・維新の会の4会派は「財政難で府民に痛みを強いており、定数減は避けられない」と了承したが、共産は現行定数の維持を主張した。
地方自治法が定める大阪府の議員定数の上限は神奈川県、埼玉県、愛知県と同じ120。だが、現行の定数は神奈川107人、愛知104人、埼玉94人で、大阪は最も多い。橋下徹知事による財政改革を受けて、昨年7月に公明が12減を提案し、主要会派で検討を続けていた。
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あれ?応援してたんですね
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090828/stt0908281132000-n1.htm
【09衆院選】マイク握らぬはずが… 民主党陣営に橋下知事“来援” 大阪 (1/2ページ)
2009.8.28 11:28
「衆院選ではどの政党のマイクも握らない」と表明している橋下徹大阪府知事 民主党の地方分権政策支持を打ち出す一方、「衆院選ではどの政党のマイクも握らない」との立場を示している大阪府の橋下徹知事。昨年の知事選で支援を受けた自民、公明両党に配慮した判断だが、府民の支持が絶大な知事だけに、民主党の候補らが演説の際、その“お墨付き”を引き合いに出すケースは多い。「民主のマイクを握っているのと同じだ」「知事選の恩を忘れたのか」。ただでさえ逆風にさらされる自公陣営からは、こんな恨み節が漏れている。
「(自公の支援で当選した)橋下知事ですら、民主党が政権を取らなければ地方分権は進まないと言っています」。25日夕、堺市内で街頭演説した民主党の新人候補は党の分権政策をこうアピールし、「中央官僚とのしがらみに縛られた今の政権を替えるしかない」と力を込めた。
橋下知事らの「首長連合」は今月11日、自民、民主両党の衆院選マニフェスト(政権公約)の内容を検証した結果、分権や政権運営システムの面などで民主党を高く評価すると表明。会見で知事は「政策は支持するが民主党のマイクは握れない。(自公の候補者を)落としにかかるほどの根性はない」と述べ、どの政党の候補に対しても応援演説はしない考えを示した。
しかし、橋下知事らからの評価は民主党にとってはPRの好材料に。衆院選が公示された18日、大阪・ミナミでの鳩山由紀夫代表の第一声にも、「橋下知事が最近強くおっしゃっている、地域のことは地域で解決できる、そんな世の中にしようじゃありませんか」「橋下知事が言う『地域主権国家』を民主党の力によって実現させてください」と知事の名前が繰り返し登場した。
対する自民党側には、知事が民主党に攻撃材料を与えたうえ自公の応援をしないことに「苦しい選挙なのに…。こちらが知事選でバックアップしたことを忘れたのか」(府内の前職候補の陣営関係者)といった不満もくすぶる。
こうした空気を察知してか、24日、タイ出張に向かう直前、空港で「(このタイミングでの出張は)逃げです」と苦笑いした橋下知事。ある自民党府連幹部は「知事は事実上、民主のマイクを握っているのと同じ。仁義に反する」と語り、こう“忠告”した。「知事与党として府政運営を支えてきた自民党の府議も収まりがつかないだろう。9月議会は大変だと思うよ」
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http://www.asahi.com/politics/update/0905/OSK200909050074.html
「橋下知事と信頼関係持てない」自民・中山府連会長辞任2009年9月6日0時22分
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自民党大阪府連の中山太郎会長は5日の幹部会で総選挙で惨敗した責任を取って会長を辞任した。敗因については橋下徹知事が民主党の地方分権政策を支持したことを挙げ、「影響が大きかった。知事とは信頼関係を持てない」と述べた。後任は11月に選出する予定で、谷川秀善参院議員が会長代行を務める。
中山氏は会議冒頭、「私どもが推した知事が、選挙の際に考えもしなかった態度を取った。政治家として正しいのか」と批判した。また、橋下知事が自民党国会議員のポスターに自分の写真を使うことを認めなかったとして、「知事は民主党に行ってしまった」と報道陣に語った。
5日夜、韓国から帰国した橋下知事は、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁移転に自民党の府議からも反対されたことを挙げ、「一心同体ではないと示したのは自民党。ぼくは是々非々でいいと思う」と報道陣に述べた。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090906-OYO1T00241.htm?from=top
自民大阪、大敗の怒り橋下氏に…政党地方会合で明暗
衆院選2009
中山氏「関係、向こうが切った」
自民党大阪府連会長を辞任した中山太郎・元外相(左)(5日午後1時10分、大阪市中央区で)=浜井孝幸撮影 衆院選後、初の週末となった5日、大阪、兵庫、京都では自民、民主、公明3党の地方組織が幹部会などの会合を相次いで開いた。大敗した自民党の大阪府連では、中山太郎・元外相が会長職を辞任。怒りの矛先を橋下徹知事に向け、「候補者とのポスター撮影も断られた」と恨み節をぶつ一幕も。一方、新政権発足に向けた人事構想が次々と明らかになる民主党の会場は、勝利の万歳三唱とともに高揚感に包まれ、くっきりと明暗を分けた。
「空前の逆風の中で選挙をした。敗北の原因を徹底的に議論し、党の再生に協力をお願いしたい」
5日、大阪市内で開かれた自民党大阪府連の幹部会・役員会合同会議。中山氏が声を上げたが、出席した府議ら約40人の表情は硬いままだった。
自民党は大阪の19小選挙区で15人を擁立したものの、1勝14敗。自身も負けた中山氏は会合後、橋下知事への不満を漏らし始めた。
「我々は彼のために全力を挙げたのに、自民党候補との選挙ポスター撮影をお願いしても、断られた」
2008年の知事選で橋下知事を支援した同党府連は、橋下知事を衆院選の劣勢をはね返す“切り札”と考えていたが、当人は分権政策の観点から民主党支持を表明。報道陣に囲まれた中山氏は「党員が怒っている」「信頼できない」と延々と<橋下批判>を展開。今後の知事との関係を問われると、「関係は尾を引かないよ。向こうが(尾を)切ったから」と切り捨てた。
知事反論「庁舎移転、否決した」
5日夜、訪問先の韓国・ソウルから帰国した橋下知事は関西空港で報道陣に対し、「自民も公明も(3月に府議会で)WTC(大阪ワールドトレードセンタービルディング)への府庁舎移転を否決した。一心同体でやっていくというスタンスではないことを示したのは自民、公明だと思う」と反論した。
自民党とともに大敗した公明党はこの日、大阪、兵庫の府・県本部がそれぞれ、議員総会や幹事会を開催。自身が出馬した大阪16区を含め、大阪の4小選挙区で全敗し、党本部の幹事長を辞任する北側一雄氏は、府本部で「来年の参院選に向けて全力投球する」と述べた。
一方、神戸市内で常任幹事会を開いた民主党兵庫県連は、県内の当選者13人のうち10人が出席し、笑顔で「万歳」を繰り返した。同党京都府連も常任幹事会を開き、当選者一人ひとりが喜びの決意表明をした。
(2009年9月6日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news-sp/lh-election2/20090906-OYO1T00241.htm?from=tokusyu
自民大阪、大敗の怒り橋下氏に…政党地方会合で明暗
中山氏「関係、向こうが切った」
自民党大阪府連会長を辞任した中山太郎・元外相(左)(5日午後1時10分、大阪市中央区で)=浜井孝幸撮影 衆院選後、初の週末となった5日、大阪、兵庫、京都では自民、民主、公明3党の地方組織が幹部会などの会合を相次いで開いた。大敗した自民党の大阪府連では、中山太郎・元外相が会長職を辞任。怒りの矛先を橋下徹知事に向け、「候補者とのポスター撮影も断られた」と恨み節をぶつ一幕も。一方、新政権発足に向けた人事構想が次々と明らかになる民主党の会場は、勝利の万歳三唱とともに高揚感に包まれ、くっきりと明暗を分けた。
「空前の逆風の中で選挙をした。敗北の原因を徹底的に議論し、党の再生に協力をお願いしたい」
5日、大阪市内で開かれた自民党大阪府連の幹部会・役員会合同会議。中山氏が声を上げたが、出席した府議ら約40人の表情は硬いままだった。
自民党は大阪の19小選挙区で15人を擁立したものの、1勝14敗。自身も負けた中山氏は会合後、橋下知事への不満を漏らし始めた。
「我々は彼のために全力を挙げたのに、自民党候補との選挙ポスター撮影をお願いしても、断られた」
2008年の知事選で橋下知事を支援した同党府連は、橋下知事を衆院選の劣勢をはね返す“切り札”と考えていたが、当人は分権政策の観点から民主党支持を表明。報道陣に囲まれた中山氏は「党員が怒っている」「信頼できない」と延々と<橋下批判>を展開。今後の知事との関係を問われると、「関係は尾を引かないよ。向こうが(尾を)切ったから」と切り捨てた。
知事反論「庁舎移転、否決した」
5日夜、訪問先の韓国・ソウルから帰国した橋下知事は関西空港で報道陣に対し、「自民も公明も(3月に府議会で)WTC(大阪ワールドトレードセンタービルディング)への府庁舎移転を否決した。一心同体でやっていくというスタンスではないことを示したのは自民、公明だと思う」と反論した。
自民党とともに大敗した公明党はこの日、大阪、兵庫の府・県本部がそれぞれ、議員総会や幹事会を開催。自身が出馬した大阪16区を含め、大阪の4小選挙区で全敗し、党本部の幹事長を辞任する北側一雄氏は、府本部で「来年の参院選に向けて全力投球する」と述べた。
一方、神戸市内で常任幹事会を開いた民主党兵庫県連は、県内の当選者13人のうち10人が出席し、笑顔で「万歳」を繰り返した。同党京都府連も常任幹事会を開き、当選者一人ひとりが喜びの決意表明をした。
(2009年9月6日 読売新聞)
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http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090906146.html
衆院選大敗で若手離脱…滋賀県議会の自民真っ二つ
自民党の衆院選大敗を機に、滋賀県議会(定数47)最大勢力の自民党系会派「自民党・湖翔クラブ」(19人)が分裂し、「党の刷新」を訴える若手県議ら11人が離脱して新会派を結成することが6日、決まった。
関係者によると、新会派は、嘉田由紀子知事に近い自民党系の別会派「湖政会」の2人も合流し、計13人で結成の方針。7日に議長に会派届を提出する。
一部ベテラン県議の会派運営に不満を持つ県議らが、衆院選で県内4選挙区で全敗したことなどを機に、新会派結成に向け本格的に動いていた。
湖翔クラブは大戸川ダムの建設などで、たびたび知事と意見を対立させてきた。新会派に参加する石田祐介県議は「結成後は県の財政も考慮し、よい政策は支持し反対の場合は対案を示して、是々非々の姿勢で県政に臨む」と話した。
[ 2009年09月06日 22:59 ]
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009090600136&genre=A2&area=S00
自民会派 11人離脱
滋賀県会 選挙連敗不満 新会派結成へ
滋賀県議会(定数47)の最大会派「自民党・湖翔クラブ」(19人)に所属する県議11人が、会派を離脱して新会派を結成する方針を固めた。7日にも新会派結成を届け出る。衆院選の惨敗で県選出国会議員がゼロとなるなど、大型選挙で連敗を続けている自民党県連の運営に対する不満などが背景にあるとみられる。最大会派の分裂は、来夏の知事選、参院選への同党の対応に影響を与えそうだ。(20面に関連記事)
離脱するのは、同クラブ代表の世古正、前県会議長の上野幸夫両氏を含む中堅、若手の県議。離脱する県議の1人は「選挙に負け続けたのに県連として総括してこなかった。会派を割ることで、党再生を進めたい」と話している。
分裂に伴い、新たな最大会派となるのは「民主党・県民ネットワーク」(16人)で、県議会でも民主党が第一会派となる。二番目は世古氏らの新会派、同クラブは第三の勢力に転落する。また、新会派には嘉田由紀子知事を支持する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」の推薦を受けた自民党議員でつくる会派「湖政会」(2人)が合流する見通し。
自民党は2006年の前回知事選で推薦候補が敗れ、07年の県議選では過半数割れする歴史的大敗、参院選でも選挙区議席を失った。先月30日の衆院選では県内4選挙区で全敗し、衆参で国会議員がいなくなった。
県連は6日の役員会で、衆院選敗北の責任を取るとした宇野治会長の辞任を了承。幹事長ら三役を含む県連役員5人も辞表を提出している。
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>>348
うおっ,連戦連敗の湖国自民分裂キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
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http://mainichi.jp/select/today/news/20090907k0000m010108000c.html
滋賀県議会:自民の11人、会派離脱へ 衆参国会議員消え
2009年9月7日 2時30分 更新:9月7日 2時30分
衆院選で自民党公認候補が県内4小選挙区で全敗したのを受け、滋賀県議会(定数47)の最大会派、「自民党・湖翔クラブ」(19人)のうち11人が会派離脱の意向を固めた。同県では、衆参両院で自民の国会議員がいなくなり、11年の県議選に向け、このままでは県民の支持を回復できないと判断した。
離脱予定の県議らは新会派設立の準備を急いでいる。親嘉田由紀子知事派の保守会派「湖政会」(2人)が合流し、同じく親知事派の「民主党・県民ネットワーク」(16人)と「大連立」を組む可能性もある。自民党・湖翔クラブは、嘉田知事の大戸川ダム建設凍結方針に反対。反知事派と親知事派の勢力は今まで拮抗(きっこう)していた。
6日、自民党・湖翔クラブの県議9人が出席した役員会では、衆院選大敗を巡り、一部のベテラン県議らへの若手の不満が噴出。分裂への慎重論もあったが、県議2人が離脱を強く訴え、物別れに終わった。石田祐介県議は会議後、「応急処置では駄目で、会派を割ってゼロから出直す覚悟だ」と述べた。離脱に同調するベテラン県議の一人は、「このまま(来年7月の)知事選でも反知事の立場を貫けば、自分たちの身も危ない」と話す。民主党・県民ネットワークの西川勝彦代表は「会派の争いをやめ、議会改革が進むことを望む」と歓迎の意向だ。
県議会の現有勢力は、ほかに対話の会・びわこねっと(4人)、共産党(3人)、公明党(2人)、無所属(1人)。【安部拓輝、後藤由耶、金志尚】
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http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000000909050003
政権交代@三重 変革に期待感 野呂知事
2009年09月05日
◇◆県財政への影響注視◆◇
野呂昭彦知事は4日の定例記者会見で、民主党に政権交代することについて「時代の大きな峠、節目の中で国民ははっきりと政治に変革、変化を求めた」と述べ、新政権への期待感を表明した。衆院議員時代は、二大政党制をめざして自民党を離党して新進党に参加しただけに、感慨深げだった。
一方、野呂知事は「国の補助金の一括交付金や、直轄事業の地方負担金の廃止で、事業量への影響が懸念される」と述べ、今秋から進める予定だった県の新道路整備戦略の見直しを当面見送る方針を示した。この道路戦略は03年、18年を目途に策定。おおむね5年ごとに見直す予定だった。
また、民主党が公約とした高速道路無料化については、「東紀州で観光客が増えるのではないか」と期待を示す一方、「現在でも渋滞が慢性化している東名阪道では、けたたましいほどの渋滞が起きるのではないか」と懸念を表明。「いろんな影響に配慮して段階的にやるとすれば、政権ができてからそのスケジュールも示されるのではないか」と語った。
政権交代による県政への影響については「財政面への影響とか十分に注視をしなければならない。必要に応じて知事会で議論していきたい」と話した。
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>>348 >>350
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090906-OYT8T00713.htm
「自民党・湖翔ク」分裂
県議会の「自民党・湖翔クラブ」(19人)の若手議員ら11人が脱会し、新会派を設立することを決めた。保守系の「湖政会」(2人)も合流する方向で調整が進められており、計13人で新会派を結成する見通し。7日に記者会見し、正式に発表する。新会派結成後の最大会派は「民主党・県民ネットワーク」(16人)となる。
関係者によると、脱会するのは1、2期目の議員が中心。2006年の知事選から07年の参院選、今回の衆院選と自民党公認・支援する候補の敗戦が相次いでいるにもかかわらず、「執行部は大型選挙の総括がなされていない」などと批判。加えて、「滋賀4区の候補者選考過程が不透明」とし、8月の衆院選公示前から水面下で分派を検討していた。
6日夜、脱会を検討する県議ら約10人が集まって緊急会議を開き、新会派の執行部体制や会派の運営方針などを議論。民主会派や知事に対しては「良きライバルとして競い合っていく」との方針を確認した。
この日の自民党県連の役員会では分派の動きについて複数の県議から批判的な意見が相次いだが、緊急会議では「古い自民党の体質を変えなければいけない」と、会派結成の意義を再確認したという。
(2009年9月7日 読売新聞)
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>谷本氏は体調不良を理由に欠席。辞職願は代理から提出された。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20090906-OYT8T00830.htm
ホーム>地域>和歌山
自民再建へ結束強調
谷本氏の会長辞職願受理 県連代表役員会
自民党県連は6日、代表役員会を開き、和歌山1区で落選した谷本龍哉氏の会長職辞職願を受理した。出席した国会議員らからは、衆院選敗北の反省の弁や、2010年参院選に向けた党の再生への決意などが聞かれた。
衆参両院議員と県議計14人が出席したが、谷本氏は体調不良を理由に欠席。辞職願は代理から提出された。
和歌山2区で落選、比例で復活した石田真敏衆院議員は「大変な力不足で小選挙区で大敗し、ご迷惑をおかけした。反省し、しっかり頑張りたい」とあいさつ。和歌山3区で当選した二階俊博経済産業相は地方議員や首長らの支援に感謝した。
世耕弘成参院議員は「大逆風の中、二人の議席を守って頂いて感謝申し上げる。これから党の再建に向かって頑張っていかなければ」と呼びかけた。
その後、衆参両院議員4人の中から、話し合いで後任の会長を選ぶことを決めた。拡大役員会を13日に開いて正式決定し、党の再生に向けた具体的な取り組みについて話し合うことも申し合わせた。
(2009年9月7日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090906-OYT8T00707.htm
宇野会長の辞表受理
衆院選で大敗した自民党県連の役員会が6日、大津市内で開かれ、県内の国会議員がゼロになった責任を取るなどとして前衆院議員の宇野治会長から提出されていた辞表を受理した。後任は、近く開かれる県連総務会で正式に決まる。また、県連として敗因を探り、来年の知事選や参院選を視野に入れた党の立て直しを図るための再生委員会を新設することも決めた。
役員会には、衆院選に立候補した前衆院議員ら4人や県議ら約20人が出席。宇野会長が「このような(選挙)結果になってしまい、おわび申し上げる。これからは一党員、一支部長として県連をバックアップしたい」と改めて辞意を表明した。吉田清一幹事長ら執行部5人からも辞表を受け取っていることを明らかにしたが、「これから頑張ってもらえばいい」との意見が大勢を占めた。
一方、再生委員会については、小選挙区の1〜4区の各区ごとに7人程度を委員として選定。党員以外からも選び、敗因や今後の対応などについて幅広い意見を求めることにした。吉田幹事長は「(参院選と知事選については)9月から協議を進めたいと考えている。再生委員会の議論と並行しながら、汗をかくつもり」と話していた。
(2009年9月7日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20090907ddlk30010222000c.html
自民党県連:谷本会長の辞職願受理 後任は衆参4議員に一任−−代表役員会 /和歌山
自民党県連の代表役員会が6日、和歌山市内であり、衆院選和歌山1区で落選した谷本龍哉・県連会長の辞職願を受理し、後任は衆参4人の国会議員に一任することを確認した。13日の拡大役員会で、新会長が承認される見通し。また、党総裁選(18日告示、28日投開票)で党員・党友による予備選挙を行うことも決めた。
「自身も責任を感じていると表明した」とした下川俊樹幹事長は、「結果を真摯(しんし)に受け止め、全国に先駆け新体制をスタートさせるべく、役員会開催などを急いだ。今後、党中央の新体制に対し、地方の声を徹底的に伝えていく」と語った。
国会議員、県議会議員ら14人が出席。当選した二階俊博、石田真敏両衆院議員が感謝の言葉などを述べ、世耕弘成、鶴保庸介両参院議員も党再建に向けた決意などを語った。谷本氏は欠席した。役員会では、衆院選関連や今後の地方選の候補者の推薦などについて報告、質疑を行った。【最上聡】
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http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090907111.html
自民分裂の滋賀県議会…新会派は「真政会」
滋賀県議会で最大だった自民党系会派「自民党・湖翔クラブ」から離脱した県議11人と、解散した「湖政会」の県議2人の計13人が7日、新会派「自由民主党・真政会」を結成した。
代表に就任した宇賀武氏は記者会見で「衆院選で大敗し解党的出直しが不可欠。衣替えしないと県民の信託は得られない」と強調。別の県議は湖翔クラブでの政策決定過程について「少数の意見が尊重されなかった」と批判した。
滋賀県議会の定数は47で、真政会は「民主党・県民ネットワーク」(16人)に次ぐ勢力。来年の知事選や参院選の対応が注目される。分裂前は湖翔クラブには19人いた。
新会派について嘉田由紀子知事は「独立した議会が熟慮した結果で、コメントは控えたい」と話した。
[ 2009年09月07日 19:09 ]
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>>348
>>350
>>356
>「県職員をどう喝するような場面を何度も見てきた。政策決定過程でも、少数意見が尊重されなかった」と、湖翔クラブの会派運営に不満をぶちまけた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20090907-OYT8T01126.htm
県議会 自民分裂 新会派「解体的見直し図る」
新会派を結成した趣旨を説明する宇賀氏(手前左)=県庁で 県議会の最大会派「自民党・湖翔クラブ」(19人)に所属していた若手議員ら11人と、保守系会派「湖政会」の2人が7日、新会派「自民党・真政会」(13人)を結成し、県庁での記者会見で「衆院選で大敗した今、解体的に見直しを図る」と意義を強調した。湖翔クラブは、さらに別の1人が離脱する意向を表明したことから7人となる見通しで、第3会派に転落する。
新会派のメンバーは、湖翔クラブの宇賀武、上野幸夫、中村善一郎、世古正、佐野高典、辻貢、山田和広、福本庄三郎、石田祐介、野田藤雄、川島隆二の11氏と、湖政会の中谷哲夫、西村久子の2氏。
記者会見で、代表に就任した宇賀氏らは「県職員をどう喝するような場面を何度も見てきた。政策決定過程でも、少数意見が尊重されなかった」と、湖翔クラブの会派運営に不満をぶちまけた。
これに対し、湖翔クラブ側の5人も記者会見を開き、「会派内で十分議論し、全員合意の中で進めてきた。独断的な動きがあったと思っていない。なぜ分派したのか理由が分からない」と反論した。
一方、11人の離脱により、湖翔クラブでは、自民党県連に所属しない唯一の議員となった蔦田恵子氏も記者会見。「このまま残っても自民党のごたごたに埋没してしまうだけなので、1人で頑張りたい」と話し、近く会派を離脱し、無所属で活動する意向を表明した。
新会派結成の影響について、嘉田知事は「これまでも議会とは透明度を上げ、県民目線での政策論議を行ってきた。そう大きな変化があるとは考えていない」と述べた。
(2009年9月8日 読売新聞)
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>>357
親嘉田系会派として行くのでしょうけど,所詮自民党の選挙目当て連中の保身の動きなんで注意が必要かもしれませんね。
数の上ではこちらが第一会派であるが,節操無し擦り寄り派が多数を占めたと云う事に過ぎないかもしれない。
<自民党真政会>
宇賀武②<東近江>(元)能登川町長
上野幸夫⑥<東近江>農業
中村善一郎⑤<彦根>建材会社会長
世古正⑤<大津>行政書士
佐野高典③<大津>漁業
辻貢②<守山>理美容業
山田和広②<草津>(元)市議
福本庄三郎②<甲賀>(元)会社役員
石田祐介②<高島>会社役員
野田藤雄①<伊香郡>農事組合会長
川島隆二①<長浜>市長息
中谷哲夫①<近江八幡>損保代理業=湖政会
西村久子①<彦根>農業=湖政会
大津は3人の内,2人が新会派に1人が無所属に。
09.4に対話の会系会派を離脱した木沢は自民刷り寄りを明確にしてるので此処に入ろうとするかもしれませんな。
一方自民党湖翔会に残ったのは
<自民党湖翔会>
奥村芳正①<草津>(元)市議
家森茂樹<甲賀>,
生田邦夫<湖南>病院理事長,
三浦治雄⑤<栗東>会社役員,
辻村克④<米原>酒造会社役員
山田尚夫②<蒲生>日野町助役
吉田清一④<野洲>会社社長
<無会派>
蔦田恵子
改めてhtml化してみた。
滋賀県議選結果と県議会会派
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/2007shiga.html
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002322085.shtml
自民県連、再生委員会設置へ 衆院選大敗で
8月の衆院選で兵庫県内小選挙区で1勝9敗と惨敗した自民党兵庫県連は7日、緊急役員会を開き、地方から党の再生を図るプロジェクトチーム「党再生委員会」を県連内に設けることを決めた。県連役員や若手議員、経済団体などの民間人ら20〜30人規模を想定し、10月中にも立ち上げる。
同県連によると、再生委員会では衆院選の敗因総括や党員獲得策、候補者選定を含む人材育成-などを検討する。衆院選で落選した公認候補者と県連役員との意見交換の場も同委員会に設けるという。
役員会では「党本部主導から地方主導に変えていかなくてはならない」などの意見が出されたといい、五島壮幹事長は「地方が積極的に行動を起こさないと、党は死んでしまう。来夏の参院選に向け、地道な努力を重ねていきたい」と話した。
五島幹事長は同日、衆院選敗北を受け、会長代行の末松信介参院議員に辞職願を出したことを明らかにした。辞職願は「預かり」とされ、衆院選で落選し政界引退の意向を示す河本三郎会長の処遇などと合わせ、調整する。
(小森準平)
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>>339-340>>342
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000400909070001
神戸市長選 民主「相乗り」に異論
2009年09月07日
民主党県連が10月25日投開票の神戸市長選の対応で揺れている。5日に開かれた常任幹事会では、現職市長の矢田立郎氏(69)からの推薦依頼が報告されたが、総選挙で圧勝した直後の自民、公明との相乗りについて「有権者に説明がつかない」などと異論が出ているためだ。
この日の常任幹事会では、推薦依頼の報告を受け、矢田氏のマニフェストを検証したうえで12日の役員会で再び協議することを決めた。
出席者によると、「(相乗りを禁じた)党本部の意向もあり、県連として結論を出せない可能性もある」との国会議員の発言に対し、矢田氏推薦を求める市議が「態度をはっきりさせるべきだ」と反発する場面もあったという。
市長選では、3選を目指す矢田氏が7月に立候補を表明。民主党市議団も支援する方針を固めている。前回、与野党相乗りで再選された矢田氏は4日、今回の政党推薦について「各県連に打診したい」と述べ、前回同様の支援を求める考えを示した。
ただ、党本部は政令指定都市以上の首長選で与野党相乗りを原則禁じている。県連関係者は「同じ日に(静岡と神奈川で)参院補選もある中で神戸市長選が相乗りでは有権者に説明がつかない。兵庫だけ取り残される」と心配する。これに対し、市議の一人は「党本部が何を言おうと矢田氏でいく。鳩山代表に直訴してでも対立候補の擁立は阻止する」と息巻いている。
◆共産が政策骨子
一方、共産党県委員会は4日、政策の骨子や争点を発表した。森勇治副委員長は市立医療センター中央市民病院の移転凍結や敬老パスの無料化などを挙げ、「市民の暮らしと福祉を守る市政をつくりたい」と話した。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090908ddlk28010420000c.html
自民党県連:「党再生委」設置へ 幹事長の辞表は慰留−−緊急役員会 /兵庫
衆院選の大敗を受けて自民党県連は7日、緊急の役員会を開催した。五島壮幹事長が大敗の責任を取って辞表を提出したが、慰留を受けて役員預かりとなった。兵庫12区と比例代表近畿ブロックで落選し、政界引退を表明した河本三郎県連会長の後任には、会長代行の末松信介参院議員を推す声が上がっている。
役員会には末松会長代行や五島幹事長ら県連三役、県議団役員らが出席。今後の党立て直しに向けて、県連に「党再生委員会」を設置する方針でまとまった。地方議員や落選議員、経済界、友好団体などで構成。衆院選の総括や人材育成、党員獲得、候補者選定など幅広く議論する。
また、出席者からは「党が目指す国家像を作らないといけない」「党本部主導から地方主導へ変える必要がある」「市町議員をもっと県連組織に入れるべきだ」などと意見があったという。【川口裕之】
〔神戸版〕
毎日新聞 2009年9月8日 地方版
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http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090909/stt0909091948027-n1.htm
選挙公報で民主候補推薦した四条畷市長が自民から離党 大阪
2009.9.9 19:48
自民党員なのに衆院選大阪12区の民主党候補の推薦人として選挙公報に名を連ね、自民党四条畷支部から離党勧告を受けていた大阪府四条畷市の田中夏木市長(75)が9日、離党届を提出し、受理された。
同支部が、他党の推薦人としての氏名掲載を「党則違反」としたのに対し、田中市長は「民主党から掲載の要請に応じただけ。自民党からの要請はなかった」と説明。離党勧告には応じる姿勢を示していた。
大阪12区(寝屋川市、大東市、四条畷市)では、元職だった民主党候補が返り咲き、前職の自民党候補が落選した。
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残された時間はあまり有りませんが…
橋下知事「最悪。相乗りなら返上した方がいい」
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090908036.html
大阪府の橋下徹知事は8日、任期満了に伴う27日投開票の堺市長選で民主、自民、公明各党が相乗りで現職の木原敬介氏(69)を推す方針であることについて「一定の規模の自治体で相乗りは最悪。相乗りするなら政令指定都市を返上した方がいい」と述べて批判した。
橋下知事は「エネルギーは対立があってこそ生まれる。政治家ならば、自治体の長は有権者に選択させるような選挙に持っていかないといけない」と指摘した。市長選では自民党が木原氏推薦を決め、公明党も近く決定予定。民主党の堺市にある二つの支部は同氏支援を打ち出している。
府庁で記者団の質問に答えた。橋下知事は立候補を表明した府の元政策企画部長竹山修身氏(59)を支援。市長選にはほかに堺高石青年会議所(大阪府高石市)理事の井関貴史氏(35)と、大阪府立大名誉教授の小林宏至氏(66)も出馬の意向を明らかにしている。
[ 2009年09月08日 11:35 ]
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府政運営に大きな影響 堺市長選で橋下知事 - 大阪日日新聞
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/090910/20090910024.html
大阪府の橋下徹知事は9日の定例会見で、任期満了に伴う堺市長選(13日告示、27日投開票)で元府政策企画部長の新人・竹山修身氏の支援を表明していることについて、「(選挙結果によっては)私は政治的な力を著しく減退するだろう」と述べ、府政運営に大きな影響を与えるという認識を示した。
橋下知事は「政治的な力はメッキみたいなもの。選挙で応援すれば本当のことがばれてしまう」とした上で、「私の政治的な力が減退するかどうかはっきりするが、応援を決めた以上、リスクは仕方ない」と覚悟を語った。
また政治グループとして立ち上げた「首長連合」の一員として、地方選挙に対する考え方を「仲間を集める有力な手段」と説明。ただ同市長選での応援については同グループのメンバーである元横浜市長の中田宏氏が消極的であることなどを明かし、「首長連合としては応援しない」とした。
同市長選ではほかに、現職の木原敬介氏(69)、堺高石青年会議所理事の井関貴史氏(35)、大阪府立大名誉教授の小林宏至氏(66)が出馬の意向を明らかにしている。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090911ddlk26010474000c.html
自民府連:衆院選大敗を総括 参院選、二之湯氏が再選出馬へ /京都
◇再生へ向け役員続投を決める
自民党府連は10日、幹部会・常任総務会と府議・京都市議の合同総会を中京区の府連本部で開いた。会長の谷垣禎一・衆院議員や幹事長の多賀久雄府議ら47人が出席し、衆院選大敗を総括。再生に向けて来夏の参院選の府選挙区で現職・二之湯智氏(64)の再選を目指し、役員らが続投して臨むことを決めた。【太田裕之】
同党府連は小選挙区3人、比例3人の計6人の衆院議員を擁していたが、今回選挙で5区当選の谷垣氏と、比例復活の伊吹文明氏の2人に減った。
会議は冒頭のみ公開され、谷垣氏は「3分の1に縮小した敗北を真摯(しんし)に反省・総括し、再生を図らねばならない」とあいさつ。「国民のため何をやる政党なのかを真剣に議論して、継承すべきは継承し、新たに加えるべきものは加えていく」「来年の知事選、参院選をしっかり戦い抜いて勝利につなげ、反転攻勢のきっかけにするために結束を」と呼びかけた。
さらに、二之湯氏が参院選に立候補を表明し、府連として党本部に公認申請することを決定。終了後に谷垣氏らと記者会見した二之湯氏は「各地域支部を点検し、一から組織を作りながら運動する。私の勝利が党再建へのステップになる」と決意を語った。
また、谷垣氏は府連会長として衆院選敗北の責任に触れたが、会議では党総裁選への立候補を求める声も出たという。谷垣氏は会見で「具体的に出るかどうかの結論はまだない。党内での意見を聞きながら考える」と述べるにとどめた。
一方、来春の知事選については議論されなかったという。民主党との相乗りの可能性をについて、谷垣氏は「国政で対立しても地方では対立しない例はいくらでもある。『相乗り』との言葉は私は使わない」と述べ、含みをもたせた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090910-OYT8T01196.htm
自民府連 衆院選 反省点を討議
自民党府連は10日、衆院選後初めてとなる議員総会を開き、府内の全6選挙区のうち1選挙区でしか勝てなかった選挙戦について、反省点を話し合った。
当選した衆院議員や落選議員、府議、市議ら47人が参加。谷垣禎一会長が「結党以来の大敗北で、支持者に大変申し訳ない。自民党の再生を図るため、今回の敗北について真摯(しんし)に議論し、反省したい」とあいさつ。議員から「政策を有権者に周知できなかった」「十分に選挙区を回れていなかった」などの意見が出されたという。
会議後の記者会見で谷垣会長は「構造改革や、毎年総理大臣が変わったことへの不安から、(政権を)一回変えてみようという思いが有権者にあったのではないか」と敗因を分析。一部で出馬待望論がある党の総裁選については「具体的に出るか、出ないかについて、結論は持っていない」と述べるにとどまった。
また、会議では、2010年の参院選に、二之湯智・参院議員が再選を目指して立候補する決意を表明。党に公認申請を行うことを決めた。
(2009年9月11日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091000205&genre=A1&area=K00
党再生に、意見や注文続々
自民府連が衆院選総括会議
衆院選大敗後の党再生に向けて意見を交わした自民党府連の総括会議(京都市中京区)
自民党京都府連は10日、惨敗した衆院選を総括する会議を京都市中京区の府連事務所で開き、衆院選の当選者と落選者のほか、京都府議と京都市議のほぼ全員の46人が集まり、党再生に向けて意見を交わした。
府内で自民の衆院議員は選挙区当選と比例復活を合わせて2人となり、選挙前の6人から3分の1に減った。
冒頭、谷垣禎一府連会長は「再生のため、自民党が国民のために何をやっていく政党なのか、しっかり議論したい」とあいさつした。地方議員からは、首相の交代を繰り返したことについて「国会議員が党首の悪口を言うなど、党内で足の引っ張り合いをせず一致団結すべきだ」と注文が出た。
また「公認候補をしっかり応援する体制をつくるように府連が指導すべきだ」「民主党の政策の問題点を意識した広報活動ができていたのか」などの意見や、マニフェストへの不満が出た。
また、谷垣氏に対して「党再建のため、ちゅうちょせず総裁選へ立候補を」との声もあったが、谷垣氏は「意見は正面から受け止めるが、出るか出ないかは結論が出ていない」と述べるにとどまった。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090911ddlk29010469000c.html
仲川・奈良市長:初答弁、混乱も /奈良
奈良市の仲川げん市長は10日、就任後初めての代表質問に臨んだが、副市長への質問を勘違いして答弁するなど、不慣れから混乱する一幕があった。
「政和会」の上原雋議員が、08年度決算について副市長へ質問したにもかかわらず、仲川市長が答弁し始め、市職員が慌てて止めに入った。また、予定外の質問に対応するため、副市長らの助言を仰ぐ間、答弁がストップした場面が何度もあった。
終了後、市議からは「最初はあんなもの」という温かい声もあったが、反市長会派の市議は「まずは議会の作法からお勉強してほしい」と厳しい評価だった。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090912-OYT1T00147.htm
堺市長選、自民2府議造反→橋下知事「ありがたい」
堺市長選(13日告示、27日投開票)を巡り、自民党の府議2人が11日、現職の木原敬介氏(69)を推薦する同党に造反し、大阪府の橋下徹知事が応援する対立候補の新人竹山修身氏(59)の決起大会に出席した。
木原氏は事実上、民主、自民、公明3党の相乗り候補で、府議の1人は相乗りを批判している。
府議会自民党・維新の会の鈴木憲府議(富田林市・南河内郡選出)と青野剛暁府議(東大阪市選出)で、支援者約1000人を前に竹山氏の応援演説を行った。
橋下知事は大会後、「自民党が現職を推薦しているのに、(対立候補を応援してくれて)ありがたい」と述べた。青野府議は読売新聞の取材に対し、「衆院選の大敗で党を再生しなければいけない時に、相乗りをするなと言いたい」と話している。
一方、自民党府連幹部は「党の推薦候補以外を応援したのであれば党則に反する」としている。
同市長選には、ほかに府立大名誉教授の小林宏至氏(66)(共産推薦)、元三菱重工業社員の井関貴史氏(35)の新人2人が立候補を表明している。
(2009年9月12日10時28分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909120031.html
「橋下知事」対「地元政界」の様相、堺市長選(1/2ページ)2009年9月12日
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決起集会で橋下大阪府知事に肩車される竹山修身氏=11日夜、堺市北区、筋野健太撮影
記者会見でマニフェストを発表する木原敬介氏(右)。各党の地元市議たちが同席した=11日午後、堺市堺区、石前浩之撮影
13日告示の堺市長選が、橋下徹・大阪府知事と地元政界との戦いになりつつある。新顔で元府政策企画部長の竹山修身氏(59)を支援する知事は前哨戦で「各党相乗りはなれあい」と堺市政を批判。これに対し、現職の木原敬介氏(69)を推す各党の市議らは「市政に介入するな」と反発している。
「堺市の皆さん。堺市民は馬鹿にされてるんですよ」
橋下知事は11日夜、竹山氏の支援者らの決起集会に姿を見せ、民主、自民、公明の各党による現職への相乗りを厳しい口調で批判した。「政治家には緊張感を持たせなくてはいけない。政治家は馬、皆さんは騎手。甘やかした馬なんか走りますか」
知事の府政改革を支えてきた竹山氏は「行政経験、知事と共有した改革マインドで、堺を大掃除したい」と述べつつ、府とは対等な立場で連携する姿勢を強調している。
橋下知事が地方選の応援に深くかかわるのは今回が初めて。市内には竹山氏とツーショットのポスターが張られ、過密スケジュールの合間を縫って告示後も何度か応援に駆けつける予定という。一般的な首長による選挙応援に比べて力の入れようが際立つ。
だが、昨年11月に開かれた木原氏の政治資金パーティーに出席した時の知事は「木原市長が堺市長である限り、市民は幸せ」「(木原氏は)自治体の神様」とほめたたえていた。今夏になって手のひらを返したように竹山氏支援を打ち出した理由を報道陣から問われると、「僕は一神教ではない。もっと素晴らしい神様を見つけた」と独特の言い回しで切り返した。
3選を目指す木原氏も元府幹部。マニフェストを発表した今月11日の記者会見には、各党の市議らが同席した。総選挙での大勝を受けて民主党内には相乗りに消極的な声もあるが、大きなうねりにはなっておらず、「オール堺」の団結ぶりを見せた。
橋下知事の動きについて尋ねられた木原氏は「自分の言うことを百パーセント聞く部下みたいな市長が誕生すれば、やりやすいと思っているのではないか」。相乗り批判に対しては「公平にバランスを取って市政運営していれば、皆さんが支持してくれるのは自然。批判は意味不明だ」と反論した。
同席した市議らは会見後、知事へのいら立ちを口にした。公明の吉川敏文市議は「市長選に絡めて自分の政治的優位性を高めようとしているとしか思えない」、民主の小郷一市議は「知事は自分の意に沿わない者をつぶそうとする。独裁者、ファッショだ」と言い放った。
06年の政令指定都市移行で都道府県並みの権限を得た市役所内にも、知事の行動への不快感が漂う。幹部職員の一人は「知事は地方分権、地域主権を掲げているのに、堺市政に口出しするのは矛盾している」と話した。
堺市長選には、堺高石青年会議所理事の井関貴史氏(35)、共産党が推薦する大阪府立大名誉教授の小林宏至氏(66)も立候補を表明している。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002336755.shtml
政策提言、党マニフェストと矛盾 県会民主会派
来年度の兵庫県当初予算編成に向け、県議会の民主党・県民連合が11日、井戸敏三知事に提出した重要政策提言が、党の衆院選マニフェスト(政権公約)で廃止を明確に打ち出している障害者自立支援法について「円滑な運営」を求めるなど、マニフェストとの矛盾が目立つ内容になっていることが分かった。
同会派は「(重要政策提言は)衆院選前に印刷が仕上がっていたため、政権交代前の表現が残った」と釈明している。
重要政策提言ではこのほか、同じくマニフェストが廃止を打ち出している後期高齢者医療制度についても「廃止も含めた抜本的な見直しを国に求める」と一歩“後退”。
温室効果ガス削減問題でも、重要政策提言は、麻生政権が定めた「2005年比15%減」を指すとみられる「国が定めた中期目標」を踏まえた取り組みを求めた。しかし、鳩山由紀夫代表はマニフェストに掲げた「1990年比25%削減」に取り組む決意をあらためて示したばかり。
同会派の藤井訓博幹事長は「ずさんだと言われてもしかたがない」と話し「11月の予算要求の際、新政権の政策に合致した提言をしたい」としている。
(森本尚樹)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090912ddlk29010601000c.html
従軍慰安婦問題:生駒市議会が国に意見書提出へ 全会一致で可決 /奈良
旧日本軍の従軍慰安婦問題で、生駒市議会は11日、国が被害者に対し、誠実に対応するよう求める意見書案を可決した。福岡市議会などが同様の意見書を国に提出しているが、県内では初めて。
市民団体「旧日本軍『慰安婦』問題の早期解決を求めるネットワーク奈良設立準備会」の要請を受け、小笹浩樹議員(民主・草創)が案を作成。全議員が賛同し、全会一致で可決された。慰安婦問題の真相を究明し、被害者の尊厳回復に努める▽歴史を踏まえ、次世代に事実を伝えるよう努める−−などを国に求めている。
小笹議員は「被害者の高齢化が進み、時間的余裕はあまりない。地方議会から国に対して責任を果たすよう促したい」と話している。同ネットワークは今後、県内の他の議会にも同様の働きかけをする予定。【石田奈津子】
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090912-OYO1T00609.htm?from=main1
衆院選のしこり、広がる波紋…堺市長選、13日に告示
民主党が大勝した衆院選後、近畿で初めての政令市長選となる堺市長選が13日、告示される。3選を目指す市長に対し、自民、公明両党が推薦を決め、政令市長選で「相乗り禁止」を原則とする民主党も、地元市議らが支援方針を固めて事実上の相乗りに。ただ、「民主対自公」で激しく争った衆院選のしこりが残る上、橋下徹・大阪府知事の支援を受けて立候補する元府部長の新人は相乗りを批判しており、27日の投開票に向けた舌戦が注目される。
■ 余波 □
「いろいろ話が出て、ご迷惑をおかけしています」
今月6日、市長の木原敬介氏(69)の事務所で開かれた支援議員団の会議で、同市選出の民主ベテラン府議が切り出した。民主、自民、公明各党の府議、市議ら計約40人に頭を下げ、改めて支援を強調した。
3日前、同じ堺選出の同僚府議から、「市長選は自主投票ぐらいにしないと、支持者が納得しない」と詰め寄られていた。衆院選で木原氏が連日のように公明陣営の応援に立ったことに、民主党支持者の不満が高まっていたという。
相乗りを進めてきた市議らに配慮し、ベテラン府議は「今更無理だ」と説得、その場は収まった。ただ11日には、今度は自民府議が「党を再生しなければならない時に相乗りをするなと言いたい」と党推薦に造反する姿勢を示すなど、政権交代の波紋は消えない。
木原氏は相乗りについて、「2期8年の実績が評価された。幅広く支援を受けるのがなぜ悪いのか」と話すが、盤石に見える陣営にも不安材料がのしかかる。
□知事VS政党■
今月9日の昼過ぎ。橋下知事は、府庁内の府議会公明党控室を訪ねた。
「府政改革と連携した市政の刷新を」と訴える元府部長の竹山修身氏(59)を支援することに理解を求めたが、同党府議からは「(自公の応援を受けて当選した以上)信義に反してはいけない」などと厳しい言葉が投げかけられた。
府幹部は、大阪16区(堺市堺、北、東区)での北側一雄・公明党前幹事長の落選を示し、「知事の『民主支持』表明を16区の敗因に挙げ、公明はカンカンに怒っている」と指摘する。
府議団との会談を終えた橋下知事は「国政で激烈な選挙をしたばかりなのに、自公民の相乗りは分かりづらい」と相乗り批判を繰り返した。ただ、議案可決に自公の協力が必要な9月議会を控え、その後の記者会見では「堺市長選はぼくの選挙ではないので……」と弱気な面ものぞかせた。
同市長選ではこのほか、共産党推薦で立候補を予定する新人の府立大名誉教授、小林宏至氏(66)が「国や府の言いなりの市政を変える」と主張。無所属で立つ新人の元三菱重工業社員、井関貴史氏(35)も「官僚支配からの脱却が必要だ」と訴えている。
(2009年9月12日 読売新聞)
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無所属詐欺候補が多過ぎ……。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090912ddlk27010360000c.html
選挙:阪南市議選 あす投開票 /大阪
任期満了に伴う阪南市議選(定数16)は13日、投開票される。今回から定数が20から16に減り、立候補した現職16人、元職1人、新人2人の計19人が当選に向けて懸命な訴えを続けている。党派別では、民主1人、公明4人、共産2人、無所属12人。
投票は13日午前7時〜午後8時、市内22カ所。同日午後9時から、市立総合体育館で開票される。5日現在の有権者数は4万6990人(男2万2236人、女2万4754人)。【酒井雅浩】
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◇阪南市(定数16−19)
古家美保 60 党地区委員 共現
野間ちあき 30 [元]会社員 無新
有岡久一 55 自治会役員 無現
武輪和美 61 団体理事長 無現
中谷隆年 58 [元]会社社長 無現
木村正雄 50 党支部役員 民現
白石誠治 41 [元]会社員 無現
庄司和雄 44 PTA会長 無現
石橋国夫 65 [元]市職員 無現
岩室敏和 61 [元]市長 無元
三原伸一 57 党副支部長 公現
楠部徹 61 教室経営 無現
貝塚敏隆 54 党支部長 公現
二神勝 42 党副支部長 公現
見本栄次 56 保護司 無現
堀内良子 63 党市役員 共新
川原操子 54 党副支部長 公現
土井清史 56 幼稚園顧問 無現
中谷清豪 59 団体会長 無現
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20090910-OYT8T01150.htm
告示まで1か月2氏出馬表明 民主県連 推薦巡り苦悩
あす役員会扱いを協議
10月25日投開票の神戸市長選は11日、告示まで残り1か月となった。今のところ、3選を目指す矢田立郎氏(69)と、新人でIT会社顧問の樫野孝人氏(46)の2人が立候補を表明。両氏はともに民主党県連に推薦願を提出しており、同党が自民、公明との3党相乗りを目指す矢田氏に付くのか、党本部の方針に合わせて相乗りをやめ樫野氏支援に回るのか、各党が注目している。
矢田氏は7月30日に立候補を表明した。今月4日には、「国政と市政は違う。市議会与党の民主、自民、公明の3党と相談しながら決めたい」と、過去2回の選挙と同様に今回も非共産各党の推薦を取り付けたい考えを明らかにした。
一方、7日の記者会見で出馬表明した樫野氏は、「考え方に共感してもらえる人や政党から多くの支援をもらいたい」と述べた上で、その日のうちに「同じ思いを持って、同じ政策を実現できる」として民主党県連に推薦願を出した。
民主党県連内では、「矢田市政与党」の市議らが自民、公明両党市議団との間で矢田氏推薦でまとまり、県連に矢田氏推薦を決めるよう求めている。
しかし、政令市長選での与野党相乗りを禁止する党本部の原則がある上、衆院選で自民、公明両党と激戦を繰り広げた直後だけに、一部の国会議員が「3党相乗り」に難色を示している。県連は12日の役員会で両氏からの推薦願の扱いを協議するが、先行きは不透明だ。
民主党県連の方針が決まらない中、自民党県連内では、まだ矢田氏から同党に推薦願が提出されていないこともあって、「樫野氏を推すこともこれから協議していかないといけない」との声も出始めている。
共産党は前回の市長選で候補を擁立した市民団体「神戸再生フォーラム」と協議を進めているが、フォーラム側が樫野氏を推薦する方向となっており、独自候補の擁立も検討している。
(2009年9月11日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091200167&genre=A1&area=S00
嘉田知事、地方分権の推進を要請
民主議員と意見交換会
民主党の滋賀県選出国会議員と嘉田由紀子知事との意見交換会(大津市・県公館)
新政権で与党となる民主党の滋賀県衆参国会議員6人と嘉田由紀子知事との意見交換会が12日、大津市の県公館であった。県選出国会議員がすべて民主議員となって以降、初めての会合で、党が掲げる地方分権の推進など政策実現に向けた方向性を話し合った。
国と地方のあり方を見直す地方分権をめぐり、川端達夫衆院議員は「地方にお金も権限も付け、首長の責任で政策の優先度を決める形に変える」と明言。嘉田知事も「現状は首長が決定できることは少なく、霞ケ関だけで決まっている」と期待感を示した。
民主が検討する麻生政権下の大型補正予算の一部執行凍結については、他府県の知事から問題視する声が上がっており、奥村展三衆院議員は「まず(政策の)中身を省庁に情報公開させ、県と市町とも問題を共有したい」と理解を求めた。
一方、嘉田知事からは、民主の政権運営について、「(前政権からの)政策転換には痛みが伴う。(現職を破り当選した)わたし自身も大変苦しかった」と理解を示しつつ、「地方にはあまり痛みを伴わないように」と注文も付けた。
さらに、道路特定財源の暫定税率廃止では、交通量増加で環境への負荷が増すとの観点から「(暫定税率に代わる)新たな税をつくり、(財源を)地方に渡せば温暖化対策もできる」と提案した。
意見交換会は、民主候補が全勝した先の衆院選後、県連代表の川端議員と嘉田知事とで開催に合意した。県が年2回行う国への政策提案を除き、このような会合を開催した例は少ないという。
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820 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/09/12(土) 18:32:57
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090912ddlk25010472000c.html
県議会:辻村県議長が湖翔クを離脱、無所属に /滋賀
県議会の辻村克(まさる)議長が11日、所属していた自民党・湖翔クラブを離脱した。既に同クラブを離脱し新会派「自民党・真政会」を設立した11人の県議から、今年4月の議長選で支援を受けたことから、「どちらにも寄らない立場を取るべきだと判断した」という。今後は無所属で活動する。
議長の任期は1年が慣例で、辻村議長の来年4月以降の所属は未定。また、蔦田恵子県議の異動届も11日付で受理され、無所属となった。11日現在の構成は、民主党・県民ネットワーク(16人)▽自民党・真政会(13人)▽自民党・湖翔クラブ(6人)▽対話の会・びわこねっと(4人)▽共産党(3人)▽公明党(2人)▽無所属(3人)。【安部拓輝】
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090914/wky0909140240002-n1.htm
自民・和歌山県連が新体制 新会長に二階氏
2009.9.14 02:39
このニュースのトピックス:選挙・和歌山
自民党和歌山県連は13日、拡大役員会を和歌山市の県連本部で開き、衆院選和歌山1区で落選した谷本龍哉氏の県連会長辞職願を了承し、新会長に二階俊博衆院議員(和歌山3区)を選出した。また幹事長の下川俊樹県議が新宮市長選に出馬することを表明し、幹事長を辞任、後任に尾崎要二県議を選んだ。野党転落を受け「まさに非常事態」(二階氏)との認識のもと、新体制で党勢を盛り返す。
拡大役員会には、県内の国会議員や県議、市議、役員ら計65人が参加。まず衆院選の総括を行い、下川氏が「1区で谷本君を失った結果を大変厳しく辛く受け止めている」。二階氏は「前途のある同志の谷本君が残念な結果になったことは党員の皆さんにも申し訳ない」と振り返り、「私は一兵卒として皆さんとともに頑張る決意」と述べた。
このあと谷本氏の会長辞職願を了承し、新会長には二階氏が満場一致で選ばれた。また、下川幹事長が、任期満了に伴う新宮市長選に出馬することを表明し、幹事長を辞任。後任の幹事長選びも行われ、県議の尾崎要二氏が選出された。会長代行には石田真敏衆院議員と世耕弘成参院議員を選んだ。二階氏は「県連再興の捨て石になろうということでお受けした」と話した。
このほか野党となり陳情を受ける立場でなくなったことを受け、「積極的にご用聞きをする」(世耕氏)として、県連で中小企業経営者を始め県民と各種問題について話し合う機会を設けることを決定。また自民党の総裁選(18日告示、28日投開票)について、候補者の遊説先に県が選ばれたことを報告。20日に和歌山駅前で行われると発表した。
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=和歌山3区=
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=175241
旧市長の上野氏出馬へ 新宮市長選
任期満了に伴う和歌山県の新宮市長選(10月18日告示、25日投開票)に、旧新宮市長の上野哲弘氏(64)が出馬する意思を固めたことが14日、分かった。15日に正式に出馬を表明する。
上野氏は本紙の取材に対し「新宮市も改革しないと将来立ちゆかない。市民から『出馬してほしい』という声を頂いた。思い切った改革をしたい」と語った。
上野氏は市議4期、県議2期を経て、旧熊野川町と合併前の2003年4月の市長選で現職の佐藤春陽氏(67)を破り初当選。合併に伴う05年10月の市長選で、佐藤氏に敗れた。
今回の市長選にはこれまで、元市職員の岸芳男氏(56)と写真店経営の田岡実千年氏(48)が出馬を表明。県議の下川俊樹氏(65)も出馬の意思を示している。
(2009年09月14日更新)
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http://www.sankei-kansai.com/2009/09/14/20090914-014577.php
2009年9月14日
候補者そっちにのけ 代理戦争 堺市長選告示
13日に告示された堺市長選。民主、自民、公明の3党が事実上相乗りして推す現職と橋下徹大阪府知事が応援する府の元部長が出馬し、「主要政党VS知事」の代理戦争といえる構図となった。橋下知事が「自公民相乗りで選挙を乗り越えようとしている」と批判すれば、現職を推す各党の国会議員らは「政党が談合している選挙ではない」と反論。街頭では初日から、候補者自身の演説よりも、応援組の舌戦が目立つという異例の選挙戦となった。
「市長選に府の職員を担ぎ出して対抗馬とする。これが地方分権を唱える男のやることですか」
午前9時ごろから堺市堺区で開かれた現職、木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=の出陣式。マイクを握った自民党の谷川秀善参院議員は「ああいう独裁者を2年前に(知事選で)担いだことを非常に恥じております」と今回の橋下知事の動きを痛烈に批判し、「自分の言うことを聞かないから市長を代える。こんなことをされたら堺市はたまったものではない」と訴えた。
民主党の辻恵衆院議員も「相乗りだからいい加減だと批判する人がいる」とし、続く言葉で「しかし、なれ合って談合している選挙ではない」と強調。相手陣営が、橋下知事が訴える「大阪維新」にならって「堺維新」というスローガンを掲げていることに触れ、「大阪府と政令市の堺は同格だ」と声を張り上げた。
対する橋下知事は、午後3時前から市役所近くで開かれた元大阪府政策企画部長、竹山修身(おさみ)氏(59)の街頭演説会に駆けつけた。
買い物客らを前に橋下知事は「堺市のみなさんは、ばかにされてるんですよ」と切り出し、「あれだけ悪口を言い合っていた自民、公明、民主が今、この堺で手をつなごうとしている。楽をして選挙を乗り越えようとしている」と述べた。
知事の主張はさらにヒートアップし、「自公民相乗りなんてクソくらえだ。308議席取って調子に乗っている民主にもノーを突きつけなきゃいけない」と時折声を裏返らせながら聴衆に訴えた。
十数分の演説の中で、知事が竹山候補について触れたのは「府政改革を支えてくれたのは竹山さんだ」などのわずかな部分だけ。大半が「相乗り批判」で占められた訴えを知事はこう締めくくった。「この選挙は政党と国民との戦いなんだ。一緒に僕と戦いましょう」
◇
堺市長選には他に堺高石青年会議所理事の井関貴史氏(35)、大阪府立大名誉教授の小林宏至氏(66)=共産推薦=が立候補している。
(2009年9月14日 07:11)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091500084&genre=A2&area=K40
Kyoto Shimbun 2009年9月15日(火)
宙に浮く亀岡市会会派異動届
5月提出 なお「預かり状態」
亀岡市議会の一会派が5月に提出した会派異動届が、3カ月以上過ぎた今も宙に浮いている。提出した議員側が「議長に出した時点で異動は有効。許可を得る話ではない」とするのに対し、受け取った議長側は「この時期の異動は先例がない。全会派間の調整が先」と主張する。「議員活動の自由」と「円滑な議会運営」のどちらを優先するかで、議論は平行線をたどっている。
異動届を出したのは、市議6人が所属する「輝」。無会派の市議1人を加える内容で、5月末に議長に提出した。議長は届を受け取ったが「会派異動は2月に行うのが先例」として、現在も「預かり」状態が続いている。
同市議会では、議員が会派に参加したり離脱する場合、議長に異動届を出すよう「幹事長・幹事会規定」で決めているが、届の効力が発生する時点や届の受け付け時期は明示していない。議長側は「規定を補完するのは議員間の申し合わせや先例。申し合わせにも該当項目がない以上、先例に沿うべき」とし、会派の人数変更で議席の位置や各委員会の構成などを変える必要が生じかねないことから、会派間の調整による「円滑な議会運営」を優先する。
一方、届け出議員側は「議員活動は自由であって、異動に期間を設けたり、当事者以外の許可を得ることが自体がおかしい」と主張。議席の位置や委員会構成は「会派が変わってから検討すべきことで、会派異動に待ったをかける根拠にはならない」と反論する。
議会事務局によると、届を受けて会派の幹事会や議会運営委員会で議論を重ねたが「取り扱いについて結論が出ていない」という。
亀岡を除く府内14市と府の議会事務局によると、南丹市以外の議会は議長に異動届を提出した時点で効力が発生し、届の受け付けも随時としている。南丹市は「先例がなく、個別に会派会議などで調整する」としている。
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びみょーだけどアメなら良いんでは?ガムは印象悪いけど
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090915-OYT1T00416.htm
本会議中にあめやガム、奈良市長に議長注意
奈良市の仲川元庸(もとのぶ)市長(33)が、市議会本会議中に、トローチをなめたり、ガムをかんだりして山本清議長から注意を受けていたことがわかった。
就任後初の定例市議会で、仲川市長は「気管支が弱く、答弁に支障があってはと思い、トローチなどをなめた」と釈明、山本議長に謝罪した。
仲川市長によると、11日の市議会一般質問で、常用しているトローチをなめながら答弁し、なくなったのでガムをかんだという。「せき込まないよう円滑に答弁するためだったが、申し訳ない」と述べ、14日からは自席に水を置いている。市長らの議場での飲食に関する定めはないが、山本議長は「常識の問題だ」と話している。
(2009年9月15日11時14分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090915k0000e040011000c.html
仲川奈良市長:市議会本会議の議場でガム 議長注意に謝罪
議会の冒頭で所信表明する仲川げん市長=奈良市議会で2009年9月7日、泉谷由梨子撮影 奈良市の仲川げん市長(33)が11日の市議会本会議中、議場でガムやアメを口にしながら答弁し、終了後に山本清議長に口頭で注意されていたことが分かった。仲川市長は「のどをうるおすためだった」と謝罪したという。仲川市長にとっては就任後初の定例議会だった。
この日は一般質問があり、仲川市長がガムやのどアメなどを口に含みながら答弁しているのを複数の市議が目撃。市議から話を聞いた山本議長が仲川市長らを呼んで確認したところ、仲川市長は事実を認めた。取材に対しても「せき込んで議会を中断させてはいけないと思った。今後は水をたくさん置くなどして代用したい」と話している。
山本議長は「全国で2番目に若い市長として市民の期待も大きい。議会の権威を損なうようなことは慎んでほしい」と苦言を呈した。
同市議会は会議規則で市議の行動について「議員は議会の品位を重んじなければならない」と規定。議場での傍聴規則でも「傍聴人は飲食・喫煙してはならない」としている。説明者として出席する市長ら理事者の行動を定めた規則はないが、ある市職員は「仕事中にガムをかむこと自体、信じられない。規則で定める以前の問題だ」と苦り切った。
仲川市長は7月12日の市長選で民主の推薦を受け初当選。今月10日の本会議の代表質問では、副市長への質問に勘違いして答弁し、市職員が慌てて止めに入った。予定外の質問に対し答弁がストップした場面もあった。【泉谷由梨子】
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くたばれ五党協!
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000909160001
どうする民主党…双方が推薦依頼/市長選
2009年09月16日
矢田立郎氏
樫野孝人氏
来月11日告示の神戸市長選で、16日に新政権発足となる民主党の出方に注目が集まっている。立候補表明した矢田立郎市長(69)とウェブ制作会社元社長の樫野孝人氏(46)が共に民主に推薦を依頼。従来通り与野党相乗りを求める矢田氏に、民主党国会議員からは「昇り竜の時にイメージが悪い」と懸念する声が上がっている。(笹井継夫)
「民主は『相乗り禁止』と言っている。矢田氏と組まれることはないと思っている」
7日に立候補会見をした樫野氏は、民主、自民、公明の推薦を求める構えの矢田市長と民主の動きを牽制(けん・せい)した。神戸市出身の樫野氏はリクルートなどを経てウェブ制作会社社長に就き、6月に会長を退任。総選挙前から民主の候補者や市議と接触し、岡田克也幹事長とも会った。会見後、民主に推薦依頼を提出した。
一方の矢田氏も1日、民主に推薦を依頼している。過去2回は民主、自民、公明が相乗りで矢田氏を推薦。3選を目指す今回も矢田氏は3党に推薦を求める考えを示している。神戸市は1949年以降、60年間にわたり4代の助役出身者が市長を務める。
焦点は政令指定市以上の首長選で相乗りを原則禁止する民主の対応だ。総選挙後初の国政選挙となる神奈川と静岡の参院補選とも投票日が重なり、全国の注目が集まる。
12日の県連役員会では矢田氏を推す声が大半を占めたが結論は先送りした。役員会後、芝野照久幹事長は「与党になる以上、党本部と県連の判断が異なるのは避けたい」と話し、新政権発足後の党の動きを見極めた上で決めるという。自民、公明も民主の様子見で、動きは鈍い。
7月の知事選では自民・公明両党が現職を推薦。民主も事実上、相乗りで支援したが、総選挙では県内10小選挙区で民主候補が自公候補を破った。民主党衆院議員は「相乗りではなぜ独自候補を立てないのかと有権者から責められる。参院選も控え、民主が昇り竜の時に矢田氏支援ではイメージが悪い」と語った。
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>>384
ひょっとして議員板古参の方!?(解らなかったら済みません。古いコテハンさん思いだしましただけですのでw)
神戸・兵庫は未だ五党協の亡霊が彷徨ってますねー。嘆かわしい。
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>>385
私が見はじめたのは2003年あたりですね〜。
でも、過去ログも良く読んだので、
2000年ごろの「くたばれ五党協」さんやとはさんもよく存じ上げております。
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おお,やはり,ご存じでしたかw
私も見知ってていただけたとの事で光栄っす。私は00年頃から参入組みなんですが,いやあこの趣味も長くなりました。。
最近はお見かけしない五党協氏ですがお元気でしょうかねぇ。。
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http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091701001169.html
大阪市議会が異例の決議 民主推薦市長をけん制?
大阪市議会は17日夜の本会議で、国の経済対策に基づく9月補正予算案を賛成多数で可決した。新政権が国の補正予算の一部執行停止を検討していることから「市長は政治責任をかけて、財源を全額確保すること」と異例の付帯決議を付けた。
自民系と公明党が多数を占める市議会で、民主党推薦で当選した平松邦夫市長への“けん制”とみる向きも。
市長は議会後、報道陣に「なんで責任を一方的に押しつけんねん、というのが正直な思い。政権交代への免疫がなかった証拠かな」と述べ、議会側に反発した。
決議は「政権の動向で地方自治体が振り回されることがあってはならない」などと新政権の動きを批判している。自民、公明市議らが付帯決議を発案。民主系会派は「決議は不要」と表明したが、予算案と決議がセットで提案される形となり、やむなく賛成に回った。
補正予算は一般会計と特別会計を合わせ総額239億9千万円。景気悪化による税還付金133億円、離職者への住宅手当緊急措置19億円などが盛り込まれている。
2009/09/17 23:16 【共同通信】
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堺市と似たような構図になる可能性がありますね
首長連合が地方選挙で推薦候補擁立へ まず、神戸市長選で
地方自治体の“改革派”トップらでつくる「首長連合」が今後、首長選挙に「推薦候補」を擁立する方針であることが17日明らかになった。18日夜、首長連合の橋下徹大阪府知事、中田宏前横浜市長、山田宏東京都杉並区長が大阪市内で会談し、方針を確認する。まず、神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)で候補者を立てる計画だ。
首長連合は6月に橋下、中田両氏らで結成。先の衆院選では「国と地方のあり方」にかかわる重要な選挙と位置づけ、自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を検証し、民主党を評価する宣言文を出した。
18日の会合では、今後は首長連合として「地方自治体の首長選挙で『改革派首長』を誕生させるべく行動していく」ことを確認する。首長連合は政党ではないが、事実上の「推薦候補」を擁立し、支援活動を展開していく。
首長連合では、「これまではとりあえず、改革派首長の声を国政に反映させようと、衆院選で宣言文を出すなどの活動をしてきた。今後は国政の検証もしていくが、それとは別に地方自治体の選挙に関与して、改革派首長を増やしていきたい」としている。すでに13日に投開票された岡山市長選で、無所属の現職、高谷茂男氏を「改革派首長」と評価して、中田氏や中村時広松山市長が応援に入り当選に導いているが、候補者擁立段階から関与するのは、神戸市長選が初めてになる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090918/lcl0909180133000-n1.htm
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090918/lcl0909180133000-n1.htm
首長連合が地方選挙で推薦候補擁立へ まず、神戸市長選で
2009.9.18 01:31
このニュースのトピックス:マニフェスト
地方自治体の“改革派”トップらでつくる「首長連合」が今後、首長選挙に「推薦候補」を擁立する方針であることが17日明らかになった。18日夜、首長連合の橋下徹大阪府知事、中田宏前横浜市長、山田宏東京都杉並区長が大阪市内で会談し、方針を確認する。まず、神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)で候補者を立てる計画だ。
首長連合は6月に橋下、中田両氏らで結成。先の衆院選では「国と地方のあり方」にかかわる重要な選挙と位置づけ、自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を検証し、民主党を評価する宣言文を出した。
18日の会合では、今後は首長連合として「地方自治体の首長選挙で『改革派首長』を誕生させるべく行動していく」ことを確認する。首長連合は政党ではないが、事実上の「推薦候補」を擁立し、支援活動を展開していく。
首長連合では、「これまではとりあえず、改革派首長の声を国政に反映させようと、衆院選で宣言文を出すなどの活動をしてきた。今後は国政の検証もしていくが、それとは別に地方自治体の選挙に関与して、改革派首長を増やしていきたい」としている。すでに13日に投開票された岡山市長選で、無所属の現職、高谷茂男氏を「改革派首長」と評価して、中田氏や中村時広松山市長が応援に入り、当選に導いているが、候補者擁立段階から関与するのは、神戸市長選が初めてになる。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20090919-OYT8T00102.htm
議長「市民におわび」
加古川市議選挙違反容疑
衆院選で特定候補者への投票を依頼する文書などを配ったとして、高砂市議の井奥雅樹容疑者(44)に続き、加古川市議の井筒高雄容疑者(39)が公選法違反容疑で逮捕された事件を受け、同市議会は18日、各会派の代表者会議を開き、名生昭義議長が「議会にとって不名誉なことであり、市民に対して深くおわびしたい。今後、代表者会で対応を協議したい」と陳謝した。
井筒容疑者と同じ会派の男性議員は「違反したことに対する説明責任を果たさねばならない。『市民派』として働いてきた本人は弁解の機会を望んでいるはず」と複雑な表情を見せた。また、別の会派の男性議員は「政治倫理委員会などで釈明の機会は与えられるべきだが、逮捕という事実に対して、自ら辞職することも考えた方がいいのではないか」と話した。
(2009年9月19日 読売新聞)
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>>389
http://www.sankei-kansai.com/2009/09/19/20090919-014814.php
2009年9月19日
首長連合 堺市長選 竹山氏を支援 神戸市長選は樫野氏検討
「首長連合」の橋下徹大阪府知事と中田宏・前横浜市長らは18日、今月27日投開票の堺市長選に立候補している元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)を、グループとして支援する方針を明らかにした。また、神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)でも、すでに出馬を表明しているIT企業顧問、樫野孝人氏(46)の支援も検討する。既存の政党とは異なる「第三極」の応援態勢がとられることで、今後、地方選挙をめぐる“力学”が大きく変化する可能性も出てきた。
橋下知事と中田前市長、山田宏東京都杉並区長が大阪市内で会談した後、報道陣に対し述べた。
堺市長選をめぐっては、すでに橋下知事が竹山氏の応援に回り、民主、自民、公明3党が事実上相乗りして現職候補を推していることを「なれ合いだ」などと批判している。中田前市長と山田区長も橋下知事の主張におおむね賛同し、首長連合として竹山氏を支援することで合意。山田区長は、竹山氏の応援に駆けつけることについても前向きな姿勢を示した。
神戸市長選について中田前市長は「(支援するかどうか)結論は出ていない」とする一方、すでに「樫野氏に会っている」と述べ、首長連合として支援を検討していることを示唆した。
さらに橋下知事は、平成23年春の府議選についても、特定の候補を首長連合として支援する考えを示した。
この日の会談では、首長連合に名古屋市の河村たかし市長と岡山県総社市の片岡聡一市長、浜松市の鈴木康友市長が加わったことを正式に確認。河村市長と、すでにグループに参加している松山市の中村時広市長は、連休中に堺市長選の竹山氏の演説会に参加することになっている。
堺市長選には竹山氏のほか、新人の堺高石青年会議所理事、井関貴史氏(35)▽現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦▽新人の大阪府立大名誉教授、小林宏至氏(66)=共産推薦=の計4人が立候補。
神戸市長選には樫野氏と現職の矢田立郎氏(69)が出馬表明している。
【写真説明】地方選への対応について協議した後、取材に応じる橋下知事(右)と中田前横浜市長(左から2人目)ら=大阪市中央区(門井聡撮影)
(2009年9月19日 08:49)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/090919/20090919039.html
民主、共産の一騎打ち 大阪市北区市議補選が告示
2009年9月19日
大阪市北区選出の市議辞職に伴う市議補選(欠員1)が18日、告示された。立候補を届け出たのは、民主新人の新里嘉孝氏(49)=社民推薦=と共産新人の山嵜寿美雄氏(41)の2人。同区で議席回復を目指す民主と、初の議席獲得を狙う共産の一騎打ちとなった。2陣営は事務所前で出陣式を行い、選挙カーに乗り込んで遊説をスタートさせた。投票日は27日。
出発式で自身の政策を語る山嵜氏=18日午前、大阪市北区
第一声で熱弁を振るう新里氏=18日午前、大阪市北区
新里氏は午前8時半から、北区末広町2丁目の事務所で出陣式を開き、第一声で「地方の政治も政権交代と同様、大きく変わっていかなければならない。決死の覚悟で戦い抜きたい」と熱弁を振るった。8月の衆院選で当選した民主の吉田治、稲見哲男の両衆院議員のほか、府議や市議も多数顔をそろえ、政権交代の勢いそのままに戦う決意を固めた。
山嵜氏は午前8時45分から、同区中崎2丁目の事務所前で出発式。支援者を前に「暮らしにぬくもりのある温かい市政をつくっていく」と述べ、国保料引き下げや保育所の増設などに強い意欲を示した。応援の市議は同氏が過去の地方選で同区から出馬してきた実績を強調。新顔の相手を意識して「突然出てきた候補者とはわけが違う」とけん制した。
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>>393
民主公認の新里は前回市議選で都島区から無所属で立候補。本当は勇退する村尾茂子後継で公認を得るはずだったのが、当時浪人中だった吉田治が自分の秘書をねじ込んだために地元が猛反発。
市水道局出身の新里が全水道、村尾茂子、花谷充愉府議の支援、吉田秘書の小林亮がUIゼンセン同盟と吉田の支援を受けて民主分裂選挙に。
このときの騒動で共産に議席を奪われ、花谷府議が自民会派に行くなど散々なことに・・・
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>>394
解説感謝です。そういう経緯だったんですねぇ。
自民へ逝った花谷を一方的に且つ徹底的に憎んでましたけど,浪人中に秘書をねじ込んだ吉田の行動が公平に見てどうだったかも問われないといけないんですなー。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909200018.html
大阪府の民主・公明代表、去り際明暗2009年9月20日
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民主党大阪府連代表の平野博文官房長官と、公明党大阪府本部代表の白浜一良参院議員が19日、それぞれ代表辞任を表明した。平野氏は「官房長官の職責を全うするため」と笑顔で宣言。白浜氏は「総選挙全敗のけじめ」と説明した。
府連常任幹事会に出席した平野氏は職員から長官就任祝いの花束を受け取ると、「官房長官は役職を全部辞めろ、とお達しがきた」と辞任を表明。幹事会で了承された。
白浜氏も府本部幹事会で辞任の意向を明らかにした。出席した複数の関係者によると、「関西、大阪(の小選挙区)で全敗し、けじめをつけたい」と述べ、了承されたという。近く府本部代表者会議で正式決定し、後任を選ぶ。(吉浜織恵、春日芳晃)
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http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092001000648.html
堺市長選、木原氏やや先行 橋下知事支援の竹山氏追う
27日投開票の堺市長選は、3選を目指す現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=が組織力を背景にやや先行し、大阪府の橋下徹知事の支援を受ける無所属新人の元大阪府政策企画部長竹山修身氏(59)が追う展開となっている。過去6回連続で30%台に低迷した投票率が、どれだけ上昇するかが選挙戦の行方を左右しそうだ。
木原氏は民主党と社民党の支部からも支援を受け、実質的に与野党相乗り。シャープの工場誘致や政令市移行など2期8年の実績をアピールし、組織票を固めて、逃げ切りを図る。
竹山氏は「自公民の相乗りは堺市民をばかにしている」と批判する橋下知事と連携。知名度不足を補い、無党派層を取り込む戦略を描く。
いずれも無所属新人で、元大阪府立大教授小林宏至氏(66)=共産推薦=は子育て支援など福祉政策の充実を主張し、堺高石青年会議所理事井関貴史氏(35)は、堺市役所前などで街頭演説を繰り返し支持を訴える。
2009/09/20 21:50 【共同通信】
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=175548
12月に結論前倒し 県議会の議員定数
県議会(定数46)の議員定数特別委員会(町田亘委員長)は17日の会合で、選挙区ごとの定数も含め、12月議会で結論を出すことで合意した。当初は来年2月議会としていたが、前倒しした。
法定上限数は、都道府県人口が100万人以上107万人未満の場合、46。県議会の定数は全国で唯一、上限数にしている。県人口は来年度にも100万人を割り、法定上限数は45になる見込み。
会合では最大会派の自民が42、真わかやまが39、公明が42の定数案を提示。共産は「法定上限数通り」と唯一削減に反対した。
和歌山県を除く法定数が50以下の14県の平均減員率は8・8%。和歌山県に当てはめた場合、4減となる。
選挙区の定数は人口比例が原則だが、地域実情を考慮して決めることができる。人口比例で試算した場合、42になると田辺市、和歌山市、伊都郡、有田郡、日高郡でそれぞれ1減、橋本市で1増となる。
会合では「全会派が一致して、早く決めるべき」「今までと変化するなら(次回の県議選までに)周知期間を長く設けるため、年内に結論を」の意見があり、各会派とも賛同した。
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>>398
和歌山県っすね。
>人口比例で試算した場合、42になると田辺市、和歌山市、伊都郡、有田郡、日高郡でそれぞれ1減、橋本市で1増となる。
和歌山市 定数16−候補19 (選管確定)→1減(真わかやま)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 11,254(7.3%) 藤本 真利子 53 民主=連合 現 2 党県副代表=日教組→真わかやま所属
当 11,188(7.3%) 宇治田 栄蔵 57 無所属 元 6 県空手連会長・和歌山市長選出馬落選・元自民→●自民党入り
当 10,498(6.8%) 奥村 規子 55 共産 新 1 党県役員
当 9,971(6.5%) 山下 大輔 39 無所属 元 2 JC監事・和歌山市長選出馬落選→一人会派無所属クラブ所属
当 9,802(6.4%) 中 拓哉 50 公明 新 1 NPO理事長
当 9,273(6.0%) 長坂 隆司 50 無所属=民主・連合 現 4 会社員=UIゼンセン同盟→真わかやま所属
当 8,879(5.8%) 角田 秀樹 55 公明 現 2 党県幹事長
当 8,731(5.7%) 江上 柳助 57 公明 現 3 党県副代表
当 8,350(5.4%) 多田 純一 53 公明 新 1 党県役員
当 8,275(5.4%) 新島 雄 55 自民 現 4 会社役員
当 7,884(5.1%) 山下 直也 51 自民 現 4 団体役員
当 7,750(5.0%) 井出 益弘 60 自民 現 7 行政書士
当 7,627(5.0%) 小川 武 73 自民 現 5 (元)県会議長
当 7,339(4.8%) 尾崎 太郎 41 自民 現 2 会社役員
当 6,995(4.6%) 藤井 健太郎 52 共産 現 2 党県委員
当 6,671(4.3%) 片桐 章浩 45 無所属=民主・連合 新 1 電力会社員=電力総連→真わかやま所属
□ 5,760(3.8%) 浦口 高典 52 無所属 現 拳法道場経営
□ 3,987(2.6%) 永井 佑治 67 無所属 元 私立病院顧問
□ 3,282(2.1%) 前岡 正男 50 無所属=社民 現 NPO理事
田辺市 定数4−候補5 (選管確定)→遠田・鳥栖と同様の構図か→1減(真わかやま)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 9,844(28.8%) 大沢 広太郎 65 自民 現 4 漁協役員
当 8,326(24.3%) 泉 正徳 55 無所属=自民 新 1 (元)本宮町長→自民党入り
当 8,049(23.5%) 野見山 海 63 社民=連合 現 5 党県代表=JR連合→真わかやま所属
当 7,212(21.1%) 原 日出夫 66 無所属 現 3 農業→真わかやま所属
795(2.3%) 和田 庶吾 54 無所属 新 建築業・元旧日置川町議
橋本市 定数2−無投票→1増
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 向井 嘉久蔵 69 自民 現 5 福祉法人役員
○ 平木 哲朗 50 無所属 新 1 会社役員 一人会派清流クラブ所属
伊都郡 定数2−無投票→1減(自民)
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 門 三佐博 70 自民 現 9 県監査委員
○ 平越 孝哉 70 自民 現 8 党県副会長
有田郡 定数3−無投票→1減(自or真or共)
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 松坂 英樹 46 共産 現 2 党県委員
○ 松本 貞次 58 無所属=連合 現 6 団体役員→真わかやま所属
○ 吉井 和視 55 自民 現 5 生コン会社員
日高郡 定数3−無投票→1減(自民)
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 坂本 登 60 自民 現 3 会社社長
○ 冨安 民浩 59 自民 現 5 党県副幹事長
○ 花田 健吉 48 自民 現 2 NPO役員
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兵庫県佐用町の関係者は8月の水害の責任取るべし。業務上過失致死罪に値します。避難指示の大幅な遅れが多数の死者を出しました。(怒)
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大至急下水道の大整備すべし。特に、和歌山県内。今の時代にボットン便所は非常〜に恥ずかしいことだと議員さんには自覚してもらわないと。
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http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092001000648.html
堺市長選、木原氏やや先行 橋下知事支援の竹山氏追う
27日投開票の堺市長選は、3選を目指す現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=が組織力を背景にやや先行し、大阪府の橋下徹知事の支援を受ける無所属新人の元大阪府政策企画部長竹山修身氏(59)が追う展開となっている。過去6回連続で30%台に低迷した投票率が、どれだけ上昇するかが選挙戦の行方を左右しそうだ。
木原氏は民主党と社民党の支部からも支援を受け、実質的に与野党相乗り。シャープの工場誘致や政令市移行など2期8年の実績をアピールし、組織票を固めて、逃げ切りを図る。
竹山氏は「自公民の相乗りは堺市民をばかにしている」と批判する橋下知事と連携。知名度不足を補い、無党派層を取り込む戦略を描く。
いずれも無所属新人で、元大阪府立大教授小林宏至氏(66)=共産推薦=は子育て支援など福祉政策の充実を主張し、堺高石青年会議所理事井関貴史氏(35)は、堺市役所前などで街頭演説を繰り返し支持を訴える。
2009/09/20 21:50 【共同通信】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090921-OYT8T00962.htm
堺市長選の課題<上> 賛否両論のLRT計画
住民合意へ高い壁
「目標通りの開業は無理だ」「計画案の撤回を」――。堺市が2010年度末の開業を目指したLRT(次世代型路面電車)。市立市小学校区(堺区)での6月の説明会で、沿線住民らが市担当者に疑問や批判をぶつけた。終了後、松井利治・市長補佐官は「このままでは市民の合意は得られない」と、開業時期や計画案の見直しを明らかにした。
堺市中心部は、南海の2本の路線や阪堺電気軌道などの鉄道が南北に並行して走るが、東西につながっていない。LRTはこれを結び、シャープ工場などが進出する臨海部にも延伸、同社従業員らを市中心部に呼び込むのが狙いだ。
本格導入されれば、全国で富山市に次ぐ2例目、大都市では初の先進的な交通施策。だが、〈説明不足〉が事業の遅れや住民の不信を招き、市長選の大きな争点となった。
市が計画の骨子を示したのは、昨年4月。市中心部を横断する南海高野線堺東駅―同本線堺駅は、現在は両側通行の目抜き通りを片側通行の1車線に減らす内容で、市は当初、「早急に住民に説明して合意を得たい」としていた。
その後、市は、沿線の自治会や商店街の幹部らとの意見調整に終始。昨夏には、路線が走る市道沿いの地権者らに限ってアンケートを行ったが、「計画の賛否」に関する設問を入れなかった。そして、一般市民に説明がないまま、年末に正式な基本計画案を公表し、初の説明会を開いたのは今年2月。骨子の公表からすでに、10か月が過ぎていた。
◇
説明会では、「荷さばきする場所をどう確保するのか」「車で来店していた客足が遠のく」などの疑問が続出。総事業費425億円を投じながら、LRTを生かした市街地の具体的な活性化策なども示されず、「事業の効果が分からない」「現行のバスで十分だ」との批判も相次いだ。
市は現在、▽目抜き通りの車道を2車線確保して線路を通す▽整備順序やルート変更――なども検討するが、「まだ、市民に示せる段階ではない」(市幹部)という。市長選では、現職が住民合意を条件に計画推進を公約に掲げ、新人3人は、一部区間の中止や白紙撤回を訴える。
一方で、堺商工会議所や堺市商店連合会、街づくりNPOなど7団体は今年7月、「堺LRTの早期実現をめざす会」を結成し、今月11日には「公共交通主体のまちづくりには早期実現が必要」とする提言骨子を市に提出。同会のメンバーは「住民の合意が大前提だが、整備が進めば政令市や環境に優しい街としてのシンボルとなり、地域活性化のインパクトもある」と期待する。事業推進の場合も、中止や見直しをする場合も、住民の合意が不可欠な段階にきている。市民の声をどうまとめるか、新市長の手腕が問われる。
◇
2006年4月に政令市に移行後、初めての堺市長選は27日の投開票に向け、4候補が舌戦を繰り広げる。街づくりの現状と課題を追った。
<市のLRT基本計画案>
高齢者が乗降しやすい低床車両や、振動の少ない軌道などが特徴のLRT。堺市の基本計画案では、堺東駅前―堺駅前の1・7キロで、2010年度末の開業を目指し、臨海部・堺浜までの延伸部5・2キロ(開業時期未定)も整備し、計13か所の停留所を設ける、としていた。
「公設民営方式」で、運行などを担う経営予定者には、南海電鉄と阪堺電気軌道が既に決定。赤字続きの同軌道に乗り入れ、活性化を図る予定だった。
(2009年9月22日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090923-OYT8T00058.htm
堺市長選の課題 (下)大規模事業と健全財政
「この地の将来性と発展性を考えた上で、計画を変更した。めったにないこと」
南海本線堺駅前に今月1日、オープンしたホテルの式典。あいさつした同社代表は、シャープの液晶テレビ用パネル工場の10月稼働を控え、マンション建設計画を変更し、ホテルにしたエピソードを披露した。
世界最大級規模とされる同工場関連の初期投資は、約1兆円。堺市は、工場建設の経済波及効果を約8000億円、稼働すれば年間1兆1000億円に達し、市内で6000人の雇用拡大効果があると見込む。
このホテルでは、1日時点で、9月中は約7割が予約で埋まったといい、「不況で業界全体は厳しいが、堺市は非常に活気があるので期待している」と同社幹部。市内では、別のホテルの建設も計画されている。
堺では、周辺でも大型プロジェクトが相次ぐ。同工場が立地する臨海部・堺浜では、市がサッカー・ナショナルトレーニングセンターを建設中。臨海部と近畿自動車道などをつなぐ阪神高速大和川線は、政令市移行に伴い、市が建設を府から引き継いだ。南海高野線堺東駅の高架化や、周辺の再開発なども計画される。
◇
相次ぐ大規模事業を支えるのが、「政令市の中で有数の健全さ」と市幹部が胸を張る財政状況だ。市は2002年度から本格的な行革を行い、職員数を約1300人削減し、退職手当をはじめとする人件費削減などに取り組み、1644億円の効果があったという。
一方、今後10年間で、市の普通建設事業は4600億円に上っており、市債残高は14年度には、現在の約3割増の3600億円近くに達する見込みだ。
「堺は、関西や大阪で最も元気な街になった」。市長選で現職はアピール。衆院選でも地元の大阪16区で立候補した、公明党の北側一雄・前幹事長が、同様に実績として強調した。しかし、結果は民主党新人に敗れた。市長選では、新人候補の陣営は「今の堺は停滞と閉塞(へいそく)感に満ちている」「公共事業優先の市政を変えよう」などと訴える。
◇
「政令市に移行したメリットも、シャープ進出の効果も、私らには関係ないんじゃないかと思えてしまう」
再開発が計画される堺東駅前の商店街で、食料品の店主(65)が冷めた口調で話した。商売をやめて建物を賃貸する人も増え、チェーンの飲食店などが目立つ。市内では07年までの10年間に、商店数は約1200店、17%も減った。
各陣営は、競うように「中小企業や地元商店への支援充実」を公約に掲げ、22日も候補者が練り歩いた。この店主は、「商店街が成り立たないと、街全体が寂れる。市はもっと足元に目を向けてほしい」と望む。
堺の街が本当に成長し、その成果を市民が広く共有、実感できるようになるのか――。その道筋をつけるのは、新市長の手腕次第だ。
(この連載は、阿部健が担当しました)
(2009年9月23日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090919ddlk27010341000c.html
政令市の課題:堺市長選/上 LRT整備 /大阪
◇「早期実現」と「拙速」交錯−−425億円の大事業
堺市が導入を計画するLRT(次世代型路面電車)。事業費約425億円を投じる大型プロジェクトには、市民の賛否が分かれる。
7月23日、堺市堺区の市総合福祉会館で開かれた「堺LRTの早期実現をめざす会」の設立総会。参加者を前に、市の担当者が整備の必要性や利点を説明した。
公共交通優先の街づくりの実現▽シャープ液晶パネル新工場など臨海部(堺浜)への企業集積による経済効果を市内全域に広げられる▽建設費が鉄道やモノレールより安い−−などだ。
「めざす会」設立にかかわったのは、堺商工会議所、NPO法人「自由都市堺・町衆会議」など7団体。「欧州では、公共交通ネットワークを充実させ、人や環境を中心とした街づくりを進めることで、都市の品格を高めている。クルマ社会への過度の依存は地球温暖化の原因の一つ」と会の理念を掲げる。
しかし「早期実現」は微妙な情勢だ。直後の同月28日に堺区で、地元の自治連合町会がLRT整備計画を説明するために開いた住民集会では、南海堺東駅前−堺駅前間や堺駅前−堺浜間などの予定路線の見直しを求める意見や事業への疑問、反対の声が相次いだ。「孫の代まで借金が残るのではないか」「住民の声を計画に反映させるべきだ」……。市が当初予定していた今年度中の着工は困難になっている。
先月の衆院選で、公明党の北側一雄・前幹事長(大阪16区)は「LRT整備推進」を公約に掲げていたが、民主党の新人、森山浩行氏に約1万6000票差で敗れた。
LRT整備の意義などについて学習会を続ける市民団体「堺市の交通まちづくりを考える会」の寺下昌宏共同代表は「LRTは、市民合意をきちんと得ることが大切だ。地域の一部の有力者にだけ話を通して事業を進めようとするのは時代遅れ」と話す。学習会を主催する5団体は、12月にも独自の提言をまとめる。
◇
政令指定都市に移行後、初めての堺市長選が27日に投開票される。市民の審判を前に、市政の課題を探った。【山田英之】
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090920ddlk27010208000c.html
政令市の課題:堺市長選/中 臨海部活性化・シャープ新工場 /大阪
◇経済効果に期待や異論−−薄れる企業城下町の面影
南海堺駅(堺市堺区)の南口に降り立つと、空き店舗が目につく。「40年前なら、臨海部の大手企業に勤める人は、どの飲食店でも自分の会社の名前を言うだけでツケがきいた」。駅の高架下で居酒屋を営む堺駅前商店会長、坂口庸一さん(63)は往時を懐かしむ。
駅の北約3キロの堺浜にある新日鉄が高炉を止めて19年。臨海部で働く従業員数は03年に1万人を割り、かつての企業城下町の面影は薄れた。坂口さんは「だから、シャープ効果に期待するんです」と言う。
堺浜で来月に操業を始めるシャープ液晶パネル新工場は、現職の木原敬介候補(69)=自民、公明推薦=が掲げる2期8年の実績の一つだ。兵庫県姫路市などとの誘致合戦の末、建設に合意したのは07年7月。その後、太陽電池工場の併設も決まった。投資額は両工場だけで4520億円。市は協力、請負会社を含む新規雇用を5000人と見込む。
しかし、誘致やそれに伴う市の活性化策に異論も出ている。
市は05年、臨海部に600億円以上投資した企業なら、固定資産税などを80%軽減する条例を制定。シャープと関連13社が今後10年間に浴する恩恵は300億円に上り、「公共性がない」とする市民団体が7月、地裁に差し止めを求め提訴した。新人、小林宏至候補(66)=共産推薦=は「シャープへの優遇は市が市民生活を顧みず、企業だけに顔を向けているということだ」と語気を強める。
他方、府幹部として誘致にかかわった新人、竹山修身候補(59)は「堺市民の雇用や、経済の波及効果にどう結びつけるのか。まるで見えてこない」と疑問を投げかける。新人、井関貴史候補(35)は「シャープ新工場などには期待をするが、次代の堺の基幹産業をつくることの方が大事だ」とみる。
坂口さんが経営する居酒屋は、新工場の工事がピークに達した昨年11月から年末にかけ、売り上げが2割増えたという。「誘致に功罪はあっても、堺は企業の元気が街の元気につながってきた地域。チャンスを生かすも殺すも、今後の市のかじ取り次第だ」【平川哲也】
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20090922ddlk27010161000c.html
政令市の課題:堺市長選/下 本格流行の様相、新型インフル /大阪
◇もっと聞きたい「独自対策」 備えの補正、1億9000万円
校舎の廊下の流し台に児童が列をつくり、せっけんを泡立てて手のひら、指の間、と念入りに洗う。うがいも忘れない。いずれも新型インフルエンザ感染予防の基本動作だ。堺市立榎小学校(堺区)では今月から、各学級でアニメビデオによる指導を始めた。柳原利典校長は「少しでもうつさず、うつらないために打つ手は打つ」と強調する。
堺市では今春、美原区の市立3小学校を6日間の休校とするなどの影響が出た。2学期が始まり、市内の小中学校では学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいる。本格流行の様相を見せる中、各校では、感染拡大を防ごうと模索が続く。しかし街頭などで、市長選の候補者側からその対策が聞かれることは多くない。
感染者が出た美原区の市立八上小学校では2学期以降、毎週月曜の全校集会の場所を体育館から、より空間が広い校庭に変えた。多くの来客が予想される今月26日の運動会は通常通り開催するが、消毒液の使用を呼びかける。
市もさらなる流行に備え、使い捨てマスク計約146万枚や消毒液などを追加購入するため、約1億9000万円の補正予算を組んだ。備蓄用のほか、重症化しやすい妊婦や、ぜんそく、糖尿病などの持病がある人への配布を想定。市立学校・幼稚園、医療機関、福祉施設に配る。
10月末には全国から約4000人が参加する「日本女性会議」が控えており、感染の疑いがある人の参加自粛を呼びかける。
一方で軽症で回復するケースが多く、市は7月以降、一般医療機関での受診を可能としたほか、24時間体制だった発熱相談センターを休止。強毒性が前提だった対応を段階的に軽減している。
市も市教委も「ある程度の感染拡大はやむを得ない」としており、今のところ市民の自己防衛が基本との立場だ。市医療対策課は「感染力が強いので、医療機関がパンクするなどの社会的影響を抑えるため感染者数の急増は抑えたい」。市教委保健給食課も「手洗い、うがい、マスク着用を徹底するしかない」としている。【武井澄人】
毎日新聞 2009年9月22日 地方版
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20090925ddlk29010492000c.html
県:政権交代で県議会も様変わり 民主が補正案徹底追及、基金見直し /奈良
政権交代の影響が県議会にも及び始めた。鳩山政権は、09年度補正予算について基金への支出を中心に全面的に見直す方針を示している。県は国の支出を見込んで09年度補正予算案に約90億円を計上。開会中の9月定例県議会に提案した。民主党県議団(団長・山下力県議)は、基金の必要性などについて、厳しく追及する構えだ。また、荒井正吾知事の政治姿勢についてもただす予定で、県議会の風景も様変わりしそうだ。【阿部亮介】
民主党県議団は9人が所属し、県議会では第2会派。6月定例県議会から活発な動きを見せていた。第1会派の自民党と組み、初めて副議長ポストを獲得。10ある常任・特別委員会の委員長ポストも4つ得た。政権交代を見越して「ポストを取りにいった」(民主県議)結果という。
来月2日から始まる予算・決算審査特別委員会では9月補正予算案が審議される。基金は国の財源で、介護職員処遇改善等支援基金(約30億円)▽環境保全基金(約7億1000万円)▽森林整備加速化・林業再生基金(約17億円)など、鳩山由紀夫首相が見直しを指示した9基金に約90億円を盛り込んだ。
市町村や事業者の申請に基づき活用されるが、民主の2委員は、執行や申請状況などを質問し、無駄遣いがないか追及する予定だ。特に注目するのは、介護職員処遇改善等支援基金。介護職員の給与を増やす事業者に約9億円を交付するが、実際は職員への一時金に充てる事業者が多い。山下県議は「根本的な待遇改善につながらない。単なるバラマキの可能性もあり、内容によっては反対も辞さない」とこれまでにない厳しい姿勢で臨む。
今月28日の代表質問では、荒井知事の政治姿勢について尋ねる。荒井知事は元自民党参院議員で、知事選では自民、公明の推薦を受けた。自民党人脈を駆使して平城遷都1300年祭の閣議了解などを取り付けた。高柳忠夫県議は「政権交代が実現し、知事の政治姿勢を確認したい」としている。
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>>306
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909260003.html
WTC移転は「都落ち」? 大阪府、職員「本音」公表(1/2ページ)2009年9月26日
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25日、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への大阪府庁移転関連議案を府議会に提出した橋下徹知事は、低姿勢で府議への説得を始めた。否決した3月の府議会に続き、2回目の提出。衆院選を境に橋下知事と溝が深まった自民、公明は反対意見が根強く、先行きは不透明だ。
橋下知事は25日の本会議終了後、自民党府議団(43人)の総会に出席。「議会からご指摘があったから問題点が浮き彫りになり、感謝しています」と、神妙な面持ちで移転案を説明した。
自民は前回同様、賛成と反対に真っ二つに割れている。府議らによると、反対派は総会で「財政難の時に金のかかることはやるべきでない」と主張。一方、賛成派は「内容が良くなった今回、反対する理由がない」と訴えた。
3月は結束して反対した公明(23人)。25日の議会開会まで府側から「自民と同様、知事から説明したい」と再三申し入れを受けたが、辞退した。今月1日の橋下知事との意見交換会でも何も意見を言わなかった。公明がカギを握るとみて、庁舎移転担当の府幹部は公明の支持母体である創価学会の関係者に説明に出向いたが、その関係者にも「それは府議に話してほしい」と断られた。この府幹部は「歩み寄るとっかかりを探している」と明かす。
◇
「島流し」か「劣悪な環境からの脱出」か――。大阪府の橋下徹知事が提案した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁移転案をめぐり、府は25日、職員の「本音」を聞いた調査結果を公表した。執務環境や利便性、防災面などで評価が分かれた。
橋下知事が「あのビルで働きたいという職員の声が強まれば議会が否定する理由はない」と、府議会対策の一環で職員への調査を指示。15部局が8月末からWTCの視察もして、意見をまとめた。
執務環境については、「冷暖房完備で業務能率アップにつながる」「現庁舎よりセキュリティーが高くなる」とおおむね高評価。一方で、否定的な意見も目立った。「都落ちのイメージ」「移転するなら梅田北ヤード」「WTCは築14年の中古ビル」との反発や、「通勤時間がかかり、家庭のための時間が減る」との訴えもあった。
橋下知事は「現場を見に行く前は反対、行った後は賛成になっている。賛成意見の方が的を射ているものが多い」と強気だ。(吉浜織恵)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20090926-OYO8T00338.htm?from=tokusyu
大阪府庁移転案提出、WTC再挑戦に厚い壁衆院選で自公と溝 大阪府の橋下徹知事は、大阪市の第3セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁舎移転に再挑戦するため、25日に開会した9月定例府議会に関連議案を提出した。政権交代が起きた衆院選や、混戦模様となっている堺市長選が知事与党との関係に影を落とし、移転条例の成立に必要な「賛成3分の2」の壁は、大差で否決された3月議会よりもなお高く、厚い。
チキンレース
「もう、知事与党なんてない」。知事選で橋下知事を支援した自民党府議団のベテラン府議は怒りが収まらない様子で言い放った。
逆風が吹いた衆院選で、頼みの綱だった橋下知事は土壇場で「民主支持」を宣言した。さらに堺市長選で、橋下知事は新人を支援し、民主、自民、公明、社民各党が支援する現職に「相乗り批判」を浴びせる。
「知事は裏切り者」「信頼できない」。会派内には批判の声が広がる。3月のWTC移転案否決をきっかけに、会派から移転推進派が分裂し、自民党・維新の会を結成したという経緯もある。ただ、来夏の参院選などで“橋下人気”を味方に付けたい思惑もあり、中堅府議は「知事が引くか、こちらが引くか。チキンレースだ」と話す。
橋下知事はこの日、本会議で「今議会が最後の機会」と訴えた後、最大会派である同党府議団の総会に出席。「大阪を変える起爆剤に」と、移転への賛同を呼びかけたが、府議からは「どこまで責任を持って実現させるのか」など疑問を投げかける声が相次いだ。
もう一つの知事与党・公明党府議団との溝も広がる。今月9日、橋下知事はこっそり控室を訪れ、衆院選に触れ「ご迷惑をおかけしました」と謝罪。しかし、小選挙区の議席を失った同党の府議らは「信義というものがある」と知事を批判し、WTC移転も「今の状態で賛成は難しい」と突き放す。
雪解け
自民、公明両党府議団と知事の関係が冷え込む反面、知事野党の民主党府議団は政権交代を境に、新たな関係を探り始めた。
WTC移転問題を協議した18日の同党府議団総会でも、若手府議が「WTCの議論は避けられない。政権政党として自覚を持つべきだ」と発言。知事との意見交換会の日程も28日にすんなり決まり、ベテラン府議は「以前なら、橋下知事へのアレルギーから、反対意見が出たはず……」と驚く。
こうした雪解けの兆しを知事周辺は「衆院選での知事の『民主支持』表明で、距離感が近くなった」と指摘する。
一方、共産党府議団は3月同様に移転反対の姿勢だ。府議団幹部は「半年前に否決された議案をまた出してくるのは、議会をバカにしている」と語る。
橋下知事は「衆院選、堺市長選と、WTCは別問題」と冷静な議論を呼びかける一方、25日朝には報道陣に対し「(否決の場合)納得できる代替案がなければ、出直し知事選は否定しない」と述べ、改めて府議会をけん制した。
(2009年9月26日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090926/elc0909262157001-n1.htm
橋下知事vs政党 堺市長選は“代理戦争”に (1/2ページ)
2009.9.26 21:45
堺市長選候補者の応援演説をする橋下徹・大阪府知事(左)と中村時広・松山市長=9月22日午後1時28分、大阪府堺市(頼光和弘撮影) 民主、自民、公明3党が事実上相乗りして推す現職と、橋下徹大阪府知事が応援する府の元部長らが争う堺市長選は26日、14日間の選挙戦を終えた。現職の街頭演説会に駆けつけた各党の国会議員らは「談合やなれ合いの選挙ではない」と知事の主張に猛反発。対する橋下知事は「この選挙は市民が政党をコントロールできるかの大勝負だ」と訴え、舌戦は最後まで「政党vs知事」の代理戦争の様相を見せ、肝心の政策論争はかすんだままだった。
「橋下知事が応援する市長が誕生すれば、堺の自由都市の歴史と伝統は覆されてしまう」。26日夕、現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=は南海高野線堺東駅前で街頭演説し、「知事の立場を利用した暴挙を許さない」と対抗意識をむき出しにした。
国会議員らの応援演説もヒートアップ。自民党の片山虎之助元参院幹事長は「みんなが木原さんを応援するのは木原さんが立派だからだ。談合やなれ合いではない」。民主党の辻恵衆院議員は「木原市政実現を民主党は全力で応援する」。
公明党の白浜一良参院議員も「木原さんが思うままにならないからといって、市長選に介入していいのか。うそ八百のイメージを作って市民をごまかしてはいけない」と知事の姿勢を痛烈に批判した。
その数十分後、知事の応援を受ける新人の元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)も同じ場所でマイクを握った。
竹山氏は府幹部として一連の「橋下行革」にかかわった実績をアピールし、「徹底的な役所の大掃除を堺で成しとげたい」。組織票を持たない選挙戦を意識し、「高い投票率になるようお願いします」と訴えた。
橋下知事は「あしたは堺市にとって一世一代の大勝負になりますよ」と切り出し、選挙戦初日から繰り返してきた「相乗り批判」をまくし立てた。「ノーを突き付けないと政党は同じことを繰り返す」「市民の力を政党に見せつけなければならない」…。
演説後は竹山氏とともに選挙カーに乗り込み「永田町にノーを突き付けましょうね」と声を張り上げた。
一方、新人の堺高石青年会議所理事、井関貴史氏(35)は南区の駅前などで「府に頼らずに堺市を強くしたい」と演説し、支持者らと自転車で遊説。
新人の大阪府立大名誉教授、小林宏至氏(66)=共産推薦=は市内全区を選挙カーで回り、「市民が主人公の生活応援型市政を作る」などと訴えた。
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE090927111100281088.shtml
■堺市長選 投票始まる
大阪府堺市では、政令市に移行してから初めての市長選挙の投票が行われています。
立候補しているのは届け出順に、堺高石青年会議所理事の井関貴史さん(35)、現職の木原敬介(69)さん、元大阪府政策企画部長の竹山修身さん(59)、大阪府立大学名誉教授の小林宏至さん(66)の4人です。
堺市が政令市に移行してから初めて行われる市長選挙で、午前11時現在の投票率は11.75%と前回に比べ2.84ポイント高くなっています。
投票は午後8時に締め切られ、即日開票されます。
(09/27 12:11)
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http://www.asahi.com/politics/update/0927/OSK200909270079.html
堺市長に竹山氏初当選 橋下府知事の応援受け支持拡大2009年9月27日21時39分
堺市長選は27日投開票され、元大阪府政策企画部長で新顔の竹山修身氏(59)が、多党相乗りの支援を受けて3選を目指した木原敬介氏(69)らを破り、初当選を果たした。知名度で劣る竹山氏だったが、橋下徹・大阪府知事の応援を得て相乗り批判を展開し、支持を集めた。
橋下知事が進める府政改革の主要ポストに就いていた竹山氏は、7月に辞職して立候補を表明。「府市連携がやりやすい」として支援に乗り出した橋下知事は木原氏が自民と公明の推薦のほか民主と社民から地元レベルの支援を受けたことを「なれ合い」と批判。人気知事の「参入」が選挙戦に大きな影響を与えた。
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>>412
神戸市長選も大変なことになりそうですね。
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いやー、政権交代といい民主主義の成熟ですね。
民主党には反省して欲しい。
神戸は樫野がんばれ!
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009092700242
堺市長に竹山氏初当選=橋下大阪府知事が全面支援
任期満了に伴う堺市長選は27日投開票され、無所属新人の前大阪府政策企画部長の竹山修身氏(59)が、現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=、大阪府立大名誉教授の小林宏至氏(66)=共産推薦=、団体役員の井関貴史氏(35)の無所属3氏を破り、初当選を確実にした。投票率は、過去最低だった前回を11.54ポイント上回る43.93%だった。
2006年4月の政令指定都市移行後、初めての市長選。橋下徹大阪府知事の全面支援を受けた竹山氏は、自民、公明に加え、民主、社民両党の地元支部の推薦を得て与野党相乗りの木原氏を、「なれ合い」と批判。府政との連携による改革の推進を訴え、無党派層を中心に支持を広げた。
木原氏は、各党に加え、経済界、労組なども支援したが、及ばなかった。
小林氏は、国民健康保険料引き下げなどを訴えたが浸透せず、井関氏は支持が広がらなかった。
◇堺市長選当選者略歴
竹山 修身氏(たけやま・おさみ)静岡大人文卒。75年大阪府庁入り、議会事務局長、商工労働部長を経て、09年4月から7月まで政策企画部長。59歳。大阪府出身。当選1回。(2009/09/27-22:24)
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堺すげえ。民主党自身がまだ政権交代に追い付いてない感じっすねぇ。
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20日の共同情勢調査では現職がやや先行だったのに、
結果は15ポイント差以上をつけて竹山の圧勝かぁ。
政策的には竹山のほうが民主に近かったし、
橋下はあまり好きじゃないけどこの結果は大歓迎。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090928/elc0909280009000-n1.htm
「再び織田信長に征服された」 橋下知事“介入”の堺市長選 (1/2ページ)
2009.9.28 00:08
このニュースのトピックス:選挙
橋下徹大阪府知事が応援する新人の元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)が、民主、自民、公明3党が事実上相乗りして推す現職、木原敬介氏(69)を破った堺市長選。橋下知事の全面的なバックアップを受けた竹山氏が、浮動票を掘り起こし政党の組織力を制した。ただ、今回の選挙戦で多くの市議は木原氏支持に回っており、知事の“介入”に対して「堺は再び織田信長に征服された」といった不満もくすぶる。新市政は議会空転の危機を抱えながら波乱の船出を迎えそうだ。
「きっちり『知事のおかげもあって勝たせてもらった』と報告したい」。27日夜、当選確実の一報が入り事務所で支持者らと万歳三唱した竹山氏は、報道陣に対しこう喜びを語った。
橋下知事は姿を見せなかったものの、府からは綛山(かせやま)哲男副知事が駆け付け「ごくろうさん、よくやった」とねぎらいの言葉をかけた。
「7月に事務所を立ち上げたときにはこうして万歳ができるとは思わなかった」と竹山氏。市長としての抱負を問われると「私は知事と同じく道州制論者」「(府と市で連携し)教育を何とかしたい」と橋下知事と協調関係をアピールし、「知事がサポートしてくれたことはありがたい」と感謝の言葉を繰り返した。また、グループとして支援を受けた「首長連合」への参加にも前向きな姿勢を示した。
選挙戦で多くの市議を敵に回したことについては「市議のほとんどは知り合いなので本音の話ができる間柄」としたうえで、「(選挙戦のしこりは)残らないと思う。真摯(しんし)に議論し合うことが堺市を発展させる」と言い切った。
一方、木原氏は事務所で支持者らを前に「知事が部下を送り込むという理解しがたい選挙になった。理不尽な暴挙だ」と戦いを振り返り、「力不足であり不徳のいたすところ」と深々と頭を下げた。
事務所に集まった市議や府議らも一様に重苦しい表情。
「今回は知事に負けた。堺は織田信長に征服されたようなものだ」。自民党系会派の市議は一言一言かみしめるように語り、新市長への忠告ともとれる言葉を口にした。「オール野党の議会を運営していくのは難しいと思うよ」
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>>413
さすがにこの結果を受ければ、民主党本部も相乗りを止めるでしょう。
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民主支持層が雪崩をうった模様。
堺市議団と大阪府連は猛省すべきですね。
861 名前:神戸市民A ◆wOKz9aFq1k [] 投稿日:2009/09/27(日) 20:58:25.49 ID:IN3IbdhY
民主39%
自民19%
共産8
公明8
無党派24%
民主の6割が竹山支持
http://atlanta.2ch.net/test/read.cgi/kokkai/1229433241/
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竹山票
民主 6割
自民 4割
無党 5割弱
無党派層よりも民主の方が多いとは
橋下支持の半数超、竹山氏に投票 朝日新聞社出口調査
http://www.asahi.com/politics/update/0928/OSK200909270129.html
2009年9月28日2時5分
堺市長選で朝日新聞社が行った出口調査で、橋下徹知事を支持する層の半数以上が、竹山氏に投票した実態が浮き彫りになった。
橋下知事の支持率は76%。その橋下支持層の56%が竹山氏に投じており、木原氏は25%にとどまっていた。
また、橋下知事が批判した、木原氏に対する民主と自公などの「相乗り」応援を、「好ましくない」と答えた人が52%おり、竹山氏はそのうちの57%から支持を受けた。
一方、木原氏を応援した民主、自民両党とも、自党の支持層を固められなかった。36%だった民主支持層のうち約6割、21%だった自民支持層の約4割が竹山氏に流れた。22%だった無党派層の半数近くも竹山氏に投じた。
年代別の支持をみると、20代を除くすべての年齢層で竹山氏が木原氏を上回った。
◇
調査は堺市内の45投票所で行い、投票を終えた2476人から有効回答を得た。
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堺市長選ですが、この相乗り気質、知事が市長選に介入して、それが成功しちゃったというちょっと類を見ない結果を呼んでしまったことも含め、猛烈な反省を民主党大阪府連には促したい。
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>>418
原因は民主党というよりも連合・自治労とその系列議員ですので,なかなか難しいんじゃないでしょうかね?
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>>421-422
凄まじ過ぎますね、この結果は。
市場化テストが堺市の各所にも持ち込まれる予感・・・。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date2&k=2009092700252
「橋下知事に勝たせてもらった」=首長連合参加に意欲−堺市長選初当選の竹山氏
「知事に勝たせてもらったと、きちっと報告したい」−。橋下徹大阪府知事の全面的な支援で、堺市長選に初当選した竹山修身氏(59)は、27日午後9時半ごろ、堺市の事務所に集まった支援者らと万歳三唱を行い、笑顔で知事への謝意を強調した。
選挙期間中には、橋下知事が2日に1度のペースで応援演説に駆け付け、民主、自民、公明、社民の実質的な与野党相乗りで3選を目指した現職に対して、「相乗りは最悪。なめた選挙には一緒にノーと言おう」と竹山氏支援を呼び掛けた。
今後の市政については「イコールパートナーとして府といい関係を築きたい」と述べ、教育やベイエリアの開発などの問題に早急に取り組む考えを示した。市議会は、オール野党になるが「しこりは残らないと思う。懸念はない」と自信を見せ、「議員と真摯(しんし)に話し合いたい」。
さらに、橋下知事や河村たかし名古屋市長らでつくる「首長連合」に参加したい考えを表明。「分権の旗手となって橋下知事と一緒に大きな改革をやり、全国に発信したい」と抱負を語った。(2009/09/27-23:15)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090928-OYO1T00724.htm?from=top
「方程式」崩した橋下人気、相乗り民主に批判集中…堺市政変
市議会の各会派へあいさつに訪れた竹山修身氏(右)(28日午前10時53分、堺市役所で)=中原正純撮影 「政治が緊張感を持つ新たな時代に突入した。この緊張感はいいですね」。橋下徹・大阪府知事が支援した元府政策企画部長、竹山修身氏(59)が初当選した堺市長選から一夜明けた28日、橋下知事は報道陣に対し、表情を引き締め、淡々と語った。
民主、自民、公明、社民各党が事実上の相乗りで支えた現職の木原敬介氏(69)を5万票近く引き離す圧勝。橋下知事は「各党は有権者が求めるものを見誤った。(10月25日投開票の神戸市長選では)もう民主は相乗りはしないでしょ。選択肢を保ち続けることが必要だ」とも述べた。
当選した竹山氏はこの日、当選証書を受け取った後、市議会各会派の控室を訪ねた。与党議員ゼロ。ぎくしゃくした空気が流れ、市政運営で多難な船出をうかがわせた一方、「組織なき勝利」を印象づけた。
選挙戦でも、「橋下人気」の前に組織力がかすむ場面が度々見られた。
最終日の26日夕、南海堺東駅前で開かれた木原陣営の街頭演説会で、民主、自民、公明各党の国会議員らが並んだ。ロータリーは人垣で埋まったが、多くは陣営のシンボルカラー・オレンジのスカーフをまとった〈動員組〉だった。
入れ替わるようにその後、橋下知事と竹山氏が同じ場所で演説を始めた。動員はほとんどなかったが、通りがかりの人たちが次々足を止めた。2人が相乗り批判のボルテージを上げると、「ええぞ」「頑張れ」と声が上がり、演説後も握手を求める人だかりはなかなか解けなかった。
各党にとって相乗りは、過去2回の市長選で木原氏を押し上げた「勝利の方程式」だった。相乗りで多数派与党になれば、選挙後の市政運営が円滑に進む側面もある。だが、選挙戦中盤、有権者の拒否反応が明らかになる。陣営の独自調査で、竹山氏が木原氏よりリードしていたのだ。
「このままでは負ける」。各党はそれぞれの支援団体を引き締めた。しかし、自公対民主で激しく争った衆院選直後だけに、支持者の反応は鈍かった。特に、衆院選に圧勝した民主党に対し、批判が集中した。
市南部の大阪17区で当選した辻恵衆院議員の事務所では、「この間まで自公と戦っていたのに何でや」「相乗りは納得できん」といった抗議電話を、1晩で約20本も受けたことがあったという。
相乗りの理由について、同党府議は、政令市昇格、シャープ工場の誘致成功、行革の推進などの木原氏の実績を挙げる。同党府連幹部は「政権をとったからといって、これまで支援してきた現職に、いきなり手のひらを返しては『冷たい』と批判されると考えたのだが……」と悔やむ。
衆院選で民主を政権政党に押し上げた〈風〉。しかし、読み誤るとすぐに向きを変える、その移ろいやすさを示した。
◎
盤石とみられていた与野党の組織が、橋下人気と相乗り批判の前に砕け散った堺市長選。選挙戦を振り返り、「堺ショック」がもたらす余波を探る。
(2009年9月28日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090928-OYO1T00755.htm?from=main1
神戸市長選 公明、自主投票へ
神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)で、公明党兵庫県本部は28日、3選を目指す現職矢田立郎氏(69)を推薦せず、自主投票とする方針を固めた。県本部幹部は「堺市長選で事実上相乗りの現職が敗れた結果を受け、政党色を出さない方が得策と判断した」としている。同党は過去2回の市長選で自民、民主と相乗りで矢田氏を推薦していた。今回の市長選では、IT会社顧問の樫野孝人氏(46)、共産党兵庫県委員会書記長の松田隆彦氏(50)も立候補を表明している。
(2009年9月28日 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2009/09/28/20090928-015085.php
野党会派はや戦闘モード 堺市長選一夜明け
大阪府の橋下徹知事の支援を受けた竹山修身氏が大差で当選を決めた堺市長選。一夜明けた28日、竹山氏は会見し、府との連携を強調し今後の市政運営に意欲をみせたが、市議会のほぼ全ての会派は現職の木原敬介氏を推したため、今後の市政運営は疑問符がつく。各会派幹部は一夜明けても「まだ信じられない」と話していた。
堺市議会の民主党・市民連合団長の小郷一市議は、「朝起きても信じられず、夢を見ているみたいだ。竹山さんがどういう考えを持っているか分からず、早く市政方針演説を聞きたい」とし、「今後の議会運営のお手並みを拝見して、野党会派として早急に対策を練りたい」と早くも“戦闘”モード。公明党市議団幹事長の吉川敏文市議は「今回の選挙はパフォーマンスの優劣を競う選挙となってしまった。今後の議会では是々非々で取り組んでいく」。
自民党・市民クラブの加藤均市議は「木原市長の選挙態勢は政党、労組、各種団体の寄り合い所帯で、まとまりが悪かった」と反省する。
また、周辺自治体の首長からも警戒の声があがった。大阪府南部のある市長は「橋下知事の支援と首長連合が推すという新しい選挙スタイルが誕生した。知事が今後の堺市以外の府内選挙に堺市のように“刺客”を送り込んでくる可能性があり、支援をもらうため府のいいなりになる首長も出てくるかもしれない」と懸念した。
一方、住民は冷静に見ている。堺市の旧美原町の市民団体「ネットワーク・みはら」の事務局長の坂田正子さん(52)は、「市議会の相乗りが崩れた点が評価できる」。さらに「これまで市議会はオール与党で、木原市長が言ったことがすべて通っていたが、これからは議会も緊張感を持って動くだろう。ただ、橋下知事の思うままになるを許すようなら、議会の存在価値はない」と話した。
(2009年9月28日 15:02)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090928/lcl0909281237001-n1.htm
「相乗り続ければ政権に影響」 堺市長選の結果受け橋下知事会見
2009.9.28 12:36
このニュースのトピックス:自民党
堺市長選の結果を受け、笑顔で記者会見する橋下徹大阪府知事=28日午前、大阪府庁(門井聡撮影) 橋下徹大阪府知事が応援する新人の元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)が、民主、自民、公明3党が事実上相乗りして推す現職を破った堺市長選で28日、橋下知事は府庁で報道陣の取材に応じ、竹山氏が公約で掲げた泉北高速鉄道の運賃値下げなどを府としてバックアップしていく方針を示した。「相乗り批判」が有権者に受け入れられたとし、「民主党が今後も相乗りを繰り返すなら政権にも影響する」とくぎを刺した。
選挙結果について橋下知事は「旧態依然とした政治のやり方に有権者がノーを突き付けた」とし、「民主党も、昔のやり方に戻せば簡単にひっくり返されてしまうと分かり、目が覚めたのではないか」と述べた。
さらに「民主党も、自民、公明党も有権者が何を求めているかを見誤った」との分析を示し、「政党が話し合って候補をかつぐというやり方が、受け入れられないと思わなかったのか。僕は有権者が拒むだろうとすぐに感じた」とした。
また、首長連合として新人候補の支援を検討している神戸市長選(10月11日告示、25日投開票)についても「相乗りをすれば市民はノーを突き付けるだろう」と述べた。
選挙結果が、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への府庁移転案をめぐる議論に与える影響については「関係ない」としたが、選挙戦で多くの市議が現職支持に回ったことをめぐり「議員の意思が、ただちに有権者の意思ではないといえる」と強調した。
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE090928112700281244.shtml
■堺市長選 竹山さん「橋下知事に感謝」
27日行われた堺市長選で初当選した元大阪府部長の竹山修身さんが会見し、選挙で支援を受けた橋下知事に感謝の意を述べました。
27日の堺市長選挙では、無所属で橋下知事が支援する元大阪府政策企画部長の竹山修身さんが、自民、公明、民主などの支援を受ける現職の木原敬介市長を破って初当選しました。
竹山さんは、橋下知事と共に「相乗り」批判を繰り広げ、木原さんに大差をつけて勝利、28日朝の会見では知事に感謝の言葉を述べました。」
「感無量ですね。こういうふうな大量得票で勝利させていただいた橋下知事の大きな支えがあったというのは、有り難いと思っています」(竹山修身さん)
一方の橋下知事は…
「昔の政治のやり方に、市民がNOをつきつけて、既存の政党とか業界団体の力よりも市民の力が上回ることが明らかになった選挙だと思います」(大阪府 橋下徹知事)
橋下知事は相乗りに加わった民主党に対しても痛烈に批判しました。
(09/28 12:36)
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http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092801000267.html
橋下知事「昔の政治に市民ノー」 堺市長選で
大阪府の橋下徹知事は28日、堺市長選で支援した元府政策企画部長の竹山修身氏(59)が当選したことについて「(政党相乗りという)昔の政治のやり方に市民がノーを突きつけた。政治が緊張感を持つ新たな時代に突入した」と評価した。
竹山氏は27日、民主、自民、公明など各党が実質相乗りした現職の木原敬介氏(69)ら3人を破り、初当選。橋下知事は「民主党は新しい政治を目指して政権交代を実現したのに、地方選で旧態依然としたやり方をやった。(今回で)目が覚めたのではないか」と述べた。
一方、堺市と同じ政令市で、10月25日投開票の神戸市長選については、橋下知事は「僕は依頼も何も受けていない」と強調。「民主党はもう相乗りはしないだろう」とけん制した。
竹山氏には28日午前、祝福の電話をかけ、府が進める事業での連携方針を確認したという。
2009/09/28 12:01 【共同通信】
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002395502.shtml
相乗り批判… 堺市長選、神戸市長選にどう影響?
堺市長選で、他候補に大差をつけた竹山修身氏をバックアップした「首長連合」。橋下徹大阪府知事や中田宏前横浜市長らの影響力を背景に、10月の神戸市長選でも特定候補支援の構えを見せており、堺の結果は、少なからず選挙戦に影響を与えそうだ。
3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)の後援会は「堺市民が下した審判の結果だが…」と複雑な表情。矢田氏は過去2回の選挙で民主、自民、公明など相乗り支援で当選し、今回は推薦を要請したのは民主党のみ。同党をはじめ、自民、公明の市議らが支援をしている。
堺市長選では、現職の木原敬介氏(69)の相乗り批判が争点の一つになったことに、後援会は「批判に人柄や実績が、かき消されたのではないか。だとしたら残念だ」と述べた。一方で「大阪と神戸の市民意識は違う。堺の結果で、こちらの選挙戦略を変えることはない」と語った。
また、中田氏と会うなど首長連合の支援を求めているウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)の陣営は「古い政治を『変えよう』という堺の勢いを神戸にも広がることを期待したい」と話す。
共産党公認で立候補予定の松田隆彦氏(50)の陣営は「首長連合の影響力というより、相乗りの構図に市民が『ノー』を突き付けた結果。同様の構図の神戸でも相乗り批判をしていく」と強調した。
(2009/09/28 10:36)
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613 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/09/27(日) 22:32:50 ID:+SH71Nf5
堺市長選、木原氏やや先行 橋下知事支援の竹山氏追う
27日投開票の堺市長選は、3選を目指す現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=が組織力を背景にやや先行し、
大阪府の橋下徹知事の支援を受ける無所属新人の元大阪府政策企画部長竹山修身氏(59)が追う展開となっている。
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092001000648.html
堺市長選27日に投開票 現職木原氏を竹山氏が猛追
任期満了に伴う堺市長選は27日に投開票される。組織力を背景に逃げ切りを狙う現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=を、
大阪府の橋下徹知事の支援を受ける新人の元大阪府政策企画部長竹山修身氏(59)が猛追、接戦を繰り広げている。
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092501000517.html
堺市長に竹山氏初当選 橋下知事支援、現職ら破る
任期満了に伴う堺市長選は27日投開票され、橋下徹大阪府知事の支援を受けた無所属新人の元府政策企画部長竹山修身氏(59)が、
3選を目指した無所属現職の木原敬介氏(69)=自民、公明推薦=ら3人を破り、初当選した。
投票率は43・93%で、過去最低だった前回を11・54ポイント上回った。
http://www.47news.jp/news/2009/09/post_20090927215604.html
20日 木原氏やや先行 竹山氏追う
25日 竹山氏が猛追、接戦
27日 竹山氏初当選
追う =10ポイント以上の差
やや先行 = 5〜10ポイントの差
猛追・接戦 = 5ポイント以内の差
一週間で10ポイント以上をひっくり返した計算だな
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090929-OYO1T00833.htm?from=main1
神戸市長選「二の舞ごめん」、堺市政変で苦肉の相乗り隠し
堺市長選で相乗り批判を展開し、新人初当選の原動力になった橋下徹・大阪府知事(23日午前11時、堺市堺区で)=里見研撮影 相乗りの現職市長が敗れた〈堺ショック〉から一夜明けた28日午前8時、神戸市中央区の公明党兵庫県本部に、市議や県議ら計16人が集まった。
ミナト神戸の顔を決める市長選の告示が10月11日に迫る。過去2回、与野党相乗りで支えた矢田立郎氏(69)が3選を目指す。
市議会は民主、自民、公明3党が矢田氏支援でまとまっていた。しかし、その3党に前夜の堺市長選の結果が重くのしかかる。バンザイしたのは、「相乗り候補」の現職木原敬介氏(69)でなく、橋下徹・大阪府知事が応援した元府政策企画部長竹山修身氏(59)だった。
「自主投票がいい」「矢田氏を評価しているのに自主投票はいかがなものか」。会議では堺で吹き荒れた相乗りへの「逆風」を受け、意見が飛び交った。結局、民主党が矢田氏を単独推薦しないことを条件に、「自主投票」の方針を固めた。10月10日の常任幹事会で最終結論を出す。
公明市議は「矢田氏が民主の単独候補になれば、支持者に応援を求められない」と明かす。相乗り批判は怖い。だが、民主単独推薦候補の支援は難しい。自主投票は、与野党そろって矢田氏を推す、「相乗り隠し」を模索する苦肉の策だ。
衆院選で大勝した民主党も、神戸市議が早速、「支援体制や戦略を立て直そう」と関係者に連絡を取り、県連幹部も「支援の在り方を考えないと、堺の二の舞いになる」と危機感を募らせた。自民党の神戸市議も、「政党が表に出るのが正解かどうか……」と悩む。
堺では選挙期間中、木原氏の応援でマイクを握った矢田氏はこの日、堺市長選の結果について、「相乗り批判が影響したと思う」と困惑の表情を浮かべた。
一方、橋下知事や横浜市の中田宏・前市長らとともに「首長連合」を結成した中村時広・松山市長は、「予想以上だった」と首長連合が初めて支援した竹山氏の圧勝を手放しで喜んだ。
衆院選では民主、自民・公明双方に地方分権を迫り、推進の道筋をつけた首長連合。中村市長は「地方分権を進めるには、改革を実行できる首長が必要だ。そういう首長が増えるなら、応援に行く」と、選挙支援に意欲をみせる。
堺市長選の結果は、告示まで1か月を切った広島県知事選にも影を落とす。民主党は、独自候補擁立を探る県連と自民との相乗りを模索する県議の路線対立が続く。県連代表の佐藤公治参院議員は28日、「県議会の理屈と県民の考えが乖離(かいり)しているなら、分かりやすい政治のあり方を考えるべきだ」と相乗り脱皮を訴えた。
橋下知事と首長連合による地方選への“介入”に対し、大阪府内のある市長は「府内の首長の半数は、知事の動きを恐ろしく感じているだろう」と指摘する。しかし、旧来型の「相乗り政治」に「ノー」を突きつけ、〈風〉を起こした橋下知事は28日夜、「今は府政に集中するが、やらなければならない状況なら、政治家として活動する」と述べ、選挙支援を封印する考えがないことを明言した。
(2009年9月29日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090929ddlk28010311000c.html
150万都市の選択:’09神戸市長選 樫野氏がマニフェスト /兵庫
◇直轄の戦略局設置へ
神戸市長選(10月25日投開票)への立候補を表明している無所属新人の樫野孝人氏(46)が28日、マニフェストを発表。有識者らでつくる市長直轄の「都市デザイン戦略局」の設置や区長の民間人登用など八つの行政改革と33の公約を掲げた。
任期中に中学校までの通院費を無料化▽11年度までに保育施設の待機児童をゼロへ▽10年度中に低額乗り放題の敬老パスの実現−−など、ハコモノ行政から生活重視の施策をアピール。財源は「ムダな事業費の削減や外郭団体の健全化で捻出(ねんしゅつ)できる」と強調した。外郭団体については、必要性や市民ニーズを精査する専従チームを組織し、撤退や民営化、株式上場も視野に仕分けを徹底する。
日本航空が撤退を検討している神戸空港の問題について、樫野氏は「市が運営から撤退するにしてもコストがかかる。県や国とも協議し、空港のあり方を市民と共に考えたい」とし、中央市民病院の移転計画は「一時ストップし、市民に情報開示した上で来年3月までに結論を出す」と明言した。
樫野氏は他に、プロバスケットボールのチーム創設を支援▽中学校で「よのなか」科創設▽神戸電鉄と北神急行の値下げ−−などの公約を示した。
◇新社会党が支援
新社会党県本部は28日、樫野氏への支援を表明。同党市会議員団の粟原富夫幹事長は「市政を変えたいと願う市民と連携し、樫野氏の当選に向けて協力したい」と述べた。また、市民団体「神戸再生フォーラム」は27日、樫野氏の支援を決定した。【重石岳史】
〔神戸版〕
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000909290004
首長ら困惑?!堺市長選への知事介入
2009年09月29日
市政運営への思いを語る竹山修身氏=堺市堺区
27日の堺市長選で初当選した元府政策企画部長の竹山修身氏(59)は一夜明けた28日、記者会見や報道各社のインタビューに臨んだ。
――勝因は。
やはり市民が、このままでは堺市政が駄目になると考えたためだろう。投票率も上がった。もちろん橋下徹知事の応援という背景があったことも確かだ。
――「市政が駄目になる」という危機感は、どういうところで感じたのか。
現職陣営の動員の様子を見て感じた。既存の枠組みの中の団体だけで動員をかけ、一般の市民を除外した選挙戦をしていた。市民に背を向けた。選挙戦では言わなかったが、税金も既存の団体だけの回し方になっているとみている。
――それら団体も、竹山氏を「この人いいな」と判断したら、今後の選挙で応援する可能性も出てくるのでは。
そんなのは要らない。個人が私を応援してくれれば良い。個人の政治信条に従うべきだ。
――政党の応援は。
それも要らない。今回ここまで市民党で戦ったのだから。民主、自民、公明に推薦ちょうだいとあえて頭下げに行く必要はない。市民に僕の市政を評価していただきたい。
――まず、どんな施策から取り組むのか。
事業の仕分けをしたい。ほんとにこの事業は役所でする必要があるか、民間に任せられるのか、廃止できるのではないか、という仕分けをきちっとやってゆく。
――選挙戦で掲げた公共料金の引き下げや、負担軽減策に市民は高い関心を示している。
例えば中学3年までの医療費無料化は、僕の試算では、年間12億6千万円。とりあえず、LRT(次世代型路面電車)をやめる。プラス人件費削減。10年間で2割くらい削減できると思う。
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堺市長選の結果について、背景や今後の影響について府内の首長らに話を聞いてみた。竹山氏を支援した橋下徹知事が、現職候補者への多党相乗りを批判したことを意識した意見が目立った。
●野田義和・東大阪市長 国では相対し、地方では手を結ぶという、わかりにくい政治構造に市民がノーと言った。1年半後の統一地方選や今後の地方選への影響は大きい。府庁移転論議でも知事は強気に出て、府議会が反対すれば、直接府民に聞きたいと(出直し)選挙をする可能性も高まった。
●多田利喜・富田林市長 有権者の意識の根底で、とにかく現状を変えたいという気持ちが強かったからだろう。国民が大きな変化を求めた総選挙の流れがそのまま続いていた。大都市に比べれば、富田林のような小都市は首長と有権者との距離感が違うと思うので同様の結果になるかはわからないが、府内の首長は、知事と関係が悪くなれば、刺客を送られると思うのでは。
●倉田哲郎・箕面市長 堺市は巨大なので、大阪市とともに府と足並みをそろえてもらわないと府全体はよくならない。その意味で、知事の応援候補の当選は歓迎したい。(1年前に自公民相乗りで知事の応援を受けたが)知事は集まった人に呼びかけ、心をわしづかみにするのがうまい。知事は相乗りだけが悪い、と考えているわけではなく、無党派層の動きを意識したのではないか。
●阪口善雄・吹田市長 現職は竹山氏ではなく、知事と戦った。実績はあったが、市民からは「地味な市長対人気知事」の選挙に見えたのだろう。当選回数を重ねて実績を積めば、与党が多くなるのは地方政治の宿命。だが、橋下知事にかかれば、政党の相乗りは停滞を生み出す原因、となる。本当の政策論議がどれだけされたのか。知事の人気の高さがはっきりしたが、この人気のエネルギーを市町村への支配ではなく、国に地方分権を叫ぶために生かしてほしい。
●平松邦夫・大阪市長 旧来のしがらみでがんじがらめになっている時代ではなくなっていると市民がはっきり言った選挙だ。府庁移転案では、ベイエリアとして堺市も(大阪市と)同じ利益を得る立場。府議もきちっと分析し、移転の利益を考えてもらいたい。府市の水道統合協議も府と大阪市との間に堺市が入ってもらえれば一層効果的な話ができるのでは。(知事の竹山氏支援は)非常に大胆な動きでずいぶん戸惑った。いろいろ言う人はあるだろうが、選ぶのは堺市民。知事は知事の信念で動いたと思う。竹山氏とは手を取り合って地域主権を訴えてゆきたい。水平連携の下地は出来ている。
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相乗りを維持したいやつが何か言っている。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002398804.shtml
橋下知事応援に疑問 堺市長選で井戸知事
大阪府の橋下徹知事が支援した元府幹部の新人が現職を破った堺市長選について、兵庫県の井戸敏三知事は28日の定例会見で「堺市の課題がどこかに飛んでしまった。政策が十分議論されたのか首をかしげざるを得ない」と述べ、橋下知事が前面に出た選挙戦に疑問を投げ掛けた。
市長選は民主、自民、公明など各党が実質相乗りした現職に、橋下知事ら「首長連合」の支援を受けた元府幹部が挑んだ。相乗りを徹底的に批判した橋下知事らの人気にも支えられ、元府幹部が現職らを圧倒した。
自らも7月の知事選で民主、自民、公明などの実質相乗りで3選を決めた井戸知事。相乗り批判に対しては「国政と異なり、市民生活の安全安心などを進めるには、政党の主義主張の差は出にくい。それが相乗りのようになっていくだけ」との持論を展開。「首長連合」についても「何のための組織か全く分からない」と切り捨てた。
首長連合が特定候補支援の構えを見せる神戸市長選にも触れ、「(現職の)矢田市政の方向が間違っているとは思わない。神戸市とは今後とも協力関係を続けたい」と現職を支援する姿勢を強調した。
(小森準平)
(2009/09/29 11:04)
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/090929/osk0909290241002-n1.htm
堺市長選 竹山氏 全7区で得票トップ
2009.9.29 02:40
このニュースのトピックス:選挙・大阪
堺市長選で初当選を果たした竹山修身氏は、市内7つの開票区すべてでほかの3氏を上回る票を得ての勝利となった。
特に、浮動票が多いとされる南区で3万票余りを得票、現職の木原敬介氏らを圧倒した。また、木原氏が比較的有利とみられていた中区、東区などでもリードした。
一方、これまで30%台に低迷していた平均投票率は43・93%となり大幅にアップ。市中心部の堺区や住宅地の東、南両区などで投票率が45%を超えた。
今回の選挙では、知名度が高い橋下徹知事らが竹山氏を全面的に支援。与野党が実質的に相乗りした木原氏の従来型の政治手法を繰り返し批判したことなどで、無党派層の注目を集め、投票率が上昇。浮動票の多くが竹山氏に流れた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090928/lcl0909282136006-n1.htm
大阪府庁移転論議にどう影響? 堺市長選でみせた橋下知事の「政治力」 (1/2ページ)
2009.9.28 21:34
このニュースのトピックス:橋下府政
WTCへの大阪府庁移転案を説明する橋下徹知事=28日午後1時3分、大阪市中央区(安元雄太撮影) 大阪府の橋下徹知事は28日、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への府庁移転案をめぐり、府議会の民主党・無所属ネット議員団と意見交換した。前日の堺市長選では、知事が応援する府の元部長が与野党相乗り現職に圧勝したばかりだったが、双方とも市長選の話には一切触れなかったという。「阿吽(あうん)の呼吸じゃないですか」と西脇邦雄幹事長。堺市長選で政党側に対して示された知事の「政治力」が今後の庁舎移転論議にどう影響するのか注目される。
「(市長選の結果が出た)昨日の今日なので心配はしていたが、冷静に話し合おうという入り口ができた」。意見交換を終えた西脇幹事長は報道陣に対し、こう感想を述べた。
意見交換は知事からの申し出で実現し、冒頭を除いて報道陣に非公開で進行。議員からは「議会を説得しようと思うならコミュニケーションをもっと取らなくてはならない」といった意見が出たという。
西脇幹事長は「知事の場合、先にメディアを通じて(考えが)発信されてしまい、知事と議会のバトルという構図になりがちだ。思いを伝い合える関係になれるのか、という思いが議会の側には強い」と強調。一方で、民主党の府議団として、防災面からWTC移転に警鐘を鳴らす河田恵昭・関西大学環境都市工学部教授と、府・市の担当者とのディスカッションを行う計画も明らかにした。
この日の意見交換は「あくまで入り口」(西脇幹事長)だが、10月下旬の移転条例案採決に向け議論はこれから正念場を迎える。
橋下知事は表向き「市長選の結果とWTCの話は関係ない」としているが、別の会派の府議は「これだけ知事の『力』がはっきり示された以上、記名方式で移転案を採決することになれば、反対票を投じることができる議員は少ないのではないか」と話している。
◇
堺市長選で初当選した元大阪府政策企画部長、竹山修身氏(59)は28日、府庁を訪れ、橋下知事や府議会各会派に当選を報告した。竹山氏は「再びこういう形で府庁に来ることは感無量。身が引き締まる思いがする」と話した。
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露骨な相乗り隠し。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200909300013.html
民主が現職を単独推薦へ 自公は推薦見送り 神戸市長選2009年9月30日
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民主党兵庫県連は29日、神戸市長選(10月11日告示)で3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)を単独推薦する方向で党本部との調整に入った。与野党相乗りの現職が大敗した27日投開票の堺市長選を受けて、公明党県本部はすでに矢田氏推薦を見送る方針を固め、自民党県連も同調する見通しだ。ただ、自公とも水面下で矢田氏を支援し、事実上の相乗りになるとみられる。
複数の関係者によると、市議会の民主、自民、公明の各会派幹部と矢田氏が29日に会い、民主以外の推薦を求めないことで合意。その後、民主党県連幹部が矢田氏単独推薦の意向を小沢一郎幹事長に伝えたという。民主党本部は知事選と指定市長選での相乗りを原則禁止している。
矢田氏は過去2回の選挙で民主、自民、公明などの推薦を受け、今回も同様の支援態勢を求めていた。各党も推薦を検討していたが、堺市長選での相乗り批判の強さから方針転換を迫られた。自民党県連幹部は「これだけ批判があると、自民が前に出るのは難しい。現職を落とすわけにいかない」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090930/stt0909301435005-n1.htm
神戸市長選で現職の矢田氏、自公に推薦依頼せず
2009.9.30 14:33
このニュースのトピックス:自民党
任期満了に伴う10月25日投開票の神戸市長選に3選を目指し立候補を表明している現職の矢田立郎市長(69)は30日、報道陣に自民、公明両党に推薦を依頼しないとの考えを示した。
平成17年の前回市長選で矢田市長は自民、公明、民主、社民4党の推薦で当選。しかし27日の堺市長選で、与野党相乗りを批判する橋下徹大阪府知事の支援を受けた竹山修身氏が当選したことを意識したとみられる。
矢田市長は30日、自公両党への推薦依頼について「していない」と述べた上で、今後についても否定的な考えを示した。
矢田市長は民主党に対しては既に推薦を依頼。無所属新人のIT会社顧問樫野孝人氏(46)も民主党に推薦を依頼しており、今後は同党の動向が焦点となる。市長選には、共産党兵庫県書記長の松田隆彦氏(50)も党公認での立候補を表明している。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002403184.shtml
自公に推薦依頼せず 神戸市長選で現職矢田氏
10月の神戸市長選に立候補を予定している矢田立郎市長(69)は30日までに、自民、公明両党に推薦を求めない方針を固めた。矢田氏から唯一推薦を要請されている民主党は、県連と党本部と最終調整に入っており、単独推薦の公算が高まってきた。一方で既に民主、自民、公明の市議らが矢田氏支援で動いており、自公への推薦要請見送りを「相乗り批判かわし」と指摘する声も上がっている。
矢田氏は同日朝、神戸新聞社の取材に「推薦を要請するのは民主だけ」と説明。与野党相乗りの現職が大敗した27日投開票の堺市長選などが影響したともみられるが、矢田氏は「(相乗りが)有利、不利で判断したわけではない」と否定した。
神戸市内の自民党県議、市議でつくる「神戸市連」は30日午前、市長選の対応を協議したが、「推薦が出ていない以上、市連としての決定はできない」と結論を先送りした。公明党は「民主党が推薦するかしないかで対応は大きく違う」としている。
民主党にはほかに、ウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)も推薦を要請している。(藤原 学)
(2009/09/30 15:27)
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>>437
露骨な相乗り隠しに民主党推薦濃厚。
「京都方式」ならぬ「神戸方式」。
ここは樫野に勝って欲しい。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009093000944
神戸市長選、現職の矢田氏推薦へ=小沢幹事長が1日に公表−民主党
民主党は30日、任期満了に伴う神戸市長選(10月25日投開票)について、無所属で3選出馬を表明している現職の矢田立郎氏(69)を推薦する方針を固めた。1日午後に小沢一郎幹事長が矢田氏とともに同市内で記者会見して、公表する。
矢田氏は前回選挙で、民主、自民、公明、社民の各党から推薦を受け、与野党相乗りで当選したが、今回は民主党にのみ推薦を依頼していた。同党には、無所属新人でIT関連企業元社長の樫野孝人氏(46)も推薦を求めていた。
同市長選には、ほかに共産党県委員会書記長の松田隆彦氏(50)が同党公認で立候補を表明している。 (2009/09/30-19:09)
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009093001001069.html
民主、神戸市長選は現職推薦へ 無所属新人からも推薦依頼
任期満了に伴う10月25日投開票の神戸市長選で、民主党は30日、3選を目指して立候補を表明している矢田立郎市長(69)を推薦する方針を決めた。小沢一郎幹事長が10月1日、神戸市で矢田市長とともに記者会見して正式に発表する。
民主党は、既に立候補を表明している無所属新人のIT会社顧問樫野孝人氏(46)からも推薦依頼を受けており、動向が注目されていた。
矢田市長は05年に民主、自民、公明、社民各党の推薦を受け再選を果たしたが、今回は民主党以外に推薦依頼を出していない。与野党相乗りへの批判を意識したとみられる。
自民、公明両党は自主投票の公算が大きい。ただ、両党の市議らには矢田市長を支援する動きもあり、実質的な「相乗り」になる可能性もある。
神戸市長選には、共産党兵庫県書記長の松田隆彦氏(50)も党公認での立候補を表明している。
2009/09/30 20:08 【共同通信】
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>>437-438
きたねぇヽ(`Д´)ノ
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>>437-438
汚い、実に汚い。
なんで川崎市を見習わないのか。
堺市から何も学ばなかったのか。
本当にがっかり。
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連合・五党協の兵庫県の第二の都市・姫路で相乗り現職を破った民主松本・石見市長は偉大ですね。
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>>437-438
これは呆れるわ。
こんなセコイ手を考えるとは。
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会見のニュースはまだなし。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002404770.shtml
神戸市長選 民主が現職矢田氏推薦へ 小沢幹事長が午後会見
11日告示、25日投開票の神戸市長選で、民主党は30日、立候補を表明している現職の矢田立郎氏(69)を推薦する方針を固めた。1日午後に同党の小沢一郎幹事長が神戸入りし、矢田氏と市内のホテルで共同記者会見を開く予定。
3選を目指す矢田氏は過去2回の選挙で、民主のほか、自民、公明などの推薦を受け当選。しかし、衆院選で政権与党になった民主が、知事選や政令市長選での原則相乗り禁止の方針を打ち出していることなどから、今回は民主のみに推薦を要請していた。
矢田氏は28日に上京し、平野博文官房長官ら民主党幹部と面会。29日には小沢氏と電話で会談し、小沢氏に「相乗りを断ち切る覚悟はあるのか」と問われ「自民、公明に選挙協力を求めない」と答えたという。
同じく市長選に立候補を予定しているウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)も民主党に推薦を求めていたが、29日に小沢氏らの判断で矢田氏の推薦方針が固まったという。
自民党の神戸市議は「他党の判断に口をはさむ話ではない。政党としての判断はまだできてない」とコメント。公明党県本部の幹部は「各政党、各団体にそれぞれの判断がある。わが党とも独自の判断で態度を決めていきたい」としている。
一方、樫野氏の陣営は「ある程度、想定していた。ただ、水面下で自公が支援するなど実質的な相乗りになるならば、これまで体質とは変わらない」と話した。
(藤原 学)
(2009/10/01 07:00)
http://www.sankei-kansai.com/2009/10/01/20091001-015178.php
神戸市長選 堺と同じ構図? 民主が現職推薦へ
任期満了に伴う10月25日投開票の神戸市長選で、民主党は30日、3選を目指し立候補を表明している現職の矢田立郎氏(69)を推薦する方針を決めた。1日に小沢一郎幹事長が矢田氏とともに記者会見して、正式発表する。
矢田氏は平成17年の前回選で民主、自民、公明、社民各党の推薦で再選。今回は民主党以外には推薦依頼をせず、自民、公明は自主投票となる公算が大きいが、両党の一部市議は矢田氏支持で動いており、実質的な与野党相乗りとなる可能性もある。
民主党の支持母体の連合は9月上旬に矢田氏推薦を決めたが、民主党内では党本部の相乗り禁止方針や、事実上与野党相乗りの現職が落選した堺市長選の結果などを受け、「相乗りでは有権者に説明できない」とする国会議員らと、矢田氏推薦を進めた市議らなどで意見が対立。党の判断が注目されていた。
神戸市長選には、矢田氏のほかにIT関連会社顧問、樫野孝人氏(46)と、共産党公認で党兵庫県委員会書記長の松田隆彦氏(50)が立候補を表明。樫野氏も民主党に推薦依頼していた。
(2009年10月 1日 07:19)
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本当に発表されてしまった……。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009100100974
民主が現職推薦=小沢幹事長が発表−神戸市長選
10月25日投開票の神戸市長選で、民主党の小沢一郎幹事長は1日、同市内で記者会見し、3選出馬を表明している現職の矢田立郎氏(69)を推薦すると発表した。民主党の単独推薦となる見通し。
矢田氏は前回選挙で、民主、自民、公明、社民の4党から推薦を受け、与野党相乗りで当選したが、今回は民主党のみに推薦を依頼していた。小沢幹事長は「(矢田市長の)ご決断を高く評価したい。(民主党の)行政の考え方は明確に自民、公明両党と違っている」と述べた。
同市長選にはこのほか、無所属新人でIT関連企業元社長の樫野孝人氏(46)と共産党公認の新人、松田隆彦氏(50)が出馬を表明。樫野氏も民主党に推薦を求めていた。(2009/10/01-19:55)
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橋下は樫野への全面支援をするつもりはないとのこと@関西のニュース
事実上この相乗り隠しを認めた感じ。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000910010003
仲川奈良市長 就任2カ月
2009年10月01日
福井重忠副市長(左)に頻繁に相談しながら、初めての議会答弁に臨む仲川元庸市長=9月10日、奈良市議会本会議場
仲川元庸(もと・のぶ)・奈良市長が1日、就任から満2カ月を迎える。市民との直接対話など、次々と打ち出される仲川カラーに期待が高まる一方、議場でのガム事件やあいまいな議会答弁に、「本当に大丈夫か」と不安の声もある。(大久保直樹)
◆民意が「頼みの綱」
◎初議会でつまずきも
その数、約100人。真剣な表情の市民が市長を取り囲んだ。9月15日、市役所での「市長と気軽にトーク」。市民派市長の目玉施策だ。
だが、のっけから厳しい質問が相次ぐ。
「業者の生活はどうなるのか。家族や従業員は」。市の公共事業から2年間締め出される「指名停止」。業者の関係者らしい市民から、悲痛な訴えが投げかけられた。
直接対話とはいえ、何か特別な答えができるわけではない。黙ってうなずいていた市長は、ただ「最高裁の決定に従って―」「雇用については見守っていく」と繰り返すにとどまった。
それでも、「現場にこだわりたい」という仲川市長は、「手応えはあった」と満足げだ。「トーク」は今後も月に2度、続けるという。8月20日には個人ブログも開設。市政運営に伴う「裏の駆け引き」も出す、と意気込む。
仲川市長が、不特定多数に向けた情報発信にこだわるのは理由がある。
「しがらみ、利権ゼロ」と訴えて集めた市長選での約7万7千票は、旧来の政党や団体とは無縁の「広範な市民の民意」が込められている。それこそが市長「応援団」と考えるからだ。議会(39議席)での立場は苦しい。唯一の市長与党・民主党はわずか7議席。反市長の保守系会派(8議席)を始め、是々非々の他会派が厳しい視線を注ぐ。
■ガム事件
33歳の市長は、初の議会答弁でいきなりつまずく。
9月7日の所信表明演説は、落ち着いた話しぶり、と好評だった。ところが11日の答弁中、ガムを口に含んでいたことが発覚する。
実は市長は、決してガムをクチャクチャと口を動かしてかんでいたわけではない。だから周囲の市幹部や市議の大半も気づかなかった。だが、市長の「議場でガム」は格好の攻撃材料となった。
まずい答弁も目立った。
見積もりより工費が倍以上に膨らんだJR奈良駅の新駅舎デッキ工事。経緯をただされた市長は答えに窮し、「市民感情からすると疑念を抱かれる。どういう議論でそうなったか調べる」と、ひとごとのような答えをした。
前市長時代に進められた契約だからという感覚だったのかもしれないが、提案した以上、市長の説明責任は免れない。「自分が情報を持っていないのに、議会に提案したのか」と市議は強く反発した。
ある課長級職員は「行政経験豊富な藤原昭・前市長は、一を聞けば十を知った」。ただ連日、各部課から聞き取りを続ける働きぶりには好感も抱く。「まったくのゼロから、2カ月でこれだけ把握するのは大変だったと思う」
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>>446
■マニフェスト
「行政の無駄ゼロ」をうたう仲川市長のマニフェスト。
とりわけ、「大型箱モノ事業見直し」は市長選の際、応援に来た鳩山由紀夫氏が「650億円も無駄遣い」と叫んだだけに、「全部、中止されるのか」と憶測を呼んだ。
議会で市長は、「大型箱モノ」とは「新火葬場建設事業などの新市建設計画」と「ごみ焼却場移転計画」だと初めて明言。ただし「コストを抑える」だけで中止ではないと示唆し、議員を安心させた。
次に注目を集めるのが、「医療費補助の中学生までの拡大」や「待機児童ゼロ」など目玉事業実現のための「政策予算37億円の捻出(ねん・しゅつ)」だ。
そのために、1500もの市の事業から60事業を抽出し、要不要を市民目線で見直す「事業仕分け」を11月に始める。仕分け作業には、シンクタンク「構想日本」(東京)と公募市民があたる。その成否で、改革派市長の本領が試されることになる。
■構想日本■ 97年に元大蔵官僚の加藤秀樹氏が設立した非営利の政策シンクタンク。市民目線で無駄な事業を洗い出す「事業仕分け」を提唱する。これまで全国の38自治体で実施し、平均で事業の約1割を「不要」か「民間の仕事」と分類した。運営は会員の会費でまかない、自治体側は交通費など実費を負担する。仕分け作業は公開で行われる。改革を進めたい行政にとっては、地元の反発を抑えるうえで「お墨付き」がえられる効果がある。
◎「改革に時間かかる」
仲川市長に、2カ月の成果と今後について聞いた。
――就任2カ月の感想は
市は、職員3千人、1500事業を展開する大所帯。改革が行き渡るには時間がかかる。8月に公金の着服事件が発覚したが、市民の税金を預かっているという緊張感がまだ足らない。一方で、私と同じ改革の意識を持つ職員も予想以上に多い。若い職員には粒ぞろいの精鋭がいる。
改革を支えるのは市民の声。4年間、厳しい声やアイデアを寄せ続けてほしい。
――ガムについては
「政治が変わるぞ」と期待してくれただけに、強い失望感をもたれた。当たり前のことだが、24時間どのような場面においても誤解されないような行動をとりたい。
――指名停止では情状酌量を巡って賛否両論がある
「雇用が持たない」という声がある一方で、「談合には強く臨むべきだ」という市民も多い。従業員数や借入残高など、状況はそれぞれの業者で異なる。県と連携して影響を考えたい。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091002/lcl0910021155003-n1.htm
ダム負担金で橋下知事「悔しい」「国交省・地方整備局を解体したい」
2009.10.2 11:55
このニュースのトピックス:橋下府政
国土交通省が建設を中止した大阪府箕面市の「余野川ダム」をめぐり、大阪府の橋下徹知事は2日、同市が国に返還を求めている約11億円のうち府の負担分約4億7千万円について、「国に負担金を払っているダムが中止になったのに、返してくれという話がなぜ府から出なかったか悔しい」と、府職員に対して怒りをぶちまけた。
また、建設中止は箕面市も合意し、追加負担は法律に基づいた請求などと一部報道にコメントした国土交通省近畿地方整備局に対しても、「ふざけたコメント。取りにいって解体してやりたい。(関西)広域連合に入ったら許さない」と厳しく非難した。
府によると、ダム近くのニュータウン「箕面森町」開発で、箕面市の負担金約11億円のうち約4億7千万円を府が負担。このほかダムの治水負担についても約23億円を国に直接支払っているという。
橋下知事は同日朝、緊急の部長会議を開いて担当者から詳しい事情を聴き、今後の対応を協議した。
橋下知事は「府民のお金を取られて、完成物がなくてそのままというのはあり得ない。取り戻せないなら、国に払う金を止めて相殺する」と話した。
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>これまでは「支持基盤の労組などに地方政界での『与党』志向が強い」(幹部)ことなどから、必ずしも徹底されておらず
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091002-OYO1T00445.htm?from=main1
神戸市長選、民主が単独推薦…矢田氏は他党への要請見送り
記者会見で小沢幹事長(左)と握手する矢田市長(1日午後6時3分、神戸市内のホテルで) 民主党の小沢幹事長は1日、神戸市で記者会見し、神戸市長選(11日告示、25日投開票)で3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)を推薦すると発表した。矢田氏は過去2回の選挙では民主、自民、公明党などの推薦を受けたが、今回は「与野党相乗り禁止」を掲げる民主党の方針に従って他党への推薦要請を見送った。
小沢氏は矢田氏とともに臨んだ記者会見で、「大きな実績を残してきた市長が、民主党の単独推薦で市長選を戦うのは初めてのケースだ。決断を高く評価している」と語った。
小沢氏は2006年4月の代表就任直後、知事選と政令市長選で自民党などと同一候補を推薦する「相乗り」を禁止する方針を打ち出した。自民党との対立の構図を明確にし、同党の地方での支持基盤を崩すのが狙いで、旧新進党時代にも取り組んだ手法だ。
これまでは「支持基盤の労組などに地方政界での『与党』志向が強い」(幹部)ことなどから、必ずしも徹底されておらず、7月の兵庫県知事選でも、民主党県連は、自公両党の推薦する現職を推薦し、同候補が3選を果たした。しかし、今回は小沢氏が事前に矢田氏に電話し、「自公の支援を受けない」という約束を取り付けたという。
神戸市長選と同じ日程の川崎市長選でも、前回まで相乗りで推薦してきた現職に独自候補をぶつける方針だ。
(2009年10月2日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091002ddlk28010336000c.html
150万都市の選択:’09神戸市長選 矢田氏、市政「民主主軸で」 /兵庫
◇自、公に推薦求めず
任期満了に伴う神戸市長選(11日告示、25日投開票)で、民主党の小沢一郎幹事長が1日、3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)の推薦を表明。神戸市内のホテルで開かれた記者会見要旨と一問一答は以下の通り(敬称略)。【重石岳史、川口裕之】
小沢 「国民生活が第一」を掲げ、地域住民のための行政を実行していくために国の統治機構を改めないといけないと主張してきた。この大きな二つの考えで市長と完全に意見が一致した。今後の市政、市長選で一丸となって支援していこうと結論に達した。民主の旗の下で民主の推薦で戦いたいと決意も表明された。政令市長選で現職の実績のある方が民主単独推薦で戦うのは初めて。決断を高く評価する。
矢田 市政運営で、すべてベクトルを合わせることが重要。民主基軸の運営に大きなウエイトを置く。マニフェストに書いた行財政改革、子育て、福祉などさまざまな点で民主の施策と方向が一致している。
■
−−相乗りをしないという担保は。
小沢 2人並んで決意表明し、力を合わせようと公表している。これが何よりの担保。
−−市議会は民、自、公が与党だが。
小沢 自公政治がノーを突き付けられたのは国民生活から遊離し権力維持だけが目的化したから。国民に対する行政のあり方は、自公と我々は明確に違う。市長と我々は一致した。国の政策のあり方が影響を与えるのは事実。政令市、知事選ではその考え方をきっちり訴える必要がある。
−−自公の支援は全く得ないのか。
矢田 民主単独推薦を以前からお願いしてきた。市政運営も民主主軸でやっていく。
−−民主単独推薦を求めると決断したのはいつか。
矢田 最初から。出馬表明後いろんな観点で考えてお願いした。
−−「3党に推薦を求める」と言っていた。
矢田 皆さんがどう聞いたのか分からないが、私のベースの考えは変わらない。
〔神戸版〕
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200910020024.html
神戸市長選、橋下知事は樫野氏を「応援しません」2009年10月2日
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大阪府の橋下徹知事は1日、神戸市長選に立候補を表明している樫野孝人氏(46)について「応援しません」と記者団に明言し、同市長選に介入しない考えを示した。樫野氏は中田宏・前横浜市長と接触するなど、首長連合に支援を求める動きを見せていた。
橋下氏は神戸市長選について「民主党が(現職の)単独推薦を決めた、この政治決定はものすごく重い」と、相乗りを批判した堺市長選との違いを強調。堺市長選では名古屋市の河村たかし市長らを応援に呼んでいたが、今回は「僕が大阪から首を突っ込んで、というのは政治的にあり得ない」と語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091001/lcl0910012301007-n1.htm
【橋下日記】(1日)「有権者は違う政治求めている」
2009.10.1 22:59
このニュースのトピックス:橋下日記
午前9時44分 登庁し、報道陣の取材に対応。神戸市長選で民主党が現職を推薦する方針を固めたことについて「有権者は相乗りを求めていない。有権者は、今までとは違う政治を期待している」。
9時54分 知事室へ。
10時 退任する教育委員に感謝状を贈り、新任の教育委員の任命式。
10時半 知事室で執務。
午後1時 府議会本会議で民主府議団の代表質問に答弁。「府立大学のあり方を議論することが大学の価値を下げている」という質問に対して、「府税を投入する必要性を説明するための議論なので、ご理解いただきたい」。
4時20分 報道陣の取材に応じる。この日の代表質問について「防災面ではなく、まちづくりの部分、将来展望が論点になると思う」と感想を述べる。
4時34分 知事室へ。答弁調整をする。
7時35分 退庁。
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http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100101001006.html
橋下氏「不参加県の事務も受託」 関西広域連合で
大阪府の橋下徹知事は1日、設立を目指す関西広域連合に近畿地方整備局などの国の出先機関を移管させる案について「仮に(広域連合積極派の)大阪、京都、兵庫での設立でも、整備局がやってきた奈良の事務は広域連合で受託する」と述べ、不参加となった県の業務も広域連合で一括して行いたいとの考えを示した。
橋下氏は、9月30日に兵庫県の井戸敏三知事から「参加しない県の事務も広域連合で受託すればやれる」との助言を得たことを明らかにした。
今月25日投開票の神戸市長選への対応については、立候補を表明した無所属新人のIT会社顧問の支援は「しない」と明言。理由として「民主党が(現職の)単独推薦を決めた。この政治決定はものすごく重い」と述べ、与野党相乗りが回避されたことを挙げた。
府庁で記者団の質問に答えた。
1日の府議会代表質問では、建て替えを検討中の府立成人病センターについて、民主党の漆原周義氏が、現大阪府庁周辺ではなく、大阪市のベイエリアに移築した方が土地購入費などが安いと指摘。だが橋下氏は「新たな選択肢は考えていない」と否定した。
2009/10/01 20:24 【共同通信】
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002408097.shtml
神戸市長選 民主が矢田氏単独推薦 小沢幹事長が会見
会見後、壇上で握手する矢田立郎神戸市長と小沢一郎民主党幹事長=1日午後、神戸市中央区のクラウンプラザホテル(撮影・三津山朋彦)
民主党の小沢一郎幹事長は1日、神戸市内で記者会見を開き、神戸市長選(11日告示、25日投開票)に、3選を目指し無所属で立候補を予定している矢田立郎市長(69)を、同党が単独推薦すると発表した。小沢氏は「政策面を中心に協議した結果、(矢田氏と)完全に意見が一致した」と説明。同席した矢田氏も「(当選後は)民主を軸に市政運営を行う」と明言した。
会見で小沢氏は「今回の総選挙で自公政治は(有権者から)ノーを突き付けられた」と強調。「国政、市政の運営理念とも明確に異なる」と自民公明との相乗りで市長選には臨めないとの考えを示した。
矢田氏も「大都市が抱える問題をきめ細かに盛り込んでいる」と民主のマニフェスト(政権公約)を評価。会見後、自民、公明両党に選挙協力を求めないことを明らかにした。
過去2回(2001、05年)の市長選で矢田氏は民主のほか、自民、公明、社民各党の推薦を受け当選した。今回は民主だけに推薦を要請。与野党相乗りの現職が大敗した堺市長選(9月27日)の結果なども影響し、民主の単独推薦を受け入れたとみられる。
推薦決定を受け、市議らを中心に矢田氏支援で動いていた自公両党も対応をあらためて検討。公明県本部が自主投票の方針を固めたほか、自民県連も自主投票になる公算が高い。
神戸市長選にはほかにいずれも新人で、ウェブ制作会社の顧問樫野孝人氏(46)=無所属=と、共産党県委員会書記長の松田隆彦氏(50)=共産=が立候補を予定。樫野氏は民主に推薦を要請していた。(藤原 学)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091002/lcl0910020000000-n1.htm
神戸市長選、民主が現職・矢田氏の単独推薦を決定 (1/2ページ)
2009.10.1 23:59
このニュースのトピックス:マニフェスト
民主党が単独推薦を決め、小沢一郎幹事長と握手する現職の矢田氏(右)=1日午後6時04分、神戸市中央区 25日投開票の神戸市長選に、現職の矢田立郎氏(69)が民主党単独推薦候補として出馬することを1日、正式に表明した。矢田氏は7月の出馬表明時は、自民、公明を含めた3党に「支援を求めたい」としていただけに、肩すかしをくらった地元自民は「手のひらを返された」と歯ぎしり。一方、民主党に推薦要請をしていた新人も「残念」と落胆するなど、推薦をめぐり波紋が広がった。また、大阪府の橋下徹知事は1日、選挙期間中には、個人的な応援はしない方針を明らかにした。
矢田氏の会見に同席した民主党の小沢一郎幹事長は「現職の実績ある市長が民主単独推薦で戦うのは初めて。党本部、地元をあげて支援する」と述べた。「相乗り禁止」が原則の民主は、推薦の代わりに自公への推薦要請をしないよう求めたとみられる。
矢田氏は会見で「(市長としては)市民の暮らしの安定が何より重要。民主党の政権公約を基軸としていきたい」と述べた。7月の出馬表明時に「従来通り3党に支援を求めたい」とした考えをこの日は一転して否定し、選挙後の自公への対応についても明言を避けた。両党の市議団は実質矢田氏支援の方向で動いているが、自民県連幹部は「屈辱。今まで一緒にやってきたのに手のひらを返された」と複雑な表情を見せた。
一方、民主党に推薦要請していた新人でIT関連会社顧問の樫野孝人氏(46)の陣営は「脱官僚を掲げる民主が助役出身の矢田氏推薦を決めたのは残念。釈然としない」と悔しさをにじませ、橋下知事や中田宏前横浜市長らでつくる首長連合に対し「公約と近いものがある」と、引き続き推薦要請を続ける意向を示した。
これに対し、大阪府の橋下知事は1日、樫野氏について「民主党が現職を単独推薦した政治決定は重い」として、選挙期間中にマイクをにぎるなどの個人的な応援はしない方針を示した。橋下知事は「(現職が)表だった相乗りをしないのに、大阪から首を突っ込むのは、政治的にあり得ない」と指摘した。
また、中田前横浜市長は「首長連合として推薦するかどうか決めていないが、個人的には、しがらみのない、経営感覚をもった若い世代に期待したい」と話した。
市長選にはほかに、共産党公認で党県委員会書記長の松田隆彦氏(50)が出馬を表明している。
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自公に対して民主の力を示せたのは良かったですが、
根本的な相乗り打破にはなってないのが残念ですね。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20091001-OYT8T01259.htm
ホーム>地域>京都
知事選どうなる「相乗り」
堺市長選で民主、自民、公明などの政党が支援した現職候補が敗れ、相乗り批判が強まる中、府内でも、来春までに予定される知事選に向け、これまで相乗りをしてきた民主、自民両党関係者から「難しい状況になった」と困惑の声が上がっている。民主党府連は11日に知事選の準備委員会を発足させるが、今後の構図は不透明だ。(沢野未来)
堺市長選に続き、25日に投開票が行われる神戸市長選では、立候補を表明している現職が自公に推薦願を出さず、民主が単独推薦を決めた。民主党府連関係者は「政権交代をしたのに、衆院選で戦った自民党と組むのは有権者にはわかりにくい。これからどうしていけばいいのか」と悩む。
民主党は自民党などとともに過去2回、山田知事を推薦しており、衆院選直後には府連常任顧問の前原国土交通相が「自民が山田知事を推してきても構わない」と相乗りを容認。しかし、民主党府議は「今後、党本部はさらに強く相乗りを禁止するだろう」とみる。府連は準備委員会で、山田知事が前回選で発表したマニフェストの達成状況の検証や、理想の知事像などの検討を進めるという。
自民党も衆院選直後には、府連会長の谷垣総裁が「国政で対立していても、地方自治で対立する要素がないという例はいくらでもある」と、相乗り容認をほのめかした。しかし、堺市長選を受け、同党府議は「有権者が望んでいることがわからない」と頭を抱え、別の府議は「知事選についてはまだ白紙の状態で、民主の出方を待つ」とする。
山田知事は、3選を目指すかどうか態度を明らかにしておらず、堺市長選の結果についても「私はコメントする立場にない」と述べるにとどめている。
一方、共産党は医師門祐輔氏の推薦を決めており、9日には左京区の市勧業館「みやこめっせ」で総決起集会が開かれる。同党府議は「有権者は政治を変えてほしいと願っている。オール与党の相乗りではこれまでの政治を繰り返すだけで、政権交代をしながら地方で相乗りをする民主党に対する失望は大きくなるだろう」と話した。
(2009年10月2日 読売新聞)
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勝手に乗っかってきたり、後から乗ってきたりするのまで完全に防ぐということは
なかなか難しいことではある
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神戸はその両方とも違いますね。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009100200078&genre=A2&area=K30
80代ウグイス嬢や「カラス」も
長岡京市議選の選挙カー運動員
選挙カーで滑舌良くアナウンスする84歳の運動員(長岡京市金ケ原)
長岡京市議選で、市内では選挙カーのスピーカーからの訴えがこだまする。アナウンスは、ウグイス嬢などのイメージで、司会業などの経験がある女性が運動員として同乗するケースが多い中、高齢者がマイクを握ったり、男性を起用する「カラス」も登場。各候補者が声による売り込みに懸命になっている。
ある女性候補者の選挙カーでは、84歳の主婦が初めてマイクをにぎっている。「ウグイス嬢というよりウグイス婆。足をひっぱったら申し訳ないと言ってたんですが」と笑いながら、用意された原稿に自分の考えも加え、滑舌良く読み上げる。
選挙運動の経験はほとんどなく「初めは調子が出なかったが、だんだんこつがつかめた。とてもいい経験」と話し「うるさく聞こえることもあるので、端的なフレーズで候補者の魅力を伝えたい」と力を込める。
別の男性候補は、20代前半の男子学生らがマイクを握るウグイスならぬ「カラス」作戦を初めて取り入れ、若さをアピールしている。
国会議員や地方議員も候補者の応援に駆けつけ、選挙カーに同乗して声をからしている。9月末は市内の中学校で中間テストがあり、選挙カーのコースを一定配慮した候補者も。ある選挙事務所の担当者は「夕食時などあまりうるさく連呼して邪魔をして、逆効果にならないように気をつけないと」と話した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002411217.shtml
神戸市長選 立候補予定の樫野氏が民主党批判
支援者と握手する樫野氏=2日午後、神戸市内(撮影・内田世紀)
神戸市長選(11日告示、25日投開票)に無所属で立候補を予定しているウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)が2日、市内で集会を開催。3選を目指す矢田立郎市長(69)の単独推薦を決めた民主党を「神戸空港など大型公共事業を推進してきた現職を推すとは驚き。整合性を欠いている」と批判した。
樫野氏は、矢田氏が過去2回の市長選で、民主などとともに推薦を受けた自民、公明の支援を今回、「受けない」としたことに「相乗りを隠すための手段であれば、市民を無視した行為」と指摘した。
また、大阪府の橋下徹知事らがつくる「首長連合」にも触れ、「考え方に共感している」と連携へ意欲を見せた。樫野氏支援の考えがないことを明言した橋下知事だが、3日、樫野氏と初めて会い意見交換するという。
神戸市長選にはほかに、共産党公認で同党県委員会書記長の新人松田隆彦氏(50)が、立候補を予定している。
(2009/10/02 21:43)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002411737.shtml
矢田氏推薦問題 自民県連は対応持ち越し
神戸市長選で民主党が矢田立郎市長の単独推薦を決めたことを受け、自民党兵庫県連は2日、緊急の選対会議を開いた。同党は過去2回の市長選で、民主、公明などとともに矢田氏を推薦しており、出席者からは民主単独推薦を受け入れた矢田氏への批判が相次いだ。
会議には県連幹部と神戸市議、県議ら計18人が出席。矢田氏の市政運営を評価する市議らは「相乗り批判が高まる中、矢田氏を勝たせるためにはやむを得ない」と民主単独推薦を容認。一方、県議からは「(矢田氏に)恥をかかされた」「別の候補者を立てて戦うべきだ」といった意見が出たという。
この日は結論が出なかったため、後日、あらためて協議する。五島壮幹事長は「(11日の告示まで)時間がないので、早急に県連としての対応を決めたい」と話した。(小森準平)
(2009/10/03 00:43)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002412519.shtml
民主単独推薦、矢田氏に理解 井戸知事
神戸市長選に立候補予定の矢田立郎市長が、民主党の単独推薦を受け入れたことについて、兵庫県の井戸敏三知事は2日、神戸新聞社の取材に応じ「(与野党推薦の現職が敗れた)堺市長選などを踏まえ、相乗り批判を避けたかったのだろう」と理解を示した。その上で「どんな枠組みになっても応援することに変わりはない」と矢田氏支援の姿勢をあらためて示した。
一方で、「地方選挙は中央の政党間対立を持ち込む場ではない」などと指摘。相乗り批判に対し「現職が適切な行政運営をしていれば各党が支持する。その結果が相乗り。批判はいささか表面的な見方だと思う」と反論した。
また、矢田氏に自民、公明両党の支援を受けないように迫ったとされる小沢一郎民主幹事長の手法に「やりすぎると批判も出るのでは」と疑問を投げ掛けた。
(2009/10/03 07:44)
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1251865116/656
仙谷由人行政刷新担当相は1日、行政刷新会議の事務局次長に阿部守一横浜市副市長、民主党の熊谷哲京都府議、宮内豊財務省理財局審議官の3人を充てる人事を決めた。
阿部氏は月内に副市長を辞任、熊谷氏も府議を辞職し、事務局次長に専念する方向だ。
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ここで言うほどのことでもないが、
推薦の有無=相乗か否かと考えてる政治家連中の考えはどうにかならんか。
対抗馬を立てなきゃ実質相乗りであることくらい有権者は気付いてるつーに
推薦ではなく支持に留めるなんてのも有権者は意識してないですね。気にするのは支持組織だけで
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>>463
阿部守一とは横浜市長の民主候補になりかけた人ですね。
うまく救ったということでしょうか。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091003/lcl0910032015012-n1.htm
橋下知事、樫野氏が応援要請も固辞 神戸市長選
2009.10.3 20:14
大阪府の橋下徹知事は3日、神戸市長選に出馬表明している新人でIT企業顧問、樫野孝人氏(46)と堺市内で会談。樫野氏から正式に応援要請を受け、知事個人としては応援しない意向を伝えたことを明らかにした。
この日午後、橋下知事は堺市内で後援会主催の講演会に出席。樫野氏側からの依頼に応じ、講演会終了後、樫野氏と約30分にわたり会談した。
会談後、橋下知事は、樫野氏から正式に応援要請があったことを認めたうえ、「個人的に応援できないことを伝えた」と述べた。
応援を断った理由について、「僕らが向かおうとしているところと相いれない部分があった」と指摘。「国民健康保険の減免や敬老パスの取り扱いなどの点で、財源を気にしないばらまきのように思えた」と説明した。
また、樫野氏は、橋下知事が中田宏元横浜市長らとつくる首長連合にも正式に推薦要請をしたといい、橋下知事は今後、他のメンバーと協議して対応を決めるという。ただ橋下知事は「民主党の小沢一郎幹事長が現職を単独推薦した決定は非常に重い。首長連合で推すことになっても僕は応援に入らない」と話した。
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>>466
もう勝負あった感じですね。橋下知事は相変わら
ず要領いいですね。橋下知事のいない首長連合な
んて「コーヒーのないクリープ」みたいなもので
す。
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橋下が関西の首長の任免権を半ば握ってるみたいな感じでやな感じですなぁ。。
まあ自公連(自民・公明・連合)が握ってた此迄よりかはましか。
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>>463
熊谷哲府議はどのような人物でしょうか?前原氏
に近い人物ですか?突然、名前が出てきた感じだ
から。来年の参議院選挙に出馬するのかな?
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>>469
こんな人材が右京区に居たんですねぇ〜。どういう人なんかな??
与党に成ることで豊富な人材を活用出来てますね。
右京区 定数5−候補6 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 14,201(20.5%) 熊谷 哲 37 民主 現 3 党府役員
当 12,580(18.2%) 諸岡 美津 52 公明 新 1 党府役員
当 12,453(18.0%) 二之湯 真士 28 自民 新 1 参院議員秘書
当 10,476(15.1%) 加味根 史朗 52 共産 現 4 党地区委員
当 9,827(14.2%) 小林 弘明 71 自民 現 10 党府幹事長
□ 9,626(13.9%) 島田 敬子 50 共産 現 党府委員
熊谷哲の 【未来からの風】ブログ編
http://kumagai.air-nifty.com/blog/
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002416618.shtml
自民の県議ら独自候補擁立も視野 神戸市長選
神戸市内選出の自民党県議、市議らが3日、同市内で会合を開き、同市長選(11日告示、25日投開票)に3選を目指し立候補予定の矢田立郎市長(69)への民主党単独推薦に対抗、独自候補擁立を検討していくことを確認した。
過去2回の市長選で自民は、民主、公明、社民とともに矢田氏を推薦。今回は民主の単独推薦を受けた矢田氏が、自民、公明から支援を受けないと表明している。
会合では県議らから「このままでは(自民)支援者に納得してもらえない」「民主のやり方を認めれば、各地の首長選にも影響が及ぶ」といった不満が噴出。独自候補擁立を求める意見が大勢を占め、今後、人選など可能性を探っていくことにしたという。
ただ、告示まで1週間しかない上、市議の中に水面下での矢田氏支援を模索する動きもあり、擁立は極めて難しいとみられる。(藤原 学)
(2009/10/04 10:00)
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>>466
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002416709.shtml
首長連合に支援要請 樫野氏、橋下知事と面会
神戸市長選に無所属で立候補を予定しているウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)が3日、大阪府の橋下徹知事と堺市内で会い、橋下知事や中田宏前横浜市長らでつくる「首長連合」の支援を求めた。
樫野氏らによると、会談は約1時間で、樫野氏が掲げる神戸市長選のマニフェスト(選挙公約)などについて意見を交換。首長連合への支援要請に対し、橋下知事は「1人では決められない」などと述べたという。
橋下知事は、同市長選で民主党が矢田立郎市長(69)の単独推薦を決めたことを受け、「与野党相乗りが回避された」などと発言。個人として樫野氏を支援する考えがないことを明らかにしている。
市長選にはほかに、共産党公認で党県委員会書記長の新人松田隆彦氏(50)が立候補を予定している。(紺野大樹)
(2009/10/04 10:04)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091003/lcl0910032018013-n1.htm
大阪市の「本気度」、不信感根強く…WTC問題 (1/3ページ)
2009.10.3 20:17
大阪市の第三セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、住之江区)への大阪府庁移転をめぐる論戦が始まった府議会で、WTC周辺のまちづくりに向けた市の「本気度」が再び焦点になっている。「移転は市の開発失敗の尻ぬぐいになる」といった府議会側の根強い不信感が背景にあるが、本気度という言葉が移転反対の理由づけに使われている側面も見え隠れする。市からは「何をもって本気と受け止めるのか」と困惑の声も上がる。
いらだつ市長
「私は『大阪市の本気度』という言葉が大嫌い」
先月29日に開かれた市議会決算委員会。WTC周辺の活性化に向けた施策や姿勢をただした公明会派の市議への答弁で、平松邦夫市長が突然、感情をあらわにした。アナウンサー時代に培った温厚な語り口からの豹変(ひょうへん)に、委員会室はざわめいた。
平松市長にとって、WTCへの府庁移転の意義は、市が抱える「負の遺産」の整理といった目先の問題ではない。「関西全体の浮上、そして成長著しい東・南アジア地域に対する窓口になりうるベイエリアの将来像を見据えれば最良の選択」との思いがある。
だからこそ今夏、更生管財人の要請を機に橋下徹知事にWTCビルの購入と府庁移転を正式に要請。さらに自らの主導で、市・府・経済界トップでWTC周辺の活性化を協議する「夢洲・咲洲地区まちづくり推進協議会」を設置した。
しかし府庁移転関連議案が否決された半年前に続いて今回も府議会から「市の本気度が見えない」と批判の矛先が向けられ、平松市長はいらだちを募らせたようだ。
「夢物語」との落差
先月15日の協議会初会合で注目を集めたのは市の本気度だった。市は今後5年間での100億円規模の投資計画を提示し、アクセス改善に向けた咲洲トンネル無料化など現実的なプランを示し、官民一体の企業誘致協働チームの設置も提案した。一方、橋下知事がぶち上げたのは、1千億円の投資が必要なJR桜島線のWTCまでの延伸や法整備が条件となるカジノ誘致構想などの「夢物語」だ。
府と活性化案の調整を進めた市幹部は「府の案は年内に結論を出さなければならない府庁移転とは時間軸が異なる。府は何とかインパクトを出したいのだろうが、市は現実にできることしか約束はできない」と語る。
経済界の協力は…
市がインパクトの強い案を打ち出せない背景には、これまでのベイエリア開発の“反省”がある。
市は昭和63年のバブル期に開発計画「テクノポート大阪」(総事業費=官民で総額2兆2千億円)をまとめた。咲洲、夢洲、舞洲の3つの人工島計775ヘクタールに国際交易や情報通信、先端技術開発などの機能を集積し、新都心を建設する構想で、巨額の公費を投じた。しかしバブル崩壊もあって企業誘致などは進まず、平成13年の大阪五輪招致失敗を経て、平松市長が昨年9月に計画終結を宣言した。
「公共投資を少なく抑え、官民で知恵を出しながら活性化を実現させる」。平松市長は最近、記者会見などの場で「知恵」という言葉をよく使う。財政難で投資の財源のない市が特に期待するのは、経済界の積極的な協力だ。
だが、協議会の初会合に出席した関西経済連合会の下妻博会長は「まずは政治主導で絵を描いてほしい」と突き放し、官民の「温度差」が浮かび上がった。
協議会は今月中旬に開く第2回会合で中間とりまとめを行う。市の「本気度」を問い続ける府議会を納得させるベイエリアの将来像をどう描くのか。市の覚悟が問われている。
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>>470
人となりは分かりませんが、熊谷氏が携わった館山市の「事業仕分け」の記事です。
他にも、習志野市や町田市での事業仕分けに、熊谷氏は携わっているようです。
http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=3220&TXSID=1674bc72db97d817f8696c8b9857d571
事務事業見直し 26日に「外部評価」実施 館山
コミセン会場に公開で
事務事業の見直しに取り組んでいる館山市は、事務事業の適否などについて市民や外部からの視点を入れる「外部評価」(事業仕分け)を26日に実施する。昨年に続き、事業仕分けのエキスパートとして各地の取り組みに活躍する構想日本のメンバー5人を評価者に迎え、市コミュニティセンターで午前9時30分から公開で行われる。
事業仕分けは、国や自治体が事業の見直しを行う際の手法のひとつで、民間の政策シンクタンクである構想日本が提唱。その中核的な存在である神奈川県内の自治体職員有志の研究会「明日の地方財政を考える会」のメンバーが全国各地で実践を重ねながら広がりを見せている。同市も一昨年から、その手法を一部導入しており、昨年初めて評価者に迎え、いくつかの指摘を受けた。
今回の評価対象事業は、昨年までに外部評価を実施した事業を基本的に除き、各部課からの候補事業を調整し、①放課後子ども教室推進事業(生涯学習課)②50㍍プールの管理・運営(スポーツ課)③老人福祉センターの管理(福祉課)――など7事業を選定した。評価は、市の行政としてのあり方、あるべき市と市民などの役割分担などを基準にした「本来的分類」を基本に、担当課の説明を受けて評価者が評価。個々の事業ごとに、①ほぼ現行どおり②改善等が必要③民間に移行④県・国に移行⑤不要、の5つに分類・評価する。
予定している外部からの評価者は次のとおり。
▽井澤幸雄・小田原市水道局営業課長▽今村洋一・小田原市議▽岡田直晃・津市東京事務所主事▽熊谷哲・京都府議▽露木幹也・小田原市農政課課長補佐▽伊藤伸・構想日本政策担当ディレクター(コーディネーター)
9月18日20時00分
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ちょっと気になってやってみたの。
つい面白くて何度もやっちゃった♪
少しエッチな内容だったけど、
バカ受けしてるみたいだから遊んじゃったよ♪
http://miturl.com/1782
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/091004/elc0910041036000-n1.htm
出直し町長選、投票始まる 合併めぐり滋賀・安土
2009.10.4 10:36
滋賀県近江八幡市との合併を進めた同県安土町の津村孝司前町長のリコール(解職請求)成立、失職に伴う出直し町長選の投票が4日午前7時から始まった。即日開票され、同日深夜に大勢が判明する。
選挙戦は合併の賛成、反対両派の一騎打ちだが、既に来年3月21日の合併が総務省から官報で告示されており、選挙結果にかかわらず合併は覆らない。
4日現在の有権者数は9773人。午前9時現在の投票率は11・28%で、2007年に任期満了で実施された前回選の同時刻を0・82ポイント上回った。
立候補しているのは、いずれも無所属新人で、合併反対派の住民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」代表大林宏氏(69)と、合併を進めた「津村町政」を引き継ぐ前同町教育長木野和也氏(63)の2人。
選挙戦で、大林氏は「ごり押し合併を認めないという町民の思いを大事にし『合併見直しの道』を探りたい」と主張。木野氏は「町民の心を一つにして『オール安土』で合併に向けた調整に取り組みたい」と訴えた。
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どんな形でも良いからまずは相乗り崩壊せよ!
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000410910030001
矢田氏の民主単独推薦 自公に反発広がる
2009年10月03日
「ここまでバカにされたら積極応援はできない」――。11日告示の神戸市長選で、現職の矢田立郎氏(69)が民主単独推薦の方針を表明したことに、過去2回の選挙で支援してきた自民、公明が反発を強めている。来年以降の参院選や統一地方選をにらみ、民主の影響力が強まることへの警戒感も漂い始めた。
「矢田市長の真意を疑う。『支援を受けない』と言われては個々の議員としても対応が難しい」。自民県連の五島壮幹事長は、矢田氏が1日の記者会見で自民、公明の応援を否定したことに憤る。
自民県議は「支援者から『矢田さんがこんな人だとは思わなかった』と言われた」とため息をつく。別の自民県議は「対立候補を立てられないか」と強硬だ。公明県議も「思い切ったことをしよったな」といら立ちを隠さない。
「民主単独推薦」は、与野党相乗りへの批判をかわすために民主、自民、公明の市議会3会派と矢田氏が先月29日に合意した形だ。だが、民主の小沢一郎幹事長が神戸に乗り込み、矢田氏と会見までしたのは予想外だった。煮え湯を飲まされた形の公明議員は「こんな結果は想定していなかった。甘かった。今回は何も支援しない」と話す。
自民県連幹部は「小沢氏の動きは参院選、統一選までにらんだこと」と来年以降の参院選や統一地方選への影響に危機感を募らせる。「民主は全国で同じ『踏み絵』を迫るかもしれない。小沢氏は地方をどんどん『占領』していこうとしている。おとなしく引いたら全国に波及する」
自民、公明の県議は井戸敏三知事の後援会が4日に開く会合を欠席する方針だ。矢田氏が出席するためで、「この状況で選挙に向けたあいさつを聞くわけにはいかない」(自民県議)という。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091004ddlk28010194000c.html
選挙:神戸市長選 民主県連が現職推薦 党本部方針追認 /兵庫
11日告示の神戸市長選で、民主党県連は3日、3選を目指す矢田立郎氏の推薦を常任幹事会の全会一致で決めた。1日に小沢一郎幹事長が単独推薦を発表済みで、党本部の判断を追認した。県連の芝野照久幹事長はトップダウンの推薦決定に「すりあわせる機会がほしかった」と話した。
ウェブ制作会社顧問で無所属新人、樫野孝人氏と、共産党県委員会書記長で同党公認の松田隆彦氏も出馬表明している。【近藤諭】
〔神戸版〕
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000410910020001
1日 記者会見でのやりとり
2009年10月02日
会見を終え、握手する民主党の小沢幹事長(左)と矢田神戸市長=1日午後、神戸市中央区、諫山卓弥撮影
11日告示の神戸市長選で、現職の矢田立郎氏(69)と民主党の小沢一郎幹事長は、1日の神戸市内での記者会見で、民主単独の推薦候補であることを強くアピールした。会見と、会見後の報道陣との主なやりとりは以下の通り。
小沢氏(以下小) 市長は我々がマニフェストで掲げた点について同じ考え方を持ち、民主の旗のもとで選挙戦を戦いたいという決意を表明された。現職市長が民主党の単独推薦で市長選を戦うのは初のケースでもあり、その決断を高く評価した。
矢田氏(以下矢) 小沢幹事長の強い決断をいただき、感謝したい。私がマニフェストに掲げている行財政改革、子育て、教育、福祉、環境、様々な点で民主の考えが一致している。
――自民、公明も支援に動いてきたが、単独推薦と決めた理由は。
小 市民生活を最大の課題ととらえていく点で、同じ考え方で一致したことが最大の要素。我々の考え方は自公とは違っており、その点で市長と一致した。
――単独推薦を決めるうえで自公に推薦を求めないなどの条件はあったのか。
小 政治姿勢、市民に対する考え方は明確な違いがある。そこはきちんとすべきだというのが我々の原則だ。
――選挙中は自民、公明からの応援は断るのか。
矢 民主と、(支持団体の)連合主体でやっていただく。
――自公の議員が応援演説でマイクを握ることは。
矢 ない。市民の代表が入ってくるのはあると思うが、議員はないと思う。
――自民・公明が水面下で応援するという申し出があっても完全に断るのか。
矢 公の(演説の応援などの)形は、当然ない。
――公でなくても、後援会の票をあげますというようなことも切るということか。
矢 いやいや、そういうことについては見えない。見えますか、これ。
――一市民としての応援までは関与できないと。
矢 一市民と議員という区分けはないだろう。
――市政運営は民主だけが与党でやっていくのか。
矢 民主が重点的な立場に立ってやっていただく。
――民主単独推薦はいつごろ決断したのか。
矢 出馬表明した7月30日の段階。他党に推薦をお願いする考えはなかった。
――これまで取材に対しては各党県連に協力をお願いしたいと発言していたが。
矢 いやそれは、みなさんがどういう風に聞き取られたか、私は分かりません。
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http://www.nara-np.co.jp/20091005112423.html
自民分裂、推薦なし - 民主は中央が支援【天理市長選】
2009年10月5日 奈良新聞
任期満了に伴う天理市長選挙(11日告示、18日投開票)の告示まで、あと1週間に迫った。現在のところ、3選を目指す現職の南佳策氏(72)と、医療法人理事長の諸井英二氏(54)、市議会議員の今西康世氏(57)の新人2人が立候補を表明。諸井氏を推薦し全面支援する民主党に対し、南、今西両氏で分裂状態の自民党は4日までに、いずれにも推薦を出さないことを決めた。8月の衆院選後、県内では初めてとなる市長選挙での各政党の動向を追った。
民主党にとっては政権与党として初めて臨む県内選挙。今後の県内政治をリードする上でも、絶対に負けたくないところだ。諸井氏の選挙対策本部長を市選出の藤本昭広県議会議員が務めるほか、県2区選出の滝実衆院議員や中村哲治参院議員も全面的にバックアップする。
党中央からの応援も相次ぎ、告示後の12日に河村たかし名古屋市長、14日に細野豪志衆院議員、16日に蓮舫参院議員がそれぞれ来県を予定。告示日の出発式には、いまや全国区の知名度を誇る馬渕澄夫・国土交通副大臣(県1区)の出席に向けて調整中だ。
2日に開かれた選対会議で、党県連の藤野良次幹事長は「党公認候補のつもりで取り組む。『天理も政権交代』の一本で訴えたい」と決意を述べた。
一方、4年前の前回、南氏を支援した自民党だが、これまで南氏を支援していた保守系市議や市選出の岩田国夫県議が今西氏を擁立。そのため両氏の間で分裂状態に陥っている。双方から推薦申請が出されたが、党天理市支部としては中立を保つことを選んだようだ。
衆院選県2区で双方の支持勢力から支援を受けた高市早苗衆院議員(比例近畿)は「地元党員の方の判断に従いたい」としている。
南陣営は「政党推薦があってなくても、やり方はこれまで通り」。今西陣営も「推薦申請は戦略的なもの。地方選挙は国政とは違い、あくまで人物本位」と、いずれも政党に頼らない方針だ。
衆院選で高市氏を支援した公明党も自主投票を決めた。「南、今西両陣営それぞれに協力関係にある人がいて、党として旗色を鮮明する状態ではない」と岡史朗・党県本部代表。市議会内では党所属の寺井正則氏が今西氏と同じ会派だが、岡代表は「支持者からは同じ会派でも一線を画すべきとの声が多かった」と説明する。
また、市議会内で議員1人が所属する共産党も自主投票。公明党同様に票の行方が注目される。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091005-OYT1T00656.htm
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20091005-228677-1-L.jpg
橋下さん、出直し選は本気?府議らピリピリ
大阪府議会で本格審議が始まった大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転関連議案を巡り、橋下徹知事が、3月に続いて再否決された場合、知事を辞職し、移転の是非を問う「出直し知事選」を選択する可能性に言及を続けている。
「単なる脅し」「本気では……」と、知事の真意を測りあぐね、神経をとがらせる府議ら。一方で知事は、現庁舎を残したまま、WTCビルを買収し「第2庁舎」とする妥協案にも柔軟な姿勢を見せ始める。さて、知事の本心は――。
◆揺さぶり◆
「ありとあらゆる選択肢は残しておきます」。府議会代表質問4日目の5日朝、報道陣から出直し知事選の可能性を問われた橋下知事は、そう答えた。
知事が出直し選に初めて触れたのは、8月19日の記者会見。「今の段階ではやりませんということは言わない」と語った。
批判を受けたのか、翌日には「やるとは言ってません」と、いったんトーンダウン。だが、議会開会日の9月25日には改めて、「僕がくんでいる府民の声と、議会がくむ府民の声の違いが、否決の理由になるのなら、選挙か住民投票で決着をつけるのが最後の手段だ」とボルテージを上げた。
橋下知事が10月27日から予定していた海外出張を、今月に入って急きょキャンセルしたことも、「出直し選をにらんだ動きでは」と府議らの憶測を招いた。関連議案の採決が26日になる可能性があるためだ。
◆反発◆
出直し選をちらつかせて可決を迫る知事の言動に対し、府議会では知事与党会派からも「議案審議の前に言うことではない」(自民党府議)、「先にカードを切って脅し、議論を封殺する行為だ」(公明党府議)などと批判が上がる。
3月議会で移転に賛成するなど、知事に近いとされる自民党・維新の会の府議は「知事は出直し選に本気」と話すが、知事周辺は消極的だ。出直し選の費用は約20億円。府幹部は「財政難で事業を切りつめている中、府民の非難が怖い」と話しており、知事の海外出張のキャンセルも、「単なる日程調整」と否定に躍起だ。
◆第3の道◆
そこで浮上したのが、第2庁舎案だという。
庁舎移転に関係する関連議案には、地方自治法で3分の2の賛成が必要な庁舎移転条例案と、過半数で可決されるWTCビル購入のための補正予算案がある。第2庁舎案では、補正予算案だけ成立させてビルを取得し、ハードルが高い庁舎移転条例案は継続審議とするというシナリオだ。
3月議会でも知事与党を中心に検討されたが、前回は知事が「府民に分かりにくい」と拒否。ところが、今回は9月30日に「あらゆる可能性を探る」と述べたことが、受け入れを示唆したともみられている。
否決の公算が大きいまま、出直し選を突きつけて移転賛成を府議会に迫るのか、第2庁舎案で府議会との接点を探るのか。なお波乱含みで議会審議が続く。
◆過去の出直し選◆
重要政策の是非を住民に問うため、首長が任期途中で辞職し、自ら出馬するような出直し選には、2005年11月の大阪市長選などがある。同市長選では、職員厚遇問題を巡り、当時の関淳一市長が市政改革を掲げて辞職し、再選した。
昨年には岐阜市で、中高一貫私立校の誘致を巡り、推進した市長が辞職し、今年1月、無投票当選した。しかし、市議会は誘致計画に賛成せず、白紙撤回決議案を可決。結局、市長は誘致断念に追い込まれた。
(2009年10月5日20時28分 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002423619.shtml
民主単独推薦に揺れる自民県連 神戸市長選
自民、公明の国会・地方議員が出席しない中、行われた矢田氏の事務所開き=神戸市中央区(4日、撮影・三津山朋彦)
神戸市長選に立候補予定の矢田立郎市長(69)を民主党が単独推薦したのを受け、自民党兵庫県連は独自候補擁立を視野に最終調整に入った。自民排除ともいえる矢田氏側の対応に、県議を中心として「主戦論」が高まるが、依然、水面下での矢田氏支援を訴える神戸市議も。11日の告示まで1週間を切り、既にタイムリミットとの声も上がる。対応を誤れば、衆院選惨敗に次ぐダメージとなりかねず、厳しい判断を迫られている。(小森準平、藤原 学、紺野大樹)
県連の五島壮幹事長は5日夜、「どういう決着が神戸市民や党のためにいいのか。一両日中に結論を出す」と話した。
自民は過去2回の市長選で、民主、公明などと矢田氏を推薦。しかし今回、民主の単独推薦を受け入れた矢田氏は、選挙で自公に協力を求めない▽(当選すれば)民主を基軸に市政運営する-などと明言している。
それでも当初は、市議を中心に矢田氏を実質支援する動きがあったが、今月1日、民主の小沢一郎幹事長が神戸を訪れ、矢田氏推薦の記者会見を開いたことから、自民県議らの怒りが爆発。選対会議などで独自候補擁立論が一気に高まった。
ある県議は「ここまでされて矢田氏を支援すれば恥をさらすだけ。(一部市議が)なぜ矢田氏に固執するのか理解できない」。別の県議は政権交代を許した衆院選惨敗も念頭に「こんなことを許せば来夏の参院選にも影響し、自民党の存在が危うくなる」と危機感を募らせる。
小沢、矢田両氏の会見以降、県連は緊急の選対会議や神戸市内選出の県議と市議の会合などを断続的に開催。候補として県議ら数人の名前が上がっているが、結論には至っていない。
一方、公明党県本部は矢田氏を支援せず、自主投票とする方針を固めている。
神戸市長選にはほかに、共産党公認で同党県委員会書記長の新人松田隆彦氏(50)、ウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)が立候補を予定している。
(2009/10/06 14:09)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002422995.shtml
経済界「矢田氏支持変えず」 神戸市長選
11日告示、25日投開票の神戸市長選で、現職矢田立郎氏が民主党の単独推薦を受けたことについて、神戸商工会議所の水越浩士会頭は5日、「2期8年の実績は覆せない」と、矢田氏支持の方針をあらためて示した。
神戸商議所の役員、議員らでつくる政治団体、日本商工連盟神戸地区(代表世話人=新尚一・神戸商議所副会頭、約140人)は7月、矢田氏に立候補を要請。
この日は水越、新両氏ら幹部が民主の単独推薦について対応を協議。「政党の条件(枠組み)は変わったが、矢田氏は財政上の制約が大きい中、市政を運営し失政はない」などと評価し、支持を再確認した。
日商連神戸は衆院選で兵庫1〜3区の自民、公明公認候補を推薦。兵庫県知事選、神戸市長選では「国政選挙とは事情が異なる」とし、与野党相乗りに賛同してきた経緯がある。水越氏は「自公を排除する理由があるのか。中央の対決を持ち込むやり方には違和感がある」と不満も漏らした。
自民党兵庫県連が検討しているという独自候補の擁立について、水越氏は言及を避けたが、関係者は「候補によっては、矢田氏でまとまっている地元経済界の対応に影響があるかもしれない」と話した。
(内田尚典)
(2009/10/06 11:00)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002426148.shtml
自民、独自候補見送り 神戸市長選
神戸市長選(11日告示、25日投開票)を控え、市内選出の自民党県議が7日午前、兵庫県議会内で会合を開き、同市長選での独自候補擁立を見送り、自主投票とすることを決めた。同党の神戸市議らも了承した。同党県連は同日午後、正式に機関決定し、記者会見を開いて声明を出す予定。
自民は過去2回の神戸市長選で、民主、公明などと共に現職矢田立郎氏(69)を推薦。しかし今回、立候補予定の矢田氏が、民主党の単独推薦を受け入れたことで、自民県議らを中心に「民主のやり方を認めれば、各地の首長選にも影響が及ぶ」などと不満が噴出した。
このため市内の自民県議らが、独自候補擁立を検討。県議ら数人の名前が浮上したが、この日の会合で「告示まで時間がなく準備ができない」などとして見送りを決めた。自民県連としては自主投票とするが、市会与党の自民市議らは「民主単独推薦」容認派もおり、水面下で矢田氏を支援する市議も出そうだ。
自民県連の五島壮幹事長は「独自候補を立てれば、首長選に『自民対民主』という対立を持ち込もうとする小沢一郎民主党幹事長の思うつぼになる」と話した。(藤原 学、小森準平)
(2009/10/07 14:18)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002427046.shtml
自民県連、独自候補の擁立見送り 神戸市長選
神戸市長選(11日告示、25日投開票)への対応について、自民党兵庫県連は7日、神戸市内で会見を開き、独自候補擁立を見送り自主投票にする、と発表した。過去2回の市長選で民主、自民、公明など各党の推薦を受けた矢田立郎市長(69)が今回、民主単独支援を受け入れたことに県議らが反発。「対立候補を立てるべき」との声が高まっていたが、告示が間近に迫っていることなどから断念した。
会見には県連の五島壮幹事長、参院議員の末松信介会長代行らが出席。
五島氏は「自公排除」を迫った民主党の小沢一郎幹事長の政治手法を「地域主権を掲げる党なのに、今回のやり方は中央集権そのもの」と批判。擁立見送りの理由を「時間が少なく適切な候補者を見つけるに至らなかった」と説明した。ほかに「独自候補を立てれば、市長選が市民生活不在の政権選択選挙になる」との判断もあったという。
また、末松氏は矢田氏の姿勢に「いきなり『民主と考えが一致する』と言い出した。選挙に勝つことだけが目的と言わざるを得ず、あまりに不誠実」と憤慨。「(当選しても)民主だけが与党で市会運営できるつもりか聞いてみたい」とけん制した。
さらに自民市議の一部に矢田氏を水面下で支援する動きがあることに絡み、「(矢田氏以外の)他の候補者を支持する議員も出てくるだろう」との見通しを示した。
同市長選にはほかに、共産党公認で同党県委員会書記長の新人松田隆彦氏(50)、ウェブ制作会社顧問の無所属新人樫野孝人氏(46)が立候補を予定している。(小森準平)
(2009/10/07 21:36)
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はやっ。流石に半分以上残して表明は無いんじゃないでしょうかね。
平松市長、はや出馬表明へ…民主・小沢氏に意向、任期半分以上残し
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/osaka_h/20091007kf01.htm?from=tokusyu
平松邦夫大阪市長
大阪市の平松邦夫市長(60)は、2011年12月の任期満了に伴う次期市長選に再選を目指して出馬する意向を固めた。関係者によると、平松市長は5日に上京した際、民主党の小沢幹事長に「2期目もやりたい」と立候補の意思を伝え、小沢氏も支援を約束したという。
早ければ11月上旬の政治資金パーティーで正式表明する見通し。
任期を半分以上残しての出馬表明は異例。少数与党で政治基盤の弱い平松市長が、早めに意思表示し、主導権を握るのが得策と判断したとの見方がある。今後、民主党を中心に支援体制づくりが進むが、先月の堺市長選では、事実上与野党が相乗りした現職が落選しており、他党の動向が注目される。
2期目では、政策指針の「平松ビジョン」で掲げたごみ減量化などの取り組みを推進させ、生活保護制度の改革などにも道筋をつけたい考えだ。平松市長は6日夜、読売新聞の取材に「出馬を言うべき時期は、今後タイミングを判断する」と述べた。
元毎日放送アナウンサーの平松市長は07年11月、民主党などの推薦を受けて市長選に出馬し、自民、公明両党推薦の現職らを破って初当選。同市では戦後初の民間出身市長となった。
(2009年10月7日 読売新聞)
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>>485>>486
決定的ですね。
でも、これからこんな感じで事実上相乗りになる
のはちょっとどうかと思います。
地方選挙も小澤氏の思い通りになってますね。
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Kyoto Shimbun 2009年10月6日(火)
綾部市長、4選不出馬表明
来年1月選挙
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009100600083&genre=A2&area=K00
京都府綾部市の四方八洲男市長(69)は6日、記者会見し、任期満了に伴う来年1月の市長選に立候補しない考えを明らかにした。
四方市長は「かねて3期12年と思い定めていた。長くなると緊張感も欠け、なれ合いになってくる。市民のためにも自ら年限を切るのがよいと判断した」と4選不出馬の理由を説明した。
後継者については「私からうんぬんしないが、思い切った世代交代が必要だと思う」と言うにとどめ、自らの今後については「フリーの立場でこれまでの経験、人脈を生かしながら、人のために尽くしたい」と述べた。
市長としての3期12年間を振り返り、「綾部に足をつけて全国にも働きかけていくという『グローカル』な観点から全国水源の里の取り組みなどを行ってきた」と語った。
四方市長は京都大経済学部卒。綾部市議2期、京都府議3期を経て、1998年綾部市長に初当選。世界連邦宣言自治体全国協議会会長や全国水源の里連絡協議会会長なども務めている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090114/lcl0901141502002-n1.htm
橋下知事メール約150通を公開、随所に「らしさ」
2009.1.14 14:57
橋下徹・大阪府知事 大阪府の橋下徹知事が副知事ら幹部とやり取りした電子メール149通が14日、産経新聞の情報公開請求に基づき開示された。橋下知事が幹部への指示や連絡に使ったもので、中には教育をテーマにした討論会についてのメールで「会場は溢(あふ)れさせ、社会事件としてください」と記すなど橋下知事らしさもうかがえる。
今回開示されたのは、昨年4月〜12月中旬のメール。府は、府政運営に関する内容で、橋下知事が複数の相手と送受信したメールについて公文書と判断した。
11月24日開催の「大阪の教育を考える府民討論会」を前に同2日、綛山(かせやま)哲男教育長らにあてたメールでは「人数制限をするなど決して馬鹿(ばか)なことしないようにお願いします」と指示し、「参加していない保護者に取り残され感を感じさせることが重要」などと記した。
また、5月9日のメールでは部長会議について「皆さん、すぐに『たかじんさんのそこまで言って委員会』で大バトルできますよ(笑)」などとくだけた表現もみられた。
橋下知事のメールについて府は昨年12月、「公開対象の行政文書」と判断した。これを受け、橋下知事は「数が膨大すぎて、面倒くさい」などとして9月以前のメールを削除。府民から批判の声があがるなどしていた。
このため、橋下知事はメール公開についての新たなルールづくりを検討。メールを1年間保存するなど新たな公開基準を14日、発表する。
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公務員にはほんとびっくりさせられますね。
上司に非常識なメールを送るだけでも驚きですが、そのうえ上司は公選の人物ですからね。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091008dde041010032000c.html
大阪府:「知事、愚痴はブログで」職員がメールで批判 橋下知事が処分へ
大阪府の橋下徹知事は8日、知事へのメールの中で「愚痴はブログ等で行って下さい」などと表現した技師級職員を、口頭で厳重注意処分する考えを示した。
橋下知事などによると、1日、税金に対する意識の低さを指摘するメールを全職員に送ったところ、この職員から反論があった。職員は「メールを読む(職員の)時間を無駄にしていることを自覚して下さい」などと書き、知事に返信した。
橋下知事によると、これまでに100人程から知事を「おまえ」呼ばわりするようなメールを受けてきたが、受け流してきた。しかし今回は、民間出身の副知事から「組織として非常識」との意見を受け、処分することを決めた。【福田隆】
http://www.asahi.com/politics/update/1008/OSK200910070170.html
反論メールの職員を処分 橋下知事「物言い非常識」2009年10月8日20時26分
大阪府の橋下徹知事が全職員にあてて税金に対する意識の低さを嘆くメールを出したところ、ある職員が反論する返信をした。知事は「物言いが非常識だ」と激怒して8日、この職員と直属の上司を府の内規に基づく「厳重注意」にした。府庁内からは「知事の態度は度量が狭い」との声も聞かれる。
発端は1日夜に知事が送信したメール。利水からの撤退によって府の損失が386億円に上った紀の川大堰(和歌山県)をめぐり、議会で原因を淡々と説明するだけだった府幹部について「何事もなかったかのよう。給料が保障される組織は恐ろしい」などと書いて全職員に送った。
2日昼、職員の一人が「責任は(投資を)決断した人にある。こんな感覚の人が知事である方が恐ろしい」と返信。「愚痴はご自身のブログ等で行ってください。メールを読む時間×全職員の時間を無駄にしていることを自覚してください」とたしなめた。
これに怒った知事は同夜、この職員に「上司に対する物言いを考えること。トップとして厳重に注意します。言い分があるなら知事室に来るように」と送信。職員も返信で「公務をどけてでもお邪魔します」と応酬した。
知事は一連のやりとりを府幹部らに転送。8日、報道陣に「社長に『メール読むのは時間の無駄です』と言えますか。一般常識を逸脱している」と語った。一方、職員の間からは「知事自身が『メールを送って』と言っていたのに、気に入らなければ処分なんて」とおびえる声も出ている。
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100801000817.html
大阪府が職員を厳重注意 橋下知事へ「不適切」メール
大阪府の橋下徹知事に職員が不適切な表現のメールを送ったとされる問題で、府は8日、40代の保健所勤務の女性職員に口頭で厳重注意した。職員は人事課の事情聴取に「表現が不適切だった。深く反省している」と話しているという。
府は同日午後、知事と職員とのメールでのやりとりを公開。それによると、橋下知事は1日、和歌山市の紀の川大堰からの利水撤退で府の負担が約380億円に上ったことに絡み「僕の感覚と役所の感覚は違う。民間なら組織挙げて真っ青。何があっても給料が保障される組織は恐ろしい」と全職員にメールを送信。全職員あては半年ぶりだった。
職員は2日、「配信の意味が分からない。愚痴はブログでしてほしい。こんな感覚を持つ人が知事であることの方が恐ろしい」などとするメールを知事に送った。
橋下知事は同日、送られたメールに対し「非常識さを改めること。言い分があるなら知事室に来るように」と返信。職員は5日に知事のメールを「一方的に送り付けられ、未知の経験で恐怖」とした上で「お呼びなら公務をどけてでもお邪魔する」と再度送り返した。
橋下知事は「このような事態は放置できない」として、職員の処分を検討するよう人事担当者に指示。記者団に「(わたしは)選挙で選ばれた府民の代表。府民の代表にああいう物言いをしているという自覚が全く足りない」と話している。
2009/10/08 20:04 【共同通信】
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>>488
「対自民」という観点ではすぐれた戦略なんだと思いますが、
結局相乗りは温存されてしまいますからねー。
本質的な問題は解決されてないですよね。
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100801000769.html
神戸市長に「自公切り」迫る 民主踏み絵で態度“豹変”
任期満了に伴う11日告示の神戸市長選で、3選を目指す矢田立郎市長(69)は民主党の単独推薦で立候補し、自民、公明両党が自主投票に回ることになった。民自公3党の推薦を受けるつもりだった矢田市長だが、相乗り禁止を掲げる民主党から「自公切り」の“踏み絵”を迫られ、あっさり態度を一変させた。
過去2回、民自公3党などの推薦で当選した矢田市長。9月上旬までは「3党に推薦依頼を出したい」としていた。しかし民主党への推薦依頼は「相乗り禁止」に引っ掛かり、宙に浮いたまま。
一方で、立候補を表明したIT会社顧問樫野孝人氏(46)が、8月に民主党の鳩山由紀夫代表らに接触したとの情報に矢田市長は危機感を抱いたという。
そこに“堺ショック”が襲う。9月27日の堺市長選では事実上、与野党相乗りの現職市長が橋下徹大阪府知事の「各党は談合している」との批判にさらされ大敗した。
翌28日、首相官邸を訪れた矢田市長に平野博文官房長官が迫った。「(相乗りは)駄目ですよ市長」。矢田市長は29日、市議会各派代表に民主党の単独推薦候補となる意向を伝えた。
神戸市長選には共産党県書記長の松田隆彦氏(50)も立候補を表明している。
2009/10/08 19:27 【共同通信】
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200910080015.html
神戸市長、民主の推薦受ける 「豹変」自民兵庫いら立ち2009年10月8日
「市長の豹変(ひょうへん)には驚くばかり」――。自民党兵庫県連は7日、神戸市長選(11日告示)で3選を目指す矢田立郎(やだ・たつお)氏(69)が民主党の単独推薦を受けたことを強く非難する声明を発表した。相乗り批判をかわすために水面下での矢田氏支援をもくろんだ自民だったが、「民主色」が強まりすぎたことへのいら立ちが表れている。
矢田氏は過去2回の選挙で民主、自民、公明などの相乗り推薦を受けたが、今月1日に民主党の小沢一郎幹事長と記者会見し、今回の民主単独推薦を発表した。
声明は「(市議会の)3会派との協調姿勢は完全に消えうせ、小沢氏の一問一答にうなずくばかりだった」「小沢氏の言いなりになりますと表明しているだけではないか」「神戸市は小沢市長をつくることになる」と矢田氏を痛烈に批判。小沢氏の動きについては、地方選を「強引な政権選択選挙」にしようとする「政治的脅迫」と激しく反発した。ただ、自民市議の一部は引き続き矢田氏支援に動いている。(佐藤卓史)
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>>491
そうかなあ。私は骨のあるいい職員だと思いますがね。
メールに返信されるのが嫌なら、最初から返信を受け付けなければいいだけの話で。
処分の当否を争って、ぜひ訴訟に持ち込んでいただきたいと思います。
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http://www.asahi.com/politics/update/1008/OSK200910070169.html
神戸市長、民主の推薦受ける 「豹変」自民兵庫いら立ち2009年10月9日5時9分
「市長の豹変(ひょうへん)には驚くばかり」――。自民党兵庫県連は、神戸市長選(11日告示)で3選を目指す矢田立郎(やだ・たつお)氏(69)が民主党の単独推薦を受けたことを強く非難する声明を発表した。相乗り批判をかわすために水面下での矢田氏支援をもくろんだ自民だったが、「民主色」が強まりすぎたことへのいら立ちが表れている。
矢田氏は過去2回の選挙で民主、自民、公明などの相乗り推薦を受けたが、今月1日に民主党の小沢一郎幹事長と記者会見し、今回の民主単独推薦を発表した。
声明は「(市議会の)3会派との協調姿勢は完全に消えうせ、小沢氏の一問一答にうなずくばかりだった」「小沢氏の言いなりになりますと表明しているだけではないか」「神戸市は小沢市長をつくることになる」と矢田氏を痛烈に批判。小沢氏の動きについては、地方選を「強引な政権選択選挙」にしようとする「政治的脅迫」と激しく反発した。ただ、自民市議の一部は引き続き矢田氏支援に動いている。(佐藤卓史)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20091010ddlk29010566000c.html
選挙:天理市長選/天理市議補選 市長選、民主VS分裂自民−−あす告示 /奈良
◇現・新三つどもえの公算、争点なく混戦か−−公明は自主投票
衆院選後、県内初の市長選となる天理市長選は、現在のところ、3選を目指す現職の南佳策氏(72)、新人で医療法人理事長の諸井英二氏(54)、新人で市議の今西康世氏(57)が立候補を表明しており、三つどもえの争いになる公算が大きい。民主は諸井氏を推薦し、全面支援する。これに対し自民は、南氏と今西氏で保守が分裂し、表立った動きがとれない状態で、公明は自主投票を決めた。大きな争点はなく、3氏による混戦が予想される。【阿部亮介、岡奈津希】
05年の前回は、自民推薦の南氏と民主推薦の諸井氏の一騎打ちで、南氏が4700票差で諸井氏を破った。今回は、南氏の市政運営に反発する市議や自民系県議が今西氏を擁立し、激しい前哨戦を展開している。
民主は、衆院選で岡田克也幹事長(当時)がJR・近鉄天理駅前で街頭演説した際、諸井氏も並んで滝実衆院議員への支援を呼びかけるなど、「衆院選と連動させてきた」(民主県連幹部)。市長選では、滝氏が諸井氏を支援し、連合奈良も推薦。馬淵澄夫国土交通副大臣のほか、河村たかし名古屋市長や蓮舫参院議員らの応援を予定し、党を挙げて支援態勢を組む。
一方、南氏と今西氏から推薦願が出された自民は結局、いずれも推薦を見送った。水面下で保守一本化を模索する動きもあったが実現せず、分裂したまま選挙に臨む。地元選出の岩田国夫県議が今西氏を支援するのに対し、他の県議らが前回推薦した南氏を推す動きもある。高市早苗衆院議員は「衆院選で両氏から支援を受けた」(高市氏事務所)として、静観の構えだ。
公明は前回、自公連立の関係もあって南氏を支援した。今回は野党に転落し、「支持者には南氏と今西氏を推す人がいるので、どちらかを支援することは難しい」(岡史朗県本部代表)としている。
県内では、奈良市長選、衆院選と相次いで勝利した民主。その勢いを維持できるか、保守勢力が巻き返すか、注目が集まっている。
◇市議補選も18日投開票
任期満了に伴う天理市長選と、市議補選(改選数1)が11日、告示される。市長選には現職と新人2人の計3人、市議補選には元職と新人の2人が立候補を予定している。いずれも18日に投開票される。
立候補の受け付けは11日午前8時半〜午後5時、同市役所(同市川原城町)で。9月2日現在の有権者数は5万3473人(男2万5788人、女2万7685人)。【岡奈津希】
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神戸市長選が告示 現職含む3人が届け出
2009.10.11 09:37
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091011/lcl0910110938000-n1.htm
任期満了に伴う神戸市長選が11日告示され、新人で共産党の党県書記長松田隆彦氏(50)、3選を目指す無所属の現職矢田立郎氏(69)=民主推薦、無所属新人のIT会社顧問樫野孝人氏(46)の3人が届け出た。25日に投票、即日開票される。
過去2回の選挙で民主、自民、公明各党などの推薦を受けた矢田氏は今回「与野党相乗り」への批判などを考慮して、民主党単独の推薦で出馬した。自公両党は自主投票を決めている。
行財政改革で市債残高を約6千億円、職員を約4千人削減したとアピールする矢田氏の市政運営の評価などが争点。
松田氏は敬老パスの有料化や市営住宅の家賃引き上げなどを批判し、暮らしや福祉を重視した市政への転換を主張。樫野氏は46に上る外郭団体の事業について必要性を調べて廃止や売却も検討するなど「無駄遣い見直し」を打ち出している。
◇
立候補者は次の通り(届け出順)
松田 隆彦50 党県書記長 共新
矢田 立郎69 市長 無現
樫野 孝人46 会社顧問 無新
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091011-OYT1T00644.htm
橋下知事「もう、選挙応援は控えます」
大阪府の橋下徹知事は11日、「原則、もう(他人の)選挙でのあいさつは控えます」と報道陣に述べ、今後は国政、地方を問わず、選挙応援を行わない考えを明らかにした。
民主党支持を表明した衆院選や、政党相乗りの現職を批判した堺市長選を例に挙げ、「(自分の)振る舞いで、色々と誤解を生み、問題が出る」と語った。府庁舎移転関連議案の府議会採決を控え、政党の反発を和らげる狙いとみられる。事務所開きなどにも出席しないと明言したが、「(政党の)相乗りだったり、本気でこの人を応援する、という場合にはやります」と含みも持たせた。
(2009年10月11日21時03分 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002437903.shtml
視線の先、地方政策見据える 現職推薦の民主
これまでの自民、公明との相乗り構図を崩し、神戸市長選で、政令市長選では初めてという現職候補の単独推薦に踏み切った民主。背景には、来年の参院選などをにらんだ支持基盤固めとともに、政令市長との連携を強化、マニフェスト(政権公約)に掲げる地方政策などを円滑に推進する狙いがあるとみられる。
知事選、政令市長選で相乗りを原則禁止する民主。今年行われた政令市長選のうち、名古屋、さいたま、千葉、仙台、そして衆院選と同日に行われた横浜と五つの選挙で単独、または社民などと推薦、支援した候補をいずれも当選させている。既に政令市の半分以上が「民主系」の市長だ。この日、神戸と同じく告示を迎えた川崎市長選でも元神奈川県議を単独推薦する。
矢田氏の推薦、「自公切り」には、小沢一郎幹事長の強い意向が働いたとされるが、同党の土肥隆一衆院議員(70)=兵庫3区=は「政令市を束ねる指定都市市長会長という矢田氏の立場を重視した」とする。同会の事務局を務め、各政令市の要望を取りまとめるのは神戸市。政府、与党にとっては、地方政策を推進する上で協力を得やすくなるという。
また、同党の高橋昭一衆院議員(45)=同4区=は現職という点を挙げ、「これまで築いた実績、支持基盤を継承できる」と指摘する。
一方で、同党の神戸市議は「相乗りが崩れ、有権者には分かりやすくなった」としながら、自主投票を決めた自民、公明の反発に気をもむ。市会は半数近くを自公議員が占めており、「(矢田氏が当選した場合)市会運営への影響はまぬがれない」とする。(藤原 学)
(2009/10/12 10:45)
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>>320 >>477
選挙:安土町長選 合併反対、大林さん初当選 出直し選、投票率67.80% /滋賀
◇木野氏を破る
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/4484
◇開票結果=選管最終発表
当 3643 大林宏 69 無新
2946 木野和也 63 無新
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井戸知事、矢田氏支援あらためて強調 神戸市長選
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002425012.shtml
神戸市長選(11日告示、25日投開票)で矢田立郎市長が民主党の単独推薦を受け、自民、公明両党の県議らが反発していることについて、井戸敏三知事は6日の定例会見で「自公の皆さんが主体的に判断されること」とした上で「わたしの働き掛けで自公が『矢田支援』を打ち出しやすくなるなら(働き掛けも)やぶさかではない」と矢田氏支援の姿勢をあらためて強調した。
市長選では過去2回、民主、自民、公明などが矢田氏を推薦したが、矢田氏は今回、民主だけに推薦を要請。自公排除には民主・小沢一郎幹事長の強い意向が働いたとされる。自民県連は独自候補擁立も視野に対応を検討、公明県本部は自主投票の方針を固めている。
井戸知事は3選された7月の知事選で自民、公明、社民各党の推薦を受け、民主県連の支援も得た。矢田氏の判断について、井戸知事は「憶測する立場ではないし、そのまま受け入れる」とする一方、「地方行政は国がつくった枠組みの中で住民の福祉向上を目指すもので、政党間に大きな対立事項は出にくい。国政の対立を首長選挙に持ち込まれるのはいかがと思う」と小沢幹事長の手法への疑問を口にした。(小森準平)
(2009/10/07 09:01)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/091012/20091012085.html
参院選2議席目指す 民主党府連が定期大会
2009年10月12日
民主党大阪府連は11日、第11回定期大会を大阪市内のホテルで開いた。官房長官に就任した前代表・平野博文衆院議員の後任として、新代表に樽床伸二衆院議員を選出。来夏の参院選大阪選挙区での2議席獲得や、大阪では第4党の地方自体議員数の増加に向け、活動方針を採択した。
参院選や地方選に向けた方針を決めた民主党大阪府連第11回定期大会=11日午前、大阪市都島区
参院選大阪選挙区(改選数3)では、現職の尾立源幸議員に加え、もう1人の擁立を図って2議席獲得を目指し、複数の選対組織を結成していくことを確認。
一方、2011年の統一地方選をはじめ、今後の地方選にかかわる目標として、(1)すべての選挙区について候補者の空白区を解消(2)府議、大阪、堺両市議の各選挙では、定数が多数の選挙区で複数の候補者を擁立(3)一般市議選では定数の20%の候補者を擁立−などを掲げた。
樽床新代表は、参院選での2議席獲得をはじめ、府議会と大阪、堺両市議会の第一党会派を目指すことなどを掲げながら「大阪で与党としての足場をつくる2年間にする」と抱負を語った。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002437903.shtml
民主、視線の先に地方政策 神戸市長選現職推薦
これまでの自民、公明との相乗り構図を崩し、神戸市長選で、政令市長選では初めてという現職候補の単独推薦に踏み切った民主。背景には、来年の参院選などをにらんだ支持基盤固めとともに、政令市長との連携を強化、マニフェスト(政権公約)に掲げる地方政策などを円滑に推進する狙いがあるとみられる。
知事選、政令市長選で相乗りを原則禁止する民主。今年行われた政令市長選のうち、名古屋、さいたま、千葉、仙台、そして衆院選と同日に行われた横浜と五つの選挙で単独、または社民などと推薦、支援した候補をいずれも当選させている。既に政令市の半分以上が「民主系」の市長だ。この日、神戸と同じく告示を迎えた川崎市長選でも元神奈川県議を単独推薦する。
矢田氏の推薦、「自公切り」には、小沢一郎幹事長の強い意向が働いたとされるが、同党の土肥隆一衆院議員(70)=兵庫3区=は「政令市を束ねる指定都市市長会長という矢田氏の立場を重視した」とする。同会の事務局を務め、各政令市の要望を取りまとめるのは神戸市。政府、与党にとっては、地方政策を推進する上で協力を得やすくなるという。
また、同党の高橋昭一衆院議員(45)=同4区=は現職という点を挙げ、「これまで築いた実績、支持基盤を継承できる」と指摘する。
一方で、同党の神戸市議は「相乗りが崩れ、有権者には分かりやすくなった」としながら、自主投票を決めた自民、公明の反発に気をもむ。市会は半数近くを自公議員が占めており、「(矢田氏が当選した場合)市会運営への影響はまぬがれない」とする。(藤原 学)
(2009/10/12 10:45)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/091011/elc0910112158005-n1.htm
神戸市長選告示 民主色前面に出す現職 他の新人候補は批判
2009.10.11 21:57
11日告示された神戸市長選は、政権交代後、現職が初めて民主単独推薦で臨む首長選挙となった。民主は初日から、伴野豊副幹事長が現地入りし“党のお墨付き”を強調。こうした動きに、無所属新人は「国政が地方にまで及ぶ」と批判。助役出身の候補に自公民が三党相乗りする構図が続いてきた神戸市長選は近年にない熱い選挙となっている。
「小沢・鳩山の思いを伝える伝書バトとして応援に駆けつけた」
民主の推薦を受け、3選を目指す矢田立郎氏(69)の街頭演説会場に駆けつけた伴野副幹事長は、「民主」色を前面に押し出した。
7月の出馬表明当初は従来通りの自公にも推薦を求めるとしていた矢田氏だが、相乗りの現職が敗れた堺市長選以降事態が急展開。推薦決定の際、小沢一郎幹事長は矢田氏に「自公を切る勇気はあるか」と突き付けたという。この日の出陣式に自公の議員の姿はなかった。
矢田氏は「市民とともに歩みながら3期目の市政をやっていきたい。必ずやり遂げる」と強い口調で述べた。
こうした動きを、他の新人候補2人は批判。無所属のIT会社顧問、樫野孝人氏(46)は「国政が地方にまでおよび、神戸を思うがままにしようとしている」。助役出身の市長が60年続いていることを批判し「鎖国状態の神戸の窓を開けたい」と有権者に呼びかけた。
一方、共産党公認の党県書記長、松田隆彦氏(50)は、日本航空が撤退表明した神戸空港に触れ、「民主自民公明のオール与党で建設を強行して今はどうでしょうか」と問いかけ、応援に駆けつけた穀田恵二・国対委員長は「(矢田氏を)水面下で自公が支援しているのは明らか」と批判した。
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/01.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(1)単独推薦小沢指令「自公切れ」/相乗り批判で現職覚悟
会見会場に向かう民主党の小沢一郎幹事長(左)と矢田立郎神戸市長=1日午後、神戸市中央区(撮影・三津山朋彦)
告示まで4日と迫りながら、情勢が今なお激しく揺れ動いている神戸市長選。政権交代、相乗り、首長連合、分権、公共事業、行革…。地方政治にまつわるキーワードを軸に、前哨戦を追った。(藤原 学)
「民主の旗の下、戦う決意をされたことを高く評価する」
いつになく上機嫌な民主党幹事長小沢一郎(67)は、党名やロゴマークが入ったボードの前で、神戸市長矢田立郎(69)とがっちり握手を交わした。
神戸市長選告示まで10日と迫った今月1日。神戸市内のホテルで記者会見を開いた小沢は、3選を目指す矢田の民主単独推薦を発表した。
過去2回の選挙を民主、自民、公明など各党相乗りで戦った矢田。衆院選の結果などを受け、今回は民主以外に推薦を求めていなかったが、既に自民、公明の市議らも支援へ動いており、政党の枠組みはこれまでと変わらないとみられていた。それだけに質問は、自公への対応に集中した。
「総選挙で自公政治はノーを突き付けられた。(民主とは)国政、市政とも運営理念が異なる」と相乗りはあり得ないとする小沢。なおも質問がその点に及ぶと、初めて声を荒らげた。
「2人並んで決意表明し、互いに力を合わせようと天下に公表している。これが何よりの担保だ」
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3日前の9月28日、朝一番の飛行機で上京した矢田は、首相官邸に官房長官平野博文(60)を訪ねた。表向きは、指定都市市長会長としての政府要望。しかし、話題はすぐに有利とみられた現職が新人に大敗した前日の堺市長選へと移った。
「対応が中途半端になってしまった」
大阪選出の衆院議員で、民主府連代表を務める平野は自民、公明が推薦する現職を民主が支援したことを悔やんだ。知事選や政令市長選での相乗り原則禁止を打ち出す民主。当選した新人を支援した大阪府知事橋下徹(40)ら「首長連合」はその点を突き、「政党のなれ合い」「談合」と厳しく批判、民主支持層を含む多くの有権者を動かした。
過去2回と実質同様の枠組みで政党支援を期待する矢田にとっても、同じ3選を目指した現職の落選はショックだった。
そんな矢田に平野が強い口調で迫った。
「(堺での対応を)わたしもつくづく反省している。(相乗りは)だめですよ市長。覚悟を決めてください」
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東京で1泊する予定を急きょ変更、神戸にとんぼ返りした矢田は翌29日朝、登庁すると副市長の梶本日出夫(67)を市長室に呼び入れ、ひと晩考えた末に下した決断を告げた。
「民主の単独推薦を受けようと思う。自民、公明には選挙協力を求めない」
矢田が置かれる現状を考えると、梶本にもそれが最善の判断と思えた。
9月初めに出した民主への推薦要請は、同党の相乗り禁止の原則がネックとなって“たなざらし”の状態。その民主には、ウェブ制作会社の無所属新人樫野孝人(46)も推薦を要請していた。助役出身の市長が60年間も続く「役人主導」の転換を掲げる樫野は、衆院選前から代表の鳩山由紀夫(62)ら民主幹部と接触、首長連合にも接近し支援を求めていた。これまでになく危機感を募らせる矢田に選択の余地はなかった。
民主単独推薦を受け入れるという決断を下した矢田は、側近らに続いて市会の民主、自民、公明3会派の代表を集め、その経緯を説明した。
既に矢田と一緒に街頭に立ち、応援演説もしていた自公会派の代表は「支援は受けられない」という突然の申し出に戸惑い、そして憤りを隠さなかった。
「これでは党員も支援者もまったく動かせなくなる」「本当にそれでいいのか」。繰り返し翻意を促したが、矢田の決意は揺らがなかった。
同じ日の午後、民主党本部(東京)の幹事長室には、兵庫4区選出の衆院議員高橋昭一(45)の姿があった。前日、地元議員として矢田に付き添い、「(推薦を出すよう)小沢幹事長を説得する」と約束していた高橋は、小沢に市長選の情勢を説明。矢田推薦を願い出た。
8月の衆院選で初当選した高橋だが、国政に挑み始めたころから、小沢が主宰する勉強会に参加。小沢が期待を寄せる若手議員の一人だ。
小沢は続いて幹事長室を訪れた兵庫県連代表の参院議員辻泰弘(53)に、目の前で矢田に電話をかけさせた。
「自公との相乗りを断ち切れますか」
矢田の覚悟と政権与党民主への忠節を確かめる「踏み絵」のように。堺ショックから2日。矢田陣営の態勢は固まった。=敬称略
(2009/10/07)
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/02.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(2)戦略転換新人、脱「民主寄り」模索
民主党幹事長小沢一郎(67)の記者会見から2日後の3日夕。神戸市長選に立候補予定の無所属新人樫野孝人(46)は堺市内で、大阪府知事橋下徹(40)と初めて会った。
小沢会見を受け、既に「個人的に支援しない」との橋下の意向は伝わっていたが、樫野は、橋下が前横浜市長中田宏(45)らとつくる「首長連合」の支援に望みを懸け、直談判を試みた。
「一人では決められない」と答えるにとどまった橋下は会談後、待ち構える報道陣を前に、樫野が掲げるマニフェスト(選挙公約)をこう評した。
「財源を気にしないばらまきのように思えた」
橋下が推す新人が相乗りの現職に勝利、神戸市長矢田立郎(69)に民主単独推薦受け入れを促す市長選があったばかりの堺。樫野は皮肉にもここで公約、戦略の軌道修正を迫られた。
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約2カ月前の7月30日。立候補を表明した矢田は逆に樫野の影を恐れていた。20代後半まで地元神戸で過ごした後、映画プロデューサー、ウェブ制作会社社長など若手実業家として活躍、経済界に幅広い人脈を持つ樫野。一時は引退説まで取りざたされた矢田がこの日を選んだのも、まだ態度を明らかにしていない未知の敵、樫野の機先を制する狙いがあった。
その後も樫野の動向をにらみながら、矢田陣営は手を打ち続けた。最も目まぐるしく形を変えていったのは、最終的に民主単独推薦となる「みこし」の形だった。
当初「幅広く支援をいただきたい」と各党からの推薦を描いていた矢田。だが、陣営は「高齢、助役出身。さらに相乗り批判が加われば、嵐の中へ船をこぎ出すようなもの」と政党推薦の回避を検討する。推薦は受けないが、水面下では今まで通り各党が支援するという戦略だ。
衆院選に民主が圧勝すると二つの懸念が浮かび上がる。一つは民主党本部主導の候補者擁立。もう一つは民主が樫野を推す可能性。
「支援体制や戦略を立て直さなければならない」
衆院選翌日の8月31日、民主市議団の団長前島浩一(62)は矢田側に民主に推薦を求めるよう詰め寄った。「早めに不安の芽を摘んでおく必要があった」と前島。矢田は9月1日、樫野より6日早く民主への推薦要請に踏み切った。
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政権に就いた民主の勢いと力を自身の選挙に取り込もうと試みながら、後手後手に回った樫野。当初、反矢田市政を掲げる市民グループを介して、協力を模索した共産党も「(樫野の)政策とは相いれない」と、党県委員会書記長の松田隆彦(50)を擁立。神戸市長選では実に40年ぶりの党公認候補(予定者)で選挙戦に臨む。
三つどもえの戦いの構図が固まる中、樫野は「民主党に寄り過ぎたかもしれない」とするマニフェストの見直しを急ぐ。重点を置くのは、橋下にも「弱さ」を指摘された行財政改革への取り組み。自公支持層を含めた矢田批判票の受け皿も視野に、「逆転の一手」を練る。=敬称略
(藤原 学)
(2009/10/08)
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/03.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(3)擁立断念突然の決別、自公手詰まり
神戸市長選への独自候補擁立を断念した自民党兵庫県連の決定から一夜明けた8日。市会議長や自民党市議団長などを務め、市会のボスとして、市役所だけでなく神戸政界に絶大な影響力を及ぼしてきた元市議村岡功(71)が、神戸拘置所に収容された。
過去2回の市長選では自民、民主、公明の市会与党を束ね、現職矢田立郎(69)を支援。しかし、2006年4月、市の産廃処理施設の建設許可などをめぐる汚職事件であっせん収賄などの容疑で逮捕、起訴され、先月、懲役2年6月の実刑が確定していた。
事件を機に、条例で市議の口利き防止などが図られる一方で、ボス不在となった自民市議団は内部対立を繰り返し今年7月、ついに分裂、市会最大会派を民主に譲った。8月の衆院選では市内4選挙区すべてで自民、公明現職が民主候補に敗退。そして市長選で民主の矢田単独推薦を許した。
ある自民党関係者は自嘲(じちょう)気味に話す。
「カネと権力を巧みに操るボス政治、それを周囲が『違う』と言えなかったことが、この窮状を招いた要因の一つかもしれない」
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民主党の矢田単独推薦が決まって以降、公明とともに矢田陣営から支援不要という「決別」を宣言された自民県連は、その対応をめぐって揺れ続けた。
衆院選に圧勝した民主は、各地の首長選で独自候補擁立を加速。先月末には来年の参院選で、兵庫をはじめ改選数2以上の選挙区で、複数候補擁立を検討する方針まで打ち出していた。
「こんな強権的な手法、政治的脅迫に屈するわけにはいかない」
自民県連内では、県議を中心に市長選への対立候補擁立論が高まる。矢田市政を与党として支えてきたことから当初、矢田の判断に理解を示していた市議らも「支援者に説明できない」などと次第に擁立論に傾いていった。現職県議ら複数の名前が挙がったが、結局、擁立には至らなかった。
7日午後、会見した県連幹事長五島壮(66)は「時間的制約があり、適切な候補者は見つからなかった」と「時間切れ」を強調。だが、理由はほかにもあった。
「中途半端な対応で負ければ、衆院選惨敗の傷口を広げるだけ」。別の幹部はそう代弁した。
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「表も裏もなく自主投票で臨む」
公明党県本部幹事長の野口裕(59)は8日、記者会見を開き市長選への対応を説明、「正直、予想できなかった」と矢田の判断に首をかしげた。ただ、同席した同党市議団長の吉田謙治(53)はほかの立候補予定者と比較し、矢田のマニフェスト(選挙公約)を「賛同できる」と評価。「与党」としてのアピールも忘れなかった。
こうした自公に、矢田の周辺では両党へのアプローチを模索する動きも出始めた。
「勝手連的に(矢田を)支援してもらえるような仕掛けができないか」
選挙後を見据えながら、前哨戦は水面下でも繰り広げられる。
=敬称、呼称略
(藤原 学、紺野大樹)
(2009/10/09)
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/04.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(4)神戸空港日航ショックで再び争点
「自主再建は十二分に可能だ」
先月30日、緊急会見を開いた国土交通相前原誠司(47)は、経営再建問題に揺れる日本航空の将来にそう太鼓判を押した。
会見の狙いは、信用不安拡大への歯止め。前原は「運航や資金繰りに支障が生じないよう政府としてバックアップしていく」とも強調した。
日航から神戸空港撤退方針を伝えられていた神戸市長矢田立郎(69)は同28日、本社(東京)を訪れ、撤退の再考を申し入れた。しかし、日航側の返事は「撤退する方向で検討が進む」とにべもなかった。前原会見はそれから2日後。その間に矢田は、市長選での民主単独推薦受け入れ、「自公切り」を決断していた。
「神戸(空港)はこれで助かるかもしれない」。市幹部は政府対応に期待をにじませた。
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市会の反対決議などによって、いったんは消えた神戸沖の空港建設計画が再び浮上したのは1982年。90年には、共産も含む市会全会一致で神戸空港の建設決議が採択された。
しかし阪神・淡路大震災後、当時の市長笹山幸俊(85)が3選を目指した97年の市長選では震災復興の進め方が問われる。空港建設に反対する市民の声が高まり、オール与党体制から離脱した共産などが推す新人候補が、笹山に肉薄した。
翌年には、市民団体が30万人を超す署名を集め、空港建設の是非を問う住民投票条例案を直接請求。神戸市会は否決したが、市民団体は笹山の解職(リコール)請求へと動いた。
市空港整備本部長も務めた矢田が、笹山の後継として初めて立候補した2001年、開港まで4カ月に迫った05年の市長選でも空港は争点に。繰り返しその是非が議論されてきた。
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「神戸空港など大型公共事業を進める現職をなぜ推すのか」
無所属新人の樫野孝人(46)は、公共事業の見直しなどをマニフェスト(政権公約)に盛り込みながら、矢田を単独推薦した民主党を批判する。空港をめぐる経緯を振り返りながら「一定の署名が集まれば、住民投票を実施する制度をつくる」とも明言。空港でも矢田との対立軸を際立たせようとする。
震災後、与党を離れた共産は、党公認の新人松田隆彦(50)が「神戸空港関連事業の中止」を訴える。
06年の開港以来3年連続で年間需要予測(319万人)を下回った神戸空港。1日28往復便あった定期便は22便にまで減った。日航が撤退すれば、一気に8往復便が減り、利用客全体の40%に当たる105万人(08年度実績)を失う。空港島の土地売却、ポートアイランドで進める医療産業都市構想も停滞しかねない。
市長選のマニフェスト(選挙公約)で「神戸空港の利便性向上と需要拡大」を掲げる矢田にとって、路線確保は絶対に譲れない一線。スカイマーク、全日空へは増便などを打診する。
日航ショックをきっかけに揺れる空港の将来像。その在り方が市長選でもう一度問われようとしている。
=敬称略
(紺野大樹)
(2009/10/10)
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/200910asu/05.shtml
明日への選択 第6部 神戸市長選 揺れる構図
(5)行革公約で競う中身と手法
9日夜、市役所に近い神戸国際会館で開かれた神戸市職員組合連合会(市労連)主催の市長選決起大会。あいさつに立った市長矢田立郎(69)は、阪神・淡路大震災以降、厳しい財政状況下での組合員らの理解と協力をたたえた。
「神戸復興のため、職員一丸となって血を流すような努力を続けてくれた」
6年前、2010年度を目標に職員3000人、市債6000億円をそれぞれ削減する行政経営方針を打ち出した矢田。組合側が本年度末までに2800人、5500億円の削減を受け入れたことこそ矢田の言う「努力」だった。
今回のマニフェスト(選挙公約)のメニューにも、さらなる職員削減や外郭団体の統廃合など行革継続を掲げる。そんな矢田に市労連委員長本多義弘(54)は「職場を守ることがわれわれの使命。だが、その前に神戸市を守ることが重要」と応える。
「組合との間で必ず協議の場を設ける。市役所一家の『身内』。決してむちゃなやり方はしない」
別の労組幹部は、協調の理由をそう話す。
市職員に採用されてから半世紀。矢田にとって自身が育てられ、1万7000人の後輩たちが働く市役所が「最大の与党」と言えるのかもしれない。
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60年間にわたり、助役出身の市長が続く神戸市。民間企業に勤務、経営者としてのキャリアも積んできた無所属新人の樫野孝人(46)は、その弊害を指摘する。
「同じことをやろうとしても、庁内のしがらみや内輪での妥協がスピードを鈍らせている。市民には不幸だ」
告示日が迫る中、樫野は連日深夜まで、市議を含む選対のメンバーらと公約の点検、見直し作業を進める。
重点に置いたのは「有権者への分かりやすさ」。選挙公報では、事業仕分け、天下り禁止、民間並み給与の導入などで財源を捻(ねん)出(しゅつ)、それを、中学卒業までの医療費無料化など公約に掲げた施策に充てる―といった段階的手法を示した。大阪府知事橋下徹(40)から公約を「財源なきばらまき」と指摘されたことも、大きなきっかけとなった。
役所の外からでは、効果などが正確に算出できないため、数値目標はあえて盛り込まなかったが、「トップが変われば、予算の優先順位や判断基準が変わる」と樫野。「民間人市長の誕生こそ行革だ」と訴える。
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「職員削減の前に、無駄な公共工事などに歯止めをかけることが行革。それをやろうとしない2人(矢田、樫野)は結局同じ」
共産党兵庫県委員会書記長で、市長選では40年ぶりの党公認候補となった新人松田隆彦(50)は指摘する。陣営は、党独自推薦の候補が過去最多得票を記録した7月の県知事選を挙げ、「市政に不満を持つ有権者は少なくない」と同様の批判票の取り込みを狙う。
政権交代により塗り替えられた政界地図。その下で、神戸の明日を問う2週間の論戦がきょうスタートする。=敬称略
(藤原 学)
=おわり=
(2009/10/11)
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みんなの党
485:10/14(水) 23:44 P28wQw6i
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009101100109&genre=A2&area=S00
甲賀市議選にも出てますね、おどろき
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>>512
偉い一気にありますねぇ〜。毎日版を転載。
永源寺町は共産が副議長をとってたのか。
滋賀県の統一ミニ地方選か。どうせなら25日投開票に合わせると統一補選・宮城県知事選・2政令指定都市市長選と同日に出来たのにぃ。
野洲以外は東近江市でも民主の公認いないっすねぇ。。
選挙:甲賀・野洲・東近江・米原4市議選 告示 1週間の舌戦スタート /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/archive/news/2009/10/12/20091012ddlk25010197000c.html
04〜05年の市町合併後、2回目となる甲賀、野洲、東近江、米原の4市の市議選が11日、告示された。総定数93に対し112人が立候補。候補者は届け出を終えると早速街頭に出て、1週間の舌戦が始まった。投開票はいずれも18日で、即日開票される(有権者数は10日現在)。【野々口義信、斎藤和夫、南文枝、金志尚】
◆甲賀
◇定数27に34人立候補
甲賀市議選(定数27)には現職23人、元職2人、新人9人の計34人が立候補した。党派別では、無所属27▽共産4▽公明2▽みんなの党1−−。有権者数は7万3789人。
18日は市内97カ所で午前7時〜午後8時まで投票が行われ、同市甲南町の甲南情報交流センターで同9時15分から開票予定。期日前投票は、市役所水口庁舎▽同甲南庁舎▽同信楽支所▽同甲賀支所▽同土山支所−−の5カ所で17日まで受け付ける。時間は午前8時半〜午後8時。
◆野洲
◇有権者、前回比800人増
野洲市議選(定数20)には、23人が立候補した。内訳は、現職16人、新人7人。党派別では▽民主、公明各2▽共産3▽無所属16。有権者数は3万9928人で、前回選よりも約800人増えた。
18日は、市内の33カ所で投票が行われ、午後9時から市役所隣のコミュニティセンターやすで即日開票される。
◆東近江
◇全市1区で定数7減
東近江市議選(定数26)には予想された現職20人と元職3人、新人10人の計33人が立候補を届け出た。党派別では、公明2▽共産4で、他の27人は無所属。有権者数は9万566人。
2回の合併で1市6町が新東近江市なってから初の選挙で、合併前の自治体ごとに設けられた選挙区は廃止され、全市1選挙区としては初の選挙戦。定数も7減となり、厳しい選挙戦となった。
投票は市内102カ所で行われ、18日午後9時15分から同市横溝町の市立湖東中体育館で即日開票される。
◆米原
◇まちづくり問う争い
米原市議選には、前回より4減の定数20に対し22人が立候補。坂田郡4町合併で誕生した5年目の米原市のまちづくりをはじめ、今年3月に就任した泉峰一市長の市政運営や民主新政権へのかかわり方を問う少数激戦の選挙戦に入った。
立候補者の内訳は現職18人、元職1人、新人3人。党派別では共産3、他は無所属。
投票は18日、市内50投票所で。同日午後9時20分から同市長岡の米原市民体育館で即日開票される。有権者数は3万2967人。
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>>513-515
◆立候補者(届け出順)
◇甲賀市(定数27−34)
橋本恒典 47 無新 農業[歴]県青少年団体協議会会長
中山鉄雄 60 無新 [元]市職員[歴]旧水口町職員
伊藤忠雄 74 無新 区長▽市社会福祉協議会評議員
横川正己 54 無新 [歴]県漁業協同組合連合会部長
朏藤男 49 無現(1)会社社長[歴]コンピューター販売業
田中新人 60 無元 農業[歴]旧水口町議
加藤和孝 68 公現(1)党県幹事[歴]旧甲南町議
橋本律子 60 無現(1)NPO副理事長▽福祉団体代表
安井直明 60 共現(1)党県委員[歴]旧土山町議
山岡光広 57 共現(1)党地区副委員長[歴]滋賀民報編集長
石川善太郎 60 無現(1)農業[歴]旧水口町議
辻金雄 67 無現(1)社福祉法人理事
鵜飼勲 56 無現(1)税理士事務所職員[歴]PTA会長
中西久司 39 み新 会社員[歴]都立高校教諭
木村泰男 61 無現(1)[元]県立高教諭[歴]県教委職員
小西喜代次 59 共新 滋賀民主医療機関連合会事務局長
中島茂 61 無現(1)会社役員[歴]旧甲賀町議
辻重治 59 無現(1)農業[歴]旧甲賀町議
土山定信 57 無現(1)会社社長[歴]子供会長
白坂萬里子 58 公現(1)党県政策局次長[歴]旧水口町議
服部治男 67 無現(1)農業[歴]県茶業会議所副会頭
今村和夫 62 無現(1)保険代理業[歴]旧水口町議
谷永兼二 49 無新 酒類販売業▽信楽町商店協組理事
林勝彦 61 無現(1)市体育協会常任理事
伴資男 67 無現(1)農業[歴]PTA会長
葛原章年 56 無現(1)陶器製造業▽社会福祉法人理事
岩田孝之 66 無現(1)[元]県職員[歴]旧信楽町議
小松正人 67 共現(1)獣医師[歴]区長
吉田新太郎 64 無新 製茶業[歴]区長
村山庄衛 66 無現(1)農業[歴]少年補導委員
中西弥兵衞 64 無現(1)農林業[歴]旧信楽町職員
森嶋克巳 66 無新 甲南町観光協会会長▽法人理事長
的場計利 60 無元 印刷業[歴]PTA会長
野田卓治 60 無現(1)会社役員[歴]旧水口町議
◇野洲市(定数20−23)
井狩辰也 33 無新 [元]不動産会社社員
河野司 62 無現(1)飲食店経営▽野洲病院御上会理事
高橋繁夫 62 無新 酒類販売業[歴]野洲商工会理事
中島一雄 72 無現(1)近江尚商会野洲市支部長[歴]会社員
小菅六雄 58 共現(1)党県委員[歴]保育園保護者会役員
立入三千男 65 無現(1)農業▽JA経営管理委員
稲垣誠亮 33 無新 呉服卸会社社長[歴]養護学校講師
中田幸子 65 無現(1)ピアノ教師[歴]淡海観光ボラ連会長
西本俊吉 65 民現(1)[元]中主町職員▽民主支部副幹事長
市木一郎 59 無新 農業[歴]呉服卸会社取締役
野並享子 60 共現(1)党地区常任委員[歴]民商事務局員
丸山敬二 61 民新 市給与所得者の会会長
坂口哲哉 62 無新 農業[歴]市監査委員事務局長
梶山幾世 60 公現(1)党県広報宣伝局次長[歴]民生委員
鈴木市朗 66 無現(1)農業▽野洲学区体育振興会会長
深田清志 68 無新 自民支部役員[歴]出版社社員
三和郁子 64 無現(1)県スポーツ少年団副本部長
内田聡史 35 無現(1)[元]衆院議員秘書▽市剣道連盟理事
奥村治男 72 無現(1)住宅賃貸業▽あやめ保育所監事
田中孝嗣 64 無現(1)農業▽日本拳法県連盟会長
田中良隆 55 無現(1)農業法人役員▽湖南組合監査委員
太田健一 37 共現(1)党市役員▽スポーツ指導員
矢野隆行 56 公現(1)党県政策局次長[歴]電気工事会社員
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>>513-515
◇東近江市(定数26−33)
野田清司 63 共現(1)党県役員[歴]旧永源寺町副議長
石原藤嗣 64 無現(1)[元]旧湖東町長[歴]湖東町体協理事長
中村肇 70 無現(1)農業▽愛知川沿岸土地改良区理事
大洞共一 62 無元 理容業[歴]聖徳中PTA会長
市川邦夫 64 無新 農業▽農協理事[歴]旧蒲生町議
西澤善三 55 無現(1)食品小売業▽湖東商工会監事
岡崎嘉一 66 無新 社会福祉法人理事長[歴]旧蒲生町議
小栗勝則 65 無新 会社役員▽滋賀日中友好会会長
寺村茂和 66 無現(1)家電販売業[歴]旧五個荘町議長
周防清二 51 無現(1)[元]会社員[歴]中学PTA会長
河並義一 65 無現(1)会社役員[歴]永源寺町体協会長
畑博夫 61 無現(1)農業▽自民党支部連協会長
川嶋重剛 63 共現(1)党地区役員▽党五個荘支部長
横山栄吉 63 無現(1)酒店経営[歴]地区自治連副会長
北浦義一 61 無現(1)農業[歴]自治会長▽市教育部長
諏訪一男 67 無現(1)農業▽土地改良区副理事長
大沢貢 67 無現(1)会社役員[歴]長峰連合自治会副会長
丁野永正 66 無元 [元]県職員[歴]県農業大学校副校長
山中一志 50 共新 党くらし雇用対策委員[歴]会社員
前田清子 54 無現(1)[元]旧五個荘町長[歴]旧五個荘町議
村林利也 45 無新 会社役員▽PTA連絡協顧問
加藤正明 62 無現(1)農業[歴]旧蒲生町収入役
西野哲夫 62 無新 自営業▽県家内装飾協組理事長
寺村義和 65 無現(1)会社会長▽八日市商議所部会長
川南博司 74 無現(1)農業▽能登川土地改良区理事長
杉田米男 61 無現(1)会社役員[歴]PTA会長▽区長
沢田康弘 67 無現(1)会社役員[歴]愛知郡体育協会長
村田せつ子 60 公新 党副支部長▽朝桜中同窓会副会長
竹内典子 56 公新 党東近江支部副支部長
田郷正 58 共現(1)党県役員[歴]旧蒲生町議
市木徹 49 無新 建築設備設計業[歴]南小PTA会長
大橋保治 42 無元 会社員▽県青少年団体協会長
吉田勲 65 無新 地方自治研代表[歴]旧八日市市議
◇米原市(定数20−22)
音居友三 68 無現(1)市体協副会長[歴]県職員
清水隆徳 63 共現(1)農業▽市農業委員▽党地区委員
米澤貴美 57 無新 管理栄養士▽NPO顧問
吉川登 66 無現(1)農業[歴]JR社員▽労組委員長
櫛村由雄 62 無元 市商工会副会長[歴]旧米原町議
滝本善之 65 無現(1)農業[歴]町PTA連絡協会長
中野卓治 73 無現(1)[元]建築業[歴]中学PTA会長
北村喜代信 58 無現(1)行政書士▽社会福祉法人監事
丸本猛 73 無現(1)地区少年野球連盟会長[歴]郵政職員
松宮信幸 52 無現(1)造園業▽JA経営管理委員
堀川弥二郎 62 無現(1)飲食業▽米原観光協会長[歴]磯区長
前川明 49 無現(1)縫製業▽大東中学PTA役員
鍔田明 66 無現(1)不動産業[歴]旧米原町議長
北村喜代隆 55 無現(1)PCサポート業[歴]世継区長
冨田茂 59 共現(1)農業▽党地区委員[歴]県職員
谷田武一 71 共現(1)農業[歴]須川区役員▽旧山東町議
丸本義信 70 無現(1)農業[歴]JR社員▽旧山東町議
的場収治 57 無現(1)日用品販売会社員[歴]春照区長
岩崎文松 67 無新 梓区長[歴]JR東海社員
米澤仙太郎 69 無新 [元]金属加工業[歴]旧米原町議
市川照峯 68 無現(1)クリーニング業[歴]商工会副会長
宮川忠雄 72 無現(1)市文化協会支部長[歴]旧米原町議
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◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
毎日新聞 2009年10月12日 地方版
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>>481>>496
http://www.nara-np.co.jp/20091016102742.html
「決定打」なく依然混戦 - 天理市長選終盤情勢
2009年10月16日 奈良新聞
18日に投開票される天理市長選挙には、現職・新人の3人が立候補。これまでのところ、3選を目指す南佳策(72)=無現=と民主党推薦の諸井英二(54)=無新=が激しく競り合い、今西康世(57)=同=が猛追する展開だ。ただ、3者とも決め手を欠くだけに、激戦の行方は最後まで予断を許さない。(文中敬称略) …
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/091016/wky0910160249002-n1.htm
直面する課題 新宮市長選 和歌山
2009.10.16 02:48
旧熊野川町と合併し平成17年10月に誕生した新・新宮市。防災や地域医療の確保、過疎化対策など課題が山積する中、昨年3月に策定された「市総合計画」(20〜29年度)では、学校再編、市街地再生が最優先の「特進プロジェクト」に掲げられた。財政状況に好転の兆しが見えないなか大規模事業は押し寄せる。28日には、新しい市のかじ取り役を決める選挙が告示される。誰が選ばれても厳しい財政運営を強いられるのは必至だ。(井上亨)
■学校再編
児童数の減少や校舎の老朽化に伴う耐震補強のため急がれるのが「千穂・丹鶴」と「蓬莱・王子」の小学校統合だ。
丹鶴小(児童数78人)は各学年1クラスで、クラス替えもできないため各学年2〜3クラスある千穂小(同476人)への統合が決まった。22〜23年度に建設し24年4月に開校予定。一方、蓬莱小(同200人)は3学年を除き1クラス、王子小(同332人)は各学年2クラス。今後の入学予定児童数は王子小が例年並みに対し、蓬莱小は毎年10人程度減少する見込み。当初は8月下旬までに統合先を決定するはずだったが現在も協議中。
学校関係者からは「新しい市長が最終判断を下すため決定が先延ばしになり、開校が遅れるのでは」と危惧(きぐ)する声も。計画では蓬莱小跡地なら新築で25年4月、王子小跡地なら大規模改修で24年4月に開校予定。
■市街地再生
中心市街地にあった市民病院が郊外に移転。郊外型スーパーの進出で中心市街地は空き店舗が目立つ。失われた活気を取り戻し、にぎわいを創出させようと、市街地への公共施設の再配置が計画された。
特進プロジェクトで掲げるのが統合後の丹鶴小跡地と市民会館用地を活用して図書館、文化ホール、熊野学センターなどが入る「複合施設」の建設。災害対策本部が設置される市庁舎も老朽化にくわえ耐震強度が不足しており、蓬莱小跡地への移転を前提に計画が進められている。
複合施設も市庁舎と同じく、市民会館と図書館の老朽化、耐震強度不足が建設理由だ。計画では複合施設は24〜25年度、新庁舎は25〜26年度に整備する方針。
■財源は?
市の試算では総事業費は千穂・丹鶴の統合が約23億円、蓬莱・王子が約22〜23億円。複合施設は約40億円、新庁舎は約20億〜30億円かかる見込みだ。
市の20年度決算によると歳入のうち税収は約34億5300万円。内訳は個人市民税11億5900万円、法人市民税3億400万円、固定資産税17億200万円などとなっている。
このほか、歳入には国からの地方交付税54億1300万円、国と県の補助金計23億4200万円が充てられ、不足分は借金に当たる市債を19億1700万円発行。借金の残高は約181億7400万円(21年3月末)に上る。市土地開発公社も新宮港第二期整備事業で多額な借入金を抱える。
税収増が見込まれる企業誘致も現状は厳しく、市民感情を考えると税率アップに踏み切ることも難しい。新市長による新年度予算の編成方針は11月中旬までに示されるが、限られた財源の中でどれだけの事業が進められるのだろうか。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091013/lcl0910131511006-n1.htm
大阪府議会が定数を3削減へ 東大阪・八尾・平野で1人ずつ
2009.10.13 15:11
大阪府議会は13日、議会運営委員会理事会を開き、議員定数について現行の112議席から3議席削減する内容を盛り込んだ改正条例案を開会中の定例議会で提案する方針を固めた。自民、公明、民主のほか自民党・維新の会の共同提案になる見通しで、可決される公算。
改正条例案では東大阪市(定数7)、八尾市(定数4)、大阪市平野区(定数3)の3選挙区から1人ずつ削減される。削減は平成11年に堺選挙区(当時)の定数を11から10人に減らして以来となる。
大阪府の議員定数は都道府県議会では、東京都に次いで全国2番目の規模。定数削減は、1票の格差の是正が目的だという。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20091016-OYT8T01216.htm
新宮市長選 活性化へ課題多く
中心部空洞化加速 伸び悩む地域経済 慢性的な医師不足
「売物件」や「貸物件」の張り紙が目立つ商店街(新宮市の仲之町商店街で) 新宮市長選の立候補予定者らは激しい前哨戦を展開している。いずれも多彩なマニフェストを掲げ、市の活性化を訴える。だが、深刻な地域経済、半島ゆえの悩みなど課題は多い。(新宮通信部 芝篤司)
■シャッター通り□
JR新宮駅から続く駅前本通り、丹鶴町、仲之町商店街は、かつて新宮市のメーンストリートだった。三重、奈良県を含め近隣から客が訪れ、通りはいつもにぎわっていた。
今、商店街を歩くと、空き店舗や空き地がやたら目につく。人通りはほとんどない。大売り出しのポスターが、よけい寂しさを感じさせる。
市の調査(昨年7月)によると、3商店街の空き店舗率は、駅前本通りが30・6%、丹鶴町が15・0%、仲之町が28・6%。25%以上は、いわゆるシャッター通りと呼ばれる。
郊外に大規模スーパーが次々開店し、中心部にあった市立医療センターがやはり郊外に移転、追い打ちをかけた。「中心部に公的施設を呼び戻そうという時代に、逆に移転させ、空洞化を招いた」――と、ある商店主は憤る。
■いびつな産業構成□
同市は熊野川河口に位置し、木材の集散地として大手製紙工場が早くから進出した。しかし、次々に撤退、跡地の一部は大規模スーパーになっている。
チップの荷揚げなどを目的に作られた新宮港の貨物の取扱は、今や熊野川対岸の紀州製紙(三重県紀宝町)に納めるくらい。全般的に伸び悩んでいる。
港内の造成地は1期分に28社が進出したが、2005年から売り出した2期分は3社のみ。市土地開発公社の借入金は50億6000万円にふくらむ。
2005年の国勢調査によると、市の就労形態は第3次産業が80%を占める。商店のほか働くところがない、いびつな構造だ。その商店も「シャッター通り」で見たとおりだ。
■合併ショック□
市の人口は約3万2500人。1933年に和歌山市に次いで市制を施行した当時とほとんど変わらない。市域が広がった分だけ、衰退しているといえる。
こうした閉塞感に風穴を開けようと進められたのが那智勝浦町との合併話だった。しかし、同町の住民投票で圧倒的多数の「ノー」が突きつけられた。
「『住民サービスが低下する』『負担が増える』と根拠のない数字ばかり強調された」――担当した市職員の疲労感は濃い。
両市町が合併し、人口5万人になれば、地方からの人口流出防止を目指す、国の「定住自立圏構想」の中心市の対象になる。地方分権ともからみ、様々な権限移管や助成が期待できるという。
新市長が誕生しても、すぐに合併話を蒸し返すわけにはいかない。当面は広域行政を進め、信頼感を醸成することになるだろう。
■不安定な中核医療□
市立医療センターは紀南の中核医療とされ、患者の半数は市外から訪れる。しかし、慢性的に医師の確保に苦慮しているのが現状だ。
長く欠員だった産婦人科医は今年7月にようやく4人体制に戻ったが、内科医は6人で3人不足、小児科医は2人で、1人足りない。
しわ寄せは外来患者にまわり、内科では紹介状のない患者を断る診療制限を実施している。これが、センターの累積赤字20億4200万円の原因となっている。「赤字は平均的な同規模病院の3分の1程度」というが、みすみす赤字を増やしている現状は深刻だ。
(2009年10月17日 読売新聞)
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>>518
この削減で痛手を食うのはいずれも共産ですね
しかし民主にしても八尾はもともと二議席確保、平野は前回民主系現職が共産に競り負けてるんだけど大丈夫かな
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平野は自民を落として民主が食い込みたいところ。
八尾も票差は僅差で予断を許しませんね
東大阪の共産は次は1人に絞ってくるか?
大阪市平野区 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 24,825(30.7%) 光沢 忍 58 公明 現 3 党府役員
当 20,352(25.2%) 岩木 均 48 自民 現 2 党支部長代行
当 18,009(22.3%) 山本 陽子 53 共産 新 1 党地区委員
□ 17,602(21.8%) 山岸 俊昭 55 無所属=民主・連合 現 商工団体顧問=主権おおさか所属
八尾市 定数4−候補5 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 24,644(26.5%) 大山 明彦 50 公明 新 1 党府局次長
当 22,255(23.9%) 松井 一郎 43 自民 現 2 体育団体理事・政調会長→新会派「自民党・維新の会」結成09.04・政調会長
当 20,635(22.2%) 徳丸 義也 51 無所属 現 3 商工団体顧問=民主党・無所属ネット所属
当 20,213(21.7%) 小松 久 49 共産 新 1 党地区副委長
5,252(5.6%) 小野 元裕 37 無所属 新 文化協会会長
東大阪市 定数7−候補8 (選管確定)→惜しいなぁ・・共産は現職3を二人に絞ったのにも拘わらず当選できず。
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 25,528(15.7%) 西野 弘一 38 自民 現 2 社福法人理事
当 25,106(15.5%) 宗清 皇一 36 自民 新 1 (元)衆議員秘書
当 24,196(14.9%) 谷川 孝 55 公明 現 2 党府局次長
当 19,933(12.3%) 野田 昌洋 60 公明 現 4 党府役員
当 19,329(11.9%) 梯 信勝 53 民主 現 2 党総支部役員
当 16,164(10.0%) 朽原 亮 47 共産 現 2 党地区役員
当 16,127(9.9%) 青野 剛暁 32 自民 新 1 党府青年部長→新会派「自民党・維新の会」結成09.04
□ 15,886(9.8%) 小林 隆義 48 共産 現 党地区委員
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002450603.shtml
各党から応援続々 神戸市長選告示後初の週末
「神戸でも政権交代を」と訴える渡辺喜美・みんなの党代表=17日午後、神戸市中央区内(撮影・長嶺麻子)
神戸市長選(25日投開票)の告示後、初めての週末を迎えた17日、3候補の応援に、国会議員が相次いで神戸を訪れた。
みんなの党の渡辺喜美代表(57)は、応援を要請したウェブ制作会社顧問の新人樫野孝人氏(46)=無所属=と神戸市中央区の大丸神戸店前で演説。60年間助役出身の市長が続いている神戸市政に触れ、渡辺代表は「市職員しか市長になれない『身分制』から脱却するべき。神戸も政権交代が必要だ」と呼び掛けた。
共産党公認の新人松田隆彦氏(50)は、山下芳生参院議員(49)と街頭演説に立った。山下氏は「現市政は、大型開発に多くの税金を投入している」と指摘。「高齢者や子どもたちにやさしい政治を」と訴えた。
民主党の単独推薦を受け3選を目指す現職矢田立郎氏(69)は、同党の吉田治副幹事長(47)と同市灘区の水道筋商店街を練り歩いた。18日には前原誠司国土交通相(47)が応援に訪れる。(紺野大樹、前川茂之)
(2009/10/17 21:59)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000910170003
選挙カーはタクシー
2009年10月17日
【公費負担手続き簡単、運転はプロ】
18日告示の湖南市議選で、選挙カーとしてタクシーを使う立候補予定者がいる。まちの隅々に訴えを広めるため、市内の道を知り尽くしたプロの力を借りる作戦だ。
市選管によると、16日までに立候補の事前審査を終えた22人のうち、2人がタクシーを利用する。県選管によると、記録が残っている05年9月の衆院選以降、選挙カーにタクシーを利用した候補者は衆・参院、知事、県議のいずれの選挙でもなかった。18日投開票の甲賀、東近江、野洲、米原の4市議選の候補者でもいない。
選挙カーとして使われるタクシーの車体は通常の営業車。車の上部に候補者名などを書いた看板を掲げ、スピーカーも取り付ける。
利用を決めたある陣営は「万一の事故を考えてのリスク回避」とねらいを明かす。旧町議時代を含め、これまで支援者が選挙カーに入れ代わり立ち代わり乗り込んでハンドルを握った。だが、市内を走る国道1号は大型トラックや乗用車などの交通量が多い。さらに選挙戦では狭い路地や生活道路に乗り入れることもしばしばだ。
「支援をお願いしている方に万が一のことがあっては……。運転に慣れたタクシーの運転手なら安心できる」
レンタカーを借りるよりも、タクシーを使う方が事務手続きが簡単なことも魅力のようだ。
07年3月に選挙費用の一部を公費でまかなう市の公費負担条例が施行され、選挙カーもその対象となった。だが、レンタカーはレンタカー会社、ガソリンスタンド、運転手とそれぞれ契約を結ばなければならない。タクシーを使えばタクシー会社との一括契約で済む。公費負担条例は、県内で甲賀市を除く12市で定められている。
契約したタクシー会社の担当者は「熟練の運転手がそろうタクシーを信頼して任せていただけたのでは。ありがたい話です」。(八百板一平、日比野容子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20091016-OYT8T01302.htm
西脇ダブル選課題 播州織低迷 支援を
財源確保企業誘致見通し立たず
高品質のブランド化を目指し、加工される播州織(西脇市鹿野町の播州織工業協同組合で) 西脇市長選と同市議選(定数18)が18日、告示される。旧黒田庄町と合併し、新西脇市が誕生して4年。基幹産業・播州織の低迷や市立西脇病院の経営難、財政健全化への打開策など市の課題は多い。(杉原文彦)
◇播州織
「今回の景気低迷はこれまでになく、厳しい」
江戸時代後期に京都・西陣から技術が導入され、シャツやハンカチなどで親しまれてきた播州織だが、振興団体「北播磨地場産業開発機構」の足立保雄専務理事(62)の表情は険しい。
昨年の生産量は1987年のピーク時に比べると約2割。かつて生産の8割以上を占めた輸出も最近は中国、韓国産に押され、当時の2割にも満たない。
2006年からは市が協力し、工場跡を活用した「播州織工房館」や、国登録有形文化財の旧家を使った「西脇情報未来館21」などで魅力を発信し、高品質をアピールするブランド化作戦も展開するが、決定打にはなっていない。
10月から来年の春夏物の生産が始まった。足立専務理事は「長年培ってきた高い技術力で盛り返す力はある」としているが、「当面我慢の日々が続く。市にはさらに支援をお願いできれば」と期待している。
◇医療
市が改築費約150億円を投入し、11月29日に全面オープンする西脇市民病院(同市下戸田)では、この数年で常勤医が約10人減。工事による患者の受け入れ制限もあり、06年には初めて2億2400万円の損失を計上。今年度は経営支援のため約13億円をつぎ込んだ。累積赤字は約14億円。同病院の担当者は「12年度までに不良債務を解消し、16年度に黒字を目指したいが……」と歯切れが悪い。
◇行革
行財政改革では市は4年間で全職員の約10分の1にあたる95人の削減を進めた。しかし、新たな財源確保のため、市が目指す企業誘致については、現在も見通しが立っていない。
市の担当者は「交通の便や周辺自治体と比べ、準備が遅れており、難しい」と話している。
■市長、市議選あす告示
西脇市長選と市議選(定数18)は18日告示される。これまで立候補を表明しているのは再選を目指す来住寿一氏(65)=無所属=だけで無投票となる公算が大きい。定数が2減となった市議選は現職14人、新人6人の計20人が出馬の準備を進めている。投開票は25日に行われる。
立候補は、午前8時30分〜正午は市役所2階特別会議室、正午〜午後5時は同所4階選挙管理委員会事務局で受け付ける。有権者数(9月2日現在)は3万5809人(男1万7016人、女1万8793人)。
(2009年10月17日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091017ddlk28010498000c.html
“へその街”の課題:西脇市ダブル選18日告示/上 病院立て直し /兵庫
◇慢性的な資金不足 財政面のサポートが鍵
「本当に良くなった。以前は診察中の声が外に丸聞こえだったもの」。建て替えがほぼ完了した西脇市立西脇病院。今月上旬に足を運んだ市内の主婦(72)は、新病院の患者案内システムに感心しきりだった。
外来患者はまず案内番号を受け取る。モニター画面に番号が出た患者だけが診察室の前へ行き、前の患者が出てきてから室内に入る。室内外は厚い扉で仕切られ、中の声が外に漏れることはない。「番号で案内するので名前が聞かれることもない」と病院の担当者。約150億円を投じた新病院の設備のなせる業だ。
ただ、投資は相応の代償も伴う。来年度から減価償却が始まるため、10〜12年度は会計上で年間8億円以上の負担が発生する。診療報酬のマイナス改定や医師不足を背景に、病院は07年度から慢性的な資金不足に苦しめられているだけに、代償は大きい。
市は今年3月、病院の収支改善に向けた改革プランを策定し、常態化している資金不足を12年度に解消する目標を掲げた。達成に向けて経営努力と並んで鍵を握るのが、市の財政面でのサポートだ。プランでは、減価償却費の負担が大きい10〜12年度、市が特別補助金も含めて計約37億円を一般会計から繰り出して病院を支える。「不景気で税収面の不安はあるが、市民生活に不可欠な病院は守らなければならない」と市の財政担当者は語る。
「収支改善への最優先課題は医師の増員」。病院の浦川芳昭事務局長(58)は強調する。04年4月に50人いた常勤医は現在38人。新人医師が研修先を自由に選べる新臨床研修制度で研修医不足に陥った神戸大が、医師派遣を控えたためだという。
しかし、研修制度を逆に利用して医師を増やす病院もある。同じ北播磨にある加西市立加西病院は「若い研修医が多く集まれば、指導する勤務医にもメリットがある」と考え、積極的に研修医を集めている。研修医に書いてもらった体験談をホームページ上に掲載し、「働きやすい職場」をアピール。その甲斐あってか、07年4月に26人だった常勤医は34人に増えた。西脇市が昨年度開いた市民との対話集会では、市民側から「加西には医師が来て、なぜ西脇には来ないのか」という厳しい意見も出た。
こうした指摘を受け、西脇病院も昨年度からホームページ充実に取り組み始めた。内科医が1人増えるなど、ひとまず成果は上がっている。ただ、改革プランの収支改善は「11年度末で常勤医45人」というのが前提。病院間で医師のスカウト合戦が繰り広げられる昨今、残り2年半で7人増員というハードルは決して低くない。一般的に医師1人で年間1億円の医業収益を上げるとされる。計画通り増員できなければ、プランの収支目標は「絵に描いた餅」となりかねない。
一方で、収支だけを気にすることには疑問の声もある。西脇市の開業医、冨原均さん(59)は「効率化が必要なのは確か」と前置きした上で「赤字を気にして『行革』ばかり叫び、医者の心を折ってしまうのが一番いけない」と指摘する。
公益と採算−−。両者の折り合いをつけながら、地域医療の核を守ることができるのか。市のトップには難しい舵(かじ)取りが求められる。
◇ ◇ ◇
日本列島の真ん中に位置し、「日本のへそ」と称される西脇市。18日の市長選・市議選告示を前に、市が抱える課題を追った。【大久保昂】
〔播磨・姫路版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091018ddlk28010221000c.html
“へその街”の課題:西脇市ダブル選18日告示/下 産業活性化 /兵庫
◇播州織からの脱却へ 構造の多角化進める
10月上旬の平日。西脇市中心部にある「ハローワーク西脇」の前には、午前8時半の開庁前から求人情報を見に来た人が集まっていた。笹倉邦啓所長(59)は「昨年9月のリーマンショック後に顕著になった光景。毎日更新される情報を一刻も早く確認したいのだろう」と語った。
開庁直後や昼休みの時間帯は、入り口付近にある情報検索用のパソコン18台が満席となり、20分以上待たなければならない日もある。市を取り巻く雇用情勢の悪化は深刻だ。
ハローワーク西脇が受け持つ4市1町の8月の有効求人倍率は0・55倍。県と全国の平均(ともに0・42倍)を上回っている。ただ、管内求職者の2人に1人が探している職種「生産工程・労務職」に限ると、倍率は0・24倍と極めて低い。「工場などでの単純労働を希望する人の受け皿が足りない」と笹倉所長。雇用の改善には、製造業の活性化が不可欠だ。
市内では、戦後に大きく発展した織物産業が長年にわたり産業界の屋台骨を担ってきた。機械化が進む前の1950年代には、機織りの人手を確保するために九州や四国まで採用面接に足を運ぶ企業もあり、西脇市の人口増加に寄与していた。しかし、隆盛を極めた地場産業もバブル経済の崩壊とともに衰退に向かった。市内の織布業者などで作る「播州織工業組合」の加盟業者は89年度に約1150を数えたが、現在は約260まで減った。
昨年5月、曽祖父の代から続く織物業に見切りを付けた市内の男性(72)は「06、07年ごろから急に悪くなった。辞めるのは断腸の思いだったが、仕事がないのだから仕方がない」と肩を落とした。
市内の産業界は今、産業構造の多角化を進め、播州織一辺倒から脱却することが求められている。市商工労政課の担当者は「30年前の播州織が好調だった時代から企業誘致に力を入れてきた」と強調するが、期待するほど成果が得られていないのが実情だ。例えば、市が造成した工業団地は「にしわき中畑工場公園」(約7・7ヘクタール、3社)だけ。加東、加西、小野といった周辺市が各4カ所の工業団地・産業団地を持ち、40社以上の企業を呼び込んでいるのとは対照的だ。
開発を困難にしている要因は、用地確保が難しい都市構造にある。市によると、市内の約7割は山林。平野部には住宅と播州織の工場が密集した「住工混在」の中心市街地が広がり、その外側に位置する未開発の平地は都市計画法で開発が制限された「市街化調整区域」が多い。そもそも、大規模工場が進出する余地は少ないのだ。
さらに、高速道路のインターチェンジが市内になく、京阪神などへの交通アクセスの点で北播磨の他都市に見劣りする。市は工業団地造成の代替策として、進出の意思がある企業には地権者交渉やインフラ整備の面で支援するなどして必死にアピールしているが、「既に整備された土地の方が安心感があり、企業とって進出しやすいのは確か」と限界を認める。
国政では戦後初の本格的な政権交代が起き、高速道路無料化や子ども手当など民主党の目玉政策が注目を集めている。しかし、今年7月に勤務先が倒産し、約2カ月間ハローワークに通い続けている西脇市の男性(45)は冷たく言い放った。「仕事さえくれたら、高速代は払うし子ども手当も要らない」
地場産業の再生、新規の企業誘致とも難しい局面にある西脇で、市民にいかに“チェンジ”を実感させることができるのか。新市長の手腕が問われる。【大久保昂】
〔播磨・姫路版〕
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http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101801000332.html
神戸市長選3選目指す矢田氏先行 25日投開票
25日投開票の神戸市長選は、3選を目指す現職の矢田立郎氏(69)=民主推薦=が連合など千以上の団体から推薦を受け、組織力を背景に先行。無所属新人でIT会社顧問樫野孝人氏(46)、共産党新人で党県書記長松田隆彦氏(50)が追う展開となっている。2回続けて30%台だった投票率が、どこまで上がるかが選挙戦の行方に影響を与えそうだ。
過去2回、自民、公明両党からの推薦も受けた矢田氏は「相乗り」批判をかわそうと、民主党単独の推薦で出馬。「行財政改革を徹底した」と実績を強調する。自主投票を決めた自公両党の一部も矢田氏の支援に回る。
樫野氏は助役出身の市長が60年間続く弊害を指摘。「役人政治を続けるか、やめるかの選択選挙。市民が主役の町にしよう」と訴え、無党派層への浸透を図る。
松田氏は「大型公共工事をやめ、命や暮らし、福祉を守る神戸を一緒につくろう」とアピールしている。
2009/10/18 17:16 【共同通信】
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091017ddlk30010354000c.html
新宮市の課題:09市長選を前に/上 市街地活性化 /和歌山
◇商店街再生のビジョンを
那智勝浦町との合併頓挫後の新宮市長選は、「市の行く末を決める」と有権者から重要視されている。市街地の空洞化、少子高齢化による過疎化の波。紀南の中核都市としての求心力が低下する中、まちづくりのビジョンが求められる。【神門稔】
市中心部にある商店街は、仲之町、駅前本通り、丹鶴の三つ。いずれもシャッターが閉まったままの空き店舗が少なくない。新宮商工会議所によると、総店舗数は仲之町84、駅前本通り62、丹鶴40。空き店舗率は26・3%にのぼる。
製紙会社の撤退に加え、郊外に広い駐車場を備えた大手スーパーが出店し、3商店街には逆風が吹き続けた。中心部にあった市医療センターの郊外移転を、「あれで一気に人通りがなくなった」と話す商店主もいる。
駅前本通り振興組合理事の筒井三輝朗さん(64)は、父の後を継ぎ文具店を営み約40年になる。「新宮駅から市内の勤務先へ、会社員が商店街に3、4列の長い列をつくって向かっていた。通っていた丹鶴小への登校時は、その列にスッと入るのが楽しみだった」とにぎわった往時を振り返る。駅前本通り商店街の空き店舗率は30%を超えている。「低価格競争やネット販売の普及などが広がり、従来の商いの方法では顧客をつなぎ止める事は出来ない。生活基盤が揺らいでいる」と危機感を募らせる。
市は先月、中心市街地の整備計画づくりに向けた庁内検討会を立ち上げた。都市建設、文化振興、企画調整などの課長で構成する研究チームだ。14年春に完成する予定の文化複合施設(文化ホール、図書館、熊野学センター)の集客力を期待し、人の流れをつくり商店街を活性化する計画だ。
しかし、検討もスタートしたばかり。市都市計画審議会会長でもある筒井さんは「商店街再生を含めたまちづくりビジョンが、市には出来ていない。商業者、行政、専門家の3者によるプロジェクトチームの立ち上げが急務だ」と提言する。
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091018ddlk30010235000c.html
新宮市の課題:09市長選を前に/下 新宮港第2期工事 /和歌山
◇売却見込み、7割立たず
地球深部探査船「ちきゅう」(7万5000トン)が停泊中の新宮港佐野第3号岸壁。その後背地に広がる34万6500平方メートルの埋め立て地で進む「新宮港第2期工事」。市は、紀南地方の物流拠点として港湾機能の充実を図り、新たな企業立地に対応した港湾を目指す。経済・雇用対策の目玉として期待する総事業費170億円の大プロジェクトだ。
造成工事は継続中で来春には完了の予定。市土地開発公社は、岸壁・港湾施設を除いた工業用地約16万9000平方メートルについて、05年度から分譲を始めた。しかし分譲は低調で、売却できたのは3社分の4万9200平方メートルだけ。7割にあたる土地は現在も売却の見込みは立っていない。
地元の会社役員(50)は「景気後退の中、国土軸から外れたアクセスの不利な場所に進出する企業が、将来的にもあるとは思えない」と疑問を投げかける。さらに「売れる見込みのない造成をしても、財政負担を増やし塩漬け土地になるだけ」「造成費用から算出した坪単価10万9000円は高額過ぎる」と厳しく指摘した。市企業誘致対策課は「名古屋方面の企業に的を絞って訪問し誘致活動に力を入れているが、昨年のリーマン・ショック以降は一層厳しくなった」と嘆く。
公社によると、市の債務保証を受けて銀行から約61億円を借り入れ事業を進めているが、08年度末で借入金は約50億6000万円が残っている。市は「国は自治体に対し公社なども含めた連結決算導入を求めており、トータルでの財政運営が必要だ。第2期工事で多くの土地が売れ残る事になれば、公社の負債は将来、市の財政を圧迫する可能性があり、大きな課題だ」と認める。視界不良のなか動いている大事業を、どう切り盛りするのか。新市長の手腕が問われる。
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矢田が改革を叫ぶ時代。
150万都市の選択:’09神戸市長選 選挙サンデー、後半戦へ支持訴え /兵庫
◇繁華街遊説や政党幹部も
任期満了に伴う神戸市長選(25日投開票)は18日、最後の日曜日を迎えた。選挙戦中盤の週末を
候補者は政党幹部の応援を得て街頭演説したり、繁華街を練り歩くなど、後半戦に向けて懸命に支持を
訴えた。【重石岳史、米山淳、村上正】
共産公認の新人、松田隆彦氏(50)は、神戸市長田区のJR新長田駅周辺の商店街で国保料値下げや、
市バスなどの敬老パス無料化をはじめとする公約を訴えながら歩いた。街頭演説では「今の市政は8年間
で市民負担を300億円以上増やした。無駄遣いを繰り返す市長を続けるのか」と述べ、中央市民病院の
移転中止など公共事業見直しを強調した。
現職で民主推薦の矢田立郎氏(69)の選挙事務所には、同党の小沢一郎幹事長が激励に駆け付けた。
小沢氏は記者団に「党としては何としても市民の理解を得て当選してもらわなくてはいけない」と述べた。
一方、JR三ノ宮駅前では前原誠司国土交通相が「行政手腕豊かな矢田さんに力を貸してほしい」と演説。
矢田氏は「改革を着実に進めたい」と述べた。
無所属新人の樫野孝人氏(46)は、神戸市中央区の大丸神戸店前で「助役出身の市長が60年も続く
官僚政治にピリオドを打つのか、4年間続けるのかが争点だ」と強調した。17日には渡辺喜美・みんなの党
代表が応援に入り、「樫野さんは民間人の感覚を持つ唯一の候補。皆さんの税金を役人から取り戻すこと
ができる。神戸でも政権交代を」と訴えた。
〔神戸版〕
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091019ddlk28010181000c.html
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643氏の見解に同意。
629 名前:非公開@個人情報保護のため[] 投稿日:2009/10/18(日) 18:51:09 ID:cnY0bsFI
>625さんへ
今日 前原大臣の演説見てきました。
すべて、民主党のPRでした。
①無駄な税金は一切させない。
②官僚主導に終止符を打つ
③ハコモノ行政の抑制
④天下りの禁止
⑤公共事業をやめて社会保障の充実を図る
内容はこの5つが中心でした。
矢田現職のための演説というより
民主党のPRに来られた感じでした。
前原大臣は矢田現職のことを全くご存じなかったのでしょうか?
隣にいた矢田氏はずっと顔が引きつっていました。
今までの実績が全て否定され、可哀そうになりました。
私は誰の支持も特にないですが、
今日の演説はまるで、ネガティブキャンペーンに
わざわざ東京から来られたようにも思えました。
最後は 矢田現職の名前を間違えながら連呼されていましたし。
やた市長を民主党は推薦します!!!と。
ヤタ ではなく ヤダですから。(笑)
642 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/10/19(月) 00:55:33 ID:C/dattmw
>>629さん
私も今日三ノ宮で前原大臣の演説を聞いていました。
ハコモノ偏重からの脱却や天下りの禁止といったように、まるで他の候補者のマニフェストを支持しているかのような内容でした。
横で、矢田が渋い顔していましたwww
前原大臣は男気のある人間だから、もしかしたら、小沢への反発で、敢えて今日のような内容を言っていたのかもしれないと思いました。
しかも、最後は名前を間違えてるしw
643 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/10/19(月) 02:44:56 ID:wo6C89yH
前原は矢田に対して地方自治体なんて国の飼い犬に過ぎないんだよって釘を刺しに来たに過ぎないんだろうな
これからは国が地方に回した公共事業の金の流れを徹底的に監視させて頂くとか言っていたし
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ここって私しか知らないのかな?
↓ ↓ ↓
ttp://magiclien.com/?sk4
知ってる人が居れば情報ください!
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支持がバラけてる感じですね
>>317>>517>>519>>528
旧新宮市長、上野哲弘氏(65)
写真店経営、田岡実千年氏(48)=民主支持 民主党の山下大輔県議,自民党の2参院議員の祝電
前県議、下川俊樹氏(66)佐藤春陽市長や自民党の石田真敏衆院議員をはじめ、県議や市議らが多数駆けつけ、県選出の同党国会議員3人の電報
元市職員、岸芳男氏(56)三重県熊野市の山本良正議員が駆け付け、自民党の世耕弘成、鶴保庸介両参院議員、みんなの党の渡辺喜美代表の電報
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091019ddlk30010269000c.html
選挙:新宮市長選 新人4人が立候補 10年ぶり激戦−−告示 /和歌山
任期満了に伴う新宮市長選は18日告示され、旧新宮市長、上野哲弘氏(65)▽写真店経営、田岡実千年氏(48)=民主支持▽前県議、下川俊樹氏(66)▽元市職員、岸芳男氏(56)−−の無所属新人4人が立候補を届け出た。4候補は事務所前や自宅前で出陣式をし、それぞれ第一声。行財政改革や地域経済の活性化など市が抱える課題について自らの考えをアピールした後、選挙カーに乗り込んで市内を回り、支持を訴えた。【神門稔、山本芳博、最上聡、山下貴史】
今回の市長選は、顔ぶれは違うものの、99年4月の旧市長選同様、4人が立候補する激戦となった。佐藤春陽市長が再選不出馬を表明した後、議会内からも市議を担ぎ出す動き出て複数の名前が挙がったが、実現しなかった。公明党は自主投票を決めている。
投票は25日午前7時〜午後7時(一部繰り上げ)、市内37カ所で。午後8時10分から市立総合体育館で開票され、午後11時までには新市長が決まる。
17日現在の選挙人名簿登録者数は2万6961人(男1万2198人、女1万4763人)。
◆立候補者の第一声(届け出順)
◇改革なければ再生なし−−上野哲弘候補(65)=無新
上野候補は「誰も来なくていい」と陣営幹部の同行を断って午前8時前、一人自転車で熊野速玉大社に参拝し必勝祈願。午前9時から新宮市下田1の選挙事務所で出陣式に臨んだ。角恵子・後援会長のあいさつに続いて、上野候補は「ここまで落ち込んだ市を見た時に、『何とかしたい』との思いがこんこんと湧き出して出馬を決意した」と説明。「合併特例債でハコものを作っているが、利権に絡んだ業者の餌食になるようなまちであってはならない。改革をやりとげなければ再生はない。新宮はいいまちだなあと誇れるまちにしたい」と訴えた。
◇市民主役のまちづくり−−田岡実千年候補(48)=無新
田岡候補は同市三輪崎3の自宅前で出陣式。青年会議所の後輩という民主党の山下大輔県議が「田岡候補は政治や行政経験がないが、しがらみがなく新しい改革ができる」と支援を訴え、自民党の2参院議員の祝電も披露された。市民主役のまちづくりを進める「みんなの課」創設などを公約した田岡候補は、「チェンジ! 新宮!」と書かれた緑色のポロシャツ姿で第一声。「市民の底力で新しい新宮市を作っていく。『新宮に住んで良かったな』と誰もが思える市を、皆さんの声でつくる。身を粉にして必死で頑張る」などと、支持を訴えた。
◇古里を全国にアピール−−下川俊樹候補(66)=無新
下川候補は、同市神倉3の選挙事務所前で出陣式。佐藤春陽市長や自民党の石田真敏衆院議員をはじめ、県議や市議らが多数駆けつけ、県選出の同党国会議員3人の電報も披露された。伊藤忠志・後援会幹事長が「出馬表明が遅れたが、ミニ集会を重ねるなどし理解をいただいた」とあいさつ。下川候補は「古里・新宮を元気にするため、力のあるうちにと帰ってきた」と説明、「市内には景気や交通の便が悪いとあきらめムードがあるが、立て直すのが私の仕事だ。1人でも多くの人に新宮を訪れてもらえるよう全国にアピールする」などと訴えた。
◇赤字行政立て直したい−−岸芳男候補(56)=無新
岸候補は午前8時50分、同市神倉2の選挙事務所前で出陣式。三重県熊野市の山本良正議員が駆け付け、自民党の世耕弘成、鶴保庸介両参院議員、みんなの党の渡辺喜美代表の電報も披露された。15歳までの医療費無料など39の公約を掲げた岸候補は、「新宮は変わらなあかん。(市の)375億円の借金や市立医療センターの累積赤字21億円を行財政改革で立て直す」と訴えた。さらに市長の給与・ボーナス30%削減や副市長の民間公募も約束。旧新宮市長を務めた父順三さん(82)らに見守られながら「頑張ろう」を三唱し、街宣車に乗り込んだ。
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上野哲弘(うえの・あきひろ) 65 無新
弁慶資料館長[歴]旧新宮市議▽県弓道連盟理事▽会社役員▽県議▽旧新宮市長▽中大
田岡実千年(たおか・みちとし) 48 無新
写真店経営▽中学校運営協会長[歴]新宮青年会議所理事長▽中学校育友会長▽大阪芸大=[民]
下川俊樹(しもかわ・としき) 66 無新
[元]県議長[歴]新宮高校硬式野球部監督▽旅行会社役員▽自民党県幹事長▽立教大中退
岸芳男(きし・よしお) 56 無新
[元]市クリーンセンター長[歴]会社員▽市福祉課主幹・市長公室企画員・企画調整課長▽大阪芸大
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岸→佐藤→上野→佐藤→?
と毎回当選者が違いますね・・・
なかなか政争の街のようです
□2005年10月30日実施の選挙の結果
◇新宮市長選挙(和歌山県)開票結果 投票率72.23%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 11609 佐藤春陽(無新、公支持、63歳、初当選) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 8172 上野哲弘(無新、61歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※新「新宮市」は、旧「新宮市」と熊野川町が合併して誕生。今回の選
挙は初代市長を決める選挙。当選した佐藤氏は元新宮市長。上野氏は新
市誕生まで新宮市長を務めた。
2003/04/27投開票
10335 上野哲弘 新人
10042 佐藤春陽 新人
1999/04/25投開票
8303 佐藤春陽 新人
5915 岸順三 現職
4490 上野哲弘 新人
3995 中瀬古昌一新人
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>>532-535
なかなかオモロイっすね,新宮市。
自民党は衆院と参院でわれちゃってるのか,鶴保は次の参院選に向けて衆院と袂別っちゃって大丈夫なんかな?
山下氏頑張ってますね〜。夏の参院選には民主公認で出てくると思うんだけど県南での前哨戦と云う位置づけもある?
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20091020ddlk26010571000c.html
選挙:綾部市長選 梅原氏が出馬表明 /京都
任期満了に伴う綾部市長選(来年1月17日告示、24日投開票)で、前副議長の梅原晃氏(53)が19日、無所属での立候補を表明した。国、府との連携・協調を掲げ、民主に推薦を要請する意向を示した。現職の四方八洲男市長が4選不出馬を明らかにする中、初の立候補表明となった。
出馬会見には、8月の衆院選で小原舞氏(民主)を支援した佐々木幹夫府議が同席。梅原氏は「市民総参加で古里綾部を未来につなぐ先頭に立ちたい。市民の理解と協力と納得を得て、日本一の市民参加のまちづくりを進めたい」と述べた。
梅原氏は位田町生まれ。綾部青年会議所理事長、市消防団長などを歴任。02年9月から市議で、2期目。06年9月から2年間、副議長を務めた。【熊谷仁志】
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000910210002
関西3空港活性化 橋下知事に対抗へ
2009年10月21日
大阪(伊丹)空港の廃止を声高に主張する大阪府の橋下徹知事に対抗して、伊丹も含めた関西3空港の活性化をアピールしていこうと、伊丹市や宝塚市などから選出された県議8人が近く超党派の議員連盟を発足させる。
20日の県議会決算特別委員会で武田丈蔵議員(自民党)が明らかにした。武田県議は「マスコミに再三取り上げられる橋下知事に比べて、(関西3空港活性化という)兵庫の主張は正論なのにアピールが弱い。忸怩(じく・じ)たる思いだ」と述べ、29日の県議会閉会後にも発足させる考えを示した。
参加議員は自民、民主、公明の3会派にわたる見通し。空港活性化のための勉強会や地元との意見交換会を開くほか、橋下知事や国土交通省への要請にも取り組むという。武田県議は取材に対し、「(大阪府内の)豊中、池田両市選出の大阪府議らにも協力を呼びかけたい」と話した。
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http://www.sankei-kansai.com/2009/10/22/20091022-015997.php
2009年10月22日
矢田氏優勢 追う樫野氏 神戸市長選 本紙調査
25日投開票の神戸市長選で、産経新聞社はインターネットで有権者500人にアンケートを行った。回答とこれまでの取材では、3選を目指す無所属現職の矢田立郎氏(69)=民主推薦=がややリード、無所属新人のIT会社顧問、樫野孝人氏(46)が迫り、共産新人の党県書記長、松田隆彦氏(50)が2人を追う展開となっている。
調査は17、18日に20〜60代以上の各世代100人を対象に実施。過去2回、自民、公明両党からの推薦も受けた矢田氏は今回、民主党の単独推薦で出馬。民主だけでなく、自主投票を決めた自民支持層も3割以上を固めた。年代別では50代、60代以上の支持を集めている。
一方、樫野氏は現市政への批判票を取り込み、特に40代から支持を集めている。松田氏は共産支持層をほぼ固めた。ただ回答者の2人に1人がまだ態度を決めておらず、終盤戦に向けた情勢は流動的だ。
(2009年10月22日 08:00)
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落選運動ですか!?
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20091025-OYT8T00143.htm
「伊丹空港存続派の政治家選ばないで」
橋下知事が講演
橋下知事は24日、茨木市で講演し、関西空港の拠点空港(ハブ)化に向けて伊丹空港の廃止が必要との持論を展開した上で、「伊丹存続なんて(言う)政治家には票は入れたらダメ。ちっちゃな話をしている政治家を全部落として、もっと大きな話をする政治家を選んでいきましょう」と訴えた。
講演で、橋下知事は「大阪、関西、西日本のためには、伊丹を廃止して関空に飛行機を集中させる。伊丹の跡地を売却した金で、関空からリニアモーターカーを走らせましょう」と、伊丹廃止論を主張した。
さらに、「伊丹存続を言っている人たちが政治運動を一生懸命するから、政治家は伊丹存続の声から解き放たれない。国会議員でも府議でも市議でもいいが、しっかり(主張を)聞いて、『伊丹存続』だったら、さよならしてください」と語った。
(2009年10月25日 読売新聞)
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>>473とか
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/091025/20091025019.html
府庁WTC移転案 あす採決 議会の潮目変わるか
2009年10月25日
大阪府の橋下徹知事が今定例議会に再提案した、大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、同市住之江区)への府庁移転案が26日の本会議で採決される。府議会は採決を前に、大阪市の平松邦夫市長を招致して同市のWTC周辺活性化の「本気度」を確かめたが、反対論が根強い府議会内の潮目が変わるか不透明。五里霧中の状況下、橋下知事は審判の日を迎える。
橋下知事(右)と平松市長が「府市連携の象徴」とする府庁舎のWTC移転。府議会採決を前に、2人の心境は「まな板の上のコイ」か
「ここまでくれば理屈じゃない」。21日の府議会と平松市長の意見交換を議場で見守った橋下知事は記者団の質問にこう切り出し、「府議と市議、府と市の幹部が一つの議場に集まり、大阪を考えるエネルギーのすごさを感じた」と府庁移転実現への熱意をみせた。
史上初めて府議会にはせ参じた平松市長も緊張の色は隠せず「昨夜は興奮して眠れなかった。オリオン座流星群の話を思い出してベランダに出た」と明かし、相当な決意で府議との意見交換に臨んだことをうかがわせた。
◇ ◇
“一国一城の主(あるじ)”ともいえる政令市のトップを議場に招致し、府議がまちづくりに関して市長の考えを直接ただすことは極めて異例。平松市長が府議会に理解を求めて「頭を下げた」ことを重く受け止める議員は多いが、「もろ手を挙げて賛成」に転じるかは別問題だ。
議案採決の鍵を握る最大会派の自民党。2月議会では会派として「賛成」としたものの、結果は“造反”が相次いだ。吉田利幸幹事長は平松市長との意見交換で「大阪再生の議論が一歩進んだ」と語り、「意見は分かれているがまとめる」と会派拘束をかける考え。
民主党・無所属ネットの西脇邦雄幹事長は「政権与党の民主が態度を決めないのは許されない」と自主投票は回避する意向。しかし、会派内の意見が一つにまとまるかは予断を許さず、「民主市議団からは『民主が作り上げた市長を府議会に行かすということは、府議会の民主は前向きにやってくれるな』と重い宿題をもらっている」と難しい選択を迫られていることを隠さない。
一方、前回は反対した公明党の岩下学幹事長は「最終的にどうするか分からない。会派でまとまるのは当然だが、いろんな事情があるので個人を尊重する形になるかも」と含みを持たせる一方、「もっと慎重な議論が必要」と対応に頭を悩ます。
◇ ◇
「府議会から平松市長を招致して議場で話を聞いておきながら、反対することは理解できない」と語気を強めるのは、自民党維新の会の井上哲也幹事長。「市長を呼んだということは、府議会は市の本気度を理解するということ」と言い切る。
府議会の採決結果次第では、高い府民支持率をバックに事実上の住民投票としてWTC移転の是非を問う「出直し選挙」も否定しない橋下知事。「市長も僕も現時点でできることはすべてやった。将来ビジョンの実現性については論理的な議論で決着のつかない話」と府議会に“政治判断”を迫る。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091025-OYO1T00318.htm?from=top
阪府、WTCビルを先行取得へ 府議会自・民会派が賛成方針
大阪府の橋下徹知事が府議会に再提案している大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への庁舎移転関連2議案について、府議会最大会派の自民党、第2会派の民主党は24日、それぞれ議員団総会を開き、庁舎移転条例案の採決を先送りし、約85億円でWTCビルを購入するための補正予算案に賛成する方針を決めた。両党合わせると府議会の過半数に達しており、26日の本会議で「ビル先行取得」が認められる見通しになった。「本庁舎」として利用するか、「第2庁舎」とするかは、さらに協議されることになる。
自民、民主の両党府議団は庁舎移転を巡って会派内で賛成派、反対派が対立しており、採決を前にこの日、対応を協議した。
総会後、自民党府議団の吉田利幸幹事長は「補正予算案は賛成が多く、現状で移転条例案は(可決が)厳しい」と述べたうえで、「移転条例案の採決を見送り、補正予算案だけを通すことで、(同党府議団の)賛同を得た。今後、他会派と交渉する」と語った。
西脇邦雄・民主党府議団幹事長もビル先行取得について、「他会派と話し合う余地があるということで合意した」と話した。
両会派ともに、26日に他会派と協議した上で最終決定する。
移転条例案可決には出席議員の「3分の2」の賛成が必要だが、府議会内の反対が根強く、可決のめどがたっておらず、両会派も意思統一が難航していた。このため、過半数で可決できる補正予算案だけを成立させビルを先行取得する案が妥協策として浮上していた。
関係者によると、橋下知事はすでに主要会派の幹部に先行取得を受け入れる意向を伝えているという。先行取得することで、知事にとって移転実現に向けた一歩となるとともに、両会派は内部の対立を回避し、意見集約に時間をかけることができるようになる。
橋下知事は24日、同府茨木市内で報道陣に、「(先行取得については)議会のご判断として非常に重く受け止めます。移転条例(の結論)は早すぎるという意味だと思う」と述べた。
府議会の会派構成は▽自民43▽民主24▽公明23▽共産10▽自民・維新の会6▽諸派6。共産が移転反対、維新の会が賛成の方針。3月議会では、移転条例案は賛成46、反対65、補正予算案も賛成40、反対69で否決された。
(2009年10月25日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000910240002
府庁WTC移転案、橋下知事主張譲らず
2009年10月24日
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)の府庁移転関連2議案が26日にも本会議で採決されるのを前に、最後の本格的質疑となった23日の総務常任委員会では、各会派の議員が橋下知事に質問をぶつけた。知事は「府市連携のシンボルになる」など、一貫して移転の必要性を主張し続けた。
吉田利幸府議(自民)は、府・市・経済団体でつくる「まちづくり推進協議会」の施策は、府庁が移転しない場合も進めるかを質問。知事は「(大阪市の)平松市長は進めると言っている。ただ、まちづくりはエネルギーが重要。庁舎移転でエネルギーが生まれる」と強調した。
さらに来週、企業等誘致協働チームを設立することを明らかにし、「今の動きを加速させたい」と述べた。
一方、鈴木和夫府議(公明)は、WTCにスロット店や結婚式場が入居している点を再びただした。今議会で庁舎管理課が「退去の協力を求めたい」と答えていたが、知事は「日常生活の中で議員も職員も仕事をし、行き交う人と話をしたらいい。パチスロも時代の経済状況を表すもの。ああいう普通に生活している所に行政があることに問題を感じない」と一蹴(いっしゅう)した。
森和臣府議(民主)は、WTCを買い取る補正予算案だけを採決し、移転条例案を先送りする「先行取得」が府議の間で浮上していることに「こういうやり方はわかりにくい」と批判し、見解を求めた。知事は「時期をとらえてチャンスをつかむのも政治。議会の判断は重く受け止めながら、府と市が大阪を動かすエネルギーを消さないようにしたい」と述べた。
通常は委員会終了後に議案の委員会採決があるが、WTCへの移転問題で結論が出ていない会派があるため、26日に先送りされた。橋下知事は報道陣に、移転条例案の可決が厳しい情勢にあると認めたうえで、質疑終了後、「ありとあらゆる手法で、(課題を)乗り越えてきた。あとは議会の判断」と述べた。
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こういう妥協策もありえたか。
少なくとも第二庁舎での利用は確実だし,橋下の勝利か。大阪市の平松市長は大きな借りを作った形になったのでは?
大阪のWTC購入可決へ、府庁移転は先送り
http://www.asahi.com/politics/update/1025/OSK200910240145.html
2009年10月25日12時3分
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への大阪府庁移転問題は、府がWTCを購入する一方、移転自体の結論は先送りされることが固まった。26日の府議会本会議では、WTC購入費の85億円を含む補正予算案のみ可決されたうえで、移転条例案の採決は見送られる運びだ。橋下徹知事が目指す移転はただちには実現しないが、一歩前進することになる。
府議会最大会派の自民党(43人)は24日の議員団総会で、移転条例案の採決を先送りし、補正予算案に賛成する方針で合意した。民主党(24人)も同調する方針だ。一部の議員が従わない可能性もあるが、両会派以外で予算案に賛成する意向の議員も合わせると半数(56人)を上回り、可決は確実になった。
自民党は購入期限の迫ったWTCを「先行取得」し、移転推進派には移転の可能性を残しつつ、反対派には「第2庁舎」とする方法もあると説明して会派をまとめた。民主党も24日の議員団総会で、予算案に賛成し、移転は先送りする意見が大勢を占めた。
朝日新聞の取材では、先行取得の予算案に賛成したり、自民や民主の会派としての結論に従うと答えたりした議員が計52人に上った。さらに、移転に賛成しながらも先行取得には否定的だった議員の中から、少なくとも6人が同調する方向になった。公明党(23人)は他会派の結論を見て判断するとしている。
橋下知事は3月の議会で、先行取得案を拒否していた。だが今回は「議会の結論を尊重する」と否定せず、引き続き移転条例案の可決を目指していく意向だ。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009102500134&genre=A2&area=S00
北川氏が初当選、甲良町長選
現職に競り勝つ 投票率78・93%
北川豊昭氏
任期満了に伴う滋賀県甲良町長選は25日投票、即日開票され、新人で前町議の北川豊昭氏(64)=無所属=が、現職の山崎義勝氏(60)=同=を127票の僅差(きんさ)で破り、初当選を果たした。
町が建設予定の農業拠点施設「ふるさと交流村」を軸とした農業・観光振興や今後の町の行財政運営の在り方が争点となった。
北川氏は、山本日出男前町長の支援を受け、4期の町議経験を元に、ふるさと交流村の規模縮小や行政のスリム化を掲げ、「町政一新」「開かれた町政」を訴えた。投票の1カ月前の立候補表明だったが、現町政への批判票を取り込んで着実に支持を広げ、厚い現職の壁を破った。
山崎氏は1期目の行財政改革の実績をアピールし農業中心の産業振興などを訴えたが、強引ともされる町政運営への批判などがあり、票が伸びなかった。
当日有権者数は6393人。投票率は78・93%で、前回の64・14%を大きく上回った。
甲良町長選開票結果(選管最終)
当 2557 北川豊昭 無新
2430 山崎義勝 無現
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http://www.wbs.co.jp/news.html?p=5922
和歌山放送ニュース > 以前のニュース選挙
2009年10月25日(日) 22:54 NEW !!
新宮市長に田岡実千年さんが初当選
任期満了に伴う新宮市長選挙がきょう25日に行われ、即日開票の結果、田岡実千年(たおかみちとし)さん48才の当選が決まりました。初当選した田岡さんは、写真店経営で、民放テレビ局の新宮駐在員を歴任し 今回の選挙に立候補し、初当選しました。新宮市選挙管理委員会が発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。
当選 田岡実千年(たおかみちとし)無所属新6909票、
下川俊樹(しもかわとしき)無所属新6792票
岸芳男(きしよしお)無所属新4071票、
上野哲弘(うえのあきひろ)無所属新2061票、
以上がきょう25日行なわれた新宮市長選挙の開票結果でした。
初当選した田岡さんは、市民の所得倍増を目指すことや行政改革、福祉・教育の見直し、充実・実行といった3つの政策を中心に取り組みたいと話しています。
新宮市長選挙の投票率は、74.9パーセントで前回より(2.67)ポイント上回りました。
今回の選挙には田岡さんのほか元県議会議員、合併前の元新宮市長、市役所の元職員の合わせて新人4人が立候補しました。4人の候補が立候補したのは99年の旧新宮市の選挙以来のことで、財政再建や産業の振興、中心市街地の活性化などを争点に新人4人による激しい選挙となりました。
田岡さんは市政の刷新や、市の活性化などを訴え他の候補を振り切って初当選しました。
田岡さんは「新宮の皆さんの声を市政に活かしていきたい。特に雇用の確保や市民の所得倍増、行政の無駄の見直しに取り組んで新宮を変えていきたい」と当選の抱負を話しています。
新宮市の当日有権者数は2万6710人でした。
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>>532
>旧新宮市長、上野哲弘氏(65)
>写真店経営、田岡実千年氏(48)=民主支持 民主党の山下大輔県議,自民党の2参院議員の祝電
>前県議、下川俊樹氏(66)佐藤春陽市長や自民党の石田真敏衆院議員をはじめ、県議や市議らが多数駆けつけ、県選出の同党国会議員3人の電報
>元市職員、岸芳男氏(56)三重県熊野市の山本良正議員が駆け付け、自民党の世耕弘成、鶴保庸介両参院議員、みんなの党の渡辺喜美代表の電報
和歌山3区で民主支持が当選したのは凄いことでは!?
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002470355.shtml
神戸市議補選 民主新人の黒田氏が初当選
議員辞職に伴う神戸市会灘区選挙区の補欠選挙が25日、市長選と同時に投開票された。民主新人の黒田士郎氏(47)が、自民新人の丹治和彦氏(33)、共産新人の味口俊之氏(40)、無所属新人の吉田愛弥氏(35)の3氏を破り、初当選した。投票率は35・07%。
党の公募で選ばれた黒田氏は、地元選出の国会議員や県議らの支援を得ながら労働組合など支持基盤を固めた。政権与党となった民主の勢いにも乗り、支持を広げた。
「自民党再生」を訴えた丹治氏は、地元県議らの支援を受けたが、有権者の自民離れを食い止めることはできなかった。味口氏や吉田氏は支持を広げられなかった。
(2009/10/25 23:42)
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きちんと公認を出す公明と共産は政党政治の担い手として立派だと思う。
単に、支持の広がりを重視しない組織政党だということでもあるが……。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009102500139&genre=A2&area=S00
湖南市議選、新市議20人決まる
投票率は56・45%
任期満了に伴う湖南市議選は25日投票、即日開票され、新議員20人が決まった。 当選者の内訳は、現職16人、新人4人。女性は6人全員当選。
党派別では公明党が3人で現勢力を維持。現議席より1人減らして挑んだ共産党も3人が当選した。無所属は14人が当選した。
当日の有権者数は4万1701人。投票率は56・45%(前回58・65%)だった。
開票率87.09%(定20−立22)
当 1,300 山中 康宏 無新
当 1,200 加藤貞一郎 無新
当 1,200 松原 栄樹 無現
当 1,150 石原 善春 無現
当 1,150 松井 圭子 共現
当 1,150 山本 吉宗 無現
当 1,100 鵜飼八千子 公現
当 1,050 森 淳 無現
当 1,000 福島 清彦 無現
当 1,000 鈴木美智枝 公現
当 1,000 桑原田郁郎 公現
当 1,000 矢野 進次 無現
当 900 植中 都 無現
当 900 伊地智良雄 無現
当 850 立入 善治 共新
当 800 松山 克子 無現
当 800 赤祖父裕美 無現
当 750 望月 卓 無現
当 700 坂田 政富 共現
当 700 塚本 茂樹 無新
500 金谷 健治 無現
300 田渕 潤治 無新
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091026-OYO1T00266.htm?from=main1
「民主色」前面 矢田さん逃げ切る…神戸市長選
自公は思い複雑
花束を手に、孫と当選を喜ぶ矢田さん(25日午後10時52分、神戸市中央区の事務所で) 25日の神戸市長選は、与野党相乗りをやめ、民主党単独推薦を選んだ矢田立郎さん(69)が、辛くも3選を決めた。「変革」を訴えた新人の樫野孝人さん(46)の猛追を受けながらも、2期8年の実績をアピールし、前原国土交通相らの応援を受けて民主党色を前面に押し出しての勝利。ただ、選挙戦では「60年間続いた助役出身市政」への批判が強調され、厳しい視線の中で3期目に入る。
午後10時40分頃、市役所に近い矢田さんの事務所に当選確実の知らせが入ると、民主党国会議員や市議、支持者から歓声がわいた。拍手で迎えられた矢田さんは「大激戦だったが、皆さんの熱い思いで勝利を得ることができた。3期目も神戸のため、これまで取り組んできたことを継続、発展させていきたい」と、ほっとした表情で述べた。
告示が迫っても自民、公明との共闘を模索した矢田さんに決断を迫ったのは、政令市長選での相乗り禁止を唱える小沢・民主党幹事長だった。樫野さんも民主に推薦要請をしていたことから、矢田さんは単独推薦を受け入れた。
告示後は、小沢幹事長の「絶対に負けさせる訳にはいかない」との号令の下、閣僚や党幹部らがほぼ連日、神戸入り。小沢幹事長本人も「アポなし」で事務所に姿をみせ、組織を引き締めた。応援する民主市議は朝夕、それぞれの地元の駅前で支持を呼びかけるなど、票固めに躍起になった。
一方、市議会与党ながら、今回、矢田さんに背を向けられた自民、公明両党の中には複雑な思いがある。
ある自民県議は「自分たちを“切った”現職は祝えない」と改めて怒りをあらわにした。ただ、矢田市政を支えてきた市議らには、安堵(あんど)の声もあり、水面下で矢田さんを支援した自民市議は「我々と矢田さんの政策は同じ。今後も支持の方針に変わりはない」と話す。
矢田さんは当選が決まった後の記者会見で、「批判票ともとれる15万票を対立候補が得て接戦となったが」と問われると、「市政は広い分野に及ぶので、これから、いろんな人の話を聞いていきたい」とだけ答えた。
「矢田さんの8年の仕事が評価された」と述べた民主党県連代表の辻泰弘・参院議員は「対立候補への票は、矢田さんへの不満と言うより、『(市政を)変えてみよう』という市民の気持ちの表れだろう」と分析した。
(2009年10月26日 読売新聞)
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>>532-535>>546-547
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=177692
田岡氏が激戦制す 新宮市長選挙
和歌山県で新顔4人が立候補した新宮市長選が25日、即日開票され、写真店経営の田岡実千年氏(48)が、前県議で自民党県連幹事長を務めた下川俊樹氏(66)に117票の小差で競り勝ち、初当選した。当日の有権者数は2万6710人(男1万2066、女1万4644)で、投票率は74・90%(前回72・23%)だった。
開票結果(選管確定)
当6,909 田岡実千年 48 無新
6,792 下川 俊樹 66 無新
4,071 岸 芳男 56 無新
2,061 上野 哲弘 65 無新
△有効19,833 △無効173
現職が不出馬を表明した市長選には、田岡氏と下川氏のほか、元市職員の岸芳男氏(56)や合併前の元新宮市長の上野哲弘氏(65)が立候補し、4人による激戦となった。
田岡氏は、理事長を務めた新宮青年会議所の後輩らから要請を受け、8月下旬に立候補を決意した。「改革」や「しがらみのない政治」「市民が主役の市政」の実現を強調。市民の意見を聞いたり、経費削減を推進したりする「みんなの課」の創設、福祉や教育施策の見直し、商店街の復活、特産品の開発企業の支援などを公約に掲げ、若者や女性の支持者らを中心に支援の輪を広げた。民主党県連の支持を受け、県議の山下大輔氏(真わかやま)が活動に加わり、後押しした。
下川氏は7期務めた県議の実績をアピール。現佐藤市政の継承を示し、支持を訴えた。市議19人中、11人が支持したほか、現職の佐藤春陽市長や地元の須川倍行県議も応援に加わり、盤石とも思える選挙戦を展開したが、一歩及ばなかった。
残りの2氏も田岡氏と同様、改革を訴えたが、苦戦を強いられた。
「みんなで新宮を変えよう」
「改革」を訴える田岡実千年氏(48)が接戦をものにした。
午後9時半ごろ、新宮市緑ケ丘の選挙事務所に当選の情報が入ると、支持者から一斉に「やったー」の歓声と拍手がわき起こった。
まもなく田岡氏が事務所に登場。駆け寄る支持者と抱き合い、当選を喜んだ。
妻のさゆりさん(47)や岡本豊後援会長らと一緒に何度も万歳三唱し、喜びを爆発させた。
田岡氏は「このまちを本気で変えたい。一緒になって素晴らしいまちにしたい。そんな思いがわたしを勝たせてくれた。本気で頑張りたい。みんなで新宮を変えよう」と涙で声を詰まらせながら決意を語った。岡本後援会長は「田岡は市民の声を聞いて、よいまちづくりを目指す。どうか支えてやってほしい」と訴えた。
田岡実千年氏 写真店経営(毎日放送報道局駐在員、新宮青年会議所理事長)大阪芸大卒、新宮市三輪崎
市民、新しい風に期待
解説
市民が旧態依然の政治に「ノー」を突きつけ「改革」を訴えた田岡氏が勝った。8月の衆議院選挙で「チェンジ」を訴え、追い風に乗った民主党の躍進にも似た勝利だった。
4人の候補者が行財政改革や産業振興などを争点にした今回の市長選。元県議や元市職員、合併前の新宮市長と多彩な顔ぶれの中で、市民が選んだのは、政治経験がなく一番若い田岡氏だった。
田岡氏は行財政改革のほか、企業や観光支援による雇用の創出、福祉や教育の充実などを公約に掲げた。新宮青年会議所の理事長や小中学校の育友会長を務めたこともあり、若者や女性を中心に支持の輪を広げた。陣営幹部は「素人集団の陣営だったが、今のままでは駄目と思う若者や女性が応援してくれた。後半にはお年寄りの応援も増えてきた」と選挙戦を振り返った。民間の新鮮な感覚を市政に生かしてほしいという市民の思いが得票に表れた。
新宮市を取り巻く環境は決して明るくはない。少子高齢化による過疎化、市街地の空洞化、地域経済の衰退などで市の財政状況は厳しさを増している。半数以上の議員が他候補を推した市議会とも協調し、地域活性化のための事業を展開していかなくてはいけない。新しいリーダーの手腕に注目したい。(山本敏弘)
【初当選を喜ぶ田岡実千年氏(25日、和歌山県新宮市で)】
(2009年10月26日更新)
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091026ddlk30010181000c.html
選挙:新宮市長選 激戦制し田岡氏 市政改革を訴え支持 /和歌山
任期満了に伴う新宮市長選は25日投開票され、無所属新人で写真店経営の田岡実千年氏(48)=民主支持=が、前県議の下川俊樹氏(66)▽元市職員の岸芳男氏(56)▽旧新宮市長の上野哲弘氏(65)−−の無所属新人3人を破り、初当選を果たした。田岡氏は、若さと清新さを強調し「市民が主役で、しがらみのない政治」などを主張し、激戦を制した。当日有権者数は2万6710人(男1万2066人、女1万4644人)、投票率は74・90%(前回72・23%)だった。【神門稔、山本芳博、最上聡、山下貴史】
田岡氏の当選が決まると、同市緑ケ丘1の事務所は喜びに沸きかえった。田岡氏は「バンザイ」を繰り返し、「新宮を素晴らしいまちに変えたいという皆さんの思いが、私を勝たせた。新宮を変えましょう」と喜びを語り、「チェンジ新宮、チェンジ新宮」と繰り返した。政治経験のないなかでの選挙戦だったが、理事長を務めた新宮青年会議所や育英会の人脈を核に、「ムダを無くす係の創設」など改革イメージを前面に支持を広げた。民主党の支持を得たことも追い風になった。
一方、下川氏は県議7期27年の豊富な経験と実績を強調し「新宮を元気に」とアピール、岸氏は行政マンとしての経験を踏まえて「市長給与30%カット」などを主張、上野氏は長い政治経験を土台に「風格ある街づくり」を訴えたが、それぞれ及ばなかった。
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>>492-500>>504-511>>527-529>>539
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091026-OYO1T00559.htm?from=main1
矢田氏 民主票45%止まり、無党派層も苦戦…神戸市長選
本社出口調査
読売新聞社が25日に実施した神戸市長選の出口調査結果によると、現職・矢田立郎氏(69)は、単独推薦を受けた民主党の支持層の4割強しか固められず、無党派層の取り込みでも、新人のウェブ制作会社顧問・樫野孝人氏(46)に20ポイント以上の差をつけられており、苦戦の要因が浮かび上がった。
政党別では、矢田氏を単独推薦した民主党の支持層の投票先は矢田氏45%、樫野氏の42%とほぼ互角。自民党支持層は矢田氏に51%と、樫野氏の40%を上回ったが、公明党支持層は矢田氏に4割弱しか投票せず、5割以上が樫野氏支持に回った。公明党支持層に民主単独推薦への反発があったとみられる。
無党派層は54%が樫野氏を支持、矢田氏は30%にとどまった。前回、矢田氏に投票した人で、今回も矢田氏に投票したのは52%に過ぎず、樫野氏に37%が流れた。
調査は市内の投票所72か所で、投票を終えた有権者を対象に行い、2642人から回答を得た。
(2009年10月26日 読売新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002470940.shtml
民主支持者の4割「反矢田」 神戸市長選出口調査
神戸新聞社が25日に実施した神戸市長選の出口調査(1251サンプル)で、民主単独推薦で挑んだ現職矢田立郎氏が民主支持者の約半数の票しか集められず、約4割が新人樫野孝人氏に投票していたことが分かった。これまでの“相乗り推薦”から外れたものの、自民・公明支持者の約半数の票に支えられ、矢田氏が競り勝ったとみられる。
調査では、自民・公明支持者の51・8%が矢田氏に投票し、樫野氏は39・6%。一方、民主支持者の47・4%は矢田氏に入れたが、樫野氏にも39・7%が流れた。
矢田氏の2期目の評価を聞いたところ、「評価しない」が32・5%で、「評価する」の26・4%を超えた。「評価する」とした人の89・4%を矢田氏が固めたが、「評価しない」とした人の66・3%が樫野氏に集まった。
一方、全体の4割に上った「どちらとも言えない」とした人のうち、43・7%が樫野氏、35・7%が矢田氏に投票し、ここでも樫野氏が矢田氏を上回った。
また、前回2005年の同市長選で矢田氏に投票した人のうち、今回も同氏に投票したのは約半数にとどまり、37・4%が樫野氏に投票先を変えていた。
新人松田隆彦氏は、共産支持者の93・7%を固めたが、他党支持者や無党派層を十分に崩せなかった。(霍見真一郎)
(2009/10/26 10:23)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/091026/elc0910260021000-n1.htm
大接戦の苦しい勝利 神戸市長選
2009.10.26 00:19
25日投開票された神戸市長選は、民主が単独推薦した無所属現職の矢田立郎氏(69)が3選を決めた。政権交代後、現職が民主単独推薦で臨んだ初めての首長選。小沢一郎幹事長自らが陣営を訪れ激励するなど、党本部も「民主」の看板をかけて支援したが、無所属新人でIT会社顧問の樫野孝人氏(46)に、約8千票差にまで迫られる苦しい勝利となった。
「本当に大激戦だったが、みなさまの熱い思いで勝利することができました。数字的にみても今までで一番厳しい戦いだった」
午後10時50分すぎ、神戸市中央区の選挙事務所。当確の報に沸く支持者らを横に、矢田氏はほっとした表情を見せた。
助役出身である矢田氏に対し、樫野氏は「60年続いた官僚主導型の政治からの変革」を掲げた。選挙戦で敗れたとはいえ、樫野氏を支持した票はそのまま現職の矢田氏への“批判票”ともいえる。
民主単独推薦を発表した会見で、矢田氏は「今後の市会運営は民主に軸を置いてやっていく」と明言し、自民、公明の県連幹部らの批判を買った。だが、民主単独では議会の過半数に届かず、“切った”自公の協力は今後も不可欠だ。しかし公明の市議幹部は「従来通りというわけにはいかない」と話すなど、今後の市会運営は、波乱含みだ。
神戸市は現在、次期総合計画を策定中。矢田氏はこの日の投票結果を受けて、「批判的な意見も取り入れていきたい」とした。
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府庁どこへ:WTC移転・第2ラウンド 「補強が安価」 共産府議団が試算
http://mainichi.jp/kansai/news/20090930ddn041010010000c.html
大阪府庁舎の大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)移転構想で、共産党府議団は29日、記者会見し、「WTC移転よりも現庁舎(大阪市中央区)の耐震補強の方が安くつく」との試算を公表した。構想を進める橋下徹知事を批判した。
府は、WTC移転で現庁舎の土地を1平方メートル当たり97万円で売却することで425億円の収入が見込まれるとして、今後約30年の総費用は409億円で済むと試算している。
これに対し、同府議団は今月落札された現庁舎近くの府立青少年会館の土地価格が同37万円だったと指摘。たとえ同50万円で売却しても収入は約半分に落ち込み、総費用は総額637億円に膨らむとした。
一方で、府が総費用512億円とした耐震補強のうち、スペース確保のための民間ビル賃貸料170億円は「職員減も予想され大きすぎる」と主張している。総費用は496億円まで圧縮可能で、移転を下回ると試算した。
同府議団の宮原威団長は「現状では移転案に反対。問題点を指摘し大いに議論したい」と述べた。【田中博子】
毎日新聞 2009年9月30日 大阪朝刊
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府庁どこへ:WTC移転・第2ラウンド 知事、先行取得容認 議会「なぜこの時期に」
http://mainichi.jp/kansai/news/20091002ddn041010014000c.html
大阪府庁舎のWTC(大阪ワールドトレードセンタービルディング)移転構想で、橋下徹知事は1日、改めて移転条例案にこだわらずに買い取り予算案の先行可決を容認する方針を示した。府議会の賛否両派の間に「なぜこの時期に」という戸惑いが広がっている。
橋下知事は議会開会前、予算案と移転条例案の2議案一括可決を求める方針を示していた。しかし、30日、記者団に「最後はゴールで一緒になればいい。取れる選択肢は広い」と、ビル買い取りが先行しても構わないとの考えを明らかにした。
1日の府議会代表質問でも、民主党の漆原周義政調会長が発言の真意をただしたのに対し、「WTCの(買い取り)期限は12月。ラストチャンスと考えている。WTC移転が唯一の選択肢だ」との考えを繰り返し、「議会でいろんな案が出てくることまで否定できない」と述べ、先行取得を選択肢として排除しない考えを示した。
移転賛成派のある府議は「ビルを先行取得し、府庁舎移転は後で検討すればいい」と歓迎の意向を示したが、別の府議は「(一括採決に向けて)正面突破してもらいたい」と語るなど、賛成派でも受け止めはさまざま。
一方、反対派のベテラン府議は「ビル先行取得で議会をまとめたいなら、一度2議案を取り下げて予算案を提案し直すのが筋だ」と突き放す。
移転条例案の可決には府議会の3分の2以上の賛成が必要だが、予算案は過半数で可決する。2月議会では両案とも否決された。府議会のほとんどの会派は「再提案」にまだ賛否の態度を決めていない段階で、先行取得が現実的な「落としどころ」となるかは不透明だ。
また、漆原氏は代表質問で、府立成人病センターの移転先を、検討中の府庁周辺から地価の安いWTC周辺に変えれば概算で110億円安くすむとの「対案」を提示。橋下知事は議会後、「コスト面や府民の利便性を検証しないといけない」と検討課題とする考えを示した。【稲垣淳、福田隆】
毎日新聞 2009年10月2日 大阪朝刊
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府庁どこへ:WTC移転・第2ラウンド 公明が都市構想案提示、橋下知事かわす
◇耐震補強前提
http://mainichi.jp/kansai/news/20091003ddn041010005000c.html
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への大阪府庁舎移転議案を審議する府議会代表質問が2日あり、公明の池川康朗政調会長が、現庁舎を耐震補強して残すことを前提とした都市構想案を示した。橋下徹知事は答弁で「大賛成だが、この構想こそ府庁舎が(現在の場所に)なくてもやれる」とかわし、議論はすれ違いに終わった。
池川氏はまず、土地売却による収入を除いた場合、耐震補強案の方がWTC移転案より208億円安く済むとする試算を提示。続いて、大阪城を取り巻く広範囲な都市整備構想「府庁・大阪城周辺都市構想」を示した。府立成人病センターを大手前地区に移し、高層階に行政機能を持たせる▽森之宮の同センター跡地に民間によるコンサートホールを建設−−などの内容。【福田隆】
毎日新聞 2009年10月3日 大阪朝刊
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総選挙から此迄の大まかな経緯
「投票日まで逃げます」…橋下知事、一転、沈黙のワケ
>>323
WTC再挑戦 府議会の自公に配慮?
(2009年8月26日 読売新聞)
「橋下知事と信頼関係持てない」自民・中山府連会長辞任
>>345
橋下知事が自民党国会議員のポスターに自分の写真を使うことを認めなかったとして、「知事は民主党に行ってしまった」と報道陣に語った。
2009年9月6日0時22分
自民大阪、大敗の怒り橋下氏に…政党地方会合で明暗
衆院選2009
中山氏「関係、向こうが切った」
>>346,347
(2009年9月6日 読売新聞)
WTC移転は「都落ち」? 大阪府、職員「本音」公表
>>408
2009年9月26日
大阪府庁移転案提出、WTC再挑戦に厚い壁衆院選で自公と溝
>>409
(2009年9月26日 読売新聞)
大阪府庁移転論議にどう影響? 堺市長選でみせた橋下知事の「政治力」
>>436
2009.9.28 21:34
府庁どこへ:WTC移転・第2ラウンド 「補強が安価」 共産府議団が試算
>>555
毎日新聞 2009年9月30日 大阪朝刊
府庁どこへ:WTC移転・第2ラウンド 知事、先行取得容認 議会「なぜこの時期に」
>>556
毎日新聞 2009年10月2日 大阪朝刊
大阪市の「本気度」、不信感根強く…WTC問題
>>473
2009.10.3 20:17
府庁どこへ:WTC移転・第2ラウンド 公明が都市構想案提示、橋下知事かわす
◇耐震補強前提
>>557
毎日新聞 2009年10月3日 大阪朝刊
橋下さん、出直し選は本気?府議らピリピリ
>>482
(2009年10月5日20時28分 読売新聞)
-
府庁WTC移転案、橋下知事主張譲らず
>>543
2009年10月24日
大阪府のWTC購入案可決にめど 自・民府議団 移転案は審議続く
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091024/lcl0910242352002-n1.htm
2009.10.24 23:51
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁移転関連議案をめぐり、府議会最大会派の自民党府議団は24日、議員団総会を開き、WTCビルを約85億円で購入することを盛り込んだ補正予算案に賛成することを、大筋で合意した。民主党府議団の総会でも購入賛成派が半数を超えた。主要会派が相次いで賛成に向けた調整をはじめ、同議案の通過にめどが立ったことで、大阪府がWTCビルを購入する見通しが立った。
開会中の9月定例府議会ではWTCビルに関連し、補正予算案のほか、可決に「3分の2の賛成」が必要な本庁舎の移転条例案の2議案が提案されている。移転条例案については、意見のとりまとめが進まず、3分の2の賛成は困難な状況だが、今議会で引き続き審議を続ける。
橋下徹知事は2議案セットでの可決を目指していたが「議会のみなさんの判断に任せたい」とし、了承する意向を示している。
WTCビルについては、85億円に割安感を示す議員も多く、本庁舎として移転することに反対する議員の中にも、「民間ビルに年間6億円以上の賃料払って不足スペースを補っていることを考えると、WTCビルを第2庁舎として使うのもひとつの方法」とする意見もあることなどから、先行取得案が現実化した。
この日行われた自民党府議団の総会では、予算案については賛成派が多数を占めたが、移転案については反発の声が目立った。
民主党府議団の総会では会派方針は決めなかったが、出席議員に賛否確認をしたところ、ビル買い取りについては賛成派が過半数を上回った。一方、移転条例案は反対意見が半数を超えた。
両派は議案採決が行われる26日の本会議の前に、それぞれ総会を開き、最終的な方針決定をする。
また、主要会派のうち、公明党府議団も総会を開き意見調整を行う。自民党・維新の会はすでにWTC移転に賛成の意向を固めているほか、共産党府議団は反対の姿勢を見せている。
大阪府、WTCビルを先行取得へ 府議会自・民会派が賛成方針
>>542
(2009年10月25日 読売新聞)
大阪のWTC購入可決へ、府庁移転は先送り
>>544
2009年10月25日12時3分
府庁WTC移転案 あす採決 議会の潮目変わるか
>>541
2009年10月25日
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WTCビル…「先行取得」可決へ
府議会最終調整 橋下知事「一歩前進」
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091026-OYO8T00811.htm?from=tokusyu
大阪府の橋下徹知事が再挑戦した大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への庁舎移転について、府議会は26日、本会議で関連議案を採決する。自民、民主両党府議団が、WTCビル購入の補正予算案を可決する一方、庁舎移転条例案の採決を先送りする「ビル先行取得」を決めたことを巡り、公明党府議団が同日朝から総会で対応を協議。同じ知事与党の自民と協調する方向で調整している。各会派も最終の協議を続けており、採決は夜にずれ込みそうだが、補正予算案だけが可決される見通しは変わらない情勢だ。
橋下知事はこの日朝、府庁内で報道陣に、「(移転関連2議案の)両方がペケになれば、前に動かなくなってしまう。可能性をゼロにしてしまうよりも、1歩進む方が重要。庁舎移転が実現しないと府民の理解は得られない。2歩目、3歩目を、大阪市とタッグを組んで進めていかなければいけない」と述べた。
府議会各会派は、本会議採決を前に同日朝から断続的に協議を続けた。公明党府議団は午前9時からの総会で、「庁舎移転を決めないのに、ビルだけ購入すると、府民は疑問を持つ」「自民、民主の折衷案に過ぎない」などと先行取得に対して慎重な意見が相次ぎ、一時中断。岩下学・府議団幹事長は報道陣に「関連2議案をセットで判断しないと、府民に分かりにくい」と語った。
その後、自民、民主、公明3会派の幹事長会談が開かれ、公明党の岩下幹事長は、知事に移転条例案の取り下げを求める申し入れを行うことを提案した。
一方、先行取得の方針を示す民主党府議団では、移転反対の一部府議が「庁舎移転の是非が決まらないまま、WTCビルを購入するのはおかしい」と述べ、造反の動きを見せた。ただ、補正予算案に最後まで反対の姿勢を示す府議は、少数にとどまるとみられている。
(2009年10月26日 読売新聞)
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WTC購入、公明は反対方針 自民は分裂 午後採決
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200910260042.html
2009年10月26日
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への大阪府庁移転をめぐり、府議会第3会派の公明党(23人)は26日、WTCの「先行取得」に反対する方針を決めた。また自民党の移転賛成派5人が移転条例案の先送りに反発して会派を離脱し、同日午後の本会議で採決時に退席する意向を示した。自民、民主両党が賛成方針を固めていたWTC購入費の85億円を含む補正予算案は、議会の賛否が拮抗(きっこう)する情勢になった。
補正予算案の可決は、府議会(112人)の本会議で出席者の過半数の賛成が必要。第2会派の民主党(24人)は、最大会派の自民党(43人)とともに移転条例案の先送りと補正予算案への賛成を決める方針で調整しているが、公明党の反対姿勢を受けて党内に異論も出ている。
公明党は同日午前の議員団総会で、先行取得には反対する方針を決めた。補正予算案からWTC購入予算分を切り離すよう府側に要請すべきだとして、自民、民主両党に同意を求める考えだ。
橋下徹知事は26日朝、先行取得について、WTCの売却先などを示す会社更生計画の提出期限が12月に迫っていることを指摘したうえで「(移転条例と補正予算の2議案が)ダブルでペケになって何も変化が生まれないより、まずは一歩進める。二歩目、三歩目を進めるように全力をつくす」と記者団に述べた。
また第2庁舎化の案については「あくまでも庁舎移転。おそらく府民のみなさんは納得しない」と否定した。
自民会派を離脱する議員のほか、民主から造反者が出る可能性もある。両党以外にも先行取得に賛成する議員はいるものの、それに批判的な議員らの動向が焦点となる。
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WTC議案の調整が難航、長時間協議続く
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091027/lcl0910270041000-n1.htm
2009.10.27 00:39
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への府庁移転構想で、大阪府議会は26日、本会議を開会したが、橋下徹知事が再提案したWTCビルを約85億円で購入する補正予算案と本庁舎移転条例の扱いについて、各会派の意見調整が難航した。会派内や会派間協議が同日深夜まで断続的に続けられ、午前零時をまたいでも続いた。
WTC関連2案をめぐっては、主要会派の自民、公明、民主の3派が会派内で賛否が分かれた。しかし、自民を中心に、補正予算案のみを通過させ、12月中旬まである今議会の会期をふまえ、移転条例案の審議を先送りにする方向で調整が進められた。
ところが、「移転条例案の審議を先送りすることは納得できない」という移転賛成派の自民党府議団の5人が会派を離脱。
補正予算のみを採決をするという提案については、移転に慎重な姿勢を見せていた公明が反発し、移転条例案自体の取り下げを求める声が出るなど、混乱が続いていた。
橋下知事は当初、WTC議案が否決された場合、辞職して出直し知事選に出馬することを示唆するなど、強硬姿勢で臨み「予算案と移転条例案はセット」などと強調していた。
しかし、23日には議会側との間で、予算案を先行可決することについて了承。26日も「(2案が)両方ペケになるよりも、1つでも進める方がよい」と述べるなど、態度を軟化させている。
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>>566
自民の下駄の雪が基本の公明が今回は随分頑張って反対した感じ。衆院選の惨敗のしこりがよっぽどあったのであろう。
ハシゲとるか創価票取るか自民県議には踏み絵が今後出てくる場面もあるか?
WTCビル 「先行取得」府議会空転…移転2議案、公明が反発
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091027-OYO8T00361.htm
大阪府の橋下徹知事が目指す大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への庁舎移転問題で、府議会は移転関連2議案の採決を予定していた26日、議案の取り扱いを巡って公明党府議団が反発し、会派間の協議が難航、27日未明まで空転が続いた。合わせて過半数を占める自民、民主両党府議団は「ビル先行取得」を主張しており、本会議で採決されれば、WTCビルを約85億円で購入するための補正予算案だけを可決し、庁舎移転条例案の採決は先送りされる見通し。
公明府議団は、橋下知事が自民、民主の先行取得方針に対し、「議会の判断に任せる」と語ったことを取り上げ、「責任を府議会に押しつけている」と反発。知事に移転条例案の取り下げを求める申し入れを行うことや、緊急経済対策が柱となっている補正予算案からWTCビル購入費関連を分離して採決することを要求したが、自民、民主などと平行線をたどった。
同じ知事与党として連携してきた自民党のベテラン府議は「知事が公明党を支援しなかった衆院選のしこりが残り、3月議会で反対した議案について、賛成に転じるのに抵抗感が強いのだろう」と話した。
一方、議案の採決を待つ橋下知事は、知事室で待機を続けた。
(2009年10月27日 読売新聞)
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どうなる橋下知事案“1200億円WTCビル→85億円”一石二鳥強調
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091027/lcl0910271136003-n1.htm
2009.10.27 11:35
大阪府にとって、長年の課題だった庁舎問題。現在の大阪府庁が完成したのは大正15年で、現役の都道府県庁舎としては最も古い。建物の老朽化が激しく、耐震性にも問題を抱えている。また執務スペース不足にも陥り、周囲に借りている民間ビルの賃料は年間6億円を超えているため、財政再建を掲げる橋下徹知事にとっては避けて通れない課題だった。さらに府庁を湾岸部の大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)に移転させる計画は、人とモノを動かすことにつながり、大阪の発展に不可欠との判断も働いた。
新庁舎の建設計画も立案されたが財政難などを理由に平成8年、行政棟、議会棟の着工を凍結。府は19年、現在の本庁舎を耐震化することを決めていた。
しかし、橋下知事が就任から半年ほどたった20年8月にWTCへの府庁移転を提唱。21年2月議会に移転案を提案したが、否決された。
このとき、議会側から問題視されたのは防災面の不備と、大阪市の取り組みが期待できるかという「大阪市の本気度」だった。
WTC問題、ビル使い道依然不明
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091027-OYO8T00822.htm
橋下知事が「関西活性化の起爆剤になる」と意欲を見せてきたWTCへの府庁舎移転。WTCビルの購入案は府議会で可決されたが、移転条例案の再否決によって、2度の経営破綻(はたん)を経た西日本一の超高層ビル(256メートル)の使い道は定まらないままとなった。
府庁舎移転の議論の発端は、現庁舎の老朽化にある。大阪城に面した府庁舎本館は現役の都道府県庁舎で最も古い1926年に建築。震度6強で倒壊の危険性があり、府は89年、建て替え計画をまとめた。
ところが、東京都庁に対抗して作った、45階建ての行政棟を核に総事業費1100億円という壮大な計画は、バブル崩壊による財政難から凍結。2007年には耐震補強による現庁舎の延命策に方針転換した。
橋下知事は「耐震補強は将来の建て替えまでの引き延ばし策にすぎない。建て替えか移転か、決着を」と訴えてきた。WTCビルの購入費が85億円なのに対し、現庁舎を耐震補強するにも79億円が必要で、橋下知事は「格安でインテリジェントビルを入手できる」と“買い得”をアピール。移転で長年の庁舎問題にけりをつけたい考えだった。
ただ府議会は3月、WTCの立地条件の悪さや防災面への不安、知事の強引な手法に対する反発などから、移転に「NO」を突きつけた。だが、更生管財人が7月、「地域のシンボルとなるビルで、公益性の見地から公共団体にも検討してほしい」と府・市に買い取り検討を打診すると、橋下知事は再挑戦を決めた。
平松邦夫市長も、大阪市長として戦後初めて府議会に出席して橋下知事との二人三脚を強調し、「大阪・関西活性化の取り組みの象徴として、府庁舎の移転実現が必要だ」と訴えていた。
市の損失補償額 434億円ほぼ確定
WTCビルを約85億円で購入する予算案が大阪府議会で可決されたのに伴い、ビルを所有する大阪市の第3セクター・WTC社(会社更生手続き中)の借金を肩代わりする同市の損失補償額が434億円に上ることがほぼ確定した。1193億円を投じて建てられた西日本一の超高層ビル(256メートル)は、事業費の1割にも満たない安値で買収されることになり、巨額の市民負担を残すことになった。
市は、WTCの2次破綻にともない、未払い利息や遅延金を含め495億円の借金を抱える。今回可決された府の予算案のうち、ビルのテナントの敷金(計16億円)や消費税分などを除いて、市が借金返済に充てられるのは61億円にとどまる。管財人は今後、府へのビル売却を盛りこんだ更生計画案を大阪地裁に提出。市は、市議会に損失補償額を含む予算案を提案する。
本質論置き去り
加茂利男・立命館大教授(政治学)の話「知事が自身のアイデアやリーダーシップに酔って強引に押し通そうと進めた結果、府庁移転のメリットやデメリットという本質論が置き去りにされた。移転は都市構図を変えるぐらい大きな案だけに、頭に血が上る前に議会と冷静に話し合って合意点を探すべきだった。矛盾した結果だけが残った」
(2009年10月27日 読売新聞)
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徹夜ドタバタ大阪府議会 WTC「購入」「移転」分離し午後採決
2009.10.27 12:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091027/lcl0910271245005-n1.htm
26日から議論が続いている大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への大阪府庁移転をめぐり、府議会は27日午前、総務常任委員会で、WTCの購入案を可決し、本庁舎の移転条例案を否決した。本会議は正午前から再開され、購入案、移転条例案がそれぞれ記名投票で採決される見通し。本会議では自民、民主、公明の議員団が自主投票で臨む方針で、総務委員会の結論が踏襲されるかどうか不透明な情勢になっている。
移転構想をめぐっては26日から府議会各会派の意見調整が徹夜で行われ、WTC購入を除いた補正予算案▽WTC購入案▽本庁舎移転条例案−の3案を分離採決することで決着した。
分離採決を行うことについて橋下知事は27日午前、「府民にとっては分かりやすいかもしれない」と評価。WTC案が両案とも否決された場合について「(出直し知事選の)カードはまだ持っている」としたが、「可決でも否決でもその後のシナリオは分からない」と明言を避けた。
補正予算案とWTC購入案は過半数の賛成で可決されるが、移転条例案の可決には「出席議員の3分の2の賛成」が必要。補正予算案からWTCビルの購入案を分離するため、議会側は27日早朝、議案の再提案を申し入れ、知事側が応じた。
本会議では、WTC両案は記名投票になる見通しで、各会派で調整が進められているが、自民、民主、公明は自主投票で対応する方向。
当初は、自民党府議団を中心に補正予算に賛成し、移転条例案については引き続き審査を行うことで、主要会派内の合意がほぼ取り付けられていた。しかし、購入条件をめぐって付帯決議をつけることや申し入れを行うことなどの条件面で折り合わず、徹夜の意見調整でも妥協点が見いだせなかった。
こうしたなか「移転条例案の審議を先送りにすることに反対が多い」として、民主党が3案の記名投票を提案。最大会派の自民と、公明もこれに応じた。
橋下知事「すっきりする」 WTC自主投票に
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200910270040.html
2009年10月27日
橋下知事は27日朝、自民、民主などWTC先行取得を容認していた府議会会派が自主投票方針に転じたことに対して「これは議会のご判断で、一番すっきりするんじゃないですか」と報道陣に語った。だが、これによって可決見通しだった予算案が微妙な情勢になっていることには「採決があるまでは議会の領域。正直(可決されそうな情勢に)喜んではいましたけど、議会の議論がすべてですから」と、複雑な表情を見せた。
また、知事は府庁移転について「ぼく1人でいろいろ悩み、不安もあった。そもそもぼくのビジョンが本当に正しいかどうか。そういうことをしっかり議論するために議会がある。議会にゆだねるのみ」と淡々と話した。
移転条例案などが否決された場合に、知事がこれまで含みを持たせてきた「出直し知事選」については、「まだ結論はこれから。最後は採決ですからね」と語った。
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WTCの先行取得は可決、府庁移転は否決、3派自主投票
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200910270039.html
2009年10月27日
大阪府の橋下徹知事が目指す府庁移転の関連議案をめぐり、府議会は27日の本会議で、府が移転先とする大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への移転条例案は否決し、約85億円の購入予算案を可決した。自民、民主、公明の3会派は、個々の議員の投票態度を拘束せず自主投票としたが、その結果、移転を否定する一方で、移転先のWTCを買うという矛盾した結論になった。
橋下知事はこれまで、両案とも否決された場合は「出直し知事選」の可能性にも含みを持たせてきた。会派拘束がかからず自主投票となったうえで、異論が強かった「先行取得」の結果となったのは、人気の高い橋下知事に反対すれば府民から反発を受けかねない、との懸念が議員の間に広まったためとみられる。
採決予定日の26日から27日朝まで、自民党(43人)、民主党(24人)、公明党(23人)の調整が徹夜で続いた。その結果、WTC購入費は、ほかの補正予算案から分離されて採決された。
本会議では、移転条例案、購入予算案の順に記名投票で採決され、出席議員(112人)の3分の2の賛成(75人)が必要な移転条例案は賛成52人、反対60人で否決。過半数(議長を除く56人)が必要な購入予算案は賛成61人、反対50人で可決した。
自民、民主両党は当初、移転条例案を先送りし、予算案のみ賛成する「先行取得」で会派をまとめていたが、公明党が先行取得は「府民の理解を得られない」と反発。26日午後から議案の取り扱いなどをめぐって協議を続けた。
公明党の反対を受け、移転に批判的な議員が多かった民主党も一転して「正論だ」と同調した。27日午前3時半ごろ、同党は議長に採決を記名投票とするよう求めた。またその後の調整で、WTCの購入予算は補正予算案から分離されることになり、同日午前8時半ごろ、知事が修正議案を提出した。
記名投票では各議員の判断が公になるため、わかりにくいとの批判が多い先行取得に賛成すれば、府民から反発を受けると懸念する議員が多い。このため、会派は議員の投票態度を拘束しづらくなる。最終的に、自民、公明両党も記名投票を認め、会派拘束しない方針を決めた。
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橋下知事、WTC購入案可決に「しっかり議論ありがたい」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091027/plc0910271414017-n1.htm
2009.10.27 14:11
大阪府議会本会議で府庁WTC移転条例案を否決され、唇をかむ橋下徹・府知事=27日午後1時6分、大阪市中央区の大阪府庁(竹川禎一郎撮影)
「WTC移転条例案は否決。予算案は可決」。27日の大阪府議会本会議で審議されたWTC移転案。WTCビルを先行取得する購入案は26日に可決する公算が大きかったが、徹夜で進めた会派の調整は27日早朝まで折り合わず、WTC両案は記名投票で採決された。その結果、橋下徹知事が約1年をかけて意欲を燃やした府庁移転のうち本庁舎を移転する条例案については前回と同様に否決されたが、WTCビル購入予算案は可決されたことで、移転に向けて大きく動き出す可能性が出てきた。
この日朝から終始渋い表情だった橋下知事は購入案が可決されると、深々と頭を下げ少し表情を緩めた。
「将来についての判断ですから議会でしっかりと議論してもらえたことはありがたい」
午前8時30分ごろ、報道陣の前に姿を見せた橋下知事はこわばった表情で記者団に話した。正午過ぎに始まった本会議では、徹夜明けが相当きつかったのか、居眠りしているように見える場面もあった。
午後1時ごろ、移転条例案の採決が始まり府議に票が配られると、議場は緊張感に包まれた。橋下知事は賛成票を投じる府議には神妙な面持ちで一人ひとりに会釈した。続くWTCビル購入予算案の採決でも同様だった。
WTC購入案の可決が告げられたときも、口を真一文字に結び、堅い表情のまま一礼しただけだった。
最大会派の自民は当初、WTCビルの先行取得で会派内でまとまり、条例案については12月中旬の採決まで先送りすることで公明、民主と大筋で一致していた。だが、公明が移転条例案が可決されるまで予算執行を停止する付帯決議を取り付けるように要請したため意見の集約が難航した。
一方の民主は移転条例案の先送りに反対する意見が相次ぎ、会派内が分裂。補正予算案とビル購入案、移転条例案の3案を分離して採決する方法を提案した。
早朝を迎え、朝倉秀実議長が仲裁に入り、各会派は、民主が提案した3案を分離して採決する方法で一致。最終的に意見が調整できたのは午前6時40分を回っていた。
橋下知事は、知事室のソファで仮眠をとっていた午前6時ごろ、朝倉議長から庁内電話で連絡を受けた。「議会の判断であり、府民にもわかりやすい」と冷静に受け止めた。
また、分離で採決されることについては「可決でも否決でもその後どう出るかわからない」と述べるにとどまったが、知事は以前から、否決の場合は、出直し知事選もちらつかせていた。
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>>566
此は結局採決した訳だから分裂は無し?そもそもこの5人誰やったんだ??
>また自民党の移転賛成派5人が移転条例案の先送りに反発して会派を離脱し、同日午後の本会議で採決時に退席する意向を示した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091027/lcl0910271338007-n1.htm
WTCビル購入案61対50で可決、府庁移転案は否決 大阪府議会
2009.10.27 13:36
このニュースのトピックス:橋下府政
各会派が夜通しですりあわせを行ったWTCへの大阪府庁移転関連議案の審議。仮眠をとっただけで府議会本会議に臨んだ橋下知事も、疲労のあまりつい…=27日午後0時20分、大阪市中央区の大阪府庁(竹川禎一郎撮影) 26日から議論が続いている大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への大阪府庁移転をめぐり、府議会は27日正午すぎから本会議を再開。WTC移転条例案は記名投票の結果、賛成52、反対60で、可決に必要な出席議員の3分の2に届かず否決された。この後、WTCビルの購入案も記名投票で実施。賛成61、反対50で可決された。
条例案と購入案について、この日午前の府議会総務常任委員会では、条例案は否決、購入案は可決としていた。本会議は自民、民主、公明の議員団が会派で拘束をかけず自主投票で臨んだ。
移転構想をめぐっては26日から府議会各会派の意見調整が徹夜で行われ、WTC購入を除いた補正予算案▽WTC購入案▽本庁舎移転条例案−の3案を分離採決することで決着した。
当初は、自民党府議団を中心に補正予算に賛成し、移転条例案については引き続き審議を行うことで、主要会派内の合意がほぼ取り付けられていた。しかし、購入条件をめぐって付帯決議をつけることや申し入れを行うことなどの条件面で折り合わず、徹夜の意見調整でも妥協点が見いだせなかった。
こうしたなか「移転条例案の審議を先送りにすることに反対が多い」として、一般会計の補正予算案を除く条例案と購入案については民主が記名投票を提案。最大会派の自民と、公明もこれに応じた。
また補正予算案からWTCビルの購入案を分離するため、議会側は27日早朝、議案の再提案を申し入れ、知事側も賛同した。
分離採決を行うことについて橋下知事は27日午前、「府民にとっては分かりやすいかもしれない」と評価していたが、「可決でも否決でもその後のシナリオは分からない」と、議会の結論が出た後の対応については明言を避けていた。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091027-OYO1T00759.htm?from=main1
WTC“遷都”、再び混沌…自公決裂の採決
橋下知事、購入案可決に深々と一礼
1歩前進しそうに見えた「WTC遷都」は再び混沌(こんとん)としてきた。大阪府の橋下徹知事が執念を燃やす、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転問題。府議会はビル購入の補正予算案のみ可決する「先行取得案」でまとまりつつあったが、27日未明に一転、移転条例案も採決することに。午後の本会議では予算案を可決したものの、移転条例案は否決され、本庁舎として使う見通しのないままビルを取得する、あいまいな結末となった。
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府庁舎移転条例案が否決され、目をつむる橋下知事(27日午後1時6分、大阪府庁で)=川崎公太撮影 正午過ぎからようやく始まった本会議では、まず移転条例案の採決が行われ、大差で否決されると、橋下知事は目をきつく閉じた。
しかしその後、買い取りの補正予算案の投票結果について「白票(賛成)61、青票(反対)50」と可決が発表された際には、橋下知事は大きく息を吸い込み、座ったまま深々と一礼した。
「自公の仲は維持したいが、もう自民との調整はできません」。27日午前1時半。自民党幹事会室から出てきた公明党の岩下学幹事長は、疲れ切った表情で声を絞った。
補正予算案に賛成する条件として、公明党は「庁舎移転がはっきり決まるまで予算執行を凍結する」との付帯決議を求めていた。しかし、自民党は「購入のハードルが高くなる」と抵抗し、決裂した。
一方、民主党府議団は同2時半過ぎから議員団総会を開催。自公の決裂が伝えられると、「あいまいな対応をするより、賛否をはっきりさせた方がいい」などと、先行取得容認で傾いていた会派の空気が一変、自主投票が決まった。
これに対し、自民からは悲鳴が上がった。「民主が先行取得に賛成してくれなければ、うちも会派をまとめられない」
同6時前に始まった自民党の議員団総会。吉田利幸幹事長が、移転条例案と予算案の取り扱いをはかったところ、ほぼ全員が「自主投票」を希望した。
自民、公明、民主の幹事長らと議事調整にあたってきた朝倉秀実議長は午前6時頃、橋下知事に電話をかけ、庁舎移転関連2議案が3会派とも自主投票になりそうだとの見通しを報告した。「ひょっとしたら否決されるかもしれない」。橋下知事は「それも議会のご判断ですから」と答えたという。
これまで橋下知事は高い人気を武器に庁舎移転が否決された場合の出直し知事選にも言及。9月の堺市長選では、自民、民主、公明などが支援した現職に相乗り批判を浴びせて市長交代を実現させ、絶大な影響力を見せつけた。
「移転に反対すれば、次の府議選で知事が刺客を立てるかもしれない」。賛成派府議の一部が賛否に迷う府議らを揺さぶったが、「単なる独裁者だ」などと反発の声も上がっていた。
前夜から府庁で待機していた橋下知事は、本会議場に入る前、報道陣から移転関連議案の行方を問われると、「いやあ、分からないです。本当に分からないです」と繰り返し、議場着席後も正面を見据えたまま、口を真一文字にして採決を待った。
(2009年10月27日 読売新聞)
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少なくとも第二庁舎に機能の殆どを移すことも可能で落胆する事は何もないと思うのだが。大きな一歩である。
WTC購入案可決 関西財界は歓迎と落胆が相半ば
2009.10.27 20:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091027/lcl0910272057011-n1.htm
大阪府議会で大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)への府庁舎移転案が否決され、WTCビルの購入案が可決されことに対し、府庁舎移転を呼びかけていた関西経済界の反応は歓迎と落胆が相半ばした。
関西経済連合会の下妻博会長は「(WTC購入は)咲洲・夢洲・大手前のまちづくりへの起爆剤となり、今後の大阪・関西の活性化につながることを期待する」との談話を発表した。
大阪商工会議所の野村明雄会頭も「大阪湾ベイエリアの活性化に弾みをつける第一歩。府市共同の『都市構想』の策定に向けて議論を深めてほしい」とコメントするなど、WTC購入案の可決を前向きにとらえる声が目立った。
しかし、府庁舎の移転案が否決されたことに不満の声も上がる。
関西経済同友会の山中諄代表幹事は「落胆の念を禁じえない」と前置きした上で、「府議会は今回を最後とせず、関西全体の将来を視野に入れた大局的な観点から改めて議論を深めてほしい。大阪市は夢洲・咲洲地区活性化構想の実現に向け、府との協働作業を引き続き進めてほしい」と求めた。
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>>576
こんなやりとりがあったんですねぇ。普段はあんま自分がごり押ししたように見せたくないと自民に物分かりの良い公明なのに今回の抵抗は>>568でも書いたけど突出してる。。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1226053946/122-125のも関係するんかいな?特に「いずれも東京を本拠地にしたまま関西をまとめる」なんて決定は常勝関西にとって耐え難い屈辱ではないか?
> 「自公の仲は維持したいが、もう自民との調整はできません」。27日午前1時半。自民党幹事会室から出てきた公明党の岩下学幹事長は、疲れ切った表情で声を絞った。
> 補正予算案に賛成する条件として、公明党は「庁舎移転がはっきり決まるまで予算執行を凍結する」との付帯決議を求めていた。しかし、自民党は「購入のハードルが高くなる」と抵抗し、決裂した。
民主も自民も主体性無く橋下なんかに振り回されっぱなしで情けない。。まあWTCへの移転は賛成の俺ですが。
> 一方、民主党府議団は同2時半過ぎから議員団総会を開催。自公の決裂が伝えられると、「あいまいな対応をするより、賛否をはっきりさせた方がいい」などと、先行取得容認で傾いていた会派の空気が一変、自主投票が決まった。
> これに対し、自民からは悲鳴が上がった。「民主が先行取得に賛成してくれなければ、うちも会派をまとめられない」
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http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102801000872.html
大阪、実質的な府庁移転目指す 橋下知事「どんどん移す」
大阪府の橋下徹知事は28日の記者会見で、府議会が購入予算を可決した大阪市の第三セクター「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)について「(否決された)移転条例案の趣旨に反しない部分はどんどん移す」と述べ、実質的な“府庁移転”を目指す意向を表明した。
橋下知事は、27日に否決された条例案について「庁舎の位置を定めるためのもので、実体的な移転とは別」と主張し、「部局を全部(現在地に)置いておく趣旨ではない」と移転を妨げるものではないとの認識を披露。具体的にどの部局を移転させるか、議会側と協議する考えを示した。
また条例案が成立しないまま現庁舎とWTCが併存した場合、数十年後には現庁舎を耐震補強するよりも負担が増大すると説明。「大阪の変化を生じさせるための費用ということで、府民に(WTCの先行購入への)理解を求める」と述べた。
府が福祉など特定目的のために積み立てた基金から一般会計に1500億円近くを借り入れていることについては、あらためて「組織運営に当たっては粉飾だ」と批判。「大阪府以外にもあり、全国の自治体で許さないようにルール化しないといけない」と指摘した。
2009/10/28 19:58 【共同通信】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091028/lcl0910282118006-n1.htm
【WTC】橋下知事、南港に国の出先機関を集める
2009.10.28 21:18
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、大阪市住之江区)の購入案が府議会で可決されたことなどを受け、大阪府の橋下徹知事は28日、定例会見で「国の出先機関は南港に持っていくべき」との考えを示した。
鳩山政権が国の出先機関の「原則廃止」を宣言、府庁南側に計画されていた国の新しい合同庁舎の建設計画が事実上白紙になるなか、橋下知事は「府庁は南港に移転することを目指しており、国の出先機関を丸ごと南港に持っていくことに現実味が帯びてきた」と述べた。
一方、この日記者会見したWTCの更生管財人、中井康之弁護士もWTCビルの使用方法について「どうなるかは分からないが、府市の庁舎になるにしても、府と国の合同庁舎にしても公共機関が入ることで街が活性化するだろう」と指摘している。
橋下知事はWTCビルを当面は第2庁舎として使用する考えで、国の機関を移転させることについては明言を避けたが「南港を官庁街をするよう、政権に働きかけたい。国が防災面で南港への移転案を一蹴(いっしゅう)したという報道もあったが、移転論議の中で防災面は問題ないという案をつくっている。しょうもない理由は認めない」とも述べた。
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>>566
やっぱ分裂するみたい
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091028/lcl0910281221001-n1.htm
大阪府議会で“第2橋下派”誕生 知事も「がっちり連携とる」
2009.10.28 12:19
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への大阪府庁移転に関連した議案の対応などをめぐり、自民党府議団を離脱した5人の府議が28日、新会派「自民党ローカルパーティー」の結成を表明した。30日に議長に届け出る。議会改革などを目指すという。
代表は浅田均議員で「個々については是々非々だが、基本的な考え方は知事と一致している」と述べた。橋下徹知事もこの日「新会派とは、がっちり連携をとってやっていける」と話しており、今年4月に結成された「自民党維新の会」(6人)に次ぐ“橋下派”の誕生ともいえそうだ。
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>>581
この>>574の5人ですね。
ローカルパーティだなんて離党も視野に入っているかのネーミングですな。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20091028-OYT8T01426.htm
自民府連代表代行 二之湯氏を選ぶ
副会長に西田氏
自民党京都府連は28日、会長代行に二之湯智・参院議員(65)を選任した。同日付で就任し、党総裁の谷垣禎一・府連会長を実務面でサポートする。また、清水鴻一郎・前衆院議員(63)が副会長を辞任し、後任に西田昌司・参院議員(51)が選ばれた。
この日の幹部会・常任総務合同会議で決まった。党再建に向け、有識者ら8人でつくる「再生委員会」も設置。近く初会合を開き、委員長を互選で選出する。
(2009年10月29日 読売新聞)
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>>579-580
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091029-OYO1T00517.htm?from=top
WTC周辺 官庁街構想…橋下知事が明らかに
大阪府の橋下徹知事は28日の記者会見で、府が買い取りを決めた大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)周辺の大阪南港・咲洲地区について、「国の出先機関を持っていくように政府に働きかけたい」と述べ、国、府、大阪市の行政機関が集まる新たな官庁街を整備する構想を明らかにした。
国は、同市内に分散している地方整備局や警察局などの出先機関を集約し、府庁近くに新合同庁舎を建設する計画だった。しかし、出先機関の原則廃止を主張している民主党政権による事業の見直しで、計画がストップしている。
橋下知事は、出先機関が廃止されるなら、新庁舎は不要として建設に反対していたが、出先機関の業務を都道府県が担う可能性もにらみ、「(合同庁舎の)建設が止まったので、南港・咲洲に持って行くことに力を注ぎたい」と語り、建設地変更を求める考えを示した。
今後のWTCビルの活用では「民間ビルを借りるのは、全部なくす」と話し、8か所の民間ビルに年間計6億2000万円を払って入居している賃借を解消する方針を明らかにした。
一方、同市の平松邦夫市長はこの日、記者会見でWTCの利用について、「現在入居する市の7部局のうち、残るのがゼロとは言わない。府水道部と市水道局が一緒に動く方が、(事業の府市統合に向けては)効率的だ。一番(残る)可能性があるのは水道局だ」と述べ、府水道部と市水道局の合同庁舎化を検討する考えを明らかにした。
(2009年10月29日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091029-OYT1T01218.htm
カジノも風俗街も大阪が引き受ける」…橋下知事
大阪府の橋下徹知事は29日、大阪市内で企業経営者ら約750人を前に講演し、関西の活性化には都市ごとの役割分担が必要との考えを示したうえで、大阪について「こんな猥雑(わいざつ)な街、いやらしい街はない。ここにカジノを持ってきてどんどんバクチ打ちを集めたらいい。風俗街やホテル街、全部引き受ける」と述べた。
橋下知事は京都と奈良を「世界に誇れる観光の街」、神戸を「日本を代表するファッションの街」と位置づけ、「大阪はエンターテインメントの街でいいじゃないですか。都市で役割分担して、上がってきた税収を分ければいい」と語った。
さらに、「大阪をもっと猥雑にするためにも、カジノをベイエリアに持っていく」と、大阪南港でのカジノ構想を改めてぶち上げた。
(2009年10月29日23時02分 読売新聞)
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>>581
やっと名前発見
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20091029-OYT8T00056.htm
自民離脱の5府議が新会派
大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁舎移転関連議案の採決を巡り、自民党府議団からの離脱を表明していた前幹事長・浅田均府議ら5人が28日、新会派「自民党ローカルパーティー」を結成した。
5人は府庁で記者会見。代表に就任する浅田府議は、新会派結成について「議会から地域を、地域から国を変革していきたい」と説明。橋下知事が掲げる地域主権や、議会改革を中心に取り組む考えを明らかにした。5人は、27日採決されたWTC関連2議案に賛成した。橋下知事との関係については、「個々の議案は是々非々で対応するが、車の両輪としてやっていきたい」と協調していく方針を示した。
他のメンバーは、大橋一功、岩木均、西恵司、久谷真敬の4府議。
(2009年10月29日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20091028-OYT8T01387.htm
知事「国内線就航厳しい」
茨城空港 首都圏第3可能性強調
来年3月の開港を控え、韓国のアシアナ航空1社しか就航が決まっていない茨城空港について、橋本知事は28日の定例記者会見で開港時に国内線就航の可能性が極めて低いとの認識を示す一方、首都圏第3空港としての可能性を強調した。
橋本知事は「国内、国際両路線をにらみながら交渉を続けているが、アシアナ以外に発表できる段階にない。大変厳しい状況」と説明した。
橋本知事は、格安航空会社の需要が高まり、約20年後には首都圏の旅客機の発着数が2倍に増えるとの数字を示し、首都圏第3空港の活用は不可欠と強調した。ドイツの地方空港で、格安航空会社の就航により、開港当初14万人だった利用者が8年で430万人に増加した例を挙げ、茨城空港の名前が浸透すれば、利用客は増えていくと自信もうかがわせた。
一方、就航路線が1社のみの場合、空港ターミナルビルの維持管理で最大1億円の赤字が見込まれ、管理運営する県開発公社へ県税による補填(ほてん)が不可避の情勢となっている問題については「最初の年から黒字にならないからダメとは言い切れない」とした。
(2009年10月29日 読売新聞)
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>>586
GJです。こういう面子か。浅田以外は次は民主に脅かされそうな連中の集まりではありますな。
大阪市城東区 定数2−候補3 (選管確定)
当 24,260(41.8%) ●浅田 均 56 自民 現 3 党府役員 自民党府議団→新会派「自民党ローカルパーティー」結成
当 21,109(36.4%) 西尾 佳晃 53 民主=連合 新 1 電力会社員=電力総連
□ 12,644(21.8%) 佐藤 倫理 63 共産 新 党区府政委長
大阪市北区 定数1−候補2 (選管確定)
当 19,745(65.6%) ●久谷 真敬 35 自民 新 1 新聞販売業 自民党府議団→新会派「自民党ローカルパーティー」結成
□ 10,339(34.4%) 山嵜 寿美雄 39 共産 新 党区府政委長
大阪市平野区 定数3−候補4 (選管確定)
当 24,825(30.7%) 光沢 忍 58 公明 現 3 党府役員
当 20,352(25.2%) ●岩木 均 48 自民 現 2 党支部長代行 自民党府議団→新会派「自民党ローカルパーティー」結成
当 18,009(22.3%) 山本 陽子 53 共産 新 1 党地区委員
□ 17,602(21.8%) 山岸 俊昭 55 無所属=民主・連合 現 商工団体顧問=主権おおさか所属
堺市中区 定数1−候補3 (選管確定)
当 22,105(51.1%) ●西 恵司 60 自民 新 1 党支部役員 自民党府議団→新会派「自民党ローカルパーティー」結成
□ 14,763(34.1%) 木畑 匡 30 民主 新 党区府政委長・元衆院議員(吉田治)秘書
6,399(14.8%) 辻尾 芳太郎 61 無所属 新 保護司
泉大津市・泉北郡 定数1−無投票
○ ●大橋 一功 48 自民 現 2 商議所顧問 自民党府議団→新会派「自民党ローカルパーティー」結成
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>>587
これは単なる張り間違え
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>>551-552
http://www.asahi.com/national/update/1031/OSK200910310001.html
市長選で支援候補敗れ市議8人が丸刈り 和歌山・新宮2009年10月31日10時18分
25日に投開票された和歌山県新宮市長選で、次点で敗れた元県議会議長に立候補を要請した市議11人のうち8人が、「支援不足の責任をとる」として頭を丸めた。立候補した本人は「そこまでしなくても」と困惑している。
市長選は、無所属の新顔4人が争い、写真店経営の田岡実千年(みちとし)氏(48)が初当選した。19人いる市議のうち11人から要請を受けた下川俊樹氏(66)は、117票の小差で敗れた。下川氏は新宮市選出で7回当選した元県議で、直前まで自民党県連幹事長を務めていた。
市議らによると、下川氏の落選が決まった直後、支援した市議11人で「反省会」を開き、敗因や今後の対応を話した。結果、下川氏のもとに全員で謝罪に行くことになり、うち8人が「このままでは顔向けできない」と事前に理髪店などで頭を丸めた。
丸刈りにした一人は「大物が、政治経験のない素人に負けるわけがないという油断があった。県議を辞めてまで立候補してもらい、申し訳ないという気持ちだった」と頭をなでながら話した。
下川氏は「立候補を決めたのも落選したのも、責任はすべて私にある。そんなことをする必要は全くなかったのに」と話している。(渡辺秀行)
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>>590
流石和歌山,野蛮であるw>丸刈り
>>532の如く各勢力の支持はばらけてますけど,下川氏は県議選は前回は無投票だったけど04年は圧倒的な集票力を見せましたし自民県連幹事長の要職を辞して>>378の立候補だっただけね市議も衝撃だったでしょうね。。
04年惜敗の共産は07年は擁立できずか。。
07年和歌山県議選
新宮市 定数2−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 下川 俊樹 63 自民 現 7 党県幹事長
○ 須川 倍行 46 自民 現 2 会社役員
04年和歌山県議選
◇ 新宮市 定数2−候補4 (選管確定)
当 7,508 下川 俊樹 59 党県役員 自民 現⑥ 自由民主党県議団
当 4,120 須川 倍行 42 会社役員 無所属 新① ●自由民主党県議団
□ 3,905 金田 真 49 党県委員 共産 現
□ 2,935 水野 晴夫 52 写真店経営 無所属 新
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>>590-592
どないなシンクロシニティやねん(;´Д`)
>申し合わせはしなかったが、謝罪に行こうと27日に下川氏の自宅近くに集まると、8人が頭を丸めていた。
丸刈りで市議8人“謝罪” 市長選敗れ…支援候補「そこまでしなくても」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/319126/
配信元:産経新聞
2009/10/31 13:13更新
25日投開票の和歌山県新宮市長選で、次点で落選した元県議の下川俊樹氏(66)を支援した市議8人が「力足らずで申し訳ない」と頭を丸刈りにして謝罪していたことが31日、分かった。下川氏は「そこまでしなくても」と話しているという。
同選挙は新人4人が争い、県議通算7期目で自民党県連幹事長だった下川氏は、民主党が支持した田岡実千年氏(48)にわずか117票差で敗れた。
丸刈りにしたのは、下川氏を支援した市議11人のうちの8人。申し合わせはしなかったが、謝罪に行こうと27日に下川氏の自宅近くに集まると、8人が頭を丸めていた。
8人の平身低頭ぶりに下川氏は逆にびっくり。「そこまでしなくても。私が(出馬を)決断したんだから」と恐縮した様子だったという。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002492309.shtml
神戸市長選で異議申し立て 樫野氏支援の市議
10月25日投開票された神戸市長選で、開票作業に不自然な点があったとして、同市議の高山晃一氏が4日、票の再点検を求める異議申し立て書を同市選挙管理委員会に提出した。
高山市議は、同市西区であった開票作業について「候補者別に票をまとめる際、雑然と積まれていた」などと主張。「非常に不自然な状況で、不正な開票だったと推定される」としている。
同市長選には、現職と新人2人が立候補。現職の矢田立郎市長が共産公認の松田隆彦氏と無所属の樫野孝人氏を破り、3選を果たした。矢田市長と樫野氏の得票差は約8千票の接戦だった。
高山市議は樫野氏を支援。矢田氏と松田氏は同区の開票所に立会人を出していたが、樫野氏の陣営は届け出ていなかった。
同市選管は「申し立て書を受理しておらず、コメントできない」としている。
(紺野大樹)
(2009/11/04 12:01)
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http://www.asahi.com/kansai/travel/news/OSK200911040004.html
2045年伊丹新都心!? 廃港跡地に橋下知事が新構想(1/2ページ)2009年11月4日
大阪府の橋下徹知事が、2035年に大阪(伊丹)空港を廃止し、跡地を「日本の新都心」とする構想を描いていることが分かった。東京のバックアップ機能を持たせた都市計画を示し、廃港に反対する地元を説得する狙い。「関空リニア」や「英語特区」など構想は壮大で、実現可能性は未知数だが、関西3空港を巡る議論には波紋を呼びそうだ。
構想は、知事の考えをもとに府の担当部局が作成。知事は11月半ばから伊丹周辺の自治体首長らに会い、同意を得たうえで国に伊丹廃港を訴える考えだ。
構想では、伊丹空港の跡地に広域都市圏の政治・行政機能を集積させ、首都・東京が災害に遭った場合などにバックアップ機能を持たせる。このほか、跡地に「英語特区」など外国語教育を進める「国際居住ゾーン」、国際会議や医療施設、物流施設を集めた「商業・流通ゾーン」、研究機関を集めた「研究開発ゾーン」のほか、広大なセントラルパークなども造る。
また、国が所有する空港の土地とその周辺の計約500ヘクタールについて、府は廃港後の地価上昇を見込み、資産価値を約1兆2千億円と試算。跡地の売却益は関西空港と大阪市中心部を結ぶリニア建設にあて、関空の利用者数の増加に結びつけることも狙う。
さらに、11年に関空・伊丹の管理を一体化、25年に関空リニアの整備に着手、35年に伊丹廃港・リニア開通・新都心整備の開始、45年に新都心の街開き――といったスケジュールも描いている。
橋下知事は朝日新聞の取材に「今は伊丹廃港という選択肢を国土交通省に刷り込む時期。言い続けるしかない」と話しており、2日に上京した際も、長安豊・国土交通政務官らに説明したとみられる。
橋下知事はこれまで、関空のハブ(拠点)空港化が必要だと主張。現在3空港がある関西は「関空と神戸空港で足りる」とし、伊丹空港廃止を訴えてきた。今回の構想は、廃港で町のにぎわいが消えるとの地元の懸念に答えるものだが、住民は複雑な思いだ。
伊丹空港の最寄り駅である大阪府豊中市の阪急蛍池駅前で鮮魚店「魚浅」を営む宮原正明さん(62)は「今も空港帰りの人が買い物に寄ってくれており、廃港になれば大きな打撃だ。新都心は栄えるかも知れないが、蛍池のような周辺の地域は逆に人が流出する心配もある」。豊中市商店会連合会の阪上昇一会長(60)は「市の商業にとって未来にビジョンが持てるような構想なのか、早く聞いてみたい」と話した。(吉浜織恵、柳谷政人)
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091104/trd0911042315013-n1.htm
伊丹廃港か、それとも…橋下、井戸の両知事がバトル
2009.11.4 23:13
4日に開かれた近畿ブロック知事会議では、伊丹空港の廃止を訴える大阪府の橋下徹知事と、神戸、関西をあわせた3空港の併存を主張する兵庫県の井戸敏三知事との間で、激しいやりとりがあった。
橋下知事は、関西3空港のあり方について、伊丹の利用客は関空と神戸に振り分けることが可能だと主張したのに対し、井戸知事は「橋下知事は(伊丹の)廃港ありきだ」と批判。「むしろ関空を廃止に」とまで踏み込んだ。
2人の応酬は会議終了後の記者会見でも収まらず、井戸知事が「3空港をフルに活用すべきだ。(伊丹廃港は)ナンセンス」と改めて発言すると、橋下知事は「関西発展のためには伊丹廃港しかない。住宅密集地に空港があること自体ナンセンス」と述べ、互いに譲らなかった。
溝は深まる2人だが、橋下知事は「井戸知事を論破できるよう頑張りたい」と話していた。
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>>596
県市の両相乗り政治家として井戸とタッグを組む矢田を放置して当選させた橋下は戦略に欠けてたんじゃないかねぇ?
神戸空港推進派の矢田の方が伊丹廃止には都合が良いとか考えたのかな?
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>>595>>596
伊丹廃港派の自分は橋下氏には頑張って貰いたい
所ですが、廃港後の新都心構想には反対です。自
分はビオトープにしたらいいと思います。環境保
護が叫ばれている中、日本が率先して自然に戻す
行動すべきと考えます。
これが実現すれば、世界に賞賛されると思うけ
ど駄目ですかね。
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>>598
何処も財政難ですので或る程度開発して利益上げないと財政的に無理ってのはありましょうね。。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20091105ddlk29010491000c.html
仲川・奈良市長:就任3カ月 「仕分け」どこまで進む? /奈良
◇事業変更、容易でなく−−予算編成、正念場
奈良市の仲川げん市長(33)が就任してから3カ月が経過した。若さを武器に登場し、無駄な事業を洗い出す「事業仕分け」や市民との直接対話に乗り出した。一方で、市議会本会議でガムやアメを食べながら答弁して注意された問題もあり、若い市長を不安視する声もある。来年度予算編成でどこまで「仲川カラー」を出せるか、正念場を迎える。【泉谷由梨子】
■事業仕分け
「惰性で続けている事業を洗い直す」。仲川市長は9月末の記者会見で、60事業を対象に事業仕分けをすると発表した。民間シンクタンク・構想日本(東京都、加藤秀樹代表)の協力を得て、22、23日に有識者や市民が事業の要・不要を判定する。国でも同様の作業が始まったばかりで、市民6人の公募に49人が応募するなど、注目度は高い。
一方、「見直し対象」として各課が提出した事業には、既に廃止を決定しているものもあった。担当職員は「自分の課の予算を守りたいという役人気質が抜けない」と分析。理念の浸透にはまだ時間がかかりそうだ。
■公共事業見直し
仲川市長は市長選で「総額650億円の無駄なハコモノを見直す」と繰り返し訴えた。その一つが、JR奈良駅西側に建設中の複合施設だ。地上9階建てのビルに保健所や教育センターなどが入る計画だが、8月、担当職員に「豪華過ぎる。7階建てにできないか」と、見直しを指示した。
しかし、返ってきたのは「(変更すれば)補償金などが約10億円かかり、オープンも遅れる」という回答だった。事業費削減が見込めず、結局、当初の計画通り進んでいる。
一方、来年度予算編成では、建設地方債(今年度当初で約80億円)の発行をゼロにするとの方針を掲げた。道路事業や学校耐震化などの財源となっており、ある市幹部は「せいぜい1割減がいいところ」とみる。市長がどう判断するのか、リーダーシップが問われる。
■少数与党
仲川市長は初の9月定例市議会最終日、ガムかみ答弁について、「誠に申し訳ない」と頭を下げた。ある民主市議は「『市長は大丈夫か』と多くの支援者に言われた」と話す。少数与党の市議会に対するには世論の後押しが必要だが、苦いデビュー戦となった。
事業仕分けにも最大会派「政翔会」(8人)が「議会軽視だ」などと反発。比較的中立の保守系会派「政和会」(7人)は「是々非々で」との姿勢だ。来年度予算案は3月議会に提出する予定だが、ある市幹部は「事業廃止に同意がもらえるか」と不安を漏らす。民主の山口誠幹事長は「信頼を回復し、今何をしているのか、市民にもっと伝えたほうがいいのでは」と注文する。
◇外から見たのと違う難しさある
仲川市長に、3カ月を迎えた感想などを聞いた。
−−3カ月の感想を。
多くの課題解決に地域間の調整が必要なことなど、外から見たのとは違う難しさがわかった。しかし、役人的発想に染まらず、民間感覚を持ち続けたい。
−−来年度予算編成の方針は。
今年度80億円の建設地方債発行をゼロにする。本当は新規起債発行をゼロにしたかった。市の借金を減らすのが第一。
−−市民参加の事業が進んでいる。
今後も増やしたい。皆いろいろな要望を持っているが、すべてをかなえるのは無理。市民同士の意見交換で、自分の要望の緊急性がどの程度かを知ってもらう機会になるのでは。
−−議会に対しては。
市議の皆さんも市民から付託を受けており、目指す方向は同じはず。誠心誠意説明すれば、予算案などにも賛同いただけると信じている。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091105ddlk30010313000c.html
合併の先に:09紀の川W選/上 財政 /和歌山
◇優遇措置活用で膨らむ公債費
打田、粉河、那賀、桃山、貴志川の旧5町が合併して誕生した紀の川市は、7日で満4年を迎える。合併はまちをどう変えたのか。任期満了に伴う同市長・市議選(8日告示、15日投開票)を控え、市政の現状と課題を追った。【安藤龍朗】
鉄筋コンクリート3階建ての屋上には太陽光発電設備が備えられ、内装には紀州材が使われた。今月1日、関係者約100人が出席し完成を祝った市立安楽川小学校(桃山町元)の校舎だ。児童らは3日から真新しい校舎に通っている。総事業費は約14億1900万円。「旧町では10億円以上の事業は、必要でも難しかったかもしれない。合併したからこそできた」と市幹部は振り返る。
合併のメリットは合併特例債が活用できることだ。事業費の95%まで起債(借金)でき、返済額のうち70%は国から交付税として市に戻る。安楽川小改築も特例債を活用した。発行枠は建設事業で約355億円あり、08年度策定の市財政計画によると15年度までに計285億円を発行、小中学校の改築・耐震工事(計約72億円)などに充てる。優遇措置はまだある。地方交付税は、合併から10年間は旧5町の合算で交付され、16年度以降は段階的に減っていく。
一方、財政状況をみると、経常収支比率は07年度決算で97・6%。自由に使える財源のうち、人件費など経常的に必要な経費が占める割合を示し、大きいほど財政の自由度が低い。市の比率は県内市町村の平均97・2%を上回った。08年度は93・4%となり、99・7%だった市発足の05年度より改善しているとはいえ、楽観はできない。
合併特例債といえども、30%は自主財源で返済しなければならない。市財政計画によると、返済に充てる経費を示す公債費は、08年度で35億円だったが、15年度には51億円に膨らむ見通しだ。この影響などで収支不足が毎年生じ、貯金にあたる財政調整基金も08年度で49億円あるものの、不足を補い続ければ合併から10年目の14年度で枯渇する。市は、交付税などが優遇されるうちにできるだけ返済する方針だが、一方で岩坪純司・市財政課長は「今は良くても基金も積み立てが必要だ。財政健全化を踏まえた施設整備を考えねばならない」と自戒する。
優遇措置を最大限生かした積極的な事業展開と財政の硬直化のバランスのなかで、10年後を見据えた意思決定が求められている。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091106ddlk30010286000c.html
合併の先に:09紀の川W選/下 一体感 /和歌山
◇残る旧町意識、進む新庁舎計画
「『川南ばかり良くなって』と、川北の人に言われている」。紀の川南部に住む建設業の男性(41)は言う。05年11月に合併した旧5町は、紀の川を挟んで南の“川南”に貴志川、桃山、“川北”に那賀、粉河、打田。今も旧町ごとの地元意識は色濃い。
初代のリーダーを選ぶ05年12月の前回紀の川市長選は、旧貴志川町長だった中村慎司・現市長(67)と、旧粉河町長だった服部一県議(68)の一騎打ち。「おにぎりと熊どっちよ」。双方のマスコットキャラクターを指した隠語が、発足したばかりの市民の間でささやかれた。そして2874票差で勝ったのは、川南の中村氏。「職員採用も南が多いとかうわさになる」(建設業の男性)のは、選挙のしこりともいえる。ただ、市発足後の市立小中学校の改築を例にすると、施工済みも含めて予算がついているのは、旧貴志川町を除く4町の4校。南北でいうと2校ずつだ。
生まれたてで、何かと疑心暗鬼になりがちな市は今、新庁舎計画を進めている。旧5町の役場を活用した分庁舎方式でスタートしたが、旧打田町役場など計4施設を使う本庁舎は、築35年の旧打田町公民館をはじめ老朽化が進む。旧町役場の粉河を農林商工、那賀を保健福祉、桃山を建設、貴志川を教育と、業務ごとに分散した配置は、公平といえば公平だがいかにも効率が悪い。
庁舎建設検討委が07年2月に「年間約2億円の無駄がある」と試算した分庁舎方式。検討委は、本庁−分庁舎間の移動による非効率などを指摘した。そして、市は今年2月策定した新庁舎建設基本構想で、「職員の連帯感が希薄になる」と加えた。新庁舎は敷地面積約1万平方メートルで、現在の敷地内で建て替える。12年度までに工事を終える予定で、総事業費は50億円を超す見通しだ。
市長選に出馬表明している新人で元打田町議の根来博氏(64)は、争点に新庁舎計画を挙げ、「計画を凍結して、教育や福祉にお金を回すべき」と主張する。一方、再選を目指す中村市長は「合併特例債を活用できるのは今だけだ」と、必要性を訴える。
市最初の大事業といえる計画。効率上のメリットにとどまらず、職員の連帯を深め、ひいては市民のシンボルとなり得るか。まちづくり全体が問われる。【安藤龍朗】
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http://www.nara-np.co.jp/20091106111404.html
「除名に相当」追及の声 - 自民県連の服部幹事長
2009年11月6日 奈良新聞
自民党県連(田野瀬良太郎会長)は、先の衆院選惨敗による責任問題と組織再生が求められているが、県議団分裂を主導し反党的行動をとった服部恵竜幹事長(79)に対して「除名処分に値する」と、厳しく責任を問う声が大きい。あす7日には、奈良市油阪町の党県連事務所で役員会が開かれ、来月3日に任期満了となる県連会長の選考をめぐる話し合いと、公募中の次期参院選候補者の選考についての中間情勢が報告されるが、既に辞表も提出されているとされる服部幹事長の処遇が焦点となりそうだ。
惨敗した自民党にとって、最大の課題は「党一丸」の組織再生。
県初の党三役となる総務会長に就任した田野瀬県連会長は「政権交代が現実となった今、私に課せられた使命はいち早く党内を取りまとめること」と支援者などに送ったあいさつ文で決意を述べている。
服部氏は党をまとめるべき立場の幹事長就任後の昨年4月、県議会最大会派「自民党」(当時23人)を分裂させ、少数会派「自民党改革」(7人)を発足、事実上主導的役割を果たした。福田政権下での衆院解散含みと政権交代を叫ぶ民主党が攻勢を強めるなかでの分裂劇主導は「幹事長による反党的行動」と批判を浴び…
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関西広域連合設立に「非常に厳しい状況」 橋下知事がボヤキ
2009.11.6 23:57
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091106/lcl0911062358011-n1.htm
大阪府の橋下徹知事は6日の定例会見で、国の出先機関を関西広域連合に移管する構想に一部の県が慎重な態度を示していることに、「近畿地方整備局の仕事をやれるのに、なぜ嫌なのかよくわからない。(関西広域連合の設立も)非常に厳しい状況にある」とぼやいた。
4日に京都市内で開かれた近畿ブロック知事会議で、橋下知事は持論である国の出先機関を関西広域連合に移管させる案を提示。しかし、一部の知事から反発を受け、京都府の山田啓二知事が提案した出先機関の事業仕分けを行うことでひとまずの合意にいたった。
橋下知事はこの日の会見で「仕分けなんてやっていたらまったく話は進まない」と指摘。「争点は職員の処遇。組合との関係を引き受けて組織改革のリスクを負えるかどうかにつきる」と述べた。
また、近畿ブロック知事会議の名称を変更しようとした議論がまとまらなかったことを引き合いに、「会議の名前を変えるのでさえまとまらなかったのに、事務事業や行政の連携ができるわけがない。あんなの多数決で決めればいい」と不満をぶちまけた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200911070012.html
大阪・平松市長のパーティー、自民市議の一部が出席2009年11月7日
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民主党の推薦で07年に初当選した大阪市の平松邦夫市長が6日、初めての政治資金パーティーを市内のホテルで開いた。市議会野党で最大会派の自民党からも、一部の市議が出席。厳しい議会運営が続く平松市長だが、自民党側に歩み寄りの空気が出てきた、との見方もある。
パーティーは2年後の再選をにらんで中小企業中心の後援会が主催し、約1300人が参加。32人いる自民党市議の出欠は個人の判断とされ、3人が出席した。うち1人は「市長は民主党が政権をとって自信をつけた。今まで以上に自公に気遣いしてくれる」と参加の理由を語った。
自民党市議の参加について民主党の市議は「市長との距離を縮めようとしている」、市幹部も「再来年春の市議選で応援してほしいのでは」とみている。一方、公明党の市議は「次期市長選はどうなるかわからない。時期尚早」などとして全員欠席した。
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そもそもこの町のネーミングはどうにかならないのか・・・
http://www.nnn.co.jp/news/091104/20091104037.html
町長選三つどもえ激戦 新温泉町ダブル選告示
2009年11月04日
任期満了に伴う兵庫県の新温泉町長、町議会議員選挙が3日告示され、5日間の選挙戦に突入した。町長選は届け出順に、元教諭の仲問一成氏(71)=浜坂=、現職の馬場雅人氏(58)=岸田=、町議の岡本英樹氏(58)=藤尾=の3人が立候補。町議選には定数16に対し20人が立候補の届け出を行った。各陣営とも初日から町内を精力的にまわり、激しい選挙戦を繰り広げている。
立候補の受け付けは午前8時半から、同町浜坂のサンシーホール浜坂で行われ、各陣営は町選管職員から腕章やのぼり旗などの「七つ道具」を受け取った。
町長選に立候補した3人は届け出後、出陣式に臨み、仲問氏は自宅近くの事務所前、馬場氏は同町細田の事務所前、岡本氏は浜坂町商工会館前でそれぞれ第一声。集まった支持者を前に決意や政策を訴えて、最後に「ガンバロー」と気勢を上げた。
今回の選挙は、2期目を目指す現職の馬場氏に対し、新人の仲問氏と岡本氏が挑む構図。合併後4年間の町政への有権者の評価が焦点となる。
町議選には現職13人、新人7人の計20人が立候補。定数が20から16に削減されて初の選挙となり、4人オーバーの激戦となる。各陣営は初日から選挙カーで町内をくまなく巡回し、熱っぽく支持を訴えていた。
両選挙とも8日に投開票が行われる。2日現在の同町選挙人名簿登録者数は1万4108人(男6616人、女7492人)。
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http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110701000538.html
橋下氏「迷惑かけた」謝罪30秒 自民大阪府連大会で
大阪府の橋下徹知事は7日、大阪市で開かれた自民党大阪府連大会であいさつに立ったが、8月の衆院選で民主党の政策支持を表明したことなどへの“反感”の空気を読み取ってか、わずか30秒で切り上げた。
講演などでは熱烈な歓迎を受ける橋下氏だが、司会者が登壇を告げた際の拍手は明らかに少なめ。冒頭に「先の選挙ではいろいろとご迷惑をおかけし、本当にすみませんでした」と頭をぺこりと下げると、神妙な表情で「日本のためには政権交代可能な与党と野党が絶対に必要。民主党が緊張感を持って政治を遂行するために、ぜひ自民党に頑張ってほしい」と述べると、すぐに降壇した。
衆院選で自民党候補は大阪府内の小選挙区で競った民主党候補に全員敗北。橋下氏が府知事選で自民党の支援を受けながら「首長連合」として民主党の政策支持を表明したことを、中山太郎前府連会長は厳しく批判していた。
新会長に選出された谷川秀善参院幹事長は大会後、記者団に「今日は(「迷惑をかけた」を)言いに来たんだろう。ちょっと成長したかな」と述べた。
2009/11/07 19:26 【共同通信】
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091108/lcl0911080012000-n1.htm
自民大阪府連会長に谷川氏 橋下知事には「少し成長した」
2009.11.8 00:10
このニュースのトピックス:橋下府政
自民党大阪府連は7日、大阪市中央区内のホールで定期大会を開き、新たな府連会長に谷川秀善参院議員を選出した。谷川氏は「(自民党は)まだまだ与党ぼけしている。来夏の参院選で勝利し、反転攻勢をかけたい」と抱負を語った。
谷川氏は党の参院幹事長も務める。参院選の大阪選挙区(定数3)に改選となる現職に加え、2人目の候補者の擁立を示唆した。谷川氏は「無党派層を取り込める女性が好ましい」と述べた。民主党も2候補者の擁立を決めている。
また、この日の大会には平成20年1月の大阪府知事選で自民府連の推薦を受けた経緯のある橋下徹知事も出席。冒頭のあいさつで、今回の衆院選では、民主党の政策支持を打ち出したことについて「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪し、「民主党が緊張を持って政治を遂行していくためにも自民党にがんばってもらいたい」と理解を求めた。
これに対し、9月の堺市長選の応援演説で橋下知事を「独裁者」と呼んだ谷川氏は「少し成長したと思う。若いからブレるのは仕方がないが、原点を忘れてもらっては困る」とくぎを刺した。
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>>512
そういえば みんなの党:甲賀市議選でも(断トツ最下位で)落選
佐賀市議・甲賀市議と落としたけど
今日の葛飾区議選で初の地方議員誕生なるか
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/25/00010166.html
406.167 中西 久司
39 男 みんな 新
会社員
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http://www.nnn.co.jp/news/091110/20091110042.html
新温泉町長選 岡本氏が大差 町民、変化を求める
2009年11月10日
現職町長と元町議の新人による事実上の一騎打ちとなった兵庫県の新温泉町長選挙は8日、投開票が行われた。合併後4年間の町政に対する評価が焦点となる中、有権者が選んだのは「刷新」を掲げた元町議の岡本英樹氏(58)。大差での勝利は、「変化」を求める町民の強い意思をあらためて浮き彫りにした。
初当選を決め、喜びを爆発させる岡本氏(右から3人目)=8日午後10時10分ごろ、新温泉町浜坂の選挙事務所
岡本氏は「みんなのみんなによるみんなのための町づくり」をキャッチフレーズに、町民の意見を十分に取り入れた行政の推進を訴え。これまでの町政のあり方を批判し、懸案だった浜坂地域へのケーブルテレビ延伸中止を打ち出すほか、地域医療の強化や福祉の充実などを公約とした。
3人が立候補した今回の町長選では出遅れが心配されたが、町政に不満を抱いていた有権者に浸透。得票につなげた。
一方、現職の馬場雅人氏(58)は旧温泉町長時代を含む3期11年の経験と実績を強調。合併後4年間の路線継続を訴えて再選を目指したが、岡本氏に傾いた流れを食い止めることはできなかった。
町長選と同日に行われた町議選では、岡本氏擁立に動いた町議が多く当選。このため岡本新町長の議会対応には当面、大きな障害はないとみられる。
しかし、今回の選挙の結果で旧町間の溝がさらに深まると懸念する町の声烽�る。また医師確保や産業振興など取り組むべき行政課題は山積みだ。「優しさ温かさの目線での行政推進」を町民と約束した岡本氏に、待ったなしの対応が迫られている。
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>根来氏の出陣式には8月の衆院選で初当選した民主の阪口直人衆院議員らが応援に駆けつけ、中村氏のもとには自民の衆参国会議員や公明の西博義衆院議員、連合和歌山の村上正次会長らが訪れた
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000911100001
市長選、現新2氏対決/紀の川W選
2009年11月10日
紀の川市長選と市議選(定数24)が8日告示された。市長選には、新顔で旧打田町議だった根来博氏(64)=無所属=、現職で再選を目指す中村慎司氏(67)=同=の2人が届け出た。市議選は29人が届け出た。(燧正典、楢崎貴司、張守男)
両選挙とも05年11月に旧5町が合併して紀の川市が誕生して以来、2回目の選挙。このうち市長選の2氏はそれぞれの選挙事務所前で第一声をあげた。両氏とも無所属だが、根来氏の出陣式には8月の衆院選で初当選した民主の阪口直人衆院議員らが応援に駆けつけ、中村氏のもとには自民の衆参国会議員や公明の西博義衆院議員、連合和歌山の村上正次会長らが訪れた。
前回から定数6減の市議選は現職24人、新顔5人が立ち、定数を5人超過する激戦となった。党派別では民主1人、公明と共産が各3人、無所属22人となっている。
両選挙とも15日に市内45カ所で投票され、午後9時から同市花野の市打田体育館で即日開票される。7日現在の有権者数は5万5902人。
■根来 博氏(64)無新 / 強引な手法 ストップを
市民の目線で無駄のない行政を。市役所新庁舎の建て替え問題、粉河中学校の移転問題と、皆さんに説明していない段階で、強引な手法でやってきた現市政にストップをかけたい。改めて、皆さんの信頼、納得のいくかたちでやり直そうではないか。
国の方では政権交代をした。この紀の川市でも市長交代。私がすることで様々な部分を必ず皆さんに公表したい。政治の流れを変えるのは私しかいない。国に皆さんの意見を早く正確に伝えるのも、それを反映させるのも、今は私しかいない。
■中村 慎司氏(67)無現1/ 収益のあがる農業に力
8月の衆院選で政権交代したが、どの党が与党になっても国の発展、地方の発展に力を入れていただけると私は思っている。学校の耐震補強や建て替えなど、やらなければならない問題がたくさんある。市の基幹産業の農業でも、収益のあがる農業政策に考えを向けていく。
これからの4年間は市にとって本当に大事だ。かじ取りを誤って、経験のない相手候補に市を任せるわけにいかない。「いい市になったなあ」と言ってもらえるよう命がけで頑張ることをお誓い申し上げる。
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1004 名前:チバQ[] 投稿日:2009/11/06(金) 23:55:30
7月の記事ですが
http://www.nara-np.co.jp/20090703095217.html
県会に新時代か - 自・民の正副議長誕生
2009年7月3日 奈良新聞
6月定例県議会(1日閉会)は自民党(17人)、民主党(9人)の2大会派が結び付き、県政初の自・民の正副議長が誕生した。「中央と地方は事情が違う。相争う関係でなく、より幅広い県民の意見・ニーズを吸い上げ、開かれた議会を一層推進したい」と安井宏一議長(67)と田尻匠副議長(52)。この枠組みが定着すれば、2会派による体制樹立との見方も出てくる。一方で、残されたままの自民党分裂問題、少数会派の議会運営への参画など、火種がくすぶる可能性もある。
「自公対民主。この枠組みでうちは考えてきたが、今回のことは土壇場の裏切り。衆院選の対応も白紙。再検討とさせてもらう」
公明党の岡史朗県議(党県本部代表)は2日午前、田野瀬良太郎自民党県連代表からの電話にかみついた。公明党は3人の少数会派ながら、「新創NARA」(3人)と自民とで主流派を形成。昨年、自民の7人が分派して自民党改革を立ち上げた以降も過半数維持に貢献してきた。
岡氏は「よりによって衆院選直前のこの時期、民主と組めば奈良市長選の推薦問題にも影響が出かねませんよ」とくぎを刺していただけに怒り心頭。正副議長選後、自民側が示した委員会ポストの配分も固辞し、執行部との「距離」を示した。
悲哀を見たのは「新創NARA」も同じ。梶川虔二氏は「大会派が組んだからうちまで回らなかったのだろう。(主導権争奪に)負けた者だから仕方がない」と肩を落とした。
また、自民党改革は蚊帳の外に。「自民党からは何の働き掛けもない。うちは独自で行くだけ」(服部恵竜氏)と正副議長選挙には独自候補を立てた。
自民会派には新創NARAの出身者も含まれることから、さらなる分裂を懸念する声もある。ただ安井議長は自・民の枠組みの定着に期待も示しており、まずは新体制の求心力が問われそうだ。
●幹事長辞職に値する−役員改選への対応
【解説】評価は分かれるだろうが、議会の第1会派と第2会派から正副議長が選出されたことは、政治的な思惑を排除した賢明な判断だった。
昨年の自民党県議団の分裂劇が、いかにお粗末だったかを証明した。過半数の23人(当時)を擁していた自民党から、7人が離脱して「自民党改革」なる会派を立ち上げた。その代表に党県連幹事長の服部恵竜氏が就いたのだから、驚くとともにあきれた。
服部氏は元県連会長でもあり、県議会議長も務めた。政治的逆風のなかで、厳しい局面にある自民党を、最も支えなければならない立場にありながら、逆行した。「改革」とは名ばかりで、この1年間、改革らしいことは何もしてこなかった。
当時も批判されたが、「県会議長のポスト欲しさの分裂劇」との見方が当たっていたといえよう。今回も「自民党から何の相談もない」との理由で、独自候補を出した。全く筋の通らないものだ。この役員改選の対応は、幹事長職を辞するに値する内容だ。口先だけの「党県連の改革」に、だまされてはなるまい。
そして自民党会派(17人)と「改革」会派(7人)から、それぞれ1人が民主党入りの動きが表面化したことも大きい。「まさか地元紙に漏れる」とは想像していなかったろうし、今の時点では不発かもしれないが、当事者は分かっているし、爆弾を温存した形にもなった。総選挙を控えて、国政も先鋭化するなかで、どう動いていくかしっかり見ていきたい。(論説委員・武智功)
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1005 名前:チバQ[] 投稿日:2009/11/06(金) 23:57:12
http://www.naranichi.co.jp/20080403is67.html
″コップの中の嵐″騒動 - 県議会自民会派分裂経緯と波紋
2008年04月03日
論説委員 谷口 重克
県議会の自民党会派内での″分裂″騒動が波紋を広げている。
県議会での会派構成は、自民党が23人、民主党が9人、共産党が5人、公明党が3人、新創NARAも3人、無所属が1人となっている。この最大会派の自民会派内から服部恵竜氏を代表にして改革派を自称していた「反主流派」の7議員が″離反″、「自民党改革」という会派を結成した。
県議会では、従来から自民党が過半数を占め、与党として議会をリードしてきたが、この自民会派が分裂した経緯は過去にもある。
平成16年7月に、当時、11期の長期にわたって議長職に就いていた故・浅川清氏を中心とした主流勢力に対抗するため、反主流の16議員らが結束、「グローバル21」と称する会派を立ち上げ、主流派の16議員と真っ向から対峙。議長選などを巡って抗争を繰り広げてきた。
当時も新会派の顔として表舞台に立ってきたのが服部氏。結果、″浅川議長体制″を打ち破ったが、翌年の改選とともに新会派は一気に縮小、平成8年以降は、自民党会派として一本化されてきた。以来、12年ぶりとなる今回の分裂騒動だが、この火種は早くからくすぶり続けていた。
対立の発端は、平成17年の議長選で、同党会派から、3期連続で議長職を狙う主流派の米田忠則氏と、これに反発する反主流派の秋本登志嗣氏の2人が立候補。同数のくじ引きで秋本氏が議長に就任したことから亀裂が生じた。
その後、大きな論議を呼んだ県議会の議員定数削減で、「1増5減」の改革案を推し進める反主流派と、この阻止をもくろむ主流派の対立は決定的なものとなり、翌年の議長選も対立、昨年の議長選でも激しい攻防を繰り広げた。
こうした中、派内での不協和音が一層高まりだしたのは、昨春の改選後。かつて新創NARAに所属していた3議員が合流、派内は常に3グループに分かれてにらみ合い。駆け引きなどでの確執は深まり、派の控え室は陰湿な空気が支配していたという。
新会派結成は「派内のよどみを打破するため、原点に立ち返って、県民の目線で県議会の新しい流れを」とし、「あくまで自民党にとどまり、党内での同士による勉強会」(服部氏)とするが、実態は派閥抗争による分裂会派であることは明らかだ。
服部氏らは「今回の別会派発足は、党県連ではなく、あくまで県議会会派内での分裂」と議会会派内での分裂を強調するが、幹事長である同氏や党紀委員長の小泉米造氏、組織対策委員長の秋本氏ら県連の要職にあるメンバーらの″クーデーター″は、県連運営に大きな影響を及ぼすことは避けられない。県連会長の田野瀬良太郎衆院議員や副会長である国会議員らの求心力や指導力に疑問を投げかける声は多い。当然、県連と県議会を区別しての運営は難航必至で「現実的にはナンセンス」と見るのが支配的だ。
「しょせんはコップの中の嵐」と嘲笑する向きもあるが、この分裂騒動が、県政界の混乱や民主党の台頭など県の政党支持基盤変動に加えての党勢減退につながるのでは、と危惧する声が多い。
6月に予定される議長選びで、またもや両派の激突が予想されるが、抗争に傾注する議員らは「県民、地域の代弁者」という職責を求める県民、有権者の声にどう答えるのか。
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仕分け人:海東 英和 元高島市長
>>43-46>>59
現職海東vs新人(元市健康福祉部長)での選挙で落選してますね。
>積極的な行財政改革と強力なリーダーシップで市を引っ張った海東さん
特に事業仕分けなどの記述はなしですね。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091116-OYO8T00874.htm?from=tokusyu
橋下知事、公務取りやめ…2児が新型インフル感染
大阪府は16日、橋下徹知事の子ども2人が新型インフルエンザに感染したため、橋下知事=似顔=が当面、すべての公務を取りやめると発表した。橋下知事自身には感染の兆候はない。この日から3日間予定されている天皇、皇后両陛下の大阪訪問の随従も自粛し、小河保之副知事が代行する。
橋下知事は妻と子ども7人の9人で同居。府によると、14、15両日に、子ども2人が相次いで新型インフルエンザに感染していたことが判明した。
橋下知事は、「天皇、皇后両陛下の訪問に随従できなくなりましたことをおわび申し上げます」とのコメントを発表した。
(2009年11月16日 読売新聞)
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http://www.nara-np.co.jp/20091115112958.html
松石氏問題を報告 - 前川氏の公認申請決定【常任幹事会】
2009年11月15日 奈良新聞
民主党県連は14日に常任幹事長会と役員会、選挙対策委員会を開催。来年夏の参院議員選挙に向けて、現職の前川清成氏(46)を党県連として公認申請することを決めた。
前川氏は「1人区が党から優先される情勢にはなく、厳しい選挙と受け止め全力を尽くす」と語った。同氏は県連副代表、政策委員長。
また常任幹事会では、奈良市議会の民主党会派の分裂騒動について、山口誠・会派幹事長と1区総支部幹事長を務める藤本孝幸の両市議が現状を報告。松石聖一市議の民主党会派脱会について、藤野県連幹事長は「今回のことは、まず1区総支部で厳正に対応した上で、県連が判断することになる」と述…
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また市長選と同じこと言ってる……。
>連合京都の細田一三会長は「共産党との2極であってほしい」と相乗りを支持。
>京都商工会議所の立石義雄会頭も「京都では相乗りも必要では」と話す。
「三会派統一で候補を」
京都商議所会頭“混乱”を心配
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6879
>「京都の特性を踏まえ、現状通り市政与党の三会派が統一候補者を推薦されるのが望ましい」。急きょ出された立石会頭のコメントだ。
>共産党勢力が強い「京都の特性」から、市会与党の協議が崩れて「三極対決」になった場合の混乱を心配し、冷静な対応を求めたとみられる。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009111600028&genre=A2&area=K00
民主「相乗り禁止」どう影響
来春の京都府知事選
来春の京都知事選にに向けた動きが活発化してきた。共産党などでつくる「府民本位の新しい民主府政をつくる会(民主府政の会)」推薦の京都民医連第二中央病院院長、門(もん)祐輔氏(54)は14日に事務所を開き、活動を加速させている。現職の山田啓二知事は去就を明らかにしていないが、各団体から立候補要請が相次ぐ。任期満了まで5カ月を切る中、山田知事は政権交代を遂げた民主党の判断もにらみながら、三選に向けた立候補表明の時期を探るとみられる。
■門氏 事務所開き活動活発
「現府政を転換し、人と命を大切にする政策を進める」。京都市上京区であった事務所開きで門氏は支持者を前に決意を述べた。
7月に立候補表明して以降、街頭演説や支援団体巡りを週2、3回のペースでこなす。先月は大規模集会を京都市内で開催。来月上旬には保守地盤の福知山市で集会を開くなど攻勢をかけている。
■浸透に十分な時間
「民主府政の会」には反省がある。前回、候補者擁立が告示の2カ月半前と出遅れたこともあり、現職に約24万5千票の大差で敗れた。同会の藤本雅英事務局長は「今回は名前を浸透させる時間は十分ある」と話す。
政策面では、門氏が専門とする医療問題を訴えの中心に置く。府立洛東病院の廃止などを例に、「山田府政は構造改革路線を進めた」と批判。公約集では小学校卒業までの医療費無料化などを盛り込む予定だ。
支援する共産党にとっては退潮傾向に歯止めをかける重要な選挙となる。8月の衆院選では民主党と自民党の対決に埋没し、全国唯一の「必勝区」とした京都1区でも敗れただけに、知事選で勢いを取り戻し、来夏の参院選での議席奪還につなげたい考えだ。
■山田氏 出馬表明へ時期探る
「要請を重く受け止めたい」。10日、連合京都から立候補を求められた山田知事は、慎重に言葉を選んだ。先月以降、府市長会などから立候補要請が相次ぐが、本人は態度を明らかにしていない。
一方、過去2回の選挙で山田知事を支えた自民や民主、公明など府議会与党は「目立った失政もなく、現職以外は考えられない」との思いで一致する。
だが、現職擁立を模索する政党間には懸念が横たわる。民主党本部が掲げる「国政与野党の相乗り禁止」という方針だ。民主府連幹部は「府連内が現職で合意しても、小沢一郎党幹事長が横やりを入れれば元も子もない」と警戒感を示す。
■「2極であって…」
民主府連を支援する連合京都の細田一三会長は「共産党との2極であってほしい」と相乗りを支持。京都商工会議所の立石義雄会頭も「京都では相乗りも必要では」と話す。
自民党のベテラン府議は解説する。「表明が早すぎると相手候補に相乗り批判の機会を与える上、第三の候補者が名乗りを上げてこないとも限らない。今はそうした可能性を一つ一つつぶす段階だ」
少子高齢化や財政難、経済の低迷など多くの難題を抱える京都府の現状を踏まえ、どんな選択肢を政党が有権者に示すのか。中央政界の激変を受け、府民に意識の変化や新たな動きはあるのか。選挙本番のみならず、対決構図が固まるまでの成り行きも注目される。
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http://www.nara-np.co.jp/20091114110212.html
新旧交代で混沌 - 空白区は集票合戦【五條市議選】
2009年11月14日 奈良新聞
任期満了に伴う五條市議会議員選挙(定数15)はあす15日に投票、即日開票される。定数が前回の21から6減の15になって初の選挙で、現職11人、新人7人の計18人が立候補。3人超過の少数激戦となっている。当選ラインをめぐって混戦が予想され、激しい選挙戦を繰り広げている。
(文中敬称略)
ベテランら現職10人の引退と多くの新人の出馬、立候補者の地盤の偏りが選挙戦に大きく影響。現職が地元固めで守勢に立つほか、各地区で激戦が展開されており、情勢は混沌(こんとん)としている。各陣営は空白地域を中心に票を狙い合うなど、激しい攻防を展開している。
組織票を引き継ぐ山口(公新)や、前回上位の土井(無現)花谷(同)益田(同)が上位維持…
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200911160035.html
堺市副市長人事、はや難渋 市長選の影響で根回し不調
2009年11月16日
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堺市で9月の市長選後空席になっている副市長の人事案が、16日が最終日の臨時議会で同意を得られるかどうか微妙な情勢になっている。議会との事前調整が終わらない状態のまま市長が人事案を提出し、市議会側にも市長選のしこりが残っていることが、先行きを不透明にしている。
竹山修身市長は新副市長として、府の元土木部長の田村恒一(つねかず)氏(64)と、京阪電気鉄道事業統括室部長の大植潔氏(58)を提案。しかし、自民系や公明など市議の約3分の2が所属する会派が「どんな人かよく分からずに賛成できない」などと人事案への賛否を保留している。
堺市ではこれまで、副市長人事案を提出する場合、市長側が議会側に事前に根回しをし、同意が得られる見通しがついてから提案してきた。
竹山市長は今回、3人の副市長案の提出を検討し、議会側とも水面下で話をしたが、1人については否定的な声があり、取り下げた。しかし、2人について同意の確証が得られぬまま議会開会日を迎え、見切り提案した。
一方、竹山市長が市長選で、前市長を支援した民自公など市議会主要会派を橋下徹・大阪府知事と一緒に「なれあい」「談合」と批判したことで、市議会内には市長への反発もある。ベテラン市議は「市長選のしこりが消えていないことが人事案がこじれている一因」と語った。(石前浩之)
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民主この辺じゃ勝ちきれないなぁ。。
選挙:五條市議選 新市議決まる 投票率75.19% /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20091116ddlk29010283000c.html
任期満了に伴う五條市議選(定数15)は15日投開票され、新議員15人が決まった。当日有権者数は2万9832人(男1万4002人、女1万5830人)、投票率は75・19%だった。
旧西吉野村、旧大塔村と合併後初の市全域での市議選で、前回より定数が6減った。現職11人、新人7人の計18人が立候補し激戦を繰り広げた。【栗栖健】
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◆喜びの当選者
◇五條市議選(定数15)
太田好紀 48 無現(2)市商工会理事[歴]旧西吉野村議長
山口耕司 54 公新(1)党五條支部副支部長[歴]建設会社員
川村家廣 59 無現(2)市森林組合監事[歴]旧西吉野村議長
花谷昭典 66 無現(5)会社員[歴]市副議長・議長
土井康嗣 67 無現(8)[元]市議長[歴]南岡町自治会長
益田吉博 60 無現(4)農業▽NPO「うちのの館」役員
峯林宏政 66 無現(4)会社経営▽県車整備振興会理事
吉田雅範 56 無新(1)農業▽西吉野地区体育協会副会長
大谷龍雄 62 共現(8)党県委員[歴]南阿太自治連合会長
藤冨美恵子 60 無現(3)生花店経営▽五條音楽芸術協会長
田原清孝 73 無現(8)ホテル社長[歴]県市議会議長会長
堀川浩美 75 無新(1)タイヤ販売会社会長▽作詞家
福塚実 44 自新(1)建設塗装業▽県議後援会青年部長
山田澄雄 63 無現(4)会社顧問[歴]市商工会理事
池上輝雄 69 自現(3)酒類小売業▽田園地区体育協会長
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◇五條市議選(定数15−18)=選管最終発表
当 2216 太田好紀 48 無現
当 1860 山口耕司 54 公新
当 1759 川村家廣 59 無現
当 1532 花谷昭典 66 無現
当 1324 土井康嗣 67 無現
当 1317 益田吉博 60 無現
当 1298 峯林宏政 66 無現
当 1239 吉田雅範 56 無新
当 1222 大谷龍雄 62 共現
当 1221 藤冨美恵子 60 無現
当 1187 田原清孝 73 無現
当 1128 堀川浩美 75 無新
当 1086 福塚実 44 自新
当 1066 山田澄雄 63 無現
当 831 池上輝雄 69 自現
822 中山俊樹 65 民新
700 大谷善明 62 無新
176 森脇敏雄 68 無新
毎日新聞 2009年11月16日 地方版
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http://www.nara-np.co.jp/20091114105956.html
松石市議“脱会”で波紋 - 奈良市会民主会派
2009年11月14日 奈良新聞
奈良市議会の会派「民主党奈良市議会」(山口誠幹事長、7人)から脱会する意向を固めている松石聖一議員(60)は13日、奈良新聞社の取材に対し、あらためて20日をめどに、所属会派から脱会する考えを示した。一連の経緯は、きょう14日に開かれる民主党県連の常任幹事会にも報告される見通し。7月就任の仲川元庸市長の「少数与党」の会派内で起きた騒動だけに、同党支持者らにも波紋を広げそうだ。火種は、市長に対する議会での質問の仕方をめぐっての意見の対立といい、そのお粗末ぶりに党第1区総支部(奈良市)や県連がどう対応するのか、注目される。
松石氏が、9月定例市議会の一般質問や委員会質疑で、就任1カ月余りの市長を相手に厳しく追及する場面があり、他の民主党議員と次第に距離感が。質問の仕方をめぐり、「与党でもあり、一定のルールが必要」と主張する山口氏らと、9期当選で議会の最古参議員として「自分流」にこだわる松石氏との間で、何度か話し合いが持たれたものの、溝は埋まらなかったよう…
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選挙:紀の川市長選/紀の川市議選 ダブル選告示 合併効果など争点に /和歌山
◇市議選に29人 市長選は現・新一騎打ち
http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2009/11/10/20091110ddlk30010381000c.html
任期満了に伴う紀の川市長選と市議選(定数24)が8日、告示された。新市誕生から4年を経て合併効果に対する評価などを争点に、15日の投開票に向けて、各候補者は選挙戦に入った。【安藤龍朗】
市長選は、新人で元打田町議の根来博氏(64)と再選を目指す現職の中村慎司氏(67)=公明支持=の無所属2人が立候補。中村氏は自民の推薦を辞退している。定数6減の市議選は現職24人と新人5人の計29人が立候補を届け出た。各候補は選挙事務所などで、行財政改革の必要性、基幹産業である農業政策の充実などを訴えて、選挙カーに乗り込んだ。
投票は15日午前7時〜午後8時(11カ所は午後7時まで)、市内45カ所で。午後9時から同市花野の市打田体育館で即日開票される。7日現在の選挙人名簿登録者数は5万5902人(男2万6178人、女2万9724)。
◆市長選立候補者の第一声(届け出順)
◇市民目線で無駄なく−−根来博候補(64)=無新
根来候補は、同市上田井の選挙事務所前で出陣式。民主党の阪口直人衆院議員が「旧態依然の紀の川市の政治を変え、市の良さを生かした政治の実現を」と激励。同党衆院議員や同市選出県議の祝電も披露された。岩出市議や支持者ら約180人を前に、根来候補は「市民の目線で無駄のない行政を」とし、市役所本庁舎建て替えと粉河中学校の移転に反対する立場を強調。「市長交代でさまざまなことが見えてくるはず。政治の流れを変えるのは私しかいない」と訴えた。式後、自ら原付きバイクにまたがり街頭宣伝に出発した。【川平愛】
◇足腰の強い市つくる−−中村慎司候補(67)=無現
中村候補は午前8時半から同市打田の選挙事務所で第一声。自民党の鶴保庸介参院議員ら国会議員、近隣市町の首長、連合和歌山の村上正次会長や支持者約1000人が集まった。公明党の西博義衆院議員は「5町の違う特徴を生かし新市の基盤を作った」と中村候補の実績を強調。中村候補は「市民の声を聞いて足腰の強い紀の川市をつくるために計画を進めてきた。これからの4年間が大事だ。かじ取りを誤るわけにはいかない」と訴えた。小中学校の耐震補強、耕作放棄地対策、京奈和道など道路整備の必要性を力説し、支援を求めた。【安藤龍朗】
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根来博(ねごろ・ひろし) 64 無新
農業[歴]県子ども障害者相談センター主任・仙渓学園生活指導課長▽旧打田町議▽中京大
中村慎司(なかむら・しんじ) 67 無現(1)
和歌山線活性化検討委会長▽県道路協会長▽県綱引連盟会長[歴]旧貴志川町議長・町長▽向陽高=[公]
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>>621-622
◆立候補者(届け出順)
◇紀の川市(定数24−29)
谷口和秀 42 民新 金属加工業▽衆院議員秘書
玉西秀義 54 無新 建設業▽市地域活動連絡協会長
寺西健次 62 公現(1) 農業[歴]民生児童委員▽消防分団長
岡田勉 57 共現(1) 党紀北地区常任委員[歴]歯科技工士
西川泰弘 63 無現(1) 農業▽市農業委会長▽保護司
東中英人 57 無新 広告業▽市自治連絡協会長
堂脇光弘 62 無現(1) 上名手少年野球代表[歴]旧那賀町議
亀岡雅文 52 無現(1) 農業▽厚生副委員長[歴]旧粉河町議
田代範義 60 公現(1) 党市支部長[歴]旧貴志川町議
上野健 62 無現(1) 米穀商[歴]打田中PTA会長▽町議
室谷伊則 52 公現(1) 農業▽産業建設委員[歴]旧桃山町議
遠藤守 61 無現(1) 新聞販売所長[歴]丸栖小育友会長
原延治 71 無現(1) 農業[歴]旧那賀町議▽議運委員長
今西敏文 60 無現(1) 県農業士会長▽農業[歴]旧粉河町議
大森道夫 69 無現(1) 農機具販売業[歴]旧桃山町議長
坂本康隆 65 無現(1) 不動産賃貸業[歴]那賀中PTA会長
杉原勲 55 無現(1) 会社員▽議運委員長[歴]旧粉河町議
村垣正造 59 無現(1) 市開発公社理事▽会社役員
井沼武彦 66 無現(1) 農業[歴]旧桃山町議▽農協理事
高田英亮 65 無現(1) 観光業[歴]旧貴志川町議
川原一泰 69 無現(1) 農業▽県議後援会幹事長[歴]織物業
吉田隆三郎 66 共現(1) 党地区委員[歴]会社員▽機械設計業
松本哲茂 70 無現(1) 県LPガス協役員[歴]旧貴志川町議
榎本喜之 41 無新 会社員▽市民まつり実行委会長
石井仁 35 共現(1) 党紀北地区委員[歴]社福法人職員
阪中晃 53 無現(1) 植木生産業[歴]那賀JC理事長
森田幾久 42 無現(1) 湊商事営業所長▽少年野球コーチ
竹村広明 61 無現(1) 会社役員[歴]会社員▽旧貴志川町議
仲谷妙子 64 無新 粉体加工業▽市商工会女性部長
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◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
毎日新聞 2009年11月10日 地方版
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五條市>>619に引き続き此処も民主が次点で落選
選挙:紀の川市長選/紀の川市議選 市長選、再選の中村氏が抱負 /和歌山
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091117ddlk30010445000c.html
◇「バランス取れた市に」
◇新市議も決まる
15日投開票された紀の川市長選で再選された現職の中村慎司氏(67)は16日、同市貴志川町前田の事務所で「旧5町の調整を図ってバランスのとれた市づくりを進めたい」と2期目への決意を述べた。
中村氏は今後の課題として、農業施策の充実や少子化への対応、道路事業の継続などを挙げた。また、分庁舎方式の解消で生まれるとされる2億円の財源で、小学生以下の医療費を無料にする方針を明らかにした。新しい市役所本庁舎の完成を待たず、10年度から実施する意向を示した。
勝因については、「私の力でない。私と議会の皆さんが一緒に考えたことが評価された。1期目では合併特例債を活用しながら、学校の耐震化をはじめ予定より前向きに進められた」と振り返った。中村氏は今回自民の推薦を辞退して選挙に臨んだ。今後の政党との関係は、「完全無所属でいく。紀の川市のためになる方を応援する」と述べた。
市議選(定数24)も15日深夜から16日未明にかけて新議員がすべて決まった。現職23人と新人1人で、党派別では、公明3人▽共産3人▽無所属18人。【安藤龍朗】
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◆開票結果
◇紀の川市(定数24−29)=選管最終発表
当 2383 高田英亮 65 無現
当 2109 上野健 62 無現
当 1758 田代範義 60 公現
当 1748 川原一泰 69 無現
当 1743 寺西健次 62 公現
当 1604 森田幾久 42 無現
当 1596 西川泰弘 63 無現
当 1574 村垣正造 59 無現
当 1554 室谷伊則 52 公現
当 1546 石井仁 35 共現
当 1470 榎本喜之 41 無新
当 1436 井沼武彦 66 無現
当 1418 堂脇光弘 62 無現
当 1374 坂本康隆 65 無現
当 1289 岡田勉 57 共現
当 1289 竹村広明 61 無現
当 1233 今西敏文 60 無現
当 1229 亀岡雅文 52 無現
当 1202 原延治 71 無現
当 1191 大森道夫 69 無現
当 1184 吉田隆三郎 66 共現
当 1141 松本哲茂 70 無現
当 1108 阪中晃 53 無現
当 1054 杉原勲 55 無現
957 谷口和秀 42 民新
894 仲谷妙子 64 無新
886 遠藤守 61 無現
613 玉西秀義 54 無新
588 東中英人 57 無新
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◇喜びの当選者
>>622参照
毎日新聞 2009年11月17日 地方版
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>>463>>470そいや熊谷府議は事務局入りせず仕分け人として仕事してるんですね
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000045-kyt-l26
「仕分け人」熊谷氏、海東氏語る 行政刷新会議 前半の作業終える
11月17日22時59分配信 京都新聞
行政刷新会議の事業仕分けに参加する熊谷府議(左端)と海東前高島市長(右端)=17日午前、東京都新宿区
前半5日間の作業を終えた政府の行政刷新会議の事業仕分けに、京都、滋賀から民間「仕分け人」として参加した熊谷哲・京都府議と海東英和・前高島市長が作業の手応えや課題を語った。
熊谷氏は、厚生労働省の事業を担当する第2WG(ワーキンググループ)でコーディネーターとして議論を仕切り、「予想以上に出来た仕分けもあれば、出来なかったものもある。今回示した考え方で事業を点検すれば3兆円以上の削減効果はある」と期待感を示した。ただ官僚の対応は「事業の目的や必要性は滑らかに話すが、具体的な現場の状況や数字、事業の成果は把握していない」と苦言を呈した。
わずか1時間の議論による判定や財務省の関与など作業への批判に対しては「仕分けをする事業の選定や聞き取り調査など見えないところで膨大な時間をかけている。財務省が提示してきた以外に自分たちが入れた事業は半分近くある。財務省が振り付けをしているかは、議論を聞けば理解してもらえる」と反論した。
鳩山由紀夫首相が事業仕分けは今回限りとの見方を示すことに「今年は自民党政権時代のさびやあかを落としている段階。毎年やることで深い部分の問題点が浮かび上がり、仕分け作業の信頼性も高まる」と強調した。
海東氏は市長在職中に町村合併で膨らんだ予算を削減するため事業仕分けを導入した。熊谷氏とともに第2WGに参加し「特定の天下り先を経由する事業が多い。現場に予算が下りるまでに多くの部分が中間団体に消えていた」と驚く。事業廃止による影響について「現場の人は困惑するかもしれないが、国からの金の流れをただすことは現場がより活動しやすい仕組み作りの第一歩と考えてほしい」と説明する。
事業を所管する省の副大臣や政務官が仕分け人側の席に就いていることには「省益に立って話をするのはおかしい。今のままなら官僚側の席から意見を述べるべきではないか」と疑問を投げかけた。今後の課題は「例えば地方自治体への移管の場合、受け皿は近畿などブロック単位なのか、都道府県、市町村単位なのかもっと細かい部分まで言及した方が良い。受ける側には大きな問題だからだ」と語った。 .
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>新政会が無くなってたとは
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1245815657/501
と云う事で調査。
03年改選後新政会に所属してた4人は07年改選で中1名議員辞職・1名引退で2名に成っていたがその内の1名が亡くなって解散に追い込まれたようだ。
代わりに07改選で中間派的な会派創生フォーラムが結成されており新政会の生き残り1名もそちらに合流したようである。
■03年改選
中京区
水口 洋 50 現③ 無所属=公明 政治分析者 →公明→新政会
亀岡市
稲荷 義晴 52 現② 新政=公明・ 社民 バス会社役員→新政会
向日市
木村 繁雄 73 現⑧ 新政=自民・ 公明 経営士 →新政会
南丹市・船井郡
上田 秀男 65 現② 新政=公明 団体役員→新政会
■07年改選
中京区
水口 洋 54 無所属 現4 政治分析者→07年 5月公選法違反により京都府議を辞職
舞鶴市
岡本 忠蔵 36 無所属 新1 (元)舞鶴市議=自民党籍・京都創生フォーラム結成
綾部市
佐々木 幹夫 57 無所属=連合 新1 (元)綾部市議(06年市議選民主推薦次点)=JR連合・民主党籍・京都創成フォーラム結成
亀岡市
桂川 孝裕 44 無所属 新1 (元)亀岡市議=野中/田中系・京都創生フォーラム結成
稲荷 義晴 56 新政会=社民 現3 文化団体役員=野中/田中系:新政会の後継者との立場もあり、事前のポスターは田中と抱き合わせだが、元は労組出身で役員も務めた地元バス会社が基盤 新政会→08年四月死去
向日市
木村氏は引退。後継候補?の保守系候補は自民公認で出馬
南丹市・船井郡
上田 秀男 69 新政会 現3 団体役員 新政会→創生加入
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http://mainichi.jp/kansai/news/20091119k0000m070137000c.html
記者の目:神戸市長選に見た民主のほころび=重石岳史
日本の政界図が大きく塗り替えられた09年。私は神戸で、民主党担当として衆院選を、続いて民主単独推薦の現職が辛勝した神戸市長選を取材した。そして、民主党を見る有権者の意識の違いにショックを受けた。民主の小沢一郎幹事長が神戸市長選の選挙戦中、「政権与党として勝たなければいけない」と発破をかけ続けたことに対し、国政選挙で民主を大勝させた有権者の間では、「小沢流」と呼ばれる強引な手法に反発さえ生まれたからだ。民主に追い風が吹く中でのほころびだ。国政選挙であれ、地方選挙であれ、有権者は民主に「変化」の実現を求めている。その対応を見誤れば、早晩見放されてしまうという思いを強くした。
10月25日投開票の神戸市長選は、民主党単独推薦の現職・矢田立郎(たつお)氏(69)が、組織を持たない無所属新人に約7800票差まで詰め寄られ、辛くも3選を果たした。今夏の衆院選では、神戸市の四つの選挙区で民主が議席を独占している。なぜ薄氷の勝利となったのだろうか。
まず「脱官僚」を掲げる民主が、助役出身の矢田氏を推薦した点。神戸市は助役出身の市長が連続4代60年間務めており、全国でも異例の長さの「官僚政治」が続く。市長選では、その是非が争点の一つとなった。この点について小沢幹事長は「国民の生活を守り、地域主権を実行する民主党のマニフェストと考えが完全に一致した」と話すだけで明快に説明しなかった。
また、公共事業見直しを訴える民主が、開発中心の市政の継続と発展を訴える矢田氏を推薦する点もわかりにくかった。阪神大震災(95年1月)からの復興の象徴として3100億円で建設した神戸空港は、利用者数が予測を下回り展望は見えない。高度経済成長期に「株式会社神戸市」ともてはやされた開発行政の手法は、完全に行き詰まっている。
加えて、政局に左右される姿勢が有権者に戸惑いや反発を生んだ。矢田氏は当初、民主、自民、公明に支援を要請する意向だったが、民主は知事選・政令市長選で野党との相乗りを原則禁止している。矢田氏は堺市長選で与野党相乗り候補が敗れるのを目の当たりにして、民主単独推薦を受け入れてしまった。
前原誠司・国土交通相らが応援に立つなど民主はフル回転で支援した。全面的な支援は得票に結びついたのか。毎日新聞が1200人に実施した出口調査では、矢田氏に投票した民主支持者は55%にとどまり、35%は無所属新人候補に流れた。民主県連幹部は「変化を求める勢いは完全に相手候補に流れた」と認める。衆院選では民主候補に投票したという飲食店を営む男性(49)は「民主には変化を期待した。現職を推薦したのは選挙に勝つための都合としか思えない」と酷評。市長選は相手候補に投票した。自営業の女性(61)は「神戸の課題を無視し、党の勢力を伸ばそうとしただけの選挙。白けてしまった」とこぼした。
神戸市は震災の復興施策として、大型公共工事を中心に街づくりを進めた。街から震災の傷はほとんど見えなくなり、人口は震災前を上回るまでに回復した。しかし、震災を契機に膨らんだ市債残高は約2兆5000億円に上る。震災前の人口の8割程度しか回復していない長田(ながた)区で建築業を営む男性(56)は、仕事量が震災前の半分以下に減ったままだという。「強引な再開発で大型店舗が増え、市場から多くの店が駆逐された。復興の恩恵を受けたのは大手ゼネコンだけ」と憤りを隠さない。
神戸市在住の河田潤一・大阪大大学院教授(政治学)は「衆院選による政権交代を通じて、有権者は選挙で政策を変えられることを学んだ。羽田空港のハブ化に伴う神戸空港への影響など、民主党の示す政策は神戸市にとって厳しいものが少なくない。有権者は、矢田氏が、政策に共感して積極的に民主を選んだとは思えず、小沢幹事長を中心とした政治力学が働いたことに違和感を覚えたのではないか」と分析する。
民主党は「国政選挙と地方選挙は別のスタンスをとっている」と釈明するかもしれないが、有権者にとって最も身近な選挙である地方選挙で強引なやり方を押し付けた印象を与えることは、当面の大きなテーマである来年の参院選に良い影響を与えるはずがない。政権交代がクローズアップされる中で、民主単独推薦候補の薄氷の勝利となった神戸市長選。同じ日に投開票された宮城県知事選や川崎市長選では民主系候補が敗退している。地方主権を掲げる民主だからこそ、地方の切実な声に耳を傾け、中央からのトップダウンではない選挙手法をとるべきだと確信している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091120/lcl0911201307002-n1.htm
橋下知事が「非常に不可解」とTV局批判 ワッハ上方移転めぐる非公開会談で
2009.11.20 13:05
このニュースのトピックス:橋下府政
大阪府の橋下徹知事は20日、府立上方演芸資料館(ワッハ上方、大阪市中央区)の通天閣への移転をめぐり、館のあるビルを所有する吉本興業の社長や、館を運営するNPO法人に所属する民放2社の代表者らと同日午後、府庁で意見交換することを明らかにし、「先方の要望で会談は公開しないが、非常に不可解だ」と疑問を呈した。
橋下知事は、会談相手が放送局の代表者であることや、館の存続について有識者や文化人の間でも議論に取り上げられた経緯を挙げ、「都合の悪いことをクローズにし、その他のことは『オープンにしろ』というメディアの姿勢を厳しくチェックしてほしい」と述べた。議事録は公開するという。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20091121ddlk27010401000c.html
選挙:岸和田市長選 あす告示 /大阪
任期満了に伴う岸和田市長選は22日、告示される。再選を目指す現職の野口聖氏(68)=自民推薦=と、新人で会社役員の西出秋雄氏(61)=民主推薦=の、いずれも無所属の2人が立候補を表明している。
現市政に対する評価や、来年度からの実施が決まっている、家庭ごみ収集の指定袋制での有料化の是非などが争点に上がっている。
立候補の受け付けは、午前8時半〜11時が市役所新館4階の第1委員会室で、午前11時〜午後5時が市役所旧館2階の選管事務局で。投票は29日、市内44カ所で行われる。【酒井雅浩】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20091122-OYT8T01045.htm
ホーム>地域>大阪
岸和田市長選2氏出馬
岸和田市長選は22日告示され、いずれも無所属で、再選を目指す現職の野口聖氏(68)(自民推薦)と、新人で会社役員の西出秋雄氏(61)(民主推薦)が立候補。来春からの一般ごみ収集有料化の是非や財政再建などを争点に、舌戦が始まった。投開票は29日。21日現在の有権者数は16万168人。
前回選で、自民、公明両党の推薦を受けた野口候補。今回、政党の推薦は自民だけだが、出陣式には、自主投票となった公明の市議6人も全員、姿を見せた。
野口候補は、行財政再生プランに基づき、指定袋方式による一般ごみ収集の有料化に踏み切り、「岸和田再生をパワーアップさせたい」と主張。産業再生のほか、南海春木駅、和泉大宮駅の高架化構想具体化、高齢者らのための地域バス無料化などを訴えている。
西出候補には、民主党のほか連合大阪が推薦。共産党などでつくり、8期32年の原?(のぼる)・前市政を支えた「岸和田民主市政の会」も、自主的に支持している。
西出候補は、政権交代が実現したのに合わせ、「岸和田市政も交代を」と訴える。市民が納得できるごみ行政を目指し、一般ごみ有料化計画の凍結を公約。市OBの天下りを全廃するほか、市民参加で市の全事業を見直し、無駄のない市政をつくる、としている。
<「再生は緒についたばかり」>
野口候補は、午前9時から同市西之内町の選挙事務所前で、出陣式に臨んだ。
野口候補は「岸和田は目に見えて良くなった。財源不足解消への道筋を示し、阪南2区の企業誘致など産業・観光振興に取り組んだ。出産育児応援金、地域巡回バスなど福祉・医療も充実してきた」と実績を強調。「岸和田再生は緒に就いたばかり。元気なまちを創造する」と語った。また、推薦する自民党の府連会長・谷川秀善参院幹事長も、「野口さんはこの4年、改革の取っ掛かりを作った。市長が代われば元に戻ってしまう」とアピールした。
<「徹底した情報公開進める」>
西出候補は、同市上野町東の選挙事務所前で第一声。
西出候補は「市政は市民が決めるという基本に立ち返り、皆さんと一緒に大好きな岸和田の将来を作りたい」と決意を述べた。また、推薦する民主党の府連代表・樽床伸二衆院議員が、「新しい岸和田をつくる先頭に立って戦ってもらいたい」と激励した。
その後、「市政交代」と書いた看板を付けた自転車で市内を回り、民主党の国会議員らと南海岸和田駅前に立ち、「市政は、市民に説明責任を果たす必要がある。徹底した情報公開を進めたい」などと訴えた。
(2009年11月23日 読売新聞)
関連記事・情報
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20091123ddlk27010180000c.html
選挙:岸和田市長選 現職・新人一騎打ち−−告示 /大阪
任期満了に伴う岸和田市長選が22日告示され、再選を目指す現職の野口聖氏(68)=自民推薦=と、新人で会社役員の西出秋雄氏(61)=民主推薦=のいずれも無所属の2人が立候補した。投票は29日で即日開票される。
現市政に対する評価や、来年4月からの実施が決まっている家庭ごみ収集の指定袋制での有料化の是非が争点になりそうだ。市を二分する激戦が予想される。
期日前投票は28日までの午前8時半〜午後8時、市役所旧館2階会議室と山直市民センター(同市三田町)。投票は29日午前7時〜午後8時、市内44カ所で、開票は同市西之内町の市総合体育館である。
21日現在の有権者数は16万168人(男7万5961人、女8万4207人)。
(届出順)
◇都市基盤整備は必要−−野口聖候補(68)=無現
野口候補は午前9時、同市西之内町の事務所前で出陣式。高石、泉大津など府南部の市長や地元の府議、市議らが壇上に並んだ。
推薦した自民の谷川秀善府連会長(参院議員)は「チェンジは必ずしも良いものではない。4年ごとに市長を代えたら岸和田は大変なことになる」と訴えた。中山太郎・前衆院議員は「力を合わせて再選を果たし、やりかけていた仕事の実現を」と呼びかけた。
野口候補は「岸和田市で無駄な公共事業はやっていない。街づくりに都市基盤整備は必要だ。家庭ごみ収集有料化で得た資金は環境対策に使う。環境問題が論じられている中、ごみ減量化は必要だ」と有料化に理解を求めた。【山田英之】
◇市政交代を呼びかけ−−西出秋雄候補(61)=無新
西出候補は午前9時前、同市上野町東の事務所で支援者に出発のあいさつ。正午過ぎに南海岸和田駅前で街頭演説した。
地元の中川治衆院議員(大阪18区)ら民主の国会議員4人や社民の辻元清美副国土交通相が応援に駆け付け、中川衆院議員は「国政の変化を家庭に行き渡らせるために、市長を変えよう」と訴えた。
西出候補は、情報公開や市民参画の街づくり、全市立小中学校へのエアコン設置などを公約に掲げ、家庭ごみ収集の有料化は「凍結」と主張。「有料化は誰が、どこで、どのように決めたのか。この(市民生活が)厳しい時代にとんでもない」と訴えた。その後、市内を自転車で回り「市政交代」と呼びかけた。【酒井雅浩】
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野口聖(のぐち・きよし)68 無現(1)
全国市長会評議員▽府市長会副会長[歴]市財政課長・総務部長・収入役▽立命館大 =[自]
西出秋雄(にしで・あきお)61 無新
鉄工所専務▽保護司▽NPO法人副理事長▽ボランティア団体代表世話人▽和泉工高=[民]
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009112300140&genre=A2&area=S00
市民派のネットワーク組織設立
嘉田知事の支援団体
全国の「市民派」団体などで設立の合同ミーティングを開いた「市民派ドットコム」(草津市・クサツエストピアホテル)
嘉田由紀子滋賀県知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)は23日、既存政党と一線を画して地域で「市民派」を掲げる団体や個人とともにネットワーク組織「市民派ドットコム」を設立し、「地方から政治を変える」をテーマにした合同ミーティングを草津市のホテルで開いた。
同ネットには対話の会をはじめ、首長選や議員選に候補を擁立している長野県の「新しい信濃の国」、候補者の公約策定に増税反対を促す「日本税制改革協議会」(事務局・東京都)など5団体が参加。政党に頼らない選挙ノウハウの共有や、人材交流で活発なアピールなどの活動を想定している。
5団体のメンバーら約70人が参加した。嘉田知事があいさつし、「わたしは民主と政策的には近いが、民主べったりではない」とし、「政治は遠いと考える県民の声なき声をくみ上げ、地域独自の政策をつくる点で、国政とは違う」と、地域での政治活動の意義を強調した。
参加者の討論では、「市民派として立候補するのに選挙でいくらお金がかかり、勉強会がどこで行われるかの情報を共有したい」との声や、「知事選、県議選で成功した滋賀の実績をほかの地域の運動に広げてほしい」との意見があった。
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今日は、こんな人が市長になっていいのかと思いました。
出勤途中に駅に向かおうとしていたところ西出さんの運動員と
出くわし、道を譲るどころかぶつかって何の謝罪もなし。
謝罪どころか、何の反応もありませんでした。
こんな人に応援されている西出さんてどんな人でしょう。
サラリーマンなら朝、こんなことされたらむかつきます。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000911240001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 大阪> 記事
市長選、自民推薦現職と民主推薦新顔の戦い
2009年11月24日
岸和田市長選が22日告示され、現職の野口聖氏(68)=自民推薦=と、新顔で鉄工所経営の西出秋雄氏(61)=民主推薦=がいずれも無所属で立候補した。投票は29日で、即日開票される。期日前投票は23日から28日の午前8時半から午後8時まで、市役所旧館2階と山直市民センターの2カ所でできる。21日現在の有権者数は16万168人。
この日、野口氏は午前9時から選挙事務所前で出陣式を開いた。会場には支持者のほか、自民党の参院議員や、泉州地域の首長らも顔を並べた。野口氏は「岸和田再生は緒についたところ」とし、4年間の実績を強調して「さらに再生を進めさせてもらいたい」と訴えた。
西出氏は午前8時から事務所前で出発式を開き、正午から市内の駅前などで街頭演説。民主党の衆参議員らも応援に駆けつけた。西出氏は「政権交代で政治は誰がやっても一緒という考えは変わったことが証明された」とし、「市政にも変化が必要」と強調した。
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http://www.asahi.com/politics/update/1125/OSK200911250088.html
刑事被告の前枚方市長を非常勤職員に 大阪・柏原市2009年11月25日17時32分
大阪府柏原市が、「官製談合」が問われた刑事裁判の被告で、同府枚方市の前市長の中司(なかつか)宏氏(53)を12月1日付で非常勤職員として採用する方針を固めた。行財政改革やまちづくりを担う庁内組織の「戦略会議」(仮称)を近く立ち上げ、その座長にすえる考え。刑事被告人の採用は極めて異例で、議会などから反発も予想される。
岡本泰明市長(70)は25日、朝日新聞の取材に対し、「20年以上のつきあいで、行政手腕を尊敬してきた。能力を埋もれさせず活用したい。財政難の柏原市にとってプラスになる逸材だ」と説明。刑事裁判の被告である点については「刑事被告人が働いてはいけない理由はない。問題はない」としている。
「戦略会議」は座長の中司氏のほか、副市長1人と部長6人で構成。国の事業仕分けのイメージで、市民にも開かれた場で各課長を相手に来年度の予算案を精査する。
中司氏は市長4期目途中の07年7月、枚方市発注の清掃工場建設工事をめぐる競売入札妨害(談合)容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。今年4月、大阪地裁で懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を受け、中司氏は即日控訴している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091126/lcl0911261405004-n1.htm
次の“第二庁舎”はATC? 大阪市が隣接WTCから5局を移転
2009.11.26 14:05
大阪市の平松邦夫市長は26日、平成23年秋までに全面移転する方針を示していた、第三セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、住之江区)に入居する市の7部局のうち、水道局など4局を隣接する三セク施設「アジア太平洋トレードセンター」(ATC)に移転させる考えを明らかにした。ATCへの移転を検討していた本庁舎(北区)の経済局については、来年度中に移す方針を示した。
市議会一般質問で自民市議の質問に答えた。大阪府が買い取りを決めたWTCからATCに移るのは、水道のほか港湾、建設、環境局環境保全部の計4局。ゆとりとみどり振興局を中央卸売市場(福島区)に移転するほか、一部部局がWTCに入る都市整備局は本庁舎、契約管財局は商業ビル「オーク200」(港区)にそれぞれ集約する。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091127-OYO1T00789.htm?from=top
堺・副市長候補、大植氏が辞退…公選法違反の恐れ
議員総会で副市長選任辞退を表明する大植潔氏(中央、左端は竹山修身市長)(27日午前10時26分、堺市役所で)=関口寛人撮影 堺市の副市長候補として市議会に提案された京阪電気鉄道事業統括室部長・大植潔氏(58)が27日、議員総会に出席し、選任の辞退を表明した。9月に行われた市長選の告示前に竹山修身市長への支援を依頼するはがきを有権者に出したことを明らかにし、「公選法違反の恐れがあるため」としている。
大阪府の橋下徹知事の支援を受けて当選した竹山市長が提案した副市長人事を巡っては、「オール野党」の市議会との調整が難航。当初、16日の臨時議会で採決を予定していたが、同意に慎重な意見が相次ぎ、会期を2週間延期したうえ、採決前に副市長候補から所信を聞く、との趣旨で、候補者を招致する異例の事態となっていた。
大植氏によると、告示前の8月下旬、「竹山氏が出馬を予定しているので、よろしくお願いします」と手書きで支援を要請するはがき30〜40枚を堺市内に住む京阪電鉄関係者らに郵送。今月中旬に星原卓次議長(公明党)から公選法違反の恐れがあるとの指摘を受けたという。
議員総会で大植氏は「もっと大きな問題に発展する可能性がある」と辞退理由を説明。終了後、竹山市長は報道陣に「はがきのことは知らなかった。残念としか言いようがない」と語った。
竹山市長は10月下旬に、大植氏と元大阪府土木部長・田村恒一氏(64)、市幹部経験者の3人を選任する案を非公式に市議会に打診したが、事前の調整不足などで反発を受け、いったん撤回。臨時議会に大植氏と田村氏の2人を提案していた。議会は30日に田村氏の選任のみを可決する見通し。
府選管によると、告示前に投票を呼び掛ける行為は、事前運動を禁じた公選法に抵触し、「はがきが投票を呼び掛ける中身なら、違法の可能性がある」という。
(2009年11月27日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/091128/osk0911280234002-n1.htm
オール野党議会 選挙の“遺恨”続く堺市 大阪
2009.11.28 02:33
27日の堺市議会議員総会で、副市長候補の京阪電鉄事業統括室部長、大植潔氏が辞退を表明したことで、副市長候補は、元府土木部長の田村恒一氏1人だけとなった。竹山修身市長の副市長人事「迷走」は、「オール野党」の市議会と、市長選をめぐっての“遺恨”が噴き出したといえそうだ。(新川俊則)
竹山市長は当初、市・府・民間から3人の副市長選任をめざしていた。ところが、一部の議員から反発が起きたため、府と民間の2人に絞り議会と調整を図った。だが、最終合意に至らないまま今月12日開会の臨時議会に大植氏と田村氏の人事案を提出していた。
一般質問では副市長人事に対し、「2人とも技術系。民生部門の対応ができるのか」「民間企業からの起用は大丈夫か」と質問が相次いだ。議会の一部からは「副市長人事は市長の専決事項でよいのでは」との意見も出されていたが、竹山市長は議会の同意を取り付けることができなかった。結局議会は、16日の予定だった採決を30日に延期したうえ、27日に副市長候補者から所信を聞くという異例の対応をとった。
その攻防の最中の16日、星原卓次議長から竹山市長に今回の「辞退」につながる「はがき」の存在が知らされた。
三国丘高校の同級生だった大植氏が、堺市長選告示前に出した、竹山氏への支持を呼びかける内容のはがきが公職選挙法に抵触する疑いがあると指摘され、これが辞退理由となった。
総会終了後、竹山市長は「投票の勧誘行為で違法の疑いがあるということだった。残念だ」と悔しさをにじませた。
「橋下効果」で圧勝した市長選から2カ月。独自色を打ち出した補正予算案審議が行われる12月定例議会が竹山市政にとって大きな試金石となりそうだ。
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就任して早過ぎるやろ。。。
町長が自殺未遂か 自宅で首つり重体 和歌山・那智勝浦
http://www.asahi.com/national/update/1128/OSK200911270127.html
2009年11月28日7時12分
27日午後6時すぎ、和歌山県那智勝浦町の町職員から「小嶋英嗣町長(55)が同町勝浦の自宅で意識を失って倒れている」と町消防本部に通報があった。病院に運ばれたが意識不明の重体という。町職員によると、家族が発見した際、町長は首をつった状態だったという。県警が詳しい状況を調べている。
同消防本部や町関係者などによると、小嶋町長は同日午後5時すぎに退庁。同6時ごろから町内の行事に出席する予定だったが、姿を見せなかったため、町職員が自宅へ迎えに行ったという。
同町では、8月に隣接する同県新宮市との合併をめぐる住民投票があり、反対が賛成を上回って頓挫。その後、当時の町長が引退し、9月の町長選で元町議の小嶋町長が初当選を果たした。
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>>638
むぅ。大変そうだったんですな。早過ぎるやろなんて云ってしまったけど,謹んでご冥福をお祈りします。
>26日の執務中に役場の階段で転んで頭を打つなど、疲れた様子だったという。
那智勝浦町長:自宅で首つり死亡、「激務で疲れた」の文書
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091128k0000e040021000c.html
27日午後5時45分ごろ、和歌山県那智勝浦町の小嶋英嗣町長(55)の家族から「小嶋町長の意識がない」と町消防本部に通報があった。小嶋町長は病院に搬送されたが、28日、死亡した。
複数の関係者によると、小嶋町長は自宅で首をつった状態で見つかり、「激務で疲れた」との趣旨の文書があったという。
町によると、小嶋町長は同日午後5時すぎに町役場を退庁。午後6時から町内で開かれる秋の叙勲の祝賀会に出席する予定だった。26日の執務中に役場の階段で転んで頭を打つなど、疲れた様子だったという。小嶋町長は町議を2期務め、今年9月の町長選で初当選したばかり。【神門稔、安藤龍朗】
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20091128ddlk30010389000c.html
県議会:4選挙区1人減で一致 総定数などで相違も−−検討委で3会派 /和歌山
県議会(定数46人)の議員定数等検討特別委員会が27日あり、各会派が選挙区ごとの増減案を示した。自民、真わかやま、公明の案は、和歌山市▽伊都郡▽有田郡▽田辺市−−の各1人減では一致したが、総定数などで一致しなかった。共産は削減に反対している。12月議会で結論を出すことを改めて確認した。
自民と真わかやまは新宮市で、公明は日高郡で1人減を提案。また、自民、公明は一方で橋本市で1人増やし総定数42人とするが、真わかやまは41人。
最大会派・自民は9月議会時と同じ案。39人案だった真わかやまは「(自公に)歩み寄った」と説明。公明は「票格差を純粋に考えた」と述べた。
12月県議会はこの日開会、20議案が提案された。給与関係の条例案が月内に先行審議される。一般質問は12月8〜11日。【最上聡】
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ほんとに出来るのか?という思いもありますが、実際に相乗りを打破した経験のある松本新県連代表には期待している。
>今後、首長選では「相乗り推薦」は行わない方針も決めた。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002547527.shtml
民主県連 新幹事長に越智氏、松本新代表を承認
民主党兵庫県連は28日、第12回大会を神戸市中央区で開き、代表に衆院議員の松本剛明氏(50)=兵庫11区=を選出した。幹事長には県議の越智一雄氏(68)=西宮市=を選んだ。
松本氏は2000年に初当選し、4期目。05〜07年には党政調会長を務めた。現在は衆院議院運営委員長。越智氏は98年の県議補選で初当選し、3期目。
大会では、来年夏の参院選で水岡俊一参院議員(53)を兵庫選挙区の公認候補者として党本部に上申したことが報告された。また、再来年春の統一地方選では、県議の1人区で候補者を積極的に擁立する準備を進めることなどを確認。今後、首長選では「相乗り推薦」は行わない方針も決めた。(藤原 学)
ほかの主な役員は次の通り。(敬称略)
【代表代行】山口壮【副代表】市村浩一郎、水岡俊一、芝野照久、岡康栄、藤井訓博、前島浩一【選対委員長】梶原康弘
(2009/11/28 23:20)
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>>641
県知事選と県内最大の県都市長選が終わってからそんなこと云われてもって感は強いですけど,松本氏には実績がありますし,期待はしたいですね。
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>>640
県都(和歌山市)で定数減とは珍しいですね。
和歌山市は人口減ってるのか?
ほかは・・・
【定数2→2人とも自民】
伊都郡 定数2−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 門 三佐博 70 自民 現 9 県監査委員
○ 平越 孝哉 70 自民 現 8 党県副会長
【定数3を自民・真わかやま・共産で分け合う】
有田郡 定数3−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 松坂 英樹 46 共産 現 2 党県委員
○ 松本 貞次 58 無所属=連合 現 6 団体役員→真わかやま所属
○ 吉井 和視 55 自民 現 5 生コン会社員
【定数4→自民2・真わかやま2】
田辺市 定数4−候補5 (選管確定)→遠田・鳥栖と同様の構図か
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 9,844(28.8%) 大沢 広太郎 65 自民 現 4 漁協役員
当 8,326(24.3%) 泉 正徳 55 無所属=自民 新 1 (元)本宮町長→自民党入り
当 8,049(23.5%) 野見山 海 63 社民=連合 現 5 党県代表=JR連合→真わかやま所属
当 7,212(21.1%) 原 日出夫 66 無所属 現 3 農業→真わかやま所属
795(2.3%) 和田 庶吾 54 無所属 新 建築業・元旧日置川町議
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意見が食い違うのが・・・新宮市と日高郡
両方とも定数減しちゃえば?
【定数2→自民2も 一人は市長選転出惜敗】
新宮市 定数2−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 下川 俊樹 63 自民 現 7 党県幹事長→市議11人に担がれて新宮市長選出馬惜敗。支援市議8人が落選後丸坊主にw
○ 須川 倍行 46 自民 現 2 会社役員
【定数3→自民3】
日高郡 定数3−無投票
氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
○ 坂本 登 60 自民 現 3 会社社長
○ 冨安 民浩 59 自民 現 5 党県副幹事長
○ 花田 健吉 48 自民 現 2 NPO役員
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>>641-642
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091129ddlk28010167000c.html
民主県連:代表に松本氏を選出 /兵庫
民主党県連は28日、神戸市内で定期大会を開き、辻泰弘参院議員に代わり、新代表に松本剛明衆院議員を選出した。幹事長は越智一雄県議、選対委員長は梶原康弘衆院議員に決まった。
政府への陳情や要請の窓口として新設する政策会議の議長には土肥隆一衆院議員が就任した。松本新代表は「政権与党としての体制をしっかり作り上げ、次の参院選や統一地方選で結果を出すのが私の役目だ」と抱負を述べた。
県連はまた、政令市以外の首長選でも、自民党との「相乗り」推薦を行わないよう努める方針を決めた。【重石岳史】
〔神戸版〕
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>>643-644
人口多い地域が小選挙区制と大選挙区制が入り交じった県議会などの制度では割を食うのは他でもあったような。石川県でも金沢市の定数が減らされるとか無かったでしたっけ?
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000911290001
現職が民主新顔破り再選、岸和田市長選
2009年11月30日
岸和田市長選が29日投開票され、現職の野口聖氏(68)=自民推薦=が、新顔で鉄工所経営の西出秋雄氏(61)=民主推薦=を破り、再選を果たした。当日有権者数は15万8429人、投票率は45・27%(前回52・66%)だった。
野口氏は、岸和田市西之内町の事務所で支援者らを前に「行財政改革を進めながら、安心安全のまち、住んで良かったまち、住み続けたいまち、訪れたいまちをつくってゆきたい」と2期目への抱負を語った。争点となった、予定されている家庭ごみの有料化については「演説会で意味を訴えてきた。理解を得られたと思う」と述べた。
野口氏は前回、推薦を得た自民、公明、連合大阪の支援を受けて初当選したが、今回推薦を受けたのは自民だけだった。選挙戦では、行財政改革に取り組んだ1期4年間の実績を強調しながら「この流れをさらに推し進めたい」と支持を訴えた。
公約として、乳幼児医療費助成の対象年齢引き上げや、地域を巡回するローズバスの無料化、がん検診制度の充実などを掲げた。
一方、西出氏は事務所で「私の力不足。やれることはやったと思うが、知名度不足に尽きると思う」と敗戦の弁を語り、涙をぬぐった。西出氏は、8月の総選挙で大勝して政権交代を果たした民主の推薦を受け、10月に立候補を表明。30年間にわたるボランティア活動の実績などを掲げて「市政交代」を訴えた。家庭ごみ有料化の「凍結」や市幹部職員の天下り全廃、学校の教室の冷暖房整備などを掲げたものの、及ばなかった。
◎岸和田市長選開票結果
当 36,902 野口 聖 68 無現 (自)
34,295 西出 秋雄 61 無新 (民)
※カッコ内の政党は推薦
◇新市長の略歴◇
野口 聖(のぐちきよし) 68歳
府市長会副会長(元)市収入役・市総務部長・市財政課長▽出身校・立命館大経済学部
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市議会3会派が批判
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000912030002
2009年12月03日
◆奈良市の事業仕分け
奈良市議会で2日、民主をのぞく4会派から、仲川元庸市長が導入した「事業仕分け」への批判が相次いだ。ただ、国の事業仕分けに対する国民の強い支持があるだけに、歯切れは悪い。(大久保直樹)
「国の事業仕分けはいい。しかし……」(政翔会・浅川仁幹事長)。
2日の代表質問。5会派すべてが、「事業仕分け」について「無駄遣いを見直すうえで効果がある」などとまずはおおむねの賛意を示した。しかし、保守系2会派と公明、共産の4会派は、仕分けの進め方に批判を展開。「仕分け人は地域の実情を知らない」「判断基準が不透明だ」「30分で結論を出すことを、市長はどう受け止めるのか」と詰め寄った。
ただ、批判のトーンは弱い。その事情をある保守系議員は「仕分けを評価する議員は多いが、事業によっては選挙のしがらみがある議員もいる。ただ、国の事業仕分けがあれだけ国民の支持を集めている中で、誰も正面きって反対できない」と説明した。
市は、来年度以降も仕分けを続ける方針で、仲川市長は「今回の取り組みを検証し、よりよい議論ができるよう改善したい」と語っている。
また同日、仲川市長は現在定数1の副市長職について、2人体制にする方針を明らかにした。
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http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/091208/wlf0912081130000-n1.htm
【風(8)老老介護】市長でも「仕事を辞めるしかない」現状 (1/2ページ)
2009.12.8 11:25
「今でも、判断は間違いじゃないと思いますよ」
「市長の代わりはいても、夫の代わりはおりまへん」と言い残して平成11年、認知症の妻の介護のために大阪府高槻市長を辞めた江村利雄さん(85)は、こう振り返る。
妻の登美子さん(18年、82歳で死去)は10年春に骨折して入院して以降、認知症の症状が現れ始めた。当時、医師から「夫婦で会話することで症状の進行を止められるかも」と聞かされ、介護に専念することを決意。11年4月に任期を1年残して辞職した。
「じっと顔を見て、目線を合わせて会話することを心がけた。すると1年半近くでぼけが出なくなり、普通の会話ができるようになった」
自らの介護がいい影響を与えられたと実感したが、それには妻と長い時間を過ごすことが必要だった。江村さんの場合、親から受け継いだ資産があったほか、長男夫妻と孫2人が同居してくれた。仕事を辞めても持ちこたえられる恵まれた環境だったともいえる。
総務省の就業構造基本調査(19年実施)によると、18年10月〜19年9月の1年間に、家族の介護や看護を理由に離職・転職した人は全国で約14万4800人。4年前の約1・5倍に増えていた。親が高齢化している55〜59歳がもっとも多く、60歳以上も計3万4400人いた。
ただ、「市長を辞めて正解」という江村さんも、「本当は仕事を辞めないで乗り切れるのが一番」と話す。「介護だけの生活になると精神的にまいり、暴力をふるったりする“介護地獄”に陥る。何より、介護保険の利用などで金がかかるのに収入がなくなってしまう」というのが理由だ。
江村さん自身、当初は介護保険の上限額を超えるサービスを利用したが、最初の支払いが100万円を超えてしまい、家族で介護する時間を増やしたという。
「要介護者の精神的ケアは家族が担う面が大きく、現状では、仕事を辞めるしかないかもしれない。でも、例えば行政主導で地域の高齢者が集まるコミュニティーを作れば、要介護者も心の癒やしを得られる。大金をかけずにできる介護施策はあるはずだ」
(真)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20091207ddlk25010255000c.html
自民党県連:“沈没船”かじ取り空席3カ月 会長に上野氏内定 /滋賀
8月30日の衆院選で全4選挙区の議席を失った自民党県連は6日、責任を取り辞任した宇野治県連会長の後任に前衆院議員の上野賢一郎氏(44)を内定した。大津市内であった3回目の会長選考委員会後に取材に応じた上野氏は「前向きに考えたい。荒波に身をなげうつ覚悟だ」と述べた。来夏に知事選と参院選を控え、重責を担う会長選任を巡っては前衆院議員や県議らが押し問答を繰り返していた。3カ月の迷走を経て、滋賀の自民党はようやく「再出発」のスタートラインに立つ。【安部拓輝、稲生陽】
◇「荒波に身をなげうつ覚悟」 ベテラン不在、迷走に拍車
選考委員会は非公開で10月から2度開かれた。1区の上野氏と2区の藤井勇治・前衆院議員(59)が互いに譲り合い、今月1日には4支部長で河本英典・元参院議員(61)を訪ね会長就任を打診したが、「(県連は)沈んだボロ船。どうするかは君たちの仕事だ」と固辞された。
6日の選考委員会には県議や党総支部の役員ら9人が出席。欠席の藤井氏からは改めて固辞の意向が伝言され、知事選や参院選に挙党一致で臨むことなどを条件に上野氏が引き受けることになった。
11日には谷垣禎一総裁が来県する予定で、早急に総務会を開き正式に就任する見通しだ。
総選挙で自民党議員が全滅したのは全国で滋賀、山梨、岩手の3県だけで、いずれも会長が辞任した。山梨は堀内光雄・元党総務会長が、民主党の小沢一郎幹事長の地元の岩手では麻生太郎前首相の義弟でもある鈴木俊一・元環境相が就任。いずれも政界の重鎮で、混乱はなかったという。「滋賀県連の迷走はベテラン議員の不在も要因」(県連幹部)との見方もある。
過去に県議が会長を務めた時代もあったが、自民党会派は総選挙後に分裂。幹事長ら党三役の辞表も宙に浮いたままだ。再来年には統一地方選も迫る中、ある県議は「このままでは自分の選挙が危ない」と話す。
県連は10月に発足した再生委員会の提言を近くまとめ、党の再建に着手する。上野氏は「壊滅的な現状を立て直すには時間がかかると思うが、自民党を滋賀から変えていける可能性はある。できることから取り組みたい」と話している。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009120800191&genre=A2&area=S00
「近江県」はどう?
県会で変更提案、知事「県名に誇り…」
県名変更を議論してはどうか−。滋賀県議会一般質問で8日、滋賀ブランドの向上策として、県名を現在の「滋賀県」から旧国名にちなんだ「近江県」に変えることが提案された。県名変更の話題性で、全国的に注目を集められるとしている。
提案した木沢成人県議(無所属)は、滋賀県が地味な印象だと指摘。地域間競争が激しいなか、「近江」には琵琶湖の意味があるうえ、県名変更の是非自体だけでも県内外に衝撃を与えられると主張した。これに対して嘉田由紀子知事は「県民のアイデンティティーを見つめ直す良いきっかけと思う」と答え、議論自体は歓迎した。
ただ、実現には法律制定などハードルが高いことを指摘、「まずは県民が滋賀という県名に誇りと愛着を持つことが大切ではないか」と、県名変更についてはやんわりと否定した。
県の県政史料室によると、1872(明治5)年1月に当時の大津県が滋賀県と改称したのが今の県名の始まりで、同年9月に犬上両県と統合してほぼ今の県域になったという。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200912090077.html
平松市長が副市長人事案を見送り 民間人構想に自公反発2009年12月9日
大阪市の平松邦夫市長は9日、関西経済連合会理事の田辺貞夫氏(57)を副市長に起用する人事案について、開会中の市議会定例会への提案を見送る方針を決めた。野党の自民・公明両党が反対しており、提案しても不同意になる公算が大きいため、田辺氏を推薦した財界との関係を考慮した。今後、時期を改めて提案するかどうか、関係者の意向も踏まえて検討する。
市長は同日午後の記者会見で、自公両党の姿勢について「説明する機会すら与えてもらえなかった。結論ありきの議会の対応は理解に苦しむ」と批判。「今後、協議のテーブルについてもらえるよう(反対する)各会派に要請したい」と話した。
平松市長は今月16日で任期満了を迎える柏木孝副市長の後任の人選を、大阪商工会議所の野村明雄会頭らに依頼。推薦された田辺氏を自ら説得して内諾を得たことを、11月に記者団に公表していた。
これに対して、自公両党は「田辺氏がどういう人物かわからない」などと反発。人事案が提案されても反対すべきだとの意見が大勢を占めた。市長は、提案して不同意とされるよりは、提案自体を見送る方が、財界との関係に影響が小さいと判断した。
民主党の推薦で当選し今月で就任2年となる市長は、新たな副市長に民間人をあてることにこだわった。だが議会では人事案の審議にさえ入れない事態となり、少数与党の厳しさが改めて示された。
当面は、副市長が1人欠けた2人体制で来年度予算案の編成などにあたる。
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>>651
木沢も民主や対話の会を敵に回して目立とうと四苦八苦ですな。
こういう裏切り者はなんとか藻屑みたいに琵琶湖の底に沈めてやりたいものである。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200912100020.html
平松市長、自公一触即発 議会改革にも言及 副市長問題(1/2ページ)
2009年12月10日
大阪市の平松邦夫市長が目指す民間人の副市長起用は9日、市議会の自民、公明両会派の反発を受け、人事案の提案見送りに追い込まれた。民主党推薦で当選して2年。野党の自公とも与党同様に「等距離外交」を貫いてきた市長だが、この日は「理由を市民に説明してほしい」と批判。議会改革に言及するなど「宣戦布告」とも取れる発言に、自公側も反発を強めている。(島脇健史、斎藤利江子)
◇
「一番納得でけへんのは、門をたたいても開けていただけなかったこと」
9日の記者会見で、平松市長は目を赤く腫らしながら「聞く耳持たずに結論を出した理由を(自公に)説明してもらう責任がある」と述べた。さらに「開かれた議会を市長としてきっちり求めていかないといけない」と、議会改革にも言及した。
市議会では定数89(欠員1)のうち、与党の民主は20人にとどまり、野党の自民(32人)、公明(20人)両会派が主導権を握る。市長はこれまで両党との関係に気を使ってきただけに、今回の事態には憤りを隠さない。議会改革にまで触れたのは、再来年春の市議選をにらんで、自公の中でも反平松色の濃い市議との対決姿勢を鮮明にする「のろし」とも見られる。
平松市長が民間人の副市長起用に動いたのは9月。関西経済連合会理事の田辺貞夫氏(57)に絞り込んだのは、市職員の不祥事などが相次いだため、ダイキン工業で人事部長を務めた田辺氏の人事管理の手腕に期待したからだ。
一部の側近と内密に進めた人事だが、11月に報道が先行する形で表面化した。態度を硬化させた自公は、市長が提案する前から反発。「田辺氏は出身企業の取締役を務めた経験もない。大阪市の副市長とは格が違う」(自民市議)といった異論まで飛び出した。市長周辺と自公の腹の探り合いが続いたが、人事案が不同意になる公算が大きいとみて市長は提案を見送った。
市長の会見での発言に、自民の高野伸生幹事長は「心外だ。言いたいことがあるなら議会に提案すればよかった」。公明の石原信幸幹事長も「市長から会いたいというノックさえなかった」と、それぞれ反論した。ある公明市議は「今後、敬老パスの有料化案など市長が力を入れる案件の通過は厳しいのでは」と、早くも牽制(けん・せい)する。
民主党推薦で当選した政令指定都市の市長でも、北九州市の北橋健治市長は、少数与党ながら自公と良好な関係を保ち、就任以来3度の副市長人事案で同意を得てきた。一方、名古屋市の河村たかし市長は、定数半減をうたう議会改革の条例案を出すなど対決姿勢を鮮明にしており、10月には教育委員の人事案件で同意を得られなかった。
◇
【大阪市の副市長人事をめぐる動き】
9月19日 平松市長が柏木孝副市長に、任期満了後は再任しないと通告
下旬 市長が大阪商工会議所の野村明雄会頭に候補者の人選を依頼
11月13日 田辺氏に市長が会って就任要請
20日 市長が田辺氏の起用方針を記者団に公表。自公民3会派にも通告
12月3日 市長と自民幹部の面会がいったん設定されたが、取りやめ
8日 自民の会合で反対論が大勢に
9日 市長が人事案の提案見送りを表明
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20091210-OHT1T00226.htm
大阪府貝塚市長選立候補予定者が無免許運転
来年1月17日に告示される大阪府貝塚市長選に立候補を予定している同市の元副市長の男性(56)が9日、無免許で車を運転し、道交法違反容疑で摘発されていたことが10日、府警貝塚署への取材で分かった。
貝塚署によると、元副市長は9日午前、貝塚市内で検問中の警察官から運転免許証の提示を求められ、免許停止処分中だったことが判明。交通違反切符を切られた。
貝塚市長選は、現職最多の10期40年を務めた現市長が今期限りの引退を表明。来年1月の市長選には、2人の元副市長が立候補することを明らかにしている。
(2009年12月10日19時57分 スポーツ報知)
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http://www.asahi.com/national/update/1210/OSK200912100068.html
市長選出馬予定の元副市長、無免許運転容疑で検挙
2009年12月10日16時51分
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来月17日に告示される大阪府貝塚市長選に立候補を予定している同市の元副市長、山中義仁氏(56)が、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで大阪府警貝塚署に検挙されていたことがわかった。
山中氏によると、9日午前、貝塚市内で乗用車を無免許で運転していたところ、検問中の警察官から免許証の提示を求められて発覚した。山中氏は先月、スピード違反で4カ月の免許停止処分を受けていたという。山中氏は朝日新聞の取材に対し、「ちょっと近所に出かけるだけという気持ちで乗ってしまった。大変なことをしてしまい、申し訳ない」と話している。
同市長選をめぐっては、現職市長で最多選の10期40年を務めた吉道勇市長(82)が今期限りでの引退を決めている。山中氏は今年6月に副市長を辞職し、10月に立候補する意思を表明。同じく副市長だった藤原龍男氏(57)も立候補を表明しており、吉道市政を支えた元副市長2人が争う見通しとなっている。
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http://www.nara-np.co.jp/20091210104538.html
市長野党派を選出 - 大谷氏に9票【五條市会】
2009年12月10日 奈良新聞
五條市議会の12月定例会は9日再開し、南和広域連合の議会議員選挙で、大谷龍雄氏(共産、無会派)を選出、また吉野晴夫市長が市政の報告と議案説明をした。
同連合議会議員選挙は、大谷氏9票、山田澄雄氏(無所属、無会派)6票という結果だった。これまでの議会でたびたび吉野市政を追及してきた大谷氏には、市長野党の会派「改革21」と「未来21」(各4人)が投票。一方、親市長の立場を取る山田氏には与党の「清志会」(4人)と山口耕司氏(公明)が投票した。
山口氏は「共産党には投票できない」とするが、「清志会」は山口、山田両氏と歩調を合わせていきたい意向があり、1年後の役員選までの議会運営は、投票結果通りの構図で進むとの見方が…
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/091210/20091210020.html
5市町が“名乗り” 大阪版特例市構想
2009年12月10日
大阪発の地域主権実現のため府が打ち出した「大阪版特例市構想」で、池田、箕面、豊能、能勢の2市2町と阪南市は9日までに、府の事務を可能な分野から受ける方向で検討する方針を固めた。同構想は、本来なら中核市の要件を満たさないと受けられない事務(保健所除く)も対象に移譲しワンランク上の特例市を目指すことで、将来の道州制をにらんだ地域主権の礎を築く。北摂地域2市2町は広域連携を視野に体制整備を図る。
府は今年7月にまとめた「特例市並みの権限移譲に向けた基本的な考え方」で、事務内容に応じた移譲時期や人的、財政支援などを盛り込んだ実施計画のたたき台を41市町村(政令市除く)に提示。
対象事務は、NPO法人の設立認証▽保育所・児童福祉施設の認可▽市街化区域開発許可▽身体障害者手帳交付▽騒音規制−など計102事務。権限移譲期間は2010年度〜12年度の3年間とした。
8日夜に府公館で5市町の首長と橋下徹知事の意見交換があり、倉田薫・池田市長は権限と財源の一体移譲を前提に「大阪版分権改革の先兵として頑張る」と強調。倉田哲郎・箕面市長は「府がスリム化の覚悟をもっと示せばビジョンを共有できる」と府側に注文を付けた。
一方、福山敏博・阪南市長は10〜11年度に69事務を受ける方針で、新年度に組織改革する考えを説明。「専門性の高い分野は技術的、人的支援をお願いしたい」と要請した。
橋下知事は「地域主権を先導的に引っ張ってもらうのはありがたい。財政的にもサポートする」と述べた。
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>>657
すげえ。
でも南和広域連合の議会議員ってどんな役職なんざんしょ?
広域連合って地方議員が間接選挙で議員選ぶんですかね?
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>>659
特別地方公共団体です。
直接選挙または間接選挙ですが,間接選挙が多そうですね。
国や都道府県から権限を委譲されて事務をおこないます。
後期高齢者医療制度のとき,事務にこの制度が利用されていると
ちょっと話題になった気もします。
http://www.soumu.go.jp/kouiki/kouiki1.html
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>>660
解説感謝です。
調べてみました。一部事務組合みたいなのも特別地方公共団体でしかも議員みたいなの選ぶんですねぇ。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000912150004
前衆院議員・藤井氏出馬検討/新長浜市長選
2009年12月15日
【川島氏と対決か】
来年2月14日に投開票される長浜市長選に、自民党の藤井勇治前衆院議員(59)が無所属での立候補を検討していることがわかった。長浜市は来年1月1日に湖北地域の6町を編入合併し、新・長浜市としてスタートする。合併を進めてきた川島信也市長(73)が再選を目指す考えを表明しており、新市のかじ取りを担う選挙は保守系同士による一騎打ちの可能性が出てきた。(高久潤)
関係者によると、川島市長の市政運営に批判的な市議らが対立候補の擁立を模索。藤井氏は前衆院議員としての知名度に加え、地盤の衆院滋賀2区が現・長浜市と6町すべてをエリアに含むことから名前が挙がった。市長選に向け、藤井氏の支援団体をつくる動きがあり、近く藤井氏に立候補を正式要請する。
藤井氏は朝日新聞の取材に「新市のリーダーを決める選挙が無投票ではいけない」と話した。新市の課題として旧長浜病院跡地が第1候補地とされる市役所の新庁舎建設を挙げ、「ガラス張りでオープンな議論が必要。新たに市に加わる6町の意見を聞き、議論して決める必要がある」という考えを示した。
藤井氏は長浜市に編入される虎姫町の出身。国会議員秘書を経て、2005年衆院選の比例区で復活当選した。8月の衆院選では民主党の田島一成氏に大差をつけられ落選した。
一方、川島市長は旧国鉄を経て91年の長浜市長選で初当選し、99年に2度目の当選を果たした。06年に旧浅井町、びわ町と合併して現・長浜市が新設されると、その最初の市長選でも当選した。
新市発足に向けては、財政的な優遇措置を受けられる新合併特例法の期限が来年3月末に迫るなか、1市6町の合併協議会長として議論を引っ張った。市長選については、9月の定例市議会で「住民自治の伝統を大事にし、12万都市の基盤をつくるとともにアイデンティティーの確立に努めたい」と、再選を目指す考えを表明している。
〈キーワード〉
『新・長浜市』 東浅井郡の2町(虎姫、湖北)と伊香郡の4町(高月、木之本、余呉、西浅井)を廃止し、長浜市に編入合併することで来年1月1日に誕生する。新市の面積は539平方キロ(琵琶湖を除く)で県内で最も広く、人口12万3608人(11月1日現在)は大津、草津両市に次いで3番目となる。
編入合併のため、新市発足に伴う市長選はなく、今回の選挙は現職の任期満了で実施される。一方、6町の町長ら特別職と町議はいずれも新市発足で失職。市議増員選挙は市長選と同日に予定され、旧町から市議各1人が選ばれ、新たな市議定数は28から34に増える。
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http://www.nara-np.co.jp/20091215104525.html
国原譜
現在位置:トップページ> 国原譜> 記事
2009年12月15日 奈良新聞
どこまで危機感を持ち、再建に向けて必死なのか、そんな意識がみられなかった。自民党県連の役員総会は、惨敗の後遺症がまだ癒えていない。
鳩山政権も、誰が首相なのか分からないといわれるほど、ギクシャクし始めているのに、自民党に元気がない。政権を奪還しようという気力が感じられない。
党中央もさることながら、地方組織の再建こそ急務だ。県連としては、田野瀬良太郎氏の会長続投は決まったが、まずは他の主要ポストを刷新することだ。
来夏の参院選候補も2人に絞り込まれたようだが、優れた人物なら、1人を落とすのではなく、次期衆院選の候補者にしてもいい。これまでの腐れ縁から脱却するチャンスが今なのだ。
それよりも、総会でも批判されたように、党分裂の解消が第一だ。口先だけの「自民党改革」なる名称の県議団会派が果たした“罪”は、あまりにも大きい。
その「改革」グループが筋を通して、復帰を「お願い」するしかない。その仕事は幹事長職にある服部恵竜氏がすべきで、言い訳はいらない。誰もが見抜いていることを知るべきだ。(治)
記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】
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http://www.nara-np.co.jp/20091215104934.html
県議団分裂の解消を - 執行部へ不満の声
2009年12月15日 奈良新聞
田野瀬良太郎会長の続投で、立て直しが行われることになった自民党県連。主要役員が「会長一任」で、全体の人事構想はまだ明らかにされておらず、年末にかけて田野瀬氏を軸に調整が行われることになった。役員体制は県議会議員らを対象に人選が進むとみられるが、13日の県連役員総会では、党県議団が2会派に分かれている状態を早く解消するよう求める声も挙がり、事態打開の動きをなかなか見せない現執行部に対する不満もあらわになった。
県連としては、挙党体制構築による一丸となった取り組みで、参院選、衆院選と展望を切り開きたいところだ。会長の再任を含め速やかに議事が進んだ中で、会場から「県議会(の皆さん)に責任を持ってやってもらいたい」と、県議団の会派「自民党」(17人)と「自民党改革」(5人)の分裂問題への批判が出…
記事の詳細は本紙をご覧下さい ⇒ 【 奈良新聞を購読する 】
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http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121501000681.html
最多選・最年長市長引退へ 10期82歳、大阪府貝塚市
現職の市長で全国最多の10期目を務め、最年長の大阪府貝塚市の吉道勇市長(82)が15日の市議会本会議で「今期の任期が満了する来年2月10日で退任することとした」と述べ、来年1月の市長選には出馬せず、引退する意向を表明した。
定例市議会の閉会あいさつで吉道市長は、1970年2月の就任後に取り組んだ公害問題や企業誘致を振り返り「市は市民のためにあるべきだとの信念を堅持し、貝塚市の発展に懸命の努力を重ねてきた」などと話した。
吉道市長は貝塚市議会議長などを経て70年に初当選。前回2006年の市長選では公明、共産両党の推薦を受け、無所属新人に大差をつけ10期連続当選を決めた。10回の選挙のうち、5回は無投票だった。
来年1月の同市長選には、2人の元副市長が立候補する意向を表明している。
全国市長会によると、吉道市長に次ぐ多選市長は群馬県高崎市長の6期、年齢では千葉県匝瑳市長(81)という。
2009/12/15 18:44 【共同通信】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20091214-OYT8T01031.htm
市長VS町長 バトル激化
近江八幡市と安土町の合併(来年3月21日)を巡る混乱で、冨士谷英正市長と大林宏町長が対立を深めている。発言の訂正を求めたり、抗議文を送って議会で批判したりと“バトル”は激化。住民団体が町選管に提出した町議会解散請求(リコール)の署名数が法定数を超えた14日以降も、“迷走”は続きそうだ。
大林町長は、合併の賛否を問う住民アンケートの補正予算案が町議会で否決されたことを受け、広域行政組合などの合併関連議案を12月定例町議会に提案せず、同市との法定合併協議会を欠席し、職員も引き揚げた。
冨士谷市長は大林町長のこうした行動を「他の自治体や住民に影響を及ぼし、問題」と批判。大林町長が4日開会の町議会の提案理由説明の中で「東近江行政組合の管理者会議でも異議は出ず、承認を得た」と述べたことに対し、10日付で「事実と異なる」などとして、訂正を求める文書を送った。
これに対し、大林町長も、14日の町議会一般質問の答弁で、「とやかく言われる筋合いはなく、対等合併の気がしない」と強硬姿勢を見せた。
一方、冨士谷市長は9日、市議会個人質問の答弁で、「町から合併についての情報が行き届いていない。安土町で住民への説明会を開きたい」との意向を示したが、今度は大林町長が「はなはだ迷惑。情報は町民にしっかり伝えている」と11日付で抗議文を送付した。
合併まで100日を切り、近江八幡市役所前にはカウントダウンのボードが立てられたが、安土町は「合併反対の声がある中で、祝う気持ちにはならない」として設置しない。冨士谷市長は取材に対し、「うそを並べて住民の判断を誤らせるのは、町長としての資質が問われるゆゆしき問題」と怒りをあらわにした。
(2009年12月15日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091216-OYT1T00843.htm
橋下知事の友人39歳、公立最年少の校長に
中原徹氏 大阪府教委は16日、府立高校の民間人校長として米国・カリフォルニア州で弁護士事務所を共同経営する中原徹氏(39)を採用すると発表した。
来年1月から府教委で研修を受け、4月に校長として赴任する。文部科学省は「公立小・中・高校での30歳代の校長は初めてではないか」としている。
中原氏は早稲田大法学部卒で、米・ミシガン大ロースクールでも学んだ。2000年から米国の弁護士事務所に勤務し、現在は共同経営者。中原氏は、橋下徹知事と大学時代からの友人といい、橋下知事は「(自分は)選考には関与していないが、むちゃくちゃ優秀」と述べた。文科省の2008年度調査では、公立小・中・高校で最も若い校長は43歳。
(2009年12月16日15時33分 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/osaka_h/20091218kf02.htm
平松考 民間大阪市長の中間決算<上>…自公と壁 独自色出せず
初めての政治資金パーティーであいさつする平松市長。再選の意欲表明はお預けとなった(11月6日、大阪市内のホテルで) 「門をたたいても、開けていただけなかった」
9日、大阪市役所で開かれた緊急記者会見。民間人を副市長に起用する人事案の断念を表明した市長の平松邦夫は、こわばった表情に無念さをにじませた。
民主党推薦で当選した平松はこの2年、市議会では与野党ともに「等距離外交」を貫き、多数を占める自民、公明両党との関係構築に心を砕いてきた。しかし、「任命は市長の責任」と訴えた人事案も、自公が「財政難で、3人目の副市長は不要」などと反発して頓挫。その距離を見せつけた。
「是々非々で対応する」という自公を納得させられず、思うように独自カラーを出せない平松が、民間副市長の起用に動き始めたのは、8月末の総選挙で民主党が圧勝した直後だった。
「政権交代もしたし、私も2期8年に向けて布石を打っていきたい」
9月19日、前市長時代からの副市長で、任期満了が近づく柏木孝と面談。再任しないと通告し、そう話した。市幹部は「民主政権誕生を、自分の色を出すタイミングと考えたのだろう」と解説する。
後任の人選は、大阪商工会議所会頭の野村明雄に依頼。経済界との連携強化のためだったが、それ以上に、「財界人を迎え、2期目に向けて関西財界の支持を取り込もうとしたのではないか」(経済団体幹部)と見る向きも多い。
◆
自公政権時代、国会議員らを訪ねた平松の上京は、1年9か月でわずか2度。それが総選挙後は3か月余りで6度を数える。上京のたび、首相の鳩山由紀夫や官房長官の平野博文と会食し、蜜月ぶりが際立つ。
政権交代で勢いづく平松の行動が、一方で自公を刺激した。10月5日に民主党幹事長の小沢一郎と面会し、再選への意欲を示したことが報道で表面化すると、「完全に自公を敵に回した」と憤る市議も現れ、平松は打ち消しに躍起になった。
実は11月6日に開いた平松の政治資金パーティーは当初、「力の続く限り、粉骨砕身頑張る」と意欲をにじませ、「2期目」に踏み出す舞台と見られていた。しかし、自公が態度を硬化させ、表明できないまま。後援会幹部は「追い風のはずの政権交代が、逆風になった」と嘆く。
大阪市で戦後初の民間出身市長となった平松。硬直した組織の改革を期待されたが、議会との膠着状態で刷新にはほど遠く、政権交代で注目された中央とのパイプもはっきりした成果を上げられないでいる。
市内部からは「コップの中の争いをしている場合ではない。生活不安が広がる中で、市政の停滞は市民にとっても損失だ」との声が上がる。市財政の健全化のためにと打ち出した市営交通の「敬老優待乗車証」の有料化案も、議会の反発で暗礁に乗り上げたままだ。
副市長候補を紹介した野村は注文をつける。
「地方行政を政党色で考えるべきではない。市長も、議会も、市民目線で対応してほしい」(敬称略)
◆
平松市長が就任し、19日で2年の折り返し点を迎える。民間出身市長の足跡を2回にわたり報告する。
(2009年12月18日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/osaka_h/20091219kf01.htm
平松考 民間大阪市長の中間決算<下>語り滑らか発信力は「?」
大阪府庁舎移転の後押しで府議会との意見交換を終え、手応えを語る平松市長(左)と橋下知事。2人の政治手法は大きく異なる(10月21日、府庁で) 「260万市民の生活に責任を持つ市長として、おかしいと思えば、おかしいと言うのは当然ではないでしょうか」
9月15日の大阪市議会。民主政権が打ち出した補正予算の一部凍結について、市長の平松邦夫が賛否を明らかにせず、「国に説明責任がある」などとあいまいな答弁を繰り返すと、質問した公明市議が声を張り上げ、そう詰め寄った。
「ぼったくりバー」の一言で国直轄事業負担金の見直し論議を巻き起こした大阪府知事の橋下徹を引き合いに出し、市議はさらに答弁を迫ったが、平松は最後まで歯切れの良い言葉を口にすることはなかった。
助役出身のトップが続いた市役所に、戦後初の民間人として乗り込んだ平松。言葉を武器にするアナウンサー出身で、知名度も高く、「発信力」を期待されたが、就任後は逆に、「地味」「目立たない」という印象が定着しつつある。
メディア戦略で6月に登用された電通出身の市広報主幹、佐治幸次朗は「心地よい語り口はアナウンサーそのもの」とスピーチ力に太鼓判を押す。しかし、別のベテラン市議は「民間出身といっても経営者ではなくサラリーマン。原稿の朗読はうまいが、自分の言葉で発信しきれない」と手厳しい。
◆
メディアを席巻し、トップダウンで突き進む橋下との違いを問われるたび、平松は「知事は巨大なアドバルーン。私は地に足をつけ、そのひもを引き寄せている」と解説し、橋下の操縦役は自分だと強調する。
しかし、2人の二人三脚で進展した府市連携も、実際はその多くを橋下が主導する。大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)の府による買い取りや水道事業の統合協議など、いずれも橋下の発案だ。ある市議は「市長は知事の後ろをついていってるだけ。終始、橋下ペースだ」と市が主導権を握れないことを苦々しく見る。
今月、民間出身の副市長起用を野党議員の反発で見送った際、記者会見で「直前まで(否決覚悟で)本会議に問うつもりだったが、大人の判断をしろという周りの意見もあった」と述べた平松に、周辺はため息を漏らした。ある市幹部は「周りの意見を言う必要はなかった。トップが自身で判断できないイメージが広がりかねない」と言う。
2年前、自ら「素人市長」と言って走り出した平松市政は、折り返しのポールを回る。これからは、「玄人」として市民を引っ張る高い目標と強い意志が求められるようになる。しかし最近も、与党市議から市長周辺に苦言が飛んだという。「市長はまだ政治家になり切れていない。このままでは孤立することになるぞ」
(敬称略)
(この連載は十郎浩史、神谷次郎が担当しました)
(2009年12月19日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009122000090&genre=A1&area=K00
山田知事を「おおむね評価」
民主京都府連、知事選へ中間結果
民主党京都府連は20日、京都市内で京都選出の国会議員が出席する役員会を開き、来年4月に任期を迎える府知事選に向け、山田啓二知事の府政運営について「おおむね評価できる」とした府連知事選準備委員会の中間結果を報告した。
今後、府内の地方議員や党員の意見を集約しながら府政のあるべき姿や知事像を議論し、来年1月末の府連定期大会までに知事選への対応を決める方針。
準備委員会に府議で構成するプロジェクトチームを設け、前回知事選で政策協定を結んだ99項目の政策について検証し、5段階で評価した。検証の中間結果は公表しなかった。
前原誠司国土交通相らが出席した役員会では、中間結果をめぐる具体的な議論はなく、引き続き幅広く意見を聞いて最終評価をまとめることを確認した。
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>>662
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009122400179&genre=A2&area=S00
藤井氏が立候補を表明
長浜市長選
任期満了に伴い2月7日告示、14日投開票される滋賀県長浜市の市長選に、前自民党衆院議員の藤井勇治氏(59)が24日、長浜市役所で記者会見を開き、離党して無所属で立候補することを正式に表明した。
会見で、藤井氏は「国政から市政への転換は一大決心だが、ふるさとづくりに対する思いは市長であっても同じで、要請していただいた方々の熱い思いに答えるべく立候補を決意した」と話した。
マニフェストでは▽新市庁舎建設の見直し▽全自治会での「座ぶとん会議」開催▽南北格差が生まれない市政運営▽発想を変えた産業振興策の展開▽観光ブランド化の推進−を掲げる。
同市長選には、川島信也市長(73)も立候補を表明している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091224/lcl0912242246012-n1.htm
橋下知事「伊丹空港存廃を豊中市長選の論点に」
2009.12.24 22:46
関西国際、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港問題をめぐり、大阪府の橋下徹知事は24日、来年4月の大阪府豊中市長選について「伊丹空港の存廃が大きな論点となっていい。選挙で(伊丹廃港)を豊中市民に訴えていく」と述べ、市長選への関与を示唆した。
橋下知事はこの日午後、関西観光セミナー開催のため訪問していた中国・杭州市から帰国。関空で記者団に答えた。
橋下知事は「今何をするというわけではない」と前置きしながらも、「浅利(敬一郎)市長が伊丹存続というのなら、廃止を掲げる市長が出てもいい。選挙で有権者に判断してもらいたい」と訴えた。
また、「地元(豊中市)に住む僕が廃港と言っているなかで、地元の市長が存続するという。明確に意見が対立している」と指摘。「伊丹を存続させるという話にしがみついていたら、豊中の発展はない」と持論を展開した。
浅利市長は1期目。市長選をめぐって出馬表明の動きはいまのところない。
一方、大阪空港の活性化などに取り組む大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)について、知事は「まちの活性化に空港を使うのは関西の利益とならない。発想を転換させ、空港の跡地を活用すべきだ」とし、兵庫県と11市協と話し合う意向を示した。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20091225ddlk25010497000c.html
選挙:近江八幡市長選 深井・前知事公室長が立候補表明 現職と対決へ /滋賀
◇ともに知事支えた
安土町との合併で誕生する新「近江八幡市」の市長選に出馬の意向を示していた前県知事公室長の深井俊秀氏(55)が24日会見し、無所属で立候補すると正式表明した。同市長選には現近江八幡市の冨士谷英正市長(62)も立候補を表明しており、嘉田由紀子知事を支えてきた立場の2人が争うことになる。
深井氏は「近江八幡は人生の半分を過ごした地。地域に貢献したいと思っていた。市民と情報を共有し、共に歩む市政を目指したい」と語った。深井氏は県企画調整課長、琵琶湖環境部次長などを歴任、今年4月から知事公室長を務めていた。
一方、冨士谷氏は近江八幡市議を経て自民党県議を4期務め、06年の知事選では党方針に反して嘉田氏を支援し、党籍停止処分を受けた。同年11月の市長選で初当選し、今年9月議会で「新エネルギーパークの建設や老朽化した市庁舎の改築などに取り組み、新市のため誠心誠意働きたい」と出馬を表明していた。
新市の市長選は、来年3月21日の合併後、50日以内に行われる。【斎藤和夫】
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000912250001
伊丹存続問題「豊中市長選が勝負」と
2009年12月25日
大阪(伊丹)空港の存廃論議をめぐり、橋下知事は24日、「(来年4月の)豊中市長選が勝負になる。最終的には選挙で市民に訴えていくしかない」と述べた。市長選への関与の程度については、「今僕が何かするということではない」と明言を避けた。
任期満了に伴う豊中市長選は来年4月25日投開票の予定。同市の浅利敬一郎市長は、知事が訴える伊丹廃港について「空港の廃止を前提とした案は賛同しかねる」と反対する考えを明かしている。
知事は「市長選で伊丹の存廃は大きな論点になっていい。市長が存続と言うのであれば、廃止を掲げる市長が出てきてもいい」と述べた。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000912290001
酒井・生駒市議辞職
2009年12月29日
●住民投票中止に
○市議補選へ
生駒市の酒井隆市議(67)が28日、市議会議長に辞職願を提出し、受理された。市民団体によるリコール(解職請求)で1月24日、市長選と同時に住民投票が実施される予定だったが、中止になった。一方、辞職により市長選と同時に市議補選(非選挙数1)が実施される。
この日午後、酒井市議の妻が議会事務局を訪れ、辞職願を提出。本人確認の後、議長が受理した。辞職願は「議員を辞職することによって、事態の混乱を招いた状況全体に終止符を打つことが出来ると考えた」などと記している。
酒井市議は07年4月、市の公園用地取得などをめぐる一連の汚職事件で逮捕され、大阪地裁で今年4月、背任とあっせん収賄の罪で懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。市議会は2度にわたって辞職勧告を決議したが拘束力はなく、08年4月の保釈後も議員活動を続けてきた。このため市民らが有権者の半数に迫る4万4154人分の署名を集め、解職請求した。
山下真市長は「解職請求が目前になるまで辞任しなかったのは、事件を反省していない証拠。市民に正式に謝罪してほしい」と話している。
「酒井議員をリコールする会」の中川和子代表は「辞職に追い込んだのは、リコール署名をして頂いた市民一人ひとりの力。生駒にも本当の民主主義が開花した」と話した。
◇
市議補選の立候補予定者説明会は1月5日午前10時から市役所4階で開かれる。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001001010001
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大型選挙、続々
2010年01月01日
今年は夏に参院選と和歌山市長選、冬に知事選の大型選挙がある。県選管によると、市町村選挙は2市7町で首長選、1市5町で議員選が予定されている。
7月にも実施される参院選(改選数1)は、昨年の総選挙で誕生した民主党政権の信を問うものになる。自民が衆参の議席を独占していた県内の勢力図も激変しており、民主が3小選挙区で2勝した勢いを保って初の議席獲得を果たすか、自民が巻き返すかが焦点になる。
民主は、県連が公募した候補者らを含め、党本部が「勝てる人材」の選考を進めている。自民は、現職の鶴保庸介氏(42)が3選を目指す。危機感を強めており、地域のイベントをこまめに回るなど従来の支持組織を超えて浸透を図っている。共産は、党県常任委員の吉田雅哉氏(34)を初めて立て、若さをアピールする。
和歌山市長選には、現職の大橋建一氏(63)が3選を目指して既に立候補を表明している。
知事選は12月16日に任期満了を迎えるが、今のところ、立候補を表明した人はいない。汚職事件による前知事の辞職に伴う2006年の選挙では現職の仁坂吉伸氏(59)を自民、公明が推薦し、民主は自主投票、共産は独自候補を立てた。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100103/CK2010010302000006.html?ref=rank
【滋賀】
今年の県内首長選情勢
2010年1月3日
自治体のかじ取りを託す首長選。2010年は知事選、長浜、近江八幡、栗東市長選、愛荘町長選が予定されている。今年はどんな風が吹くのだろうか、情勢を紹介する。
◆知事選 嘉田知事態度表明せず
7月19日に任期満了を迎える嘉田由紀子知事(59)。現時点では「マニフェストの仕上げに全力を注ぎたい」と述べるにとどめ、知事選への態度を明らかにしていない。2010年度県予算案を審議する県議会2月定例会で、意思表示があるとの見方がある。
前回選挙で嘉田氏は新幹線新駅建設反対など公共事業の見直しを掲げて前職を破り初当選。大きな政策転換により、主に自民党会派が対知事路線を鮮明にするなど厳しい議会運営が続いている。
ただ、自民党は前回衆院選大敗後の党立て直しに迫られ、来夏の参院選対応に重点。民主党会派は公共事業見直しで嘉田知事と一致するが、県議らの知事評価には賛否がある。嘉田知事には強い政治的支持基盤がないことから、新たな候補擁立の可能性も捨て切れない。
(林勝)
◆長浜市 2氏が出馬表明
4期目を目指す現職の川島信也氏(73)と、新人で前自民党衆院議員の藤井勇治氏(59)が、それぞれ無所属での立候補を表明しており、民主党も候補者擁立の検討をしている。
湖北1市6町の合併で、1日に誕生したばかりの新「長浜市」のまちづくりや新市庁舎建設が争点となる。
川島氏は通算3期の経験や合併協議を主導した実績をアピール。「新しい市の基盤をつくっていきたい」と意欲を見せ、きめ細かく支援者を回っている。
藤井氏は一部の市議や湖北町長らが参加する市民団体などの要請を受け立候補を決意。「ふるさと湖北のまちづくりを担うのは国政も市政も同じ」と意気込んでいる。
(近藤歩)
◆栗東市 立候補予定者なし
正式な出馬表明者はまだいない。国松正一市長(62)も「新幹線新駅中止後の街づくりに道筋をつけることが最優先。まだ自分の進退を決める段階にない」と、3期目の立候補へ態度を保留している。
その言葉通り、次期市長にも困難なかじ取りが待っている。新駅跡地への「後継プラン」実現に向けた企業誘致や基盤整備、破たん直前の早期健全化団体落ちが心配された財政難など課題は山積み。RD産廃処分場問題でも、県と地元住民の歩み寄りを促し、早期の有害物処理に導きたい。
新駅推進か凍結が争点となった前回選挙から4年。その跡地をどう生かし、疲弊した市を再生できるか。立候補者には明確なビジョンが求められる。
(添田隆典)
◆近江八幡市 現新2氏が火花
近江八幡市と安土町が3月21日に対等合併するのに伴う選挙。現・近江八幡市長の冨士谷英正氏(62)=1期目=と、同市出身で前知事公室長の深井俊秀氏(55)の2人がいずれも無所属で名乗りを挙げている。
冨士谷氏は、2009年9月の市議会で「新エネルギーパーク(一般廃棄物処理施設)の建設、老朽化する市庁舎の改築などの課題解決が私の使命」と決意表明している。
近江八幡市の市民団体から支援を受ける深井氏は、09年12月の記者会見で「歴史的町並みや素晴らしい自然景観など、優れた素材を生かした地域発展をしたい」と述べた。
今のところ、ほかに大きな動きはないが、この合併に反対する安土町の住民団体の動向が注目される。
(桑野隆)
◆愛荘町 現職が出馬意向
1期目で現職の村西俊雄町長(68)が出馬の意向を表明している。
2006年の旧秦荘町と旧愛知川町の合併後のかじ取りで、職員の人員削減や入札制度の改革を進め、経費削減や行政のスリム化などに取り組んできた。
今後は住民らと福祉や医療など各分野の計画を進め、湖東三山スマートインターチェンジを中心に産業や観光振興などを図っていきたいと訴える。
そのほかの出馬は、現在のところ表面化していない。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100104ddlk28010138000c.html
選挙:今年、参院2議席で攻防 9首長と8市町議も /兵庫
昨年は知事選、衆院選、神戸市長選と大型選挙が相次いだ「選挙イヤー」だった。今夏の参院選でも、必勝を期す民主などの連立与党と、巻き返しを図る自民などの野党の激しい戦いが予想される。政権交代で、地方議会でも議席増を目指す民主など政権与党の取り組みや、国と地方の関係が劇的な変化を遂げる中、地方選挙も将来を占う重要な選挙となる。【近藤諭】
◇参院選
改選数2の兵庫選挙区には、民主現職の水岡俊一氏(53)と自民現職の末松信介氏(54)、共産新人の堀内照文氏(37)の3人がすでに立候補の意思を示している。民主は小沢一郎幹事長が改選数2以上の選挙区では複数の候補を立てる方針を示していることから、県連も2人目の候補者擁立を模索している。
議席を維持したい現職2人と、04年以来の共産議席奪還を目指す堀内氏に、民主の“第二の候補”が加われば混戦は必至。勝敗次第では今後の政権運営を左右するだけに、各立候補予定者はすでに活発な動きを見せている。
◇17日に三木市長
◇市・町の選挙
地方選挙は、1月の三木市長選を皮切りに、加古川、尼崎など6市の市長選▽3町の町長選▽6市の市議選▽2町の町議選−−が年内に予定される。
このうち、市長と市議のダブル選挙となるのは、洲本、加古川の2市。市長と市議の任期満了日が同じ川西市も同日選挙とする予定だ。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100105/osk1001050231002-n1.htm
【2010大阪の選挙】貝塚市長選 「ポスト吉道」混戦の様相
2010.1.5 02:31
現職市長で全国最多の10期目を務め、最年長の吉道勇氏(82)が今期限りでの引退を表明。これを受け、吉道氏の下でいずれも副市長を務めた山中義仁氏(56)と、藤原龍男氏(57)の2人がそれぞれ無所属での立候補を表明している。
吉道氏は市議会議長などを経て昭和45年に初当選。前回の市長選では公明、共産両党などの推薦を受け、無所属新人に大差をつけ10期連続当選を決めた。10回の選挙のうち、5回は無投票で当選するなど、安定した市政運営をみせていた。
出馬表明している山中、藤原両氏ともに「市民の声を聞く新しい市政」を掲げ、市民に寄り添う姿勢を掲げる。しかし、山中氏は「市民にマンネリ感が広まっている市政を転換する」と強調。一方、藤原氏は「吉道市政は40年継続したクリーンな市政だった」と評価しており、今回の選挙は、市民が吉道市政の転換と継承、どちらを選択するかが大きな焦点になりそうだ。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100106ddlk28010315000c.html
選挙:今年の選挙 厳しい戦いの参院選 民主、2人目擁立を模索 /兵庫
昨年は知事選、衆院選、神戸市長選と大型選挙が相次いだ「選挙イヤー」だった。今夏の参院選でも、必勝を期す民主などの連立与党と、巻き返しを図る自民などの野党の激しい戦いが予想される。政権交代で、地方議会でも議席増を目指す民主など政権与党の取り組みや、国と地方の関係が劇的な変化を遂げる中、地方選挙も将来を占う重要な選挙となる。【近藤諭】
◇参院選
改選数2の兵庫選挙区には、民主現職の水岡俊一氏(53)と自民現職の末松信介氏(54)、共産新人の堀内照文氏(37)の3人がすでに立候補の意思を示している。民主は小沢一郎幹事長が改選数2以上の選挙区では複数の候補を立てる方針を示していることから、県連も2人目の候補者擁立を模索している。
議席を維持したい現職2人と、04年以来の共産議席奪還を目指す堀内氏に、民主の“第二の候補”が加われば混戦は必至だ。
◇市・町の選挙 加古川ダブル選
地方選挙は、1月の三木市長選を皮切りに、加古川、尼崎など6市の市長選▽3町の町長選▽6市の市議選▽2町の町議選−−が年内に予定される。
このうち、市長と市議のダブル選挙となるのは、洲本、加古川の2市。川西市も同日選挙とする予定だ。
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【市町長選】
◇1月
三木市=17日投票
◇3月
洲本市=7日投票
◇4月
加東市=25日投票
◇5月
稲美町=16日投票
◇6月
加古川市=13日投票
◇7月
播磨町=12日任期満了
◇10月
川西市=27日任期満了
◇11月
上郡町=23日任期満了
◇12月
尼崎市=11日任期満了
【市議・町議選】
◇3月
洲本市=7日投票
◇4月
たつの市=25日投票
神河町=25日投票
佐用町=25日投票
◇6月
加古川市=13日投票
◇9月
高砂市=9日任期満了
◇10月
川西市=27日任期満了
加東市=31日任期満了
〔播磨・姫路版〕
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分かりやすいなあ。急にすり寄っているわけではなく、以前からすり寄ってるとw
祇園と西陣と本願寺は、京都知事がタブーとすべき3つの世界だとか、戦前の官選知事時代からの
申し送り事項だったとか、何とか。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010010600184&genre=A1&area=K00
西陣織工が民主党旗贈る
「急にすり寄っている訳ではない」
西陣織工業組合は6日に京都市上京区の西陣織会館で開いた新年総会で、新政権誕生を記念して
西陣織で製作した民主党の党旗を京都選出議員に贈った。
党旗は最高級の爪掻(か)き本綴(つづれ)織で縦73センチ、横135センチ。伝統工芸士約20人が昨年
9月の新政権発足から約4カ月かけて織り上げた。額に入れて飾った檀上で、渡辺隆夫理事長が、来賓で
出席した前原誠司、福山哲郎両議員に目録を贈った。前原氏は「旗は東京の党本部に飾りたい」と話した。
これまで自民党の支持基盤となってきた西陣織業界の姿勢変化が注目される中、渡辺理事長は「前から
民主党議員とも仲が良く新年総会にも来てもらっている。祝意で贈呈しており、急にすり寄っている訳では
ない」と話した。
こちらはおまけ。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010010600164&genre=B1&area=K00
和装業界、団結を誓う
西陣織工業組合が新年総会
西陣織工業組合の新年総会が6日、京都市上京区の西陣織会館であり、和装需要の低迷が続く中で
組合員と産地関係者が業界の団結を誓い合った。
渡辺隆夫理事長は「厳しい時期だからこそやっていくのが西陣魂。京都の地場産業として今後もますます
頑張っていきたい」とあいさつした。西陣織産地の永年勤続者と優良従業員10人を表彰した。
式典後には、ネクタイが似合うおしゃれな男性を認定する「京・ベストタイ・ドレッサー」の表彰式があり、
府中小企業団体中央会副会長の大嶋喜好氏、立命館総長の川口清史氏、西利会長の平井義久氏、
国土交通相の前原誠司氏、京都新聞COM社長の原田修氏の5人に認定証書を贈った。
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>>683 私です。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100111ddlk26010237000c.html
選挙:知事選 揺れる「非共産相乗り」 「3カ月前」各者思惑 /京都
◇民主は原則禁止
任期満了に伴う知事選(3月25日告示)の投票(4月11日)が、3カ月後に迫った。共産党などが推薦する新人で、信和会京都民医連第二中央病院長の門祐輔氏(54)が昨年7月に立候補表明して準備を着々と進めるのに対し、3選を目指すのは確実と見られる2期目の現職・山田啓二氏(55)は、態度を表明していない。背景にあるのは、民主党が掲げる自民党などとの「相乗り」原則禁止だ。年が明けて動きを本格化させる各党の関係者の言動から、思惑を探った。【太田裕之、木下武】
◇“議会対策”見据え
■山田氏
山田氏は「自分の政策を支持してくれるすべての人に支援を求めていくのがスタンス」と言う。過去2回の選挙は共産以外の各党相乗り推薦を受けた。運動の中心は自民が担ってきた。府議会の議席数は自民24▽民主15▽共産11▽公明6などで、京都市議会も含めて地方レベルでは今も自民が優勢だ。一方で自民府議からは「一番仲がいいのは民主」との声が聞かれる。自民と民主の双方の行事にこまめに顔を出す。
昨年10月以降、「非共産」の各種団体から幅広く出馬要請を受け、「温かい言葉にお礼申し上げる」などの返答で3選への意欲をにじませてきた。今月9日の自民党府連の新春懇親会に出席後、報道陣から「後はどんな言葉が必要か?」と問われると、「そういう問題じゃない。府民のために何が一番いいのかを考える」と述べた。3選後の議会対策を考えると、それは政党推薦の枠組みに他ならない。
◇本部方針に苦慮
■民主
民主党府連の支持団体・連合京都の8日夜の新春旗開きで、細田一三会長と山井和則・府連会長、山田氏の3人が同じテーブルに並び、順に登壇した。昨年11月に山田氏に出馬を要請している細田氏が「早急な決断を」と迫ると、山井氏は「すばらしい知事さんを推薦させていただきたく、作業を進めている」、山田氏は「温かい言葉にお礼申し上げる」とだけ答えた。
「原則として単独推薦になると思う。最終決定権は党本部が握る」。山田氏の退席後、山井氏は報道陣の質問に答えた。府連レベルでは相乗りに強硬な反対はないが、党レベルでは無理というのが共通認識だ。その3日前、府連幹事長で府議団長の田渕五十生氏は「うちが先に推薦し、後から自民が乗る形でも党本部は認めないだろう」、細田氏は「単独推薦しかないし、すればいい」と話した。
「一度は山田氏に単独推薦を提示するだろうが、山田氏は飲まないだろう。それからどうするかだ」。府連幹部の1人は言う。そこで浮上するのが推薦を府連レベルにとどめること。幹部は「それも一つの考え方」と認め、田渕氏も「いろいろ方法はある」と話す。山井氏も8日、「党本部推薦が筋だが、どうしても難しい場合、どんな方法があるのか話し合いたい」とも述べた。
山田氏以外の選択肢はあるのか。府連は今月31日の大会で一定の姿勢を打ち出す方針だが、これまでの検証では山田氏の府政を「おおむね評価」している。山田氏を支えてきた知事与党として当然で、幹部は「ここまで来たら山田氏の他はない」と話し、細田氏はこう言い切る。「仮に民主が別の候補を立てても、連合京都は山田氏を全面的に応援して勝利する」
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◇他に選択肢なく
■自民
自民党府連の9日の新春懇親会。府連会長で党総裁の谷垣禎一氏は山田氏の実績を評価し、選挙での全面支援を約束。山田氏も「自民党の府議団、京都市議団、各市町村の皆さんと共に進む中で必ず京都ならではの道が開ける。私も共に進んでいく」と応じた。
自民にも山田氏以外の選択肢はない。相乗りにも積極的だ。谷垣氏は「京都をどう良くするかの視点から選挙体制を作らねば」と強調。党元幹事長の野中広務氏は「民主が主軸でやるなら、自民はそれに乗ればいい。我々は40年間、市長選と知事選で(自民が主軸で野党に乗ってもらえるように)してきた」と語った。
今夏の参院選で再選を目指す府連会長代行の二之湯智氏は「(民主に配慮して)推薦を府連レベルにすることはありえる。自民は分権が進み、知事選は府議団の判断だ」と話し、こう皮肉った。「メンツの問題でしょ。民主は東京の偉い人(小沢一郎党幹事長)の顔を見て大変やな」
◇与党を真っ向批判
■共産
共産党府委員会などで構成し門氏を推薦する「府民本位の新しい民主府政をつくる会」などは7日、約450人を集めて新春レセプションを開催。山田氏の府政に「構造改革を無批判に取り入れ、府民に押し付けてきた」などの批判が相次ぎ、門氏は「温かく府民を包み込む府政を実現したい」と決意を語った。同会代表委員の森川明弁護士は「対決の構図は不透明だが、(知事)与党の側がいかに府民に取り繕うかに苦慮しているだけ。水面下の動きにとらわれず、正々堂々と府民に訴えたい」と述べた。
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選挙:紀の川市長選/紀の川市議選 ダブル選告示 合併効果など争点に /和歌山
◇市議選に29人 市長選は現・新一騎打ち
http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2009/11/10/20091110ddlk30010381000c.html
任期満了に伴う紀の川市長選と市議選(定数24)が8日、告示された。新市誕生から4年を経て合併効果に対する評価などを争点に、15日の投開票に向けて、各候補者は選挙戦に入った。【安藤龍朗】
市長選は、新人で元打田町議の根来博氏(64)と再選を目指す現職の中村慎司氏(67)=公明支持=の無所属2人が立候補。中村氏は自民の推薦を辞退している。定数6減の市議選は現職24人と新人5人の計29人が立候補を届け出た。各候補は選挙事務所などで、行財政改革の必要性、基幹産業である農業政策の充実などを訴えて、選挙カーに乗り込んだ。
投票は15日午前7時〜午後8時(11カ所は午後7時まで)、市内45カ所で。午後9時から同市花野の市打田体育館で即日開票される。7日現在の選挙人名簿登録者数は5万5902人(男2万6178人、女2万9724)。
◆市長選立候補者の第一声(届け出順)
◇市民目線で無駄なく−−根来博候補(64)=無新
根来候補は、同市上田井の選挙事務所前で出陣式。民主党の阪口直人衆院議員が「旧態依然の紀の川市の政治を変え、市の良さを生かした政治の実現を」と激励。同党衆院議員や同市選出県議の祝電も披露された。岩出市議や支持者ら約180人を前に、根来候補は「市民の目線で無駄のない行政を」とし、市役所本庁舎建て替えと粉河中学校の移転に反対する立場を強調。「市長交代でさまざまなことが見えてくるはず。政治の流れを変えるのは私しかいない」と訴えた。式後、自ら原付きバイクにまたがり街頭宣伝に出発した。【川平愛】
◇足腰の強い市つくる−−中村慎司候補(67)=無現
中村候補は午前8時半から同市打田の選挙事務所で第一声。自民党の鶴保庸介参院議員ら国会議員、近隣市町の首長、連合和歌山の村上正次会長や支持者約1000人が集まった。公明党の西博義衆院議員は「5町の違う特徴を生かし新市の基盤を作った」と中村候補の実績を強調。中村候補は「市民の声を聞いて足腰の強い紀の川市をつくるために計画を進めてきた。これからの4年間が大事だ。かじ取りを誤るわけにはいかない」と訴えた。小中学校の耐震補強、耕作放棄地対策、京奈和道など道路整備の必要性を力説し、支援を求めた。【安藤龍朗】
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根来博(ねごろ・ひろし) 64 無新
農業[歴]県子ども障害者相談センター主任・仙渓学園生活指導課長▽旧打田町議▽中京大
中村慎司(なかむら・しんじ) 67 無現(1)
和歌山線活性化検討委会長▽県道路協会長▽県綱引連盟会長[歴]旧貴志川町議長・町長▽向陽高=[公]
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>>687-688
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◆立候補者(届け出順)
◇紀の川市(定数24−29)
谷口和秀 42 民新 金属加工業▽衆院議員秘書
玉西秀義 54 無新 建設業▽市地域活動連絡協会長
寺西健次 62 公現(1) 農業[歴]民生児童委員▽消防分団長
岡田勉 57 共現(1) 党紀北地区常任委員[歴]歯科技工士
西川泰弘 63 無現(1) 農業▽市農業委会長▽保護司
東中英人 57 無新 広告業▽市自治連絡協会長
堂脇光弘 62 無現(1) 上名手少年野球代表[歴]旧那賀町議
亀岡雅文 52 無現(1) 農業▽厚生副委員長[歴]旧粉河町議
田代範義 60 公現(1) 党市支部長[歴]旧貴志川町議
上野健 62 無現(1) 米穀商[歴]打田中PTA会長▽町議
室谷伊則 52 公現(1) 農業▽産業建設委員[歴]旧桃山町議
遠藤守 61 無現(1) 新聞販売所長[歴]丸栖小育友会長
原延治 71 無現(1) 農業[歴]旧那賀町議▽議運委員長
今西敏文 60 無現(1) 県農業士会長▽農業[歴]旧粉河町議
大森道夫 69 無現(1) 農機具販売業[歴]旧桃山町議長
坂本康隆 65 無現(1) 不動産賃貸業[歴]那賀中PTA会長
杉原勲 55 無現(1) 会社員▽議運委員長[歴]旧粉河町議
村垣正造 59 無現(1) 市開発公社理事▽会社役員
井沼武彦 66 無現(1) 農業[歴]旧桃山町議▽農協理事
高田英亮 65 無現(1) 観光業[歴]旧貴志川町議
川原一泰 69 無現(1) 農業▽県議後援会幹事長[歴]織物業
吉田隆三郎 66 共現(1) 党地区委員[歴]会社員▽機械設計業
松本哲茂 70 無現(1) 県LPガス協役員[歴]旧貴志川町議
榎本喜之 41 無新 会社員▽市民まつり実行委会長
石井仁 35 共現(1) 党紀北地区委員[歴]社福法人職員
阪中晃 53 無現(1) 植木生産業[歴]那賀JC理事長
森田幾久 42 無現(1) 湊商事営業所長▽少年野球コーチ
竹村広明 61 無現(1) 会社役員[歴]会社員▽旧貴志川町議
仲谷妙子 64 無新 粉体加工業▽市商工会女性部長
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◇市議選名鑑の見方
名前▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ内数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴
毎日新聞 2009年11月10日 地方版
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橋下知事「首長や議員と新しい政治グループ」 数人が賛同
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100113-00000536-san-pol
1月13日11時12分配信 産経新聞
大阪府の橋下徹知事は13日、大阪府域内の自治体再編構想に絡み、「府内の自治体の首長や議員に呼びかけて新しい政治グループのあり方を模索したい」と述べた。今春ごろから賛同者を募る。すでに数人が橋下知事に賛同の意思を伝えているという。
橋下知事は12日の定例記者会見で、「一度ぶちこわして大阪のあり方を変えたい」と発言。大阪府や大阪市といった既存の自治体をいったん解体したうえで「競争力のある広域行政体」と「住民にやさしい基礎自治体」に再編することを目指している。具体案のビジョンは4〜5月ごろまとめる方針。
橋下知事は13日、報道陣に対し「このビジョンを来年の統一地方選の争点としたい。同じ志を持つ議員に当選してもらい、大阪の形を抜本的に変えたい。とてつもない夢だが、個人ではなく集団でないとできない」と述べた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100116-00000528-san-pol
首都圏に勝てる「大関西圏構想」を 目指せ「坂の上の雲」
1月16日9時1分配信 産経新聞
「もう四国、中国の枠組みにこだわっている時代じゃない」−。8日、関西周辺の知事らが大阪市で開いた「関西広域連合」の設立準備部会の閉会後、広域連合への参加を表明した徳島県の飯泉嘉門知事は、報道陣にこう語った。
関西といえば、一般的に大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、和歌山県の2府4県を指す場合が多い。しかし、四国地方の徳島県と中国地方の鳥取県が名乗りを上げたことに全国の関心が集まっている。
「中・四国でも広域行政が盛り上がる突破口になればと思ったのが、加わった理由」と説明する飯泉知事。当初は、飯泉知事の“スタンドプレー”に四国知事会でも衝撃が走ったが、最近は「前向きにとらえられるようになった」という。
準備部会では、大阪、兵庫、京都、滋賀、和歌山、鳥取、徳島の2府5県が関西広域連合の設立に合意した。複数の都道府県で構成する全国初の広域連合は、国からの権限委譲の受け皿となる地方分権の担い手と位置づけられている。
なぜ、関西は地方分権にこだわるのか。関西は、首都圏とは一線を画した独自の経済圏を形作ってきたが、近年は企業の東京移転や工場の海外流出で、著しい地盤沈下に見舞われている。事実、日本の国内総生産(GDP)に占める関西の比率は2割を切り、4割弱を占める首都圏とは大きく水をあけられている。
このため、広域連合を「東京一極集中」に対抗するための起爆剤と期待する声は大きい。飯泉知事は「2府4県では、首都圏に勝てない。だから、中・四国地方も(関西広域連合に)入っていいんじゃないか」と主張する。「大関西」をつくるべきだとの考え方だ。
ただ、各府県知事は広域連合の設立には合意したものの、設立のタイムスケジュールには温度差がある。政府の地域戦略会議が今夏にも「地域主権戦略大綱」を策定することから、大阪府の橋下徹知事は「夏までに広域連合を発足し、国に分権を迫ることが大事」と主張。これに対し、滋賀県の嘉田由紀子知事らは「議会の理解を得るためには時間が必要」と慎重姿勢を見せた。
だが、関西の動きに触発されたのか、首都圏でも広域連合に向けた動きが盛り上がってきた。広域連合の発足で首都圏に後れを取れば、関西のまとまりの悪さを露呈することになり、もはや首都圏への対抗手段がなくなってしまうかもしれない。
閉会後の記者会見で、橋下知事は「(設立が遅れれば)地域主権の大きな流れに乗りきれない」と焦燥感をあらわにした。
広域連合の設立に尽力してきた関西広域機構の秋山喜久会長は、昨年末にテレビドラマ化された司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」を引き合いに出し、「雲がない時代になり、自分たちで地域主権という大きな雲をつくった。経済界としても、国の閉塞(へいそく)感を打破するきっかにしてほしい」とエールを送った。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20100113ddlk29010471000c.html
民意の行方:’10生駒市長選/上 戦いの構図 /奈良
◇身動き取れぬ民主 病院問題、政権与党に影
昨年9月末、出馬を模索していた樋口氏は生駒市内で民主党の同市支部幹部とひそかに会い、こう切り出した。「応援をお願いできないか」。市議会では民主系会派に所属していた樋口氏だが、自民党の高市早苗衆院議員の支援者でもある。
「自民色が強すぎる。自民との関係を断てたら検討する」。幹部は条件を付け、即答を避けた。その後、「政権交代が実現し、自民系勢力との相乗りはできない」と、樋口氏の支援を見送った。
しかし、民主は現職の山下氏についても、支援できない事情がある。市議会では、山下氏が推進する新病院の指定管理者を徳洲会とする案に反対の立場。同党の滝実衆院議員は昨年8月の衆院選で、同様に徳洲会案に反対する県医師会の政治団体・県医師連盟の推薦を受けた。
民主は独自候補の擁立も検討したが断念し、7日に自主投票を決めた。今夏の参院選に向けて政権与党として存在感を示す機会にもかかわらず、身動きがとれない状態だ。
これに対し自民党は樋口氏にシフトしている。樋口氏が「政党の支援は受けず市民党として戦う」という方針のため、推薦はしないが、高市氏の後援会や保守系市議、県議などが政党色を出さずに支援する。市医師会も、新病院問題で徳洲会案に反対する樋口氏を支持している。
前回、自民などとともに中本幸一前市長を推薦した公明は、自主投票を決めたが、市議会では樋口氏に近い立場で、再検討している。ただ、公明支持者は「山下さんはうちの会合にも出席しているし、どちらかに決めるのは無理」と説明する。
共産は、学研高山第2工区の開発に反対しており、3人の中で唯一同じ主張を掲げる溝川氏の支援を決めた。この問題では前回、山下氏が白紙撤回を掲げて初当選したが、その後、教育施設の誘致などに転換。反発した山下氏の支援者の一部が溝川氏を擁立した。
政党同士の対決の構図にならない中、注目を集めるのが市民団体の動きだ。前回に続いて山下氏の支援母体となる市民団体「さわやか生駒」のメンバーらは、汚職事件で実刑判決を受けた酒井隆前市議(67)=控訴中=の解職(リコール)の賛否を問う住民投票の署名運動を展開。昨年12月末に酒井前市議を辞職に追い込んだ。市長選と同日に行われる市議補選には、候補者を擁立し、連動させて支持を広げる方針だ。
◇
生駒市長選が17日告示、24日投開票される。戦いの構図や争点などを追った。
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◆予想される顔ぶれ
山下真 41 元弁護士 無現
樋口清士 48 市議 無新
溝川悠介 65 大阪府立大名誉教授 無新
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20100115ddlk29010431000c.html
民意の行方:’10生駒市長選/中 新病院問題 /奈良
◇推進・反対、鋭く対立 市民の施設、見えぬ議論
昨年11月3日、橿原市内膳町の県医師会館で、山下真・生駒市長と塩見俊次・県医師会長が向き合った。市の「病院事業推進委員会」は、県医師会代表委員が議事進行への不満から辞任し、休止状態に陥っていた。辞任の撤回を求めた山下市長に対し、塩見会長は「十分な議論が保障されるのなら、良い病院をつくるために努力したい」と応じた。
「医師会の意見を拝聴しながら良い答申を出してもらい、計画を進めたい」。山下市長は終了後、ほっとした様子で話した。難航する新病院計画が再び動き出したかのように見えた。
◇
新病院問題の発端は05年3月。地域医療の中核を担ってきた旧生駒総合病院が閉院。06年1月の前回市長選で、山下市長は新病院設立を公約に掲げて初当選した。しかし、建設用地の取得が難航し、病院の規模を計画の半分に縮小せざるを得なくなった。交渉を進めていた3医療機関が指定管理者になることを拒否し、計画は暗礁に乗り上げた。
苦肉の策として、市が指定管理者を公募したところ、唯一応募したのが「年中無休・24時間オープン」を掲げる医療法人徳洲会だった。しかし、市議会や医師会が反発。推進委を設置して新病院計画を議論することになった。
◇
山下市長と塩見会長との会談後も、推進委は正常化しなかった。今度は委員長や別の市医師会代表委員らが辞任。山下市長は答申を待たずに12月定例市議会に新病院関連議案を提案したが、「医師会との連携・協力関係を無視している」「正式な答申が出ていない」などとして否決された。
「一部の委員が抜ければ成立しないような無理のある(推進委設置)条例を定めて、手続きができていないというのは、現状や市民の思いを踏まえた判断ではない」。普段は冷静な山下市長が会見で声を荒らげた。徳洲会への反発について、推進派のある議員は「大手スーパーが進出してきたら当然小売り店は困る。地位を保ちたい医師会と反市長派の議員の思惑が一致した」と説明する。
◇
一方、塩見会長は「今の計画で困るのは市民。私立の医療機関では利益追求型になり、不採算部門は切り捨てられる。救急は自治体が面倒をみるべきだ」と話す。さらに旧病院閉院後、市内で18の医療機関(市医師会登録)が新設されたことを挙げ、「多額のお金をかけて新たな病院を造る必要はない」と指摘する。
反対派の議員も「地域医療機関と連携し、中核を担う市立病院でなければ造る意味がない。徳洲会が手を引いた時、医療事故が起きた時にどうするのか、何も決まっていない」と憤る。
市民のために病院が必要か否か。必要ならばどんな病院がいいのか。本質的な議論は見えないままだ。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20100116ddlk29010599000c.html
民意の行方:’10生駒市長選/下 学研高山第2工区開発 /奈良
◇16年待つ地権者800人 環境問題・採算性、根強い反対
生駒市高山町と鹿畑町にまたがる関西文化学術研究都市・高山第2工区。288ヘクタールの広大な区域に山林や農地が広がる。山は荒れ、テレビや冷蔵庫の不法投棄も目立つ。大学などがある第1工区(45ヘクタール)に対し、第2工区は開発計画がストップしたままだ。
「生きているうちに何とかしてほしい」。地権者でつくる「高山地区地権者被害の会」の女性(61)は約20年前、高山第2工区の土地約200平方メートルを購入した。大阪府内に勤める夫の通勤の利便性を考えての決断だった。
約10年前には「将来子供が自立したら近くに住めるように」と、さらに200平方メートルを買い、計3600万円をつぎ込んだ。しかし、計画は一向に進まず、夫は既に退職した。「あきらめられる金額じゃない。スーパーで買ってきた大根が腐っていたから捨てるというような簡単な話じゃないんです」と憤る。
約800人の地権者は高齢化が進み、開発を待ちながら亡くなった会員もいる。地権者の思いは切実さを増している。
◇
計画が決まったのは94年。約2万3000人が住むニュータウンにするため、独立行政法人・都市再生機構(UR)が約1000億円をかけて用地買収を進めた。しかし、03年に絶滅危惧(きぐ)種のオオタカの営巣が見つかり、採算性にも疑問があるとして、住民らが反対運動を展開。06年市長選では、事業の白紙撤回を掲げた山下真市長が初当選した。
URは07年7月、計画を断念したが、その後市は開発へ方針転換。大学、福祉施設、研究開発型企業の立地を目指す新構想で県・URと合意した。3者によるプロジェクトチーム(PT)が09年2月に発表した中間まとめでは、総事業費は約404億円と試算した。
これに対し、市内の市民団体でつくる「高山を考える市民会議」は、工区内の公共施設や上下水道整備などで事業費がさらに数百億円かかるとみる。さらに、絶滅危惧種を含め貴重な動植物が119種も生息しているとして、白紙撤回を求めている。同会議の阪口保さんは「県とURの負担割合も決まっていない。税金を使って環境破壊をするような危険な事業だ」と警告する。
県は昨年10月、同工区への県立医大(橿原市)の移転構想を発表した。しかし、橿原市議会が移転に反対する意見書を可決。その後、橿原市や御所市の高校跡地なども候補地に挙がり、見通しは立っていない。さらに県、市、URで売れない土地の財政負担を巡る調整が難航。09年9月に予定していたPTの最終まとめも遅れている。
計画から16年。開発を待ち続ける地権者らと、環境破壊や採算性への不安を訴える市民らの間で同工区はなお揺れている。
◇
この連載は、岡奈津希、阿部亮介が担当しました。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20100116ddlk29010600000c.html
選挙:生駒市長選/生駒市議補選 あす告示 市長選、3人による激戦予想 /奈良
任期満了に伴う生駒市長選が17日、告示される。これまでに現職、山下真氏(41)▽新人で市議、樋口清士氏(48)▽新人で大阪府立大名誉教授、溝川悠介氏(65)のいずれも無所属の3人が立候補を表明している。新市立病院の設置や学研高山第2工区の開発、近鉄生駒駅前再開発などを争点に、激戦が予想される。同日告示される市議補選とともに24日に投開票される。
市の財政は、県内では比較的健全で、08年度決算も自治体健全化法の4指標の基準をいずれも下回った。歳入・歳出の差額から翌年度への繰越額を除いた実質収支は約4億円の黒字。税収の柱は個人市民税だ。
ただ、増加傾向にある人口は17年をピークに減少に転じる見込み。65歳以上の高齢者が占める割合は、08年の19%から10年後には26・1%に上昇すると予想される。市財政課は「不況の影響で10年度の税収は現在より5〜10%落ち込み、今後は福祉費が増える」とみている。
市は、待機児童の解消のため保育所増設や学童保育の充実など、子育て支援や教育に重点を置く一方、高齢者や障害者の交通費助成を減額するなど福祉を見直してきた。助成を元に戻すよう求める声もあり、限られた財源でどのような政策を展開するかが問われる。
汚職事件で実刑判決を受けた酒井隆前市議(67)=控訴中=の辞職による市議補選(改選数1)には新人3人、元職1人の計4人が立候補を予定している。
立候補の受け付けは午前8時半〜午後5時、市役所4階大会議室。09年12月現在の有権者数は9万5467人(男4万4969人、女5万498人)。【岡奈津希】
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なんか本日新聞の折り込みチラシに吉田まさと元市議のビラも入ってきてて,こいつも出るとなると乱立の様相であります。
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>>696
市議補選も行われるみたいだし吉田はそっちへ出馬か?
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>>691
広域連合に奈良県は不参加なんすか?
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生駒市長選は構図が複雑ですね。
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なんで這入らなかったんでしょうかねぇ?よく判りません。。
堺県の実績もあるし,奈良県が大阪府に編入でも構わない,京滋と若狭→京都府,阪奈和→大阪府,元々広い兵庫県→そのまま,が良いと思ってる俺なんですけど,もし奈良が大阪府になると知事が橋元だったらやだな。。
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>>699
共産党も支援する改革派の現職山下市長に対して,利権派の中本前市長と捕まって辞職した酒井前市議の勢力が若い樋口を立てて有権者だまくらかして与党に返り咲こうと云う試みで,市民票分断する為に溝川にカネでも掴ませて立たせたのかそれとも溝川が自律的に立ったのか判りませんが,兎に角三つ巴の構図みたいですね
議会の抵抗もあり,なかなか改革の実が挙がってないのかもしれませんが,どうなりますやら。
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http://www.asahi.com/politics/update/0116/OSK201001160105.html
橋下・大阪知事が統一地方選の候補者公募2010年1月16日22時40分
大阪府の橋下徹知事は16日、大阪市住之江区の大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)で開いた政治資金パーティーで、来春の統一地方選に向けて、府と大阪市の再編を目指す新たな政治グループの候補者を今年4月ごろから公募する、と表明した。「大阪をワン(一つの)大阪に変える同志を多く集めたい」と述べた。
知事が府庁移転を目指すWTCは、平松邦夫・大阪市長の協力もあって購入予算案が可決された「府市連携」の象徴。しかし、知事は400人の参加者を前に「僕がこれをやりたいと言っても平松市長はだめ。平松市長がやりたいと言っても僕がだめ。こんなので大都市圏は運営できない」と言及。「大阪には市長と知事という2人の指揮官がいる。コントロールタワーを作るべきだ」と、トップを1人にする必要性を訴えた。
さらに「大阪を選挙で動かす。次の統一地方選挙は、僕の人生で一世一代の大勝負に出る」と述べ、新たな政治グループづくりを目指し、府内の市長選、府議選、市議選に向けて賛同者を集める考えを示した。府市を再編した後はWTCを「新しい大阪丸の船長室にしたい」と語った。
知事は今月12日、府と市の二つに「財布」が分かれていることが大阪の競争力向上を阻害していると指摘。大阪市を堺市など周辺自治体にまで拡大する「スーパー大阪市」や、東京のように都心を特別区とする「大阪都」にする府市合併などの案を提示した。
これに対し、平松市長は「早くコメンテーターから卒業を」と批判していた。橋下知事はパーティー後の会見で、平松市長の批判について「理解は得られないと思う。大阪市の理解は関係なくやっていきたい」とも宣言した。
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011601000484.html
橋下氏、新グループで候補公募へ 「大阪府、市解体」に決意
大阪府の橋下徹知事は16日、府と大阪市の再編を掲げた新たな政治グループの結成を目指し、2011年4月の統一地方選の候補者を公募する方針を明らかにした。早ければ今年4月にも始める。府庁の移転先に位置付ける大阪市の「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)で開催した政治資金パーティーで言及した。
橋下氏はあいさつで「大阪市、大阪府を解体し、指揮官が1人の大阪をつくる。一発勝負の1期で新しい『大阪丸』をつくった後、自らは海に身を沈めるような政治家を選んでほしい」と述べ、府市再編の実現に向けた政治活動にあらためて決意を明らかにした。
橋下氏はパーティー後、記者団の取材に応じ、府議、市議のほか、府内の市町村長への立候補者も募る考えも明らかにした。公募の対象は「国政の(所属)政党は問わない。多くの現職府議にも同調してもらえる」とした。
2010/01/16 21:03 【共同通信】
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100116ddlk25010517000c.html
選挙:長浜市長選 民主党県連が候補擁立を断念 /滋賀
任期満了に伴う長浜市長選(2月7日告示、14日投開票)で、民主党県連第2区総支部は15日、候補擁立を断念したと発表した。同支部は「候補者擁立に向けて努力してきたが、諸般の事情で擁立できなかった」としている。
同市長選にはこれまでに、現職の川島信也氏と前自民党衆院議員の藤井勇治氏が立候補を表明している。また、元湖北町職員の中山葉子氏が民主党の支援を受けての出馬を検討していた。【野々口義信】
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>>692-701
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001001160001
生駒市長選あす告示
2010年01月16日
生駒市長選と市議補選(被選挙数1)は17日、告示される。これまで市長選には、現職の山下真氏(41)、新顔で市議の樋口清士氏(48)、大阪府立大名誉教授の溝川悠介氏(65)の無所属の3人が立候補を表明。市立病院建設計画や学研高山第2工区の開発計画をめぐり、三つどもえの激しい選挙戦が予想される。市長選、市議補選ともに24日に投開票される。
再選を目指す山下氏は前回、市民派を前面に出し、自民や公明などの推薦を受けた現職を大差で破った。今回も「市民自治の会さわやか生駒」の会員らが支援し、草の根運動を展開する。市議補選に立候補予定の会員とともに、市立病院建設計画の実現などを訴える。昨年12月中旬の事務所開きには、病院建設に積極的な市議会「市民派クラブ」の市議3人が顔を見せた。
樋口氏の陣営が昨年末に開いた後援会設立総会には、中谷尚敬議長をはじめ、保守系会派「翔(はばたき)」と「凜風(りんぷう)」、樋口氏が所属していた「民主・草創」の一部など市議9人が駆けつけ、自民党県議も姿を見せた。民主、公明は自主投票を決めたものの、議会内では樋口氏とほぼ行動を共にしており、反市長派が結集した格好だ。病院計画に反対の医師会も支援している。
高山第2工区の開発阻止と病院建設を訴える溝川氏の陣営は昨年末、同市新生駒台で事務所開き。約80人が集うなか、共産党の3市議も顔をそろえた。党市委員会は昨年12月、「主な政策がほぼ一致している」として溝川氏の支持を決めた。立候補表明は3人で最も遅い昨年12月初旬だったが、高山第2工区に対する姿勢の違いを前面に出して支持を訴える方針だ。
市議補選は元職と新顔の計4人が立候補を予定している。立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、市役所4階大会議室で受け付ける。昨年12月2日現在の有権者数は9万5467人。
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三木市長選:薮本吉秀氏が再選
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100118k0000m010103000c.html
三木市長(兵庫県)薮本吉秀氏(51)が再選。前三木商工会議所副会頭の稲田三郎氏(56)を破る。投票率は60.61%。
確定得票数次の通り。
当23727 薮本 吉秀=無現<2>
16658 稲田 三郎=無新
毎日新聞 2010年1月17日 23時33分(最終更新 1月17日 23時48分)
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100118ddlk26010246000c.html
選挙:綾部市長選 28年ぶり、3人立つ 国政、どう影響−−告示 /京都
任期満了に伴う綾部市長選が17日、告示された。元市議の梅原晃氏(53)=民主、社民推薦=▽元市理事の山崎善也氏(51)▽元共産市議の渡辺洋子氏(63)の無所属新人3人が立候補し、綾部市の街頭で第一声。24日の投開票日に向け、28年ぶりの三つどもえの選挙戦がスタートした。
3期目の四方八洲男市長(69)は今期で引退する。市長選は86年から6回連続で2人が立候補しており、3人の出馬は82年以来となる。昨秋の政権交代も受け、共産を除く政党推薦の相乗り候補と革新系候補の一騎打ちという構図が崩れた。政権交代の影響がどう出るかも注目される。【熊谷仁志、瓜生貴一、珍田礼一郎】
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梅原晃(うめはら・あきら)53 無新
造園業[歴]綾部JC理事長▽市消防団長▽豊里小PTA会長▽市副議長▽福知山商高中退=[民][社]
山崎善也(やまざき・ぜんや)51 無新
[元]市理事[歴]日本政策投資銀行企業戦略部長・プロジェクトファイナンス部長・国際部長▽九大
渡辺洋子(わたなべ・ようこ)63 無新
共産党地区委員▽綾部ひまわり共同保育園理事長▽新日本婦人の会支部委員[歴]市議▽宇都宮大
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002660604.shtml
洲本市長選 柳市長が立候補断念
2月28日告示、3月7日に投開票される洲本市長選に立候補を表明していた現職の柳実郎市長(64)が、立候補を断念する意向を固めたことが22日、複数の関係者への取材で分かった。健康不安が理由といい、事実上の引退になるとみられる。25日に記者会見する予定。
柳市長は2007年10月、早期の大腸がん治療のため約2週間入院。退院後は体調管理に努めていたが、関係者によると、最近は夜に開かれる会議には欠席することが多くなっていたという。
神戸新聞社の取材に対し、柳市長は「ノーコメント」とした。
柳市長は04年に旧洲本市の市長に当選。06年、五色町と合併した市長選で無投票当選し、初代市長に就任した。昨年12月17日、次期市長選に立候補する意向を表明した。
同市長選では、複数のグループが候補者擁立を模索しているが、表立った動きはない。(今福寛子)
(2010/01/23 08:25)
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生駒は前回現職がダブルスコアで負けたんですね
そして、貝塚は公明共産の推薦というすさまじい・・・
□2006年1月22日実施の選挙の結果
◇綾部市長選挙(京都府)開票結果 投票率55.54%(過去最低)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 12148 四方八洲男(無現、65歳、3回目の当選) ┃
┃ (自・民・公・社推薦) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 5108 山口昭雄(無新、69歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
◇生駒市長選挙(奈良県)開票結果 投票率45.64%
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 27540 山下 真(無新、37歳、初当選) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 13867 中本幸一(無現、自・公・社・日推薦、69歳)┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
◇貝塚市長選挙(大阪府)開票結果 投票率26.21%(過去最低)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃当 11808 吉道 勇(無現、公・共推薦、78歳、十選) ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃ 5936 赤坂誠一(無新、56歳) ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
※市長の十選は史上初。
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良識派の市民の大勝利だヽ(´ー`)/
平成22年1月24日執行 市長選挙・市議補欠選挙の開票結果
http://www.city.ikoma.lg.jp/topic/detail3905.html
市長選挙
・候補者別得票数(得票順・敬称略) <開票率100%>
山下まこと 26,997票→改革派・市民派
ひぐちきよひと 15,983票→中本・酒井傀儡
みぞ川ゆうすけ 6,772票
・当日有権者数 94,529人
・投票者数 50,246人
・投票率 53.15%
市議補欠選挙
・候補者別得票数(得票順・敬称略) <開票率100%>
よしなみのぶはる 17,210票→山下直系
吉田まさと 15,391票
加藤ひでなお 7,933票
本山けいぞう 4,655票
・当日有権者数 94,529人
・投票者数 50,214人
・投票率 53.12%
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>>706
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100125ddlk26010279000c.html
選挙:綾部市長選 四方市長の後継、山崎氏が初当選 投票率70.66% /京都
任期満了に伴う綾部市長選は24日、投開票され、無所属新人で元市理事の山崎善也氏(51)が、元市議の梅原晃氏(53)=民主、社民推薦、元共産市議の渡辺洋子氏(63)の無所属新人2人を破り、初当選を飾った。当日有権者数は3万710人(男1万4482人、女1万6228人)。投票率は70・66%で、過去最低だった前回の55・54%を大きく上回った。
四方八洲男市長(69)の引退を受け、82年以来28年ぶりの三つどもえの激しい選挙戦となり、市民の関心は高まった。また、政権交代の影響も注目された。
山崎氏は昨年4月、政府系金融機関から市理事に転身。10月に辞職し、立候補を表明した。四方市長の後継者として、保守層をはじめ幅広く支持を集めた。【熊谷仁志】
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◇開票結果=選管最終発表
当 11900 山崎善也 51 無新
5830 梅原晃 53 無新
3789 渡辺洋子 63 無新
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山崎善也(やまざき・ぜんや) 51 無新(1)
[元]市理事[歴]日本政策投資銀行企業戦略部長・プロジェクトファイナンス部長・国際部長▽九大
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012500080&genre=A2&area=K50
Kyoto Shimbun 2010年1月25日(月)
「四方市政を継承、新しい風も」
綾部市長選大勝の山崎さん
綾部市長選で初当選を決め、四方市長ら支援者とともに喜ぶ山崎さん(右)=24日午後10時15分、綾部市相生町
24日投開票の綾部市長選で、新人3人の三つどもえの戦いに大差で勝利した元市理事の山崎善也さん(51)は、四方八洲男市長ら支援者たちと満面の笑みで握手を交わし、喜びを分かち合った。市議の経験を生かして市長選に挑んだ梅原晃さん(53)と渡辺洋子さん(63)は得票を伸ばせず、無念の表情で敗戦を振り返った。
山崎さんの事務所(相生町)には開票作業が始まる前から、保守系市議らでつくる支持母体「あやべ太陽の会」のメンバーや四方市長らが詰めかけた。
山崎さんが事務所に入り、午後10時過ぎに当選確実が伝わると、支援者から「やったー」「当選だ」など歓喜の声が沸き起こった。山崎さんは、市政の継承を誓って四方市長とガッチリ握手。府北部の他市長からも祝福を受け、喜びを爆発させた。
山崎さんは「まったくのゼロからのスタートだったが、これだけの支持を得られたことを感謝します。四方市長が12年間築き上げた基盤を引き継ぎ、さらに発展させ、わたしなりの新しい風を綾部に起こしたい」と目を潤ませながら、熱い思いを語った。
一方、梅原さんは事務所(駅前通り)で、「綾部をもり立てたいと思ってきたが、力不足で申し訳ない。今後も一市民として綾部の役に立っていきたい」と述べ、支援者から拍手で健闘をたたえられた。
渡辺さんは事務所(駅前通り)で「政策に共感できるという声をいただいていたが、浸透がいまひとつで残念。戦いきって悔いはありません」と語り、支援者からねぎらいの言葉を受けた。
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>>656>>681
無免許じゃないほう
市政継続のほう
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20100125ddlk27010197000c.html
選挙:貝塚市長選 藤原さん初当選 40年ぶりトップ交代 /大阪
◇投票率、大幅増47・59%
任期満了に伴う貝塚市長選は24日投開票され、元副市長の藤原龍男氏(57)=無所属=が、同じく元副市長の山中義仁氏(57)=同=を破り、初当選を果たした。全国最多の10期を務めた吉道勇市長(82)が今期限りで引退。吉道市長を支えたナンバー2同士の一騎打ちは、市長の事実上の後継者とみられていた藤原氏が勝利し、40年ぶりの新たな市のトップとなる。投票率は過去最低だった前回の26・21%を大幅に上回る47・59%だった。
吉道市政に対する評価が主な争点。吉道市長は「後継指名はしない」と明言していたが、藤原氏の事務所開きや出陣式に出席、「有権者として藤原氏を選んだだけ」と説明していた。藤原氏は政党への推薦依頼はしなかったが、民主、自民の地元府議や周辺自治体の市議、町議らの支援を受けた。町内会や労組など吉道市長を支援した約120団体からも推薦を得て、組織選挙を展開した。
一方、山中氏は「変革」を訴えて吉道市政の批判を繰り返したが、自身も吉道市政を支える立場だったことが響き、支持を広げられなかった。
当選の連絡を受け、事務所に現れた藤原氏は、吉道市長や握手を求める支持者と喜びを分かち合った。藤原氏は「大変厳しい選挙に勝利でき、万感、胸に迫る思いだ。市の発展や市民の幸せのため、精いっぱい努力する」と話した。
当日有権者数は7万85人(男3万3375人、女3万6710人)だった。【酒井雅浩、山田英之、武井澄人】
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◇藤原氏の主な公約
・市立小学校、幼稚園、保育園の芝生化
・市役所の開庁時間延長
・教職員資質向上の「教育研究センター」新設
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◆開票結果
◇貝塚市=選管最終発表
当 16557 藤原龍男 57 無新
16103 山中義仁 57 無新
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藤原龍男(ふじはら・たつお) 57 無新(1)
[元]副市長▽市バレーボール連盟顧問[歴]市企画課長・都市政策部長▽近畿大
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012500027&genre=A2&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年1月25日(月)
共産VS非共産2極構図か
京都府知事選 告示あと2カ月
4月11日投開票の京都府知事選は25日で告示まであと2カ月。共産党などでつくる「民主府政の会」推薦の医師門祐輔氏(54)はすでにマニフェスト(公約集)を発表、活動を加速させる。まだ3選立候補を表明していない山田啓二知事だが、2月定例議会(来月4日開会)での立候補表明も視野に入れており、現時点では「共産対非共産」の2極構図の流れが強まっている。
山田知事には昨秋以降、府市長会など200を越える団体から立候補要請が寄せられている。だが自身は「重く受け止めたい」などと述べるにとどまり、去就は明言していない。一方で、立候補表明なら「リミットは2月議会」とも話し、表明時期を探っているとみられる。
前回は12月定例議会で行った表明が持ち越されている事情を、府幹部は「民主党の判断待ち」と説明する。
民主は府連レベルでは「山田府政を評価している」(田渕五十生府連幹事長)とし、同じ府議会与党の自民党、公明党と水面下で連携を模索している。だが自民との対決色を打ち出し、小沢一郎幹事長の下で力を強める民主党本部が首長選の「相乗り禁止」を堅持しているため、府連は身動きが取れないでいる。
23日、京都市内であった民主府連の会合。国会議員や府議らが知事選への対応を協議したが、明確な方針を決められなかった。府連会長の山井和則衆院議員は「(府連大会のある)31日に方向性を出すよう努力したい」としたが、「相乗り禁止の原則がある。そことの兼ね合いをどう考えるかだ」と党本部への配慮をみせた。
2008年の京都市長選では、自民、民主、公明による相乗りだった現市長と、次点の共産推薦候補との差はわずか951票。共産党の底力を警戒する経済界や連合京都は2極構図を望む。
自公は「山田知事は立派な業績をあげてきた」(谷垣禎一自民府連会長)と相乗り容認の姿勢だ。「わたしたちの腹づもりは十分整っているが、民主が党中央の怖い幹事長の顔色をうかがっている」(竹内譲公明府本部代表)と、民主の姿勢にいらだちも強まっている。
「政権交代をもたらした暮らしの再生を願う声を結集すれば、府知事選も必ず勝利できる」。門氏は23日、京都総評が京都市中京区で開いた臨時大会で決意をみなぎらせた。
昨年7月の立候補表明以降、大規模集会や街頭演説などで知名度アップを図っている。21日には医療充実や中小企業振興などを盛り込んだ公約集を発表している。
選挙の構図はまだ決まらないが、陣営は山田知事を「仮想相手候補」とする。公約集で、山田府政の府立洛東病院廃止などを例示して「構造改革路線を進めた」と批判。昨夏の衆院選で大敗を喫した「自公政権」にだぶらせる戦術で、府政転換を訴える。
門氏の支持団体「民主府政の会」の藤本雅英事務局長は「民主党が自公と相乗りするなら、構造改革の転換を求めて政権交代を選んだ有権者の声と矛盾する。そこを突いていく」とし、連携を模索する府議会与党会派の動きをけん制している。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100127-OYO1T00254.htm?from=top
新「大阪都」構想、深まる溝…意気込む知事、平松市長は反発
昨年11月に開かれたパーティーでにこやかに握手をかわす橋下知事(右)と平松市長。「府市再編」では、ぎくしゃくぶりが目立つ 2月6日に就任2年を迎える大阪府の橋下徹知事が今年に入り、大阪府と大阪市を解体・再編する構想に繰り返し言及し、波紋を広げている。来春の統一地方選をにらみ、府市再編を公約にした政治グループ結成も目指しており、「残り任期で一世一代の大勝負を」と意気込む。ただ、肝心の平松邦夫市長は「知事の発想は地域主権にそぐわない」と反発。府市連携を合言葉に蜜月ぶりをアピールしていた2人だが、再編問題では溝が深まっている。
「大阪市、大阪府を解体して、強い大阪を作らなければならない」。橋下知事はベトナム、シンガポール出張から関西空港に帰国した26日、報道陣に改めて府市再編構想をぶち上げた。「面積も資源もないシンガポールの発展は政治の力。大阪は潜在力があるのに、行政が台無しにしている」
16日の自らの後援会パーティーでも「船長を1人にしないと大阪、関西丸は海を渡れない」と強調した。
知事の再編イメージは▽府と市の投資部門などを一本化し「アジアの都市に対抗できる広域行政体」を作る▽大阪市内に人口30万人規模の「特別区」を複数設ける――など。東京都と23特別区の関係に近い、「大阪都」構想と言える。実現するには、国が地方自治特別法を制定し、府民、市民による住民投票で過半数の同意が必要という。
「大阪の顔」として発信力を誇る知事だが、政令市である大阪市に対する権限は大きくない。今年度当初予算の規模(特別会計含む)は府の約4兆2200億円に対し、市は約3兆8400億円。財政難の中、戦略的にインフラ整備や施設の統廃合を進めるには「府市の財布を一つにするしかない」との考えが、構想の背景にある。
だが、大阪市の「解体・分割」につながる構想に、市側は警戒。平松市長は「府が(国と市町村の)中間行政に過ぎないことが、知事には物足りないのではないか」と取り合わない姿勢だ。市幹部も「分割されれば、大阪市の都市としての活力が失われる」とする。
再編論議は2001〜04年頃にもあった。府が府市を合併する「大阪都」構想を提唱すると、大阪市が府の権限を取り込む「スーパー政令市」構想で対抗。双方の亀裂ばかりが際立った。
今回も、「市長の理解は得られない。統一選に向けて、僕自身の判断で動く」(橋下知事)、「この件で知事と話してもかみ合わない」(平松市長)と対立。妥協点は見いだせそうにない。
(2010年1月27日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001001260003
生駒市民の選択・上
2010年01月26日
再選を決め、当選証書を受け取る山下真・生駒市長(右)=生駒市役所
■病院計画、議会どう動く
24日の生駒市長選で、現職の山下真氏(41)が26997票(投票者総数の53・7%)を獲得し、他候補に1万1千票以上の大差をつけ再選された。同時にあった市議補選でも、市立病院建設計画で市長案を支持した吉波伸治氏(60)が初当選した。「市民の選択」の背景を探った。
一夜明けた25日、山下氏は、市役所で緊張した面持ちで当選証書を受け取った。同じ会場には、医療法人「徳洲会」を指定管理者とする市立病院建設計画を前面に出して戦った吉波氏の姿があった。
「とにかく病院、なんとかしてや」。選挙戦最終日の23日、近鉄生駒駅近くの商店街を練り歩く山下氏に、中年男性が訴えた。握手した高齢女性は「これから心配。いつでも診てくれる病院が必要」と話していた。25日、会見した山下氏は「期待の大きさを感じた。『病院をよろしくお願いします』という声が多かった」と振り返る。
市は昨年12月初め、許可権者の県に、病院開設に向けて事前協議書を提出した。ところが、その後の市議会で、徳洲会を指定管理者とする案など病院関連3議案が否決された。県から「実現の可能性が不透明」と指摘され、議案の議決を迫られている。
これについて山下氏は「何としても関連議案を通したい。反対の議員を中心に直接会って説明したい。ラストチャンスなので、時間をかけて臨時議会の招集のタイミングをみたい」と語った。
現計画への反対を主張して落選した樋口清士氏は24日夜、事務所に集まった約100人の支持者に「私の無謀な冒険に皆さんを巻き込んでしまった」と頭を下げた。会場にいた中谷尚敬・市議会議長は「結果は素直に受け止め、市長とも話をしなければならない。だが、こちらも約1万6千票を得た。歩み寄る姿勢を見せてほしい」と求めた。
樋口陣営の強力な応援団だった塩見俊次・県医師会長は「市民は重い選択をした。現在案に反対なのは変わらないが、今後どう対応するのが市民のためになるのか考えたい」と話す。
吉波氏の当選で、現計画に賛成の市議は9人になる見込み。一方、辞職した酒井隆・元議長と立候補に伴って失職した樋口氏を差し引いても、反対した市議はなお14人。
事実上の住民投票となった今回の選挙結果をどう受け止め、行動するのか、今後の市議会の動きが注目される。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000341001270001
【10生駒市長選】
生駒市民の選択・下
2010年01月27日
生駒市長選・市議補選から一夜明け、通勤通学客にあいさつする山下真市長(前列右)や吉波伸治市議(同左)と、「さわやか生駒」の会員ら=近鉄生駒駅前
◎我が街改革 市民動く
「おはようございます。いってらっしゃい」。市長選と市議補選から一夜明けた25日早朝、近鉄生駒駅前に再選を果たした山下真氏(41)と、市議補選で初当選した吉波伸治氏(60)が通勤客らに当選のあいさつをした。後ろに並んだ水色ジャンパー姿の10人は市民団体「市民自治の会さわやか生駒」の会員ら。選挙で2人を全面的に支えた。
会は2003年、高山第2工区開発計画の是非を問う住民投票を求める署名運動から生まれた。請求した投票条例案は市議会であっさり否決された。これを機に、前回の市長選を翌年に控えた05年、会社員や教師、主婦、定年退職者ら約10人で設立。山下氏も名を連ねた。
前回市長選で山下氏を擁立したが、自民や公明などが推薦する現職は1200人を集めて出陣式をしたのに対し、告示になっても会員は15人。ふたを開けるとダブルスコアの圧勝に、「まさか当選するとは思わなかった」と中川和子代表(56)は振り返る。
現在の会員約100人は、全員が手弁当のボランティアだ。課題・テーマごとに関心のある市民を巻き込むため、個別に団体を立ち上げて取り組む。昨年の酒井隆・元議長のリコール(解職請求)運動では「酒井議員をリコールする会」を結成し、今回も2人のサポートの会をそれぞれ立ち上げた。
元コンビニ店を利用した選挙事務所では26日、テーブルなどが撤去され、後片づけが続いた。当初からの会員の森千恵子さん(71)は「自分たちの住む町を住みやすくしたいから」と参加動機を語る。「市政改革が必要」と前回市長選からかかわるようになった荒張恵美子さん(66)は「クリーンな市政にして次代にバトンタッチするのが責任」。夫婦で参加する樋口稔さん(67)は「議会を傍聴していると運動せざるを得なくなった」と語る。
山下氏は「市立病院計画を信任する」という形で勝利した背景に、地方自治と政党とは直接関係ないことや、生駒の無党派層の多さを挙げる。「政党を相手に市民が勝てたら、全国的にも珍しいし、本当にすごいですよね」。選挙期間中、山梨県から応援に駆け付けた山下氏の両親は、握手で支持を呼びかける息子を見つめながら語った。(おわり)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100129-OYO1T00607.htm?from=main1
大阪府知事、大阪市長、堺市長が一堂に 将来像は三者三様
大阪の将来像を巡り、橋下徹知事と平松邦夫・大阪市長、竹山修身・堺市長が28日、堺市内のホテルで開かれた竹山市長の後援会パーティーで顔を合わせ、三者三様のアピールを繰り広げた。橋下知事が府と大阪市を解体・再編する持論を唱えれば、平松市長は政令市同士の水平連携を訴えて対抗。竹山市長も割って入り、「(府南部は)堺州でまとまれるのではないか」と、泉州、南河内両地域とともに府から〈独立〉する案を初めて打ち出した。
この日、あいさつに立った橋下知事は「大阪の広域行政を一本化すれば、東京や上海、パリにも負けることはない。行政区域をぶち壊し、白い画用紙の上に新たな大阪を描きましょう」と府市再編を主張した。
これに対し、平松市長は「気をつけよう、しゃべるばかりの徹ちゃん」と自作の句で知事を皮肉った上で、「関西には力のある政令市が固まっており、水平連携を進めるべき。大阪の潜在力は府市再編しなくても発揮できる」と引かなかった。府市再編構想を巡り、2人が公の場で火花を散らしたのは初めて。2月中旬には正式に議論するという。
一方、竹山市長がぶち上げたのが、大和川以南の府南部の市町村を堺州として再編する独自案。府のすべての権限・財源の移譲を受ける構想といい、終了後、竹山市長は報道陣に対し、「南大阪でまとまって、産業の活性化などに取り組むべきだ」と述べた。
(2010年1月29日 読売新聞)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=183589
白浜町長が突然の辞職願 任期満了目前
和歌山県白浜町の立谷誠一町長が1日朝、辞職願を岡谷裕計町議会議長に提出した。突然の辞職に庁内は混乱し、予定されていた町議会定例会は状況説明と今後の取り組みを話し合い、すぐに散会した。立谷町長は辞職の理由について、本紙記者に「中間処理施設(ごみ焼却場)の解決について十分考えたい」とだけ述べた。3月の町長選に立候補するかどうかは「今後のことは後援会の人と協議して決めたい」と話した。
この日は任期満了に伴う町長・町議選を前にした町議会定例会の初日で、開会前に町幹部や町議には辞表提出が初めて知らされた。議会は、議運と議員懇談会を開き散会した。
岡谷議長は「『一身上の理由』というだけで具体的な理由の説明は受けていない」とし、「骨格審議をする大切な議会の初日だけに、残念だ」と述べた。
この日は、議会の開会前に立谷町長が同町保呂地区にある町ごみ焼却場(清掃センター)の使用期限について、区役員らから議会などでの町長発言についての質問書を受け取ることになっていた。町長が出席する予定だった保呂区役員との会合には、広畑副町長ら町幹部12人が出席した。
ごみ焼却場は、この3月末で使用期限が切れる。このため、町が地元区と交渉に入る準備を進めていたが、2005年に当時の保呂区長ら区役員が町長にあいさつに訪れた際、町長の発言をめぐって地元と町長との間で誤解が生じたのが発端で、延長交渉に入る前段階で話し合いがストップした状態が続いている。
保呂区の狼谷義和区長は「この問題で町長が辞職するのはおかしい。これまでの取り組みが闇に葬られることになりはしないか。自身の発言から発した問題なのだから、任期いっぱいまで解決する努力をしてほしい。このままでは区や住民が悪者になってしまう」と述べた。また、「町長の議会などでの発言に関し、地元の真意や正確なところを知ってもらいたい」とし、区民との懇談会の開催を議会に申し入れた。
町長選の日程、再協議へ 白浜町選管
町選挙管理委員会によると、立谷誠一町長が辞意を撤回しない限り、翌2日から20日経過すると自然退職となる。同選管は、議長から町長が辞意を示した旨の連絡を受け、町長選挙の日程を再度協議するという。
選管では任期満了(3月25日)に伴う町長選挙と町議選の日程を、既に3月2日告示、同7日投開票と決めている。
選管によると、町長選で当選した場合、当選者によって任期が異なり、立谷氏が当選した場合は任期は3月25日となり、再び町長選挙を実施することになるという。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100202-OYO1T00924.htm?from=top
大阪府市再編支援へ「橋下党」…今春にも結成
大阪府の橋下徹知事が提唱する府と大阪市の再編構想に賛同する府議らが、超党派で〈橋下党〉ともいえる府議会内新会派の結成を目指していることがわかった。今春にも20人前後で旗揚げする見通しで、メンバーらは「知事の改革を応援したい」としている。
橋下知事の府庁舎移転構想などに同調してきた「自民党・維新の会」(6人)、「自民党・ローカルパーティー」(5人)の2会派の府議が中心メンバー。自民党(38人)、民主党(24人)の両会派や無所属系会派(6人)に所属する議員にも参加を呼びかけており、数人が前向きな意向を示しているという。
橋下知事は、来年の統一地方選に向けて府市再編を公約に掲げる政治グループを発足させる意向を表明しており、新会派が受け皿となる可能性が高いとみられる。参加を決めた無所属府議の1人は読売新聞の取材に対し、「大阪の浮上には府市再編が必要。知事が動き出した今しかチャンスはない」と話している。
(2010年2月2日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100204-OYO1T00932.htm?from=top
事業仕分け、意味なかった!? 奈良市「不要」の全事業を継続
外郭団体委託など
奈良市が行政のムダを見直そうと昨年11月に実施した「事業仕分け」で、「不要」と判定された14事業すべてについて、市が新年度も継続する方針を決めたことがわかった。事業廃止で7億円の予算削減が見込まれたが、多くが外郭団体などへの委託事業で、「雇用に影響し、すぐにやめられない」ことなどが理由。専門家からは「これでは仕分けの意味がない」との声も出ている。
事業仕分けは、昨年7月に初当選した仲川元庸市長が公約に挙げていた。昨年11月22、23日、政策調査研究機関と公募の市民が、60事業(予算額約50億円)について外部の視点から必要性などを議論。利用率の低さなどから、老人福祉センターの管理運営など14事業を「不要」とした。
市は実施要領で、結果を事業見直しに反映させるよう努めるとしていたが、外郭団体や企業への委託9事業(計5億3000万円)では「契約期間が残っている」「見直しに時間が必要」といった理由で継続とした。
仲川市長は「すぐに廃止することに対して市内部で反発があり、委託先と雇用面で調整する時間もなかった。今後も廃止に向けて検討したい」と説明する。
仕分けに加わった大学非常勤講師後藤舜一さん(70)は「すぐに廃止になるとは思わなかったが、全事業継続とは残念。理由や予算の編成過程を市民に説明してほしい」と話した。
公共事業に詳しい法政大の五十嵐敬喜教授は「判定がすべてひっくり返されたのは問題。短時間での仕分け作業には限界もあるが、今後は、判定をどう予算に反映させるか、事前にきちんと決めておくべきだ」と指摘している。
(2010年2月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100204-OYT8T00023.htm
長浜市の課題 市長選を前に 苦しい財政見直し必要
新庁舎が建設される市役所東別館の敷地。市の規模に見合った計画が求められる(長浜市役所東別館で) 「これまで通りの財政運営では、あと5年でつぶれる」。今年1月、長浜市と虎姫、湖北、高月、木之本、余呉、西浅井の6町が合併して誕生した新「長浜市」の財政担当職員が、早くも悲鳴を上げている。
合併で財政規模が膨れあがり、旧6町を合わせた市の普通会計規模は約550億円となった。人口が同規模の彦根、草津両市と比べて約200億円も大きい。
市は、職員の新規採用を抑えたり、公共工事を削減したりすることで、10年後には人件費を約4割、建設費を約3割圧縮する計画を立てている。しかし、それでも削減額は100億円にとどまるうえ、旧木之本町の小学校改築や、旧高月町の中学校移転改築などの大型事業も控えており、根本的な行財政改革は“待ったなし”の状況だ。
藤居茂樹・財務課長は「財政計画は市税収入の現状維持が前提なので、この不況下で必ずしも当初の予定通り行くとは限らない」と話す。
そんな中、総事業費111億円を投じて市役所の新庁舎を建設する構想がある。
◇
市新庁舎建設準備室によると、本庁舎は1952年に建築。県内13市で最も古いといい、老朽化と耐震面に不安があるとして、2007年に協議が始まった。計画では、現在の本庁舎の約300メートル南東にある東別館の敷地に床面積約1万2000平方メートル規模の建物を建築し、東別館は改修して利用する。13年度に完成を予定している。
総事業費の内訳は、新庁舎建設費42億円、東別館の改修費12億円、周辺用地取得・営業補償費33億円など。このうち、市の負担額は46億円で、残りは合併特例債と合併推進債計30億円、国の補助金13億円などをあてる計画だ。
しかし、完成時期が遅れると国の補助を受けられないうえ、現時点では金額が定まらない市有地の売却益として13億円も当て込んでいる。将来的には特例債の償還も重くのしかかってくる。
同室の江畑仁資参事は「現在はあくまでも積算の段階なので、今後見直していく」と強調する。しかし、市の主な歳入の一つである地方交付税は合併後6年目から段階的に減らされ、11年目には約50億円も減少する見通し。市税収入の確保も、現在の経済情勢では不透明だ。市の規模や財政事情に見合った計画になるよう、市民自身が徹底的に検証していく必要がある。
◇
1市6町の合併後初めてとなる長浜市長選。7日の告示を前に、市の課題を2回にわたって取り上げる。
(2010年2月4日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100204-OYO1T00825.htm?from=main1
滋賀・嘉田知事、再選出馬へ
滋賀県の嘉田由紀子知事(59)が、今夏に予定されている知事選に再選を目指して立候補する意思を固めたことがわかった。知事周辺が支援者に対して、2期目に向けた協力要請をしており、嘉田知事は早ければ、16日開会の県議会で正式に表明する見通し。
嘉田知事は京都大大学院農学研究科博士課程修了。県職員を経て、京都精華大学教授などを務めた。2006年の知事選で、自民、公明、民主各党が推薦した現職を破って初当選。公約だった東海道新幹線新駅建設中止を実行したほか、大阪、京都、三重の各府県知事と連携し、国の大戸(だいど)川ダム事業を凍結に持ち込んだ。
滋賀県知事選では、共産党が独自候補を擁立する方針を決めている。
(2010年2月4日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100204-OYO1T00280.htm?from=main1
仁坂・和歌山知事、再選出馬へ
12月に任期満了を迎える和歌山県の仁坂吉伸知事(59)は、次の知事選に再選へ向けて立候補する意思を固めた。1月下旬、後援会幹部や自民党県議らにも意向を伝えているという。23日に開会予定の県議会で出馬を表明する見通し。
仁坂知事は和歌山市出身で、経済産業省局次長や駐ブルネイ大使などを歴任。2006年12月、官製談合・汚職事件にかかわった木村良樹前知事(収賄罪などで有罪確定)の辞職に伴う知事選で初当選した。
(2010年2月4日 読売新聞)
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>>722
和歌山で民主は候補者立てられますやら。
参院選候補に選ばれなかった山下県議辺り?
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>>721
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100204-OYT8T01357.htm
長浜市の課題 市長選を前に 不公平感ない施策を
地域づくり協議会の会合。新市に格差や不公平感を生まないためにも、行政は市民が自主的に地域を守る取り組みを後押しする必要がある(長浜市の田根公民館で) 合併による広域化に伴い、問題が顕在化しているのが地域間格差。新「長浜市」でも、旧6町は少子高齢化や過疎が深刻な地域であるうえ、支所の職員数も合併前から3割も減少し、行政が住民の要望を細かくくみ取ることがますます困難になっている。市は住民主導の協議会設置を進め、地域の課題をできるだけ自分たちで解決してもらう方針を打ち出しているが、旧町部からは「行政がますます遠くなる」との声も聞こえてくる。
◇
長浜市は2007年から、市内各地の公民館を単位に「地域づくり協議会」を設置。今年1月現在、旧市内13地区のうち12地区で発足している。
協議会は独自に活動計画を定め、空き家対策や介護予防事業、公民館の指定管理など、これまで行政が行ってきた役割を“肩代わり”していく方針。市の支援は、毎年20万円の交付金や広報紙発行費用などの補助に限られている。
市幹部の一人は「財政難の中、市民でできることと、行政がやるべきことをきちんと線引きし、限られた財源を効果的に配分する必要がある。合併はそのための一つのきっかけ」と意義を強調。別の幹部も「住民自らが地域にかかわっていくのが、本来の自治のあり方。一人ひとりが役割を果たし、地域が盛り上がれば、格差を感じにくくなるはず」と話す。市は今後、旧6町でも設置を促していくことにしている。
◇
県内最北端に位置する旧余呉町。町域のほとんどを山間部が占め、1日現在の人口は3778人と旧6町で最も少ない。それだけに、住民には「合併で地域が埋もれてしまう」との危機感も強い。
昨年4月、同町菅並地区周辺の住民らが「妙理の里振興組合」を発足。トチの実の加工品作りやモミジの植樹などを進めてきた。同11月には、「多くの俳句に詠まれた町の個性を残そう」という住民の発案をきっかけに、高齢化や資金難などで途絶えていた俳句大会が復活した。住民が自分の手で積極的に取り組んできた成果といえる。
しかし、同町の高齢化率が33・4%で、新市の平均(23%)を大きく上回っているという現実は残ったまま。振興組合の山形賢一組合長(64)は「この10年で人も減り、町から元気がなくなっているのが現実。集落を超えて協力しないと、中心部との格差は広がるばかりでは」と懸念を示す。
◇
中心部と周辺部との間で生じかねない深刻な格差を防ぎ、合併を意義あるものにするためにも、新市長には、市民に「切り捨てられた」との不公平感を感じさせず、それぞれの地域が個性を発揮できるような施策が求められる。
(この連載は矢野彰が担当しました)
(2010年2月5日 読売新聞)
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>>662>>673>>721>>724
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001002060003
現新、一騎打ちか/長浜市長選 あす告示
2010年02月06日
湖北地域の6町を編入して誕生した新・長浜市で初めてとなる市長選が7日、告示される。再選を目指す現職の川島信也氏(73)と、前衆院議員で1月に自民党を離党した新顔の藤井勇治氏(59)の2人がいずれも無所属で立候補を予定している。民主党が候補者擁立を断念しており、保守系同士の一騎打ちになる公算が高い。旧6町で実施される市議増員選とともに14日に投開票される。
長浜市は2006年に旧浅井、びわ両町と対等合併。旧市の市長選(91、99年)で2度当選していた川島氏は合併直後の市長選でも当選を果たし、就任後、さらに6町との合併を進めてきた。立候補を正式表明したのは昨年9月。「12万都市の基盤をつくる」と市議会で決意を述べた。
一方、藤井氏は新市に編入された旧虎姫町の出身。「郵政解散」の05年衆院選で、長浜市を含む滋賀2区から立候補し、比例区で復活当選した。昨夏の衆院選では落選したが、昨年末、「新しいまちには新しいリーダーを」という支援者の呼びかけに応じ、市長選への挑戦を表明した。
市長選では、多額の支出を伴う市役所の新庁舎建設のあり方や財政再建の手法、編入された6町での行政サービスの維持などが争点になりそうだ。
市議増員選は6町の編入に伴い、市長選と同じ日程で実施される。旧町ごとに選挙区(定数1)が設けられ、今のところ、それぞれ2〜4人が立候補する見通し。少数激戦の選挙戦になりそうだ。
09年12月2日現在の選挙人名簿登録者数は市全体で9万7847人。
【擁立断念 民主票に注目】
昨年夏の衆院選で自民党を圧倒し、県内の国政選出枠を独占した民主党。しかし、政権交代後、県内で初めての首長選で独自候補を立てられなかった。「不戦敗」となる保守対決の様相に、県連幹部は「候補者を擁立する組織力がなかった」と、肩を落とした。
民主は昨年から、地元選出の民主党県議や衆院2区総支部が中心となり、市長選の候補者を探してきた。県幹部を擁立する動きもあったが、結局、実を結ばなかった。
衆院選で戦った藤井氏が昨年末に立候補を表明すると、「保守分裂で勝機が高まった」と再び候補者探しに追われた。だが、今年1月に擁立断念を正式発表した。
民主は川島氏も藤井氏も応援せず「自主投票」で市長選に臨む。幹部は「政権与党と言っても、湖北では擁立すらできない程度というのが現状。衆院選は党への期待感で戦えたが首長選は別だった」と危機感を募らせる。
衆院選滋賀2区で当選した民主の田島一成氏が長浜市(旧6町含む)で獲得したのは約3万8千票。民主は比例区でも3万票余りを集め、自民に8千票以上の差をつけた。これらの票の行方が注目される。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100204ddlk25010496000c.html
新生・長浜市の課題:市長選を前に/上 財政 /滋賀
任期満了に伴う長浜市長選と、同市と6町の合併に伴う市議増員選挙が7日、告示(14日投開票)される。市長選にはこれまでに現職の川島信也氏(73)と前衆院議員の藤井勇治氏(59)が立候補を表明、無所属同士の一騎打ちが予想される。長浜市は今年1月1日、東浅井郡2町、伊香郡4町との合併で人口が12万人を超えた。激戦が予想される市長選を前に、新生・長浜市が抱える課題を検証する。【野々口義信】
◇「市税伸びず」「交付税減」の二重苦 見えない打開策
6町を編入合併した長浜市の最大課題は、財政問題だ。1市6町を合わせた普通会計の財政規模は約550億円。歳入に占める市税の割合は36%で、草津市の60%に比べると、はるかに低い。自主財源比率も52%と低く、国の地方交付税に頼らざるをえない台所事情がうかがえる。
合併前の08年度、1市6町の普通交付税額は計約118億円あった。合併後5年間、この額は据え置かれるが、国の交付税交付基準で6年後から段階的に削減され、20年度には特別交付税などを合わせた額は09年度の160億円が50億円減って110億円にダウンする見通し。市税の大幅な伸びが見込めず、交付税も減らされる二重苦に見舞われる。
こんな厳しい財政状況の中、新庁舎建設や市民の要望が高い給食センター、公民館、学校改築など待ったなしの箱もの事業が待ち受ける。市財務課の見通しでは、事業費ベースで約150億〜200億円かかり、さらに福祉費などの扶助費は年5〜10%の伸びが見込まれ、市財政の圧迫に輪をかける。
合併に伴い、旧6町の町長などの特別職や議員などが失職し、年間約10億円が浮いた。市はさらに今後12年間で職員を約300人減らし、年間約19億円の人件費削減を見込む。他にも8カ所の文化ホール、6カ所の図書館、各種イベントなどの統廃合も検討、旧役場庁舎の売却案も浮上している。
今回の市長選に立候補を表明している2氏とも財源対策に「企業誘致」を挙げるが、市が抱える工業団地は、すべて完売か進出企業が決まっていて満杯状態。今のところ立地を名乗り出る企業はなく、新たに工業団地を造成するにも市に資金余力はない。国の優良農地保護政策で工業団地造成の農地転用も難しくなってきた。藤居茂樹・市財務課長は「旧町の施設の売り払いや施設の統廃合は、合併直後の旧町の住民感情を考えると簡単ではない」と話す。暗いトンネルを抜け出す方法は見えてこない。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100205ddlk25010375000c.html
新生・長浜市の課題:市長選を前に/中 新庁舎 /滋賀
◇合併特例債、「にぎわい」補助金の活用 議論百出、迫る期限
長浜市の駅前通りに面した長浜市役所本庁舎。昨年暮れ、6町との合併に備えた各部署の引っ越し作業が慌ただしく行われた。庁舎は鉄筋3階建て、延べ4415平方メートル。1952年に建設され県内13市の庁舎の中で最も古い。手狭なため99年からは通りを挟んだ旧市立長浜病院を東別館庁舎として活用してきたが、今回の合併に伴い、市教委事務局は約7キロ離れた旧浅井町役場に移転した。
新庁舎の建設問題は07年夏、6町との合併協議のさなかに急浮上した。同年11月には市民を交えた「市庁舎建設のあり方検討会議」が東別館跡地への建設を第1候補とし、同案を軸に議論が進んでいる。
庁舎建設は通常、国、県からの財政支援は受けられない。東別館跡地は市街地にあるため、中心市街地活性化基本計画の認定を受け、市は国の「暮らし・にぎわい再生事業補助金」を利用。浅井町、びわ町との1市2町合併特例債、今回の1市6町合併の合併推進債の活用ももくろんでいる。
市新庁舎建設準備室は、東別館跡地の新庁舎の職員数を600人、必要面積を延べ1万8000平方メートルと想定。用地費と旧病院解体費などを含め事業費を約111億円とはじき出した。
ただ、建設場所については、市民や市議会の間でいまだに議論百出の状態だ。国道8号沿いの市民会館跡地とその周辺、同市大戌亥町周辺なども浮上している。東別館跡地は6町合併前の候補地で、6町の住民の意思を反映したと言えるかどうか。財政難の中、旧役場の中でも比較的新しい旧浅井、湖北、高月などの庁舎を活用する分庁舎方式を推す声もある。
市役所の位置を決めるには、市議会で3分の2以上の賛成が必要で、ハードルは高い。合併特例債とにぎわい再生事業補助金を財源にしているため、13年度中の庁舎完成、14年度中の周辺整備完了が条件となり、遅れるといずれも認められなくなる恐れもある。東別館以外に候補地を変更すれば計画の根本的な見直しが必要になる。期限が迫る中、難問山積の新庁舎問題。新市長の手腕が問われる。【野々口義信】
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100206ddlk25010440000c.html
新生・長浜市の課題:市長選を前に/下 まちづくり /滋賀
◇担い手不足、観光客減少 合併メリット生かせ
JR長浜駅に近い黒壁スクエアかいわい。厳冬期でも観光客が繰り出す人気スポットだ。しかし、にぎわいを演出する長浜市の第三セクター「黒壁」は2期連続で赤字決算となり、観光客もピーク時の235万人(06年度)から08年度には200万人を割り込んだ。長浜観光が誇る黒壁の街づくりにも陰りが見え始めている。
同市は、市街地の定住化促進と商店街の再活性を図る「中心市街地活性化基本計画」を作成。国の認定を受け、昨年夏には計画推進の核となる第三セクター「長浜まちづくり会社」を設立した。市と長浜商工会議所、民間21社が出資し、エリア内の街づくりを一体となって推進。市街地の空き町家を生かした宿泊施設の整備や米川の親水性を利用した回遊路整備など、滞在型にシフトした「ポスト黒壁」の街づくりにかじをきった。
今回の合併で、市の面積は県内で最も広くなった。「長浜はひとつ」という住民が一体感を持てる地域づくりや振興策も重要課題だ。市は合併した6町との間で差があった健康保険料や介護保険料、保育園料などを統一。観光振興策も、知名度の高い長浜曳山まつり▽竹生島▽渡岸寺観音堂▽小谷城址、賤ケ岳古戦場▽余呉湖−−など個々の観光資源をネットワーク化し、全国にアピールする方針だ。市の担当者は「『湖北』を前面に出して売り込む。合併、統合のメリットは大きい」と話す。
旧6町は長浜市との合併を積極的に推進したが、旧町側には、今後のまちづくりに不安を募らせる住民もいる。06年に長浜市と合併した旧浅井町では、合併当初50人いた支所職員は19人に減った。今回の合併で、旧6町の各支所には現在47〜29人が勤務しているが、将来どうなるかは不透明だ。
中心市街地の黒壁周辺でも、街づくりを盛り上げてきた町衆の高齢化と人口減で担い手が不足しており、課題は山積している。長浜まちづくり会社の山内敬・タウンマネジャーは「民に元気がない今、行政と民間が力を合わせて効果的な街づくりの仕組みを作る必要がある」と説く。新市長のリーダーシップと実行力が試される。【野々口義信】
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http://www.asahi.com/politics/update/0207/OSK201002070013.html
橋下節、微妙な変化 民主党には基本「さん」付け(1/2ページ)2010年2月7日17時57分
6日で就任2年となった大阪府の橋下徹知事の記者会見を分析すると、言及する人物の中では大阪市の平松邦夫市長が圧倒的に多いことがわかった。政治家の栄枯盛衰にも敏感に反応している。過激な発言が多い一方で、民主党やその閣僚を持ち上げる回数も増えている。
就任から今年2月3日まで、橋下知事の定例記者会見は計76回あった。府が作成した会見録を、社会言語学者で「政治家の言葉」を研究する松田謙次郎・神戸松蔭女子学院大教授とともに分析した。
最も多い平松大阪市長(212回)には、2008年夏に大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への府庁移転を表明した後、「僕と平松市長で」など二人三脚ぶりを示してきた。
ところが今年に入り、大阪府・市の再編を打ち出してからは、平松市長のことを「ビジョンがない」などと、もっぱら「敵役」としている。
首長では他に嘉田由紀子・滋賀県知事(68回)、井戸敏三・兵庫県知事(52回)、山田啓二・京都府知事(42回)ら。嘉田知事の名前を挙げる時は、主にダム問題について「勉強させてもらう」など、常に敬意を込めている。
一時は多かったが激減したのは、東国原英夫・宮崎県知事(40回)。全国知事会の改革で共闘した2年目前半(昨年2月〜7月)は35回登場。「全国にも支持者が多い」と持ち上げていたが、昨夏の衆院選前の「私を自民党総裁候補に」発言で東国原氏に批判が集まるようになってから、会見だけでなく登庁時などの取材でも触れなくなった。
麻生太郎前首相(77回)を「僕は全面的に支えたい」と言ったこともあったが、政権交代を境に名前を挙げることはほぼなくなった。代わって原口一博総務相(38回)や前原誠司国土交通相(19回)への言及が増加。ただ、地元・大阪選出の平野博文官房長官に触れたのは3回しかなく、縁の遠さがうかがえる。
政党ではこの1年、民主党が239回と大幅に増え、自民(75回)と公明(59回)両党に大差をつけた。知事は政党を批判する際は「○○党」と呼び、持ち上げる時は「さん」をつける傾向がある。2年間の民主党の「さん」づけ率は62%と自民(43%)、公明(45%)両党を上回り、政権交代後は「民主党さん」率は71%に増えた。知事は「深層の意識かも」と話す。
他にたびたび名前を挙げるのは政策ブレーンだ。大手塾による放課後授業で知られる府特別顧問の藤原和博氏が66回で最多。空港戦略などを助言する同顧問の上山信一・慶応大教授の48回が続く。
知事の発言を分析した松田教授は「就任後しばらくは国政の政治家や政党名にさほど言及しなかったが、昨夏の衆院選前にはかなり目立つようになった。国や政界に働きかける政治家になっていったことがうかがえる」と話す。
◇
一方、記者会見以外も含めると、話題になった「ぼったくりバー」や「クソ教育委員会」など、知事の刺激的な表現は最近も止まらない。
4日の大阪府豊能町議会との意見交換会では、大阪(伊丹)空港問題で危機感を持つべきだとして「僕が虫の中で一番尊敬しているのはゴキブリです。新聞紙を丸めたら後ろに目もないのにぱっと逃げる。危機感がすごい」。3日の会見では、就任2年の自己採点を尋ねられて「採点を僕が言うのは、ケツを出すほど恥ずかしい」と言った。
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「僕」が増え、「私」は消滅寸前――。橋下知事が会見で自分のことをどう呼んできたか松田教授が調べたところ、こんな結果だった。
1年目は「僕」が2255回(88.4%)、「私」が295回(11.6%)。2年目は「僕」が3474回(99.3%)に増え、「私」は24回(0.7%)に激減した。
「私」は会見の冒頭、府職員作成の文書を見ながら述べる場合がほとんど。記者との質疑応答では「僕」に切り替わる。知事周辺によると、弁護士時代も法律相談や法廷では「私」だが、普段は一貫して「僕」だったという。
知事は「最初は『私』だったが、なんか合わないのでやめた。普通に『僕』の方がいいと思った」と話す。
関西学院大の野田正彰教授(比較文化精神医学)によると、「私」は立場の違う相手に社会性を持って接する意思表示だが、「僕」は自分を受け入れ、評価してほしいと甘える言葉でもある。「知事は『私』を使おうとしても『僕』に戻ってしまう。いつも自分を評価してほしい思いの表れではないか」とみる。(春日芳晃)
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前原が駆けつけ、ホテル日航奈良で開かれた民主党奈良県連大会。
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001002080001
「県議の倍増を」
2010年02月08日
◎民主県連大会 馬淵氏、統一選へ表明
民主党県連が、来年の統一地方選挙で、県議会議員の議席倍増を目指すことになった。馬淵澄夫・国交副大臣が
6日、政権交代後初の県連定期大会で表明した。
衆院選で圧勝した民主党だが、地方組織はなお自民党の勢力が強い。馬淵氏は「安定政権のため」「地域主権の
確立には地方議員の増強が必須」などと強調し、参院選で、全行政区で得票率1位▽統一地方選では、県議を
「地域主権の中心的担い手」として強化▽民主系議員のいない市町村議会で、積極的に候補を擁立、などを今後の
目標に掲げた。
県議会(定数44)の民主会派は9人で、多数派の自民系2会派(計24人)に押されがちだ。県議会の16選挙区中
8選挙区で議席がなく、この空白区の解消と、複数定員の選挙区での2人以上の擁立を目指す、という。
一方、知事選は「候補の擁立・推薦を含め、慎重に対応する」としている。
大会は奈良市のホテル日航奈良で開かれ、党員ら約300人が参加。馬淵氏を、5期目の県連代表に選出した。
前原誠司国土交通相も駆けつけ「政治主導に戸惑っていた官僚も前向きになってきた。不可逆的な改革を続ける」と
訴えた。
政権交代を反映して、来賓の数は、過去最多の85人。市町村長約20人や、かつて自民党の有力な支持基盤
だった県建設業協会やトラック協会、農協、森林組合の代表者が初出席していた。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001002090003
長浜市長選 2氏届け出
2010年02月09日
【市議増員選は計14氏】
湖北地域の6町を編入して誕生した新・長浜市で初の市長選が7日告示され、前衆院議員で新顔の藤井勇治氏(59)=無所属=と、再選を目指す現職の川島信也氏(73)=同=の2人が立候補を届け出て、保守系同士の一騎打ちとなった。旧6町の市議増員選(各定数1)も併せて告示され、いずれも14日に投開票される。6日現在の同市の選挙人名簿登録者数は9万7869人。
市長選は多額の支出を伴う市役所新庁舎の建設や財政の立て直し、旧6町の役場の支所化に伴う行政サービス低下への懸念など、新市が抱える諸課題に対し、両候補が有権者にどのような対策を示すかが注目される。
長浜市八幡中山町の事務所前であった藤井氏の出陣式には約500人(陣営発表)の支援者らが集まった。地元選出の角川誠県議(対話の会・びわこねっと)や長浜市議会の青木甚浩(やす・ひろ)議長らも応援に駆けつけた。
あいさつに立った角川県議は、合併後の新市は「地域間格差が非常に大きい」と指摘。厳しい市の財政事情に触れながら「政治力のある藤井候補に当選してもらって、住民が住んでよかったと思える長浜市をつくっていただきたい」と述べた。
同市宮司町の総持寺駐車場であった川島氏の出陣式には支持者ら約350人(陣営発表)が集まった。地元から選出された川島氏の次男の川島隆二(自民党・真政会)、野田藤雄(同)の両県議や旧虎姫町の山内健次元町長らが顔をそろえた。
山内元町長は「今、北の方では多くの同志が思いを一つにして、市議増員選を戦っている。この場には集まれないが、新市のスタートにふさわしいかじ取り役として川島氏を推薦、応援している」と述べた。
一方、市議増員選は旧6町の各選挙区にそれぞれ2〜3人、計14人が立候補を届け出た。
【市長選候補者の第一声】
〈藤井 勇治氏(59)無新〉 「税金の無駄 徹底検証」
これまで国政の場で、ふるさとのために全力で働いてきた。市政に転じても「ふるさとをよくする」という志は同じ。長浜市のトップリーダーとして国政での経験と知恵、人脈をフルに生かし、全身全霊で取り組む決意だ。
市民に情報公開し、各地域の個性や特性をいかしながら一体感のある公平なまちづくりを進めなければならない。
財政問題の舵(かじ)取りも重要だ。借金を子や孫に回すわけにはいかない。税金の無駄遣いがないか徹底的に検証する。豊かな歴史や文化をいかした観光業の振興、企業の誘致などにも取り組む。
新しい市庁舎については、旧6町と旧長浜市のみなさんともう一度、意見を出しあいたい。市民と草の根のスクラムを組んで、誇りの持てる長浜市をつくりたい。
〈川島 信也氏(73)無現〉 「新しい庁舎 安く建設」
私が合併にかかわらせてもらって10年になる。曲折を経て新しい長浜市になることができた。何としても、この合併を市民が「合併してよかった」というものにしなければいけない。
法律的、形式的には湖北6町の編入合併だが、その内容はそれぞれ独立した地方政府が一緒になるわけで、実質的、精神的には対等合併だと思っている。
新しい市庁舎は、敷地が広い旧長浜病院跡に建てなければいけないと考える。新市の庁舎は1万8千平方メートルの床面積が必要と試算しているが、病院跡にあり、旧病舎を庁舎の一部として使っている東別館はそのまま使え、3分の1の6千平方メートルを確保できる。
高度成長の時代ではない。いかにして安い庁舎を建てるかが私たちの責任だ。
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>>712
最高齢、最長在職の貝塚市長引退 83歳「市民として発展に協力」
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021001000619.html
大阪府貝塚市の市長を10期40年務めた吉道勇さん(83)が10日、任期満了で引退した。全国の市長で最高齢、最長の在職期間だった。就任は大阪万博が開かれた1970年。市役所の会議室に集まった職員を前に、吉道さんは「40年間で総理大臣が23人もかわった。今後は一市民として貝塚市の発展のため協力したい」と感慨深げに話した。
公害問題の解決や情報技術(IT)、食品企業などの誘致に力を入れた市政を振り返り、「市長一人が仕事をするわけではない。みなさんがそれぞれの部署で努力した結果がこの街」と強調。「私のような古だぬきが居座っていては志のある人が出てこない」などと、時折ユーモラスな表現を交えて語りかけた。
その後、玄関で花束を受け取り「多少不満はあるかもしれないが、私は10期40年間みなさんの負託におおむね応えてきた。これから元気で酒を飲めるのは無上の喜びです」と笑いを誘い、職員や市民の大きな拍手に包まれ、笑顔で市役所を後にした。
12日からは吉道さんの下で副市長を務めた藤原龍男さん(57)が市長に就任する。
2010/02/10 23:01 【共同通信】
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001002120003
新市のゆくえ 長浜市長選 〈上〉
2010年02月12日
長浜市役所の本館と別館(左奥)。耐震基準を満たしておらず、建て替えが検討されている=長浜市高田町
【細る財源、止まらぬ出費/新庁舎建設・扶助費増 問われる手腕】
選挙戦が終盤を迎える中、長浜市の来年度予算の編成作業も終盤の追い込みに入っている。財務課が入る市役所本庁舎3階の一室は、深夜まで明かりがともる。
市長選を控え、人件費、扶助費、公債費の義務的経費などを積み上げただけの骨格予算だが、昨年12月に各課の要求が出そろった段階で、総額は400億円台後半に達していた。6月補正で新市長が新規事業など投資的経費を盛り込めば、予算規模は優に500億円を超える。
「500億円程度に抑えたいが、増える要素が多い」。コストカッターの任に当たる藤居茂樹課長の悩みは深い。
1月に合併した1市6町の財政規模は、2008年度決算の普通会計ベースで550億円。人口が同規模の彦根、草津市に比べ200億円も高いが、財源の中身は心もとない。
市税などの自主財源は52%にとどまり、草津市の72%、彦根市の67%に比べ財政基盤は脆弱(ぜい・じゃく)だ。足りない分をまかなう地方交付税も、先細りが見えている。
08年度の1市6町の普通交付税額は計118億円。合併の優遇措置として当面は据え置かれるが、合併後6年目から段階的に削減。20年度には今より50億円減らされる、と財務課は試算する。それまでに200〜300人規模の職員削減や建設投資の抑制などで財政均衡を図るが、新市長の前途には難題が立ちはだかる。
その一つが、総事業費110億円超の市役所新庁舎の建設だ。
◇
現在、本庁舎は高田町にある3階建て本館と4階建て別館、八幡東町の旧長浜病院の中央棟を利用する7階建て東別館に分かれる。本館は築後57年、別館は同35年。いずれも耐震基準を満たしていない。
市は07年、新庁舎の建設用地として東別館のある旧長浜病院跡地を候補地にあげた。総事業費は111億〜115億円とされ、財源の一部30億円には06年の旧浅井、びわ両町との合併で認められるようになった合併特例債や今回の1市6町の合併推進債を充てるなどの金策を練る。
返済の5〜7割を国が交付税で賄ってくれる合併債だが、活用できるのは15年度まで、と合併法の定めで決まっている。それまでに庁舎を完成させなければならない。市新庁舎建設準備室の江畑仁資参事は「建設がずれ込めば、財政的に厳しくなる」と話す。
旧6町から引き継いだ事業も財政を圧迫する。旧高月町の高月中学校の校舎新築計画は、鉄筋3階建て校舎と鉄筋2階建ての屋内運動場を建てる構想で、旧町がはじいた予算は29億5700万円。長浜市議会は昨年12月、「市や合併する他町の施設に比べて過大」として、来年度の予算執行を留保する決議案を全員一致で可決した。
また、生活保護や児童手当などの扶助費はこの10年で約2倍の約60億円に膨らみ、今後も毎年5〜10%伸びる見通しだ。
細る財源と止まらない出費。財政の不均衡をどう正すのか。新市長の手腕が問われる。
■ ■ ■
1市6町の合併で元日に誕生した新・長浜市。その首長を決める初の市長選は14日に投開票される。山積する課題に候補者は解を見いだしたのか。2回にわたり市の現状を報告する。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001002130001
新市のゆくえ 長浜市長選〈下〉
2010年02月13日
家を囲む雪の壁を崩す学生たち=長浜市余呉町摺墨
【行政スリム化 格差懸念/旧町の人繰り、自転車操業】
長浜市役所の本庁舎から北へ二十数キロ。高時川の支流をさかのぼった細い谷間に13世帯30人の余呉町摺墨(する・すみ)地区はある。今月6日、南から学生ボランティアが救援に駆けつけ、家々を囲む高さ2メートル以上の雪山、雪壁を6時間以上かけて崩した。
「役に立ったという達成感が味わえました」と、立命館大経営学部3回生の桑原利允さん(22)。65歳以上の高齢者が6割を占める「限界集落」で、雪かきが手つかずのままの家もあった。「埋もれた家を掘り出してもらい助かりました」。自治会長の永井邦太郎さん(74)は言った。
有数の豪雪地帯の余呉町では、各集落に路面に散水する融雪装置を設け、小型の除雪車も配備されている。
1980年12月〜81年1月、豪雪で6地区が孤立し、自衛隊ヘリが救援に飛んだ。余呉の人たちが「五六豪雪」と呼ぶ災害の記憶は、今もあせない。長浜市への編入合併で町民が強く望んだのも、除雪サービスの維持だった。
旧余呉町では男性職員で編成した4班(1班9〜10人)が5台の大型除雪車で道路の除雪にあたった。合併後もこの体制は変わらない。だが、合併に伴う異動で12人が市役所本庁に移り、余呉支所に残る25人だけでは班が組めなくなった。このため、降雪の際は12人を余呉に呼び戻し、最長24時間、作業に当たらせる。その間、本庁の仕事は他の職員がカバーする。
合併後の旧町の人繰りは、自転車操業の状態だ。
◇
長浜市に編入した旧6町の役場は市役所の支所となり、各役場に勤務していた115人が本庁に異動した。6支所の正規職員の配置数は一番多い高月支所で47人、最も少ない西浅井支所では29人。過去の合併の事例をみれば、今後さらに減らされる可能性がある。
06年2月に長浜市と合併した旧浅井、旧びわ町。合併当初、旧町の2支所には6課あり、正規職員は浅井支所に47人、びわ支所に39人いた。しかし、段階的な課の統合や人員削減で、現在は福祉生活課と地域振興課の2課が残っているだけ。職員数も浅井19人、びわ15人と激減した。
今回、虎姫、湖北、高月、木之本の4支所に4課、余呉、西浅井の両支所に3課置かれたが、福祉生活課と地域振興課の2課以外は、いずれも浅井、びわ両支所で削減された部門の担当課だ。
行政がスリム化しても、行政サービスは維持されるのか。旧長浜市と旧6町との地域間格差は生じないのか。
峯正貴・市総務部長は「支所での段階的な課や人員の削減は避けられないが、行政サービスが悪くなって市民に不便をかけないよう陣容を確保していく」と話すが、懸念する旧町民は少なくない。
(この連載は上野満男が担当しました)
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長浜は典型的な
『合併後の不満』
が渦巻いてる感じがしますね。
構図も典型的な保守分裂だし、選挙学の教科書(があれば)に載せたくなる選挙だなあ
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>04年の旧市長選では柳実郎市長に11票差で惜敗した。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100213ddlk28010449000c.html
選挙:洲本市長選 生田氏も立候補へ 表明3人目−−民主推薦、04年惜敗 /兵庫
任期満了に伴う3月7日投票の洲本市長選に、民主党の推薦を受けた福祉用具販売会社社長の生田進三氏(47)が12日、立候補表明した。既に、市議の氏田年行氏(41)と市議会副議長の竹内通弘氏(63)が立候補表明しており、新人による三つどもえの選挙戦になる公算。
会見した生田氏は「04年の市長選で9171票をいただいた責任が果たせていない。恩返しをしたい」と出馬動機を述べ「『しがらみにとらわれないクリーンな市政を』をスローガンに、市民の声を反映できる市政に」と意欲を示した。
施策では、市長給与20%カット▽副市長1人に削減▽外部監査制度導入▽情報公開推進−−などのマニフェストを明示。「行財政改革と定住人口増加、雇用創出、福祉充実に力を入れる」と述べた。
生田氏は京都産業大卒。光学機器メーカー社員を経て、00年の旧洲本市議選で初当選。04年の旧市長選では柳実郎市長に11票差で惜敗した。【登口修】
〔淡路版〕
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>>735
現職は高齢だったのか
なおさら教科書向き。。。
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001002150003
長浜市長に藤井氏/「若さ」訴え初当選
2010年02月15日
万歳する藤井勇治氏=長浜市八幡中山町
湖北6町を編入して誕生した新・長浜市初の市長選は14日に投開票され、前衆院議員で新顔の藤井勇治氏(59)=無所属=が、再選を目指す現職の川島信也氏(73)=同=を破り初当選した。保守系同士の一騎打ちとなった選挙戦は市役所新庁舎の建設、財政の立て直しなどを争点に舌戦が繰り広げられた。当日有権者数は9万7047人。投票率は58・40%だった。
当選を決めた藤井氏は、同市八幡中山町の事務所で支持者らと万歳をして喜びを分かち合った。藤井氏は「旧1市6町の垣根を越えてまちづくりをしていこうというエネルギーが結集された」と勝因を語った。
藤井氏は昨年12月に出馬表明。「豊かな地域特性を生かし、地域格差のないまちづくりを進める。新庁舎は簡素で機能的なものにする」などと訴えた。70代の川島氏に対し、年齢が一回り以上違う若さを強調し、支持を集めた。
川島氏は10年来の懸案だった市町合併を実現した実績を背景に、再選出馬を表明。「12万都市の基盤づくりをしたい。新庁舎は安く建てる」などと主張したが、及ばなかった。
【長浜市長選開票結果】
当 33,703/藤井 勇治 59 無新
22,075/川島 信也 73 無現
=確定得票
【増員市議も決まる】
旧6町の市議増員選挙(各定数1)も同日投開票され、各町を代表する新議員6人が選出された。
【財政不均衡どう正す】
長浜市は6期連続で市政を担う顔が変わることになった。新市長に選ばれた藤井勇治氏は、昨年8月の総選挙で民主党の田島一成氏に大差で敗れた後、国政への復帰をめざしたが、市長選への出馬を要請され転身。湖北で戦った2度の国政選挙で浸透した知名度の高さが準備不足を補い、得票の積み上げにつながった。
現職の川島信也氏は、6町を編入する合併を成功に導いたが、70代の高齢であることや、任期途中に足の骨折などで2度入院し、健康面での不安が懸念材料になったとみられる。
新市の前途は険しい。合併により膨張した新市の予算規模を、新庁舎建設などにかかる多額の出費を伴いながらどう圧縮し、財政の不均衡を正すのか。編入した旧6町の役場の支所化で懸念される地域間格差の拡大をどう防ぐのか。山積する課題解決に向けて、新しい市長の手腕が問われる。(上野満男)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100215/CK2010021502000032.html
長浜市長に新人の藤井氏 現職の川島氏破る
2010年2月15日
長浜市長選で初当選し、支持者と抱き合い喜ぶ藤井勇治さん(中)=長浜市八幡中山町の事務所で
滋賀県長浜市長選は14日、投開票され、無所属新人で元衆院議員の藤井勇治氏(59)が、再選を目指した無所属現職の川島信也氏(73)を破り初当選した。川島氏は旧長浜市時代から通算3期の実績などを訴えたが、及ばなかった。当日有権者数は9万7047人。投票率は58・40%だった。
財政健全化や地域振興など、1市6町合併で1月に誕生した新・長浜市のまちづくりに取り組むことになる。
午後10時20分すぎ、同市八幡中山町の藤井氏の事務所に当確の知らせが届くと、緊張して待っていた支持者から一斉に歓声が上がり、拍手が響き渡った。姿を見せた藤井氏は「みなさんの見事な一致団結で勝利した。新・長浜市に春が来た」と力強く語った。
このあと「公平平等な市政を推進するため、すべての情報を公開して市民に納得してもらう。財政健全化のため、新市庁舎の建設を一から見直す」と抱負を語った。
昨夏の衆院選で落選後、支持者から市長選への出馬を請われ「ふるさとのまちづくりは、市政を担うことでも志は同じ」と、転進を決意して昨年12月に出馬を表明。「新しい市には新しいリーダーを」と訴え、選挙戦を繰り広げた。
◆新市議6人も決定 長浜市議増員選
合併に伴う長浜市議増員選は14日投開票され、旧6町ごとに分かれた6選挙区(定数各1)の新議員6人が決まった。投票率は4区(旧虎姫町)が66・50%、5区(旧湖北町)66・55%、6区(旧高月町)66・87%、7区(旧木之本町)71・34%、8区(旧余呉町)77・32%、9区(旧西浅井町)77・71%。党派別は共産1人、無所属5人。任期は、旧市の市議と同じ7月31日まで。
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2010-02-15/2010021501_01_1.html
定数1で当選 滋賀・長浜市旧湖北町区
愛知・豊川市ではトップ
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合併に伴う滋賀県長浜市議増員選挙が14日投開票され、日本共産党は定数1の、旧湖北町区(立候補2、定数9減、現有3)で杉本敏隆氏(57)=新=が当選しました。同じく各定数1の旧高月町区(立候補3、定数12減、現有1)の井口賢一氏(52)=現=、旧木之本町区(立候補3、定数9減、現有0)の大石栄昭氏(60)=新=はおよびませんでした。
新市議会で日本共産党は5議席になりました。議席占有率は0・42ポイントのばし14・70%としました。
増員選は六つの旧町区でおこなわれ、日本共産党は3旧町区に立候補しました。各候補は「町の良さを守り、広げる地元代表」をと訴えました。
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合併にともなう愛知県豊川市議増員選挙(小坂井区、定数5、立候補9人)が14日投開票され、日本共産党の深井とくみ候補(68)=旧小坂井町議=がトップで当選しました。
深井氏は「市役所、市民病院に安心して通えるバスを運行させ、中学卒業まで医療費を無料にする」と訴え、支持を広げました。
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日本新党から新進党の実験は失敗に終わったような印象もあるけど,その失敗(=衆院での落選)故に地方首長に新風を吹き込んだと云って良い。松山,杉並,八幡浜etc
郵政選挙での小泉自民の実験は欺瞞に終わった事が証明されたけど,地方政界に多少の人材供給源となるかもしれませんなぁ。
選挙:長浜市長選 「財政問題第一に」 当選証書授与、藤井氏が意気込み /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100216ddlk25010497000c.html
14日の長浜市長選で初当選を果たした藤井勇治氏(59)と新市議6人の当選証書授与式が15日、長浜市役所で行われた。
当選証書を受け取った藤井氏は「責任の重さを痛感している。皆さんが私の若さと行動力に期待し、市政をチェンジさせたい思いが強かったのでは」と当選の喜びと勝因を語った。
最初に取り組む課題に財政問題を挙げ、「市には約1400億円の借金がある。こうした情報をすべて市民に開示して取り組む」と語った。
市長選の投票率は58・40%にとどまり、長浜地区(浅井、びわ地区を含む)の投票率は52・31%と今回の合併前の前回市長選を8・76ポイント下回った。藤井氏は知名度を生かし、編入合併された6町のうち5町で川島氏をリード。接戦が予想された長浜地区でもリードを広げ、大勝した。【野々口義信】
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◆長浜市長選の地区別得票数
有権者数 投票率(%) 藤井氏 川島氏 無効
長浜 63372 52.31 18658 14066 424
虎姫 4546 66.50 2585 409 29
湖北 7184 66.55 3435 1210 136
高月 8208 66.87 3622 1779 88
木之本 6784 71.34 2726 2040 74
余呉 3139 77.32 1122 1240 65
西浅井 3814 77.71 1555 1331 78
計 97047 58.40 33703 22075 894
毎日新聞 2010年2月16日 地方版
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100221ddlk26010269000c.html
追跡京都2010:3選出馬する山田知事と各党 「推薦なし」で対応模索 /京都
◇選挙母体事務長に連合会長 自民が反発、撤回要求−−民主主導に警戒も
次期知事選(3月25日告示・4月11日投開票)に向けて、山田啓二知事が今月4日、3選出馬を表明した。財界や連合京都など非共産の各種団体を基盤とし、民主党本部の相乗り禁止原則に配慮して民主・自民・公明の3党には従来の政党推薦ではなく支援を求めている。3党は対応を模索するが、特に選挙母体の人事に自民が反発し、知事側に撤回を求めている。政権交代と相乗り禁止に揺れた経過と現状を追った。【知事選取材班】
「応援しよう、(共産対非共産の)2極で戦えれば一番いいとの思いは同じと思う。府民力結集とか地域主権とか、(山田知事の)回りくどい言い方に我々がどうこう言わないのは、候補者を守っていくためだ」
府議会の正副議長と共産党以外の与党4会派の代表が10日、山田知事の選挙母体会長の立石義雄・京都商工会議所会頭、同事務長の細田一三・連合京都会長と面談。選挙母体が名称を変え、自民府連幹事長に任せてきた事務長に民主府連応援団長の細田氏を据える人事を示した。冒頭の言葉は、副議長の角替豊・公明府本部代表代行が各派の思いを代弁したものだ。各派から異論は出なかった。
山田知事の3選出馬は早くから確実視され、府議会与党会派の3党にも他の選択肢はなかった。民主は単独推薦を目指したが、府議会や京都市議会で自民が第一党の状況下で、知事が受けるはずもなかった。相乗りに積極的な自民、こだわらぬ公明は民主と知事の決断を待つ。一方で1月上旬まで、民主も自民も党推薦にこだわり、打開策は見えなかった。
告示まで2カ月を切った1月27日、危機感を抱いた選挙母体が会合を開き、山田知事に出馬を要請。知事も「2月議会で表明する。与党会派の話を聞く」と応じた。水面下で意見交換していた民主と自民の幹部は取材に「推薦なしの実質支援」を容認。2月4日に知事が出馬を表明すると、前日に知事から党推薦を受けないと説明を受けていた自民幹部らは「待ってました」と笑顔を見せ、積極的な支援を口にした。
だが、選挙母体の事務長が細田氏に決まると雰囲気は一変。発表された10日、自民幹部は取材に「了承した。我々は大人」と述べたが、府議にも反発が広がった。事務局も自民府連内から転出することになり、民主主導の印象が強まるからだ。今夏の参院選、来春の統一地方選との連動への警戒が背景にある。
別の幹部は「やる気がうせた。全くの貧乏クジだ。政権から落ちた悲哀を感じた」と嘆いた。市議団の反発は更に強く、府連幹部は「事務長人事は了承していない。支援するかどうか未定」と態度を硬化。府連として「細田氏の下では動けない」と知事側に伝えた。
「知事のおもちゃにされている」(自民府議)「ずるいわな」(公明府議)と、不満の矛先は自ら頭を下げて頼まない知事にも向かっている。
一方、民主は早々に国会議員と地方議員らが個人の立場で山田知事を支援するネットワーク設立を決定。そのまま選挙母体に加わる。府連会長・山井和則衆院議員と同幹事長・山本正府議は「国会議員の関与はデリケートな問題。選挙母体、与党会派での議論に合わせる」と配慮しつつ、自民・公明とは一線を画した活動を強調。細田氏も「相乗りと見られたくない。今までと同じことをやっていてはだめ」と話す。
選挙母体への参加の在り方を模索する自民。「一枚岩」を強調するが、府連幹事長の多賀久雄府議は「ややこしい。これまでにない初めてのケース」と吐露する。細田氏は体制づくりを急ぎつつ、自民に配慮してその方針決定を待つ姿勢だ。民主が集めてきた注目が、今度は自民に移っている。
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ようやくタビタも失職。まぁ、娑婆に出れば「一から出直します」ってことになるんだろうけど。
旅田・前和歌山市長の実刑確定 料亭借り上げで市に損害
http://www.asahi.com/national/update/0224/TKY201002240370.html
2010年2月24日19時13分
和歌山市の景勝地買収に絡んで業者からわいろを受け取ったり、料亭の借り上げ事業で市に損害を与えたりしたとして、収賄と背任の罪に問われた前市長で市議の旅田卓宗(たびた・たくそう)被告(64)の上告審で、最高裁第三小法廷(堀籠幸男裁判長)は前市長側の上告を棄却する決定をした。22日付。懲役4年、追徴金300万円とした一、二審の実刑判決が確定し、旅田前市長は市議を失職する。
公職選挙法は、公職にいた人が収賄などの罪を犯した場合、刑の執行を終えてから選挙権を5年間、被選挙権は10年間失うと規定している。このため、旅田前市長は受刑終了後も、10年間は選挙に出ることができない。
一、二審判決によると、旅田前市長は2000年8月、建設会社が所有する市内の土地を市側が4億9千万円で買い取る見返りに、元社長=贈賄罪などで有罪確定=から300万円を受領。また、同年9月には愛人関係にあった料亭の若女将(おかみ)=背任罪で有罪確定=から、観光文化施設として不当な高値で料亭を借り上げ、市に約4900万円の損害を与えた。
旅田前市長は元警察官で、県議を経て1986年に市長に初当選。03年1月に逮捕された後は、公判で一貫して無罪を主張。勾留(こうりゅう)されたまま同年4月の市議選に立候補しトップ当選。06年の市長選に落選したが、07年4月の市議選では2位の票数で再び市議になった。
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府議選とは「格下」ですね
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100224000036&genre=A2&area=K00
田中氏、無所属で府議補選へ
亀岡市選挙区出馬の意向
4月2日告示、11日投開票の京都府議亀岡市選挙区補欠選挙(欠員1)で、元衆院議員の田中英夫氏(65)が23日までに無所属で立候補する意向を固めた。
田中氏は亀岡市助役、京都府議、亀岡市長を経て、2003年衆院選で自民党元幹事長の野中広務氏の引退を受けて同党から出馬、初当選。郵政選挙となった05年の衆院選では、自民党を離党して無所属で挑んだが惜敗し、昨年夏の衆院選でも落選した。
今回の府議補選について、「ふるさとへの恩返しのために決断した」としている。田中氏は広島市出身で京都大経済学部卒。亀岡市北町在住。
同補選には、民主党新人で前亀岡市観光協会事務局長の藤村公平氏(62)、共産党新人で元府職員の原田貞藏氏(62)がすでに立候補を表明している。
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>>742
流石に旅田も終わりでしょうねぇ。
なんかキシローは随分早く復帰した感じですけど
>>743
なんと,野中直系候補が諦め?中川でも田中でもない第三の直系候補を立てる感じでしょうかねぇ??
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100224/lcl1002240007001-n1.htm
統一選をみすえ、うごめく大阪府議たち “橋下新党”の行方は? (1/2ページ)
2010.2.24 00:06
“橋下新党”の動きは広がるのか。大阪市内で府議会新会派「大阪維新の会」の結成準備会が開かれた23日、橋下徹知事は「府市再編への賛成とWTCへの本庁舎移転条例案への賛成はイコール」と2度否決された移転条例案に賛成するよう揺さぶりかけた。橋下新党の動きで最大会派の自民府議団(38人)にも動揺が広がるなか、来年春の統一地方選をみすえ、府議たちの動きが慌ただしくなってきた。
●動揺
自民府議団はこの日午前、知事提唱の府市再編構想に賛同することを全会一致で確認した。ベテラン議員は「議論は前知事時代からの積み重ね。前から賛成だった」と説明したが、この時期にあえて意思確認をした訳はそれだけではない。
別の府議によると、自民府議団内部に橋下新党に同調することを検討する議員が出始めているためだという。府議団として橋下知事への傾斜を強めることで、動揺を抑えたい意図があると分析する議員もいた。
●牽制
23日午後、自民府議団の執行部メンバーの1人が、新党に加わる会派「自民党維新の会」(6人)の府議控室を訪れた。同日夜の準備会へのオブザーバー参加を持ちかけるためだったが、返答は「きょうは発起人会。遠慮してほしい」という話だったという。
維新の会は橋下改革に賛同し、自民府議団から分裂した“橋下派”。執行部の動きに、ある若手府議は「出ていったグループに、執行部が頭を下げなくてもよかったのではないか」と批判的だった。一方、橋下新党に合流する「自民党・ローカルパーティー」(LP、5人)も自民党府議団からの分裂組。メンバーの1人は「府議団では府市再編は進まないと思い離脱した。橋下党として改革を進めたい」と力を込める。
●踏み絵
統一選を控え、高い支持率を誇る橋下知事の支援を得られるのか。新党参加が、知事応援を決める“踏み絵”だと指摘する議員も少なくない。知事は23日朝、「府市再編への賛成は、WTC移転条例案の賛成とイコール」と述べたうえで「会派と(知事支持の)グループが別々だと分かりにくい」と言及。新党に賛同なら、所属会派の離脱を求める考えも明らかにした。
府議の勢力図が流動化するなか、知事はWTC移転条例案の3度目の提出のタイミングをうかがっているのかもしれない。
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まさに予定調和
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100228ddlk26010369000c.html
2010知事選:自民府連、山田氏支援を決定 /京都
◇地方議員連盟結成、選挙母体に参加へ
自民党府連は27日、議員総会を開き、4月11日投開票の知事選で3選を目指す山田啓二氏の支援を決定した。約230人いる党所属の地方議員で議員連盟を作り、山田氏の選挙母体「希望の京都をつくる府民の会」に参加する方針。具体的な選挙対策運動は党独自で展開するという。
自民府連はもともと山田氏の出馬表明前から早々に支援を打ち出していたが、民主府連の支持団体・連合京都の細田一三会長が選挙母体事務長に就任したことに反発。だが、細田氏との間で調整会議が26日に発足し、その座長に自民府連の多賀久雄幹事長が就任したことを受けて、支援の機関決定に至った。
政党推薦を受けない山田氏のため、国会議員は議員連盟に入らないことにしたが、府連会長代行の二之湯智参院議員は「府連として快く山田さんを支えていきたい」と話した。【太田裕之】
毎日新聞 2010年2月28日 地方版
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001003010003
洲本市長選 5氏激戦 雇用や行革争点
2010年03月01日
洲本市長選と市議選(定数18)が28日告示された。市長選には無所属の新顔5人が立候補を届け出て、選挙戦になった。各候補者は選挙事務所などで選挙戦に臨む決意を披露し、街頭演説に向かうなどした。投票は7日で、即日開票される。一方、市議選には午前中に19人が届け出たが、午後5時の締め切り直前になって新顔1人が辞退。現職11人、新顔7人の無投票当選が決まった。
洲本市では、旧五色町との合併時に5万1千人を超えていた人口が4万9千人台まで減少。定住人口を増やすための雇用創出や、市税が60億円を割り込む中での行財政改革の進め方、さらに旧五色町との融和策のあり方などが争点になるとみられる。
市長選に届け出た5人は元洲本市議2人と元旧洲本市議、元旧五色町長、税理士事務所職員が各1人。
投票は7日午前7時〜午後8時、市内32カ所であり、午後9時15分から市文化体育館(同市塩屋1丁目)で開票される。
2月27日現在の選挙人名簿登録者数は4万664人(男性1万9118人、女性2万1546人)。
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◆元気な洲本の実現へ/氏田 年行氏
氏田年行氏は午前9時から、洲本市上物部2丁目の伊勢神社で支持者約400人を集め出陣式を開いた。自民党の西村康稔衆院議員の地元秘書や、親交のある徳島県鳴門市長らが支援を訴えた後、氏田氏が第一声。「4年前、市議になったときのように、洲本を元気にしていきたいという思いを実現するために立候補した。厳しい選挙だが、情熱と行動力で進んでいきたい」と声を張り上げた。
重点施策に雇用確保と市政改革を挙げ「観光、農林水産、商工業、どの分野においても、雇用の確保に全力を尽くしていきたい。財政状況の厳しい中、職員の意識の変革も求められる」と訴えた。
◆新しい選挙示したい/浜野 隆氏
浜野隆氏は午前9時、洲本市本町7丁目の自宅前で「お祭り騒ぎの選挙は税金の無駄遣い」「女性が立候補しやすいような、新しい選挙のあり方を示したい」とするコメントを読み上げた。
浜野氏は「男が作った市政の結果、残ったのは借金とハコモノだけだ」と指摘。「子育てや介護に追われる女性は、従来型の選挙には参加できない。まずはその流れを変える必要がある」として、街頭演説には立たず、選挙公報と報道対応のみの選挙活動に挑む方針を示した。「洲本でも変革が求められている。10年後には女性市長を誕生させられるよう、土台作りに取り組みたい」と意欲を語った。
◆旧市・町の心をつなぐ/竹内 通弘氏
竹内通弘氏は午前10時半から、洲本市五色町都志のバスセンター前で出陣式を開いた。矢尾田勝県議や自民党の西村康稔衆院議員の地元秘書、市議選候補、支持者ら約150人が駆けつけた。
竹内氏は第一声で「市議として2期約6年間働かせて頂いたが、洲本市の現状はうまくいっていない」と述べた。「せっかく合併したのだから、お互いの心をつなぎ、前進していくしかない」と旧洲本市と旧五色町との融合を訴えた。最後に「心温まる、愛のある政治をやらせてください」と声を張り上げた。
午後、市中心部の厳島神社でも出陣式を開き、約540人が集まった。
◆旧市長の実績を強調/砂尾 治氏
砂尾治氏は午前10時から、洲本市五色町都志の選挙事務所で出陣式を開いた。支援者ら約500人(陣営発表)が駆けつけ、応援演説に立った矢尾田勝県議は「合併による住民の不平不満を受け止め、五色地域を元気にするのは砂尾候補以外にいない」と支持を訴えた。
砂尾氏は第一声で旧五色町長としての実績を強調。「今の厳しい時代に行政の足踏みは許されない。リーダーシップを発揮し、旧洲本市と旧五色町との融和を図っていきたい」と決意を述べた。さらに市民の目線に立った行政運営を公約に挙げた。
この後、全員でガンバローコールをして気勢を上げた。
◆20年間の市政を批判/生田 進三氏
生田進三氏は市役所に近い洲本市栄町2丁目の選挙事務所前で出陣式に臨み、推薦を受ける民主党の県議らが見守った。参院議員で党県連副代表の水岡俊一氏が「多くの候補者で混沌(こん・とん)としているが、粘り強い応援で生田さんに洲本の新しい力になっていただきましょう」と支援を求めた。
生田氏は「必勝」のはちまき姿でマイクを握り、「約20年間、洲本市政は市長を応援する一部の人のための行政だった」と歴代の市政を批判。11票差で敗れた04年の旧洲本市長選に触れ、「前回の悔しさをはらし、恩返しをしたい」と声を張り上げた。最後に支持者約80人とともに「がんばるぞー」と三唱した。
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957:03/03(水) 23:44 3kP23tX1 [sage]
1994年以降の京都府知事選の結果。
共産系の門が良タマかつ準備万端であることを考えると、森川の一回目の立候補である
1998年並に惜敗率7割を伺ってもおかしくないが…3月25日告示・4月11日投票。
1994年
当選 荒巻 禎一 539952
共産 木村 万平 285614
1998年
当選 荒巻 禎一 512238
共産 森川 明_ 361864
2002年
当選 山田 啓二 482158
共産 森川 明_ 391638
無所 中川 泰宏 99144
2006年
当選 山田 啓二 514893
共産 衣笠 洋子 269740
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100303ddlk26010430000c.html
2010知事選:それぞれの思惑/上 山田氏陣営 /京都
告示(25日)が迫った知事選。3選を目指す現職の山田啓二氏(55)は過去2回と異なり政党推薦を受けない。共産を除く各党は「初めて」と戸惑いつつ支援の形を整えた。共産党府委員会などの「府民本位の新しい民主府政をつくる会」が推薦する新人で信和会京都民医連第二中央病院長、門祐輔氏(54)は昨年7月の出馬表明以来着々と準備を重ねる。それぞれの思惑を探る。【太田裕之、木下武】
◇主導権めぐり駆け引き 各党、参院・統一選にらむ
「地域主権時代の最大のパートナー。地域主権時代の選挙で大きな力になる」。支援を受ける25市町村長の会が設立された先月23日、山田氏は語った。先月4日の出馬表明から「地域のことは地域で決める」と繰り返し、政党間の争いを避けたい思いをにじませる。
医療・福祉で先駆的な施策を発信し、全国知事会で地方分権推進特別委員長を務めるなど、山田氏には地域主権のリーダーであるとの強い自負もある。
出馬を要請した団体は200を超えた。選挙母体「希望の京都をつくる府民の会」には財界や連合京都、各種業界など18の幹事団体が参加。先月半ばから各地で動き始めた。
一方、各党の支援体制づくりは遅れた。同会事務長に民主府連の“応援団長”細田一三・連合京都会長が就任して自民が反発。先月中旬から麻生純副知事が調整に動き、26日にやっと細田氏と各党の調整会議が発足し、落ち着いたかに見える。細田氏は「遅れへの不安はあるが、勝つ選挙をやる」、同会会長の立石義雄・京都商工会議所会頭は「産みの苦しみ」と語る。
民主は先月21日、国会議員を含む有志らの支援ネットワーク組織を設立。公明は同24日に府本部としての支援、自民は同27日に地方議員を中心とした府連としての支援を決めた。党推薦なしをリードした民主府連幹事長の山本正府議は「さまざまなことは乗り越え、切り替えねばならない」、調整会議座長に就いた自民府連幹事長の多賀久雄府議も「今回は初の経験で各党に戸惑いがあったが、それぞれが頑張ることは同じ」と話す。
だが、その先の今夏に控えた参院選が各党協力に微妙な影を落とす。先月27日、精華町で府南部の建設業界が主催した集会。壇上の山田氏の横に現職2人が並んだ。「民主と自民のつばぜりあいが報道されたが、私たちも知事3選のため一生懸命頑張っている」と自民・二之湯智氏がアピールすると、民主・福山哲郎氏も「知事の応援は言うに及ばず」と強調した。
改選数2の参院選京都選挙区は過去2回続けて民主と自民が議席を分け合ったが、今回は独占を狙う民主が福山氏の他に新人を擁立する。「自民をつぶすつもりだ」「新人を知事と一緒に動かす戦略だろう」と自民幹部らは警戒を強める。
国会議員(立候補予定者も含む)には車上も含め街頭で山田氏と並んでアピールさせない−−。「中立」を心掛ける細田氏が調整会議で基本方針を示した。政党色を弱めるためで自民も同調する。だが、民主は「週末に限り街頭での演説に国会議員を使いたい」と提案。結論は出ていない。「政党同士が出し抜き、抜け駆けをしてはいけない」と、公明府本部代表代行の角替豊府議は心配する。
国会議員だけではない。地方議員の念頭には来春の統一地方選がある。府議の1人は言う。「議員と名のつく者はみな必死だ。当然、党利党略も出る」
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100304ddlk26010594000c.html
2010知事選:それぞれの思惑/下 門氏陣営 /京都
◇「国政と共に府政変える」党派超えた支持拡大なるか
北区の府立体育館に設けられた舞台に信和会京都民医連第二中央病院長、門祐輔氏(54)が登壇した。「国の言いなりで構造改革を進めて生活を破壊し、市町村合併で地方の疲弊を招いた府政を転換する」。知事選(今月25日告示、4月11日投開票)に初挑戦する思いを語ると、聴衆の拍手が響き渡った。先月19日夜、約9200人が会場を埋めていた。
共産党府委員会などで作る選挙母体の「府民本位の新しい民主府政をつくる会(民主府政の会)」は、医療と福祉が争点になるとみて候補者を選考。昨年3月、水俣病患者支援や反核運動で知られた門氏に白羽の矢を立てた。出馬表明は同7月で、現職で3選を目指す山田啓二氏(55)より7カ月早かった。
「人柄や政策を訴えて知名度不足を解消するためだった」と同会の藤本雅英事務局長が振り返る。実質的な始動は衆院選後の9月だが、「出足が早かったことが成果を生んでいる」と手応えを語る。
門氏は同月以降、府内の大病院から診療所まで約250人の医師と懇談。医師不足に府立医大からの派遣で対応する府を批判し、すべての医療機関が参加する「オール京都」で医療再生に取り組むと訴えてきた。1月末には「門祐輔を推す医師の会」が発足し、入会者は今月1日現在で85人、賛同者は117人に増えた。
府内全26市町村を回り、街頭宣伝は既に100カ所超。10人の首長と面談、府の予算配分や出先機関の統廃合、市町村合併への不満がたまっているのを痛感した。女性や若者、農林漁業者と個別のミニ集会も重ね、支持拡大を図る。
門氏は「私は財界とは戦わない」「民主党の山井(和則)衆院議員に投票した人は私に」と、保守層に食い込もうとする発言も連発。藤本事務局長も「共産党だけでは勝てない。従来の共産対非共産の構図にせず、衆院選で政治に変化を求めた層をいかに取り込めるかだ」と強調する。
共産府委員会もこの思いは同じだが、その先も見すえる。先月11日の府党会議で渡辺和俊委員長は「国政も府政も変えようと訴えてこそ有権者のエネルギーに応えられる」と訴えた。今夏の参院選で新人の成宮真理子氏を擁立し、6年前に失った議席奪還を目指す共産は、門氏の演説や集会で成宮氏も前面に立てる方針だ。共産色を薄めたい同会の思惑とは一見、矛盾するが、渡辺委員長は「有権者の関心は国政にあり、府政だけの訴えでは物足りない」と話す。
19日の門氏の集会であいさつした井上哲士参院議員は、山田氏が自民、民主、公明などから実質的な相乗り支援を受けることを厳しく批判。「国政で自民にノーの審判をと訴えた民主が、自民と京都で手を組むのは道理がない。こんな府民不在の府政は変えるしかない」と訴えた。
「12年に1回、知事選後に参院選が連動する。我々に有利だ」。渡辺委員長は好条件を強調してこう続けた。「他党は地方選も一体に挑んでいる。非常に激しい政党間闘争が、すでに始まっている」【木下武、太田裕之】
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001003060003
曲がり角のベッドタウン/橋本市長選
2010年03月06日
高層マンションが並ぶ橋本市三石台
人口減■進む高齢化■合併に不満 今も
7日に告示される橋本市長選は、現職1人、新顔2人の計3人が立候補の準備を進めている。4年前に高野口町と旧橋本市が合併してできた現市では、合併直後の市長選が無投票だっため、今回が初の選挙戦となりそうだ。告示を前に市の課題を探った。(燧正典)
橋本市は北は大阪府、東は奈良県と接する県北東部の玄関口で、古くは高野山の宿場町として発展してきた。人口は大阪のベッドタウンとしての宅地開発に伴い1980年代ごろから急増。バブル期には毎年1千人を超えるペースで増えた。ところが98年をピークに減少傾向に転じ、高野口町との合併後も毎年数百人のペースで減っている。現在は約6万8千人だ。
市によると、かつて子育て世代で転入した世帯の子どもが成長して転出したり、子育てを終えた親が大阪に戻ったりするケースがある。「ベッドタウンも今や高齢化地域」(市民課)という。
こうした中、市が尽力しているのは企業誘致だ。雇用を確保して若者の定住や転入者増加を狙う。2007年に市は「企業誘致室」を設置。奨励金の充実やトップセールスなどで10社と進出協定を締結した。4社はすでに操業し、47人の地元雇用が創出された。07年末には経済産業省の「企業立地に頑張る市町村20選」の一つに選ばれている。
ただし市内の民営事業所数は96年からの10年間で約1割減少、不況でその傾向は現在も続いているとみられる。人口減にも歯止めがかかっていない。
旧高野口町との合併後の街づくりでも課題が残されている。既に4年が経過しながら、消防・救急の担当区域はいまだに二つに分かれたまま。旧高野口町区域を担当する伊都消防組合は、元々はかつらぎ、九度山、高野口の3町で構成。合併前の06年1月、組合と旧橋本市は変則的な状態の解消に努めるとの覚書を交わしているが、両町との協議は難航している。
また旧町区域では合併前、合併問題に絡んで当時の町長へのリコール運動が起きた過去も。住民の一部には合併そのものへの不満が今も渦巻く。旧町区域に住む30代の自営業男性は「役場もなくなってしまって事実上の吸収合併。合併しなければ良かった」と話す。こうした不満の解消も次期市長には求められる。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100306/wky1003060233001-n1.htm
橋本市長選、あす告示 団地の空洞化、課題に 和歌山
2010.3.6 02:32
6万8429人。和歌山県橋本市の昨年12月31日現在の人口だ。旧高野口町との合併時に比べ1225人減った。減少傾向は続き、「7万人都市」への市民の期待は遠のきつつある。
「山紫水明へのあこがれと、庭付き一戸建ての夢」と、平成7年に大阪から城山台に移住した浅井徹さん(72)。勤務先が大阪・難波で、「ドアツードア」で1時間の通勤時間も大きな魅力だった。当時は住宅開発のピークで市の人口は年間千数百人ペースで増加していた。
しかし旧橋本市の人口は10年の5万5683人をピークに減少が続いている。住宅開発から4半世紀。移住してきた家族の子供の県外流出が顕著で、団地では“リタイア夫婦”が目立つようになった。
「大阪への通勤を考えれば十分可能なベッドタウン。でも若者が好む娯楽施設はなく、ここには24時間営業のコンビニもない」と浅井さん。このままでは高齢化が進み、“団地の空洞化”を心配する。
一方、旧高野口町の人口減少も深刻だ。合併前に比べ762人の減少で、市全体の減少数の6割強を占める。大きな要因は繊維業界の衰退だ。最大600億円の出荷額を誇ったが10分の1にまで落ち込み、工場数も87%減の78になった。「閉鎖工場は住宅転用などに利用してもらえば未来の展望が開けるのでは」と、団体役員の男性(63)は打開策を訴える。
また、合併で町役場が廃止され、「(窓口業務など)行政サービスの質が落ちた」の指摘もあるが、「合併成果の判定はまだまだ先の話。というよりも、合併を選択した自分たちで“新橋本市”を築き上げていかねば」との声もあがっている。
県内で唯一、大阪、奈良両府県と接する橋本市。交通の要所で、東の玄関口と位置づけられる。地の利を生かした市政運営が課題だ。
◇
任期満了に伴う橋本市長選と市議再選挙(欠員1)は7日告示、14日投開票される。市長選には、いずれも無所属で、再選を目指す木下善之氏(74)と、医師の中塚裕久氏(49)、市議の平林崇行氏(54)の新人2人の計3人が立候補を予定しており、合併直後の前回市長選が無投票だったため初めての選挙戦になるとみられる。2日現在の有権者数は5万5617人。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1267625964208_02/news/20100303-OYT8T01120.htm
橋本市の課題
<上>医師も特養も不足
高齢化率 10年後は30%超
橋本市長選が7日告示、14日に投開票される。今のところ、現職と新人の計3人が立候補の準備を進め、市の経済活性化や医療、福祉などについて、論争を繰り広げる。選挙戦を前に、大阪府、奈良県に接し、交通の要衝として栄えた紀北の玄関口、橋本市の課題を探った。(曽我一豊)
少子高齢化が進み、健康への意識が高まるなか、橋本市東家の旧市民病院跡地(1万3000平方メートル)に、約20億9000万円をかけ、「市保健福祉センター(仮称)」を整備する計画が進んでいる。来年7月には着工、2012年10月完成する予定だ。現在、市内各地に点在している検診センターや地域包括支援センター、障害者相談センターなど、健康や福祉に関する窓口を1か所に集め、市社会福祉協議会や休日急患診療所なども移転する。NPOやボランティアの拠点となる「市民活動センター」も設置し、240台分の駐車場を確保する。
市の整備担当者は「手続きなどのために何か所も移動する必要がなくなり、市民にとって利便性が向上する」とメリットを強調する。建設には合併特例債を活用するが、市の負担は6億2700万円にのぼる。「これだけの予算があるのなら、箱ものではなく、医療、福祉施策の充実に使うべきだ」との声があるのも事実だ。
5年前に新築移転した橋本・伊都地方の医療の拠点、橋本市民病院。石井敏明管理者は「自治体運営の病院には共通の課題ですが」と前置きしたうえで、厳しい現状を明かした。昨年、医師3人が退職。1人は補充できたが、その分、患者も減り、収入も落ち込んだという。
ベッド数300に対し、入院患者数は年平均250人を下回る状態が続いており、今年1月には、ベッド数を250床に縮小した。昨年秋から、伊都医師会の内科系医師が日曜日の当直に協力、勤務医の過重労働を緩和している。「これで運営が軌道に乗り、医療サービスも向上できる」と、石井管理者。が、同病院の元看護師は、「経営面でやむを得ない部分もあるが、患者さんに早期退院をお願いすることも多かった」と明かす。
一方、特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」のベッド140床は常に満床で、350人の入所希望者が待機する状態だ。同施設は昨年夏、国から県に増床計画が提示された際、80床の増床を要望した。が、市側が「市民の介護保険料の負担が増える」と難色を示し、40床に半減させた。市幹部は「市民の理解が得られる範囲でしか、増床は認められない」という。
市の高齢化率は21%。10年後には30%を超えると予想される。同施設の堀畑光久理事長は「高齢世帯の誰かが倒れ、老々介護を余儀なくされる家庭が増えてくる。医療、介護施設の充実が必要だ」と訴える。
(2010年3月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1267625964208_02/news/20100304-OYT8T01226.htm
橋本市の課題
<下>宿泊施設にも不況の影
大規模体育館の 「利」 生かせず
南海高野線・紀見峠駅向いの高台に建つ国民宿舎「紀伊見荘」は、岩湧山に登るハイカーらでにぎわい、温泉は年間2万2000人が利用。学生の合宿などにも活用され、年間1万人が宿泊する。市民らに親しまれる施設だが、現在、閉鎖が検討されている。
土地と建物は市が所有。2006年4月から、地元の住民らでつくる地域振興協議会が指定管理者となっているが、オープンから40年がたち、施設は老朽化、温泉も温度が下がってきている。累積赤字が約2000万円あり、協議会側は、契約が切れる来年3月末で、撤退する意向を市に示している。改築工事に予算がかかるなどの事情で、市も直接運営には消極的。市商工観光課の担当者は「引き継ぐ指定管理者がいなければ、施設の存続は難しい」と話す。
市内に宿泊施設は10か所82室(327人収容)しかなく、同市市脇に、ビジネスホテル(150室)が進出する計画だが、不況でストップしたまま。橋本市には近畿でも有数の規模を誇る県立体育館があり、メーンアリーナはバレーボールなら3面、卓球なら24面がとれるが、選手や関係者の宿泊先の確保が難しく、全国規模の大会が開催できない状態だ。紀伊見荘(24室、122人)が閉鎖されると、さらに条件が悪くなるとの声も聞かれる。
市北東部に広がる企業用地「紀北橋本エコヒルズ」(約38ヘクタール)には、既に10社が市と進出協定を結び、うち3社が操業、3社が工事中だ。12年度中には目標の計20社が出そろい、300人の地元雇用を達成する勢い。その一方で、中心市街地では「テナント募集」の張り紙が目立つ。JR南海橋本駅前は、再開発事業で町家が取り壊され、更地が増えた。駅前のメーンストリート拡幅工事は手つかずの状態だ。06年の市内の事業所数は2834で、1996年と比べ、322減った。
真言宗の高僧、応其上人が紀の川に橋を架けて塩市を開き、宿場町として栄えた橋本市。大阪に近く、世界遺産・高野山の玄関口でもある。恵まれた「地の利」をどう生かすのか。ほかにも道路整備や、残る合併特例債約86億円の使い道など、今後4年間のかじ取りを託すリーダーに、問うべき課題は多い。
(2010年3月5日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001003080001
洲本市長に竹内氏 5人の混戦制す
2010年03月08日
当選した竹内通弘氏=洲本市宇原
洲本市長選が7日、投開票された。いずれも無所属の新顔5人で争われ、前市議の竹内通弘氏(64)が、前市議の氏田年行氏(41)、税理士事務所職員の浜野隆氏(46)、元五色町長の砂尾治氏(67)、元旧洲本市議の生田進三氏(47)=民主推薦=の4人を破り、初当選を果たした。当日有権者数は4万255人、投票率は61・33%だった。
竹内氏は当選が確実になると、同市宇原の事務所に姿を見せた。詰めかけた支持者らに拍手で迎えられ、バンザイを繰り返した。「与えられた重い仕事をなんとかやり遂げたい。応援してくれた方々に心からお礼申し上げたい」と喜びを語った。
今回の市長選では、再選を目指していた柳実郎市長(64)が告示の約1カ月前に、持病の悪化を理由に不出馬を発表。これを受け、新顔5人が相次いで名乗りを上げる混戦になった。
竹内氏は2月9日に立候補表明した。選挙戦では旧五色町にも連絡所を設けるなど、五色票を意識した運動を展開。「農水産業や商工業の振興などで、活力あるまちづくりを目指す」と訴え、支持を広げた。
一方、氏田氏は5候補者の中で最も早く立候補表明。若さをアピールし、教育の充実などを訴えたが支持が伸びなかった。浜野氏は告示の2日前に立候補表明した。選挙公報などで政策を訴えたが、街頭での選挙活動をしなかったのが響いた。
砂尾氏は五色町長を務めた経験を訴えて選挙戦に臨んだ。「市民の目線に立った行政運営」などを掲げたが、及ばなかった。生田氏は6年前の旧洲本市長選に続いての挑戦。行財政改革の推進を強調したが、支持が広がらなかった。
◇
合併後、2人目となる洲本市の新しい顔が決まった。
新顔5人が立候補する混戦だったが、投票率は61・33%と振るわなかった。理由の一つは同日実施予定の市議選が無投票になったことだが、柳実郎市長の突然の引退表明を受けた選挙で各候補者とも訴えを有権者に浸透しきれなかったことが大きい。市内を回っても、選挙ムードは低調だった。ある候補者は「選挙カーを走らせても、手を振ってくれる人が少ない」と、反応の鈍さを嘆いていた。
淡路島が3市体制になって4年。淡路市は神戸へのアクセスを、南あわじ市は盛んな第1次産業を武器に特色あるまちづくりを進めている。洲本市は古くから島の中心でありながら、何で勝負をするのかが見えてこない。五色町との合併時に5万1千人を超えていた人口は、1月現在で4万9千人台まで減った。若者の働き場所が少ないことも人口流出の要因だが、市の目指す方向性が見えないことも、まちの魅力を半減させていると思う。新市長には市の将来像を明確に示し、発信力を高めることを望みたい。
もう一つ大切なのは、地域事情にあった行政運営だ。旧町時代、充実した福祉で名をはせた五色地域の住民からは、合併後の行政に対する不満の声を多く耳にした。限られた予算で市民サービスを充実させることは確かに難しい。ただ、それぞれの地域が抱えた事情を考慮し、政策に反映していくことが血の通った行政と言える。まず、地域住民と対話をし、丁寧に説明していく。それが本当の「地域融合」につながるのではないか。(洲本支局長・藤本久格)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201003080023.html
辞職→再選、任期たったの19日、すぐに選挙 白浜町長
2010年3月8日
和歌山県白浜町長選が7日投開票され、任期満了直前に辞職して立候補した前町長の立谷(たちたに)誠一氏(60)が、新顔で元高校教諭の水本雄三氏(56)を破って再選を果たした。公職選挙法の規定で新たな任期は1期目と同じ25日までの19日間しかなく、近く再び町長選が告示される。
辞職のきっかけは、ごみ焼却場をめぐる地元区長らとの「言った」「言わない」の争い。町民からは「そんな理由で同じ月に2度も選挙をするのは税金の無駄遣いだ」との声も上がる。
得票は立谷氏が7741票、水本氏が6405票。当日有権者数は1万9734人、投票率は75.09%(前回79.51%)だった。立谷氏は「支持者に心配をかけたことをおわびしたい。審判を受けたので負託に応えたい」と話した。両氏とも次の町長選に立候補することを表明した。
関係者によると、町と地元地区の協定で今月末に使用期限を迎えるごみ焼却場について、立谷氏は旧白浜町長時代の2005年、地区役員に「期限延長はしない」と受け取れる発言をした。だが期限が近づくと「延長を否定したことはない」と主張し、「延長に同意するには、まず町長のおわびが必要」とする区長らと対立。「町民の信を問う」として先月、辞職した。
その後、町長職務代理者の副町長が混乱を招いたことについて区長らに陳謝し、9月末までの暫定的延長が決まった。区長の男性は「町長としての発言に責任を持ってほしかっただけで、延長の協議は拒んでいない。辞職は独り相撲だ」と批判している。
町長選の費用は1千万〜1500万円。町内の男性(67)は「辞職が必要だったか疑問。町長が努力していれば選挙は1回で済んだのでは」と話した。(三島庸孝)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100308-OYO1T00191.htm?from=top
和歌山・白浜町長選、2週間に2度…出直し選で再選 任期残り18日
町長が任期満了を前に辞職したことに伴う和歌山県白浜町の出直し町長選が7日、投開票され、前町長の立谷誠一氏(60)が新人候補を破り、当選した。公選法の首長任期の特例により、立谷氏の任期は、今月25日の満了日までわずか18日。満了日前に選挙を行う必要があるため、2週間に2度の町長選が行われる異例の事態になった。
同町では、使用期限が今月末で切れるごみの中間処理施設「町清掃センター」(同町保呂)について、期間延長に向けた事前調整で、町側と住民側の話し合いが難航。この状況が5年にわたって続いており、立谷氏は「これ以上、住民と調整するのは不可能。町民の審判を受けたい」として、2月1日に急きょ、辞表を提出。出直し選挙が行われることになり、日程は満了選挙で予定していた3月7日を充てた。
全国町村会(東京)によると、出直し選から任期満了までの最短記録のデータはないというが、担当者は「ひと月に2度も町長選が行われるのは、聞いたことがない」としている。
選挙戦は、新人の元高校教諭水本雄三氏(56)との一騎打ちとなり、立谷氏はごみ処理施設使用延長の経緯を説明、水本氏は「辞職は無責任」と批判したが、立谷氏が知名度を生かして7741票を獲得、約1300票差で勝利した。この当選により、町選管は、任期満了に伴う投開票を今月20〜22日の間に行う方向で調整に入る。選挙には、1500万〜2000万円の費用を見込んでいるという。
立谷氏はこれまで、「住民と協議を続けながら選挙活動を行うのは困難と判断し、いったん辞職した」と話していた。当選後、「この負託に応えて精いっぱい頑張っていきたい」と話し、次の選挙にも立候補する意向を表明した。水本氏も「時間がなく、アピールが足りなかった。捲土(けんど)重来を期したい」と次の選挙に出馬する決意を述べた。
喫茶店経営の男性(65)は「なぜ、辞職したのか、なぜ、任期満了ではだめだったのか、今でもわからない。町民不在の選挙で、町民の審判は、次の選挙結果をみなければわからないのではないか」と首をかしげる。会社役員の女性(48)は「選挙を2度やるのは無駄という人もいるが、辞職により、ごみ処理場問題を知ることができた。争い事を超えて、町が結束する一歩にすべきだ」と話した。
佐々木信夫・中央大教授(地方自治論)の話「政策が思い通りにならないからといって、辞職して選挙に持ち込むという手法が乱用されるのなら、税金の使い道からも問題になるだろう。今回のケースは、任期満了に伴う選挙で信を問えばよかったのではないか」
首長任期の特例 公選法259条の2は、首長の辞職に伴う選挙で、その首長自身が当選した時、選挙がなかったものと見なすと規定している。当選した首長の残り任期は選挙前と変わらず、満了に伴って再び選挙が行われる。
(2010年3月8日 読売新聞)
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こんなの許されるんですかねぇ。
合併でもそうだけど任期が100日以内とか期限区切ってそれ以下は職務代行者を置いて選出はしないとかにしないとあかんのちゃうか。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100308ddlk28010194000c.html
選挙:洲本市長選 市長に新人竹内氏 /兵庫
任期満了に伴う洲本市長選は7日投開票され、前市議会副議長の竹内通弘氏(64)が、前市議の氏田年行氏(41)▽税理士事務所次長の浜野隆氏(46)▽旧五色町長の砂尾治氏(67)▽福祉用具販売会社社長の生田進三氏(47)=民主推薦=の4人を破り、初当選を果たした。当日有権者数は4万255人、投票率は61・33%(前回無投票)だった。
再選を目指した柳実郎市長(64)が健康上の理由で立候補断念したことを受け、新人5人が相次いで立候補を表明。竹内氏はいち早く名乗りを上げるとともに、大票田の大野連合町内会の推薦を受けて、市内全域で手厚い選挙戦を展開。幅広く支持を獲得した。
竹内氏の初当選が決まると、同市宇原の事務所には支援者が多数駆けつけ、竹内氏を囲んで万歳を三唱した。竹内氏は4年間の市政のかじとりについて、「市民と積極的に対話を進め、市民一人一人がお互いに思いやりやゆとりが持てるような心温まる市にしていきたい」と強調。「雇用創出や産業振興、定住・交流人口の増加などを図り、若者が喜んで定住できるような活力あるまちにしていきたい」と抱負を述べた。【登口修】
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◆開票結果=選管最終発表
当 6867 竹内通弘 64 無新
6170 砂尾治 67 無新
5753 氏田年行 41 無新
4771 生田進三 47 無新
731 浜野隆 46 無新
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竹内通弘(たけうち・みちひろ) 64 無新(1)
農業[歴]農業土木コンサルタント会社営業所長▽大野連合町内会長▽市副議長▽大阪経大
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/shiga/report/news/20100309ddlk25010489000c.html
現場から記者リポート
長浜市長選で藤井氏初当選 衆院選での知名度決め手 /滋賀
◇合併6町のうち5町で現職上回る
◇市域拡大で選挙事務混乱も 見直し作業急げ
今年1月、湖北地方6町を編入合併した新長浜市。先月の市長選では前衆院議員の藤井勇治氏が初当選し、新市政がスタートした。予想以上の差がついた市長選を振り返りながら、合併でマンモス化した同市の選挙事務の課題などを検証した。【野々口義信】
藤井氏が1万1000票以上の差を付けて現職を破った2月の市長選。東浅井郡2町、伊香郡4町の編入合併を成し遂げた当時の川島信也市長は昨年9月の市議会で「合併の責任を果たす」と出馬表明し、事実上の選挙戦をスタートさせた。
藤井氏は、同年8月の衆院選で涙をのんだ後、周囲の強い要請に応えて市長選に立候補したが、出馬表明は告示が迫った12月24日のクリスマスイブ。国政復帰か、市政への転身か、迷った末の決断だったといえる。
市長選には、元助役など他にも数人の名前が浮かんでは消えていった。民主党では年末になって旧湖北町の元女性職員の名が挙がったが、正式決定に至らず断念。共産党も動きをみせず、結局、両氏の一騎打ちとなった。
同市では、川島氏が91年秋の旧長浜市長選で初当選した後、当落を繰り返し、この20年間で2期連続当選したケースはなく、川島氏を軸に市を二分する形での選挙戦が続いてきた。
今回勝利した藤井氏は、大票田の長浜市内のほか、合併した6町のうち旧余呉町を除く5町を制し、勝利に結びつけた。合併によって拡大した市域が衆院選の選挙区と重なり、2回の衆院選を経験した知名度が優位に働き、出遅れを挽回(ばんかい)。選挙戦であからさまな川島市政批判を避けたのも奏功した。
川島氏には、6町側の合併要請を自らのリーダーシップで成し遂げたという自負があったと思われ、選挙戦では「6町と交わした合併協議の結果を実現させる」と訴えた。旧町の首長や議員らの支持を取り付けたが、浸透せず、悲願の連続当選は果たせなかった。
一方、合併後初の市長選は市議増員選も同時に実施され、選挙の執行体制にも課題を残した。市域拡大に伴い、投票所数は4年前の市長選時の56カ所から134カ所に増加。旧高月町の第78投票所(高月小)で有権者数が3293人に上る一方、旧木之本町の第84投票所(音羽集会所)では22人と、有権者数にばらつきが出た。
また、市議増員選と市長選で開票所は7カ所に分散され、最終投票率の確認発表が開票作業の開始直前までずれ込んだほか、中間発表が遅れるなど集計作業も手間取った。
市選管は、投票所数や投票区などの見直し作業を急ぐが、夏の参院選や知事選、市議選まで時間的な余裕はなく「当面は現行通り実施せざるを得ない」という。ただ、開票作業は法的に望ましいとされる1カ所に集約する予定だ。
同市の中井正彦総務課長は「開票所の市民体育館は市南部にあり、北部から投票箱を運ぶのに時間がかかる。市中央部に開票作業に十分な施設を確保できるかどうか」と頭を悩ませる。合併の余波は依然残されたままだ。
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http://www.nara-np.co.jp/20100310095929.html
公明が変質か - 追求姿勢、転換【奈良市 ホテル用地産廃処理問題】
2010年3月10日 奈良新聞
JR奈良駅西側のホテル誘致事業の失敗で、「責任を取る」として奈良市の藤原昭・前市長が、次期市長選への不出馬表明して9日で満1年が経過。当時から状況の進展が全くなく、疑惑が一層深まっている中で、事業用地の産業廃棄物処理費1億6500万円が、5日開会した3月定例市議会の補正予算案としてまたまた計上された。これまで一貫して問題視してきた公明党議員団(山中益敏幹事長、7人)が、他会派から「寝返ったのではないか」と指摘されるほどあいまいな姿勢となり、清潔政党を標榜する同党に対し、党員、支持者からも疑問の声が上がっている。こうした中で一部議員が暗躍し、金銭をめぐる情報も飛び交うなど、同問題の行方が注目される。
藤原前市長時代にも駅前ホテル建設問題に対しては、処理費用について議会側は厳しく対処してきた。背景の不透明さが解明されないまま、石炭ガラの処理費がクローズアップされた。藤原前市長が不出馬に追い込まれるほど複雑な背景があっただけに、「3大ゼロ宣言」を掲げた仲川元庸市長の誕生により問題解決が期待されたが、状況は依然として変わっていない。議会側も、市長選と同時に行われた市議選後の改選議会でも、この処理費問題に注文をつけてきた。 …
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20100314-OYT8T00037.htm
ホーム>地域>京都
山田氏支援 民主に勢い
政権交代 2010 知事選 影響くっきり
25日に告示が迫った知事選(4月11日投開票)では、政権交代を受け、政党の力関係が変化している。現職の山田啓二氏(55)を支援する政党の中では、前回の知事選までは自民党が主導権を握っていたが、今回は民主党が積極的で、13日の集会でも民主党国会議員がずらりと並び、自民党国会議員は欠席が目立った。一方、医師門祐輔氏(54)を推薦する共産党は、今夏の参院選をにらんで応援を繰り広げており、14日には志位委員長が駆けつける。
左京区で13日に行われた山田氏の選挙母体「希望の京都をつくる府民の会」の総決起集会。壇上に並んだ民主党国会議員7人が次々に紹介されたあと、自民党1人、公明党1人と続いた。出席した自民党員の男性は「情けない。民主の独壇場だ」と憤り、自民党府議は「前回の知事選までは自民が中心だったが、民主に母屋を取られた」と話した。
山田氏は2月4日に3選への出馬を表明した際、「一党一派に偏らず、府民の力を結集したい」とし、前回選までは相乗りで推薦を受けていた民主、自民、公明などの政党に推薦を求めなかった。従来の選挙母体は自民党府連幹事長が事務長を務めていた。今回、山田氏の意向をふまえ、地元経済界や業界団体が同会を結成した。
ところが、事務長に民主党の支持団体、連合京都の細田一三会長が就任したため、自民党側が強く反発。山田氏側が調整し、細田事務長と府議会与党会派の代表が選挙の実務を話し合う「調整会議」を同会内に設置、座長に自民党府連幹事長が就くことで合意した。ただ、演説の計画案などを巡って今も確執が続く。
参院選に向け、存在感を示したい両党の思惑が背景にあり、政党関係者からも「それぞれの政党の面目を保つために、これまでの相乗りと変わらない形になってしまった。府民にはわかりにくいだろう」と自嘲(じちょう)する声がある。
一方、共産党は14日、下京区の京都タワーホテル前で街頭演説会を開き、志位委員長と門氏、参院選の立候補予定者がマイクを握る。
前回の知事選で、志位委員長が同党推薦候補の応援のため京都入りしたのは告示の2日後だった。府内で参院選と知事選が同じ年に行われるのは1998年以来12年ぶりで、渡辺和俊・府委員長は「告示前に来てもらうことで知事選を盛り上げ、参院選の勢いにつなげられれば」と話す。
門氏の選挙母体「府民本位の新しい民主府政をつくる会」の藤本雅英・事務局長は志位委員長の来援について「後押ししてくれる共産党府委員会の結束が強まる」と歓迎。そのうえで、「有権者には『共産対非共産』の構図ではなく、あくまで政策で判断してもらいたい」と話し、支持の拡大を目指すとしている。
(2010年3月14日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100314ddlk26010244000c.html
2010知事選:山田氏の選挙母体、支持求め決起集会 始動の遅れに危機感も /京都
4月11日投開票の知事選で3選を目指す山田啓二氏(55)の選挙母体「希望の京都をつくる府民の会」が13日、左京区の国立京都国際会館で総決起集会を開いた。府議会の与党4会派代表や府内首長、国会議員ら約2500人が参加。2期8年の実績を挙げて支持拡大を求めたが、7カ月早く出馬表明した新人の門祐輔氏(54)への危機感も訴えた。
与党会派代表の多賀久雄・自民党府連幹事長が「1期目は鳥インフルエンザや台風23号などの危機に対処し、2期目は京都ならではの少人数教育や地域力再生プロジェクト、公募型公共事業が生まれた」と紹介。「次の4年も山田氏に託す以外にない」と訴えた。
門川大作・京都市長は「市町村長にとって身近な存在」と強調。来賓の麻生渡・全国知事会長(福岡県知事)も「地方分権、地域主権の戦略・作戦を考える中心人物。知事会でも大きな信頼を得ている」と称賛した。山田氏は「福祉安心型社会を再構築したい。府民のみなさんと力を合わせれば未来の扉は開ける」と支持を求めた。
一方で、「希望の京都」会長の立石義雄・京都商工会議所会頭は門氏の名前が広く浸透しているとして、「投票率が低くなれば安定した組織票を持つ相手候補に有利」と指摘。事務長の細田一三・連合京都会長も「現時点では完全に負けている。今日を機に支援の輪を広げていただきたい」と締めくくった。
また、今回は政党推薦を受けないため、出席した国会議員(民主7▽自民1▽公明1)のあいさつはなかった。【太田裕之】
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選挙:橋本市長選 新市初の選挙戦、木下さんが再選 行政手腕を評価 /和歌山
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100315ddlk30010189000c.html
任期満了に伴う橋本市長選は14日投開票され、現職の木下善之氏(74)=無所属=が、前市議の平林崇行氏(54)=同=と医師の中塚裕久氏(49)=同=の新人2人を抑え、再選を果たした。投票率は54・83%だった。06年3月の前回は無投票、05年5月の旧橋本市長選は62・45%だった。当日有権者数は5万5186人(男2万5857人、女2万9329人)。
旧高野口町との合併直後の前回選が無投票だったため、新市としては初めての選挙戦だった。
事務所で支持者らの歓声と拍手に包まれた木下氏は、「国道371号バイパスの早期開通など都市基盤の整備、地域産業の振興や企業誘致など活性化に努める。ごみの減量化など経費削減を図り、子育て支援や高齢者福祉などに充てる」と話した。高齢など不安材料を抱えた選挙戦だったが、企業誘致や保健福祉センターの建設着手などの実績を強調。堅実な行政手腕が評価され、逃げ切った。
平林氏は、「橋本市の無駄を斬(き)る」として事業仕分けなどによる行政改革を公約、保健福祉センターを無駄の象徴とするなど変革を主張したが、受け入れられなかった。中塚氏は、医師の経験を強調し、救急体制の強化など市民病院の改革、在宅療養や施設療養への支援を訴えたが、及ばなかった。【上鶴弘志】
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木下善之(きのした・よしゆき) 74 無現(2)
県下水道公社理事長▽市体育協会長[歴]市農協理事▽市議5期▽県議3期▽農業講習所
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◆開票結果
◇橋本市=選管最終発表
当 15464 木下善之 74 無現
8721 平林崇行 54 無新
5681 中塚裕久 49 無新
毎日新聞 2010年3月15日 地方版
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100317-OYO1T00179.htm?from=main1
合併5日前、「市長代理決まらない」…新「近江八幡市」
滋賀県近江八幡市と安土町が合併し、21日に発足する新「近江八幡市」の市長代理を務める職務執行者が、16日現在、まだ決まっていない。合併を推進した近江八幡市長の冨士谷英正氏と、合併に反対する安土町長の大林宏氏が互いに“自薦”し、譲らないためだ。折り合いがつかなければ、地方自治法施行令に基づき嘉田由紀子知事が決めることになる。総務省によると、合併で発足した自治体の職務執行者を知事が決めたケースはないという。
施行令では、合併後に新首長が誕生するまでの間、関係自治体の首長が協議して職務執行者を決めるよう定めている。今回は4月25日投開票の市長選までの約1か月間、計218の条例案を専決する必要がある。
職務執行者は、選挙に立候補しない首長が就任することが多い。市長選には、冨士谷氏が出馬を表明しており、通例なら大林氏が務めることになる。
だが、大林氏は合併を推進した前町長のリコール(解職請求)を展開し、昨年10月の出直し町長選で当選した経緯がある。冨士谷氏は「法定合併協議会から職員を一時引きあげたこともあり、任せられない」と主張。これに対し、大林氏は、冨士谷氏が職務執行者となると、市長選告示と同時に失職するため、選挙期間中はさらに代理が必要な点を指摘。「代理を置くぐらいなら私がやる」と話す。
合併停止案可決、安土町議会
一方、リコール(解散請求)成立に伴う出直し町議選(定数10)で、合併反対派が過半数を占めた安土町議会は16日、反対派から議員提案された合併停止決議案を賛成多数で可決した。
いったん決まった合併に議会が待ったをかけるのは全国で初めてだが、両市町の合併は官報告示されているため覆らない。
新市発足後、分離・独立する「分立(ぶんりゅう)」という方法もあるが、新議会(定数30)の過半数の賛成が必要で、近年行われた例はない。
(2010年3月17日 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2010/03/19/20100319-021778.php
2010年3月19日
堀田氏が出馬表明 豊中市長選
4月18日告示、25日投開票の豊中市長選に、元会社員で市民団体支部長、堀田明美氏(60)が18日、無所属で立候補することを明らかにした。出馬表明は再選を目指す浅利敬一郎市長(64)に続き2人目。
共産などでつくる「あかるい豊中市政をつくる会」が擁立する。市役所で記者会見した堀田氏は、国民健康保険料や介護保険料の軽減や保育所定員の拡充、中小事業所を対象にした市独自の融資制度などを基本政策に掲げた。
橋下徹知事が廃止を訴えている大阪(伊丹)空港については「今のままでよい」と、現行の枠内での存続を強調。「浅利市長が知事から『卑怯(ひきょう)』と非難されても何も反論しないのはおかしい」と述べ、存続の主張を発信していく考えを示した。
堀田氏は同志社女子大卒。鉄鋼会社に勤務経験があり、現在は市民団体「新日本婦人の会」豊中支部長などを務めている。
橋下知事は先月、伊丹廃港を唱える候補が現れた場合の対応を問われ、「若く生きのいい政治家が出てくるのを期待するが、知事をしながら選挙応援をするのは難しい」と述べている。
(2010年3月19日 07:50)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=186423
熱気帯び後半戦へ 再戦の白浜町長選挙
任期満了に伴う和歌山県白浜町の町長選挙が後半戦に入った。22日の投票日に向け、立候補している元高校教諭で新顔の水本雄三氏(56)=無所属=と、現職の立谷誠一氏(60)=無所属=の両陣営の動きは、日ごとに熱気を帯びている。短期間で2度目の一騎打ちとなったことで「戦況が読めない難しい状況。最後まで気を抜けない」とする陣営幹部の声も。それぞれ訴えや票の上積みに懸命だ。
水本陣営 「支持の広がり感じる」
「前回より格段に活気がある。事務所への人の出入りが多くなり、支持の広がりを感じる」。出直し選挙からわずか10日後に告示された同じ顔ぶれによる選挙戦だが、陣営幹部は好感触という。
告示直前になり、選挙事務所とは別に日置と富田に連絡所ができた。「『なっとかせなあかん』と地元の皆さんが立ち上がってくれた」
告示後、毎日、選挙カーでの街宣中、約30カ所で街頭演説をする。夜には集会を開く。声をからし、町政の信頼回復や情報公開による身近な行政の実現を訴えている。
20日は旧白浜町で活動し、夜には堅田の細野会館や富田の芝生会館で集会を開く。最終の21日は町内全域を回った後、旧白浜町の中心街を歩く。玉置公良衆院議員や町議らが応援する。
立谷陣営 「白浜の命運握る選挙」
「事務所への人の出入りは前回より多く、応援も多い。白浜の命運を握る選挙。何としても負けられない」と陣営幹部。手応えを感じつつも、緊張感を高めている。
街頭演説は随所で実施。「生活に希望を」と取り組み方針を訴えるとともに、地域のニーズや状況に合わせて臨機応変の演説内容を展開し、現職の強みを発揮している。
選挙カーは期間中に旧白浜町内を3巡半、旧日置川町内を1巡半する予定で、フル稼働。票固めと支持の拡大に全力投球している。
20日は大江康弘参院議員と栄の紀南農協Aコープあぜみち店近くなどで演説、夜は栄の農業研修会館で集会。21日は夕方から練り歩く予定だが、場所は未定。夜は十九渕の町児童館で集会を開く。町議も応援に立つ予定。(2010年03月19日更新)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001003200001
宇陀市、合併格差 どう解消
2010年03月20日
◆「地域協議会」に不信感
宇陀市長選が21日、告示される。大宇陀町、菟田野(うたの)町、榛原(はいばら)町、室生村の4町村の合併で誕生してから4年。旧町村住民の要望をくみ取るための「地域協議会」が設けられたが、住民の声を市政に反映させる場とは必ずしもなっていないようだ。周辺部と中心部との合併格差をどう解消するか。課題は重い。(土肥修一)
「いくら質問したり、主張したりしても、市に聞いてもらえなかった」。菟田野地域協議会のある委員は力なく嘆息した。
▽住民の声届かず「報告会」に
委員が指摘するのは、菟田野区古市場(ふるいちば)に建設中の「ワールドメイプルパーク」のこと。廃校となった小学校跡地(約9900平方メートル)に約1千本のカエデを展示・販売する施設で、菟田野町時代に計画された。総事業費は2億1200万円。半分を国からの交付金で、残りを市が合併特例債を発行して賄う。
事業は、地元住民でつくる菟田野地域協議会で度々議題にあがり、一部の委員が必要性に疑問を呈した。だが市は、国からの交付金が出たことや事業が動き出していることなどを理由に昨年末に着工。2013年4月に開業する予定だ。
「完成後の管理費がどれほどかかるかの説明もない。これでは協議会を開いている意味が感じられない」。委員は憤りを示した。
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菟田野地域協議会と同様の組織は、大宇陀、榛原、室生の各地域自治区にも作られた。地域自治区は、住民の意向を反映させるため、合併特例法で旧市町村に設置が認められたものだ。協議会の委員は各区11〜14人。公共的団体の代表や学識経験者らの中から市が選んだボランティアで、これまで9〜12回の会議が開かれた。
ただ、いずれの協議会も市の「報告会」の場となっているのが現状だ。
榛原地域協議会委員の稗田睦子さん(65)は「市の総合計画など説明を受けるだけで、それも事後報告ばかり。意見を述べても、反映された実感はない」。ある委員は「住民に説明をした、という理由作りをしたいだけではないのか」と不信感を募らせる。
こうした状況に市企画課の担当者は「行政改革の最中で、住民に諮ったり、要望を聞いたりする事業自体がない」というものの、「地域協議会をうまく活用できていないのは確か」と認める。
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他府県を見ると、地域協議会を活用し、行政を活性化させた例もある。
05年に14市町村が合併した新潟県上越市。同市に13(09年10月からは28)ある地域協議会の委員は原則選挙で選ばれ、5年間で計782回の会議を開いた。市の施策の諮問を受け、市に意見書を提出したほか、合併前に決まっていたケーブルテレビ導入について、コストや利便性から光ファイバーの方が優れていると委員が指摘し、市が方針転換したこともあった。
菟田野地域協議会長の峯山久恵さん(61)は「委員を公募制にし、幅広い年代の住民を入れるべきだ。厳しい財政の時こそ、地元をよく知る住民の意見を行政に生かしてほしい」と求める。
地方自治に詳しい奈良女子大の沢井勝名誉教授(地方自治論)は「委員を公募制にするのはもちろん、住民に積極的に情報を開示し、活発な議論ができる場にしなければならない。行政だけですべてができる時代ではなく、地域が自立しないともたない。地域で頑張る人々の声を聞いて励ますことのできる、新しいリーダーが求められる」と指摘する。
合併特例法による宇陀市の地域自治区の設置期限は来年3月末まで。地域協議会の今後は新市長に委ねられる。
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>>767
http://www.asahi.com/politics/update/0320/OSK201003200117.html
合併「新市長」どっちがやるの? 最後は知事裁定で決定2010年3月20日21時17分
滋賀県の近江八幡市と安土町が合併して誕生する新・近江八幡市の市長職務執行者が合併前日の20日、嘉田由紀子知事の裁定で冨士谷英正・近江八幡市長に決まった。合併に反対する大林宏・安土町長と、新市の市長選に立候補表明している冨士谷市長の協議がまとまらず、全国初の知事裁定による決着という事態になった。
安土町はリコール運動により合併推進の町長や町議会を解職・解散させるなど、住民投票や選挙で合併反対の意思を示してきた。職務執行者は4月下旬に予定される市長選で新市長が決まるまで務めるが、選挙に立候補すると執行者の代理を立てる必要が出てくる。冨士谷市長は「合併反対の町長には任せられない」、大林町長は「選挙に立たない首長が務めるのが通例」と協議は平行線のままだった。
嘉田知事は、冨士谷市長を選んだ理由を「市長としての経験」とコメントを発表。冨士谷市長は「知事から良識あるご判断をいただけた。全力で職務にあたる」。大林町長は「結果には従うが、市長選告示で失職し最後まで務められない人が執行者になるのは疑問」と話した。
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>>758
そして今回は結果が逆になりました、とさ。
結果は結果ですからしゃーないですけどねぇ。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100323ddlk30010173000c.html
選挙:白浜町長選 水本氏が初当選 193票差、半月前再選の現職破る /和歌山
任期満了に伴う白浜町長選は22日投開票され、元高校教諭で新人の水本雄三氏(56)=無所属=が現職の立谷誠一氏(60)=同=を破り、初当選を果たした。2度の選挙を招いた立谷氏の辞職への批判を追い風に、知名度不足を跳ね返した。当日有権者数は1万9714人(男9051人、女1万663人)、投票率は68・14%(前回75・09%)だった。【吉野茂毅、山中尚登、藤顕一郎】
水本氏は「負託に応えるため情報公開を進め、透明・公平で明るく元気な町政を目指します」などと語った。準備不足と知名度の低さが足かせになり、7日の1度目の選挙で涙をのんだが、今回は告示当初から雪辱を期す支持者で活気に満ち、反立谷票を取り込んだ。町長在職中の退職金の全額返納▽中学生までの医療費の段階的無料化など、厳しい世相や身近な声を映した「5つの目標15の約束」も浮動票をつかんだ。
◇真摯に受け止める
敗れた立谷氏は「結果を真摯(しんし)に受け止める。ネガティブな情報を流された。(2回の選挙は)計算した訳ではない。敗因ではあるだろう」と語った。
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◇開票結果=選管最終発表
当 6728 水本雄三 56 無新
6535 立谷誠一 60 無現
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水本雄三(みずもと・ゆうぞう) 56 無新(1)
紀南文化財研究会員[歴]田辺工高教諭▽立正大院中退
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001003230001
異例の再戦に批判票/白浜町長選
2010年03月23日
■水本氏初当選
異例の半月後の再戦となった白浜町長選は、新顔の逆転勝利で幕を閉じた。22日夜に白浜会館で開票された結果、元高校教諭で無所属新顔の水本雄三氏(56)が、7日の出直し選で再選された無所属現職の立谷誠一氏(60)を破り初当選を果たした。投票率は68.14%(前回75.09%)。当日有権者数は1万9714人。
千畳敷近くにある水本氏の事務所に当選の一報が入ると、支持者から歓声が上がった。万歳を繰り返した水本氏は「皆様からいただいた良識を大切にしていく。公平・公正で透明性を高めた日本一の白浜町にします」と話した。取材に対し「(立谷氏は)任期を全うすべきだという思いが町民にあった」と語った。
水本氏は出直し選で立谷氏に1339票差で敗れたが、今回の選挙では「2度の選挙は税金の無駄遣い」などと立谷氏の手法への批判も展開した。また事実上半月あまりに及んだ選挙戦の中で知名度不足をはね返し、旧日置川町地域などにも運動が広がった。出直し選と同様に、町長の退職金返上などの公約を訴えた。
町内にあるごみ焼却場(清掃センター)の使用期限延長についての地元の保呂区との協議をめぐり、立谷氏が2月に辞職。今月7日の出直し選で返り咲いた立谷氏の任期が、公職選挙法の規定で25日までの19日間しかないため、わずか15日後に同じ顔ぶれで投票が行われた。
ごみ焼却場の使用期限については、立谷氏の辞職後の2月27日、町長職務代理者の副町長と保呂区が半年間の延長で合意。交渉に当たった広畑実副町長は出直し選で立谷氏が返り咲いた直後の9日、「区切りがついた」として辞職している。10月以降どうするかはまだ解決していない。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100325000033&genre=A2&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年03月25日(木)
滋賀県会の自民会派一本化へ
半年ぶり最大勢力に
滋賀県議会の会派「自民党・真政会」(13人)と「自民党・湖翔クラブ」(6人)は24日、4月1日付で湖翔クラブが真政会に合流することで合意した。真政会は第1会派の「民主党・県民ネットワーク」(16人)を上回り、昨年9月の湖翔クラブ分裂以来、約半年ぶりに自民系会派が最大会派に返り咲く見通しとなった。
会派一本化により、自民党は夏の参院選に向け挙党態勢の構築を目指す。参院選と同時期にある知事選で独自候補擁立の機運が高まる可能性も出てきた。
自民党会派は衆院選直後の昨年9月、会派運営をめぐる対立などで当時最大会派(19人)だった湖翔クラブから11人が大量離脱し、別会派の2人を加えて真政会を結成した。
しかし、会派が分裂した状態で参院選などを迎えることを疑問視したり、4月の県議会役員改選で自民党県議が議長ポストを得るため最大会派となる必要性を指摘する声が上がっていた。
関係者によると、両会派は2月中旬から交渉を開始し、代表者3人ずつで話を進めてきた。31日に両会派が会見して会派一本化を発表する予定。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001003250002
自民2会派 統一へ/県議会で最大会派に
2010年03月25日
昨夏の衆院選後に分裂した県議会の自民党系会派「自民党・真政会」(13人)と「自民党・湖翔クラブ」(6人)は24日、改めて会派を統一することで合意した。湖翔クラブは解散し、真政会は県議会最大会派となる見通し。来年度の議長選や今夏の参院選と知事選に向け、挙党態勢づくりが必要と判断したという。
党関係者によると、会派統一の動きは2月県議会の会期中に本格化し、両会派の代表者が協議を重ねてきた。湖翔クラブ側は両会派が解散して新会派を立ち上げる案を主張したが、真政会内で反対論が根強く、湖翔クラブが解散し真政会に合流する形で決着した。
衆院選直後の昨年9月、県議会の最大会派だった湖翔クラブ」(19人)から、若手県議を中心に13人が執行部の会派運営に反発するなどして離脱。そのうち11人が別の自民系会派と合流し、新会派の真政会を結成し、県議会で民主党・県民ネットワーク(16人)に次ぐ第2会派となっていた。(高久潤)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100325-OYO1T00660.htm?from=main3
自民若手府議3人が離団届…橋下新党へ合流検討
大阪府議会の最大会派・自民党府議団(38人)の若手府議3人が25日、会派離団届を提出した。3人は、すでに同党府議団を離脱している11人とともに、橋下徹知事が唱える府と大阪市の再編構想に賛同し、4月に知事をトップに旗揚げする地域政党「大阪維新の会」への合流を検討している。
府議の1人は、読売新聞の取材に、「自民党府議団は意思決定に時間がかかり過ぎ、知事とともに府市再編を実現する好機を逃してしまう」と説明。関係者によると、ほかにも同党府議団の若手数人が離団する可能性があるという。
(2010年3月25日 読売新聞)
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自民若手府議3人が離団届…橋下新党へ合流検討
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/1115-1116n
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分裂3度目、自民府議3人離脱 「橋下新党」に含み
2010.3.25 13:40
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1191859439/1117
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100326-OYO1T00227.htm?from=main2
伊丹空港の存廃、豊中市長選の争点に…廃港派市議立候補へ
大阪(伊丹)空港の地元・大阪府豊中市の市長選(4月25日投開票)で、市議の松岡信道氏(29)が25日、無所属で立候補する意向を明らかにした。「伊丹の廃港は中長期的な検討課題」との考えを示しており、伊丹廃港を唱える橋下徹知事に支援を要請するという。市長選にはすでに、いずれも伊丹存続を主張する現職の浅利敬一郎市長(64)と、市民団体役員の堀田明美氏(60)の無所属2人が出馬表明しており、伊丹空港の存廃問題が争点として急浮上しそうだ。
同日の市議会後、報道陣の取材に出馬の意思を示した松岡氏は、将来的な伊丹廃港もあり得るとし、住民投票で市の方針を決める考えを打ち出した。松岡氏は市議会の無所属系会派に所属し、1期目。26日に正式に出馬表明する。
一方、再選を目指す浅利氏は「現にあるストック(空港)を生かしていくのが首長の責任」と主張し、市議会与党の民主、自民、公明、社民各党から支援を受ける見通し。新日本婦人の会豊中支部長で、共産党などでつくる団体が擁立する堀田氏は「伊丹はもうかっている。日本でも優秀な空港だ」としている。
同市長選を巡り、橋下知事はこれまで「伊丹廃港を掲げる候補者が出てきてもいいんじゃないか」などと発言。ただ松岡氏を支援するかについては、この日、報道陣に「空港以外のことも考えて判断しないといけない。(松岡氏が)正式表明してからコメントしたい」と述べるにとどめた。
橋下知事は4月上旬に浅利氏と空港問題をテーマに意見交換する予定。特定の候補を支援するかは、これらも踏まえて判断するとみられる。
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伊丹空港を巡り、25日、豊中市議会は「存続」、大阪府箕面市議会は「中長期的な廃港」を求める決議案をそれぞれ可決した。
(2010年3月26日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001003260002
「伊丹」存続か廃港か豊中と箕面が対立決議
2010年03月26日
大阪(伊丹)空港の存廃をめぐって25日、空港を抱える豊中市と隣接する箕面市の両議会が、それぞれ「存続」「廃港」とする正反対の決議を賛成多数で可決した。大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)のメンバーで意見が分かれる形になった。
箕面市議会では、伊丹空港の「中長期的な廃港」を求める決議を賛成多数(15対9)で可決した。「地域の交通手段としての利便性という小異を捨て、関西圏の活性化という大同につき議論すべきだ」として、伊丹の中長期的な廃港や関空へのアクセス改善などを国と府に求めた。
市議会は昨年6月、伊丹空港を「経済、文化、社会発展のため、極めて重要な施設」とし、利便性の確保を国に求める意見書を全会一致で決議しているが、それから9カ月で廃港にかじを切った。この日、一部市議からは「対立を生むような決議をすべきでない」という意見も出た。
知事は2月、北大阪急行の千里中央駅から箕面市への延伸計画について、「議会が伊丹廃港を決議すれば延伸の話を進める」と発言しているが、決議後、決議を提案した西田隆一議員(公明)は「北急延伸とのバーターを狙ったものではない」と強調した。
一方、伊丹空港を抱える豊中市議会は、伊丹空港の存続を支持する決議を全会一致で可決。決議では伊丹空港を「人、物、情報が集まる重要な社会資源」と位置づけ、「今後とも環境・安全対策に十分配慮することはもとより、より積極的に空港の活性化に取り組む」としている。
決議後、浅利敬一郎市長は「市議会と同じ認識だ。今後とも空港を生かしたまち作りに取り組みたい」と話し、箕面市議会の決議には「これまで11市協でまとまってきたので意外だ」と牽制(けんせい)した。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100326ddlk25010441000c.html
県議会:自民会派、再統一へ−−参院選・知事選向け /滋賀
衆院選後の昨年9月に分裂した県議会(定数47)の自民党会派「自民党・湖翔クラブ」(6人)と「自民党・真政会」(13人)が、再び統一する方向で協議がまとまった。来月1日の合流を目指す。
湖翔クラブは19人の最大会派だったが、県内小選挙区で全敗した昨年8月の衆院選後、11人が離脱。別の自民系会派と合流し真政会を結成した。この結果、最大会派は民主党・県民ネットワーク(16人)となり、4月にある県議会議長選や来年の統一地方選を見据え、「分裂は他を利するだけ」との声が出ていた。
複数の県議によると、両会派は1月から協議を始め、湖翔クラブが真政会に合流する形で話がまとまった。湖翔クラブの議員の一人は「参院選と知事選に向け一丸となって勝負すべきだ」と話している。【安部拓輝】
毎日新聞 2010年3月26日 地方版
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20100326ddlk27010358000c.html
府議会:会派離脱、相次ぐ 自民3人・民主1人、「ワン大阪」に賛意 /大阪
府議会の最大会派・自民(38人)に所属する若手府議3人が25日、同会派に離脱届を提出した。橋下徹知事が提唱する府と大阪市の再編構想「ワン大阪」に対し、賛同の意思を強く示すのが目的。第2会派・民主(24人)からも同日までに1人が離脱。橋下知事を中心とする政治グループ「大阪維新の会」(仮称)への参加を表明するなど、府議選を1年後に控え、混乱が続いている。【福田隆】
離脱したのは、自民が西野弘一、西野修平、西田薫各府議、民主が中野隆司府議。いずれも当選1、2期目の若手で、橋下知事の考えに強く賛同している。
自民系の3人は25日午後、府庁内で会見。西野弘一府議は「ワン大阪構想を進める方向性は同じだが、『今が最後のチャンス』という感覚に(会派との)違いがあった」と離脱の理由を述べた。自民党を離党せず、近く新会派「ひとつの大阪」を立ち上げる。また、橋下グループへの参加について「現段階ではコメントできないが、(グループの中核となる)会派が迎えてくれれば、喜んでやらせてほしい」と意欲を見せた。
離脱は26日の会派総会で正式に決定する見通しで、自民としては昨年4月、10月に続く所属議員の離脱となる。毎日新聞 2010年3月26日 地方版
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100325/lcl1003252234014-n1.htm
「今が最初で最後のチャンス」自民会派離団の大阪府議が会見
2010.3.25 22:34
大阪府議会の自民党府議団に離団届を提出した府議3人が25日、記者会見を開き、新グループ「ひとつの大阪」を立ち上げたことを明かした。今後は、自民党籍は残したままで、橋下徹知事の主張する府と大阪市の再編の実現を目指して活動していくという。
離団したのは西野弘一、西野修平、西田薫の3議員。離団理由について、3人は「自民も府市再編の方向性はほぼ同じだが、思いに濃淡がある」「(橋下知事の誕生で)実現可能性が高まった。今が最初で最後のチャンスと思い離団を決めた」と説明した。
また、4月に橋下知事に近い府議らが旗揚げする「大阪維新の会」との連携については、西野弘一議員は「考えは同じ方向」としながらも「正式な呼びかけはなく、答えられない」とした。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002812852.shtml
明石市長選、泉氏が立候補検討 現職の動向にらむ
夏の参院選で、みんなの党が北口寛人明石市長に兵庫選挙区への立候補を打診したことを受け、元衆議院議員で弁護士の泉房穂氏(46)=明石市天文町=が、北口市長が参院選に転出した場合に行われる同市長選に立候補する意向を、周囲に伝えていたことが25日、分かった。神戸新聞社の取材に泉氏は「北口市長の決断を待った上で、態度を明らかにしたい」と述べた。
泉氏は明石市出身。東大教育学部卒業後、NHKディレクターなどを経て1997年、弁護士登録した。2003年の衆院選に民主党公認で兵庫2区(神戸市兵庫、北、長田区)から立候補し、比例で復活当選。05年の衆院選に落選した後は、明石市を拠点に弁護士、社会福祉士として活動している。
北口市長の任期は来年4月までだが、参院選立候補に伴い辞職した場合は、参院選との同日選など市長選の日程が早まることになる。
北口市長は25日、神戸新聞社の取材に「参院選に立候補するかどうか、まだ意思は固まっていない」と発言。ただ、泉氏は市長選が任期満了に伴う来春の実施となっても立候補を検討していくという。
同市長選をめぐってはほかに目立った立候補の動きはない。(森本尚樹)
(2010/03/26 09:56)
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「突進していく集団に」“橋下新党”準備会
2010.3.26 23:31
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1222283633/255
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http://www.wbs.co.jp/news.html?p=11630
2010年3月27日(土) 12:30
榎本・岩出市議が転落事故で死亡
岩出市の市議会議員で榎本陽治(えのもと・ようじ)さんが、きのう(26日)夜、車を運転中に川へ転落し、まもなく死亡が確認されました。59才でした。
岩出警察署の調べによりますと、きのう(26日)午後6時前、紀の川市神通(じんづう)の県道で、岩出市野上野(のじょの)の岩出市議会議員・榎本陽治さん59才が運転する軽乗用車がカーブを曲がりきれず、およそ15メートル下の川に転落しました。転落の瞬間を目撃した対向車の51才の男性が110番通報し、榎本さんはすぐに紀の川市内の病院へ運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。現場は大阪府との府県境に近い県道にある
片側1車線の右カーブで、ガードレールはありませんでした。榎本さんは、岩出市の総務部長などを経て、去年1月に行われた市議会議員選挙に立候補し、トップで初当選しました。
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>>770
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001003290003
宇陀市長に竹内氏
2010年03月29日
初当選を決め、バンザイする竹内幹郎氏=宇陀市榛原区上井足
●宇陀市長選開票結果
【当】 12,174 竹内 幹郎(61) 無・新
9,904 玉岡 武(66) 無・新
=確定得票
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◆初当選、変革の訴え実る
宇陀市長選は28日投開票され、新顔で前市議の竹内幹郎氏(61)=無所属=が、同じく新顔で前市議会議長の玉岡武氏(66)=同=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万252人。投票率は76・94%(前回は58・47%)だった。
大宇陀町、菟田野町、榛原町、室生村の4町村が合併し、同市が誕生してから4年。厳しい財政が続く中、地域内の振興や行財政改革への取り組みが主な争点となったが、変革を訴えた竹内氏が一騎打ちの激しい選挙戦を制した。
竹内氏は、市長の報酬3割減や市事業のゼロからの見直し、小学生までの入院医療費無料化、産業振興などを公約に掲げた。「これまでの無為無策で市の借金が膨らんだ」と前市政を批判。行財政改革の推進を前面に押し出して、選挙戦を展開した。
連日、各地域で個人演説会を開いたほか、榛原駅前などでの街頭演説を精力的にこなし、幅広い層に支持を伸ばした。
玉岡氏は昨年12月、「宇陀のかじ取りを決めるのに無投票はいけない」と立候補を表明。前市政の継承を訴え、市商工会など各種団体の推薦や前田禎郎・前市長や地元県議らの支援を受けたが、及ばなかった。
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◇新市議16人決まる
現職14人、前職1人、新顔5人の計20人が争った宇陀市議選(定数16)も28日、投開票された。投票率は76・95%(前回は79・08%)だった。
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大阪市議2補選に「橋下新党」候補 知事が擁立に意欲
大阪府の橋下徹知事は29日、今夏の参院選に大阪市議2人が立候補を予定していることに伴って実施見込みの二つの市議補選に、
府と大阪市の再編を掲げる“橋下新党”の候補者を擁立する考えを明らかにした。「(議席を)取らなきゃいけない。そこで負けてしまえば
一気に前に進む力は弱まる。両方勝たなきゃいけない」と報道陣に語った。
参院選に立候補を予定しているのは、大阪市福島区、生野区選出の市議。
知事が4月に立ち上げる地域政党「大阪維新の会」は市議会の過半数獲得を目標としており、補選が初の選挙戦となりそうだ。
http://www.asahi.com/politics/update/0329/OSK201003290074.html
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>>16-17
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002825061.shtml
西宮市長が辞意 体調問題が深刻化、関係者協議へ
西宮市の山田知市長(76)が体力の衰えなどを理由に、任期途中での辞任の意向を周囲に示していることが30日、複数の関係者の話で分かった。同日午後にも関係者らで協議し、判断するという。
山田市長は2009年初めごろから体調不良が続いていた。同年5月末には両目の白内障の手術を受けたほか、11月には肺がんの治療のため入院。今年1月に退院して職務に復帰し、3月議会に出席したが、一般質問のあった3日には発熱のため午前中の本会議を欠席した。
関係者らによると、山田市長は現在、職務遂行に問題のある健康状態ではないが、新年度予算が成立したことや、今後の体調の悪化なども考慮したという。
山田市長は1956年、同市に採用され、財政局長などを経て市教育長に就任。2000年に任期途中で引退を表明した馬場順三前市長の後継として市長選に立候補し、初当選。08年11月の市長選では高齢批判をかわし、自民、公明、民主、社民の推薦を受け、5人の新人を抑えて大差で3選を果たした。
(広畑千春)
(2010/03/30 16:10)
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????
http://www.sankei-kansai.com/2010/03/31/20100331-022228.php
2010年3月31日
泉南市議辞職の小山氏、自ら補選出馬へ
泉南市選管は30日、市議の議員辞職に伴う市議補選(欠員1)を、市長選と同じ4月18日告示、25日投開票の日程で行うと発表した。
小山広明氏(67)が26日付で辞職したことに伴う選挙。市長選に出馬表明した別の市議が告示10日前までに辞職しなければ市議補選は行われない見通しだったが、小山氏は「欠員が出れば市民の権利が失われる」として、補選実施を目的に辞職したうえで、改めて補選に立候補するという。
(2010年3月31日 08:02)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100331000106&genre=A2&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年03月31日(水)
ネットつぶやき、どこまでOK?
京都府知事選 「想定外」選管困惑
短文をネットに投稿する交流サイト「ツイッター」が、京都府知事選(4月11日投開票)で争っている両陣営の選対関係者の間で話題になっている。公職選挙法は選挙活動での利用を禁止しているが、一般市民が「演説を聞いた」「かっこいい」といった事実や感想をつぶやく場合、どこまで許されるのか、明確な基準はない。府選管は「売名行為なら違反となるが、見分けるのは難しい」と、困惑している。
「京都・宇治で山田啓二知事の集会に参加しました」−。京都選出の参院議員は3月中旬、ツイッターにこう書き込んだ。市民に政治を身近に感じてもらおうと日に数回、活動を報告している。「自分の政治活動として集会に参加したなど客観的事実は違法とは思わない」と話し、告示後も削除せず、選挙中も報告は続けるという。
門祐輔候補の支持者も告示前「門先生の演説会がありました」など、活動報告を書き込んできた。しかし告示後は「弁護士に、更新しなければ問題ないのではと言われたが、何かあれば迷惑がかかるので、履歴も削除した」という。
総務省によると、候補者や支援団体のホームページやブログは政治活動に利用できるが、告示後は選挙活動とみなされ、基本的には更新できない。ツイッターも同じ原則だ。
今回の知事選では、告示直前からツイッター上での一般市民の「つぶやき」が増えている。中には、両候補の政策の賛否や当落予想、人物についての評価も書き込まれている。
府選管は「公選法はネット社会を想定していない。一般的には個人の感想なら違反ではない。支持拡大を意識した書き込みならば、売名行為に当たるが、判別するのはなかなか難しい」としている。
≪ツイッター≫
身の回りの出来事や関心ある情報などを140字以内で投稿するインターネットサービス。2006年に米国で始まった。リアルタイムで更新でき、若者を中心に利用が急増している。登録が必要だが利用は無料。個人の情報発信力が拡大し、世論への影響力も増しつつある。
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>>791
欠員を2にして補選実施の為の議員辞職か。辞職した本人がそのまま補選出馬とは。
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「補選やるため」
別の市議辞職
泉南 来月市長選 出馬予定の市議に 「辞職促す」
泉南市の小山広明(67)が26日付で議員辞職をした。4月18日告示、25日投開票の市長選に合わせ、市議補選(被選挙数1)を実施するため、としている。
市長選には現職の向井通彦市長(68)と、新顔の田畑仁市議(33)が立候補の準備を進めているが、田畑市議が告示10日前までに議員辞職しなければ、田畑氏の欠員を埋める市議補選は実施されない見通しだった。
小山氏は辞職理由について『補選が行われずに欠員が出れば、市民の権利が失われることになる。自らが辞職をすることで補選が確実に行われるようにし、田畑議員に告示前の辞職を促したい」としている。小山氏は市議補選に立候補する意向という。(千葉正義)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002827289.shtml
5月にも西宮市長選か 山田氏辞意で
西宮市の山田知市長(76)が辞意を周囲に示したことをめぐり、与党会派や後援会幹部らが30日午後、協議し「市長の意向を尊重する」ことで一致、今後の対応などについて調整に入った。
一方、山田市長はこの日午後、神戸新聞社などの取材に対して「時が来ればお話しする。現段階ではノーコメント」と答えた。
地方自治法の規定では市長が辞職する場合、20日前までに市会議長に辞職届を提出するか、議会の同意が必要。公職選挙法は、選挙管理委員会が議長から市長の辞職届を受理した後、50日以内に選挙を行うよう定めている。
関係者によると、市長が早い時期に辞任した場合、市会の日程などから市長選は5月後半の投開票が有力視されるという。
(広畑千春)
(2010/03/31 10:22)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100331000200&genre=A1&area=S00
Kyoto Shimbun 2010年03月31日(水)
自民党・真政会、県会第一会派に
湖翔クラブ解散、1日付で合流
滋賀県議会の第二会派「自民党・真政会」(13人)と第三会派「自民党・湖翔クラブ」(6人)は31日、湖翔クラブが解散して真政会に合流することを正式に発表した。合流は4月1日付。無所属の辻村克議長も加わるため、真政会は20人となり、約半年ぶりに自民党会派が県議会の第一会派となる。
自民党会派をめぐっては昨年9月、当時19人だった湖翔クラブから会派運営などに不満を抱く11人が離脱、別会派の2人も加わり真政会を結成した。このため、16人の「民主党・県民ネットワーク」が第一会派となっていた。
真政会の宇賀武代表は31日の記者会見で、「7月(予定)の参院選と知事選を控え、党員党友から会派が割れていては議席奪還は不可能と要請を受けてきた」と説明した。湖翔クラブの山田尚夫代表は「大人になって一つになる。政治の世界は数が重要だ」と話した。
自民党は分裂により、県内市町から要望を聞き取る恒例の会合が開催できず、県議会に提出される議案への対応でも調整に時間を要した。両会派は今年に入り、参院選、知事選への対応に加え、4月の県議会役員改選での議長ポスト獲得を視野に、水面下で合流交渉を続けてきた。
知事選への対応について、自民党県連の世古正幹事長は「統一会派になってから真剣に議論する。今は白紙だ」とした。
自民党・真政会、民主党・県民ネットワーク以外の会派構成は▽対話の会・びわこねっと4人▽共産党県議団3人▽公明党2人▽無所属2人となる。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100401-OYO8T00306.htm?from=tokusyu
大阪府議会…橋下新党22人参加へ自民5人が合流意向、民主・公明に勢力匹敵
大阪府の橋下徹知事の肝いりで1日結成される、府議会(定数112)の新会派「大阪維新の会」を巡り、最大会派・自民党(35人)から新たに若手5人が離団、合流する意向を固めたことがわかった。「橋下党」とも言える新会派はこれで22人でスタートすることになり、第2会派の民主党(4月から23人)、公明党(23人)に匹敵する勢力となる見通し。
複数の議会関係者によると、5人は1日に自民党会派からの離団と大阪維新の会入りを表明する。いずれも橋下知事が唱える府と大阪市の再編構想などに賛同しているという。同会に参加する22人の出身会派の内訳は、自民党系4会派19人、民主党1人、諸派2人。
自民党には、ほかにも離団を模索する動きがあり、同会の勢力はさらに拡大する可能性もある。
4月中旬には橋下知事をトップとする同名の政治団体(地域政党)も発足。来春の統一選で府議会、大阪市議会の過半数獲得を目指すとしており、今夏の参院選に大阪市議2人が出馬するのに伴う同市議補選(福島、生野両区)にも候補者を擁立する方針。
(2010年4月1日 読売新聞)
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県議会:自民2会派統一、20人に 知事選対応は「白紙」 /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100401ddlk25010630000c.html
県議会の自民党会派、真政会(13人)と湖翔クラブ(6人)は31日会見し、4月1日付で両会派を統一すると発表した。湖翔クラブが解散して真政会に合流、無所属の辻村克議長も加わり20人の最大会派となる。湖翔クラブの山田尚夫代表は「参院選や知事選を控え大人の判断をしようと決意した」と話した。
湖翔クラブは衆院選後の昨年9月に19人のうち11人が離脱。別の会派と合流して真政会を結成した。両会派の「感情的な対立」は残ったままとされるが、4月26日には県議会の正副議長選があり、山田代表は「政治の世界は数が重要。大同小異で一つになる中で払しょくされるはず」と述べた。知事選の対応について、真政会の世古正・同党県連幹事長は「全く白紙。統一会派として結論を早急にまとめたい」と話した。【安部拓輝】
毎日新聞 2010年4月1日 地方版
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100401/CK2010040102000012.html?ref=rank
県議会、自民会派が再統一 真政会に合流、参院選「議席奪還を」
2010年4月1日
県議会(定数47)の自民会派の湖翔クラブ(6人)は1日付で会派を解散し昨年9月に分裂した真政会(13人)に合流し、最大会派になる。31日に会見した真政会の宇賀武代表は「参院選を控え、会派が2つでは議席奪還は不可能。何があっても参院選に勝利しなければならない」と決意を述べた。
真政会は無所属の辻村克議長も加わり20人となり、民主・県民ネットワーク(16人)を上回る。
会見には4月下旬の議長選まで代表を続ける宇賀氏らが臨んだ。宇賀氏は「(分裂した)6カ月で両会派とも反省をして今日を迎えている。大同小異の考えで真政会としてスタートした」と一本化を強調した。
半年前に湖翔クから真政会が分かれる際に「理解できない」と反発した湖翔クの山田尚夫氏は会見で「今後、交流を深めていく中で理解のできなかった部分が解消されるだろう」と見通した。
新会派には嘉田由紀子知事の政策に考えの近い県議から距離を置く県議までがいる。世古正氏は知事選対応には「統一会派になってから議論する。今の段階では白紙。これから意見を一本にまとめたい」と強調した。会見にはこのほか、佐野高典氏も出席した。
真政会への湖翔クラブ合流を発表する(左から)世古、宇賀、佐野、山田の各県議=県庁で
真政会は、昨年8月の総選挙後に19人で第1会派だった湖翔クラブから11人が離脱し、別の自民系会派湖政会の2人と合流し結成。湖翔クラブはさらに辻村議長ら2人が離脱し6人になっていた。
(小西数紀)
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/2010040101001073.htm
大阪市長が橋下新党批判 「知事の仕事ではない」
大阪府の橋下徹知事が代表となり、賛同する府議らが参加して府と大阪市の解体・再編を目指す“新党”が結成されることについて、大阪市の平松邦夫市長は1日の記者会見で「知事の仕事かと言えば、今の時点では違うと言わざるを得ない」と批判した。
市長は「私は目の前に山積する課題を解決するために市長をやっている。行政の長と政治家という部分を峻別するべきで、その区別ができないような府議会や知事の動きだ」と指摘した。
夏の参院選に大阪市議2人が出馬することに伴い実施される市議補選に、橋下知事が候補擁立の意向を示していることについては「未確定要素が強すぎる」と述べるにとどめた。
2010年04月01日木曜日
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/100402/20100402024.html
“橋下派”22人新会派 府議会都構想実現へ決起
2010年4月2日
大阪府の橋下徹知事が実現を目指す府と大阪市の解体・再編による「大阪都構想」に賛同する大阪府議会の議員有志22人が1日、新会派「大阪維新の会」を結成した。新会派は、橋下知事が代表に就任予定で、今月中旬にも立ち上がる見通しのローカルパーティー(地域政党)の中核に位置付けられ、府議会内では自民(30人)、民主(23人)、公明(23人)に次ぐ第4勢力となる。
「大阪維新の会」は、「自民党・ローカルパーティー」(5人)と「自民党・維新の会」(6人)の自民系2会派、自民党府議団を離団した8人、民主党府議団を離れた1人、諸派2人の計22人で結成。代表には浅田均議員、幹事長は松井一郎議員、政調会長に大橋一功議員がそれぞれ就任した。
この日府庁で新会派結成で会見した浅田代表は「大阪は最悪の状態。非常に優れたリーダー、橋下徹氏を中心に大阪が復活できる最後のチャンス」と大阪都構想の実現を旗頭に来春の統一地方選(府議選)に臨む考えを説明した。
一方で高い支持率を得て人気のある橋下知事への“すり寄り”という批判が出ていることについて、松井幹事長は「人気にあやかるというよりも、知事のパワーと一緒に大阪を変える」と政策重視の会派を強調した。
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>>水面下では既に、元県議や元国会議員らが、立候補に向けた動きを見せている。
2000年の市長選 http://www.senkyo.janjan.jp/election/2000/28/00002513.html で敗れた大前繁雄やおたかさんの秘書だった友成信也のことか?
山田西宮市長が辞職 「来月16日投開票」有力
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002830470.shtml
体力の衰えなどから周囲に辞意を伝えていた西宮市の山田知市長(76)が1日午後、田中渡市会議長に退任願を提出し、受理された。議会閉会中のため、地方自治法の規定により、山田市長は21日午前0時で失職する。
市選管に対し、田中議長は1日、市長の退任願を通知した。公職選挙法に基づき、後任を決める選挙は5月21日までの実施となり、市会などの日程から「5月9日告示、同16日投開票」が有力という。
水面下では既に、元県議や元国会議員らが、立候補に向けた動きを見せている。後任が決まるまでは、河野昌弘副市長が職務代理者を務める予定という。
記者会見 http://www.youtube.com/watch?v=ZHuKvwEKFjg で山田市長は「体力が回復せず、公務をこなせる状況にないと判断した」と説明。任期途中での辞任に「無念であり、市民には申し訳ない」と頭を下げた。
山田市長は1956年、同市に採用され、財政局長などを経て市教育長に就任。2000年に前市長の後継として市長選に立候補し、初当選。08年11月の市長選では自民、公明、民主、社民の推薦を受け、3選を果たした。
(広畑千春)
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100402ddlk26010577000c.html
きょうの競:府議補選・亀岡市選挙区、三つどもえへ /京都
◇元衆院議員、再挑戦で波紋
◇元自民・民主・共産、激戦の様相
2日告示、11日投開票の府議補選亀岡市選挙区(改選数1)に元自民党衆院議員の田中英夫氏(66)が無所属で立候補する。府議、市長から衆院議員に上り詰めたが、再選を目指した05年の郵政選挙は156票差で「刺客」に敗れ、昨夏の衆院選は民主旋風に吹き飛ばされた。数奇な運命だが、支持者には「衆院議員として応援してきた」との戸惑いも。“2段階”逆戻りの今回、民主党公認の元同市観光協会事務局長、藤村公平氏(63)▽共産党公認の元府職員、原田貞蔵氏(62)との激戦の行方は−−。【太田裕之】
「経過はいろいろあるが決断した。理解を得るよう努力したい」。3月24日夜、田中氏は後援会支部の会合で支持者約70人に頭を下げ「元気な亀岡をつくりたい」と意欲を述べた。補選は協力関係にあった府議の死去に伴うもの。府議の後援会から出馬を要請され、2月26日に表明した。
田中氏は91年、府議になり、2期目途中で市長に転身。野中広務・自民党元幹事長の後継に選ばれ、03年に衆院選京都4区で初当選した。だが、郵政選挙と呼ばれた05年衆院選では郵政民営化に反対して無所属で立ち、市内で2万7573票(得票率53%)を集めたものの刺客の中川泰宏氏に惜敗。09年衆院選では更に票を増やしたが、民主党への大風を受け落選した。同情の声は多い。
一方で自民支持層を割った混乱への批判もある。今回は中川氏系の自民党亀岡支部も「田中氏は実績のある人物。保守分裂は続けられない」(堤松男支部長)として擁立を断念した。田中氏は「若い候補者を探してきた」と言うが、昨秋から田中氏出馬のうわさが流れ、誰も手を上げられなかったとも。24日の会合でも市議の1人が「何で今さらとの意見も多くある」と言及した。
これに対し、民主の藤村氏は今年1月に立候補表明。高島屋での38年間の勤務経験を背景に「亀岡の特産品や観光資源を売り込む営業マンになる」と訴える。
今月22日の時局講演会には前原誠司国土交通相も姿を見せ、700人余りを集めた。藤村氏は田中氏を意識しないよう心がけ「亀岡が元気になるための変化が求められている。潮目が変わったと手応えを感じる」と話す。民主は知事選で国会議員が露出しない分、亀岡の戦いに力を注ぐことになりそうだ。
2月1日に表明した共産の原田氏は今年1月まで南丹広域振興局に勤務。「44年間の在籍で府政を知り尽くしている。雇用と医療に力を入れ、地域経済と古里を再生したい」とアピール。知事選と連動し「共に府政をチェンジしよう」と呼び掛ける。
陣営は田中氏について「手ごわいが、自民党の国会議員だった人物。自公政権退場で政治が前に進もうとしているのを元に戻すのかと問える」と指摘。「民主も国民の期待通りではない。勝つ展望は十分にある」と見ている。
気になるのは投票率。「田中氏支持者が投票をためらい、知事選まで下がるのでは」との声も。田中氏も「知事選は元々低く、今回も下がる恐れがある。影響を受ければ厳しい」と危機感を募らせる。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100405000015&genre=A2&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年04月05日(月)
参院選投票先 自民18.1%首位
府知事選で本社世論調査
京都府知事選に伴い京都新聞社が3日までの3日間に実施した世論調査によると、夏の参院選で投票先に考えている政党は、自民党が18・1%でトップとなり、政権与党の民主党を4・3ポイント上回った。昨年の衆院選で民主に投票した人は41・2%を占めたが、政権発足から約7カ月で「政治とカネ」や沖縄・普天間基地移設問題などを抱える民主への期待がしぼみ、無党派化している実態が浮き彫りになった。
■民主減速 支持層、進む無党派化
参院選で投票先に考えている政党は、自民18・1%に次いで民主13・8%、共産党6・3%、その他の政党・政治団体6・3%だった。「決めていない」と答えた人は過半数の52・2%に上った。
一方、昨年の衆院選の投票先は民主41・2%、自民22・7%、共産8・2%、社民党0・9%、その他の政党・政治団体4・9%。
参院選で自民への投票を考えている人は衆院選時より4・6ポイント減ったものの、民主はさらに大きい27・4ポイントの下げ幅となった。
参院選京都選挙区(改選数2)で民主は議席独占に向け、初めて2人の公認候補を決定したばかり。2人目の人選をめぐり、府連内では当初、自民に加えて共産が一定の勢力を持つ選挙区事情を踏まえ「共倒れ」を懸念する声が上がっていただけに、調査結果は厳しい戦いになる見通しを裏付けた。今後、民主が公約実現などでどこまで支持を回復できるかが焦点になる。
一方、衆院選で民主に投票した人のうち、参院選でも民主を投票先に選んだ人は3割にとどまった。6割近くが「決めていない」としており、自民がその受け皿とならず「無党派化」が進んでいる状況がうかがえた。みんなの党や、自民党を離党した与謝野馨氏らの新党が参院選で、そうした無党派層の受け皿になるかも注目される。
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橋下新党が多数派工作 大阪市議に加入勧誘
2010.4.6 00:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100406/lcl1004060012000-n1.htm
大阪府の橋下徹知事に賛同する議員らが結成する地域政党「大阪維新の会」への加入を促すため、橋下知事らが5日夜、大阪市浪速区で大阪市議らと会談し、新党への参加を求めた。会談を終えた橋下知事は「率直な意見交換ができ、白熱した議論もできた。ぜひ合流してもらいたい」と述べた。
この日の会合には、自民党系大阪市議9人、橋下知事、府議会会派「大阪維新の会」に所属する府議らが出席した。橋下知事が、府市再編構想についてイメージを説明し、意見交換。市議から「来春の統一選ではなく、次々回の選挙から府市再編を訴えてはどうか」との声も上がったというが、橋下知事は「そんなに待てない。来年を逃すと5年後になる」と答えたという。
出席した府議は「今後も継続して議論を行いたい」と話したが、参加市議の1人は「忙しい知事が時間をかけて説明してくれたことはありがたいが、選挙で勝てばそれで良いという考え方はどうかと思う。地域政党の発足時から参加するのは現実的ではない」と慎重姿勢を崩さなかった。
橋下新党をめぐっては、府議会の新会派が今月1日、22人の府議をメンバーに発足。今月19日には、橋下知事を代表にした地域政党「大阪維新の会」を設立する予定で、府議だけでなく、大阪市議や堺市議といった政令市議らへの参加も呼びかけている。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100407000036&genre=A2&area=K00
Kyoto Shimbun 2010年04月07日(水)
国会議員の応援 違い鮮明に
11日投開票の京都府知事選
11日投開票の京都府知事選で、新人の門祐輔候補(54)と、現職の山田啓二候補(56)をそれぞれ推す国会議員の応援態勢が大きく異なっている。門選対は推薦する共産党の国会議員が積極的に街頭に立つ一方、山田選対は国会議員の露出を控え「政党色」を薄めており、地元府市議が中心になって街頭活動を展開している。
山田選対は、知事与党の自民、民主、公明各党の推薦を求めなかったため、「政党色」の強い国会議員を街頭に立たせない戦略を貫く。国政与野党による「相乗り」批判をかわす狙いもあり、選挙車に同乗するのは地元の地方議員や首長らに限っている。
特に京都市内では、各行政区の府市議も所属政党の議員数に合わせて持ち時間を決め、それぞれ別の日に街頭活動を担当する徹底ぶり。市内の自民党府議は「各党の地方議員が一緒に選挙車に乗れば地域を細かく回れるのに…。別々では時間が細切れになる上、区内を一通り車で走る必要があるので、どうしても訴えが薄くなる」と明かす。
個人演説会では、各政党が主催する会場に国会議員も姿を見せる。自民、民主両党の国会議員はそれぞれの府市議が集めた支持者を前に「われわれが街頭に立てないために、選挙が盛り上がりに欠けている。どうか皆さんの力で支持を広げて」と苦しい訴えを展開し、理解を求めている。
一方、門候補が3日に京都市北区で行った街頭演説。「門さんを知事に押し上げるため、一回りも二回りも支援の輪を広げていただきたい」。共産党の市田忠義書記局長が弁士に立ち、買い物客に府政の転換を訴えた。
門選対はこの日をはじめ、地元の穀田恵二国会対策委員長や井上哲士参院国対委員長ら共産党国会議員を数日おきに投入し、共産支持層を固めている。「国政を前に進める全国注目の選挙だと府民に印象づける狙い」(選対幹部)と言い、8日には志位和夫委員長も京都入りする。
共産党府委の渡辺和俊委員長は「自民党の国会議員は『共産党は門候補の裏に隠れている』と批判しているようだが、堂々と横に立っている」と強調する。さらに過去の知事選とは様変わりした相手候補の対応に「やっていることは相乗り隠し。結果的に政党の動きが鈍くなり、失敗している」と指摘する。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100407ddlk25010412000c.html
選挙:知事選 自民、候補擁立見送りへ 県連、数人に要請も不調で /滋賀
自民党県連が7月19日任期満了の知事選への候補擁立を見送る方向で調整に入ったことが6日、党関係者への取材で分かった。県内外の複数の政治家らに出馬を打診したが、いずれも不調に終わったという。近く役員会を開き、再選を目指す嘉田由紀子知事(59)への対応方針を話し合う。
関係者によると、大津市内で同日あった県連役員会で、県議らが知事選への対応を協議。県連幹部が、有力視していた国会議員を含む数人に出馬を要請したが不調に終わり、「申し上げられる人はいない」と報告した。県議からは「新たな候補を見つけるのは困難」という声が出たという。県連は近く開く役員会で、嘉田知事を支持するか自主投票とするかを協議する。
分裂していた県議会の自民党会派は1日に合流し、知事選と参院選に向けた協議を始めたばかり。知事選には、嘉田知事が再選出馬を表明したほか、共産党などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」が候補擁立を進めている。【安部拓輝】
毎日新聞 2010年4月7日 地方版
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>>806
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100407ddlk26010485000c.html
2010知事選:浮かび上がる陣営の思惑 両候補に応援弁士 /京都
11日投開票の知事選では、共産党推薦の新人で医師の門祐輔(54)▽民主、自民、公明から府レベルで実質的な支援を受け3選を目指す現職の山田啓二(56)の両候補の陣営が、さまざまな人物を応援弁士に立てている。その顔ぶれに、陣営や各党の思惑が浮かび上がる。【小川信、太田裕之】
◇「党頼み」はしない−−門候補陣営
門候補の陣営では候補者本人が時間の制約から回りにくい府北部を中心に、推薦を受ける共産党の穀田恵二国対委員長ら国会議員を演説会などに投入。党幹部では他に市田忠義書記局長が9日に応援に駆けつける他、8日には志位和夫・党委員長が右京区と宇治市で門候補と街頭演説を予定している。
また、医師である門候補は白衣姿でも街頭演説に臨んでいるが、演説会でも病院の院長らも弁士として登場。弁護士や労働組合関係者、俳優らさまざまな職業の人が演説するのが特徴だ。
陣営幹部は「共産党の支援は大変ありがたいが、『共産党頼み』の選挙戦はしていない」と強調。「門氏は医師という安心感があって人柄も良く、幅広い層から支持を得ていると日々実感している。今後は無党派層などに投票を呼びかけ、支援の輪をさらに広げていきたい」と語る。
一方、今夏の参院選に立候補する共産党新人の成宮真理子氏も演説会などに出席しているが、同党は「2人セット」のアピールを抑制。ある党関係者は「知事選と参院選は別物。知事選での勝利を目指しており、成宮氏はあくまでも知事選の応援弁士」と説明する。
◇党別に演説会開催−−山田候補陣営
山田候補の陣営は「政党相乗り」を避けるため、国会議員は建物内を除き候補者と同席しないのが原則だ。
自民は5日までに今夏改選の二之湯智参院議員の15カ所を筆頭に、西田昌司参院議員が6カ所、伊吹文明衆院議員が5カ所、谷垣禎一党総裁が2カ所で演説会に参加した。4日は4人そろって府連の団体懇談会を緊急開催。谷垣総裁が山田候補を「全国知事会の中で地方分権の最大の理論家」と称賛した。
民主も今夏改選の福山哲郎副外相の4回が最多で、北神圭朗衆院議員▽泉健太内閣府政務官▽松井孝治官房副長官▽平智之衆院議員が各1回参加した。
京都市内の演説会は党別に開かれ、聴衆は基本的に党支持者。自民と民主の国会議員は演説で相手の党の批判も口にしている。
国会議員に代わって街頭に立つのは他県の知事ら。4日に嘉田由紀子滋賀県知事が山田候補に同行し、兵庫、石川、福井の各県知事が1日ずつ演説会に参加。3日の四条河原町などでの街頭演説では元岩手県知事の増田寛也・元総務相と古賀伸明・連合会長がマイクを握った。愛知県知事も10日に来る予定だが、陣営が要請したのは古賀氏だけという。
毎日新聞 2010年4月7日 地方版
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100408/CK2010040802000008.html?ref=rank
自民県連、候補擁立あきらめムード 知事選向け
2010年4月8日
7月の知事選で、再選出馬を表明している現職嘉田由紀子氏(59)=無所属=の対抗馬擁立を目指す自民党県連に、あきらめムードが漂い始めた。数人に出馬を打診したが、擁立のめどは立っていない。公共事業の見直しで嘉田県政を批判してきた県連だが、内部からも「選挙3カ月前に候補者が決まらないようでは擁立は事実上、無理」との声が出ている。
「正式にはそういう話はないよ」。3月末、東京・永田町の国会近く。県連から知事選出馬を水面下で要請されたある参院議員は本紙取材に答えた。県連の打診を認め「滋賀のことも分からないから。任期もまだ残っているしね」。県連は全国的に知名度があるこの議員に数回、働きかけていた。
6日に大津市内で開かれた役員会。出席者によると、世古正幹事長が「現時点で候補として申し上げられる人はいない」と報告した。
県連は主に県議会で栗東市の新幹線新駅建設中止やダム事業を見直した嘉田氏と厳しく対立してきた。対抗馬擁立は、参院選滋賀選挙区の勝利と並ぶ「至上命題」。
ある県議は「幹事長の話にはとてもがっかりした。独自候補が無理なら支持者からの批判は免れない」と危機感を募らせる。上野賢一郎県連会長は「十分に議論をしてもらう。結論はまだ。4月中には対応を決めないといけない」と語った。
知事選をめぐっては、共産党県委員会や県労連などでつくる「明るい県政をつくる会」が独自候補の擁立を模索している。
(林勝)
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100409000067&genre=A2&area=K40
知事選との連携に温度差
南丹市長選、府議亀岡補選
南丹市長選と府議亀岡補選は、新人の門祐輔候補(54)と現職の山田啓二候補(56)が激しく競り合う府知事選と同じ11日に投開票される。知事候補と連動して支持拡大を図る動きがある半面、支持母体の事情などから連携を前面に出せない難しさも抱えるなど、市長選、補選の各候補は「ダブル選」効果を模索しながら終盤の選挙運動を続けている。
7日夜、山田候補は丹波地域の3カ所で相次いで個人演説会を開いた。
南丹市の会場では、現職市長の佐々木稔納候補(55)が登壇し、「強い連携を、まちづくりに生かしたい」と訴えた。日中は山田候補とともに選挙カーに乗り、市内を演説しながら「府市協調」をアピールした。
同じ保守系の杣田勇市候補(58)は知事候補と連携した選挙運動はとらず「当選後、市のリーダーとして府や国と積極的に連携する」と強調する。選対幹部は「極めて厳しい財政や合併後のしこりなど、市独自の課題をしっかり訴えていきたい」と、幅広い層の支持を狙う。
続いて開かれた亀岡市の会場。山田候補の到着を待つ間、栗山正隆市長らが応援弁士を務めたが、府議補選で戦っている民主党の藤村公平候補(63)と保守系無所属の田中英夫候補(66)はタスキをはずして会場に。壇上には立たず、入り口で来場者にあいさつを繰り返した。
山田陣営は今回、政党の推薦をうけず、政党色を排除した選挙戦を展開している。しかも「欠員1」を巡る補選では、山田候補側から「どちらも応援できない」事情が重なる。
田中選対は「個人演説会で山田候補と並べないのは正直つらい」とし、街頭演説などでは「知事は山田、府議は田中へ」と投票を訴える。一方、藤村選対は「山田府政を支える立場は変わらない」としつつ「知事選との連動にこだわらず、党選出の国会議員の協力で藤村支持を広げる」と強調する。
一方、共産党が推薦する門候補と連動した戦いを展開するのは南丹市長選を戦う革新系無所属の小林毅候補(56)。告示前から門候補と一緒に集会に参加し、府市同時の行政刷新をアピールした。8日も合同の個人演説会を開き、「知事、市長」両候補の訴えの相乗効果に期待をかける。
門候補と一体となった選挙運動をするのは、府議補選の共産党の原田貞藏候補(62)も同じ。告示前の先月31日には門候補が亀岡入り。夜の個人演説会では原田候補も登壇し「門候補とともに府政を変え、亀岡の政治を変える」と訴えた。原田選対は「門候補への支援を広げ、その広がりの中で原田候補を押し上げる」と強調する。
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>>807
共産党は嘉田ちゃんと喧嘩しちゃったんでしたっけ?
>共産党などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」が候補擁立を進めている。
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共同はほぼゼロ打ちで山田に当確を出したな
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/100331c.html
ルポ 北部で
「格差解消」訴え交錯
寒風が吹く中、京都府北部に入り、選挙車から支持を訴える候補者(30日午後3時、与謝野町)
30日の朝方まで丹後半島に残っていた雪は、陽光に消えた。京都府与謝野町の昼下がり。医師が足りず綱渡りの診療が続く府立与謝の海病院のそばで、無所属新人の門祐輔(54)が声を響かせた。「知事として、医師不足の問題を先頭に立って解決していく」
この日夜の個人演説会では、建材大手トステムの工場が撤退した綾部市で、「強い企業を応援する政策の破綻(はたん)が明らかになった」と3選を目指す無所属現職の山田啓二(56)を強く批判した。
立ち遅れる医療体制、冷え切った地域経済、増え続ける「限界集落」。府北部では少子高齢化と不況の影響が、都市部以上に厳しく現れている。
医師である門は、かつて綾部市内の病院で6年間勤めた。そこで経験した診療体制の不備や地域の疲弊が、知事選立候補の動機と語る。いわば府北部は「原点の地」だ。
昨年7月に立候補表明した直後も、京丹後市の街頭演説で運動をスタートさせた。年末には、支持母体が福知山市では初の大規模集会を開催。与謝野町を訪れたのも、この日で3回に及ぶ。「北部で山田府政のひずみを浮かび上がらせることは、全府域への訴えにもつながる」と門選対は戦略を描く。
これまで府北部は保守層が強固な地盤を築いてきた。前回知事選では山田が亀岡市以北で13万8千票を獲得したのに対し、「民主府政の会」擁立の新人候補は4万6千票と3倍近い差をつけられた。
だが、門選対は地域で高まる閉塞(へいそく)感が山田側には逆風になるとみる。「昨夏の衆院選では民主党新人が自民党の谷垣禎一氏を(約7千票差まで)追いつめた。旧来の保守地盤は崩れつつある」と民主府政の会事務局長の藤本雅英は指摘する。
門が与謝野町で街頭に立った30日、2日前から北部入りしていた山田は舞鶴市と綾部市を駆け回った。「多くの医学生が地域医療で頑張るために学んでいる。医療再生の基金もつくった。これから本格的な取り組みが始まる」。JR西舞鶴駅前、門を支持する共産党議員が事務所を構える目の前で、マイクを握る手に力を込めた。
医師確保や道路など基盤整備を中心に実績を訴える山田の北部遊説には、地元首長や議員が付き添い、「われわれの願いに敏感に反応してもらえるのは山田候補だけ」(与謝野町長の太田貴美)と押し出した。30日の演説会には兵庫県知事の井戸敏三も招聘(しょうへい)。「相手は医療問題を訴えるだろうが、地方に共産党を受け入れる土壌はない」(地元府議)とみて、京都市内での混戦を想定し、府北部で門を引き離す構えだ。
山田は新年度予算で医師不足対策に手厚く配分し、4月からは救急医療を強化するドクターヘリを北部で飛ばす段取りをつけた。「門候補の公約の多くは、わたしの公約にも書いてある」と牽制(けんせい)する山田に、門選対は「公約を出したのも告示直前。争点つぶしだ」と警戒感を隠さない。
知事選前半のヤマ場になった北部対決。論戦の熱は南下していく。
【2010年3月31日掲載】
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/100403c.html
ルポ 京都市で
政権交代 双方に波及
個人演説会で国会議員らを背に支持を訴える候補者(2日午後9時、京都市伏見区・深草小)
「政策を実現するには政治のパワーが要る。私には皆さんがついている」。2日夜、京都市東山区で開かれた無所属現職、山田啓二(56)の個人演説会。山田は応援に駆けつけた自民党の府市議や国会議員を持ち上げた。
山田の前に演説した自民党参院議員の西田昌司は歴代知事の名前を挙げ「知事をつくってきたのは自民党。知事選は、来るべき参院選と統一地方選を勝ち抜く一里塚だ」と強調。返す刀で「民主党は借金頼みのばらまき政策をやっている」と政権与党を切り捨てた。
直後に伏見区であった山田の演説会は民主党主催。山田が同じセリフで持ち上げた衆院議員で内閣府政務官の泉健太は「今は前の(自民党)政権の後片づけをしている。モデルチェンジには時間が必要」と聴衆に訴え、支持率が低落している鳩山政権に理解を求めた。
山田は過去2度の選挙で支えてくれた自民、民主、公明の府議会与党会派の政党に、今回は推薦を求めなかった。昨秋の政権交代で与党となった民主党の「相乗り禁止」方針への配慮からだ。山田の街頭活動に国会議員の立ち会いを禁じるなど過去にない選挙体制に、夏の参院選へ存在感を示したい各党の思惑が絡み、知事与党の足並みは乱れがちだ。
別の日の山田演説会で西田は「民主党は参院選での議席独占を狙って知事選を利用しようとしている」と、民主党を支援する連合京都が仕切る山田選対の体制を批判した。そうした厳しい空気を受け、山田は演説会を開いた自民党議員らの前で「各議員にはご迷惑をおかけした。支援いただけるという信頼に甘えさせていただいた」とわびるなど配慮をみせた。
「政党推薦がなく、選挙体制の調整に手間取って出遅れ、事前運動はほとんどできなかった。これから盛り返す」と選対事務長の細田一三。従来通り活動できない国会議員に代わる山田選対の頼みの綱は、府とのパイプが必要な市町村長や、来春に統一地方選を控えた個々の地方議員だ。「知事選は自分を売り込む場でもある。結果は自らの選挙に跳ね返る」(自民党府議)と、街宣や演説会で山田とともに存在感をアピールする。
同じ2日、無所属新人の門祐輔(54)は右京区で開いた個人演説会で「政党支持の枠を超えて支援を」と声を張り上げた。北区の福祉施設で働く男性職員も登壇し、「門さんの政策は現場目線。ともに府政転換を目指そう」と呼びかけた。
門の選挙母体「民主府政の会」は共産党が主力だが、個人演説会では医師や弁護士など政党関係者以外の弁士が目立つ。
参院選、統一地方選に向けて党勢を拡大したいのは、共産党も他党と同じだ。だが同党の地方議員が街頭演説に立つ場面は少なく、党公認の参院選予定候補の露出も控えめだ。選対幹部は「共産党だけが選挙をやっているという印象は避けたい」と打ち明ける。
2004年の参院選以降、共産党の府内比例票は18〜19万票台で伸び悩む。前回50万票超を獲得した山田をしのぐには「政権交代を遂げた民意」の支持が不可欠だ。
門選対は「投票率が下がれば無党派層を取り込めない」(事務長の久米弘子)とみて、会に参加する労組や商工団体などに電話、街頭行動の強化を号令。前回記録した過去最低の投票率(38・44%)を跳ね上げる構えだ。
投票日まであと8日。政党の思惑も力に変えて、両候補の攻防は終盤戦へなだれ込む。
【2010年4月3日掲載】
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/100401.html
歴史変わるか
保革激突60年間
花束を掲げ、当時全国初の7選を支持者と喜び合う蜷川虎三氏(1974年4月8日、京都市中京区)
京都府知事選は戦後に公選制となってから前回まで16回あり、革新勢力が一方の軸となる形で政治勢力が激突してきた。第2回の選挙で誕生した「革新府政」が7期28年にわたって続いた後、いずれも官僚出身の知事3代による「保守中道」路線が32年間継続している。新人の門祐輔氏と現職の山田啓二氏による今回の二極対決の背景でもあり、全国的にも特異な歴史を持つ知事選を振り返った。
蜷川氏初の7選/社共共闘が終息/非共産対共産構図に
最小票差 74年の4500票 最低投票率 06年38.44%
■革新府政
京都で「革新知事」が誕生したのは1950年の第2回。社会党公認で立候補した元京都大教授の蜷川虎三氏が初当選した。東京都や大阪府でも革新知事の誕生が続く中、蜷川氏は手厚い福祉政策を独自に打ち出すなどして名をはせ、当時で全国初の7選を果たした。
当選を重ねる間の支持政党の枠組みは一貫したものではなかった。54年の第3回では社会党と共産党の革新統一候補として再選を果たしたが、58年の第4回は蜷川氏が自民党の推薦を受けた影響で、共産党が対立候補を立てた。1974年の第8回には社会党が分裂し、同党府本部委員長だった大橋和孝氏と4500票差の接戦にもつれ込んだ。この票差は府知事選の最小記録でもある。 ■転 換
革新府政からの転換を成し遂げ、当選に沸く選挙事務所でダルマに目を入れる林田悠紀夫氏(1978年4月10日、京都市中京区)
「革新府政」は、蜷川氏が引退した78年の第9回で幕を閉じる。三極の争いとなり、自民党などが擁立した参院議員(元農林省官僚)の林田悠紀夫氏が、共産党支持の京都大教授、杉村敏正氏を約6万8千票差で破った。
この選挙で社会党と共産党は異なる候補を担ぎ、社共共闘の終息が府政転換の大きな要因になった。
林田氏が2期務めた後、86年の第11回には自治省(当時)出身で副知事だった荒巻禎一氏が初当選した。この時、自民、公明とともに民社、社会の両党も荒巻氏を推薦。「非共産対共産」の構図が生まれ、今回の知事選まで7回続いている。国政与野党の「相乗り」の下、荒巻氏は毎回50万票を超える安定した戦いぶりで4選を果たした。 ■継 承
4選を果たし、支持者の拍手にこたえる荒巻禎一氏(1998年4月12日、京都市中京区)
2002年の第15回では荒巻氏が自身と同じく自治省出身で当時副知事だった山田啓二氏を事実上、後継に指名。共産党推薦の弁護士森川明氏に加え、元八木町長の中川泰宏氏(元衆院議員)が立候補して保守勢力が割れる展開になったが、山田氏は6党の推薦を受け初当選を果たした。
前回の06年の第16回では、再選を目指す山田氏と、共産党推薦の新人衣笠洋子氏の一騎打ちに。山田氏は府議会与党会派の自民、民主、公明、社民各党の推薦を受けて1期目の実績をアピールした。衣笠氏は立候補表明が山田氏より遅くなり、知名度不足もあって20万票以上の大差で敗れた。選挙戦では両氏ともマニフェスト(選挙公約)を発表し、政策論争が新たな段階に入った。今回の知事選でも、その流れは定着している。 ■今 回
最近10回の京都府知事選の主な候補者の得票数 【注】推薦・支持の政党のうち、社は94年まで社会、98年以降は社民、由=自由、保=保守、新社=新社会、平=平和、政=民政、友=友愛、民連=民改連、新=新生、日新=日本新、さ=さきがけ、社連=社民連、進=進歩党、自ク=新自由クラブ、社府=社会党府本部。敬称略。
一方で、林田氏の再選以来、自民党主導の選挙をすすめる核となってきた政治団体「活力ある京都をつくる会」は、今選挙を前に名称変更で消滅。民主党が政権を握り、「相乗り禁止」を打ち出した影響から、山田氏は政党推薦を求めない方針を示し、選挙事務長に連合京都会長を据えるなどしたため、府議会与党間がぎくしゃくする場面もあった。
対する門氏は、前回の反省を踏まえて昨年7月に立候補を表明。共産党の推薦を受け、「蜷川府政誕生から60年」という節目に、府政での「政権交代」を目指している。
歴代投票率のトップは72・96%。大量のビラ配りなど派手な物量作戦が語り継がれる1970年の第7回に記録した。一方、「非共産対共産」の選挙となって以降は40%台に低迷し、前回の38・44%は過去最低となった。
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/100402.html
「実動部隊」労組ピリピリ
北教組事件 動員抑え法令順守徹底
知事選候補者の決起集会に集まった労働組合員ら。労組を取り巻く情勢に配慮しながら運動を展開している(京都市東山区)
京都府知事選(11日投開票)で論戦を展開する新人の門祐輔候補(54)と現職の山田啓二候補(56)の両選対で、実動部隊となる労働組合が選挙運動の手綱裁きに神経を使っている。不況の中、知事選と並行して厳しい春闘に臨んでいるのに加え、北海道教職員組合(北教組)の政治資金規正法違反事件の波紋もある。労組を取り巻く情勢に配慮しながらの運動となっている。
門候補は京都総評が支援している。小規模建設業者ら約1万8千人が加入する傘下の全京都建築労働組合は告示前に門候補を招き、円山公園音楽堂(京都市東山区)で決起集会を開催。告示後は電話作戦や演説会への参加で運動をもり立てる。
ただ、労組全体の集票力は年々弱まっている。府内の労組の推定組織率は昨年で19%と30年前の半分程度に落ち込んでいる。不況で厳しい春闘を強いられている労組も多い。
京都総評の岩橋祐治議長は「選挙で頑張って生活を良くしようという声と、春闘が大変で選挙どころでないという声の両方がある。国政に続いて府政を変えるチャンスだ、と懸命にハッパをかけているのだが…」と打ち明ける。
山田候補を支持する連合京都も雇用問題の政策要求を掲げ、積極的に選挙運動に取り組む。告示後は、事務所当番や電話作戦要員として約20人のスタッフが交代で選挙事務所に詰めている。
こちらも春闘に追われている組合があるため、京都市内では個人演説会への組合員動員を極力抑える配慮もしている。労組出身の民主党府議も「気を使う面はある。交渉が妥結した大手企業を中心に協力してもらっている」と話す。
山田候補が政党推薦を求めなかった影響で連合京都の細田一三会長が政党幹部に代わって事務長として選対に加わり、各地域でも連合系組合幹部が応援弁士に立つなど存在感を増している。一方、労働組合と選挙の関係が問われた北教組の事件には敏感に反応。告示前に各組合に法令順守を徹底する文書を出すなど、あらぬ疑いをかけられないように細心の注意を払っている。
【2010年4月2日掲載】
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/100403b.html
両候補 ダム、国保 対立鮮明
「広域連合」も相違
京都府知事選(11日投開票)で論戦を展開している門祐輔候補(54)と山田啓二候補(56)は、福祉の充実や雇用確保など主張に重なる部分がある半面、明確に考えが分かれる訴えもある。府政が抱える主な課題の対応について、両候補に○、×で答えてもらった。やむをえない場合は△も可とした。
賛否が分かれたのは府内で進む2ダム事業への対応だ。国の直轄事業で治水、利水のため放流能力を増大させる天ケ瀬ダム再開発(宇治市)、府営事業で主に京丹波町の利水確保を目指す畑川ダム(同町)について門候補はいずれも反対、山田候補は必要性があるとした。
府の役割を問う設問も意見が分かれた。市町村で保険料格差が大きい国民健康保険を都道府県で一元化し、運営基盤の安定を目指す府のプランについては、門候補は反対、山田候補は推進。防災や医療、観光の面で府県連携を進め、将来的には国の出先機関廃止の受け皿を目指す「関西広域連合」に対しても見解の相違が浮き彫りになった。
自治体発注の公共工事などに一定の賃金や労働条件を義務づける公契約条例、府営水道事業をめぐり大山崎町が過大な負担として府を提訴した基本水量の削減問題など、門候補がマニフェスト(選挙公約)に掲げた施策に対して、山田候補は明確な賛否を留保した。
山田候補がマニフェストに掲げた、歩道整備など身近な事業を府民からの提案で進める公募型公共事業、北山の新資料館建設に対しては門候補も推進の姿勢を示したが、府職員削減などについては考えに差異が見られた。
【2010年4月3日掲載】
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/100407.html
国会議員応援
政党色で 違い鮮明
11日投開票の京都府知事選で、新人の門祐輔候補(54)と、現職の山田啓二候補(56)をそれぞれ推す国会議員の応援態勢が大きく異なっている。門選対は推薦する共産党の国会議員が積極的に街頭に立つ一方、山田選対は国会議員の露出を控え「政党色」を薄めており、地元府市議が中心になって街頭活動を展開している。 門選対 共産議員を続々投入
門候補が3日に京都市北区で行った街頭演説。「門さんを知事に押し上げるため、一回りも二回りも支援の輪を広げていただきたい」。共産党の市田忠義書記局長が弁士に立ち、買い物客に府政の転換を訴えた。
門選対はこの日をはじめ、地元の穀田恵二国会対策委員長や井上哲士参院国対委員長ら共産党国会議員を数日おきに投入し、共産支持層を固めている。「国政を前に進める全国注目の選挙だと府民に印象づける狙い」(選対幹部)と言い、8日には志位和夫委員長も京都入りする。
共産党府委の渡辺和俊委員長は「自民党の国会議員は『共産党は門候補の裏に隠れている』と批判しているようだが、堂々と横に立っている」と強調する。さらに過去の知事選とは様変わりした相手候補の対応に「やっていることは相乗り隠し。結果的に政党の動きが鈍くなり、失敗している」と指摘する。 山田選対 政党色避け府議中心
山田選対は、知事与党の自民、民主、公明各党の推薦を求めなかったため、「政党色」の強い国会議員を街頭に立たせない戦略を貫く。国政与野党による「相乗り」批判をかわす狙いもあり、選挙車に同乗するのは地元の地方議員や首長らに限っている。
特に京都市内では、各行政区の府市議も所属政党の議員数に合わせて持ち時間を決め、それぞれ別の日に街頭活動を担当する徹底ぶり。市内の自民党府議は「各党の地方議員が一緒に選挙車に乗れば地域を細かく回れるのに…。別々では時間が細切れになる上、区内を一通り車で走る必要があるので、どうしても訴えが薄くなる」と明かす。
個人演説会では、各政党が主催する会場に国会議員も姿を見せる。自民、民主両党の国会議員はそれぞれの府市議が集めた支持者を前に「われわれが街頭に立てないために、選挙が盛り上がりに欠けている。どうか皆さんの力で支持を広げて」と苦しい訴えを展開し、理解を求めている。
【2010年4月7日掲載】
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100412000001&genre=A2&area=K00
亀岡は田中氏 八幡は中川氏
府議補選
京都府議補選が11日投開票され、亀岡市選挙区(欠員1)は無所属元職の田中英夫氏(66)、八幡市選挙区(同)は自民党新人の中川貴由氏(52)がそれぞれ当選した。
新人2人と元職の3氏が争った亀岡市選挙区では、衆院議員や亀岡市長などを務めた田中氏が、抜群の知名度で終始優位な選挙運動を展開。補選への関心の低さが心配されたが、強固な後援会組織を背景に「長い政治経験で培った人脈を地域課題の解決に役立てる」と訴え、次点に2万2000票以上の差をつけ圧勝した。
共産党新人の原田貞藏氏(62)と民主党新人の藤村公平氏(63)は、党の全面支援を受けて国会議員らとともに組織戦を展開したが、田中氏の厚い支持基盤を崩せなかった。
当日有権者数は7万4395人。投票率は48・00%だった。
自民党と共産党の公認候補が争った八幡市選挙区は、前府議の明田功市長に後継指名された中川氏が、自民系市議や幅広い団体の支援を受けて選挙戦を展開した。食品会社社長としての経営手腕などを強調し、「府と市の協調によるまちづくり」を掲げて手堅く票をまとめた。
共産党新人の日名子大介氏(60)は、知事選候補との連携を図り、地域医療の充実などを訴えたが届かなかった。
当日の有権者数は5万9474人。投票率は38・30%だった。
・府議補選当選者
▽亀岡
・田中 英夫(たなか・ひでお)66 無元 会社役員(衆院議員、亀岡市長)京都大卒。北町(3)
▽開票結果(選管最終)
当 26,918 田中 英夫 無元
4,262 原田 貞藏 共新
4,101 藤村 公平 民新
▽八幡
・中川 貴由(なかがわ・きよし)52 自新 会社役員(八幡JC理事長)同志社大卒。八幡(1)
▽開票結果(選管最終)
当 12,704 中川 貴由 自新
9,180 日名子大介 共新
※氏名、年齢、所属、新旧、職業、役職(経歴)、学歴、住所、当選回数の順。敬称略
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http://www.kyoto-np.co.jp/info/seiji/2010fu_chiji/
山田府知事3選
実質相乗りで門氏に大差
京都府知事選で3選を果たし、支持者らに囲まれて万歳する山田啓二氏(11日午後9時16分、京都市下京区の事務所)
京都府政の進路を問う知事選が11日投開票され、無所属現職の山田啓二氏(56)が、無所属新人で医師の門祐輔氏(54)を破り、3選を果たした。山田氏は全市区町村で門氏をリードし、52万9千票を獲得。30万7千票にとどまった門氏に大差をつけた。投票率は41・09%で過去最低だった前回を2・65ポイント上回ったが、過去2番目に低かった。府民の負託を受けた山田氏は「地域主権」の実現をはじめ、不況で悪化した府内の経済・雇用対策、ほころびの目立つ医療・福祉、教育の立て直し、地域格差の是正などマニフェスト(公約)に掲げた政策の実現に取り組む。
「地域主権の前進」信任
山田氏は、経済界や連合京都などで構成する「希望の京都をつくる府民の会」を選挙母体に、2期8年の実績と、医療・福祉の抜本的充実を図る「福祉安心型社会の再構築」、政府が提唱する「地域主権」の具体化などの公約をアピールした。今回は政党推薦を求めなかったが、自民、公明両党の府組織が「支援」を機関決定したほか、民主党の実質支援も得るなど、厚い支持基盤をバックに選挙戦を優勢に進めた。
保守支持層が強い府北部で門氏に3倍近い差をつけたほか、京都市内も全区で勝利して約24万2千票を獲得しし、得票を前回から約1万5千票伸ばした。
門氏は、共産党や市民団体でつくる「府民本位の新しい民主府政をつくる会」を選挙母体に、医療体制の整備や中小企業支援などを公約の中心にすえ、府政転換を訴えた。共産党国会議員も来援し、山田氏に対する「相乗り」批判を展開した。
京都市左京区や南区で善戦するなど、前回選の共産党系候補から約3万8千票を上積みして30万票に乗せ、山田氏との票差も縮めたが、1978年に故蜷川虎三氏が知事を退任して以来の「革新府政」の奪還はならなかった。
【2010年4月11日掲載】
開票結果(選管最終)
当 山田 啓二 無現 529、927票
門 祐輔 無新 307、826票
略歴
山田啓二氏(やまだ・けいじ) 1977年、東京大法学部卒。自治省(現総務省)に入り、内閣法制局参事官、国土庁土地情報課長などを経て、99年から京都府総務部長、01年に副知事。02年4月に府知事に初当選。全国知事会地方分権推進特別委員長、近畿ブロック知事会会長を務める。京都市左京区下鴨北芝町。当選3回。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000291004130005
悩み深まる民主・自民
2010年04月13日
【知事、全方位の「県民党」】
今夏の知事選をめぐり、再選をめざす嘉田由紀子知事に対する民主、自民両党の対応が定まらない。民主党は知事に直接、単独推薦の用意があると伝えたが確答を得られず、一方の自民党は対立候補の擁立作業が難航し「次善の策」を模索し始めた。特定政党の推薦を受けない「県民党」を掲げる知事との間合いを測りつつ、ダブル選となる見通しの参院選や来年の統一地方選もにらんだ駆け引きが続く。(高久潤、飯竹恒一)
【「単独推薦」に知事回答留保/民主】
「知事から要請があれば、民主党に単独推薦する受け皿はあります」。民主党県連代表の奥村展三衆院議員は9日、県公館で知事と会い、民主に推薦要請するよう促した。しかし、党関係者によると、知事は「もう少し時間をおいてから」と回答を保留した。県選出の徳永久志参院議員と県連の出原逸三幹事長も同席していたという。
4年前の前回は自民党との相乗りで当時の現職、国松善次氏を推薦したが、知事の当選後は新幹線新駅の中止や大戸川ダムの凍結などで知事を支える側に回り、反対する自民党と対決してきた。加えて昨年の総選挙で圧勝し、県内の国会議員の全議席を独占したという自負がある。ところが、知事選まであと3カ月を切ったのに、知事サイドからのラブコールはない。
民主党県連がやきもきするのは、知事が「県民党」を掲げながら「脱政党ではない」と、知事選での政党との連携に含みを持たせていることだ。2月県議会で再選出馬を表明した後の記者会見では「すべての政党と力を合わせたい」と述べた。県民党の看板を保つには、政党の「推薦」よりも支援の度合いが薄い「支持」の方が望ましい、というのが知事の考えともいわれる。
県連幹部は「党本部に『支持』という支援の規定はない。仮にやるとすれば県連レベルの支持となる」と語る。
【候補選び難航 自主投票も/自民】
一方の自民党も、悩みは深い。
「今のところ申し上げられる人はいない」。今月6日、大津市内であった県連役員会で、世古正県連幹事長は独自の候補者選びが難航していることを報告した。
複数の党関係者によると、県連は年明けから水面下で候補者選びを本格化させ、前衆院議員の上野賢一郎会長ら幹部が全国的に知名度の高い現職の参院議員や県職員OBらに接触した。いずれも関心を示したが、最終的には断られたという。
世古氏はこれまで記者会見などで知事選に臨む党方針について「全くの白紙」と明言を避け、分裂していた県議会の自民党系会派が一本化してからは「話し合っていきたい」と述べていた。上野氏は「今月末までに結論を出す」と話すが、状況は厳しい。
独自候補を断念した場合、残る選択肢は「知事支援」か「自主投票」。ただ、1期目の嘉田県政では重要施策で知事と対立してきた経緯があり、「独自候補が無理だから知事を支持する、というのは難しい」との見方が大勢を占める。ある県議は「自主投票が現実的だ」と話す。
「知事支援」の場合、民主党との相乗りになる可能性もあるが、知事選とのダブル選になる見通しの参院選では両党の擁立候補が争う。「一方で対決し、もう一方で一緒に選挙運動をするというのは現実的ではない」と、民主党の県連幹部は言う。
【共産「選考中」】
これまでに知事選で出馬表明しているのは嘉田知事のみ。ほかに共産党が「独自候補を選考中」としている。
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民主府議また1人「橋下新党」へ 大阪維新、第2会派に
民主党大阪府議団の森和臣府議が13日、同党府議団に対し離団届を提出し、了承された。
来春の統一選に向けて橋下徹知事が19日に旗揚げする地域政党「大阪維新の会」に参加するためで、森氏はすでに離党届も提出した。
森氏は離団後、橋下知事とともに府と大阪市の再編を目指す府議会の新会派「大阪維新の会」に加入する意向。民主からの大阪維新入りは2人目。
http://www.asahi.com/politics/update/0413/OSK201004130077.html
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20100414-OYT8T00092.htm
分庁舎6つ核はどこに
魚沼市案に議会反発 費用優先に利便性求める声
本庁舎の候補とされた魚沼市・湯之谷庁舎。築11年と、6庁舎の中では一番新しい(魚沼市大沢で) 合併後に行政機能を旧市町村の各役所に分散する「分庁舎方式」を採用した魚沼市と燕市で、機能集約を図るための本庁舎のあり方が焦点となっている。魚沼市では、市の示した現庁舎の増築案に議会側が反発し、新庁舎建設を決めた燕市では一部に不満がくすぶる。利便性の向上と、財政負担の抑制の両立が課題となっている。
「将来のまちづくりを考えれば、ほかの庁舎が妥当なのではないか」。魚沼市議会で8日開かれた、庁舎再編整備調査特別委員会。市が提示した、湯之谷庁舎を核とする庁舎再編案に、市議側から反論が相次いだ。
2004年、6町村合併で誕生した魚沼市は、分庁舎方式を採用。市長室を小出庁舎に設ける一方、議会を約4キロ・メートル離れた広神庁舎に置くなどした結果、機能が分散された。庁舎間は最大約22キロ・メートル離れている。
各庁舎は築後11〜31年が経過。合併協定書では新庁舎の建設が盛り込まれていたが、08年秋の市長選で、現在の大平悦子市長が建設反対を掲げて当選。公約に沿う形で市は今回、湯之谷庁舎を増改築した上で本庁舎として機能を集約させる再編案をまとめた。
市側の試算では、新たに用地を取得して庁舎を建設すると約30億円かかるのに対し、増改築で対応する場合は、湯之谷が約15億円と最も安く済むことから候補地となった。合併特例債など国の財政支援策を活用することで、実際の負担は約9億円となる見込みだ。
ただ8日の特別委では、「湯之谷庁舎一帯は、雪崩危険個所に指定されている」「湯之谷は郊外にあるので不便だ」などの異論が続出。多少経費がかさんでも、人口分布から見て最もバランスのとれた、市の「重心」に位置する広神庁舎か、中心市街地にある小出庁舎を利用すべきだとの意見が大勢で、市は今後、各庁舎の増改築費用を精査するとともに、各地で市民説明会を予定する。早ければ6月議会までに本庁舎とする庁舎を決めたい考えだ。
燕市は3庁舎(吉田、燕、分水)による分庁舎方式を採用。05年の合併協定書で本庁舎の新設に合意し、07年から具体的な構想策定を始めた。市は、建設理由として、現在の3庁舎はいずれも建設から40年以上がたち老朽化していることや、機能分散による住民サービスの低下などを挙げる。
燕市吉田西太田の水田地帯に、地上4階、延べ床面積約1万1000平方メートルの庁舎を建設、市民の利用出来る広場やバスロータリーも併設する計画で、総事業費約43億円のうち、合併特例債などを除いた市の実支出は16億円を見込む。
市の担当者は、「財政支援の受けられる合併後10年以内に庁舎を完成させることで、負担を出来る限り少なく出来る」と説明する。
ただ反対意見もあり、一部の市議は、「市の財政は厳しく、深刻な経済不況の中、市民の理解を得られない」と計画の一時凍結を主張。市は、建設予定地の取得造成を終えており、11年度から建設に着手する方針だが、新市長に就任する鈴木力氏は事業費の圧縮も検討する意向を示している。
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県内の合併自治体ではこのほか、佐渡市と五泉市が合併時に新庁舎の建設を計画。だが、財政面などの理由でいずれも現段階で具体的なめどは立っていない。
一方、「本庁舎方式」とした新発田市は、築44年の現庁舎が手狭となり、教育や農林関係等の部署が支所などに移転した。「事実上、分庁舎に近い状態」(担当者)といい、新庁舎の建設を計画している。有識者や市民らによる委員会を近く発足し、今年度中に具体的な構想を策定する方針だ。
(2010年4月14日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100415/lcl1004150101001-n1.htm
大阪市議の弁護士が「橋下新党」に参加へ
2010.4.15 01:11
大阪府の橋下徹知事が代表に就任し、19日に発足する地域政党「大阪維新の会」に、自民党大阪市議団の坂井良和市議(64)=東住吉区=が参加する方針を固めたことが14日分かった。橋下新党への合流が明らかになった大阪市議は坂井氏が初めて。同会派では別の市議も橋下新党に参加する動きをみせている。
坂井氏は14日夕、自民党市議団の高野伸生幹事長に、大阪維新の会に参加する意向を電話で伝えた。橋下知事が掲げる府市再編構想などについて「維新の会の内部に入り、大阪市議会の考え方を伝えたい」と参加理由を説明したという。
高野幹事長は「維新の会に参加する議員は当然、自民党市議団を離脱することになる」としている。
坂井氏は元裁判官の弁護士で、現在4期目。平成18年6月から1年間議長も務めた。自民党市議団は現在32人で市議会の最大会派。
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複数の堺市議も橋下新党参加へ…自民党会派の数人
大阪府の橋下徹知事を代表に19日に発足する地域政党「大阪維新の会」に、堺市議会の自民党系会派に所属する複数の市議が参加する意向を固めたことがわかった。
関係者によると、参加は5人前後となる見込みで、橋下新党は府、大阪市に続き、堺市でも足場を築くことになる。
自民党・市民クラブ(6人)のメンバーが参加の是非を協議。橋下知事が掲げる「大阪都構想」について、1人が反対したが、賛同する意見が大勢を占めたという。
同会派の馬場伸幸幹事長は、読売新聞などの取材に、「地方自治を改革してくれる政治家は橋下知事しかいない」と語った。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100416-OYO1T00282.htm
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002879548.shtml
西宮市長選 大前元衆院議員が立候補に意欲
西宮市の山田知市長(76)辞職に伴い、5月16日投開票される市長選について、元衆院議員の大前繁雄氏(67)が15日、神戸新聞社の取材に応じ、「50万人都市・西宮の将来を担いたい」と立候補への意欲を示した。既に市内でミニ集会を開いているが、後援会などと調整した上で、今月下旬にも最終判断するという。
大前氏は兵庫県議を6期務め、2000年の同市長選で山田市長に28票差で惜敗。03年衆院選で自民党から立候補し、2期8年務めた後、昨年の総選挙で落選した。
同市長選には、河野昌弘副市長(64)が立候補の意向を固め、元川西市職員(43)も意欲を見せているほか、一部市議らが独自候補擁立を模索している。元県議も準備を本格化させていたが、河野氏の立候補意向を受け、断念した。
(広畑千春)
(2010/04/16 08:00)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20100416-OYT8T00053.htm
西宮市長選 大前、河野氏出馬の意向 元県議、後継指名なく断念
市議の一部、候補擁立模索
山田知(さとる)市長(76)が20日付で辞職するのに伴う西宮市長選(5月16日投開票)で、元衆院議員の大前繁雄氏(67)、副市長の河野昌弘氏(64)が、立候補の意向を固めたことがわかった。一方、元県議(64)は立候補を断念、この元県議を支持していた市議の一部が、新たに候補者の擁立に向け、模索を始めた。
大前氏は県議から2000年の市長選に立候補、28票差で山田氏に敗れている。03年から衆院議員を務め、09年8月の総選挙で落選。大前氏は読売新聞の取材に「かつて市長選に立候補した際に掲げた『50万都市・西宮』を目指したい。後援者とも話したうえで正式に表明したい」と語った。
河野氏は1964年に市役所に入り、2003年に総務局担当理事になり、05年から現職。関係者によると、与党会派に所属する市議約10人からの立候補要請を受け、当初は慎重な姿勢だったが、最近になり、立候補の意向を伝えたという。河野氏は市長室を通じ「しかるべき時が来たら話す」とする談話を出した。
一方、立候補を取りやめた元県議は取材に対し、「山田氏から後継指名を受けられず、河野氏とともに立候補した場合、遺恨を残すと考え、引くことにした」と話した。
元県議の支援に動いていた保守系市議らは「市職員出身者による市政が続くのは避けたい」として、新たに候補を探している。このほか、元川西市職員(43)も立候補の準備を進めている。共産党など、現市政に批判的な団体は近く会合を開き、独自候補を立てるため協議する。
(2010年4月16日 読売新聞)
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>>780
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100417-OYT8T00082.htm
豊中市長選あす告示
「伊丹」しぼむ争点
豊中市長選と泉南市長選・同市議補選(欠員1)、河内長野市議選(定数18)は18日、告示される。投開票はいずれも25日。
豊中市長選にはこれまで、現職で再選を目指す浅利敬一郎氏(64)と、新人で市民団体役員の堀田明美氏(61)の無所属2人が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。ただ、大阪(伊丹)空港の存廃を巡る議論が活発化する中、2人とも伊丹存続を打ち出しており、存廃問題は選挙の争点から影を潜めている。
市長選を巡っては、3月26日に市議(29)が「将来的な廃港もあり得る」と立候補を表明。廃港論を提唱する橋下知事に支援を要請する意向を示したが、知事が消極的だったこともあり、6日後に出馬を取りやめた。争点に浮上しかけた存廃問題は一気にトーンダウンした。
これまで、市民団体と豊中青年会議所が2人を招いた討論会をそれぞれ開催しており、浅利氏は積極的な企業誘致や認定こども園の増設、豊中ブランドの創出などを公約。これに対し、堀田氏は国民健康保険料の軽減や保育所新設、中小企業支援などを訴えており、街づくりや子育てが争点となりそうだ。
◇
立候補の届け出は、18日午前8時半〜正午は市役所第1庁舎2階大会議室、正午〜午後5時には同第2庁舎3階の選管事務局で受け付ける。有権者数(3月2日現在)は31万8855人。
(2010年4月17日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100418/lcl1004180130000-n1.htm
橋下新党に戦々恐々「黒船が来た」と政令市議 (1/2ページ)
2010.4.18 01:30
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が19日に発足するのを控え、多数派工作が大詰めを迎えている。新党に参加するメンバーは府議会だけでなく大阪、堺の両市議会にも勢力を広げ、橋下旋風が席巻し、新党になびく議員も相次ぐ。「(新党からの)誘いを断ると、選挙で刺客を送り込まれるかもしれない」と悩みを深める議員もおり、議員たちは「黒船が来た」と戦々恐々だ。
「自民の背広(党籍)を脱いで、維新(大阪維新の会)のはっぴを着て、選挙を戦ってほしい」。新党関係者は、ある大阪市議に、こう持ちかけたという。
今月5日夜、橋下知事や新党関係者と、大阪市議9人が、大阪市内の温泉施設の宴会場で会合の場を設けた。知事自ら府市再編構想について熱弁をふるって説明したが、出席市議の1人は「忙しいのに時間をかけて説明してくれたのはありがたいが…」と慎重姿勢を崩さなかった。
結局、この9人は発足時の新党加入は保留することにしたというが、15日になって会合に出なかった別の自民市議1人が新党入りを正式表明した。
この市議は「知事に共感している」と述べ、ほかにも同調する市議が存在することも示唆。市議会内に“橋下シンパ”が広がっていることをうかがわせた。
今夏の参院選には大阪市議2人がくら替え出馬を表明し、福島区と生野区では市議補欠選挙が行われる予定。すでに市議が辞職した福島区の補選は、5月14日告示、23日投票日の日程で、橋下新党は独自候補者を擁立する構えだ。
自民市議の1人は「高い支持率を誇る知事の刺客が擁立されるのは、黒船が来るようなもの。太刀打ちできない」と警戒感を強める。
橋下新党は大阪市議だけでなく、堺市議にも参加要請を進めており、15日には5人の堺市議が新党入りの決意を固めた。市議の間には昨年9月の市長選で、各党相乗りで支持した現職市長が、橋下知事が応援した現市長の竹山修身氏に敗れたことが鮮明に記憶に残る。
ある堺市議は「堺市長選では、知事の存在が風になることが証明された。その勢いは正直怖い。ただ、知事人気にぶら下がるのはどうかという声もある」と複雑な表情を見せた。
一方、今月1日に地域政党に先立って発足した府議会の新会派「大阪維新の会」。22人のメンバーに、さらに1人が加わり、自民党府議団(30人)に次ぐ第2会派に肩を並べた。
新会派への加入をめぐる説得工作はさらに続いているといい、大阪維新の会の府議の1人は「当初の想定よりも、自民からの離団者が増えている。第1会派の背中も見えてきた」と話した。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001004160003
新市の選択 近江八幡市長選〈上〉
2010年04月16日
くす玉を割り、晴れやかな船出を演出した新・近江八幡市役所開庁式。そこに大林宏・旧安土町長の姿はなかった=3月21日
【合併の「傷」抱え船出/地域自治区に命運乗せ】
合併から20日後の今月10日、旧安土町。旧町で合併反対運動を主導した「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」が、合併後初の集会を開いた。
「合併で安土町はぐちゃぐちゃにされた。この痛みは取れません。配られた新・近江八幡市の広報誌は読まずに捨てました」。参加者の女性の発言に、会場は静まりかえった。
この1年あまり、旧安土町は合併の是非をめぐり揺れに揺れた。
町長リコール住民投票(昨年8月)、出直し町長選(同10月)、町議会リコール住民投票(今年2月)、出直し町議選(同3月)・・・。4度の直接投票で示された民意は、合併が法的に確定した後だったにもかかわらず、すべて「合併NO」だった。それでも出直し町議選の1週間後、合併は成立した。
3月21日の新・近江八幡市の開庁式。前日まで安土町長だった大林宏さん(70)は式典に参加せず、自宅で過ごした。町長になる前は「みんなの会」代表だった。後を引き継いだ白木敬祐代表(72)は、合併の賛否に割れた町の1年を振り返る。「親友と縁が切れたという人もいた。ごり押し合併が残した傷だ」
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曲折の末に成立した合併で、旧町民の生活はどう変わるのか。「みんなの会」によると、旧町に比べ行政サービスの低下が懸念される分野がいくつかある。
介護用紙おむつの助成対象が全世帯から低所得世帯のみへ▽介護保険料(月額2890円)が2012年度から新市(現在3688円)の基準に統一され、負担増の可能性がある▽辞書や自転車通学用ヘルメットなど卒園卒業、入学の子どもたちへのプレゼントが続く保証はない▽人間ドックの助成対象が35歳から40歳へ――。
ただ、市によると人間ドックの助成額は、旧町の2分の1に対し新市は3分の2に。旧町で所得制限があった母子家庭や障害者の医療費助成も新市に制限はなく、合併により恩恵を受ける面もある。
諸制度の変更よりも、大林さんが懸念するのは身内感覚で職員が動いたという旧町時代の住民サービスが続くかどうかだ。今月10日の集会でも、参加者から「安土は地域のコミュニティーが完成されていた。それが合併で壊れるのが怖い」との声があった。
新市は、合併に不安を抱く旧町民に配慮して「安土町地域自治区」を設置した。期間は10年。区長は新市長が指名する。街づくりや産業・観光振興などを課題に地域協議会をつくり、区長は市長に意見を述べる権限を持つ。
■ ■
「みんなの会」は、会の名称から「急ぐな合併」を外し、「守ろう安土みんなの会」として活動を続けることを決めた。地域自治区にどれだけの権限が委ねられるのか。旧町への財政支援は十分か。地域協議会の人選は公平公正か。それらを見守ってゆく。
「これからどんな弊害が出るかわからない」と、大林さん。「住民合意のない合併には致命的な欠陥がある」
新市にとっては、旧町民の不満が高まれば新市から分離独立する「分立(ぶん・りゅう)」運動が起きかねない不安を抱えての船出となった。
◇
市町合併に伴う18日告示、25日投開票の新・近江八幡市長選を前に、新市の抱える課題を2回にわたり報告する。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001004170001
新市の選択 近江八幡市長選〈下〉
2010年04月17日
老朽化が進む第2クリーンセンター。移転新築先が見つからず、稼働を続ける=近江八幡市北津田町
【大型事業案 目白押し/問われる財政運営の手腕】
近江八幡市北津田町のごみ処理施設、第2クリーンセンター。1982年に稼働し、旧近江八幡市域の約7万人のゴミはすべてここに集まる。地元との覚書で使用期限は当初97年3月までだったが、移転新築先が見つからないまま期限の延長を重ね、現在の使用期限は2012年3月。地元自治会のアンケートでは過半数が移転を望んでおり、もう後はない。
事業費は80億円前後と見込まれる。市は09年1月、浅小井町に新施設を建設する方針を打ち出した。しかし、その後の地質調査で「地盤が極めて軟弱」との結果が出たために断念。新たな候補地選びに入ったが、今も未定のままだ。
同センターは、県内では彦根市の施設に次いで2番目に古く、老朽化が進む。加えて処理負担も年々重くなっている。08年度に回収したごみは操業当初のほぼ倍の2万4845トンに上る。「次の施設ができるまで、なんとかこの施設をもたせないといけない」と、岡田安(やすし)センター長は言う。
■ ■
計画中の大規模事業は、ほかにもある。
「平成の大合併」は、合併自治体の交付税措置を優遇する「アメ」を用意して促進してきた。合併関連法に盛られている合併推進債は、借金の4割を国が賄う有利な起債だ。
1914(大正3)年建設のJR安土駅のバリアフリー化を含めた改修は、単独町政では事業規模が過大なため、合併により実現しようという旧安土町の合併推進派の意向があった。
乗降客数が1日平均5千人以下で「バリアフリー新法」の補助対象にならないが、合併推進債が利用できれば建設のハードルは格段に下がる。市は合併後、安土駅周辺整備室を立ち上げた。まだ計画は具体化されていないが、改修費用は40億円以内と見込む。
また、野洲市、竜王町と共同で取り組むJR篠原駅の改修は2014年度中の完成を目指す。駅舎改修のほかに駅前へのアクセス道路などをつけ、市の負担分は約20億円。一昨年来の世界的な経済危機の影響で、事業費の削減策を検討中だ。
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財政難に苦しむ多くの市町に比べ、市の財務体質は健全だ。合併前の2市町を合わせた一般会計の市債残高は、09年度決算見込みで209億円。これを人口で割った市民1人あたりの借金は約25万5千円で、県内で最も少ない。
だが、予想される相次ぐハコモノ事業に伴う負担増に耐えられるのか。
合併前、旧市町の合併協議会が作成した新市基本計画によると、クリーンセンターや駅の改修が12〜13年度に集中するため、両年度の地方債の借り入れは例年の倍近い55億円に膨れあがる。13年度は歳入の18%が地方債で占める。だが、その後は発行を控え、19年度は歳入の6.9%、15億6千万円に抑えるとしている。
財政課の堤昭憲課長は「市民に負担がかからない方策を見極めたい」と話す。市民に不可欠な施設整備をスムーズに進めることができるか。新市長の財政運営の手腕が問われる。
(この連載は河野隆二、大西英正が担当しました)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100418-OYT1T00398.htm
「大阪都」どうなる?…19日に橋下知事が新党
地方行政
大阪都構想を巡り対立を深める橋下知事(右)と平松市長(2月19日、大阪市内で)
大阪府の橋下徹知事が代表になり、府議や大阪、堺両市議が結集する地域政党「大阪維新の会」が19日、発足する。
府と大阪市などを再編する「大阪都構想」の実現を掲げ、来春の統一地方選で各議会の過半数獲得を目指す。構想を巡っては、無駄な二重行政が一掃されるという期待の一方、解体される同市などの反発は根強い。また、都制移行後の住民サービスの具体像も不透明で、新党への共感が広がるかは未知数だ。
◇一本化
橋下知事が都構想を打ち上げたのは1月。大阪市内で開いた同月16日の後援会パーティーでは、「強い大阪をつくるには指揮官は1人でいい」と府市再編による「大阪再生」を訴えた。
構想では、府域全体を大阪都とし、東京都と23特別区をモデルに、政令市の大阪、堺両市を解体して周辺9市とともに計20の特別区に再編。インフラ整備や大学、病院など、府と大阪市などで重複する行政サービスを都に一本化し、機能強化を図るという。
背景には、府と同規模の権限や財源を持つ大阪市とがうまく住み分けられず、ベイエリア開発などで競い合う現状への橋下知事のいら立ちがある。
今月15日夜に橋下知事から構想の説明を受けた原口総務相は、「大きな府県の中に大きな市があり、別々の方向を向いている時に統一的な発展はできない。橋下知事は『ワン大阪』で頑張っている」と評価した。
◇格 差
橋下知事は1日の記者会見で、「東京23区のサービスを見てほしい。(区によって)中学生までの医療費無料や給食をやっている」とメリットを強調した。
東京23区では、通常は市町村の収入となる固定資産税など3税の課税権を都が握り、うち55%分を財政力に応じて各区に配分。だが、財源を奪われる区側の不満は大きい。
大企業の本社が集中しながら、人口減少で配分額が減った千代田区が一時、都から独立する「千代田市」構想を打ち出したこともある。区間の格差も目立ち、ある区の担当者は「都制度は不平等だ」と話す。
大阪都への移行で特別区に〈格下げ〉される吹田市の担当者は「自主財源が減れば、きめ細かい住民サービスができなくなる」と懸念する。8特別区に分割される大阪市では、区議が現在の市議の3倍に増えるとされ、余計に経費がかかるという可能性もある。
◇特別法
都制移行は、地方自治法に規定がないため、国が特別法を制定し、住民投票で過半数を得るなど複雑な手続きが必要になる。また、大阪市の平松邦夫市長は「大阪都がすべての問題を解決するように言うのはおかしい」と批判しており、実現への道のりは険しい。
橋下知事は新党結成を間近に控えた16日、「闘う基盤はとりあえずできた。これからが勝負」と語った。5月の大阪市議補選で候補者を擁立する予定で、論戦が本格化しそうだ。
(2010年4月18日17時24分 読売新聞)
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>>826-827
>>264大前の娘が県議なんですよね
2000年西宮市長選
40768 山田知
40740 大前繁雄
13569 川内一男(共産)
12764 竹内純子
5736 竹林伸幸
2004年西宮市長選
60430 山田知
32748 皿海碩
2008年西宮市長選
47515 山田知
21151 八木米太朗
18651 跡田直澄
13736 藤井隆幸
12395 塚田誠二
6184 野々村竜太郎
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「維新の会」、大阪府議会で単独第2会派に 橋下新党きょう旗揚げ
大阪府議会(定数112)の自民党府議団に所属する議員1人が離団し、橋下徹知事を支持する会派「大阪維新の会」に合流することが18日、関係者の話で分かった。
これで同会派は24人となり、1人減で29人となる自民に次ぐ単独第2会派となる。自民内ではまだ数人が離団を検討しているという。
同会派は1日、22人の第4会派としてスタートしたが、その後民主から1人が参加し、公明(23人)と並ぶ第2会派となっていた。
新党の府市再編構想の周知を目的に、衆院選挙区を単位として、府内19カ所でタウンミーティングを実施する考えがあることも説明した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100419/lcl1004190030000-n1.htm
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100420-OHT1T00046.htm
橋下新党発足 目指すは「大阪都」
大阪府の橋下徹知事(40)が代表を務める“橋下新党”が発足した。大阪府と大阪市を解体・再編し「大阪都」を新設する構想実現のための政治団体「ローカルパーティー『大阪維新の会』」の設立総会が19日、大阪市内で開かれ、橋下代表は参加した府議や大阪、堺両市議ら計30人を前に「東京都と大阪都、この2つで日本を引っ張っていく!」と力強く宣言した。
橋下代表は「日本丸はおそらく沈む。このまま沈むのを見届けるのは我慢がならない」。「大阪都」実現には府市両議会で過半数の賛成による決議が必要で、来春の統一地方選に向けて早速、候補者の公募を開始した。定数112人の府議会では、橋下代表の構想に賛同する若手らが政治団体と同名の新会派を結成。これまでに24人が参加し、さらに現職が加わる動きがある。
“橋下新党”は国会議員を擁しない地域政党の位置づけで、夏の参院選に候補者は擁立せず、国政とは一線を画す。
(2010年4月20日06時02分 スポーツ報知)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100420-OYO1T00201.htm?from=main2
「大阪丸から再生を」…「橋下地域政党」大阪都訴え
大阪府の橋下徹知事を代表に発足した地域政党「大阪維新の会」の設立総会が19日夜、大阪市内のホテルで開かれ、来春の統一地方選で府議会と大阪、堺両市議会での過半数を獲得し、「大阪都」構想の実現を目指す方針を確認した。知事をトップにした地域政党は異例。総会で橋下知事は「日本丸はもう沈むでしょう。だけど、このまま沈むのは我慢ならない。まず大阪丸から作り直していかなければいけない」とあいさつし、大阪再生に取り組むことを強調した。
発足時のメンバーは、橋下知事に加え、府議24人、大阪市議1人、堺市議5人の計31人。すでに同名の議会内会派が設立されている府議会に続き、大阪、堺両市議会でもこの日、参加メンバーが新会派を作った。
午後6時からの設立総会では、詰めかけた100人以上の報道陣を前に、橋下知事が「大阪は潜在力は高いが、行政の仕組みがとんでもなく間違っている。アジアに打ち勝つ競争力のある大阪を作るには、大阪全体を仕切るコントロール役を一つに」と大阪都構想を改めて訴えた。その上で、「今日からがいよいよ本当の戦い。府民の力を結集し、大阪を変えるため、前に前に進んでいきましょう」と意気込みを語った。
同会はこの日、大阪市中央区のビルに政治団体の事務所を設置。今後、府内でタウンミーティングを開き、大阪都構想や関西空港を国際ハブ(拠点)空港とするための大阪(伊丹)空港廃止などへの理解を求める。
また、5月23日投開票の大阪市議福島区補選(欠員1)に候補者を立てる。統一選に向けた新人候補の公募もスタートさせた。今月22日には、同会を支援する企業関係者らが設立した政治団体「経済人・大阪維新の会」が政治資金パーティーを開く予定だ。
一方、総会後の記者会見で、橋下知事は、今夏の参院選で首長新党・日本創新党と連携する可能性について「賛同する点は多々あるが、大阪維新の会は大阪のことを考える政党。厳格に線を引いていかないといけない」などと消極的な姿勢を示した。
大阪都構想に批判的な大阪市の平松邦夫市長は「地域共同体の分割を伴う都制の導入という回り道に多大な労力をかけるのでなく、府県を発展的に吸収した関西州実現に一直線に進むべきだ」とコメントした。
地域政党 地域に密着した政治勢力で、ローカルパーティーとも呼ばれる。実数は不明だが、全国組織を持つ既成政党と一線を画し、教育、福祉、環境問題など身近な政策を掲げているケースが多い。「所属国会議員5人以上」などの要件がある政党助成法上の政党には当たらず、法律上は政治団体となる。
(2010年4月20日 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2010/04/20/20100420-022999.php
2010年4月20日
なるか「大阪都」構想 橋本新党 行方占う来月補選
19日設立された地域政党「大阪維新の会」。維新の会の狙いは来春の統一選で、府議会や大阪市議会で過半数を獲得し府市再編を実現することだ。府を「都」に変えるという大掛かりな構想で、その実現のハードルは決して低くない。橋下徹知事は今月�N日の記者会見で「これまでは府政運営という行政の事柄にとどまっていたが、今回の目的は都市改造。まさに政治闘争だ」と強い決意を示した。橋下新党の動向が今後の大阪の浮沈のかぎを握る可能性もある。
■都制へのハードル
大阪維新の会が提唱する「ワン大阪」は、大阪府と大阪市など中心部の市を再編し、行政の効率化を図る目的がある。東京都をモデルに大阪、堺両市や周辺の9市を�T万〜�^万人の特別区に再編し計�T区を設置。区長を公選にする構想だ。
橋下知事は「東京は中学校まで医療費の負担や給食をやっているところもある」と特別区の利点を強調するが、関係各議会で新党議員が多数を占めてもすぐに都に転身できるわけではない。大阪を都制に移行する場合、国の特別法の制定が必要となるほか、関係する各市で是非を問う住民投票といった複雑な手続きが必要で、大阪都実現にはいくつものハードルがある。
■「離党すべきだ」
橋下新党には国会議員はおらず、民主党や自民党といった政治資金規正法上の「政党」ではなく、大阪を活動拠点とする政治団体に位置づけられる。このため、参加議員の大半は中央政党の党籍を持ったまま新党に加わった。
自民党大阪府連の横倉廉幸幹事長は「参加議員の多くは自民党籍があるが、もし、参院選で自民党員にもかかわらず他党の候補を応援することがあれば、厳正な処分を考えないといけない」と濇牽制(けんせい)。民主党大阪府連の森本實事務局長も「参加者は統一地方選を優位に戦いたいということだけでは。新党に賭けるのなら、ちゃんと離党すべきだった」と突き放した。
また、公明党の小笹正博大阪府本部幹事長は「市民生活に根ざした教育や福祉といった政策の内容も分からず『ワン大阪』という理念だけで、公明が維新の会と連携することはありえない」。共産党のある議員も「東京と大阪では税収が違いすぎる。同じスキームでやるには無理がある」と課題を指摘する。
■初陣は大阪市議補選
「補選がターニングポイントになる」。維新の会メンバーのひとりは、5月�W日投開票の大阪市福島区の市議補欠選挙(欠員1)を最重要と位置づける。独自候補を擁立する予定で、新党としての初陣となる。大勝すれば、新党入りを望む議員が増える半面、敗北すればいきなり求心力に疑問符がつく可能性もある。
新党サイドは水面下で補選の候補者選定を進めているという。これまで知事の側近や弁護士、落語家らの名前が浮上しているが「公募」も検討している。
一方、橋下知事は参院選に積極的に関与する考えはないとみられ、山田宏東京都杉並区長らがつくる日本創新党とも一線を画すという。ある政党関係者は「維新の会には自民や民主に党籍があるメンバーがいるため、ひとつの党を応援はしにくいのではないか」と分析した。
橋下知事に「殴り返す」 民主党幹部から“圧力”
橋下徹知事は19日、新党結成について「(民主党幹部から)『殴られたら殴り返す』といわれた」と言及。相手は政権与党の中枢人物で「圧力を受けた」という。
報道陣から圧力をかけた相手は誰かという質問もあったが、橋下知事は「それを言うと(漫画「ドラえもん」の)のび太になる。『おまえ男やないやろ』と怒られる」と名前は明かさなかった。
橋下知事は「民主党のなかでもバックアップしてくれる人もいる」として原口一博総務相や仙石由人国家戦略担当相、枝野幸男行政刷新担当相の名を挙げた。一方「そうでない人からは『殴られたから殴り返す』といわれた。しようがないですね」と述べた。
また、橋下知事は「公務員の職員組合から支持を受けていたら何もできない」と民主党を非難。「政府の地域主権戦略会議のメンバーから外されても仕方がない」とした。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010042000443
日本創新党と「立場違う」=国政とは一線−橋下大阪知事
大阪府の橋下徹知事は20日、東京都杉並区の山田宏区長らが結成した「日本創新党」との関係について、「立場が違う」と述べ、応援活動などは行わない考えを示した。府庁内で記者団に語った。
同知事は、創新党の代表幹事を務める中田宏前横浜市長と同日朝、電話で会談したことを明らかにした。その上で、地域主権の確立など、同党の取り組みの方向性には賛意を示しつつも、自身が代表となって発足させた地域政党「大阪維新の会」が大阪府・市再編を目指している点を強調。参院選での議席獲得を目標とする創新党とは目的が異なると指摘した。
また、維新の会が候補者を擁立する予定の5月の大阪市議補選を引き合いに、「大阪府域内に変な誤解が生じると今度の補選で負けてしまう。国政とは一線を画する」と述べた。(2010/04/20-13:40)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201004210011.html
橋下新党、大阪市議補選候補者内定 志願の女性会社役員
2010年4月21日
大阪府と大阪、堺両市の再編を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)が、5月23日投開票の大阪市議補選(福島区、被選挙数1)に、市内の女性会社役員(46)を擁立することがわかった。同会が設立後、初めて臨む選挙となる。
橋下知事は来春の統一地方選で、「府議会と両市議会で過半数の獲得」を目標に掲げる。だが大阪市議会では府市再編に反発が強く、市議の参加は今のところ1人。補選は知事の「大阪都」構想が、市議会に支持を広げるかどうかの試金石ともなりそうだ。
関係者によると、女性は親族が経営する会社に勤め、政治経験はない。知事の構想に賛同し、同会側に立候補の意思を伝えてきたという。
市議補選には今のところ、民主、共産両党が新顔を擁立する方針。自民党の立候補予定者は決まっていない。(池尻和生)
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近江八幡市長選挙 中盤 情勢
深井 事務所内の雰囲気がもうひとつ、アンチ富士谷の集合体では
誰が仕切るのだろうかもうひとつ伸びないと、安土に浸透しなくては
富士谷 安土の市街地、市内北部はまぁまぁの感触 篠原方面で挽回を
勢いはないものの 潜ってる恐怖感は 選挙巧者の証か?
残り6ハロン 3角立ち上がりでの勝負か? 深井の騎手はほぼデビュー戦
ペース配分を誤ったか? 富士谷の騎手は仕掛けどころを知っているはず
このままなら ゴールは鼻差で決まるだろう
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http://www.sankei-kansai.com/2010/04/22/20100422-023085.php
2010年4月22日
橋下新党議員ジレンマ 自民候補も出馬なら... 大阪市議補選
5月23日投開票の大阪市議補選福島区選挙区(欠員1)で、自民市議の長男で秘書の太田晶也氏(38)が出馬に意欲を示していることが21日、分かった。自民党府連に公認を求める方針。しかし自民の公認候補が立候補すると、戸惑うのは橋下徹・大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に加わった自民党籍の議員たち。維新は独自候補を擁立を決めているが、自民府連幹部の中には「反党行為をした場合は除名もある」という厳しい意見もあり、関係者からは「究極の選択になる」との声があがっている。
晶也氏は同選挙区選出の太田勝義市議の長男。選挙区定数は2で、当選すれば親子での議席独占となるため世襲批判も想定されるが、晶也氏は「地元出身者として福島区の将来を考えていきたいと思っている。父の後援会の賛同を得たうえで出馬したい」と話しており、自民支部内で調整がつけば、来週にも府連に公認申請をするという。
市議補選では、維新が会社役員の広田和美氏(46)を擁立する方針で、地域政党の“初陣”としての注目されている。
維新にはこれまで30人の地方議員が加わっているが、ほとんどが自民出身で党籍を残したまま。自民党籍を持つ維新府議の一人は「過去の選挙では公認候補以外を応援して処分されなかった人もいる。仮に処分を考えているのなら釈然としない」と話す一方、別の府議は「できれば自民の公認候補を落とす選挙にはかかわりたくはない」と打ち明けた。
補選にはこのほか、民主の国本政雄氏(33)と共産の山田みのり氏(33)の2人が立候補を表明している。
(2010年4月22日 09:02)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100421ddlk28010341000c.html
合併2期目の課題:加東市長選25日投開票/上 統合庁舎の移転新築案 /兵庫
◇旧3町ごとの分庁舎1カ所に−−困惑する住民の姿も
社・滝野・東条の旧3町合併(06年3月)から4年が経過した加東市。旧3町役場を利用した「分庁舎方式」から「統合庁舎方式」への移行や、旧町間で格差があった都市計画税の公平化などを計画している。いずれも「全市一体化」を目指すものだが、市民生活に与える影響は大きい。「合併2期目」を迎えた市政のかじ取り役を選ぶ市長選投票日(25日)を前に、市の現状を探った。
「あすは我が身だよ」
冷たい春に柔らかな日差しがさした今月半ば、加東市東部、東条湖の西約1・5キロにある別荘地・湖翠苑(こすいえん)地区で数人の住民が立ち話をしていた。
湖翠苑地区の定住世帯は約60。住人の高齢化が進んでいるが、地区には電車やバスなどの公共交通機関が整備されていない。最も近い分庁舎・東条庁舎まで直線距離で約3キロ。車を運転できないお年寄りが住民票や福祉関係書類を発行してもらう場合、片道1時間かけてバス停まで歩くしかないケースもある。
市庁舎が統合されれば、東条庁舎の窓口機能はなくなってしまう可能性がある。仮に社地区に統合庁舎が建てられると、今でも遠い庁舎窓口が、さらに遠くなる。市庁舎統合案に困惑するお年寄りの姿を見るにつけ、まだ元気な住民の不安も募る。最近は住人が数人集まれば「あしたの不安」が口をつくようになった。
◇
市は行財政の効率化の観点から、旧3町ごとに設けている分庁舎を1カ所にまとめる「統合庁舎方式」を検討している。
昨年11月、市民や大学教授らによる庁舎の検討委員会は、社庁舎そばの県有地=加東市山国=での統合庁舎新築案を市に提言した。提言の中で、東条庁舎は「地域の市民・防災拠点または更地利用」、滝野庁舎は「北播磨の広域消防本部を中心とした活用」、社庁舎は「周辺に残る施設の機能と融合した活用」と記された。今のところ、社庁舎の増改築案も議論の俎上(そじょう)に載っているが、いずれにせよ庁舎機能は社地区に集約されるとみられる。
通常の予算編成日程から逆算すると、年末までに新築か社庁舎の増改築かを決めなければ、国が7割を補てんする「合併特例債」の期限内活用(15年度いっぱい)が困難になる。市企画部は「方針決定は遅くても来年3月が限界」と気をもんでいる。
◇
庁舎統合によって市民の窓口利用に不便が生じる可能性があることから、検討委員会は提言の中で「現存庁舎(分庁舎)の有効利用については、統合と同時に検討すべきものだ」と指摘し、市に配慮を求めた。しかし、市は現段階で3分庁舎の利用方法を提示していない。窓口サービスがどうなるかは不透明なままだ。
ある市議は「市民の間で庁舎統合への理解は進んでいるが、一方で『市民サービスはどうなるのだろう』との不安も、また根強い」と語る。まちづくり拠点となる市庁舎のあり方は市長任期の4年間に限らず、市域全体の市民の未来にかかわる重みを持っている。【浜本年弘】
〔播磨・姫路版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100422ddlk28010402000c.html
合併2期目の課題:加東市長選25日投開票/下 都市計画税に戸惑い /兵庫
◇市街化区域、相当するか疑問の声も−−東条地区の住民
加東市の中央部を東西に貫く中国自動車道の「ひょうご東条」インターチェンジを降りると、目の前にニュータウンが広がる。「職・住の複合機能都市」を標ぼうする「ひょうご東条ニュータウンインターパーク」(加東市南山)だ。
この158ヘクタールに及ぶ東条地区の新都市が今、揺れている。市がパークや市東条庁舎付近の一部区域などを対象に、地方税「都市計画税」を課そうと計画しているのだ。パークに住んで5年以上になる60代の男性は「課税の話は最近聞いたばかり。(課税されても)仕方がないのだろうが……」と戸惑いを隠さない。
◇
都市計画税は、都市計画区域のうち、主に市街化区域内にある土地・建物の所有者に課税するもの。全国の市町村が導入し、都市計画事業費や土地区画整理事業費の原資としている。
加東市も例外ではない。既に社・滝野の旧2町では、該当地域に都市計画税を課税している。ところが、旧東条町だけは課税されてこなかった。加東市には06年3月の3町合併前に作られた2種類の都市計画があり、旧東条町を対象とする「東条都市計画」には市街化区域が設けられていないのだ。このため、旧社・滝野町の住民を中心に「『税負担の公平性』のルールから外れている」との声が上がっていた。
この問題は合併前の「合併協議会」時代から早くも問題視されていたが、市は他の懸案事項への対応に追われて解決を先送りしてきた。08年度に入り、市はようやく問題解決に向けて行動を開始。(1)課税が可能となる「市街化区域に準じる区域」を東条地区に設定(2)税率は現在の0・3%から1割程度下げる(3)新税率は社・滝野地区の旧2町にも適用する−−などの方針を今年の3月定例市議会で明らかにした。市は関連条例の今年度内の改正を目指している。
市によると、社・滝野地区の08年度の都市計画税収入は約2億9000万円(課税対象5108件)。東条地区の新たな課税対象は約1050件あり、税率を下げても税収水準を維持できると見込んでいる。
◇
市長選の告示直後、パークで物件仲介を行っている不動産業の男性は「課税の話はまったく知らなかった」と語った。
市は現段階で課税の検討を始めた事実をパークの住民に直接説明していない。住民の中には、市長選が近付いて合併に伴う課題が改めて注目されるようになったことで、初めて知ったという人も多い。パークの企業誘致関係者は「課税が(パークの将来に)どう影響するかは分からない。ただ、ここが本当に市街化区域に相当するような都市部なのだろうか」と首をひねる。
市長選後、市は課税に向けた動きをさらに加速させる。一方で、新たな課税や説明不足に不満を持つ住民も少なからず存在する。新市長には「説明責任」を果たすことが求められる。【浜本年弘】
〔播磨・姫路版〕
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http://www.sankei-kansai.com/2010/04/20/20100420-022999.php
2010年4月20日
なるか「大阪都」構想 橋本新党 行方占う来月補選
19日設立された地域政党「大阪維新の会」。維新の会の狙いは来春の統一選で、府議会や大阪市議会で過半数を獲得し府市再編を実現することだ。府を「都」に変えるという大掛かりな構想で、その実現のハードルは決して低くない。橋下徹知事は今月14日の記者会見で「これまでは府政運営という行政の事柄にとどまっていたが、今回の目的は都市改造。まさに政治闘争だ」と強い決意を示した。橋下新党の動向が今後の大阪の浮沈のかぎを握る可能性もある。
■高いハードル
大阪維新の会が提唱する「ワン大阪」は、大阪府と大阪市など中心部の市を再編し、行政の効率化を図る目的がある。東京都をモデルに大阪、堺両市や周辺の9市を20万〜30万人の特別区に再編し20区を設置。区長を公選にする構想だ。
橋下知事は「東京は中学校まで医療費の負担や給食をやっているところもある」と特別区の利点を強調するが、関係各議会で新党議員が多数を占めてもすぐに都に転身できるわけではない。大阪を都制に移行する場合、国の特別法の制定が必要となるほか、関係する各市で是非を問う住民投票といった複雑な手続きが必要で、大阪都実現にはいくつものハードルがある。
■2つの党籍
橋下新党には国会議員はおらず、民主党や自民党といった政治資金規正法上の「政党」ではなく、大阪を活動拠点とする政治団体に位置づけられる。このため、参加議員の大半は中央政党の党籍を持ったまま新党に加わった。
自民党大阪府連の横倉廉幸幹事長は「参加議員の多くは自民党籍があるが、もし、参院選で自民党員にもかかわらず他党の候補を応援することがあれば、厳正な処分を考えないといけない」と牽制(けんせい)。民主党大阪府連の森本實事務局長も「参加者は統一地方選を優位に戦いたいということだけでは。新党に賭けるのなら、ちゃんと離党すべきだった」と突き放した。
また、公明党の小笹正博大阪府本部幹事長は「市民生活に根ざした教育や福祉といった政策の内容も分からず『ワン大阪』という理念だけで、公明が維新の会と連携することはありえない」。共産党のある議員も「東京と大阪では税収が違いすぎる。同じスキームでやるには無理がある」と課題を指摘する。
■参院選と一線
「補選がターニングポイントになる」。維新の会メンバーのひとりは、5月23日投開票の大阪市福島区の市議補欠選挙(欠員1)を最重要と位置づける。独自候補を擁立する予定で、新党としての初陣となる。大勝すれば、新党入りを望む議員が増える半面、敗北すればいきなり求心力に疑問符がつく可能性もある。
新党サイドは水面下で補選の候補者選定を進めているという。これまで知事の側近や弁護士、落語家らの名前が浮上しているが「公募」も検討している。
一方、橋下知事は参院選に積極的に関与する考えはないとみられ、山田宏東京都杉並区長らがつくる日本創新党とも一線を画すという。ある政党関係者は「維新の会には自民や民主に党籍があるメンバーがいるため、ひとつの党を応援はしにくいのではないか」と分析した。
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橋下知事に「殴り返す」 民主党幹部から“圧力”
橋下徹知事は19日、新党結成について「(民主党幹部から)『殴られたら殴り返す』といわれた」と言及。相手は政権与党の中枢人物で「圧力を受けた」という。
報道陣から圧力をかけた相手は誰かという質問もあったが、橋下知事は「それを言うと(漫画「ドラえもん」の)のび太になる。『おまえ男やないやろ』と怒られる」と名前は明かさなかった。
橋下知事は「民主党のなかでもバックアップしてくれる人もいる」として原口一博総務相や仙石由人国家戦略担当相、枝野幸男行政刷新担当相の名を挙げた。一方「そうでない人からは『殴られたから殴り返す』といわれた。しようがないですね」と述べた。
また、橋下知事は「公務員の職員組合から支持を受けていたら何もできない」と民主党を非難。「政府の地域主権戦略会議のメンバーから外されても仕方がない」とした。
平松邦夫・大阪市長の話 「橋下知事は歴史的に一体的に発展し、既に成熟している地域共同体の分割を伴う都制の導入という回り道に多大な労力をかけるのではなく、当初の信念に基づき、府県を発展的に吸収した関西州実現に一直線に進むべきだ」
竹山修身・堺市長の話 「基本的な方向性は地域主権を推進し効率のよい地方政府を確立する私の考えと同じ。関西州や『一つの強い大阪』を作る過程で、南大阪地域が社会的、経済的再生を果たすためにも私が提唱する『堺都市州』の構想も有効ではないか」
【写真説明】発足式を終え、報道陣の質問に答える橋下徹知事と、「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(左)=大阪市北区(大塚聡彦撮影)
(2010年4月20日 09:38)
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誰ですかねえ
わたしには栃木の人しか思い付きませんが。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201004230041.html
橋下氏、「党首」と「知事」どう区別? 悩む関係者(1/3ページ)2010年4月23日
大阪府の橋下徹知事が地域政党「大阪維新の会」の代表に就任したことで、知事と党首という「二つの顔」をどう区別するかという問題が浮上した。同会が初の選挙として臨む5月の大阪市議補選を控え、知事の発言や行動が、公職選挙法で禁じられた事前運動や首長の地位を利用した選挙運動にあたらないか――。特異なケースだけに、関係者は気をもんでいる。
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今月16日の放映を最後に、橋下知事がレギュラー出演してきた読売テレビの報道番組「かんさい情報ネットten!」の人気コーナー「ちょっと聞いてよ! 橋下知事」が休止された。
メディアでの「発信力」が知事の人気の源泉。ほぼ毎週金曜夕方に10分余り、知事室から生中継で出演するなどし、府庁移転や空港問題などに視聴者の疑問に答える形で自らの考えを訴えてきた。
休止について、同テレビの番組担当者は「知事と党首の線引きが難しい。党首としての発言でも、府民には知事としての発言に映る可能性がある」。再開するかどうかは、知事が「大阪都」構想を掲げて挑む来春の統一地方選後に改めて検討するという。
他局も同様だ。知事が何度も出演した情報番組「ちちんぷいぷい」を放送する毎日放送も、線引きに気を使う。「選挙にからむ発言を編集できないので、生放送は今後なくなっていくだろう」
府の広報担当職員も悩む。週1回の知事の定例会見の動画をホームページに載せているが、選挙に関する発言を出せば、公正さや公務員の中立性を侵す恐れがある。かと言って発言を編集すれば、都合の悪い部分を隠すのか、という批判を受けかねない。
会見時などに背後に立てられる「バックボード」には、「大阪維新」の文字が書かれていることが多かったが、府は「誤解を生まないように」と今月、別のデザインに差し替えた。
知事は、府市再編など政策に関する発言はこれまで通りで問題ない、としている。ただ今後の選挙への対応などについては、「大阪維新の会」事務所で党首としての会見を行うことも検討している。
◇
参院選に候補者を擁立するとして、東京都杉並区の山田宏区長が党首となって「日本創新党」を設立した。杉並区はどう対応しているのか。
区長室によると、山田区長の新党結成の動きが表面化した3月以降、新党についての問い合わせが増えた。同室は「答えられない」として、区長らが作っていた政治団体の連絡先を紹介している。
毎週会見する橋下知事と違い、山田区長の会見は年に数回のため「現時点では政務、公務の会見を分けることは考えていない」という。新党の取材は、誰でも入れる区役所の廊下などで受けている。
ただ、スケジュールと公用車の使い方は「誤解を招かないようにしたい」と気を使う。政党活動は公務の空いている時間。公用車使用は公務に限定し、政党活動の際はタクシーなどに乗り換える。
橋下知事の場合、公用車は安全を守る「警護用専用車」の扱いで、政治活動に使っても府の規定に反しない。ただ「大阪維新」の会合などに行く際は、私設秘書の車やタクシーに乗っているという。
◇
「大阪維新」の府議らが、会派結成に先立って3月にまとめた活動方針のたたき台に、府職員が作った東京都と大阪府・市の財政規模や職員数、民間事業所数などを比較分析した未公表資料が流用されていた。知事は22日、報道陣に「(府の資料の扱いの)整理がきちんとついていなかった。これは失態。以後気をつけます」と釈明した。
府職員らによると、府議からの資料請求という正規のルートでの申し込みはなかったという。流用された経路は不明だが、知事の周辺を経由していたとすれば、公務員に政治的中立性を求め、特定の政党や政治団体のために活動することを禁じている地方公務員法に抵触しかねない。
知事は21日、「資料提供などで大阪維新の府議を特別扱いしない」などのルールを示した。だが、職員らは「活動の線引きは難しい。府の資料が政治利用されないか、注意が必要だ」と心配する。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001004260006
泉南市長選、向井氏5選、市議補選は6票差
2010年04月26日
当選が決まりバンザイする向井通彦氏=泉南市樽井2丁目
泉南市長選と同市議補選(被選挙数1)が25日、投開票された。市長選は、無所属で現職の向井通彦氏(68)=自民、公明推薦=が、無所属新顔で前市議の田畑仁氏(33)を破り、5選を果たした。市議補選は無所属前職の小山広明氏(68)が当選した。当日有権者数は5万979人。投票率は市長選が42・97%(前回46・49%)、市議補選が42・95%だった。
向井氏は同市樽井2丁目の事務所で支持者を前に「全地域を歩き、多くの人と握手をしてきた。皆さんの支援のたまもの」と語った。選挙戦では4期16年の実績をアピールしてきた。公約に掲げた幼稚園の統合は「来年3月までに完了させたい」。火葬場の建て替えは「早急に進める」と抱負を述べた。関西空港については「国際ハブ空港となるよう、伊丹空港廃止などの方向を目指して頑張る」と述べた。
田畑氏は同市樽井9丁目の事務所で、「(向井氏の)長期政権をなんとか止めたいと精いっぱいやったが力不足だった」と語った。33歳という若さを前面に打ち出し、子どもの学力向上や幼保一元化などの教育改革などを訴えたが、及ばなかった。
◎泉南市長選開票結果◎
当 12,676 向井 通彦 68 無現
※自・公
8,623 田畑 仁 33 無新
=確定得票
※政党は推薦
◇新泉南市長の略歴◇
向井 通彦(むかい みちひこ) 68 無現 当選回数:5
▽府市長会副会長・(前・元職として)近畿市長会会長・市助役・市長公室長・事業部長
▽出身校:近畿大法学部
◎泉南市議補選開票結果◎
(被選挙数1−候補者数2)
当 10,104 小山 広明 68 無前 当選回数:7
▼ 10,098 古谷 公俊 40 自新
=確定得票
落選者の▼は法定得票に達した人
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002916847.shtml
読み間違えで発表得票数にミス たつの市議選
25日投開票された、たつの市議選の開票作業で、市選管が当選者の得票数を、実際より5票多く発表した後、確定時点で5票減らして修正するミスがあった。確定は見込みより30分余り遅れ、26日午前1時5分までずれ込んだ。
市選管は26日午前0時10分、案分票だけを残した開票率98・8%で、当選した森本重宣氏の得票を1329票と発表した。しかし、得票総数が投票者数と一致しなかったため、立候補者35人全員の票を再点検。森本氏の得票が1324票であることに気付いた。
計算機係が、下二けたの端数の束に「24」と手書きしたが、集計係、検算係とも「29」と読み誤って入力したという。当落や当選順位への影響はなかった。
さらに確定間際に、立会人席の机に疑問票2票が残ったままになっているのが見つかり、遅れに拍車をかけた。市選管の溝口要事務局長は「途中経過の説明もせず、発表したことを深くおわびします」と謝罪した。
(古根川淳也)
(2010/04/26 10:48)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002916665.shtml
同数で並び抽選に 神河町議選最後の議席
任期満了に伴い、25日に投開票された兵庫県神河町議選(定数14)で、最後の1議席をめぐって2候補の得票数が同数で並び、くじによる抽選で当選者を決める異例の事態となった。
旧神崎、大河内両町の合併後、2度目の町議選となった今回は15人が立候補した。定数が2減となったこともあり、少数激戦となった。
午後9時前から始まった開票作業は順調に進んだが、最後の14人目で無所属元職の竹内康男氏(61)と、同新人の高橋省平氏(52)が195票で並んだ。このため公職選挙法に基づき、両候補を開票所に呼び出し、くじ引きを実施。2通の封筒が用意され、「当選」カードの入った封筒を引いた竹内さんが議席を手にした。
県内では2007年に稲美町議選、04年に旧淡路町議選などで、くじ引きで決めた例がある。
(2010/04/26 10:40)
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>>850
ちなみに同時に行われた市議補選、「補選が無いのは市民の選択肢を奪う!」と辞任した前市議が僅差で返り咲き。
http://koyama-h.cab.jp/image/koyama.jpg
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100426000151&genre=A2&area=S00
議長に自民・吉田氏 副は民主・谷氏
滋賀県議会 2会派が協調
滋賀県議会は26日の臨時議会で、新しい議長に吉田清一氏(自民党・真政会)、副議長に谷康彦氏(民主党・県民ネットワーク)を選出した。自民系会派が過半数割れした2007年の県議選以降で初めて、最大会派の自民と第2会派の民主が議長選、副議長選で共同歩調をとった。
議長選、副議長選とも、全議員47人のうち共産党県議団を除く44人が吉田氏、谷氏に投票した。県議会は来春に改選となる。
07年県議選後の議長選では、民主が共産や「対話の会・びわこねっと」と協調して、県議会史上初となる非自民の議長ポストを得た。しかし08年、09年の議長選はともに自民が巻き返した。09年は副議長選でも民主は及ばなかった。
自民、民主が足並みをそろえたことについて、吉田氏は就任会見で「議員任期の最終年度で、対立をお互い避けたのではないか」と述べ、谷氏も「議会運営で混乱もあり、円滑な運営ができないかとの思いが各議員の根底にあった」との見方を示した。
吉田氏は旧中主町議2期を経て1995年に初当選、4期目。野洲市安治。62歳。
谷氏は旧甲西町議3期を経て2003年初当選、2期目。湖南市下田。68歳。
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>>826-827
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100427ddlk28010391000c.html
選挙:西宮市長選 大前氏が出馬へ 「ラストチャンス」と意欲 /兵庫
市長の辞職に伴う西宮市長選(5月9日告示、同16日投開票)で、前衆院議員の大前繁雄氏(67)が26日、立候補を表明した。大前氏は会見で「衆院議員2期で自民党に鍛えられ、行政の仕組みがよく分かった。ラストチャンスと思って頑張りたい」と意欲を示した。
大前氏は79年から県議を6期務め、00年11月の市長選で山田知前市長に28票差で敗れた。03年に衆院議員に初当選し、09年8月の前回総選挙で落選した。
大前氏は河野昌弘前副市長(64)が立候補を表明していることについて、「3代続けて市役所出身者が市長になれば、市役所を守る姿勢が大きくなり、思い切った改革ができなくなる」と述べた。また市長の退職金の廃止や、学校現場での道徳教育の推進などを公約に掲げた。
市長選には、ほかに元川西市職員の野々村竜太郎氏(43)が立候補を表明している。【津久井達】
〔阪神版〕
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100427-OYT8T00103.htm
無所属2府議 民主入りへ
橋下知事に近い議員で結成された府議会新会派「大阪維新の会」(24人)が勢力を伸ばす中、無所属府議2人が、民主党・無所属ネット(22人)入りする意向を固めた。最大会派は自民党府議団(29人)で、両府議が加わる民主党会派は大阪維新の会と並ぶ第2会派となる見通し。
民主党会派に入るのは、府民ネットおおさか・吉村善美、豊中ネット・中岡裕晶の両氏。2人は府庁舎の大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)への移転関連2議案に賛成するなど、無所属の立場で橋下知事を支えてきた。
両府議は読売新聞の取材に対し、「政権につながる民主党会派に入ることで、府政改革を進めていきたい」などと話した。
(2010年4月27日 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100427/lcl1004270838000-n1.htm
橋下“維新の会”最大会派に肉薄 自民2府議も加入へ
2010.4.27 08:26
大阪府議会の自民党府議団(29人)に所属する議員2人が、執行部に対し離団の意向を伝えたことが26日、関係者の話で分かった。2人は橋下徹知事の主張に賛同する「大阪維新の会」(24人)に加わる見通し。一方、諸派の2人が民主会派入りの意志を固めたという。いずれも移籍が実現すれば、府議会(定数112)の会派構成は自民27、維新26、民主24、公明23、共産10、諸派2となる。
離団の意向を伝えたのは、三田勝久議員(大阪市港区選出)ら2人。三田議員は「このまま行くと大阪府も大阪市も厳しくなる一方だ。橋下知事の強力なリーダーシップのもと、行政の仕組みを立て直す府市再編にかけてみたい」と話した。
大阪維新の会は今月1日に22人で発足。その後、2人が加入し、単独第2会派となっていた。一方、一時は49人だった自民は、移籍が実現すれば27人となる。
民主は、大阪維新の会の結成で2人が離脱し第4会派となったが、新たに2人が加わることになれば、第3会派に浮上する。
5月21日に開会予定の5月定例議会では、議長選をはじめ、常任委員会の委員長ポストの割り振りなどが控えている。各会派の勢力で議会人事も左右されるため、会派間の多数派工作が活発化している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100429/lcl1004290200000-n1.htm
大阪維新の会のメンバー、自民党府連青年局の役職を集団辞職へ 市議補選控え
2010.4.29 02:00
5月23日投開票の大阪市議選福島区選挙区(欠員1)を控え、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に参加した自民党籍を持つ府議ら10人が党府連青年局の役職について集団で辞職願を提出したことが28日、分かった。府連青年局に所属する市議秘書の太田晶也氏(38)が市議補選に立候補の意志を示したことへの対応だという。
辞職願について府連青年局は5月上旬に取り扱いを協議する方針。ただ、辞職願は青年局の役職のみに限定しており、自民党籍は残したままで、青年局への所属も続けるという。
役職辞職を申し出たのは、党府連青年局の役職につく大阪維新の会所属の府議ら10人。府連青年局は18歳から45歳の党員らで構成されており、市議補選で立候補予定の太田氏も青年局の役職者の1人。市議補選では、党府連に対し公認申請中という。
大阪維新の会はすでに、市議補選で会社役員、広田和美氏(46)の擁立を決定。関係者によると、「青年局の太田氏が立候補するのに、青年局の役職を持ったまま広田氏を応援しにくい」という声が浮上。青年局の役職を辞職した上で、選挙戦にのぞむことにしたという。
大阪維新の会に加入したメンバーのほとんどは自民党籍を持ったまま。党府連内部には「反党行為をした場合は除名もある」という強行意見もある半面、高い人気を誇る橋下知事との直接対決を避けたい意向を持つ幹部もおり、対応が注目されている。
市議補選をめぐっては、このほか、民主公認の国本政雄氏(33)、共産公認の山田みのり氏(33)らも立候補を表明している。
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http://www.asahi.com/politics/update/0501/OSK201005010070.html
「橋下新党」参加府議めぐり大阪自民内輪もめ 市議補選
2010年5月1日22時9分
「橋下新党」の初選挙となる今月下旬の大阪市議補選を前に、大阪の自民党が身内でもめている。府市再編を掲げて候補を立てる「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)に参加した府議の動きを封じ込めようと、市議団が現職市議の長男の公認を求め、1日の党府連の選対委員会で認められた。府議らの党除籍論が浮上するなど、内輪の対立は参院選にも影響しそうだ。
「維新の会とガチンコでやるリスクを取るほどのことなのか」「参院選を前に党のイメージに傷がつく」
23日投開票の市議補選(福島区、被選挙数1)に向け、市議団が求めていた太田晶也氏(38)の公認を府連が決定した直後。国会議員や府議たちは口々に不安を語った。
市議の間では「大阪都」構想への反発が強い。自民党籍を持ちながら維新の会に参加し、市議団が推す候補に対抗馬を立てる府議への怒りはなおさらだ。「府連を出て市連を作る」と気勢を上げる市議もいた。太田氏の公認を得て維新の会の府議らに除籍をちらつかせるという戦術も、こうした中から出てきた。
だが、府連側は太田氏について「出るなら勝手に出ればいい」(谷川秀善会長)と、公認には慎重だった。維新の会メンバーの府議は選挙の実動部隊となる府連青年局の役員が多く、抜ければ参院選を前にダメージを受けることになる。同会代表の橋下知事と正面から対決するのは避けたい、との空気もあった。ただ選対委員会は、公認賛成派の市議らが多数を占めていた。
谷川会長は「自民も候補を出して戦うべきだとなった」と述べ、「違うと思うけどね。僕は機嫌が悪い」と付け加えた。府議側は「こんなんじゃ、やってられない」と収まらず、参院選に向けて暗雲が漂う。
市議補選は太田氏のほか、今のところ大阪維新の会推薦の広田和美氏(46)、民主公認の国本政雄氏(33)、共産公認の山田みのり氏(33)らが立候補を予定している。
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しかし、そんなに大阪市「府直轄制」がいいのかねえ。本音としては、欲しいのは、ウオーターフロントと交通資産だけなんじゃないのかい。
本当に大阪都になったら、その十年後くらいに「特別区制度の改革」の声とか出たりして。
橋下知事が街頭で熱弁…「維新の会」初陣迫る
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100504-OYT1T00617.htm
14日告示、23日投開票の大阪市議福島区補選(欠員1)に初めて候補者を擁立する地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪府知事が4日、福島区内でマイクを握り、「既存の利益を守ろうとする市議会との戦いだ」と訴えた。
維新の会代表として街頭に立つのは初めて。補選では、民主、自民、共産各党も新人候補擁立を決めており、既存政党との全面対決に注目が集まっている。
橋下知事は午後3時、維新の会から立つ女性会社役員、広田和美氏(46)と一緒に同区内のスーパー前で、「既存政党(に所属する議員の関心は)は議席を得ることだけ。我々は一から大阪を作り直すことだけを目標にした政治グループだ」とこぶしを突き上げた。
公約に掲げた「大阪都」構想を巡っては、「今の区長は2年で人事異動する公務員。区民の思いを伝えたいなら自分たちで区長を選ぶのが原則」と区長公選制の導入を主張した。
一方、迎え撃つ既存政党。元衆院議員秘書の国本政雄氏(33)が立候補する民主党は「維新の会を初戦で勢いづかせると来春の統一地方選にも響きかねない」(党府連幹部)と警戒を強める。市議補選にもかかわらず、国会議員を大量動員し、総力戦で臨む構えだ。
現職市議の長男で秘書の太田晶也氏(38)を立てる自民党は、党籍を持つ府議らが維新の会に参加しており、分裂選挙は避けられない見通し。陣営は「維新候補を支援した議員は除名だ」とけん制するが、参院選も迫っており、苦しい対応を迫られている。
参院選への出馬で辞職した所属市議の議席死守を目指す共産党は、立候補予定の党区生活相談所長、山田みのり氏(33)が同日、街頭でアピール。陣営幹部は「今の制度を壊せばすべてが解決するかのような、維新の会の主張はまやかしだ」と批判を強める。
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http://www.nara-np.co.jp/20100505164435.html
知事進退に各党注目 - 次期知事選まで1年
2010年5月5日 奈良新聞
1期目の任期も残すところ1年を切った荒井正吾知事(65)=任期満了は来年5月2日=だが、進退をまだ明らかにしておらず、「表明」の時期が注目される。参院選に向けて駒を進める各政党も、知事選に関しては「まず現職の動向を見て」と異口同音に。唯一、共産党が「今回も独自に対抗馬を立てる」と気を吐く以外、対決の構図はまだ描けていない。平城宮跡の国営公園化や地域医療再生計画など、長期的展望に立った構想を次々と打ち出す知事の積極姿勢に、周囲は「(再選への)意欲は満々」と見るが、なかなか本心を語らないのは「民主党の出方を見ている」との見方がもっぱらだ。
表明の機会は3月県議会でもあった。本会議で民主党の岩城明議員が、構想に絡めて進退問題に言及。が、荒井知事は「(構想は)私の任期には関係ない。県政の望ましい姿を議論していきたい」と煙に巻いた。報道陣の質問にも「10月8日の平城遷都1300年祭記念祝典までは考えない」と述べた。
先月28日の定例記者会見では、1期目の3年間を「就任直後に起きた周産期などの医療問題、平城遷都1300年祭など次々仕事を積み上げてきた」と振り返ってみせたが、「“次”はまだ考えていない」。
官僚から自民党参院議員、そして自民、公明両党推薦で知事へと転身を重ねた荒井知事にとって、政権交代の影響が全く未知の世界。自民党は県議会では最大勢力だが、安井宏一・党県連幹事長(県会議長)は「まずは本人の意思を確認して」と様子見の構えだ。公明党県本部の岡史朗代表も「1期目は大きな瑕疵(かし)はないと評価するが、あらためて総括する」とする一方、「全体の対決構図が固まった上での最終判断になる」と政局もにらみ慎重だ。
「知事が最も気掛かりとする」(政界筋)民主党県連。前回は不戦敗。荒井県政に対する評価は「まだこれから」(山下力県議団長)と距離を保つ。「相乗り禁止」の党原則論にはジレンマものぞく。最大の支持組織である連合奈良が知事とは「比較的良好な関係」にあり、「連合独自の判断をすることもあり得る」(森本哲次会長)ことから、強気一辺倒とはいかないようだ。藤野良次幹事長は「知事選は実質、白紙の状態だ」と明かす。
社民党県連の梶川虔二幹事長は「まだ議論していない」と、同様に白紙状態だ。
前回も新人候補を立てた共産党県委員会は対決姿勢を鮮明にする。沢田博委員長は「荒井知事には共感する部分もあるが、全体的には開発志向」と対抗馬擁立を目指す。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100507/osk1005070241000-n1.htm
8月投開票の四条畷市長選 市議会議長の土井氏が出馬表明 大阪
2010.5.7 02:40
任期満了に伴う大阪府四條畷市長選(8月29日投開票)で、同市議会議長の土井一憲氏(55)が6日、記者会見を開き、無所属で立候補する意向を明らかにした。自民の推薦を受ける予定という。
土井氏は会見で、「市民や議会の意見が反映されない現市長の市政運営に疑問を感じており、市役所の風通しを良くして市を活性化させたいとの思いが強くなった」と説明。教育予算の増額や歳入増のための大型商業施設の誘致などを公約に掲げる予定という。
土井氏は平成14年9月の市議補選で初当選し、現在3期目。同市長選への立候補表明は現職の田中夏木氏(75)に続いて2人目となる。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100508000116&genre=A2&area=S00
Kyoto Shimbun 2010年05月08日(土)
民主滋賀県連、嘉田知事「支持」
県知事選、党推薦は見送り
7月11日投開票の滋賀県知事選で、民主党県連は8日、再選を目指す嘉田由紀子知事(59)の支持を決めた。嘉田知事が幅広い勢力に支援を求める意向のため、党としての推薦は断念し、県連レベルでの支持にとどめる。
この日の県連幹事会で決定した。終了後、奥村展三県連代表らが記者会見し「新幹線新駅中止やダム凍結など嘉田知事の政策は、民主党政権の『コンクリートから人へ』の方針と一致する」と支持の理由を説明。「今後もしっかりと連携をとりたい」と述べた。
推薦ではなく県連での支持にとどまった点については「知事が『(特定政党に偏らない)県民党でいきたい』として支持を求めてきたので、意向を尊重した」とした。自民党が同様に嘉田知事を支持する可能性もあるとしたうえで、奥村代表は「党本部の推薦とは違い、党の規則にない県連での支持は『相乗り』にはあたらない」と強調した。
同時期の参院選との関連では、滋賀選挙区の党公認候補の集会に嘉田知事の参加を求める考えを示した。また、奥村代表は、来春の県議選に向け、嘉田知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」と民主県連で候補者擁立の調整を行うよう、嘉田知事に申し入れたことも明らかにした。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201005090032.html
初陣「橋下新党」台風の目に 有名首長も応援予定(1/2ページ)2010年5月9日
「橋下新党」の初選挙となる14日告示の大阪市議補選(福島区、被選挙数1)を前に、各陣営の動きが本格化している。府市再編を掲げる「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)のほか、民主、自民、共産各党などが新顔を立てる。市議補選としては珍しく、知名度のある首長や国会議員が現地入りして応援する予定。一方、知事と正面から対決する印象を避けようとする陣営もある。
橋下知事は9日、維新の会推薦の広田和美氏(46)と府市再編をテーマにしたタウンミーティングに臨む。4日には初めて並んで街頭演説し、「命をかけて戦う」と力を込めた。広田氏も「府と市を一つにするワン大阪の考えに共鳴した」と述べた。
知事は選挙期間に入った後は公務を絞り、ほぼ連日マイクを握る考え。東国原英夫・宮崎県知事や河村たかし・名古屋市長ら、交流のある全国の首長らも応援に入る予定だ。
橋下知事側との対決姿勢を鮮明に打ち出すのが、共産公認の山田みのり氏(33)の陣営だ。4日の街頭演説で山田氏は「知事は『大阪が危機』と言うが、危機に追い込んだのはいったい誰か」と訴えた。応援の宮本岳志衆院議員も「知事の新政党は民主と自民の連合軍。府も市もオール与党が無駄な公共事業を積み上げた」と声を強めた。
対照的なのは民主公認の国本政雄氏(33)の陣営。8日の事務所開きでは、党府連代表の樽床伸二衆院議員が「新政権で市と府のすっきりした関係を作る」、国本氏は「注目度が高い戦いになった」と述べるにとどまり、「橋下新党」には言及しなかった。
陣営幹部は「知事とはケンカしない。そんなことをしても票は伸びない」と話す。それでも、地元選出の吉田治衆院議員を選対本部長に据えるなど、地方選挙としては異例の手厚い態勢をとる。
一方、自民公認の太田晶也氏(38)は「『空中戦』はしない」。街頭活動より、同じ福島区選出の現職市議である父親の地盤を細かく回ることに重点を置くという。陣営では、街頭活動は支援する自民市議らが交代で担当。「(府と市が再編された場合は)多くの区議が必要になり非効率だ」などと訴えている。
自民党府連は太田氏を公認したが、党籍を持ったまま維新の会に加わって広田氏を支援する府議らが多く、事実上の分裂選挙となっている。(島脇健史、池尻和生)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/archive/news/2010/05/05/20100505ddlk28010195000c.html
市政どこへ:西宮市長選を前に/上 市議会 /兵庫
◇混乱回避へ、候補模索
「市政を着実に進めるのは、河野さんしかいない」。西宮市の山田知前市長(76)が健康上の問題を理由に、辞職届を提出してから1週間がたった先月7日。議会内で河野昌弘前副市長(64)を、ベテラン市議約10人が囲んだ。市長選への出馬を迫る市議に、河野氏は態度を保留。だが、河野氏は同20日に立候補を表明した。市職員出身者を担ごうとする、与党会派の市議らの思惑通りに進んだ。
山田前市長が昨年11月に肺がんで入院して以降、元衆院議員の大前繁雄氏(67)と、元県議(64)が出馬の準備を進めていたことは、市議の間では周知の事実だった。
「これまで議会は円滑に進んできた。名古屋市のように、市長と議会が対立したら混乱する」。市職員出身ではない2人の一騎打ちになることへの危機感が広がり、与党会派の市議らの選択肢は、市役所生え抜きの河野前副市長に絞られた。
西宮市は92年以降、馬場順三氏、山田前市長と元市職員が5期にわたり市長を務め、いずれも民主、自民、公明、社民(96年までは社会)など共産を除く主な政党の推薦を受けて選挙を戦った。80〜92年の八木米次市長時代、当時の社会党が予算案が審議される度に反対票を投じたのは、もう昔の話だ。
馬場氏1期目の95年に発生した阪神大震災が、市長と議会の対立を避けようとする、今の形を強固にした。震災復興に投じられたのは10年間で4000億円以上。4割が市債で賄われた。ある市議が「あれだけの借金を抱えるには、力を合わせることが必要だった」と話すように、予算案の可決が最優先され、議場が紛糾する場面はほとんどなかった。
「10年前の市長選でも、大半の市議は山田さんを応援した。毎回、同じような動きがあるので驚かない」。大前氏は先月26日の出馬会見で、一連の市議らの動きについて強気の姿勢を見せた。
大前氏は00年11月の同市長選で、山田前市長に28票差で惜敗。03年の衆院選では、当時社民党の党首だった土井たか子氏を破っている。ただ、今回の市長選で当選した場合の議会運営を尋ねられると「一番頭の痛い問題」と本音を語った。
同市長選には、元川西市職員の野々村竜太郎氏(43)も立候補を予定するが、当初、出馬に前向きだった元県議は、与党会派の市議らの結束を見て断念。野党会派の共産は「突然の市長辞職で時間がなかった」として、候補擁立を見送る方針を決めた。ただ、ある共産市議は、一連の与党会派の動きを皮肉った。「無難な道を選ぶ西宮市議会らしい」
◇
市長の辞職に伴う西宮市長選は9日告示、16日投開票される。人口48万人の中核市は、どこへ向かおうとしているのか。動きを追った。【津久井達】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/archive/news/2010/05/07/20100507ddlk28010338000c.html
市政どこへ:西宮市長選を前に/中 投票率 /兵庫
◇「街に満足」低迷続く
大型連休でにぎわった、4日の「ららぽーと甲子園」(西宮市甲子園八番町)。男性会社員(43)は、妻と小学2年の長男と買い物を楽しんだ。甲子園地区に分譲マンションを購入し、尼崎市から引っ越してきて3年がたつ。勤務先は大阪市内。「明石の実家にも会社にも近い。住環境もいい」。西宮市への転居に満足する一方で、市政への関心は薄い。08年の前回市長選は棄権し、16日投開票の今回については「候補者のことはよく知らない」と話す。
震災前に約42万人だった同市の人口は、96年4月に38万人台まで激減した。だが復興過程でマンションの建設が相次ぎ、今では約48万人まで増えた。約46万人の尼崎市を抜き、50万人に迫る勢いだ。
分譲マンションの販売や仲介をする「第一不動産西宮店」によると、不況下でも単身者や新婚夫婦による2500万円以下の中古物件の問い合わせが相次いでいる。男性店長は「教育環境や大阪、神戸へのアクセスの良さから、関西でマンションを探している人が必ずと言っていいほど選択肢に入れる。人口増加の流れはまだまだ続く」と分析する。
一方、市政への関心は、人口増と反比例するように低下している。80年以降、8回の市長選の投票率は40%に達したことがなく、山田知前市長(76)が再選を果たした04年11月の選挙は過去最低の26・81%。ある市議は「保育所の待機児童などの課題はあるが、目に見える不満が少ない。誰が市長になっても一緒と思われているのだろう」と、投票率低迷の原因を推測する。
同市は、まちづくりへの市民参加に躍起となっている。09年4月には、「参画と協働の推進に関する条例」を施行。昨年から、局長級の職員が市内9地区を訪れて、市政の方針を説明し、要望を聞く「タウンミーティング」を始めた。
ただ、自治会や社会福祉協議会の代表ら、地域の顔役ばかりが目立ち、傍聴席はまばら。浜脇校区子ども会連絡協議会の米山清美会長(57)は、「越してきたばかりの人たちとの間に、温度差を感じることは多い。さまざまな世代が参加できればよいのだが……」と、市民参加が十分に進んでいない現状を嘆く。
「投票率20%台は、絶対避けたい」。市選管は、危機感をあらわにする。8日には西宮青年会議所が、市長選の立候補予定者3人を招き公開討論会を開く。平田裕之理事長(39)は「新しい人が移ってくるのは歓迎だが、西宮への愛着を持ってくれているのか不安だ。討論会への参加が、主体的なまちづくりに加わる第一歩になってほしい」と期待する。【津久井達】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/archive/news/2010/05/09/20100509ddlk28010206000c.html
市政どこへ:西宮市長選を前に/下 関西学院大法学部・山田真裕教授に聞く /兵庫
◇税金の使い道に関心を−−候補者の訴えに耳傾けて
9日に告示を迎える西宮市長選。元衆院議員の大前繁雄氏(67)▽元副市長の河野昌弘氏(64)▽元川西市職員の野々村竜太郎氏(43)−−の三つどもえが予想されている。関西学院大法学部の山田真裕教授(44)=政治過程論=は、今回の選挙でどんな点に注目しているのか。過去の低投票率や西宮の土地柄を踏まえ、話を聞いた。【聞き手・津久井達】
阪神間の中間にあり、ベッドタウンの役割を果たす西宮市は、震災復興の過程で積極的に人口流入の政策をとってきた。「安全で安心なまち」という、評価はとても高い。
一方で、住民が市政への関心が強いかといえば、国会議員は知っていても市議の顔は知らないなど落差がある。通常、住民の流動性の高い街は投票率が落ちやすい。ただ政治的関心が低い街は、問題が政治化する前に止まってしまう。政争で二分されず、平和を享受しているともいえる。政治に関心が向かなくても暮らせる街は、実は幸せかもしれない。
市政に関心を持ってもらうためには、生活と予算配分とのかかわりを伝えていくしかない。情報がいくらあっても自分の生活に大切だと思わなければ、有権者は選挙に目を向けない。子育て世代は保育施設、幼稚園、小中学校に関心がある。そういうところから意見が生まれる。
自治体の首長選挙で、浮動票をかっさらって当選する候補者が増えている。阪神間で同じ現象が起きるのかは分からないが、支持政党がない有権者が、投票総数の中でマジョリティー(多数派)になっていることは間違いない。候補者はそこから上手に得票できるかが、問われている。
棄権を選択するのは自由だが、白紙委任と一緒。その結果、市政がどんな方向にいっても文句は言えない。魅力的な候補者がいない、差別化が難しいという問題はあるかもしれないが、白票でもいいから投票した方が候補者にメッセージが伝わる。西宮に長く住みたいと思うのであれば、誰が何を訴えているのかに耳を傾けて、自分たちの税金の使い道に興味を持つことが大事だ。
3割くらいの有権者の投票で市長が決まるのは、やはり健全ではない。誰が選ばれるとしても、50%を超えるくらいの投票率で新市長が決まることを期待している。(談)
〔阪神版〕
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100512000205&genre=A2&area=S00
Kyoto Shimbun 2010年05月12日(水)
「対話」と民主、来春の県議選連携
警戒・困惑、自民に波紋
滋賀県の嘉田由紀子知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が来春の県議選に向けた候補者擁立で民主党県連と調整する方針を決めたことを受け、対話の会に参加する自民党関係者らに波紋が広がっている。すでに同会に退会届を出した自民県議もおり、7月11日投開票の知事選における自民の対応に影響を与える可能性もある。
■「政党超えた集まりの理念変わった」と退会届
前回選挙で対話の会の推薦を受け、自民会派に所属する西村久子県議(彦根市)は12日までに、同会に退会届を提出した。
西村県議は「政党を超えた集まりだったはずの対話の会の理念が変わってきた。もう自分の居場所はない」と話す。対話の会と民主との調整決定は報道で初めて知った。電子メールで退会届を送ったが、返事はまだ来ていないという。
自民関係者が神経質になるのは、次期県議選で民主との激戦が予想されるからだ。前回県議選で惨敗した自民は県議会の過半数回復を目指しており、民主と対話の会が組むことに警戒感を強める。
■県知事選に影響も
自民県連は知事選への対応をまだ決めていない。上野幸夫幹事長は「知事選の前に、まだまだ先の県議選の話を進める意味が分からない」と困惑する。ある自民県議は「嘉田知事に対する党内の反発も強まるのでは。民主に対抗する意味で対立候補擁立に拍車がかかるかもしれない」との見方も示す。
一方、対話の会幹部も、前回知事選で嘉田知事が当時の現職を破って当選を果たした背景には自民党員の協力もあったと話し、嘉田知事と関係の深い対話の会が「親民主、反自民」の印象を強めすぎると幅広い支援を得るのが難しくなるとみて、知事選への影響を懸念している。
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http://www.nara-np.co.jp/20100512100121.html
田尻県議 また雲隠れ - 主要機関とも連絡絶つ
2010年5月12日 奈良新聞
宅地建物取引業法や所得税法、政治資金規正法違反に問われている元民主党県連幹事長で県議会副議長(先月14日付で辞任)だった田尻匠県議(52)の虚偽会見に伴う説明責任が求められているが、先月15日の党県連(代表・滝実衆院議員)による会見で、田尻氏は入院を理由に欠席し、宅建業者を経由して手数料を受領した疑惑の核心部分が解明されないままだ。奈良新聞社は、いまだに釈明しない田尻氏に対して11日までに、自宅や個人事務所、党県連などを通じて、記者会見して説明責任を果たすよう求めているが、携帯電話も解約して不通となり、雲隠れの状態が続いている。党県連など主要機関も連絡が取れない状態となっている。14日には副議長選任のための本会議も始まるが、田尻氏は県民に対してどのように釈明し、責任を果たしていくのか、注目される。
田尻氏は先月6日の会見以来、姿を見せず、同15日の党県連による会見にも検査入院を理由に欠席している。
自宅に問い合わせたが「不在」のまま。
県議会事務局は「緊急の際は、事務所や自宅などに連絡しており、個人の携帯電話の番号までは把握していない」と話している。
田尻氏の個人事務所は留守番の女性が待機しているのみで「電話の応対など連絡をメモするだけ。(田尻氏の携帯電話の番号は)これまでの番号しか把握していない。変更されたことも知らなかった」という。
党県連の沢口幸史事務局長は「(田尻氏への)連絡は、いつも事務所などにしている。田尻県議の携帯電話の番号は把握していない。今後は緊急時のために把握するようにしたい」と話し、主要機関との連絡網が断たれた状態。
先月の会見以来、田尻氏は40日以上も姿を見せていない。しかし、同僚県議らと会った際に、本紙などの報道について「うそを書かれた」と発言したと伝えられており、既に退院して活動しているとみられるだけに、いつの時点で説明責任を果たすのかが焦点になっている。
一連の疑惑は、宅建免許を持たない田尻氏が、新築工事を紹介した大手ハウスメーカーに手数料を要求し、支援者の宅建業者を欺いて約70万円を請求させ、振り込まれた全額を得ていた。本紙報道で問題が発覚すると、弁護士同席の記者会見で「大手ハウスメーカーからの贈与」と釈明したが、ハウスメーカーや宅建業者の双方が「贈与ではなく手数料」と全面否定して、虚偽会見であったことが明らかになった。こうして副議長や党県連の要職辞任に至っている。
党県連も幹事長の藤野良次県議、山下力県議団長らが会見して、その後の調査結果を報告。大手ハウスメーカーから宅建業者を介して受領した「70万円は謝礼」とし、「贈与である」とした見解を変え、しかも「名目が仲介手数料だった」ことを認めた。そして、大手ハウスメーカーへの70万円の返金に向けて作業を進めるとした。
このため代理人の弁護士がハウスメーカーや宅建業者に返金の「伺(うかが)い」を内容証明で発送。田尻氏がハウスメーカーに手数料を要求したにもかかわらず、虚偽内容の文書だったため、双方が反発する事態になっている。
市民からは「田尻氏は、きちんと釈明すべきだ」との声が高まっており、なぜ虚偽の会見をしたのか、事実関係を説明する責任が問われている。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100513-OYO8T00699.htm?from=tokusyu
参院選前哨戦、動と静…大阪市議補選14日告示民主、共産積極的に応援 自民、「維新の会」と分裂 民主、自民、共産各党と地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹・大阪府知事)が新人を擁立する14日告示の大阪市議福島区補選(欠員1)。主要政党が3議席を争う夏の参院選大阪選挙区の前哨戦とも言えるが、積極的に補選の応援に入る民主と共産に対し、同会との分裂選挙に身動きが取れない自民、静観する公明――。各党の参院選立候補予定者の対応は様々だ。
「福島区で議席を獲得させてほしい」。8日の民主党新人の決起集会であいさつしたのは、参院選大阪選挙区で2回目の当選を狙う同党の尾立源幸氏(46)。同党はタレントの岡部まり氏(50)の擁立も決めているが、「2議席獲得に向け弾みを付けるためにも、(補選は)絶対に負けられない」(党府連幹部)。両氏は告示後も応援のマイクを握る。
参院選初挑戦となる共産党・清水忠史氏(42)も、補選に立つ同党新人と支持者回りを続ける。清水氏が4月に市議を辞職したことに伴う補選でもあり、陣営幹部は「地元で清水氏の知名度は抜群。補選で党の議席を守れれば、参院選につながる」と意気込む。
これに対し、補選に距離を置くのが参院選で再選を目指す自民党の北川イッセイ氏(67)。同党は補選で新人を公認したが、党籍を持ったまま維新の会に合流した府議らが多く、分裂選挙となるためだ。補選は有権者に顔を売る格好の機会だが、「維新の会のメンバーにへそを曲げられるのは困る」と陣営関係者は漏らす。
補選に候補者を立てない公明党は「自主投票」を決めており、参院選に出馬する石川博崇氏(36)も期間中、福島区での活動を控える方針。社民党の大川朗子氏(52)の陣営も「現時点で補選の対応は未定」とする。
一方、初陣となる維新の会。橋下知事は告示後連日、新人とともにマイクを握る考えで、知事と親交のある名古屋市の河村たかし市長、宮崎県の東国原英夫知事らも応援に駆けつける予定。ただ、同会は「参院選には関与しない」としている。
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5氏出馬へ
大阪市議福島区補選にはこれまで、大阪維新の会の広田和美氏(46)、民主党の国本政雄氏(33)、自民党の太田晶也氏(38)、共産党の山田みのり氏(33)、諸派の上畑俊治氏(53)の新人5人が立候補を表明している。
(2010年5月13日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002977524.shtml
新党ブームも“素通り” 西宮市長選静かな戦い
低投票率が懸念される西宮市長選。期日前投票の出足もいまひとつだ=13日午前、西宮市役所(撮影・田中靖浩)
16日投開票の西宮市長選が「静かな舌戦」を繰り広げている。立候補した3人はいずれも無所属新人で政党対決が影を潜めた上、第三極として話題を集める新党も参院選準備を優先させるためか“素通り”。推薦などは見送られた。利用者が増えている期日前投票も前回並みで、昨年の衆院選の約8割にとどまっている。(広畑千春)
「今回は中立の立場を保つ」とみんなの党(渡辺喜美代表)幹部。当初は推薦も見据え、4月には陣営側からの接触もあった。だが最終的に「党の印象とは違う」と判断した。橋下徹大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」関係者も告示前には関心を示したが、「県境を越えてまで支援する意義は薄い」。
中田宏前横浜市長らの政治団体「日本創新党」や、平沼赳夫代表の「たちあがれ日本」も静観の構えだ。参院選の候補者選びに手いっぱいという実情もある。西宮の場合、中核市の首長選とはいえ、全国的注目を集める状況にないことも背景にあるとみられる。
市長選には、元衆院議員の大前繁雄氏(67)、前副市長の河野昌弘氏(64)、元川西市職員の野々村竜太郎氏(43)が立候補。既存政党も敗戦の場合のダメージを懸念し公認・推薦を控えた。
市選管によると、10〜12日の期日前投票は計3071人。山田知前市長を含め6人の争いとなり投票率32・93%だった前回並みだ。
投票日当日は午後から雨との予報もある中、市選管は「啓発に努めたい」。3陣営は、駅前での街頭演説や個人演説会を積極的に開いており「市民生活に直結する選挙。有権者の問題意識を刺激して、関心を高めたい」と話している。
(2010/05/13 16:15)
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20100514-629483.html
「橋下新党」初陣、大阪市議補選に5氏
参院選出馬のための辞職に伴う大阪市議補選(福島区)が14日告示された。橋下徹知事が代表の「ローカルパーティー大阪維新の会」の初陣で、来春の統一地方選で目指す府、市両議会の過半数獲得に向けた試金石となる。新人を擁立した民主、自民、共産各党との激しい選挙戦となりそうだ。
23日に投票、即日開票される。1議席をめぐる争いで、13日現在の選挙人名簿登録者数は5万3988人。
届け出たのはいずれも新人で、共産党の党地区役員山田みのり氏(33)、民主党の元衆院議員秘書国本政雄氏(33)、「庶民奉行の会」代表の作家上畑俊治氏(53)、維新の会の会社役員広田和美氏(46)、自民党の専修学校講師太田晶也氏(38)の5人。
国本氏は府内選出の国会議員や府議、市議ら府連を挙げての手厚い支援を受ける。太田氏陣営は市議団が中心で、維新の会が掲げる「大阪都」構想への批判を展開。山田氏は辞職した前市議の議席死守を目指す。
広田氏陣営は橋下氏が連日選挙区入りの予定。上畑氏は市民サービスの充実に向けた職員の意識改革を主張している。(共同)
[2010年5月14日9時34分]
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>>856
http://www.asahi.com/politics/update/0514/OSK201005130169.html
「大阪維新の会」最大会派へ 自民ベテラン府議が離団届2010年5月15日5時1分
大阪府議会(定数112)の自民党府議団(27人)に所属し、幹事長も務めた奥田康司氏(当選5回、高石市選出)が、会派に離団届を出したことがわかった。橋下徹知事とともに「大阪都」を目指す府議会会派の大阪維新の会(26人)入りを希望している。離団が認められれば、維新の会は自民党府議団と並んで最大会派になる。
同府議団は14日の議員団総会で奥田氏の扱いを協議する方針。同氏が離団し、維新の会に入会することになれば、自民党府議団は約半世紀ぶりに最大会派から転落する。
同氏は取材に「(自民の)会派運営が不透明で理念が見えない」と説明。大阪都構想に賛同しているという。
府議会事務局によると、自民党府議団は保守合同を受けて1956年4月に結成。60年代前半から最大会派を維持してきた。昨年4月の時点で49人いたが、橋下知事が唱える府庁移転をめぐって内部の対立が激化し、若手らの離団が相次いだ。(池尻和生)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100517ddlk28010207000c.html
選挙:西宮市長選/西宮市議補選 市長選、河野氏が初当選 /兵庫
◇組織選挙の強み発揮
山田知前市長(76)の辞職に伴う西宮市長選は16日投開票され、無所属新人で元副市長の河野昌弘氏(64)が、いずれも無所属新人で元衆院議員の大前繁雄氏(67)と元川西市職員の野々村竜太郎氏(43)を破り、初当選した。当日有権者数は37万313人で、投票率は33・65%(前回32・93%)だった。
河野氏は、病気療養で昨年11月から約2カ月不在だった山田前市長の職務代理者を務めた。市議28人の出馬要請を受け、今回の市長選は事実上、前市長の後継者として臨んだ。
政党推薦は受けなかったが、市議らが選挙の経験不足を補った。連合兵庫など100団体以上の推薦を受け、組織選挙で対抗した。
赤字体質で老朽化が進む市立中央病院について、「移転整備も検討し、経営の方向性を見いだしていきたい」と訴えるなど、市政の現状を熟知する強みを生かして、他の2候補との違いを見せた。一方、子どもの基礎学力向上と特色ある学校づくり▽大学生のアイデアを生かした商店街の活性化−−など独自施策を公約に挙げた。
大前氏は、5期続いた市職員出身市長の継続阻止を訴え、「市民主導の市政」を掲げたが及ばなかった。
河野氏の当選が決まると、西宮市上甲子園5の事務所では万歳の声が響いた。河野氏は「苦しい戦いでした。46年間、市役所一筋でやってきたが、これまでの経験を糧にして、これから一つ一つ施策を実りあるものにしていきたい」と涙声で語った。【津久井達】
◇「天命が下らず」大前氏敗戦の弁
落選した大前氏は午後11時半過ぎ、西宮市津門稲荷町の事務所に顔を見せ、集まった支援者約50人に深々と頭を下げた。「やれることはすべてやったので、悔いはない。河野氏は市役所の問題点を洗い出し、改革してもらいたい」と語った。また00年11月の市長選で28票差で惜敗したことに触れ、「2度も敗れたということは、市政を担う天命が下されなかったということ。潔く受け止めたい」と声を絞り出した。今後について、「若い政治家の育成に力を注ぎたい」と語った。
◇市議補選も開票
5人が立候補した西宮市議補選(改選数3)も16日投開票された。
投票率は33・62%だった。
■視点
◇市政の安定を選択
抱負な行政経験を前面に出した河野氏が当選し、5期続いた市職員出身市長による市政が継続されることになった。河野氏は山田氏の事実上の後継者で、市民は変化より、従来の市政の継続を選択したと言える。
河野氏は、市議42人の3分の2に当たる28人の出馬要請を受け、受諾した。大前氏は、こうした動きを批判し、「『市民不在』にNO」をスローガンに掲げ、河野氏陣営に揺さぶりをかけた。
昨年11月、山田前市長が肺がん治療で入院した直後から、任期途中での辞職を見越し、水面下では駆け引きが展開された。元県議(64)が出馬を模索。しかし河野氏を推す市議らの結束をみて、立候補を断念した。河野氏への政党推薦は表面上なかったが、民主、公明、社民は早々と河野氏の支援に回り、市議会野党の共産は候補擁立を見送った。
代々、市職員出身の市長がかじを取る同市は、議会運営で目立った混乱がない半面、「なれ合い」との批判を受けることもあった。新市長には果敢な政策を打ち出し、そうした批判を払しょくしてほしい。【津久井達】
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◆開票結果
◇西宮市=選管最終発表
当 48816 河野昌弘 64 無新
46168 大前繁雄 67 無新
25924 野々村竜太郎 43 無新
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河野昌弘(こうの・まさひろ) 64 無新(1)
[元]西宮市副市長[歴]市商工課長・総務課長・企画財政局参与・総務局担当理事・助役▽関大
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◇西宮市議補選(改選数3)
和田豊治 61 民新(1)[元]西宮市行政経営改革部長
〔阪神版〕
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さすが高野山の街
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100517ddlk30010218000c.html
選挙:高野町長選 木瀬さん初当選 「僧俗一体」訴え、幅広い支持 /和歌山
町長の辞任に伴う高野町長選が16日投開票され、前町議で木材業の木瀬武治氏(54)=無新=が、元町議長で飲食業の池田聖三氏(66)▽前町議で宝飾デザイナーの所順子氏(60)−−の無所属新人2人を抑えて初当選した。当日有権者数は3367人(男1586人、女1781人)。投票率は86・37%(前回無投票、前々回87・72%)だった。
木瀬氏は04年9月の前々回選で多くの寺院の支援を受けた後藤太栄前町長に敗れた。2度目の挑戦で、後藤前町長の後継とされた池田氏を破り雪辱を果たしたかたち。「本音で僧侶と在家が語り合える僧俗一体のまちづくり」を主張し、幅広い層の支持を集めた。
木瀬氏は「参拝観光客の期待に応え、世界に誇れる高野山を目指す。特産品や野菜などの流通経路を確立して農林業の活性化を図り、高野山ブランドなどの開発、後継者の育成など活力あるまちづくりを進める」と抱負を語った。【上鶴弘志】
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◆開票結果=選管最終発表
当 1305 木瀬武治 54 無新
1228 池田聖三 66 無新
329 所順子 60 無新
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木瀬武治(きせ・たけじ) 54 無新(1)
木材業[歴]県海友会長▽伊青連会長▽町議▽大阪経済大
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前町長は病気による退任
http://wbs.co.jp/news.html?p=13482
高野町長選挙、前町議の木瀬さんが77票差で初当選(動画あり)
町長の辞職に伴う伊都郡高野町の町長選挙の投票が、きょう(16日)行われ、即日開票の結果、前の町議会議員で木材業の木瀬武治(きせ・たけじ)さん54歳が次点の候補を77票差で破って、初めての当選を果たしました。
高野町選挙管理委員会が発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。
当選、木瀬武治(きせ・たけじ)無所属・新1305票、
池田聖三(いけだ・しょうぞう)無所属・新1228票、
所順子(ところ・じゅんこ)無所属・新329票、
以上が、きょう行われた高野町長選挙の開票結果でした。
初当選を果たした木瀬(きせ)さんは町議会議員を3期つとめたほか、前々回、2004年の町長選挙にも立候補しましたが敗れていました。初当選した木瀬さんは「心の癒やしを満喫できる、調和のある宗教文化観光都市を目指すほか、UターンやIターン政策を充実させ農林業の活性化を図る」などと抱負を述べています。一方、池田(いけだ)、所(ところ)の両候補もそれぞれ、文化と協働のまちづくりや透明性のある町政を訴えましたが、次点の池田さんは77票差とわずかに及びませんでした。今回の選挙は後藤太栄(ごとう・たいえい)前町長が、2期目の任期をおよそ2年半残して、今年3月に病気療養を理由に辞職したことに伴うもので、いずれも前の町議3人よる三つどもえの激しい選挙戦となりました。高野町選挙管理委員会によりますと投票率は86.37パーセントで、選挙戦となった前々回、2004年の町長選挙に比べて1.35ポイント低くなりました。高野町の当日有権者数は3367人でした
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>>874
すごいキャッチフレーズだw
>僧俗一体
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001005200002
主要4陣営 手厚い応援 大阪市議補選
2010年05月20日
23日投開票の大阪市議補選(福島区、被選挙数1)は、14日の告示後、主要4陣営には多彩な顔ぶれが応援に訪れている。従来の市議補選では想像できないほどの手厚さだ。「大阪都構想」を掲げて初選挙に臨む地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下知事)は知事と親しい有名市長らを呼び、民主、自民、共産各党も元閣僚や国会議員、夏の参院選の立候補予定者らを投入している。
共産の山田みのり氏(33)陣営では、宮本岳志衆院議員が告示前後から何度も応援に駆けつけている。15日には阪神野田駅前で「橋下さんは無駄遣いをやめると言わず、ダムも高速道路も造ると言っている。知事の構想は、府と市を一つにすれば無駄遣いが続けられるという話だ」と訴えた。「国会開会中だが、スケジュールをやり繰りし、可能な限り福島区に入る」という。
参院選大阪選挙区に立候補予定の清水忠史・前市議が期間中はずっと福島区に張り付き、山田氏と二人三脚で回っている。15人いる党市議団も3時間交代で街頭に立つなどフル回転している。
民主の国本政雄氏(33)陣営には、16日に鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区)が入り、18日にはバルセロナ五輪体操銀メダリストの池谷幸雄氏=比例区=、女優の岡崎友紀氏=同=、タレントの岡部まり氏=大阪選挙区=の参院選の立候補予定者3人、尾立源幸参院議員が駆けつけた。池谷氏は商店街を歩いた後、「福島区の未来を国本氏に預けて」と訴えた。
前原誠司国交相、長妻昭厚労相、「仕分け人」の蓮舫参院議員が並ぶ市議補選用の政党ビラ4万5千枚も用意した。「次代の民主党を担う人材というイメージを重視した」と陣営幹部。
諸派新顔の上畑俊治氏(53)は「手弁当で選挙活動する」として、外部からの応援は呼ばない方針という。
大阪維新の会の広田和美氏(46)陣営には、連日応援に入っている橋下知事と親しい全国の「改革派」市長の応援が続いている。
中村時広・松山市長は14日、「松山市議会でも『松山維新の会』ができた。維新の会の動きは、全国に燎原(りょうげん)の火のごとく広がる」と激励。地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし・名古屋市長も16日に駆けつけ、「市と府の二重行政で税金がもったいないという話じゃね。新しい政治勢力を大阪に作らなきゃ」と呼びかけた。竹山修身・堺市長も17、18の両日に応援に入り、「効率的な地方政府を作るため、二重行政をいかに排除するかが大きな課題だ」などと訴えた。
自民の太田晶也氏(38)陣営は、当初は「『空中戦』はしない」としていたが、「投票率が上がって激戦になる」(陣営幹部)とみて方針転換した。事実上の分裂選挙の中、31人の党市議団が総出で応援に入っている。
17日に元経済財政相の林芳正参院議員が駆けつけ、JR福島駅前で「いま必要なのは毎日テレビに出て、できないことを約束する政治家ではない。それは政権交代でわかった。地道にみなさんの意見を聞き、一歩でも前進させる政治家が求められている」と訴えた。20日には、昨年の党総裁選に挑んだ党幹事長代理の河野太郎衆院議員も応援に入る予定という。
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http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-20_6625/
野党統一物別れ 参院選沖縄区
社民・共産が協議
政治 2010年5月20日 09時53分
(2時間22分前に更新)
社民党県連と共産党県委は19日、夏の参院選沖縄選挙区の対応を協議した。社民が、両党と社大党、民主党県連の県政野党4党で共闘し、政府に米軍普天間飛行場の県内移設断念を求める統一候補擁立を求めたが、共産は国政選挙で県内移設の立場に立つ政党や政権にくみしないとの立場を主張、議論は平行線をたどった。4党共闘は困難な情勢となった。
社民党県連の新里米吉委員長、崎山嗣幸副委員長、仲村未央書記長、共産党県委は村山純委員長代理、前田政明副委員長、古堅宗嘉書記長が出席。
新里委員長は「普天間飛行場の早期閉鎖、返還と県内移設断念を政府に訴える無所属の候補者擁立を県民が求めている」と主張。4党の枠組み維持の重要性を訴えた。
これに対し、村山委員長代理は「参院選は県内移設を押し付けようとする民主党を含めた連立政権を審判する重要な選挙。県内移設反対の立場で個人、団体間の共闘はあるが、政党間の共闘は成り立たない」とし、普天間飛行場の無条件撤去を求める立場を強調した。共産は推薦候補として、沖縄医療生活協同組合理事長の伊集唯行氏(58)の擁立を決めている。
社民は17日の緊急執行委員会で、参院議員の任期満了まで残り約2カ月と迫っていることから、24日までに統一候補擁立を目指す方針を確認。18日の社大、民主との3党協議では、4党共闘の呼び掛けと並行して、人選を進めることを確認している。民主は、党本部と対応を協議中とし、態度を保留している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100521-OYT8T00086.htm
参院、統一選見据え激戦 大阪市議福島区補選
政党幹部級、続々と来援
23日投開票の大阪市議福島区補選(欠員1)は、各党が国政選挙並みに幹部クラスを続々と現地入りさせている。初陣となった地域政党「大阪維新の会」は、代表の橋下知事や共闘する首長を投入して応戦。今夏の参院選や来春の統一選も見据えて競り合う展開となっており、有権者5万4000人の補選は、地域を超えて注目度が高まっている。
「皆さんの1票は暴動よりも力がある。皆さんが維新の志士だ」。20日夜、連日の街頭演説でうっすら日焼けした橋下知事が、維新の会の候補者とともに声を張り上げた。
府市再編による大阪都構想を掲げ、4月に発足した維新の会。組織票を期待できる支援団体はないため、知名度の高い首長の応援を仰ぎ、2008年の府知事選を思わせる「劇場化」で支持拡大を図る。
橋下知事は公務を絞って選挙戦に全力投球し、自らの人気を票につなげる構え。東国原英夫・宮崎県知事の来援は口蹄疫(こうていえき)の発生拡大で中止となったが、すでに河村たかし・名古屋市長らがマイクを握った。
橋下知事から戦いを挑まれた既存政党も、存在感を示そうと懸命だ。
「地方議会でも第1党」を目標に掲げる民主党。18日には、参院選に出馬を予定するタレントの岡部まり氏と元体操選手の池谷幸雄氏が街頭に立ち、補選候補者とともに「国民の生活が第一という民主党に私も願いをかけた一人だ」と支持を訴えた。最終盤に向け、平野官房長官や前原国土交通相の応援を要請しており、挙党態勢で臨む。
自民党では、林芳正・元防衛相が17日に街頭へ。米軍普天間飛行場の移設問題で迷走する鳩山首相を引き合いに、「出来ないことを約束する政治に不信が募っている。地域密着の自民党候補に支援を」と力を込めた。法定ビラには小泉進次郎衆院議員の顔写真を刷り込み、20日は河野太郎幹事長代理が入って「新しい自民党に力を与えてほしい」とアピールした。
参院選に立候補するために辞職した前市議の清水忠史氏の「議席死守」を目指す共産党にとっても、負けられない戦いだ。16日には市田書記局長が選挙事務所を激励のため訪れた。候補者は清水氏と二人三脚で「議席の継承」を繰り返し訴えている。
一方、大阪都構想で橋下知事と対立する大阪市の平松邦夫市長は20日、民主、自民各党候補の選挙事務所を訪れ、激励した。
候補者欠1、候5(届け出順)
山田(やまだ)みのり 33 共新 党地区委員
国本(くにもと) 政雄(まさお) 33 民新 衆院議員秘書
上畑(うえはた) 俊治(しゅんじ) 53 諸新 探偵業
広田(ひろた) 和美(かずみ) 46 諸新 会社役員
太田(おおた) 晶也(まさや) 38 自新 大阪市議秘書
(2010年5月21日 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/100522/20100522026.html
平松市長 反論辛らつ 大阪市議補選での知事演説
2010年5月22日
大阪市の平松邦夫市長は21日の記者会見で、福島区市議補選の候補者の応援に駆け付けた大阪府の橋下徹知事の演説内容について「事実と異なる発言や市民の誤解を招くような説明がある」と指摘した。「ゆがめた情報を組み合わせ、わざと誤解を招くようなことを、公の立場にある人がするのはいかがなものか」と批判した。
橋下氏は自身が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の候補者の応援を行っており、14日の出陣式では、人口規模が福島区と同程度の府内他都市の予算が年間180億円なのに対し同区の予算は1億5千万円だと言及。「市役所は全部金と権利を握っている。180億円をぶんどってくる、役所との戦いだ」などと発言した。
平松市長はこの発言に対し「区の予算には道路の維持管理や国民健康保険など区民サービスの予算は含まれない。人件費も含めた他市の予算と比較するのは、全く関係ない比喩(ひゆ)を持ち出して錯覚に陥らせる知事のテクニック」と反論。
さらに、「(橋下氏は)『皆さんだまされている』というフレーズを使っているが、いつかは自分に返ってくるだろう」と辛らつだった。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100522/lcl1005220013000-n1.htm
大阪市議補選23日投開票 橋下新党VS既存政党…党幹部、タレントら次々応援 (1/2ページ)
2010.5.22 00:09
前市議の参院選へのくら替えに伴う大阪市議補選(福島区選挙区、欠員1)は23日投票、即日開票される。民主、自民、共産各党と大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、知事の「大阪都」構想の賛否などを争点に激戦を展開。各陣営は今夏の参院選や来春の統一地方選をにらみ、党幹部やタレント、改革派首長らを次々と応援に投入するなど国政選挙並みの総力戦となっている。
共産の山田みのり氏(33)は、参院選大阪選挙区に立候補するため辞職した元漫才師の清水忠史前市議と一緒に地域を回り、議席死守に向けて都構想への批判を強めている。
21日も自転車で地域を回り、「ワン大阪になれば区役所も機能を果たせなくなり、住民サービスは低下する」と訴えた。最終日の22日は夕方から野田阪神駅前で街頭演説を行い、宮本岳志衆院議員が応援に駆けつける予定だ。
3度目の市議選挑戦となる民主の国本政雄氏(33)は自転車や徒歩で区内をくまなく巡回。「過去2回と比べても住民の反応はこれまで以上」と陣営も手応えを強調する。
参院選を直前に控えていることもあり、大阪選挙区から立候補を予定している現職の尾立源幸氏や新人でタレントの岡部まり氏のほか、元体操選手でタレントの池谷幸雄氏ら比例候補もこれまでに区内に入り、繰り返し支持を訴えた。
維新の会の広田和美氏(46)は4月下旬の出馬表明とあって準備不足を指摘する声もあったが、橋下知事が公務を絞って連日選挙区入り。「われわれが壊そうとしているのは金と権限を握る大阪市役所だ」と挑発的な演説を展開する。
14日に知事と親交のある中村時広松山市長、16日には河村たかし名古屋市長が応援演説に駆けつけた。陣営は「大阪都構想に対する理解は得られている」と自信をみせる。
「都構想は市民、福島区民が犠牲になるだけ」と訴えるのは自民の太田晶也氏(38)。父の市議、勝義氏と二人三脚の戦いだ。
府議らが相次いで維新の会に参加した自民は今回、分裂選挙に。20日、終日応援に入った党幹事長代理の河野太郎衆院議員は演説会で「総選挙で自民が惨敗したから府議会も大変なことになった」と指摘し、「経済は関西、地域は福島区の枠組みで考えるべきだ」と都構想を批判した。
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同和や在日や創価学会の利権を代表している立候補者に対しては
同和や創価学会員やもと在日の住人が熱狂的に支持し
ほぼ100%の投票率で投票する。
一般の日本人は、選挙にそれほど関心がなく50%も投票すれば大したものだ
こうして
一般人の利益を大きく損なうタイプの人間が議会を牛耳るようになる。
今日の大阪市議会・府議会がこうしてできあがるというわけだ。
きちんと投票に行かない日本人は
自分らの税金を同和や在日に奪われているという現実を
知らなければならない。
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週刊ポスト 2010年04月02日号より
・「政治資金パーティを含め、企業・団体献金を受けない」と言っていたにもかかわらず、
この大阪府公共事業を請け負う企業役員であるハシシタヒロム氏から献金を受けていたことが、昨年の府議会で発覚
・橋下知事のパーティ券を購入していた叔父の名は「橋下博ム(ハシシタヒロム)」
※ このことからも、週刊誌等に報道されてきたように橋下知事の本名が「ハシシタ」であることは明白。
橋下知事の叔父は土建屋・土建コンサルタントで、同和団体や部落解放同盟に所属
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http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100523-OYO8T00260.htm
新成長戦略で「特区」を充実…古川内閣府副大臣
古川元久内閣府副大臣は22日、大阪市内で読売新聞の単独インタビューに応じ、6月中にまとめる
政府の新成長戦略で、規制を撤廃して税金の減免にも踏み込む「特区」制度の充実を図る考えを明らかにした。
地域ごとの特性を生かせるように、環境や医療など分野別のモデルを作る方針だ。古川副大臣は
「日本各地が持つ潜在的な力を世界に向けて示すことができる」と強調した。
古川副大臣は「特区は、『民の力』を引き出すための大きな突破口となる。自由とともに責任も伴うが、
地域主権の考え方にも沿う」と述べた。関係省庁との調整を進めており、具体的な内容は「検討中」とした。
(2010年5月23日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100523-OYO8T00264.htm
地域の自立に重点…特区構想で古川副大臣
古川元久内閣府副大臣=写真=は22日の読売新聞とのインタビューで、新成長戦略に盛り込む
特区構想は、地域を自立させ、「成長を促す狙いがある」ことを強調した。その上で、「今後、各地からの
提案に基づいて法律や枠組みを作り、各地域に手を挙げてもらう。具体的な手続きは来年になる」との
見通しを示した。
実効性を高めるため、特区の設置数は絞り込む方向で、「(複数の規制や財政支援措置を盛り込んだ)
総合特区とし、地域のことを地域で決められるようにしたい」と述べた。
大阪の経済状況について、「天下の台所と言われ、かつて日本の中心だった。日本が元気になるために、
大阪が活力を取り戻す必要がある。地域の人全体が熱意を持ち、『こうしたい』と思うことをやる必要がある」と
述べ、行政主導ではなく、官民が協力する必要性を強調した。
国土交通省の成長戦略会議が打ち出した関西国際空港と伊丹空港の経営統合や事業運営権の売却に
関しては、「空港(問題)は、前原国交相と橋下徹・大阪府知事が話し合っており、それをまず尊重する」と
述べるにとどめた。
インタビューに先立ち、古川副大臣は関西の経済団体や労働団体と懇談し、「関西は地域の潜在力が
一番高い。東京一極集中に対し、関西が力を発揮することで他の地域との良い競争関係が生まれる」と
期待を示した。
(2010年5月23日 読売新聞)
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>>292-298あたり
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100521ddlk28010308000c.html
行政ファイル:「自民党神戸」と「新政会」が統一会派 /兵庫
神戸市議会の「自民党神戸」(9人)と「新政会」(2人)の両会派は20日、統一会派「自民党神戸・新政会」(浜崎為司団長)を結成し、吉田謙治議長に結成届を提出した。自民党と並び第3会派となった。新たな会派構成は次の通り。民主党18人▽公明党12人▽自民党11人▽自民党神戸・新政会11人▽共産党10人▽住民投票☆市民力4人▽新社会党2人▽無所属1人。
〔神戸版〕
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>住民投票☆市民力4人
会派名に「☆」が・・・
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>>881大阪府市議会補欠選挙。定数1(`・ω・´)っ
維新広田氏8491票〇
共産山田氏4871票
自民太田氏4291票
民主国本氏3325票
他154票
維新=橋下新党
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>>887市議補欠選挙の出口サンプル538人
(`・ω・´)っ次期参議院選挙比例投票先
自民党22.5%
民主党19.7%
みんな12.8%
共産党11.2%
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771:05/24(月) 03:10 uEdKrVKn [sage]
何度も書いていますが、福島区は大阪の中でもかなり特殊な区
あまり大阪全体にこの結果を当てはめない方が無難です。
基本的には中小事業者を中心とした保守層の強いところ
公明党が地方議会の候補者を昔からほとんど立てていなかったり
共産党が伝統的に強かったり(戦前には左翼の地下出版の印刷所があったらしい)
高齢化で死去する人と都心回帰の人口増の影響で住民の入れ替わりが激しい区です。
選挙の結果も一定していません(以下、選挙での1位を取った候補の政党)
2005年 衆議院選挙→自民、
2007年 大阪市議会→共産、大阪府議会→自民、参議院選挙→民主、大阪市長→民主
2008年 大阪府知事→自公(橋下徹氏)
2009年 衆議院選挙→民主
2007年の市議会選挙(区内でのボートピア建設問題の影響大)以外は、
風が吹いた政党に入れている感じが露骨に出ています。
同和関係は強くなく、在日韓国・朝鮮人は、大阪市内では普通の人数がいます。
(料理研究家のコウケンテツ氏は、福島区出身)
市営・府営住宅が無く
面積も全国で3番目に狭く、人口も大阪市内で2番目に少ない小さな区です。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100523/elc1005232353004-n1.htm
雨でも関係なし! 橋下新党勝利にうなだれる既存政党 (1/2ページ)
2010.5.23 23:51
大阪市議補選で初当選し万歳する広田和美氏=23日夜、大阪市福島区 23日に投開票された大阪市議補選(福島区選挙区、欠員1)で、橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」が擁立した新人、広田和美氏(46)が既存政党の候補者ら4人を退け、初当選した。この日、大阪市内は雨模様。通常は組織票に依存する既存政党の候補に有利といわれるが、結果は誕生したばかりの地域政党の圧勝。惨敗した候補の関係者は一様にうなだれた。
「(知事には)『おかげさまをもちまして無事に当選させていただいた』と伝えたい」と当選した広田氏は笑顔をみせた。圧倒的な勝利に、維新の会の松井一郎幹事長は、参院選と同日選になるとも目される大阪市議補選・生野区選挙区についても「全力で取りに行く」と宣言した。
一方、政権与党にもかかわらず、ダブルスコアで惨敗した民主公認の国本政雄氏(33)の陣営。敗因を聞かれた樽床伸二・党府連代表は「もう一回頭を切り替え、考え直してみなければ…。何とも言えない」と苦渋の表情を浮かべた。政権の支持率低迷については「影響がないといえばうそになる」。ただ、参院選の影響については「参院選は参院選だ」と述べるにとどまった。
現職の市議でもある父親と二人三脚で戦った自民公認の太田晶也氏(38)の陣営は「都構想は橋下知事の大阪市乗っ取りだ」と訴えた。しかし、人気を誇る知事側との戦いに、「怪物との戦い。スタートから数百メートル離されている」との声も聞かれた。
共産公認の山田みのり氏(33)の陣営幹部は「尋常の選挙戦ではなかった。維新の会が旋風のようだった」と振り返った。次点という結果に、陣営からは「これだけたくさんの票をいただいたのは『民主にがっかり、自民にこりごり』という国民の意思表示」という参院選への手応えも聞かれた。
また、橋下知事が提唱する大阪都構想をめぐって対立する平松邦夫大阪市長は、コメントを発表。「市民生活に密接に関連する課題については議論が尽くされたとはいえず、残念だった」と牽制(けんせい)した。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100524-OYO1T00228.htm?from=main1
「維新の会」旋風、民・自を圧倒…大阪市議補選
既存政党、ショック
初陣の勝利に笑顔の橋下・大阪府知事(23日午後10時26分、松山市内で)=吉野拓也撮影
初当選し、喜びを語る広田さん(23日午後10時11分、大阪市福島区の事務所で)=宇那木健一撮影 〈橋下新党〉が民意をつかみ、既存政党を圧倒した。23日投開票の大阪市議福島区補選(欠員1)で、初陣を飾った地域政党「大阪維新の会」。無名の新人と付きっきりで街頭に立ち、主役を演じたのは、同会を率いる橋下徹・大阪府知事だった。民主、自民、共産各党は、参院選を控えて国政選挙並みの態勢で臨みながら、「橋下人気」の前に総崩れして完敗。「維新旋風」が吹き抜け、既存政党にショックが広がった。
「僕らは組織票がないので本当に感謝です。同時に重い責任も感じる」。中村時広・松山市長との会合のため同市入りしていた橋下知事は当選の報を聞くと、こう勝利宣言した。他候補を大きく引き離しての勝利に、「区民は大阪都構想を支持したものと思う。維新の会は、都構想で走ります」と笑みを浮かべた。
さらに、「地方の政治で政党は機能していない。民主党も国政では頑張っているが、地方では違う」と既存政党をやり玉に挙げ、都構想に否定的な平松邦夫・大阪市長についても「区民が平松市政にノーを突きつけた」と批判した。
大阪維新の会の呼びかけに応じ、ゆかりのない福島区での出馬を決意した同会の新人、広田和美さん(46)。同区の事務所で初当選の喜びをはじけさせ、「橋下知事が毎日(応援に)入り、強く訴えてくれた」と、知事への感謝の言葉を繰り返した。
そんな広田さんを押し上げたのは橋下知事だった。選挙中、街頭で「大阪市役所をぶっ壊す」と都構想をアピールし、「自民、民主、共産各党が役人天国を許してきた」と牙をむいた。陣営幹部が「どっちが候補者かわからない」と苦笑する場面もあったが、既存政党に期待感をもてない有権者の支持をつかんでいった。
一方、国会議員らをフル回転させながら、「橋下人気に軽く吹き飛ばされて」(自民党市議)敗れた既存政党は、焦りを募らせる。同会は「国政について口を出すつもりはない」(橋下知事)と参院選に関与しない方針を示しているが、大阪選挙区(改選定数3)に2人を擁立する民主党府連幹部は「党への期待が薄れている。参院選は厳しい戦いになるだろう」と話した。
(2010年5月24日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100524-OYO1T00656.htm?from=main3
大阪都構想めぐり早速「舌戦」、橋下知事VS平松市長
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の候補が圧勝した大阪市議福島区補選から一夜明けた24日、府と大阪市を再編する「大阪都構想」を巡り、橋下知事と平松邦夫・大阪市長が早速、“舌戦”を繰り広げた。橋下知事が「意固地にならず、素直に区民の声を聞いた方がいい」と批判すれば、平松市長も「風ですべてが解決するというのは大きな間違い」と応酬、府市のあり方についての考え方の違いを改めて浮き彫りにした。
橋下知事は滞在先の松山市内で報道陣の取材に応じ、都構想に異論を唱える平松市長を「役人の言い分に乗っかっている。(補選で)今の役所の仕組みにノーが突きつけられたことに早く気付いて」と語った。
平松市長は市役所で、「支持率80%を超える知事が連日応援すれば、風が起きて当然。その風が起こしたものが、本当に市民生活の安心・安全に直結するのか」と反論した。
読売新聞の出口調査で、都構想への「支持」が38%にとどまり、「(支持、不支持の)どちらとも言えない」が35%あったことを巡っては、橋下知事は「全然まだ(構想が)浸透していない」と認め、平松市長も「中身がよく見えないためだろう。議論の入り口に立ったばかりで、早く具体像を示してほしい」と橋下知事に注文をつけた。
一方、補選で初当選した広田和美市議(46)はこの日朝、市議会に初登庁。議員バッジをつけ、「感激。大阪都構想を深く理解してもらえるよう精進したい」と表情を引き締めた。
(2010年5月24日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100525/CK2010052502000004.html
自民県連、上野氏推す声高まる 知事選、嘉田氏の対抗馬
2010年5月25日
7月の知事選で、元衆院議員で県連会長の上野賢一郎氏(44)を推す声が自民党県連内で高まっている。再選出馬する現職嘉田由紀子氏(60)=無所属=の対抗馬擁立に自ら取り組んだが、不調。根強い主戦論に押される形で、候補者として上野氏が浮上し、本人の判断に注目が集まる。一方、共産党県委員会などで組織する「明るい県政をつくる会」は前県労連議長の丸岡英明氏(長浜市湖北町)を擁立する方向で最終調整に入った。
24日に大津市の議員会館で開かれた県議会の最大会派「自民党・真政会」(20人)の総会。「今の自民の組織では参院選でも大変」「選挙資金はどう工面するのか」など消極的な声もあったが、主戦論が多かった。擁立を見送れば、有権者の支持離れを招き「参院選でも惨敗する」と危機感をあらわにする声もあった。総会後、上野幸夫幹事長は「これまで十指に余る名前が候補に出たが、もう一度可能性を見極めたい」と述べた。
ある関係者は「候補の選択肢は事実上、上野賢一郎氏しかいない」と明かす。2004年参院選で県全域での戦いも経験している上野氏に対して、県連幹部や複数の市長らが、出馬するよう説得を繰り返している。
国政を主眼に置いて活動してきた上野氏は取材に「まだ結論は出せない」と迷いをみせている。
一方、明るい県政をつくる会が擁立に向け調整する丸岡氏は、中学教諭を経て全教滋賀教職員組合執行委員長などを歴任した。同会は「暮らしや福祉に対し現県政は冷たい」としており、28日の全体会で最終決定する。
知事選にはほかに、チケット販売業田中敏雄氏(68)が出馬を表明している。
(知事選取材班)
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http://www.asahi.com/politics/update/0527/OSK201005270088.html
みんなの党、神戸市議会に新会派2010年5月27日22時9分
参院選兵庫選挙区(改選数2)にみんなの党公認で立候補予定の神戸市議ら3人が27日、神戸市議会の新会派「みんなの党神戸市会議員団」を結成し、議長に届け出た。
3人のうち2人は野党会派「住民投票☆市民力」に所属。残り1人は無所属。代表に就任した井坂信彦氏(36)は参院選兵庫選挙区に立候補予定で、「兵庫県を西日本最強の『みんなの党県』にしたい。来春の統一地方選を視野に地方組織固めを図っていく」と話した。同党によると、地方議会の単独会派は栃木県議会や神奈川県逗子市議会にあるが西日本では初めてという。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100526-OYT8T00086.htm
府議会議長 異例の5会派希望
府議会の正副議長など主要ポストの割り振りを会派間で協議する議会構成委員会が25日、開かれた。橋下知事に近い大阪維新の会(26人)の躍進で勢力が拮抗(きっこう)する中、焦点となっていた議長ポストは、自民(同)、維新、民主(24人)、公明(23人)、共産(10人)の主要5会派が希望する異例の事態となった。
出席者によると、この日の委員会では、自民府議1人の会派離脱により、維新が自民と並ぶ最大会派となったことを確認。自民以外の4会派は、副議長にも名乗りを上げたため、28日の採決に向けて、各会派間の調整が行われる見通し。
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府議会・自民党府議団に会派離脱届を提出していた奥田康司府議は25日、新たに1人会派「大阪クラブ」を結成した。奥田府議を巡っては、離団が正式に認められる前に大阪市議福島区補選で、地域政党「大阪維新の会」の候補を応援したとして、同府議団は除名に相当する「除団」処分とすることを決めていた。
(2010年5月26日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100528-00000021-kyt-l25
上野元衆院議員が出馬意向 滋賀県知事選
5月28日14時59分配信 京都新聞
7月11日投開票の滋賀県知事選に、自民党県連会長で元衆院議員の上野賢一郎氏(44)が立候補する意向を固めたことが28日、分かった。上野氏は近く離党し、無所属で立候補する見通し。
上野氏は京都新聞社の取材に対し「各界のご意見をふまえ、検討している。前向きに考えている」と語った。
再選を目指す嘉田由紀子知事(60)に批判的な県内の市長や自民党県連が立候補を要請していた。
上野氏は長浜市出身、京都大法学部卒。旧自治省(現総務省)に入省し、総務省都道府県税課長補佐などを経て2005年に衆院滋賀1区で初当選、昨年の衆院選で落選した。
知事選にはほかに、共産党や労組でつくる「明るい滋賀県政をつくる会」が前県労連議長の丸岡英明氏(61)を擁立する方針。チケット販売業田中敏雄氏(68)も立候補を表明している。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201005280063.html
滋賀県知事選、自民党県連会長の上野氏が出馬へ2010年5月28日
7月11日投開票の滋賀県知事選に、前衆院議員で自民党県連会長の上野賢一郎氏(44)が立候補する意向を固めた。党公認は求めず、無所属で出る方向で検討している。
上野氏は同県長浜市出身。1990年に自治省(現総務省)に入り、2005年の総選挙で滋賀1区から立候補して初当選したが、昨年8月の総選挙で落選した。栗東市の新幹線新駅建設の中止などで嘉田由紀子知事と対立してきた自民党系の県議会最大会派や一部の市長らが出馬を促していた。知事選には嘉田知事が2月に立候補の意向を表明。共産党も独自候補を擁立する方針を固めている。
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100528000191&genre=A2&area=S00
Kyoto Shimbun 2010年05月28日(金)
3氏陣営 動き本格化
滋賀県知事選 嘉田氏、上野氏、丸岡氏
7月11日投開票の滋賀県知事選に、自民党県連会長で元衆院議員の上野賢一郎氏(44)が立候補する意向を28日までに固めた。共産党や労組でつくる「明るい滋賀県政をつくる会」も同日、元県労連議長の丸岡英明氏(61)の擁立を正式決定した。再選を目指す現職の嘉田由紀子氏(60)を加えた3氏が軸となる選挙戦の構図が固まった。
上野氏は自民党県連と、嘉田氏に批判的な複数の市長から立候補を要請されていた。幅広く支援を得るため30日にも離党し、無所属で立候補する。
丸岡氏は「明るい滋賀の会」が28日に大津市内で開いた全体会で、無所属での立候補を明らかにした。今後、共産党の推薦を受ける方針。
嘉田氏は今年2月の県議会で、無所属での立候補を表明。民主党県連や社民党県連の支持をすでに取り付けた。連合滋賀も28日に推薦を決めた。
チケット販売業の田中敏雄氏(68)も立候補するとしている。
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>>898
田中のおっちゃんまた出るんですな。
6年前の大津市長選では公開討論会に出て自分はカツラだとカミングアウトしてましたw
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/1007
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大和高田市
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/5976
5月8日、大和高田市西町のエルトピア中和で共産党新人、太田敦氏(38)が事務所開きをした。「大和高田市議として11年活動し、国政の壁にぶつかってきた。国政を変えなければならない。奈良選挙区でできるのは、地方議員を経験してきた私しかいない」。支持者ら約200人を前に、太田氏は訴えた。
その中に保守系の大和高田市議5人の姿があった。吉田誠克・同市長からは祝電が届けられた。参加した市議の一人は「同期当選でもあり、地元の議員が国政に挑戦したから出席した」と話す。共産党の立候補予定者の事務所開きでは異例のことだ。30日に大和高田市で開く演説会には、吉田市長も出席するという。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100529/CK2010052902000026.html
政党対決色強まる 知事選、三つどもえの構図浮上
2010年5月29日
7月の知事選で、自民党県連会長の上野賢一郎氏(44)が出馬する意志を28日に固め、知事選に政党対決色が強まった。再選出馬する現職嘉田由紀子氏(60)=無所属=は「県民党」を掲げ、政党に偏らない選挙を目指すが、自民県連は参院選と連動させた戦いを展望し、嘉田氏支持を決めている民主党県連も対決モードに入った。共産党県委員会などがこの日、擁立した県労連顧問の丸岡英明氏(61)も合わせ、三つどもえの構図が浮上した。
28日に上野氏の意志を確認した自民県連の上野幸夫幹事長は「あらゆる党組織に働き掛けて知事選に臨む。参院選に向けて相乗効果も期待している」と意欲をみせる。現県政に批判的な市長の支援があることも強調した。
嘉田氏支持を打ち出している民主県連の出原逸三幹事長は「自民と共産から出馬することで、政権の枠組みの選挙になる。戦いの構図がはっきりし、支持者に対して協力を求めやすくなる」と受け止める。「嘉田氏の姿勢を尊重しながら、一翼を担って知事選を戦いたい」と話した。
丸岡氏を擁立した団体「明るい県政をつくる会」の全体会に出席した森茂樹県議(共産)は「世論は民主もだめだが自民が良いとも思っていない。無党派層を取り込みたい」と話した。
各政党に対して全方位外交を通し、自民にも支持を要請していた嘉田氏は、上野氏の出馬に「県民の選択肢が増えることは良いこと」と強調。自民の対決姿勢には「私はもともと生活保守で、自民と政策的にそう遠くはない。あくまで政策議論をして、県民の選択を受けたい」と語った。
嘉田氏を支援する地域政党「対話の会」の寺川庄蔵代表は「政党重視ではなく、県民の思いをどれだけ政策に盛り込めるか、という視点で選挙を戦いたい」と話した。
このほか、知事選にはチケット販売業田中敏雄氏(68)=大津市=も無所属で立候補する意向を示している。
(知事選取材班)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100529-OYT8T00057.htm
2010知事選 民、自、共三つどもえか
対決の構図が固まった知事選。「県庁舎の主」の座を巡り、民主、自民、共産が激しく競う 6月24日の告示日まで1か月を切った知事選(7月11日投開票)は、前自民党衆院議員の上野賢一郎氏(44)が立候補の意思を固めたことで、ようやく「対決の構図」が固まった。すでに再選を目指して立候補を表明している嘉田知事は、“知事与党”の民主党の後方支援を受けての選挙戦。一方、知事の県政運営を巡って対立を深め、独自候補の擁立を模索してきた自民党も臨戦態勢をとる。共産党県委員会などで作る政治団体も候補者を擁立し、政権交代後初となる県知事選は、同日選となる見込みの参院選と同様、民主、自民、共産の三つどもえの戦いとなりそうだ。
再選出馬が確実視されていた知事は、2月の県議会で立候補を正式に表明。今回は、現職として幅広い支援を求めるため、自民党や公明党を含む政党に幅広く支援を要請した。
これを受け、民主党県連は対応を検討。知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」と来春の県議選で選挙協力の検討をすることを条件に、県連レベルで支援することを決めた。党本部は与野党の相乗り禁止を原則としているが、「正式な公認や推薦ではなく、該当しない」(県連幹部)とのスタンスだ。
県連は当初、参院選の党公認候補と知事を単独推薦し、「1セット」で戦いに臨みたいとの思惑があったが、県議の1人は「推薦を求めないという知事の意向を尊重した」と説明する。同党の支持母体である「連合滋賀」も28日、知事の推薦を決めた。
一方の自民党。県議会では、嘉田知事と新幹線やダム問題など県政の主要課題を巡って相次いで対立した。知事からの支援要請に対し、一部で同調する人もいたが、「主戦論」が大半を占め、今年に入ってから本格的に独自候補の模索が始まった。
ただ、人選は極めて難航。全国的に知名度の高い同党参院議員や、滋賀にゆかりのある静岡県議、弁護士、県内市長ら複数に打診してきたが、いずれも告示までの時間不足や後援会などの反対などを理由に拒否された。
告示まで約1か月となり、後がなくなったところで、「誰もいない以上、県連のトップ自らが打って出るべきだ」とする“責任論”に押される形で県連会長を務める上野氏が浮上した。
同党系の県議や、知事の手腕に疑問を持つ一部市長らが相次いで出馬を促し、上野氏も後援会長に相談するなど検討を続けた中で、最後には出馬を決めた。党公認ではなく、県民から幅広い支持を集められるよう、離党して無所属で立候補することも視野に入れているという。
知事選ではこのほか、共産党県委員会などでつくる政治団体「明るい滋賀県政をつくる会」が、滋賀一般労組執行委員長の丸岡英明氏(61)を擁立した。
(2010年5月29日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100528/lcl1005282337010-n1.htm
議長は自民、副議長に民主 大阪府議会・維新めぐって虚々実々
2010.5.28 23:37
大阪府議会(定数112)の議長選が28日行われ、新議長に自民の長田義明氏=大阪市鶴見区、6期目=を選出。副議長は民主の松田英世氏=泉南市、4期目=を選んだ。今回は、大阪維新の会発足後、初めての府議会。自民と維新の議員数がともに26人と同数の最大会派となっていたことで、議長ポストの行方が注目されていた。
府議会の議長ポストは事前調整で決まることが多く、選挙になったのは平成17年以来。この日の議長選では、長田氏が80票を獲得、27票だった維新の浅田均氏=大阪市城東区、3期目=を退けた。長田氏は「知事とは緊張関係を保ち、活力ある大阪をつくりたい」と述べた。
議会関係者によると、今回の議長選をめぐっては、自民と維新の両会派がポスト獲得を狙って名乗りを上げた。調整が進められたが、自公民の3会派は27日の協議で、自民の長田氏を推すことで合意。副議長は民主が出すことでまとまった。さらに、共産も長田氏投票に動き、大勢が固まったという。
これらの会派の議員からは「地域政党で橋下知事が代表を務めており、知事も議長も維新となると健全な議会運営ができない」といった声が浮上。また、副議長が民主でまとまった経緯について、ある公明府議は「維新はほぼ全員が自民党籍を持ったままで、“第2自民”といえる。議員数の順といって正副議長も自民系に渡すのはおかしいと思った」と指摘していた。
維新を除く各会派で議長、副議長のポストがまとまったことについて、維新側は「談合だ」と反発。ある幹部は「密室で決めるのはおかしい。これは維新に対する包囲網だ」と激しく批判した。
しかし、自民幹部は「話に応じなかったのは維新の方。各会派が集まる議会構成委員会で維新を含む全会派に協議を持ちかけている。維新は『議場採決で決める』と話し合いを拒否した」と話している。両者の言い分は食い違っており、亀裂は深まる一方だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100528-OYT1T00258.htm?from=y10
正副議長“橋下派”外し…大阪府議会で自・民・公
28日に行われる大阪府議会(112人)の正副議長選で、最大会派の自民(26人)が議長、民主(24人)が副議長ポストを獲得する見通しとなった。
自民と並ぶ最大会派で、橋下徹知事を支持する新会派「大阪維新の会」(26人)がどちらのポストを得るか注目を集めたが、過半数を確保する自民、民主、公明(23人)の3会派が27日、非公式に協議し、大筋合意した。
〈維新外し〉で3会派が結束した形だ。
府議会の正副議長は、毎年5月議会の交代が慣例。議長ポストは、半世紀にわたって自民がほぼ独占してきたが、今年は、自民、民主などからの離脱組が4月に維新の会を結成。同会は最大会派に並んでおり、勢力図が一変。共産(10人)を含む5会派が議長取りに名乗りを上げる異例の事態となった。
〈維新外し〉について、3会派の幹部の一人は「同会は知事と一体の会派。議会には知事をけん制できる枠組みが必要」などと説明。別の幹部は、23日投開票の大阪市議福島区補選で、同会が擁立した候補者が当選したことから「これ以上、維新の会を勢いづけたくない」と漏らす。
一方、正副議長ポスト獲得が難しくなった同会は、既存政党の共闘に対して批判を強める。幹部は「うちは“談合”はしない。密室での議論でなく、府民に見える形で決着すべきだ」と訴えている。
(2010年5月28日10時23分 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003043508.shtml
神戸市会に「たちあがれ日本」 自民と共同会派
神戸市会の保守系議員2人が31日、たちあがれ日本(平沼赳夫代表)に入党し、同市会に共同会派「自民党神戸・たちあがれ日本議員団」を結成した。地方議会では全国3例目。今後、県内の保守系地方議員に県組織の立ち上げを呼びかけるという。
市会会派「自民党神戸・新政会議員団」(11人)に所属していた北山順一市議(72)、白國高太郎市議(37)が会派名の変更を申し出、自民党神戸が了承した。北山市議が「たちあがれ日本」神戸支部長を務める。
同党によると、地方議会の会派結成は東京都千代田区、国立市に次いで3例目。
(木村信行)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100601-OYT8T01206.htm
嘉田氏「みんな」に支援要請
24日告示、7月11日投開票の知事選で、再選を目指して無所属での立候補を表明している嘉田知事が、各政党への支援要請の動きを強めている。知事はこれまで、〈県民党〉を掲げて県議が所属する政党に支援を呼びかける方針を打ち出していたが、5月末には、所属議員のいない「みんなの党」にも支援を求めていたことが判明。知事選が参院選と同日選になる見通しも相まって、各政党の動向が注視される。
知事選には、嘉田知事のほか、自民党前衆院議員の上野賢一郎氏(44)、共産党県委員会などでつくる政治団体が推す前県労連議長の丸岡英明氏(61)の2新人が、それぞれ無所属での立候補を予定。民主、社民両党は嘉田知事の支援を決めており、各政党が事実上、激突する構図となっている。
知事は5月31日、政府提案のため上京。国会で民主党副幹事長に要望を伝えた後、みんなの党の渡辺喜美代表に会うため、議員会館に向かった。突然の訪問で渡辺代表は不在だったが、秘書に支援要請を伝えたという。
政党支援の在り方について、知事はこれまでの記者会見で「議会に代表を送っているすべての政党、会派の皆さんと協力したい」などと説明。4月以降、民主、自民、公明、社民各党の順に依頼に回った。共産党にも要請する意向だったが、事前に断られている。 知事は1日、読売新聞の取材に対し、「県議会に関係する政党だけではなく、国政(に関係する政党)とも協力をしないと安定的な県政運営はできない」と理由を説明。みんなの党のほか、舛添要一代表が率いる「新党改革」にも要請を検討していることを明らかにした。
一連の知事の動きに、ある県議は「県議会で会派を構成している自民や民主といった既存政党が国民の支持を集められていないと感じ、県政運営に関係なく、支持率が上がっている政党にもお願いに向かったのではないか」とみている。
(2010年6月2日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100604ddlk30010356000c.html
選挙:和歌山市長選 前和大学長・小田氏が立候補表明 「世界に魅力発信」 /和歌山
任期満了に伴う和歌山市長選(7月25日告示、8月1日投開票)に、前和歌山大学長の小田章氏(67)が3日、無所属で立候補すると表明した。すでに出馬表明している現職の大橋建一氏(63)に次いで2人目となる。
小田氏は大阪市出身。1971年から和歌山大で勤務し、02年8月に同大学長に就任。09年7月に退任し、和歌山社会経済研究所理事長を先月末まで務めた。小田氏は、大橋市政を「和歌浦などの観光資源を生かしていない。財政健全化も一時的な数字合わせに過ぎない」と批判。その上で、「元気がなく、沈滞化している和歌山市を浮上させ、市の魅力を世界に発信していきたい」と決意表明した。
キャッチフレーズを「わかやま 浮上!」とし、医療制度の充実▽公教育改革▽観光中心のまちづくり−−など7つの約束を政策として掲げた。
◇中心地に観光学部、頓挫でさや当て
和歌山大学観光学部の中心市街地設置計画をめぐり、立候補を予定する2人は早くもさや当てを演じた。
08年4月に国立大学法人初の観光系学部を設置した同大は、和歌山市中心部の市立伏虎中(同市七番丁)やビルなどを学部の拠点にする計画を進めた。しかし交渉は難航、同年8月に撤退を決めた。
当時学長だった小田氏は出馬会見で「市の賛同を得られなかったが活性化の起爆剤だった。今も地団駄を踏む思い」と主張。一方の大橋氏は同日にあった定例会見で、「できる限り協力したかった。こちらから候補地を提案したが断られた経緯もある」と振り返った。
不調に終わった拠点進出を巡る交渉から2年。中心市街地のあり方は改めて問われそうだ。【藤顕一郎】
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001006040002
和歌山市長選 選挙戦
2010年06月04日
■前和歌山大学長、出馬へ
投開票日まで2カ月を切っても無風状態だった和歌山市長選が、ようやく選挙戦へ向けて動き出した。前和歌山大学長の小田章氏(67)が3日、立候補を表明。現職の大橋建一氏(63)はすでに3選を目指して立候補を表明しており、共産党も候補者擁立を模索している。市長選は7月25日に告示され、8月1日に投開票される。
市内のホテルで開いた会見で小田氏は「市中心部が衰退している中で何とか和歌山市を元気にしたい。観光などの地域資源を生かせば、必ず和歌山市は再生する」と出馬への思いを語った。
今年に入って支援者から出馬要請があり、3月から懇談会を開くなどして検討してきた。自身は5月上旬に立候補の決意を固めたという。
キャッチフレーズに「わかやま 浮上」を掲げた。市民との「七つの約束」として、財政、医療、教育、観光、まちづくり、産業、環境の7分野で政策を打ち出す考え。
「リーダーが変われば組織が変わり、職員がその気になれば必ず良くなる。市民の『しあわせ度』を高めたい」と話した。具体的な公約は今後明らかにするという。
小田氏はドイツ経営学が専門。和歌山大では経済学部教授、同学部長を経て02年に学長に就任。国立大学法人化や観光学部の新設に携わった。
一方の大橋氏は昨年12月に出馬を表明した。財政再建に取り組み、早期健全化団体への転落を免れたことや、市土地開発公社が先行取得し「塩漬け」となっていた直川用地への企業誘致が決まったことなどの成果を強調している。
小田氏の出馬表明が予定される段階で開かれたこの日の定例会見では「相手候補が見えない中で緊張を保つのは難しかったが、もう一度気を引き締めたい。8年間の姿勢は市民にも信頼されていると思う」と自信をのぞかせた。
大橋氏は連合和歌山の推薦を取り付けている。5月8日には和歌山市民会館で約1千人規模の決起集会を開いた。
(増田啓佑)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100604/lcl1006040818000-n1.htm
橋下「維新の会」さらに2市議 大阪市会で2ケタ台も
2010.6.4 08:16
大阪市議会(定数89、欠員1)の最大会派、自民党市議団の大内啓治市議(59)=此花区=が、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に参加する意思を固めたことが3日、分かった。
同市議団では、ほかにも1人が維新の会に参加する意思を固めた。さらに数人が離団を検討しており、市議会の会派「大阪維新の会市議団」は一気に10人規模に膨らむ可能性もある。
維新の会は広田和美氏が市議補選(福島区選挙区)で当選した5月23日以降、自民市議からの移籍が相次いでおり、大内氏で3人目。これにより所属市議は5人となるが、加入者は今後さらに増える見通しで、議案提案権の獲得に必要な8人に達しそうだ。
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>>37>>611-612ナド
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100608ddlk29010731000c.html
県議会:自民党改革と自民党、一本化できず /奈良
県議会の会派のうち、自民党改革(7人)が自民党(17人)に一本化を申し入れたが、断られていたことが両会派関係者への取材で分かった。自民党改革は08年4月に自民党から離脱して結成。参院選を控え、一本化して党内融和を図る狙いがあったが、自民党側に反発が根強く、来春の県議選まで分裂状態は続きそうだ。
参院選奈良選挙区では、自民党新人、山田衆三氏(34)が立候補予定だが、県議らの間で取り組み方に温度差があるのが実情だ。
両会派関係者によると、4日に自民党改革側が「厳しい情勢の参院選を前に、党を分裂させているイメージがある」などとして、合流を打診した。しかし、自民党側には「一方的に出て行ってまた戻ろうというのはおかしな話。国政選挙に影響がないということで、2会派のままでこれまで戦ってきた」(所属議員)などの声が根強く、応じなかった。【阿部亮介】
毎日新聞 2010年6月8日 地方版
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http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100608000167&genre=A2&area=S00
大津市長 また失言、謝罪
市会 「たけのこ」発言に続き
大津市の目片信市長は8日再開した市議会本会議で「市議は年俸1千万、実働は50日未満」などと発言、市議から誤りを指摘されて謝罪した。目片市長は5月も、自らの発言をめぐって議会に謝罪したばかり。
目片市長は一般質問の答弁で市議について「年俸1千万という数字であります。その実働50日未満、1日20万円ということになる」と発言した。休憩に入り、市議らが「事実誤認がある」などと佐藤健副市長に指摘。目片市長は再開した本会議で「不適切な発言だった」と謝罪し、発言を撤回した。
市議の議員報酬は年間約940万円、市議会の本会議や委員会などで拘束されるのは50日程度だが、竹内照夫議長は「市民の要望を聞いたり勉強もしている。議員活動は広がっている」と話した。
目片市長は、謝罪、撤回したことについて「ノーコメント」とした。
目片市長は5月の定例記者会見で、市議選の立候補者を「雨後のたけのこ」などと表現、5月臨時市議会で謝罪した。
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民主系12年ぶり、議長選に候補擁立 兵庫県議会
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003070913.shtml
兵庫県議会の6月定例会最終日(11日)に予定されている正副議長選で、県会第2会派の民主党・県民連合(21人)は8日、杉尾良文議員(58)=神戸市西区選出=を議長選に、岡康栄議員(74)=川西市・川辺郡選出=を副議長選に擁立する、と発表した。議長選の擁立は、同会派の前身「ひょうご・県民連合」時代の1998年以来、12年ぶり。
県会ではこれまで、正副議長を最大会派の自民党が独占している。現在の議員数は89人(定数92、欠員3)で、うち自民は45人。
民主・県民連合の中田香子幹事長は「国政では昨夏、政権交代を果たした。来春の統一地方選では多数の候補者を立て、県会での第1党を目指している。第一歩として、議長選に候補者を立てることにした」と強調。自民以外の会派や無職属議員に候補者擁立の趣旨を説明し、協力を求めていくという。
杉尾議員は当選5回で、党県連幹事長や県監査委員などを歴任。岡議員も当選5回で、党県議団幹事長などを務めた。
一方、自民は議長選に山本敏信議員(64)=高砂市選出、副議長選に小田毅議員(68)=加西市選出=の擁立を決めている。
(藤原 学)
(2010/06/09 07:00)
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>>912
取れる可能性のある副議長に74才の爺さんをおすのはなぜだ?
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001006100002
時代に逆行?「暑さ我慢」クールビズやめた
2010年06月10日
東大阪市議会は、今夏の本会議と委員会で原則として上着とネクタイを着用することを決めた。昨年は議場でもクールビズを実施していたが、「議会は正装で出席すべきだ」との意見が相次いだため。ラグビーワールドカップの誘致を目指す同市は今月から、一部の市職員がラガーシャツ姿でのクールビズ勤務を始めたばかりだった。ある市議は「世の中の流れに逆行するように見えるかもしれないが、議員が暑いのを我慢すれば良いだけ」と話している。
市議会事務局によると、議場の温度を28度と高めに設定することは変わらず、議長や委員長が上着を脱ぐことを認める場合もあるという。
今回の上着、ネクタイ着用の方針は、各会派の代表者が集まって決めた。「クールビズはすでに認知され、礼を欠いたものではない」との意見があった一方、「税金の使い道などを議論する場は正装がふさわしい」などの声が大勢を占めたという。
クールビズを巡る対応は、各議会で分かれている。府議会は「各議員の判断に任せるが、地球温暖化防止の趣旨に添って協力を求める」ことを議会運営委員会の理事会で確認。大阪市議会は、委員会でのクールビズ姿を認める一方、本会議では上着とネクタイ着用を決めている。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100611-OYO8T00277.htm?from=tokusyu
「維新」の大波 自民を翻弄…大阪市議会31→25人迫る参院選 府連、党籍問題の処分できず今月参加期限、何起こる?
橋下知事が率いる地域政党「大阪維新の会」の攻勢に自民党が翻弄されている。自民会派から大量に会派・維新の会に流れ込んだ府議会に加え、橋下知事が「大阪都構想」で解体を目指している大阪市議会(定数89、欠員2)でも、自民会派からの離反が相次ぎ、維新の会が全体の1割に迫る勢力に膨らんだ。自民市議らは「反党行為だ」と党府連に処分を求めているが、参院選を前に府連側は処分に踏み切れず、駆け引きが激化している。
◇
疑心暗鬼
5日夜、平松邦夫市長と自民会派の多賀谷俊史幹事長ら計約10人が、ひそかに市内の中華料理店に集まった。大阪都構想に反対の立場を確認する場だった。多賀谷幹事長は「維新には行かないメンバーが集まった」と同席した市議を紹介したが、出席予定の一部議員が姿を見せず、逆に疑心暗鬼が広がったという。
市議会の様相が一変するきっかけは、5月23日の市議福島区補選。それ以前は維新の市議は1人だけだったが、補選で維新の会候補が圧勝すると、「圧倒的な民意が示された」としてなびく市議が続出。自民は補選前の31人から、20日足らずで25人にまで減った。
駆け引き
橋下知事は維新への参加期限を6月中下旬とし、不参加の議員の選挙区には来春の統一地方選で「刺客」となる対立候補を擁立する考えだ。維新側は「知名度の高い候補者を送り込むぞ」と揺さぶり、切り崩しを進める。
守勢に立つ自民は「恫喝(どうかつ)に屈するな」と組織固めに懸命だ。動揺する若手議員らに委員長ポストを用意したり、会派の執行部に入れたりして引き留めを図る。それでも、10日には美延映夫・副幹事長ら3人が離団。執行部からの離反者まで出たことに、自民側からは「橋下人気には勝てない」とため息が漏れる。
ただの人
福島区補選で知事批判を繰り広げていた議員まで“変節”していく姿に、他党は「選挙目当ての理念なき離合集散だ」と非難を強めるが、維新入りを決めた議員からは「選挙に負ければただの人。きれい事は言えない」との本音も漏れてくる。
市議会の維新は美延氏らを含めて7人だが、維新入りを検討する市議はほかにも複数おり、さらなる勢力拡大は必至だ。自民内部からは、「みんなで維新に行き、ダメなら途中下車すればいい」と弱音も飛び出すが、大阪都構想の具体像が見えないだけに、「(行き先不明の)ミステリー列車には乗れない」と執行部は突っぱねる。
自民党から維新入りした府議、市議の大半は「国政では自民党」と党籍を維持しており、自民会派からは「規律を保つためにも処分を」との声が上がるが、党府連は「処分を決定すれば参院選に影響する」として二の足を踏んでいる。
(2010年6月11日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100611-OYO8T00237.htm
大阪市長選で対抗馬擁立示唆…維新の会 大阪府の橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」を支持する大阪市議会(定数89)の新会派「大阪維新の会」所属の7人が10日、記者会見し、団長の坂井良和市議が来年秋の市長選について「私たちと志を同じくする人が首長になれるように努力していきたい」と述べ、都構想に反対する平松邦夫市長への対立候補擁立を示唆した。
坂井市議は今月初め、平松市長に「突き詰めれば、市長と私たちの考え方はあまり変わらないのでは」と伝えたが、首を横に振られたという。
市長選を巡っては、橋下知事も4月、民放テレビ番組で「平松市長と見解が合わない場合、維新の会で大阪市長を取りにいかなければいけない」と発言した。
(2010年6月11日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100611-OYO8T00241.htm
大阪府議会、単独で最大会派に…維新の会 大阪府議会(定数112)では10日、自民党会派を離脱した奥田康司府議が大阪維新の会に入団。同会が27人となり自民(26人)を抜き単独で最大会派となった。
(2010年6月11日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201006110004.html
橋下新党じわり、大阪市議勢力図 補選圧勝1人→7人に(1/2ページ)2010年6月11日
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」が、府市再編への反発が強い大阪市議会(定数89)で、徐々に足場を固めてきた。初の選挙となった5月の市議補選(福島区)で圧勝後、最大会派の自民を脱退して加わる市議が相次ぎ、現在は計7人に。知事が目指す「過半数確保」にはまだ遠いが、さらに移る動きもあるため、自民幹部らは危機感を強める。
10日の自民市議団の総会で3人の離団届が承認され、3人はそのまま維新の会に移った。自民は25人に減り、維新の会は7人に増えた。うち6人は自民からの移籍組だ。
5人以上の会派は、議会運営委員会への出席や、予算議会での代表質問などができる。地方自治法で条例提案が認められる議会定数の12分の1(8人)も目前だ。
「市議会の定数半減」「議員報酬3割減」を掲げる維新の会に対し、自民市議の間では反発が強かった。知事が同会を設立した4月19日時点で参加したのは、自民を離団した1人だけ。その後も追随する市議はいなかった。
だが、自民市議の大半が応援に入り、総力戦で臨んだ市議補選で完敗。「なんぼ頑張ってもあかん」(若手市議)と知事の選挙の強さを見せつけられ、空気が変わった。
さらに知事は「敵か味方かをはっきりさせる」と、市議が同会に入る期限を切った。それまでに加わらないと、来春の統一地方選時に行われる市議選で対抗馬を立てる、という宣言だ。同会は10日、期限を今月20日に設定。自民市議の間では「対立候補にタレントをぶつけられるのでは」などと、動揺が広がる。
「維新の会と政策的に一致するところなんて何もない。でも議員は選挙で負けたら、ただの人だから」。維新の会に参加するか自民に残るか迷う若手市議はこう漏らす。自民市議団の幹部からは「もう維新の会への流出は止められない」との悲観論も出る。
一方、もともと「知事派」が多い府議会(定数112)では、4月の維新の会発足以来、自民からの移籍が続く。11日にも1人加わって27人となり、現在は同人数の自民を抜いて単独の最大会派となる。堺市議会(同52)でも維新の会は、自民系からの移籍で6人に増えている。(島脇健史、永井啓吾)
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市議府議の動き纏めたいんだけど面倒くさくて・・・。いつかやります。
個人的には大阪市を廃止して府と統合といえる橋下構想の逆で,府を廃止して大阪府を北摂市・東大阪市・泉州市など政令指定都市に分割してしまえばいいと思う。府は嘗ての郡の様に地方自治組織から地域名になるのだ。
「維新の会」大阪市議団7人に 来年市長選で候補者擁立も
2010.6.10 22:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100610/lcl1006102252004-n1.htm
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の大阪市議団は10日、これまでに自民市議団に離団届を提出していた3人を正式に加え、7人になった。7人はこの日、市役所で記者会見し、平松邦夫市長が大阪都構想などに賛同しない場合、来年11〜12月に予定される市長選で維新の会から候補者を擁立する考えを明らかにした。
会見では、団長の坂井良和市議が自身の政務調査費を3割返納する考えを表明。市議団の政策として、議員定数を半減して45人以下にするほか、議員年金の廃止▽議員報酬の3割削減▽交通事業の民営化▽府市の水道事業統合−などを挙げた。また、都構想の実現に向けて市の区割り案を来月に予定される市議補選(生野区選挙区)までに示すという。
自民市議の中には、ほかにも維新の会への合流を検討する動きがある。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100614ddlk25010248000c.html
選挙:知事選 政党思惑 3氏出馬へ、構図固まる /滋賀
24日告示の県知事選。再選を目指す現職の嘉田由紀子氏(60)=無所属=に対し、共産党が推薦する前県労連議長、丸岡英明氏(61)=同=と前衆院議員の上野賢一郎氏(44)=同=の2新人が挑む展開となりそうだ。3氏が出馬を表明し選挙戦の構図が固まったのは今月7日のこと。異例の短期決戦の背景にある政党の事情を追った。【安部拓輝、南文枝、後藤直義】
◇会派“復旧”し独自擁立−−自民
「決めるのはおまえだ」。5月27日朝、綾羽大津本社。上野氏は後援会長の河本英典元参院議員に諭された。自民党県連会長として候補擁立に奔走したが実らず、最後は自分に白羽の矢が。「何で私が」と思う一方で、重い期待が双肩にのしかかる。会合後、覚悟を決めた上野氏はつぶやいた。「政治家は難しい……」
「もったいない」を合言葉にダム見直しを掲げた嘉田氏が就任した06年、自民県議は「もったいないではもたない」と追及した。が、翌年の県議選で嘉田氏の支持団体が応援する候補が12人当選。自民の議席は過半数を割った。昨夏の衆院選では民主党の勢いの前に4人の候補が全滅。会派も分裂した。
それでも、知事選の候補擁立を原動力に会派は4月に再統一した。が、現職参院議員らの擁立は失敗。支持者らの強い要請を受けた県議らは嘉田氏に批判的な市長と連携。説得を受けた上野氏は支援の輪を広げようと無所属で臨む構えだ。
◇「二人三脚」で引き寄せ−−民主
「私と菅首相が掲げた政策はくしくも一緒。手を取って改革を」。12日、大津市内であった嘉田氏の事務所開き。こぞって訪れた民主党の国会議員と県議らに嘉田氏は応えた。
民主は4年前の知事選で、自公と相乗りで推した現職が敗れるとすぐに嘉田氏支持を表明。新幹線新駅中止も大戸川ダム凍結にも協力し、昨夏の政権交代で党が掲げた「コンクリートから人へ」の指針は嘉田氏の実践と重なる。知事選で支援要請を受けた民主は単独推薦と参院選の応援を条件に取り込みにかかった。
だが、「県民党」を標ぼうする嘉田氏は対立する自民にも支援を求め、歩み寄る気配はない。県連は推薦より弱い支持にとどめ、嘉田氏を突き放したつもりだったが、自民県議らは上野氏の擁立で勢いづく。民主県議らは嘉田氏との「二人三脚」をPRしようと画策中だ。
一方の嘉田氏は政策本位の選挙をアピールする。その柱が参加型のマニフェスト。各地で開く茶話会で子育て支援や中小企業支援の具体策を聞き、反映させた意見は1000人を超える。前回選も嘉田氏を支持した社民党も参加し、生活者目線の施策を提案する。
◇参院選に相乗効果を−−共産
丸岡氏を推す「明るい滋賀県政をつくる会」は今回、擁立に苦戦を強いられた。ダム建設反対や新幹線の新駅中止など、前回選で訴えた争点には嘉田氏が手を付けたからだ。
それでも候補擁立にこだわる理由の一つが同日選となりそうな参院選。共産党県委員会の幹部は「参院選の投票率アップは至上命題。知事選と相乗効果で盛り上げたい」と話す。
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>有志連合のメンバーは守山市の山田亘宏、栗東市の国松正一、近江八幡市の冨士谷英正、彦根市の獅山向洋の4市長
なんか意外と自民色薄いような
>>327 衆院選では
>支持や支援の姿勢を打ち出したのは目片信(大津)、山田亘宏(守山)、国松正一(栗東)、西澤久夫(東近江)の4市長と、山内健次(虎姫)、南部厚志(湖北)、岩根博之(木之本)の3町長。目片、山田、国松の各市長と、山内、南部、岩根各町長が自民党候補、西澤市長が民主党と同党候補を支援するとした。
大津の目方が抜け、長浜の藤井もいないですね
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006150003
【知事選】「反知事」で連合
2010年06月15日
設置が始まった参院選と知事選のポスター掲示場=大津市御陵町
【守山・栗東・近江八幡・彦根4市長/上野氏支援を打ち出し】
7月の知事選をめぐり、県内の4市長が、新顔の上野賢一郎氏を支援する有志の首長連合「滋賀維新の会」を結成する。複数の市長が朝日新聞の取材で明らかにした。16日に記者会見を開き、発表する。現職の嘉田由紀子知事が再選をめざす知事選は、市長の一部が連合して反旗を翻す異例の展開となった。
有志連合のメンバーは守山市の山田亘宏、栗東市の国松正一、近江八幡市の冨士谷英正、彦根市の獅山向洋の4市長。地方分権改革の推進を掲げ、世話人を務める山田市長は「県と市町の橋渡し役になり、滋賀の成長戦略を描きたい」と話す。
知事選に向けた態度も明示し、嘉田知事について「新しい発想を打ち出す能力に欠けていた」と指摘。2006年の旧近江八幡市長選で知事から支援を受けて当選した冨士谷市長も「福祉や教育など大事なテーマでビジョンがない」などとして、反知事に転じた。上野氏については「政治姿勢に賛同できる」と支援する方針だ。
県内の市長13人が加わる県市長会は嘉田、上野両氏から推薦依頼を受け対応を諮ったが、各市長の間で知事に対する姿勢が分かれているため、現職知事を推薦する慣例を破って「中立」としている。
【ダブル選向け掲示場を設置/大津市選管】
大津市選管は14日、今月24日に告示される知事選と、同日選が予定される参院選滋賀選挙区用のポスター掲示場の設置作業を始めた。大津市御陵町の市役所前の植え込みでは、午前9時半から市から委託を受けた作業員2人が手際よく木の枠組みに掲示板を固定していった。
掲示場は知事選が6人、参院選が8人分の区画を用意。市選管によると、大津市内では18日までに市内662カ所に設置する。ペットボトルなどを再生したABS樹脂を使い、使用後は業者が再利用する。
知事選と同日で実施する県議補選大津市選挙区(被選挙数1)の掲示場は、資材の調達などに時間がかかり、今月末ごろから設置される予定。
掲示場3基が幅6メートル以上にわたって並び、1998年の参院選滋賀選挙区と知事選、県議補選のトリプル選以来となるという。
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http://www.nara-np.co.jp/20100615094741.html
自民、候補一本化へ - 県会議長選
2010年6月15日 奈良新聞
5月定例県議会は会期最終日のあす16日、議長選挙など役員改選を予定。候補一本化に向けた最大会派「自民党」(17人)の議員総会は、きょう15日夜に予定され、「一気に人選が固まる」(同党筋)とみられる。前回同様、多数派工作としての「自民」「民主」(9人)の両党会派“連立”は、「もはや規定路線」と他会派は模様眺めの状況だが、自民の一部に「参院選の劣勢も伝えられる中、安易な妥協は得策でない」との異論も聞かれる。
議長候補で名前が挙がるのは、候補の一角に名乗りを挙げた中村昭氏(65)=6期=や、国中憲二(69)=5期=、神田加津代(66)=3期=の両氏ら副議長経験者。ただ今回は10月8日に皇族臨席による県主催「平城遷都1300年記念式典」が開催されるのをはじめ、秋にかけて国際会議の日程が目白押し。さらに県議会が12月定例会で300回を数え、200回の時と同様、東大寺回廊での開会が予定されるなど重要行事が重なり、「難局を乗り切るため、議長を経験したベテランの擁立を」との声も上がる。安井宏一・現議長(68)=4期=の続投が取りざたされているほか、周辺会派も含め、元自民党県連会長で県政財界各方面にパイプを持つ出口武男・元議長(74)=8期=の再登板の見方が強まっている。
15日夜の同会派の議員総会では、前回同様、自他薦などの選出方法も含め、「一本化」を図る。党内調整がつけば、第2会派の民主党との安定多数により、大きな混乱もなく新人事が固まるとみられ、この場合、副議長には民主党の藤本昭広氏(63)=3期=の就任が有力視されて…
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>>913
恐れいります、チバQ様。岡康栄は「おか・やすえ」と読み、女性です。戦前生まれの県議でこの名前なら男性と間違われても仕方ないと思いますが。
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不勉強ですみません。女性だったんですね
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100617ddlk25010496000c.html
選択2010しが知事選:反嘉田「有志の会」設立 4市長、上野氏を支援へ /滋賀
守山、彦根、栗東、近江八幡の4市長が16日、県庁で会見し、7月11日投開票の知事選で前衆院議員の上野賢一郎氏を支援する「市長有志の会」を設立したと発表した。新幹線新駅やダムなど大型公共事業をストップさせた嘉田由紀子知事の手法を「破壊するだけで成長戦略が見えない」とし、他の首長や市町議らにも賛同を呼び掛けるという。ただ、参加を見送った市長からは冷めた意見も聞かれる。
世話人の山田亘宏守山市長は、栗東市の新幹線新駅計画の中止に至る経緯や財政難による市町の事業削減の過程などを振り返り、「知事と市町の信頼関係は破壊され、修復されなかった」と指摘。国松正一栗東市長は「県との会議はいつも事後報告。対等の関係を作るには骨太のリーダーが必要だ」と語った。
上野氏には、県から市町に権限や財源を移し、県と市町の二重行政の解消を提案している。4市長らは今後、個別に後援会や市議らに呼び掛け、街宣活動にも協力するという。
一方、会への参加を見送った市長からは知事選への参画に疑問の声も上がっている。新駅計画の中止を巡り、嘉田氏と対立してきた谷畑英吾湖南市長は「政争に絡むより足元の市政に自然体で向き合いたい。知事と議論し、間違いを正すのが市長の仕事」と話す。
知事選には嘉田、上野両氏のほかに、共産党県委員会などでつくる「明るい滋賀県政をつくる会」が推す丸岡英明氏が出馬を表明している。【安部拓輝】
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100617-OYO1T00486.htm?from=main3
滋賀知事選、反「嘉田」4市長が新人支援…「維新の会」と連携協議
24日告示、7月11日投開票の滋賀県知事選で、再選を目指して無所属で立候補を表明している現職の嘉田由紀子氏(60)に批判的な立場を取る県内の4市長が16日、任意団体「市長有志の会」を設立し、立候補予定の無所属新人で前衆院議員の上野賢一郎氏(44)の支援を打ち出した。現在、橋下徹・大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」とも連携に向け協議しているという。
嘉田氏によって建設が中止された新幹線新駅の予定地があった栗東市のほか、彦根、近江八幡、守山の各市長が結成。県庁で記者会見した4市長は「力強いリーダーシップを発揮している橋下知事のような新しいリーダーを」と語った。今後、他の市町長や県議らにも賛同を求める。
知事選には、無所属新人で前県労連議長の丸岡英明氏(61)(共産党推薦)も立候補を表明している。
(2010年6月17日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000291006170001
反知事の4市長 現県政を批判
2010年06月17日
7月の知事選をめぐり、県内の4市長が16日、新顔の上野賢一郎氏を支援する「市長有志の会」を設立し、県庁で会見した。世話人を務める守山市の山田亘宏市長は「嘉田県政の4年間、滋賀のポテンシャルをいかす前向きな政策が語られることはほとんどなかった。失われた4年間を繰り返してはいけない」と、再選をめざす嘉田由紀子知事の批判を繰り返した。
会見には山田市長のほか栗東市の国松正一、近江八幡市の冨士谷英正、彦根市の獅山向洋の各市長が出席した。
県から市町への権限・財源移譲や琵琶湖など滋賀の特長をいかした成長戦略を掲げ、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」との連携も視野に入れ活動するという。
守山市の山田市長は、自身が知事選への立候補を複数の市長から打診されたことを明かし、「10以上の市長が私に強い気持ちを寄せるくらい、県と市町の信頼関係は薄れている」と、嘉田県政を批判。会への参加が4市長にとどまったことについては「志は同じでも動きには濃淡がある」とした。4市長の上野氏支援のあり方については、各市長の判断に委ねるという。
前回知事選で嘉田知事を支援した冨士谷市長は、反知事に転じたことについて「結果を出したのは新幹線新駅の中止だけ。知事として評価しにくい」と話した。
一方、嘉田知事は「知事と市町長の信頼関係は大切と考えており、そうした意味で、今回の市長の皆さんの声は、今後に活かしていきたいと思います」とのコメントを発表した。
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>>921
http://www.nara-np.co.jp/20100617134658.html
出口議長、藤本副議長 - 自・民連携再び【県会役選】
2010年6月17日 奈良新聞
5月定例県議会は議会最終日の16日、本会議で役員選挙を行い、議長に最大会派「自民党」の出口武男氏(74)=8期、副議長に第2会派「民主党」の藤本昭広氏(63)=4期=をそれぞれ選出。昨年に続く第1、第2会派の連携で、共に過半数以上の票を獲得した。しかし参院選を前に二大政党会派が手を組むことに対し、「自民党」所属で元副議長の中村昭氏ら3議員が反発。会派離脱し、新会派「自民党未来」を立ち上げる騒ぎに発展した。「自民党」(14人)は、平成20年の「自民党改革」(7人)に続く2度目の分裂で、改選時(23人)から大きく数を減らした。
本会議は午前0時まで時間延長され、「自民党」はこの日も正午から前夜に続く議員総会を開催するなど、緊迫した情勢。議長候補などの人選作業が進められた。その中で、昨年に続く「民主党」(9人)との連携に異論が出て、一気に脱会の動きとなった。
ただ、脱会した3人は「党を割るつもりはない」と述べ、午後5時に再開した本会議での議長選で、出口氏は「自民党」「改革」「未来」の3会派と、「新創NARA」(3人)を加え、44票中、36票の大量得票。16年ぶり2度目議長就任を決めた。一方、藤本氏は「自民党」「民主党」の23票で副議長に初めて就任した。
記者会見で、出口議長は「議会の充実や平城遷都1300年祭、東アジア未来会議、全国都市緑化フェア、アジア太平洋経済協力会議(APEC)観光大臣会議など予定されている大イベントの成功と、奈良の魅力の世界発信に向け、鋭意努力したい」、藤本副議長も議会改革や、12月に300回記念の東大寺回廊で開かれる定例議会開会など、「議長を補佐し尽力したい」と…
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000291006180001
嘉田氏「大阪維新の会、安売りしない」
2010年06月18日
【反知事連合にクギ】
「大阪維新の会はそんなに安売りしていない」。7月の知事選で再選をめざす嘉田由紀子知事は17日、反知事の4市長で結成した「有志の会」が、大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」との連携を模索していることに強く反応。ダム計画の凍結などで深めてきた橋下知事との関係にくさびを打ち込まれまいとクギをさした。県庁で記者団に語った。
橋下知事が提唱する道州制をめぐり、嘉田知事は反対、「有志の会」が支持する新顔の上野賢一郎氏は賛成を表明している。これについて、嘉田知事は「橋下さんは私の反対を知っている」としつつ、「補完関係にある」と親密な関係を強調した。「あとは県民が選ぶこと。滋賀県を廃止する上野さんなのか、廃止しない私なのか。選択肢を出すのは大事だ」とした。
ただ、今月2日の近畿ブロック知事会議で橋下知事と会った際、選挙応援を要請したが「時間的に難しい」と言われたという。
一方、「有志の会」から支援を受ける上野氏は「『有志の会』の設立は、現知事が各市長と十分な信頼関係を築いてこなかった証左だろう。知事はすべての市町長と意思疎通を図り信頼醸成に努めるべきだ」とのコメントを出した。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006160003
嘉田流〈上〉/もったいない
2010年06月16日
新マニフェストを手に支持者たちに訴える嘉田知事=草津市
【評価二分、次は「プラス」】
先代知事の温めてきた計画を白紙に戻した嘉田由紀子知事は、その後始末も自身の政治理念「もったいない」で通した。
【安上がり誘致】
昨夏、知事は自ら中止に追い込んだ栗東市の新幹線新駅の予定地跡地に、大手電池メーカー「ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)」の新工場誘致に向けてトップ交渉を重ねていた。
前回知事選で、新駅建設は「もったいない」と計画凍結を掲げ、現職知事を破った。翌年に公約を果たしたが、残った跡地利用の道筋をどうつけるかが問われていた。
GSユアサの依田誠社長、製造する電池自動車に同社の子会社のリチウムイオン電池を使う三菱自動車の益子修社長に、知事は弁じた。
「滋賀は環境政策を柱にすえ、様々な形で支援できる。従業員の生活、教育、文化の環境も良い」。だが、工場を呼び込む資金の用意はなかった。
財政難の県は2008年度を最後に、誘致企業に最大10億円を助成する奨励金制度を廃止していた。工場誘致に名乗りを上げるライバルの岡山県は最大70億円の制度を持つ。「後れをとっている」。担当者は焦った。岡山よりも土地代が割高なことが不安材料だった。
「奨励金復活を」。ともに誘致活動を進めてきた栗東市や地元県議から要望が上がったが、知事は受け入れなかった。栗東市の公社が担う用地造成に1億数千万円の補助を用意するにとどめた。
「誘致で変に税金を使うのはもったいない、県民に言いわけがつかない、というのが知事の立場だった」と県幹部は明かす。
昨年11月、GSユアサは栗東を選んだ。理由は「京都の本社に近く、交通の利便性から適地と判断した」だった。
「結果的に、安上がりで誘致を実現した」。先の県幹部は続けた。
【自民の抵抗】
もったいない そのものの値打ちが生かされず無駄になるのが惜しい(広辞苑)
知事によれば、「物や人が持っている本来の価値『もったい』を損なう、表れていないこと」となる。新幹線新駅や大戸川ダムの中止・凍結は、環境や教育、福祉の分野で「もったい=本来の価値」を実現させるための通過点だという。
嘉田県政の1期目は、もっぱら通過点のクリアに費やされ、本来の「もったい」の実現になかなか踏み込めなかった。
知事就任後、県議会で過半数を占める自民党系会派の抵抗に苦しんだ。「議会がこんなに強いとは」。当時、知事がそう漏らしたのを、知事の有力支援者は聞いている。県議会で「『もったいない』じゃない。『もう持たない』だ」と揶揄(や・ゆ)されたころだ。
「『もったいない』に哲学なんてない」。新幹線新駅推進派だった栗東市の国松正一市長は言う。「『民意だから』と自分の言い分だけ押しつける。もともと選挙のためのキャッチフレーズなのだから」
大阪府の橋下徹知事のブレーン、慶応大の上山信一教授の評価は逆だ。「『駅がほしい』と言って選挙で勝つ人は多いが、『要らない』と言って勝った人はいない。資本主義が行きつくと欲望が全開し、モノがどんどん消費され環境破壊が進む。そうした問題を考えるうえで『もったいない』というメッセージはわかりやすく、革命的だった」
【壊した後には】
5月16日、大津市内であった自民党政経パーティーに招かれた知事は、4年間対立してきた面々を前に、2期目の意欲を語った。
「『何もかも壊すばかり、やめるばかり』というご批判をいただきました」「反省し、より本質的な『もったいない』を訴えたい」
今月12日、知事は新マニフェスト「もったいないプラス」を公表。打ち出した150項目に上る施策のうち、目玉となる新たな成長戦略「県版ニューディール政策」には半数以上をあてた。
壊したあとに、何を生みだすのか。県民の期待度は、次の選挙で示される。
◇
環境社会学者だった嘉田知事が「もったいない」を旗印に現職知事を破ってから、間もなく4年。再選をめざす7月の知事選を前に、その行政手法やこだわりをたどる。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006170003
嘉田流〈中〉/財政危機
2010年06月17日
老朽化が進む水口橋。たわんでいるため、補強工事が施されている=甲賀市水口町
【火の車 対応は様子見】
甲賀市水口町の水口橋は野洲川に架かり、ニュータウンと国道307号を結ぶ。築56年、全長236メートル。朝夕のラッシュで込み合う老橋は、長年の雨水の浸食で腐食が進み、今秋、6年間で15億円投じる架け替え工事に着手する。
幹線道路と橋梁の建設が本格化したのは高度成長期の1960年代以降。橋の寿命は一般的に60年とされ、今後10年、寿命を迎える橋が急増すると予想されている。
コストがかかる架け替えよりも橋の寿命を延ばそうと、県は約2800本の橋を対象に、昨年度から3年かけて長寿命化計画を策定し、本格的な補修に乗り出す。今後50年で数十億円の経費削減を見込むが、火の車の県財政では補修費の工面もままならない。
道路や橋の維持管理費は97年度の103億円をピークに減り続け、今年度当初予算ではほぼ半減の55億円にまで落ち込んだ。
「どの部局も一緒。事業仕分けしても、もうどこも削る所はない」。ある県幹部は言う。
【県債残高1兆円】
「乾いたぞうきん」「待ったなし」。4年前の就任当初から、嘉田由紀子知事は財政の厳しさを訴えてきた。
県の見通しでは、2010年度末で県の借金にあたる県債残高は1兆円の大台を超える。一方、貯金にあたる財政調整基金など2基金の残高は49億円まで落ち込む。
手をこまねいていたわけではない。07年には歳出削減と県の貯金を取り崩して財政の均衡を図る「新たな財政構造改革プログラム」を策定した。だが、翌年に負債総額1千億円を超える造林公社問題が表面化し、県に690億円の返済義務が生じた。秋には米国発の金融危機が県経済を直撃し、法人2税(法人住民税、法人事業税)は前年度比で4割減に。今年度の予算編成では、昨年6月の段階で230億円の財源不足が見込まれていた。
【改革試案は幻に】
昨年8月、県庁知事室前の特別会議室。関係当局は、内々に作成した抜本的な改革試案の採用を迫っていた。
だが、米田耕一郎副知事が棚上げを告げると、終始ことば少なだった知事は「それでお願いします」と言って、会議を打ち切った。
5年間で赤字穴埋めの借金をせず、貯金も取り崩さずに収支を均衡させる試案は劇薬だった。聖域の人件費にも切り込み、100億円近いカットを盛り込んだ。国の補助金を除く県の年間支出分の1割に迫る大金だ。
「『待ったなし』と強調していたのは知事自身。厳しい内容だが、最終的にはのむと思った」と、出席者の1人は言う。しかし、知事の判断は「様子見」だった。
衆院選が間近に迫り、新聞各紙は世論調査をもとに政権交代の可能性を報じていた。
「1丁目1番地に地域主権を掲げる民主党政権が誕生すれば、地方と国の関係は変わる」。会議の知事側近の発言は、知事の本音を代弁したものと、出席者は受け止めた。政権交代で国から地方に大幅な財源移譲が進むという思惑だ。
衆院選は民主党が歴史的勝利を収め、知事は「国におんぶにだっこだった県の仕事の仕方が大きく変わる」と、新政権への期待を表明した。
【消えた数値目標】
結局、予算編成は各部局の事業費をさらに切り詰めて対応することになった。それぞれの部局に削減の割当額が示され、総額54億円を削った。市町や関係団体の補助金も削減の対象になった。「『今年我慢したら、来年は元に戻るのか』と聞かれるが、こっちだってわからない」と県幹部は言う。
再選をめざす知事は今月12日、新たなマニフェストを公表した。「既存予算の組み替え」「地域主権改革の推進による自主財源の増加」。1期目のマニフェストで「事業見直しで年間200億円の財源を確保」「2006年度比で毎年度200億円削減」などと明記した財政再建の数値目標は、姿を消していた。
政府の地方分権改革はなかなか進まない。その間も、綱渡りの県財政は続く。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001006180003
嘉田流〈下〉/県民党
2010年06月18日
駆けつけた嘉田由紀子知事(左)と壇上で手を組む民主党県連の奥村展三代表(中央)と林久美子参院議員=6日、大津市
【共闘 したたかな計算】
「奥村議員、おめでとうございます」
慌ただしく会場入りした嘉田由紀子知事が、マイクを握るなり言った。
6日、大津市内のホテルであった民主党県連、奥村展三代表の「議員活動30年のつどい」。支持者千人が集まる会場に、多忙により欠席のはずだった知事が突然壇上に現れ、会場は沸いた。すかさず奥村氏が壇上へ。参院選滋賀選挙区で再選をめざす現職の林久美子氏も後を追った。
知事は続けた。「林議員にもがんばっていただきたい」。奥村氏が応じた。「知事選では民主党も嘉田知事を支持する。勝利に導いていただきますようお願いします」
この日、朝から甲賀市にいた知事に、会場から携帯電話で「来た方がいい」と進言したのは、4年前の知事選で嘉田陣営の幹部を務めた東近江市の西沢久夫市長。特定の政党に偏らない「県民党」を掲げる知事は、5月8日に民主党県連から支持をもらったのに、いっこうに「共闘」の気配を見せていなかった。
自民党県連の会長だった前衆院議員の上野賢一郎氏が、知事と対決する覚悟を固めたと、新聞各紙が報じていた。「民主党関係者が集まる場で顔見せする機会。逃してはいけない」。西沢氏の言葉に、ようやく知事は動いた。
もっとも、知事が会場にいたのは5分ほど。壇上の言葉とは裏腹に、去り際の取材にこう言い残した。「自民党にも支持をお願いしました。党としては振られましたが、個々の自民党のみなさんからは支持をいただいています」
【逆転した力関係】
「県政の安定的な運営のためには、すべての政党に協力をしていただくことが大事。県民党としての立場を死守したい」
県議会の円滑な運営を念頭に、知事は自身と政党との関係を説明してきた。
「国は議院内閣制。政党を背負う人が首相になる。自治体は二元代表制。議員も首長も住民から選んでもらう。国政とは違う」。政党間の政治力学で左右される国政との違いを強調した。
新顔で立った4年前の知事選では、全政党に推薦依頼した。民主党は応じず、支持母体の連合の意向に沿い、自民党との相乗りで当時の現職を推薦した。
2大政党の相乗り候補を破った「県民党」の勢いは、翌年4月の県議選でも続いた。新幹線新駅や大戸川ダムの中止・凍結問題で知事の前に立ちはだかった県議会の最大会派「自民党・湖翔クラブ」は、改選前の28人から19人に激減した。代わって知事を支えるローカル政党「対話でつなごう滋賀の会」が躍進。公認、推薦候補合わせて12人を当選させた。
県議選から3年余。前回知事選で各党に推薦を求めた知事は今回、推薦より度合いが低い支持を要請し、政党と距離をとる立場を鮮明にした。
一方の民主党は前回対立候補だった知事を単独推薦し、参院選と連動させようとした。昨年の衆院選で大勝し、滋賀の国会議員の全議席を独占、国政与党にもなった。それでも、前回振られた側の知事は、今回は「支持で」と譲らなかった。力関係が逆転した形だ。
知事は「民主党政権に期待する」と公言するが、選挙では民主党とつかず離れずのまま。「したたかな人だ」。奥村氏もあきらめ顔だ。
【「連合がほしい」】
「私の後援会に連合が加わっていただけないか」
4月21日、知事は民主党と支持・協力関係にある連合滋賀の事務所を訪れ、中村憲市会長に申し出た。連合滋賀は後援会入りは断ったが、5月28日、「大きな失政はない」と知事の推薦を決めた。
普天間問題をめぐる迷走で、鳩山前政権の支持率は急落していた。しかし、民主党と参院選で合同選対を組む連合滋賀は組合員7万人を擁する。
知事の有力支持者は言う。「民主党より連合がほしいというのが知事の本音だろう」
(この連載は飯竹恒一、高久潤、加藤藍子、板倉吉延が担当しました。)
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>>926
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100617ddlk29010623000c.html
行政ファイル:県議会で自民系新会派 /奈良
県議会最大会派の「自民党」(17人)に所属する議員3人が16日、新会派「自民党未来」を発足させた。代表は中村昭県議で、他のメンバーは岩田国夫県議と山本進章県議。08年4月にも自民党の所属議員が新会派「自民党改革」を結成しており、これで自民党系は3会派になった。
中村県議は「議長選で民主党と組むことに納得できない。参院選には影響のないようにしたい」と述べた。各会派の構成は以下の通り。自民党14人▽民主党9人▽自民党改革7人▽共産党5人▽公明党3人▽自民党未来3人▽新創NARA3人。
毎日新聞 2010年6月17日 地方版
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100619/lcl1006192015004-n1.htm
和歌山県知事選、民主が藤本県議を擁立へ
2010.6.19 20:14
12月に任期満了となる和歌山県知事選で、民主党県連が県連幹事長の藤本真利子県議(56)を擁立する方針を固めた。20日開かれる県連の常任幹事会で決定する。
知事選には、すでに現職の仁坂吉伸氏(59)が再選を目指し立候補を表明している。
藤本氏は和歌山市議を経て、平成18年から県議を務め、現在2期目。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100619ddlk26010468000c.html
選挙:知事選 元室長のメール問題 元室長を異動 /京都
4月の府知事選を巡り、当時の知事室長が管理職19人へ3選を目指す山田啓二知事の街頭演説を聞きに行くよう促すメールを送っていた問題で、府は18日付で、元知事室長を部長級のまま、南丹広域振興局長から政策企画部主査へ異動させた。同局長の事務取り扱いは山内修一副知事が行う。
会見した山田清司・危機管理監は、元知事室長が休暇願を出し自宅待機中であるとした上で、「本人がメール送信を認めている状態で、現職を務めるのは不適当と判断し、部長級のスタッフ職として配属した」と説明。降格などの処分は「今後の調査を受けて考える」と述べた。
また、山田危機管理監は、元知事室長から送信されたメールを数件確認できたことを明らかにし、「正確な数字は第三者委員会で報告したい」と語った。
府は同日、21日に調査委員会を開くと発表した。委員には、同志社大政策学部長の真山達志▽公認会計士の中野淑夫▽弁護士の高田明夫−−の3氏が就任する。【小川信】
毎日新聞 2010年6月19日 地方版
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100617-OYO1T00262.htm?from=main2
京都府知事選、管理職員に演説参加メール…選挙期間中に幹部名で
公職選挙法に抵触の恐れ
4月に行われた京都府知事選を巡り、府幹部名で選挙期間中、複数の管理職員に、山田啓二知事(56)の街頭演説に参加するよう促すメールが送られていたことがわかった。庁内メールで日時や場所を指定し、「最大対応」や「積極対応」を求めたうえ、メールはその日のうちに消去するよう指示する内容だった。公務員の選挙活動は公職選挙法で厳しく制限されており、専門家は「抵触する恐れがある」と指摘、府も調査を始めた。
知事選は山田氏と共産党推薦の新人の一騎打ちとなり、4月11日の投開票で山田氏が3選を果たした。
府関係者らによると、メールは、当時の知事室長名で同月8日午前、8部局の副部長や行政委員会の事務局次長ら部下18人と、上司1人の計19人に送られたという。メールは、山田氏が9日正午過ぎから府庁前で演説するとし、「信頼管理職等で最大対応」を要請。10日の四条河原町の演説には「特に積極対応」としていた。文書は「本日中に完全消去」とあった。
メールを受け取った職員の1人は「知事のことを良く思っている管理職らを動員するよう求められていると感じた」と話している。
公選法では、公務員が地位を利用して選挙運動の企画に関与したり、実施について指示、指導したりすることなどを禁じている。三好規正・山梨学院大法科大学院教授(行政法)は「公務員が地位を利用して演説会に参加するよう呼びかけることは、法に抵触する恐れがある。職務時間中に選挙に関するメールを送るのも不適切だ」としている。
(2010年6月17日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100620-OYO8T00268.htm?from=tokusyu
自民会派4人離団 「維新の会」合流へ…大阪市議会 大阪市議会(定数89、欠員2)最大会派の自民党市議団に所属する市議4人が19日、同会派に離団届を提出した。近く、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に合流し、同名の市議会会派に所属する。
井上英孝(38)、冨岡朋治(68)、木下誠(43)、山下昌彦(43)の各市議。市議会の維新の会会派は11人となった。同市議会では8人以上の発議で条例提案が可能となるため、同会派は近く、「議員定数の半減」や「議員報酬3割減」などの改正条例案を提出する方針。
これで、同市議会の会派構成は▽自民21▽民主20▽公明20▽共産15▽維新の会11――となる。
(2010年6月20日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100622/wky1006220238003-n1.htm
連合和歌山、難しい選択 知事選で民主独自候補擁立
2010.6.22 02:37
12月に任期満了となる知事選に、藤本真利子県議(56)を擁立することを決めた民主党県連。前回知事選に候補者を立てられなかった経緯から、独自候補擁立へ人選を進めてきた。だが知事選をめぐっては、同党最大の支持組織、連合和歌山が難しい選択を迫られることになった。(渡邉陽子)
和歌山市内で20日開かれた県連の常任幹事会で藤本氏擁立が決まった。参院選公示直前のこの時期になったことについて、県連代表の岸本周平衆院議員は「藤本氏と候補者が一緒に県内を回ることで、参院選での相乗効果を期待したい。また知事選まで半年を切り、決定はぎりぎりのタイミングだった」とした。
しかし、日程の調整がつかないとして、常任幹事会には3人の衆院議員が揃わなかったうえ、幹事会メンバーの連合和歌山幹部らが欠席。ある幹部は「知事候補者を決める大切な会議なのにこの状況では、“全会一致”とはとてもいえない」としていた。
そうした中、県連最大の支持組織、連合和歌山が難しい決断を迫られている。21日には傘下の自治労県支部が県職員労働組合に続き、再選を目指す仁坂吉伸知事の推薦を決めた。
民主県連は藤本氏への推薦を連合和歌山に要請する予定だが、村上正次・連合和歌山会長は「知事選の争点が明確でない中、連合が“また裂き”になってまで民主候補推薦に回ることは難しい」と話す。
自主投票、現職推薦の可能性も視野に入れながら、連合和歌山は難しい選択を迫られている。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100622ddlk30010574000c.html
選挙:知事選 自治労県本部、仁坂氏を推薦 連合、対応難しく /和歌山
12月の任期満了に伴う知事選について、自治労県本部(増田篤重委員長、約1万人)は21日、中央委員会を開き、再選を目指す仁坂吉伸氏(59)の推薦を決めた。民主党県連は20日に県連幹事長の藤本眞利子県議(56)の擁立を決めたばかりだが、同本部は連合和歌山(約3万1000人)傘下の最大産別組織。同党との密接な関係と傘下組織の決定のなかで、連合和歌山は難しい対応を迫られそうだ。
同本部によると、仁坂氏が自民と公明の推薦を受け初当選した06年知事選では、推薦依頼もなく事実上の自主投票だった。仁坂氏は今回、5月21日に推薦決定した県職員労働組合(約4000人)を通じ、「奉仕者といっても公務員も人間であり、一人の労働者であることを私は忘れておりません」「良好な労使慣行は大いに尊重し守っていきたい」とする推薦依頼書を同24日付で提出した。増田委員長は取材に「県職労の推薦を尊重した」と述べた。
民主党県連は擁立が遅れたため同本部には藤本氏の推薦依頼を出していなかったが、連合和歌山には依頼する予定。自治労は参院選で組織内候補を民主公認で出しており、連合全体では計11人に上る。【山下貴史】
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なんどもいうけど近畿州派の俺としては大阪都による大阪市の解体ではなく,北摂市・泉州市・東大阪市など広域新市形成・政令指定都市昇格で府の解体を目指して欲しい♪
ちょい前の記事。
橋下知事「ドカーン!と変えてほしい」
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100607037.html?feature=related
大阪府の橋下徹知事は7日、菅直人新首相が民主党幹事長に枝野幸男行政刷新担当相、官房長官に仙谷由人国家戦略担当相の起用を決めたことについて「何かやってくれそうな気がする。さらにステップアップしていただき、とにかくドカーン!と変えてほしい」と述べ、期待感を示した。
また国対委員長に内定し、対立した経緯もある大阪府連代表の樽床伸二氏についても「できる限りのことを一緒にできれば」と和解ムード。一方で自らが掲げる府市再編の「大阪都」構想では譲れない姿勢を示し「政権与党の力を借りながらやりたい。あとは民主党府連がメンツにこだわるかどうかだ」と呼び掛けた。
[ 2010年06月07日 13:12 ]
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橋下「維新」に反論、大阪市長がタウンミーティング 市議補選めぐり
2010.6.23 14:38
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/100623/osk1006231606004-n1.htm
参院選と同日の7月11日に投開票される大阪市議補選(生野区、欠員1)で、大阪市の平松邦夫市長が、大阪都構想をめぐって対立する地域政党「大阪維新の会」(代表、橋下徹大阪府知事)の主張に反論するため、生野区でタウンミーティングを開催することが23日分かった。平松市長はこれまで国政選挙や地方選挙では各政党との「等距離」を強調しており、選挙期間中に特定陣営を“ターゲット”にするのは極めて異例だ。
市関係者によると、タウンミーティングは7月4日に開催する方向で大阪市が準備を進めている。維新の会は補選に向けて「平松市政では市役所の改革が進んでいない」などと主張。これに対し平松市長は、職員数の削減など具体的な数字を挙げて改革の成果を示し反論する構えだ。維新の会以外の候補を応援する意図はないという。
平松市長はこれまで、維新の会が「大阪市は過剰な職員を天下りさせるため、外郭団体がまだ118もある。府は28団体まで削減した」とチラシなどで主張していることについて、同一基準で比較すると府は66団体−とのデータを示し反論している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100625/lcl1006250139000-n1.htm
大阪市長が「橋下新党」対抗馬を応援 市議補選、府市トップの代理戦争に
2010.6.25 01:36
参院選と同じ7月11日に投開票される大阪市議補選(生野区、欠員1)で、平松邦夫市長が、大阪都構想を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表、橋下徹大阪府知事)の対抗馬となる民主立候補予定者のチラシに顔写真入りで応援メッセージを寄せていることが24日、わかった。2人は今年以降、都構想をめぐって対立を深めているが、いよいよ補選で“代理戦争”を繰り広げる構図となった。
チラシは22日発行の民主機関紙号外で、補選の擁立候補を特集。両面の下部分に平松市長の写真と「私も応援します」「一緒にがんばろや〜」などのメッセージが掲載されている。
これまで平松市長は国政・地方選挙を問わず政党との「等距離」に気を配ってきた。維新が圧勝した5月の市議補選(福島区)でも民主や自民のチラシに応援を寄せていないが、今回は自民が擁立を見送ったこともあり、維新と対決する民主への応援に踏み切ったという。
民主陣営は「選挙戦では応援演説の要請も検討している」と明かすが、平松市長は「市を解体するという維新の主張に明確に反対したい。マイクを握るかどうかは未定」と話している。
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3氏が新会派「未来」 - 田尻氏問題など不信感
http://www.nara-np.co.jp/20100617135002.html
2010年6月17日 奈良新聞
自民党の県議会第3会派となる「自民党未来」が16日、結成された。県議会の構成は、自民党14人▽民主党9人▽自民党改革7人▽共産党5人▽公明党3人▽新創NARA3人▽自民党未来3人となった。
中村昭(65)=会派代表・6期、岩田国夫(62)=3期、山本進章(55)=3期=の3氏が会見し「参院選も控え、来春には統一地方選の県議選もある。自民党がかつてない危機にある中、(役員改選で)民主党と手を組むことは納得できなかった」と「自民党」会派から離脱した理由を説明し…
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>>940
行政ファイル:県議会で自民系新会派 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100617ddlk29010623000c.html
県議会最大会派の「自民党」(17人)に所属する議員3人が16日、新会派「自民党未来」を発足させた。代表は中村昭県議で、他のメンバーは岩田国夫県議と山本進章県議。08年4月にも自民党の所属議員が新会派「自民党改革」を結成しており、これで自民党系は3会派になった。
中村県議は「議長選で民主党と組むことに納得できない。参院選には影響のないようにしたい」と述べた。各会派の構成は以下の通り。自民党14人▽ 民主党9人▽自民党改革7人▽共産党5人▽公明党3人▽自民党未来3人▽新創NARA3人。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/7024
【前川陣営】
前川清成候補の街宣には〜
吉野郡内も吉野町長が選挙カーに同乗するなど、民主の支持が地域に浸透。
(北岡篤町長)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100702-OYT1T00910.htm
橋下・平松「代理戦争」、幕開けは動と静
地方行政
維新の会の出陣式でマイクを握る橋下知事(大阪市生野区で)=伊東広路撮影
大阪市議補選での民主党支援について説明する平松市長(市役所で)=関口寛人撮影 地域政党・大阪維新の会(代表=橋下徹・大阪府知事)と既存政党との第2ラウンドとなる大阪市議生野区補選(欠員1)が2日、幕を開けた。
最大の争点は橋下知事が掲げる「大阪都構想」の是非。都構想を巡って橋下知事と対立する平松邦夫市長が民主党候補の支援に回り、大阪の両トップの「代理戦争」の様相となったが、出陣式で拳を上げる橋下知事に対し、平松市長は市役所にこもったままで、対照的なスタートとなった。
「府と市の財布を一つにして、新しい役所を作るしか大阪の再生はない。役所天国の大阪市にノーを突きつけましょう」
雨空の下、維新の会候補の出陣式でマイクを握った橋下知事は、持論の都構想を前面に出し、「皆さんで市役所をぶっつぶそう」と呼びかけた。
出陣式には、維新の会候補が圧勝した5月の福島区補選後に自民党を離脱し、維新の会に合流した市議らも姿を見せ、「改革の覚悟がないのは大阪市役所の職員と大阪市議だ」と叫ぶ橋下知事に拍手を送った。
橋下知事は選挙期間中、公務を絞って連日、生野区入りし、維新の会候補を全面支援するという。
一方の平松市長は、民主党候補の出陣式には参加せず、午前11時過ぎ、市役所に登庁。待ち受けた報道陣に対し、「知事が何を目指しているのかわからない。知事はアジテーション(扇動)が得意。有権者は冷静に判断してほしい」と対決姿勢をにじませた。
平松市長はこれまで、各政党との等距離を維持し、福島区補選でも静観を保ってきたが、今回は自民、公明両党が擁立を見送ったこともあって告示直前、民主党支援を鮮明にした。市幹部は「好き勝手に大阪市批判を繰り返す知事に、腹に据えかねるものがあったのだろう」とみる。
ただ、応援要請を受けながらも、「今のところ、動く予定はない」と慎重な姿勢を崩さず、「日程がタイトだ」と、あくまで公務優先を強調。同党候補の陣営幹部からは「知事の発信力に対抗できるのは市長だけ。前面に立って戦ってくれれば、士気も上がるのだが……」とぼやきも漏れた。
こうした動きに対し、共産党候補の陣営幹部は「知事と市長の泥仕合で、市民の暮らしを守る訴えがかすまないようにしたい」と埋没への危機感を示した。
(2010年7月3日12時47分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20100703-OYT8T00075.htm
著名知事らも“参戦”
中盤戦を迎えた知事選で、著名な知事の“参戦”が相次いでいる。応援を受ける陣営は「実績がある人の弁だけに、有権者に信頼感を持ってもらえる」などと歓迎。一方、知事からの応援のない陣営も、参院選候補者との“共闘”で支援を広げようと努めている。
無所属現職の嘉田由紀子候補(60)の陣営には、2008年11月に大戸川ダム建設の白紙撤回を嘉田候補とともに国に求めることで合意した山田啓二・京都府知事が4日に来県し、JR草津駅前で集会を行う。
陣営幹部によると、4月の府知事選で嘉田候補が応援に駆け付けたことへの「お返し」という。「淀川水系の上下流の連携をPRしていくことで、有権者の信頼を得たい」と期待する。
ただ、同問題で行動を共にした橋下徹・大阪府知事には、大阪市議生野区補選(欠員1)の応援などを理由に断られた。陣営幹部は「国にものを言う3知事がそろえば勢いづいたのだが……」と残念がる。
一方、無所属新人の上野賢一郎候補(44)は、出身地の長浜市で3日に開く個人演説会に、古川康・佐賀県知事を応援弁士に招く。
古川知事は上野候補の旧自治省(現総務省)時代の8期先輩で、固定資産税課の元上司。2日朝、古川知事から直接、選挙事務所に「彼に知事の能力があることを私の口からお知らせしたい」と電話があったといい、陣営が急きょ、手配した。
上野候補は、離党した自民党の幹部らに応援を頼んでいないだけに、知人の来県が何よりの頼り。陣営幹部は「首長経験のない上野候補にとって現職の応援は説得力があり、大変心強い」と期待している。
これに対し、無所属新人で共産推薦の丸岡英明候補(61)は、同党公認の参院選候補者との“タッグ”に力を入れ、県民に幅広く支援を訴えていく。
6月末には、同党の市田書記局長と参院選候補者との3人で選挙カーの上に並び、JR草津駅前で街頭演説を行った。今後は大津市などで計3回の合同演説会を行う予定で、陣営は「国政、県政の両方の視点から訴えていくことで、相乗効果を図りたい」と意気込む。
加えて、教員時代の教え子や県労連の集会に参加したり、商店街を歩きながら買い物客らに訴えたりするなど、地道な活動を通じて支持拡大を狙う。
(2010年7月3日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100702/elc1007021232002-n1.htm
動の橋下「大阪市は高い年収」 静の平松「解体訴える維新に対抗」 市議補選告示 (1/2ページ)
2010.7.2 12:32
参院選と同じ11日に投開票される大阪市議補選(生野区、欠員1)が2日告示され、民主、地域政党「大阪維新の会」(代表、橋下徹大阪府知事)、共産の新人3人が立候補を届け出た。府市再編による大阪都構想を掲げる維新は5月の市議福島区補選に続く連勝を狙うが、今回は都構想に反対する平松邦夫市長が主要政党との「等距離」の姿勢から一転、民主新人の応援を表明している。トップ2人の“代理戦争”として注目が集まる。
新人3人は届け出順に、民主のNPO法人代表理事、武直樹氏(37)▽維新の元衆院議員秘書、角谷庄一氏(32)▽共産の党地区委員長、柴山昇氏(56)。
角谷氏は選挙事務所近くの公園で出陣式を行い、橋下知事をはじめ維新所属の府議や大阪市議、支持者ら約250人が参加した。
橋下知事は「府庁職員は覚悟を決めたが、覚悟がないのは大阪市役所職員と(維新以外の)市議。市議は高い年収を守りたいから抵抗しまくりだ」と大きく声を張り上げ、初日から“橋下節”を炸裂させた。
角谷氏は「府と市が一緒になって二重行政を解消しよう。橋下知事を先頭に大阪をつくるラストチャンス。大阪のことは維新でしかできない」と訴えた。
一方、民主所属の国会議員も駆けつけた武氏の出陣式。地域福祉の充実などを訴える武氏は「多くの人との出会いでここまできた。このプロセスを大事にしてまちづくりを進めたい」と支持を訴え、さっそく自転車で街頭に繰り出した。午後には民主公認で参院選に立候補している候補者と連動し、支持を呼びかける。
武氏を応援する姿勢を示している平松市長はこの日、市役所内で報道陣の質問に答え、「市役所解体を訴える維新の候補への対抗馬ということで民主候補を応援したい」と述べた。
トップ2人の“代理戦争”から距離を置く柴山氏は幹線道路沿いで支持者ら数十人を前に第一声。橋下知事について「ワン大阪ならぬ『ワンマン大阪』を急いで作ろうとしている」とし、返す刀で平松市政も批判。「中小企業や町工場、商店など弱者を守ることが必要だ。生野の皆さんとタッグを組んで頑張りたい」と訴えた。
陣営幹部は「維新の会にも平松市政にも反対する声を受け止めたい。参院選も補欠選も暮らしをPRして相乗効果を狙う」と話していた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100705/lcl1007052131001-n1.htm
参院選と同日の滋賀県知事選 13市のうち5市が現職に反旗の異例事態
2010.7.5 21:30
参院選と同日選の滋賀県知事選(11日投開票)で、現職の嘉田由紀子氏(60)=社民支持=に反旗を翻す「市長有志の会」に、これまで態度を保留していた県市長会会長の目片信・大津市長が5日、合流した。県内13市のうち5市長が元自民衆院議員の新人、上野賢一郎氏(44)を支援。都道府県知事選では、首長は現職候補支持に回るケースが多いが、明確に現職支持を打ち出す市長が2人しかいない異例の事態になっている。
市長有志の会は任意団体で、守山市、彦根市、近江八幡市、栗東市の4市長が告示(6月24日)直前の先月16日に結成。4市長は告示後、上野氏の応援演説にまわっている。
「前向きな政策がなかったこれまでの4年間こそが、本当にもったいなかったのではないか」
彦根市の獅(しし)山(やま)向(こう)洋(よう)市長は、嘉田氏1期目のキャッチフレーズをもじり、こう批判した。
背景には、嘉田県政で、栗東市の新幹線新駅が中止になったほか、彦根市のダム中止や大津市のダム凍結など、政策面で地元市と対立してきたことがある。
これまでの知事選で県市長会は現職を推薦してきたが、今回は嘉田氏の推薦を見送った。5日、有志の会に合流した目片大津市長は「ダム凍結に憤りを感じている」と話した。
一方、嘉田氏陣営は「市長と市民の反応は別」として、冷静さを保つ。市長のうち草津市長と東近江市長が嘉田氏支援を打ち出すほか、県連が支持を表明している民主の国会議員らも応援。新駅を中止した栗東市などでも有権者の反応はいいといい、「粛々とお願いするだけ」としている。
知事選には元県労連議長の新人、丸岡英明氏(61)=共産推薦=も立候補し、三つどもえの戦いを繰り広げている。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100705000015
「県会を左右」4者激戦
滋賀県議大津補選印刷用画面を開く
週末でにぎわう街頭に出て支持を訴える県議補選の候補者(大津市) 滋賀県知事選、参院選と同じ11日に投開票される県議補選大津市選挙区(欠員1)には4人が立候補し、論戦を繰り広げている。3選挙とも民主、自民、共産の3党がぶつかる構図で、激しいトリプル選となっている。
立候補したのは無所属新人の前川佳彦氏(66)、共産新人の小島義雄氏(64)、民主元職の岡崎基子氏(68)、無所属新人の目片信悟氏(44)=自民推薦=の4候補。
県議会では第一会派の自民系会派が20人、民主系会派が16人で過半数を占める会派はなく、補選の1議席が議案の可否を左右する可能性がある。
前川候補は堅田学区自治会連合会の副会長を務め、地元住民が選挙活動の中心になっている。2007年の県議選には自民公認で立候補したが落選。今回の補選は無所属で立候補し、県議会の定数削減など議会改革や琵琶湖再生を訴える。佐々木南雄選対本部長は「政党のしがらみのない市民党をアピールする」としている。
小島候補は元製薬会社の労組委員長で、労働者の権利を守る県政実現を訴える。消費税増税反対を掲げて共産の参院候補、推薦する知事候補と共闘。参院候補の演説会にも参加する予定。党大津湖西地区委員会の井上敏一委員長は「3候補が市内をくまなく回り、国政と県政で重なる問題を分かりやすく説明したい」と語る。
岡崎候補は旧志賀町の廃棄物焼却施設の反対運動にかかわり、市北部が地盤。助産師の立場から子育て環境充実を訴える。民主の参院候補、支持する知事候補との連携について党県第1区総支部の成田政隆幹事長は「3候補共通の女性を前面に出して得票につなげる。民主の県議、市議がいない北部で支持層を増やす」と意気込む。
目片候補は会社員で目片信大津市長の長男。市長の後援会組織が選挙活動の核になっている。自民党は公認候補を擁立できなかったが、党籍を持つ目片候補を推薦し、県議会での勢力拡大を目指す。鷲見達夫選対本部長は「地元の市南部を中心に回る。若さをアピールしながら経済や雇用の立て直しを訴える」と語る。
【 2010年07月05日 08時52分 】
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201007060062.html
大阪市議補選 正面対決か静観か、橋下対応に揺れる市長2010年7月6日
正面対決か静観か――。参院選と同じ11日に投開票される大阪市議補選(生野区、被選挙数1)で、市への批判を強める大阪府の橋下徹知事に対し、平松邦夫市長が揺れている。一時は知事との対決姿勢を鮮明にしたが、告示直前にトーンダウン。中立の立場へと軌道修正を始めた。
2日に告示された補選は、民主、共産、大阪維新の会(代表・橋下知事)から3人が立候補した。維新の会は初選挙だった5月の同市議補選(福島区)で圧勝。知事は今回も同会候補の応援の前面に立ち、持論の府市再編に弾みをつけることを狙う。
一方、平松市長は5月の補選で特定の候補の支援はしなかったが、6月25日の会見では民主の候補を応援する考えを明言。「維新の会が主張する内容に、私は明確に疑問を感じている」と語った。知事も「市長と真っ向から対立する形で争点が明確になるのは非常にいい」と応じ、「代理戦争」ムードが高まった。
市長の周辺によると、もともと市長は選挙応援に積極的ではなかったが、知事に言われっぱなしでは我慢できないとの意識もあったようだ。
だが7月1日になって「演説に行くか決めていない。各政党と等距離でやってきた。維新の会の市議とも等距離は変わらない」と発言を弱め、2日の民主候補の出陣式には姿を現さなかった。報道陣には「私自身は(選挙の応援は)すべきでないと、首長として判断した」と説明した。
市長は4日、生野区で開いた市主催のタウンミーティングで、知事が主張する区長公選制について「経費など細かい問題があるのに『区長公選制で何かが変わる』と思ってしまうとワナが潜んでいる」と指摘したが、それ以上には突っ込まなかった。補選期間中を選んで開催を決めたのは市長自身だが、終了後に「補選中でなければもっといろんな話ができた。陣営が有利不利になる話はやりにくい」と、中立の立場を装った。
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【滋賀】
知事選、嘉田さんが幅広い支持 新人・上野さんが追う形に
2010年7月7日
中日新聞社が実施した知事選の世論調査と終盤情勢の分析によると、現職の嘉田由紀子さん(61)=無所属、社民、民主県連支持、対話の会推薦=がリードし、新人で前自民党県連会長の上野賢一郎さん(44)=無所属=が懸命に後を追う形となっている。新人で県労連顧問の丸岡英明さん(61)=無所属、共産推薦=も現県政の批判票を狙う。現職1期4年間の評価を問う戦いは、終盤を迎えてさらに熱気を帯びている。
嘉田さんは、すべての年齢層で幅広い支持を得ている。40〜50代では6割超の支持を得ており、30代でも6割に迫る勢い。
上野さんは60〜70代以上では比較的高い支持を得ているが、各年齢層で苦戦。丸岡さんは60代と20代からの支持が目立つ。
投票で重視する点を聞いたところ、公約・政策が最も多く5割弱に上った。次いで、実績・経歴、人柄・イメージ、政党や団体の推薦・支持、家族や知人からの依頼の順となった。政党別では、民主支持層が公約・政策を重視する傾向が6割弱と強いのに対し、自民支持層は実績・経歴を重んじる割合が3割と高い。
年齢別でも、公約や政策を重視する割合が全体的に高いが、20代と70代以上では、人柄やイメージで判断する割合が2割強と比較的高い。
◆新知事に期待「景気・雇用」「福祉・医療」
新知事に期待する政策で、突出していたのは景気・雇用と福祉・医療。次いで子育て・教育、行財政改革、環境問題の順となった。インフラ整備や防災への関心は低かった。
年齢別では、40〜50代の4割が景気・雇用政策に期待。福祉・医療への関心が高いのは60〜70代以上で5割を占める。20〜30代は子育て・教育政策への期待を寄せる。男女別では、男性が景気・雇用、女性が福祉・医療に対してそれぞれ高い関心を示した。
支持政党別でみると全体的に期待の高い景気・雇用、福祉・医療以外では、民主支持層の3割が子育て・教育を重視。これに対し自民支持層の子育て・教育への関心は1割強だが環境問題対策への要望が1割強と他党と比べて高かった。環境問題への関心が最も高かったのは公明支持層で、2割強に。共産支持層の5割が福祉・医療を重視している。
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100707/CK2010070702000008.html
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/7124兵庫
昨夏の知事選で自民、公明、民主県連の推薦を得て3選した井戸敏三知事は「県政推進に協力してもらっている」と民主、自民の現職2人の支援を公言する。
政権交代直後の神戸市長選で、民主の単独推薦を受け当選した矢田立郎市長の立ち位置は微妙だ。市会で約3分の1を占める自民市議への配慮からか、3月の自民県連セミナーに続き、6月の県連大会にも出席し、「現職再選を」と訴えた。公示後は応援要請がないことを理由に、街頭や集会に顔を出さない“自粛型”を貫くが、民主県連の元幹部は「選挙の時ぐらい民主候補を応援するのが筋だ」と批判する。
明石市の北口寛人市長は民主2人と自民の計3人を応援する意向。自身が元民主党県議で、3年前の2期目の選挙では民主のほか、自民からも推薦を受けた。3月に立候補の打診をされたみんなの党については「連絡もない」と静観の構えだ。
県内で唯一、日本創新党の応援首長に名前を連ねたのは三木市の薮本吉秀市長。「地方の現場を知っている首長経験者が、その声を国政に反映させていこうという勇気ある行動に感銘した」と応援理由を語る。無党派を掲げる尼崎市の白井文市長は「政党応援しないのが私のスタンス」と等距離を強調する。
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584 :無党派さん:2010/07/11(日) 23:35:51 ID:Jqwcn5nN
「橋下新党」の角谷さん初当選…大阪市議補選
大阪市議生野区補選(欠員1)は11日、投開票され、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の新人で不動産会社員、
角谷庄一氏(32)が、民主、共産両党の新人2人を破り、初当選した。
維新の会は、5月の同福島区補選に続く勝利で、橋下知事が掲げる「大阪都構想」に向けた動きに弾みがつく結果となった。
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20100711-OYT1T00729.htm
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100712ddlk25010209000c.html
選挙:知事選 嘉田さん、余裕の再選 もったいない改革浸透 /滋賀
もったいない改革、第2幕へ−−。11日投開票された知事選は、無所属の現職、嘉田由紀子氏(60)が、いずれも無所属新人で、前衆院議員の上野賢一郎氏(44)と前県労連議長の丸岡英明氏(61)=共産推薦=を破り、再選を果たした。4年前、大型公共事業の見直しを進める県政を選択した県民は、改革を進めるかじ取り役を再び嘉田氏に託した。当日有権者数は109万743人。投票率は61・56%と前回(44・94%)を16・62ポイント上回った。【安部拓輝、南文枝、後藤直義】
大津市浜大津3の事務所では、当選確実の一報が入ると大歓声と拍手がわき起こった。支援者らと握手を交わし、喜びを分かち合った嘉田氏は深々と頭を下げ、「これからの4年間も(県民と)近い県政、透明度の高い、しがらみのない県政を進めて参ります」と語った。
嘉田氏は選挙戦で4年間の成果を報告。演説では新幹線新駅の中止や大戸川ダムの凍結などによって節約した1000億円の公共事業費を保育所や学童保育の定員増、介護環境の整備、山間部の公共交通の維持などに充てると訴えた。新駅用地には大手電池工場などの誘致を積極的に進め、ダムに頼らない流域治水を実現させるという。
参加型のマニフェストを作ろうと4月から県内21カ所で茶話会を開き、高齢化対策や中小企業支援など約1600人分の意見を吸い上げた。告示後は環境社会学者時代の人脈も生かし、各地域をくまなく回って支援を呼び掛け、自民や共産支持層の一部も取り込んだ。民主、社民両県連の支持を受け、参院選候補の林久美子氏とも連携。組織票も固めた。
◇「支援に感謝」−−上野さん
自民を離党し無所属で臨んだ上野氏は「琵琶湖ルネッサンス」を合言葉に、嘉田氏に批判的な市長らと連携を強め、琵琶湖大橋と近江大橋の無料化などによる経済活性化策や地方自治改革などを唱えたが、無党派層に浸透しきれなかった。上野氏は「力が足りなかった。支援をいただいた方々に感謝したい」と、深々と頭を下げた。
◇県政に提言できた−−丸岡さん
福祉や教育の充実を訴えた丸岡氏は、全小中学校の35人学級の早期実現や県立高校の統廃合計画のストップなどを主張。告示後は集会で小学校教諭が給食費の徴収に苦心しているという話を聞き、学校給食の無料化も訴えた。丸岡氏は投票結果を受けて「県政の改善のため、一定の提言ができたのではないか」と話した。
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■解説
◇節約から発展の道筋を
前衆院議員で自民県連会長を務めた上野賢一郎氏らを相手に、嘉田由紀子氏は大差で再選した。これほどの差が付いた最大の要因は、上野氏を擁立した自民県連が、嘉田県政との明確な対立軸と展望を示せなかったことに尽きる。
嘉田氏と対立を続ける自民県議らは県外の著名人らの擁立に失敗して以降、知事選に「誰を出すか」という論議に終始した。結局、上野氏が離党して無所属で出馬したが、公約に掲げた近江大橋と琵琶湖大橋の無料化は架け替え財源を巡る論議が不十分で、全県的な争点に至らなかった。「嘉田県政を検証し、どう変えるかという理念が置き去りだった」。そんな声が複数の県議から漏れる。
一方の嘉田氏は選挙戦で、見直した大型公共事業費を託児環境の整備や介護支援、過疎地の交通対策など「県民の人生応援に使う」と訴えて回った。山間部の集落では多くの高齢者が駆け寄り、都市部のマンションに呼び掛けるとベランダから若い主婦が手を振った。「もったいない改革」は依然、県民の心をとらえていたようだ。
ただ、県には財源がない。いくら節約しても足りない状況で暮らしは発展するのか。期待を寄せた多くの県民の未来に向け、嘉田氏にはその道筋を語り、実現させる責任がある。【安部拓輝】
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嘉田由紀子(かだ・ゆきこ) 60 無 現(2)
全国知事会男女共同参画特別委員長[歴]県琵琶湖研究所研究員▽県立琵琶湖博物館総括学芸員・研究顧問▽NGO「水と文化研究会」代表▽京都精華大教授▽淀川水系流域委員会委員▽環境社会学会長▽京大院
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100712-OYO1T00621.htm?from=top
大阪市議補選、「橋下新党」生野も勝利…「都構想」に弾み
福島に続き
大阪市議生野区補選(欠員1)は11日、投開票され、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の新人で不動産会社員、角谷庄一氏(32)が、民主、共産両党の新人2人を大差で破り、初当選した。維新の会は、5月の福島区補選に続く勝利で、橋下知事が掲げる「大阪都構想」に向けた動きに弾みがつきそうだ。
投票率は56・51%で、2007年統一地方選の前回(50・18%)を上回った。
選挙戦では、福島区補選に続き、都構想の是非が大きな争点となった。
橋下知事は告示後、連日マイクを握って「大阪市役所をぶっ壊す」などと持論の府市再編を訴え、幅広く浸透した。都構想に反対する大阪市の平松邦夫市長は告示前、民主党候補の支援を表明したが、一度も街頭演説を行わず、橋下知事との正面対決を避けた。
角谷氏の事務所に駆けつけた橋下知事は「大阪市役所には直ちに、都構想の中心になる区長公選制の実施と、予算の大幅な区への移譲を求めていく」と語った。
平松市長は「今回の結果は維新の会の橋下代表の人気によるものであろうと思う」との談話を発表した。
(2010年7月12日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100712000019
滋賀県知事に嘉田氏再選
約40万票、過去最多印刷用画面を開く
知事選で再選を決め、喜ぶ嘉田由紀子氏(11日午後8時17分、大津市浜大津3丁目の事務所) 任期満了に伴う滋賀県知事選は11日投開票され、無所属現職の嘉田由紀子氏(60)=民主党県連、社民党県連支持=が、無所属新人で元衆院議員の上野賢一郎氏(44)、無所属新人で前県労連議長の丸岡英明氏(61)=共産党推薦=を大差で破り、再選を果たした。嘉田氏は全19市町で勝利し、同知事選で最多得票となる40万票台に乗せ、上野氏らを圧倒した。
参院選との同日選となり、嘉田氏が民主党、上野氏が自民党県議、丸岡氏は共産党の支援をそれぞれ受ける事実上の政党対決の構図となった。投票率は前回知事選より16・62ポイント高い61・56%だった。
嘉田氏は、新幹線新駅やダムを中止した実績を訴えて幅広く支持を集めたほか、後援組織に商工会などを取り込み、民主党、連合滋賀の支援を得て組織も固めた。同党の参院選候補と連携して保育所拡充など子育て施策や、超高齢社会を見据えた在宅みとり制度などを訴え、無党派層にも広範な支持を広げた。
上野氏は、嘉田県政への批判票を幅広い層から取り込もうと、政党推薦を受けずに臨んだ。立候補を要請した自民県議や公明党県本部が支援し、嘉田県政に批判的な市長らの応援も得たが、明確な争点をつくり出せず浸透しきれなかった。立候補表明が6月で、出遅れも響いた。
丸岡氏は、県立高校再編など嘉田県政批判を強める一方、共産党の参院選候補と連動したが伸び悩んだ。
【 2010年07月12日 03時13分 】
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http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100713/trd1007130131000-n1.htm
橋下氏はなにわのプーチン?大阪都に向け仰天プラン 大阪市長選への出馬も取りざた (1/2ページ)
2010.7.13 01:30
参院選が終わり、来春に控える統一地方選に向けた動きが本格化し始めた。地域政党「大阪維新の会」は参院選と同日選になった大阪市議補選(生野区、欠員1)で圧勝したものの、代表の橋下徹大阪府知事は12日、「議会の過半数を取るならあの得票では厳しい」と報道陣に発言、組織の引き締めを図った。来年末に大阪市長選、再来年は知事選と政治日程が続くなか、関係者の間では「橋下氏が市長選に立候補するのかも」という憶測すら流れ、虚々実々の駆け引きが始まっている。
知事市長の同日選!?
「(大阪市長選への)立候補の選択肢は残す」
今年4月、橋下氏が報道陣に語った言葉の波紋が府市関係者の間にじわりと広がっている。市長から知事への転身は珍しくないが、逆は異例。話を聞きつけた府幹部は「知事と市長の兼職はできるか」という法的な確認作業までしたという。
維新の会に所属する府議は、「今後の状況次第」と断ったうえでこんなシナリオを披露した。橋下氏が知事を辞職し来年の大阪市長選に出馬。知事選に側近候補を出し、橋下氏人気をバックに知事選、市長選を同日選で勝利する。2つのポストを抑えて、大阪都構想を一気に前進させる−というのだ。
3選を禁じた大統領を退任した後、腹心を後継につけ、自らは首相におさまったロシアのプーチン氏をも彷彿(ほうふつ)させる奇抜なプランでもある。
では、後継の知事候補はだれになるのか。別の維新府議によると、府最高幹部や知事と交遊の深い放送関係者の名前が取りざたされることもあるというが、この府議は「最後に決めるのは知事。結論は来春の統一選の結果を見てからになるのではないか」と慎重な姿勢も見せた。
水面下で進む候補者選び
統一地方選で大阪府議会と大阪市議会の過半数獲得を目指す維新の会にとっては、立候補者の確保が大きな課題だ。
維新の会はすでに公式ホームページで候補者を公募。正式な選定はこれからだが、関係者によると、水面下で自民系の国会議員秘書や元府議の親族らに立候補の打診があったほか、政党が後継育成のために開設した政治スクールの生徒にも出馬要請があったとされる。
ある自民府議は「秘書を抱えきれなくなったりして弱った自民が、じわりと維新に取り込まれている」と苦々しそうに語った。
一方、関係者の間では、統一地方選の目玉候補として、橋下知事と親交のある弁護士やタレント、モデルのほか、テレビ関係者らの名前が次々とあがっているという。ある会合では、在阪の民放の番組出演者の名前が相次いで飛び出し「タレント議員ばかりが当選すれば、議会が番組収録みたいになる」という冗談まで飛び出した。
平松市長の心中は?
もし橋下知事の大阪市長選への立候補が現実になったら、大阪都構想を批判する平松邦夫大阪市長に迎え撃つ準備はあるのか。
平松市長は、自身が応援した候補が敗れた生野区の市議補選から一夜明けた12日、「(維新候補に)過半数の得票があったことは真摯(しんし)に受け止める」と控えめな発言にとどめた。
一時は「市長の仕事が楽しくて仕方ない」とも話した平松市長だが、再選出馬表明はまだ。市幹部は「静かに状況を見極めているのだと思う」と心中をおもんぱかった。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100713-OYO1T00627.htm?from=main2
橋下新党、9月に初のパーティー…統一選新人の「軍資金」確保
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党・大阪維新の会が、9月に初めての政治資金パーティーを計画している。同会は来春の統一地方選で府議会と大阪、堺両市議会の過半数獲得を目指しており、元手に乏しい新人の活動資金を確保するのが狙いだ。
関係者によると、パーティーは大阪市内のホテルで開き、チケットは1枚2万円。売り上げ目標は4000万円だという。
同会には、11日投開票の大阪市議生野区補選で当選した1人を含め府議と大阪・堺両市議の計46人が名を連ねているが、三つの選挙(定数計247)ですべて過半数を取るにはさらに100人近い新人擁立が必要。候補者の公募を行っており、8月中にも1次公認を発表する。
橋下知事は現職、新人で計140人程度を立てる場合、準備経費を含めて計約30億円が必要と試算している。自己資金が原則だが、パーティー収益を新人に回すことで、有能な人材の立候補を促す考えだ。
また、同会の現職府議、市議の大半は「国政と地方は別」として自民党籍を持ったままだが、同党府連は今月15日までに同会を離脱しない府議、市議を処分する方針で、同会を巡っては今後さまざまなあつれきが予想される。
(2010年7月13日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001007130002
自民、惨敗に衝撃
2010年07月13日
【来年の統一選/知事の人気脅威に】
自民県連は知事選で県連会長だった上野賢一郎氏を擁立し、大半の県議が選挙戦に加わり嘉田氏再選を阻もうとした。結果は嘉田氏41万余票、上野氏20万余票の惨敗。「負けるにしても差が大きすぎる」。県連内部では、次期衆院選や来春の統一地方選に向けて、嘉田知事との距離のとりように悩む声も聞こえる。
上野氏は6年前の参院選で落選するも25万票を獲得。衆院議員を1期務め、県連関係者らは「知名度は一定ある」とみていた。そして勝つための戦略が離党しての「完全無所属」。自民支持層以外からも票獲得を目指し、県内5市長が応援するなど、党を超えた支援の広がりを演出した。
だが選挙戦中盤、各報道機関は情勢調査で上野氏苦戦と報じ、自民支持層が嘉田氏に流れていると分析した。県連関係者によると、選挙戦終盤に「今からでも推薦を出した方がいいのでは」との県議の意見も出たという。ある県議は「深刻なのは票差よりも自民支持層が嘉田知事に流れたこと」と話す。
「結局、嘉田県政の検証が不十分だった」と上野幸夫県連幹事長。1兆円を超える県債残高や造林公社問題など、県政の課題は山積しているものの明確な争点が打ち出せなかった。同日選の参院選も敗北し、「全国的に民主の惨敗の選挙なのに・・・。衆院選が近いかもしれず、早急に立て直さないといけない」と危機感を募らせる。
来春は県議選。県民の絶大な支持を得た嘉田知事の票は自民県議にとって「脅威」に映る。県議の1人はこう打ち明ける。「歩み寄るか、対抗軸を打ち出すか二つに一つ。ただ、歩み寄るなら今回の選挙は何だったのか」
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100713ddlk25010474000c.html
選挙:知事選 有志の会、獅山・彦根市長「嘉田知事、反省してくれるかも」 /滋賀
11日に再選された嘉田由紀子知事に批判的な5市長でつくる「有志の会」の1人、彦根市の獅山向洋市長は12日会見し、「市長がそろって(現職でない)候補につくことは珍しい。今回のことで嘉田知事も反省してくれるかもしれない」と語った。
一連の動きの中で、獅山市長は「いろんな政策で地元市長との話し合いや説明がない」と嘉田知事を批判。応援した上野賢一郎候補が敗れたことについて「厳しい結果。準備時間が足りなかった」と述べた。有志の会については「今後も問題や課題がある度に共通する市長が協力して対応し、県政を広い目で見ていく」と話した。【松井圀夫】
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知事、県民党転換?
2010年07月16日
【「滋賀は民主が圧倒」/「改革の意思続けて」】
先の知事選で史上最多の41万票を獲得し再選した嘉田由紀子知事は15日、和歌山市内であった全国知事会議に出席。知事・参院のダブル選を振り返り「滋賀は民主党が圧倒した。他の地域で空気が変わり、自民党が強くなっていたというのは感じませんでした」と述べた。特定の政党に偏らない「県民党」を掲げる知事だが、この日は窮地に立つ民主擁護に弁をふるった。
会議では参院選の民主惨敗を受けて、今後の知事会の活動方針が議論された。他の知事からは「地域主権3法の成立には与党だけでは不十分」「野党とのつながりを増やすべきだ」など民主離れの声が上がったが、嘉田知事は「民主党は戦後の大掃除をしている」と評価した。
さらに、同席した原口一博総務相に対し「たった10カ月で(民主政権を)判断するのは、ちょっと国民の側の忍耐が足りない。大臣には改革の意思を持ち続けていただきたい」とエールを送った。
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001007160001
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100712000072
民主地力 県議選へ
湖国政界展望印刷用画面を開く
政権交代後、湖国で初の大型選挙となった滋賀県知事選と参院選のダブル選は、民主党の支援を受けた嘉田由紀子氏と民主公認の林久美子氏が危なげなく制し、「民主王国」の盤石ぶりを知らしめた。一方、国会議席をすべて失い、反転攻勢に背水の陣で臨んだ自民党は両選挙とも大差で一蹴され、党勢回復の道はさらに遠のいた。
■嘉田氏との距離焦点
嘉田氏は、自民県議がこぞって推した元自民衆院議員の上野賢一郎氏をダブルスコアで突き放し、知事選史上最多得票を積み上げた。湖国政界の大きな極になったといえる。
林氏を擁した民主は、菅直人政権への期待が伸び悩む中、自民支持だった業界団体の多くを取り込み、政権獲得の威力を見せつけた。今回の勝利は、さらに自民から団体票を引きはがし、地力を充実させる契機となった。
民主は前回知事選で嘉田氏に敗れた後、親嘉田路線に転換。県議選、参院選、衆院選と連勝街道を進んできた。来春の県議選では県会の過半数確保に向け、さらに攻勢を強めることになるだろう。
自民は、両選挙とも大差で敗退した。特に、必勝を期して党県連会長だった上野氏を擁立した知事選での惨敗は深刻だ。参院選では、公募で選んだ公認候補の武村展英氏へのサポートが十分でなく、政党としてのあり方も問われる。
敗因は、現状認識の甘さと戦略のなさだ。野党に転落した今も、自民王国を築いた過去の栄光を捨てきれず、支持基盤の溶解に手を打てないでいる。一度解党するぐらいの気構えで再生策を講じなければ、県連組織は崩壊しかねない。
共産党は、知事選では県立高の統廃合阻止などを、参院選では消費税増税反対を唱えたが支持の広がりを欠いた。県議選での議席伸長に向け、課題を残した。公明党は県本部が上野氏支援を打ち出したが、存在感は十分示せなかった。社民党は前回に続き嘉田氏を支持したが、党勢は依然として足踏みが続く。
嘉田氏を支える政治団体「対話でつなごう滋賀の会」は、嘉田氏支援で民主や連合滋賀などの後塵を拝し、存在感が乏しかった。県議選では民主と候補者調整する方針だが、譲歩を迫られるケースもあるだろう。
今後の湖国政界は、史上最高得票という勲章を得た嘉田氏との距離感がポイントになる。民主は選挙協力の見返りに嘉田氏との連携強化を目指すが、「県民党」を掲げる嘉田氏がどう応じるかは未知数だ。自民は、嘉田氏をめぐって対決派と穏健派で温度差があるだけに、結束が崩れる流れも予想される。
来春の県議選は、民主、自民がしのぎを削り、割って入ろうとする他党もせめぎ合う。湖国政界の焦点は「春の陣」に移っている。
【 2010年07月12日 11時26分 】
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http://www.kyoto-np.co.jp/country/article/20100716000169
国松市長、不出馬を正式表明
次期栗東市長選
滋賀県栗東市の国松正一市長(62)は16日、市役所で記者会見し、10月24日告示の次期市長選への不出馬を正式に表明した。「2期8年を目安に考えていた。市政に一定の道筋がついた」と語った。
国松市長は「4年前に新幹線新駅建設を市民に約束して当選した。中止が決まった後、後継プラン作りに取り組んだが、約束を果たせなかったことは申し訳なく、けじめをつけた」と説明した。このほか、指定管理者制度を推進したり市内の保育園の民営化など、市政に一定の方向性が見えたことを不出馬の理由に挙げた。
また、11日に行われた知事選で「市長有志の会」を結成して反嘉田県政の姿勢を鮮明にしたが、知事選の結果について「(嘉田由紀子知事が獲得した)41万票の期待に応えられるよう、県と19市町は手を携えてほしい」と話した。ただし、知事選の結果に関係なく、不出馬の意思は固めていたことを強調し「新駅予定地跡地の買収交渉中だったため、意思を示す時期ではなかった」と、表明がこの時期になったことを説明した。
今後について「一市民として栗東市の発展に尽くしたい」と話し、「後継者指名をすることは考えていない」という。
【 2010年07月16日 21時41分 】
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>>722>>932>>935-936
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100719-OYT1T00497.htm
和歌山・仁坂知事、前立腺がん治療で休養
和歌山県は19日、仁坂吉伸知事(59)が前立腺がんの治療のため、20日から7〜10日間ほど公務を休むと発表した。
県によると、仁坂知事は定期健康診断でがんと判明。進行は遅く、転移する可能性は低いが、手術で切除するという。20日の定例記者会見で自ら、病状の詳細を明らかにし、その後、入院する。
仁坂知事は2006年12月に初当選。今秋に予定されている知事選への立候補を表明している。
(2010年7月19日18時49分 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2010/07/20/20100720-041539.php
2010年7月20日
「みんな」と相互推薦 橋下知事、来春統一戦で検討
地域政党「大阪維新の会」の代表を務める大阪府の橋下徹知事は20日、来春の統一地方選で、みんなの党と互いに推薦を出し合う「相互推薦」をする考えを示した。
橋下知事は相互推薦の理由について「維新の会のメンバーとも協議しなくてはならないが、みんなの党の渡辺喜美代表とは方向性が一致している。みんなの党には公務員制度改革の意気込みがあり、特別な感覚がある」と述べた。
また国政選挙については「僕には知事という地方の長の立場があって与党とのつきあいもある。国政での応援は厳しいが、勝負どころ以外では陰から様子をうかがう」とした。しかし、次期衆院選については「道州制が争点になり、かなりの大勝負」とも述べ、国政選挙応援にも含みを持たせた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201007210045.html
「大阪維新の会」の38議員、自民党府連が処分へ
2010年7月21日
自民党籍を持ったまま地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)に加わっている府議と大阪・堺両市議の計38人の処分をめぐり、自民党大阪府連は20日の党紀委員会(委員長=大丸昭典・大阪市議)で、8月10日に離党勧告をするか除名処分にすることを決めた。維新の会への参加について「来春の統一地方選で、自民党の対立候補を擁立しようとしていることは反党行為」と判断した。
党紀委は委員長ら9人で開催。出席者によると、府連の谷川秀善会長と横倉廉幸幹事長が「8月10日までに38人と会い、態度を改めるよう説得したい」と同委に要請したことが報告された。処分の可否はその結果を待つべきだとの意見も出たが、「判断を延ばすべきでない」との意見が大勢を占めたという。
大丸委員長は終了後、報道陣に「統一選に対立候補を立てるなら粛々と処分する」、横倉幹事長は「処分が決まる前に、38人に自ら離党するよう説得する」と述べた。
一方、党紀委の決定について橋下知事は「メンバーが維新の会でやり続けると言うなら、自民党とは正面から大戦争」と発言。維新の会の松井一郎幹事長(府議)も朝日新聞に「自民党府連とはワン(一つの)大阪について政策が違い、対立候補は出さざるを得ない」と語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100721/lcl1007211111000-n1.htm
自民と全面戦争から一転 「敵は市議。都構想賛成なら連携」橋下知事
2010.7.21 11:07
自民党大阪府連の党紀委員会が党籍を持ったまま地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)に参加した議員への処分を決めたことに絡み、橋下知事は21日、「自民党の府議と国会議員は大阪都構想に賛成している。反対しているのは大阪市議だ。市議の考えが変われば、政策協定を結ぶ余地もある」と連携にも含みを持たせた。
橋下知事は「(自民党と)全面戦争だ」と述べ、対決姿勢を示していた。
この日、報道陣の取材に対し、「自民党の府議とは考えが同じだが、市議が反対している状態で手を結ぶと府民に分かりづらい」と指摘し、市議が大阪都構想に賛成することが政策協定の条件になるとした。
また、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC、現咲洲庁舎)への本庁舎移転について「大阪都の都庁舎はWTCしかない。WTCが(政策協定の)前提になるのは間違いない」と強調。「(移転に)強硬に反対していたのに、都構想が前提なら賛成だと僕に言った自民党の府議もいる」と明かした。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100720000188
立候補者多数地区が混戦模様か
長浜市議選 中盤迎える印刷用画面を開く
立候補者の多さから横に長くなった選挙ポスター掲示場(長浜市高田町) 25日投開票の長浜市議選は21日で、選挙戦の中盤を迎える。今回は定数が4削減されて30となる中、40人が立候補した。各候補者は同市と湖北6町との合併で県内最大となった市域の広さを実感しながら舌戦を展開している。立候補者数の多い旧市内と高月、木之本地区が混戦模様で、終盤に向けた選挙活動は一段と激化しそうだ。
市北部の旧町の新人候補を応援する男性は「初日に果たして候補者のポスターが張り切れるのか不安があった」と自身の旧町時代の選挙経験では考えられない選挙区の広さに戸惑いを隠さない。地盤の旧町以外のエリアについても地縁や血縁、知人らを通じて支持拡大を目指しているが、「手応えがつかめずやりづらい」と話す。
2月の市長選でも全市域での選挙活動を経験した旧市内の現職の候補者は「支持者のいる地域などに絞って回らないと効率が悪い」と点を線で結んで支持の拡大を目指す。
旧市内は仕事や結婚などで旧東浅井や旧伊香郡から移り住んだ人が多い。旧市内の現職の候補者は「何人もの支援者が、出身地の候補者の選挙運動を断るわけにいかず手伝ってもらえない。当然、票も流れる」と苦しい胸の内を明かす。
一方、早くから票田の旧市内に住む支持者を足がかりに活動を始めた旧町の新人候補は「地盤の旧町を最も大切にする必要はあるが、市域が広がることに危機感を持ち、できることはすべきと準備した。効果は大きい」と手ごたえを感じている。
【 2010年07月20日 23時06分
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100721ddlk30010318000c.html
県都の現場から:’10和歌山市長選を前に/上 生活保護 /和歌山
◇財政難の市に重い負担 「仕事ない」悩む受給者
「保護切られたら明日ないねん」。日焼けした男性(57)の声が上ずった。30年以上働いた化学工場を辞めた後、1年半の路上生活を経て、09年9月から生活保護を受けてやっと和歌山市内のアパートに入居できた。その後、求職活動は続けているが面接さえ実現しない。市の職員からは「短期でもいいから」と助言を受けるが、「期間が決まっていても稼ぎがあると保護は止まる。慎重になるやん」。不安がのぞく。
財政難に悩む和歌山市に、生活保護費は重くのしかかっている。今年度一般会計当初予算では、143億円と全体の約11%を占めた。受給世帯は4月末で5770世帯、7564人。人口1000人当たりの受給者数を示す保護率は20・47で、全国平均の14・5を上回って、40の中核市中ワースト10位だ。
市は4月、独自の取り組みを始めた。受給者の健康改善と適正受診を図り、保護費の52%を占める医療扶助費を削減しようと、医療・健康の専門家によるチームを新設して、健康指導を実施。さらに就労支援の専門員を2人配置し、すでに40人が就職した。
住居についても、07年10月から市営住宅2部屋をNPO団体に権利金なしで月額約1万円で貸し、保護が受けやすい状況を促した。ただ、ハローワークまでは自転車で片道1時間と立地条件が悪いうえ、権利金を取らない民間業者も現れ、今年1月からは空き部屋となった。
また、09年7月から独自の労働相談窓口を設けている。しかし、市内の有効求人倍率は0・47倍(5月末)で県全体の0・53倍(同)を下回る。5年以上保護を受け続けている受給者は半数を越え、高齢者や障害者など仕事に就けない層は全体の8割にも上る。
就職した食品会社が立て続けに倒産し、6月から2度目の保護を受ける男性(36)は「就労のブランクが長引けば世間とのズレも広がる。個人の努力だけでは解決できないと思う」と嘆く。
国の基準では1人のケースワーカーが担当する適正世帯数は80だが、09年12月現在で市は102。今年4月に市はケースワーカー補助員8人を非常勤職員として採用し、職員の人員削減との整合性をとりながらやりくりしているが、十分な数とはいえない。ホームレス支援に10年以上携わる「NPO和歌山ホームレス支援機構」の太田勝理事長(71)は「生活保護はゴールではない。再び生活破綻(はたん)に陥らないためのケアは依然十分ではない」と訴える。
◇
県都・和歌山市の行方を決める市長選(25日告示、8月1日投開票)を前に、市政の現場を歩いた。【藤顕一郎】
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100722ddlk30010289000c.html
県都の現場から:’10和歌山市長選を前に/中 防災 /和歌山
◇後手に回る浸水対策、財政の限界で苦心
降り続いた大雨で庭が浸水し、くるぶしの高さまで水につかった。「なんでうちの前の用水路ばっかり」。7月15日夕、和歌山市北部の有功地区に住む女性(42)は、前日の雨で倒れた植木鉢を直しながらつぶやいた。昨年の豪雨が脳裏をよぎる。
09年11月11日未明に市内を襲った豪雨は、観測史上最高の最大時間降水量119・5ミリを記録。床上613戸、床下1768戸の浸水被害をもたらし、女性の父親(当時68歳)は自宅前のあふれた用水路に転落、亡くなった。
地区に30年以上住む楠本活郎さん(74)は「傾斜のある山手から雨水が集まって鉄砲水になる」と説明する。市は96年から浸水対策を開始。地区の用水路のうち、女性宅のやや下流にある県道交差部分を09年3〜11月に整備、来年8月からは下流でポンプ場が稼働する。
しかし女性は「工事後、水が昔より早くあふれるようになった」と感じている。県道拡幅とともに施工された整備で、用水路には約6メートルにわたってふたがされた。氾濫(はんらん)個所はかつて県道交差部分だったが、上流の女性宅周辺に移ったという。市下水道建設課は「ふたのためあふれる場所が変わったのは事実だ。下流のポンプ場などが未整備のため水の流れはまだよくなっていないが、そもそも昨年の豪雨は異例だった」と説明する。市は今年3月、用水路とわきの道路の間に転落を防ぐ防護さくを設置したが、楠本さんは「遅きに失した。犠牲がなければ行政は動けないのか」と憤る。
しかし、ポンプ場が可動しても対応できるのは1時間50ミリの雨。市のまとめでは、09年豪雨で42地区のうち36地区で床上・床下浸水があった。同課は「対策は全市的課題だが、ハード整備には財政的な限界がある」とし、市総合防災課も「09年豪雨のような100年に1度の災害では、意識の向上などで対応を図るしかない」と説明する。
過去何度も水があふれた有功地区の用水路。女性の父親はかつて、流される女児を救ったこともあった。緑色のカッパ姿で見つかったあの日、玄関先には懐中電灯が落ちていた。女性は「雨が降ったら外でなく2階に避難する。でも、安心してここで暮らしていくために、やはりあふれない用水路にしてほしい」と訴える。【藤顕一郎】
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100723ddlk30010357000c.html
県都の現場から:’10和歌山市長選を前に/下 中心市街地 /和歌山
◇目標遠い活性化計画 「性格付け」が必要
午後10時すぎ。黄色の「M」の文字が、脚立に乗った男性たちの手で店から取り外された。和歌山市のぶらくり丁商店街の玄関口で親しまれてきた「マクドナルド和歌山ぶらくり丁店」が4月末、閉店した。通行人が携帯電話のカメラを向ける。「やっぱり寂しいなあ」。つぶやく声が聞こえた。
その店舗は今も空いたままだ。07年に近畿で初めて首相の認定を受けた「市中心市街地活性化基本計画」は、同商店街を“街の顔”とし、空き店舗対策も盛り込んだ。市の委託を受けたまちづくり会社が家主と入居希望者を仲介するが、08年4月に24%だった空き店舗率は、今年4月には過去最悪の28%へと逆に上昇した。閉じたシャッターを引き上げても、別のシャッターが降りていく。
基本計画は11年度までの5カ年。ぶらくり丁周辺の通行量や中心市街地人口の増加を目指す。フォルテワジマの開業や道路整備、イベント開催など官民合わせて全60事業で、市は09年度までに計約2億7400万円、今年度も約2億1800万円をかける。
しかし状況は厳しい。今年3月の市の報告によると、09年度のぶらくり丁周辺地域7地点の歩行者・自転車通行量は1万9613人。ここ2年は増えているが、目標の11年度2万6500人には遠く、計画スタート前の06年度より2462人減った。居住人口はさらに深刻で、11年度1万1680人の目標に対し、09年度は1万1017人。06年度の1万1268人から減少の一途だ。
目標とはほど遠い現状−−。同商店街協同組合の日茂由萬(ひもよしかず)理事長(48)は「計画がうまくいっているとは言えない。商店街を今の規模で維持するのは難しく、縮小しながら性格付けをしなければ」と厳しい表情だ。市まちおこし推進課の中林憲一課長は、商店街内に新設した交流スペース「みんなの学校」やけやき大通りで開催する野外アートプロジェクト「わぁーと!手作りマーケット」などの集客効果を強調、「状況は厳しいが手応えはある。計画終了後に民間投資を呼び込む足がかりにする」と話す。
「シャッター通り再生計画」などの著書がある足立基浩・和歌山大教授は、「周辺のイベントは確実に増えたが、商店街の売り上げには結びついていない」と指摘。「全国から人が集まる5年後の国体を視野に、ぶらくり丁全体が一つの方向を目指してまとまれるビジョンを示すべきだ」と提言している。【川平愛】
毎日新聞 2010年7月23日 地方版
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100801-OYT8T00093.htm
二重党籍処分、本部で協議
自民府連会長維新の会に方針
橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に所属する府議と大阪、堺両市議計38人が自民党との〈二重党籍〉になっている問題で、同党府連の谷川秀善会長と維新の会の松井一郎幹事長らが31日、大阪市内のホテルで会談した。谷川会長は「処分などは府連の存亡にかかわる問題。簡単に決められない」と述べ、3日にも党本部で協議する方針を明らかにした。
府連党紀委員会は7月20日、統一選に向け自民議員の対抗馬となる新人を公募している維新の会メンバーに、離党勧告などの処分方針を決め、8月10日以降に最終決定するとしている。
会談では、谷川会長らが処分などの経緯を説明。維新の会側は「大阪都構想で一致しなければ、共闘できない」と対抗馬擁立は撤回しない考えを示した。会談後、谷川・府連会長は、党籍問題は党紀委員会だけで決めるべきではないとの見解を示し、今後も関係者と協議を続けていくとした。
(2010年8月1日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100802-OYT8T01356.htm
「市民意見街づくりに反映」
和歌山市長3選大橋さん
和歌山市長選の投開票から一夜明けた2日、3選を果たした大橋建一さん(64)は同市寄合町の事務所で、「市民の意見を取り入れながら、街を輝かせていきたい」と抱負を語った=写真=。
大橋さんはこの日、朝からテレビ取材を受けた後、市選管で自ら当選証書を受け取った。今回の選挙戦を、「地域の力を使って、一緒に街を良くしていきたいと訴えたことが、理解された」と振り返ったが、得票を前回選挙から1万6000票以上減らし、前和歌山大学長の小田章さんに約8600票差まで迫られ、「批判票については、謙虚に受け止めたい」と話した。
次期の具体的な施策については、主に教育の充実と子育て支援を挙げ、県が持つ市立学校教員の人事権の移譲や、子育て相談所の充実、子宮けいがんの予防接種無料化などを検討していくという。
5日に初登庁し、職員への訓示などを行う。
(2010年8月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100803-OYT1T00837.htm?from=navr
橋下氏が市長転身?後継は辛坊さんとのウワサ
地方行政
上海万博の会場で一緒に盆踊りに参加する橋下知事(右)と平松市長。大阪都構想を巡って対立が深まっている(7月28日)
大阪府の橋下徹知事が来年11〜12月に予定される大阪市長選にくら替え出馬する、との観測が府・市の関係者に広がっている。
持論の大阪都構想を巡って平松邦夫市長と亀裂が深まり、橋下知事自身が市長選出馬を「ゼロではない」と語っているからだ。知事と親しい読売テレビの辛坊治郎キャスター(54)の9月末での退社が明らかになり、「橋下市長―辛坊知事で都構想を一気に進める布石」と見る府議も。渦中の橋下知事の思惑は――。
◆対立
「今まではおとなしい平松でした。しかし、これからは、はっきりと知事に反論させていただく」
2日夜、大阪市内で開かれた市幹部OBの集まりで、平松市長は橋下知事への対抗心をあらわにした。あいさつに立った元助役も「知事が市長選に出てきたらつぶさないといけない」と呼応するほど、市の関係者は警戒を強める。
実際、両トップの対立は激化する一方だ。大阪都実現には、解体される大阪市側の賛同が欠かせず、橋下知事は4月、「最終的に市長の賛同が得られなければ」としたうえで、次期市長選で、構想に否定的な平松市長に対抗する候補者を擁立すると表明。自らの出馬にも、「選択肢は残す」と含みを持たせた。
◆ダブル選
橋下知事の任期は2012年2月まで。平松市長(11年12月)の約2か月後だが、ある府議は「どのタイミングで辞職すれば知事選と市長選がダブル選になるかを、知事は真剣に検討している」と明かす。その場合、辞職した橋下知事の後継には辛坊氏が立つのではないかとの見方を示す。
今年1月、テレビ番組で橋下知事が大阪都構想に関して熱弁を振るった際、司会の辛坊氏は「知事が本気なら、(来春の)府議選に立候補する」と述べた。
橋下知事が代表を務める地域政党・大阪維新の会の幹部は、その後、知事を交えて辛坊氏と数回会い、「府議選の目玉候補に」と秋波を送ってきた。この幹部は「辛坊氏には来春の統一地方選で府議選に出てもらい、その後、橋下知事が市長選にくら替えするなら、知事選に立ってもらえばいい。退社決定で、障害はなくなった」ともくろむ。
当の辛坊氏は読売新聞の取材に、「選挙に出るかどうかについては白紙」としつつ、「地方議会にかかわっていきたい希望はある」。
◆二足のわらじ?
ダブル選だけでなく、「橋下知事は市長を兼務するつもりでは……」と推測する府幹部までいる。法律上、兼務可能かを調べ、「地方自治法では、明確な禁止規定はないのではないか」と判断したという。
ただ、「公務員の立候補制限を定めた公職選挙法に抵触する恐れがある」(総務省選挙課)との指摘もあるうえに、府と大阪市という大きな組織の両トップを兼務するのは事実上、困難とみられる。
今年1月の後援会パーティーで、「府市を解体し、強い大阪をつくる。一世一代の大勝負に出る」と宣言した橋下知事。来年度、統一選、大阪市長選、知事選と続く大阪の「選挙イヤー」に向け、激しい駆け引きが始まっている。
(2010年8月3日16時02分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100804/lcl1008040809000-n1.htm
退社の辛坊キャスター、まず府議すぐ知事へ…橋下知事と連携も、政界に待望論 (1/2ページ)
2010.8.4 08:08
このニュースのトピックス:選挙
辛坊治郎さん(三尾郁恵撮影) 来春の統一地方選で大阪府議会などで、過半数の議席獲得を目指す地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)は3日、統一選の候補選定者会議を非公開で行った。この日は以前から政界入りのうわさがあった読売テレビの解説委員長、辛坊治郎氏の退社が明らかになり、早くも有力候補者として取りざたされている。一方、維新との二重党籍問題に揺れる自民は同日、党本部で対応を協議。統一選に向けた動きが活発化してきた。
出演番組で「(選挙には)出ません」と説明したが「将来は白紙」と含みも残した辛坊氏。橋下氏と親交が深く、知名度も抜群とあって、関係者の期待は膨らむ。「まず、来春に府議選で立候補。半年程度の議員経験を踏まえ、知事選に出る構想がある」。ある維新関係者は打ち明ける。
知事の任期は平成24年2月までだが、橋下氏が23年12月に任期満了となる大阪市長選に知事を辞めて立候補し、知事選と同日選とするプランがすでに浮上。辛坊氏と橋下氏の連携で知事選、大阪市長選の双方を維新が獲得し、一気に大阪都構想を進めようという狙いも見え隠れする。
さらに、別の関係者は「来春の大阪市議選で維新が仮に過半数を獲得できなくても、橋下知事が大阪市長になれば、議会を解散して信を問える」という強気の見通しも披露した。
では、橋下氏は知事続投、大阪市長選に辛坊氏という構想はないのか。ある府関係者は「橋下氏は知事になって大阪改革の本丸が市役所だと分かった。だからこそ自ら市長になろうとしているのではないか」と分析した。
橋下氏本人は3日、健康診断で人間ドックに入り、終日姿を現さなかったが、維新は午後、大阪市中央区の事務所に幹部議員を集め候補者選定会議を開いた。
ホームページなどの公募に応じたのは100人以上。所属議員の推薦を受けた人が目立つというが、引退予定の現職府議の親族や若手経営者、モデルらの応募もあったという。近く1次公認を発表する見通しで調整を進めている。
一方、自民党は党本部で、大島理森幹事長が谷川秀善自民府連会長と会談。自民党籍を持ったまま、維新に移った38人の地方議員の処分について協議した。
谷川会長は「維新の問題は府連だけの問題ではない」と説明したが、この日は、最終的な結論を出さず、再び府連内で協議を行うことになったという。大島幹事長は「府連でもう少し議論してもらい、本部でどう関与できるか考えたい」と話した。
参院選で躍進したみんなの党との連携も模索している橋下氏。自民にとって、維新は今後、さらに大きな脅威となる可能性があり、二重党籍問題では離党勧告を含む厳しい処分を行うべきだという声も根強い。
自民の判定を待つ、ある維新府議は「処分するというなら、粛々と処分すれば良い」と割り切るが、別の府議は「これまで世話になった自民党を離れる事態はできるだけ避けたい」と苦しい胸の内を明かした。
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■「維新の会」議員に離党勧告へ〜自民党大阪府連
自民党に籍を置きながら橋下知事率いる「大阪維新の会」に参加している地方議員について、自民党大阪府連は7日「離党勧告」処分とすることを決めました。
ただ、処分執行の時期は大幅にずれ込む見通しです。
自民党大阪府連は7日、幹部役員会を開き、大阪選出の国会議員らと改めて協議しました。
橋下知事率いる「大阪維新の会」には、自民党に籍を置きながら活動する府議会議員や市議会議員が38人いて、いわば「二重党籍」の状態となっていることから、党紀委員会は重い処分を課すことを決めていました。
会議では選挙への影響を心配する慎重論も相次ぎましたが、府連は党紀委員会の方針通り「離党勧告」処分を了承しました。
「(処分の)執行については党本部と相談いたしますから、党本部の答えを待って(処分を)執行する」(自民党・谷川秀善府連会長)
ただ、処分の時期についてはお盆明けに再度党本部の判断を仰ぐということで、今月10日の期限から大幅にずれ込むのは確実です。 (08/07 18:45)
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE100807171500376093.shtml
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/7834
香芝市の個人演説会では、出席した梅田善久・香芝市長が「国政が安定しないと市町村にも影響がある。安定した政権が必要だ」と呼びかけた。投開票日の11日、前川氏の事務所には、梅田氏のほか、上田清・大和郡山市長、山下真・生駒市長ら7市町村長が姿を見せた。民主党支持を鮮明にする首長は増えている。
また、地方議会でも選挙の度に公認候補を擁立。同党の市町村議や県議は06年の26人から51人に倍増した。長年、自民党を支えてきた県医師連盟や県トラック運送事業政治連盟など、一部の各種団体も民主支持に転換。着実に県内での支持基盤を築いている。
県連は来春の統一地方選で、県議選に21人を擁立する方針だ。知事選では、荒井正吾知事は態度を明らかにしていないが、単独推薦候補の擁立を目指し、水面下で人選を進めている。参院選での勝利をてこに、県政界で主導権を握れるか。統一選が試金石になりそうだ。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100822000019
前京都市議が地域政党、近く結成 来春京都市議選
前京都市議の村山祥栄氏(32)=左京区=が今月中にも地域政党(ローカルパーティー)を立ち上げ、来春に行われる市議選の全11選挙区での候補者擁立を目指していることが21日、分かった。既成政党に代わる新たな軸として市議会で会派の結成を狙う。来春の統一地方選では、地域政党が「台風の目」になるともいわれる中、橋下徹大阪府知事の地域政党との連携も視野に入れるという。
村山氏は市議選について、すでに約半数の選挙区で候補者を固めており、残りは公募などで選ぶとしている。市議選では2兆円を超える市の借金を計画的に減らす行財政改革をはじめ、リニア中央新幹線の京都ルートの実現、議員特権の廃止などを盛り込んだマニフェストをつくる方針。
橋下知事が代表の地域政党「大阪維新の会」について、「所属議員との交流はある。中央政党への反発という出発点は同じ」として連携の可能性に言及した。
村山氏は同日夜に市内で開いた会合で「京都市議会は中央集権体制から抜け出せておらず、既成政党だけでは市民の税金がどんどん使われ続ける」と危機感を示した上で、「京都に根付いた地域政党をつくり、市民の声を市政に届けたい」と決意を述べた。
村山氏は2003年に史上最年少で市議に当選した。2期目だった08年、京都市長選に無所属で立候補し、約8万4千票を獲得したが落選。現在は学習塾を経営、大学講師を勤めている。
【 2010年08月22日 09時19分 】
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100822ddlk30010230000c.html
民主県連:知事選出馬表明で、藤本氏の離党を承認 /和歌山
今秋の知事選に出馬表明している県議の藤本眞利子氏(56)が21日、民主党県連の幹事長職を辞任した。無所属で出馬するため離党届を提出し、和歌山市であった県連常任幹事会で承認された。
藤本氏は県議を辞職する意向を示しており、同幹事会は欠員2となる県議会和歌山市選挙区(定数16)の補欠選で、元県議の浦口高典氏(55)を県連公認候補として擁立することを決めた。幹事長代行には、県連副代表の〆木佳明・和歌山市議(57)が就任した。
藤本氏は同幹事会で後援組織「みんなの力で新しい和歌山をつくる会(仮称)」を発足する準備を進めていることを明らかにした。【加藤明子】
和歌山市 定数16−候補19 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 11,254(7.3%) 藤本 真利子 53 民主=連合 現 2 党県副代表=日教組→真わかやま所属
当 11,188(7.3%) 宇治田 栄蔵 57 無所属 元 6 県空手連会長・和歌山市長選出馬落選・元自民→●自民党入り
当 10,498(6.8%) 奥村 規子 55 共産 新 1 党県役員
当 9,971(6.5%) 山下 大輔 39 無所属 元 2 JC監事・和歌山市長選出馬落選→一人会派無所属クラブ所属
当 9,802(6.4%) 中 拓哉 50 公明 新 1 NPO理事長
当 9,273(6.0%) 長坂 隆司 50 無所属=民主・連合 現 4 会社員=UIゼンセン同盟→真わかやま所属
当 8,879(5.8%) 角田 秀樹 55 公明 現 2 党県幹事長
当 8,731(5.7%) 江上 柳助 57 公明 現 3 党県副代表
当 8,350(5.4%) 多田 純一 53 公明 新 1 党県役員
当 8,275(5.4%) 新島 雄 55 自民 現 4 会社役員
当 7,884(5.1%) 山下 直也 51 自民 現 4 団体役員
当 7,750(5.0%) 井出 益弘 60 自民 現 7 行政書士
当 7,627(5.0%) 小川 武 73 自民 現 5 (元)県会議長
当 7,339(4.8%) 尾崎 太郎 41 自民 現 2 会社役員
当 6,995(4.6%) 藤井 健太郎 52 共産 現 2 党県委員
当 6,671(4.3%) 片桐 章浩 45 無所属=民主・連合 新 1 電力会社員=電力総連→真わかやま所属
□ 5,760(3.8%) 浦口 高典 52 無所属 現 拳法道場経営
□ 3,987(2.6%) 永井 佑治 67 無所属 元 私立病院顧問
□ 3,282(2.1%) 前岡 正男 50 無所属=社民 現 NPO理事
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100824000026
みんなの党、府内で候補擁立へ 来春の統一地方選印刷用画面を開く
みんなの党は23日までに、来年4月の統一地方選の府内各選挙で党公認候補を擁立していく方針を固めた。特に府議選と京都市議選には、会派結成に必要な府会4、市会5人の当選を目指す。同党が府内地方選に候補を擁立するのは初めて。別に地域政党設立の動きもあり、既存政党との激しい選挙も予想される。
7月の参院選比例代表に同党から立候補し落選した元衆院議員の清水鴻一郎氏が23日、伏見区内で開いた後援会役員会で明らかにした。
清水氏は渡辺喜美代表から「地方分権実現に向け、質の高い政治のできる地方議員を立て、地方の足腰を強くしてほしい」と、統一地方選での候補者選考を任されたという。
みんなの党は、参院選比例代表で全国約794万票を獲得し第3党に躍進。府内でも比例代表で共産党に1千票にまで迫る約15万票を獲得した。
この勢いから、地方選でも積極的に候補擁立していく方針を固め、清水氏は「原則、府会市会とも定数4以上の選挙区に候補者を擁立する。地元伏見区では府会1人、市会2人を擁立したい」と述べた。ほかの市町村選にも候補を募り、10月めどに発表するとした。
現在、府会(定数62)の勢力は自民25、民主15、共産11、公明6、京都創生フォーラム4、無所属1。京都市会(定数69、欠員2)は自民22、共産19、民主・都みらい14、公明12。
京都市議選では、前京都市議の村山祥栄氏が、地域政党結成を目指し全11選挙区での候補者擁立を検討しており、これにみんなの党が参戦すれば各選挙区で混戦も予想される。
清水氏は、次期の参院選を目指す意向を示しており、府市会での議席獲得で自らの地盤強化も狙いにあるとみられる。
【 2010年08月24日 08時59分 】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100825-OYT8T00090.htm
維新と「二重党籍」38議員 自民本部に判断一任
橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に所属する府議と大阪、堺両市議の計38人が自民党との〈二重党籍〉となっている問題で、同党府連の谷川秀善会長らが24日、党本部で大島理森幹事長らと対応を協議し、処分内容などの最終判断を党本部に一任することが決まった。
協議には、同党府連の横倉廉幸幹事長(府議)らも参加。府連が全員に離党勧告を行う処分方針を決めた経緯などを大島幹事長らに説明した。ただ、処分については「対象者が多く、府連の存亡にかかわる問題。党本部の判断を仰ぐべきだ」(谷川会長)として執行を保留しており、この日、大島幹事長も「党本部でも十分真剣に検討すべき問題」として、改めて党本部で処分内容や執行について検討することになった。
今後、大阪選出の国会議員らの意見も聞きながら、1か月以内に結論が出される見通し。協議後、谷川会長は「来春の統一選に影響するので、出来るだけ早い時期に結論を出してほしいとお願いした」と話した。
(2010年8月25日 読売新聞)
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自民大阪府連幹事長が維新入り 統一地方選に影響も
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082501000435.html
自民党大阪府連の幹事長を務める横倉廉幸府議が同党府議団を離れ、橋下徹知事が代表の「ローカルパーティー大阪維新の会」の府議団に入る意向を固めたことが25日、横倉氏への取材で分かった。26日にも離団の手続きを行い、今後、府連幹事長も辞任するという。
幹事長は会長に次ぐ府連のナンバー2で、統一地方選挙でも中心的な役割を果たす重責。横倉氏の動きが府連に大きな影響を与えるのは必至だ。
横倉氏は取材に対し「大阪都構想や府庁移転案などで、以前から維新の会のメンバーと同じ思いを抱いていた」と理由を説明した。
横倉氏は大阪市西区選出で当選7回。府議会議長や自民党府議団幹事長などを歴任、7月の参院選では大阪選挙区の自民党候補の事務長も務めた。
2010/08/25 14:17 【共同通信】
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/100828/shg1008280153003-n1.htm
知事選 現職に反旗影響? 「有志の会」不出馬表明相次ぐ 滋賀
2010.8.28 01:53
知事選(7月11日投開票)で、「市長有志の会」を結成し、再選した嘉田由紀子知事の対立候補を支援した守山市の山田亘宏市長が、次期市長選不出馬を表明した。知事選後、同じ会のメンバーだった栗東市の国松正一市長も、10月の市長選に立候補しない意向を示している。両市長とも知事選の影響を否定するが、現職知事に反旗を翻したことが背景にあるではないかとする観測も出ている。
知事選で、山田、国松両市長は、大津市の目片信市長、彦根市の獅山向洋市長、近江八幡市の冨士谷英正市長とともに「市長有志の会」を結成。「県と市町の信頼関係を再構築する」などとして対立候補の元自民党衆院議員を支援。しかし、嘉田知事は、県政史上最高となる約41万9千票を獲得し再選、記者会見で「有志の会」参加の市長との関係について「じっくり考えさせてもらう」との発言もしていた。
一方、「有志の会」に参加した市長のうち、知事選5日後の7月16日、国松栗東市長が10月の市長選への不出馬を表明し、山田市長は2人目になる。山田市長は27日の会見で「知事選と不出馬は関係ない。(『有志の会』結成で)県と市町がパートナーということを嘉田知事に伝えられた」と強調した。
これに対し、県議の1人は「嘉田知事があれだけ多くの票を獲得したという事実が少なからず、不出馬に影響を与えているのではないか」と推測。ある守山市議も「山田市長が当初から2期8年までと言っていたのは事実だが、『有志の会』が支援した候補が当選していればどうなっていたかわからない」と話した。
ほか3市長の任期は大津市長が平成24年、彦根市長が25年、近江八幡市長が26年まで。
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http://www.sankei-kansai.com/2010/08/30/20100830-043004.php
2010年8月30日
四條畷市長選 田中氏薄氷の3選
任期満了に伴う大阪府の四條畷市長選は29日、投開票され、無所属で現職の田中夏木氏(76)が、無所属の新人3人を破って3選を果たした。当日有権者数は4万4567人で、投票率は47・67%と前回(42・27%)を上回った。
同市中野本町の田中氏の事務所では、当選の知らせが入ると、詰めかけた大勢の支持者やスタッフから歓声と拍手がわいた。田中氏は「小さい人口の市だが、きらりと光る四條畷をきちんと構築したい」と抱負を述べた。
選挙戦では、20年度に市財政を黒字転換させたことなど、2期8年の実績を強調。さらに、商業施設誘致の実現や福祉施策の充実を訴えた。今回は政党推薦を求めなかったが、保守系市議らの支持を得て着実に票を固め、他候補の高齢批判をかわした。
元市議会議長の土井一憲氏(55)は小学生の学力向上、元市議、扇谷昭氏(61)は市長退職金の廃止、同じく元市議の長畑浩則氏(49)は若い世代の定住促進などの政策をそれぞれ訴えたが、いずれも及ばなかった。
市議補選も決まる
議員辞職に伴う四條畷市議補選(欠員1)も29日、投開票が行われ、新議員が決まった。
【視点】 現職の田中夏木氏が3選を果たした四條畷市長選は、職員数や職員、市長給与の削減などコストカットを軸にした財政再建について市民が一定の評価をした結果といえる。
選挙戦で田中氏は、約10年前に13億円を超える累積赤字を抱えていた市財政を20年度、12年ぶりに黒字に転換するなどの実績を繰り返し強調していた。
だが、大企業がなく、人口約5万7千人と財政基盤が脆弱(ぜいじゃく)な市では、景気が回復しても大きな税収増は期待できない。少子高齢化対策、地域の活性化など課題も山積している。
対立候補から教育、福祉施策についても批判の声が上がり、薄氷での勝利となった田中氏。財政難の中、市民サービスの充実と財政再建の両立をどのように図っていくのか、引き続き難しいかじ取りが迫られそうだ。
(林佳代子)
(2010年8月30日 07:24
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http://www.asahi.com/politics/update/0829/OSK201008280182.html
橋下知事が大阪市分割構想 複数の市にする新プラン2010年8月29日1時6分
大阪府と大阪・堺両市を再編する「大阪都構想」を目指す地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)は28日夜、来春の統一地方選に向けた1回目のタウンミーティングを大阪府茨木市内で開いた。橋下知事は、大阪市に政令指定市を返上させ、複数の市に分割する「都構想」の新たなプランも初めてぶちあげた。
タウンミーティングには約400人の市民らが参加。橋下知事は「府と大阪市で二重(行政)が山ほどある。大阪の無駄を根こそぎ排除する」と訴えた。またこれまでは、東京23区のように大阪市を8〜9の「特別区」に分割し、公選の区長を置く案を示してきたが、「法改正の必要がなく、地方交付税を受けられるメリットがある」として、大阪市を複数の市に分割する案も示した。統一選後にある来年の大阪市長選で、「平松(邦夫)市長がこのまま変わらなければ、維新の会で市長を取りに行く」とも述べた。
維新の会はほぼ毎週末、府内各地でタウンミーティングを開き、橋下知事も毎回出席する予定だ。(池尻和生)
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>>977>>979
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100831/elc1008311034000-n1.htm
地域政党「京都党」 顧問に堀場氏、リニア誘致・橋下維新連携掲げ
2010.8.31 10:28
前京都市議で平成20年の京都市長選に無所属で立候補した村山祥栄氏(32)が30日、京都市内で記者会見、市民の声を吸い上げ、中央政党に頼らない市民主導の政治の実現を目指して、地域政党「京都党」を設立したと発表した。来春の同市議選では11選挙区すべてに候補者を擁立するという。
村山氏は、同党の最高顧問をつとめる堀場雅夫氏(堀場製作所最高顧問)らと記者会見。「中央政党だけで政治が行われていることには疑問を感じる。地方分権時代の中、市民の声をしっかりと吸い上げることができる組織体をつくり、未来に誇れる街京都の実現のために、市民とともに取り組んでいきたい」と語った。
具体的には、30年後を見据えた基本政策として、「議員定数の削減」「10年間で起債ゼロを実現」「日本一の学力都市の実現」「リニア中央新幹線の誘致活動」などをあげている。
村山氏は、平成15年の京都市議選で初当選。19年の同市議選でも2期目の当選をはたしたが、翌年の同市長選に立候補して敗れている。
同党ではすでに村山氏を含めて来春の市議選に擁立する5人の候補者を決定。今後、公募も行ってさらに候補者を募り、全選挙区に候補者を立て、議案提出権のある6人の当選をめざしたいとしている。
また、地域が共通して取り組まなければならない課題では、同じ地域政党の「大阪維新の会」などとも連携していきたいという。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100902ddlk28010367000c.html
選挙:川西市長選 元衆院議員・木挽氏が出馬表明 近く自民離党へ /兵庫
川西市長選(10月10日告示、同17日投開票)に1日、元衆院議員の木挽司氏(51)が無所属で立候補する意向を表明した。木挽氏は昨年の衆院選兵庫6区(伊丹市、宝塚市、川西市)に自民党公認で出馬し落選。現在、同党の県第6選挙区支部長を務めているが、近く、県連に離党届を提出する。
国政を目指す立場から一転、市長選に挑戦するに至った経緯について木挽氏は、川西市民や市議から出馬要請を受け、「国政よりも、地域に根差した方が政策を具現化できる」と判断したと説明。現市政に対して、深刻な財政問題などについて、説明責任を果たしていないと批判した。公約には財政再建などを掲げる考えを示した。
木挽氏は西宮市出身。伊丹市議などを経て05年、衆院議員に当選し、1期務めた。
市長選には再選を目指す現職の大塩民生氏(64)と、新人で元市議の黒田靖敏氏(68)が立候補を表明している。【浜名晋一】
〔阪神版〕
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003389379.shtml
木挽氏が立候補へ 川西市長選 自民「寝耳に水」
任期満了に伴い10月10日告示、同17日に投開票される川西市長選に、元衆院議員の木挽司氏(51)が1日、無所属で立候補することを表明した。
木挽氏は関西大卒。尼崎商工会議所や機械製造会社役員などを経て、2003年、伊丹市議に当選。05年の衆院選では、自民党公認で兵庫6区(伊丹、宝塚、川西市)に立候補し初当選したが、昨年の衆院選で落選した。現在は機械製造会社社長。
記者会見した木挽氏は「政治を志した原点を見直したとき、地域や現場に根ざした政策がベースにあり、具現化できるのは(国政ではなく)こっち(市政)だと思った」と語った。
川西市長選では、既に現職の大塩民生氏と、元市議の黒田靖敏氏がいずれも無所属での立候補を表明している。
(川口洋光)
「寝耳に水」と自民党関係者 元衆院議員で衆院兵庫6区の自民党支部長、木挽司氏が川西市長選に出馬表明したことに対し、党関係者からは「寝耳に水」「支部長職を放り出すのか」など、戸惑いの声が上がった。
木挽氏は昨夏の衆院選で、兵庫6区の自民公認候補として再選を目指したが落選。その後、次期衆院選の公認候補となる支部長に就任していた。
立候補表明について、県連幹部や地元自民県議らに事前の連絡はなく「きちんと説明すべきだ」との批判も。木挽氏は近く自民党を離党し、6区支部長の辞任願を県連に提出する予定。
自民党は昨夏の衆院選で大敗。県内12小選挙区中、6選挙区で支部長不在が続き、8月末に7、11、12区の候補者公募を始めた。県連幹部は「また新たに支部長をさがさなくてはいけないのか」と頭を抱えた。
(木村信行)
(2010/09/02 10:29)
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国政や県政への興味は示しておらず、このまま政界を引退する可能性が高いとみられる。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003391743.shtml
尼崎市長選 白井市長立候補せず 支援者らに意向
11月21日投開票の尼崎市長選に、現職で2期目の白井文市長(50)が、立候補しない意向を支援者らに伝えていることが2日、関係者への取材で分かった。支援者からは続投を望む声が強いが、尼崎市会の9月定例会で正式に表明する見込み。国政や県政への興味は示しておらず、このまま政界を引退する可能性が高いとみられる。
白井氏は以前から「長く権力の座に就けば、知らないところでしがらみができかねない」とし、周囲に「2期まで」と明言してきた。
関係者によると、白井氏は8月末、尼崎市内であった支援者らとの集会で、あらためて立候補しない意思を表明。その上で「次にバトンタッチしたい」「今後は、別の形で尼崎を元気にしたい」などと語ったという。
具体的な名前は出さなかったが、関係者らの話では、後継候補として同市選出の県議の名前が挙がっている。
白井氏が立候補しない理由には、2008年に職員らが偽計業務妨害容疑で逮捕されるなど、任期中に相次いだ不祥事の責任を取る意味合いもあるとみられる。公約に掲げた市長退職金約500万円の恒久実施や、ガラス張りの市長室なども、議会などの反発で達成できていない。
白井氏は、航空会社の客室乗務員や人材育成コンサルタント、尼崎市議(2期)を経て、02年11月の市長選に無所属で立候補。現職を破り、全国最年少(当時)の女性市長となった。2期目の選挙でも、対立候補に大差で勝利した。
(横田良平)
(2010/09/03 08:10)
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尼崎市 定数7−候補11 (選管確定)→凄い結果だよ。もうちょっとで自民0だったのに・・
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 24,497(15.4%) 下地光次 52 公明 新 1 党県役員
当 23,536(14.8%) 谷井勲 42 公明 新 1 党県役員
当 14,428(9.1%) 丸尾牧 42 無所属 新 1 (元)尼崎市議→新会派「みどりの風」を結成
当 14,273(9.0%) 稲村和美 34 無所属=新社会 現 2 政治団体代表
当 13,886(8.7%) 室井秀子 51 無所属 新 1 (元)衆議員秘書→室井妻
当 12,968(8.1%) 吉本誠 37 民主 現 2 党県常任幹事
当 12,793(8.0%) 黒川治 47 自民 現 2 (元)参議員秘書
□ 12,470(7.8%) 鈴木拓美 42 共産 新 党地区委員
□ 10,921(6.9%) 今西正行 68 社民=阪神医療生協 現 党県代表
□ 10,420(6.5%) 宮田静則 64 共産 現 党地区委員
□ 8,945(5.6%) 武田正昭 59 自民=尼崎市医師連盟 元 (元)衆議員秘
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橋下知事「大阪市がこんなひどい組織とは」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100402-465846/news/20100831-OYT1T00949.htm
大阪府の橋下徹知事は31日、自ら代表を務める地域政党「大阪維新の会」所属の市議が大阪市役所で行った市の事業仕分けを傍聴した。
首長が他の自治体の〈本丸〉に乗り込んで改革を迫るのは極めて異例で、橋下知事は「市は解体的出直しが必要」と、対決姿勢をあらわにした。
仕分けは、維新の会市議団が13の外郭団体を対象に行い、4団体を廃止、6団体を民営化するとの判定を下した。橋下知事は公務を終えた夕方に仕分け会場に姿を見せた。
仕分け後、橋下知事は報道陣に「市がこんなひどい組織とは思わなかった。平松邦夫市長には行政改革の経験も知識もない」と激しく批判。その上で「求められれば、維新の会が市長をサポートする」と話した。
橋下知事の傍聴に対し、平松市長は「内政干渉と思うが、話題を作るのが橋下知事なので」と受け流した。
(2010年8月31日20時56分 読売新聞)
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>>988
白井の意中の後継者は丸尾で間違いないだろう
丸尾は市議会の不祥事後に市政刷新を掲げて市議に当選し、白井の擁立にも関わっていた
一貫して市民派としての姿勢を貫いて人気が高いので、当選可能性は極めて高いだろう
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100904ddlk28010443000c.html
選挙:尼崎市長選 白井市長、3選不出馬 支持者らに意向 /兵庫
尼崎市の白井文市長(50)が、11月21日投開票の市長選に立候補しない意向を支援者らに伝えていたことが3日、明らかになった。前回市長選で圧倒的な勝利を収め、今も支援者の間から続投を望む声が上がっている。ただ白井市長の決意は固いとみられ、現職の不出馬で、同市長選をめぐる情勢は混とんとしてきた。【大沢瑞季】
白井市長は、この日午後1時半から、同市昭和通2のアルカイックホール・オクトであった金婚夫婦記念式典であいさつ。しかし、自身の進退には触れず、式典後は足早に車に乗り込んだ。式典以外は、終日市長室で職務にあたり、沈黙を守った。
前回市長選では、相手候補にダブルスコア以上の大差をつけて圧勝した。地元政界では「仮に3選出馬となれば、勝てる対抗馬が見つからない。無投票になるのでは」との観測も出るほどだった。
関係者によると、白井市長は今年7月下旬、兵庫8区(尼崎市)選出の田中康夫衆院議員や、幼なじみのコラムニスト勝谷誠彦さんと顔を合わせた。田中氏は長野県知事時代にガラス張りの知事室を設け、「ガラス張りの市長室」を公約に掲げた白井市長にも影響を与えた人物。2人は白井市長に続投を促したが、不出馬の意向を固めていた白井市長の翻意は困難だった。
地元政界では、白井市長の不出馬で、立候補者の乱立が予想されている。白井市長の後継候補として、女性県議の名前が挙がっているほか、尼崎市議や地元選出の県議らの出馬も取りざたされている。
◇市議会各会派、反応さまざま
白井市長の3選不出馬の報道を受け、市議会の各会派は、さまざまな反応をみせた。
与党会派・緑のかけはしの高浜黄太市議は「未来世代に負担を残さないため、誰もやりたくなかったサービスカットを英断で行った。あるべきリーダーの姿を示した」と手腕を評価した。
保守系の新政会・寺本初己幹事長は、市長に直接真意を聞いたという。「まだ不出馬が決まったわけじゃないと理解している。白井市長はしがらみがなく、職員数の削減やボーナスカットなど、財政再建に努力した」と話した。
初当選から選挙で協力してきた、共産党議員団の辻修団長は「次期選挙への準備をしていなかったので、不出馬は予想通り。白井市政になり、市民の関心が高くなったことは大きな変化だが、2期目になってからは反対する議案も多かった」と語った。
一方、市議会の公明党の安田雄策幹事長は「驚いているし、まだ出馬するのではと思っている。理由は、財政再建も道半ばで、途中で投げ出すなんて普通の人ならできない。白井市政は、子供や環境に対する施策では賛同できるものが多かったが、高齢者への施策は不十分だった」とコメントした。
反市長派の新風グリーンクラブ・小柳久嗣幹事長は「8年間の白井市政は、格差と貧困を拡大させた。ひずみを是正できる人に、新市長になってもらいたい」と語り、対立候補の擁立を模索している。無所属の吉岡健一郎市議は「マニフェストにこだわりすぎて、課題の優先順位を見極めることができなかった。今のままで辞めるなら、尻切れトンボだ」と話した。
〔阪神版〕
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http://www.sankei-kansai.com/2010/09/07/20100907-043340.php
枚方市議会にみんなの党会派 来春の統一選にらみ
大阪府枚方市議会(定数34人)の会派「改革市民会議」(3人)所属の市議全員がみんなの党に入党し、新会派「みんなの党市民会議」を設立する意向を固めたことが7日、分かった。同党の単独会派は神戸市議会などにもあるが、議会運営委員会への参加や代表質問などができる交渉会派の要件は満たしておらず、枚方市議会で新会派が設立されれば西日本の地方議会で初の交渉会派となる。来春の統一地方選に向け、みんなの党の渡辺喜美代表は「大阪でも公認候補を擁立したい」と独自候補の擁立を示唆している。
新会派を設立するのは、伏見隆、高橋伸介、池上典子−の3市議。現在は市長に対しては中立的な立場をとっている。
7日午後の党役員会で正式許可を受けた後、週内にも市議会議長に会派結成届を提出し、現会派を解散する。3市議は統一地方選に向けて地方組織を固めるため、支部の設立も目指すという。
市議らによると、地方議会で、同党や同党系の単独会派は栃木県議会や逗子市議会(神奈川県)、神戸市議会、徳島県議会などで設立。
栃木県議会と逗子市議会の会派は交渉会派だが、神戸市議会は2人、徳島県議会は1人だけで、議員数から交渉会派になっていないという。
枚方市議会では3人以上が交渉会派となるため、3市議は引き続き、議会運営委員会に参加し、代表質問もできる。
会派代表の伏見市議は「みんなの党が掲げる政策に設立当初から注目をしていた。枚方市の改革は不十分で、行革を正面から取り組む党の活動に加わることで、突破口を開きたい」としている。
8月末に来阪した渡辺代表は「30選挙区であれば、10人以上の候補を考えている。大阪でもぜひ、公認候補を擁立したい」と統一地方選で大阪が重点区であることを強調していた。
一方、地域政党「大阪維新の会」の代表を務める大阪府の橋下徹知事は「渡辺代表の考えは一から百まで賛成」などと発言。統一地方選でみんなの党と相互連携することに前向きな姿勢を示し、水面下で調整を進めている。
(2010年9月 7日 14:36)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100906000141
来春の府議選、候補者を公募 自民党福知山支部印刷用画面を開く
自民党福知山支部は6日、来春の統一地方選で行われる府議選の福知山選挙区(定数2)の候補者1人を公募すると発表した。同支部が候補者公募を行うのは初めて。
同支部長で5期目の今期限りで引退を表明している家元丈夫氏の後継候補を募る。同党京都府連では南支部が京都市南区の府議候補と市議候補を公募した。
福知山支部では、これまで後継として福知山市議3人から公認申請が出され、保守分裂を避けるため一本化調整を進めてきたが折り合わず、さらに広く人材を募って選定することにした。福知山市役所で会見した家元支部長は「一部で相談するよりオープンな形で、立派な候補者を選びたい」と話した。
公募するのは福知山市内在住の25〜70歳の男女で、申し込みは10日から30日まで。書類審査と面接、所信表明で選考し、審査には家元氏ら支部関係者と外部有識者らでつくる選考委員会があたる。問い合わせは選考委事務局Tel:0773(22)4555。
【 2010年09月06日 22時34分
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100910/elc1009101338002-n1.htm
みんな・維新、連携を本格交渉 橋下知事「国政は二重籍OK」
2010.9.10 13:35
大阪府の橋下徹知事は10日、地域政党「大阪維新の会」とみんなの党との連携について「維新の会の松井一郎幹事長とみんなの党の江田憲司幹事長がコミュニケーションをとって調整している」と述べ、両党の連携交渉が本格化していることを明らかにした。
また、橋下知事は「みんなの党の党籍を持った人でも、大阪維新に入って地方活動できる。国政は自由で、みんなの党を応援する議員も、自民党を応援する議員もいていい」と言及。国政と地域政党の二重党籍を認める考えも示した。
今夏の参院選の選挙期間中、橋下知事は支持政党を明言していなかったが、みんなの党が10議席を獲得して躍進した投開票日の翌日に「渡辺(喜美)代表の考えは一から百まで賛成」と述べ、連携を示唆していた。
一方、みんなの党は、来春の統一地方選で大阪でも候補者を擁立する方針を打ち出しているが、維新の会について渡辺代表は「志は相当重なり合う」と述べていた。
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>>993
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100910/stt1009102028025-n1.htm
みんな、大阪府議選で候補擁立 枚方市議会に会派
2010.9.10 20:27
みんなの党の山内康一国対委員長は10日、大阪府庁で記者会見し、来春の統一地方選で、大阪府議会枚方選挙区(定数5)に、大阪府枚方市議の伏見隆氏(42)を擁立すると発表した。枚方市議選にも現職2人を擁立する方針。伏見氏を含めた3人は同日、枚方市議会にみんなの党の会派を設立した。
山内氏は、大阪府の橋下徹知事が代表を務める「ローカルパーティー大阪維新の会」との連携について「橋下氏の政策理念と党のアジェンダ(政策課題)には共通部分が多く、協力できるところはしたい。具体的な連携の形は決まっていないが、今後調整したい」と前向きな姿勢を示した。
また統一選での候補者擁立について「一人でも多く擁立したい。政令市の複数区で1人は立てたい」と目標を掲げた。
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http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091201000410.html
大阪維新参加40人に離党勧告へ 自民府連、地方選で対決
自民党大阪府連は12日の役員会で、橋下徹知事が代表を務める「ローカルパーティー大阪維新の会」に自民党籍を持ったまま参加する府議ら約40人を、近く離党勧告処分にすることを決めた。来春の統一地方選で自民党候補のいる選挙区に対抗馬の擁立作業を進めているのを反党行為と判断した。
参院選で自民党候補の支援をしていることなどから、処分対象者が反発するのは必至で、統一選をにらみ自民党と維新の会の対決ムードが一層高まるとみられる。
7月に処分方針を決めていたが対象者が多数で組織に与える影響を考慮し、党本部とも協議。党本部は「府連の決定を尊重する」としたため処分に踏み切ることにした。
当初38人だった対象者が増えたこともあり今週中にも党紀委員会を再度開き、離党勧告とともに維新の会から抜ける意思があるか確認する文書を各議員に送付。勧告などに従わない場合は「除名」とする。
役員会終了後、府連の谷川秀善会長は記者団に「対抗馬が出てお互い戦うわけだから党の公認候補を守らないといけない」と説明。
2010/09/12 17:17 【共同通信
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>>947の結果張ってなかった
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100712000046
滋賀県議補選
岡崎氏が当選印刷用画面を開く
参院選に立候補した議員の辞職に伴う滋賀県議補選大津市選挙区(欠員1)は11日に投票、即日開票され、民主元職で助産師の岡崎基子氏(68)が当選した。2期目。
4人が立候補した県議補選は知事選、参院選と同日の投開票となり、民主、自民、共産の3党は公認・推薦候補を擁立。三つの選挙戦で候補者同士の連携を図って相乗効果を狙う動きもみられた。
旧志賀町に建設が予定された廃棄物焼却施設の反対運動にかかわった岡崎氏は、民主党国会議員の支援も得て、地盤の同市北部を中心に支持を拡大。助産師の立場から、出産や子育て環境の充実を訴えて混戦を制した。
当日有権者数は26万4095人。投票率は60・87%だった。
県議補選当選者
▽大津市選挙区(開票率94.93%)
当 57,400岡崎基子 民元
44,800目片信悟 無新
26,700前川佳彦 無新
23,700小島義雄 共新
・岡崎 基子(おかざき・もとこ)68 民元
助産師(県議)京大医学部付属助産婦学校卒。朝日(2)
【 2010年07月12日 09時25分
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>>997
「維新の会」参加議員に離党勧告へ 自民党大阪府連
2010年9月13日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201009130030.html
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に、自民党籍のまま参加した府議と大阪・堺両市議計約40人に対し、自民党大阪府連は近く離党勧告に踏み切ることを12日の幹部・役員会で決めた。維新の会側は、勧告されれば離党する方向だ。同会議員は自民党の府議や両市議の半数近くに上るほか、支持者など関係する自民党員は府内の全党員の3分の1を占めるといい、来春の統一地方選や今後の国政選挙などに大きく影響するとみられる。(池尻和生)
今春設立された維新の会には現在、民主党や無所属だった議員も含め、大阪府議29人、大阪市議12人、堺市議7人の計48人が所属。さらに、大阪市議会の自民党市議団を離団した市議1人が近く合流する予定。
自民党府連では、統一選の府議選や大阪、堺両市議選で維新の会の候補と戦うことになる市議や府議を中心に、同会への参加は「反党行為だ」などと反発が強く、処分を検討してきた。
府連は8月、同会参加議員を離党勧告処分にすると決めたが、実際に勧告するかどうかは党本部に判断を求めた。今月9日に党本部から「府連の決定を尊重する」との回答があり、12日に正式に離党勧告の執行を決めた。府連の谷川秀善会長は報道陣に、維新の会が統一選の立候補予定者を発表する15日前後に府連党紀委員会を開き、正式に離党勧告すると説明。党紀委が定める期日までに離党しなければ除名処分にするという。
今回の決定による処分対象は、自民党籍を持つ府議、大阪・堺両市議計88人の半数近くに上る。府連の内部文書によると、府内の全党員約3万2千人のうち、維新の会の議員の支持者など関係する党員は約1万2千人。仮に同会議員の離党に伴って関係党員がみな抜けた場合、党費面で少なくとも年間1千万円以上の影響が出るという。
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自民府連、離党勧告へ「造反、切り捨て当然」…維新側「未練なし」
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100913-OYO1T00490.htm?from=main1
「大阪維新の会」参加府議ら40人に対し、自民党大阪府連が12日決めた離党勧告は、維新の会を率いる橋下徹・大阪府知事と既成政党との対立を決定づけた。「造反議員の切り捨ては当然だ」と強調する自民党側と、「自民党に未練はない。一丸となって戦う」と戦闘モードを全開にする維新側。来春の統一地方選で両者が真っ向から激突する事態は避けられなくなった。
同党府連の会合は12日午前、約1時間半にわたって非公開で行われた。終了後、府連会長の谷川秀善参院議員は報道陣に、「私も(橋下知事が主張する)大阪都には賛成。応援したいと思うが、手法が荒っぽい。橋下君には怒っています」と、橋下知事を批判した。
処分決定を受け、ある同党府議は「対決を避けようと探ってきたが、(対立候補擁立など)維新側が全面対決を選んだ。お互いが傷つく事態は避けられない」と指摘。同党大阪市議は「(自民と維新の)二重党籍は分かりにくかった。これですっきりした構図で選挙を戦える」と歓迎した。
一方、自民党籍のまま維新の会に参加した大阪市議は「気が済むようにやればいい」と突き放し、「もはや政権与党でもない自民党にしがみつく時代ではない」と対決姿勢を鮮明にした。
維新の会は今年4月、府議、大阪・堺両市議計31人で発足。同会候補が5月と7月の大阪市議補選で連勝すると、参加者が相次ぎ、自民党府連幹事長だった横倉廉幸府議まで合流した。計48人に膨れあがったメンバーのうち、40人が自民党との「二重党籍」。残る8人の中には民主党出身の府議も2人含まれるが、すでに同党は離れている。
自民党府連は7月の参院選後から本格的に処分を検討。これまで「人気のある橋下知事との対決は避けたい」(府議)と保留していたが、維新の会が9日、統一選で自民候補に対する「刺客」となる新人など33人の1次公認を内定したことで処分を決定づけた。
ある維新府議は「参院選で自民党のために汗をかいたのに、終わったら処分とは理不尽。後援会は自民党支持者が大半で、マイナスが大きい」と話した。
橋下知事は13日午後、府庁で報道陣に、「自民党の判断なので仕方ない。自民党が大阪都構想を進めてくれるなら問題ないが、(構想に反対する)市議は大阪市役所を守ることで固まっている。大阪を変えるためには(自民との対決も)やむを得ない」と語った。
(2010年9月13日 読売新聞)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=196774
谷口市議が出馬へ 和歌山県議選(田辺市選挙区)
来春の和歌山県議選に向け、田辺市議の谷口和樹氏(39)=無所属=が田辺市選挙区(現定数4)に立候補する意思を固めたことが関係者への取材で分かった。同選挙区は、定数が「4」から「3」に減るが、すでに現職4人のうち3人が出馬の意向を示しており、激戦が予想される。
谷口氏は、昨年4月の市議選でトップ当選を果たし、現在2期目。本紙の取材に対して「週末に後援会役員に自分の考えを伝えていきたい」と答えた。近く正式に出馬を表明するとみられる。
一方、現職では自民の大沢広太郎氏(69)が、後援会役員に5選を目指す意向を伝えている。11月の知事選で現職の仁坂吉伸知事を支援するため、県議選に向けた後援会活動は知事選以降になるという。
4選を目指す無所属現職の原日出夫氏(69)は、主だった支援者に立候補する考えを示した。知事選で元県議の藤本真利子氏を応援するため、自身の活動はそれ以降になる予定。
1期目の自民現職の泉正徳氏(58)も本紙の取材に対して出馬の意向を示した。
当選5回の社民現職、野見山海氏(66)は今後、後援会と相談して検討したいという。
(2010年09月13日更新)
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県議選 民主党が市部で擁立か
2010年9月14日
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2010/09/post-2904.php
来年4月29日の任期満了に伴う県議会議員選挙で、御坊市部の立候補予定者としてうわさされる、県内民主党代議士の女性秘書が12日の市民総体に姿を見せるなど、今後の動きが注目されている。
同党県連によると県議選へ公募を行い、現在選考中。どこからどの候補者を擁立するか決めておらず、詳細については明らかにしていない。しかし、関係筋によると、「その代議士が御坊市部で出馬させると言った」という話がある。ただ、日高郡部、それ以外の可能性もあるようだ。正式には近く発表するとしている。
現在、市部(定数1)では中村裕一氏(50)=熊野=が6期連続で無投票当選しており、選挙戦となれば昭和62年以来24年ぶり。
中村氏は「対立候補のうわさは聞いている。私は継続中の課題をたくさん抱えており、引き続き県政発展のために頑張りたい」と7選へ意欲を見せている。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001009130001
栗東市長選/民主、中村氏を推薦
2010年09月13日
【自民も支援模索】
来月24日告示、31日投票の栗東市長選で、民主党県連3区総支部は11日、立候補の意向を表明している中村洋三・前副市長(62)の推薦を決めた。この決定で県連推薦となる。「単独推薦」が条件だが、自民党も中村氏を支援する考えで、事実上の相乗りを模索している。
中村氏はこの日、草津市の同総支部を訪問。総支部長の三日月大造・国土交通副大臣から推薦を告げられ、「政権政党である民主党と良好な関係を築きたい」と答えたという。
国松正一・現市長は、4年前の市長選で自民党の推薦を受けて再選。9月1日まで副市長を務めた中村氏には、もともと自民党側が民主党との相乗りを想定して接触していた。しかし、民主党は他党の推薦を受けないことを条件に中村氏の推薦に動いた経緯がある。自民党は中村氏を支援する姿勢を崩さず、市議会で最大の同党系会派などが前面に出て、相乗りの道を探っていく構えだ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100914/lcl1009140721000-n1.htm
「維新の会」来春の大阪市議選で、大正区に前区長擁立へ
2010.9.14 07:21
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が来春の統一地方選で、大阪市議選の大正区選挙区(定数3)に、前大正区長で大阪市立環境科学研究所副所長、志村雅彦氏(56)の擁立を検討していることが13日、分かった。志村氏は、区長公選制など現行の区長制度改革を唱える維新の会の公認候補の公募に応じたといい、市関係者に波紋を広げそうだ。
維新の会は、15日に大阪市内で開く政治資金パーティーで現職以外の1次公認33人を発表する予定で、志村氏は1次公認には含まれないという。
維新の会の幹部は「国や地方の公務員から複数の応募があるが、候補内定と公表は選挙戦直前になる。維新から大正区に2人候補者を出す場合は、(志村氏を)擁立する可能性はある」としている。
志村氏は平成20年4月、庁内公募により専門職(医師)としては初の区長として大正区長に就任し、22年4月から環境科学研究所副所長を務めている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100915/lcl1009150201000-n1.htm
二重党籍の次は“二重公認”!? 大阪維新の会が民主公認候補を「公認」 本人は出馬辞退の意向
2010.9.15 02:00
来春の大阪府議選に民主公認で立候補が決まっていた元府議の男性(59)が、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の公募にも応募し、第1次公認候補に内定していたことが14日、分かった。同一選挙で複数政党の公認が出るのは極めて異例。元府議は産経新聞の取材に「双方の公認を辞退し、立候補を取りやめたい」と話している。
元府議は8月29日の民主党府連大会で公認予定者と紹介され、30日の党常任幹事会で府議選大阪市平野区選挙区(定数3)の公認候補に正式決定していた。
しかし、元府議は維新の会の公募にも応募。元府議の公認は民主党公式ホームページなどでも公表されていたが、本人が「辞退した」と説明したため、維新の会は今月9日、府議選大阪市浪速区選挙区(定数1)での公認を決め、通知したという。
民主党府連は「公認を辞退したという報告は受けていない。事実関係を調べたい」としている。
元府議は平成15年4月の府議選平野区選挙区で無所属で立候補し初当選。19年4月の2期目の選挙は民主党推薦候補として臨んだが落選していた。
元府議は「最初は、民主党籍のまま維新の会から出馬しようと考えたが、自民党の二重党籍問題などで難しいことが分かった。世代交代の必要性も感じており、両方の公認を辞退し、選挙には出ないつもりだ」と話している。
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元パリコレモデルも 大阪維新の会、統一選へ新顔33人
2010年9月15日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201009150049.html
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は、来春の統一地方選時にある府議選と大阪・堺両市議選の候補者として1次公認する新顔33人を決めた。15日夕に大阪市内で開く初の政治資金パーティーの場で、自民党などから参加した現職の府・市議ら50人弱の公認とともに発表する。同会は府市再編による「大阪都構想」を掲げ、府と両市の議会で過半数獲得を目指しており、11月にも2次公認を決める。
同会は4月の設立後、統一選での新顔候補者を公募。これまでに160人以上が応募し、8月下旬から面接などを行ったうえで33人を選んだ。内訳は府議選16人、大阪市議選11人、堺市議選6人で、30〜40代の若手が中心。弁護士、行政書士、元テレビカメラマンなどが含まれる。
特に都構想への反発が強い大阪市議会で過半数を取るため、自民、民主などの現職の議席を奪おうと力を入れる。自民党府連幹部を務める有力市議の地元、住吉区(定数6)では、パリコレのモデル経験のある若手女性を公認。また民主党が2議席を持つ城東区(同5)では、世代交代をアピールしようと大学院生ら2人を擁立する。
ただ、同市議会はすべての選挙区が定数2〜6の中選挙区で、過半数獲得には多くの選挙区で定数の半数以上の当選者が必要だ。候補者を増やせば共倒れのリスクも高まるため、無党派層の支持を狙って新顔を立てる一方、同じ選挙区に地盤を持つ他党の議員経験者などに維新の会への参加を働きかけ、公認することも検討している。
一方、府議選では33ある定数1の選挙区中、自民党などから同会に加わった現職のいない20選挙区で新顔の選考を進め、今回は8選挙区で公認を決めた。今後、残りの1人区でも擁立する方針だ。
同会は、府議選と大阪市議選で100人以上を擁立する方針。両議会には自民党などから参加した現職が42人いるが、今回の1次公認に加え、新顔をさらに30人近く立てる必要がある。11月にも2次公認を発表する予定で、現職の中央官僚や府職員、大阪市の元区長などが浮上している。
自民党は党籍を持ったまま維新の会に参加した府議や市議約40人に離党勧告することを決めているが、維新の会は15日のパーティーに先立つ全体会議で、各議員に同会に残る意思を確認したうえで1次公認を決定。その後、集団で離党する方針だ。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2010/09/2010091501000868.htm
維新の会、統一選1次公認を発表 大阪都構想問う
橋下徹知事が代表を務める「ローカルパーティー大阪維新の会」は15日、大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開き、来年春の統一地方選に向けた1次公認の新人候補33人を発表した。
橋下氏は「(大阪府と大阪市という)財布が二つあるのが、大阪が衰退している最大の原因。新しい大阪をつくるために(このメンバーで)統一選をぜひ勝ちたい」とあいさつした。
現職を含めると1次公認候補は約80人。今後、さらに新人候補者の選定作業を進め、大阪府議会、大阪市議会での過半数獲得を目指す。
新人候補はモデル経験者の女性や弁護士、税理士など。ほかに元府職員や国会議員秘書、同府高石市議らも含まれ、府議選や大阪・堺両市議選に出馬する。公募には約160人が応じた。
現職議員は府議29人、大阪市議13人、堺市議7人の計49人。多くは自民党籍を持ったままの議員だが、自民府連は12日、離党勧告処分にすることを決定。民主、公明など各党も統一選では一線を画すとみられ、対立の構図が強まっている。
2010年09月15日水曜日
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大阪維新の会
第一次公認候補
http://oneosaka.jp/news/2010/09/post-6.html
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100915/lcl1009151131002-n1.htm
元客室乗務員で最年少…尼崎・女性市長、今期で引退 相次ぐ不祥事で
2010.9.15 11:30
今期限りで引退を表明する白井文市長=兵庫県尼崎市議会 兵庫県尼崎市の白井文市長(50)=2期目=が15日の市議会で「相次ぐ不祥事の責任を自ら問い、再度の出馬はしないと決意した」と述べ、11月21日に投開票される次期市長選に立候補せず、今期限りで引退する意向を正式に表明した。
平成20年11月に公設地方卸売市場の職員3人が偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴されるなど、任期中に相次いだ市職員の不祥事の責任を取った形だが、白井市長は以前から「長く市長職を務めると、しがらみができる」として「2期まで」と周囲に話し、一部支援者には引退の意向をすでに伝えていた。続投を望む声もあるが、固辞している。
白井市長は全日空客室乗務員、市議などを経て平成14年11月の市長選に無所属で立候補。現職を破って初当選し、全国で最年少(当時)の女性市長となった。18年11月に再選。
後継候補には尼崎市選出の女性県議の名前が挙がっているほか、副市長を推す動きもある。
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「大阪維新の会」40議員、自民を離党へ
2010年9月16日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201009160020.html
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は15日、大阪市内のホテルで全体会議を開き、自民党府連所属の府議、大阪・堺両市議計40人全員が同党を離党することを決めた。その後に開いた初の政治資金パーティーで、来春の統一地方選の府議選、両市議選の1次公認候補として、自民離党を決めた現職ら49人、新顔33人の計82人の擁立を発表した。
自民党府連は16日の党紀委員会を経て、維新の会の公認を受けた40人への離党勧告に踏み切る。これを受け、維新の会側は直ちに全員の離党届を提出する方針だ。維新の会はすでに府議会で最大会派となっており、既成政党から独立した形で一定の規模を持った地域政党になる。
維新の会ではこの日の会議で、40人に自民離党の意思を確認。「もう少し待ってほしい」との意見も出たが、最後は全員が了承した。この結論を受け、同会では無所属も含む現職の府議、両市議49人の1次公認を決定した。
自民党籍を持つ府議と大阪・堺両市議計88人のうち、半数近くが離党することになるほか、支持者など関係する党員は府内の全党員の3分の1を占める。このため、統一選や今後の国政選挙などに大きく影響するとみられる。
自民党関係者によると、1990年代の自民党分裂に伴って離党し、新党結成に参加した国会議員に従う形で県議らが離党するケースはあったが、地域政党への参加を理由に大量に地方議員が離党するのは珍しい、としている。
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維新の会、統一選82人公認…既成政党と全面対決
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100916-OYO1T00184.htm?from=top
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は15日、大阪市内のホテルで初めての政治資金パーティーを開き、来春の統一地方選で府議選(選挙時の定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)に擁立する新人33人、現職49人の計82人を1次公認候補として正式発表した。橋下知事は「ワン大阪(大阪都)実現のため、大戦争となる統一選でぜひ勝たせてほしい」と既成政党との全面対決を宣言した。一方、「刺客」を送り込まれる自民、民主両党などの現職議員は警戒感を強めている。
同会はパーティーの前に会議を開き、自民党府連が16日の党紀委員会で自民党籍を持つ同会の現職府議ら40人への離党勧告を決めるのを受け、一致して離党する方向性を確認した。
パーティーでは、立候補予定者全員と壇上に並んだ橋下知事が約2000人の参加者に向かい、「大阪の停滞の原因は全体の指揮官がいないこと。大阪市も府も全部つぶし、新しい役所を作る」と大阪都構想実現への意欲を語った。
新人の内訳は、府議選16人、大阪市議選11人、堺市議選6人。弁護士や会社役員、モデル、国会議員秘書ら多彩な顔ぶれで、同会の公募に応じた約200人の中から選んだ。府議選では、現職不在の34選挙区のうち16選挙区に候補を擁立。大阪市議選でも現職不在の選挙区を中心に決めた。
堺市議選に立候補予定の井関貴史さん(36)は昨年9月の同市長選で、橋下知事が支援した現市長に敗れた。井関さんは「市長選では橋下知事の手法を批判したが、私の方に未熟な面もあった。政策には共感できる」と話した。
同会は8月下旬から橋下知事が参加するタウンミーティングを各地で開くなど、統一選に向けた活動を本格化。さらに2か月以内に数十人を追加公認し、3選挙(同計247)でそれぞれ過半数獲得を目指す。
(2010年9月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100915-OYT8T01020.htm
長男不祥事 知事「職責を全う」
県会で陳謝質疑に2会派慎重
野呂昭彦知事は15日の県議会本会議で、長男が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された事件について改めて陳謝し、「知事の職責を全うしたい」と述べ、来年4月までの2期目の任期を果たす意向を示した。本会議では一部会派から、質疑応答の機会を求める意見が出されたが、最大会派の「新政みえ」と第2会派の「自民みらい」が慎重な姿勢を示しており、質疑を行う日程は追加されない見通しとなった。(青山丈彦、新良雅司)
この日開会した県議会の冒頭、野呂知事は「議員、県民の皆様に心からおわび申し上げる」と頭を下げ、8月26日に知事公舎前で長男が逮捕されたことや、公舎の捜索が行われ、長男の私物が押収されたことなどを説明した。
また、長男が2008年11月にも同法違反などで逮捕されて執行猶予中だったことに触れ、「立ち直ってくれると強く期待していただけに、今回の兆候に全く気付かず、親として慚愧(ざんき)に堪えない」と悔やんだ。
さらに、知事として県薬物乱用対策推進本部長の職にあることを挙げ、「長男の事件を防げなかったことは痛恨の極み」と述べ、薬物乱用の撲滅に向け、強力に取り組んで行く考えを示した。その上で、逮捕直後の公務に支障が出たことを陳謝し、「県民からの批判や励ましなど多くの意見を胸に刻みながら、県政の諸課題に対して知事の職責を全うして参りたい」と述べ、県民に理解を求めた。
知事の発言後、共産党の萩原量吉議員が三谷哲央議長に、質疑応答の場を設けるよう求め、17日に各会派の代表者会議を開いて対応を協議することになった。
本会議後、新政みえの萩野虔一代表は、「知事として、親として心情あふれる説明だった」と評価。質疑については、「本会議で代表質問や一般、関連質問などの機会があり、特別な場を設けることは慎重に議論すべきだ」と述べた。自民みらいの岩田隆嘉団長も、「質疑の場を設ける必要はない」との見解を示した。
(2010年9月16日 読売新聞)
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選挙:知事選 荒井知事、再選出馬に前向き 自民党が事実上要請 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/news/20100916ddlk29010487000c.html
来春の統一地方選で予定される知事選を巡り、荒井正吾知事は15日の県議会本会議で、立候補について明言はしなかったものの、前向きな姿勢を示した。最大会派の自民党(14人)が代表質問で、事実上の出馬要請をしたことに対して答えた。一方、第2会派の民主党(9人)は、荒井知事がまとめた「構想案」を評価したうえで対応を決める方針。共産党(5人)は独自候補を擁立する方針で、今後各党の駆け引きが激化しそうだ。【阿部亮介】
神田加津代県議(自民)が代表質問で「荒井知事の県政運営を高く評価している。引き続き県政を担うべきだ」と求めた。これに対し、荒井知事は「県政の発展に貢献できたとすれば私に運があった。運が残っているとすれば、その運を奈良のより良き未来に使うことは何の躊躇(ちゅうちょ)はない」と答えた。
ただ、22〜23日にAPEC観光大臣会合、10月8日に平城遷都1300年記念祝典が開かれる予定で、「奈良にとって重要な行事。祝典終了後、しかるべき時期に明らかにしたい」と述べた。荒井知事は終了後、報道陣に「(自民党には)批判を含め今までサポートしていただいた。(出馬要請は)光栄に思います」と述べた。
民主党県議団長の山下力県議は、各分野の施策の方向性をまとめた構想案について質問。進展の見込めない県営プール跡地(奈良市)のホテル誘致について「政治生命をかけるのか」と迫ったが、荒井知事は「宿泊施設の充実は必要だ」などと述べるにとどまった。同党は今後も構想案について質問する方針。
荒井知事は07年知事選で、自民、公明の推薦で初当選した。自主投票だった民主党県連は、次期知事選で単独推薦候補の擁立を目指している。県連内では荒井知事を評価する声があるが、荒井知事を推した場合は自民と相乗りになる可能性もあり、慎重に検討する。
毎日新聞 2010年9月16日 地方版
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>>1012
俺も三重県は近畿派なんですけど,まあ一般的には東海地方っすよね。。
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>>1011
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20100916-OYT1T00431.htm
「大阪維新の会」82人公認、既成政党と対決へ
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は15日、大阪市内のホテルで初めての政治資金パーティーを開き、来春の統一地方選で府議選(選挙時の定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)に擁立する新人33人、現職49人の計82人を1次公認候補として正式発表した。
橋下知事は「ワン大阪(大阪都)実現のため、大戦争となる統一選でぜひ勝たせてほしい」と既成政党との全面対決を宣言した。一方、「刺客」を送り込まれる自民、民主両党などの現職議員は警戒感を強めている。
同会はパーティーの前に会議を開き、自民党府連が16日の党紀委員会で自民党籍を持つ同会の現職府議ら40人への離党勧告を決めるのを受け、一致して離党する方向性を確認した。
パーティーでは、立候補予定者全員と壇上に並んだ橋下知事が約2000人の参加者に向かい、「大阪の停滞の原因は全体の指揮官がいないこと。大阪市も府も全部つぶし、新しい役所を作る」と大阪都構想実現への意欲を語った。
新人の内訳は、府議選16人、大阪市議選11人、堺市議選6人。弁護士や会社役員、モデル、国会議員秘書ら多彩な顔ぶれで、同会の公募に応じた約200人の中から選んだ。府議選では、現職不在の34選挙区のうち16選挙区に候補を擁立。大阪市議選でも現職不在の選挙区を中心に決めた。
堺市議選に立候補予定の井関貴史さん(36)は昨年9月の同市長選で、橋下知事が支援した現市長に敗れた。井関さんは「市長選では橋下知事の手法を批判したが、私の方に未熟な面もあった。政策には共感できる」と話した。
同会は8月下旬から橋下知事が参加するタウンミーティングを各地で開くなど、統一選に向けた活動を本格化。さらに2か月以内に数十人を追加公認し、3選挙(同計247)でそれぞれ過半数獲得を目指す。
(2010年9月16日15時32分 読売新聞)
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来春統一地方選に“橋下ガール”モデルの伊藤良夏が出馬へ
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/gossip/topics/news/20100916-OHO1T00117.htm
大阪府の橋下徹知事(41)が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は15日、大阪市内で政治資金パーティーを開き、来春の統一地方選に向けた1次公認候補33人を発表。大阪市議選の住吉選挙区に擁立する候補として、ファッションモデルの伊藤良夏(よしか、30)が選ばれ注目を集めた。
伊藤は短大まで大阪で過ごし、上京。21歳でプロモデルとなり、大阪ガスのCMや神戸コレクションなどで活躍した。かつては、AKB48のメンバーらが所属する芸能事務所に所属していた。
「モデル界も、現状は東京中心。世界に誇れる大阪にしたい」と意欲を口にした“橋下ガール”に、橋下代表も「お美しいことは別として、大阪を変えたいという強い意志がある」と、政治家としての資質に太鼓判を押した。
(2010年9月16日11時25分 スポーツ報知)
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>>1014
書き込んだ瞬間「あっ!しまったw」と気づき、直ちに東海スレに「自分で」転載しておきましたw
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225003015/1545
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010091601000910.html
自民府連、45人に離党勧告 維新の会は受け入れへ
2010年9月16日 19時57分
大阪府の橋下徹知事が代表の「ローカルパーティー大阪維新の会」に自民党籍を持ったまま参加した府議ら45人について自民党府連は16日、党紀委員会を開き、離党勧告処分とした。維新の会側は勧告を受け入れる見通し。
維新の会は15日、来年春の統一地方選に向けて1次公認を発表した。府連は自民党候補がいる選挙区に対抗馬を擁立することを「反党行為」と判断。統一選で対決する構図となった。
処分を受けたのは府議、大阪、堺両市議の計39人のほか、維新の会が1次公認した新人候補の元国会議員秘書ら6人。26日までに応じなければ除名処分にする。既に離党届を提出した府議1人については16日付で受理された。(共同)
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>>991さん残念
>>989
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003441329.shtml
尼崎市長選、稲村氏立候補へ 来週にも正式表明
11月21日投開票の尼崎市長選に関し、現職の白井文市長(50)が退任を表明した15日、同市選出の稲村和美県議(37)が、神戸新聞社の取材に対して「(立候補を)前向きに考えたい。白井市政の改革は道半ばで、流れを絶やすことはできない」と意欲を示した。今週末に支援者らに意向を伝え、来週にも正式表明する見通し。
稲村氏は神戸大大学院修士課程修了。2002年、白井氏が同市長選に無所属で立候補して初当選した際、専従スタッフとして選挙を支援した。
その後、白井氏と同様に「市民派」を掲げ、03年の兵庫県議選に尼崎選挙区から立候補し、初当選した。現在2期目を務めている。
同市長選では、若手市議を推す動きや、保守系会派を中心に市幹部擁立を模索する動きもある。
(横田良平)
(2010/09/16 09:58)
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白井市長に比べ左色がかなり強いですね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1215411124/13
こんな貼り付け記事が役立つとは・・・
兵庫県議会議員・「みどりの未来」共同代表 稲村和美
未曾有の金融危機が世界を直撃したさなかの11月22日。「虹と緑の500人リスト運動」および「みどりのテーブル」、二つの団体の解散総会と同時に、両団体の組織合流によって発足する新たな政治団体の設立総会が行われました。新団体の名称は「みどりの未来」に決定。
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>>1019
稲村和美氏と丸尾牧氏は仲間ですよね。
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>>1017
あ,転載もして頂いてたんですね。
東海スレにも同じ記事あるのには気付いてたんですが他の人が貼り付けてたかと思いました(・∀・)
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>>991,1019,1021
まあ発想としては991氏の予想は合ってたという感じですね〜。
冬柴の地元で創価の組織力も半端無いしあんま地元の面倒とか見ない感じの康夫ちゃんが現職で小沢系室井も組織を持っててどうなるか。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100917/lcl1009170844001-n1.htm
自民府連もう限界 橋下「維新」公認公表で穏健論消え
2010.9.17 08:43
地域政党「大阪維新の会」に自民党籍を持ったまま加入した議員ら45人に16日「離党勧告処分」を出した自民府連。党紀委員会委員長の大丸昭典大阪市議が「けんか別れするつもりはない」などと維新メンバーの復帰の余地を残すような発言をしていたが、前日の維新の会公認候補公表が最終的に処分の引き金となった。
現職議員に加え、維新の会の公認を受けた新人6人も処分対象に含めたことについて、大丸市議は「今まで一緒に活動した仲間。できれば処分を控え、いつでも戻れる状況を作りたかった」としたうえで「もう戻ってくるのは無理だろうと思った」と語った。
これまでは自民党内部にも「厳しい処分は避けるべきだ」という穏健論もあったが、この日は全員一致で処分が決定。また当初は現職議員40人を処分対象としていたが、1人は「当初から離党届を提出していた」として処分を回避した。
処分決定を受けて、維新の会の松井一郎幹事長は「自民党は地方分権をうたいながら、地域政党を認めない。マニフェストをほごにしているのと同じだ」と批判。「われわれは大阪を良くするために動いている。自民党は末期症状だ」と語った。処分は「粛々と受ける」といい、自民党からの文書到着を待ち、週明けに集団離党するという。
ただ維新議員によると、離党によるダメージは小さくないという。
自民党からの資金援助が受けられなくなるほか、地域政党では企業献金を受けられなくなるため、ある議員は「資金的には正直痛い」と話した。
また、自民党への愛着もあり「協調の道を最後まで探るべきではないか」との声も。「離党しても自民党支部レベルなら推薦をもらい来年の統一地方選を戦うこともできる」と話す議員もいた。
しかし、支部推薦について、ある自民関係者は「いくら手続き的に可能でも、普通の感覚なら推薦を出すことはありえない」と指摘。党内では「処分した候補者を推薦する支部長がいれば、その支部長も処分対象」と確認したという。
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自民府連 45人に離党勧告 「維新の会」公認で
2010年9月17日
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/100917/20100917029.html
大阪府の橋下徹知事が代表を務める「ローカルパーティー大阪維新の会」が来春の統一地方選の1次公認として発表した自民党籍の現職、新人計45人に対し、自民党府連は16日、離党勧告の処分を決定した。維新側は「離党させてもらう」と勧告に応じる構え。対決色は鮮明になり、統一地方選は熱を帯びてきた。
離党勧告の対象は現職の府議22人、大阪市議10人、堺市議7人と新人6人。党府連は10日以内に離党届がなければ除名処分にする方針だが、維新の会幹事長の松井一郎府議は「自民党で政策立案、推進ができないならばわれわれが党に残る必要はない。スカッとさわやかに勧告を受ける」との統一見解を示した。
府と大阪市を再編する「大阪都」構想を提唱する橋下知事は15日の1次公認発表の場でも「ワン大阪」を唱え、統一地方選に向けて気勢を上げた。
これに対して大阪市の平松邦夫市長は16日の定例会見で「市を分割したり、都にする枠組みの話ばかりで具体性がない。市分断は市民の利益にならず、統一地方選での維新の会との対決は市長として当然」と旗色を鮮明にした。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100917ddlk26010349000c.html
選挙:府議選・右京区選挙区 自民が候補者を公募 /京都
来年4月の統一地方選に向け、自民党府連右京支部は15日、府議選・右京区選挙区で候補者を一般公募すると発表した。支部役員らでつくる選考委員会が10月中旬までに決めるという。
公募は1人。府議選・右京区選挙区には小林弘明府議と二之湯真士府議の現職2人がいるが、小林府議は今期限りで引退する意向を示している。支部長の田中英之・京都市議は「一人でも多くの人に公募してもらいたい」としている。
応募資格は右京区在住で満25歳以上が条件。所定の申請書や履歴書、戸籍謄本、住民票、健康診断書のほか、応募動機や政治信条、実現したい政策などを約2000字にまとめた論文を府連(電話075・222・0101)へ提出する。申し込みは30日(当日消印有効)まで。【小川信】
毎日新聞 2010年9月17日 地方版
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「次の衆院選に出馬する各小選挙区の支部長は今月中にも決めたい」とし、8月以降不在となっている会長選出も急ぐ考えを示した。
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100917ddlk25010323000c.html
自民県連:総務会長に日野町議長 杉浦氏、市町村議で初−−三役人事 /滋賀
自民党県連は16日、大津市内で総務会を開き、石田祐介県議(45)=2期目=を幹事長とする新役員人事を決めた。三役人事を一任された石田幹事長は、総務会長に県町村議会議長会長の杉浦和人・日野町議長(63)を抜てき。市町村議の三役就任は初めて。
このほか、政調会長に川島隆二県議(39)=1期目=、組織委員長に山田和広県議(62)=2期目=をそれぞれ選び、執行部の大幅な若返りを図った。新役員の任期は来年5月の定例大会まで。
会見した石田幹事長は「従来の慣習にとらわれない新しい県連を作りたい」と述べ、現在の女性部を拡大した男女共同参画局の創設や、定期的な情報発信に意欲を見せた。
また、「次の衆院選に出馬する各小選挙区の支部長は今月中にも決めたい」とし、8月以降不在となっている会長選出も急ぐ考えを示した。【稲生陽】
毎日新聞 2010年9月17日 地方版
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維新の会、「本丸」大阪市議会で本格始動 他会派は反発
2010年9月17日14時49分
http://www.asahi.com/politics/update/0917/OSK201009170065.html
「大阪都構想」を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)が、主戦場と位置づける大阪市議会での活動を本格化させる。維新の会市議団(13人)は17日開会の9月定例市議会に、議員定数の半減と議員報酬を3割カットする条例改正案を提出する方針だ。一方で市幹部や他会派は、同会が都構想の具体的説明を避けていることに批判を強めている。
維新の会市議団によると、条例改正案は(1)定数89を半分の45に減らす(2)月額102万円の議員報酬を3割減額して71万4千円にする――の2本。いずれも同会の候補が圧勝した5月と7月の市議補選で公約していた。坂井良和団長は「今こそ約束を果たす時。そうしないと背信行為になる」と話す。
二つの改正案は提出後、財政総務委員会で集中審議され、10月13日の市議会最終日に採決される予定だ。
だが、同会が最大会派となった府議会と違い、大阪都構想への反発が根強い市議会では最小の第5会派。他の4会派に同調する動きはなく、成立の見通しは立っていない。
4会派は「議員定数は次の市議選から『3減』と今年3月に決めたばかりだ」「維新の会幹部から『報酬カットはうちも厳しい。否決して』と言われた。本気で議論するつもりがあるとは思えない」などと反発している。
さらに、維新の会側が「市内各地で開くタウンミーティングで市民の意見を聞き、年末にマニフェストを発表するまで、市議会で都構想には触れない」(ある市議)としていることに批判が集まる。
「知事のワンフレーズに頼るのでなく、自身の考え方を自らの言葉で語ることが、市議としての責任だ」。平松邦夫市長は先月末の会見で、挑発するかのように語った。
今月2日の市議会大都市・税財政制度特別委員会では、知事の「大阪市分割」発言などが取り上げられたにもかかわらず、維新の会市議は質疑に立たなかった。自民市議は「拍子抜けだ。市議会でしっかり都構想の議論をすべきだ」。公明市議も「議論したいが答える人がいない」と維新の会市議団を批判した。
ある市幹部は「大阪都構想はイメージだけで、具体的中身がわからない。実際に大阪市域を8〜9に分割すると格差が明白になって都合が悪いから、具体的な議論を避けているのでは」と指摘する。(島脇健史)
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県議和歌山市選挙区補選立候補予定者説明会3候補が出席。
http://www.wbs.co.jp/news.html?p=18768
2010年9月17日(金) 18:18
議員の死去や辞任に伴って来月8日に告示される県議会和歌山市選挙区の補欠選挙の立候補予定者説明会がきょう17日行なわれ、欠員2に対して3陣営の代理人らが出席しました。
説明会はきょう午後和歌山市内で開かれ、民主党の公認立候補予定者と自民党系立候補予定者の代理人、それに立候補を模索している和歌山市内の男性1人の3陣営が出席しました。説明会では県選挙管理委員会の担当者が立候補に関する事務手続きなどを説明しました。今回の選挙は去年公明党県議団の江上柳助議員が死去したことと真わかやま所属の藤本眞利子議員が知事選挙に立候補のため先月辞職したことによって行なわれるものです。県議会議員和歌山市選挙区の補欠選挙は、来月8日告示17日投票の日程で行なわれます。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100918ddlk30010498000c.html
選挙:知事選 仁坂氏が推薦依頼書を自民県連へ提出 /和歌山
11月11日告示の知事選に出馬表明している現職の仁坂吉伸氏(59)が17日、自民党県連の二階俊博会長あてに推薦依頼書を提出した。
同党県連は7月24日の役員会で、仁坂氏から正式な依頼がないまま推薦を決めていた。関係者によると、知事選候補者の推薦については本来は党本部に上申するが、仁坂氏が政党色のない「県民党」を意識しているため、上申しないまま「県連推薦」にするという。
前回選では、党本部が仁坂氏を推薦していた。【山下貴史】
毎日新聞 2010年9月18日 地方版
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http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/10/09/100918_8306.html
2010年09月18日
欠員2に3陣営、県議補選立候補予定者説明会
県議会議員和歌山市選挙区補欠選挙(10月8日告示、 17日投開票)の立候補予定者説明会が17日、 和歌山市の県民文化会館で開かれ、 欠員2に対し、 新顔1、 元職1、 未定1の3陣営が出席。 選挙戦となる公算が大きくなった。
補選は、昨年11月に死去した江上柳助氏と、知事選立候補のため先月辞職した藤本眞利子氏の欠員によるもの。新顔は和歌山市小雑賀の無所属の男性、元職は民主党の浦口高典氏、自民党も候補者未定で出席した。
この日は、 はがきの取り扱い、 道交法、 選挙運動の違反行為などについて関係機関から説明があった。 県選管の森本明雄委員は 「有権者の政治に対する目は厳しい。 違反のない明るくきれいな選挙を」 と呼び掛けた。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20100918ddlk27010420000c.html
大阪市議会:維新の会、定数と報酬削減を提案 /大阪
大阪市議会の9月定例会が17日開会し、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」市議団(13人)が、議員報酬と議員定数を削減する二つの条例改正案を上程した。美延映夫市議が「行政サービスの低下を防ぐために、議員が先陣を切ってコスト削減しなければならない」と提案説明した。来春の統一地方選をにらんだ提案との見方もあり、審議を付託された財政総務委員会での議論が激しさを増しそうだ。
上程したのは、議員定数(現在89)を45に半減させ、各選挙区の定数を1〜4に再編する案と、議員報酬(月額102万円)を一律3割カットする案。
同市議団は、2案による削減効果額を明らかにしていないが、余剰分は教育設備への投資や給食制度の整備に充てたいとしている。「大阪都」構想を巡って維新の会と対立する他会派は反対に回る見通しで、ある会派の市議は「選挙に向けたパフォーマンスに過ぎない」と切り捨てた。
また本会議では、平松邦夫市長が公営・準公営企業の09年度事業会計決算を報告。駐輪場の指定管理者の指定など、19案を承認・議決した。【平川哲也】
毎日新聞 2010年9月18日 地方版
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100919/CK2010091902000117.html
【滋賀】
野村市議が出馬意向 10月告示の栗東市長選
10月24日告示の栗東市長選に、同市議の野村昌弘氏(44)が立候補の意向を固めたことが、関係者への取材でわかった。野村氏が「出馬する」と伝えたという。野村氏は同市議会の自民党系最大会派「新政会」代表。取材に対し、「近く予定している会派の会合で説明する」と答えた。
同市長選では、同市前副市長の中村洋三氏(62)が民主党県連の推薦を受け、無所属での出馬を表明している。自民党側も中村氏への支援を検討していたが、民主党が中村氏の単独推薦の方針を固めたため断念。独自候補擁立を模索していた。
野村氏は1995年、旧栗東町議に初当選。市制移行後の市議を含め、現在4期目。市議会議長などを歴任している。
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国政連携前面に 維新の会と差別化 民主党大阪府連
2010年9月19日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201009190016.html
民主党大阪府連は18日、来春の統一地方選に向けた幹部会議を開き、11月をめどにつくる大阪向けの選挙公約「ローカルマニフェスト」に、政府の地域主権戦略大綱に沿った地域主権の具体的施策を盛り込む方針を決めた。党の独自性や国政との連携を打ち出すことで、「大阪都構想」を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)との違いをアピールする考えだ。
会合では大阪都構想への対応も議論されたが、「橋下知事の言うことは場当たり的」「知事が言っていることに一つ一つ対抗してもあかん」などの意見があり、府連としての立場は決まらなかった。
ただ樽床伸二府連代表は朝日新聞に、個人の考えとして「府と(大阪、堺両市)のだぶる部分は解消してスリムにすべきだが、政令指定都市は生かす必要がある」と述べ、都構想に否定的な考えを示した。今後、府連の方針に反映される可能性もある。(吉浜織恵)
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選挙:栗東市長選 野村市議出馬へ 自民、民主との相乗り断念 /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100919ddlk25010243000c.html
任期満了に伴う栗東市長選(10月24日告示、31日投開票)に、栗東市議の野村昌弘氏(44)が立候補する意向を固めたことが、関係者の話で分かった。
野村氏は自民党系会派「新政会」会長。周囲に「(自民党系に限らず)より広い支持を得て出馬したい」と話しているという。
同市長選をめぐっては、既に立候補を表明している前副市長の中村洋三氏(62)を民主党県連が推薦。共産党も独自候補を立てる方針。自民党は当初、民主党との相乗りで中村氏に候補を一本化する意向だったが、民主党が単独推薦の方針を固めたため、独自候補擁立に転じた。
野村氏は95年に栗東町議に初当選、市制移行後の市議も含め現在4期目。市議会議長などを歴任している。【柴崎達矢】
毎日新聞 2010年9月19日 地方版
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府選出の民主党衆院議員2人が街宣 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20100919ddlk26010269000c.html
府選出の民主党衆院議員の平智之(京都1区)、小原舞(比例近畿)両氏が18日、京都市南区のJR京都駅八条口で合同街頭宣伝活動をした。2人は昨年の衆院選の初当選組で、合同街宣は党代表選後初めて。
代表選の投票先を明言していない平氏は「代表選で皆さんから頂いた意見を財産として(政策)議論をさせていただく」と述べるにとどまった。
菅氏に投票した小原氏は「円高株安、高齢化など問題は山積している。みんなの声を聴き、有言実行内閣を支えていきたい」と語った。【入江直樹】
毎日新聞 2010年9月19日 地方版
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100920ddlk25010230000c.html
選挙:守山市長選 議会事務局長、出馬へ /滋賀
任期満了に伴う守山市長選(来年1月23日告示、同月30日投開票)に、同市議会事務局長の小嶋宣秀氏(60)が立候補する意向を固めたことが分かった。9月定例市議会閉会後の30日付で市に退職願を提出している。
関係者によると、小嶋氏は周囲に「40年間の行政経験を市政運営に生かしたい」などと話し、出馬への意欲を伝えた。市長選では山田亘宏市長(64)が3選不出馬を表明し、事実上の後継候補として元国土交通省職員で守山市技監を務めた宮本和宏氏(38)が立候補を表明している。小嶋氏は1969年に旧守山町に入庁し、都市整備部次長や商工観光課長などを経て、06年4月から現職。【柴崎達矢】
毎日新聞 2010年9月20日 地方版
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民主党県連 統一地方選対策本部を設置
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003457599.shtml
民主党兵庫県連は20日、来年4月の統一地方選に向けた「選挙対策本部」(本部長・松本剛明県連会長)を設置した。
この日の会議では、県議会(改選後定数89人)での第1党を目指すため、これまで候補者がいなかった但馬、丹波など定数1の選挙区への擁立や、定数2以上の都市部の選挙区で複数候補の擁立を積極的に進めることなどを協議した。
同党は8月末の第1次公認で県議9人、神戸市議13人を発表。11月に第2次、来年2月に第3次の公認・推薦候補を決める予定で、県連選対委員長の梶原康弘衆院議員(兵庫5区)は「県議選では45人以上、神戸市議選でも20人以上の擁立を目指す」としている。
(藤原 学)(2010/09/21 07:30)
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仲川奈良市長 一般質問で虚偽答弁 - 横須賀市訪問 「軍港めぐり」隠す?
2010年9月21日 奈良新聞
http://www.nara-np.co.jp/20100921151012.html
奈良市の仲川元庸市長が9月定例議会一般質問で松石聖一議員の質問に対して、虚偽答弁をしていたことが20日、奈良新聞社の調べで分かった。仲川市長は7月に神奈川県横須賀市を訪問して「軍港めぐりを楽しんだ」が、同市の吉田雄人市長がこれを同市ホームページの「市長の日記」で、両市長と並んだ写真付きで「軍港クルーズを一緒に見学してきました」と公開したが、今月1日から奈良市病院事業課職員が撮影した病院視察の写真に変更されていたため、松石議員が「仲川市長が写真の差し替えを依頼したのではないか」とただした。これに対し仲川市長は「横須賀市の判断で差し替えた。依頼していない」と関与を否定、「今(10日)現在では両市のどちらが撮影か判明しない」としていた。ところが1日付メールで奈良市秘書課から「仲川です。(中略)この写真でどうでしょうか」と吉田市長に発信しており、事実を知りながら、議会で虚偽答弁していたことが明らかになった。変更された「日記」の本文から「軍港」めぐりが削除されており、広島原爆の日の「平和の鐘」欠席で平和意識の欠如を指摘されていただけに、仲川市長が変更・削除を依頼したのではないかとの見方が強まっている。
10日の一般質問で松石議員が仲川市長の政治姿勢などをただした。
まず8月6日の「平和の鐘」を欠席して、姉妹都市の福島県郡山市の観光行事や裏磐梯観光に出掛けるという、「平和意識の欠如」について質問するとともに、7月13日の横須賀市訪問について聞いた。
仲川市長は、当日昼過ぎまで同市立うわまち病院や救急医療センターなどを視察。吉田市長を表敬訪問したあと、随行の職員を帰県させ、吉田市長とともに軍港めぐりをした。このことは横須賀市ホームページの「市長の日記」で吉田市長が「奈良市の仲川市長とお会いしました。うわまち病院、救急医療センターを視察していただいた後、軍港クルーズを一緒に見学してきました」と報告している。この文章に添付された写真は「YOKOSUKA軍港めぐり」の大看板の前で、仲川市長と吉田市長が並んで写っている。
ところが今月1日、その写真が差し替えられた。本文末尾の「視察していただいた後」が「横須賀港を視察していただきました」と変えられて、文章が終わっている。「軍港」以降の部分が削除された。そして写真は仲川市長らが「後ろ向き」で病院を視察している風景になっており、奈良市が提供した写真が使われている。
吉田市長の「市長の日記」の写真は、そのほとんどが正面からの吉田市長が写っている。会合でのあいさつや表彰式、イベント風景、記念の集合写真などで、まさに「吉田日記」。6日前の7月7日付には熊谷敏人・千葉市長と米海軍横須賀基地、軍港クルーズ見学記念のポーズ写真が掲載されており、差し替えられた仲川市長の写真とほぼ同じ構図。仲川市長らの「後ろ向き」の写真は、一連の「市長の日記」の写真と異質。
このため松石議員が「奈良市が写真を提供し、差し替えを依頼したのではないか」と追及した。これに対し、仲川市長は「(奈良市と横須賀市)双方が写真撮影していたので、すぐに判明しないが、双方どちらかが撮った」と答弁したが、担当部長が奈良市撮影のものである…
記事の詳細は本紙をご覧下さい
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大阪維新の会の府議ら45人、自民府連から集団離党へ
2010.9.21 22:18
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100921/lcl1009212220006-n1.htm
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」に、自民党籍を持ったまま参加した二重党籍の府議らをめぐる問題で、維新の会は21日、臨時の会議を開き、自民府連から離党勧告の処分を受けた45人が週内にも一斉離党することを決めた。
離党するのは府議と大阪、堺両市議の計39人と維新の会の公認を受けた新人候補6人。
自民府連は16日に党紀委員会を開き、維新の会が自民党現職の選挙区での候補擁立を「反党行為」と認定。45人に対し、書面で今月26日までの猶予期間内に離党しない場合は除名処分にすると通知していた。
維新の会は、来年の統一地方選で府議会、大阪市議会で過半数を獲得することを目標とし、候補者の公募を実施。15日に1次公認82人を発表していた。
維新の会の松井一郎幹事長は「自民党の政策について反党行為をしたとは思っていない。現在の自民府連は保身のための集団になっている。われわれは団結してワン大阪を成し遂げたい」と述べた。
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>>1019
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003460694.shtml
尼崎市長選 県議の稲村氏が立候補表明
任期満了に伴い11月21日に投開票される尼崎市長選で、立候補の意向を固めていた稲村和美県議(37)=同市選挙区=が21日、立候補を正式表明した。現職の白井文市長(50)は2期目の今期での退任を表明している。
同市役所で会見した稲村氏は「白井氏が続投しないのは残念だが、白井氏が続けてきた改革を後戻りさせることはできない」と強調。第一の課題に財政再建を挙げ「今やらないと、未来が大変になる。お金の使い道の優先順位をつけ、市民の意見を聞きながら進めたい」とした。公共施設の一元化や生活保護世帯の自立支援なども挙げた。
稲村氏は、今月22日開会の県議会定例会会期中に辞職願を提出の予定。尼崎市選挙区は既に欠員1となっており、公職選挙法は欠員が2以上になった時点で、50日以内に補欠選挙をするよう定めている。
同市長選では、市議会の保守系会派も候補者擁立を模索している。
(横田良平)(2010/09/21 22:42)
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>>1040
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20100922-OYO8T00221.htm?from=tokusyu
「維新の会」39人自民離党を決定
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」に自民党籍のまま参加し、同党府連から離党勧告を受けた大阪府議、大阪・堺両市議の計39人は21日、集団離党を正式に決めた。自民党籍を持ちながら、来春の府議選などの新人候補として同会から公認を受けた6人と合わせ、府連が期限とする26日までに離党届を提出する。
(2010年9月22日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100922ddlk28010399000c.html
選挙:小野市長選 蓬莱氏が立候補表明 /兵庫
小野市の蓬莱務市長(64)は21日、市議会の9月定例会本会議の一般質問に答える形で、任期満了に伴う次期市長選(来年1月23日告示)に4選を目指して立候補する意向を表明した。
蓬莱市長は「行政も経営」との方針で進めた3期12年の行財政改革や医療・福祉分野での成果を強調。「将来の小野市の礎を築き、人口減少時代に勝ち残るため、引き続き市政を担当したい」と述べた。
蓬莱市長は、公共工事をめぐる汚職事件による前市長の辞職に伴い、99年2月の出直し市長選で4候補を破って初当選。2、3期目は無投票当選だった。次期市長選も今のところ、他に立候補表明者は出ていない。【浜本年弘】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2010年9月22日 地方版
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府議定数見直し一致 各会派の西京、南丹など議論
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100922000175
来年4月の京都府議選に向けて議員定数の見直しを検討する府議会の議会運営委員会選挙区・定数等小委員会が22日開かれ、各会派代表が定数を見直す方向で一致した。
府議会(定数62)では、2005年国勢調査の人口を基に前回府議選前に京田辺市・綴喜郡を1増、京丹後市を1減とする見直しを実施した。今回も9月定例会中に結論をまとめる方針だが、議員1人当たりの人口が最も多い西京区や最少の南丹市などの増減が議論になるとみられる。
この日の会合では、各会派から「今日的視点に立ち、府域の均衡性確保に向けた議論が必要」(自民)、「総合的な見方で府民が納得できる方向性を追求すべき」(民主)、「人口減少社会の中で市町村議会も定数を減らしている」(公明)などといった意見が出された。
その上で、多様な民意の反映▽知事と議会の権能の均衡性の確保▽府の厳しい行財政事情▽地勢や交通事情などの総合的な考慮−などの論点を確認した。
委員長の近藤永太郎府議(自民)は「定数見直しに合理性、客観性を保つ必要がある」としており、府議1人当たりの人口を軸に議論を深める方針だ。
府議会事務局によると、「1票の格差」の算定基準となる府議1人当たりの人口は平均4万2704人。
選挙区別では西京区(定数2)の7万7378人が最も多く、次いで京丹後市(同1)の6万2723人、向日市(同1)の5万5041人。少ない順では南丹市・船井郡(同2)の2万6815人、舞鶴市(同3)の3万578人、京都市南区(同3)の3万2731人と続いている。【 2010年09月22日 22時23分 】
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100922000150
自民、融和姿勢にじむ 知事選後初の代表質問
滋賀県議会の9月定例議会は22日、知事選後初めてとなる会派代表質問が行われ、選挙戦で嘉田由紀子知事の対立候補を応援した自民党・真政会は「議会との対話」を繰り返し訴え、一部施策で高い評価を与えるなど融和のトーンをにじませた。一方、嘉田知事再選を支えた民主党・県民ネットワークは、嘉田県政支援の姿勢を鮮明にした。
来春の県議選を控え、これまで対決姿勢をとってきた自民系会派が、史上最多得票で再選を果たした嘉田知事とどう距離をとるかが注目されている。
自民の川島隆二議員は、質問の冒頭で「40万票を超える票を獲得し、マニフェストが一定評価されたと考える」としたうえで、「議員は県の政策対象からあふれ出た県民の声を聞いており、議会とも対話を重ねてもらいたい」と求めた。締めくくりにも「政策をより良いものにするよう、議会と対話の関係を構築してほしい」と重ねて求め、協調したい意向をにじませた。
質問では「事業の中止や先送り、縮小が相次ぎ、県民に不安が広がっている」などの批判もあったが、平和記念館(仮称)設計の予算案が今議会に提案されたことについて「実現に道筋をつけた英断に深く敬意を表する」と賛辞を送るなど、知事との融和姿勢を示す形となった。
一方、民主の西沢桂一議員は「選挙結果は嘉田県政への信任と期待の表れと受け止め、民主も議会の役割をしっかり果たす」と連携を強調。マニフェスト(公約集)に「民主からの政策提言も盛り込まれている」と密接な関係を強調した。
さらに民主党政権が行っている事業仕分けを引き合いに「実効ある『県版事業仕分け』を実施してはどうか」と呼び掛け、専門家らが公開の場で審査する仕組みを提案した。
【 2010年09月22日 22時33分 】
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現職は民主党本部HPにて発表済
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今日は午前中は、宇治茶の振興に対する叙勲のパーティーなど。地元で急須で入れる本場の宇治茶は本当に美味しいです。午後は民主党京都府連の会議など。今日は、来春の統一地方選挙の新人候補者十数人も決定。素晴らしい候補者ばかりです。現職を含め全員の当選を目指して頑張ります。
http://twitter.com/yamanoikazunori/statuses/25582954170
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131 :とはずがたり:2010/09/13(月) 02:04:56
<掘り出しニュース>愛煙家市長に配慮? 市長室隣に専用室 整備に138万円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000005-maiall-soci
毎日新聞 9月10日(金)18時16分配信
◇整備に138万円 市議会で疑問の声
【滋賀】受動喫煙対策で10月から市長室が禁煙になるため、大津市が隣接するベランダや書庫を「喫煙室」として整備したところ、開会中の市議会で「愛煙家の市長のためではないか」と疑問の声が上がっている。整備費は138万円。果たして両者の言い分は−−。
目片信市長は1日40本を吸う愛煙家。市庁舎内は03年12月から原則禁煙だが、目片市長はこれまで「市長室は応接室であり、個室だ」と述べ、お香をたきながら喫煙を続けてきた。しかし、受動喫煙防止の取り組みが進み、市長室も10月以降は禁煙に。そのため、市は木目の壁で書庫を仕切り、換気扇を設置した喫煙スペースを8月下旬に新設した。
市管財課によると、費用の内訳は仕切り壁116万円と換気扇など22万円。目片市長や副市長のほか、来客時も使えるとして「市長専用ではない」としている。目片市長も「応接用に喫煙スペースは必要」と話している。
これに対し、今月8日の市議会では、小松明美市議が「市長専用ではないか」と指摘した。市役所内には6カ所の喫煙スペースがあるが、10月以降は3カ所に減ることが決まっている。【後藤直義】
最終更新:9月10日(金)18時17分
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992 :神奈川一区民:2010/09/19(日) 20:32:55
【競輪】大津びわ湖競輪、2010年度末で廃止…主催者大津市の市長が市議会で表明 G1・高松宮記念杯など開催
大津市の目片信市長は17日、市議会特別委員会で、赤字経営が続く「大津びわこ競輪」を
2010年度末で廃止する方針を表明した。市長は「今後も赤字経営から脱する見込みがない。
市政にこれ以上影響を与えないためには廃止せざるを得ない」と述べた。
市公営競技事務所によると、同競輪場では人気があるG1の高松宮記念杯競輪などを開催。
しかし車券売り上げの伸び悩みから、2009年度までの累積赤字は約18億3000万円に膨らみ、
市は経営改善が難しいと判断した。
大津市は1950年に県と共同で競輪事業に参入し、89年からは市が単独で開催している。
2004年度に初めて単年度赤字を計上して以降、赤字が続いている。
高松宮記念は年間車券売上額の約7割を占めるが、今年の売上額は前年比約13%減の
約107億円にとどまった。累積赤字は10年度末に26億円近くに上る見込みという。
ソース:nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/race/kka/news/f-rc-tp1-20100917-679442.html
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003485248.shtml
みんなの党が地方組織設置せず 地元に戸惑い
兵庫県内の活動拠点となっているみんなの党参院県第1支部の事務所=神戸市中央区八幡通4
今夏の参院選で躍進、ねじれ国会でキャスチングボートを握るとされるみんなの党が、党本部の意向で地方組織の設置を見送っている。「既存政党のようなトップダウンのピラミッド型組織はなじまない」(江田憲司幹事長)との理由だが、来春に統一地方選を控える兵庫県をはじめ地方の党員らからは「支持を広げるためにも必要では…」などと戸惑いの声も上がっている。
みんなの党は7月の参院選で10議席を獲得。非改選と合わせて11議席となり、共産、社民などを抜いて参院第4党となった。
元神戸市議の新人井坂信彦氏(36)を擁立、党が「最重要地区」と位置付けた兵庫選挙区(改選数2)では、自民、民主の現職に敗れたものの、比例票は県内で35万を超えた。
参院選前の5月には、神戸市会に西日本の地方議会で初めて、みんなの党の会派が発足。党の兵庫県組織を立ち上げる方針も示していたが、党本部から「時期尚早」と「待った」がかかった。
都道府県組織の設置見送りの理由について、江田幹事長は「将来的な県連組織の設置は否定しない」と説明。その上で「党勢を拡大していくためには、自民や民主のようなトップダウンのピラミッド型組織ではなく、まずは、草の根的に活動を広げることが大切」と強調する。
こうした党本部の姿勢に県内の党関係者からは疑問の声も。党神戸市議団の高山晃一幹事長は「県内の党員が広く連携したり、党の存在や政策を有権者にアピールしたりするためには、県組織は有効。設置してもいいのでは」と話す。同市議団の山下昌毅代表も「地方の課題を吸い上げたり、人材を発掘したりするためにはネットワークの核が必要。統一選までの設置が望ましい」と強調する。
現在、兵庫の実質的な窓口は井坂氏が支部長を務める党参院県第1支部。来春に行われる県議選の神戸市内選挙区と同市議選に限っては、同支部なども候補者公募を受け付けている。
(紺野大樹)
(2010/09/28 16:02)
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>>1050
なんか路線対立でもあるんですかね??
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100930/lcl1009301939004-n1.htm
堺市議「みんなの党」から統一選出馬へ
2010.9.30 19:37
堺市議会の自民党・市民クラブ所属の土(は)師(ぜ)純一議員(50)が30日、堺市役所で会見し、同会派を離脱し市議会会派「みんなの党・堺」を設立して、来年4月に予定されている統一地方選挙で「みんなの党」の公認候補として出馬することを表明した。
土師議員は、堺市南区選出で1期目。自民党も17日付で離党した。
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頼成裕理子はよく分からない
酒井常雄は去年の城陽市長選に民主推薦で立候補暦あり
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到底、私の思いは十五分の私の持ち時間で話し尽くせない。さらに、一番重要な来春の統一地方選挙の予定候補の紹介。
宇治、久御山選挙区の現職の山本正府議と新人の頼成裕理子予定候補、城陽選挙区の新人の酒井常雄予定候補をはじめ、
京都南部のすべての民主党支援候補の当選を目指します。
http://twitter.com/yamanoikazunori/statuses/26242815637
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http://mytown.asahi.com/areanews/osaka/OSK201010030116.html
「維新」離党、自民府連執行部に批判集中
2010年10月4日
自民党府連は3日、国会議員や地方議員、支部長らを集めた全体会議を大阪市内のホテルで開いた。谷川秀善府連会長が、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下知事)に参加し、府議、大阪・堺両市議の約半数にあたる計45人を離党させた問題について経緯を説明。参加者からは「責任はだれが取るのか。執行部でとるのか」と幹部を非難する声も上がった。
谷川会長は離党問題を説明したうえで、「混乱が起こる所もあると思うが、支部をしっかりまとめてほしい」と、統一地方選に向けた現場の努力を求めた。しかし、会場からは「この戦いは勝ち目があるのか。府連にビジョンが欠如している。新たな執行部体制をとり、ビジョンを取り戻すべきだ」(国会議員)、「府連が主導権を発揮し、(候補者の)公募などで党勢拡大に向けて頑張るべきだ」(大阪市議)と批判が噴出。谷川会長が「私に責任があるならいつでも辞める」と開き直る場面もあった。
維新の会が掲げる「大阪都構想」への府連の対応をただす声も相次ぎ、統一選までに府連の方針を公約としてまとめる方針を決めた。ただ、府連内では、大阪都構想に対する賛否が割れており、谷川会長は終了後、報道陣に「結局は府市の対立。『府、市の考えはこうで、府連は調整をやります』くらいしかまとめられない」と苦しげに語った。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20101003-OYT8T00837.htm
統一選へ「都構想」対応
自民党府連の全体会議が3日、大阪市内で開かれ、府連会長の谷川秀善参院議員が、橋下知事が提唱する府や同市などを再編する「大阪都構想」に対する府連としての考えを、来年春の統一地方選に向けてまとめる考えを示した。
会議は非公開で行われ、府連所属の国会議員や地方議員ら約100人が参加。谷川会長は、地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)に参加した府議や市議ら46人が自民党を離党した経緯を説明した。
その後の意見交換では、「(維新の会入りした議員らへの)態度を早く決めるべきだった」「府連が都構想への考えをまとめ、発信すべきだ」などの不満が続出。府議らが離党して空白となった選挙区について、「公募などをし、何としても議席を奪還したい」という意見も出たという。
会議後、谷川会長は報道陣に「(都構想の)問題は統一選で一番大きなテーマになるから、府連でしっかり勉強してもらう」と話した。
(2010年10月4日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100402-465846/news/20101003-OYT1T00360.htm?from=nwlb
「維新の会」目立つ議論回避、既存政党は攻勢
「大阪都構想」を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)が主戦場と位置づける大阪市議会で、地下鉄や水道事業のあり方を巡り、自民、民主など既存政党の会派が、維新の会市議団への攻撃を強めている。
「地下鉄民営化によるサービス向上」などを唱える維新の会に対し、既存政党側は「根拠のない虚言だ」と具体的な説明を求めているが、維新側は真っ向から応じず、議論を避ける場面が目立っている。
「地下鉄民営化で私鉄との相互乗り入れが進むと主張している方々がいる。そんなに簡単にできるのか」
開会中の定例市議会。9月27日の決算特別委員会で質問に立った自民市議が、維新批判の口火を切った。
市側が、▽連絡線の建設に数百億円が必要▽車両の規格や大きさ、レール幅、使用電圧が違う――など経営形態にかかわらず大きな課題があることを説明すると、自民市議は居並ぶ維新市議の面前で「民営化によって簡単に進むかのような言い分は、まやかしに過ぎない」と切り捨てた。
橋下知事に対しては「地下鉄事業への誹謗中傷を繰り返し、育ての親の大阪市民を欺いている」と断じ、平松邦夫市長も「私鉄と連携しながら整備を進めてきた地下鉄事業を否定する発言は残念」と同調した。
水道事業を巡ってかみついたのは民主市議だ。
維新の会が提唱する「水道事業の広域化による料金値下げ」について、「府と市の水道事業が統合されれば、市の水道料金は下がるのか」と追及。市側が「市の水道料金は他の市町村より安く、平準化されれば引き上げられる」との見解を示すと、維新市議に向かって「根拠を説明いただきたい」と挑発した。
これに対し、維新市議は1日の同委員会で「市の高い水道技術は知事も評価している。大阪全体のことを考えてほしい」と府市統合の必要性を訴えたが、市の水道料金値下げの根拠などには踏み込まなかった。
地下鉄についても、別の維新市議が「公営企業では黒字でも給料が上がらず、職員のモチベーションは上がらない」と民営化論を唱えたものの、具体的な中身には触れずじまい。自民市議からは「どうして値下げができるのか説明してほしかった」「中身がわからない」などと不満が漏れた。
(2010年10月3日12時44分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201010080051.html
自民党此花区支部が解散へ 代表者の市議が維新の会に
2010年10月8日
地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹大阪府知事)に参加し、自民党を離党した大阪市議が代表者の「自民党此花区支部」が解散を決めたことがわかった。自民党大阪府連は各支部に対し、来春の統一地方選で維新の会の公認候補の支援を認めない方針を打ち出しており、今後、自民支部の解散や大量離党の動きが広がる可能性がある。
此花区支部では、代表者の大内啓治市議が来春の市議選(此花区選挙区、定数2)で維新の会に1次公認された。大内市議によると、9月24日に離党届を提出後、すぐに支部役員で話し合い、全会一致で解散を決めたという。
支部員は約200人。大内氏は朝日新聞の取材に「支部員の多くは私の支持者。私の離党後は、ポスター張りなどの自民党の活動をやりたくないという声があった」と説明。今月下旬にも府選管に解散届を提出するという。
また、地元議員が維新の会に入り、自民党を離党した別の支部では、来春の統一選で離党した議員を支援することを決め、自民府連会長に「支援を認めない場合は役員一同辞任し、支部を解散せざるを得ない」と文書を送った。
同府連は9月16日、維新の会に入った府議、大阪・堺両市議ら計45人を離党勧告処分とした。全員が同26日までに離党したため、府連は府議、両市議の約半数を失った。
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定数削減議案など可決 府議会閉会
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20101008-OYT8T01614.htm
府議会の9月定例会は8日、府議の定数削減や関西広域連合の規約案など26議案を可決、閉会した。
府議定数は現行の62から60に減らす。導入は来春の統一地方選から。内訳は、南丹市・船井郡(現定数2)、舞鶴市(同3)、左京区(同5)で1人ずつ減らし、西京区(同2)で1人増やす。共産を除く、自民、民主、公明、創生の4会派の賛成多数で可決した。
採決前に賛否双方が登壇し、賛成側では植田喜裕府議(自民)が「1票の格差の是正や、厳しい社会情勢、府の行財政状況を踏まえた」と述べた。一方、共産は南丹市・船井郡で定数を1人減らし、西京区で1人増やす案を提案。前窪義由紀府議が「府民の多様な声を反映できなくなる。定数削減よりも報酬を減額するべきだ」と訴えたが、共産側の提案は否決された。
関西広域連合の規約案も、「国に対して事務移譲を積極的に提起する」などとする8項目の付帯決議とともに、共産以外の4会派の賛成多数で可決。府議会の閉会後、山田知事は「広域連合は前例のないことなので付帯決議が付いたのは当然のことだ。(可決されて)ほっとした」と述べた。
(2010年10月9日 読売新聞)
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>>624とか
仕分け人のひとです
右京区だから国政は1区ですね
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20101009ddlk26010481000c.html
府議会:熊谷府議が辞職願提出 民主・右京区選出 /京都
府議会民主会派の熊谷哲議員(40)=京都市右京区、3期目=が8日、林田洋議長に議員辞職願を提出した。11年4月の府議選には以前から不出馬を表明しており、「国政転身を含めて今後の活動は白紙」と話している。
公選法上の規定で補選はない。辞職が許可されれば、会派構成は自民25、民主14、共産11、公明6、創生4、無所属1となる。【入江直樹】
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20101010-OYO1T00402.htm?from=main1
大阪維新の会、「大阪市分割案」を撤回
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は9日、大阪都構想に関連して示していた「大阪市分割案」を撤回することを決めた。この日、大阪市内で開かれた同会の会議後、橋下知事が報道陣に対して明らかにした。今後は、市を特別区に再編して都制を導入する従来案の実現を目指す。
橋下知事や同会幹部によると、大阪市議らから「大阪市をなくすのは、イメージが悪く、市民の理解が得られない」「分割した各市の財政格差を調整する制度がない」などと分割案への反対意見が相次ぎ、撤回することにしたという。
橋下知事は「両案を並行して検討したが、財政調整など問題点も多く、分割案は引っ込める」と話した。
(2010年10月10日 読売新聞)
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>>604>>691
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101008/lcl1010082100002-n1.htm
全国初の広域連合設立へ前進 京都と鳥取の府県議会が規約案を可決
2010.10.8 20:59
大阪や兵庫など2府5県が参加を表明している「関西広域連合」で、京都府議会は8日、設立の規約案を賛成多数で可決した。鳥取県議会も同日、規約案を可決。議会承認は兵庫、和歌山と合わせ、4府県となった。
残る滋賀、大阪、徳島の3府県議会も規約案を可決する見通しで、慎重論が根強かった京都府議会の可決により、都道府県レベルで全国初となる広域連合の年内設立に大きく前進する。
京都府議会では規約案を、共産を除く自民、民主、公明などの賛成多数で可決。広域連合への参加が正式決定した。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101008ddlk27010321000c.html
竹山・堺市長:就任1年 情報公開大きく前進 注目施策は「前市政遺産」 /大阪
◇問われる2年目
昨年9月に初当選した竹山修身・堺市長が8日、就任1年を迎える。予算編成過程や庁議の要旨を市ホームページ(HP)で公開、市議会開会中を除いて原則週1回記者会見を開くなど情報公開の面では前市長のころより大きく前進した。
一方で、シャープ新工場稼働、市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(堺トレセン)開設、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産国内暫定リスト入りなど、この1年で脚光を浴びた出来事や施策は「前市政時代の遺産」も多い。来年度予算案も含め、2年目以降に真価が問われる。
橋下徹知事の強い支援を受け約13万6000票を得て当選。民主、自民、公明、社民の事実上4党相乗りで8割の市議が支援した前市長を大差で破った市長選は「堺ショック」という言葉を生んだ。
「公約の1丁目1番地」と公言するLRT(次世代型路面電車)の大小路ルート(南海堺東駅前−堺駅前間)整備中止は、議会の激しい反発に遭いながらも公約を貫いた。しかし、LRT整備と関連していた阪堺電車の堺市内区間存続支援策の柱は揺らいだ。
就任1年で、子ども医療費助成を中学卒業まで拡大、放課後学習の一部実施、堺版事業仕分け実現など公約を相次いで実現させた。その半面、選挙で多くの支持を集めた泉北高速鉄道の料金値下げは2年目以降に持ち越された。副市長への民間人起用断念、市参与に起用した元連合後援会幹部の事実上の解任で“挫折”も味わった。【山田英之】
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<竹山市政の1年>
09年10月 就任前日に副市長3人辞任
竹山市長就任
庁議要旨の公開を表明
国連女性開発基金の日本事務所開設
11月 初の市議会。市OBの副市長提案見送り
京阪電鉄部長が副市長就任辞退
元府土木部長の副市長選任に議会同意。残り2人空席
12月 LRT関連費用を減額する補正予算案否決
阪堺電軌社長が市に公的支援要請
10年 1月 予算編成過程をHPで公開
LRT関連費用を減額する補正予算の修正案可決
市議会の権限を大幅に強化する議決条例施行
市長と南海電鉄社長がLRT整備中止に合意
2月 南海電鉄と阪堺電軌に市がLRT経営予定者解除申し入れ
市財政局長と総務局長の副市長選任同意。民間起用見送り
3月 市長が市議会で堺州構想説明
市参与に起用した元連合後援会幹部の再任用見送り
放課後学習の予算減額可決
シャープの太陽電池新工場稼働
4月 堺トレセン開設
大阪維新の会堺市議団発足
関西大堺キャンパス開校式
6月 阪堺電車堺市内区間の存続支援策公表
8月 堺版事業仕分け
10月 関西電力の大規模太陽光発電所が営業運転開始
百舌鳥・古市古墳群が世界遺産国内暫定リスト入り
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大阪市分割案を撤回…維新の会
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20101010-OYO8T00237.htm?from=tokusyu
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は9日、大阪都構想に関連して示していた「大阪市分割案」を撤回することを決めた。この日、大阪市内で開かれた同会の会議後、橋下知事が報道陣に対して明らかにした。今後は、市を特別区に再編して都制を導入する従来案の実現を目指す。
橋下知事や同会幹部によると、大阪市議らから「大阪市をなくすのは、イメージが悪く、市民の理解が得られない」「分割した各市の財政格差を調整する制度がない」などと分割案への反対意見が相次ぎ、撤回することにしたという。
橋下知事は「両案を並行して検討したが、財政調整など問題点も多く、分割案は引っ込める」と話した。
(2010年10月10日 読売新聞)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=198399
前白浜町長の立谷氏が県議選出馬へ
来春の和歌山県議選に向け、前白浜町長の立谷誠一氏(60)=無所属=が、西牟婁郡選挙区(定数2)から立候補する意思を固めたことが関係者への取材で明らかになった。同選挙区はすでに元職1人と新人2人の計3人が立候補の意向を示しており、混戦になる見通し。
立谷氏は支援者に立候補する考えを伝え始めたという。
立谷氏は2002年5月、旧白浜町長選で初当選、06年春の日置川町との合併で誕生した新白浜町の町長選でも当選した。今年3月、ごみの中間処理施設の使用期限をめぐる問題で辞職し、出直し町長選では当選したが、同月の任期満了の町長選で水本雄三・現白浜町長に敗れた。
西牟婁郡選挙区には立谷氏のほか、玉置公良衆院議員の私設秘書で長男の玉置大志氏(28)と、上富田町議の池口公二氏(54)=無所属=の新顔2人、元職で共産党の高田由一氏(46)がすでに立候補の意向を明らかにしている。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003528832.shtml
候補者公募が急拡大 統一地方選、衆院選見据え
衆院選候補を募る自民党兵庫県連のチラシ。50人以上の応募があった
国政、地方選挙で政党が候補者を一般公募で選ぶ動きが加速している。地方議会での勢力拡大を図る民主党は、すでに来春の統一地方選に向け全国で実施。一方野党では、みんなの党が統一地方選で公募に取り組むのに対し、自民党は次期衆院選を見据え、これまでにない規模で公募を展開、政権奪還を目指す。いずれも地盤、看板に関係なく有望な人材を発掘するのが狙いだが、世襲批判などで従来型の候補者が不足しているとの見方もある。有権者の負託に応えられる「議員のたまご」は見つかるか。
昨夏の衆院選に大勝、政権に就いた民主党だが、地方では多くの議会で自民・保守系の議員が多数を占め、党本部は「政権の基盤を揺るぎないものにするには、地方議会で勢力拡大が急務」(岡田克也幹事長)と来春の地方選をにらむ。
兵庫県会(定数92、欠員3)でも、自民が45議席を占めるのに対し、民主党会派は20議席にとどまる。民主党兵庫県連は県議選のほか、13市町議選が実施される統一選に前回(公認、推薦候補計約50人)の1・5〜2倍の候補者擁立を計画、一部で公募を採用した。
今年3月の1期公募には、20代〜40代を中心に約30人が応募した。教職員や医者、会社役員など職業や経歴もさまざまで、うち約20人を党の「人材バンク」に登録、そこから県議、神戸市議候補に2人ずつを内定した。
10月には但馬や丹波、淡路など県議空白区の解消に、地域限定型の2期公募を実施。兵庫県連の越智一雄幹事長は「志や能力ある人にチャンスを提供する。県会第1党を目指すには、空白区解消が欠かせない」と話す。
◆ ◆
政権奪還を目指す自民党は、次期衆院選に向け98の小選挙区で候補者を公募した。昨年の衆院選は全国15選挙区で、一気に6倍に拡大した。
自民党兵庫県連では、昨年の衆院選で落選、あるいは引退などで、候補者が不在となっていた兵庫7、11、12区の3選挙区で募集した。2005年の「郵政選挙」以来の公募で、9月末までに52人の応募があった。
7割が30代〜40代で論文選考、面接を経て、年内にも決まる見通し。前職が川西市長選に立候補し、空席となった6区の候補も併せて選考する。兵庫県連の西村康稔会長は「(世襲や元官僚の議員が多いという)党のイメージを刷新したい」と訴える。
(藤原 学、木村信行、永田憲亮)
■有効な選挙戦術 関西学院大法学部の山田真裕教授(政治過程論)の話
「地域の結びつきが薄まる中、政治家の後援会や支持団体などの影響力も弱まってきた。世襲議員などに対する批判の高まりもあり、各党が地盤や看板に頼らない集票力を持った候補者を探し求めている。公募でそうした人材を発掘できれば、これほど有効な選挙戦術はない。有権者の選択肢も広がると言える」
(2010/10/13 11:03)
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http://yorutomo1.blog77.fc2.com/blog-entry-12.html
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>>1041
県議会:市長選くら替え、稲村県議が辞職 尼崎市選挙区、補選へ /兵庫
県が県議会9月定例会に6日提出、可決された今年度補正予算案では、県議会尼崎市選挙区(定数7)の補欠選挙の事務経費として8994万4000円が計上された。尼崎市長選(11月14日告示、同21日投開票)への立候補を表明した同選挙区の稲村和美県議が6日辞職したため。現職県議の任期満了は来年6月10日で、来春の統一地方選で改選されるが、残り任期半年余りで補選が実施されることになる。
県によると、定数が2以上の選挙区で欠員が2人以上になった場合、公職選挙法の規定から補選を実施する必要がある。同選挙区は既に欠員1だったため、稲村氏の辞職で欠員2となった。【石川貴教】
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101007ddlk28010310000c.html
(コメント) 15年前の阪神大震災で、県議選の日程をずらした影響がここまで・・・
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101014-OYT1T00066.htm
「維新の会」に学生部隊、統一選支援へ
地域政党「大阪維新の会」を支援する学生ら約30人が政治団体「学生・大阪維新の会」を結成し、13日、大阪市北区の市中央公会堂で発足式を開いた。
来春の統一地方選で、同党の選挙運動を手伝うという。
大阪府の橋下徹知事が唱える大阪都構想に賛同する、神戸大や大阪市大、同志社大など関西の学生らが中心。企業関係者らでつくる「経済人・大阪維新の会」に続く同党の支援団体となる。発足式では橋下知事の講演会も行われ、代表を務める関西学院大3年市橋拓さん(22)らの呼びかけで学生ら約800人が出席した。
橋下知事は「大阪の形を根こそぎひっくり返すためにみなさんの力を借りたい。学生主体で市民革命を」とアピール。発足式終了後、市橋さんは「橋下知事は現状を打開してくれるリーダーだと思う。活動を通じて若者と政治の距離を近づけたい」と述べた。
(2010年10月14日11時05分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20101014-OYT8T00036.htm
長浜4 近江八幡3 蒲生1 全体定数は現状維持
県議定数見直し案可決
来春予定の県議選からの議員定数見直しについて、県議会は13日、市町合併に伴い、「長浜市東浅井郡」選挙区を「長浜市」選挙区と改称して定数を1増の4、近江八幡市選挙区を1増の3、蒲生郡選挙区を1減の1とし、伊香郡選挙区(定数1)を削除する条例改正案を賛成多数で可決した。争点となっていた全体定数(47)と米原市(同2)、大津市(同10)両選挙区は現状維持とした。
改正案は民主、自民の両会派と「対話の会・びわこねっと」の計5人が議員提案。3会派の41人と無所属の1人が賛成し、公明と共産の両会派の計5人は反対した。
各選挙区の定数は、2005年の国勢調査の人口を基に地域間の均衡も勘案して、大津市は10、彦根、長浜、草津、東近江の各市が4、近江八幡、甲賀の両市が3、守山、栗東、野洲、湖南、高島、米原の各市が2、蒲生、愛知、犬上の各郡が1となった。
定数見直しを巡っては、議員定数検討委員会が昨年8月に設置され、各会派の代表が議論を重ねた。一時は米原市について、2人区の維持を主張する民主会派と1人区を示した自民会派で意見が割れたが、自民側が最終的に取り下げた。
この間、協議は非公表とされ、一部の委員から「情報公開の流れからすれば、公開するべきだ」との意見も出された。委員に選ばれなかった議員の一人は「議員定数という大事な問題を内輪で決めていいのか。外部の意見を取り入れるなど客観性を持たせることも必要だ」などと指摘した。
県議会が閉会
県議会は13日、一般会計補正予算案など45議案を可決、承認し、B型肝炎問題の早期解決に向けた意見書の国への提出を求めるなどした二つの請願を採択して閉会した。
(2010年10月14日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20101015-OYO1T00963.htm?from=main2
大阪市議選、自民「逆刺客」探る…「維新の会」へ集団離脱で
府連に6空白区で“逆刺客”擁立の要望書
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」への参加に伴い、自民党の大阪市議が集団離党したあおりで、「空白区」となった市内6選挙区について、自民党市議団は「来春の統一選で独自候補を立てるべきだ」として、党府連に“逆刺客”擁立の要望書を提出することを決めた。ただ、各区の党支部では離党した維新議員を支援する動きもあり、調整は難航しそうだ。
大阪市では、維新の会に合流した自民市議10人が9月に離党した影響などで、北、此花、港、旭、鶴見、浪速の6区で自民ゼロに。過半数獲得を目指す維新の会は、自民候補の「刺客」となる新人らの公認調整を進めている。危機感を強める自民市議団は、公募や府連内の政治講座「なにわ塾」卒業生の登用による維新候補への「逆刺客」の擁立を府連側に求める意向だ。
府連は各支部に対し、維新候補の支援を認めない方針を打ち出しているが、空白区の支部組織は揺らいでいる。北区支部は維新議員の支援を決め、今月初め、「支援を認めない場合は支部を解散せざるを得ない」と府連に通告。港区支部でも同様の動きがある。此花区支部は、支部長だった市議が維新入りしたため、支部自体の解散を決めた。
(2010年10月15日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001010150001
空席の自民県連会長 有村氏が就任へ
2010年10月15日
有村治子参院議員
自民党の有村治子参院議員(40)=比例区=は14日、空席となっていた自民党県連会長に就任する意向を県連幹部に伝えた。党本部執行部も了承し、19日に開かれる県連総務会で提案される。県連関係者への取材でわかった。
県連幹部らは14日、党本部で石原伸晃幹事長らと面会し、有村氏の県連会長就任を打診。後で同席した有村氏自身も同様の意向を示した。会長ポストは、前会長の上野賢一郎氏が先の知事選出馬に伴い離党し、その後空席となっていた。
夏の参院・知事ダブル選で惨敗した自民党は、選挙後に役員人事の刷新を決め、新幹事長などを決定。春の統一地方選の態勢固めのため、執行部が有村氏に会長に就任するよう説得していた。
有村氏は愛荘町出身。2001年に参院比例区で初当選し、当選2回。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20101015-OYT8T00110.htm
目立ってナンボ 川西市議選
派手なシャツ 駅前ズラリ各陣営
17日投開票の川西市議選(定数26)で、35人の候補者がライバルより一歩でも抜きんでようと知恵を絞っている。市制以降初めてで一気に定数4減となった今選挙戦の競争率は、買収事件などで市長が引責辞任し、市議会が自主解散した1990年のダブル選(1・6倍)に迫る1・34倍。候補者は「少しでも目立ちたい」と、最後の追い込みに懸命になっている。
通勤ラッシュ時の阪急川西能勢口駅前。JRとつながる長さ約50メートル、幅約5メートルのコンコースに各陣営がひしめく。オレンジ、ピンク、グリーン……。派手な色のシャツを着た候補が並ぶ。ある新人候補はスタッフ全員が水色のシャツを着用。「色のイメージ通り清廉さをアピールしたい」と話す。
「スポーツ好きの若い有権者の気を引きたい」と別の新人候補は、サッカーシャツで声を上げる。選挙カーの看板やポスターにもサッカーボールやシュートシーンをデザイン、健康闊達(かったつ)なイメージを植え付ける。
選挙公約などをホームページやブログで紹介するのは全候補者の6割に当たる22人。公選法の規定で告示後の更新ができないため、候補者の多くが、告示前日の9日に最終更新していた。この動きに対し、従来型の“どぶ板選挙”を展開する現職候補は「直接、有権者に会わないと票につながらない」と冷ややかな表情を浮かべていた。
(2010年10月15日 読売新聞)
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>>986-987>>1071
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101014ddlk28010368000c.html
16万都市の行方:川西ダブル選/上 高齢化するニュータウン /兵庫
◇福祉と魅力づくり急務
◇現役世代の流入、活性化へ不可欠
川西市北部に位置する大和地区。高層マンションはほとんど見えず、一戸建て住宅がずらりと並ぶ。1万1500人が暮らす同地区は、昭和40年代に始まった大規模団地開発に伴うニュータウンの一つだ。高度経済成長期、一戸建て住宅を求めて転入してきた人々は今、“引退”の時期を迎えつつある。
「当時は地価高騰の時代。早く買わないとという気持ちが強かった」。36年前に大阪府箕面市から転入してきた金山正吾さん(75)は、こう振り返る。若いころは「働きバチ」。自治会活動に参加する余裕もなかった。再就職先での勤務を終え、周囲を見渡すと、ニュータウンは少子高齢化の象徴のような街になっていた。
近年、同地区の高齢化率は年1%ほど上昇し現在は34%。「70、80歳代の人は増え、数年後には確実に40%になる。これからが大変だ」。福祉委員長の井芹寛治さん(79)は先行きの見えない状況に不安を募らせる。
数年前、高齢者が誰にもみとられないまま亡くなる「孤独死」が相次いだ。それをきっかけに、福祉委員会では「地域見守り部」を結成。民生委員らが中心となって1人暮らしの高齢者宅を積極的に回った。「それ以降は孤独死はなくなった。でも見回っているメンバー自身も高齢だからね」と苦笑いする。
坂道の多い同地区はバスの本数も少なく、運転免許のない人や高齢のために返上した人にとっては、夕食の買い物も難しい。乗り合いタクシーなど地域にあったきめ細かな施策を行政には期待している。
市制施行時(1954年)、3万4000人だった人口は、宅地開発と比例するように急増。約20年で10万人を突破し、96年には15万人に達した。一方で、世代交代は進まず、市全体の高齢化率も25%になる。阪神間でもマンション需要が高く、若い世代が流入してきている西宮市の19%とは対照的だ。
関西学院大の角野幸博教授(都市計画論)は、ニュータウンが再び活性化するには、高齢者福祉に加え、現役世代の流入が不可欠だと指摘する。「ニュータウンは生き残りの時代を迎える。一戸建て住宅が『ゴール』と思われていたのは過去の話。30〜40歳代といった現役世代が都心に近いマンションにひかれていく中、川西市は『大阪のベッドタウン』以外の魅力を見つけなければならない」と重い課題を投げかけた。【小坂剛志】
× ×
川西市の未来を占う市長・市議選。高齢化が進み、財政状況も厳しい中、市政のかじ取りを誰に託すのか。17日に迫る投開票を前に課題を追った。
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101015ddlk28010358000c.html
16万都市の行方:川西ダブル選/中 事業仕分け /兵庫
◇財政再建へやむなし 市民の認知度は低く
川西市などが主催し、毎年約5万人の人出でにぎわう猪名川花火大会。7月末に行われた川西版事業仕分け「公開事業レビュー」で、有識者や公募の市民からなる評価者から「継続にこだわることなく、思い切った措置を講じるべきだ」と強く見直しを求められた。仕分け結果を聞いて、花火大会会場近くの不動産会社に勤める男性(61)は、憤然とした表情で語った。「花火大会のメリット? そんなのはない。でも楽しみにしている人は多いから続けてほしい」
今回の事業仕分けは、市政に市民の関心を集めることを第一の目的に行われた。しかし、その背景には川西市の厳しい財政事情がある。
09年度の一般会計決算では、市が独自に調達する自主財源が歳入に占める割合は、前年度比で4・8ポイント悪化。また財政の弾力性を示す経常収支比率は改善傾向にあるが、92・7%と依然として高い水準にある。さらに家庭の貯蓄にあたる財政調整基金の残高は、98年度の47・8億円から毎年減り続け、09年度は9・1億円となった。
市の財政は国や県の都合で左右されやすくなっており、借金の返済や人件費などの義務的経費が支出に占める割合が高いため、新規事業に手を出しづらい。また、長引く不況で、貯蓄が底を尽きかけているという、心もとない状況だ。
基金や積立金への繰り入れなどを除いた09年度の実質単年度収支は、97年度以来12年ぶりの黒字となった。ただ、これは地方交付税など国からの支出が増えたためで、厳しい財政状況に変わりはない。
不動産会社に勤務する男性は、事業仕分けで花火大会が対象となったことを知らなかった。「事業仕分けは賛成だし、やめる事業があるのは仕方がない。でも、どれだけの市民がその取り組みを知っているだろうか」
財政再建のためには新規事業を絞り込むだけでなく、これまでの事業や市民サービスを見直していかなければならない。問われているのは、その過程に市民の参加が、どれだけ得られるかだ。【衛藤達生】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101016ddlk28010343000c.html
16万都市の行方:川西ダブル選/下 中央北地区再開発 /兵庫
◇巨額公費、根強い批判−−地権者「中止で無駄に」
川西市の阪急川西能勢口駅から北東へ約600メートル。約22・3ヘクタールの区域に空き地や駐車場などが点在している。同市が再開発を目指す「中央北地区」だ。紆余(うよ)曲折を経ながらも、今年7月には、土地区画整理事業の都市計画が決定。市の悲願とも言える再開発が動き出した形だが、これまで巨額の市費を投入してきた計画には、疑問の声も上がっている。
1960年代の高度経済成長期には皮革工場が集積し、活況を呈した同地区。しかし、円高や輸入品の影響で、90年代ころから業績不振に陥り、95年には工場経営者らから地区の再開発を求める要望が市に出された。当初は住宅街区整備事業として都市計画決定されたが、頓挫。その後、工場の移転や廃業、市による跡地の買収などを経て、形作られたのが現計画だ。
市の構想によると、地区内に道路や公園を整備。工場跡地の地権者らでつくる「川西市中央北地区まちづくり協議会」は、北側の約7ヘクタールに大型商業施設を誘致する考えだ。そのために現在、地区内に散在する地権者の土地所有権をまとめ、一定の規模にする「集約換地」の手続きを進めている。約6ヘクタールについて、既に同意を得たといい、進出を打診する大手スーパーは5社に上るという。
しかし、市が移転補償費などで、同地区につぎ込んだ市費は200億円を超える。今後、国費も含め約100億円が必要とされることに批判も根強い。これに対し、同協議会の中野宏昭事務局長(50)は「中途半端に終わったら、何のために工場を廃業したのか」と訴える。
問題は財政負担だけではない。開発に批判的な市民団体「川西中央北地区まちづくり研究会」の安田義さん(84)は大型商業施設の進出により、市内の小売業が大打撃を受けると心配する。
国の商業統計調査などによると、97年度、同市内に1234店あった商店は、07年度には963店まで減少。安田さんは、阪神間に大型商業施設が続々とオープンしたこととの因果関係を指摘する。
「再開発には費用対効果の視点が必要。市民の意見を聞くべきだ」と安田さん。同地区の再開発問題をどう処理するのか。市政への重い問いかけは続く。【浜名晋一】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/kansai/archive/news/2010/10/15/20101015ddn041010007000c.html
割拠の時代:いざ統一地方選 大阪西区総会の開催断念 自民前支部長、維新の会参加
地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)の横倉廉幸(やすゆき)府議(64)=大阪市西区選出=が、自民党を離党したにもかかわらず自民党支部長名義で支部総会の招集をかけた問題で、横倉府議は14日、15日に予定していた総会の開催を断念する意向を関係者に伝えた。取材に対し「支部活動費を引き継ぐ自民市議が参加を取りやめたため、やむなく中止する」と話している。
横倉府議は自民党を離党した先月末まで、党西区支部長を務めていた。総会開催の理由は活動費引き継ぎのためとし、党員約330人に案内状を郵送。ところが14日、自民市議から不参加の意向を伝えられた。党籍がないのに招集したことや党費で飲食代を出すことに批判が噴出。横倉府議は「きちんと説明したかったが残念」とし、文書で経緯を説明するという。【平川哲也】
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001010180001
川西市長に大塩氏再選 新顔3氏退ける
2010年10月18日
再選を果たし、万歳をする大塩民生氏(中央)=川西市小花1丁目
川西市長選と市議選(定数26)は17日投開票され、市長選は無所属で現職の大塩民生氏(64)=自民推薦=が、無所属新顔で前衆院議員の木挽司氏(52)、共産新顔で前市議の大塚寿夫氏(71)、無所属新顔で元市議の黒田靖敏氏(68)を破り、再選を決めた。市議の新たな顔ぶれも次々と決まった。当日有権者数は12万9621人。投票率は市長選55・49%(前回59・02%)、市議選55・50%(同)だった。
市長選で再選を果たした大塩氏の川西市小花1丁目の事務所には、近隣市町の首長や支持者ら約100人が駆けつけた。万歳をした大塩氏は「派手さはないが、着実に成果をあげられたことが今日の結果につながったと思う」と述べた。また、皮革工場跡地が広がる中央北地区(約22・3ヘクタール)の開発について、「1期目で都市計画決定という一つのスタートがきれた。2期目はこれを目に見える形にしたい」と話した。
選挙戦では、職員の意識改革や教育環境の整備など1期目の実績を強調。「さらなる挑戦をする」として、事務事業の見直しや効率的な組織づくりなどの市役所改革も公約に掲げてきた。
当初は政党推薦は受けない構えだったが、対立候補の動きをにらみ、9月になってから4年前の前回と同様、自民の推薦を取りつけ、保守層を中心に支持を固めていった。
一方、敗れた前衆院議員の木挽氏は「悔いのない自分がやりたかった選挙ができた。すっきりとした気持ち。今後は政治の世界とは縁を切りたい」と話した。昨年夏の衆院選で涙をのみ、自民に離党届を出して挑んだ。「反大塩」を掲げる民主の市議団や、4期務めた前市長(70)らの支援を受け、「財政健全化は待ったなしだ」と強調。無党派層に支持を訴えつつ、現市政への批判票の取り込みも狙った。ただ、市長選への転身や自民離党の表明が突然で、幅広い支持を得られなかった。
共産市議を9期務めた大塚氏は「福祉最優先」を掲げ、中央北地区の開発計画を凍結すると訴えたが、思うように票を伸ばせなかった。
2006年まで市議を4期務めた黒田氏は行政システムの簡素化や市長・市議の日当制導入などを主張したが、支持の広がりを欠いた。
市議選は、現職23人、新顔12人の計35人がしのぎを削った。候補者数は前回と同じだが、定数が4減となったため、各陣営とも相当の得票が必要として激しい選挙戦を繰り広げた。
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>>1076
>木挽氏は(中略)「反大塩」を掲げる民主の市議団や、4期務めた前市長(70)らの支援を受け
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20101018-OYT8T00271.htm
川西市長 大塩さん再選
実績強調、組織票手堅く
支持者らと万歳し、当選を喜ぶ大塩氏(中央、17日午後10時53分、川西市小花の事務所で) 川西市長選は17日、投開票され、現職の大塩民生(おおしおたみお)氏(64)(無所属=自民推薦)が、前自民党衆院議員の木挽司(こびきつかさ)氏(51)(無所属)、前市議の大塚寿夫(おおつかとしお)氏(71)(共産)、同、黒田靖敏(くろだやすとし)氏(68)(無所属)の3新人を破り、再選を果たした。大塩氏は1期4年の実績を強調する選挙戦を展開。組織票を手堅くまとめ、他候補を寄せ付けなかった。投票率は55・49%(前回59・02%)で、当日有権者数は12万9621人だった。35人が立候補した同市議選(定数26)も新しい顔ぶれが続々と決まった。
同市小花の大塩氏の事務所では大勢の支持者が集まり、「当選確実」の一報が入ると、大塩氏は支持者らと万歳を繰り返した。さらに「皆さんの協力で勝利を手にすることができた」と頭を下げたあと、「元気な川西市の実現のため、全力を挙げて取り組みたい」と抱負を述べた。
大塩氏は、洋菓子製造販売会社社長から青年会議所理事長、商工会副会長を歴任。4年前の市長選で、5選を目指した現職を破り、初当選した。
前自民党衆院議員でありながら、同党推薦の大塩氏に挑んだ木挽氏は「若者が参画できる市政の実現」、大塚氏は「福祉や教育への重点予算化」、黒田氏は「市長、市議報酬の日当制」などを訴えたが、及ばなかった。
開票結果 候4
当 38,790大塩民生64無現〈2〉
18,017木挽司51無新
8,611大塚寿夫71共新
5,042黒田靖敏68無新
(選管確定)
(2010年10月18日 読売新聞)
2006年の市長選
30640 大塩民生 60 自民推薦
26773 柴生進 66 現
17283 北野紀子 共産推薦
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101019ddlk27010379000c.html
選挙:統一選、自民府連1次公認81人 維新離党「空白区」は公募 /大阪
自民党府連は18日、来春の統一選で擁立予定の第1次公認・推薦候補計81人を発表した。橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」への参加に伴う大量離党によって生じた「空白区」については、公募を実施し、候補者擁立を目指す。
府連によると、公認・推薦が内定したのは、府議会21人(うち新人4人)▽大阪市議会20人(同1人)▽堺市議会6人(うち前職と新人各1人)▽他の市町議会34人(前職2人、新人5人)。今後も随時、擁立作業を続け、今月31日に開催予定の府連大会で正式決定する見通し。【堀文彦】
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101019ddlk28010351000c.html
選挙:尼崎市長選 立候補予定者説明会に4陣営 自民に会社員男性擁立の動き /兵庫
任期満了に伴う尼崎市長選(11月14日告示、21日投開票)で、同市選挙管理委員会は18日、立候補予定者説明会を開き、計4陣営が出席した。
既に立候補を表明している前県議の稲村和美氏(37)と、共産党推薦の徳田稔氏(63)の2陣営に加え、自民党が擁立を検討している会社員男性の関係者も出席した。
稲村氏は、現職の白井文市長(50)の実質的な後継者。市議会最大会派の新政会(自民系、12人)は、副市長や県議、市議に声を掛け、候補擁立に動いたが不調に終わった。一方で、自民党尼崎支部は同党県連に対し、会社員男性の推薦を依頼しており、回答を待っている状況という。【大沢瑞季】
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http://www.asahi.com/national/update/1020/OSK201010200070.html
橋下氏の大阪都構想、推進本VS.批判本 売り上げ上々(1/2ページ)
2010年10月20日17時2分
大阪府の橋下徹知事が打ち出した「大阪都構想」の関連本が、賛成派と反対派の双方から相次いで出版され、売り上げを伸ばしている。帯に知事の写真を配した「推進本」は書店の売り上げランキング上位を快走する一方、「批判本」は大阪市職員や労働組合が「橋下対策」の参考書として大量購入しているという。
「市の職員さんを中心に、飛ぶように売れています」
大阪市役所の最寄り駅、市営地下鉄淀屋橋駅構内にある「ブックファースト淀屋橋店」。店長の森本久美子さん(34)は「市役所は知事の『敵地』っぽいので売れないと思ったが、大間違いでした」と驚きを隠さない。
大阪府特別顧問の慶応大教授、上山(うえやま)信一さん(53)の「大阪維新 橋下改革が日本を変える」(角川SSC新書、税別780円)。先週まで同店の売り上げトップを走った。都構想を「平成の倒幕運動だ」とし、推進を強く訴える内容だ。
同店は9月の発売直後に約50冊を仕入れたが、3日で完売。慌てて150冊を追加注文したが、約1週間在庫切れが続いた。森本店長は「商機を逃した」と悔しがる。
「旭屋書店本店」(大阪市北区)でも3週連続で新書部門売り上げ1位。府庁近くの「ジュンク堂書店天満橋店」でも同部門1〜2位で推移している。角川SSコミュニケーションズによると、発売直後に増刷が決まり、19日までに約2万5千部が売れた。
知事は都構想を半年後の統一地方選の争点に据える。上山さんは出版の理由を「統一選のバックアップと、霞が関への発信が必要と思ったため」としている。
だが、東京駅近くの八重洲ブックセンターは「20位までの総合ランキングには一度も入っていない」。国会内にある「五車堂書房」でも「大阪の話は東京じゃ売れない」と、本自体を置いていないという。また「ジュンク堂書店三宮店」(神戸市中央区)や「紀伊国屋書店高槻店」(大阪府高槻市)では、発売後の売れ行きは10冊程度といい、大阪市を離れたとたんに関心は薄くなるようだ。
作家の藤本義一さんは、「多くの読者は構想の内容がきっちりつかめず、市長との対立で注目されているから本を手に取っているだけでは。構想は細かな制度がまだわかりにくく、本が売れたとしても知事がもっと丁寧に説明してほしい」と指摘する。
橋下知事は、朝日新聞の取材に対し、「上山さんの本だけでも、統一選レベルで提示するメッセージとしては十分すぎるぐらい。わかりづらい所はタウンミーティングなどで補っていく」と話した。(池尻和生、吉浜織恵)
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一方、「批判本」のブックレット「大阪都構想と橋下政治の検証」(公人の友社、同1200円)を出した甲南大名誉教授高寄(たかよせ)昇三さん(76)。出版直後の8月、大阪市の幹部2人が訪れ「この本を市の戦略に使わせてください」と懇願した。幹部は「市長と知事の討論会などに活用したい」と説明したという。
同書で高寄さんは、都構想を「時代錯誤の後ろ向きの制度」と痛烈に批判。平松邦夫市長には「マスコミ露出度を高め、大阪市民に訴えていくしかない」と注文をつけた。市長もすぐに反応。発売直後の定例会見で同書を掲げ、「メディアの人も一読を」と呼びかけた。だが、都構想について知事と市長が論争した9月の「意見交換会」を見た高寄さんは「市長は攻め切れていなかった。本を生かせなかったのか」と話した。
公人の友社によると、同書はブックレットとしては異例の約3千部が売れ、9月に増刷。約2万人の市職員が加入する都構想に批判的な労働組合から約100冊のまとめ買いもあった。担当者は「売れたのは橋下人気のおかげ。『橋下』とつけばみんな気になるのかも」と喜ぶ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101020/lcl1010200843001-n1.htm
橋下知事の三セク売却に“維新”府議が異論 「かんぼの宿と同じだ」
2010.10.20 08:41
泉北高速鉄道を運営する大阪府の第三セクターで、府が株式の一括売却による民営化方針を打ち出した「府都市開発」(和泉市)をめぐり、橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」の府議が19日、「たたき売りと批判された国のかんぽの宿売却と一緒の構図だ」と慎重論を打ち出した。
この日の常任委員会で西野修平府議が質問した。西野府議は「黒字会社の株式の売却は、1円でも高く売る必要がある」と主張。府が示す同社の株式価値の試算にも「別方法ではもっと高く評価されるのでは」と疑問を投げかけた。
府の担当者は泉北高速について「民間の発想で合理化を進め、運賃値下げなど利便性向上につながる前向きなプランが提案されることを期待している」などと答弁した。
同社グループは、鉄道のほか、公共トラックターミナルなどの流通センター事業を展開。主に流通事業の黒字の一部で、傘下の不採算のホテルなどの赤字を補っている。
府は「事業を分割すると完全民営化に時間がかかる」とし、全株式の売却で完全民営化を目指す方針。株の買い取り先は公募するとしているが、橋下知事は相互乗り入れしている南海電鉄を想定していることを明らかにしている。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2010/10/19/20101019ddlk30010425000c.html
激突:’10知事選/上 “脱政党”明暗いかに /和歌山
11月11日告示、同28日投開票の知事選には、再選を目指す現職の仁坂吉伸氏(60)=自民県連推薦▽前県議で新人の藤本眞利子氏(56)=民主推薦▽JR西日本シニア社員で新人の洞佳和氏(62)=共産推薦−−の3人が立候補を表明、前哨戦は激しさを増している。前知事が官製談合事件で逮捕されて4年。前回不戦敗だった民主が推薦候補を擁立、三つどもえの激戦の行方を見つめる。【知事選取材班】
◇知事こだわる「県民連合」
「選挙の組織を一生懸命つくる。そういう事をちょっとおろそかにしていた感じであります」。今月2日、仁坂氏は和歌山市内の結婚式場で、女性約120人に吐露した。しかし、4年前の出馬表明前日に開いた集会と同じ会場に、同じ女性たちが顔を見せたとあって、口は滑らか。「ヘルプミーであります」と、おどけて見せた。
その仁坂氏を「県連推薦」する自民。同席した世耕弘成参院議員は、声を張り上げた。「和歌山を危うくする民主政権を信任するかどうか。自民対民主のガチンコ勝負だ」
独自の地盤が必ずしも盤石ではないなかで、強まる民自対決。だが、前回は自公の推薦を受けた仁坂氏は、政党色を薄めた選挙を模索してきた。
◇
3月。仁坂氏は県議会で、自民県議の質問を受け出馬表明。しかし直後に記者団に対し、政党推薦について「政党に限らず、すべての方々の応援が得られれば」と言葉を濁した。民主党に関しても「排除の論理は考えたことがない」と述べた。
「そのうち必ずご決断していただき選挙に臨まれると思う」。4月。自民県連大会で、同党の谷垣禎一総裁から促されても、推薦依頼はしなかった。一方で、民主を支持する連合和歌山傘下の県職員労働組合に推薦依頼。5月に推薦を得ると、上部団体の自治労県本部の推薦も6月に取り付けた。
◇
自民県連は7月24日、入院していた仁坂氏の推薦を決めた。推薦依頼のないままの異例の決定だ。仁坂氏の後援会幹部も当時、「政党への推薦依頼は考えていない。『県民党で出よ』という支援者も多い」と、困惑した。
関係者によると、ある国会議員は「『県民党で』と言うが、選挙をやれる後援会はない。推薦なしには戦えない」と、仁坂氏を説得したという。仁坂氏は結局、9月17日になって推薦依頼を出した。
◇
「遅いんちゃいますか」。同じ日、和歌山市の公明県本部を訪れて口頭で推薦を依頼した仁坂氏に、公明関係者はそう伝えた。前日には藤本氏から推薦依頼が文書で来ていた。同党県本部は今月17日、大会を開いたが議題の中心は来年の統一地方選。知事選は質疑で出た程度で、対応は未定だ。自民も、仁坂氏の意向を踏まえた県連推薦にとどめている。
脱政党へのこだわりは吉か凶か−−。「『県民党』と私は言ったことがない。党には党員と非党員ができる。そんな色分けをせんでもいいんじゃないか」。会見でそう語る仁坂氏の名刺には、「100万人の県民連合で」と刷り込まれている。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2010/10/20/20101020ddlk30010374000c.html
激突:’10知事選/中 改革への反発、突破口に /和歌山
◇党組織、依然弱く
「今までと全く違うのは政権交代が実現し政党支持率が違うこと。結果を出したい」。16日、和歌山市内での会合で岡田克也・民主幹事長が、推薦する前県議で新人の藤本眞利子氏(56)の必勝を訴えた。馬淵澄夫国交相、前原誠司外相、蓮舫行政刷新担当相……。今後も党は閣僚級を次々送り込む構えだ。だが大物投入の“空中戦”は、裏返せば地方組織の弱さを物語る。
◇
「先生方の話を聞きに来たんやない」。今月9日、和歌山市のホテルで開かれた第1回拡大選対会議。非公開の会場から男性の声が漏れた。国会議員や地方議員らのあいさつにいらだったのだ。
御坊市出身の男性が会議後に口を開いた。同市中心部に事務所を設置しようとすると、「目立つ所はあかん」と関係者から待ったをかけられたと不満を訴えた。「事務所へ出入りする人の勢いで、皆を説得できるのに」。同市は自民県連会長の二階俊博衆院議員の地元。藤本氏の支援団体幹部も、「人が集まること自体、ほんま敏感な場所だ」と声を潜める。結局、今月3日に開設した有田川町の事務所が、有田市からみなべ町を見ることになった。
◇
9月27日、新宮地方建設業協同組合が藤本氏の推薦を決めた。新宮、那智勝浦、太地、北山の4市町村の108社が加盟。現職の仁坂吉伸氏(60)=自民県連推薦=を推薦する県建設業協会に反旗を翻す形となった。
党や国会議員の後援会組織で劣る陣営が触手を伸ばすのが建設業界だ。仁坂氏の入札制度改革への反発が背景にある。「競争は当たり前だが、今の制度は大手が有利ちゃうか。工事を取るところは何件も取り、取っていないところは何年も取っていない。格差が出過ぎちゃう?」。組合関係者は不満を漏らす。
前知事が逮捕された官製談合事件後に初当選した仁坂氏。入札改革は至上命題で、談合の温床になりやすい指名競争入札を条件付き一般競争入札に変更。たたき合いによる品質劣化を避けるため、入札価格だけでなく技術者の資格や県産品利用、工事実績などの総合評価で落札する方式も採用した。だが、工事実績の乏しい中小業者が不利という声もある。仁坂氏は16日の広川町の集いで、大手優遇について「まったくのうそ」と反論。「大中小それぞれの工事を取れる人を分け、大手が小さい工事を取れない設計だ」とも説明した。
藤本氏は11日に開いた集会で「和歌山の経済を支えてきたちっちゃい企業の人たちに仕事が回ってこない。こんな県政変えなあかんでしょ」。改革のすきを突く構えだ。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/archive/news/2010/10/21/20101021ddlk30010317000c.html
激突:’10知事選/下 支持拡大、地道に活動 /和歌山
◇「出遅れ」取り戻すか
ずらりと並んだ支援者を背に、JR西日本シニア職員で新人の洞(ほら)佳和氏(62)=共産推薦=が、「県民を守る防波堤として頑張る」と前を見据えた。9月28日、和歌山市のホテル。洞氏の後ろに並ぶのは、擁立した「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」のメンバー。同党や労組、女性団体など多彩な28団体が支援するあかしだ。しかし、投開票までわずか2カ月。「出遅れた」とする声は、会の関係者にも多い。
任期満了に伴う過去の知事選をみると、「つくる会」は04年選では4カ月前に候補者を決めた。99年は2カ月前だったものの、95年は3カ月前。特に今年は、7月に参院選、8月に和歌山市長選があった。同党の公認候補や推薦候補とともに知名度を上げる好機を逃した形だ。「つくる会」が候補者擁立を決めたのは5月。しかし、「28団体もあるなかで、なかなかすぐには決まらない」と、会の関係者は苦渋の表情を浮かべる。
同党は参院選で消費増税反対を前面に訴え、関係の乏しかった農林漁業などにも働きかけた。ただ、選挙区こそ健闘したものの、比例代表では07年選から約5000票減。和歌山市長選では、現職への批判票を別の新人に奪われ、存在感を示せなかった。
◇
「高校を卒業した途端に失業者になる。希望がなく見通しも立たない県政のままでいいのか」。今月16日夕、洞氏は、みなべ町の住宅街で街宣車の上から声を張り上げた。
難産の末に誕生した立候補予定者。しかし、「悪政で最も苦しんでいる」労働者▽中小業者▽第一次産業従事者−−のいずれかの層から擁立することでは、つくる会は早くから一致していたという。そして決まった洞氏は、元国労県支部委員長。竹内良平・同党県委員長は、「成長分野で集票を図るのではなく、過疎集落で暮らしたり、苦境に立つ産業に就いたりしている人たちの生活を守りたい」と話す。古座川町出身の洞氏は、紀南の過疎地を中心に活動をスタートさせた。年金暮らしで薬代を払えない患者に胸を痛める医師や、後継者不足に悩む農漁村に暮らす人たちと懇談し、県政への要望に耳を傾ける。首長とも面談し、不況に苦しむ地場産業の惨状を聞いた。陣営幹部は「現場の声を聞いて訴えることは、すぐに票につながることではない。でも続けることは自分たちにしかできない」という。
地道な活動による支持拡大がどこまで実を結ぶか。それは時間との闘いでもある。(この連載は山下貴史、岸本桂司、藤顕一郎が担当しました)
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>>963>>982>>1003>>1033>>1035
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20101021-OYT8T01156.htm
栗東市長選 24日告示 「相乗り」崩れ3党激突
民、自、共 統一選見据え支持拡大
栗東市役所に立てられた市長選の投票日を知らせるのぼり 24日告示、31日投開票の栗東市長選は、民主、自民、共産の3党それぞれの推薦を受けた無所属新人3人が立候補を予定しており、新幹線新駅建設の是非を巡って争った前回選と同じ構図になりそうだ。引退を表明している国松正一市長の2期8年の市政をどう評価し、国や県とどう向き合うのか。各党は、来春の統一地方選の前哨戦とも位置づけ、支持拡大に努めている。(浦野親典、矢野彰)
「国と県との協調関係を強固にすることが栗東を元気にする方法だ」。9月1日に立候補を表明した前副市長の中村洋三氏(62)は、今月9日の事務所開きで支援者らを前にこう述べた。
国松市長が引退を表明したのは7月16日。市長候補の擁立を巡る動きが出てきたのは8月中旬で、市長与党の自民系会派「新政会」と公明会派「公明栗東」が中村氏擁立に向け、動き始めた。
市議会(定数20)は、新政会と公明栗東の両会派が計11人で過半数を確保する。一方で、民主会派「栗東市民ネットワーク」は3人。7月11日投開票の同日選だった参院選と知事選は、ともに民主公認、支援の候補が勝利しているだけに、新政会と公明栗東は「今回も民主候補に敗れるようなことは、絶対に避けなければならない」と危機感を募らせ、民主との相乗りを模索した。中村氏に対し「まず民主の推薦を受け、後に自民の推薦をもらってほしい」と働きかけた。
だが、民主党県連は党中央の方針に従い、相乗りを拒否、「推薦するなら単独で」との構えだった。中村氏側の再三の要請にもかかわらず、民主党県連の「単独推薦」の姿勢は変わらず、中村氏は約2週間後、これを受け入れた。理由を「政権与党と良好な関係をつくることが望ましいと判断した」と話す。
◇
「民主が単独推薦の姿勢を崩さない」との情報は、新政会と公明栗東の市議らにも伝わっていた。しかし、中村氏がこれを受け入れるとは、予想していなかったようだ。
中村氏の出馬表明から10日後の9月11日、集まった両会派の市議らは、中村氏から「民主党に推薦をもらうことになりました。会派(政党)の支持は結構です」との言葉を聞いた。市議らは「突き返せ」と声を荒げたが、中村氏は「市政は一党には偏らない」とし、応じなかった。ある市議は振り返ってつぶやく。「相乗り候補のはずが一転、民主候補。これでは裏切りだ」
2日後の13日、民主党県連は、中村氏の推薦を正式に発表、新政会と公明栗東は15日、緊急会合を開いた。「中村氏のように一党に偏っては、市政運営はできない。課題山積の今、過半数を占めるわれわれに近い人物を擁立するべきだ」との意見が相次いだ。国松市長の引退表明後に市長選への意欲を見せていた新政会会長の野村昌弘氏(44)に白羽の矢が立ち、事実上、決定した。
野村氏は一週間後の22日に立候補を表明、共産党市議の馬場美代子氏(65)も、この日、野村氏に先んじる形で、共産党推薦による立候補を表明した。
◇
中村氏は「県政との良好な関係も必要」として、すでに嘉田知事の後援会に入会。国松市長は、新幹線新駅建設問題では、推進派として〈反嘉田知事〉を鮮明にしていただけに、国松市長との決別を示したとも言える。これまでに、連合滋賀も中村氏の推薦を決めている。
野村氏は「国や県とは是々非々で臨む」とし、中村氏との違いを強調。国松市長の後援会や市商工会など国松市政を支えた各種団体に支援を求めているほか、公明党支部の支持も得ている。
馬場氏は、中村、野村両氏が国松市政を支えてきた点をとらえ、「大規模事業を優先した市政からの脱却を図らなければならないが、2人は推進の立場だった。私が出ることで問題点が明らかになる」と話し、前回選でも、運動の中心となった市民団体「新しい栗東市政をつくる会」が、フルに活動する。
<野村市議が辞職 補選欠員2に>
栗東市長選に立候補を表明している野村昌弘市議(44)が21日、辞職した。議員死去に伴い、同日選で行われる市議補選は欠員2となった。
(2010年10月22日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101022ddlk25010416000c.html
岐路に立つ栗東:市長選を前に 新駅跡地活用、8割未定 /滋賀
任期満了に伴う栗東市長選が24日、告示される。同市では、07年に中止された新幹線新駅の問題が尾を引き、計画跡地の有効な利用策や危機的な財政への処方せんが求められている。市長選を前に、岐路に立つ市政の課題を検証した。【柴崎達矢】
◇市債残高608億円 基金もほぼ底つく
「地球環境保全に貢献する最新鋭の工場です」。先月29日、新駅跡地であったリチウムエナジージャパン(京都市)栗東工場の起工式。あいさつに立った国松正一市長の表情は明るかった。工場では電気自動車用リチウムイオン電池を製造。隣接地の4・4ヘクタールも同社に出資する「GSユアサ」(同市)が取得方針を表明し、跡地問題は一つの節目を迎えた。しかし、両者の用地は合わせて約10ヘクタール。全体(50ヘクタール)の2割に過ぎず、残った土地の活用法は未定のままだ。
「新駅ができれば土地の値段も上がる。新駅効果で税収を増やし、長期的に財政健全化を図るつもりだったが……」。国松市長はこう話すが、「新駅凍結」を掲げて当選した嘉田由紀子知事は、12日の定例会見で「駅ができたとしても、周辺整備の費用を考えると(栗東市の財政は)もたなかった」と言い切った。県と市のわだかまりが解消されたとは言い難い。
市土地開発公社は新駅建設を前提に5ヘクタールの土地を先行取得したが、計画が中止されると金融機関は融資を引き上げた。このため市が公社に貸し付けを行うことになり、今年度は41億5000万円を貸し付けた。決着がついたはずの新駅問題は市の将来像に影を落としている。
◇
市はかつて人口増を見込み、積極的に大型公共事業を展開した。95〜98年度に98億円を投じて栗東芸術文化会館「さきら」を、00〜02年度には72億円をかけて市環境センターを建設した。これらの費用に加え、08年のリーマン・ショックによる法人市民税の落ち込みが市財政に追い打ちをかけた。10年度末見込みの市債残高は608億円。財政調整基金もほぼ底をつき、「年収300万円の家庭にたとえると、貯金が1500円しかない状態」(市財政課)という。
市は「財政再構築プログラム」(財プロ、08〜10年度)に基づき、職員の本給カット▽心身障害者福祉年金支給事業の廃止▽中学校給食の廃止−−など127項目の見直しや検討を進めている。ただ、こうした取り組みには痛みも伴う。「さきら」は市民の文化活動を担う拠点施設となり、シンボル広場は地域の子どもたちの遊び場になっている。しかし、財プロには「さきら」の指定管理料の削減も含まれる。利用する芸術家らでつくる「さきらと歩む100人委員会」の竹之内晃副代表は「今後、館の運営に影響が出るのでは」と心配する。
市民サービスの維持と財政再建のバランスをどう取るか。新市長の手腕が問われる。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003551961.shtml
来春の神戸市議選 みんなの党、全区で候補擁立へ
みんなの党は22日、2011年春の統一地方選で予定される神戸市議選に全選挙区から候補者を擁立する方針を固めた。同党の衆院兵庫1区支部長井坂信彦氏と、同党神戸市議団がこの日、東京・永田町で渡辺喜美代表と面会、擁立の方針を確認した。
同党関係者によると、井坂氏らは今月20日に締め切った神戸市議団の公募状況を党幹部に報告。公募は党本部でも実施しており、神戸市議団の募集分を合わせると約30人となった。応募書類を見た渡辺代表が、9選挙区すべてで擁立することを明言したという。
今後、選定作業を進め、11月中旬をめどに代表が神戸で候補者擁立の記者会見を行う予定。山内康一副幹事長は「政令市は全選挙区で候補を立てる方針。神戸はその中で一番乗りになるのでは」と話している。
(山崎史記子)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20101024ddlk29010362000c.html
選挙:知事選 民主党県議団、独自候補擁立も 引き続き検討 /奈良
民主党県議団は23日、荒井正吾知事の県政運営や来春予定されている知事選の対応を協議し、「県政手腕を積極的に評価することはできない」との結論をまとめ、独自候補擁立を含めて引き続き検討することを決めた。同党県連に県議団の方針を伝え、県連選対本部で最終的に協議する。
会合には、山下力県議団長ら5人が参加。県議会での代表質問や予算委員会などでの荒井知事の答弁などから県政運営について評価した。会合終了後、山下団長は県営プール跡地(奈良市)のホテル誘致構想が進まないことなどを挙げ、「今年発表した構想案は評価できるが、実現するための手だてには大きな欠陥がある」と総括した。また、知事選の候補者については、「荒井知事に取って代わる候補者が作れるかどうかを検討したい」と述べた。【阿部亮介】
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003554414.shtml
神戸市会が費用弁償減額へ 日額最高5千円に
神戸市会(定数69、8会派)の6会派は、市議が議会に出席した際に支払われる「費用弁償」について、現行の日額8千〜1万4千円を3千〜5千円に減額する条例改正案を26日、開会中の9月定例会に議員提案する。同日、原案通り可決される見通し。ただ、費用弁償をめぐっては全国の19政令指定都市中、大阪など9市が廃止、3市が実費支給に切り替えており、「見直しが不十分」との声が出ている。
費用弁償は議員の交通費や雑費として条例で規定。議員報酬や「第二の報酬」との指摘もある政務調査費とは別に支給される。
神戸市では現在、市議が本会議や常任、特別委員会など条例で定められた会議に出席した場合、自宅からの距離に応じて支給。3キロ未満は日額8千円▽3〜6キロは9千円▽6〜10キロは1万円▽18キロ以上は1万4千円‐など6段階に分けている。政令市では最も高額で、2009年度の支出額は約3400万円。
改正案は民主、公明、自民、自民党神戸・たちあがれ日本、みんな、住民投票☆市民力の6会派が提案予定。区ごとに3千円、4千円、5千円の3段階に変更する。年間約2千万円の経費削減になる見込み。
費用弁償をめぐっては、札幌高裁が昨年2月、過大な支出の違法性を認定。しかし今年3月、最高裁は「支給額や支給事由は議会の裁量に委ねられる」とし、「報酬の二重払い」とする住民側の訴えを棄却した。
6会派はこれを受け、「議員報酬に対する目は厳しく、減額は必要だが、法律で認められた制度を安易に廃止すべきではない」などと判断した。これに対し、受け取りを拒否し、今回の議員提案に加わらない共産、新社会は「市民感覚と隔たりがある」「残すとしても実費支給にすべき」と批判している。
兵庫県議会は日額2500〜1万9千円。尼崎、西宮市は廃止、姫路市は6500〜7500円を支給している。
(木村信行、黒田勝俊)
(2010/10/24 06:30)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001010230002
栗東市長選 あす告示
2010年10月23日
立候補予定者の集会で気勢をあげる支持者ら=栗東市
【政党色前面に激突へ/3氏が立候補予定】
24日告示、31日投票の栗東市長選は、いずれも無所属で前副市長の中村洋三氏(62)=民主党推薦=、前市議の野村昌弘氏(44)=自民党推薦=、前市議の馬場美代子氏(65)=共産党推薦=の3人が立候補を予定している。3党が政党色を前面に出して激突する構図だ。(飯竹恒一)
7月に国松正一市長が3選不出馬を表明。前回選挙で国松氏を推薦した自民党は今回、民主党との相乗りを模索していた。
県選出の国会議員を独占する民主党には、7月の参院選で惨敗している。激突を避けようと、相乗り候補として副市長の中村氏に白羽の矢を立てた。しかし、来春の統一地方選をにらんで対立軸を明確にしたい民主党は「単独推薦」を譲らず、中村氏は9月1日、出馬会見で民主党だけに推薦依頼する意向を表明した。
自民党はその後も相乗りの道を探った。定数20の市議会は、自民党系最大会派「新政会」と協力関係にある「公明栗東」を合わせて11人で過半数を占めていた。対して民主系会派「栗東市民ネットワーク」は3人。「議会運営を考えれば相乗りに応じる」との思惑があった。
しかし、民主党は最後まで譲らず、中村氏から相乗り拒否を通告された自民党では、中村氏と交渉してきた新政会会長(当時)の野村氏が浮上した。
× × ×
野村氏は9月22日に立候補の意向を表明。自民党内には、野村氏を推薦せずに無党派層を取り込むべきだという声もあったが、最終的に党が前面に出て民主党と対決する道を選んだ。7月の知事選で、前県連会長が「完全無所属」を打ち出し惨敗していた。
今月17日の野村氏の決起集会は自民党色であふれた。宇野治前衆院議員や京都選出の西田昌司参院議員らが駆けつけた。「無責任のきわめつけ」。西田氏は講演で、尖閣諸島の中国漁船衝突事件を巡る民主党政権の対応を痛烈に批判した。
一方、中村氏の9日の事務所開きには川端達夫氏、林久美子氏ら民主党の国会議員4人が集まり、地元の三日月大造衆院議員は「お人柄にほれた」と中村氏を持ち上げた。
共産党が推す馬場氏は9月22日に出馬表明。中村、野村両氏が現市政の財政再建策や新幹線新駅跡地の後継プランを引き継ぐ意向なのに対し、馬場氏は「大型開発優先・大企業優遇」と批判。「初の市民派女性市長を」と訴える。
× × ×
野村、馬場両氏は22日までに市議を辞職。2007年に死去した市議の欠員分を含め3議席を争う市議補選も24日告示される。立候補の届け出は午前8時半〜午後5時、栗東市役所4階で受け付ける。選挙人名簿登録者数は9月2日現在で4万8350人。
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201010240120.html
栗東市長選、3氏の舌戦スタート 政党色出し気勢
2010年10月25日
栗東市長選は24日告示され、いずれも無所属新顔で前市議の野村昌弘(44)=自民推薦=、前市議の馬場美代子(65)=共産推薦=、前副市長の中村洋三(62)=民主推薦、社民支持=の3氏が立候補を届け出て、新幹線新駅中止後の町づくりや財政再建をめぐる舌戦が始まった。併せて市議補選(被選挙数3)も告示され、3人以外に立候補の届け出がなく、全員無投票で当選を決めた。
市長選に立候補した3氏の出陣式、出発式は、それぞれの候補者を推す政党が前面に出て気勢を上げた。
野村氏の出陣式には約500人(陣営発表)が集まり、自民党県連会長の有村治子参院議員は「県政、国政、市政の摩擦で翻弄(ほんろう)され続けた市のかじ取りができるのは誰か。正しい判断を」と訴えた。支部レベルで支持する公明党の市議も応援マイクを握った。
馬場氏の出発式には共産党県議2人と、栗東や近隣市の同党市議10人超を含む110人(陣営発表)が参集。西川仁県議は「行動力あふれる馬場さんが市長になり、トレードマークのミニバイクで走り回る姿を見てみたい」と訴えた。
中村氏の出陣式には民主党の奥村展三県連代表、川端達夫前文科相ら国会議員や連合滋賀の中村憲市会長が駆けつけた。集まった約200人(陣営発表)を前に、地元の三日月大造衆院議員は「行政を知り尽くした即戦力」と中村氏を持ち上げた。
市長選の投票は31日で、即日開票される。期日前投票は25〜30日の午前8時半〜午後8時、市役所2階で受け付ける。23日現在の選挙人名簿登録者数は4万8436人。
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/101025/shg1010250249001-n1.htm
新人三つどもえの戦い 滋賀・栗東市長選告示
2010.10.25 02:49
栗東市長選が24日、告示された。元市議の野村昌弘氏(44)=自民推薦▽元市議の馬場美代子氏(65)=共産推薦▽元副市長の中村洋三氏(62)=民主推薦−の無所属新人3人が立候補し、三つどもえの選挙が始まった。争点は新幹線新駅予定地跡の活用や、新駅建設中止決定後、急速に悪化している財政の健全化など。31日に投開票される。23日時点の選挙人名簿登録者数は4万8436人。
野村氏は午前9時から市役所前で出陣式を開き、支持者を集め第一声。推薦している自民の国会議員や目片信・大津市長、冨士谷英正・近江八幡市長、市議、県議らが駆け付けた。この後選挙カーで遊説、地域の祭り会場などを回った。
馬場氏は午前9時から栗東市綣の事務所前で出発式。推薦している共産の県議や、湖南地域の市議らが駆けつける中、第一声をあげた。小学生の孫から花束を受け取り、選挙カーで遊説に出発。市内全域で精力的に演説した。
中村氏は午前9時から栗東市手原の事務所前で出陣式。推薦している民主の国会議員や県連幹部、連合滋賀の役員らが集まり、第一声。支持者らと拳を突き上げ、「がんばろう」を三唱した。その後、選挙カーで市内を駆け巡った。
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>>1079
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003558981.shtml
土田市議が立候補表明 尼崎市長選
11月21日投開票の尼崎市長選で、尼崎市議の土田裕史氏(31)が25日、「白井文市長の市政運営の見直しが必要だ」として、無所属での立候補を表明した。
土田氏は大阪府門真市出身。関西学院大大学院修了後、証券会社勤務をへて2005年の同市議選で初当選した。民主、社民系議員で構成する会派に属し2期目。
政党の推薦は受けない予定で、白井路線の転換に賛同する人の応援を求めていくという。
市役所で記者会見した土田氏は市の行財政構造改革推進プランについて「財政健全化を目的とし、役所の赤字を解消するだけでは尼崎の魅力がなくなってしまう」と指摘。プラン凍結とともに、削減された事業を再検証し、必要な事業は復活させることも検討するとした。
市長選にはほかに、いずれも無所属で前県議の稲村和美氏(37)と尼崎民主商工会前事務局長の徳田稔氏(63)=共産推薦=が立候補を表明している。
(横田良平)
(2010/10/26 07:55
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101026ddlk28010473000c.html
選挙:尼崎市長選 土田市議が出馬表明 「現市政を変える」 /兵庫
任期満了に伴う尼崎市長選(11月14日告示、同21日投開票)に25日、市議の土田裕史氏(31)が無所属での立候補を表明した。土田氏は「財政健全化を最優先させ、行政サービスを切り捨ててきた白井市政を変えなければならない」と述べた。
大阪府門真市出身。関西学院大大学院を修了後、証券会社に入社。05年に市議に初当選し現在2期目。社民党や民主党系の反市長会派「新風グリーンクラブ」に所属している。
「お金がないから何もできないと、閉そく感を感じている」と市の現状を分析。行政サービスカットで福祉にしわ寄せがきているとした上で、「このままだと、市民が住み続けたいと思う魅力が消えてしまう。止めるのは今しかない」と出馬の動機を説明した。
同市長選には、前県議の稲村和美氏(37)と、共産党推薦の徳田稔氏(63)が既に立候補を表明している。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100402-465846/news/20101025-OYT1T00469.htm
篠山か丹波篠山か、それが問題だ…市名で悩む
市名変更で悩む篠山市役所 兵庫県篠山(ささやま)市は、観光や農産物などの地域ブランドに使われ、知名度の高い「丹波篠山」を市名に採用することの是非の判断材料を洗い出している。
関東方面では篠山を「しのやま」と読まれる場合があり、全国アピールするのが狙いの一つ。「平成の大合併」第1号から来春で12年を迎える中、市民からは「知名度アップには必要だ」と変更を求める声がある一方、「ころころ変える必要はない。経費がかかる」などの冷ややかな意見もある。
丹波は京都府域を含めた旧国名。篠山は、17世紀に「笹山」に築城した頃が地名の起源で、篠山と表記されるようになったという。丹波篠山は「デカンショ節」の歌詞「丹波篠山、山家の猿が……」で知られ、観光パンフレットや農産物でも多用されており、知名度が高く語呂もいいという。
近畿地方では、落語家・桂文珍さんが「丹波の篠山出身」を強調したことなどで知られる一方、関東では写真家・篠山紀信さんのように「しのやま」と呼ばれ、単独ではあまり認知されていないのが現状だ。
インターネットの篠山観光ポータルサイトでも、昨年7月6日から1年間のキーワード検索で使われたのは、「丹波篠山」が1万1735件で、「篠山」の3806件に大差を付けたほどだ。
さらに、6年前に丹波市が発足したことで、「どうぞ丹波に来てください」と県外客に言うと、間違って丹波市に行くケースなど、混同が相次いだという。
2008年6月には、篠山市商工会青年部と丹波篠山観光協会などが、丹南篠山口インターチェンジやJR篠山口駅を丹波篠山に変更するよう、市や市議会に署名を提出した。
こうした〈丹波篠山運動〉の中、市議会でもたびたび「市名も変更すべきではないか」との質問がある。市は6月に職員間で変更の課題を整理するプロジェクトチームを発足。変更時の看板や事務書類などの経費を検討しているが、「最低でも5000万円はかかる」という。市民の慣れなどのソフト面や、民間レベルでも住所、看板、商品表示の変更などハード面での負担もかかる。
篠山市が誕生する前の合併協議では、市名は非公開で決まったため、市は市名変更するかどうかは市民の判断に基づいて決める考えだ。市民からは「市名も丹波篠山に統一した方がいい」「篠山市が10年過ぎて定着してきたのに」「行政まで変える利点があるのか」など、賛否両論が渦巻く。
市が姉妹都市提携を目指す観光地・岐阜県高山市は「飛騨高山」のブランドで知られる。ただ、飛騨市も存在し、篠山市と丹波市と同様のケースになる。
市によると、合併以外に市名を変更したケースは1947年以降、全国では59年に愛知県挙母(ころも)市が豊田市に変わっただけ。市は来年3月にもプロジェクトチームが検討した変更するか現状かの判断材料を報告するが、市民の意向調査の手法や時期は未定という。
知名度がある丹波篠山か、定着してきた篠山か。市名は、人の名と同様に自我や個性を示し、市民の関心事。それだけに禍根を残さないように慎重な論議を期待したい。(篠山通信部 布江田嘉一)
(2010年10月25日11時54分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20101026-OYT8T01231.htm
市政の課題 栗東市長選 新駅に替わる起爆剤を
予定地跡利用 主導しない市 地元不満
新駅建設予定地跡で始まった工場建設(栗東市で) 刈り取りの終わった水田が広がる栗東市の新幹線新駅建設予定地跡(50ヘクタール)で、重機のエンジン音が響く。10月に始まった、大手電池メーカー「GSユアサ」(京都市)の子会社が建てる工場の基礎工事だ。新駅建設の中止から約3年。予定地跡の街づくりが、ようやく緒に就いた。
子会社が取得したのは、予定地跡中央部の5・6ヘクタール。2012年夏頃に見込まれるフル稼働で、電気自動車5万台分(年間)のリチウムイオン電池の製造が可能となる。9月29日の地鎮祭と式典で、依田誠社長は「世界一の電池を世界一の工場から出したい」と胸を張った。
◇
06年5月に着工した新幹線新駅だが、同年7月に凍結を訴えて嘉田知事が初当選したことで、最終的に中止に追い込まれた。当時を知る市幹部は「『県南部の玄関口』を造る、という旧町時代からの夢が壊され、『その後』がまったく描けなかった」と振り返る。
それだけに、市が工場に寄せる期待は計り知れない。「『環境』と『新技術』による地域活力創生の街づくり」をうたい、県と昨年10月に策定した予定地跡の街づくりに関する後継プランには、周辺で骨格道路(幅18メートル、延長2・1キロ)などの道路を整備する支援内容を盛り込んだ。
隣接地(4・4ヘクタール)も、GSを含め複数の業者が関心を示す。売却先は来春までに公募で決めるが、「10ヘクタールの活用にメドがつきそうだ。街づくりが大きく前進している証拠だ」と、市担当者は自信をのぞかせる。
◇
「10ヘクタールでホッとしないでほしい」
工場の地鎮祭を前にした9月24日。予定地跡を抱える4自治会の会長が、申し入れ書を嘉田知事に渡し、思いを吐露した。「新駅と同じものは求めていないが、それに近いものはほしい」
市は新駅建設と連動させた区画整理事業で、約240の地権者が所有する50ヘクタールを開発する予定だった。新駅だけでなく区画整理も中止になり、市土地開発公社は核となる施設誘致を前提に10ヘクタールを購入したが、40ヘクタール(約170地権者)は手つかずで残っている。
地元は新駅の代わりに県庁や文教施設の誘致を求めてきた経緯もあり、寺田範雄・上鈎(かみまがり)自治会長は「代替案をしっかりと考えてこそ、本当の街づくりだ」と、行政側に求める。
とは言え、財政難の市や県が予定地跡に向き合う姿勢は、インフラ整備などの「側面支援」だ。地権者の一人は「自分の土地がどうなるか、方向性を示してくれない」と、リーダーシップを発揮しようとしない市に不信感を募らせる。
4自治会は県や市と街づくりの協議を進めたい考えだが、新駅に替わって街づくりの起爆剤となるような施策は今のところ、見えてこない。
◎ ◎
31日に投開票される栗東市長選。争点とされる市政の課題を分析する。
(2010年10月27日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001010270001
満了半年前 意欲示す
2010年10月27日
再選に向けて立候補を表明した荒井正吾知事=県庁
■荒井知事 再選へ立候補表明
来春の知事選に出馬する意向を固めましたので、表明させていただきます――。来年5月2日に任期満了を迎える荒井正吾知事が26日、来春の知事選に立候補することを明らかにした。平城遷都1300年祭など1期目の実績を強調する一方、雇用や観光など2期目への課題に意欲を示した。各政党の荒井知事や知事選への対応は今後、本格化する。
県選挙管理委員会によると、知事選は来春の統一地方選で執行され、3月24日告示、4月10日投開票の見込み。
半年前の立候補表明について、荒井知事は平城遷都1300年祭の記念祝典を終え、「いくつかの関係団体から推薦状が届き始めたため」とした。後援会事務局によると、今月上旬、農協関連団体や県商工会連合会から出馬要請が届いたという。
1期目の実績として1300年祭の成功や2007年の妊婦死産問題を受けて取り組んだ周産期救急医療の充実などを挙げた。一方、「県内雇用4万人増加」や「宿泊観光客数を600万人台に」など、前回選挙でマニフェストとして掲げた数値目標については国内経済の低迷などで「ことごとくうまくいっていない」とした。
その上で、地域雇用の創出を2期目の「大きな課題」と位置づけ、1月に発表した「ポスト1300年祭」など五つの将来構想案にも重点を置く考えを示した。
「首長職の多選は弊害がある。2期で仕事を仕上げるのが望ましい」と述べ、2期目を区切りとする考えも示唆した。
荒井氏は旧運輸省出身。海上保安庁長官を経て、2001年の参院選奈良選挙区に自民から立候補し、初当選。任期途中の07年4月の知事選で自民、公明の推薦を受けて初当選した。
■「検討」「支援」「対立」
◇各党の反応
荒井氏は、各政党に自ら推薦を求めることはしない方針を示した。
民主党県連は、県議団が荒井県政を検討し、成果の芳しくない部分もあると分析。近く県連で選挙対策会議を開いて対応を議論するという。藤野良次幹事長は「荒井氏が自民の推薦を得るなら、我々は県民へ選択肢を示さねばならない。今回、県民党を掲げるとされていることも判断材料にし、年内には結論を出す」という。
自民党県連は、推薦いかんにかかわらず荒井氏を支援する方針。安井宏一幹事長は「大きな失政はなく、県民の支持もある。同じ自民党として頑張ってきた人で、再選に向けた立候補に異論はない」と述べた。
公明党県本部は「推薦は白紙の状態。4年間の実績を分析し、2期目に向けた政見や政策を見た上で判断したい」(事務局)とコメントした。
共産党県委員会は、対立候補を擁立する方針。沢田博委員長は「広域連合不参加などは我々と一致しているが、県民間の格差是正や暮らしの負担軽減にこたえてくれていない。早急に候補者選考を進める」と話した。
社民党県連合の梶川虔二幹事長は「荒井氏は医療問題などにしっかり取り組んでいるが、党としての対応はこれから検討していく」と述べた。
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■「地域雇用創出 大きな課題」 知事
会見での主なやりとりは次の通り。
――決意した経緯は
1期目の大きな役割は平城遷都1300年祭の成功で、(8日の記念)祝典は一番大きな仕事だった。無事に済んでほっとしている中、いくつかの関係団体から推薦状が届き始めた。急きょ真剣に考え、決意した。
――どういう公約を訴えたいか
リーマン・ショック以降、県内の経済が弱まり、地域雇用の創出が大きな課題。成功裏に推移している1300年祭を一過性のものにしない意味でも、奈良らしい観光の構築もチャレンジングな仕事として残っている。
――就任時の公約でできたこと、できなかったことは
できたことは、1300年祭の成功に向けて閣議了解や募金集めなど準備を進め、予想外の人が来てくれたこと。できなかったのは県内就職率が依然として低いこと。
――政党推薦は
党派からの中立が望ましいという基本に立ち、支持推薦をこちらから求めることはない。申し出があった場合は関係者と相談して決めたい。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101027/lcl1010272128008-n1.htm
大阪維新VS既存政党 統一地方選へ対決、困惑、様子見…。 (1/2ページ)
2010.10.27 21:25
来年4月の統一地方選まであと半年となる中、大阪府では、橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」(維新)の動向を、既存政党が複雑な思いを持って注視している。橋下氏の人気を後ろ盾とする維新は、平成17年の「小泉郵政選挙」さながらに、主張を「大阪都構想の是非」一本に絞り、地方選としては異例の戦術を展開。抵抗勢力ととらえられかねない既存政党には、対決姿勢を前面に打ち出す動きがある一方、未経験の構図に困惑も広がっている。
■攻勢
「今の日本の政党は選挙に受かるための互助組織になっている」。今月13日、大阪市内で開かれた維新を支援する学生組織の発足式。橋下氏は、詰めかけた若者らを前に、既存政党を強く批判した。
自民党を離れた地方議員らで構成する維新の現有勢力は、大阪府議会(定数112)で29人、大阪市議会(同88)では13人。維新は統一選で攻勢をかけ、府議会と大阪市議会、政令市の堺市議会で過半数を握ることを大目標に掲げる。
「沈み行く“大阪丸”の都市制度を一度壊し、大阪都として再生させるしかない」。橋下氏は、府内各地で開く維新のタウンミーティングで、こんな論旨で有権者に迫る。維新は近く、街宣活動も始める予定だ。
■対決姿勢
「維新の会こそ統一選限定の選挙互助会。政策ではなく票でつながっているだけだ」。自民党府連幹部は憤りをみせるが、昨年の堺市長選、今年行われた2つの大阪市議補選で連敗を喫しているだけに、維新の破壊力は認めざるをえない。
自民府連は、維新への大量流出で生まれた空白区に、初の公募を行ってでも“刺客”を立てる方針を示した。だが、府連の谷川秀善会長は「もともと政策の大きな違いはない」と全面対決に困惑ものぞかせる。
民主党も、17日に大阪入りした岡田克也幹事長が、街頭演説で「(維新とは)大いに競い合っていく」と対決姿勢を鮮明にした。支持母体の連合大阪は「橋下知事の改革はきわめて危険。地域政党の伸長は許さない」との立場だ。
ただ、もともと地方選レベルで強固な地盤を持つ民主議員は多くない。民主府連幹部は政策についても「同じ党でも自治体が違えば利害が対立することもある。選挙戦を通じ、候補者が訴えていくしかない」と話す。
また、府議会で橋下氏と常に対立する共産党は、全面対決の姿勢を崩さない。
■様子見も
一方、支持母体の創価学会を軸に、地方選で固い地盤を誇る公明党。府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は「橋下氏とは別の地方主権の形を持っているが、維新の問題提起に敵対する考えはない」と一定の理解を示す。長年、府や大阪市の与党会派を担ってきた経緯があり、選挙後の議会での主導権もにらみ、しばらくは様子見の構えだ。
維新が連携に向け、協議しているみんなの党の江田憲司幹事長は「橋下知事の大阪都構想と、その先にある関西州構想というのは、われわれの地域主権型道州制と合致する」と主張。統一選に向け、連携の幅が広がる可能性もありそうだ。
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http://www.sankei-kansai.com/2010/10/28/20101028-045297.php
「大阪都」是か非か 維新の会異例の"一点突破"戦術 来春の統一地方選
来年4月の統一地方選まであと半年となる中、大阪府では、橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」(維新)の動向を、既存政党が複雑な思いを持って注視している。橋下氏の人気を後ろ盾とする維新は、平成17年の「小泉郵政選挙」さながらに、主張を「大阪都構想の是非」一本に絞り、地方選としては異例の戦術を展開。抵抗勢力ととらえられかねない既存政党には、対決姿勢を前面に打ち出す動きがある一方、未経験の構図に困惑も広がっている。
街宣活動で攻勢へ
「今の日本の政党は選挙に受かるための互助組織になっている」。今月13日、大阪市内で開かれた維新を支援する学生組織の発足式。橋下氏は、詰めかけた若者らを前に、既存政党を強く批判した。
自民党を離れた地方議員らで構成する維新の現有勢力は、大阪府議会(定数112)で29人、大阪市議会(同88)では13人。維新は統一選で攻勢をかけ、府議会と大阪市議会、政令市の堺市議会で過半数を握ることを大目標に掲げる。
「沈み行く“大阪丸”の都市制度を一度壊し、大阪都として再生させるしかない」。橋下氏は、府内各地で開く維新のタウンミーティングで、こんな論旨で有権者に迫る。維新は近く、街宣活動も始める予定だ。
全面対決に困惑も
「維新の会こそ統一選限定の選挙互助会。政策ではなく票でつながっているだけだ」。自民党府連幹部は憤りをみせるが、昨年の堺市長選、今年行われた2つの大阪市議補選で連敗を喫しているだけに、維新の破壊力は認めざるをえない。
自民府連は、維新への大量流出で生まれた空白区に、初の公募を行ってでも“刺客”を立てる方針を示した。だが、府連会長の谷川秀善参院議員は「もともと政策の大きな違いはない」と全面対決に困惑ものぞかせる。
民主党も、17日に大阪入りした岡田克也幹事長が、街頭演説で「(維新とは)大いに競い合っていく」と対決姿勢を鮮明にした。支持母体の連合大阪は「橋下知事の改革はきわめて危険。地域政党の伸長は許さない」との立場だ。
ただ、もともと地方選レベルで強固な地盤を持つ民主議員は多くない。民主府連幹部は政策についても「同じ党でも自治体が違えば利害が対立することもある。選挙戦を通じ、候補者が訴えていくしかない」と話す。
また、府議会で橋下氏と常に対立する共産党は、全面対決の姿勢を崩さない。
敵対はせず様子見
一方、支持母体の創価学会を軸に、地方選で固い地盤を誇る公明党。府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は「橋下氏とは別の地方主権の形を持っているが、維新の問題提起に敵対する考えはない」と一定の理解を示す。長年、府や大阪市の与党会派を担ってきた経緯があり、選挙後の議会での主導権もにらみ、しばらくは様子見の構えだ。
維新が連携に向け協議しているみんなの党の江田憲司幹事長は「橋下知事の大阪都構想と、その先にある関西州構想というのは、われわれの地域主権型道州制と合致する」と主張。統一選に向け、連携の幅が広がる可能性もありそうだ。
(2010年10月28日 08:47)
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http://www.sankei-kansai.com/2010/10/28/20101028-045294.php
大阪府議会、定数削減案を否決
大阪維新の会が提案していた大阪府議会の定数を現行の112から88に削減する条例改正案は27日、府議会本会議で、賛成少数で否決された。自民、民主、公明、共産など各会派からは「一票の格差が拡大する」「選挙向けのパフォーマンス」と批判が噴出。わずか1日の審議での否決だったが、維新の会代表の橋下徹知事は「府民の皆さんにも考えてもらうきっかけになる」と語った。
改正案は、人口10万人あたり議員1人にすべきだと主張する維新の会が、議員提案した。改正で一票の格差が拡大することなどが問題視されたが、この日、維新の会は「まず総定数を削減することを優先すべきで、その後、一票の格差を解消したらよい」と説明。将来的には選挙区を全域1区にする「大選挙区制」の導入にも言及した。
一方、自民、民主、公明は議員数を減らすことには賛意を示したが、維新案にはそろって反対した。
(2010年10月28日 08:44)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101027-OYT1T00025.htm
平松・大阪市長と自民会派、「反橋下」で共闘か
民主党の推薦で当選した大阪市の平松邦夫市長が来月開く政治資金パーティーに、野党会派の自民党市議団幹事長が、会派を代表して初めて出席することを決めた。
平松市長と自民会派は、大阪府の橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」に反対しており、橋下知事を代表とする地域政党「大阪維新の会」との激突が予想される来年の統一選や大阪市長選に向けて、共闘するための布石との見方がある。
平松市長のパーティーは11月8日、大阪市内のホテルで開催される。関係者によると、2期目をにらんだ基盤づくりが狙いで、招待状は民主、自民、公明各党の大阪市議らに送られたという。
2007年の市長選で、自民党は公明党とともに現職を推薦し、新人だった平松市長に敗れた経緯があり、市議会会派としてのパーティー出席は見送ってきた。しかし、今年に入り、橋下知事が都構想を打ち出して以降、自民会派の11人が離脱して維新の会に合流するなど党勢は急速に衰退。来春の統一選では維新の会との正面対決は不可避で、危機感を強めている。
(2010年10月27日09時16分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101028ddn003010035000c.html
クローズアップ2010:関西広域連合12月発足 地方分権、試金石
◇国と対抗、主導権狙う
12月初旬にも誕生する全国初の行政組織「関西広域連合」。「地方分権は関西から」の掛け声に集まった7府県は、防災や観光など、それぞれが抱える課題に取り組む。一方で、将来的に港湾、河川、道路の一元管理・運営などにも広げ、国から成長戦略の主導権を奪う「宣戦布告」とも取れるシナリオを描く。関西広域連合は地方分権推進の突破口になるのか−−。【堀文彦、佐藤慶、福田隆】
行政連携の意味合いが強い広域連合は、府県の再編を伴う「道州制」と比べてインパクトに欠けるとの指摘もある。それでも、道州制論者の橋下徹・大阪府知事でさえ「(国の権限の)受け皿の体制を作れば、(権限移譲を拒む)霞が関の言い訳をはね返せる」と評価する。
広域連合では、設立案の「順次拡充する事務」の中で、関西3空港(関西国際、大阪、神戸)や大阪湾沿岸部の阪神港の一元運営、国道・河川の整備・管理などを列挙した。こうした開発分野は、国の成長戦略と密接に絡んでおり、「地方が主導権を握る」との意思表示と取れる。
さらに、参加知事の中には、広域連合を通すことで地元の課題を「関西全体のテーマ」とし、国を巻き込んだ政策論争に持ち込みたい思惑も垣間見える。ダム、河川行政で先駆的な取り組みを進める滋賀県の嘉田由紀子知事は、琵琶湖・淀川の流域管理を広域連合で担う事務に格上げしたい考えだ。
議会では「上下流で利害が対立する治水問題をどう解決するのか」との疑問もくすぶるが、「県境や縦割り行政を越えた流域管理の仕組みを提示したい」と意欲を見せる。
当初、広域連合参加について議会を中心に慎重論が根強かった鳥取県では、平井伸治知事が観光分野での連携をメリットに挙げることで議会の賛同を取り付けた。
山陰海岸は世界的に貴重な地質遺産を持つ自然公園「世界ジオパーク」として国内4例目の認定を受け、同県は「『観光の目玉』としてPRしたい」としている。
平井知事は山陰海岸が連なる兵庫、京都の知事に、広域連合の中で観光分野のテーマに取り上げるよう打診している。ジオパークをてこに「関西の中で一定の地位を占めたい」と意気込む。
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◇道州制には警戒感
広域連合と道州制は、広域的な行政課題に取り組む機能では一致しているが、法的位置付けや自治体再編の有無などで大きく異なる。
広域連合は、参加自治体と各議会が同意し、総務省に申請すれば設立できる。現行制度の下で分権改革を進める現実的な手段として期待されており、将来的には国の出先機関からの事務移譲なども受ける。総務省によると、都道府県ごとにすべての市町村が参加する後期高齢者医療広域連合など、全国で113団体(09年4月1日現在)が設置されている。
一方、道州制は都道府県を解消し、複数のブロック別の「道」や「州」に再編する。しかし、実現には立法化が必要であるため、多くの国会議員を巻き込んだ国民的な議論が必要で、地域のニーズだけでは実現できない。さらに、都道府県や市町村の枠組み変更につながり、「道・州知事」に強大な権限が集まる可能性があることから、慎重論が根強い。
関西広域連合の設立にあたり、各議会で「道州制にはつながらない」との付帯決議が続出した背景には、そうした道州制の「もろ刃の剣」的な要素に加え、道州制論者の橋下徹・大阪府知事が主導権を握ることへ警戒がある。
◇ドクターヘリ、観光で期待 不参加の奈良県「費用増」
関西広域連合では防災、観光・文化振興など7分野の事務を共同実施する。市町村と違い、行政サービスは住民への恩恵が見えにくい。だが比較的分かりやすいのが、ドクターヘリの広域運航だ。
2府5県では現在、大阪、和歌山が各1機、京都、兵庫、鳥取3府県で1機の計3機を導入、他県は、ヘリを持つ府県との共同利用や、防災ヘリで補うなどしている。計画では今後3年間で、3機を広域連合に移管。同一府県内で複数案件が発生した場合でも、3機を弾力的に運用して対応するという。
運航委託費や医師・看護師の人件費など1機当たり約2億円の年間経費がかかるが、利用に応じて負担することで、利用頻度の低い府県からも理解を得た。現在、飛行対象になっていない徳島西部などもカバーできるよう検討する。
観光でも効果が期待されている。関西は観光資源に恵まれながら、中国からの訪日観光客などの滞在時間が短く、業界から「関西全体での発信力が弱い」などと指摘されている。この課題を克服するため、広域連合は食や歴史などのテーマごとに関西全体で観光ルートを設定するほか、広域的に活動できる通訳制度の創設、連合長による海外トップセールスの実施も視野に入れている。
一方、近畿で唯一、不参加を決めた奈良県。ドクターヘリを導入していない同県は現在、大阪、和歌山と協定を結び、1回の出動当たり約30万円を支出。09年度の出動回数は15件と少なく、年間の支払額は約480万円。荒井正吾・奈良県知事は県議会で「広域連合に参加した場合、費用が数千万円になる可能性がある」と説明。観光についても「(広域連合に入ると)奈良が小さく扱われる懸念がある。独自で発信する方が効果的」と不信感を示している。
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>>612とか
http://www.nara-np.co.jp/20101029101526.html
会長不在の自民県連 - 居座る米田代行2010年10月29日 奈良新聞
あと5か月余に迫った統一地方選に向け、主要各党が次々と公認候補を決めるなど臨戦態勢に入っているが、参院選県選挙区で屈辱的な3連敗を喫した自民党県連は、米田忠則会長代行らの責任が問われるなかで、いまだに会長不在の状態が続いており、党員・支持者が危機感を募らせている。県連組織を事実上分裂、弱体化させた米田氏が、代行職に居座り続けているため、抜本的な体制一新ができない状態だ。あす30日午後2時30分から、奈良市登大路町の県文化会館で、総務会(神田加津代会長)が開かれ、新会長の選出方法が協議されるが、県議選に向けた現職の公認や空白区への新人擁立など、党を挙げての緊急課題もあり、新体制づくりが急がれる。
参院選で全国的に惨敗した民主党は、統一選に向けた取り組みを加速させている。同党県連(代表・滝実衆院議員)は任期満了に伴う代表選びも、滝氏の続投を決め、30日の臨時大会で正式に決定する。すでに県議選の候補者も現職9人のほか新人6人の公認を決め、残る空白区での人選を進めている。
公明、共産両党も公認を発表しており、すでに選挙態勢に入っている。
公認作業ができない自民党は、現職、新人ともに独自に選挙準備を進め、各人各様の「バラバラ」の状態。現執行部を占めている県議会は3派に分裂しており、組織としての機能を失ったままだ。
一部に「会長不在の現行体制のままで県議選を戦い、当選した新しいメンバーで新体制を」といった“的はずれ”の意見もあるが、「新会長を早急に選び、新体制のもとで戦うべき」と反発する声が大きい。
新人の公募の問題を含め実際の公認作業、そして誰が公認を決めるのか、プロセスが全く見えない。「参院選敗北で責任を取るべき米田代行や安井宏一幹事長が決めるのはおかしい」とする常識論が出ているほか、自民党が全国的な立ち直りを見せるなかで「県民の心を打つ自分の言葉で語れることのできるリーダーを選出し、組織を立て直して、県議選だけでなく国政選挙につなげてほしい」とする声が党内有力者から高まっている。
県議会(定数44)で自民党籍の議員は過半数の24人いるが、2年前に7人が別れて「自民党改革」グループに、今年になって参院選前に「自民党未来」として3人が去った。このため党本流所属県議は14人になり、3会派に分裂している。その要因は、党県議団長の米田氏の政治姿勢や政治手法という。選挙前に「改革」グループとの合流の機会がありながら、米田氏の一存で門前払いしたことも明らかになっている。
県連会長だった田野瀬良太郎衆院議員は当時、党総務会長の要職にあり、先の参院選は実質的に会長代行の米田氏をはじめとした執行部が指揮を執る形になった。ところが全国で自民党が大勝したにもかかわらず、県選挙区は敗北。県連としての機能を果たさず、個々の県議らが独自の選挙活動を行っていた。
他党が公認候補を決め、すでに“選挙運動”を始めているだけに、自民党の立ち上がりがの遅れが目立つ。現職の公認や新旧交代、すでに立候補に向けて動いている新人の公認はどうするのか。また出馬を迷っている現職への対応や空白区となっている御所市(定数1)をどうするのかなど、県連が即断すべき問題は多い。
それだけに「9月6日に総務会を開いてから50日以上も過ぎて、会合を開くのは意図的に現体制の継続を狙っているのではないか」との観測から、「このままでは党県連の再建はできない。速やかに新会長を決め、統一選のスタートをしてほしい」と、党員らから悲鳴にも似た声が上がっている。
30日の総務会で、会長選任の具体的なスケジュールを示せるかどうか。公認問題などもあることから、早期に新会長を決定して、新しい体制を作りたいところだが、先延ばしを狙う一部勢力もあり、予断を許さない。
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【解説】
もう時間がない。
自民党県連の再建は、現執行部が総辞職することだ。選挙に負けて100日以上も経過しているのに、責任を取るべき執行部がグズグズしているから、いつまでたっても新体制ができない。
特に会長代行の米田忠則氏と幹事長の安井宏一氏は責任をあいまいにし、「米田氏ら現執行部のままで行こう」という姿勢がありありで、自分の選挙のために地位に恋々としているとしか思えない。
来春の統一選の告示まで5か月だ。公募するにも時間がない。まさか参院選敗北の責任者である米田、安井の両氏が県議選候補の公認を決めようとしているのではあるまい。
全国で民主党が退潮ムードにあり、自民党が立ち直りつつあるなかで、県連は何をしているのか。民主党県連は、県議会の自民党の過半数を阻止するため、すでに15人の公認候補を決定している。自民党は現職が全員当選するとでも思っているのか。
新会長を党員、党友で選挙し、早急に選ぶべき。今になって「時間がない」などと弁解するなら、「現執行部ありき」を仕組んだと言えよう。
(論説委員・武智功)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101030ddlk28010429000c.html
選挙:尼崎市長選 吉岡市議が立候補表明 「国へ意見主張」 /兵庫
任期満了に伴う尼崎市長選(11月14日告示、21日投開票)に29日、市議の吉岡健一郎氏(50)が無所属で立候補する意向を表明した。吉岡氏は「地方の意見を強く主張し、国の制度を変えていくことが、首長の第一の仕事」と話した。政党の推薦は受けない方針。
同市出身で、中学、高校、大学と関西学院を卒業。カメラ販売会社で約8年勤務した後、尼崎中央商店街にある父経営のカメラ店に入社し、社長を務めた。05年の市議選で初当選し現在2期目で、市議会では、会派に属していない。
白井文市長による現在の市政運営については、「財政再建などの方向性は是とするが、手法については是々非々の立場。幅広い市民の意見を、計画段階から取り入れてきたかは疑問だ」と述べた。
また「市役所のリニューアルが必要」として、縦割りではない、横断的な組織の必要性を強調。市の魅力を発信するための政策や、商店街の活性化にも力を入れるという。
同市長選には、前県議の稲村和美氏(37)と、市議の土田裕史氏(31)、共産党推薦の徳田稔氏(63)が既に立候補を表明している。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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大阪二区の公募が10/1-10/10で締め切られ、現在四人が選考に残っている。この中には郵政民営化で造反した左藤章氏も含まれている。
あまりにも短い公募期間に何かあると思ったら、ドロドロだった。川条しか前衆議院議員は、次期総選挙に立候補する意向を示しているが、
今回の左藤章公認への出来レースには、愛層を尽かし応募していない。
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/43998347a2f98aa8d2dcd5c3b1f134a6
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/f7295a03a54d72c9466a409b439ebe71
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/579decda4c44ce58fce61eb8a53474ec
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/6a27125a939e66ed40d7d6c5cc25cdce
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>>1085>>1090-1092
予想外に自民系がとりました
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010103190222604.html
栗東市長に野村氏初当選
2010年10月31日 22時26分
滋賀県栗東市長選は31日投開票され、無所属新人で元市議の野村昌弘氏(44)=自民推薦、公明支持=が、いずれも無所属新人で元市議の馬場美代子氏(65)=共産推薦=、前副市長の中村洋三氏(62)=民主推薦、社民支持=を破り、初当選した。
2期務めた国松正一市長(63)が引退し、8年ぶりに新市長が誕生。3年前に中止となった新幹線新駅計画の跡地問題や危機的な財政難など、新駅中止後の街づくりが争点となった。
(中日新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101031000123
栗東市長に野村昌弘氏 市政継承訴え初当選印刷用画面を開く
任期満了に伴う栗東市長選は31日投票、即日開票され、無所属新人で前栗東市議の野村昌弘氏(44)=自民推薦、公明支持=が、いずれも無所属新人で前副市長の中村洋三氏(62)=民主推薦、社民支持=、前栗東市議の馬場美代子氏(65)=共産推薦=を大差で破り、初当選した。
2期務めた国松正一市長が引退するため、新人3人による激しい選挙となり、国松市政の継承を訴えた野村氏が制した。
野村氏は「官から民へ さらに前進」をスローガンに掲げた。民間の幼稚・保育園を増やすことによる待機児童の解消や市の事業の民間委託拡大などを重点公約に、商工関係者らの支援を受け、京阪神などから移り住んだ新住民を含め幅広い層に支持を広げた。
中村氏は、県と国との関係改善を前面に出し、市役所改革や中学校給食の復活など、国松市政からの一部転換を訴えたが、支持を広げられなかった。
馬場氏は、福祉を充実させることや、新中学の建設などを訴えたが及ばなかった。
当日の有権者数は4万7649人。投票率は44・69%で、過去最低だった前々回の2002年を7・26ポイント下回った。
▽開票結果(開票率95・3%)
当 10,500 野村 昌弘 無新
6,300 中村 洋三 無新
3,500 馬場美代子 無新
・野村昌弘氏(のむら・まさひろ)守山高卒。1995年から4期、栗東町議・市議を務めた。2006年栗東青年会議所副理事長、07年市議会議長を歴任した。会社役員。44歳。栗東市安養寺5丁目。
【 2010年10月31日 23時39分 】
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010110100007
自民京都府議のポスター破る=民主立候補予定の男逮捕−府警
自民党の小巻實司京都府議の政治活動用ポスターをはがし、破ったとして、京都府警七条署は31日、器物損壊容疑で、自称家業手伝い名引直寿容疑者(53)=京都市下京区西七条南東野町=を現行犯逮捕した。「ポスターを捨てるつもりはなく、はがしただけだ」と話しているという。
同署などによると、名引容疑者は来春の府議選で小巻府議と同じ選挙区から民主党公認で立候補を予定。8月以降、同じ場所で同様の被害が相次ぎ、警戒していた同署員が目撃したという。
逮捕容疑は31日午後7時半ごろ、同容疑者宅近くの空き地のフェンスに張られた小巻府議と伊吹文明元自民幹事長の顔写真が載ったポスター4枚を、傘ではがして破った疑い。(2010/11/01-01:12)
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>>1110
京都1区か?
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/101101/shg1011010310000-n1.htm
滋賀・栗東市長選 野村氏歓喜の初当選 若さ前面、働く世代から支持
2010.11.1 03:09
このニュースのトピックス:選挙・滋賀
■投票率5割下回る
栗東市長選が31日、投開票され、無所属新人の元市議、野村昌弘氏(44)=自民推薦=が、いずれも無所属新人で、元市議の馬場美代子氏(65)=共産推薦=と、元副市長、中村洋三氏(62)=民主推薦、社民支持=の2人を破り、初当選を果たした。野村氏は若さを前面に出し、徹底的な行政のムダ排除や企業誘致などを掲げ、働く世代を中心に支持を伸ばした。当日有権者数は4万7649人、投票率は44・69%(前回63・93%)だった。
◇
栗東市安養寺の選挙事務所では、開票前から支持者らが集まった。「当選確実」の一報が流れると、拍手と歓声がわき起こった。野村氏が姿を見せると、ムードは最高潮になり、支持者らと「バンザイ」し、喜びを爆発させた。
野村氏は「みなさま、ご支援どうもありがとうございました。栗東のためにがんばります」などと述べ、決意を新たにした。
栗東市では、市が推進した新幹線新駅建設を中止した嘉田県政との間にしこりが残っていたが、野村氏は選挙中、あえて「県や国とは是々非々で臨む」と独自色を強調。新駅予定地跡の企業誘致で、逼迫(ひっぱく)した財政を立て直すことや、事業仕分けで行政のムダをなくすことをアピールするなど、44歳という若さとやる気を押し出した主張を展開し、同世代を中心とした勤労層などの支持を固めた。
一方、中村氏は「県や国との良好な関係」を重視したが、現在の国松正一市長の市政で副市長を務めたこともあり、新鮮さに欠けた。馬場氏は共産支持層以外に浸透しきれなかった。
◇
◇栗東市長選
開票率 60%
当 6000 野村 昌弘 無新 【自】
3900 中村 洋三 無新 【民】【社】
3000 馬場美代子 無新 【共】
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20101101ddlk29010208000c.html
民主県連:来春の知事選候補に数人 /奈良
民主党県連(滝実代表)は31日、奈良市内で選対本部会議を開き、来春の知事選の候補を数人リストアップしていることを明らかにした。知事選には現職の荒井正吾知事のみが立候補を表明しており、同党は独自候補擁立を含め対応を検討している。
今後、同党県連幹部が面談し、年内をめどに政策面、知名度などの点から判断する。同日選となる県議選でも、複数または単独の候補擁立を目指す生駒市、大和高田市、五條市、桜井市の各選挙区について、公募実施も視野に擁立作業を進めることも決めた。
自治体や各種団体の陳情・要望を受け付ける「地域戦略会議」も開催。宇陀市と同市議会から出された「合併による流域下水道の都道府県管理の法改正」1件を、重点項目として党本部に伝えることを決めた。【阿部亮介】
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さすが谷川 言うことがすげえ
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101101-OYT1T00262.htm
「維新の会ぶっつぶす」自民大阪府連会長
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」について、谷川秀善・自民党大阪府連会長(参院議員)は、31日の府連大会で、「知事の独裁手法では大阪は決して良くならない。何が何でも維新の会をぶっつぶす」と述べ、来春の統一選で全面対決する決意を示した。
同府連は9月、自民党籍を持ったまま維新の会に参加していた府議と大阪、堺両市議計40人に集団離党されており、谷川会長は「府連始まって以来の大変な状況だ。統一選で負けたら、府連は間違いなくつぶれる」と危機感をあらわにした。
集団離党で「自民空白区」となった選挙区に公募候補らを擁立する考えも示し、「知事の手法は間違っている。しっかり打撃を与えることが大事」と強調した。
(2010年11月1日10時27分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201011010018.html
維新の会へ「逆刺客」 自民大阪、知事と決別 統一選2010年11月1日
自民党大阪府連は31日、大阪市内で定期大会を開き、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)が来春の統一地方選で候補を擁立する府議、大阪・堺両市議の選挙区に独自候補の「逆刺客」を送る方針を決めた。知事選で支援し、毎年招待してきた橋下知事はこの日招かず、谷川秀善府連会長は「維新の会をぶっ潰(つぶ)す」と知事との決別を宣言した。府連は統一地方選に向け、第一弾として公認・推薦候補80人を発表した。
大会には府内選出の国会議員や地方議員ら約600人が出席。維新の会に参加するため大阪市議ら約40人が9月に集団離党したこともあり、参加者からは「維新の会と血みどろの戦いを迎える」などの発言が相次いだ。谷川会長はあいさつで「統一選で(自民党が)大変なことになったら府連は間違いなくつぶれる」と話した。
役員会では、離党の影響などで同党の議員がいない約50の「空白区」で12月以降、統一選で初の公募もすると決めた。
一方、維新の会も30日に2次公認20人を決定。国土交通省の元キャリア官僚を府議選で自民党府連幹事長と同じ選挙区に公認するなど、「刺客」擁立を進めている。公認候補は1次とあわせて計100人となり、府議選、大阪・堺両市議選での過半数獲得を目標に、さらに50人程度擁立する方針。
橋下知事は31日、訪問先の上海で報道陣に「激烈な戦いになる。府民が政策で判断する選挙になれば」と述べた。(池尻和生、坪倉由佳子)
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大阪二区の公募が10/1-10/10で締め切られ、現在四人が選考に残っている。この中には郵政民営化で造反した左藤章氏も含まれている。
あまりにも短い公募期間に何かあると思ったら、ドロドロだった。川条しか前衆議院議員は、次期総選挙に立候補する意向を示しているが、
今回の左藤章公認への出来レースには、愛層を尽かし応募していない。
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/43998347a2f98aa8d2dcd5c3b1f134a6
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/f7295a03a54d72c9466a409b439ebe71
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/579decda4c44ce58fce61eb8a53474ec
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/e/6a27125a939e66ed40d7d6c5cc25cdce
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http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20101101/CK2010110102000101.html?ref=rank
【三重】
来春知事選 「野呂氏は難しい」
2010年11月1日
公明党副代表の坂口力衆院議員は31日、津市内であった党県本部大会後に記者団に、野呂昭彦知事の長男の覚せい剤取締法違反事件が、来年4月の知事選に向けた候補者選びに影響するとの見方を示した。
坂口氏は「長男は大人とはいえ、事件の印象はあまり良くない」と指摘。民主、自民両党から知事選の候補者選定で協力を求められていることを明かし「仮に両党とも新たな候補者擁立ができなくなっても、野呂知事に出てもらうのは難しいのでは」と述べた。
一方、公明党県本部の中川康洋代表は本紙の取材に「県本部として知事選への対応は白紙だ」と強調した。公明党は前回知事選で野呂知事を推薦した。
野呂知事は、この日の定期大会に来賓として招かれ「長男の事件でお騒がせして申し訳ない」と陳謝した。 (角雄記)
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201011010156.html
民主、惨敗に衝撃 自民は追い風実感 栗東市長選
2010年11月2日
敗北を受けて頭を下げる民主党の三日月大造衆院議員。右後方は落選した中村洋三氏=31日午後10時30分、栗東市手原1丁目
民主、自民、共産の3党激突の構図となった31日の栗東市長選は、自民推薦の前市議、野村昌弘氏(44)が、民主推薦の前副市長、中村洋三氏(62)を大差で破り初当選した。「これほど負けるとは」。県内の国会全議席を独占する「王国」での惨敗に、民主の衝撃は大きい。国政選挙で連戦連敗だった自民は息を吹き返した。菅政権の支持率が急落する中、来春の統一地方選に向けて各党の希望、不安が交錯する。
「われわれに対する国民のいらだちが影響したのは否めない」。31日夜、市内の事務所。中村氏落選の一報を受けた地元の衆院滋賀3区選出の三日月大造氏は、国政で風圧が強まる民主党への逆風を敗因に挙げた。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の対応や「政治とカネ」の問題などで、菅内閣の支持率は急落。民主への逆風は栗東にも吹き込んだ。「中村に入れたけど、民主に入れたわけではない」。栗東市選出の九里学県議は、ある有権者からそう言われた。選挙中、三日月氏ら国会議員が続々と応援に入る「空中戦」を演じたが、上滑りに終わった。
民主が支援した中村氏は、もともと自民が民主との相乗りを想定して、先に出馬を打診していた。しかし、来春の統一地方選をにらんで「対立軸を明確にしたい」(民主県連幹部)との思惑もあり、民主は最後まで「単独推薦」を譲らず、中村氏も自民サイドの再三の説得を断り民主に付いた。強気の戦略は、裏目に出た。
選挙が終わって、県連関係者からは反省の声が漏れる。「(市長選を)政争の具としたのは間違いだった」と言うのは、奥村展三代表。財政再建や新幹線新駅跡地、RD最終処分場など課題が山積しており、「解決のために全市一致で取り組まなくてはいけない時に、強引な選挙手法は市民の思いを受けとめていなかった」と言う。
統一地方選に向けて「民主党の現状から言って、不安はある」と、危機感を隠さなかった。
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◇
中村事務所が落選に沈んでいた同じ夜、野村氏の事務所は大勝に喜びを爆発させた。詰めかけた支持者の中にはビールかけを始める人もいた。「負けていたら、自民党は息の根を止められていたかもしれない」。山本章市議は胸の内を明かした。
がけっぷちの選挙戦だった。昨年の衆院選、今年の参院選と立て続けに民主に敗れた。もう連敗は許されない。今回の市長選を来春の統一地方選の前哨戦と位置づけていた。
当初、白羽の矢を立てた中村氏は民主に付き、対抗の野村氏に推薦決定を出したのは告示5日前。出遅れ感は否めなかったが、選挙戦に入ると追い風を実感した。
「あちこち街宣で回っていると、すごい数の方がおいでくださった」。当選から一夜明けた1日、野村氏は朝日新聞の取材に語った。
県連も、組織を挙げて野村氏を支援した。栗東が属する第三選挙区支部以外の他支部からも栗東の知人を紹介してもらう「最近の首長選ではしたことがない」(県連幹部)力の入れよう。電話作戦で票を掘り起こした。
「民主党と相乗りしなくて、結果的に良かった」。栗東市選出の三浦治雄県議は振り返る。ただ、楽観もしていられない。「自民党への期待というより、民主党への猛烈な逆風が吹いた」と話すのは、県連の石田祐介幹事長。「自民党にもう一度まかせていいと思っていただけた結果ではない。風は半年もあれば変わってしまう」
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>>1118.1119
地力も無いのに政権与党になった事で、舞い上がって相乗り禁止なんて、現場がわからない頭でっかちの松下政経塾卒のアホウが考えたのだろう。
自民党を叩き潰すどころか、息を吹きかえさせている。
民主党は早く解散総選挙をして消えてなくなれ。
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201011010156.html
民主、惨敗に衝撃 自民は追い風実感 栗東市長選
2010年11月2日
敗北を受けて頭を下げる民主党の三日月大造衆院議員。右後方は落選した中村洋三氏=31日午後10時30分、栗東市手原1丁目
民主、自民、共産の3党激突の構図となった31日の栗東市長選は、自民推薦の前市議、野村昌弘氏(44)が、民主推薦の前副市長、中村洋三氏(62)を大差で破り初当選した。「これほど負けるとは」。県内の国会全議席を独占する「王国」での惨敗に、民主の衝撃は大きい。国政選挙で連戦連敗だった自民は息を吹き返した。菅政権の支持率が急落する中、来春の統一地方選に向けて各党の希望、不安が交錯する。
「われわれに対する国民のいらだちが影響したのは否めない」。31日夜、市内の事務所。中村氏落選の一報を受けた地元の衆院滋賀3区選出の三日月大造氏は、国政で風圧が強まる民主党への逆風を敗因に挙げた。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の対応や「政治とカネ」の問題などで、菅内閣の支持率は急落。民主への逆風は栗東にも吹き込んだ。「中村に入れたけど、民主に入れたわけではない」。栗東市選出の九里学県議は、ある有権者からそう言われた。選挙中、三日月氏ら国会議員が続々と応援に入る「空中戦」を演じたが、上滑りに終わった。
民主が支援した中村氏は、もともと自民が民主との相乗りを想定して、先に出馬を打診していた。しかし、来春の統一地方選をにらんで「対立軸を明確にしたい」(民主県連幹部)との思惑もあり、民主は最後まで「単独推薦」を譲らず、中村氏も自民サイドの再三の説得を断り民主に付いた。強気の戦略は、裏目に出た。
選挙が終わって、県連関係者からは反省の声が漏れる。「(市長選を)政争の具としたのは間違いだった」と言うのは、奥村展三代表。財政再建や新幹線新駅跡地、RD最終処分場など課題が山積しており、「解決のために全市一致で取り組まなくてはいけない時に、強引な選挙手法は市民の思いを受けとめていなかった」と言う。
統一地方選に向けて「民主党の現状から言って、不安はある」と、危機感を隠さなかった。
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中村事務所が落選に沈んでいた同じ夜、野村氏の事務所は大勝に喜びを爆発させた。詰めかけた支持者の中にはビールかけを始める人もいた。「負けていたら、自民党は息の根を止められていたかもしれない」。山本章市議は胸の内を明かした。
がけっぷちの選挙戦だった。昨年の衆院選、今年の参院選と立て続けに民主に敗れた。もう連敗は許されない。今回の市長選を来春の統一地方選の前哨戦と位置づけていた。
当初、白羽の矢を立てた中村氏は民主に付き、対抗の野村氏に推薦決定を出したのは告示5日前。出遅れ感は否めなかったが、選挙戦に入ると追い風を実感した。
「あちこち街宣で回っていると、すごい数の方がおいでくださった」。当選から一夜明けた1日、野村氏は朝日新聞の取材に語った。
県連も、組織を挙げて野村氏を支援した。栗東が属する第三選挙区支部以外の他支部からも栗東の知人を紹介してもらう「最近の首長選ではしたことがない」(県連幹部)力の入れよう。電話作戦で票を掘り起こした。
「民主党と相乗りしなくて、結果的に良かった」。栗東市選出の三浦治雄県議は振り返る。ただ、楽観もしていられない。「自民党への期待というより、民主党への猛烈な逆風が吹いた」と話すのは、県連の石田祐介幹事長。「自民党にもう一度まかせていいと思っていただけた結果ではない。風は半年もあれば変わってしまう」
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101103ddlk28010316000c.html
選挙:尼崎市長選 自民、候補擁立断念 10人に要請、断られ /兵庫
今月21日投開票の尼崎市長選で、自民党尼崎支部は2日、候補者の擁立を断念したことを明らかにした。自民系の市議や県議は、自由投票になる見通し。候補者を擁立できなかったことについて、泉原保二支部長は「候補者選定の時間が不足した。非常に残念で、責任を感じている」と話した。
9月中旬、白井文市長が3選不出馬を表明してから、市議会の保守系会派「新政会」は候補者擁立に動き出した。
当初、副市長に何度も出馬を要請したが、説得しきれなかった。次に、県議や市議に声をかけたが、いずれも出馬に踏み切れなかった。10月下旬には、市内在住の会社員が出馬に前向な姿勢を示し、県連に推薦依頼までしたが、直前に本人の事情で辞退。最終的に、県連主導で候補者擁立を目指したが、不調に終わった。
これまでに約10人に出馬を要請したが、すべて断られたことになる。新政会の寺本初己幹事長は「白井市長が3期目も出ると思っていて、準備が遅れた。私の読みが甘かった」と話している。泉原支部長は「市長選は残念な結果になったが、県議補選に集中したい」と語った。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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>>1110
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/kyoto/101104/kyt1011040328000-n1.htm
自民ポスター破り男 民主公認を取り消し 京都
2010.11.4 03:28
自民党府議(70)の政治活動用ポスターをはがすなどしたとして、器物損壊容疑で、来春の同府議選で民主公認で立候補を予定していた衆院議員の伊吹文明氏の元秘書、名引直寿容疑者(53)が逮捕された事件で、民主党府連は3日、役員会を開き、名引容疑者の公認の取り消しを決定した。
府連によると、名引容疑者の犯行は悪質で、府民に不安を与えた責任は重大と判断。取り調べ中のため、名引容疑者と連絡がつかないままだが、重い処分に相当するとして公認取り消しにしたという。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/101106/20101106048.html
統一地方選へ燃える大阪 各党動き加速
2010年11月6日
来年4月の統一地方選挙に向けた各党の動きが大阪府内で活発になってきた。橋下徹知事が代表を務めるローカルパーティー大阪維新の会は17日の政治資金パーティーで2次公認候補を発表し、勢いを加速させる意向。維新の会への集団離党にじだんだを踏んだ自民党は20日から空白選挙区の候補選定を本格化させ、民主党も23日に岡田克也幹事長を迎えて士気を高めるなど大阪政界のボルテージが上がりつつある。
■ワン大阪VSワン関西
「何が何でも大阪維新の会をぶっつぶす」。10月31日の自民党府連大会で、会長の谷川秀善参院議員は党勢を減退させた維新の会を敵視し、「空いた選挙区は公募して候補を立てて戦う」と語気を強めた。
党府連は統一地方選の1次公認・推薦候補者80人を発表したが、大阪、堺市議選は計9選挙区が空白状態。府議選の大阪市内選挙区では14選挙区に候補擁立のめどが立っていないため、地域支部単位の自薦・他薦者を基に候補を選定、埋まらない選挙区は公募を開始する。
12月4日か5日には統一地方選マニフェストを発表し、「ワン大阪」の都構想を唱える維新の会に対抗する。
「偽物のマニフェストを作ってもあかん」と自民党の発表をけん制する維新の会幹事長の松井一郎府議は、同党が掲げる「ワン関西」を“抽象的”と酷評。10月29日に都構想の下地になった『大阪維新』著者の上山信一慶応大教授を講師に迎えて理論武装を図った。
17日の政治資金パーティーにお披露目する2次公認候補は20人に及び、「団結を深めて勢いを付ける」(松井府議)。
■“活”入れる
「維新の会みたいに最初から力を入れていたら(士気が)下りになる。来春のヤマ場に向けてどう盛り上がるか、その出発点が23日だ」と話すのは民主党府連幹事長の土師幸平府議。
公認候補140人を紹介する23日の政治資金パーティー前に党本部から岡田幹事長を迎えて勉強会を設定。「天下の情勢を語ってもらい、活力を入れてもらう」(土師府議)ことでボルテージを上げていく。
統一地方選まであと5カ月−。維新の会の橋下代表が連携を協議した渡辺喜美代表率いるみんなの党も大阪での動きを加速しつつある。「11月中には2〜3人の公認候補を発表したい」と党選対事務局長の山内康一衆院議員は語り、「どの選挙区に当てはめるか」について維新の会と情報交換する意向だ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101108/plc1011082321028-n1.htm
平松大阪市長「自公候補応援も応じる」 来春の市議選
2010.11.8 23:18
大阪市の平松邦夫市長は8日、来春の統一地方選の市議選で、前回市長選で自身が推薦を受けた民主党以外に、対立候補を推薦した自民、公明両党の候補からも要請があれば選挙応援に応じる考えを明らかにした。「大阪市解体」を掲げて市議選で過半数獲得を目指す地域政党「大阪維新の会」(代表、橋下徹・大阪府知事)に対抗し、既存政党との“共闘”に踏み出した格好だ。
この日、同市内で開いた後援会主催の政治資金パーティーに出席した後、報道陣の取材に答えた。具体的な選挙応援の対応について、平松市長は「(選挙区ごとに)民主候補に相談したうえで、自公候補から要請があれば応じる」と述べた。
また、今回のパーティーでは、昨年出席した橋下知事に招待状を出さなかった一方、市議会野党の自民、公明両党の市議団幹事長が初めて出席した。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101028ddlk30010351000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/1 若者の流出 /和歌山
◇受け皿とミスマッチ
◇和大観光学部、県内就職2割
11月11日告示の知事選は、人口減の先を見据えた県政のリーダーを選ぶ選挙といえる。8月1日現在で推計人口が初めて100万人を割った和歌山県。1955年の国勢調査以降初、近畿2府4県でも唯一だ。私たちは少子高齢社会をどう生き抜けばいいのか。大台割れを契機に現状を報告し、“過疎先進県”の明日を考える。
議論は盛り上がっていた。「婚活プランは最後にメールアドレスの交換ができたらと思います」「それは面白いね。だけどこのプランは難しいよ」。和歌山市栄谷の和歌山大の教室で今月20日、旅行企画について話し合ったのは、観光学部の学生10人と和歌山市内の観光ホテル経営者。県が仲介して、学生とホテルが共同で旅行企画を考案する取り組みで、インターネットで実際に販売もする。同学部ならではの体験だ。
観光による地域の振興と再生を担う人材の育成を目的の一つに設立された観光学部。熊野古道など世界遺産を軸に「観光立県」を目指す県も08年4月、同大と相互連携協定を結び、人材育成を図る。今回の取り組みもその一環。県観光振興課の山西毅治課長は「マーケティングなど学んだ知識は将来的に県内の観光振興に生かしてほしい」と期待する。
しかし、県の思惑とは別に、多くの学生の目は県内に向いていない。観光学部は来春、08年度の開設以来初めての卒業生73人(見込み)を送り出す。だが、県内に本社を置く企業の内定を得たのは14人にとどまる。鉄道会社を除く観光関連業界には7人が就職する予定だが、うち県内は2人だけだ。
4年生の女子学生(21)は、東海地方に本社があるホテル運営会社の内定を得た。旅行業のゼミで学んだ知識をアピール材料に、旅行代理店やホテルなど約50社を受験したが、県内企業は選択肢にすらなかった。「規模や安定性、待遇とかを考えると、就職したいと思う会社がなかった」と話す。
大学全体では09年度に学部を卒業して就職した588人のうち、8割弱が県外を選んだ。同大学生支援課によると、学生の大企業志向が依然強いほか、インターネットの就職情報サイトに登録する県内企業が少ないのが遠因だという。また、県内の観光業界の場合、「家業のホテル・旅館ばかりで、幹部候補となる大卒の人材を採用する意欲がない」(観光業関係者)と指摘する声もある。実際、ある観光ホテルの社長は、「新しい感性を持っているだろうし、人材として面白いかもしれない。だけど大学の勉強がそのまま通用するわけではないし、現時点で採用予定はない」と話す。
学生の就職を担当する同学部の小畑力人教授は「せっかく人材を育てても、県内には雇用の受け皿がない」と嘆く。送り出す側と受け入れる側とはミスマッチしたままだ。【岸本桂司】
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◇メモ
和歌山大の09年度の学部卒業の就職者588人のうち、県外は446人。「就職率アップが主眼で、県内か県外かは意識していなかった」(同大学生支援課)ため、データは08年度を含め2年間しかない。県内大学卒業者の統計は、県も把握していない。一方、県内高校卒業者の県外への就職割合は03年度以降、上昇している。大阪府での就職が毎年最も多い。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101029ddlk30010340000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/2 買い物支援 /和歌山
◇過疎地のニーズ高く 採算課題、地元商店に影響も
田辺市龍神村の中心部から約30分。県道735号から更に細道を山奥に向かうと、三ツ又地区がある。13世帯の実質21人のうち65歳以上は16人、高齢化率は76%だ。その集会所に毎週金曜午前、住民が集まる。目当てはインターネットから生鮮食品などを注文し、宅配してくれる「ネットスーパー」だ。
牛乳、サラダ油、国産豚肉細切れ(2パック)……。「少なかったら悪いから今日は買おうかな」。22日。メモを持った小川ヨシさん(77)は楽しそうだ。「遠慮することはない。ほしいものだけでいいよ」。同市の集落支援員、永渕房夫さん(48)が応えた。
買い物が難しい過疎地の高齢者の支援に、県とスーパー・オークワ(本社・和歌山市)が9月末から始めた実験だ。約1万点を店頭価格で購入でき、「パビリオンシティ田辺店」(田辺市稲成町)から週1回宅配する。県と同市が09年度から市内の公共施設にパソコンを設置し、高齢者を対象に教室を開いたことが契機となった。実験する三ツ又など4地区合わせた高齢化率は約40%、典型的な過疎地でもある。高齢者がパソコンを使いこなすか、需要はあるか。検証すべき点は多い。オークワにとっても、商圏から遠い片道40〜70分強の4地区への配送費がかかるのに県補助はなく、採算がとれてビジネスとして確立するか課題が残る。
注文は、10月23日配達分までの計5回で62件、1回当たり平均12・4件。同6、7件を想定した県担当者の予想を上回る。中でも三ツ又は計24件と突出する。月・水・金に村中心部と1往復する市の通院用バス以外に、地区には公共交通機関がないのも一因だ。
小川さんは同地区に移り住んで53年。夫は03年に亡くなり、車はない。12月18日配達分でいったん終わる実験について、「今後もできたら」と願う。07年に脳梗塞(こうそく)で倒れた1人暮らしの久保住男さん(71)も同様だ。米10キロを注文した山本良市さん(87)も「腰が悪いから助かる」。異口同音、継続を希望する。
オークワは「過疎地域は今後も増えるため、どうすれば効率的にできるか考えたい」。一方で、村中心部で生鮮食品を扱う「ふれあいマートあだち」の安達宗一代表は「もし県事業として全地域に拡大するなら店をたたまねばならない。影響を考えてほしい」と話す。県は今後、実験結果を市町村に情報提供。「補助金を使わずに民間の力でできないか検討したい」としている。【山下貴史】
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◇メモ
総務省によると、65歳以上の人口割合を示す高齢化率は09年、26・7%で全国7位。施設入所者を除く一般世帯に占める1人暮らしの高齢者の世帯割合は05年、11・2%で全国3位。県が07年、当時の過疎法と山村振興法に基づき過疎対策などをする県内18市町村を調査したところ、市街地を除く547集落のうち、193集落で高齢化率が5割を超えていた。うち100集落には商店がなく、最寄りまでの距離は平均9・7キロだった。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101030ddlk30010342000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/3 鳥獣被害 /和歌山
◇高齢化の農村むしばむ 猟友会会員減少、対策が急務
つるの部分だけを残したサツマイモが畑に散らばる。「作っても自分では食べれん。食べるのはいつもサルや。こんな年寄りじゃ、追い払うこともできないしな」。日高川町平川で農業を営む女性(76)は、あちこちに掘り返された跡のある畑を見渡した。
県内の農村地域では過疎化が進む一方、サルやシカ、イノシシなど鳥獣による農作物の被害が、99年以降毎年約3億円前後に及んでいる。被害がひどいために生計を立てることをあきらめ、自給自足のためだけに耕作を続ける農家も、同町にはいる。その作物さえも被害に遭う。
町も手をこまぬいているわけではない。対策として地元の猟友会をメンバーにした「環境警備隊」を今春に発足した。メンバーは12人。合併前の旧3町村に分け、ペアを組んで定期的にパトロールして駆除や追い払い、個体数と被害状況の調査を続けている。
町によると、「定期的に見回ることで、学習能力のあるサルは隊員の姿を見ただけで逃げ出すようになり、効果が出始めている」と手応えを感じている。町内の猟友会会員は約200人。日高地域の中では比較的多く、威力を発揮している。
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しかし、隣接する印南町では事情が違う。猟友会の会員はわずか35人。40歳以下は4人で、50〜65歳以下が15人、65歳超が16人と高齢化も進んでいる。地域全体の人口減と高齢化も影を落とす。
町は、新たに猟銃免許を取得する人を対象に、手続き費用や猟銃購入費の一部などを補助する制度を、県内で初めて定めた。免許の新規取得には7万6400円が必要で、猟銃も新品で30万円程度する。今年は3人に制度を適用。さらに、別の申し込みや問い合わせもあるという。
ただ、猟友会の会員増は、容易ではない。印南町の湯川和幸・町産業課副課長は「一人前の狩猟者になるには平均で10年ぐらいかかると言われる」と説明。県猟友会事務局はさらに、「駆除は猟友会がやらねばならないが、警察は防犯上の観点から銃器の管理を厳格化しており、難しい面もある」と漏らす。警察との協力関係の構築もこれからだ。
後手に回った感が否めない人材育成。高齢化が進む農業を脅かす鳥獣被害への対策は急務だ。【山中尚登】
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◇メモ
県猟友会によると、現在、20〜30代の会員はわずか1%余り。60代以上が60%を占めている。最高齢は80代だ。若者離れについて、県猟友会事務局は、1日かけて山を駆け巡るハードな狩猟が、レジャーの多様化を背景に受け入れられなくなっているとも分析する。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101102ddlk30010402000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/4 少子化対策 /和歌山
◇第一歩は恋愛から 婚活、子育て 柔軟な支援必要
夕日に向かう2組のカップル。4人を乗せたヨットは、薄暮の海に滑り出した。先月23日、和歌山市のヨットハーバーにあるクラブハウスで開かれた婚活パーティーでは、成立したカップルへサンセットクルーズがプレゼントされた。「コ」の字形に向き合った20〜31歳の男女48人。それぞれの自己紹介に笑い声が上がり、3時間後に誕生した2組のカップルがプレゼントを手にした。
「少子化対策の第一歩は恋愛から」。担当者はそう言う。主催したのは和歌山市。事業費は県が全額補助した。労働環境や意識の変化を背景に、特に女性の未婚・晩婚化が進む同市は、「恋愛や結婚など子育ての前段階まで踏み込まなければ、少子化は止まらない」とみる。これまで、経済的負担の軽減や地域サービスの充実といった“正攻法”が中心だった県も、初めて婚活イベントに予算をつけた。
パーティーでカップルになった保健師の女性(28)は「地元で家庭を持ちたいが、職場に異性が少なく出会いがなかった」と話し、会社員の女性(23)も「合コンより雰囲気は硬いけど、行政が設けた場だと安心感がある」と歓迎する。応募者は男性25人に対し女性37人。担当者は「成果が見えにくく敬遠しがちだったが、潜在するニーズは想像以上」と手応えを感じている。
◇
もちろん婚活だけで少子化対策にはならない。県は、第3子以降の3歳未満の保育料を無料にする「紀州3人っこ施策」を08年度から始め、教育と保育を一体的に行う認定こども園も6カ所開設させた。女性の社会進出を支える施策を進める。
しかし、和歌山市で働く30代の女性は、「働く女性にとっては十分でない」と言う。例えば放課後に小学生を預かってくれる学童保育。同市内では小学校区52に対し62カ所設置されている。ただ、数は十分でも、午後7時まで預かってくれる適当な場所は、当時見つからなかった。仕事が定時に終わらないことも多いのが現実。母子家庭の彼女は3年前、長男の小学校入学に合わせ、条件を満たす学童保育を実施している自治体へ引っ越した。
女性は「子どもの成長によって刻々と変わるニーズに伴走してくれるような行政サービスを受けられたら」と願う。子育て家庭の交流サイトを運営する「AsMama(アズママ)」(本社・東京都)の甲田恵子社長も「ニーズに合わせて手助けできる柔軟性とスピードが行政には必要だ」と指摘する。【藤顕一郎】
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◇和歌山市の05年の未婚率を20年前と比べると、女性は20代後半が58・3%で31ポイント増、30代前半が31・7%で23ポイント増と急増している。男性の場合は、それぞれ68・5%で15ポイント増、43・8%で20ポイント増。女性の未婚化が特に目立つ。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101104ddlk30010180000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/5 移住 /和歌山
◇定着支える人の輪 高齢の過疎地に「若い力」
「『行けば何とかなるだろう』という甘い幻想は禁物」。移住者向けに8月に発行された県の「わかやま田舎暮らしマニュアル」は冒頭、現実を突きつける。交通事情の悪さ、医療機関までの距離、賃貸可能な空き家の少なさ。美しい自然にあこがれて移住しても、想像以上の大変さに去る人もいる。県過疎対策課は「不便さを知った上で、魅力を感じて住み続けてほしい」と言う。
◇
和歌山市中心部から車で約1時間の山間部・紀美野町。移住者が営むパン店やカフェには時に行列ができるほどの人気だ。11月に開店1周年を迎えるパン店「古民家工房 薪(まき)焼き石窯パン岳人」(同町箕六)もその一つ。経営者の川上武さん(39)も04年、大阪府岸和田市から妻子と移住した。
町役場の協力で古民家を探したが、傷んだ建物は修繕が必要で、職人に教わりながら自ら土壁を塗り直した。水道や風呂、トイレがなく、整備の出費もかさむ。看護師の妻(42)は町外に通勤し、長男(6)も手が掛かる。最寄りの店まで車で数十分。趣味の食べ歩きもできない。近くに親族もいない。孤立感が募った。開店のめどが立たず、収入を得るため道路工事などにも初めて従事した。「都会に戻ろうか」
揺れる気持ちを支えたのは、周囲の人たち。毎日「どうや」と声をかけに訪れる、パンを焼く石窯の材料の石を切る機械を貸す、薪の調達を手助けする……。先に移住した別のパン店の人たちも、相談に乗ってくれた。川上さんは「やっぱり人間ですよね」と語る。移住から5年。開店にこぎつけた。
町も地元の人による支援を重視する。移住者が入る地区では「世話人」を決める。各地区独特の寄り合いや冠婚葬祭のしきたりなどを教え、地域にとけ込む手助けをしている。
◇
県外からの移住者は09年度で76人。毎年数千人減る県人口と比べるとわずかだが、団塊世代までの「若い世代」が、高齢者ばかりの過疎地で暮らす意義は大きい。防災を担い、独居者を気遣う存在。道の掃除や草刈り、祭りの担い手としても期待される。
県は06年、移住の誘致を本格化し、相談から移住後の支援窓口まで一本化し、空き家の賃貸を促す制度なども整備。市町村や地元の人と協力する態勢作りにも力を注ぐ。
川上さんのように、周囲の支えが定住に結びつく。移住者と住民の橋渡しができるか。制度とともに、きめ細かな地域との連携に手腕が問われている。【久木田照子】
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◇メモ
県が移住促進を本格化させた06年以降、移住者は増加傾向にある。田舎暮らしセミナーを大阪市で月1回始めた09年度からは、相談・現地案内の件数とともにさらに増えている。また、移住者の7割超は近畿地方から。自然に恵まれた場所での子育てを望む30歳代が32・0%だが、退職後の60歳代以上も22・7%と多い。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101105ddlk30010320000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/6 公共交通の空白 /和歌山
◇高齢者の運転、事故多発 住民要望で乗り合いタクシー
四方を山に囲まれ、舗装された道路が延びる。バス停も駅も、ない。高野町湯川地区は公共交通の空白地区だ。高齢化率は79・5%。同地区など同町の空白地区10集落では今月中旬から、定められた経路を予約に応じて走る乗り合い型のデマンド運行「ふれあいタクシー」が本格的に始まる。
「病院まで往復6000円。何とかしてほしい」。きっかけは湯川地区の住民の要望だった。町が住民全員と話し合いを重ね、同タクシーの実験運行を昨年3月始めた。
本格運行するふれあいタクシーの運賃は、片道一律500円。本来の運賃との差額は、町が負担する。各集落から町中心部の高野山病院まで、週2回で1日3〜4便走る予定だ。途中での買い物もできる。同地区区長の西浦孝さん(86)は「この1年間、脳梗塞(こうそく)で入院し、タクシーを利用しなくなった住民もいる。今後、入院などで利用者が減ることはあり得るが、運行は続けてほしい」と訴える。
◇
山間部が多く公共交通のない地域が少なくない和歌山。県警交通企画課によると、県内の65歳以上の高齢者の5割が免許を持っており、その割合は全国5位だ。高齢者が絡む交通事故件数は昨年、2192件で全体の3割を占める。また、今年の死亡事故死者41人のうち高齢者は25人。さらに死亡事故40件中15件で、過失の最も重い当事者(第一当事者)は高齢者だった。
一方、高齢者の事故防止対策として始まった運転免許の自主返納に応じたのは、09年で50人。過去最多だったが、全国では最も少なかった。
西浦さんは「いつでもどこにでも移動するため車は手放せない」と話す。同課は「ダイヤの決まった公共交通機関だけでは、病院や買い物など生活全般をまかなえない。国が対策を立てるべきではないか」と指摘する。
高野町のデマンド運行にも、「町外の病院への運行」や「付き添い人の負担ゼロ」を求める声もある。中尾司・町企画課長補佐は「住民のニーズを100%拾いきれていないのは確かだが、町外への移動まで公的に援助するのは難しい」。
生活交通の確保へ、対策はまだ途上だ。【岡村崇】
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◇メモ
65歳以上の県民の運転免許証保有率はここ20年で倍増している。県警交通企画課によると、90年には16万2986人のうち約24%。昨年は26万8871人のうち約50%となった。
毎日新聞 2010年11月5日 地方版
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101106ddlk30010476000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/7 地域経済 /和歌山
◇唯一の銀行支店に幕 負のスパイラル、人口減で利便性低下
緑の山々を貫く国道に面した建物に10月下旬、1枚の紙が張られた。「まことに勝手ながら、来年3月11日に金屋支店と統合します」。紀陽銀行(本店・和歌山市)の清水支店は、旧清水町(現有田川町)唯一の銀行支店だった。同行の支店統廃合は6年ぶり。金屋支店までは、車で片道30分以上かかる。
かつて林業で栄えた旧清水町。支店が開業した99年の人口は5300人余りだったが、今年10月1日現在には4118人に減った。2人に1人が65歳以上だ。
約180社が加盟する有田川町商工会議所清水支所には、支店の統合発表後、「取引先への急な入金が必要な時に振り込めない」「せめて現金自動受払機(ATM)だけでも」などと不満が寄せられる。町には農協など他に金融機関はあるが、統合を進める農協も店舗は減らす予定だ。食料品を置く店も5店舗あって日常の買い物に支障はないが、今年に入り文房具店と酒店が店を閉めた。
◇
9月、大阪の目抜き通りの御堂筋沿いに、同行の大阪中央支店が移転した。地下鉄心斎橋駅から徒歩10分ほどの好立地で、顧客との接点強化や利便性向上を図る。
06年に30店舗だった同行の府内での支店は今年までに36店舗に増えた。県内では来春、清水支店とともに野上支店美里出張所(紀美野町)も近隣支店に統合する。同行広報室は「県内が基盤であることには変わりない」とし、実際に県内での預金残高は伸びている。一方、融資残高は、08年9月末に大阪府内分が県内分を超えた。今後、市場規模の大きな大阪市など府北部でも、法人や住宅ローンなど融資先の開拓に注力する。
和歌山社会経済研究所の木下雅夫・総括研究部長は「県内企業の資金需要が高まらねば、金融機関は大きな市場を目指すだろう。地域に合わせた自治体の支援が必要だ」と話す。
◇
人口減で地域の利便性が低下し、さらに人口減に拍車がかかる負のスパイラル。統合される清水支店を横目に、60代の男性住民がつぶやく。「暮らしにくくはなるよ。でも今までよく置いてもらってたと思わんとな。こんだけ人減ってるんだし」【藤顕一郎】
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◇メモ
信用金庫や農協などを除く県内の銀行の店舗数は、96年に阪和銀行が経営破綻(はたん)、06年に和歌山銀行が紀陽銀と経営統合した影響もあり、95年の171店舗をピークに減り続け、08年には91店舗に。人口は82年がピークだった。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101107ddlk30010227000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/8止 林業 /和歌山
◇「緑の雇用」で16%確保
◇木材価格の低迷と過疎、後継者難に拍車
「カン、カン、カン、カン」。古座川町の七川地区の山に響く枝打ちの音。高さ10メートル以上もあるはしごの上で、南真次さん(57)=同町添野川=は一人でカマをふるい、木の幹から枝を切り落とす。節の少ない木を育てるためで、日光を遮る細い木を間引く間伐とともに不可欠な仕事だ。
時間があれば、ペンキで木に印を付ける。「こうしないと他の人との境界が分からんからな」と南さん。20ヘクタールほどの山を持っているが、隣の所有者は県外に出て行ったり山仕事の後継者がいなかったりで、境界が分かりにくいという。複数人と共同で購入した「株山」と呼ぶ山も別に所有するが、伐採期を迎えても木材価格の低迷で切り出す見通しがない。
同町の面積の96%を占める森林。35年前は421人が林業に就業していたが、68人(05年)に激減。平均年齢は60・9歳だ。南さんにも後継者はいない。「祖父、父と続いたが、周囲に人はおらず、次を探せる状況ではない」と声を落とす。切り出した木材を加工する製材業も厳しい。串本町中湊の浜口勢市さん(65)は「価格が4分の1の外国材に押され、先行きが暗いのに後継者を探す気にもなれなかった」と、3年前に廃業した。
◇
間伐や原木を切り出す人材の確保として、国や県は02年から「緑の雇用」に取り組み、約460人を受け入れた。現在も約250人が従事。臨時雇用も含めた森林組合雇用の労働者数のうち、08年度には16%を占めるまでになった。
課題は専門技術者の育成だ。間伐する木の選定や、延長1キロ以上に及ぶ架線を張りめぐらし原木を切り出す技術は一朝一夕に習得できない。南さんは「10年以上はかかる。自分で苗を植えて育てて、どのような木がいいのか原木市場に勉強に行く必要もある」と話す。
さらに、県は01年から需要喚起に紀州材を使って県内に住宅を新築・増築する場合、最大20万円を補助。年間に約3200立方メートルの需要を生んでいる。年間需要23万立方メートルという県の計画からみればわずかだが、まず県民が地元産木材を意識して使うことに活路を見いだす試みだ。
不況と人口減が相乗的にもたらす林業共同体の危機。負の連鎖から抜け出すための議論は待ったなしだ。【山本芳博】=終わり
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◇メモ
森林組合は森林所有者が集まった協同組合で県内に25ある。林業の従事者が減少する中、「緑の雇用」という事業で県外の若い人らを雇い、間伐や下草刈りの森林整備や原木の切り出しなどをしてもらう。高性能機械を使った低コスト林業実現の担い手として期待されている。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101111000040
京都府議定数是正 激戦、撤退 広がる波紋
来年4月の京都府議選に向け各党では選挙準備に入っているが、9月定例府議会で決まった「1増3減」の定数是正の影響が出ている。定数5から4に減る京都市左京区では民主党新人が立候補を断念し、議席を36年間守ってきた公明党も候補擁立を見送る。1減の他の2選挙区でも激戦が必至の情勢で、1増になる西京区でも余波が広がりつつある。
■統一地方選2011
9月定例会で京都市西京区(定数2)を1議席増やし、左京区(同5)と南丹市・船井郡(同2)、舞鶴市(同3)を各1議席減らして60議席とする「1増3減」の議員定数条例案が賛成多数で可決された。
この影響が早くも現れたのが左京区。民主党府連は1日、現職に続く2人目候補として擁立を決めた新人の公認を取り消した。「本人が立候補を辞退した」と発表したが、辞退の理由に定数削減もあったという。
公明党府本部も5日、同区選出の府議を引退する京都市議の後継にくら替えさせる方針を決定。1975年から議席を確保し、前回の府議選でも自民新人とのデッドヒートの末に議席を死守したが、「定数削減による選挙情勢の変化を勘案し、今回は擁立を断念した」と説明する。
「党の牙城」として2議席を維持してきた共産党府委員会も危機感を強める。7月の参院選で同区比例票で民主に2倍近い差をつけられるなど2議席死守は容易でない。公認が決まった現職2人のうちの1人は「自民、民主の現職が立つが、民主は代わりの候補を立てるはず。無投票はない」と厳しい戦いに備える。
舞鶴市も自民と京都創生フォーラム、民主が3議席を分け合ってきたが、1減で様相が一変。すでに民主と京都創生フォーラムの現職は立候補の意志を固め、自民も勇退する現職の後継候補として市議ら2人の名前が挙がる。共産も新人を決めており、4人以上が争う激しいサバイバル競争が展開されそうだ。
南丹市・船井郡も1議席をめぐる保守系の駆け引きが始まっている。自民現職が立候補の意向だが、地元の党南丹支部は「現職は公認せず、別の候補を公募する方向で検討中」として、分裂選挙の可能性をはらみ、民主や共産も候補選定を進めている。京都創生フォーラムの保守系現職の出方も注目される中、情勢は混沌(こんとん)としている。
一方、西京区は自民、民主の両現職が公認され、共産も新人を擁立する。これまで実力が張り合う民主と共産が2議席目を競り合ってきた経緯があり、3党が3議席を分け合う見方も出ている。しかし、新党や無所属が絡んでくれば、予断を許さない情勢にもなり得る。
【 2010年11月11日 10時08分 】
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自民党大阪二区の公募、わずか十日で消えた。裏がありそうと思ったら、あった、あった、
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
左藤章って、汚いね。
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自民党大阪二区の公募、わずか十日で消えた。裏がありそうと思ったら、あった、あった、
http://blog.goo.ne.jp/kawajo1/
左藤章って、汚いね。
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>>1004
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20101112ddlk27010318000c.html
選挙:大阪市議選 擁立検討の市幹部、立候補を辞退−−維新の会 /大阪
来春の統一選で、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)が大阪市議選候補として擁立を検討していた同市幹部の男性(56)が、立候補を辞退したことが11日、分かった。男性は毎日新聞の取材に「いろいろな事情があり、選挙に出るのは難しい」と述べた。
男性は元大正区長で、健康福祉部の部長級職員。市を解体・再編する「大阪都構想」で区長公選制の導入を目指す維新にとって、区長経験者は目玉候補の一人だったが、11日までに文書で辞退を申し出た。
市は今月、2年前のセクハラ行為で男性を懲戒処分としたが、本人はセクハラ行為を否定している。男性は、処分が立候補断念の理由かどうかについて「それ以外のいろいろな事情がある」と否定した。【田辺一城、小林慎】
毎日新聞 2010年11月12日 地方版
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001011110005
尼崎・白井市政8年 (上)「アイドル」
2010年11月11日
8年前の2002年12月12日、支持者らに迎えられて初登庁した白井文市長=尼崎市役所
2002年11月、尼崎市に全国最年少の女性市長が誕生した。「市民派」とされる同僚議員らに担がれた元市議の白井文(当時42)。
市長選で「尼崎を変えよう。開発重視を改め、福祉重視の市政に」と訴えた。相手は自民、公明など議会与党の5党が推薦する現職の宮田良雄(当時75)。白井は「圧倒的に不利」との前評判を覆し、5千票差で競り勝った。
ガラス張りの市長室、退職金の減額といった公約のほか、元全日空の客室乗務員という経歴も注目され、その一挙手一投足が話題を呼んだ。
白井を市長選に担ぎ出した元市議の騰(あぐる)和美(74)は言う。「アイドルだった。みんな夢を見た。尼崎に明るさを取り戻せる、『アマのイメチェン』ができると」
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白井が政治の世界に足を踏み入れたきっかけの一つは1992年に発覚した市議らのカラ出張問題だった。
「ホンマに出張したんや。“ハチド”には視察旅行に行ってきた」
同年11月、市議が青森県の八戸(はちの・へ)のことをこう言った場面が報じられた。議会が設置した調査委員会が全議員の不正を確認。市民らの運動もあり議会は解散に追い込まれた。
全日空を退社し、マナーコンサルタント業を立ち上げていた白井は、生まれ育ったまちの議員らの発言を聞き、出直し市議選への立候補を固めていったという。
市議選では定数52のうちの3分の2を、白井を含む新顔が占めた。のちに白井を市長に担ぐ議員も含まれていた。
◆
戦後、尼崎市は公害に悩みながらも工業都市として発展してきた。だが大規模製鉄所が撤退するなど空洞化が始まり、人口はピークの55万人(71年)から減少し続けた。企業の市外流出で税収も減り、市債残高は2300億円(02年度)にのぼっていた。
現職の宮田はそれまで、1千億円かかるとされた阪神尼崎駅前に空中回廊を作る再開発事業を進めていた。そして02年の市長選直前に、公共施設の統廃合、保育料の引き上げや老人医療費の所得制限などを盛り込んだ「経営再建プログラム」を出した。市長選は宮田の無投票当選になりそうな情勢だった。
前年、市議を2期務めて辞した白井が、周囲から推されて立候補を決意したのは投票日まで3カ月を切ったころだったという。
「財政悪化の責任も取らずに、財政再建とは何なのか」。白井を推した元市議の飯田浩(63)は現職にそんな疑問を抱いていた。
白井は、3500万円の退職金の減額を訴えた。飯田は、当時の新聞の投書欄に47歳の主婦が「不必要と思える施設は造るのに、ごみ収集の袋は有料になった。新顔候補の白井文さんが『市長の退職金を80%減らす』と言えば、そちらに気が向くのは当然」と書いていたのをよく覚えている。
自営業者で市議時代から白井を支えた元選対事務局長の故・北村仁(ひとし)は「長引く不況で工都は活気を失い、マグマのような不満が市民に充満していた」と回顧録に書き残す。
◆
白井は初当選後、前市長の経営再建プログラムの見直しを掲げ、市役所に乗り込んだ。「市民のための政治を始めたい。レッツ・ビギン」
白井を応援し続けてきた県議の丸尾牧(まき)(46)は「カラ出張以来のしがらみのないクリーンな市政を求める活動の集大成として、政権交代を起こした。それだけでも大きな功績だ」。
しかし、「アイドルだった」と白井を評した元市議の騰はこう言う。「あの清新なイメージは誇らしかった。ただ8年は、それだけでは生きられなかった」(敬称略)
◇
14日に告示される尼崎市長選を前に白井市政の2期8年を振り返り、課題を探る。
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001011120001
尼崎・白井市政8年 (中)「風紀委員」
2010年11月12日
「労働者の町の顔」として親しまれてきた市立労働福祉会館。老朽化を理由に2011年度をめどに廃止が打ち出されている=尼崎市東難波町4丁目
市長室の席につき、ひと月あまり。2003年1月、白井文(当時42)は前市長の宮田良雄が作った経営再建プログラム(03〜07年度)の見直しを説明した。
「もっと修正したかったが、財政状況が予想以上に厳しい」。291項目のうち、修正したのは14項目。高齢者や障害者、子育て支援に関する5年分計7億円の市民負担の緩和だった。
市は、バブル期の大型開発などがたたり、05年度には、事業や起債が制限される財政再建団体に転落する可能性が出ていた。プログラムは財政担当の職員らが丸1年かけて練った案だった。担当者の一人は、「どこも変えないわけにはいかないでしょうから」と、修正例を職員らで白井に薦めた場面を思い出す。
前市長の宮田はこう言う。「金がない。何も出来ないのは普通。事実、白井さんは市長になっても、情報公開とか食育とか金のかからないことをやっている」
◆
白井は「未来の世代に借金は残さない」とし、財政再建路線に突き進む。
阪神尼崎駅前の再開発事業は凍結。先行取得したままになっていた土地の借金に返済計画を立てさせ、12ある児童館を全廃しその跡地を売却。市役所支所や小中学校、保健センターの統廃合を進めた。
そうした中、02年の市長選で「支持」した共産は、06年11月の2度目の市長選で白井への応援のレベルを一つ落とし、「支援」とした。党尼崎地区委員会選対部長の流目(ながれ・め)茂は「財政が厳しいからと1期目から福祉を削った。財政と福祉の両立と言ってきたのに違っていた」と振り返る。
それでも、白井は自公が推す新顔候補に対し、2倍の得票で再選した。ある市幹部は、市民からの強い支持を背景に、「手をつけられなかったところまで、行革を徹底的にやる」と決意したという。
◆
2期目の白井は、市債の元利払いを除いた単年度の歳出を借金なしでまかなうなど、財政規律の強化を打ち出す。
市職員は02年度から3分の1減らして12年度には2800人になる見通しとなり、平均給与も825万円から714万円になった。
「女学校の風紀委員だな」。ある男性市議は白井の姿にそんな雰囲気を感じた。「全部が直球勝負。財政圧力が強まるほどそれに集中していた」。白井は予算編成の過程で、歳出削減の目標額に届かない資料を提示した財政担当の幹部を激しく叱責(しっ・せき)することもあったという。
これまでに市債に外郭団体の負債なども加えた実質的な市民の将来負担は3550億円(02年度)から3092億円(09年度)に減った。市債は増えたが、それ以上に「隠れ借金」とされた外郭団体・土地開発公社の負債を600億円近く減らしたためだ。
ただ、不況続きで歳入は伸びず、財政の弾力性を示す経常収支比率は100%近くで推移したまま。収入のほとんどが人件費や生活保護費などの必要経費に消える状態は変わらなかった。貯金にあたる基金も9億円(市民1人あたり2千円)で、大がかりに新事業をする余力はなかった。
市は現在、数十万、数万円単位の敬老会や被爆者団体への手当も見直し始めている。最近、市の各部署からは「もう削るところがない」との声が漏れる。ある幹部は「改革疲れ、行き詰まりがある」と胸の内を明かした。
◆
3選不出馬の表明から約1カ月後の今年10月27日。市内の集会に白井が登壇した。「今の大人で財産を食いつぶし、借金だけを次の世代に引き継いでいいのか。それは絶対に許されないと思い、取り組みを進めてきた」
白井を応援してきた市議の一人は言った。「転落しそうな尼崎を救った。ただ財政再建が頭から離れず、節約が目的になってしまったのではないだろうか」(敬称略)
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001011130004
尼崎・白井市政8年 (下)「鉄の女」
2010年11月13日
大阪湾から眺める阪神間。蛇行する中央の武庫川の右側が、尼崎市域
今年9月15日夜。この日午前の市議会で3選不出馬の表明をした白井文(50)は、退任会見を開いた。
不出馬の最大の理由に、2008年11月に発覚した市中央卸売市場(現・公設地方卸売市場)のごみ収集運搬事業をめぐる偽計業務妨害事件を挙げた。市役所改革を掲げていたため、事件で市幹部が有罪になって失職したことの「責任を取る」という。近い支援者らはこれにやや違和感を覚えたという。「ほかにも理由はあるんじゃないか」
この半年近く前。白井は支援者らに内々に退任の意向を伝えていた。夜の労働福祉会館の会議室に集まった支援者10人ほどに「財政と福祉の両立」に懸命だったことを話し、それでも市議会に批判があることを残念がったという。
◆
議会でここ1年、「そこまで福祉を削るのか」と議論になった施策がある。この10月に始まった70歳以上の市バスの無料パスの有料化。無料にしていた十数億円分は、老人福祉費の半分近くを占めていた。議案が提出された2月議会で、市議からは「高齢者の生活の足に手をつけるのか」との質問が相次いだ。予算特別委員会で、共産市議・田村征雄(いく・お)(66)の質問に白井はこう言う。
「少し取って欲しいと言う高齢者も大勢いるので本当に本当にありがたい。多額の財政負担をして敬老パスを維持するのは不可能なので、ご理解いただきたい」
市の財政担当の幹部は「手がつけられなかったところをやった」と評価する。ピーク時には20億円近い事業費になると予想されていた。対象となる高齢者は5万人以上。
市民派とされるある市議は「圧力と無縁の市長だったことの象徴。最も不人気であろう施策を手がけたのだから」と弁護した。
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白井は、情報公開と市民参画の政治を掲げていた。就任直後の03年からは、車座集会を続ける。市民からアイデアを募る一方、新たな施策への理解を得るためでもある。
これまで89回、2600人以上の市民と台本なしで対話してきた。財政のことも駐輪問題にも本人が直接答えた。
今年7月の車座集会で、ある市民がカラスの被害対策を求めた。白井は「市の財政は厳しい。もしカラス対策に人員を置くなら、その財源を具体的に示して」と逆に迫った。時折みせるそうしたかたくなな態度から、市職員や支援者らは「鉄の女」と呼んだという。
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車座集会は、元長野県知事の田中康夫(54)の手法。くしくも田中は昨年8月の総選挙で当選し、兵庫8区(尼崎市)選出の衆院議員になった。田中は、白井の情報公開への姿勢について、「財政の話ばかりだと疲れちゃう。家のローンがあっても焼き肉にも行くし、温泉にもつかりに行くでしょ」と助言する。「どうしても役人は財政再建が目的になる。次の発想の転換は選挙で選ばれたリーダーがしないと」
白井は退任会見で自らこう述べる。「今の尼崎の課題は4年後にも残っている。財政再建、住民自治基盤の確立は、これから5年、10年…20年と続けていかないといけない」。さっぱりとした表情を見せた。(敬称略)
(この連載は山下龍一が担当しました)
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http://www.sankei-kansai.com/2010/11/09/20101109-045799.php
関西の社会ニュース2010年11月 9日
【検証 「都構想」】(上) ふたつの大阪
「実現すれば、大阪は世界で5番以内の都市になる」。9月末、大阪市内で開かれた、地域政党「大阪維新の会」(維新)のタウンミーティング。代表で大阪府知事の橋下徹は、提唱する「大阪都構想」の有用性を強く説き、宣言した。
「大阪はタイタニック」―。橋下は最近、大阪を、20世紀初頭の沈没事故で多大な犠牲者を出した英国の豪華客船になぞらえた例え話がお気に入りだ。
変革の旗 見えぬ具体像
かつて商都としてにぎわい、東京との「二眼レフ」と自負した時代もあった巨大船・大阪。だが、東京への一極集中による大企業の本社移転や製造拠点の海外流出などで衰退が著しい。
巨大船には大阪府知事と大阪市長という2人の船長がいる。しかし、府・市ともに税収が減り、財政は沈没寸前の状態だ。こうした状況を打破するには「もう新しい船を造るしかない」というのが橋下の論理だ。大阪都構想は、府と市をくっつけて東京のような都区制度に変え、船長を1人にする改革策。現在の大阪市と周辺数市をエリアとし、約20の特別区に再編、都が広域行政、公選制の区長が率いる各区が基礎自治を受け持つとしている。
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市営地下鉄や港湾行政なども所管する大阪市は、約4万人の職員を抱える巨大官庁だ。本年度の当初予算総額は約3兆8550億円で、大阪府にも匹敵する規模だ。
だが、双方の施策には似通った事業も多い。大阪都構想は、自治機能の強化とともに、二重行政の解消にもつながるとしている。
「大阪全体を考えるリーダーを1人にし、世界と戦える都市をつくる」「企業の環境を整えてもうけを出させれば、自治体にも多くの税収が入る。このお金を地域に分配する」。橋下は声高にメリットを唱える。
ただ、大阪都が実現すれば都市機能はどのように強化され、住民の暮らしはどのように良くなるのか。法改正や各区間の財政調整、さまざまなコンセンサスが必要となる中、どのような工程で実現していくのか。かけ声の一方で、具体像は浮かび上がっていない。
「もちろん、これをやれば大阪はハッピーパラダイスになるというものではない。だが、これぐらいやらないと前には進まない」。橋下は、まず政治的パワーで「変えること」を決め、その後、事務方が具体像を詰めるという流れを描く。
大阪都構想の根底には、変革をキーワードに一点突破で打開を図る〝橋下流〟が透けて見える。「メリットやデメリットはあとの話」。構想に関し、橋下はこう言い切る。
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今秋、大阪市議会の維新市議団が出した「大大阪市構想」と書かれたビラが、周囲で話題になった。大阪の自治機能を一本化する内容だったが、維新の文書にもかかわらず「大阪都」の文字がなかったからだ。
ビラ作成当時、橋下は大阪都構想に加え、新たに大阪市を8、9市に分割する「分市案」を掲げたが、維新内部からも反発に遭い、10月上旬に撤回した。「大阪市の歴史や住民感情に合わず、支持できない」。ある維新市議はきっぱりと言い切った。
大阪市解体を前提とする大阪都構想をめぐり、橋下が最大の抵抗勢力と目したのは、市長の平松邦夫だ。一方の平松も、都市機能強化や府との二重行政解消は必要と考え、独自の構想を打ち出す一方、先鋭的な橋下の手法にはくみしないスタンスを鮮明にしている。
半ば感情的にも見える両者の対立。それを横目に、先のビラをつくった維新市議がつぶやいた。「市長も知事も、言っていることは同じ。表と裏の違いにすぎない」 (敬称略)
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来春の統一地方選で行われる大阪府議選や大阪市議選で、維新の過半数獲得を絶対条件に掲げる橋下知事。その最大の政策課題としている大阪都構想をめぐる動きや課題を見つめる。
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http://www.sankei-kansai.com/2010/11/10/20101110-045887.php
関西の社会ニュース2010年11月10日
【検証 「都構想」】(中) ふたつの大阪
大阪府が日本から独立し、連邦国家「大阪国」を建国。初代大統領にハシモトが就任した―。こんなエピソードで始まる小説が、今年のエープリルフールに合わせて発売された。大阪国は国連にも加入、7州と首都特別区に再編されたという設定になっている。
「府市合わせ」根本対立に
「好き嫌いはあるかもしれないが、今、大阪の大統領は誰かと考えたら、橋下徹知事しかいないと思った」。編集の中心になった「大阪名物くいだおれ」取締役の柿木央久(かきのき・てるひさ)は、出版に際し、橋下に「独立宣言として一文寄せてほしい」と頼んだ。ちゃめっ気ある知事だけに気軽に応じてもらえるだろうと思ったが、意外な答えが返ってきた。
「府の改革について、これから本気で取り組もうと思っています。この本の構想が大阪府の構想だと勘違いされると困るので、お断りさせていただきます」。橋下が大阪都構想を表明する直前のことだった。
□ □
橋下が初めて大阪都構想を打ち出したのは今年1月。このころから、大阪市長の平松邦夫との対立が深まっている。
ともに民間出身の2人の関係は、当初「府市始まって以来の蜜月」ともいわれ、さまざまな施策で手を携えてきた。だが、大阪市の解体を前提とする構想に平松は強く反発。これに対し、橋下は「危機感がない」「政治家じゃない」とまで言って攻撃している。
歴史をひもとけば、大阪府と大阪市は長く反目し合い、「府市合わせは不幸せ」とも言われてきた。
その中で、興味深いエピソードがある。昭和30年代、当時の大阪市長、中馬馨(かおる)は「周辺市を合併して大阪市域を拡大し、最終的に府下全域を大阪市にすべきだ」と提案。これに対し、大阪府知事の左藤義詮(ぎせん)は「市域を拡大すれば都市問題が解決されるわけではない」と反発した。現在の大阪都構想と逆の構図で、大阪市勢の拡大を府が恐れ、抑えようとしている様子が見て取れる。
「都市の中心部を拡大し、機能を強めようという点で、中馬構想と橋下構想の根幹は同じだ」。ある府幹部は大阪都構想について「中馬構想を府が採用したと思ってもらえれば、大阪市にも乗ってもらえる提案だと思うが」と話す。
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ただ、これまでの都市制度をめぐる府市の攻防が、首長同士のいさかいのレベルにとどまっていたのに対し、大阪都構想は、府市の根本的対立の火種となりかねない。議会の勢力図にまで踏み込んでいるためだ。
橋下が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)には、4月の発足後、自民党議員らが続々と転入。府議会で第一会派となったほか、大阪市議会でも一大勢力に成長した。橋下は来春の府・市議選で「維新が過半数を取れなければ退陣する」と言ったこともあり、数の論理で一気に突き進む構えをみせている。
来年2月で知事就任3年となる橋下だが、府民からは依然高い支持を得ている。維新に流れた現職議員について、他党からは「来春を見据え、橋下人気にあやかることが目的だ」と冷ややかな声も上がるが、選挙を経て多数派を握り、構想を突き進めようという手法は“正攻法”でもあるだけに、他党には無視できない危機感がにじむ。
橋下の攻勢に対し、当初は静観していた平松も反論を強めている。各地で開かれる市主催のタウンミーティングでは、基礎自治体を強める方策として、持論の「地域主権確立宣言」を力説している。
ある会合で、平松はこう言って橋下を揶揄(やゆ)し、対抗心をむき出しにした。「坂本龍馬が聞いたら『それは維新ではないぜよ』と言うはずだ」 (敬称略)
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http://www.sankei-kansai.com/2010/11/13/20101113-046023.php
2010年11月13日
【ふたつの大阪 検証「都構想」】(下) 「市役所解体」せめぎ合い
「単に相手をたたき、荒唐無稽(むけい)なことをおっしゃるのみで具体的に市民の暮らしがどうなるかを指し示さないような構想に、賛成するわけにはいかんのです」
今月8日、大阪市内で開かれた市長、平松邦夫の政治資金パーティー。壇上から語気を強めた主役に、満場の拍手が送られた。
1年前のパーティーには大阪府知事の橋下徹が出席し「平松市長が頑張ることが大阪の発展につながる」と持ち上げたが、今回は招待状すら送られなかった。
代わって、平松が初当選した平成19年の市長選で対立候補を推した野党会派の自民、公明両市議団の幹事長らが初めて出席した。あいさつに立った自民会派の市議会議長は「121年という長い歴史を持つ大阪市を、絶対に解体させてはならない」と宣言。大阪都構想を掲げる橋下や地域政党「大阪維新の会」(維新)に対し、与党会派の民主を含む市議会主要3会派と平松の共闘を印象づけた。
大阪市解体を前提とする同構想を打ち出す橋下が見つめる先は、道州制の導入にある。だが、大阪都の実現そのものにも、数々のハードルが待ち受けている。
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都区制度への移行には、府議会や関係市議会の議決を得た上で、国会での地方自治法の改正案可決や、特別法制定のため府市の住民投票で過半数を得ることなどが必要とみられる。
橋下が来春の大阪府や大阪市、堺市の議員選で維新の過半数獲得を目指すのは、その第1段階に当たる。だが、反発も大きい中、この関門をクリアできるかどうかも不透明だ。
「冷静に考えて、大阪都を造るのはかなり難しい」。東京都の特別区長会の事務局次長、志賀徳寿は、現在の東京都よりも特別区への権限移譲を強化しようとする大阪都構想を一定評価しつつ、そう話す。志賀は長年にわたり、東京都と特別区、あるいは特別区間の調整業務などを担当してきた。その上で「都区制度にも課題はある。手間に合った実りが得られるかどうかはわからない」とみる。
東京でも、都市計画などは都が、福祉など住民に身近な行政は特別区が担当するという役割分担があるが、両者の境界線にあたる仕事について、どちらがやるべきかで見解の分かれる施策も少なくない。例えば、東京都が広域行政の観点から打ち出した「校庭芝生化」の提案には、特別区サイドから「住民に身近な事業なのに、都庁が勝手に決めるのはおかしい」と反発の声が上がったという。
事務配分について長年協議が続いているが、都と区の間で利害衝突が起きるほか、23区の区長が意見を一致させるのにも困難がつきまとう。
こうした弊害は、大阪都でも当然想定される。一方、これまで市長のもとに一体的に動いてきた大阪市の区長が公選区長となれば「都市の一体性が失われる」という指摘もある。
「大阪都は成功するはずがない」。構想に批判的な甲南大学名誉教授、高寄昇三(地方財政)は言い切る。「都は各特別区を相手に調整を迫られ、大阪としての動きがとりにくくなる。地域主権を進めるには、区長公選制よりも住民参加の仕組みをしっかり作る方がいい」と提言する。
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大阪都構想は、都市機能強化に向けた枠組み改革の切り札として示されたが、実現への具体策はまだ見えていない。手本とする東京都の都区制度自体に課題があることも、橋下自身認識している。「それでも、今の大阪より東京の制度のほうがまし」と橋下は言う。
「平松市長は大阪都構想に対して市民を守るというフレーズだが、われわれこそが大阪市民を守るために大阪市役所を解体する」
平松のパーティーから一夜明けた9日、橋下は記者団を前に、好戦的に語った。「市役所・既存政党対維新の会と非常にわかりやすい構図になり、おもしろくなってきた。あとは有権者がどちらを選ぶかだ」
(敬称略)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101113000056
京都市会、定数削減か報酬カットか議急浮上
「定数削減」か「報酬カット」か−。来年4月に京都市議選を控え、市会では議会経費の見直し議論が急浮上している。共産党が議員報酬を3割カットする条例改正案を11月市会に提案する方針を発表。民主・都みらいは定数削減も含めた議会経費全体の削減策を打ち出そうと検討を始めた。議員定数削減を訴え直接請求を目指す地域政党「京都党」の動きに対抗する狙いも背景にあるようで、市議から「選挙目当てのポーズだ」と冷めた見方も。選挙が近づくにつれ、各党の思惑がぶつかり出した。
「市民生活が厳しい今こそ、議員も身を削らなければならない」
共産幹部は、報酬カットの条例改正の必要性についてこう強調する。党の試算では、年間約3億3千万円に上る人件費削減につながるという。
共産がこの時期に、報酬カットを打ち出した背景には、定数削減を訴える地域政党「京都党」に対抗する狙いがある。現行定数69から9減を訴える京都党に対し、幹部は「削減数に根拠がなく、多様な民意を切り捨てるもの。議会を住民から遠ざけてしまう」と批判。「税金の使い方にメスを入れるなら報酬を下げるべきだ」との訴えを始めた。
共産の提案を受け、議会経費の議論を本格化させたのが民主・都みらい。市の来年度予算編成で160億円の財源不足が見込まれる中、幹部は「議会だけ現状維持することは許されない」と主張し、「報酬だけでなく、定数や政務調査費も聖域なく見直した上で削減額を検証し、対案をまとめたい」。共産や京都党を意識しながら対抗する改革案をまとめる構えだ。
一方、自民党や公明党からは「議会改革は重要で、議会の姿勢を市民に示さなければならないが、突然の提案は、有権者に受けを狙った選挙前のパフォーマンスだ」とけん制する声が出ている。
両党とも共産案に対しては「今後、協議する」と慎重な姿勢を示す一方、「市民に抵抗勢力と見られても困る」との声もあり、他会派の出方を見ながら、対応策を模索する。
京都党も「議会改革の議論が進むのは良いことだが、明らかに市議選をにらみわれわれに対抗している」と警戒感を示し、定数削減条例の直接請求に向けた署名集めを急ぎ、臨時市会の開会に持ち込もうとしている。
「京都党ばかりを目立たせるわけにはいかない」。市会内で対抗心むき出しの声が飛び交い出した。
【 2010年11月13日 13時14分 】
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101112ddlk28010376000c.html
未来の選択:’10尼崎市長選/上 緊縮財政に方針転換 /兵庫
◇評価の一方、不満の声も
「意見交換するテーマについて、最初に皆様からご発言をお願い致します」。8月下旬、尼崎市内の老人福祉センターで、白井文市長は70人の市民と向き合った。テーマは、その場で市民が提案する。路上駐輪、ごみ問題、生活保護の支給のあり方……。多岐にわたるテーマに、司会進行しながら、市長自らが答える。03年5月から続く車座集会は、今月で89回になる。
白井市長は8年前、「情報を公開し、市民参加を増やす」と訴え、市民派をアピールして初当選した。大方の予想を覆し、自民、公明などが推薦する現職を破った。女性としては史上最年少市長(当時)の誕生だった。
その背景には、阪神大震災からの復興や、大型再開発でふくらんだ借金を抱え、不況で行き詰まった市政に新風を吹き込んでくれるとの期待があった。
◇
尼崎市の玄関口、阪神尼崎駅は、90年からの再開発で姿を変えた。駅前の中央公園を改築し、アルカイックホール周辺やマンションなどが立体遊歩道で結ばれた。同駅を含め、市内の全9駅のうち5駅で再開発が行われた。木造住宅が密集する古い街並みは一新され、尼崎のイメージは変わった。だが再開発は、財政規模とのバランスを十分に考慮されたとは言い難い。震災の復興費とも相まって、白井市長の初当選時に市が抱えていた負債は、約3549億円(02年度)まで膨らんでいた。
白井市長は当選後、情報公開を推し進めた。局長以上が出席する、市の最高決定機関の会議を公開。予算案などを、市議より先に市民が知ることも可能になった。課題の財政再建は、職員数の削減や市民サービスの見直しなどで、約457億円の負債を減らした。将来、財政を支える世代の負担を少しでも減らそうと、努力を重ねたことへの評価は高い。
だが一方で、削減される市民サービスに、市民の不満が高まっているのも事実だ。市が廃止の方向で検討している「市立労働福祉会館」。今月9日に開かれた市民説明会で、「廃止ありきだ」「市民と話し合って、結論を導く手順がない」などと、批判が相次いだ。市民参加を掲げた白井市長だが、市民の理解が必要な局面で、手腕は十分に発揮されていない。
大型再開発事業から、財政再建へ。白井市長誕生を境に、市政は緊縮財政へとかじを切った。その功績をたたえる声がある一方、産業で栄えたかつての勢いを取り戻す施策など、大胆なビジョンは見えてこなかった。
この先、尼崎が目指す方向性について、県立大政策科学研究所の加藤恵正所長(経済学)は「産業振興と福祉、二兎をあえて追う都市になってほしい」と注文する。「お金がなくても、行政は仕組みを作れる。本気で両方を追えば、好循環を生み出せるはず」と、財政再建を進めながら、街の魅力を高めることを期待する。
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尼崎市長選の告示が14日に迫った。46万都市は、どこへ向かおうとしているのか。市政の課題を追った。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101113ddlk28010357000c.html
未来の選択:’10尼崎市長選/中 生活保護世帯が急増 /兵庫
◇続く不況、負の連鎖に苦悩
10月下旬、尼崎市内に住む男性(36)は、市役所で生活保護の申請手続きをした。「この年で生活保護は嫌やった。けど、仕事が見つからないんや」
男性は中学卒業後、土木作業や飲食店など職を転々とした。約1年前、トラック運転手の仕事中に左腕を骨折。会社は治療費を出さず、男性を解雇した。
生活に困り、当初は生活費貸し付け制度を利用した。「仕事が見つかるまで」と思ったが、不況で求人は少ない。両親は他界し、兄弟とも疎遠で、頼る先もない。「自由に使えるお金がないと、人生おもろない。次は長く勤められる仕事に就きたい」と、ハローワークに通う。
◇
尼崎市では、不況の影響で生活保護の受給世帯が急増し、10年前の約2倍になった。08年のリーマンショックも、日本経済に追い打ちをかけた。市内の生活保護の受給世帯は、6月現在で1万1607世帯と過去最高を記録。人口100人当たりの受給者数を示す保護率は3・45人で、中核市以上の都市で全国5番目の高さだ。今年度の一般会計(当初予算)に占める生活保護費は16・7%で、財政難の大阪市とほぼ同水準になっている。
市役所職員の業務上の負担も増している。財政再建のため職員数が減る中、ケースワーカーの数を年々増やし、現在97人。それでも、1人当たり約120世帯を担当し、国基準の「1人当たり80世帯」をはるかに上回る。
増え続ける受給者に、市は02年から就労を促すための相談員を置き、面談を続けている。受給者はそれぞれ、やむを得ない事情を抱えるが、相談員は労働意欲がある人が保護に慣れてしまうことへの懸念を口にする。面談は一定の成果をあげ、就職への不安要素を取り除くことで昨年度は約300人が就職。37世帯が生活保護を受けなくてもよくなった。
◇
「60歳を超えたら、仕事はないですわ」。市内の男性(60)は、派遣社員として土木作業の仕事をしていたが、不況で仕事が激減。昨年4月、会社の寮を追い出され生活保護を受けた。清掃の仕事を探すが見つからない。
中高年の生活困窮者を取り巻く状況は、なお一層厳しい。男性は「体は元気やし、年金だけでは食べていけないから働きたい」と言い、相談員に履歴書の書き方を教わったり、ハローワークのパソコンで仕事の検索の仕方を教えてもらっている。「働いた後に飲む酒はうまい。もう一度、味わいたい」と自らを奮い立たせる。
国による年金制度や、失業対策が不十分な現状で、生活保護はセーフティーネットの要だ。一方で、同市も参加する近畿市長会は10月、国に対し生活保護費を全額、国庫負担にすることなど、制度の抜本的改革を要望する決議をした。
不況が雇用不安を生み、生活保護受給者の増加が市の財政を圧迫する。負のスパイラルに、市の担当者は「雇用が回復しなければ、どうしようもない。市はどんな手を打ったらいいのか」。現場の苦悩は深い。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101114ddlk28010209000c.html
未来の選択:’10尼崎市長選/下 学力低下に危機感 /兵庫
◇地域と連携の試みも
「先生、ここ分からん」「こうやって考えたら、分かりやすいやろ」。今月上旬の土曜日。尼崎市立園田中学校の教室に約15人の生徒が集まった。大学生の「チューター」2人が、生徒の質問に丁寧に答えていく。
生徒は必要と思う課題やテキストを持って教室に来る。同中3年の富野千夏さん(15)と山川美咲さん(14)は、一緒に机を並べて、真剣な表情。「周りの目もあって家より集中できる。分からなければ、すぐに聞けるからいい」と話した。
同市では、近隣大学に協力を呼びかけて土曜日学習の取り組みを進めており、小学校は05年、中学校は07年からほぼ全校で実施。今年度は放課後学習も追加し、平日は教員が指導にあたっている。
市教委によると、学校以外での平日の勉強時間が30分未満の市内の中学生は39・1%。全国平均(16・6%)の2倍以上にのぼる。こうした取り組みの背景には、学力低下への危機感がある。
◇
今年度の市の学力調査によると、小学6年では算数で3・7点、理科で2・6点、国語で1・1点、全国平均より低かった。中学2年ではさらに数学で5・1点、理科で8・6点、国語で2・5点低い。業者が学習指導要領に基いて一定の学力に達したと定めたラインを上回った子どもの割合でみると、児童は全国平均より最大5%低く、中学2年ではその差は17%に開く。
「教育を理由に引っ越す人も多いよね」。今月初旬、塚口地区の子育てサークル「ママきっず」に集まった母親たちが口にした。市外から越してきた人が多く、地元の公立学校の学力や生活指導が気になるという。
2月の市議会定例会。議員から「教育水準が低いために転出した人もいると聞くが」という質問が出た。村山保夫教育長の答弁は「与えられた条件の中で成果を上げなければならない」。71年に約55万あった人口は、今や46万人。若い世代を引き留めるためにも教育は避けて通れない。
◇
今年度、つまずきのある生徒に数学の個人カルテを作っている市立小田南中学校。授業を担当する教員と補助員が生徒の様子やテストの解答をみて、「文字を使った公式が難しいようだ」などと、細かい字でびっしりと書いたカルテを作成。それを基に個人指導し、平均まで成績が上がった生徒もいるという。
園田東小では昨年4月、PTAらが「東小応援団」を結成。住民や大学生のボランティアが小学校の空き教室で週3回、放課後に勉強や音楽などを教えている。メンバーの今城衛喜さん(52)は「学校に無関心な親が増えているが、地域で子どもを育てる意識を高めたい」と話す。
園田中では数年前まで校内設備が壊されたり、住民から「生徒がたむろしている」などの苦情の電話がかかってきたという。しかし、山本勲教頭は「小中連携やクラブ活動など、勉強以外の取り組みも進めた結果、今は苦情が全くなくなり、地域に愛される学校に変わった」と話す。
将来を担う子どもたちを地域がどう育てるか。行政の力が問われている。【大沢瑞季】
〔阪神版〕
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20101114-OYT8T00095.htm
イクメンの16日間―倉田・箕面市長
箕面市の倉田哲郎市長(36)が取得したことで論争を呼んだ男性の「育児休暇」。倉田市長は、長男(3)の世話をし、「今まで気付かなかった成長を実感できた」と話す。一方で育休の16日間のうち、会議出席や出張など外せない公務も多く、13日間は何らかの仕事をこなした。〈イクメン首長〉が育休をどう過ごし、何を思ったのか紹介する。(川口崇史)
倉田市長は、先月20日に妻の香織さん(38)が次男を出産したのに伴い、翌21日から育休に入った。2008年8月に全国最年少(当時)で当選してからは、仕事がない日はほとんどない。育児といっても長男をかわいがる程度で、本格的な子育ては初めての経験だ。
香織さんが産後の入院をしていた先月25日までは食事も作り長男の世話を1人でした。同23日朝、長男と一緒に入浴した時、風呂場で転んで一瞬息が止まるほど強く腰を打った。痛みに顔をゆがめていると、長男が「大丈夫?」「ご飯を食べたら痛いの治る?」と声を掛けてきた。「母親がいなくて寂しいはずなのに、人の心配をしてくれた。こんな一面は今まで全然見られなかった」と、成長を実感した。
ある日、午後から登庁するためにスーツに着替え始めると、長男が、だだをこねて大泣きしていたのがピタッと止まった。「(仕事を)いっぱいしないでね」と気遣われたという。
公務は、市政策推進課を窓口に、主に自宅でメールで行った。第3セクターの特定調停に関する意見書の調整や、紅葉シーズンに配る観光マップの修正……。やり取りは91通に上り、返信を書き終えるのに午前2時までかかったことも。「文字でニュアンスを伝えるのが大変な時もあった」と、もどかしさから5回、電話で指示を出した。
◇
5日までの育休を終え、「スムーズに行った感じ」と満足そうに話す倉田市長。育休取得のきっかけの一つに、7年前に取った同課の男性職員(40)を挙げる。先月初め、移動中の車の中で、この職員から「取らなきゃよかったと思うくらい、家事がしんどかった」と聞き、「これは体験してみないといけない」と思ったという。
市では育休は最長3年間取れるが、収入が減るため、これまで男性で取得したのはこの職員を含め4人だけ。事務職では唯一のこの職員は、当時は商工観光課で民間企業に対して男性の育児休暇の啓発を担当しており、「市が呼び掛けているのに、取らないのはおかしい」と葛藤(かっとう)の末、5日間だけ取得した。
倉田市長との連絡役でもあったこの職員は、市長の育休の邪魔をしていると思いつつ、市政に穴が開かないようにメールを出していたという。「(男性が)育児の大変さを実感すれば、子育ての施策や考え方の厚みが増すと思う」と、環境整備に期待を寄せた。
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◆日を追い増える共感
倉田市長の育休を巡っては、市には12日までに61件の意見が寄せられた。うち50件は「民間では育休を取れる環境が整っていないのに、市長が一番に取っていいのか」といった批判的な内容。ただ、今月に入ると賛否は半々となり、「市長が明るく前向きなのが、とても好ましく感じた」というメールもあったという。
東京都の成沢広修・文京区長(44)が取得するなど、イクメン首長が何人かいたため、倉田市長は「目新しくないし、アナウンス効果くらいあれば、と思っていた」と、反響の大きさに驚きを隠さない。橋下知事が「首長は最後に育休を取っていくのが筋」などと批判したことを引き金に、同時期に育休を取得している湯崎英彦・広島県知事(45)の応戦もあり、論争は広まった。
倉田市長は「橋下知事とは見解は違うけど、下手な普及啓発よりもはるかに意味があった。市職員が育休を取りやすくなるだけでも、第一歩になる。足元から文化をつくっていきたい」と話す。水面(みなも)に投じた一石となるか、今後の発信や取り組みにかかっている。
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◆企業も後押し「生活者の感性磨く」
子を持つ世帯の共働き率が51・5%と半数を超える中、男性の育児参加を後押しする企業もある。
通信販売大手の「千趣会」(大阪市北区)。子供が満2歳になるまで育休を取得でき、最初の5日間は有給扱い。「たとえ1日でも育休を取ることが職場の理解につながり、生活者としての感性も磨かれる」(CSR推進チーム)といい、管理職を含む対象男性の有給消化率は、過去3年間で5割に達している。
「貴重な子育てが体験できる時期は今しかない、と思って」。ファッション事業推進部の中島徹さん(38)は第2子の次女の育児で5月、前後の週末と合わせて9連休を過ごした。
夜遅く帰って、寝姿を見るだけでは感じられなかった、ささいな表情やしぐさの変化が素直に喜べ、「小学1年の長女の生活ぶりもわかった」と振り返る。
「自分の都合で子育てを中断させまい」と、持ち帰った業務パソコンは一度も開かなかったが、次第に子育ての苦労を思い知らされた。細かく寝起きを繰り返し、目が離せない。どうあやしても泣きやまず、妻に1度だけ「少し横になっていい?」と音を上げてしまったという。
中島さんは「普段、妻はどんなに休憩したくても、育児を代わってもらえる人はいない。本当にすごいな、って感謝の気持ちが深くなりました」と苦笑を浮かべる。育休取得の課題の一つに代替要員の確保が挙げられるが、「誰かの代わりがいない組織というのは、組織のあり方としておかしいと感じます」と漏らした。
働く女性の取得率が8割を超えたのはほんの3年前。法律で規定されてから15年を要している。取得する前に離職する女性も依然として少なくない。男性の育休制度に魂が入るのは、いつになるのだろうか。(辻阪光平)
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ご意見をお寄せください。あて先は〒530・8551(住所不要)読売新聞大阪本社社会部、ファクス06・6361・0733、メールosaka2@yomiuri.comへ。
(2010年11月14日 読売新聞)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=200456
県議選にらみ知事選応援に温度差 立候補予定者
和歌山県知事選では、5カ月後に控えた県議選の立候補予定者の応援活動が注目される。田辺市選挙区では、現職3人は支持候補を鮮明にしているが、新顔2人は支持候補を示しながらも微妙な立場をにじませる。元職2人と新顔3人が出馬を表明している西牟婁郡選挙区でも、応援の態度に温度差がみられる。
【田辺市選挙区】
現職の大沢広太郎氏(69)=自民=は、現職知事である仁坂吉伸候補(60)の後援会田辺支部の選対本部長を務め、田辺市内での選挙運動の陣頭指揮を執っている。仁坂候補が田辺入りした際には一緒に行動し、市民に支持を訴える。会社や団体回りもする。
仁坂候補は自民党の推薦を得ており、大沢氏は自民党県議団の副会長。「絶対に現職を落とすわけにはいかない」と意気込む。
同じ県議団に所属する現職の泉正徳氏(58)も仁坂候補の後援会田辺支部選対副本部長を務める。「党推薦というだけでなく、行政手腕を評価して応援している」
現職の原日出夫氏(69)は、民主党推薦の前県議、藤本真利子候補(56)を応援する。支援組織「みんなの力で新しい和歌山をつくる会」田辺西牟婁支部の幹事を務める。
原氏は県議会では、民主党議員も加わる会派「真わかやま」に所属。昨夏の衆院選と今夏の参院選では民主党公認候補を全面的に支援してきた。「民主党員やサポーターではないが、同じ会派だったので藤本さんを応援している」
一方、出馬を表明している前市議の谷口和樹氏(39)は、藤本候補を支持するものの、後援会には加わっておらず、派手な応援活動はしていない。
昨夏の衆院選では民主党公認候補の後援会スタッフの一員だった。県議選は無所属で出馬する方針で「民主党を支持しているわけでなく、政策によって藤本さんを支持している。自分ができる応援活動をしている」と話す。
出馬予定の鈴木太雄氏(39)は自民党公認の市議で、仁坂候補を支持し、田辺後援会の設立総会など会合や集会に出席している。しかし、表面的には目立った応援活動はしていない。県議選は無所属で出馬する方針だという。
【西牟婁郡選挙区】
新顔で立候補する民主党の玉置公良衆院議員の私設秘書で長男の大志氏(28)は「みんなの力で新しい和歌山をつくる会」田辺西牟婁支部のメンバーで、藤本候補を全面的に応援する。
大志氏は県議選に民主党公認で出馬する。「いまは玉置事務所のスタッフとして藤本さんの応援に専念している」
新顔で出馬する上富田町議の池口公二氏(54)は仁坂候補を支持し、後援会上富田支部の地区役員を務める。
県議選では自民党に推薦願を出す予定だが、仁坂候補支持については「自民が推薦しているからということではなく、仁坂知事の実績を評価して応援している」と話す。
共産党の元県議、高田由一氏(46)も支持候補を鮮明にする。共産党が推薦するJR西日本シニア社員の洞佳和候補(62)を応援しており、紀南入りした際には個人演説会などで応援弁士を務める。党や自身の後援会活動の中でも洞候補支持を訴えている。
一方、元県議の前川勝久氏(65)は仁坂候補を支持しているが、応援活動はしていない。昨夏の衆院選、今夏の参院選のいずれも自民党候補を応援してきた。県議選では自民党に推薦願を出す予定という。
前白浜町長の立谷誠一氏(60)も昨夏の衆院選と今夏の参院選では自民党候補を応援してきたが、県知事選では目立った活動はしていない。
【候補者に同行し、有権者に支持を訴える県議(和歌山県田辺市で)】
(2010年11月16日更新)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20101118ddlk29010616000c.html
行政ファイル:浅川県議が自民党を離党 /奈良
自民党県連総務会長代理の浅川清仁県議(56)が17日、県連に離党届を提出したことを明らかにした。所属する自民党会派も離脱する方針。浅川県議は「自民党と民主党の二大政党が機能しているか疑問だ」と述べた。他の政党に入るかどうかを含め、近く正式表明する。浅川県議は山辺郡・奈良市選挙区選出で現在2期目。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/101118/elc1011180833000-n1.htm
橋下維新が22人の2次公認発表 「恋から」出演女性、自民府議の長男も
2010.11.18 08:32
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は17日、大阪市内で開かれた政治資金パーティーで、来春の統一地方選に擁立する新人ら22人の2次公認を発表した。橋下知事は「大阪をよくするには府市統合、ワン大阪の実現しかない」と、約900人の参加者に支持を呼びかけた。
パーティーは、党を支援する経済人らで作る「経済人・大阪維新の会」が主催。2次公認の内訳は、大阪府議選13人▽大阪市議選8人▽堺市議選1人−で、26〜58歳。府議選には、現職の大阪市議、池田市議会議長、熊取町議のほか、自民府議の長男の元衆院議員秘書、元国土交通省職員らも含まれている。
自民大阪市議団の副幹事長、有本純子市議や民主の権世幸蔵市議の選挙区にあたる市議選中央区(定数2)で公認が内定した会社員、村上満由氏(26)は、今年3月まで日本テレビのバラエティー番組「恋のから騒ぎ」に出演していた。村上氏は「若い人の投票率が低いので私が出ることで変えたい」と語った。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101118ddm013010005000c.html
ザ・特集:府・市を再編「大阪都」構想 小泉政権ほうふつ、橋下劇場どこへ行く?
◇役所をぶっ壊す!
大阪がざわついている。高い支持率と過激な発言で注目されるタレント弁護士出身の橋下徹・大阪府知事が掲げる「改革」が、来春の統一地方選の台風の目になりそうな勢いだ。「廃藩置県以来の大改革」で、将来は「中央政治をぶっ壊し新しい日本につくり直す」という。木枯らしが吹く難波(なにわ)の街を歩いた。【中澤雄大】
◇過激発言に聴衆喝采「はっきりしててええ」/市長、府議らは「ファシズム」「メディア命で危うい」
「改革」の中心は、同府と大阪市を解体・再編する「大阪都」構想だ。
「大阪全体を引っ張る船長を1人にするのが一番の主張! 小泉(純一郎元首相)さんは『自民党をぶっ壊す』と言ったが、維新の会は大阪市役所と府庁をぶっ壊す。少し前ならクーデターで役所を倒したかも分からないが、この日本では駄目。じゃあ、なんで倒すかといえば選挙。必ず新しいものをつくりますから、皆さんが本気で一回、役所をつぶしてくれ!」
11月10日、大阪市に隣接する東大阪市で開かれた「大阪維新の会」タウンミーティング。同会は、知事自らが代表を務める地域政党だ。あいさつに立った橋下氏は冒頭からボルテージが高く、批判の矛先を平松邦夫・大阪市長に向けた。「国ができないことを大阪からやっていきたい。市役所職員から支援を受けた平松市長では無理。我々が市役所に乗り込んで府民に理解される公務員改革を徹底的にやります!」。聴衆約800人は期待通りの過激な発言に拍手喝采(かっさい)。「これまでの知事さんより若いし、はっきり話しはるところがええな。期待してるわ」と反応は良好だった。
翌11日、「標的」にされた平松氏を市役所に訪ねた。「維新の会代表という隠れみのを使って好き放題に言うのは噴飯もの。実際の市の現場をよう知らないで、『駄目だ』と言う。選挙に勝てばすべて思い通りになるというのは、ファシズムを想起させる」と怒りを隠さない。
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そもそも橋下氏が提唱する「大阪都」とはどんな構想なのか。東京都をモデルに、大阪市と周辺10市を人口30万人規模の計20の特別区に再編▽大阪市24区は8、9区にし、各区に公選区長と議会を設置するというもの。広域行政のトップが府知事と大阪市長の2人から都知事1人になることで、政策決定の迅速化と行政運営の効率化が図られ「大阪の都市機能が強化し、世界の都市と戦える」という。
背景には、近年地盤沈下が著しい大阪の社会経済情勢がある。前自民党大阪府連幹事長で、現在は維新の会に所属する横倉廉幸(やすゆき)府議は「世界の都市間競争の時代には広い行政の視点が必要。内向きの行政では大阪は取り残される。大阪維新は最後のチャンスだ」と語る。同会は17日までに来春の府議選、大阪市議選などの第1次、第2次公認候補として約100人を発表。各議会で過半数獲得を目指すとしている。
報道各社の世論調査で、橋下氏の支持率は7割を超す。「あれだけ人気のある人に正面切って盾つくのは、そりゃあ怖いですよ」と平松氏。その人気の源泉は何か。9日、府庁の会見で橋下氏に聞いた。メディアに一挙手一投足が報じられるところが大きいと認め、「組織の都合、特定団体の利益になるような話は避けて、あるべき姿をできる限り考えて判断しようと努めた」ことだと分析してみせた。
橋下氏は常々「ふわっとした民意に支えられている」と言う。東京出身で、小学5年生の時に大阪に引っ越した。27歳で弁護士登録。日本テレビ系列の人気番組「行列のできる法律相談所」で一躍全国区に。当時は茶髪にサングラス。「彼はチャラチャラしたキャラクターの役で、盛り上げるために用意周到に考えてくれていたのでは」と同番組の総合演出担当、高橋利之氏は振り返る。「テレビでは短時間でどれだけ強い言葉を言えるかが勝負。彼の言葉が響くのは、弁護士としての職業に自信があるうえに、ぶれない信念の裏打ちがあるからだ」と言う。
知事になった今も、自著「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術」に記したように、標準語と大阪弁を状況に応じて使い分けて相手の気持ちをつかむ。感情的な議論をふっかけて交渉の流れを変えたりするのは、対決演出型の手法を取った小泉政権をほうふつとさせる。
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「強固な支持団体があるわけでもない」(橋下氏)ため、常に過激なことをメディアに発信し続けなければならないと見るのは、元自民党府議団幹事長として橋下氏の知事擁立に深くかかわった朝倉秀実府議。現在は橋下氏が維新の会をつくったことで、自民との対決構図が鮮明だ。朝倉氏は「彼は私に『メディアが命だ』と言っていた。普段は礼儀正しいし、改革の志も素晴らしい。しかし、メディアの申し子として次々に何か打ち出さねばならず、無理をしている。行きすぎは危険だ」と指摘する。
平松氏は8日開いた政治資金パーティーで、「市民の暮らしがどうなるか指し示さない大阪都構想には賛成できない」と批判。同じ日、橋下氏は統一選に向けて維新の会関係者との会合に出席した。来春、大阪城に支持者1万人を集める計画案に、テレビ業界の内情を知る橋下氏は「それじゃあ東京のテレビは15秒しか報じない。10万人集めてくれ。徹底的に平松市長のネガティブキャンペーンでいく!」とはっぱをかけたという。
勢いづく橋下改革だが、不安要素もある。橋下氏がいわゆるイソ弁(従業員弁護士)として10カ月間勤務した弁護士事務所の親弁、樺島正法弁護士は「すべてがうそとハッタリ」と断罪する。橋下氏が山口県光市の母子殺害事件の被告弁護団を批判し、テレビで懲戒請求を呼び掛けた問題を重く見て、12日に日本弁護士連合会に、橋下氏の除名もしくは退会命令を求める異議申し出をした。
府知事の任期は残すところ1年半。橋下氏は2期目への言及は避けるが、朝倉氏は「1年目に人件費の大幅削減などの大ナタを振るった。知事としてそれ以上の改革はない」と語り、来年12月の大阪市長選、もしくは国政への転出も視野に入れているとみる。ただ橋下氏のブレーンの上山信一・慶大教授は「地方から東京へステップアップするといった発想は彼にはない」と否定する。
タウンミーティングを聞いた70代の主婦は「知事さんは、大阪をどないするんか、しっかり風船を上げてくれはるからええわ」。一方、樺島弁護士は言う。「その風船がどこに行こうとしているのかちっとも分からんのですわ」
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20101118-OYT8T01228.htm
京都市会の行方脚光
京都市の定例市議会が18日、開会し、共産党市議団(19人)が厳しい経済情勢などを背景に、年約1600万円の議員報酬を3割削減した約1100万円とする条例改正案を議員提案した。京都市議会(定数69)を巡っては、市民の間で、定数削減を求める動きも出ており、来春の統一選を前に〈議員の待遇〉が改めてクローズアップされそうだ。他会派からは「唐突だ」と批判する声が上がっており、12月10日の会期末まで白熱した議論が予想される。
現在、市議の報酬は年1583万円。しかし、市の財政危機を受け、5%カットなどをしているため、実際の支給は1526万円だ。ただ議員1人あたり月40万円の政務調査費(会派支給分はまた別)が別途支給されている。
一方、市職員も市長以下、給与カットを実施中。市長が、本来は年2478万円である報酬を20%カットした1982万円としているのを始め、課長級以上の管理職は5%、一般職員も1・8〜2・8%カットされている。
本会議で提案説明した共産の井坂博文・副団長は「議員報酬よりも市民生活を守る予算を優先すべきだ」と主張。「3割」削減の根拠として、局長級が平均で年約1200万円の給与となっていることを挙げ、「局長レベル並みに下げれば市民の理解を得られる」とした。
一方、統一地方選・京都市議選の全11選挙区での候補擁立を目指している地域政党・京都党のメンバーは、統一選から京都市議の定数を9削減することを目指して、直接請求のための署名集めを展開中だ。
こうした動きを、井坂副団長は「議員を減らすと、市民の要望を市に伝えるパイプが細くなる。定数減よりも報酬削減が適切だ」とけん制する。
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一方、市議会の他会派からは「共産党の選挙目当てのパフォーマンスに過ぎない」などと批判の声が出た。
最大会派の自民党市議団(22人)の橋村芳和・代表幹事は「これまで議会改革は手順を踏んで進めてきたのに、その流れを無視している」と反論する。
民主・都みらい市議団(14人)の小林昭朗・団長は「提案理由を詳しく分析し、会派としての意見をまとめたい」と慎重な言い回しで、公明党市議団(12人)の大道義知・団長は「政務調査費や議員定数のことを論じず、報酬だけを対象とするのはおかしいのでは」と懐疑的な見解を示した。
(2010年11月19日 読売新聞)
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>>1151
http://www.nara-np.co.jp/20101118104052.html
浅川県議が自民離党 - 県連再建どう影響
2010年11月18日 奈良新聞
自民党県連総務会長代理や衆院県1区幹事長を務める浅川清仁氏(56)=2期、山辺郡・奈良市区=が離党したことが17日、分かった。奈良新聞社などの取材に、浅川氏は「主義主張を明確にし、政策など独自の活動を強めたい」と話し、県議会の会派「自民党」(14人)からも離れる意向を示した。野党転落に続いて、今年7月の参院選でも敗退し、現在「不在」となっている県連会長選挙の告示を今月22日に控え、再建半ばの県連にとって、現職県議の同氏の離党の影響がどう出るかが注目される。
浅川氏は、県議会議長を連続11期務め、党県連会長や最高顧問などを歴任した故浅川清氏=平成14年死去=の長男。同15年の県議選で奈良市・添上郡区(定数10)から出馬し、1万540票を獲得し8位で当選。前回は合区により山辺郡・奈良市区(同11)となったが、9049票と得票を減らし最下位当選の11位だった。
浅川氏は今月10日が締切日だった次期銃一地方選・県議選の党第1次公認の申請を見送り、その動向が注目されて…
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>>1156
みんなの党公認で県議選に立候補するよう
です。
ソース@みんなの党ホームページ
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101119-OYT1T00798.htm
泉佐野市長、橋下氏の「維新」で府議選出馬意向
地方行政
大阪府泉佐野市の新田谷(にったや)修司市長(59)が後援会関係者に、来春の統一地方選で、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」から府議選に出馬する意向を伝えたことがわかった。
橋下知事からの出馬要請を受けての判断で、任期を1年近く残し辞職する方針。12月にも正式表明する。同会は統一選の立候補予定者計101人を公表しているが、出馬が決まれば現職市長の擁立は初めてとなる。
新田谷市長は19日、読売新聞の取材に対し、「大阪市を解体して特別区制度を目指す大阪都構想を支持している。財政再建の早期実現にめどがつけば、出馬を考えたい」と述べた。
橋下知事は5月頃、新田谷市長に「力を貸してほしい」と要請。関係者によると、新田谷市長は今月、「大阪(伊丹)空港の廃港を訴え、関西空港のハブ(拠点)化を目指す橋下知事を支援したい」と出馬の意向を伝えてきたという。
(2010年11月19日16時14分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101119/lcl1011191424002-n1.htm
【地方異変】シリーズ1 改革か破壊か(上)橋下知事「国の形、大阪から変える」 (1/5ページ)
2010.11.19 14:24
名古屋市で河村たかし市長が「市議会解散」に向けた署名集めに乗り出すと、橋下徹・大阪府知事は応援に訪れ、連携をアピールした=9月20日、名古屋市中区 華々しく政権交代を果たした民主党政権だが、すっかりメッキがはがれてしまった。とはいえ自民党も期待にはほど遠い。民主党もダメ。自民党もダメ。そんな閉塞(へいそく)感を打ち破る異変が大阪府と愛知県で起きつつある。来春の統一地方選は政界激震の序章となるかもしれない。
≪緻密な戦略家≫
「大阪をよくするにはワン大阪しかない。実現にはすさまじい政治闘争に打ち勝たなければならないんです。民主党に国の形を変えてほしいがどうも伝わってこない。それならば大阪から国の形を変えようじゃありませんか!」
17日夜、大阪・中之島で関西財界人が「大阪維新の会」のために開いた決起集会。維新の会代表の大阪府知事、橋下徹はホールを埋め尽くす約900人から万雷の拍手を受け、確かな手応えを感じていた。
大阪府と大阪市を統合し、周辺市と合わせて約20の特別区に再編する大阪都構想。橋下はこの構想を「大阪再生の唯一無二の方策」と掲げ、来春の府・市議選などで維新の会の過半数制覇を狙う。
母子家庭で育ち、地元の名門・府立北野高校ではラグビー部で全国大会に出場。早稲田大卒業後は弁護士となり、平成20年2月に府知事へ転身。「大阪サクセスストーリー」を地でいく橋下はなお8割の支持率を誇るが、裏には緻密(ちみつ)な計算がある。
「大阪のGDPは40兆円でオーストリアに等しいのになぜ勢いがないのか。なぜ本当の力を発揮できないのか」
地盤沈下が著しい大阪で橋下は人々の焦燥感を煽(あお)り、プライドをくすぐる。
メディアの威力も熟知する。毎朝記者団に囲まれ、府政から外交まであらゆる質問に応じる。その歯にきぬ着せぬ発言は関西ローカルニュースで昼夜報じられ、時の首相が同じ質問にあいまいな答えをすればするほど橋下は引き立つ。
機を見るに敏でもある。自民、公明両党の支援で当選したが、政権交代不可避と見ると民主党を支持。民主党が迷走すると即座に距離を置く。ずる賢くもあるが、大阪人の心情を素直に投影させたともいえる。
≪「維新の会」旋風≫
そんな橋下が「負の遺産」の象徴として目をつけたのが、大阪・南港にそびえる旧大阪ワールドトレードセンタービルだった。大阪市の「バベルの塔」といわれる55階建てのビルは西日本一の高さを目指して建設され、経営破綻(はたん)した。
ここに府庁を移転するという奇策が「維新の会」の導火線となる。
昨年3月、自民府議団は移転賛成で党議拘束まで取り付けたが、採決は無記名投票となり、造反者が続出。賛成46、反対65、無効1で否決された。これに反発した賛成派が新会派「自民党維新の会」を結成。今年4月には政治団体「大阪維新の会」となった。当初は他党との掛け持ちもOKだったが、大阪市議補選で自民候補への対抗馬擁立をきっかけに自民党大阪府連が9月に離党勧告。府議ら45人が集団離党、民主党を巻き込み各地で旋風を巻き起こす。
橋下にとって「瓢箪(ひょうたん)から駒」だったのか。それとも計算ずくだったのか。
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地下水脈つながる「名阪」
「大村さん、愛知県知事選はどうするつもりなの? ダメよ。国政でやるべき仕事があるでしょ!」
10日夕、都内で開かれた自民党衆院議員、大村秀章のパーティー。党総務会長、小池百合子は壇上で大村に詰め寄った。
大村は苦笑いしてごまかしたが、腹は決まっていた。臨時国会終了後に知事選出馬を表明。そして昨年4月に民主党衆院議員から名古屋市長に転身した河村たかしとタッグを組み「愛知独立」をぶち上げる。
大村が14年間の議員歴を捨て知事選に賭けようと思ったのは野党暮らしに嫌気がさしたからだけではない。大阪に続き、名古屋で始まった地殻変動は本物だと嗅(か)ぎとったからだ。
震源は河村だ。市長就任後、市民税10%減税や議員報酬半減をめぐり、市議会と対立。8月に市議会解散を求める直接請求(リコール)運動を始めた。
狙いはトリプル選挙だ。市議会を解散に追い込み、自らも市長を辞職、来年2月の愛知県知事選と同日選挙を行う。そこで今年4月に自らが設立した地域政党「減税日本」を率いて名古屋市を制圧する。そのパートナーとして白羽の矢を立てたのが大村だった。
署名はリコールに必要な有権者の5分の1(36万6千人)をはるかに超える46万5385人分が集まったが、市選挙管理委員会が署名の有効性を慎重に判断するとして審査期間を1カ月間延長したため、トリプル選挙の実現は微妙な情勢となった。
ただ、愛知県知事選が実施されるのは統一地方選の2カ月前だ。その余波は全国に広がる可能性もある。
≪3大都市圏の力≫
「大阪、名古屋の動きは一地方の反乱ではない。この国のあり方を根本から変えてしまうぞ…」
大村がこう言い出したのは、大阪維新の会の動きが本格化する前の今年春だった。郵政民営化の是非を問い自民党が圧勝した平成17年の衆院選、民主党が政権交代を果たした昨年の衆院選で3大都市圏のパワーを思い知ったからだ。
17年の衆院選では首都、関西、中京の3大都市圏で自民党の勝率は9割に迫った。21年の衆院選の3大都市圏の民主党の勝率も同レベル。3大都市圏にどこまで含めるかによって差はあるが、比例代表を含めると衆院480議席の6〜7割を占めるとされる。つまり3大都市圏の勝敗が衆院選の帰趨(きすう)を決する。
しかも都市部と地方のニーズの乖離(かいり)は年々広がっている。都市部では規制緩和、行革などを求める声が強く、道路整備や農業対策の優先順位は低い。地方は逆だ。もはや衆院300選挙区すべてが満足する政策パッケージは作り得ない。大村はこう続けた。
「自民党は都市、地方ともにいい顔をしようとして両方にNOを突きつけられた。民主党も同じ過ちを繰り返している。民主もダメ。自民もダメ。そんな不満の受け皿が3大都市圏に生まれたらどうなるか…」
≪夢物語ではない≫
大阪府知事・橋下徹「名古屋からどえりゃーことを始めましょう」
河村「どえりゃー発音がよかった」
9月20日の名古屋市中区。ポロシャツ姿で河村と並んだ橋下は慣れない名古屋弁を披露。大阪、名古屋が地下水脈でつながっていることを印象づけた。
2人とも地方改革を声高に唱えるが国政への野心はおくびにも出さない。「国政に影響力を持とうというスケベ心を持てば府民は離れる」と橋下は断じる。
だが、統一地方選で維新の会や減税日本が地方議会を制圧したらどうなるか。地方議員に集票を頼ってきた自民党はその地から消えかねない。自民党大阪府連会長の谷川秀善が「何が何でも維新の会をぶっつぶす」と息巻く理由はここにある。
しかも大阪都構想などの実現に法改正は不可欠だ。地方公務員の大量リストラにつながる構想に民主党政権が応じるだろうか。もし拒めば、維新の会が蜂起し、次期衆院選で大阪に30議席を有する新党が誕生する−。これを夢物語と一笑に付すわけにはいかない。
大阪、名古屋の地殻変動に自民、民主両党執行部の動きは鈍いが、みんなの党代表の渡辺喜美は違った。渡辺は9月26日、都内のホテルで橋下と密会し、こう持ちかけた。
「アジェンダの一致する範囲で連携しよう」
維新の会には「ただ乗りする気か」(幹部)と警戒する声もあるが、橋下は前向きに応じたという。
統一地方選まで半年を切った。「春の嵐」は国政をものみ込みつつある。(敬称略)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101120/plc1011202059014-n1.htm
【地方異変】シリーズ1「改革か破壊か」(下)騒動の裏で、本丸へ「のろし」
2010.11.20 20:55
「このゲームでは、最初に手を挙げた者がバカを見る」
民主党政権が変質していく中、復権を果たした霞が関官僚の一人は、そう言ってニヤリと笑った。
この官僚が指摘するのは、民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げ、平成23年度予算案編成の焦点でもある「一括交付金」だ。
「おれだって、補助金改革はたいへん重要な課題だと思っているんだ。実(じつ)があがるようにやってくれ」
18日夜。官邸の首相執務室。顔をそろえた関係閣僚を前に、首相の菅直人はイライラを爆発させた。
菅は来年度は1兆円余を一括交付金とし、都道府県に配る方針を示した。だが、そのわずか2時間前。民主党は一括化の最終期限を3年後に“先送り”する提言をまとめていた。菅のけんまくにも、この場で上積みを申し出る閣僚はいなかった。
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国が使途を定めた「ひも付き補助金」を束ね、自治体が自由に使える財源に衣替えさせるのが「一括交付金」だ。23年度はインフラ整備関連補助金が対象。概算要求に221件約3兆3千億円が計上されたが、各府省が現時点で交付金化に応じたのは3件28億円。わずか0・1%にすぎない。
焦点は約2兆4千億円と最大額を持つ国土交通省の対応だ。国交相、馬淵澄夫は「先取りで国交省関連補助金を一本にして社会資本整備総合交付金を作った。上積みしろとの指摘は当たらない」と拒否の姿勢を貫く。
最近馬淵に会った総務相の片山善博は「国交省内の一括化は前進だが、内閣の大方針、補助金全体の一括化の定義には当てはまらない」とくぎを刺した。
各府省が高みの見物を決め込むのは、地域主権改革に対する菅の本気度を疑っているからだ。一括交付金の原案にあった「府省の枠を超えて」との表現が「枠にとらわれず」と弱まったことにも、官僚たちは敏感に反応した。
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「一括交付金は大したことではない。どうやっても大きくは変わらない」。財務官僚の一人はそう言い放つ。
10月13日、霞が関の財務省4階で開かれた財政制度等審議会では、一括交付金騒動をよそに「財政規律派」が新たなのろしを上げていた。俎上に載ったのは平成21年度開始の地方交付税の「特別加算」だ。
「特別加算に期待して、地方が税収増への努力を怠る」。有識者は口々に自治体不信を表明。財務政務官の吉田泉も「極力縮小の方向で臨みたい」と応じた。
特別加算は政権交代の象徴的なカネだ。小泉純一郎政権が進めた三位一体改革で地方から削ったカネを民主党が補(ほ)填(てん)する。それが、わずか1年で風前のともしびとなった。
21年度は臨時措置。22年度は雇用対策などで約1兆5千億円が別枠加算。財務官僚はいう。「もういいでしょう」
政府はすでに6月に決めた財政運営戦略に、今後の姿を書き込み始めた。
「23年度から3年間は地方交付税を含む予算の大枠を、22年度当初予算並みの71兆円を上回らないようにする」「地方の一般財源総額は22年度水準を下回らないよう3年間は同水準を確保する」。そんな文言だ。
財務官僚が解説する。「3年間は今年度のレベルを下回らないと喜ぶのか、3年過ぎたらどうなるか分からないとおびえるか」
厚相経験のある菅なら、削減しにくい社会保障費よりも、次いで規模の大きい地方交付税に手を付けるに違いない。財務省から「国におんぶにだっこの地方の甘えの構図を断ち切るべきだ」(幹部)と声も出る。
一括交付金化の議論の裏で、本丸・地方交付税をめぐる戦いが動き出している。(敬称略)
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シリーズ1は、金子聡、石橋文登、赤地真志帆、橋本亮、山口敦、河居貴司、木村さやか、杉本康士、尾崎良樹が担当しました。
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来年4月の統一地方選に向け、国と地方のあり方を問う「地方異変」は随時掲載します。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101120/lcl1011202211002-n1.htm
橋下知事VS平松市長 統一地方選“大阪頂上対決”の前哨戦激化 (1/2ページ)
2010.11.20 22:06
来年4月の統一地方選まで5カ月を切り、2人の首長がにらみ合う“大阪頂上対決”の前哨戦が激化してきた。20日、大阪府の橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」(維新)は街頭演説を始め、橋下氏は「大阪市職員から応援を受ける平松邦夫市長が、市役所をつくり替えるなんて絶対にできない」と批判。一方、平松氏は橋下氏が掲げる大阪都構想を批判する会合に参加し「維新はかげろうのようなもの」と皮肉った。2人が「結果次第で進退を判断する」と述べる決戦に向け、対立の様相がより鮮明になっている。
統一選では大阪府議選と大阪市議選がともに予定されており、橋下氏は大阪都構想の実現に向け、それぞれ維新の過半数獲得を公言。対する平松氏は、大阪市の解体につながる同構想に強く反発している。
「信頼して」
「平松市長がしている今の大阪市政、あれぐらいは維新の会でも簡単にできる」。20日昼、同市天王寺区内で街宣車に上った橋下氏は、待ち受けた約400人の聴衆を前に、平松市政を強く批判した。
「大阪市の体質は(平成16年に発覚した)職員厚遇問題のころと何ら変わっていない」と舌(ぜっ)鋒(ぽう)を強める橋下氏。ただ、「具体性がない」と批判される大阪都構想についてはほとんど触れず「いろいろと問題はある」と認めながら、「市役所と大阪府庁を壊し、新しい役所を作る。そこだけは信頼してもらいたい」と持論の主張に軸足を置いた。
「今の市役所は、市民のための市役所になっていない。本気で新しいものにつくり直すかどうかは、皆さんの一票にかかっている」。そう訴えかけると、この日、府内3カ所で開かれた維新のタウンミーティング会場に向かった。
強気崩さず
一方、平松氏は大阪市中央区で開かれた「異議あり!大阪都構想と橋下政治」と題する後援会主催のシンポジウムに参加。維新のメンバーを「すごいオーラを持った人の周りに寄り集まったかげろうのようなもの」と痛烈に皮肉った。
会合には、大阪都構想に批判的な高寄昇三・甲南大名誉教授も参加。「東京都は、あれだけ税収があっても問題が起きている」と指摘し、「橋下知事のポピュリズムの一番大きな欠点は、政策内容が貧困であることだ」と切り捨てた。
会合の出席者は約300人。平松氏を支持する市職員の労働組合の幹部や、前回市長選で平松氏を推した民主党の統一選立候補予定者らも多数、姿を見せた。
最近は、前回市長選で対立候補を応援した自民、公明両党の市議選立候補者への支援も明言するなど、対橋下氏シフトを固めつつある平松氏。会合終了後には、大阪都構想について「いろんな問題点が指摘されており、維新は具体案を出しにくくなっている」と挑発し、「役割を果たしていない府の実態を浮き彫りにしていけば、風に乗っている方たちも足下がおぼつかなくなるのでは」と強気の構えを崩さなかった。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101121-OYT1T00623.htm
女性で最年少、尼崎市長に38歳・稲村和美氏
兵庫県尼崎市長選は21日投開票され、新人の前県議・稲村和美氏(38)(無所属)が初当選した。
女性市長としては全国22人目で、41歳で当選した伊東香織・岡山県倉敷市長(44)を抜いて、5歳の女の子を育てる全国最年少の「ママ市長」となる。尼崎市は全国で初めて現職の白井文氏(50)から2代連続で女性が市長を務める。
当選を決めた稲村氏は「白井市政8年間が評価された結果。改革をもう一歩前に進めたい」と述べた。
選挙戦は専従スタッフが4人だけ。白井氏の後継候補として「今度も女性市長」をスローガンに掲げ、震災ボランティア仲間や、保育所に通う長女(5)の友だちの母親、近畿の市民派議員らが、選挙はがきの発送から選挙カーの運転まで手伝い、選挙活動を担った。
神戸大大学院法学研究科修了。1995年、阪神大震災を経験、被災者の救援活動に汗を流した。全国から集まった学生ボランティアらのリーダー役を務め、同年5月には学内にボランティアセンターを設立。被災者の生活再建が取り残される現実に「税金の使い道が間違っている」と憤り、尼崎市議が主宰する勉強会に参加したことが尼崎との出会いになり、政治家を志すきっかけになった。
母親が保育所への送迎をしたり、夫が激励のために長女を事務所に連れてきたりと、家族も選挙をサポート。「ママ市長」になることについて、稲村さんは「仕事もしっかり向き合い、子どもとも向き合って、全力をかけて両立をがんばりたい」と話した。
(2010年11月22日00時07分 読売新聞)
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圧勝すね
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20101122-OYT8T00127.htm
白井市政の継承支持
尼崎市長に稲村さん
21日投開票された尼崎市長選で初当選した無所属の前県議・稲村和美さん(38)は「クリーンでオープンな白井市政の継承」を前面に打ち出し、前市議・吉岡健一郎さん(50)、前尼崎民主商工会事務局長・徳田稔さん(63)(共産推薦)、前市議・土田裕史さん(31)の無所属3新人を破った。「市民による自治のまちづくりを進める」と誓う稲村さん。今後、財政再建や人口減少などの難題に挑む。投票率は過去最低の29・35%(前回39・87%)。当日有権者数は37万7656人。
同市東難波町の事務所に「当選確実」の一報が入ると支持者から一斉に拍手と歓声がわき起こった。事務所に姿を現した稲村さんは、両手を振りながら歓声に応え、白井文市長(50)とがっちり握手。その後、「尼崎に改革の灯をともす」との意味を込めたケーキのろうそくに火を付け、「市は財政難にあえいでいるが、ピンチをチャンスに変えるのが私の仕事」と抱負を語った。
稲村さんは、阪神大震災直後に神戸大総合ボランティアセンターを設立し、初代代表に。2002年に証券会社を辞職し、尼崎市長選で白井市長の選挙スタッフに加わり、03年の県議選で初当選、2期目の途中に立候補を表明した。
吉岡さんは「観光施策の充実や地域振興、縦割り行政の改善」、徳田さんは「中学生までの医療費の無料化や国民健康保険料の引き下げ」、土田さんは「市の行財政改革の凍結や事業仕分け」などを訴えたが、及ばなかった。
当 58,034稲村 和美38無新〈1〉
22,050吉岡健一郎50無新
17,053徳田 稔63無新
11,387土田 裕史31無新
(選管確定)
(2010年11月22日 読売新聞)
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http://www.nara-np.co.jp/20101120095856.html
[浅川氏] 自民在籍中、他党打診 - 確認後に離党届
2010年11月20日 奈良新聞
みんなの党(渡辺喜美代表)は19日、党公式ホームページで、来年の統一地方選の公認候補として、県議選山辺郡・奈良市選挙区で、自民党県連に離党届を提出した浅川清仁氏(56)の公認を発表した。浅川氏はきょう20日に後援会で報告し、21日に正式表明する予定。しかし、自民党県連の総務会長代理や県1区幹事長という要職にあり、自民党籍のままでみんなの党の「地方選挙の公募」に応じたことに、政治家としての資質を問う声が大きい。また同党から公認内定の感触を得たため、慌てて離党届を提出したのではないかとみられている。親子二代にわたる長年の支援者からも「自民党の職責を放棄し、選挙目当ての行動」と批判の声も上がっていた。
みんなの党は党ホームページで地方選挙の候補者を公募している。希望動機などを記した申請書や卒業証明書、住民票などを郵送するよう求め、一式書類を受理してから第1次選考の書類審査を開始し、結果を通知するとしている。応募資格は「党のアジェンダ(政策・行動計画・実施計画)に賛同」「社会人としての一般常識を持っている」など。
浅川氏は自民党県連の総務会長代理のほか選挙管理委員などの要職にあった。しかし、先月30日の総務会や、今月6日の県連会長選挙のための選挙管理委員会を欠席していた。10日締め切りの県議選の第1次公認申請を見送ったため、その動向に疑問の声が上がっていた。16日夕、県連に離党届を提出し、翌17日には県議会「自民党」会派の議員総会で、出席した11人の同僚議員らにこれを報告している。しかし、離党届の扱いは県連として正式な機関決定がされていない。
みんなの党が公認発表する3日前に離党届を提出した浅川氏は、自民党所属の県議として総務会長代理などの要職のまま公募に応じていたことになり、同僚県議からも「社会人としての常識に反する行為」と厳しい声が出…
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http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0003625486.shtml
2代続け女性トップ、投票率過去最低 尼崎市長選
支持者らの祝福に手を振って応える稲村和美氏(右)=21日午後9時45分、尼崎市東難波町3(撮影・田中靖浩)
市民は「改革」の続行を選んだ。21日、投開票された尼崎市長選。新人4人の争いを制したのは、前県議の稲村和美氏(38)だった。白井文市長から事実上の後継指名で「改革継続」を訴え、無党派層や自主投票の政党票をまとめた。危機的な財政状況を背景に、さらなる行財政改革の推進と行政サービスの両立へ、難題をいかに克服するのか。選挙は圧勝だったが、市議会との関係づくりも鍵となる。投票率は過去最低の29・35%で、前回より10・52ポイントも下回った。
「8年間、白井市長と共に歩んできた市民の勝利。市民の実感を市政に生かしたい」。午後9時半すぎ、尼崎市東難波町3の事務所に姿を見せた稲村氏は、駆け付けた白井市長と抱き合い、つないだ手を掲げて支持者の拍手に応えた。
神戸大3年時に発生した阪神・淡路大震災で、ボランティアに携わった。被災者支援から政治に関心を持ち、白井市長の選挙スタッフとして従事。その後、県議に転身した。
白井市長の退任表明直後、立候補を決意した。長女(5つ)の子育て中でもあり、悩んだが「改革を後戻りさせてはいけない」と覚悟を決めた。
街頭では、白井市長を支えた経験や、子育て中の母親をアピールした。「8年間の取り組みを、しっかり引き継がなければならない」「クリーンでオープンな市政運営を」。女性や無党派層を取り込んでいった。
陣営は知名度不足を懸念したが、市会の市民派議員が全面支援に回った。他候補が猛烈に追い上げた終盤には、白井市長も駅前でマイクを握り「改革はまだ道半ば。10年、20年先を見越して選んでほしい」と声をからした。
財政難の尼崎市。「使えるお金は限られている。だからこそ、市民と一緒になって何に使うかを考えたい」と稲村氏。市民が提案し、実行する「市民自治」を目指す。
白井市長の2期目には、福祉サービスなどの大幅削減が市会や市民の反発を招いた。改革継続には一層の反発が予想されるが、稲村氏は「責任の重さに身の引き締まる思い。一緒に頑張りましょう」と支持者らに呼び掛けた。
(横田良平、金山成美)
(2010/11/22 09:00)
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>>1012>>1117
三重知事選:野呂知事、3選不出馬へ 長男事件考慮か
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101125k0000m010174000c.html
三重県の野呂昭彦知事(64)は任期満了(来年4月20日)に伴う来春の知事選に立候補しない意向を固め、関係者に伝えた。25日の県議会本会議で「3選不出馬」を正式表明するとみられる。
野呂知事の長男(36)が今年8月末、覚せい剤取締法違反容疑で愛知県警に逮捕、起訴された。知事は「事件は私と一切関係なく、知事の職務が左右されることがあってはならない」と述べていたが、事件の影響などを考慮し、不出馬を決断した模様だ。
過去2回の選挙で野呂氏を支援した民主、自民両党は独自候補擁立に向けた動きを加速させるとみられる。野呂知事は衆院議員4期を経て同県松阪市長を約3年務めた。03年の知事選で初当選した。【田中功一、福泉亮】
毎日新聞 2010年11月25日 2時36分
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http://www.sankei-kansai.com/2010/11/27/20101127-046589.php
2010年11月27日
統一選 候補者擁立「維新」も苦心 大阪府議、大阪・堺市議選
来春の統一地方選まで5カ月を切る中、橋下徹・大阪府知事が代表の地域政党「大阪維新の会」(維新)の出現で激戦が予想される大阪府議選と大阪・堺両市議選の立候補予定者数が、意外にも現時点で前回立候補者数を大幅に下回っている。産経新聞の27日現在のまとめでは、出馬予定者は前回統一選の候補者数より61人少ない計334人。国政選挙に比べて有権者の盛り上がりに欠ける上、浸透不足や現職の大量離脱、政権低調など各党さまざまな事情があり、「不況の中、公募にもなかなか集まらない」と嘆き節も聞こえる。
3議員選の27日現在の立候補予定者数は、維新101人▽民主70人▽共産56人▽自民48人▽公明46人▽その他13人。議会別では、府議会(定数109)159人▽大阪市議会(同86)113人▽堺市議会(同52)62人−で、前回の立候補者数(計395人)に遠く及ばない。
激戦ムードのはずが…
橋下知事が3議会すべてでの過半数獲得を公言する維新は、27日も朝から公募者数名の面接を実施。街頭活動も本格化させ、有権者への浸透に躍起だ。ただ、府議会で半数を超える56人の擁立を決めたものの、大阪市議会では31人、堺市議会は14人で、目標達成にはほど遠いのが実情。維新幹部は、特に堺市議選について「うちが掲げる大阪都構想へのメリットが感じにくい。公募にもなかなか来ない」とこぼす。
一方、府連会長の谷川秀善参院議員が「何が何でも『維新の会』をぶっつぶす」と息巻いた自民も、現時点での出馬予定者数は前回立候補者(101人)の半数にも届かない。維新に流れた47人の大量離党で生じた空白区には、初の公募方針を示したものの、「地盤がなく、十分な支援もできないような選挙区にポンと新人をほうり出すようなことはできない」(府連幹部)と慎重さがのぞく。
政権与党の民主も、政権支持率が下降を続ける中、候補者獲得に苦労している。3議会すべてで最大会派獲得が目標だが、府議選では62選挙区のうち半数近くが空白。特に大阪市内は24選挙区のうち、埋まっているのは11区にとどまる。府連幹部は「中央の動向が擁立作業にも影響している」と嘆く。
このほか、大阪では固い地盤を誇る公明も、現職が引退する空白区をすべて埋められるかどうかは微妙な情勢だ。支持母体の創価学会幹部は、府議選について「結果は風の吹き方一つでまったく違ってくる」と危機感を強める。
前回、3議会で計80人を擁立した共産も、現時点での出馬予定者は56人。党勢を分散させないために、候補を絞り込んだ国政選挙の影響がうかがえる。
各会派とも厳しい情勢だが、関係者からは「いい人だと思っても、この不景気の中、落選したらすぐに生活が困るような状況では、選挙に出そうにも出せない」という本音も。
前回統一選では計89人の無所属候補が出馬しているが、不況や今回の情勢が動向にどう影響するかも注目される。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001011270001
元和歌山市議を暴行容疑で逮捕
2010年11月27日
■容疑は否認
親族の女性(75)を殴ったとして、岩出署は26日、元和歌山市議で政治団体「維新政党・新風」県本部代表の関佳哉容疑者(67)=同市禰宜=を暴行容疑で逮捕し、発表した。署によると、容疑を否認しているという。
署によると、関容疑者は25日午後4時20分ごろ、岩出市内に住む女性の自宅の玄関で、顔を平手で殴った疑いがある。女性の態度に腹を立てたが暴行はしていないと供述しているという。
関容疑者は1986年6月〜87年5月に和歌山市議。今年10月17日投開票の県議補選和歌山市選挙区(被選挙数2)に立候補し、落選している。
wikiより
1986年の和歌山市議会議員補欠選挙に自民党の公認を得て出馬、無投票で初当選を飾る。だが翌1987年の和歌山市議会議員選挙で落選、市議としての活動は1期1年だけに終わった。
市議落選後は、大阪府阪南市の市長選に出馬するも落選。その後、旧知の仲だった政治活動家の魚谷哲央に誘われたことから、彼が代表を務める右派の政治団体である維新政党・新風に参加。2004年7月の第20回参議院議員通常選挙では、和歌山県本部代表として同党の公認を受け和歌山県選挙区から出馬したが、5,619票(得票率1.1%)と惨敗し供託金を没収されている。
2007年4月には返り咲きを目指して和歌山市議会議員選挙に出馬、この年の統一地方選挙では唯一の新風公認候補として選挙に臨んだものの、わずか171票(得票率0.1%)に留まり、再び供託金を没収された。
市議選後、和歌山県から広島県に移り、新風広島県本部幹事に就任。2010年7月の第21回参議院議員通常選挙では新風の公認候補として広島県選挙区から出馬する予定だったが、党が資金難などの理由で参院選から撤退したため、関も立候補を断念した。
参院選出馬断念後は故郷の和歌山に戻り、新風和歌山県本部代表に再任。2010年10月の和歌山県議会議員選挙・和歌山市選挙区補欠選挙に新風の公認候補として出馬したが、2,823票(得票率6.0%)で落選に終わる。しかし新風から出馬した三度目の選挙で初めて供託金の回収に成功した。
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>>1168
新人の擁立という点では、道府県・党を問わずどこも苦労してるな
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1288362538929_02/news/20101029-OYT8T01113.htm
決戦の構図 11・28知事選
<上>「脱政党」思惑外れ
仁坂氏 組織固め遅れ自民頼み
後援会支部の設立総会で仁坂氏(左)を激励する二階俊博・自民党県連会長。推薦依頼の提出直後、急きょ出席が決まった(9月26日、田辺市で) 「私にも悩みがあります。辛いことがあります」
9月26日、みなべ町のJAみなべいなみ本所。再選を目指し、「励ます会」に出席していた現職の仁坂吉伸(60)の口から、突然、反省の言葉が飛び出した。
「申し訳なかったんですけど、あるいは自分の誤りですけれど、熱心にやってきませんでした」。怠っていたと認めたのは、自らの後援会組織作り。仁坂はこの日、約200人の出席者に何度も頭を下げ、みなべ町に後援会支部が設立されることに感謝した。
4年前の出直し知事選で、告示2週間前に急きょ立候補表明した仁坂は、後援会組織なしでの戦いを強いられたが、自民、公明の全面支援を受け、共産推薦候補に圧勝した。
政治家には欠かすことのできない後援会だが、当選後も、仁坂が支持者を回って支部結成を頼む姿は見られなかった。仁坂陣営幹部は、「知事の公務をこなしていれば、県民は支持してくれると思ったのだろう」と擁護する。だが、仁坂の“読み違い”は、これだけではなかった。
「それを得策と考えているなら、感覚がずれている」。今年7月中旬、参院選で大勝したばかりの自民の鶴保庸介(43)は、仁坂に痛烈な一言を浴びせた。
批判の的は、「どの党にも推薦願いを出さない」との選挙方針。仁坂は昨年7月、後援会の定例幹事会で、政党推薦のない完全な無所属での立候補を提案していた。
後援会幹事の岩橋延直(77)は「県政を進める上で、敵を作りたくないと思うのは当然」と、仁坂の胸中を推し量る。だが、今回の選挙は、前回選と決定的な違いがあった。今年6月、前回選で候補を立てられなかった民主が、県議で県連幹事長だった藤本真利子(56)の擁立を決めたからだ。
参院選後の7月24日、自民県連は、推薦依頼を受けないまま、県連レベルで仁坂を推薦する異例の決定に踏み切った。政権与党が全面支援する候補との戦いを前にしながら、煮え切らない態度をとり続ける仁坂へのいらだちがこもっていた。
6000枚が用意されたという、藤本と民主党国会議員とのツーショットポスターが、山奥でも目に付くようになってきた9月初旬、自民参院議員の世耕弘成(47)は、仁坂に諭すように言った。
「後援会組織がばっちりある。空中戦を戦える。知名度がある。そう言えるのなら、自民の推薦はなくてもいいでしょう」。自民の支援なしには立ち行かないと暗に示唆する言葉に、仁坂は「よく考えてみます」と答えるのが精いっぱいだった。
世耕は言う。「『県民党』のほうが選挙に有利と思ったのかもしれないが、仁坂さんが自民党であることは明白だ」
9月17日、仁坂は自民県連に推薦依頼を提出した。
(文中敬称略)
◇
11月11日の知事選告示まで2週間を切った。いずれも無所属で、現職の仁坂吉伸氏(60)=自民県連推薦、新人で前県議の藤本真利子氏(56)=民主・国民新推薦、新人でJR西日本シニア社員の洞佳和氏(62)=共産推薦の3人が立候補を表明、激しい前哨戦を繰り広げている。11月28日の投開票に向けてしのぎを削る3陣営の舞台裏を追う。
(2010年10月30日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1288362538929_02/news/20101030-OYT8T00880.htm
<中>不戦敗は回避 擁立遅れ
藤本氏 責任とるかたちで決断
岡田幹事長(左)と岸本衆院議員(右)の応援を受け、演説する藤本氏。推薦決定の遅れもあり、党幹部の来援はなかなか実現しなかった(10月16日、和歌山市のJR和歌山駅前で) 今年3月、民主県連代表の岸本周平(54)は、頭を抱えていた。原因は桐蔭高校時代の同級生で、東京で会社を経営していた男性の言葉。「県連の決定が遅い。これでは勝てない」。知事選候補の意中の人物と思っていた男性の出馬辞退で、岸本の脳裏には、4年前の苦い記憶がよみがえった。
前知事の談合疑惑で突然行われた前回選。民主県連は女性町議の擁立を決めかけたが、知名度の低さの指摘など内部で意見が割れ、擁立を断念した。「不戦敗」を喫したことに支持者らから批判が相次ぎ、岸本は責任をとって県連代表を辞任した。
民主県連が、今回の知事選に向けた候補選びを本格化させたのは、衆院選を終えた昨秋から。岸本ら衆院議員3人で作る選考委員会と県連幹部は、情報漏れを警戒して東京で極秘裏に集まり、候補選定に入った。
衆院選で初当選し再び代表となった岸本は、「知事選で再び戦わないという選択肢はない」と覚悟していた。県連関係者の一人は、「当初は『政権与党の推薦で知事選に挑める』と、多くの候補希望者が押しかけた」と明かす。だが、内閣支持率が下がり始めると、熱気は急速に冷めていった。
今年1月、候補者リストに残っていたのは、立候補に前向きな姿勢を見せていた男性だけだった。だが、衆院議員の阪口直人(47)や玉置公良(55)からは、「すばらしい人だが知名度がない」「幅広く人選すべき」などと異論が相次いだ。
男性の擁立決定を保留としたまま、民主県連は候補者探しを続けた。3月、現職の仁坂が再選出馬を決めたと伝わってきても態度を決めない県連に、ついに男性も背を向けた。
内部の意見統一ができずに不戦敗。そんな4年前の失敗を繰り返せないと、6月に入り、岸本はようやく決断した。
電話をとり、聞き慣れた声が出ると、「知事選はまりちゃんでいってほしい」と短く言った。
電話の相手は、民主党県連幹事長で県議の藤本真利子(56)。当初から名前は上がっていたが、藤本は「もっと知名度のある人を」と固辞していた。「後援会に相談させて」と一度は保留したが、10日余りして承諾の返事をした。ある民主県連関係者は、「誰かが取らないといけない責任を、候補選定にかかわった藤本さんがとったということ」と話す。
藤本は8月末、県議を辞職。知事選前に県議補選が行われることになるタイミングで辞職した理由を問われ、「知事選に向けて余裕がなくなってきた」と正直に答えた。だが、藤本の焦りをよそに、参院選や党代表選に追われた党本部の推薦決定は、10月にずれこんだ。
告示まで1か月余りとなったある日、あいさつ回りを終えて事務所に戻った藤本は、選考過程を振り返り、疲れた表情でつぶやいた。
「私自身は、知名度のある現職衆院議員が知事に転身すればいいと思ってたんよ」(文中敬称略)
(2010年10月31日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1288362538929_02/news/20101031-OYT8T00781.htm
<下>「労働者代表一肌脱ぐ」
洞氏 県都市長選で擁立遅れる
JR西日本のシニア社員として、出身地の古座川町で穏やかな生活を送っていた洞佳和(62)の生活は、今年9月に一変した。きっかけは、県地方労働組合評議会の武内正次(58)と和歌山市内で会ったことだった。
「労働者の代表として、一肌脱いでくれ」。3日午後、和歌山市内の労組の事務所で、差し迫った様子の武内と向き合った洞は、一瞬、言葉の意味がわからなかった。県地評や共産党など28組織で作る市民団体「ゆたかで住みよい県をつくる会」のメンバーとしての、洞への知事選出馬要請だった。
洞は2時間考えて、出馬を承諾。「私に依頼に来るということは、候補者選びに相当苦戦しているんだなと思った」と振り返る。
同会が知事選に候補を立てるのは7回目。5月に開いた総会で、今回も誰かを擁立することは全会一致で決まった。
だが、候補者選びはスムーズではなかった。8月に行われた和歌山市長選に、市民団体の「活気ある住みよい和歌山市をつくる会」が、新人を擁立し選挙戦を繰り広げた。名前もよく似た二つの会の構成団体は、ほとんど同じ。7月の参院選に、主要構成団体の共産党が公認候補を擁立して戦っていたこともあり、市長選が終わるまで、知事選の候補者選びは止まったままだった。
8月初旬から候補者選考を本格化させたが、リストアップすらできていなかった。旧国鉄労組で県支部委員長の経験を持つ洞に白羽の矢を立て、立候補表明にこぎ着けたのは9月28日。告示まで2か月を切っていた。
洞は10月19日、車で紀中地域を回っていた。これまで同会の候補があまり足を運んだことのない業界団体などにも顔を出す。有田川町の町商工会を訪れた際には、「力のない街を活性化してほしい」と激励を受け、労働組合の幹事会では、参加者から「お互い頑張ろう」と温かい言葉を掛けられた。
決して手応えは悪くない。それだけに、武内は「もっと早く候補を決めていれば、参院選や市長選の際に顔を売ることもできたのに」と悔やむ。
同29日夜、和歌山市で開かれた洞の決起集会。28もの団体が名を連ねる会の呼びかけにもかかわらず、216席のうち、7割ほどしか埋まっていない会場を見て、陣営幹部はため息をついた。「業界団体どころか、会の構成団体もまだ回り切れていない」
(文中敬称略、この連載は藤本将揮が担当しました)
(2010年11月1日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1290090051145_02/news/20101118-OYT8T01155.htm
現場から<11.28知事選>
<1>雇 用
「地元で希望の仕事ない」
懸命に就職活動を続ける高校生に、仕事内容などを説明する企業の採用担当者。紀南地域では特に、地元での就職が難しい(田辺市内のホテルで) 「地元で働くためには、医療事務の仕事はあきらめるしかないのかな……」。11月4日、田辺市で開かれた高校生向けの合同就職説明会で、同市の女子生徒(18)は、肩を落とした。
この日、地元企業19社が参加したが、医療事務の求人はゼロ。白浜町内のホテル会社の採用担当者は「2年前のリーマンショック後、採用数は2〜3割減らした。これまで以上に魅力的な人材に絞らないと……」と厳しい表情を見せた。
文部科学省によると、今年春に県内の高校を卒業した生徒の就職率は前年より0・4ポイント低い89・5%で、全国で8番目に低い水準だった。特に、県内就職希望者の就職率は89・1%と、県外希望者を1・6ポイント下回る。全体の7割が地元就職を望んでおり、県内の雇用拡大は急務だ。
県はこれまで、工場などの企業誘致に取り組み、2006年には、雇用者数や投資額などの条件に応じて最大で100億円を補助する「全国最高水準」の奨励金制度を始めた。
無線通信機器メーカー「和歌山アイコム」は、同制度を活用して昨年、紀の川市で操業を始めた。約80人を新規雇用し、将来的にさらに80〜100人増やす構想だ。県は4年前から計約19億円の奨励金を出し、同社など40社を誘致。新規雇用は計約1000人に達しそうだ。
県企業立地課の担当者は「通勤や輸送に便利な土地が新規進出の受け皿となっている」とする一方、「課題は紀南地方」と話す。
進出した40社の中で紀南地域を選んだのは6社のみ。それも、高速道路が整備されている田辺市やみなべ町などばかりで、東牟婁地域や新宮市はゼロだった。
和歌山労働局が地域別に発表した今年3月の高校新卒者の求人倍率は、和歌山1・18倍に対し、串本0・27倍、田辺0・85倍、新宮0・96倍。紀南の市町村は軒並み1倍を切った。
串本町の串本古座高校の進路指導担当教諭は「地元企業が少なく、雇用をお願いできる場は限られている。地元で就職したいが、初めからあきらめて県外就職希望を出す生徒も少なくない」と話す。
木下雅夫・和歌山社会経済研究所総括研究部長は、企業誘致による雇用拡大の限界を指摘し、「地元産の水産物や農産物を加工し、販売したり観光集客に結びつけたりと、既存の資源を産業振興に活用する必要がある」と力説する。
県は今年4月、就職が決まらないまま卒業した高校新卒者に手を差し伸べる「緊急雇用創出事業」を始め、53人を県や県立高校の臨時職員に採用した。仕事をしながら就職先を探してもらう狙いだったが、これまでに正式採用に至ったのは11人にとどまる。
知事選の3候補とも、雇用対策を「最重要施策」と位置づける。誰が知事として実効性のある策を打ち出してくれるかを、有権者はじっと見つめている。(辻和洋)
(2010年11月19日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1290090051145_02/news/20101119-OYT8T01265.htm
<2>防 災 地震津波 危機感薄く
向上策 取り組み手探り
地区内に設けられた津波避難タワーへ集まる住民たち。来年以降も年に2回の訓練実施を予定している(10月24日、串本町住吉地区で) 10月24日、古座川河口に近い串本町住吉地区の避難タワーに、次々と住民が集まってきた。地震による津波を想定した地区主催の訓練は今年3月に続いて2度目。だが、約550人の住民のうち、訓練に参加したのは約90人にとどまり、矢口登区長(58)は「期待したほど防災意識は高まっていないのかもしれない。呼びかけを続けていかなければ」と力を込めた。
紀伊半島南端は、近い将来に発生が予想される東南海・南海地震で最も早く津波が到達する地域の一つ。大津波が1300人以上の命をのみ込んだ1946年の昭和南海地震では、同町でも10人の犠牲者が出た。県の被害想定では、同地区には地震発生の13分後に津波の第1波が押しよせ、最大水位は8メートルとされる。
いかに地域や行政が迅速で安全な避難行動に導き、住民それぞれに避難を決断させるか。県は5年前から地域の防災リーダーを育成する「紀の国防災人づくり塾」を開き、これまで計約500人が受講。今年度からは民家の耐震化促進に補助を行い、小学生向けの防災教育を進める「県民減災運動」を始めた。
田辺市では、県の補助を受け避難施設の新設や避難路整備などを行い、現在、5か所ある「避難困難地域」は、来年3月までにすべて解消される見込みだ。
だが、今年2月28日の南米チリ沖の大地震で、県内で「避難指示」の対象となった1万5165人のうち、避難が確認できたのはわずか117人。避難率0・8%で、全国平均(6・5%)を大幅に下回った。
宮脇寛和・田辺市防災対策室長は「ハード面の整備は進んだが、津波を人ごとだと考えている市民は多い」と厳しい表情で話し、京大防災研究所の鈴木進吾助教(情報学)も「津波をイメージできないために、都合良く解釈してしまう。防災教育などで正確に理解させる必要がある」と指摘する。
県総合防災課は「平時から地域で対策を考えてもらえるよう、啓発を続けたい」とするが、防災意識を急激にアップさせる妙案はないのが現状だ。
避難率0・6%にとどまった那智勝浦町では、チリ沖地震後、10月に3地区、11月に2地区で自主的な防災訓練が行われた。山東寛・町自主防災組織連絡協議会長(65)は「三重県などの先進地を視察し、避難の重要さを痛感した」と話す。
山東会長の抱いた危機感を、いかに県民全体に広めるか。「住民の意識」という目に見えないものを相手に、手探りの取り組みが続く。(大場久仁彦)
(2010年11月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1290090051145_02/news/20101122-OYT8T00856.htm
<3>医 療 産科医不足“特効薬”なく
様々な対策 成果に至らず
「市立病院での産婦人科診療をやめてしまうか、たった1人で続けていくか」。2006年12月、県立医大から有田市立病院に派遣されていた産婦人科の男性医師(51)は、突然の決断を迫られた。同僚だったもう1人の派遣医が、別の病院に派遣されることになったからだった。
問題の発端は、国が04年度に始めた、研修先を自由に選べる新医師臨床研修制度。経験を積みやすい都市部の病院に人気が集中したため、地方の医師不足が深刻化し、各地の医大は派遣先見直しに追い込まれた。
結局、診療継続を決断した男性医師は、大学から時折、応援を受けるなどして今年7月に再び派遣医が得られるまでの3年半あまりを1人で乗り切った。医師は「年間約100人の出産数がもう少し増えれば、とても無理だった」と振り返り、言葉を続けた。「でも、そんなぎりぎりの状態でやっている病院は、決して少なくはない」
08年に県内の医師は2601人いたが、内科744人、整形外科203人に対し、産婦人科は91人。出産対応のため拘束が長引き、患者から訴えられるリスクも高いことが、医師の産科離れにつながっているという。
さらに、産科医の6割は和歌山市周辺で勤務。医師1人当たりの出産担当件数は、和歌山周辺の108件に対し、有田周辺は201件と、地域格差も大きい。
深刻な医師不足を打開しようと県は、産科、小児科、麻酔科の医師を目指す学生や研修医らに、月額20万円を貸与し、貸与を受けた1・5倍の期間を県内で勤務すれば返済を免除される「医師確保修学資金制度」を06年に開始。だが、貸与を受けた研修医13人のうち、産科医はわずか1人だ。
県は、好条件を県負担で用意して過疎地に赴く医師を募ったり、開業医が総合病院の当直を手伝う制度を整備したりと様々に働きかけてきたが、いずれも目立った成果に至っていない。
全国の地方自治体が医師確保に苦しむ中、静岡県富士市は、市内で開業する産科医に最大1億円を助成する条例を2年前に施行し、全国を驚かせたが、それですら開業に至った例はない。静岡での取り組みを注視していた県医務課の担当者は、「予算を掛ければ解決する問題ではない。解決策があるなら教えてほしいほど」と途方に暮れる。
今年、県の人口は100万人を切り、出生率1・36は全国32位。人口を維持するには出生率2・07が必要とされる中、人口減対策に追われる県企画総務課は「人口減に歯止めをかけて、県内に活気を取り戻すには、産みやすい環境作りが不可欠」と危機感を強める。
特効薬が見いだせないにもかかわらず、早急な対策が求められる難題が、28日に選ばれる新知事を待ち受けている。
(上野綾香)
(2010年11月21日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1290090051145_02/news/20101122-OYT8T01234.htm
<4>教 育 教師余裕なく疲弊
財政難 増員ままならず
中学校の授業を見学する紀北教育支援事務所の指導主事ら。現場を訪れて教員に直接アドバイスを行う(かつらぎ町で) 和歌山市内のある公立小学校の校長室には、いつもおにぎりが置いてある。朝食を食べて来なかった児童のために、女性校長(59)が手ずから握ったものだ。
授業中に教室を飛び出したり、同級生に暴力をふるったりといった問題行動を起こした児童は、落ち着くまで校長が校長室で面倒を見る。毎日のように数人が部屋にいる状況に、校長は「担任は手いっぱいで……」とため息をつく。
2009年度、県内の公立校では、753件の暴力行為が発生。児童生徒1000人当たり6・4件と、全国平均を2・1件上回った。教師は、問題行動が起きるたびに子どもに指導を行い、家庭訪問に走る。保護者たちから苦情を受けることも少なくない。
忙しさや責任の重さに、体調を崩す教師は後を絶たず、約7400人いる県内の公立学校教員のうち、ここ数年は常に100人前後が休職している。その半数は、うつ病などの精神疾患によるものだ。
「もっと人に余裕があれば」。学校関係者はそう口をそろえ、独自に対策をとる市町村教委もある。和歌山市教委は03年から、小学校低学年の授業のサポーター制を導入し、10年度は約20人を配置。同様の支援員として海南市は12人、有田市は6人を置くなど、各自治体がそれぞれの予算で行っているが、県が採用する臨時講師と違って、担任を任せることはできず、補助的な役割にとどまる。
市町村からは県予算による教員配置を求める声が上がるものの、県教委は財政難から独自配置には否定的。県教委総務課の西岡敬秘書班長は「金を使って教員を増やすよりも、教員のスキルを上げることが先決だ」と強調するが、現場からは「教師のスキルアップすら、財政難でおろそかにされるのでは」との声が漏れる。
不信感の一因は、現状とマッチしない県教委の様々な施策だ。
05年、県教委は県内7か所の教育事務所を全廃。「市町村教委への権限移譲」が建前だったが、実態は行財政改革に伴う合理化が目的だった。その後、指導主事による地方の学校への訪問が手薄になるなどし、現場からは「県教委の支援が行き届かない」と不満が噴出。今年4月、県教委は県内4か所に教育支援事務所を置き、指導主事の配置を復活させるはめになった。
2年前からは、「市民性を育てる教育」をキャッチフレーズに、地域住民による実習授業の実施や、ボランティアとしての学校行事への参加を推進している。だが、ある市教委の担当者は「地域の人に、問題行動を起こす子どもへの対応まで手伝ってもらえとでも言うのか」と反発する。
紀中地方のある教育長は吐き捨てるように言う。
「県教委の『かけ声』はもういい。欲しいのは実利だ」(加野聡子)
(2010年11月23日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1290090051145_02/news/20101123-OYT8T00795.htm
<5>新規就農者逃すな
定住環境の充実必要
白菜の成長を確認する今城さん。新規就農から4年目を迎え、ようやく経営が安定してきたという(紀の川市で) 「歳なので、代わりにやってくれんか」
今年9月、紀の川市の今城彰伸さん(25)は、80歳代の男性に玉ネギ畑を託された。2007年に農業を始めた今城さんが耕す約50アールのうち8割は、耕作をやめた人から借りた土地だ。「体調不良や突然死で、急に耕し手がいなくなる例を3、4か月に1度は耳にする」と今城さんは話す。
県内就農者数は戦後減り続け、05年には約5万人。15年前より25%も減り、その半数を65歳以上が占める。高齢化と後継者不足に悩む県内農業が期待するのが、他地域からの新規就農者だ。
県は、04年に農業技術や経営を学ぶ就農支援センター(御坊市)を開設し、06年には農業大学校(かつらぎ町)に社会人課程を設けた。一定の条件を満たせば、最高100万円を無利子貸与する「就農安定資金貸付け」も08年から開始。その結果、09年の農家出身者以外の新規就農者は66人に達した。
だが、農業を始める若者たちを取り巻く環境は、決して温かなものではない。
「農地が見つかるのがあと半年遅かったら、農業をあきらめていたかも」
初めての収穫を終えた約50アールの桃畑で、昨年10月に農業を始めた村田英之さん(34)は、これまでの苦労を振り返った。
10年近く勤めた大阪の会社を辞めて就農支援センターの門をたたいたのは4年前。センターで学びながら農地を探したが、2年間の課程を修了しても見つからず、1年間をアルバイトでしのぎ、ようやく借りられた。
今月、同センターを修了した8人のうち、既に農地を確保しているのはたった1人。県内の耕作放棄地はこの25年で4倍に増え約3600ヘクタールに達するが、その多くは荒れていたり、規模が小さかったりして、新規就農にはとても使えない。
農地探しを手助けする和歌山市農業委員会の岩橋章博事務局長(57)は「知らない人に土地を貸すことに抵抗を感じる農家が多い」とため息をつく。「終戦後の農地改革のように、貸した田畑が戻ってこないと思っている人すらいる」
新規就農者を逃すまいと、県は今春、JAに委託して休耕地の情報収集を行うシステムを創設。指導役の農家に農業を教えてもらいながら、地域に溶け込む新制度も始めた。
県は「やるべきことはやった」と胸を張るが、大西敏夫・和歌山大経済学部教授(農村・農地政策)は、「住居の確保や教育環境の充実など、定住して家族を持つことを視野に入れた支援も必要」と指摘する。
「衰退する農業の救世主として、新規就農者に期待するのは各県とも同じ」。農林水産政策研究所(東京)の江川章主任研究官はそう話し、「受け入れ側は今後、就農者から選ばれる立場となる」と強調する。
始まりつつある“新規就農者争奪戦”を勝ち抜ける施策が、新知事に求められる。(落合宏美)(おわり)
(2010年11月24日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/aichi/news/20101128ddlk23010145000c.html
選挙:知事選 市長会、候補推薦せず 絞り込み困難と判断 /愛知
県市長会長の中野直輝・小牧市長は27日、市長会と実質的な同一組織「県市長協議会」が、来年2月の知事選で特定候補を推薦しないと決定したことを明らかにした。過去3回の知事選では神田真秋知事を推薦したが、今回は神田知事が4選不出馬を決めたうえ、主要政党の相乗り構図が崩れており、推薦者を絞り込むのは困難と判断したという。各市長が個別に候補者を支援することは妨げない。
市長協議会は選挙で推薦を出す際、県内37市長が個人の立場で組織する。19日の市長会臨時総会後の会合で推薦しないと決めたという。中野市長は「立候補を予定する4人はいずれもしっかりとした見識の持ち主で、誰か一人を推薦するのはなじまない」と述べた。
県町村会長の江戸満・扶桑町長も27日、毎日新聞の取材に対し、「県町村長協議会」を通じた推薦を見送る考えを示した。
知事選には民主党が元総務省審議官の御園慎一郎氏(57)、自民党県連が元同省課長補佐の重徳和彦氏(39)、みんなの党が医師の薬師寺道代氏(46)を擁立すると決定。さらに、自民党衆院議員の大村秀章氏(50)が河村たかし名古屋市長と連携し、離党して出馬する方針を固めている。【宮島寛】
毎日新聞 2010年11月28日 地方版
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201011280029.html
「大阪都構想」秋の前哨戦(1/2ページ)2010年11月28日
「大阪都構想」を掲げる地域政党・大阪維新の会は27日、来春の大阪市議選と府議選の立候補予定者約50人が大阪・ミナミに集結。代表の橋下徹知事と並んで、統一地方選に向けた初の大規模な街頭演説会を開いた。一方、大阪市の平松邦夫市長はこの日、タウンミーティングで都構想を批判。市長を支える民主党も知事への対決色を強める。「主戦場」の大阪市で、決戦への足音が高まってきた。(池尻和生、坪倉由佳子)
■50人そろい市長批判(維新の会)
「大阪市役所と大阪府庁を一緒にぶっ壊し、新しい役所をつくる。これが我々の大阪都構想の目標なんです」
難波の高島屋前。橋下知事はいつものように「大阪市解体」を叫び、平松市長について「何がやりたいのかよくわからない。市職員の組合から応援を受けているから、改革できるはずがない」と攻撃した。その後、勢ぞろいした維新の会の立候補予定者が、1人ずつマイクを握った。
「平松市長は既成政党とともに敵に回った」「市役所の利権を守る前に、市民の利益を守れ」。足を止めた通行人数百人を前に、1時間余にわたり演説が続いた。聞いていた維新の会幹部は、満足げに語る。「対『平松』の構図を浮き彫りにできた。今後も大規模な集会を開き、平松市政の問題点を訴えていく」
府民対象の朝日新聞の10月の世論調査で、都構想について知事の「説明不足」を指摘する声が約7割に上った。平松市長側からも「具体案が見えない」と批判される。維新の会はこうした点を意識し、定期的に同様の街頭演説を行って、市民に都構想を理解してもらおうともくろむ。
市議選の公認候補31人のうち19人は新顔。ふだんは自己流で街頭演説をしているが、人気の高い知事や他の立候補予定者の訴えぶりを聞くことで、演説を「練習」させる意味も込めているという。
■「戸惑い構想」と反論(平松市長)
「知事は府の財政がボロボロだから、何とか目をそらそうと大阪市だけを攻撃してくる。大阪都構想ではなく、大阪戸惑い構想だ」
平松市長は福島区でのタウンミーティング(TM)で、約320人の聴衆を前に皮肉った。会場からは都構想に関する質問が盛んに飛ぶ。7月以降、各区を回るTMは11回目。当初は都構想に触れないこともあったが、最近は知事への対決姿勢を強めている。
前日の26日には上京し、民主党の岡田克也幹事長を国会内に訪ねた。「都構想という中身のないものに市民が惑わされている」と訴えると、岡田氏は「大阪市の地域主権、地方分権に向けた道筋をダイナミックに出してほしい。市民が誤解する部分は打ち消すなど、市がきちんと情報発信をして」と応じたという。
岡田氏は23日の民主党府連主催の講演会で、都構想を「地方主権に逆行する」と批判した。府連幹部も知事について「好きなことを言い放題だ」と怒りをあらわにする。
市長の後援会は、都構想を批判する本を出版した高寄(たかよせ)昇三・甲南大名誉教授らを招いたシンポを20日に大阪市内で開催。高寄氏は「知事の政治手法はポピュリズム(大衆迎合)の典型。一番の弱点は政策内容が貧困であることだ」と述べた。学者や文化人らに都構想反対の論陣を張ってもらおうという試みも進める。
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伝統的に自民、公明が強すぎる和歌山とはいえ票差が大きすぎる。
◆和歌山県知事選
開票終了
当 259200 仁坂 吉伸 無現 【自】
76051 藤本真利子 無新 【民】【国】
24467 洞 佳和 無新 【共】
2010年11月29日
[2010和歌山県知事選]
仁坂さん大差で再選
http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/10/11/101129_8970.html
知事選2010わかやま 仁坂氏、自公支援で圧勝 藤本氏、民主逆風響く
2010.11.29 02:33
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/101129/wky1011290234000-n1.htm
>藤本氏は浮動票の取り込みを狙ったが、民主党への逆風も響いた。
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http://www.wbs.co.jp/news.html?p=22071
2010年11月28日(日) 23:47
和歌山県知事に仁坂氏。圧勝で再選。
任期満了に伴う和歌山県知事選挙の投票がきょう28日行なわれ、即日開票の結果無所属現職で自民党推薦公明県本部支持の仁坂吉伸さん60才が新人候補を破って再選を果たしました。和歌山県選挙管理委員会が発表した開票結果は次の通りです。敬称は省略します。 当選仁坂吉伸60才無所属現25万9200票,藤本眞利子56才無所属新7万6051票,洞佳和62才無所属新2万4467票以上がきょう行なわれた和歌山県知事選挙の開票結果でした。再選を果たした仁坂さんは和歌山市出身で東京大学法学部卒業後通商産業省、いまの経済産業省に入りました。この間通商政策局審議官や製造産業局次長を経てブルネイ大使を務めました。日本貿易会専務理事在職中の4年前、和歌山県で起きた官製談合事件をうけ当時の木村良樹知事が逮捕され辞任したことから行なわれた出直し選挙に立候補し初当選しました。今回は県民連合の立場で立候補したいとの姿勢を示していましたが民主党が県議で新人の藤本眞利子さんを擁立したことから
急きょ自民党の推薦や公明県連支持を受けて選挙に臨みました。選挙は共産党推薦の洞佳和さんも立候補し現職と新人による三つ巴の選挙となりました。選挙戦で仁坂さんは4年間の実績を強調、インフラ整備や経済対策などに力を入れることやこれまで取組んできた改革を進めたいと有権者に支持を訴えました。一方、新人の藤本さんは、民主党の国会議員らと共に県内をまわり、財政出動による経済対策や雇用の創出をと有権者に支持を訴えました。事実上現職の仁坂さんと新人の藤本さんの一騎打ちの選挙となりましたが、現職の仁坂さんが県市町村会や各種団体、県の職員組合が加盟する自治労県本部などの推薦を受けて優位に選挙を進め仁坂さんが藤本さんを押さえて再選を果たしました。自民党県連と初めて政策協定を結び選挙戦を戦いました。一方藤本さんは女性や庶民の立場を訴えましたが知名度が浸透せず和歌山市以外での得票が伸びませんでした。また洞さんも共産党の支持基盤などとともに雇用の創出や無駄な財政支出のカットなどを訴えましたが、立候補が三人の中で最も遅かったことや有権者への訴えが十分浸透せず、支持を拡大できませんでした。投票率は出直し選挙だった4年前の前回より8・16ポイントアップし43・37パーセントで、8年前よりも上回りました。和歌山県の当日有権者数は84万756人でした。再選を果たした仁坂さんは、和歌山市の選挙事務所での当選インタビューで「これまでの実績が評価された。働く場を増やすため、企業誘致や産業振興を進めてきたが主役は県民だ。皆さんと一緒に また4年間頑張っていきたい」と抱負を述べました。
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http://www.wakayamashimpo.co.jp/news/10/11/101129_8970.html
2010年11月29日
[2010和歌山県知事選]
仁坂さん大差で再選
任期満了に伴う知事選は28日、 投開票が行われ、 県政継続と県の発展を訴えた無所属で現職の仁坂吉伸さん(60)=自民推薦、 公明県本部支持=が、 いずれも無所属新人で元県議の藤本眞利子さん(56)=民主、 国民新推薦=、 JR西日本シニア社員の洞佳和さん(62)=共産推薦=を大差で破り再選を果たした。 選挙戦は景気・雇用対策などを争点に展開されたが、 有権者の関心は高まらず、 投票率は過去最低だった前回(平成18年)を8・16上回る43・37%にとどまった。
今回の知事選は仁坂県政1期目の審判と継続の是非を問う選挙でもあった。仁坂さんは選挙戦で、前知事不祥事の後を受けて、県政信頼を取り戻すべく4年間懸命に取り組んだことをアピール。また景気・雇用対策では、知事就任以来約80件の企業誘致を実現させたことなどを強調し有権者の理解を求めた。
県内各地に張り巡らせた後援会組織は強固で、 選挙戦は序盤から優勢。 自民、 公明党の支援をバックに無党派層も取り込み、 現職の強みと組織力を発揮した形だ。
一方、 藤本さんは景気対策について財政出動や公共調達の最大限活用を訴えた。 しかし、 出遅れ感に加え、 参院選敗北による民主の勢いの陰りと低投票率も影響。 頼みとする無党派層への支持拡大には至らなかった。
洞さんは、 景気対策では企業誘致だけでなく、 すべての中小零細業者を支援する産業振興策に転換すると訴えたが、 前回に共産推薦候補が獲得した9万票を大きく下回った。
大勝に沸く選挙事務所
午後8時10分、 和歌山市北汀丁の選挙事務所に吉報が届くと、 室内は詰め掛けた多くの支持者の拍手と歓声で沸き返った。 5分後に到着した仁坂さんは神坂次郎後援会長の発声で万歳三唱し、 大勝で再選の喜びを爆発させた。
仁坂さんは娘の友香さん(28)から花束を受け取り、 「本当に多くの皆さんのご支援のおかげで再選を果たすことができた。 これは皆さんのこれからの和歌山に対する期待。 和歌山を元気に、 温かい改革を皆さんと一緒に進めるための第一歩を記せた」 と笑顔。 選対本部長を務めた中村愼司紀の川市長は対立候補を大差で抑えた県民の支持に感謝し、 「知事にはこれからの4年間、 今までの4年間を基礎として和歌山の浮上へ頑張ってもらいたい」 と激励。 自民党県連会長の二階俊博衆院議員は 「40項目にわたる知事との約束事があり、 それをこの4年間でどう実現できるか。 県民の皆さんと約束したことを、 必ず実行できるように頑張りたい」 と力を込めた。
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和歌山知事に仁坂氏再選=自民、公明が支援
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&rel=j7&k=2010112800222
任期満了に伴う和歌山県知事選挙は28日投開票され、自民推薦で公明党県本部支持の現職仁坂吉伸氏(60)が、前県議の藤本真利子氏(56)=民主、国民新推薦=、鉄道会社員の洞佳和氏(62)=共産推薦=の2新人を破り、再選を果たした。投票率は43.37%と前回(35.21%)を上回った。
自民党は今月14日の福岡市長選に続き、与野党対決が鮮明になった大型地方選を制し、来春の統一地方選へ弾みを付けた。
企業誘致や子育て支援など1期目の実績を訴えた仁坂氏は当初、「公務優先」の姿勢で出遅れ感があった。しかし、告示後は厚い保守基盤に加え、連合和歌山の中心である自治労県本部など有力支持団体がフル回転、県内全域で支持を広げた。
藤本氏は、政権与党との太いパイプを強調。一部の建設業者の支援を受けたほか、地元和歌山市では追い上げを見せたが、尖閣ビデオ問題などをめぐる民主党への逆風から票を伸ばせなかった。洞氏は出遅れが響いた。
◇和歌山県知事選当選者略歴
仁坂 吉伸氏(にさか・よしのぶ)東大経卒。74年旧通商産業省(現経済産業省)に入り、製造産業局次長、ブルネイ大使などを経て、06年12月和歌山県知事に初当選。60歳。和歌山県出身。当選2回。
◇和歌山県知事選開票結果
当 259,200 仁坂 吉伸 無現
76,051 藤本真利子 無新
24,467 洞 佳和 無新
(2010/11/28-23:35)
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消費税だ尖閣だと言う前に、選挙体制を作るのが遅すぎる
地方組織が脆弱だっていうのはよく言われるけど、そんなの選挙前から分かりきってるわけで
だったらせめて時間かけて候補者自身が選挙区を何周もしないと、お話にならない
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101129ddlk30010172000c.html
激突:’10知事選 仁坂氏、余裕の再選 政党対決、終始優位に /和歌山
近畿で唯一人口100万人を割った県の過疎対策、低迷する地域経済の活性化策などが争点となった知事選は、28日投開票され、現職の仁坂吉伸氏(60)=自民推薦、公明県本部支持=が、前県議の藤本真利子氏(56)=民主、国民新推薦=と元国労県支部委員長の洞佳和氏(62)=共産推薦=の2新人を破り、再選を果たした。仁坂氏は自民、公明支持層に支えられ安定した戦いを進め、民主への逆風もあって他候補を圧倒した。【知事選取材班】
和歌山市北汀丁の仁坂氏の事務所は、当選の知らせが伝えられると、集まった支持者たちから歓声が上がり、拍手がわき起こった。万歳三唱した仁坂氏は、「再選を果たせたのはご支援のたまもの。温かい改革を進める第一歩が示せた」と話した。
自民県連会長の二階俊博衆院議員ら国会議員や、選対本部長を務めた中村慎司・紀の川市長ら県内の首長が駆け付け、「和歌山浮上のため改革を進めてほしい」と口々に祝福。世耕弘成参院議員は「民主のパフォーマンス政治に飽き飽きした結果だ。県内から民主勢力を駆逐する」と気勢を上げた。
選挙戦で仁坂氏は、入札制度改革や約80の企業誘致、財政再建など1期目の実績を強調。さらに、インフラ整備も引き続き取り組むとし、100万人割れした県人口については「人口流入県に変えていく」と訴えた。
仁坂氏は当初は政党色の薄い選挙戦を構想。しかし、元民主県連代表の藤本氏が立候補表明し、自民が政党対決の選挙戦を指向、仁坂氏も受け入れた。告示前に公明が県本部支持を決めたことも安定した戦いにつながった。また本来は民主を支持する労働組合も取り込んで、支持基盤に厚みを増した。
◇「積極財政」に信なく 逆風藤本氏、浸透ならず
和歌山市雑賀屋町東ノ丁の藤本氏の事務所に落選が伝えられると、支持者らは一瞬に静まり返った。藤本氏は疲れ切った表情で深々と頭を下げ、「景気を回復させる政策を訴えてきたが、その思いを届けられなかった。結果は真摯(しんし)に受け止めている。本当に申し訳ない」と述べた。選対本部長を務めた民主の岸本周平衆院議員も、「こんなにいい候補が勝てなかった。私の力が及ばなかった」と沈痛な表情を浮かべた。
公共投資増を旗印に掲げ、「中央から予算を持って来られるのは私だけ」と政権とのパイプを強調した。しかし頼みの政権への逆風で無党派層の支持をつかめず、民主支持層さえ固めきれなかった。紀南での知名度不足も響いた。
◇出遅れ響き無念−−洞氏
「働く人を大切にする県政を」と訴えた洞氏。落選が伝わり、和歌山市西旅籠町の事務所に姿を現すと、支援者からねぎらいの言葉が掛けられた。洞氏は「立候補表明が遅かった。もっと話を聞いてもらえれば、必ず理解してもらえた」と無念の表情。「公約実現のため、今後も運動を続けたい」と話した。選挙戦では、中学卒業までの医療費無料化▽国保料の1人1万円引き下げ−−などを訴えたが、出遅れが響いて浸透しなかった。
◇投票率43・37%、前回比8ポイント増 過去3番目の低さ
投票率は43・37%と、前回(06年)の35・21%を8・16ポイント上回ったが、過去3番目に低かった。当日有権者数は84万933人(男39万1378人、女44万9555人)だった。
戦後最低を更新してきた前々回(04年)と前回は上回った。自民や公明などが推す候補と共産推薦候補の一騎打ちだった過去2回に比べ、今回は民主・国民新の推薦候補の三つどもえになったことが、上昇に影響したとみられる。ただ、今年は7月の参院選に加え、特に大票田の和歌山市で市長・市議補選や県議補選が続き、“選挙疲れ”も指摘された。
期日前投票(今月12〜27日)は7万8305人で、全投票者の21%を占めた。前回の1・95倍で、全市町村で前回を上回った。
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◇職員の実力アップ
○…7月11日の参院選、8月1日の和歌山市長・市議補選、10月17日の県議会和歌山市選挙区補欠選、そして今回の知事選。この5カ月で4回の選挙をこなした和歌山市選管。95年には9カ月間に5回選挙があったこともあるが、今回はほぼ毎月途切れることなく準備作業に追われ続けたことから、市選管も「仕方がないとはいえ、落ち着く期間がない……」。それでも、開票所となる同市中之島の県立体育館には、アルバイトの市職員らも含めた担当者らがきっちりと設営した。経験を重視した配置が功を奏し、担当職員の技術力アップにもつながっているとか。
◇慣れた場所が一番
○…和歌山市福島では、「福島実行組合集荷場」が投票所に早変わり。市選管によると、1976年の衆院選で初めて使われて以来、30年以上にわたって地域の投票所に。現在、約3600人の有権者が対象となっている。この日もジャンパーなどを着込んだ有権者が思い思いの候補者名を用紙に書き、投票していた。市選管は「どこでも同じだが、投票場所を変えると、間違えてしまう人がおり混乱が起きてしまう」と、今後も活用する方針だ。
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■解説
◇過疎先進県の未来像示せ
藤本氏の惨敗は、菅政権への厳しい評価が反映したことは間違いない。しかし、「積極的な公共投資」に特化したかのような陣営の主張に魅力がなかったことも、大きな要因だった。
厳しい財政状況の中で「財政出動」を唱え、政権転落前の自民党と同様に「国から予算を引っ張る」と繰り返す訴えに、多くの有権者は共感しなかった。「できることしか公約しない」とする仁坂氏の訴えの方が、県の将来を具体的に描いていた。得票率33%で敗れた参院選の民主候補に、陣営の運動量では勝っていた藤本氏の得票率21%の大敗を、逆風の強弱だけで説明すべきではない。
しかし、仁坂氏の1期目の実績と選挙戦での訴えもまた、人口100万人を割った県の未来を開くと確信させるには至らなかったのではないか。選択肢が乏しいとされた06年前回選に続き、有権者の半数以上を占める棄権者47万6216人が、そのことを物語る。「100万人の県民連合」を掲げる仁坂氏は、“過疎先進県”としての和歌山の未来像を描き、投票しなかった県民の声も拾う県政を目指してほしい。【山下貴史】
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◆開票結果=選管最終発表
当 259200 仁坂吉伸 60 無現
76051 藤本真利子 56 無新
24467 洞佳和 62 無新
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仁坂吉伸(にさか・よしのぶ) 60 無 現(2)
知事[歴]通産省職員▽JETROミラノセンター次長▽通産省生活産業局総務課長▽経企庁長官官房企画課長▽経産省大臣官房審議官・製造産業局次長▽駐ブルネイ大使▽日本貿易会専務理事▽東大=[自]
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>>1097>>1113
http://mainichi.jp/area/nara/news/20101202ddlk29010576000c.html
選挙:知事選 民主県議団、独自候補の擁立を断念 県医師会長が辞退 /奈良
来年4月の統一地方選で予定される知事選について、民主党県議団(9人)は1日、独自候補の擁立を断念する方針を決めた。立候補を要請していた県医師会の塩見俊次会長(61)が辞退すると回答。県議団とは別に候補者選定を進めている同党県連も、他に擁立できる見通しは立っていない。このため知事選は、現職の荒井正吾氏(65)と共産党県委員会が支援団体と予定している独自候補の一騎打ちになる可能性が高まった。【阿部亮介】
民主党県連は今年2月の県連大会で、知事選で単独推薦候補を擁立する方針を決定。同党県議団は10月、荒井知事の県政運営を「積極的に評価することはできない」との結論をまとめ、独自候補擁立を目指す方針を確認した。
山下力県議団長らが11月初旬、医療行政に詳しく、県内で知名度のある塩見氏に立候補を要請した。県医師会の政治団体「県医師連盟」が、昨夏の衆院選や今夏の参院選で民主党候補を推薦するなど、政権交代前後から、両者が急接近したことが背景にある。
県医師会内部には、塩見氏の立候補に期待する声もあったが、反対論も根強かった。菅政権の内閣支持率が低下の一途をたどる中、福岡市長選や和歌山県知事選で民主党推薦候補が敗北。同党への逆風の強まりもあり、塩見氏は最終的に辞退した。
山下団長は毎日新聞の取材に「県議団として候補擁立を断念する」と述べた。県連は県議団の意向を尊重するとしている。
一方、同党支援団体の連合奈良は、荒井知事と良好な関係を維持してきた。11月30日の政策懇談会では、来年度予算編成に向けて県内企業の活性化や雇用創出などを要望。今後、荒井知事の支援を協議するとみられる。
同党県連は県議選に21人の擁立を目指しているが、連合の支援は必須だ。知事選で独自候補を擁立すれば相乗効果も期待できる。一方で逆風の中、連合の支援が得られなければ当選が厳しい候補予定者もおり、独自候補擁立には主戦論と慎重論が相半ばしていた。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101202-OYT1T00393.htm
堺、市議会定数削減で3案…出来レース?全部否決
1日開会した堺市議会(定数52)の定例議会で、大阪維新の会と公明党、民主党・市民連合の3会派が、来春の統一地方選から定数を10〜7削減する条例改正案をそれぞれ提出し、本会議で即日採決の末、否決された。
議会内では「事前に合意に向けた動きがほとんどなく、選挙目当てのパフォーマンス合戦だ」と批判の声が上がっている。
同市議会では、第4会派の大阪維新の会(7人)が先月22日、「定数45」とする議案の提出方針を各会派に説明。他会派から「なぜこの時期に出すのか。選挙向けのポーズだ」との声が出る一方、最大会派の公明党(13人)は「同44」、第2会派の民主党・市民連合(11人)は「同42」と、削減数で大阪維新の会を上回る対案を急きょ作った。
1日の本会議では、3会派が「議会も身を削る必要がある」などと提案理由を説明。公明党、民主党・市民連合などが「選挙が近く、急ぐべきだ」との理由で、委員会審議の省略を求めたため、同日中に採決が行われ、いずれも賛成少数だった。
反対した共産党(8人)は「本気で議案を通すつもりなら、これまでしてきたように早くから会派間で調整していたはず」といい、無会派の議員は「“三すくみ”で否決されるのを見越した出来レース。議論したくないから初日に採決したのでは」と批判している。
(2010年12月2日12時15分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/sports/news/OSK201012020021.html
W杯開催国、決定直前 橋下知事のスタジアム反対に波紋(1/3ページ)2010年12月2日
日本が手を挙げている2022年サッカー・ワールドカップ(W杯)の開催国決定を目前にして、大阪府の橋下徹知事が開会式と決勝戦の会場に想定される大阪・梅田のスタジアム建設に「反対」を明言し、波紋が広がった。招致関係者は選考に影響することを心配し、騒ぎ立てないように気を使うが、知事の態度はますます硬化。いったい、この時期になぜ――。
◇
「一度決めたことを続けることを是とするなら、公共工事も何も止まらない。間違っていたら変更すべきだ」
橋下知事は1日、「反対表明」に批判が出ている、と報道陣から問われると、こう反論した。「統計上のデータはないが」と前置きしたうえで「府民の多くはあんなところにスタジアムは(いらない)、という思い。それをそのままぶつけた」。
知事はもともと「北ヤードは緑に」というのが持論。だが今年2月、大阪へのスタジアム誘致検討協議会の初会合に出た時は、資金面に疑問を述べながらも「大阪に住み続ける僕としては何とかしたい」と誘致に賛同していた。
それが8月以降、態度を一変。自ら代表を務める「大阪維新の会」のタウンミーティングで、大阪市の平松邦夫市長との対立軸の例として「緑にしたい」と強調し始めた。11月27日には明確に「建設反対」へ踏み込んだ。
なぜ心変わりしたのか。知事は2月に賛同したことについて「当時は大阪市内のことは市役所が決めるという行政上の慣行を尊重し、平松市長を後押ししようと思った」と釈明する。選考に影響しかねない今になって反対を明言した理由は「W杯のためだけに造って、その後どうするんだと冷静に考えた。事前にクギを刺さねばと思った」。
さらに、今後はスタジアム建設構想の是非を「有権者に選挙か何かで問いたい」と、統一地方選に向けて争点化する可能性もちらつかせる。
◇
「W杯招致の機運を盛り上げていくべき最終局面の時期に、何を考えているのか」
平松市長は橋下知事の「反対表明」を聞いて、報道陣の前で何度も首をひねった。市の招致担当者は「このタイミングの発言は招致の足を引っ張るだけ。あまり騒がず冷静に対応したい」と話す。
約48億円を支出した「大阪五輪招致」の失敗の記憶は生々しい。厳しい財政状況のなか、招致関連経費は日本招致委員会への登録料100万円と、招致活動費の約700万円だけに切りつめながら朗報を待つ市にとって、知事の発言は想定外の出来事だった。
ただ、仮に日本開催となった場合、約1千億円と試算されるスタジアム建設費をどこが負担するかが問題になる。平松市長は一貫して、市は負担に応じないという姿勢だ。
一方、市長は日本が開催国から外れても、規模を縮小したうえで北ヤードにスタジアムを誘致したい、との考えを記者会見で示している。
橋下知事はこうした点を突き、「財源の話も結局進んでいない。競技場はほかにもある」と市長批判を強める。
◇
開催国の選考が行われるスイス・チューリヒに入ったW杯日本招致委関係者らは「大阪市と橋下知事の話」と静観するものの、「なんでこの時期に」という思いも強い。
日本招致委員長の小倉純二・日本サッカー協会会長は30日、プレゼンテーションの最終リハーサル後の取材で「8万人規模のスタジアムには、反対する人もいるんで」と愚痴をこぼす一幕もあった。
大阪への誘致検討協議会の委員でもある関西経済連合会の下妻博会長は「個人でいろんな考えがあると思うが、誘致している時に知事が言うのはどうか」と苦言を呈した。
一方、関西経済同友会は山中諄代表幹事(南海電気鉄道会長)らが反対、協議会参加も断った。幹部は「京セラドームと需要を奪い合う可能性があり、赤字で運営が成り立たないのでは」と懸念する。
◇
〈W杯スタジアムの大阪誘致構想〉 JR大阪駅北側の貨物駅跡地(北ヤード)内の約7ヘクタールに、最大8万3300人の収容が可能な「大阪エコ・スタジアム」(仮称)を建設。W杯の日本開催が決まれば、開会式や決勝戦を行うメーン会場に想定される。
大阪市は当初、2002年W杯会場だった長居陸上競技場への招致を考えていたが、昨年12月に日本サッカー協会から北ヤード誘致を打診され、平松邦夫市長が賛同。2月に同協会、Jリーグ、市、府、関西経済連合会、大阪商工会議所で誘致検討協議会を設立した。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101203ddlk30010422000c.html
選挙:知事選 国政の構図なぞり明暗 /和歌山
<検証>
現職の仁坂吉伸(60)が、前県議の藤本真利子(56)と元国労県支部委員長の洞佳和(62)の2新人に圧勝した知事選(11月28日投開票)。それは各陣営が、国政の与野党対決の渦にのみ込まれ、逆風と順風を受けた結果でもあった。渦に引き込み、あるいは引き込まれ、明暗は分かれた。計算と誤算。その深層を追った。(敬称略)【山下貴史、岸本桂司、藤顕一郎】
■前哨戦
◇模索された脱政党
7月の参院選に向け、推薦人として「仁坂吉伸」の名を記したはがきが、県内に大量に配られた。公明比例代表の選挙用。仁坂後援会の幹部は「公明に貸しができた」と胸を張った。一方、ある政界関係者は違う見方をとる。「仁坂の名を入れても、公明票が増えるわけではない。むしろ公明支持者に仁坂の名前を売り込んだことになる」。この時期の仁坂への配慮については、「最低限の責任は果たし、知事選での自主投票も選択肢に残す“布石”なのだろう」と解説する。
政党色の薄い選挙戦を指向したのは、何も仁坂だけではなかった。大票田・和歌山市で、仁坂後援会と、民主県連代表の岸本周平(衆院和歌山1区選出)の後援会は、多くが重なる。民主関係者の間でも当初浮上したのは、首都圏の会社経営者。選挙経験はない。それぞれが思惑を抱え、政党色を薄めた選挙戦が模索されていた。
■転回
◇囲い込みに出た自民
しかし、水面下では異なる動きがあった。民主の候補者擁立が静かに進んでいた今年1月。「真利子にはもっと上を目指させる」。藤本の有力支援者の言葉が、仁坂周辺の耳に届く。関係者は一瞬、耳を疑ったという。藤本は民主県連の前代表で、幹事長(当時)。政党色は消しようがない。6月、民主県連は藤本擁立を決めた。仁坂が掲げてきた脱政党の「県民連合」路線は、これを境に急速に変質していく。
動いたのは自民だった。7月、自らが入院中に推薦を決めた自民県連に、退院した仁坂は「ぎょっとした」と漏らした。県連会長の二階俊博は後に取材に対し、このころの仁坂の対応について「自民の推薦が『いるか、いらんか』なんて言うんやから」といら立ちをのぞかせた。仁坂は県連に推薦依頼することで合意、次いで党本部推薦を受けた。
二階が打った手はこれだけではない。
関係者によると、二階は10月下旬、大阪に出向き、公明を支持する創価学会の有力者と会談。公明は11月5日、県本部支持を発表した。民主対自民・公明対共産。国政と同様の構図が出来上がった。
さらに自民県連は、県各部局の課題を県関係者から参考資料として入手し、政策協定書(政策提案集)をつくった。告示日の11日、仁坂氏と協定書を締結した。自民による仁坂の“囲い込み”が完成した。同日、県庁前でマイクを握り演説を終えた二階は取材にこう答えた。「選挙っていうのは一手も外したらあかん。すべての手を打つ」
◇
10月、民主の機関紙「プレス民主」和歌山版の表紙を、行政刷新担当相の蓮舫と藤本との2ショットが飾った。写真の上には「和歌山県政にも正しい事業仕分けができるリーダーが必要です」。民主側は人気のある閣僚と藤本を重ね合わせ、「県にこんな無駄がある。それを中小企業に回す」というスタイルを目指していた。しかし陣営は民主色を薄めようとするなど、戦術も戦略も迷走した。
同月末、自民が実施した世論調査では、仁坂は藤本に4倍以上差をつけていた。既に逆転困難な大差。その後2回の調査でも、差が縮まることはなかったという。
■波及
◇統一地方選へ始動
「来春の統一地方選に向け、いい流れにせないかんな」
28日夜、和歌山市の仁坂の事務所で万歳を三唱した市議の和田秀教は満足げだった。自民党和歌山市支部連絡協議会(市連協)会長。休眠していた市連協は11月5日にパーティーを開き、約10年ぶりに活動を再開した。09年衆院選で自民候補が惨敗した同市。民主候補対自民候補の得票率は衆院選で58対35。参院選では33対57。そして今回、21対72。県都の攻防に向け、第4幕の統一地方選は5カ月後に投開票される。
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>>1190
http://www.asahi.com/kansai/sports/news/OSK201012030078.html
催しイベントパートナーズシンポキトラ古墳展大阪国際フェスティバル.連載短期連載お知らせ...梅田・北ヤードスタジアム「堂々と反対する」 橋下知事2010年12月3日
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. 大阪府の橋下徹知事は3日、2022年のサッカー・ワールドカップ(W杯)招致で日本が落選したことを受け、JR大阪駅北側の北ヤードでのサッカースタジアム建設構想について「こうなればもういらない。明確に反対する」と表明した。
「北ヤードは緑に」との持論をもつ知事は、これまでスタジアム建設に反対しつつ、「府として妨害はしない」とも語り、個人の見解にとどめていた。しかし、この日は知事の立場として「堂々と反対していく」と明言した。
知事はさらに、大阪府・市が体育館や中央図書館などの公共施設を別々に建設してきたことに言及。「ガンバ大阪が(府北部に)新スタジアムをつくりたいと話を進めている。また、それぞれで府と大阪市に(同じ施設を)つくるのか。平松市長には大阪全体を見渡して判断してもらいたい」と批判した。
一方、大阪市の平松邦夫市長はW杯落選後の3日未明、「8万人超の規模は必要なくなるが、大阪には国立球技場がないので国の力を借りながら何とか誘致できれば」と語り、引き続き北ヤードへの誘致に意欲を示していた。
3日の知事発言を受け、平松市長は「北ヤードは市単独ではなく、知事や関西財界などと協議してまちづくりを進めてきた。今後も広く提案や意見をうかがい、北ヤード全体のあり方をしっかりと検討する」とのコメントを出した。
北ヤードは大阪中心部で最後の一等地とされ、先行開発地域(7ヘクタール)が今春着工された。スタジアム構想は、未着工の2期部分(17ヘクタール)に建設することが想定され、中核的な施設になると期待されていた。スタジアム建設が白紙となれば、北ヤードの将来構想の練り直しが必要になる。
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http://www.sankei-kansai.com/2010/12/05/20101205-046875.php
2010年12月 5日
「国権限奪う」橋下氏 関西広域連合始動
府県を超えた全国初の広域地方公共団体「関西広域連合」は4日、第1回広域連合委員会を大阪市内で開き、初代広域連合長には兵庫県の井戸敏三知事が立候補して無投票当選を果たした。井戸連合長は、副連合長に和歌山県の仁坂吉伸知事を指名。また国の出先機関の原則廃止に向けて、広域事務のあり方や国に要請活動を行うための専門委員会「国出先機関対策委員会」を設置し、委員長に大阪府の橋下徹知事、副委員長には京都府の山田啓二知事を指名した。
この日の第1回広域連合委員会には、広域連合に参加する7府県の知事らが出席。運営規則や事務局組織などを決めたほか、連合議会(定数20)の臨時会を来年1月中旬にも開き、2月中旬以降の定例会で、来年度予算の審議などを行うことを確認した。
今後は広域事務を行う各分野での具体的な実施計画をまとめた広域計画案を策定。国の出先機関の事業移管については、発言力のある橋下知事を先頭に、人員や財源を含む「丸ごと移管」の実現に向け、アクションプランを策定する方針だ。来年1月の通常国会までに、どのような戦略を打ち出せるかが注目される。
島根県で鳥インフルエンザが発生したことを受け、突発的に発生する懸案に対応するため「危機管理連絡協議会」も設置する。
終了後、記者会見した井戸連合長は「広域事務の処理に加え、国の出先機関廃止を前提に事務移譲を受け、広域的な対応を進めていく」と述べた。また、橋下知事は「国には国の仕事に専念してもらい、住民の生活にかかわる部分は地方でやっていく。国の権限を奪い取ることが僕の最大の仕事」だと語った。
広域連合の参加各府県は、京都府が広域観光・文化振興、滋賀県が広域環境保全、徳島県が広域医療―など、各府県で事務を分担することになる。週明けには、京都府が「広域観光・文化振興局」を、徳島県が「広域医療局」をそれぞれ庁内に設置する予定という。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101203/lcl1012032344007-n1.htm
【大阪都構想】堺市長は“中立” 元上司・橋下知事と微妙な距離感
2010.12.3 23:42
大阪府の橋下徹知事が掲げる大阪都構想について、堺市の竹山修身市長は3日、記者会見で「(賛否は)どちらとも言えない」と述べ“中立”の立場を表明した。
府職員出身で、昨年10月に橋下知事の全面的な支援を受けて初当選し、今でも「知事と理念は共通している」と言う竹山市長だが、堺市を3つの特別区に分割する大阪都構想については「政令市になって4年程度の堺市で、市分割というのは市民の理解が得られない」と述べた。
会見で竹山市長は「強い広域自治体を作るという橋下知事の理念は、私と共通している」と述べる一方、大阪都構想については「基礎自治体のありようをきちんと示してもらえるかどうか」と賛否を留保した。
竹山市長は11月24日の会見でも「(大阪都構想の実現には)府と大阪市の統合の成果をみせてもらうのが先」と発言。これに対し橋下知事は「最近の竹山市長は、少し間違った発言をしている。市長になったら、お山の大将でいたくなっちゃう」と述べるなど、2人の関係には微妙な距離感が生まれている。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010120501000432.html
大阪市長選出馬「あり得る」 橋下府知事
2010年12月5日 20時55分
大阪府の橋下徹知事は5日、来年11月にも見込まれる大阪市長選について「僕が出るかどうか今までは(発言を)濁してきたが、あり得る。そのときの状況をみて判断したい」と述べ、くら替え出馬の可能性に言及した。
知事は、大阪市解体を軸に府と市の二重行政解消を目指す「大阪都」構想を唱えており、自ら市長に就任して一気に実現を図ることを念頭に置いているとみられる。
自らが代表を務める「ローカルパーティー大阪維新の会」は来春の統一地方選で構想実現を公約に掲げ、府議選や市議選に候補者を擁立。統一選勝利を前提として、市長選出馬に向けた環境が整うか判断する方針だ。
維新の会が大阪市内で開いたタウンミーティングで、参加者の質問に答える形で発言した。
(共同)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101208ddlk25010423000c.html
選挙:県議選 「みんな」公認で蔦田氏出馬表明 復帰目指し /滋賀
6月に県議を辞職し、みんなの党比例代表候補で参院選に出馬、落選した蔦田恵子氏(49)は7日、県庁で会見し、来春の県議選大津市選挙区にみんなの党公認候補として立候補すると表明した。
県議を2期務めた蔦田氏は「参院選でみんなの党への期待を感じた。県議会に限界を感じ国政に挑んだが、もう一度、地方から声を上げて国を変えたい」と語った。【安部拓輝】
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101208ddlk25010421000c.html
選挙:県議選 対話の会が5人公認 公募を継続 /滋賀
嘉田由紀子知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」は7日、県庁で会見し、来春の県議選(定数47)に出馬予定の公認候補5人を発表した。10人程度の確保を目指し、公募を継続する。
県議会会派の対話の会・びわこねっとは現在4議席。現職で高島市選挙区の清水鉄次・同会代表(53)=1期=と大津市選挙区の沢田享子氏(62)=5期=を公認し、蒲生郡選挙区の佐橋武司氏(61)=1期=の出馬は未定。会派を離脱した東近江市選挙区の木沢成人氏(38)=1期=には今後、公認や推薦の意向を確認するという。
新たに公認する新人は、引退する長浜市選挙区の角川誠氏(75)=通算3期=の後継で元長浜市議の押谷友之氏(61)▽同会の公募で選んだ大津市選挙区の造園会社社長、石塚政孝氏(52)▽政策勉強会「対話塾」で学ぶ草津市選挙区の派遣秘書、駒井千代氏(37)の3人。清水代表は「知事選で多くの支持を受けた嘉田知事の政策を具現化するため、地域代表として活動したい」と述べた。【安部拓輝】
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003664576.shtml
市長が“ママチャリ通勤”表明 警備に悩む当局
12日付で尼崎市長に就任する前兵庫県議稲村和美氏(38)の通勤方法をめぐり、市当局が頭を悩ませている。稲村氏は、基本的に「自転車通勤」を表明。市は意向を尊重する方針だが、徒歩で登庁した白井文市長には毎日職員が随行したように、今回も「安全確保に万全を期したい」として、警備面の対策を検討している。
全国最年少の女性市長となる稲村氏。市長就任後も、尼崎市内の自宅から5歳の長女を保育所まで自転車で毎朝送り、そのまま登庁するという。
市は従来、市長については「安全確保の面から、市長公用車の使用が基本」とし、送迎するのが慣例だった。だが白井市長は基本的に徒歩通勤を貫き、自宅から市役所までの道のりを職員が随行。公務などで市役所の外に出向いた際は、そのまま公用車で帰宅するなどしていた。
稲村氏は「安全確保と言っても(自宅から市役所までの)距離は近いし、県議時代も自転車で移動していた」と話す。一方、市秘書課は「一人で通勤してもらうわけにはいかない」として、通勤ルートの確認など一定のルールを設けつつ、対策を図る。
12日が日曜のため初登庁となる13日は、自転車通勤の稲村氏に職員が随行するという。
(横田良平)
(2010/12/09 15:33)
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/nara/101211/nar1012110215003-n1.htm
民主県連 県議選の公募ゼロ 5選挙区、「逆風」影響か 奈良
2010.12.11 02:15
このニュースのトピックス:選挙・奈良
民主党県連が来年4月の県議選で生駒市など5選挙区で実施した候補者公募で、募集から10日間が経過したにもかかわらず、応募者が0件だったことが10日、県連への取材でわかった。「政治とカネ」の問題や相次ぐ外交の不手際など政府・民主党の失速が、県議選で議席倍増をにらむ県連の目標にも冷や水を浴びせた格好だ。
県連は、全16選挙区に候補者21人を立てる方針を示し、現職と新人計16人の擁立をすでに決定している。候補者が決まっていない生駒市、五條市、大和高田市、桜井市、御所市の5選挙区で今月1日、県連のホームページ(HP)で公募を始めていた。
県連HPによると、応募資格は県内在住の日本国籍を有す男女で、選考は小論文や面接などを行い、28日を締め切りとしている。藤野良次県連幹事長は先月、「党員や党籍などの条件は設けない」と話し、広く門戸を開く方針を明らかにしていた。
ところが、公募から1週間以上が経過しても、応募者は0件のまま。菅直人首相や各閣僚らの失言や不手際による同党への「逆風」が影響しているとみられ、「このまま応募がなければ、公募を断念せざるを得ない」(藤野幹事長)という。
県連は今後、ビラを配布するなどして積極的に広報する予定といい、藤野幹事長は「ぎりぎりまで粘って頑張りたい」と話している。
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>>1199
とはさん、生駒市からどうげすか?
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>>1200
ちわヽ(´ー`)/
県議にはあんま興味ないっすねぇ。。
政策課題として阪奈道路(←県道)辻町ICのフルインター化是非して欲しいってのはあるんですけど。。
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http://www.sankei-kansai.com/2010/12/12/20101212-047179.php
関西の社会ニュース2010年12月12日
対橋下知事 自民支部と市長"団結" 昨日の敵は今日の友?
来春の統一地方選を見据え、自民党の大阪府第3選挙区支部が11日、大阪市内で政治資金パーティーを開いた。同支部がこうした大規模なパーティーをするのは初めてで、開催の背景には、大阪府の橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」台頭への危機感があるという。この日は複数の党幹部のほか、3年前の大阪市長選では自民の“敵”だった平松邦夫市長も出席。維新の会を「野心の会だ」と批判するなど怪気炎を上げた。
政治資金パーティー「維新は野心の会」
同支部は大阪市大正区、住之江区、住吉区、西成区を管轄。支部長は元自民党大阪府連会長の柳本卓治衆院議員で、パーティーには支持者ら約850人のほか、党中央から大島理森副総裁、中曽根弘文参院議員会長らが出席した。
自民は平成20年1月の知事選では橋下氏、19年11月の大阪市長選では平松氏の対抗馬だった当時の現職市長を推した経緯もあるが、会では橋下氏に対する厳しい意見が相次いだ。
あいさつに立った後藤田正純衆院議員は「橋下知事は直球勝負に見えるが、ブレが見える」と指摘。講演した大島副総裁も「政党は、作ることは簡単だが、維持するのが難しい。大きな事柄は1年や2年ではできない。愚直に取り組まなくてはならない」などと語った。
一方、平松氏は、大阪市の解体を伴う橋下氏の「大阪都構想」について「実体がないものを恐れる必要はない」と批判。維新の会を「大阪野心の会」と揶揄(やゆ)する一幕もあった。
自民は、統一選で維新の会と激突する大阪府議選や大阪市議選などを控える中、橋下氏を突き放し、平松氏を味方に引き入れる逆の立場になった格好。柳本氏は「平松氏の市政運営を見ていると、努力を積み重ねている。一方、橋下氏は少しおかしくなった」。平松氏は会の終了後、「(自民にも)頑張ってもらわないと」と語った。
【写真説明】ライトアップイベントの点灯式で同席した橋下氏と平松氏。統一選に向け、対立が深まっている=大阪市北区(鳥越瑞絵撮影)
(2010年12月12日 09:22
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>>785
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101212ddlk28010173000c.html
北口・明石市長:3選不出馬 後援会ら関係者に衝撃 市議「真意確かめたい」 /兵庫
明石市の北口寛人市長(45)が来年4月の市長選に立候補しない意向を後援会幹部らに伝えたことは関係者に驚きを持って受け止められた。3選への意欲があると見られていただけに、市議からは「本人の真意を確かめたい」「発言撤回の疑念もある」などの声もあがった。突然の「退任発言」を受け、今後は候補者擁立の動きが加速しそうだ。【南良靖雄】
◇候補者擁立の動き加速か
立候補の取りやめは、12月定例市議会で、市長と市幹部の答弁が食い違い、虚偽答弁と追及されたことが背景にあるとみられる。
議会では、たこフェリーの航路存続問題や、姉妹都市の米国・バレホ市への市民交流団派遣をめぐる費用負担で紛糾。市長の発言をめぐっては、議会最終日の17日に問責決議案提出の動きもある。
虚偽答弁を追及した辻本達也氏(共産)は「市長は信用を失っている」と話し、木下康子氏(無所属)は「なんとも言えない。どうなるかわからないのでは」と市長の発言に疑問を呈した。
最大会派の新政会幹事長の榎本和夫氏は「厳しい質問があって大変だったが、辞める決断をするとは……」と驚き、公明党市議団幹事長の梅田宏希氏は「発言が間違っていることが客観的に証明された以上、看過できない」との見解を示した。市長を推薦してきた民主連合の幹事長の尾中利治氏は「こんな終わり方になって残念だ」と話した。
一方、市長の後援会幹部は「ここ数日間の議会対応でテンションを下げている。任期は全うすると言っており、落ち着いたら慰留に努めたい」と話した。
〔神戸版〕
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/4624
今夏の参院選で、みんなの党から立候補を打診されていた北口寛人明石市長(44)は5日、立候補を見送ることを決め、同党側に伝えた。神戸新聞社の取材に対し、北口市長は「来年4月までの市長任期を全うすべきだと判断した」と述べた。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/7124
明石市の北口寛人市長は民主2人と自民の計3人を応援する意向。自身が元民主党県議で、3年前の2期目の選挙では民主のほか、自民からも推薦を受けた。3月に立候補の打診をされたみんなの党については「連絡もない」と静観の構えだ。
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http://www.asahi.com/politics/update/1214/TKY201012140366.html
みんなの党、大阪に支部 橋下氏側との競合示唆 統一選2010年12月14日21時43分
. みんなの党は14日、来春の統一地方選で大阪府内で独自候補を擁立するため、20日に大阪広域第1支部を設立することを決めた。渡辺喜美代表は橋下徹・大阪府知事の率いる地域政党「大阪維新の会」との連携を確認していたが、みんなの党の江田憲司幹事長は14日の記者会見で「フリーハンドで候補者を立てる。(維新の会と)調整しない」と明言。競合選挙区にも独自候補を立てる可能性を示唆した。
みんなの党は12日の茨城県議選で公認候補が2人当選するなど地方選で議席を伸ばしており、統一選でも大量擁立をめざしている。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201012150027.html
維新移籍の自民党議員、19人が政党支部未解散 自民
2010年12月15日
自民党大阪府連を離党し、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)に移った現職の府議、大阪・堺両市議らが代表だった自民党の34政党支部のうち、半数以上の19支部が解散届を提出していないことがわかった。府連は10日付で19支部に解散要請を通知。年末までに解散しなければ、党本部が異例の「強制解散」に乗り出すという。
府連は9月、維新の会に移った現職府市議計40人を離党させた。うち党支部代表の34議員に支部解散を求めたが、今月3日時点で19支部が解散届を未提出。国政政党の支部なら企業、団体の寄付を受けられるが、地域政党は支部をつくれず受け取れない。自民府連幹部は「離党したのに支部で企業献金を受け続けていれば問題だ」と指摘。未解散の大阪市議は「うっかりしていた」と釈明している。
府連によると、自民党の規則で党本部は支部を強制的に解散できる。政治資金規正法では、解散日から30日以内に支部代表者らが政治資金収支報告書を府選管に提出しなければ、罰則が適用されるという。(吉浜織恵)
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>>612とか
http://www.nara-np.co.jp/20101215100928.html
服部県議が引退表明 - 議員40年「悔いない」
2010年12月15日 奈良新聞
引退を表明する服部県議=14日、県庁
県議選・北葛城郡選挙区(定数3)選出で、県内最多の当選10回を誇る自民党の服部恵竜氏(80)=所属会派は自民党改革=が14日、県庁で記者会見し、今期限りで引退し、来春の次期県議選(4月1日告示、同10日投票)には立候補しないとの意思を表明した。
服部氏は40年間にわたる議員生活を振り返り「その時々の課題に一生懸命取り組んできた。悔いはない」と話した。
服部氏は東京大学を卒業後、叔父にあたる服部安司代議士(当時)の秘書となり、昭和46年の県議選に初当選。平成7年と14年から1年間、議長を務めた。同7年から2回目の議長就任直前まで自民党県連…
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/101216/osk1012160050005-n1.htm
東大阪市長選に長尾元市長出馬へ
2010.12.16 00:49
任期満了に伴い来年秋に予定されている東大阪市長選で、元市長の長尾淳三氏(58)が15日、市内で記者会見し「市民が不安を抱えたままでは活路は開けない。民主市政を実現してこそ活路は開ける」と話し出馬表明した。
長尾氏は同市議を経て、平成10年の市長選で初当選したが14年の選挙で落選。18年に返り咲いたが、19年に市議会が不信任案を可決。出直し市長選に立候補して落選した。
長尾氏は現在の市政運営を批判し、「同じ予算、人員で効果を上げる。市民と職員が互いに高めあう市政を目指す」と強調。中小企業振興策の拡充や、市民の声を聞くための職員による訪問調査の実施などを公約に掲げた。無所属で出馬するが、これまでの選挙と同様、共産党などでつくる市民団体「明るい東大阪をつくる会」の支援を受ける。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20101216/CK2010121602000117.html
県議選、一次公認・推薦出そろう 各党、候補者擁立に苦慮
2010年12月16日
4月10日投開票の県議選(定数は47人)に向け、各政党の一次公認・推薦候補者が15日、出そろった。自民が最大会派を維持できるか、第二会派の民主が嘉田由紀子知事を支援する地域政党「対話の会」とともに県政の主導権を握れるのかが焦点。しかし、政策面で争点が乏しく、有権者の支持獲得につながる好材料が各党とも見当たらない。現時点では候補者の擁立にどこも苦慮している。
自民(現20人)は15日、推薦2人を含む19人を擁立したと発表した。顔ぶれは現職が13人を占め、大きな変化はない。過半数の24議席獲得を目標に、最大30人前後の擁立を目指す。昨年8月の衆院選、今年7月の知事選、参院選滋賀選挙区のダブル選の連敗から立ち直る契機としたいが、追加公認でどれだけ若手を擁立できるかが課題だ。
民主(現17人)は推薦1人を含む16人を擁立。しかし、支持母体の連合や労組からの出馬が低調で新人は2人にとどまる。不安定な民主政権の行方も懸念材料。目標の24人の擁立に向け、各選挙区で対話の会との調整がかぎになる。
知事を支援する対話の会(現4人)は、民主と合わせた議席で過半数を取るため、公認と推薦で計15人の擁立を目指す。一次公認では5人を擁立。新人を発掘しようと政策勉強会や公募をしてきたが、新人は現段階で3人にとどまっている。
共産(現3人)は現新各2人の計4人を公認。5議席獲得を掲げ、さらに一人区以外の選挙区で擁立できるよう準備している。
公明(現2人)は現職2人が出馬し、現有勢力の保持が目標。
7月の参院選出馬で辞職した元県議1人が「みんなの党」から出馬する。このほか、現職1人が無所属で出馬する予定。
(添田隆典)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001012160003
前町長ら告発決議/甲良町議会
2010年12月16日
【談合疑惑 町への意見書可決】
甲良町発注工事の指名競争入札を巡る官製談合疑惑で、町議会は15日、山崎義勝前町長、山田寿一議長ら4人を競売入札妨害と官製談合防止法違反の疑いで刑事告発するよう町に求める意見書を、賛成多数で可決した。4人が官製談合疑惑等調査特別委員会(百条委)で虚偽の陳述をしたとして、議会が偽証容疑で告発する決議も可決した。
告発の対象となった他の2人は、浜野圭市前副議長と野瀬喜久男元総務主監。浜野前副議長は百条委が求めた書類を提出しなかった「記録の提出拒否」でも告発の決議を受けた。
北川豊昭町長は「この問題は町民の関心も高く一日も早い解決が求められている。弁護士とも相談して司法の判断に委ねたい」と話し、来年の早い時期に刑事告訴する方針を明らかにした。議会の告発は年内にも行われる見通し。
【議長が自らを告発する形に/異例の事態】
百条委で虚偽の陳述をしたとして議会が行う刑事告発は、大津地検に対して山田寿一議長名でする。告発される4人には山田議長も含まれており、議長が自分自身を告発する異例の事態になった。
町議会事務局によると、山田議長に対する告発は副議長名ですることも検討した。しかし、全国町村議会議長会に問い合わせたところ、「議長は議会の代表であり、議長自身を告発する場合でも、議長の職務として告発人は議長名になる」との回答を得たという。
議長会議事調査部の担当者は「過去の例は調べてないが、告発人と被告発人が同一人物になるのは大変珍しい」と話している。
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>>1203
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE101217170400416069.shtml
兵庫・明石市長 「たこフェリー支援」発言で問責決議
兵庫県明石市の市長が、議会で虚偽の発言をしたとする問責決議案が17日可決されました。
責任を問われたのは、存続問題で揺れるあのフェリーに関する発言です。
「市長としての責任を強く問うことを決議する」(明石市 尾仲利治議員)
17日、議会で問責決議案を出されたのは、明石市の北口寛人市長です。
問題にされたのは先月、営業を停止した「たこフェリー」の航路存続についての発言。
北口市長はことし6月、フェリー会社の社長らとの会合で「1億円の赤字補填をする」と発言しましたが、議会などでは「そういう意味の発言はしていない」と否定し続けてきました。
しかし、今月の議会でこの「1億円発言」を市の幹部が議事録に残していたことが明らかになったのです。
「1億円でフェリーが存続されるなら株主として来年度その赤字補填することは約束する」(「1億円発言」議事録)
さらに、「VOICE」は市長が、市の幹部を前に来年の市長選挙をにらんで話したとみられる発言の録音データを入手しました。
「(たこフェリーの)航路が維持できなかったら政治的な足場をなくす。どうやってもやれる(維持できる)ようにしないと。少なくとも来年4月までは。その後はよろしいやんという話」(明石市・北口市長の発言テープ)
「たこフェリー」の存続は、市長選での再選を目指すためともとれるような内容です。
そして、17日・・・
「賛成のかたはご起立願います」(議長)
「起立多数。よって本案は原案どおり可決することにしました」(議長)
「申し訳ございませんでした」(明石市 北口寛人市長)
問責決議案は議会で可決され、市長も自ら虚偽発言を認める形となりました。
議会の後、北口市長は来年3月までの任期をもって退任し、次期市長選には出馬しない考えを示しました。
(12/17 19:13)
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http://www.asahi.com/politics/update/1219/OSK201012180182.html
橋下知事、知事・市長W選に意欲 大阪都構想実現に向け2010年12月19日0時59分
大阪府の橋下徹知事は18日、代表を務める地域政党・大阪維新の会の大阪市内でのタウンミーティングで、「大阪市長が大阪都構想を嫌だと言ったら前に進まなくなる。市長選と知事選はおそらく同日になる」と述べ、2012年2月の任期満了前に知事を辞職し、来年11月ごろの市長選とのダブル選に持ち込む可能性に言及した。
橋下知事は統一地方選の大阪府議選、大阪、堺両市議選で維新の会が過半数を獲得したという前提で、都構想を実現させるには国会で主要政党に特別法の制定を強く迫る必要があると指摘。「府民の意思を1回の選挙ではっきりさせる」と意欲を示した。
ただし、ダブル選に持ち込むには、橋下知事が辞職して市長選に立候補する▽辞職して再度知事選に臨む――などのパターンがあり、出直し知事選で再選しても12年1月ごろ再び知事選が行われる。橋下知事は報道陣に対し、市長選出馬などの対応については明言せず、「選挙費用の問題などがあり、総合的に判断する」と語った。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101216/lcl1012161424009-n1.htm
【決戦前夜(上)平松市長3年】「橋下の敵は今日の友」再選へ地上戦シフト (1/2ページ)
2010.12.16 14:19
「TPOをわきまえてほしいよ。何でそんな質問するのかなとカチンとくる」
今月11日夜、大阪市内で開かれた、大阪府と市が協力した2つのライトアップイベントの合同点灯式。イベント後、知事の橋下徹と並んで報道陣の前に立った市長の平松邦夫は、いらだちを隠さなかった。報道陣からは「このイベント、次も2人でやる予定ですか」などと、もはや亀裂が決定的となった2人の協力関係について、微妙な質問が投げかけられていた。
決別宣言、地域と握手…橋下は直接“踏み絵”
「はっきりと溝ができた」。平松は就任3年を前にしたインタビューでも橋下との“決別”を宣言。来年行われる次期市長選への再選出馬に意欲を見せた。
橋下は今月5日、自身が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が大阪市内3カ所で開いたタウンミーティングで、会場からの質問に答える形で「決して市長をやらないとは言いません」と述べ、次期市長選に自ら立つ可能性に言及した。大阪市などを解体し、約20の特別区に再編する「大阪都構想」実現のため、なりふり構わず突き進む覚悟をにじませた。
「橋下さんとそろって2期目の出馬宣言をしたい」。平松は昨年夏、周囲にそう語っていたが、2人の関係は大きく変わり、その可能性は皆無となった。
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「誰が相手でも戦う。1期目の実績には自信がある」。7月、平松は会食の席で民主市議に言い切った。「出馬宣言は来年の統一地方選後まで待つべきだ。ただ、出るという姿勢は示さなあかん」。市議は後日、平松の側近に忠告した。
大阪市長は昭和38年以来、平松の前任の関淳一まで一貫して助役が“内部昇格”してきた。その歴代選挙を支えたのが、自治会を取りまとめる各区の「地域振興会」の役員らが中心となった後援会だ。
後援会は前回市長選で関を推したが、民主党推薦の平松に敗れ、いったん解散を決めた。しかし昨年秋、関の後援会幹部を務め、自民党員でもある地域振興会役員が、市の最高幹部のセットで平松と面談。関が進めた市政改革の継続と、市長選で平松を支援した市職員の労働組合との決別を条件に、支援を約束した。
「昨日の敵は今日の友ですよ」。振興会役員は「これまで地域を支えてきた諸団体がバラバラになる」と大阪都構想に反発。「知事は、お山の大将になりたいだけ。地域振興会長は大阪市を守っていくことで全員一致している」と言い切る。
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平松の新しい後援会は、来年2月の発足を目指している。前回市長選で平松の敵だった組織が「反橋下」を旗印に、皮肉にも再選を支えようとしている。
ただ、課題もある。平松事務所の関係者は「(振興会の組織内は)ねじれを抱えており、単純に支援が得られるとは限らない」と楽観論を戒める。
振興会や平松後援会の役員には、橋下や維新の支援者も多数含まれている。「どっちにつくんですか」。今年6月、平松と橋下の後援会役員を掛け持ちしていた企業経営者は、橋下本人から“踏み絵”を突き付けられ、結局双方の役員を辞任したという。
平松事務所の関係者はいう。「元アナウンサーの知名度と市政への批判票に頼った前回と同じような選挙ではダメだ。今回は助走期間が1年ある。徹底した地域密着の選挙をやる」
(敬称略)
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橋下知事との対立が深まる中、19日で就任3年を迎える平松市長。来年には統一地方選で行われる大阪市議選、さらに大阪市長選も控える中、「決戦前夜」の動向を探る。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101217/lcl1012171524001-n1.htm
【決戦前夜(中)平松市長3年】橋下知事が財産に触手、市職員逮捕115人に…“内憂外患”の日々 (1/3ページ)
2010.12.17 15:23
就任3年を迎えた平松邦夫市長=大阪市役所 2022年のサッカーワールドカップ(W杯)招致で日本が落選した12月3日。招致を前提に、JR大阪駅北側の梅田北ヤードに検討されていたスタジアム建設に「森にしたい」と真っ向から反対してきた大阪府知事の橋下徹は、府幹部に一斉メールを送った。
「僕は緑化を方針にしたく(文面のまま)。土地代については、ここはややこしくなると思いますが、大阪市のストック組み換えも軸にしたい」
落選でスタジアム構想が事実上白紙に戻ったことを受け、北ヤードを「森」にするため土地を購入する資金として、大阪市営地下鉄の売却益などを充てることを指示した内容だ。
府のトップが公然と市の資産に手を伸ばし始めたことに、市の幹部は「明らかな越権行為」と色めきだった。
その8日後に大阪・中之島で開かれた大阪府・市のライトアップイベントの合同点灯式。
「これだけの規模と質をキープをするのは大変。大阪市職員に拍手を送ってください」と持ち上げた橋下は翌日、代表を務める地域政党「大阪維新の会」のタウンミーティングで一転、「(大阪)市職員は政治活動している。われわれが勝ったときは一族郎党、覚悟しとけよ」と激しくののしった。
“アメ”と“ムチ”を巧妙に使い分けながらも、橋下は確実に大阪市をターゲットに定めている。
腐った大黒柱
「本当に次から次から出てきますね」
河川の清掃中にごみから現金を抜き取るという大阪市河川事務所の不祥事を受けて11月4日に開かれた緊急会見。市長の平松邦夫は、もはや苦笑いするしかなかった。
市の環境局職員が猟銃で3人を殺害して自殺、市営地下鉄で電車同士があわや衝突、「心付け」を業者から受領していた斎場職員22人が懲戒免職…。市では今年も数々の不祥事が発覚し、そのたびに世間を唖然(あぜん)とさせた。
昨年度までの5年間で逮捕された市職員は、実に115人に達する。
「大阪市は大黒柱が腐ったぼろぼろの家。早くぶっ壊して建て直すべきだ」「巨大すぎて市長のガバナンス(統治能力)が効いていない」
威勢のいい言葉で大阪市批判を繰り広げる橋下の説得力が増す一方、平松の「日本一厳しい服務規律」の掛け声は空しく響くばかり。まさに“内憂外患”の市政運営を強いられている。
「ここは伏魔殿」
平松は今年10月、新たな市政改革の基本方針素案を公表した。その後各地で開いている地域懇談会で、必ず出席した市民から出る質問が、70歳以上に支給されている「敬老優待乗車証(敬老パス)」の存廃問題だ。
「敬老パスはなくしません。制度を維持するために、例えば年間3千円の会費をいただきたい」。平松は必死に説明するが、市民の間では廃止論への警戒感は依然、根強い。
素案では敬老パス以外にも見直し事業の項目を列挙しており、“事業仕分け”で新たに600億円の歳出削減を目指している。
ただ、来年に統一地方選と市長選を控え、どこまで市民サービスに切り込めるのか、市職員の間にさえ実現性には疑問の声が上がっている。
自民党のベテラン市議は「市政改革の柱は、すべて橋下の市政批判へのカウンターにすぎない」と冷ややかに見る。
新川達郎・同志社大学大学院教授(公共政策論)も「解体的再出発が必要なのに、巨大な予算を抱える健康福祉局など市役所本体の改革に手がついていない」と注文をつける。
「連れてきた腹心が市内部に1人もいない。これでは橋下に対峙できない」。民主市議は今春、3人目の副市長に民間出身者を起用するよう進言したが、平松は首を縦には振らなかった。
「市長選まで市上層部は様子見に入った」とみる市幹部もいる。さらに別の市長側近はこう指摘する。「孤立していた就任当初に比べると、市長を守らなあかんという機運は市内部に出てきた。でも掌握し切れているかというと、やはり伏魔殿だから…」(敬称略)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/local/101218/lcl1012181105000-n1.htm
【決戦前夜(下)平松市長3年】足元固め道半ば 「同床異夢」のジレンマ (1/3ページ)
2010.12.18 11:04
「数こそすべてという維新の会を応援すること自体が、大阪市をつぶす動きにつながるんです」。今月6日に開かれた、大阪市内24区の地域振興会長が集う年末懇親会。市長の平松邦夫は、各地区の“顔役”たちを前に語気を強めた。
地域政党「大阪維新の会」(維新)を率いる大阪府知事の橋下徹は、来春の統一地方選で府議会と大阪・堺両市議会の過半数獲得を目標に掲げる。「過半数取らないと大阪都構想は終わり」とも公言している。
一方の平松も再選に向けた準備を着実に進める一方、「万一、市議会で維新が過半数とったら、市政運営なんて正直やってられないよ」とも漏らす。
大阪府と大阪市、周辺市を再編し、東京23区のように、広域行政を受け持つ大阪都と基礎自治を受け持つ特別区に再編する大阪都構想。橋下の究極目標は「大阪丸の船長を1人にする」ことにある。府知事と大阪市長という大阪の両司令塔にとって、統一選が天王山となることは間違いない。
芽生える“共闘”
6月の市議会財政総務委員会。自民市議と平松が、阿吽(あうん)の呼吸で大阪都構想への批判を繰り広げた。
「都構想をイリュージョン(幻想)と批判されたが、どういう意図か」
「大阪市の財政改革に言及することで府の負債も消えるかのようなすり替え。目をくらませる行為だ」
民主党推薦で当選した平松は、少数与党の苦しい議会運営を強いられてきた。野党の自民・公明市議から厳しい批判を浴びることも珍しくなかったが、橋下が大阪都構想を叫び始めた今年1月以降、こうした“共闘”が芽生え始めた。
大阪市議会の現会派構成は、民主系、自民、公明が各20人、共産14人、維新13人。既存政党には、橋下人気が旋風を起こし、市議選で維新が躍進することへの強い危機感がある。
11月に開かれた平松後援会の政治資金パーティーには、自民と公明の市議団幹事長が初めて姿をみせ、平松の新後援会づくりを進める地域振興会役員は「これでやりやすくなる」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。振興会内部に、さまざまな党派の支持者を抱えるためだ。
だが「反橋下」を求心力とする平松の足元は、まだ固まっていない。
平松は、統一選で自民と公明の市議から要請があれば応援演説に駆けつける意向を示したが、自民のベテラン市議は「われわれが票を増やす方法は、政権与党の民主をたたくこと。民主市議と一緒にポスターに収まっている平松さんは呼ばない」と突き放す。
公明の市議からも平松の支援を求める声は聞こえてこない。「既存政党と維新の対決構図が鮮明になるほど、維新を利する」という警戒感が漂う。
解けぬ「不幸せ」
「会うたびに知事と市長が角突き合わせているという印象は、大阪のためによくないね」。自民党大阪府連会長の参院議員、谷川秀善が、高校の後輩である平松を諭した。大阪府と大阪市が歴史的に反目してきた「府市合わせ(不幸せ)」の関係は、自民府連の内部ですら根強く残る。
自民の府議団は今月、「1つの大阪を実現し、1人の首長が広域行政を担うことが望ましい」「府内の全市区町村を将来的に中核市程度に再編する」という政策を発表した。橋下の考えに極めて近い内容で、大阪市議の1人は「到底認められない。内容は知事にも相談したようだ」と不信感を募らせる。
決戦を控え、平松も、歴代市長を支えた既存政党も、それぞれが“同床異夢”のジレンマにいる。谷川は苦悩をにじませる。「市議は選挙をにらんで平松に近づいているだけ。府市双方の顔が立つよう、その真ん中を調整するのが府連の役割だが、非常に難しい」(敬称略)
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土塚英樹、西見由章が担当しました。
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http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1292567740010_02/news/20101217-OYT8T00648.htm
揺れる大阪 平松市長3年
「敵の敵は味方」 <上>
市解体危機「橋下包囲網」へ動く
「私はこの場が好きだ。この場にいさせてほしい」
柳本卓治衆院議員のパーティーで、自民党市議らと壇上に上がる平松邦夫市長(中央、右は柳本衆院議員)(11日、大阪市中央区で)=里見研撮影 まだ暑さが残る10月13日夕、土佐堀川を見下ろす大阪・中之島の市役所5階大応接室。静まりかえった室内に大阪市長・平松邦夫の声が響いた。出席者は市議会主要3会派の幹部9人。平松出馬時に推薦した与党民主と、敵対した自民、公明。市長選後、平松の呼びかけで一堂に集まったことはなかったが、市政改革方針を説明したいと平松がひそかに招いた。
3派と協力して市政を運営したいと願う平松に、自民幹部は、政敵と簡単には手を組めないという警戒心をぶつけた。「まず与党の民主党さんが単独で説明を受けるのが筋じゃないか」
そんな強硬な反論を受けても、平松はソフトな笑顔で切り返し続けた。
大阪市は長く、市長を助役出身者が占め、国政与野党相乗りの支援体制が続いてきた。だが、3年前の市長選では民主と自公が正面から争った。この日出席したある市議は「3派体制を復活させ、2期目を目指す布石だ」と嗅ぎ取った。
◎
自公に平松を接近させたのは、「大阪都構想」を掲げて大阪市を特別区に分割することを迫る大阪府知事・橋下徹だ。
平松は就任当初には橋下を「徹ちゃん」と愛称で呼び、メールで互いの体調まで気遣いあって、府市協調をアピールした。ところが橋下は今年1月に突然、都構想を打ち出し、拒否する平松に激しい批判を繰り返すようになった。対立はJR大阪駅北側の新サッカースタジアム構想や、大阪湾岸部へのカジノ誘致へと広がる一方だ。
自民は所属市議が大量に離党し、橋下率いる地域政党「大阪維新の会」に合流した。来春の統一地方選での市議選を見据え、橋下と全面対決やむなしの構えだ。
「敵の敵は味方」。市役所内では今、そんな言葉がささやかれる。平松は、共通の敵に立ち向かうことでかつての対立を解消し、「対橋下」包囲網を目指す。どぎつい言葉で世論をあおり、勢力拡大を続ける橋下に対し、危機感は強い。
平松は最近、自民党市議らの後援会の会合に次々に出席している。「維新の会の躍進を阻止するのは皆さんだ」。今月11日には同党の柳本卓治衆院議員のパーティーで共闘を呼びかけた。
公明は人気知事との対決に慎重だが、都構想に批判的な自民党府連幹部は「市長は敵ではない」と理解を示すようになった。
◎
市長選で平松と争い、現職で落選した関淳一の後援会が3年前、解散した。名称を替えながら、歴代市長5人を約40年にわたって支えた〈市長後援会〉。「地域振興会」と呼ばれる各区にある自治会の幹部も役員に名を連ねていた。「対抗馬を支援できない」が解散理由だった。
平松が今年7月から各区で始めた市民集会では、この地域振興会が動員の主力を担う。大阪市を批判する橋下の言動への反発が、歴代市長の応援団を平松支援に向かわせる。
各区の同会会長が集まった今月6日の懇親会。市全体の地域振興会で会長を務める森田昭信は言い放った。「知事は許せない。大阪市の伝統と財産を守らなければならない」。「平松以前」に市を支えてきた人たちが、橋下による“大阪市解体”の激震の前に、平松を支え始めている。(敬称略)
(2010年12月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1292567740010_02/news/20101217-OYT8T00658.htm
「知事の仮面剥がす」 <中>
都構想に反論 発信力も強化
9月19日、日曜の静かなホテルの一室で、大阪市長の平松邦夫は旧知の2人と向き合った。3年前の市長選で平松を支えた両組織のトップ、民主党府連代表の樽床伸二と連合大阪会長の川口清一。日々公表される市長日程には上がらない極秘の集まりだった。
約2か月ぶりに並んで記者会見する平松市長(左)と橋下知事。ぎこちない笑顔が2人の関係を物語る(11日午後、大阪市北区で)=宇那木健一撮影 「橋下さんの改革は壊す改革。何かを作る、生み出す改革を訴えた方がいい」
お茶を置いただけのテーブルを挟んで話し込んだ3人の議題は、大半が大阪府知事の橋下徹と、橋下率いる地域政党「大阪維新の会」対策。川口の助言に平松は大きくうなずいた。
春の統一地方選で行われる市議選、約1年後に予定される市長選。大阪市は来年、「選挙イヤー」だ。
市議選で維新の会が大きく勢力を伸ばせば、政治状況は一変する。今年5、7月の市議補選では、圧倒的な橋下人気を背景に維新候補が大勝した。状況は切迫している。3人は維新の会阻止に全力を挙げると確認。平松が、前回市長選で対立した自民、公明と連携を強めることも容認した。
◎
橋下が「大阪都構想」を打ち出して以来、平松は橋下対策の軸となる理念を探る。府市の再編、統合が大阪市の解体になると同時に、橋下の考え方を相いれないものと感じるからだ。
2人が中国・上海に出張した7月28日。万博のイベントに出席後、ほかの人を交えず、1時間以上話し合った。
橋下「小泉、竹中時代に雇用が増えた」
平松「あの時代に何が起きたか、ご存じなのか」
市場原理を優先し、競争が活力を生むという橋下と、それを弱者切り捨てとみる平松。互いの路線は交わらず、亀裂は決定的になった。平松はこれ以降、橋下とは異なる政策を意識して強調するようになった。
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平松の指示で、市幹部は都構想への反論文書を作った。「市分割で、財政力の乏しい区は財政再生団体に転落」「分区で議員数は増える。行革逆行だ」――。平松は「都構想の具体像が出れば、逐一反論できる」と反撃の機をうかがう。
ブレーンも「反橋下」色がにじむ。橋下の政治手法を「いじめ型学級運営」と評した神戸女学院大教授の内田樹らを市長特別顧問に起用。市政改革アドバイザーには性急な財政再建に批判的な東京大名誉教授の神野直彦を迎える。橋下とは一線を画した市政運営に向け、意見交換を続ける。
発信力強化にも気を配る。ミニブログ「ツイッター」を5月に始め、多い日には60回以上も書き込む。11月からは週1度、FM番組に出演。それでも、反射的に切れ味鋭い言葉を求められるテレビのコメンテーターとして鍛えた橋下には及ばない。先月、天王寺区で開いた市民集会では、出席者から「市長は人柄はいいが、メッセージが聞こえない」と不満が相次いだ。
「2人が争うことが大阪のためになるのか」と平松は迷いも口にしながら、「負けるつもりは毛頭無い」とも語る。今月15日夜、地域の市民集会後、「統一選に向け、(橋下の)仮面を引っぱがす作業が始まる」と言い切った。(敬称略)
(2010年12月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1292567740010_02/news/20101219-OYT8T00207.htm
都市間連携に活路 <下>
孤立主義やめ問題共有
各市の生活保護施策の担当者を集め、連携強化を訴える平松市長(中央)(6月4日、大阪市役所で)=森田昌孝撮影 「大阪市が『自分だけ良ければそれでいい』と考えている。そう思っていらっしゃいますか」
11月5日、大阪市都島区の市公館で開かれた「大阪市隣接都市協議会」。大阪市長の平松邦夫は出席した近隣5市長に冗談めかしてそう尋ねた。記念行事で集まったのを除けば、38年ぶりに市長同士が話し合うその会議の議題は「都市間連携」だった。
「その通りです」
笑いながらある市長が答えると、平松もつられて笑い、すぐ真顔に戻った。
◎
大阪市は長く、他都市との連携に後ろ向きだった。
平松までの歴代大阪市長は、大阪府内各市のトップが集まる市長会をほとんど欠席していた。代わりの出席者は課長代理クラス。周辺住民にメリットの大きい市営地下鉄への私鉄乗り入れにも消極的で、周辺自治体は市役所のある地名を冠して〈中之島モンロー主義〉と呼び、大阪市に厳しい視線を向けてきた。
自前で様々な施設を整備し、孤立主義を貫いてきた大阪市を、知事の橋下徹は「府との二重行政を招き、広域的な都市計画を阻害してきた」と批判。「大阪都構想」を掲げ、解体を迫る。
都構想を拒否する平松が対抗策として活路を求めるのは、周辺市や他の政令市と協調して行政課題に取り組む「水平連携」だ。税収増の見通しのない人口減少期。平松は、先行きの見えないモンロー主義を捨て、「都市がそれぞれの良さを持ち寄り、生かし方を考える時期だ」と訴える。
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「2、3日前から胸がもやもやする」。11月上旬、大阪市消防局内の「救急安心センター」に電話が入った。電話の主は大阪府松原市の70歳代男性だった。センターの医師の判断で、すぐに松原市消防の救急隊が出動。男性は搬送され、「不安定狭心症」で緊急手術を受けた。対応が遅れれば心筋梗塞の危険もあった。
センターは昨年10月、平松の肝いりでスタートした病気などの相談窓口だ。当初、対象地域を大阪市内に限定していたが、相談の約2割は市外の住民。平松は「住民のニーズは高い」と判断して近隣市に共同運営を呼びかけ、対象地域は今月、府内全域に広がった。
最も対策に力を入れる生活保護施策でも、平松は他市との連携を強める。自治体間で、不正受給などの情報を交換するネットワークを開設した。平松は「都市間連携で問題点を共有し、国への改革要求につなげた」と成果を強調する。
ただ、府と大阪市で進めた水道事業の統合協議は、大阪市が主導権を握ることへの他の市町村の抵抗感を払拭できずに頓挫した。不信感はなお根強い。
◎
11月の大阪市隣接都市協議会に出席した摂津市長の森山一正は会議後、「1+1を3や5にする広域連携が、閉塞した今の大阪には必要だ」と話した。多くの首長が、自治体の財政危機の中で新しい都市モデルの必要性を肌で感じている。
橋下の都構想や平松の水平連携――。より高い住民サービスの提供を目指し、都市のあり方が問われる時代を迎えている。(敬称略)
(この連載は村尾卓志と松永喜代文が担当しました)
(2010年12月18日 読売新聞)
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>>1211
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101218ddlk28010424000c.html
北口・明石市長:問責決議案可決 支持議員「かばい切れない」 /兵庫
◇不適切発言繰り返しに
「たこフェリー」を支援する1億円の赤字補填(ほてん)の約束をしながら市議会本会議で異なる答弁をしたとして、17日の市議会で問責決議を突きつけられた北口寛人・明石市長。来春の市長選立候補についての緊急質問に「100%出ない」と明言した。今月上旬まで3選に意欲を見せていたが、自ら繰り返す不適切発言が議会の不信感を招き、退任表明に追い込まれた格好だ。【南良靖雄】
北口市長に対する議会の不信感は、06年12月の「退職金受け取り拒否発言」から始まっていた。その後も「関西独立リーグのチーム支援」でさらに募らせ、今回の「1億円補填問題発言」で頂点に達した。
退職金問題では、「1期目の退職金は受け取らない」と答弁しながらその後に「受け取る」と前言を撤回。市議会は支給額を減額する条例案を可決した。関西独立リーグのチーム支援では、公金支出に疑問があると住民監査請求が出され、一部が認められ、裁判になっている。
たこフェリーの航路存続問題では、第三セクターの当時の社長に1億円の赤字補填を約束しながら、本会議で議事録の公文書と異なる答弁をしたと指摘された。
こうした市長の姿勢に、1期目から支持してきたある議員は「市長の立場を理解し、カバーしてきたが、もうかばい切れない」と言い切る。
法的に拘束力はない問責決議だが、北口市長は議会閉会後、報道陣に対し「不信任に近い形と考えて、自らが責任を取って身を引く」と淡々と話した。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101221k0000m010089000c.html
みんなの党:「大阪維新の会」との連携見直し 独自に支部
会見する渡辺喜美・みんなの党代表=大阪市中央区で2010年12月20日午後2時23分、森園道子撮影 みんなの党の渡辺喜美代表は20日、大阪府庁で記者会見し、来春の統一地方選に向け、橋下徹府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」との連携協議を見直す考えを明らかにした。関西地域の拠点として、新たに「大阪府広域第1支部」を設立することも発表し、大阪府議選などで独自候補を擁立する。民主、自民両党など既成政党の党勢が伸び悩むなか、地域政党と連携し、「第三極」勢力を伸長させるのがみんなの党の基本方針。試金石とみられた大阪でのつまずきは、同党の統一選戦略にも影響しそうだ。【中山裕司、佐藤慶】
「橋下知事から(連携の)話があり、候補の決定をストップしてきたが、2カ月半もたったのに(維新の会の候補者のうち、みんなの党の推薦を希望する人が)一人も出てこない。不信感を抱かざるを得ない」。渡辺氏は会見で維新の会への不満をあらわにした。
みんなの党は今年7月の参院選で10議席を獲得し、統一地方選を次期衆院選への「ステップ」と位置付けている。大票田の大阪に「党の一大拠点を作る」(江田憲司幹事長)ことを目指し、9月に渡辺氏が橋下氏と会談するなど維新の会と水面下で交渉を続けてきた。
党史の浅いみんなの党には民主、自民両党のような都道府県組織がなく、衆院選で選挙運動の主体になる地方議員を増やすことが急務。しかし、統一選で実施される道府県議選に向けて、渡辺氏の地元・栃木県で9人、江田氏の地元・神奈川県で13人の候補者を公認したものの、国会議員がいない地域で擁立作業が遅れている。
渡辺氏らが期待した大阪府での連携は、一部の選挙区で候補者調整が難航し、具体的な選挙協力へとつながっていない。この間、維新の会は着々と公認候補を擁立し、みんなの党との溝が広がった。渡辺氏は「今後、門戸を閉ざすものではない」と語ったが、選挙で競合する以上、関係修復は難しい状況だ。
橋下知事は20日夜、記者団に「事実関係を確認する。いがみ合っても既存政党を利するだけだ」と述べ、引き続き連携を探る考えを示した。だが、自民党大阪府連幹部は一連の経過を「維新の会が次期衆院選でみんなの党を支援する保証がなかったためだ」と冷ややかに分析している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101221/stt1012210856008-n1.htm
「橋下維新の連携話は何だった」みんなの党、大阪で独自11候補擁立
2010.12.21 08:54
みんなの党は20日、渡辺喜美代表が大阪市内で記者会見し、連携を模索していた地域政党「大阪維新の会」との関係について「不信感を抱かざるをえない」と批判。大阪府議選や大阪市議選などの立候補を予定している1次公認の立候補予定者11人を発表した。維新の会と競合する選挙区でも擁立しており、両党の連携交渉は暗礁に乗り上げ、選挙戦での直接対決は不可避な状況となった。
渡辺代表によると、橋下徹知事から連携要請があったため「みんなの党の公認、推薦を受ける意思がある立候補予定者をリストアップしてほしい」としていたが、維新の会側からは、リストが出てこないままになっているという。
今後の協力関係について渡辺代表は「リストが出てきた段階で考える」と含みを残したが「維新の会の内部で(連携を妨害する)圧力があった」とも指摘。「1人のリストも出てこないというのは、連携話はなんだったのかという不信感を抱かざるを得ない。参院選でも、候補者擁立が遅れて負けたことを振り返ると独自候補を出すしかない」と語った。
またみんなの党はこの日、衆院選大阪2区に会社役員、石井竜馬氏(41)を擁立し、府広域第1支部を開設して弁護士の和田誠一郎氏が支部長に就任することも発表した。
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http://www.asahi.com/politics/update/1223/OSK201012230089.htm
カジノ誘致、利益か弊害か 熱上げる橋下知事に慎重論も(1/3ページ)2010年12月23日22時11分
【マカオ=宮崎勇作】大阪府の橋下徹知事は22日夜から23日未明にかけ、訪問先のマカオでカジノを核とするリゾート施設を視察した。知事はこれまでも「カジノは(自治体が)稼ぐエンジン」と経済効果を強調しており、大阪に誘致しようと熱を上げる。だが、カジノを合法化する法案が成立する見通しは薄いうえ、「ギャンブル」の弊害を心配する周辺首長からの慎重論も根強い。
テーブルゲーム220台、スロット380台を備えるカジノ場。午前0時を過ぎても多くの人がバカラなどを楽しむ様子や、従業員でごった返す食堂を見て歩いた後、橋下知事は興奮気味に語った。
「日本再生の切り札じゃないか。カジノ、これしかない。停滞する日本経済に明らかに効果が見込める観光施設を否定するのは間違いだ」
マカオは11年前にポルトガルから中国に返還され、外交などを除き自治を認められた特別行政区。現在30を超えるカジノがあり、歳入の7割をカジノからの税収が占めるという世界最大級のカジノ都市だ。
橋下知事は、米ラスベガスに本社を置く会社が4年前に開き、7500人が働くリゾート施設を視察。カジノの経験がないという知事は、従業員らに「子どもと一緒に来た人はどうするのか」と質問を浴びせた。富裕層を狙ったスイートのみ600室のホテルやレストランも見学し、施設の責任者に「(カジノを合法化する)法律ができたら、ぜひ大阪へ」とPRした。
視察後、報道陣に「ここは大人が楽しめる一級のリゾート。これ以上の経済対策はない」と強調。「7500人の雇用に感動した。(税収を)福祉、医療、教育の財源確保に使い、地域経済の活性化につながると打ち出せば、国民の圧倒的多数には納得してもらえる」と、持論のカジノの「効用」を繰り返した。
「小さい頃からギャンブルを積み重ね、全国民を勝負師に」という発言が批判されたこともあるが、この日も知事はカジノで一般客が5千円程度から遊べると聞き、「ゲームセンターへ行ってもみんなそれくらい使っている。反対する人は観念的に、いい子ちゃんになって言っているとしか思えない」と語った。
◇
橋下知事のカジノ誘致論には、関西の首長の間でも意見が割れる。京都府の山田啓二知事は「関西広域連合としてカジノをつくり、利益が関西全体の発展につながれば」と橋下知事を側面支援する。
一方、関西広域連合長を務める兵庫県の井戸敏三知事は「日本はパチンコを含め、相当なギャンブル王国。魅力にのめり込み、生活を壊すケースも考えられる」と、カジノ実現には反対する姿勢だ。
「大阪都構想」をめぐって橋下知事と対立する大阪市の平松邦夫市長は「まだ法整備もされていない。もっと時間をかけて検討すべきだ」と主張する。米国のカジノに何度か行った経験を踏まえ、「カジノのおもしろさはライブのエンターテインメント。負の側面を埋めて、さらにカバーする(メリットが上回る)形でないと。知事が(勝負師発言など)昔のギャンブルのような過激な表現をしていたら、本当につくりたくてもつくれない」とクギを刺す。
◇
橋下知事は昨年9月、大阪湾岸部へのカジノ誘致を打ち上げた。今年3月に限られた域内でカジノを認める「カジノ特区」案を政府に申請したが、6月に「特定地域での特例は不可」と却下された。
それでも知事は7月、府に有識者による検討会を設け、カジノ先進国を参考に、依存症や犯罪の防止、青少年や地域環境への対策などを検討中だ。大阪府以外でも、神奈川県の松沢成文知事、千葉県の森田健作知事らがカジノ誘致に取り組んでいる。
こうした自治体の動きを受け、国内では禁じられているカジノを合法化しようと、超党派の国会議員が今春、議員連盟(カジノ議連)を設立した。議連によると自治体や民間団体などの誘致活動は約20カ所に上るといい、特別法制定に向け来年の通常国会での法案提出を目指している。
しかし、カジノ合法化へのハードルは高い。超党派で法案を出したとしても、各党内に慎重論を抱えるうえ、ねじれ国会の中で成立にこぎつけられる見通しは立たない。
こうした状況に、橋下知事は不満を隠さない。マカオでの視察後も「国会議員が腹をくくれないのは、選挙が気になり、声の大きい反対論に振り回されているからだ」とまくし立てた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101225-00000212-mailo-l29
行政ファイル:県議選山辺郡・奈良市選挙区に柿本氏が立候補表明 /奈良
毎日新聞 12月25日(土)15時45分配信
来年4月の県議選山辺郡・奈良市選挙区(定数11)で、元奈良市議、柿本元気氏(31)が24日、県庁で記者会見し、無所属で立候補すると表明した。柿本氏は「県立高校の入試改革などに取り組みたい」と述べた。
柿本氏は同市議を1期務め、09年の同市議選で落選した。同選挙区には、民主党5人、自民党4人、公明党2人、共産党2人、みんなの党1人が立候補を予定している。
12月25日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/hyogo/101231/hyg1012310119000-n1.htm
加西市長選に西村氏出馬表明 兵庫
2010.12.31 01:19
任期満了に伴う加西市長選(来年5月15日告示、22日投票)に、元同市職員の西村和平氏(55)が30日、無所属での立候補を表明した。現職の中川暢三市長(55)はまだ正式に表明していないが、3選を目指して立候補するとみられる。
西村氏は「中川市長は市民や議会の声に聞く耳を持たず、市民らがあきらめの気持ちになっている。中川市政の5年で、市の今後に危機感を覚えた」と出馬の動機を語った。
市民の声を反映する市政に戻し、11小学校を地域の拠点づくりに活用することを強調。「財政再建を目指す一方で必要な公共事業は行う。現在の人口4万8千人を5万人に戻す」と述べた。また、中川市長が主張する市職員の包括業務委託や臨時職員の転籍問題は撤回する考えを示した。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003707854.shtml
加西市長選 元市課長・西村氏が立候補の意向
任期満了に伴い、来年5月15日告示、同22日に投開票される加西市長選で、元同市課長の西村和平氏(55)が29日、神戸新聞の取材に対し、立候補する意向を表明した。「(現市長は)市民、議会、市職員との対話が足りず、市の組織が有効に機能していない。市政が市民のものでなくなる、という危機感を覚えた」と立候補の動機を話した。
同市長選への立候補表明は西村氏が初めてだが、中川暢三市長(55)も3選を目指し立候補するとみられる。
西村氏は同市出身。神戸大卒業後、市役所に入庁し、2002年から4年間、市職員組合の執行委員長を務めた。国保健康課長だった今月28日、立候補のため辞職した。
市の業務を包括的に民間委託する計画の撤回を主張しており、市立小学校の統廃合計画素案に対しても、全校存続を訴えている。
同市では07年、中川市長が市職員採用に介入したとして、市会の2度の不信任決議で失職。出直し市長選で再選されたが、市長提出議案が相次いで否決されるなど市会との対立が続いている。
同市議選も市長選と同じ日程で行われる。
(藤村有希子)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2194
2005/07/03
当 12,138 中川 暢三 (なかがわ・ちょうぞう) 49 無新
11,260 柏原 正之 (かしわら・まさゆき) 62 無現
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6077
2007年04月23日
職員採用問題で不信任を決議された加西市の中川暢三市長が議会を解散したことに伴う市議選は、新議員18人が決まった。内訳は、不信任に賛成した元職12人、反対した元職1人、新顔5人。不信任に賛成の元職が過半数を占めており、再び不信任が決議され中川市長は失職、出直し市長選が6月中にも実施される見通しだ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6575
兵庫・加西の出直し市長選、中川暢三前市長が再選確実
職員採用を巡り、兵庫県加西市長が市議会の不信任決議を受け、失職したことに伴う出直し市長選が17日、投開票され、前市長で鉄道会社社長の中川暢三(ちょうぞう)氏(51)が、新人で玩具(がんぐ)製造販売会社社長の民輪(たみわ)正秀氏(53)、元市長で歯科医の柏原正之氏(64)(いずれも無所属)を破り、再選を確実にした。
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07年の選挙はずいぶんドロドロしてたみたいですね。
当12,236 中川 暢三 無前
11,179 民輪 正秀 無新
4,815 柏原 正之 無元
投票率(%) 男71.01 女73.97 計72.55
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http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101231/stt1012312155003-n1.htm
「伊丹空港跡地に副首都」超党派議連が地域選定案、東京のバックアップ機能集約 (1/2ページ)
2010.12.31 21:53
首都・東京が大災害やテロなどの危機に陥った場合を想定し、バックアップ機能を集約した「副首都」を整備すべきだとする超党派の「危機管理都市(NEMIC)推進議員連盟」(会長・石井一民主党副代表)は31日、廃止の可能性が取り沙汰されている大阪国際空港(伊丹空港)をNEMICの建設対象地域とする案をまとめた。
同議連は、政府が次期通常国会に提出を予定している「総合特区制度法案」の成立を待ち、23年中に、同法に基づく総合特区として「NEMIC建設地域」を閣議決定したい考えだ。
総合特区制度は地域活性化の自立的な取り組みを支援するもので、総合特区に指定されれば税制、財政、金融上の優遇措置が受けられる見通し。
同議連によると、想定しているNEMIC全体の敷地面積は約500ヘクタール、居住人口5万人、就業人口は20万人で、整備期間は5年。総建設費は5兆円。建設費の多くは、民間や海外からの投資で賄う計画で、国庫支出は、中央官庁の代替施設建設分の5000億円(初年度1000億円)にとどめる。
政治、経済の拠点が集中する東京の機能不全は、日本全体を混乱させるとの懸念が以前からあり、「首都機能移転」の議論が続けられてきた。
同議連は、首都移転ではなく、首都機能をバックアップする新たな「副首都」整備の必要性を訴え、平成17年に超党派の議員が設立した。主要メンバーには、民主党の菅直人首相、鳩山由紀夫前首相、自民党の安倍晋三元首相、谷垣禎一総裁、みんなの党の渡辺喜美代表、国民新党の亀井静香代表らが名を連ねている。
これまでの議連での検討では、NEMICの整備地域としては、関東圏に次いでインフラが整っている関西圏が望ましいとの考えが強かった。関西圏には、伊丹空港、関西国際空港、神戸空港の3空港が集中、伊丹空港の廃止論が出ているため、同空港が廃止された場合を想定して、その跡地にNEMICを整備する案をまとめた。
NEMICには、中央官庁の代替施設を設置して、政府の情報の保存を進めるほか、国際会議場、商業施設、住宅、医療施設、ホテル、アミューズメント施設などを整備する。
交通システムにはリニアモーターカーを導入。風力・太陽光発電などクリーンな電力供給を通じた環境に配慮した都市を目指す。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101224000168
多々見氏が出馬表明 舞鶴市長選
任期満了に伴う舞鶴市長選(1月30日告示、2月6日投開票)に、舞鶴共済病院前院長の多々見良三氏(60)が24日、無所属で立候補を表明した。
多々見氏は「舞鶴の医療が崩壊するという危惧(きぐ)があり、立候補を決めた」と、医療問題を最重要課題として取り組む決意を示した。
市が掲げる公的病院の再編計画について「いったん白紙に戻し、福知山市や綾部市も含めた中丹医療圏全体で考える必要がある」と述べた。
また、市政の効率的な運営や港町の特性を生かした地域振興、子育て支援などの政策を掲げた。
市議会の自民系2会派が、同氏に立候補を要請していた。
多々見氏は金沢大大学院修了。1982年舞鶴共済病院に赴任し、循環器科部長などを経て2005年から院長。今月22日付で退職。舞鶴市愛宕浜町。
同市長選には、現職の斎藤彰氏(55)が立候補を表明している。
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4347 :とはずがたり:2006/12/29(金) 03:40:24
斎藤彰氏が立候補 舞鶴市長選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061228-00000048-kyt-l26
12月28日22時7分配信 京都新聞
任期満了に伴う舞鶴市長選(来年2月4日告示、11日投開票)に28日、同市選出の府議、斎藤彰氏(51)=自民=が無所属で立候補することを表明した。同市長選への立候補表明は4人目。
斎藤氏は「府議としては苦渋の選択だが、困難な状況にある舞鶴の発展のために一身を投げ打って働かせてもらい、地元に恩返ししたい」とし、市議会の自民系会派「市民フォーラム」(3人)などの要請で立候補を決意したと語った。
政策面では「1番考えるべきは財政の再建。職員数を削減してスリムな市役所を目指す」と述べ、医師不足から多額の赤字を抱える市立舞鶴市民病院については「再建を前提に、これまでの対応を検証する調査委員会を設け、安心できる医療を目指す」とした。立候補に伴い、自民党を離党するという。
斎藤氏は大東文化大卒。舞鶴市議(3期)から府議に当選し、現在3期目。舞鶴市喜多。
同市長選には、舞鶴地労協事務局次長の瀬尾純爾氏(61)、前民主党京都府第5区総支部長の小林哲也氏(36)、28日付で辞職した前市助役の馬場俊一氏(61)が立候補を表明している。
最終更新:12月28日22時7分
6632 :とはずがたり:2007/08/03(金) 23:11:27
舞鶴市長の提案議案、初の否決
市民病院の累積赤字調査費で
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007080300188&genre=A2&area=K60
京都府舞鶴市議会の臨時議会が3日開かれ、市立舞鶴市民病院の累積赤字調査費を計上した本年度一般会計補正予算案が、賛成少数で廃案になった。同市議会事務局によると、1943年に始まった同市議会で、市長提案の議案の否決は初めて。
2月の市長選では、自民党府議だった斎藤彰氏が、多数派の自民系2会派の推す候補を破って当選。ねじれ現象が続いている。
採決では公明、共産、民主の3会派の13人が「市民の関心事であり、情報共有は大切」と賛成したが、議長を除く自民系の2会派15人が「第三者に頼らずとも、毎年予算を審議している議会議事録で分かる」などと反対した。
同病院は累積赤字が35億5000万円に達し、市は病院収支に対して一般会計から前年度、本年度にそれぞれ10億円以上を投入。今回の補正予算案は過去約10年間の経営の問題点を市民に公表するため、学識経験者に委託する調査委の設置費など370万円を計上していた。
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5954 :とはずがたり:2007/04/18(水) 18:43:44
現場ルポ 分裂
2007年04月04日
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220704040001
応援合戦 郵政の影
【府議・舞鶴市】
〈定数3 候補者4〉
中島 則明(54) 無現(1)〈民〉
千歳利三郎(71) 自現(3)=馬場派
岡本 忠蔵(36) 無新 =斎藤派
近藤 一真(70) 共新
【同・亀岡市】
〈定数2 候補者6〉
山木 潤治(65) 共新
稲荷 義晴(56) 〈新政〉現(2)〈社〉=田中(野中)系
堤 松男(59) 自新=中川系
小塩 早苗(47) 無新=中川系
桂川 孝裕(44) 無新=田中(野中)系
山下 雅史(37) 民新
※丸数字は当選回数。四角囲み文字は政党の推薦
府議選の舞鶴市選挙区(定数3)は、75年から自民党として選管に届け出た候補者が2人だったが、今回は1人になった=表。2月の同市長選で自民系市議が分裂した余波が影を落とす。6人が立つ亀岡市選挙区(同2)=表=や南丹市・船井郡選挙区(同2)も、05年の衆院京都4区の選挙が尾を引く。
「(舞鶴市選挙区は)自民党公認候補がただ1人となる」。2日、自民の千歳利三郎(71)の演説会。舞鶴市を含む衆院京都5区選出の谷垣禎一・前財務相のメッセージが読み上げられた。
これまで党公認候補が2人は出ていた。ところが、市長選で、自民を離党した斎藤彰・元府議(52)が、党推薦の馬場俊一・前市助役(61)を破って初当選。3会派ある自民系市議19人のうち、斎藤支持は1会派3人、残り2会派は馬場を支持し、分裂の火種が残ったからだ。
■ ■
市長選後、「馬場派」の市議は、「斎藤派」の市議の除名に動いた。3月20日、斎藤を支持した岡本忠蔵(36)が「党舞鶴支部に公認申請したが、回答がない」と無所属で府議選に名乗りを上げた。選挙用の冊子に斎藤市長との写真を載せるなど、市長選勝利の余勢も駆って議席をめざす。
党舞鶴支部は、2人目の公認候補の擁立も模索したが、票が割れる不安はぬぐえなかった。ある市議は「(市長選敗北で)勢いがなく、千歳1人で精いっぱいだった」と胸の内を明かす。府議選では「(同じ保守系の)相手よりは上に行きたい」と、支持の浸透に力を注ぐ。
共産の近藤一真(70)の選挙カーで市内を回る市議は「自民の内輪もめで、保守地盤の強い舞鶴でも支持離れが起きている。共産党の支持者拡大の好機だ」と話す。
一方、無所属の中島則明(54)=民主推薦=陣営の幹部は「岡本氏は当選したら自民党会派に入るだろう。今回の選挙も実質、自民は2人だ」と冷静だ。
■ ■
亀岡市選挙区は5期務めた自民の酒井国生(74)が引退する。
「引退した議席に、なんとか当選させてほしい」。前衆院議員の田中英夫(63)は2日夜、無所属の桂川孝裕(44)の個人演説会で訴えた。この夜は、府議会保守系会派・新政会の稲荷義晴(56)=社民推薦=の応援にも回った。05年の衆院選で郵政民営化法案に反対して「刺客」の中川泰宏(55)に敗れた田中は、返り咲きを目指して府議、市長を務めた亀岡での応援に力を入れる。
一方の中川は、自民の堤松男(59)と、無所属の小塩早苗(47)の応援に回る。3日夜、堤の個人演説会で、中川は「みんながよかったと言えるぐらい、松っちゃんと一緒に頑張る」。堤は「亀岡を国政で支えてくれるのは、(与党の)中川衆議院議員しかいない」と応じた。ある市議は「現職の国会議員という立場は強みだ」と票の行方に注目する。
田中と中川は、ともに自民の推薦を受けた現職と新顔が争う南丹市・船井郡選挙区でも真っ向から対決。さらに、中川は京都市議選にも元秘書を立てた。国政選挙を視野に入れた有力者同士の争いは、選挙区全体を巻き込んで保守地盤に波紋を広げている。=敬称略
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舞鶴市長選は大物・多々見氏の出馬表明で激戦が予想されます。
現市長である斎藤氏には公明党が推薦予定。選挙巧者と言われる斉藤市長なだけあって
いわゆる「斉藤党」と言われる強固な支持基盤を中心に無党派層への浸透を図る。
京都府議で、斉藤支持の岡本氏は未だに自民党籍を有しており、一定の自民票にも浸透しそう。
(ただし舞鶴自民党は岡本氏を除名済み)
近畿北部の基幹病院の一つである舞鶴共済病院前院長である多々見氏には民主党、自民党、
連合舞鶴が推薦を予定。民主党が独自候補擁立を断念したことにより組織票では斎藤氏を
若干上回る見込み。「多々見先生に助けられた」という根強い支持がある一方、石川県出身
であり同窓会など強力な草の根組織が少ないのが弱点。
共産党も独自候補擁立を模索している。
斎藤彰(55) 公明推薦
多々見良三(60) 民主、自民、連合舞鶴推薦
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/nara/110101/nar1101010107001-n1.htm
県議選 民主の党勢拡大焦点 16選挙区に21人擁立検討 奈良
2011.1.1 01:07
県議選は、政権与党の民主が菅内閣の支持率低迷など逆風をはねのけ、中央に続いて県内でも党勢を拡大できるかが焦点になる。民主は全16選挙区に21人の擁立を検討し、現段階で新人7人の出馬を決めており、民主が新人を擁立する5選挙区は混戦が予想される。一方、擁立を模索している生駒市など、その他の選挙区で公募を実施したところ応募は2人。民主は新春早々にも戦略の練り直しを迫られそうだ。
民主の県議倍増戦略の象徴となる選挙区が、山辺郡・奈良市選挙区(定数11)だ。民主は現職2人に加え、一挙に新人3人を擁立した。大票田での勢力拡大をねらうが、「民主の支持率は低迷しており、票が割れる可能性もある。だからといって、今さら公認を取り消すわけにもいかない。複数擁立が裏目に出なければいいが」(同党関係者)と懸念の声が早くも聞こえている。
一方、自民はベテラン4人が出馬するほか、昨年11月に自民を離党した現職がみんなから公認で立候補する。みんなは、低迷する二大政党を尻目に、統一地方選での党勢拡大をもくろむだけに注目を集めそうだ。
現有議席保持を命題とする公明は2人が出馬するほか、共産も現職と新人を2人擁立。昨年末には無所属新人1人も立候補を表明しており、候補者が乱立している。
前回の無投票から一変し、1議席をめぐって三つどもえの様相を呈している葛城市選挙区(定数1)も注目選挙区の1つだ。自民からは6選目を見据えるベテラン現職が立候補するが、民主からも新人1人が出馬。さらに、無所属新人1人が立候補の意向を明らかにした。
この新人は自民の党籍を有しており、あるベテラン県議は「葛城市選挙区は、昨年11月に県連新会長に就任した奥野信亮氏の地盤でもある。なのに、保守層をまとめきれなかったのは大失態だ」と吐き捨て、「もし『漁夫の利』の格好の民主候補に敗れることがあれば、(奥野氏の)求心力低下は避けられないだろう」と苦り切った表情で話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110105-OYT1T00624.htm
吹田市長選、維新の会が大阪府議を擁立へ
. 4月に行われる大阪府吹田市長選に、府議の井上哲也氏(53)(吹田市選挙区)が地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹・大阪府知事)から立候補する意向を固めたことがわかった。
11日に正式に表明する。維新の会は府議選と大阪、堺両市議選に計100人以上を公認しているが、首長選で擁立するのは初めて。
井上氏は現在2期目で、維新の会総務会長。吹田市長選には1999年にも立候補したが、落選した。
同市長選にはほかに、現職の阪口善雄氏(62)(3期目)と、同市議の石川勝氏(42)が立候補を表明。阪口市長は、橋下知事が進めた全国学力テストの市町村別結果公表を「点数至上主義」と批判し、知事との関係がぎくしゃくしていた。
(2011年1月5日13時15分 読売新聞)
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>>1206
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101050010.html
「大阪維新の会」移籍の8支部 自民、「強制解散」へ2011年1月5日
地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)に移った現職の府議、大阪・堺両市議らが、自民党を離党しながら代表だった自民党支部を解散していない問題で、同党大阪府連は、4日までに解散届を提出していない8支部(代表=府議3人、大阪市議1人、堺市議4人)について、異例の「強制解散」に乗り出す方針を固めた。5日にも党本部に解散手続きを要請する。
府連によると、離党した維新の会34議員のうち、19議員が12月半ばの時点で解散していなかったため、年末までに解散するよう要求していた。
府議会会派の大阪維新の会は昨年12月15日、府連からの解散要請を受けて会合を開き、自民支部を解散させる方針を決めている。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110105ddlk28010166000c.html
もう一つの国政選挙’11:統一地方選・兵庫/上 民主党 /兵庫
◇勝利で真の政権交代
「全員の当選を目指してガンバロー」
昨年11月27日、神戸市中央区のホテル。民主党県連の定期大会で新代表に選ばれた水岡俊一参院議員は、4月の統一地方選に立候補を予定する候補者と共に壇上で腕を突き上げ、声を振り絞った。
民主党は、都道府県議選で選挙区の定数が2人以上の「複数区」に候補者を優先して擁立する基本方針を打ち出し、各都道府県連に指示。これを受け、県連も4月10日投票の県議選(定数89)で「複数区」の候補者擁立を重視し、公認・推薦合わせて30人の選定作業進めてきた。現有会派「民主党・県民連合」の21人に比べると約1・4倍に上る。
民主党が拡大戦略を進めている背景には、09年衆院選で成功した政権交代路線を確実にしたい意向がある。衆院選や参院選を継続的に勝ち抜くには、県議会や地方議会で与党を占め、選挙の実動部隊となる地方組織の足腰を充実させる必要があるからだ。党幹部は「統一地方選で勝利してこそ、ようやく本当の政権交代が実現する」と言い切る。
とはいえ、鳩山前内閣、菅内閣の支持率低迷と政権交代への不信感の高まりは、民主党のシナリオを大きく狂わせた。昨年12月に行われた茨城県議選では、民主党が公認・推薦した計24人のうち18人が落選する惨敗。党県連幹部も「従来通りに『複数区』や『(定数1の)1人区』にも候補者をどんどん立てる方針を本当に維持して大丈夫なのか」と不安をのぞかせる。
ただ、毎日新聞が昨年12月に実施した全国世論調査では、民主党の政党支持率は21%と依然、自民党に3ポイントの差をつけてトップに立っている。有権者の政権交代に抱いた期待は必ずしも、完全にはとぎれてはいないと読み込むこともできる。
昨年の参院選の民主党大敗で転換を迫られ、修正が十分にされないまま統一地方選を迎えようとしている政権交代への流れ。今回の統一地方選で答えが出されるのか。冒頭の定期大会後の会見で、水岡氏は言葉をかみしめた。「正直、かなり厳しい状況と見ている。国民のニーズに十分に応えさせていただいていない所があるので、つないでいく取り組みをしていきたい」
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統一地方選の今年は、県内でも県議選や神戸市議選のほか、3市長選と11の市町議選が4月に集中している。衆院選(09年)、参院選(10年)と続いた大型国政選挙は予定されていないが、統一地方選の結果次第では、中央政界に激震が走る可能性もはらんでいる。もう一つの「国政選挙」が中央にどう届くのか。各党の動きを追った。【石川貴教】
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/archive/news/2011/01/06/20110106ddlk28010193000c.html
もう一つの国政選挙’11:統一地方選・兵庫/下 野党 /兵庫
◇一気に解散・総選挙へ
「野党になったから、懇談会に来る団体が減るかなあと思っていたが減っていなかったので、びっくりした」
昨年12月、神戸市中央区のホテルで開かれた自民党と支援団体との懇談会。受け付けで出席した団体のリストを見つめながら、党県連幹部はつぶやいた。県建設業協会や県漁連など、これまでも選挙を支えてきた70団体から約900人が一堂に集まり、統一地方選に向けて気勢を上げた。
国政で政権の座を負われたとはいえ、自民党は県議会で最大会派(46人)を誇る。4月10日投票の県議選(定数89)でも公認・推薦で計48人が立候補を予定するなど、「国政は野党でも、県政は第一党という状況はこれからも変わらない」(党県連幹部)と強気の姿勢を貫いている。
自民党の姿勢にも根拠はある。昨年12月の茨城県議選や西東京市議選(東京都)で、民主党の惨敗と対照的に、自民党は議席確保に成功。10年参院選の大勝の流れを維持すれば、「統一地方選から解散・総選挙へと一気に推し進める」(党幹部)計算も働く。
半面、自民党もすべてが順風満帆という訳ではない。毎日新聞の昨年12月の全国世論調査では、政党支持率が民主党の21%に対し自民党は18%と、政権批判の受け皿になりきれていないのが実態。衆院選で候補者となる支部長も兵庫7、11、12区は公募中で空席と、体制が十分整っているとは言い難い。
「春までには大きな山がやってくる。万全の態勢を整えたい」。冒頭の懇談会でのあいさつで、西村康稔党県連会長は、いっそう声を張り上げた。
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「前回の参院選などで、神戸には根っこが生えている。全員当選を目指したい」
昨年11月、神戸市役所で統一地方選の公認候補者を発表した、みんなの党の渡辺喜美代表は正面を見据えた。既に現有議席のある神戸市議選のみならず、県議選にも新人3人を擁立するなど、党勢拡大を進めている。
茨城県議選で2人が全国初の県議当選を果たし、西東京市議選でも擁立した3人全員が当選。10年参院選で飛躍した勢いにかげりは見えない。参院選兵庫選挙区(改選数2)の公認候補は41万票余りを獲得し次点に食い込むなど、県内にも躍進の素地はある。
ただ、組織票に頼らない無党派頼みの選挙戦略は、「風」の吹き方で思わぬ結果を生みかねない。地域政党「大阪維新の会」との連携協議の見直しなどで風を読み違えれば、一気に逆風にもなる。「勢いはあると思うが、果たして本当に勝てるのかは分からない」。党関係者は自戒した。【石川貴教】
〔神戸版〕
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003720317.shtml
女性起業家・沖氏擁立の動き拡大 姫路市長選
4月24日に投開票される姫路市長選に、一部市議や地元財界関係者らが、同市出身の家事サポートサービス会社「フラオ グルッペ」(東京)社長、沖幸子(さちこ)氏(64)に立候補を要請していることが6日、関係者への取材で分かった。
市長選をめぐっては、現職石見利勝氏(69)とNPO法人理事浜野伸二郎氏(58)が5日までにそれぞれ立候補を表明。2人の争いとみられていた。
しかし、10人が重軽傷を負ったごみ処理・再資源化施設「エコパークあぼし」爆発事故に絡み、8年前の土壌調査で可燃性ガスが発生する可能性が指摘されていたことが昨年末に発覚。この問題をきっかけに、市役所の“隠蔽(いんぺい)”体質や危機管理能力を問う声が市会から噴出。沖氏擁立の動きが一気に加速した。
沖氏は神戸大卒業後、全日空勤務などを経て1987年にフ社を設立し、女性起業家の草分け的存在として知られる。生活評論家としてもテレビに出演したり本を出版したりする一方、経済産業省や厚生労働省の政府審議会委員を歴任する。
沖氏は神戸新聞の取材に「立候補の打診が複数からあるのは事実だが、今は白紙の状態」としている。
(田中陽一)
(2011/01/06 16:17
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003719618.shtml
浜野氏が立候補表明 姫路市長選
4月24日投開票の姫路市長選で、NPO法人理事浜野伸二郎氏(58)が5日、無所属で立候補することを正式に表明した。立候補表明は3選を目指す現職石見利勝氏(69)に続き2人目。
浜野氏は同市在住で高砂市出身。先天性脳性まひによる障害があり、電動車いすでの生活を送っている。小規模作業所を運営する姫路のNPO法人「菜の花企画」理事のほか、障害者団体や平和団体の代表を務め、詩人としても活動している。
姫路市役所で会見した浜野氏は、同市のごみ焼却・再資源化施設「エコパークあぼし」で昨年3月に起きた爆発事故をめぐる市の対応や、職員の不祥事が相次いだことなどを挙げ「今の市政では福祉などの施策にも遅れが出る」と批判。「社会的弱者と呼ばれる人たちの目線に立った市政に変革したい」などと語った。
(三木良太)
(2011/01/06 10:01
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101080018.html
橋下知事、府内の市長選にも関与を明言 賛同候補応援へ2011年1月8日
大阪府の橋下徹知事は7日、4月の統一地方選に伴う府内9市長選で、自らの政策に賛同する候補者を支援する意向を示した。公務員の給与改革や学校給食導入を挙げ、「大阪都構想とは別に、市町村の課題を出して(同じ考えの)市町村長を推していく」と朝日新聞などに述べた。
知事が統一選の首長選挙への関与を明言するのは初めて。「学校給食の問題などは市町村長が動かないとできない。(自身が代表の地域政党)大阪維新の会で統一選の争点にし、乗ってくれる市町村長と一緒にやっていく」と話した。立候補予定者の間で、人気の高い知事の支援を求める動きが広がる可能性がある。
一方、連合大阪が大阪市内で7日開いた「新年の集い」では、都構想について樽床伸二・民主党府連代表が「大阪の核をつぶすことは反対」、平松邦夫・大阪市長も「具体像が出てこない。大阪都妄想だ」と語るなど、批判が相次いだ。(池尻和生、宮崎勇作)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110108ddlk29010408000c.html
選挙:桜井市長選 松井元県議、出馬へ 「元気と活力」目指す /奈良
今年12月1日の任期満了に伴う桜井市長選に、歯科医師で元県議の松井正剛氏(58)=同市桜井=が7日、同市役所で記者会見し、無所属で立候補する意向を明らかにした。同市長選で出馬表明は初めて。
松井氏は「参院選(07年7月)に落選後3年半、再起を期してきた。その結果、桜井市に元気と活力をよみがえらせるため、立候補を決意した」と述べた。そのうえで、「地域住民、各種団体などと協働して市民一体のまちづくりを推進する。福祉の充実、地場産業の再生、企業誘致、観光の振興など、国、県とのパイプを生かして豊かな桜井市を目指す」と語った。
松井氏は同市出身。83年4月から県議を6期務め、99年4月には議長に就任した。現在、県歯科医師連副会長、自民党県連副会長、同市観光協会長。【稲田敏雄】
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http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/mie/110111/mie1101110232001-n1.htm
県内統一地方選の展望 知事選 民、自とも候補模索 三重
2011.1.11 02:32
今年は統一地方選の年。県内では知事選と県議選の投開票が前半戦の4月10日に予定されているほか、後半戦の4月24日に、鈴鹿市長選、市議選のダブル選と、四日市市議、鳥羽市議、東員、朝日町長選の投開票が予定されている。一年を通しては、このほか菰野町長選、いなべ市長選など2市4町の計6市町で首長が任期満了を迎え、選挙戦が予想される。主な選挙戦を展望する。
◇
◇知事選
知事選では現職の野呂昭彦知事が昨年11月下旬の県議会で3選不出馬を表明。続投との見方もあったが、あっさりと出馬しないことを宣言。各党は一気に候補者擁立を模索しはじめたが、調整は越年した。
野呂知事は、衆院議員、松阪市長を経て、ポスト北川正恭前知事を争った平成15年選挙で、民主、自由、社民の推薦を受け、初当選。野呂知事自身は自民、新進、自由党と転籍した経緯もあり、自民は敵対することなく事実上、自主投票の形をとった。選挙戦は県の元総務部長で北川前知事の信任を受けていた現在のテレビキャスターも含めた4人で争われたが、連合三重や三教組の組織力が最大限に発揮された。19年には、自民、民主、公明、社民の相乗り候補として、共産候補を圧倒し再選した。
今回は民主や自民がそれぞれ、三重ゆかりの中央官僚や県幹部経験者らに打診。現職の国会議員の名前も取りざたされる中、それぞれ候補を模索。共産も独自候補擁立を目指している。
民主県連は、連合三重と民主系県議会会派・新政みえとの3者による知事候補選考委員会を昨年12月26日に立ち上げ、今月8日に第2回会合を開催した。
対する自民県連は今月4日の谷垣禎一総裁の伊勢神宮参拝に合わせ、役員会を開催。独自候補擁立の方針を確認したものの、絞り込みには至っていない。
◇県議選
定数は51。現在、四日市市長選への転戦などで欠員2があり、49議員が在籍。うち現職は41人が再選を目指して出馬する意向。新人は現在のところ10人前後が立候補の意思を示しているほか、民主系会派・新政みえと、自民みらいが、複数の選挙区で追加候補擁立を目指している。
◇鈴鹿市長選
現職の川岸光男市長が昨年12月議会で「今期で引退させていただきたい」と3選不出馬を表明。「2期8年で一定の成果を挙げた。そろそろ次代へバトンを渡し、新しい鈴鹿市のまちづくりに期待したい」と話した。
川岸市長はホンダ労組の支持で昭和54年から県議を5期20年務め、平成15年から2期市長を務めている。民主党県連や連合三重は、後継について態度を決めていない。
一方で自民党県連総務会長の末松則子県議が昨年12月中旬に、県内初の女性市長になるため、同市長選への出馬を正式表明。自民党への離党届を出した上で、「市民党として出馬し、大好きな鈴鹿を体力のある今のうちに元気にしたい」と述べた。
◇菰野町長選
現在のところ、現職の石原正敬町長だけが再選出馬表明をしている。
◇東員町長選
現職の佐藤均町長は昨年12月に3選不出馬を表明。元桑名市職員、水野顕明氏▽元県議、水谷俊郎氏▽町議、三宅耕三氏−の3氏が出馬を表明している。
◇朝日町長選
現職の田代兼二朗町長が昨年12月に3選出馬を表明。現在のところ、ほかには立候補の意思表示はない。
◇度会町長選
現職の中村順一町長が再選出馬に前向きの姿勢を示している。
◇いなべ市長選
現職の日沖靖市長が昨年12月議会で3選出馬を表明している。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101140023.html
維新新顔がみんなの党に大阪市議選推薦要請 関係修復へ2011年1月14日
大阪府の橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」が、みんなの党に対し、大阪市議選に立候補予定の新顔1人の推薦を要請したことがわかった。最終的には同市議選で10人程度の推薦を求める見通しで、みんなの党側も応じる方向だ。昨年末にいったん決裂した両党の関係は修復に向かい、選挙区のすみ分けなどが進む可能性がある。
維新の会幹部によると、みんなの党の推薦を求めているのは、大阪市議選に立候補予定の新顔が中心。同一選挙区に立つ別の維新候補との違いをアピールしたい、との思惑があるという。みんなの党幹部も「維新の会との連携は保ちたい」と歓迎している。
みんなの党の渡辺喜美代表は「大阪都構想は大賛成」と述べ、道州制などの政策でも橋下氏と一致。無党派層の奪い合いを避けるため選挙協力を模索していたが、維新の会側から公認・推薦希望が出てこないとして、渡辺氏が12月に不満を表明していた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101130092.html
北ヤード2期開発区域、大阪市も「緑地構想」軸に検討へ2011年1月13日
大阪最後の一等地とされるJR大阪駅北側の貨物駅跡地(北ヤード)の2期開発区域(17ヘクタール)について、大阪市も「緑地構想」を軸に検討に入る。前大阪大学総長らが14日にも開発計画をまとめる平松邦夫・大阪市長に独自の緑地構想を提言し、市長もこれを受け関係機関との調整を本格化させる。市はサッカーワールドカップの誘致失敗でスタジアム構想が頓挫しており、事実上の方針転換になる。
新たな提案「UMEDA GREEN」は、北ヤード開発の総合アドバイザーも務める宮原秀夫・前阪大総長のほか、堀井良殷(よしたね)・大阪21世紀協会理事長、企画プロデュース会社「スーパーステーション」の野村卓也社長らがまとめた。2期区域を広大な緑地にした上で先端企業や大学の研究施設、ホールなどの環境配慮型の文化創造拠点を設ける。緑地には、かつてこの地にあった梅田運河の船着き場も再現する。
北ヤードは鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有しており、売却益は旧国鉄の債務返済に充てることになっている。ただ提言では、大阪市が政府に働きかけ、超長期の賃借契約や安価での払い下げを求めている。
2期開発を巡っては、平松市長が日本サッカー協会が提案した8万人収容のスタジアム構想に乗る形で話が進み、W杯の開催地決定までは議論が進んでいなかった。ただスタジアム構想には橋下徹・大阪府知事のほか関西財界や学識経験者からも異論が出ていた。関西経済同友会も昨年末、緑地の中に文化施設を配する構想をまとめ、平松市長に提言している。
平松市長は宮原氏らの構想について「民間主導で公共側に過大な負担とならない開発スキーム。期待に応えられるようリーダーシップを発揮したい」などとしている。(編集委員・多賀谷克彦)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201101150058.html
大阪維新の会に「逆刺客」 統一選、自民党府連2011年1月15日
自民党大阪府連は15日、選挙対策会議を開き、4月の統一地方選の府議選、大阪・堺両市議選の追加公認・推薦14人を発表した。自民党府連を離党して地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)に移った現職議員の選挙区に、「逆刺客」として会社員らを送り込む。
府連によると、すでに約60人を公認。昨年末から公募を進め、今回は府議選9人、大阪市議選1人、堺市議選4人の公認・推薦を決めた。
府議選には、維新の会の政調会長の選挙区に新顔の会社員男性(48)を擁立。維新の会現職が立つ大阪市議選鶴見区にも経済評論家の男性(35)を立てる。府議選では、昨年の参院選に新党改革から立候補した医師(37)も公認した。谷川秀善会長は「全員の当選を目指す。維新の会は府議選、市議選とも単独過半数はとれない」と話した。
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>昨夏の参院選大阪選挙区で改革から立候補した医師、山分ネルソン祥興氏
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/110116/osk1101160203001-n1.htm
統一選の公認・推薦 自民府連が追加発表 大阪
2011.1.16 02:01
4月の統一地方選に向け自民党大阪府連は15日、府議選、大阪市議選、堺市議選などでの公認、推薦立候補予定者を追加発表した。府議選では、昨夏の参院選大阪選挙区で改革から立候補した医師、山分ネルソン祥興氏(37)ら新人9人と現職1人の計10人を擁立。大阪市議選1人、堺市議選でも4人を公認、推薦した。このほか、選挙区は正式決定していないものの、府議選、大阪市議選にそれぞれ1人ずつの擁立が内定している。
府連の公認、推薦は、府議選31人、大阪市議選21人、堺市議選10人になった。府連会長の谷川秀善参院議員は「擁立数で民主党よりは上回りたい。府議選には40人は擁立したい」と述べた。
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http://mytown.asahi.com/areanews/kyoto/OSK201101170136.html
舞鶴市長選、両陣営チラシ合戦 早くも論戦加熱
2011年1月18日
30日に告示、2月6日に投開票される舞鶴市長選をめぐり、立候補を予定する現職と新顔の両陣営が、新聞の折り込みチラシを使って前哨戦を繰り広げている。現職側が4年間の実績を訴えると、新顔側は政策の進め方を批判、これに現職側が反論と続く。ともに有権者の支持を得ようと早くも躍起だ。
チラシ合戦を展開しているのは、2期目をめざす現職の斎藤彰氏(55)と、新顔で前舞鶴共済病院長の多々見(たたみ)良三氏(60)の両陣営。
2人の立候補表明後、まず斎藤氏を支援する「明日の舞鶴を拓(ひら)く会」が昨年12月、「4年間の確かな実績」と題して、これまでに手がけた政策や成果を8項目に分けて列挙。「これから舞鶴には、強いリーダーが必要です!」の大文字でアピールした。
今月3日、今度は多々見氏を支援する「赤ひげ舞鶴の会」のチラシが出た。「現市長の3つの無責任」と見出しを掲げ、公的病院の再編問題について「対話のない計画変更」「財源の見通しもない」と指摘。「知恵を集めて、みんなが納得できる無駄のない医療再編を」と訴えた。
さらに14日、これに対する現職側の反論が「号外版」として配られた。新顔側の指摘について「偏見にみちたもので、到底容認できない」とし、再編計画は確実な財政計画をもとに進めているとする点を強調した。
チラシは、ともに政治団体の機関紙として発行されている。こうした応酬について、市選挙管理委員会は「公選法上、問題があるかどうかの判断は難しい」として、成り行きを見守っている。
一方、共産党舞鶴地区委員会などでつくる政治団体「みんなで市民参加の舞鶴をつくる会」も候補者の擁立をめざしてきたが、時間切れで断念する見通しだ。同会の関係者は「自主投票になるのではないか」とみている。(伊藤誠)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110117-OYT8T01222.htm
民主 県議選過半数断念へ
18人擁立、上積み最大4人
県内の国会議員全6議席を占める民主党県連が、今春の県議選(定数47)で獲得目標とする過半数24人の候補者擁立を断念せざるを得ないことが17日、わかった。同日までの公認・推薦候補予定者は計18人で、今月末予定までの上積みも最大で4人の見込みという。党県連代表の奥村展三衆院議員は「現状では、過半数確保は難しい。民主王国と言っても、これが精いっぱいだ」と話している。
同党は2009年の衆院選で県選出の自民党国会議員をゼロに追い込んだ。菅政権に打撃を与えた昨年7月の参院選でも、滋賀選挙区では圧勝した。
県議会の民主系会派の現有議席は17人。民主党県連は追い風を受け、県議選の獲得議席数を現有17から7伸ばして24にすることを目標に、公募などで立候補者の擁立作業を進めてきた。
だが、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での対応のまずさや、閣僚の相次ぐ失言などで同党への逆風が強まったこともあり、立候補予定は17日現在で、公認・推薦が現職14人と新人4人にとどまっている。
(2011年1月18日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001101190002
知事との距離感探る/県議選 情勢
2011年01月19日
【各会派で駆け引き】
統一地方選の前半にある県議選(定数47)は4月1日に告示され、10日に投開票がある。県内で衆参の議席を独占する民主党は県議会でも過半数獲得を目指していたが、政局の混迷による逆風を受け、戦線は縮小気味。対する自民党は野党として初めて臨む選挙で反転攻勢をもくろむ。昨夏の知事選で大勝した嘉田由紀子知事の動向も注目され、各会派間で激しい駆け引きが続いている。(高久潤、加藤藍子)
【民主/政権混迷 接近加速】
大津市内で17日にあった民主党県連の幹事会。県議選での擁立方針などが話し合われるなか、奥村展三代表は嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会(対話の会)」と協力して、過半数の24議席の確保を目指すことを明らかにした。
民主党の公認・推薦は現時点で18人。昨夏の知事選直後には「単独で過半数を占めたい」(奥村代表)と意気込んでいたが、当初の目標からは程遠い現状だ。
政権交代を果たした2009年夏の総選挙、そして昨夏の参院選で県選出の国会議員は6人に増え、「民主王国」とも称される滋賀。だが、政権の迷走が続き、内閣支持率は低迷。あおりを受け、昨年10月の栗東市長選では民主党推薦候補が自民党推薦候補に大敗。その結果、県議選の東近江市、草津市の両選挙区で擁立を打診されていた人物が相次いで辞退した。公認・推薦合わせ20人以上を擁立できるよう現在も調整を続ける。
こうした事態に、同党県連は嘉田知事への傾斜を強める。県議会では事実上の「知事与党」として支え、立候補予定者全員について「対話の会」に推薦依頼を出す方針だ。知事に対して「是々非々」の姿勢だった4年前の県議選とは対照的だ。
【対話の会/民主とは温度差】
「対話の会」は、嘉田県政がスタート直後の4年前の県議選で公認・推薦で19人の候補者を擁立し、12人が当選した。今回、県議会の会派「対話の会・びわこねっと」の公認と民主系会派の推薦を合わせ、知事与党の枠組みで過半数確保を目指す構えだった。
ところが、候補者擁立に苦戦する民主の現状に対話の会のある幹部は「目標達成が不可能なのは明らか」と言い切る。民主の立候補予定者がいる選挙区では支援のため擁立を見送る方針を見直し、少なくとも定数2以上の選挙区で民主と対話の会の両方で議席獲得を目指すという。「選挙区によっては(民主と対話の)ガチンコになってもいい。民主にも腹をくくってもらう」と別の幹部は言う。
さらに、民主側からの推薦依頼について、同会代表の清水鉄次県議は「あくまで選挙区事情を考慮して結論を出す」と述べ、温度差は鮮明になりつつある。
【自民/「知事批判控える」】
自民党は14日の選挙対策委員会で、公認・推薦合わせて5人の立候補予定者を発表。これまでに24人の擁立が決まり、最終的に28〜29人程度を見込む。県連関係者は「立候補したいという人はたくさんいる。これが政党の自力だ」と胸を張る。
民主党への逆風に乗じて過半数確保を狙うが、懸念するのは嘉田知事の動きだ。
「『今期は好きにやらせてもらう』と知事が言っている」。史上最高の41万票超を獲得した昨夏の知事選直後、ある県連幹部は知事側からそう伝えられたと漏らす。県議会で「自民党・真政会」は栗東市の新幹線新駅問題やダム建設問題などの重要課題をめぐって知事とことごとく対立してきた経緯がある。
統一地方選の位置づけについて同党県連は「自民復権」の足がかりとしたい考えだが、知事や対話の会との距離感を決めかねている。
別の県連幹部は「確かに擁立作業は順調だが、集まってくる立候補予定者は民主から出るよりはましという消極的な意味でのこと。党勢回復につながるかは不透明で、できれば知事批判を控えて乗り切りたい」と明かす。
一方の嘉田知事は18日の会見で、県議選への対応について「基本的には県政の安定を図る必要がある」と発言。一定のプレゼンスを示す姿勢をにおわせた。
【党勢拡大や維持 共産・公明狙う】
現有3議席の共産党は、現時点で公認5人を発表。定数3以上の全選挙区に候補者を立てる方針だ。県の高校再編計画への反対などを訴える。
前回の県議選で2議席を獲得した公明党は現職2人の公認を発表。生活現場の視点に立った政策を訴えるとしている。みんなの党は大津市選挙区で1人を擁立し、初の議席獲得を目指す。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110120ddlk25010410000c.html
選挙:守山市長選 自民県連、推薦見送り自主投票 統一選前の分裂避け /滋賀
新人2人の一騎打ちとなる見込みの守山市長選(23日告示、30日投開票)で、自民党県連は19日、推薦を求めていた2人をいずれも推薦せず自主投票とすることを決めた。支部など下部組織の推薦も認めない方針。同党市議らが両陣営に分かれているためで、4月の県議選で実働部隊となる市議らの分裂を避けた格好。石田祐介県連幹事長は「個人の応援は拘束しないが、分裂した中で推薦はできない」と話した。
同市長選では、党第3選挙区支部が前市議会事務局長の小嶋宣秀氏(60)の推薦を県連に求めた一方、地元の連絡協議会は元国土交通省職員の宮本和宏氏(38)と小嶋氏両方の推薦を要請。19日の役員会でも意見が割れ、佐野高典会長代行は「統一選は目の前。どちらかに推薦を出して影響が出たら大変」と述べた。【稲生陽】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110120/lcl11012001300006-n1.htm
過半数擁立を断念 維新の会堺市議団 「候補者の確保難しく」
2011.1.20 01:30
4月の統一地方選で行われる大阪府議選、大阪市議選、堺市議選での過半数獲得を目標に掲げてきた地域政党「大阪維新の会」(維新)が、堺市議選について過半数の擁立を事実上断念し、目標を「最大会派」に下方修正することが19日、維新堺市議団への取材でわかった。大阪都構想実現のため、代表の橋下徹・大阪府知事はこれまで繰り返し過半数獲得の目標を口にしてきたが、候補者の確保が難しく、維新は軌道修正を余儀なくされた形だ。
堺市議選(定数52)にはこれまで、維新14人、民主・公明各12人、自民・共産各10人(自民はうち推薦1人)、みんなの党1人、無所属9人が立候補を表明。維新は7選挙区(定数3〜10)すべてで公認候補の擁立を決め、うち5選挙区では2〜3人の擁立を決めたが、過半数の候補者擁立にはさらに12人以上が必要になっている。
これについて、維新堺市議団の馬場伸幸幹事長は、産経新聞の取材に「中選挙区の堺市議選で、過半数の候補者を立てて全員当選させることは難しい。市議団としては、現在の最大会派の公明(13人)を上回ることを目指す。18人前後を擁立したい」と述べた。
橋下氏は、公式には堺市議選でも過半数獲得を目指す方針を変えていないが、候補者擁立作業は堺市議団に一任している。堺市議団が過半数擁立を事実上断念したことで、橋下氏も選挙戦術の方針転換を迫られそうだ。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001101200002
新顔一騎打ちの様相/守山市長選23日告示
2011年01月20日
23日告示、30日投開票の守山市長選は、いずれも無所属で新顔の元国土交通省職員、宮本和宏氏(38)と、前市議会事務局長、小嶋宣秀氏(60)の2人が立候補を表明し、一騎打ちになる公算が大きい。同市選出の自民県議らが支援する宮本氏に対し、一部の自民系市議らが小嶋氏を後押しし、保守分裂の様相が強まるなか、自民党県連は19日、自主投票を決めた。(飯竹恒一、高久潤)
【自民「自主投票」に】
「両方に推薦を出さない方がよろしいかと思う」。同日午前10時から大津市内であった自民党県連の役員会。石田祐介幹事長が約1時間を超える議論を引き取り、自主投票を決めた。
守山市議会の自民系会派14人のうち、中立の3人を除く7人が宮本氏を推し、残る4人は小嶋氏の支援にまわった。こうした状況を受け、地元組織の党守山市支部連絡協議会(会長・辻貢県議)は両氏に推薦を出す方針だった。ところが、上部組織の党滋賀3区支部(宇野治支部長)は今月11日、自民党籍を持つ小嶋氏の推薦を決めた。宮本氏が民主党の支持母体である連合の推薦を受けていたことが大きな理由だった。
推薦をめぐり、地元組織の対応が割れるなか、この日の県連役員会では「(4月の)統一地方選があるのに、対立が尾を引くのはよくない」「地元でまとめられないのに県連が決めるのはおかしい」などの意見が出て、両氏への推薦は見送られた。小嶋氏を推す宇野氏は「納得いかない。自民党の立場を市民にしっかり示すべきだった」と憤りを見せた。
【民主より連合全面 ■宮本陣営】
国交省のキャリア官僚だった宮本氏は2006年から3年間、出向先の守山市で技監を務め、引退する山田亘宏市長から後継者に指名された。
14日にあった宮本陣営の決起集会。同市選出の辻県議と大井豊・民主党県議のほか、民主、自民両党系の市議計11人がそろって顔を見せた。マイクを握った山田市長は「(出向した)3年で10年分の仕事をしてくれた。広い視野、柔軟な考え方、国とのパイプもある人物」と自らの後継者を持ち上げて見せた。
山田市長はかつて、守山市が地盤で滋賀3区選出の自民党衆院議員だった宇野氏を応援していた。ところが、09年の総選挙で宇野氏は民主党の三日月大造氏に敗れ、比例での復活もできなかった。政権交代が呼び水となり、山田市長は三日月氏に接近。昨年9月の宮本氏の立候補表明には三日月氏も同席し、周囲を驚かせた。
昨年の栗東市長選で民主党推薦候補が惨敗した経緯などから、陣営では民主党の推薦を受けず、支持母体の連合滋賀を前面に出し、党派にこだわらない「市民党」の看板を掲げる構えだ。民主に軸足を置きながら、幅広い支援を募る――。山田市長の狙いでもあった。
【民主との対決強調 ■小嶋陣営】
対する小嶋氏の陣営では自民党色を強める。昨秋、辻県議が宮本陣営に乗ったことが表面化すると、自民系市議の一部は猛反発。民主党との対決の構図を強調するきっかけとなった。
18日夜の小嶋陣営の決起集会。出席した宇野氏は「相手にはしっかり民主党がついている」と発言。「自民党として応援させていただきたい」と力を込めた。宇野氏のつてで招かれた松浪健太・自民党衆院議員(大阪10区)がマイクを握り、宮本陣営の支持基盤である連合傘下の自治労をやり玉に挙げ、「改革を遅らせることになる」と訴えた。さらに、昨年10月の栗東市長選で自民党推薦候補として初当選した野村昌弘市長や、野中広務・元自民党幹事長からも激励メッセージが届き、会場は自民党カラーに染まった。
当初は、現職市長の後継指名を受けた宮本氏優位の見方が広がったが、自民党関係者は「(小嶋氏が)追い上げている」と見ている。
一方、公明、共産両党は自主投票を決めている。
【宮本氏「若さ」 小嶋氏「実績」訴え/公開討論会で激論】
守山市長選の立候補予定者による公開討論会(守山青年会議所主催)が19日、市内で開かれ、国土交通省の元キャリア官僚、宮本和宏氏(38)と前市議会事務局長、小嶋宣秀氏(60)が激論を交わした。
厳しい財政事情への対応について、宮本氏は「国の行政マンだったから、国のどこにお金があるか分かる」と補助金獲得に意欲を示した。これに対し、小嶋氏は「市長給与を3割カットし、市長公用車を廃止する。市議会の定数も見直す」と自ら身を削る姿勢を示した。
また、宮本氏が「若さと政策実行力」を訴えたのに対し、小嶋氏は「4人の市長に仕えた」と40年余りの市職員生活での実績を強調した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1295534892103_02/news/20110120-OYT8T01169.htm
市政の課題 2011守山市長選
<上>駅前再生官民で知恵を
商業施設目立つ空き店舗
新しい店がオープンし始めた守山銀座商店街。さらに活性化させる施策が望まれる(守山市守山で) 「新たな出店希望が3件、あるんです」。守山市の中心市街地にある守山銀座商店街振興組合(22店舗)。理事長の北田照夫さん(62)はほっとした表情を見せた。北田さんのCDショップの向かいにも、鶏料理店が5日に開店したばかりだ。
JR守山駅西側の中心市街地には他に、商店街が四つある。1990年代以降、郊外型の大型商業施設の進出に押されるなどし、商店街の店に次々とシャッターが下ろされた。だが、ここ1、2年で新規開店が約10店と活気は戻りつつある。
「店舗の賃料が高い草津駅や南草津駅の周辺で出店を避ける傾向にある。『商業地』としての注目度も高まっているようだ」と北田さんは言う。
◇
中心市街地を含む南部市街地には、市の人口約7万8000人のうち約4万人が暮らす。その活性化が市の長年の課題だ。休日1日当たりの通行量は76年に1万1434人だったが、2007年には2831人と4分の1以下に。商店の年間総売上高も94年の231億円が、04年には119億円にまで落ち込んでいる。
市は〈下落傾向〉に歯止めをかけようと、国の中心市街地活性化法の認定を受け、09年度から5か年の活性化基本計画に取り組む。
守山銀座商店街の近くで、全面建て替えする市立守山小の敷地に守山幼稚園を併設させ、複合文化施設や親水公園などを建築。都市・商業機能を集め、子どもからお年寄りまでが暮らしやすい街づくりを目指す。市都市再生推進課の原田秀雄課長は「中心市街地の活性化こそが、市全体の活性化を生む」と話す。
◇
商業者の思いは、市側の思惑とは少し異なる。
守山銀座商店街にある居酒屋で働く鳥羽忍さん(30)は「新規出店を補助するなど市からの支援があれば、出店者はもっと増え、商店街は活気づく」と言う。
JR守山駅から徒歩1分という絶好の場所にある商業施設「セルバ守山」(地下1階、地上13階)。県内初の駅前再開発事業として25年前に完成したが、98年に地下のスーパーマーケットが閉店して以降、店舗は減るばかり。1〜3階の4分の1が空いており、週末でも人の姿はまばらだ。
「テナントの会」の泉岡芳雄会長(62)は「行政と業者、地権者が話し合い、この立地を生かす道を模索すべきだ」と強調する。
新たな施設を造るだけでなく既存の〈資産〉も活用し、人を呼び込み、街を活気づける施策が望まれる。
◇
23日告示、30日投開票の守山市長選を前に、市の課題を2回にわたって紹介する。
(2011年1月21日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1295534892103_02/news/20110121-OYT8T01073.htm
市政の課題 2011守山市長選
<下>健康増進で住みよさ向上を
医療・介護費 財政負担に
笑顔がはじける「おしゃべりサロン」。お年寄りの健康づくりにも役立っている(守山市民交流センターで) 守山市民交流センターの一室で、お年寄り約20人の会話が弾む。「みんな、一生懸命やなあ」「そりゃ、痩せそうだもの」――。
同センター主催の「おしゃべりサロン」で、お年寄りたちは麺棒を使ったダイエット法に挑戦した。約2時間のサロンは冗談も飛び出すなど、終始、和やかな雰囲気だった。
「初対面同士が、終わる頃には仲良くなっている。参加すれば元気になれる」と、石田克爾(かつじ)さん(69)(水保町)は笑顔になった。
サロンは昨年3月から始まり、開催はこれまで22回を数える。同センター所長の中出弘一郎さん(72)は「こんな集いが、多くの自治会やボランティアグループなどで開かれるようになってほしい」と話す。
◇
経済誌の昨年の「住みよさランキング」で、守山市は全国787市中、10位だった。〈1〉病院や介護福祉施設の数〈2〉出生数〈3〉商業施設面積〈4〉地方税収入――など14の指標(人口比)で算出され、市は2009年の35位から躍進、過去最高だった。
だが、高齢化率が約17%と県内では下から4番目に低いのと対照的に、介護保険のサービス利用率は08年度が84・9%と、2番目に高かった。介護保険の月額基準保険料は県内最高の4400円で、国民健康保険税率も2年連続でアップしている。
市は、県立成人病センターを始め、市内に病院や福祉施設が多いことが背景にある、とみている。開業医数は54、デイサービスセンターは23と、いずれも人口比で県内上位だ。「施設が多いと利用者も増える。供給が需要を生んでいるようだ」と、市関係者は複雑な表情を見せる。
医療や介護にかかる扶助費支出は、00年度の20億円から08年度には35億円まで増え、今後も高齢化に伴って増加すると予測される。
◇
市は11年度から、市民自らが「健康づくり」に取り組み、医療・介護費減につなげる「すこやかまちづくり行動プラン」を実施。健康管理のほか、ボランティア活動や自治会活動などに取り組むと、公共施設や商店で使えるポイントがたまる「マイレージ」制度も盛り込んだ。
市民自身の〈やる気〉を引き出す狙いで、市幹部は「健康になれば、市民の人生はより豊かになり、市の医療・介護費負担減にもつながる」と強調する。
プラン導入に先駆け、サロンを発案して実行に移した中出さんは「技術や知識を持つ多くの高齢者をいかに活動に引っ張り出せるかが、健康な市民を増やしていくカギになる」と話す。
数字の上だけでなく、一人ひとりが実感できる「住みやすさ日本一」にすることが、多くの守山市民の願いでもある。
(この連載は山下陽太郎が担当しました)
(2011年1月22日 読売新聞)
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>>1194
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110124-OYT1T00662.htm
堺市長、橋下知事と決別!?「大阪都」で対立
橋下徹・大阪府知事の全面的な支援を受け、一昨年9月に初当選した堺市の竹山修身市長が、橋下知事が提唱する「大阪都構想」に難色を示し、知事との溝を深めている。
都構想を旗印にする「大阪維新の会」(代表・橋下知事)が統一地方選を前に来月14日開く同市での決起集会も欠席する考え。同会メンバーらは「欠席なら縁切りだ」と批判を強めており、都構想を巡る橋下知事との対立は、大阪市の平松邦夫市長に続き、堺市にも波及しそうだ。
竹山市長は元府政策企画部長で、橋下知事の側近だった。現職を破って当選後は、昨年5月の大阪市議福島区補選で同会新人の応援演説に立つなど、橋下知事との関係を重視してきた。
ところが昨年、橋下知事が堺市の分割につながる都構想を訴え始めてからは、「堺は2006年に政令市に移行したばかり。すぐに分割すべきではない」と反対の立場を示すように。これに対し、橋下知事は「間違っている。市長になると、ずっとお山の大将でいたくなっちゃう」「自公民の顔色をうかがっている。生粋の政治家じゃない」と批判を強める一方だ。
同会は決起集会について、竹山市長に案内状を出しているが、竹山市長は今月19日の記者会見で「(どの党でも)選挙のための決起集会はご遠慮させていただく」と述べた。
堺市議会(定数52)で7議席を占める同会のある市議は「市長の『生みの親』である知事が政治生命をかけている。構想を受け入れられないなら、縁を切られても仕方がない。欠席なら関係は決定的になる」と話している。
(2011年1月24日15時59分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110124/elc11012412020007-n1.htm
区へ中核市権限…橋下維新マニフェスト 職員3割減、4年後に都制
2011.1.24 12:01
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は24日午後、今春の統一地方選挙に向けたマニフェストを発表する。大阪府と大阪市を再編する大阪都を実現させた後、特別区などに中核市並みの権限を付与するほか、府市の二重行政を解消することで、大阪府と大阪市の職員数を約3割削減することなどを盛り込む。府議選、大阪、堺市議選に勝利すれば、それぞれの議会で都制移行を決議し、平成27年春にも大阪都を実現させる−とするスケジュールも明らかにする。
マニフェストによると、5月に府と大阪市、堺市による協議機関を設置し、特別区の財源配分などの検討を開始。住民投票などを経て大阪都に移行し、27年4月に初の特別区長、議員選を行うとしている。ただ、区割りや区議の定数には触れていない。
一方、生活保護や国民健康保険、介護保険は大阪都が管轄。特別区は各区の判断で大阪市が行っている現行の敬老パスを維持したり、公立中の給食実施、医療費の中学生までの無償化などが可能とした。
また、大阪市営地下鉄とバスは民営化。JR大阪駅前の北ヤードについては森にすることとし、将来は関西国際空港との結節点とするリニア中央新幹線の新駅建設を提唱している。
橋下徹知事は「特別区には中核市並みの権限を付与すると明記しており、これぞ、地方分権だと思う。大阪都構想の中身についてはこれでほぼ固まった」と語った。
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>>785
元衆議院議員で弁護士の泉房穂氏(46)=明石市天文町=が、北口市長が参院選に転出した場合に行われる同市長選に立候補する意向
→結局、北口は参院選出馬せず
2003年の衆院選に民主党公認で兵庫2区(神戸市兵庫、北、長田区)から立候補し、比例で復活当選。05年の衆院選に落選した後は、明石市を拠点に弁護士、社会福祉士として活動している。
>>1203-1204>>1211>>1219
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110124ddlk28010178000c.html
選挙:明石市長選 候補者擁立へ動き 市議は県幹部、福祉団体は泉氏 /兵庫
4月に予定されている明石市長選で、福祉団体で構成する「21世紀型の福祉のまち明石を実現する会」が23日、元衆院議員で弁護士の泉房穂氏(47)に立候補を要請した。一方、市議会の主要会派が市内在住の県幹部の擁立に動いており、候補者擁立の動きが活発化してきた。
3選に意欲があると見られていた現職の北口寛人氏(45)が昨年12月に「不出馬表明」。それを受け各方面で候補者選びが始まった。この日開かれた同会の会合には約100人が参加。泉氏を推薦する言葉や激励のメッセージが次々と発表され、出馬実現に向け活動の継続を決議した。
事務局の山下孝光氏は「他の支援団体と調整して立候補を表明されるものと期待している」と話した。
一方、県幹部の擁立に動く市議は県幹部について「市民のため、市政のために頑張っていただける人」と期待している。【南良靖雄】
〔神戸版〕
毎日新聞 2011年1月24日 地方版
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110124-OYT8T00024.htm
守山市長選 2新人対決
子育て・福祉施策など争点
守山市長選は23日、告示され、元市議会事務局長・小嶋宣秀氏(60)と、元国土交通省課長補佐・宮本和宏氏(38)が立候補、無所属新人同士の一騎打ちとなった。中心市街地の活性化や子育て・福祉施策の拡充といった「住みよい街づくり」などを争点に、舌戦が繰り広げられる。投開票は30日。22日現在の有権者数は5万9832人。
■「大胆に行革」小嶋氏
小嶋氏は午前9時過ぎ、守山市大門町の事務所で出陣式に臨み、支持者らを前に第一声。市役所での41年間の実績をアピール、「守山の街は隅々まで知っている。皆さんが懸命に築いた、この豊かで住み良い古里を次世代に引き継ぐ」と声をからして訴えた。
政策面では、市議会定数見直しや市長給与の3割カットを検討すると強調し、「硬直化する財政の中で思い切った施策は難しいが、大胆に行政改革に取り組む。育児や福祉など、暮らしに安心と元気を感じられる市をつくる」と、支持を求めた。
その後、支持者の拍手に送られて元気良く選挙カーに乗り込むと、市内一円を巡り、夜は4か所で演説会を開いた。
■「新時代築く」宮本氏
宮本氏は市役所前で、山田亘宏市長や三日月大造衆院議員(滋賀3区)、地元選出の県議らと出発式を行い、多くの支持者が集まった。
宮本氏は「国土交通省で11年間、200を超える市町村の首長と一緒に街づくりを進めてきた」と強調。さらに「市に出向した3年間、市民の『地域を良くしたい』という強い思いに感銘を受け、心底、守山にほれた。私の新しい古里だ」と語った。
政策面ではまちづくり条例を制定し、市民が市政に参画しやすい環境をつくるなど「住みやすさと活力の二刀流で、守山の新時代を築きたい」と力を込めた。
その後、選挙カーで市内を回り、夜は4か所の演説会で支持を訴えた。
市長選立候補者 候2、届け出順
(2011年1月24日 読売新聞)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110124/CK2011012402000108.html
「保守色」「市民党」それぞれアピール 守山市長選が告示
2011年1月24日
守山市長選は23日に告示され、元市議会事務局長の小嶋宣秀氏(60)、元国土交通省建築指導課長補佐の宮本和宏氏(38)による選挙戦に突入した。出陣式では、小嶋陣営が「保守色」をにじませれば、宮本陣営は「市民党」をアピール。両陣営と党の距離感、思惑が微妙に絡み合うかたちとなった。30日に投開票が行われる。 (守山市長選取材班)
◆小嶋陣営
「第3選挙区をあずかっている身として、連合がついている候補に行くべきではない」
守山市大門町の事務所前であった小嶋氏の出陣式。登壇した自民党第3選挙区支部長の宇野治元衆院議員は「反連合滋賀」を前面に押し出した。両候補が推薦を依頼し、自主投票に決めた自民党県連に触れ「自民党の対応はどうなっているのかと言われた。私は十分な応援をさせていただく」と力を込めた。
総括責任者の高田正司市議が相手候補を「東京からの落下傘」と一刀両断すると、宇野氏が「そうだ」と支持者を鼓舞した。
大型トラックの荷台に設けた壇上には、元自民党幹事長の野中広務氏が来演する横断幕も。地元の5人の市議に加えて、草津や栗東、野洲8人の自民党系市議も訪れ、自民色に染まった。
応援弁士のしんがりを務めた国松善次前知事は「地方自治の時代だからこそ、地方が自ら立ち上がって、汗をかいて智恵を出すべきだ」と力強く、地元で生まれ育った小嶋氏の支持を呼び掛けた。
ある選対幹部は「小嶋陣営は人脈が多い。じわじわ(支持が)広がるだろう」と強気の分析をして見せた。
◆宮本陣営
「自民党の顔として来たのではない。首長選は政党を問うものではない。あくまで市民党だ」
市役所前で開かれた宮本氏の出発式。マイクを握った自民党県連元幹事長の上野幸夫県議は声を張り上げた。前国土交通省副大臣の三日月大造衆院議員(衆院3区、民主)は元上司として「国交省から送り出した私の立場からも」と民主色を抑え、宮本氏の支持を訴えた。
式には、守山市選出県議の大井豊(民主)、辻貢(自民)の両氏が顔をそろえ、宮本氏を支持する民主、自民党系の市議も集結した。宮本氏も「皆さんと一緒に」との言葉を繰り返し、「市民党」をアピールした。
引退する山田亘宏市長は「リーダーとして誰に託したらいいか、ずっと考えていた。最高の候補者を得た」と、後継指名した宮本氏を持ち上げた。
連合滋賀の中村憲市会長は「三日月議員もお越しいただいている。連合も精いっぱい頑張りましょう」と語り、民主色がにじむ場面もあった。
選対幹部は「7日間、市民党を前面に出す。個人演説会の反応を見ながら戦術を決めたい」と力を込めた。
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元国土交通省職員、宮本和宏:
>>1249同市選出の辻県議と大井豊・民主党県議のほか、民主、自民両党系の市議計11人がそろって顔を見せた。マイクを握った山田市長
宮本氏の立候補表明には三日月氏も同席し
前市議会事務局長、小嶋宣秀:
>>1256登壇した自民党第3選挙区支部長の宇野治元衆院議員は「反連合滋賀」を前面に押し出した。
応援弁士のしんがりを務めた国松善次前知事は
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守山市長選:山田亘宏
03年
http://www.melma.com/backnumber_22213_718389/
◇守山市長選(滋賀県)開票結果 投票率53.53%(過去最低)
当15406 山田亘宏(無新、56歳、初当選)
12114 甲斐道清(無現、自・民・公推薦、65歳)
自民公推薦の現職を破っての当選
07年
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4671
>現職の山田亘宏氏(60)=無所属=が、新人で元守山市議の山本利男氏(57)=同=を約1万2500票の大差をつけて破り、再選を果たした。
>公明党を含む7割の守山市議をはじめ、自民、民主両党の国会議員や滋賀県議、周辺市長らの応援も得るなど分厚い支持基盤で、選挙戦を優位に進めた。
相乗りで圧勝
>>982 2010年知事選
>知事選(7月11日投開票)で、「市長有志の会」を結成し、再選した嘉田由紀子知事の対立候補を支援した守山市の山田亘宏市長が、次期市長選不出馬を表明した。
自民系候補を支援
>>1256
民主系・少なくとも自民色の薄い候補を支援
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110125ddlk28010373000c.html
選挙:芦屋市長選 山田県議が出馬表明 「無風選挙防ぎたい」 /兵庫
芦屋市長選(4月17日告示、同24日投開票)に24日、新人で県議の山田美智子氏(63)が無所属で立候補する考えを表明した。
山田氏は記者会見で、「無風選挙となるのを防ぎたかった」と立候補を決めた理由を説明。現市政について、「政策のビジョンが見えない」と批判したうえで市民が政策を提言する「市民会議」の設置▽住宅都市で可能な産業の育成▽高水準にある市職員の給与の削減−−などを公約として掲げる考えを示した。
山田氏は岐阜県大垣市出身。99年から芦屋市議に連続2期当選した後、現在は県議を務めている。
市長選にはこれまでに、現職の山中健氏(60)が3選を目指して、出馬する意向を明らかにしている。【浜名晋一】
〔阪神版〕
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http://www.nara-np.co.jp/20110125093808.html
岩崎氏、薄氷V2 - 28票差で中筋氏涙/平群町長選
2011年1月25日 奈良新聞
再選を決め、支持者とのバンザイする岩崎氏(中央)=23日午後10時50分ごろ、同町吉新2丁目の選挙事務所
任期満了に伴う平群町長選挙は23日投開票され、現職の岩崎万勉氏(65)=無所属=が前職の中筋弘氏(66)=同=をわずか28票差の接戦の末に破り、再選を果たした。当日有権者数は1万7057人(男8057人、女9000人)。投票率は63.08%で前回(63.46%)を0.38ポイント下回った。
選挙戦は4年前の前回と同じ顔ぶれで攻守立場を変えた一騎打ち。町財政再建や町の活性化などを争点に激しい選挙戦となっ…
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201101240161.html
28票差で再選の平群町長「改革の痛みが批判票に」
2011年1月25日
28票の僅差(きんさ)で決着した平群町長選挙から一夜明けた24日、再選を決めた無所属現職の岩崎万勉氏(65)は、選挙管理委員会から当選証書を受け取った。推進する財政再建への批判が接戦の結果を招いたとみて、今後、住民側の声の聞き取りに力を入れる考えを示した。
同じ顔ぶれで一騎打ちになった前回は、6231票獲得した岩崎氏が1648票の大差をつけて当選した。今回は有効投票数がほぼ同じだったにもかかわらず、約900票も減らす結果になった。
岩崎氏は「これほどの僅差になるとは思わなかった。前回、『町政一新・財政再建』を掲げて当選し、町民の理解を得ながら施策を進めてきたが、大きな改革には痛みが伴う。その分、批判票が出たと思う」と分析した。
さらに「小差であっても、これまでの改革が認められたということで、さらに前進させたい。観光・農商工が連携した町づくり、自主財源の確保、小学校の再編にしっかり取り組みたい。これまで以上に町側の説明、町民の声を聞くことに努める」と語った。
選対本部長を務めた池田研二町議は「行財政改革について、住民にはある程度理解してもらっていると思っていたが、不十分だった。ただ、今回の結果で改革の方向性が正しいことは広く示せたと思う」と胸をなで下ろした。
一方、敗れた中筋弘氏の後援会は「残念だが、28票差でも負けは負け。(岩崎氏には)町の活性化に向け大いに頑張って欲しい」としている。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110125ddlk28010407000c.html
問われる手腕:小野市長4期目の課題/上 看護師確保 /兵庫
任期満了に伴う23日告示の小野市長選で、現職の蓬莱務市長は無投票で4選を果たした。99年の市長就任以来、「行政も経営」を基本理念に市政改革を進めてきた蓬莱氏。持ち前の強力なリーダーシップに対する地元の評価は高いが、市が抱える課題の中には広域行政にかかわるものも多く、4期目は近隣自治体との連携が一層求められることになる。それらの課題を2回にわたり探る。【浜本年弘】
◇近隣自治体とどう調整
「今の病院、どう?」
昨春、近隣の市立病院から市立小野市民病院に移ってきたベテラン看護師(38)の携帯電話に、以前働いていた病院の元同僚からメールが届いた。さっそく返信したメールの文面は希望に満ちていた。
「去年の秋から希望の部署。モチベーションも上がってる」
◇
ベテラン看護師に“再起”のチャンスをもたらしたのは、皮肉にも小野市が直面している深刻な「看護師不足問題」だった。
06年度に診療報酬が改定され、看護体制を「7対1」(入院患者7人に看護師1人)と手厚くすれば、病院の収入が増える仕組みになった。これをきっかけに、都市部の大規模病院を中心に看護師の囲い込みが本格化。この余波で、地方の中規模以下の病院は看護師を集めにくくなってしまった。
小野市民病院も例外ではなかった。このため、09年度に応募者の年齢制限を35歳から40歳に引き上げ、募集回数も増やした。冒頭のベテラン看護師は、この基準緩和の恩恵を受けて新天地にチャレンジできたのだ。
◇
13年10月、小野・三木の両市民病院が統合され、小野市南部に「北播磨総合医療センター」(27診療科・総病床450)が建設される。事業費約200億円をかけ、来月には敷地の造成に入る予定。センター企業長を務めるのは蓬莱務市長だ。
看護師不足問題はセンターも避けて通れない。両市民病院から移る予定の看護師は計約320人。一方、450の病床で「7対1」を実現するのに必要な看護師数は約400人にのぼる。センター企業団事務局は、まずは350床でスタートさせる方針だが、それでも今よりも30人増やさなければならない。
センターは24時間対応の院内保育(定員30人)▽看護師向けのスキル・ラボ(実習室)設置▽最新医療機器・システムの整備−−などの先進的な取り組みを“売り”にしている。センター側としては、これらをPRして看護師を集め、16年4月に400人体制を築いて病棟をフルオープンさせたい意向だが、見通しは不透明だ。
◇
「我々にとって新病院は脅威だ」
小野市と同じ北播磨にある公立病院の幹部は、センターによる看護師の囲い込みへの警戒を強めている。看護師不足が全国共通の問題である以上、周辺自治体の病院が“草刈り場”になりかねないからだ。
蓬莱市長は「看護師確保はさまざまなプラン、選択肢を求めていく」と語るが、現段階で明確な打開策を示していない。もしも限られたパイを奪い合う事態になれば、北播磨全体の地域医療が崩壊する恐れもあるだけに、蓬莱市長の周辺自治体との調整力とバランス感覚が試されている。
〔播磨・姫路版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110126ddlk28010363000c.html
問われる手腕:小野市長4期目の課題/下 神戸電鉄粟生線 /兵庫
◇存続への施策、模索
今月初め、県立小野高放送部の男女部員4人が小野市役所を訪れた。小野市・粟生と神戸市北区・鈴蘭台を結ぶ「神戸電鉄粟生線」(29・2キロ)をテーマにラジオドキュメントを作るためだ。
通学で粟生線を使っている4人は、小林清豪・副市長と会談。思い切って日ごろ抱いている不安を口にした。
「粟生線は危機的ですか」
小林副市長は一瞬口ごもった後、意を決して語った。
「乗客が増えなければ、やがて廃止になるかもしれない」
会談後、4人は「涙が出そうなほどショックだった」と振り返った。
◇
粟生線は52年に全線が開業し、ピークの92年度には年間乗客1420万人を記録した。しかし、その後は少子高齢化やマイカー普及が進んだ影響で漸減。09年度の乗客数は693万人、路線別収入は10年前の3分の2に当たる約20億円にまで落ち込み、年間赤字額は9年連続で10億円を超えた。この赤字額は神戸電鉄の稼ぎ頭「有馬線」の黒字額に匹敵する規模だ。
◇
粟生線の廃止懸念が地元に広がる中、沿線自治体と住民は09年、神戸電鉄とともに粟生線の「活性化協議会」を結成。官民一体で粟生線経営の健全化に取り組むことを決めた。営業継続に向けた目標を「12年度の輸送人員730万人」と設定。国補助も12年度までの3年間で計2億円が認められ、地元には「粟生線再生の青写真ができた」と安堵(あんど)感が広がった。
ところが、昨年11月に事態が一変。協議会の会議で神戸電鉄側が「目標達成は困難」と発言し、国交省近畿運輸局も「補助制度再編の影響で12年度分の補助が打ち切りになる見通し」と明かした。これで粟生線存続への希望は風前のともしびとなった。
さらに事態は動いた。今月14日、神戸電鉄の三津澤修・鉄道事業本部長が、沿線自治体などの公金支援を条件に「存続の意思はある。来年度中に方策を見極めたい」と発言。事実上、粟生線の生殺与奪権を譲ったのだ。
◇
国交省鉄道局によると、00年度以降の地域鉄道の廃止は33路線に上る。粟生駅で粟生線と接続している加西市の第三セクター「北条鉄道」のように、地域住民の足を確保するために自治体が鉄道経営に乗り出すケースもあるが、その多くは経営が苦しく、地元自治体財政を圧迫している。
公金支援に踏み切るか、バス路線整備などの代替策を講じるか、それとも廃止されるにまかせるか−−。いくつかの選択肢がある中、神戸電鉄からボールを投げられた蓬莱務市長は「絶対に廃止はまかりならん。ただ、赤字原因は設備投資による支払利息などにある。(支援するには市民の)納得が必要」と指摘する。
今回の市長選で選挙が行われていれば、粟生線問題が争点になったかもしれない。だが、結果は無投票だった。市民の“審判”を経ないまま、問題の行方は蓬莱市長の判断にゆだねられた。【浜本年弘】
〔播磨・姫路版〕
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110125-OYT8T01146.htm
撤回の新人 全面対決 推進の現職
連携強め箱もの不要 新病院柱に経営改善
2月6日投開票の舞鶴市長選が30日、告示される。最大の争点は、公的病院の再編問題だ。再編計画を推進する立場の現職の斎藤彰氏(55)と、計画の白紙撤回を訴える前舞鶴共済病院長の多々見良三氏(60)が全面対決する構図となりそうだ。対立の背景を考える。(舞鶴支局長・北岡学)
今月、舞鶴市内の各家庭に新聞折り込みで2種類のチラシが届いた。斎藤氏、多々見氏のそれぞれを支援する団体が、病院問題について、互いの見解を記したものだった。
先に届いた多々見氏側は「対話のない計画変更の末に、財源の見通しもなく、無駄が多い」と、斎藤氏が進める再編を厳しく批判。一方、後から配られた斎藤氏側は、多々見氏側の主張を「(病院間)連携だけで再編が実現するとは、医療の玄人の言葉とは思えない」と切り捨てた。
告示を前に、すでに両陣営は激しいつばぜり合いを展開している。
◇
ここ数年、市政の最大の課題は地域医療問題で、その発端は市立舞鶴市民病院の経営難だった。
7年前、同病院の運営方針に反発するなどして内科医13人が一斉退職し、世間の注目を集めた。経営環境は一気に悪化し、赤字が急増。内科を立て直した後も苦境は続き、市民病院の累積赤字は36億4900万円(2009年度末)に。市からの補助金は2006〜09年度で計69億6500万円に達する。
4年前の市長選で、斎藤氏は「市民病院の再建」を強力に訴え、初当選した。市長就任後、「舞鶴地域医療あり方検討委員会」の提言を踏まえ、再建の道筋として、市内の公的4病院(市民病院、舞鶴医療センター、舞鶴共済病院、舞鶴赤十字病院)の再編という青写真を示した。
市民病院だけでなく、どの病院も医師不足の課題を抱えており、4病院を2病院体制にして医師らを効果的に配置し直し、経営環境を改善させるという内容だった。
◇
しかし、その構想に「待った」をかけたのが、共済病院長の多々見氏だった。多々見氏は「あり方検討委」の委員などとして再編の議論に加わっていたが、09年9月、「職員の雇用に心配がある」などと述べ、共済病院の離脱を表明した。
4病院再編から3病院再編へ。当初の青写真は色彩を変えざるを得なかったが、斎藤氏はそれでも再編に向けた歩みを進めた。府も「府北部の医療体制を立て直すには舞鶴市内での病院再編が必要」と同調し、新病院建設を柱とする総額86億円の「中丹地域医療再生計画」を策定、うち25億円は国から補助が受けられる見通しも立った。
◇
だが昨年、もう一つの難題が浮上した。再編後の運営組織の問題だ。
市民病院、医療センター、赤十字病院は、それぞれ実質的な監督権をもつのが市、国立病院機構(東京)、日赤府支部に分かれている。当初、関係者たちは再編後の病院は「一本化された組織で運営する」と考えていたが、それぞれの職員の身分の位置づけや所有資産の調整などが難航し、一本化の議論は先送りとなった。
青写真からどんどん遠ざかっていく再編計画。地元の医療関係者の間では「結局、市民病院再建のため、他の病院が利用されようとしているのではないか」との不信感が高まった。
そして、共済病院長の職を離れ、舞鶴医師会の支援を得て市長選に名乗りを上げた多々見氏。「舞鶴の財政に余裕はない。不必要な箱ものはつくらず、病院間の連携強化で医療を守る」と主張する。
一方、斎藤氏は「舞鶴の将来のため新病院は欠かせない。再編を後戻りさせてはならない」と力を込める。
再編の推進か、計画の白紙化か。市民は市長選で選択することになる。
(2011年1月26日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110126-OYT8T01131.htm
医師、病床数 進まぬ協議
2施設に集約 総論賛成でも・・・
再編の議論に加わっている舞鶴赤十字病院でも医師不足は深刻な問題だ(舞鶴市倉谷で) 舞鶴市の公的3病院(市立舞鶴市民病院、舞鶴医療センター、舞鶴赤十字病院)の再編計画。現在、イメージされている姿は次のようなものだ。市域の東にある医療センターの敷地に高度救急医療などを担う「急性期基幹病院」を新たに建設。一方、市域の西にある赤十字病院は「連携拠点病院」として主に療養期の患者を受け入れる。そして市民病院は、これら2病院に機能を移管する――。
東の基幹病院に対し、赤十字病院は「補完的な病院」と位置づけられるが、不満はないのか。浅田敏樹・事務部長は「将来も安定して医師を確保するため、病院再編の議論は必要だ」と話す。
しかし市が当初、赤十字病院に示した、再編後はベッド数を「100〜150床に」という構想には異を唱えた。
「現在の体制である150床が損益分岐点。これを割り込めば赤字経営に陥る」と訴え、府が昨年1月にまとめた「中丹地域医療再生計画」では、再編後も「150床」とされた。
浅田部長は「100床ということにでもなれば、職員の解雇を考えないといけないところだ」と胸をなで下ろすが、例え「痛み」を伴う再編計画であっても、もはや避けては通れない。地方の病院が置かれている厳しい現実が浮かび上がってくる。
◇
舞鶴市域の医療は、これまで他市に比べると恵まれているとされてきた。人口約9万人のまちに、総合病院の機能を持つ4病院が集まり、一般病床だけでも計約1000床を備えているからだ。中丹地域だけでなく、丹後地域、福井県西部の住民も舞鶴の病院を頼ってきた。
ところが、府北中部の人口減少に加え、福知山市民病院の全面改装など、周辺自治体では医療施設の整備が進む。かえって舞鶴市内で医師が4病院に分散されていることが競争力をそぐ状況を招いている。
むしろ競争以前の問題として、舞鶴の4病院でも診療科の休止を余儀なくされたり、「1人診療科」でしのいだりするケースが出ている。赤十字病院も京都市内の京都第一、第二赤十字病院などから非常勤医師の応援を得て、どうにか診療科を維持している。
◇
こうした意識を各病院とも共有した上で始まった再編協議だった。しかし「総論賛成」でも、各論に入れば新たな問題が次々と生じた。
収支を考慮しながら、診療科をどう振り分け、医師をどう配置するか。病床数はどうするか。法的な問題は……。再生計画策定後に始まった府と各設置母体との協議は、過程が公開されておらず、詳細は分からないが、こうした問題の調整に手間取り、1年が過ぎた今も、具体的な手続きに入れずにいる。
「あり方検討委が示した再編計画は理想論。実現はなかなか難しいだろう」と、ある医療関係者はため息交じりに話すが、別の関係者は「それでも現状に安住していれば、舞鶴のどの病院もいずれ破綻しかねない。何らかの手を打つ必要がある」と口元を引き締める。
理想を追い、例え時間がかかるにしても病院再編を目指す現職の斎藤彰氏(55)と、現実に即し、病院間の連携強化で困難を乗り切ろうと考える前舞鶴共済病院長の多々見良三氏(60)。いずれが選ばれるにせよ、難しいかじ取りを担っていかねばならない。(北岡学)
(2011年1月27日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/0129/OSK201101280179.html
橋下知事の側近、大阪市議選に擁立へ 自民幹部の地盤2011年1月29日9時10分
. 大阪府の橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」は、橋下氏の政治活動を補佐してきた特別秘書(39)を、4月の統一地方選に擁立する方針を固めた。大阪都構想に強く反対する自民党大阪市議団幹事長で、党府連幹部でもある大阪市議が地盤とする市議選住吉選挙区に立てる方向で最終調整している。知事側近をぶつけることで、対決色を鮮明にする狙いがある。
特別秘書は橋下氏の法律事務所の元事務員で、高校の後輩。2月5日付で退任する。
維新の会は府議会と大阪、堺両市議会で過半数獲得を目標に掲げるが、「主戦場」と位置づける大阪市議選での立候補予定者は現在38人で、定数の半分(43人)に届いていない。このため橋下氏と政治活動をともにしてきた「側近中の側近」を擁立することにした。特別秘書は取材に「最終判断するのは橋下知事で、今はコメントできない」と話している。(池尻和生)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110130ddlk25010251000c.html
県議会:やっと気付いた? 県議への記念品、廃止の方向で見直しへ /滋賀
県議会は、引退議員や永年在職者に贈っている記念品について廃止する方向で見直しを始めた。議会事務局によると、在職10年以上の永年在職者に公費で記念品を贈っているのは近畿6府県で滋賀と京都府のみ。引退議員については滋賀だけだ。26日にあった各会派の代表者会議で「税金の使い道としてどうか」などと廃止案が浮上。2月4日の次回会議で結論を出す見通しだ。
県議会は1期以上務めて引退する議員に3万円相当の記念品を贈っている。また、議員を10年以上務めると、5年ごとに2〜15万円相当の置時計や陶器製品などを公費で購入し贈呈。これとは別に知事名で、15年5万円▽25年10万円▽35年15万円相当の記念品を贈っている。今年度も2月15日の定例県議会初日に贈呈を予定していたが、26日の会派代表者会議で吉田清一議長らが「互助会から出すとか、表彰状だけにしてはどうか」と提案した。
県議会は県議に無料配布していた1冊1万5000円相当のアルバムを今任期から実費に変更。県議47人中8人が注文を見合わせている。【稲生陽】
毎日新聞 2011年1月30日 地方版
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>>1256-1258とか
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選挙:守山市長選 市長に宮本氏 「住みやすさ日本一に」 /滋賀
任期満了に伴う守山市長選は30日投開票され、無所属新人の前市技監で元国土交通省課長補佐の宮本和宏氏(38)が、前市議会事務局長の小嶋宣秀氏(60)を破り、初当選した。当日有権者数は5万9069人、投票率は53・88%(前回46・12%)だった。【柴崎達矢】
同市守山4の事務所には、開票前から多くの支持者が詰めかけた。当選が決まると歓声がわき、登場した宮本氏は約200人の支持者とともに万歳三唱。「市民の皆さんと力を合わせ、新しい守山をつくっていきたい。住みやすさ日本一の街を目指します」と笑顔であいさつした。
宮本氏は大阪府枚方市出身。元国交省職員で06年から3年間、守山市に技監として出向し、中心市街地の活性化などに取り組んだ。昨年8月末に国交省を退職、9月に出馬表明した。連合や山田亘宏市長のほか、地元県議、多くの市議らの支援を受け、国交省での経験と若さをアピールし、支持を広げた。
敗れた小嶋氏は、旧町時代を含め41年にわたり市役所に勤務した実績などを強調したが、及ばなかった。
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◆開票結果
◇守山市=選管最終発表
当 18443 宮本和宏 38 無新
13073 小嶋宣秀 60 無新
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宮本和宏(みやもと・かずひろ) 38 無新(1)
[元]市技監[歴]国土庁土地局係長▽国交省住宅局係長・関東地方整備局課長・住宅局課長補佐
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201101300093.html
守山市長に宮本氏初当選 県内最年少の首長誕生
2011年1月31日
守山市長選は30日投開票され、元国土交通省職員の宮本和宏氏(38)が、前市議会事務局長の小嶋宣秀氏(60)を破り初当選した。民主、自民両党の県議や連合などから幅広い支援を受け、自民党系市議の一部が推した小嶋氏を退けた。県内では最年少の首長となる。当日有権者数は5万9069人、投票率は53.88%(前回46.12%)だった。
市役所近くの事務所に当選確実の知らせが届くと集まった支持者らから拍手がわき起こった。宮本氏は「住みやすさと活力の二刀流を柱に政策を展開していく」とあいさつし、公約を着実に進める意気込みを示した。
宮本氏は2009年までの3年間、国交省から市に出向。選挙では、技監として中心市街地の活性化や旧中山道の地区計画などに携わった実績をPRした。38歳の若さに加え、国とのパイプを強調し、拍車のかかる高齢化や厳しい財政事情を乗り切る手腕への期待の高まりを追い風にした。
昨年9月の立候補表明には山田亘宏市長とともに、民主党の三日月大造衆院議員も同席し、周囲を驚かせた。現職市長の「後継者」を、民主、自民の両党の地元関係者が支援する構図だったが、菅内閣の支持率低迷などを受け、陣営では民主党の推薦を受けず、支持母体の連合滋賀を前面に出し、「市民党」を掲げる選挙戦を展開。山田市長も「(技監として)3年で10年分の仕事をしてくれた」と先頭に立って応援し、流れをつくった。
一方、小嶋氏は昨年10月に立候補を表明し、山田市長に反発する自民党系市議の一部から支援を受けた。守山市が地盤の党3区支部長の宇野治・前衆院議員や、野中広務・元党幹事長らが応援に入り、「地元を知り尽くした小嶋氏を」と訴えるなど、陣営では自民党色を鮮明にして、追い上げを図った。ところが、自民支持の商工関係者の多くが宮本氏に回るなど、苦しい展開となった。41年間務めた市役所での実績をアピールし、地元自治会など長年の地域のつながりを生かそうとしたが、及ばなかった。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110130-OYT8T00750.htm
舞鶴市長選現新立つ 病院問題争点
舞鶴市長選は30日、告示され、新人で前舞鶴共済病院長の多々見良三氏(60)と、現職で再選を目指す斎藤彰氏(55)が立候補した。届け出を済ませた両候補は、早速、市内に選挙カーを走らせ、争点となっている公的病院の再編問題などについての考えを有権者に訴えた。
同市浜の多々見氏の事務所には、午前8時前から支持者らが続々と訪れ、約350人(陣営発表)が集まった。事務所前での出陣式で、多々見氏が白衣姿で決意表明。「今の市政が続けば舞鶴市がつぶれてしまうという思いで出馬した。(「中丹地域医療再生計画」通りに)新病院を建てれば医師が集まり、医療も飛躍的に向上するという“妄想”は、許してはならない。地域にいる医療従事者を大切にし、無駄の少ない医療再編が求められている」と訴えた。
斎藤陣営は、同市北吸の事務所前で出陣式。太田昇・副知事を始め支持者約600人(陣営発表)を前に斎藤氏は「舞鶴市は、福祉、教育、雇用や産業など、多くの課題を抱えている。行政を停滞させてはならない」と第一声。公的病院問題については、「国や府、医療関係者と一緒になって、医者をしっかり確保しなければならない」と、同計画の推進を強調。「白紙にして、また考えようなんて悠長な話はない」と、同計画の白紙撤回を訴える多々見氏を批判した。
投票は2月6日午前7時〜午後8時、58か所で行われる。開票は同6日午後9時15分から、舞鶴東体育館で。29日現在の有権者は、7万2474人。
(2011年1月31日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001101310002
県議選 自民幹部、内紛に危機感
2011年01月31日
県議選の候補者選びを進めている自民県連が、組織の弱体化を心配している。可児市では地元市議がまとまらずに難航が続き、現職の公認を決めた山県市では、約半数の市議から「決定には従えない」と反旗を翻された。こうした内紛を民主に突かれれば、「打撃になる」と県連幹部は頭を悩ます。(舩越紘)
◆可児 「一本化は困難」
28日昼、可児市議会の二つの自民系会派「誠颯会」(11人)と「新・自由民主クラブ」(3人)の全市議が市内での会合に顔をそろえた。
「現職を支持するのか」
再選に意欲を見せる小原尚県議(51)の公認について何度も話し合ってきたが、この日も現職派と反現職派が対立したまま散会となった。
自民県連は県議会で最大会派を維持するため、県議選で32人の擁立をめざし、すでに31人を公認した。最後の1人でもめ続けているのが、この可児市選挙区だ。
可児市は昨年10月の市長選でも自民系市議の足並みが乱れた地域だった。
誠颯会は県議会の「県政自民クラブ」が推した候補者を「事実上の県連推薦」として支えた。だが、党市支部長でもある小原氏から支援要請を受けた新自民クは「市長選は党派で拘束することではない」と反発。民主推薦の現市長冨田成輝氏を応援した。
新自民クは、今回の県議選びで反現職の立場だ。勝利した市長選後は、「自分たちが保守本流」と発言力を強めており、誠颯会から同調する市議も出始めているという。
こうした分裂について、県連は「支部で決めること」と距離を置く。岐阜では、公認を受けるには地元の支部長と幹事長が県連に申請するのが原則だ。可児市支部の幹事長は反現職派である新自民クの市議が務めており、申請のめどが立っていない。
2月4日に小原氏を交えて話し合うが、ある市議は「状況は日増しに悪くなるばかり。ぐちゃぐちゃだ」とこぼす。一本化は難しいとみる別の市議は「自民にまとまる力がなくなった」と嘆いた。
◆山県 公認決定に反旗
横山善道県議(57)が公認された山県市選挙区は、約半分の自民系市議が「横山氏を応援できない」と言ってはばからない。
県連幹部は、2004年の市議選で、公費負担される選挙ポスター代を水増し請求していた問題が背景にあると指摘する。
当時市議だった横山氏は、県警に詐欺容疑で書類送検され、不起訴(起訴猶予)処分となった経緯がある。その責任を問う声が少なくない。
このため、横山氏の公認について地元市議の賛否がまっぷたつに割れた。収拾がつかず、1月上旬に県連に一任することになり、「現職優先」で横山氏に決まった。
だが、反対派に歩み寄る様子はない。関係者によると、県連が公認を決めた日に集会があり、一部の市議は「反横山氏」で団結した。無所属で元県職員の郷明夫氏(62)を支援する動きもある。
山県市は07年の前回県議選で、自民が推薦した2人の候補者が議席を争った。ある市議は「あの時のしこりも残る。今回もまとまることはない」とあきらめている。
自民県連はこうした「分裂」を深刻に受け止めている。昨年の参院選は民主に逆風だったのに、県内の比例票は民主に4万票近い差をつけられた。全42市町村で自民票が上回ったのは16市町村にすぎない。県議選では民主が地方での勢力拡大をめざしている。「内紛が響けば議席を奪われかねない」。自民県連幹部に危機感が募る。
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>>1266
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110205k0000m010102000c.html
橋下知事:特別秘書の河崎氏が退任へ
大阪府は4日、橋下徹知事の特別秘書を務めてきた河崎大樹氏(39)が5日付で退任すると発表した。橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」から、大阪市議会住吉区選挙区(定数5)で立候補することが有力視されている。
河崎氏は、橋下知事の高校時代の後輩で、知事の法律事務所の元事務員。08年2月から知事の政治活動を支えてきた。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000391102020001
県議選の構図
【上】
2011年02月02日
◎和歌山市選挙区 現15人に元・新激突
統一地方選の県内での幕開けとなる県議選告示(4月1日)まで、2カ月を切った。定数が現行の46から4減の42になる。前回は戦後最多に並ぶ8選挙区が無投票だったが、無投票が続いた選挙区でも久しぶりに選挙戦となるところも出てきそうだ。14選挙区の予想される顔ぶれを3回に分けて紹介する。(黒川真里会)
定数1減の15となる和歌山市選挙区。現職15人、元職1人、新顔1人の計17人が立候補を予定している。
県議会最大会派の自民は、7期目の井出益弘(64)、6期目の宇治田栄蔵(60)、4期目の新島雄(59)と山下直也(55)、2期目の尾崎太郎(45)、昨年10月の補選で初当選した森礼子(42)の現職計6人の公認を決定。小川武(77)は「世代交代が必要」と引退を表明した。
大幅な議席増を目指すとしてきた政権与党の民主だが、これまでに同選挙区で公認を決めたのは、前回次点で昨年10月の補選で返り咲いた浦口高典(55)のみ。同じ県議会会派「真わかやま」に所属する4期目の長坂隆司(54)、前回選挙で再選後に民主に入党した山下大輔(43)は無所属で出馬する意向だ。関西電力社員の片桐章浩(49)も無所属。
昨年11月の知事選で民主推薦で現職に挑んで敗れた元職の藤本真利子(57)も無所属で出馬すると表明している。会見では「党のためではなく地方のためという立ち位置で戦いたい」と話した。
共産は2期目の藤井健太郎(56)、前回得票が1万票を超えた1期目の奥村規子(59)の2人を公認。公明も党県本部幹事長で2期目の角田秀樹(58)、1期目の中拓哉(54)と多田純一(56)の3人を公認した。両党とも現有議席の維持を狙う。
唯一新顔で名乗りを上げているのは元県企画部長の高嶋洋子(63)。県庁初の女性部長を経験し、「議会改革が必要」と無所属での出馬を表明した。(文中敬称略)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000391102030001
県議選の構図
【中】
2011年02月03日
■橋本市選挙区/現新5人、激戦へ
今回唯一の増員区となる橋本市選挙区。定数3に現職2人、新顔3人が立候補を表明。過去2回連続で無投票だったが、今回は一転して激戦区となりそうだ。
6選を目指す向井嘉久蔵(73)、再選を目指す平木哲朗(53)の現職2人は自民公認を得た。橋本市議から転身を目指すのは岩田弘彦(51)、瀧洋一(48)、中谷和史(55)。民主県連副幹事長の瀧は民主公認が決まっているが、ほかの2人は今のところどの党からも公認を受けていない。
紀の川市選挙区は定数3に、旧那賀郡選挙区時代から連続3回当選の山田正彦(69)、旧粉河町長から転身して1期目の服部一(69)、民主党衆院議員から転身して1期目の岸本健(40)の計3人がいずれも自民公認で出馬する。このまま無投票になる可能性もあるが、他に立候補を探る動きもある。
岩出市選挙区は前回、現新計4人が二つの議席を争ったが、投票率は県内最低の45・68%だった。今回は再選を目指す山本茂博(58)と川口文章(69)のほかに立候補の動きはなく、無投票で自民独占が決まる可能性が高い。
海南市・海草郡選挙区は定数3。自民は県連幹事長の尾崎要二(57)、3選を目指す藤山将材(35)の2人を公認。共産の雑賀光夫(66)は3選を目指す。ほかに立候補の動きはなく、前回に続いて無投票の公算が大きい。
定数1減となる伊都郡選挙区は自民のベテラン議員2人が1議席を争う構図。かつらぎ町出身で現役最長9期目の門三佐博(74)と、九度山町出身で8期目の平越孝哉(74)。自民県連は公認調整を目指したが、両者とも譲らず、県連は2人とも公認はせず、推薦候補とする異例の結論を出した。(文中敬称略)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000391102040001
県議選の構図
【下】
2011年02月04日
◎田辺市選挙区 4人で3議席争う
定数1の有田市選挙区は、自民現職の浅井修一郎(61)のほかに立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。
有田郡選挙区は定数が1減って2となるが、県議会会派「真わかやま」に所属する松本貞次(61)が引退する意向。自民の吉井和視(58)と共産の松坂英樹(49)の現職2人のほかに立候補の動きはない。
定数1の御坊市選挙区は、現職の中村裕一(50)が初当選した補選から6回連続無投票だが、今回、法律事務所職員の斎藤麻希(34)が民主公認で中村に挑む。実に24年ぶりの選挙戦となりそうだ。
日高郡選挙区は冨安民浩(62)、坂本登(64)、花田健吉(52)の自民現職3人がいずれも出馬する予定。3回連続で同じ顔ぶれで無投票になる可能性がある。
激戦区になると予想される田辺市選挙区。定数1減のなか、真わかやまの野見山海(67)と原日出夫(70)の2人が引退する意向だ。大沢広太郎(69)と泉正徳(59)の自民現職2人に、市議を昨年11月に辞職した谷口和樹(39)と1日に辞職した鈴木太雄(39)の新顔2人が加わり、4人で3議席を争う。
玉置公良が2009年に衆院に転出したために欠員1の西牟婁郡選挙区。定数2に元職2人、新顔2人の計4人が出馬の意欲を見せている。1999年から1期務めた共産の高田由一(47)、2003年から3年近く務めた無所属の前川勝久(65)は返り咲きを狙う。前白浜町長の立谷誠一(61)と前上富田町議の池口公二(54)の新顔2人は自民公認で立つ。自民の町田亘(74)は引退の意向。
前回2議席を5人が争った東牟婁選挙区は、自民の谷洋一(62)と前芝雅嗣(62)の現職2人が出馬予定。また民主県連は、前串本町長の松原繁樹(60)を公認する予定としている。
定数1の新宮市選挙区は、自民現職の須川倍行(50)に新顔で会社役員の浜口太史(43)が無所属で挑む。8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
(文中敬称略)=おわり
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>>906
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110205ddlk28010398000c.html
行政ファイル:神戸市議会で統一会派解消 /兵庫
神戸市議会の「自民党神戸・たちあがれ日本」(10人)が4日、統一会派を解消した。新たな会派構成は次の通り。民主党(18人)▽自民党(12人)▽公明党(11人)▽共産党(10人)▽自民党神戸(8人)▽たちあがれ日本(2人)▽新社会党(同)▽住民投票☆市民力(同)▽みんなの党(同)
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110204ddlk28010306000c.html
’11統一地方選:明石市長選 市議会4会派、宮野氏に出馬要請 /兵庫
◇泉氏には経済人から
4月の統一地方選で予定されている明石市長選で、市議会の4会派が3日、東播磨県民局長の宮野敏明氏(59)に立候補を要請した。宮野氏は「市民に選ばれた議員の皆さんの要請で、相談すべきところに相談して早急に最終的な結論を出したい」と述べた。
要請したのは、最大会派の新政会(7人)、公明党(6人)、民主連合(3人)、清風会(3人)で、4会派で定数(31人)の約6割を占める。各会派代表が「県政推進に活躍した行政手腕はもとより、温厚な人柄、熱い情熱で市民が笑顔で暮らせる街に導いてくれると確信している」と要請した。
宮野氏は明石市在住。県立明石高、関西大を卒業し、75年に県庁入り。労政福祉課長、知事室長などを務め、09年から現職。
一方、福祉団体で構成する「21世紀型の福祉のまち明石を実現する会」が立候補を要請している弁護士の泉房穂氏(47)は同日夜、市内の若手経済人有志からも要請を受け、「明石を本気でよくしていくため、自分に何ができるか真剣に考えたい」と話した。【南良靖雄】
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110206ddlk29010309000c.html
選挙:県議選 自民党県連、新たに3人を推薦 /奈良
自民党県連(奥野信亮会長)は5日、奈良市内で選対本部会議を開き、4月の県議選に、3人の推薦候補を新たに擁立することを決めた。25人となった公認・推薦候補の全員当選を目指す活動方針も決定した。
推薦候補に決めたのは山辺郡・奈良市選挙区の元職、鍵田忠兵衛氏(53)▽北葛城郡選挙区の新人、乾浩之氏(50)▽同選挙区の新人、谷口重克氏(57)。3人とも公認申請だったが、国政選挙への貢献度や同一選挙区内の公認候補者数などを考慮、推薦にとどめた。
県議選と同日選となる知事選については、再選を目指す現職の荒井正吾氏から推薦願が出た場合は、奥野会長に一任することを決定。奥野会長は会議後、「荒井氏から支援の申し出があれば対応する」と話した。
また、5日にあった総務会では今後の活動方針を決めた。統一地方選での公認・推薦候補の全員当選や、人材育成のための地方政治学校設置の検討などが盛り込まれた。【阿部亮介】
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>>189
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2173-2174
04年9月、県議から市長選に転じて初当選したが、税滞納問題を巡って市議会と対立。不信任決議案が可決され、05年7月の出直し市長選で、主要政党がこぞって支援した藤原昭氏に敗れた。
◆奈良市長選04年9月(同36・77%)
鍵田忠兵衛 無新 当48255
大川 靖則 無現 44988
日和佐穣甫 無新 12599
◆奈良市長選05年7月(投票率50・91%)
藤原 昭 無新 当72302
鍵田忠兵衛 無前 65289
辻山 清 諸新 7600
■2005年衆院選奈良1区選挙得票
*いわゆる「刺客」候補
1.馬淵澄夫 民主党 前 73,062 当選
2.鍵田忠兵衛 自由民主党 新 66,215 比例区当選
3.森岡正宏 無所属 前 41,914
4.細野歩 日本共産党 新 15,071
2009年奈良市長選
*1区を森田に譲り返り咲きを目指すも落選(現職藤田は出馬せず)
当76707 仲川 げん=無新<1>[民]
62958 鍵田忠兵衛=無元(1)[自][公]
24340 小林 照代=無新[共]
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舞鶴市長選 新人多々見氏圧勝
巷では舞鶴市民にも少しは良心があったとの専らの噂
この圧勝の分析は?
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>>1281
勝利した多々見氏が病院長を務めた舞鶴共済病院は舞鶴だけでなく
福井県若狭地方や京都丹後地方からも患者が通う地域の中核病院。
金沢大学の教授やら福井大学の講師にも就任するなど、タマでは現職を圧倒していたとの評判。
現職側は多々見氏は石川県出身(金沢大学卒)という点で攻撃していたみたいだけど、
元々、舞鶴は地方都市ながら港湾都市ということで、よそ者に寛大な土地柄であり
現職側に戦略ミスもあったと分析。
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う〜ん、なるほど。
ただここまでも圧勝という背景には一体どういうことがあったのかと・
阿久根ですらあんな接戦になっているのに
これほどの大差・・??
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110207ddlk29010301000c.html
’11統一地方選:民主県連、県議選候補予定者の公認を取り消し /奈良
民主党県連(滝実代表)は6日、奈良市で常任幹事会を開き、4月の県議選に山辺郡・奈良市選挙区から立候補を予定していた新人、横田昌浩氏(47)の公認を取り消すことを決めた。近く党本部に伝える。横田氏は立候補を取りやめる。
横田氏は県連に対し、「地元と党の全面的な支援が得られなかった」と話しているという。県連は県議選で21人の擁立を目指していたが、これで立候補予定者は15人となった。藤野良次幹事長は「公認取り消しは県連として初めて。出馬断念は個人的な理由で致し方ない」と話した。【阿部亮介】
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001102070003
舞鶴市長選 多々見氏が初当選
2011年02月07日
病院再編計画見直しへ
舞鶴市長選は6日に投開票され、新顔で前舞鶴共済病院長の多々見良三氏(60)=無所属=が、現職の斎藤彰氏(55)=同=の再選を大差で阻み、初当選を果たした。公的3病院を再編する計画の是非が最大の争点となり、多々見氏の当選によって、市や府が進めてきた現在の計画が全面的に見直される見通しとなった。当日有権者数は7万1684人、投票率は61・41%(前回64・19%)だった。
同市浜の事務所に「当選確実」の一報が入ると、支持者や陣営スタッフから「やった」「勝った」と歓声が上がり、大きな拍手に包まれた。姿を見せた多々見氏は頭を下げながら、周りの人たちと握手を交わして喜んだ。
多々見氏は昨年12月初め、市議らから市長選に立候補するよう正式に要請され、同22日に舞鶴共済病院を退職。連合京都の推薦を受け、自民、民主の支援も得て組織的に選挙戦を進めてきた。
あいさつした多々見氏は「病院再編計画は課題がいくつかある。市民の知恵を借り、府
と進めたい。若者が帰ってきてくれる町づくりも進める」などと抱負を語った。
多々見市政の誕生によって再編計画の行方は不透明になった。今後の焦点は、計画を白紙に戻したうえでどのような再編像を描くのかだ。必要な病棟の規模や診療科、医師らスタッフの体制をどう整え、赤字にあえぐ舞鶴市民病院をどうするかは待ったなしだ。地域医療をめぐる本格的な見直し論議が急がれる。
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110207ddlk26010331000c.html
選挙:舞鶴市長選 多々見氏が初当選 /京都
任期満了に伴う舞鶴市長選は6日、投開票され、無所属新人で前舞鶴共済病院長の多々見良三氏(60)が無所属で現職の斎藤彰氏(55)を破り、初当選を果たした。最大の争点となった公的病院再編問題で、多々見氏は「計画見直し」、斎藤氏は「計画推進」を訴えたが、市民は現計画の見直しを選択した形になった。
当日有権者数は7万1684人(男3万5217人、女3万6467人)、投票率は61・41%(前回64・19%)だった。【岡崎英遠】
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◆開票結果
◇舞鶴市=選管最終発表
当 27823 多々見良三 60 無新
15766 斎藤彰 55 無現
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多々見良三(たたみ・りょうぞう) 60 無新(1)
医師▽舞鶴医師会理事[歴]金沢大医学部臨床教授▽舞鶴共済病院診療部長・病院長▽金沢大院
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110206-OYT8T00678.htm
舞鶴市長に多々見氏
初当選 新病院計画見直しへ
舞鶴市長選は6日投開票され、新人で前舞鶴共済病院長の多々見良三さん(60)(無所属)が、現職で再選を目指した斎藤彰さん(55)(同)に大差をつけて圧勝、初当選した。多々見さんは「税金を無駄にしない形での医療再編の訴えを、市民は受け止めてくれた」とし、今後、府がまとめた中丹地域医療再生計画を見直し、既存の病院間の連携を強化して地域医療を守るとの考えだ。当日有権者数は7万1684人、投票率は61・41%(前回64・19%)だった。
同市浜の多々見さんの事務所では、当選の知らせが届くと、支持者らから大きな歓声と拍手が起こった。多々見さんは万歳三唱して、喜びをかみしめた。
マイクを握った多々見さんは「できるだけ早く医療問題を解決し、市民が求めている経済活性化を行っていきたい。舞鶴のブランド力を高め、若者が帰ってくる活力があるまちづくりを進めたい」と語った。
一方、同市北吸の斎藤さんの事務所では、落選の知らせに支持者らは力なく肩を落とした。斎藤さんは「残念な結果になったのは、自分の不徳の致すところ」と敗戦の弁を述べた。
今回の市長選は、地域医療の立て直しが最大の争点となった。府がまとめた、新病院建設を柱とする「中丹地域医療再生計画」を巡り、多々見さんは「新病院は税金の無駄遣いだ」として計画の白紙撤回、斎藤さんは「必要な施設」と計画推進を、それぞれ訴え、激しい舌戦を繰り広げた。
しかし、公的病院を抜本的に再編するとの試みは、各設置母体による協議が難航。新病院構想も市が財政難に苦しむ中、市民の間で共感が広がらなかった。そして市民は、病院長経験があり、経営の現実を知る多々見さんを支持した。
(2011年2月7日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003791698.shtml
明石市長選 候補者擁立の動き加速
北口寛人市長が3選立候補を断念した明石市長選(4月17日告示、24日投開票)をめぐり、候補者擁立の動きが加速してきた。
7日は、明石商工会議所の政治団体「日本商工連盟明石地区」や明石市医師会など市内5団体が県東播磨県民局長の宮野敏明氏(59)を招き立候補要請文を手渡した。市議会の新政会、公明党、民主連合、清風会の4会派の全19議員も3日、宮野氏に立候補を要請している。
これに対し、元衆院議員で弁護士の泉房穂氏(47)に立候補を求める動きがあり、「明石若手経済人の会」が3日、「泉氏を囲む会」を開き、泉氏に立候補を要請した。1月下旬には、市内の福祉団体などでつくる「21世紀型の福祉のまち明石を実現する会」が泉氏への立候補要請を決議した。
宮野氏は「相談すべきところに相談し、早急に最終的な結論を出して報告したい」と述べ、泉氏も「明石を良くするため、自分に何ができるか考えていきたい」などと態度を保留している。
市長選をめぐっては、このほか、神戸市内で企画会社を経営する女性と、市内在住の現代アート作家の男性が立候補に向けた動きをみせる。また、市民団体「明日の明石市政をつくる会」が「市民マニフェスト」の作成を進めている。
(森本尚樹)
(2011/02/08 07:56)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/02/05/20110205-049306.php
2011年2月 5日
「堺市分割で都構想参加あり得ぬ」竹山市長
堺市の竹山修身市長は、産経新聞との単独インタビューに応じ、市長選では全面支援を受けた大阪府の橋下徹知事が掲げる大阪都構想について、「現在の堺市を分割して(大阪都に)参加することはあり得ない」と述べた。そのうえで「(府との)二重行政も発生していない中で『時流に乗り遅れるな』というのはなく、冷静に市民や議会の声を聞くべきだ」とし堺市が都構想の枠組みに入ることに慎重な姿勢を示した。
インタビューに答える竹山修身市長=堺市の市役所本館(中井美樹撮影)
世田谷区と同規模
府議会事務局長や、府政策企画部長などを歴任した元府職員の竹山市長は平成21年9月、橋下知事の全面支援を受け、実質的に与野党相乗りだった現職を破り初当選。しかし、その後、橋下知事が打ち出した府と大阪、堺の両市を解体、再編して都市機能の強化を目指す大阪都構想とは距離を置いており、橋下知事は「市長になったら、お山の大将でいたくなっちゃう」などと批判している。
インタビューで竹山市長は「都構想は、税金を効率的に執行できない二重行政を解消するために有効な手段」とした上で「基礎自治体として大きすぎる大阪市で、都構想をどう実現できるのかを見た上で(堺市として)判断すべきだ」と述べた。
堺市の人口83万人が基礎自治体として大きいという橋下知事の主張に対しては「(東京都)世田谷区の人口は堺市とほぼ同じ。堺市が権限縮小して分割された形で都の一部になる必要はない」と述べ、人口規模が必ずしも分割の理由にならないとした。
広域連合にも慎重
橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」を統一選で支援するかどうかについては「首長と議会会派は是々非々。特定の政党に対し、統一選への応援は一切行わない」と“中立”の立場を強調。維新が公約に掲げる公立中学での給食の実施についても、堺市としては業者に発注する弁当形式のスクールランチを拡大し「メニューや値段などを充実させていきたい」とした。
また、橋下知事は国からの権限移譲に向け、政令市も早期に関西広域連合に参加し、「一緒に汗をかくべきだ」と主張しているが、「費用対効果を考えないといけない」として慎重な姿勢を示した。
橋下知事も「お山の大将」 手腕評価/府とはあくまで対等
4月の統一地方選に向け橋下徹知事が打ち出した大阪都構想に対し、距離を置き始めた堺市の竹山修身市長。インタビューでは、橋下知事の手腕を高く評価しながら、堺市を分割して都構想の枠組みに入ることには明確に反対し、府とはあくまで「イコールパートナーだ」と主張した。これに対し橋下知事は「竹山市長が『堺原理主義者』と言い始めたのは問題」と批判。あくまで堺市も都構想の枠組みに入れる方針だ。
竹山市長は、部下として1年半仕えた橋下知事について「聖域なき見直しをしたことがすごい」と評価、府職員として6代の知事に仕えたが「ひと味もふた味も違う」と述べた。
一方、橋下知事が掲げる都構想については、「堺では、二重行政は発生していない」と強調。「政令市としての権限をあえて縮小してまで、区になる必要はない」と明言した。
橋下知事から、「お山の大将」と批判されたことに対しては「それぞれの首長は、お山の大将であっていい。知事もある意味で大阪府のお山の大将だと思う」と切り返した。
これに対し橋下知事は、堺市について「今は広域行政のところで事実上、府とバッティングしていないが、竹山市長が『私は堺原理主義者だから、堺市のことだけを考える』と言い始めたのは問題。政令市は大阪全体のことを考えてもらわないと」と強調。
「堺市も分割して都構想の枠組みに入れていくという旗は降ろさない。竹山市長がよく比較する東京都の世田谷区には街の一体性があると思うが、堺の場合は、歴史のある街並みと泉北ニュータウンでは街の様子がはっきり違う」と話した。
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《一問一答》
竹山修身・堺市長との主な一問一答は次の通り。
――橋下府政をどう評価?
「聖域なき見直しをしたことがすごい。職員の給料では自分で組合に直談判し、国の直轄負担金の問題では、不明朗な事業の内容にメスをいれ、その上で国に制度改正を迫った。この実行力はすばらしい」
――元府職員として見てもこれまでの知事と違うのか
「職員にも国にも遠慮がない。府民の視点で、すべての制度について総点検して発信していった。横山ノック知事のときも行革は進んだが、ノックさんは職員を使った。しかし、橋下知事は、自分で徹底的にする。だからこそ抜本的な見直しができた」
――大阪都構想での堺市の分割案をどう思うか
「府と大阪市の二重行政の解消のために都構想がでてきた。堺では、二重行政は発生していない。その中であえて、3つの区に分ける必要性は薄い」
――堺市は都構想に参加しないのか
「市として参加することはあり得る。ただ区として参加することはない。政令市としての権限をあえて縮小してまで、区になる必要はない。二重行政も発生していない中で、急に『時流に乗り遅れるな』ということでの参加はない」
――橋下知事が竹山市長をさして「市長になったらお山の大将でいたくなっちゃう」とも発言したが
「それぞれの首長は、お山の大将であっていい。僕は堺の発展のために頑張り、議会との緊張関係の中で堺を良くしようとするお山の大将でいい。知事もある意味、大阪府のお山の大将だと思う」
――最近の橋下知事の発言についてどう考える
「橋下知事は、知事であると同時に(地域政党の)大阪維新の会の代表。政治的発言をせざるを得ないのは分かっている。メッセージ性のある言葉で語るのが橋下知事の真骨頂。いちいち反論したり、ナーバスになる必要はない」
(2011年2月 5日 15:00)
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>>1264
>ここ数年、市政の最大の課題は地域医療問題で、その発端は市立舞鶴市民病院の経営難だった。
>4年前の市長選で、斎藤氏は「市民病院の再建」を強力に訴え、初当選した。市長就任後、「舞鶴地域医療あり方検討委員会」の提言を踏まえ、再建の道筋として、市内の公的4病院(市民病院、舞鶴医療センター、舞鶴共済病院、舞鶴赤十字病院)の再編という青写真を示した。
>市民病院だけでなく、どの病院も医師不足の課題を抱えており、4病院を2病院体制にして医師らを効果的に配置し直し、経営環境を改善させるという内容だった。
>しかし、その構想に「待った」をかけたのが、共済病院長の多々見氏だった。多々見氏は「あり方検討委」の委員などとして再編の議論に加わっていたが、09年9月、「職員の雇用に心配がある」などと述べ、共済病院の離脱を表明した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110207-OYT8T01247.htm
「舞鶴3病院 2に集約」
多々見新市長
舞鶴市長選の投開票から一夜明けた7日、初当選した前舞鶴共済病院長の多々見良三さん(60)は同市内で記者会見し、争点となった公的病院の再編問題について、市立舞鶴市民病院を除く3病院を2病院に集約する構想を明らかにした。多々見さんは「4病院の連携強化」を訴えてきただけに、踏み込んだプランには波紋も広がりそうだ。
市域には現在、東地区に共済病院と市民病院、舞鶴医療センターが、西地区には舞鶴赤十字病院がある。
会見で多々見さんは、医師ら現場の意見を聞くと前置きしたうえで、「市域の東西バランスを取って(各病院が)持続可能な形にしたい」と指摘。市民病院は療養型に転換して存続させるとし、「将来的には東に一つ、西に一つ。例えば、東は共済病院、西は赤十字と医療センターが組むのもあるし、共済病院と医療センターがくっつく話もあるだろう。いろんなパターンがある」と語った。
一方、赤十字病院の一般病床を増床するアイデアにも言及。必要な資金は、中丹地域医療再生計画に充当する医療再生基金25億円を利用できるとの見通しも示した。選挙中、白紙撤回するとした同計画については、「3月初めには(見直し案を)決めたい」とした。
(2011年2月8日 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/02/09/20110209-049442.php
【統一選2011】自民VS.「維新の会」 候補引き抜き激化
統一地方選をめぐり、自民党大阪府連が、地域政党「大阪維新の会」からの立候補を目指して公募に応じたものの、候補に選ばれなかった新人を、府議選候補者として擁立する方向で検討していることが8日、分かった。一方、自民府連側が、候補者育成のための政治学校「なにわ塾」の卒業者で、維新公認となった新人3人を除籍処分としたことも判明。選挙を目前にして両党とも候補者擁立作業が難航しており、引き抜き合戦も激化している。
両党関係者によると、自民府連が、維新の公募からはずれた新人男性の府議選擁立を検討しているのは、大阪市内の選挙区。自民府議が維新に移り、自民の「空白区」になっていた。
維新幹部によると、男性は昨年、市内の別の選挙区から府議選立候補をめざし、維新の公募に応じ「大阪都構想の実現」などを訴えて面接を受けたが選ばれなかった。
維新幹部は「いったんわれわれの公募に応じた人を、都構想に反対する自民が擁立するとは何事か」と反発している。
一方、維新には、約40人の現職議員が自民府連から流れたほか、なにわ塾卒業生も公募に応じ、3人が新人候補として維新公認となった。
自民府連幹部によると、なにわ塾の学則では、自民以外の政党などから立候補した場合の処分を定めており、府連は除籍処分を決定。また、選挙戦でなにわ塾出身であることをアピールしないよう申し入れた。
自民府連幹部は「学則にも定められている以上、他党からの立候補は、裏切り行為と一緒。筋を通すということを知らないのか」と厳しく批判している。
(2011年2月 9日 09:27
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201102080125.html
大和郡山市議会、定数削減案を否決 市民団体は反発
2011年2月9日
大和郡山市議会(定数24)は8日の本会議で、市民団体「市政を正す会」から直接請求で提出された議員定数と報酬などを削減する条例改正案を、賛成少数で否決した。生駒市でも昨年12月、直接請求の削減案が否決されたばかり。中村健代表は「市民の意思を門前払いにした格好だ。今後は選挙を通じて議会を改革したい」と話した。
4日の特別委員会での否決結果が報告された後、討論があった。「2598人の市民の署名は重い」「行財政改革は市のトップに立つ者や議員の削減から始まる」など賛成意見がある一方、「4月に市議会選挙を迎える。いまさら定数を減らせるか」「議員定数の削減は市民とのパイプを細くする」「一部議員と一緒になった活動だ」など反対論が出た。
採決では、出口真一、福田浩実、甲谷悦夫(以上公明)と、田村俊、丸谷利一(以上、無会派)の5氏が賛成しただけで大差で否決された。
条例改正案は、地方自治法に基づき、中村代表らが有権者の50分の1(昨年12月2日現在1488人)を超す2598人分の有効署名を添えて直接請求。市議の定数を現行24から20に、月額56万円の報酬を47万円にするほか、市長、副市長、教育長など特別職の給料も約15%の削減を求めた。
中村代表は「議員からは、署名について『たかだか3%だ』とか、法に基づいた直接請求を『議会をもてあそぶ議案だ』といった発言まで出た。否決は残念だが、議会の現状を市民に知ってもらううえで一定の成果があった」と話した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003793542.shtml
1票の格差、兵庫が最大 44道府県議選
4月1日告示、10日投開票の兵庫県議選の芦屋市と佐用郡選挙区との「1票の格差」が4・31倍と、同じ日程で行われる44道府県議選の中で最大となっていることが8日、神戸新聞社の調べで分かった。人口基準では一つの選挙区にはならないが、公職選挙法で認められている「特例選挙区」を佐用郡が適用しているためで、格差は全国平均の2倍以上。「1票の格差」をめぐっては国政選挙で違憲判決が相次いでいるが、地方選挙でも議論になりそうだ。
今回実施される44道府県議選で最も格差が大きいのは、芦屋市と佐用郡。最小は鳥取県東伯郡と岩美郡の1・52倍だった。
兵庫県議会は今回から選挙区数を44から41に、議員定数を92から89に削減。前回の統一選(07年)で特例選挙区だった旧飾磨郡、佐用郡、養父市について、民主、公明、共産からは「全国的に解消の動きが進んでおり、存続すべきではない」との意見が相次いだ。
しかし、特例選挙区で議席を独占し、県議会の過半数を死守したい自民は抵抗。旧飾磨郡は姫路市に編入したものの、養父市と佐用郡はそのまま残すことに。佐用郡について県議会は、「09年の台風9号災害の復旧・復興途上」を存続の理由に挙げ、次回(15年)は解消するとしているが今回、全国最大の格差を生み出すことになった。
前々回(03年)の選挙で12都県23選挙区あった特例選挙区は、自治体の財政難や平成の大合併、定数削減を求める世論などを受け、前回(07年)は兵庫県と東京都の計5選挙区に激減した。その後、北海道が加わり、現在は計6選挙区。特例選挙区の多さも兵庫は突出している。
1票の格差をめぐっては、昨年の参院選の訴訟では「5倍」を、09年の衆院選では「2・3倍」を「違憲」または「違憲状態」とする高裁・支部判決が相次いで出され、国会でも定数是正への動きが加速している。
(藤原 学)
【特例選挙区】公職選挙法は、議員1人当たりの人口が県平均の半数に満たない選挙区について、隣接区との統合を義務づけている。しかし、1966年以前から変更がない選挙区は、条例で特例を設ければ存続が認められている。兵庫県の佐用郡、養父市のほか、北海道の紋別、留萌市、東京都の千代田区と島部で、全国で計6選挙区となっている。
(2011/02/09 08:30)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110207/lcl11020720100006-n3.htm
(上)三都連携、政権や霞が関に揺さぶり
2011.2.7 20:03 (3/3ページ)
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支持を訴える(左から)愛知県知事選の大村秀章候補、大阪府の橋下知事、名古屋市の河村たかし前市長=1月22日午後、名古屋市中区
橋下は一方で、東京都知事選への立候補が有力視される前宮崎県知事、東国原英夫とも関係を深め、昨年末以降、たびたび面会している。「(橋下が提唱する)あの三都構想なら(自分も)行けると思った」。東国原は最近、橋下との電話でそう話したという。ただ、橋下は周囲に「(都知事選に)石原慎太郎知事が出るというなら、東国原さんは応援できない」とも語り、フリーハンドを維持しているように見える。
□ □
橋下は今月1日から、インターネットサイト「ツイッター」での情報発信を始めた。閲覧登録者数は7日現在でたちまち7万人近くに達し、有権者らに思いのままにつぶやきかける効果的な手段として、すっかり気に入った様子だ。
サイト上で橋下は、大阪都構想に批判的な勢力への反論を強める一方、「ツイッターで政治を動かしましょう!」としきりに呼び掛ける。新たな情報ツールへの期待とともに、これまで政治に関心を示さなかった若い層なども巻き込んだ「地域改革」へ突き進む姿が見て取れる。
「新しい大阪の設計図作りのきっかけ、ムーブメントを起こしてください。これがうまくいけば、新しい日本の設計図作りに繋(つな)がります!」
橋下が仕掛けた既存勢力との全面対決の幕が開く。(敬称略)
◇
自ら「大阪春の陣」と位置づける統一選を足がかりに、前代未聞の地域変革をもくろむ橋下知事。その鳴動、動向を追う。
「広域行政の一本化まで踏み込んでいない。今の段階では連携は無理だ」。昨年12月、大村の出馬会見に際し、橋下は連携に慎重姿勢を示した。中京都構想では指揮官が1人にならず、方向性が違うのではないかという疑念を抱いていた。
その日夜、橋下は大村から「河村さんとも、中京都のトップは一つでと一致している。そうじゃないと知事選に出たりしない」との言質を得て、軌道修正する。翌朝、記者団に対し「中京都は大阪都と全く同じだとわかった。東京都とも連携して大阪、名古屋、東京のトリプルエンジンで日本を引っ張っていきたい」とぶち上げた。
□ □
大阪都構想の実現に向け、統一地方選での維新勝利へとひた走る橋下。一方、その歩みと並行して、新しい自治制度に関する提起や地域政党の旗揚げ、脱中央・脱既成政党のうねりが各地で起こっている。
人気首長が連携し、地方選で圧勝すれば、国もその動きを無視できなくなる。橋下は、4月の東京都知事選の候補者も巻き込み「三都」のトップで日本を牽引(けんいん)し、政権や霞が関に揺さぶりをかける狙いを持つ。
12月20日、大阪で開かれた維新の全体会議に出席した大村は、「平成の薩長同盟として、既得権益で縛り付けられたような幕府はひっくり返したい」と宣言。河村も「増税の連続、同じ人しか議員になれない社会を薩長同盟で切り崩したい」と応え、橋下と3人でがっちり握手を交わした。
橋下は一方で、東京都知事選への立候補が有力視される前宮崎県知事、東国原英夫とも関係を深め、昨年末以降、たびたび面会している。「(橋下が提唱する)あの三都構想なら(自分も)行けると思った」。東国原は最近、橋下との電話でそう話したという。ただ、橋下は周囲に「(都知事選に)石原慎太郎知事が出るというなら、東国原さんは応援できない」とも語り、フリーハンドを維持しているように見える。
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橋下は今月1日から、インターネットサイト「ツイッター」での情報発信を始めた。閲覧登録者数は7日現在でたちまち7万人近くに達し、有権者らに思いのままにつぶやきかける効果的な手段として、すっかり気に入った様子だ。
サイト上で橋下は、大阪都構想に批判的な勢力への反論を強める一方、「ツイッターで政治を動かしましょう!」としきりに呼び掛ける。新たな情報ツールへの期待とともに、これまで政治に関心を示さなかった若い層なども巻き込んだ「地域改革」へ突き進む姿が見て取れる。
「新しい大阪の設計図作りのきっかけ、ムーブメントを起こしてください。これがうまくいけば、新しい日本の設計図作りに繋(つな)がります!」
橋下が仕掛けた既存勢力との全面対決の幕が開く。(敬称略)
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自ら「大阪春の陣」と位置づける統一選を足がかりに、前代未聞の地域変革をもくろむ橋下知事。その鳴動、動向を追う。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/lcl11020909140000-n1.htm
(中)橋下都構想…波及、戸惑う新潟
2011.2.9 09:12 (1/4ページ)
大阪府知事の橋下徹が掲げる「大阪都構想」とは何か。大阪府と大阪・堺の両政令指定都市を解体・再編し、産業基盤整備などの広域行政を担う指揮官1人の「都」と、公選区長のもとで住民に身近な基礎自治を受け持つ10〜13程度の「特別区」に分ける−という姿を、橋下は思い描く。
大阪府の人口約884万人のうち、大阪・堺両市は計約4割を占め、政令市として大きな権限も持つ。橋下は構想の目的について、府市間に存在する二重行政やバラバラな都市政策の解消を挙げるが、市の解体を伴うことに、大阪市長の平松邦夫は「都構想は都妄想だ」と激しく反発する。
「大阪都構想について中身がない、具体性がない、もっと詳細な制度設計を示せという人は、組織再編のプロセスが分かっていない」。橋下がネットサイト「Twitter(ツイッター)」につづった言葉。近頃、こうした批判に、特に激しいいらだちを見せる。
都構想の実現には、国会の議決を受けて地方自治法を改正するか、住民投票を経て特別法を制定する必要があり、越えるべきハードルは極めて高い。これに対し、先の批判も踏まえてか、最近は構想具体化のプロセスについて、事務方の大専従部隊を結成して制度設計を図り、住民投票で是非を問うという、これまでにない説明を加えている。
橋下は今秋の大阪市長選に鞍(くら)替え出馬し、一気に市解体を進める構えも見せていたが、「市解体の作業は市職員じゃなくてもできる」と語り始めた。これを「知事を続けて制度設計に力を入れる意思表示では」と受け取る向きもある。
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一方で、橋下が打ち上げた地方変革のアイデアは各地に刺激を及ぼしている。
1月25日、新潟県知事の泉田(いずみだ)裕彦と、新潟市長の篠田昭が共同で記者会見し、「新潟州構想」を打ち上げた。二重行政解消や基礎自治体の権限強化を目的とした合併構想。広域行政の司令塔を一本化することや、区長公選制とすることなど、大阪都構想との類似点も見て取れる。
新潟県の人口は約237万人。新潟市は平成17年に13市町村と合併して人口約80万人になり、19年4月に政令市に移行したばかりだ。それでも両首長は、州構想を旗に、大阪などと足並みをそろえて国に自治制度の変革を迫り、地域主権改革のトップランナーとなることを標榜(ひょうぼう)している。
「東アジアに向き合う都市をつくるには、政令市になっても新潟市だけでは力不足」。篠田は「州構想は、新潟が埋没しないために、このままでいいですかという市民への問いかけでもある」と述べる一方、「大阪都構想はわれわれにとってかなり参考になるし、下敷きにさせていただく」と素直に語る。
□ □
だが、唐突感のある州構想に関し、複数の県議は「新潟州って何?」「議論のしようがない」と冷ややかだ。自民県議の一人は「知事の人格を知らないと理解できない。あの人は一言居士で、ただ国にモノを言いたいだけ」。別の県議も「県民100人に聞いても、1人か2人興味があればいい方だ」と語る。
県幹部からも戸惑いの声が漏れる。「平成の大合併で県内の市町村は3割弱に減り、新たな街づくりを始めたばかり。そこでまた州構想かと…」。この県幹部は「本音を言えば、大阪で先行してやってもらい、様子を見たい」と話す。
「地域の課題は地域で取り組み、完結できる仕組みを」と、のろしが上がった新しい自治制度構想。しかし、成就への道筋が視界不良の中で、「おぼろげな器」の先にあるものは、まだ見えにくい。
保守系の新潟市議は、州構想は住民にこそ決断を厳しく迫るものだと指摘する。「権限と責任を受け持つ覚悟があるのか。住民は、その気構えを問われることになる」
(敬称略)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/lcl11020921340006-n1.htm
(下)既成政党 埋没の危機感
2011.2.9 21:33 (1/2ページ)
4月の統一地方選で行われる大阪府議選、大阪市議選、堺市議選を「大阪都構想」推進に向けた天王山と位置づける大阪府知事、橋下徹。自ら率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)での過半数獲得を、命題と位置づける。
「議員が選挙であれこれやるといっても、単なる希望に過ぎない。地方議会は何もできないし、議員は無責任。有権者は嫌気がさしていると思うんです」
5日、維新が高槻市内で開いたタウンミーティングで、橋下は大阪の投票率の低さを取り上げ、まくしたてた。「だから、僕は知事と議員が一緒に政策を作る維新を作った。既成政党の議員に何ができるのか。皆さん聞いてみてください」
橋下は、維新結成の「正当性」を繰り返し強調する。自身の手法に対し、地方自治の根幹である首長と議会の二元代表制が壊れるという批判があるためだ。
「(橋下は)議会、議員を全く信用していない。維新議員に対しても、政策形成なんてできる訳がないと見切っている」。自民府議が指摘する。「維新は橋下個人の目標実現のためのツール。二元代表ではなく、明らかな独裁だ」
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「えたいの知れない党が出てきて、あんたも大変やね。でも、民主党も全然ダメじゃないの」。民主の大阪府議は、支持者回りの中でたびたび自党への不満にさらされていた。自身の選挙区でも維新が候補者を立てる予定で、着々と準備を進めているが、「またか」と思わずにはいられない。
支持者の間では、維新への関心はさほど高くないが、あいさつ回りの後半は、決まって党への痛烈な批判を聞かされる。議員は「東京の本店の不始末を、地方の係長や課長が一生懸命謝って歩いている状況だ」と嘆く。
6日投開票された愛知県知事選、名古屋市長選の結果が、一層思いを暗くさせた。民主系候補の惨敗はある程度予想していたとはいえ、地方議会の存在意義自体を否定するかのような結果にショックを隠せない。
議員は語気を強める。「こうなったら、内閣総辞職ぐらいしかない。僕らの敵は維新じゃない。民主党自体なんです」
□ □
愛知の選挙結果について、コメントを求められた自民大阪府連の幹部はいらだっていた。「何で名古屋の選挙結果について、わしがコメントせんとあかんねん。騒げば騒ぐほど、向こうの思うつぼや」
名古屋では両首長選と合わせて市議会のリコールも決まり、近く出直し市議選が行われる。圧勝で再選された市長の河村たかしは、自らの地域政党「減税日本」で過半数を狙うが、この府連幹部は懐疑的だ。
「本当に市長の独裁を認めるのかどうか。昨夏の参院選でも、有権者は政権に緊張感を持たせるために、ちゃんとバランスを取った。そんなに簡単に勝たしてもらえる訳がない」
一方、公明党府本部の幹部は、愛知の選挙結果を、民主党政権への反発と地域政党への追い風と分析し、「公明党こそ、元祖地域政党。統一選に向け、より地域政党という方向性を鮮明に打ち出していく」と語る。共産は、統一選を「維新・オール与党vs共産」と位置づけるが、他党以上に埋没への危機感は強い。
既成政党や、地方議会そのものを抵抗勢力として位置づけ、一気に変革を目指す橋下。府議選では昭和22年以来、一党が単独過半数を占めたことはない。
橋下が仕掛けた既存勢力への宣戦布告を、有権者はいかにとらえるのか。統一選では、地方自治に対する有権者の意識も厳しく問われることになる。(敬称略)
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山口敦、河居貴司、木村さやか、渡部圭介、有川真理、秋山紀浩が担当しました。
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>>634とか
http://www.sankei-kansai.com/2011/02/12/20110212-049554.php
上告中の中司前市長出馬へ 枚方次期市長選
大阪府枚方市発注の清掃工場建設工事をめぐる談合事件で競売入札妨害(談合)罪に問われ、1、2審で有罪判決を受けた前枚方市長の中司(なかつか)宏被告(54)=上告中=が、今年9月の任期満了に伴う次期枚方市長選に、無所属で立候補する方向で最終調整していることが11日、後援会関係者への取材で分かった。4月の統一地方選後にも出馬表明するとみられる。
関係者によると、中司氏は昨年12月と今年1月に行われた後援会の会合で「今後の政界復帰にご理解をいただきたい」と述べたほか、2月に入り、複数の後援会幹部に「市長選に向けて調整に入ってほしい」と打診したという。
ある後援会幹部は「大阪高裁の控訴審判決で『事件は一般的な官製談合と異なり、入札に直結する見返りはなかった』と認められた。市長で復帰するのが最も望ましい」と話す。
一方、中司氏は産経新聞の取材に「今年行われるいずれかの選挙には出馬を予定しており、市長選は選択肢の一つだが、現時点では熟慮中としかいえない」として明言を避けた。
中司氏は大阪府議を経て平成7年4月の枚方市長選で初当選したが、4期目途中の19年7月、競売入札妨害容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。公判では一貫して無罪を主張したが21年4月、大阪地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、22年11月の大阪高裁判決でも控訴が棄却され、上告している。
21年12月から1年間は大阪府柏原市の非常勤職員となり、「まちづくり戦略会議」の議長に就任。事業仕分けやまちづくりに関する政策決定に携わった。
19年9月の枚方市出直し市長選では、民主、自民、公明の推薦を受けた元府教育長の竹内脩氏(61)が当選。
今年9月22日で任期満了を迎え、竹内氏の再選出馬が有力視されるが、現段階で正式な出馬表明の動きはない。
(2011年2月12日 06:51
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110216/CK2011021602000112.html
「対話の会」、民主候補8人推薦へ 県議選
2011年2月16日
4月1日告示の県議選で、嘉田由紀子知事を支援する地域政党は、依頼があった民主党の公認・推薦の候補者全18人のうち、8人の推薦にとどめる方針を決めた。16日に対話の会の2次公認候補と合わせて発表する。
推薦を出すのは、対話の会の候補者がおらず選挙戦となることが決まっている近江八幡市、甲賀市、愛知郡、犬上郡、彦根市、米原市各選挙区の8人。湖南市と栗東市、東近江市、守山市は対話の会が独自候補を擁立する可能性を残しているとして民主の候補者への推薦を見送った。大津市と草津市、野洲市、長浜市の選挙区は民主と対話の会の双方が候補者を擁立し、議席を争うことが濃厚なため推薦しない方針。
民主は当初、過半数の24人を単独で擁立する方針を示していたが、党への逆風が影響し断念。対話の会との関係を強化して選挙戦を乗り切るため、擁立が決まっている18人全員の推薦を求めていた。
対話の会は公認候補6人を確保する見通しで、民主党の公認・推薦候補と合わせると、県議会(定数47)の過半数の24候補を何とか確保する。
1次公認で5人を発表しており、野洲市選挙区で公認候補を出す方向で調整している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110216-OYT8T01070.htm
「対話の会」自民候補推薦へ
県議選で方針転換 役員・中谷県議の要請受け
嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)は16日、「4月の県議選では自民党公認候補を推薦しない」としてきた方針を撤回、自民公認の立候補予定者1人を推薦する、と発表した。代表の清水鉄次県議が県庁で記者会見し、近江八幡市選挙区(定数3)に出馬を予定している中谷哲夫県議の推薦について、「知事選で嘉田知事を応援した実績を重視した」などと説明した。
昨年の知事選が実質上、自民との〈対決〉だったことを受け、清水県議が昨年10月の記者会見で、「自民党公認を推薦しない」と表明。その後に、自民の公認が決まった中谷県議から推薦の要請があったという。
中谷県議は対話の会で役員を務め、知事選では県議会の自民党系会派(20人)で唯一、嘉田知事を支援したこともあり、対話の会は「無所属なら推薦できる」と中谷県議に回答。中谷県議から承諾は得られず、1月の幹事会で対応を協議したところ、「政策は一緒」「政党にこだわるべきでない」などの声が相次ぎ、推薦を決めたという。
対話の会の発表を受け、自民党県連幹部は「中谷県議から『他党の推薦はもらわない』と確認していたはずなのに」と驚きを隠さなかった。
(2011年2月17日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/mie/news/20110220ddlk24010120000c.html
選挙:鈴鹿市長選 前商議所常務理事・明石氏が出馬意向 /三重
4月に行われる鈴鹿市長選に、鈴鹿商工会議所の前常務理事、明石孝利氏(55)が立候補の意向を固めたことが19日、分かった。近く正式に出馬表明をするという。
明石氏は、毎日新聞の取材に「鈴鹿を良くしようという友人たちが集まってくれた」と出馬の意向を固めるに至った経緯に触れた後、市の将来について「地元経済の活性化など33年にわたって商工会議所で学び、携わってきたことを生かし、新しい鈴鹿をつくるため、市民のために役立ちたい」と述べた。また、常務理事の辞職届が17日に受理されたことも明らかにした。
市長選(4月17日告示、24日投開票)には、これまでに市選出県議の末松則子氏(40)が立候補の意向を表明。2期目の川岸光男市長(68)は4月30日の任期限りでの引退を決めている。【大原隆】
〔三重版〕
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http://www.sankei-kansai.com/2011/02/20/20110220-049883.php
民主と「蜜月解消」 滋賀県知事支援の地域政党
今年4月の統一地方選で行われる滋賀県議選で、嘉田由紀子知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が、同じ「知事与党」として蜜月関係にあった民主から求められた同党公認の出馬予定者全員への推薦を拒否する一方、対立関係にあった自民公認の立候補予定者1人の推薦を決めたことがわかった。「嘉田ブーム」を受け、前回の県議選で躍進した対話の会だが、全国で強まる民主への逆風も踏まえ、民主と距離を取り始めたようだ。
対話の会は、嘉田知事が初当選した平成18年に結成。19年の県議選(定数47)では嘉田ブームの中、公認・推薦で19人を擁立、12人が当選した。これを受け、民主も知事支援に回り両党で「知事与党」として活動。嘉田知事が再選した昨年7月の知事選では、両党が二人三脚で全面支援、蜜月関係を深めた。このため、民主は今春の県議選でも対話の会に民主公認の出馬予定者全員を推薦するよう要請。両党で過半数の24議席獲得を掲げた。
ところが、茨城県議選や愛知県知事選などで民主が惨敗。菅直人首相の求心力が落ち、民主への逆風も強まる中、対話の会は今月、民主の要請を拒否することを決定。対話の会が公認候補を擁立しない選挙区に限って推薦することにし、これまで民主公認17人のうち8人を推薦した。
対話の会幹部によると、先月の幹事会では「民主と同一視されたくない」「対話の会公認候補者の当選に向けて集中すべきだ」などと、民主と距離を置く意見が相次いだという。
一方、嘉田県政で野党になっていた自民に対し、対話の会は4月の県議選についても「推薦しない」としてきたが、今月、自民公認で出馬予定の現職県議1人の推薦を決めた。この県議は、昨夏の知事選で県議会自民会派(20人)の中で唯一、嘉田知事を支援。今回、自民公認を得たうえで、対話の会にも推薦を要請していた。
こうした対応について、対話の会代表の清水鉄次県議は「民主か自民かではなく、嘉田知事の政策に対する考え方で推薦を判断している」と話している。
(2011年2月20日 06:02
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>>1158
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110219-OYT1T00805.htm
大阪・泉佐野市長、維新の会から府議選に出馬
大阪府泉佐野市の新田谷(にったや)修司市長(60)は19日、来年2月の任期満了前に辞職し、4月の統一地方選で行われる府議選の泉佐野市選挙区(定数1)に地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹・大阪府知事)から立候補する意向を正式に表明した。
維新の会は府議選と大阪、堺両市議選に計100人以上を公認しているが、現職首長の擁立は初めて。
この日、泉佐野市内で開かれた市政報告会で、新田谷市長は「知事が掲げる大阪都構想を実現させたい」と述べ、駆け付けた橋下知事が「行政的な知見を維新の会でフルに発揮してほしい」と激励した。
同選挙区には、自民党現職の山下清次議員(66)も立候補を予定している。新田谷市長の辞職に伴う市長選は、4月24日投開票の見通し。
(2011年2月19日22時54分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110219-OYT1T00534.htm
堺市長「維新の会に賛同」…知事との対立回避?
4月の統一地方選に向けて、橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の松井一郎幹事長(大阪府議)が19日午前、同府八尾市で行った事務所開きに、堺市の竹山修身市長が出席。
竹山市長は「府民の税金を効率的に使うという、維新の会の動きに全面的に賛同したい」とあいさつした。
竹山市長は、維新の会が掲げる大阪都構想に慎重な姿勢を見せているが、維新の実力者を持ち上げることで、知事との対立を避ける思惑もありそうだ。
竹山市長は、2009年9月に橋下知事らの支援を得て当選しており、「私が市長になったのは知事や松井先生のおかげ。いても立ってもいられず来た」と説明した。
また、松井氏が離党した自民党の谷畑孝衆院議員も出席。同党は統一選で維新の会と激突するが、谷畑議員は「維新の会のスタートを切る選挙だ。しっかり応援したい」と表明した。
(2011年2月19日17時23分 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/02/19/20110219-049855.php
事前運動?指摘 男性が公認辞退 大阪維新の会
橋下徹・大阪府知事が代表を務める「大阪維新の会」の府議選堺市東区・美原区での男性立候補予定者(34)が、公選法に抵触する可能性がある選挙向けのビラ約1万2千部を各戸配布し、公認を辞退していたことが18日、分かった。
関係者によると、男性は今月上旬、後援会名義で、自身の名前などを記した選挙向けのビラを各戸配布。公選法で禁止されている事前運動に当たるのではないかとの指摘を受け、維新側が内容を確認し、事情を聴いたところ、公認を辞退したという。男性は「一身上の都合で辞退した」と話している。
(2011年2月19日 08:22
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110221-OYT1T00734.htm
「抵抗勢力は損」大阪府議会、自・民・公の思惑
大阪府議会の2月定例会(23日間)が21日午後から開会した。
橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」が過半数獲得を目標に掲げる府議選(定数109、4月10日投開票)まで48日。議会は、自民、民主、公明各党などが「事実上の前哨戦」と位置づける論戦になるが、「人気知事の抵抗勢力と見られるのは損」との思惑も見え隠れする。
通常、府議選直前の定例会は、「選挙準備を優先したい議員心理が働き、淡々と進むことが多い」(議会関係者)という。ただ、今回は論議を呼びそうな懸案も目白押しだ。
橋下知事が中止を決めた槙尾川ダム(和泉市)を巡っては、「地元住民を見殺しにする暴挙だ」(公明幹部)との声が出ている。中学校給食を実施する市町村への補助制度創設などについても、「統一地方選を意識したバラマキ」(自民幹部)と批判する。
府議会では既に最大会派の維新の会(29人)だが、大多数を占めるのは、自民(24人)、民主(同)、公明(23人)などの「野党勢力」だ。だが、ある自民議員は「知事と正面対決するのは賭け。賛否は簡単に決められない」と声をひそめる。知事人気に加え、脱ダム、中学校給食とも、「多くの府民が歓迎する政策」だからだ。
(2011年2月21日15時01分 読売新聞)
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http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022201000492.html
大阪維新の会分裂、復党容認も 自民・谷川氏が展望
自民党大阪府連の谷川秀善会長は22日までに、共同通信のインタビューで統一地方選後の大阪政界を展望し、橋下徹知事率いる「ローカルパーティー大阪維新の会」が分裂する可能性を指摘した。また自民党から維新の会に移籍した府議らの復党を容認する方向で検討する意向も示した。
「大阪都」構想実現に向け維新の会が目標とする府議会、大阪市議会の過半数獲得について「風で勝てる国政選挙と、後援会組織などで戦う地方選挙は違う。いずれも無理だ」と論評。選挙後の議長選挙で「維新にだけは議長を渡さない、と他会派が組めば、維新の会は(主導権が握れず)分裂する可能性がある」と言明した。
移籍組の復党の動きに関しては「維新が過半数割れしたら、すぐ顕在化する。政党は主義主張(が大事)で、それが合えば検討の余地がある。既に希望している議員もいるようだ」と述べた。
同時に「(復党まで)冷却期間が1年程度は必要だ」と述べ、時期は慎重に検討するほか、維新の会幹部は復党対象としない考えを示唆した。統一選で戦う府連の所属議員からの反発を抑えるための配慮とみられる。
維新の会の現職議員は49人。多くは元自民党議員だったが府連の勧告に従い、昨年離党した。
自民党府連は22日現在、府議会33、市議会21の公認候補を擁立し「全員当選」を目標に掲げる。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110222ddlk27010372000c.html
’11統一地方選:府議選、八尾の「維新」候補“応援” 堺市長に批判集中 /大阪
◇市議会
4月の統一地方選で実施する府議選で、竹山修身・堺市長が、八尾市内で19日に開かれた「大阪維新の会」の府議選立候補予定者の事務所開きに出席、維新の会の動きに賛同を表明した言動が、堺市議会で波紋を広げている。竹山市長は21日、市議会本会議で「堺市内の選挙はすべてニュートラル(中立的)に対応する。八尾市の方は私の市長選で全面的なバックアップ(支援)をしてくれた。その信義に基づいてお礼、激励にうかがった。ご理解いただきたい」と弁明した。
星原卓次市議(公明党堺市議団)が「市長はどの政党も、どの候補でも、選挙に関する会合に出席しないはずだったのではないか」と質問した。辻宏雄市議(民主党市民連合)も「市民の代表として、一党一派に偏らないよう求める」と批判した。
竹山市長は1月19日の記者会見で「新年互礼会的なものは参加させてもらいますけれど、堺市内で行われる決起集会や政党の選挙のための集会はご遠慮させていただきたい」と話していた。2月9日の記者会見では、大阪維新の会のパーティー(集会)出席について聞かれ、「選挙対応の集会はご遠慮させていただく。維新の会だけでなく、他の会派のパーティーもそうさせていただく」と答えていた。【山田英之】
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2093 名前:チバQ 投稿日: 2011/02/23(水) 00:50:32
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110222/CK2011022202000114.html
甲良町議会の浜野議員が失職 兼業禁止規定に抵触
2011年2月22日
地方自治法の議員の兼業禁止規定に抵触するとして、甲良町議会は21日、臨時会を再開し、浜野圭市氏(53)=無所属=を賛成多数で「議員資格を有しない」と議決。同法に基づき、浜野氏は同日付で失職した。
町議会の資格審査特別委員会の報告書によると、町発注工事の官製談合疑惑に絡む恐喝未遂事件の調書で、浜野氏は「私が実質経営する浜野工務店」と記し、同工事の入札にも参加するなどした。
浜野氏の妻が社長を務める会社の公共工事の請負額は、2009年5月から10年4月までが1億5164万円で、請負総額の57%に上る。
このため、議員が地方公共団体から「主として請け負う」法人の役員になることを禁じている同法の規定に抵触するとしている。
資格決定の失職には議会の3分の2以上の賛成が必要で、採決の結果、賛成6、反対3で可決。浜野氏は21日以内に、知事に審査を申し立てることができる。
浜野氏は「もっと時間をかけて調査してもらいたい。報告書の内容は根拠が不十分で一方的な判断。弁護士に相談し、近く知事に不服を申し立てる」と話した。
総務省行政課などによると、2003年4月から07年3月までに、全国の市町村議員が兼業禁止で失職した例は、東大和市(東京)、池田市(大阪)、佐久市(長野)の3件だった。県内では、過去10年間に該当事例はない。
浜野氏の失職を受け、町議会の欠員が3となり定数(12)の6分の1を超えるため、補欠選挙が行われる。一方、別の町議が甲良町に生活の本拠が無く、被選挙権がないとされる問題は3月定例会最終日まで、継続審査とした。 (古根村進然)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110224-OYT8T00013.htm
統一選2011 知事選まで1か月 現新一騎打ちか
自・民・公・社は荒井氏実質支持/共は北野氏推薦
統一選前半戦の知事選(4月10日投開票)の告示まで24日で1か月。これまでのところ、現職の荒井正吾氏(66)と、共産党推薦の新人、北野重一氏(73)の2人が立候補表明をしており、選挙戦は一騎打ちの公算が高まっている。荒井氏に推薦を出している政党はないが、自民、社民両党が実質的に支持を決定。民主党も距離を縮めており、次第に対決の構図が浮かび上がってきた。(田畑清二)
「これからの県政の舵取りもよろしくお願いしたい」「今日は推薦状を持ってきたんですよ」。1月下旬、奈良市内のホテルで開かれた荒井氏の後援会パーティー。会話の主は、前者が民主党県連の滝実代表。後者が自民党県連の奥野信亮会長だ。2大政党の県トップがそろって荒井氏に近づいた。
荒井氏は「県民党」を掲げ、政党からの推薦を受けない方針だが、支援を表明する政党は相次ぐ。自民党が「推薦要請があればいつでも出す」とするほか、社民党も昨年末、支持を決定した。
公明党も後援会パーティーに出席するなど実質的に荒井氏支持の模様だ。自主投票とする民主党も、「党員が荒井氏の後援会に入ってもかまわない」ことを確認した。
これに対し、北野氏陣営は「オール与党で続けてきた県政が閉塞感を生んだ。自民、民主両党への期待を裏切られたと感じている人の受け皿に」として無党派層への浸透を狙う。告示前までに全39市町村を回り、知名度不足の解消をはかる。
これとは別に、県が近畿で唯一参加していない関西広域連合への参加を争点に、市民グループが候補者擁立を模索する動きもある。要請を受けたという男性は「現状での立候補は難しいが、参加の是非について、県民に選択肢が示されるべきだ」と話す。
荒井氏は今月末、北野氏は来月上旬にも選挙公約を発表する予定だ。候補予定者の政策が明確になれば、いよいよ前哨戦が本格化する。
(2011年2月24日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110224/lcl11022408380001-n1.htm
大阪・門真市長「橋下知事は強引すぎ…本気で大阪市長選に出馬を」
2011.2.24 08:37
大阪府の橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」について、同府門真市の園部一成市長は23日、記者会見で「今の(橋下)知事のやり方は強引すぎる。大阪市長として呼びかけた方がいい」と述べ、知事に異例の大阪市長選出馬要請を行った。
園部市長は、都構想について「実現すれば悪くない」と評価したうえで、本来は、市長側から呼びかける方が適切として、「橋下知事が市長選に出て市側から呼びかける以外に道はないのではないか。市長選に出ないと本気なのかわからない」と語った。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003835600.shtml
兵庫県議選126人立候補へ 無投票選挙区は14
統一地方選前半戦の兵庫県議選(定数89)と神戸市議選(同69)の告示まで、1日で1カ月となる。神戸新聞社のまとめで2月28日現在、県議選の立候補予定者は126人で、民主の擁立断念などを背景に、現時点で立候補予定者数が定数以下で「無投票」となる可能性がある選挙区は14に上り、前回7の2倍となっている。投開票は4月10日。
県議選の選挙区は、44から41に再編。定数は92から89と3減になり、1967年以来、44年ぶりに90を割る。
立候補予定者126人は、前回より7人減。公認・推薦を受ける党派別でみると、政権交代後、初の統一選となる民主が、「議会第1党」を狙い、都市部での複数候補や中山間地域などの1人区で候補者擁立を目指したが、支持率低迷などで難航。前回比4増の31人にとどまっている。
このほか、自民49人▽公明13人▽共産15人▽みんな6人▽たち日1人▽新社会1人‐で、無所属は10人。女性は23人で、過去最多となる。社民党はゼロで、前身の旧社会党時代の1947年選挙から続いてきた立候補者が途絶える公算が強まっている。
現時点で他に立候補者がなければ無投票となる選挙区は、芦屋市▽宝塚市▽川西市・川辺郡▽加東市▽たつの市・揖保郡▽佐用郡▽豊岡市▽養父市▽朝来市▽美方郡▽丹波市▽篠山市▽洲本市▽淡路市だが、川西市・川辺郡、洲本市など4選挙区で新たに立候補の動きがある。
一方、神戸市議選には93人が立候補予定で、みんなが全9選挙区に候補者を立てる。
(藤原 学)
(2011/03/01 07:45
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110301ddlk28010320000c.html
首長新党:三木市長が「三木新党8人のサムライ」 統一選予定者らと結成 /兵庫
◇県内初
三木市の薮本吉秀市長ら9人が28日、記者会見し、薮本氏を代表とする地域政党「三木新党8人のサムライ」を結成したと発表した。4月の統一地方選を前に全国で自治体の首長が代表を務める「首長新党」の結成が相次いでいるが、県内では初めて。
2月24日に県選管に政治団体の届け出をした。メンバーは薮本氏のほか、三木市議選(4月17日告示、24日投開票)に立候補を予定している8人(現職3人、新人5人)。薮本氏の後援会が中心になっている政治団体「三木の改革を継続する市民の会」が同市議選で8人を推薦し、全員当選を目指す。
具体的な政策として▽成長性の高い企業誘致による雇用確保▽滞在型観光リゾートとしてのにぎわいづくり▽医療・福祉関連産業の誘致−−などを掲げた。薮本氏は「既存の政党に物足りなさを感じる人たちの受け皿になり、地域主権を進めていく」などと説明した。【南良靖雄】
〔神戸版〕
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>>1236
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003834439.shtml
女性社長・沖幸子氏が立候補へ 姫路市長選
4月17日告示、24日投開票の姫路市長選で、擁立の動きのあった同市出身の家事サポートサービス会社「フラオ グルッペ」(東京)社長、沖幸子氏(64)が立候補の意思を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。3月3日に会見、正式に表明する予定。姫路市長選ではほかに3人が立候補を表明している。
関係者によると、沖氏をめぐっては市内の会社経営者らが後援会を立ち上げ、女性市長の誕生を目指す女性グループも支援組織を結成している。政党の公認や推薦は受けず、無所属で立候補するとみられる。
沖氏は神戸大卒業後、全日空勤務などを経て1987年にフ社を設立した。生活評論家としてテレビに出演したり本を執筆したりし、経済産業省などの政府審議会委員も務める。神戸新聞の取材に「ミニ集会などで『姫路を変えたい』という声を多く聞き、挑戦する意欲がわいた」としている。
姫路市長選にはほかに、現職の石見利勝氏(69)とNPO法人理事浜野伸二郎氏(59)、学習塾経営の高橋敏之氏(58)が立候補を表明している。
(田中陽一)
(2011/02/28 15:08)
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政-1グランプリ 姫路
姫路市長選挙公開討論会
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http://www.asahi.com/politics/update/0305/OSK201103050032.html
統一選、大阪は「維新」対決?原口氏団体と民主が連携へ2011年3月5日13時8分
民主党大阪府連(代表=樽床伸二衆院議員)は5日、統一地方選に向けて全所属議員を集めた会議を開き、原口一博前総務相が立ち上げた政治団体「日本維新の会」と各議員が連携することを認める方針を決めた。府連は橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」が掲げる大阪都構想に反対しており、統一選で二つの「維新」がぶつかる可能性が出てきた。
樽床代表は、「日本維新の会は全国で政府の地域主権戦略大綱を推進する人が集まった組織」という原口氏の見解を説明。所属議員が統一選で原口氏と並んだポスターや日本維新の会の主張を用いることを認める、とした。
原口氏は総務相時代に橋下氏を首相直轄の「地域主権戦略会議」のメンバーに起用するなど親交が深い。一方で同府連が支持する平松邦夫・大阪市長についても「行政手法を高く評価している」としている。(宮崎勇作)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001103030003
"嘉田派"固め慎重【統一地方選/県議選】
2011年03月03日
集会で新顔の「対話の会」公認候補と対談する嘉田由紀子知事=草津市内
【知事、動き本格化】
4月の統一地方選の県議選に向け、嘉田由紀子知事の動きが本格化しつつある。昨夏の知事選で圧倒的な支持を集めて再選された知事は、与党会派による過半数確保を目指す。ただ、党派にこだわらず支持を求める「超政党」の看板を自ら掲げていることもあり、各政党との間合いは慎重だ。知事の「さじ加減」に注目が集まっている。(高久潤、加藤藍子)
「『失われた』のは、あなたたちの利権ではないのかと思って聞いていました」。2月11日、草津市内で開かれた県政報告会で、嘉田知事は県議会で自身に向けられた批判に対する率直な思いを述べた。念頭にあるのは、自民党系議員らが嘉田県政の1期目を「失われた4年間」と、やゆしていることだ。「議会で知事は質問できませんからね」。皮肉たっぷりに付け加え、会場の笑いを誘った。
2006年7月に初当選した嘉田知事は、新幹線新駅や大戸川ダムの凍結・中止をめぐって最大会派の自民党県議らと対立し、厳しい議会運営を強いられた。ところが、翌年4月の県議選で、知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が躍進。自民党は過半数割れとなり、知事と議会の「ねじれ」は解消された。
昨年7月の知事選で史上最高の41万票超を獲得して再選を果たし、盤石に見える嘉田県政だが、4月の統一選を目前に控え、不安材料が出てきた。知事与党の一角とされる民主党が国政の混乱を受けて、逆風下にあることだ。
自民党系が県議会で過半数を取れば、再びねじれが起きかねない。「2期目で議会を変える。それが知事の本音だ」と、知事側近は明かす。
【民主との距離感微妙】
2月19日、甲賀市内であった「嘉田知事と語る」と題した集会。知事は民主党公認で対話の会からも推薦を受ける立候補予定者2人と並んで立ち、「そろって県議会に送ってください」と呼びかけた。
ただ、知事の姿勢は微妙だ。昨年末に国土交通省に陳情に行った際、知事は同行した県選出の民主党国会議員から統一選での連携強化を求められた。「知事のためでもありますよ」。そう念押しする議員に対し、知事は「考えます」。民主党関係者は肩すかしをされた格好になった。
民主党県連は対話の会に、立候補予定の18人全員への推薦を求めたが、2月16日にあった対話の会の会見で発表された推薦候補わずか8人。それでも「推薦を得た人は喜んで知事と並んだポスターを貼っている」と現職候補の1人は明かした。
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【「超政党」にこだわり】
一方で嘉田知事は「超政党」に強いこだわりを見せる。1月の定例会見で統一選での対応を問われ、「私は会派主義ではない」と述べ、誰を応援するかは政策本位で決めると強調した。
そうした知事の意向は、対話の会の推薦決定にも影響を与えた。民主党の8人に加え、自民党公認の現職候補1人も含まれることになった。
昨年10月に対話の会の清水鉄次代表は「自民党の候補は推薦しない」とし、1月下旬にあった推薦を決める会合でも反対意見が大勢を占めたが、「知事は(この候補に)推薦を出してほしいという一点張りだった」と同会の関係者は明かす。
ただ、前回の県議選で同会から推薦を受けた保守系議員2人はその後、自民党系会派に合流した。うち1人は会から離脱する際、「特定の政党にとらわれないとしてきた対話の会が変わってしまった」と批判したという。
足元の対話の会内で自民党との関係が冷え込む中、知事は2月27日の決起集会で、自民党支持層からも支持を受けていると強調した。こうした姿勢に民主党県連幹部は「まさか自民と民主が一緒とは思ってないはず」と牽制(けん・せい)する。
前回統一選で告示後の応援を控えた知事。今回の選挙では対話の会の新顔候補の集会に積極的に参加し、4月1日の告示後の動向に注目が集まる。同会のある幹部は「知事に決断を促す時期かもしれない」と話した。
【原則論と現実論 言動の中に混在】
〈大橋松行・滋賀県立大教授(政治社会学)の話〉 知事の言動には、首長はどの政党に対しても肩入れすべきでないという「原則論」と、2期目の政策実現のため「嘉田派」で多数を占めたいという「現実論」が混在している。議会に何も言われたくない首長と、「嘉田票」を意識する各政党との利害が一致し、県議選の争点が知事に対する是非にすり替わる事態は議会が首長をチェックする二元代表制の原則から好ましくない。一方で各立候補予定者は有権者にわかりやすい争点を提示できておらず、議会の存在感も問われる選挙だ。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110302ddlk25010404000c.html
’11統一地方選:県議選 過半数巡り攻防 /滋賀
◇民主と対話「親知事派」拡大VS自民、再生かけ「即戦力重視」
4月1日告示の県議選(定数47)まで残り1カ月を切った。各選挙区では立候補予定者の顔ぶれが固まり始め、週末に集会を開くなど各陣営は臨戦態勢に入った。焦点の一つは、大戸川ダムや新幹線新駅の問題などを契機に嘉田由紀子知事と対立してきた自民党議席(20)の行方。昨夏の知事選で圧勝した嘉田氏は「親知事派」の拡大を図る構えをみせる。【安部拓輝、稲生陽】
第2会派として17議席を占める民主は09年衆院選で政権交代した勢いから昨春に候補を公募。「単独過半数」を公言する幹部もいたが応募者はゼロで、ある現職は「民主政権への風当たりはかなり厳しい」。結局、公認・推薦候補は計18人にとどまる見通しだ。一方、嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(4議席)は7人の公認を表明。2月末には東近江市で8人目の擁立方針を固めた。5人は議員経験のない新人で、幹部は「知事選の42万票の勢いが市民の政治参加を促した」と語る。
知事支持層を目当てに民主は対話に18人の候補全員の推薦を要請したが、対話は「独自候補の支援が優先」として全員は推薦せず、自らの候補がいない6選挙区で8人にとどめた。民主と合わせれば親知事候補は26人。知事は民主候補の集会巡りを始め、激戦区は数回支援に入る方針だ。
前回選で過半数割れした最大会派の自民党(20議席)の公認・推薦候補は現在24人。うち20人は現職や市議・首長などの経験者だ。自民は昨夏の知事選と参院選で擁立した候補が大敗。県議選に党勢の再生をかける。ある幹部は「候補の若返りを図りたかったが手を挙げる新人がいない。即戦力を重視した」と語る。地域事情も表面化し、守山市(定数2)では1月の市長選で保守系市議が割れ、双方の市議が出馬を表明。県連は再三にわたり一本化を求めたが調整がつかず、週内に開く県連役員会で判断する。近江八幡市(同3)では現職と市議2人の3人を公認し乱立模様。現職は対話の推薦も取り付け生き残りを図る。
共産(3議席)は現職のいる大津、草津両市に加え、長浜、彦根、近江八幡の3市にも新人を立て計6人を公認。公明(2議席)は大津市の現職2人、みんなの党も同市で1人が立候補する予定だ。
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103020001
【京のあしたへ 統一地方選2011 】
前半戦告示まで1カ月
2011年03月02日
地域・暮らし 誰に託す
私たちの暮らしを左右する地方議会で4年に一度、全国一斉に実施される統一地方選挙。前半戦は、府内では府議選(定数60)と京都市議選(同69)があり、4月1日の告示まであと1カ月に迫った。それぞれ90人を超える候補者が立候補の準備を進め、政党の公約づくりも佳境を迎えている。国の政権交代後初となる統一地方選で、京都の明日をだれに託すのか。投開票は4月10日。まずは各選挙区の情勢を探った。
■府議選■
自民手堅く 拡大狙う民主
府議選の定数60は、前回2007年の統一選から2減となる。人口の増減に伴う見直しにより、西京区で1増、左京区、舞鶴市、南丹市・船井郡の3選挙区で各1減となったためだ。これまでに92人が立候補の意向を示しており、定数減の影響や候補者擁立の難航などから前回の候補者数97人を下回る公算が大きい。
現在、党派別の議席数は自民25、民主14、共産11、公明6、無所属5(うち議会会派「京都創生フォーラム」4)で、欠員1となっている。
自民は現職を中心に27人を公認し、議会第1党を堅持したい考えだ。ただ、木津川市・相楽郡の選挙区(定数2)は調整がつかず、候補者2人を公認。現職の引退に伴って候補者を公募した福知山市の選挙区(同)でも、公募で選ばれなかった自民系の新顔が無所属で立つ予定で、票を取り合う可能性がある。
民主は24人を公認し、2人を推薦する。前回1議席を獲得した左京区、右京区、伏見区、宇治市・久世郡の4選挙区には2人ずつ立てる。国政で政権交代を果たす一方、菅政権の支持率が低迷する中で、どこまで支持を集めるか注目される。
共産は4増の15議席獲得をめざし、全25選挙区に候補者を擁立する方針。すでに綾部市を除く選挙区で27人を公認した。地盤の固い左京区で現有の2議席を守れるか、定数増の西京区で議席を獲得できるかがカギとなる。
公明は都市部を中心に5人を公認。定数減の左京区では現職1人を京都市議選にくら替えさせ、擁立を見送った。
また、みんなの党が府議選に初めて参入。伏見区での擁立を表明し、西京区でも検討している。社民は綾部市で公認1人を立てる。無所属は7人が立候補する予定だ。
ともに定数3の中京区と南区では、今のところ各党から定数通りの立候補表明しかなく、無投票で当選が決まる可能性もある。
■京都市議選■
激戦 地域政党も参入
京都市議選は約100人が立候補の準備を進めている。25日現在、97人が意向を表明し、すでに前回統一選の候補者91人を上回った。定数69は前回と同じだが、定数削減を訴える地域政党も参入し、激しい選挙戦が予想される。
現在の議席は自民22、共産19、民主・都みらい14、公明12で、欠員2となっている。
自民は、これまでに現職中心に24人を公認し、議会第1党の座を守りたい考えだ。前回2議席を獲得した南区では、現職の死去に伴う08年の補欠選挙で共産に敗れた。もう1人の現職も5期目の今期限りで引退を表明。新顔2人が立ち、世代交代をはかる。
共産は全11選挙区に候補者を立て、24人を公認した。現職が唯一いない東山区でも擁立し、第1党をめざす。民主は過去最多の21人を公認。上京区や中京区など7選挙区で複数の候補者を立て、上積みをねらう。公明は府議と宇治市議からのくら替えを含む12人を公認した。みんなの党は3人を公認。社民は2人を擁立し、02年に現職の離党で失った議席の復活をめざす。
昨年夏の結成後、市議の定数を9人削減する条例改正案を直接請求し、否決された地域政党「京都党」は、代表の元市議を含む8人が立ち、初の議席獲得をねらう。このほか、無所属3人も名乗りを上げている。
今のところ、無投票で当選が決まる選挙区はない見通し。定数12の伏見区には18人が出る予定で、大混戦になりそうだ。
■後半戦■
向日など3市長・8市町議
統一選の後半戦は、一般市長・市議選の告示が4月17日、町議選の告示が同19日、投開票はいずれも同24日だ。京田辺、木津川両市で市長・市議のダブル選となるほか、向日市で市長選、福知山、宇治、八幡、城陽、久御山、和束の6市町で議員選がある。
向日市長選は、3選をめざす現職と共産系の新顔が立候補を表明。京田辺市長選は現職が再選をかけて立候補するが、対立候補はまだ出ていない。木津川市長選は現職が再選へ立候補を表明し、共産を中心に擁立を模索している。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110303ddlk27010370000c.html
迫る・統一地方選対決の構図:/上 府議選 /大阪
◇3減109議席巡り激戦 「大都市制度」争点に
4月に行われる統一地方選まで1カ月を切った。府内では、第1ラウンドで、府議選と大阪・堺両市議選(10日投開票)が、第2ラウンドでは、10市長選と17市4町の議員選(24日投開票)がそれぞれ行われる。第1ラウンドでは、橋下徹知事が「大阪維新の会」代表として掲げる「大阪都構想」など、各党の大都市制度に関する公約が一大争点。第2ラウンドでは、住民サービスや財政再建に加え、争点として急浮上してきた公立中での給食導入を巡っても舌戦が交わされそうだ。低迷が続く投票率(03年府議選43・50%、07年同44・90%)の動向も焦点となる。
◇
62選挙区で争われる府議選は、今回、大阪市平野区、東大阪市、八尾市の3選挙区で各1議席減で、新定数は109となる。昨年の2度の大阪市議補選で見られた「維新の風」が再び吹くかが、勝敗の最大のポイントとなる。
●維新
維新は「大阪都構想」実現に向け、過半数獲得を目指し、昨夏から候補予定者の公募を実施。公募などで選出した新人31人に、現職を加えた計59人の擁立を決めた。現職市長も擁立し、話題作りにも事欠かない。昨夏からは、橋下知事が維新代表として出席するタウンミーティングを毎週末に府内全域で開催。昨年末からは街頭演説も加え、「橋下人気」に全面的に頼った活動を展開する。
●自民
自民は、現職25人が維新に大量流出し、約半世紀ぶりに府議会最大会派の座から転落した。同党府連の谷川秀善会長は、40議席獲得を最低ラインに掲げるが、現時点での擁立予定者は34人にとどまる。少なくとも32選挙区で、維新候補と対決する事実上の「分裂選挙」となる。
一方、谷川会長は維新入りに伴い自民を離党した府議らについて、「政策に違いはない」として統一選後の復党の可能性も示唆、復党を望む議員心理に訴えかける手法で、維新を揺さぶる。
●民主
民主は政権交代後、初の統一選で、脆弱(ぜいじゃく)とされる地方での地盤強化が課題。菅直人首相の求心力が急速に低下する中、逆風の中での選挙戦突入は必至の情勢だ。全62選挙区での擁立を目指していたが人選が難航、現時点で33人にとどまっている。府連幹部は「府議会第1会派を目指す」としている。
岡田克也幹事長も昨秋から、大阪都構想について「地方分権でも地方主権でも何でもない」と、たびたび否定的な見解を示し、維新との対決色を強めている。
●公明
公明は、現有1減の22人を擁立する。前回に続き、全員当選が目標。都構想については「具体論に乏しく、議論の必要があり、中立の立場だ」とのスタンスを取っている。
●共産
共産は36人を擁立。「現有10議席からの大幅な躍進」を目指し、都構想には反対を貫く。
●社民・みんな
このほか、社民は現有1議席の死守を目指すほか、みんなの党も2人を擁立し、府議会で初となる議席獲得をもくろむ。
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【主要各党の府議選 立候補予定者数】
今回候補 前回候補 現有議席
維新 59 − 29
自民 34 50 24
民主 33 26 24
公明 22 23 23
共産 36 45 10
社民 1 1 1
みんな 2 − 0
※−は擁立なし
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http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2011/03/04/20110304ddlk27010317000c.html
迫る・統一地方選対決の構図:/中 大阪・堺市議選 /大阪
◇過半数目指す維新 「大阪都」既存政党は反発
大阪市議選(定数86、24選挙区)は定数3減。少なくとも145人が立候補の準備をしており、前回選より13人多い。大阪市や堺市を解体して特別区に再編する「大阪都構想」を巡り、大阪市議選を“主戦場”と位置付ける地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)と、反発する既存政党で激戦が展開されそうだ。
民主は現職16人、新人9人を立て、第1党獲得が目標だ。自民は現職19人、新人3人を擁立。所属11人が維新へ移り、4選挙区が空白区となっている。公明は現職16人、新人3人。前回2人が当選した平野区で引退する現職の後継を立てず、必勝態勢を取る。
共産は全選挙区に1人ずつ擁立し、現有14議席の上積みを狙う。維新の会は過半数獲得を目指し、44人を擁立。みんなの党、社民は各1人、無所属は9人が立候補する構えだ。
選挙区別の立候補予定者数は、平野区(定数6)の10人が最多で、最少は天王寺区(同2)の3人。定数に対する予定者数の多さでは、中央区(同2)の3倍(6人)が最高となっている。【小林慎】
堺市議選(定数52)は78人が立候補を準備。堺、中、東、西、南、北、美原の7選挙区とも激戦が予想される。大阪維新の会が過半数を超える候補者を擁立できるかが、最大の焦点になっている。
最大会派の公明(13人)は候補者を現職12人のみに絞り、全員当選を目指す。菅内閣支持率低下で逆風の民主は、現職・元職・新人計12人を擁立、地道に支持を訴える。共産は現職8人に加え、元職2人が返り咲きを狙う。
維新の会は、現職が7人で第4会派。代表の橋下知事は大阪都構想の実現に向けて、堺市議会でも過半数獲得を目標とするが、立候補予定者は新人、元職を含めて15人にとどまっている。離党、維新への移籍で現職4人の自民は党勢拡大に向け、新人・元職を含め10人を擁立する。
みんなの党は現職、新人各1人が立候補を予定している。無所属は17人が立候補する見通し。【山田英之】
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【大阪市議選・党派別立候補予定者数】
民主 25 (24)
自民 22 (36)
公明 19 (20)
共産 24 (25)
維新 44 (−)
みんな 1 (−)
社民 1 (0)
諸派 0 (2)
無所属 9 (25)
計 145(132)
※カッコ内は前回選。−は擁立なし
【堺市議選・党派別立候補予定者数】
公明 12 (13)
民主 12 (11)
共産 10 (10)
維新 15 (−)
自民 10 (15)
みんな 2 (−)
諸派 0 (5)
無所属 17 (22)
計 78 (76)
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http://mainichi.jp/area/osaka/archive/news/2011/03/05/20110305ddlk27010344000c.html
迫る・統一地方選対決の構図:/下 各市長選 /大阪
◇吹田、12年ぶり4氏激戦 泉佐野、市長辞職で急きょ選挙
<吹田市>
現職の阪口善雄氏(62)と、府議の井上哲也氏(54)▽市議の石川勝氏(42)▽社会福祉法人理事の正森克也氏(44)−−の新人3人が立候補を予定。市選管によると、4人で争うのは99年以来。
阪口氏は住民の思いを反映したまちづくりなどを掲げ、4選を目指す。井上氏は「大阪維新の会」総務会長で、市役所改革などに取り組むとする。石川氏は「龍馬プロジェクト×吹田新選会」代表。「教育日本一」を掲げる。正森氏は共産党などでつくる市民団体が擁立。高齢者福祉の充実を訴える。
<高槻市>
3期務めた奥本務市長(76)が引退。元市議の吉田康人氏(46)、弁護士の浜田剛史氏(46)の新人2人が立候補を表明した。若年層の流入促進など、活性化の道筋が市政に求められている。
吉田氏は3度目の出馬で、「古いしがらみを打破し、市民のための地域主権を」と強調する。浜田氏は奥本市長が支援。高槻出身ではないが、「都市機能を生かし住み心地一番に」と訴える。
<池田市>
現職の倉田薫氏(62)が5選を目指し立候補を表明。立候補予定者説明会には、他陣営も出席しており、03年以来の選挙戦になる可能性もある。倉田氏は「国と地方の形が大きく変わろうとしており、新しい自治を確立したい」と話す。
<八尾市>
現職で再選を目指す田中誠太氏(54)と、共産党などでつくる市民団体が推す新人で元市議の永井貴美子氏(71)の一騎打ちの公算が大きい。行財政改革やまちの将来像を巡っての論戦となる見込み。
<富田林市>
現職で3選を目指す多田利喜氏(60)が立候補を表明し、他に新人が出馬を検討している。広域行政化が進む中、南河内地域の中心市としてのあり方などが論点となりそうだ。
<寝屋川市>
4選を狙う現職の馬場好弘氏(68)と、新人で元高校教諭の長野邦子氏(67)が立候補を表明。保守系の若手市議も立候補する方向。福祉やまちづくりの施策、住民らが健康被害を主張する廃プラスチック工場操業の是非などが争点になりそう。
<高石市>
4選を目指す現職の阪口伸六氏(54)と、新人で元市議の木戸晃氏(55)が立候補を表明している。
阪口氏は市職員人件費の3割削減、学校耐震化などの実績を強調。市町村合併による発展でなく、「自立再生」を掲げる。木戸氏は「長期権力は必ず腐敗する。市長は2期8年までにすべきだ」と主張。市長給与・退職金の3割減などを訴える。
<大阪狭山市>
現職で3選を目指す吉田友好氏(59)以外に、立候補を表明している人はいない。市財政の強化、定住者増に向けた魅力的なまちづくりなどが課題。
<泉佐野市>
新田谷修司市長(60)が2月に、府議選立候補に伴い辞職を表明。選挙が急きょ実施されることになった。市議の戸野茂氏(57)と元市議の高道一郎氏(52)の新人2人が立候補を表明している。
市は、財政破綻の手前とされる「早期健全化団体」として、2027年度までに総額536億円の収支改善を図る計画を実行中。行財政改革を進めながら、いかに市民サービスを充実させるかが争点になるとみられる。
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【統一選での市町議選】
◇市議選(政令市を除く)
岸和田、豊中、池田、吹田、泉大津、高槻、貝塚、守口、枚方、八尾、富田林、寝屋川、門真、高石、藤井寺、四條畷、大阪狭山
◇町議選
忠岡、熊取、田尻、岬
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110304/osk11030412280008-n1.htm
あぁ厚遇…大阪市職員、退職金2736万円 局長級3800万円
2011.3.4 08:37
大阪市職員の退職金は1人あたり2736万円−。3日開かれた市議会財政総務委員会で、平成23年度予算案に計上された市職員(一般職)の退職金の平均支給額が明らかになった。
市総務局によると、退職金の支給月数は59.28カ月分。局長級職員では約3800万円に上るという。このほか、特別職の平松邦夫市長の退職金は任期4年で4430万円、副市長は同2983万円。平松市長はこれまで自身の退職金の取り扱いについて「市政改革の成果などをみて任期中に判断する」との意向を示している。
厚生労働省が20年に企業約6千社を調査した「就労条件総合調査結果の概況」によると、勤続35年以上の定年退職者の退職金は、大学卒(管理・事務・技術職)で平均2281万円(支給月数44.1カ月)、高校卒(同)で1929万円(同42.4カ月)となっている。
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201103040132.html
我こそ生駒副市長に 全国公募の説明会に246人出席
2011年3月5日
空席の副市長1人を全国公募している生駒市の説明会が2月下旬、大阪と東京で開かれ、生駒市での説明会と合わせて計246人が出席した。
職員課によると、2月26日の大阪会場に78人が、同27日の東京会場には106人がそれぞれ出席。生駒市が62人だった。今月から郵送による応募の受け付けが始まり、2日現在で6通届いたという。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110303-OYT8T00075.htm
県議選 関西広域連合争点に
民・公「参加」、自・共・社「不参加」
県が不参加の関西広域連合について、加盟の是非が、4月の統一地方選の県議選の争点として急浮上している。民主党県連が2日、選挙公約に「参加すべき」と追加したのに対し、自民党県連は同日、「不参加」への支持を盛り込んだ政策集を発表。他党も態度を明確にし始めており、早くも論戦となっている。一方で、知事選では争点には上がっておらず、対照的な様相だ。(田畑清二)
広域連合については、荒井知事が当初から、「メリットがない」「奈良が埋没する」などと参加に慎重な姿勢を示していた。これに対し、広域連合の結成を主導した大阪府の橋下徹知事が昨年秋頃から、「(奈良とは)感覚のズレがある」などと批判を強め、県内でも賛否を問う声が高まっていた。
統一選で参加を主張するのは、民主党県連のほか、公明党県本部。藤野良次幹事長(民主)は「広域連合に参加して意見を言い、役割を果たすべき」とし、岡史朗代表(公明)も「奈良だけが(近畿で)取り残される恐れがある」と説明する。
一方、不参加支持は自民党県連のほか、共産党県委員会、社民党県連。県議会で3会派に分裂している自民党県連も、広域連合に対する態度は一致しており、奥山博康幹事長は「連携で十分。広域連合のみを争点に選挙すべきではない」とし、共産党県委員会の山村幸穂副委員長も「広域連合は道州制につながるもので、地方自治を破壊する」と説明する。
市民の間でも議論は分かれる。宇陀市榛原区の幼稚園教諭の女性(22)は「奈良だけ入っていないのはおかしい」と首をかしげるが、奈良市の会社員男性(48)は「ムダな経費がかかるのでは」と話す。
ただ、知事選では、すでに立候補を表明している荒井知事(66)も、新人で元共産党県議の北野重一氏(73)も不参加の方針のため、争点となる見通しはない。
2月中旬に近鉄奈良駅前で市民団体が通行人約100人に行った街頭アンケートでは約9割が「参加すべき」だったといい、アンケートを実施した「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表は「これだけ注目されているのだから、是非争点にすべき」と話した。
(2011年3月3日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110303/nar11030301400003-n1.htm
自民県連「関西広域連合、見送る勇気大切」 奈良
2011.3.3 01:40
■政策集に盛り込み 違い鮮明
自民党県連は2日、今春の統一地方選で掲げる「政策集」(公約)を発表した。県が不参加の関西広域連合については「行き先のわからないバスに慌てて乗り込むより、じっくり考えて見送る勇気が大切」と盛り込み、参加の是非で争点化を狙う民主党との違いを鮮明に打ち出した。県連の奥山博康幹事長は同日、県庁で会見し「民主党のように広域連合を党利党略に使うつもりはない」と激しい批判を展開した。
政策集では、広域連合について「やろうとしていることは府県同士の連携で十分やれることばかり」とし、「少しでも節約をしなければならない財政状況を考え、出費は1円でも抑えなければならない」「行政はより住民に近い行政組織が行うべき」と説明。参加を拒んできた荒井正吾知事に同調する内容となった。
奥山幹事長は「広域連合へ参加するのかどうかを対立軸にしても県民が不幸になるだけ」と述べ、選挙戦の争点にはしない考えを示した。
また政策集には、周産期医療体制の整備▽中小企業の育成を図るための人材育成支援▽平城遷都1300年祭以降の観光振興−などの項目が盛り込まれた。
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=205489
決戦へ事務所開き 統一地方選の県議選
4月10日投開票の和歌山県議選まで2カ月を切った。田辺市、西牟婁郡選挙区では、出馬予定者の後援会事務所開きが相次いでおり、選挙ムードが高まりつつある。
田辺市選挙区(定数3)
新顔の前市議、鈴木太雄氏(39)=無所属=の後援会は5日、田辺市下万呂に事務所を開設した。鈴木氏は「農業や漁業といった第1次産業を基軸に紀南の発展に努めたい」と主張。企業や各種団体へのあいさつ回りや地域での懇談会で後援会への加入を求めている。
5選を目指す自民現職の大沢広太郎氏(69)の後援会は7日、田辺市新屋敷町に事務所を開設。大沢氏は4期16年の実績を訴え、和歌山国体に向けた運動公園の整備、扇ケ浜の養浜事業、鳥獣害対策などの政策を訴えている。現職の立場から公務と後援会活動に力を注ぐ。
自民現職の泉正徳氏(58)の後援会は13日、田辺市新庄町に事務所を開設した。3月5日に開設の式をする。泉氏は「雇用や地域医療、広域観光が訴えの柱。地域特性を生かした産業振興や伊勢と熊野をつなぐ観光を実現したい」と主張する。議会活動を県政報告会でアピールしていく。
新顔の前市議、谷口和樹氏(39)=無所属=の後援会も13日、田辺市鮎川で事務所開き。谷口氏は、ふるさとを守る▽子どもの輝く未来▽強い紀南の復活を掲げ「地域の声を県政に」と強調。野見山海県議らが出席した。20日に田辺支部(朝日ケ丘)の事務所開きを紀南文化会館で行う。
西牟婁郡選挙区(定数2)
共産元職の高田由一氏(47)の後援会は13日、白浜町大浦で事務所開き。高田氏は「地元重視の県政にしたい。政治の激震を起こさせてほしい」と訴えた。田辺市の川崎五一、真砂みよ子両市議、白浜町の広畑敏雄町議が出席した。3月5日には白浜会館で演説会を開く。
新顔の前上富田町議、池口公二氏(54)=自民=の後援会は13日、上富田町朝来に事務所を開設。池口氏は「愛する故郷と子どもたちの未来のために尽くしたい」と抱負を述べた。小出隆道町長や町議6人、自民党県連会長の二階俊博衆院議員、大江康弘参院議員らが激励に駆け付けた。
新顔の前白浜町長、立谷誠一氏(61)=自民=の後援会も13日、白浜町太刀ケ谷に事務所を構えた。立谷氏は「町長の仕事で知恵と知識と能力が身に付いた。絆を大切にし、西牟婁郡の課題解決のために努力したい」と決意を述べた。二階俊博衆院議員や郡内の町議会議員らが出席した。
元職の前川勝久氏(65)=無所属=の後援会は3月上旬に旧日置川町の中心部に事務所を置く予定で準備を進めている。前川氏は「行政の経験を生かし、地元の西牟婁郡に貢献したい」と話し、有権者と顔を合わせるように、日ごとに地区を決めて一戸一戸訪ねている。
(2011年02月14日更新)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=206095
定数3に4人名乗り 和歌山県議選田辺市選挙区
和歌山県議選の告示が4月1日に迫り、立候補予定者の後援会活動も熱を帯びている。水面下で激しい前哨戦を繰り広げる紀南の各選挙区の動きを追った。
定数1減の田辺市選挙区(定数3)は、自民現職2人と無所属新顔2人による激戦が予想されている。前市議の新顔2人は、選挙区全域での知名度アップに懸命。自民票を固める現職も若手新顔の猛追に危機感を募らせている。
●大沢陣営
合併で選挙区が広がった前回の選挙でトップ当選、5選を目指す自民現職の大沢広太郎氏(69)の後援会は「新顔の影響で厳しい戦いになる」と引き締めを図る。
後援会は事務所を市の中心部に構えた。夜のミニ集会や地元のあいさつ回りをするローラー作戦を展開。「大沢氏は地域の課題を県と交渉して解決に向けて取り組める。最も仕事ができる現職の手腕を今後も生かしてもらいたい」と実績をアピールする。
大沢氏も土日曜などに分刻みの予定であいさつ回りを展開。新たな支援者の獲得にも力を入れている。
●泉陣営
「出遅れは否めない」とする自民現職の泉正徳氏(59)の後援会も「新顔の影響で票の行方がつかめない」と危機感をあらわにする。事務所を田辺バイパス沿いに設置。旧田辺市で知名度向上を図る。
後援会は「元町長で本宮の印象が強いが、全域の支持を得ないと当選できない。1軒ずつお願いして新たな支持層を拡大している」と強調。「人間性と実績が魅力。まず本人に会ってもらう機会をつくりたい」と話している。
泉氏本人も土日曜を中心に地元であいさつ回り。2月県議会終了後、県政報告会などで活動を本格化させる。
●谷口陣営
無所属新顔の谷口和樹氏(39)の後援会は「大変厳しい。地縁、血縁の縛りが強い市議選とは違う難しさがある」と緊張感が漂う。旧田辺市内での支持拡大に努めている。
後援会事務所は旧田辺市だけでなく、地元旧大塔村の2カ所と合計3カ所設置した。谷口氏は小さな集落にも足を運び、主張を訴えている。
事務所には後援会入会の目標人数を掲示。後援会は「大きな支援団体はない。人と人のつながりで地道に支持を広げる。谷口氏は若いが堅実。現場主義で情熱を持つ。対話を重ね、信頼の輪は広がっている」と話している。
●鈴木陣営
同じく無所属新顔の鈴木太雄氏(39)の後援会も、まず鈴木氏の名前と顔、政策を知ってもらう活動を展開している。
後援会は平日は世話役が各地を回り、週末は住宅街に重点を置いて、第1次産業の振興など鈴木氏の政策をアピールしている。今後は各地で懇談会をこまめに開く予定。「30代で市会議長を務めた実績や政治的センスを市民に知ってもらいたい」と話す。
後援会によると、将来に期待を持てる青年政治家として鈴木氏を育てていきたいという思いを持つ若い市民らが集まり始めているという。
(2011年02月24日更新)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=206180
元職と新顔が競り合い 和歌山県議選西牟婁郡選挙区
和歌山県西牟婁郡選挙区(定数2)は、衆議院への転出や引退で現職がいなくなり、後継者も擁立されていない。議席獲得へチャンスが広がる中、返り咲きを目指す共産、無所属の元職2人と自民公認の新顔2人による激しい競り合いが予想されている。
●高田陣営
1999年から1期務めた共産元職の高田由一氏(47)の後援会は白浜温泉街に事務所を構え、「無党派の人たちとともに新しい政治をつくりたい」と支持の拡大に努めている。
4年前から10人前後の小集会を開催。各地で要望を聞きながら地道に続け、回数は120回を超す。
後援会は「自民党や民主党政権に落胆しつつも政治に関心が強く、政治を変えたいと願う無党派は多い」と強調。小集会をベースにして働き掛けを強める一方、3月5日に白浜会館で演説会を開き、弾みをつけたいとしている。
●前川陣営
白浜町の日置川地域中心部に後援会事務所を開設する予定の元職、前川勝久氏(65)=無所属=は「今回が最後の機会と思い、動いている」と訪問活動を重ねている。
県議は2003年から3年務めた。「現職がいなくなり、地域としては過渡期になる。経験を生かし、次の世代への橋渡し役を果たしたい」と力を込める。
現状について「できるだけ多くの人と顔を合わせる取り組みが必要。住民の真剣な声を聞き、勉強させてもらっている」とし、今は白浜町、すさみ町内を精力的に回っている。
●池口陣営
前上富田町議の自民新顔、池口公二氏(54)はあいさつ回りを重ねている。集会を開いたり、招きを受けて会合に出席したりして、「課題」とする知名度アップに取り組んでいる。
現在8期目のベテラン、町田亘県議(74)を送り出した上富田町が地元。支持する町議は「絶対に上富田から県議を誕生させる」と意気込む。
こうした支持に応える形で、池口氏はいま、町内に軸足を置いている。白浜、すさみの両町での活動も今後、増やしていくという。「若さとフットワークを生かしたい」と話す。
●立谷陣営
前白浜町長の自民新顔、立谷誠一氏(61)はあいさつ回りや集会を続けている。
後援会幹部や支持者が強みだとするのは、約8年間、町長という行政の仕事をしてきた「経験」だ。
13日の事務所開きの際には、来賓者から「すぐに働ける人」「即戦力になる」とのアピールが相次いだ。
立谷氏も「問題意識を持って取り組み、さまざまな知恵が身に付いた」という。
激しい選挙戦になると考えるが、活動については「誠心誠意訴えていくだけ」とし、「最後は有権者の皆さんが判断すること」と話す。
(2011年02月25日更新)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=206254
自民現職に新顔挑む 県議選東牟婁郡選挙区、新宮市選挙区
東牟婁郡選挙区(定数2)は無投票の情勢から一転、選挙戦に突入する。自民現職の2人に新顔が挑む。紀南地方で唯一、政権与党の民主と最大野党の自民の公認候補が対決する選挙区として注目される。定数が現行の「2」から「1」に減る新宮市選挙区は自民現職に無所属の新顔が挑む形で、激戦が予想される。
【東牟婁郡選挙区】
松原陣営
新顔で前串本町長の松原繁樹氏(60)は2月初めに出馬を表明し、串本町内に後援会事務所を構えた。15日付で民主党から公認を得た。相手は自民現職の2人。「政権与党の方が何かとできることが多い」と対抗心を燃やす。
松原氏は2年前の町長選で再選を目指したが、同町を地盤にする自民の県議が推す候補者に敗れた。「町長職は1期のみだった。やり残した事を県政の場で生かしたい」と県議選への出馬を決めた。
選挙区全域であいさつ回りを続ける。「党の戦いよりも個人の戦い」と話す。
前芝陣営
松原氏と地盤が重なる自民現職の前芝雅嗣氏(62)は7日、串本町内に事務所を開設。前回の県議選で得票が少なかったという那智勝浦町にも21日、事務所を開き、支持の拡大を目指している。
無風から一転、地元から新顔候補が出馬表明し、選挙戦となる。「相手は過去に町長選で勝ったことがあり、知名度もある」と警戒。実績をアピールし、支援のつなぎ留めを図る。
本格的に活動するのは県議会が落ち着いてからだが、26日からは後援会が地元の旧串本町を中心にローラー作戦を開始した。
谷陣営
5選を目指す自民現職、谷洋一氏(62)の後援会は13日、地盤である那智勝浦町に事務所を構えた。
市町村合併により選挙区の区割りが変わった4年前の選挙では、激戦を制しトップ当選を果たしたが、後援会幹部は「住民から『議長やから大丈夫』とか『地元にはほかに候補者がいないので楽な選挙』などと言われるが、そんなことはない」と気を引き締める。ほかの候補者が町内で意欲的に活動していることを話題にし「防戦一方」と厳しさを口にする。県議会終了後に県政報告会などで本格的に活動する。
【新宮市選挙区】
須川陣営
新顔の挑戦を受ける自民現職、須川倍行氏(50)の後援会幹部は「全国的に浮動票は新顔や無所属に流れる傾向にある」と危機感を募らせる。
前回は無投票当選だったことから、8年ぶりの選挙戦で3選を目指す。鍵となるのは1年半前に新宮市長選への転戦で辞職した下川俊樹氏(67)=自民党=の票の取り込み。後援会幹部は「順調にはいっていると思うが、相手も無所属とはいえ自民の票を取り込むだろう。負けずに支援を拡大したい」と話す。
27日、新宮市の市街地に事務所を開いた。県議会終了後から本格的に活動する。
浜口陣営
2月初めに出馬を表明した無所属新顔の浜口太史氏(44)の後援会は13日、新宮市の市街地に事務所を開いた。浜口氏は「地域を元気づけたい。市民と行政とのつなぎ役になりたい」と決意を語った。
元商工会議所職員で、いまは商工会議所青年部の副会長を務める。地元の三輪崎では青年会の会長を務めたこともある。「若者層を中心にすべての年代に支持されるようにしたい」と意気込む。
昨年まで約10年間、自民党の二階俊博衆院議員の後援会「新風会」の青年部長を務めた。自民系だが、「色」を出さずに戦いたいという。
(おわり)
(2011年02月28日更新)
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>>1269
>>1318
>守山市(定数2)では1月の市長選で保守系市議が割れ、双方の市議が出馬を表明。県連は再三にわたり一本化を求めたが調整がつかず、週内に開く県連役員会で判断する。
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110306ddlk25010234000c.html
’11統一地方選:県議選 守山は保守分裂へ 自民が岩佐氏公認 /滋賀
◇藤木氏は無所属で
4月の県議選守山市選挙区(定数2)で保守系の元市議2人が自民党県連に公認を求めていた問題で、県連は5日、岩佐弘明氏(56)を公認する方針を藤木猛氏(46)に伝えた。7日にも正式発表する。藤木氏は無所属で出馬の意向で、保守層の分裂は避けられない見通しとなった。
県連の石田祐介幹事長と世古正選対委員長が直接伝えた。藤木氏は取材に「公認がなくても出るつもりだった。決定は受け止めるが納得はできない」として出馬の考えを改めて表明。石田幹事長は「2人を公認する選択肢もあったが、共倒れは避けなければならなかった」と話した。
同選挙区は両氏と民主党、対話の会から計4人が立候補を予定している。同市では1月の市長選でも当選した宮本和宏氏を岩佐氏が、対立候補を藤木氏が支援するなど保守層が分裂した。【稲生陽】
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003847232.shtml
各党、熱帯びる前哨戦 前半戦投開票まで1カ月余
統一地方選前半戦の投開票(4月10日)まで1カ月余りとなった5日、神戸市内では複数の政党や団体が集会や街頭演説会などを開き、前哨戦が本格化した。小沢一郎元代表の処分をめぐる党内対立や、予算関連法案成立のめどが立たず、窮地に追い込まれる民主は「最も身近な選挙に勝利し、政権運営を安定させたい」とアピール。野党は、前原誠司外相の違法献金問題にも批判の矛先を向けるなど、激しい舌戦を繰り広げた。
神戸・三宮の東遊園地ではこの日、民主党の支持母体、連合兵庫(森本洋平会長)が春闘勝利に向け、総決起集会を開催、労組関係者ら約2000人が集まった。
兵庫県議選、神戸市議選(いずれも4月1日告示)に民主党公認、推薦で立候補を予定する20人も出席。あいさつに立った森本会長は「中央のごたごたぐらいで下を向いていては何もできない、何も変えられない」と士気を鼓舞した。
同党兵庫県連代表の水岡俊一参院議員(兵庫選挙区)は「統一選の勝利が、厳しい国政状況を打開する突破口になる」と支持を訴えた。
自民党兵庫県連は、神戸市中央区内で「県連大会に代わる総務会」を開いた。県連副会長の谷公一衆院議員=比例近畿=は「民主に勢いはないが、そのまま自民の追い風になるほど統一選は甘くない。地域をしっかりと回り、現職はもちろん、新人を含め、(候補者全員の)当選を目指す」と引き締めた。
官房副長官時代の女性スキャンダルなどで、県連を一時除籍となった鴻池祥肇参院議員=兵庫選挙区=も、昨年8月の復帰以来、初めて県連の会合に出席し、「統一選後の5月末か6月には、衆院解散に持ち込みたい」と気勢を上げた。
公明党はこの日午後、山口那津男代表が神戸を訪れ、県議選に民主が初めて候補者を擁立する兵庫区で街頭演説を行った。前原外相の政治献金問題にも触れ「菅首相の任命責任が問われる。自ら解決する力がない」と政権運営を厳しく批判。「こんな民主党に、兵庫県政や神戸市政を任せる訳にいかない」と訴えた。(藤原 学ぶ、木村信行、井関 徹)
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110301ddlk28010316000c.html
’11県議選:予想の構図/1 神戸地区 /兵庫
任期満了に伴う県議選は、統一地方選前半の4月1日に告示、同10日に投票が行われる。毎日新聞の28日現在のまとめでは、定数89に対し127人が立候補を予定している。41選挙区のうち、国政の与野党の対立構図を描く選挙区(推薦を含む)は過半数の26に上っており、選挙結果次第で国政を揺るがしかねない可能性をはらんでいる。
また今回から、定数が現行の92から89へと3減り、選挙区も44から41と変更された。具体的には、どちらも定数1の「西脇市」「多可郡」両選挙区を「西脇市・多可郡」(定数1)に統合。「飾磨郡」(同1)を「姫路市」(同8)に編入したが、定数8を維持した。定数2の「豊岡市」を1に減らし、どちらも定数1の「龍野市」と「揖保郡」を合区し「たつの市・揖保郡」(同2)とした。
告示日まで1カ月と迫る中、予想される各選挙区の構図を紹介する。【統一選取材班】(敬称略、年齢は投票日現在、丸数字は当選回数)
◆東灘区(定数3)
◇6人で3議席を争奪
前田朋己 30 民新
高橋進吾 43 自現(1)
喜田結 40 共新
上原大輔 29 み新
加藤修 53 無現(3)
中村亮介 31 無新
自民、無所属の2現職と民主、共産、みんな、民主推薦の4新人の計6人が3議席を争い、激戦は必至だ。
民主は前回07年に2議席を獲得したが、現職の衆院選転出と離党でゼロに。新たに前田を公募で選び、推薦する中村と議席回復を図りたい意向だ。自民は前回、無所属で当選した高橋を公認。4年ぶりの議席獲得を目指す共産は喜田を擁立した。上原を公認したみんなは、昨年参院選で同区から1万5000票余りを集めた勢いをつなげたい構え。民主を離れた加藤は無所属での4選を目指す。
◆灘区(定数2)
◇民主現職に3新人挑む
石井健一郎 42 民現(2)
北浜みどり 50 自新
福田耕治 34 共新
井上力 61 新社新
民主現職に自民、共産、新社会の3新人が挑む。6期で引退する自民現職・原亮介の票の行方が当落を左右しそうだ。
民主公認の石井は、おじの石井一参院議員の支援者への浸透に加え、県政の実績をアピール。原の後継となる北浜は、前回07年は東灘区から公募候補で挑み、次点に泣いた。福祉の専門家の視点から支持を訴える。福田を擁立する共産は8年ぶりの議席を狙う。新社会の井上は、市議4期を務めた手腕をアピールする。
◆中央区(定数2)
◇03年の再現か 三つ巴の争い
小池啓納 61 民現(2)
原吉三 69 自現(5)
北岡浩 68 共元(1)
民主、自民の現職と共産元職による三つ巴(どもえ)の構図。03年県議選と同じ顔ぶれによる争いとなりそうだ。元高校教諭の小池は、教育や福祉での実績を強調。地元のポートアイランドを中心に支持を訴え、3選に挑む。6選を目指す原は、県議長や党県議団幹事長を務めた手腕を掲げ、保守票固めに余念がない。03年衆院選に挑戦し、8年ぶりの議席奪還を目指す北岡は、福祉の重視を訴える。
◆兵庫区(定数2)
◇民主、初の擁立 自公現職に挑む
何里美 49 民新
立石幸雄 62 自現(7)
松田一成 58 公現(2)
井村弘子 64 共元(1)
自民、公明の現職に民主新人と共産元職が挑む。初めて候補者を擁立した民主が、どこまで伸びるかが焦点となりそうだ。
何(ほう)は民主の公募候補。得意の経済分野を政策の柱とし、主婦の目線をアピールする。立石は現職最多の8選に挑戦。各種団体の集会にも顔を出し、票の上積みを狙う。松田は連続トップ当選の流れを生かそうと、支持票固めに力を入れる。8年ぶりの返り咲きを目指す井村は、支持の浸透を図る。
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◆北区(定数3)
◇民・自現職に公・共新人争う
藤井訓博 62 民現(3)
梶谷忠修 73 自現(3)
芦田賀津美 53 公新
森浩司 39 共新
民主、自民の現職と、公明、共産の新人による争い。現職が引退した公明が、議席を守れるかどうかが焦点だ。
党県連幹事長を務める藤井は、出身の兵教組を中心に強固な支持基盤を誇る。2度のトップ当選を果たしている梶谷は、組織票の引き締めを進める。市議からの転身となる芦田は、5期務めた公明現職・羽田野求の2万票ともされる支持票をまとめられるかが鍵。07年市議選に挑戦した森は、今回は県議選へのくら替えとなる。
◆長田区(定数2)
◇公明現職引退、情勢は混沌
菅原優子 49 民新
加田裕之 40 自現(2)
越田浩矢 42 公新
木下清子 62 共新
公明現職・渡部登志尋の引退で、情勢は混沌(こんとん)。自民現職と民主、公明、共産の3新人が早くも一進一退の攻防を繰り広げる。
民主は8年ぶりの候補として菅原を公認。専門の障害者問題を政策の軸にする。唯一の現職となる加田は街頭演説を精力的にこなし、3選に挑む。渡部の後継となる越田は、支持基盤をどこまで固められるかがポイント。前回07年に続いて共産が擁立した木下は、格差是正などを訴える。
◆須磨区(定数3)
◇自・公現職引退、激しく競り合う
大塚崇弘 44 民現(1)
伊藤傑 44 自新
島山清史 40 公新
森田多希子 55 共元(1)
民主現職と自民、公明の新人、共産元職が激しく競り合う構図。引退する自民、公明現職の支持票の行方が、結果を左右しそうだ。
大塚は前回07年は公募候補でトップ当選を果たした。支持層を固める一方、浮動票の取り込みも図りたい。伊藤は引退する自民現職・葛西利延の後継。引き継いだ地盤を生かし、支持層固めを急ぐ。公明現職・松本義宏の後を継ぐ島山は基礎票固めに懸命。8年ぶりの返り咲きを目指す森田は支持拡大を図る。
◆垂水区(定数3)
◇前回と同じ顔ぶれで激戦
黒田一美 56 民現(3)
新原秀人 48 自現(1)
今井正子 58 共新
和田有一朗 46 無現(2)
民主、自民、無所属の現職に共産新人が絡む構図。前回07年と同じ顔ぶれで、厳しい戦いとなりそうだ。
黒田は支持労組や組織票固めを着実に進め、4選への動きを強める。前回は公募で選ばれた新原は、街頭演説などで知名度アップに懸命。前回に続いて今井を擁立した共産は、4年ぶりの議席奪還に向け支持層固めを急ぐ。前回トップ当選の和田は、駅前での街頭演説を積極的にこなし、票の上積みを狙う。
◆西区(定数3)
◇民主2議席確保が焦点
杉尾良文 59 民現(5)
石井秀武 44 民現(2)
谷口俊介 33 自新
松本勝雄 66 共新
石原修三 60 無元(4)
民主が現職2人を擁立。自民、共産が新人を公認、たちあがれ日本も元職を推薦する方針で、民主が2議席を守れるかどうかが焦点となりそうだ。
党県連幹事長も務めた杉尾は、民主現職では最多の6選に挑戦。石井は後援会活動を地道にこなし、浮動票の取り込みも図る。谷口は秘書を務めた故井上喜一衆院議員の組織票に期待。松本は8年ぶりの共産議席の奪還に向け、支持層固めを進める。09年衆院選に立候補した石原は、前回の自民公認から今回は無所属で挑む。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110302ddlk28010279000c.html
’11県議選:予想の構図/2 阪神地区 /兵庫
◆尼崎市(定数7)
◇7議席を8人で争う
徳安淳子 49 民現(1)
開原一晃 45 民新
黒川治 51 自現(2)
大谷勘介 32 自現(1)
下地光次 56 公現(1)
谷井勲 46 公現(1)
宮田静則 68 共元(3)
丸尾牧 46 無現(1)
7議席を民主2、自民2、公明2、共産と無所属各1の8人が争う構図になりそう。
民主の徳安は、長年秘書を務めていた国会議員とともに支持を訴える。新人の開原は連合の推薦を受け、労組票を固める。前回、黒川の1議席のみだった自民は、昨年11月の補選で大谷が当選。現職2人で票を掘り起こし、議席維持を目指す。
公明の下地と谷井は共に1期目。トップと2位で当選した4年前と同様、手堅い選挙を展開しそう。共産は前回2人を擁立したが、票が割れて議席を失った。今回は宮田1人に絞り、議席の復活を狙う。
丸尾は、情報公開と住民参加を訴える。社民は擁立を見送った。
◆西宮市(定数7)
◇議席拡大狙い、民主3人擁立
掛水須美枝 65 民現(5)
栗山雅史 36 民新
岩崎龍夫 47 民新
北川泰寿 41 自現(3)
田中章博 74 自現(3)
筒井信雄 45 自現(2)
野口裕 60 公現(5)
礒見恵子 54 共元(2)
大前春代 27 無現(1)
野々村竜太郎 44 無新
議席拡大を図る民主と現状維持を狙う自民が各3人、公明、共産は各1人が出馬を予定。無所属2人を加えた激戦となりそう。
民主の岩崎は、引退する現職の支持層を固める。掛水は教育問題などを訴え、栗山は無党派層への浸透を狙う。
自民は前回と同じ顔ぶれ。北川は議員定数削減などを訴え、筒井は関西経済の立て直し、田中は雇用対策を掲げる。
公明は、前回トップ当選の野口が強固な支持基盤で臨む。共産の礒見は、国民健康保険料引き下げなどを訴える。無所属は、補選で議席を獲得した大前が保守層を中心に浸透を図り、野々村は待機児童の解消などを主張する。
◆芦屋市(定数1)
◇新人1人が表明
幣原都 40 無新
今のところ、立候補の動きは新人1人のみ。自民推薦の幣原は、市議2期の実績をもとに子育て、教育の分野を中心に政策を訴える。
◆伊丹市(定数3)
◇2人引退で混迷、1現職に3新人
山本千恵 39 民新
川井田清信 56 自新
合田博一 61 公現(3)
松崎克彦 56 無新
自民、民主の現職2人が引退。現職1人と3新人が争う構図になっている。
民主から出馬する山本は、知名度アップに懸命。自民公認の川井田は、前回トップ当選だった現職の地盤を引き継ぎたいところ。4年前、約1万7000票を獲得した合田は、支持層固めで議席維持を図る。松崎は、みんなの党推薦で浮動票の取り込みを狙う。
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◆宝塚市(定数3)
◇民・自・共の現職3人表明
池畑浩太朗 36 民現(1)
森脇保仁 58 自現(2)
練木恵子 48 共現(4)
民主、自民、共産の現職3人が立候補を予定。無所属1人の出馬の動きがある。
09年の補選で無投票で初当選した池畑は農業政策を訴える。前回トップと小差で2位当選した森脇は、伊丹空港存続などを主張し保守層にアピール。練木は、介護保険料の引き下げなどを訴え、支持基盤を引き締める。
◆川西市・川辺郡(定数3)
◇現職2人と1新人出馬へ
越田謙治郎 33 民新
加茂忍 59 自現(4)
篠木和良 64 無現(1)
自民公認、公明推薦の現職2人と、民主公認の新人1人が立候補を表明している。
川西市議を2期務めた越田は、引退する民主現職の支持層固めを図る。5期目を目指す加茂、再選を狙う篠木は、これまでの実績をもとに支持を訴える。
◆三田市(定数2)
◇現職2人に新人が挑む
芝野照久 59 民現(4)
中田英一 29 み新
野間洋志 66 無現(2)
現職2人に新人が挑む構図。芝野は民主への風当たりが強い中、実績をアピールして組織固めを図る。中田は議員報酬引き下げなど議会改革を訴え、無党派層への浸透を狙う。自民の推薦を受ける野間は、こまめに支持者回りをこなし、保守層を引き締める。
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敬称略、年齢は投票日現在、丸数字は当選回数
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110303ddlk28010335000c.html
’11県議選:予想の構図/3 姫路・中播磨・西播磨地区 /兵庫
◆姫路市(定数8)
◇9人で8議席を争う
竹内英明 37 民現(1)
岩谷英雄 66 自現(7)
五島壮 67 自現(6)
北野実 51 自現(1)
水田裕一郎 46 自新
大野由紀雄 57 公現(4)
北条泰嗣 57 公現(2)
杉本ちさと 58 共現(2)
林晃司 39 み新
飾磨郡との合区で定員は実質1減となり、9人で8議席を争う。民主は前回トップ当選の竹内が連合などの支持基盤をまとめている。自民は4人を擁立。ベテラン岩谷は遺族会などの支援を得ており、五島は県連幹事長の知名度を生かす。北野は姫路青年会議所で得た人脈を駆使し、現職である父親の後継水田は臨海部の地盤を引き継ぐ。出馬を見送る飾磨郡の自民現職は他候補の支援にまわる。公明は大野が北部、北条が南部と住み分け、市議らの協力を得ながら支持を固める。杉本は福祉政策の充実を訴えて票の上積みを目指し、県政運営の透明化を訴える林は辻立ちなどで知名度拡大を図る。
◆相生市(定数1)
◇三つどもえに
谷口隆司 60 無現(2)
盛耕三 58 無新
服部玲子 62 無新
3選を目指す自民推薦の谷口に、市議からくら替えする民主推薦の盛と、病院副院長の服部が挑む三つどもえが予想される。谷口は実績をアピール、盛は市の活性化、服部は医療・福祉・介護の充実を訴えている。
◆たつの市・揖保郡(定数2)
◇無投票の公算
山口信行 68 無現(5)
栗原一 60 無現(3)
今回から旧龍野市と旧揖保郡の2選挙区が合区され、定数2となった。今のところ旧龍野市の山口と旧揖保郡の栗原の他に動きはなく、無投票の公算が大きい。
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◆赤穂市・赤穂郡(定数1)
◇現新の争い
長岡壮寿 50 無現(2)
鉄山万里子 30 無新
前回は無投票だったが、現職と新人の争いになりそう。長岡は自民の推薦を受け、2期8年の実績を訴えている。民主の推薦を受ける鉄山は女性の感性を生かして赤穂・上郡を元気にしたいと強調している。
◆宍粟市(定数1)
◇再選か雪辱か
高嶋利憲 58 無現(1)
春名哲夫 59 無新
前回は現職と新人2人の三つどもえの戦いだったが、今回は再選を目指す高嶋と雪辱を期す春名との一騎打ちとなる見込み。ともに旧山崎町を地盤とし、激戦が予想される。前回、議席を失った長田執の票(7316票)の行方に注目が集まる。
◆佐用郡(定数1)
◇4選目指す現職
石堂則本 67 無現(3)
前回は選挙戦になったが、4000票を上回る大差で石堂が3選を果たした。旧上月町議、旧上月町長も務め、知名度抜群の石堂のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
◆神崎郡(定数1)
◇現新の一騎打ち
上野英一 57 無現(1)
宇崎寿幸 58 無新
前回同様、現職と新人の一騎打ちとなる可能性が高い。上野は旧大河内町(現神河町)の元町長や県議1期4年の実績を強調。宇崎は元福崎町議や会社経営者としての経験をアピールする。
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敬称略、年齢は投票日現在、丸数字は当選回数
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110304ddlk28010301000c.html
’11県議選:予想の構図/4 東播磨・北播磨地区 /兵庫
◆加古川市(定数4)
◇民主に後継新人、他は同じ顔ぶれ
迎山志保 35 民新
釜谷研造 79 自現(5)
岸本一尚 50 公現(1)
星原幸代 68 共現(1)
井上英之 40 無元(2)
民主の現職が引退し、迎山が後継で立つほかは前回と同じ顔ぶれ。迎山は衆院選のスタッフも経験し、労組の強い支援を得る。今任期中に議長も経験した釜谷は安定した支持基盤で6選を目指す。固い地盤を持つ岸本も支持拡大で再選を目指す。前回、待望の1議席を得た星原は死守に全力を挙げる。前回涙をのんだ井上は自民の推薦を受け雪辱を狙う。
◆加古郡(定数1)
◇現新の一騎打ち
永富正彦 73 無現(3)
吉岡敏子 66 無新
現職と新人による稲美町出身同士の一騎打ちになりそう。民主推薦の永富は3期の実績を強調し、労組を中心に支持固めに注力。議長も務めた稲美町議から転身の吉岡は、自民の推薦を受け、知名度アップに余念がない。
◆高砂市(定数2)
◇民主が新人擁立
三戸政和 32 民新
山本敏信 65 自現(4)
西野将俊 43 無現(2)
前回、無投票だったが民主が公募に応じた三戸を擁立し、8年ぶりの議席奪還を目指す。山本は議長も経験した実績を訴え支持基盤を固め、自民推薦の西野も若年層を中心に支持拡大を狙う。
◆小野市(定数1)
◇現職に2新人
河島信行 64 み新
藤原昭一 65 無現(4)
藤本勝利 47 無新
元中学校長の河島は市議1期目。教え子らの支援を得て県議報酬3割カットなど、議会改革を掲げる。自民推薦の藤原は県政とのパイプ役としての実績と、警察署誘致などで果たす即戦力をアピール。
民主推薦の藤本は歯科医で前回の県議選に続く再挑戦。人口減に歯止めをかける子育て支援策を主張する。
◆西脇市・多可郡(定数1)
◇合区で現職激戦
東野敏弘 56 無現(1)
内藤兵衛 52 無現(1)
2選挙区が合区され、現職同士の激戦に。民主推薦の東野は西脇市選出で旧黒田庄町長。若者定住を訴え100カ所以上で小集会を開催。自民推薦の内藤は多可郡選出の元総合商社マン。西脇市の自民支持層などにも「政治は実現力」をアピールする。
◆加西市(定数1)
◇現新の争い
井上智章 44 民新
小田毅 69 無現(3)
井上は市議1期目。基幹道路網整備、教育施策の拡充で人口流入を「実現する県政へ」の転換を訴える。自民推薦の小田は小集会で企業誘致の実績を訴え、観光振興などによる経済力強化を掲げる。
◆加東市(定数1)
◇民主、人選まだ
藤本百男 57 自現(1)
藤本は教諭経験を生かした教育施策の実績を強調。基幹道路網や河川・農業基盤の充実も訴える。民主が無投票阻止へ向け新人候補の擁立に動いているが、人選が進んでいない。
◆三木市(定数1)
◇自民推薦現職に無所属新人挑む
仲田一彦 38 無現(1)
山田和広 31 無新
自民推薦の現職に無所属新人が挑む。他に立候補の動きはなく、両者の一騎打ちとなる公算が大きい。
故井上喜一衆院議員の秘書を務めた仲田は、再選に向け幅広い層の支持を狙う。1月に立候補を表明した山田は若さを強調し、知名度拡大を図りたい。
◆明石市(定数4)
◇前回無投票が一転、激戦に
岸口実 46 民現(2)
松本隆弘 48 自現(2)
伊藤勝正 44 公新
新町美千代 64 共現(3)
打田剛之 33 み新
榎本和夫 54 無新
民主、自民、共産の現職に公明、みんな、自民推薦の新人が挑む。前回07年の無投票から一転、県内屈指の激戦区となった。
民主は現職の岸口に候補者を絞り、着実な議席確保を狙う。自民は現職の松本に加え、市議から転身の榎本を推薦。市議とも連携しながら、保守層固めと支持の底上げを図る。公明は現職・橘泰三の後継に伊藤を擁立し、議席死守に懸命。打田は10年参院選で約2万票集めたみんな支持票をまとめられるか。新町は議席維持に向け、支持拡大を進める。
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敬称略、年齢は投票日現在、丸数字は当選回数
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110306ddlk28010172000c.html
’11県議選:予想の構図/5止 但馬・丹波・淡路地区 /兵庫
◆豊岡市(定数1)
◇1減も無投票か
定数1減となったが、自民現職1人が引退を表明しており、自民推薦の日村の無投票の可能性が高い。
◆養父市(定数1)
◇連続無投票か
前回に続いて自民推薦の藤田以外に立候補の動きはなく、無投票となりそうな情勢だ。
◆朝来市(定数1)
◇自民現職引退、元市議名乗り
自民現職の引退表明と同時に元市議の安福が名乗りを挙げた。他に複数の新人に出馬を探る動きがある。
◆美方郡(定数1)
◇再選目指す現職
前回選挙で民主推薦のベテランを破って初当選した自民推薦の上田以外に動きはない。
◆篠山市(定数1)
◇無投票の可能性
自民推薦の小西以外に立候補の動きはなく、無投票となる可能性が高い。再選を目指す小西は支持者回りをこなし、支持の拡大を着実に進める。
◆丹波市(定数1)
◇自民現職4選か
石川憲幸 55 自現(3)
4選を目指す自民現職の石川以外には立候補の動きは見えず、無投票になりそうだ。石川は県政報告会をこまめに開き、支持の拡大に余念がない。
◆洲本市(定数1)
◇12年ぶりに選挙戦へ
矢尾田勝 71 無現(3)
浜野隆 47 無新
浜田知昭 63 無新
無所属の現職と新人2人が立候補の意思を示しており、12年ぶりの選挙戦となる可能性が高くなっている。
03、07年と連続で無投票当選した矢尾田は副議長を務めた経験を強調し、4選に向け支持票固めに余念がない。10年の市長選にも立候補した浜野は、金のかからない選挙を訴える。浜田は元副市長の行政手腕をアピールし、広い人脈を生かした戦いを目指す。
◆淡路市(定数1)
◇無投票の公算大
自民推薦の原以外に立候補の動きはなく無投票の公算が大きい。今回初めて自民の推薦を得た原は、県政報告会などを開き、支持層固めに余念がない。
◆南あわじ市(定数1)
◇16年ぶり選挙か
永田秀一 67 無現(5)
阿部守 39 無新
6選を目指す自民推薦の現職に、無所属新人が挑む構図となりそう。選挙戦になれば、16年ぶりとなる。
永田は自民党県連の政調会長を務めるなど、豊富な経歴が強み。支援者回りなど支持層固めを着実に進める。阿部はどこまで知名度を浸透できるかが鍵となりそう。=おわり
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敬称略、年齢は投票日現在、()数字は当選回数
〔神戸版〕
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003851646.shtml
就任まで“空白の2カ月”もう4度目 県議選など
統一地方選の兵庫県議や神戸市議などの5選挙では「選挙は4月、任期は6月10日まで」の状態が続いている。阪神・淡路大震災直後の統一選(1995年)が特例法により延期され、その後、99年に選挙日程だけを統一地方選に合わせたため、この「2カ月の政治空白」が生じた。当選した新人議員は2カ月間は議員活動ができず、逆に引退や落選した現職は議員の身分のままこの期間を過ごす。投票率や選挙費用、議員年金などの問題が壁となり、手をつけられないまま今回で4度目となる。
県議、神戸市議のほか、西宮や芦屋市議、芦屋市長の5選挙。
今期で引退する議員は新任期スタートまで定例会や委員会の開催予定はなく、登庁もしなくていい“開店休業”状態となる。4月の地方選で当選した新人、元職の当選者は「議員バッジなし」が2カ月続き、「有権者の判断がすぐに反映されない」との指摘が上がる。
首長や議員の任期は、地方自治法で4年と定められている。投票日と任期満了のずれを解消するには、国が新たな特例法をつくるか、首長や全議員が辞職あるいは自主解散するしかない。
しかし、任期を統一選の日程に合わせる法改正に国は消極的だ。議員側も、引退、あるいは落選した議員が辞職すると、6月1日の在職を基準とするボーナス(期末手当)がもらえなくなるほか、3期目の議員の場合、在職日数が11年10カ月となって「12年以上」で受給資格が得られる「議員年金」に支障が出る。このため本格的な議論に踏み込めないままだ。
県選管も「99年に日程を統一選に戻したが、その方が県民の関心が高く、投票率アップにつながる。経費の面でも、6月実施より効率的」と説明。今のところ、特例法による「2カ月の政治空白」が解消される兆しは見当たらない。(藤原 学)
【早急に改善を 地方選挙に詳しい岡田章宏・神戸大教授(政治学)の話】 住民の代表である議員の最も大事な仕事は首長や行政当局の機能チェックだ。最大で2カ月も議会が「機能停止」となる事態は早急に改善すべきだ。平成の大合併により統一地方選の選挙数が減り、議員年金も廃止の方針が打ち出されるなど状況は変化している。空白解消に向けた議論を進めてほしい。
(2011/03/08 08:45)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003853858.shtml
「筋違いで違和感」知事発言を三木市長批判
兵庫県の井戸敏三知事が、各地の首長による地域政党設立の動きについて「主張を通すための環境づくりとして、配下議員を増やすような動きはいかがなものか」などと発言したことに対し、三木市の薮本吉秀市長は8日、「配下ではなく、政策を議論する同志。知事の発言は筋違いで違和感がある」などと批判し、地域政党をめぐる議論が活発化した。
薮本市長は先月下旬、自らが代表となり、4月24日投開票の同市議選(定数18)に立候補する8人とともに、地域政党「三木新党8人のサムライ」を立ち上げた。
薮本市長は8日、「議会を行政のチェックだけの集団から政策集団に変えていこうとしている。8人全員が通っても過半数は取れず、政策を押し通そうとするものではない」と反論。「価値ある活動か否か、責任ある公人ならば活動を見てから発言すべきだ」とのコメントを発表した。
井戸知事は7日の定例会見で、橋下徹大阪府知事らによる首長新党の動きについて、「(首長が)議会に自分の仲間を増やしていくことを行うのは、消極的であってほしい」などと述べていた。
(斉藤正志)
(2011/03/09 08:00
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>>577-580とか
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110313-OYT8T00040.htm
「防災拠点」疑問の声
府咲洲庁舎地震被害
東日本巨大地震で、大阪・南港の府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、55階建て)は、丸1日以上にわたって一部エレベーターが停止するなどの被害を受けた。地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下知事は、咲洲への本庁舎全面移転を府議選の争点に掲げる構えだが、防災拠点としての機能性に疑問符が付いた形で、論議を呼びそうだ。
府内の揺れは最大で震度3だったが、西日本一の高さ(256メートル)を誇る咲洲庁舎では、「ゆっくりした長い揺れが10分近く続いた」(府職員)という。超高層ビルに深刻な被害をもたらすとされる「長周期地震動」の影響とみられ、発生時に展望台にいたという男子大学生(22)は「長い横揺れに立っていられなかった。手すりにずっとつかまっていた」と話す。
設備面のトラブルも相次ぎ、エレベーター全26基が緊急停止。うち4基に男性5人が閉じこめられ、全員救助まで5時間近くもかかった。エレベーターを支えるワイヤロープが絡まる被害も出るなど、発生から丸1日が過ぎた12日夜の時点でも8基が復旧していないという。
また、咲洲庁舎に近い天保山では60センチの津波が到達しており、近い将来の発生が予想される東南海・南海地震では、周辺がさらに高い津波に見舞われる可能性がある。埋め立て地にみられる液状化現象によって道路の通行ができなくなる恐れもあり、河田恵昭・関西大教授(防災・減災論)は「防災上、長所より欠点がはるかに多く、庁舎移転はやめるべきだ」などと指摘していた。
今回の地震について、橋下知事は11日夜、報道陣に「咲洲庁舎自体に問題はなかったが、揺れへの対応をしっかりしないといけない」と述べ、同庁舎の耐震性を強化する考えを示した。ただ、府議会からは「緊急事態に対応する拠点の役割を担えないのではないか」(民主党府議)との声が出ている。
給水車など派遣 大阪市
東日本巨大地震から一夜明けた12日、大阪市水道局職員13人が給水車2台など車両計6台で仙台市と茨城県に向かった。水道水入りのペットボトル2万本を仙台市に届けるほか、給水や復旧活動にあたる。建設局からは3人を下水道の復旧作業のため派遣。交通局は土木職員1人を仙台市営地下鉄の被害状況調査のため派遣した。
政令市連携し支援 災害対策本部
大阪市はこの日、災害対策本部(本部長・平松邦夫市長)を開き、京都、神戸、堺の3政令市と連携して被災地の復旧支援に当たる方針を確認した。
やっと着いた
関西空港のロビーでは、羽田発の便の遅れで12日午前0時過ぎ、大阪市方面に向かう臨時バスを待つ乗客であふれた。
航空機の遅れの影響で臨時バスを待つ利用客ら(12日午前0時過ぎ、関西空港で) 梅田行きバスを待っていた同市福島区の会社員男性(47)は、出張先の東京都品川区のビル内で被災。激しい揺れで棚が倒れ、近くの女性が負傷したという。男性は「3時間かけて羽田空港まで歩いた。大阪までたどり着いたが、もうくたくた」と疲れた表情で語った。
JR新大阪駅も早朝から混雑。昼過ぎに東京駅から到着した就職活動中の金沢工業大3年田中辰弥さん(21)(金沢市)は、栃木県小山市の企業説明会に参加している最中に地震に見舞われたといい、「ガタガタと音がしたかと思うと激しい横揺れが続き、机の下にもぐった」と振り返った。
説明会は中止となり、JR小山駅に向かうと新幹線も電車もストップ。日帰りのはずが近くの体育館で一夜を明かし、たまたま見かけた埼玉行きのチャーターバスに飛び乗った。「遠回りしたけれど、家までもう少し。友人に車で送ってもらいます」と話した。
(2011年3月13日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110308ddlk29010610000c.html
変わる地方自治:’11統一地方選/1 政策立案・監視機能 /奈良
◇「出来レース」の質問作成 行政チェック“不全”
「あの人の質問は難しくてよう分からん」。昨年2月、定例県議会の開会を控え、ある県職員は保守系ベテラン議員の答弁書作成に頭を抱えていた。質問の狙いを確認するために向かったのは、この議員ではなく、県幹部のところだった。議員に代わって質問を作成していたのだ。
県議会では、保守系の一部ベテラン議員が質問する場合、県職員が作成する慣習が続いている。職員は事前に議員から尋ねたいテーマを聞き取り、意向に沿った質問を作る。原稿を議員に届け、要望があれば肉付けする。こうして質問内容が練られていく。
「出来レース」とも言える慣習には双方にメリットがあるという。議員は質問を作る手間が省け、県から新しい施策の情報を引き出せる。県側も「伝えたい施策を議会で発信できる」(幹部)。ある施策の変更を巡り、追及してきた野党の共産党議員から質問される前に、保守系議員に質問を依頼したこともあった。
自然と県に都合のいい質問になり、厳しい追及を避けられる。長年続いてきた持ちつ持たれつの関係だが、ある県幹部は「議会のあり方に厳しい目が向けられる今、県の質問作成もやめるべきではないか」と漏らす。
◇
08年の6月定例県議会で、議員提案の「県行政に関する基本的な計画等を議会の議決すべき事件として定める条例」が可決された。行政運営の基礎となる5年以上の基本計画を議決の対象とする内容だ。
中心となったのは当選2回の井岡正徳議員(自民党)。基本計画は議決対象ではないため、議員には参考資料として配布されるだけで、踏み込んだ議論はなかった。井岡議員は「中長期的に取り組む大きな課題に、議会として意思を示すことができる」と説明する。
この条例制定後、計画案への対応は変わった。9月議会で議決する場合、6月議会で審議し、必要なら修正する。ある県幹部は「緊張関係が生まれた」と評価する。これまでに議決されたのは「県土砂災害対策基本方針」「県長期水需給計画」など7件。ただ、修正はまだ1件もない。
その後、がん対策推進条例や「議会の憲法」と言われる議会基本条例などが議員提案で制定された。「知事の事務執行を監視する」「政策立案と政策提言を行う」。議会基本条例にある条項だ。今はまだ一部の議員に限られているが、使いこなす能力が問われている。
◇
4月の統一地方選を前に、議会に対する有権者の視線が厳しさを増している。変わりつつある議会の現状を、毎日新聞が県議会・市町村議会を対象に実施したアンケート調査結果とともに報告する。
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■視点
地方議員は、首長の行政執行に対する監視機能や、住民福祉の向上につながる政策条例を制定する権限などを持ち、地方自治法に定められている。しかし、実態は十分機能しているとは言い難い。
県議会では職員が質問を作成するような慣習がいまだに続いており、議論は低調だ。政策については「我々はプロだが、相手(議員)はアマチュア」(県幹部)と、蓄積や力量の差が大きい。議員提案の政策条例の動きもまだわずかだ。
しかし、こうした地方議員を選んできたのは私たち有権者だ。4月の統一地方選では、1票を投じる基準として、自分で質問を作成しているか、政策条例に取り組んだかなどを検証することから始めたい。【阿部亮介】
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◇メモ
07年4月以降、県議会・市町村議会で可決された議員提案の政策条例は10件。このうち県議会が3件で、他は奈良市や橿原市など7市町村。大和郡山市は09年に路上喫煙防止条例を制定している。
首長提案の議案を否決・修正をしたケースは計142件。市長と議会が対立している自治体に多く、五條市62件▽生駒市26件▽奈良市11件。一方、県議会や大和高田市、宇陀市、御所市など20市町村はゼロだった。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110309ddlk29010500000c.html
変わる地方自治:’11統一地方選/2 議員定数・報酬 /奈良
◇市民が削減直接請求 広がる議会不信
「定数削減が改革でなければ、何を議会改革と言うのか」「議会の第一の機能は行政監視。削減で監視の目が減るのは行政側の思うつぼだ」「議会活動は『議員数×能力×やる気×時間』で計れる。やる気を20%高めればカバーできる」
昨年12月21日、生駒市議会(定数24)の定例議会最終日。市民の直接請求による議員定数6減、報酬30%減の条例改正案の審議で、2議員が定数4減、報酬15%減の修正動議を出した。慣例を破り事前通告なしの「ガチンコ対決」となった質疑は、議員が激しく火花を散らした。
結局、直接請求案、2議員の修正案はともに否決され、4月の市議選は現行定数のままで実施される見込みになった。報酬は市長提案の12%減を微修正して可決した。
◇
地方議会に定数と報酬削減を迫る声が高まっている。この4年間で、県内12市中8市が定数を削減した。残る4市のうち、生駒、大和郡山両市で昨年、市民が定数・報酬削減を直接請求する動きが相次いだ。
生駒市の市民団体が、公式な会議時間数だけで計算した市議の時給は約7万円。議員が公式の場以外で議論したり、活動していても市民からは見えない。「そもそも報酬に見合う仕事をしていない」という議会不信が広がった。
さらに自治体の財政悪化を背景に、市民に痛みを伴う行政改革が進む。「議会も痛みを分かち合い、身を切るべきだ」と訴える活動に多くの市民が共感し、直接請求を求める署名はいずれも必要数を上回った。
◇
一方、定数・報酬減には「少数意見を排除し、民主主義のパイプを細くする。年金生活者など特定の人しか議員になれなくなる」と懸念する声も多い。報酬12%減を提言した生駒市特別職報酬等審議会答申(昨年11月)は、地方分権の流れを踏まえ、「ボランティアだけでできる職務ではなく、専門的にフルタイムで活動することが今まで以上に求められる」「サラリーマンが退職して議員活動に専念できる程度の所得保障と活動費用確保も必要」と指摘した。
定数・報酬減が進んだ県内のある町のベテラン議長は「以前は極端とも言える少数意見をはじめ多様な声があり、『そういう考え方もあるのか』と勉強になった。今はそれがなくなり、活気が失われた」と嘆く。望ましい定数・報酬に向けて議会と住民、双方の模索は続く。
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■視点
「民意の反映に代議員数は多いほど理想」。2月の大和郡山市臨時議会で、定数4減などを直接請求した「市政を正す会」の中村健代表は議会でこう述べた。請求と矛盾するとの指摘もあったが、「多いのが理想」と考える人でさえ、「こんな議員なら減らした方が良い」と思わせたと、より深刻に受け止めるべきだろう。
有能な人材確保に高い報酬が必要なのは、自明の理だと思う。「住民のためにきちんと働いてくれるなら、報酬はむしろ上げてもいい」と考える人は決して少なくない。
「改革を怠り、既得権の上にあぐらかいているだけ」。立候補者には、そんな市民の思いに真摯(しんし)に向き合いつつ、報酬・定数に関する考えを、議会の役割や改革と関連付けて訴えてほしい。【熊谷仁志】
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◇メモ
県議会や市町村議会の議員定数は、07年4月時点で631だったが、4月の統一地方選では573に減る。奈良市議会は08年12月議会で、46から39に削減。五條市議会は合併で18から21に増えたが、財政状況などを考慮して09年11月に15まで減らした。
報酬も減少傾向が続く。議員1人当たりの月額報酬は最高が県議の78万円。市議は33万〜65万円で、町村議は20〜30万円。最少は御杖村議の14万7000円。報酬とは別に期末手当が支給される自治体もある。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110310ddlk29010589000c.html
変わる地方自治:’11統一地方選/3 口利き /奈良
◇低い改革意識 条例改正、公表制度も
「この業者に発注できないか」。昨冬、職務中のある県職員を、保守系県議が尋ねて来た。県発注工事を懇意にしている業者に契約させるのが狙いだった。職員はやんわりと断った。以前より件数は減ったものの、ある県議は「口利きや不当介入はまだある」と言う。
議員の口利きは、公共工事の発注に限らない。生活保護の認定や職員人事、保育所の入所など多岐にわたる。
大和高田市では、昨年4月〜今年1月に受けた生活保護の相談約315件のうち、約1割が議員の紹介による案件だった。職員が議員控室に呼ばれ、その場で生活保護の申請者を紹介されることもあり、職員は「議員が同席すれば、言葉はなくてもプレッシャーと受け止めてしまう」と話す。
奈良市でも、職員の人事異動に関する口利きが横行。昨年度だけで41件あったことが明らかになっている。
◇
議員の口利きが市に負の遺産をもたらし、後世代に負担が及ぶケースが今年1月、奈良市で表面化した。市土地開発公社が過去に、市議の口利きで不当に高額な価格で土地を購入。長年利用されないまま塩漬けになり、含み損は約188億円に上る。
奈良市中ノ川造成事業用地(15・97ヘクタール)は、取得交渉に市議が介入し、約58億円で購入。金利負担などを含めた簿価は約83億円(09年度)に膨らんだが、実勢価格は1%にも満たない7400万円(08年度末)だ。
◇
「口利きは議員の仕事」。ある市議はこう断言し、問題だという認識はない。生活保護の申請を口利きした大和高田市のある議員も「支持者から頼まれれば当たり前」と開き直る。依頼者の希望通りになれば、選挙での支援につながる。
口利きを防ぐ手だてはないのか。大和高田市議会は昨年12月、政治倫理条例を改正し、口利きを禁止した。しかし罰則はなく、口利きは依然として続いている。
生駒市では、元議長らによる汚職事件を受けて07年11月から、職員に対し議員の口利きなどがあった場合、内容を記録して公表する制度を始めた。市監査委員事務局は「以前に比べ、口利き行為はほぼなくなった」と評価する。
奈良市もすべての口利きを記録、公開する制度の創設を検討している。公開が一定の歯止めになることは期待できる。ただ、肝心の議員の意識改革はまだこれからだ。【阿部亮介、山本和良】
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■視点
口利きがなくならないのは、それが議員と依頼者の双方に利益をもたらすからだ。依頼者は目的を遂げ、議員は選挙や政治活動での見返りが期待できる。困窮状態にある人が、口利きによって行政の支援を得られるケースもある。
しかし、議員は一部の住民の利益だけではなく、全体の福祉を向上させるのが本来の役割だ。口利きは本来あるべき行政をゆがめることにつながり、正当な行為とは言い難い。
生駒市や奈良市は、市長主導で実態を透明化し、歯止めをかけようとしている。これとは対照的に、議会の対応は鈍い。議会不要論や定数削減を求める動きの背景には、口利きに代表される議員の姿勢を厳しく問う声がある。議員が自覚しない限り、こうした声はやまないだろう。【阿部亮介】
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110311ddlk29010443000c.html
変わる地方自治:’11統一地方選/4 議会改革 /奈良
◇信頼回復に汗 活動公開、透明化の動きも
「普段着の言葉で分かりやすく説明を」「議員活動が不十分。政策立案を積極的に」
昨年11月、天理市議会が市内9カ所で開いた議会報告会。議会改革の取り組みを説明し、地域が抱える課題などに関する自由な意見を聞いた。市民200人以上が参加し、厳しい意見を寄せた。
報告会の開催は2回目。きっかけは09年9月に県内で初めて施行された議会基本条例だ。「市民主権を基礎とする市民の代表機関であることを自覚し、市民参加型議会の推進により、開かれた議会を目指して活動する」とうたい、議会情報の積極公開、市民との情報共有、説明責任を十分に果たすこと、議会報告会開催などを明記した。
佐々岡典雅議長は「『議会不要論』まで飛び出す中、住民の信頼を得るには、必死に汗をかかなければならない。条例を制定し、説明会を2回開いたぐらいで議会不信が消えるわけはない。説明会のあり方を工夫し、政策討論会も検討するなど、さらに知恵を絞りたい」と話す。
生駒市議会も昨年、議員報酬・削減問題を巡って意見交換会を開催し、市民との直接対話に初めて取り組んだ。天理、生駒両市、平群町では、議案に対する議員の賛否を議会報で掲載し始めた。本会議をインターネット中継する議会も増えている。
◇
自治体が地方議員に支給する政務調査費。使途があいまいで「第二の議員報酬」とも呼ばれてきた。各地で不適正使用が問題視される中、香芝市議会は昨年9月、関係条例を改正し、県内で初めて使途基準を厳正に定めた。
同市議会では、04年度から1人月5万円が支給されている。07、08年度支給分のうち、543万円(11人)について市監査委員が「使途が不適切」と指摘し、議員が返還した。趣味の書籍を議会活動の資料として購入したケースもあった。
基準では、2親等以内者から借りた住居の事務所費やコピー機のリース料、所属政党機関誌購読費の計上は認めない▽パソコン、カメラなどの物品購入は任期中1回限り半額計上が適正−−など細かく規定。違反した場合、議員名や違反内容が公表される。領収書も添付が義務づけられ、請求があれば公開する。
◇
「議会・議員の姿が見えない」「改革を怠っている」。そんな住民の批判に応え、議会活動の公開や透明化の取り組みが少しずつ始まっている。改革の動きは広がるのか。議会側の姿勢が注視されている。【熊谷仁志、山本和良】
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◇メモ
議会基本条例を制定しているのは、県▽天理市▽平群町▽十津川村の4議会だけで、生駒市議会は3月中に骨子案を作成する方針。残る35市町村議会には制定の動きはない。
議案に対する議員の賛否を公表しているのは、生駒市▽天理市▽平群町の3議会。橿原市議会は、記名投票の場合に限り公表している。有権者との意見交換や説明の場などを設けているのは、天理市▽安堵町▽十津川村の3議会に過ぎず、議会側の情報発信に対する意識は乏しい。
政務調査費は、大和郡山、葛城の両市を含む24市町村議会が支給なし。月額支給額の多い順では、県議会30万円▽奈良市議会8万円▽天理・香芝市議会5万円。広陵、三宅、田原本、川西、東吉野の5町村議会は1〜2万円となっている。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110312ddlk29010208000c.html
変わる地方自治:’11統一地方選/5止 首長と議会 /奈良
◇−−緊張保ち、是々非々で対応 「本来あるべき姿」
「次の選挙で引きずり下ろしてしてやろうと、議会が抵抗、嫌がらせをしてきた」
生駒市の山下真市長は2月25日の副市長公募説明会で、06年2月の就任当初を率直に振り返った。
議員24人中18人が推した現職を大差で破って初当選。直後に編成した06年度一般会計当初予算案は、市の歴史で初めて否決された。07年4月の市議選で近い議員が増えたが、同年9月に副市長選任案、09年12月に新病院設立議案が否決された。
10年1月の市長選で再選され、同年9月に懸案の新病院設立議案がようやく可決された。議長を除く22人中賛成は12人だった。
緊張関係を保ちながら是々非々で対応し、議会側の議案修正も受け入れる。山下市長は現在の関係を「本来のあるべき姿」とする。一方で、市長の支持母体の政治団体は4月の市議選に現職2人と新人3人を擁立。ある新人は市長と手を組む写真を名刺に刷り、二人三脚ぶりをアピールする。
市政の基盤安定を狙う動きに、市長と距離を置く議員は神経をとがらせる。12月の本会議では「議会に必要がないのは、市長のイエスマンとなる議員だ」とけん制した。
◇
大和郡山市では逆に、市長と議会の蜜月ぶりを象徴する出来事があった。認定こども園の昨年4月開園と園児募集の記事が、関連議案が可決される前に市の広報紙(昨年2月15日号と3月1日号)に載ったのだ。反発した議員が「法律違反」と指摘し、懲罰を受ける事態となった。
市は「準備行為で違法ではない」とするが、「議会承認で正式決定」の断りがない記事に、市民団体は「議会や民主主義の軽視。議会全体が市に抗議し、責任を問うべきだ」と議会に申し入れた。
認定こども園は前年の12月議会後に急浮上した。臨時議会を開いて承認を受けた後、市民に周知する方法もあった。しかし、市は議会に根回しで済ませて記事を掲載し、「事後承諾」の形を取った。ある関係者は「『議会と行政のなれあい』と指摘されれば、そうかもしれない。議会との関係がいいから、市民にとって良いことを素早くできる」と話す。
10年度から3年間で一般会計の黒字化を目指す大和高田市。市長と議会は財政健全化最優先で一致しており、良好な関係を維持している。生駒の病院問題のような市民を二分する大きな課題がないのも一因になっている。【熊谷仁志、山本和良】(おわり)
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■視点
大阪府や名古屋市で、「変革」を掲げる首長が、議会を「抵抗勢力」として対決姿勢を強めている。首長と議会の対立は、首長提案議案が成立しないなど、行政の停滞要因になる。このため、首長派の議員を増やそうとする動きが広がっている。
しかし、首長の意のままになる議会はチェック機能の低下を招く危うさを持つ。首長の独走を許さないため、行政監視を最重要な役割とする議員は、選挙という最も重い市民の負託を受けて「二元代表制」の一翼を担う。
「権力は腐敗する」という言葉がある。議会は、絶大な権力を持つ首長とどう向き合うべきなのか。「地域主権」が叫ばれる今こそ問われている。【熊谷仁志】
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◇メモ
首長提案の議案は原案通り可決されることが多く、07年4月以降、県議会や大和高田市など20市町村議会で否決・修正はゼロだった。
一方、首長と議会が対立関係にある自治体では否決・修正されるケースが目立つ。07年4月以降142件あり、五條市62件▽生駒市26件▽奈良市11件▽下市町6件▽橿原市5件。このうち一般会計や特別会計の予算案の修正・否決は少なくとも15件ある。このほか、奈良市議会は基本構想案や基本計画案、大和郡山市議会ではし尿処理料金や下水道料金の関連議案が否決された。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110317/20110317025.html
被災地以外は統一選実施 橋下氏、心境複雑
2011年3月17日
東日本大震災の被災地を中心に4月の統一地方選を延期する特例法案が閣議決定され、被災地以外は予定通り選挙実施の見通しについて、橋下徹大阪府知事は16日、「今、選挙でマイクを取って名前を連呼している場合じゃないでしょ」と疑問を投げ掛けた。ただ代表を務める大阪維新の会候補者の負担感を念頭に選挙実施への反対の姿勢は示さず、揺れる心境を吐露した。
大災害が発生後の選挙実施をめぐっては候補者の間にも戸惑いが生じ、大阪府議選に出馬する国政政党の現職府議は「何もしないわけにはいかない。選挙カーで回って『よろしく』と訴えなければいけないが、あまり触れると有権者は『どうなってんねん』となる」と対応に苦慮している。
橋下知事は同日の定例会見で「福島原子力発電所の世界的にも危機といわれる事象を抱えながら一部地域だけ選挙延期はあまりにも実態からかけ離れている」と政府方針を指摘したが、維新の会候補の選挙準備を念頭に「延ばされるとずっと(選挙費用の)お金を出し続け、どこかで(出馬を)あきらめなければいけない」とも。
選挙実施の方向性を踏まえて維新の会のタウンミーティングや街頭演説を続ける意向を示し、「やりにくい状況だが、やるしかない」と複雑な表情を浮かべた。
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>>1259
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0003872521.shtml
芦屋市長選一騎打ちか 統一選後半告示まで1カ月
統一地方選後半戦で、芦屋市長選と、西宮、芦屋、伊丹、宝塚の4市議選が、17日で告示1カ月前となる。神戸新聞社のまとめでは4市議選には16日現在、約160人が立候補を予定。東日本大震災を受け、街頭演説などを自粛する動きがある一方、津波対策など「防災」が争点に浮上しそうだ。投開票は4月24日。
芦屋市長選は、3選を目指す無所属現職の山中健氏(61)と、無所属新人で県議の山田美智子氏(64)の一騎打ちとなる可能性が濃厚だ。阪神・淡路大震災以降の行財政改革のあり方や、南海地震の発生で予想される津波への対策見直しなども争点となる見込み。
同時に実施される芦屋市議選(定数22)には現職20人、元職2人、新人6人の計28人が立候補する意向を示している。定数が3減となった西宮市議選(定数42)では、60人弱が立候補準備を進めている。伊丹市議選(定数28)の立候補予定者は、現職19人、新人17人の計36人。宝塚市議選(定数26)は現職23人、新人11人の計34人。
東日本大震災を受け、街頭演説や議会報告ビラの配布を自粛する動きが広がる。伊丹市議選の立候補予定者は「自分をアピールするだけでは、有権者から『こんな時に選挙か』と言われかねない」と悩む。宝塚市議選の立候補予定者は、既に印刷していたパンフレットに、震災に触れたチラシを添えるという。
芦屋市では、駅前で募金活動を行う市議選立候補予定者も。投票率低下を心配する声もあり、西宮市議選の立候補予定者は「支持者から『選挙は延期ですね』という電話があった」という。
また芦屋市会は16日、議員互助会などから50万円を全国市議会議長会を通じて送ったほか、お見舞いの気持ちを表す決議を行うことを検討している。尼崎市会も義援金を検討中という。
(2011/03/17 09:00)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/03/17/20110317-050879.php
橋下知事 「大阪府庁移転」を一時凍結 旧WTCの被災想定再検証
東日本大震災を受けて、大阪府庁咲洲庁舎(旧WTCビル)への本庁舎移転を目指していた橋下徹知事は16日、「全面移転をごり押すつもりはない。ワンクッションおいて考え直す」と述べ、本庁舎移転構想を一時凍結する考えを明らかにした。知事が代表を務める大阪維新の会は、咲洲庁舎への本庁舎移転を掲げてきたが、この日は「統一選の争点からは落とさなくてはならない」と言及した。
今回の震災で想定外の津波が発生したことをもとに、府の被害想定などを再検証したうえで、防災拠点のあり方を考え直すとしており、統一選後の5、6月ごろに方針をまとめるという。今回の地震で大阪は震度3だったが、咲洲庁舎では高層ビル特有の長周期地震動が発生したとみられ、エレベーターの長時間閉じ込めやパネルの落下、100カ所以上のひび割れが起きるなど、府内有数の被害が出ていた。
一方で、橋下知事は「大阪の津波発生を考えたとき、沿岸部に誰もいなくてよいのかと思う。指揮官がしんがりを務められ、津波で流されない、ベースキャンプが重要。WTCの方が防災拠点にふさわしいということになるかもしれない」とも語っており、移転撤回を前提とした構想凍結ではないことを強調した。
本庁舎移転構想をめぐっては、防災拠点としての脆弱(ぜいじゃく)性が指摘され、これまで府議会で2度にわたり否決されている。橋下知事は「偶然だが、否決されていたことで今回、考える機会を持てた。猛勉強しながら、自分の頭を整理したい」と述べた。
また、統一選が、被災地の特定地域以外は、予定通り実行される見通しになっていることについては「選挙どころじゃないのが普通の感覚。だが、選挙を延期すれば、お金をかけて事務所を維持したりしている候補者たちが持たない。国の方針があるからにはやる」と指摘。これまで「大阪市役所をぶっつぶす」などとしてきた過激なフレーズについては「表現は大きく変えるが、役所の再編という訴える内容は変えない」と話した。
(2011年3月17日 08:34
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http://www.kyoto-minpo.net/archives/2011/03/17/post_7671.php
2011年3月17日 20:46
向日市長の辞職勧告を決議 向日市議会
向日市議会(定数24)は17日、久嶋務市長に対する辞職勧告決議を可決(賛成14)しました。賛成したのは日本共産党(8人)、向陽クラブ(3人)、向政21(1人)、無所属(2人)。
決議は、「市長としての行政管理能力と自覚の欠如」があるとして、○石田川2号幹線築造工事事故で原因者追及の姿勢を後退させ、市民への説明責任を果たさず、損害額全額(約2億円)を市民負担にした○北野台雨水貯留槽漏水事故で水道事業管理者としての管理と危機意識の欠如が露呈した○水道料金引き下げの議員提案の提出に際して、一部議員に否決することを要請するなど、市民より自分の立場を優先する背信姿勢が顕著である―など6項目を挙げています。
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下がない!
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110315-OYT8T00011.htm
統一選2011 戦いの構図(上)
府議選
統一地方選まで、あと約半月と迫った。前半戦は4月1日告示、同10日投開票で府内では府議選(定数60、選挙区数25)と京都市議選(定数69、選挙区数11)が行われる。後半戦は同17日告示、同24日投開票で向日、京田辺、木津川の3市長選や福知山、宇治など6市議選と、久御山、和束の両町議選(告示は同19日)がある。2回に分け、統一選の情勢を紹介する。
府議選は今回から定数が62から60に削減される。現在の党派別の議席数は、自民25▽民主14▽共産11▽公明6▽無所属5(うち議会会派「京都創生フォーラム」4)で、欠員1。今のところ計94人(現職50人、元議員2人、新人42人)が出馬の意向を示している。
政権与党の民主は、南区、京丹後市、南丹市・船井郡の3選挙区を除いた計22選挙区で、23人の候補を擁立し、また3人の無所属候補を推薦する方針だ。
前回選で複数候補擁立の選挙区はなかったが、今回は左京区、右京区、伏見区、宇治市・久世郡の計4区で2人ずつ公認を立てる。
ただし、民主政権への支持率が低下している影響などもあって、当初、公認候補の予定だった舞鶴市選挙区の候補が無所属で立つことを希望するなど、「民主」の看板を意図的に外す動きも出ている。山本正・府連幹事長は「民主党を取り巻く情勢は厳しいが、出来る限りの候補者は発掘してきた」と話す。
府議会第1党の自民は、ベテラン4人が引退。現職21人と新人6人が立ち、第1党の座を死守する考えだ。
亀岡市以外の全選挙区に候補を立て、右京区、伏見区、木津川市・相楽郡の3選挙区では2人を擁立する。
多賀久雄・府連幹事長は「民主党の迷走に国民は飽き飽きしている。ここ数年に失った支持者を取り戻し、政権奪還の足場を作る」と意気込む。
府議会内で唯一の野党の共産。全選挙区で候補を立てる方針だが、綾部市のみ、まだ候補が決まっていない。2大政党がクローズアップされた前回選でも11議席確保したことを党内では「善戦だった」と評価する声が多く、新井進・府議団長は「民主も自民も退潮して閉塞感がある。現有議席を守りながら、前回失った山科や右京を回復したい」。
公明は、現有6議席だが、左京区で定数1減となったことを勘案し、同区選出の現職が京都市議選に転出。現職の1人は引退するが、代わりに新人が立って5議席確保に万全を期す。角替豊・党府本部代表代行は「条例の議員提案権のためにも5議席が必要」とする。
昨年の参院選比例選で府内で15万票近い票を集めたみんなの党も府議選に初参戦。西京区と伏見区にそれぞれ1人ずつ擁立する。
前回、伏見区で1人が出馬し、落選した社民は、今回、綾部市で公認候補を立てる。(上野将平)
(2011年3月15日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110320000010
「悩む」立候補予定者 滋賀県議選 低投票率も心配印刷用画面を開く
立候補予定者の集会で黙とうする参加者ら(18日夜、甲賀市甲南町) 4月1日告示の滋賀県議選で、東日本大震災の影響が広がっている。原発事故が続く中、活動を自粛している立候補予定者は「選挙どころではないが、手をこまねいているわけにもいかない」と、再開の時期や活動方法に頭を悩ます。投票率の動向にも注目が集まっている。
11日の大震災発生後、各党、政治団体はマイクの使用や街頭宣伝を自粛している。有権者に配慮し、決起大会を中止したり規模を縮小させたりした立候補予定者もいる。駅での訴えをやめた近江八幡市の現職は「原発の災害が続き、選挙どころではない雰囲気だ」と困惑する。
東近江市の現職は20日の事務所開きを大幅に簡素化する予定で、「避難者の受け入れなど復興への支援を呼びかける場にしたい」と話す。
大津市の新人は駅前でビラ配りをする代わりに募金活動を始めた。支援スタッフは「選挙戦で名前の連呼をするかどうか。知名度を上げたい新人には悩ましい」と戦略の見直しを進めている。
守山市の新人は19日のフォーラムで取り上げるテーマに防災を加えた。「県民の地震への関心は高い。県の防災対策を知ってもらう機会にしたい」と話す。選挙中は極力、ガソリンを使わないよう工夫するという。
大震災は投票率にも影響を与えそうだ。「選挙報道が少なく、有権者の関心は低い」と低下を予想する立候補予定者が多い一方、「こういう時こそ政治の力が必要だと再認識し、投票行動につながるのでは」と期待する声もある。ある政党関係者は「有権者が保守的になり、現職に有利に働くのでは。新人の支援体制を強化する必要があるかもしれない」と分析している。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/03/20/20110320-050972.php
統一選目前 各陣営 活動手探り
統一地方選の告示が目前に迫る中、東日本大震災を受け、各政党や陣営が対応に苦慮している。橋下徹知事が掲げた「大阪都構想」を争点に盛り上がりを見せていた大阪でも、震災後は一転して自粛ムードに。19日には街頭演説を再開した政党がある一方、時期尚早ととらえる党もあるなど対応が分かれており、手探りの前哨戦が続いている。
のぞくジレンマ
統一選をめぐっては、震災で甚大な被害を受けた自治体について選挙を延期させる特例法が18日に成立。岩手、宮城、福島などの激甚被災地以外では、予定通り4月投開票の日程で行われるが、市議選を控える高松市議会の主要会派が同日、被災地での燃料不足を考慮して選挙カーの使用自粛を申し合わせるなど、自粛の動きも目立っている。
「西日本の安全安心を守り、陣頭指揮を取れる大阪都を今すぐ作る必要がある。断腸の思いで、これから政治活動を続ける」。19日午後、大阪市福島区内。マイクを握った橋下氏は、強い口調で訴えた。
大阪では統一選で府議選、大阪市議選、堺市議選などが予定され、橋下氏はこの3つの選挙で、自身が率いる地域政党「大阪維新の会(維新)」の過半数獲得を目指し、他の既成政党としのぎを削っている。
地盤や看板のない新人候補が多く、橋下氏の高い人気が軸となる維新は、有権者の関心の高まりと投票率アップが躍進へのカギとなる。震災後は目立った選挙活動を自粛してきたが、18日には対話集会、19日には街頭演説を再開した。
18日夜、吹田市内で開かれた集会。いつもは大阪都構想を熱っぽく語る橋下氏だが、「選挙なんかやってる場合じゃない」と切り出し、最後には「政治活動やってもいいですかね」と改めて聴衆に尋ねた。
19日の街頭演説前、知事として被災地への支援物資出発を見送った後にも「自粛するぐらいなら、選挙を中止すべきだ」と発言。予期しなかった状況下でのジレンマをのぞかせた。
「募金に回せ」
19日からの3連休は本来、選挙戦本番に向けた格好のアピールの場となるはずだったが、維新と相対する他党も対応に苦慮する。
民主党の大阪府議選出馬予定者は「あいさつ回りをしていたら『選挙やる金あるんやったら募金に回せ』と言われた」と話し、「マイクを握るのは当面難しい」と複雑な表情を見せる。
党府連は各陣営に「演説を控えるとか、義援金集めと選挙活動を一緒にしないようにとアドバイスしている」(幹部)という。
公明党大阪府本部も、連休中は派手な活動を自粛する方針。担当者は「4月になってもすぐにこのムードが変わるわけではない。今までと同じ選挙活動は難しい」と頭を抱える。
自民党大阪府連では、18日までは選挙活動を自粛するよう党から通知があったが、19日からは基本的に各陣営にまかせる方針。ただ、「今は問い合わせには『街頭演説は見送ったほうがいいのでは』と伝えている」といい、状況を見ながらの対応が続いている。
(2011年3月20日 07:01
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110309ddlk28010321000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/1 県財政 /兵庫
◆県税の徴収方法や徴収体制の充実・強化を図る 効果額25億円(第2次行革プランから)
◇差し押さえはタイヤ 滞納税回収は絶対的課題
カン、カン、カン……。時折激しく雪が降る3月上旬の午後、大阪府内のある工場。階段を上っていく、スーツ姿の男性数人の靴音が冷たく響く。「今から国税徴収法に基づく捜索を実施します」。窓からわずかに漏れる明かりの下、事務室のロッカーから書類を引き出し、一枚一枚めくりながら目を通していく。地方税を滞納した製造会社に対し、公売にかける物品を差し押さえるため、県と宝塚市、猪名川町が実施した捜索だ。
発注元の大手電器メーカーが突然、発注を打ち切り、操業が立ちゆかなくなった会社は昨年8月に「自主閉鎖」。延滞金を含め2000万円以上が未納となっていた。1時間余りの捜索の結果、差し押さえできたのは絵画2点にスタッドレスタイヤなど段ボール箱10個程度だった。
県税の滞納額は09年度で約236億円と県税全体の4%。うち個人県民税は約142億円と滞納額の6割に上る。07年に「三位一体の改革」の税源移譲で所得税(国税)が減った一方、個人県民税を含めた住民税(地方税)が増えたため、存在感を増した個人県民税の滞納は県財政の逼迫(ひっぱく)に直結しかねない。
特に個人県民税は、市町が市町民税と一括で「個人住民税」として徴収し、うち4割が県に毎月支払われるシステムのため、滞納額を減らせるかは市町の取り組み次第。そのため県は07年度から、滞納された個人住民税を回収する市町を支援しようと態勢を構築してきた。
現在は専門の県職員7人を神戸、姫路、豊岡の県税事務所3カ所に配置。市町に派遣されて滞納案件を一緒に調査し、回収方法の指導や差し押さえにも立ち会う。その結果、09年度までに住民税を滞納した2595人計約22億円分に着手し、2016人計約18億円分を処理。06年度と比べると、職員が派遣された市町は未派遣の市町より3ポイント以上、回収割合が改善した。
ただ、仮に滞納された個人県民税約142億円が全額回収できても、県財政の根本的な改善は難しい。県がまとめた「第2次行革プラン」の試算では、県単独では解消できない赤字が18年度までに560億円まで累積するからだ。
この原因こそ、「三位一体の改革」にある。国庫補助金等が4・1兆円縮減された半面、国からの税源移譲は3兆円にとどまったからだ。不十分な税源移譲は県財政を慢性的な税源不足に落とし込み、税の滞納額回収は絶対的な課題となりつつある。
今回の大阪府内のケースのように、長引く景気の落ち込みや経済構造の転換から、滞納に至るケースも増えている。県財政の危機的状況が迫る中、滞納者の事情も配慮しながら、少しでも税収を上げたい−−。工場の階段を下りる職員らの足取りも重い。
□ □
08年度に策定された「新行財政構造改革推進方策」(新行革プラン)を見直した「第2次行革プラン」の最終案は、開会中の県議会2月定例会で可決される見通しだ。財政支出を抑制した数々の事業見直しは、県民の暮らしを直撃することになる。この第2次行革プランが描く県の将来像は、県政のチェック機能を担う県議会がこの4年間どう考え、どう行動したかの産物ともいえる。4月1日告示、10日投開票の県議選を前に、行革プランの「現場」から県政の課題を追う。【石川貴教】=つづく
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■個人住民税徴収支援
市町が個人住民税を徴収する取り組みを支援するため「個人住民税整理回収チーム」を市町に派遣し、共同で滞納整理にあたる現在の体制を強化する。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110310ddlk28010385000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/2 定時制高廃止 /兵庫
◆教育の充実を図るため、定時制高校の活性化などを進める 効果額−(第2次行革プランから)
◇「行き場所奪わないで」 再編計画に反対署名10万人
県内に22校1分校ある定時制高校の一つ、県立川西高校宝塚良元校。2年生の高橋祐弥さん(25)はかつて15歳の時に同校に入学したことがあるが、アルバイトとの両立が難しく、1年ほどで退学した経験がある。中卒では就職に不利な現実に直面する中、学び直したい思いが芽生え、再び同校の門をたたいた。
現在は介護福祉士の資格取得を目標に、昼間は障害者の介助施設で働き、午後5時半から学校に通う。「60代の人やブラジル国籍のクラスメートもいる。いろいろな人が学ぶこの学校だからこそ、やり直せた」。定時制独特のアットホームな雰囲気に学ぶ喜びを感じる高橋さんだが、学校は今、存続の転機を迎えている。
定時制高校は、不登校の経験者や障害者など多様な事情を抱え、全日制への通学が困難な人たちの「受け皿」の役割を果たしてきた。これに対し、県教委は「働きながら学ぶ生徒は減っており、幅広いニーズに対応する必要がある」と判断、定時制を統廃合して午前(1部)・午後(2部)・夜間(3部)の「多部制」単位制高校の設置を推進している。
県教委の方針もあって、県内の定時制高校は00年度の32校1分校から、10年度には22校1分校まで減少。その代わりに、多部制単位制高校3校が新設された。さらに宝塚良元校に加え、県立川西高校と伊丹市立高校の定時制3校の募集を12年度から停止し、多部制単位制高校を新設する計画が打ち出されている。
ところが、効率性を求める県教委の方針は思わぬ事態を招いた。
定時制高校の募集定員に占める合格者の割合「充足率」をみると、00年度の75・3%から10年度には93・5%(多部制含む)と20ポイント近く上昇。入試で定員に満たない学校で実施する再募集試験の不合格者数も、07年度の5人から▽08年度14人▽09年度17人▽10年度45人−−と右肩上がりに増え、定時制が「狭き門」となる現状を生み出しつつある。
充足率の上昇は一見、定員割れが恒常的だった定時制高校の効率化の点では好転しているようにみえる。半面、「狭き門」となることは、多様な国籍や幅広い年齢層を柔軟に受け入れることができた定時制ならではの懐の深さを、失いかねない面もはらんでもいる。
「働く学生のための学校を奪わないで」。今年1月、宝塚市内、宝塚良元校など3校の存続を求める集会で、在校生や卒業生、保護者らが切実に訴えた。再入学から半年ほどで発表された県教委の再編計画に反対しようと、高橋さんも生徒会副会長として、存続運動の先頭に立つ。地元住民をも巻き込んだ存続を求める署名は約10万人分に上った。
「定時制は地域に溶け込んでいて、誰もが通いやすい学校。夜間の枠が減ると行き場所のない人が増えてしまう」。こう語る高橋さんは、今日も夜のとばりが下りた教室でいつもの仲間と机に向かう。【近藤諭】=つづく
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■定時制高校の活性化
多部制単位制高校は生徒の幅広いニーズに対応するため、設置を推進。その際、近隣の定時制高校を募集停止し、多部制単位制高校への統合を検討する。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110311ddlk28010322000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/3 雇用 /兵庫
◆若年者支援のため「若者しごと倶楽部」に事業重点化、効果額2億3200万円(第2次行革プランより)
◇求人情報検索の日々 明かり見えない若年層
雨が窓をたたいていた。今月1日、尼崎市名神町3の「ハローワーク尼崎」。市内に住む男性(34)はパソコンに向かい、求人情報を検索していた。2年近く、こうした生活が続いている。結婚もしたいし、子どももほしい。でも、定職に就いていないと厳しいと思う。「(採用は)35歳がボーダーラインか」。焦りは募る。
男性は2年ほど前まで、大手電機メーカーの契約社員だった。テレビのプラズマパネルが点灯するかを、機械を使うなどしてチェックする役割だった。正社員の採用試験を受けたものの、結果は不合格だった。
県立高校を卒業後、四つの仕事を経験した。すべて製造業の技術職で、就職するなら同じ職種がいいと考えている。ただ、履歴書の欄を埋められるような資格はない。職業訓練校への入学も考えたが、高倍率でかなわなかった。
若年層の就職状況が厳しさを増している。兵庫労働局が昨年11〜12月に実施した聞き取り調査では、県内にある大学・短大で今春に卒業する新卒者の就職内定率は59・3%(大学62・2%、短大42・8%)。県内の今年1月の有効求人倍率(季節調整値)も0・57倍と依然として低水準にとどまる。同労働局は「県内は重厚長大産業が多いので、雇用状況が回復するペースも緩やかになるのでは」と分析する。
そこで、県は来年度、「ひょうご・しごと情報広場事業」のうち、50代の求職者を中心に支援する「シニアしごと倶楽部」などを廃止。学生や、おおむね40歳未満の仕事探しを援助する「若者しごと倶楽部」に重点をシフトする。
取り扱う求人数が減少し、シニアしごと倶楽部への相談件数は減っているが、若者しごと倶楽部への相談は07年度が7658件だったのが、09年度は1万3713件に。廃止事業から人員を若者しごと倶楽部に移し、40歳に近い年長者やフリーター向けの求人開拓に力を注ぐという。
男性も若者しごと倶楽部を利用したことがある。しかし、「ちょっと話をしただけで、『インターネットなどで調べてください』という対応をされた。アドバイスをしてくれると思ったが、事務的だった」と語る。
若年層の就職難について、関西学院大の井口泰教授(労働経済学)は「長期のフリーターの中には、家族の支援もなくなり自信を失っている人もいる。蓄えがなくなり、生活保護を受けざるを得ない状況に陥りやすい」と指摘。「30代のフリーターは正規雇用の経験がない人が多く、職場への適応にも時間がかかるので精神面でのケアが必要で、住宅の確保を手助けすることも大切」と語る。
男性は、この2年間で約20社を受験したが、半数が書類選考で落とされた。同居する年金生活の親に、郵送されてくる不採用通知を見られたくない。
「すぐにでも就職先を決めないと、家にも居づらい」。深いため息をついた。【後藤豪】=つづく
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■県の就職支援事業
就職状況が厳しい若年者のため、「若者しごと倶楽部」に事業を重点化、きめ細かな支援をする。一方、50代の求職者を中心とした「シニアしごと倶楽部」は廃止する。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110317ddlk28010398000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/4 高齢者福祉 /兵庫
◆重度障害者医療費助成事業などの所得制限を見直す 効果額33億6300万円(第2次行革プランより)
◇医療費負担ズシリ 助成条件さらに絞り込み
「迎えに来ましたよ。病院に行きましょう」
車椅子の橋口友輔さん(71)=神戸市須磨区=は、介護ヘルパーの手を借りて介護タクシーに乗り込んだ。泌尿器科や内科など週3、4回の病院通いが日課の橋口さんには、今や顔なじみとなったヘルパーの存在が生命線だ。
橋口さんは98年、脳梗塞(こうそく)の影響で左半身に麻痺(まひ)が残り、身体障害者1級の認定を受けた。入院や福祉施設に入所したが、05年から現在のマンションで1人暮らし。唯一の所得は2カ月に1回支払われる約15万円の障害者年金だが、毎日1時間、買い物や洗濯などのサービスをヘルパーから受け、家賃や食費を除くとほとんど残らない。月3600円の医療費の自己負担額が重くのしかかる。
「健常者から見れば少ない負担額かもしれないが、1人暮らしの高齢者にとっては大きな問題。死んだ方がましだと思うこともある」。橋口さんが語る。
障害者の医療費負担は原則1割だが、橋口さんのような重度の障害者に独自の助成制度を設けている都道府県は多い。兵庫県の場合、1、2級の身体障害者や1級の精神障害者がいて、最も所得の多い人の住民税が23万5000円以下の世帯が原則対象。一つの医療機関を2回以上受診し、自己負担額が月額1200円を超えれば、残りの負担はゼロ。低所得世帯はさらに限度額を引き下げている。
これでも負担額は決して少なくはないが、県は「第2次行革プラン」で助成の条件をさらにしぼる方針を打ち出している。「障害者の医療費負担は、個人ではなく世帯の構成員全員で負担する」という厚生労働省の意向が働いているからだ。
県もこれに倣うように、所得制限の計算方法を、世帯の構成員全員の所得を合計して基準に当てはめる方式へと12年度中に変更する方針だ。その結果、一つの世帯に給与所得者が2人以上いる場合、助成が受けられないケースも生じる。橋口さんのような重度障害者は県内に約9万8000人いるが、今回の見直しで、県の試算では約2000人の助成がなくなる見通しだ。
妻とは離婚し、1人暮らしの橋口さんは、今回の制度見直しの影響を受けない。しかし、県は09年に自己負担額を200円引き上げた経緯があることから、「徐々に負担が大きくなってきている。いつか障害者全体に影響が出てくるのでは」と危機感を募らせる。
「外に出て人と話をしないと、さびしさで胸が張り裂けそうになる」。橋口さんは昨年12月、NPO「しゃらく」の介助旅行サービスを利用し、1泊2日の東京旅行に出かけた。福岡に住む親友にも会いに行きたいが「今の生活では経済的に余裕がない。体が不自由だが、人並みに人生を楽しみたいだけなのに」。車椅子が鈍く光った。【米山淳】=つづく
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■重度障害者医療費助成事業
世帯の構成員同士で支え合うという考え方に合わせ、最も多い人の所得を基準としていた現行の制度を、世帯員の所得の合計で判断する方式に変更する。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110318ddlk28010359000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/5 地方の公共交通維持 /兵庫
◆コミュニティバスの支援を見直す 効果額7100万円(第2次行革プランより)
◇欠かせぬ生活の足 住民の手で「代替」の動きも
JR豊岡駅前に停車した20人乗り小型バスから、つえをついたお年寄りらが次々と降りてきた。豊岡市が03年に運行を始めたコミュニティバス「コバス」。「車を運転できなくなったので、今はコバスだけが頼り」。2年前に脳梗塞(こうそく)を患ったという池田亀夫さん(63)=同市妙楽寺=が話すように、交通弱者にとってなくてはならない生活の足だ。
100円の均一料金で豊岡駅や市役所、ショッピングセンターなどを結ぶ2路線各約10キロを朝から夕方まで1時間ごとに走り、平日は1日18便運行する。ただし、1便あたりの平均乗客数は6・7人(09年度)と低迷。年間1200万円生じる赤字は、国や県、市の補助金で補てんされているのが現状だ。
これに対し、県は第2次行革プランで、コミュニティバス運行に対する補助金にメスを入れる。赤字の8割は国の特別交付税で手当てされ、残る2割を県と市が半分ずつ負担してきたが、見直し後は県の負担割合が3分の1に減らされ、コバスの場合の補助額は120万円から80万円に削減されることになる。
コバスの運行エリアは但馬の拠点都市・豊岡の中心街。但馬の他の地域に比べれば人口が密集し、公共交通を維持できる条件は比較的恵まれていそうだが、実情は厳しい。豊岡駅前の大開西地区の高齢化率は2月現在で42・3%、かつてにぎわった宵田商店街は54・2%と65歳以上が半数を超え、中心市街地でさえ「限界集落化」しており、いずれ人口減が見込まれるからだ。
その一方、地域交通の新しい芽も生まれている。民間路線バスが撤退し、豊岡市が走らせていたコミュニティバスも廃止となった同市出石町の奥山地区。昨年11月から、住民ボランティアが市の公用車を借り、交代で運転手を務める乗り合いタクシー「チクタク奥山」の運行が始まった。
かつて運行されていたコミュニティバスの乗客は1日平均0人〜1・1人程度とほとんど利用されなかったが、「チクタク」は平均3・2〜5・9人程度と大幅増。コミュニティバスの運行に市が支出していた月26万円の経費も、「チクタク」では約9万円と3分の1まで軽減された。
曜日限定の予約制という制限はあるが、運営責任者の徳網武男さん(65)は「顔見知りの近所の人が玄関先まで出迎えてくれる気安さと、1回100〜200円という料金の安さでお年寄りが喜んで使ってくれる」と話す。
10年度に県の補助金を受けているコミュニティバスは23市町199路線ある。「人口減」「地域経済の疲弊」「高齢化」という厳しい現実の中で生活の足をどう守るか。中貝宗治市長は1日の会見でこう語った。「市民の足を守ることが市のスタンスなので、『チクタク』のようなこともして何とか市民の足を守りたい」【皆木成実】=つづく
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■コミュニティバス支援
市町が運行するバスへの補助事業。補助金を自治体負担分の半分から3分の1に削減するが、過疎法や辺地法などで指定されている過疎地域の路線は除外する。削減の対象は豊岡や宝塚、明石など10市の74路線。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110319ddlk28010397000c.html
行革プランの「現場」から:’11県議選に寄せて/6止 医療 /兵庫
◆県立病院と公立病院等の再編・ネットワーク化を図る 効果額−(第2次行革プランより)
◇「最後の砦」も医師不足、1地域に2救命センター
2月下旬の深夜、岡山県境に近い病院で、心臓病を経過観察中だった高齢女性の心電図が不自然な波を描き始めた。「胸が苦しい」と顔をゆがめる女性の様子に、医師は心筋の血管が詰まる急性心筋こうそくを疑った。すぐにカテーテルを入れて血管を広げ、心筋の壊死を食い止めなければ……。だが、カルテを見た医師の表情が曇った。女性にはカテーテル検査に使う造影剤にアレルギーがあったのだ。「これは手術が必要かも」。こう判断した医師は女性の転院搬送を決めた。
日付が変わる中、救急車は国道をひた走り、姫路市西庄の県立姫路循環器病センターに滑り込んだ。当直の循環器内科医や研修医が待ちかまえていた。緊急手術に備えて心臓外科医もいた。「ステロイドホルモンを投与すればアレルギーを抑えられることが多い。覚えておいて」。ベテラン医師が研修医に語りかけながらカテーテル治療を施し、女性は一命を取りとめた。
姫路循環器病センターは心臓や血管の高度専門病院として81年に県が開設し、県中西部から急患や病院の紹介患者を受け入れている。そして人口約80万人の西播磨・中播磨をカバーする救命救急センターでもある。
救命救急センターとは、24時間体制で医師や看護師が常駐して急患を受け入れる病院で、県が指定し財政面で補助もしている。他の病院では処置が困難なけが人や重症者を受け入れる、いわば地域の救急医療の「最後の砦(とりで)」で、県内では6病院が指定されている。
一方で、循環器病センターは近年、専門分野以外の受け入れが困難になっている。原因は医師不足だ。循環器の医師は増えている半面、内科医などは減少。手術に必要な麻酔科医に至っては、過去5年間で半分以下となった。循環器病センターは「医師の頑張りで専門領域は守っているが、他の病院と役割分担をしないと(他分野を含む救急対応は)無理だ」と訴えている。
昨年夏、西・中播磨の救急医療体制を立て直そうと、循環器病センターから南西4キロにある新日鉄広畑病院が12年度末をめどに救命救急センターを開設すると表明した。同じ地域に二つの救命救急センターが並立することになるが、2病院を中心に地域で相互補完体制を築くことが目標で、県や姫路市、地元医師会は開設を歓迎している。
ただ、開設への道は楽ではない。広畑病院の救急医、中村雅彦医師(47)は「開設に向けて新たに14人の医師を確保する必要がある」と語る。中村医師は県内にわずか21人しかいない日本救急医学会認定指導医の一人だ。今でこそ2人の部下がいるが、昨年までは3年以上も病院唯一の救急医として奮闘してきた。そんな中村医師は「医学部のない播磨地域は医師の確保に不利だが、(病院に)救命救急センターの看板があれば、救急を志す医師を集めやすいはず」と期待している。
県は第2次行革プランで、県立病院の医師確保や地域の医療機関との連携、播磨地方の救命救急センター充実を唱えている。だが循環器病センターも広畑病院も医師は足りない。地域の救急医療崩壊を防ぐには医師を確保できるかにかかっている。官民が一体となって一刻も早く医師にとって魅力のある環境を整える必要がある。【久野洋】=おわり
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■県立病院の診療機能の高度化・効率化
医療機関の機能分担と地域医療連携の点から、県立病院に求められる高度専門・特殊医療を提供するため、診療機能の高度化を図り、公立病院や公的病院等の再編・ネットワーク化を図る。
〔神戸版〕
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110320/lcl11032022060000-n1.htm
関西首長「西から東を、日本を元気に」 過剰自粛に『待った!』
2011.3.20 22:05 (1/2ページ)
東日本大震災を受けて自粛ムードが広がる中、被災地の被害が拡大、長期化するにつれ、西日本の首長や識者、阪神大震災の被害者らからは「むしろ今こそ、西日本がこれまで以上に元気を出していくべきだ」という声が出始めた。過度の萎縮を排除し、西から東を、そして日本全体を元気づけることはできないか。そんな模索が始まった。
経済停滞に危機感
京都市は25日から二条城で予定していたライトアップを規模は縮小するが実施する。門川大作市長は「過度な節電は、経済を停滞させる」と強調。「多くの人を引きつける行事はしっかりと行い、人々の心を癒すとともに、収益をあげて寄付につなげたい」と語る。
福島第1原子力発電所が完全にダウンしたことで、東日本では十分電気を使えない状態が長引くことが懸念される。地震発生直後には、東日本へ送電するため節電を求めるチェーンメールが関西でも出回った。
だが実際は西日本と東日本では周波数が異なり、送電容量は100万キロワットに限られる。関西電力は「送電は(管内の)安定供給に支障がない」とする。
和歌山県の仁坂吉伸知事は「変電の問題がなければ節電に意味はあるが、意味のないことをしても仕方がない。やるべきイベントはやり、どんどん生産、経済活動をすることが西日本には大切だ」と言い切る。
大阪府の橋下徹知事も「大阪、関西は通常以上にしっかりやる。付加価値を大阪、関西で生み、それで被災地をサポートしていく」と話している。
「東北を励ましたい」
一方、奈良県の荒井正吾知事は「向こうが落ち込んでいるのに、関西で頑張ろうというのは火事場泥棒になりかねない」と批判的だ。神戸市の矢田立郎市長も「被災者に寄り添うとすれば、にぎわいだけのイベントは適切なのかどうか」と従来通りのイベント開催に慎重な姿勢をみせる。
ただ、尼崎市の尼崎中央3丁目商店街振興組合の葭川修一理事長は「関西まで意気消沈していては、日本は沈没する。これまで以上に元気に仕事をして、東北の人を励ましたい」。
洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」(芦屋市)も「大変な被害だからこそ、お菓子を贈り物に使いたい人もいると思う。できる限り変わらずに商品をお届けしたい」と述べる。
日本銀行大阪支店の早川英男支店長は「気をつけるべきは、買い占めなどの過剰反応と、過剰自粛だ」と警告している。
「再点灯」を模索
12日夜から、大阪・道頓堀のネオンを消灯している「江崎グリコ」や、同様にネオンを消灯した通天閣(大阪市浪速区)でも再点灯時期を模索している。
江崎グリコの広報担当者は「うちも、被災した仙台の工場にようやく電気が通い始めたばかり」としながらも「関西まで縮んでしまってはどうしようもないという考えは痛いほどわかる。グリコの看板はある意味、関西の象徴。再び点灯させるタイミングを図りたい」。通天閣も「点灯のタイミングは難しいが、被災者の方たちを明るく元気づけたい」と、再点灯を検討する構えだ。
大手食品メーカーの広報担当者は「地震発生時にガバナンス(統制)がとれなかった会社が多かったようだ。東京に機能が集中し過ぎたせいだろう。事態が落ち着けば、機能分散の話が出てくるのでは」と推測。
関西学院大学災害復興制度研究所の山中茂樹教授は「計画停電で企業活動もままならない東京では、首都機能に限界がある。とにかく今は、関西が支えるしかない。関西が元気でなくては」と述べた。
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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/279914.html
大震災、大阪府議会議長が問題発言 「大阪にとっては天の恵み」(03/21 14:15、03/21 14:45 更新)
大阪府議会の長田義明議長が、東日本大震災で大阪市の府咲洲庁舎に被害が出たことに関連し「(震災は)天の恵み」と発言していたことが21日、分かった。長田議長は橋下徹府知事が推進する同庁舎への全面移転構想に反対している。
長田氏は「その場で『言葉は悪いが』などと断ったが、出してはいけない言葉だった。被災者の方々には陳謝したい」と話している。
長田氏は4月の府議選に自民党公認で立候補を予定。20日に行われた同市鶴見区の事務所開きのあいさつで東日本大震災に触れ、「大阪にとっては天の恵み」「知事の考えが間違っていたことが示された」と発言した。
府咲洲庁舎は震災で壁面パネルが損傷するなどした。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371103180001
【2011統一地方選@奈良】
激戦、民主倍増へ「逆風」
2011年03月18日
統一地方選の県議選(4月1日告示、定数44)の投開票(同月10日)まで1カ月を切った。17日現在、16選挙区に前回(2007年)より1人少ない62人(現職42人、新顔18人、元職2人)が立候補する予定。選挙区ごとの構図を3回に分けて紹介する。
●山辺郡・奈良市(定数11)
現職10人、新顔5人、元職1人が挑む最大の激戦区。
民主は4人擁立し、現有議席(2)の倍増を狙う。当初、5人擁立と発表したが、菅政権への逆風もあって新顔1人が1月に辞退した。31歳の猪奥氏は若年層の支持を狙う。NTT系の岩城氏、自治労系の新顔木村氏、電力系の田尻氏はいずれも連合奈良推薦で組織票が基盤。
自民は、荻田氏と前回トップ当選の小林茂樹氏、いずれもベテランの新谷氏、出口氏の現職4人。公明は、2期目に挑む大国氏、4選を目指す畭(はり)氏の現職2人の擁立で手堅く議席を狙う。共産も、3期で勇退する田中美智子氏に代わって2年前の奈良市長選で知名度を上げた小林照代氏、現職の山村氏で現有議席維持を目指す。浅川氏は今回みんなの党の公認を得た。
無所属新顔では今西氏は元自治官僚。奈良市長や衆院議員を歴任した鍵田氏は7年ぶりの返り咲きを狙う。元市議の柿本氏は無党派層の取り込みを図る。
◇現職3人に共産新挑む
●大和郡山市(定数3)
現職3人に新顔1人が挑む。
民主の藤野氏は前回最下位だったが、労組票に加え、党県連幹事長の知名度を生かす。自民は7選を目指すベテラン小泉氏が旧市街を中心に固め、前回トップの中野氏は市商工会長として地元商工業界の支持を集める。共産は新顔の岡林氏を擁立。今月上旬となった立候補表明の遅れを取り戻そうと介護問題などを訴えている。
◇民主2人目擁立不調
●生駒市(定数4)
現職4人に新顔1人が挑む。
民主は2人目の候補者公募が不調に終わり、高柳氏が労組票を土台に4選を目指す。自民はともに元市議の粒谷氏と、市南部が地盤の安井氏が保守票を固める。共産の中野氏は知事選との連携で票の上積みを狙う。新顔の阪口氏は、市議会の定数や議員報酬の削減を直接請求した市民団体の代表幹事。
◇現元新の4氏混戦
●天理市(定数2)
4人が立つ混戦模様。
現職2人は前回、ともに無所属だったが、今回は公認を受けての立候補。元市職員の藤本氏は連合奈良の推薦を受け労組票を固める。4期目に挑む岩田氏は市南部を中心に保守票を固める。前回は次点に泣いた菅野氏は無所属で立候補し、雪辱を期す。東氏は33歳の若さと「無所属」を武器に「しがらみのなさ」をアピールする。
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【2011統一地方選@奈良】
民新、現職に挑む
2011年03月19日
●生駒郡(定数3)
現職3人に挑む民主新顔の平川氏は元地元紙記者。自民の上田氏は町議を務めた斑鳩町を地盤に4選を目指す。共産は36歳の宮本氏が2期目を狙う。社民は県連幹事長の梶川氏が党唯一の議席維持を図る。
◇10期服部氏引退
●北葛城郡(定数3)
現職2人、新顔2人が争う。森川氏は地元河合町で支持が厚い。自民は10期40年務めた服部恵竜氏(80)が引退。広陵町議会副議長の乾氏、元地元紙取締役の谷口氏を推薦する。共産の今井氏は広陵町が地盤。
●吉野郡(定数2)
現職2人に新顔が挑む。前回公認候補が敗れた民主は吉野町議の辻本氏を擁立し、連合奈良も推薦。自民の国中氏は地元大淀町を中心に支持拡大を図り、松尾氏は39歳の若さで2期目を目指す。
●大和高田市(定数2)
現職2人に新顔が挑む前回と同じ構図。自民の丸野氏と米田氏はともに元市議。共産の太田氏は昨年の参院選に立候補し、知名度は高い。
◇激戦、浸透図る自民
●高市郡・橿原市(定数4)
現職4人に新顔1人が挑む。民主は2人を公認。前回惜敗した水本氏は市地区医師会の全面的支援で臨む。森山氏は前田武志参院議員の元秘書。自民の神田氏は女性団体会長として女性票の取り込みも図る。山本氏は明日香村出身だが、橿原市でも支持を広げる。岡氏は公明県本部代表。
●桜井市(定数2)
前回と同じ顔ぶれの3人が争う。自民の中村氏は前回推薦だったが、今回公認を受け7選を目指す。元市議の藤井氏は市東部が地盤。和田氏は元市議で2度目の挑戦。人権問題などを訴えている。
◇民主が擁立 3氏が争う
●葛城市(定数1)
民主が新顔を擁立、3人が激しく争う。民主の市川氏は旧当麻町出身で連合奈良の推薦を受ける。自民の辻本氏は旧新庄町を中心に浸透を図る。西川氏は物流会社会長。
◇現職市議名乗り
●宇陀郡・宇陀市(定数1)
前回無所属だった田中氏は今回、自民公認を受け、地元の大宇陀区を地盤に保守層への浸透を図る。森下氏は市議2期目で16日に名乗りを上げた。同僚市議らの支援を受け、出遅れを取り戻そうとしている。
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■県議選の構図(中)■
◆生駒郡(3−4)
平川理恵42 民新〈国〉
上田悟53 自現(3)
宮本次郎36 共現(1)
梶川虔二69 社現(6)
◆北葛城郡(3−4)
森川喜之55 民現〈国〉(2)
今井光子56 共現(4)
乾浩之50 無新〈自〉
谷口重克58 無新〈自〉
◆吉野郡(2−3)
辻本茂50 民新〈国〉
国中憲治70 自現(5)
松尾勇臣39 無現(1)
◆大和高田市(2―3)
丸野智彦70 自現(4)
米田忠則70 自現(6)
太田敦39 共新
◆高市郡・橿原市(4−5)
水本純60 民新
森山賀文41 民現〈国〉(2)
神田加津代66 自現(3)
山本進章56 自現(3)
岡史朗61 公現(1)
◆桜井市(2−3)
中村昭66 自現(6)
藤井守62 自現(1)
和田恵治62 無新
◆葛城市(1−3)
市川雄治55 民新〈国〉
辻本黎士75 自現(5)
西川均63 無新
◆宇陀郡・宇陀市(1−2)
田中惟允67 自現(3)
森下裕次50 無新
《注》朝日新聞の取材に対し、立候補の意思を明らかにしている立候補予定者。並び順は衆議院の勢力順を基本にし、同一政党や無所属の立候補予定者の間ではあいうえお順。年齢は投票日現在。丸囲みは当選回数。四角囲みは推薦・支持。カッコ内は定数(左)と立候補予定者数。
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県議選の構図(下)
2011年03月20日
□4選挙区、無投票の公募
現職以外に立候補の動きがなく、無投票になる公算が大きいのは、16選挙区のうち、4分の1の4選挙区にのぼる。前々回の2003年の7選挙区ほどではないものの、前回07年を上回る可能性がある。
4選挙区は、磯城郡▽五條市▽御所市▽香芝市。磯城郡と香芝市(ともに定数2)は2回連続で無投票になる可能性がある。
4選挙区で立候補を予定しているのは計6人で、内訳は民主2人、自民3人、無所属1人。民主は現有議席(9)の倍増を目標に掲げたが、地方組織の弱さに加えて菅政権への逆風も響き、五條市、御所市で候補者を擁立できなかった。
●磯城郡(定数2)
民主は8選を目指すベテランで県議団長の山下氏、自民は商工業界に強い井岡氏をそれぞれ公認。
●五條市(定数1)
秋本氏は前回は自民推薦だったが、今回は公認を受けた。民主は公募したが、応募がなかった。
●御所市(定数1)
前回、現職同士の対決を制した川口氏が9選を目指す。民主は公募が不調。自民にも候補擁立の動きはあったが、断念した。
●香芝市(定数2)
前回に続き、民主の尾崎氏、自民の奥山氏以外、立候補の動きはない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110315-OYT8T00907.htm
4.10 県議選 注目区ルポ
公認1人だけ 和歌山市
県連内にきしみ、しこり
定数が16から15になる中、17人が立候補を予定する和歌山市選挙区。自民6、公明3、共産2と、各党が複数の公認候補を立てるが、民主の公認候補は1人にとどまる。無党派層が多く、民主が強いはずの都市部で満足に候補を立てられない背景には、民主県連内のきしみがうかがえる。
■ ■
県議を辞職し、民主推薦で出馬した昨年11月の知事選で落選した前県議の藤本真利子(57)は今年1月、県議選への出馬を決めた。だが、前民主県連代表にもかかわらず、民主公認ではなく推薦の立場で臨む。知事選前に離党したまま復党しておらず、県連幹部らの「知事選後には戻ってくる」との期待は裏切られた。
藤本が「民主の推薦を得たのは、支援団体から頼まれたから」と素っ気なく答える背景には、自民推薦の現職に3倍以上の票差をつけられた知事選でのしこりがある。
民主県連関係者は、「知事選では党が足を引っ張った部分がある。よほどつらい思いをしたのだろう」とおもんばかる。
「民主政権は政治不信を生んでいる。党に戻りたいとはまだ思えない」。そう話す藤本は、3月に行ったミニ集会でも、民主党について触れることはなかった。
民主に背を向けたのは、藤本だけではない。
「(民主入りは)もう大失敗。今はめちゃくちゃ後悔しています」
今月13日、3選を目指して支援者宅でミニ集会を開いていた山下大輔(43)は、2年前の自身の決断を自嘲気味に振り返り、聴衆の笑いを誘った。
和歌山市議を経て、無所属県議2期目の山下は、09年春に民主入り。しかし、昨年12月の民主県連常任幹事会で、「県連がどんな政治を目指しているのか分からず、支援者に責任が持てない」として、民主公認を得ずに県議選に挑むことを明言した。
「本気で政治を変えようと思っていないし、県連内で議論がない」という山下は、地域政党結成の可能性も口にする。
迷走する“民主系候補”の動きに、自民公認のあるベテラン県議は、「政権交代直後は、県議選に向けて危機感を持っていた。だが、今の民主は怖くない」と余裕を見せる。
昨年10月に行われた藤本の辞職に伴う補選で県議に返り咲き、民主唯一の公認候補として立つ浦口高典(56)は、「党への有権者の厳しい目は、逆風どころか突風だ」と嘆き、思わず本音をもらした。
「重荷だけを背負い、たった一人で戦っている」
(敬称略)
◆ ◆
県議選(4月1日告示、10日投開票)は、立候補を表明している54人が、定数42を巡ってしのぎを削っている。政党のつばぜり合いや新旧対決が繰り広げられる注目選挙区を取材した。
立候補予定者定15
浦口高典 56 民現 〈2〉
井出益弘 64 自現 〈7〉
宇治田栄蔵 60 自現 〈6〉
新島雄 59 自現 〈4〉
山下直也 55 自現 〈4〉
尾崎太郎 45 自現 〈2〉
森礼子 42 自現 〈1〉
角田秀樹 59 公現 〈2〉
多田純一 57 公現 〈1〉
中拓哉 54 公現 〈1〉
藤井健太郎 56 共現 〈2〉
奥村規子 59 共現 〈1〉
長坂隆司 54 無現 〈4〉 〈民〉
山下大輔 43 無現 〈2〉
片桐章浩 49 無現 〈1〉 〈民〉
藤本真利子 57 無元 〈2〉 〈民〉
高嶋洋子 64 無新
立候補予定者の氏名は衆院勢力、現元新、当選回数、五十音の順。白抜き数字は当選回数。四角囲みは推薦政党。
(2011年3月16日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110316-OYT8T00946.htm
<2>定数減 自民候補一本化
伊都郡 1人引退、無投票の公算
2007年の前回選では、自民公認のベテラン2人が無投票で当選した伊都郡選挙区。しかし、今回から定数が1となった。
■ ■
「推薦て何な」
1月30日、自民県連幹部からの電話に、伊都郡選挙区の現職、門三佐博(74)は激怒した。同日、和歌山市内の自民県連本部で行われた代表役員会は、県議選の2次公認・推薦候補者として門を「推薦」とすることを決定。自民公認で9期連続当選の門は、懸命に説明する県連幹部を「お前より早くから自民党や」とどなりつけた。
憤っていたのは門だけではなかった。9選を目指していた平越孝哉(74)も「推薦」となり、厳しい表情を見せた。
20代から自民党職員だった門は、県連副会長を長く務め、平越は元県連幹事長。県議歴36年と32年の2人がいる選挙区の議席数が減った今回、双方から公認申請を受けた自民県連は頭を抱えた。
県連は、候補者一本化を視野に、両者を推薦。県連幹部らは、門に対し、今年10月に現職が任期満了を迎えるかつらぎ町長への転身も打診したが不発に終わった。
「密室で(の調整)というのは好まない」と言い切る門の自信の裏付けは、地盤の規模の違いがある。門が有権者数約1万6000人のかつらぎ町出身なのに対し、平越の地盤は同約4500人の九度山町と、合併で橋本市選挙区になってしまった旧高野口町。平越は2月から、かつらぎ町内であいさつ回りをするなど支持拡大を模索したが、支持者の中からは、出馬をいさめる声が出始めた。
「万が一負けて傷がつくのは良くない。この際、引いたらどうか」。2月末、九度山町内の事務所に集まった後援会幹部らが平越に語りかけた。「自民の2人が争うのはやめるべき」との幹部らの言葉に、「よく考える」と答えた平越は、数日後、引退を決めた。
「向こうは絶対に出馬をやめないという。いつ衆院選があるかわからない中、(自民県連の)幹事長を悩ませることはできなかった」と平越が悔しさをにじませる一方で、県連幹事長の尾崎要二(57)は、「党のために、よく決断していただいた」と安堵(あんど)の表情を見せた。
今月10日夜、戦後の県議会初の10選を目指す門陣営は、かつらぎ町内で後援会支部役員会を開いた。後援会幹部は「選挙はないと思いますが一応、段取りはしときましょう」と参加者に呼びかけた。
連続無投票の可能性が高まるが、平越は冗談とも本気ともつかない口調で言った。「10選阻止を掲げる若い新人が飛び出せば、議席の行方はわからないんじゃないか」(敬称略)
(2011年3月17日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110318-OYT8T00053.htm
4.10 県議選 注目区ルポ
<3>24年ぶり選挙戦か
御坊市 民主新人、二階チルドレンに挑む
6期連続で現職が無投票当選している御坊市選挙区(定数1)に今回、新人が名乗りを上げた。24年ぶりの選挙戦が確実な情勢だ。
■ ■
市内の至る所に立候補予定者のポスターが張られ、街頭演説の声が街角に響く――。御坊市では今年に入り、長らく県議選では見られなかった光景が街に広がる。
同市で県議選が選挙戦となったのは、1987年が最後。現職の死去に伴う89年の補選には、当時、御坊市議1期目だった中村裕一(50)が、長年秘書を務めてきた衆院議員の二階俊博(72)の強い後押しを受けて立候補した。当時の市長や市議らも支援に回るなどしたため対抗馬が出ず、無投票で初当選。以来、5回の県議選は、いずれも無投票だった。
その“無風区”への出馬を表明したのは、元法律事務員の斎藤麻希(34)。一族に政治家がいるわけでもない普通の主婦に立候補を決意させたのは、「24年も選挙がないのはおかしいのでは」という率直な疑問だった。
大阪府出身の斎藤は、夫の仕事の都合で3年前に日高町に引っ越し、2年前、民主県連が行う政治スクールに何気なく参加した。1年間、政治を学ぶ中で、御坊市では四半世紀近くにわたって県議選が行われていないことを知り、「そんな地域が日本にあると知り、がくぜんとした」という。昨年10月、同市へ引っ越し、本格的に選挙への準備を始めた。
「まさか二階チルドレンに戦いを挑むとは」と、市民の一部から驚きの声が上がった斉藤の出馬表明で、県議として初の選挙戦に臨むことになった中村だが、焦りの色はない。
市内に約100ある自治会を回って後援会への入会を依頼し、二階、柏木征夫市長と並んで写るポスターを用意した。
今月13日夜、支持者約40人を集めてミニ集会を開いた中村は、「選挙に出ようとする人を抑えつけているわけではない」と言葉に力を込めた。「(無投票は)市民が私の仕事を評価してくれたから。市民の判断を『民主的でない』というのは、市民をバカにしている」と反論する。
自民を長年支援してきた業界団体など、約130団体から推薦を取り付けた中村に対し、斉藤は後援会すら結成できていない。民主党の公認を得たが、党からの選挙支援は100万円の資金提供のみ。苦しい状況だが、斉藤は「手応えはある」と明るい表情を見せる。その言葉を裏付けるように、同市薗の無職男性(70)は、「中村さんは、少し長くやり過ぎているかな」とつぶやいた。
「平成初の選挙をしよう」と書いたのぼりを立て、連日、たった一人で自転車で駆け回る斉藤。その事務所には最近、「名前を出せないのが心苦しいですが、応援しています」と記された手紙が届いたという。(敬称略)
(2011年3月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1300199653305_02/news/20110318-OYT8T01094.htm
4.10 県議選 注目区ルポ 一覧
<4>世代交代狙う2新人
田辺市 実績訴え現職後援会強化
定数が4から3になった田辺市選挙区には、現職2人と新人2人が立候補を予定し、激しい選挙戦となりそうだ。引退する現職2人が新人2人をそれぞれ支援しており、世代交代の行方が注目される。
■ ■
「若さも必要だが、政治的センスも大事。彼は市議経験で培った資質を備えている」。2月23日夜、田辺市内で開かれた新人の鈴木太雄(40)の集会で、体調不良を理由に4期目への不出馬を決めている無所属県議の原日出夫(70)は、鈴木を最大限持ち上げた。
集会を主催し、会場いっぱいの約200人を集めたのは原だった。梅農家や福祉関係者らからの現場報告に答える形で、自らの政策を訴えた鈴木は、「原さんの県議としての経験から学ぶことは多い。本当にありがたい」と感謝する。
鈴木同様、市議から県議への転身を目指す新人の谷口和樹(39)にも、強力な援軍がつく。「若い世代にバトンタッチしたい」として、5期での引退を表明した社民党県連代表の野見山海(あつみ)(67)だ。
野見山は、谷口陣営の選対本部長に就任し、ライフワークとしてきた、田辺―白浜間の交通混雑解消につながる文里湾架橋構想の実現を谷口に託す。旧大塔村出身の谷口は「田舎型選挙しか知らないので、県議としての経験豊富な野見山さんの力は大きい」と話す。
27歳で市議に初当選し、30歳で議長を務めた鈴木と、2009年4月の市議選でトップ当選した谷口。市議として培った地盤に加え、引退する2人の支援も得た有力新人2人の出馬に、現職2人は危機感を募らせる。
5選を目指す大沢広太郎(69)の後援会幹部は、「『支持者が新人に食われている』という報告が、連日のように上がってくる」と厳しい表情だ。
立ち向かう武器は、県との太いパイプと、16年にわたる実績のPR。旧田辺市以外の旧4町村でのミニ集会を一巡させ、今は旧市内での集会を重ねる。幹部は「ここにきて、『地元のためには、豊富な経験と人脈を持つ人物が必要』との声が広がってきた」と手応えを話す。
再選を目指す泉正徳(59)の後援会幹部も、「無風状態だった前回選よりもシビアな戦いで、票が読めない」と言う。
旧本宮町長の泉は、山間部に堅い支持基盤を持ち、旧市内にも一定の支持層がある。それでも、幹部は「これまでの支持者は高齢者が中心。若い新人に対抗するには、若い世代に食い込むしかない」とし、これまで旧本宮町にしか置いていなかった後援会青年部を、旧市内にも設けた。
がっぷり組み合った現職と新人の争いは、水面下で激しさを増している。(敬称略、おわり)
(この連載は、藤本将揮、田山一郎が担当しました)
立候補予定者定3
大沢広太郎69 自現(4) <公>
泉正徳59 自現(1) <公>
鈴木太雄40 無新 <自><公>
谷口和樹39 無新
立候補予定者の氏名は衆院勢力、現元新、当選回数、五十音の順。( )数字は当選回数。< >は推薦・支持。
(2011年3月19日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110322-OYT8T00030.htm
付帯決議が「伝家の宝刀」
議案に賛成して起立する府議たち。この4年間、賛成が反対を下回ったことはない(3月11日、府議会で) 府議会の傍聴席は、いつも閑散としている。2年間、傍聴に通っている大学院生(24)は「まるでセレモニーのようで、伝わってくるものが少ない。議論を見せるという意識に乏しいのでは」と言う。
例えば、昨年12月の一般質問。ある府議は、日本の教育史を「文明開化」から「脱ゆとり教育」まで延々と論じた後、ようやく質問を繰り出した。「倫理観や正義感のかん養を、いかなる方策と期間で達成しようとしているのか」
過去に何度も語られてきた「心の教育」について、府教委はすでに指針を発表している。数字をはじき出せるテーマでもない。田原博明教育長は「道徳の時間の充実を図り、自然体験、職場体験にも取り組んでいる」などと、指針の内容を紹介しただけだった。
議会は「言論の府」と呼ばれる。質問の意図は何なのか。この府議は「もちろん水面下での駆け引きもある」としたうえで、教えてくれた。「議会でのやり取りはインターネット中継されるので、自分の意見を表明するいい機会。行政側の答弁は重要ではない」
■ □
この4年間に山田知事が提出した議案は564本。すべて無修正で可決された。象徴的なのが、「関西広域連合」に加わるかどうかで山場を迎えた昨年9月議会だった。
議員の間からは「今ある広域連携で十分」「将来、関西州になれば、権限が集中する大阪に引きずられる」などの異論が続出。最大会派の自民(25人)も意見がまとまらず、会派幹部が反対する面々に「我々は知事与党。賛成に向かう議論以外はもう聞かない」と懇願口調で説得する場面もあった。
知事与党は現在、自民、民主、公明。ある若手府議は「議案の修正は、知事にとって不信任のメッセージになる。野党会派とは同調できない」と説明する。
9月議会の打開策になったのは、条件付き賛成を意味する「付帯決議」だ。議会の意見を反映させる手法で、反対議員も妥協できる。結局、民主が「道州制に転化するものではない」などとする決議案を作成、ようやく自民も全員が賛成し、流れは固まった。
議会としての意思表示がよほど珍しいのか。付帯決議は、関係者の間で「伝家の宝刀」と呼ばれている。
□ ■
「府議は府内全体で政策を考えるのが筋だが、実際は、自分の選挙区の枠をなかなか超えられない」と、あるベテラン府議は打ち明ける。
この4年間、議員提案の議案は20件。うち政策に関するものは2件だけで、残りは直接、議会に関わるものだ。
その一つが、府議会のあり方を定めた「京都府議会基本条例」。昨年12月、全員賛成で可決した。議会の理念を中心に、1年間に1回約3時間の議論を30回も重ねて議案を仕上げたという。
「議会と知事による二元代表制の下、知事その他執行機関と緊張感を持ち、かつ、真摯(しんし)な態度で臨む関係を保ちながら――」
格調高い文面に仕上がり、旗振り役を果たしたベテラン府議は「本来、議員は一人ずつ、知事と対等の立場であるべきだ。それを示したかった」と胸を張る。
別の府議は自嘲するように言った。「こうでもして議会の役割を定めておかないと、『府議会は要らない』と言われかねない」(上野将平)
(2011年3月22日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110323-OYT1T00570.htm?from=top&from=hochi
「地震よかった」の大阪府議長、公認取り消しへ
大阪府議会の長田義明議長(76)が、東日本巨大地震について「天の恵み」と発言した問題で、所属する自民党府連は23日、府議選(4月1日告示)に大阪市鶴見区選挙区から立候補予定だった長田氏の公認を取り消す方針を固めた。
府連幹部は「不適切な発言で、公認は有権者の理解を得られない」としている。長田氏も立候補辞退の意向を周辺に漏らしており、23日中にも最終判断するという。
長田氏は、橋下徹知事の咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC)への府庁舎全面移転構想に反対している。20日の事務所開きのあいさつで、同庁舎に地震の被害が出たことに触れ、「地震が起きてよかった。知事の考えが間違っていたことが示された」と話していた。
(2011年3月23日14時51分 読売新聞)
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>>1188
>来年4月の統一地方選で予定される知事選について、民主党県議団(9人)は1日、独自候補の擁立を断念する方針を決めた。立候補を要請していた県医師会の塩見俊次会長(61)が辞退すると回答。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110322-OYT8T01214.htm
一転 三つどもえに
知事選あす告示
24日の県知事選告示を目前に控えた22日、県医師会長で整形外科医の塩見俊次氏(61)(奈良市右京)が急きょ、無所属での立候補を表明した。県が近畿で唯一不参加の関西広域連合への参加と、被災地支援の推進を訴える考えだ。選挙戦は、現職の荒井正吾氏(66)(無所属)、新人で共産党推薦の北野重一氏(73)(同)の一騎打ちとみられていたが、2人とも広域連合には反対の立場だっただけに、告示直前となって一転、広域連合への不参加の是非が争点として急浮上してきた。
塩見俊次氏 塩見氏は20日、県医師会の医師派遣に合わせ、大津波の被害に遭った宮城県南三陸町に入った。がれきと化した被災地の様子に、「テレビの画面から伝わらない大きな衝撃を受け、人生観、価値観が変わった」と話す。
服や布団、薬はある。だが、電気、水、燃料がない。何とか早く届けたいが、民間では限界があった。「近畿全体が被災地に手を差しのべるべきと感じた。しかし奈良県の動きは鈍く、県も広域連合に参加して活動すべきと確信した」と言う。
塩見氏は昨年12月、民主党が知事選への擁立を模索した際、医師会内部がまとまらず、断念した経緯がある。「今回は、政党の推薦や支持は受けない」とし、県民全体に広く支持を呼びかけたいとしている。
一方、荒井氏は昨年10月、平城遷都1300年祭の主要行事を終えた後、「地域経済の活性化など、まだやり残した課題がある」として出馬表明。全39市町村にある後援会の多くは首長が会長を務め、連合奈良などから推薦を得ている。
同じ4月10日に投開票される県議選と連携を図ろうと、自民や民主の現職県議の会合に出席。現職の知名度の高さを生かした選挙戦を展開する。
また、北野氏は、現在の県政を「県民に冷たい」として出馬表明。今月上旬から県内39市町村の大半を回り、駅前や商業施設で街頭演説を行い、知名度不足の解消を図ってきた。
また、2月下旬から簡易投稿サイト「ツイッター」でほぼ連日の動きを掲載。動画サイト「ユーストリーム」を使った県民有志によるインタビューにも4回出演するなど、無党派層の取り込みを図る。
立候補の届け出は24日午前8時半から県選管で行われる。
(2011年3月23日 読売新聞)
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>>1373
いい候補が出てきた
統一地方選に関心が沸いてきた
選挙行きます
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知事選で名前を売って、橋下あたりに乗っかって衆院選にでも出るつもりですかね?
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110324ddlk29010728000c.html
’11統一地方選:知事選 塩見氏、出馬表明 無所属で「選択肢広げたい」 /奈良
県医師会長の塩見俊次氏(61)は23日、橿原市の県医師会館で記者会見し、無所属で立候補すると表明した。政党への支援要請はせず、橋下徹・大阪府知事に支援を求める意向を示した。
関西広域連合について「参加すべしという候補がないまま選挙が進んでいいのか。私自身が立候補し、県民の選択肢を広げたい」と述べた。また、東日本大震災への県の対応を「初動が遅かった。関西広域連合に参加していないことで遅れがあった」と批判した。
◇「要請あれば応援したい」−−大阪・橋下知事
大阪府の橋下徹知事は23日の定例会見で、塩見氏について「要請があればしっかり応援したい」と述べ、支援する考えを示した。橋下知事は奈良県に関西広域連合への参加を求めている。【堀文彦】
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http://www.sankei-kansai.com/2011/03/24/20110324-051097.php
【統一地方選2011】奈良県知事選 関西広域連合、争点に急浮上
12都道県知事選が24日に告示され、いよいよスタートした第17回統一地方選挙。だが知事選の期間中、各陣営では東日本大震災に配慮して選挙カーの使用を自粛したり、従来型の名前の連呼を控えたりなど、震災の影響で選挙戦の在り方は一変している。
奈良県知事選は、震災への対応で注目される関西広域連合への参加の是非が争点に急浮上した。奈良は近畿唯一の「不参加県」。出馬が予想された現職と新人の2人は不参加で一致し、争点にならないはずだったが「第三の候補者」が現れて広域行政の必要性を主張、一転して争点化した。
「関西広域連合が早々と被災地支援を打ち出したのに対し、奈良の救援活動は遅れ、県民として恥ずかしい」。県医師会長で新人の塩見俊次氏(61)は近鉄奈良駅前でこう第一声をあげた。昨年末、民主党県連の出馬要請を断ったが、今月19〜21日に被災地入り後、無所属での立候補を決めたという。
【写真説明】奈良県知事選の出陣式で気勢を上げる候補者の支援者ら=24日、奈良市(永原慎吾撮影)
(2011年3月24日 15:00
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110324-OYT1T00892.htm
大阪府議長、地震「天の恵み」発言で議長辞職へ
東日本巨大地震について「大阪にとって天の恵み」と発言した大阪府議会の長田義明議長(76)が24日、大阪市内で記者会見し、「被災者をはじめ多くの方にご迷惑をかけた。深くおわびします」と謝罪した。
近く府議会に議長職の辞職願を提出するという。
一方、既に自民党府連から公認を取り消された府議選(4月1日告示)については、無所属での立候補も検討しているとした。後援会関係者の意向を踏まえ、24日中にも最終判断するという。
(2011年3月24日19時35分 読売新聞)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=207728
紀南4選挙区激戦へ 和歌山県議選
和歌山県議選の告示まであと1週間。紀南地方では定数減もあって田辺市、新宮市、西牟婁郡、東牟婁郡の4選挙区で激しい選挙戦が予想される。日高郡選挙区は無投票とみられる。東日本大震災の影響で活動に自粛ムードが漂う中、注目される4選挙区の動向をまとめた。
●田辺市選挙区(定3)
定数は1減。現職2人と前市議の新顔2人が争う。引退する現職2人がそれぞれ新顔を支援する最激戦区の一つと言える。
「新顔の猛追を受けている」という自民現職の大沢広太郎氏(69)の陣営は、4期16年で築いたネットワークを武器に地盤を固めている。旧田辺市内に支持基盤は厚く、市議10人が支援。ただ、他の3氏がすでに行った事務所開きを兼ねた決起集会は、被災地に配慮して自粛した。
旧本宮町長で自民現職の泉正徳氏(59)は山間部に堅い支持基盤を持つ。市議数人が支援。旧市内でも一定の支持があるが、陣営は「議会の影響で本人が選挙区を回り切れていない。追い上げの真っ最中」という。5〜10人規模の「ミニミニ」集会を重ね、政策の浸透を図っている。
無所属新顔の谷口和樹氏(39)の陣営では、社民県議の野見山海氏がライフワークの文里湾架橋実現を託し、選対本部長を務める。旧大塔村を中心とした市議時代の基盤に加え、旧市内で支持を拡大。陣営は「政党支援はないが、地縁、血縁も頼り、世代交代を」と意気込む。
無所属新顔の鈴木太雄氏(40)は、無所属県議の原日出夫氏の支援を受ける。30代で市議会議長を務めた実績もあり、市議4人が支援。自民の推薦を得たが、非自民系からも支持を集めている。市街地活性化に取り組む若者らが集まり、支援の輪を広げている。
●西牟婁郡選挙区(定2)
辞職と引退による現職不在の中、元職2人と新顔2人が争う。
共産元職の高田由一氏(47)は白浜町を軸に支持基盤を構築。湯崎地区では保守系の元町議も支援する。街頭演説やミニ集会で選挙区内の町議と田辺市議数人が応援。防災対策も訴えの柱の一つに置き、政策の浸透を図っている。
無所属元職の前川勝久氏(65)の陣営では、議員の応援を受けず、本人が各地をくまなく回る独自の展開。既に靴一足はきつぶした。「支援の輪がどれだけ広がっていくかは未知数だが、このスタイルを貫き通す」と話す。
自民新顔の前上富田町議、池口公二氏(54)の支援は地盤の上富田町で活発だ。町議の半数が支援し、小出隆道町長もミニ集会に加わる。ある町議は「活動が充実してきた」と語る。白浜やすさみでも支援拡大を目指している。
自民新顔で前白浜町長の立谷誠一氏(61)は今期で引退を表明している町田亘県議の支持を受ける。後援会幹部は「上富田やすさみでは初の選挙だけに町田さんの応援は大きい」と話す。各町の議員数人も支援する。
●東牟婁郡選挙区(定数2)
自民現職の2人に民主新顔が挑む。
5選を目指す自民現職の谷洋一氏(62)の陣営は地盤の那智勝浦町を軸に支援の拡大を目指す。他の町村でも町村議の支援を受ける。もともと個人演説会は予定しておらず、トップ当選した前回同様、街頭演説に力を入れる。
自民現職の前芝雅嗣氏(62)は串本町に堅い支持基盤を持ち、町議8人から支援を受ける。旧串本町内を中心に県政報告会を重ね、那智勝浦町でも支持拡大を図る。震災後3日間は活動を自粛。26日夜に「世話人会」を開く。
民主新顔で前串本町長の松原繁樹氏(60)の陣営は、町長時代の支援者が活発に動いている。那智勝浦町議1人と前串本町議1人の支援も受け、これまで串本町外で支援を訴えてきた。個人演説会は被災地に配慮してやめた。
●新宮市選挙区(定1)
定数が1減となり、自民現職と無所属新顔による激しい選挙戦となりそうだ。
自民現職の須川倍行氏(50)は奥田勲市議会議長の支援を受け、支持の拡大を図る。決起大会や個人演説会は被災地に配慮して中止にし、街頭演説に力を入れる。
無所属新顔の浜口太史氏(44)は自民系だが、「色」を出さず幅広い支持を目指す。28日に決起集会を開く。「政策を示したい」と規模を縮小しての開催を決めた。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110325/20110325028.html
維新の会が大量擁立 府議・大阪市議選告示まで1週間
2011年3月25日
4月1日に告示される大阪府議、大阪市議選まで25日であと1週間。橋下徹知事が代表を務める大阪維新の会による大量の候補擁立がこれまでの選挙戦の構図を一変させ、全国の注目を集める。各候補、陣営は大都市制度をはじめ、東日本大震災を受けた危機管理の在り方をめぐっても論戦を展開しそうだ。
府議選の定数は109、大阪市議選は86。維新の会が過半数獲得を強力に目指す両選挙は激戦が必至だ。
府議選の立候補予定者は合計200人を超える見通しで、大阪市内24選挙区は定数1〜2に対して多くの区で3〜4人がしのぎを削る。
大阪市議選には150人前後が出馬に意欲。24選挙区のうち11選挙区で、定数の2倍以上の立候補が予想される。定数2に対して7陣営が動いている中央区、みんなの党からの立候補が予定される北区などで激戦が予想される。
府、市再編の「大阪都」構想を掲げる維新の会は危機管理の視点からも「広域行政の一本化」を主張するが、「維新の会は厳しい。橋下人気による空中戦で盛り上げたいだろうが、(大震災で)現実にできない」とある国政政党の現職は冷ややかだ。
地域政党の候補擁立が特徴となる今回の統一地方選は、一方で東日本大震災の発生後間もないだけに、選挙情勢は混沌としそうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000121-mailo-l30
’11統一地方選:県議選の顔ぶれ/上 和歌山市選挙区 /和歌山
毎日新聞 3月21日(月)12時27分配信
◇民主の擁立進まず 自民は準備着々
統一地方選・県議選の告示(4月1日)まで10日余りとなった。現行から4減となった定数42を巡り、現在54人が準備を進めている。09年の政権交代を受け、前回選では戦後最多だった無投票区も減りそうだ。全14選挙区で立候補を表明した顔ぶれを紹介する。【山下貴史、藤顕一郎】
1減の定数15に、自民6▽公明3▽共産2▽民主1▽無所属5−−の17人が出馬表明している。政権交代後、10年の参院選、知事選と連敗中の民主は公認1人だけで、推薦3人を加え戦う。
2月27日に開設した無所属現職の事務所には、「必勝」のメッセージが書かれた「為書(ためがき)」は一枚もなかった。「党公認、推薦は断りました。しがらみを断ち切る所から始めます」。前回選後に民主入りし、2月5日まで党県連副代表だった。しかし、マイクからは「地域政党」を意識した言葉が続く。「大阪の橋下(徹)知事、愛知の大村(秀章)知事、名古屋の河村(たかし)市長はビジョンを作っている」。取材に対しては既成政党批判にも踏み込む。「民主も自民も選挙の互助会。しがらみが政策を進めやん原因になっている」
前県連代表の元職も無所属での出馬だ。「知事選の整理がまだできていないから」と説明する。ある支援者は「本当は知事選に出てほしくなかった。県議の方がありがたい」と返り咲きを期待。知事選は惨敗したが、前回トップ当選した県議選でどんな戦いを見せるか。
一方、自民県議らは昨年秋の知事選前から手を打っていた。現職の仁坂吉伸氏のための演説会に、各県議が後援会員を動員した。関係者が読み解く。「県議があんなことをするのはめったにない。自分の後援会だけを集めてね。やる以上は格好付けないといかんし」
公明、共産はそれぞれ現職のみを擁立。手堅く勢力維持を目指す。
◇
「選挙の話を誰も聞かなくなった。名前を売り込むのも難しい」。ある党関係者は東日本大震災後の世論に困惑している。「ミニ集会も地震の話から。街頭でも名前は連呼せず、義援金集め。告示日の第一声の練り直しも必要だ」。民主現職は「今こそ政権能力が、与党の真価が問われている。公認は1人でも頑張るしかない」という。大震災の影響は未知の要因だ。
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◇和歌山市=定数16→15
浦口高典 56 民現(2)
井出益弘 64 自現(7)
宇治田栄蔵 60 自現(6)
新島雄 59 自現(4)
山下直也 55 自現(4)
尾崎太郎 45 自現(2)
森礼子 42 自現(1)
角田秀樹 59 公現(2)
多田純一 57 公現(1)
中拓哉 54 公現(1)
藤井健太郎 56 共現(2)
奥村規子 59 共現(1)
長坂隆司 54 無現(4)
山下大輔 43 無現(2)
片桐章浩 49 無現(1)
藤本真利子 57 無元(2)
高嶋洋子 64 無新
3月21日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110322-00000136-mailo-l30
’11統一地方選:県議選の顔ぶれ/中 橋本、3議席に現新5人 /和歌山
毎日新聞 3月22日(火)11時54分配信
◇有田郡は8年ぶり選挙戦へ
【岩出市】前回の激戦から一変、出馬表明は再選を目指す現職の山本と川口だけで、無投票の公算が大きい。
【紀の川市】山田、服部、岸本の自民現職3人と、15日に出馬表明した無所属新人の谷口が3議席を争う。山田は地盤の貴志川、桃山の企業を既に一巡。「選挙戦を前提に動いていた」と言う服部は地盤の旧粉河町などで支持者固めを図る。岸本は辻立ちに加え、有権者の声を聞く活動も重視。09年の市議選に民主公認で出馬、次点だった谷口は雇用創出策などを訴える。
【伊都郡】定数1減の1に、門と平越孝哉の自民ベテランの激突の様相だったが、平越が不出馬を表明。無投票の公算が大きい。
【橋本市】定数1増の3議席に、現職2人と市議からくら替えの新人3人が激戦を繰り広げている。
組織で勝る向井は、シンボルの将棋の「角」をノボリに染め抜きイメージ戦略も展開。平木は、市北部の固い地元票を基に周辺団地や旧高野口町などで支持を拡大し、実直な人柄も訴える。瀧は数年来続ける駅前での早朝の街頭演説を中心に、政策を訴えてサラリーマン層などに浸透している。中谷は友人や知人などが自然発生的に集まった「草の根」選挙を展開、紀の川南を中心に支持を広げる。支持層が多彩な岩田は、岩が鉢巻きをしたキャラクターの看板を各地に設置、イメージ選挙を展開している。
東日本大震災以降、「こんなことしてる場合か」という有権者の声も出て、ある現職は運動の中心だった街頭活動を1週間以上自粛。街宣を休止して義援金の募金活動をする新人など、選挙運動にも影響を与えている。
【海南市・海草郡】定数3。前回に続き、現職の尾崎、藤山、雑賀以外に動きはない。
【有田市】定数1。3選を目指す現職の浅井以外に動きはない。
【有田郡】定数1減。現職の松本貞次の引退で無投票の気配だったが、新人の横矢が2月に出馬表明。8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
有田川町を地盤とする吉井と松坂は従来票を固めるだけでなく、かつて競合した元県議長の故西本長弘の支持者を奪い合う。前々回選で松坂は湯浅町の2割半ばの票を得ており、同町を地盤とする松本の支持者回りにも精を出す。自民推薦の横矢は「湯浅・広川町出身の議席を守る」を大義に両地域を主戦場にする。保守票が重なる吉井は広川町でも活発に動いており、横矢の後援会幹部は「現職2人が地盤に攻め込んできている」と警戒する。(敬称略)【上鶴弘志、岸本桂司、川平愛】
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◇岩出市=定数2
山本茂博 58 自現(1)
川口文章 69 自現(1)
◇紀の川市=定数3
山田正彦 69 自現(3)
服部一 69 自現(1)
岸本健 40 自現(1)
谷口和秀 44 無新
◇伊都郡=定数2→1
門三佐博 74 自現(9)
◇橋本市=定数2→3
向井嘉久蔵 73 自現(5)
平木哲朗 53 自現(1)
瀧洋一 48 民新
中谷和史 55 無新
岩田弘彦 51 無新
◇海南市・海草郡=定数3
尾崎要二 57 自現(6)
藤山将材 35 自現(2)
雑賀光夫 66 共現(2)
◇有田市=定数1
浅井修一郎 61 自現(2)
◇有田郡=定数3→2
吉井和視 58 自現(5)
松坂英樹 49 共現(2)
横矢政明 61 無新
3月22日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000160-mailo-l30
’11統一地方選:県議選の顔ぶれ/下 御坊、民自対決へ /和歌山
毎日新聞 3月23日(水)13時52分配信
◇御坊、24年ぶり選挙戦 田辺は現新4人
【御坊市】89年11月補選での初当選も含め6期連続で無投票当選の自民現職の中村に、民主新人の斎藤が挑む。24年ぶりの選挙戦は民自対決となった。
中村は「与党の民主がどうかを判断する選挙」と強調。国会議員や県議、市議らは「勝つのは当たり前。大差をつけ圧勝を」と気勢を上げた。斎藤は事務所前に「平成初の選挙を」と書いたのぼり旗を立てた。連日、自転車で市内を駆け回り、街頭演説で無投票阻止や議会改革を訴える。
【日高郡】自民現職の冨安、坂本、花田が出馬予定。3回連続の同じ顔ぶれが3議席を分け合いそうだ。
【田辺市】自民現職の大沢、泉と、無所属新人の鈴木、谷口の4人が3議席を争う。
5選に挑む大沢は「大災害時には経験豊かな議員が必要」と組織固めを図る一方、「世代交代と言われ厳しい」と危機感を募らせる。再選を目指す泉は「梅、林業、水産業を雇用に結び付ける」と、旧本宮町長6年の実績を掲げ、国と地方の不安定な関係打破を訴える。自民推薦の鈴木は「1次産業の裾野を広げることが紀南の発展につながる」と訴え、有権者の声を聞くため全市を回る。谷口は昨秋から市内一円で名前の浸透を図り、「同世代の代表」と唱え、20〜40代の支持層を掘り起こす。
【西牟婁郡】現職の辞職と引退で“総替え”になる2議席を、共産・高田と無所属・前川の元職、立谷と池口の自民新人が争う。
高田は民主支持層にも浸透を図り、生活相談で培った人脈で支持拡大を目指す。前川は30余年の行政経験と地方の閉塞(へいそく)状況の打破を掲げる。立谷は白浜町長8年の知名度と実績に加え、障害者専用ホテルの建設などを訴える。町議6期と経験豊富な池口は、自然を活用した雇用形態の構築を主張する。有権者の54%を占める白浜町の票が鍵を握りそうだ。
【新宮市】定数2から1に減り、8年ぶりの選挙戦に。3選を目指す自民現職の須川に、無所属新人の浜口が挑む。自民県連幹事長と県議を辞して09年の新宮市長選に挑み、敗れた下川俊樹の票の行方が鍵となりそうだ。
【東牟婁郡】無投票ムードが一変、民主新人の松原が2月に出馬表明し、自民現職の谷と前芝に挑む。
谷は地盤の那智勝浦町を中心に5選を目指す。1次産業従事者の支持層を固める前芝は、松原が町長を務めた串本町が地盤。松原は衆院議員の玉置公良の要請を受け、無投票阻止と国政へのパイプを掲げる。前回選では民主推薦の女性候補が前芝と2701票差だった。(敬称略)【吉野茂毅、神門稔、山中尚登、山本芳博】
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◇御坊市=定数1
中村裕一 51 自現(6)
斎藤麻希 34 民新
◇日高郡=定数3
冨安民浩 63 自現(5)
坂本登 64 自現(3)
花田健吉 52 自現(2)
◇田辺市=定数3
大沢広太郎 69 自現(4)
泉正徳 59 自現(1)
鈴木太雄 40 無新
谷口和樹 39 無新
◇西牟婁郡=定数2
高田由一 47 共元(1)
前川勝久 65 無元(1)
立谷誠一 61 自新
池口公二 54 自新
◇新宮市=定数2→1
須川倍行 50 自現(2)
浜口太史 44 無新
◇東牟婁郡=定数2
谷洋一 62 自現(4)
前芝雅嗣 62 自現(2)
松原繁樹 60 民新
3月23日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110327/osk11032711070005-n1.htm
かすむ橋下都構想 震災で「大阪市を壊す」発言封印、堺は不戦敗に
2011.3.27 09:04 (1/2ページ)
統一地方選の大阪府議選、大阪、堺の両政令市議選などの告示(4月1日)が迫る中、東日本大震災の発生で焦点となるはずだった「大阪都構想」の議論が、かすみつつある。「大阪維新の会」の代表の大阪府の橋下徹知事も、これまで繰り返してきた「大阪市役所をぶっこわす」といった表現を封印。26日の街頭演説でも「今やらなくてはならないのは被災者サポート。選挙をやっている場合じゃない」と戸惑いも隠せない。
大阪府議選に立候補を予定している大阪府内のある新人は駅前で街頭演説していたところ、聴衆からこう怒鳴られたという。
「『大阪を良くする』とか言う神経がおかしい。今は震災で大変な人のために働くのが筋だろ」
世間はなかなか選挙ムードにはならない。新人は「訴えにくい。どうしたらよいのか」と悩んでいるという。
震災を受け「訴える方法を変える」と語った橋下知事は26日夜、堺市内で街頭演説をしていた。
これまで都構想によって大阪は経済成長するとして説明していたが、この日は災害バージョンに修整。
「日本の司令塔が東京ひとつでは危険。いざというときは内閣に変わり西日本の安全を守る大阪都庁をつくりたい」と訴えた。
■弱気発言も
選挙戦で橋下知事が掲げてきた目標は、府議会、大阪、堺市議会の3議会での過半数獲得。これを勝敗ラインとするならば、目標達成は難しい情勢だ。
というのも、大阪市議選では定数86人に対し、維新の会が擁立を予定している候補者は44人。1人落選するだけで過半数には届かない。一方、堺市議選では、過半数の候補者を擁立することもできない見通しで“不戦敗”が濃厚だ。
堺市議選での候補者擁立について、橋下知事は定例の記者会見で「(候補者を立てるよう)常にはっぱをかけているが、こういう状況になると厳しい」と弱気な言葉も口にしている。
■無投票減少か
ただ、大阪維新の会の登場もあり、前回の平成19年の統一選に比べて、今回の選挙戦では無投票当選が少なくなりそうだ。
大阪府議選は前回は12選挙区15人が無投票で当選しているが、今回、無投票は2選挙区程度になる見通しだ。また、大阪市議選でも前回1選挙区だった無投票が今回は0になりそう。堺市議選も前回に引き続き、全選挙区が選挙戦となる公算だ。
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110323ddlk28010343000c.html
’11神戸市議選:予想の構図/上 /兵庫
任期満了に伴う神戸市議選は4月1日に告示、10日に投開票される。毎日新聞の22日現在のまとめでは、定数69に対し94人が立候補を予定している。各党とも最大会派の獲得に向け激しい争いを展開している。告示日まで10日を切る中、予想される各選挙区の構図を紹介する。【統一選取材班】(敬称略、年齢は投票日現在、カッコ内数字は当選回数)
◇浮動票の行方焦点
◆東灘区(定数9)
横畑和幸 39 民現(2)
井手康雄 43 民現(1)
石橋正敏 50 民新
安井俊彦 67 自現(9)
大野一 58 自現(6)
長瀬猛 42 自新
北川道夫 58 公現(2)
松本則子 54 共現(3)
西理 35 共現(1)
藤川泰輔 27 み新
浦上忠文 64 無現(4)
林英夫 61 無現(2)
前回と同じ12人が立候補を予定、現職9人全員と3新人が争う。転入住民が増える中、浮動票をどうつかむかが焦点となっている。
民主は、現職の横畑と井手に加え、新人の石橋を立て、初の3議席を狙う。自民は、現職の安井と大野、さらに前回に続き長瀬を擁立して党勢回復を図る。公明現職の北川は3期連続のトップ当選を視野に、基礎票を固める。市内唯一の複数議席を持つ共産は、現職の松本と西が議席維持に懸命。みんな新人、藤川は、党が昨年の参院選時に同区で得た約1万5000票を狙う。市議会会派「住民投票☆市民力」の現職、浦上と林は、市民派として支持を求める。
◇前職票、激しく争奪
◆灘区(定数6)
田路裕規 66 民現(6)
黒田士郎 49 民現(1)
吉田基毅 58 自現(5)
高瀬勝也 42 公新
味口俊之 41 共新
池本真 31 み新
小林るみ子 60 新社現(2)
谷口享子 49 無新
高田富三 63 無新
寺田新 44 無新
前回より1人多い10人が立候補の見込み。共産現職が引退し、現職4人に6新人が挑む。前回トップ当選後の昨夏、参院選立候補のため辞職した井坂信彦らの票の争奪が激しい。
民主は、現職の田路と09年の補選で初当選した黒田が、2議席維持を狙う。自民は、現職の吉田と推薦を得た谷口が複数議席の復活を図る。前職が国税徴収法違反罪に問われ辞職した公明は、新人の高瀬が議席奪還に意欲。
共産は、新人の味口が引退する西下勝とともにミニ集会を重ねて議席継承を誓う。みんな新人、池本は、井坂票をまとめられるかが鍵。新社会は、現職の小林が労働問題などの実績を強調。無所属新人では、高田がマンション建設による景観問題の解決をアピール。今回は無所属で立候補する寺田は、福祉の充実を訴える。
◇各陣営引き締め
◆中央区(定数5)
平木博美 54 民現(1)
橋本健 31 自現(1)
沖久正留 55 公現(1)
大前雅裕 30 共新
河南忠一 44 み新
粟原富夫 57 新社現(6)
菊川龍之介 34 無新
多田佳史 35 無新
各党が議席を分け合う中に新人が挑む構図は今回も変わらず。共産現職が引退し、現職4人と4新人が組織の引き締めを図っている。
民主は公認した現職の平木に加え、新人の菊川を推薦し、複数議席獲得に挑戦。自民現職の橋本は、街頭演説などで知名度アップに懸命。公明現職の沖久は、トップで初当選を果たした勢いを維持しようと組織固めを急ぐ。共産は、新人の大前が段野太一からの継承を訴える。みんな新人、河南はミニ集会を重ねて支持拡大を図る。新社会現職の粟原は、地元のポートアイランドを中心に活発に展開。3回目の挑戦となる無所属新人、多田は、票の上積みを狙う。
◇混戦の見通し
◆兵庫区(定数5)
大寺真理子 55 民現(1)
平野昌司 69 自現(7)
守屋隆司 55 自現(4)
菅野吉記 49 公現(1)
大瓦鈴子 45 共現(2)
高岸栄基 44 み新
西本忠司 42 無元(1)
大西勝一 41 無新
現職5人に元職1人と新人2人が挑み、7人が争った前回よりも混戦になる見通し。
民主は現職の大寺を公認、前回は無所属だった元職の西本を推薦し、票の掘り起こしに懸命。ベテランの現職、平野と守屋を擁立する自民は、保守票固めを図る。
前回1万票超を得てトップ当選した公明現職の菅野は、強固な支持基盤で手堅い選挙を展開しそう。共産現職の大瓦は、市政批判を強めて不満層に支持を訴える。みんな新人、高岸は、議会改革を強調。無所属新人の大西は、保守票への浸透を図る。
〔神戸版〕
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110316ddlk29010445000c.html
未来への選択:’11知事選/1 地域医療 /奈良
◇現場の連携課題
昨年11月、県立医大付属病院(橿原市)の総合周産期母子医療センターに、県内の民間病院から妊婦の受け入れ要請があった。切迫早産で分娩(ぶんべん)が迫っていた。「NICU(新生児集中治療室)が満床で受け入れできない」。同センターは大阪市内の医療機関に照会。4カ所目で受け入れ先が決まり、妊婦は約25分後に搬送された。
県内では07年8月、橿原市の妊婦が9医療機関から断られ、県外へ搬送中に死産する事態が発生。これを契機に県はNICUの整備を進め、ハイリスク妊婦の県外搬送は07年の42件から昨年は9件に減少した。
しかし、看護師不足のため、同センターのNICUは6床が未稼働のまま。重症以上の救急搬送患者の受け入れ率も、4回以上で決まったのは11・8%(09年)と全国最低で、依然厳しい状態にある。
◇
荒井正吾知事の肝いりで設置された「地域医療等対策協議会」は09年10月、2年がかりで「地域医療再生計画」(09〜13年度)をまとめた。
最新の医療設備を備え、医師、看護師、患者が集まる高度医療拠点病院(マグネットホスピタル)に、県立奈良病院(奈良市)と県立医大付属病院を指定。疾病ごとの患者数など需要分析に基づく医師の再配置システムなど、新たな試みも盛り込まれた。しかし、一部の医療関係者の反応は冷たかった。「実現にはものすごいハードルがある。費用もかかる。厳しいかなという印象だ」。09年10月2日の同協議会の会合で、塩見俊次・県医師会長はこう述べた。
「診療報酬不正受給事件が起こる風土があるなら、奈良の医療を一新したい」。荒井知事は、診療報酬詐欺事件の舞台となった山本病院を引き合いにして反論した。連携相手となるべき両トップは平行線をたどり、会場は一時緊張に包まれた。
◇
塩見会長の発言の背景には、マグネットホスピタルの周辺病院の懸念がある。ある医療関係者は「近隣の診療所や病院から医師、看護師が移ってしまうのではないか」と懸念。奈良市内の病院事務長も「きちんと連携できなければ、患者を取られてしまう可能性がある」と不安を隠さない。
地域医療に詳しい伊関友伸・城西大准教授は「医療は高度専門化しており、病院の中核化に力を入れる県の方向性は間違っていない。ただ、現場の医師の意見を聞いて、あるべき医療を考えていかないといけない」と指摘する。
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■視点
◇粘り強い取り組みを
荒井知事がこの4年間で最も力を入れたのが医療分野だ。県内で06年と07年に発生した妊婦の救急搬送問題が大きく影響した。荒井知事は舛添要一厚生労働相(当時)にも会い、精力的に情報収集した。その集大成と言える県地域医療再生計画は、医療関係者からも高い評価を得た。「県内の患者は県内で受け入れる」との意気込みで、11年度の医療関連予算は06年度に比べ、倍増させている。
しかし、計画の実現に向けて懸念されるのが地域の病院や診療所との連携だ。県内2病院への重点投資は、医師や看護師だけでなく患者も取られるという不安を増幅させている。
県は、完全紹介制の導入や県立医大の定員増などを進める方針だ。地域の医療機関とのネットワークを作り、理念倒れに終わらない粘り強い取り組みが求められる。【阿部亮介】
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◇メモ
県の病院搬送時間は06年から09年で、全国順位が38位から43位に下降。人口当たりの医師数は06年の47・2人から08年は48・7人と改善したものの、全国順位は27位と変動なし。救命救急センターの受け入れ率は09年で79・3%と、全国平均93・2%を大きく下回る。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110317ddlk29010659000c.html
未来への選択:’11知事選/2 南部振興 /奈良
◇「住民意欲、肝心だが…」
野迫川村役場から山の斜面に張り付くような道を車で約30分走った所にある桧股地区。谷あいのわずかな平地に8世帯17人が暮らす。「昔は子供たちのにぎやかな声が聞こえたんだけどね」。シイタケ農家、川崎昌助さん(80)の子供3人が通った桧股小は、児童減少で84年3月に休校した。今も残る小さなグラウンドで開かれた運動会には、住民が総出で加わり、お祭り騒ぎだったという。
村内に高校がないため、川崎さんの子供たちは高校進学と同時に奈良市に下宿し、そのまま村を離れた。「暮らしは不便だし、仕事もない。子供に戻って来てほしいと思ったことなんてないよ」。
2番目に大きい北股地区(37世帯87人)で、林業と民宿「よしのや」を営む吉野武文さん(74)と妻二六子さん(70)の娘2人も高校進学で村を出た。武文さんは「コンビニも喫茶店もないし、ここに子供を住まわせたいと考える親はいない」と話す。
◇
同村は山間部に13の集落が点在。人口は1959年の3649人をピークに減少し、昨年10月の国勢調査速報値は522人で、前回調査(05年)からの減少率29・7%は全国最高となった。65歳以上が半数以上を占め、やがて消滅に向かうとされる「限界集落」は8集落。過疎・高齢化が進む県南部地域でも最も深刻な状況にある。
昨年6月に引退した高田幸篤前村長は全国最多選の10期40年にわたって務めた。国・県の補助金などを財源に、道路や歴史公園「平維盛歴史の里」(92年、約4億円)、風力発電施設(03年、約2億円)などが整備された。
しかし、公園内の散策路は土砂崩れで通行止めになったまま。風力発電は一般家庭約200戸分の消費電力を供給するはずが、設置場所を変更したことなどが影響し、付帯施設のトイレや展望台の電気をまかなうだけだ。
県は長年、過疎対策に取り組んできたが、歯止めはかかっていない。11年度からは南部振興課を設置し、県北部と南部の格差解消に本格的に乗り出す。武文さんは「肝心なのは、村に住む人たちの意欲だとは分かっているが、どないしたらいいか分からないぐらいに村は疲弊してしまった」と話す。【高島博之】
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■視点
◇魅力伸ばす施策を
野迫川村の角谷喜一郎村長は、過疎化について「いい案があったら知りたい」と語った。全国の過疎地域の首長は同じ思いだろう。道路や公共施設整備が人口増に直結するわけではない。
そうした中、魅力的な地域づくりをし、活性化につなげている過疎地域もある。例えば福島県川内村は、住民有志が中心となって、03年から自然体験などを通じて都市と交流し、移住者とともに特産品の開発・販売に取り組んでいる。
過疎地域が抱える問題が地域ごとに異なるように、潜在的な魅力もさまざま。それを伸ばせるのは住民自身だ。南部振興策は、生かしきれないハコモノを造るのではなく、暮らす人が誇りが持てるよう、魅力を伸ばす手助けであってほしい。【高島博之】
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◇メモ
過疎対策法で過疎地域に指定されているのは県内15市町村。このうち11市町村が南部だ。県の南部振興計画は、高齢者福祉支援▽若者の雇用創出▽林業等地域産業の振興▽集落の維持・活性化を掲げる。具体的には、県産材を用いた新築・リフォームへの助成や新商品の開発、京奈和道やアクセス道路整備などに取り組む。
野迫川村では、高齢者のグループホームを開業(来年4月)、新年度から中学生の医療費と保育所の給食を無料にする。小学生以下の子供を含む家族が定住した場合、奨励金100万円を支給する事業もある。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110318ddlk29010427000c.html
未来への選択:’11知事選/3 高山第2工区 /奈良
◇県と市、埋まらぬ溝
「大学を中心としたまちづくりをするのはどうか。県立大や県立医大なら移せるかもしれない」。08年4月4日、奈良先端科学技術大学院大(生駒市)の入学式後の昼食会で、荒井正吾知事が突然、関西文化学術研究都市・高山第2工区(同市)について提案した。「魅力的なプランなら検討はやぶさかではないです」。生駒市の山下真市長が応じた。
元々は288ヘクタールに約2万3000人が住むニュータウンを造るという国家プロジェクトだったが、07年に市が協力を白紙撤回し、都市再生機構(UR)が中止を表明。それがこの瞬間に再び動き出した。
県の対応は早かった。担当の幹部職員を生駒市に送り、08年5月26日には荒井知事と山下市長が、大学を中心としたまちづくり構想で合意したと発表。大学や研究開発型産業施設の誘致を柱にした。
同6月にURを入れた3者でプロジェクトチームを設置したところまでは順調だった。しかし、首都圏の有名私大の誘致や県立医大(橿原市)の移転は頓挫。昨年2月には、土地区画整理事業で損失が発生した場合の補填(ほてん)割合で3者が合意できなかった。
◇
先行きが不透明になる中、県は昨年10月、構想の最終案を生駒市に提示した。205ヘクタールに縮小、県立大を移転して日中韓の交流拠点「東アジア大」にする総額243億円の事業計画だった。損失も県が負担することで譲歩したが、市は公共施設の管理負担金を負担しないなど4条件を提示した。
「生駒市の積極的かつ主体的な姿勢が感じられなかった。自分だけが1人で踊っているようだった」。3週間後、荒井知事は定例記者会見で、構想を取り下げると発表し、市への不信感をあらわにした。
これに対し、山下市長は反論する。「負担のことは交渉を開始した時から主張してきた。突然出た話ではない。県が事業主体の土地区画整理事業で、リスク負担を市が負うことは法律上できない」。一方で「県立医大の移転に期待をつないでいた。プロジェクトが良いものなら更なる負担も考えられた」と明かす。
地権者ら約850人でつくる「学研高山第2工区事業推進の会」の中井武平会長(70)は「互いの言葉が伝わっていなかったのではないか。県と市が協力できなかったのは東京まで知られている。このままほっといてもらっては困る」と話す。同会は、会主導による土地区画整理事業を検討している。
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■視点
◇将来図描けず
「いろんな提案や企画がぽんぽん出てくるアイデアマンだった」。旧運輸官僚時代の荒井正吾知事を知る関係者はこう話す。知事は昨年11月の会合で「トップダウンと言われています」と自己紹介した。
自ら提案し、トップダウンで実現を図るという知事の特性は、高山第2工区問題で顕著に表れた。住宅開発が頓挫した同工区を「大きなポテンシャルがあり、環境劣化が問題」とし、再開発への意気込みを示した。
ただ、県の構想案は「事務的に積み上げられたものではなかった」(幹部)。東アジア大構想も漠然とした内容で、市との溝を深くしたと言える。積極的な半面、「思いつき」の印象がぬぐえなかった。
結局、構想案作りに2年半で約1000万円の県費を費やしただけに終わった。同工区は荒れ地のまま、ごみの不法投棄が問題になっており、将来図は描けていない。【阿部亮介】
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110319ddlk29010615000c.html
未来への選択:’11知事選/4 平城遷都1300年祭後 /奈良
◇にぎわい持続に課題
今月13日、平城遷都1300年祭のメーン会場だった平城宮跡(奈良市)を訪ねた。最高気温17度の陽気の中、寝ころんだり、散策を楽しむ人たち。約120ヘクタールの平原に昨年のようなにぎわいはない。「自然が残る雰囲気が素晴らしい。昨年はにぎやかだったけど、今は穏やかな宮跡に戻りましたね」。大阪府交野市から妻(70)と訪れた男性(73)はこう言って大極殿を後にした。
文化庁によると、この日の大極殿の来場者は1141人。閑散期とはいえ、1300年祭開催中のピーク時の約3万人(昨年11月6日)に対し、わずか4%。昨年、平城宮跡の来場者は予想の1・5倍の約363万人(1300年記念事業協会発表)に上ったが、終了後は激減しているようだ。
1300年祭のにぎわいを持続させようと、県は来年度から「記紀万葉プロジェクト」に取り組む。古事記と日本書紀の完成から1300年後となる12〜20年に、イベントやシンポジウムを開催する予定だ。
「観光資源として認知された」(事業協会関係者)平城宮跡は、県内観光のゲートウエイと位置付ける。宮跡を経由して県南部の記紀ゆかりの地を巡ってもらうシナリオだ。旅行代理店の担当者も「仏像ブームや歴史ブームは続いており、奈良への関心も衰えていない」と期待する。
◇
平城宮跡は07年12月に国営公園化が内定した。「国営公園になると、国の費用で整備され、後に残る。国交省と文化庁に話し、OKということになっています」。同年4月の知事選で初当選した荒井正吾知事は、選挙戦でこう訴えていた。国交省関係者は「知事選前後には内諾の流れになっていた」と明かす。
08〜10年度に国費約3億4000万円が投じられ、広場などが整備された。今後、大極殿を囲む全長1キロの築地塀を復元し、休憩所なども整備する。総事業費は数百億円、少なくとも十数年かかる見通しだ。荒井知事は「国営公園化で平城宮跡は景色が一変する」と力説する。
しかし、不安もつきまとう。昨年3月末現在、県内の宿泊施設数は486施設で全国44位、客室数は9492室で全国最下位。観光客が回復したとしても、受け入れ態勢に課題を残す。さらに公共事業が削減される中、国営公園化が計画通りに進むかは不透明だ。ある県関係者も「期待したいが、国の予算の動向はつかみきれない」と話している。
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■視点
◇教訓生かす事業を
平城遷都1300年祭は、県内で当初予想の約1・7倍の延べ約2140万人を集め、県としては「成功」を収めた。総事業費約350億円を投じて有料パビリオンを建設する計画だったが、荒井正吾知事の就任後、約100億円に圧縮して無料イベントを中心にしたのが奏功した。
一方で、ずさんな側面も目立った。大極殿を囲む修景柵は、約1億2200万円で契約したが、最終的に約2・5倍の約3億600万円に膨らんだ。しかも国営公園化で新たに建設するため、順次取り壊される。
県などが制作した「平城京レポート」には、事実関係などの誤りが84カ所見つかった。東アジア地方政府会合などと合わせ、総額約2億円を費やしたプロジェクトだが、その効果は不透明だ。次の事業は、こうした教訓を踏まえて展開してもらいたい。【阿部亮介】
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◇メモ
1300年祭の県内の経済波及効果について、平城遷都1300年記念事業協会は、08年試算比の約1・3倍に上る約970億円と発表した。一方、南都経済センターが昨年6月に実施した県内375社へのアンケートで、「効果があった」としたのは約3割にとどまる。
県内の観光客は、06年は約3500万人だったが、新型インフルエンザの影響などで09年は約3459万人。10年は、1300年祭の延べ約2140万人が上乗せされて増加する見込み。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110321ddlk29010208000c.html
未来への選択:’11知事選/5 低迷する県内雇用 /奈良
◇企業誘致効果薄く
県南部に本社がある食品製造会社の社長が、事業拡大に伴う新工場を和歌山県内の工場団地に建設することを決めたのは08年8月だった。「和歌山県の局長さんや市長さんは積極的。意気込みを感じた」
工場の土地を探していた07年ごろ、和歌山県に問い合わせると、数日後、担当者が大阪府内の営業所まで訪ねてきた。その後も、工場団地がある市の担当者と何度も訪れ、正社員10人を同県内から雇用することを条件に、設備投資にかかる金利の一部負担などを提示。地元農家と協同で新規事業をする提案もあった。
同社は従業員約50人。社長は「小さい企業にとって県、市のバックアップは心強く、営業面でも目に見えないプラスになる。奈良でも土地を探したが、県の対応は淡泊で奈良の企業として残念だ」と言う。工場は今年8月に稼働する見通しだ。
◇
荒井正吾知事は前回知事選のマニフェストで「雇用の創設」を掲げ、4年間の数値目標を「企業誘致100件、県内雇用4万人増加」とした。当選後は企業訪問を強化し、10年6月までに企業誘致84件を達成。県企業立地推進課の森田康文課長は「手応えを感じている。食品製造会社のような例が出たのは反省材料だ」と話す。
ただ、ニーズが高い、交通の便が良く、1〜2ヘクタール程度の広い土地を十分に提供できず、大企業の誘致に苦戦。84件の9割は中小企業だ。このため、期待した雇用は伸びなかった。
誘致企業に対する県のアンケートによると、回答した28社が創出したのは565人で、このうち県内は298人(10年3月現在)。目標の100社を達成しても約2000人規模にとどまる計算だ。荒井知事は昨年9月県議会で「達成できなかったことは、素直に認めなければならない時期にきている」と答弁した。
自治体が企業誘致にしのぎを削る中、県は新年度から、橿原市や田原本町で土地利用の規制を緩和し、企業進出を促す。さらに京奈和道・橿原南・御所インターチェンジ予定地付近(御所市)では、新たな工業団地造成を目指す。しかし、土地買収などに約30億円が見込まれ、見通しは立っていない。
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■視点
◇細やかな行政対応を
県内の雇用が伸びない一方で、既存の中小企業経営者らからは「工業高校が少なく技術者の確保が難しい」「雇用維持のために助成金を出してほしい」などの声を聞く。県内で人材確保に苦労し、支援を求めている。
こうした声を受けて、県は新年度から「県版ハローワーク」を始める。奈良しごとiセンター(奈良市)のアドバイザーが企業を訪問し、ニーズに即した人材を求職者の中から直接紹介する。さらに企業から聞き取った情報を基に、人材育成など次の一手となる施策を展開する方針だ。
雇用創出のためには、企業のニーズをつかんでそれに応えていくきめ細かい行政が欠かせない。県の雇用対策は緒についたばかりだ。【上野宏人】
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◇メモ
05年の国勢調査によると、奈良県の就業率は51・8%と全国ワースト2位で、このうち女性は39・5%と全国最下位。就業者のうち居住県以外で働く県外就業率は29・3%と最も高い。大阪府で働く人が多く、県内の雇用は低迷している。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20110322ddlk29010259000c.html
未来への選択:’11知事選/6止 関西広域連合 /奈良
◇不参加の意思固く
奈良付近と決まっているリニア中央新幹線の新駅を京都にしたらどうか−−。橋下徹・大阪府知事がこんな発言をしてから1週間後の2月24日。奈良市内で開かれた会合で、荒井正吾知事はまくし立てた。「奈良は金がないから京都で(駅を)作ったるわと言われ、そんなあほらしいこと頼まんわと。(関西広域連合に)入らんかったら京都に移すというのは脅かしですよ」
奈良県は近畿で唯一、関西広域連合に参加していない。荒井知事は、他府県からの圧力に反論する場面になると力が入ると言う。この日も、広域連合が求める国の出先機関の移管について「権限を中央に残し、人を渡すのが国の魂胆だ」と持論を展開。広域連携で十分可能▽大阪府に編入されていた明治時代は災害予算が少なかった▽約1億6000万円の総務関係経費が新たにかかる−−などと説明した。
◇
奈良県は合併が進まず、人口1万人未満の小規模町村が18と、全国平均の1・7倍にあたる46・2%に上る。荒井知事は前回知事選のマニフェストに「市町村の行政サービスの向上と財政健全化の努力をサポートする」と明記し、地方自治の基礎は市町村にあるとの考えから、39市町村との連携に力を入れてきた。
当選後に設置した「県市町村長サミット」は昨年度は9回、今年度は10回開催。土木技師が不足している18市町村で、県が道路・橋りょうの点検や計画作成を代行することが決まるなど、徐々に成果を上げつつある。
昨年12月の会合では、アドバイザーの小西砂千夫・関西学院大教授(財政学)が「奈良県は、まさに県と市町村が共同体という方向です。地味ですけどこれが非常にいい。大切にしていただきたい」と、広域連合を意識した発言をすると、荒井知事は感激した様子で深々と頭を下げた。小西教授は「市町村を支えるのが県の役割という考え方は斬新。基礎自治体中心という地方分権に忠実な発想だ」と評価する。
◇
一方、広域連合に参加しないことで、ドクターヘリの経費は増える可能性が出ている。東日本大震災の被災者受け入れでも単独で対応するしかない。奈良県は今月、各府県の知事が集まる広域連合委員会で必要に応じて意見を述べることができる連携団体になったが、広域連合事務局の桑野正孝次長は「連携団体の意見はあくまで参考レベル。関西全体を考えた場合に奈良にも入ってほしい」と話している。(おわり)
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■視点
◇「将来モデル」発信を
「関西が一丸となっているのになぜ奈良だけ参加しないのか」。関西広域連合について取材すると、こんな声をよく聞く。荒井知事の主張は経費や組織論、過去の予算配分など多岐にわたるため、あまり浸透していないようだ。
推進派の県民が参加を求める背景には、国と地方の借金が1000兆円に迫る中、疲弊した日本の現状を地方から打破してほしいという思いがある。「関西が一丸となり、国に分権を訴えていく」という広域連合の主張と重なる。
県内の市町村の強化を優先させる荒井知事の主張も理解できるが、国全体の地方自治をどう考えるかという視点があまり見えない。県と市町村の連携は「奈良モデル」として全国的にも珍しいと言われる。ならば、一人の政治家として、この分権モデルを広域連合に広げて取り組んだり、国に訴えることも考えてはどうだろうか。【阿部亮介】
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◇メモ
関西広域連合は昨年12月、大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、鳥取、徳島の7府県で設立。各府県の議員による広域連合議会と、最高意思決定機関となる各知事による広域連合委員会を設置する。防災=兵庫▽観光・文化=京都▽産業振興=大阪▽医療=徳島▽環境保全=滋賀▽職員研修=和歌山など、各府県が事務局を置く。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001103280001
民意の源流 上/滋賀発 草の根のうねり
2011年03月28日
【せっけん運動から地域政党まで】
1974年冬、建設会社の社長だった中島敏(63)は夜明け前の暗闇の中、小高い丘にある神社の境内にとめたバスの運転席にいた。
支持していた旧八日市市長の武村正義が、1期目途中に知事選への立候補を表明。告示日の朝、地元支持者らでバスに分乗し、県内各地に遊説しようとしていた。だが、対立候補は3選を目指す現職の野崎欣一郎知事。「ほんとに人が集まるんかいな」と、不安が口をついた。
午前5時過ぎ、ふと目をこらすと、集落から黒い群れのようなものがわいてきた。弁当や水筒を手にした約200人の住民が集まり、次々とバスに乗り込んでいった。
当時、「滋賀の黒い霧事件」と呼ばれた土地ころがし疑惑で県政は揺れていた。社会、公明、共産、民社の4党と労働団体に推された40歳の武村は、現職を約6千票差で破る。後に県議となる中島は「革新知事」誕生の背景に組織ではない自然発生的なものを感じた。「『民意』が見えた。そう思えたのは、あれが最初で最後だった」
【「さきがけ」誕生】
滋賀発の民意のうねり。その代表例が「せっけん運動」だった。77年5月に琵琶湖で赤潮が発生し、多くの魚が死んだ。リンを含む家庭用合成洗剤が原因とされ、翌年8月、県内の消費者団体などによる「びわ湖を守る粉石けん使用推進県民運動」県連絡会議(せっけん会議)が発足。洗濯機を使い、合成洗剤と粉せっけんを比較する勉強会が県内各地で開かれ、瞬く間に全国に広がった。
住民運動に後押しされ、県は合成洗剤の使用禁止などを定めた琵琶湖富栄養化(ふ・えい・よう・か)防止条例を制定。「環境」のキーワードを手にした武村は知事を3期務め、86年に自民党公認で国政に転じる。93年には「新党さきがけ」を結成し、代表に就任。「政治改革の旗手」として一躍脚光を浴び、細川内閣で官房長官になった。
95年の統一地方選。さきがけは、小政党ながら公認や推薦、支持合わせて10人の県議を生み出す。中島は「県内の農家の多くは兼業で、会社で組合に入っても、根っこは保守だ」と県民性を説明する。
党事務局長を務めた山田実(60)も、さきがけの理念の中心を「草の根保守」と表現する。「田舎と都市の中間である滋賀には古くからの共同体意識が残る。それを生かした新しい国づくりを目指したことが、共感を呼んだのでは」とみる。さきがけ自体はその後、解党し、武村も01年8月に政界を引退した。
【既存政党に衝撃】
「民意」は再び、大きく動く。06年7月、栗東市の新幹線新駅建設の凍結を訴え知事選に立候補した嘉田由紀子が、自民、民主、公明相乗りの現職知事を破り初当選。既存政党に衝撃を与えた。
余波は翌年の統一地方選にも及ぶ。県議選で、嘉田を支える地域政党「対話でつなごう滋賀の会」が公認・推薦合わせて12人を当選させて躍進し、最大会派の自民党を過半数割れに追い込んだ。
地域政党という新たな潮流は全国に広がる。大阪府の橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」や、名古屋市の河村たかし市長による「減税日本」などが次々と台頭し、地方政界を揺るがしている。
暴力的なまでの変化をもたらす現在の民意。さきがけにいた経験のある県議の上野幸夫(70)は「新住民」の意向が大きく働いているとみる。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、県内人口は15年まで増加傾向にあるという。「新住民の意向で決められる風潮が果たして県にとっていいことなのか」と懸念を示す。
一方、「せっけん会議」も08年に解散。設立にかかわった林美津子(86)=高島市=は「県全体が一丸となって取り組む熱心な時代ではなくなった」という。ただ、嘉田県政が大きな支持を受けている現状を、「不思議な民意としかいいようがない」と話す。
当の嘉田は初当選後、支持者の一人から投げかけられた言葉が印象に残っているという。「候補者は素人だったが、有権者は玄人だった」(敬称略)
4月1日にスタートする統一地方選。県民の思いはどう反映されるのか、その「源」を探った。
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1974年11月 武村正義氏が知事に初当選
78年8月 琵琶湖の赤潮を受け、「せっけん会議」が発足
93年6月 武村氏ら国会議員10人が自民党を離党し、新党さきがけを結成
武村派県議や市町村議ら約80人がさきがけ滋賀を結成
8月 細川内閣発足。武村氏が官房長官に
94年4月 細川内閣が総辞職
6月 自・社・さ政権で村山内閣発足
95年4月 統一選の県議選で、さきがけ系候補10人が当選
7月 参院選で滋賀選挙区の奥村展三氏ら3人が当選
96年1月 自・社・さ政権は継続したまま橋本内閣が発足
9月 さきがけ離党の鳩山由紀夫氏、菅直人氏らが民主党結成
98年7月 参院選で当選者ゼロに
2000年6月 総選挙で滋賀2区の武村氏、3区の奥村展三氏が落選
7月 武村氏が代表を辞任
01年3月 さきがけ滋賀と民主党県連が合併
8月 武村氏が政界引退を表明
06年7月 知事選で嘉田由紀子氏が初当選。現職の国松善次氏を破る
07年4月 統一選の県議選で「対話の会」が躍進
09年8月 総選挙で民主党が大勝。政権交代を果たす
10年7月 知事選で嘉田氏が約42万票の史上最多得票で再選
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001103280002
民意の源流 下/つかめぬ“嘉田票”の行方
2011年03月28日
携帯電話でツイッターの書き込みを確認する新顔の立候補予定者。有権者に声が届いているのか、手応えをつかみかねている
【知事「議会の多様性」唱えるが・・・】
2月中旬、草津市内で開かれた嘉田由紀子知事の県政報告会。この日、支援を受ける地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)から立候補表明したばかりの新顔が初めて聴衆の前で演説した。
会場から支持者を送り出した後、嘉田は新顔を向き、「もっと、まちづくりについて具体的に話した方がいいわよ」とレクチャーした。
対話の会が擁立する公認8人のうち、5人は政治経験のない「素人」だ。昨夏の知事選で史上最多約42万票を獲得した嘉田だが、自身もまた、2006年の初当選時は全くの政治素人だった。「いまの議会は、女性や若者の代表がいない。住民の多様性を反映した議会であってほしい」という嘉田だが、自身への支持を、そのまま対話の会の候補に重ね合わせてもらう作戦のようにも見える。
ただ、対話の会での嘉田の肩書は「顧問」に過ぎない。「大阪維新の会」で大阪府の橋下徹知事が代表を務めるように、ほかの地域政党は首長がトップの場合が多い。嘉田は、知事と議会が別々の民意を代表して政治をする「二元代表制」を重視する立場から表向き、党とは一線を画す姿勢だが、違いはあいまいだ。
【いらだつ民生】
「一体、知事は何を考えているんだ」。2月中旬、高島市の会場であった受勲者の祝賀会。ほろ酔い気味の民主党のある国会議員が、対話の会幹部に詰め寄った。
09年9月の政権交代以降、県選出の国会の議席はすべて民主党が占め、さながら「民主王国」の様相だ。一時は県議会の単独過半数を目指した同党県連だが、菅政権の迷走による逆風を受けて方針転換。知事との関係強化を目指すが、一向に進展しない。ある県連幹部は「国への要望では民主党を頼りながら、選挙協力では煮え切らない。そうした知事の態度に議員もいらだったのでは」とみる。
矛先は対話の会にも向けられる。別の県連幹部は「地域政党だから国とのパイプがないのはある意味当然かも知れないが、陳情や政策提案に一度も来たことがない。なのに票だけは集める」とこぼす。
【手応え弱い自民】
一方、最大会派の自民党は2月24日、県議会の定数や議員報酬の一律「2割削減」を公約に掲げることを決めた。石田祐介・県連幹事長は「議員自ら身を切ると言わないと、有権者は我々の言葉に耳を貸そうとしない」と話す。
民主政権の低迷で訪れた党勢拡大の好機にも、手応えは乏しい。2月、大津市内であった党改革タウンミーティングで示された党本部の世論調査で「生活者の視点を持つ政党はどちらか」の設問に、自民と回答した人は3割に過ぎず、民主が7割を占めた。
好感度が上向かない現状に、党内でも世代交代を求める声は強い。だが、保守の基盤は自治会をはじめとした「地域」にある。ある県議は「引退するつもりだったが、地域をまとめられる次の世代がいない」と明かす。
ただ、大橋松行・県立大教授(政治社会学)は「滋賀の有権者は地域文化に根ざしたバランス感覚で判断する特徴がある」と指摘する。栗東市の新幹線新駅建設凍結を訴えた嘉田を押し上げた民意の中心は、特定の地域だけが恩恵を受けることへの反発だったとみる。「首長の人気がそのまま反映されがちな大都市と、そこが違う」
未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生で、より混迷を深める今回の選挙。それぞれの党の真価が問われる。(敬称略)
(この連載は高久潤、加藤藍子が担当しました)
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2011県議選情勢:/1 大津市選挙区/高島市選挙区 /滋賀
毎日新聞 3月24日(木)16時22分配信
◆大津市選挙区
◇震災で活動に苦悩
東日本大震災から5日後の3月16日夕、雪が舞う大津市堅田2の市北部地域文化センター。自民現職の佐野は、中止した決起集会の会場前にいた。「(中止が)伝わっていない人がいたら申し訳ない」。知らずに訪れた支援者は「やむを得ないな」とつぶやいた。
8000〜9000票の当落線上に10人以上がしのぎを削る大津市選挙区(定数10)。震災をどう受け止めて活動するか、どの候補も苦悩している。
早朝の駅前あいさつが日課の民主現職成田は「チラシを配ると『選挙どころじゃないだろう』という空気が漂う」と話す。東レ労組を母体とする民主現職柴田の陣営幹部は「政権運営への逆風まで飛んでしまったが、組合員も震災にくぎ付け。動きが鈍い」。昨夏の補選で当選した民主現職の岡崎は街宣を自粛し、子育て支援活動を軸に展開。連合滋賀も構成労組への働きかけを強める。
国会では統一地方選の延期が審議されたが、対象は東北の被災地のみ。共産新人の小島は募金活動とともに街頭演説を再開。共産現職の節木は「被災地は心配だが、同時に県内の防災の再考も必要だ」と訴える。
「自粛していたら選挙が終わる」と話す対話の会現職の沢田は「原発事故で安全神話は崩れた。防災計画を作り直すのも県議会の仕事だ」。同会新人の石塚も市中心部の新聞にチラシを折り込み、地域防災の重要性を訴える。
水面下の活動も活発化している。焦点の一つが、引退する世古正県議の持つ約1万票の行方だ。地盤の市中央部では世古の後継指名を受けた自民新人山本に加え、自民推薦で新人の佐藤は市議時代の人脈を生かし市南部を拠点に支持を拡大。前回は自民公認で出馬した無所属の新人礒田も浮動票の取り込みを画策する。自民推薦で昨夏の補選にも出馬した新人の目片は市南部で、無所属新人の前川は市北部で地盤固めを図る。昨夏の参院選比例代表で落選した元職蔦田は、みんなの党から返り咲きを狙う。
震災直後から県に被災者支援の必要性を訴えた公明現職の梅村と粉川は、組織票をまとめつつ中小企業の経営者らへの浸透を図っている。【安部拓輝、前本麻有】
◆高島市選挙区
◇自民と対話、現職2人無投票か
定数2の高島市選挙区では、自民現職の石田と対話の会現職の清水が立候補を表明。石田は県連幹事長で清水は同会代表。2人以外の動きはなく、無投票の見込み。
◇ ◇
県議選の告示(4月1日)が目前に迫った。東日本大震災の被災者の受け入れが本格化する中、自治体として「国難」を受け止める議員を選ぶ意味でも重要な選挙だ。各選挙区の情勢を追った。(敬称略)
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◆予想される顔ぶれ
◇大津市(定数10−16)
岡崎基子 69 民現(2)
柴田智恵美 54 民現(1)
成田政隆 36 民現(1)
佐野高典 62 自現(3)
山本進一 56 自新
梅村正 61 公現(5)
粉川清美 57 公現(1)
節木三千代 52 共現(1)
小島義雄 65 共新
蔦田恵子 49 み元(2)
沢田享子 62 対現(5)
石塚政孝 52 対新
礒田武彦 50 無新
佐藤健司 38 無新
前川佳彦 66 無新
目片信悟 45 無新
◇高島市(定数2−2)
石田祐介 46 自現(2)
清水鉄次 53 対現(1)
3月24日朝刊
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2011県議選情勢:/2 草津市選挙区/守山市選挙区/栗東市選挙区 /滋賀
毎日新聞 3月25日(金)15時34分配信
◆草津市選挙区
◇「見えぬ多数派」当落左右
「自然は想定外のことが起きるのです」
21日夜、草津市中心部の集会場。対話の会公認の新人、駒井陣営が開いた防災集会で嘉田由紀子知事が切り出した。対談した駒井は「大切なのは地域の防災。マンション被災を想定した仕組みを」と訴えた。
京阪神のベッドタウンとなった草津市選挙区(定数4)は農家を地盤とする保守層とマンションなどの新住民が入り交じる。無党派層の取り込みが対話の狙いだが、東日本大震災の発生で想定は狂った。街頭演説は自粛。ブログなどで発信を試みるが「広がりは限定的」(陣営幹部)。防災を切り口に関心を取り戻そうと躍起だ。
対照的に、2人の自民現職は保守系市議12人と連携し、黙々とあいさつ回りを続ける。奥村は「最初から空中戦など頭にない」。山田は「直接頼める支援者が何人いるかが重要」と語り、募金活動も展開。共産現職の西川も後援会を軸に地域回りを続け、民主新人の山本は、駒井の存在に危機感を抱きながらも、引退する出原逸三県連幹事長とともに労組票固めに余念がない。
だが、どの陣営もマンション地域の大票田をまとめきれておらず、投票率が当落を左右する側面も。「見えない多数派」は各陣営の声に静かに耳を傾けている。【安部拓輝】
◆守山市選挙区
◇保守分裂に期待と不安
「こんなん後出しやないか」
保守が分裂した守山市長選直後の2月1日、自民党の同市支部連絡協議会。同市選挙区(定数2)で2カ月前から県連に公認申請していた藤木は同協議会会長の辻貢県議にかみついた。同じ学区支部の選考で破った岩佐の名前が別の学区の推薦で申請されたからだ。結局、県連は市長選の当選陣営についた岩佐に軍配を上げた。
4年前も出馬を目指したものの、辻との保守分裂を避けるよう県連の説得に応じた藤木は出馬にこだわった。だが引退する辻は「自分の後任は岩佐」と言い切る。今回と同様に保守分裂した前々回、対立陣営に近かった藤木に反発を感じているという。前回8200票の自民票が割れるのは不可避な情勢だ。
じっと機をうかがっていた対話の会が動き出したのは2月末。擁立された小川は育児施策の充実を訴え、政治的なしがらみのない新住民の掘り起こしを図る。同会幹部は「自民票が割れてくれれば、こちら(前回7100票)に道が開ける」と期待を掛ける。
一方、前々回、前回と1万票前後を得てトップ当選した民主現職の大井は、支持層が重なる小川に警戒感を強める。「前回は対話候補にかなり票を削られた。保守分裂に損はないが、対話の動向が読めない」と気をもむ。【稲生陽】
◆栗東市選挙区
◇民主・自民の2現職無風か
定数2の栗東市選挙区では、民主現職の九里と自民現職の三浦が出馬予定。現在のところ3人目出馬の動きはない。(敬称略)
予想される顔ぶれ
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◇草津市(定数4−5)
山本正 53 民新
山田和広 62 自現(2)
奥村芳正 53 自現(1)
西川仁 63 共現(1)
駒井千代 37 対新
◇守山市(定数2−4)
大井豊 58 民現(2)
岩佐弘明 56 自新
小川泰江 48 対新
藤木猛 46 無新
◇栗東市(定数2−2)
九里学 47 民現(1)
三浦治雄 68 自現(5)
3月25日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110327-00000169-mailo-l25
2011県議選情勢:/3 近江八幡市選挙区/東近江市選挙区 /滋賀
毎日新聞 3月27日(日)13時35分配信
◆近江八幡市選挙区
◇「市長の刺客」で自民抗争
安土町との合併で定数が1増の3になった近江八幡市選挙区。自民公認の出馬予定者が3人乱立し、「誰かが落ちる内部抗争」(自民市議)を繰り広げる。3人と絡み合うのが県議から市長に転じた冨士谷英正の存在だ。
昨年の市議会最終日の12月20日、市長室を2人の自民市議が訪ねた。「今回は高木を応援しようと思う」。2人はこれまで自民現職の中谷と協力し、冨士谷と度々対立してきた。「名前間違えとるんやないか」。冨士谷は笑みを浮かべた。
冨士谷と同じ「政治とは結果」のフレーズを掲げる高木。市内12カ所の巨大看板も昨年の市長選の看板を塗り直した。冨士谷は「県とのパイプを強化したいだけ」と否定するが、陣営は「高木は市長が中谷に向けた刺客」と認める。
「冨士谷と私の戦争だ」。公民館の決起集会では中谷も戦意を隠さなかった。冨士谷の後任として県議になったが、市長選では対立候補を応援。今回は自民候補で唯一、嘉田由紀子知事と並んだポスターを掲げ、事務所には「もったいない」と大書して自民色を排す。公明票や理事長を務める土地改良区の組織も活用し「刺客」を迎え撃つ構えだ。
真っ先に出馬を表明した自民市議の有村も、冨士谷とは前々回の市長選に立候補し対決。組織選挙を展開する高木陣営とは一線を引き、年末年始も続けた駅立ちなどで無党派層の取り込みを図る。
一方、前回無投票だった民主現職の今江は、国会議員の後援会をフル回転させ、対話の会の推薦も取り付けた。前回は擁立を見送った共産は党市議団長の小川を立てて議席確保を目指す。【稲生陽】
◆東近江市選挙区
◇すみ分け崩れ乱立模様
2月27日夜、大津市内であった対話の会の決起集会。集まった公認・推薦候補が集合写真を撮影後、一人の女性が嘉田由紀子知事と握手を交わし、カメラに視線を向けた。数日後、対話が公認発表した新人の田中だ。擁立に動いた西沢久夫・東近江市長は「間に合った」と目を細めた。
合併した1市6町からなる東近江市選挙区。4人の議員は旧市町エリアですみ分けを図ってきたが、愛東、湖東地域で自民の上野幸夫県議が引退を決断後、現職3人を含む7人の乱立模様となった。
田中は能登川地域の新興住宅地で無党派層の取り込みを狙う。元々は自民現職で元町長の宇賀の地盤。宇賀は隣の五個荘や愛東、湖東地域などへも支持拡大に乗り出すが、五個荘では無所属新人の諏訪が町議、市議時代の実績と人脈を生かし活動する。
2年前に対話の会を離脱した無所属現職、木沢の拠点は蒲生地域。昨夏の知事選は嘉田知事を支援したが、田中の擁立で“見返り”の期待は薄れた。
大票田の八日市地区では民主現職の山田が国会議員の後援会や連合と組織を固めつつ、武村正義・元知事の支持層にも働きかける。自民元職の小寺は青年会議所OBや同級生らを中心に永源寺地区にも足を延ばす。さらに無所属元職の中島が出馬の意向を固め、県議時代の支援者に呼び掛けを始めた。【安部拓輝、斎藤和夫】
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◆予想される顔ぶれ
◇近江八幡市(定数3−5)
今江政彦 56 民現(1)
中谷哲夫 68 自現(1)
有村国俊 46 自新
高木健三 68 自新
小川広司 62 共新
◇東近江市(定数4−7)
山田実 60 民現(2)
宇賀武 62 自現(2)
小寺裕雄 50 自元(1)
田中砂月 49 対新
木沢成人 38 無現(1)
中島敏 63 無元(3)
諏訪一男 68 無新
3月27日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00000247-mailo-l25
2011県議選情勢:/4 甲賀市選挙区/蒲生郡選挙区/野洲市選挙区ほか /滋賀
毎日新聞 3月29日(火)15時45分配信
◆甲賀市選挙区
◇色薄め、知事に頼る民主
13日夜、甲賀市甲賀町の集会所で開かれた自民現職家森の県政報告会。東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた後、家森は最後に県議選に触れた。「同じ甲賀町で若い人が意欲を持っている。私も頑張ります」
合併前の旧5町を舞台に民主2人と自民2人が争う甲賀市選挙区(定数3)。家森の地盤の甲賀、甲南地域では今回、民主から新人田中が出馬表明した。自民は水口町を地盤とする福本庄三郎の後継に新人富田を立て、自民系市議らを中心に票を取りまとめる。
民主現職西川は田中の擁立に関わり議席拡大を狙ったが、不安定な政権運営への風当たりは強まる一方で1月末に嘉田由紀子知事に支援を要請。対話の会の推薦を受け民主色を薄めにかかる。田中も知事とのポスターを前面に出して支持拡大を図る。
今回擁立を見送った共産票の行方にも注目が集まる。昨夏の知事選で共産候補の得票は前回県議選の半分以下。共産県委員会の幹部は、支持者が知事に流れたことを認めるが、民主候補への対応については「新幹線新駅やダムを止めた知事への評価と、県議選で応援する候補の評価は別。そんなに簡単ではない」と話す。【柴崎達矢、安部拓輝】
◆蒲生郡選挙区
◇無風一転、新人が挑む
安土町が近江八幡市と合併し、選挙区が日野、竜王の2町となった蒲生郡選挙区は定数が2から1に。対話の会の佐橋武司県議の引退で自民現職山田の無投票の公算が強まっていたが、25日に前日野町立桜谷小校長の井阪が無所属での出馬を表明した。
環境活動を続けてきた井阪は嘉田由紀子知事と旧知の仲。同日夜の集会には対話の会や民主関係者、藤沢直広・日野町長らも出席した。
井阪の動きを直前に知った山田は急きょ27日に県政報告会を開催。両町の保守系町議や農協関係者らに呼び掛け、選挙態勢の立ち上げを急いでいる。【安部拓輝】
◆野洲市選挙区
◇旧野洲町で新人3人競う
野洲市選挙区(定数2)は、自民現職吉田が投票率の高い地元の旧中主町を固める一方、旧野洲町では新人3人が競り合う。
投票率が知事選や参院選並みなら当選ラインは6000票程度とみられ、民主現職の青木愛子が後継指名した新人山本は出身母体の自治労などの支援を受け、新興住宅地で浸透を図る。保守系町・市議を6期務めた荒川は立候補した08年市長選で劣勢の地区でも支持を拡大。対話の会の新人冨波は、主将・監督として甲子園を経験した高校野球界での知名度を生かして支持を呼び掛ける。【稲生陽】
◆湖南市選挙区
◇民主・自民現職、無投票の公算大
定数2の湖南市選挙区は、民主谷と自民生田の現職2人が出馬を予定。谷が福祉の充実などを訴える一方、生田はインフラ整備を中心に主張する。他に立候補の動きはなく、無投票の見込み。(敬称略)
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◆予想される顔ぶれ
◇甲賀市(定数3−4)
西川勝彦 66 民現(2)
田中松太郎 38 民新
家森茂樹 59 自現(4)
富田博明 59 自新
◇蒲生郡(定数1−2)
山田尚夫 64 自現(2)
井阪尚司 57 無新
◇野洲市(定数2−4)
山本剛 49 民新
吉田清一 63 自現(4)
冨波義明 56 対新
荒川泰宏 58 無新
◇湖南市(定数2−2)
谷康彦 69 民現(2)
生田邦夫 63 自現(1)
3月29日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000270-mailo-l25
2011県議選情勢:/5止 長浜市選挙区/米原市選挙区/彦根市選挙区ほか /滋賀
毎日新聞 3月30日(水)15時56分配信
◆長浜市選挙区
◇自民出遅れ、旧伊香郡混迷
26日夕、自民が追加推薦した新人青木の事務所を県連会長の有村治子が訪ねた。推薦決定は21日。有村は対応の遅れをわび、こう言い添えた。「長浜は三つですからね」。青木は思わず聞き返した。「三つ?」
長浜市選挙区(定数4)は今回、北部旧4町の伊香郡選挙区(定数1)が合併に伴い統合された。農村部を中心に強固な地盤を持つ自民にとっては牙城とも言える。県連は前回、無所属で出馬した現職川島を早々に公認したが、引退を表明した伊香郡の現職野田の後任選びが難航し、推薦を願い出た青木の扱いは先延ばしに。伊香郡で擁立が不調に終われば8000票が宙に浮く。県連などから引退撤回を迫られていた野田は難色を示していたが、28日夜、地元の会議で支援者の強い後押しを受け出馬を決意。大急ぎでポスター作製を進めている。
ただ、伊香郡には既に他の陣営も浸食している。民主新人の大橋は旧高月町出身で「伊香郡代表」をアピール。対話の会新人の押谷陣営では野田の支援者らが活動している。共産新人の丸岡は旧湖北町を拠点に県の高校統廃合計画への反対などを訴える。
旧長浜市が拠点の青木は長浜市長の藤井勇治とのポスターで連携をPR。伊香郡などの農業票にも手を伸ばす。同じく旧市が拠点の川島は元市長の父信也の後援会や市議らとともに東浅井地域でも浸透を図る。無所属元職の中川は旧市を拠点に県議時代の人脈を生かし支持を広げる。【安部拓輝】
◆米原市選挙区
◇旧米原・近江町で激戦
定数2の米原市選挙区は旧伊吹町長の自民現職辻村が地元で支持を広げる一方、民主推薦の現職西川と元県議長で無所属元職の赤堀、無所属新人礒谷が旧米原・近江町で巻き返しを図る構図。
対話も推薦する西川は知事を支えてきた実績を強調し、連合などの組織票も上積みする。前回、知事人気に敗れた形となった赤堀は組織固めに奔走。県市連携などを訴えて支持回復を狙う。礒谷は両町であいさつ回りを続け、市職員として関わった企業誘致の重要性を説く。【稲生陽】
◆彦根市選挙区
◇定数4に5人、少数の争いか
前回は7人の激戦となった彦根市選挙区(定数4)は5人が立候補を予定し、少数の争いになりそう。
民主現職の中沢は地域行事などにこまめに顔を出し足場を固める。民主現職江畑は固い労組票を中心に支持層拡大を図る。自民現職の西村は彦根市議長の経験もあり市全域に浸透を図る。市議から転身を図る自民新人細江は自民の中村善一郎(5期)の後継として売り込む。共産新人の中川は幅広い層への浸透を目指す。【松井圀夫】
◆犬上郡選挙区
◇前回と同じ立候補者か
犬上郡選挙区(定数1)では前回476票差で敗れた自民推薦の新人大野が民主現職の辻に挑む。大野は豊郷町長や同議長としての実績があり、地盤固めを進める。辻は町議を務めた多賀町を手堅く固め、4年間の実績を基に支持拡大を目指している。【松井圀夫】
◆愛知郡選挙区
◇自民推薦新人が民主現職に挑む
愛知郡選挙区(定数1)は民主現職の西沢に、自民推薦の新人宇野が挑む。西沢は4年間の実績を訴え、元愛荘町職員の宇野は保守系町議らの支援を受け、それぞれに支持層の拡大を目指す。2人とも旧秦荘町出身で、旧愛知川町への浸透が鍵を握る。【松井圀夫】(敬称略)=おわり
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◆予想される顔ぶれ
◇長浜市(定数4−7)
大橋通伸 53 民新
川島隆二 39 自現(1)
野田藤雄 65 自現(1)
丸岡和世 60 共新
押谷友之 61 対新
中川末治 66 無元(4)
青木甚浩 48 無新
◇米原市(定数2−4)
辻村克 70 自現(4)
西川敏輝 62 無現(1)
赤堀義次 73 無元(3)
礒谷晃 50 無新
◇彦根市(定数4−5)
中沢啓子 52 民現(3)
江畑弥八郎 56 民現(1)
西村久子 67 自現(1)
細江正人 64 自新
中川睦子 53 共新
◇犬上郡(定数1−2)
辻孝太郎 66 民現(1)
大野和三郎 55 無新
◇愛知郡(定数1−2)
西沢桂一 70 民現(1)
宇野太佳司 60 無新
3月30日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110330-OYT8T00046.htm
「民主公認」逆風に
集会後、握手で参加者を見送る井上氏(左)と奥野氏(27日、池田市で) 府議選池田市選挙区の1議席を争う2人の立候補予定者が意外な場所で顔をそろえ、火花を散らした。
「中立の立場」を公言する市長・倉田薫が27日に公民館で開いた市政報告会。民主現職の井上、地域政党「大阪維新の会」新人の奥野が招かれ、15分ずつあいさつに立った。ともに倉田と親交がある。
「府議会で子どもを虐待から守る条例を作った。府民の生活に役立つ活動を続けたい」。井上は2期8年の実績を披露した。奥野は「大先輩(井上)に教えを請いたいことはたくさんあるが、悲しいことに選ばれるのは1人だ」と闘争心をのぞかせた。
井上は過去2回、保守層を含む幅広い支持を得るため、政党公認を受けない無所属で戦った。今回は、政権与党とのパイプをアピールできる利点や政調会長の要職を務める府議団での立場を考慮し、「民主公認」にかじを切った。
だが、民主政権が混迷を深める中、思わぬ逆風にさらされている。
「あんたには悪いが、民主党ではあかん」。昨秋以降、市議と写ったツーショットポスターを張らせてくれるよう頼んだ先々で、そう断られた。政権交代時の「熱気」から手のひらを返したような対応に、民主への不満を肌で感じているという。
このため、井上は、衆院の民主会派に所属する首相補佐官・辻元清美を招いた演説会を開くなどして支持組織を引き締める一方、ポスターやビラからは党名を極力外し、「民主色」を薄める戦略も取っている。
29日には、党府連副代表の府議・西脇邦雄(大阪市生野区)が公認を返上し、無所属で立候補することが決まった。「うちもいっそ公認を外して戦えたらどんなに楽か……」。井上の陣営関係者はそう漏らす。
対する奥野は、維新入りに伴って自民党を離党したものの、前衆院議員・原田憲治ら同党関係者の支援を受けている。池田市では前回、前々回と党公認候補が井上に煮え湯を飲まされた経緯もあり、陣営は「自民の地盤と橋下知事の人気で当選圏へ押し上げたい」(市議)と期待を込める。
政権交代後、初めて迎える統一選。井上陣営には、「実績を持つ現職が負けるようなことは許されない」(民主系市議)との悲壮感も漂っている。既成政党不信、政権批判が渦巻く中、手探りの戦いが続く。(敬称略)
(南省至)
■府議選池田市選挙区(定数1)の立候補予定者(読売新聞社調べ)
井上 章 60 府議団役員 民現〈2〉
奥野康俊 45 市会議長 維新
※衆院勢力順。政党は公認。<>数字は当選回数。
(2011年3月30日 読売新聞)
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【そして出馬へ】
【1】 ベテラン 「地域を熟知」強みに
2011年03月25日
当選を重ねたベテラン議員(手前)といえども集会後は出席者一人ひとりと握手し頭を下げる
「次は10期目の選挙。私としては正念場です。ぜひ働かせていただきたい」
今月18日夜。県議会で現職最多の当選9回を重ねている門(かど)三佐博(みさひろ)(74)=自民=は、地元かつらぎ町内で150人を超える後援会幹部らに
「お願い」の言葉を投げかけた。
門が当選してきた伊都郡選挙区は2009年12月の定数見直しで削減の対象とされた。来月の選挙は1減で1人区となる。このためもう一人の現職である当選8回の平越孝哉(74)=自民=との激戦が予想されたが、平越が今月8日に引退を表明し、無投票の公算が大きくなった。門はいま、告示に向けて支援者の引き締めに躍起だ。
1975年に38歳で初当選して以来、自民党一筋36年。「インフラ整備、特に道路が地域を良くするという信念でやってきた」と自負する。これまで選挙区内で実現してきた道路の名前は、資料を見なくても次々と挙げられる。また自民党県連では副会長を長く務め、議長や副議長も歴任した。
「多選」「高齢」との批判もある。「若い人、新しい人に道を譲りましょう」と引退を促すような匿名のはがきが昨年、自宅に届いた。
それでも門は「権力が集中する首長の多選はよくないが、議員は地域の代弁者。地域を知り尽くしていることはメリットだ」と話す。
今度の選挙で10選を目指すベテランが、高野町議会(定数11)にもいる。西辻頼数(よりかず)(76)=無所属。門と同じ75年に40歳で初当選した。
家業は牛乳販売店だが、町議に加えて高野山観光協会事務所長なども務め、町の観光振興に力を入れてきた。各地へPRに赴き、04年には高野山の世界遺産登録という一大事業も経験した。
観光協会や牛乳配達を通じて顔が広く、町民の相談に乗って役場との間を結んできた。今の町長は初当選の時から数えて4人目だ。「歴史ある高野山では、私のような経験を重ねた人間も大切だ」と話す。午前3時半起きの牛乳配達を現在も続け、町議については「体が動くうちは続けたい」という。
自らが所属する自治体の合併を乗り越えてなお続けている議員もいる。
新宮市議会の福田譲(ゆずる)(61)=無所属=は、80年に旧熊野川町議に30歳で初当選。7期目途中の05年に町は新宮市と合併した。8人の町議は在任特例でそのまま市議になったが、4年前の選挙では定数が全体で24から19に減。旧町議は5人が引退した。だが、福田は得票を約8倍に伸ばして生き残った。「無駄遣いを批判し、新しい新宮をつくろうと訴えた」と福田は言う。NTT西日本社員だった頃の人脈も生きたという。
今度の市議選はまたも定数が削減されて17。生き残りを掛けた戦いは一層熾烈(しれつ)になるが、9度目の選挙に臨む福田は「旧熊野川町というよりも、市全体のために働きたい」と語る。(敬称略)
県内でも来月実施される統一地方選は、県議選と1町長選、3市5町の議員選。立候補予定者は総勢200人を超え、年齢や経歴、党派は様々だ。その出馬に込めようとする思いは何か。県内各地で準備を進める立候補予定者を点描する。
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【そして出馬へ】
【2】 女性 内側から議会変える
2011年03月28日
住民に握手を求める女性の立候補予定者(右)。赤いジャケットがトレードマークという
◎子育て・仕事の経験生かし
「よろしくお願いしますっ」。県議選に立候補を予定する高嶋洋子(64)=無所属新顔=は今月下旬、和歌山市内の街頭で支援者一人ひとりと両手で握手してまわっていた。深々と頭を下げるたびに、孫の写真を入れた携帯電話のストラップがズボンのポケットで揺れた。
県庁職員だった高嶋は2004年、女性として初の部長になった。企画部長として県議会の知事側のひな壇に座り、答弁にも立った。だが、議場でのやりとりについて高嶋は「物足りなさも感じた」と言う。和歌山県議会では、質問や答弁について事前に担当部局と議員が調整することが多くみられる。「もっと政策論議がしたい」と高嶋は思っていた。
定年退職して4年。「議会改革は県職員にはできない。自ら中に入って実現したい」と立候補を決意した。
現役時代に県男女共同参画推進条例の策定にも携わったという高嶋には、女性議員の少なさも気に掛かる。
県議会では、現職の44人のうち女性は2人。構成比は4・5%で、全国の都道府県議会の平均8・1%(09年12月末現在、総務省調べ)を下回る。今回は和歌山市選挙区(定数15)だけで、高嶋のほかに現職2人と元職1人の3人の女性が立候補の準備を進めている。
民主党などの推薦を受けて昨年11月の知事選に挑んだ藤本真利子(57)=無所属=は、県議への返り咲きを目指している。市議、県議合わせて11年余の議員歴を持つ。元小学校教諭の経験を生かし、教育問題に力を入れる一方、市町議会の女性議員十数人と勉強会を重ねてきた。「今回の選挙で女性の候補者が増えることはうれしい」と話す。
昨年10月の補選で初当選し、最大会派の自民党で初の女性県議となった森礼子(42)は、小中学生の子ども2人を持つ現役子育て世代。ブログでは、議会休憩中に掃除や夕食準備などの家事をこなしたことや、子どもに勉強を教えたこともつづっている。「普通の主婦、素人の感覚を大事にしたい」という。
共産党公認の奥村規子(59)は看護師出身。職場で看護師不足を実感したことが、政治を志したきっかけだった。「患者と向き合える時間が少なかった。政治に問題があると思った」と振り返る。
先日訪れた病院でも、女性の看護師が育児に携わることに対する病院側の理解が不十分だという訴えを聞いた。
「女性が働くという意味では、日本はまだまだ意識を変えていかないといけない。女性議員が増えたら政治のあり方も変わってくる」
(敬称略)
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【そして出馬へ】
【3】再チャレンジ 選挙替えても信念
2011年03月29日
自分で車を運転してひたすら選挙区をまわる立候補予定者
◎経験生かし、地元貢献
「今度、県議選に出ますのでよろしく」。今月中旬、白浜町の住宅地で前川勝久(65)=無所属元職=は、A4サイズのチラシを1枚1枚、有権者に配っていた。チラシの隅には「再チャレンジ」の文字がある。県議選西牟婁郡選挙区(定数2)での返り咲きを目指している。
前川は元県職員。有田振興局長まで務めたが、2003年の県議選で同選挙区から立候補して初当選した。1期目途中の06年に辞めて白浜町長選に立候補したが敗れ、翌07年にはすさみ町長選に立った。
白浜町長選は、出身地の旧日置川町との合併後初めての選挙だったため、「新しい町の礎を築く」という目標を持って挑戦したといい、すさみ町長選は町関係者に頼まれ、「紀南地域のためになるのなら」と手を挙げたという。
これだけ様々な選挙に打って出る人も珍しい。「なぜ任期途中で県議を辞めたのか」「白浜町長選はともかく、なんで隣町の選挙に出たのか」といった苦言も耳にした。だが前川は「紀南の発展に貢献したいという意味で私の中では首尾一貫している」と言い切る。
安定した公務員の立場に比べると、今は身分保障も肩書もない。「定年まで何年もあったし、県庁にいた方がよかったかもしれん。けど、これはタイミングだから」と割り切り、選挙区を走り回る。
同じ選挙区から自民党公認で出る新顔の立谷誠一(61)は、この1年あまりで3度目の選挙だ。白浜町長だった昨年2月、任期満了直前に辞職して出直し選に打って出た。一騎打ちに勝利したのもつかの間、任期満了で15日後にあった2回目の選挙で敗れた。
「この前の選挙で一つの区切りがついた。また立候補して町が二分されるのは本意でない」と立谷は町長選への再挑戦を否定する。そして「町長として培った知識、技術、能力を西牟婁郡のために生かしたい」と話す。
和歌山市議選(定数38)に挑む松坂美知子(54)=共産新顔=は、茨城県の旧江戸崎町議と、合併した稲敷市の市議をした経験を持つ。2006年にあった合併後初の市議選に出馬せず引退し、しばらく政治から身を引いていた。
出身地の和歌山市に4年前、母親と同居するために戻ってきた。党の事務所で働くうちに「せっかくの議員の経験をもっと生かしてほしい」と立候補を勧められた。
被選挙数2で争われた昨年8月の市議補選では及ばなかったが、現役時代の感覚がよみがえってきた。「よそで議員をしたからこそ気づく和歌山市の問題点もある」と力説する。(敬称略)
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【そして出馬へ】
【4】 若者 「政治に直接関わる」
2011年03月30日
自身の政策を知ってもらおうとスーツ姿で小冊子を配る立候補予定者(左)
◎世代交代掲げ壁に挑む
ザクッ、ザクッ。新宮市議選(定数17)に初挑戦する並河(なみかわ)哲次(25)=無所属=は、熊野川沿いの小麦畑で草かきを使って黙々と雑草を取り除いていた。統一地方選に立つ県内の立候補予定者約210人で、最年少だ。
大阪府箕面市出身。京大農学部に在学中、町おこしの活動で新宮を訪れた縁で、卒業直後の2009年春、有機農業と環境問題に取り組もうとIターン。約20アールの田畑を借りて農業と家庭教師で生計を立てている。
昨年、市民の意見を反映しようと市がつくった「みんなの協議会」の委員に応募し、教育やJR新宮駅前の活性化について市長らと議論を交わした。しかし、「発言しても予算を決めるのは結局、市と議員」。歯がゆさを感じ、「まちづくりに直接関わろう」と立候補を決意した。
今回定数が2減され、現職だけで定数いっぱいの17人が立つ見通しだ。壁は厚い。
貯金約50万円を選挙費用に充て、ブログで活動内容を発信したり、人づてに名刺を配り歩いたり。「現職のような人脈を持たない自分は、これまで投票に行っていない世代の関心を掘り起こしたい」
和歌山市議選も今回、定数が38に2減される。丹羽直子(38)=無所属=は、全国の若手地方議員や政治家志望の若者が昨年つくった「龍馬プロジェクト」に参加している。「既存政党を超えた新しい政治を目指す」という理念に共感した。かつて市立中学校で講師を務め、2人の子どもは小学生。母・教師として「教育の街にして人口減に歯止めをかけたい」と語る。
同じく定数2減で22となる橋本市議選。映像制作業の森下伸吾(41)=公明=は、3期務めた公明現職(61)の引退を受け、昨年末に党県本部から立候補を要請され、初めて選挙に出ることになった。「市議の平均年齢は高い。これからの橋本を担う30代、40代の人材がもっといてもいいのでは」と話す。
定数1の県議選御坊市選挙区に立候補を予定する斎藤麻希(34)=民主=は、出馬表明しただけで地元で話題になった。この選挙区では現職が初当選した1989年以来、無投票が続いているのだ。
奈良市で育ち、2008年に夫の仕事の関係で県内に移り住んだ斎藤は、御坊市で20年余りも県議選の投票が行われていないという事実に驚いた。
立候補を決めてから、市内を自転車で回っている。現職の強い地区では住民に「ここがどこか分かっているのか」と強い口調で言われたこともある。それでも斎藤は市内を走り回る。「地縁や血縁がものを言うやり方」では若者の政治離れが一層進むと案じるからだ。
(敬称略)=おわり
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103300001
【京のあしたへ 統一地方選2011 】
潮流(上)〜地域政党の挑戦
2011年03月30日
地域政党「京都党」のマニフェスト発表会に支持者らが詰めかけた=中京区
不満の受け皿なるか
地方分権の時代を迎え、地方行政をチェックする役割も重みを増している。今回の統一地方選は、その責務を担う議会の姿を選ぶ機会でもある。国の政権交代後、民主政権への風当たりが強まるなか、地域政党が各地で産声を上げ、既成政党も変化を感じながらあるべき姿を模索している。統一選前半戦となる府議選と京都市議選の「潮流」を2回に分けて報告する。
□「議会に一石」と自負
「国は財政が厳しく、地方の面倒を見きれなくなっている。生き残るためにも、地方独自の政策集団が必要だ」
今月1日夜、京都市内で開かれた地域政党「京都党」のマニフェスト発表会。村山祥栄代表(33)が熱弁をふるうと、詰めかけた約40人の支持者たちは熱心にうなずいた。
京都党は昨年8月、前京都市議の村山氏を中心に結成された。自民を第1党に共産、民主、公明が議席を長らく占めてきた市議会を「中央政党によるミニ国会」と批判。財政再建と地域主権を掲げ、議会改革を唱える。
結成2カ月後には、市議会の定数を69から60に減らそうと署名運動を展開し、約3万8千人分を集めた。提案は今年1月の議会で否決されたが、共産が動きに刺激される形で議員報酬の3割削減を打ち出した。公明も定数と報酬の2割削減を主張し始め、民主と自民も報酬の1割削減を受け入れた。統一地方選が近づく3月半ば、議会は報酬を新年度から1年間、1割カットとすることを全会一致で決めた。京都党は「議会に一石を投じた」と自負する。
□既成政党の”限界”指摘も
地下鉄事業の巨額赤字などで2兆円を超す借金を抱える京都市。有権者はそこに厳しい目を向ける。
山科区の主婦(35)は「いったい何に使っているのか疑問。職員や議員の数を減らし、無駄をなくしてほしい」。右京区の造園業の男性(67)は、議会がチェック機能を果たせていないことが問題とみる。過去の選挙では自民や民主を支持してきたが、「議員を変えなければ変わらない」と感じている。
そんな中で今回、京都党からは8人が立候補する予定だ。平均年齢29歳。多くは商社や情報通信会社などの仕事を辞めた「政治の素人」。生保会社員だった新顔の一人は言う。「市政の現状に、ひとりの市民として怒りを感じていた。若い声を届け、議会を動かしたい」
既成政党の側はどう受け止めるのか。共産市議は「京都党の政策は『自立』を強調し、福祉を軽視する色彩が強い」。民主市議は「議会改革という争点で訴える手法には限界がみえる」。自民市議は「投票率が下がれば組織力がものを言う」と冷ややかだ。
□亀岡・福知山へ広がる動き
民主政権への不満や地方議会への不信を背景に、地域政党は各地に広がりをみせる。橋下徹・大阪府知事が率いる「大阪維新の会」、河村たかし・名古屋市長が代表の「減税日本」……。
府内でも、亀岡市議らが昨年末に「亀岡・キセキ」を立ち上げ、1月の市議選で5人が当選した。新会派をつくったが、「国とのパイプをつくりやすい」と、もとの政党に属したままの議員もいる。市民からは「実態がわかりにくい」との声も上がる。
統一選を見据え、農業法人メンバーらが1月に発足させた「福知山市民党」。前回は福知山市議選が無投票に終わった反省から無党派層に訴えかけるねらいだ。後半戦で候
補を推薦するつもりだが、大槻昭則代表は29日の記者会見で応募が1人にとどまる現状を説明し、「興味を示した立候補予定者も地元の後援会に気兼ねしている」と話した。
「旧態依然とした地方議会への有権者の不満は強い。地域政党はその受け皿になっている」。地方自治に詳しい北山俊哉・関西学院大教授はそうみる。「しかし、そのかたちや政治手法はさまざま。有権者は公約を吟味し、選挙後の活動もしっかり監視する必要がある」と指摘する。
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000221103310002
【京のあしたへ 統一地方選2011 】
潮流(下)〜既成政党の不安
2011年03月31日
民主党府連が1月に開いた定期大会。「がんばろう」のかけ声とともに、統一選の立候補予定者たちも拳を振り上げた=下京区
揺らぐ存在感に焦り
いま、府議の大半とすべての京都市議は既成政党に属している。統一選が近づくなか、揺らぐ政権に民主は危機感を抱き、自民は地方での第1党の立場を守ろうと必死だ。地域政党の登場を危ぶむ関係者もいて、戸惑いや不安の声が漏れる。
□有権者、反応冷ややか
「府議選に出てほしい」
京都市議選に出る予定でいた民主新顔は昨年11月、当時の前原誠司外相に東京へ呼び出され、突然のくら替えを切り出された。前原氏の地盤でもある府議選の選挙区で、共産の「牙城(がじょう)」を切り崩すためだ。「関西広域連合が発足し、これからは府が地域主権の大きな役割を担う」。説得され、迷った末に了承した。
しかし、党府連の調整に時間がかかり、党本部から公認が出たのは今年1月。出遅れに焦りを感じる中で、「政治とカネ」の問題を引きずる小沢一郎元代表の処遇をめぐって造反騒動が起きた。今月初めには前原氏の外国人献金問題が発覚し、外相辞任に追い込まれた。「マニフェストはどうなった」「うそつき」。街角に出ると、新顔は有権者から冷ややかな声を浴びた。
政権交代から1年半、民主政権の支持率は続落した。「政権運営で不安な部分があることはおわびしたい」。今月11日夜、支持母体となる連合京都の決起集会で、党府連の山本正幹事長は陳謝した。しかし、その日に起きた東日本大震災が情勢を一変させる。立候補予定者たちは集会や演説を自粛し、マイクを募金箱に持ち替えて街頭に立った。山本幹事長は力を込める。「地域防災が新たな争点になった。政権与党として震災復興に力を入れ、地域主権や経済対策も訴えて戦う」
□地域政党の浸透に危機感
政権を失ったあと、初の統一選を迎える自民。府議会や京都市議会では、第1党の座を守ろうと躍起だ。いま市議会では、続く共産との差が3議席しかない。「地方議会で第1党でなくなれば存在感を失う。何としても堅持したい」。党府連の二之湯智会長は危機感をあらわにする。
政権交代の影響はじわりと広がる。ある府連幹部は「これまで地方議員は国とのパイプ役を担ってきたが、国政で野党になってからは有権者に訴えづらい」と悩む。さらには、京都市議選に初めて挑む地域政党「京都党」の若い立候補予定者らがこまめに地域を回り、保守層への食い込みを図る。現職の自民市議は「ドブ掃除をしたり、消防団の集まりに何度も顔を出したり。驚いた」と舌を巻く。
公明は、激戦が予想される府議選の山科、京都市議選の北、上京、中京、下京の5選挙区を「重点区」と位置づける。だが、支持者の高齢化に伴い、活発な選挙運動が困難になりつつある。党府本部の幹部は「マンションが増えた都心部では、なかなか人脈が広がらない」とこぼす。
共産は、市田忠義書記局長が27日に京都市内で街頭に立つなど演説に力を入れる。「政治不信のときは新党に風が吹く。訴えをしっかり届けなければ、『既成政党だから』と票が逃げてしまう」。激戦区の一つに立つ予定の現職市議は打ち明ける。
□「求心力、すっかり衰えた」
前回の府議選では、政党から推薦を受けた無所属の候補者は民主、自民、社民で計8人いたが、今回は民主の3人にとどまりそうだ。
市議時代は政党の公認を受け、府議になってからは無所属を貫く現職は言う。「かつての政党は人脈、資金の面で魅力があったが、いまはない。求心力はすっかり衰えた」
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http://www.sankei-kansai.com/2011/03/31/20110331-051316.php
【統一地方選2011】地域政党、悩む戦略転換
第17回統一地方選のうち、4月1日に告示される41道府県議選と15政令市議選で“台風の目”になるとみられていた「地域政党」が、東日本大震災の影響で、戦略の練り直しを迫られている。国民の関心が被災者支援や防災に集まり、これまで掲げてきた「大阪都構想」や「減税」という言葉に有権者が反応しなくなってきているためだ。選挙戦自体に自粛ムードが漂う中、埋没の危機に直面している。 (半田泰、康本昭赫)
「大阪都構想」「減税」…震災で有権者に響かぬ
震災から約1週間後の19日、大阪市内で橋下徹大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の全体会議が開かれた。この会議は、従来、橋下氏が唱える「大阪都構想」を確認する勉強会の色彩が強かった。ところがこの日は違った。
「有権者に『(都構想より)被災者支援やろ』と怒鳴られた」「地震対策で何を訴えればいいのか」
候補予定者が感じた危機感は、有権者の空気の変化だ。維新の会として、どう争点を設定するのか―。質問が次々と飛び出した。
移転問題を除外
別の問題も出た。維新の会が争点に掲げていた大阪府庁舎の大阪市湾岸部への移転問題だ。
橋下氏がこだわる移転計画にもかかわらず、今回の地震で移転先の超高層ビルの壁面パネルは損傷し、防災面の課題が露呈。橋下氏も「再検証する」と述べ、府庁舎移転を争点から外さざるを得なくなった。
「大阪都構想」にイエスかノーか。小泉純一郎元首相の郵政解散・総選挙(平成17年)をダブらせた追い風選挙を描いていた候補予定者たちは、一斉に戦略の練り直しを始めた。
橋下氏が目をつけたのは統一地方選の延期問題だ。震災直後の記者会見では「選挙が延期になったら(新人候補は資金的に)耐えられない。延期(すべきだと)は言いにくい」と話していたものの、最近はこう語る。
「民主、自民、公明と国会議員は『統一地方選をやれ』と言うが、間違っていると思う。今、日本国がやらなきゃいけないのは被災者サポート。何を考えているんですか、既存政党は」
選挙を強行した既成政党と、被災者支援を前面に反対する地域政党。そんな構図を描いている。
公約自体が壁に
2月の「名古屋トリプル投票」で圧勝した名古屋市の河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」にも危機感は広がっている。
震災の復興支援や自治体の防災強化に多大の費用がかかるため「減税の話はしづらい」(候補予定者)と困惑する声が出ている。
住民税10%減税を公約にする減税日本は、地元愛知だけでなく全国から支援申し込みが殺到し、愛知県外での公認・推薦候補者も約90人に達した。25日夜、都内のホテルで開かれた減税日本の勉強会には60人が参加。候補予定者と河村氏が並んで写真撮影し、河村市長の「がんばってちょー」という街頭用の録音メッセージも披露された。
しかし、この「減税を掲げる」という戦略がハードルになりつつある。国民が等しく痛みを受け入れてでも、被災者を助けようという機運が盛り上がる中、減税を言い出しにくい雰囲気があるからだ。
空気を察知したのか、河村氏は勉強会で「増税を言うのは歴史への反逆。減税こそ政治家がやらなければならないことだ」と、あえてハッパをかけた。だが、候補予定者は「自分たちだけ減税なんて…」と悩む。河村氏にそんな苦悩について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「そのことは、答えたくないがや」
(2011年3月31日 09:28)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000179-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/上 北野重一氏 知名度アップへ全県で活動 /奈良
毎日新聞 3月28日(月)12時57分配信
◆北野重一氏(73)=無新
◇県議選候補予定者と連携 自転車で街頭演説も
「福祉、暮らし、防災第一の奈良県にしたい」。25日午前8時、生駒市の近鉄生駒駅。新人の北野重一氏(73)=共産推薦=はこの日最初の街頭演説に臨んだ。隣の東生駒駅でも演説した後、同市北部のスーパー前へ。東日本大震災への関心は高く、レジ袋を提げた主婦(63)は「共産党は原発の危険性をきちんと指摘していた。小さいが言うことは言う」と期待を寄せる。
北野氏には、県議選に出馬する中野明美県議(共産)が同行し、ともに支持を訴える。別の主婦(70)は「中野さんの隣の人は誰?」。北野氏は87年から3期県議を務めたが、地元が奈良市だったため、全県での選挙活動は初めて。陣営は、県議選立候補予定者らと連携し、知名度アップを図る。
「坂道が多い生駒は車を止められる平地が少ない」と中野県議。市内を熟知した道案内で住宅街も効率よく選挙カーを走らせる。畑を耕していた男性が手を振るのが見える。北野氏は「農林業が大きな打撃を受ける」として、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対の立場だ。
支援者宅でアナウンス係の女性らと昼食。この日は風が強く、主婦(71)が用意してくれた釜飯に「温まりますね」とホッと一息。「立場の弱い人を助け、命を大事にするのが本当の政治。体を大事に頑張って下さい」と励まされる。
告示後初の日曜となった27日午前。北野氏は真っ赤な自転車に乗り換え、道幅が狭い奈良町(奈良市)周辺の約3キロを街頭演説しながら走った。運動員は「自転車で生活相談にのる普段の北野さんを見てほしい」。親しみやすさと元気さをアピールした。
近鉄生駒駅で北野氏の演説を聞いた大学院生の女性(24)は「より深く政策を知り、他の候補と比べたい。政治家は有権者の求める情報に応えてほしい」と注文する。北野氏は「初めての人も手を振ってくれ、共感を頂いている」と手応えを感じている様子だった。【上野宏人】
◇
知事選(4月10日投開票)には、新人で元県議の北野重一氏(73)▽現職の荒井正吾氏(66)▽新人で県医師会長の塩見俊次氏(61)が立候補している。支持を訴えて県内を回る3人に密着した。
3月28日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110330-00000297-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/中 荒井正吾氏 従来の組織戦でアピール /奈良
毎日新聞 3月30日(水)16時28分配信
◆荒井正吾氏(66)=無現
◇広域連合不参加を説明 39市町村に後援会
告示後初の日曜となった27日午後、現職の荒井正吾氏(66)は曽爾村のふれあいホール前広場で演説していた。同村は有権者数わずか1680人(23日現在)。「1300年祭で奈良には力があるなと。その力を利用して(南部)振興すればいいと自信ができた」。約60人を前に、過疎地域に対する総額11億円の振興交付金など実績を訴えた。演説を聴いた自営業の男性(58)は「南部振興策に期待したい」と話す。
宇陀市役所前では、建て替え計画が進む同市立病院に触れ、「(県立)医大の学長に医者を出してくれれば、病院を整備するよと取引みたいなことを言った。へき地、大病院に医師が回る仕組みを作りたかったが、3年かかって形になってきた」とアピールした。
39市町村に張り巡らされた荒井氏の後援会は、奈良、生駒両市などを除き、市町村長が会長を務める。この日の激励会も岡田泰昌・曽爾村長や竹内幹郎・宇陀市長らが段取りした。24〜27日に30分ほどの激励会を37カ所で開催。効率的に浸透させる従来型の組織戦で臨む。
争点の一つに浮上した関西広域連合については、不参加の理由の説明に時間を割く。28日夜、広陵町で開いた個人演説会では、国の出先機関の受け皿になるという広域連合の主張に対し、「近畿ブロックに(国家公務員が)10万人いる。予算が少なく、人員削減している奈良で引き受けるのは難しい」と理解を求めた。一方で、「良い仕事が発見されれば入ることもやぶさかではない。(選挙の)大きな対立点ではない」と強調した。
「知事さん、もっとアピールしないと。分かりにくい」。29日午前11時過ぎ、近鉄奈良駅前で支持を訴える荒井氏に女性(60)が注文する場面があった。「こんなタイプです」。荒井氏は頭を下げながら説明して歩いた。地域によって演説内容を替えるほど政策通の荒井氏だが、その真意を有権者に分かりやすく伝えられるかが課題でもある。【阿部亮介】
3月30日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000206-mailo-l29
密着ルポ:’11知事選/下 塩見俊次氏 診療続けながら選挙運動 /奈良
毎日新聞 3月31日(木)15時58分配信
◆塩見俊次氏(61)=無新
◇広域連合参加声を投票に 別働隊「反応いい」
28日午前、新人の塩見俊次氏(61)は、院長を務める橿原市の形成外科クリニックで診療に当たっていた。「症状に大きな変化はないですから、大丈夫ですよ」と男性患者に笑顔で話す。正午過ぎまでに診た患者は約80人。「医師としての責任ですから。ぎりぎりまで診療は続ける」
午後2時半、奈良市の近鉄大和西大寺駅前でこの日最初の街頭演説。「早期に関西広域連合に入らなければならない」と訴えると、通りかかった同市の主婦(71)が拍手した。「うまくいきそうだったら広域連合に入るというのは日和見主義。私は入ることに大賛成。いいこと言っているよ」
関西広域連合への参加を求める市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表も街頭演説に駆けつけた。「広域連合への参加の是非が知事選の争点になった。参加を求める声を投票に結びつけたい」と力が入る。
塩見氏が出馬表明したのは告示前日の23日。出遅れたうえに診療を続けながらの選挙運動だが、別働隊として県内を回る政治団体「まほろば医心の会」の選挙カーに乗った水本秀子・橿原市議(無所属)は「家の中から両手で大きな丸を作ってくれる人もいた。反応はすごくいい」と話す。
昨年12月、塩見氏は民主党県議団からの出馬要請を辞退。その後民主党県連は自主投票を決めた経緯があるが、所属議員の一部は塩見氏の支援に回る。党のローカルマニフェストで関西広域連合への参加を掲げていることがその一因だ。
塩見氏に同行した議員は「まず参加してから議論しようという主張は良いことだ」と話す。別の民主党関係者も「塩見氏を支援したい。ただ特定の政党色は出さず、幅広く支持を集めてもらいたい」とエールを送る。
午後8時20分、選挙運動を終えてクリニックに戻った塩見氏は「何の準備もなく立候補したのだから当選すれば奇跡。しかし、その奇跡が起きるかもしれない」と話した。【高島博之】
3月31日朝刊
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>>324とか
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110401-OYT1T00578.htm
維新の長男出陣式に自民の父が出席
大阪府議選東大阪市選挙区(定数6)では、大阪維新の会の現職候補の出陣式に自民党衆院議員が応援に駆け付けた。
維新現職の大半は自民離党組で、自民支持層にとっては分裂選挙となるが、他陣営からは「維新は既存政党と戦うと言いながら、実態は自民のままだ」と批判も出ている。
同党府連会長代理も務める西野陽衆院議員は、維新から出馬した長男の出陣式に姿を見せた。「党員でなく、父親として来た」としてマイクは握らず、支持者らと一緒に第一声に耳を傾けた。読売新聞の取材に、「息子の勝利を願うのは当然。要請があれば、もちろん自民勝利のため応援に行く」と心境を吐露した。
一方、自民現職の出陣式には同党の北川イッセイ参院議員が出席。あいさつでは維新に触れず、「ただ一人の自民の候補者を府議会に送ってほしい」と訴えた。
(2011年4月1日15時14分 読売新聞)
東大阪市 定数6 - 候補8 氏名 年齢 党派(推薦・支持) 新旧 当選回数 代表的肩書
谷川孝 59 公明 現 2 党総支部長
美馬幸則 60 無所 新 (元)高校教諭
西野弘一 42 維新 現 2 社福法人理事 ←このひと
梯信勝 57 民主(社・国) 現 2 高校同窓会長
青野剛暁 36 維新 現 1 体育団体会長
山下浩昭 50 公明 新 党府局次長
朽原亮 51 共産 現 2 府議団役員
宗清皇一 40 自民 現 1 (元)衆議員秘書
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110402/20110402035.html
大都市ありかた丁々発止 知事と大阪市長 見解異のまま
2011年4月2日
大阪府議、大阪市議選挙が告示された1日、立候補の届け出を済ませた各候補は、出陣式に集まった支持者を前に第一声。地方分権、地域主権の潮流に加え、東日本大震災の発生を踏まえた大阪の在り方を主眼に訴えた。大都市としてどうあるべきか。橋下徹知事と平松邦夫市長は見解を異にしたまま、地域の将来を決める選挙戦は火ぶたを切った。
大阪市役所を背に、大阪都構想を訴える大阪維新の会代表の橋下知事=1日午前、大阪市北区
東日本大震災の義援金協力を呼び掛ける平松市長。第一声の応援には出向かず=1日午前、大阪市都島区
■使命
「街頭演説をすることにちゅうちょし、議論した結果、訴えることを決定した。皆さんに伝えたいことを今日から9日間の戦いで伝える」
午前9時、大阪市役所前。隣接の中央区から府議選に立候補した大阪維新の会の新人候補が声を張り上げた後、マイクを受け取った維新代表の橋下知事は「府民、市民の意思を反映する統治機構に改めることがわれわれの第一の使命」と府、市を再編する「大阪都」構想の必要性を訴えた。
「大阪春の陣、いざ出陣」と橋下知事が身内候補にハッパを掛けたその1時間前、平松市長はJR京橋駅前で市職員らによる被災者支援の街頭募金活動に参加。「国難とも言える大震災に対して市民の力と行政の力をどう結集していくかが大切」と報道陣を前に語った。
■分散
「府市協調の中で大阪が安全、安心の町となるように最大の努力をしなければいけない」とは民主党現職の府議選候補。
旭区の事務所前で同党現職の市議選候補と肩を並べて連携をアピールした。
淀川や大川が流れる北区−。
公明党現職の市議選候補は「大阪の表玄関である北区は川に囲まれ、地下鉄や地下街を抱える。防災意識を高め、どこよりも対策を進めないといけない」と防災対策の重要性を強調した。
「東南海・南海地震が起きれば淀川に津波が来る。一時避難、広域避難の再検討を」と訴える自民党新人候補の府議選候補は、東日本大震災で交通インフラのまひや計画停電に直面した東京都の現状を踏まえて「首都機能を分散すべき」と主張する。
■弊害
防災対策をめぐって、豊中市から立候補した共産党現職の府議選候補は、橋下知事が目指した府庁舎の咲洲庁舎全面移転を念頭に「府議会で2度否決の結果を受けながら(高額の)ビルを購入し、早速今回の地震で危ないとなるとさらに(咲洲庁舎の補修に)税金を使う。これこそが正真正銘の無責任だ」と批判を強め、「今の大阪で都政を進めるには必ず弊害が生じる」と続けた。
「首都機能のバックアップ」の視点からも橋下知事は大阪都構想の実現を目指すが、平松市長は知事が使った「統治機構」の表現を「やっぱり上から目線だな。私たちは下から変える」とけん制した。
幕を開けた大阪の地方選は、丁々発止の様相を呈しつつある。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110401-00000032-kyt-l26
京都府議選、定数見直しで激戦 保守分裂区も注目
京都新聞 4月1日(金)23時9分配信
京都府議選(定数60)は、「1増3減」の定数見直しで京都市左京区、舞鶴市、南丹市・船井郡が各1減し、西京区が1増となる中、前回選(97人)より1人減の96人が立候補した。競争倍率は1・6倍と前回(1・56倍)を上回った。中京区は民主、自民、共産4党の現職3人が無投票当選した。
府議会第1党の死守を目指す自民党に対し、左京区など4選挙区で1人から2人に増やすなど前回より9人多く擁立した民主党がどこまで迫れるかが焦点で、これに共産党が絡む。自民党内の候補者調整のもつれから保守分裂となった福知山市や木津川市・相楽郡も注目される。
党派別では、自民(現有議席25)が亀岡市を除く24選挙区に前回と同数の27人を立てた。綾部市で議席奪還をかけ、木津川市・相楽郡でも2人当選に力を入れるなどして議席の上積みを狙う。
民主(同14)は23人を擁立し、無所属3人も推薦した。左京、右京、伏見の3区で初めて2人を擁立し、宇治市も12年ぶりに複数で臨むなど攻勢に出て、さらに躍進を目指す。
共産(同11)は前回と同様、全選挙区に28人を公認した。現有議席を上積み、過去最高の15議席以上を目標とする。特に、右京区や山科区、長岡京市での議席奪還が党勢拡大のかぎを握る。
公明党(同6)は36年間議席を維持してきた左京区の定数1減で擁立を見送り、前回から1人少ない5人を立てた。山科区を重点区に据え、全員当選に力を注ぐ。社民党も綾部市で1人を初公認し、みんなの党も初めて伏見、西京両区に新人2人を擁立。無所属も自民系2人、民主系3人を含む10人が立った。
新旧別は現職50人(前回49人)、新人44人(同48人)。女性候補は前回(14人)より2人多い16人。 .
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000128-mailo-l30
’11統一地方選:県議選告示(その1) 9選挙区44人が舌戦 /和歌山
毎日新聞 4月2日(土)13時9分配信
県議選(定数42)が1日告示され、県内でも統一地方選がスタートした。14選挙区に立候補したのは54人。前回より3人少なく、定数が4減となった影響もあって過去最少となった。選挙戦に入ったのは9選挙区で、44人が争う。人口が100万人を切った県の少子高齢化対策や低迷の続く地域経済の活性化に加え、東日本大震災を受けて東南海・南海地震の発生に備えた津波・防災対策も、改めて争点として浮上した。10日に投開票される。
◇津波・防災対策も争点
立候補したのは、現職38人▽元職3人▽新人13人。党派別では、民主4人▽自民29人▽公明3人▽共産5人▽無所属13人。女性候補は前回より2人増え5人となった。
選挙戦に入ったのは、和歌山市▽橋本市▽御坊市▽田辺市▽新宮市▽紀の川市▽有田郡▽西牟婁郡▽東牟婁郡−−の9選挙区。基盤強化を目指した民主は公認4人、推薦3人にとどまった。一方、自民は定数減にもかかわらず、前回より4人多い29人を擁立した。公明は任期中に死去した現職の後釜を立てず、現職3人の必勝を期す。共産は現職4人に加え、元職1人を公認し勢力拡大を目指す。
大阪府など各地で勢いを見せる首長政党などの動きはなく、既存政党が地盤を奪い合う選挙戦になった。
◆選挙区の構図
◇和歌山市、17人が激戦
1減の定数15を17人が争う少数激戦となった。内訳は、現職15人▽元職1人▽新人1人。党派別では民主1人▽自民6人▽公明3人▽共産2人▽無所属5人。女性は4人。
公認の擁立が進まなかった民主は、無所属3人を推薦。一方、自民は定数減ながら前回より1人多い公認を擁立した。公明は前回に続き候補を唯一擁立した選挙区で、全員当選が至上命題。共産は現有勢力維持を目指す。新人は現職と元職の地盤の切り崩しを図る。
◇橋本市、定数3に5人
1増の定数3に対し、自民現職2人と民主1、無所属2の新人3人の計5人が出馬。組織力で票を固める現職に対し、市議からくら替えした新人が三者三様の戦いを展開、無投票だった前回選と打って変わった激戦となった。平木哲朗氏と向井嘉久蔵氏が、市長や県議などを務めた父親の代から培った後援会組織は、高齢化したとはいえ健在。瀧洋一氏は6年間駅前などに立った実績を武器に政策を訴え、岩田弘彦氏は地元後援会に市民グループが加わって多彩な選挙戦を展開する。中谷和史氏は「草の根」の運動で、浮動票などの掘り起こしを図る。
◇田辺市、現新がしのぎ
定数3。自民現職2人に無所属新人2人が挑む構図で、しのぎを削る。鈴木太雄氏は合併前後の田辺市議13年で培った知名度が強みで、自民推薦も得た。谷口和樹氏は同市議6年と経験は浅いものの、09年の市議選でトップ当選した実績がある。泉正徳氏は旧本宮町長6年の実績を核に組織を引き締め、1次産業の振興と雇用拡大を結び付ける。県議4期の経験と人脈を誇る大沢広太郎氏は「大災害時には経験が必要」と訴える。
◇新宮市、現新一騎打ち
新しい新宮市が誕生して2回目の県議選。前回は無投票だったが、今回は1減となった定数1を巡り、無所属新人の浜口太史氏と自民現職の須川倍行氏の一騎打ちとなった。
浜口氏は出身地の三輪崎などでミニ集会を精力的に開催。3月28日夜は2カ所で計500人超を集め、支持者の結束を見せつけた。3選を目指す須川氏は「ふるさとづくりに今こそ力を発揮する」と、実績を強調。奥田勲市議会議長ら実力者も支援している。
◇紀の川市、現職に新人挑む
定数3をめぐり、自民現職3人に無所属新人1人が挑む。谷口和秀氏は民主公認で出馬した09年市議選では惜敗。雇用創出策などを精力的に訴える。旧粉河町が地元の岸本健氏は、衆院議員だった父親の支持層に加え、若年層にも働きかける。元同町長で地盤が重なる服部一氏は地元を中心に支持を固め、鳥獣害対策や少子高齢化対策などを強調。山田正彦氏は支持の厚い旧貴志川、桃山町に加え、「地域力」を訴え旧打田町にも浸透を図る。
◇有田郡、8年ぶりの選挙戦
前回は無投票だったが、1減の定数2に3人が出馬し、8年ぶりの選挙戦は激戦の様相を呈している。自民推薦を得た無所属新人の横矢政明氏が湯浅町議からくら替えし、3選を狙う共産の松坂英樹氏と6選を目指す自民の吉井和視氏の現職2人に挑む。03年に8260票を獲得して当選、今回引退した湯浅町出身の松本貞次氏と、同じく7396票獲得したものの落選した有田川町出身の故西本長弘氏の支持層の行方が勝敗を分けそうだ。
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◇西牟婁郡、現職不在で総替え
定数2に対し、現職が不在で“総替え”の選挙戦となる。自民の新人2人、共産、無所属の元職2人の計4人が議席を争う。無所属の前川勝久氏は、豊富な行政経験と実務能力が有権者の支持を得るか。上富田町議6期の自民・池口公二氏は、地元での支持拡大の行方がかぎを握る。白浜町長8年の知名度を誇る自民・立谷誠一氏は、支持組織の再構築の成否が焦点。共産・高田由一氏は、反保守の訴えが従来の支持層以外に浸透できるか。
◇東牟婁郡、民自三つどもえ
定数2に対して、民自の三つどもえとなった。串本町を地盤とする自民の前芝雅嗣氏に対し、前同町長の松原繁樹氏が民主から出馬、那智勝浦町出身で自民の谷洋一氏を交えて競う。前芝氏は町議18人中8人の支持を受け、「観光と一次産業の振興」を訴え3選を目指す。5選を狙う谷氏は地盤が他の2人と重ならないものの、支持層固めに力を注ぐ。09年町長選で敗れたものの約5800票を得た松原氏は、「国政とのパイプ」を掲げる。
4月2日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110402-00000131-mailo-l30
’11統一地方選:県議選告示(その2止) 御坊、24年ぶり選挙 /和歌山
毎日新聞 4月2日(土)13時9分配信
◇有権者「歓迎」「地域に亀裂」
24年ぶりの選挙戦になった御坊市選挙区。定数1に対し、補選も含め6期連続無投票当選してきた自民現職の中村裕一氏に、無投票阻止を掲げた民主新人の斎藤麻希氏が挑む。
中村氏の出陣式には柏木征夫・御坊市長や市議らが駆け付け、「圧倒的な支援で再び県政に」と呼びかけた。中村氏は「都会中心の民主政権になって和歌山は損ばっかり。必ず勝利し政権交代につなげたい」と訴えた。
「“平成初”の選挙をやろう!」と書かれたのぼりがたなびく斎藤氏の選挙事務所には、民主の玉置公良衆院議員らが応援に。斎藤氏は「県議会改革を進め、使用済み核燃料の中間貯蔵施設誘致に反対する」と訴えた。
久しぶりの県議選に、市民の反応はさまざま。これまで現職を支持してきた自営業の男性(60)は、「大歓迎だ。学校の耐震化や新しい施設建設などをみても、選挙戦でもまれてきた他地域と比べ、御坊市は大きく遅れたと思う」と、選挙戦に期待を寄せた。
一方、会社社長の男性(58)は「同じ議員が続けてきたことで県や国と信頼関係を築き、事業がスムーズにやれた。有権者の審判は必要だが、選挙戦が市民の間に亀裂を生む可能性もある」と懸念を示した。
◇5選挙区で無投票
無投票となったのは5選挙区で、戦後最多の8選挙区だった前回より減った。当選者数も前回の17人を下回る10人だが、定数の約4分の1を占める。
無投票となったのは、海南市・海草郡▽有田市▽岩出市▽伊都郡▽日高郡−−の5選挙区。岩出市以外の4選挙区は前回に続いての無投票で、特に日高郡は3回連続となった。定数が1に減った伊都郡は、自民県議団のベテラン2人が激突する様相だったが、3月に入って1人が出馬を辞退。門三佐博氏が多選記録を更新する10選を果たした。
4月2日朝刊
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201104020132.html
知事選と県議選、それぞれの共闘 統一地方選
2011年4月3日
県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。
今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。
「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」
民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。
それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。
一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。
◇
「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。
荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。
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’11統一地方選:県議選告示(その1) 16選挙区に63人 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010606000c.html
◇山辺郡・奈良市、定数11に16人
県議選が1日告示され、16選挙区(定数44)に前回と同じ63人(現職42人、元職2人、新人19人)が立候補した。関西広域連合への参加の是非や医療、防災、観光振興などが争点となる。知事選と同じ10日に投開票される。香芝市(定数2)▽磯城郡(同2)▽御所市(同1)の3選挙区では、現職5人の無投票当選が決まった。【阿部亮介、上野宏人、花澤茂人】
現職の無投票当選が予想されていた五條市(同1)は、新人1人が立候補し、一転して選挙になった。
党派別では、9議席の民主が15人、自民は現職22人、公明は現職3人、5議席の共産は7人を公認。みんなと社民はそれぞれ現職1人を擁立した。無所属は14人で、このうち自民は3人を推薦し、過半数を狙う。逆風の民主が議席を伸ばせるかも注目される。
激戦が予想されるのは山辺郡・奈良市(定数11)。自民と民主の各4人、公明、共産の各2人を含め16人が立候補した。生駒市(同4)や高市郡・橿原市(同4)も、現職4人に新人1人が挑む。
届け出を済ませた候補者は、主要駅や事務所などで第一声を上げた。関西広域連合への参加、東日本大震災を受けた防災体制の強化のほか、南部振興やポスト1300年祭の観光振興策などを訴えた。期日前投票は2〜9日、市町村役場などで受け付ける。
◇無投票は3選挙区
香芝市(定数2)と磯城郡(同2)は、前回と同じ顔ぶれで2回連続の無投票になった。香芝市で再選した民主現職、尾崎充典氏(49)は、初当選から2回連続無投票で、1回も投票で選ばれていないことになる。
県選管によると、初当選から2回連続で無投票当選したのは、71〜79年に山辺郡選出で2期務めた下川〓氏以来。香芝市と磯城郡の両選挙区は定数2で、前回、今回とも民主、自民がそれぞれ議席を確保した。当選者の1人は「すみ分けができ、新人が入り込む余地が少ない」と説明する。
御所市が無投票になったのは、前回定数が1削減され、現職同士が激戦を繰り広げたことが影響したとみられる。
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
’11統一地方選:県議選告示(その2止) 関西広域連合、争点に /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010622000c.html
◇参加の是非も投票基準
県議選(定数44)は、知事選とともに関西広域連合への参加の是非が争点の一つになる。奈良は近畿で唯一加わっておらず、参加する場合は規約案の議決が必要となる。参加、不参加のどちらが県議会の過半数を占めるか注目される。
昨年1月、荒井正吾知事が県議会に不参加の方針を説明した際、反対意見はなかった。しかし、同12月に広域連合が設立されると、民主や公明などから「参加して議論すべき」という声が出始めた。
党派別では、不参加は、自民(22人)共産(7人)、社民(1人)。参加は、民主(15人)、公明(3人)、みんな(1人)。無所属を加えると、候補者63人のうち不参加は35人、参加は26人(2人は不明)となる。
参加を掲げる現職候補は第一声で「奈良県こそが関西広域連合に加盟しなければならない。東日本大震災への対応を見ても、奈良県単体で支援するよりはるかに素晴らしい成果を収めている。県民の命と安全を守るためにも、県に考えを改めさせたい」と訴えた。
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
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奈良知事選は読売新聞の世論調査でも時事通信の世論調査でも競り合っているようですね
もつれそうだ
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まじっすか!?
とは総研は断然塩見支持ですけど奈良は地場の保守が根強いからなぁ。。
ここでも連合がクソだな。。
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’11統一地方選:県議選 立候補者 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010608000c.html
(届け出順)
◇山辺郡・奈良市(定数11−16)
大国正博 47 公現(1)
党県幹事長▽米穀店経営[歴]市議▽奈良商高
荻田義雄 63 自現(3)
党県総務会長▽市フェンシング協会長▽奈良商工高
小林茂樹 46 自現(1)
住宅会社社長[歴]銀行員▽奈良青年会議所理事長▽慶大
山村幸穂 55 共現(3)
党県副委員長▽看護師▽保健師▽阪大医療技術短大
浅川清仁 56 み現(2)
党県議会第1支部長[歴]県議会運営委員長▽関西学院大←なんとみんなにうつったのか!?
小林照代 71 共新
[元]市議▽社会福祉士▽党県委員▽日本福祉大
木村和弘 50 民新
[元]県職労委員長▽市消防副分団長[歴]県職員▽摂南大
新谷〓一 69 自現(8)
党県副会長▽社会福祉法人理事長▽三重・名張高
鍵田忠兵衛 53 無元(3)
[元]衆院議員[歴]衆院議員秘書▽奈良市長▽国士舘大←うおw
畭真夕美 61 公現(3)
党県代表代行[歴]明治小PTA副会長▽橿原学院短大
猪奥美里 31 民新
[元]環境NGO理事[歴]衆院議員秘書▽立命館大院
今西一憲 50 無新
シンクタンク主任研究員[歴]自治省課長補佐▽東大
岩城明 52 民現(3)
党県選対委員長[歴]市議▽県PTA協副会長▽一条高
柿本元気 32 無新
[元]市議▽学習塾副学長[歴]非常勤講師▽大阪教育大←鍵田派の市議ではなかったっけ??
出口武男 75 自現(8)
県議長▽県中小企業団体中央会長[歴]党県会長▽関大
田尻匠 53 民現(4)
[元]県副議長[歴]衆院議員秘書▽党県幹事長▽大阪商大
◇大和高田市(定数2−3)←民主出せやヽ(`Д´)ノ
太田敦 39 共新
[元]市議▽党県委員・青年学生部長[歴]病院職員▽佛教大
米田忠則 70 自現(6)
党県顧問▽運送会社役員[歴]市職員▽市議▽高田高
丸野智彦 70 自現(4)
党県党紀委員長[歴]市議長▽食品会社社長▽片塩中
◇大和郡山市(定数3−4)
中野雅史 57 自現(3)
市商工会長[歴]党県政調会長▽クラーク記念国際高
小泉米造 68 自現(6)
市サッカー協会長[歴]市職員▽市議▽郡山高
藤野良次 47 民現(1)
党県幹事長[歴]市議▽県PTA協会長▽奈良工高
岡林史子 65 共新
新日本婦人の会支部役員▽保育士▽香川・高松商高
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◇天理市(定数2−4)
東征広 33 無新
[元]印刷会社員▽消防団員[歴]参院議員事務所員▽山辺高
藤本昭広 64 民現(4)
県副議長▽党県常任幹事[歴]市教委課長▽同志社大院
菅野泰功 51 無元(2)
会社員▽自民党市支部長[歴]市PTA協会長▽摂南大
岩田国夫 63 自現(3)
党県団体局長[歴]建設会社社長▽市議長▽添上高
◇高市郡・橿原市(定数4−5)
岡史朗 61 公現(1)
党県代表[歴]会社員▽市副議長▽和歌山・田辺高
神田加津代 66 自現(3)
党市支部長▽奉仕団体会長[歴]県副議長▽大阪樟蔭女大
水本純 60 民新
飛鳥川クリニック院長[歴]平成記念病院長▽県立医大
山本進章 56 自現(3)
党県政調会長▽社福法人理事長[歴]明日香村議▽近畿大
森山賀文 41 民現(2)
少林寺拳法支部顧問[歴]衆院議員秘書▽市議▽県立商大
◇桜井市(定数2−3)
和田恵治 62 無新
[元]市副議長▽市観光協会常任理事▽天理大
中村昭 66 自現(6)
県家庭薬配置商協組顧問[歴]市議▽県副議長▽中大
藤井守 62 自現(1)
1級建築士▽市森林組合長▽測量士[歴]市議長▽日大
◇五條市(定数1−2)
秋本登志嗣 62 自現(6)
社福法人理事長[歴]警察官▽市議▽県議長▽近畿大
宮崎崇嘉 39 無新
電気工
◇生駒市(定数4−5)
阪口保 62 無新
見張り番生駒代表[歴]教諭▽県オンブズ代表▽中京大
安井宏一 69 自現(4)
党県副会長▽県軟野連会長[歴]県議長▽大阪鉄道高
高柳忠夫 60 民現(3)
党県広報委員長▽地域紙編集委員[歴]市議▽福井大中退
粒谷友示 67 自現(4)
社福法人理事▽生駒商議所参与[歴]市議▽関西学院大
中野明美 63 共現(3)
党県委員▽生駒健康友の会事務局長▽滋賀・石山高
◇葛城市(定数1−3)
西川均 63 無新
物流会社会長▽市経済倶楽部会長▽大阪工大
市川雄治 55 民新
県テニス協会常任理事[歴]香芝市会計管理者▽京大院
辻本黎士 75 自現(5)
[元]県議長[歴]旧新庄町副議長▽県副議長▽御所実高中退
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>>1420-1422
◇宇陀郡・宇陀市(定数1−2)
森下裕次 50 無新
[元]市議▽市解放保育研究会長[歴]建設会社長▽東海大
田中惟允 67 自現(3)
県軟野連副会長▽党県組織局長[歴]衆院議員秘書▽日大
◇生駒郡(定数3−4)
上田悟 53 自現(3)
党県幹事長代理[歴]斑鳩町議▽東大寺学園高
宮本次郎 36 共現(1)
党県常任委員▽郡PTA協会長▽奈良教育大
平川理恵 42 民新
[元]奈良新聞記者[歴]日本農業新聞記者▽立命館大
梶川虔二 69 社現(6)
党県幹事長[歴]会社員▽斑鳩町議▽広島・三原工高
◇北葛城郡(定数3−4)
谷口重克 58 無新
NPO代表[歴]奈良日日新聞論説委員▽三重・高田高
森川喜之 55 民現(2)
県環境保全協副理事長[歴]河合町副議長▽河合中
今井光子 56 共現(4)
党県委員▽社会福祉士[歴]病院医療相談員▽日本福祉大
乾浩之 50 無新
[元]広陵町副議長▽運送会社社長▽大阪産業大高
◇吉野郡(定数2−3)
松尾勇臣 39 無現(1)
会社役員▽県猟友会顧問[歴]吉野町議▽東京農大中退
国中憲治 70 自現(5)
県産廃協会顧問[歴]清掃業▽県副議長▽吉野工高
辻本茂 50 民新
[元]吉野町議▽会社役員▽党支部幹事▽大阪経済法科大
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◇名鑑の見方
氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴。最後は最終学歴
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
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>>1417-1423
’11統一地方選:県議選 無投票当選者 /奈良
http://mainichi.jp/area/nara/archive/news/2011/04/02/20110402ddlk29010609000c.html
◇御所市(定数1)
川口正志 77 無現(9)
部落解放同盟県委員長▽県中企連会長[歴]市議▽掖上中
◇香芝市(定数2)
尾崎充典 49 民現(2)
党県副幹事長[歴]衆院議員秘書▽NPO理事長▽近畿大
奥山博康 58 自現(4)
党県幹事長▽社福法人理事長[歴]市議▽高崎経済大
◇磯城郡(定数2)
井岡正徳 53 自現(3)
県テニス協会顧問▽県監査委員▽同志社大院
山下力 69 民現(8)
党県政治スクール委員長[歴]NPO理事長▽東工大中退
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◇名鑑の見方
氏名▽年齢▽党派▽現職、元職、新人の別▽カッコ数字は当選回数▽職業・肩書▽[歴]以下は主な経歴。最後は最終学歴
毎日新聞 2011年4月2日 地方版
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011040300176
荒井と塩見の争い=奈良県【統一選】
再選を目指す現職の荒井と、新人で県医師会長の塩見が激しく争う。荒井は自民、公明の実質支援に加え、連合奈良の推薦も得た。告示の前日に出馬表明した塩見は「関西広域連合」への県の参加を主張する唯一の候補で、自主投票を決めた民主の一部県議が支援する。共産推薦の北野は苦戦している。(2011/04/03-19:53)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110404/elc11040408170000-n1.htm
最多擁立の橋下維新が第1党か 過半数は困難
2011.4.4 08:15
街頭で演説を行う大阪維新の会代表の橋下徹・大阪府知事=1日、大阪市北区(大塚聡彦撮影)
橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が、大阪都構想実現のために過半数獲得を狙う大阪府議選と大阪市議選(10日投開票)に関し、共同通信社が行った電話世論調査の結果、維新の候補に投票すると答えた有権者は府議選で27.1%、市議選で23.3%に上り、自民や民主を大きく引き離した。
調査は大阪府、大阪市の有権者を対象に2、3両日、コンピューターで無作為抽出した番号に電話をかける方式で実施。大阪府議選の調査で1032人、大阪市議選では521人から回答を得た。
選挙区ごとの取材結果を加味すると、維新は両議会で第一党をうかがう勢い。ただ半数近くは投票態度を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。投票先は府議選が自民16.0%、民主10.3%、共産7.6%、公明7.3%、みんな2.2%、社民0.7%。市議選は自民14.6%、民主10.3%、公明9.1%、共産8.8%、みんな1.8%だった。
◇
維新は府議選(定数109)で60人、大阪市議選(同86)で44人を擁立。ともに政党の中で最も多い候補者数となっている。
ただ、全24選挙区中、18選挙区で2〜3人の候補者を立てた大阪市議選では、1人でも落選すれば過半数に達しない状況で、維新にとっては同一選挙区でいかに複数の候補を当選させるかが課題となっている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000145-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 知事、「苦戦」候補ら応援 /滋賀
毎日新聞 4月4日(月)12時25分配信
◇他陣営「二元代表制否定」
1日に告示された県議選(定数47)で、嘉田由紀子知事が3日、「苦戦」候補らの街頭応援に踏み切った。東日本大震災に配慮した選挙運動自粛ムードの中で、支援する陣営から「苦戦」が伝えられ、告示後のてこ入れを決断した。知事は「県民の政治への関心を高める必要がある」と説明するが、他の政党や候補からは「二元代表制を否定するもの」と批判が上がっている。
知事はこの日、県内8選挙区を巡回。県東部の駅前では「今の議員はベテランの男性が多く、女性は8人にすぎない。議会は多様であってほしい」と演説した。
知事を支援する政党関係者によると、知事は超党派での政策実現を目指しており、応援は告示までの集会にとどめ、告示後は前回選同様に個別候補の応援を避ける考えだった。ところが、震災を受けた街宣活動の自粛もあって苦戦する新人陣営が相次ぎ、支援要請を受けたという。
知事は昨夏の知事選で県政史上最多の約42万票を獲得。このため、街頭での直接応援は無党派層などへの影響が大きいと懸念する政党関係者もいる。ある幹部は「どちらが候補者か分からない。自身の人気で知事与党を作ろうとしている」と語り、ある現職候補は「知事と同じく選挙で選ぶ議員には知事をチェックする責任がある。二元代表制の根源を揺るがす行為」と批判した。【安部拓輝、稲生陽、前本麻有】
4月4日朝刊
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http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/04/post-3888.html
県議選御坊市郡 集票へあの手この手
2011年4月 5日 統一地方選となる県議選は、早くも中盤入りした。市選挙区(定数1)では自民党現職の中村裕一(51)=熊野・6期=と、民主党新人の斎藤麻希(34)=藤田町吉田=の2氏が激しい戦いを繰り広げており、支持拡大へあの手この手。中村氏は握手でのスキンシップ作戦や個人演説会など、斎藤氏は自転車街宣と替え歌アピールなどで、各陣営とも1人でも多くの市民に顔を見せて訴える戦術が目立っている。
中村陣営 自民党公認のほか、各種団体からの推薦150件、有力企業のバックアップを受けながら、チラシの全戸配布、ローラーでの路地裏作戦、電話でのお願いなど行っている。本人は後援会、支持者の紹介で少しでも多くの人に直接会って訴え。日中の街宣では支持者を見つければ車から駆け降りて握手。街頭演説も精力的にこなし、顔は真っ黒に日焼けしてきた。連日、夜は個人演説会を開いており、国政選挙以上に多くの支持者が詰め掛けた会場もある。 市サイクリング協会会長を務めているが、 終盤には自転車ではなくより有権者の目線に近い徒歩での街宣も予定している。
斎藤陣営 選挙戦終盤まで一貫し、候補者本人が市民1人1人に会うよう市内をくまなく回る。街宣は東日本大震災を受けてスピーカーの音量を控え気味にし、「♪さいとうまきまき...さいとうまきまき...」という歌詞の替え歌を流してアピール。年齢、性別、職業を問わず人を見つければ、街宣カーから飛び降りては握手をしたりしながら、思いを訴える。国会議員らの応援演説や電話、ローラー作戦には頼らず、あくまで候補者本人が先頭に立っての戦い。車の街宣だけでなく、前哨戦からの自転車街宣も続けており、後援会事務所を中心に国道42号や商店街といった範囲で行っている。
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=208276
選挙サンデー候補者走る 県議選
10日投開票の和歌山県議選で、期間唯一の日曜となった3日、各選挙区で候補者が舌戦を繰り広げた。選挙区の広い田辺市(定数3)では大票田の旧市内を主戦場に、西牟婁郡(定数2)では地盤を固めながら、区内をくまなく回り選挙戦を展開した。
田辺市
無所属新顔の鈴木太雄候補(40) 旧市内の中心街や秋津、万呂、芳養などを街宣車で回り、上の山では街頭演説。夜は明洋や芳養の会場で個人演説会を開いた。
演説では市議時代や後援会活動を通じ最も要望が多かった雇用問題に触れ「農林水産業が発展すれば生産、加工、流通、販売の裾野が広がり雇用の創出になる」と強調。また、高齢者福祉や防災対策についても施策を強化していくと訴えた。
無所属新顔の谷口和樹候補(39) 旧市内の芳養や秋津、湊などを街宣車で回った。旧市内に支持基盤を持つ、社民県議の野見山海氏が同行して支援した。夜は旧市内のホテルで個人演説会を開いた。
午前中にJR紀伊田辺駅前で街頭演説。「10年、20年先の未来をつくるため、皆さんの声を政治の現場に届け、一緒に歩いていきたい」と呼び掛けた。政策では防災や子育て、南紀白浜空港を活用した地域経済の振興を訴えた。
自民現職の泉正徳候補(59) 旧市内の万呂や秋津、三栖などを回った。街頭演説やイベント訪問のほか、企業の朝礼に参加した。夜は旧中辺路町で個人演説会を開いた。
旧市内のホームセンター前では街頭演説。「田辺は紀南の中心。住む人が誇りを持てば、外からも人が訪れる」と主張した。政策では第6次産業の振興や観光、防災対策を訴えた。「経営者や旧本宮町長時代の経験を生かしたい」とも述べた。
自民現職の大沢広太郎候補(69) 旧市内の新庄町や三栖、万呂を回り、明洋や神子浜では個人演説会を開いた。10人の市議が各地で大沢候補を支援した。
個人演説会で特に訴えたのは防災対策。「東北の被災は人ごとではない。防災に強いまちづくりに取り組まなければならない」などと語った。和歌山国体の競技場や高速道路の整備についても、防災に絡めた政策として必要性を述べた。
西牟婁郡
無所属元職の前川勝久候補(65) すさみ町の海岸沿い全域と山間部の和深川、佐本地区、白浜町の富田地区を主に街宣車で回った。
JR周参見駅周辺では街宣車を降り、徒歩で地域を一周。道行く人らに声を掛けたり、各戸を回ったりして「防災対策に全身全霊をささげる。クリーンな政治を目指す」と訴え、支持を求めた。
街宣車による運動は午後5時以降は自粛し、選挙事務所で来客の応対に当たった。
自民新顔の池口公二候補(54) 午前中に旧日置川町、午後に旧白浜町、夕方から上富田町を街宣車で回った。
午後からはJR白浜駅前で街頭演説。東日本大震災に触れ「道路は車が通るだけではなく、(物資を運んで)人の命も救う。産業を生かすものでもある」と語り、さまざまな視点を持って道路行政を考えたいと主張した。
災害時のための避難道の整備、自然を生かした観光行政に取り組む姿勢もみせた。
自民新顔の立谷誠一候補(61) 朝から夕方まで白浜町や上富田町を回り、夜は白浜町で個人演説会を開いた。
演説会では「議会改革に参画したい」とし、迫力ある県議会を求めて「ペーパーなしで質問してみたいし、答弁してほしい」と希望を語った。
「今の日本があるのは高齢者のおかげ。恩返しをせずにどうするのか」とも主張。介護保険法の改正を求める考えを示した。テーマに掲げた「絆」を残したいとも話した。
共産元職の高田由一候補(47) 選挙事務所のある白浜町で地盤固め。街宣車で旧町内を巡回し、住宅街など十数カ所で街頭演説をした。
午後からは共産党の山下芳生参院議員を迎えた才野会館での演説会に参加。「県内の消防職員は千人足りない。県議になったら雇用と安全の確保を必ず取り上げる」など防災中心の政策を強調。さらに「競り合いを勝ち抜くために支持の拡大が必要」と述べ、参加者に協力を求めた。
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民主支持層をまるごと維新の会が持って行っている様相。底流には「民主ノー」が浸透してるといえるでしょう。
維新の会が自・民上回る 大阪府議・市議選で世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/0404/OSK201104040138.html
朝日新聞社は4月2、3両日、大阪府の橋下徹知事が「大阪都構想」を掲げて臨む大阪府議選、大阪市議選などについて、府民を対象に朝日放送(ABC)と共同で電話による世論調査を行った。両選挙の投票先では橋下知事が代表の大阪維新の会が自民、民主など他党を上回ったが、知事が目指す同会の過半数獲得については賛否が伯仲した。
橋下知事への支持は66%と依然高い水準だが、前々回(昨年10月)の78%、前回(今年1月)の71%に比べて低下している。不支持は前回と同じ15%だった。
府議選投票先を政党名を挙げて聞くと、維新の会24%、自民17%、民主10%、公明6%、共産4%、みんなの党3%、社民1%、無所属7%。大阪市在住者に同様に尋ねた市議選投票先は、維新の会24%、自民19%、民主14%、公明6%、共産3%、みんなの党2%、無所属10%(社民の市議選候補者はなし)。
両選挙とも維新の会の候補者が他党より多く、選挙区ごとに対決構図も異なることから、数字が獲得議席に直接結びつくものではない。また「答えない・わからない」が各28%、22%に上るなど情勢は流動的だ。
一方、維新の会の両選挙での過半数獲得を望む人は40%(前回=以下略=42%)、望まない人は41%(38%)とほぼ並んだ。府議選で都構想を「重視する」は35%、「重視しない」は48%で、「都構想を問う選挙」と位置づける知事の戦略通りにはいっていない様子もうかがえる。
都構想に賛成する人は36%(40%)、反対31%(31%)だった。構想では特別区に分割される大阪市の在住者に限ると、賛成が37%(46%)と下がり、反対が35%(30%)と増えた。
構想について橋下知事の説明が「十分ではない」とした人は66%(72%)とやや減ったが、「十分だ」とした人も13%(12%)と伸びていない。
また大阪市在住者では、都構想に反対する平松邦夫市長への支持は42%(39%)、不支持36%(40%)。12月までの任期の後も平松氏に市長続投を望む人は35%(41%)、望まない人は38%(41%)だった。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003926595.shtml
自粛ムードに新人危機感 ひょうご統一選
10日に投開票される兵庫県議選と神戸市議選。東日本大震災の被災地に配慮し、告示後の舌戦も、事務所看板の電気を消したり選挙カーの使用を控えたりと、低調なままだ。知名度に劣る新人候補からは「短期決戦で名前と顔を売りたいところなのに、非常に厳しい状況だ」と苦しげな声が漏れている。
神戸市議選に立候補した新人は告示前、街頭演説を控え、募金活動に専念した。しかし「タスキをせず、名前や政策も訴えない活動は、票につながらなかったのでは」と危機感を募らせる。
別の新人も告示前はマイクを手放していたが、地声が届く範囲はわずか。「被災地の気持ちは痛いほど分かる」としながらも「名前のよく知れた現職より不利なスタートになった」と話す。
同じく「自粛ムードで出遅れた感じがする」というのは県議選に立った新人。告示後は雰囲気の変化を感じているといい、「大震災も話題にしながら支持を広げたい」と意気込んだ。
一方、神戸市議選の新人は、自粛ムードについて「既成政党によってつくられた。地盤を持たない新人つぶしだ」と批判。「本来、震災と選挙は別々のものなのに、街頭で政策を訴えること自体『悪』のような雰囲気をつくられてしまった。選挙がある以上、有権者に判断材料を提示しないことこそ無責任だ」と憤っている。(まとめ・岡西篤志)
【特集】11ひょうご統一選
(2011/04/05 10:35)
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http://www.asahi.com/politics/update/0404/OSK201104040138.html
維新の会が自・民上回る 大阪府議・市議選で世論調査2011年4月5日5時1分
都構想と維新の会への視線
朝日新聞社は4月2、3両日、大阪府の橋下徹知事が「大阪都構想」を掲げて臨む大阪府議選、大阪市議選などについて、府民を対象に朝日放送(ABC)と共同で電話による世論調査を行った。両選挙の投票先では橋下知事が代表の大阪維新の会が自民、民主など他党を上回ったが、知事が目指す同会の過半数獲得については賛否が伯仲した。
橋下知事への支持は66%と依然高い水準だが、前々回(昨年10月)の78%、前回(今年1月)の71%に比べて低下している。不支持は前回と同じ15%だった。
府議選投票先を政党名を挙げて聞くと、維新の会24%、自民17%、民主10%、公明6%、共産4%、みんなの党3%、社民1%、無所属7%。大阪市在住者に同様に尋ねた市議選投票先は、維新の会24%、自民19%、民主14%、公明6%、共産3%、みんなの党2%、無所属10%(社民の市議選候補者はなし)。
両選挙とも維新の会の候補者が他党より多く、選挙区ごとに対決構図も異なることから、数字が獲得議席に直接結びつくものではない。また「答えない・わからない」が各28%、22%に上るなど情勢は流動的だ。
一方、維新の会の両選挙での過半数獲得を望む人は40%(前回=以下略=42%)、望まない人は41%(38%)とほぼ並んだ。府議選で都構想を「重視する」は35%、「重視しない」は48%で、「都構想を問う選挙」と位置づける知事の戦略通りにはいっていない様子もうかがえる。
都構想に賛成する人は36%(40%)、反対31%(31%)だった。構想では特別区に分割される大阪市の在住者に限ると、賛成が37%(46%)と下がり、反対が35%(30%)と増えた。
構想について橋下知事の説明が「十分ではない」とした人は66%(72%)とやや減ったが、「十分だ」とした人も13%(12%)と伸びていない。
また大阪市在住者では、都構想に反対する平松邦夫市長への支持は42%(39%)、不支持36%(40%)。12月までの任期の後も平松氏に市長続投を望む人は35%(41%)、望まない人は38%(41%)だった。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110406-OYT1T01092.htm
橋下知事、大阪都構想実現へ他党との連携に含み
大阪府の橋下徹知事は6日の記者会見で、自ら率いる地域政党・大阪維新の会として過半数獲得を目指している府議選と大阪市議選(10日投開票)について、「大阪都構想の設計図作りに入れるかどうかが鍵だ。原則は過半数だが、構想の詳細は(他党との)修正、妥協で決めればいい」と述べ、過半数に達しなかった場合の他党との連携に含みを残した。
橋下知事は、▽広域行政と基礎自治の役割分担を明確にする▽大阪市に複数の特別区を設けて公選区長を置く――の2点を「都構想の譲れない点」と強調。そのうえで、過半数が取れなかった場合に都構想の制度設計に入れるかどうかに関し、「選挙結果を受けて(他党と)協議に入れるかが決まる。すごい政治が始まると思う」と話した。
維新の会は、府議選(定数109)で60人(うち2人は無投票当選)、市議選(同86)で44人を擁立している。市議選の過半数獲得には候補者全員の当選が必要で、実現は微妙とみられている。
(2011年4月6日23時06分 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003934103.shtml
地味な選挙で大量に余る候補者ビラ
統一地方選挙の兵庫県議選と神戸市議選で、東日本大震災の被災地に配慮して候補者が選挙活動を自粛するなどしたため、終盤戦に入っても街頭で配るビラが大量に余っている事務所が目立つ。現場では、選挙ムードが高まらず手に取る有権者が少ないという声も聞かれ、陣営は「各家庭に戸別配布するしかない」と頭を抱える。
県議選に立候補した民主現職の事務所には、箱に入ったままのビラ約4千枚が山積みになっている。街頭演説などで有権者に手渡すことはほとんどなく、陣営は「震災による自粛ムードで、できるだけ派手な活動は控えている」と話す。
一方で「きちんと訴えを届けたいという思いはある。有権者も各候補者の訴えが分からず、物足りない選挙戦になっているのではないか」とも。
同じく県議選の民主推薦の候補者は、政権与党への「逆風」を警戒し、党のマニフェスト(政権公約)を書いたビラの配布を見送った。事務所には千枚以上が眠ったままで、「大震災による自粛ムードもあるが、これまでの政権運営や党内のゴタゴタで、民主に対する有権者の風当たりは根強い」という。
神戸市議選に立候補したみんなの党新人は「選挙戦の序盤は有権者の反応が鈍く、なかなか受け取ってもらえなかった」。政党の政策を記したビラを街頭で配るが、用意した1万5千枚のうち3分の1ほどは余りそうで、「残りは、各家庭を回ってポストに入れます」と話す。
【特集】11ひょうご統一選
(2011/04/07 16:30
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110408-OYT8T00001.htm
県議選 国会議員も“参戦”
各党 民主巻き返し、自民は攻勢
統一地方選の県議選(10日投開票)で県内で公認・推薦候補を立てる各政党は、県選出の国会議員を候補者に同行させたり、中央から党幹部を応援に呼んだりと激しい戦いを繰り広げている。参院選、知事選と連敗を喫した民主は、巻き返しを図ろうと国会議員を総動員し、てこ入れに懸命。県内与党の自民は、世代交代を進めてさらに県議会での勢力を拡大しようと、攻勢を強めている。
公認4人、推薦3人を立てた民主は、衆院議員3人とその後援会が各地の候補の活動を全面的にサポートしている。
阪口直人衆院議員は先週末、橋本市選挙区の公認候補の選挙運動に同行。3日は、時折雪の舞う寒さの中、候補者と一緒に住宅地を駆け回り、「2人でスクラムを組み、国政と県政の問題に取り組みたい」と訴えた。
また、県連代表の岸本周平衆院議員も先週末、和歌山市内の公認・推薦候補の事務所を訪れ、陣営幹部らと選挙戦略を打ち合わせた。〆木佳明・民主県幹事長は「東日本大震災の自粛ムードで派手なパフォーマンスはやりにくく、国会議員の支援を受けて支持団体などの票を着実に固めたい」と話す。
一方、公認29人、推薦2人の全員当選を目指す自民。国政では、民主との大連立の話も浮上したが、県議選では一貫して、民主に対する全面対決の姿勢を貫く。今回の選挙戦では、とりわけ、激戦となる県南部の選挙区に国会議員が入り活動してきた。
県連会長の二階俊博衆院議員は田辺市や西牟婁郡、東牟婁郡、新宮市などの選挙区で積極的に候補者の応援に回る。世耕弘成参院議員は2日、田辺市の公認候補の応援演説で「2年前の浮ついた総選挙を反省し、候補を選んでほしい」と呼びかけ、「今回の選挙では、政治に対する責任と実行力が問われている」と語気を強めた。
公明は、現有の3議席維持を目標に掲げているが、県本部代表の西博義衆院議員が応援のために県内に入ったのは1度にとどまった。県本部は、「激戦となっている奈良県議選の応援もあるので」としており、各候補は、自前組織の引き締めなどに力を入れている。
公認の5人全員当選で1議席増を狙う共産は、5日に志位和夫委員長が来県した。JR和歌山駅前では、「和歌山市内で複数の議席確保を絶対にやり抜く」と力を込め、「紀伊半島に原発はいらない。日本にこれ以上の原発は作らせない」などと訴えた。
(2011年4月8日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000221-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/上 質問「ゼロ」形骸化 /滋賀
毎日新聞 4月6日(水)13時34分配信
◇政策提言に限界も
「建設的な議論の場として真摯(しんし)なお答えを」
2月の定例県議会。赤じゅうたんの議場で、議員が一般質問に立った。執行部の答弁が続くと、目をつぶったままうつむく議員が目立ち始めた。口を開けて天井を仰ぐ姿も。傍聴した60代の男性は「もう少しシャキッとしたらどうだ」と憤った。閉会後、居眠りを認めた議員の一人は「県議選を控え朝から駅前であいさつしているから……。県も答弁書の棒読みなので眠くなる」と話した。
執行部への一般質問は地方議員の代表的な権利だ。県議会では年4回開く定例会で任期中計16回、県政に意見をぶつける機会がある。所属の全議員が16回質問した会派の1人は「質問は県民の声を代弁する場。休むわけにはいかない」と話す。一方で、4人の議員は1回の質問もなく、1回のみも3人いる。質問ゼロのベテラン議員は「質問者は言いっぱなしで答弁もありきたり」と指摘。質問1回の議員は「内容の浅い質問をしても意味がない。県には議場外の見えないところで提言している」と説明する。
議会の形骸化を指摘するのは議員だけではない。先月、ある陣営の集会で討論した知事は、集合住宅の防災対策を訴える出馬予定者に質問した。「自治会の参加率が低いのにどう実現するのか」。明確な答えを返せない様子を見た知事は「議会で質問するだけでは一方通行。問い掛けに提案で返す力をつけないと建設的な議論にならない」と注文した。
課題もある。ある現職は「県議はみんな一人親方。何百人という職員を使える知事とは違う」と話し、独自調査や政策提言への限界を指摘する。
議会改革を進める三重県では、衆院議員の立法活動を補佐する法制局で2年間研修した議会事務局の職員が県議の活動を支えている。議会は会派専属の政策スタッフの育成を目指しているという。最大会派の現職は「議員は政策で競える集団を目指すべきだ」と話している。
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大阪や名古屋など各地の議会で首長新党の立ち上げが相次ぐ。既存の議会を変えようという風は滋賀県議選でも吹いている。候補を擁立した各政党はいずれも公約の目玉に議会改革を掲げる。候補者らが口々に「改革」を訴える議会の課題を探った。【安部拓輝、稲生陽】
4月6日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000266-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/中 年収1285万円 見直し、全党主張 /滋賀
毎日新聞 4月7日(木)15時35分配信
◇「専業議員」からは反論
県議選が迫る2月中旬、県議会の会派代表者会議。勤続10年以上のベテラン議員や引退する議員に対し、議会が公費で置き時計などを贈呈する「記念品制度」の廃止が決まった。協議に加わった10年以上のベテラン議員は「こんな制度があるとは知らなかった」と語り、控え室に引き揚げていった。
県も25年間、5万〜15万円相当の記念品を贈り続けてきた。議会側の動きに伴い廃止したが、県幹部は「重鎮の先生の影響力は議案を通す上で不可欠。こちらからやめるわけにはいかなかった」と打ち明ける。
「記念品」をはじめ、県議らは自らに支払われる公費について検証を始めた。その一つが報酬。昨年度の冬のボーナスは177万円で、月額報酬を合わせた年収は1285万円。これとは別に240万〜360万円の政務調査費が加わる。一般議員の年収を県内19市町議と比べると、大津は911万円、草津は702万円で、それ以外の600万円台以下の17市町議とは2倍以上の開きがある。
今回の県議選では全政党が現行報酬の見直しを打ち出した。ただ、議員報酬以外に収入のない「専業議員」からは反論もある。
ある現職は年4回、新聞折り込みを利用して数万戸に県政報告のチラシを配っている。費用は1回約40万円。支援者の冠婚葬祭にも毎月数万円、自家用車のガソリン代は月約2万円。週末は地域の行事へ。議会休会中は県内外の企業などとの情報交換会も多い。保険料や選挙資金の積み立ても必要で、平均すると毎月80万円、年間950万円程度が政治活動の「経費」に消えるという。現職は「収入の保証は4年間しかない。貯蓄も必要だが、まじめに活動するとほとんど残らない」と話す。
今回の県議選で引退した現職は、地元出身の若手官僚に地盤を譲ろうと持ち掛けたが「とてもそんなリスクは負えない」と断られた。現職は「職をなげうつ覚悟は志だけではできない。一定の報酬は必要で、削るだけでは有能な政治家は育たない」と訴える。【安部拓輝、稲生陽】
4月7日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000153-mailo-l25
変われ議会:2011県議選/下 見送られた定数削減 /滋賀
毎日新聞 4月8日(金)12時52分配信
◇5市町では実施、見直し求める候補も
「県民の意見をくみ取る態勢を維持すべきだ」。会議室の扉から議論が漏れ聞こえた。昨年9月、県議会の定数削減を目指した検討委員会。09年8月以降、会派代表が非公開で進めてきた協議に方向性が見えた。結論は「現状維持」。会見で定数の適正規模について見解を問われた代表者は、「それは当選した議員が決めること」と述べ、言葉少なに立ち去った。
県議会の定数は47。87年に2人増員され、02年に1減った以降は変わっていない。一方、今月24日に投開票を控える大津、栗東、近江八幡、彦根、日野の5市町議会は今回、いずれも財政難などを理由に定数削減に踏み切った。大津市議会では、定数減を唱えた市長と激しい応酬の末、自主的に定数2減を決めた。議員の一人は県議会について「減らすことだけが行財政改革ではないが、財政難は県も同じ。痛みに耐える市町の議会と比べれば、あまりにだらしない」と冷ややかだ。
国政選挙では議員1人あたりの有権者数に2倍以上の差が出ると「1票の格差」が問題となる。地方議員の場合、地方自治法で人口比例の原則が定められており格差は生じにくいが、それでも守山市(定数2)と愛知郡(同1)の格差は1・93倍。前回の07年は全選挙区の当選者で最大3・8倍もの得票差が出た。
今回の候補者からも定数の見直しを求める声が上がる。都市部の選挙区の現職は「7000〜8000票で落選するのに4000票で当選する選挙区もある。統合すべきではないか」と疑問を呈す。別の現職は適正な定数の基準作りを求める。県内の人口は約140万人。現行定数で割ると、県議1人が約3万人の代弁者を務める計算になる。「4万人の代弁者とすれば定数は35。そのくらい思い切った変革も必要では」。一方、人口の少ない選挙区には定数再編による不均衡を心配する声もある。
国内外の選挙制度に詳しい大阪市立大大学院の砂原庸介准教授(地方自治論)は「1人区は吸い上げる民意が画一化し、10人近くになると政策が似た候補が競合して選択が難しくなりがち。再編するなら1区5人程度が目安となる」と話している。【安部拓輝、稲生陽】
4月8日朝刊
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2182 名前:チバQ 投稿日: 2011/04/09(土) 08:01:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110409-OYT8T00064.htm
激戦区増 懸命訴え
統一地方選前半戦の府議選(定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)は10日、投開票される。初の統一選に臨む地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)やみんなの党が、既成政党を相手にどこまで議席を伸ばすかが焦点。東日本大震災を踏まえた防災・危機管理のあり方や大阪都構想の是非をテーマに、各候補は最終盤の訴えに懸命だ。
■府議選□
無投票だった2選挙区を除く60選挙区計107議席を巡り、204人が争う。候補者が200人を超えたのは28年ぶりで、女性は29人に上っている。
候補者の党派別内訳(無投票当選者を除く)は、民主33人、自民32人、公明22人、共産38人、社民1人、みんな2人、維新58人、諸派1人、無所属17人。新旧別では現職86人、新人114人、元議員4人。
維新の参戦により、多くの選挙区で混戦模様。中でも自民のベテラン現職と維新新人が激しく競り合う大阪市中央、西淀川両区や、民主が現職2人を擁立した豊中、枚方両市などで各候補が火花を散らしている。
□大阪市議選■
145人が舌戦を展開する。党派別は、民主24人、自民23人、公明19人、共産24人、みんな1人、維新44人、無所属10人。新旧別は現職75人、新人64人、元議員6人。女性は25人が名乗りを上げている。
大阪市議選を「主戦場」と位置づける維新は、全24選挙区のうち18選挙区で複数候補を擁立。定数2の中央、福島両区では議席の独占を狙う。民主、自民、公明、共産、維新の主要5党の候補がそろった選挙区は15に上り、各党のつばぜり合いは激化している。
■堺市議選□
前回より2人多い78人が争う。党派別では、民主12人、自民11人、公明12人、共産10人、みんな2人、維新15人、諸派1人、無所属15人。新旧別は、現職が47人、新人24人、元議員7人で、女性は18人が立った。
政令市昇格5年を経た市の将来像などが争点で、定数を5上回る15人が立候補した南区などで激戦となっている。
(2011年4月9日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000141-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「低投票率」=大阪市議選北区 /大阪
毎日新聞 4月5日(火)12時38分配信
◇5割超、目指したい新人 組織選挙に徹する現職
1日告示された統一地方選の府議選、大阪・堺両市議選。大阪の将来像に加え、東日本大震災の発生で防災や危機管理も選挙戦のテーマとして急浮上した。選挙運動の自粛ムードが残る中、各陣営は10日の投開票に向け、かつてない手さぐりの選挙戦を強いられている。注目の選挙区をレポートする。
高層マンションの建設が進む大阪市北区。5年間の人口増加数は1万人(増加率10%)を超え、市内24区で上位3番目に入るほど新住民の流入が激しい。一方、市議選の投票率は毎回伸び悩み、4年前の前回は市内で4番目に低い39%だった。支援組織のない新人は投票率アップを懸命に訴え、地域事情を知り尽くした現職陣営らは組織選挙に徹する。地盤の有無が戦術に反映される象徴区だ。
「今までの選挙とは違う。5倍、10倍の人を巻き込んで」。3日昼、買い物客でにぎわう天神橋筋商店街。街宣車から聴衆に呼びかける維新代表の知事・橋下徹の横で、維新新人の吉村洋文は手を振った。北区に弁護士事務所を構えるが、河内長野市出身で、知名度アップに懸命だ。吉村は「投票率が上がらないと、新人はつらい」と危機感を募らせる。
同日夕、みんな新人の北端秀行も大阪駅前で演説。党代表の渡辺喜美を呼び、名前の浸透を図った。「投票率5割を超えなければならない」と訴える。
そんな2人とは対照的に、地盤を持つ現職は、低投票率を計算に入れた組織固め戦術に力を注ぐ。
維新のもう一人の候補、現職の美延映夫は2日夜、支援者宅で約50人に弁を振るった。母を継いで2期目。自民からの移籍組だが後援会はそっくり残っており、「維新でも自民でも、美延は北区の代表者」と後押しする。
前回トップ当選ながら、任期途中で辞職した無所属元職の田中農。元府議の父親から引き継いだ後援会は「辞職後も揺るがない」と幹部。田中は「投票率を気にする立場ではない」と自転車で選挙区を駆け回る。
民主現職の新里嘉孝には市職員組合に加えて、ルーツがある沖縄の県人会も付く。陣営は「震災で投票率は前回並みでは」とみている。
同じく現職の公明・小玉隆子は支援団体の支持で3期目を目指す。後援会幹部は「投票率がどれだけ上がるか分からず、1票差で勝利が決まる」と引き締めを図っている。
投票率が20%の09年補選で次点だった共産新人の山嵜寿美雄は防災対策の充実などを訴え、陣営は「幅広く我々の訴える争点を知ってほしい」とする。
定数の倍以上の候補者が立ち、激戦の北区。投票率をにらみながらの選挙戦が続く。(敬称略)【小林慎、平川哲也】
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◇大阪市北区(定数3−7)=届け出順
美延映夫 49 維新役員 維現
新里嘉孝 50 [元]市職員 民現
山嵜寿美雄 43 党地区役員 共新
小玉隆子 61 党役員 公現
田中農 39 NPO顧問 無元
吉村洋文 35 弁護士 維新
北端秀行 34 会社社長 み新
4月5日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000179-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「試練の民主」=府議選生野区 /大阪
毎日新聞 4月6日(水)12時49分配信
◇要職経験者が公認辞退 維新巡り自民も危機感
政権交代後初の統一地方選に臨む民主党。菅内閣の支持率低迷や、政権運営の混迷による悪影響を懸念し、公認・推薦を辞退する候補者が各地で相次いだ。今回統一選での道府県議選での辞退を含む公認・推薦取り消しは計38人に上った。
「党の看板の問題などいろいろ言われて、何度もくじけそうになったが、皆さんに支えてもらった」
告示直前に民主公認を辞退し、党の色が薄い推薦に切り替えた府議選生野区の無所属現職候補、西脇邦雄は2日夜の個人演説会で、支援者約50人を前に声を詰まらせた。
前回も民主推薦の無所属で当選したが、政策通を買われ、民主会派の幹事長などの要職に就き、今回は公認での出馬を予定していた。しかし、「民主と言う時点で、何も聞いてもらえない」(陣営幹部)として公認返上を決断。改めて4期16年の実績を強調し、支持拡大に必死だ。
対する自民も順風とは言えない。現職で元議長の朝倉秀実は、08年知事選で自民府議団幹事長として橋下徹擁立に動いた立役者だが、今回、橋下は維新新人の荻田ゆかりを対抗馬として立てたのだ。
朝倉は3月、約2万人に郵送した「府政報告」のはがきに、「国と地方のあり方を変える大きな改革も大事だが、小さいが大事な政策を積み重ねることにも力を注ぐ」と記し、自治体の枠組み改編にこだわる橋下へのけん制とも取れるメッセージを発した。告示直前の事務所開きでも、「震災が起きたこんな時に、知事と大阪市長がもめるべきではない」と述べ、橋下が強調する府市対立の構図に苦言を呈した。
両ベテランのなりふり構わぬ攻勢に負けじと、荻田も懸命に駆け回る。維新は当初、同一区の府議選と大阪市議選の候補が連携し、相乗効果で当選する戦略を描いた。しかし、市議選生野区の維新2現職は、元自民市議と、元自民衆院議員秘書。支持層は当然、朝倉後援会と重なる。
2日夜には、橋下が2人の各演説会場に荻田を伴って、飛び入り参加した。朝倉と関係の深い支持者の事情をくみ、「日ごろの付き合いがあるかもしれないが、1議席取らせてほしい」と懇願。荻田も「ゼロからの出発です」と頭を下げた。
共産新人の柴山昇は、維新が訴える市営地下鉄民営化や、大阪中心部から関空へのアクセスを改善する地下鉄「なにわ筋線」建設への反対を主張。震災後は、原発問題に重点を置き、大阪の安心・安全の大切さを強調している。(敬称略)【堀文彦、佐藤慶】
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◇大阪市生野区(定数2−4)
朝倉秀実 57 党府議役員 自現
柴山昇 57 党地区役員 共新
西脇邦雄 56 [元]参院秘書 無現
荻田ゆかり 42 助産所院長 維新
4月6日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000158-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「身内もライバル」=堺市議選堺区 /大阪
毎日新聞 4月7日(木)12時44分配信
◇第1党へしのぎを削る 民自公共維が複数候補
「何を差し置いても応援に来たかった」−−。府議選堺区の公明現職、樋口昌和が4日夜、駆けつけたのは、堺市議選堺区の自民元職、奴井保雄の個人演説会だった。
奴井に加え、現職の西村昭三と加藤均を擁立した自民に対し、他陣営は旧自公連立政権以来の協力関係で、公明票の一部が流れるのを警戒する。
堺市議選(定数52)は、どの政党も過半数の候補者を立てられなかった。議会第1党を目指して、堺区では同一政党の複数候補同士が、しのぎを削る。
最大の不確定要素は、維新の得票数だ。目安になるのは09年9月の堺市長選。現在は維新代表になった知事の橋下徹が支援して初当選した堺市長の竹山修身は、堺区で約2万4500票を取った。
維新はいずれも新人の上村太一、伊良原勉、井関貴史が立候補。票を三等分できれば、3人とも十分当選できる。しかし、ある維新候補は「おおよそ各候補の重点地域はあるが、維新票を三等分するのは無理。維新の候補者は、ある意味で最大のライバル」と言い切り、次の演説場所に向かった。
民主は現職の増栄陽子と大毛十一郎が議席維持を目指す。陣営幹部は「民主の票は“風”の影響を受けやすい。4年前の前回と違い、民主への逆風下の選挙。同じ党でも票を分け合う余裕はない。民主の票を競い合う」と話す。
東日本大震災後の空気が、無党派層の投票率にどう影響するかも各陣営の関心事だ。「震災救援募金にご協力を」。現職の田中浩美と石谷泰子が立候補した共産は、南海堺駅前などで党員らが震災救援募金をしている。石谷の演説も災害対策が中心だった。南海堺東駅前には、震災犠牲者を追悼する喪章を付けて街頭演説をする無所属現職の山口典子の姿があった。
前回、裏山正利がトップ当選、成山清司が2位で当選した公明。他陣営から「公明2人の当選は確実」とみられているが、支持者は「09年の総選挙は衆院大阪16区(堺市堺区など)で、公明幹事長だった北側一雄も落選している。選挙に絶対はない」と事務所で気を引き締めた。(敬称略)【山田英之】
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◇堺市堺区(定数9−13)
西村昭三 64 [元]会社社長 自現
上村太一 41 [元]衆院秘書 維新
伊良原勉 38 会社社長 維新
増栄陽子 44 団体代表 民現
大毛十一郎 58 労組役員 民現
田中浩美 49 党地区委員 共現
加藤均 81 NPO代表 自現
裏山正利 56 党府役員 公現
奴井保雄 72 自治連役員 自元
山口典子 51 団体委員長 無現
石谷泰子 43 党地区委員 共現
成山清司 58 党府役員 公現
井関貴史 37 [元]会社員 維新
4月7日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000125-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「6党激突」=府議選高槻市・三島郡 /大阪
毎日新聞 4月8日(金)11時57分配信
◇「票読めぬ」募る危機感 「無風」一転「激戦」に
かつてない混戦模様の府議選。中でも、高槻市・三島郡は、社民を含む主要6党が激突する府内唯一の選挙区だ。前回は事実上の無風区だったが、今回、地域政党「大阪維新の会」の新人候補が立ったことで様相は一変、府内有数の激戦区となった。
その維新新人の池下卓。父節夫は同市議会議長の経験を持つ現職市議で、節夫自ら組織固めに奔走する。節夫の所属先の市議会会派「高槻維新の会」のベテラン議員の支援も得て、選挙区全域への浸透を目指す。
ポスターやタスキに年齢を刷り込み、若さをアピール。税理士の経歴を踏まえ、「専門家の目で税金の無駄遣いを徹底的に洗い出す」と訴える。
自民現職の吉田利幸は前回、トップ当選だが、危機感は強い。前回は当時自民市議だった池下節夫と連携し、府議選と市議選で互いに支持層を融通し合った。今回支援は望めず、「票がどれだけ目減りするのか読めない」(陣営幹部)のが懸念材料だ。
島本町で3日夜にあった演説会では、維新代表で知事の橋下徹がこだわる府本庁舎(大阪市中央区)の咲洲(さきしま)庁舎(同市住之江区)移転を、「府庁舎はお城(大阪城)の近くにあるべき」と批判、対決姿勢を鮮明にしている。
自民票の分裂が想定される一方、民主新人の吉田保蔵も必死だ。今期で引退するベテラン府議、大前英世の後継として年明けから街頭での訴えやあいさつ回りを本格化。連合の支援を受け、支持層の票固めに力を入れるが、「いまだに『候補は大前さんですか』と聞かれることもある」(陣営幹部)と言い、知名度アップが鍵だ。
他党の現職候補も、議席維持に全力を上げる。公明現職の林啓二は5日昼、「府議会で働かせて下さい」と集まった支持者に向かって懸命に訴えた。安定した得票を重ねてきた公明だが、「放っておいたら(当選圏から)はじき飛ばされる」(陣営幹部)と引き締めを図る。
共産現職の宮原威は5期20年の実績とともに、救急医療の充実や東日本大震災の被災地復興を主張。陣営も「今回は幅広く支持を得られなければ勝てない」と前回とは違う空気を感じている。
府議会唯一の社民議員、小沢福子は議席死守に向け、党を挙げての支援を受ける。震災を意識し、「住民の安全・安心を考えるのが地方行政の第一」と震災対策の必要性を掲げる。
元高槻市長を父に持つ、無所属新人の西島徹は「無所属議員として多様な市民の声を府政に反映したい」と、政党に属さない強みを打ち出す。(敬称略)【八重樫裕一、堀文彦、佐藤慶】
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◇高槻市・三島郡島本町(定数5−7)
小沢福子 62 党支部役員 社現
西島徹 57 [元]衆院秘書 無新
宮原威 64 [元]衆院秘書 共現
林啓二 58 党支部役員 公現
池下卓 36 税理士 維新
吉田保蔵 50 党支部役員 民新
吉田利幸 63 党支部長 自現
4月8日朝刊
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/06/20110406-051456.php
維新VS.既成政党 象徴区 大阪市議選住吉選挙区
東日本大震災を受け、選挙運動の自粛ムードも漂う統一地方選。その中で大阪では、府議選と2つの政令市議選をめぐり、「大阪都構想」を唱える橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)と既成政党がにらみ合っている。4党で議席を分け合っていた大阪市議選住吉選挙区では、維新が新人2人を投入。定数減もあり、激戦に拍車がかかっている。
■強気の戦略
「大阪市役所の体質は役人天国のまま。それを許してきたのは現職の市議たちですよ」。5日、2人の維新候補を引き連れて街頭演説した橋下氏は、既成政党の議員を激しく非難した。
大阪市議選(定数86)で維新は、定数2〜6の24選挙区のうち19区で複数の候補者を立てた。住吉区では定数6だった前回、自民2人と民主、公明、共産、無所属(後に自民会派入り)各1人が当選。維新は既成政党打破の「象徴区」と位置づけている。
震災を経て、大阪都構想への関心がかすみがちになり、無党派層を取りこむ維新の戦略も成否は不透明だ。それでも橋下氏は、「議会を総入れ替えするため、あえて共倒れ覚悟で2人出した」と強気を崩さない。
ただ、候補者本人は不安も口にする。橋下氏の秘書から転身した河崎大樹氏は、演説で“知事直系”をアピールしつつ、「どこまで顔と名前を知ってもらっているのか、全然わからない」と語る。地元出身の伊藤良夏氏は、河崎氏について「敵ではなくライバル」と危機感をあらわにした。
■争点ずらし
「大震災で知事の化けの皮がはがれた。大阪都構想は非常に底が浅いことがはっきりした」。自民党市議団幹事長の多賀谷俊史氏は、演説で橋下氏を激しく批判する。「維新は落下傘候補ばかり。一過性の政治ではいけない」と訴える一方、「知事はけんかが強い」と警戒感も緩めない。
「震災前は大阪都構想の話ばかりだった。ようやく身近な話題を聞いてもらえるようになった」。陣営は、演説会場で党のビラとともに市の「市民防災マニュアル」を配布し、「がんばろう日本」と書いた懸垂幕も掲げる。多賀谷氏は、演説の〝枕〟に防災の話題に触れることを心がけるなど、争点を大阪都構想からずらす戦略がにじむ。
■防災に比重
他候補も、維新に議席を奪われまいと、懸命に引き締めを図る。
民主の神原(かんばら)昭二氏は「今回ほど燃える選挙戦はない。徹底的に批判し、間違いを正す」と橋下氏を非難。3日の演説会には、橋下氏と対立する大阪市の平松邦夫市長も応援に駆けつけ、「国難とされる状況の中、対立構造を打ち出すときではない」と、暗に橋下氏の手法を皮肉った。
前回は無所属で出馬し、7選を狙う自民の天野一氏も、今回は徹底した地元密着型の選挙戦に徹し、維新を迎え撃つ構えだ。
震災を受けて防災や危機管理への関心が高まる中、大阪都構想を封じ込めるかのような主張も目立つ。公明の高山仁氏は「暮らしの安心・安全の街づくり」、共産の井上浩氏も「災害に強い安全・安心のまちづくり」を前面に押し、アピールを続けている。
◇住吉区 (5―7)
高山 仁 60 党府副幹事長 公現
神原 昭二 61 元市職員 民現
天野 一 63 元保護司 自現
井上 浩 38 党区委員 共現
多賀谷俊史 62 武道館長 自現
河崎 大樹 39 元知事秘書 維新
伊藤 良夏 30 元モデル 維新
=届け出順
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000150-mailo-l28
’11統一地方選:県議選神戸市兵庫区ルポ 初の4党、ガチンコ /兵庫
毎日新聞 4月7日(木)12時41分配信
◇「5党協」今は昔−−
統一地方選第1ラウンドの県議選の投票まであと3日。各選挙区では激しい戦いが繰り広げられている。民主、自民、公明、共産の4党公認候補がしのぎを削る神戸市兵庫区選挙区(定数2)の現場を歩いた。【米山淳、近藤諭、石川貴教】
「市民の目線、主婦の目線で県政を改革します」
民主党新人、何(ほう)里美氏(49)は、兵庫区の東山商店街で買い物をする主婦に訴えた。民主党が同選挙区から候補者を擁立するのは、98年4月の結党以来初めて。連合兵庫の推薦も受け、労働組合からの組織票にも期待を寄せる。菅内閣の支持率低迷などから逆風も予想されているが、陣営幹部は「少しずつ顔と名前が浸透してきた」と語る。
民主党がこれまで、兵庫区での候補者擁立を見送ってきた背景の一つには、「非自民・非共産」を掲げて94年に連合兵庫の呼びかけで結成された県独自の選挙協力組織「連合・5党協議会(5党協)」の存在がある。
99年の県議選で5党協のメンバーだった公明党が候補者の擁立を決めると、5党協の枠組みが存在感を強める。国政の構図の書き換えで、この候補者が当選回数を重ねるに連れ5党協の影響は薄れていったが、民主党県連幹部の一人は「別の選挙区の候補者との関係から、協力関係がゼロというわけでもなかった」と打ち明ける。
政権交代から初めて候補者を擁立した県議選。党県連幹部はこう解説した。「兵庫区は民主党の象徴的な選挙区だ」
◇ ◇
5党協の枠組みが働いた候補者こそ、3期目を目指す公明党現職、松田一成氏(58)。もちろん、「非自民」から自公政権を経た現在には、5党協の影は見えない。ただ、各政党が出そろった構図は、逆に「実績よりも政党で選ぶ選挙になる」(陣営幹部)と危機感を強めている。なぜなら、兵庫区を地盤とする兵庫2区で公明党の前職が、民主党新人に2万票以上の差を付けられ敗れた09年衆院選の記憶があるからだ。党関係者も「ここまで差がつくとは思わなかった」と振り返る。
通行人を見つけるたびに駆け寄って、握手を求める松田氏。「選挙区内すべてをとにかく歩くしかない」。苦い記憶を払しょくするように、靴をすり減らす日々が続く。
◇ ◇
5党協から自公連立へ。この流れは自民党現職、立石幸雄氏(62)にも微妙な影を落とす。00年から、衆院兵庫2区は公明党が議席を維持し、自民党が独自候補を擁立できない状況が続いたからだ。
国会議員から都道府県議、そして市町村議−−。自民党はこの一連の流れを軸に、組織を地方の末端まで浸透させ、選挙時には強力な「集票マシン」として絶大な強みを見せつけてきた。ただ、一番頭の「国会議員」が失われれば、どうしても組織は緩くなり、保守層離れが進む。
「私には組織がありません。皆さん一人一人に頼るしかありません」。兵庫区の小学校で開いた個人演説会で、立石氏は約100人の支持者に訴えた。現職最多の8期目を目指すベテランの余裕が、そこにはなかった。
◇ ◇
「地域経済の発展のため、雇用の確保に努めます」。8年ぶりの返り咲きを目指す共産党元職、井村弘子氏(64)は、兵庫区南部の海岸沿いにある工場地帯でマイクを握った。この地域は、三菱重工業が地元の神戸造船所から商船建造部門の撤退を表明し、地盤沈下が懸念されている。
ただ、民主党の候補者擁立は、井村氏の選挙戦を少なからず左右するのでは、という見方も上がっている。
これまで国政で民主党を支えている労働組合などの組織票が「県議選では、雇用や福祉などを訴えの柱とする共産党の候補者に、少なからぬ票が流れている可能性がある」(労働組合関係者)があるからだ。
「共産党以外の政党は『オール与党』です」。党の存在感を訴える井村氏の声が強まった。
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◆県議選立候補者(届け出順)
◇神戸市兵庫区(定数2−4)
松田一成 58 公現(2)
立石幸雄 62 自現(7)
井村弘子 64 共元(1)
何里美 49 民新
(カッコ内数字は当選回数)
〔神戸版〕
4月7日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110405-OYT8T01073.htm
浮動票増えて混戦
県議選 激戦区を歩く(上)山辺郡・奈良市
知事選と同じ、10日に投開票される県議選。16選挙区のうち、無投票区をのぞく13選挙区で58人の舌戦が続いている。特に山辺郡・奈良市選挙区(定数11)には現職10人、新人・元議員6人の計16人が立候補、県内最大の激戦区となっており、市北部、西部に広がる住宅街での“攻防”が勝敗の鍵となりそうだ。(田畑清二)
「最後の最後まで、4人の候補に皆さんの力を」。1日夕、県内で乗降客数が最も多い駅の一つ、近鉄学園前駅に立った民主公認の候補4人が声を張り上げた。うち2人は新人。初々しい様子で盛んに手を振り通勤客らにアピールする。立ち止まった人の中には拍手を送る姿も。
県議会の議席拡大を目指す民主にとって、同選挙区は、「最重要区」の一つだ。ここで議席を獲得するためには、市の人口(約37万人)の半分余りを抱える学園前や富雄といった市西部、北部の住宅街で、「浮動票」を狙わなければならない。
街頭演説には、同党の参院議員や地元の奈良市議も応援に駆けつけ、声をからす。候補の一人は「党への逆風は大きく、厳しい戦いだが、全力で訴えていきたい」と懸命だ。
市西部での支持獲得に力を入れるのは、他党や無所属のほかの候補も同じ。学園前周辺や高の原駅では連日、朝の駅立ちや街頭演説が繰り広げられている。
一方、従来からの地縁や血縁などで分厚い組織力を誇る自民現職らも「読めない票が年々増えており、どうなるかわからない」と混戦に危機感を示す。
元県議の元自民衆院議員が返り咲きを目指し、立候補したことから党内でも混戦に拍車をかける。現職4人は地元の後援会組織の引き締めを図るが、一部では地盤が重なる地域もあり、票の奪い合いの恐れも出ている。ある現職は「余裕のある候補者はいない」と不安をのぞかせる。
現有2議席の確保を目指す公明と共産の2党は、それぞれ市内で組織票を二分し、会合などに丹念に出席し、支持固めを狙う。
◇
激戦となっている県議選の山辺郡・奈良市、橿原市、葛城市の3選挙区で、情勢を探る。
■山辺郡・奈良市
大国正博 47 公現〈1〉
荻田義雄 63 自現〈3〉
小林茂樹 46 自現〈1〉
山村幸穂 55 共現〈3〉
浅川清仁 56 み現〈2〉
小林照代 71 共新
木村和弘 50 民新
新谷紘一 69 自現〈8〉
鍵田忠兵衛 53 無元〈3〉
畭真夕美 61 公現〈3〉
猪奥美里 31 民新
今西一憲 50 無新
岩城明 52 民現〈3〉
柿本元気 32 無新
出口武男 75 自現〈8〉
田尻匠 53 民現〈4〉
(届け出順)
(2011年4月6日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110407-OYT8T01043.htm
総選挙にらみ火花
県議選激戦区を歩く<下>葛城市
選挙カーから手を振って支持を訴える候補者(葛城市内で)=画像の一部を加工しています 葛城市選挙区(定数1)は民主、自民、無所属の現新3人が立候補、12年ぶりの選挙戦となった。両党の候補には地元の民主衆院議員と、自民の元衆院議員が応援に駆け付け、早くも次期総選挙をにらんで火花を散らしている。(元永達夫)
「県政に新しい風を」。無所属新人の西川は7日午後、葛城山のふもとに広がる住宅街に選挙カーを走らせ、スピーカーから何度も繰り返し、支持を求めた。
同市は、1963年から40年間、自民党衆院議員を務めた奥野誠亮のおひざ元で、2009年に長男の信亮が議席を失うまでほぼ半世紀、同党を支えた土地柄。
04年の市長選以来、3度目の選挙となる西川も、党の公認を求めたが、結局、調整はまとまらず、無所属での出馬となった。陣営は「民主、自民の争いに埋没しないか」と危機感を募らせており、選挙戦終盤は市内をくまなく選挙カーで走り回り、存在感をアピールしている。
民主新人の市川もこの日、シャープの工場周辺などでマイクを握った。「住民に身近な県政の実現を」などと訴えると、耳を傾けていた有権者から拍手が送られた。
昨年まで31年間、香芝市に勤務。告示前から近鉄尺土駅前などに立ち、豊富な行政経験を強調してきた。出陣式には、衆院3区選出の吉川政重が駆けつけ、「保守の強い地盤に風穴を開け、葛城を変えたい」と熱弁を振るった。
党本部が全国80か所の「最重点区」の一つとする選挙区。応援予定だった元国交相の馬淵澄夫が震災対応で戻れず、戦術変更を余儀なくされているものの、陣営は「ここで勝てば、奈良は変わる」と意気込んでいる。
自民現職の辻本はこの日午前、知事選候補者と共に近鉄新庄駅前に立ち、「中南和地域の経済、観光振興」などを訴えた。駆け付けた支持者からは「何としても議席を守って」などと声がかかった。
市内44自治会の連合会や市議会、経済団体から推薦を受け、約750人が集まった1日の出陣式は、多くの自治会長や市議ら計約60人が壇上に並んだ。さらに、党県連会長の奥野信亮が「震災復興はわが党にしかできない」と、〈自民色〉を押し出した演説で支持を訴えた。
形勢逆転を目指す民主に対し、地盤を死守したい自民。保守分裂の様相も見せながら、3人は「最後のお願い」に声を振り絞る。(敬称略)
■葛城市
西川均 63 無新
市川雄治 55 民新
辻本黎士 75 自現《5》
(届け出順)
(2011年4月8日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104030001
【2011統一地方選@奈良】
塩見氏・民主県議 難しい連携
2011年04月03日
県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。
◎広域連合参加は一致 連合奈良は現職推薦
今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。
▼「表だっては…」
「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」
民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。
それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。
一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。
◎県議候補と積極共闘 北野・荒井氏
「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。
荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104040001
【2011統一地方選@奈良】
民主、「逆風」微妙に変化/県議選
2011年04月04日
東日本大震災の犠牲者に向け、出陣式で黙とうする県議選候補者(手前)と支援者ら=1日、奈良市
■問われる防災・原発
東日本大震災が、16選挙区に63人が立候補した県議選にも大きな影響を与えている。菅政権の支持率が低下し、民主に吹いていた「逆風」は微妙に変化。支援策や防災、原発問題を主張の中心に据える候補が相次いでいる。
菅政権への逆風で厳しい戦いを覚悟していた民主の現職候補。震災前、支持者から「民主党は何やっとるんや」と言われ、「修行みたいなもんやった」と振り返る。
しかし、震災後、菅政権への有権者の批判は影を潜め、「奈良県はどんな支援しているのか」と聞かれることが多くなったという。「逆風が収まったとは思えないが、政府の震災対策も含めて訴えたい」
民主の新顔候補は街頭演説などで今回の震災の甚大さに触れ、「1県だけでは大きな災害に対応できない。医療と防災の2分野だけでも広域連合に入るべきだ」と訴えている。
立候補表明後、知名度を上げようと積極的に戸別訪問したが、菅政権への批判を受けることもあった。震災後、駅頭での朝立ちを募金活動に切り替えたところ、快く募金してくれる人が多かった。「政権への批判はあってしかるべきと思ってやってきた。今こそ災害が起きた時にどうするか、訴えたい」
●他党も主張の重点
自民の現職候補は、街頭演説の半分を震災に割いている。自民党県連が3月に発表した重点公約には防災に関する政策はないが、「一番注目されている話題。県の支援策や現在の危機管理体制をきちんとお知らせしたい」と話す。
公明の現職候補も街頭演説で「想定外では済まされない。避難所のチェックや地域の防災体制を見直したい」と訴える。
共産の新顔候補は原発問題に時間を割く。原発の新規建設の中止、自然エネルギーへの転換などを打ち出し、「大震災で高齢者の死者の割合が多い。弱者を守るには暮らし、福祉一番の温かい政治が必要」と訴える。
無所属の新顔候補も脱原発を進めると主張。「クリーンエネルギーを推進し、奈良を環境先進県にしたい」。別の無所属の新顔候補は震災後、財政再建と関西広域連合参加に加え、防災対策を訴えの中心に据え、「奈良県でも大震災が起きる可能性がある。防災対策を見直す必要がある」と訴えている。
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>>1445
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104060001
16人11議席争奪戦/県議選ルポ
2011年04月06日
■山辺郡・奈良市選挙区
県議選(定数44、10日投開票)で、全体の定数の4分の1を占める山辺郡・奈良市選挙区。定数11に対し、前回より2人多い16人(現職10人、元職1人、新顔5人)が立候補し、激しい舌戦を繰り広げている。
◇支持固め 懸命
現有2議席の民主は4人が立候補。木村氏は1日20カ所でスポット演説を重ね、「27年間、県職員を務めた経験を生かしたい」と訴えている。自治労系の労組票を基盤とするが、「自分は無名の新人」と知名度アップを目指す。
猪奥氏は駅前での朝立ちの後、一日30カ所でスポット演説をこなす。「関西広域連合に入らなくて大丈夫か、とよく聞かれる。広域連合に参加すべきだ」と訴える。
NTT労組出身の岩城氏は震災支援策や防災のほかに教育や介護、年金などを演説に盛り込んでいる。
田尻氏の事務所の窓には「関西広域連合参加へ」と書いたのぼりが掛かる。労組票を基盤に、演説で参加の必要性を強調している。
自民は現職4人。荻田氏は市南部が地元だが、「守りの選挙では勝ち抜けない」(陣営幹部)と市西部や月ケ瀬地区などでの活動も強化する。
前回トップ当選の小林茂樹氏は「未来のため、教育の充実や県の財政立て直しを」と主張。市全域を網羅する後援会組織を引き締める。
新谷氏は山辺郡が地盤。「奈良市でもっと取らないと厳しい」として、1日に数回、ミニ集会を市内で開いている。
ベテランの出口氏は経済界や市北西部の支持固めを図っている。
公明は現職2人。大国氏と畭氏は東日本大震災に配慮し、選挙カーでの名前の連呼を控え、各地盤をハンドマイクを手に徒歩で活動。防災態勢の見直しなどを訴えている。
共産は5日、志位和夫委員長が来県。立候補した2人も近鉄奈良駅前で演説し、山村氏は「かつてない大接戦。福祉の心を持った県政をつくる」、小林照代氏は国保料の加入全世帯1万円引き下げを訴えた。
自民を離党し、みんなの党から立候補した浅川氏は議員報酬削減などを訴える。陣営は「自民時代と比べて反応が良い」と話す。
無所属は3人。元衆院議員で元奈良市長の鍵田氏は市東部を中心に後援会組織をまとめる。
今西氏は財政再建と関西広域連合参加が演説の中心。「政策に詳しい県議が必要だ」とアピールする。柿本氏は32歳の若さを武器に、応援に来た男性タレントと市内を練り歩き、無党派層への浸透を目指している。
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104070001
強まる政党対決 激戦/県議選ルポ
2011年04月07日
◇前回無所属2人、民主公認
県議選(10日投開票)の高市郡・橿原市選挙区(定数4)では、前回と同じ顔ぶれの5人が激しい選挙戦を繰り広げている。前回無所属だった2人がいずれも民主の公認候補となり、政党対決の色合いが濃い構図になっている。
■高市郡・橿原市選挙区
「政権を担う党の責任として、厳しい戦いになっても2人立てる必要があった」。3日夜、民主現職の森山賀文氏の演説会で、民主の大西孝典・衆院議員(比例ブロック)が説明した。
党本部は、定数3以上の選挙区で複数候補擁立の方針を掲げ、前回推薦した森山氏とともに、新顔の水本純氏の公認にも踏みきった。
森山氏は中南和地域の観光振興や人口増加策などを訴えるが、支持者の一人は「民主の支持率が下がって苦しいなか、党はもっと現職優先で支援してほしい」と不満を漏らす。
2005年の県議補選、07年の県議選と惜敗した水本氏。1日の出発式には大西氏ら民主の国会議員が駆けつけ、民主市議も支援する。「『家内工業』から『会社組織』に変わっただけのことはある」と公認の手応えを語る。
医療と防災で関西広域連合と連携していくことを訴えている。ただ、後援会長を務める県医師会長が急きょ知事選に立候補し、陣営は「知事選の影響は正直読めない」という。
◆自民の現職2人 田野瀬氏が全面支援
現職2人を擁立した自民。今年に入って、党の掲示板に地元選出の田野瀬良太郎・衆院議員(4区)を真ん中に神田加津代、山本進章両氏が並ぶポスターが掲示された。
田野瀬氏の後援会は組織を二つに分け、両氏の全面支援に回る。神田氏の陣営幹部は「自民として、必ず2人を押し上げるという決意表明」と受け止める。
神田氏は個人演説会などで3期12年の実績を強調。女性の視点で新たな観光名所や土産物づくりなどに取り組むとし、「橿原から女性の火を消してはいけない」と訴える。
前回トップ当選の山本氏は、前回から合区された旧高市郡選挙区(高取町、明日香村)に地盤を持つ。「南都創造」をキーワードに中南和地域の振興を訴える。
◆ミニ集会中止 公明「苦しい」
公明の岡史朗氏は支持母体の創価学会票を固め、地元自治会の推薦も得た。
だが告示前、県本部代表として東日本大震災の支援活動にあたるため、予定していた30カ所近いミニ集会を中止した。「支援者に直接思いを語り、広げてもらう重要な場のはずだった。経験したことのない苦しい選挙」と陣営幹部。
選挙序盤は選挙カーでの名前連呼をやめ、自転車も使った。防災計画見直しや生活者目線の政治の実現などを訴えている。(渡義人)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000256-mailo-l29
’11統一地方選:知事選 終盤に支持拡大狙う 陣営に大物応援も /奈良
毎日新聞 4月8日(金)14時56分配信
知事選は10日の投開票まであと2日となり、選挙戦は終盤を迎えた。新人の元県議、北野重一氏(73)=共産推薦▽現職の荒井正吾氏(66)▽新人の県医師会長、塩見俊次氏(61)の3陣営は、決起大会を開いたり、党幹部が応援に駆け付けるなど、終盤の支持拡大にしのぎを削っている。【阿部亮介、上野宏人、高島博之】
北野氏は5日、奈良市の近鉄奈良駅前で街頭演説。共産党の志位和夫委員長が応援に駆け付け、約1200人(陣営発表)が集まった。志位委員長は「国難というべき大震災の下での選挙。被災者の支援と復興をどう進め、原発問題をどう解決し、福祉、防災のまちづくりをどう進めるかが争点だ」と、支持を訴えた。
荒井氏は7日、葛城市や御所市などを選挙カーで回った後、夜は奈良市で決起大会を開催。滝実・民主党県連代表や高市早苗・自民党衆院議員が応援弁士として出席し、支持者ら約1400人が参加した。8日夜にも橿原市で800人規模の決起大会を開催。参院議員時代に親しかった古賀誠元運輸相らが応援に駆け付ける予定だ。
塩見氏は6日夜、奈良市で200人規模の個人演説会を開催。市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表が、塩見氏を支援する「関西広域連合奈良推進の会」を設立したことを報告した。塩見氏は「広域連合に賛成する候補として、反応は日ごとに良くなっている。新しい奈良県を作っていきたい」と支援を呼び掛けた。
4月8日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000266-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/上 生駒市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月5日(火)15時29分配信
◇新人出馬で一転
「県を内部から改革したい。山下市政と県をつなぐパイプ役になる」。生駒市あすか野で2日あった阪口氏の街頭演説。応援の山下真市長は「選挙の時だけ耳に心地良いことを言う人と違い、有言実行の人」と力を込めた。
阪口氏は市議の報酬・定数削減を直接請求した中心人物。税金の無駄遣いをチェックする活動を長く続けてきた。関西広域連合への参加、県議報酬30%減、政務調査費50%減を公約に掲げ、市長との連携を前面に出す。
生駒市選挙区は、民主が公募による2人目の候補擁立を断念。無投票も予想されたが、阪口氏の出馬で一転して激戦になった。
議長や自民党県連幹事長などを歴任した安井氏は、平城遷都1300年祭に貢献した実績などをアピールする。出陣式では、中谷尚敬・市議長が「高山第2工区問題などで県と市の関係がうまくいっていない。ぜひパイプ役になってほしい」と応援。安井氏は「災害対策マニュアルの見直し、救急車を断わらない病院づくりなど、防災・医療強化を第一に訴えたい」と述べた。
前回トップ当選の高柳氏。党への逆風に危機感を強め、原点の「市民が主役の政治」を訴える。告示日の近鉄生駒駅前での演説では、自民党政権下での格差拡大や地域医療崩壊を強調。新病院建設に向けた11年度病院事業本予算案が民主市議2人の反対で否決されたことを意識し、「ハードを造れば解決ではない。情報公開を進め、市民参画の仕組みを作るべきだ」と訴えた。
粒谷氏は、一般質問の回数など活発な議会活動、定数削減などへの貢献を強調する。保守系市議が顔をそろえた出陣式では「県政の無駄を徹底的にカットしたい」と意欲を示した。一方で「人気がある知事や市長に議員がこびを売る風潮がある。知事や市長と一緒なら議員はいらず、独裁制に陥る。議員がチェック機能を働かせることができるかの試金石になる」と主張した。
前回2票差で返り咲いた中野氏は、議席維持に党組織がフル回転。無駄な大型開発中止などでの国民健康保険税の1世帯1万円引き下げ、中学卒業までの医療費無料化(窓口払いなし)など、「くらし応援の県政」への転換を掲げる。近鉄生駒駅前での出発式では、県議の報酬30%減などが「オール与党体制の中で受け入れられなかった」と違いを強調した。【熊谷仁志】
◇
県議選(定数44)は16選挙区に63人が立候補し、舌戦を繰り広げている。3選挙区で戦いの模様を追った。
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◇生駒市(定数4−5)
阪口保 (62)無新
安井宏一(69)自現
高柳忠夫(60)民現
粒谷友示(67)自現
中野明美(63)共現
4月5日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000246-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/中 高市郡・橿原市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月6日(水)14時24分配信
◇国政対決の縮図
「大きな震災に県だけでは対応できない。関西広域連合に入って、医療や防災の体制を作ることが大切」。民主公認の水本氏は1日夕、近鉄大和八木駅前でこう訴えた。
無所属で出馬した前回は788票差で落選した。今回は連合奈良の支援も受けて初当選を目指すが、菅内閣支持率は低迷し、逆風にさらされている。そんな中、医師の立場から広域連合参加を前面に打ち出す。
高市郡・橿原市選挙区は前回と同じ顔ぶれだが、今回は全員が公認候補で、国政の与野党が対決する構図になった。
もう一人の民主公認、森山氏も危機感を強めている。3日夜、同市の新沢地区公民館で開いた個人演説会では「民主党は4議席に2人擁立する大冒険をした。ここまで支持率が下がるとは思わなかった」と心情を吐露。「観光客の滞在時間を増やし、お金を使ってもらうには宿泊施設を増やす必要がある。ホテルなどを経営する会社に優遇施策を行い、奈良を元気にしたい」と、支持を訴えた。選挙中は軽快な服装で若さをアピールする。
一方、自民の2人は保守層の取り込みにしのぎを削る。高市郡は07年の前回から橿原市と同じ選挙区になった。4選を目指す自民の山本氏は、それまで高市郡の選出だったが、前回に続いて橿原市に支持を広げようとしている。
橿原市で開かれた出陣式では「昨年は平城遷都1300年で平城京が盛り上がった。これからは橿原市を中心に高市、吉野を南都として盛り上げたい。県庁を橿原に移してもいいのではないか。奈良の首都移転に取り組む」と訴えた。
神田氏は、同党唯一の女性県議として副議長などを歴任した実績を強調。同市の曽我町陣屋会館で2日夜に開いた個人演説会では、「奈良は観光が大事。短期的なものだけでなく、子や孫の世代のために新たな名所や土産を作りたい」と述べた。
公明の岡氏は、支持母体の創価学会に加え、自治会などへの浸透を図る。1日夜、橿原市四条町の小泉堂公民館には約50人が集まった。医療や防災のほか広域連合にも触れ、「知事も近いうちに考えを変えるのではないか。南海・東南海地震には関西で対応しなければならない」と参加を求めた。【高島博之】
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◇高市郡・橿原市(定数4−5)
岡史朗 (61)公現
神田加津代(66)自現
水本純 (60)民新
山本進章 (56)自現
森山賀文 (41)民現
4月6日朝刊
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>>1449
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000280-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/下 山辺郡・奈良市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月7日(木)15時47分配信
◇「広域連合」無党派狙う
「関西広域連合に加盟します。議員報酬を3割削減します」。告示後初の日曜となった3日昼、桜が咲き始めた奈良市の佐保川沿いで、浅川氏が訴えていた。自民党を離党してみんなの党から出馬した浅川氏は、広域連合への参加を前面に掲げる。聞いていた女性(55)は「主張はよく分かった」と握手した。
元自治省課長補佐でシンクタンク研究員の今西氏も、奈良市西部を中心に「防災の観点からも広域連合に参加することが必要だ」と訴える。
山辺郡・奈良市選挙区(定数11)は、現職10人、元職1人、新人5人の計16人が激戦を繰り広げている。市西部は無党派層が多く、広域連合への参加を積極的に訴える候補が目立つ。
逆風を受ける民主からは4人が出馬。ローカルマニフェストに広域連合への参加方針を盛り込み、田尻氏や猪奥氏が訴える。ただ、広域連合への参加に慎重な連合奈良の組織内候補、岩城氏と木村氏は言及が少なめで、やや温度差がある。岩城氏は「これからは人口が減少する時代。奈良に必要なのは雇用だ」と雇用に重点を置く。
◇
「こんばんは。お帰りなさい」。4日午後7時過ぎ、奈良市の近鉄学園前駅北口で、鍵田氏が乗降客に呼び掛けていた。「頑張って下さい」。駆け寄って声をかける女性もいる。
自民現職の小林茂氏、出口氏、荻田氏、新谷氏の4人が固める保守地盤は、鍵田氏の出馬で一変した。無所属の鍵田氏は、県議、奈良市長、自民党衆院議員を歴任。広域連合への参加も掲げ、「鍵田票」の掘り起こしを狙う。
危機感を強めるベテランの新谷氏は1日4〜5回のミニ集会を開き、「平城宮跡は国営公園化が決まった。県民に親しまれる公園にしたい」などと主張。一方、議長の出口氏は東日本大震災に配慮し、大規模な演説会などは自粛している。
公明は、大国氏が奈良市西部、畭氏が市東部で医療や防災、福祉の充実を訴える。知事選と連動して支持拡大を目指す共産は、山村氏が市東部、小林照氏が市西部で、国民健康保険料の引き下げなどを掲げる。5日は志位和夫・党委員長が応援に駆け付けた。元市議の柿本氏は部落解放同盟県連が推薦。32歳の若さをアピールしている。【阿部亮介】
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◇山辺郡・奈良市(定数11−16)
大国正博 (47)公現
荻田義雄 (63)自現
小林茂樹 (46)自現
山村幸穂 (55)共現
浅川清仁 (56)み現
小林照代 (71)共新
木村和弘 (50)民新
新谷〓一 (69)自現
鍵田忠兵衛(53)無元
畭真夕美 (61)公現
猪奧美里 (31)民新
今西一憲 (50)無新
岩城明 (52)民現
柿本元気 (32)無新
出口武男 (75)自現
田尻匠 (53)民現
4月7日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000199-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/上 答弁内容のすり合わせ /和歌山
毎日新聞 4月6日(水)13時3分配信
統一地方選・県議選が告示され、激戦が繰り広げられている。関西広域連合の発足など地方分権の推進が叫ばれる中で、ますます重要な役割を持つ県議会。その実像はどうなっているのか。どうあるべきかを考える。
◇県方針、前進させる議論を 日常活動重視も
◇議案ただす一般質問では
ある職員は議員からこう尋ねられた。「○○について質問したいんやけど、どんなふうに聞いたらええかな」。議会本会議で県提案の議案を問いただす一般質問。議員の最も重要な活動の一つのはずだが、原則として、職員と事前に内容をすり合わせるのが実態だ。本会議では予定調和の原稿を読み上げる。職員は「質問の文章を書いてあげた職員もいる。漢字の読み方が分からないと怒る議員もいた」と振り返る。
全国の多数の議会も同じ構造だ。この実情を、改革派として知られた前鳥取県知事の片山善博氏(現総務相)は07年の国の地方分権改革推進委員会で「八百長と学芸会」と酷評した。「議会で議論をして物事が決まるのが本来の議会制民主主義だが、結論を決めてから議会を開く」「一字一句すり合わせしたものを読む自治体もある」
「先生、今回は質問するんですか」。県には、議員1人に対して原則1人の「庁内担当」がいる。別名は問(もん)取り。議員から質問内容を事前に聞き出すのが重要な役割だ。課長に昇進すると後輩を指名し引き継いでいく組織的な仕組みだ。
問取りは、一般質問をする議員が決まる開会日、各議員から質問項目を収集。各部にいる各議員専属「部内担当」に情報を伝える。部内担当はその情報を担当課に伝達、答弁の調整が始まる。「『この答弁でどうか』と職員から議員との調整を任されたり、『ここまで答弁を出してこい』と議員に迫られたり。板挟みですよ」と、ある職員は過去の問取り経験を振り返る。
ある議員は「勘違いして追及する訳にいかない。質問の整理を頼むことはある」と明かす。それでも「調整は皆に見えない。県は『国も他府県もしていない。ここまでしか言えない。他部局と調整が要るから聞かないで』と言うが、議員の特権は議場で聞けること」と改革を望む。知事が事前調整にない答弁をして怒ったこともある。「でもな、それが本来の議会や」
本会議で丁々発止の議論はできないのか。質問は答弁も合わせ1時間。「運営上調整は必要」と言う職員もいる。答弁経験者は「調整しないと言い合いで終わる」と見る。「脚光を浴びたいだけのセンセイもいるが、良いセンセイもいる。本当に必要な時は僕らの所に普段から尋ねてくる」と日常の議員活動を重視する。問取り経験者は「県の方針を一歩前進させるぐらいの答弁を議会で引き出してほしい」と新議員に期待する。果たして改革は進むのか。【山下貴史】
4月6日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000165-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/中 改革進まぬ、政務調査費 /和歌山
毎日新聞 4月7日(木)12時53分配信
◇領収書の公開度、全国最低 5万円以上のみ添付
10年度の県議の報酬は3%カットだが、報酬・ボーナスは1人年約1225万円。ある議員は報酬の明細を財布にしのばせる。時に支持者に見せ納得してもらうためだ。税金や年金、互助会費など、差し引くと手取りは月約40万円。「香典や弔電には政務調査費(政調費)も使えない。出費だらけ」と嘆く。
しかしその政調費は「第二の報酬」とも言われる。政策の調査に必要な経費として会派(1人分月3万円)と議員個人(月27万円)に支払われる。支出できるのは、調査研究▽研修▽会議▽資料作成−−など。収支報告書を議長に提出するが、添付する領収書は、事務所費・事務費・人件費を除き1件「5万円以上」だけでよい。
全国市民オンブズマン連絡会議によると2月現在、全ての支出に1円以上の領収書を添付するのは38都道府県。「3万円以上」の愛知県議会も、「5万円以上」の兵庫県議会も、今年度中に1円以上に改まる。和歌山の公開度は全国最低になる。
事務所には自宅を使っているのに事務所の「家賃」を計上した議員も、過去にいた。09年度は45議員に計1億4310万円を交付。リゾートホテルの領収書8万8279円を計上した議員もいる。16人は領収書の添付がない。
同連絡会議の03年調査によると、鳥取県議会の政調費の透明度は全国最下位だった。同年度分までは、支出額と主な内訳を記した報告書1枚を議長に提出、領収書は議員が保存すればよかった。しかし、同連絡会議の指摘に加え、財政課長も査定時に領収書添付などを求めたため、条例改正して04年度分から1円以上の領収書を添付することに。07年度分からは、領収書と照合できる出納簿の写しも提出するよう指針を定めた。
翻って和歌山県議会は、政調費を巡り現職・元職44人を被告に住民訴訟の最中。会派代表者会は10年9月、「裁判の経緯を見守る」。改革はお預けだ。
◇
政調費の他に、旅費に相当する費用弁償がある。開会中、自宅などと議会との距離に応じ5000円〜2万7000円。会期中には休会日でも、議案調査▽協議・打ち合わせ▽その他−−の用務内容をサインすればよい。直線距離で1キロもない同市片岡町1の県議会議員会館に宿泊しても、翌日議会に来れば5000円。また、議員会館1泊につき3000円払うが、宿泊料として6000円もらえる。
大阪府議会は08年に都道府県で初めて費用弁償を廃止した。ある議員は「大阪の話は、こっちに移らんといてほしい」と声を潜める。【山下貴史】
4月7日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000146-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/下 出せなかった予算修正動議 /和歌山
毎日新聞 4月8日(金)12時11分配信
◇当局の追認機関、脱却を 提出、戦後2件のみ
「修正動議」と書かれた文書がある。県議会本会議に提案された県の補正予算案に対し、ある県議が修正を求めて作ったが、最終的に日の目は見なかった。とはいえ、「待った」をかける試みである。当局の案を追認するだけではない議会のあり方を考えてみたい。
舞台は09年9月議会。県が15年開催の和歌山国体に向け、県立総合体育館(仮称)に約3億円で導入しようとした電動式柔道畳4面に、議員は疑問を呈した。「高過ぎないか。支援の乏しい他競技の育成に振り向ける方が有効ではないか」
財源は麻生政権時の補正予算、全額国費の交付金。県教委は11団体に聞き取り調査し購入を決めた。1面の準備に通常タイプなら約1時間半かかるが、電動は5〜6分。ただ1畳当たりの予算は、通常が約3万2000円なのに対し、約66万円だった。当時の教育長は「柔道畳の常設施設にするより多目的施設が望ましく、設置、撤去が容易な畳を導入する」と答弁した。
議員は減額の修正動議を出そうとした。しかし、同じ会派の議員が常任委員会で原案に賛成、委員会は全会一致で可決している。要件となる4人以上の賛成は得られなかった。「県教委の案件でも知事が提案している。予算の反対、修正は知事への不信任にもなるので必死に説明し、理解を求めた」と、県幹部は振り返る。畳は結局、予算繰り越しで10年5月に2億8350万円で落札、今年2月に納入された。1畳63万円相当となった。
この議員は「柔道している人はこう言うんよ。『柔道は武道。重たい畳を片付けたり、用意したりするのも鍛錬』って。3億円あれば街の道場をもっと整備でき、競技人口も増えるのに」と首をかしげる。議会後には県外の体育館にも視察に行った。
戦後提出された予算の修正動議は、議会事務局の把握している範囲で、72年2月議会の県立医大の授業料値上げ問題など2件だけだ。
◇
ある県幹部は最近、知事への進退伺をしのばせて議員に説明したことがあった。「県民の負託を受けた議員が『おかしい』と言うのはいいこと。それに納得のいく説明責任を果たすのが僕らの仕事。そう思っている」。そして、こう付け加えた。「議員が、地元の道や川がどうだと言うのではなく、県政全般を議論できるなら県も良くなる。チェックしてくれるのはええこと。議会は重要や」
さあ、10日に投票に行こう。【山下貴史】
4月8日朝刊
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104040001
【1】和歌山市選挙区
2011年04月04日
集まった支援者らと握手する候補者(中央)=和歌山市
1日に告示された県議選は9選挙区(定数計32)で選挙戦に突入した。10日の投開票日に向けた候補者たちの戦いを追う。
◎現有議席死守に懸命
・各党、震災を意識
定数が1減され、各政党は新顔候補を立てずに守りの態勢で選挙戦に臨んだ。さらに東日本大震災の発生を受けて、候補者の中には街頭での演説を減らす動きも出ている。全体的に序盤の活動は低調だ。
立候補したのは現職15人、元職1人、新顔1人の計17人。党派別では民主1人、自民6人、公明3人、共産2人、無所属5人。
民主は改選前の現職1人を公認し、無所属3人を推薦している。公認候補は街頭で募金運動もしている。政権与党のメリットを訴えたいところだが、党幹部は震災対応に追われ、応援に入っていない。「日頃の政治家としての活動が問われる」と県連幹部は話す。
自民は現職1人が引退し、残る現職の椅子を守る戦いだ。あるベテラン候補は事務所前で出陣式をしたあと1、2両日とも街頭に立たず、演説は夜の個人演説会だけにしている。県の防災体制の見直しや道路整備の必要性などを個人演説会で訴える。
公明も、現職が現有議席の維持をめざして活動している。3日にあった街頭演説では、候補者が雇用の創出などを訴えたが、応援に立った県本部の幹部は「大変やりにくい」と語った。幹部は取材に「選挙運動がどう受け止められるか分からず手探りだ」ともらす。
共産は「被災地支援も選挙も全力で」として運動は減らさない方針。5日には志位和夫委員長が県内に応援に入る予定だ。候補の一人は初日から連日10カ所以上の街頭演説をこなしている。福島第一原発の事故に絡めて自然エネルギーへの転換も打ち出している。
震災による自粛ムードを警戒する無所属候補もいる。ある候補は3日もイベント会場などを次々と走り回り、選挙カーからも「和歌山を元気に」と支持を呼びかけた。個人演説会では、既成政党批判にも時間を割き、産業を振興させるための持論も展開した。
(増田啓佑、黒川真里会)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104050001
【2】田辺市 【3】西牟婁郡 選挙区
2011年04月05日
頭を深々と下げる候補者
◆引退議員の票行方焦点 新顔2氏、自民現職に挑む
◎田辺市選挙区
定数が1減って3。県議会会派「真わかやま」に所属していた現職2人が引退を表明し、市議から転身を図る2人の無所属の新顔をそれぞれ支援している。引退議員の票の行方が焦点の一つだ。迎え撃つ自民現職はこれまでの地盤を固めつつ支持拡大を目指す。
新顔の鈴木太雄氏=自民推薦、公明支持=は2日の個人演説会で「田辺の未来のために手を打たなければ」と1次産業や観光の振興を訴えた。引退する原日出夫氏=無所属=は出陣式に応援の言葉を寄せた。
新顔の谷口和樹氏の陣営では、引退する野見山海(あつみ)氏=社民=が選対本部長を務め、全面的に支援する。谷口氏は1、2日は選挙カーでくまなく回りながら、過疎対策の充実や地域での子育て支援を訴えた。
自民現職で元本宮町長の泉正徳氏=公明支持=は1日に地元で開いた個人演説会で「山のことを見直してもらえるように声を上げていきたい」と訴えた。今後は有権者の多い旧市内での支持拡大に注力する。
自民現職の大沢広太郎氏=公明支持=は2日の街頭演説で「予算を田辺に持ってくる仕事をしたい」と訴え、4期16年の経験を強調した。応援に入った国会議員も「政治力は経験と人間関係」と後押しした。
◆元職・新顔の4人争う 民主票、動向は流動的
◎西牟婁郡選挙区
前回当選の2人が出馬していないなか、元職と新顔の計4人が立った。今期限りでの引退を表明した町田亘(わたる)氏=自民=は新顔を支援しているが、2009年に衆院に転出した玉置公良氏=民主=は明確な支持表明はしておらず、票の行方は流動的だ。
無所属元職の前川勝久氏は1日の出陣式で「地域の声を一番大事にする」と強調。1カ月に1回、地元の要望を聞く会を設けることなどを訴えた。
自民新顔の池口公二氏は4候補の中で唯一、上富田町の出身。1日の出陣式には町長も出席。県関係の国会議員は「県政への窓口を絶やすな」と述べた。
自民新顔の立谷誠一氏は、白浜町長としての実績を紀南の発展に生かすと訴えている。町田氏が支援に回り、一緒に選挙カーに乗ることもある。
共産元職の高田由一氏は2003年に失った議席の奪回を目指す。1日の街頭演説では「県に何もいえない議員では住民の命と暮らしは守れない」と話した。(山野拓郎)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104060001
【4】有田郡選挙区 【5】御坊市選挙区
2011年04月06日
拳を突き上げる個人演説会参加者たち
◎有田郡選挙区
◆三つどもえの激戦 防災・経済・分権で支持訴え
定数が1減って2となり、県議会会派「真わかやま」に所属した元湯浅町議の現職が引退。自民と共産の現職2人に、湯浅町議からの転身を狙う無所属の新顔が挑む三つどもえの争いとなっている。
新顔の横矢政明氏=自民推薦、公明支持=は2日、湯浅町での街頭演説で「大震災級の津波が来れば町はのみ込まれる。防災計画の見直しが必要」と訴え。陣営は地元出身県議の必要性を訴えかける戦略だ。
共産現職の松坂英樹氏は3日、有田川町の街頭演説で「防災の先頭に立ち、雇用確保に力を尽くす」と防災や経済対策を訴えた。陣営は「党派や地域の壁を超えた支持を得たい」と政策や人柄をアピールする。
自民現職の吉井和視氏=公明支持=は4日、湯浅町の街頭で「医療も農村整備も税金を効率よく使うには周辺との連携が重要」と関西広域連合や地方分権の必要性を訴えた。100を超す団体の支持を受けた。
◎御坊市選挙区
◆24年ぶりの選挙戦 自民現職に民主新顔挑む
自民現職の中村裕一氏=公明支持=の6回連続無投票当選が続いていたが、民主新顔の斎藤麻希氏の出馬で実に24年ぶりの選挙戦となった。
自民県連会長の二階俊博衆院議員の地元で、二階氏の元秘書の中村氏は組織力を生かして集会を重ねる。一方、地元で大きな支援組織を持たない斎藤氏は自転車や選挙カーで市内を回り街頭演説している。
4日夜の中村氏の個人演説会。柏木征夫市長らが応援演説した後にマイクの前に立った中村氏は「住民の生命、財産を守るのが政治家の最大の仕事」と防災対策の見直しなどを語った。陣営は「久しぶりの選挙だが有権者とふれあえるいい機会でもある。気を抜かないでやっていく」と話す。
対する斎藤氏。3日の街頭演説では「議員としての収入と支出を率先してより詳しく公表し(有権者に)知ってもらう」と約束。整備が進む日高港について「『何をしているのか』と市民からも聞かれる」と話し、税金の使い道として適正かどうか追及したいとの考えも示した。
(鵜飼真)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104070001
【6】橋本市選挙区 【7】紀の川市選挙区
2011年04月07日
マイクが使える午後8時ぎりぎりまで街頭で支持を訴える候補者
◆現職と元市議が激戦 前回無投票から一変
◎橋本市選挙区
定数が1増で3となり、前回は無投票だった選挙区が激戦となっている。現職2人と市議からの転身を狙う新顔3人の計5人が立候補した。
再選を目指す自民の平木哲朗氏=公明支持=は個人演説会で「これからも地に足を着け取り組みたい」と支持の継続を求める。前回は無投票で県議の選挙戦は今回が初めてだけに、陣営は引き締めに懸命だ。
民主新顔の瀧洋一氏はバイクに乗って遊説。「私たちの声が届く県政に変える」と訴える。神戸市で阪神大震災を経験したことも挙げて防災対策の充実を訴える。地元の衆院議員も共に遊説にまわる。
6選を目指す自民の向井嘉久蔵氏=公明支持=は1日の出陣式で他候補との年齢差にふれ、「20年のキャリア、実績の差がある」と述べた。後援会を固めつつ、福祉に通じた政治家と自らをアピールしている。
新顔の岩田弘彦氏=無所属=は「無党派、無所属」を前面に掲げる。選挙カーと共に走る軽トラックの荷台に上がっての演説では「地方議員は党利党略でなく住民目線を優先すべきだ」と訴える。
新顔の中谷和史氏は、市と県のパイプ役を務めることを強調する。奥まった住宅街にも選挙カーをこまめに走らせ、「今の橋本市には県に対してものが言える県議がいない」と現職批判も織り交ぜる。
◆自民3氏に新顔挑む 農業振興、改革競う
◎紀の川市選挙区
先月15日に無所属新顔が名乗りを上げ、3人の自民現職との選挙戦に入った。現職は主に道路整備の促進や農業振興を訴え、新顔は議会改革を掲げている。
ただ一人の新顔は谷口和秀氏。民主公認で出た2009年の市議選では敗れたが、今回は無所属。推薦も受けていない。主に自転車に乗ってまわり「県政一新」を唱えている。
岸本健氏=公明推薦=は前回無所属だったが今回は自民公認。4日夕は15分刻みで選果場3カ所を回り、「若い人が農業を継げるように取り組みたい」と演説した。
服部一氏=公明支持=も前回無所属だったが今回は自民公認。合併前の町長や町議を務めた旧粉河町地域を地盤に支持を広げる。「長い政治経験を生かす」と訴える。
4選を目指す山田正彦氏=公明推薦=は4日朝、市役所前で「ともに市のために頑張りましょう」と声をかけながら市職員と握手をかわした。市との連携を強調している。(燧正典)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104080001
【8】新宮市選挙区 【9】東牟婁郡選挙区
2011年04月08日
遠くの人でも見えると手を振って支持を訴える
◎新宮市選挙区
・下川氏の票 動き焦点/8年ぶりの選挙戦
定数が減って1人区となり、自民現職と無所属新顔の一騎打ちが繰り広げられている。前回は自民2人による無投票で、8年ぶりの選挙戦。県議を任期途中に辞して立候補した2009年の新宮市長選で敗れ、そのまま引退した下川俊樹氏の票がどう動くかが注目される。
「新人だからこそできる政策がある」。新顔の浜口太史氏は選挙カーから「顔の見える県議になる。地域にやる気を起こさせる基礎づくりをする」と若さを前面に押し出す。市内各所でミニ集会を開いている。
現職の須川倍行氏は、防災対策の見直しや高速道路の延伸を列挙して支持を訴えている。ライフワークだという新宮城の再建も唱えている。震災を受けて、支持者を動員するミニ集会などは控えているという。
◎東牟婁郡選挙区
・自民2氏に民主新顔/防災対策強化が前面
自民現職2人に民主新顔が挑む構図となっている。東南海・南海地震では県内で最も早く津波が到達する地域でもあり、各候補とも防災対策の強化を前面に押し出している。
3選を目指す自民現職の前芝雅嗣氏は「紀南の地をマグロ養殖の一大拠点にする」「着地型観光の振興」と産業や観光の振興も訴えている。初めて那智勝浦町にも事務所を設けて票の上積みをねらっている。
自民現職の谷洋一氏は、那智勝浦町を地盤に防災対策の強化や高速道路の早期整備を唱え5選を狙う。選挙区内の首長と一緒に遊説することもある。昨年就任した県議会議長としての活動もアピールしている。
民主新顔の松原繁樹氏は、串本町長を1期務めた経験を生かし「国、県に政策を伝える」と訴え、高速道路の早期整備や自然環境を活用した雇用の拡大を掲げる。紀南出身の民主衆院議員も遊説に加わる。(杉山敏夫)
=おわり
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http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/04/post-3908.html
県議選御坊市郡 中村氏が優勢キープ
2011年4月 9日 今月1日に告示した県議選の舌戦もいよいよきょう一日限り。 市選挙区(定数1)では自民党現職の中村裕一氏(51)=熊野・6期=が経験と実績、 組織的な態勢で前哨戦からの優勢をキープ。 対する民主党新人の斎藤麻希氏(34)=藤田町吉田=は勝手連的に支持の輪が広がっており、じわりと追い上げている。両陣営の最終盤の戦況を分析してみた。
今回は24年ぶりの選挙戦となっているが、両候補に大きな争点はなく、全国的に東日本大震災のニュースで一色となっていることから、有権者の関心は低調。期日前投票は終盤に入って徐々に伸びてきたがことし1月の市議選と比べると、盛り上がりはいま一つといえる。このため、投票率の低迷が懸念されている。投票率は24年前となる昭和62年4月の県議選が71・83%。また、県議選以外で御坊市選挙区の投票率をみると、政権交代につながった平成21年8月の衆院選が75・4%、県内で民主党への不満が爆発した翌年22年7月の参院選が63・38%だった。今回の選挙は政権交代が起きたときやその直後の選挙のように有権者の関心が高いとは到底感じられず、 「よくて60%台」、 「悪くて50%前後」 との公算が高い。 市内有権者数は先月31日現在で2万1050人で、 仮に投票者数は投票率が60%なら1万2630票、 50%なら1万525票となり、 これを両陣営で奪い合う格好となる。
ただ、 両陣営とも選挙経験がないため、 得票の感触がつかめないのが正直なところ。 そんな中で、 得票の参考にされるのが過去数年の国政選挙や知事選の市部の投票結果。 自民党公認、 推薦の候補者の得票をみると、 約8000〜9100票。 同じ自民公認の中村氏が今回得票する一つの目安になるとみられるが、本人がほぼ市内全戸の人に会って直接訴えたり、精力的に夜の個人演説会をこなしたほか、150件を超える各種団体からの推薦、農業、商工業、高齢者、主婦層などの幅広い支持で感触はよく、このままいけば同程度からそれ以上を得票できる見通し。何よりも経験と実績、地元出身の強みがある。しかし、安泰ムードで投票を棄権する有権者が予想される上に、組織力が一部機能していない面もあるため、得票が伸びず思わぬ接戦に持ち込まれる可能性もある。
一方、民主党公認、 推薦の候補者の得票は約1900〜5900票。この約5900票を獲得したのは平成21年8月の総選挙に出馬した玉置公良代議士で、全国的な民主への追い風が吹いたために大きく伸ばした。今回、追い風のない選挙で民主公認の斎藤氏がどこまでこの票を獲得できるのか微妙。「よそ者」で地盤がなく、ほぼ1人での戦いだが、平成初の選挙戦を実現させ、 徹底的に市内を回って街頭演説や自転車街宣を行うことで玉置代議士以上の知名度を得られたとみられ、 同情や無関心層を含めて一定の得票につなげている。 また、 「どんな選挙でも反体制派の票が3割ある」 ともいわれ、 仮にその3割に自身の得票が上乗せされた場合は接戦に持ち込める可能性もある。
期日前投票 7日現在で905人となった。 終盤で加速的に伸びており、 9日の最終日で1300〜1400人になると予想されている。
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104080088.html
10日に県議選投開票 「嘉田票」の行方が焦点
2011年4月9日
統一地方選前半戦の県議選(定数47)は10日に投票、即日開票される。嘉田由紀子知事を支援する民主・対話の会と、党勢の回復を目指す自民と公明の両勢力が過半数をめぐり、激しい選挙戦を繰り広げている。東日本大震災の影響で投票率の低下も懸念されるなか、昨夏の知事選で再選された嘉田知事が獲得した史上最多の約42万票の行方が、かぎを握りそうだ。
合併に伴い、前回の17選挙区から16選挙区となった今回の県議選は、現職36人、元職5人、新顔32人の計73人が立候補。栗東市、湖南市、高島市の3選挙区で無投票当選した6人(自民3人、民主2人、対話の会1人)を除く67人が、残る41議席をめぐって激しい舌戦を繰り広げている。
前回、対話の会の躍進で議席を減らした県議会第1会派の自民は、公認・推薦合わせて27人を擁立。すでに無投票当選した3人を含め、2人を擁立した公明と合わせて過半数の24議席以上を狙う。
対する第2会派の民主の公認・推薦候補は18人。計9人を公認・支持する対話の会と連携し「知事与党」での過半数確保が目標だ。共産は6人、みんなは1人を擁立し、支持を広げようと懸命だ。
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http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110409000032
「自粛」だけでは主張伝わらぬ 滋賀県議選・終盤ヒートアップ印刷用画面を開く
東日本大震災の自粛ムードの中で始まった滋賀県議選もいよいよ今日限り。全体的に「自粛」気味だった選挙戦も熱を帯びてきた。ここに来て各候補はいよいよ、あの手この手でラストスパートをかけている。
1日の告示当初、守山市選挙区で全候補が名前の連呼などの自粛を申し合わせたほか、一部選挙区でも自主的にマイクの音量や目立つイメージカラーの色を抑えたり、選挙カーの車列をやめるなど、「静かな選挙」でスタートした。
しかし、日を経るに連れそれも変化。音量を上げたり積極的に有権者に歩み寄る候補が増えてきた。選対には「声が小さくて主張がわからない」「こういう時こそ、しっかりと候補を選びたい」といった有権者の声も寄せられるようになった。ある選対は「こうした状況の下では候補が埋没しかねない」と懸念し、7日から通常の運動スタイルに復帰した。
ある元職は「数票の差が勝敗を分ける。候補が多くの人と出会って覚えてもらうことが大切」と朝の駅立ちに加え、毎日約20カ所でスポット演説。他候補との違いを明確にするため、他政党の政策批判も盛り込んだ訴えを続ける。
子育て支援などを訴える新人は「支持基盤がなく、無党派層が頼り」。中盤以降は個人演説会を昼に開くなど、母親層などに対象を絞った訴えにも力を入れ、「投票率の上昇も激戦を勝ち抜くポイント」と投票への積極参加も呼びかける。
4年間の実績を強調する現職も当初、街頭演説でのビラ配布やのぼり旗の掲示を控えていたが、日に日に激しさを増す情勢に戦略を転換。選対は「桃太郎作戦にも力を入れ、残された時間を全力で戦う」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000157-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「都構想主戦場」=大阪市議選住吉区 /大阪
毎日新聞 4月9日(土)12時37分配信
◇大物・話題の候補ぞろい どの政策が下町、動かすか
府と大阪市の解体・統合を目指す維新の看板政策「大阪都構想」の是非が問われる今回の選挙。主戦場が大阪市議選住吉区だ。迎え撃つ各党の候補者には市議団幹事長ら大物がそろい、都構想を真正面から批判。維新は話題性のある2新人を擁立し、浸透に懸命だ。都構想を軸にした既存政党と維新の論戦は9日、最終日を迎える。
「都構想にはエネルギーがかかる。震災支援と並行するのは不可能だ」。自民現職の多賀谷俊史は6日夜、約50人を前に熱弁を振るった。昨春の市議団幹事長就任直後、市議補選で維新が圧勝。「維新旋風」に間近で相対してきただけに警戒心は強く、候補者にも矛先を向ける。「皆さんも小泉チルドレンで経験した。1期で消え、何もしていない」
民主現職で市議団前幹事長の神原昭二も、維新に対抗心をむきだしにする。3日の個人演説会には都構想への反発で同調する市長の平松邦夫を呼んだ。神原は市の震災支援を挙げ、「市民生活を支えてきた市だからできた。大阪に2人指揮官がいて不自由があるのか」と呼び掛けた。
共産現職の井上浩も都構想批判を展開。市議団で最年少の若手ホープは5日夜、約20人のミニ集会で「市を解体すれば、市の力がそがれる。今は府と市がもっと防災の面でも連携しなければならない」と訴えた。
住吉は地域のつながりが強い下町だ。維新は現職の固い地盤を打破しようと、2月まで知事特別秘書を務めた河崎大樹と元モデルの伊藤良夏を擁立。「橋下徹チルドレン」を象徴する2人で無党派層の注目を集める戦略だ。2人は5日夕、共に街頭に立ち、河崎は「府と市の再編ができないのは、議会の保身の理屈だ」と現職を強烈に批判。東京や世界で活動してきた伊藤は「若者が活躍し、あこがれる大阪にしたい」と将来像を語った。
こうした中、都構想にあえて触れない候補者も。自民現職の天野一は「都構想は維新のスローガンでしかない」とのスタンスだ。町中を隅々まで回り、「地域に根ざした政策を届ける」と地域密着型に徹する。公明現職の高山仁も「公明が市民に一番近い」と住民との距離感を売りにする。高齢者の認知症対策を政策に掲げ、「府だろうが、市だろうが関係ない。市民に何をするかが大切だ」と訴えている。(敬称略)【小林慎、平川哲也】=おわり
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◇大阪市住吉区(定数5−7)
高山仁 60 党府役員 公現
神原昭二 61 党支部長 民現
天野一 63 [元]保護司 自現
井上浩 38 党地区委員 共現
多賀谷俊史 62 武道館館長 自現
河崎大樹 39 [元]知事秘書 維新
伊藤良夏 30 [元]モデル業 維新
4月9日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000630-yom-pol
大阪維新の会、府議会の第1党維持が確実に
読売新聞 4月10日(日)22時45分配信
10日投開票の大阪府議選(定数109)で、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、第1党を維持することが確実となった。改選前勢力(29議席)からさらに議席を伸ばす可能性もある。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110411/osk11041100080001-n1.htm
「天の恵み」議長が落選 大阪府議選、民主副議長も涙
2011.4.10 23:48
10日投開票の大阪府議選で、「大阪都構想」を掲げる橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)躍進の陰で、東日本大震災をめぐる失言で自民党公認を外れた議長、民主公認の副議長が、ともに1人区で維新新人に敗れた。
大阪市鶴見区選挙区で立候補した議長の長田義明氏(76)は、告示前の3月20日、自身の事務所開きで、自民党が反対する大阪府庁の咲洲庁舎(旧WTCビル)への全面移転案が、震災によるビルの被害で見直される見通しとなったことを受け、「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言。自民の公認を取り消され、維新の徳村聡氏(37)に7選を阻まれた。
泉南市選挙区の副議長、松田英世氏(68)は、民主公認で5選を目指したが、維新の堀口和弘氏(39)の前に涙をのんだ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041100030001-n1.htm
公明党、大阪府議選で落選、「完勝」ならず
2011.4.11 00:01
大阪府議選の和泉市選挙区で、公明党公認の現職、池川康朗氏(57)が落選した。前回統一選地方選で公認候補者全員が当選する「完全勝利」を達成し、今回も「完勝」を目標に掲げていた。
同党は、地方議会選挙で平成17年10月の新潟県南魚沼市議選で候補者が落選して以降、一人の落選者も出していなかった。
に掲げていた。
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>>1469
和泉市の杉本たいへい候補は実質的に維新だったみたいですね。
定数2を維新が独占で公明が落とされたということになりますかね。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000357-yom-pol
「大阪都」に絞り現職次々破った維新の旋風
読売新聞 4月11日(月)10時31分配信
支援者から祝福を受け笑顔を見せる伊藤良夏さん(10日夜、大阪市住吉区で)=大久保忠司撮影
東日本大震災の被害の全容がいまだ見えない中で10日、投開票された統一地方選前半戦。
大阪では、橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の新人候補たちが、既成政党の現職を次々と破り、「維新旋風」を巻き起こした。防災対策を前面に掲げた各党に対し、維新の会は「大阪都構想」に絞って支持を広げ、府議会で過半数を確保した。市議会でも第1党に躍進したが、過半数には届かず、都構想で主導権を握るには他党との連携が欠かせない。秋の大阪市長選をにらみ、橋下知事の出馬を巡る動向が次の焦点となる。
「橋下代表の実行力は大阪を変える希望。私も一緒に頑張っていきたい」
維新の新人2人と、民主、自民、公明、共産4党の現職5人が激突した大阪市議選の住吉区選挙区。「維新VS既成政党」の象徴となった激戦区を勝ち抜いた維新の元モデル、伊藤良夏さん(30)は「橋下改革」への思いを口にした。
出身地の大阪を拠点にファッションショーやCMで活躍した。選挙経験はゼロ。昨年9月、公認直後の集会では約800人の聴衆を前に、緊張であがってしまい、演説はしどろもどろに。それが、わずか半年余で初陣を飾った。
ただ、当選後も母親から祝福の花束を受け取っただけで、震災の被災者らに配慮して万歳は封印した。
同市議選の中央区選挙区で当確を決めた維新新人で元コンサルタント会社員の村上満由さん(26)は、橋下知事の等身大パネルの横で支持者らと抱き合って喜んだ。
実家は兵庫県西宮市で、同志社大に進んだ。中央区と縁はなかったが、維新の公募に応じ、「華がある」と幹部に見込まれ、大阪市中心部の重点選挙区へと送り込まれた。
出馬を決めたのは昨年10月。選挙運動は大学時代の友人や後輩らが支え、街頭演説には橋下知事のパネルを伴うこともあった。
当選後は支持者らと「頑張ろう」と拳を突き上げ、「政治家になるチャンスを与えてくれた橋下知事に感謝しています。これからが本当の勝負」と表情を引き締めた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000569-san-soci
仕返し、地下鉄、公明…大阪市役所も戦々恐々 橋下維新躍進
産経新聞 4月11日(月)14時19分配信
統一選から一夜明け、会見を開く橋下知事 =11日午前、大阪府庁(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)
大阪市の解体を含む「大阪都構想」を前面に打ち立てた地域政党「大阪維新の会」が躍進した10日の大阪府議選と大阪、堺両市議選。大阪市の関係者は「影響は相当大きい」と警戒感を強めている。
「ここまで伸びるとは想定外」。ある市幹部は「これまでアンチ維新、反大阪都で統一されていた市役所幹部の動きが鈍るだろう」と懸念する。
大阪都構想については「実務協議に向けてのボールを投げられたら、市が受けるのか。市長の高度な政治判断になる」と話す一方、「現実味を帯びるほど財政調整などのハードルは高くなる」と牽制(けんせい)する。
別の市幹部は、今後の議会運営について「自民、公明、民主では過半数を維持している。公明がどう動くかがカギ」と分析。選挙結果については「背景にあるのは政権与党の体たらくと、何かを変えたいという漠然とした期待感があるのではないか」と話した。
維新の躍進は、市議会のパワーバランスを大きく変える。議席数を3つ減らした自民の市議団幹部は「維新は市営地下鉄の民営化など具体的な提案を出してくるだろう。市民の選択なので、議論は受けないと仕方がない」。前回市長選で平松邦夫市長を推薦し、今回議席を20から8に減らした民主の市議団幹部は「えらい結果や」と危機感を募らせる。
一方、市職員の間では「これまで維新に意地悪した幹部は“仕返し”されるのでは」と警戒する声も上がっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000567-san-pol
裏切り?懐柔?踏み絵?都構想“白紙”宣言 読めぬ橋下知事の真意
産経新聞 4月11日(月)14時19分配信
地域政党「大阪維新の会」が躍進した大阪府議選と大阪、堺両市議選から一夜明けた11日、同党代表の橋下徹知事は、神妙な口調で選挙戦を「敗北」と評し、大阪都構想の白紙化にまで言及した。周囲では、他党との連携協議を前に「戦闘」から協調路線への転換を強調する交渉術ととらえる向きもあるが、わかりにくいメッセージに、有権者からは「民意への裏切りだ」と批判も上がった。
「大阪市議会の皆さんに話し合いのテーブルについてもらうことが大事。白紙は撤回ではなく、一緒に議論しようという他党への呼びかけだ」。維新府議の一人は、橋下知事の発言の狙いについて、あえて「白紙」とすることで協議しやすい環境づくりをしていると解説した。
しかし、自民府連の幹部は「府議会で過半数を取っても『負けた』と表現するなど白々しい。意図するところは不明だが、都構想を取りやめるつもりではないだろう」。大敗した民主府連の幹部は「知事の出方が読めず、こちらもうかつに発言できない」と話した。
また、大阪市の幹部は「余裕の裏返し」とみる一方、真意は「よくわからない」。別の幹部は「特に市議会との連携を模索しているのだろう」と分析する。
一方、有権者の受け止めは複雑だ。枚方市の人材派遣業の男性(37)は「白紙化を言うのは、大阪都構想を期待する民意への裏切りだ。他党との連携を重視し、市民の思いを軽視している」。堺市堺区の飲食店経営者の男性(62)は「勝っておごらずという策だと思う」と話した。
【用語解説】大阪都構想
大阪府と大阪市などの自治体組織を再編し、住民に身近な行政を担当して中核市並みの権限と財源を持つ基礎自治体の特別区と、空港行政や産業振興など広範囲にわたる問題を担当する広域行政体の大阪都をつくる構想。特別区の区長は公選で選び、議会も設置するとしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000298-yom-pol
民主が基盤の大阪・平松市長「維新の強さ驚き」
読売新聞 4月11日(月)9時12分配信
民主党は、大阪府議会、大阪、堺両市議会でいずれも議席を大幅に減らし、惨敗した。
特に、大阪都構想を巡り、維新の会代表の橋下知事と対決姿勢を鮮明にしてきた平松邦夫・大阪市長は民主を支持基盤としており、今後、厳しい市政運営を迫られる。
「維新の会の強さに驚いている。既成政党への失望感が表れたのではないか」。11日未明、大阪市役所で記者会見した平松市長は表情を引きつらせた。2007年の市長選で民主の全面支援を受けて初当選。今回の選挙戦では連日、民主候補の個人演説会に顔を出すなど精力的に応援弁士を務めたが、維新の勢いを止めることはできなかった。
大阪市議選住吉区選挙区の前民主市議団幹事長・神原昭二さん(61)は、選挙戦で橋下知事批判を展開し、平松市長の応援も受けたが、維新の2新人に敗北。事務所入り口にはこの日、「取材・インタビュー等のお申し出は一切お受けできません」と書かれたはり紙が張り出され、神原さんは事務所に姿を見せなかった。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/11/20110411-051626.php
【統一地方選2011】「維新」第一党「これから何をするかだ」
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が躍進した大阪府議選、大阪市議選、堺市議選から一夜明けた11日、当選した維新の新議員らは、地方行政に参画する決意を新たにした。橋下氏は、大阪市議選で目標の過半数に達しなかったことを「敗北」ととらえたが、議員たちは「投票してくれた方への感謝の気持ちでいっぱい。これからの責任の重さを感じています」と改めてかみしめた。
堺市議選での当選から一夜明け、決意を新たにした維新新人の上村太一氏=11日午前、堺市堺区
「おはようございます」。堺市議選の堺区選挙区で、民主や自民の現職を破って初当選した維新の上村太一氏(41)。この日早朝から同区の南海湊駅前に立ち、通勤客らに向かって、約1時間半にわたり何度も頭を下げた。
睡眠時間は3時間ほどだったが「当選しても落選しても、駅立ちしようと思っていたので、自然と目が覚めました」と話す。
勤めていた不動産会社の経営者が議員だったことがきっかけで、3年前に衆院議員秘書に転身。「裏方が好きだったので、自分自身が政治家になることはない」と思っていたが、「大阪を変える」という橋下氏のメッセージに動かされ、維新の公募に応じた。
資金もなく、期間中は自転車と徒歩でくまなく回る草の根選挙を展開。当選後、親戚や友人約10人とささやかに祝った。
「実感がなかなかわかない」と話す一方、堺市議会でも維新が第一党となったことへの責任感をかみしめる。「世の中の停滞感が僕らへの風になったのだと思う。これから、僕らが何をしていくかが問われているのだと思います」
「感謝でいっぱい」「世代交代できた」
大阪府議選と大阪市議選の当選者たちも、さまざまな思いで選挙戦を振り返った。
大阪市議選中央区選挙区で初当選を果たした村上満由氏(26)は昨夜、スタッフらと事務所で朝まで将来のことを語り合った。結局、一睡もしないまま、午前9時に区役所で当選証書を受け取り、やっと当選の実感がわいたという。
「昨日はとにかくうれしいのと、みなさんへの感謝の気持ちでもういっぱい。証書をいただいて改めて、気が引き締まりました」
府議選高槻市・三島郡選挙区でトップ当選を果たした池下卓氏(36)は、この日午前6時半からJR高槻駅前に立った。「『おめでとう』『よかったな』と声をかけられるうちに、当選したことが少しずつ実感できた」という。
36歳の誕生日が初当選の日となり、「最高のプレゼントをいただけた。頭を高くすることなく精いっぱい頑張りたい」と話した。
府議選羽曳野市選挙区で、255票差で自民現職を破った山入端創(やまのは・はじめ)氏(30)は「相手は守りの選挙だったが、こっちは取りに行く選挙。世代交代を果たせた」と振り返った。
みんなの党として初めて府議選で議席を獲得した枚方市選挙区の伏見隆氏(42)は「終盤は自分でも無我夢中で何がなんだか覚えていない。埋もれてしまうところをぎりぎり当選させていただいた。やっとほっとした」と述べた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041101110020-n1.htm
民主大阪府連「ここも駄目…」 自民も「震災で橋下維新の風やんだと…」
2011.4.11 01:09
10日、投開票が行われた統一地方選。大阪府議会と大阪市議会で第一党となることが確実となった、「大阪都構想」を掲げる橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」。一方、民主や自民は大きく議席を減らすことになり、両党の関係者は表情を曇らせながら開票速報を見守った。
「ここも駄目だったか…」。大阪市中央区の民主党大阪府連で、テレビで次々と報じられる民主苦戦の一報に、土師幸平幹事長は険しい表情を見せた。
樽床伸二代表も深夜に事務所に姿を見せ、「大変厳しい結果。府民の判断を受け止めて、体制の立て直しを頑張る」とコメント。敗因については「政権与党として、十分な結果を出し切れていないこともある」と分析した。
大阪市中央区の自民党大阪府連では、谷川秀善会長がスタッフとともにテレビの速報を見守った。維新候補者の当選が次々と伝えられると「やっぱり風が吹いているんやな」とつぶやき、自民現職が相次いで落選する事態に「自民党としては惨敗だ」と肩を落とした。
また「震災で維新の風は止まったと思っていた。投票率がそれほどのびない中で票を取ったということは、有権者に既成政党に対する不信感があったのだと思う」と厳しい表情で話した。
一方、公明は府内の選挙で擁立した候補者計53人中、52人が当選を果たし、堅調ぶりを示した。
大阪市西区の党大阪府本部では、候補者の当選確実が伝えられるたびに拍手と歓声がわいた。佐藤茂樹代表は、ほっとした表情を見せ、「地域政党の“暴風雨”が吹く中、大変善戦した」と分析。維新との連携について「今後検討していきたい」と述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110411-OYT1T00458.htm
堺市長、府議選を「大阪の大震災」と発言…撤回
堺市の竹山修身市長は11日、「大阪維新の会」が府議会の過半数を獲得したことについて、報道陣に、「本当に大きな大阪の大震災というべきものと思っている。府民のマグマが爆発して、プレートがずれたような衝撃だ」と話した。
約1時間半後、発言について、「変革への思いが大きかったという趣旨だったが、東日本大震災で被害を受けた方が多くおられるなか、配慮に欠けた発言で反省しており、撤回したい」とコメントを出した。
(2011年4月11日11時49分 読売新聞)
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そもそも全員当選しないと過半数に達しないんじゃなかったっけ。
現段階で大阪都構想を出さないで将来への期待感で食いつなぎたいのかなという感じがします。
橋下敗北宣言の真意は?…警戒強める大阪市
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00637.htm
「大阪都構想」を掲げ、地域政党「大阪維新の会」が大躍進した統一地方選の大阪府議・市議選から一夜明けた11日、維新の会を率いる橋下徹知事が口にした「敗北宣言」。
主戦場と位置づけていた市議選で目標の過半数に届かなかったとして、今後は「大阪都」の名称も含め、あらゆる前提をつけずに他党と協議する考えを示した。強気の知事が一転、見せた突然の柔軟姿勢は、自信の裏返しか、既成政党への誘い水か――。維新に苦杯を喫した既成政党や大阪市の関係者は、真意を測りかねている。
都構想を巡り、橋下知事から「ぶっ壊す」と名指しされた大阪市。前夜、維新の躍進ぶりに「こんなに議席を伸ばすのか」と険しい表情を見せた平松邦夫市長はこの日は登庁せず、幹部らが情報収集にあたった。
橋下知事の「敗北宣言」に、ある市幹部は「区長公選制や、特別区への区割りなどの前提を崩せば、都構想は成り立たない。公明党などを協議に引き込もうという腹ではないか」と多数派工作の動きに警戒感を募らせ、別の幹部は「既成政党への不信が維新の躍進につながっただけで、都構想が支持されたわけではない」と反発した。
(2011年4月11日14時23分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110412/lcl11041210220002-n1.htm
広域連合…批判票も知事「不参加」 再考可能性は残す
2011.4.12 10:21
再選から一夜明け、会見に臨む荒井正吾・奈良県知事=県庁
奈良県知事選から一夜明けた11日、再選を果たした荒井正吾知事は県庁で会見し、「1期4年、身を粉にして取り組んできた。2期目も初心に帰り、奈良のために働いていきたい」と抱負を語った。また、最大の争点となった関西広域連合については「不参加という意見は変わらない。反対ということで票をいただいた」と述べ、引き続き参加しない方針を示した。
荒井氏は17日間の知事選を振り返り、「集会などを通じて県民とも意見交換することができた。自分の仕事を見てもらってると感じた。仕事の内容を評価していただいたことは本当にうれしい」と喜びを語った。
一方、関西広域連合については「実態不明で活動する分野も明確ではない。行政組織は権限がはっきりするもので、参加するというのは私の感覚では難しい」と述べ、従来の主張を繰り返した。
ただ、「政策はその都度、理屈をつけて変えるのが政治家で、奈良に良いことならそれに従うのが私の役目。県議会を含めて議論してもらうことは重要なことだ」とも述べ、県議会の動向を踏まえ、今後は広域連合に対する姿勢を再考する可能性も示唆した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000225-mailo-l29
’11統一地方選:知事選/県議選(その1) 荒井さん笑顔の再選−−知事選 /奈良
毎日新聞 4月11日(月)15時21分配信
◇「広域連合、議会が議論を」
任期満了に伴う知事選、県議選(定数44)が10日投開票された。知事選は、現職の荒井正吾さん(66)が、県医師会長の塩見俊次さん(61)と元県議の北野重一さん(73)の2新人を破り、再選を果たした。争点となった関西広域連合について、不参加を掲げた荒井さんは当面方針転換しない意向を示した。県議選は無投票当選の5人を含め、16選挙区で44人の当選が決まった。投票率は知事選が52・21%(前回51・47%)、県議選が53・49%(同53・17%)だった。
奈良市西九条町4の荒井さんの事務所には、支持者が集まった。当選確実が伝えられると、大きな拍手が起こった。荒井さんは笑顔でバンザイし、「4年の実績をよく判断された結果だと思う。広域連合は、議論しないまま争点になったので議会で議論していただきたい。2期目は雇用、健康医療、南部振興を最重点にしたい」と述べた。
荒井さんは昨年10月に出馬表明。政党の推薦を受けなかった。前回推薦した自民、公明のほか、自主投票になった民主の一部や連合奈良などから幅広い支持を集めた。
関西広域連合への参加の是非が争点の一つとなったが、荒井さんは不参加の方針を説明して理解を求めた。平城遷都1300年祭の成功や医療、南部振興策など実績も強調。全県に張り巡らした後援会や、推薦団体が中心となって支持を広げた。【阿部亮介】
◇準備不足響く−−塩見さん
橿原市内膳町の県医師会館では、塩見さんのクリニックのスタッフや支持者らが開票結果を見守った。落選が伝わると、大きなため息が漏れた。
塩見さんは「準備不足で考えを伝えきれなかった」と悔しさをにじませたが、「関西広域連合参加を望む県民が多くいる。荒井知事には近畿の中で奈良を孤立させないようにしてもらいたい」と述べた。
塩見さんは東日本大震災の被災地に入り、関西広域連合に参加して救援・医療体制を整備する必要性を痛感。告示前日に急きょ出馬表明して参加を訴えたが、及ばなかった。【高島博之】
◇「力不足だった」−−北野さん
奈良市南紀寺町1の北野さんの事務所では、支持母体の「憲法をくらしに生かすあったか県政をつくる会」メンバーや共産党関係者らが開票状況を見守った。落選が確実になると、北野さんは「力不足で得票を伸ばすことができず、広域連合への批判も理解されなかった」と頭を下げた。
北野さんは東日本大震災を受けて、被災者救援や原子力行政の転換を強調。福祉、暮らし、防災第一の県政への転換を訴えた。しかし、主な争点となった関西広域連合への参加の是非では、荒井さんと同じ不参加の立場で、支持を広げることができなかった。【上野宏人】
◇新県議44人決まる
県議選は、無投票当選の5人に加え、39人の当選が決まった。関西広域連合への参加の是非や医療、防災、観光振興などを争点に58人が選挙戦を展開した。
15人が立候補した民主は逆風を受け、8人にとどまった。現職22人を公認した自民は20人。公明は3人で改選前の議席を維持。議席増を目指した共産は5人、社民とみんなは各1人が当選した。無所属は6人だった。
◇鍵田さん当選−−山辺郡・奈良市
16人が立候補し、激戦となった山辺郡・奈良市(定数11)では、奈良市長や自民党衆院議員を務めた無所属元職、鍵田忠兵衛さん(53)が当選した。
鍵田さんは95年の県議選で初当選。奈良市長に転身したが、市議会の不信任決議を受けて辞職。05年に衆院議員となった後、09年の奈良市長選に立候補して落選した。
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■解説
◇民意くみ取る努力を
近畿で奈良だけが参加していない関西広域連合への参加の是非が最大の争点となった。不参加の荒井さんは再選を果たしたが、参加を掲げて告示前日に出馬表明した塩見さんが一定の支持を得たことは、謙虚に受け止めなければならない。
選挙戦で荒井さんは不参加の理由を繰り返した。しかし、組織論や経費面、大阪府に編入されていた明治時代の予算配分など多岐にわたり、演説の度に変わるため分かりにくかった。さらに「自立した奈良をつくる」という主張は、大阪に通勤・通学する「奈良府民」には理解が広がらなかった。
1期目の荒井さんはトップダウンの政治手法が目立った。失敗した県営プール跡地へのホテル誘致や学研高山第2工区への県立医大移転計画などもその事例だ。説明不足で分かりにくさが残る点は、広域連合の不参加方針と共通している。2期目は、今回の選挙で示された民意を誠実にくみ取る努力が求められる。【阿部亮介】
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◇開票結果=選管最終発表
当 292654 荒井正吾 66 無現
223519 塩見俊次 61 無新
60318 北野重一 73 無新
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荒井正吾(あらい・しょうご) 66 無現(2)
[元]参院議員[歴]OECD政府代表部参事官▽運輸省観光部長・鉄道局次長・自動車交通局長▽海上保安庁長官▽参院自民党副幹事長▽外務政務官▽参院文教科学委員長▽東大
4月11日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000229-mailo-l29
’11統一地方選:知事選/県議選(その2止) “奈良の底力”発信へ /奈良
毎日新聞 4月11日(月)15時21分配信
◆県議選・生駒
◇阪口さん初当選
県議選生駒市選挙区(定数4)では、無所属新人の阪口保さん(62)が、無党派層を中心に幅広い支持を集め、トップで初当選を果たした。
阪口さんは「見張り番・生駒」の代表幹事として、行政監視や市議定数・報酬削減を求める運動に取り組んできた。2月に出馬表明し、山下真・生駒市長との連携、議員報酬30%・政務調査費50%減、関西広域連合参加などを公約に掲げた。
週末は山下市長も選挙カーに乗り込んで一緒に支持を訴えた。阪口さんは、同市あすか野南1の事務所で「公約実現に全力で取り組みたい」と語った。【熊谷仁志】
◆県議選・大和郡山
◇藤野さんが再選
大和郡山市選挙区(定数3)では、民主現職の藤野良次さん(47)が再選を果たした。菅内閣の支持率低下で逆風を受けながらの選挙となったが、街頭演説や支持者回りなど、地域に密着した戦いを展開。党県連幹事長の知名度などを生かし、子供の安全や教育問題に取り組んだ実績も訴えて支持を広げた。
大和郡山市杉町の事務所では、支持者が集まり、当選が決まると、大きな拍手が起こった。藤野さんは「皆さんのおかげでV2を果たせた。命を守る医療への取り組み、雇用を守る地域経済の活性化、子供を守る未来への投資に努める」と語った。【阿部亮介】
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◆投票率
◇知事選52.21%、県議選53.49%−−前回比微増
知事選の投票率は、前回を0・74ポイント上回り、52・21%となった。前回と同様、現職と共産推薦の新人の一騎打ちとみられていたが、告示直前に出馬表明した新人が加わり、三つどもえの戦いになったことや、関西広域連合への参加の是非が争点の一つになったことが影響したとみられる。
県議選も前回より0・32ポイント高い53・49%になった。関西広域連合については、民主、公明、みんなが参加、自民、共産、社民が不参加と分かれた。
ただ、不参加の候補はあまり広域連合に触れず、医療や観光振興などに重点を置いたため、選挙戦を通じた論争にはならなかった。
また、東日本大震災に配慮して街頭演説や個人演説会を自粛する動きもあった。
4月11日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000202-mailo-l30
’11統一地方選:振り返る 県議選、明暗分かれ 保守盤石、対抗勢力苦闘 /和歌山
毎日新聞 4月12日(火)16時16分配信
10日投開票された統一選の県議選(定数42)は、公認だけで議席占有率が6割を超えた自民が強さを見せた。民主は和歌山市で1議席を死守したが、他の3人は惨敗。共産も健闘したが、同市では36年ぶりに1議席となり、党勢拡大は果たせなかった。分厚い保守地盤。苦闘する対抗勢力。明暗が分かれた。
御坊市で7割強の票を得た中村裕一氏はじめ、公認26人が勝った自民の二階俊博・県連会長は11日、「無責任な政権は早く終わってもらわんと」と、民主政権打倒を口にする余裕を見せた。
公明は和歌山市の3現職が1〜3位で上位当選。死去した現職の後釜を立てず候補を絞ったことで、逆に運動の緩みを懸念する声もあった。総得票では前回より1割以上減らしたとはいえ、安定した戦いぶりだった。
一方の民主。〆木佳明・県連幹事長は「足腰の弱さが露呈した。組織作りができていなかった」と振り返った。当選した浦口高典氏は東日本大震災を支援するための募金箱を持って立ち続ける独自の運動が功を奏した面もあるが、県連代表の岸本周平衆院議員の後援会の一部が支援した。しかし、組織的支援に乏しい橋本市の瀧洋一氏は、無党派層に働きかける街頭演説が唯一の武器。しかし、4年前の市議選の演説時に20〜30人がベランダに顔を出した同じ団地で、今回姿を現したのはわずか7人。政権への逆風に直撃された。
一方、西牟婁郡では共産元職の高田由一氏が自民公認を破り、12年ぶり2回目の当選。国政選挙の同郡の共産票は3000〜4000票だが、今回は7162票を獲得。生活相談など地道な活動を続けた成果だと周囲はみる。ただ同党は和歌山市で現職1人が落選、36年ぶりに当選1人となった。郡部とは違う都市部の浮動票をどうカバーするかが、課題として浮かんだ。
4月12日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110411-OYT8T01087.htm
無所属7人 政党綱引き
県議選一夜明け 各党、後半戦に向け戦略
統一地方選前半戦の県議選(定数42)の投開票から一夜明けた11日、各政党の県組織幹部は、選挙結果を検証し、統一選後半戦に向けて戦略を練った。過半数を超える26議席を勝ち取った自民には、無所属の1人が入党を申請。30日の任期スタートに向け、残る無所属7人がどの会派に所属するか、政党間の綱引きが予想される。
唯一の現職が和歌山市でかろうじて議席を確保したものの、他の公認候補は全員落選した民主。議席を伸ばせず、参院選、知事選に続いて自民に3連敗を喫する形となったが、岸本周平・県連代表は「政権への評価は争点になっておらず、風当たりの強さは特に感じていない」と強弁した。
政権交代直後には「県議選で全選挙区擁立」を目標としていたのに、公認候補はわずか4人。党派別得票率は5・7%と、自民の50・6%はもちろん、公明(9・2%)、共産(8・6%)にも及ばず、岸本代表は「候補者一人ひとりの日常活動が結果に出たということ」と分析した。
一方、公認29人中、26人が当選した自民には11日、新宮市選挙区で自民現職を破った無所属新人の浜口太史さん(44)が入党を申請した。
二階俊博・県連会長は同日、「予測はしていたが、ほぼ満足できる結果になった」と余裕を見せ、「無責任な政権には、すぐに終わってもらわなければならない」と早くも解散総選挙を見据えた。
現職3人が和歌山市選挙区で上位を独占し、議席数を維持した公明の角田秀樹・県本部幹事長は「地方議会のあり方が問われるなかで、目に見える議会改革を進めていきたい」。1議席増を狙って公認5人を立てたものの現状維持に終わった共産は、和歌山市で票を減らし、2候補のうち1人が落選したことにショックを隠せない。雑賀光夫・党県議団長は「和歌山市での敗因の分析はまだできていない。今は後半戦に全力で取り組むしかない」と気を引き締めた。
新議員の任期は30日から4年間。定数が4減されて42となった改選後の県議会の会派構成は、改選前に30人だった自民が既に27人を確保し、共産4人、公明3人は改選前と同数。改選前には民主と無所属の7人が所属していた真わかやまが何人を集めるか、注目される。
(2011年4月12日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000094-mailo-l30
’11統一地方選:県議選投開票 自民26議席/民主1議席(その1) /和歌山
毎日新聞 4月11日(月)12時16分配信
◇自民6割、基盤は揺るがず
◇民主、逆風やまず
統一地方選の県議選(定数42)は10日、選挙戦になった9選挙区で投開票され、32人が当選、無投票当選者と合わせ新議員42人が決まった。前回1人当選の民主は公認4人を立てたが、当選は1人だけ。一方、定数4減のなかで公認29人を立てた自民は3議席を取りこぼしたものの単独過半数を維持。政権交代を経た県議選で、保守王国の基盤は揺るがなかった。公明は現有3議席を死守。共産は4議席のまま。女性は3人当選した。
全14選挙区に計54人が立候補。9選挙区の32議席を巡って選挙戦となり、現職25人▽元職2人▽新人5人が当選した。無投票区を含むと、現職35人▽元職2人▽新人5人で、党派別では民主1人▽自民26人▽公明3人▽共産4人▽無所属8人−−だった。
全選挙区擁立を目指しながら現職1人と新人3人の公認にとどまった民主は、現職1人が滑り込んだ。推薦した無所属3人は全員当選した。
現職27人と新人2人を公認した自民は、厚い保守層に支えられ、議席占有率は6割を超えた。新人2人を擁立した西牟婁郡では、1人が当選を飾った。推薦した無所属2人は1人が当選した。
死亡した現職の後釜を立てなかった公明は現職3人の議席を死守した。5人を立てた共産は、和歌山市で1議席を失ったが、無投票の1人と合わせ4人が当選し勢力を維持。13人が立候補した無所属は元職が2人のうち1人が当選、新人8人は4人当選と善戦した。
◇自民・中村さん7選、“初洗礼”新人破る−−御坊
24年ぶりに選挙戦になった御坊市選挙区は、自民現職の中村裕一さん(51)が、民主新人の斎藤麻希さん(34)を破って初めての選挙戦に勝利、7選を果たした。支持者を前に中村さんは「東南海・南海地震対策、経済の活性化、医療・福祉施策に4年間頑張る覚悟です」と語った。
補選での初当選も含め6度の無投票当選を重ねてきた中村さんに、斎藤さんが「平成初の選挙をやろう!」と挑んだ。中村さんは、国や県とのパイプを強調し、「民主政権になって和歌山は損ばかり」と与党批判も展開。地元選出の二階俊博・自民県連会長の後援会が選挙戦を支えた。
斎藤さんは自転車で運動、選挙の意義や多選への批判を訴えたが、及ばなかった。
◇民主現職・浦口さん、唯一の議席守る−−和歌山
和歌山市選挙区(定数15)で民主現職の浦口高典さん(56)が当選、唯一の議席を守った。浦口さんは「党への大逆風のなかで、地元の皆さんのおかげで議席を残すことができた。企業誘致の財源のために、知事や議員の給与カットに取り組みたい」と語った。
民主県連の最大支持組織の連合和歌山の推薦を得ず、苦しい戦い。しかし、東日本大震災に配慮した運動を徹底し、「普通の生活ができない人たちを思うと募金活動が一番大切」として、首から募金箱を提げて街頭に静かに立ち続けた。当初は街頭演説も自粛するなど独自の選挙戦を展開、徐々に有権者の共感を集めた。当選後も万歳はせず、「がんばろう日本」と拳を突き上げた。
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◇前民主県連副代表・山下さん、推薦受けず当選
17人が立候補した和歌山市選挙区で、民主県連副代表だった山下大輔さん(43)が、党推薦も受けない無所属として当選を果たした。しかし下位での当選に、「申し訳ない。しっかりと結果を受けとめたい」と厳しい表情だった。
前回選後に党入りしたが、今回は公認・推薦を受けずに出馬した。さらに団体からも推薦を受けず、若い企業経営者らが中心となって支援。地域政党を率いる橋下徹・大阪府知事らを取り上げ、「地域の利益を守るため、しがらみのない政治をつくる」と主張した。
現職として迎える初めての選挙戦。ミニ集会の数を増やし、年明けから告示までに100カ所以上で経済の活性化や観光振興などの政策を訴えた。
◇藤本さんは返り咲き、支援団体がフル回転
県議を2期途中で辞職して昨年11月の知事選に民主推薦で出馬、落選した無所属元職の藤本真利子さん(57)は、和歌山市選挙区で返り咲きを果たした。1月に出馬表明。党には戻らず推薦を受けた。
しかし、後援会や一部の連合和歌山加盟労組など支援団体がフル回転し、従来の支持者を固めたほか、知事選で開拓した新しい層も取り込んだ。選挙戦では、震災を受けての防災計画の再検討のほか、ライフワークとする教育問題などを訴えた。
◇政権への批判浴び、民主の瀧さん敗れる−−橋本
橋本市選挙区で民主新人の瀧洋一さん(48)は、支持率の低迷する政権与党に向かった逆風を浴びて敗れた。瀧さんは「期待に応えることができなかった。ここまでの(票の)数字は予測していなかった」と事務所で述べ、肩を落とした。
神戸市出身で地縁血縁がなく、地域でのミニ集会も開けないなど圧倒的に不利な状況だった。6年間続けた駅前での辻立ちの成果を信じ、毎日約50回の街頭演説で政策を訴えたが、壁は厚かった。
◇有田郡・松坂さん、三つどもえ制して3選
前回無投票だったため、8年ぶりの選挙戦となった有田郡選挙区(定数2)では、共産現職の松坂英樹さん(50)が三つどもえの激戦を制して3選を決めた。
同選挙区は今回から定数が1減。地盤の有田川町で従来の支持層を手堅くまとめ、6期務めて引退する湯浅町出身の松本貞次県議の支持者を精力的に回って、票を上乗せした。津波被害が想定される地域を選挙区内に抱え、選挙戦では対策の抜本的な見直しなどを訴えた。
◇立谷さんが総替え勝利−−西牟婁郡
現職の引退などで“総替え”の西牟婁郡選挙区(定数2)では、自民2人、共産と無所属各1人の計4人がつばぜり合いを繰り広げ、前白浜町長で新人の立谷誠一さん(61)が初当選した。立谷さんは町長8年の実績と知名度に加え、引退する町田亘県議の後押しで着実に集票。介護保険の抜本的見直しや鳥獣被害対策など、切実な課題を担う即戦力を強調。人脈を生かした行政手腕を訴えて浸透し、幅広い支持につなげた。
4月11日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000122-mailo-l28
’11統一地方選:県議選 逆風民主、議席伸びず /兵庫
毎日新聞 4月11日(月)12時52分配信
◇震災対応に批判受け 公明全員当選、共産は5議席
統一地方選の前半戦となる県議選(定数89)と神戸市議選(同69)が10日、投開票された。東日本大震災の発生で政党色が薄れ、「自粛ムード」が選挙戦にまん延。県議選では、現有議席の上積みを目指した民主党が伸び悩んだ一方、最大会派の自民党が第1党を維持した。当日有権者数は412万8031人(男195万3472人、女217万4559人)。投票率は41・43%(男41・32%、女41・54%)。【統一選取材班】
県議選に当選した89人(無投票当選の9人を含む)を党派別に見ると、▽民主17人(立候補者数25人)▽自民26人(同28人)▽公明12人(同12人)▽共産5人(同15人)▽みんな1人(同6人)▽諸派1人(同1人)。無所属は立候補した47人のうち、27人が議席を獲得した。
09年の政権交代の流れを確実にしたい民主は、県議会会派の現有21議席からの上積みを狙い、公認・推薦合わせて32人を擁立。菅内閣の支持率低迷で逆風が吹く中、政権交代の実績を訴えたが、東日本大震災への政府の対応に批判が集中したこともあり、議席は伸び悩んだ。
一方、最大会派(46議席)の自民は、10年参院選で躍進した勢いをつなげようと、公認・推薦の計49人が立候補。民主の不戦敗で推薦を含む9人が無投票当選を決めるなど、第1党を維持したが、現職の落選が響き過半数には及ばなかった。
公明は前回と同じ12人全員の当選に成功。現有4議席からの積み上げを目指した共産も1議席増やした。その半面、今回初めて県議選に挑んだみんなの党は、躍進した神戸市議選候補者との連携が進まず、1議席にとどまった。新社会は議席獲得はならなかった。【石川貴教】
◇永田さんが6選−−南あわじ市
現職、新人の一騎打ちで16年ぶりの選挙戦になった南あわじ市選挙区(定数1)は、無所属現職の永田秀一さん(67)が、6選を果たした。
永田さんは市内65団体からの推薦を受け、5期の実績と強固な後援会を中心に手厚い選挙戦を展開した。永田さんは「経済、雇用対策や東南海・南海地震対策などに力を入れたい」と述べた。【登口修】
◇12年ぶり洲本市、浜田さんが初当選
12年ぶりの選挙戦になった洲本市選挙区(定数1)では、無所属の新人で前副市長の浜田知昭さん(63)が無所属の現職と新人を破り、初当選した。
浜田さんは旧洲本市の職員を経て助役、合併後の新市の副市長を務めた。40年間の行政経験と広い人脈を生かした選挙戦を展開し、支持票をまとめた。
同市本町5の商店街施設では支援者らが詰めかけ、万歳を三唱した。浜田さんは「県政をもっと身近なものにしたい。強い洲本市をつくるために、県と連携して交流人口を増やし、市を活性化させたい」と抱負を述べた。【登口修】
◆神戸市議選
◇民主惨敗、13議席 自民1増、みんな大躍進
神戸市議選は、民主党が、長田区で現職議長が52年ぶりに落選するなど現職4人が議席を失って、13議席にとどまり惨敗した。一方、全選挙区に候補を擁立したみんなの党は、東灘、灘区で新人が初当選するなど8議席を獲得、躍進した。自民党は前回から1議席増の19議席を獲得、第1党を維持した。
民主は今回、前回より1人多い18人の候補擁立にとどめ手堅く戦ったが、東灘区で公認候補3人のうち2人が落選、灘区や北区でも現職が議席を失うなど、党の国政運営に対する有権者の批判をかわせなかった。みんなは、無党派層の民主批判票の受け皿となった。
当選者の内訳は現職52人、元職2人、新人15人。党派別当選者数は▽民主13人(前回17人)▽自民19人(同18人)▽公明12人(同13人)▽共産9人(同10人)▽みんな8人(同)▽たちあがれ1人(同)▽その他・諸派2人(前回7人)。無所属は立候補した18人のうち5人(同4人)が当選した。
また、長田区のたちあがれ現職の北山順一さん(73)は11回目の当選を果たし、同市議選の当選回数で歴代単独2位となった。
当日有権者数は123万1591人(男57万6472人、女65万5119人)だった。【吉川雄策】
〔淡路版〕
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000058-san-l28
新県議担う防災力強化 民主、議席上積みならず 兵庫
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信
統一地方選前半戦の県議選(定数89)と神戸市議選(同69)は10日、投票が行われ、即日開票の結果、深夜に新議員が誕生した。政権交代後初の大型地方選だったが、東日本大震災の発生で、多くの候補者が「防災」を中心に訴える異例の選挙戦となった。被災地に配慮した自粛ムードから盛り上がりに欠けて有権者の関心も低く、投票率は県議選が41・43%(前回45・67%)、神戸市議選が42・04%(同44・98%)だった。
県議選は今回から定数が3削減。過去最少だった平成15年に次いで2番目に少ない135人が立候補した。8選挙区で計9人が無投票当選となり、残る33選挙区の80議席をめぐり126人が争った。
明確な争点が見えない選挙戦だった前回から一転、今回は、地方自治のあり方や景気対策、東日本大震災の発生を受けた防災力の強化や復興支援策などが争点となった。
政権与党として初の統一地方選に臨んだ民主は公認推薦計32人を擁立。現有の21議席からの上積みを目指したが、“逆風”にさらされた。対する最大会派の自民は49人を擁立し、各選挙区で安定した戦いを展開した。全員当選に向け支持基盤を固めた公明、議席倍増を目標に掲げた共産、初めて候補を擁立したみんなが議席を確保できるかが焦点となった。
この日夜、当選した候補者の選挙事務所には支援者らが駆けつけ、「バンザイ」の歓声や拍手が響き渡った。一方で、惜しくも落選した陣営では支援者らが肩を落とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000059-san-l28
現職対決、自民に 西脇市・多可郡選挙区 兵庫
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信
選挙区統合で事実上定数が1減となり、現職同士が1議席を争った西脇市・多可郡選挙区では、旧多可郡選挙区の内藤兵衛氏(52)=自民推薦=が、旧西脇市選挙区の東野敏弘氏(56)=民主推薦=を破って再選を果たした。
終盤戦まで「どちらが優勢か分からない」と両陣営関係者が語るほどの激戦となった民主と自民の現職同士の対決は、自民に軍配が上がった。
多可郡(多可町)の有権者約1万9千人に対し、西脇市は約3万5千人と、内藤氏にとっては不利な状況だった。このため、内藤氏は西脇市で積極的な運動を展開。地域経済の再生やにぎわい創出、農林業支援の充実などを訴え、地元・多可郡の保守票を固めるとともに、西脇市の保守層にも浸透して支持を広げた。
東野氏は旧黒田庄町長の知名度を生かして運動を展開したが、及ばなかった。
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001104110002
神戸市議選 自民19、民主13議席
2011年04月11日
神戸市議選は10日に投開票され、新議員が決まった。定数69に94人が立候補し、九つある選挙区すべてで選挙戦となった。長田区で現職の議長が落選するなど民主が苦戦した一方で、全選挙区に候補を立てたみんなの党が8議席を確保するなど、大躍進を果たした。
◇ ◇
党派別の当選者は自民19人(公認候補21人)、民主13人(同18人)、公明12人(同12人)、共産9人(同10人)、みんな8人(同10人)、たちあがれ日本1人(同2人)、新社会2人(同2人)、社民0人(同1人)。無所属は5人(18人)だった。
新旧別に見ると、現職57人のうち52人が当選。新顔は34人のうち15人が議席を得た。元職3人のうち2人が返り咲きを果たした。
東日本大震災直後とあって、告示後も選挙カーや街頭での訴えを自粛する陣営が相次いだ。大きな争点もなく論戦は全体的に低調で、知名度の低い新顔にとっては厳しい選挙戦となった。
改選前の市議会(欠員3)の会派の勢力順は民主党18、自民党12、公明党11、共産党10、自民党神戸8、たちあがれ日本2、新社会党2、住民投票☆市民力2、みんなの党1。
◇ ◇
神戸市議選の投票率は42・04%で、前回(2007年)の44・98%を2・94ポイント下回る過去最低の結果となった。東日本大震災に伴う自粛ムードで論戦が盛り上がらず、有権者の関心を引きつけられなかった。
同市議選の投票率は、1951年の74・32%を最高に低落傾向が続き、阪神大震災直後の95年は45・23%。次の99年は神戸空港建設の賛否を争点に51・7%に回復したが、直近の2回はともに50%を割っていた。
最も投票率が高かったのは長田区の47・21%。最低は中央区の35・93%。西区も39・25%と低調だった。
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http://mytown.asahi.com/areanews/kyoto/OSK201104110111.html
京都党、一気に4議席 不満の受け皿に 京都市議選
2011年4月12日
京都市議選で最年少候補の京都党・江村理紗さんも初当選。支持者らはバンザイを繰り返して喜んだ=11日未明、右京区、水戸部六美撮影
10日投開票された統一地方選前半の府議選・京都市議選。自民は第1党を守りきり、民主はほぼ現状維持、共産の退潮が目立つという結果になった。一方、議会改革を掲げ、市議選に初めて挑んだ若手の地域政党「京都党」が一気に4議席を獲得し、既成政党への不満の受け皿となった。今回の結果は、統一選の後半戦や来年2月の京都市長選にも影響を与えそうだ。
■代表はトップ当選、25歳女性も
京都党代表の村山祥栄さん(33)は左京区でトップ当選し、1万2529票の得票数は京都市議選で過去最多となった。前回は無所属で落選した佐々木隆吏さん(29)も中京区でトップ当選し、雪辱を果たした。候補最年少の江村理紗さん(25)は右京区で3位、民主と共産の現職2人が落選した南区で中島拓哉さん(27)も4位と健闘した。
独自に議案を提出できる6議席の目標には届かなかったが、村山代表は「できることから仕掛けていきたい」と意欲を見せる。伏見区でトップ当選し、初議席を得たみんなの党の新顔や無所属1人との連携は「まだ白紙」という。
また、新市議69人の顔ぶれは現職55人、元職2人、新顔12人。女性は改選前より1人少ない14人だった。京都商工会議所の立石義雄会頭は11日、選挙結果について「地域政党の躍進が目立ったのは、既成政党に対する不満が高まっている証拠だろう」との談話を出した。
一方、政権奪還へ足場を固めたかった自民。府議選は北部などで着実に議席を押さえ、改選前と同じ25議席を維持。市議選は1議席増の23議席を確保し、続く共産との差を8議席に広げた。田中セツ子・市議団長は「震災で民主党がリーダーシップをとれなかった影響が及んだ。有権者は安定した自民党を支持した。この流れは統一選後半でも続くだろう」と語る。
政権与党の民主は、地方議会でも勢力を広げようと、定数4以上の選挙区に最大4人の候補を立てた。だが、政権運営の混乱などによる逆風はしのげず、改選前の会派から府議会は2議席増、京都市議会は1議席減で「一進一退」となった。
府議選の左京区では、前原誠司前外相の元秘書と現職の2人が当選し、共産の1議席を奪う形になった。一方、市議選の中京区では現職と新顔が共倒れになり、山科区は新顔が当選して現職が落ちた。山本正・府連幹事長は「政権への期待と現実のギャップへの不満が逆風になった。厳しい結果だ」と振り返る。統一選後半は「厳しい状況だけに、候補個人の地力が問われる」とみる。
共産は、府議選で改選前の11議席を維持したものの、市議選は19議席から15議席に大きく後退した。とくに定数12の激戦区・伏見区で、現職3人と新顔1人の計4人が票を取り合う形になり、1議席に減らした。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000212-mailo-l26
きょうの当:統一地方選第1R 新議員決まる 京都市議、新勢力が伸長 /京都
毎日新聞 4月12日(火)16時17分配信
◇伸び悩む投票率 関心の低さ深刻に
統一地方選第1ラウンドの府議選(定数60)と京都市議選(同69)は10日投開票され、京都の将来を担う新議員がそれぞれ決まった。地域主権や行財政改革に加え、東日本大震災で防災なども争点に浮かぶ今回の統一地方選。特に市議選では、既存政党に対抗した京都党など新勢力が伸長した一方、両選挙とも投票率が伸び悩み、関心の低さはより深刻になっている。【入江直樹、田辺佑介】
○市議は共産低落●
市議選は、自民が改選前から1議席増やしたのに対して共産は4減。最大会派を争った両会派の差は選挙前の3から8に広がった。地域政党への関心が高まる中、議会改革を訴えた地域政党の京都党は4議席を獲得し、みんなの党も1人が当選。自民が優位を堅持したものの、新勢力も登場し、争点ともなった議会改革の議論などにどう影響するかが注目される。
自民は、北区で1議席減らしたが、補選で共産に奪われた南区の議席奪還に成功。伏見区でも元職が復活した。共産は4人を立てた伏見区で現職2人を含む3人が落選。民主も2人擁立した中京区で現職と新人が共倒れした。
○京都党の躍進●
対する新勢力では京都党が当選4人中2人が最多得票で、みんなの党も最多の20人が立った伏見区でトップ当選を果たした。京都党は議員提案ができる目標の6議席にこそ届かなかったが、3選を決めた村山祥栄代表(33)は「やることは決まっている。まずは議会改革と財政再建に取り組む」と決意を述べた。
一方で、村山代表は支持者が帰った後の事務所で「厳しい結果だ」と語った。目標に届かなかった理由を「震災などの影響で投票率が伸び悩み、我々も盛り上げ切れなかった」と分析。今後の活動については「4人でできることを仕掛けていく。(無所属で)1人でやっていた時と比べれば、やれることはいっぱいある」と話した。
○各党堅調な府議●
府議選は自民(改選前25)、共産(同11)が現状維持。民主は前回当選の11人から4人増やした(推薦除く)。定数2減の中で、複数を擁立した定数4以上の4選挙区のうち京都市内の2選挙区で各2人当選を果たしたのは一定の成果だ。
民主新人で唯一1万票超を獲得した島内研氏(左京区)は前回に引き続き今回も市議候補だったのが、党府連の方針で今年に入って府議選にくら替え。秘書を務めた前原誠司前外相の全面支援の下、若さを前面に出して出遅れをカバーした。
これに対し、綾部、舞鶴の両市でそれぞれ推薦した現職が落選するなど都市部以外の基盤のぜい弱さに課題を残した。
○上向かぬ関心●
投票率は府議選が過去最低の44・48%、ワースト記録だった前々回の45・59%を1・11ポイント更新した。京都市議選も過去2番目に低い42・90%。阪神大震災の発生から3カ月後に実施され、過去最低となっている95年の41・39%に迫る低さだった。
府選管は「府議選は前々回も落ち込んでおり、東日本大震災の影響が理由とは一概に言い難い。啓発に力を入れたので残念だ」と話している。
4月12日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/kyt11041202130004-n1.htm
京都府議選 自民、群抜く安定度で圧勝 民主、共産は北部で苦戦
2011.4.12 02:13
定数が2減の60で争われた府議選。政党別の議席数を改選前(欠員1)と比較すると、自民党25→25▽民主党14→15▽共産党11→11▽公明党6→5▽諸派・無所属5→4−だった。
自民はおおむね旧来の地方組織を生かした選挙戦術がうまく機能し、群を抜く安定度で勢力を維持。東日本大震災の影響についても「経験の違いがむしろ信頼を生んだ」(同党幹部)という。ただ、福知山市などで分裂選挙となったことは、今後にしこりを残しそうだ。
一方、“震災選挙”のあおりを受けたのが民主。盛り上がりに欠け、史上最低の投票率(44・48%)になったことも、伸び悩む一因になったとみられる。南部の複数区では強さも見せたが、1人区ではまったく勝てず、特に府北部での伸び悩みは顕著だった。
全選挙区に総勢28人を擁立した共産は、右京区(定数5)で2人当選するなど存在感を示したが、“党の牙城”とする左京区で議席を2から1に減らし、1人区、2人区では苦戦も目立つなど、今ひとつ伸びに欠けた。
公明は後援組織を引き締め、重点区とした山科区を含め全員当選。一方、既成勢力への挑戦を掲げたみんなの党は2人とも及ばず、社民党も議席獲得はならなかった。
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http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110411000011
自民堅調 第1党守る 府議・京都市議選
京都市議選左京区選挙区で初当選を果たし、長男を抱き上げ喜びを爆発させる桜井泰広さん(11日午前0時10分、京都市左京区) 第17回統一地方選前半戦の京都府議選、京都市議選は10日投開票され、全議席が決まった。府議選(定数60)は自民党が現有25議席を守り、第1党を堅持した。民主党(推薦含む)は2増の16議席、共産党は11議席を維持、公明党は5人全員が当選した。みんなの党と社民党は議席を得られず、無所属は3人が当選した。京都市議選(定数69)は自民が1増の23議席、共産は4減の15議席、民主は1減の13議席で、公明は現有12議席を維持した。政治団体「京都党」は4議席、みんなの党は1議席で、無所属1人が当選した。自民は定数が2減の府議選で議席を死守し、市議会でも伸ばし第1党の強さを示した。民主は市議選で減らしたが、府議選で議席増を果たし踏ん張った一方、共産は市議選で大幅に議席を減らし、退潮傾向に歯止めがかからなかった。社民は議席を得られなかった。市議選では、全国的な地域政党への追い風を受け、京都党が躍進した。投票率は府議選で過去最低の44・48%、市議選で過去2番目に低い42・9%で、いずれも前回を下回った。
京都府議選では、自民は右京区で引退する現職の議席継承に失敗したものの、前回敗れた綾部市で新人が議席を奪回するなど北中部を制し、京都市内や南部も議席を守った。事実上、保守分裂となった福知山市と木津川市・相楽郡でも新人が競り勝ち、それぞれ1議席を確保した。
民主は、舞鶴市で推薦した現職や宮津市・与謝郡と亀岡市の新人2人が落選するなど北中部で後退したが、複数擁立した左京区と伏見区で初めて2議席を得るなど京都市内で議席を伸ばし、府南部も手堅く維持した。
共産は定数が1増えた西京区で新人が議席を獲得したほか、右京区で元職が復活したが、「党の牙城」とされる左京区で現職1人が敗れて1議席に後退し、伏見区でも現職が議席を失った。擁立数を絞った公明は南区で引退した現職の議席を守るなど全員当選を果たした。みんなの党の新人2人は届かず、政党推薦を受けていない無所属も3人が当選した。
京都市議選では、自民党が南区で新人2人が議席を獲得し、伏見区では元職が議席を奪回し4年ぶりに4議席を確保した。北区で候補者数を減らした分を取り戻し、現有議席から1議席伸ばした。
自民に3議席差に迫っていた共産党は、南区で現職が議席を失い、伏見区でも現職3人のうち2人が落選するなど4議席減らした。辛うじて第2党を保ったが、自民との差は8議席に広がった。
過去最多20人を立てた民主は、2人擁立に踏み切った中京区で現職と新人が票を分け合って「共倒れ」した。南区でも現職が落選したが、候補者数を絞った北区で新人が議席を奪還し、1議席減に踏みとどまった。
公明は新人2人が着実に議席を継承し、12議席を維持した。初挑戦のみんなの党は伏見区で初の議席を獲得。京都党も左京区で元職がトップで返り咲き、中京区や右京区でも新人が健闘するなど4議席を獲得し、市会に足場を築いた。無所属も1人当選した。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110411000126
勢力伸長へ動き活発 府会・京都市会の会派構成
統一地方選前半戦の京都府議選と京都市議選が10日投開票され、新たな議席がすべて決まった。両議会での会派勢力の変動は、来年はじめの京都市長選や今後の国政選挙にも影響を与えそうだ。各党の議席数増減や得票率の変化をまとめた。
■府、自民雪辱 現有維持
府議選(定数60)では、自民党が現有25議席を維持し、第1党を守った。京都市右京区で引退した現職議席を新人が継承できなかったが、前回、民主党系に奪われた綾部市で新人が議席を奪回し、雪辱を果たした。
民主は公認15、推薦1人を含む16議席を獲得し、改選前より2議席増やした。全国的な退潮ムードのなか、初の2人擁立に挑戦した左京区と伏見区で2議席獲得に成功し、府南部の議席も保った。
共産党は左京区と伏見区で現有2議席の維持に失敗し、1議席に後退したが、西京区で新人が当選するなど現有11議席を守った。
公明党は36年間議席を守ってきた左京区で定数減の影響で擁立を見送り、現有6議席から1減の5人を擁立し、全員当選を果たした。政党推薦のない無所属は3人が議席を得た。
政党別の得票率では、自民が37・97%で前回(30・53%)を7・44ポイント上回り、無投票を除く24選挙区でトップ当選が20人に上った。民主は公認を9人増やして臨んだが、得票率は21・71%で前回比2・65ポイント増にとどまった。共産は前回と同じ28人を立てたが、2・04ポイント減の21・97%。公明は1・35ポイント減の6・83%だった。
自民は、亀岡市で当選した元自民党衆院議員で無所属の田中英夫氏や府議会の会派「京都創生フォーラム」の桂川孝裕氏らに対し、会派入りを働きかけるとみられ、実現すれば改選前より勢力を伸ばすことになる。
■京都市、共産退潮が顕著
京都市議選(定数69)では、自民党が現有22議席から1増の23議席に伸ばし、4年前の改選時に戻した。左京区でベテラン議員の議席継承に失敗したが、南区で新人2人が当選して2議席を取り戻し、伏見区でも元職が返り咲き4議席に回復。第2勢力の共産党との議席差を3から8に広げ、第1党の座を確固たるものにした。
一方、共産は現有議席19から15に後退。改選時に15議席以下になったのは1971年選挙以来。3議席あった伏見区は4人立て臨んだが、現職1人しか守れず、南区でも2議席維持に失敗するなど退潮傾向に歯止めをかけられず、第3勢力の民主党に2議席差まで詰められた。
民主は全国的な逆風の中、現有議席14から1減に踏みとどまった。初の複数擁立で挑んだ中京区で現職と新人が共倒れし、南区や山科区でも現職を落としたが、北区で議席を戻した。
公明は12人全員が当選。厳しい情勢の「重点区」の下京区で現職が競り勝ち、北区でも現職が上位当選した。8人で初参戦した京都党は4議席で、議会運営に関われる5議席には届かなかった。みんなの党の新人や無所属新人も初当選した。
政党別得票率は自民が29・7%と前回比1ポイントアップさせたが、共産は3・3ポイント減の21・5%、民主も4ポイント減の18・9%、公明も0・5ポイント減の15・2%でそれぞれ減らした。初挑戦した京都が9・8%、みんなの党も2・7%を得票した影響で、自民以外の既存政党が得票率を下げた。
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110411000013
自民躍進、単独過半数 滋賀県議選
初当選を決め、支持者と一緒に喜ぶ高木さん(中央)=10日午後10時25分、近江八幡市 第17回統一地方選前半戦の滋賀県議選は10日投開票され、全議席が決まった。滋賀県議選(定数47)は自民党(推薦含む)が5増の25議席で4年ぶりに過半数を占めた。民主党は5減の12議席、政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(支持含む)は1増の5議席、共産党は3議席がゼロになり、公明党は2議席を維持した。みんなの党は1議席を獲得した。党派の推薦や支持のない無所属は2人が当選した。自民が復調して県議会の主導権を握り、嘉田由紀子知事を支持すると訴えた民主は支持の広がりを欠いた。投票率は前回より、3・36ポイント減の49・69%と過去最低だった。
滋賀県議選は、自民が推薦5人を含めて改選前より5増の25議席となり、4年ぶりに過半数を占めた。民主は5減の12議席と後退。対話は支持1人を含めて5議席と1議席伸ばした。民主と対話は計17議席で自民の議席を大きく下回った。
自民は前回2議席だった大津市で4議席と回復。長浜市で3議席、彦根や近江八幡市、草津市などで各2議席を確保し、分裂した守山市でも議席を維持した。東近江市では元職が返り咲いた。
民主は大津市や愛知郡、犬上郡で現職が落選。甲賀市や野洲市で新人が敗れた。草津市や長浜市では議席継承に成功した。
対話は嘉田知事が選挙応援した草津市や野洲市で新人が当選した。蒲生郡では支持した無所属新人が自民現職に競り勝った。
共産は大津市や草津市で3議席を失い、1971年に議席を獲得して以来、県議会の議席が初めてゼロになった。
公明は大津市で2議席を守り、みんなは県議会初となる議席を同市で獲得した。党派の推薦や支持のない無所属2人が米原市と東近江市で当選した。
当選した現職は28人、元職は3人、新人は16人。女性は13人中7人が当選した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000154-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 全滅の共産「無念」 第2ラウンドへ対策 /滋賀
毎日新聞 4月12日(火)15時39分配信
◇きょう常任委
今回の県議選で現有3議席を全て失った共産は、71年以降、県議会で守り続けた議席がなくなった。県委員会は12日に常任委員会を開き、統一地方選第2ラウンドに向けた対策を強化する。
前回選で議席を一つ増やした共産は今回、5選挙区に6人を立てたが、当選を見込んでいた大津と草津の現職も及ばなかった。
前回の新幹線新駅問題のような争点がない中で東日本大震災が発生。投票率も過去最低となり、浮動票が目減りしたことも影響したという。
県委員会の奥谷和美委員長は「原発反対の訴えに手応えがあったが、あと一歩及ばなかった。弱者の声を届ける機会を失ったことは無念だ」と語った。【安部拓輝】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000153-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 知事応援に強まる反発 自民勢力との対決構図強調 /滋賀
毎日新聞 4月12日(火)15時39分配信
◇「協力できぬ」の声も
自民勢力が過半数を奪還した県議選から一夜明けた11日、嘉田由紀子知事は当選者らの祝福に回り、県政運営への協力を呼び掛けた。知事は選挙期間中、地域政党「対話でつなごう滋賀の会」の候補らの応援に奔走。自民勢力との「対決構図」を強調しており、当事者の反発は強まっている。【安部拓輝、稲生陽】
11日朝、湖東地域を訪れた嘉田知事は取材に応じ、「政策への思いは同じ。一緒にやろうと呼び掛けたい」と硬い表情で語った。告示後の週末には分刻みで県内を走り回り、対話の新人や民主系候補を応援。知事を主人公に「抵抗勢力」の自民議員に立ち向かう漫画チラシも自ら配り、選挙カーからマイクを握って支援を呼び掛けた。
これに対し、県議長だった前回選で民主と対話推薦の候補に敗れ、今回無所属で返り咲いた赤堀義次さん(73)=米原市選挙区=は「敵と見なされ、すんなりと協力などできない」と突っぱねる。石田祐介・県連幹事長(46)は「自民は対立姿勢を改めてきた。今回仕掛けたのは知事の方だ」と批判する。
一方、応援を受けて当選した対話の新人で、草津市選挙区初の女性県議となる駒井千代さん(37)は「居眠りだらけで欠席も多い議会の実態を県民はほとんど知らない。知事がここまで踏み込む議会にも問題があるのでは」と反論。野洲市選挙区で当選した対話新人の冨波義明さん(56)は「発信力のない素人が1人で組織のある候補と渡り合うのは不可能。市民の政治参加にリーダーは不可欠だ」と語った。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000032-san-l25
滋賀県議選 知事与党が惨敗、きしむ民主王国
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信
■「がっかりした」支持者離れ
10日投開票された県議選(定数47)で、惨敗した民主関係者の間に衝撃が広がっている。当選者でも滑り込みの最下位が多く、選挙中「民主にはがっかり」などという有権者の声が直接候補者に届けられた。党関係者からは政権への逆風を原因にあげる指摘が目立つ。国政では、選挙区選出の国会議員を独占する「民主王国」の状態が続いているが、その崩壊につながりかねないとの声が出ている。
民主と、嘉田由紀子知事を支援する地域政党・対話でつなごう滋賀の会(対話の会)の「知事与党」2党が獲得したのは、支持を受けた候補者を含め17議席。自民は推薦を含め25議席を獲得し、4年前の過半数を取り戻した。
民主が擁立したのは推薦を含め18人で、当選したのは公認の12人。しかも、トップ当選は彦根市(定数4)と近江八幡市(同3)両選挙区のみで、多くの選挙区で自民の勢いに押され、滑り込みで当選した。
「最後まで冷や冷やした。ここまでの逆風になるとは思わなかった」
大津市選挙区(定数10)で10位で当選した民主現職の成田政隆氏の陣営幹部は苦しい選挙を振り返った。
同選挙区は16人が立候補。民主は公認の現職3人を擁立したが、8人目が当選確実となっても民主候補の名前はあがらなかった。日付が変わり、ようやく1人が当選確実となり、残り1議席を3人が最後まで争った。
トップ当選が民主だった彦根市選挙区(定数4)でも、元連合役員で強固な組織を持つ民主現職の江畑弥八郎氏が、共産新人に千数百票差まで詰め寄られ最下位で再選。江畑氏は「支持者から『民主(政権)にはがっかりした』との声が聞かれた。厳しい選挙戦だった」と打ち明けた。民主と自民がそれぞれ公認2人を立てた甲賀市選挙区(同3)でも、上位2人は自民だった。
民主県連の出原逸三幹事長は「候補者は必死に戦ったが、苦戦は予想以上。敗因を分析し、(態勢を)立て直さないといけない」と苦悩の言葉を吐露した。
公認・支持9人を擁立した対話の会は、公認4人と支持1人が当選。公認だけでみると前回と同数の当選だが、新人7人中、4人が落選し、勢いが衰えた感が否めない。ただ、当選した支持の新人が会派入りすると、県議会で代表質問する権利を獲得でき、一定の勢力は維持した。
一方、過半数を至上命題にし、達成した自民県連の石田祐介幹事長は「民主王国に風穴を開けられた。党勢回復のきっかけにしたい。今後の活動に責任を感じる」と気を引き締めた。
このほか、公明が現有の2議席を維持し、みんなの党が初の議席を獲得。公認6人を擁立した共産は当選者が前回の3人からゼロになり、40年ぶりに議席を失った。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000030-san-l25
県議選 大津市選挙区、石塚氏が次点
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信
10日投開票された県議選で、定数10に16人が立候補した大津市選挙区で、落選した石塚政孝氏と節木三千代氏はともに7197票だが、石塚氏と、10位で滑り込み当選した成田政●氏いずれともとれる1票があったため、得票数に応じて両者に票を分けた結果、小数点以下の票が出た。このため、石塚氏が11位の次点になった。
●=隆の生の上に一
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http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104100043.html
「反知事」自民など過半数 滋賀県議選
2011年4月11日
県議選(定数47)は10日投開票され、嘉田由紀子知事と一線を画す自民会派と公明などによる「反知事」勢力が過半数の24議席を超えた。東日本大震災の影響から選挙機運の盛り上がりを欠いた今回の選挙。嘉田知事を支えてきた無党派の風は吹かず、民主・対話の会の知事与党は苦戦した。議会での主導権を奪われたことで、知事は厳しい県政運営を強いられそうだ。また、共産が1971年以来守ってきた議席を失った。
今回立候補した73人の党派別内訳は、民主17人、自民22人、公明2人、共産6人、みんな1人、対話の会8人、無所属17人。
前回、栗東市の新幹線新駅の建設問題などが大きな争点となり、嘉田知事を支援する対話の会が躍進。最大会派だった自民は候補24人のうち8人が落選し、過半数割れに追い込まれた。
巻き返しを狙う自民は、今回、現職を中心に公認・推薦合わせて27人を擁立した。有権者の既存政党離れを意識し、告示前の2月、議員定数と議員報酬の一律「2割カット」の県議会改革を打ち出して支持の浸透を図った。
選挙期間中は、知事の「抵抗勢力」とみなされた前回の反省から、各候補は知事批判を封印。「保守回帰」の流れにも乗り、湖北や湖東地域で議席を奪い、大津市などの都市部でも、手堅く票をまとめた。現職重視の擁立方針が結果的に功を奏した。
対する対話の会は、昨夏の知事選で史上最多の約42万票を獲得した嘉田知事の後押しを受け、民主との知事与党の枠組みによる過半数確保を目指した。
公認8人のうち6人は新顔で、震災の影響で有権者の関心が薄くなることを懸念した嘉田知事は、他会派への配慮から告示後の応援を控えた前回から一転して同会候補の応援に踏み切った。同会は選挙終盤、知事を主人公に自民会派を抵抗勢力に見立てた漫画入りのチラシ35万枚を作成し、県内全域で配布。9日には嘉田知事自ら10選挙区以上に入って票の掘り起こしを図ったが、形勢逆転には至らなかった。
政権批判の逆風を受けた民主は、当初の単独過半数の目標を年明けに事実上撤回し、対話の会との連携強化で党勢拡大を図った。だが、同党公認・推薦の18人全員への推薦を同会に拒否されるなどの誤算もあり、民主は5議席を失った。今回の選挙結果が、今後の両党の関係に影響を与えそうだ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110411-OYT8T01130.htm
対話の会 知事支援届かず
今回の県議選では、地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)がどこまで勢力を伸ばすかが焦点の一つだった。選挙戦最終盤の9日には、顧問を務める嘉田知事が〈分刻み〉で複数の候補者の集会に顔を出すなどてこ入れしたが、多くの新人候補が支持を広げられずに終わった。
東日本大震災の影響で自粛ムードが漂い、浮動票の掘り起こしが難しいと予想される中、対話の会は嘉田知事と〈二人三脚〉の戦いぶりをアピールした。掲示ポスターには候補者と一緒に嘉田知事を写し込み、個人演説会の会場でも知事の「もったいない」というキャッチフレーズを掲げた。
会は、県議会で知事と対立構図にある自民党を暗に批判するようなビラも作製した。だが、4年前の新幹線新駅建設のような争点もなく、投票率も過去最低という関心の低さと相まって、昨夏の知事選で知事が再選を果たす原動力となった「嘉田票」が、各候補者に流れることはなかった。
嘉田知事は従来、大阪府議選で大躍進を遂げた「大阪維新の会」を率いる橋下徹知事のように、議会掌握に努める手法とは一線を画する考えを示してきた。震災の影響があったとは言え、対話の会の候補者に肩入れする姿は県民に「言行不一致」と映り、有権者が戸惑ったのではないか。
今回の結果は、県民が二元代表制での議会の役割を重視したとも言える。嘉田知事にも新議員たちにも意見を対立させるのでなく、意見を戦わせることによって、より良い施策が実現されるよう期待したい。
(浦野親典)
(2011年4月12日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000156-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 自民勢、過半数を奪還(その1) /滋賀
毎日新聞 4月11日(月)13時4分配信
◇民主減、ねじれ拡大
統一地方選第1ラウンドの県議選(定数47)が10日、投開票された。無投票の栗東、湖南、高島の3市選挙区を除く13選挙区で41人が当選を決め、47議席が確定した。国政選挙で連敗が続いた自民勢力が07年の前回選で失った過半数の議席を奪還。地域政党「対話でつなごう滋賀の会」と民主は連携して知事派勢力の安定化を狙ったが、政権への逆風などから無党派層の支持が伸び悩んだ。最大会派とのねじれが広がり、嘉田由紀子知事は一層難しい県政運営を迫られそうだ。全体の投票率は49・69%で、前回の53・05%を下回り、過去最低だった。【安部拓輝、稲生陽、柴崎達矢、前本麻有】
◇対話系増、共産は全滅
過半数奪還を狙う自民と、連携して過半数を目指した民主、対話の会が激突した今回の選挙戦は、告示3週間前の3月11日に起きた東日本大震災の影響で、従来型の街頭宣伝活動を自粛する陣営が続出。無党派層の取り込みを狙っていた候補者らは最後まで知名度不足に苦しんだ。
自民は公認・推薦候補を合わせて27人を擁立。大半を現職や市議・首長経験者らで固め、大津、長浜の両市選挙区では全員が当選した。民主候補との一騎打ちになった愛知郡、犬上郡の1人区でも保守層を手堅くまとめ、民主との差を引き離した。
一方、政権交代を果たした09年衆院選後、勢いに乗って単独過半数も視野に入れていた民主は、政権への逆風に直面し候補者の擁立に苦戦。当初の思惑に反し、公認・推薦候補は18人にとどまった。連合滋賀も組織固めを図ったが、支持は広がらず、郡部で議席を減らした。
嘉田由紀子知事の政策実現を目指す対話の会は公認・支持候補9人のうち、新人を7人擁立。嘉田知事が告示後も選挙区入りし、てこ入れを図った結果、草津市や野洲市、蒲生郡で新人が当選。議席を増やした。共産は全3議席を失った。
震災と原発事故による自粛ムードの中でいかに有権者に政策を訴えるか、各陣営とも戸惑いを抱えた選挙戦となった。守山市や野洲市の選挙区では陣営同士が街宣活動の自粛を申し合わせるなど異例の動きもあった。
◇目片さん、乱立制す 「新鮮力」をアピール−−大津・新人、自民推薦
◇自民・川島さん再選−−長浜
定数10に16人が乱立した大津市選挙区では、自民推薦の新人、目片信悟さん(45)が初当選を決めた。同市北大路の事務所に当選確実の知らせが入ると、集まった支援者らから大きな歓声が上がった。笑顔で現れた目片さんは「ありがとうございます。期待に応えられるよう頑張ります」と意欲を語った。
目片さんは昨夏の県議補選にも出馬し落選。今回は周到に準備を重ねた。建設業者や保守系市議らを軸に支持層の拡大を図り、父親の目片信市長の支持者も加わった。告示後は毎日のように個人演説会を開催。県議会の「新鮮力」をアピールし、子育て環境や高齢者福祉を充実させようと訴えた。
一方、伊香郡選挙区が統合された長浜市選挙区(定数4)では、自民公認の現職、川島隆二さん(39)が再選を果たした。長浜市神照町の事務所で支援者の拍手に迎えられた川島さんは、満面の笑みを浮かべてあいさつ。「湖北地域の発展に向けて力を尽くしたい」と語り、福井県にある敦賀原発に対する危機管理や洪水などへの防災対策を推進していく考えを示した。
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◇民主・大橋さん初当選 草の根で逆風はね返す−−長浜
長浜市選挙区では元中学教諭の民主新人、大橋通伸さん(53)が厳しい選挙戦を勝ち抜き、初当選を果たした。同市川崎町の事務所で支援者の拍手に迎えられた大橋さんは「子どもたちが安全・安心して暮らせるまちづくりについて、みなさんと一緒に考え、実現させていきたい」と熱っぽく語り、議員生活への第一歩を踏み出した。
定数4の同選挙区では、告示直前になって旧伊香郡選挙区の自民現職が立候補を表明し保守層が結束。自民系候補3人を含む7人が乱立する激戦区となった。旧高月町出身の大橋さんは国会議員の後援会や連合組織の支援を受け、選挙区全域で活動しながらも「伊香郡の代表」をアピール。政権運営に対する逆風を受けて苦戦する民主候補が目立つ中、地域を隅々まで歩き回る草の根選挙で支援の輪を広げた。
◇対話新人・小川さん涙 手作り選挙も及ばず−−守山
保守が分裂した守山市選挙区(定数2)では、対話の会から立候補した新人の小川泰江さん(48)が同市浮気町の事務所で開票動向を見守った。他候補の当選確実の一報が流れると、詰めかけた支援者からため息が漏れた。「よく頑張った」と声を掛ける支援者に小川さんは「応援してくれて、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。
女性の社会参加を支援するNPO活動の経験を生かそうと2月末に立候補を表明。告示直後は震災を受けて大規模な街頭演説を自粛するなど組織のない新人には苦しい選挙戦となったが、選挙カーでの宣伝に頼らずに極力歩いて地域を巡り、街角に立ってアピール。託児付きの演説会も開いた。事務所には同じマンションの住民らも集まって政策チラシを配るなど、最後まで手作りの選挙戦を展開したが、及ばなかった。
◇投票率、過去最低に 争点なく震災も影響−−49・69%
全体の投票率は49・69%となり、3・09ポイント増となった前回07年の53・05%を下回り、過去最低となった。目立った争点がなく、東日本大震災の影響で有権者に選挙ムードが広がらなかったことなどが要因とみられ、浮動票の取り込みを狙った陣営には一定の影響を及ぼしたようだ。
自民と民主・対話の会の知事派勢力が過半数確保を巡って争われた今回の選挙戦は、告示直前に選挙戦となることが決まった蒲生郡をはじめ、保守が分裂した守山市などで激戦となった。街頭に立った嘉田由紀子知事も投票所に足を運ぶよう呼びかけたが、前回の新幹線新駅問題のような県政を二分する争点もなく、震災による活動自粛で各陣営とも本格始動が遅れ、政策論争は低調に終わった。
投票率は第2回の1951年に89・16%を記録して以降、長期的に低下傾向が続いていた。無投票当選が6選挙区に上った03年には前回比10・0ポイント減の49・96%と初めて50%を割り込んだ。【稲生陽】
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■視点
◇魅力ある政策議論を 問われる議員の真価
子育て支援策や県立高校統廃合など身近な課題は東日本大震災の発生でかき消されてしまった。候補者らは口々に「防災」を訴えたが、違和感を覚えた有権者も多かったのではないか。混迷する社会情勢下で、自民は地縁と血縁を生かし、地域に根ざした「地力」をバネに、議席を伸ばしたと言える。
民主は今回、地方議員の足腰の弱さが露呈した。政権への逆風を受けたのは事実だが、県連が掲げた政策は嘉田由紀子知事のマニフェストとほぼ重なる。政権交代した09年の衆院選で、有権者が県内全4選挙区の議席を託したのは、暮らしを変える政策に期待を寄せたからだ。知事に追随するだけの姿勢では、候補者の魅力は伝わらない。無党派層に頼る対話の会にも同様のことが言える。
生活に関わる課題に自らの言葉で政策を語り、有権者が政治を身近に感じられる議会をどう作るか。国難に直面した今こそ、当選した47人にはその責任と真価が問われる。【安部拓輝】
4月11日朝刊
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/12/20110412-051650.php
【統一選地方選2011】議会勢力図が激変
統一地方選前半戦で行われた府議選、大阪、堺両市議選の投開票から一夜明けた11日、府庁や両市役所で当選証書の付与式が行われた。府議選(定数109)では、橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」が改選前の29議席から、57議席と大きく議席を伸ばし、府議会の過半数を獲得した一方、維新が誕生するまで主要会派だった自民・民主・公明・共産の4会派は議席を減らし、既成政党に対する不信感が浮き彫りになった。
府議選 低投票率でも維新圧巻
過半数の獲得を目指して62選挙区中59選挙区に計60人を擁立した維新は、57人を当選させる躍進ぶり。無投票当選となった2選挙区を含め33選挙区が1人区だが、このうち、候補者を立てなかった大阪市福島区選挙区、藤井寺市選挙区を除く31選挙区のうち、28選挙区を押さえ、維新が敗れたのは、大阪市都島区、大阪市旭区、大阪市西淀川区の3区にとどまった。
圧倒的な強さを誇ったのが2人区で、21選挙区の全てで1議席ずつ獲得し、1、2人区で計49議席を確保。3〜5人区の7選挙区のうち、候補者を立てなかった寝屋川市選挙区(定数3)を除く6選挙区で1人ずつが当選。また、6人区の東大阪選挙区では2人当選を決めた。
一方で、自民は改選前の23議席から13議席へと退潮。自民から維新に移籍した議員も多かったとはいえ、一時は49議席まで勢力を広げた時期もあっただけに、厳しい状況となっている。震災について「天の恵みというと言葉が悪いが…」と失言し、直前に自民府議団を除団された府議会議長も議席を失った。
さらにダメージを受けたのが民主。改選前の24議席から10議席と半分以下になっただけでなく、無所属で立候補していた民主府議団の幹事長や副議長も落選するなど、有力議員も相次いで議席を失う厳しい結果となった。
また、改選前の23議席に対し、候補者数を22人に絞った公明も1議席を落とした。あえて候補者を絞る戦術だったが、全員当選はならなかった。
議会運営のルールでは、5人以上の議席を持つ会派を「交渉会派」として議会運営委員会のメンバーや会派間調整を行ってきたが、今回、共産は10議席から4議席となり「交渉会派」の要件に該当する議席数を守ることができなかった。
さらに、社民も唯一の議席を失うなど、既成政党は軒並み勢力ダウンする結果となった。
今回の府議選投票率は46・46%で、前回の44・90%と比べると、1・56%上昇したが、依然、低投票率傾向にあることがうかがえる。
維新 最少から最大会派 大阪市議選
大阪市議選は、大阪維新の会が議席数を大きく伸ばして第一党に躍進する一方、既成政党では、改選前に最大会派を形成していた自民、公明が軒並み議席を減らし、政権政党の民主は最小政党に転落するなど劇的な結果となった。
今回の結果で、市議会の党派別勢力は大きく塗り替わる。
改選前の議会内会派所属者数でみると、民主と自民、公明は各20人で最大会派を形成。共産も14人で、維新は12人と最小会派だった。
ところが今回の結果で、維新が33人と第一党に躍進。公明が19人で第2党となり、自民は17人と第3党に。民主、共産は各8人で、最小政党に転落した。
党派別に市議選を振り返ると、全員当選で過半数ぎりぎりとなる44人を擁立した維新は、目標の過半数獲得は逃したものの、改選前の3倍近い33人に勢力を伸ばした。
公明は、候補者数を前回より1人少ない19人に絞りこみ、手堅く全員が当選を果たした。
自民は、維新に大量離党した影響で、候補者数が前回の36人から23人に激減したが、現職が地盤の強みなどを発揮し、改選前から3人減と影響を最小限に食い止めた。
民主は、政権運営に対する有権者の厳しい批判を浴び、現職候補者16人のうち半数以上の9人が落選する厳しい結果に。
共産も前回より1人少ない24人を全選挙区に擁立したが、当選は8人にとどまった。
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民主 相次ぐベテラン落選 堺市議選
大阪維新の会の躍進ぶりが鮮明となった堺市議選。52人の当選者の党派別内訳は、維新13人(改選前7人)▽公明12人(同13人)▽共産8人(同8人)▽自民7人(同4人)▽民主5人(同11人)▽無所属7人(同8人)▽みんな0人(同1人)―となり、選挙前と比べて勢力図が激変した。
維新は、西、南、北、美原の各選挙区で候補者がトップ当選を飾る圧倒的強さ。「橋下徹知事のパワーが炸裂(さくれつ)した」(竹山修身市長)というように、知事の人気も背景に各候補が躍進を果たした。
これに対して民主は、ベテラン議員が相次いで落選し、当選した現職候補も得票数を大幅に減らすなど、改選前の約半数となる5議席に落ち込んだ。
自民は改選前の4議席から7議席に伸びたが、現職2人は落選、新人5人が当選した。公明、共産は、それぞれ現職が全員当選、改選前の勢力をほぼ保った。みんなは改選前の1議席を失った。
橋下知事は記者団に対し、「大阪都構想は白紙」と発言したが、堺市分割を掲げる都構想は今後、堺市議会でも焦点になるとみられ、各党が都構想をめぐる議論にどう対応するか注目されている。
複数選挙の民意 どう合わせるか
砂原庸介・大阪市立大准教授(地方自治論)の話「大阪府議選は、62選挙区中1人区が33もある全国的にも極めて特殊な選挙区で、風が吹けば過半数獲得は不可能ではない。投票前の各種世論調査では維新の支持率は約3割だったが、この特殊な選挙制度の効果と相まり、府議会では目標の過半数を獲得したと思う。
一方、大阪市議選では世論調査に近い約3割の議席に止まった。この結果からは、首長選も含めて、府県議会と政令市議会など、現行の選挙制度の下では合わさりにくい様々な選挙での民意をどう合わせるかという課題が改めて浮き彫りになったのではないか」
(2011年4月12日 08:31
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000150-mailo-l27
’11統一地方選:大阪市議選 平松市長の応援演説候補、10勝11敗 /大阪
毎日新聞 4月12日(火)15時37分配信
10日投開票の大阪市議選で、平松邦夫市長=イラスト・立川善哉=が選挙期間中に応援演説をした民主、自民の候補者21人の当落を分析したところ、10人が当選、11人が落選し、「10勝11敗」だったことが分かった。
平松市長は1〜9日の選挙期間中、市議選立候補者のうち民主16人(現職14人、新人2人)と自民現職5人の個人演説会に訪れた。会場は小学校や区民センターなどで、屋外で不特定多数の人に訴えかけることはなかった。一方、地域政党「大阪維新の会」の代表を務める橋下徹知事は選挙期間中、毎日市内の街頭に立って演説しており、対照的な対応を見せた。
市長に近い関係者からは「露出をもっと増やした方がいい」との声が漏れるなど、今秋の市長選に向けて戦略の練り直しが迫られている。【小林慎、平川哲也】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000143-mailo-l27
’11統一地方選:前半戦(その1) 維新、大躍進 3選挙で103議席 /大阪
毎日新聞 4月11日(月)13時2分配信
統一地方選前半戦の府議選(定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)が10日、投開票された。地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)は3選挙とも第1党を獲得し、府議選では過半数の57議席を占めた。民主は政権への逆風を受け、3選挙とも改選前に比べて議席を減らした。自民も府議選、大阪市議選で議席を減らした。公明は候補者の大半が当選し堅調。共産は府議選、大阪市議選で大幅減。社民党は第1回統一選の1947年以来64年間、府議会で守ってきた議席を失った。【堀文彦、小林慎、山田英之】
◆府議選
◇民主勢力11人に
府議選(62選挙区)では、最大会派の維新が60人を擁立し、57人が当選した。現職28人、元職1人、新人28人が激戦を制した。
33人を擁立した民主は10人の当選にとどまり、同じ議会会派の1人を含めても11人の勢力になった。前回より18人少ない32人を擁立した自民は13人が当選。公明は擁立した22人のうち21人が当選し、共産は4人が当選した。社民は現職1人が落選。東日本大震災に絡む失言で、自民公認を取り消された無所属現職の議長、長田義明さん(76)は議席を守れなかった。
◇元議長、朝倉さん5選 「知事に遠慮なく物言う」−−生野区・自民
府議選生野区(定数2)では、自民現職で元議長の朝倉秀実さん(57)が5選。大阪市生野区勝山南の事務所で朝倉さんは「橋下知事人気に頼らず当選できたので遠慮なく議会で物が言える。知事に貸しはあるが、借りはない」と語った。
08年知事選で、自民党府議団幹事長として橋下知事擁立の中心的役割を担った。今回その橋下知事から維新新人を対抗馬として立てられ、橋下知事の手法や政策と一線を画すスタンスを強調した。
◆大阪市議選
◇自民、第1党転落 維新・河崎さん、笑顔の初当選
大阪市議選(24選挙区)では、維新が33人当選し、単独第1党に。内訳は現職12人、元職1人と新人20人。元知事特別秘書の肩書で注目された河崎大樹さんは当選した。
公明は平野区で候補者を1人に絞り、19人全員が当選。自民は擁立が前回より13人少なく、改選前より3議席減らし、52年ぶりに第1党から転落した。共産は8人が当選し、前回より半減。民主は現職16人のうち当選は7人にとどまり、結党以来最少の8議席に激減した。初挑戦のみんなの議席獲得はならなかった。
◇維新・守島さん初当選−−9人出馬の東淀川区
大阪市議会で最多の9人が立候補した東淀川区(定数6)では、維新の守島正さん(29)が初当選。同区大桐1の事務所で支持者らと万歳三唱した。守島さんは「1年ほど前からの地道な活動は地域の仲間のおかげ。皆さまの支援を裏切らない地域主権を実行していく」と語った。
維新は共倒れの危険を省みずに3新人を擁立。守島さんは中小企業診断士の視点で府市の成長戦略を一本化するよう主張。大阪経済の底上げを訴えた。
◇逆風はねのけ民主・奥野さん7選−−港区
大阪市議選港区(定数3)では、民主現職で市議団幹事長の奥野正美さん(62)が7選を果たした。政権への逆風をまともに受ける形の選挙戦となったが、毎日数回のミニ集会を重ね、支持組織を固めた。「厳しい選挙戦だったが、支持者に支えられて何とか当選できた」と語った。
一方、同僚市議が相次いで落選。現在確保している副議長など重要ポスト獲得は難しくなりそうで、「市議会も厳しい。民主の意見はなかなか通りにくくなる」と唇をかんだ。
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◆堺市議選
◇公明は全員当選
堺市議選(7選挙区)では、すべての政党が過半数の候補者を擁立できなかったため、議会第1党の行方が焦点になった。
06年4月に政令指定都市に移行してから2回目の市議選。全選挙区で維新の候補者と、民主・自民・公明・共産・無所属の候補者による激戦になった。
最多の15人が立候補した維新は13人が当選し、議会第1党の座を獲得した。公明は12人の候補者全員が当選した。共産は前回と同じ8議席を維持した。
◇支持者固めた成山さん3選−−堺区
堺市議選堺区(定数9)で、公明現職の成山清司さん(58)が3選を果たした。成山さんは事務所で、「堺市の防災計画や避難計画を改めて見直したい。地方分権の時代を迎え、財政に強い堺市をつくりたい」と語り、支持者と喜び合った。
成山さんは前回2位で当選したが、09年の衆院選で、当時の北側一雄幹事長ら公明幹部が相次いで落選したため、陣営は危機感を持ち、支持者を引き締めて選挙戦に臨んだ。
4月11日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000144-mailo-l27
’11統一地方選:前半戦(その2止) 府議、大阪市議で投票率アップ /大阪
毎日新聞 4月11日(月)13時2分配信
◇維新の“風”か
投票率は、府議選が46・46%で前回(44・90%)を1・56ポイント上回った。大阪市議選は49・27%で、前回(46・42%)から2・85ポイント増。堺市議選は49・42%で前回(49・48%)より0・06ポイント低かった。
府議選、大阪市議選で過半数獲得を目指した「大阪維新の会」にとって、大幅な投票率アップは至上命令で、告示前、府内各地でタウンミーティングを開くなど精力的な政治活動を展開。一方、東日本大震災により、各政党は政治活動の自粛を余儀なくされた。全国的に注目された維新の“風”が、震災の影響を受けながらも投票率を押し上げたとみられる。
4月11日朝刊
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民主は、長田区で現職議長が落選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000160-mailo-l28
’11統一地方選:県議選/神戸市議選 現状打破、一票に反映 /兵庫
毎日新聞 4月12日(火)15時42分配信
統一地方選前半戦の10日に投開票された県議選(定数89)と神戸市議選(同69)。県議選では、新人や元職の当選が相次いだ一方、神戸市内では無効投票の割合が増加。神戸市議選でも、既存政党との違いを強調したみんなの党が大きく議席を伸ばした。旧態依然たる政治状況を変えようと政権交代を選択した09年以降も、政局の混乱や東日本大震災の発生など不安定な世情が続く中、現状を何とか打破したい有権者の一票がさまざまな形で表れている。【石川貴教、吉川雄策】
◆県議選
◇当選3割が新人・元職
◇神戸で無効・白票多く、「不信任」意思示す
今回の県議選では、当選した89人のうち新人24人が初当選を果たし、元職4人が返り咲いた。当選者に占める新人の割合は27%、新人と元職を合わせると31・5%と全体の3割以上に上っている。75年以降の過去10回の県議選と比べると、新人の割合は3番目に、新人と元職を合わせた割合は2番目に高い。
特に、今回の県議選は東日本大震災の発生で「自粛ムード」がまん延。名前の連呼を控えるなど選挙運動を「自主規制」する機運が高まり、投票率も41・43%と過去最低を更新するなど、知名度不足で組織力の乏しい新人には厳しいと見られていた。ベテラン県議の引退が相次ぎ、後継の新人が少なくなかった事情を差し引いても新風を望む有権者の意識の強さが垣間見える。
神戸市内の選挙区で無効投票が目立つのも特徴的だ。市内全体で投票総数に占める無効投票数の割合は3・29%と、前回07年(2・72%)よりも伸びている。最も高かったのは灘区の5・17%で、中央区も4・75%と水準の高さが際立つ。市選管によると、灘区では無効票の過半数が白票だったという。
無効票や白票の多さは、立候補した候補者の顔ぶれに対する有権者の不信任の目安ともされる。神戸市議選ではみんなの党の候補者が、既存の政治に飽き足りない有権者の受け皿となり、大きく躍進した。同じく神戸市内の県議選の投票結果からも、無効票や白票という形で、現状への意思を示す有権者が少なくなかったことがうかがえる。
◆神戸市議選
◇無党派層、みんなに 消極的「民自に不満」
神戸市議選では、落選した現職5人のうち4人が当選1回の新人。これは短期間で実績を求める有権者の政治に対するいらだちが表れた結果と言える。
民主は、長田区で現職議長が落選。東灘区では過去最多の3人を擁立したが、票の食い合いとなり、結局現職1人の当選にとどまり、灘区と北区でも現職が涙をのんだ。
一方、全区に候補を擁立したみんなは新人7人を含め8議席を獲得。前回、17人全員が当選を果たした民主の原動力となった無党派層の投票行動が、今回はみんなに移ったことがうかがえる。井坂信彦・党県第1区支部長(37)も「民主や自民に不満を持つ有権者の消極的な選択」と冷静に受け止める。そのうえで「単独で市議会に条例提案権ができる議席数(6人)を得たので、武器にしたい」とも述べ、次期衆院選の兵庫2〜4区でも候補者を擁立する可能性を示唆した。
自民は現職が手堅い戦いをした一方で、推薦を含め東灘区と灘区、北区で新人が及ばなかった。公明は兵庫区や北区などで底力を発揮した。共産は葺合・生田の合区直後の83年以来守った中央区の議席を失ったが、東灘区で複数当選を果たすなど踏みとどまった。社民とたちあがれは勢力拡大を狙ったが失敗。新社会は安定した支持で2議席を維持した。
議会会派構成では、民主、自民、公明などの与党会派が3分の2以上の議席を維持した。ただ、最大会派の民主は推薦を含めて14議席で現有18議席から後退。自民は推薦を含め20議席獲得したが、2会派に分裂しており、西区で初当選した無所属新人の動向などを含め、最大会派争いが激化しそうだ。少数会派間にも発言力強化を模索する動きがある。
〔神戸版〕
4月12日朝刊
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キャスター辛坊氏を大阪市長選擁立も…橋下知事
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110412-OYT1T00960.htm
大阪府の橋下徹知事は12日に放送された読売テレビの報道番組で、今秋の大阪市長選について、自らくら替え出馬するか、テレビキャスターの辛坊治郎氏(55)を擁立し、地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)の候補者としたいとの考えを明らかにした。
くら替え出馬の場合は、後継の知事候補に辛坊氏を充てる意向も示唆した。知事が辛坊氏の擁立に言及するのは初めて。
番組は11日夕に収録された。橋下知事は「市役所のあり方を変えないと、大阪は良くならない。辛坊さんと一緒にやりたい」と語った。辛坊氏を市長候補とするか、くら替え出馬の場合に同日選となる知事候補にするかに関しては、「どっちでも(いい)」とした。中田宏・前横浜市長(46)の名前も挙げ、「市役所改革に関しては全く同じ思い」と述べた。
維新の会は、10日の大阪・堺両市議選で第1党に躍進し、府議選では単独過半数を獲得。これを受けて橋下知事は「(大阪市長選は)維新で取ることが必要」と明言していた。関係者によると、橋下知事や維新幹部は昨年以降、辛坊氏に会食などの場で連携を呼びかけているという。
(2011年4月12日21時46分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110413/lcl11041311400001-n1.htm
橋下知事「大阪のあり方で信を問いたい」知事辞任し、市長選とのダブル選に言及
2011.4.13 11:39
大阪府の橋下徹知事は13日、12月に任期満了となる大阪市長選にあわせ、「僕らが作る大都市のあり方についての大綱の中身次第で信を問う」と述べ、市長選にあわせて知事を辞任、市長選と知事選のダブル選を行い、出直し知事選に立候補する可能性に言及した。
ただ、任期中に辞職して知事選に立候補した場合、当選しても2期目の任期は残任期の来年2月までとなり、知事を続けるにはさらに選挙が必要になる。
橋下知事は、近接した時期に2回の知事選を行うには「費用面の問題もある」と認めたうえで、「大都市のあり方の大綱の中身が、もう一回信を問いましょうというレベルになれば、ダブル選で信を問わなければならない」と語った。
橋下知事は、12日放送の民放番組で次期知事選や大阪市長選を念頭に、元読売テレビ解説委員長の辛坊治郎氏の立候補に期待感を示したが、「パネルで示されたので、一方的に発言しただけ。辛坊さんの了解は得ていません。選挙後、接触もしていない」と言及。
「辛坊さんも僕の発言で仕事がやりにくくなったら申し訳ない。個人的なつきあいはあるにせよ、あくまでメディアと権力の関係として、慎重に距離を置いていきたい」とも語っていた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/stt11041108420002-n1.htm
【大阪都構想の行方 シナリオ第2幕へ】
(上)橋下チルドレン続々 他党連携は「パワーゲームですから」
2011.4.11 08:34 (1/2ページ)
大阪市議会議員の住吉選挙区で当選を果たした伊藤良夏さん=10日午後10時44分、大阪市住吉区 (竹川禎一郎撮影)
「維新」の風が吹き荒れた。10日、投開票が行われた統一選。大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)は議席数を大きく伸ばし、大阪府議会で過半数を獲得、大阪市議会、堺市議会でも第一党を確保した。大阪、堺両市議会では過半数に至らず、「大阪都構想」をめぐる議論は他党との連携に焦点が移るが、維新は主導権を選挙でもぎ取ったことになる。「人生で一番力を入れた」という選挙戦を経て、橋下知事はどんな次の手を打つのか。シナリオ第2幕が注目される。
維新が「市議会総入れ替えの象徴区」と位置づけた大阪市住吉区でも、新人2人が躍進した。
「一票の重みを感じます。若者があこがれる大阪にしたい」。午後10時半過ぎ、維新新人の伊藤良夏氏(30)の選挙事務所。ずらりと並んだ報道機関のカメラのフラッシュを浴びながら、スーツ姿の伊藤氏が、姿を現すと歓声と拍手がわいた。
地元出身の元モデル。昨年9月から妹と二人三脚で緑の自転車に乗って都構想を訴えた伊藤氏は、維新躍進の象徴になった。
東京でモデルをした経験から優秀な人材や企業が、大阪から東京や海外へ流出する現状に危機感を抱き、立候補を決意した。
「橋下代表の改革を進める実行力は大阪を変える希望。都構想実現のためにがんばりたい」。母親や妹から花束を贈られると、笑顔と涙で喜んだ。
「橋下改革の流れを止めてはいけないと、たくさんの人に票を投じていただいた」。住吉区選挙区のもう1人の維新新人候補で橋下府政を3年間支えた元特別秘書、河崎大樹氏(39)も早々と当選が確定した。
地縁も血縁もない住吉区での擁立が決まったのは今年2月で、準備期間は実質1カ月。大震災の影響もあり、中盤までは「全然手応えがない」と不安を隠さなかった。
その河崎氏を、橋下氏は「僕の右腕中の右腕」と、選挙期間中3度も応援に駆けつけテコ入れを図った。ふたを開けてみると堂々の上位当選。河崎氏は「知事の力が一番大きかった」と振り返った。
4人が2議席を争った府議選大阪市東淀川区選挙区でも、維新新人の笹川理氏(29)が民主現職らを打ち破った。笹川氏は「既成政党が強い選挙区だけに正直、勝てると思ってなかった。一人一人と握手をしながら選挙運動を続けてきた。本当にうれしい」と涙ながらに語った。
維新の松井一郎幹事長は「本当に重い負託をいただいた。目標はあくまで過半数。勝利ではなく、スタートラインにたてたかな」と述べたうえで、「震災の影響はあったが、この日本の危機の今こそ、大阪が現状を変えないといけない、という訴えが伝わったと思う」と分析。都構想実現には、法改正などが必要となるが、「国政のナショナルパーティーにも、この結果をもって、民意は伝わっていると思う」と話した。
維新代表の橋下知事は、同日午前、自宅近くの豊中市内で投票し「大阪市議選に最も注目している」としたうえでこう述べた。
「(市議選の獲得議席が)10とか15くらいだったら、他党も突っぱねるだろうが。30を超えたらどうなるか。そのあたりは政治。あとは向こう(他党)次第。パワーゲームですから」
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110413/osk11041312020007-n1.htm
【大阪都構想の行方 シナリオ第2幕へ】
(下)「政令市」市長選動向も変化 国政にらむ橋下維新
2011.4.13 08:26 (1/2ページ)
「議員1人あたり4.23坪」。大阪府議会(定数109)がある府庁2階で、府議1人あたりに与えられる控室などのスペースの基準だ。橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が戦後初めて、選挙で過半数の57議席を獲得したことで、府議会事務局は、どう模様替えすればうまく収まるのか頭を悩ませている。
改選前に29議席だった維新の現在の部屋は106.5坪。新議員が就任する30日からは、倍以上の241.1坪が必要な計算となる。模様替え予算は1500万円。維新も含め各会派から「なるべく費用をかけないように」と注文がついているが、民主や自民、共産が大幅議席減となったことと合わせ、改修工事は避けられない見通しだ。
過半数の威力はスペースの話だけにとどまらない。正副議長選、予算編成、条例制定など、今後、府政運営のあらゆる局面で「橋下維新」が絶大な権力を握る。「もう府議会は終わりましたよ。なんにもできない」。多数の同僚が議席を失った自民府議には、あきらめムードさえ漂う。
□ □
府議会で第一党が過半数となるのは、保守合同で自由民主党府議団が誕生した昭和31年4月以来だ。ところが同会派では、正副議長ポストの独占を図ったことを契機に旧自由系と民主系の内輪もめが勃発。結局翌年1月に分裂し、以来54年にわたり、1会派が過半数を占めたことはなかった。
一方、大阪市でも、維新が市議会第一党となったことを受け、今年11月にも行われる市長選をめぐる動向に変化が生まれている。
平松邦夫市長は市議選の期間中、公務の合間を縫って60人を超す民主、自民、公明の全候補の事務所へ激励に駆けつけ、21陣営の演説会でマイクを握った。
平松市長に近い市議は「市長は5月議会で2期目の出馬表明を検討していた」と明かすが、維新躍進で「しばらく様子をみざるを得ないだろう」とみる。
市議会では過半数に至らなかった維新だが、選挙区あたりの定数が1〜2と少ない府議会では、市内24選挙区(定数33)で6割に相当する20議席を取った。維新は次期市長選への候補者擁立を決めており、圧倒的な立場を手にしたことは間違いない。
□ □
さらに、橋下氏自身の去就も含め、維新の将来的な国政進出にも注目が集まる。維新議員の中には、早くも国政転出に意欲をのぞかせる議員もいる。
過半数を得た維新府議団にとって、5月定例府議会が初舞台となる。例年、正副議長選などの人事案件だけで政策審議はほとんど行われないが、今回、維新は府議定数を88に削減する条例改正案を提出する方針で、会期も長めに設定される見通しだ。
初当選したばかりの維新の新人28人は、自分たちが座る椅子を大幅に減らすかどうかという異例の判断から、議員生活を始めることになる。
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山口敦、河居貴司、木村さやか、有川真理、秋山紀浩、土塚英樹、西見由章が担当しました。
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間違えた2
7840 :チバQ:2011/04/13(水) 20:50:29
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001104130001
拡大狙う「生駒市長派」/統一地方選
2011年04月13日
◇市議選5人予定 「議会を変える」
汚職事件で前市長と元議長が逮捕されてから初となる生駒市議選(定数24)が17日告示、24日投開票される。山下真市長の政策を援護しようと、市長の支持母体となった「市民自治の会さわやか生駒」が、前回を3人上回る5人の擁立を予定しているが、対立候補らは「二元代表制を否定するものだ」と批判している。
「5人は普通の市民感覚を持ち、市民の願いを実現してくれる人たちです」。3月20日、同市小瀬町の南コミュニティセンターで開かれた「さわやか生駒」の集会。参加者約50人の前に並んだ市議選の立候補予定者を山下市長が紹介した。
山下市長は2006年1月、24議員のうち自民や公明など18人の支持を受けた現職を大差で破り、初当選した。しかし、市制施行後初となる予算案の否決、副市長の選任不同意など混乱が続いた。
07年の前回市議選でさわやか生駒が擁立した新議員2人が生まれたが、今年の3月定例市議会で病院事業会計予算案が、議会内会派の凛翔(りんしょう)や公明、民主の議員らの反対で否決されるなど、なお厳しい議会運営が続いている。
「市長が代わり、議会も変わると思ったのに。何としても今の議会を変えなければならない」。5人の擁立を決めたさわやか生駒の中川和子事務局長は話す。
前回の推薦候補は2人とも上位当選し、合わせて8500票を得た。仮に前回並みの投票率になる場合、5人で割り振っても当選ラインと見られる1200票を超えると見込む。過去2度の市長選での山下市長の勝利や、汚職事件で逮捕された元議長を解職請求(リコール)で辞職に追い込んだ実績も追い風になると期待する。
5人は議会改革を唱え、公約に「市立病院の早期開設」や議会で否決された「議員定数の削減」などを掲げる。山下市長と並んだ写真を掲載したチラシやパンフレットを作り、二人三脚ぶりをアピールすることにしている。
◇反市長派「二元代表制を否定」
一方、こうした動きに既成政党や反市長派の議員らは警戒を強めている。
立候補を予定している、ある議員は「地方自治は首長と議会の二元代表制。それぞれが緊張関係を保ちながら市政をリードしなければならないのに、さわやか生駒はその両方に関与しようとしている」と批判する。
別の議員は病院事業会計予算案の否決に触れ、「病院の実施設計などを落札した会社が、入札参加資格を虚偽申請していたのに、契約を解除したからといって予算案を認めることはできない。議会はチェックが必要。市長のイエスマンこそ要らない」と指摘する。
◇
市議選には今のところ、前回と同数の35人が立候補の準備を進めている。党派別は民主3人、自民2人、公明3人、共産3人、みんな1人、諸派2人、無所属21人。新旧別では現職16、元職2、新顔17。(東裕二)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003955841.shtml
全員政党公認・推薦なし 3市長選の立候補予定者
政党の推薦状がなく、選挙事務所はシンプルな装い=姫路市内(撮影・中西大二)
統一地方選の後半戦で17日に告示される姫路、明石、芦屋の3市長選は立候補予定者が全員、政党の公認や推薦を申請しない異例の事態になっている。前半戦の兵庫県議選では各党とも伸び悩み、後半戦で存在感を示したいところだが、立候補予定者らは「追い風が期待できず、政党色を出してもメリットがない」と冷ややかだ。
これまでの市長選では、現職候補に与野党が相乗りするケースが目立った。芦屋市の現職は前回は民主、自民、公明から推薦を受けたが、今回は「一党一派に偏ることなく行政運営をしてきた。国政でねじれが生じている状況で相乗りはいかがか」と、いずれの政党にも申請しなかった。対する新人側も「素人の市民という視点で市政を変えようと思っている」との立場を取る。
明石市長選の新人は市会の自民系、民主、公明会派から要請を受けて立候補を表明。申請すれば推薦は得られるとみられるが、「幅広い市民の支持を得ることに力点を置く」。対する別の新人は元民主党衆院議員。それでも「明石市民推薦で戦う」と説明し、やはり政党と距離を置く構えだ。
松本剛明外相のお膝元姫路市では、4人の立候補予定者全員が政党推薦なく選挙に臨む。3選を目指す現職は、初当選では松本氏の個人的な支援を得たが、「市民の利益が何より大切」として政党推薦は一度も受けていない。各陣営からは「政党の公認や推薦があると組織選挙と映り、受けが悪い」「政党の公認、推薦をもらうと、足かせになる」などの声が上がる。
こうした各市長選の流れに対し、政党関係者は「候補者側からの依頼がない以上、動きようがない」と話している。
【特集】11ひょうご統一選
(2011/04/13 15:35)
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>>1510-1511 中が抜けてた
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/12/20110412-051654.php
【大阪都構想の行方 シナリオ第2幕へ】(中)「連携」に募る不信感
既成政党 広がる動揺
統一地方選から一夜明けた11日朝、大阪府の橋下徹知事は、地域政党「大阪維新の会」(維新)が府議会では過半数を獲得したものの、大阪市議会で過半数を取れなかった結果を「敗北」と総括した。大阪都構想についても「いったん白紙」と位置づけ、他党との協議を意識して態度を軟化させた。
しかし、これまで都構想に否定的な姿勢を示してきた大阪市に対しては「市役所の役人だけは許さない」と発言の過激さを増した。
「まるで宣戦布告だ」。選挙結果を受けた知事の言葉に、市関係者はかつてない衝撃を受けている。
維新旋風の直撃を受けたのは、政権与党の民主と、同党の支持母体で「中之島一家」ともいわれる市役所組織の屋台骨となってきた市労働組合連合会(市労連)だった。
「まさか民主が一桁になるとは。まして、市労連の推薦候補の当選が3人というのは、記憶する限りない。これまで体験したこともない事態だ」。市労連幹部はショックを隠せない。
今回の大阪市議選に立候補した民主候補24人のうち、市労連の推薦候補は現職8人。うち5人が一気に議席を失った。
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「維新の候補は『大阪市職員は厚遇だ』と繰り返し批判していた。元市職員と新聞に載っただけで厚遇を推測されるようなところもあったのかもしれない」。維新が元知事秘書ら新人2人を擁立し、激戦になった住吉区選挙区で敗れた神原昭二氏が疲れた声で振り返る。神原氏は市労連傘下、市従業員労組の特別執行委員を務める。
演説会場には、平松邦夫市長も応援に駆けつけたが、結果は前回から3割以上票を落としての落選。市議選の“草刈り場”となった民主会派について「むしろ当選した方がしんどいかもしれんな」とつぶやいた。
市労連は、市長選で候補者を擁立し、選挙戦を裏方としてまとめ上げることで求心力を保ってきた。
一方、今年秋にも予定される次期市長選には、橋下知事が「維新として取りに行く」と宣言、自らの立候補も否定していない。
しかし、先の市労連幹部は「いま、市長選のことまで考えている余裕はない。まずは、いかに組織を立て直すかだ」と話す。
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民主が大幅に議席を減らすなか、今後、市議会では、維新と自民、公明との連携に焦点が移る。「パートナー」の最有力候補は、選挙前から都構想に一定の理解を示し、市議会の第2会派になった公明だ。
公明府本部は「話し合いのテーブルには着く」というスタンスだが、選挙で激しく戦った市議団幹部は「個人的な考え」とした上で「あれだけ既成政党はだめと攻撃されて、すぐにテーブルに着けるわけがない」とわだかまりを残す。
自民市議団幹部も「協議に乗ったとたん、手のひらを返しかねない。常に新しい敵を見つけるのが彼のスタイルだから」と不信感は根深い。
一筋縄ではまとまりそうにない他党との連携協議。難関を前に、維新幹部は語る。「5月議会を見据え、この1カ月が勝負になる」
(2011年4月12日 08:42
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http://www.nara-np.co.jp/20110413095357.html
新風求めた県民 - 県議選振り返って/2011統一地方選
2011年4月13日 奈良新聞
新知事、新県議が決まり、新しい県政の構図がスタート―。改選前の議席(22人)を維持した自民党、現職2人が落選するなど退潮が目立った民主党(8人)など、各党明暗を分けた統一地方選挙前半戦の県議選が終わり、新県議44人が12日、当選証書授与式で顔を合わせた(一部代理出席を含む)。東日本大震災や福島原発事故の影響で自粛ムードの選挙だったとはいえ、選挙区によっては保守分裂や党内競争など激戦模様となり、無党派層から「県議会に風穴を開けてほしい」の期待を集め、当選した新人らの姿も。出席者の声などから、注目の選挙区を中心に県議選をいま一度振り返った。
各党が候補者をそろえ、最大の激戦区となった山辺郡・奈良市選挙区(定数11)。1万6000票を超す大量得票で支持の厚さを見せつけた元職の鍵田忠兵衛氏に続き、「みんなの党」の現職、浅川清仁氏も1万3000票を獲得した。既成政党離れや、関西広域連合参加の訴えなどが、無党派層に浸透したとみられる。父子2代の自民党県議だが、引き継いだ建設業界の支援も萎え、前回は地元後援会中心の運動。昨年離党し、みんなの党に移ってからは「浮動票の多い奈良市西部を中心に駅前などでひたすら政策宣伝した。広域連合参加と議員報酬・定数削減の2点に絞り訴えたのが受け入れられた」と話す。ベテランの出口武男氏ら存在感のある自民現職4人と保守票を競り合いながら、無党派層に一定の支持を得…
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/osk11041202380002-n1.htm
堺市議選 民主、相次ぐベテラン落選
2011.4.12 02:38
大阪維新の会の躍進ぶりが鮮明となった堺市議選。52人の当選者の党派別内訳は、維新13人(改選前7人)▽公明12人(同13人)▽共産8人(同8人)▽自民7人(同4人)▽民主5人(同11人)▽無所属7人(同8人)▽みんな0人(同1人)−となり、選挙前と比べて勢力図が激変した。
維新は、西、南、北、美原の各選挙区で候補者がトップ当選を飾る圧倒的強さ。「橋下徹知事のパワーが炸裂(さくれつ)した」(竹山修身市長)というように、知事の人気も背景に各候補が躍進を果たした。
これに対して民主は、ベテラン議員が相次いで落選し、当選した現職候補も得票数を大幅に減らすなど、改選前の約半数となる5議席に落ち込んだ。
自民は改選前の4議席から7議席に伸びたが、現職2人は落選、新人5人が当選した。公明、共産は、それぞれ現職が全員当選、改選前の勢力をほぼ保った。みんなは改選前の1議席を失った。
橋下知事は記者団に対し、「大阪都構想は白紙」と発言したが、堺市分割を掲げる都構想は今後、堺市議会でも焦点になるとみられ、各党が都構想をめぐる議論にどう対応するか注目されている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000056-san-l26
京都市議選 地域政党、新風起こす
産経新聞 4月12日(火)7時56分配信
前回よりも7人多い98人が立候補した京都市議選。第一党をめぐる自民党(改選前22議席)と共産党(同19)との争いは、23議席を獲得した自民に軍配が上がり、共産は逆に議席を15に減らす結果となった。躍進を狙った民主党(同14)は1議席減となり、公明党(同12)は狙い通りの12人全員当選だった。結局、改選前に近い勢力図となったが、地域政党の「京都党」が4議席、みんなの党が1議席を獲得し、新風を起こした。
11選挙区中で唯一、京都党を含む7党がひしめいた左京区(定数9)は、京都党代表の村山祥栄氏が全選挙区中の最多得票でトップ当選。また自民対共産が3人ずつを立てて競り合い、自民1人が落選したのに対し、共産は現職3人がかろうじて全員当選した。
一方、現行の定数(12)になって以来最多の20人が立候補した伏見区では、共産が4人を立てて躍進を狙ったが、当選4回のベテラン議員を含む3人が共倒れとなる大誤算。逆に自民は現職3、元職1の4人が全員当選し、第一党維持の原動力となった。このほか公明が3人全員当選、民主は4人中3人当選と、まずまずの結果だった。
民主、自民、共産各2人と公明1人の計7人が争った山科区(定数6)は、民主現職が落選。民主は中京区(同5)でも2人が共倒れするなど、厳しさが随所に見られた。
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辛坊としても出る気があるように思えるなぁ。
辛坊が出なくて中田宏になったとしても平松や自民勢力よりは強いだろうなぁ。
大阪都構想実現へ 辛坊氏にタッグ指名
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/04/14/0003957249.shtml
大阪府の橋下徹知事(40)が13日、今年秋にも知事を辞職し、大阪市長選と知事選のW選挙を行いたい意向を明かした。さらに自身の市長選へのくら替えや、懇意の間柄である元読売テレビ解説委員長でキャスターの辛坊治郎氏(55)の、いずれかの選挙への出馬を期待する考えも表明した。
◇ ◇
橋下知事の頭の中には、やはり辛坊氏との“二巨頭体制”があった。この日、府庁で記者団に対し、「大阪秋の陣で、もう一回民意を問いたい」と発言。任期満了となる来年2月を待たずに辞職し、今年11月ごろに予定される大阪市長選との「W選」に持ち込む考えを示した。
橋下知事は、かねて知事を辞職し市長選に出馬する構想を明かしていたが、今回は共闘相手として辛坊氏と前横浜市長の中田宏氏(46)を指名。特に辛坊氏に関しては、「市役所改革に並々ならぬ意欲を持っている方」と改めて高い評価を示した上で、大阪市との対決姿勢を鮮明にしている自身と志が同じだと強調。「出てもらえれば、市民の多くも支持すると思う」と、擁立の意思を明確にした。
ただ、誰がどの選挙に出るかについては「現段階では何も決まっていない」と述べるにとどめた。
橋下知事は、12日にも読売テレビの情報番組で辛坊氏に“ラブコール”を送っていた。辛坊氏は13日朝、レギュラーを務める同局の情報番組「す、またん!」で「天命のない人間が政治をやるとむちゃくちゃになると、中央を見てればわかるじゃないですか。天命のない人間が政治をやっちゃダメなんですよ」と、立候補については否定的な発言をした。
とはいえ、辛坊氏は今年1月、本紙の取材に対し、自身の出馬について「もし私が立候補するということを言いだしたら、ああ、この男はそこまでの覚悟を固めたんだな、と思っていただいてかまいません」と、完全には否定しなかった。橋下&辛坊の共闘体制となれば、知名度は抜群。“大阪秋の陣”の主役になることは、間違いなさそうだ。
(2011年4月14日)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110414/20110414019.html
維新+1会派で採決 府議会過半数で橋下知事方針
2011年4月14日
大阪府の橋下徹知事は13日、自らが代表を務める「大阪維新の会」が府議会の過半数を確保したことで議案が単独採決できると「議会がいらなくなる」と述べ、知事提案については維新と最低一つの会派の合意がなければ原則採決できないようにする方針を示した。
維新は統一地方選で府議会の定数109のうち57議席を獲得。橋下知事は、議会での採決について「過半数を取ったからこそ丁寧にやらなければならない」とし、職員側が維新議員のみを重視したりしないよう、「維新プラス1会派以上の合意」を徹底するという。
ただ、「ここぞというときは超例外的に過半数で突破する」点についても言及。また、議員提案は「議会の判断」として単独採決に関与しない考え。
これにより、改選前に橋下知事が提案して否決された府立成人病センターの移転建て替え問題については、移転を目指す場合は他会派の同意を求める方針。一方、5月議会で維新が再提出する予定の府議会定数削減の条例改正案は可決する見通しに変わりはない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110413-OYT8T01040.htm
統一選2011 26人で自民県議団結成へ
知事へ強硬姿勢可能に 分裂不安抱く幹部も
5月10日に臨時会が開かれる議場。各会派が知事とどんな議論を戦わせるのか、注目される(県庁) 10日に投開票された県議選で当選した新議員47人による新しい県議会の構成が13日、ほぼ固まった。自民党は公認・推薦の25人に無所属の1人を合わせた26人で、会派「自民党県議会議員団」をつくる方針。これまで数々の局面で嘉田知事と対立してきた同党が、会派として4年ぶりに過半数を獲得したことで再び、嘉田県政への強気な対応が可能となった。ただ、会派が分裂した過去もあり、結束を維持できるかなど不安定要素も捨てきれず、勢力を弱めた知事与党の民主党、対話の会は「自民の出方を見守りたい」としている。(浦野親典)
自民側に合流する無所属は、米原市選挙区の赤堀義次氏(73)で、過去に自民公認で県議選に立候補している。その他の会派は▽民主党・県民ネットワーク12人▽対話の会・びわこねっと5人▽公明党2人▽みんなの党1人▽無所属1人――とみられる。
◇
「議案の修正案も出せるし、否決もできる。考えをしっかりと示せばいい」
この日、大津市内で開かれた自民県連の会合。知事に対して「是々非々」で臨む方針を再確認したが、あるベテラン県議は「強硬姿勢を見せることも時には必要だ」とも発言した。
議会での発言権が強まる一方、県連幹部らが不安視するのが〈党内分裂〉だ。
2009年夏の衆院選直後、自民系会派(19人)で運営に反発した若手ら11人が離脱、別の保守系会派の2人と新会派をつくった。2会派が10年3月に一本化された後も、会派内で新たなグループをつくろうとする動きがあったという。
そうした経緯はこの日の会合でも話題に上ったといい、石田祐介幹事長は「新人議員も多く、会派が一枚岩であることが大切だと説明していきたい」と話す。
会合では、最大会派として議長を送り出す方針を確認したものの、副議長ポストの取り扱いが決まらず、ある県連幹部は「会派が大きくなると、ポストへの執着も出る。調整は難しくなる」と心配する。
◇
一方、知事与党側はこの日、対話の会の清水鉄次代表と民主党・県民ネットワークの中沢啓子代表が県庁で顔合わせした。清水代表は「自民が定数、議員報酬の削減などを実行するか、注目したい」とし、中沢代表は今後も知事与党のスタンスで臨む姿勢を見せた。
自民が過去に主導権を握った際、議会を流会にしたり予算の修正案を可決したりする動きはあった。だが知事周辺では「焦る必要はない」とみる。昨夏の知事選後、嘉田知事に近い自民系議員らで組織をつくる動きもあり、「自民系の新議員の中には、理解を示してくれる人も少なくないはずだ」と期待している。
(2011年4月14日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001104140001
民主候補運動員 買収容疑で逮捕
2011年04月14日
10日に投開票された府議選で現金を支払って運動員2人に選挙運動をさせたとして、府警は13日、大阪市阿倍野区松崎町4丁目、パート従業員森田美江子容疑者(47)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕し、発表した。
陣営関係者らによると、森田容疑者は府議選大阪市阿倍野区選挙区に民主党公認で立候補し落選した堀川優美氏(27)陣営の運動員。
捜査2課によると、森田容疑者は今月上旬、運動員2人に選挙運動の報酬として現金計十数万円を渡した疑いがある。同課は森田容疑者が2人に自転車や徒歩で候補者名を連呼させるなどしていたと説明している。
森田容疑者の認否について同課は「捜査に支障があるため明らかにできない」としている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110413-OYT8T01040.htm
統一選2011 26人で自民県議団結成へ
知事へ強硬姿勢可能に 分裂不安抱く幹部も
5月10日に臨時会が開かれる議場。各会派が知事とどんな議論を戦わせるのか、注目される(県庁) 10日に投開票された県議選で当選した新議員47人による新しい県議会の構成が13日、ほぼ固まった。自民党は公認・推薦の25人に無所属の1人を合わせた26人で、会派「自民党県議会議員団」をつくる方針。これまで数々の局面で嘉田知事と対立してきた同党が、会派として4年ぶりに過半数を獲得したことで再び、嘉田県政への強気な対応が可能となった。ただ、会派が分裂した過去もあり、結束を維持できるかなど不安定要素も捨てきれず、勢力を弱めた知事与党の民主党、対話の会は「自民の出方を見守りたい」としている。(浦野親典)
自民側に合流する無所属は、米原市選挙区の赤堀義次氏(73)で、過去に自民公認で県議選に立候補している。その他の会派は▽民主党・県民ネットワーク12人▽対話の会・びわこねっと5人▽公明党2人▽みんなの党1人▽無所属1人――とみられる。
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「議案の修正案も出せるし、否決もできる。考えをしっかりと示せばいい」
この日、大津市内で開かれた自民県連の会合。知事に対して「是々非々」で臨む方針を再確認したが、あるベテラン県議は「強硬姿勢を見せることも時には必要だ」とも発言した。
議会での発言権が強まる一方、県連幹部らが不安視するのが〈党内分裂〉だ。
2009年夏の衆院選直後、自民系会派(19人)で運営に反発した若手ら11人が離脱、別の保守系会派の2人と新会派をつくった。2会派が10年3月に一本化された後も、会派内で新たなグループをつくろうとする動きがあったという。
そうした経緯はこの日の会合でも話題に上ったといい、石田祐介幹事長は「新人議員も多く、会派が一枚岩であることが大切だと説明していきたい」と話す。
会合では、最大会派として議長を送り出す方針を確認したものの、副議長ポストの取り扱いが決まらず、ある県連幹部は「会派が大きくなると、ポストへの執着も出る。調整は難しくなる」と心配する。
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一方、知事与党側はこの日、対話の会の清水鉄次代表と民主党・県民ネットワークの中沢啓子代表が県庁で顔合わせした。清水代表は「自民が定数、議員報酬の削減などを実行するか、注目したい」とし、中沢代表は今後も知事与党のスタンスで臨む姿勢を見せた。
自民が過去に主導権を握った際、議会を流会にしたり予算の修正案を可決したりする動きはあった。だが知事周辺では「焦る必要はない」とみる。昨夏の知事選後、嘉田知事に近い自民系議員らで組織をつくる動きもあり、「自民系の新議員の中には、理解を示してくれる人も少なくないはずだ」と期待している。
(2011年4月14日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000183-mailo-l29
検証’11県議選:民主、風吹かず 広域連合、対応バラバラ /奈良
毎日新聞 4月14日(木)14時2分配信
統一地方選で逆風が予想された民主党県連は、ローカルマニフェストで関西広域連合への参加を打ち出した。危機感を感じた県議が主導、有権者の関心が高いテーマで追い風を期待した。しかし、ふたを開けると、「広域連合への参加を訴えにくい雰囲気だった」(ある県議)という。
終盤、知事選の現職、荒井正吾氏(66)が奈良、橿原両市で開いた決起大会には、滝実県連代表ら幹部が応援に駆けつけた。荒井氏は広域連合には不参加の立場だ。滝氏は「荒井さんは大した知事だ」、前川清成参院議員は「知事選を広域連合に参加するかしないかの県民投票にしてはいけない」と訴えた。荒井氏や複数の県議を推薦した連合奈良も参加には慎重だった。
一方、山下力・同党県議団長らは、参加を掲げる県医師会長の塩見俊次氏(61)の支援に回った。
広域連合を巡って「バラバラの状態」の印象を与えることになった同党。改選前の9議席から倍増を目指し、15人を擁立したが、当選は8人。特に山辺郡・奈良市選挙区では4人のうち、現職の県連幹部ら2人が落選。複数の県議は「なぜ逆風なのに倍増計画を修正できなかったのか」と憤る。【阿部亮介】
◇自民堅調も“1減”
県議会第一党の自民党は、公認・推薦計25人擁立。ベテラン議員を中心に強固な後援会組織をフル稼働させ、22人が当選した。しかし、現職2人、新人1人が落選し、引退の1人を含めると、改選前の23議席から1議席減らした。
最大の課題は、毎年6月定例県議会にある議長選で一枚岩になれないことだ。昨年も議長選を巡って会派が分裂。改選後は「自民党」が12人、「自民党改革」が5人、「自民党未来」が3人となった。推薦で当選した新人と元職の2人がどの会派に入るかは未定で、会派間の綱引きが始まる。ある県連幹部は「ベテランを中心に議長になりたい人が多い。議長選を巡って混乱するなら、1回で数年後の議長まで決めてしまうのも一つの手だ」と言う。
公明、共産、社民の3党は改選前の議席を維持。広域連合への参加を訴えたみんなの党現職、浅川清仁氏は前回より4000票以上増やして当選。同様に参加を訴えた無所属で県・市民オンブズマンの元代表幹事、阪口保氏も初当選した。広域連合の議論や議会改革で力を発揮できるかが注目される。
4月14日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000264-mailo-l29
検証’11知事選:広域連合、関心高まる 良いことなら方針転換も /奈良
毎日新聞 4月13日(水)16時59分配信
知事選終盤の6日、現職の荒井正吾氏(66)は河合町で開かれた県議候補の個人演説会で、1885(明治18)年に起きた大和川の水害を持ち出した。当時、大阪府に編入されていた奈良県でも被害が出たが、「復興予算が上流に付かなかった。大阪府の議会で予算配分したが、奈良出身の議員が少なく、政治的に決められた歴史がある」
この話を引き合いに、関西広域連合への不参加を改めて説明。「奈良の財源、人は県民のため、外(広域連合)ではなく、県下に投入したい」と締めくくると、集まった約150人から大きな拍手が起こった。
広域連合への参加を掲げた県医師会長、塩見俊次氏(61)の出馬により、参加の是非は知事選の最大の争点になった。塩見氏は「東日本大震災の災害救援や救急医療を考えると、広域連合への参加は必要だ」と、この問題に絞って訴えた。一方、共産推薦の元県議、北野重一氏(73)は、広域連合よりも原子力行政の転換などを強調した。
荒井氏は、不参加の理由を説明する場面が増え、内容は演説の地域によって少しずつ変わった。過疎化が進む県南部では「広域連合に入ると、南部に目が行かなくなる」と訴え、南部振興策に期待を寄せる有権者の支持を集めた。
一方、大阪へ通勤・通学し、約18万人いるとされる「奈良府民」が多い生駒市や奈良市など県北部では、中身を吟味するより参加を求める声が多く、荒井氏の主張は浸透しなかった。奈良市の近鉄奈良駅前では、有権者から「何で広域連合に入らないの」と聞かれる場面もあった。
その結果、吉野郡や宇陀郡などでは、荒井氏が塩見氏の倍以上の得票を得たが、生駒市では塩見氏が荒井氏を約1400票上回る約2万800票を獲得。奈良市でも約6万3700票を得て、荒井氏と約3000票差まで迫った。
昨年12月に設立された関西広域連合は、今年2月に予算が成立し、今年度から動き始めた。荒井氏は11日の記者会見で、県議会での議論を踏まえ、「奈良に良いことなら従う」と、方針転換の可能性も示唆した。「広域連合の実態が不明で、県民に説明しにくい」とも述べたが、選挙戦を通じて広域連合への関心は高まったと言える。事業効果などを検証し、県民に説明する努力が求められる。
◇
統一地方選前半戦の知事選と県議選が10日に投開票され、新知事と新県議が決まった。選挙戦を振り返り、今後の課題を探った。
4月13日朝刊
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110415/20110415018.html
維新“秋の陣”へ一気 落胆の民主、対応に困惑
2011年4月15日
橋下徹大阪府知事が代表を務める大阪維新の会は13日夜の全体会議で、知事選と大阪市長選のダブル選を念頭に置いた今後の政治活動を確認。統一地方選で躍進し、この日初顔合わせとなった府議と大阪、堺両市議計100人を前に橋下知事があいさつし、士気を高めた。一方、議席を大幅に減らした民主党の府議団が14日開いた総会は、新人議員の紹介などにとどまり、今後の対応は俎上(そじょう)に載らず。知事の一連の言動に「役者やな」と恨み節がもれた。
大阪維新の会で全体会議であいさつする代表の橋下知事=13日午後、大阪市中央区
■信を問う
「僕が出るかどうかは別にして市長選に合わせて知事を辞職し、ダブル選を設定する」
大阪・ミナミのホテルに一堂に会した維新の会の議員に対し、橋下知事は来年2月の任期を待たずに辞職し、今年11月にもある大阪市長選に知事選をぶつける考えを表明した。
「大阪市役所を有無を言わさず縛れるような大綱をきちんと確定することが大阪秋の陣になる」と知事は続け、松井一郎幹事長が「大阪都構想、ワン大阪に向けて取り組まなければいけない」とあくまでも都構想の実現が目標であることを強調した。
知事が描くのは、府市議会の5月定例会で大都市制度の在り方に関する協議会を設置して他会派と協議入りし、9月上旬までに一つの「大綱」をまとめる−というシナリオ。「どうしても一つにならなければそれぞれの立場で信を問う機会がダブル選だ」と位置付ける。
■第4党の憂うつ
「民主党への批判の受け皿として維新の会に流れた」
府議会民主党の議員団総会に出席した党府連の土師幸平幹事長は総会後、ため息交じりに統一地方選前半戦を振り返った。
民主党の議席は府議会(定数109)で24から10、大阪市議会(86)で20から8、堺市議会(52)で10から5へそれぞれ大幅に減少。改選前まで維新に次ぐ第2党だった府議会は、第4党に後退した。
土師幹事長は、橋下知事が呼び掛ける意向を示した協議について「都構想の中味ができた段階で話し合いに応じるのはやぶさかでない」と話すが、一方で「(都構想を)白紙に戻すと言ったが、あれどういう意味だ?」と知事の発言を捉えかねている。
維新が大阪市議会の過半数に届かず、知事が口にした敗北宣言に、民主党府議団の間には「下手に出てポーズを取っている」と警戒感が広がるが、府議会では過半数を得た維新の勢力拡大に「対応が難しい」と困惑の色は深い。
一気呵成(かせい)の維新に対し、落胆ムードが漂う民主党府連。16日に会合を開き、17日告示の統一地方選後半戦に向けて立て直しを図る。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000225-mailo-l25
’11統一地方選:自民会派、26人に 議会改革へ超党派連携も−−県議会 /滋賀
毎日新聞 4月15日(金)14時38分配信
10日投開票の県議選(定数47)で議席の過半数を奪還した自民勢力の会派構成が固まった。公認・推薦した25人に無所属の元県議長を加えた26人で、15日に当選者が集まり、今後の会派運営の方針を話し合う。幹部らは議会改革に向けて党派を超えた仕組み作りも視野に入れており、議会運営のリーダーシップを発揮しようと準備を進めている。【安部拓輝、稲生陽】
会派には公認20人と推薦5人に加え、返り咲きを果たした無所属の元県議長、赤堀義次氏(73)=米原市選挙区=も加わる。
前回選では過半数を割り込み、現在は20人に減ったが、一気に盛り返した。県連幹部によると、会派の名称は「自民党県議会議員団」とする予定。執行部の議案を否決できる勢力を得たが、当選者には「数におごるべきではない」という意見が強い。議会側からの条例提案力の強化を目指すある幹部は「単独行動より協調が大事。超党派の部会を設け、政策作りを進めたい」と語る。
ただ、一部の新人は現職議員が作った定数削減などの選挙公約に抵抗感を示しており、15日に開く当選者の会合で議会改革の進め方について議論を深める方針だ。
初の議席を獲得したみんなの党の蔦田恵子氏(49)=大津市選挙区=は単独で会派を構える。無所属の木沢成人氏(38)=東近江市選挙区=は引き続き無所属で活動。対話の会や民主などから支援を受けた無所属の井阪尚司氏(57)=蒲生郡選挙区=は、所属会派について政党関係者らと協議を続けている。
4月15日朝刊
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http://www.asahi.com/politics/update/0415/OSK201104150036.html
大阪市長選、自民が独自候補擁立検討2011年4月15日13時40分
自民党大阪市議団の多賀谷俊史幹事長は15日、今年11月ごろにある大阪市長選で、自民として独自候補の擁立を検討する意向を明らかにした。大阪府の橋下徹知事が率いる大阪維新の会では、橋下氏自身が市長選にくらがえ出馬する方向で検討しており、自民が候補を出せば平松邦夫市長の再選は厳しい情勢となる。
多賀谷氏は朝日新聞に、市長選への対応として「独自候補の擁立を模索したいと考えている」と語った。「自民市議団は反・大阪都構想で当選してきた」とも語り、橋下氏が市長選に出馬した場合は、対決を辞さない構えを示した。
一方、平松市長が再選を目指す場合、支援するかどうかは「現時点では対応は白紙。まずは市長がどんな政策を掲げるかだ」と述べるにとどめた。
平松氏は2007年に民主などの推薦で、自公が支援した現職を破り当選したが、現在は民主と自公の3会派を議会運営の基盤とする。先の市議選でも自民候補の応援演説に入った。
現時点で平松氏は再選出馬の意思を明言していないが、仮に立候補するなら「自民、公明、民主3派の支援が理想」(民主市議団幹部)とみられている。
だが維新の会が府議会で過半数、市議会で第1党に躍進したのをうけ、自民、公明両党の間では急速に「平松氏では維新の会の市長候補に勝てない」という声が強まっていた。公明市議団幹部は14日、市長選への対応について「何も決まっていない」と話した。
10日に投開票された市議選の結果、自民は17人で、維新の会(33人)、公明(19人)に次ぐ第3党。
一方、橋下氏は15日、自らの市長選出馬について「その時の状況で判断する。最後にどのカードがよいか見極める」と報道陣に述べた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000145-mailo-l28
’11統一地方選:W選17日告示、明石市政の課題 駅前再開発 /兵庫
毎日新聞 4月15日(金)12時31分配信
◇活性化につながるか−−財政圧迫、重荷の懸念も
統一地方選第2ラウンドの市長選と市議選が17日に告示される明石市。人口約30万人都市の玄関口、明石駅前南地区で進められる行政主導の再開発事業の行方が、市政の課題として浮上している。再開発が中心市街地の活性化につながるのか。それとも市の財政を圧迫し重荷となるのか。告示前に課題を追う。 明石駅南側を出ると、05年8月末に閉店したダイエー明石店が入っていた雑居ビルが目に飛び込む。大半が空きフロアの老朽ビル周辺は夜のとばりが下りるとうら寂しく、1日10万人が利用する駅の目抜き通りに面しながら「都心の空洞化」の象徴となっている。
この旧ダイエー跡地を含んだ駅前南地区再開発事業の都市計画案が今年3月25日、都市計画審議会(安田丑作会長)で可決された。整備区域は同市最後の一等地とされる約2・2ヘクタール。区域西側に店舗や市役所窓口を設ける商業・行政サービス棟(6階建て)、東側に32階程度のマンション(約200戸)を建設する。
「まちの顔」明石駅前の再生を懸け、北口寛人市長2期目の08年に動き出した。事業費は254億円で市の負担額は127億円に上る。市の年間予算の約13%に相当する額だ。
この区域の約200メートル東には、やはり行政主導の再開発事業で10年前に完成した複合ビル「アスピア明石」がある。期待していた大手百貨店の出店が実現せず、市が当初描いた構想とかけ離れたものになった。一方で、市がアスピアに投入した資金は、再開発組合への貸付金の債権放棄も加えて約160億円。現在も運営する第三セクター会社に年間約1億円あまりの補助金を支出している。
市は今回の南地区で負担する127億円の財源について、「基本的には市債で賄う。20年間で返済して、一般財源への影響を避けたい」としながら、国、県の補助金を当て込む。その一つが06年施行の改正中心市街地活性化法の活用だ。国の認定条件には「5年以内に実現のめど」とあり、南地区も10年11月〜16年3月の事業計画期間にした。しかし、多くの利害が絡む再開発事業は長期間かかり、アスピアも89年に事業決定してビルが完成するまで12年要している。これより整備区域が広い南地区が5年で事業を終えるのは困難で、ずれ込んだ場合の補助金がどうなるかは不透明だ。
さらに、国道2号沿いのわずか200メートル隔てた距離に二つ目の再開発ビルができるのは、ようやく人の流れが向くようになったアスピアの衰退を招くのではないかとの懸念の声もある。市は「新ビルのテナントにはアスピアとは異なる業種を考えている」と棲(す)み分けを強調する。しかし、事業にかかわった市職員OBは「同じ行政主導の開発では、テナント探しで苦労したアスピアの教訓が生かされない」と疑問を投げかけ「しかも、今回は撤退の心配がない市役所窓口を“テナント”にしているとは」とあきれる。
再開発に向け、地権者や区域内の商業者が準備組合を組織した。ある男性飲食店主(42)は「加盟する商店街と行動を共にするけど、新しいビルでお客さんに満足してもらえるか心配」と懸念しながら「駅前に再開発ビルは二つもいらない。明石には下町ふうの街づくりが似合っている」と本音を漏らす。
計画を推進した北口市長は今期限りで引退を表明している。市は「事業をこのまま進めていくかどうかは、次の市長が判断すること」と選挙の行方を見守る。市の将来を左右しかねない計画の責任が、新市長の肩に重くのしかかる。【南良靖雄】
〔神戸版〕
4月15日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110413-OYT8T00022.htm
城、イベントから脱却を
平成の大修理の影響で入城者数が激減した姫路城。市は姫路城に頼らない新しい観光資源づくりを模索している 「姫路城の大修理が始まる前は土、日曜日になれば商店街は多くの人でにぎわった。今はその半分以下」
JR姫路駅と姫路城をつなぐ「みゆき通り」。通り沿いの93店舗が参加する姫路御幸通商店街振興組合の福田恵介理事長(51)は表情を曇らせる。
大修理で大天守への立ち入りが禁止された2010年4月以降、観光客は激減。10年度の主な観光施設24か所の入場者は前年より約163万人減の約321万人。姫路城の入城者は、10年度が45万7588人で、09年度(156万1602人)の3分の1以下になった。
「観光客数の落ち込みは覚悟していたが、ここまでとは……」。市幹部は動揺を隠さない。市は観光客を呼び戻すために、大天守の工事用建屋に設けた見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」を3月26日にオープン。瓦のふき替えなどの職人の技が間近で見られるのが魅力だ。
また、11月12、13日には姫路城周辺でB級ご当地料理の祭典「B―1グランプリin姫路」が開かれる。昨年9月に神奈川県厚木市で開かれた前回大会では2日間で約45万人が訪れ、経済効果は約36億円に上る盛況ぶり。姫路市は今年度最大のイベントとして期待をかける。
だが、東日本大震災で事態が一変した。天空の白鷺では震災以降、関東地方を中心に団体客の予約取り消しが相次ぎ、ゴールデンウイークの約1万5000人分の予約のうち約3000人分がキャンセルされた。
B―1グランプリも、前回出場した「石巻焼きそば」(宮城県石巻市)などの被災地の団体の参加が懸念されており、「以前から課題だった城や大きなイベントに頼らない観光の必要性が、ここにきて浮き彫りになった」と内海将博・市商工観光局長は打ち明ける。
市は観光の新たな魅力づくりに数年前から取り組んでおり、ものづくりの現場を観光資源として見直す「産業観光」に着目。瓦作りが体験できる製瓦会社などの工場見学や夜景の美しい臨海工業地帯などを紹介するパンフレットを作成し、1月にPRを始めた。
また、市の外郭団体「姫路観光コンベンションビューロー」と連携し、「体験型観光」にも力を入れ、昨年、同ビューローは市民団体からアイデアを募り、観光客に忍者装束を着てもらい、手裏剣投げなどを楽しんでもらう「忍者体験」などの5件を採用した。
こうした観光施策は始まったばかりで、内海局長は「決定打がない状態で今は試行錯誤を繰り返すしかない」と厳しい表情で語った。
観光行政に詳しい石森秀三・北海道大観光学高等研究センター長は「レジャーの多様化で観光客にとって観光地の選択肢が増えている中で、世界遺産・姫路城頼みでは地域間競争に勝ち残れない。修理期間中だけの急場しのぎではなく、20〜30年先を見越した新しい観光資源を掘り起こすことが重要だ」と指摘する。
◇
統一選後半戦の姫路市長選が17日に告示、24日に投開票される。無投票だった前回とは一転し、現職と新人3人が立候補を表明し、8年ぶりの激戦になりそうだ。長引く不況に加え、東日本大震災の影響が各地で深い影を落としており、播磨地域も例外ではない。国家的な危機の中で、市民は新市長にどんなリーダーシップを求めるのか。市政の課題を探った。
(2011年4月13日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110414-OYT8T00326.htm
津波にも強いまち急務
臨海部にまちが広がる芦屋市。東日本大震災を受け、市は津波対策の強化に乗り出す
鉄筋の建物があめ細工のようにひしゃげていた。3階建てビルの屋上に、津波に押し上げられた車が取り残された。まちが、人の営みが、かき消えていた。
東日本大震災から3週間が過ぎた今月2日、被災地・宮城県石巻市。支援に訪れた芦屋市防災安全課課長の大上勉は立ちすくんだ。「あまりにも被害の規模が阪神大震災と違いすぎる……」
被災3週間で、阪神大震災ではJRが大阪から神戸市の住吉駅まで運転を再開し、復興の槌(つち)音(おと)が響いていた。一方、今回は行方不明者が1万人を超えたまま、捜索が続く。
芦屋市は阪神大震災からの復興で、地震に強いまちづくりを進めてきた。
災害対策のバイブルともいえる地域防災計画は改定を重ねた。阪神大震災を教訓に避難所運営や救援物資の輸送についても書き加え、3倍以上の約1000ページに膨らんだ。東西たった2・5キロの市域に、がれき撤去に使う機材や水・食糧、簡易トイレなどを備蓄した防災倉庫40か所を設けた。
「被災地として地震対策に取り組んできた自負がある」と、大上は言う。
しかし、東日本大震災は世界最大級のマグニチュード(M)9・0。地震対策の想定だったM7・3の「阪神」レベルをはるかに上回った。さらに、津波対策は後回しになってきた。国が東南海・南海地震に向けた津波対策を自治体に求めた2005年、市はようやく津波に目を向けた。
南海地震を想定した県の試算では、高さ3メートルの津波が芦屋市を襲うが、市は高さ5メートルの防潮堤で阻めると考えてきた。「念のために」と、民間マンションなど3階以上の鉄筋の建物を「津波避難ビル」に指定したのは3年前からだ。
東日本大震災では、岩手県宮古市で「万里の長城」と呼ばれた高さ約10メートルの防潮堤が津波にのみ込まれた。
市幹部は「防潮堤を高くするといったハード面の整備は限界がある。行政の力だけではまちは守れない。住民の協力が不可欠だ」と話す。
今後の津波対策で、市が関心を寄せているのは、青森県八戸市だ。
同市は2010年2月のチリ地震津波で約3万人に避難指示を出したが、避難者はたった約700人。約1年後の東日本大震災では高さ6・2メートルの津波が牙をむいたが、約1万人が避難し、死者・行方不明者は2人にとどまった。チリ地震津波以降、同市は住民向けの勉強会で津波の恐ろしさを発信し続けたという。
「揺れたらすぐに逃げるという意識が短期間で市民に行き渡った。どうやって意識改革ができたのか、取り組みを学びたい」と、支援のために同市を訪れた芦屋市危機管理担当課長の今石佳太は驚く。
がれきのまちから立ち上がった芦屋。今度は、津波にも負けないまちづくりを目指す。
大上は言う。
「阪神大震災から16年、市民と一緒に地震に強いまちを作ってきた。津波対策はこれからだが、阪神大震災の経験を生かせば、きっと、できる」
(敬称略)
◎
全国屈指の住宅地として知られる芦屋市で17日、市長選、市議選が告示される。「ブランド都市」の安全、安心は確かか。課題を探る。
阪神大震災で芦屋市では、444人が犠牲となり、負傷者は3000人を超えた。市内の約6割にあたる約8700棟が全半壊した。特に、被害の大きかった津知町は、全半壊が町内の9割以上に及んだ。市南部の埋め立て地では液状化が発生し、建物998棟のうち942棟が、家が傾くなどの被害にあった。
(2011年4月14日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110415-OYT8T00067.htm
政令市 播磨の中核、知事も後押し
「政令市への移行は大きな夢。何とか実現に向けて道筋をつけたい。まずは機運づくりから」。2010年11月、石見利勝市長は政令市への移行にかける意気込みを口にした。
政令市になれば、県から保健・福祉、都市計画・土木、教育などの権限が移譲され、市独自で決定できるほか、事務移譲などで地方交付税も増額され、都道府県並みの権限を持つことをメリットに掲げる。区役所も設置できるため、住民には市域が広がってもきめ細やかなサービスが提供できると強調する。
姫路市は1996年に中核市(人口30万人以上)になり、前市長時代から政令市への移行も視野に入れて周辺市町と合併を進めたが、結局、2006年の家島、香寺、夢前、安富の旧4町との合併にとどまり、人口は現在53万人。国が政令市への移行の目安とする「100万人以上、または80万人以上で将来100万人になること」には遠く及ばない。
市がさらに合併を進めようにも、太子町の首藤正弘町長が「大合併の際に町単独の道を歩むことにした」などと言うように、周辺市町の合併熱は冷めており、大幅な人口増は望めない。
地方分権の時代に中核市から政令市を目指す姫路市。新市長の手腕に53万人の未来がかかる(JR姫路駅周辺で、本社ヘリから) だが、石見市長は「移行は可能」と強気だ。背景には国や県の対応の変化がある。
国は、1956年に制定された同法の「50万人以上」の人口条件で政令市などを定めることが妥当かどうかを、総務大臣をトップにした地方行財政検討会議で今後、協議する方針だ。総務省行政課は「人口はあくまでも一つの目安。大事なのは県などから権限移譲されて業務が遂行できるかどうか」と説明する。
また、井戸知事も昨年9月の県議会で「兵庫の発展を考えると東の神戸に対し、西の姫路が大都市として機能することでバランスがとれる。姫路及び周辺の市町が自主的、主体的に取り組まれる課題だ」と発言し、後押しする。
市は今後、西播磨5市6町の首長らが地域の課題を話し合う「西播磨市町長会」などで協力を求める考えだが、まだ具体的な動きは決まっていない。
高寄昇三・甲南大名誉教授(地方財政学)は「姫路は播磨地域の中核を担っており、政令市の風格は十分ある。国が今後、政令市への要件をどう見直すかで周辺市町の合併への機運も変わる」とみる。
(この連載は畑夏月、桑原卓志が担当しました)
(2011年4月15日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/11touitsu/0003955888.shtml
「ポスト北口」安全対策の行方焦点 明石市長選
姫路、明石、芦屋の3市長選が行われる今回の統一地方選。そのうち2新人が立つ明石市では今年、11人が死亡した歩道橋事故と女児が犠牲になった砂浜陥没事故からいずれも丸10年を迎える。事故後、行政の刷新を訴えて初当選した北口寛人市長(45)は2期目の今期限りで退任。今後事故の風化が進まないか、遺族らも「ポスト北口」の行方に注目している。
同市長選に立候補を表明しているのは、いずれも無所属新人の元兵庫県東播磨県民局長、宮野敏明氏(59)と元衆院議員の弁護士、泉房穂氏(47)。
北口市長は8年前、前市長が両事故の責任を取って辞任した後の選挙で「遺族の痛みに寄り添うような姿勢がなかった」などと訴えて当選。遺族との関係修復を含む市政刷新を掲げた。
就任早々両事故の遺族らと面会し、歩道橋事故の遺族には「最も大切な職務として、事故の原因究明と再発防止に取り組みたい」と頭を下げた。2期目も両事故を「市長としての原点」とし、まちづくりの基本に事故の反省と教訓を据えた。
こうした姿勢を遺族も評価。歩道橋事故の遺族会代表の下村誠治さん(52)は「北口市長は胸襟を開いて遺族に向き合った。行政のトップが責任を認めないと、安全対策も進まない」と指摘する。
一方、市民の間では、事故後に中止している花火大会の再開を期待する声もある。
宮野氏は「事故の教訓を生かし、安全管理がマンネリに落ち込まないよう、職員の啓発などに取り組む。現時点では花火大会の会場確保は困難だが、子どもたちの夢を育て、まちのにぎわいに貢献するまつりを検討したい」と話す。
泉氏は「被害者支援の条例をさらに充実させ、磨きをかけて全国に発信する。安全なまちを宣言する意味も込め、万全の安全対策を講じた上で花火も上げたいし、にぎやかなまつりを再開したい。それが事故の風化防止にもつながる」とする。
下村さんは「新市長は、事故の反省に立った市政運営を継続してほしい。安心・安全の対策は遺族だけでなく、市民の関心も高い」としている。
明石歩道橋事故 2001年7月21日夜、明石市のJR朝霧駅南の歩道橋で、花火大会の見物客11人が死亡、247人が負傷した。
明石砂浜陥没事故 01年12月30日、明石市の大蔵海岸で、当時4歳の女児が散歩中、砂浜が2メートル陥没して埋まり、約5カ月後に死亡した。
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/11touitsu/0003955886.shtml
全員政党公認・推薦なし 3市長選の立候補予定者
政党の推薦状がなく、選挙事務所はシンプルな装い=姫路市内(撮影・中西大二)
統一地方選の後半戦で17日に告示される姫路、明石、芦屋の3市長選は立候補予定者が全員、政党の公認や推薦を申請しない異例の事態になっている。前半戦の兵庫県議選では各党とも伸び悩み、後半戦で存在感を示したいところだが、立候補予定者らは「追い風が期待できず、政党色を出してもメリットがない」と冷ややかだ。
これまでの市長選では、現職候補に与野党が相乗りするケースが目立った。芦屋市の現職は前回は民主、自民、公明から推薦を受けたが、今回は「一党一派に偏ることなく行政運営をしてきた。国政でねじれが生じている状況で相乗りはいかがか」と、いずれの政党にも申請しなかった。対する新人側も「素人の市民という視点で市政を変えようと思っている」との立場を取る。
明石市長選の新人は市会の自民系、民主、公明会派から要請を受けて立候補を表明。申請すれば推薦は得られるとみられるが、「幅広い市民の支持を得ることに力点を置く」。対する別の新人は元民主党衆院議員。それでも「明石市民推薦で戦う」と説明し、やはり政党と距離を置く構えだ。
松本剛明外相のお膝元姫路市では、4人の立候補予定者全員が政党推薦なく選挙に臨む。3選を目指す現職は、初当選では松本氏の個人的な支援を得たが、「市民の利益が何より大切」として政党推薦は一度も受けていない。各陣営からは「政党の公認や推薦があると組織選挙と映り、受けが悪い」「政党の公認、推薦をもらうと、足かせになる」などの声が上がる。
こうした各市長選の流れに対し、政党関係者は「候補者側からの依頼がない以上、動きようがない」と話している。
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http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/11touitsu/0003959553.shtml
三木市議選で注目の首長新党 前半戦は全国で躍進
統一地方選前半戦の焦点の一つとなった首長新党。橋下徹大阪府知事の「大阪維新の会」や河村たかし名古屋市長の「減税日本」などが議席を伸ばし、有権者の既成政党離れを印象付けた。兵庫県内では17日告示、24日投開票の三木市議選(定数18)に薮本吉秀市長が代表を務める県内唯一の首長新党「三木新党8人のサムライ」が現職3人、新人5人の候補者を立てる。市会運営をめぐり、薮本市長と市会主要会派は激しい対立を繰り返しており、選挙戦での攻防が注目される。(斉藤正志)
大阪市を解体し、特別区に再編する「大阪都」構想を掲げた大阪維新の会。10日投開票の大阪府議選(定数109)では57議席と単独過半数を獲得した。大阪市議選(同86)でも33議席と第1党に躍進したが、目標の過半数には届かなかった。
愛知県議選(同103)では、減税日本と大村秀章愛知県知事率いる「日本一愛知の会」の首長新党連合が現有の1から18議席に。推薦を合わせても45議席で過半数には達しなかったが、既成政党批判の受け皿として存在感を示した。
三木新党は、東日本大震災で自粛していた街頭活動を前半戦投開票翌日の11日から再開。薮本市長は12日に市議選の立候補予定者と街頭に立ち、「既存政党の枠にとらわれず、地域のニーズを拾う政策集団になる」と訴えた。
同市議選には14日現在、25人が立候補を予定する。このうち、三木新党を含め、市長と歩調を合わせる公明党など市長支持派は計12人。市長と対立する無所属現職は9人、ほかに共産党2人、無所属2人が立候補を表明している。
薮本市長は「旧態依然の議会体質を変える」とアピールし、「反市長派」の有力現職の地元から新人を立てるなど対決姿勢を強める。一方、対立陣営からは、「ブームに乗った票集めの新党にすぎない」「実態は首長独裁党」と批判も上がるが、「声高に反論しても相手の術中にはまるだけ」とあえて静観する立候補予定者も多い。
県立ひょうご情報公園都市への企業誘致や観光リゾート構想など三木新党の掲げる公約に、市議からは「大阪の都構想や名古屋の減税に比べ、具体性にかける」との声もある。兵庫唯一の首長新党を軸に過半数をめぐり、これまでにない激しい舌戦になりそうだ。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104140001
統一選 2011
【3市議選の課題・構図 】
【上】
2011年04月14日
建設が進む南海電鉄和歌山大学前駅。遠くに住友金属工業和歌山製鉄所(右奥)が見える=和歌山市中
◆進む郊外化街の活性は
◎和歌山市議選
県内の統一地方選は、和歌山、橋本、新宮の3市議選が17日に告示され、後半戦に入る。いずれも地域で中核的な役割を果たしている3市が抱える課題と選挙戦の構図を探る。
和歌山市議選(定数38)は45人が立候補の準備を進めている。定数は40から2減。現職10人が引退の意向を示し、新顔13人が名乗りを上げていることから、当選後の顔ぶれは大きく替わることが予想される。
45人の内訳は現職30人、元職2人、新顔13人。党派別にみると民主は1人が引退し現職2人、自民は現職4人、公明は引退する2人の後任として新顔を立て、現職6人を合わせた計8人、前回5議席を獲得した共産は現職3人と元職1人、新顔2人の計6人で議席の上積みを目指す。ほかは無所属で出る見込みだ。
3期目の大橋建一市長は、長年「塩漬け」となっていた市北部の直川用地に10社を誘致するなど企業誘致や財政再建で一定の成果を上げている。
だが、中心市街地の空洞化には歯止めがかかっていない。その空き店舗率は3割近くに達している。
市は空き物件を紹介する市営の不動産案内所を開設したり、中心商店街に交流スペースを作ったりしているが、まだ試みの域を出ていないのが実態だ。
一方で、民間が市北西部で宅地造成を進める「ふじと台」は急速に人口を増やしている。南海電鉄の和歌山大学前駅も来春の完成に向けて建設中で、3年後には3万人規模の街ができる計画だ。
郊外化の流れが一層強まる中で、街中心部のあり方が問われそうだ。現職の一人は「医療や文化がそろった高齢者が住みやすいコンパクトな街」を主張する。
一方、新顔の中には教育関係者が多く、訴えの多くを教育問題に割くことになりそうだ。児童・生徒数が減り続けている市中心部の小中学校では、小中一貫化を視野に入れた再編の議論も始まっている。
ある立候補予定者は「現場の教師の声を反映した市独自の取り組みをしてほしい」と話す。元教師の予定者は「学力調査の順位が低い。将来を担う人材を育てるためにはもっと予算が必要」と教育予算の充実を唱える。
東日本大震災を受けて、防災行政無線の整備や防災計画の見直しを訴える立候補予定者も多い。選挙カーの使用を自粛することを決めた予定者もいる。(増田啓佑)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104150001
【3市議選の課題・構図 】
【下】
2011年04月15日
かつて新興住宅地として宅地開発された地域も高齢化が進んでいる=橋本市城山台
日中も人影がまばらな仲之町商店街=新宮市
◎橋本市議選
・「新興住宅地」も高齢化
橋本市議選の定数は今回から2減の22。これまでに現職16人、元職1人、新顔7人の計24人が立候補準備を進めている。党派別では公明、共産が前回と同じ各2人のほかは無所属で、民主、自民の公認が決まった候補はいない。
前回の当選者のうち、1人が昨年の市長選に、3人が県議選に転戦。また、議長経験のある上位当選者の引退も票の行方に影響しそうだ。
橋本市の大きな課題として人口減少がある。市は大阪府と隣接し、ベッドタウンとして1980年代ごろから人口が急増。特に合併前の旧市では88年から95年にかけて毎年1千人以上増えた。ところが、99年の約7万2千人(旧市と旧高野口町との合算)をピークに減少に転じ、今年3月末は約6万8千人と毎年数百人のペースで減少が続いている。
中心市街地の衰退だけでなく、「新興住宅地」と言われた市北部でも少子高齢化の傾向が見られる。
市は企業誘致に力を入れているが、市によると、民営事業所数は96年から2006年の10年間で約1割減少している。
市経済の停滞に橋本商工会議所の畑野富雄会頭(63)は「大阪中心部に電車一本で行ける利点が生かされていない」といらだちを募らせる。「高野山への通過点に甘んじている観光面の掘り起こしにも取り組んでほしい」と指摘する。
(燧正典)
◎新宮市議選
・活性化呼ぶか 複合施設
新宮市議選(定数17)には、現職17人と新顔の3人が立候補の準備を進めている。党派別では自民1人、公明2人、共産2人、無所属15人で、民主公認候補はいない。
定数が19から2減。任期中に1人死亡で欠員1となっているほか、市議会議長が引退を表明している。現職がそれぞれの組織を引き締めるなかで、引退議員らの票をめぐる争いが激しくなりそうだ。今回定数1で一騎打ちになった県議選新宮市選挙区では、任期途中で辞職した元自民県連幹事長の票をめぐっても争われ、無所属新顔が自民現職を破っている。
新宮市では、市民会館や市立丹鶴小学校などの跡地に延べ床面積約1万1200平方メートルの文化複合施設の建設が計画されている。基本計画では、文化ホール、図書館、熊野地域の文化や資料を調査研究する「熊野学センター」の計三つの機能を設ける。
市は空洞化が進む中心市街地の活性化の核と位置づけている。しかし、特に熊野学センターについて地元への波及効果を疑問視する声が、市議の中にもある。
複合施設予定地に近い仲之町商店街で時計・楽器店を経営する福田一郎さん(51)は「多額の税金をつぎ込んでも人の流れが取り戻せるのか疑問がある」と話す。
(杉山敏夫)
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104140001
上北村「議員のなり手がいない村」
2011年04月14日
予算案を審議した3月議会。議員のうち、6人は半円状のテーブルに、1人は議長席に座り、理事者ら(手前)とやりとりした=3月16日、上北山村役場
◇異例の再選挙から4年 前回が時間足りず、引き受けてなく
議員のなり手がいない村――。前回の村議選で、候補者が定数に足りず、異例の再選挙が実施された上北山村は、不名誉な話題で注目を集めた。あれから4年。村議選(定数7)は19日告示、24日投開票される。
「先輩方の4年間にわたるご指導、厚く御礼申し上げます」。3月16日、上北山村議会の閉会日。今期での引退を決めた福田利也氏(77)が深々と頭を下げた。4年前の再選挙で初当選した「最年長の新人議員」だ。
◇
前回の村議選告示日、定数7のうち、立候補の届け出があったのは現職4人と新顔1人の計5人。定数の6分の1を超す欠員が出たため、公職選挙法の規定に基づき、再選挙が決まった。
急きょ、村の4地区の区長が集まって対策を話し合い、住民に立候補を打診したが、引き受け手はなかった。仕方なく区長2人が立候補し、無投票で当選が決定。その1人が福田氏だった。
あるベテラン村議は「4年前は時間が足りなくて、立候補の調整がうまくいかなかった」と振り返る。
村議によると、村議選が近づくと、定数の空きを予想し、数カ月前から地区や親類の間で候補者の「選定」が進む。自薦よりも他薦で候補者が決まることが多いが、地区の住民や親類が「この人なら」と納得する人を選ぶには時間がかかるという。
4年前は当初、現職1人だけが引退すると見られ、同じ地区から新顔1人の立候補が決まっていた。しかし、立候補予定者説明会の段階になって、さらに2人の現職が引退することが分かり、告示まで1カ月の期間では新たな候補者探しができなかったとい
う。
今回の村議選にあたって、ある議員は支援者にくぎを刺されたという。「みんなの支援を受けた以上、出処進退は自分一人で決めてはいけない。支援者の意思を尊重しろ」
◇
■働き盛りに報酬16万円。酷な話
「昔に比べると議員が割に合わない仕事になったのは確か」と別の議員は言う。
議員報酬は県内最低水準の月16万円。1960年に3806人いた人口は681人(今年4月1日現在)まで減った。高齢化率は40%を超す。かつて就業者人口の40%を占めた林業は木材価格の低迷などで、05年に3・9%まで落ち込んだ。
村の年間予算は最盛期の約半分の13億円。「この予算でやれることは限られている。昔は、国や県に陳情して道路やトンネルを造ってきたが、今は国や県にもそんな余裕はない」と嘆く。
福田氏も「働き盛りの年代に、報酬16万円で議員をやれというのは酷な話。今後はボランティアの精神で議員になる人が増えるのでは」と話す。
◇
■今年は選挙戦の可能性…「無投票が一番いい」
再選挙から4年。
ある議員によると、定数削減の話が議員同士の雑談で出たことがあるが、立ち消えになったという。「みんな高齢だから、任期途中で亡くなったり、病気になったりすることもあるから反対した」
3月18日の立候補予定者説明会には現職6人、新顔2人の計8陣営が出席。選挙戦になる公算が大きい。
平成に入ってから5回の村議選で、3回は無投票だった。村で生まれ育った70代の女性は言った。「立候補予定者8人のうち、3人が親類。誰が議員になっても村は変わらない。選挙になって誰に投票したかで禍根を残すより、無投票当選が一番いい」(田中祐也)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110412-OYT8T01174.htm
商業衰退、大型店も撤退
統一選 課題探る 〈5〉 大和高田市長選
昨年閉店し、フェンスに覆われたままの高田サティ跡(大和高田市で) 統一地方選は17日、県内では大和高田、五條両市長選と、生駒市など5市議選が告示され、後半戦が幕を開ける。両市長選はともに、現職と新人の一騎打ちが予想され、衰退の著しい商業や、観光の振興策などが争点になりそうだ。このうち、大和高田市の課題を報告する。(元永達夫)
近鉄高田市駅前。商業地域の一角に、高さ約2メートルの白いフェンスで周囲を覆われたショッピングセンターの建物跡がある。昨年6月末に撤退した「高田サティ」だ。
4階建て、総売り場面積2万2000平方メートルの大型店。だが買い物客らでにぎわった通りは、今では人通りも減った。近くの60歳代の主婦は「車に乗れる人はいいが、私は歩いて別のスーパーに行くしかない」とため息をつき、雨でくすんだ建物の壁を見上げた。
江戸時代、市中心部を流れる高田川を利用し、大和木綿の集積地として栄えた大和高田市。繊維産業を中心に栄え、戦後間もない1948年には、奈良市に次いで県内2番目の市制を施行したほどだった。76年にオープンした「高田サティ」(当時はニチイ高田店)は、同市に買い物客を呼び込む中心的な役割を果たしていた。
しかし繊維産業の衰退と生産拠点の海外移転で、77年にユニチカが工場を閉鎖するなど状況は年々、悪化した。
県が発表した3月の推計人口では、同市の人口は約6万8000人。ピークの1997年から約8000人減少している。大阪への通勤圏として宅地開発が進んだ西隣の香芝市が約7万5000人で、毎年約1000人ずつ増加しているのとは対照的で、地元で不動産業を営む片塩地区振興協議会の布川清澄会長は「サティの撤退は、商都と呼ばれた高田の停滞を象徴している」と嘆く。
片塩地区振興協議会はかつてのにぎわいを取り戻そうと様々な取り組みを進める。大型連休が始まる29、30の両日には、商店街一帯で地場産品を集めた「ものづくりの店」を開設し、餅つきやフリーマーケットなどのイベントを企画。JR高田駅前から続く天神橋商店街も空き店舗が目立つが、先月、「クラフト市&天神橋グルメ」と銘打って屋台を並べると、多くの買い物客でにぎわった。
金物店を経営する笹岡健司さんは「通りに人の流れが戻れば、店を始めようという若者もいるはず。行政には前向きな展望を示してほしい」と期待した。
(2011年4月13日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110413-OYT8T01099.htm
歴史遺産、活用しきれず
統一選課題探る<6>五條市長選
江戸時代の風情を伝える新町地区の町並み。観光客誘致が求められている 17日告示される五條市長選は、現職と新人の対決が予想される。江戸時代には幕府の代官所が置かれ、幕末には攘夷(じょうい)派の志士による「天誅組(てんちゅうぐみ)の変」の舞台となったことでも知られる歴史深い土地柄。市長選では、こうした歴史遺産を生かした観光振興も争点になりそうだ。(川本和義)
五條市の中心部にある新町地区は昨年12月、全国で88番目の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。かつては参勤交代にも利用されたという旧紀州街道沿いの約900メートルに、漆喰(しっくい)塗りの壁や格子戸の家々が軒を連ね、江戸時代の風情を伝えている。
通りはきれいに掃除が行き届き、街角には観光客向けの案内看板も整備されている。ところが肝心の観光客の姿がほとんど見当たらない。年間の観光客数は1万人程度ともされる。
地元で乳製品を販売する北山和生さん(60)は「以前と比べ、見違えるようになった。しかし、せっかくの町並みでも、お客さんに来てもらえないのでは仕方ない。市はもっと全国にPRしないと」と嘆く。
問題はPR不足だけではない。吉野川中流域にある五條市は、五つの街道が交わる交通の要所で、古くから宿場街として栄えてきた。だが現代では、鉄道は1時間に1本程度のJR線が頼りで、マイカーで訪れるにも市街地に大きな駐車場もない。地元の主婦(58)は「駐車場もなければ、公衆トイレもない。市は本気で観光客を受け入れようとしているのでしょうか」と首をかしげる。
市の出先機関で、新町地区の観光拠点「まちなみ伝承館」の上田井朗室長(46)は予算不足を嘆く。「地区で電柱の地中化を進めるにも、防火水槽などの防災面を整備するにも約20億円の予算が必要。いまの市の財政状況で、それだけの費用が捻出できるか……」
新町地区は、地元の市民団体「五條新町地区町なみ保存会」(栗山亮作会長)などが1998年から保存活動を続け、ようやく昨年の選定にこぎ着けた経緯がある。町並みが美しく保たれているのも、同会の尽力が大きい。
市は、新町地区を中心に、JR五條駅から商店街などを経由する「回遊型の町づくり」や、すぐそばを流れる吉野川との連携などを構想している。だが、市に求められるのは、華々しいまちづくり構想よりも、観光客に来てもらうためのPRや、駐車場の整備など、もっと基本的なことではないだろうか。
(2011年4月14日 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/13/20110413-051678.php
【2011統一選】10市長選の構図(上)
統一地方選後半戦のうち市長、市議選挙が17日告示される。大阪府内の市長選は10市で行われ、前半戦同様、各市長選で激しい争いが予想されている。各市長選の情勢を3回にわたりリポートする。
◇池田市長選
現職の倉田薫氏(62)=無所属=と、新人の柴田外志明氏(61)=共産推薦=の2人が立候補を表明、一騎打ちとなりそうだ。倉田氏の4期16年に及ぶ市政運営の是非や防災対策などが焦点となる。
倉田氏は市職員の削減など行財政改革に取り組んだ実績をアピールし、持論でもある「首長20年が一つの節目」に向けて再選を訴える。
共産などで構成される市民団体から支援を受ける柴田氏は、倉田氏の市政運営が福祉の充実に欠ける、と批判。防災面では公立小中学校の耐震化工事を最優先の公約として主張している。
◇高槻市長選
無所属新人の、弁護士、浜田剛史(46)=民主、自民、公明推薦=と元市議の吉田康人(46)=みんな推薦=の両氏の一騎打ちとなる公算が大きい。
浜田氏は、奥本務市長の支持基盤を引き継ぐと見られ、3政党の推薦や連合大阪、府医師政治連盟などの推薦も得ている。検事の経歴などをアピールし、有権者に一層の浸透を図る。
吉田氏は、過去2回市長選に出馬しており、一定の知名度を持つ。約2700票差の接戦で敗れた平成19年の前回選挙の雪辱を期し、現市政を批判し行財政改革の徹底を訴える。
◇吹田市長選
無所属の現職、阪口善雄(62)=民主、社民推薦▽大阪維新の会新人で府議の井上哲也(54)▽諸派の新人で市議の石川勝(42)=みんな推薦▽無所属の新人で社会福祉法人理事の正森克也(44)=共産推薦=の4氏が立候補を予定している。
4選を目指す現市政への評価を巡る選挙戦となりそう。阪口氏は連合大阪の推薦も得て3期12年の実績をPRする。井上氏は、党勢を生かし、公務員改革を主張。昨年11月結成の地域政党代表の石川氏は市長の多選を批判。正森氏は福祉政策の充実を訴える。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/14/20110414-051735.php
【2011統一選】10市長選の構図(中)
◇寝屋川市長選
4選をめざす現職の馬場好弘氏(68)と、前回も出馬した新人の長野邦子氏(67)、初挑戦となる新人の広瀬慶輔氏(40)の無所属3人が立候補を予定。いずれも現段階で政党推薦はなく、行財政改革のあり方や福祉・教育施策を争点に激しい論戦となりそう。
馬場氏は職員数削減による財政黒字化など3期12年の実績をアピールし、改革路線の継続を強調。廃プラ施設をめぐる民事訴訟原告らでつくる団体の支持を受ける長野氏は、福祉・教育重視の市政への転換を訴える。また、広瀬氏は市人件費の毎年40億円以上の削減や、地域で予算の使い道を決める仕組みづくりを公約に掲げている。
◇八尾市長選
現職の田中誠太氏(54)と、前回も出馬した新人の永井貴美子氏(71)の無所属2人が立候補を表明。田中氏の市政運営の是非や防災対策をめぐって議論が繰り広げられそう。
田中氏は行財政改革に取り組んだ1期4年の実績をアピールし、市政の継続を訴える。前回は民主推薦で戦ったが今回は自民など他党からの推薦も決定。着々と支持基盤を固めている。
共産などで構成する市民団体の支持を受ける永井氏は、田中氏の市政運営を批判。大型公共事業の見直しを訴えるとともに、福祉や教育政策の充実を主張している。
◇藤井寺市長選
再選をめざす現職の国下和男氏(69)と、新人の元市議、石本良介氏(64)の一騎打ちとなる見込み。
市民病院の新築か改修かを争点に激戦となった前回の市長選に比べ、今回は、現市政の是非を問う選挙戦となりそう。
石本氏は知人らをスタッフに草の根の活動を展開する。国下氏の市政運営に対し、「町から活力がなくなった」と真っ向から批判。対決色を鮮明に出している。
一方、国下氏は自民、民主からそれぞれ推薦を受け、着々と体制を固めている。1期目でやり残した地域経済の活性化などを訴えの柱にしている。
◇大阪狭山市長選
現職の吉田友好氏(59)は昨年9月、3選を目指して立候補を表明。ほかに立候補者の動きはなく、無投票の公算が大きい。
吉田氏は行財政改革や「市民との協働」を訴え、4年前の選挙戦で掲げた「マニフェスト45項目」をほぼ達成した手腕をアピールする。
(2011年4月14日 08:26
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/15/20110415-051783.php
【2011統一選】10市長選の構図(下)
◇泉佐野市長選
市長辞職に伴う泉佐野市長選には、市議の戸野茂氏(57)、元市議の高道一朗氏(52)=共産推薦=、市議の千代松大耕氏(37)=自民推薦=の無所属新人3人が立候補を表明し、三つどもえの選挙戦になる公算が大きい。
新田谷修司前市長が府議選に出馬するため、3期目の任期を1年近く残し辞任。市長選が、統一選後半の日程で行われることになった。
戸野氏と千代松氏は、早くから市長選を視野に準備を進め、市民への浸透を図っている。遅れて出馬を決めた高道氏も、共産支持層を固めるなど着々と準備を進めている。
◇高石市長選
4選をめざす現職の阪口伸六氏(54)=無所属=と、元市議の木戸晃氏(55)=無所属=の一騎打ちの公算。
阪口氏は、財政健全化施策や、学校校舎の100%耐震化の達成など、3期8年の実績を前面に、土地開発公社の清算事業、南海本線立体交差、河川防災対策などの実現を掲げ、支持を訴えている。
木戸氏は、人口減が市の活力をなくしているとし、医療費助成など住民サービス向上によって、人口増を目指すとしている。また、近隣他市と連携し、臨海地域の活性化も図るとしている。
◇富田林市長選
3選を目指す現職の多田利喜氏(60)のほか、情報紙編集長の久保作美氏(63)、元中学校教諭の高橋正明氏(69)の新人2氏が名乗りを上げている。
多田氏は、現職の強みを生かし地盤の引き締めをはかる。2期8年の実績を礎に、新たな施策で市の活性化を目指している。
久保氏は、地域情報紙の発行を通じて培った市民感覚を前面に、現市政を検証し、評価を問う。
高橋氏は、東日本大震災の被災地に送る義援金を全市民から徴収する「人頭税」の導入などを訴え、支持拡大を狙う。
(2011年4月15日 08:05
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110413-OYT8T00074.htm
早期健全化団体・泉佐野市の課題
関空開港に合わせて建設された泉佐野市総合文化センター内の施設。公債費の返還残高が約185億円に上り、市財政を圧迫する過剰投資の象徴的な存在となっている 関西空港開港に伴う過剰な基盤整備などで財政が悪化し、2009年度に「早期健全化団体」に指定された泉佐野市が、財政健全化計画を策定して1年が経過した。しかし、計画では既に実現が危ぶまれる改善策も出てきており、市長選(24日投開票)では、候補者が再建への確かな道筋を示せるかに注目が集まる。
同市の全会計の起債残高や累積赤字から、基金残高を差し引いた実質的な借金は11年度末時点で、年間市税収入の約7倍にあたる1462億円に上る見込み。今後負担する借金の割合を示す将来負担比率は380%(10年度決算見込み)で、国の基準を超える府内ワースト1となっている。
同市は09年度に19年間に及ぶ計画を策定し、536億円の収支改善に着手。国などの支援で7年間短縮できる見通しとなったが、起債した地方債の返還期間を延長したことが主因で、返還額が減ったわけではない。むしろ、1年で当初計画の誤算が明らかになってきている。
計画では、外郭団体への出資金回収で約4億円を見込むが、財団法人・市公園緑化協会に出資金3億円の返還を要求したところ、協会側が拒否し、回収のめどは立っていない。また、関空連絡橋の国有化に伴う固定資産税の減収分(年約8億円)の補填(ほてん)を国に求めているが、期限までに回答はなく、暗礁に乗り上げたままだ。
このほか、市有地など遊休財産の処分で51億円の改善を見込むが、うち11億円分が農業用水のため池の売却で、一部農家らから反発の声が上がるなど、実現可能性は不透明だ。
ある市議は「計画が絵に描いた餅だと露呈し始めている。場合によっては、職員給与削減など抜本的な見直しを検討せざるを得ないだろう」と話す。
市長選の立候補予定者は中学校給食の導入や、学校施設の耐震化など様々な公約を掲げる。しかし、財源の裏付けがなければ実現は困難で、財政再建に向けた具体的な政策論争が望まれている。(神谷次郎)
◎
統一地方選後半戦は17日、市長選と市議選が告示される。府内で行われる10市長選のうち、主な市長選の課題を探った。
(2011年4月13日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110414-OYT8T00095.htm
財政難 防災対策どこまで
高石市の課題
沿岸部に位置する高石市の街並み。埋め立て地には製油所や化学工場が立ち並び、防災力の強化が求められる(13日、高石市内で) 8年前、堺市との合併を選ばず、独立の道を選んだ高石市。「第2の夕張」も懸念された財政状況は危機的な段階を脱したとはいえ、将来的に負担しなければならない借金は府内有数の重さでのしかかる。また、沿岸部に工場が立ち並ぶ都市として、東日本大震災から防災上の課題も浮かび上がってきた。(中筋夏樹)
同市の財政は2003年度の時点で、一般財源に占める扶助費など義務的経費の割合「経常収支比率」が109・7%と、全国の市の中で、06年度に財政破綻した北海道夕張市(109・8%)に次ぐ悪さだった。このため、市は人件費の削減など財政健全化を図ってきたが、それでも09年度の同比率は98・2%と、街づくりに使える財源はほとんどない状態だ。また、財政規模に対する将来負担すべき借金の割合は290・6%と、府内の市町村で3番目に高く、市民1人あたりの借金も51万円と4番目に高い。
「引き続き支出を減らして財政を立て直さないといけない」と話す財政担当者が3月11日に目に焼き付けたのが、東日本大震災で炎を上げる石油コンビナートの光景だった。
臨海部には、市の面積の半分を占める埋め立て地に製油所や化学工場が立ち並び、運河を挟んで住宅街が広がる。市の地域防災計画が想定する南海地震のマグニチュードは8・4で、津波の高さは4・8メートル。コンビナートの火災では、対岸への影響はないとしている。マグニチュード9・0だった東日本大震災のような地震が発生すれば、周辺住民や、工場地帯から避難してくる従業員の安全は守れるか――。市の危機管理担当者は「働いている人の数をきちんと把握することから始めたい」と、防災計画の見直しの必要性を感じている。
市は、全国の市の中で最低だった小中学校の耐震化率を10年度までに100%に引き上げた。だが、幼稚園や保育所、避難所となる公民館などの耐震化は手つかずだ。限られる財源でいかに素早く対策を講じるのか。あるいは、府内の市で4番目に少ない約6万人という都市のあり方から見直す必要があるのか。市民は市長選の論戦に注目している。
(2011年4月14日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110415-OYT8T00121.htm
統一選2011 課題
再開発が計画されている吹田操車場跡地(右側はJR東海道線)(吹田市で) 吹田市 新都心構想にハードル
JR岸辺駅北側を中心に摂津市にもまたがる約23ヘクタールの広大な旧国鉄吹田操車場跡地。交通至便なこの場所に、医療施設や商業施設、マンション、緑地を設ける〈新都心〉構想が進んでいる。今年度末には同駅の南北通路が完成し、今後約5年で建物が次々に建設される予定だ。
特に、国立循環器病研究センターと市立吹田市民病院を移転させ、医療の充実をアピールしたい構え。だが、千里ニュータウンにある同センターは、建物の老朽化などで別の場所での建て替えを含めて検討中とされているものの、動向は不透明なままだ。担当者は「センターの移転が決まらないと、(他の施設の誘致や移転など)次のステップに移れない」と気をもんでいる。世界的にも有名で実績のある同センターの新築移転が、市の今後の発展のカギを握りそうだ。
個性PRブランド戦略 高槻市
大阪、京都両市の中間に位置し、ベッドタウンとして発展してきたが、市としての認知度はあまり高くないのが実情だ。市は「都市間競争が激しくなる中、高槻らしい個性を打ち出す必要がある」と〈高槻ブランド〉戦略を練り始めた。
昨年度、「ジャズのまち」「食楽のまち」「自然豊かなまち」など、魅力の発信を強化する5項目を決めた。ジャズではコンテストの開催費用を補助。食楽ではギョーザの具に刻んだうどんを混ぜて焼く「高槻うどんギョーザ」の宣伝チラシ作製に補助金を出した。市の活性化を促す取り組みが順調に進んでいる。
また、「行ってみたい街」としてのアピールにも力を入れ、市への訪問者数を増やしたい構えだ。担当者は「摂津峡など自然や文化の地域資源は多い。まずは市内の人に知ってもらえるようにしたい」と意気込む。
楽観視できない行革 池田市 市は1998年度の経常収支比率が112%と、北海道夕張市に次ぐワースト2となり、大規模な行財政改革を始めた。職員数の大幅削減など97項目の事業見直しが功を奏し、2009年度は98・5%にまで改善。だが、市幹部は「楽観視はできない」と改革継続を主張する。
今春以降、東日本大震災を機に「安全・安心のまちづくり」が改めて最重要課題に浮上。11年4月1日現在の小中学校の耐震化率は39・1%で前年同期比12・5ポイント増と改善したが、十分ではない。
地方分権改革では、07年度に全国初となる市独自の地域分権制度を導入。11小学校区ごとに協議会を設立し、予算提案権を与えた。街灯設置や公園整備に活用され、市民の市政参加につながる制度として注目されているが、「浸透度は不十分」との指摘も。市民の理解が得られる市政運営が求められる。
支えたい「ものづくり」 八尾市
市産業を支えるものづくり。技術力の高い中小企業が多く、2007年からは製造品出荷額が東大阪市を抜いて府内3位となった。しかしリーマンショック後は収益が落ち、09年度の市の法人市民税は前年度より8億円減少した。市中小企業サポートセンターは、企業同士の交流会を案内するなど販路拡大を促しているが、今後もきめ細かい支援が必要だ。
一方、景気悪化で出産後に就労を希望する女性が増え、保育所の待機児童数は昨年10月現在で130人に上る。市は「民間保育所に増改築で定数を増やしてもらえるようお願いしている」と説明するが、早急な問題解決は難しい。
また、小中学校の耐震化率は昨年4月現在26%で、府内43市町村のうち41番目の低さ。幼稚園は0%だ。若い世帯が市内に居住、定着するためにも「子供を産み育てやすい街」にすることが課題だ。
定住を促す街に整備 寝屋川市
京阪香里園駅東側で3月、市街地再開発事業の一部区域がオープン。高層マンションがそびえ立ち、ロータリーも一新。寝屋川市駅前も整備が進み、狭い路地に住宅と商店が密集していた街は変貌しつつある。
市が昨年市民に行った調査では、「市のイメージがよい」と感じる市民の割合がわずか20%だった。「これまでは家が密集して道も狭く、印象がいいとは言えなかった。駅がきれいになった今がチャンス」と市内のタクシー運転手(60)はつぶやく。
今後の課題は、住み続けたいと思える街にできるかどうか、だ。市の人口は1995年の26万人をピークに減り続け、増加を続ける隣の枚方市とは対照的。市の中心となる駅前は様変わりし、舞台は整ってきた。今後、住みやすさを実感できる施策で住民の定住を図れるか。新首長の手腕が問われる。
(2011年4月15日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000056-mailo-l21
展望:’11統一選・岐阜市議選 市長参戦、勢力図変わるか /岐阜
毎日新聞 4月14日(木)11時24分配信
◇「立命館問題」から続く対立で
統一地方選第2ラウンドの岐阜市議選は17日告示、24日に投開票される。岐阜市議会は、細江茂光市長が08、09年に市立岐阜商業高の学校法人「立命館」への移管を目指した問題をめぐり、自民などの会派が分裂。「親市長派」と「反市長派」の対立が続いてきた。選挙を前に、親市長派の現職や新人が党派を超えて組織を作るなど動きは激しさを増しており、勢力図がどう塗り変わるかが注目される。【立松勝】
◇定数41に56人が立候補予定
定数は前回から3減の41となり、56人が立候補を予定。内訳は現職36人、元職2人、新人18人。現職は70代が2人、60代が18人で、30代は2人のみ。新人は30代が4人、40代が6人。政党別では、自民19人、民主4人、公明5人、共産4人、無所属24人。女性候補は現職4人と新人2人。
親市長派の現職は3月11日に政策集団「岐阜改の会」を設立。細江市長が「応援団長」を務める同会から今回出馬するのは11人。市長の後援会の推薦を受けた新人8人は3月30日にグループ「新しい風」を結成、グループを前面に出して運動を展開する。細江市長自身も今回の選挙に「能動的にかかわる」としており、告示日には「改の会」のメンバーら6人の出陣式などに掛け持ちで顔を出し、選挙期間中も集会などで応援演説をするという。
一方、反市長派とされる自民・民主系の現職は10人余り。ある議員は、親市長派の現職と新人による二つの会について「国政の比例代表ならともかく、地方選では個人の気概を持つべきだ」と批判。細江市長の手法を「対立が深まるだけだ」と疑問視する議員もいる。これらの議員は連携はせず、それぞれが政党や個人の政策を訴える。
立命館問題後、最大会派の「市政自民同志会」や「岐阜市民ネットクラブ」が分裂し、現在、親市長派と反市長派の勢力は拮抗(きっこう)している。立命館誘致に賛成し、今回も出馬予定の現職は15人。反対した現職候補予定者は20人。細江市長の後援会が推薦する新人と元職は計13人。
現職3人が引退する公明は新人を2人に抑え、現職3人との全員当選を目指す。共産は現職3人に元職1人で議席増を狙う。
4月14日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000117-mailo-l21
岐阜市政の課題:統一選・市議選を前に 不祥事の信頼回復は /岐阜
毎日新聞 4月15日(金)11時57分配信
◇市街地空洞化など山積
「赤字を出したら廃止論が出る」。昨秋、明るみに出た岐阜競輪場の不正随意契約問題などの不祥事を受け、懲戒処分を受けた岐阜市競輪事業課長の後任として、2月途中の臨時異動で着任した吉田嘉宏は危機感を募らせる。吉田は車券オッズをまとめる中央集計室に11年間勤めた経験があり、3年ぶりに古巣へ復帰した。
「ここは本庁とは全く違う空間。まず適正事務から職場環境を整えたい」と話すのは、4月に新設された競輪事業改革統括審議監に就いた安江茂樹。安江と吉田は、正副開催執務委員長として、競輪事業の立て直しに向けて模索を始めている。
競輪事業を取り巻く環境は全国的に厳しい。09年度の営業収支では全国48施設のうち12場が赤字経営に陥り、近隣では大垣競輪場が約6300万円の赤字を計上。改善できなかった大津市のびわこ競輪場は今年3月末で事業から撤退した。
一方、岐阜競輪は1949年の開場以来、特別会計で一度も赤字を出していない。隆盛期の70〜90年代には毎年10億円前後を一般会計に繰り入れた。ただ、その後は売り上げが伸び悩んでおり、02年度以降の繰り入れは毎年1億円か2億円にとどまる。
「競輪事業は本場開催を多くすると経費倒れで赤字が膨らむ」と吉田は話す。現在、本場開催はわずか58日。場外開催は212日あり、年間で270日開場し、市職員13人以外に、警備、清掃、売店など約500人の雇用を守っている。
問題化した工事請負契約の分割発注などの不正は長年、慣例的に行われていた。背景には、収益事業を行っていることから生まれたおごり体質があったとみられる。体質を改めて市民の信頼を回復し、同時に市の財政や地域の雇用に貢献し続けることができるかどうかが問われている。
他にも岐阜市の課題は多い。柳ケ瀬商店街や岐阜駅前の繊維問屋街など空洞化が進む中心市街地の活性化▽岐阜大医学部等跡地の活用▽中心部の小学校統廃合▽財政健全化−−。こうした課題をクリアするため、市議会は行政をチェックし、政策を提案することで導く役割が求められる。
しかし、岐阜市議会は、細江市長が推進しようとした市立岐阜商業高の「立命館」移管問題をきっかけに、親市長派と反市長派の対立が続いており、建設的な議論は行われていないように見える。閉塞(へいそく)状況を脱して課題の解決に向けて進めるかどうか。今回の市議選は、岐阜市の将来に大きな影響を与える選挙となる。(敬称略)【立松勝】
4月15日朝刊
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>>1352
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000239-mailo-l26
きょうの争:辞職勧告の中、向日市長選 議会との反目、どう判断 /京都
毎日新聞 4月16日(土)15時47分配信
◇水道料金値下げ巡り対立
告示が17日に迫った向日市長選(24日投開票)。3選を目指して立候補を表明している現職の久嶋務氏(55)=民主、自民、公明推薦=が市議会から辞職勧告決議を突きつけられるという異例の展開の中で選挙戦に突入する。これに対し、共産や労働組合でつくる団体が推す新人で元京都大大学院講師の桜田忠衛氏(62)は「本当に市民の事を思うなら潔く辞職すべきだ」と強調。トップと議会の関係が、有権者の判断にどのような影響を及ぼすのか注目される。【成田有佳】
現在の向日市議会は、議員定数24のうち8人が共産の議員で、同党の議席占有率では日本一を誇る。保守系会派の議員の表決が、案件によっては割れることも。09年12月の定例会では、行政運営の長期的指針となる第5次総合計画の基本構想案が否決され、次の定例会でようやく可決した。
対立が決定的になったのは、府営水道料金の値下げを巡る議論。久嶋氏は値下げを専門家による懇談会を経て決定するつもりだった。だが、共産の議員らは「一刻も早く値下げを断行すべきだ」として、11年3月の定例会に値下げを含む条例改正を議員提案し、修正案が可決された。
辞職勧告決議案を提出した議員らは、条例改正案提出の際に久嶋氏が一部議員に否決するよう働きかけた他、これまでにも議会への説明不足が重なったなどとして反発。先月の議会で「市長としての行政能力に欠ける」として辞職勧告決議案を提出した。
「東日本大震災もあり、市政に混乱を招くべきではない」などの反対意見もあったが、決議案は14対9で可決。勧告に法的拘束力はなく、久嶋氏は応じていない。
市内で先月29日にあった立候補予定者の公開討論会で、久嶋氏は辞職勧告決議について「(市長選で)民意を仰ぎたい」と述べた。また、今月13日の決起集会では、水道料金値下げは周辺自治体と協力して府へ要望し、実現したと強調。廃止が決定的な向日町競輪場を抱えていることもあり、府とのパイプをアピールした。
これに対し、桜田氏の支持団体は14日に集会を開催。桜田氏は久嶋氏を「市民の生活に目を向けていない」と批判した。支持者からは「市政は前代未聞の変動の中にある」との声が上がり、会場に集まった支援者らに辞職勧告決議を資料として配布。久嶋氏と議会の対立を「追い風」にしたい考えだ。
4月16日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000127-san-pol
橋下チルドレン、即戦力教育 大阪市議 異例の研修 講義の市幹部 複雑?
産経新聞 4月16日(土)15時18分配信
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)の大阪市議団は18日から、統一地方選で当選したばかりの新人市議の事前研修に乗り出す。12人の最小会派から33人の議会第一党に躍り出たものの、会派の6割に当たる20人を占めるほぼ政治経験のない“橋下チルドレン”の実力は未知数で、目前に迫る5月定例市議会から即戦力として質疑させるのが狙い。維新は大阪市解体を掲げてきたが、研修の講義は市幹部が担当。市側も第一党の要請とあってむげにはできないようだ。
研修は18日から4日間行われ、貸し切りの大型バスで旧WTCビル(住之江区)など市関連施設の視察を行うほか、市の防災施策や財政状況などについて講義を受ける。市議会事務局によると、任期開始(今月30日)を前に会派が独自に事前研修を行うのは異例という。
新人20人の平均年齢は36・3歳。経歴も元モデルや会社員、現役大学生などさまざまだ。ある維新の現職市議は「議会で突拍子もない質問をされても困るので、市政の基本は押さえてもらいたい」。
維新幹部は、新人議員たちの言動に神経をとがらせている。「議員報酬の額面見て思い上がったらあかんぞ」。13日に大阪市内で開かれた維新の全体会議後、ある幹部が20代の新人市議にくぎを刺した。当選直後に「料亭に行きたい」と言って批判を浴びた“小泉チルドレン”の名を挙げ、「すぐに足元をすくわれるからな」と続けた。
一方、第一党に躍り出た維新の新人を迎える市幹部は「どう接したらいいのか」と複雑な心情をみせる。以前は維新市議が職員に資料や説明を求めても、「何かと理由をつけて断られた。控室に呼ぶと、露骨に嫌な顔をする職員もいた」(現職市議)という。ところが、投開票の翌日には、さっそく維新新人の事務所へあいさつ回りをする市幹部の姿があったという。
「潮が引くように、平松邦夫市長の周辺から職員が徐々に引き始めている」。維新の現職市議は余裕をみせる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000120-mailo-l30
選挙:すさみ町長選 新人・NZ在住、日下氏が出馬表明 /和歌山
毎日新聞 4月16日(土)12時34分配信
任期満了に伴うすさみ町長選に、写真店経営で新人の日下忠昭氏(53)=ニュージーランド在住=が15日、立候補すると表明した。同町長選には、再選を目指す現職の橋本明彦氏(51)と前町議で新人の岩田勉氏(61)が既に立候補を表明している。
日下氏は「町を世界一の桜の観光名所にする」などと語った。日下氏は同町出身で、県立田辺工業高卒業後、早稲田大学を中退した。
同町で学習塾や写真店を経営し、現在、NZのクライストチャーチ市で写真店や美容室を経営している。【山本芳博】
4月16日朝刊
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/16/20110416-051838.php
維新、副議長擁立見送り 大阪府議会 都構想協議めぐり譲歩
統一地方選で大阪府議会の第一党になった橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が、5月議会の正副議長選で議長候補のみを立て、副議長候補は擁立を見送ることが15日、分かった。数の論理では維新の正副議長独占もあり得るが、「大阪都構想」を踏まえた新しい都市構想の策定に向けた協議会設置で、協力を得たい他会派に配慮した格好だ。
府議会の会派構成は来月2日に正式決定するが、統一選の公認・推薦状況では維新57、公明21、自民13、民主10、共産4、みんな1、無所属・諸派3。
大阪府や大阪市の再編に向けた協議会設置の決議案を5月議会で可決させたい維新は「『数の論理』と批判されるのは避けたい」(幹部)として、副議長選では他会派に配慮、協力を得たい思惑もある。
保守合同で自由民主党府議団が誕生した昭和31年にも、第一党が過半数を占めたが、その際は正副議長独占を狙ったことを機に旧自由系と民主系で内輪もめとなり、翌年の分裂につながった。
昨年の5月議会では、ともに最大会派だった維新と自民が議長選に名乗りをあげたが、「知事も議長も維新では健全な議会運営ができない」と自民、公明、民主が結束。議長は自民、副議長は民主で決着した。
(2011年4月16日 07:19
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http://www.asahi.com/politics/update/0418/OSK201104180026.html
維新の会新人一気に20人、異例の単独研修 大阪市議団
2011年4月18日17時28分
大阪市議選で33人が当選し、市議会第1党に躍進した地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)の新人研修会が18日、市役所で始まった。30日からの任期を前に、初当選した20人が、市議会のルールや財政の仕組みなどについて市職員らから4日間レクチャーを受ける。
市議会事務局によると、新議員の研修は通常、任期開始後に全会派合同で実施するが、「一つの会派で新人がこれだけ増えたのは初めて。単独の会派で研修するのも異例」という。
新人らは午前10時前に集まり、維新の会市議団長の坂井良和市議が「役所の説明をうのみにせず、批判的な目で見る訓練をしてほしい」とあいさつ。その後「市の危機管理体制について」をテーマに研修を受け、新人側からは「周辺の都市との連携は」などと矢継ぎ早に質問が飛んだ。村上満由氏(中央区選出)は「身が引き締まる思い。市の災害対策は選挙中によく聞かれたのでしっかり頭に入れたい」と意気込む。
市議団が13人から33人になることで、同会の議員控室では全員分の机を置くスペースが足りず、8月上旬まで拡張工事が続く。それまでは議場に次ぐ広さの特別委員会室を臨時の控室として使うという。
橋下氏の「市役所をぶっ潰す」のかけ声とともに大量当選してきた維新の会の新人たちについて、市幹部は「我々も市役所が今のままでいいとは決して思っていない。どのような政策の提案があるか、むしろ楽しみにしている」と話す。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110418/elc11041811580000-n1.htm
さっそく大阪市に質問攻め…異例、橋下チルドレンが勉強会
2011.4.18 11:52
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研修を受ける大阪維新の会の「美人すぎる市議」伊藤良夏氏=18日午前10時18分、大阪市北区の大阪市役所(鳥越瑞絵撮影)
大阪市議会で第一党に躍進した橋下徹大阪府知事率いる地域政党「大阪維新の会」市議団が18日、新たに当選した新人の“橋下チルドレン”らを対象にした研修会を市役所で開催。元モデルや会社員ら経歴も顔ぶれも多彩な実力未知数の“新人先生”らを相手に、市の担当者が災害時の市の対応などについて異例のレクチャーをした。
研修会は、10日の市議選で12人の最小会派から一気に33人の最大会派に躍進した維新が、新人で当選した“橋下チルドレン”らの即戦力強化のために企画した。
研修会は午前中、新人と元職の2人を除く31人が出席。市役所8階の市議団控室で、坂井良和団長が新人らに「皆さんは市民の信託を受けて市政に携わる。ハードなスケジュールだが、なんとかこなしてほしい。役所の人の説明を鵜(う)呑みにせず、批判的な眼で見るトレーニングを」と注文を付けた。
この後、一行は市役所5階の市災害対策本部室に移動。危機管理の担当課長から災害時の職員参集や情報通信の体制などについて説明を受けた。
出席した新人らからは「初動体制で周辺の都市との連携は」「いざというとき、各区役所は指示待ちになるのか」など熱心な質問が相次いだ。
新人の村上満由氏(26)は「身が引き締まる思い。ただ防災体制は現状についての説明があっただけで、なぜその体制をとっているかが重要。今後しっかり調べたい」と話していた。
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http://www.nara-np.co.jp/20110417110011.html
「統一」へ動きも - 分裂の「自民県議団」
2011年4月17日 奈良新聞
改選前の県議会で3会派に分裂していた県議会「自民党県議団」の「統一」に向けた動きが始まりそうだ。党県連(奥野信亮会長)は15日の四役会で、改選後の県連運営などについて話し合い、一般党員からも不満が出ている県会党会派の分裂問題についても意思確認。「統一が望ましい」との意見で一致した。しかし県連四役は、奥山博康幹事長をはじめ改選前の県会会派「自民党改革」(現在5人)と「自民党・未来」(同3人)のメンバーで、最大会派「自民党」(同12人)との協議はこれから。ただ「自民党」も協議に応じる姿勢を見せており、動きが活発化しそうだ。
県議選(10日投開票)が終了し、議会各党・各派はゴールデンウイーク開けの5月6日までに県会事務局に会派届を提出する。
「限られた時間だが、努力したい」。四役会で奥山幹事長が会派統一に理解を求めたのに対し、山本進章政調会長(未来)らも「分裂問題は、あちら(自民党)側からすれば、『自分たち(改革・未来)が勝手に出ていった話。今更(一つに)戻りたいというのは虫がいい』と言われるだろう。大同小異で団結しようと呼び掛けるしかない」と応じ、協議の進展に期待を示…
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003973416.shtml
地域の明日へ第一声 統一選後半戦スタート
統一地方選後半戦が17日スタートし、兵庫県内では3市長選と9市議選が告示された。市長選では姫路が前回の無投票から一転、4人が立つ混戦に。明石は新人2人が争い、芦屋では3選を目指す現職に「市民派」を強調する前県議が挑む。市議選では、三木市長が代表を務める地域政党が注目を浴びる。東日本大震災の影響で防災の訴えがクローズアップされる一方で、それぞれの地域には行政課題が山積する。「継続」か「刷新」か‐。論戦が火ぶたを切った。
【混戦8年ぶり争い 姫路市長選】
姫路市長選は4人が立候補し、前回は無投票だったため8年ぶりに選挙戦が繰り広げられることになった。10人が負傷した昨春のごみ焼却・再資源化施設「エコパークあぼし」爆発事故での対応や東日本大震災の発生を受け、各候補の第一声は危機管理の在り方に集中した。
いずれも無所属の新人3人は第一声で厳しく現市政を批判した。会社社長沖幸子氏(64)は「リーダーシップがなく、信頼感がない」と強調。塾経営高橋敏之氏(58)は「今のままで危機管理を担えるのか」と疑問を突き付け、NPO法人理事浜野伸二郎氏(59)も「市民の生命や財産を守る力がない」と訴えた。
これに対し、3選を目指す現職石見利勝氏(69)は第一声で大震災に多くの時間を割いた。周辺自治体と「東北支援に向けた播磨連合」に取り組む構想を明かし、現職の強みをアピールした。
【芦屋市長選 現職に「市民派」挑む】
現職と新人の一騎打ちとなった芦屋市は阪神・淡路大震災で悪化した財政の再建途上にある。このため現職の山中健氏(61)は行財政改革の継続を掲げ、「この流れは切ってはならない」と訴える。
山中氏は2003年の初当選から受けていた政党推薦を今回は見送った。それでも、出陣式には民主党衆院議員、ダブル選となった市議選の自民党候補者らが顔をそろえた。
一方、市議2期、県議1期を務めた新人山田美智子氏(64)は「政策、事業についてもっと市民と議論すべき」と主張する。
一貫して「市民派」を掲げて、これまでの選挙では政党推薦候補らに競り勝ってきた。今回は後援会も組織せず、この日の出発式では、集まった支援者が順番にマイクを回してエールを送った。
【明石市長選 安定志向か改革継続か】
明石市長選は無所属新人の元県東播磨県民局長宮野敏明氏(59)=民主、自民推薦=と元衆院議員で弁護士の泉房穂氏(47)が立候補した。
民間出身の現職が市政の混乱の責任を取る形で立候補を断念。このため行政経験者による「安定した市政運営」か民間出身者による「改革の継続」かが争点となった。
宮野氏の出陣式には井戸敏三知事や近隣市町長、民主、自民の県連トップらがそろい踏み。元県幹部としての人脈と行政経験をアピールし、「安定した市民サービスを確立し、幸せが実感できるまちに」と訴えた。
「明石市民推薦」を掲げる泉氏は事務所前で、小学生の長女と幼稚園に通う長男を連れて「まちは市民一人一人がつくるもの。未来の明石を担う子どもたちを応援したい」と第一声を上げた。
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201104170101.html
2市長選、現新が火花 大和高田は財政再建争点に
2011年4月18日
統一地方選後半戦の2市長選と5市議選は17日、告示された。大和高田、五條両市長選は、いずれも現職と新顔が1人ずつ立候補を届け出た。大和高田、大和郡山、天理、桜井、生駒の市議選はいずれも定数(計100)を上回る計125人が立候補し、7日間の選挙戦に入った。19日告示の町村長・町村議選とともに24日に投開票される。
■大和高田市長選
大和高田市長選は、元市議で新顔の植田龍一氏(46)と、3選を目指す現職の吉田誠克氏(60)のいずれも無所属2人による一騎打ちとなった。赤字が続く市財政の再建を進めてきた吉田市政への評価が、大きな争点になっている。
植田陣営は、JR高田駅前で第一声。親交のある愛媛県の八幡浜市長らが駆けつける中、「財政再建ばかりで、衰退していく高田でいいのか」と訴えた。
吉田陣営は、市役所近くの経済会館で第一声。荒井正吾知事や周辺自治体の首長らが応援演説し、「短期間で借金を減らした業績は大きい」と評価した。
■五條市長選
五條市長選は、新顔で元市議の太田好紀氏(49)と、再選を目指す現職の吉野晴夫氏(70)=自民推薦=の無所属2人による一騎打ちになった。両陣営は、500メートルも離れていない市中心部の国道24号沿いで支持者を数百人ずつ集めて出陣式を行った。
太田陣営は、支援する市議や元市議、榎信晴前市長らが駆けつけ、「五條市はこのままでよいのか」と市政の転換を訴えた。
吉野陣営は、荒井正吾知事や自民党の田野瀬良太郎衆院議員らが出席し、「大胆にやり切る姿勢を評価したい」と激励した。
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>宮野氏の出陣式には井戸敏三知事や民主、自民の国会議員らが出席。井戸知事は「リーダーシップを発揮できる宮野さんをお願いします」と訴えた。
>民主党衆院議員だった泉氏の出陣式には、同党の石井一選対委員長が出席。「泉さんが市長になれば、ひと味もふた味も違う市長になる」と支持を求めた。
http://mytown.asahi.com/areanews/hyogo/OSK201104170078.html
統一選後半戦スタート 姫路市長選は4氏の戦い
2011年4月18日
統一地方選後半の市長選と市議選が17日に告示された。県内の市長選は姫路、明石、芦屋の3市。姫路市長選は前回の無投票から一転、3選を目指す現職に新顔3人が挑む激戦になった。現職が退任する明石市長選は新顔同士の一騎打ちとなり、芦屋市長選は現職に新顔が挑む。市議選はこの3市と西宮、伊丹、相生、宝塚、三木、小野の計9市である。19日に告示される播磨、太子の両町議選とともに、いずれも24日に投開票される。
■姫路市長選
姫路市では、市長選と市議選のW選挙となった。
姫路市長選は、いずれも新顔の家事サポートサービス会社長沖幸子(おき・さちこ)氏(64)、学習塾経営高橋敏之(たかはし・としゆき)氏(58)、福祉作業所理事浜野伸二郎(はまの・しんじろう)氏(59)と、3選をめざす現職石見利勝(いわみ・としかつ)氏(69)の計4人が無所属で立候補し、8年ぶりの選挙戦となった。姫路駅周辺整備などまちづくりの実績をアピールする現職に、新顔3氏はそれぞれのリーダーシップ像を掲げて挑戦する。昨年3月にごみ処理関連施設エコパークあぼしで起きた爆発事故でも問題になった市の危機管理体制や地域産業の活性化策などをめぐり論戦が交わされそうだ。
沖氏は同市東駅前町の事務所で「しがらみのないクリーンな市政に再生する」と第一声。後援会会員らが「市初の女性市長にむけて頑張ろう」と呼びかけた。
高橋氏は同市本町の大手前公園で「絆の豊かなまちづくりを実現する」と第一声。「必勝」のはちまき姿で、公園や大型商業施設前などで街頭演説に立った。
浜野氏は山陽姫路駅前で「私への1票が弱者への温かい支援になる」と第一声をあげた。その後、車いすで支援者らと商店街を回って、支持を呼びかけた。
石見氏は同市西延末の事務所で「合併町の市民にも喜んでもらえる一体性のあるまちを作る」と第一声。国会議員らが駆けつけ「頑張ろう」と気勢を上げた。
■明石市長選
明石市長選は、北口寛人市長が第三セクターの明石淡路フェリー(たこフェリー)の経営支援策を巡って問責決議を受け、3選出馬を断念。元県東播磨県民局長の宮野敏明氏(59)=民主、自民推薦=と、弁護士で元衆院議員の泉房穂氏(47)が立候補し、無所属新顔同士の対決となった。
選挙戦では、明石駅前地区の再開発事業の進め方や、たこフェリーの運航再開、行財政の効率化の方策などが問われる。
宮野氏の出陣式には井戸敏三知事や民主、自民の国会議員らが出席。井戸知事は「リーダーシップを発揮できる宮野さんをお願いします」と訴えた。
民主党衆院議員だった泉氏の出陣式には、同党の石井一選対委員長が出席。「泉さんが市長になれば、ひと味もふた味も違う市長になる」と支持を求めた。
■芦屋市長選
芦屋市長選は、現職と新顔の一騎打ちになった。3選を目指す現職の山中健氏(61)と、新顔で元県議の山田美智子氏(64)がいずれも無所属で立候補した。
阪神大震災後に悪化した財政の健全化や行政改革のほか、保育所の待機児童の解消、景観や住環境整備、中学校での給食実施への考え方などについて論戦となりそうだ。
また、東日本大震災の発生で、南海地震などに備えた今後の防災対策をどうするか関心が高まっている。
山中氏は、正午にJR芦屋駅前で第一声。10日に県議選の同市選挙区で初当選した幣原都氏や市議選の候補者らが駆けつけた。
山田氏は、午前9時から同市大桝町の事務所前で出発式。親交のある関西学院大教授や尼崎市の県議、市議らが集まった。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201104180005.html
統一選後半戦スタート 維新の勢いに警戒感 吹田市長選(1/2ページ)2011年4月18日
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第17回統一地方選は17日、後半戦が始まり、88市長選、293市議選、東京都の13区長選、21区議選が告示された。19日告示の町村長選と町村議選、すでに告示された衆院愛知6区補欠選挙とともに24日に投票される。東京の一部の選挙を除き、即日開票される。
88市長選には203人が立候補した。高松市など15市で無投票当選が決まり、平均競争率(無投票当選を含む)は前回並みの2.3倍だった。
大阪府吹田市長選では、10日の府議選などで躍進した地域政党「大阪維新の会」の新顔と、民主、社民推薦の現職、共産推薦の新顔、みんなの党推薦で、地域政党「龍馬プロジェクト×吹田新選会」の新顔が立候補した。
県庁所在地の津、大分では事実上の民主、自民対決に。津は民主系の地域政党が推薦する元総務省官僚、自民推薦の元国土交通省官僚らが戦う。大分は元民主衆院議員の現職と自民推薦の元県議会議長の一騎打ちだ。
東日本大震災の影響で宮城県塩釜市、福島県会津若松市、水戸市の3市長選、岩手、宮城、福島3県の13市議選と水戸市議選が延期された。延期幅は2〜6カ月だが、菅政権は復興の状況を見ながら、さらに拡大する方向で検討している。
福島第一原発の危機的な状況が続くことから、原発を抱える福井県敦賀市の市長選、市議選などでは、今後の原発のあり方も議論になりそうだ。
◇
大阪府吹田市長選には、地域政党「大阪維新の会」から、新顔の井上哲也氏(54)が立候補した。無所属現職の阪口善雄氏(62)=民主、社民推薦=、無所属新顔の正森克也氏(44)=共産推薦=、地域政党「龍馬プロジェクト×吹田新選会」新顔の石川勝氏(42)=みんなの党推薦=との混戦が予想される。
維新の会で唯一の市長選候補となった井上氏は「市長と職員の給料を削り、吹田市をチェンジする」。同会代表の橋下徹知事も街頭で「大阪市を除けば役人天国は吹田市役所。税金を市民に取り戻す」と訴えた。
他の3陣営は大阪府、大阪・堺両市議選で第1党となった維新の会の勢いに警戒を強める。
4選をめざす阪口氏は第一声で、維新の会が掲げる大阪都構想を「具体的な内容がよく分からない」と批判。「吹田市は府のためのものではない。維新の会の手から吹田の自治を守り抜く」とアピールした。
正森氏は街頭演説で、橋下氏の府政運営について「行政サービスを削減して小さな行政をつくろうとしている」と批判。「大型開発を見直して、いのち、暮らし、福祉を守る市政をつくる」と訴えた。
石川氏は「職員、市長の給与をカットし、生み出したお金で教育と人育てに投資する」。応援に立った地域政党・京都党の村山祥栄代表は「市民の力が結集するのが本来の地域政党」と違いを強調した。
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>>1558
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110418/20110418028.html
吹田市長選現職と3新人の乱戦 池田は現・新一騎打ち
2011年4月18日
17日にスタートした吹田市長選は、現職、二つの地域政党の新人、無所属新人の4人が立候補する乱戦に。池田市長選は現職に無所属新人が挑む構図となり、1週間の選挙戦に突入した。投開票は24日。
吹田市長選には届け出順に、新人で元大阪府議の井上哲也氏(54)=地域政党「大阪維新の会」公認=、4選を目指す現職の阪口善雄氏(62)=無所属=、新人で法人理事の正森克也氏(43)=無所属=、新人で元吹田市議の石川勝氏(42)=地域政党「吹田新選会」公認=の4人が立候補した。
井上氏は橋下徹大阪府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の総務会長。市職員の給与削減など公務員改革に取り組み、生み出した財源による福祉の充実を訴える。
民主、社民の推薦を受けた阪口氏は、3期12年間で市債残高を減らした実績を強調するとともに、「安心・安全のまちづくり」をテーマにセーフティーネットの強化を掲げる。
共産が推薦する正森氏は、高齢者向け賃貸住宅の責任者を務めるなど「社会福祉の現場での20年間の蓄積」を生かし、老人ホームの待機者の解消など福祉施策の充実を訴える。 みんなの党の推薦を得た石川氏は地域政党「吹田新選会」の代表で、「人を育て産業を興し、税収を上げサービスを充実する。ばらまきから入るとつけが回る」と教育重視。
池田市長選に立候補を表明したのは届け出順に新人で団体役員の柴田外志明氏(61)=無所属=と現職の倉田薫氏(62)=無所属=の2人。
共産推薦の柴田氏は「いのち守る福祉・防災のまち池田」を唱え、公立小中学校の耐震化を最優先。現市政を「効率、スリム化が強調されている」と批判、福祉の充実を訴える。
一方で倉田氏は、4期16年の地域分権や行財政改革の実績を強調。公立小中学校の耐震化工事に加え、防災拠点施設としての市庁舎の耐震化工事の着手を掲げる。
豊中市議選(定数36)には45人、池田市議選(同23)には28人、吹田市議選(同36)には47人、守口市議選(同22)には27人が立候補した。
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>>1259>>1555
山田女史は07年に1人区で自民現職に勝ったんですね。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110418-OYT8T00031.htm
芦屋市長選 一騎打ち
2期現職に新人挑む
統一地方選後半戦がスタートした17日、阪神間では、芦屋市長、同市議のダブル選、西宮、伊丹、宝塚各市議選が告示された。芦屋市長選は、2期8年の実績をアピールする現職と情報公開の推進を目指す新人との一騎打ち。市議選は、定数が3削減された西宮市議選で、42議席に54人が名乗りを上げるなど定数を12〜7上回る激戦となった。届け出を済ませた各候補は、街頭で行財政改革や教育、福祉の充実のほか、東日本大震災を受け、見直しを迫られる地域の防災対策などを有権者に訴えた。この日は姫路、明石の両市長選、三木市など5市議選も告示された。いずれも24日に投開票される。
芦屋市長選に立候補したのは、現職で3期目を目指す山中健候補(61)と、新人で元県議の山田美智子候補(64)で、ともに無所属の一騎打ちとなった。
山中候補は、政党の推薦は受けなかったが、連合兵庫のほか、前回推薦した民主、自民、公明各党の支持者の多くが支援。山田候補は、環境保全活動を通じ、党派を超えた熱心な支援者がおり、選挙活動を支える。
行財政改革で削られた福祉や教育の拡充、東日本大震災を受けた津波対策も争点。山中候補は財政立て直しの実績を、山田候補は情報公開の推進を訴える。
山中候補 市債残高減の実績強調
山中候補は午前中、市議選立候補者の事務所をまわり、正午からJR芦屋駅前で第一声。「8年間、財政再建と住みやすいまちづくりに取り組んだ。この流れを切ってはならない」と声を上げると、歩道橋や向かいの歩道を埋めた約500人から拍手が起こった。
さらに、2期の実績にふれ、「就任時の市債残高1100億を680億円に減らし、小中学校の空調整備も完了した」とアピール。保育所の定員を現在の816人から1000人に増やし、待機児童の解消を目指すことや、JR芦屋駅南側の開発事業などの公約も示し、「あと4年間、市民の皆さんと一緒にやりとげたい」と力を込めた。
約30分間の演説を終えた山中候補は、選挙カーで人が集まる公園やスーパーなどを巡回。親子連れらに「子育てしやすい街を目指します」などと訴え、笑顔で手を振った。
山田候補 市民と徹底的に議論を
山田候補は、午前9時から芦屋市大桝町の選挙事務所前で出発式。東日本大震災の被災地への黙とうをささげた後、支援者や駆け付けた県議ら約150人を前に、「現市長は行財政改革で借金を減らしたが、福祉の充実という本来の行政の仕事を忘れてはいけない」と第一声を張り上げた。
自らの政治姿勢について、「市民と徹底的に議論し、市民の幸せにつながる政治を実現する」とし、市の情報公開に関しては、「施策は予算成立の経緯などを市民にお知らせする」と約束。最後に「みなさんの声、普通の人の感覚を市政に反映させたい。一緒に芦屋市をよくしましょう」と呼び掛けると、支援者から拍手が起きていた。
山田候補は支援者と握手を交わした後、選挙カーに乗り込み、市内を一巡。買い物客でにぎわうスーパーの前では「市立中学の給食は必要」などと訴えた。
(2011年4月18日 読売新聞)
■07年県議選
芦屋市 定数1−候補2 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 14,091(51.6%) 山田美智子 60 無所属 新 1 (元)芦屋市議・環境団体代表→新会派「みどりの風」を結成
□ 13,224(48.4%) 門信雄 57 無所属=自民 現 体育協会顧問
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>>1557とか
反対陣営応援 明石市長選で石井民主副代表
民主党副代表で選対委員長の石井一参院議員が17日、明石市長選に立候補した元衆院議員で弁護士の泉房穂氏(47)の応援に訪れ、「中央は泉氏を応援する」などと述べた。同市長選で民主は、元県東播磨県民局長の宮野敏明氏(59)を推薦しており、同党関係者から戸惑いの声が上がった。
同日午後、JR明石駅前で泉氏とともに街頭に立った石井氏は「首長選挙で政党が推薦を出す時代は終わった。党県連はそれが分かっていない」と批判。泉氏応援の理由を「元民主党の衆院議員で、議員時代の頑張りを知っていたから」などと説明した。
これに対し、同党県連代表の水岡俊一参院議員は「推薦決定権は県連にあり、地元県議、市議の意見を踏まえ判断した。(石井氏の)真意を測りかねる」と反論した。
宮野陣営は「県連代表の水岡氏の来援もあり、党としての支援態勢に影響はないと思われる」として静観の構えだ。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20110419ddlk25010424000c.html
’11統一地方選:民主12人、対話5人に 県議会会派、構成決まる /滋賀
◇最大の自民は26人
今月10日の県議選で選ばれた県議会の各会派が18日、最終的な会派構成を議会事務局に提出した。
過半数を奪還した自民系勢力は改選前の「自民党・真政会」(20人)に、初当選の公認・推薦候補や無所属の赤堀義次氏(73)=米原市選挙区=を加えた「自民党県議会議員団」として26人で届け出。5議席減らした民主は、第2会派の「民主党・県民ネットワーク」を12人(改選前17人)で届け出た。
また地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は改選前の「対話の会・びわこねっと」から「対話の会・しがねっと」に改称。公認候補4人のほか、同会支持の無所属で初当選した井阪尚司氏(57)=蒲生郡選挙区=を加えて5人に増えた。公明は党名と同じ会派名で改選前と同じ2人、みんなの党は「みんなの党滋賀」として蔦田恵子氏(49)=大津市選挙区=の1人会派を結成した。
無所属の木沢成人氏(38)=東近江市選挙区=は改選前と同じく、会派に属さず活動する。【稲生陽】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000171-mailo-l27
’11統一地方選:注目選ルポ 吹田市長選 給与カット、熱い議論 /大阪
毎日新聞 4月19日(火)12時26分配信
◇「転換」か「実績」か4氏激突
4人が争う激戦となったのは12年ぶりの吹田市長選。3期の実績をアピールする現職に、職員数、給与削減の公務員改革や福祉の充実で市政の転換を訴える新人たちが対する構図だ。
「吹田は赤字、赤字、赤字。民間なら市長はくびです。チェンジさせていただきたい」。17日の出陣式。新人で「大阪維新の会」公認、自民党吹田市支部が推薦する井上哲也氏(54)の訴えに、集まった約300人の支持者から大きな拍手が起こった。吹田市は、公務員給与の指標となるラスパイレス指数(10年)が府下で1番高いことを指摘。役所改革を政策の柱に、市政の転換を訴える。告示日に応援に訪れた橋下徹知事と握手を交わし、改革派をアピールした。
新人で「龍馬プロジェクト×(かける)吹田新選会」公認、みんなの党が推薦する石川勝氏(42)も市長50%、職員2割の給与カットを公約に掲げる。4候補全員が集まった11日夜の公開討論会。石川氏が「有能職員がいるのに士気が下がり、役所の空気が滞留している」とバッサリ切ると、来場者が大きくうなずいた。「しがらみを断ち切るには若い力が必要」と、若さを前面にアピール。駅での辻立ちや、党派を超えて連携する全国の若手政治家も応援に駆け付け、無党派層への浸透をはかっている。
対して民主、社民が推薦する現職の阪口善雄氏(62)。同じ日の公開討論会でラスパイレス指数について「職員4割の基本給のみを比較した数字だ」とし、実態にそぐわないと反論した。幹部職員の多さも、今月の人事異動で部長級以上を16人減らし「行財政改革は進行中」とアピールする。ミニ集会をこまめに開催し、集まった支援者に、3期で市債を361円億削減しつつも福祉費を増額した実績を強調する。「更に職員数を減らし改革を進める」と訴え、支持を求めた。
新人で共産が推薦する正森克也氏(44)は他候補とは一線を画し、「イメージ論で吹田が財政の厳しい街になっている」。公約に掲げるのは福祉の充実だ。「身の丈に合わない」大型開発の中止や優先順位付けで、財源となる「余剰金を生み出せる」と語る。市長給与についても「カットすれば市民の暮らしがよくなるのか。本質的な部分ではない」。職員数も、社会福祉法人の経営にタッチする立場から「必要なら上積みも必要だ」と訴える。【山口朋辰】
× ×
統一地方選後半戦がスタートした。各地域では何が問われ、争点となっているのか。24日の投開票に向け激戦の続く現場を歩いた。
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◇吹田市長選立候補者=届け出順
井上哲也 54 [元]府議 維新
阪口善雄 62 市長 (3)無現=[民][社]
正森克也 44 社福法人理事 無新=[共]
石川勝 42 政治団体代表 龍新=[み]
4月19日朝刊
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>>1521
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110419/crm11041923580019-n1.htm
大阪府議選で落選の民主党公認候補を逮捕 日当買収容疑
2011.4.19 23:57
今月10日に投開票された大阪府議選で当選するため運動員に報酬として現金を渡したとして、府警捜査2課は19日、公選法違反(日当買収)容疑で、大阪市阿倍野区選挙区から民主党公認で立候補し落選した堀川優美容疑者(27)=同区文の里=と、母親の格(のり)子(こ)容疑者(50)=大阪府河内長野市美加の台=を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
逮捕容疑は投開票日の前後、選挙運動の報酬として、20代の男女4人に大阪市内で計約28万円を渡したとしている。
定数1の同選挙区には4人が立候補し、新人の堀川容疑者は3位の得票で落選。府警は13日、陣営の運動員を同容疑で逮捕し、堀川容疑者の関与の有無を調べていた。
堀川容疑者は昨年12月まで民主党の萩原仁衆院議員の秘書を務めていた。同党大阪府連は「事実関係をきちんと調べてからコメントする」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110420/lcl11042011160000-n1.htm
橋下知事も批判「首相の8倍だ」大阪市長退職金、半減案を維新検討
2011.4.20 11:14
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大阪府の橋下徹知事
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会(維新)」の大阪市議団が、平松邦夫市長の退職金を大幅削減する条例改正案の提出を検討していることが20日、分かった。維新は市議会で第一党に躍進したものの過半数は制しておらず、今後、他会派にも賛同を呼びかけていく方針。
市によると、市長の退職金額は特別職給与条例に基づき、給与月額(142万円)に在籍月数や支給率を掛けて計算する。平松市長が今年12月に任期満了を迎えた場合、退職金額は4430万4千円となる。
10日に投開票された統一地方選の市議選で、橋下氏は維新候補の応援演説などで、「大阪市長の退職金は内閣総理大臣の8倍」などと退職金の高額ぶりを批判していた。
大阪市議会(定数86)で33議席を獲得し第一党となった維新は、市長の退職金削減に向けた検討に着手。特別職給与条例を議員提案で改正することが可能と判断し、5月の市議会定例会で条例改正案を提案する方針を決めた。
維新幹部によると、具体的な削減幅は今後、他の政令市とも比較して検討するが、5割削減案も浮上しているという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000175-mailo-l27
’11統一地方選:注目選ルポ 高石市長選 維新の風、どちらに /大阪
毎日新聞 4月20日(水)13時51分配信
◇政策の近さ、両氏アピール
新人で元市議の木戸晃氏(55)と、4選を目指す現職の阪口伸六氏(54)の一騎打ちになった高石市長選は、両候補とも政策面で地域政党「大阪維新の会」との距離の近さをアピールしている。
防災や子育て支援策を主な争点に、熱い論戦を繰り広げている。府議選で過半数を獲得した「維新の風」がどちらの候補に吹くかが焦点。
木戸氏は「私は大阪都構想に賛同している。いよいよ実現に向けて動きだした大阪都が大きな消防の権限を持ち、臨海部コンビナートの防災に力を発揮することを期待したい」と街頭演説で語る。「市民主役宣言!」と書いたチラシを掲げ、自転車できめ細かく市内を回っている。
木戸氏は昨年、府議選堺市北区選挙区の維新公認候補として発表された。しかし、「高石から離れないでほしい」などの支持者の声を受けて、公認を辞退して市長選立候補を決意した。
立候補を表明した記者会見で、維新に推薦を申請する意向を示していた。結果的に推薦を受けられなかったが、維新が進める大阪都構想を支持、維新を率いる橋下徹知事と握手した写真をホームページに掲載している。
阪口氏の出陣式には、忠岡町長ら周辺自治体の首長、副市長、連合大阪のメンバーが顔をそろえた。阪口氏は式の開始前から、支持者に気さくに声をかけて歩いた。
来賓の神谷昇・泉大津市長は東日本大震災を例に「厳しい災害が起きた時、必要なのは経験。何も知らない人が、ポッと来て行政をするのは難しい」とあいさつ、阪口氏の実績や経験を評価した。
阪口氏は橋下知事と連携して、府内の市町村による大阪広域水道企業団発足に尽力したと訴え、「知事とは本当に仲がいい。パートナーだ」と強調。学校耐震化、行財政改革の成果を示し、「高石市の自立再生のために市長になった。問題を解決できるのは、結果を残してきた私。圧倒的な形で勝たせてほしい」と呼びかけている。【山田英之】
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◇高石市長選立候補者=届け出順
木戸晃 55 [元]市議 無新
阪口伸六 54 市長 (3)無現
4月20日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110422-OYT1T00425.htm?from=navr
合併で面積2倍、ポスター貼りきれず悩む候補者
24日投開票の兵庫県姫路市議選の候補者たちがポスター貼りの作業に頭を悩ませている。
今回から全市1区となってポスターを掲示するエリアが拡大したため、作業を他の候補者と分担したり、一部地域でポスター貼りを断念したりするケースも。無所属の新人候補者の間からは「広大な全市1区には貼りきれない。組織力で劣る新人に不利だ」と悲鳴が上がっている。
姫路市は2006年3月に旧姫路市と家島、香寺、安富、夢前の旧4町が合併。07年の前回市議選は、合併時の取り決めで旧市町ごとに選挙区を設けて実施した。
全市1区で行われる今回は、選挙区の面積が旧姫路市の約2倍に拡大。ポスター掲示板の数は、前回が旧姫路市で685か所、旧家島町30か所、旧香寺町87か所、旧夢前町111か所、旧安富町55か所だったが、今回は全候補者に一律で829か所になった。
無所属現職の一人は「自分の陣営だけで全ての掲示板に貼ると、経費がかかりすぎる」と考え、同じ会派に所属する9人の候補者と協力し、各自の地盤で互いのポスターを貼り合った。また、ある政党の公認で出馬する新人は、党の支持母体の協力で全ての掲示板に貼った。候補者は「新人でも人海戦術を駆使できるのは、党と支持者のおかげ」と胸をなで下ろす。
一方、旧町地区から出馬した無所属新人は、「全域にポスターを貼るだけの人手や費用を用意できない」と判断。ポスターの印刷枚数を400枚に絞り、掲示場所も地元と大票田の旧姫路市地区だけにした。新たな支持獲得を望めそうにない他の旧3町では遊説も行わないといい、「広い分、活動も割り切らなければ。組織があれば別だが……」と表情を曇らせる。
「広がった選挙区では、名前が知られた現職がさらに有利になった」。旧姫路市地区が地元の新人候補者も不満を漏らす。「せめてポスターで名前だけでも知ってもらいたい」と全域へのポスター掲示を業者に依頼。費用は印刷を含めて約45万円に上ったが「得票につながるかは疑問。旧町地区で遊説しても、よそ者の新人は相手にされない」とこぼしていた。(内本和希)
(2011年4月22日12時04分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110422/crm11042219540010-n1.htm
買収容疑で兵庫県議の母を逮捕
2011.4.22 19:54
兵庫県警捜査2課は22日、公選法違反(買収)の疑いで、今月10日に投開票された兵庫県議選で西宮市選挙区から立候補し当選した北川泰寿氏(41)の母で無職、北川久子容疑者(65)=西宮市甲子園三番町=を逮捕した。
逮捕容疑は今月10日ごろ、北川氏陣営の運動員で無職、村尾三恵容疑者(38)=同容疑で14日に逮捕=に指示し、西宮市内の居酒屋で、運動員の男女4人に報酬として現金計約24万円を渡させたとしている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110421-OYT8T01149.htm
中傷合戦 かすむ政策論
激戦区を歩く <下> 五條市長選
深々と頭を下げ、支持者と握手する候補者(五條市内で)=画像の一部を加工しています 元市議の新人と再選を目指す現職の一騎打ちとなった五條市長選は、選挙戦終盤にさしかかり、戦いの激しさを増している。ところが、その内容と言えば、相手陣営の批判や中傷ばかり。このままでは、クリーンな選挙戦からはほど遠い<泥仕合>になりかねず、市民から「きちんとした政策論争が聞きたい」との声が聞こえる。(川本和義)
『改革という名のもとに行政を私物化するな』『市民の不安だけをあおった文書は事実ではない』
五條市の市街地ではいま、各家庭にこんな文書が頻繁に投げ込まれている。市長選の候補をあからさまに批判する内容だ。受け取った市民は「またか」というような表情。元市議の一人は苦笑まじりに、「選挙で怪文書が出回るなどは日常茶飯事。驚く人は最近この町に移り住んだ人たちだけ」と言う。
同市では約20年前、県議選で保守系候補2人が市を二分する大激戦を演じた。それ以来、「市長が代われば孫の小遣いも変わる」とささやかれるほどの激しい政争が繰り返されてきた。
今回の市長選では、市議会がほぼ二つに分かれてそれぞれの候補を応援。選挙後の立場が気になるのか、数人を除いて各陣営に日参し、早朝から候補と地元回りに同行する市議の姿もある。市中心部の目抜き通りにある両候補の事務所は約200メートルしか離れておらず、付近には異様な“空気”が漂う。
激戦は中傷合戦に発展し、告示前の2月上旬から「出馬したらわかっているな」「お前は市長選に出馬する資格はない」などという脅しともとれる電話が立候補予定者にかかってきたり、『市を食い物にするな』『うそつき候補者』などと印刷された文書が各家に投げ込まれたりしているという。
こんな争いを冷ややかに見る市民は多い。市内の飲食業店主(53)は「二人とも同じようなことを言っており、どちらが勝っても代わり映えしないのでは」と言い、市南部の無職男性(72)も「(中傷合戦には)いい加減にしろと言いたい。こんな選挙では市政に関心を持てという方が無理ですね」とあきれた様子だ。
投票日まであとわずか。今のところ両陣営とも互角に戦っており、約7000票ある新興住宅地の浮動票の獲得に必死だ。市選管は、新人同士の一騎打ちとなった前回(59・21%)を大きく上回る投票率を予想する。
五條の新しいかじ取り役を選ぶ選挙。市民が期待しているのは〈泥仕合〉ではなく、政策論争だ。五條署幹部は「違反が見つかれば、厳しく取り締まる」と目を光らせている。
(2011年4月22日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011042300009
当選県議の母と落選県議を逮捕=運動員に報酬支払い−兵庫県警
10日投開票の兵庫県議選をめぐり、選挙運動員に報酬を支払ったなどとして、県警捜査2課などは22日、公選法違反(買収)容疑で、当選した北川泰寿議員=自民=の母親で無職久子容疑者(65)=同県西宮市甲子園三番町=と、落選した県議谷口隆司容疑者(60)=無所属、同県相生市汐見台=を逮捕した。
同課によると、久子容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、谷口容疑者は「アルバイトに現金を渡した」と話しているという。
逮捕容疑によると、久子容疑者は北川議員陣営で若手運動員を取りまとめていた無職女性(38)=同法違反容疑で逮捕=と共謀し、今月9日ごろ、西宮市内で運動員の男女4人に選挙活動の報酬として計約24万円を支払った疑い。また、谷口容疑者は自陣営の運動員2人=同=と共謀し、同10日ごろ、相生市内で別の運動員2人に選挙活動の報酬として計約22万円を支払うなどした疑い。
北川議員は当選したが、谷口容疑者は落選し、来月10日で任期切れとなる。(2011/04/23-00:45)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201104230011.html
統一選後半戦、維新に応援要請殺到 禁止にも「勝手流」(1/2ページ)2011年4月23日
統一地方選後半戦の投開票を24日に控え、前半戦で躍進した大阪維新の会(代表=橋下徹大阪府知事)には市長選候補者らの応援要請が相次いでいる。選挙ごとに構図が異なるため、同会は公認候補を立てた吹田市長選以外は応援を禁止。だが勢いに乗り、あの手この手で候補者の応援に乗り出すメンバーもいる。
「市長選の情勢が厳しいと聞き、いてもたってもいられずやって来ました」
府東部の市の駅前で20日、「大阪維新の会・最高顧問」と司会者に紹介された別の市の市長が、約300人を前に現職の応援演説を始めた。続いて再選したばかりの維新の会府議も、大阪都構想を進めるには現職の経験が必要と訴えた。
維新の会に「最高顧問」との肩書はなく、紹介された市長も維新とは無関係。この府議は「『最高顧問』とは、知事と親しいから付けられたあだ名のようなもの」と釈明した。
この応援演説の話が維新の会メンバーに伝わると、波紋が広がった。首長選は複数の既成政党が推薦する「相乗り候補」が多く、維新の会メンバーの利害も複雑にからまるため、同会は吹田市を除く首長選では特定の候補者を応援しない方針を決めていたからだ。
応援に入った府議は「維新の会の立場でなく、現職の友人として参加しただけ」としているが、新顔と親しい別の維新の府議は収まらない。幹部に「それなら僕らも応援に行きますよ」と詰め寄り、結局、現職を応援した府議は「厳重注意」を受けた。
府議選や大阪市議選などで議席を大幅に伸ばした維新の会には「何とか応援に来て」と約30件の依頼があった。橋下氏にも兵庫、岡山両県内の首長選陣営などから応援要請が相次ぐ。
府南部の市長選では、現職が街頭演説で橋下氏について「本当に仲のええパートナーというか、いろんな相談をいただいた」と親密さを訴える。一方、新顔も橋下氏と握手する写真をホームページに掲載。街頭では「大阪都構想に賛成」と強調している。
維新の会幹部は「とにかく応援には行くな」と府議らの引き締めに必死だが、それでも同会の肩書で「必勝」と書いた「為(ため)書き」を贈ったり、演説会に顔を出したりする府議がいる。あるメンバーは「勢いのある絶好の機会に、昔からの仲間を応援できないなんて、いてもたってもいられない」と話す。(小池暢、佐藤達弥、池尻和生)
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201104240079.html
生駒市議選、市長派さらに拡大 5人全員当選
2011年4月25日
山下真市長(前列右から3番目)とバンザイする西山洋竜氏(左から3人目)=生駒市小明町
統一地方選を締めくくる奈良県の5市町村長選と20市町村議選が24日、投開票された。現職と新顔の一騎打ちとなった五條市長選は新顔が勝利、大和高田市長選は現職が3選を決めた。市町村議選は総勢319人が266議席をめぐって争った。35人が立候補する大激戦となった生駒市議選は、「市長派」の5人全員が当選を決めた。
前市長と元議長が汚職事件で逮捕されてから初の生駒市議選(定数24)は、改革を進める山下真市長を支える市長派が勢いを加速させるのか、反市長派が盛り返すのかが注目された。前回と同数の過去最多の35人が激戦を展開。市長派が勢力を拡大した。
現職16人、元職2人、新顔17人が、市民団体が直接請求で提案した議員定数の削減をはじめ、3月定例議会で予算案が否決された市立病院建設計画などを争点に持論を訴えた。前回、10ポイント近く伸びて57.04%になった投票率は50.85%だった。
山下市長の支持母体「市民自治の会さわやか生駒」は、市長を援護するため、現職2人に新顔3人を加えて選挙に臨んだ。5人は「山下市長とともに改革を」をスローガンに掲げ、病院の早期開設や議会改革の必要性を訴えた。告示後は山下市長の応援を受けながら運動した。
新顔で貿易会社役員の西山洋竜氏(34)は、当選を決めた後も選挙事務所で仲間の結果を待った。5人全員の当選を確認すると支持者と抱き合った。「全員当選できたことを評価したい。病院建設を進めるには議席の過半数が必要。第一歩はクリアできた」と述べた。山下真市長も駆けつけ、「5人全員当選して胸をなで下ろした。手ごわいメンバーがたくさん当選したが、その勢力に負けないで信念を貫いて下さい」とねぎらった。
元議長の解職請求(リコール)の先頭に立ち、議会改革を訴えた新顔の樋口稔さん(68)は「市民目線で議会改革を進めたい。約束した病院は開設に向けて取り組む。定数削減についても抵抗は強いだろうが、ほかの議員を説得しながらしっかり取り組みたい」と語った。
今回の市議選の結果、議会内での存在感が増し、同じ考えの議員を結集することで迷走を続ける市立病院建設計画なども軌道に乗るものとみられる。
一方、議会の最大会派で、公明とともに市長と対立してきた自民・保守系の「凛翔(りんしょう)」(7人)は今回、3人が引退。現職4人が立候補し、全員当選した。
中心メンバーの自民現職、中谷尚敬氏(57)は5選を果たして支援者とバンザイ。「市民に良識派がいてくれるということ。二元代表制で市長に寄り添うというのはおかしい。是々非々で言うべきことは指摘していきたい」と力を込め、病院建設や定数削減について「負の遺産を子どもや孫に残すわけにはいかない。市長と良い緊張関係を持ってやっていきたい」と訴えた。
病院建設に反対している無会派の現職や態度表明していない新顔もいるため、中谷氏は改選後を見据え、「同じ考えの人も何人かいそうなので、今後、声をかけていきたい」と話していた。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/25/20110425-052124.php
吹田市長に「維新」首長選に初勝利
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)と、河村たかし名古屋市長の率いる政治団体「減税日本」の首長新党の戦いは、24日投開票された市長選では、明暗が分かれた。
維新が公認候補を出した大阪府吹田市長選で、維新公認の元府議の井上哲也氏(54)が、現職で4選を目指した阪口善雄氏(62)=民主、社民推薦=ら3人を破り初当選。維新は首長選初の公認候補が勝利。投票率は前回を3・75ポイント上回る49・71%。躍進した大阪府議選や大阪、堺両市議選に続き、勢いを印象づけた。
井上氏は、市政改革の必要性を強調。阪口氏は3期12年の実績を強調したが、既成政党に対する逆風で及ばなかった。
一方、事実上の与野党相乗りと首長新党の対決となった愛知県田原市長選は24日、無所属現職の鈴木克幸氏(66)が、減税日本の会社役員、河合正仁氏(62)ら2新人を破り再選した。民主、自民両党系を含む田原市議会の最大会派から支援を受けた鈴木氏に対し、河合氏は市民税減税や市長報酬削減を主張したが届かなかった。
また、神奈川県平塚市長選でも減税日本の会社役員、水島一耀氏(67)は当選した元市議の落合克宏氏(53)に及ばなかった。
(2011年4月25日 07:38
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003997473.shtml
兵庫3市長選 姫路、芦屋は現職3選 明石は泉氏
第17回統一地方選は24日、後半戦の市町村長選と市町村議選、東京都の特別区長選と区議選が投開票された。兵庫県内ではいずれも無所属候補の争いとなった3市長選と、9市議選、2町議選が行われ、現職の立候補断念で新人同士の一騎打ちとなった明石市長選は接戦の末、元衆院議員の弁護士泉房穂氏(47)が、69票の僅差で民主、自民両党の推薦を受けた元東播磨県民局長の宮野敏明氏(59)を振り切り、初当選した。姫路市長選は、現職の石見利勝氏(69)が新人3人に大差をつけ3選。芦屋市長選も現職山中健氏(61)が、前県議の新人山田美智子氏(64)を寄せつけず、3選を決めた。
明石市長選は、「民間出身者による改革の継続」を掲げる泉氏と、「安定した行政経営」を訴える宮野氏が告示前から激戦を展開した。
市内福祉団体や若手経済人らが支援した泉氏は、議員定数の見直しや市長給与の3割カットなど改革の断行を訴えた。告示日には、古巣の民主党の石井一副代表が応援に駆けつけたが、「特定の党派の支援は受けない」との方針で、その後の同党国会議員らの応援は固辞。「しがらみのなさ」を前面に打ち出して無党派層を中心に支持を広げ、接戦に勝利した。
宮野氏は、市会4会派や医師会、経済界など約300団体の推薦を受けたほか、県職員時代に知事室長などを務め、井戸敏三知事が選挙期間中に4度も来援。また、告示直前に民主、自民に要請し推薦を受けたが、組織をまとめ切れなかったことも響き、惜敗した。
姫路市長選は前回無投票から一転、4人が争う混戦となった。昨春発覚した県管理の河川からの違法取水や、10人が負傷したごみ焼却・再資源化施設の爆発事故などをめぐり、市の危機管理の在り方が争点に浮上。会社社長の沖幸子氏(64)ら新人3人からは、市長のリーダーシップを厳しく問う声が上がった。
これに対し石見氏は、姫路駅周辺整備など2期8年の実績を強調。政令指定都市を目指す方針も示し、市政を引き続き担う決意を訴えた。
「市民党」を掲げ、今回も政党推薦を受けないスタイルで臨んだが、実際には松本剛明外相の後援会や自民県議らが応援。地元財界や労組など約170団体から推薦を受けるなど組織戦を展開、他の候補を引き離した。
芦屋市長選は、阪神・淡路大震災で悪化した財政再建や、市政への市民参画、さらには東日本大震災を受けた津波対策などを焦点に論戦が繰り広げられた。
山中氏は就任8年で市債(借金)を約420億円削減した実績を挙げ、「今後4年で財政が後戻りしない状況にまで持っていく」と行財政改革継続の必要性を強調。党籍のある自民党支持層を中心に支持を集め、山田氏に1万6千票以上の大差をつけた。
山田氏は「市民目線」「草の根選挙」で県議からの転身を図ったが、現職の5選を阻んだ4年前の県議選の再現はならなかった。
【特集】11ひょうご統一選
(2011/04/25 02:27
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001104250001
明石市長選 泉氏が激戦制す
2011年04月25日
当選確実となり、支援者と抱き合って喜ぶ泉房穂氏=明石市天文町2丁目
北口寛人市長の退任に伴う明石市長選は、弁護士で元民主党衆院議員の泉房穂氏(47)が、組織戦を展開した元県東播磨県民局長の宮野敏明氏(59)を69票差で抑え、初当選した。
午後11時すぎに明石市天文町2丁目の事務所に駆けつけた泉氏は「やったー」「よう勝った、よう勝った」と絶叫しながら支援者一人ひとりと抱き合った。
組織に頼らない選挙戦を展開した泉氏は「市民一人ひとりの力を頼りに戦い、勝つことができた」と述べ、市長給与3割カットや市議の定数削減といった行財政改革に加え、中学校給食の導入などで「将来の明石を支える子どもたちを応援したい」と抱負を語った。運休しているたこフェリーについても「再開に全力で取り組む」と述べた。
一方、経済界などから立候補を要請された宮野氏は、明石市大明石町1丁目の事務所で「努力不足かもしれないが、(選挙)期間が短かった。できるだけやったが力が及ばなかった」と淡々と語った。
民主、自民両党から推薦を得て、各種団体の推薦も受けて組織戦を展開。「安定した市政運営」を掲げた。民主党の藤井訓博・県連幹事長は「民主、自民も推薦して、それでも負けたのは、既成政党への不信という逆風が吹いていたのではないか」と話した。
告示後4回の応援演説に入った井戸敏三知事は、事務所で開票を見守った。「推薦団体を足してみればもっと楽にいくと思っていた。明石のことはよくわからない」とつぶやいた。
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http://www.nara-np.co.jp/20110426111921.html
3会派統一は不透明 - 落選の総括回避/自民県連
2011年4月26日 奈良新聞
自民党県連(奥野信亮会長)は25日、奈良市内で総務会を開いた。統一地方選挙について、県議選での公認2人落選や五條市長選での党推薦現職(70)の敗退などで“反省”も目立つ一方、県議会での第1党のとしての勢力維持などで評価できる点もあるとして、特に執行部の責任を問う声は出なかったという。開店休業状態にある一部の支部の見直しなどを期限を切って行うが、県議会の党3会派の統一問題など、課題も山積している。
非公開で開かれた会議には県議13人を含む約20人が出席。終了後に会見した奥野会長と奥山博康幹事長によると、有名無実の状態となっている天理市支部の立て直しなどが議題に上がり、県連組織広報委員会の下で対応を検討するという…
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001104260002
「維新」効果?高槻と吹田でトップ当選
2011年04月26日
24日投開票された統一地方選後半戦で、府内の市議選では「維新」の文字が入った地域政党や政治団体の候補者の当選が相次いだ。いずれも、橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」とは無関係だった。
高槻市議選(定数36)では、地域政党「高槻維新の会」の現職2人が、得票数1位と2位で当選した。同会は保守系会派の市議3人が昨年7月に設立。1位当選した蔵立真一氏(39)は「大阪維新の会と同じ方向を向いているが、自分たちは高槻市の活性化という視点で活動する立場。共同歩調をとるという関係ではない」と説明する。
吹田市議選(定数36)では、新顔で政治団体「吹田・維新の会」代表の柿花道明氏(50)が、2位の2倍近い1万1443票でトップ当選した。市議選の得票数としては過去最高だった。
同会は昨年11月に設立。メンバーは元建設資材会社員の柿花氏1人という。柿花氏は「公務員制度改革などの志が同じなので自分で会を立ち上げた。街頭演説中に有権者に『大阪維新の会と同じか』と質問され『違います』と答えていた」と話した。
四條畷市議選(定数16)では、地域政党「四條畷維新の会」の現職3人と新顔2人が立候補し、現職2人と新顔1人が当選した。同会は今年3月に設立。代表を務める田中夏木市長は3月29日の会見で「大阪維新の会とは一線を画す」と説明した。
大阪維新の会の幹部は25日、「大阪維新の会とは無関係で政策も違うはずなのに、勝手に『看板』を使われた」と憤った。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000311104260003
【2011統一地方選@大阪】
吹田市長選を振り返って
2011年04月26日
吹田市長選は、大阪維新の会新顔の井上哲也氏(54)が現職の阪口善雄氏(62)ら3人を破った。統一地方選前半戦に続き、維新の会に追い風が吹いた選挙戦を振り返る。
井上氏は12年前の市長選で阪口氏に敗れた。再び挑み、雪辱した今回は「橋下流」の公務員改革などを前面に出して戦ったが、水面下では「自民色」も色濃かった。自民党吹田市支部の推薦を受け、選挙対策本部長は自民党の渡嘉敷奈緒美前衆院議員が務めた。
井上氏は維新の会に移るまでは自民党の府議で同党吹田市支部長だった。陣営関係者によると、後援会幹部と同党支部の役員が重なり、支持者の間からは「自民党と名乗らないと選挙戦を戦いにくい」という声も多かった。井上氏は勝因の一つに、維新の会だけでなく、自民支部から推薦を受けたことを挙げた。
民主、社民の推薦を受けた阪口氏は、落選が決まった24日夜、語気を強めて大阪維新の会と井上氏を批判した。「(井上氏は)自分を隠してタレント的、スター的要素のある橋下さんで選挙をしていた。維新の会に市政を委ねることは危険だし、心配だ」
維新の会の「突風」に納得いかない様子の阪口氏は、取材に対し「4年後には大阪都構想はなくなっているだろう。もう1回(市長選に)出る」とリベンジを誓った。
共産の推薦を受けた新顔の正森克也氏(44)は2万票に届かなかった。共産党吹田・摂津地区委員会幹部は「井上氏は自民党支持層に、維新の風を加えて勝利した」と分析。正森氏は出遅れが響いたとみている。
維新の会との地域政党対決で話題となった地域政党「龍馬プロジェクト×(かける)吹田新選会」代表の新顔石川勝氏(42)は、最下位に終わり「市民に市政改革を求める意識はあったが、知事の知名度に埋もれた」と悔しがった。ただ、同会が市議選に立てた現職1人、新顔2人は全員当選。石川氏は「チームプレーで戦った結果。今後も党勢を拡大したい」と語った。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/26/20110426-052150.php
役員全員落選で一新 新幹事長には中村氏 民主大阪府議団
統一選前半の大阪府議選で勢力が半減、幹事長の西脇邦雄氏ら役員8人全員が落選した民主党・無所属ネット府議団は25日、議員団総会を開き、新幹事長に中村哲之助氏を選任した。副幹事長には吉村善美氏、政調会長には上野和明氏を選んだ。就任は30日付。中村氏は「所属議員が激減した状況で、埋没せずに民主党としての存在感を出せるようしっかりと取り組んでいきたい」とあいさつした。
大阪市議会の民主会派では、会派の名称から「民主」を外す動きが出ているが、中村氏は「こういう時期に残念。府議団ではそういう話は出ていない」と述べた。
(2011年4月26日 06:19
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/26/20110426-052152.php
強い現職 維新が風穴 大阪府内9市長選
統一地方選後半戦で24日に投開票が行われた大阪府内の9市長選と17市議選、4町議選。このうち7市長選で現職対新人の「新旧対決」となったが、地盤を持つ現職が6勝1敗と圧勝した。一方で、前半戦の府議、大阪、堺両市議選で躍進した橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の“風”は後半戦でも吹き、吹田市で維新の新人が現職を破り、市政刷新に期待する有権者の声が反映する結果に。各市長選、市議選の結果を振り返った。
馬場氏、保守分裂で優位に
◇寝屋川
寝屋川市長選は、現職の馬場好弘氏(68)が、地力の差を見せ、元市議の広瀬慶輔氏(40)=自民推薦=と元高校教諭の長野邦子氏(67)を破って4選を決めた。
ただ、投票率が前回選を上回った一方、得票は伸び悩む結果に。前回選が、一騎打ちだったという事情はあるものの、得票を9千票以上減らす結果に、当選後のあいさつでもほとんど笑顔を見せなかった。
馬場氏は政党推薦こそ受けなかったが、連合大阪の推薦を得たほか、地元の民主、公明府議らからも実質的な支援を受けた。また、広瀬氏に推薦を出した自民からも一部、市議らが支援に回り、組織票をがっちりと固めた。
一方、広瀬氏は保守分裂の結果、組織票が固めきれず、世代交代をアピールするなどして無党派層への浸透を図ったが、及ばなかった。長野氏も福祉重視の市政への転換を訴え、現市政の批判票の取り込みを図ったが、広瀬氏との間で票の分散を招いた。
◇八尾
無所属で現職の田中誠太氏(54)=民主、自民、社民推薦=が、無所属で新人の元市議、永井貴美子氏(71)=共産推薦=の挑戦を大差で退け、再選を決めた。
田中氏の市政運営の是非が争点の一つとなった今回の選挙戦。前回は民主のみの推薦だった田中氏だが、昨年12月に出馬表明後は自民と社民からも推薦を得て、支持基盤を盤石にして選挙戦に臨んだ。
田中氏は前回と比べて3万票を上回る得票で再選を飾ったが、田中氏は当選後、「信任を得られたと確信しているが、まだまだやらねばならない課題がある」と話し、大差での勝利にも表情を引き締めた。
一方、前回に続いての出馬となった永井氏だったが、出馬表明が3月にずれ込み、出遅れ感は否めない。「相乗り」批判を展開して無党派層への浸透を図り、投票率が低迷する中でも前回得票から4千票を上積みしたが及ばなかった。
◇富田林
富田林市長選は、現職の多田利喜氏(60)=民主、自民、公明推薦=が、元中学教諭、高橋正明氏(69)、地域情報紙編集長、久保作美氏(63)の無所属新人2人を大きく引き離し、3選を勝ち取った。
前回は無投票で8年ぶりの選挙戦。3月下旬に予定していた後援会の決起大会が、東日本大震災の影響で中止となり、陣営にとっては不安な出だしだった。
新人2人が36年ぶりの市長選で争った前々回に比べて注目度は乏しく、投票率が約6ポイント下がったものの、多田氏は得票を1221票伸ばし、選対では「2期8年間で支持層を開拓できた結果」と分析した。
久保氏は、府下で女性初の市長を目指したが、出馬表明の出遅れが響き、選挙事務所や後援会を持たない高橋氏は知名度が浸透しなかった。
◇藤井寺
藤井寺市長選は、現職の国下和男氏(69)=民主、自民推薦=が、新人で元市会副議長の石本良介氏(64)を、大差で破って再選を果たした。当初、無投票の公算が大きかったうえ、国下氏が府議選で応援した候補者が落選。後援会組織にとって支援者の引き締めが課題だった。出陣式で後援会幹部が「(石本氏の出馬により)こんなに選挙戦が苦しくなるとは思わなかった」と弱音を吐くなど陣営には悲壮感さえ漂っていた。
結果は1万票以上の大差をつけての当選。国下氏の後援会幹部は「市長にどちらがふさわしいか冷静に判断していただいた」と振り返り、市立市民病院の新築をあきらめ、改修で窮状をしのぐ財政再建策などに取り組んだ1期目の業績が有権者に高く評価された結果だと受け止める。
一方、石本氏は地元府議の全面的な応援を受け、国下氏の批判票獲得を狙ったが、知名度不足が響いた。
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千代松氏に「改革」期待
◇泉佐野
元市議の無所属新人の三つどもえとなった泉佐野市長選を制したのは、次点の介護会社員、戸野茂氏(57)に“ダブルスコア”となる9千票以上の大差をつけた学校法人理事の千代松大耕氏(37)=自民推薦、公明支持=だった。
同市は財政破綻一歩手前の早期健全化団体。公約に市職員給料20%カットなど大胆な目標を示した千代松氏に寄せる期待が票数に表われた。千代松氏も「公務員改革を成し遂げてほしいという市民の思いが得票につながった」と分析する。
前市長の財政健全化計画の継承を訴えた戸野氏、共産党常任委員の高道一郎氏(52)は市政刷新の立場から支持を訴えたが、及ばなかった。
25日、当選証書を受け取った千代松氏は、5月の臨時議会に向けて、市長40%、特別職30%の給料カット、退職金廃止についての条例改正案を提出し、公約実現に取り組む意向を示した。
【写真説明】新泉佐野市長として当選証書を受け取る千代松大耕氏(左)=泉佐野市役所
◇高石
ともに無所属の一騎打ちとなった高石市長選は、現職の阪口伸六氏(54)が、元市議で新人の木戸晃氏(55)を大差で退け、4選を飾った。
阪口氏は3期8年の実績で固めた基盤に加え、連合大阪から推薦を取り付けるなど支持層を拡大、最終的に木戸氏に7千票以上の差をつけた。
一方で、「今までの選挙の中では厳しい戦いだった」と振り返るように、2万票以上を獲得し、他候補を寄せ付けなかった前回より得票数を下回る結果に終わった。
阪口氏は「学校耐震化の100%達成や行財政改革の成果を市民が評価してくれた結果だ」と分析する。
木戸氏は防災対策の抜本的見直しや市民サービス向上を訴えて1万票以上を獲得したが、一時は府議選出馬の意向も明かしていたことから、有権者の支持が広がらなかった。
現職“継承”の浜田氏選ぶ
◇高槻
無所属新人同士の一騎打ちとなった高槻市長選は、弁護士の浜田剛史氏(46)=民主、自民、公明推薦=が、元市議の吉田康人氏(46)=みんな推薦=を接戦の末に下し、初当選を果たした。
現職の奥本務市長の支持基盤を受け継いだ浜田氏は、民主、自民、公明の推薦を得て、着実に票を固めた。「住みやすさナンバーワンのまちづくり」を公約に掲げ、また、検事や弁護士として法曹界で培った経験をPRし、広く支持を集めた。
3度目の出馬となった吉田氏は、市長・市議報酬の削減、市職員数の大幅カットなどを公約に、徹底した行財政改革を訴えたが、得票数は伸び悩み、当選ラインにわずかに届かなかった。
阪口氏、組織固めも及ばず
◇吹田
吹田市長選は、維新新人で元府議、井上哲也氏(54)が、無所属現職、阪口善雄氏(62)=民主、社民推薦▽無所属新人で社会福祉法人理事、正森克也氏(44)=共産推薦▽諸派新人の元市議、石川勝氏(42)=みんな推薦=の3人を破り、維新の強さを見せつけた。
統一選前半戦から続く党勢に乗った井上氏は、次点の現職に約9千票差をつける快勝。府下で給与が高いとされる、同市の職員厚遇問題などをわかりやすく有権者に示した。
阪口氏は民主や一部自民の市議などと協力するなど組織を固めて臨んだが維新の“風”の前に敗れた。
正森氏は推薦を受けた共産票をまとめきれず、浮動票の獲得にも伸び悩んだ。石川氏は昨年11月に結成した地域政党「龍馬プロジェクト×(かける)吹田新選会」の公認候補として注目されたが、及ばなかった。
倉田氏流市政運営に評価
◇池田
無所属2人で争った池田市長選は、現職の倉田薫氏(62)の4期16年の実績に対する有権者の評価が最大の焦点となった。結果は、マニフェスト型の市政運営を提唱した倉田氏が2万9千票を超える得票で圧勝、5選を果たした。
倉田氏は過去の実績に加え、国や府に『物言う姿勢』をアピール。震災対策や地域分権の推進など7項目の公約を掲げたほか、個人演説会を連日開くなどしてこまめに支持を集めた。
対抗馬に2倍以上の得票差をつけたが、「批判票も甘んじて受け入れたい」と振り返り、「行革を引き続き断行、これからの4年を総仕上げと心得、次の世代にバトンタッチしたい」と決意を新たにした。
敗れた柴田外志明氏(61)=共産推薦=は、学校施設の耐震化や介護保険料などの負担軽減を訴えたが、出馬表明の遅れなどで知名度不足が響き、支持が広がらなかった。
(2011年4月26日 06:45)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110426-OYT8T00057.htm
市議選 旋風に乗って
24日に投開票された統一地方選の吹田、高槻両市議選で、橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」とは無関係の「維新」の名が付く政治団体の候補者が、トップ当選するなどした。当選者は「『維新』という名前がプラスに働いたことは否定できない」と驚いている。
吹田市議選では、「吹田・維新の会」新人・柿花道明さん(50)が2位と約2倍の差をつける1万1443票でトップ当選。大阪維新の会が掲げる公務員制度改革などに賛同し、昨年11月に1人で府選管に政治団体を届け出たといい、「2000票前後が当落のラインなので驚いた」と信じられない様子。
高槻市議選では、「高槻維新の会」のいずれも現職の蔵立真一さん(39)と太田貴子さん(50)が1、2位を独占。当初2人は無所属での立候補を予定していたが、府議選(10日投開票)で大阪維新の会が議席を大幅に増やしたこともあり、市議選告示直前の15日に所属政治団体名で届け出ることを決めたという。
蔵立さんは新人で臨んだ4年前は最下位当選で、「1期目の実績があり、今回は手応えを感じていたが、トップ当選は予想外」と話す。
(2011年4月26日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000172-mailo-l29
選挙:生駒市議選を振り返る 市政安定は微妙 市長派全勝、保守系も票伸ばす /奈良
毎日新聞 4月26日(火)13時33分配信
◇議会との緊張今後も
24日に投開票された生駒市議選(定数24)は、山下真市長の支持母体の擁立候補5人すべてが当選を果たす一方、民主候補3人全員が落選した。焦点の病院建設問題では、早期開設派が過半数を占めるとみられるが、市長と距離を置く保守系候補も票を伸ばした。「市長派」一人勝ちとはいえず、市長と議会の緊張関係は今後も続きそうだ。【熊谷仁志】
◆「さわやか」全勝
「全員当選は本当に奇跡。旧体制の勢力が残っており、精いっぱい戦い、もっと素晴らしい生駒にしたい」。市長の支持母体「市民自治の会さわやか生駒」の候補で最年少の新人、西山洋竜さん(34)は5人(現職2人、新人3人)の候補の中で最多の2058票を獲得。同市小明町の事務所で高揚した表情であいさつした。
告示前日の16日。「いよいよ本丸(議会)を取りに行く。メンバーを(大幅に)入れ替えることができれば、クリーンな行政は、後戻りすることはない」。山下市長は「さわやか生駒」の集会で熱弁を振るい、その勢いのまま選挙戦を制した。
だが、ほかの新人2人はぎりぎりの下位当選。西山さんの祝福に駆けつけた山下市長は「『さわやか生駒』の選挙は『風頼み』の面がある。着実に支持者を増やしてほしい」と注文をつけた。
◆民主は共倒れ
前回と同じ最多タイの35人が争った市議選。自民の復調傾向を反映して保守系候補が票を伸ばし、公明、共産が各3議席を維持したのに対し、民主は現職2人と新人1人が落選した。
現職2人は病院問題でキャスチングボートを握ってきた。昨年9月議会で賛成に回り、関連議案は12対10で可決。3月議会では反対に転じ、11年度病院事業予算案が10対12で否決された。党への逆風に加え「どっちを向いているのか主張が分かりにくい」(山下市長)ことも影響したとみられる。現職の一人は「厳しい結果」と言葉少なに語った。
◆「13対11」
「勝手に分類すると13対11」。山下市長は24日夜、「ぎりぎり行けると思う」と現計画による病院事業推進に自信をみせた。しかし、「早期開設は賛成だが、『市長派』ではない。住民視点で」と語る新人も。市長と距離を置くある現職は「病院は建てたものの、おかしくなった、では済まない。アカンものはアカンと言うのが議員」と反発は根強い。市長の市政運営が安定するかは微妙だ。
もう一つの争点となった議員定数問題。「さわやか生駒」の5人のほか、定数削減を公約に掲げた新人や元職が当選し、改選前は3人だった「削減派」が確実に増えた。「最終的には市民投票で」との意見もあり、今後、活発な議論が始まる。
◆投票率大幅低下
投票率は50・85%で、前回の57・04%から大幅にダウン。昨年1月の市長選(53・15%)も下回った。山下市長が初当選した06年1月の市長選後、市民の市政への関心が高まったが、一息ついた格好となった。
4月26日朝刊
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004010072.shtml
躍進「みんなの党」どう動く 他会派は警戒
6月からの会派運営などについて話し合うみんなの党の現職市議や新人=28日午前、神戸市役所
統一地方選の神戸市議選(定数69)で議席を1から8へと伸ばし、阪神間各市でも新人が当選するなど、兵庫で躍進したみんなの党。とりわけ神戸市議会では、「守旧派の既成政党との違いを明確にする」と意気込む同党の動きに、他会派や市当局は戦々恐々だ。6月の任期開始早々にも議員報酬の削減を提案する構えで、他党のベテラン議員たちも神経をとがらせる。(黒田勝俊)
みんなの党は、統一地方選の前・後半戦を合わせ、全国で公認候補226人が当選。兵庫県では、神戸市以外にも県議選の三田市選挙区と、西宮、芦屋、宝塚、伊丹市議選でいずれも新人が各1議席を獲得した。
中でも「最重点地区」(渡辺喜美代表)と位置付けた神戸市議選は、全9選挙区に現職1人を含む計10人を擁立。8人が当選を果たした。
選挙戦での訴えの中心は、議員報酬の削減。神戸市議の報酬は月額93万円で、19ある政令市の中で横浜市に次いで多い。
同党新人の1人は「まずは議員報酬の即時2割カットを提案し、任期中に3割カットを目指す。他会派が反対しても、われわれは受け取りを拒否して供託する」と鼻息が荒い。市議団の団長兼幹事長に就任した現職の高山晃一市議は「半年に1回、政策型の議員提案条例も出していきたい」と意気込む。
これに対し、「どんな振る舞いをするか、まずは様子見」と民主のベテラン市議。自民市議は「(みんなの党市議団は)過去には市長提案の予算案、決算案に賛成した。今後、市長与党になるか、野党になるかが焦点」と、みんなの党がキャスチングボートを握る事態を警戒する。
また、党として議会改革を掲げる公明市議は「神戸の経済活性化などほかに優先すべき課題がある」と冷ややかな反応。
一方、当局側も警戒感を強める。選挙戦では、市職員の人件費削減や市の資産の仕分けといった「役所改革」も掲げていただけに、「どこまで攻勢を強めてくるのか」と気をもむ市幹部も。
さらに、2009年の市長選で矢田立郎市長に約8千票差まで追い上げた会社役員が今回、同党候補を支援していたことから、職員の間では「狙いは、次の市長選の足場固めでは」との声もささやかれる。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110428/hyg11042801590004-n1.htm
1票差落選で異議申出書 兵庫・芦屋市議選
2011.4.28 01:56
24日投開票の芦屋市議選で、1票差の次点で落選した無所属現職の大久保文雄氏(64)が27日、市選管に全票の再検査などを求める異議申出書を提出した。同市選管は30日以内に申し出の内容を認めるか決める予定。
市議選では大久保氏が914票、最下位当選者は915票を獲得した。全投票数は3万6794票で、白票や判別が難しい記載をしているなどの無効票は827票あった。
同市選管は前回市議選で投票者数を誤集計するミスをしているため、大久保氏の異議申出書では「過去にも幾度か人為的ミスがあり、今回の結果を全幅の信頼をおいて甘受することができない」としている。
大久保氏は「支援者から疑問の声も寄せられ、手続きを取らずにあきらめるのは熱心に応援してくれた人に申し訳ないと思った」と話している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110428-00000011-kyt-l26
自民入党の意向 田中・桂川府議
京都新聞 4月28日(木)11時9分配信
京都府議選の亀岡市選挙区(定数2)で当選したいずれも無所属の田中英夫、桂川孝裕の両氏が、自民党亀岡支部(堤松男支部長)に対し、「入党したい」との考えを示していることが27日までに分かった。認められれば、党府議団に入る。
田中氏は自民党衆院議員(京都4区)だったが、郵政選挙で離党して落選。昨年の府議補選当選後も無所属だった。復党すれば約6年ぶりになる。桂川氏は所属した会派「京都創生フォーラム」が会派を組めない人数に減った。党府議団からは両氏に会派入りを求める声が出ていた。
亀岡支部は30日に開く役員会で協議し、府連に報告する。堤支部長は「亀岡の活性化のため、政党人として信念を持って頑張ってもらえるかを大局的に判断したい」と話している。
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浅尾慶一郎氏の元秘書が地元で評判になっている
高谷スキャンダルの真相を追って ① / 2011年04月23日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4627
高谷スキャンダルの真相を追って ② / 2011年04月24日(日)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4628
高谷スキャンダルの真相を追って ③ / 2011年04月26日(火)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4632
高谷スキャンダルの真相を追って ④ / 2011年04月28日(木)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4636
高谷スキャンダルの真相を追って ⑤ / 2011年04月29日(金)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4638
高谷スキャンダルの真相を追って ⑥ / 2011年04月30日(土)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4641
高谷スキャンダルの真相を追って ⑦ / 2011年05月02日(月)
http://yaplog.jp/a_odani_001/archive/4645
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110423/crm11042322510008-n1.htm
運動員に報酬約束 和歌山、容疑の県議選落選候補を逮捕
2011.4.23 22:50
和歌山県警捜査2課などは23日、10日に実施された和歌山県議選で運動員に報酬を渡す約束をしたとして、公選法違反(供与約束)の疑いで、同県橋本市隅田町下兵庫、会社役員、中谷和史容疑者(56)を逮捕した。無所属新人で立候補したが、落選した。
捜査2課によると、中谷容疑者は「身に覚えがないことです」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年8月から今年3月中旬にかけて、同市の男性3人に対し「報酬を支払うので、選挙運動を手伝ってほしい」と金銭の支払いを約束した疑い。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000015-mai-pol
<大阪府議会>大阪維新の会、倍増の57議席…新会派構成
毎日新聞 5月3日(火)12時6分配信
大阪府議会事務局は2日、4月に行われた府議選に伴う新たな会派構成を発表した。大阪維新の会は改選前に比べて倍増し、単独過半数を確保した一方、公明、自民、民主、共産の各会派はいずれも改選前より議席を減らしたため、選挙前と比べて府議会の勢力図が一変した。新会派構成は次の通り。
大阪維新の会57人▽公明21人▽自民13人▽民主・無所属ネット11人▽共産4人▽みんなの党1人▽無所属2人【堀文彦】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110501-00000126-mailo-l28
公選法違反:明石市議選で当選陣営、買収容疑で2人逮捕 未成年に選挙運動も /兵庫
毎日新聞 5月1日(日)13時29分配信
24日に投開票された明石市議選で、未成年者に選挙運動をさせ、見返りに現金を渡したとして、県警捜査2課などは29日夜、初当選した灰野修平氏(43)の運動員で、同市大久保町大窪、食肉店経営、吉川忠美(65)と同町西脇、時計店経営、内藤正之(64)の両容疑者を公職選挙法違反(未成年者の選挙運動の禁止、運動員買収)容疑で逮捕した。いずれも「間違いない」と認めているという。
県警によると、容疑は4月中旬〜下旬、大学生の少女ら4人(いずれも18歳)に同候補への投票を呼び掛ける選挙運動をさせ、その報酬として現金計約17万円を渡したとされる。毎日新聞の取材に対して、灰野氏は「2人は事務長と後援会会長として選挙にかかわっていた。事件については事実関係が明らかになるまでコメントできない」と話している。【金森崇之、重石岳史】
〔神戸版〕
5月1日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000155-mailo-l30
県議会:最大会派、自民の27人 新たに「改新ク」と「刷新ク」 /和歌山
毎日新聞 5月3日(火)13時12分配信
4月の県議選で当選した県議42人の議員初総会が2日、県議会であった。東日本大震災で亡くなった人のため、冒頭に黙とうした。12〜17日の6日間、臨時議会を開き、正副議長などを選任する。
会派は五つの届け出があった。最大会派の自民は立谷誠一氏(西牟婁郡)と浜口太史氏(新宮市)を加えた27人で、単独過半数を占めた。労組系や民主、社民系などで構成していた「真わかやま」はなくなり、改選前に所属していた3人と藤本真利子氏(和歌山市)、谷口和樹氏(田辺市)の計5人が新たに「改新クラブ」を結成した。共産は改選前3人と高田由一氏(西牟婁郡)の4人。公明は3人のまま。「真わかやま」にいた山下大輔氏(和歌山市)は岩田弘彦氏(橋本市)と新たに「刷新クラブ」を作った。鈴木太雄氏(田辺市)は無所属。【山下貴史】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110503/elc11050309430000-n1.htm
平松市長の再選を全面支援 民主大阪市議団
2011.5.3 09:42
大阪市議会の民主市議団(9人)は2日、平松邦夫市長が今年12月に任期満了を迎える市長選に再選を目指して立候補した場合、全面支援する方針を直接伝えた。市議団幹部は「9人全員の総意」としている。
前回市長選で平松市長を推薦した民主は、4月の統一地方選で惨敗し、市議選では改選前の20人から9人に激減。府連の一部から「支援は白紙」との声も出ていただけに、平松市長にとっては“足元固め”という最初のハードルを越えた格好だ。
民主市議団は、この日の議員団会議であいさつに訪れた平松市長に対し、今後の市政運営に加え、市長選についても全面支援していく方針を直接伝えた。
市議団幹部などによると、平松市長は再選出馬について明言はしなかったが、「大変喜んだ様子で頭を下げた」という。
平松市長は産経新聞の取材に対し、市長選について「議会運営の流れなどを見極め、じっくり時間をかけて決めたい」と従来の姿勢を繰り返した。
市長選をめぐっては、市議会で第一党に躍進した地域政党「大阪維新の会」をを率いる橋下徹大阪府知事が、自ら出馬する可能性も示唆。自民は独自候補の擁立も模索している。一方、平松市長サイドは民主に加え、自民、公明の支援を取り付けたい構えだ。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/04/29/20110429-052301.php
大阪市長不信任案? 「トリプル投票」? 強気チラリ 維新攻勢
大阪府の橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)の大阪市議団が、平松邦夫市長との対立が激化した際の“最終兵器”として、市長の不信任決議案の提出も視野に検討している。さらに維新の一部からは、大阪府知事選と大阪市長選に加え、市議会解散請求(リコール)の賛否を問う住民投票をしかける「トリプル投票」のシナリオもささやかれる。今年秋の大阪市長選を前に強気の「カード」をちらつかせつつ、他党との連携を模索する硬軟の二段構えで、今後、虚々実々の駆け引きが活発化しそうだ。
区長公選制を掲げる維新市議団は第一党を獲得した市議選後、平松市長肝煎りの区政改革施策の一部凍結を主張。今後も平松市長と維新との間で、具体的な市政運営をめぐって衝突する場面が増えそうな状況。
複数の維新市議団幹部によると、平松市長の対応次第では、不信任決議案の提出も視野に検討。ある維新市議は「不信任決議案を武器として持っておく必要がある」と話す。
ただし維新の新勢力は33議席。市議会(定数86)の過半数には届かず、決議案の可決に必要な4分の3を得るには他会派の賛同が必要。不信任案が可決されれば市長は10日以内に議会を解散、民意を問うことができるが、解散せず10日が経過すると自動的に失職する。いずれにしろ、橋下代表が「大阪秋の陣」とぶち上げた府知事選と大阪市長選のダブル選の日程にも大きく影響する。
一方、他会派からは、ダブル選に加えて維新が市議会解散の直接請求を主導し、住民投票を同時に行う「トリプル投票」を警戒する声が出始めた。地域政党「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長らが演出した愛知県知事選と名古屋市長選、住民投票のトリプル投票になぞらえ、維新市議団内部では「名古屋カード」と呼ぶ声も。ただ維新内部でも「現実的ではない」と懐疑的な声が多い。
市議会解散について、ある維新市議は「統一選では候補者を44人立てられたので、次はさらに議席を伸ばせるはず。選択肢としてありうる」と“肯定的”。一方別の市議団幹部は、将来的な解散の可能性を否定しないものの、「選挙が終わったばかりで疲れており、資金的にも難しい」と否定的な考えを示すなど、さまざまな声が聞こえてくる。
ただし代表である橋下知事は、他党との協議を重視する姿勢を見せており「いざとなればけんかするが、最初から無茶はしない。地に足のついた第一党としてひとつひとつの政策をまとめていく」(幹部)と、〝大人の対応〟に徹するとの見方が現実的なようだ。
(2011年4月29日 09:41
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110503-00000229-mailo-l29
生駒市議会:議長に井上氏、副議長は塩見氏 /奈良
毎日新聞 5月3日(火)15時35分配信
生駒市の臨時議会が2日、開会した。市議選後初議会で、議長に井上充生氏(58)=5期目=、副議長に塩見牧子氏(46)=2期目=を選んだ。井上議長は保守系議員でつくる会派「凛翔」所属。塩見副議長は無会派。新議員24人中2人が欠席し、2人は各11票を獲得。山下真市長が選挙で応援した議員をいずれも2票差で抑えた。
会派構成は、市長の支持母体が擁立して当選した5人らでつくる「市民派クラブ」が6人で最大会派。次いで「凛翔」の5人、公明、共産各3人で、みんなの党1人。その他の6人が無会派になった。
臨時議会の会期は16日まで。3月議会で否決された今年度病院事業会計予算案が6日に提案される。現在、5月までの人件費などに限定した暫定予算が組まれており、当初案と同様に病院用地造成工事費や用地借上費などを盛り込んでいる。【熊谷仁志】
5月3日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110504/lcl11050412010000-n1.htm
どうなる大阪市長選 維新「取りにいく」 “秋の陣”へ攻防激化
2011.5.4 12:00 (1/4ページ)
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大阪維新の会の新人で橋下徹知事の元特別秘書、河崎大樹氏も大阪市議選住吉区選挙区で初当選を果たした=4月10日夜、大阪市住吉区
4月10日に投開票された統一地方選の前半戦。既成政党への有権者の不信感も高まる中、地方選では地域政党の活躍に注目が集まった。特に大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は、大阪府議選で過半数を獲得したほか、大阪、堺の両市議選でも第一党に躍進。その存在感を一段と増した。今年11月ごろに予定される次期大阪市長選についても、維新は「取りにいく」と断言。大阪市“解体”を掲げる「大阪都構想」の実現に向け、市当局や既成政党との攻防は今後、ますます激化しそうだ。
第一党に躍進
維新は、大阪府や大阪市を再編し「司令塔」を一本化する大阪都構想の実現のためには、現状の大阪市役所を最大の「抵抗勢力」とみなしてきた。
大阪市議会で過半数を獲得し、主導権を握れば一気に市役所組織を突き崩すことができる。そのため維新は、統一地方選の前半戦で大阪市議選を“主戦場”と位置づけた。
そして迎えた4月10日の投開票日。
住吉区選挙区に“刺客”として立候補した橋下氏の元特別秘書、河崎大樹氏が「トップ当選」するとの情報が関係者を駆けめぐった。
東日本大震災の自粛ムードや伸びない投票率に、苦戦を覚悟していた維新の幹部も「ほんまか」。その後、票が開くに伴い維新の「風」は「嵐」となり、吹き荒れた。
敵地に橋下氏の腹心
維新が橋下氏の「腹心」とも言える河崎氏を住吉区選挙区に擁立したのは、選挙戦直前の2月。
告示後は「地縁も血縁も知名度もない」と悲壮感を漂わせていたが、ふたを開けてみると堂々の2位で当選した。
河崎氏は選挙事務所では笑顔を封印し、「橋下さんのやりたいことを支えるのが僕の原点」と抱負を語った。
河崎氏は終始、謙虚な姿勢を貫いたが、橋下氏が腹心を“敵地”大阪市に送り込むことに成功したことは間違いない。
大阪市議会だけでなく、堺市議会でも第一党に躍進。大阪府議会では過半数を制した維新だが、選挙戦では、同様に「風」で民主党が政権交代を実現した平成21年8月の衆院選と比べて、様子は全く違っていた。
当時、民主党の代表だった鳩山由紀夫氏が大阪府内の商店街を訪れると、通行人から歓声と拍手が湧いた。
しかし今回の選挙戦では、橋下氏が街頭演説をしても素通りする人の姿が目立ち、熱気は感じなかった。しかし、見えない風は確実に吹いていた。
嵐の影で…
大阪市議選で「風」を吹かせた維新だが、あと一歩届かず落選した候補者も11人いた。
そのうちの1人は「正々堂々と戦ったので悔いはない。民意なのできちんと受け止めたい」とさばさばした様子だった。
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この人は立候補するために仕事を辞めたので、現在は求職活動中。しかし政治への思いは強く「議員バッジが目的ではない」として今後も維新の支援も続けるという。
一方、維新の候補が大量当選したことで、市議会の会派勢力図も大きく塗り替わり、大阪市役所8階にある各会派の控室も改修を迫られている。
控室の基準は議員1人あたり約15平方メートル。控室は、議員数が多い会派ほど議場に近い場所に配置されることになる。
改選前の3倍近い33人を抱える維新は、現在のスペースでは当然収容しきれず、新人らは改修が終わる8月ごろまで、7階の特別委員会室に“仮住まい”する。
早くも前哨戦
大阪市議会では、これまで第一党の自民が議長ポストも独占してきた。
今回、新たに第一党となった維新の幹部は「自民に所属していても議長はない。向こうから来る人は拒まない」と、自民などからのさらなる“引き抜き”に自信をみせる。
実際に市議選後、維新から働きかけを受けた議員も複数あった。
ある議員は苦笑いしながら、「今さら維新に移っても居場所がないやろ」とぼやく。
維新の市議団は、市議選から約1週間後の18日から4日間、新たに当選した20人を対象に異例の研修を開いた。
ある初当選議員が「信頼できる情報をくれる職員はいるのか」と質問すると、ベテランの現職は「市長直轄の部署は、われわれに一切情報を出さない」と答えた。
新人の“デビュー戦”となる市議会定例会は、5月中旬にもスタートする。本格論戦に向け、維新は早くも、市当局への対決姿勢を強めている。
「大阪秋の陣」へ
「すごい数の維新の議員が誕生した」。大阪市の平松邦夫市長は、第一党となった維新の躍進ぶりに驚きを隠さなかった。
橋下氏は、大阪市職員を「税金をむさぼるシロアリ」と酷評したこともあるだけに、今後の対立は必至だ。
今後の市政運営について、平松市長は「今まで以上に難しい」と表現。ただその直後、周辺に電話で「急に方針を変えるつもりはない」と伝え、強気な面もみせた。
ただし、維新が第一党に躍進した影響は無視できない。11月ごろの次期市長選への対応について、平松市長は「(直前)ギリギリでも構わない」と漏らすなど、当面は戦略は練り直しを迫られそうだ。
一方、橋下氏は市長選にあわせて知事を辞任し、市長選と知事選の“ダブル選”に持ちこむ可能性に言及。自ら市長選に出る可能性も否定していない。
統一地方選の前半戦後に開いた維新の全体会議で、橋下氏はこう高らかに宣言した。
「大阪秋の陣に向かい、もうスタートする」
維新の動向に今後も注目が集まりそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110425/lcl11042500280000-n1.htm
大阪府吹田市長選 “橋下旋風”第2幕…維新、首長選も初V 敗戦の現職「不条理感じる」
2011.4.25 00:27 (1/2ページ)
首長新党の公認候補と、4選を目指した現職−。双方が「負けられない戦い」と臨んだ統一地方選の大阪府吹田市長選は24日、橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)公認の新人、井上哲也氏(54)が、無所属現職の阪口善雄氏(62)=民主、社民推薦=らに競り勝った。
首長選初の公認候補の勝利で、統一選前半から続く“橋下旋風”の勢いを改めて見せつけた維新の幹部は「現市政への批判、既成政党への不満が強かった」と評価。一方、阪口氏サイドは「知事人気にやられた」と悔しさをにじませた。
「約束したことはきっちり守る。市を黒字にし、公務員制度改革を進める。地域主権をしっかりやりたい」。24日夜、吹田市内の事務所で支持者とともに勝利を喜んだ井上氏は、橋下氏と並んだ写真パネルを手に、満面の笑みを見せた。
維新サイドは吹田市長選でも、橋下氏が得意とする「改革vs抵抗勢力」という図式を前面に打ち立てた。一番の標的となったのが現職であり、他市に比べて高額な市職員の給与だった。
選挙戦最終日の23日夕、駅頭で応援演説に立った橋下氏は、雨模様の中で足を留めた市民らを前に「役人天国の吹田市役所」とまくし立てた。
「市職員の給料は、府内43市町村で一番高い。もうむちゃくちゃですよ」。その上で「職員の組合から応援を受けた市長では職員の給料は削れない」と現職を責め立て、「政治を市役所から取り戻す。一回正さないと、本当に変わらない」と迫った。
これに対し、阪口氏が選挙戦で掲げてきたのは「維新の手から吹田を守る」という全面対決姿勢だった。
23日の最後の訴えでも、以前から橋下氏の手法に異を唱えてきたことを「モノを言う首長が一人ぐらいいてもいいのではないか」とし、継続的な市政の重要性を強調。橋下氏が掲げる「大阪都構想」を批判し、「維新の言う『ワン大阪』では、吹田の街づくりはできない」と訴えていた。
だが、選挙結果は現職に「ノー」を突きつけた。変革を求めるうねりが、壁となって立ちはだかった。
「維新の候補は橋下氏の顔で選挙をしていた。不条理を感じる」。阪口氏は選挙結果を受け、唇をかみしめた。「維新に吹田が蹂躙(じゅうりん)される。私はそれを監視していく」と語った。
一方、ほぼ「オール野党」の市議会運営を迫られる中で、井上氏の前途も多難だ。他陣営の関係者は「結局、橋下氏頼みの選挙だった」と早くも手ぐすねを引く。
「負けなくてよかった」。井上氏の事務所に駆けつけた維新幹部はほっとした表情を浮かべる一方、「荒波の中で市政を引っ張っていくと思うが、有権者は公約を守れるかどうかに敏感だ」と、井上氏に注文をつけた。
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>>1518とか
http://www.daily.co.jp/newsflash/2011/05/07/0004041422.shtml
辛坊キャスター、地方選出馬断念してた
キャスターの辛坊治郎氏が7日、テレビ大阪の情報バラエティー番組「たかじんnoマネー」(土曜、後1・00)の収録に参加し、4月の統一地方選挙に出馬する構想があったことを明かした。大阪府の橋下徹知事から次の府知事に打診されており、同知事の新政党「大阪維新の会」で枚方市から府会議員に立候補を予定していたが、「プライベートな事情で」断念したという。また、今秋にも想定される同府知事選への出馬については「2万%ありません!!」と橋下知事が当初、出馬を否定したフレーズを引用して改めて否定した。
(2011年5月7日)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110507-00000061-san-l29
自民13人維持、民主は8人 県議会の会派発表 奈良
産経新聞 5月7日(土)7時56分配信
県議会事務局は6日、統一地方選の県議選(定数44)で当選した議員の所属会派を発表した。「自由民主党」は改選前と変わらず13人で、「民主党」は9人から8人となった。
「新創NARA」は「なら元気クラブ」に名称変更し、3人から5人になった。「日本共産党」は改選前と同じ5人、「自由民主党改革」は7人から5人に減らした。「公明党」も「自由民主党『未来』」も変わらずそれぞれ3人だった。無所属議員は1人から2人になった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110507-00000111-mailo-l28
三木市議会:「三木新党」第1会派に 無所属1人と7人で /兵庫
毎日新聞 5月7日(土)12時31分配信
4月24日の三木市議選(定数18)で選出された新議員の会派届け出が6日、締め切られ、同市議会の新しい会派構成が決まった。改選前の3人から倍増の6人が当選した、薮本吉秀市長が代表の地域政党「三木新党8人のサムライ」は無所属議員1人と計7人の新会派「三木新党・市民クラブ」を結成し、第1会派となった。
3月議会で不同意となった副市長人事議案に賛成するなど比較的、薮本市長と協調路線を取ってきた公明党3人と「三木新党」を合わせると、「市長派」は過半数を占めた。
一方、薮本市長と対立、改選前8人で第1会派だった「公政会」は5人に減らしたが、「みんなのぎかい」1人が合流、計6人で再スタートする。共産党は改選前と同じ2人となった。
正副議長など議会人事を決める臨時市議会は17日に開会予定。薮本市長は副市長人事議案を再提案するとみられ、可否にも注目が集まる。【米山淳】
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http://mytown.asahi.com/areanews/nara/OSK201105060088.html
県議会、自民過半数割れ 「なら元気クラブ」第3会派に
2011年5月7日
奈良県議会は6日、統一地方選の県議選(定数44)で当選した議員の所属会派を発表した。
第1会派は、「自民党」の13人。自民公認候補は改選前は23人と過半数だったが、「自民党改革」「自民党『未来』」の両会派と合わせても21人と過半数割れとなった。今回、3会派を統一する案が党県連内で出ていたが、県連幹事長の奥山博康県議は「人事などを巡り、埋めがたい溝があった」と話している。
改選前に9人で第2会派だった「民主党」は1人減の8人となったものの、第2会派は維持した。
「新創NARA」は「もっと県民にわかりやすい名前に」と、会派名を「なら元気クラブ」に改称した。改選前は3人だったが、自民推薦で当選した乾浩之氏ら2人を加えて5人と第3会派に躍進した。
「日本共産党」の5人、「公明党」の3人は改選前と同数。無所属は改選前より1人増えた。
◇
各会派の所属議員は次の通り。カッコ内は議員数。敬称略。
【自民党】(13)出口武男、新谷●一(●は糸へんに宏)、米田忠則、辻本黎士、国中憲治、安井宏一、神田加津代、中野雅史、上田悟、田中惟允、井岡正徳、小林茂樹、鍵田忠兵衛
【民主党】(8)山下力、藤本昭広、森川喜之、藤野良次、尾崎充典、高柳忠夫、猪奥美里、森山賀文
【なら元気クラブ】(5)川口正志、梶川虔二、松尾勇臣、和田恵治、乾浩之
【共産党】(5)山村幸穂、今井光子、小林照代、宮本次郎、太田敦
【自民党改革】(5)秋本登志嗣、奥山博康、粒谷友示、荻田義雄、小泉米造
【公明党】(3)畭真夕美、岡史朗、大国正博
【自民党「未来」】(3)山本進章、岩田国夫、中村昭
【無所属】(2)阪口保、浅川清
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110507-OYT1T00450.htm
大阪市会、維新の連携先は?公・自・民駆け引き
統一地方選で大阪府の橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」が第1党に躍進した大阪市議会で、選挙後初めての定例会が13日、開会する。
維新は「大阪都構想」を巡る他会派との協議会設置や議員定数削減などを目指すが、過半数に足りないため、多数派工作が不可欠。公明、自民、民主の各会派は、連携して議会改革を主導する動きを見せる。橋下知事がくら替え出馬も示唆する秋の大阪市長選をにらみ、大型連休明けから各党間の駆け引きが活発化しそうだ。
維新は5月議会で各会派に呼びかけ、都構想についての議会内協議会を設置したい考えだ。現行86の議員定数を69に削減し、議員報酬を3割カットする条例改正案も提出する。平松邦夫市長の退職金を大幅削減する条例改正案も出し、都構想に反対する市長との対決姿勢を鮮明にする。
しかし、維新だけでは成立せず、連携する会派が現れるかどうかが焦点だ。
(2011年5月8日10時07分 読売新聞)
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http://www.nara-np.co.jp/20110507093647.html
自民、一本化ならず - 県会会派「3派体制」続く
2011年5月7日 奈良新聞
統一地方選挙後の県議会(定数44)の会派届が6日締め切られ、勢力図が確定した。公認、推薦を含め22人の議員が当選し、県議会で引き続き第1党の座を占める自民党は、党県連(奥野信亮会長)主導で進めようとした「一本化」調整が不調に終わり、今期も「自民党」(13人)▽「自民党改革」(5人)▽「自民党未来」(3人)の3派体制が続くことになった。
自民党県連執行部は18日開会の臨時議会に向け、「引き続き一本化に向けた努力を続ける」としているが、今回、党推薦で当選した2議員のうち、乾浩之氏(北葛郡区)が、川口正志・元議長らが所属する「なら元気クラブ」(旧・新創NARA)に加盟。党勢力は21人で、県議会の半数を割り込むことになり、周辺では早くも県連の指導力を問う声も出ている。自民党以外の届け出の会派構成は、「民主党」(8人)▽「なら元気―」(5人)▽「日本共産党」(5人)▽公明党(3人)―で、無所属は浅川清仁、阪口保の両氏…
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ださ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110510/lcl11051021120004-n1.htm
大阪市議会の民主会派名 「民主」外し「OSAKAみらい」に
2011.5.10 21:12
大阪市議会の民主系会派「民主党・市民連合」は10日、会派名を「OSAKAみらい」に変更し、民主の党名を外した。4月の統一地方選で惨敗した民主は、同市議選でも会派の議席数を20から9に減らした。会派名変更の理由について市議団幹部は「心機一転」を強調するが、「民主隠し」とも取れる名称変更は党退潮の象徴といえそうだ。
新会派名は、20余りの候補の中から9人の所属議員が投票で決めた。松崎孔幹事長は「民主の看板を下ろしたという気はない。大阪の未来をしっかり見定めて頑張る」と強調。民主の党籍を持つ8人も党を離脱しないという。
一方で、松崎幹事長は「市議団は国会議員の下請け機関ではない。民主党が国民の付託に応えられなかったことが底辺にあり、(市議選で)多くの仲間を失ったかもしれない」と党中央に不満もにじませた。
市議会事務局によると、民主が結党された翌年の平成11年以降、会派名には「民主」が使われてきた。
今回の変更について、民主の大阪府連幹部は「日本第2の都市の市長与党であり、堂々と民主を名乗ってほしかった」と不満を漏らす。自民の市議団幹部は「曲がりなりにも政権与党。誇りを持ってほしい」と皮肉った。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201105100013.html
副議長職は公明に 維新の会、府議会で連携狙う 大阪2011年5月10日
地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下徹大阪府知事)の府議団は9日、5月府議会で選ばれる新たな正副議長について、議長職の獲得をめざす一方、副議長職は他会派に譲る方針を決めた。具体的には第2会派・公明党議員の就任を想定。過半数を占める府議会のポスト選びで公明に秋波を送り、大阪府・市再編の論議で「主戦場」となる大阪市議会で協力を得る狙いがあるとみられる。
維新の会は4月の大阪市議選(定数86)で、第1会派(33議席)を確保したものの過半数には届かなかった。このため、府市再編のあり方を話し合う市議会の協議会で主導権を握るためには、他会派の協力が必要だ。特に府市再編に柔軟な姿勢を見せてきた公明は19議席をもち、論議のキャスチングボートを握っている。
府議会の各会派は12日、正副議長や監査委員などの議会ポストについて意向を表明する方向。動向が注目される公明は方針を決めておらず、「維新の会や他会派の意向も含め様子を見たい」(公明府議団幹部)としている。(池尻和生)
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>>1603
http://www.nara-np.co.jp/20110511095855.html
自民2派統一ならず - 役選控え憶測も/県会
2011年5月11日 奈良新聞
県議会(定数44)の自民党会派「自民党改革」(5人)と「自民党『未来』」(3人)が、水面下で合併に向けた協議を行ったものの合意に至らず、10日、「未来」側が「改革」に断りの連絡を入れたことが関係者への取材で分かった。県議会の最大勢力である自民党(21人)は、第1会派「自民党」(13人)のほかに、改選前に離脱した「改革」と「未来」の3派分裂状態を抱え、党県連執行部(四役)が今月初めに統一に向けた調整を試みたものの結局、具体的協議には至らず、3会派のまま6日に議会事務局に会派届が提出されている。
今回の合併協議は、統一に重い腰を上げようとしない「自民党」に業を煮やす形で、「改革」と「未来」が急接近。「統合への第一歩」と結束を図ったものだが、18日には正副議長選が予定されているだけに、他会派の憶測も今後、飛び交いそうだ…
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http://www.asahi.com/politics/update/0511/OSK201105110042.html
維新の会、共産に助け舟 「府政監視」目的…真意は?2011年5月11日18時28分
橋下徹・大阪府知事が率いる「大阪維新の会」が共産党と接近?――。同府議会で過半数を占める維新の会が、議席減で規定では代表質問権などを失う共産が従来通りの立場で議会に臨めるよう調整に乗り出した。両者はともに「考え方が全く違う」と認めるが、維新の会は「府政監視に共産は欠かせない」。果たしてその真意は……。
府議会は、知事らに代表質問をしたり議会運営委員会に参加したりできる「交渉会派」の要件を5議席以上と規定。共産は4月の府議選で10から4議席に減ったため、40年前から保持してきた交渉会派の立場を失うことになった。
ピンチの共産に助け舟を出したのは、激しく対立してきた維新の会だった。知事は統一選で「職員を守る共産党には役所の改革はできない」などと攻撃。共産も橋下府政を「暮らしを破壊している」と再三批判してきた。
しかし、維新の会の松井一郎幹事長は「考え方は全く違うが、府政を様々な角度からチェックするため、共産の存在は欠かせない」と主張。他会派に共産を引き続き交渉会派とするよう協議を呼びかけた。橋下氏も11日、「行政をどんどんチェックして。(私が)裸の王様になってしまう」と援護射撃をした。
共産の堀田文一議員は「ありがたい。機会を得られたら、きちんと論戦していきたい」と語る。一方、他の会派には「長年のルールを変えるのはおかしい」との声が多い。自民会派の幹部は維新の会の動きに「少数会派に配慮し、独裁のイメージを払拭(ふっしょく)させたいのでは」とみる。
各都道府県議会では、交渉会派の要件となる議席数は2〜8と幅があり、規定のない議会もある。(京谷奈帆子、池尻和生)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110510/lcl11051023480005-n1.htm
大阪市議会の開会控え 維新と既成政党の攻防始まる
2011.5.10 23:46
4月の統一地方選で、大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党、大阪維新の会が第1党となった大阪市議会で、13日の5月定例会の開会を控え、10日には各会派が議員団総会を開くなどして、新役員の選出や会派方針を協議した。議員定数削減の条例改正案の提案などで揺さぶりをかける維新に既成政党はどう立ち向かうのか。会派間の攻防が激しくなっている。
5月定例会で、維新はまず議員定数を86から69に削減する条例改正案や議員報酬を3割カットする条例改正案を提出する見通しだ。「首相の8倍」と批判した市長退職金(1期約4430万円)は、計算式を変更し現行の12分の1(同約370万円)程度とする案も検討している。
ただ、維新の坂井良和団長が「他の会派が乗れるような形で提案できないか模索している」と述べるなど、強硬姿勢ばかりではない。単独で過半数を獲得した府議会とは違い、民主系と自民、公明の3会派が組めば計45議席で過半数に届くため、維新包囲網ができれば提案が実現しないという事情もあるためだ。
一方で市長退職金について共産市議団の山中智子幹事長が「半額カットなら反対はしない」と述べるなど、維新の提案に同調する可能性を示唆する会派も出ている。
しかし、統一選を通じ、維新が提唱してきた大阪都構想をめぐっては、橋下知事が選挙後、「構想は白紙」と語り、他会派に対し協議のテーブルにつくことを求めているが、警戒心は解けていない。
また、維新市議が「『広域と基礎自治体の役割分担』と『区長公選制』は譲れない」と発言したこともあり、自民市議からは「代表とメンバーの発言に食い違いがある。まずは維新が具体像を明らかにすべきだ」との声もある。
一方、19日に予定されている議長選で、維新は4期目の大内啓治議員の擁立を決めた。自民市議団からは対抗馬を出す動きも浮上。自民市議団の荒木幹男幹事長は「維新は33議席をとったが、維新以外に投票した53議席分の有権者がいる」と、対抗心をあらわにしている。
議長選をめぐり、公明、自民、民主系の3派で同一歩調をとろうと模索する動きもあるが、第2会派の公明の小笹正博幹事長は「各会派と協議し、良識にしたがって判断したい」と含みを残した。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001105120001
大東自民市議団改め「維新の会」
2011年05月12日
大東市議会の自民党議員団(3人)は、会派名を大東維新の会に変更した。橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」は「全くの無関係」としている。
大東維新の会は岩渕弘幹事長、中河昭市議、中谷博市議の3人。岩渕幹事長によると、市議団に所属していた沢田貞良氏が4月の府議選に大阪維新の会公認で立候補、当選したことを受け、4月11日に会派名を変更した。岩渕幹事長は「今後は沢田府議と連携していく。いずれは政治団体としても届ける予定だ」と話した。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110513-OYT1T00378.htm
維新、大阪市議長とりへ…他会派に阻止の動き
4月の大阪市議選で第1党となった地域政党「大阪維新の会」の市議団は12日、市議会各会派に、13日開会の5月定例会で議長ポストを獲得したい意向を正式に伝えた。
正副議長ポストを巡り、維新を中心に「第1会派が議長、第2会派の公明が副議長を取るべきだ」との声がある一方、自民市議団に他会派と連携して維新の議長獲得阻止を模索する動きもある。19日の正副議長選挙に向け、会派間の駆け引きが活発化しそうだ。
12日に開かれた各会派の幹部が出席した会合で、維新の美延映夫幹事長が「第1会派として憲政の常道で議長をお願いしたい」と述べ、議長ポストを要求した。これに対し、公、自、民主系の「OSAKAみらい」も議長獲得にそれぞれ名乗りを上げたことから、3会派で議長選に向けた調整を進めることになった。維新は、4期目の大内啓治市議を議長に擁立する方針だ。
正副議長選挙については、「公、自、民で議長を取るのは理解を得にくい」(公明幹部)との声がある一方、自民幹部は「維新の33議席に対し、維新以外は53議席あり、維新の考えが市民の多数ではない」とし、3会派から議長を出して議会運営を主導すべきだとの考えだ。公明幹部は「各会派と協議し、良識に従った判断をする」と述べた。
(2011年5月13日11時29分 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110513/20110513026.html
大阪府議会 議長は維新の会 副に民主名乗り
2011年5月13日
大阪府議会は12日、議会運営協議会を開き、正副議長など役職の割り当てについて主要会派の意向を確認した結果、議長は議席の過半数を占める大阪維新の会だけが名乗りを挙げ、副議長も唯一、民主党・無所属ネットが表明。公明、自民両党は正副ポストを見送ったが、議席を大幅に減らした第4会派民主党の副議長ポストをめぐって「どう転ぶか分からない」の声も。5月定例会初日の本会議に予定される正副議長選の行方は流動的な側面がある。
議運協座長の松井一郎維新の会府議団幹事長は報道陣に「座長としては選挙なく決められると理解している」と語ったが、「議会の円滑な運営では第1、第2会派が重責を担う方が良い。公明党にはなぜなのかなという感じだ」とも。
公明党府議団の岩下学団長は「副議長ポストを取らなくても第2会派の責任は果たす」と明言。“取らない”理由について、清水義人幹事長は維新の会が過半数を占める現状を踏まえて「どの会派でも(議会運営を)調整できない」と語った。
片や、民主党府議団の中村哲之助幹事長は副議長ポストについて「議席減の中で存在感を示す」と意欲的だ。
府議会事務局によると、副議長ポストに第4会派が就いたケースは1998年にあったが、「そう多くはない」という。
議運協は5月定例会の会期を19日から6月3日までの16日間と決めた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110512/lcl11051223560010-n1.htm
背景に維新議案への反発?大阪府議会、第2会派・公明が副議長ポスト“固辞”
2011.5.12 23:56
大阪府議会は12日、議会運営協議会を開き、過半数を占める「大阪維新の会」(維新)が議長ポスト獲得の意向を示す一方、副議長ポストは、第2会派の公明ではなく第4会派の民主が候補を擁立する構えを示した。維新はこれまで、公明に副議長を譲る姿勢を見せる一方、代表の橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」の実現に向けて、過半数に至らない大阪市議会などで公明との連携を模索してきただけに、予想外の展開に困惑を見せた。
協議会で、維新は議長と監査委員、民主は副議長と監査委員を希望し、公明は監査委員のみを希望。第3会派の自民はいずれの希望も出さなかった。19日の正副議長選までに追加希望がなければ、維新と民主がそれぞれ推薦する候補が、投票ではなく指名推薦で正副議長に就任する。
公明大阪府議団の清水義人幹事長は、前日まで副議長獲得に前向きだったが「過半数をとった以上、維新が責任をもって議会運営をすべき」と、一転して擁立を見送った理由を説明。「維新への絶縁宣言ではない。あくまでも是々非々」と述べたが、背景には、維新が掲げる議員定数削減案などへの反発があるとみられる。
一方、民主府議団のの中村哲之助幹事長は「選挙では惨敗したが、『過半数をとられたらもうダメ』ではない」、自民府議団の花谷充愉幹事長は「数が全て。第3会派から副議長を出しても議会を回せない」と述べた。
維新は議長候補に浅田均・府議団代表の推薦を決定。ただ、松井一郎幹事長は「(公明が候補を立てない)理由がわからない」と困惑を隠さなかった。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110513/lcl11051320010004-n1.htm
大阪の堺市議会も会派名から「民主」をはずす
2011.5.13 20:01
堺市議会(定数52)は13日、改選後の新会派届が締め切られ、新会派がでそろった。民主党議員らが所属する会派「民主・市民連合」(6人)は、無所属議員会派の「クリエイティブフェニックス」(4人)と合流、会派名から「民主」をはずし、新会派「ソレイユ堺」として届け出た。大阪市議会でも民主系会派が会派名から「民主」をはずしている。
民主・市民連合は4月の統一地方選で改選前の12人から半減していた。合流後のソレイユ堺の団長には、民主・市民連合に所属していた大毛十一郎議員が就任した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110513-00000151-mailo-l30
民主県連:代表が辞意 統一選後、会派一本化失敗で? /和歌山
毎日新聞 5月13日(金)12時59分配信
◇惨敗続き、党内不一致も背景に
民主県連代表の岸本周平衆院議員=写真=が、複数の県連幹部らに代表職からの辞意を示していることが12日分かった。昨年の参院選、知事選の惨敗に続き、4月の統一地方選にからむ党内不一致の責任問題が背景にあるとみられる。県連には慰留を求める声もあり、先行きは不透明だ。【山下貴史】
複数の関係者によると、直接の引き金は統一選で改選した和歌山市議会の新しい会派構成を巡る問題だった。
民主公認・推薦と最大支持組織「連合和歌山」推薦を得て当選した3人と連合和歌山推薦の無所属1人の計4人が既存会派「民主クラブ」にまとまるよう岸本氏が呼び掛けたが、このうち2人が新しい大規模会派「絆クラブ」(11人)に入る届け出を市議会事務局に提出した。「民主クラブ」は残り2人だけになり、13日の議会の打ち合わせ会で正式決定される。岸本氏は12日、会派一本化に失敗した責任を周辺に認めている。
岸本氏は近畿ブロック選出の党本部常任幹事も務めており、県連内では「市議会の会派問題で、なぜ辞めるのか」と辞意をいぶかる声がある。
民主県連は昨年7月の参院選で公認候補が自民現職に約11万6000票差で大敗した。同11月の知事選でも推薦候補が約18万3000票差で惨敗した。さらに今年4月の県議選で岸本氏は全14選挙区での候補者擁立を目指したが、公認候補は4人にとどまり、2月の県連定期大会の記者会見で「これが県連の実力と厳粛にとらえている」とこぼしていた。
県議選は、和歌山市選挙区の1議席は死守したものの、他選挙区の3人は敗退。2月まで県連副代表だった県議は無所属で当選し、4月末に離党届を出している。
統一選以降の民主代表の辞任は、大阪府連、熊本県連で相次いでいる。
5月13日朝刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110513-OYT1T00274.htm
市議会調整失敗で辞任するという民主和歌山代表
民主和歌山県連代表の岸本周平衆院議員(和歌山1区)が、4月の統一地方選で改選された和歌山市議会(定数38)の会派構成を巡り、民主系議員の調整に失敗したとして、代表を辞任する意向を周辺に伝えていることがわかった。
改選前まで「民主クラブ」に所属していた2人が、無所属議員らで作る新会派に合流。新会派を市議会最大会派にしようと、岸本議員が同クラブの残る2議員にも合流を呼びかけたがまとまらず、新会派は、自民系議員らで作る会派と同数にとどまったため。県連内の不協和音が表面化した形で、衆院選に向けて大きな痛手となりそうだ。
同市議会事務局への届け出によると、改選前に無所属議員らで作っていた新和クラブと新風クラブが合流する形で新会派「絆クラブ」が作られ、民主クラブに加わっていた無所属の2議員と、初当選した無所属2人が加わった。
関係者によると、民主クラブを抜けた2議員や連合和歌山の幹部は、民主クラブに残るとした民主公認の2議員も新会派に合流するよう説得。一方、岸本議員も、新会派が自民系議員らで作る「市民クラブ」を議席数で上回らせるために調整に動いたが、いずれも不調に終わった。
このため、岸本議員は混乱の責任をとるとして、県連幹部や民主党国会議員らに辞意を伝えたという。岸本議員は12日、取材に対し、「来月開かれる県連常任幹事会まで、コメントは控えたい」と述べた。
岸本議員は2009年11月の県連大会で代表に選出され、今年2月の県連大会で代表に再任された。知名度の高い岸本議員が代表を辞任すれば、参院選、知事選、統一地方選での敗北に続き、民主県連には大きなダメージとなる。後任には阪口直人衆院議員(和歌山2区)の名前が浮上しているという。
市議会の新しい会派構成は、市民クラブ11人(改選前13人)▽絆クラブ11人▽公明党議員団8人(同8人)▽共産党議員団5人(同4人)▽民主クラブ2人(同6人)▽無所属1人(同1人)となった。改選前には第3会派だった民主クラブは、2人が離脱、2人が引退したため、最少会派となった。
(2011年5月13日12時51分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110517-00000243-mailo-l29
生駒市議会:病院建設、予算案可決 公明など賛成に回る /奈良
毎日新聞 5月17日(火)15時43分配信
生駒市の臨時市議会は16日、今年度の病院事業会計予算案を可決して閉会した。山下真市長は「これまで反対だった議員の一部も賛成に回っていただき、感無量。少し遅れるかもしれないが、14年春の開院に向け、明るい気持ちで事業に取り組める」と話した。
近鉄東生駒駅前の病院用地造成費と病院用地借上料などを含む予算。3月議会では、賛成10、反対12で否決された。16日の本会議の採決では賛成18、反対5。市民派クラブ、共産に加え、これまで本予算案に反対してきた公明や無会派の議員らが賛成。保守系議員でつくる「凛翔」の4人と中浦新悟氏(無会派)が反対した。
討論では、昨年1月の市長選で山下市長に敗れた樋口清士氏(無会派)ら2人が賛成討論。樋口氏は「指定管理者と結ぶ基本協定書案に病院管理運営協議会の設置が規定されているが、権限などが不明確。協定書案の見直しについて行政と議会が協力して取り組むこと」などの条件を付けた。
一方、反対討論はなかったが、反対議員は閉会後、「選挙で反対の声を多く聞いた」「医療法人徳洲会を指定管理者とする計画にはどうしても賛成できない」などと話した。
市立病院建設については昨年9月議会で、実施設計費を含む予算案などが12対10の小差で承認された。しかし、実施設計を請け負った業者に入札参加資格がなかったことが3月に判明し、契約を解除。現在、再入札の手続き中で、当初予定より約3カ月遅れているため、開院時期への影響が懸念されている。
山下市長は初当選の5年前から、病院建設を最優先に取り組み、議会との対立が注目されてきた。山下市長は取材に対し、今後の議会との関係について「今回、圧倒的多数で可決できた。対立が緩和され、なれあいではなく、緊張関係を保ちながら、『車の両輪』として市政を前に進めていくことができれば」と述べた。【熊谷仁志】
5月17日朝刊
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>>1597
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110517-00000512-san-soci
まず7職員降格、年680万円削減 「橋下維新」の吹田市長
産経新聞 5月17日(火)8時50分配信
大阪府吹田市は16日、橋下徹府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」公認で初当選し、同日初登庁した井上哲也市長の意向を受け、「総括監級」の職員7人を「部長級」に降格させる人事を発表した。
総括監級は、職員の階級で部長級以上のランクとして吹田市が平成19年、独自に設けていた。降格は職員給与の引き下げが目的で、対象となる職員は7人。平均給与は月額約4万6千円、年収で約90万円引き下げられ、人件費の削減効果は今年度約680万円となる見込み。発令は17日付。
市は「他市にはあまりない制度を見直した。井上市長が選挙戦で訴えた公務員制度改革の一環」としている。
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>>1095
http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0004072206.shtml
「丹波篠山市」への変更、正式検討へ 篠山市
篠山市は本年度、「丹波篠山市」に市名変更することの是非について、正式に検討を始める。市会の会派などから変更を求める声が上がっていることに対応。市民アンケートなどを通じ、意見を集約する。
「丹波篠山」の名称は、特産の黒枝豆などを通じ全国的なブランド力があるとされる。市会第2会派「新風」(4人)が「市民の機運が高まりつつある」と市名変更を酒井隆明市長に要望する一方、最大会派「新青藍会」(7人)は「市名は『篠山』で決着している」と変更に反対する申し入れ書を提出している。
市は昨年から合併のメリットとデメリットを調査。20日ごろ発行する広報誌に、改称のメリットやデメリットを記した特集を掲載し、広く意見を募集。その後、9月ごろには無作為抽出した住民から意見を募る。
同市は本年度、住民投票条例制定も目指す計画で、酒井市長は「個人的には『篠山市』であることを危惧する気持ちがある。緊迫した状況になれば、住民投票も視野に方針を決めたい」と述べた。
(井原尚基)
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>>1611
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110517/stt11051709240001-n1.htm
アンチ橋下維新で公・自・民が候補調整 大阪市会の議長選
2011.5.17 09:18
大阪市議会の議長ポストをめぐり、第一会派となった地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹府知事)に対抗しようと、公明、自民、OSAKAみらい(民主系)の3会派が統一候補擁立を調整していることが16日、分かった。3派はそれぞれ議長ポストの獲得に意欲を示しており、連携が成立すれば45議席で維新の33議席を上回る。自民、民主系は3派連携に積極姿勢を見せており、公明の対応が注目される。
公明市議団は17日午前から議員団総会を行い、会派内の意見集約をする。市議団幹部の中には「憲政の常道として第一会派が議長ポストを取るべきだという考えはある」とする声がある一方で、維新による議会運営を不安視し、3派連携を推す声も。各派がそれぞれ議長候補を擁立し、維新の議長ポスト獲得を静観すべきだとする案も浮上しており、市議団幹部は「できるだけ早く方向性を見いだしたい」としている。
一方、維新への大量離脱者を出したうえ、統一選でも多くの議席を失った自民市議団の幹部は「うちは戦死者を出している。簡単には引き下がれない」と維新に対抗する構え。平松邦夫市長を支える立場の民主系も「平松市政を全面的に批判する会派からの議長は避けたい」とし、3派連携に前向きだという。
さらに、公明が3派連携を回避した場合でも、自民・民主系・共産が連携すれば34議席となり、維新を上回るため、共産にも水面下で連携の打診が。ただ、共産市議団幹部は「反維新だけでまとまるのはどうかと思う。自民や民主と一緒にやるならルール作りが必要だ」と慎重姿勢を見せている。
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>>1612-1613
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110517-OYT8T00062.htm
府議会副議長民主獲得内定
16日の府議会議会運営協議会で、民主の副議長ポスト獲得が内定した。議長職を得る、単独過半数の最大会派・大阪維新の会とともに議会運営の要を担うことになるが、わずか11人の第4会派とあって、民主幹部でさえ、「本当に取れるとは思わなかった」と驚く結末となった。
「副議長は民主で異議はありませんか」。この日の議運協議会で、座長を務める維新の松井一郎幹事長が確認すると、公明、自民の幹事長は発言を求めず、すんなり決まった。
元々、各会派の間では、「副議長は第2会派の公明(21人)が取るのが順当」との見方が大勢だった。だが、公明には、「(副議長取りで)維新にすり寄っていると見られれば、長年共闘してきた自民党との関係に影響しかねない」(関係者)との懸念もあった。
結局、12日の前回の議運協議会では、公明が副議長に手を挙げなかった一方、民主のみが獲得を表明した。公明幹部は「名乗りを上げる会派がなく、維新から『ぜひに』と頼まれれば、うちが副議長を受ける可能性はあった」と明かす。だが、維新は12日以降も積極的に公明側への働きかけをせず、民主も獲得を撤回しなかった。
これに対し、民主幹部は「(副議長に名乗りを上げたのは)存在感を示したかっただけ。公明が取ると思っていた」と驚きを隠さない。この幹部は12日の協議後、公明に近い議会関係者から「副議長辞退」を持ちかけられたが、「手を挙げないのが悪い」と突き放したという。
(2011年5月17日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110517/wky11051702440004-n1.htm
次点の浦平氏繰り上げ当選 19日にも最大会派決まる 和歌山市会
2011.5.17 02:44
和歌山市議会事務局は16日、石谷保和議員の死去に伴う欠員通知を市選管に行った。選管によると、19日の選挙会で、先月の選挙で次点だった無所属新人の浦平美博氏(39)の繰り上げ当選が正式に決まる。
公選法では欠員が生じてから5日以内に議長が選管に通知するとしている。しかし、正副議長を選ぶ臨時議会が23日で、議長不在のため事務局長名で行った。
同市議会では12日に会派結成届け出が終わり、新会派「絆(きずな)クラブ」と「市民クラブ」がともに11人となり2大会派が誕生した。浦平氏は「会派には所属する。決定後に表明する」としているが、絆クか市民クに入る見込み。
慣例で議長は最大会派、副議長は第2会派から選出。19日に新勢力図が判明するが、慣例通りに正副議長選びが進むかは微妙だ。
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和歌山市議会の臨時議会が23日開かれることが16日決まった。正副議長のほか、各常任委員長、議会運営委員長を選任する。
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>>1224
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110516-OYT8T00035.htm
加西市長選 現新一騎打ち
活性化策など争点に
加西市長選と市議選(定数15)が15日、告示された。市長選には3選を目指す現職の中川暢三氏(55)と新人で同市元国保健康課長の西村和平氏(55)(いずれも無所属)が立候補し、一騎打ちになった。人口減少に歯止めがかからない中で、まちの活性化をどう図るかなどが争点になった。また、今回から定数が3減になった市議選は、22人が届け出た。両選挙とも投開票は22日。
中川氏は午前10時30分に市役所近くの事務所前で出陣式。支持者ら約350人を前に「市民には痛みを伴う財政再建に協力をいただき、将来への土台がようやく完成した。市の人口減少対策には企業誘致で取り組み、加西に住んで良かったというまちにしたい」と抱負を述べた。
この後、選挙カーで市内を回り、夜は2か所で個人演説会を開いて、2期約6年の実績を強調した。
西村氏は午前10時30分に同市上宮木町の事務所近くの広場で出陣式を行った。「31年9か月間、市職員として働いてきた。行財政改革を進めて予算を確保し、都市基盤を整備して5万人都市を目指す」と決意を述べ、公約の市長報酬と退職金の30%カットをアピールした。
支持者ら約600人に拍手で送り出された西村氏は、選挙カーで市内全域を巡り、支持を求めた。
市議選には22人が立つ
市議選には前議員12人、新人10人の計22人が立候補。党派別は公明党1人、共産党1人で、無所属20人。届け出を終えた候補者は選挙カーに乗り込み、行財政改革などを訴えた。
22日の投票は午前7時〜午後8時、市内31か所で。開票は午後8時50分から、同市玉野町のJA兵庫みらい大ホールで行われる。
有権者数(14日現在)は、3万8704人。
(2011年5月16日 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110518/20110518015.html
大阪維新の独走警戒 3会派、連携強化を模索
2011年5月18日
大阪市議会で第1党に躍進した「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)の独走的な議会運営を警戒し、民主、自民、公明の3会派が連携強化を模索している。秋の市長選を見据え各党の思惑は交錯、19日の議長選が今後の行方を占う試金石となりそうだ。
「そう簡単に議長は維新で決まりと認めるわけにいかない。持久戦に持ち込むよ」
統一地方選後初めての市議会が開会した13日。自民市議団幹部は、議長ポスト獲得に名乗りを上げた維新の会に対する「包囲網」構築を目指す意向を明らかにした。
4月の市議選で33議席を獲得した維新の会に対し、民主、自民、公明は苦戦。だが3派合計は45議席となり、過半数を占めるのを足掛かりに、巻き返しを図る構えだ。
民主幹部は、維新の会が大阪市解体を柱とする「大阪都」構想の実現を目指していることから「大阪市を守る勢力と壊そうとする維新の対立軸で議長候補を立てることは可能だ」と強調、自民と足並みをそろえている。
17日も3派で幹事長会談を開催、引き続き議長選への対応の調整を続けた。
一方、維新の会は議員定数など削減、平松邦夫市長の退職金大幅カットを図る条例案を相次ぎ提出する方針。11月ごろの市長選をにらみ「公明は、うちに近づくのか、3派を重視するのか。踏み絵状態になる」(幹部)と“3派分断工作”に乗り出した。
これが現時点では裏目に出て、公明は反発。幹部は「昨年末に全会派が合意した議会改革の検討委員会で議論するのが筋だ。このままでは信頼できない」と警告する。
ただ維新の会との距離感は3派間で温度差もあり、一枚岩で対応できるかは流動的。平松市長が再選出馬へ態度を明確にしていないほか、橋下知事がくら替え出馬する可能性を示唆するなど市長選の構図が固まらないことも、各派の判断に影響を与えている。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201105180026.html
正副議長維新と公明 自公民連携は不発 大阪市議会2011年5月18日
大阪市議会の各会派は17日、正副議長の選出などを協議し、第1党の大阪維新の会から議長、第2党の公明党から副議長がそれぞれ選ばれる方向になった。19日の本会議で決定する見通し。維新への警戒感から、自民党を中心に公明、OSAKAみらい(旧民主)との3会派で議長職を獲得する動きもあったが、公明が維新の議長就任を容認したため「不発」に終わった。
維新市議団は市議選後から、議長職を確保すると表明。しかし、維新が議員定数や報酬を削減する条例案の提出を掲げたため、3会派は、全会派が昨年に設置を合意した議会改革検討会で議論すべきだと反発した。維新の議長就任を阻止する動きも出ていた。
維新は17日、公明に対し、提出をめざしていた市議の監査委員枠を減らす条例改正案を撤回すると表明。これを受け公明側は、維新の議長獲得を容認した。公明市議団の高山仁幹事長は「苦しい選択だ」と語った。
維新は5月市議会で、府市再編のあり方を話し合う協議会の設置を目指す。維新の美延映夫幹事長は「目標は大阪都。それに向かって前進したい」と改めて語った。ただ、議長選出の協議が難航したことで、今後の会派間の折衝も曲折が予想される。(坪倉由佳子、宮崎勇作)
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http://www.nara-np.co.jp/20110518113706.html
「一本化」調整か - 奥野県連会長が懇談設定
2011年5月18日 奈良新聞
改選後初の臨時県議会で議長をはじめとした新しい役員が選任されるが、この役員人事で、最大勢力の「自民党県議団」(総勢21人)の3派分裂により、「蚊帳の外」という指導力のなさが露呈した同党県連の奥野信亮会長は、きょう18日午後3時から、奈良市油坂町の県連事務所で、県連顧問や3会派の代表者を呼び、個別に懇談することが関係者の話で分かった。県議団の「一本化」に向けた協力要請とみられるが、これまで何もしてこなかった奥野会長が、議長選びの重要な議会の開会日に懇談を設定し、出席予定者の事情を無視したもので、一連の独断的な「奥野手法」に不信感は増大している。
懇談が呼び掛けられた県議は、元県連会長で顧問の出口武男氏(改選前の県会議長)と、自民党会派「自民党」(13人)の米田忠則氏、同「改革」(5人)の荻田義雄氏(県連総務会長)、同「未来」(3人)の中村昭氏の計4人…
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001105180002
吹田市長が解職の前副市長2氏を特別参与に
2011年05月18日
吹田市の井上哲也市長は17日、副市長を13日に解職された冨田雄二氏(65)と山中久徳氏(62)を18日付で臨時の特別職である特別参与に任命する意向を明らかにした。空席となっている副市長の仕事にあたらせ、2人を副市長に選任する議案を6月の臨時市議会に提出する見通し。
前副市長の2人は阪口善雄前市長にいったん辞職願を提出した後、「事務引き継ぎを円滑にしたい」と辞職延期を求めたが、阪口前市長は受理せず、退任日の13日に2人を解職した。
井上市長はこの日開かれた市議と市幹部職員との初会合で、6月臨時市議会で副市長が決まるまで2人を特別参与に任命すると表明。取材に対し「このままでは前副市長が担当していた重要案件が止まってしまう」と任命の理由を説明した。
特別参与は決裁権がないため、2人はこれまで副市長として参加していた会議に引き続き出席して「助言」する。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110519-OYT1T00690.htm
維新の会、「数の力」で強硬突破も…大阪府議会
維新の会の大阪府議ら(手前)が座る中、本会議に臨む橋下知事=伊東広路撮影 大阪府の橋下徹知事が代表の地域政党「大阪維新の会」が過半数を獲得した府議選後、初の定例議会が19日、開会した。
維新は昨年10月に一度否決された議員定数削減の条例改正案を含め4件を早速、議員提案する構え。他会派は反発を強めるが、維新は「話し合いはするが、単独可決も辞さない」と強硬姿勢もちらつかせており、「過半数の力」をどこまで使うのかに注目が集まっている。
定数削減案は「府民10万人に議員1人」を目安に、現行109の定数を次の府議選から88に減らす内容。しかし、区割りは見直しておらず、現在、最大2・2倍の1票の格差が、1人区の増加などで2・88倍に拡大するため、昨年10月の提案時には、公明、自民、民主、共産が反対して否決された。
今回は、維新単独での可決が可能となった。維新の松井一郎幹事長は「マニフェスト(選挙公約)で府民に実行を約束した。他会派の理解を得る努力はするが、多数決という民主主義のルールに従う」と話す。
(2011年5月19日16時01分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001105180001
まずは市長の給料削減案から 泉佐野市
2011年05月18日
千代松大耕・泉佐野市長は17日、市長給料の40%削減や退職手当廃止などを盛り込んだ条例案を24日開会の臨時市議会に提出すると発表した。市長は6月議会に職員給料20%削減の条例改正案を提出する方針で、今回の条例案は「歳費削減への第一歩」と位置づけた。
条例案では市長のほかに副市長は給料を35%、教育長は給料を30%削減し、退職手当も廃止するとしている。千代松市長は「危機的な財政状況を立て直しながら、市民が望む市政を実現するためには必要なこと。職員給料削減についても、職員には理解してもらえると信じている」と話した。
また同日夜から職員労働組合との団体交渉がスタート。千代松市長は「合意までのプロセスについてもできるだけ透明性を確保したい」として一般公開した。これに対し組合側は「組合員の生活実態をさらけ出すことになりプライバシーの侵害。これでは正常な交渉ができない」と反発している。
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110520113500457962.shtml
■大阪維新の会 3議会で議長ポスト独占
大阪・堺市議会が開会し「大阪維新の会」の議員が議長に選出されました。
「維新の会」はこれで大阪府議会、大阪市議会に続き、3つの議会で議長ポストを獲得しました。
堺市議会では先月の統一地方選挙の結果、大阪府の橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」が躍進し、第一党となりました。
20日、開会した議会では新しい議長に「維新の会」の馬場伸幸さんが、副議長に公明党の小西一美さんが選ばれました。
これで「維新の会」は大阪府議会、大阪市議会に続き3つの議会で運営の要である議長ポストを得たことになります。
堺市議会で「維新の会」の議席は全体の4分の1と過半数に届いておらず、今後、各会派と協調できるかがカギとなります。
(05/20 12:09)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110520-OYT1T00099.htm
自公は強固でなかった…大阪、維新議長阻止不発
4月の統一地方選後初めて開かれた大阪市議会で、焦点だった正副議長選は19日、第1会派の地域政党「大阪維新の会」から議長、第2会派の公明から副議長が選出されて決着した。
「大阪都構想」を掲げる維新と対立する自民が、公明と「OSAKAみらい」(民主系)との連携で模索した維新の議長獲得阻止は不発に終わったが、維新が目指す公明との連携も不透明で、橋下知事がくら替え出馬も示唆する秋の市長選を見据えた会派間の攻防が続きそうだ。
「自公の関係に亀裂が入らないようにしてほしい」
正副議長選に向けた会派間の調整が大詰めを迎えた17日夜、自民の多賀谷俊史・前市議団幹事長は市役所の公明控室を2度にわたって訪れ、旧知の幹部に詰め寄った。しかし、この後、公、自、民の幹事長会議で、公明の高山仁・市議団幹事長は「苦渋の決断をした」と切り出し、維新の議長獲得を容認する意向を伝えた。
自民幹部は「自公の関係は強固と思っていたが、ショックだ」とうなだれた。
公明が維新議長を容認したのは、「維新の33議席という民意は重い。第1会派が取るのが自然だ」(幹部)と判断したためだ。公明の対応について、維新幹部は「この動きを次につなげたい」と、連携強化に意欲を示す。維新は24日に都市制度のあり方を巡る協議会の設置を各会派に呼びかけるが、公明には「丁寧に対応したい」と、事前に説明する考えだ。
ただ公明は、議員報酬や定数の削減について、会派間協議にゆだねると昨年末に各会派で合意したにもかかわらず、維新が独自に削減条例案の提出を予定していることに反発。高山幹事長は「3派体制を堅持したい」と強調する。
橋下知事が「大阪秋の陣」と位置づけ、府知事選とのダブル選ももくろむ大阪市長選に向け、今後、各会派は対応を迫られる。
民主系は、平松邦夫市長が出馬を表明した場合は支援するとみられる。自民は「大阪市の解体ではなく、改革を」と維新の候補者との対決を辞さない姿勢だ。公明は明確な態度を示していないが、自民幹部は、自公連立政権時代を通じ、市内の衆院選挙区で公明候補を支援してきた選挙協力を引き合いに、「自民が必要と公明に再認識してもらいたい」と、関係修復を図る考え。19日の自民の議員団総会でも、3派体制の維持を確認した。
(2011年5月20日09時50分 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004083753.shtml
議会対立一転 市議選候補、市長批判控えめ 加西
市長選と初の同日実施で、22日に投開票される加西市議選。市長選で3選を目指す現職中川暢三氏(55)との激しい対立が注目されてきた市議会だが、選挙戦では一転、市長批判が鳴りを潜めている。市議選は3減となった定数15を22人が争う激戦。「改革続行」を掲げる中川市政に対する市民の評価を読み切れず、「市長攻撃ばかりでは有権者の反発を招きかねない」と様子見ムードが漂う。
市長と議会の対立が本格化したのは中川氏1期目の2007年。市職員採用への介入問題をめぐり、市会が市長不信任決議→市長が議会解散→新市会が再び不信任決議→市長失職・再選挙、という応酬があり、全国の注目を集めた。中川市長は再選後も、市業務の包括的民間委託などの計画を次々に打ち出し、反発した議会が市長提出の33議案を否決するなど緊張関係が続く。
市長選は、中川氏と新人の元市国保健康課長、西村和平氏(55)の一騎打ちで、議会と首長の関係も争点となっている。
「このままでは加西は沈没する」。市議選のある前職候補は個人演説会で、議会対応を含む中川氏の政治手法を批判し、「行政と議会は車の両輪。同じ方向を見て市民のために仕事をするべきだ」と市長交代を訴えた。
だが、真っ向から市長批判を口にする候補者はごく少数だ。反市長派の前職候補の1人は「初の同日選で、市長批判が自分にどう跳ね返ってくるか分からない」とし、市長攻撃は避けている。
別の新人候補は、市長との対立ばかりが注目を浴びる議会の現状に対し「品格のある議会にしよう」と呼び掛ける。
思いの外、静かな市議選に、加西市内の男性(67)は「選挙後の新議会では、当選した市長としっかり意見を戦わせてほしい」と話している。
(藤村有希子)
(2011/05/20 08:00)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110520/wky11052002210003-n1.htm
「絆クラブ」が最大会派に 和歌山市議会、浦平氏が加入
2011.5.20 02:21
和歌山市議選の繰り上げ補充に伴う選挙会が19日開かれ、浦平美博氏(39)=無所属=の繰り上げ当選が正式に決まった。浦平氏は新会派「絆(きずな)クラブ」入りを表明。絆クが最大会派となったが議長選出では慎重な構えをみせている。
選挙会で決定後、岩城茂・選管委員長が当選証書を授与した。浦平氏は「複雑ですが助けていただいたという思い。亡くなった石谷保和さんの分まで頑張りたい」と語り、絆ク入りした。
市議会の会派は絆クと「市民クラブ」がともに11人で最多だったが、浦平氏の加入で絆クが12人となり最大会派となった。
23日の臨時議会で正副議長が選出されるが絆クの代表者、北野均議員は「他の会派と話し合いのうえ決めたい」とした。慣例で議長は最大会派、副議長は第2会派から選出されていた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201105200001.html
公明、維新との距離測る 府議会では副議長に手を挙げず2011年5月20日
大阪府議会、大阪・堺両市議会は19日、それぞれの正副議長を選出、内定した。4月の統一地方選で躍進した「大阪維新の会」が3議会で議長を確保。各議会で第2会派の公明党は大阪、堺両市議会で副議長に就くが、府議会では副議長職に手を挙げなかった。維新との距離感を測る公明の動向が3議会の審議にも影響を与えそうだ。
大阪市議会は19日の本会議で、議長に維新の大内啓治氏、副議長に公明の青江達夫氏を選んだ。維新への警戒感から、自民党を中心に公明、OSAKAみらい(旧民主)との3派連携で議長職を獲得する動きもあったが、公明が維新の議長就任を容認した。
公明市議団幹部は同日、維新と各会派の橋渡し役を果たす意欲を見せたが、公明の高山仁幹事長は「今後も3派の枠組みは大事にしたい」と、維新との連携に慎重な姿勢を見せた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110521/lcl11052112010000-n1.htm
維新以外は何もできない?
2011.5.21 12:00 (1/2ページ)
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大阪府議会の5月定例会が開会。議員の出退表示盤に次々と明かりがついた=19日午前、大阪府庁(彦野公太朗撮影)
57人。改選後の府議会での「大阪維新の会」府議団の「数の力」を、5月議会の開会が迫るほどにしみじみと感じている。
「もう府議会では何もできませんよ」。ある自民府議はこう嘆く。28人から57人に大躍進した維新に対し、自民は24人が13人に、民主は24人が11人に、共産も10人が4人にと、それぞれほぼ半減した。
今になってみれば、改選前の主要会派構成は維新28、民主・自民がそれぞれ24、公明23、共産10−と、それなりのバランスが保たれていた。会派所属議員数で決まる事柄は多岐にわたるため、このバランスの意味は大きかった。
たとえば、議会の運営方向などを協議する議会運営委員会委員。改選前は維新、民主、自民が4人ずつ、公明3人、共産2人だったのが、会派比率で計算すると維新8人、公明3人、自民、民主が2人ずつに。関西広域連合議会の議員も、これまでは維新、民主、自民、公明、共産から1人ずつ出ていたのが、今度の割り当ては維新3、公明と自民が1ずつになる。
共産は所属議員が5人以下のため、府議会の申し合わせでは「非交渉会派」となり、議会運営協議会にも参加できず、代表質問権も失う。なんとか交渉会派として認めてほしいと、維新にお願いするところからの再出発だ。
また民主も、失う見込みだった広域連合議会の議席について「何とか配慮を」と要望。維新は「国政与党の民主こそ広域連合で頑張ってほしい」と太っ腹に枠を1つ譲った。
さらに、独占も可能な正副議長ポストも「副議長は第二会派に」と公明に譲る構えを見せた。結局、手を挙げなかった公明からは「副議長をとっても、府議会では何もできない」との声が聞かれた。
橋下徹知事がいう「僕の政治感覚」ではどうなのか分からないが、果たして、府民は、維新以外は何もできない府議会を望んだのだろうか。私はそうではないだろうと思う。
第一党が過半数を占める府議会は果たしてどんな展開になるのか。19日に開会した議会の動きに注目したい。 (木村さやか)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110521/lcl11052122010004-n1.htm
神社の石碑に名前が…大阪・吹田市長、府議時代に寄付 公選法抵触も
2011.5.21 21:59
府議時代に井上哲也市長が神社に10万円を寄付し、設置された石碑=大阪府吹田市
橋下徹大阪府知事が代表の地域政党「大阪維新の会」公認で、4月の吹田市長選に初当選した井上哲也市長(54)が府議時代の平成19年ごろ、同市内の伊射奈岐(いざなぎ)神社に10万円を寄付し、井上市長の名前入りの石碑が参道に設置されていることが21日、分かった。公職選挙法に抵触する恐れがあり、井上市長は「秘書がやっていたことだが、関係者に迷惑をかけ申し訳ない」と話している。
同神社によると、本殿の屋根ふき替え工事のために寄付を募った際、井上市長の秘書が市長名で10万円を寄付。10万円以上の寄付者には名前入りの石碑を境内に設置していたため、「金拾萬圓也 井上哲也」と記した石碑を設置した。井上市長は寄付金の返還と石碑撤去の要請を行う予定で、神社側も近日中に応じる方針という。
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>>1622>>1631
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004096020.shtml
強引手法に市民見切り、現職3選逃す 加西市長選
落選が決まり、支持者に深々と頭を下げる中川暢三氏=22日午後10時15分、加西市北条町横尾
市民は、対立より対話を求めた。首長と議会の関係が大きな争点となった加西市長選は22日、「改革続行」を掲げた現職の中川暢三氏(55)が、「対話と協調」を訴えた元市職員の新人西村和平氏(55)に敗れ、3選を逃した。自身の失職に伴う前回出直し選で再選された後も、賛否両論の施策を次々と打ち出し「改革派」をアピール、市議会との対立でも注目を集めた中川氏だが、強引な政治手法に有権者は「ノー」を突き付けた。
「効率的な市民満足度の高い自治体になるかどうかの瀬戸際だったが、市民が放棄した。まずは6年の疲れを癒やしたい」と中川氏は、同市内の選挙事務所前で敗戦の弁。最後まで硬い表情を崩さなかった。
2007年の出直し市長選で再選後は、市役所経営の効率化などを掲げ、市業務の包括的民間委託、市立11小学校を5校に統廃合した上での小中一貫教育実施など大胆な方針を表明してきた。
地方の「改革派リーダー」の一人として全国的な知名度は高まったものの、足元では「加西を実験台にしている」と不安視する市民らの声も広がっていった。
一方、市長提出議案を相次いで否決するなど市長と対立する場面が多かった市議会では、議会の役割や運営ルールを明文化する議会基本条例を定めるなど新たな取り組みが進んだ。「改革派首長」の存在が議会改革を後押しした面もある。
同市職員を辞め一騎打ちを挑んだ西村氏は、選挙戦で中川氏の政治手法を「独断専行」と真っ向から批判、民間委託など中川氏の看板政策も白紙撤回を迫り、激戦を制した。西村氏は「多くの市民の共感を得ることができた。5万人都市を目指して頑張っていきたい」と力を込めた。
市議選(定数15)も同日投開票された。ともに新たな顔ぶれとなった市長と議会が、どう市政の課題に向き合い、市民の選択に応えるのかが問われる。市長選で西村氏に投票した60代の自営業男性は「市長一人では人口減少抑制などの重要課題を解決できない。議員、市職員らと信頼関係を築き、力を結集して加西市をもり立ててほしい」と注文を付けた。(藤村有希子)
(2011/05/23 10:54
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004094161.shtml
加西市長に西村氏 現職・中川氏破り初当選
加西市長選は22日投開票され、無所属新人で元市国保健康課長の西村和平氏(55)が、3選を目指した無所属現職の中川暢三氏(55)を破り初当選した。投票率は72・45%。市長失職に伴う4年前の出直し選を0・1ポイント下回った。
議会などとの十分な調整をせずに、市業務の包括的な民間委託など大胆な計画を打ち出してきた中川氏の市政運営に対し、西村氏は「市民や議会、職員との対話が足りず、市組織が有効に機能していない」と批判。市役所内外の「反中川票」を集めて支持を広げた。
中川氏は1期目の2007年、市職員採用介入問題で市議会から2度の不信任決議を受け失職、出直し選で再選された。今回の選挙戦では、財政再建推進など2期の実績を強調し「改革を後戻りさせてはならない」と訴えた。しかし、再選後も議会との対立を続ける政治手法に対し、「独断専行」との批判をかわせなかった。
同市議選(定数15)も同日投開票された。市長・市議選の同日実施は、1967年の同市発足後初めて。
(藤村有希子)
(2011/05/22 23:03
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>>946
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110523/shg11052301550001-n1.htm
統一選対応 大津市長、知事を痛烈批判 自民県連大会、会長に辻村氏
2011.5.23 01:54
22日に大津プリンスホテル(大津市におの浜)で開かれた自民党県連定例大会で、あいさつした大津市長の目片信(まこと)市長(69)が、統一地方選期間中の嘉田由紀子知事(61)の対応について痛烈に批判し、会場から大きな拍手がわき起こる一幕があった。嘉田知事のあいさつは先に終わっており、その後、反論はしなかった。
定例大会には県内各支部の代議員ら党員約600人のほか嘉田知事や目片市長ら首長も出席した。
あいさつに立った目片市長は統一選での嘉田知事の対応について「不平不満がある」と切り出し、「自民党の応援をするならわかるが自らのブレーンを増やすために対立候補の応援をするのは首長としてあってはならない」と批判。会場からは「そうだ」の歓声と拍手がわき起こった。
これに対し、その後あいさつに立った県連会長の有村治子参院議員が「しんどい会になることを百も承知でお越し頂いた知事の職責の重さに敬意を表し、温かい拍手をお願いします」とフォローしていた。
この日定例大会では、新役員体制が発表され、有村会長の後任として辻村克(まさる)県議(米原市選挙区)が選ばれた。幹事長、総務会長、政調会長は続投。また、副会長に新たに世古正氏が就任した。任期はそれぞれ来年の定例大会まで。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052301001026.html
「大阪都」構想座長は維新と公明 協議会原案が判明
2011年5月24日 02時02分
大阪府の橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」大阪市議団が「大阪都」構想見直しに向けて市議会に設置を目指す協議会の原案が23日判明した。市議会運営理事を務める維新の会と公明の両市議が交互に座長に就き、毎月2回以上、公開で開催するのが柱。
第2会派の公明と責任を分担し、安定的に協議会運営を図りたい思惑とみられる。24日に各会派に提示し、任意の協議会として5月中に立ち上げたい意向だ。
都構想について橋下知事が「いったん白紙にする」と表明したことを受け、公明が「白紙とは真っさらなことだ」(幹部)とゼロベースでの見直しを要求した経緯もあり、協議会運営の在り方や検討項目について調整が難航する可能性もある。
原案によると、名称は「新たな大都市制度検討協議会」で、座長のほか各会派から3〜4人ずつのメンバーを出して構成。議論を円滑に進めるため、各会派が検討チームなどの設置に努めるよう求めている。
協議の結論を得る時期は明記していないが、維新の会幹部は11月ごろに見込まれる市長選をにらんで9月までに方向性を出したい考え。「区長公選制や特別区の導入についても話し合いたい」と強調、会派間で合意できなければ市長選の争点にする構えだ。
検討内容として(1)統治機構(2)広域自治(3)基礎自治(4)税財源と財政運営(5)議会の在り方―の5項目を明記した。
(共同)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110524/lcl11052402010000-n1.htm
維新市議団が「合区案」提唱へ 都構想実現へ2段階方式 地域自治区の設置も
2011.5.24 02:00
大阪府市の再編を目指している地域政党「大阪維新の会」(維新)の大阪市議団が、大阪都構想の“別案”として、市内24区を複数区ごとに合併させる合区案を検討していることが23日、分かった。一気に「大阪都」をつくらず、まずは合区して権限と財源を委譲する2段階方式。維新が主張してきた区長公選制は、合区後に住民投票で決める手法を想定している。
2段階方式は、維新の市議会議席が過半数に達していないため、他会派の賛同を得やすい譲歩案として浮上。第2会派の公明には区長公選制に慎重姿勢の一方、合区に前向きな議員もおり理解を得たい考えだ。
合併の組み合わせは未定だが、合区にあたっては「従来のコミュニティーが壊される」との批判に配慮し、旧区ごとに「地域自治区」を設置することを検討。さらに、地域自治区には自治会単位で代表を選出する地域協議会を置き、地域に密着した教育や福祉などの課題について住民意見を集約するという。
維新幹部は「2段階方式は選択肢のひとつ。ただ、どういう形になっても現在のコミュニティーを守るために地域自治区制度は導入したい」としている。
維新は24日、各派に対し都市構想について話し合う「新たな大都市制度を検討する協議会」(仮称)を提案する予定。合区案は協議会の場で維新案として提案する方針だという。
協議会の設置案によると、協議会は市議会の運営理事2人(維新、公明)と、各派3〜4人の代表で構成。毎月少なくとも2回開催し、運営理事が交互に座長を務める。検討項目は大都市における統治機構や広域・基礎自治、税財源と財政運営、議会のあり方など5項目。維新は会議の公開を前提にしているが、他会派からは公開に慎重な声も出ている。
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20110524ddlk30010461000c.html
和歌山市議会:議長に第2会派・市民クから和田氏選出 /和歌山
和歌山市議会は23日、臨時議会を開き、議長に和田秀教氏(62)=市民クラブ、10期=、副議長に中村協二氏(69)=絆クラブ、3期=を選出した。議会最大会派は絆クラブだが、最大会派から議長を選ぶ従来の慣例には従わず、絆クラブも合意の上で第2会派からの選出となった。
絆クラブの北野均幹事長は「諸般の理由で議長を市民クラブから出すよう申し入れていた」と説明したが、詳しい理由は明らかにしていない。
和田氏は91年5月から92年6月まで議長を務めており、2回目の就任となる。臨時議会の会期は26日までの4日間。【御園生枝里】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110525/lcl11052513580003-n1.htm
公明、大阪市監査委も獲得 橋下維新の自民外し逆効果
2011.5.25 13:57
大阪市議会の公明・自民・民主系の3会派は25日、大阪市の監査委員ポストの2人の市議枠について、公明・自民両会派が獲得することで合意した。公明は、議長選では大阪維新の会と連携して議長が維新、副議長は公明が獲得していたが、監査委員選出では自民と連携。監査委員ポストも得る見通しになった。
監査委員ポストはこれまで第1、3会派が獲得することが慣例で、これに沿うと今回は、維新と自民がポストを得る見通しだったという。
一方、維新は当初、市議選出の監査委員を1人減らすことを主張したが、その後、撤回してポストを要求。「第1、2会派で獲得するのが市民に最も分かりやすい」とし、維新・公明が監査委員に就任して自民をはずす提案を持ちかけた。
この維新の方針変更により、他会派からは「筋が通らない」といった意見が浮上し、公明・自民・民主系の3派連携が成立。3派の議席は過半数に達しており、公明・自民の両会派から委員を選出する方針となったという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110525-00000175-mailo-l27
自民党茨木支部:維新支援の市議らの離党勧告求め決議 /大阪
毎日新聞 5月25日(水)13時38分配信
自民党茨木支部は24日、4月の統一地方選挙で首長政党「大阪維新の会」の候補を支援した市議と党員6人に対して離党勧告するよう同党府連に求める決議を採択した。同日行われた役員会で決定した。
市議は今月1日に市議会の自民系会派を離脱したものの、党籍は現在も残している。同支部によると、市議は統一地方選の府議選同市選挙区で立候補した維新公認の候補=当選=の選対本部長を務めた。同支部が擁立した新人候補は次点で落選した。【高橋隆輔】
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http://www.sankei-kansai.com/2011/05/25/20110525-053171.php
共産大阪府議団 交渉会派入りを断念
大阪府議会は24日、議会運営委員会理事会を開き、代表質問や議会運営に関する協議への参加が可能な「交渉会派」入りを求めている共産府議団について協議した。各会派の考えに相違点があるため、共産は今議会での交渉会派入りは断念、9月議会に向けて少数会派の扱いに関する新たなルールづくりを改めて求めた。
府議会の申し合わせでは、本会議での代表質問や、議会運営委員会に参加できる「交渉会派」の要件を所属議員5人以上と規定。共産は4月の府議選で獲得議席が10から4に減ったため非交渉会派となり、交渉会派として認めるよう求める要望書を19日、正副議長に提出していた。
浅田均議長は、前期に交渉会派であり、所属政党の全候補者の得票占有率が5%以上である―などを条件に、代表質問と本会議での討論、政務調査委員会へのオブザーバー参加を認める特例案を23日に主要4会派に提示した。
しかし、この案に対し、「まず議会基本条例を変えてから認めるべきだ」などとする会派もあり、正副議長が共産に状況を説明。共産が「拙速に結論を求めるのは本意ではない」と今議会での交渉会派入りを断念する一方、9月議会に向けて、少数会派の扱いに関する新たなルールづくりを要望。各会派とも了承し、今後理事会で協議を継続することを決めた。
(2011年5月25日 06:59)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/stt11052614040006-n1.htm
大阪市議会、主導権めぐり橋下維新など虚々実々の駆け引き
2011.5.26 14:00 (1/3ページ)
統一地方選後、初の議会となった大阪市の5月定例市議会は会期の最終日となる27日に、監査委員の選出や条例改正案の採決などが行われる。大阪府の橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」(維新)が第一会派となったものの過半数に達していないため、それぞれの会派が主導権を確保しようと連携協議や交渉が水面下を含めて活発化。秋に控える大阪市長選や今後の都市構想の行方などで思惑が入り乱れ、虚々実々の駆け引きが繰り広げられている。
公明は“漁夫の利”
市幹部の一人は「今回、一番成果をあげたのは第2会派の公明。維新と自民の衝突の間に入って漁夫の利を得た」と打ち明ける。
議会の主要ポストの議長、副議長、監査委員(2人)は、慣例では第1会派が議長と監査委員、第2会派が副議長、第3会派が監査委員と分け合ってきた。ところが公明は今回、議長選では維新と連携し、副議長ポストを得ただけでなく、監査委員の選出をめぐっては自民、民主系と協調し、ポストを得た。
ただ、公明市議団幹部は「ポストにこだわっているわけではなく、筋を通した結果」とし、表情は厳しい。これまで市議会では、公明・自民・民主系の3派連携路線をとっていたので、議長選での維新との連携は「苦渋の決断だった」という。
維新、続く模索
「こんなの有権者の声じゃない」
ある維新市議がぼやいたのは、25日の監査委員選出をめぐっての駆け引き。維新は当初、議員選出の監査委員を2人から1人へ削減する提案を行う予定だったが、議長選をめぐる公明との協議の過程で提案を撤回。その後、あらためてポストを求めたところ、他会派から「筋が通らない」と批判があがり、慣例では第1会派が得ていた監査委員ポストを失うことになった。過半数を獲得した府議会とは異なり、維新は第1会派とはいえ、不安定な議会運営を強いられる。
また、他会派からの警戒感も強く、19日に議長に就任した大内啓治議員は就任会見で「公平中立な議会運営に努めたい」と述べるなど配慮の発言も。
また、都市構想をめぐっては「一気に大阪都にするのではなく、まず市内24区の合区を行う」などとする大幅な譲歩案も浮上。一方、「公約なので譲れない」として27日に提案に踏み切る議員定数削減の条例改正や市長退職金の削減の特例条例案ではこれまでのところ、過半数は難しい状況だ。
自民、うらみ節
維新に対抗姿勢をみせる自民だが、ある市議は「議長選で公明が維新と連携したのは想定外」(市議団幹部)とうなだれる。自公は国政でも協力関係にあるが、なかには「国政選挙があっても公明には協力したくない」という議員も。
一方「平松邦夫市長を支える」とする立場をとってきた民主系会派は市長選への候補者擁立を表明している維新への対抗姿勢から、公明・自民との3派連携を守ることを課題に動いた。
連日にわたって続く会派間の駆け引き。ある市議は「今回の議会は維新も含めて政治的な権力争いの話ばかりで、市民に密着した政策の議論はほとんどできなかった。こんなんじゃダメなんだけど…」と漏らしていた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/elc11052609470000-n1.htm
88か87か…議員定数めぐり橋下維新vs公明の攻防激化
2011.5.26 09:40 (1/3ページ)
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大阪維新の会のタウンミーティングに駆けつけた橋下徹・同会代表=3月6日午後、大阪府堺市(渡守麻衣撮影)
大阪府の橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」府議団は、開会中の5月議会に議員定数を109から88に削減する条例改正案を提案した。公明、自民、民主の各会派は「一票の格差が拡大する」などと反発するが、維新側は今議会での可決を目指す方針。定数削減には賛成の公明は選挙区を衆院小選挙区と同じ19区に合区し定数を87とする試案を用意し、維新案の取り下げと選挙区見直しに向けた意見書案と協議会設置を提案した。定数をめぐり攻防は激化している。
国政での協力の思惑
維新の条例改正案は「人口10万人あたり議員1人」を適数として定数を割り出し、現行の選挙区に割り振ったもの。大阪市住吉区や東大阪市など21選挙区で、それぞれ1ずつ定員を削減する。議員定数は21減となるが、一方で「一票の格差」は現在の2.2倍から2.88倍に拡大する。
維新は昨年9月議会でも同じ条例改正案を提案したが、他会派は「一票の格差が拡大する」と反対。ほとんど議論されないまま否決された。
だが、府議選で過半数を得たため、今回は単独採決も可能。維新幹部は「統一選の選挙公約であり、必ず可決、成立させたい」と強行突破の可能性を示唆する。
これに対し、公明は府議会に、選挙区見直しを検討する協議会を設置するよう23日の議会運営委員会理事会で各会派に提案。維新案の取り下げを求めており、自民と民主は同調した。
公明はさらに、都道府県議の選挙区を「郡市の区域」と定める公職選挙法の改正を求める意見書案も議長に提出。法改正実現後、準備中の試案を協議のテーブルに乗せたい考えだ。
公明が昨年4月の人口データを基に作成した試案では、選挙区を衆院小選挙区と同じ19区に合区。各区の定数は4〜5で、議員1人あたり人口は維新に近い約9万5千人〜約11万人。一票の格差は1.15にとどまり、総定数は87と維新より1少なくなる。
4月の府議選では、定数1の小選挙区制に近い選挙制度に苦しめられただけに、公明幹部は「死に票が少なくなるのも利点」と強調する。
実は、公選法改正は、維新が定数削減後に想定するステップでもある。維新幹部は「88という定数が決まれば一票の格差が拡大しないよう、区割りを見直す。それには法改正が必要で、国政政党である公明の力が不可欠」と話す。
それでも維新が「まず定数削減」にこだわる背景には、平成13年6月から2年近く審議した議員定数等調査特別委員会で各会派の意見が分かれ、結局削減に至らなかった経緯がある。
橋下知事も維新案について「先に数字を固めて、2年ぐらいかけて区割りを詰めればいい。この手順に反対するのは改革したくない人」と、数から決める方法に賛同している。
ただ、公明幹部は「意見書案を出すことで、維新に『みんなで一緒にやろう』と投げかけたつもり」と明かした上で「ごり押しするなら厳しい状況になるだろう」としており、維新の出方を注視している。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004104376.shtml
みんなの党、伊丹の小西市議を除名
みんなの党兵庫県第6区支部は25日、4月にあった統一地方選の伊丹市議選で、同党公認候補として初当選した小西彦治市議(39)を除名処分にした、と発表した。党の政策に反する市議と新会派を結成したことが理由という。
杉田水脈支部長によると、小西市議が加わった新会派には、保育所民営化に反対する市議らが含まれていた。民営化に賛成する党と主張が対立する上、党の了承を得ないまま新会派入りを自身のブログで発表したため、24日の党本部役員会で除名が決まったという。
杉田支部長は「公約のすり合わせをせず新会派を組むのは、投票してくれた人への裏切り行為」と断じた。
小西議員は「1人では議会での質問も制限されるため、考え方が近い人と会派を組んだ。党のために頑張ろうと考えた末の決断だったが、受け入れられず残念だ」と話している。
同党は、伊丹市議選と同日に投開票された西宮、芦屋、宝塚市議選でも初めて1議席ずつを獲得したばかりだった。
(霍見真一郎)
(2011/05/26 08:30)
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http://www.asahi.com/politics/update/0525/OSK201105250126.html
「みんな」名乗らぬ会派は党規定違反 伊丹市議を除名2011年5月26日5時3分
所属する市議会の会派名に「みんな」の文言が入っていないなどとして、今春の統一地方選でみんなの党公認で当選した兵庫県伊丹市議が24日付で同党から除名された。党の規定に反するとの理由だが、市議は「会派名の強制は失礼な話だ」と反発している。
25日、みんなの党衆院兵庫6区支部が発表した。
除名されたのは、伊丹市議選で党唯一の公認候補として初当選した小西彦治(ひこじ)氏(39)。今月9日付で他の無所属市議5人と会派「新風いたみ」を結成した。
しかし、同党では地方議会で会派を組む際、会派名に「みんなの党」または「みんな」の文言を入れる規定があり、小西氏の所属会派はこれに反する、と党支部が問題視した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110527/lcl11052723150015-n1.htm
大阪市議会、「維新の会」4提案を全否決 孤立感強まる維新の市議団
2011.5.27 23:14
大阪市議会は27日、大阪府の橋下徹知事が代表の地域政党で構成する会派「大阪維新の会」(維新)が提出した議員定数の削減や市長らの退職金減額などにかかわる4つの条例案を賛成少数で否決し、閉会した。また、新しい大都市制度を議論する場として維新が各会派に提案した検討協議会について、自民、民主系のOSAKAみらい、共産の3会派は同日、設置に反対する意向を正式表明。公明も設置に難色を示した。
一方、堺市議会では同日、大都市制度について、市議会の特別委員会で議論することで維新や自民など4会派が合意したが、維新は協議会の設置自体を求めなかった。大阪府議会を含む3議員選で躍進した維新だが、過半数獲得に至らなかった2つの政令市議会では、初舞台の5月議会などで提案をまとめきれず、苦いデビューとなった。
維新の大阪市議団は、今議会で議員提案した議案が全て否決され、孤立感を強める形に。美延映夫幹事長は「選挙で示された民意とかけ離れている」と反発する一方、協議会については「他会派に参加してもらえなければ、有識者や市民を入れてやりたい」とし、維新単独での設置も検討していることを明らかにした。
協議会について各派は当初、設置を受け入れる姿勢を示したが、27日の各派幹事長会議では、態度を保留した公明を除く3会派が「議会の特別委員会で議論すべきだ」として参加を断る意向を伝えた。
また、維新の提出議案のうち、市長・副市長の退職金を半減する特例条例案については共産が賛成したが過半数に達せず否決。議員定数削減や議員報酬カットの条例改正案などは維新以外の全会派が反対した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004111256.shtml
市議会困惑、市長が6月定例会招集せず 加西市
加西市の東郷邦昭副市長(左)へ、市会臨時会の招集を求める中川暢三市長宛ての文書を手渡す議員協議会の三宅利弘座長(中央)=加西市役所
加西市長選に落選した中川暢三市長が、6月16日までの自身の任期中は市会6月定例会を招集しない考えを示し、市長選と同日実施の市議選を経た新市会は27日、「正副議長選任など議会体制が整わず、さまざまな弊害が起きる」として、市長宛てに臨時会の早期招集を求める全15市議の署名入りの文書を提出した。
地方自治法では、4分の1以上の議員から請求を受ければ、首長は20日以内に臨時会を招集しなければならないと定められている。ただ、招集しなくても罰則はない。
加西市によると、6月定例会は例年、2日に招集され、中川市長はその日程を内諾していたが、落選後、「招集は新市長に任せたい」と態度を変え、招集権限を東郷邦昭副市長に委譲することも拒否したという。
27日には全市議による議員協議会が開かれた。正副議長の選任が遅れると、同市会議長が本年度担当する近畿市議会議長会副会長の空席期間が長引き、6月3日の同議長会監事会に出席できないなどの理由から、招集の請求を決めた。
中川市長は市を通じ「法的チェックを含め対応策を検討したい。ただ、招集を急ぐ理由はない。議案を否決してきた議員がこういう時だけ招集を求めるのはおかしい」とコメントした。
同市では2007年5月13日、当時1期目の中川市長が市会から2度目の不信任決議を受け失職。同年6月17日に出直し市長選が行われ、同日に中川市長2期目の任期が始まった。このため、通常なら6月定例会の会期であるさなかに、任期満了を迎えるという異例の事態を招いている。
(藤村有希子)
(2011/05/28 07:36)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110527/osk11052702020000-n1.htm
「職員給与2割削減」 市長、譲れぬ公約の核 大阪・泉佐野市
2011.5.27 02:02
■「根拠示せ」2労組反発
財政破綻一歩手前とされる早期健全化団体となり、財政難に苦しむ泉佐野市。市長ら特別職給与を最大40%削減する条例改正が成立し、今年4月に初当選した千代松大耕市長の公約実現に向け一歩を踏み出した。だが、公約の“本丸”としている市職員給与20%削減には労働組合が強い反発を示し、難航の様相をみせている。
24日の臨時議会で成立した条例改正で給与は市長40%、副市長35%、教育長30%削減、退職金も全額廃止された。府市町村課によると、首長の給与削減は政令市をのぞく41市町村のうち31市町村で実施されているが40%まで削減するのは初めてという。
千代松市長は、4月の市長選で有効投票数の半数を超える1万7886票を獲得。市民からの大きな支持と、市長給与の大幅削減で行財政改革に取り組む強い意欲で市職員給与20%削減に取り組もうとしている。
だが、2つある市職員の労組はいずれも反発。団体交渉でも「給与削減がなぜ20%必要なのか根拠を示してほしい」などと訴えた。
千代松市長は、今年度予算で財政健全化計画の想定を超える約25億円の赤字を見込んでいる点を指摘したが、20%削減の効果を具体的に説明していない。
市側は昇給延期や新規採用の抑制による人員削減など人件費削減に取り組んでいる。普通会計決算では平成11年度の職員数は993人で人件費約110億円に対し、21年度は707人で72億円となっている。
労組側は「財政健全化計画には市長も市議として承認している。まず、なぜ20%削減なのか明確にしてほしい」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/lcl11052609460001-n1.htm
反問権ない平松市長…橋下維新市議、一方的な初質疑
2011.5.26 09:45
大阪市議会の財政総務委員会が25日開かれ、議会の第一党となった大阪維新の会の新人市議らが初めて平松邦夫市長に質疑、本格論戦の幕が開いた。新人市議らに市長が穏やかに答弁するシーンが目立ったが、委員会終了後は「(議員への)反問権がほしかった」と述べるなど、維新側に直接反論できない議会の仕組みに不満も漏らしていた。
橋下徹知事の特別秘書を務めていた河崎大樹議員が「大阪都構想によって大阪市の一体性が破壊されるという指摘があるが、まやかし。大阪市制度の正当性をアピールしようとしているのだろうが、組織防衛をしているだけ」などと市の姿勢を批判。終了後、平松市長は「あたかも私が市役所を守るために運営しているように一方的に言われた。(議会は)聞かれたことには答えられるがそれ以外は話せないので(市議に反論する)反問権がほしかった」と言及した。
また、税理士の丹野壮治議員は市が公正職務審査委員会から受けた勧告をめぐり、市が調査結果を出すことが遅れている点を指摘。制度上、議員が調査を行うことはできないが、「私に資料を貸してもらえれば3日で資金の流れを全て明らかにする」などと訴えた。これに対しては平松市長は「制度を理解してからおっしゃってほしかった」と指摘していた。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110526-OYT1T00269.htm
橋下知事元特別秘書、市議会で平松市長に攻勢
4月の大阪市議選で橋下知事率いる地域政党「大阪維新の会」の公認を受けて初当選した新人議員2人が25日、同市議会財政総務委員会で平松邦夫市長に初質問を行った。
橋下知事の元特別秘書・河崎大樹市議は、維新の会が推進する大阪都構想に平松市長が反対していることに関連し、「市役所を守る組織防衛の理屈があるだけだ」と批判、対立姿勢を鮮明にした。
河崎市議は、平松市長が11日の記者会見で、「(維新より)区政改革で一周くらい先を走っている」と発言した真意をただした。平松市長は「市政は具体的実践の積み重ねだ」と述べ、市の解体に力点を置く維新側をけん制した。
また、税理士の丹野壮治市議は、市公正職務審査委員会が求めた公金返還などの勧告に市が1年以上応じていない問題を取り上げ、「私に資料を貸してもらえないか。3日で資金の流れをすべて明らかにする」と平松市長を挑発した。
市議会では市側に逆質問の機会がなく、両市議の主張に対し、平松市長が不満そうにする場面も。委員会終了後、平松市長は報道陣に、「役所を守ろうなんて思ったことはない。(主張が)一方的。反問したかった」と“場外”で反発した。
(2011年5月26日10時48分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110527/lcl11052723570016-n1.htm
政策論争おきざり?パワーゲームに終始した大阪市議会
2011.5.27 23:57
統一地方選で勢いを増した大阪維新の会(維新)の“初陣”となった大阪市の5月議会。しかし、維新提出の4条例案は全て否決で決着した。維新は序盤の議長選では公明と手を結んで実利を得たが、結果的に孤立を印象づける形に。一方、既成政党を含む各会派が駆け引きに終始した側面もあり、政策議論は低調だった。
27日午後の市議会本会議。議員定数削減▽議員報酬カット▽市長らの退職金削減▽乳幼児医療費助成の拡大−という維新の4議案は、委員会などでの本格的な論戦も行われないまま、淡々と否決された。
「有権者との約束が守れず申し訳ない。いずれの条例案も次の大阪市長選の争点にしたい」。維新の美延映夫幹事長は息まいたが、維新案否決の流れは、今月中旬には水面下ですでに固まっていた。
「公約だから」と提案に踏み切った維新。しかし、他会派には「『否決してもらってもいい。パフォーマンスをさせてくれ』というメッセージに受け取った」との声もあった。
また、他会派には「根回しがなかったからだ」との指摘もあり、美延幹事長は「そうしたやり方が市議会の悪弊になっている」と反発する。ただ、議長ポスト獲得をめぐっては、維新も公明の意向をくみ、当初予定した市議選出監査委員の減員提案を取り下げた経緯があった。
一方、平松邦夫市長は「もっとフレッシュなやりとりがあると思ったが、旧態依然とした形だった」と冷ややかな反応。中でも、橋下徹・大阪府知事の特別秘書だった新人市議との質疑を振り返り「大阪都構想が大阪市をバラバラにするということがあらためてはっきりした」と、維新への敵意をむき出しにした。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201105280020.html
咲洲移転、判断9月に 防災拠点複数化狙う 橋下知事2011年5月28日
大阪府の橋下徹知事は27日の府議会で、咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区、旧WTC)への庁舎全面移転について「9月議会をめどに判断したい」と表明した。東日本大震災で被害を受けたが、防災拠点の機能確保や安全性が確認できれば、9月議会に移転条例案を提出する方針とみられる。今秋に狙う知事・大阪市長選の前に懸案の決着をつける構えだ。
咲洲への庁舎移転をめぐっては、防災面での不安などを理由に府議会で2009年3月に移転条例案とビル購入予算案が否決。同年10月には両議案が再度提出されたが、購入予算案だけが可決された。現在は、職員約2千人が勤務する「第2庁舎」として利用されている。
橋下氏はこの日、大阪維新の会の代表質問に対し、「咲洲庁舎は今の本庁舎より効率的に機能を果たしている」と強調したうえで、「防災拠点として(機能するか)どうかが論点」と表明。大震災での被害復旧や耐震性向上のための補強工事を前提に、外部の専門家の意見も踏まえて安全性を確かめる方針を示した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000146-mailo-l26
府議会:正副議長とも自民 調整難航、補正審議は深夜に /京都
毎日新聞 5月28日(土)14時51分配信
府議会(定数60)は府議選(4月)後初となる5月臨時会最終日の27日、議長に近藤永太郎氏(61)、副議長に小巻實司氏(70)=いずれも自民、当選5回=をそれぞれ選出した。しかし、この人事を巡り日程が遅れたため、東日本大震災を受けた総額209億6700万円の11年度一般会計補正予算案は午後8時半ごろ、ようやく上程され、審議は深夜にずれ込んだ。
府議選後の各会派の人数は自民27(改選前25)▽民主16(同14)▽共産11(同11)▽公明5(同6)▽京都創生フォーラム1(同4)。府議会では75年から最大会派の自民が議長職を維持し、副議長は他会派から選んできたが、今回は自民が次期衆院選での政権奪回をにらみ、副議長職の確保も模索。民主も譲らず、23日の開会後も会派間での調整が難航していた。
議長選は無記名投票で近藤氏は49票を得て当選。副議長選では公明の5人が退席し、小巻氏が44票を得て当選した。【太田裕之】
5月28日朝刊
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011053001000722.html
大阪府監査委員ポストで火花 維新と公明
2011年5月30日 18時18分
大阪府の橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」は30日、府監査委員の議員選出枠を1人に減らし、唯一となるポストの獲得を目指す考えを表明。これに公明が異論を唱え、対抗馬擁立の意向を示し、府議会運営委員会理事会で火花を散らした。
監査委員の府議枠は5人のうち2人だったが、維新の会は「議会と行政から離れた(民間の)人が担うべきだ」とする知事の方針を踏まえ、議員枠1減の条例改正案を提出。同時に理事会で「1人なら、第1会派が担うべきだ」と主張した。
これに対し公明は「減らそうとしているのに自薦するのは自己矛盾だ。知事、議長、監査委とも維新からとなればチェック機能は失われる」と反発、立候補を撤回せず、協議は不調に終わった。
条例改正案は、維新の会が府議会の単独過半数を占めていることから可決の見通し。橋下知事は記者団に「議員枠がある以上は(第1会派の)維新の会がチェックしていくのはなんら問題ない」と述べ、維新候補を選任する可能性を示唆した。
(共同)
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http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060201000274.html
君が代・起立条例案が委員会可決 維新の会以外は反発
大阪府の橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」の府議団が提出した、入学式などの君が代斉唱時に教職員に起立・斉唱を義務付ける全国初の条例案は2日、府議会教育常任委員会で可決した。府議会で単独過半数を占める維新の会だけが賛成し、他会派は反発。3日の本会議で可決、成立する見通しだ。
条例案は2日に審議入り。維新の会の府議は「子どもたちが国旗・国歌を尊重する態度を育むことが大切だ。府教育委員会の指導にもかかわらず、なお起立しない教員がいる」と指摘。学校での服務規律厳格化のため条例が必要だと説明した。
2011/06/02 18:42 【共同通信
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110602/lcl11060202000000-n1.htm
次期大阪市長選、枠組みめぐり動向活発化 “頂上決戦”の可能性
2011.6.2 02:00 (1/3ページ)
次期大阪市長選まで約半年と迫る中、戦いの構図をめぐる動きがにわかに活発化してきた。大阪府の橋下徹知事が市長選と知事選のダブル選「大阪秋の陣」をもくろむ中、平松邦夫市長が再選出馬に意欲を示したことで、両者の“頂上対決”となる可能性が浮上。一方、既成政党サイドでは、支持を広げる大阪維新の会(維新)に対抗しようと「非維新」の包囲網を目指す動きも出ている。
□辛坊、中田氏の名も…
平松氏が再選出馬する場合、陣営が最も手ごわい相手と想定しているのは、やはり橋下氏だ。ただ、陣営には「人気のある橋下氏との直接対決は分が悪い」という評価の半面、「平松氏にも、ここでは引き下がれないという思いもある」という声が上がる。
一方、維新側の候補としては、橋下氏が「一緒にやりたい」とラブコールを送る読売テレビ元解説委員長、辛坊治郎氏や前横浜市長、中田宏氏の名前も挙がる。維新市議の一人は「この3人のうち2人が、知事選、市長選に立候補するシナリオを考えている」と打ち明ける。
このうち、辛坊氏はこれまで「天命はない」などとして知事選などへの立候補に否定的な発言をしているが、仮に平松氏との対決が実現すれば、平松氏も毎日放送のアナウンサー出身だけに“関西民放対決”と話題を呼びそうだ。
□“反維新”結束か
勢いをつける維新に対し、平松氏の陣営はどう立ち向かうのか。
ある共産党関係者は「個人的な見解」と前置きしつつ「独自候補の擁立をやめて、反維新統一候補を立てる方法もあると思う」と指摘する。党としては独自候補を立てる方針で、候補者選定作業を進めているが、この関係者は「維新の市長が誕生すれば、大阪市がガタガタになる」と危機感を強調する。
平松氏の再選には、4月の大阪市議選で維新以外の候補者に投票した非維新票をどれだけまとめられるかが大きなポイントとなる。
市議選での維新の得票率は、24区全体で33・17%。維新は一気に第一会派のポジションをつかんだ。
だが、市議会で連携関係を続けてきた公明・自民・民主系の3会派の得票率を合計すると、過半数に達する。これに共産票なども加えた非維新票は、維新票の倍程度となる。
既成政党の中には「維新の風に立ち向かうには、一致団結して立ち向かわなくては」という意見も根強い。これに対し、維新市議の一人は「いっそのこと、既存政党がみな平松市長を応援してくれた方が、選挙の構図がわかりやすくなる」と指摘。包囲網を好戦的に受け止めている。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004125300.shtml
加西市長が拒否から一転、臨時市会招集へ
5月22日投開票の加西市長選で落選した中川暢三市長が、6月16日までの自身の任期中は市会6月定例会を招集しない考えを示していた問題で、中川市長は31日、一転して6月2日に臨時会を招集することを告示した。
市長選と同日実施の市議選を経た市会は「議会体制が整わず、さまざまな弊害が起きる」とし、全15市議で市長に臨時会招集を求めていた。
中川市長はこの日の会見で招集の緊急性はないとの認識を強調し、「議会の強い要望に応えた。私が大幅に譲歩すれば決着するから丸く収めた」と述べた。議員協議会の三宅利弘座長は「請求が受け入れられ、いい方向に進んだ」と話した。
臨時会では、市会側が正副議長を選任し、市会委員会条例改正案を提出。市当局は市教育委員などの人事案件を提案し、専決処分を報告する。
例年2日招集の6月定例会について、当初は内諾していた中川市長が落選後、「新市長に任せたい」と招集を拒否。市会は、正副議長が選任されないと、同市会議長が副会長を担う近畿市議会議長会の監事会(3日)に出席できないなどとし、早期招集を求めていた。
(藤村有希子)
(2011/06/01 08:00)
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http://www.asahi.com/national/update/0604/OSK201106030170.html
芦屋市長、収支報告偽る 運動員報酬22万円支出装う2011年6月4日10時27分
4月の統一地方選の兵庫県芦屋市長選で3選を果たした山中健市長(61)が、公職選挙法で定められた選挙運動費用収支報告書に、実際にはまだ支払っていない車上運動員への報酬を支払ったように装った虚偽の記載をしていたことがわかった。山中市長が3日、朝日新聞の取材に対し、認めた。
虚偽記載があったのは、山中市長の陣営が5月9日に市選管に提出した報告書。報告書によると、選挙期間中に選挙カーに乗った女性運動員4人に対し、報酬として1人あたり10万5千〜1万5千円、計22万5千円を市長選投開票日の4月24日に支出したとしていた。同日付の4人の領収書も添付されていた。
山中市長によると、実際は今も4人には報酬は支払っていない。報告書に添えた領収書は、金額が空欄で氏名、住所が記入されたものに、実態を確かめないまま市長自身が想像して金額を記入していた。山中市長は自ら報告書を書いて、出納責任者に見せた後で市選管に提出したという。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/06/04/20110604-053609.php
定数削減案は紛糾 大阪府議会 議場封鎖 副議長、未明に辞表
大阪府議会で3日に開かれた本会議は、橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」(維新)が統一選で掲げた公約を踏まえて提案した、議員定数を109から88に削減する条例改正案の審議の進め方などをめぐって会派間の調整がつかず紛糾。公明などの議員が、議場を封鎖する“実力行使”に出るなどして、採決は4日にずれ込んだ。民主の上野和明副議長は「議会運営に責任を持てない」として同日未明、辞表を提出した。
維新の条例改正案は「人口10万人あたり議員1人」を適数として定数を割り出し、現行の選挙区に割り振ったもの。21選挙区で1ずつ定員を削減する。
定数は21減となる一方、「一票の格差」は現在の2・2倍から2・88倍に拡大する。維新は昨年9月議会でも同じ条例改正案を提案したが否決されていた。
だが、4月の府議選で過半数になり、今回は「統一選の選挙公約であり、必ず可決させる」(維新幹部)と強行突破に踏み切る構え。
公明は、法改正を経て選挙区を衆院小選挙区と同じ19区に合区し、定数を87とする試案を用意。自民も定数88で維新案より格差が広がらない代替案を水面下で準備するなどして、維新に継続審議を求めた。
3日午後11時半ごろには、維新に反発する公明などの府議らが議場の出入り口をソファやスクラムで封鎖。会期延長を決める本会議を開催するため、入場しようとする維新の府議たちともみあいになると「結局は数の力か」「アホなことをするな」などと怒号が飛び交った。会期は延長されたものの、採決は4日にずれ込んだ。
【写真説明】ソファをバリケードにして、議場に入ろうとする大阪維新の会の議員ともみあう他会派の議員ら=3日午後11時37分、大阪市中央区
(2011年6月 4日 08:07)
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110604/CK2011060402000103.html
大津市長選に目片氏3選出馬表明 健康不安否定、続投に意欲
2011年6月4日
3期目への意欲を示す目片信市長=大津市役所で
大津市の目片信市長(69)=無所属=は3日の定例会見で、来年1月の市長選に「次もやってくれと激励してくれる市民の声を聞いており市長を継続していきたい」と3期目の出馬を表明した。
目片氏は続投の意志を問われ「2期8年の市政に対してノーという声がはっきりと届いていれば辞めるが、今のところ聞いていないこのまま務めさせていただきたい」と意欲を示した。
「市民に安心して暮らしてもらうのが首長の役割だ」と話し、旧志賀町との合併、湖西道路(国道161号)の無料化、大津びわこ競輪事業の廃止を実績として挙げた。目片氏はこれまで健康不良で入退院を繰り返しているが、「しゃべりと判断は問題ない」と健康への不安を否定した。
目片氏は1991年から県議を2期、96年から衆院議員を1期務め、2004年から現職。任期満了は1月24日。 (曽布川剛)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110604-OYT1T00611.htm
議場封鎖、スクラム突破…大阪府議会未明の採決
民意か、数の横暴か――。
大阪府議会で単独過半数を占める地域政党・大阪維新の会が4日未明に強行採決で成立させた議員定数の大幅削減。「あまりに拙速だ」と反発する公明、自民、民主、共産各会派が本会議を一斉にボイコット、審議ゼロのまま可決される異例の事態に陥り、維新と既成政党との亀裂は決定的となった。
「議員定数削減は、今すぐ決めなければいけない。議論を先送りするつもりはない」
3日夜、府議会の主要会派幹部が集まった議会運営委員会理事会。議員定数を109から88に削減する条例改正案の可決を目指す維新の会の松井一郎幹事長は、提案に待ったをかける公明、自民、民主3会派の要求を突っぱねた。
花谷充愉・自民幹事長は「維新は『私たちの案が正しい、採決させてほしい』と繰り返すだけで、何ら妥協しない」と不満を漏らし、中村哲之助・民主幹事長も「維新は議論する余地もくれない」と批判した。
公明は、条例改正案の提出に必要な会期延長手続きを阻むため、議場の入り口にいすを並べ、人垣でバリケード封鎖する実力行使に打って出たが、多数の維新議員がスクラムを組んで突破、浅田均議長を議席に座らせた。
4日午前1時を回った頃、3会派はついに維新の説得を断念。就任からわずか2週間余りで副議長の辞職願を出した民主の上野和明議員は「維新の強権的なやり方にはついて行けない」と憤った。
3会派と共産が議場に姿を見せないまま、午前2時40分、採決の本会議が始まった。定数削減の提案理由説明で、維新は、議員報酬など年約3億8065万円の節約につながると訴え、「維新=改革派、既成政党=守旧派」という図式をアピールした。午前3時前、反対討論もないまま、定数削減の議案が可決された。
清水義人・公明幹事長は「維新には、我々と意見をすりあわせようという気が全く感じられなかった。不毛な議論だった」と悔しさをにじませた。採決を欠席したベテラン議員は「有権者は、数にモノを言わせた維新の横暴に必ず気づいてくれる」と話した。
一方、維新側には、代表の橋下知事が今秋に照準を合わせる府知事、大阪市長のダブル選に向け、「できるだけ多くの実績を残したい」との思惑がのぞく。
(2011年6月4日19時11分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201106040036.html
定数21減、維新の会の案成立 大阪府議会、4会派欠席2011年6月4日
大阪府議会で4日未明、大阪維新の会が提案した議員定数を109から88に削減する条例改正案が成立した。過半数を占める維新側が3日までの5月議会会期を延長して採決に持ち込み、賛成多数で可決した。反対する公明、自民、民主、共産は「維新には議論する気がない」として本会議を欠席。維新と他会派との亀裂が鮮明になった。
府議会では3日、定数削減に加え、教職員に君が代の起立斉唱を義務づける条例案や大阪府・市再編を論議する「大都市制度検討協議会」の設置条例案など維新提出の議案の扱いをめぐり協議が深夜まで紛糾。3条例案とも公明など4会派が反対や退席、欠席するなか、維新が押し切る形で可決、成立した。
議員定数を一気に21減するのは都道府県議会で異例の削減幅となる。この8年間では、静岡県議会が2回にわたり計9議席を減らしたケースが最も大きい。維新案は、21選挙区で1議席ずつ定数を減らすが、一票の格差が現行の2.2倍から2.88倍に拡大するため、他会派は見直しを要請。公明や自民が特別委員会の設置や対案提出を模索したが、維新は「10年前から3議席しか減らせていない」と早期決着を譲らなかった。
公明は会期延長の阻止で維新案を「廃案」に持ち込もうと、4日午前0時前に議員らが議場入り口で浅田均議長(維新)の入場を妨害。公明と維新の議員がもみあいになるなど、議場付近は一時騒然となった。上野和明副議長(民主)は「強権的な議会運営に抗議する」として辞職届を出した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110604/lcl11060411000003-n1.htm
「維新」の単独過半数、勢いと危うさ
2011.6.4 10:56 (1/2ページ)
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会期延長を決める本会議を前に、「大阪維新の会」の議員や議長が議場に入るのを阻止するために壁を作る他会派の議員ら=3日午後11時44分、大阪市中央区(門井聡撮影)
5月の大阪定例府議会に維新が議員提案した4議案は、ほぼ維新の単独可決に近い形で可決、成立した。
当初、維新は、広く他会派の賛同を募り、府と大阪市、堺市の再編や、府議会の3分の2以上の賛成が必要な府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC)への府庁舎の全面移転に向け、連携協議の糸口を探る構えを見せていた。
しかし、秋に想定されている大阪市長選と府知事選のダブル戦を前に、過半数会派となった維新への警戒感は強く、今議会の審議を通じ対立はむしろ決定的に深まったように見える。
特に、定数を一気に21削減する定数削減案をめぐっては、政党や府議の死活問題になるだけに反発は強く、第2会派の公明が中心になって議場を一時封鎖し、維新の入場を阻止しようともみ合うなど、異例の事態になった。
ただ、表面上どれだけ紛糾しても、「数の力」を背景に最後は維新案が淡々と可決される。維新以外の府議からは「我々が何を言っても無駄なのか」と無力感を漂わせる声が相次いだ。
橋下知事は、府市再編や府庁舎移転では「維新以外の他会派の協力が不可欠」とし、特に公明などとの連携を模索する構えをみせていた。今回可決した定数削減一つとっても、拡大する一票の格差の是正には、区割り変更のための法改正などが必要で他党との協議が欠かせない。
しかし、4議案の成立と引き換えに、連携協議は早々に暗礁に乗り上げた。ここまで溝が深まるとは、維新としても「想定外」だったようだ。
全面対決のまま、ダブル選まで走ったとしても、その後の展望を維新はきちんと描いているのだろうか。単独過半数だからこその「勢い」と「危うさ」を感じる議会だった。
(山口敦)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110605-OYT1T00166.htm
維新に有利?大阪府議会、1人区が8割近くに
大阪府議会で4日に地域政党・大阪維新の会が提案し、可決、成立した議員定数を109から88に大幅削減する条例では、21選挙区でそれぞれ1議席減となる。特に1人区が大幅に増え、全62区中の8割近くを占めることになった。
新定数は4年後の次の府議選から適用される。
1人区は33区から48区に増加。大阪市内(全24区)では、生野、住之江など5区が新たに加わり、20区となった。1人区は死票が多くなることから、既成政党からは「4月の府議選で1位当選が多かった維新に有利になる条例だ」と不満も上がっている。
一方、2人区は21から7に激減。3人区は3のまま。4人区は1から3に増え、5人区は3から1に減る。6人区はなくなる。
また、「1票の格差」が2・2倍から2・88倍に拡大する点を問題視する声もあるが、維新側は区割りの見直しも考える意向だ。
(2011年6月5日08時03分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110604-OYT8T00869.htm
岸本代表が辞意撤回
民主県連 「地元は一致団結必要」
常任幹事会終了後、辞意の撤回理由を説明する岸本代表 民主党県連の常任幹事会が4日開かれ、和歌山市議会の会派調整を巡って、代表辞任の意向を示していた岸本周平衆院議員(和歌山1区)が辞意を撤回し、留任が決まった。難航していた会派の調整に道筋がついたことに加え、菅首相の退陣をめぐる政局の“ドタバタ劇”に、「県連でも、ごたごたするのは耐え難い」との翻意だが、党員からは「中央も県連もコミュニケーションが不足している」とため息が漏れた。(藤本将揮)
常任幹事会は和歌山市の勤労者総合センターで非公開で行われ、阪口直人衆院議員(和歌山2区)や玉置公良衆院議員(近畿比例)ら約15人が出席した。岸本氏は「お騒がせして本当に申し訳なかった。引き続きやらせていただきたい」と陳謝し、代表辞任の考えを撤回。慰留していた県連幹部からは「意義なし」と拍手を送られ、留任が決まったという。
常任幹事会の後、岸本氏が記者会見し、経緯を説明した。4月の同市議選で連合和歌山の推薦を得て当選した民主の市議2人が、連合和歌山の組織内候補の市議2人と同じ会派でまとまろうとせず、岸本氏の調整も失敗。「代表として、連合との関係でけじめをつける」と、県連と連合和歌山の幹部らに代表辞任の意向を伝えたという。
しかしその後、岸本氏の依頼を受けた民主の市議2人が連合推薦議員とまとまる方向で検討を始めたことに加え、民主党政権の混乱ぶりに、「政局と一緒に取り上げられても私の本意ではない。党が大変な時に、地元県連は一致結束していく必要がある」と辞意を撤回したという。
代表留任にある県連幹部は「誰も『けしからん、辞めろ』とは言っていないし、結局は岸本さんの独り相撲」と話した。
このほか幹事会では、岸本氏が、菅内閣への不信任案を巡る混乱について言及し、「水面下では議員立法が行われている。表面的な政局だけにとらわれず、情報に惑わされないように」と呼びかけた。
また県連の前副代表で4月の県議選に無所属で立候補し当選した山下大輔氏から提出されていた離党届を受理した。
(2011年6月5日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004142047.shtml
芦屋市長、事務員数もずさん記載 選挙運動報告書
4月にあった芦屋市長選で3選を果たし、選挙運動費用収支報告書に虚偽記載していた山中健市長(61)が、報告書の事務員の欄でも、ずさんな記載をしていたことが5日、分かった。公選法では、事務員は事前登録が必要だが、市選管によると、市長陣営は「1人」と届け出ていながら、報告書には「13人」としていた。
事務員は選挙運動に携わり、公選法で報酬は最高1日1万円と定められている。
市選管によると、市長陣営が選挙後に提出した報告書には、13人に7万〜5千円、計約36万円を支払ったと記入。領収書も添付されていた。
山中市長は「選挙前に、後援会活動として支払った分と勘違いしていた。近く修正報告したい。認識が甘く申し訳ない」と釈明している。
(2011/06/05 21:26
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>>1654
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201106060037.html
咲洲へ庁舎移転改めて意欲 「首都機能代替」橋下知事2011年6月6日
大阪府の橋下徹知事は6日、咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、大阪市住之江区)への庁舎全面移転について「大阪が首都機能をバックアップするためには、防災拠点が複数必要という方向性になる」「複数の拠点をつくることをしっかり示し、議会の賛否を問う」と述べ、改めて前向きな姿勢を示した。
咲洲庁舎は東日本大震災で被災し、府議会では防災面への不安が指摘されている。橋下氏は上町断層による直下型地震や東南海・南海地震の津波などに触れて「もはや『絶対安全』というものはありえない」と主張。本庁舎移転には知事与党の大阪維新の会だけでなく、他会派も含めた3分の2の賛成が必要だが、「好き嫌いという感情で賛否を決めるなら政治家なんて辞めた方がいい」「府民に理解の得られる案をつくり、議員がしっかり政治をすることに期待したい」と語った。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110606-OYT8T01192.htm
県議定数どうする
大阪府 大幅減、近畿最多に
大阪府議会で可決された現行109の議員定数を88に大幅削減する改正条例が、県議会(定数89)で波紋を広げている。人口が約300万人多い大阪府よりも議員定数が多くなる“逆転現象”が生じ、近畿の府県議会で最多になるからだ。県議会最大会派・自民党の6日の会合でも一部議員から対応を求める声が出るなど、今後議論が活発化しそうだ。(山村英隆、東礼奈)
県議会の議員定数は近年、選挙のたびに増減を繰り返してきた。今春の県議選では西脇市と多可郡が統合したり、姫路市が飾磨郡を編入したりして計3減った。
近畿の各府県議会の定数は、京都が60、滋賀が47、奈良が44、和歌山が42。
「議員定数について研究を始める必要があるのでは」
自民党が6日に開いた会合では、大阪府の橋下徹知事率いる地域政党・大阪維新の会が「人口10万人あたり議員1人」を基準に議員定数を大幅に減らしたことなどを踏まえ、一部議員からこんな発言が出た。
最終的に「執行部預かり」となったが、自民党の石堂則本幹事長は「兵庫は大阪よりも面積が広く、山間部も多い。人口基準だけで定数を決めるのは正しいのかと思うが、時代の流れとしてこのままの状態でいいとは思わないので、研究していきたい」と話した。
各会派も、議論には前向きだ。民主党・県民連合の永富正彦幹事長は「『定数減』という結論ありきではなく、知恵と工夫を出し合い、4年間の任期のうち前半で方向性を」とし、公明党・県民会議の野口裕団長も「県議だけでなく第三者委員会などでも慎重に話し合うべきだ」と提案する。
一方、共産党県議団の練木恵子団長は「様々な民意が反映されなくなるので定数削減はすべきでない」と明確に反対している。
井戸知事は同日の定例記者会見で、兵庫の議員定数が大阪を上回ることを聞かれ、「地域政党を持たない僕がイニシアチブをとるわけにはいかないので、議会の判断に任せたい」と議論を見守る姿勢を示した。
(2011年6月7日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110607/elc11060708240000-n1.htm
未払い、無報酬…芦屋市長が訂正願 選挙費虚偽記載問題
2011.6.7 08:23
4月24日の兵庫県芦屋市長選で3選を果たした山中健市長(61)が選挙運動費用収支報告書に虚偽記載をしていた問題で、同市長は6日、市選管へ収支報告書の訂正願を提出した。
当初、報告書では車上運動員4人に22万5千円を支払ったと記載していたが、実際の運動員は7人で、全員報酬が未払いだった。また、事務員13人に計約36万円の報酬を支払ったと記載されていたが、うち12人は報酬を受け取る事務員として市選管に登録されていなかったことも判明した。
山中市長は問題の発覚後、7人の車上運動員に本来の報酬を支払ったといい、訂正願では車上運動員への報酬を7人計約50万円と記載。事前登録されていなかった事務員12人については、11人は無報酬のボランティアで、1人は全く働いていなかったとして削除。「後援会活動の際の領収書を勘違いして提出してしまった」などと釈明した。
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110609/CK2011060902000123.html
無申請で看板設置 愛荘町、議員がただす
2011年6月9日
建築確認申請をしないで愛荘町が設置した立て看板=同町川久保で
愛荘町が建築基準法で定められた建築確認申請などをせずに、同町川久保の町道沿いに立て看板を設置していたことが、8日開会した定例会本会議で明らかになった。村西俊雄町長は違反を認めて陳謝した。
本田秀樹氏(無所属)の一般質問に答えた。看板は縦4・5メートル、横3メートルの3枚で、町名や「ココ 何県 …?」と記している。町のPRを目的に2009年3月、JR東海道新幹線近くに設置した。事業費は約250万円。
村西町長は「建築確認を要するとの認識がなく、申請していなかった。関係法令を熟知して業務執行に当たり、チェック機能を確立するよう取り組んでいく」と答弁した。
本田氏は、看板の設置に伴う町道の占有許可を、今年3月14日になって町が申請したことも批判。公金流用など相次ぐ町の不祥事に触れ、「以前、(別の)建築確認申請を怠った町の幹部は処分を受けた。今回の件で町長はどう責任を取るのか」と厳しく追及した。 (古根村進然)
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http://www.asahi.com/politics/update/0607/OSK201106070156.html
大阪市の区、ブロック化検討 機能統合で効率化狙う2011年6月8日3時0分
大阪市は、24行政区を隣接する複数の区ごとにブロック化し、区役所機能を統合する改革案の検討に入った。将来は「合区」することも視野に、行政の効率化を目指す。市は10日に発足する有識者会議「行政区制度調査研究会」で、区のブロック化など改革策を議論する。
大阪市(人口266万人)の24区は、特別区の東京23区(同896万人)や横浜市(同369万人)の18区より多く、1区あたりの平均人口は人口100万人超の11政令指定市のうち最少だ。以前から「小さい区ごとに役所や公共施設があり、非効率だ」(議会関係者)と指摘されており、各区の機能強化が課題となっていた。
研究会で検討するのは、区役所業務の統合・合理化▽区長の権限や位置付けの見直し▽住民参加の仕組み作り――など。区独自の政策を拡大させるため、区のブロック化のほか、区長を住民投票で選んで市長が任命する準公選制や、職員配置の見直しなども検討する。平松市長はすでに区役所への権限移譲に向け、1千億円規模の予算を各区に移す方針を示している。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110610ddlk27010398000c.html
行政ファイル:吹田市議会に新会派 /大阪
吹田市議会の自民系会派所属の3人を含む市議5人が9日、政治団体「維新倶楽部」(豊田稔幹事長)を設立した。同市議会でも同名の会派として活動する。首長政党「大阪維新の会」とは無関係。
名称について同倶楽部の藤木栄亮氏は「(維新公認で当選した)井上哲也市長の与党会派であることを強調するため」としている。自民の冠を付けることも検討したが、政治資金規正法で禁止されているため、見送った。自民系会派の3市議はいずれも党籍を保有したまま活動するという。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001106100002
吹田市議会 新会派「維新倶楽部」結成
2011年06月10日
吹田市議会(定数36)の市議5人が9日、新会派「維新倶楽部」を結成した。4月の市長選で井上哲也市長を公認した地域政党「大阪維新の会」とは無関連だが、維新の会顧問の井上市長は「改革をともにしていただけるなら維新の名を使うことに反対しない」と話している。
これまで自民党議員団だった豊田稔氏、奥谷正実氏、藤木栄亮氏の3人と、会派に属していなかった柿花道明氏、橋本浩氏。自民党の3氏は離党しない意向だが、会派「自民党議員団」はなくなる。議会事務局によると、市議会の会派名から「自民党」が消えるのは1977年以来。藤木氏は「維新の文字を入れることで市長与党をアピールしたかった。自民党の名前はいずれ復活させたい」と説明した。
一方、柿花氏は4月の市議選で、大阪維新の会とは別の政治団体「吹田・維新の会」代表として立候補し、2位の2倍近い得票でトップ当選した。会派入りについて柿花氏は「井上市長の言う改革に賛同しているから」と話した。
市長選で自民党吹田市支部は井上市長を推薦。井上市長は維新の会に移るまで自民党府議で同党吹田市支部長だった。
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>>1674
>自民の冠を付けることも検討したが、政治資金規正法で禁止されているため、見送った。
これ どゆ意味ですかね?
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http://www.sankei-kansai.com/2011/06/09/20110609-053810.php
大阪市内 第4の美術館波乱含み 維新「計画に反対」
大阪市内で4館目となる大規模な公共美術館「市立近代美術館」(北区中之島)の建設が動き出した。「ハコモノ美術館が4館も必要か」という批判もあったが市の外部評価部会が5月末に建設費の10%追加削減などを前提に事業を認めたためだ。市は平成29年度の開館を目指すが、この計画に大阪府の橋下徹知事は大反対。市議会第一党の大阪維新の会も予算執行を認めない構えで、建設は波乱含みの展開になりそうだ。
近代美術館は昭和50年代から計画された市にとって念願の施設。市は厳しい財政状況のなかでも何とか建設を実現しようと、昨年11月に建設費を280億円から122億円と抑え、延べ床面積も2万4千平方メートルから1万6千平方メートルに縮小する見直し案を出していた。
■「お墨付き」
外部評価を担当した行政評価委員会の大規模事業評価部会(部会長、松澤俊雄・市立大大学院教授)ではすでに、近代美術館の予定地南側に国立国際美術館があるほか、天王寺公園(天王寺区)にも市立美術館があることを指摘。さらに昨年12月に閉館した「サントリーミュージアム」(港区)も市に寄贈されているとし、大型の公共美術館が3館もあるなかで、新たなハコモノをつくることの是非が議論になった。
しかし、評価部会は「ほかの3館で近代美術館の機能や役割を代替することはスペースの問題などもあって難しい」などとし、建設費を10%追加削減することなどを前提に、事業実施にお墨付きを出した。
■眠れる名画
市が美術館建設にこだわるのには理由がある。
ひとつは、市は美術館開館に向けて、大量の絵画購入をしたこと。これまでにモディリアニの「髪をほどいた横たわる裸婦」など約千点を153億円で購入。市出身の洋画家、佐伯祐三の「郵便配達夫」などの寄贈も受けて計4400点を所蔵しているが、大半は倉庫で眠ったままだ。
もうひとつは、美術館の用地に充てることを条件に国から約160億円で購入した大阪大医学部の跡地を他の目的に転用すると約48億円の違約金が発生する問題がある。「来年3月末時点で近代美術館が開館していること」という条件もあり、市は違約金支払いの危機に直面。市は構想が着実に進んでいると国に訴え、違約金を支払わずにすむよう、説得していく考えだ。
■知事も批判
しかし、市の思惑通りには進みそうにない。市議会第一党となった維新の反発が予想されるからだ。
構想について橋下知事はこれまで「こんなことにストップをかけられないのが大阪市役所の現状」と激しく批判。維新の市議団幹部も「現在の計画には反対していく」と明言している。
市は、平成24年度の基本設計、25年度の実施設計を経て、26年度に着工。29年度に開館というスケジュールを描くが、いずれの予算執行にも市議会の議決が必要。維新が反対すれば、計画が頓挫する可能性もあり、前途は多難だ。
市の担当者は「とにかく地道に必要性を説明し、理解してもらうしかない…」と話している。
近代美術館 大阪市が昭和58年、市制100周年事業として構想を発表したのが始まり。当初は地下1階、地上8階建ての大規模施設を計画していたが、平成16年に当時の関淳一市長が財政難などを理由に凍結。しかし、19年の市長選で初当選した平松邦夫市長は、一転して構想の再開を表明した。
(2011年6月 9日 08:19)
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>>477
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110612000005
失職元安土町長起用か 近江八幡 副市長 合併解消派は抗議集会印刷用画面を開く
滋賀県近江八幡市が津村孝司・元安土町長(61)の副市長起用を検討していることが分かり、旧近江八幡市と旧安土町の合併解消を求めている住民団体「守ろう安土・みんなの会」は11日、抗議集会を市内で開いた。野党市議や市民が「町民がリコール(解職請求)で辞めさせた町長を副市長にするのはおかしい」と批判した。
副市長について冨士谷英正市長は6日の会見で、6月定例市議会に人事案を提案する考えを示したが、誰かについては今も「人選中」としている。しかし、複数の議会関係者によると、市は津村氏を副市長候補とすることを与党会派に打診しているという。津村氏は11日までに態度を明らかにしていない。
この日の集会には市民ら30人が参加。共産党市議が「会派として反対する」とし、他の参加者からも「市民は納得しない」と批判の声が挙がった。
津村氏は2003年に安土町長に当選。安土町と旧近江八幡市の合併を推進した。合併は成立したが、みんなの会など合併反対派の町民にリコールされ賛成4137票、反対2787票で09年8月に失職した。
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http://www.naranichi.co.jp/20110610ne4981.html
卑弥呼の里戦闘モード、桜井市長選あと半年
邪馬台国畿内説に沸く桜井市で、4年前に無投票で初当選した谷奥昭弘市長の任期満了(12月1日)も残すところ半年となった。それに伴う市長選は11月に実施される予定で、既に選挙戦になることが確実視されている。優れた歴史、観光資産を生かし、市民の経済活性化にいかにつなげるか。観光と経済についてリーダーのビジョンが問われる選挙戦になるのは必至だ。
■市会議長から念願の市長へ
平成19年8月、長谷川明前市長が後継指名しないまま勇退表明した。同月末、すぐに名乗りを上げたのが元市議会議長の谷奥氏。水面下では谷奥氏以外の候補者名も浮上したが沈静化。市民らからは地元選出の元県議や現職県議の出馬を期待する声も上がったが実現せず、谷奥氏が無投票で当選を果たした…[06月10日]
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>>1676
大政党か政党助成金貰ってる政党だか一定基準満たすと勝手に名前使えないとかなかったでしたっけ?
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http://www.sankei-kansai.com/2011/06/18/20110618-054187.php
関西の社会ニュース2011年6月18日
副議長、週明けにも辞任 民主府議団要請で受理の方向
民主大阪府議団は17日、5月府議会で副議長の辞任届を提出した同府議団の上野和明氏の辞任を認めるよう、浅田均議長に申し入れた。これを受け、浅田議長は議長預かりとしていた辞表を週明けにも受理する方針で、上野副議長は正式に辞任する見通しになった。地域政党「大阪維新の会」(維新)は7月の臨時府議会までに副議長を出すよう、第2会派の公明などに対し改めて働きかける方針。
上野副議長は、府議会で過半数を占める維新が提案した府議定数の削減案の採決に反発し、今月4日未明、辞表を提出していた。
また、民主は17日、5月府議会で設置が決まった大都市制度の検討協議会について、「協議結果を維新がダブル選に活用しようという魂胆が見て取れる」として、民主からは委員を出さないことも決めた。
(2011年6月18日 07:52
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201106180031.html
府議会の副議長辞任方針固まる 大阪、後任選び難航も2011年6月18日
大阪府議会での定数削減条例の「強行」採決に抗議し、辞職届を提出していた上野和明副議長(民主)の辞任が正式に固まった。民主府議団が17日に方針を確認し、浅田均議長(大阪維新の会)に伝えた。
民主幹部は「維新の議会運営に不信感がぬぐえない」と説明。後任の副議長については、維新に批判的な公明や自民も候補者擁立を回避する構えで、難航が予想される。
民主はまた、府と大阪市の再編を論議する「大都市制度検討協議会」についても「市長選や知事選に利用しようという意図がみえる」との理由で不参加を決め、維新側に伝えた。公明など他会派にも影響を与えそうだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061801000542.html
上告中の前市長出馬へ 枚方市長選、維新にも接近
2011年6月18日 17時56分
大阪府枚方市発注の工事をめぐり談合罪に問われ上告中の中司宏前枚方市長(55)が、8月28日投開票の同市長選に立候補する方針を固めたことが18日明らかになった。23日にも正式表明する。
前市長は共同通信の取材に「無罪を確信している。現市長は私が進めた財政健全化の流れを止めた」と述べ、市役所改革を争点にする考えだ。
関係者によると、自民、公明両党などに支援を求める意向。「大阪維新の会」代表の橋下徹知事とも親しく、水面下で協力を呼び掛けている。
維新の会は、秋に想定する大阪市長、府知事のダブル選を前に大阪市の周辺市に影響力を強めたい思惑があり、支援要請に応じる可能性もある。
一方、現職の竹内脩市長は6月末に再選を目指して出馬表明する見通し。2008年5月に財政再建策をめぐり橋下知事と激しく対立し「反橋下」の代表格とされる。
中司前市長は一、二審で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。執行猶予付き判決のため、最高裁が上告を棄却しても公民権は停止されない。
(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/life/news/110618/trd11061822480018-n1.htm
橋下知事&平松市長 “脱原発”で再接近? 大阪
2011.6.18 22:46 (1/3ページ)
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橋下徹・大阪府知事
大阪市の解体を伴う「大阪都構想」などをめぐり対立を深めた大阪府の橋下徹知事と同市の平松邦夫市長が、将来的な自然エネルギーへの転換を目指す“脱原発”方針で、にわかに同一歩調を取りつつある。両首長は週明けに相次いで関西電力の八木誠社長と会談し、自らの考えを伝える見通し。関電の15%節電要請や海江田万里経済産業相の18日の原発再稼働要請など、福島第1原発事故の余波が被災地外にも広がる中、関係が冷え切った両者が電力問題を接着剤に再びタッグを組むのか、関係者も注目している。
●批判や苦言続々
「時期尚早極まりない」。橋下知事は18日、海江田経産相が電力各社に指示していた原発の安全確認の完了を宣言したことに激怒した。「基準を作ってクリアすれば安全、とごまかすのか。政治家は『電力不足なので、原発にリスクはあるが負ってもらえますか』と真正面から説明すべきだ」とまくしたてた。
一方、平松市長は17日、関電の15%節電要請について「一律ということではなく、業種や時間帯などに応じたきめ細かい取り組み目標を速やかに示して、理解と協力を求める努力をすべきだ」と苦言を呈した。
依存エネルギーの転換をめぐり、先に口火を切ったのは橋下知事だった。4月27日の定例記者会見で「新規の原発建設、原発の運転延長計画を、府民の総力を挙げて止めにかかりたい」と発言。電力の大量消費地である自治体のトップが、将来的な“脱原発”に言及したとして、他府県や霞が関にも衝撃を与えた。
平松市長も17日の会見で「“脱原発”という大きな動きをエネルギー施策の中で出していくべきだ」と発言。大阪市は2位以下を大きく引き離す関電の筆頭株主であり、停止中の原発の運転再開を目指す関電には大きな痛手となりかねない。
両首長が強調するのは、福島第1原発事故を受けた原子力発電に対する世論の風当たりの強さと、節電を要請する関電への不信だ。
「僕は反原発ではない」(橋下知事)、「今全ての原発を止めるべきだというつもりはない」(平松市長)と、ともに冷静な姿勢を見せつつ、原発については「日本では今後、新設されないのが普通」(平松市長)との見方でおおむね一致する。
さらに、関電に対してはいずれも「15%節電の根拠が明確でない」との見解を示す。橋下知事は「本当にふざけた態度だ」と関電への怒りをあらわにした。
●懐疑的な見方も
2人は民間出身首長として、平成20年2月の橋下知事就任後しばらくは蜜月が続いていたが、橋下知事が大阪都構想を示し、地域政党「大阪維新の会」を率いて大阪市議会でも勢力を広げた昨年から今年にかけ、急速に関係が悪化。平松市長は今年12月に1期目の任期満了を迎えるが、橋下知事は自らの辞職による大阪府知事選とのダブル選を打ち上げ、「大阪秋の陣」として戦いを仕掛ける構えを見せている。
冷え切った2人の間に、原発問題は急浮上した“共同戦線”のテーマとなった。橋下知事は17日、「(平松市長と)一緒にできるなら、タッグを組んでしっかりやっていきたい」と言及。平松市長は20日、橋下知事は21日に相次いで関電の八木社長と会談し、原発や節電に関する考えを伝える見通しだ。
ただ、2人の関係修復には懐疑的な見方もある。ある大阪市関係者は「橋下知事のタッグ発言は意外だった。何を計算しているのか分からず不気味だ」と語る一方、「関電の出方にもよるが、対応に温度差が出て『生ぬるい』と市長が批判されることになるかもしれないし、ひょっとしたら『ひょうたんから駒』が出るかもしれない」と、複雑な心境をのぞかせた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062101000445.html
G大阪、市議にチケットで回収 規正法抵触の恐れで
2011年6月21日 12時44分
サッカーのJリーグ・ガンバ大阪が、大阪府高槻市の市議(定数36)に公式戦の観戦チケットを配った後、団体から政治家個人への寄付を禁じた政治資金規正法に抵触する恐れがあると、市側から指摘されて回収していることが21日、市議会事務局への取材で分かった。
事務局によると、ガンバ大阪の職員が10日ごろ、26日に予定されているサンフレッチェ広島戦のチケットを持ってきた。事務局は会派を通じて大半の市議に配布したが、一部の議員から市選挙管理委員会に「違法ではないか」と問い合わせがあり、選管が「寄付」と判断。ガンバ大阪が回収を始めた。
ガンバ大阪によると、議員に送られたのはプラチナシートのチケットで、一席あたり年間10万円で販売されている。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110621-OYT8T00009.htm
政調費使途 ネット公開
大津市議会8会派2758万円
大津市議会は今年度から、市議の政務調査費の収支報告書について、市のホームページ(HP)上での公開を始めた。議会改革の議論の中で、議会事務局で閲覧する従来のやり方では「一般市民が利用しづらい」と判断した。現在は、各会派の2010年度分の収支報告書を見ることができる。
市議会事務局によると、政務調査費は議員1人当たり月額7万円で、10年度は10会派に計3360万円が支給されたが、約602万円が使われなかったため、総支出額は8会派で約2758万円となっている。
会派別の支出額は、最大会派の湖誠会が総額約886万円で、内訳は会派広報の印刷、配布費457万円、事務員の雇用費239万円、視察旅費112万円など。民主党系の市民ネット21は総額約487万円で、広報広聴費287万円、視察旅費94万円だった。
その他の会派は〈1〉共産党市会議員団約495万円〈2〉大志会約338万円〈3〉清正会約301万円〈4〉公明党議員団約218万円〈5〉社民クラブ約28万円〈6〉大津要の会約5万円――だった。
政務調査費は大津市のHP(http://www.city.otsu.shiga.jp/)から市議会のページに接続すれば閲覧できる。また、市議会事務局で申請すれば、収支報告書や領収書の写しなども見られる。問い合わせは議会事務局(077・528・2640)。
(2011年6月21日 読売新聞)
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http://www.nara-np.co.jp/20110622105745.html
【奈良市会役選】池田氏、議長狙いか - 反目の政翔会(最大会派)入り
2011年6月22日 奈良新聞
奈良市議会(山本清議長、39人)の6月定例会は代表質問と一般質問で論戦が繰り広げられているが、焦点となる役員改選は24日に行われる公算が大となっている。こうした中で4月に池田慎久氏(元副議長)が、山本議長擁する最大会派の政翔会(浅川仁幹事長)入りし、同時に矢追勇夫氏(元議長)が会派離脱の事態となったため、「池田氏の会派入りは議長ポスト狙い」との観測が高まっている。池田氏は5年前に地方公務員法違反(唆し)で逮捕され、議員辞職した。「現職市長を失脚させ、自らが市長選出馬を狙った事件」であるとし、政治家としての資質が問われた。2年前の選挙で洗礼を受けたとはいえ、同僚議員や市民から今もなお厳しい見方が広がっている。それだけに、クリーンさを標榜する第2会派の公明党(山中益敏幹事長)の動向が注目される。
会派構成は政翔会(浅川幹事長)8人▽公明党(山中幹事長)7人▽共産党(山口裕司幹事長)7人▽民主党(山口誠幹事長)6人▽政友会(上原雋幹事長)4人▽無所属7人―となっている…
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>>1683
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110623-OYT1T00886.htm
上告中の前枚方市長が市長選に出馬表明
大阪府枚方市発注の清掃工場建設を巡り、競売入札妨害(談合)罪に問われ上告中の中司宏・前枚方市長(55)が23日、8月28日投開票の同市長選に無所属で立候補することを表明した。
市役所で記者会見した中司前市長は「事件は事実誤認に基づく冤罪(えんざい)。市の改革も後退し、この状況を見過ごすことはできないと立候補を決意した」と述べ、府と連携しながら、行財政改革を進めていくとした。仮に市長に就任した後に最高裁で有罪判決が確定しても、「一度、辞職して道義的責任を取っており、再び辞める必要はないと考えている」との考えを示した。
中司前市長は、4期目の2007年7月、大阪地検特捜部に逮捕され、大阪地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、昨年11月、大阪高裁で控訴を棄却された。
同市長選には、市民団体代表の円若正彦氏(67)がすでに立候補を表明、竹内脩市長(62)も出馬する見通し。
(2011年6月23日19時05分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201106230033.html
橋下知事、堺市長に「絶縁宣言」 都構想巡り溝2011年6月23日
大阪府の橋下徹知事は22日夜、代表を務める地域政党「大阪維新の会」の会合後、竹山修身・堺市長との関係について「維新の会としては距離を置かざるを得ない」と語った。元府幹部の竹山氏は2年前の市長選で橋下氏の支援を受けて初当選。しかし維新がめざす府と大阪・堺両市を再編する大阪都構想に慎重なことから、「絶縁宣言」に踏み切った。
維新の会幹部によると、会合ではメンバーから「竹山市長が都構想に反対している」と批判が噴出。橋下氏も「(大阪市の)平松(邦夫)市長と同じ。戦闘モードだ」と対決姿勢を示した。維新が掲げる区長公選制の導入について竹山氏が否定的な発言をしたためという。
橋下氏は会合で、維新メンバーに対し、今秋に想定する知事・大阪市長のダブル選について「自民、民主、公明は対案を出さない。維新の会と市役所の対決構図になる。秋の選挙で決着をつける」と語った。さらに都構想とセットになる市役所改革案を9月中旬までにまとめるよう指示し、「ダブル選で一挙に動かす」と述べた。
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>>1687
http://www.nara-np.co.jp/20110624093124.html
【奈良市役員改選】反『政翔会』で20人結束 - 議長候補に上原氏(政友会)、副候補は松村氏(民主)
2011年6月24日 奈良新聞
注目の奈良市議会(山本清議長、39人)の役員改選問題は23日、議長を擁する最大会派の政翔会(浅川仁幹事長)に反発する3会派と無所属3人が結束、過半数の20人となることが確実となり、正副議長の候補を決めた。こうした事態から、予定された役員改選は、きょう24日に持ち越された。これまで独自候補を出していた共産党(山口裕司幹事長)が、議会改革を条件に協力、正副議長も他会派を支持することになった。議長候補には上原雋氏(政友会)、副議長候補は松村和夫氏(民主党)となっている。一方、政翔会は「蚊帳の外」に置かれた形になり、公明党(山中幹事長)も態度を決めかねている。
反「政翔会・公明党」グループを構成したのは、共産党(7人)、民主党(山口誠幹事長、6人)、政友会(上原幹事長、4人)の3派と、無所属の天野秀治、横井雄一、酒井孝江の3氏…
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110624/20110624021.html
副議長人選進まず 府議会、公明が候補推薦否定的
2011年6月24日
大阪府議会の浅田均議長は23日、上野和明副議長の辞職願を受理し、後任の人選を協議する考えを主要会派に伝えた。しかし、浅田議長が所属する大阪維新の会が議席の過半数を占め、他会派には「(副議長として議会運営を)調整できない」(公明党)として後任候補の推薦人を提示する動きはなく、副議長が空席のまま7月の臨時議会を迎える可能性が生じている。
副議長就任を公明党に働き掛ける方針を確認する大阪維新の会議員団。公明は拒否する意向だ=23日午後、大阪府庁
5月定例会で維新の会が提出した議案の採決をめぐる議会運営に「強権的」として、上野副議長は辞職を申し出、所属会派の民主党も受理するよう訴えていた。
後任について、浅田議長はこの日開いた議運理事会で「7月の臨時議会で決定させてほしい」と各会派代表に提案。維新の会の松井一郎幹事長は同日の議員団総会で「(正副議長は)第1、第2会派が担うべき」と第2会派の公明党に副議長候補の推薦を働き掛ける考えを示した。
しかし、公明党の清水義人幹事長は「推薦はしない。議会運営は維新の会が責任を持ってやってもらわなければいけない」と否定的。維新の会以外の会派には、副議長に就けば維新の会の“毒消し”に利用されると警戒する向きもある。
さらに、5月定例会で条例化した大都市制度検討協議会の開催をめぐっても、条例案を提出、賛成した維新の会と採決を退席した公明、自民、民主の溝は埋まらないまま。浅田議長は理事会後、「維新の会と3会派に隔たりがある。開催は7月にずれ込む」と記者団に語った。
副議長人選と協議会開催をめぐる調整は29日か30日に予定する次回理事会に持ち越されたが、方向性が決まるめどは立っていない。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110624/lcl11062408490001-n1.htm
異例、府会副議長が空席 橋下維新強行で抗議辞任…都構想協も単独開催へ
2011.6.24 08:48
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)の議会運営に抗議し、辞職届を提出していた上野和明副議長(民主)について、浅田均議長(維新)は23日、正式に辞任を許可し、副議長が空席となった。浅田議長や維新は他会派に後任を出すよう打診しているが、ダブル選を見据え、態度を硬化させている第2会派の公明も含め、他会派から副議長ポストを希望する声は出ておらず、しばらく異例の空席状態が続く見通し。
単独過半数を占める維新は、7月の臨時議会で新副議長を選出する意向で、結局、副議長も維新から出す可能性が高くなった。
上野氏は4月の府議選後、副議長に就任。5月議会での府議定数の削減条例の採決を「維新の強行採決だ」と抗議し、今月4日未明に辞職届を提出。「議長預かり」となっていた。
一方、維新が「大阪都構想」実現をにらんで、設置条例を成立させた「大都市制度検討協議会」について、この日の議会運営委員会理事会でも、維新以外の主要会派は参加に否定的な態度を崩さず、来週の理事会で改めて意向を確認するものの、維新が単独で協議会の開催に踏み切る可能性が高くなった。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110626/dst11062611530008-n1.htm
入浴中の男性のぞき容疑で市議逮捕
2011.6.26 11:51
滋賀県警長浜署は25日、軽犯罪法違反(のぞき)の疑いで、長浜市南浜町、同市議西川正容疑者(63)を現行犯逮捕した。同署によると「すみませんでした」と容疑を認めている。
逮捕容疑は25日午後9時50分ごろ、長浜市の民家で、男性(42)が入浴中の風呂場を窓からのぞいた疑い。
長浜署によると、西川容疑者は酒に酔った状態だった。隣に住む男性(35)が挙動不審な西川容疑者を発見して取り押さえ、駆けつけた署員に引き渡した。
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http://www.nara-np.co.jp/20110625094003.html
議長に上原氏(政友会) - 奈良市会役選
2011年6月25日 奈良新聞
奈良市議会(39人)の6月定例会は24日再開し、議長に上原雋氏(63)=政友会=を選出した。最大会派の政翔会(浅川仁幹事長)に反発する「3派と無所属」連合の上原氏と、独自候補を出した公明党の山中益敏氏(幹事長)による一騎打ちとなり、同数となったが、くじ引きで上原氏に決まった。政翔会は最大会派でありながら、候補を出すことができず、公明候補に乗った。また副議長選は、中西吉日出副議長(無所属)が居座って、辞表を提出をしなかったため、週明けの27日に持ち越した。上原氏の議長就任は初。
会派構成は、政翔会8人▽公明党7人▽共産党(山口裕司幹事長)7人▽民主党(山口誠幹事長)6人▽政友会(上原幹事長)4人▽無所属7人―で、各会派の議席数は拮抗(きっこう)。このうち共産、民主、政友会の3派と無所属の3人が「反政翔会・公明」グループを形成した…
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110627-796298.html
昨年トップ当選市議、のぞき容疑で逮捕
滋賀県警長浜署は26日、軽犯罪法違反(のぞき)の疑いで、長浜市議で同市議会副議長の西川正容疑者(63)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は25日午後9時50分ごろ、長浜市内の民家で男性(42)が入浴中に風呂場の窓からのぞいた疑い。夜間にウロウロと歩き回る西川容疑者の不審な動きを見ていた隣家の男性(35)が発見して取り押さえた。西川容疑者は当時、酒に酔っていたが容疑を認めているという。昨年7月の同市議選ではトップ当選を果たしていた。
西川容疑者は憔悴(しょうすい)しきった様子で容疑を認めたという。捜査員に「すみませんでした」と頭を下げた。緑色のTシャツにジャージーのズボン。風呂場をのぞいた西川容疑者は、長浜市議だった。
長浜署の調べによると、西川容疑者は、25日午後9時49分、民家の風呂場の窓に近づき、中の様子をのぞいていたところを隣家の男性に取り押さえられて現行犯逮捕された。第1発見者の男性は「リビングも窓越しに確認しとった。そのうち風呂場をのぞきはじめたので捕まえた」と話しているという。
西川容疑者は、逮捕当時、意識はしっかりしていたが、酒に酔っていたという。入浴していたのは、この家の大黒柱の42歳男性だった。のぞかれた男性の家族構成は、男性の母親と妻(37)で、西川容疑者は女性が入浴していることを期待してのぞいたのか男性目的だったのかは、明確になっていない。
西川容疑者は、2001年3月から旧びわ町議を2期務め、議長も歴任。06年2月に同町が長浜市に合併し、在任特例で同年7月まで長浜市議だった。昨年7月の市議改選で元職として立候補。定数30人に40人が立ったが、幅広い支持で最も票を集めて市議として復活した。今年3月24日には、被災地の岩手県に向けた支援物資(10トントラック3台分)の出発式が行われた長浜市内の中学校に防災服を着込んで駆けつけ、率先して物資の搬出作業などをしていた。
地元では長浜市の琵琶湖の魚や貝をつくだ煮などに加工する会社の会長で、全株を所有していた。業績も順調で昨年9月期の決算では年商2億2000万円を売り上げていた。市議会でも最大会派「新しい風」の副代表にも就いていて、同会派のある市議は「威張ることもなく常に市民目線。今回の逮捕は本当にびっくりしている」と話し「そういえば、健康のためにウオーキングを続けている、と話していたけど」とつぶやいた。健康維持の日課の途中での蛮行だったのか。
[2011年6月27日8時39分 紙面から]
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110629-OYT8T01128.htm
知事「利権絡み発言」陳謝
県議会 自民議員が真意問う
4月に行われた県議選の期間中、自民党議員の一部を〈利権がらみの人〉などと発言し、同党会派から反発を受けていた嘉田知事が29日、県議会代表質問で、同党会派議員から真意を問われ、「言い過ぎた面もあり、おわびしたい」と述べた。知事がこの問題について、公の場で陳謝したのは初めて。
同党会派代表の三浦治雄県議が「かつての利権絡みの人とは一線を画していきたい」とした知事の発言について、「要望を調整し、県民福祉の向上を図ることは、県議の大きな役割。(知事としては)もっと言葉の重みを考えて発言してほしい」と注文を付けた。
これに対し、嘉田知事は「特定の個人を想定したものではない。これまでの事業実施に当たって不当利益がなかったか、懸念を表したもの。発言は、特定の者の利益に左右されることなく、公平公正な県政を作り上げたいという思いから出た」と理解を求め、この後、「言い過ぎた面もあった」と陳謝した。
知事は「言い過ぎた」との文書を、同党会派に渡していたが、会派としては謝罪の意が不明確として、6月議会で質問することにしていた。
(2011年6月30日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110629000149
各会派と知事との距離感浮き彫り 滋賀県議会印刷用画面を開く
嘉田知事に対し、県議選中の発言について質問する自民党県議団の三浦県議(中央) 滋賀県議会の6月定例議会は29日、代表質問を行った。最大会派の自民党県議団は県議選での嘉田由紀子知事の「利権発言」を追及する一方、嘉田知事を支援する「対話の会・しがねっと」は選挙中に候補を応援した嘉田知事の姿勢を擁護した。二元代表制の議論を通して、各会派と知事との距離感が浮き彫りになった。
自民の三浦治雄県議は4月の県議選で嘉田知事が対話の候補らの応援に入ったことを「衝撃的な出来事。二元代表制を否定している」と批判。開票日に知事が「自民の中にも利権絡みで知事と職員を動かし、鉄のトライアングルを作ってきた人がいる」と発言した真意をただし、最後には「知事は政局が好きなようだが、われわれは政策で判断させていただく」と主張した。
嘉田知事は二元代表制を否定するものではないと説明。利権発言では「特定の個人を想定したものではない。言い過ぎた面もあり、おわび申し上げる」と正式に謝罪した。
一方、「知事与党」として県議選を戦った「民主党・県民ネットワーク」。大井豊県議は県議選での議席減の要因を「(国政での)与党の運営のまずさが影響した」とした上で「県民のため二元代表制のもと、是々非々の立場で臨む」と宣言した。
対話の沢田享子議員は、首長が自らが支持する議員や政党を応援することを「当然の政治的権利と解釈されている」と擁護した。
嘉田知事は二元代表制のあり方について「緊張関係を保ちながら協力することが重要」と繰り返し、「互いに役割を果たしながら力をあわせていきたい」と述べた。
この日はほかに、県税条例等の一部改正案が提案され、可決された。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110630/lcl11063020020006-n1.htm
橋下知事の「独裁必要」発言に「絶句した」 大阪市長が批判
2011.6.30 20:01
大阪府の橋下徹知事が、29日に開かれた後援会の政治資金パーティーで「必要なのは独裁」と発言したことについて、大阪市の平松邦夫市長は30日の定例会見で「絶句した」と述べた。
さらに平松市長は、橋下知事が11月ごろに予定される大阪市長選にくら替え出馬する可能性を示唆していることについて、「単に大阪市をつぶしたいだけ。そんな人が市長になっていいのか。選挙に勝てば(市長は)務まるが、それで市民が幸せになるか不幸になるかは別の話」と発言した。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/06/30/20110630-054669.php
関西の社会ニュース2011年6月30日
橋下知事「必要なのは独裁」 秋の陣 市長選へ外堀埋まった?
今秋の大阪市長選を前に知事を辞職し、ダブル選に持ち込む方針を打ち出している橋下徹知事。5月の市議会で自らが率いる地域政党「大阪維新の会」の4つの議案が全て否決され、「市長選に橋下氏を擁立する方法でしか事態は打開できない」との声が高まるなかで29日、後援会が大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開いた。橋下知事は「今の日本の政治に必要なのは独裁」と訴え、気勢をあげたが、肝心の市長選立候補については言葉を濁した。
約1500人を集めたこの日のパーティー。橋下知事が参加を要請した読売テレビの元解説委員長、辛坊治郎氏、前横浜市長の中田宏氏は姿を見せなかったが、演台に立った橋下知事は「ダブル選挙は、大阪市政、府政はじまって以来の一大選挙日程になる。今回はダブル、トリプルスコアで勝たせてください」とボルテージを上げた。ただ、どちらの選挙に立候補するかについては慎重な口ぶりに終始した。
それでも維新幹部は、「ここまで来たら、大将戦でしか、状況を打開して大阪都構想に向けて進むことはできないやろ」と、期待を交えて語る。
橋下知事が知事辞職後、ダブル選挙の知事選に出て当選したとしても、任期途中の辞職のため、任期は来年2月まで。だから、さらに知事を続けるには年明け早々の知事選に再び立候補する必要がある。
選挙費用を考えても「知事選への立候補はまずない」との見方は、維新や府の幹部だけでなく、市幹部にも広がっており、市長選立候補に向け、「外堀」は埋まりつつあるように見える。
「市長選に勝ったら、市の幹部を総入れ替えするという宣言まで出しているのに、人にやらせるわけにはいかないでしょ」。維新市議団の幹部もそう述べる。ただ、「知事としてやり残したこともまだ多いとも考えているようだ。9月の府議会の議論に道筋がつくまで身の振り方について明言しないのでは」とも。
9月府議会に向け、府咲洲(さきしま)庁舎への本庁舎移転をめぐり激しい議論が予想されるうえ、国旗国歌条例の成立を受けた職員の処分基準を定める条例案の他にも、「大玉」の提案を考えていることを知事は示唆する。
この日のパーティーでは「大阪府は日本の副首都を目指す。WTC(咲洲庁舎)は都庁舎にさせてください」とも宣言した。
一方、29日の記者会見では、少なくとも11月27日にも想定されるダブル選間際まで、知事職にとどまることを明言。「2万%ない」と言いながら、知事選に立候補した「過去」があるうえ、「住民に近い基礎自治体の首長には僕は向いていない」と常々、周辺に漏らしている。
府幹部には「強い意欲をみせる国からの権限移譲を実現するには、市長より知事でいた方が有利。それは知事もよくわかっているはず」という声もある。
橋下知事はパーティーで、「知事は辞職します。辞職しなければダブル選挙にならない」と断言し、会場から拍手を送られると、「その後、市長に出るのか、知事に出るのか、豊中市に引きこもるのか。このあたりはもう少し待ってください。今、府庁の職員が小躍りしてカウントダウンに入ってしまっている。早々に言ってしまうと、府職員の気が緩んでしまう」と話した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004223629.shtml
副市長給与削減は認めず 明石市議会
明石市議会は29日の本会議で、市が提出していた市長給与を30%、副市長給与を16%削減する条例改正案について、削減を市長に限定する修正を加えて可決した。修正案は3会派が「(空席の)副市長人事を棚上げし、給与削減を先行させるのはおかしい」などとして共同提出した。
市長給与削減は5月に就任した泉房穂市長の選挙公約。市長と副市長の支給額「逆転」を避けるため、副市長給与も合わせて削減する条例改正案を6月定例市議会に提出していた。
修正案の採決では、賛否同数となり、出雲晶三議長が「副市長不在の現時点であえて減額する必要はない」と賛成、可決された。閉会後、泉市長は報道陣に「市民との約束は果たせた。副市長給与削減もきちんと検討して盛り込んだが、(修正は)議会の判断として認識したい」と述べた。
(森本尚樹)
(2011/06/30 07:15
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/07/01/kiji/K20110701001125570.html
守口市トップ2人不在 西口市長が体調不良で退職
腹膜炎で休職していた大阪府守口市の西口勇市長(66)が9月の任期満了を前に退職することを決め、1日、市議会が退職に同意した。同市は副市長が昨年4月に退任し後任がいないため、トップ2人が欠けた状態になる。
辞任は7月8日付。西口市長は5月に腹痛を訴え入院し、川部政彦総務部長が代理に就いていた。
市選挙管理委員会によると、辞任通知を受けての選挙は公職選挙法に基づき50日以内に実施。9月4日に予定されていた市長選は前倒しになる。
[ 2011年7月1日 17:59 ]
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000112-mai-pol
<橋下知事>石原都知事と会談 大阪の「副首都」化で一致
毎日新聞 7月1日(金)21時26分配信
首都機能移転や副首都構想などについて話す石原慎太郎都知事(右)と橋下徹大阪府知事=東京都新宿区の都庁で2011年7月1日午後3時48分、梅田麻衣子撮影
大阪府の橋下徹知事は1日、首都機能の分散化を巡って東京都庁で石原慎太郎都知事と会談し、大阪が今後、東京の都市機能を補完する「副首都」を目指すことで一致した。
会談には超党派の国会議員らでつくる「危機管理都市推進議員連盟」会長の石井一・民主党副代表が同席。両知事らによると、会談では橋下知事が首都機能をバックアップする副首都を目指す考えを示し、首都機能移転に反対する石原知事も「副首都なら結構ですよ、頑張りなさい」と応じた。
ただ石原知事によると、橋下知事が掲げる「大阪都構想」については石原知事が「大阪都はちょっと待ってくれ、困る。国のキャピタル(首都)とは国家元首がいて国会があるところ。日本語としても混乱を招く」と難色を示したという。
橋下知事は会談後、副首都について「東京が持つ広域インフラや産業基盤、ビジネス環境などに近い都市機能を作る構想です」と説明。「(今大阪にある)空港、港湾、鉄道、消防などありとあらゆるものは、副首都たり得るのか」と述べ、府市再編で行政機能のさらなる強化を目指すべきだとの持論を強調した。【堀文彦、柳澤一男】
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110701-OYT1T00176.htm
報酬カットしたが…「やせ我慢」ぼやく大阪府議
1年間の報酬3割カット条例を可決し、全国の都道府県議会で最低水準(月額65万1000円)にまで引き下げた大阪府議会の主要会派の幹部らが30日、議員報酬の適正水準を検討する府の審議会に出席し、「生活が苦しい」「普通の暮らしをさせて」と口々に“やせ我慢”の現状を訴えた。
同条例を巡っては、4月の統一地方選を前に、大阪維新の会と民主、自民、公明、共産の主要5会派が、それぞれ報酬削減案を提示し、2月議会でデフレ競争を展開。維新、自民、共産の3会派が民主案に乗る形で成立した経緯がある。
5会派の幹事長らが出席したこの日の府特別職報酬等審議会では、民主幹部が「議会報告の印刷や選挙も高くつく。ええ暮らしをしたいとは思っていません。普通でいいんです」と訴えると、他会派からも「事務所が駅前の一等地にあり、賃料がしんどい」(維新幹部)、「生活費に大半を使い、ほとんど赤字」(公明幹部)との声が。専門家委員から「大変やな」と同情の声が上がるほどだった。
(2011年7月1日10時16分 読売新聞)
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http://www.sankei-kansai.com/2011/06/29/20110629-054617.php
泉佐野市職員の 給与削減案可決 8〜13%
早期健全化団体に指定されている大阪府泉佐野市の市議会本会議が28日開かれ、職員給与を8〜13%削減する条例改正案を可決した。同案をめぐっては、千代松大耕市長が今年4月の市長選公約に基づき20%カットとしていたが、議会内で「労使合意がない」などと反発の声が上がり、議論が混乱。市は削減率を減らした訂正案を議会に提出し、27日の総務産業委員会で可決していた。
成立した改正条例によると、削減率は部長級13%、課長級12%、課長代理級11%、係長級以下一般職員が8%。市によると、削減期間は7月から来年3月末までで、削減額は約3億3400万円と見込み、学校耐震化などの事業にあてるという。
成立を受けて千代松市長は「20%削減という市民との約束を守れず、申し訳ない」と陳謝。「あくまで暫定的な措置として、8月に収支見通しの実施プランを作り、しかるべき削減数値を出して、組合との協議に臨みたい」と話した。
(2011年6月29日 06:29)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004238392.shtml
知事1747万、加古川市長4071万 首長所得
兵庫県の井戸敏三知事と市町長の2010年の所得や関連会社などが4日、公開された。井戸知事の所得総額は1747万円で、前年比20万円増。市町長では、土地の譲渡所得があった加古川市の樽本庄一市長が4071万円で最高額だった。前年も所得公開した知事と30市町長(前職を含む)のうち、22人の給与が前年を下回り、厳しさを増す自治体財政の現状を反映している。
井戸知事の所得内訳は、給与1686万円と、講演料や年金保険収入の雑所得61万円。雑所得が前年比44万円増えたことで総額は4年ぶりに前年を上回ったが、行財政改革に伴う削減が続く給与は同24万円減だった。
全41市町のうち10年に首長が交代した尼崎、西宮、洲本、加東市は所得公開の対象外。11年に新市長が就任した明石、加西市は前職が公開した。
所得総額がトップだった加古川市の樽本市長は、前年比2390万円増。給与は前年より23万円減ったが、土地売却で2414万円の譲渡所得があった。前年まで4年連続トップだった伊丹市の藤原保幸市長は、2番目に高い3179万円(前年比752万円増)。姫路市の石見利勝市長が2217万円(同102万円増)、神戸市の矢田立郎市長が1707万円(同113万円減)で続いた。25市長の平均所得は1466万円(同115万円増)だった。
12町長の所得トップは、初公開となった猪名川町の福田長治町長で1341万円。町長の平均所得は995万円(同88万円減)。最も低いのは、選挙公約に基づき給与を大幅削減した香美町の長瀬幸夫町長で335万円だった。
(黒田勝俊)
(2011/07/04 14:19
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110705/nar11070502120004-n1.htm
奈良知事選 領収書の大半ずさん処理 荒井氏事務所選管指導に違反
2011.7.5 02:12
今年4月の知事選で再選した荒井正吾知事の陣営が県選管に提出した「選挙運動費用収支報告書」で、添付した約1300万円分の領収書の大半のあて名が選挙事務所名になっておらず、資金管理団体や後援会の名義になっていたことが4日、県選管や荒井氏の事務所への取材で分かった。いずれも県選管の指導に反した処理だった。
公職選挙法では、支出額や目的などを記した領収書の写しを報告書に添付するよう規定。県選管は選挙運動に使われた証明のため、あて名を選挙事務所にするよう求めており、2月の立候補予定者説明会でも説明していた。
事務所側や県選管によると、公費負担分215万円を除く約1300万円分の領収書のあて名の大半が荒井氏の資金管理団体「まほろば会」や後援会名などだったという。県選管は、事務所の出納責任者に費用は選挙のために使用したと記入させた報告書を5月までに2度提出させ、支出を認めたという。
荒井氏の事務所は「色々な人が出入りするので徹底が難しい部分があった。通帳を分けて管理しており、使途が選挙目的であることに間違いはない。徹底できていなかったことは申し訳ない」とコメントした。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107050014.html
橋下知事、10月めどに辞職手続き2011年7月5日
大阪府の橋下徹知事は4日、新規採用職員に対するスピーチで、今秋に知事・大阪市長のダブル選を実現するため、知事の任期満了前の10月をめどに辞職の手続きに入る考えを示した。橋下氏はかねて11月ごろの市長選に合わせ、自ら辞任する方針を明らかにしており、改めて「秋の陣」への意欲を明らかにした形だ。
橋下氏はこれまで「大阪都構想の方向性を府民に決めてもらうため、知事を辞職し、ダブル選挙にしたい」と述べてきた。一方、大阪市の平松邦夫市長は「完全無所属」で再選出馬する意欲を示している。
任期満了に伴う市長選は11月下旬の投開票が有力視されており、橋下氏がダブル選に持ち込むには、約1カ月の準備期間が必要で、10月中の辞職表明が必要とみられている。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001107080002
副知事人事巡り攻防
2011年07月08日
県議会の一般質問に答える嘉田知事と、25日付で退任予定の米田副知事(中央)と田口副知事(右)=大津市京町4丁目の県庁
【統一選後初定例会/知事と自民県議団】
4月の統一地方選後、初の定例会となった6月県議会は、単独過半数を得て攻勢を狙う自民党県議団と、県民から高い支持を受ける嘉田由紀子知事とが対峙(たいじ)し、関心を集めている。副知事人事をめぐり、水面下で「前哨戦」ともいえる攻防があり、双方の思惑が交錯した。
7日開かれた議会運営委員会で、県側は総務省キャリア出身の米田耕一郎副知事(53)が今月25日付で退任し、後任に総務省消防庁総務課長の荒川敦氏(53)を充てる人事案を、最終日の19日に提出することを報告した。合わせて、県職員出身の田口宇一郎副知事(69)も25日付で退任することを報告。これは、県が1991年に副知事の定数を2人とする条例を制定後、一時期を除いて続けてきた副知事2人制が事実上、1人制へ戻ることを意味した。
副知事人事をめぐる嘉田知事と自民党県議団の攻防は定例会が開会した6月24日に始まった。
この日夜、知事側は自民側に新副知事の人事案を打診。加えて、田口副知事の任期が終わる12月まで、副知事の定数について協議を続けたい意向を示した。
対する自民側は、県予算の削減を求める立場から副知事2人制には批判的で、県側の提案に難色を示した。さらには、定数を1減とする条例改正案を提出する可能性をちらつかせ、揺さぶりをかけた。
代表質問が始まった6月29日、知事側はあっさり折れ、自民側から条例改正案を出さないことの言質を取らないまま、田口副知事が7月に退任し、その後任も置かないと説明。そのかわりに人事案を受け入れるよう求めたという。
こうした知事側の低姿勢に対し、県議団内ではなお、人事案に応じても条例改正案を提出し、攻勢を強めるべきだとの意見が根強かった。だが、7月7日の一般質問後、対応を決めるために開かれた議員総会では、「2人目の人事案を出されても否決できる」として条例改正案は提出せず、人事案も受け入れることにした。ある県議は「人事案の提案説明で、県に『自民党側の配慮』を盛り込むことを約束してもらった」と溜飲(りゅういん)を下げる。
ただ、自民側にも強硬姿勢を貫けない側面もある。2年前、自民系会派は、知事との対決姿勢を鮮明にするベテランと、「是々非々」路線への転換を求める若手とが分裂。さらに嘉田知事は昨夏の知事選で過去最多の約42万票を獲得して再選され、知事人気はいまだに脅威となっている。
知事の姿勢をある県幹部はこう分析する。「総務省との関係を保つためにも、無事に人事案を通したいという思いはあったはず。だが、今回は主戦場ではないと考えたのだろう。どうしても通したい政策なら、きっと『議論』するはず」(千種辰弥)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110709-00000152-mailo-l27
選挙:東大阪市長選 元府議の西野氏、立候補を表明 /大阪
毎日新聞 7月9日(土)13時52分配信
9月25日告示、10月2日投開票の東大阪市長選で、元府議の西野茂氏(67)が8日、無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は3人目。
西野氏は会見で、現在の市政運営を批判。「際立った景気浮揚策が全く見えない」として、地域の技術力を生かした新製品を売り込む会社・法人の設立、トップセールスや商店街の活性化などを訴え、「関西ナンバーワン都市を実現したい」と話した。また、市長給与の3割カット、遊休地の活用なども掲げた。
西野氏は議員秘書などを経て95年に府議に当選。06、07年の市長選に立候補した。国民新の推薦は決まり、他党にも推薦を依頼しているという。
同市長選には、前市長の長尾淳三氏(59)、現職の野田義和市長(54)の2人が既に出馬を表明している。【三上健太郎】
7月9日朝刊
06年市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2659
07年市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6791
当72820 野田義和=無新<1>[自][公]
70454 長尾淳三=無前(2)[共]
22014 西野茂=無新
*西野茂は衆議院議員の西野あきらの実弟
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110712-OYT8T00126.htm
府議会副議長依然擁立されず 議運理事会
府議会の副議長ポストが「空白」になっている問題で、府議会議会運営委員会理事会が11日開かれ、対応を協議した。各会派とも擁立の意向がなく、9月議会まで空白の状態が続く可能性も出てきた。
副議長は民主党議員が就任したが、単独過半数を占める「大阪維新の会」が定数削減条例を強行採決したことに反発し、6月23日に辞任。議長ポストを持つ維新は副議長は他会派に譲る意向で、7月臨時議会での決着を目指していたが、他会派の反発は強かった。
(2011年7月12日 読売新聞)
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全国自治会の報道の中で、大阪の橋本知事が、
「(原発の再稼働を止めれば)壮大な社会実験ができる。この国は原発何基までで(電力供給が)耐えられるか、実証データを見ることが重要だ」と発言。
こいつ、頭おかしいじゃないか。
再稼動を止めて産業に影響がでて、一番弱い立場の人たちに雇用の面で悪影響がでてくることが分からないのだろうか。
市民運動家も政治家にしてはいけない職業と分かったけど、弁護士もやはり野に置けレンゲソウだ。
それと、こんな暴言を叩かないマスコミもオカシイ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110713/lcl11071314100004-n1.htm
眼下に大阪城、橋下維新が一等地に 府議控室転居「天下を取った気分に…」
2011.7.13 14:09 (1/2ページ)
作業が進む大阪府庁議員控え室の引越し =13日午前10時59分、大阪市中央区・大阪府庁 (竹川禎一郎撮影)
大阪府の橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」が大勝した4月の府議選を受け、府庁2階にある議員控室で13日、議席数に従って各会派の引っ越し作業が本格化した。この日は維新と自民、民主の3会派が朝から引っ越し作業を開始。自民は長年、入居してきた大阪城を望む「一等地」の控室を維新に明け渡すことになり、「盟主交代」を改めて印象づけた。
この日は午前9時半ごろから、引っ越し作業が始まり、14日には新しい控室で各会派が仕事を始める。
府議選で57議席を獲得した維新は改選前の29人から倍増。控室のスペースも、全体の過半数を占める793平方メートルが割り当てられた。これまでの府庁南側の一角から、トイレや議場入り口に近く、窓からは、大阪城を望める北東側のスペースに移る。
一方、改選前の23人から13人に議席を減らした自民は、これまで民主に割り当てられていた府庁南東側の控室へ。24人いた議員が選挙や、会派からの離脱で10人になった民主は、共産が使っていた府庁南西側の控室に移る。
勢いづく維新の幹部は「毎日、お城ばっかり見て仕事してたら、天下を取ったような気分になって、動きたくなくなる議員が出るのではないか…」と逆に心配してみせた。
一方、自民幹部は「選挙をした結果、議席が減ったから引っ越しをする。それだけのこと」と淡々と語ったが、父子2代、府議を務めてきた別の幹部は「おやじがいたころからの部屋を離れるなんて」と寂しげだった。
民主府議も「長いこと使わせてもらったけど、こんな数になってしまったら、しゃあないわな」とぽつりと漏らした。
府は、引っ越しに伴う改装費として、間仕切りの変更や電話の配線工事など約600万〜700万円を見込んでいる。
一方、維新は大阪市議選でも改選前の12議席から33議席へと3倍近くに議席を伸ばし、各会派の勢力図が一変。市役所8階にある各会派の控室も改修作業が進んでいる。
市会事務局によると、控室は議員数が多い会派ほど本会議場に近い便利な場所に配置される。
第一党に躍進した維新は現在、7階の特別委員会室に“仮住まい”しており、改修作業の終わる今月下旬には、現市役所本庁舎が建設された昭和57年以来、自民が独占してきたスペースに移動する。
維新の控室のスペースは、改選前の132平方メートルから462平方メートルに拡大。公明に続く第三党に転落した自民は、控室のスペースが改選前の462平方メートルから264平方メートルに激減する。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110712/lcl11071213410003-n1.htm
大阪市議会が海外視察を自粛、経費削減合意 ペットボトル茶も廃止
2011.7.12 13:35
「4年の任期のうちに1回は海外視察に参加する」という“慣例”を設けている大阪市議会の各会派が、今年度については自粛することで合意したことが12日、分かった。東日本大震災などを理由にしていることもあって、現時点での合意は単年度のみだが、「今年度だけでなく、任期中の視察をやめるべきだ」という声も聞かれるという。議員らは「経費削減を重ねることで改革の姿勢を示したい」と話すが、すでに大阪府議会や堺市議会は、平成20年度から経費削減などを理由に海外視察を取りやめており、動きはいっそう広がりそうだ。
■13市議で中国8日間797万円ナリ…
各会派の代表が議会のあり方を検討する市議会の議会改革推進会議で決まった。11日に非公開で行われた会合では「すぐに実行できる経費削減策」として、全5会派の代表が「平成23年度中の海外視察の中止」に大筋合意したという。
前の任期では、実際、市議のうち7割が海外視察に行っており、廃止となれば“節減効果”は大きい。ただし、毎年行われている議長単独の海外視察や、市長に同行するなど市議会代表団としての海外訪問は認める方針。
ある市議は「代表団などとして赴く場合は参加の意味もあるが、目的が不明確な海外視察は、『物見遊山』ととられても仕方ない。今回の合意は今年度中の自粛だが、任期中は一切やめることが望ましい」としている。
市議会事務局によると、昨年度は「都市行政調査および都市間交流」を目的に、市議13人が中国・北京や上海、天津などを8日間訪問。797万円の経費がかかった。このほか、議長が中国やベトナムなどを10日間訪問したほか、市議会代表団として上海万博の記念行事出席のため議員9人が上海市を5日間訪問している。
一方、この日の議会改革推進会議では、委員会審議の場で出されていたペットボトルのお茶の提供を経費削減を理由にやめることにも合意。年間13万3千円の節約になるという。
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>>1713
>府は、引っ越しに伴う改装費として、間仕切りの変更や電話の配線工事など約600万〜700万円を見込んでいる。
選挙の度に改装が必要なんだから、最初から改装しやすい作りにすればイイのに
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110714-OYT8T01197.htm
京都市議長「借金」未報告
京都市議会議長の小林正明市議(63)(自民)が、知人男性から500万円を借りながら市の資産公開条例に基づく報告をしていなかった問題で、この知人は約20年前から市に対し、経営する飲食店前の道路工事を要望し続けていたことがわかった。市の政治倫理条例では、不正の疑惑を持たれかねない金品の授受などを禁じており、小林市議は14日の自民党市議団議員会で「迷惑をかけた」として議長辞任の意向を明らかにした。(鷲尾有司、増田尚浩)
知人は読売新聞の取材に対し、在日韓国人であることを明かし、「市とのトラブル解決を頼んだら献金を求められた」と証言。政治資金規正法は、外国人から政治献金を受けることを禁止しており、他会派は事実確認を求めるとみられる。
市によると、知人は約20年前から、店近くでの市営住宅などの建設に「交通量が増えて危険」と反対し、建設段階から道路の拡幅を要望。市が実行しないため、2008年5月、市議会に請願を出したが、09年3月に審議未了となった。
知人によると、その後の同年6〜8月頃、旧知の小林市議に3回にわたり計500万円を渡した。取材に対し「道路拡幅のことを依頼すると献金を求められた。小林市議は、500万円のうち300万円分だけ借用書を出してきたが、借金という形にした理由はわからない」と話している。
知人は今年6月、小林市議が解決に向けて行動しなかったとして、500万円の返還を求めて地裁に提訴。小林市議が全額を返済したため今月12日に訴訟を取り下げたという。
一方、小林市議は取材に対し「知人には『政治活動のため』と求めたが、献金という意味ではなく、個人的な借金に過ぎない。無利子、無期限で借りた」と釈明。使途については「不動産業を営む友人にまた貸しした」としている。
政治資金規正法では、議員個人への献金は禁じられ、政治団体であっても外国人は献金できない。市の「議員政治倫理条例」では、市議に「全体の奉仕者」としての自覚を求め、議長は調査や審査のための審査会を設けることができる。
政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大教授(憲法)の話 「市議の言うように借金だとしても、トラブルを抱える側は助けを期待するわけで、道義的責任は免れない。双方の言い分が異なるからといってうやむやに終わらせるのではなく、議会は審査会を設けるなどして自浄作用を働かせるべきだ」
(2011年7月15日 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110715000010
京都市会の小林議長引責辞任へ 金銭トラブル
知人との金銭トラブルが表面化した京都市議会の小林正明議長(63)=自民党=が14日開かれた党市議団会合で、問題の責任を取って議長職の辞意を表明し、了承された。
共産党、民主・都みらい、公明党、京都党の各会派も辞任を了承する見通しで、市議会は近く臨時会を開き、議長辞任を許可する。市議会議長の引責辞任は極めて異例だ。
小林議長は南区の男性から2009年に3回、返済期限を設けず無利子で500万円を借りたが、その返還を求められ、先月、京都地裁に訴えられた。議長は今月11日に全額返済し、男性は12日に訴えを取り下げている。
トラブルの発覚後も小林議長は議長職を続けるため、各会派に経緯を説明して理解を求めたが、自民を含む各会派から「説明が不十分だ」「金のやりとりが不透明だ」と批判を受けた。14日の党市議団会合の出席者によると「迷惑をかけた。議長の職を辞したい」と語ったという。
小林議長は北区選出で、5期目。4月の市議選後の5月に議長に就任した。市議会議長の任期は各会派の申し合わせで1年となっている。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107150097.html
都構想、突き進む維新 府市再編協議会、公・自・民欠席2011年7月15日
橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」がめざす大阪府・市再編などを検討する府議会の協議会が14日、初めて開かれた。しかし、維新と対決する公明、自民、民主は参加せず、共産のみが出席。実質的な論議が望めないなか、協議会は秋の知事・市長選に向けて維新が公約を打ち出す「舞台」となったと言えそうだ。
協議会をめぐっては、維新が5月議会に設置条例案を提出。他会派は反対し、事実上の維新単独で条例が成立した。不参加を決めた3会派は維新側の姿勢を「強引」と批判。これに対し橋下知事は14日、「自分の気に入らない条例に従わないことがまかり通れば、秩序が成り立たない」と3会派の姿勢を非難した。
14日の協議会に出席したのは、座長の浅田均議長ら維新側の11人と共産1人。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110715-OYT1T00261.htm
大阪府市再編協議会、初会合すべる…3会派欠席
大阪府議会は14日、府市再編のあり方を各党間で議論する「大都市制度検討協議会」の初会合を開いた。
単独過半数を占める地域政党・大阪維新の会(代表=橋下徹知事)に反発して公明、自民、民主の主要3会派が参加をボイコット。出席議員は維新11人と共産1人だけで、低調な論戦に終始するスタートとなった。
協議会を巡っては、維新が設置条例を強行可決。主要3会派は「数の横暴だ」と猛反発、委員19人のうち、3会派に割り当てられた8人分は空席となった。
初会合では、協議会の座長を務める維新選出の浅田均議長が大阪経済の地盤沈下を指摘し、「大阪にふさわしい大都市制度を議会主導で考えるべきだ」と都構想実現への意欲を表明。共産の宮原威・府議団長は「経済政策と一体で考えないと、どんな制度をつくっても簡単には解決しない」と主張したが、やり取りは今一つかみ合わなかった。
橋下知事はこの日、報道陣に「条例で設置された協議会に参加しないのは完全に民主主義のルールに違反している」と述べ、3会派をけん制。一方、大阪市の平松邦夫市長は記者会見で「維新しかいない所で何を言っても、(橋下知事)本人の思っている方向にしか絵は描けない」と批判した。
(2011年7月15日10時28分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107130087.html
咲洲含む防災拠点の複数化容認 大阪府専門家会議2011年7月13日
大阪府庁咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区)の安全性や防災拠点のあり方を検証する専門家会議の第2回会合が13日、開かれた。府側は2013年4月までに防災センターを同庁舎と府庁新別館(同中央区)の2カ所に新設する拠点の複数化構想を提示。座長の河田恵昭(よしあき)・関西大教授ら会議のメンバーも府の構想を大筋で容認する考えを示した。
大津波や巨大地震など災害状況に応じて複数の防災拠点を使い分ける構想に対し、専門家らは「複数化は必要」との認識で一致。3度目の咲洲庁舎への全面移転条例案の提出を検討する橋下徹知事にとっては「一歩前進」となりそうだ。
ただ、河田氏は会議で「複数化はいい」と容認しつつ、「メーンの拠点を決めるべきだ」と指摘。会議後には「大手前をメーンにし、サブの咲洲にバックアップ施設を置くのは問題ない。だが、(咲洲に)人を大量に張りつけるのは良くない。人工島が持つ制約条件だ」と語り、改めて咲洲への全面移転には否定的な見方を示した。
http://www.47news.jp/CN/201107/CN2011071501000337.html
東国原氏の招待取り消し 大阪マラソンに「政治色」
10月30日開催の大阪マラソン(大阪府・市など主催)に招待されていた前宮崎県知事の東国原英夫氏が、その後事務局から招待を取り消されていたことが15日、明らかになった。大阪都構想に関する東国原氏の発言を受けた措置で、事務局は「大会に政治が持ち込まれるとのイメージを避けたかった」と説明。
事務局によると、チャリティーランナーの選定を広告代理店に依頼。東国原氏のスケジュール調整などを終えていた。
ところが東国原氏は6月下旬、大阪市内で橋下徹・大阪府知事と会食後、報道陣の取材を受け「『大阪都構想イエスorノー』と書いたTシャツを着て走ろうかな」などと発言。
2011/07/15 11:36 【共同通信】
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>>1701
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110717/lcl11071702020000-n1.htm
大阪・守口市長選 対「維新」へ民自公に共産が協力模索
2011.7.17 02:00 (1/2ページ)
体調不良による市長辞職に伴う大阪府守口市長選(31日告示、8月7日投開票)をめぐり、民主、自民、公明、共産、社民系の市議たちが16日、選挙協力の可能性を探る会合を開いた。統一地方選で躍進した橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が候補者擁立を検討していることへの対抗手段だが、共産陣営までを巻き込んだ選挙協力模索は地方選挙でも極めて異例なだけに、注目を集めそうだ。
会合には、市議会7会派のうち共産を含む6会派が参加。関係者によると、統一候補擁立を含め選挙協力の可能性を探り、各会派が連休明けに結論を出す。
前回(平成19年)市長選では、自民、公明、民主が推す西口勇前市長と、共産が応援する候補が激烈な選挙戦を繰り広げた。しかし状況は大きく変わり、4月の府議選守口市選挙区では維新候補がトップ当選。2位当選の公明候補に大差を付け、自民、共産候補は得票を伸ばせなかった。
このため既存政党の陣営には危機感がある。ある市議が「維新の票は脅威。足の引っ張り合いをしていては勝てない」と話せば、日頃各党と対立関係にある共産市議も「緩やかな共闘ができれば」と前向きな姿勢を見せており、独自候補の擁立見送りも検討しているという。
一方、地元の維新府議は徹底抗戦の構えを見せており、来週中にも候補者を選定する方針。このほか市長選では反維新の候補として市幹部らが浮上、前回立候補した質店経営者も出馬準備を進めている。
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>>1590
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110716-00000033-san-l28
明石市議の陣営幹部、2被告に有罪判決 神戸地裁、公選法違反
産経新聞 7月16日(土)7時58分配信
4月24日に投開票された明石市議選で、当選した灰野修平氏(43)=無所属=の選挙運動に未成年者を手伝わせ、見返りに報酬を渡したとして、公職選挙法違反(未成年者使用、買収)の罪に問われた灰野氏の陣営幹部で食肉店経営、吉川忠美(65)と、時計店経営、内藤正之(64)両被告=いずれも明石市=に対する判決公判が15日、神戸地裁であった。三宅康弘裁判官は、それぞれ懲役1年、執行猶予5年(求刑懲役1年)を言い渡した。
両被告は、連座制の対象となる「組織的選挙運動管理者」として起訴されており、今後、禁錮刑以上の判決が確定するなどして連座制が適用されれば、灰野氏の当選は無効になり、同一選挙区からの立候補も5年間禁止される。判決理由で三宅裁判官は、両被告は成人の運動員が十分に集まらなかったことから犯行に及んだと認定。「未成年者に選挙運動をさせることが違法だと知っており、動機は身勝手で安易」と指摘した。
判決によると、両被告は共謀し、4月17〜23日、明石市内で当時18歳の女性ら未成年者10人に選挙運動をさせ、同24日に計29万9千円の報酬を渡した。
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001107150003
三田市長選を前に(上)
2011年07月15日
市のホームページや広報紙、職員の名刺には「子育てするならゼッタイ三田」の文字が躍る
「『子育てするならゼッタイ三田』を合言葉に『子育て先進都市』を目指し、きめ細かい子育て支援策を積極的に展開してまいりたい」
市制施行53周年の記念式典が開かれた今月1日、竹内英昭市長は市表彰受賞者ら約250人を前にあいさつした。
子育てを強調する背景には市の少子高齢化がある。人口11万4901人(6月末現在)の5割強を占めるニュータウン(フラワー、カルチャー、ウッディ)では、かつて続々と入居した世代の高齢化が進む。65歳以上の高齢化率は13・8〜10・4%だが、数年後には一気に高まると予想される。
人口バランスが崩れる前に市は子育て世代を呼び込みたい考えだ。
ただ、そのための対策は緒についたばかりだ。23人(4月1日現在)いる保育所の待機児童や、その数倍はいるとみられる希望の保育所に行けない児童の対策として、市は幼稚園に保育所機能を持たせる「認定こども園」を始めている。
07年度から私立幼稚園1園が市の補助金を受けて開園。今年度から3園増えて4園になった。
ところが、保育料の保護者負担が保育所に比べて高く、園が市街地などに偏っていることもあり、定員枠が60人分増えたにもかかわらず、入園は24人(5月1日現在)だ。
市が設置した有識者らによる「市就学前保育・教育のあり方検討委員会」は2月、「公立幼稚園を活用した幼保一体化について検討していくことが必要」などとする提言書を出した。
公立幼稚園は10園あるが、市は今のところ、「民間幼稚園への運営補助の継続を図り、次年度に向けて利用者助成を進めたいと考える」としており、提言の受け入れには消極的だ。
◇
17日告示の三田市長選を前に、市の抱える主な課題を2回にわたり挙げます。
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001107160002
三田市長選を前に(下)
2011年07月16日
三田市のJR三田駅前の一角(約5ヘクタール)でまちづくりが進められている。A〜Dの4ブロックに分け、市の玄関口にふさわしい街並みにする駅前再開発事業だ。全体概要が持ち上がって以来約40年。ただ、完成しているのはAの商業施設(約1・5ヘクタール)と、Dのホテル・駅前第2駐車場(約0・7ヘクタール)のブロックだけで、全体像は見えない。
2009年に都市計画決定されたBブロックは、広さ約0・9ヘクタール。商業・住宅棟を建設して人口を定着させる狙いだが、複雑な経過をへている。
地権者らは07年6月、市街地再開発準備組合を設立。資金調達などでリスクを回避するため、国が勧める特定業務代行方式を導入した。しかし、21階建て店舗付きマンション(部屋数298戸)の計画に対し、景気低迷で事業を担う業者が現れなかった。
昨年10月、14階建てに縮小し、唯一手を挙げた業者と協議を進めたが資金調達方法などで合意に至らず、今年3月、業者との契約を断念。組合役員改選後の再度の募集で、4者が参加を表明したため、8月までに計画案を出してもらう予定だ。
市は、4カ所の再開発が終われば、活性化が図れると期待し、組合運営や事務処理の方法などを手伝うが、残るCブロックはどうなのか。Cの地区再開発推進協議会は、Bの事業終了後に、事業に取り組む予定だ。ただ、時間がかかれば、Bのように景気やニーズの変化への対応も必要になる。すでにB同様のマンション中心の事業だけでは立ちゆかないと基本方針を変更している。
杉尾健次会長(56)は「仮にわれわれの事業が10年先となると、地権者の代も変わり、さらに難しくなる。Cも頑張ろうと再スタートを切ったところです」という。街の顔が見えるまではまだ時間がかかりそうだ。(この連載は伊藤武が担当しました)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107190025.html
平松氏、再選出馬へ 政党関係者に意向 大阪市長選2011年7月19日
大阪市の平松邦夫市長(62)が、任期満了に伴い11月ごろに予定される市長選に立候補する意向を固めた。18日に会談した政党関係者に伝えた。市議会の民主、自民、公明の各会派幹部にも今月中に意向を伝える方向だ。同市長選には、市の解体・再編を掲げる地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪府知事)がすでに候補者の擁立を決定。平松氏は「完全無所属」を掲げつつ、他の主要政党と連携をめざす。
平松氏は18日、政党関係者との会合で「(立候補の)覚悟を決めた」と語り、再選をめざして出馬する考えを伝えた。政治資金パーティーの開催も検討しており、早ければ8月中にも正式表明する。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110719/elc11071913030000-n1.htm
ダブル選で平松大阪市長、府知事選に鞍替えも 橋下市長vs平松知事?
2011.7.19 13:02
12月に任期満了を迎える大阪市長選をめぐり、平松邦夫市長は19日、「ダブル選になるなら知事選も選択肢にする」と述べ、橋下徹知事が市長選にあわせて知事を辞職して知事選、市長選のダブル選となった場合、平松市長自身が知事選に立候補することも検討していることを明らかにした。知事選への立候補に言及するのは初めて。
橋下知事が市長選、平松市長が知事選に立候補して当選すれば、対立する2人の立場が入れ替わるという異例の状況となる可能性もあるが、現時点で具体的な選挙準備を進めている兆候はみられず、市長選立候補をちらつかせて揺さぶりをかける橋下知事に対する、平松市長の牽制の意味合いもあるとみられる。
平松市長には、市長選立候補▽知事選立候補▽双方とも立候補しない−という3つの選択肢があるというが「最終的な意思は固めていない」と説明。
この日は、報道陣に対し「借金を減らしている大阪市に対して、大阪府は借金が増えている。橋下知事は大阪市を批判することで、大阪府の改革が進んでいないことを隠そうとしている」と指摘。「(知事選に立候補して)そういったものを明らかにしたいという思いもある」と言及した。
一方、「(市長選について)地域の人たちなどから応援してもらえる雰囲気もあり、状況をきちんとみきわめたい」とも述べた。
平松市長は今月2日の後援会イベントで「立候補する場合は、完全無所属で広い支持を訴えるしかない」と述べ、立候補の場合は、政党などの推薦を求めない方針を示していた。
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>>1710
東大阪市長選
2002年6月30日投票
83066松見正宣59無新
65508長尾淳三50無現
34338東口貞男69無新
2006年06月25日告示 2006年07月02日投票
51821長尾淳三 無所属 元 無職、前東大阪市長
50842松見正宣 無所属 現 東大阪市長
38151西野茂 無所属 新 会社役員
2007年10月21日告示 2007年10月28日投票
72820野田義和 無所属(自民・公明推薦) 新 社会福祉法人理事、元東大阪市議会議長
70454長尾淳三 無所属(共産推薦) 前 無職、前東大阪市長
22014西野茂 無所属 新 無職、元大阪府議会議員
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110721/20110721022.html
橋下知事、候補選定「非常に難航」 大阪市長選
2011年7月21日
橋下徹大阪府知事は20日の定例会見で、代表を務める「大阪維新の会」が今秋の大阪市長選に候補を擁立する方針について「候補者選定は非常に難航している」との認識を示した。自身のくら替え出馬については「維新の会幹部から『出てくれ』と言われるが、二つ返事は難しい」と明言を避けた。
府と大阪市を再編し、同市の区長公選制導入を目指す維新の会だが、橋下知事は「市役所職員がほぼ維新の会を敵対視した中に飛び込む人(候補)はなかなか…」と語り、維新の会市議団が第1会派とはいえ府議団のように過半数を確保していない現状も「難航」の一因に挙げた。
一方、自身の市長選へのくら替え出馬について、橋下知事は「もう一回、知事をやって府庁職員の『えー』と言う顔も見てみたい」と煙に巻いた。
市長選へのくら替え出馬の可能性を示唆している橋下知事だが、進退表明を避けていることに、周囲は知事の「戦略」と分析。重要案件を抱える9月定例府議会を前に言及を控えているとみられる。
橋下知事はこれまでに知事を辞職して市長選とのダブル選に持ち込む意向を示し、「市長選に出るか、知事選に出るか、(地元の)豊中市に引きこもるかはその時の状況で選ぶ」と語っていた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107210030.html
維新「区民会議」開催 大阪市長選の公約議論へ2011年7月21日
地域政党「大阪維新の会」(橋下徹代表)の大阪市議団は20日、11月ごろの大阪府知事・市長のダブル選挙に向けて、8〜10月に市内の24行政区で1回ずつ、市議団主催の「区民会議」を開くと発表した。維新市議が市長選の公約を議論し、橋下氏も参加する。
「会議」は約20人の区民で構成され、区長や他会派の市議にも参加を呼びかける。各区選出の維新市議が司会として区政の課題を示し、公約とすべき課題を議論。橋下氏が「講評」をするという。一般傍聴もできる。
大阪市は今月、区民代表が区政への意見を述べる「区政会議」を始めたが、維新市議団は「区民の不満を聞くだけだ」と批判しており、出席しない方針。同市議団の坂井良和団長は「(ダブル選での)対立軸をはっきりさせる」と表明。平松邦夫市長は「橋下氏の選挙に向けたパフォーマンスだ」と反発した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110722/elc11072208460000-n1.htm
共産含め反・橋下維新か 守口市長選に前教育長が立候補
2011.7.22 08:45
体調不良による市長辞職に伴う大阪府守口市長選(31日告示、8月7日投開票)で、市前教育長の藤川博史氏(59)が21日、無所属での立候補を表明した。政党推薦については「未定」としたが、共産を含めた市議会主要会派すべてに選挙協力を要請、会派間調整が始まっている。一方、橋下徹知事率いる「大阪維新の会」も候補者擁立を検討しており「維新」対「反維新」の異例の選挙戦になりそうだ。
藤川氏は会見で「守口市政を分かった人間が市長になるべきだと考えた。教育行政をさらに推進するとともに、中長期的な財政の健全化を進めていきたい」と決意表明した。維新については「知事の教育に対する思いは評価している」と述べたほか、公約に橋下知事も唱える中学校給食の導入を盛り込むことも明言したが、大阪都構想については「具体性が示されていないのでコメントできない」と方向性の違いも示した。
同市議会に維新所属の市議は一人もいない。これまでは主要会派間で激しい対立があったというが、今年4月の府議選守口市選挙区で維新候補がトップ当選するなどしたことを受けて一転、市長選の候補者調整を始めるなど連携を模索しているという。共産関係者も「維新を止めるため、背に腹は代えられないという思いはある」とし、独自候補擁立を見送ることも検討、週明けに態度を決める。
維新は地元府議を中心に候補者擁立を目指しており、橋下知事は選挙応援について「役所改革をしっかりやってもらうのと、中学校給食の実施が条件」と話している。
市長選には、すでに質店経営の小笹智子氏(57)が、前回に続き無所属で立候補することを表明している。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107230065.html
橋下vs平松大将対決へ 橋下氏、出馬確実 大阪市長選2011年7月23日
「ほかに候補者が見つからなければ僕が出る」。大阪府の橋下徹知事は22日、11月の大阪市長選への立候補に強い意欲を見せた。代表を務める大阪維新の会に他の候補を立てる動きはなく、出馬は確実な情勢。再選出馬の意向を固めた平松邦夫・大阪市長との舌戦は激しさを増している。
「完全に舞台が整った。大阪市長選に乗り込んでいかないと」。橋下氏は22日、報道陣の取材に「他の候補が見つからなければ」と断りつつ、自らのくら替え出馬に踏み込んだ。
大阪府・市を再編する大阪都構想への民意を問うため、市長選に合わせて知事を辞職し、知事・市長選に持ち込む――。これまでの橋下氏はダブル選への意欲を示す一方、市長選への出馬を求める維新の会幹部らには「二つ返事は難しい」と明言を避けてきた。
しかし、この日の橋下氏は「僕がまいた種だから」と、政治決戦を仕掛けた自らの責任にも言及。21日に市長選日程が11月27日投開票と決まったことを踏まえ、「以前から選挙日程が決まれば一定の方向性を出さなければと思っていた」とも説明した。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/07/24/20110724-055682.php
「橋下VS.平松」腹探り合い 舌戦先行、正式出馬表明まだ 大阪ダブル選11・27
任期満了に伴い11月27日に投開票される大阪市長選と、橋下徹知事が辞職による実施を公言している大阪府知事選のダブル選をめぐり、平松邦夫・大阪市長と橋下知事の「舌戦」が激しさを増している。大阪の両トップが直接ぶつかる“大将戦”の様相も漂う前代未聞の構図に注目が集まるが、選挙戦まで約4カ月に迫る中で、正式な立候補表明はいまだゼロ。どの陣営も候補者選定に苦しんでおり、既成政党からは「五里霧中」と模様眺めの声も聞こえてくる。
■揺さぶり発言
大阪市の解体を前提とした大阪都構想をめぐり、激しく対立してきた橋下、平松両氏。最近の2人の舌戦では、平松氏が珍しく“先制ジャブ”を放った。
19日、記者団に対し「ダブル選になるなら、知事選にも出られる可能性がある」と、橋下氏のお株を奪うようなくら替え出馬への可能性に言及した。
橋下氏は「政治家としてのセンスが全くない」と切り捨てたが、政党関係者の間では「平松氏が自ら知事選に言及するはずがない」として、橋下氏が率いる大阪維新の会に対する、特定政党の選挙応援が絡んだ揺さぶりとの臆測が飛ぶ。
これに呼応するように、平松氏の発言直後、前回市長選で対抗馬を推した自民党の関係者は「歓迎というわけではないが、おもしろい」と、意味深長な反応をみせた。
■維新も選定難航
平松氏の揺さぶりの背景には、ダブル選を仕掛けた維新自体の候補者選定が難航している事情がある。
これまで、元読売テレビ解説委員長の辛坊治郎氏や中田宏・前横浜市長らの名前が挙がったが、「中田氏には何でもやると言ってもらっているが、辛坊氏は難しそう」と維新幹部。
橋下氏自身も難航を認め、自らの市長選くら替え出馬について、20日の会見では「二つ返事では難しい」と揺れる心境をのぞかせながら、22日には一転して「他の候補者が見つからなければ、僕が市長選に出ます」と踏み込んだ。
維新内部では、特に4月の大阪市議選で過半数を得られず、反維新包囲網に苦しむ市議会を中心に“大将擁立”への期待が強い。
橋下氏が市長選に出た場合、維新には現実的な知事選候補として、自派の府議会議長ら内部から出す声がある。これに対し、平松氏周辺には「橋下氏以外の候補が相手なら、知名度の高い平松氏は簡単には負けない」という読みがある。
■既成政党の苦境
半面、反維新の候補として、前回市長選で民主党の推薦で当選した平松氏の名前しか挙がって来ないこと自体、既成政党側の厳しい現状を物語る。
23日に幹部会合を開いた自民府連の谷川秀善会長は「相手がわからんのに候補の立てようがない」。公明府議団幹部も「ダブル選の候補の話には、しばらく関わらない」と、当分様子見の構えだ。前回市長選で5カ月以上前に立候補予定者を発表した共産系も、候補者選定に苦しんでいる。
「ダブル選の大義はどこにあるのか」と攻める平松氏に、応酬する橋下氏。22日には「平松市長に知事になってもらったら一番いい。でも、市役所を一から作り直すことは平松市長にはできない」と語ったが、今後も各政党を巻き込んだ駆け引きが続きそうだ。
(2011年7月24日 09:13
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>>1701>>1720>>1729
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110727-00000509-san-soci
前守口市長の西口勇氏が死去 今月上旬に退任
産経新聞 7月27日(水)8時28分配信
西口勇氏(にしぐち・いさむ=前大阪府守口市長)26日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去、66歳。自宅は守口市滝井元町1の4の13。通夜は28日午後6時半、葬儀・告別式は29日午前11時、守口市寺方錦通1の3の15、くすの木会館で。喪主は妻、啓子(けいこ)さん。
守口市議、大阪府議を経て、平成19年の市長選で初当選。体調不良のため、7月8日に退任していた。
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/27/20110727-055795.php
2011年7月27日
守口市長選で維新 西端氏の推薦内定 小笹氏は立候補断念
体調不良による市長辞職に伴う大阪府守口市長選(31日告示、8月7日投開票)で、橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」(維新)は26日、無所属での立候補を表明していた同市議、西端勝樹氏(48)を推薦することを内定した。西端氏は近く辞職願を提出する。一方、同じく無所属で立候補を表明していた質店経営の小笹智子氏(57)は同日、出馬を取りやめることを表明。この日朝、死去した西口勇前市長の退任を受けた市長選は、維新が支援する西端氏と、市議会の大半の会派が支援する前教育長、藤川博史氏(59)との一騎打ちの可能性が高くなった。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110726/elc11072614380001-n1.htm
「橋下都構想に賛成」 きょう推薦要請 守口市長選表明市議
2011.7.26 14:36
体調不良による市長辞職に伴う大阪府守口市長選(31日告示、8月7日投開票)で、同市議の西端勝樹氏(48)=2期目=が26日、守口市内で会見し、無所属での立候補を正式表明した。同日中に橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」(維新)に推薦を要請する。
同市長選では、市議会の大半の会派が支援する前教育長、藤川博史氏(59)のほか、質店経営の小笹智子氏(57)が、いずれも無所属での出馬を表明している。
この日の会見には、西端氏のほか、市議3人が同席。西端氏は「方向性の違う既成政党の相乗り候補で改革ができるのか、という強い憤りがある」と批判。「大阪都構想などの改革には大賛成だ」とし、公約として市長給与と議員報酬の3割削減、中学校給食の導入などを掲げた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201107250138.html
前回僅差の弁護士・中村氏が出馬へ 京都市長選2011年7月25日
来年2月に任期満了を迎える京都市長選に、京都弁護士会所属の弁護士、中村和雄氏(56)が無所属で立候補することを決めた。25日、朝日新聞の取材に「格差社会を是正する市政を実現したい」と意欲を語った。前回の市長選で中村氏に僅差(きんさ)に迫られながら初当選した現職の門川大作氏(60)も再選をめざす意向とみられ、激しい選挙戦になりそうだ。
中村氏は千葉県出身。行政監視に取り組む市民団体「市民ウォッチャー・京都」の幹事役を務めてきた。新顔4人が争った2008年の前回選には、共産党系の団体を選挙母体に立候補。自民や公明のほか、民主府連、社民府連合の推薦を受けた門川氏に951票差で敗れた。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7215
158,472 門川大作 37.2
157,521 中村和雄 37.0
84,750 村山祥栄 19.9
24,702 岡田登史彦 5.8
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>>1674-1676>>1680
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110728/lcl11072814030007-n1.htm
橋下維新の市長の与党会派、名称を「自民」に 吹田市
2011.7.28 14:00
大阪府吹田市は27日、同市議会の会派「維新倶楽部」を結成していた自民党などの市議5人が、会派名を「自由民主党絆の会」に変更したと発表した。維新倶楽部は、橋下徹大阪府知事が率いる「大阪維新の会」(維新)の公認で当選した井上哲也市長の「与党」として活動する目的で6月に結成されたが、維新とは無関係としていた。5人は、自民党籍を持つ市議3人と政治団体「吹田・維新の会」所属の1人、無所属の1人。
これまで同市の条例では国政政党以外の会派は府選管に政治団体として届け出る義務がある一方、政治団体の名称は国政政党に類似した名称が使えないため、新会派名に「自民党」を使うことができなかった。
このため維新倶楽部は他会派に協力を要請し、26日開かれた定例市議会で条例を改正していた。自民党籍を持つ市議は「晴れて『自民』の名前を使えるようになった。活動方針は変わらない」と話した。
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http://www.nara-np.co.jp/20110728094634.html
会長に塩見氏選出 - 県医師会
2011年7月28日 奈良新聞
県医師会の会長選挙が27日行われ、前会長の塩見俊次氏(62)が選出された。塩見氏は先の知事選で落選し、代議員会から「会を混乱させた」として辞任勧告決議され、会長職を辞任していた。
選挙は代議員会(48人)で行われ、塩見氏が29票、前理事の農野正幸氏が19票で、塩見氏が会長に決まった。塩見氏は平成20年3月に会長に就任し、22年に再選していたが、今回の知事選出馬問題で、代議員会から辞任勧告決議され、辞任していた。しかし、再度会長選に出馬し、この日の選挙となった。任期は2年…
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http://www.sankei-kansai.com/2011/07/28/20110728-055832.php
守口市長選を前に市議会多数と維新が激論
市長の辞職に伴う大阪府守口市長選(31日告示、8月7日投開票)を前に27日、立候補予定者の公開討論会が市内で開かれた。民主、自民、公明、共産など大半の市議が支援する前市教育長と、橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」(維新)が応援する前市議の一騎打ちとなる公算が大きい同市長選。11月に想定される大阪市長、府知事のダブル選の前哨戦としても注目されるなか、組織戦を展開したい市議会多数派陣営と、既成政党との対決姿勢を打ち出す維新陣営が、激しくせめぎ合っている。
討論会には市議22人のうち十数人が支援を予定する前教育長の藤川博史氏(59)と、維新の推薦が内定している前市議の西端勝樹氏(48)が出席。「公開討論会でこれだけ集まったのは初めて」と主催者スタッフも驚く約400人の市民が会場を埋めた。
藤川氏は「市民と協働して街を活性化したい」、西端氏は「歳出削減プロジェクトチームを立ち上げる」などと訴えた。
藤川氏の陣営は、統一地方選で勢いをつけた維新の「劇場型選挙」に警戒感を隠さない。市議の一人は「政策の一部は共感しているのに、勝手に維新の敵にされるのはかなわない。同じ土俵には乗らない」。勝手連として藤川氏を支援することを決めた共産市議も「維新の戦法には注意が必要」と話す。
これに対し、維新代表の橋下知事は27日の会見で守口市長選について「共産まで一緒になった既存の政党の体制は打ち破っていかなくては」と強調。一方で、厳しい戦いになると見通したうえで「ダブル選とは性格が全く違うので前哨戦にはならない」「なんでもかんでも選挙でポストを奪っていくという姿勢が出てはよくない」と述べ、選挙応援は告示日と選挙戦最終日程度にとどめる考えも明らかに。ただ維新幹部は「ダブル選を控えて応援するからには負けられない」と話し、西端氏の陣営は準備不足に危機感を募らせている。
体調不良で今月8日に退任した西口勇前市長は26日に死去した。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001107300004
守口市の課題 耐震ままならぬ財政
2011年07月30日
耐震化工事を先送りしている築60年の市役所本館=守口市京阪本通2丁目
4年前の守口市長選では、故・西口勇前市長が財政再建を第一に掲げて初当選した。今回の市長選でも財政健全化に道筋をつけながら、必要な事業をどう進めるのかが争点になりそうだ。市政の課題を探った。
■庁舎まだ 学校遅々
東日本大震災の発生から6日後の3月17日に開かれた市議会総務市民委員会。「防災拠点となる市庁舎に耐震性がなく市民は不安だ。本腰を入れた対応・対策を計画的に考えるべきだ」。市議の指摘に川部政彦総務部長は、庁舎の建設費が80億円程度との試算を示した上で「早急に計画を定めていく」と約束した。
市庁舎は本館と1〜4号別館の五つの建物がある。最も古い築60年の本館は「府内の市町村庁舎の中でも1、2の古さ」(市総務課)だ。建て替えの必要性は20年以上前からたびたび議論されたが、市は財政難を理由に先送りしてきた。
阪神大震災の翌年の1996年、市は本館に隣接する築46年の2号別館の耐震診断を実施。「かなり低い耐震性能しか保有しない」「耐震改修が不可欠」と判断された。しかし、ほかの建物は耐震診断もされないままだ。
市企画課の松良之課長は「建て替えるには多大なお金が必要で、民間資金を利用するPFIや既存の建物を借りるなど、費用を抑える方法を検討しなければならない」と話す。
市内の18小学校と9中学校の全106棟の建物の耐震化率も26・4%(4月1日現在)と府内で最も低く、昨年4月の全国平均(73・3%)や府平均(67%)の半分にも満たない。
2008年3月にまとめた市の計画では、耐震化工事のペースは「13年度までは年間3棟(プラスα)」とされ、08年度は3棟、09年度は5棟、10年度は7棟を耐震化した。
市教委によると、耐震補強工事は、建物の構造や古さにもよるが、1棟あたり1億〜1億5千万円程度かかるという。国は学校耐震化工事の市町村への補助率を3分の2に引き上げる特例措置を15年度までの期限つきで設けている。市財政課の担当者は「国の補助があるうちに耐震化100%を達成したいが、3分の1の負担でも今の財政状況では厳しい」と打ち明ける。
■生活保護が圧迫
財政の硬直度を示す指標「経常収支比率」。100%を超えると、住民税などの経常的な収入だけでは人件費など最低限の必要経費すら賄えないことを意味する。市財政課によると、市の経常収支比率は93年度から15年連続で100%を超え、直近の09年も100・9%だった。
最悪だった02年度は109・4%。当時の普通会計歳出の内訳を見ると、人件費が31・5%を占めていた。人件費の比率は10年度に21・3%に下がったが、生活保護などに充てる扶助費は23・8%(02年度)から34・1%(10年度)に増え、財政を圧迫している。人口千人あたりの受給者を示す生活保護率は36・87人(3月1日現在)と府内で4番目に多い。
一方、団塊の世代の大量退職や新規採用の抑制の結果、11年度の職員数は1049人。職員の定員適正化計画を始めた6年前より348人減った。ただ、人口や財政規模が似た自治体の平均よりも、保育所などの民生部門で33・9%、ごみ収集などに携わる衛生部門で21・8%多い。
市は10年度、係長級以上の職員給料を2〜5%カットした。しかし、月額の平均支給額は34万2900円。隣の門真市(29万5300円)や府(31万5800円)より高い。
神野浩一人事課長は「職員の約半数は50代以上なので、平均給料は高い傾向にある。大幅な給料カットは意欲低下につながる。民間委託などでさらに人員を削減し、人件費を抑えるしかない」と話す。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/08/01/20110801-055992.php
守口市長選告示 維新VS議会多数派 ダブル選前哨戦
大阪府守口市長選が31日告示され、前市教育長の藤川博史氏(59)と、橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」推薦の前市議、西端勝樹氏(48)の無所属新人2人が立候補した。藤川氏は政党推薦を受けていないが、民主、自民、公明、共産、社民の既成5党の市議らが推しており、西端氏側はさっそく“相乗り批判”を展開。対する藤川氏側は「結束した市民派だ」と強調する。秋に予想される「大阪ダブル選」の前哨戦と目される中、ともに改革の担い手を標榜(ひょうぼう)する真夏の選挙戦が始まった。
「(既成政党の市議が)がっちりと手を組んで市の利益をむさぼろうとしている。一人一人の結集した力が勝つのか、テーブルの下で手を握り続けてきた組織が勝つのか。皆さんが戦わないと変わらない」
西端氏の出陣式に駆けつけた橋下氏は、市議会多数派が推す藤川氏側を激しく批判した。
維新サイドには市議会多数派を抵抗勢力に見立て、「既成政党�M維新」の構図を際立たせる戦略がにじむ。橋下氏は今秋、府知事選と大阪市長選のダブル選を仕掛け、一気に大阪都構想を推し進める図式を描くが、都構想の具体像が定まらない中で、守口市長選では都構想の話を封印する一方、共産市議らも加わる相手方の構図を「なれ合い、談合」と断じて敵視した。
一方、藤川氏の出陣式には既成5党を含む10人以上の市議が出席したが、応援演説には立たず「市民派の結束」をアピールした。
藤川氏は「維新そのものを相手にするつもりはない」と語る一方、第一声では、維新が大阪都構想推進で強調する「ワン大阪」というフレーズを意識し、「守口に『ワン大阪』はいらない。必要なのは『ワン守口』です」と主張。「私たちの力で守口を変えなければならない」と自前の変革を訴えた。ともに、病気のため辞職し急死した前市長の市政改革の継承と、改革の旗印としての立場を訴える選挙戦。藤川氏陣営の幹部は「会派間の対立で市政が停滞した過去の反省から、多数派がまとまった」とし、相乗り批判を牽制(けんせい)した。
(2011年8月 1日 07:32)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110803-00000136-san-pol
大阪府議会 維新が副議長獲得へ 「正副」独占、対立激化も
産経新聞 8月3日(水)15時28分配信
拡大写真
「副議長不在」の表札が掲げられた大阪府議会議長・副議長室の出入り口=3日午前、大阪府庁(平田雄介撮影)(写真:産経新聞)
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が過半数を占める府議会(定数109)で、不在が続いていた副議長について、維新が、9月議会までに他会派から擁立がなかった場合、自派で擁立する方針を固めたことが3日、分かった。府議会事務局によると、府議会で同一会派から正副議長が選出されるのは、資料が残っている昭和22年以降初めてとなる。今年11月に府知事選と大阪市長選のダブル選が予想される中、維新と既成他党との対立が一層先鋭化することも予測される。
4月の府議選を経た府議会の会派構成は、維新57、公明21、自民13、民主10、共産4など。副議長ポストについて、維新は、他会派に配慮して当面空席とする方向性を模索していたが、「不在が続けば、議長の負担が過大になる」(維新幹部)と判断し、一転して自派から出すことにした。
府議会では、維新が5月議会に提案した議員定数を21議席削減する条例案を、ほぼ維新単独で可決させたことについて、既成政党側が「数の横暴」などと反発。
これを受けて上野和明副議長(民主)が6月23日に辞職し、7月19日に開催された臨時議会は「おそらく戦後初」(議会事務局)という副議長不在の異例の事態となった。
維新は「憲政の常道にのっとり、副議長は第2会派から」と他会派に候補擁立を促してきたが、現在も他会派からの候補擁立の動きは見られない。維新幹部は、9月議会に向け、会派間の調整などを自派の議長一人に負わせることは「物理的に困難と判断した」としている。
■「空席」議会運営で決定的ミゾ
4月の府議選で過半数を獲得した維新。他会派への配慮から、あえて「空席」としていた副議長ポストを、最終的に自派で取ることにした背景には、議会運営をめぐり、決定的に溝が深まった他会派との厳しい関係がある。
副議長は地方自治法で地方議会に設置が義務付けられ、議長の補佐にあたり、政務調査委員会の委員長なども務める要職だ。府議会では長年、議長や副議長ポストの行方が各会派の大きな関心事となり、議長は第1会派、副議長は第2会派から出すのが「常道」とされてきた。
しかし、維新が単独過半数を占める今の府議会では、他会派に「維新が差し出す形になる副議長ポストを取れば、そのまま維新に取り込まれるのではないか」との警戒感が強い。
大阪都構想の実現などを見据え、特に公明との協力関係を模索していた維新は「円滑な議会運営のためには第2会派(公明)から副議長を出すのが筋」と秋波を送ったが、公明側は「過半数会派が議会運営を主導すべきだ」とはねつけた。
維新から副議長が出れば、行事などで議長代理の公務を務めることができ、議長の負担は減らすことができる。しかし、維新が2つのポストを獲得することで「強引な議会運営だ」との批判がさらに強まり、混乱する可能性もある。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110803/lcl11080302070000-n1.htm
大阪府庁舎の全面移転提案見送りへ 維新府議団 9月議会で
2011.8.3 02:07 (1/2ページ)
大阪府の本庁舎(大阪市中央区)を咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区、旧WTCビル)へ全面移転させる構想を掲げてきた「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)府議団が、9月議会では移転の提案を見送る方針を固めたことが2日、維新幹部への取材で分かった。他会派との対立の激化で可決は困難と判断したためで、9月議会までに移転の可否を判断するとしている橋下知事の動向にも影響を与えそうだ。
維新府議団は当初、知事が提案した全面移転案を府議会で2度否決された経緯から、9月議会では議員提案することも検討した。ただ、通常の議案なら過半数の可決で足りるが、本庁舎の全面移転のための条例案可決には出席議員の3分の2の賛成が必要。このため、他会派との調整は見込み薄で「全面移転の実現は9月議会では到底無理」(維新幹部)と判断したという。
双方の庁舎が存続することで、効率的な運用ができなくなる問題が指摘されているが、維新としては今後、大阪都構想が実現した際の「都庁舎」と位置づけ、11月27日に想定される大阪市長選と大阪府知事選の後に移転案を含めた活用策を改めて検討するという。
橋下知事は20年8月に全面移転構想を表明したが、府議会は移転条例案を2度否決する一方、旧WTCビルの購入予算(約85億円)については可決し、咲洲庁舎とした。現在は職員約2千人が勤務している。
大正15年建設の本庁舎は震度6強の地震で倒壊の恐れがあり、府の指針で平成27年度末までの耐震補強が必要とされる。工期から逆算すれば、移転問題は9月議会には決着させる必要があるとされていた。
東日本大震災を受け、全面移転案を棚上げした橋下知事は、専門家会議での咲洲庁舎の安全性や防災拠点のあり方などの議論を踏まえ、9月議会までに移転の可否を判断する方針。しかし、自ら率いる維新が移転提案を見送る方針を固めたことにより、橋下知事の全面移転構想が見直しを迫られる可能性がある。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110803-00000112-mailo-l27
自民府連:木本・茨木市議に離党勧告 統一選で維新候補を支援 /大阪
毎日新聞 8月3日(水)12時3分配信
自民党府連は2日、党紀委員会を開催し、4月の統一選時の府議選茨木市選挙区(定数3)で維新公認候補を支援したとして、木本保平(やすひら)・茨木市議を離党勧告処分とした。離党に応じない場合は、除名処分となる。
自民関係者によると、木本市議は、維新公認で立候補し当選した松本利明府議の陣営の選対本部長として松本府議を支援したとされる。同選挙区では、自民公認の新人候補も出馬したが、次点で落選した。
党紀委は松本府議を支援した党員6人についても2年間の党員資格停止処分とした。【高橋隆輔、堀文彦】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110805/stt11080514370008-n1.htm
やけくそ総選挙…読めぬ大阪、橋下維新に注視 試金石は守口市長選
2011.8.5 14:36 (1/2ページ)
次期総選挙を見据え、大阪府内でも各党が準備に入りつつある。自民は「空白区」の府内3選挙区で立候補予定者の公募を開始。公明も前回全敗した4選挙区での復活を目指す。民主政権の低迷を「チャンス」ととらえる野党関係者は多いが、どの党も無視できないのが、統一地方選で躍進した橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の動向だ。その勢いはいつまで続くのか。7日投開票の守口市長選が一つの試金石になると注目を集めている。
「いつ選挙になってもいいように準備している。菅直人首相による『やけくそ解散』があるかもしれないから」。自民の府連関係者が話すように、次期総選挙を見据え、自民府連は1日から、府内の1、18、19区の3選挙区で立候補予定者となる支部長の公募を開始した(31日まで)。
前回総選挙で大惨敗した自民。府内19選挙区のうち13を占めた議席はわずか1に激減しただけに、東日本大震災や原発事故後の対応をめぐって民主政権への批判が集中する今、「勝機」を見いだそうと懸命だ。
当然、自民内の立候補予定者争いも熾烈(しれつ)になる。18区では、党高石支部青年部長の遠藤敬氏と泉大津市長の神谷昇氏に加え、前府知事の太田房江氏も応募に意欲を見せていたが、太田氏は地元支部の支持取り付けに難航し、「今は、考えていない」としている。
公明は前回、候補を立てて全敗した3、5、6、16区で、比例代表との重複立候補を検討。「常勝関西」の復活に万全を期す。前回単独立候補のみで議席を減らした反省から、重複立候補という“現実路線”を模索する。
迎え撃つ形の民主の府連関係者だが、「菅首相が居座るのは論外だが、総選挙の話は早すぎる」と慎重な姿勢を崩さない。
だがこれら既成政党が「大阪の特殊事情」と気をもむのが、維新の動向。維新代表を務める橋下知事は、11月27日に府知事と大阪市長のダブル選挙を実施し、大阪都構想の是非を問う方針を打ち出しているが、維新として国政選挙にどのように関わっていくかは明言していない。
一方で都構想を実現するには法改正が欠かせず、既成政党の協力を得て法改正を目指す以外に、直接国政に打って出る道を選ぶ可能性もある。「維新の動向を横目に見つつ展開を考えたい」(民主)、「維新と衆院選を戦えば負けるかもしれない」(自民)、「維新が候補を出せば脅威」(公明)と、各党とも、その出方を読みあぐねている。
そんななか今後の展開を占う上で、政党関係者の注目を集めているのが、7日投開票の守口市長選だ。
民主、自民、公明、共産、社民の市議らが推す前市教育長の藤川博史氏(59)と、維新推薦の前市議、西端勝樹氏(48)の無所属新人2人が火花を散らす選挙戦。
ある政党関係者は「維新がどこまで統一選の勢いを持続しているのか。守口市長選の結果次第で秋のダブル選や、国政選挙の戦い方が変わってくる」と話している。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110806-OYT1T00934.htm
橋下知事、大阪市長選出馬へ…平松氏と対決へ
11月27日投開票の大阪市長選で、平松邦夫市長(62)と橋下徹・大阪府知事(42)が直接対決する見通しになった。
橋下知事が地域政党・大阪維新の会(代表・橋下知事)幹部と4日に開いた選挙対策の会合で、橋下知事以外の市長選候補は検討されず、事実上、くら替え出馬の方向が固まったため。再選出馬に意欲を示す平松市長側も、後援組織が9日、選挙対策本部の発足に向けて本格始動する。平松市長は9月上旬にも正式に出馬表明する見込みだ。
橋下知事は先月22日、市長選について、「ほかに候補者が見つからなければ僕が出る」と明言。市長選に合わせて10月中にも辞職を表明し、知事選とのダブル選に持ち込む考えで、維新はダブル選を「大阪都構想の信を問う選挙」と位置づけ、候補者の擁立を目指していた。
(2011年8月7日03時02分 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110808/20110808016.html
守口市長に維新・西端氏が当選 「ダブル選」に弾み
2011年8月8日
前市長の辞職に伴う守口市長選挙は7日投開票され、無所属新人で前市議の西端勝樹氏(48)=大阪維新の会推薦=が、無所属新人で前市教育長の藤川博史氏(59)を破り、初当選した。11月の大阪市長選で府知事選とのダブル選をもくろむ維新の会(代表・橋下徹府知事)が、ダブル選に向けて勢いづくのは必至の情勢だ。投票率は39・54%で前回を1・44ポイント上回った。
西端勝樹氏
西端氏は、大半の市議が支持する藤川氏を“相乗り”と批判。財政の健全化を重点課題に「総人件費の見直し」「議員報酬の30%カット」などを訴え、無党派層から支持を集めた。
藤川氏は教育、福祉施策の充実を訴えたが、維新の勢いを止めることはできなかった。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001108080004
守口市長選に西端氏、新顔一騎打ちを制す
2011年08月08日
当選を決め、支援者と喜ぶ西端勝樹氏(左)=7日午後10時28分、守口市橋波西之町3丁目
7日投開票された守口市長選。無所属新顔同士の一騎打ちを制して初当選したのは、大阪維新の会の推薦を受けた前市議の西端勝樹氏(48)だった。大半の市議は、敗れた前市教育長の藤川博史氏(59)を支援しており、公約実現に向けた西端氏の手腕が問われる。当日有権者数は11万7815人、投票率は39・54%(前回38・10%)だった。
当選を決めた西端氏が事務所に姿を見せると、支持者の大きな拍手がわき起こり「圧勝」の声が上がった。西端氏は支持者らと「ガンバロー」を三唱し、「今日が守口の改革のスタートです」と声を弾ませた。
市長選の日程は、前市長の故西口勇氏が病気を理由に7月8日付で辞職したことに伴い、急きょ約1カ月早まった。西端氏は告示の5日前に立候補を正式表明。選挙戦では大阪維新の会を率いる橋下知事が「維新の会が府政でやってきたことを守口でもやりましょう」と応援演説し、維新の会の府議や大阪市議ら約50人が連日、応援に入った。
西端氏は公約として、市長の給与30%カットと退職金50%カット▽市議の報酬30%カットと定数削減▽市職員の削減――などの支出の見直しを掲げ、財政再建を進めると訴えた。
また、市議22人のうち民主、自民、公明、共産、社民などの十数人が藤川氏を支援する状況を「既成政党のなれ合い政治では財政再建や改革は進まない」と批判し、支持を広げた。
藤川氏は、教育長としての実績を強調し、府内で最も遅れている小中学校の建物の耐震化などを公約に掲げた。「議会とスクラムを組んで市政の改革に取り組む」と訴え、市議のほか、鉄道会社や電機メーカーの地域労組などの支援を受けた。相乗り批判を受け、政党はいずれも推薦を見送った。各市議の地盤の地域で支持者回りや集会を重ねたが、及ばなかった。
藤川氏を支援したという共産市議は「相乗り批判で表立って動けなかった」。民主市議は「橋下知事と戦っているようだった」と嘆いた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110808/lcl11080814390004-n1.htm
橋下維新2人目首長、課題は低投票率 守口市長選勝利、秋の陣へ弾み
2011.8.8 14:37 (1/3ページ)
橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」(維新)が推薦した前市議、西端勝樹さん(48)が初当選した大阪府守口市長選。橋下氏が仕掛ける11月の府知事と大阪市長のダブル選に向けた事実上の前哨戦となる中、維新は4月の大阪・吹田市長選に続く首長選連勝を果たした。「大阪秋の陣」に向け、なお勢いを増す維新の風。候補者擁立に悩む既成政党の府連幹部らは危機感をつのらせた。
「思いが守口市民に伝わった」。維新の松井一郎幹事長は、厳しい選挙戦になると予測していただけに、4千票余りの差がついたことにほっとした様子を見せた。ただ、40%に届かなかった投票率については「維新が何を掲げようが、これだけ関心が低いということであれば、大阪都構想の実現は非常に厳しい」と危機感をのぞかせた。
ダブル選に向け「マイナス面はないが、課題は低投票率だ」とも。結果を聞いた橋下氏も、低投票率を気にしていたという。
一方、政党推薦はなかったものの、民主、自民、公明、共産、社民の既成5党の市議が支援した候補が一騎打ちで維新推薦候補に敗れたことに、各党の関係者は改めて衝撃を受けた。
「流れは変えられなかった。この流れはしばらく続くという印象を受けた」。民主党府連の森本実事務局長はそう述べると、「『秋の陣』への影響は大きい」と率直に認めた。
その上で、前回の大阪市長選では民主推薦で当選した平松邦夫市長について「知事選へのくら替えもあるようなこと言っているが、市長選に出るにしても、もう一回新しい方策を考えるべきだ」と注文をつけた。その平松氏は守口市長選の開票後、「(新市長は)有権者の期待を裏切ることのないよう、住民自治の実現にしっかり取り組んでいただきたい」と文書でコメントした。
一方、自民党府連の谷川秀善会長は「ブームみたいなもんちゃうんかな」とぽつり。「無党派が橋下維新に乗っかるブームが続いている。最近は有権者の気持ちがわからない」
公明党府本部の小笹正博幹事長は、知名度が高いとはいえない新人候補が維新推薦で市長選を制したことについて、「橋下人気はまだまだ地熱のように熱いものがある。(西端氏は)維新の応援がなければダブルスコアで負けていただろう」と分析。各党の関係者とも、止まらぬ維新旋風に危機感を隠さなかった。
◇
守口市長選では、4月に行われた大阪府議選・守口市選挙区(定数2)の開票結果と比べ、どう票が動くのかも注目されていた。府議選では公明、自民、共産の各党の候補者の合計得票率が維新候補を上回っていたが、今回、維新は“逆転”を果たし、維新人気の持続ぶりを見せつけた。
4人が立候補した府議選守口市選挙区(投票率49.89%)では、維新現職が2万6328票を獲得してトップ当選。しかし、2番手で当選した公明や、自民、共産の候補が獲得した票を合わせると3万1424票となり、3人の得票率が54.42%を占めていた。
西端陣営は今回、府議選の維新現職の得票を目標に設定。橋下氏の応援演説のほか、維新府議や隣接する大阪市の市議らも連日大量投入され、票の掘り起こしにあたった。
その結果、投票率は府議選を約10%下回ったものの、ほぼ府議選に匹敵する2万5千票余りを集めた。
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110808-OHT1T00008.htm
辛坊治郎氏は不出馬…11月27日 大阪ダブル選
11月27日にダブル選が濃厚な大阪府知事選と大阪市長選で、橋下徹大阪府知事(42)が代表を務める地域政党「大阪維新の会」からの出馬が注目されていたフリーキャスター・辛坊治郎氏(55)が、不出馬の意向を固めたことが7日、分かった。
辛坊氏はこれまでのスポーツ報知の取材に「正式な出馬要請は受けていない」と前置きし「選挙には出ず、今後もテレビの仕事を続ける」と明言。元読売テレビ解説委員長の辛坊氏は現在、同局で「朝生ワイド す・またん!」(関西のみ、月〜金曜・前5時20分)など3番組に出演。関係者によると、9月で切れる同局との契約を更新する意思を固めたようだ。
辛坊氏はかねてから、橋下知事が府市解体、再編を唱える大阪都構想に賛同。同党からの府議選出馬も示唆していたが、今春の統一地方選出馬は諸事情で見送った。その直後、橋下知事がニュース番組で「辛坊さんと組みたい。大阪市役所の改革に関しては、全く同じ思い」とラブコール。大阪市長選には橋下知事がくら替え出馬し、都構想に反対する現職の平松邦夫市長(62)との一騎打ちが濃厚で、府知事の後継に辛坊氏の名前が浮上したが、橋下知事からの接触はなかった。辛坊氏もラジオ番組で「出馬は2万1%ない」と否定していた。
ダブル選では、橋下知事が市長選に出た場合、平松市長は逆に府知事選にくら替えする可能性も示唆している。いずれにせよ辛坊氏の不出馬によって「維新の会」の候補者選定はさらに難航しそうだ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/feature/entertainment/ana/news/20110423-OHO1T00082.htm?from=related
道上洋三、政界進出は「1万%ない!」…著書サイン会
朝日放送エグゼクティブアナウンサー・道上洋三氏(68)が22日、大阪・梅田の紀伊國屋書店で3冊目の著書「おはようパーソナリティ 道上洋三のないしょ話」(朝日新聞出版)のサイン会を行った。
同局ラジオ「おはパソ」の35年目突入記念本。番組前任者の中村鋭一氏(81)は元国会議員で、平松邦夫大阪市長(62)や府知事選出馬がうわさされる辛坊治郎氏(55)も在阪局アナ出身だが、自身の政界進出は「1万%ない!! 先輩(中村氏)と違って僕は政治家に向いていない」と笑い飛ばした。
また、21日の阪神・巨人戦について「巨人の沢村は大した男だが、次は打つ」と虎ファンとして闘志を燃やしていた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201108110041.html
「都構想」で初の討論 各派平行線のまま 大阪市議会委2011年8月11日
大阪府市の再編などを協議する市議会「大都市・税財政制度特別委員会」が10日開かれ、大阪維新の会が掲げる大阪都構想について、各会派の議員による討論があった。維新市議団が「区政の充実・強化」をテーマに提示。他会派は再編後の大阪市の姿を説明するよう求めたが、議論は平行線のまま終わった。
維新が仕掛ける府市再編論をめぐっては、府議会の議論の場として設置された「大都市制度検討協議会」には、維新と共産以外の会派が参加していない。10日の市議会特別委が、維新と他会派が意見を交わす初舞台となった。
「再編で大阪市をバラバラにするのか」。自民市議の質問に、維新市議は「再編後は現状の大阪市は存在しない」と答えた。
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>>52>>1742
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/18/20110818-056664.php
木本茨木市議を自民府連が除名
自民党大阪府連は17日、4月の府議選で橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」公認候補を支援したとして、茨木支部に所属する木本保平市議を除名とした。
同府連によると、木本市議は府議選で茨木市選挙区から立候補した維新候補の選対本部長として活動。同府連は今月2日に党紀委員会を開き、木本市議に離党を勧告をしていたが16日までに離党届の提出がなく、党本部の規律規約に基づき除名とした。
また維新候補の選挙活動を手伝うなどした同支部の役員6人について、2年間の党員資格停止とした。
木本市議は「間違ったことをしていないという思いで離党届を出さなかった。今後は無所属として活動したい」と話していた。
(2011年8月18日 07:07
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110819-OYT1T00057.htm
議長が副市長突き飛ばし、書類送検…本人は否定
大阪府東大阪市の横山純児議長(58)が、市役所のエレベーターで奥島徹副市長(65)を手で突き飛ばして胸に5日間の打撲を負わせたとして、布施署は18日、傷害容疑で地検に書類送検した。
6月に奥島副市長が同署に被害届を出していた。横山議長は「事実誤認だ」と否定している。市と議会の対立が「場外戦」に発展した格好だ。
同署などによると、横山議長は5月26日、議会用エレベーターで、後から乗り込もうとした奥島副市長に「何してんねん」などと因縁をつけ、手で胸を突いた疑い。
市議会は3月、「虚偽の答弁をした」として奥島副市長の問責決議案を可決。横山議長は読売新聞の取材に、「問責を受けたのにきちんと釈明せず、公務を続けている。おかしいのでエレベーターに乗るなと言った。手は出していない」と話している。
同市では、野田義和市長に近い与党市議が少数派で、議会が紛糾することが多い。今年度当初予算案を3月末までに議決できなかったほか、6月議会では与党会派が横山議長に対する不信任決議案を提出するなど、混乱が続いている。
(2011年8月19日08時35分 読売新聞)
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>>1688
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000621-san-soci
大阪・枚方市長選、21日に告示 上告中の前市長、異例の出馬へ
産経新聞 8月19日(金)23時34分配信
任期満了に伴う大阪府枚方市長選が21日、告示される。これまでに、再選を目指す無所属現職の竹内脩氏(62)、同市長を12年あまり務めた無所属元職の中司宏氏(55)ら5人が立候補を表明。中司氏は市発注工事をめぐる談合事件で1、2審で有罪判決を受け上告中で、刑事被告人という異例の立場での出馬を「『被告人イコール犯罪者』との見方は間違っている」と訴える。他陣営からは批判もあり、市民の判断が注目される。
中司氏は4選直後の平成19年7月、大阪地検特捜部に競売入札妨害容疑で逮捕され、21年に大阪地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。大阪高裁は22年、中司氏側の控訴を棄却。中司氏は判決を不服として上告した。
過去に刑事被告人の立場で選挙に立候補した例としては、収賄などの罪に問われた元和歌山市長の旅田卓宗氏(66)=有罪確定、収監中=が15、19両年の和歌山市議選と18年の同市長選に、あっせん収賄などの罪に問われた元衆院議員の鈴木宗男氏(63)=同=が16年の参院選と17、21両年の衆院選に立候補した例などがある。
中司氏は「竹内市政で改革は停滞した。政策で堂々と勝負する」と主張。自民党とみんなの党が支部レベルでの推薦を決めている。
これに対し、19年の出直し市長選で民主、自民、公明の推薦を得て初当選した竹内氏は「冤罪(えんざい)を晴らしてから出馬されればよかったのでは」と中司氏を牽制(けんせい)。政党推薦は求めていないが、地元選出の平野博文元官房長官や民主市議などが支援する方針だ。
枚方市長選にはほかに、無所属の市民団体代表、円若正彦氏(67)▽無所属の市民団体共同代表、大田幸世氏(62)▽共産の党地区副委員長、三和智之氏(36)−の新人3人も出馬表明している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110819-00000554-san-pol
湾岸庁舎移転断念 各政党、ダブル選へ反転攻勢
産経新聞 8月19日(金)14時48分配信
拡大写真
橋下徹知事が、本庁舎全面移転断念を表明した大阪府咲洲庁舎(旧・大阪ワールドトレードセンタービルディング=WTCコスモタワー)=大阪市住之江区(本社ヘリから、竹川禎一郎撮影)(写真:産経新聞)
英断なのか、失点なのか−。大阪府の橋下徹知事が咲洲(さきしま)庁舎への本庁舎全面移転を断念したことを受け、移転に反対してきた既成政党側は19日、相次いで批判の声を上げた。11月に大阪市長選と知事選のダブル選が想定される中、知事が率いる「大阪維新の会」幹部は、選挙前の方針転換を評価するが、既成政党側はダブル選への反転攻勢とばかりに、問題を指摘されながらビルを購入し、さらなる耐震補強を迫られる知事の責任に言及。「知事としての責任がある以上、市長選に出るのは難しくなる」との見方も出始めた。
■「異動した職員2千人どうする」
「(18日の)意見交換であそこまで専門家に危険といわれながら無理やり移転を決めた方が、知事も維新もやりすぎといわれた」。橋下知事とともに本庁舎全面移転を掲げてきた維新の松井一郎幹事長は、知事の決断に理解を示した。
「過去の府と大阪市の不毛な争いでビルの高さが高くなりすぎ、今回の事態(地震被害)を招いた。それがあらわになったことはわれわれにとってむしろよかった」。松井氏は、本庁舎を残すための耐震補強についても「新庁舎を建設したり、庁舎を間借りし続けたりすることに比べれば、耐震費用の採算は取れるはず」と述べる一方、知事に提言予定だった咲洲庁舎の積極活用案は「安全に使えるスペースを見極めてから」とトーンダウンした。
一方、庁舎移転に反対してきた既成政党からは早速、責任追及の声が上がる。
公明府議団の清水義人幹事長は「断念は当然。もっと早い段階で見極めるべきだった。税金で買ったのだから、まずは知事が責任を持って(活用策を)出していくべきだ」と強調した。
自民府議団の花谷充愉(みつよし)幹事長は「府庁を混乱させた責任は大きい。これをきっかけに市長選にいくのも難しくなるのではないか。知事としての責任がある」と述べ、「咲洲庁舎をどうするのか、真剣に議論をする必要がある。全て政治闘争にあけくれてきた橋下流を見直さなければいけない」と厳しく指摘する。
民主府議団の中村哲之助幹事長も「撤退したくても撤退できなかった中で、専門家の意見を助け舟と思ったのではないか。だが、断念したらそれで終わりではない。咲洲庁舎にいった2千人の府職員をどうするのか」と批判した。
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http://www.asahi.com/politics/update/0818/OSK201108170250.html
大阪市「仕分け人」 河野太郎氏 蓮舫氏の参加決まる関連トピックス事業仕分け
大阪市が27、28両日に実施する「事業仕分け」の仕分け人に、国の行政刷新会議の事業仕分けで注目された蓮舫・前行政刷新相と、自民党で無駄遣い撲滅プロジェクトチームのリーダーを務めた河野太郎衆院議員が参加することが決まった。市に協力するNPO「構想日本」が両氏に参加を打診していた。
同市の事業仕分けは、平松邦夫市長就任後の2008年度に始まり、今回が4回目。事業の必要性や民間活用の是非を外部の視点から評価する。11月の市長選に向けて「大物仕分け人」の参加で改革姿勢をアピールする狙いもあるとみられる。
仕分け対象は、市青少年センターの運営や駐輪場の整備など24事業。コーディネーター2人と有識者や区民ら10人の仕分け人が2班に分かれ、各事業を「不要(廃止)」や「要改善」などに仕分ける。市は結果を参考に事業を見直すという。(坪倉由佳子)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110820-OYT8T00059.htm
枚方市長選あす告示 住みたい街へ施策急務
枚方市役所(右)前に建つ老朽化した市民会館。街の活性化にどう取り組むか新市長の手腕が問われる(枚方市で) 枚方市は北河内地域の中核都市として、比較的住みやすい街として知られるが、他都市と同様、少子高齢化により、人口減少など市を取り巻く環境は厳しさが増すと予想される。談合事件で前市長が逮捕されて4年。21日に告示される市長選を前に市の現状と課題を探った。(岡田健彦)
大阪、京都の中心部へ短時間で行ける交通の便の良さに加え、市中心部のすぐそばに淀川が流れ、身近に自然を感じられる。
「肩ひじ張らずに暮らせる雰囲気もいいし、市民活動が盛んで、自分のやりたいことができる」と、主婦(47)は枚方の魅力を語る。確かに、「枚方まつり」や「ひらかた人形劇フェスティバル」、「ひらかた市民合唱祭」など、運営が市民主体の催しは多い。市が昨年行った市民調査では、「住みよい」「どちらかといえば住みよい」と回答した人の割合は81%に上った。
市財政も、人件費の削減効果などにより実質収支で12億円(2010年度)の黒字だ。だが、市税収入は不況などの影響で2008年度から減り続け、生活保護費は3年前に比べ約30億円も増えた。また、市総合計画では12年をピークに人口は減少に転じるとの推計があり、実際、横ばい状態にある。財政課職員は「決して楽観できる状態ではない」と言う。
そんな中、街づくりにも課題が残る。市の玄関口、京阪枚方市駅南側にある老朽化した市民会館の建て替えと、それに伴う駅前の活性化だ。市民会館の大ホールは約1450席を備えるが、完成から40年が経過。音響設備は優れているとはいえず、耐震診断も今年度から行うという状況だ。市幹部は「文化活動が盛んな街なのに、枚方で練習を重ねた団体が響きのいい他市のホールで発表会を行うこともある」と嘆く。
実は、市は1997年に文化会館を建設する予定だったが、財政難で計画を凍結した経緯がある。同駅北側に用地は取得済みで、市民会館を移転すれば、跡地を利用した駅前一帯の再整備も議論となる可能性がある。
「枚方市駅前は活性化しきれていない。市民が誇りを持て、質の高いものを造れば市内外から人を集められ、駅前のにぎわいにもつながると思うが……」。市幹部はそう語る。
一方、市の現状に対し、枚方で生まれ育ったという男性(50)は「市が今後、発展していくためにも、若者らが来たい、住みたいと思える、枚方の魅力を感じさせるような施策を打ち出してほしい。住みやすいだけの街はほかにもある。ソフト面も含め、効果的な取り組みを今しなければ、他都市の中に埋没して衰退しかねない」と危機感を抱く。
厳しい時代の到来が予想される中、市民の満足度を保ちつつ、いかに市の魅力を高められるか。市民約41万人のかじ取り役を担う新市長の手腕が問われる。
枚方市長選は21日告示される。再選を目指す竹内脩氏(62)(無所属)、前市長・中司宏氏(55)(同)、新人の共産党地区役員・三和智之氏(36)(共産)をはじめ、いずれも新人の市民団体代表・円若正彦氏(67)(無所属)、市民団体共同代表・大田幸世氏(62)(同)の5人による争いとなる公算が大きい。将来を見据えた街づくりなどの課題に加え、4年前に起きた談合事件の総括を巡り、激しい戦いが繰り広げられそうだ。投開票は28日。
竹内氏は4年間の実績を強調、「市民が安心できる街づくり」を訴え、中司氏も12年間の市長時代の業績を挙げ、「徹底した行財政改革」を掲げる。三和氏は「若者ら子育て世代が輝ける街づくり」を公約にする。
円若氏は「健康、長寿による生きがいのある暮らし」、大田氏は「平和で、原発のない社会の実現」をそれぞれ主張している。
立候補の届け出は21日午前8時半〜午後5時に市役所別館で受け付ける。6月2日現在の選挙人名簿登録者数は32万9281人。
(2011年8月20日 読売新聞)
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>>1745-1747
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110819/lcl11081922410007-n1.htm
大阪・守口市の「維新」市長 最初の異動は報復人事? いずれも本庁外へ
2011.8.19 22:40
橋下徹府知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」の推薦を受けた西端勝樹市長が初当選した大阪府守口市は19日、前市長の病気療養中に職務代理者を務めた幹部を含む7人の異動を発表した。降格はないものの、市議からは「まるで報復人事」と批判する声もあがっている。
西端市長就任後初の人事異動。前市長の病気療養中に職務代理者を務めた総務部長はクリーンセンター長に、対立候補の前教育長に近かった教育次長は水道局長にと、いずれも本庁外へ異動する。市長室長は、理事兼任の市民生活部長と入れ替わるが、部長級のままで昇格はない。
市人事課は「市長公約の早期実現のため、新体制を整えた」と説明。だが、ある市議は「理事級の部長が本庁外へ動くことはほとんどない」と指摘、「対立候補を支持した部長も異動しており、報復人事と取られかねない」と話す。
一方、維新関係者からは「改革を進める市長を支えられる人を据えた」と“粛正”を暗に肯定する声も。市議には「これほど幹部が入れ替わると議会が混乱する」との声もあり、今後の議会運営にも影響を与えそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110822/elc11082214550000-n1.htm
橋下維新と距離、自民府連「独自に候補」 大阪ダブル選
2011.8.22 14:53
11月に想定される大阪市長選と府知事選のダブル選をめぐり、自民党大阪府連は22日、幹部会合を開き、公明党との選挙協力を視野に、市長選と知事選の両方で独自候補の擁立をめざす方針を確認した。具体的な候補者選定はこれからで、今後、党本部との調整を進める。
ダブル選をめぐっては、橋下徹知事が、任期満了に伴う大阪市長選(11月27日投開票)に合わせて知事を辞職し、市長選に立候補する可能性に言及。大阪市の平松邦夫市長は、再選出馬に意欲を見せる一方で、知事選にくら替え立候補する可能性も示している。2人とも、まだ正式な立候補表明はしていない。
自民府連はこの日の会合で、ダブル選に向けた検討作業を正式に開始。橋下氏の市長選出馬を前提に、公明党と連携して、両選挙で独自候補の擁立をめざすことを確認した。
府連幹部は「既成政党はみな悪いと言っている人には乗れない」と述べ、橋下知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」とは距離を置く姿勢を示した。
このほか、両選挙をめぐっては、共産系の団体が、独自候補を擁立する準備を進めている。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/08/22/20110822-056800.php
橋下知事提唱「大阪都構想」 推進派首長思惑バラバラ
大阪府知事の橋下徹氏が提唱する「大阪都構想」。大阪や名古屋を舞台に府県と政令市を一体運用し、大都市行政を変えようとする試みだ。東日本大震災で影が薄くなったものの、11月に大阪で実施予定の大阪府知事、同市長のダブル選では最大の争点になる。ところが推進側の思惑はバラバラで、新しい制度を作る難しさも見え隠れする。
7月末、名古屋で開かれた「都構想」推進の自治体首長会議。橋下氏は「11月27日が大都市制度を決定する。世の中を動かしているのは選挙。選挙が新しい制度をつくる」と意気軒高だった。
大阪では都構想を対立軸に橋下氏と平松邦夫大阪市長が対立し、都構想推進の橋下氏が知事を辞職して11月27日投票の同市長選に立候補する可能性すらある。
だが、中身に広がりがない。「都構想」を主張するのは、橋下氏のほか愛知県の大村秀章知事、名古屋市の河村たかし市長、新潟県の泉田裕彦知事、新潟市の篠田昭市長らだが、描いているものはかなり異なる。
大阪、新潟は政令市を解体して東京23区と同じ「区」への再編を描くが、河村氏は市議会で「名古屋市は解体しない」と言い切った。愛知県と名古屋市で「中京独立戦略本部」を設置する予定はあるが、「『中身を詰めてから』という市議会の付帯決議」(名古屋市)に縛られ、設置時期が決まらない。
大阪と新潟も同床異夢だ。橋下氏は「ゆくゆくは関西州」と、関西圏の府県合併を視野に入れる。新潟は、府県合併による道州制は「どこと合併しても新潟が埋没する」と反対で、1県で「新潟州(都)」を立ち上げるという。
都構想には「選挙向けパフォーマンス」という批判もつきまとってきた。
2月に名古屋の選挙で大勝した大村、河村両氏も選挙中は「中京都構想」を熱く語ったが、熱は冷め気味だ。来秋の知事選で争点にしたい泉田氏は「州になれば県と市の二重行政が解消される」と強調するもののメリットは見えにくい。
11月の「大阪決戦」の後、具体的なメリットが提示できるかどうかが、都構想の行方を左右することになりそうだ。(半田泰)
(2011年8月22日 07:24
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/elc11082908320001-n1.htm
枚方市長選で竹内氏再選 維新支援・上告中の元職ら破る
2011.8.29 08:30
任期満了に伴う大阪府枚方市長選が28日、投開票され、無所属現職の竹内脩(おさむ)氏(62)が、無所属元職の中司(なかつか)宏氏(55)と新人3人を破り、再選を果たした。中司氏は市発注工事をめぐる談合事件で有罪判決を受け上告中で、刑事被告人の立場のままでの異例の出馬が注目されたが、支持は広がらなかった。投票率は36.13%(前回33.16%)だった。
竹内氏は選挙戦で、民主党府連の全面支援を受け、地元選出の平野博文元官房長官や府議らと組織戦を展開。「判決が確定していないタイミングで出るべきではない」と中司氏を批判、市民に支持を呼び掛けた。
一方、返り咲きを目指した中司氏は、「事件は事実誤認の冤罪(えんざい)」と繰り返し主張。大阪府の橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」や自民党、みんなの党の地元府議らの支持を取り付けたが、及ばなかった。
落選が伝えられた後、中司氏は事務所で「選挙戦を通じ市政に一石を投じることはできた」と述べたが、敗因には触れなかった。
中司氏は4期目途中の平成19年7月、競売入札妨害容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。取り調べで容疑を認める供述調書に署名したが、公判では無罪主張。1審大阪地裁は21年に懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡し、2審大阪高裁も22年、控訴を棄却した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110829-00000063-san-l27
7件「廃止」と判定 大阪市事業仕分け
産経新聞 8月29日(月)7時56分配信
大阪市が27、28の2日間の日程で実施した「事業仕分け」で、24事業25件のうち「外国青年招致事業」や「青少年センターの運営」など7件が、「廃止」と判定された。市は、判定結果を来年度予算案の編成作業に反映させる方針。
終了後、平松邦夫市長は「仕分け結果を再検討し、(事業を)再構築したい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000128-mailo-l27
大阪市事業仕分け:スタート 初の「区民判定人」地域の視点から意見 /大阪
毎日新聞 8月28日(日)12時57分配信
◇きょうまで24事業議論
外部の視点から事務事業の見直しを進める大阪市の事業仕分けが27日、港区民センターなどで始まった。市が選んだ24事業(総額19億7400万円)を対象に、28日まで行われる。27日は10事業について議論され、「抜本的検討」「要改善」などと判定された。今後、市民アンケートの結果なども参考に、対象事業の存廃などを検討、来年度予算に反映させる。
市の事業仕分けは08年度に始まり、今年で4回目。「仕分け人」は、シンクタンク「構想日本」が選んだメンバーや学識経験者、NPO関係者が務めた。今回初めて、区民から選ばれた「区民判定人」も参加、地域の視点から意見を述べ、判定を下した。
この日、仕分け人による判定で抜本的検討が必要と判断された「総合型地域スポーツクラブの創設及び活動に対する支援」(81万円)と「学校体育施設開放事業」(563万円)を巡っては、仕分け人から「総合型地域スポーツクラブは、活動場所の支援にこそ力を入れるべき」「学校体育館の管理を教育委員会から市長部局に移せば、活動基盤にできる」など発想の転換を求める意見が出た。
28日は、市職員人材開発センター(阿倍野区)で実施。仕分けの様子は市民の傍聴が可能な他、インターネットでも生中継する。事業継続の是非などを問う市民アンケートは、市役所などで9月30日まで受け付ける。【林由紀子】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110830/lcl11083020060002-n1.htm
関西広域連合の加入目指し議員連盟発足 奈良県議
2011.8.30 20:06
関西広域連合に近畿で唯一不参加の奈良県で、広域連合への加入を目指す県議による超党派の議員連盟が30日、発足した。
議連の新谷会長(自民)は「広域連合事務局の説明では二重行政を解消するといい、『屋上屋を架す』という荒井正吾(奈良県)知事の説明とは大きく違う。荒井知事が参加しやすい環境を整えたい」と話している。
同県の全県議44人中15人が参加。月1回の勉強会を開くほか、タウンミーティングなども開催して県民とも意見交換し、広域連合への理解を深めたいとしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110901-00000042-mai-soci
<奈良市議会議長選>前議長が白票依頼「コメ5年分出す」
毎日新聞 9月1日(木)12時42分配信
6月に行われた奈良市議会議長選を巡り、天野秀治市議(49)=無所属、2期目=が1日、山本清・前議長(73)=政翔会、8期目=から白票の投票を依頼され、見返りに現金20万円を渡すなどと持ちかけられたと明らかにした。天野市議は依頼を断ったが、やりとりを録音しており、賄賂申し込み容疑で刑事告発するとしている。山本前議長は同日午前現在、取材に応じていない。
天野市議によると、議長選当日の6月24日午前、議長室で、当時の山本議長から「20万で白票頼むわ。白票やったら気が楽やろ」などと依頼された。天野議員が断ると、「米5年分だすわ」などと執拗(しつよう)に頼まれた。20万円は「一般議員と議長の月給の差」と説明したという。
議長選では共産、民主、政友会の3会派と天野市議ら無所属3人が支援する上原雋(しゅん)氏(63)=政友会=と、山本前議長の政翔会などが投票した山中益敏市議(55)=公明=が同数となり、くじ引きで上原氏を議長に選出。最大会派の政翔会は議長ポストを失った。【上野宏人】
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http://www.nara-np.co.jp/20110902092600.html
山本氏ら告発へ - 政翔会は関与否定/奈良市会役選“買収”
2011年9月2日 奈良新聞
会見で、「白票」を依頼された件について経緯を説明する天野議員=1日午後4時40分、奈良市の市政記者クラブ
奈良市の山本清前議長(73)=政翔会=が6月定例議会の議長選で、天野秀治議員(49)=無所属=に「20万円を渡すので白票を投じてほしい」と、“買収”工作していたことが発覚した1日、天野議員が記者会見を行い、「山本氏は政翔会で主体的立場にない」として山本氏と主導者の氏名不詳の2人を大阪地検に刑事告発することを明らかにした。一方、政翔会の浅川仁幹事長らも会見に応じ、「世間を騒がせたことをおわびしたい」と謝罪し、山本氏が単独で行ったもので、会派および自身の関与を否定した。山本氏は、浅川幹事長を通じ「体調が悪いので取材を受けられない」と取材を拒否した。
天野議員は同日午後4時から、市役所内で記者会見した…
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011090200718
田尻町長、有権者に餅配る=大阪
大阪府田尻町の金田通町長(67)が有権者にかしわ餅などを配っていたことが2日、分かった。金田町長によると、5月上旬に町内を含む数十人の知人宅を訪ね、和菓子店で購入したかしわ餅と日本茶の葉を直接届けたという。政治家が選挙区内の有権者に物品などを贈ることは公職選挙法で禁止されている。
金田町長は「付き合いのつもりだった。公職の身にありながら認識不足だった」と話している。(2011/09/02-19:05)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110901/osk11090114330020-n1.htm
本心は国政?橋下知事、市長くら替え整う 平松氏は月内に再選表明へ
2011.9.1 14:12
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定例記者会見で質問に答える橋下徹知事=31日午後、大阪府庁
大阪府知事選とのダブル選になると想定される11月の大阪市長選で、再選を目指す平松邦夫市長と、直接対決する構図が固まりつつある大阪府の橋下徹知事。
橋下氏は当初、大阪市長選への立候補だけでなく「知事選への再立候補」「いずれも立候補しない」という選択肢も含め、進退を検討していた。しかし「(平松氏との)大将戦しかない」という周囲の期待感は強く、おのずと選択肢が狭まっている。
橋下氏は7月22日、報道陣に「他に候補者がいなければ僕が出ます」と語り、大阪市長選へのくら替え出馬やむなしとする考えを初めて表明。8月25日に行われた府の管理職研修では「就任以来、僕の政治決定に、ほぼ満足いく結果を出してくれたことに感謝したい」と職員をねぎらうとともに、「(知事を)交代ということになれば、こういう形でお話しするのも最後」と、“惜別の言葉”ともとれるようなあいさつをした。
橋下氏も平松氏と同様、まだ最終的な選択肢は残している。橋下氏が率いる大阪維新の会の関係者の中には「橋下さんの本心は、知事も市長もせず、国政をうかがうことではないか」とおもんぱかる声もある。
だが、維新の大阪市議団幹部は言い切る。「市長選は橋下さんで戦いたい。他の候補者選定は進んでいない」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110903-00000172-mailo-l29
奈良市議会議長選:白票依頼 山本前議長が辞職 天野市議「しっかり解明を」 /奈良
毎日新聞 9月3日(土)14時38分配信
奈良市議会の議長選を巡って、山本清・前議長(73)が天野秀治市議(49)に白票の投票を依頼し、見返りに現金20万円などを持ちかけた問題で、山本前議長は2日、議員を辞職した。この日、市議会が開会したが、山本前議長は病気を理由に姿をみせなかった。市議会事務局によると、会期中の議員辞職は同市議会では初めて。
天野市議は「重く受け止めたい。本人から説明があって辞職された方がよかった」と述べた。また、告発状を2日、大阪地検特捜部あてに郵送したといい「組織の関与など背後関係も含めてしっかり解明していただきたい。山本さんはすべて正直にお話しいただきたい」と話した。
山本前議長が所属した政翔会の浅川仁幹事長は「当然。仕方のない辞職」と述べた。1日夜に電話で辞職の意向を聞き「説明してからの方がいい」と伝えると「もう少し時間をください」という趣旨の返答だったという。また「私は(山本前議長に)お願いしていない」などと組織的関与を改めて否定した。
上原雋(しゅん)議長と松村和夫副議長は、議長選に立候補制や所信表明後に投票する案を挙げ「議会改革を加速させることで市民の信頼回復につなげたい」と述べた。
仲川げん市長は「非常に残念。議会を誰がチェックするのかが問われている。市民のしっかりした監視が重要になってくる」と話した。【上野宏人】
9月3日朝刊
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奈良市議会で発覚して白表問題。
依頼した方も悪いが、それを録音していた議員もいやらしいね。
男は男らしく。
最近女々しい男が増えましたね。
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議長選の買収を録音がどうのこうのと,問題のすり替えするする方が女々しいわな。。
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今年6月にあった奈良市議会の議長選について、天野秀治市議(49)が1日
記者会見し、当時議長だった山本清市議(73)から「20万円で白票(の投
票)を頼む」と依頼されたと述べた。最大会派に属する山本前議長の推す候補
と、天野市議が応援する候補が拮抗(きっこう)していたため、選挙を有利にし
ようとしたとみられる。天野市議は断っており、近く贈賄(申し込み)の疑い
で山本前議長を告発する方針。
天野市議によると、6月24日の議長選の直前、山本前議長に議長室に呼ばれ
白票を頼まれた。断ると、「では、5年分の米で」などと繰り返し依頼された
という。天野市議は、約20分間のやり取りをスマートフォン(高機能携帯電
話)で録音していた。
天野市議は「自分がお金で釣れると思われ、失望した」と話しており、「前議
長は誰かの指示で動いた」として、被疑者不詳でほかの1人も告発するという
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20万円とは、こりゃまた安いワイロ。。。
しかし会話を録音するってこりゃまたセコイ。。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110908/elc11090811420000-n1.htm
橋下維新、知事選出馬を打診 民主批判の経産省・古賀氏「地縁ない」固辞
2011.9.8 11:39
11月に行われるとみられる大阪府知事選で、橋下徹知事率いる「大阪維新の会」(維新)が、国家公務員の現職幹部として民主党政権の公務員制度改革を批判してきた経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏(56)に立候補を要請したことが8日、分かった。古賀氏は9月末で辞職する意向だが、知事選立候補については、大阪に地縁がないことなどを理由に固辞しているという。
維新関係者によると、維新側は「考え方が近い」として、9月2日に幹部が古賀氏と面談、立候補を要請した。古賀氏は、最終的な回答については保留しているが、「橋下知事や維新の方針には賛同するが、大阪にはゆかりがない」として固辞しているという。
古賀氏は長崎県生まれ。昭和55年に東大卒、通商産業省(現経済産業省)入省。産業再生機構執行役員などを経て平成20年に国家公務員制度改革推進本部事務局審議官。国家公務員制度改革基本法の成立などに尽力したが、民主政権になり、21年12月から待機ポストの経産省大臣官房付になっていた。震災を巡る政府対応などを批判した「日本中枢の崩壊」(講談社)がベストセラーになった。
一方、共産系の政治団体「明るい民主大阪府政をつくる会」は前回に続き弁護士、梅田章二氏(60)を擁立する方針を固めた。
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>>1650>>1704
http://sankei.jp.msn.com/p市議さらに報酬2割削減 大阪・泉佐野、職員に続き
2011.9.8 13:57
大阪府泉佐野市議会は7日、議員報酬を2割削減する条例改正案を可決した。6月議会で市職員給与の削減が決まった際、議員報酬の削減についても議論し、賛成する各会派の代表者6人が連名で議員提案した。来月から実施する。
議会は市の財政再建に協力するため昨年4月に一律4万円削減を実施しているが、さらに2割削減に踏み込んだ。
2割削減で議長の報酬は62万円が49万6千円に、副議長は58万円が46万4千円に、一般市議は55万円が44万円になる。
市職員給与は7月から8〜13%削減された。議員報酬削減も7月にさかのぼって実施し、12月支給の期末手当から7〜9月分の削減分を差し引く。
olitics/news/110908/lcl11090814000001-n1.htm7
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110901/osk11090114330020-n1.htm
本心は国政?橋下知事、市長くら替え整う 平松氏は月内に再選表明へ
2011.9.1 14:12
定例記者会見で質問に答える橋下徹知事=31日午後、大阪府庁
大阪府知事選とのダブル選になると想定される11月の大阪市長選で、再選を目指す平松邦夫市長と、直接対決する構図が固まりつつある大阪府の橋下徹知事。
橋下氏は当初、大阪市長選への立候補だけでなく「知事選への再立候補」「いずれも立候補しない」という選択肢も含め、進退を検討していた。しかし「(平松氏との)大将戦しかない」という周囲の期待感は強く、おのずと選択肢が狭まっている。
橋下氏は7月22日、報道陣に「他に候補者がいなければ僕が出ます」と語り、大阪市長選へのくら替え出馬やむなしとする考えを初めて表明。8月25日に行われた府の管理職研修では「就任以来、僕の政治決定に、ほぼ満足いく結果を出してくれたことに感謝したい」と職員をねぎらうとともに、「(知事を)交代ということになれば、こういう形でお話しするのも最後」と、“惜別の言葉”ともとれるようなあいさつをした。
橋下氏も平松氏と同様、まだ最終的な選択肢は残している。橋下氏が率いる大阪維新の会の関係者の中には「橋下さんの本心は、知事も市長もせず、国政をうかがうことではないか」とおもんぱかる声もある。
だが、維新の大阪市議団幹部は言い切る。「市長選は橋下さんで戦いたい。他の候補者選定は進んでいない」
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011090800883
橋下氏出馬なら支援=大阪市長選の対応−みんな・渡辺代表
みんなの党の渡辺喜美代表は8日、大阪府庁で記者会見し、11月27日投開票の大阪市長選について「仮に橋下徹知事が市長選に回る場合は、勝手連的に応援することになるだろう」と述べた。
橋下氏が辞職した場合の大阪府知事選に関しても「橋下氏の後継と目される候補を応援する可能性は高い」と語った。会見に先立ち、渡辺氏は大阪市内のホテルで橋下氏と約1時間、会談した。(2011/09/08-20:42)
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>>1770
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110910/20110910025.html
古賀氏の擁立断念 大阪知事選で維新
2011年9月10日
11月27日に想定される大阪市長選、大阪府知事選の「ダブル選」で、橋下徹知事が代表を務める大阪維新の会は9日、知事選候補として出馬要請していた経済産業省官僚の古賀茂明氏の擁立を断念する考えを示した。松井一郎幹事長は本紙取材に「今のところ幹事長として諦めている」と答えた。維新の会は古賀氏以外の候補擁立を模索することになる。
橋下知事は報道陣に「知事選候補をどうするかは松井幹事長に一任している。擁立の報告は受けていない」と説明。古賀氏の印象について「面識はないけど、著書を読んだ。古賀さんのような方が日本の行政組織を変えるところで頑張ってほしい」と語った。
“改革派官僚”とされる古賀氏の著書には『日本中枢の崩壊』『官僚の責任』がある。行政改革担当相時代に接点のあったみんなの党の渡辺喜美代表は8日、「岩手、神奈川両県知事選でもオファーを受けていたが、固辞された」と明かし、「やりたいことはたくさんあるのでしょう」と本人の意思をおもんぱかる見解を示していた。
ダブル選をめぐって維新の会は市長選、知事選双方の候補擁立を目指し、橋下知事は市長選候補の適任者が見当たらない場合に「僕が市長選に出る」と表明している。
橋下知事が辞職した場合の知事選に関連し、府議会の浅田均議長(維新の会)は9日の会見で「流動的な部分はあるが、現段階では(9月定例会を)予定通りやる。追加の選挙がはっきりしてきたら協議することになる」と語った。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201109100024.html
平松市長、民自公と共闘方針 「完全無所属」から転換2011年9月10日
11月27日投開票の大阪市長選で、再選をめざし立候補する意向の平松邦夫市長が、当初掲げた「完全無所属」で立つ方針を改め、民主、自民、公明の各党に支持などを求める「共闘」路線への転換を決めた。高い支持率を保つ橋下徹大阪府知事が市長選に挑むことが確実であることから「ウイングを広げるため、完全無所属にはこだわらない」とかじを切った。
平松氏は今月18日に出馬を正式表明する方向で調整している。
平松氏は前回市長選で民主党などの推薦を受けて立候補し、初当選した。しかし民主政権の迷走や、橋下氏が率いる地域政党「大阪維新の会」が既成政党批判を掲げて4月の統一地方選で躍進したことを踏まえ、今回は政党推薦や支持を受けずに「完全無所属」で戦う意向を示していた。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201109100016.html
共産、渡司前市議を擁立 W選で平松・橋下に対抗2011年9月10日
11月27日投開票の大阪市長選で、共産党府委員会や市民団体などでつくる「大阪市をよくする会」は9日、前大阪市議の渡司(わたし)考一氏(59)を擁立すると発表した。共産推薦の無所属で立つ予定という。同市長選には平松邦夫市長が再選をめざし立候補する意向で、大阪維新の会を率いる橋下徹大阪府知事も出馬の方向となっている。
橋下氏は市長選に合わせて知事を辞職し、知事・市長のダブル選に持ち込む方針。共産は知事選に大阪弁護士会所属の弁護士、梅田章二氏(60)を擁立する方針を固めており、渡司氏と2人で連携してダブル選に臨むという。
渡司氏は1996年の大阪市議補選(旭区)に共産公認で初当選し、4期務めたが、今年4月の市議選で落選した。9日の会見で「平松市長は福祉制度を改悪した。教育への政治介入を目指す橋下知事の独裁も見過ごせない」と述べた。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004453863.shtml
半年病欠で報酬受給、月7万円 元宝塚市議長
宝塚市選挙管理委員会委員の元同市会議長(74)が、病気を理由に今年3月以降、選管主催の啓発活動に一度も姿を見せず、委員会の大半を欠席していたことが9日、市選管事務局への取材で分かった。
月額7万1100円の委員報酬はこの間も支給されている。今月24日で委員の任期が満了となるが、9日の市会本会議で、市議の1人が元議長を次期委員に推薦、全会一致で再任が承認されており、市会の対応にも批判が出そうだ。
同市選管は、委員長を含む4人の委員で構成。市の非常勤特別職で任期は4年。活動内容は、おおむね月1回開かれる委員会出席のほか、選挙時の啓発活動や投票所巡回、当選証書付与式への出席などで、委員会の開催には3人以上の出席が必要とされる。
2007年まで市議を5期務めた元議長は、選管委員は1期目だが、委員長代理も務めていた。
同市では本年度、4月の統一地方選で兵庫県議選宝塚市選挙区、宝塚市議の選挙が行われた。市選管事務局によると、4月以降だけでも、委員会は9回開かれ、元議長は5月中旬の会合以外はすべて欠席。選挙啓発などの活動は8月末までに24回あったが、一度も参加していなかった。
市会関係者によると、元議長は療養のため市外に滞在しており、「11月ごろには復帰できる」と話しているという。
(上杉順子)
(2011/09/10 10:18)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110909/shg11090902180001-n1.htm
県議選立候補予定者を応援 大津市長が公用車使用
2011.9.9 02:17
大津市の目片信市長が今年3月、4月に投開票された県議選立候補予定者を応援するために、同市から約40キロ離れた豊郷町まで市の公用車を使用していたことがわかった。市議の1人が9月定例議会で追及する方針で、「公用車を使用して応援することは公金の不適切使用にあたるのではないか」と指摘している。
市などによると、目片市長は日曜日の今年3月6日、市内で開かれたマラソン大会出席の公務を終えた後、公用車に乗り豊郷町で開かれた県議選立候補予定者の集会に参加。その後、公用車で大津市内の自宅まで帰ったという。
市議が定例議会の一般質問でこの問題で説明を求めることから、目片市長は市広報課を通して「時間がなくて公用車を使わざるをえなかった。議場で答えるので、コメントは差し控えます」とするコメントを発表した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110909/elc11090913520001-n1.htm
大阪市の外郭118団体…橋下維新市議団、全廃を公約に
2011.9.9 13:50
次期大阪市長選をめぐり、大阪維新の会大阪市議団は9日、大阪市の外郭団体を原則全廃とすることを市長選マニフェストに盛り込む方針を固めた。同日午後開かれる市議団政調会で協議する。外郭団体同士の業務に重複が目立つことや市職員の天下りの温床となっていることを問題視したという。
市議団幹部によると、団体の廃止は、大阪都構想の進展が前提。市の外郭団体のうち、アジア太平洋トレードセンター(ATC)、クリスタ長堀、湊町開発センターの3団体を除き、原則廃止とする方向で、民営化や解散などのほか、府などの外郭団体との統合を検討している。
大阪市によると、市の外郭団体は計118団体。市は、平成27年度までに3分の1以下にする計画で整理統合するほか、今年3月時点で315人いた市からの派遣職員を半減する方針を打ち出していた。
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110912172800493716.shtml
■「大阪維新」とは無関係 「交野維新」当選市議が謝罪 Tweet シェアする
11日、行われた大阪府交野市の市議会議員選挙で「維新」をスローガンに掲げた新人が初当選を果たしました。
しかし、橋下知事率いる「大阪維新の会」からは関係を否定されているだけに、当選の弁も歯切れの悪いものとなりました。
当選した兼田龍洋氏(35)。
府議会議員の元秘書で、みんなの党の公認を受けました。
今回の選挙では「交野維新」を掲げる2人が出馬。
兼田氏の選挙ポスターでは、「みんなの党」よりも「維新」が強調されていました。
「大阪維新の会」は関係性を否定してきましたが「交野維新」と「橋下維新」を混同した有権者もいたようです。
「一緒やと思ってたけど違うの?」(交野市民・女性)
「字を見たら『(大阪)維新』かなと思っちゃいますね」(交野市民・男性)
兼田氏の考えは―
「まぎらわしい表現が票につながったのは否定できない。誤解をまねくような表現を使ったのはおわびしたい」(兼田龍洋氏)
選挙管理委員会は「『交野維新』はスローガン的なものだと理解している」としていますが、各地に「維新」が乱立する中、有権者は看板に惑わされないようしっかり見極める必要がありそうです。
(09/12 19:01)
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http://gendai.net/articles/view/syakai/132604
大阪府知事選 西川きよし 急浮上
【政治・経済】 Tweet 2011年9月13日 掲載
橋下知事が擁立か
<紳助も辛坊治郎も消え…>
橋下徹・大阪府知事が11月に仕掛ける府知事選と大阪市長選のダブル選挙100+ 件。府知事選の候補者に、なんと元参院議員の西川きよし(65)の名前が急浮上している。西川は吉本興業の漫才師から1986年の参院選に挑戦し当選。以後3期18年にわたり議員を務めた。知名度はバツグンだ。
「橋下知事は『大阪都構想』を実現させるため、自らは市長選に、知事選には知名度と実績があり、政策を受け継いでくれる『勝てる候補』を擁立しようと考えています。だがいろいろ声をかけるもフラれ続けた。キャスターの辛坊治郎、島田紳助、東国原英夫……頼みの綱だった経産官僚の古賀茂明にも『大阪に縁もゆかりもない』と断られてしまった。焦った橋下知事が『もう西川さんしかいない』と口説いているとの話が広まっているのです。もともと西川きよしは、自民党が市長選に擁立しようと考えていた。市長選でぶつかることを防ぐ狙いもあるのでしょう」(地元紙記者)
西川が「橋下知事の後継」として出馬すれば、当選は確実。橋下の市長選勝利も間違いない。しかし、別の見方をする府関係者もいる。
「橋下知事のホンネは『市長選に出たくない』。この先、4年間も改革をやるのはシンドいし、関心は国政に向いています。対立している平松市長と手打ちできれば、自らは出馬しないのではないか。国政選挙100+ 件に向けて着々と準備をするでしょう」
果たして橋下はどんな決断をするのか。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110913/elc11091313420000-n1.htm
橋下知事、都構想賛同の大阪市幹部リスト作成を要請「人事権行使する」
2011.9.13 13:41
「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪府知事は12日、維新の全体会議で、大阪市長と府知事のダブル選で勝利して大阪市役所の“政権交代”を実現させることを前提に、維新の方針を推進する市幹部を事前にリストアップするよう維新所属の大阪市議に求めた。
全体会議で橋下知事は「大阪都構想を推進し、維新の政治的価値観を実現できる幹部職員をリストアップしてほしい」と発言。一方で、「今の市幹部には政治に足を踏み入れる職員がいる。こうした幹部は根こそぎ外しにかかる」とも述べた。
維新が市長選に擁立する候補が市長になった場合は「一気に政治で人事権を行使して、新しい市役所に生まれ変わらせていきたい」としており、今月中のリスト作成を指示。強硬発言を行うことで、維新への反発を強める市役所サイドを選挙前から牽制(けんせい)した格好だ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110914/elc11091412210002-n1.htm
“2万%否定”橋下知事の友人「出馬、今は3万%ない」
2011.9.14 12:19
11月27日投開票の大阪市長選との同日選が想定される大阪府知事選で、橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の候補に浮上した橋下知事の友人の弁護士で府立和泉(いずみ)高校の民間人校長、中原徹氏(41)について、橋下知事は14日、「友人を知事候補なんかにしたら、府民の維新に対する熱は冷める」と述べて擁立を否定し、「僕が思っている候補者は僕しか知らない。この人で決定となるまで、執行部はもちろん、周りに出さないようにしている」と述べた。
一方、中原氏は14日、「校長という仕事に魅力を感じている。(立候補は)今は3万%ない」と述べた。維新の教育基本条例案については「選挙民の声を教育に反映させようという大きな方向性は賛成」と評価。大阪都構想については「まだ勉強不足」と述べて評価を避けた。
前回の府知事選では、橋下知事が自身の出馬について「2万%ない」といったん否定しながら、立候補した経緯がある。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110914/elc11091408410000-n1.htm
市幹部を公募、職員2割削減…敬老パスは維持 橋下維新が公約
2011.9.14 08:38
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」大阪市議団は13日、11月27日投開票の市長選に向けたマニフェスト素案を公表し、局長、部長などの幹部ポストの公募や将来的な職員数の2割削減、1人あたりの人件費の1割削減などを掲げた。平松邦夫市長の手法については「職員優遇型の縮小改革では再生は不可能」と批判している。
外郭全廃、地下鉄・バスも民営化
マニフェストは「改革編」と「市民サービス編」で構成。改革編では、職員数を直ちに5%、将来的に20%削減するほか、職員1人あたりの人件費を直ちに5%、将来は1割減らす。義務的経費全体では1年以内に約1割、将来的に3割以上削減。職員の天下りを全面禁止し、受け皿となっている外郭団体を民営化などで全廃する。市営地下鉄とバスは完全民営化する。また、市立学校の校長と副校長を公募するほか、校長に予算要求権を与える。
市民サービス編では、中学校卒業までの通院・入院費を無償化し、所得制限を撤廃するほか、市立小中学校の普通教室にクーラー設置▽市立中学でセンター方式などにより全生徒に給食を提供▽小学校と中学校の校区をブロック化し、学校選択制を導入▽高齢者向けの敬老パス制度維持−などを挙げた。
この日、議員団会議に出席した橋下知事は「選挙に勝つための甘い約束ではなく、大阪の形を変える重要なマニフェスト。完成度は非常に高い」と強調した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110914/lcl11091411220001-n1.htm
妻が倒れ介護 町長あす辞職を表明 兵庫・上郡
2011.9.14 11:20
兵庫県上郡町の山本暁(さとる)町長(72)が、病気で倒れた妻(62)の介護を理由に辞職することが14日、分かった。15日開会の町議会で正式表明する予定。
山本町長は兵庫県職員を経て平成18年の町長選で初当選を果たし、昨年11月に無投票で再選した。山本町長によると、妻は今年6月に脳内出血で倒れ、右半身と記憶に障害が残っているという。
任期は平成26年11月まで残っているが、山本町長は「自分以外に妻を世話する者がおらず、介護に専念したい。町民には申し訳なく思っている」と話している。
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>>1762-1763>>1766
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000547-san-soci
奈良市議会を地検特捜部が捜索 議長選“白票”贈賄
産経新聞 9月15日(木)14時19分配信
6月に行われた奈良市議会議長選をめぐり、山本清前議長(73)が他の市議に白票での投票を依頼し、見返りに現金を渡すと持ちかけた問題で、大阪地検特捜部は15日、贈賄申し込み容疑で、奈良市議会など関係先の捜索を始めた。山本前議長からも任意で事情を聴いている。押収資料改竄(かいざん)・犯人隠避事件後、大阪地検特捜部が強制捜査に着手したのは3件目。
投票を依頼されたのは無所属の天野秀治市議(49)。天野市議によると、山本前議長は議長選当日の6月24日午前、天野市議に白票を投じるよう依頼。見返りに現金20万円や5年分の米を渡すと持ちかけてきたという。天野市議は依頼を拒否するとともに、やりとりを録音。大阪地検に刑事告発していた。
議長選では、山本前議長の所属会派などが推した市議と、天野市議や別の会派などが支援した市議が同数となり、くじ引きで天野市議らが支援する市議が選出された。
山本前議長は問題発覚後の今月2日、議員辞職。「金品を渡そうとしたことは事実」と認めた上で、「潔く罪を償う覚悟はできています」とするコメントを発表した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000508-san-pol
大阪市長選 平松市長、19日に立候補表明 自・公・民の支援で調整
産経新聞 9月15日(木)9時47分配信
11月27日投開票の次期大阪市長選で、現職の平松邦夫市長が再選立候補する決意を固め、19日に立候補表明することが14日、分かった。地域政党「大阪維新の会」が掲げる大阪都構想に反対し「大阪市をバラバラにしない」をスローガンに反維新勢力の結集を目指す。市議会の公明・自民・民主の3会派にも平松市長を支持する動きがまとまりつつあり、市長サイドも支援体制を固めたい意向だ。
市長後援会は今月17、18日に大阪城野外音楽堂でチャリティーフェスティバルを計画しており、19日午前に大阪市中央区のホテルで記者会見する予定。当日は、立候補に至る経緯やマニフェスト骨子を説明。詳細な政策は10月中に発表する方向で調整している。
平松市長は、1期4年の実績として、市の借金にあたる市債残高が平成17年度に比べ4千億円以上減少していることのほか、市職員削減や給与カットなど、市政改革が着実に進行していることを提示し、実績を強調したい考え。
また、19年には5万台あった放置自転車を半減させたり、防犯活動の推進で街頭犯罪が減少した成果をアピールしているほか、2期目には、区政改革をさらに推進することや、新エネルギーと防災対策の取り組みに意欲を示している。
平松市長はこれまで「出るなら完全無所属」と述べていた。陣営関係者は、マニフェストがまとまれば公自民各派の賛同を確認したうえで、3会派を中心にした幅広い支援体制を確立させたいとしている。
各会派からは「内部の意見を調整して決めたい」(自民)、「候補者が出そろったところで考えたい」(公明)、「要請があれば推薦を出したい」(民主)といった反応が出ている。
市長選をめぐっては、これまで元共産市議の渡司考一氏(59)が立候補を表明。維新も候補者を擁立するとしており、代表の橋下徹知事の立候補が取り沙汰されている。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110915-OYO1T00204.htm?from=main1
ダブル選 橋下知事 自公に秋波 「価値観合う」
大阪府の橋下徹知事は14日の記者会見で、代表を務める地域政党・大阪維新の会が候補者擁立を目指す11月27日の知事、大阪市長のダブル選について、「今の段階で維新対既成政党の構図に持ち込もうとは思っていない。価値観が合う政治グループと一緒にやれるところはやりたい」と、既成政党側に秋波を送った。
維新が府議会などに提案する「職員」「教育」両基本条例案について「自民党の価値そのものだ」と述べ、維新が公約に盛り込む中学給食導入などに言及して「福祉の充実も、公明党が言っていることと同じ」とした。
大阪市長選で対決が確実視される平松邦夫市長が民主、自民、公明に「反維新」の共闘を呼びかける動きを見せていることに関しては、「対立軸がはっきりし、わかりやすくなる」と歓迎しつつ、「選挙後を考えれば、行政運営が停滞しない方策を考えなければ」と発言。大阪市議会で維新は過半数を占めておらず、他党との連携で、選挙後の議会運営を円滑にする狙いがあるとみられる。
(2011年9月15日 読売新聞)
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091600396
作家の堺屋氏に出馬打診=大阪知事選、本人は固辞−維新の会
大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が11月に想定される同府知事選で、元経済企画庁長官で作家の堺屋太一氏(76)に出馬を打診したことが16日、分かった。関係者によると、堺屋氏は固辞したという。
堺屋氏は維新の会が掲げる「大阪都」構想などに賛意を示しており、15日に同会が大阪市内で開いたパーティーにも「応援団長」として出席。出馬の打診はその際に同会幹部が行った。
橋下知事は16日、府庁内で記者団に「堺屋先生は素晴らしい方だが、著名な方にお願いするというやり方は維新の会の姿勢に合っていないと思う」と語り、同氏の擁立に消極的な考えを示した。
大阪府知事の任期満了は来年2月だが、橋下氏は、大阪市長選(11月27日投開票)に合わせて辞任し、ダブル選に持ち込む方針を示している。(2011/09/16-12:27)
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>>1788
どのくらい有名になったら著名な方なんだろう? 古賀氏は、著名人ではなかったんだな。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/09/16/20110916-057799.php
副議長も白票依頼 奈良市議会議長選組織ぐるみか
奈良市議会議長選をめぐり山本清前議長(73)=議員辞職=が無所属の天野秀治市議(49)に白票での投票を依頼し、見返りに現金を渡すと持ちかけた贈賄申し込み事件で、当時の副議長(59)も別の市議らに対し、白票での投票を依頼していたことが15日、関係者への取材で分かった。大阪地検特捜部は、山本前議長が所属していた会派を中心に組織ぐるみで白票依頼が行われていた可能性もあるとみて、慎重に捜査を進める。
奈良市議会の無所属の市議(48)によると、副議長は6月24日の議長選の2日前に議員控室を訪れ、次回市議選での協力や市議会の委員長ポストを提示した上で、議長選での白票投票を要請。この市議は断ったが、他に少なくとも市議2人が同様の要請を受けた可能性があるという。
議長選では、山本前議長の所属会派や副議長が推した市議と、天野市議や別の会派などが支援した市議が同数となり、くじ引きで天野市議らが支援する市議が選出された。
(2011年9月16日 07:30)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000145-mai-soci
<奈良市議会>他市議も投票依頼 「肉か魚か」と食事に誘う
毎日新聞 9月15日(木)23時57分配信
奈良市議会の議長選を巡る賄賂申し込み事件で、同僚議員に白票を投じるよう依頼した山本清前議長(73)=議員辞職=以外にも、酒食の接待や議会ポストを見返りに投票依頼をした市議がいたことが15日、議会関係者の話で分かった。
この関係者によると、新たに判明したのは無所属の男性市議。議長選前の今年6月、酒井孝江市議(48)=無所属=の控室を訪れ、山本前議長が所属していた会派「政翔会」などが推す市議への投票を依頼したとされる。
しかし、酒井市議が態度を明確にしなかったため、無所属市議は白票の投票を求めた上、食事に誘い「お金出せとは言いません。何が好きですか。肉が好きか、魚ですか」などと勧誘。議会ポストへの就任に協力する姿勢も示したという。
酒井市議は「白票を依頼した理由は分からないが、利益があるからだろう」と話した。
一方、大阪地検特捜部は15日、市議会の他、山本前議長の自宅や親族が経営する奈良市内の建設会社を家宅捜索。控室からはパソコンなどを押収したとみられる。
山本前議長は疑惑発覚後、取材に「私の判断でやったことで本当に恥ずかしい」と釈明した。特捜部は、議長選で他にも不正がなかったか調べる方針。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110916-00000222-mailo-l29
奈良市議会議長選:白票依頼 市議会家宅捜索 市議ら衝撃、遺憾 /奈良
毎日新聞 9月16日(金)15時3分配信
◇信頼回復へ改革に「努力」
奈良市議会議長選を巡る買収問題は、議会開会中の15日に大阪地検特捜部が家宅捜索に入る事態となり衝撃が走った。上原雋(しゅん)議長は市民に対し謝罪を表明。ほかの市議らも議会改革に努力する意向を示した。【上野宏人】
市役所での家宅捜索は15日午前9時すぎから午後2時前まで行われ、大阪地検特捜部の係官ら4人がパソコンや議事録など段ボール箱約10箱分を押収した。
上原議長と松村和夫副議長は取材に応じ「信頼を失いかねない事態に至り深くお詫びする。開かれた議会を目指し、議会改革を迅速に推進し、信頼回復に努力する」と頭を下げた。上原議長は16日に5会派の幹事長会を開き対応を協議する方針を明らかにした。
控え室の家宅捜索に立ち会った政翔会の浅川仁幹事長は「(家宅捜索は)当然のこと。(買収の持ちかけは、山本前議長)一人の考えだったと思う」と組織的関与を改めて否定した。
事件を告発した天野秀治市議は「家宅捜索が入ったことは情けなく残念だが、やむを得ない。議会改革に取り組んでいるが全容解明には限界があると感じている。議長選は組織で動く。山本前議長が一人でやったというのはありえない」と主張した。
公明党の山中益敏幹事長は、問題の議長選で政翔会側から得票していたことを踏まえ「私たちは関係がない」と事件の関与を否定。再発防止のため「役員改選のルール作りに出来るだけ早く着手したい」と述べた。
共産党の西本守直団長は「市議会に究明の場を設けるべきだ」と話した。民主党の山口誠幹事長は「政治倫理条例の改正案の制定を議会に提案していきたい」とした。政友会の土田敏朗幹事長は「議会の自浄作用を発揮させるため、幹事長会で話をしていきたい」と述べた。
9月16日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110917-OYT1T00206.htm
橋下知事・平松市長は休戦を…34首長が連判状
11月27日投開票の大阪市長選で、橋下知事と平松邦夫市長との直接対決が確実視されていることに対し、政治休戦を求めて首長有志が呼びかけた連判状に、大阪府内の市町村長43人のうち34人が署名したことがわかった。
大阪市内で16日に定例市長会議が開かれ、府市長会顧問の倉田薫・池田市長が明らかにした。吉田友好・大阪狭山市長を代表とする首長有志の7市町村長が署名を呼びかけ、11日間で集めたという。
首長有志は今月初め、橋下知事、平松市長とそれぞれ会談し、仲裁の場として開く公開討論会への参加を要請したが、日程は未調整。このため、来週中に両氏と再度会談し、集まった連判状を持参して、10月初旬の討論会への参加を呼びかける予定。倉田市長は「予想以上の数が集まった。大阪都構想の問題点など我々も公開の場で意見交換する必要がある」と話している。
(2011年9月17日09時49分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110917/shg11091702130001-n1.htm
「公選法違反の恐れ強い」 草津市議寄付問題で報告書 滋賀
2011.9.17 02:13
草津市議の1人(60)が市内の神社に寄付行為をしたことが、市の市議政治倫理条例違反にあたるとして、市内に住む主婦が200人以上の署名を添えて市議会に審査請求していた問題で、同条例に基づく有識者審査会(委員長=佐上善和・法科大学院教授、6人)が、同条例に違反すると判断したほか、「公選法に違反する恐れが強い」とする報告書をまとめたことが16日、わかった。
審査会は橋川渉市長に報告書を提出。市長から市議会の行岡荘太郎議長に渡された。市議会は条例に基づき、文書警告、議会の出席停止などの処分を行うかどうか決める。
報告書によると、同条例の「職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」に違反していると指摘。議員の選挙区内での寄付行為を禁止している公選法に違反する恐れが強いとしている。
審査請求書によると、この市議は、平成22年5月3日、草津市志那町の三大神社で行われた例祭で、神餞(しんせん)料1万円、献酒2升を寄付したとしている。
市議は取材に対し「氏子として神社に会費を払った感覚だった。誤解をまねく行為は今後慎みたい」と話した。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110917/20110917030.html
条例案に「多くの職員意気消沈」 維新と府幹部対立
2011年9月17日
公務員は悪だという大前提でこの条例案ができていることが許せない−。橋下徹知事率いる大阪維新の会府議団が9月議会に提出する職員基本条例案について、府幹部職員は16日の維新の会との意見交換後、腹に据えかねた心情を吐露した。
職員を代表した小西禎一総務部長が問題視した点は、条例案の前文に記された「新たな地域経営モデルは現在の硬直した公務員制度下で実現することは困難…政策立案能力を構築するためには新たな公務員制度が不可欠」との内容。
小西部長はこれまでに取り組んだ財政再建、政策創造、府庁改革、公務員制度改革を列挙して「現在の橋下府政では地域経営モデルを示せず、政策立案能力を構築できていないという評価か」と訴え、「多くの職員は意気消沈した」と続けた。
「言いたいことは言った」と報道陣を前に語った小西部長だが、「知事に聞いてほしかった」とも。知事は意見交換の途中を傍聴したが、小西部長が維新の会に迫った時に姿はなかった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110917-00000242-mailo-l29
奈良市議会議長選:白票依頼 中西市議「私は無実」 酒井市議は反論 /奈良
毎日新聞 9月17日(土)16時37分配信
奈良市議会議長選を巡り、山本清前議長(73)=議員辞職=が賄賂申し込み容疑で大阪地検特捜部の家宅捜索を受けた事件に絡み、食事や議会のポストを見返りに投票依頼したとされる中西吉日出・前副議長(59)=無所属=が16日、会見で「私は無実」と疑惑を否定した。依頼を受けたとする酒井孝江市議(48)も会見し「あったことをないと言われても困る」などと反論した。
中西前副議長は市役所で会見し「一切、そのような行為はしていません」と主張。議長選を前に酒井市議の控え室で会ったことは認めたが、日時などは「覚えていない」と述べた。その上で「何の証拠もない」として、酒井市議に法的措置を取る意向を示した。
一方、酒井市議は6月22〜23日に中西前副議長から働きかけを受け、25日に手帳にメモした内容を支持者にメールで送ったことを明らかにした。「市民に知らせないといけないと思った。正確さでは証拠になると思っている。今後の対応は支持者と相談したい」と話した。
一方、奈良市議会5会派は16日、非公開の幹事長会を開いた。上原雋(しゅん)議長と松村和夫副議長によると、来年の3月議会までに正副議長選のルール作りや政治倫理条例に罰則を設ける改正などを議論することで一致した。【上野宏人】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110917-00000142-san-soci
大阪秋の陣はや火花…維新“候補”集結フォーラム
産経新聞 9月17日(土)15時20分配信
11月27日に想定される大阪市長・知事のダブル選を控え、集会やフォーラムなどが続々開催される。17日午後には大阪府の橋下徹知事の政治手法を問う集会が開かれる一方、19日には、橋下知事と親しい前宮崎県知事の東国原英夫氏や前横浜市長の中田宏氏、府立和泉高校の中原徹校長らが参加するフォーラムが行われる予定で、熱い“舌戦”が先行した形だ。
地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下知事は、大阪都構想実現に向け、大阪市長選に併せて知事を辞職、ダブル選に持ち込むと宣言。すでにマニフェストや都構想推進大綱の素案をまとめているが、肝心の知事候補はだれか、まだ不明のままだ。
大阪市の平松邦夫市長は17日、大阪国際交流センター(同市天王寺区)で開かれる、橋下知事の政治手法を問う市民集会「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」(「大阪の『今そこにある危機』を考える市民集会・実行委員会」主催)に、「一参加者」として訪れる予定。集会では、呼びかけ人の山口二郎・北海道大大学院教授が「橋下知事は、なぜ『危険なのに』支持されるのか」と問題提起し、精神科医の香山リカさんらを交えた対談が行われる。
対する維新は、19日に同区のクレオ大阪中央で開かれるフォーラム「大阪から日本の政治を変える」(「大阪から日本を変える志民の会」主催)に松井一郎幹事長が参加。東国原氏や中田氏、中原氏など維新のダブル選候補とも目される3人も参加し、パネルディスカッションなどを行う。
一方、市長選に元共産党市議の渡司(わたし)考一氏(59)、知事選に弁護士の梅田章二氏(60)を推薦する共産党系の政治団体「明るい民主府政をつくる会」なども、10月4日に府立体育会館で「府民大集会」の開催を予定している。
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110917/crm11091721170016-n1.htm
在日韓国人の会社から献金 吹田市長のかつての政治団体
2011.9.17 21:13
大阪府吹田市の井上哲也市長は16日、同府議だったときに代表を務めていた政治団体「自民党大阪吹田市第1支部」が、平成21年11月に在日韓国人の男性が代表を務める法人から3万円の献金を受けていたことを明らかにした。井上市長は、大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」の顧問。
政治資金規正法では、主な構成員が外国人の団体から献金を受けることを禁じており、井上市長は「認識を欠いていたが遺憾なことで、今後弁護士と協議し適切に対応する」とコメントしている。
一連の国会議員の在日外国人からの献金問題を受け、井上市長の後援会事務所が過去の寄付について調査していたところ判明した。府の選挙管理委員会にも報告したうえで、近く返還のための手続きを行う方針。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110918/lcl11091810350000-n1.htm
「反橋下知事」攻勢アピール 大阪ダブル選控え市民集会 大阪市長も聞き入る
2011.9.18 10:27 (1/2ページ)
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最前列で討論に聞き入った平松市長。集会後、橋下知事への反発をあらわにした
「橋下徹大阪府知事にもの申す」と、橋下氏の手法に批判的な有識者らがパネリストを務める市民集会が17日夜、大阪市内で開かれた。ファシズムをもじり「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」と過激なタイトルで講演や討論が行われ、「病理を感じる」「大阪都構想は可能性ゼロ」などと厳しく糾弾。会場には平松邦夫大阪市長や既成政党の地方議員の姿もあり、11月に想定される大阪市長選と府知事選のダブル選が近づく中、勢いづく橋下氏や大阪維新の会に対し“反橋下派”が反転攻勢をアピールする形となった。
市民有志の実行委員会が企画。約220人が訪れ、会場は立ち見も出た。
基調講演した政治学者の山口二郎・北海道大教授は「大阪には日本政治の苦悩と危険が凝集している」と指摘し、橋下政治の特徴を「官僚主義と単純な市場競争主義の組み合わせだ」と説明。「橋下知事は権力による支配をしている。上から枠をはめないといけないという貧困な人間観しかない」と激しく批判した。
さらに、大阪都構想の実現性について「実現の可能性はゼロだと思う。だからこそ、いつまでもこねくり回している」と述べた。
講演の後に行われた討論でも、橋下氏の手法や姿勢を疑問視する意見が続出。精神科医の香山リカ・立教大教授は「橋下さんはバトルの構図を描くのが得意だが、世の中の価値観では白黒つかないことが多い」とし、「精神科医としては、白か黒かしか判断できない状態には病理を感じる。橋下知事を支持する人が増えているのは、追い込まれている人が多いからのようにもみえる」と指摘した。
また、社会学者の薬師院仁志・帝塚山学院大教授は、維新が府議会で議員提案する教育基本条例案をめぐり、府内部でも反発が高まっている現状をとらえ、「橋下知事が選んだ教育委員でも、維新の会と違うことを言えば、自分の意見が通らないような状況。そんな状態で民意が反映されるとは思えない」と話した。
◇
大阪市長選への再選出馬の正式表明を2日後に控えた平松市長。集会では会場の最前列に陣取り、“ハシズム”をめぐる議論を熱心に聞き入った。集会後、報道陣に対し「私自身が(橋下氏について)言ってきたことが、ある程度凝縮されていた」と集会の内容を評価。市長選については「大阪市をつぶすかつぶさないかという選挙になる」と意気込みをみせた。
市長選で“反橋下派”の幅広い支援を集めたい平松氏は「(維新が勢力を伸ばしている)今の大阪の状況が、全国に波及することを防ぎたいと思っている人はいっぱいいる」と指摘。支援の広がりに期待を寄せた。
一方で「大阪の良さを引き出す動きが軌道にのり始めている」とも述べ、「その動きをつぶすというのか」と橋下氏を牽制(けんせい)した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110916/lcl11091614360004-n1.htm
橋下派の陰山英男先生もキレた条例案「私やめます」
2011.9.16 14:33 (1/2ページ)
大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」が、20日開会の9月府議会に提案する職員・教育の両基本条例案を巡り、維新府議団と府職員の意見交換会が16日午後、公開で始まった。本来は知事をトップとする組織として議案を議員に説明する側の職員が、知事率いる政党の議員提案が自身に直接関わる切実な課題のため、攻勢に転じるという異例の構図。職員側は「条例は不要」と500項目を超える質問リストを作成するなど臨戦態勢で、白熱した“ガチンコ勝負”となりそうだ。
異例ねじれ構図
意見交換会は、議会では職員側の「反論」は認められないことから、橋下知事が「職員にも反論の機会を与えたい」と維新側に要請、実現した。職員の懲戒・分限処分基準を明文化した職員基本条例案は府総務部が、教育への政治関与を明記した教育基本条例案は府教委が、論戦に挑んだ。
総務部の小西禎一部長は冒頭、居並ぶ維新議員に「この条例が府職員の努力を促す内容になっているのか」と疑問を投げかけた。
総務部は、職務命令の常習的な違反者を分限免職する条項について「違反による公務への支障の度合いを考慮せず、一律に処分するのはおかしい」と批判。天下りの根絶について、公務員制度改革に取り組んだ結果「府の内部規定でほぼなくなっている。改めて条例化する必要はない」と条例制定に反対している。
一方、府教委は16日午前の教育委員会議で、教育基本条例案を議論。委員から「ちゃんと教育現場をみてこの条例案を出したのか」「(条例案には)根本的に同意できない。横暴としかいいようがない」などと批判が噴出した。
橋下知事の肝いりで教育委員に就任した陰山英男委員は「知事の意向を受けた方が委員をやるわけですよね。私やめます。できませんよこんなの」。別の委員からも「(教育委員)総辞職しかないんちゃう」などの意見が相次いだ。
府教委側は、条例案が定める教育委員の罷免について、現行法が心身の故障で職務遂行が困難な場合などに限定していることから「教育行政の政治的中立正を侵す」と指摘。3年連続定員割れとなった府立校を統廃合する規定は、学校設立の経緯を考慮していないなどと反発を強めている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110919/lcl11091922480001-n1.htm
“橋下派”フォーラムに中田、東国原、中原氏参加
2011.9.19 22:44
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フォーラムに参加した大阪維新の会の幹事長、松井一郎氏と、前宮崎県知事の東国原英夫氏、前横浜市長の中田宏氏(右から)=大阪市天王寺区
「大阪から日本の政治を変える」をテーマにしたフォーラムが19日、大阪市内で開かれた。大阪府の橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の松井一郎幹事長が、維新のダブル選候補とも目される前宮崎県知事の東国原英夫氏、前横浜市長の中田宏氏とともにパネルディスカッションに参加。大阪発の改革の必要性をそれぞれ訴えた。
フォーラムでは、府立和泉高校の中原徹校長が「大阪から世界を目指す」をテーマに講演。「日本の教育は戦後65年間全く変わっていない。仕組みを変え、教育を変えていきたい」と改革への意欲を述べた。
「大阪に日本の政治を変える可能性があるか」について議論されたパネルディスカッションでは、中田氏が「僕は橋下さんの方向性と基本的に同じ。みんなで変えようという意識を持った方が(大阪のためには)いい」と橋下知事を支持。東国原氏も「日本を変える突破口は大阪にある」と賛同、松井幹事長は「11月27日(大阪市長・知事のダブル選挙)に勝負する。ぜひみなさん、大阪をあきらめないでほしい」と維新への支持を訴えた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110921-00000119-san-soci
教育・職員基本条例否決へ 大阪市議会 自民など3会派
産経新聞 9月21日(水)15時5分配信
大阪維新の会大阪市議団が30日開会の定例議会で提案する教育基本条例案と職員基本条例案について、公明、自民、民主系の3会派は21日、否決する方針を固めた。維新は過半数を占めておらず、両議案は否決されることが確実となった。
自民市議団の幹部は「教育基本条例は教育への政治介入があり、職員基本条例も処分に主眼を置いて職員のやる気を引き出す内容になっていない」と説明。定例議会は30日開会する予定だが、開会日に議決する方針で、維新が求める委員会付託も認めないという。
今回の議案で維新は計5条例を提案予定。2条例のほか、市長の退職金を半減させる条例案と議会基本条例案も即時否決する。一方、コンビニで住民票を取得できるようにする条例案は委員会付託はするものの、可決は困難な情勢だ。
維新市議団の美延映夫(みのべ・てるお)幹事長は「他会派の決定は残念だが、各条例案は府知事選と大阪市長選のダブル選の争点にしたい」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110921-00000119-san-soci
教育・職員基本条例否決へ 大阪市議会 自民など3会派
産経新聞 9月21日(水)15時5分配信
大阪維新の会大阪市議団が30日開会の定例議会で提案する教育基本条例案と職員基本条例案について、公明、自民、民主系の3会派は21日、否決する方針を固めた。維新は過半数を占めておらず、両議案は否決されることが確実となった。
自民市議団の幹部は「教育基本条例は教育への政治介入があり、職員基本条例も処分に主眼を置いて職員のやる気を引き出す内容になっていない」と説明。定例議会は30日開会する予定だが、開会日に議決する方針で、維新が求める委員会付託も認めないという。
今回の議案で維新は計5条例を提案予定。2条例のほか、市長の退職金を半減させる条例案と議会基本条例案も即時否決する。一方、コンビニで住民票を取得できるようにする条例案は委員会付託はするものの、可決は困難な情勢だ。
維新市議団の美延映夫(みのべ・てるお)幹事長は「他会派の決定は残念だが、各条例案は府知事選と大阪市長選のダブル選の争点にしたい」と話した。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110921/20110921023.html
府議会副議長に横倉氏 維新の会が正副独占
2011年9月21日
大阪府議会の9月定例会が20日開会し、空白だった副議長ポストに大阪維新の会の横倉廉幸議員(65)が就任した。記録の残る1947年以降、初めて正副議長を同一会派で独占することになった。就任後の会見では、議論が沸き起こる「教育」「職員」両基本条例案について「時間をかけて議論すべき」との見解を示した。
副議長に就任し、記者会見に臨む横倉議員=20日午後、大阪府庁
副議長のポストは、5月定例議会で、過半数を確保する大阪維新の会の“強行”採決に抗議した副議長(民主)が辞任して以来空白のままだった。
大阪維新の会の浅田均議長は「公正な議会運営のためにも第2会派、第3会派が担うべき」としていたが、他会派からは「議会運営は過半数を占める維新の会が責任を持ってやるべき」などの意見が出て、事態は平行線をたどっていた。
横倉議員は、本会議で106代副議長の当選が決まると「議長単独で大阪府政の議会運営を乗り切るのは至難の業。浅田議長を補佐する」とあいさつした。
横倉議員は、自民府議団所属時に議長に就任しており、議長経験者が副議長に就くのも記録上初めて。記者会見では「場面によっては(議長の)女房役にもしゅうとめ役にもなって補えるところをカバーしていく」と意欲を示した。
また、大阪維新の会と他会派の“溝”について「少しでも埋められるよう努力する」と強調。大阪維新の会から9月定例会に提出される「教育」「職員」両基本条例案は、議会で波乱を巻き起こす可能性がある中、“強行”採決ではなく「時間をかけて議論していくべき。5月の時とは違う」との認識を示した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110922-00000138-san-pol
東大阪ダブル選 「維新」乱立“本家”困惑 類似名称に規制なく
産経新聞 9月22日(木)16時30分配信
任期満了に伴う大阪府東大阪市長と同市議のダブル選(10月2日投開票)の告示を25日に控え、立候補予定者の活動母体に「維新の会」という名称を用いた政治団体が乱立している。いずれも“本家”の橋下徹大阪府知事が率いる地域政党「大阪維新の会」とは無関係だが、府内の選挙では本家と関係のない「維新系」候補者が相次いで当選しており、他陣営には警戒感と戸惑いが広がっている。
政治団体の設立には都道府県選管への届け出が必要。名称について政治資金規正法は紛らわしさを避けるため、国会議員に関連した国政政党や政治団体と類似した名称を使うことはできないと定めているが、大阪維新の会(大阪維新)のような地域政党を含む政治団体の名称については規制がない。
今年4月の統一地方選では、大阪維新躍進の裏で、無関係の「維新」候補も府内で相次いで当選した。吹田市では「吹田・維新の会」の新人候補がトップ当選し、藤井寺市などでも「維新」議員が誕生、「維新」ブランドが席巻した。
東大阪市のダブル選では市長選に立候補予定の新人で元府議の西野茂氏(68)が「東大阪維新の会」を名乗り活動。市議選では「維新の会東大阪」から新人2人が立候補するほか、「女性維新の会」との連携を打ち出す予定者も。いずれの「維新」も大阪維新とは関係ない。
西野氏の場合、公約に大阪維新と同様「大阪都構想の推進」を掲げ、街宣車でも「維新の会は…」というフレーズを使用。ポスターでは「維新」の「新」の字を赤色にしているが、これも地元選出の大阪維新府議のポスターと同じだ。
西野氏は「よこしまな考えはない」と強調。「都構想に賛成で、大阪維新の会に意思表示する必要があるからそういう名前にした。『大阪維新の会』と付けてもおかしくないくらいだ」と主張する。
これに対し、再選を目指す現職の野田義和氏(54)は「選挙は政策で選択するもの」とし、「知事の人気にあやかろうという考えならば憤りを感じるが、法的に問題はない。悩ましい」。返り咲きを狙う元職の長尾淳三氏(59)は「(西野氏は)都構想に賛成だと言いながら、市の自治を強めるということも言っている。同じ『維新の会』でも、随分と思いが違うなとは思いますわね」と戸惑いを隠さない。
本家の大阪維新も注意喚起に躍起だ。今月12日に行われた全体会議では、類似名称を用いる団体と関係がないことを有権者に発信することを決定。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」などを通じ、大阪維新と間違えて投票しないよう呼びかけている。
東大阪市長選にはこのほか、無所属新人の元高校教諭、美馬幸則氏(61)が立候補を表明している。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110921/osk11092114530012-n1.htm
大阪知事選候補に中山泰秀前衆院議員浮上 自民市議団が要請
2011.9.21 13:43
11月27日投開票の大阪市長選とのダブル選が想定される大阪府知事選に絡み、地域政党「大阪維新の会」(維新)が擁立する候補者への対抗馬として、自民党の前衆院議員、中山泰秀(やすひで)氏(40)を擁立する案が浮上していることが20日、関係者の話で分かった。
自民党大阪市議団が近く立候補要請することを検討している。自民市議団は大阪市長選では平松邦夫市長の支援に傾きつつあるが「タッグを組む知事選の候補者も重要だ」として、中山氏に立候補の意思確認をしたい考えだという。
中山氏は大阪市出身で、父親は元建設大臣の中山正暉(まさあき)氏。平成15年の衆院選で初当選し、2期務め外務政務官などを歴任したが、前回(21年)の衆院選で落選した。
中山氏は、産経新聞の取材に「知事選について、出馬の打診を受けたわけではないし、何か決めたわけでもない。ただ、今は一有権者として、政治と民衆がずれてしまっているのではないか、大阪のこれからはどうなるのか心配している」と話した。
一方、維新は、知事選と市長選に候補者を擁立することを決めている。候補者名は明かしていないが、代表を務める橋下徹知事は後継となる意中の候補者がいるとしている。
次期知事選では、これまで共産推薦の弁護士の梅田章二氏(60)が立候補を表明している。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110922-OYT1T00235.htm
堺市長「トリプル選ない」…維新市議が実施迫る
21日の堺市議会決算審査特別委員会で、地域政党・大阪維新の会の水ノ上成彰市議が、11月27日に想定される知事、大阪市長のダブル選に関連し、竹山修身市長にトリプル選の実施を迫った。
水ノ上市議は「堺市も大阪都構想に参画して、大阪改革の先駆けになるべきだ。(ダブル選に合わせて)堺市長も辞職し、都構想の是非を問うトリプル選を行う決断をしてほしい」と迫った。質問は要請だけで、竹山市長の答弁はなかった。
竹山市長は委員会終了後、報道陣に対し、「堺市政に全力で取り組んでいる真っ最中。任期を残して選挙に挑むことはあり得ない」と話した。
竹山市長はこの日の委員会で、都構想への賛否を聞かれ、「堺市の分割で、市民が幸せになれるかを検証しないといけない」と答弁するなど、都構想に距離を置く立場を取っている。竹山市長の任期は2013年10月7日まで。
(2011年9月23日10時44分 読売新聞)
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>>1777
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110922-OYT8T01351.htm
市議が住民監査請求
目片・大津市長 選挙応援に公用車
統一地方選で行われた県議選で、大津市の目片信市長が候補者の選挙応援に公用車を使った問題で、山本哲平市議は22日、公務外利用で市に損害を与えたとして、目片市長に人件費やガソリン代など計1万3705円の返還を請求するよう市に求める住民監査請求を行った。
請求書によると、目片市長は3月6日正午過ぎ、大津市で行われたマラソン大会に公務で出席した後、豊郷町で開かれた県議選候補者の集会に公用車で参加、帰宅にも公用車を使った。
山本市議は、目片市長が豊郷町以外にも2〜4月に計3回、公用車を使って選挙応援に出た可能性があるとし、「選挙活動は公務でなく、第三者の判断を仰いで市長の政治姿勢を問いたい」と語った。
目片市長は「監査請求された以上、コメントは差し控えたい」との談話を発表した。
(2011年9月23日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110924/elc11092418220000-n1.htm
大阪ダブル選 自民府連、候補者擁立「もうあかん」
2011.9.24 18:20
自民党の谷川秀善大阪府連会長は24日、11月27日に想定される大阪市長選、知事選のダブル選に関し、候補者の擁立作業を告示日まで続けるとしながらも「もうリミット。スケジュールから言ったら、もうあかん」と述べ、独自の擁立は事実上困難との認識を示した。
谷川氏は、両選挙に候補者を擁立する意向を示す「大阪維新の会」との連携については「(維新は)ローカルパーティーですから。われわれはちゃんとした政党。そのへんをどうするかだ」と答えるにとどめた。
同日の党府連役員会で、大阪市議団側は知事と市長の両方で候補者を擁立してほしいと要望したが、府議団側は静観の構え。候補者擁立をめぐり、党内でも温度差が激しい。
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選挙:東大阪市長選/東大阪市議選 市政、誰に ダブル選告示 /大阪
任期満了に伴う東大阪市長選と市議選(定数42)は25日、告示された。市長選にはいずれも無所属の4人が立候補、市議選には59人が立候補した。「中小企業のまち」としての振興策や行政改革、まちづくりなどが争点。初の同日選ということもあり、注目される。投開票は来月2日。
市長選には、元府議の西野茂氏(68)=国民新推薦▽元高校教諭の美馬幸則氏(61)▽現職の野田義和氏(54)=民主、自民、公明推薦▽前市長の長尾淳三氏(59)=共産推薦、新社会支持=が立候補した。
今回から定数が4減の市議選には、現職39人、元職1人、新人19人が立候補を届け出た。
期日前投票は26日〜来月1日の午前8時半〜午後8時、市役所本庁舎▽旭町庁舎▽文化会館▽市民会館−−の4カ所。投票は来月2日午前7時〜午後8時市内93カ所で行われ、午後9時から市立総合体育館で開票される。
24日現在の選挙人名簿登録者数は39万9333人(男19万3975人、女20万5358人)。【三上健太郎】
◆東大阪市長選 立候補者の第一声(届け出順)
◇市長給与30%削減−−西野茂候補(68)
西野候補は、岩田町5の事務所前で第一声を上げた。支持者らを前に「東大阪には閉塞(へいそく)感が充満しており、景気対策も打たれていない」と現市政を批判し、「中小企業のまちだから景気対策を第一にする。商社として株式会社ヒガシオオサカを設立し、全国津々浦々に販路を拡大し、市長のトップセールをする」と訴えた。
さらに、電力不足対策を取り上げ、「ソーラーパネルを小中学校や公共施設の屋上に敷く。自然エネルギーの発電会社を設立する」と主張。また、中学校給食の2年以内の全面導入を掲げた。
「まず身を削って節約を訴えたい」と市長給与の30%削減を公約。「希望と元気を取り戻せるようまい進する」と締めくくった。【熊谷豪】
◇改革の流れ止めぬ−−野田義和候補(54)
野田候補は、永和の市民会館前で第一声。たくさんの支援者らが集まるなか、「我々が元気になると東大阪が、大阪が、日本が元気になる。その信念のもとで市民のみなさまと一緒になって、新しいまちづくりをしたい」と呼びかけた。
また、1期目の実績として、08〜10年度決算を黒字にしたことや、4年間で市債を163億円減らしたなどと強調した。「しっかりとした経営感覚を持つ、行動のできる市役所につくり替えることができた。この行政改革、財政改革の流れを止めてはだめだ」と支持を訴えた。
公約に中小企業支援や公園のリニューアル、地域分権の推進を掲げた。推薦を受けている政党の国会議員や府議らも駆けつけた。【三上健太郎】
◇安心と希望、市民に−−長尾淳三候補(59)
長尾候補は近鉄瓢箪山駅前で第一声。推薦する共産党の国会議員らが応援に駆けつけ、「人間が大切にされる社会へ東大阪を方向転換させる」と訴えた。
今回の市長選について「市民の不安や将来への願いを、きっちりと受け止められる市役所にするための場」と強調。住宅リフォーム助成制度や福島第1原発事故に伴う放射能の影響に関する相談窓口の設置、中小企業の技術を生かした新エネルギー開発の推進などを公約に挙げ、「安心で希望を持てる東大阪につくり替えていく」と述べた。
また、前に市長を務めた経験に触れ「やり残した仕事がある。6度目の立候補になるが、へこたれない。改革をあきらめない」と支持を呼びかけた。【高橋隆輔】
◇市民の声を国に 選挙活動、公報のみ−−美馬幸則候補(61)<美馬氏は届け出2番目>
美馬候補は立候補を届け出た後、出陣式などを開かず、自分の声で有権者に支持を呼びかける場面はなかった。選挙ポスターの掲示や個人演説会、街頭演説などの活動は一切行わず、選挙公報のみで訴えるとしている。
「自分の住むまちに対して何かしたい。(政治は)全くの素人だが、市民の代表として市民の声を政府に届けたい」などと話している。主な公約では、市の国際都市化や緑化、救急体制の充実などを掲げている。
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110926ddlk27010183000c.html
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001109260006
東大阪ダブル選告示 市長選は4氏が立候補
2011年09月26日
東大阪市長・市議選が25日、告示された。市長選には新顔で元府議の西野茂氏(68)、新顔で元高校教諭の美馬幸則氏(61)、再選を目指す現職の野田義和氏(54)、元市長の長尾淳三氏(59)の4人が立候補を届け出た。投開票は10月2日。
接戦だった4年前の出直し市長選に立候補した野田氏、長尾氏、西野氏の3人が再び立候補した。
西野氏は事務所前で「トップセールスで中小企業の販路を開拓する」と第一声。橋下知事が率いる「大阪維新の会」とは無関係の政治団体「東大阪維新の会」(4月設立)が西野氏の確認団体となった。
美馬氏は立候補の届け出後、報道各社の取材に「財政を立て直し、住みよい街づくりに努めたい」と意気込みを語った。街頭演説などの選挙運動はしない方針で、選挙公報で有権者に公約を訴える。
野田氏は市民会館前での第一声で「行財政改革の流れを止めてはだめだ」と呼びかけた。大阪維新の会は市長選に「関与しない」方針だが、同会の西野弘一府議は「個人の立場」として応援演説した。
長尾氏は近鉄瓢箪山駅前で「市民が希望の持てる東大阪にする」と呼びかけた。共産党の山下芳生参院議員は「市長に返り咲けば、お年寄りも子どもも安心して暮らせる東大阪にできる」と訴えた。
市議選(定数42)には現職39人、新顔19人、前職1人の計59人が立候補した。
期日前投票は市長選・市議選とも10月1日までの午前8時半〜午後8時、市内4カ所で。
9月24日現在の有権者数は39万9333人。前回の投票率は市長選が42・06%、市議選は過去最低の45・48%だった。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201109280003.html
関空連絡橋の通行税案を可決 大阪府泉佐野市議会2011年9月28日
大阪府泉佐野市議会は27日、関西空港と対岸を結ぶ空港連絡橋を利用する車に往復100円の利用税(通行税)を課す条例案を賛成多数で可決した。早ければ来年4月の導入を目指し、総務相の同意を得られるかどうかが焦点。連絡橋を利用する関係団体は反発している。
2009年に連絡橋が国有化され、年間約8億円の固定資産税を失った同市は国に穴埋め策を求めてきたが実現せず、税導入に踏み切った。課税期間は5年間。現在通常800円の通行料に100円上乗せして徴収し、年間約3億3千万円の税収を見込む。
実現には総務相の同意が必要で、市は来週にも総務省に協議開始を求める書類を提出する方針だ。
ただ、地方税法では、物流に重大な障害を与える場合や、国の経済施策に照らし適当でないと判断された場合は総務相の同意が得られない場合があると規定。利用税がこれに該当する可能性がある。総務省自治税務局企画課は「税導入の可否は今後検討することになるが、これまで通行税のような形で道路の一部に課税が認められたケースはない」と話す。
府トラック協会は「航空貨物の物流に支障をきたし、運送業界の負担増につながる」、関西国際空港会社や西日本高速道路も「利用者の利便性をそこなう」と反対の立場だ。
(真常法彦)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201109280002.html
自民市議団が平松氏を支援へ 大阪市長選2011年9月28日
11月の大阪市長選で、自民党の大阪市議団が、再選をめざして出馬表明した平松邦夫市長を支援する方向となった。対応を協議した27日の市議団総会では慎重論も出たが、支援方針を固めている幹部市議らによる幹事団に対応を一任した。
自民市議団内には、前回選挙で民主党が推薦した平松氏の支援に慎重な声もあった。しかし市議会で対立する大阪維新の会は、同会代表の橋下徹・大阪府知事を市長選に擁立する方針。高い支持率を保つ橋下氏に対抗するためには、現職の平松氏しか選択肢がないとの判断が大勢となった。
自民市議団はこの日、公明や民主の市議団と連携し、維新の会が30日開会の市議会に提出する「職員基本条例案」と「教育基本条例案」の否決をめざす方針を確認。平松氏が成立をめざす市側の職員倫理条例案を修正したうえで賛成する方針も決め、維新との対決姿勢を打ち出した。
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http://www.sankei-kansai.com/2011/10/01/20111001-058287.php
維新候補未定で「選対」民自に焦り戸惑い ダブル選
11月27日に想定される大阪市長選と府知事選のダブル選に向け、橋下徹知事(42)率いる地域政党「大阪維新の会」は30日、候補者未定のまま事実上の選挙対策本部を設置した。両選挙で候補者を決めた共産陣営もすでに始動。一方、民主、自民、公明は知事選候補を絞り切れず、市長選では民主系市議団が再選を目指す平松邦夫市長(62)の推薦方針を決めたが、自民や公明には温度差が残る。定まらない構図に焦りや戸惑いが広がる。
この日、選対本部の体制を確認した維新。橋下知事は市長選へのくら替え出馬も示唆するが、10月21日に予定される府議会での議案採決まで、候補者名は一切明らかにしない方針。
維新幹部は会合後、「春の統一選と同じぐらいの気合で選挙活動を展開する」と意気込んだが、「候補者についてはお待ちいただくしかない」とも。
一方、前回選挙で橋下知事を推薦した自民府連は1日、知事選の独自候補擁立は困難との認識を示した谷川秀善会長に市議団が直談判する予定。維新の大阪都構想に反対し、平松市長支援に傾く市議団は、知事選でも候補者擁立を要求。都構想に賛同した石原伸晃幹事長への“直訴”も辞さない構えだ。しかし、国政選挙を見据え維新の協力を得たい国会議員や府議らの反応は鈍く、溝が深まる。
民主府連は1日、幹事会を開くが、平松市長への自民市議団などの支援の広がりを期待し、民主系市議団の推薦方針の確認にとどめ、府連として推薦決定は行わない見通し。府知事選について府連幹部は「10月中には候補者を立てたい」と述べたが、焦りは隠せない。
公明は、市議会では他会派と協調し維新提案の教育基本条例案など2条例案を否決したが、府本部幹部は「大阪市長選、府知事選ともにあくまでも中立」と静観の構えだ。
一方、共産党は市長選で元共産市議の渡司(わたし)考一氏(59)、知事選で弁護士の梅田章二氏(60)を推薦。4日に市内で大規模集会を開く。共産府議は「相手が決まらず、選挙への手応えがつかめないのがもどかしい」と述べた。
(2011年10月 1日 07:50)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000501-san-soci
「身代わりになれるのなら…」妻子亡くした那智勝浦町長、心境語る
産経新聞 10月3日(月)8時21分配信
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陸上自衛隊の離任式で感謝の言葉を述べる寺本町長=9月29日午前、和歌山県那智勝浦町(写真:産経新聞)
甚大な被害をもたらした台風12号による紀伊半島豪雨から2日で1カ月を迎えた。中でも、大きな被害を出した和歌山県那智勝浦町の寺本真一町長(58)は、妻と娘を亡くしながら復旧・復興に向けた陣頭指揮に立つ。多忙の中、周囲にほとんど心境を話すことのなかった寺本町長は、産経新聞の単独インタビューに初めて重い口を開き、“覚悟”という言葉を述べた。3日午後からは、妻と娘の葬儀に臨むという。
【フォト】台風で母とはぐれる?子ザルを犬がおんぶ
「親やったら、『子供の身代わりになれるのなら』という気持ちもあった。早く葬儀もあげてやりたいと思っていた」
寺本町長は沈痛な面持ちで、重い口を開いた。自宅近くを流れる那智川が氾濫し、9月4日未明に妻の昌子さん(51)と長女の早希さん(24)が行方不明になり、その後遺体で見つかった。早希さんは、近く結婚予定で、4日は結納の日だった。
しかし、夫や親としての思いを周囲に漏らすことはほとんどなかった。「私には立場がある。この職に就いたときから、そういうことは覚悟していた」
町の復旧に向けて全力を注いでいる今、町役場の近くにあるアパートに1人で暮らしており、「あれこれ考え、寝るのは毎晩午前1時半くらい。ふと、目が覚めて寝られないとき、テレビでもあれば気も紛れるんだけどね。今は相手してくれる者もいないから…」とつらい心情を漏らした。
家屋が流出するなどした那智川流域の住民に向けて「住んでいたところで安心して暮らせるよう、土石流対策など安全面を第一に復旧を急ぎたい」と話す一方で、災害発生以降、休みの取れない町職員たちのことも気にかかる。
自宅が倒壊するなどした被災職員も多く、「被災者に対し罹災証明などをスムーズに出せるようにするため、現在職員を総動員して全壊、半壊などの家屋調査をやらせている。それがひと段落ついたら、とにかく休ませたい」と話す。
産業や観光のダメージも深刻で、復旧への道筋は遠い。それでも確実に、復旧の「足音」は聞こえてくる。先月26日にはJR紀勢線が紀伊勝浦駅まで開通し、1日には熊野那智大社への県道が全通した。
町長として、町の復旧・復興に向けたプランを常に頭の中で思い巡らせる。ただし、具体像を示すのはまだ先になるという。
「激甚災害の指定を受けて、国からの財政援助もある。5年間をめどに、どれだけインフラを整備できるかが大切だ。最大の補助率で公共工事をやってもらえるよう国にお願いしたい」
豪雨災害と闘う“象徴的”存在となった寺本町長。「町には全国から多くの義援金、応援の声をいただいていることに感謝しています。私個人にも励ましの手紙とかメッセージが来ている。ある程度落ちついたら返事をしたい」と話す。
最近、ようやく自分の町を、客観的に『被災地』としてみることができるようになったという。だが、その思いは複雑だ。「これまで阪神大震災や東日本大震災の被災地の映像などを見ても、実感がわかない部分もあったけど、今は被災者の気持ちがよう分かる。何一つないんやから…」
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http://news24.jp/nnn/news89022566.html
橋下府知事、松井氏は「意中の人ではない」
(大阪府)
大阪府知事選挙の候補者として浮上した「維新の会」の松井一郎幹事長について、橋下徹府知事は3日午前、「意中の人ではない」と話した。 11月に想定される大阪府知事選挙の候補者として、橋下知事が「維新の会」設立の中心メンバーである松井幹事長に出馬を要請したと一部で報じられたことを受け、3日午前、両者はこれを否定した。 松井幹事長「代表から指名されたり、オファーを受けたりしたことことはありません。びっくりしている」 橋下知事「(松井幹事長への)要請はしていません。僕の決めている人はいます」 橋下知事は、自分が考える「意中の候補」は別に存在し、すでに出馬の了承を得ているとあらためて強調した。 知事選には他に、共産党が支援する梅田章二氏(60)が立候補を表明している。
[ 10/3 17:11 NEWS24]
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>>1805>>1810-1811
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001110030003
現職の野田氏が再選 東大阪市長選
2011年10月03日
東大阪市長・市議選は2日投開票され、市長選は現職の野田義和氏(54)が元市長の長尾淳三氏(59)ら3氏を破り、再選を果たした。当日有権者数は39万4865人、投票率は市長選48・41%(前回42・06%)、市議選48・41%(前回45・48%)だった。
当選を決めた野田氏は事務所で支持者の拍手に包まれ、万歳三唱で喜びを分かち合った。野田氏は「市民サービスの向上やまちづくり施策で活力ある東大阪を創造する。市民が望む市議会の安定化に取り組んでいきたい」と決意を語った。
選挙戦で野田氏は、4年間で市債残高を163億円、職員を約400人、それぞれ減らした行財政改革の成果を強調。街頭演説で「野田行革の流れを止めないで」と訴えた。
自民、公明が前回選挙に続き推薦したほか、新たに民主、連合大阪も推薦。各党公認の市議選候補者の演説会に参加した。大阪維新の会の地元府議は、街頭演説やミニ集会などで後押しした。
6度目の立候補となった長尾氏は「市民の不安を受け止められる市役所をつくる」と強調。特別養護老人ホームの増設や国民健康保険料の負担軽減などを公約に掲げ、自然エネルギー推進も訴えたが届かなかった。
新顔で元府議の西野茂氏(68)は3度目の立候補。地元中小企業の販路開拓を公約に掲げた。橋下知事が代表を務める「大阪維新の会」とは無関係の政治団体「東大阪維新の会」からの支援を街頭活動や集会で強調したが、及ばなかった。
新顔で元高校教諭の美馬幸則氏(61)は、東大阪の観光都市化や、介護負担を減らす制度の充実を掲げた。街頭活動やポスター掲示などの選挙運動はせず、支持は広がらなかった。
市議選も新議員42人の顔ぶれが決まった。内訳は前職34人(選挙期間中の9月30日に任期満了)、新顔8人。党派別では公明12人、共産9人、自民6人、民主2人、諸派1人、無所属12人だった。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111003/osk11100302380001-n1.htm
東大阪市長に野田氏 現職再選、14年ぶり
2011.10.3 02:38
2日に投開票された東大阪市長選で、再選を果たした無所属で現職の野田義和氏(54)=民主、自民、公明推薦。返り咲きを目指した無所属の元市長の長尾淳三氏(59)=共産推薦、新社会支持=ら3人を破った。
同市長選は平成10年以来、選挙のたびに市長が代わっており、現職候補の再選は平成9年に3選を果たした、故・清水行雄元市長以来14年ぶり。当日有権者数は39万4865人。投票率は48・41%で、前回(42・06%)を6・35ポイント上回った。
同市永和にある野田氏の事務所では、「当確」の一報が入ると支援者らが歓声を上げて喜んだ。午後9時すぎ、野田氏が拍手に迎えられて姿を見せ、支援者とともにバンザイ三唱。「市長経験者を相手に厳しい選挙だった。この結果は、市政の改革と安定を市民が望んでいるということ。改革を推進し、市民サービスの向上に取り組みたい」と2期目への抱負を述べた。
一方、2度目の返り咲きを目指した、長尾氏の同市上小阪の事務所では敗戦にため息がもれた。長尾氏は詰めかけた支持者らに「力不足で申し訳ない。今後も東大阪のために役立ちたいという思いは変わらない」と語り、深々と頭を下げた。
「東大阪維新の会」を母体に選挙運動を展開し、市長給与の削減などを公約に掲げた元府議、西野茂氏(68)=国民新推薦=と、観光政策の強化を訴えていた元高校教諭の美馬幸則氏(61)の無所属新人2人も及ばなかった。
◇
任期満了に伴う市議選も2日投票が行われ、即日開票の結果42人の新市議が誕生した。投票率は48・41%で、過去最低だった前回(45・48%)を2・93ポイント上回った。
市議選には、9月30日で任期を満了した前職39人と元職1人、新人19人の計59人が立候補。今回から定数は4減になり、激しい選挙戦が繰り広げられた。
◇
◇東大阪市長選
開票終了
当 86744 野田 義和 無現 【民】【自】【公】
57353 長尾 淳三 無元 【共】
37706 西野 茂 無新 【国】
4550 美馬 幸則 無新
野田義和(のだ・よしかず)54 〔2〕
市長・府市長会副会長(市議会議長・参院議員秘書)東大阪市小阪・花園高
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111005/20111005023.html
維新内部から擁立で最終調整 大阪府知事選
2011年10月5日
11月27日投開票の大阪市長選との同日選が想定される大阪府知事選で、橋下徹知事率いる「大阪維新の会」が同会政調会長の浅田均府議会議長(60)を軸に、内部からの候補者擁立で最終調整していることが関係者への取材で4日までに分かった。内部調整の結果、知事選候補が松井一郎幹事長(47)に落ち着く可能性もある。
橋下氏は10月中に知事を辞職し市長選にくら替え出馬する公算。昨年4月の維新の会結成で気脈を通じ、旗印とする「大阪都」構想の政策責任者でもある側近の浅田氏とのコンビで両選挙勝利を目指す構えだ。
「改革派官僚」として知られ9月に経済産業省を退職した古賀茂明氏(56)や、元読売テレビ解説委員長の辛坊治郎氏(55)ら著名人にも出馬を打診したが固辞され人選は難航。関係者によると、9月上旬の会合で維新の会幹部が選挙対策を協議し流れが固まった。橋下氏は記者団に「改革の実行力のある人を候補にしたい」と述べていた。
ただ任期途中での橋下知事辞職を前提に、現職議長を軸にした後継候補選びが顕在化すれば、開会中の府議会が紛糾する懸念がある。このため維新の会は、外部からの擁立も含めて調整継続の姿勢を示すとみられる。
府知事選をめぐっては、弁護士の梅田章二氏(60)が共産党推薦で出馬を表明。民主党も独自候補擁立を模索している。
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http://www.nnn.co.jp/news/111007/20111007009.html
兵庫県新温泉町の町名変更へ 町名検討委員会
2011年10月07日
兵庫県新温泉町長の諮問機関「町名検討委員会」(西村銀三会長)が5日夜、同町湯の温泉総合支所で開かれ、2005年の合併時に定めた現町名を「変更すべき」との答申を出す方針を決めた。11月中に意見をまとめた最終報告書を岡本英樹町長に提出する。同町が町名変更について町議会に提案するか注目される。総務省によると、平成の大合併後、合併自治体が名称を変更した例はないという。
同町は05年に旧浜坂町と旧温泉町が合併し誕生。その時に結んだ合併協定書に「町名は合併後検討する」というただし書きが付けられており、09年の町長選挙で現町名の検討に触れていた岡本町長が昨年7月に同委員会を設置した。
この日の委員会では「町名が旧町間のしこりになっている」とする町名変更派と「今さら問題を再燃させる必要はない」とする現町名支持派が激しく議論。委員12人による記名投票の結果、7対5で町名変更派が上回った。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111009-OYO1T00187.htm?from=top
大阪府知事選 民・自「不戦敗許されない」…維新、松井氏擁立へ
11月27日に大阪市長選とのダブル選が想定される大阪府知事選で、橋下徹知事率いる大阪維新の会が幹事長の松井一郎府議(47)擁立を固めたのを受け、維新の出方を見定めていた既成政党が8日、対抗馬擁立に向けた動きを活発化させた。民主党は「政権党として擁立する」と意気込み、自民党も「不戦敗は許されない」と主戦論に傾く。ダブル選なら知事選告示(11月10日)まで約1か月だが、過去の選挙では告示直前の出馬表明も珍しくなく、今後、各党の駆け引きが激化しそうだ。
自民党府連が8日開いた幹部会合では、出席者から「ビッグネームなら戦意も喪失するが、松井氏の知名度は決して高くない」と独自候補擁立論が相次いだ。
これまで同党内には「高支持率の橋下知事との敵対は得策でない」(府連幹部)として維新との連携を探る動きがあったが、この日は一変。自民党を離党した松井氏が、4月の統一地方選で自民への「刺客」擁立を主導しただけに、「松井氏には恨みがある。落選した仲間の弔い合戦にしなければ」との声が高まる。
民主党は平野博文・府連代表がこの日、同府枚方市内で開かれた党関係者の叙勲祝賀パーティーで、ダブル選について「与党として素晴らしい候補者を擁立せねばならない」と語った。
ともに維新への対抗心を強める中、両党間には連携模索の動きも出始めた。
自民党府連の谷川秀善会長は幹部会後、報道陣に、「政策が合えば拒否するものではない」と発言。民主党府連幹部もこの日、「擁立候補は自公が乗れる人がいい」と語った。
一方、維新がこの日、地域課題を議論するため大阪市内で開いた「区民会議」では、参加者が防災面での現市政の問題点を指摘すると、橋下知事は「僕が市長になったらしっかり対応する」とくら替え出馬に意欲を示し、松井氏も「ぜひ応援してほしい」と息のあったところを見せた。
ただ、内部には不満もくすぶる。キャリア官僚やテレビキャスターらに固辞され、身内候補に落ち着いただけに、ある幹部は「あれだけ知事が外部から擁立すると言っていたのに、候補選考の責任者の幹事長が立つのでは、府民が白けるかもしれない」と心配する。
公明党は「候補者が出そろってからスタンスを表明したい」(佐藤茂樹・党府本部代表)との姿勢を崩しておらず、共産党推薦で知事選への出馬を表明した梅田章二氏(60)は「誰が出てきても特に意識していない」と語った。
(2011年10月9日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111008/lcl11100822560005-n1.htm
「公務」線引きは? 橋下氏=政務と使い分け 平松氏=政務は限定的 ここでも対立…
2011.10.8 22:55 (1/2ページ)
橋下徹知事
11月27日に想定される大阪府知事選と大阪市長選のダブル選まで2カ月を切った。平松邦夫市長は9月に出馬表明したが、橋下徹知事は今月21日の府議会での議案採決までは明言しない構えだ。政治姿勢を批判しあう2人だが、政治団体の長でもある橋下知事が政務と公務を使い分けるのに対し、平松市長は「24時間、365日市長」としてほとんどを公務とし、政務を限定的にとらえる。選挙の思惑もからまり、政務と公務の線引きをめぐっても対立は激しさを増している。
橋下知事は全公務日程を府ホームページの「知事日程」で公開。平松市長は「市長のうごき」で主な日程のみを公開している。
ただ、公務のとらえ方は異なる。橋下知事は地域政党「大阪維新の会」の代表という立場もあり、知事の職務を公務、政治家の活動を政務と区別。府議会では都構想について「府として掲げたことはない。あくまでも政治団体の長としての政治的見解」と答弁し、立場を使い分けている。
一方、平松市長は「24時間、365日市長」との立場。市長選への立候補表明や選挙戦の打ち合わせなどは政務としているが、地域行事への参加も含め一日の行動の大半は公務だ。
「防災フォーラム」など、平松市長の地域行事への出席は就任以来500回超。主催団体から招待も多いという。平松市長側は「地域行事への出席は市長として当たり前」とするが、これらのイベントのあいさつなどでは市長選を見据えた発言をすることもあり、橋下知事は「政治活動をしている」と批判的だ。
2人の「公務」をめぐるこうした認識の違いは8月29日、2人が約1年ぶりに直接顔を合わせたフォーラムでもあらわになった。
「大阪都構想」を掲げているのは「橋下知事」ではなく「維新の橋下代表」との立場を取る橋下知事に対し、平松市長は「公開討論でぜひ知事として話してほしい」と要望。橋下知事は「役所の形を変えるのは政治で決めていくこと」と維新代表として討論に参加したい考えを主張し、議論は平行線をたどった。
認識の隔たりはその後も埋まらず、討論会の開催は今も決まっていない。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111009-OYT8T00868.htm
維新VS非維新機能せず
大阪市議会の改革推進会議
大阪市議会の本会議場。開会初日に多くの議案が採決された(9月30日、大阪市北区で) 大阪市議会で、活発な議論や傍聴しやすい仕組みなどを取り入れようと設置された議会改革推進会議が、暗礁に乗り上げている。市長選(11月27日投開票)を前に、橋下知事を擁立する構えの大阪維新の会市議団と、平松邦夫市長の支援を検討する自民や民主系会派との対立が深まっていることが背景にある。しかし、同会議は、市民の声をより反映させる議会にするために、全会派が合意して設けており、途中で投げ出すような議員の姿勢には疑問を感じる。(祝(いわい)迫(さこ)博)
9月30日、大阪市議会の本会議場。定例会の開会初日に条例案や予算案が次々と採決された。他の地方議会では開会日に議案を提案し、会期中の本会議と委員会での審議を経て最終日に採決するのが通例だが、大阪市議会では開会後すぐに、多くの議案について成否を決めてしまう。
市議会事務局によると、同市議会では「事前調査」と呼ばれる他の自治体にない慣習があり、開会前に委員会に分かれてあらかじめ審議しているためという。122年の歴史を持つ同市議会で起源は定かでないが、地方自治法が施行された1947年には、すでにこの慣習が定着していた。
同局は事前の調整で柔軟な議会運営が可能になると利点を強調するが、ベテラン議員は「本会議での質疑が少なくてすむ」と明かす。本会議で総括的な質問をするのは、議員にとって「負担」だというのだ。
大阪市議会(定数86人)で昨年、本会議で質問したのは10人。制度や人数が異なり、単純比較はできないものの、府議会(同109人)は75人、京都市議会(同69人)は40人、神戸市議会(同69人)は43人と、大阪市議会の少なさが目立つ。
□ ■
こうした古い慣習を見直そうと、同市議会が6月に設けたのが議会改革推進会議だ。
検討事項は、事前調査のほか、議員定数や政務調査費のあり方、休日・土曜議会の開催など多岐にわたる。7月以降、6回協議し、海外出張の今年度自粛など前進もあった。
だが、維新が9月、事前調査廃止など、同会議の検討事項を盛り込んだ条例案を独自提案したことで、他会派が「市長選向けのパフォーマンスだ」と反発。維新は「議会改革は統一選の公約。条例案を出すことは前から他会派に言っていた」と説明するが、9月22日の6回目を最後に、同会議を開催するめどがたたない状況となっている。
■ □
もともと、同会議は、維新のほか、公明、自民、民主系、共産の全会派が合意して、維新の議長が設置した。条例案の提案理由を説明する際、維新の女性市議は「(同会議では)抜本的な改革は不可能」と声を張り上げたが、話し合いの努力を十分にしたといえるのか。
維新以外の会派の議員にも問いたいことがある。事前調査などの検討事項は以前から課題として浮上していたが、改革は先送りされてきた。同会議を開催しないことで、改革がさらに遅れるのではないか。
誰が市長になろうとも、議会で活発な議論がなされなければ、市民の多様な意をくんだ市政の実現は難しい。維新も非維新も、人口260万都市の将来を預かる議会人として、矜恃(きょうじ)を見せてほしい。
(2011年10月10日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111011/stt11101120450006-n1.htm
民自公で統一候補模索 大阪府知事選で民自府連トップ会談
2011.10.11 20:42
民主党大阪府連代表の平野博文国対委員長と自民党同府連会長の谷川秀善参院議員が11日、国会内で会談し、大阪市長選と同日の11月27日に選挙が想定される大阪府知事選の対応について意見交換した。橋下徹府知事率いる「大阪維新の会」が擁立を固めた松井一郎府議(47)の対抗馬として、民主、自民両党に公明党を加えた3党による統一候補擁立の可能性を模索したもようだ。
自民党府連幹部は「3党で一致できればいい。できる限り早く決めたい」とした。一方、統一候補の擁立が不調に終わった場合の対応については「分からない」とするにとどめた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000078-yom-pol
自民、丸山和也議員に大阪府知事選出馬を打診
読売新聞 10月12日(水)7時20分配信
11月27日に大阪市長選とのダブル選が想定される大阪府知事選で、自民党府連の谷川秀善会長が11日、弁護士で同党参院議員の丸山和也氏(65)に出馬を打診した。
丸山氏は読売新聞の取材に打診を受けたことを認めた上で、「現時点では白紙」と述べた。自民は、民主、公明両党との連携を模索しているが、相乗りには慎重論もあり、今後、各党間で調整が進むとみられる。
関係者によると、谷川会長はこの日夕、東京・永田町の参院議員会館の丸山氏の事務所を訪問。府議会で過半数を占める地域政党・大阪維新の会(代表=橋下徹・大阪府知事)について「政治手法が乱暴で大阪が混乱している」とし、「収拾には、自公民3党が推せる候補が一番いい」などと要請。丸山氏は3党連携の必要性には「その通りです」としたが、出馬については回答を保留したという。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111012k0000e010024000c.html
大阪府知事選:丸山参院議員に出馬打診 自民府連
丸山和也参院議員=自民党本部で2007年6月、塩入正夫撮影 11月27日の大阪市長選とともに想定される大阪府知事選で、自民党府連の谷川秀善会長が、弁護士で同党参院議員の丸山和也氏(65)に出馬を打診したことが分かった。丸山氏は回答を保留している。同党は民主、公明両党と連携して候補者擁立を目指しており、丸山氏を含めて複数の中から候補者選定を進める。
谷川氏が12日、東京都内で記者団に明らかにした。打診したのは11日で、「丸山さんは知名度があり、偏っていないから民主党や公明党が乗れるのではないか」と説明した。事務所によると、丸山氏は「全く想定していない」と話しているという。
谷川氏は丸山氏に会った後、国会内で民主党府連の平野博文代表と会談。谷川氏が丸山氏に打診したことを説明したのに対し、平野氏も数人の名前を挙げたという。
丸山氏は兵庫県旧新宮町(現たつの市)出身。69年に早稲田大法学部を卒業後、70年に司法試験に合格。バラエティー番組「行列のできる法律相談所」で橋下徹知事と共演していた。07年の参院選比例代表に自民党公認で出馬し、初当選した。
知事選には、共産党推薦の弁護士、梅田章二氏(60)が出馬表明。「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)が出馬に意欲を示している。【岡崎大輔、堀文彦】
毎日新聞 2011年10月12日 10時59分(最終更新 10月12日 11時00分)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111013/20111013020.html
候補擁立具体化せず 知事選どうする「咲洲撤退派」
2011年10月13日
橋下徹大阪府知事が庁舎機能を咲洲庁舎へ全面移転する方針を断念し本庁舎との併用が続く状態に対し、開会中の府議会には「財政状況からどう考えても無駄」と咲洲庁舎からの撤退論が広がる。しかし、咲洲庁舎一帯の活性化を重視する橋下知事は早期の撤退を否定し、議会の論戦は平行線のまま。11月に想定される知事選は庁舎の在り方を問える絶好の機会だが、「撤退」派による候補擁立が行き詰まれば、庁舎併用は既定路線になりそうだ。
撤退すべきか、発展の起爆剤にすべきか。開会中の府議会で焦点になった咲洲庁舎=大阪市住之江区
■独自案提示
9月27日の本会議で庁舎併用を「無駄」と指摘した公明を皮切りに、自民、民主、共産各会派はこぞって咲洲庁舎からの撤退を主張した。
公明、自民はそれぞれ庁舎併用と比べて今後30年間で242億〜347億円の負担軽減につながる独自の本庁舎集約案を示した。公明は咲洲庁舎を「(かつて所有者だった)大阪市に無償で引き受けてもらう」としている。
東日本大震災発生を受け、防災面から咲洲庁舎全面移転を断念した橋下知事は、2012年度中に地震被害の想定を見直す中央防災会議の見解を待って庁舎の在り方を判断する必要性を強調。
さらに「国際戦略総合特区」指定を念頭に「咲洲地域のベイエリアがどう活性化するかも見た上で咲洲庁舎問題を判断しなければ見誤ってしまう」と早期の撤退論に予防線を張っている。
■「大変でっせ」
一方、知事選をめぐって橋下知事は府議会採決の21日を節目に知事を辞職する意向を示している。11月27日の大阪市長との「ダブル選」に持ち込み、代表を務める大阪維新の会が掲げる「大阪都」構想を実現するため、維新サイドの知事選候補擁立は必至。その維新府議団は咲洲庁舎について「ベイエリア発展への起爆剤」と位置付ける。
これに対し、咲洲庁舎「撤退」派は共産推薦の弁護士が出馬表明したほかは具体化せず、候補擁立の模索が続いている。
橋下知事の辞職に伴って知事選が確定することになるなら、11月10日の告示まで一カ月もない−。候補擁立をめぐって「撤退」派のある府議はこう明かした。
「維新が議会の過半数を占めるところに来たくない。(出馬を打診する相手が)難色を示すのはそこ。橋下知事が大阪市長になれば、揺さぶられて大変でっせ」
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111012-00000622-san-soci
出先機関改革「バトル正念場」 大阪府の橋下徹知事が“最後”の声明文
産経新聞 10月12日(水)22時14分配信
関西広域連合で国出先機関対策委員長を務める大阪府の橋下徹知事は12日、出先機関改革が進まない国の現状を批判する声明を広域連合のホームページに発表した。声明は「改革をめぐる“バトル”が正念場を迎えている」という一文で始まり、国に出先機関を地方移管するよう改めて求めた。知事辞職を前に委員長として最後のメッセージになるとみられる。
声明で橋下知事は、広域連合構成府県の利害対立を危惧する国側の指摘に対し、大戸川ダム建設計画で関係府県知事が共同意見をまとめた例を示しながら、「国なしでは意思決定ができないというのは国のおごりにすぎない」と批判。
地方分権の真の狙いは「行政にかかわるすべてを中央省庁が決める国のかたち」からの「卒業」とし、「出先機関の改革はその一歩に過ぎない」とも主張した。
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>>1636-1637
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111013-OYO1T00869.htm?from=main1
大阪市長選 前加西市長が出馬表明
前兵庫県加西市長の中川暢三氏(55)が13日、11月27日投開票の大阪市長選への出馬を表明した。立候補を表明したのは、前共産党市議の渡司考一氏(59)、現職の平松邦夫市長(62)に続いて3人目となった。
中川氏は2003年の大阪市長選に出馬し、落選した。05年7月には加西市長に初当選。職員採用試験を巡る問題で2回不信任決議を受けて07年5月に失職、同年6月の出直し選挙で再選を果たしたが、今年5月の同市長選に落選した。
この日、大阪市役所で出馬会見を行った中川氏は選挙公約として、市職員数の3割削減、固定資産税や法人市民税の減免、市営地下鉄の民営化などを挙げた。
また同日、立候補予定者への説明会が開かれ、大阪維新の会関係者も出席。代表の橋下徹・大阪府知事(42)のくら替え出馬が確実視されるが、予定者は「未定」とした。
(2011年10月13日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111013-00000052-mai-pol
<大阪知事選>民主、擁立候補絞る 寺田、大平、佐治の3氏
毎日新聞 10月13日(木)15時0分配信
11月27日投開票の大阪市長選とのダブル選が想定される大阪府知事選で、民主党大阪府連がアートコーポレーション社長で関西経済連合会副会長の寺田千代乃氏(64)▽元大阪市助役で弁護士の大平光代氏(45)▽サントリーホールディングス社長の佐治信忠氏(65)の3人を軸に候補者選定を進めていることが13日、分かった。同党は自民、公明両党と連携して候補者擁立を目指している。
民主党府連の平野博文代表と自民党府連の谷川秀善会長が11日に国会内で会談し、3党の統一候補擁立に向けて人選を急ぐことを確認した。関係者によると、民主党側は寺田、大平、佐治の3氏の中から擁立を検討しており、今後、出馬の意思を確認する。
寺田氏は引っ越し専門会社「アート引越センター」の創業者で、関西の女性経営者のリーダー的存在。大平氏は弁護士として非行少年の更生に力を入れ、03〜05年に大阪市助役として市政改革に取り組んだ。佐治氏は、積極的な企業買収などで事業拡大に力を発揮した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111014-00000018-maiall-pol
<大阪ダブル選>自民「敵の敵は味方」 「反維新」で平松氏
毎日新聞 10月14日(金)19時50分配信
◇すり寄り、変わる公約
「反独裁の戦いを一緒にやりましょう」
9月20日昼、大阪市役所8階の自民党市議団控室を突然訪ねた平松邦夫市長(62)は、こう呼び掛けた。市議団17人中15人が集まり、議会対応などを協議中だったが、中断して平松氏を招き入れ、最後は拍手で送り出した。「市をつぶさせない危機感は共通している」。控室を出た平松氏は連携に自信を見せた。
自民党にとって、平松氏は前回の07年市長選で対決した相手だ。民主推薦の平松氏は、自民、公明推薦の現職らを破って初当選した。就任当初は、副市長人事を否決するなど冷淡な対応をしてきた。そんな両者を急接近させたのは橋下徹大阪府知事(42)という共通の「敵」だった。
橋下氏が10年1月、市を解体する「大阪都構想」を打ち出すと、平松氏は反対論を展開。これに呼応して昨年11月に開かれた平松氏の政治資金パーティーに、自民党市議が初めて出席した。今年4月の市議選では平松氏が市議の応援演説に駆け付けた。
「平松支援でいく方向だ。『敵の敵は味方』というこっちゃ」。平松氏の出馬表明を控えた9月上旬、自民党市議団の幹部は淡々と語った。「維新と平松が出馬、自民として候補者を立てても勝てない」。9月29日には支援を内定した。
しかし市議団の支援内定は予想以上に平松氏を縛ることになった。10月3日夕、黒田當士(まさし)政調会長らは、平松氏最側近の山本仁・政策企画室長を控室に呼び出した。「市が独立を目指すという表現はあかん」。平松氏が9月19日の出馬会見で掲げた「特別自治市構想」へのクレームだった。大阪都構想に対抗し、市に府並みの権限を移譲させるという構想だが、府議が猛反発していた。
「緊張感と高揚感があって、市が独立する、それなら府議はいらんと言ってしまった。すみませんでした。私の言う特別自治市は府からの独立を目指すものではない」。平松氏は翌4日夜、大阪市西淀川区であった市議団の荒木幹男幹事長の後援会集会に出席し、こう釈明した。
7日には、荒木氏ら3人が大阪市西区の平松氏の後援会事務所を訪問した。「特別自治市を取り下げるか、表現を修正してほしい」と迫った。「応援してもらいたいので配慮する」。斎藤努顧問らはすんなりと応じ、マニフェストに盛り込まないことを決めた。さらに小中学校の土曜授業実施など「自民好み」の政策も並べた。「うちや公明に配慮したな」。市議団幹部は満足そうに言った。
◇党本部は明言避ける
11月27日に想定される大阪府知事・大阪市長のダブル選で、自民党の大島理森副総裁と党府連会長の谷川秀善参院議員らが14日午前、東京都内の党本部で会談した。党府連は橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」に対抗し、知事選で民主、公明両党との統一候補擁立を検討、市長選では大阪市議団が平松邦夫市長の支援を内定していることを説明、党本部が同調してダブル選に臨むよう要求した。党本部側は「皆さんの思いを十分に理解している」と述べたが、府連内でさらに調整することを求め、本部としての対応については明言を避けたという。
同日の会談には市議団のメンバーも出席した。市議団は「都構想は大阪を解体する構想。中身を吟味しないまま発言しないでほしい」と注文をつけた。
知事選については具体的な名前は出なかったというが、大島副総裁らは「国政につながる選挙と理解している」と重視する考えを述べたという。府連からは「(大阪都構想を本部として支持するなど)後ろから鉄砲を撃つようなまねはしないでほしい」などと要求した。【津久井達】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111014/lcl11101413510000-n1.htm
「維新を敵に回すべきでない」 揺れる自民、党内は三者三様の思惑交錯
2011.10.14 13:49 (1/3ページ)[自民党]
11月27日に想定される大阪府知事、大阪市長のダブル選をめぐり、自民党大阪府連所属の地方議員らが14日、党本部を訪れ、党幹部と会談した。石原伸晃幹事長が大阪維新の会が提唱する大阪都構想に賛意を示したことについてただすことが市議団メンバーの狙いだが、党内には国政選挙をみすえて「維新を敵に回すべきではない」という声もあるなど、一枚岩になれない事情も垣間見える。ダブル選を控え党内には国政、府議、市議、三者三様の思惑が交錯している。
この日、党本部を訪れたのは、大阪府議団、大阪市議団、堺市議団に所属する地方議員。大阪市議団は市長選で、維新と対立する現職の平松邦夫市長を会派推薦する方針を固めており、党本部の了解を取り付ける目的もある。市議団の1人は石原幹事長の発言については「都構想は大阪市を解体する案。賛同した理由を聞きたい。構想が実現不可能な案だと説明したい」と話した。
一方、同席した府議団にとっては別の思惑がある。知事選の候補者選定が難航していることを受け、党本部のサポートを要請する目的だ。ある府議は「府議団だけで選挙をやるのは難しい。何とか国会議員の力で候補者を立ててもらいたい」と話す。ただ、石原幹事長が都構想に賛意を示した発言については市議団とは異なり「違和感がなかった」という。維新が提唱する以前から自民府議団として府市再編の議論をしてきたという自負があるからだという。
地方議員レベルでは、維新との対決に向けた機運が盛り上がりつつあるものの、党内は主戦論一色というわけでもない。維新のメンバーには、元自民議員も多いため、国会議員らの間には「国政選挙では維新に応援してもらいたい」という声もあるためだ。
橋下徹知事はこうした自民党内の温度差を察知してか、「石原幹事長には『大阪都構想賛成』とはっきり言っていただいている。自民党が対立候補を立てるなら、どういう大義があるのか」と発言するなど、ゆさぶりをかけている。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201110150019.html
「特別自治市」盛らず 平松氏公約、自民に配慮2011年10月15日
11月の大阪市長選で再選を目指す平松邦夫市長は14日、橋下徹大阪府知事の掲げる大阪都構想に対抗する政策目標として示した「特別自治市」構想について、選挙公約には盛り込まない方針を決めた。支援を求める自民党側の反発に配慮したとみられる。
特別自治市構想は、19政令指定市の市長会が昨春、「大都市の力を発揮できる制度」として提案した。
平松氏は先月19日に出馬表明した際、橋下氏の都構想に対抗する枠組みとして特別自治市を挙げ、大阪市に大阪府と同等の権限を持たせて府から独立させるとの考えを表明。「府の事務は市がほとんど担える」「市内の府議はいらないし、府民税を市に納めてもらえばいい」とも語った。
しかし、大阪市の権限強化については自民、公明両党の府議や国会議員から反発の声が上がり、平松氏の支援を目指す自民市議団からも「いま打ち出しても理解されない」と軌道修正を求められていた。
平松氏は14日の会見で、特別自治市は「関西州が実現した際の大阪市の姿」と長期的な目標だと強調。「(再選されても)私の任期中にできるものではない。周辺自治体との連携を地道に積み上げるのが大事で、いま制度論を論じるのは無駄だ」などと語り、事実上の軌道修正を図った。
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011101401001173.html
平松大阪市長支援で調整 自民党政令市議連盟
全国の政令指定都市の自民党市議でつくる「自民党政令指定都市議会議員連盟」(会長・吉田通生北九州市議)は、11月27日投開票の大阪市長選で同党大阪市議団の対応を後押しし、再選を目指す平松邦夫市長(62)を支援する方向で調整に入ったことが14日、関係者への取材で分かった。
大阪市議団は、市長選にくら替え出馬する見通しの大阪府の橋下徹知事(42)や知事率いる「大阪維新の会」が提唱する「大阪都」構想に反対し、平松市長を支援する考え。
2011/10/15 02:02 【共同通信】
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20111012-OYT8T01200.htm
再生エネルギー 導入調査費削除 知事、妥協の連続
再議権行使も“二の足”
嘉田知事が福島第一原発事故を受け、新たに打ち出した〈卒原発〉。その第一歩として9月補正予算案に盛り込んだ再生可能エネルギー導入調査費が12日、県議会(定数47)の最大会派・自民党会派(26人)から「ノー」を突き付けられた。4月の県議選で過半数に返り咲いた同会派からの“攻勢”に、知事が妥協を迫られるという流れが続いている。(鷲尾龍一)
■自民の攻勢
「県職員から聞いているのと同じ説明なら、必要ない」。大津市内で8月31日に開かれた、知事と自民党会派との政策懇談会の席上、調査費の必要性を訴えようとする知事を、同会派の県議がにべもなく遮った。
自民党会派は2007年春の県議選で、嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が躍進したあおりで過半数割れに陥り、今春までの4年間は新幹線新駅の建設中止やダム凍結など、知事に主導権を握られる局面が目立った。
だが、4月の県議選で過半数を確保すると、選挙期間中の嘉田知事の〈利権がらみ〉発言に反発して、6月定例会で知事から「言い過ぎた面もあった」との陳謝を引き出した。副知事人事でも、嘉田知事が取ってきた「2人制」について、「財政が苦しいなか、1人で十分」と難色を示し、知事は1人制に方針転換した。
■県側の当惑
再生可能エネルギー導入のための調査費について、県幹部の一人は、鹿児島県議会で推進を求める決議が可決された例を挙げ、「予算案計上は先進的な取り組みなのに、なぜ理解されないのか」と首をかしげる。
県の上層部には、同会派が議員提案した修正案について、審議をやり直す「再議」を求めるべきだ、との声もあり、嘉田知事も一時は「再議」の是非を探るよう、側近に指示した。
だが、「再議」によって修正案も元の補正予算案も否決され、廃案となる公算は大で、肉牛の全頭検査や放射線の観測装置「モニタリングポスト」の新設の費用も執行不能となる。
嘉田知事は修正案の可決を受け、取材に「自民党会派の反対理由は理解できない」としながらも、重要施策の費用執行を優先させるため、再議は求めないことを明らかにした。
■是々非々
今回、調査費360万円を全額削除する修正案の提案について、同会派政調会長の川島隆二県議は12日の本会議で「電力の買い取りを定める特措法で価格も決まっていないのに、調査する意味がない」「民主党というぶれる政党が国政を担っており、冷静に見極める必要がある」と説明した。
会派として「是々非々」を強調するが、ある県議は「昨年までとは違って、予算を右から左に流すようなことはしない」とし、来年度当初予算についても厳しい姿勢で臨む、と強調する。
◇
修正案の可決について、「気持ちとしては『再議をすべき』だった」と悔しさをにじませた知事。2期目の中盤にさしかかった県政のかじ取りが注目される。
(2011年10月13日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/1012/OSK201110120029.html
2011年10月12日20時2分
滋賀知事「卒原発」に議会の壁 調査費に自民反対
「卒原発」を掲げる滋賀県の嘉田由紀子知事が9月補正予算案に盛り込んだ再生可能エネルギーの調査費360万円に対し、県議会(定数47)で過半数を占める自民党県議団(26議席)が削除を求め、調査費分を除いた自民党提出の修正案が12日の本会議で可決された。
調査費は太陽光などの再生可能エネルギー導入に向けた課題検討や先進事例調査が目的。東京電力福島第一原発事故後、国会での再生可能エネルギー特別措置法成立も踏まえ知事が提案した。予算額は自民が難色を示し当初の500万円から360万円に減額したが、自民側は5日の委員会で「太陽光発電などによる電力の買い取り価格が不確かな状況で、時期尚早だ」などと反対し、否決した。
2006年に自民県議らが推す現職を破り初当選した嘉田知事は、07年の県議選で自身を支援する地域政党「対話の会」を躍進させ、自民は過半数を確保できなかった。だが、自民側は今年4月の県議選で過半数を取り戻し、嘉田知事との対決姿勢を強めている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111019-00000208-mailo-l26
宇治市:年末年始手当条例改正案 本会議で逆転可決 市長「さらに改革も」 /京都
毎日新聞 10月19日(水)15時0分配信
宇治市の年末年始のヤミ手当を明文化する条例改正案が18日の市議会本会議で、賛成13、反対11の賛成多数で逆転可決された。前日の市議会総務委員会では否決されたが、定数28のうち、共産(6人)、民主(同)、無会派1人が賛成。自民(議長を除き5人)、公明(5人)、別の無会派1人が反対し、社会(3人)は退席した。閉会あいさつで、久保田勇市長は「さらに改革の余地がないか検討したい」と表明した。【村瀬達男】
本会議では5人が討論に立った。賛成討論で矢野友次郎議員(民主)は「労働契約からも支給すべきだ」としつつ、「職員の処遇に対する目は厳しい。条例改正にとどまらず、継続的な検討を求める」と注文した。
反対討論では坂下弘親議員(自民)が「市長の『聖域なき行革』に感心し、議会は4人削減した。市は既得権益より、市民の税金を適正に使うべきだ」と主張。稲吉道夫議員(公明)は「新聞報道で知る事実も多く、情報を小出しにする市当局の姿勢は不快。ヤミを合法化して支給するのは市民が納得しない」と指摘した。
退席した社会の浅見健二議員は取材に「手当には賛成だが、市が労使交渉や(制度の見直しを求めた)府通知を安易に考えていたので、反省を促すため厳しい態度で臨んだ」などと説明した。
10月19日朝刊
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/2994
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111019-00000013-kyt-l26
会派二分、改正案可決 宇治市会「ヤミ手当」問題
京都新聞 10月19日(水)10時9分配信
年末年始の特別加算手当の条例改正案が採決された宇治市議会の本会議(宇治市・宇治市議会議場)
議員の間で激しい議論が巻き起こった宇治市の年末年始特別加算手当支給の条例改正案は18日、わずかな差で賛成が上回り成立した。市議会本会議では採決前、各会派の代表が討論に立ち、賛否を問うさまざま意見が出された。
改正案に反対する自民の坂下弘親議員は「議会でも議員の協力で議員定数の削減をしてきた。既存の権利を主張するだけでなく、特別勤務手当も含め、見直しをするべき」とし、公明の稲吉道夫議員も「府の是正指導にも市監査委の監査結果にも不誠実。支給廃止を提起してから一転、遡及した経過もわからない」などと市の姿勢を批判した。
また、無所属の片岡英治議員は「市民が求めた監査請求の結果を無視している。地方自治法を侵害している」などと主張した。
一方、労組の支持を受けている民主と共産は賛成に回った。民主の矢野友次郎議員は「年末年始は新年を迎える特別な時期。ただ市民の目も厳しく、今後も手当のあり方を継続的に検討してほしい」とし、共産の水谷修議員も「監査結果は支給制度の是非を判断するものではない。昨年度分も労働命令による勤務で支払うのが当然だ」などと述べた。
社会議員団の3人は条例改正案に反対の姿勢を見せていたが、結局、採決時の退席を選択した。浅見健二団長は「条例がなくなると、働く者への労働対価が残せない」と苦渋の表情を見せた。
久保田勇市長は閉会のあいさつで「今回頂いた貴重な意見を踏まえ、今後も改善の余地がないか精査する」と述べた。 .
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111019-00000026-maiall-soci
<大阪ダブル選>首長、うごめく 落選前職ら知事批判本も
毎日新聞 10月19日(水)19時2分配信
◇「和解工作」は失敗
18日、大阪市内の書店に一冊の本が新たに並んだ。「『仮面の騎士』橋下徹 独裁支配の野望と罠」(講談社)。著者は「大阪の地方自治を考える会」で、木原敬介・前堺市長、阪口善雄・前吹田市長らが名前を連ねる。両氏とも市長選で橋下徹大阪府知事の支援する候補者に敗れた。
本では「対立する相手には『抵抗勢力』『癒着』などと、強烈な『負』のレッテルを貼りつけ徹底的に攻撃して勢力を着々と伸ばす。数多くの独裁者と似た資質を持つ」などと、橋下氏を批判している。木原氏は「権力を狙う、ポピュリストである橋下知事が選挙で連戦連勝を続ける現状に一石を投じたかった」と話す。
関係者によると、17日に大阪市内で開かれた平松邦夫大阪市長のパーティー会場でこの本が販売される計画もあった。しかし、特定の候補者に肩入れするのはどうかという声もあり中止された。
◇
一方で現職の首長らは橋下、平松両氏を和解させようと動いた。「ベストは橋下知事が知事として残り、平松市長と仲良く手を取り合っていただくこと。ベターは『平松知事』と『橋下市長』が仲良く府市協調することだ」。7月22日、倉田薫・池田市長が自著「拝啓 大阪府知事橋下徹様」を手に、咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、大阪市住之江区)を訪ね、橋下氏に迫った。
「ベストはなくなった。『適当な人がいない場合には僕が出る』と言っちゃった」。橋下氏はその数時間前、記者団に自らの市長選出馬の可能性に言及していた。「橋下が『平松知事でどうか』と言っていると平松市長に伝えてください」
倉田氏は電話で平松氏に伝えたが、平松氏はそっけなかった。「僕はあの人の言葉を一切信用していない。倉田さんが知事選に出てよ」。前府市長会長の倉田氏は、首長の中で2人にものが言える数少ない人物とされる。「府市協調しながら国に制度改革を求めていくべきだ」と、仲裁の場として公開討論会を考えていた。
9月初旬、倉田氏は大阪・ミナミのホテルで平松氏と非公式に会食。この時は和やかな雰囲気だった。しかし、それを知った橋下氏が「初めて一緒に飲みに行ったらしい。平松市長は都市間連携と言いながら、『ノミ(飲み)ニケーション』が皆無」と批判。平松氏は電話で倉田氏に怒りをぶつけた。「あの会談はオフやったんちゃうんですか」。以降の交渉は公式な場に限られることになった。
9月22日、倉田氏は市役所に平松氏を訪ね、討論会開催を求める府内35市町村長の署名を手渡した。その際、記者団に「橋下さんが市長になったら大阪市民にとっても不幸の始まりにしかならない」と口走り、今度は橋下氏が激怒した。
「和解工作」は失敗し、公開討論会は実現しなかった。しかし、倉田氏は今も、大都市制度に関する2人の考え方は近いとみている。(6面に特集ワイド)
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>>1830
http://news24.jp/nnn/news8892559.html
民主党、寺田氏に出馬打診 大阪知事選
(大阪府)
■ 動画をみる 民主党は大阪知事選の候補者の一人としてアートコーポレーション社長で関経連副会長の寺田千代乃氏に打診した。寺田氏はアート引越しセンターの創業者として知名度があり、経営者としてのリーダーシップに期待できるとしている。民主党側は現在も複数の人物に接触しており最終決定には至っていない。一方、共産党推薦で出馬表明している弁護士、梅田章二氏は20日午後、知事選のマニフェストを明らかにした。梅田氏は「原発ゼロ」を訴えている。「大阪都構想」については「独裁的」と指摘、府民の多様な声を聞くべきだと批判した。知事選をめぐり橋下知事が21日、辞職願を提出するとみられ、来月27日の市長選と同じ日に実施される見通し。
[ 10/20 18:57 読売テレビ]
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111020-OYO1T00217.htm?from=main3
「咲洲」府庁舎全面移転断念巡り 橋下知事、最後の論戦
任期途中で辞職し、11月27日投開票の大阪市長選にくら替え出馬する構えの大阪府の橋下徹知事が19日、府庁舎全面移転の断念問題を巡り、府議会で最後の論戦に臨んだ。東日本大震災で咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、大阪市住之江区)が被害を受け、「庁舎移転」の旗を降ろしたが、部局の入居率が33%に低迷する咲洲庁舎の将来像は描けないまま。議員からは「知事の強引な手法で買ったビル。責任ある解決策を示すべきだ」と批判が相次いだ。
橋下知事は8月、咲洲庁舎への本庁舎(同市中央区)全面移転を断念。当面は咲洲を第2庁舎として使い続ける方針で、9月議会に耐震・津波対策の設計費(約5000万円)を提案した。
しかし今後30年間の支出が、2庁舎併存の場合は、全面移転を前提とした場合の1・4倍の約1200億円に膨らむ見込みで、議会からは咲洲からの全面撤退論が浮上。19日の府議会総務委員会でも、自民府議が「コスト面、利便性から(本庁舎のある)大手前に集約すべきだ」と迫った。
これに対し、橋下知事は「僕自身はこの案(2庁舎併存)がベストと思っている」と咲洲活用を続ける姿勢を強調。国の中央防災会議が大規模地震の想定を見直す来年秋以降、庁舎のあり方を最終判断するとした。
また公明府議は「咲洲庁舎の流れを作った知事が行く末を見届ける必要がある」と、今月末に退任するとみられる橋下知事を追及したが、橋下知事は「来年秋の知見を基に時の知事が判断すると思う」とかわした。
橋下知事は3年前、庁舎全面移転を表明し、大阪市側から旧WTCを購入。移転条例案を2度、府議会で否決されてもなおこだわり続けてきたが、震災後は2庁舎併存論に転じた。自民などは「これだけ発言がコロコロ変わると府民も理解できない」と反発するが、橋下知事は「主張は変遷しているが、変遷には合理性がある」と強調している。
(2011年10月20日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000031-mai-pol
<大阪知事選>弁護士の郷原氏が出馬検討 民主党が要請
毎日新聞 10月21日(金)11時27分配信
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弁護士の郷原信郎氏=梅田麻衣子撮影
11月27日投開票の大阪市長選との同日選が想定される大阪府知事選で、民主党の平野博文大阪府連代表が弁護士の郷原信郎氏(56)に出馬を要請したことが分かった。郷原氏は21日、毎日新聞の取材に対し「極めて困難な状況だが、必要とされているのなら、できるかどうか考えてみようと思っている」と述べ、立候補を検討する考えを示した。週内にも結論を出すという。
【写真特集 橋下知事】大阪は変わったか
郷原氏は松江市出身で、元東京地検特捜部検事。法務省の「検察の在り方検討会議」で委員を務め、検察改革に力を入れた。現在は総務省顧問で、名城大教授。九州電力の「やらせメール」問題では、第三者委員会の委員長として、古川康佐賀県知事の関与は明白と主張。知事の関わりを否定する報告書をまとめた九電側を厳しく批判した。
郷原氏によると、出馬の打診は16日、平野代表から電話で受けた。その後も直接会談して立候補を促されたという。郷原氏は「非常に困難だが、ぎりぎりまで考えたい」と態度を保留しているという。
郷原氏は取材に「大阪に縁もゆかりもない人間が、府民から求められているのかも疑問なので、それを確かめ、(立候補するかどうかを)検討したい。知事の職に興味はなくはない」と述べた。
知事選では、橋下徹知事が率いる「大阪維新の会」は幹事長の松井一郎府議(47)を擁立する方針で、共産党推薦で弁護士の梅田章二氏(61)が立候補を表明している。【佐藤慶】
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>>1838
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111022-00001007-yom-pol
池田市長の倉田氏、大阪府知事選出馬に意欲
読売新聞 10月23日(日)7時29分配信
大阪府池田市の倉田薫市長(63)が、府知事選への出馬の意欲を関係者に伝えたことがわかった。
倉田氏は今月17日に自民党関係者と会談。民主、自民両党などは水面下で連携を模索しており、一致して支援する可能性も高いとみられる。
自民はこれまでに弁護士で同党参院議員の丸山和也氏(65)に、民主も弁護士の郷原信郎氏(56)に出馬を打診したが、大阪の行政に精通した倉田氏が出馬を決断すれば、公明も含めた調整が加速するとみられる。
知事選には、弁護士の梅田章二氏(61)が共産党推薦で出馬を表明。維新の会も幹事長の松井一郎氏(47)の擁立を固め、建設会社社長の羽柴秀吉氏(62)も立候補の意向を示している。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20111022-OYT8T00997.htm
人口減財政 上郡に展望を
町長選25日告示
雑草で覆われたままになっている給食センターの建設候補地(上郡町竹万で) 上郡町長選が25日に告示、30日に投開票される。無投票だった前回から一転、新人3人と元町長1人の計4陣営が立候補を表明し、5年ぶりの激戦となりそうだ。一方で若い世代の流出などで人口減に歯止めがかからず、長引く不況が財政を圧迫し、まちには閉塞感が漂う。活性化に向けた課題を追った。(桑原卓志)
「弁当作りのために毎朝5時起き」「給食がないから町外に引っ越した友人も」。上郡町岩木乙の町子育て学習センターに集まった20〜40歳代の女性10人に、県内で唯一提供されていない学校給食について話を聞くと、次々と不満の声が漏れた。8、4、2歳の3人兄弟を抱える同町井上の主婦(30)は「にぎやかでいいけど家計は大変。仕事をしたくても時間の余裕がない。給食があれば助かるんですが……」とこぼす。
町では約30年前から、学校給食制の話が浮かんでは消えた。給食サービスの開始を公約に掲げて2006年に初当選した山本暁(さとる)・前町長だったが、導入に向けて内部委員会を設置したのは、1期目の任期満了間際の10年4月。幼稚園と小学校では調理施設で作った給食を配送する「センター方式」、中学校では民間業者の弁当を運んでもらう「デリバリー方式」と自宅の弁当との選択制にすることを決め、現在、給食センターの建設地を選定中だが、サービスが始まるのは早くて13年度中という。
なぜ学校給食の導入がここまで遅れているのか。町長職務代理者の竹本義昭・総務課長は「給食制には毎年数千万円が必要。財政的に余裕がなく、棚上げになっていた」と打ち明ける。
実際、町の07年度時点の試算では、財政再建団体への転落も危惧される状況だった。さらに財政健全化の<切り札>と目していた相生、赤穂両市などとの合併策も破談状態。町単独での財政運営を余儀なくされる中、職員給与や議員定数の削減で人件費を減らしてしのいでいるが、財政規模に占める借金返済額の割合を示す実質公債費比率(10年度)は16・5%と県内41市町の平均(12・7%)を上回っており、予断を許さない状況が続く。
厳しい財政状況は、小中学生を対象とする医療費補助にも影を落とす。入院費は、小学4年から中学3年までが2割の自己負担。通院費については小学4年から6年までが2割の自己負担になっているが、中学生に対する補助はない。中学卒業までの入院・通院費を無料とする相生、赤穂、たつの各市との格差が浮き彫りとなっている現状に、ある主婦は「町外に引っ越す人の気持ちも分かる」とつぶやく。
現在、町の人口は約1万7000人。この10年間で約2000人減少する一方、65歳以上の高齢化率は28%で逆に6ポイントも増えた。新たなかじ取り役を決める日まであと1週間。財政健全化はもちろんのこと、町を担う若い世代に対し、明確な未来像を提示できるかが、選挙の鍵となりそうだ。
(2011年10月23日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111020-00000192-mailo-l29
橿原の選択:2011年/上 ニュータウン高齢化、市の活性化構想に抵抗感 /奈良
毎日新聞 10月20日(木)13時54分配信
◇「ここが終の住み家」
任期満了に伴う橿原市長選は23日告示され、30日投開票される。市長には、かつて市の1割の人口を占めたニュータウン住民の高齢化の問題や、貴重な文化遺産を多く抱えながら、観光客の誘致に結びつけていない現状など、今後の市の発展や活性化に避けて通れない課題への対応が求められている。【高島博之】
今年7月、橿原市白橿町の一戸建て住宅で、一人暮らしの高齢男性が亡くなっているのが発見された。近所付き合いが少なく、死後1週間以上たっていた。中井靖教・白橿地区自治委員会長(73)は「こういったことが起きるとこたえる。年に数件は高齢者の孤独死がある」と話す。
白橿町はかつて「橿原ニュータウン」と呼ばれ、高度経済成長に伴う住宅需要に応えるため、1962年に同市南部に計画された。入居が本格化したのは1969年。入居者の中心は30〜40代の子育て世代が占め、73年には人口5000人を突破。ピークの92年には1万1280人(3385世帯)となり、市の総人口の約1割を占めるようになった。
しかし、地縁や血縁のない人々が集まって作り上げた町のため、入居世代の子供たちが外に出て行くケースが多くなり、今年7月末の人口は8448人まで減った。さらに深刻なのは高齢化で、同時期の65歳以上の高齢者が占める割合「高齢化率」は市平均の21・6%を上回る27・0%。市内11地区で最も高い地域となり、住民の中には、現在の白橿町を「オールドタウン」と呼ぶ人もいる。
市は09年度から、市全体の高齢化や地域活性化対策のモデル地域として白橿町を選び、今後の町づくりについて地元と話し合いを重ねている。白橿町の持ち家の高齢世帯を、駅前など利便性のよい賃貸住宅などに住み替えを促し、空いた家は若い子育て世帯に貸し出す仕組みを作ることで、高齢化と少子化の対策を同時に行う構想を持っている。
しかし、地元の反応は芳しくないようだ。民生委員として独居の高齢者などの生活に気を配っている山本邦彦さん(66)は「高齢化や、老人同士の介護など大変な問題はたくさんあるけれど、助け合ってやっていけるはず。自分はここが終の住み家だと思っている」。
当初から活発だった自治会活動は、担い手は高齢化したものの現在でも盛んに行われている。住民の自治会加盟率は95%で、公民館や集会所では連日、100近いサークルが活動をする。昨年からは独居の高齢世帯などを見守るネットワークも構築した。中井会長は「見ず知らずの人が集まって、議論をしながら町を作ってきた。今でも環境を少しでもよくしようと、できることは住民同士でやっている。年を取ると新しい場所で暮らすことに抵抗を感じる人が多いのでは」と話す。
10月20日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000200-mailo-l29
橿原の選択:2011年/下 自治体の境越え広域観光の拠点に /奈良
毎日新聞 10月21日(金)15時12分配信
◇参拝客だけでは…
橿原市は国の特別史跡・藤原宮跡など数多くの文化遺産に恵まれているが、観光客の誘致にうまく結びつけてこなかった。観光客数は減少傾向にある上、大半は橿原神宮への参拝客で、幅広い経済効果が得られていない。市は単独での取り組みから、古代日本の中心地「飛鳥地方」であることを前面に押し出そうと、明日香村などと観光面で協力を強めている他、さらに広域の中南和の観光拠点としてアピールするなど模索が続いている。
橿原市には「藤原宮跡」と「本薬師寺跡」が国の特別史跡に指定されるなど、国指定文化財は計30件もあるが、観光に結びついているとは言い難い。同市を訪れる観光客数は09年は381万8000人で、10年前の99年より19万6000人も少ない。さらに、市観光課によると8〜9割が橿原神宮への参拝を目的とした人が占めているという。
同市が、隣接の自治体と協力して観光客の誘致に取り組み始めたのは09年から。同市と高取町、明日香村でつくる「橿原・高市広域行政事務組合」の3市町村の範囲に、ちょうど飛鳥時代の日本の首都「飛鳥」が含まれることから、3市町村の観光スポット100カ所に、携帯電話のカメラで情報を読み取る「QRコード」を利用した案内板を設置し、全国的に認知度の高い「飛鳥」を前面に押した宣伝に乗り出した。
同事務組合は昨年、奈良市出身の河瀬直美監督に依頼し、3市町村を舞台にした映画「朱花(はねづ)の月」を製作。映画は今年のカンヌ国際映画祭に出品され、全国の劇場で公開されている。総製作費1億円のうち、事務組合は7000万円を支出し、橿原市は大半の6300万円を負担した。投資に対する効果の検証はまだ行われていないが、同市は「アピールする際の重要なツールになっている」と評価する。
飛鳥地域を越えて、中南和を巻き込んだ取り組みとして、同市は今年4月、近鉄大和八木駅前の一等地に、鉄筋コンクリート5階建ての市観光交流センター「かしはらナビプラザ」をオープンさせた。同市が総工費(土地取得代含む)約10億円をかけて建設し、1、2階の「観光コーナー」では、中南和地域の観光情報を幅広く提供している。同センターでは、これまで21件の観光イベントが開催さたが、橿原市だけをアピールするものはほとんどなく、大半は他市町村や、橿原市を含んだ広域観光を紹介するものだ。
山崎貴浩・市観光課長は「観光に自治体の境は関係ない。そのことに遅まきながら気がついた。奈良の広い地域を回る観光客に対応する取り組みは、一つの自治体では難しい。橿原は中南和観光の拠点となっていかなくてはならない」と話す。同市は今年度中に、中南和の自治体に呼びかけ、観光に関する協議会を設立させる。
橿原市長選は23日告示され、30日に投開票される。【高島博之】
10月21日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111022-OYT1T00629.htm
橋下氏が選んだ出直し選挙、過去のケースは?
大阪府の橋下徹知事は任期途中で辞職し、知事選と大阪市長選のダブル選に持ち込むことで政策を有権者に問う手法を選んだ。
こうした出直し選挙では、市民税の恒久減税を目指す名古屋市の河村たかし市長が、対立していた議会を解散に追い込むためリコール運動を主導し、今年1月に自ら辞職した上で、市長選に再出馬したケースがある。河村氏が応援に回った愛知県知事選、同市議会解散の賛否を問う住民投票とともに「トリプル投票」に持ち込み、いずれも圧勝した。同3月の出直し市議選でも、河村市長が代表を務める地域政党「減税日本」が第1党に躍進。首長が地域政党をつくり、議会の主導権を握る手法に注目が集まった。
大阪市では、職員厚遇問題を受けた市政改革について「民意を問いたい」として、関淳一市長(当時)が2005年10月に辞職し、再選。
岐阜市では、市立岐阜商業高校の存続を巡って議会と対立していた細江茂光市長が辞職したが、ほかに立候補の届け出がなく、無投票で再選が決まった。
(2011年10月22日20時13分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111022-OYT1T00490.htm
橋下劇場3年8か月間…ぼったくりバー、脱原発
2008年2月、タレント弁護士から全国最年少知事(当時)に転身した大阪府の橋下徹知事。
3年8か月間、挑発的なフレーズで世論の関心を引きつけ、大胆な政策を打ち出してきた。
「(府職員は)破産会社の従業員だ」。就任当初、最優先で取り組んだのが府財政の再建だ。職員給与のほか、私学助成や市町村補助金に切り込んで反発を招いたが、市町村長に涙を流しながら理解を求める姿は繰り返しテレビで流れ、府民の支持をつかんだ。
国とやり合う場面も目立った。国直轄事業の地方負担について、「ぼったくりバーだ」と激しくかみついた。庁内では「誰も言えなかったことを問題提起した」と評価する声が少なくない。
府政と直接関係がないテーマにも言及し、福島第一原発事故後、関西電力に「脱原発」を迫った。ただ、沖縄県の米軍基地機能の移転問題で、候補地を持ち合わせないまま、「関西で受け入れるべきだ」と述べ、「無責任だ」と批判されることもあった。
(2011年10月22日16時45分 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111023-OYO1T00184.htm?from=main1
大阪知事選、急展開…民自公「一致して支援しやすい」
11月27日投開票の大阪府知事選に、府内の首長に後押しされる形で同府池田市長の倉田薫氏(63)が出馬の意欲を示したことで、知事選の構図が急展開し始めた。倉田氏は4月の市長選で政党推薦を受けずに5選を果たしており、共闘を模索する民主、自民、公明各党にとって「特定の政党色がなく、一致して支援しやすい人物」(関係者)。橋下徹知事(42)率いる大阪維新の会は、幹事長で府議の松井一郎氏(47)の擁立を23日に発表する見通しだが、一気に対立候補に浮上する可能性もある。
17日、大阪市内で開かれた府市長会の後、複数の首長が倉田氏を囲んだ。
「倉田さんが知事選に出ないと収まらない」
知事選とのダブル選となる大阪市長選では、すでに橋下知事と平松邦夫・大阪市長(62)の直接対決が確実視されていた。倉田氏は府市長会長を4年近く務めるなど、府内の首長間で人望が厚く、橋下、平松両氏とも交友がある。今年7月には2人に政治休戦を呼びかける「拝啓 大阪府知事 橋下徹様」を出版、首長の中では「ダブル選後の混乱収拾は『倉田知事』にしかできない」との待望論が高まっていた。
倉田氏は固辞を続けたが、橋下知事と平松市長が対立を深める現状に、「コップの中の争いを続けていても、大阪のためにならない」との思いを強めたとみられる。橋下知事が22日未明に辞職表明し、2人の激突が避けられない情勢になると、「任期を残して市長選に出馬される意味、意義については理解に苦しんでいる」とのコメントを発表した。
一方、民主、自民両党は「反維新」で連携し、複数から候補者を一本化しようとこれまで、それぞれで擁立作業を進めており、自民は同党参院議員の丸山和也氏(65)らに、民主は弁護士の郷原信郎氏(56)らに打診していた。
ただ、両党内には「他党が選んだ候補には乗りにくい」との声が根強く、調整が難航している。
21日、民主党府連が東京都内で開いた所属国会議員の会合後、ある府連幹部は倉田氏を念頭に、「政党に所属していない人の動きを外から支援する方がまとまりやすい」と語った。
(2011年10月23日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111023-00000722-yom-pol
京都府亀岡市長選、現職の栗山氏が3選
読売新聞 10月23日(日)22時24分配信
京都府亀岡市長選は23日、投開票が行われ現職の栗山正隆氏(66)(無=民主・自民・公明推薦)が、新人の市民団体顧問・松野好秀氏(58)(無=共産推薦)を破り3選。
投票率35・89%。
当20,562栗山 正隆無現
5,676松野 好秀無新
最終更新:10月23日(日)22時24分
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111024-OYT1T01162.htm?from=main1
「橋下人気」に自公も思惑…大阪の陣、各党苦悩
11月27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選の「ダブル選」への対応を巡り、民主、自民、公明党が調整を急いでいる。
民主党は地域政党・大阪維新の会を率いる橋下徹知事の政治手法に反発し、府知事選で相乗りを含む対立候補擁立を模索する。だが、自公両党の執行部には次期衆院選をにらみ、「人気の高い橋下氏を敵に回すのは得策ではない」との思惑もある。橋下氏と中央政党の全面対決の構図となるかどうかは不透明だ。
民主党の輿石幹事長は24日の記者会見で、「平野博文国会対策委員長が府連代表でもあるから、(相乗りなど)いろんな要素を含めて府連を中心に検討している」と述べた。
野田首相就任後、最初の大型選挙となる今回のダブル選については、結果次第で今後の首相の政権運営に影響するとの見方もある。藤村官房長官(衆院大阪7区)、平野氏(同11区)、樽床伸二幹事長代行(同12区)の地元という「メンツ」も絡む。
(2011年10月24日22時41分 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00001096-yom-pol
大阪だけではできない「大阪都」…法改正必要
読売新聞 10月24日(月)20時54分配信
大阪府の橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」の実現には、関係法の改正が必要となる。政府は府知事選などの結果を踏まえ、慎重に対応を検討する方針だ。
構想は大阪府と大阪、堺の両政令市を廃し、「大阪都」と、中核市なみの自治を担う「特別自治区」に再編するというものだ。政府内には「二重行政の解消」という構想の基本理念には一定の理解がある。地方制度調査会(首相の諮問機関)は、来年には大阪都構想も踏まえた「大都市制度のあり方」を議論する予定だ。
ただ、地方行政を扱う総務省には「きめ細かい住民サービスを行う基礎自治体の機能が阻害されたら逆効果だ」との懸念もある。
構想の実現には、少なくとも地方自治法を改正し、大阪府が「都」と「特別自治区」に再編されることなどを明記する必要があるが、藤村官房長官は21日の記者会見で、「法律に関わる話なので、大阪が勝手にやることではない。もう少し説明をしたり、時間をかけたり、国と相談したりすることが必要だ」と強調した。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011102400804&google_editors_picks=true
民主、対「維新」で相乗り目指す=自公は慎重−大阪ダブル選
地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪府知事の辞職表明を受けて11月27日投開票が固まった同知事選と大阪市長選のダブル選で、既成政党の対応が焦点となっている。中央政界への余波を懸念する民主党は、いずれの選挙でも自民、公明両党との相乗りを目指しているが、両党は人気がある橋下氏との全面対決は避けたいのが本音。民主党の思い通りに進むかは不透明だ。
大阪ダブル選は、野田政権下で初の大型地方選。政権中枢に、藤村修官房長官や平野博文国対委員長、樽床伸二幹事長代行ら大阪選出議員が多いこともあり、民主党としてぶざまな戦いはできない。
民主党大阪府連代表の平野氏は今月11日、ダブル選対応について自民党の谷川秀善府連会長に連携を要請、両者は相乗りを目指すことではひとまず一致した。国会で民自公3党の枠組みによる協議を進めている中だけに、民主党には、対立の要因はできるだけ生みたくないとの思惑もある。
知事選で民主党が立候補を要請していた弁護士の郷原信郎氏は24日、出馬断念を表明。これを受け、同党は府内の一部首長が擁立を目指す倉田薫池田市長の支援を模索するとみられる。同党府連幹部は、倉田氏について「民自公3党の統一候補となるなら否定しない」と語った。市長選で民主党は、前回推薦した現職の平松邦夫氏を支援する方針だ。
一方、自民党は先に丸山和也参院議員に知事選出馬を打診したが、丸山氏は留保。地元では中山泰秀前衆院議員の擁立論も出ている。市長選については、市議団が平松氏支援に前向きだが、府連内には民主党との連携に抵抗もある。
自民党内で橋下氏との対決回避に動くのは、2009年衆院選の落選組だ。維新の会に属する地方議員には、橋下氏の後継として知事選に立候補する松井一郎府議をはじめ自民党離党組が多い。次期衆院選で再起を期すためには、ここで維新の会を敵に回すのは得策でないとの思いがある。
公明党も、今後の国政選挙をにらみ、維新の会を刺激したくない考えだ。09年9月の堺市長選で自民党とともに推薦した現職が橋下氏が支援した新人に敗れ、今年4月の府議選では維新の会の躍進で「全員勝利」を阻まれた。井上義久幹事長は21日の記者会見で、ダブル選への対応を問われ「府本部の対応を見守りたい。相談があれば相談に乗りたい」と述べるにとどめた。
◇
立候補を表明した候補は次の通り(敬称略、50音順、丸数字は当選回数)。
【大阪府知事選】
梅田章二 61 弁護士 無 新
高橋正明 69 元中学教諭 無 新
中村勝 60 会社役員 諸 新
羽柴秀吉 62 会社役員 無 新
松井一郎 47 府議 諸 新
【大阪市長選】
中川暢三 55 元加西市長 無 新
橋下徹 42 府知事 諸 新
平松邦夫 62 市長 無 現(1)
渡司考一 59 元大阪市議 無 新
(2011/10/24-20:44)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00000001-maiall-pol
<大阪ダブル選>既成政党の対応が焦点に 本音「敵にしたくない」
毎日新聞 10月24日(月)8時19分配信
首長政党「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪府知事が市長選、幹事長の松井一郎・大阪府議が知事選に出馬を表明し、大阪ダブル選の焦点は既成政党の対応に移る。市長選を巡り、民主、自民の両党市議団は、再選を目指す平松邦夫市長の支援を内定。民主党は知事選でも自民、公明両党との連携を視野に、松井氏の対抗馬擁立を模索する。
「(候補者擁立に)鋭意努力している。私に一任してほしい」
21日、国会内。民主党大阪府連の国会議員団会議で、府連代表の平野博文国対委員長はこう切り出した。平野氏は知事選に向け、元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏(56)に出馬を要請。衆院大阪12区選出の樽床伸二幹事長代行も同日の記者会見で、自民、公明両党との統一候補について「一番中心的なオーソドックスな考え方」と期待を示した。
大阪ダブル選は野田政権にとって、初の大型地方選挙となる。民主党が不戦敗を避けつつも、与野党相乗りを志向するのは「民主対橋下氏」ではなく、「既成政党対橋下氏」の構図に持ち込みたいからだ。ダブル選に敗れても政権運営や次期衆院選への影響を最小限に抑える狙いがある。
次期衆院選をにらみ、存在感を示したいのは自民党も同じだ。元々、松井氏は自民党の府議。心情的な反発もあり、府連会長の谷川秀善参院議員は「松井さんなら、パスすることもない」と説明、主戦論が台頭している。
ただ、自民党本部は腰が引けている。同党の河村建夫選対局長は14日、党本部で大阪市議団と会談。知事選の対抗馬擁立に向け、党本部の協力を求めた市議団に対し、河村氏は会合後、「衆院選も考えないといけない」と述べるにとどめた。
09年の前回衆院選の大阪全19小選挙区で、自民党が獲得したのはわずか1議席。維新は今年4月の統一地方選で、府議会では過半数を獲得、市議会で第1党になった。19の小選挙区に維新府議の「空白区」はなく、橋下氏を敵に回したくないのが本音だ。
民主党から秋波を送られた公明党も当面、様子見の構え。公明党幹部は大阪府内の地方議員に対し「自主投票にするほかない」との意向を伝えた。支持母体の創価学会関係者は「橋下氏とけんかをすると、衆院選で対抗馬を立てられかねない」と懸念している。
野田政権への影響を避けたい民主党幹部は知事選について「下手なけんかはしない方がいい。勝てないなら、放っておくしかない」ともらした。知事選の告示日が11月10日に迫るなか、民自公3党の統一候補擁立の行方はなお混とんとしている。【佐藤丈一、高山祐】
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http://www.asahi.com/politics/update/1024/OSK201110240059.html
民主・自民、池田市長の倉田氏擁立検討 大阪府知事選
11月27日投開票の大阪府知事選で、民主党府連と自民党府議団が同府池田市の倉田薫市長(63)の擁立を検討していることがわかった。一方、民主から出馬を要請されていた弁護士の郷原信郎氏(56)は24日に記者会見し、出馬を断念すると表明。これを踏まえ、民主府連は残る有力候補として、倉田氏を擁立する方向で最終調整を始めた。自民府議団も倉田氏に出馬を要請する方針を固めた。
倉田氏をめぐっては、20日夜、府内の市長有志らが知事選への出馬を要請。倉田氏は府内の市町村長の3分の2の賛同署名を出馬の条件と提示。このため、市長らは賛同署名を集め始める一方、民主、自民両党の関係者に対し、候補者を倉田氏に一本化するよう折衝している。
市長らの動きを踏まえ、自民府議団幹部は、倉田氏擁立について「首長たちに担がれて出れば勝てる可能性は十分ある」と説明。民主や自民の支援に加え、首長らの支援も結集したい考えだ。ただ、府連全体で支援できるかどうかは、候補者擁立に消極的な国会議員が多く流動的という。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111025/plt1110251556004-n1.htm
“民自”統一候補に池田市長が浮上!大阪府知事選2011.10.25
大阪府の橋下徹知事(42)の辞職に伴う府知事選(11月27日投開票)で、民主党と自民党の統一候補として名前が浮上した同府池田市の倉田薫市長(63)は、27日までに進退について方針を固め、態度表明する考えを明らかにした。
倉田氏は25日午前、記者団との質疑に応じ、「府内の首長の支持署名が30人以上集まること」としていた出馬条件を引き下げ、「池田市を除く府内42市町村長のうち28人以上の賛同が得られれば後援会の了解を得た上で出馬する」と説明。
ただ、現状認識として「厳しい」と指摘、「勝てる戦いでなければ出馬しない」とも述べた。
同時に「政党が前面に出る選挙にはならない」と強調。出馬しても政党から推薦や支持を受けない意向を明らかにした。
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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20111025-854461.html
橋下氏にやっかいな敵…倉田池田市長
11月27日投開票の大阪府知事選で、民主党府連が出馬を打診した元検事で弁護士の郷原信郎氏(56)は24日、大阪市内で会見し、出馬見送りを表明した。一方で、民主党府連と自民党府議団は、大阪府池田市の倉田薫市長(63)を擁立する方向で、本格的な検討に入った。府議団幹部はこの日「出れば応援する」と明言した。大阪市長選と合わせたダブル選で、自らは市長選に出る橋下徹大阪府知事(42)は、府知事選に維新の会・松井一郎幹事長(47)を擁立。大阪のトップ2席奪取を目指すが、倉田氏出馬が決定すれば、大阪都構想実現に向け、大きな壁になることは間違いない。
今回の流れをジャーナリストの大谷昭宏氏(66)は「橋下さんからみれば『かなり、やりにくい相手が出てきた』という感じじゃないでしょうか」と見る。倉田氏は95年に池田市長に就任以来、すでに5期目。橋下氏だけでなく、市長選で争う現職の平松邦夫大阪市長(62)とも親交があり、両者に物が言える数少ない人物でもある。
倉田氏は、橋下氏の国と戦い地方分権を進めようとする姿勢には賛同しているが、独善的な手法は批判している。この状況を大谷氏は「橋下さんも、郷原さんが(松井氏の)相手なら、真っ向から戦えるが、倉田さんならそうはいかない」と指摘。選挙戦だけでなく、橋下氏が市長に当選し、倉田府知事が誕生した場合も、郷原氏と違い、大阪都構想の理念への理解はあるだけに「都構想も、慎重に、慎重に進めざるを得ない。そういう意味で『やっかいな相手』でしょう」と分析する。
大きな組織票を得る見通しが立った倉田氏はこの日夜、記者団に対して出馬条件として(1)民主、自民両党が別の候補を擁立しない(2)府内の首長の支持署名が30人以上集まる−ことに言及。「これは僕が示したハードルだ」と説明した。同氏は今日25日、後援会役員会を開き、進退の協議をする。そこでの決断が、府知事選のカギを握る。
◆倉田薫(くらた・かおる)1948年(昭23)5月19日生まれ、池田市出身。71年に関西大法学部を卒業し、同市役所に勤務。池田市議を5期務め、95年に市長に初当選。07年には大阪府市長会長を務めた
[2011年10月25日8時24分 紙面から]
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111025-OHT1T00028.htm
郷原氏と丸山氏不出馬 中山氏が自民公認候補直訴…大阪府知事選
俺に決めろ! 橋下徹大阪府知事(42)の市長選へのくら替え出馬が決まり、11月27日に大阪市長選とのダブル選挙が確定した大阪府知事選で、自民党の擁立候補の1人とされる前衆議院議員・中山泰秀氏(41)が、29日の自民党府連大会などで自らを公認候補に決定するよう直訴する方針を固めたことが24日、分かった。
中山氏は「複数の党員が、私の出馬を推してくれている。きわめて前向き」と意欲を示した。知事選には、橋下氏が代表を務める「大阪維新の会」の松井一郎幹事長(47)らが出馬するが、この日は弁護士の郷原信郎氏(56)に加え、丸山和也参院議員(65)も不出馬の考えを表明。「都構想には賛同するが彼が掲げるのは空想」と“反橋下”の態勢が整わないことに業を煮やし、自ら手を挙げた。
民主党府連から出馬を打診されていた郷原氏はこの日、府庁での記者会見で「検討してきたが極めて困難と判断した」と表明。理由について、自身が第三者委員会委員長を務めた九州電力やらせメール問題への対応を挙げ、当面は問題への対応に専念する考えを示した。一方、丸山氏はこの日、事務所を通じて「出馬は全く想定していない」とコメント。中山氏は「丸山さんを推す声は不戦敗でもいいと思っている人の時間稼ぎだったのでしょう」と指摘した。
中山氏の父は元郵政大臣の中山正暉氏(79)で、元外務大臣の中山太郎氏(87)は伯父。政界のエリートは、民主、自民、公明が相乗りで擁立を模索しているとされる大阪府池田市の倉田薫市長(63)についても「まだ任期が3年半もある。知事選出馬なら、また選挙となる池田市民は納得するのか」とけん制した。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111027-OYT1T00687.htm?from=main7
橋下維新急成長で変わる大阪政治の対決構図
大阪府知事選と大阪市長選の投開票まで、27日であと1か月に迫った。
民主、自民、公明、共産4党の対決と連携の構図は、4年前の前回選から激変した。府知事の橋下徹氏(42)が昨春結成した地域政党・大阪維新の会が、府政界の一極に急成長したためだ。前回選で全面対決した民主、自民両党は今回、「非維新」の候補をそろって支援することに。“対維新網”はどのように作られたのか。
「池田市民として(出馬を)期待してます」
府内首長の後押しで知事選への出馬を表明した池田市長の倉田薫氏(63)のもとに、表明前日の25日午後11時、同市に住む民主党府連幹部から電話があった。立候補を迷う倉田氏に出馬を強く促した。
自民党府議からも電話があった。「もう(出馬に)行こう。行こう」。繰り返し働きかけていた。
前回知事選では、民主党は独自候補を立て、橋下氏を支援した自民、公明両党と激突。市長選でも自民党は、民主推薦の平松邦夫市長(62)と対立した。
だが、今回はまず民主、自民市議団が、橋下氏の掲げる「大阪都構想」への反発から、市長選で「反維新」の共闘関係を結んだ。知事選でも統一候補を模索。互いに擁立候補を出し合い、選考する手順を取ったが、双方とも「政党色の強い候補には乗りにくい」との思いが強く、難航した。
そこで急浮上したのが倉田氏だった。府内の市町村長が擁立し、政党が支援する。民主、自民両党の合意は急速に進んだ。
「調整能力は抜群」「新しい大阪のために先頭に立ってほしい」――。
26日夜、倉田氏の出馬表明会見に同席した首長4人は、口々に倉田氏への期待を語った。「維新独走」への危機感から、府内の首長30人から倉田氏出馬の賛同を取り付けていた。
自民府議は言う。「今回は、維新の大阪支配を首長が許すかどうかの戦いだ。政党の支援はあくまで水面下にとどまる」。橋下氏の既成政党攻撃を避ける狙いもうかがえる。
(2011年10月27日14時47分 読売新聞)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111027/plt1110271554005-n1.htm
橋下ピンチ!“大阪番長”倉田氏が知事選出馬!週刊誌は橋下攻撃2011.10.27
橋下徹・大阪府知事【拡大】
大阪府知事選(11月27日投開票)に、同府池田市の倉田薫市長(63)が出馬表明した。倉田氏は、大阪市長選で激突する橋下徹知事と平松邦夫市長との「仲裁」を試みるなど府内42市町村長のリーダー的存在で、30人の首長が賛同する方向。橋下氏には月刊誌や週刊誌が「血脈」報道を炸裂させており、大阪ダブル選で橋下陣営は危機に直面している。
「署名集めに奔走してくれた首長たちの思いを無駄にはできない。政治家としてここで逃げることはできない」
倉田氏は26日夜、大阪市内で記者会見し、府内首長の出馬要請を受けて、立候補する意向を表明した。
知事選には橋下氏率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)も出馬する。民主、自民両党は知事選で倉田氏を、市長選で現職の平松氏を支援する考え。市長選にくら替え出馬する橋下氏ら維新の会側と、激しい選挙戦が展開されそうだ。
倉田氏は1948年生まれ。関西大学卒業後、池田市役所勤務を経て、75年に同市市議に。95年から同市市長を務めている(5期目)。全国市長会副会長や大阪府市長会会長を務めるなど、人望も厚い。
注目の会見で、倉田氏は、橋下氏について「やんちゃだけど、純粋さ、あのスピード感、いいじゃないですか」と評価しながらも、「市長になることは反対する」と明言。橋下氏がダブル選の争点に掲げている「大阪都」構想については、「争点にしない。国が制度改革するもの。何年もかかる」と語った。
また、橋下府政を「恐怖統治が気になる」といい、「施策ごとに、きめこまやかに各政党に理解いただく運営が必要。府民からしても、透明性が確保できると思う」と対話路線を掲げた。
一方、橋下氏は同日、「行政マンの倉田さんに抜本的な改革はできない」と批判した。
国民の関心が高まっている大阪ダブル選だが、ここにきて、衝撃的な報道が炸裂した。「新潮45」や「週刊新潮」「週刊文春」が、橋下氏の出生や血脈に関する記事を一斉に掲載したのだ。
某政党の大阪市長選に関する世論調査で、橋下氏と平松氏はほぼ横一線に並んでいるという。果たして、「大阪秋の陣」の勝者は…。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111026/stt11102617110005-n1.htm
大阪市長選出馬「橋下氏の考え方は正しい」 亀井氏
2011.10.26 17:11
国民新党の亀井静香代表は26日の記者会見で、11月27日投開票の大阪市長選に出馬する橋下徹府知事について「あの人の考え方は正しい方向だ。府民や市民の支持を得る」と高く評価した。一方、市長選と同日実施の府知事選に民主党が独自候補者を擁立しても「応援しません」と述べた。
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http://www.j-cast.com/2011/10/27111462.html?p=1
橋下府知事に突然の「逆風」 新潮、文春で「暴露」系記事が相次ぐ
2011/10/27 19:41
大阪府の橋下徹知事に逆風が吹き始めたのか。圧倒的人気を誇るといわれてきた橋下知事について「ウソを平気で言う」といった厳しい関係者証言などが並ぶ雑誌記事が相次いでいる。
府知事選と大阪市長選のダブル選の投開票日は、あと1か月後の2011年11月27日だ。選挙戦への影響はあるのだろうか。
「大阪では売れ切れ店続出」
橋下府知事の記事が相次いでいる。 橋下知事は市長選へ転じ、現職の平松邦夫市長と対決する。知事選は、橋下知事後継候補の松井一郎府議と倉田薫・池田市長との争いが軸になる構図が固まっている。
そんな中、月刊誌の「新潮45」11月号(10月18日発売)は、「『最も危険な政治家』橋下徹研究」と題して4人の筆者による4本計30ページの特集記事を載せた。
記事のテーマはそれぞれ、橋下知事の心理分析や出自、政策(大阪都構想)批判など。いずれも橋下知事に対し、厳しい視線が感じられる内容となっている。
筆者のひとりは、「日本の路地を旅する」(文芸春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したノンフィクション作家の上原善広氏。この本について文芸春秋はサイトで「路地(被差別部落)をその出身者である著者が訪ね歩く」と紹介しているが、今回も上原氏は橋下知事にかかわる場所や人を丹念に訪ね歩き、これまであまり知られていなかった側面について報告している。
別の筆者である精神科医でノンフィクション作家の野田正彰氏の記事では、「橋下青年の高校生のころを最もよく知る先生」が語った内容として、「嘘を平気で言う。バレても恥じない」「彼を評価する先生は、まずいないのではないか」といった酷評もある。
また、橋下氏が、前の府知事選に立候補表明する直前まで、「2万パーセント(立候補は)ない」とテレビカメラの前で語っていたことを取り上げ、橋下氏による激しい誇張は、豹変することや煙にまく「予兆にみえる」との分析も書かれている。
「新潮45」は大阪では売れ切れ店が続出。全国展開している大手書店の大阪市北区にある複数の支店に聞いてみると、「売り切れで今、追加発注中」「一度売り切れて、本日追加入荷しました」といった反応だった。
この「新潮45」の反響に刺激されたのか、週刊新潮(11月3日号)と週刊文春(同)も、橋下知事の生い立ちや親族などに関する記事を載せ、10月27日には首都圏の店頭に並んだ。週刊新潮は8ページも割いている。
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「メディアの姿勢に疑問」の反発も
週刊新潮の記事は、先に発売された「新潮45」を踏まえた内容で、週刊文春の記事も、橋下知事について、「変節と裏切り」が「人間性を探る上で欠かせないキーワードだ」と指摘。両誌とも期せずして橋下氏に対し厳しいスタンスの内容となっている。
選挙を直前に控えた時期のこうした記事に対し、橋下知事側ではどう捉えているのだろうか。10月27日夕の段階では、「(記事に関する対応は)議論していない」(大阪維新の会事務局)、「(知事)本人から特に対応の指示はきていない」(橋下知事の後援会事務所)とのことだった。
春の統一地方選で、橋下知事が代表を務める大阪維新の会が、大阪市議選とならんで力を注いだ市議選の舞台だった堺市の市議に記事のダブル選への影響を聞いてみた。
自民党の野村友昭市議は、「記事は読みましたが、橋下知事の人気は、(記事にあるような視点とは)別のところにある」として、「影響は少ない」とみている。逆風にはならないとの見立てだ。
維新の会の池田克史市議は、「影響はないと思う」と話した。政策を主体に訴えており、有権者に政策を判断してもらうものだからだという。ただ、選挙直前の時期にこうした政策に関係しない部分に力点を置いた記事が続くことに対しては、「メディアの姿勢に疑問を感じる」としている。
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俺の持論は大阪都よりも近畿州だ♪
倉田氏が大阪知事選へ出馬表明 民自支援、構図固まる
http://www.47news.jp/CN/201110/CN2011102601000706.html
ビラを手に大阪府知事選への出馬を表明する同府池田市の倉田薫市長=26日夜、大阪市内のホテル
11月27日投開票の大阪府知事選について、同府池田市の倉田薫市長(63)は26日、大阪市で記者会見し、府内首長の出馬要請を「断る理由はない」と述べ、立候補する意向を表明した。
知事選には橋下徹知事率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)も出馬する。倉田氏出馬で、同日選の大阪市長選も含めて主立った候補者が出そろい、構図が固まった。
民主、自民両党は知事選で倉田氏を、市長選で現職平松邦夫市長を支援する考え。市長選にくら替え出馬する橋下氏ら維新の会側と激しい選挙戦が展開されそうだ。
2011/10/26 22:02 【共同通信】
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>>1858
なんで亀井ちゃんが!?
小沢+亀井+橋下新党なんてのも面白いかも♪
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>>1861
兵庫県と合併して阪神府にした方がいいと思う。
>>1862
河村たかしも入れてあげて下さい(笑)。
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>>1863
忘れてましたw
入れときます♪
先ずは大阪府下の市町村が大同合併して全域政令指定都市を目指せば良いと思ってます。大阪市・東大阪市・北摂市・北河内市・堺市・和泉市・南河内市くらいで。たちどころに府は不要にw
関西は神戸・兵庫含め大阪府市らが競って無駄なことしてる印象がありますがどの組織が一番駄目っすかねぇ・・。
http://www.osaka-minkoku.info/osaka/osaka.htm
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111028/lcl11102813430003-n1.htm
府知事選で倉田氏擁立支援の首長、リストアップ検討 大阪維新
2011.10.28 13:42
大阪府知事選への立候補を表明する記者会見を終え、報道陣に囲まれる倉田薫・池田市長 =26日午後8時22分、大阪市中央区 (竹川禎一郎撮影)
大阪府の橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」が、府知事選(11月27日投開票)で「卒維新」を掲げ立候補を表明した同府池田市長、倉田薫氏(63)について、立候補を要請する署名に賛同した20人の首長と、立候補表明をすれば支援する姿勢を示したとされる10人の首長のリストアップを検討していることが28日、分かった。
来月1日からは、維新府議団が府の来年度予算について府内市町村から意見を聞く意見交換会を始めるが、倉田氏擁立に動いた首長に対する維新の対応に注目が集まっている。
維新は知事選に、府議で幹事長の松井一郎氏(47)を擁立。一方、倉田氏は、府内首長の3分の2(28人)以上の賛同署名を出馬の「条件」とした。
署名に賛同した首長は20人だったが、「立候補するなら応援する」などと応えた首長が10人前後いるとして倉田氏は出馬を決断。署名集めに奔走した大阪狭山市の吉田友好市長は、30人については公表しない意向だ。
一方、維新は倉田氏擁立に向けた首長の動向を注視。各地の所属府議らが地元自治体などで情報収集にあたり、署名に応じた首長らのリスト作りを検討している。
来月1日からは、府の来年度予算に向け、維新府議団と府内市町村の意見交換会が予定されている。
維新府議団の今井豊幹事長は「倉田氏擁立に誰が動いたかなどは関係ない。意見交換会はあくまでも粛々と行う」と話すが、維新内部では「選挙戦で“敵”になる以上、戦略のために把握は必須」との声も強い。
一方、倉田氏は27日夜から短文投稿サイト「ツイッター」を開始。知事選への出馬を表明した26日のドキュメントをつづった。
28日朝は記者団に対し、「若者と話をして、『これからの時代はツイッター』とアドバイスされた。これから政治姿勢を発信していきたい」と意欲をみせた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000635-san-pol
大阪ダブル選 維新の松井氏が堺市長に支援要請 倉田氏の首長連合に対抗
産経新聞 10月28日(金)23時41分配信
11月27日に投開票される大阪府知事選で、橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」の公認候補として出馬する同党幹事長の松井一郎氏(47)が28日、堺市役所を訪れ、「中立」を明言している竹山修身市長に支援を要請した。知事選では「卒維新」を掲げた池田市長の倉田薫氏(63)が首長連合の要請で出馬を決めており、維新は今後、維新支援の「檄文(げきぶん)」を求めるなど、府内首長への働きかけを強める方針だ。
松井氏はこの日、橋下知事とともに堺東駅前で街頭演説を行った後、府議らとともに竹山市長を訪問。
竹山市長は、大阪府職員を退職して出馬した2年前の堺市長選で橋下知事や松井氏の応援を受けて当選したが、現在は都構想による堺市再編には反対の立場で、ダブル選挙では「中立」を明言している。
これらの経緯をふまえ、松井氏は「いろいろお立場もあると思いますが、よろしくお願いします」と支援を要請。竹山市長は「頑張ってください」と応じたが、言葉を交わしたのはわずか1分程度。松井氏は支援組織が主催する講演会に出席するため、いすに座る間もなく訪問を終えた。
一方、堺市内で開かれた「経済人・維新の会」主催の講演会では、橋下知事が最近の週刊誌などでの批判報道について触れ、「いろいろありますけどね、ほぼ事実です」と苦笑する一方で、「法に反すること、政治家として金にまつわるいやらしいことはないことを約束します」と胸を張ってみせた。
一方、大阪市の平松邦夫市長は、推薦を決めた連合大阪の総決起集会に出席。橋下知事が掲げる政策を「ギャンブル」にたとえ、「ガラガラポンと言うが、1等の金の玉が入っているかわからへん。はずれで市民が路頭に迷うことを絶対に阻止しなければいけない」と強調した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000003-maiall-pol
<大阪ダブル選>池田市長立候補に維新ピリピリ 「刺客を立てる」
毎日新聞 10月28日(金)16時42分配信
◇戦略見直し必至
大阪府知事選への出馬を表明した同府池田市の倉田薫市長(63)が、大阪維新の会代表を務める橋下徹知事(42)の「改革の継承」を掲げたことに維新がピリピリしている。対立候補を抵抗勢力に見立て、改革を訴える戦略の見直しを迫られるからだ。27日は早速、倉田氏の動向を見据えながらマニフェストの発表時期を探る案が浮上。府内30市町村長の賛同が集まったとされることについて、幹部からは「証拠を見せろ」「刺客を立てる」との声も飛び出した。【堀文彦、林由紀子】
倉田氏は26日の出馬会見で「卒維新」を掲げ、維新の大阪都構想を争点にしないと表明。27日、記者団に「維新の混乱が長く続くことは新しいスタートが遅れる」と批判する一方「橋下改革は大賛成。私が代わって橋下改革を引き継ぐ」と強調した。
これに対し、維新が知事選に擁立する幹事長の松井一郎府議(47)は「反対勢力の民主、自民に応援されてどうやって橋下改革を引き継げるのか。ごまかしには反論していく」と批判。橋下氏も記者団に「(倉田氏の)実績を見たら大改革につながらない」と述べた。維新内では「一番言われたくない話。『相乗り』批判を想定していたのに」(中堅議員)との声が広がる。
倉田氏は府内43市町村長のうち28人の賛同署名を出馬条件としていた。これを受けて維新は24日、所属議員に選挙区内の首長への「あいさつ回り」を指示。首長に署名しないよう働き掛けた。
ところが、倉田氏は署名簿はないが30人の賛同を得たと説明。維新幹部は「署名が集まらないと出馬しないと言っていたのだから、証拠を見せるべきだ」と憤慨する。別の幹部も「賛同した首長のところには刺客を立てるだろう」とけん制した。
維新は27日、知事選マニフェストの検討会合を大阪市内で開催。一部幹部は今月中に完成予定のマニフェストの発表時期を慎重に見極めるべきだとの考えを示した。
知事選には共産推薦の弁護士、梅田章二氏(61)、建設会社社長の羽柴秀吉氏(62)も出馬表明している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111028-00000109-jij-pol
大阪、橋下知事を支援=みんな代表
時事通信 10月28日(金)16時53分配信
みんなの党の渡辺喜美代表は28日の記者会見で、11月27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選について「われわれは橋下徹知事の大阪都構想を応援している」と述べ、市長選に出馬表明した橋下氏や、同氏が代表を務める地域政党「大阪維新の会」を支援する考えを明らかにした。渡辺氏は「大阪維新の会(候補者)に当選してほしい。勝手連的に応援させていただく」と述べた。
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http://www.asahi.com/national/update/1028/OSK201110280175.html
2011年10月28日22時42分
和歌山・紀の川副市長を逮捕 産廃処理巡り収賄容疑
産業廃棄物処理をめぐり、便宜を図った見返りに業者から30万円相当の海外旅行の接待を受けたとして、和歌山県警は28日、同県紀の川市の副市長堂本正秀容疑者(63)=和歌山市和歌浦東1丁目=を収賄容疑で逮捕し、発表した。また、贈賄容疑で和歌山市のリサイクル会社社長吉川勝也容疑者(34)=同市大垣内=を逮捕した。県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。
県警捜査2課によると、堂本副市長は2009年3月〜翌年3月、数回にわたって吉川容疑者から計約30万円相当の韓国などの海外旅行の接待を受けた疑いがある。
堂本副市長は1970年に県職員になり、観光課長や社会福祉局長、那賀振興局長などを歴任。2006年から副市長を務めている。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111029-OYT1T00042.htm
大阪知事選、丸山和也氏が出馬へ…自民分裂も
自民党参院議員で弁護士の丸山和也氏(65)が28日、11月27日投開票の大阪府知事選に出馬する意向を党関係者に伝えた。
自民党府議団は民主党府連とともに同府池田市長の倉田薫氏(63)を支援する方針を決めており、丸山氏が出馬すれば自民は分裂選挙となる可能性もある。
丸山氏は自民党府連の谷川秀善会長から出馬を打診され、28日、谷川氏に出馬を伝えた。読売新聞の取材には「大阪を日本の第二の中心にするため、出馬したい」と述べ、橋下徹知事が掲げる大阪都構想には「賛成でも反対でもない。ゼロベースで見直す」と語った。
(2011年10月29日03時03分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111029-OYT1T00191.htm
橋下知事の維新、檄文要請…異例の首長争奪戦
大阪府の橋下徹知事率いる大阪維新の会は28日、府知事選(11月27日投開票)に擁立する府議の松井一郎氏(47)への支援を示す「檄(げき)文」を府内の首長に要請することを決めた。
30首長の後押しでくら替え出馬を決めた同府池田市長の倉田薫氏(63)に対抗する狙いがあり、異例の「首長争奪戦」に、市町村長からは「まるで踏み絵だ」と困惑の声が上がっている。
「大阪を良くしていくので、よろしくお願いします」
この日夕、松井氏は堺市役所を訪れ、竹山修身市長にやんわり支援を求めた。
しかし、堺市の分割・再編につながる維新の「大阪都構想」に否定的な竹山市長は、「頑張ってください」と短く声をかけただけ。会談は立ったまま、1分足らずで終わった。
維新側が首長の態度に神経をとがらせるのは、倉田氏が池田市を除く府内42市町村長の3分の2超の30人の賛同を得て出馬を決めたからだ。倉田氏側は賛同した首長を明らかにしていないが、維新の反発は強く、「倉田氏側についた市町村に対しては、府の予算をカットすべきだ」と“報復”を口にする議員もいる。
(2011年10月29日09時18分 読売新聞)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20111028000020
広域連合、出先機関委員長 橋下氏→嘉田知事に印刷用画面を開く
今冬の電力不足問題について協議された関西広域連合の委員会=27日午後、大阪市北区+ 関西広域連合は27日、大阪市長選に立候補するため辞職する橋下徹大阪府知事が務めてきた国出先機関対策委員長の後任に、嘉田由紀子滋賀県知事を選んだ。嘉田知事は「出先機関改革で一番見せたい成果は河川管理」と話し、淀川水系の河川管理などの権限移譲に取り組む考えを示した。
井戸敏三兵庫県知事が連合長、山田啓二京都府知事は全国知事会長を務めていることなどから、井戸連合長の指名で嘉田知事の就任が決まった。
国出先機関改革について、嘉田知事は「橋下さんは劇薬だったかもしれないけど私は漢方薬。理屈を積み上げて、霞ケ関の皆さんを説得していく」と述べ、対決型ではなく協調型で挑む考えを示した。国からの権限移譲と同時に、府県から市町村への権限移譲の必要性も強調した。
橋下知事は「嘉田委員長には、違うぶつかり方で進めていただけると思う」とエールを送った。
広域連合は、国土交通省近畿地方整備局と経済産業省近畿経済産業局、環境省近畿地方環境事務所の3機関の移管を求めている。
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>>1662
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111029ddlk25010526000c.html
選挙:大津市長選 元参院議員、山下氏が出馬へ 現職と保守分裂も /滋賀
任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)に、元参院議員の山下英利氏(58)が無所属で立候補の意向を固めたことが28日、分かった。現職の目片信氏(69)は11月29日の定例市議会初日で正式に出馬表明する見込みで、保守分裂の選挙になることも予想される。
複数の関係者によると、山下氏は28日、市議会の保守系会派「湖誠会」(12人)と「大志会」(4人)の幹部に「市長選に出馬する。支援をお願いします」と語った。目片氏も24日、両会派に支援を要請。大志会は山下氏支持の方針で、湖誠会は来月2日の総会で対応を協議する。
山下氏は毎日新聞の取材に「世代交代による大津市の活性化を訴える。国とのパイプ役を果たし、県とも協調する」と語った。
山下氏は00年、衆院選へくら替え出馬した奥村展三氏の辞職に伴う参院補欠選挙で自民公認で初当選し、翌年再選。07年に落選した。現在、県農業共済組合連合会長。
市長選には民主、共産が独自候補の擁立を進めている。【加藤明子】
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27日の記事
http://mainichi.jp/kansai/hashimoto/news/20111027ddf001010003000c.html
11.27大阪ダブル選:ドキュメント 倉田氏、一転出馬 存在しない署名簿
「私が代わって橋下改革を引き継ぎます」。大阪府知事選(11月27日投開票)に出馬表明した倉田薫・池田市長(63)は27日午前、市役所で記者団に決意を語った。府内43市町村のうち28人以上の賛同署名を出馬の条件としていた倉田氏。「昨日の昼まではこうなるとは思っていなかった」。市民5人との懇談会ではこう説明した。
「倉田さんを支援してほしい」。25日、府南部の首長に吉田友好・大阪狭山市長(59)から電話が入った。首長は「今回は中立でいきます」と署名には応じなかった。別の首長も断ったという。
知事選には、橋下徹知事(42)が率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)が出馬表明している。「倉田さんを中途半端に推して維新が勝ったら、次の選挙で候補を立てられて落とされる」。署名を断った市長の側近は説明する。維新議員から、署名しないよう要請された市長もいた。
ある市長は「首長を巻き込んで踏み絵を踏ませるようなことをしたらだめだ。自分が命をかけて立候補すると言ってからだ」と批判した。一方、署名はしないが出馬すれば支援するという「△」の首長もいた。その一人は「この状況で出たら、『反維新』のらく印を押されてしまう。応援するが、署名を求められたら本当に困る」と漏らした。
26日、吉田氏は「朝出る時はだめだろうと思っていた」と言う。集計で署名に応じる首長が20人、「△」が10人と判明したのは同日午後2時ごろ。「応援すると言っているのに、△の人を見捨てるのは申し訳ない」。吉田氏は倉田氏に何度も電話して首長らの思いを伝えた。そのころ、市長室にいた倉田氏の元には、「出馬見送りへ」と報じる26日付朝刊を読んだ人からも次々と電話がかかった。「維新独占の大阪になる」「冷静に判断して大胆な決断をしろ」……。
夕方、倉田氏は自民、民主両党の関係者に出馬の意向を伝えた。署名活動を始める前から「3党合意が大切と思っている」と語っていた。吉田氏によると、20人の名簿はあるが、実際の署名はこれからもらうという。「その行動がいるかどうか。むしろここに至ってはない方がいい」。倉田氏がこだわったはずの署名簿は存在しなかった。
毎日新聞 2011年10月27日 大阪夕刊
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>>1870
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111029k0000e010072000c.html
大阪府知事選:丸山和也氏、出馬の意向 自民は分裂も
自民党の丸山和也・参院議員 11月10日告示、27日投開票の大阪府知事選で、自民党参院議員で弁護士の丸山和也氏(65)が同党府連の谷川秀善会長に「出馬したい」と伝えたことが分かった。これを受け、谷川氏は毎日新聞の取材に、丸山氏の支援を検討する意向を示した。同党府議団は26日に出馬表明した同府池田市の倉田薫市長(63)の支援を決めており、府連と府議団で分裂する可能性が出てきた。
丸山氏は今月11日、谷川氏から出馬を打診されたが、態度を保留していた。谷川氏によると、丸山氏は28日夜、電話で「(返答が)遅れたが、決心した。大阪の知事選に出たい」と述べた。谷川氏は「府連内で相談する」と答えたという。谷川氏は毎日新聞の取材に「個人的には出てくれと頼んだいきさつもある」と述べ、支援を検討する考えを示した。
毎日新聞 2011年10月29日 14時43分(最終更新 10月29日 14時47分)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111029/plt1110291441001-n1.htm
“行列”丸山弁護士、大阪知事選に出馬!自民混乱で橋下に追い風?2011.10.29
丸山氏の“後出し”は吉と出るかそれとも…【拡大】
11月27日投開票の大阪府知事選で、弁護士で自民党参院議員の丸山和也氏(65)が立候補する意向を固めたことが29日、明らかになった。同党府連の打診に答えたものだが、すでに同党府議団は池田市長の倉田薫氏(63)の支援を決めたばかり。このままでは自民は分裂選挙に突入する可能性もあり、“究極の後出しじゃんけん”に波紋が広がりそうだ。
丸山氏はすでに党関係者に無所属で出馬する意向を伝えており、政党の支援などを求めていくとみられる。大阪市長選(11月27日投開票)へのクラ替えを決めた橋下徹知事(42)が掲げる大阪都構想についても見直す方針という。
知事選をめぐっては、橋下知事が率いる地域政党「大阪維新の会」が、松井一郎府議(47)を擁立したことを受けて、自民府連が今月中旬に丸山氏に出馬を打診。丸山氏は「想定していない」などと一時は否定的だった。その間に府内首長らの後押しを受けた倉田氏が出馬を表明。自民府議団は民主府連とともに支援する方針を固めていた。
突然の丸山氏の出馬意向で、自民党府連内では「府議団は倉田氏の支援を決めたが、府連がまとめたのではない」と波紋が広がっている。
丸山氏は兵庫県新宮町(現たつの市)出身で、日本テレビ系のバラエティー番組「行列のできる法律相談所」で橋下知事と共演したことがある。2007年の参院選で、自民党公認の比例選で初当選した。
知事選ではこのほか、共産党推薦で弁護士の梅田章二氏(61)、建設会社社長の羽柴秀吉氏(62)らが立候補を明らかにしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111029-00000500-yom-pol
「行列」選挙?構図流動化も…丸山氏出馬意向
読売新聞 10月29日(土)22時29分配信
11月27日投開票の大阪府知事選への出馬の意向を、自民党参院議員で弁護士の丸山和也氏(65)が示したことで、知事選の構図が流動化する可能性が出てきた。
出馬すれば自民党内の分裂も生じかねず、同府池田市長の倉田薫氏(63)を支援する自民府議団を中心に「今頃、なぜ……」と戸惑いの声が漏れる。国会議員や大阪市議団からは条件次第で丸山氏出馬の容認論も出ており、29日午後の自民党府連大会は紛糾も予想される。一方、自民党とともに倉田氏への支援体制を固めつつあった民主党は反発している。
自民府議団の幹部は「既に倉田氏支援を決めた。やる気があるなら、もっと早く手を挙げてほしかった」と批判。府議団はこの日、府連大会前の役員選考委員会で、倉田氏支援を決定したことを正式に報告した。
同大会で党府連会長に就任する竹本直一・衆院議員は、丸山氏が知事就任前の橋下徹・大阪府知事とともにバラエティー番組「行列のできる法律相談所」に出演していたことを念頭に、「知名度があり、出ないのはさみしい、という思いもあった。今になっての『出る』には驚いたが、国会議員や府議、市議の意見を聞きたい」と、橋下氏が代表を務める大阪維新の会への対抗馬として丸山氏の支援に含みを残した。府連所属の国会議員は31日以降に、東京で対応を協議する。
自民市議団幹部は複雑な表情。松井一郎府議(47)を擁立する維新の「大阪都構想」に、倉田氏が一定の理解を示していることを挙げ、「倉田氏の支持は、都構想への賛同発言をやめてもらうことが条件。府議団の意見は尊重するが、倉田氏と政策が一致しないなら、丸山氏支援の可能性もある」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20111029-00000035-nnn-pol
丸山氏が出馬意向も、自民は池田市長支援に
日本テレビ系(NNN) 10月29日(土)19時33分配信
自民党参議院議員で弁護士・丸山和也氏が、来月に行われる大阪府知事選挙に出馬する意向を自民党関係者に伝えていたことがわかった。一方、自民党大阪府連は29日の大会で、大阪・池田市の倉田薫市長を推すことを決めた。
丸山氏は、「今の大阪の状況を見ていられない」と大阪選出の自民党大阪府連会長・谷川秀善参議院議員に無所属で立候補する意向を伝えたという。大阪・橋下府知事が大阪市長選挙にくら替えすることに伴って行われる大阪府知事選には、橋下氏の後継候補である大阪維新の会・松井一郎氏の他、民主党が大阪・池田市の倉田薫市長を支援する方針を既に決めている。
自民党大阪府連は29日の大会で、倉田氏を推すことを決めたが、丸山氏に当初、出馬を持ちかけた谷川氏ら一部の国会議員は倉田氏支援に慎重な姿勢を示している。
谷川氏「倉田氏では勝てない。絶対に負ける」
府議団・花谷充愉幹事長「政党、組織としての手続きは(倉田氏支援で)クリアしている」
府知事選にはこの他、共産党推薦・梅田章二氏、会社社長・羽柴秀吉氏、政治団体代表・中村勝氏、元中学校教員・高橋正明氏が正式に出馬を表明している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111029-00000034-kyt-l25
大津市長選、保守が割れる可能性も
京都新聞 10月29日(土)22時39分配信
任期満了に伴う大津市長選(来年1月22日投開票)は、3選を目指す現職の目片信氏(69)に続き、元参院議員の山下英利氏(58)が立候補の意向を固めた。両氏は共に市議会の保守系会派に支援を求めており、状況次第では保守勢力同士がぶつかる可能性が出てきた。
目片氏は今月24日、山下氏は28日にそれぞれ、保守系で市議会最大会派の湖誠会(12人)と大志会(4人)の幹部に支援を求めた。両会派はこれまで目片氏を支えてきた。
目片氏は6月の定例記者会見で、競輪事業の廃止や湖西道路の無料化などの実績を強調。「市民から続投を望む声があり、期待に応えることが役割だ」と意欲を見せていた。
山下氏はこれまでの京都新聞社の取材に、滋賀県と市の良好な関係構築や世代交代、行財政刷新などを訴えていた。一方、「保守が割れるのは本意ではない」とも話していた。
大志会には山下氏を支持する議員もおり、「今後、協議して正式に決めたい」としている。湖誠会は「11月2日に総会を開いて、まずは全員の意見を聞く」としている。
両氏はともに自民党の元国会議員。自民県連関係者は選挙対応について「現時点では未定」としている。
大津市長選を巡っては、民主党が県連第1区総支部を中心に候補者選定を進めている。共産党も労働組合や市民団体と候補者の人選を急いでいる。
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http://gendai.net/articles/view/syakai/133445
大阪府知事選仰天情報 東国原前宮崎県知事 浮上のア然
【政治・経済】 2011年10月29日 掲載
橋下維新の会の“隠し玉”
11月27日投開票の大阪府知事・大阪市長選。橋下徹知事(42)は市長選に出馬し、平松邦夫市長(62)と事実上の一騎打ち。知事選には自ら率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎府議(47)を擁立することを決めたが、ここにきてある仰天情報が駆け巡っている。
「松井氏の知事選出馬を取りやめ、東国原英夫・前宮崎県知事(54)を出すというのです。松井は県議3期目、父親は元府議会議長という“サラブレッド”ですが、傲慢でとにかく評判が悪い。カネのウワサも飛び交っている。一方、相手となる倉田薫氏(63)は池田市長5期目で、全国市長会の副会長を務めるなど行政経験豊富。民主と自民がすでに支援を決めたほか、府内43自治体のうち30の首長が支持や支援を約束している。課題だった知名度も、26日の出馬表明後にグングン上昇。維新の会の一部議員が『松井では勝てない。東国原氏を擁立しよう』と動いているのです」(地元紙記者)
4月の都知事選に落選し、パチンコ店での営業に精を出していた東国原だが、先月から大阪の民放テレビ番組に出演。「橋下知事の大阪都構想に賛成」「県と市の二重行政で多くのムダや弊害が出ている」と、橋下ベッタリの発言を繰り返している。
「東国原氏は衆院選も視野に入れていましたが、頼みの自民党から色よい返事をもらえなかった。今は、宮崎県の5倍以上の予算を扱える大阪府に魅力を感じていて、橋下知事にすり寄っているようです。橋下も当初は知事選に知名度の高い人を担ぐ予定だったが、頼りにしていたTVキャスターの辛坊治郎氏や元経産官僚の古賀茂明氏らに断られてしまった。仕方なく“身内”の松井氏を擁立したのですが、予想以上の逆風で勝つのは厳しいとみられている。知事選は来月10日が告示ですが、東国原氏への差し替えも当然考えているでしょう」(永田町関係者)
橋下・東国原コンビは自分たちが受け入れられると思っているのかもしれないが、府民がどう答えるか。注目を集める大阪ダブル選だが、何とも低次元な話になってきた。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111031dde041010012000c.html
選挙:大阪府知事選 丸山氏の擁立、自民見送りへ
大阪府知事選(11月10日告示、27日投開票)に出馬の意向を示している自民党参院議員で弁護士の丸山和也氏(65)について、同党府連の谷川秀善前会長は31日、毎日新聞の取材に対し「党が分裂してもらっては困る。府連としては丸山氏を推せないだろう」と述べ、擁立を見送る意向を示した。党府議団は池田市の倉田薫市長(63)の支援を決めており、分裂選挙は回避される可能性が高まった。
知事選にはほかに「大阪維新の会」幹事長の松井一郎氏(47)、共産党推薦の弁護士、梅田章二氏(61)、建設会社社長の羽柴秀吉氏(62)らが立候補を表明している。【堀文彦】
毎日新聞 2011年10月31日 東京夕刊
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004586019.shtml
短期決戦、組織力で制す 上郡町長選 工藤氏
初当選し、支持者と握手を交わす工藤崇さん=30日夜、兵庫県上郡町山野里(撮影・中西大二)
30日投開票の上郡町長選は、共産推薦の新人工藤崇さん(62)が初当選を決めた。兵庫県内41市町の中で、共産党員の首長は2人になる。前町長の突然の辞意表明から1カ月半。短期決戦で民主や自民が組織的対応を打ち出せない中、共産は西播磨の市町議らを投入するなど党を挙げて臨み、乱戦を制した。
妻の介護を理由に、山本暁前町長(72)が辞意を表明したのは、9月中旬。共産は直後から、7期24年町議を務め、副議長の経験もある工藤さんの擁立を検討した。共産唯一の同町議会の議席を失うことへの危機感もあったが、地元小、中学校で教員として14年間教壇に立った工藤さんの知名度は高く、同日実施の町議補選に公認の新人候補を立て、町長、町議の両方を狙うことを決めた。
兵庫県ではかつて、福崎、旧南光、旧黒田庄、旧出石の各町に共産党員町長がいたが、現在は福崎町だけ。共産は、工藤さんの擁立を決めると、町内約5千世帯を対象にアンケート調査を実施したり、相生市や赤穂市、佐用町など西播各地から11人の議員を投入したりし、組織選を展開。個人演説会には、旧南光町長を7期務めた山田兼三さん(63)が、毎回のように駆け付けた。
西播磨は保守色が強い地盤だが、工藤さんは「前町長のよい部分は継承する」と柔軟な姿勢を示し、共産支持層以外の票も集めた。
一方、4人の候補者の中には、民主党石井一参院予算委員長の元秘書、藤本祐規さん(41)もいたが、選挙は後援会が中心。自民や公明なども静観し、唯一、党の組織力を発揮した工藤さんの陣営が選挙戦をリードした。
共産党の太田清幸西播地区委員長(56)は「政権交代後、民主への失望感が広がっている。党派を超えて支持を集めたことが大きい」と話した。(田中宏樹)
(2011/10/31 07:55)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111031-OYT1T01403.htm
大阪市長選、橋下・平松氏横一線…読売世論調査
11月27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選について、読売新聞社は28〜30日、府内の有権者を対象に世論調査を実施し、立候補予定者に対する支持動向などを探った。
市長選では、府知事を31日付で辞職し、くら替え出馬する地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹氏と、現職の平松邦夫氏が横一線の状況で、知事選でも同会幹事長で府議の松井一郎氏と同府池田市長の倉田薫氏を軸に混戦模様になっている。
調査は、28日時点で立候補を表明していた人から選択する形で行った。態度を明らかにしていない有権者は市長選で2割、知事選で4割に上り、今後の展開は予断を許さない状態だ。
調査は大阪府を対象に無作為に作成した番号を電話でかける方法で実施。有権者在住が判明した2335世帯のうち1455人(市長選について聞いたのは、大阪市在住の430人)から回答を得た。回答率62%。
(2011年10月31日23時45分 読売新聞)
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http://www.j-cast.com/2011/10/31111728.html
「私の心はグラグラしている」 杉良太郎に「大阪市長選出馬」説
2011/10/31 19:09
俳優と歌手の杉良太郎さん(67)が新聞の連載コラムにつづった思わせぶりな一言が憶測を呼んでいる。
「大阪市長選出馬を示唆した」のでは、というのだ。所属事務所は完全否定しているが、過去の選挙では自民党候補の応援演説に駆けるなど、政治とのつながりは比較的深いこともあり、ありえないことではないと受け止める向きもある。
「大阪を『めちゃくちゃ』にしようとしている人が現れた」
波紋が広がっているのは、2011年10月29日の東京新聞夕刊に掲載された杉さんの連載コラム「紙つぶて」。この日は「私の市長選」と題して、
「私は二度、市長選に出馬しようと考えたことがある」
と、過去にホノルル市長と大阪市長に立候補しようとしたことを明かしている。コラムによると、1988年、「ホノルル市名誉市長」の肩書きを持っていた杉さんに対して、ホノルルの税関職員が名誉市長のIDカードを指に挟んで捨てたことに激怒。
「あの職員の態度は日本人に対しての差別とも感じたし、私以外にもこんな扱いをしていると思われる」
として出馬を表明したという。市長が出馬を見送るように懇願したが受け入れず、米国務省から詫び状が届いて、やっと矛を収めた。
2度目は大阪市長選。西尾正也市長(1987年〜1995年在任)に対して杉さんが「この次は私が出る」と伝えたところ、西尾氏は杉さんのパーティーで「市長選に出るのだけはやめてほしい」とあいさつしたという。出馬の動機は不明だが、「西尾さんは格別良い人だった」と振り返っている。憶測を呼んでいるのが、その直後のフレーズ。
「今、大阪を『めちゃくちゃ』にしようとしている人が現れた。私の心はグラグラしている」
というもので、「大阪を『めちゃくちゃ』にしようとしている人」は、大阪都構想を押し進める橋下徹府知事を指すとみられ、「私の心はグラグラしている=出馬に向けて心が揺れている」と受け止められているようなのだ。
「出馬はまったくない」と所属事務所
杉さんの所属事務所は、
「出馬はまったくない」
と、この憶測を完全否定しているが、杉さんと政治の距離は意外に近い。
2008年の衆院選では網走まで出向いて自民党の武部勤元幹事長を応援。11年4月の夕張市長選でも、現地入りして自民党前衆院議員の飯島夕雁候補=落選=を応援している。
また、これまでに出馬が取りざたされた回数は、一度や二度ではない。例えば95年夏の参院選では、自民党が兵庫選挙区からの擁立を模索したが、当時のスポーツ新聞によると、杉さんは
「26歳から10回ほど出馬要請を受けたが、ないです」
と否定。
「政治家の手の回らないところを民間外交とかでやっていきたい」
と、民間外交の重要性を強調している。
杉さんと言えば、2011年10月にベトナムのハノイで開催された「日越友好音楽祭」の開催を呼びかけたことでも有名だ。「日ベトナム特別大使」の肩書きも持っている。
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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4865950.html
自民・丸山氏、擁立断念に反発
11月27日に行われる大阪府知事選挙で、自民党大阪府連は31日、丸山和也参院議員の擁立を断念する方針を固めました。これに対し丸山氏は「自分に何の連絡も無いまま話が勝手に進んでいる」などと反発しています。
丸山氏を巡っては、10月、大阪選出の自民党の国会議員が出馬を打診しましたが、自民党の大阪府議団は池田市の倉田市長の支援を決めるなど、党内で亀裂が生じていました。
丸山氏は、出馬に当たっては「大阪府連などが一致して応援してくれることが出馬の条件だった」と明かし、政党の支援なしでの出馬は難しいという考えを示しました。
丸山氏は1日に記者会見して出馬についての結論を述べるとしていますが、出馬は困難な情勢です。
大阪府知事選には大阪維新の会幹事長の松井一郎氏、共産党推薦の梅田章二氏らが出馬を表明しています。(31日22:34)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111101-OYT1T00583.htm
不出馬の丸山弁護士、自民府連に不満ぶちまけ
10日告示、27日投開票の大阪府知事選に立候補の意向を示していた自民党参院議員で弁護士の丸山和也氏(65)が1日、東京都内で記者会見し、支援態勢が整わないことを理由に出馬を断念すると明らかにした。
丸山氏は会見で、自民党府議団が池田市長の倉田薫氏(63)の支援を決めた後に出馬意向を固めた理由について、「(府連所属の)国会議員や大阪市議の間では倉田氏支援で意見がまとまらず、混乱していると聞いた。関係者がもう一度考えてくれるなら、一肌脱いでもいいと思った」と説明。党府連会長だった谷川秀善参院議員に「理解と協力が得られるならば検討したい」と伝えたことを明かした。
しかし、その後、谷川氏が「府連としては丸山氏を支援できない」との考えを周囲に示したことを挙げ、「現場の都合でかき回されたという思いがある。バカバカしい感じになった」と不満をぶちまけた。
丸山氏は10月11日、谷川氏から出馬を打診されたが回答を保留。同28日に谷川氏に出馬意向を伝えたが、支援を巡り、府連内で異論が噴き出していた。
(2011年11月1日12時07分 読売新聞)
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>>1883
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/478
前衆院議員飯島夕雁氏(46)の陣営には、(中略)21日には、武部勤・自民党元幹事長と親交がある俳優の杉良太郎さんも夕張入りし、飯島氏とともに、市内の福祉施設などを回る予定だ。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/5469
12選を目指した自民前職、保岡興治氏(70)は各地で民主のマニフェスト批判に熱弁をふるった。(中略)最終日の29日、親交がある俳優、杉良太郎さんと街頭演説。「どうか助けてください」。保岡氏が必死に叫んだが、携帯電話で撮影した杉さんの写真に見入るだけの女性も。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1769
中選挙区時代から8回連続当選の町村信孝・前官房長官(自民)と、(中略)町村陣営のフォーラムには女性400人が参加。ゲストの俳優・杉良太郎さんに続いて登壇した町村氏は「幼稚園が預かり保育をする場合に国が補助金を出す仕組みをつくったのは町村文部大臣なんですよ。偉いでしょう?」。
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http://www.j-cast.com/2011/11/01111924.html?ly=cm&p=1
読売「横一線」朝日「橋下断然優位」 大阪市長選「世論調査」バラバラのなぜ
2011/11/ 1
橋下徹氏が大阪府知事を退任し、大阪ダブル(府知事、大阪市長)選が事実上、火ぶたを切った。
ひところは「支持率8割超え」を誇った橋下氏をめぐっては近頃、複数の月刊・週刊誌で、出自などに関していわゆるネガティブ記事が掲載された。橋下氏へ吹いている「風」は、依然順風なのか、それとも逆風なのか。
橋下氏の支持率は減速気味
新大阪市長の座をめぐる争いが本格化する。 橋下氏は大阪市長選へ転じ、現職の平松邦夫市長らと対決する。ダブル選の投開票は11月27日。告示は、府知事選が10日、市長選は13日に迫っている。
「決戦」まであと1か月を切っているが、最新の世論調査結果を複数見る限り、橋下氏への「風向き」はよく分からない。
というのも、2011年11月1日付朝刊で、読売新聞と朝日新聞が、ダブル選に関する府内有権者への電話世論調査の結果をそれぞれ載せたのだが、大阪市内の有権者を対象とした市長選調査については結果が「バラバラ」なのだ。
読売新聞では、橋下氏と平松氏について「横一線」と報じている。一方、朝日新聞では、府民に聞いた結果は「橋下氏50%、平松氏26%」で、大阪市民に限っても「同様の傾向」としている。とすれば、ほぼダブルスコアで橋下氏が優勢ということになる。
「横一線」か「ダブルスコア」か。受ける印象はかなり違う。
ただ、朝日調査でも、橋下氏の支持率は減速気味だ。2010年1月末実施の調査では79%あった支持率も、11年8月調査で65%、今回(10月29、30日実施)は54%(知事としての支持率)と下がっている。
8月の朝日調査でも、橋下氏が知事の任期途中で辞めて市長選へ転じることについては、「賛成29%、反対56%」と批判的な声が強かった。
もっとも、今回の朝日調査では、平松氏の支持率も前回の32%から今回27%へ下がっている。
雑誌報道は「影響なし」か
市長選の構図は、地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下氏と、民主と自民の市議団が推薦する平松氏の対決が軸となっている。無党派層の動きはどうか。
読売調査によると、無党派層は「全体の6割」を占める。市長選では橋下氏と平松氏が無党派層の「各3割以上」を分け合っている。
両調査について、少し詳しく見比べても、やはり「風向き」はよく分からない。
元参院議員、元衆院議員(新進党など)で、府内在住の政治評論家、中村鋭一氏(81)にきいてみた。中村氏は、元朝日放送(大阪市)アナウンサーで、「日本初のパーソナリティ」としても知られる。
中村氏によると、あくまで感触としては、朝日調査のように「ダブルスコアで橋下氏先行」ほどには差は開いていない。さりとて読売調査の「横一線」にも違和感があり、「現状では橋下氏の方が話題性もあり、ややリードしているのでは」と分析する。
「新潮45」や週刊文春などの「ネガティブ記事」の影響については、今後も「ない」との見立てだ。
「大阪の人間は、ああいう雑誌記事には振り回されません」
いずれにせよ、市長選の「風向き」はともかく、「風速」の方は、少なくとも「突風」ではないようだ。
「橋下氏が掲げる大阪都構想へは賛成だが、橋下氏の進め方は性急すぎる」といった声がある一方、「都構想は反対だが、橋下氏の姿勢は支持したい」という意見の人もおり、「ねじれ」現象もみられる。中村氏は「迷っている人が多いのではないか」という。
市長選ではほかに、前共産市議の渡司考一氏が立候補を表明している。
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=220435
白浜町全課長が降格願 人事異動などめぐり町長と対立
和歌山県の白浜町ごみ焼却場(同町保呂)の使用延長に伴う地域振興事業に対する水本雄三町長、熊崎訓自副町長の対応と、同事業の担当課幹部の部署替えを含んだ人事異動(1日付)をめぐり、町の全課長職16人が、説明を求める抗議文と副課長への降格願を水本町長に提出していた。同様に町職員労組も説明を求める要請書を提出、町議会も町長らに冷静な対応を申し入れており、全職員と議会が町政のトップ2人に説明を迫る異例の事態となっている。
ごみ焼却場については昨年9月末、保呂区が使用期間の15年延長に同意して調印。その後、生活環境課が窓口になって地域振興事業について協議していた。
今年8月1日、「振興事業については計画書を作成し速やかに実施する」などの覚書に町と区が調印。その後、町の補助基準を策定する念書を交わす約束になっていたが、町長と副町長が突然、区との協議の場に出席しない意向を担当課に連絡。その際、町長らから十分な説明がなかったという。
担当課や他の課長で構成するごみ焼却施設検討委員会は「これでは解決のための取り組みができない」とし、10月24日以降、町長、副町長との間で混乱が生じている。
水本町長は26日、担当課長ら課長級6人を含む12人規模の人事異動を口頭で内示。幹部に対する事前の相談は一切なく、課長らは当日、「危機管理体制の充実と強化」とだけ説明を受けたという。31日の正式な内示では「指揮命令および情報系統の一本化を図るため人心を一新する」ことも異動方針に挙げられた。
これに対し、26日に全課長が連名で「この時期に人事異動が必要なほど職員は職務上の失敗で行政を停滞させたのか」「一連の課題で町長からの的確な指示が全くない中、職員は職責を全うするために取り組んだ。職員まかせにした町長の責任はどうするのか」など4項目について28日までに回答を求める抗議文を町長に提出。31日には降格願も出した。1日現在、回答はないという。
小幡一彰総務課長は「人事は町長の専権事項だが、今回の人事は町行政を発展させるための異動とは考えられない。納得のいく説明をしていただいたうえであれば何も問題はないが、回答がない場合は、不当な人事異動と思わざるをえない」と話している。
これについて水本町長は本紙に「人事異動は粛々と執行する。回答は拒んではいないが、個々の人の案件に関わるので、辞令を交付してから個別にお話ししたい」と説明、今後の町政運営については「人間関係を築き、町政を進めていく方針は変わっていない」と話している。
こうした混乱について、ある男性幹部は「少なくとも住民に迷惑をかけることのないよう、仕事はきちっとしていく」、女性職員は「職員間で認識に温度差があれば多少なりとも動揺が広がるのでは」と話した。
町職員辞令交付式に出席せず 課長会で異動「拒否」
白浜町が10月31日に内示した人事異動の辞令交付式が1日午前8時半、町委員会室であった。職員は一人も出席しなかった。
町総務課は「10月31日の課長会で内示の資料の受け取りを拒否したため、職員は異動内容やいつ発令されるか分からない状態であったので、誰も出席しなかった」と説明している。
町は1日朝、庁内放送で辞令交付式の予定を全職員に連絡した。
また、「委員会室で開催される辞令式に出席しなかった場合は、ストライキに参加したものと理解される。よって懲戒処分の対象となるので留意されたい」と書いた文章を、交付式の前に該当職員に配布した。
秘書室では、辞令を引き取りにくるよう該当職員一人一人に電話をしたが、午前中、受け取りに来た職員は一人もいなかった。
【委員会室で開かれた辞令交付式。職員は一人も出席しなかった(1日、和歌山県白浜町役場で)】
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=198401
副町長の人事案否決 白浜町議会
白浜町議会は12日、臨時会を開き、副町長に元町職員の岩峪正定氏(65)=同町内ノ川=を選任する人事案を反対多数で否決した。水本雄三町長は本紙に対し「岩峪氏も含め、もう一度考え直し、議員の皆さんの理解が得られるよう取り組みたい」とし、早ければ次の町議会で再度、提案する意向を示した。
水本町長が3月の就任以降、副町長の人事案を提案したのは初めて。
採決は無記名投票で行われた。町議(定数16)のうち議長を除いた15人が投票し、賛成5、反対9、無効1となった。
岩峪氏は町税務課長、企画観光課長などを務め、2005年3月末に退職した。現在は保呂区の副区長。
投票結果について水本町長は「岩峪氏は行政経験が豊富で調整能力に優れた人物。わたしの中では6月末に決めていたが、本人との折衝やごみ焼却場の使用期限問題があり、議員の皆さんに名前を挙げて正式にお話ししたのはここ数日内のことだった」とし、理解を得るために十分な時間がなかったと話した。
ある町議は「町は今後、焼却場の使用に伴う地域振興面での調整を保呂区と進めなければいけない。その意味で、納得しがたい考えの議員が多くを占めたのではないか」と分析している。
白浜町は、財政難の中で大型事業がめじろ押し。課題も山積している。このため、水本町長は12月定例会を待たずに臨時議会で同案件を提案した。しかし、否決されたことで、一段と厳しい調整作業を迫られることになりそうだ。
(2010年10月12日更新)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111103/wky11110302490000-n1.htm
町長「処分する」と声明 白浜町混乱 課長会側は猛反発 和歌山
2011.11.3 02:49
突然の人事異動に反発して16人の全課長が降格願を提出し、辞令交付も拒否するなどの混乱に陥っている白浜町で2日、水本雄三町長が「(課長らの行為は)地方公務員法違反の争議行為で処分を行う」「町民の皆様の支援を」との声明を出した。町民に向けた支援要請といえ、これに課長会側は猛反発。職員組合も緊急集会を開くなど、同町役場は収拾のつかない状態となってきた。
声明は「辞令交付式に出席せず、従前の職場に出勤している行為は地方公務員法違反の争議行為」「町長の人事権行使に不服従の意思を示しているのは役場機能をマヒさせ、全体の奉仕者としてふさわしくない」などと課長会側を批判。
そのうえで、「今回の労働争議は厳粛に対応し、関係職員に法律上可能な処分を行う」と断言し、「町行政の正常化に全力で対処する。なにとぞ町民の皆様のご支援、ご協力をお願いしたい」としている。
この声明に対し課長会側は「町民を巻き込んでとことんやるつもりか」などと反発。「冷静な対応も必要」として、この日夕方の課長会で水本町長に対話を申し入れることを決めたが、町長への不信感は増すばかり。職員組合も課長会を支持し、緊急集会で全組合員に事情説明するなど、「町長」と「課長会」の対立は役場全体、さらに町民まで巻き込んだ騒動に発展する様相になっている。
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>>1873>>1878
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111103/shg11110302490003-n1.htm
大津市長選 保守系2氏支援要請 湖誠会総会結論出ず
2011.11.3 04:16
来年1月15日に告示、22日に投開票される大津市長選で、市議会の最大会派で保守系の「湖誠会」(12人)の総会が2日開かれ、同市長選に立候補の意思を固めている現職で3選を目指す目片信氏(70)と、元自民党参議院議員の山下英利氏(58)の自民系2氏から選挙支援を求められている問題を協議。しかし、結論は出なかった。
同会派幹部によると、「目片氏を支援したい」といった意見が多く出されたという。次回総会期日は未定。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111102-00000011-maiall-pol
<大阪ダブル選>倉田氏、政党に急接近 自民反発で方針転換
毎日新聞 11月2日(水)18時35分配信
11月10日告示、27日投開票の大阪府知事選に出馬する同府池田市の倉田薫市長(63)が、政党との距離を急速に縮めている。倉田氏は先月26日の出馬会見で政党色を出さない方針を示していたが、自民党国会議員らの反発を受けて、積極的に支援を要請する方向に転換した。2日は国会内で府選出国会議員へのあいさつ回りをするほか民主党の輿石東幹事長とも会談する予定だ。
倉田氏は1日午後、一人で府庁2階の自民、公明、民主の3党の控室を回った。「頑張れ。我々も最高の候補を得たという思いで頑張る」。自民の控室ではほぼ全議員が集まり、拍手で送り出した。まだ支援を決めていない公明では、「臨戦態勢に入ります」とあいさつした。
倉田氏には、自民、民主両党が水面下で接触し、出馬を促してきた。しかし、倉田氏は府内の首長の3分の2の賛同署名を出馬の条件とし、政党色を出さないことにこだわった。橋下徹前知事(42)が率いる「大阪維新の会」幹事長、松井一郎府議(47)の陣営から「既成政党=抵抗勢力」と攻撃されるのを避ける狙いがあり、出馬会見では「政党の推薦を受ける考えはない。政策協定は結ばない」と述べた。しかし、自民党国会議員らが反発し、同党参院議員で弁護士の丸山和也氏(65)を擁立する動きも表面化した。丸山氏は不出馬を表明したが、倉田氏は政党関係者との接触を加速させる。
先月30日、倉田氏は大阪市内のホテルで、民主党の平野博文府連代表や中村哲之助府議団幹事長らとひそかに会った。「議員団の支援なら受けます」。倉田氏が言うと、平野氏は「それで行こう」。府連ではなく、府議団が推薦することになった。
31日には、倉田氏の後援会と自民、民主両府議団の幹部らが約3時間にわたり選挙態勢を協議した。ただ、「選対はあくまで後援会で、政党が前面に出ないようにしたい」というのが倉田氏の意向。街頭演説で両党の宣伝カーを使うが、政党名は隠す方針。かつて主張していた府本庁舎と咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC)の併用案は、自民党の意向を受けて公約に盛り込まない方向で調整している。
こうしたやり方は、政党側にとっても都合がよかった。記者団に選挙に敗れた場合の影響を問われた平野氏は、「政党としては推薦していないから、そういう理屈はない。選挙戦を戦う中で次期衆院選によい影響が出るようにしないといけない」と述べた。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111102-OYT1T00127.htm
大阪ダブル選、民・自とも身動きの取れぬ状況に
民主、自民両党の執行部が大阪府知事選と大阪市長選のダブル選(11月27日投開票)で身動きの取れない状況に追い込まれている。
市長選にくら替えする橋下徹前知事の人気を前に、橋下氏率いる「大阪維新の会」との距離感をつかみかねているためだ。
自民党の丸山和也参院議員は1日午前、国会内で記者会見し、府知事選への出馬を断念する考えを表明した。丸山氏は、党府連会長だった谷川秀善参院議員から出馬を打診されたにもかかわらず、府連を挙げた支援が得られない現状に「バカバカしくなった」と不満をぶちまけた。
迷走の原因は、自民党本部側が国政への影響を心配し、積極的に候補者調整に乗り出さなかったことにある。「橋下氏を敵に回せば、次期衆院選に影響するかもしれない」(幹部)というわけだ。府議団と市議団は倉田薫・池田市長の支援を決めたが、自民党幹部は「あとは応援したい人が応援すればいい」と語り、選挙戦が始まっても関与しない考えを示す。
民主党も党本部側は、野田政権発足後初となる大型地方選挙にもかかわらず、及び腰だ。党府連側は、橋下氏や大阪維新の会の人気を警戒し、党派色を極力薄めようと自民党との相乗りにこだわった。その結果、知事選は倉田氏を、市長選は現職の平松邦夫氏をそれぞれ支援することを決め、党本部側もこれを追認する形となった。党内の一部に、維新の会など地方政党との将来的な連携に期待する向きがあることも影響したようだ。
(2011年11月2日07時59分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/1104/OSK201111040178.html
2011年11月4日22時12分
共産推薦の渡司氏が立候補断念 大阪市長選
27日投開票の大阪市長選で、共産党推薦で立候補を表明していた前大阪市議の渡司考一氏(59)が4日、出馬を断念することを決めた。支援団体「大阪市をよくする会」の幹部は「橋下徹氏の『独裁』を阻止するための名誉ある撤退」と説明。市長選は現職の平松邦夫市長(62)と、前大阪府知事の橋下徹氏(42)との一騎打ちになりそうだ。
共産関係者は、渡司氏の不出馬について「民主主義を守るため、橋下氏の勝利を阻止する。苦渋の判断だ」と語った。渡司氏の支援団体は、平松氏と政策協定などは結ばないものの、支持者には平松氏への投票を呼びかける方針という。
渡司氏は5日夕に会見を開き、出馬を見送った理由などを説明する。これまでは、橋下氏が公約に盛り込んだ教育・職員基本条例案について「大阪中を『橋下色』にする独裁そのもの」などとして対決姿勢を示していた。
一方、共産関係者によると、市長選と同日選となる大阪府知事選に、共産推薦で出馬表明している弁護士の梅田章二氏(61)については、予定通り立候補する方針という。
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ここにお邪魔するのも本当に久しぶりです。前のハンドルは忘れてしまいましたが。
大阪市長選での共産断念にちょっと驚きました。前例はないんじゃないですか?
ただ、知名度の高い2人に対して統一地方選で落選した元市議、それも市郊外の
旭区選出だった渡司では正直埋没していたでしょうし、「橋下阻止」ならばこの選択も
やむを得ないという判断でしょうか。
赤旗のサイトを見ると、10/29の党大阪府委員会の声明や10/31の大阪革新懇のアピールがあるので、
自民党分裂の可能性を見定めていたのかと思います。
「橋下・「維新の会」によるファッショ的な独裁政治に「ノー」の審判を下すため、府民の広大な共同を」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-30/2011103004_01_1.html
「橋下独裁許すな」 大阪革新懇がアピール
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-11-01/2011110104_02_1.html
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201111050006.html
共産推薦の渡司氏が撤退 「橋下氏の独裁阻止」 市長選2011年11月5日
13日告示、27日投開票の大阪市長選で、共産党推薦で立候補を表明していた前大阪市議の渡司(わたし)考一氏(59)が4日、出馬を見送ることを決めた。支援団体「大阪市をよくする会」の幹部は「橋下徹氏の『独裁』を阻むための名誉ある決断」と説明。市長選は現職の平松邦夫市長(62)と、前大阪府知事の橋下徹氏(42)との一騎打ちになりそうだ。
渡司氏は4日夜、朝日新聞に対し「私の出馬で『反独裁』の票が割れ、橋下氏の当選を許すことを避けたかった」と不出馬の理由を語った。大阪市をよくする会は、支持者に対し橋下氏に投票しないよう呼びかける方針という。
共産は、戦後初となる1947年の大阪市長選に公認候補を擁立するなど、推薦や公認候補を立てることにこだわってきた。今回、特定候補の当選阻止を掲げ、告示直前になって出馬撤回に踏み切ることは「前代未聞」(共産関係者)と言える。支持者にも波紋を広げそうだ。
共産関係者は、不出馬の理由について「情勢は厳しい」と指摘したうえで「民主主義を守るため、橋下氏の勝利を阻止することを優先した。苦渋の判断だ」と説明。別の同党関係者も「橋下氏を倒すため、党のメンツを捨ててもやむを得ない」と語った。
一方、共産関係者によると、市長選と同日選となる大阪府知事選に、共産推薦で出馬表明している弁護士の梅田章二氏(61)は予定通り立候補する方針。
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>>1895
お久しぶりです。どなたでしょう!?コテはあかかもめさんに近いけど雰囲気違いますよね,大阪というとおまてんさんかな??
共産党は反橋下で固まるとなるとあとは公明の動向でしょうかねぇ。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111105/lcl11110514130000-n1.htm
「うちが魂をほうり込んだら変わる」 公明組織票の行方は?
2011.11.5 14:12 (1/2ページ)
27日の大阪府知事・大阪市長選のダブル選で、橋下徹前知事率いる「大阪維新の会」vs民主、自民の構図が固まりつつあるなか、強固な組織票を持ち、府議会と大阪市議会の双方で第2会派を占める公明の動向に注目が集まる。民主、自民とともに反維新を鮮明にするのか、中立を保って維新との対話路線を模索するのか−。5日の幹部会合でも結論にはいたらず、正式な態度表明は10日告示の府知事選直前になる見通しだ。
「うちが魂をほうり込んだら変わる」。ある公明市議は、市長選に立候補する橋下徹氏(42)=維新=と、現職の平松邦夫氏(62)=民主・自民市議団推薦=を巡る情勢を分析する。市長選では4日、共産推薦の渡司考一氏(59)が立候補をとりやめ、共産内部から「平松氏を自主的に支援」との声があがるなど「橋下包囲網」ができつつある。
支持母体の創価学会を中心に、ダブル選の勝敗を左右しかねない力を持つ公明票。内部からは選挙後を見据え、「完全中立はあり得ない。どこに恩を売るかが重要だ」との声が上がる。
前回(平成21年)の衆院選、大阪の4小選挙区で全敗した公明にとって「次期衆院選での党勢回復こそ最大の目標」(府本部関係者)。それだけに維新との全面対決には慎重姿勢だが、一方、5月府議会で、維新が提案した議員定数削減の条例改正に府議団がバリケードを作って徹底抗戦したように、現場レベルには“主戦論”が根強い。市議団は「府本部の公式見解と食い違わないような『配慮』は必要」としつつも、平松氏の支援を模索する。
府議団の2日の会議でも、知事選に立候補する松井一郎府議(47)=維新=を「府から追放すべき」との強硬意見が飛び出し、府議団関係者も「府本部の公式見解は守るが、地元の対応でニュアンスが違うのはあり得る」と話す。府内の一部首長と民主、自民府議団が推す倉田薫池田市長(63)のマニフェストを見て、支援の程度を検討する方針だ。
知事選には他に共産推薦で弁護士の梅田章二氏(61)らが立候補する予定になっている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000221-yom-pol
倉田氏支持の21首長、名前の公表に同意
読売新聞 11月5日(土)12時30分配信
大阪府池田市長の倉田薫氏(63)の府知事選(27日投開票)出馬に賛同したとされる府内30首長のうち、21人が名前の公表に同意したことがわかった。
倉田氏側は近く、21人の名前を発表し、確認団体が発行するビラなどに掲載する方針。一方、橋下徹・前知事率いる「大阪維新の会」幹事長の松井一郎氏(47)側は、切り崩しのため「推薦」「中立」を誓う署名集めに乗り出した。
倉田氏側によると、公表に同意したのは大阪、寝屋川、箕面、八尾、豊中、枚方、富田林、大東、羽曳野、門真、高石、藤井寺、泉南、交野、大阪狭山、島本、豊能、能勢、忠岡、熊取、千早赤阪の計21市町村長。
倉田氏は、池田市を除く府内42市町村長の3分の2(28人)を上回る30人の賛同が得られたとして出馬を決意したが、首長の名前は明らかにしていなかった。
最終更新:11月5日(土)12時30分
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大阪全市町村で連合…倉田氏、知事選公約に
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111105-OYO1T00215.htm
27日投開票の大阪府知事選に立候補する池田市長の倉田薫氏(63)は、府内の全43市町村が参加して府政の課題解消を目指す「府下版広域連合」の設立構想を公約に盛り込む方針を固めた。橋下徹・前知事率いる大阪維新の会の「大阪都構想」への対抗策で、5日に正式発表する。
府下版広域連合は、都が広域行政、市区町村が身近な住民サービスを担う都構想に対し、全市町村が協議しながら諸課題に取り組む「水平連携」を掲げる。都構想は、法改正が必要で4年間では実現が難しいとして争点にしないという。
キャッチフレーズも、維新の「ワン大阪」に対し、「オール大阪」をうたい、市町村との協調姿勢をアピール。府と大阪市間で1000人単位の人事交流を行うことも明記する。
また、橋下前知事が本庁舎の全面移転を断念した咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区、旧WTC)は、第2庁舎以外の活用方法を探っていく方針だ。
(2011年11月5日 読売新聞)
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大阪市長選 「維新対反維新」鮮明…共産撤退で
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111105-OYO1T00523.htm
大阪市長選(27日投開票)で共産党推薦の渡司考一・前市議(59)が立候補を取りやめ、鮮明になった「維新対反維新」の争い。再選出馬を表明する平松邦夫市長(62)は5日、「独裁を許さない思いは一致する」と渡司氏の出馬見送りを歓迎した。一方、平松氏との一騎打ちの公算が大きくなった大阪維新の会代表の橋下徹・前大阪府知事(42)は、包囲網形成への危機感からか、「既存体制を守る側との戦いだ」と批判を強めた。
平松氏はこの日、西淀川区で行われた津波防災訓練を公務で視察。反維新勢力の結集を目指した渡司氏の撤退について、報道陣に対し、「あらゆる人の応援をもらわなければ勝てる見込みはないと思っていた」と共産の支援に期待。「大阪市を守り、住民自治を守る戦いだ」と語った。
橋下氏は、同府枚方市内での街頭演説で、「天下の公党にこれだけ嫌われて光栄だ」と切り出し、「自民、民主、共産までが手を組むむちゃな政治を変えるのは皆さんだ。既存の体制を守る側との大勝負を勝ち抜いていこう」と声を張り上げた。
(2011年11月5日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111105-00000535-san-l27
肺がん告白…羽柴氏が立候補断念 緊急手術へ
産経新聞 11月5日(土)16時23分配信
27日の大阪府知事選に出馬の意向を示していた建設会社社長、羽柴秀吉氏(62)は5日、出馬を断念すると事務所を通じて発表した。肺にがん腫瘍が見つかったことを明かし、14日から入院し、17日に緊急手術を受けるという。
羽柴氏は「治療を延期し選挙戦を戦い抜く所存でしたが、家族らからの選挙出馬が大事なのか、命が大事なのかとの猛烈な反対や、現在の私自身の体調などから判断し、やむなく出馬を断念致します」とコメントした。
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111010002
市長選立候補を断念 中川氏正式表明
2011年11月01日
大阪市長選に立候補を表明していた前兵庫県加西市長の中川暢三氏(55)が31日、大阪市役所で会見し、立候補を断念したことを正式に表明した。
中川氏は断念の理由について、市長選に出馬を表明している現職の平松邦夫市長(62)と、知事を31日に退任した橋下徹氏(42)の対立や大阪都構想の是非ばかりが焦点となっていると指摘。「ダブル選で組むべき知事候補がいない私は埋没し、政策的に十分なアピールができず、不利だ」と説明した。「出馬断念によっていずれかの陣営を優位にしようとの意図はない」とも述べた。
市長選にはこのほか、前共産市議の渡司考一氏(59)が出馬を表明している。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111106/lcl11110601110000-n1.htm
支援の首長21人を公表 知事選出馬の倉田氏、
2011.11.6 01:10
27日の大阪府知事選に立候補する同府池田市長の倉田薫氏(63)の陣営は5日、倉田氏を支援する意向である府内首長21人を公表した。陣営では、これらの首長からの推薦を前面に打ち打ち出して選挙戦に臨む構えだ。
倉田氏は、首長20人が出馬要請の署名に応じる姿勢を見せたことや、ほか10人の首長が応援する見通しになったとして、立候補を決意したが、「今回の21人とは別」としている。
この日、「支援首長」として公表された21人は、大阪▽豊中▽枚方▽八尾▽富田林▽寝屋川▽大東▽箕面▽羽曳野▽門真▽高石▽藤井寺▽泉南▽交野▽大阪狭山▽島本▽豊能▽能勢▽忠岡▽千早赤阪▽熊取−の各市町村長。
一方、倉田氏は同日、府と市町村が一緒に大都市制度のあり方を協議する「(仮称)オールおおさか会議」の設置などを盛り込んだマニフェストの骨子10項目を発表。「上から目線ではなく、住民に身近なところで頑張る市町村の施策を下支えする府政にチェンジする」と述べた。
骨子では、大阪の活性化や都市基盤の整備、福祉・子育て施策の充実、行財政改革の推進、文化振興と観光の発展なども掲げ、府内の首長有志とともに倉田氏を支援する民主、自民府議団の意見を反映した内容となっている。
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古い記事だけど
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/feature/osaka1317312844601_02/news/20110930-OYT8T00089.htm
東大阪 市政の課題 <上>あえぐ中小企業
受注減 震災・円高が拍車
鋼材を製造する中小企業の工場。厳しい経営が続いている(東大阪市内で) ※右上の看板に書かれている社名を消してください。
10月2日の投開票に向け、4候補者による激戦が繰り広げられている東大阪市長選。同市は全国屈指の「中小企業のまち」と言われながら、不況にあえぎ、立地する企業数が減り続けている。市税収入の落ち込みなどで、市財政も厳しさを増す一方だ。市政の課題を、2回にわたって追う。(浦野親典)
「かつては作れば売れたが、今は買ってくれる人がいなくなってしまった」
東大阪市内で鋼材加工会社を経営する70歳代の男性が、ため息をついた。国内に十数社あった主な得意先が約10年前から製造拠点を徐々にアジアに移転。2008年秋のリーマンショックが追い打ちをかけ、大口の受注がほとんど途絶えたという。
1935年に創業し、従業員60人を抱えるが、海外に移転するだけの資金はない。小口の注文を多数受けようと企業を回ったり、作業工程の効率化を模索したりする毎日だ。
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東大阪市は、大企業が多く、経済活動が活発だった大阪市に隣接しながら比較的地価が安かったため、高度経済成長期から中小企業が増加。市内の中小企業などでつくる東大阪宇宙開発協同組合が人工衛星の打ち上げに成功するなど、高い技術力を築いた。
しかし、近年は経済のグローバル化に伴い、大口の取引先が海外移転し、部品などの注文が急激に減少。東大阪市内では中小企業の倒産が続いた。経済産業省の工業統計調査によると、市内の製造業の事業所数はピークの1983年に1万33件だったが、2008年には4割減の6016件になった。出荷額は、90年の約2兆円から08年の約1兆2000億円に激減し、従業者数も9万人から5万人に落ち込んだ。
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最近では、大阪市内に電車で約20分で通勤できることから、工場跡地にマンションやアパートが建つケースが相次ぐ。東大阪市は、跡地に別の工場が進出しやすいようにと、固定資産税などの一定割合を補助する条件を10月から一部緩和する予定だが、市の担当者は「どれほどの反応があるかわからない」と気をもむ。
市が今年度に設けた複数の中小企業による製品開発の補助金制度では、申し込みはまだ1件にとどまっている。東大阪商議所の幹部は「市内の中小企業は東日本大震災と円高の影響で苦しんでいる。新たな投資は当面難しいだろう」と指摘している。
4候補の中小企業活性化策(届け出順)
西野 茂さん 68 無新
商社を設立し、市内の製品をトップセールスする。
美馬幸則さん 61 無新
政府に対して景気対策を要求する。
野田義和さん 54 無現《1》
住宅と工場が共生するまちづくりを推進する。
長尾淳三さん 59 無元《2》
中小企業の振興条例の制定を目指す。
(2011年9月29日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/feature/osaka1317312844601_02/news/20110930-OYT8T00096.htm
東大阪 市政の課題
<下>財政問題
決め手欠き 先行き不透明
東大阪市役所。厳しい財政運営を強いられている
2003年に225億円をかけて新築された22階建ての東大阪市役所。9階フロアにある財政課で、担当者が「市財政の先行きは不透明」と、10年度決算見込みの書類に目を落とした。
06年度をピークにいったん減少に転じた市の借金である市債の残高(臨時財政対策債など含む)は、09年度以降増え、10年度では総額1645億円。背景には、市にとって収入の中心である市税の落ち込みがある。市税収入は07年度、800億円だったが、10年度は750億円。中小企業の経営悪化で、こうした会社で働く市民からの納税額が減ったことが響いたという。
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市税収入が減る一方で、支出面では、生活保護費などの扶助費が増加している。10年度は前年度に比べ99億円増の637億円。生活保護の受給世帯は08年秋のリーマンショック以降増え続けているという。市債を返済するための公債費も173億円に上った。
特別会計でも不安を抱える。国民健康保険事業会計には毎年、一般会計から50億〜60億円が補填(ほてん)されているが、それでも累計の赤字額が41億円ある。加入者は主に自営業者で、収納率は01年度には86%だったが、10年度では80%と低下した。
市は、財政状況を改善しようと、05〜09年度の5年間、集中改革プランを実施し、人件費の抑制などに取り組んだ。10年度からは、5年間の新プランを進めている最中だが、財政の硬直性を示す経常収支比率は96%と依然として高い。市幹部は「無駄な支出はすでに見直しており、支出の削減には限界がある。このまま経済状態が改善しなければ借金を増やすしかない」と話す。
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市は05年に中核市になり、保健所の設置など一部の権限が府から移行した。当時、市は「夢と活力ある市の創造に全力を尽くす」としていた。しかし、51万3821人だった人口は、10年の国勢調査(速報値)では50万9632人に減った。
市の将来を見通せない中、中小企業をどのように支援し、市財政を改善するのか。10月2日投開票の市長選で選ばれた新市長は、難しいかじ取りを託されることになる。(この連載は浦野親典が担当しました)
4候補の行財政改革案(届け出順)
西野 茂さん 68 無新
市長給与を30%削減し、事業仕分けを行う。
美馬幸則さん 61 無新
観光産業を育成し、市税の収入を増やしていく。
野田義和さん 54 無現《1》
事務事業を見直し、収納対策を強化する。
長尾淳三さん 59 無元《2》
行財政の総点検を進め、無駄をなくす。
(2011年9月30日 読売新聞)
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>>1238
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111107-00000065-san-l29
現職と新人一騎打ち 1週間の選挙戦スタート 奈良・桜井市長選
産経新聞 11月7日(月)7時55分配信
任期満了に伴う桜井市長選が6日、告示された。届け出順に、再選を目指す現職の谷奥昭弘氏(68)と、新人で元県会議長で市観光協会長の松井正剛氏(58)の2人が、いずれも無所属で立候補した。現職と新人による一騎打ちとなり、1週間の選挙戦がスタートした。
谷奥氏は、家電量販店の駐車場で出陣式を行い、県市長会長の森下豊・橿原市長や、水本実・東吉野村長らが応援に駆けつけた。
谷奥氏は市の財政健全化推進など1期目の成果を強調し、卑弥呼の神殿を再現する今後の観光事業施策を主張。第一声の後は主要道路沿いのスーパー近くなどで街頭演説を行った。
松井氏は、出陣式で岩田国夫県議(天理市)や北村博・桜井地区医師会長らの応援を受け、県議を6期務めた経験を強調した。
松井氏は、小学校単位に社会福祉協議会事務局をつくって医療や福祉を充実させる取り組みや、観光拠点の「道の駅」の創設なども掲げた。この後、選挙カーで市内を回った。投票は13日午前7時〜午後8時、市内32カ所で行われ、同9時から市民体育館で即日開票される。5日現在の有権者数は4万9349人。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111107-00000150-mailo-l29
選挙:桜井市長選 告示 現新の一騎打ち 自主財源政策が争点 /奈良
毎日新聞 11月7日(月)12時47分配信
任期満了に伴う桜井市長選が6日、告示された。現職で再選を目指す谷奥昭弘氏(68)と、新人の歯科医で元県議会議長の松井正剛氏(58)のいずれも無所属2人が立候補した。前回(07年11月)は無投票だったため、03年以来の選挙になった。今回の市長選は第5次同市総合計画の基本となる企業誘致、文化遺産を活用した観光産業、地場産業の振興など、自主財源政策が争点となる。
谷奥氏の出陣式は午前9時から、阿部の「ヤマダ電機」駐車場で行い、県市長会長の森下豊・橿原市長らが集まった。松井氏の出陣式は午前9時半から、川合の選挙事務所であり、北村博・桜井市医師会長らが参加した。
投票は13日午前7時〜午後8時、市内32カ所で。開票は同9時から市民体育館で行われる。5日現在の有権者数は4万9349人(男2万3174人、女26175人)。【稲田敏雄、高島博之】
◆立候補者第一声(届け出順)
◇企業誘致を進める−−谷奥昭弘候補(68)=無現
市の財政は皆さんの協力で2年連続黒字にすることができた。女王・卑弥呼(ひみこ)を観光のシンボルにして、観光を新しい産業として打ち立てたい。できるだけ早く纒向(まきむく)遺跡の宮殿などを現地で再現したい。桜井駅前にホテルを誘致し、宿泊客には市内の店で夕食を取ってもらい、お金を使っていただくようにする。中和幹線沿いに企業誘致を進め、新しい商業地区を作り、雇用も生み出すようにする。また、既存産業の木材と三輪そうめんも全国に売り込んでいきたい。
◇医療モデル都市に−−松井正剛候補(58)=無新
「信なくば立たず」という言葉を大切にしている。職場、社会、市政など、すべて信頼関係がなければ成り立たない。市民と行政が一体になって桜井に活力と元気を取り戻したい。市民の健康、生命を守るため地域医療と、福祉行政を連携した「陽(ひ)だまり政策」を実行。国、県、県立医大とのパイプを大切に、医療モデル都市にする。そのためには、自主財源の健全化が必要。自らが身を削って財政を節減、地場産業や、観光産業の振興を図るなど、日本一住みたい都市にする。
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谷奥昭弘(たにおく・あきひろ) 68 無現(1)
桜井宇陀広域連合長▽市防犯協議会長[歴]衆院議員秘書▽市議長▽市テニス協会長▽県立短大
松井正剛(まつい・まさたけ) 58 無新
歯科医▽市観光協会長▽市ソフトボール協会長▽桜井ライオンズク会長[歴]県議長▽大阪歯科大
11月7日朝刊
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http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001111070003
桜井市長選 現新対決
2011年11月07日
■厳しい財政、改革争点
桜井市長選が6日告示され、現職で再選を目指す谷奥昭弘氏(68)と、元県議で新顔の松井正剛氏(58)のいずれも無所属の2人が立候補を届け出た。厳しい財政状況の中で、まちづくりにどう取り組むかが争点となる。投開票は13日。
谷奥氏は同市阿部の家電量販店駐車場で出陣式。周辺市町村の首長らが多く駆けつける中、森下豊・橿原市長が「市民と一緒に改革を成し遂げようとしている谷奥氏を、桜井の未来のためにも支えてほしい」とあいさつ。谷奥氏は約15分間かけて政策を語り、最後に参加者全員でこぶしを突き上げ、気勢を上げた。
松井氏は同市川合の選挙事務所前で出陣式を開き、県議や市議らが多数駆けつけた。岩田国夫県議(天理市)は「市長は県との関係が大事。このままでは桜井市が駄目になる、と立候補を決意した松井氏を支援してほしい」と訴えた。松井氏はあいさつの後、選挙カーで市内遊説へと向かった。
期日前投票は、7〜12日に市役所2階の大会議室で午前8時半〜午後8時に受け付ける。5日現在の有権者数は4万9349人。
◇ ◇
■候補者の第一声(上から届け出順)
◆谷奥 昭弘(たにおく あきひろ)氏(68)
「観光や伝統産業再生にも力」
市長就任以来、財政改革を大きな柱としてきたが、市民のご理解と協力のおかげで2年連続で黒字化できた。今後も全力で財政改革に取り組みたい。
桜井は、かつて材木、そうめん、皮革の三つの産業で栄えていたが、現在は厳しい状況が続く。そこで、日本でもナンバーワンの知名度がある女王卑弥呼をシンボルに観光産業の育成に力を入れ、駅前へのホテル誘致にも取り組む。既存産業も再度全国へアピールし、再生可能なものはしていく。これらは皆さんの後押しがあってこそできる。力強いご支援を頂きたい。
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◆松井 正剛(まつい まさたけ)氏(58)
「県議経験生かし医療も充実」
県議として24年間、県のため、桜井市のために努力してきた。疲弊している桜井市を元気にして、市民が誇れる街にするため、先頭に立って頑張ろうと思い、立候補を決意した。
桜井市の活力をよみがえらせるためには、地域資源を生かした観光振興が第一。医療人の一人として、医療・福祉の充実を掲げた「陽(ひ)だまり政策」を実行する。財源を確保するため、市長給与は削減する。
県議時代に培った国や県、医療関係とのパイプを生かし、市民と一緒になって日本一の桜井市を目指したい。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111108-00000237-mailo-l25
選挙:大津市長選 女性弁護士・越直美氏、出馬へ 民主・連合へ推薦要請 /滋賀
毎日新聞 11月8日(火)15時21分配信
任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)に大津市出身で東京在住の弁護士、越直美氏(36)が立候補の意向を示していることが7日、政党関係者への取材で分かった。民主党と連合滋賀は越氏からの推薦要請を受け、近く支援を決定する見通し。
越氏は膳所高卒。北大大学院法学研究科修了。02年に弁護士登録し、東京と米国ニューヨーク州で企業買収などに携わった。
複数の政党関係者によると、越氏は7日までに、大津市議会の民主系会派「市民ネット21」(6人)の市議らに「弁護士の経験と女性の視点を生かし、行財政改革や子どもに優しい環境づくりに取り組みたい」と語り、支援を求めたという。連合滋賀の幹部も「やる気は十分感じた。支援に向けて前向きに検討している」と語った。
同市長選には現職の目片信氏(70)と元参院議員の山下英利氏(58)が既に立候補の意向を示しており、共産党も独自候補の擁立を進めている。【加藤明子、安部拓輝】
11月8日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111108-00000000-kyt-l25
大津市長選 越氏が立候補意向
京都新聞 11月8日(火)8時49分配信
任期満了に伴う大津市長選(来年1月22日投開票)で、弁護士の越直美氏(36)が無所属で立候補する意向を固めたことが7日分かった。
越氏は京都新聞社の取材に対し、「女性と子どもにやさしい環境を確保し、国際的に活躍できる子どもを育てたい」と述べた。
民主党滋賀県連と連合滋賀に支援を要請した。連合滋賀幹部は「推薦を前向きに検討する」としている。
越氏は大津市出身。膳所高卒。北海道大大学院修了。2002年に第一東京弁護士会に登録。09年にハーバード大ロースクールを卒業。東京都の法律事務所に勤務し、ニューヨークでも弁護士として活動した。東京都港区在住。
同市長選では、現職の目片信氏(70)と元参院議員の山下英利氏(58)が立候補の意向を固めている。共産党も労働組合や市民団体と候補者擁立を目指している。
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/09/20111109ddm002010086000c.html
選挙:大阪ダブル選 維新の会VS既成政党 国政進出で揺さぶり/自主投票と弱腰支援
大阪府知事・大阪市長のダブル選は10日、知事選の告示で選挙戦に入る。「大阪維新の会」の橋下徹代表は次期衆院選での国政進出にも言及し、民主、自民、公明など既成政党を揺さぶっている。【高山祐、小林慎、岡崎大輔】
「偏った見解は難しいという態度決定になった」
公明党大阪府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は8日、知事選、市長選のいずれも自主投票で臨む方針を正式に発表した。同党の山口那津男代表も8日の記者会見で「大阪の複雑な状況があり、府本部の対応に委ねる」と述べ、党本部として関与しない考えを強調した。
公明党にとって、最優先課題は次期衆院選だ。09年衆院選で8小選挙区で全敗。次期衆院選で候補を擁立する9小選挙区のうち、大阪府内だけで4候補を占める。同党幹部は「大阪は最重要地域。橋下氏を刺激したくない」との本音をもらす。
伏線はあった。10月下旬、大阪市天王寺区の創価学会関西池田記念会館。作家の堺屋太一氏らが学会幹部を訪ねた。堺屋氏は橋下氏との共著で、府と大阪・堺両市を再編する大阪都構想に関する本も出版している。
関係者によると、堺屋氏は、公明党が大阪都構想に賛成するなら、次期衆院選で公明候補が立候補予定の大阪4小選挙区に維新の候補者を立てない意向を伝えたという。ダブル選の態度を決めかねていた公明党の関係者は「自主投票を求められた」と受け止めた。
ダブル選挙に距離を置く公明党に対し、橋下氏の対抗馬を支援する民主、自民両党も腰が定まらない。9月24日には大阪市内のホテルで自民党の石原伸晃幹事長が橋下氏と会談。石原氏が呼びかけ、橋下氏は都構想に賛同を求めたという。民主党も橋下氏を刺激しないよう、「大阪のことは大阪に任せる」(幹部)とのスタンスだ。
既成政党の苦しい対応にはダブル選挙後、維新の国政進出に対する警戒感がある。都構想を実現するには、地方自治法など関連法の改正が必要。橋下氏は9月26日、記者団に「国政政党が都構想を潰そうとするなら、近畿圏を視野に国政をやる」と宣言した。次期衆院選の候補者擁立をちらつかせ、各党に揺さぶりをかけている。
◇橋下人気に危機感 「都構想」に「反独裁」で対抗
橋下氏との距離感に苦しむ既成政党に対し、ダブル選挙の争点に橋下氏の政治手法が急浮上してきた。4日夜、大阪市長選に出馬表明していた前市議、渡司(わたし)考一氏(59)=共産推薦=が突然、出馬取りやめを発表。渡司氏は5日の会見で「橋下さんの独裁宣言を許すことができない」と説明し、「反維新勢力の結集」を呼びかけた。
維新は今春の統一地方選で、大阪府議選や大阪市議選などに多数の候補者を擁立。府議会では過半数を占める。橋下氏は今年6月のパーティーで「日本の政治に一番重要なのは独裁」と発言した。
共産党が市長選に公認・推薦候補を擁立しないのは1963年以来、48年ぶり。それでも独自候補擁立を見送るのは、橋下氏の人気に危機感を強めているからだ。党大阪府委員会は市長選で平松氏の支援を明言。選挙戦は平松氏と橋下氏の一騎打ちになりそうだ。
「橋下政治」の是非が争点に浮上した結果、大阪都構想など政策論議は低調になった。民主党幹部は平松陣営に対し「相手の土俵に乗れば『抵抗勢力』とみられる。相手にしない方がいい」と助言。平松氏は橋下氏の人気に対抗するため、「反独裁」を訴える。
これに対し、橋下氏は「維新対既成政党」の構図を強調する。渡司氏の不出馬を受けて、橋下氏は5日、市長選候補予定者の合同討論会で「ビジョンがないまま、反維新、反橋下でまとまる。日本の政治の弱さの象徴ではないか。新しい政党が誕生しないと、日本再生はない」と皮肉った。
毎日新聞 2011年11月9日 東京朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111108-OYT1T01373.htm
自民系苦慮「民主出れば漁夫の利」…大津市長選
.大津市長選(来年1月15日告示、22日投開票)を巡り、民主党に支援を求めている女性弁護士・越直美氏(36)が出馬の意向を固めたことで、自民系とされる2人の立候補について、自民党関係者から「勝利のためには一本化やむなし」との声が上がっている。
ともに同党の元国会議員の現職・目片信氏(70)と山下英利氏(58)で、同党は分裂選挙回避の模索を始めた。目片氏が8日、読売新聞の取材に「出馬に前向きだが、引くとの選択肢もないことはない」と含みを持たせるなど、立候補への“押し引き”は今後、活発化が予想される。
「民主(の候補)が出たら、漁夫の利だ。トンビに油揚げをさらわれる可能性も十分ある」
10月下旬、山下氏出馬の一報に、目片氏は「分裂選挙になるのでは」と危機感を抱いた。山下氏の父で元衆院議員の元利氏(故人)を支持してきた経緯から、山下氏との関係を「どちらが師匠かは別にして師弟関係だ」と話す。
越氏の出馬の意向表明を受け、目片氏は8日、取材に対して「基本的に出馬は前向き。11月議会の開会予定の29日に正式表明する」と、これまでの態度を踏襲し、「候補予定者がもう1人出て、市民にとって選択肢が増えたのは良いこと」と語った。
対する山下氏は「前へ進むしかない。世の中は変わっていて、(これからの選挙は)既成政党の枠組みで戦うものではない。新しい選挙をする」と、改めて出馬への決意を示した。
〈保守分裂〉の様相に、市議会の自民系会派は対応に苦慮している。
自民系2会派のうち、最大会派の湖誠会(12人)は目片氏、大志会(4人)は山下氏へと固まりつつあるが、いずれもまだ、正式決定していない。前回選では目片氏を推薦した公明党も「正式な出馬表明があってから、推薦や支持を検討する」とするが、3会派の関係者からは「自民系候補の一本化が一番良い」との声が漏れ聞こえてくる。
越氏は今月上旬、市議会第2会派「市民ネット21」や民主党に「(政党の応援がなくても)一人でも立候補する。仕事も辞める」と不退転の決意を伝えた。既に同党県連に推薦願を出した他、連合滋賀にも要請するといい、両者も「推薦を前向きに検討する」として態勢を整えつつある。
前回選で目片氏の対立候補を応援した嘉田知事は、8日の定例会見で「市民が判断することで、私がとやかく言うべきではない」と静観する構えを見せた。
嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)は「候補予定者から正式推薦要請があれば、協議する」とした。共産党は、独自候補擁立を検討している。(大津市長選取材班)
(2011年11月9日18時25分 読売新聞)
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111108-OHT1T00264.htm
杉良、橋下斬り「ムカつく」…平松氏決起集会で“罪人扱い”
平松市長(左)とタッグを組んで“橋下批判”を展開した杉良太郎 27日投開票の大阪市長選に再選を目指し出馬する平松邦夫大阪市長(62)の決起集会が8日、大阪市内で開かれ、歌手で俳優の杉良太郎(67)がサプライズゲストとして登場した。自身のテレビドラマの代表作「遠山の金さん」を持ち出し「桜吹雪を見せなアカン」と、平松氏と一騎打ちとなる橋下徹前大阪府知事(42)を“罪人扱い”。橋下氏の政治手法を「バラエティー」「扇動的」と批判し「これだけ私がムカつくのは初めて」と怒りをあらわにした。
万雷の拍手で壇上に導かれた杉は「平松市長の決起大会があるというので、これは桜吹雪を見せてこなアカンなあと思った」。橋下氏を白州にひれ伏す罪人に見立てたような言葉に、会場は一気に盛り上がった。数年来の付き合いがある平松氏のため、鳥取県内で開いた昼夜2回のコンサートを終えてから駆けつけた。
杉サマならではの表現で笑いを取ると、橋下氏の政治手法に対する批判を開始。「バラエティー的なウケとか、心地いい言葉を吐いて扇動するのはダメ。政治をおちょくる傾向がある」。10月下旬の一部新聞紙上で「今、大阪を『めちゃくちゃ』にしようとしている人が現れた。私の心はグラグラしている」と市長選に出馬する意思をほのめかしたが、橋下氏に対する怒りは全く収まっていなかった。
杉と大阪市の関係は深い。例年、市内にある新歌舞伎座で公演を行い、1年のうち約2か月を過ごす。そんな愛着のある地を、地域政党「大阪維新の会」が目指す「大阪都」構想でバラバラにされるのを黙って見ていられなかった。「私が市長選に立ったろうかとも思ったんですけど…。ええ加減にしとけと思いますよ。これだけ私がムカつくというのは初めてですね」
先月行われた平松氏の政治資金パーティーには出席できず「今度何かあったら必ず出る」と伝えていた杉。今後の選挙20+ 件戦にも「スケジュールが空けばどこへでも行く」と関係者に話している。頼もしい援軍に、平松市長は「杉さんが(市長選に)出なくてよかった」と笑顔。「杉さんには『人間の誠実さは分かるが話が長い』と言われた」とエピソードを明かした。
元タレント弁護士という経歴を生かし、すでに橋下氏の街頭演説には前横浜市長の中田宏氏(47)が登場。今後も続々と著名人が姿を現すのは確実だが、平松陣営が超大物の投入で先制パンチに成功。杉は、13日の告示後の応援演説にも意欲満々で、橋下氏には脅威となりそうだ。
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http://mainichi.jp/kansai/news/20111109ddf041010018000c.html
攻防:11.27大阪ダブル選 市長選活動規制、公選法の壁 平松氏、動けぬ3日間
◇知事選告示先行、橋下氏はOK
13日に告示される大阪市長選を控え、再選を目指す平松邦夫市長(62)の前に、大阪府知事選が告示される10日から3日間にわたって、政治演説会の開催が禁止されるなど「公職選挙法の壁」が立ちふさがる。知事選期間中は、知事選候補の「確認団体」以外は政治活動の規制を受けるためだ。この“空白の3日間”にライバルの橋下徹・前大阪府知事(42)は知事選に候補を擁立する「大阪維新の会」として政治活動が可能で平松氏には思わぬ痛手となりそうだ。
公選法によると、知事選期間中、府選管から確認を受けた知事選候補を支援する政党・政治団体(1人につき一つ)を除き、府内全域で政党・政治団体の政治活動が大幅に制限される。具体的には▽政治活動として行う演説会(街頭を含む)▽のぼり旗の掲示やビラ配り▽政治活動の車の使用−−などだ。
13日に市長選が告示されれば、市長選候補者として再び政治活動を始められる。平松氏は自身の後援会の政治資金パーティーがあった10月17日以降、屋内で開く政治集会を活動の中心に据えてきたが、3日間はこうした集会は一切禁止されることになる。
ただ、共闘する知事選候補の大阪府池田市の倉田薫市長(63)の応援なら政治活動は可能。平松陣営幹部は「倉田氏との連携などを考えたい」としているが、別の幹部は「倉田氏も大阪市内でばかり活動するわけではなく、告示直前の3日間が空白になるのはもったいない。公選法の不備だと思う」と話している。【小林慎】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111110/lcl11111007280000-n1.htm
府知事選きょう告示 勢い乗る「維新」か、共闘「既成政党」か
2011.11.10 07:25 (1/2ページ)
大阪ダブル選で想定される構図
橋下徹前知事(42)の辞職に伴う大阪府知事選が10日、告示される。橋下氏が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)幹事長や、民主、自民の府連が推す大阪府池田市長らが出馬する予定だ。春の統一地方選で大躍進した維新が勢いを維持し、大阪で既成政党離れの流れを決定づけるのか。都市制度をめぐる争点に加え「地域政党」対「既成政党」の構図が注目される。
◇
立候補を表明しているのは共産党推薦の弁護士、梅田章二氏(61)、民主・自民府連が支持・支援する池田市長、倉田薫氏(63)、橋下氏が代表を務める「大阪維新の会」幹事長の松井一郎氏(47)の有力3氏ら。13日には、くら替え立候補する橋下氏と、民主・自民が支援する現職の平松邦夫氏(62)との一騎打ちの公算となっている大阪市長選も告示され、いずれも27日に投開票が行われる。
◆「協調体制」標榜
「大阪都構想」を前面に打ち立て、既成政党との対決姿勢を鮮明にする維新に対し、民主や自民は「協調体制」を標榜(ひょうぼう)する。
しかし、全国的な傾向としてオール与党態勢への批判は強く、国政で対立する政党の相乗りは有権者に理解されにくくなっている。当然、大阪府知事選でもその危惧は強い。
大阪市長選では共産推薦で立候補を表明していた元大阪市議、渡司考一氏(59)が告示を前に出馬を取りやめた。橋下氏に対抗するために、票の分裂を避けて平松氏を「勝手連として支援に回る」(共産市議団)という異例の展開だ。橋下氏は「相乗りについてどう考えるかは有権者の判断だが、当選すればいいという時代じゃない。有権者はしっかり見ている」と牽制(けんせい)する。
◆次期衆院選視野
民主、自民などの既成各党は、それぞれ次期衆院選をにらんだジレンマも抱えている。その象徴が公明の対応だ。
公明党大阪府本部は知事選の告示が目前に迫った8日、知事選と市長選で「自主投票」とする方針を発表した。公明は橋下氏の「大阪都構想」には一定の理解を示したものの、「財政調整に具体的なプランがない」などと指摘。また、維新幹事長の松井氏、現職市長の平松氏や池田市長の倉田氏についても、“等距離”でマイナス評価を下した。前回衆院選で票田の大阪で全敗した公明は、選挙に強い維新との全面対決には消極的だ。
一方、中央の政権運営で迷走を重ねる民主も次期衆院選をにらんで、主要な地方選でこれ以上敗北を重ねられないという悲壮感が漂っている。
◆最大会派も多難
一方、維新にも不透明な要素がある。4月の大阪市議選で最大会派となったが、過半数には達していない。仮に橋下氏が市長選で勝っても、他会派との連携なしに思うような市政運営は望めないことになる。
既成政党の古参市議は「提案をことごとく否決すれば、大阪都構想は一歩も進まない。副市長選任や予算を通過させるのにも議決が必要だ」と、今から息巻く。維新サイドは、過半数を得るため市議会のリコール(解散)を仕掛けることも視野に入れるが、有権者40万人以上の署名が必要となるなど、ハードルは高い。
選挙プランナーの松田馨さんは「橋下氏と松井氏はタッグを組み、知名度が武器。平松氏と倉田氏は『反橋下』で共闘するというが、もともとが別の陣営なので、どう協力していくか見えてこない」と語る。「平松氏と倉田氏が一枚岩になり、有権者に『反橋下』の意味を訴えられるかどうかが選挙戦の結果を左右する」と語った。
◇
【用語解説】大阪維新の会(維新)
橋下徹前大阪府知事が代表を務める地域政党。平成22年4月、大阪府議22人による「大阪維新の会府議団」としてスタート。政策の柱は大阪市の解体、再編で、府と市の「二重行政」を解消する「大阪都構想」。今春の統一地方選で候補者を多数擁立し、府議選で過半数、大阪市議選でも第一党の座を確保するなど大きく躍進した。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111110/plt1111101127003-n1.htm
大阪W選、橋下氏の命運握る“お笑い100万票”の行方2011.11.10
「維新の会」陣営は松井氏(左)の知名度不足を橋下氏が補う戦略=10日午前、大阪市中央区【拡大】
橋下徹前知事(42)の辞職に伴う大阪府知事選が10日告示された。橋下氏がくら替えする大阪市長選(13日告示)と合わせた大阪ダブル選挙は、27日に投開票を迎える。ともに「親橋下」対「反橋下」という、事実上、一騎打ちの構図だが、過去に大阪特有のタレント知事や議員を誕生させてきた「お笑い100万票」の行方もカギを握る。橋下劇場にどんな“ツッコミ”が入るのか。
「維新の会と僕は今や日本、そして、大阪一の嫌われ者です」
橋下氏は10日午前10時すぎ、大阪市中央区の南海難波駅前でこう“第一声”をあげた。隣には後継指名した地域政党「大阪維新の会」公認で前府議の松井一郎氏(47)の姿があった。
続けて、橋下氏は「いらない施設はつぶし、職員の給料はカット。あらゆる抵抗にあいながら、政策を実現するには政治の力が必要で、これを実現したのは維新の会の幹事長、松井一郎なんです」と松井氏を持ち上げた。陣営は「橋下」と「維新の会」の人気を最大限活用する戦略だ。
新人7人による知事選は、松井氏と、諸派で前同府池田市長の倉田薫氏(63)が軸となりそう。
倉田氏は民主、自民両党から府連レベルでの支援を受ける一方、市長選で橋下氏と激突する平松邦夫市長(62)と連携する。つまり、「親橋下」の橋下・松井タッグと、「反橋下」の平松・倉田タッグが争う構図だ。
倉田氏は10日午前8時45分から、大阪市北区の事務所で出発式。駆け付けた平松氏は「府と市を一緒くたに、わが物にせんとする人たちに対する大きな挑戦。今回の知事選、市長選はともに大阪維新をつぶす戦いだ」とエールを送り、倉田氏も「私と平松市長なら、不幸せ(府市合わせ)はいっぺんに解消する」と闘争心をむきだしにした。
争点は、(1)維新の会が提唱する「大阪都構想」の是非(2)橋下氏や維新の会の「独裁」とも評される政治手法(3)教育・公務員制度改革などだが、親橋下陣営には基礎票がないだけに、「お笑い−」の行方も注目される。
「お笑い−」の呼称は1986年の参院選でタレントの西川きよし氏が約102万票を獲得して初当選を果たして以来、定着した。3期務めた西川氏は毎回トップ当選。また、95年の知事選では横山ノック氏が約163万票、99年には過去最高の235万票を獲得して当選し、「お笑い−」のすごさを見せつけた。
ただ、横山氏がセクハラで辞任してからは、2010年の参院選で民主党から出馬した桂きん枝氏や岡部まり氏が落選するなど、タレント政治家に「懲りた」空気もある。今回のダブル選ではどう転ぶか。
【知事選立候補者】(届け出順)
倉田薫63 前池田市長 諸新
中村勝60 会社社長 諸新
マック赤坂63 元会社社長 諸新
岸田修70 元府職員 無新
梅田章二61 弁護士 無新
松井一郎47 元府議 維新
高橋正明69 元中学教諭 無新
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http://www.asahi.com/politics/update/1110/NGY201111100006.html
大阪ダブル選、名古屋からも応援 河村市長と大村知事.
大阪府知事・大阪市長のダブル選では、河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事が期間中に2回、大阪維新の会候補の応援に入る。「大阪都構想」を掲げる橋下徹前府知事との連携をアピールし、両氏が進める「中京都構想」への追い風としたい考えだ。
河村氏は10日、「橋下さんは地域を独立させるぐらいの気力を持ってやれる貴重な存在。応援せないかん」と記者団に語った。海外出張中の大村氏も「大阪都、中京都構想を実現するため、完全勝利を目指してほしい。全力で応援する」との談話を出した。
河村、大村両氏は、大阪市長選告示日の13日にともに応援に入る。さらに、23日には河村氏が代表の「減税日本」、大村氏が会長の「日本一愛知の会」の議員らを含む総勢100人近くの応援団を引き連れて乗り込む予定だ。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111050001
大阪府知事選・大阪市長選
【なにわのあした】
なにわのあした(1)中学の昼食
2011年11月05日
富田林市立第二中学校の給食。スパゲティの日は注文する生徒が増える=富田林市新家1丁目
午後0時10分。短縮授業で普段より20分早く昼食の時間が始まった。大阪市中央区の市立南中学校1階玄関わきで、配膳員の田中孝子さん(55)が、一人ひとりの生徒の名前を呼びながら、調理業者が作った弁当を手渡した。田中さんは大阪市教委が弁当づくりを委託している業者のパート従業員だ。
脇にある机の上には、色とりどりの袋に入った手製の弁当も約10個並ぶ。繁華街に近い同校では、深夜まで働く保護者も多い。早朝に起きて弁当を用意できなかった時、後から学校に届けるのだという。
「保護者にはできるだけ手作りするよう働きかけています。無理なら弁当提供があると。うまく機能しています」と紀井正澄校長。全校生徒約150人の1割強が業者の弁当を利用する。
大阪市は全中学校で、1食280円の弁当を提供している。一部の中学校で実施していた給食は同和施策見直しの一環で2008年3月に廃止し、同年4月から民間業者が作る弁当を希望者が購入できる事業を段階的に始めた。現在、中学校給食の全面導入に向けて準備を進め、13年度から手製の弁当か給食を選べるようにする見通しだ。
■ ■
ここ数年、府内であった選挙では、食育や給食は候補者たちに人気の公約だ。今回の知事・大阪市長のダブル選でも、複数の立候補予定者が中学校給食の導入を公約に掲げる。
昨年、大阪市が実施した調査では、中学生の保護者の8割が給食の実施を望む。一方で、中学校給食の府内の普及率は全国最低の7・7%(09年度)だった。
給食実施には、文部科学省の基準に従った調理室の建設などで多額の費用がかかる。そこで府教委は今年度から、全中学校での給食実施を目指し、あらたに施設建設をする自治体に費用の半額程度を補助する制度を設けた。5年間で246億円を見込む。
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一方、実際に給食や弁当提供を始めた自治体の中には、利用率の低さが悩みの種になっているところもある。
市内の全8中学校で希望者に校内で調理した給食を提供している富田林市。「より安心で温かい食事を」と、13億円をかけて07年から順次始めた。「配膳指導などを通じて教員と生徒の会話が増え、授業にもよい影響がある」と市立第二中の水本哲也校長。だが、利用率は市平均で3割弱。市教委は「喫食率向上が課題」として、年度内に原因を探る調査に乗り出す予定だ。
弁当提供を00年から市内5中学校で始めた泉佐野市。当初6%台だった利用率は08年度には2%を切り、業者は「採算が取れない」と撤退した。市は業者側に負担がかからない方式に変え、別業者で再開した。市が中学生に聞いたところ「容器の受け渡しに手間がかかる」「自分だけ注文するのは恥ずかしい」との声があったという。
高槻市も中学校で希望者に弁当を提供している。中学生の次男を持つ母親(46)は「完全給食になれば母親としては楽になる。でも、選択制だと息子が面倒臭がる」と話す。当初、何回か利用したが、今はほとんど注文していない。
府内の自治体に弁当を納入していたある業者は「1校でまとまって注文があればいいが、利用が少ない。予算をつけて後は事業者に丸投げ、では普及しない」と指摘する。
◇
27日投開票の知事・大阪市長のダブル選を前に、府内で今何が起きているのか、現状と課題を5回にわたり紹介する。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111070001
大阪府知事選・大阪市長選
【なにわのあした】
なにわのあした(2)防災
2011年11月06日
津波で浸水の可能性がある地域を地図で確認する住民ら=堺市堺区海山町5丁
「川沿いの道は避難に使うのが不安や」「ここはブロック塀が倒れる危険があるよ」――。10月29日夜、堺市堺区出島町2丁の湊西自治会館。4班に分かれ、大きな地図を囲むように座った地元の自治会長や自主防災組織のメンバー54人から、次々に声が上がった。津波に備えた最適な避難経路や避難場所はどこなのか。約2時間かけて話し合い、地図に書き入れた。
堺市の沿岸部では、住民に津波の危険性や避難の大切さを考えてもらう市主催のワークショップが、10月中旬から小学校区単位で開かれている。市は避難経路や津波避難ビルなどを定め、来年2月をめどに校区ごとの「津波警戒マップ」を作成するという。
■ ■
堺市のこうした取り組みは、東日本大震災を踏まえ府が今年7月、東海・東南海・南海の3連動地震で想定される津波の高さを暫定的に従来の想定の2倍に引き上げ、被害予測などを発表したことがきっかけだ。浸水が予想される府内の沿岸部などの10市3町は、避難対策の見直しを迫られている。
堺市では津波の高さの想定が従来の3メートルから6メートルになり、浸水地域は従来の5倍の約15平方キロメートルに拡大。影響は23の小学校区に及ぶ可能性が出てきた。
10月26日夜、市北西部の三宝校区であったワークショップ。校区のほぼ全域が浸水の可能性を示す青色で染まった地図を見た参加者からは、「この辺りは低い土地ばかりなのでどこへ逃げればいいのか」との声も漏れた。参加した松屋町会の西原利彌会長(66)は「浸水がかなり広範囲なので驚いた。津波はいつ来るか分からない。市はできるだけ早くマップを作って住民に知らせてほしい」と厳しい表情を浮かべた。
■ ■
今回の想定見直しで、新たに津波の影響が予想される自治体も出てきた。和泉市は海に面していないが、沿岸部の泉大津市や高石市と隣接する約70ヘクタールが津波で浸水する可能性があることがわかった。しかし、津波避難対策について地元住民への説明は進んでいない。
和泉市が頭を悩ませているのが隣接自治体との調整だ。沿岸部の自治体から内陸の和泉市側へ避難してくる住民の想定人数が現時点では不明で、避難場所をどの程度確保すればいいのか分からないという。
「府は隣接の自治体が連携して避難対策や津波ハザードマップの作成ができるよう、調整役を果たしてほしい」。危機管理を担当する和泉市の田中和彦・市長公室次長は話す。
府は津波の影響に関する沿岸市町担当者と意見交換会をこれまでに3回開き、府が市町向けに避難マニュアルの素案を作る考えなどを示した。市町村をまたぐ避難人数の想定はまだ出していないが、府の担当者は「そういう課題があることは理解している。11月中にも府と関係市町が話し合う予定だ」と説明している。
和泉市で津波の影響が予想される葛の葉町会の田中紀一(としかず)会長(64)は「ここまで津波が来るのかという思い。津波に備えるため、行政はもっと早く対応してほしい」。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111070003
大阪府知事選・大阪市長選
【なにわのあした】
なにわのあした(3)円高
2011年11月07日
年間2億本前後のねじを製造するという朝日押捻子製作所=東大阪市西堤楠町2丁目
中小企業の街・東大阪市。国道308号近くの工場集積地にあるねじ製造会社「朝日押捻子(おしねじ)製作所」(同市西堤楠町2丁目)の工場では、何十台もの機械がうなりをあげる。工場内を見回りながら、後藤晴雄社長(61)はつぶやいた。「円高で仕事量が減っているのは確か。辛抱してやるしかないね」
1ドル=70円台の「超円高」の影響で、8月上旬には大手造船会社からの発注がストップ。「海外製品に切り替える」が理由だった。「今に始まったことじゃない。ここ数年、歯が抜けるように一つ一つ仕事がなくなっている」
製品を納めている他の取引先からも「輸入品に切り替えたい」「価格を下げてくれ」という声が次々上がっており、今年度下半期の月ごとの売り上げは上半期と比べて5〜10%減ると予測する。「中小企業が稼げないと大阪全体としても稼げないことを、府はわかっているんだろうか」
■ ■
府によると、府内の中小企業(製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下)は約32万6千社(2009年7月現在)ある。全企業数に占める割合は99・6%(全国平均99・7%)にのぼる。
府内の約1100団体が加盟する「府中小企業団体中央会」は毎月、90業種の各組合を対象に景気動向を調査している。景気が「悪化した」と答えた業種が「好転した」と答えた業種を40以上、上回る状況が続く。円高や欧州の経済危機の影響から、自動車関連の製造業で特に収益が悪化しているという。
山口春夫専務理事は「円高の影響が見通せない不安から企業が設備投資に踏み切れず、景気の悪循環が深まっている」と指摘する。
■ ■
府は昨年6月、中小企業診断士や税理士といった専門家を中小企業に無料で派遣し、経営相談に応じる制度を設けた。今年度も600件分(約6千万円)の予算を計上するが、申請は9月末までの半年間で約170件と伸び悩む。
府経営支援課の担当者は「制度の周知不足に加え、本当に苦しい企業は経営を見直している余裕もない現状がある」と頭を抱える。
東大阪市の西部にある板金加工会社。主力の工場設備部品は、円高の影響で国内業者への発注量が減っているという。「価格競争が激化し、給与カットなどで何とかしのいでいる状況だ」。そう話す60代の男性社長は、きめ細やかな経営指導が地元の中小企業には必要だと感じている。「技術屋は、ものづくりに必死で帳面に弱い人が多い。府が経営相談の制度を作ったのなら、もっと積極的に働きかけ、会社ごとの実情にあった経営指導をしてほしい」
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なにわのあした(4)関空
2011年11月08日
2012年度後半の使用開始を目指し、国内初のLCC専用ターミナルの工事が進む=関西空港2期島
10月31日朝、関西空港の国際線出発ロビーでは、中国最大の航空会社「中国南方航空」の本拠、広州と関空を結ぶ路線の増便を祝う式典が開かれていた。出席した関西国際空港会社の福島伸一社長は「関西の企業も多い広州便の増便は悲願だった」とあいさつした。
同航空は長春、ハルビンと関空を結ぶ新規路線も開設し、関空と中国各地を結ぶ便を週15便から33便に倍増した。この結果、関空の今年の冬期計画便数(旅客)は、開港以来最多の週620便に達した。東日本大震災で落ち込んだ旅客数も9月現在、前年同期比97%まで回復した。
中国人の個人観光客向け査証(ビザ)が発給されやすくなったことや、円高で日本人旅客が増えたことなど「外的要因」も大きいと見られるが、福島社長は「地元自治体や財界のプロモーション活動を通し、各国が関西圏の魅力を評価した結果」と強調する。
■ ■
航空需要は「水物」だ。2001年の米国同時多発テロ、03年の新型肺炎・SARSの流行、08〜09年の世界同時不況など、これまでも世界情勢によって旅客便数は大きく減った。
関空の利用促進のため、関空会社と関西の自治体や財界でつくる「関西国際空港全体構想促進協議会」は中国、韓国、インドネシア、タイなどアジア各国の航空会社へのプロモーション活動を展開している。協議会の事務局を務める府は2010年度、14回のプロモーション活動のうち5回に知事や幹部などが参加し、トップセールスしてきた。府空港戦略室は「新規就航便の着陸料割引など、航空会社に対する協議会の支援制度を示し、空港と地元が一体となってサポートしていく熱意を伝えてきた」と話す。
一方、国内航空会社の経営悪化などで国内線の減便が相次ぎ、国際線からの乗り継ぎの利便性は悪化した。大阪市中心部からのアクセスとして「リニア新幹線」や「なにわ筋線」などの検討が国土交通省で始まったものの、実現までの道筋は見通せない。アジアのライバル空港と比べて割高な着陸料が関空の競争力を奪っているという指摘も根強い。
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7日、関空の地元自治体でつくる「泉州市・町関西国際空港対策協議会」(関空協)の泉州13市町の首長や幹部がそろって上京した。国土交通相あてに政府補給金の継続や、アクセス改善の具体化などを求める要望書を提出した。
関空は来年度、大阪(伊丹)空港との経営統合を控える。関空を拠点に国内初の格安航空会社(LCC)・ピーチも来年3月に就航する見通しだ。
関空協会長の福山敏博・阪南市長は力を込める。「関空が真に国際競争力のある空港に発展することが、関西の発展にもつながる。回復の兆しがみえる今こそ、大阪全体で関空を支えなければいけない」
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111090001
なにわのあした(5)生活保護
2011年11月09日
求職活動支援員と一緒に訪れたハローワークで求人を探す男性=大阪市淀川区
「のたれ死ぬか犯罪者になるかと思った」。大阪市淀川区の訪問ヘルパーの男性(46)は、ホームレスだった1年半前を振り返る。
事業に失敗して妻子と別れ、7年前から東淀川区内の寮に住み込み日雇い労働をした。2008年のリーマンショック後、仕事が徐々に減り、月20万円あった収入は3万円程度に。昨年5月、家賃を2カ月滞納してアパートを追い出され、神崎川の河川敷で10日間、ホームレス生活を送った。
見回りをしていた地域住民に声をかけられ、生活保護を受けることになった。市の紹介でアパートに入居、国が緊急雇用対策として始めた職業訓練を受け、ホームヘルパー2級の資格を取った。今年6月から働き始めた今の職場の手取りは月16万円。「やり直せたのは約1年間、生活保護を受けられたから」と男性は振り返る。「でも、一緒に訓練を受けた約30人の仲間の半分以上はまだ仕事が見つかっていない」
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大阪市生活福祉部によると、市内の生活保護受給世帯は1991年を境に右肩上がりに増え続け、今年9月現在で約11万7千世帯。10年前の2倍を超えた。
特に増えているのが、市が「働ける失業者」とみている「その他」区分の受給世帯だ。世帯全員が65歳以上、母子家庭、障害者、傷病者のいずれにも当てはまらない約2万3千世帯。08年9月は約8200世帯だったが3年間で約2・8倍に膨らんだ。市の担当者は「非正規雇用者がリーマンショックを境に相次いで失業し、生活保護が一気に増えた」と分析する。
市が今年度予算計上した生活保護費は過去最多の2916億円。全国の市町村で最も多い。うち市負担分の729億円は今年度予算の税収の約12%に当たる。
市は就労支援策として、各区役所に履歴書の書き方指導などをする「面談支援員」約60人を置いている。適切な助言ができるよう、今年度からはハローワークに付き添う「求職活動支援員」約80人を追加配置。合わせて7億8600万円の予算を計上した。
昨年度までの6年間で、「面談支援」した人数は約2万6千人、生活保護から抜け出したのは837世帯。担当者は「そもそも雇用がないことが根本的な問題」と指摘する。
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7日午前、求職活動支援員の女性に付き添われた男性(29)がハローワークを訪れた。職を探して3年、生活保護を受けて1年半。支援員が探し出した求人票10枚を「給料が低い」「人に声をかけるのが苦手」「期限付き雇用は不安」と選別し、製造業の2社に履歴書を送ることを決めた。
3年前、正社員として4年間勤めた会社を辞めた。会社経営者の父の跡を継ぐつもりだったが会社は倒産、父は失踪した。
男性には毎月12万円余の現金が支給され、医療費は全額公費負担、国民年金保険料や市・府民税は免除される。仕事選びの条件は手取り月18万円以上。「年金や国保料を払うことを考えたら、それくらいないと。このままではいやだが、低賃金の仕事では生活できない」。
3年間で条件を満たす約80社に履歴書を送ったが、就職先は見つかっていない。=おわり
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111111/plt1111111541005-n1.htm
橋下前知事“大苦戦”の真相…“お笑い100万票”が謎の静観2011.11.11
討論会場でボードを掲げる橋下徹氏(左)。平松邦夫氏(右)と激論を交わした=10日午後、大阪市北区中之島【拡大】
大阪府知事選が10日告示され、大阪ダブル選挙(府知事選、市長選とも27日投開票)が本格的にスタートした。情勢は、橋下徹前知事(42)と彼が率いる地域政党「維新の会」の候補が強いとみられている。だが、ここに来て、「市長選は、橋下氏と再選を目指す平松邦夫市長(62)が横一線」「知事選も混沌」という仰天情報も流れる。背景には、影響力がある関西のお笑い界や財界が静観するなど、誤算もあるようだ。
「維新の会と僕は今や日本、そして、大阪一の嫌われ者です」
橋下氏は10日、大阪市内でこう演説した。13日告示の市長選は、橋下、平松両氏によるガチンコ勝負で、知事選は「維新の会」幹事長の松井一郎前府議(47)と、前同府池田市長の倉田薫氏(63)が事実上の一騎打ち。つまり、争点は「大阪都構想」と「橋下政治の是非」なのだ。
下馬評では「橋下・維新陣営が有利」との声が多い。実際、朝日新聞が1日報じた世論調査では「市長適任 橋下氏50%、平松氏26%」とダブルスコア。知事選でも松井氏が倉田氏を10ポイント以上離していた。
府政関係者は「やはり橋下人気はすごい。次期衆院選で、維新の対立候補を立てられたらたまらず、民主、自民両党の国会議員や落選者は本気で動かない。また、大阪市議と大阪府議は仲が悪く、一枚岩で倉田、平松両氏を応援できていない」と解説した。
しかし、選挙はそう単純ではない。読売新聞が1日報じた世論調査では「橋下氏、平松氏横一線」だった。また、「ある全国組織が先週末に行った調査で、橋下氏と平松氏の差がなかったと聞く。基礎票10万という共産党が候補者を降ろして平松氏支持に回ったのも大きい。維新の2連敗もあり得る」(大阪市議)
この混戦ムードに影響を与えているのが、「お笑い100万票」を左右する、関西の芸能界がなぜか静観を決め込んでいること、だという。
在阪ジャーナリストは「大阪では、著名芸能人がテレビ番組で取り上げ、スポーツ紙が後追いして盛り上がるパターンがあるが、どこか冷めている。月刊誌や週刊誌報道で、テレビ局が敏感になっている部分もありそう。選挙が盛り上がらないと、無党派層に訴えかける橋下・維新陣営には苦しい」と話した。
関西財界も、選挙戦から距離を置いている。
財界事情通は「橋下氏が『脱原発』を表明したことが、不評を買ったようだ。橋下氏のブレーン的立場にいた財界人も『主流から外れた』らしい。橋下・維新陣営が勝つ可能性もあるため敵対はしないが、応援もしないはず」と語った。
抵抗勢力をつくり、攻撃することで自らを際立たせる橋下氏の手法は、小泉純一郎元首相が仕掛けた郵政選挙と重なる。橋下氏は再来を狙っているとされるが、『橋下徹 改革者か壊し屋か』(中公新書ラクレ)の著書があるジャーナリストの吉富有治氏は「小泉氏は自民党内に敵を作る一方、有権者の反発はほとんどなかった。橋下氏については、有権者の好き嫌いがはっきりと分かれている」と分析した。
また、「独裁」を公言する橋下氏の政治姿勢を「ファシズム」をもじって「ハシズム」と揶揄する向きも。国政進出をほのめかす発言もあった。
前出の在阪ジャーナリストは「大阪人は反権力には共感するが、権力志向が見えると冷める。『俺らを踏み台にするんか』という気分だ」と話した。
さらに、今春の統一地方選で、府議会で過半数を獲得、大阪市議会で第1党に躍進した維新の勢いもかげりがみられる。吉富氏は「維新の会合で空席ができるなど、今春の盛り上がりに比べれば隔世の感がある。どう転ぶか分からない」話す。
橋下劇場の、今後の展開は−。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201111110027.html
首長割れる態度 支援断る中立強調派の市長も2011年11月11日
大阪府知事選の候補者応援をめぐり、府内の首長の対応が割れている。前大阪府池田市長の倉田薫氏(63)が首長有志に説得されて立候補を決めたのに対し、大阪維新の会幹事長の松井一郎氏(47)の陣営は応援する文言を書いた「ため書き」を寄せるよう要請。応援先を明らかにする人もいるが、中立の姿勢を保つ人も少なくない。
「倉田さんを先頭に真の地方自治を築こう」「維新の、維新による、維新のための政治を終わらせる」
10日朝、大阪市北区の選挙事務所前であった倉田氏の出発式。「市町村長」と大きく書かれたタスキ姿の首長18人が横一列に並び、倉田氏の支援と「反維新」を口々に訴えた。
倉田氏は先月26日、池田市を除く42市町村長のうち30人の賛同が得られたとして出馬を決意した。賛同の呼びかけに奔走した吉田友好・大阪狭山市長は、うち21人の名前を公表。18人が倉田氏の出発式に駆けつけた。告示直前には、倉田氏は首長らと「市町村長連合と府民の会」を設立。世話人代表に就いた。
これに対し、松井氏側は倉田氏出馬に賛同した首長らの動きを牽制(けんせい)しようと、市町村長にため書きを寄せるよう要請。維新の会によると、10日までに22人の市町村長から届き、事務所に張り出した。なかには、辻宏康・和泉市長のように倉田氏にもため書きを送った人もいた。
8月の守口市長選で維新の推薦を受けて当選した西端勝樹市長は「松井氏の全面的な支援で当選した。今回はこちらが応援する」と意気込む。
一方、竹山修身・堺市長は「今回の選挙で堺市の行政のあり方は具体的な議論になっていない。(誰が当選しても)府、大阪市と連携したい」。松井氏側にため書きは寄せたものの「中立」を強調する人もいる。藤原龍男・貝塚市長は「首長は公正中立であるべき。どちらの応援要請も断っている」と話した。
倉田氏を支援しながら松井氏側へのため書きを贈った人もいる。中和博・能勢町長は「地元の維新府議に頼まれたので松井氏に贈った。『応援せん』と断るのも大人げないし、儀礼的なもの。私は倉田応援団の一員だ」と話す。
倉田、松井両陣営の動きに、共産推薦の梅田章二氏(61)の陣営関係者は「自治体に責任を持つ首長に支持候補を聞くのは失礼。『踏み絵』をさせても意味はない。我々は政策を訴えて勝負する」と話した。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111111ddlk27010315000c.html
大阪ダブル選:知事選告示(その1) 府再生へ激戦開幕 「ポスト橋下」誰に /大阪
<27日投開票>
「ポスト橋下」は誰に−−。10日告示された知事選は7人が立候補を届け出し、17日間の選挙戦がスタートした。橋下徹前知事が辞職して行われる今回の知事選は40年ぶりに大阪市長選(13日告示)と同日選で行われる。大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」や教育への政治関与を打ち出した教育基本条例案、職員の処分基準を定めた職員基本条例案の是非、大阪の経済復興策などが争点。3年9カ月の橋下府政の「評価」も問われる。前池田市長の倉田薫氏(63)=民主府連支援、自民府連支持▽弁護士、梅田章二氏(61)=共産推薦▽維新幹事長、松井一郎氏(47)−−の有力3氏は届け出後、繁華街で精力的にそれぞれの政策を訴えた。投開票は27日。【佐藤慶、田中博子、堀文彦】
◆倉田候補
倉田氏は大阪市北区の選挙事務所前で出発式。式には、支援する民主、自民の国会議員や府議のほか、府内の市町村長18人が参加し、「大阪維新の会の政治を終わらせる戦いだ」「真の地方自治を、倉田氏を先頭に築いていこう」などと気勢を上げた。倉田氏はその後、JR大阪駅前や、府庁、大阪市役所などで街頭演説したり、商店街を練り歩いたりして、有権者に支持を呼びかけた。その後、地元・池田市であった個人演説会に出席した。
◆梅田候補
梅田氏は大阪市北区で出発式を開いた。共産党の山下芳生参院議員や、大阪市長選への出馬を取りやめた渡司考一・前市議、教育基本条例案に反対する元府立高校長らが応援演説。「『大阪維新の会と橋下徹代表による独裁を許さない』という一点で力を合わせよう」と訴えた。出陣太鼓で出発した梅田氏は、大阪市内を街宣。大阪・ミナミの街頭演説会には共産党の志位和夫委員長も駆けつけた。その後は個人演説会などに奔走した。
◆松井候補
松井氏は午前9時過ぎに大阪市中央区の府庁前に到着。集まった同僚の維新府議ら約30人から拍手で迎えられた。たすきをかけてもらうと、選対本部長を務める今井豊府議らと街宣車に上り、出発式に臨んだ。その後、南海難波駅前で数百人を前に、維新代表の橋下徹氏と元経済企画庁長官の堺屋太一氏の来援を得て、第一声。昼には地元の八尾市内で出陣式を行い、その後、橋下氏とともに、府南部を中心に訴えを繰り返した。
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111111ddlk27010339000c.html
大阪ダブル選:知事選告示(その2止) 都構想は?教育は? /大阪
◇40年ぶりダブル選、投票率アップに期待
今回の知事選は71年4月以来、約40年ぶりに大阪市長選との同日選となり、投票率の行方が大きな注目を集めそうだ。
知事・大阪市長の両選挙は4月の統一地方選で行われてきたが、71年11月に当時の中馬馨市長が急死。一方の知事選は99年末に当時の横山ノック知事が強制わいせつ事件で辞任し、双方の選挙戦の時期がずれた経緯がある。今回は橋下徹前知事が「大阪都構想」の信を問うため、10月末で知事を辞任。平松邦夫市長の任期満了に伴う市長選に知事選をぶつけたため、同日選となった。
過去40年間の投票率は75年4月の66・27%をピークに下降線をたどり、91年4月には50%を下回った。その後、横山ノック氏が当選した95、99年の両選挙では50%台前半まで回復したものの、その後は再び40%台に低迷。04年は40・49%まで落ち込んだ。
前回08年1月の知事選は、実質的に自民・公明が推す橋下氏が、民主・社民・国民推薦、共産推薦の両候補と戦う三つどもえの選挙戦となった。33年ぶりに与野党3極による対立構図となり、有権者の関心が高まり、投票率は48・95%まで回復した。今回は40年ぶりの「ダブル選」となるため、府選管もさらなる投票率アップに期待を寄せている。【高山祐】
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http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20111113/CK2011111302000112.html
「県都決戦」思惑が交錯 大津市長選3氏出馬の意向
2011年11月13日
各党が思惑をめぐらせる大津市長選。市役所の主は1月22日の投開票で決まる=同市御陵町で
1月15日告示の大津市長選で、3選を目指す現職の目片信氏(70)に続き、元参院議員の山下英利氏(58)と弁護士の越直美氏(36)が出馬する意向を明らかにした。3人は無所属。自民はかつて党公認の国会議員だった目片、山下両氏の出馬に支持層の票割れを懸念する。越氏を推薦する方針の民主は4月の県議選で惨敗した経緯から「再スタートの選挙」と挽回を狙う。共産党は近く独自候補を擁立する方針。各党の「県都決戦」に向けた思惑を探った。 (滝田健司、中尾吟、木原育子)
◆自民 支持層分裂へ危機感
【自民】「どなたが出られても現職である以上、出馬する方針は変わらない」。本紙が山下氏の出馬を伝えた10月29日朝、目片氏は大津市北大路の自宅でこう語った。1週間後の定例会見では、全中学校での給食実施や小中学校へのエアコン整備をマニフェストに盛り込む考えを明らかにし、一歩も引かない姿勢を強調した。
「今は勝つための態勢づくりに集中している」。県農業共済組合連合会長として勤務する同市梅林の事務所で取材に応じた山下氏は意欲を示す。「大津市の課題は中心市街地の活性化」と言い切り、「南北に細長い大津では、地域に合った政策が大切だ」と市長交代の必要性を訴えた。
目片、山下両氏は市議会(定数38)の保守系会派の湖誠会(12人)と大志会(4人)に支援を求める。
両会派幹部は「一枚岩で市長選を」と声をそろえるが、湖誠会は目片氏を支持する声が多く、大志会の市議は以前から山下氏を推している。
自民党県連の石田祐介幹事長は越氏の出馬に「保守が分裂して候補者が立つことを心配していたが、様子見をした民主を助ける結果になってしまった」と危機感を募らせる。県連は市議が一義的に調整を試み、不調に終わった場合は県議、市議とともに一本化を目指す。
◆民主 党再生のスタートに
【民主】民主党県連は「女性、若さ、キャリアと、自民との明確な対抗軸を描ける越氏は候補者として申し分ない」と13日に越氏を推薦する。
越氏は10月上旬、県連幹部に会い、一度出馬の意向を伝えていた。しかし県外在住が長く、多忙な仕事を抱えて「本当に出馬できるのか」との声も出て、擁立に至らなかった。
4年前の選挙で、地域政党「対話の会」が推薦、民主、社民が支持していた黄瀬紀美子氏は、告示1カ月前に出馬表明したものの、目片氏に3600票余りの差に迫った。
「もう少し早く出馬していれば」との「悔い」が残る民主にとって告示まで2カ月余りとなった11月。川端達夫総務相(滋賀1区)が越氏に会い、意志を確認。越氏が「仕事はやめる」と腹を決めたことで「県都奪取」の気勢に上がった。
出原逸三県連幹事長は統一地方選の惨敗を踏まえ「民主再生のスタートとする戦いだ」と力を入れる。
◆対話の会 様子見静観の構え
【対話の会】嘉田由紀子知事は8日の会見で「基本的に市民の方が判断すること」と静観の姿勢を保ちつつも「大津市とは対話を重ねながら、力を合わせた行政を進めていきたい」と語り、市町と一体となった県政運営に意欲をにじませた。
県と市町の足並みの乱れを印象づけたのが、本年度の予算編成で県が提案した「ゼロ歳児子育てクーポン」事業。県と市町が予算を半分ずつ出し合い、乳児を預ける無料クーポン券を配り、孤立しがちな母親を支援する試みだったが、多くの市町が反対。県が全額負担の形になった。県批判の口火を切ったのが目片氏だった。
知事が顧問を務める対話の会は、前回の市長選で黄瀬氏を民主とともに擁立し、目片氏と戦った。清水鉄次代表は「県と一緒に施策を進められる人を応援したい」と話すにとどめる。
越氏は4月の県議選で「選挙を勉強させてもらいたい」と民主と対話の会の候補者の選挙事務所に顔を出していた。しかし、清水代表は「前回と事情も違う」と強調。その上で「自民がどちらを一本化するのか、またされないかでも変わってくる」とあくまで慎重な姿勢を崩さない。
越氏の支援に安易に動けば、県議会で過半数を占める自民を刺激し、議会運営で嘉田知事を窮地に追い込むことにもなりかねないとの思いも見え隠れしている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111111/waf11111122350022-n1.htm
選挙控え揺れる大阪市役所、戦々恐々市職員 温度差も
2011.11.11 22:33 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
ダブル選の看板と大阪市役所
大阪市長選の告示を13日に控え、大阪・中之島にある市役所が揺れている。職員の意識には温度差もあるものの、職員たちは戦々恐々とした雰囲気。現職市長の平松邦夫氏(62)の続投か、それとも「市役所をぶっつぶす」と叫ぶ前府知事で大阪維新の会代表の橋下徹氏(42)がトップに立つのか。市役所職員たちも、選挙戦の行方を固唾をのんで見守っている。
「正直言って、本気モードになれない」。
ある部局の課長級職員はこう打ち明ける。例年なら新年度予算に向けた準備をしている時期だが、今年はそうはいかないという。「本来なら新規事業をどうするのかに知恵を絞っているとき」というが、「市長がどちらになるかで方向性が変わる。選挙結果を踏まえ、本格的な準備を始めます」と話す。
維新サイドは「市役所は一丸となって平松市長を守っている」とアピールするが、市役所内部にも温度差はある。
ある職員は「僕らは結局、公務員。市長の命に従うしかありません」と淡々とした様子。これに対し「大きな声では言えませんが、今の市役所のあり方は根本から変えた方がいい」という職員も。「誰が市長になっても仕事はさして変わらない」という人もいた。
実は4年前の前回市長選の際も、大阪市役所は“政権交代”で揺れた経験がある。このときは助役(現・副市長)出身の市長だった関淳一氏から、民間出身の平松氏へ交代。この選挙戦のさなかでも関氏の方針に賛否両論があり、関氏に賛同する職員がいた半面、平松氏にシンパシーを抱く職員もいたという。
ある職員は「民間出身の平松さんへの交代も市職員にとっては衝撃だったが、今回はそれ以上。市役所をつぶすという候補者が登場していますから」と話す。
橋下氏や維新幹部は、反発する職員は「新体制で重要ポストから排除する」と公言。市長側近の1人は「社長が代われば民間企業も配転されることがある。飛ばすなら飛ばしてくれ、という思い」という。
一方、平松市長を評価しているという職員は「歴代市長の中でも、一番地域に出て市民の話を聞いた人。きちんと市民の話を聞いて市政を行う姿勢はすごいと思う。橋下さんは持論を主張するばかり。市民の話も聞いてくれないように思える」と橋下氏への反発を口にしていた。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011111300092&google_editors_picks=true
「維新」対既成政党の構図=「都」構想が焦点−職員・教育条例案も・大阪ダブル選
大阪府知事選に続き、大阪市長選が13日告示されたことで、大阪ダブル選は本格的な論戦に突入した。府と同市などを再編する「大阪都」構想に加え、同じ職務命令に3回違反した府・市職員を免職の対象と定める職員基本条例案や、教育行政に対する知事・市長の権限強化を図る教育基本条例案への賛否も、主要な争点となりそうだ。
都構想と両条例案は、市長選にくら替え出馬した前知事の橋下徹氏(42)が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、ダブル選のマニフェスト(政策綱領)に掲げている。既成政党はこれらに反対の立場で、選挙戦も維新対既成政党の構図となっている。
橋下氏と、知事選に立候補した前府議の松井一郎氏(47)は、昨年4月に維新の会を設立した時以来の盟友。今回のダブル選も、マニフェスト実現に向け二人三脚で臨む。
これに対し、知事選に立候補した前大阪府池田市長の倉田薫氏(63)と弁護士の梅田章二氏(61)、市長選に再選出馬した現職の平松邦夫氏(63)は、いずれについても反対している。
特に倉田氏と平松氏は、ともに民主、自民両党から府連レベルでの支援を受けていることもあり、共闘態勢を構築。都構想に対抗し、府と府内市町村の連携強化を公約に掲げる。
共産党は知事選で梅田氏を推薦。予定していた候補者の擁立を見送った市長選では、平松氏の支援に回る。公明党は知事選、市長選ともに自主投票を決めている。
知事選には、このほかに会社役員の中村勝氏(60)、財団法人会長のマック赤坂氏(63)=本名・戸並誠=、元府職員の岸田修氏(70)、元中学教諭の高橋正明氏(69)が立候補している。(2011/11/13-14:50)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111114-OYT1T00597.htm
「お兄さん」と「紳士」…好対照の橋下、平松氏
大勢の人が集まる大型電器店前でニアミスした平松、橋下両氏の街宣車(13日午後、大阪市北区で)=近藤誠撮影
大阪市長選で一騎打ちする現職の平松邦夫氏(62)と、大阪維新の会代表で前府知事の橋下徹氏(42)は大阪の現状認識や話しぶり、果てはツイッターの使い方まで、多くの点で対照的だ。
「平松流」と「橋下流」の違いとは――。
◆大阪のいま
大阪市の現状を平松氏は「着実に良くなりつつある」と強調する。演説でよく持ち出すのは、同市をアジア一住みやすい都市と評価した英・エコノミスト誌だ。
一方の橋下氏は「大阪は最悪。犯罪率も失業率も高い」と正反対の見方を示す。引き合いに出す調査は、今月発表された都道府県別の「幸福度」ランキング。大阪府は最下位だった。
◆政治スタイル
橋下氏はダブル選を仕掛けた理由を「話し合いで解決できない問題は、選挙で突破する」と説明。選挙での「民意」に価値を置く。
「選挙で勝てば、何でも出来るというのは間違い」と批判する平松氏は「いっしょにやりまひょ」が合言葉。協調姿勢を前面に出す。
◆話し方・服装
話しぶりも好対照だ。アナウンサー出身の平松氏は丁寧な説明を心がけるが、言葉を尽くそうとして話が長くなることもしばしば。ツイッターでのつぶやきは1日平均9回。市のイベント紹介や身辺雑記が多い。服装はスーツを着こなした折り目正しい「ジェントルマン」の雰囲気が漂う。
橋下氏は短い言葉で断定調の表現を多用。コメンテーターで鍛えられたといえそうだ。あえて下品な言葉を使い、不評を買うこともある。ツイッターでメディア報道への批評や反論も多く、1日最高107回つぶやいたことも。知事時代もポロシャツなどのラフな服を好み、「お兄さん」風だ。
(2011年11月14日15時06分 読売新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011111402000031.html?ref=rank
「都構想」 割れる大阪
2011年11月14日 夕刊
悲願の「大阪都」構想のため、市役所を「ぶっつぶす」と叫ぶ前大阪府知事の橋下徹さん(42)。「独裁から市民を守る」と宣言する現職市長の平松邦夫さん(63)。府と市の「蜜月」から「反目」に転じ、二年近くにわたってののしり合ってきた二人。終止符を打つなにわの政治決戦が始まった。
大阪ダブル選で争点になっているのが「独裁的」との批判もある橋下さんの政治手法。その賛否をめぐり、大阪市民の判断も分かれている。
「今の大阪の状況を考えれば、独裁といわれるぐらいの力強さがいると思う」と評価するのは西区の会社員古川勉さん(57)。淀川区の会社員野々村静子さん(59)も「橋下さんは何かを変えてくれそうなインパクトがある」と好意的だ。
一方、此花区の無職坂本利夫さん(79)は「橋下さんは激しすぎて、もうついていかれへん」。「大阪をぐちゃぐちゃにして、ほなさいならでは困る」と批判する。城東区の会社員川辺亜須香さん(36)は大阪都構想を「中身がさっぱり分からない。いいイメージで訴えているだけや」とばっさり。
市内の繁華街に四歳の娘と買い物に訪れていた都島区の主婦須藤真菜弥さん(35)は「大阪市を解体するとか守るとか言っているけど、市民にどんな影響があるのか説明してほしい」と注文。「むしろ子育てや雇用の方が切実」と、身近なテーマでの論争を望んだ。
◆平松邦夫さん「地道に堅実に確実に」
「皆さんの力を借りながら、地道に堅実に確実に、この街を住みやすくする、とやってきた。もっともっと良くしたい」
選挙戦二日目の十四日朝、平松さんはトップを務める大阪市北区の市役所前で街宣した。激戦が予想されるだけに、部下の市職員らの多くはそそくさと庁舎に入り、遠巻きで演説をながめる幹部もいた。
告示日の出陣式では、西区の事務所前に支援する民主、自民の国会議員や市議、連合の関係者ら約八百人が集まった。
共闘する府知事選候補の倉田薫さん(63)は、大村秀章愛知県知事が県民税減税の来年度実施を見送った点に触れ「公約倒れで愛知、名古屋がどうなってますか。公約だけで間違った選択がされたら大変だ。大阪はそんな破壊への道を歩んではだめだ」と、都構想を争点に選挙戦を仕掛ける橋下流を批判した。
買い物客でにぎわう梅田駅前の演説では、応援に駆けつけた連合の古賀伸明会長が「『独裁』と平気で言う人に大阪市政を任せていいのか。議会制民主主義を守らなくてはいけない」と訴えた。
◆橋下徹さん「生きるか、死ぬかだ」
「大阪が変われば、日本だって変わる」。橋下さんは十四日午前、市南部の住吉区のスーパー前で、買い物客らに訴えた。
民主、自民など既存政党や教職員組合などが平松陣営を支援する。「市立中学のイベントに行ったら『出てけ』と言われた。市の組織を守りたい人は死にものぐるいです」と批判のボルテージを上げた。
告示日の第一声の舞台に選んだのは、「ぶっ壊す」と公言した市役所前。「すさまじい戦(いくさ)。生きるか、死ぬかだ」などと決意を語った。
「中京都」構想を掲げる大村秀章愛知県知事らが応援に駆けつけた繁華街ミナミの街頭演説では、厳しい言葉で平松市政をめった切りにした。
「このままの大阪で行けば、十年後、そこにいる若いお姉さんの職場もなくなりますよ」「みなさんの人生はお先真っ暗です」
看板公約の大阪都構想こそが、低迷する大阪再生の切り札との持論をまくし立てた。「上海、ソウルに負けない、人、モノ、金が集まる大阪をつくる。平成維新を大阪から始める。維新の志士はみなさん一人一人だ」
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/15/20111115dde012010015000c.html
特集ワイド:ザ・るぽ 大阪市長選 な〜んか変やで秋の陣
ちょっと危なっかしく、ちょっと気になる政治家が誕生した−−。タレント弁護士の橋下徹さん(42)が大阪府知事になったとき、そう書いた。あれから3年9カ月、彼は「大阪都構想」を看板に府知事選と大阪市長選のダブル選を仕掛け、自ら市長選にくら替え出馬した。どれくらい危なっかしく、どれくらい気になる政治家になったのか? 再び追いかけた。【鈴木琢磨】
◇「独裁」と攻撃する平松氏 それすらつかみにする橋下氏−−ところで「都構想」って……?
◇市民は「まいど おいてけぼり」
大阪市長選候補者の街頭演説を聞く大勢の有権者=大阪市北区で2011年11月13日午後、小関勉撮影(一部画像を処理しています) 「いやー、もう、ものすごい選挙になってきました。やるか、やられるか。生きるか死ぬか……」。市長選告示日の13日昼下がり。JR京橋駅前に橋下さんの姿があった。朝から立ち飲みOKの飲んべえエリアとあってか、ビールケース上で、マイクを握っている。「いまや日本で一番、週刊誌に嫌われてる男になりました。あんな週刊誌がどうのこうのじゃない。みなさんが本気になって大阪のかたちを変える、日本のかたちを変える、その意気込みを持ってもらえるかどうかなんです」
告示前、一部週刊誌が生い立ちや親族にまで言及してのネガティブキャンペーンを張ったことをあえてネタにし、かわす。「そうや、そうや」。缶ビール片手に座って聞いていたおっちゃんがうなずく。人だかりは膨らんでいく。
知事選に出馬したときは、ペンライトを持ったおばちゃんまでいて、さながら氷川きよしコンサート状態だったが、さすがにその熱気はうせた。「クソ教育委員会とか汚い言葉はうちらも慣れてますけど、もうちょっと低姿勢にならな」。ヒョウ柄で決めたおばちゃんが注文をつける。で、あのころの橋下さんは訴えていた。「大阪を夕張にしていいんですか!」。それがこうなった。「いまの大阪府庁、大阪市役所の仕組みでは大東京には勝てません! 上海、ソウル、バンコク、香港にも勝てません!」
ふと横を見ると、<笑うがトク>ののぼりを手に、タイの張りぼてを抱えたえべっさんが聞いている。「私はリフォーム屋なんですがね、大阪を元気にしてくれるならとえびすの格好で応援してるんです。ただ、橋下さん、カッカしたらあかん。笑いがないのは大阪やないがな」
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思えば、政敵となってしまった現市長の平松邦夫さん(62)と笑顔で未来を語り合う時代もあった。橋下さんの笑顔は「大阪都構想」をぶちあげたとたん、消えた。市役所をターゲットとし、がんがん攻めた。その政治手法をめぐって、平松さんは「独裁」と反撃する。いつしか選挙の争点が「独裁」になっていく。
とはいえ、「独裁」すらもつかみにするのが橋下流。演説で「独裁」のくだりになるとボルテージがぐっとあがる。「反独裁、大阪市をばらばらにするな−−、平松さんはそれしか言わない。みなさん、確かに僕は口は悪い、認めます。でも、独裁なんてやったことがない、すべて府議会でしっかり議論しました。それよりどうです。民主党と自民党が手を組んだ。共産党まで。想像してください。自民と共産の議員が並んで同じビラを配っている。日本の政治は末期ですよ」。そして「大政翼賛会だ!」と切り捨てる。
いくつか告示前の討論会をのぞいた。アナウンサー出身らしく穏やかな平松さん、弁護士出身の橋下さんにディベート力で及ばない。どこが「独裁」か、と詰め寄られ、ずばっと答えられない。「物事を白か黒かに分け、意に沿わぬ者は敵だとして認めない手法……」。するとすぐ切り返される。「民主主義のルールのなかで許される手段を行使しているだけです」。テレビ番組で2人を知るタレントでエッセイストの遙洋子さんは言っていた。「選挙、おもしろくない。男たちのけんかですから。政治の世界でもまれているうち、プライドとか、嫉妬とか、個人的情念の戦いになっていく。まいど同じ。市民、府民はおいてけぼり」
そんな2人の討論で不思議なのは、大阪の「幸せ」認識の極端なズレ。「大阪満足度日本一」を唱える平松さんが英誌「エコノミスト」で、大阪市が最も住みやすい都市ランキング・アジア1位と胸を張れば、橋下さんは「そんな雑誌、いっぺんも読んだことない」と蹴飛ばしつつ、法政大の「幸福度」調査で、大阪府が47都道府県中、最下位との現状を指摘する。いずれにしろ「生きるか死ぬか」の戦いにしては、ゆるい。
声高に叫ばずともなんかヘン、そう感じている人はいるに違いない。朝、テレビで関西ローカルの情報バラエティー番組を見ていたら、京都の国際日本文化研究センター教授、井上章一さんがコメントしていた。「……ということは、なんですか、もし大阪都ができたら、府は京都だけになりますんやなあ」。肩すかしをくわせたひと言にスタジオは一瞬、言葉を失った。争いのもと、「大阪都構想」の実体は「ようわかりまへんなあ」といった、妙な空気が流れた。
大阪の人気情報誌「ミーツ」の元名物編集長、江弘毅さん(53)に聞いてみる。「吉本・たこ焼き・タイガース」の大阪論を排し、あくまで「街場の大阪論」にこだわってきた。「そら、橋下さんはテレビ村の人間ですやん。知り抜いてますよ。テレビ局とはお互いさまでしょ。関西ローカルの情報バラエティーは、今日の大阪は暑すぎるなあから、それでイラクはどうなるねんみたいなノリでね。それを芸人が弁護士の先生に聞くってパターンです。スタジオのなかで街場の会話をしてる。双方向に見えますけど、実は一方向。視聴者は先生を疑わないようになっていくんです」
「大阪秋の陣」に燃える浪花−−、ひょっとするとこれ、3年9カ月、知らず知らずの間に橋下徹作・演出のドラマ「大阪維新」にメディアが引きずり込まれてしまった「幻想」ではないのか?
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夕暮れ近く、橋下さん、ミナミのアメリカ村へと繰り出した。若者でごった返す道をスタッフの先導で進んでいたら、ビルに消えた。トイレ?
しばらくして2階の壁にある巨大液晶テレビがするすると上がり、本人、舞台に現れた。サプライズ! 向かいの公園はライブ中。「大阪をニューヨークやロンドン、上海やパリ、香港、ソウルに負けない大阪都にするから、応援して。ニューヨークやロンドンのダンサーが、この三角公園に集まるような、そんな大都市・大阪をつくるから!」
チラシにこうあった。<20代の若者へ 投票に行きましょう。投票率UPで海外留学奨学金制度 創設します!!>
いやはや勝負師の執念はすさまじい。その視線の先には永田町があるのか。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20111115ddlk29010619000c.html
選挙:桜井市長選 松井氏が初当選 谷奥氏、経験生かせず大敗 /奈良
任期満了に伴う桜井市長選は13日投開票され、新人の歯科医で元県議会議長の松井正剛氏(58)=無所属=が、再選を目指した現職の谷奥昭弘氏(68)=同=を大差で破り、初当選した。投票率は54・62%(前回は無投票。前々回66・65%)。14日午後、同市役所で駒井正彦・同市選管委員長が松井氏に当選証書を授与した。【稲田敏雄、栗栖健、高島博之】
松井氏は市歯科医師会や同医師会、同薬剤師会、同観光協会などの推薦を得て、医療・福祉の充実を掲げた「陽(ひ)だまり政策」と、市長給与の削減などを訴え、幅広く票を集めた。一方、谷奥氏は1期目の経験を生かし、「行財政改革の推進、纒向(まきむく)遺跡を活用した観光産業の振興」などを強調したが、及ばなかった。
松井氏の事務所には、開票の始まる13日午後9時前から、大勢の支援者や支持に回った国会議員、県議や市議などが詰めかけた。当選の連絡が入ると、歓声と拍手が巻き起こり、松井氏は支援者らとともに何度も万歳をして初当選を喜んだ。
松井氏は「現職との厳しい戦いでしたが、素晴らしい結果となったのは、みなさまが一丸となってがんばっていただいたおかげ。各地域を回っていて『桜井を頼むぞ』という声をたくさんかけていただいた。桜井を日本一住みたい町、誇りのもてる町にするために火の玉となって、命をかけてがんばる」と決意を述べた。
谷奥氏は同日午後10時10分過ぎ、敗戦が決まって事務所に姿を見せた。開票率98%の両候補の票数を記入したボードの前に立ち、しばらくじっと見入った後、支持者の前で「最悪の結果。選挙情勢が厳しいということは承知していたが、ここまでとは思わなかった。この4年間、一生懸命やってきたことと選挙結果との間が空いた。市民の信頼をいただけなかった。期待に応えられなくて申し訳ない」と述べた。
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◇桜井市=選管最終発表
当 18093 松井正剛 58 無新
8286 谷奥昭弘 68 無現
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◇桜井市
松井正剛(まつい・まさたけ) 58 無新(1)
歯科医▽市観光協会長▽市ソフトボール協会長▽桜井ライオンズク会長[歴]県議長▽大阪歯科大
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000220-mailo-l25
大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山..選挙:大津市長選 1月の告示まで2カ月 未だ構図定まらず /滋賀
毎日新聞 11月17日(木)15時34分配信
◇越氏が正式出馬表明−−民主、社民、連合滋賀推薦
◇“同門”の目片、山下氏−−自民は一本化調整が難航
任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)は告示まで2カ月を切った。16日には新人で弁護士の越直美氏(36)が無所属での出馬を正式に表明。民主と社民、連合滋賀が推薦を決めた。自民は3選を目指す現職の目片信氏(70)と元参院議員の山下英利氏(58)の間で一本化の調整が難航。県都決戦の構図はまだ定まらない。【加藤明子】
この日、大津市内で会見した越氏は「大津市はまもなく人口が減少に転じる。今、手を打たなければ」と語り、福祉や行財政改革、観光振興など10項目の政策目標を発表。「県と協調し、効率的な行政を目指す」と、嘉田由紀子知事や対話の会にも支援を求める意向を示した。
民主は前回選で推薦候補が目片氏に3639票差で惜敗。擁立の期限とした10月を過ぎた今月上旬、越氏から出馬の意向を伝えられた。県連幹部は「あやうく決まらないと思ったが、いい候補に決まってほっとした」と胸をなで下ろした。
一方、越氏の浮上で自民には動揺が広がった。目片、山下両氏で分裂したままでは「共倒れは必至」(自民系市議)。両氏とも「保守系候補の一本化は必要」という点で一致するが、関係者は「以前のように調整できる人がいない」と打ち明ける。
目片氏は山下氏の父で元防衛庁長官の元利氏(故人)の後継者として96年衆院選で初当選した経緯があり、両氏はいわば“同門”の間柄。重なる支援者も多く、両氏から支援要請を受けた市議会の自民系会派も板挟みの状態で、「もう時間的猶予はない。近く答えを出さなければ」と焦りを見せる。
共産市議らが所属する市民団体も候補者擁立を模索している。28日には立候補予定者説明会を迎えるが、波乱含みの状態が続きそうだ。
11月17日朝刊
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大阪府知事選、首長の檄文の争奪戦
27日投開票の大阪府知事選は、候補者の支援を巡って府内首長らの動きが焦点となる珍しい戦いだ。
前同府池田市長の倉田薫氏(63)と大阪維新の会幹事長の松井一郎氏(47)の陣営は、より多くの首長から支援を得ようと、応援メッセージを書いた「檄(げき)文」を要請。届いた檄文を選挙事務所に掲示したり、報道各社に公表したりして先陣争いを展開している。
両陣営によると、首長から寄せられた檄文は16日現在、倉田氏が31人分、松井氏が22人分。うち16人は両陣営に送付している。
13日には、両陣営に檄文を送った箕面市長が、倉田氏の個人演説会で登壇し、「正直、悩みながら今の立場にいる」と苦しい胸の内を明かした。両陣営に届けた別の首長は「檄文はエールを送る程度の儀礼的なもの。数を競っても意味がない」としている。
(2011年11月17日10時40分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111117-OYT1T00189.htm
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>>1820
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000043-mai-soci
<町名論争>兵庫・新温泉町 検討委は変更方針決定
毎日新聞 11月19日(土)13時40分配信
名作テレビドラマ「夢千代日記」の舞台となった温泉の町と、冬の味覚の王様・ズワイガニが水揚げされる港町が合併し、05年に誕生した兵庫県新温泉町で、町名を巡る論争が巻き起こっている。平成の大合併による発足当初から町名論争はくすぶっており、町長の諮問機関・町名検討委員会は10月、「町名を変えるべきだ」とする方針を多数決で打ち出した。
新温泉町は、女優・吉永小百合さん主演の「夢千代日記」のロケ地だった湯村温泉のある旧温泉町と、ズワイガニやホタルイカで知られる浜坂漁港のある旧浜坂町が合併した。この時、「町名は合併後検討する」とするただし書きが、旧浜坂町側の強い要望で合併協定書に盛り込まれた。
検討委員のうち、「変更」に投票した旧浜坂町域の地区区長、田中一成さん(73)は「対等合併の際、新町名に旧町名を使わないのは常識だ」とする。「変更不要」に投票した町議、中村経逸(つねいつ)さん(70)は「町名は苦渋の末生まれた融和策で、過去の経緯を尊重したい」と話す。
町名変更による経費を、町は戸籍データの書き換えなど5000万円以上と試算する。看板や印鑑の変更など企業や町民もさまざまな支出が必要だ。それでも、町名問題を機に合併解消を求める意見さえある。検討委会長で町議の西村銀三さん(62)は「文化も伝統も違う山あいの町と海の町を、国の財政の都合で無理やり“結婚”させた。町名への違和感はその表れだ。規模が小さくても、元の2町に戻った方がいい」と主張する。
今月下旬にも検討委の最終報告書を受け取る旧浜坂町出身の岡本英樹町長は、「町名を巡って町民が対立することは絶対に避けたい。合意形成を第一に考えたい」と慎重な姿勢だ。 地方自治法によると、仮に町長が町名変更の方針を決めると、兵庫県の同意を得たうえで、変更の条例案を町議会で可決する必要がある。
05年に1市2町が合併してできた島根県大田市では、合併協議会で「石見銀山市」にいったん決まった新市名を、石見銀山遺跡の世界文化遺産登録が実現した場合に再考する条件付きで、大田市に覆した。07年の登録を機に変更が検討されたが、官民の経費負担などを理由に見送られた。
総務省によると、平成の大合併でできた自治体が名前を変えた例はない。昭和の合併では、東葛市から変更した千葉県柏市、鳴南市から改称した徳島県鳴門市の例がある。【皆木成実、山田英之】
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201111190180.html
大阪市長選、橋下氏と平松氏が大接戦 共同通信の世論調査 27日投開票の大阪市長選、大阪府知事選の「ダブル選」で、共同通信社は18、19両日、電話世論調査を実施、取材も加味して情勢を探った。一騎打ちとなった市長選では、前府知事の橋下徹はしもと・とおる氏(42)と現職の平松邦夫ひらまつ・くにお氏(63)が大接戦を繰り広げている。
知事選も、同府池田市の前市長倉田薫くらた・かおる氏(63)と橋下氏率いる「大阪維新の会」幹事長松井一郎まつい・いちろう氏(47)が僅差で競り合う展開。ただ市長選では約2割、知事選でも3割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。
支持政党別でみると、橋下氏は維新の会の9割超を固めた。一方、平松氏は民主の7割、自民の6割を固め、共産の9割近くが支持。自主投票の公明は4割が橋下氏、5割が平松氏、「支持政党なし」の無党派層は5割近くが橋下氏、4割が平松氏で判断が分かれた。
知事選では、倉田氏は民主の6割に浸透する一方、自民の4割程度しか固めていない。松井氏は維新の会の6割強を固めた。無党派層の支持はほぼ互角だ。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111115/waf11111508070004-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(1)財政再建 「優良会社」道遠く
2011.11.15 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
大阪府、大阪市の借金残高の推移
1兆7200億円と3兆2400億円。今年度の大阪市と大阪府の一般会計当初予算額である。
莫大(ばくだい)な数字を聞いてもイメージは湧きにくいが、大阪市の予算規模は埼玉県に匹敵し、長野県の約2倍。大阪府の予算額は福岡県の約2倍、静岡県の3倍近くに相当する。
長期不況や産業空洞化のあおりを受け、低迷する大阪経済。だが、府も市も巨大な財布を持つ自治体であることは事実だ。
半面、借金の規模も大きい。特別会計を含む全会計ベースでみると、昨年度末の借金残高は、大阪市で5兆624億円、大阪府は6兆739億円。ともに大きな重荷を背負って歩き続けている。
成果強調
「大阪市の借金は減っているが、府の借金は増えている」。大阪市長選で再選を狙う平松邦夫氏は、府と市の財政比較でたびたび強調する。確かに、平成18〜22年度末の借金残高を比較すると、市は3629億円減らしたのに対し、府は2994億円増えている。
平松氏と争う前府知事、橋下徹氏は、20年2月の知事就任直後に「府庁は破産会社」と位置づけ、予算の組み替えを指示。それまで将来の借金返済に備える基金に手をつけて不足分を補っていた“禁じ手”を封じ、その上で初年度から11年ぶりの単年度黒字に持ち込んだことを成果としている。平松氏の指摘は「財政再建の道筋をつけた」という橋下氏の自負に対する反論の意味を帯びる。
黒字に転じたにもかかわらず、府の借金残高が増えたのはなぜか。本来国からもらえる資金を自治体が借金で肩代わりする「臨時財政対策債(臨財債)」の増額が主な要因だ。橋下氏はこの点を踏まえ、国が手当てすると約束している臨財債を除き、府が実質的に発行をコントロールできる借金の残高を考えるべきだと主張。実質借金残高でみると、府は22年度末までの5年で約3400億円の借金を減らしたことになる。
危機再来
民間出身の両氏は、それぞれ財政再建に尽力し、一定の成果を挙げた。
だが、府市ともに、将来大幅な税収の増加が見込める状況にはなく、依然大きな火種を抱えたままだ。
府の財政収支見通しによると、26年度をピークに財政難のヤマが訪れ、その後いったん収束するが、バブル期のツケの返済期を迎える35年度に再び危機が訪れ、37年度の財源不足額は約600億円と予測される。大阪市も26年度から収支不足が発生し、30年度までに計1200億円の収支改善が必要だという。
「府も市も改善はしたが、昔に比べれば少しましになったという程度で、安心できるレベルではない」。ある市幹部が、財政難を引き起こした行政側として、自戒を込めて語る。「府も市も、優良企業になる道のりはまだまだ遠い」
2つの巨大な自治体は、深刻な不安が消えないまま、にらみ合っている。
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大阪ダブル選に際し、大阪を取り巻く5つの主要な政策課題を見つめる。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111116/wlf11111608070004-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(2)生活保護 受給者増、財政を圧迫
2011.11.16 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
大阪市の生活保護受給者数の推移
「いつかこんな事態になると予想していたが…」。大阪市の生活保護の担当者が残念そうに話した。
205万人−。厚生労働省が今月9日に発表した、生活保護受給者数の7月時点の速報値だ。戦後の混乱が残っていた昭和26年の204万7千人を超え、過去最多を更新した。
市町村別で最も多いのが大阪市だった。受給者数は約15万1千人で、市民の約18人に1人が受給している計算。平成元年の約4万7千人から増加傾向で、世界的な金融危機があった20年秋から加速。市の23年度予算で、生活保護費は一般会計全体の約17%にあたる2916億円に達する。
大阪市内で、受給者が突出して多いのが西成区だ。日雇い労働者が集まる「あいりん地区」があり、4人に1人が受給者とされる。区役所には毎月支給日になると、開庁の午前8時半ごろには長い列ができ、100人を超えることもある。
「このままでは制度そのものを支えきれない」。市の担当者の危機感は強い。
持ち出し154億円
憲法上の「生存権」をもとに国民の最低限の生活を保障する生活保護。費用は現在、国が75%、地方自治体が25%を負担している。
地方負担分の一部は、国が全国一律の単価で補(ほ)填(てん)しているが、受給者の高齢化率や独居率が高い大阪市は、この単価よりも高くつく医療扶助や住宅扶助が多く、自前の持ち出しが発生。21年度決算では、持ち出し額が154億円にのぼり、市民が収める税金で賄われている。
大阪は市外から流入した受給者も多く、市は制度本来の趣旨を踏まえ、全額国負担を求めている。しかし、国は「全額国負担になれば、自治体の受給認定が甘くなる」などとして難色を示している。
有効な手立てなく
受給者の増大に対し、国は10月、失業者に無料で職業訓練受講を促し、収入が少ない期間は最大月10万円の生活費を支給する「求職者支援制度」を開始した。厚労省は「第2のセーフティーネットだ」と胸を張るが、自治体側からは「生活保護を減らす根本措置になっていない」と効果を疑問視する声が上がる。
市も独自の対策に乗り出している。21年9月、市長をトップとするプロジェクトチーム(PT)を設置。不正受給の増加を踏まえ、今月には西成区と浪速区で先行的に、受給者の生活実態を集中調査する専門チームを立ち上げた。
大阪市長選で争う現職の平松邦夫氏と前大阪府知事の橋下徹氏は、国に抜本的な制度改正を働きかける方向性では一致しているが、手法は食い違う。橋下氏は「今の大阪市では無理。巨大な政治パワーがいる」として、大阪都構想の推進を主張。平松氏は「全国の政令市にも声をかけ、情報を共有している」と、実績を強調して反論する。
だが、受給者の増大に歯止めをかける有効な手立ては見いだせていない。不況で市税収入が減少する中、生活保護問題は、市民生活を圧迫しかねない深刻な課題として横たわっている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111117/waf11111708070000-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(3)首長政党 地方選異例の争点
2011.11.17 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
大阪維新の会と市町村長連合との比較
大阪府知事選の告示わずか3日前の今月7日、府内21市町村の首長が世話人に名を連ねる政治団体「市町村長連合と府民の会」(市町村長連合)が設立された。知事選候補の前池田市長、倉田薫氏(63)が世話人代表に就き、同団体公認で立候補した。
知事選のライバルである地域政党「大阪維新の会」幹事長の前府議、松井一郎氏(47)への対抗心がにじむ。維新が前知事、橋下徹氏(42)を頂点とする地方議員の集合体であるのに対し、府内自治体の約半数の首長が倉田氏を支援しているという構図を際立たせる狙いもあった。
橋下維新の誕生以降、河村たかし名古屋市長(63)の「減税日本」、大村秀章愛知県知事(51)の「日本一愛知の会」などの地域政党が設立され、地方選で勢いを見せつけた。維新は4月の府議選や大阪、堺両市議選で躍進し、橋下氏が大阪ダブル選を仕掛ける下地となった。
これに対し、倉田氏は、議員のトップに首長が立つ姿を「首長の囲い込み政党だ」と指摘。大阪市長選で橋下氏と戦う現職の平松邦夫氏(63)も、同様の理由で維新を批判する。
二元代表に一石
首長と議会の在り方そのものに一石を投じる「首長政党」の是非は、今後、全国の自治体に影響を及ぼしかねない争点として、ダブル選で急浮上した。
国会議員が首相を選ぶ「議院内閣制」に対し、首長と議員の双方が直接選挙で選ばれる地方行政は「二元代表制」と呼ばれ、議会には本来、首長の施政をチェックする役割が求められる。しかし、実際には“オール与党”の議会が、首長の施策の追認機関となっているケースも少なくない。
知事として初めて地方行政に触れた橋下氏には「議会は行政に対し、何も責任を負っていない」といういらだちがあった。維新の議員にも政策立案を求め、維新は教育・職員基本条例案などを議員提案した。
橋下氏は、維新での取り組みを、持論の首相公選制導入の「実験」と位置づける。府議だった松井氏を知事選に立てたことを「これこそ地方政治のリーダーの作り方だ」とし、松井氏は「橋下傀(かい)儡(らい)府政につながる」との批判を「あえて反論はしない」と受け流す。
背景に政党不信
対する倉田氏は、維新について「橋下氏の囲い込み政党から『ポスト橋下』を出そうというのは、二元代表制からみてもよくない。府政がやりたい放題になる」と強く反発。自身の市町村長連合については「政党というより、首長の仲間の集まりだ」と性格付け、維新との違いを強調する。
一方、共産推薦の知事選候補、梅田章二氏(61)は維新、市町村長連合の双方に異論を唱える。維新については「首長と議会の本来の関係から逸脱している」と倉田氏と同様の見解を示す一方、「維新を批判していた倉田氏が、そういった団体(市町村長連合)を選挙母体とするのは本末転倒だ」と非難する。
既成政党への不信をバネに、力をつけた首長政党。ダブル選では「維新、反維新」が大きな選択肢となる。異例の構図に対する有権者の判断が注目される。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111118/waf11111808070000-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(4)地下鉄民営化 スピード、プロセスで対立
2011.11.18 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
相互乗り入れで隣府県につながる大阪市営地下鉄の路線
「民営化を議論する条件は整いつつある」。今年10月の大阪市議会特別委員会。市長選で再選を目指す平松邦夫氏(63)は、市営地下鉄事業についてこれまでの主張から一歩踏み込んだ発言をした。市交通局が準備した資料にはないアドリブの答弁だった。
地下鉄民営化問題は4年前の前回市長選でも争点になり、民営化を掲げた当時の現職に対し、平松氏は「当面は公営維持」を主張。市長就任後も「まずは公営企業としての改革が重要だ」としてきた。
今回の市長選で平松氏と戦う前大阪府知事、橋下徹氏(42)は、市営交通の完全民営化を掲げている。平松氏の市議会での発言は、橋下氏の主張を牽制(けんせい)しつつ、「将来の民営化は否定しない」という自身のスタンスを示す意図があったとみられる。
5路線赤字
大阪市営地下鉄事業は、昨年度決算で累積赤字を解消し、186億円の黒字を計上。財政難の市にあって優等生的な事業といえる。
ただ、その収支は、中心部を走るドル箱の御堂筋線などの黒字で他路線の赤字を埋める構造。現在黒字なのは御堂筋線、谷町線、中央線、堺筋線の4つで、残りの5路線は全て赤字だ。
市幹部は「公営交通の目的は街づくり。利便性を高め、街を活性化させる狙いがある」と説明するが、市中心部を東西に走る中央線の黒字化には、開業から50年近くかかった。
また、私鉄などとの相互乗り入れも少ない。東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では、運行9路線のうち7路線にJR東日本や私鉄など計7社が乗り入れ、利用者は神奈川や埼玉、千葉などの隣県に乗り換えなしで向かえるが、大阪市営地下鉄で、私鉄が乗り入れ、隣府県までつながっているのは2路線しかない。
私鉄と市営地下鉄との規格の違いが主な理由というが、利用者には不便な形態になっている。
メリットは…
橋下氏は、民営化のメリットとして、経営の効率化とサービスの向上を挙げる。大阪市営地下鉄は他の在阪私鉄に比べ、営業キロあたりの職員数や平均給与が高く、民営化すればスリム化が進み、料金値下げにもつながると主張する。
東京メトロは平成16年4月、国の特殊法人から民営化され、株式会社に。今年3月期決算では368億円の黒字を計上した。現在の株主は政府と東京都だが、将来的には完全民営化を目指している。
一方、公営であることのメリットもある。市交通局は、長期ビジョンを持った延伸計画が立てられることを挙げ、「目の前の利益だけに左右されず、30年、40年先を見据えられる。国からの補助も受けやすい」と解説。また「当面は公営維持」とする市議の間では、多額の市民の税金をつぎ込んだ「金の卵を産む鶏」をたたき売るべきではないという声も上がる。地下鉄建設にために市の一般会計などから投じられた費用は、昭和37年以降の総額で8400億円に達する。
「ただちに民営化を実行すべき」とする橋下氏と、「利益が出たら民営化というのは乱暴だ」と反論する平松氏。民営化へのスピードやプロセスをめぐり、2人の対立が続いている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111119/waf11111908070002-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(5完)敬老パス 得票左右する「聖域」
2011.11.19 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
大阪市の敬老バス事業の推移
大阪市長選で激しく対立する現職、平松邦夫氏(63)と前大阪府知事の橋下徹氏(42)が、方向性では一致する政策課題がある。市が70歳以上の全市民に無償支給している市営地下鉄・バスの敬老優待乗車証(敬老パス)事業。高齢化で市の負担が増大する中、ともに「制度維持」と「一部利用者負担を含む見直し」を掲げている。
制度が始まったのは昭和47年11月。通年初年度の48年度の発行枚数は約9万3千枚、費用総額は約2億5千万円だったが、平成23年度当初予算では約34万枚、約84億円。額にして34倍の伸びとなっている。
対象者数は増え続けており、市の試算では、26年度は90億円、団塊の世代が70歳を迎える30年度には100億円を超えるとされる。
同様の制度は名古屋市や横浜市など他の大都市にもあるが、利用者負担がゼロで上限なく利用できる政令市は、大阪市だけだ。
選挙ではタブー
「敬老パス問題を選挙で持ち出すことはタブーだった」。ある市議が打ち明ける。「大阪市民最大のメリット」ともいわれる事業の行方には有権者の関心が極めて高く、過去の市長選などで、票の減少を恐れる候補者たちは廃止や見直しを言い出せず、半ば聖域化していた。
実際、敬老パスは高齢者の生活を支える“命綱”としての側面がある。
妻(77)と2人で週2〜3回パスを利用する大阪市西区の男性(83)は「地下鉄は一駅の往復だけでも400円かかる。年金生活で、収入が少ないのでパスは本当に助かる」。週1〜2回利用する女性(79)は「もし有料化を掲げる候補者がいたら、票は入れない」と言い切る。
しかし、将来的に増え続ける費用は、確実に市財政を圧迫する。市内部でも「さまざまな補助金などの抑制が進む中、敬老パスの費用だけを増額させてもいいのか」という声がある。
都構想より関心
平松氏は市長1期目に2度にわたり、限度額の設定や一部負担を盛り込むよう見直しを提案した。今後、制度自体を維持できなくなるという危機感があったからだが、市議会の反発を受け、承認されなかった。
今回の選挙で平松氏は「見直しは避けられない」として公約に「持続可能な形で維持する」と盛り込んだ。「費用を負担してもいいと言ってくれる市民もいる。制度を継続させるためにも、有料化の議論をしなければ」と話す。
大阪市の再編を伴う「大阪都構想」を掲げる橋下氏は、本来的には大阪都移行後、基礎自治を受け持つ市域8〜9の特別自治区ごとに制度の可否を判断すればいいという考えだ。
だが、選挙戦では「事業費を抑える判断が必要」と主張するものの、制度維持を繰り返し強調する。陣営関係者は「有権者からの問い合わせは、都構想よりも敬老パスの方が断然多い。演説では『敬老パスをなくさない』というフレーズを必ずつけてほしいと頼んでいる」と打ち明ける。
高齢者に高いニーズがある一方、財政的に制度の見直しが必要な敬老パス事業。次の4年を担う大阪市長は、難しい決断を求められる。
=おわり(大阪ダブル選取材班)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111116/waf11111611120013-n1.htm
オレンジvsグリーン そのココロは?
2011.11.16 11:12 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
街宣車から沿道に挨拶をする平松邦夫氏=大阪市大正区(志儀駒貴撮影)
イメージが重要といわれる選挙戦。27日投開票の大阪市長選でも両陣営がそれぞれ、イメージカラーを決めて、戦いにのぞんでいる。現職の平松邦夫氏の陣営はオレンジ、橋下徹氏の陣営はグリーンがイメージカラーとなっている。統一カラーを持つことで、スタッフの士気をあげるとともに候補者を効果的にアピールする狙いがあるという。しかし、なぜ、その色にしたのか。両陣営に尋ねてみると…。
平松氏陣営は、初当選した前回選挙では「ブルー」だったが、今回は「オレンジ」にチェンジした。前回はブルーを選んだのは、平松氏本人が好きな色というのが理由。清心なイメージが挑戦者にふさわしいという、意味合いもあったという。
事務所関係者によると、オレンジは、大阪市では「現職市長」のイメージカラーで、代々の現職市長の選挙では「オレンジ」を使ってきた経緯がある。関係者に向け“2期目を目指す市長”をアピールする目的もあったようだ。
一方の橋下氏陣営は黄緑色をイメージカラーにしている。維新の発足に参加した地方議員の多くが、自民議員だったことから、自民党のイメージカラーのグリーンに近い色を選んだのではないか、と推測する人もいたが「緑は若さをイメージさせる」と事務所スタッフ。
大阪維新の会が地域政党として発足して最初の選挙となった市議補選のときにこの色を使い、選挙戦に勝ったことで、維新の会の定番カラーとして定着したらしい。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111116/waf11111612350018-n1.htm
どうする府庁舎全面禁煙 維新、反維新でねじれも
2011.11.16 12:34 (1/3ページ)[westナビ]
禁煙に踏み切っている橋下徹氏(右)と愛煙家の松井一郎氏。候補者の見解も分かれている
27日投開票の大阪府知事選で、府庁舎敷地内の全面禁煙政策に対し、候補者の「見解」が分かれている。全面禁煙に踏み切ったのは橋下徹前知事だが、後継である大阪維新の会(維新)幹事長、松井一郎氏(47)は愛煙家で、喫煙者への配慮もにじませる。一方、「反維新」の急先鋒である梅田章二氏(61)=共産推薦=は、橋下氏の全面禁煙政策の継続を明言。紫煙をめぐって「維新」と「反維新」陣営で、思わぬ“ねじれ”現象が起きている。
喫煙しない橋下氏の大号令で、府庁舎や出先機関の敷地内が全面禁煙になったのは平成20年5月31日。「分煙」のために庁舎内にあった来庁者も使える喫煙室はすべて閉鎖され、現在は物置などとして使われている。
喫煙職員は庁外へ避難。近くの大阪城公園で喫煙する職員が相次ぎ、公共の場所で路上喫煙しないことを求めた大阪市条例の努力義務に反しているとして、府が同市から注意を受けたこともある。
最近では府庁周辺で喫煙する職員の姿はほぼみられなくなったが、通勤時間帯や昼休みには、少し離れたコンビニの玄関前や、喫茶店などで煙を吹かす職員も少なくない。その中には愛煙家の府議の姿もある。
産経新聞が行った府庁舎全面禁煙政策継続の是非をめぐる主要候補者を対象にしたアンケートでは、梅田氏は「○」と回答。
大阪都構想など維新が掲げる主要政策についてほぼ全否定する梅田氏だが、「受動喫煙が健康に及ぼす悪影響については科学的にも示されている」と、橋下氏が手がけた禁煙政策については継承を明言する。
市長就任前の平成6年に禁煙に成功したという前池田市長の倉田薫氏(63)=民主、自民府連支援・支持=も「府庁内の禁煙は当然だ」と継続に賛成だ。
ただ、煙の誘惑をかつて知る立場らしく、「完全に禁煙にして『たばこを吸いたい職員はどこか遠くへ行け』というのは、喫煙できる場所への移動時間が無駄になる」と、業務の効率性の観点から「分煙」の復活に含みを持たせる。
「一日あたり平均1箱半」を吸うという愛煙家の松井氏は、一人「△」と回答し態度を保留した。
「嫌煙家を受動喫煙から守ることは必要」としつつも、「1年間に府税として約200億円、国税として約700億円の納税をいただいている喫煙者の皆さんの声も無視できるものではない」。橋下府政の継承者としての立場と、愛煙家としての立場で、心中は揺れているようだ
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111117/waf11111708560002-n1.htm
どうなる大阪市立近代美術館 平松氏「夢の空間」 橋下氏「計画再検討」
2011.11.17 08:46 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
平成29年度のオープンを目指して動き出した「大阪市立近代美術館」建設計画(北区中之島)が、大阪市長選の行方に大きく左右されそうだ。舌戦を繰り広げる現職の平松邦夫氏(63)と、前大阪府知事の橋下徹氏(42)は美術館計画をめぐっても対立。建設に慎重姿勢をみせる橋下氏が勝利した場合、計画が白紙撤回される可能性もあり、その場合、倉庫に眠る大量の名画の行方や、国との用地売買契約で発生する違約金約48億円の問題など予断を許さない展開が待ち構えている。
佐伯祐三「郵便配達夫」、モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」…。国立国際美術館(大阪市北区)で開催中の「中之島コレクションズ」展(12月11日まで)には大阪市所蔵の名品が並ぶ。
昨年11月の整備計画発表で、市立近代美術館の建設は具体化に一歩近づいた。10月3日に行われた同展の記者発表には平松氏が姿を見せ、「『またハコモノか』という批判が起きやすい状況だが、それをはねのける夢のある空間を造りたい」と力説した。
市制100周年記念事業として昭和58年に構想が発表された美術館計画。平成10年に基本計画を策定したものの財政難や建設地の土壌汚染などから実質的に計画中断の憂き目に。
平松氏が19年に市長に就任し、計画が再始動。基本計画で2万4千平方メートルだった延べ床面積を、昨年の整備計画では1万6千平方メートルにし、事業費も280億円から122億円と半分以下に削減。開館も29年度に先送りし、リストラ案でようやく再スタートとなった。
ところが、橋下氏が市長選に立候補をしたことで美術館計画そのものが白紙に戻る可能性も出てきた。橋下氏は、府知事時代にワッハ上方、国際児童文学館、大阪センチュリー交響楽団などのリストラを進めてきた。橋下氏は美術館計画についても「莫大なコストがかかることから再度、計画を精査して最終判断する。府民全体、民間資本の活用はできないのか。それらが不能の場合、計画中止も含めて再検討する」と、白紙撤回にも言及。また、市議会で第一党の「維新」の幹部も反対の構えを見せている。
もし計画中止の場合、国との用地売買契約には違約金を支払う約束がある。土地購入額(約160億円)の30%、約48億円の違約金が発生する。さらに、専門家からも高く評価される約4500点のコレクションはどうなるのか。
27日の選挙結果を市の担当者や美術館関係者は固唾を呑んで見守っている。
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111119-OYT1T00531.htm
大阪W選、橋下チルドレンも反維新の浪人も必死
4月の統一地方選で躍進した地域政党・大阪維新の会の新人議員と、再起を期す他党の前議員が、大阪府知事・市長のダブル選(27日投開票)の各陣営で支持拡大に奔走している。
選挙結果は自らの行く末にも重い意味を持つだけに、「負けたら終わり」と、聴衆への訴えに力がこもる。
◆代表に恩返し
18日朝、大阪市生野区の地下鉄駅前。維新の荻田ゆかり府議(42)は通勤客らにチラシを配った。午後には、市長選に出馬した維新代表の橋下徹氏(42)と商店街を歩き、橋下氏と、維新の知事選候補、松井一郎氏(47)への支持を呼びかけた。
4月の府議選、大阪・堺両市議選で誕生した「橋下チルドレン」53人の1人。生野区(定数2)で、5選を目指した民主府議団幹事長を退けた。橋下氏は何度も応援に入り、握手の仕方から指導を受けた。
「橋下代表に恩返しを」。そんな思いでダブル選期間中、実動部隊としてフル稼働する。府議選の時と同様、維新への期待は感じるが、激しい選挙戦を反映し、街頭で受け取ったビラを落として踏みつける人もいた。それでも、ダブル選にかける思いは揺るがない。「大阪を変える最後の機会。自分の選挙より必死にやる」
◆劇場型にノー
大阪・ミナミの交差点。荻田氏とほぼ同じ頃、大阪市議選で敗れた民主の権世幸蔵・前市議(53)は、民主、自民が支援する知事選候補、倉田薫氏(63)と並び通勤客に頭を下げていた。
市議選で民主は現職の落選が相次ぎ、会派の議席は半分以下に。2期目を目指した権世氏も、中央区(定数2)で4位に甘んじた。
1期目の4年間、知りうる限りの地域行事に足を運んだ。落選後も、「地域の声を聞くのは政治家の基本」と活動に手を抜くことはない。維新の「大阪都構想」で市が8〜9の特別自治区に分割されることに、「コミュニティーが壊される」と危機意識は高い。橋下氏と直接対決する現職の平松邦夫氏(63)の集会を告知するチラシ5万枚を区内に配り、「劇場型政治に終わりを告げよう」と訴えた。「親亀の橋下氏がこければ、子亀もこける。打倒維新で、できる限りのことをする」
◆独占を阻止
府議選で落選した同府八尾市選出の前共産府議・小松久氏(54)は、18日に八尾市内で開いた演説会で党推薦の知事選候補、梅田章二氏(61)と共に「維新の野望を打ち砕こう」と訴えた。
橋下氏の政治手法に警鐘を鳴らす活動を7月から続ける。「維新に知事と大阪市長の独占を許すことの重大性を理解してほしい」
(2011年11月19日18時43分 読売新聞)
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>>1936
橋下、平松両氏が大接戦 本紙世論調査 知事選も倉田、松井両氏競り合う
2011.11.19 20:11 (1/2ページ)
27日投開票の大阪府知事、大阪市長のダブル選について、産経新聞社は18、19両日、有権者を対象に電話世論調査を実施し、取材も加味して情勢を探った。市長選は「大阪維新の会」代表の前知事、橋下徹氏(42)と、再選を目指す無所属の平松邦夫氏(63)が激しく競り合う展開。知事選では「市町村長連合と府民の会」公認の前池田市長、倉田薫氏(63)と、維新幹事長の前府議、松井一郎氏(47)が競り合い、無所属で共産推薦の弁護士、梅田章二氏(61)への支持は広がっていない。
市長選では約2割、知事選では3割あまりが誰に投票するかを決めておらず、選挙戦後半の展開次第で情勢は流動的だ。
市長選の支持政党別では、橋下氏は維新支持層をほぼ固め、今回は自主投票に回った公明の4割、大阪府連レベルで平松氏を支援する自民、民主の支持層にも食い込む。平松氏は民主支持層の7割、自民支持層の6割を固めたほか、公明支持層の5割、候補者擁立を見送った共産の支持層の8割からも支持を得た。
回答者全体の4割超を占める「支持政党なし」の無党派層は、橋下氏支持が5割弱、平松氏支持4割となった。
知事選では、民主、自民府連の支援を受ける倉田氏が、民主支持層の6割を固めたものの、自民支持層は5割弱にとどまった。松井氏は維新支持層の7割弱を固めたが、維新支持層の1割あまりは倉田氏を支持。梅田氏は共産支持層に浸透している。
公明支持層は、3割が倉田氏、2割が松井氏と回答。無党派層は、倉田氏と松井氏が2割超を分け合う展開となった。
一方、維新が掲げる「大阪都構想」や教育基本条例案への賛否を尋ねる質問では、いずれも「賛成」「どちらかといえば賛成」が、「反対」「どちらかといえば反対」をやや上回った。
◇
■調査の方法
大阪府、大阪市の有権者を対象に18、19両日、コンピューターで無作為に発生させた番号にかける電話調査のRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。大阪府知事選の調査では、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1476件で、うち1021人から回答を得た。大阪市長選では891件のうち、611人から回答を得た。
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111119-OHT1T00263.htm
橋下氏包囲網で「圧勝」一転ピンチ!?…大阪市長選
前大阪府知事の橋下徹氏(42)と現職の平松邦夫氏(63)の一騎打ちとなった大阪市長選(27日投開票)で、平松氏が民主、自民支持層の過半数、共産支持層の9割近くから支持を得ていることが19日、共同通信社の電話世論調査で判明した。「反独裁」を掲げる平松氏の“橋下包囲網”が完成。当初は橋下氏の圧勝との見方もあったが、現状は予断を許さない“大接戦”。橋下氏がピンチに立たされている。
共同通信社が18、19両日に実施した世論調査によると、支持政党別で橋下氏は、自ら率いる大阪維新の会の9割超を固めた。対する平松氏は、支援を受ける民主の7割、自民の6割を固め、共産に至っては9割近くから支持を得た。自主投票の公明でも4割が橋下氏、5割が平松氏。「反独裁」を旗印に団結する既成政党からのバックアップ効果がはっきりと表れた。告示後とあってこの調査では「どちらを支持するか」の具体的なパーセンテージは発表していないが、「大接戦」との見解を示している。
橋下氏にとって最大の誤算は、共産推薦の渡司考一氏(59)が今月4日に出馬回避を表明し、平松氏支援に回ったことだった。最近2度の大阪市長選で10万票以上を獲得している共産票が、なだれを打って敵方へ。渡司氏が回避する以前、先月29、30両日に朝日新聞社と朝日放送が行った世論調査では「大阪市長にはだれがふさわしいか」との問いに橋下氏が50%、平松氏が26%と“ダブルスコア”で圧倒する結果が出ていたものの、今や風向きは完全に変わってしまった。
橋下氏が目指す「大阪都」構想への賛否については、大阪市内では「賛成」「どちらかといえば賛成」が計46%。「反対」「どちらかといえば反対」を合わせた41%を上回ったが僅差だ。2008年の知事選での圧勝に始まり、維新の会発足後も今年4月の統一地方選、吹田市長選など連戦連勝を誇ってきたかつての勢いは、橋下氏を“独裁者”と位置づけ、包囲網を敷いて攻撃する平松氏の戦略にかき消されている。
その橋下氏はこの日、ミナミのアーケード街などを練り歩き「今回の選挙は厳しい。僕らは組織を持たない。助けてくださいよ」と“泣き”を入れるシーンも。一方の平松氏は、梅田のヨドバシカメラ前で「日本の民主主義をこの大阪からつぶすのか。あきまへん、そんなことしたら」と気勢を上げた。残り1週間の選挙戦。危機感いっぱいの橋下氏が、強大な包囲網を打ち破れるか。
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http://www.sanspo.com/shakai/news/111120/sha1111200503006-n1.htm
橋下、平松両氏が壮絶なデッドヒート
2011.11.20 05:02
’11大阪秋の陣は超リアル・ファイト。27日投開票の大阪市長選、大阪府知事選の「ダブル選」で、共同通信社は18、19両日、電話世論調査を実施、取材も加味して情勢分析。その結果、一騎打ちとなった市長選では、前府知事の橋下徹氏(42)と現職の平松邦夫氏(63)が空前の大接戦を繰り広げていることが明らかになった。
知事選も、同府池田市の前市長倉田薫氏(63)と橋下氏率いる「大阪維新の会」幹事長松井一郎氏(47)が僅差で競り合う展開。ただ市長選では約2割、知事選でも3割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。
支持政党別でみると、橋下氏は維新の会の9割超を固めた。一方、平松氏は民主の7割、自民の6割を固め、共産の9割近くが支持。自主投票の公明は4割が橋下氏、5割が平松氏、「支持政党なし」の無党派層は5割近くが橋下氏、4割が平松氏で判断が分かれた。
市長選の告示前は、人気の橋下氏が「ダブルスコアで勝利」という見方も流れたが、実際の選挙戦は壮絶なデッドヒートの様相だ。
また、ダブル選への関心度については、「大いに関心ある」「ある程度関心ある」の合計が実に9割を超えた。
(紙面から)
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http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201111200040.html
橋下氏先行、追う平松氏=知事選は接戦に―大阪ダブル選情勢2011年11月20日17時6分
27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選のダブル選を控え時事通信社は18、19の両日、府内の有権者を対象に電話世論調査を実施した。取材で得た情報も加味して情勢を探ると、市長選は地域政党「大阪維新の会」公認で前知事の橋下徹氏(42)がやや先行し、無所属で現職の平松邦夫氏(63)が追い上げる展開となっている。
知事選は維新の会公認で前府議の松井一郎氏(47)と、諸派で前同府池田市長の倉田薫氏(63)が競り合う。無所属で弁護士の梅田章二氏(61)=共産推薦=は苦しい戦い。他の4候補は勢いが見られない。
ただ、誰に投票するかを「まだ決めていない」と答えた人が市長選で約1割強、知事選で3割近くいるため、情勢は予断を許さない状況だ。
国政の支持政党別に見ると、市長選では橋下氏が支持政党を持たない無党派層と自民支持層で一歩リード。これに対し平松氏は民主、公明、共産の各支持層に浸透しつつある。知事選では松井氏が無党派層で、倉田氏が民主、自民、公明の各支持層で優位に立っている。
一方、調査ではダブル選最大の争点で橋下、松井両氏が掲げる「大阪都」構想への賛否も質問。その結果、「賛成」と「どちらかと言えば賛成」が合計で52%となり、「反対」と「どちらかと言えば反対」の合計38%を上回った。
また、40年ぶりとなったダブル選に「関心がある」との回答が9割に達し、有権者の関心の高さをうかがわせた。
[時事通信社]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111120-00000060-mai-pol
<大阪ダブル選>橋下氏、平松氏に先行 松井氏追う倉田氏
毎日新聞 11月20日(日)21時2分配信
27日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選について、毎日新聞は19、20の両日、MBSと合同で世論調査を実施し、取材結果と総合して中盤情勢を分析した。市長選は「大阪維新の会」代表で前知事、橋下徹氏(42)がリードし、現職の平松邦夫氏(63)=民主府連支援、自民府連支持=が追う展開。知事選は、維新幹事長、松井一郎氏(47)が先行し、前同府池田市長、倉田薫氏(63)=同=が追い上げている。しかし、市長選で2割、知事選で3割が投票先を決めておらず、終盤に情勢が変わる可能性もある。
維新公認の橋下、松井両氏に対し、民主、自民は平松、倉田両氏を支援。共産は市長選で公認・推薦候補の擁立を見送り、平松氏の支援に回った。両選挙とも、自主投票の公明を除く既成政党と維新が対決する構図だ。
市長選の調査結果では、橋下氏は維新支持層の9割を固め、無党派層の6割から支持を得ている。更に自民支持層の5割、民主支持層の3割、公明支持層の3割も取り込んだ。
平松氏は民主支持層の6割をまとめたが、自民支持層は4割にとどまる。一方、共産支持層の6割、公明支持層の5割に浸透。無党派層からも3割の支持を得た。
知事選は、松井氏が維新支持層の9割を固めた。民主支持層の4割、自民支持層の3割、公明支持層の2割にも食い込む。
倉田氏は自民支持層の5割、民主支持層の5割をそれぞれ固め、公明支持層の5割にも浸透している。無党派層は4割が松井氏、3割が倉田氏と割れている。
弁護士の梅田章二氏(61)=共産推薦=は共産支持層の7割を固めているが、支持は広がっていない。
市長選で橋下氏に投票するとした人の6割が知事選では松井氏、平松氏に投票するとした人の7割が倉田氏と回答し、共闘関係を反映した結果になった。
維新が掲げる「大阪都構想」について、市長選では「賛成」「どちらかといえば賛成」が計42%で、「反対」「どちらかといえば反対」の計28%を上回った。知事選では、それぞれ計51%と計24%だった。橋下氏に投票すると回答した人の73%が賛成派、平松氏に投票するとした人の64%が反対派で、投票先と連動する傾向がみられた。
教育への政治関与を打ち出した教育基本条例は、市長選で「賛成」「どちらかといえば賛成」が計41%と、「反対」「どちらかといえば反対」の計21%のほぼ倍に上った。同条例についても、橋下氏に投票するとした人の計63%が賛成派だった。【小林慎】
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267:11/21(月) 00:32 9Ib51Tbk
共同→橋下と平松が大接戦、倉田と松井が僅差で競り合う
時事→橋下やや先行平松追う、松井と倉田が競る
産経→橋下と平松が激しく競る大接戦、倉田と松井が競る
毎日→橋下が平松に先行、松井を追う倉田
日経→橋下が平松を一歩リード、松井と倉田が競り合う
読売→大阪市長選で橋下氏先行、追う平松氏
朝日→
268:11/21(月) 00:35 jxTB1Nwj [sage]
読売テレビニュース
世論調査 大阪市長選:橋下氏が優位 大阪府知事選:松井氏がややリード
278:11/21(月) 01:14 lWN2yeXD
大阪市長選、橋下氏一歩リード 朝日新聞社情勢調査
http://www.asahi.com/politics/update/1121/TKY201111200473.html
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000177-yom-pol
政党大物来ず、首長・学者が応援合戦…大阪W選
読売新聞 11月21日(月)7時59分配信
拡大写真
街頭演説会に集まった人たちに支持を訴える橋下徹氏=近藤誠撮影
大阪府知事・市長のダブル選(27日投開票)の各候補は20日、日曜日の買い物客らをターゲットに繁華街に繰り出した。
ただ、過去の府知事選や市長選で恒例だった政党幹部ら“大物”の来援はなし。代わりに、地方自治の担い手である県知事や市町村長のほか、政治学者までが応援合戦を繰り広げる異例の「ラストサンデー」となった。
◆「人柄伝えやすい」
民主、自民が支援する現職の平松邦夫氏(63)には、政治学者の山口二郎・北海道大教授や精神科医の香山リカ氏、上田文雄・札幌市長らが、ミナミなどで平松氏支持を訴えた。
山口氏は、一騎打ちとなる大阪維新の会代表・橋下徹氏(42)について、「自分の意見に逆らう者は全部排除する。地域の多様性を育んできた大阪の伝統に最も遠いタイプ」と指弾。「今必要なのは、平松氏が体現している連帯や助け合いだ」と強調した。
陣営幹部は、山口氏らを弁士に選んだ理由を「聴衆に政策や人柄を伝えるには、名の知れた大物に来てもらうより効果的だ」と説明する。ただ、「終盤は後一押しが必要。大臣クラスも呼んでムードを盛り上げたい」と、今後は民主、自民の政党幹部が支援に入る可能性を示唆した。
◆「野合批判と矛盾」
橋下氏には、府知事時代から交友のある中村時広・愛媛県知事が来援し、キタの繁華街で、「(平松陣営には)既得権益にあぐらをかいた連中がうじゃうじゃいる。(選挙戦は)ぬるま湯につかっている人間を、ひっぱり出す戦いだ」と声を張り上げた。橋下氏も「大阪を世界に冠たる大都市にしたい。その夢に向かい、一緒に一歩を踏み出しましょう」と呼びかけた。
陣営関係者によると、橋下氏が告示前、テレビ番組で「ダブル選に勝てば国政に足をかける」と発言した直後、民主、自民の国会議員から、「応援に入りたい」と打診があったが、断ったという。「平松陣営を『既成政党の野合』と批判しているのに、矛盾する」ためで、著名人の来援は、猪瀬直樹・東京都副知事や河村たかし・名古屋市長ら、地方自治の関係者が目立つ。
◇
府知事選も同様だ。
前同府池田市長の倉田薫氏(63)は、ミナミの高島屋大阪店前などで街頭演説したが、周りを囲むのは、府内14の市町村長と、民主、自民の地元国会議員ら。
共産推薦の梅田章二氏(61)も、告示日に志位委員長の来援を仰いで以降、大物投入はなく、この日も、大阪を拠点に活動する党国会議員と演説会に臨んだ。
維新幹事長の松井一郎氏(47)は、東大阪、柏原、堺各市のイベント会場をはしご。夕方からは、投票率アップを狙い、若者の多いキタの繁華街に繰り出した。
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http://www.j-cast.com/2011/11/21113826.html
大阪市長選橋下氏圧勝なのか 各紙「情勢調査」の裏読み
2011/11/21 18:51
大阪ダブル選の世論調査と取材を総合した各紙の「情勢調査」が出そろった。大阪市長選をみると、朝日、毎日、読売の3大一般紙が、橋下徹・前府知事のリードを伝える一方、共同通信などは「大接戦」と報じている。
大阪市長選に立候補したのは、現職の平松邦夫氏と橋下氏の2人だけだ。投開票は2011年11月27日に迫っている。果たして現状は、「橋下氏リード」か「大接戦」なのか。
朝毎読など「橋下氏リード」が多数
どうなる大阪市長選。 11月21日付朝刊に載った情勢調査では、朝日「橋下氏が一歩リード」、毎日「橋下氏がリード」、読売「橋下氏が先行」と、3大一般紙がそろい踏みで橋下氏優位を伝えた。約450〜約940人の大阪市内の有権者から回答を得た結果だ。
平松氏に関する表現をみると、毎日と読売が「(平松氏が)追う」、朝日は「懸命に追う」となっている。
ほかにも、記事からは大阪市内の有権者から得た回答数は不明だが、日経新聞(21日付)が「橋下氏が一歩リード」、時事通信(20日配信)は「橋下氏がやや先行」と伝えた。
「やや」とか「一歩」とか不鮮明な表現が並ぶのは、公職選挙20+ 件法が禁じている「人気投票の公表禁止」にあたる可能性を避けるため、告示以降は「●●氏に投票すると答えた人は●%」といった「全体の生数字」は表に出さず、「取材結果も総合した」形にしているためだ。「生数字」は、「社外秘」扱いにする社もある。
参考で、読売新聞の過去の情勢調査記事と比べてみる。11年春の統一地方選で、いずれも現職の「圧勝」で終わった東京都と北海道の両知事選の際(投票約1週間前)の表現をみると、「石原(都知事)が頭一つ抜け出ている」、「高橋(道知事)が大きく先行」となっていた。
今回の府知事選では、読売は「橋下氏が先行」としている。「頭一つ」「大きく」といった表現が欠けた形になっている。
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「橋下氏リードは僅か3ポイント」?
一方、共同通信(20日付掲載用配信)は「大接戦を繰り広げている」と伝えた。名前の出てくる順番は「橋下氏と平松氏」と橋下氏の方が先になっている。
ちなみに届け出順は平松氏の方が先だ。ある全国紙OBによると、「少しでもポイントが上の候補の名前を先に記事に登場させるのが普通」だそうだ。
産経新聞も20日付朝刊で「橋下氏と平松氏が激しく競り合う」と分析した。
週刊誌はどうか。週刊現代が今週号(12月3日号)で、「橋下徹 本誌調査ではやっぱり『圧勝』なのだが」との見だしで報じている。
「大阪の繁華街で大阪市民100人」にきいたところ、橋下氏が「ダブルスコア」だった、と具体的な数字を示して紹介している。
一方で、「不安材料」も挙げた。たとえば、「大阪維新の会の関係者」の話として、維新の会メンバーが行った調査では「橋下のリードは僅か3ポイント差」しかなかったとしている。
他にも、橋下氏の支持率が高い若年層や無党派層は一般的に投票率が低いことや、投開票日に雨が降るなどして投票率が低くなれば「(橋下氏にとって)致命的」との「橋下陣営幹部」の声にも触れている。陣営内に「橋下氏の人気の上滑り」を警戒する声があるというわけだ。
大阪市長選の期日前投票(告示翌日から7日間)をした人は、07年の前回市長選のときより約8割増となり、関心の高さをうかがわせている。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111121/plt1111211608001-n1.htm
大阪W選の裏側…“優勢”橋下陣営が焦るワケ
2011.11.21
圧倒的にリードする思惑が崩れた橋下氏=20日夕、大阪市北区【拡大】
大阪ダブル選挙の投開票(27日)まで1週間を切った。報道機関の世論調査もほぼ出そろい、橋下徹前大阪府知事(42)と現職の平松邦夫氏(63)の一騎打ちとなった大阪市長選は、おおむね「橋下リード」。だが、人気・知名度で勝り、当初は圧勝も予想されていた橋下氏陣営には伸び悩みの焦りも隠せない。
先週末から週明けにかけて新聞各社は一斉に情勢調査の結果を報道した。程度の差はあれ、市長選は「橋下氏リード、追う平松氏」、府知事選は大阪維新の会幹事長、松井一郎氏(47)と前池田市長、倉田薫氏(63)が「接戦」で、ほぼ一致している。
「社によってバラツキはあるが、10ポイント以上の差で橋下氏リード。ただ、ひと桁差と出た社もある」(府政関係者)
だが、橋下氏陣営は「もう少し競り合っているような気がする」と慎重な態度を崩さない。組織の引き締めという側面もあるが、危機感も相当なものがあるようだ。
「いくつか理由がある」と先の府政関係者。
「ひとつは橋下氏の支持層が無党派、若者に偏っていること。つまり、世論調査の結果がそのまま投票動向に結びつかない。さらに『橋下氏支持票』が頼りの松井氏当選のためには、もっと圧倒的な支持率の差がほしかったのが本音だろう」
そして、最後が文字どおり「追われている」点だ。
橋下氏が「大阪都構想」を掲げて大阪W選挙を正式にブチ上げた先月中旬の下馬評では、橋下氏と、同氏率いる維新の会が推す松井氏のW勝利が確実視されていた。4月の統一地方選で、維新の会が府下各自治体の議会選で圧勝し、府議会でも単独過半数をとる大躍進。橋下人気におびえる民主、自民の中央は府知事選での不戦敗も視野に入れていたほどだ。
それから1カ月。橋下氏の街頭演説には今も多くの有権者が詰めかけるが、維新の会の会合には空席も目立つなど、当時の熱はない。
選挙プランナー、三浦博史氏は「前提としてこれといった失政のない現職の2選目の選挙は強い。さらに、その平松さんが『悪人』ではないことが、橋下さんの陣営には誤算になっているのでは」と話す。
「橋下さんは小泉純一郎元首相と同じく、敵を作って攻撃することで自分をよくみせる手法。府知事選では府庁や役人を悪者にし、今度は平松さんや大阪市役所を攻撃しているが、大阪の有権者は、肝心の平松さんが悪人ではないことを知っているので、あまり効果が出ていないようだ」
そして、「府知事選では地味な松井さんに比べ、やはり倉田さんは長い政治家経験もあって、演説もうまい。この両候補の差に市長選も引っ張られ、影響が出る可能性がある」と読む。
勝敗に大きく影響するのが投票率。過去の市長選を振り返ると、2005年が33・92%、07年が43・61%だったが、市選管は「このまま推移すれば投票率アップも期待できる」という。通常、投票率が上がれば、無党派層に支えられた橋下陣営が有利なのだが…。ラスト1週間、総力戦で勝利をつかむのはどちらか。
【大阪ダブル選挙 新聞各社情勢調査】
産経「橋下、平松両氏が接戦」
「知事選も競り合う」
朝日「橋下氏一歩リード、平松氏追う」
「松井氏、倉田氏競る」
読売「橋下氏先行、追う平松氏」
「知事選、松井氏ややリード」
毎日「橋下氏、平松氏に先行」
「松井氏追う倉田氏」
日経「橋下氏一歩リード、平松氏が追う」
「松井氏と倉田氏が競り合う」
▼大阪府知事選立候補者
倉田 薫 63 前池田市長 諸新
中村 勝 60 会社社長 諸新
マック赤坂 63 元会社社長 諸新
岸田 修 70 元府職員 無新
梅田 章二 61 弁護士 無新
松井 一郎 47 元府議 諸新
高橋 正明 69 元中学教諭 無新
(届け出順)
▼大阪市長選立候補者
平松 邦夫 63 市長 無現
橋下 徹 42 前知事 諸新
(届け出順)
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http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20111121ddn003010020000c.html
クローズアップ2011:大阪ダブル選・中盤情勢 都構想賛否と連動
◇7割投票「行った」「必ず行く」
27日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選は大阪を二分する激戦が続いている。毎日新聞とMBSの世論調査では、大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」と「教育基本条例案」について、賛成が反対を大幅に上回った。情勢では、大阪維新の会が公認する橋下徹氏(42)と松井一郎氏(47)が維新支持層をほぼ固めているのに対し、民主、自民が支援する平松邦夫氏(63)と倉田薫氏(63)は両党支持層を固め切っておらず、終盤戦が焦点となりそうだ。【高山祐、堀文彦、田中博子】
維新が掲げる「大阪都構想」は、府と大阪、堺両市を解体して「都」と「特別自治区」に再編。大阪市は8〜9の区に分割し、中核市並みの権限を持たせる。
市長選では、「賛成」「どちらかといえば賛成」が計42%、「反対」「どちらかといえば反対」は計28%だった。知事選では、賛成派が51%と、反対派のほぼ2倍に上った。市長選の年代別では20代で賛成派が63%を占めた。
都構想の賛否は、市長選、知事選ともに投票先と連動する傾向が浮き彫りになった。市長選で橋下氏に投票するとした人のうち、「賛成」「どちらかといえば賛成」は計73%だったのに対し、平松氏に投票するとした人では、「反対」「どちらかといえば反対」が計64%を占めた。知事選でも、松井氏を支持する人の88%が賛成派、倉田氏を支持する人の51%が反対派だった。
維新は、知事が教育目標を設定するなど、教育への政治介入を明確にした教育基本条例案も公約に掲げる。同条例案について「賛成」「どちらかといえば賛成」は、橋下氏を支持する人の計63%に上ったのに対し、平松氏は計18%にとどまった。知事選でも松井氏を支持する人は計77%、倉田氏は計29%だった。
市長選の支持政党別で、同条例案の賛成派は維新、自民、民主、公明の各支持層で反対派を上回った。共産支持層は反対派が賛成派の倍以上を占めた。
市長選で、橋下氏は20代の8割、30代の6割と、若い世代を中心に60代までの各年代で平松氏を上回った。平松氏は、40〜70代以上の中高年層で4割の支持を集めた。
40年ぶりのダブル選となった今回、市長選では、投票に「既に行った」「必ず行く」と答えた人が計75%、知事選では計71%に上り、関心の高さをうかがわせた。
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◇カギ握る公明票の行方
ダブル選では、自主投票を決めた公明支持層の動向が焦点の一つとなる。10年の参院選比例代表で、同党は府内で投票総数の17・4%にあたる69万8438票、このうち大阪市内では同19・0%にあたる22万3805票を獲得している。この票の行方が結果を左右する可能性がある。
調査結果によると、市長選では5割前後が平松氏を支持する一方、橋下氏への支持が3割と差が出た。知事選では倉田氏への支持が最も多く、5割弱に上った。松井氏への支持は約2割。
◇共産6割平松氏
市長選では、共産票の行方にも注目が集まる。推薦候補予定者が「反維新勢力を結集する」として出馬を取りやめ、平松氏の支援に回っているためだ。共産は市議会では野党の立場にあり、平松氏が浸透するかが課題だが、調査結果では平松氏は支持層の6割を固めている。同党は10年参院選比例代表で市内の投票総数の9・8%にあたる11万5875票を獲得している。
◇自民、政党色前面に 民主、現状にいらだち
市長選で橋下氏がリードしているとの世論調査結果に対し、橋下氏の陣営は「街頭での感覚では、かなり競り合っていると感じる」と慎重姿勢を示す。平松氏の組織戦を上回るには投票率アップが不可欠とし、「若者に投票を呼び掛けるなど、支持を広げていきたい」と話す。一方、平松氏の陣営は「元々、追い掛ける立場。告示前より差を詰めているという実感もある。調査結果に一喜一憂していられない」と淡々と受け止める。支援団体の引き締めや、ビラを新たに作成する方針だ。
市長選、知事選とも維新の候補者が先行している展開について、維新と対決する既成政党からは終盤戦での巻き返しを誓う声も上がった。平松氏と倉田氏を大阪府連レベルで支援する民主本部の幹部は「なぜリードされているのか。府連は一体、何をしているんだ」と、支持固めが進んでいない状況へのいらだちを隠さない。また、平松氏と倉田氏を支持する自民府連幹部は、市長選について「何かを変えてくれるという、橋下氏への漠然とした期待感が表れていると思う」と分析。知事選については「これまでは自民が表に出ない選挙戦を展開したが、今後は政党色を打ち出していきたい」と意気込んだ。
市長選では平松氏を自主的に支援、知事選で梅田章二氏(61)を推薦する共産府委員会幹部は「橋下氏には若い層からの期待が高いが、民主主義を破壊する独裁政治だということを訴えていきたい」と述べた。公明府本部幹部は「このまま自主投票の流れは変わらない」と話した。
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◇大阪府知事選・市長選の質問と回答◇
知事選 市長選
◆教育基本条例案についてどう考えますか
賛成 17 15
どちらかと言えば賛成 32 26
どちらかと言えば反対 10 9
反対 11 12
よく分からない 28 35
◆大阪都構想についてどう考えますか
賛成 22 19
どちらかと言えば賛成 29 23
どちらかと言えば反対 12 12
反対 13 16
よく分からない 22 26
◆どの政党を支持していますか
民主党 13 12
自民党 11 14
公明党 7 7
共産党 4 5
社民党 1 0
みんなの党 2 2
国民新党 0 0
たちあがれ日本 0 0
新党日本 − −
新党改革 0 −
大阪維新の会 9 7
その他の政党 1 1
支持政党はない 50 45
注)数字は%。小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満、「−」は回答者なし。無回答は除いた。
◇調査の方法
19、20日の2日間、コンピューターで無作為に作成した電話番号にかけるRDS法で実施した。大阪府知事選、大阪市長選とも750人を目標に、府知事選は766人から、市長選は844人から、それぞれ回答を得た。
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111121ddlk25010194000c.html
選挙:大津市長選 山下氏が出馬断念 市議らに意向伝える /滋賀
任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)に出馬の意向を示していた元参院議員、山下英利氏(58)が20日、自民系市議会会派「湖誠会」への支援要請を取り下げた。複数の関係者に出馬断念の意向を伝えている。
複数の政党関係者によると、民主や連合滋賀などが推薦する弁護士、越直美氏(36)が出馬の準備を進めており、3選を目指して立候補の意向を示している現職目片信氏(70)との間で保守層分裂を懸念する声が高まっていた。湖誠会の幹部は取材に「山下氏は、私がやめて目片さん一本で結束すべきだ。これ以上は引き延ばせないと語った」という。
市長選には共産推薦の医師、東昌子氏(48)も出馬を表明している。【加藤明子】
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http://mainichi.jp/kansai/osakawsen/news/20111120ddn041010009000c.html?toprank=onehour
攻防:大阪ダブル選・あと7日 首長“踏み絵”苦慮 「檄文」16人重複
檄文が張られた候補者事務所=大阪市内で2011年11月19日、望月亮一撮影(一部画像を加工しています) ◇倉田氏31人、松井氏22人−−選挙後にらみ重複
27日投開票の大阪府知事選で、注目を集めているのが府内市町村長の動向だ。前同府池田市長の倉田薫氏(63)=民主府連支援、自民府連支持=が出馬の条件とした「賛同してくれる首長数」の達成を、大阪維新の会幹事長の松井一郎氏(47)側が疑問視したのが注目のきっかけ。両陣営には応援の「檄文(げきぶん)」が届いているが、後々の関係を考えて中立を宣言したり、両候補に送ったりする首長もいる。市町村長はつらい−−。【原田啓之、近藤希実、熊谷豪】
陣営の発表によると、18日現在、檄文が届いた市町村長の数は倉田氏が31人、松井氏が22人となっている。
そのうち両陣営に送ったのは16人。倉田氏に出馬要請した中心メンバーの中和博・能勢町長もその一人で、取材に「公明正大に戦ってほしいから」と理由を語った。また、藤原龍男・貝塚市長も「首長としては中立でありたい。2人とも頑張ってくださいという気持ち」と話す。
同じく両陣営に送った倉田哲郎・箕面市長はこの件について、ツイッターで「ノーコメントで通してます」と何度も発信。茨木市内で18日夜にあった演説会では、倉田薫氏の応援弁士として登壇し「(維新が掲げる)大阪都構想には賛成。自分をここに立たせているのはバランス感覚だ」と複雑な心境を吐露した。
また、陣営発表では松井氏だけに檄文を送ったとされる岡本泰明・柏原市長のように「送ったかどうかも含めて一切ノーコメント」と明言を避け続けている首長もいる。
維新代表の橋下徹氏(42)の支援を受けて09年に初当選した竹山修身・堺市長は、どちらにも檄文を寄せなかった。大阪都構想による堺市の分割・再編に反対しており、記者会見で「堺に関係することならきちんと行動、発言しないといけないが、今回はあえて控える」と言明。維新側には「道義に反する」との非難もある。
こうした動きに対して弁護士の梅田章二氏(61)=共産推薦=の陣営は「すべての立場の人を守るべき首長が、特定の候補に肩入れするのは問題だ」と批判。共産系の議員や労働組合などの支援を受けながら、幅広い層への浸透を図っている。
◆これまでの経緯
倉田氏の出馬を巡っては、吉田友好・大阪狭山市長ら首長有志が10月、出馬を要請。倉田氏は、市長自身が選挙に出ている大阪市と池田市を除く41市町村長の3分の2以上(最低28)の賛同を条件に挙げ、結局「30人が賛同するか支援を確約した」として出馬を決めた。だが、市町村名は公表されていない。
維新側はこの数字に疑問を呈し「次の選挙で刺客を立てる」などと府内首長をけん制。松井氏への檄文提出を求め“踏み絵”を迫る形となった。
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■ことば
◇檄文
本来は自分の考えや主張を述べて大衆に行動を促す文書のことだが、「励ましの言葉や文書」とする誤用が定着している。選挙では「祈必勝」などと大書した張り紙を指し、応援の意思表示として団体や個人が陣営へ送ることが慣例となっている。「ため書き」とも呼ばれる。
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>>1953
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111121/waf11112108370001-n1.htm
党中央、維新との対決に難色?自民、民主「大物応援」低調
2011.11.21 08:37 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
「選挙サンデー」の夕方、繁華街で行われた候補者の街頭演説に集まった有権者ら=20日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
大阪府知事、大阪市長のダブル選の投開票が1週間後に迫る中、政党幹部など「大物」の来援が、過去の両選挙に比べて低調だ。市長候補の現職、平松邦夫氏(63)と知事候補の前池田市長、倉田薫氏(63)を府連レベルで支援する民主、自民も、党中央からの応援は20日現在、ゼロの状態。次期衆院選をにらみ、大阪維新の会との全面対決を避けたい党中央の思惑もうかがえ、全国的に注目される大型地方選であるにもかかわらず、政党色がかすんでいる。
両選挙では告示日などの節目に党幹部らが来阪するのが通例で、過去の選挙では河野洋平氏や村山富市氏、鳩山由紀夫氏、菅直人氏ら重鎮クラスも訪れた。
平成12年の知事選では、全国初の女性知事となった太田房江氏の出陣式に、小池百合子氏ら全国区の女性議員がずらりと並んだ。
だが、今回の選挙で告示日以降に応援に駆けつけた党首クラスは、知事選候補者の梅田章二氏(61)を推薦する共産党の志位和夫委員長と、維新を応援するみんなの党の渡辺喜美代表だけ。民主、自民はこれまで1人も訪れていない。
両党の府連では終盤に向け、民主の閣僚級や自民の小泉進次郎・党青年局長らの来援を求める声が出ているが、平松氏は、市長1期目の実績を地道に訴える選挙戦を展開。倉田氏も、府内21首長からの支援を前面に出す作戦を取っている。
倉田氏の陣営関係者は「名前だけで聴衆を集められる国会議員は、なかなかいない」と語り、「国会議員は動きが鈍い。維新との対決を恐れているんじゃないか」と本音も漏らす。
一方の維新側は、既成政党との対決姿勢を鮮明に打ち出し、市長候補の前知事、橋下徹氏(42)、知事候補の前府議、松井一郎氏(47)とも、あえて外部の応援には極力頼らない作戦を取る。
橋下氏らと親しい元経済企画庁長官の作家、堺屋太一氏や、元横浜市長の中田宏氏らの応援は受けるが、陣営関係者は「ある意味、この選挙戦で橋下氏以上のVIPはいない」と強気の構えをみせている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111118/waf11111813500010-n1.htm
前半戦ルポ(上)平松陣営「橋下批判抑え、福祉、雇用を強調」
2011.11.18 13:48 (1/2ページ)[大阪ダブル選]
団地内で支援を呼びかける平松邦夫候補=18日、大阪市城東区(山田哲司撮影)
現職の平松邦夫氏(63)は18日午前、大阪市城東区の市営住宅に姿を見せた。住民1人1人と握手を交わしながら、話に耳を傾けた平松氏。「独裁者に大阪市を渡してはならない」「彼は催眠商法の天才」−当初、演説のほとんどを占められていた“橋下批判”は少なくなり、どちらかといえば、やさしい口調で主張を訴える。
注目度が高いこともあって、告示直前、各種団体が主催する公開討論会が相次いで開催された。激論を交わした相手は、知名度抜群で、人気も高い前大阪府知事の橋下徹氏(42)。「言葉に反論しなければ」との気持ちがあった。
橋下氏の手法に対し、市民からは問題視する声もある。橋下氏を批判することで、聴衆からはそれなりの反応もあるが、「相手への批判よりも周囲との協調に力を置きたい」と考えるようになったという。
平松氏自身は「序盤、演説の内容を日々変えていって、最後の1週間に中身を固める」としていたが、反論に力を入れすぎ、相手の“土俵”に乗りたくないとの思いもあるようだ。
陣営関係者は「地方選挙において、失政のない2期目の現職は強い、といわれるが、相手は橋下さん。楽観する声は全くなく、リードされているのは間違いないが、人柄をきちんと見てもらえれば浸透するはずで、追いつきつつある」としている。
大阪市生野区のスーパー前で、聴衆と握手を交わしている途中のことだった。平松氏に「公務員の数、多すぎるんちゃうか」と詰め寄る初老の男性がいた。うなずきながら、男性の話を聞いた平松氏はゆっくりと、市の取り組みを説明。「これからも減らしていきます」と声をかけると、男性は納得したような表情を見せた。
平松氏が市長として心がけたのは現場に行くこと。地域イベントの参加回数はこれまでで550回以上。これほど街に飛び込んだ市長はいないという自信があるからこそ「一緒にやりましょう」と言えるという。
橋下批判を抑え、演説で語っているのは、市長としての実績やこれからの政策だ。17日夜の個人演説会でも、震災支援や福祉、雇用施策をじっくり説明。「市内を走り続けたことで、市民とともに行動すれば、すばらしい街ができるという信念を持った」と語った。
◇
13日に告示された大阪市長選は、27日の投開票を控え中盤戦にさしかかった。現職市長の平松邦夫氏と前府知事の橋下徹氏はどんな戦いぶりをしているのか。2回にわたってリポートする。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111119/waf11111912160006-n1.htm
【ダブル選】
前半戦ルポ(下)橋下陣営「独裁」批判を笑顔で払拭
2011.11.19 12:15 (1/3ページ)[westピックアップ]
雨の中、有権者に支持を呼びかける橋下徹氏=19日午前、大阪市阿倍野区(渡守麻衣撮影
「平松さんの改革は、前市長がつくった案をそのままやっただけ。うちの子供が市長でもできますよ」
市営住宅前で演説する前大阪府知事、橋下徹氏(42)。現職の平松邦夫氏(63)を攻撃する話題では極端な比喩を用いて聴衆を引きつけ「市役所を今のまま残すか、一から作り直すか」と二者択一を迫る。
演説が終盤にさしかかると「自民から共産まで一緒になってボコボコにされてます。皆さんが頼りです」とお願いモードに。悲壮感はうかがえないが、ある日は1日で回った7つ区の全てで劣勢を強調。週末の19日午前も住宅街で、自らのピンチをアピールした。
橋下氏を一目見ようと、商店街で1時間待ったという主婦(68)は「橋下さんは、きっちりと政策をいうてくれる」。握手の後で「元気をもらった」と語った高齢女性もいた。
陣営が気にしているのは「政治には独裁といわれるぐらいの力が必要」とした橋下氏の発言だ。賛否両論を巻き起こす意図的な発言だったとはいえ、相手陣営はこれを機に「反独裁」キャンペーンを展開。陣営内には「言うべきでなかった」という声も漏れる。
このため、街頭ではスキンシップを重視し、こまめに握手や記念撮影に応じることで「独裁者」のイメージ払拭を狙う作戦に出ている。「直接、人柄に接してもらうのがてっとり早い」という判断だ。
抜群の知名度もあって歩くだけで人だかりができ、満面の笑みで握手を交わす。「子供さんに食べさせて」とお菓子の詰め合わせを渡す女性やコック服姿で駆け寄るパティシエも。商店街で一緒にカメラに収まった若い女性は「めっちゃ、やさしいキャラやん」と微笑んだ。
陣営は勝負のカギを握るのは投票率とみる。相手陣営を支えるのは、既存政党などの組織票。橋下氏自身も「投票率が60%以下だったら負ける」と分析している。
大正区での個人演説会でも「維新を応援してくださる方は、ほとんど投票に行ってくれない。票をください」と頼み込んだ。
「夢かも分かりませんが、府民市民が一丸となれば必ず夢は実現します」と語る橋下氏。知事選候補との二人三脚でダブル選の勝利を狙う。
18日夜の旭区の演説でも「人気投票なら(自分たち)2人とも人柄が良さそうに見えないので必ず負ける。でもダブル選は大阪の方向性を問う選挙だ」と笑いを誘い、政策選択選挙だと訴えた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201111210016.html
大阪市長選、橋下氏一歩リード 朝日新聞社情勢調査2011年11月21日
27日投開票の大阪市長・大阪府知事のダブル選で、朝日新聞社は19、20の両日、市内と府内の有権者にそれぞれ電話調査し、取材とあわせて情勢を探った。市長選では前府知事の橋下徹氏が一歩リードし、現職の平松邦夫氏が懸命に追う展開。知事選では、地域政党・大阪維新の会の松井一郎氏と前大阪府池田市長の倉田薫氏が競り合っている。ただ、投票態度を明らかにしていない人が市長選で3割、知事選で5割おり、情勢が変わる可能性もある。
投票態度を明らかにした人を分析すると、大阪市長選では、大阪府知事を任期途中で辞任した大阪維新の会公認の橋下氏が、維新支持層をほぼ固めた。民主支持層や自民支持層の半数に浸透。無党派層の支持も6割と厚い。20代から60代までの幅広い年齢層でまんべんなく支持を得ている。投票する際に一番重視することで「政策や公約」を挙げた層での支持が7割もある。
民主党府連が支援、自民党府連が支持する平松氏は、民主、自民両支持層のそれぞれ5割近くを押さえた。自主的に支援する共産党の支持層の支持も受け、追い上げを図っている。70歳以上の高齢層の支持が高い。一番重視する投票基準に「人柄」と答えた人の6割近くが支持している。
市長選に「大いに関心がある」と答えた人は57%で、2007年の前回市長選の28%のほぼ倍に。大阪都構想や政治手法をめぐり真っ向から主張がぶつかりあう選挙は有権者の関心を高めており、投票率が前回の43.61%を上回ることも予想される。
■知事選は競り合い
大阪府知事選では、維新の会公認の松井氏が、橋下氏と連携して大阪都構想の実現を訴え、維新支持層の大半を確保。民主、自民の各支持層の4割近くに食い込んでいる。無党派層からは4割の支持を得ている。
民主党府連が支援、自民党府連が支持する倉田氏は、民主支持層の5割以上、自民支持層の6割の支持を獲得。無党派層の半数に浸透している。
共産党推薦の梅田章二氏は共産支持層の大半を固めたものの、広がりが見られない。その他の4候補はいずれも苦しい。
知事選に「大いに関心がある」と答えた人は47%。08年の前回知事選(投票率48.95%)の38%を上回った。
◇
■大阪市長選の候補者
平松 邦夫 63 大阪市長
橋下 徹 42 〈元〉大阪府知事
■大阪府知事選の候補者
倉田 薫 63 〈元〉大阪府池田市長
中村 勝 60 政治団体代表
マック赤坂 63 スマイル党総裁
岸田 修 70 〈元〉大阪府職員
梅田 章二 61 弁護士
松井 一郎 47 大阪維新の会幹事長
高橋 正明 69 〈元〉中学校教諭
(届け出順、数字は年齢、敬称略)
◇
〈調査方法〉 19、20の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、大阪市長選は市内、大阪府知事選は府内の別の有権者を対象に調査した。世帯用の電話と判明した番号と、有効回答、回答率はそれぞれ、大阪市が1275件、938人、74%。大阪府は1430件、1020人、71%。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111122/stt11112217250012-n1.htm
党幹部応援を検討 大阪W選で民主
2011.11.22 17:25 [民主党]
民主党大阪府連代表の平野博文国対委員長は22日、国会内で開かれた党常任幹事会で、27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選について、党幹部の応援を検討していることを明らかにした。平野氏は「接戦だ。増税、増税という記事が多くて選挙にマイナスだ」と報告した。大阪ダブル選をめぐって、民主党は党本部の公認・推薦を見送り、府連の支援にとどめている。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111122-OYO1T00768.htm?from=top
大阪ダブル選、「ネット選挙」野放し…公選法追いつかず
激戦の大阪ダブル選(27日投開票)で、インターネットに候補者の政見放送や街頭演説の様子が流出するなど、公職選挙法で想定していなかった事態が起きている。候補者がネット利用を控えても、陣営関係者が個人演説会の予定を書き込む例も。法整備が遅れるなか、じわじわと「ネット選挙」が進みつつある。
「知事をやってほしい」「説得力がある」――。
大阪府知事選の告示後、候補者7人の政見放送が動画サイトに投稿され、閲覧者の書き込みが相次ぐ。ある候補者の映像はネット上で話題を呼び、アクセス数が30万件を超えた。
現行の公選法では、テレビの政見放送は1人5回と定められている。告示後に配布できる「文書図画」はビラやはがき、マニフェスト(公約)に限られ、ネットによる選挙運動は一切禁じられている。
こうした状況について、府選管も「法律に照らせば違法」と認めつつも、「投稿者の特定は難しい」として野放し状態だ。ネット上では、大阪市長選の候補者の街頭演説の様子も複数投稿されている。
ネット利用を自粛する候補者に代わり、議員らが発信する例も見られる。
「○日○時より△△の個人演説会を実施します」
ある大阪市議は、応援する候補者の演説会の予定を自身のホームページで告知。市選管は「特定候補への投票を呼びかける選挙運動にあたるとみなされれば、公選法違反」としているが、有権者が演説の感想などをネット上でつぶやくことは、選挙運動と見なされない限り摘発は難しく、線引きはあいまいだという。
ネット選挙の実情に詳しい松原聡・東洋大教授(経済政策)は「与野党ともネット選挙の解禁で一致しているのに、政局の混乱で法改正が見送られ、現実とのズレが鮮明になっている。違法状態が続くのは政治の怠慢だ。ルール作りを急いでほしい」と話している。
(2011年11月22日 読売新聞)
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111122/20111122012.html
“身一つ”独自の戦い 大阪知事選4候補
2011年11月22日
27日投開票の大阪府知事選では7人の候補者が舌戦を繰り広げている…はずなのだが、街頭のポスター掲示場は、民主、自民両党府議団が推薦する前池田市長の倉田薫候補(63)、共産推薦の弁護士、梅田章二候補(61)、大阪維新の会幹事長で元府議の松井一郎候補(47)−の3枚だけのものが目立つ。大きな政治団体に所属していない“身一つ”の他の候補者らは、決して豊富ではない活動資金や人員の中で、独自の選挙戦を展開している。
独自の戦いを展開する府知事選候補。通行人へ懸命に訴える=19日午後、大阪市北区
府選管によると、今回の府知事選で府内に設置されたポスター掲示場は約1万2千カ所。大阪市内だけでも約3千カ所に上る。個人作業には限界があり、ある候補者は「紙代は知れているが、(自分でしないと)貼り代は1枚350円かかるそうだ。全部貼ってもらうといくらかかるか」とこぼす。
会社社長の中村勝候補(60)は、ポスター500枚を堺市など府南部に自ら貼り歩いた。「『本人か、頑張れよ』と声を掛けられ、いいアピールになっている」と言う。街宣車は今春の堺市議選立候補時にワンボックスカーを改良したものを活用。泉北高速鉄道・泉ケ丘駅前で街頭演説を重ね、府4分割案などで支持を訴える。
街頭演説で異様な盛り上がりを見せているのが元会社社長のマック赤坂候補(63)。東京都知事選に続き奇抜な演出の政見放送が動画共有サイト「ユーチューブ」で話題を呼び、梅田の地下街に登場すると遠巻きに写真を撮る人だけでなく、ビラを求める人も。「都知事選にない手応え」を感じながら“スマイル”をアピールする。
告示前から「原則ポスターは張らない」と宣言していたのは元府職員の岸田修候補(70)。「お金を使えば必ず見返りを求めてしまう」と選挙制度自体に疑問を持ち、選挙活動は「私だけ」、資金は「原則ゼロ」だ。自身の財政再建などの訴えは政見放送で知ってもらう考えで、「公平、公正、高潔に勝負したい」と話す。
元中学校教諭の高橋正明候補(69)も「お金はかけられない」と、ポスターは地元河内長野市を中心に「数十枚程度」にした。街頭演説のための拡声器も買わず、生の声で語り掛ける。自身の経験を生かした教育改革への思いは強く、「(同じく知事選に立候補した)前回以上に街頭に出て支持を訴えていきたい」と話す。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000183-mailo-l26
きょうの京:’12京都市長選 告示まで2カ月 「共対自、民、公相乗り」か /京都
毎日新聞 11月22日(火)13時55分配信
◇「第三極」も擁立を模索
任期満了に伴う京都市長選告示(1月22日)まで2カ月を切った。前回選で敗れた弁護士の中村和雄氏(57)=共産推薦=が出馬表明して着々と準備を進め、再選を目指す門川大作市長(60)も正式表明はしていないものの、出馬の意向を固めている。「共産対自民、民主、公明相乗り」の構図となる流れだが、前回選に出馬した市議の村山祥栄氏(33)が代表を務める京都党が候補者擁立を模索している。【古屋敷尚子】
◇門川氏
「できるだけ早い時期に出馬表明したい」。今月9日、前回選の選挙母体「未来の京都をつくる会」(会長、立石義雄・京都商工会議所会頭)の総会で、門川氏は意欲を示した。翌日には、市議会与党の自民、民主・都みらい、公明の各会派代表と会談し、協力を要請した。
いち早く動いたのは市議会第1党の自民。党本部に対し門川氏の推薦を要請することを発表した21日の会見で橋村芳和・府連幹事長は「民主、公明と足並みをそろえて選挙を進めたい」と話した。
民主・都みらいは「花丸ではない分野もあるが及第点」、公明党は「70点」とそれぞれ1期目を肯定的にみている。民主関係者は「特に優れた点はないが、推さない理由もない」と話した。
◇中村氏
前回選で951票差まで迫った中村氏は7月に記者会見を開き、出馬を表明。共産党府委員会と、京都総評系労組などでつくる「市民本位の民主市政をすすめる会」が推薦を決めた。10月には第1次マニフェスト(選挙公約)を発表。市発注の公共工事の請負業者を市内に限定し、経済の活性化を目指す「公契約条例」の制定など7項目を提示した。
同会や弁護士有志など計6団体が確認団体「京都市政を刷新する会」(代表・出口治男弁護士)を発足。中京区に事務所を開いて早くも“臨戦態勢”の構えで、幅広い層への浸透を目指す。
◇京都党
両陣営関係者が注視しているのが京都党の動向だ。前回選では、告示直前の1月に立候補表明した村山氏が8万4750票を集めた。「第三極」の登場は双方にとって脅威だが、ある民主関係者は「支持層は中村氏より門川氏と重なる。門川氏の票が多く取られるのでは」と分析する。村山氏は「年内には結論を出す」と話している。
11月22日朝刊
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>>1238 >>1906 >>1907 >>1932
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/feature/nara1197900574800_02/news/20071219-OYT8T00702.htm
回顧なら2007桜井市長選無投票
民不在“慣例”どう打破
無投票当選し、職員らに迎えられて初登庁した谷奥市長(3日、桜井市役所で) 11月の桜井市長選は、元市議会議長の谷奥昭弘氏(64)(無所属)が、16年ぶりの無投票で初当選した。有力新人が次々と浮かびながら、激戦を予感した市民にとって『まさか』の無投票。3度目の挑戦で実現した「谷奥市政」だが、有権者が市政を託す人物や政策を選べず、消化不良気味の市民感情を背にしての船出となった。
当選した谷奥新市長は3日の就任式で、「無投票を謙虚に受け止め、市民のために頑張る。10年間、市長選ひと筋。過去2回も厳しい選挙戦を強いられ、初めてではない」と語り、政策を訴え続けてきたとの自負をのぞかせた。
市では以前から、次の市長候補は古参の県議と前県議のいずれかという、��定説��があり、市長選に向けた取材準備を進めていた。だが、前県議は突然、今夏の参院選に出馬を表明して落選。その後、2人とも市長選に関心を示しながら、結果的に無投票となった。
古参の市議は「年齢的にも長谷川明・前市長の引退が予想されながら、多くの関係者が定説に安住し、市長選への緊張感を欠いた。統一地方選から参院選まで、有権者を含めた『選挙疲れ』も影響したのでは」と振り返る。
市幹部OBは「いずれも出馬を模索する印象はあったが、陣営の内外で盛り上がりを欠いての『不戦敗』。市の将来よりも勝敗の行方を水面下で探る姿ばかりが目につき、決断力や市政を担当する緊張感のなさに失望した」と手厳しい。
市政に目を転じると、長谷川前市長は「明るい希望を持った予算編成は一度も出来なかった」と4期16年間を振り返った。谷奥市長も「新年度予算を組むため、たちまち8億円足りない。これほど厳しいとは……」と漏らしたほど、市の財政状況は厳しい。
また、新市長就任を待たず、副市長と教育長は“役所の慣例”であるかのように退職した。新年度の予算編成という重要な仕事を投げ出したことになり、谷奥市長は「教育長までも」と首をかしげた。市民不在の“慣例”には、有権者からも「美徳と思うのは錯覚。誰のために仕事をしてきたのか」との批判が強い。
地域経済の低迷や人口の減少など、地盤沈下が進む地域再生の課題も重い。
「選挙は終わった。遠い将来を見据えて頑張るしかない」という谷奥市長の言葉通り、議会を含めた組織を挙げての市政運営のあり方が問われる。(田中良太)
(2007年12月20日 読売新聞)
参議院選挙2007
当 中村哲治 (新) ■民主党 359,584
松井正剛 (新) ■自民党 252,768
中村篤子 (新) ■共産党 72,666
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□2003年11月9日実施の選挙の結果
◇桜井市長選挙(奈良県)開票結果 投票率66.65%
当 17778 長谷川明(無現、自・公推薦、76歳、4回目の当選)
14316 谷奥昭弘(無新、60歳)
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>>1925>>1933>>1959
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111125ddlk25010305000c.html
選挙:大津市長選 三つどもえ公算大 自民、目片氏支援へ /滋賀
◇保守一本化で対抗
自民県連は24日、任期満了に伴う来年1月の大津市長選で、現職の目片信氏(70)を支援する方針を固めた。支持母体が重なる元参院議員の山下英利氏(58)の出馬断念を受け、県連幹部らが申し合わせた。市長選には民主、社民推薦の弁護士、越直美氏(36)と共産推薦の内科医、東昌子氏(48)が既に出馬を表明しており、自民の候補一本化で三つどもえの公算が大きくなった。【加藤明子】
自民県連では同日、候補の一本化を図ってきた市議らが会合を開き、目片氏の推薦要請を受ける方針でまとまった。前夜、同市であった自民系市議の市政報告会で山下氏が目片氏支援を表明。目片氏も壇上で「市民の期待に応えたい」と改めて3選出馬を明言した経緯などを踏まえた。
報告会では、両氏を支えてきた内田一豊・市自治連合会副会長(71)が「保守一本化という(山下氏の)英断に報い、3期で目片市政を完成させて山下氏にバトンタッチできる体制を作りたい」と“禅譲”を宣言する場面もあった。
山下氏は毎日新聞の取材に「越氏の出馬は予想外だった。私が身を引くことで自民に結束してほしい」と語った。山下氏を推した市議は「知事や対話の会など幅広い支持を得られると思ったが最悪の事態を想定すべきだった」。県連の石田祐介幹事長も「非常に厳しい選挙戦になることは変わりない」と気を引き締めた。
◇民主・社民推薦の越氏、共産推薦の東氏が街頭演説開始
一方、越氏は21日にJR石山駅前から街頭演説を開始。「これから介護や子育てを担う当事者の代表として大津市を変えたい」などと訴え、川端達夫総務相の地元秘書らが支援に入っている。
東氏も27日、JR膳所駅前で街頭演説を予定し、「長年医師として多くの患者さんと接してきた。幅広い支持を求めたい」とした。
◇対話の会も越氏に決定
嘉田由紀子知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は24日、野洲市内で幹事会を開き、越氏の推薦を決めた。党内には山下氏を推す声もあったが、山下氏自身の出馬断念で方針がまとまった。清水鉄次代表は「当初から目片氏を推せない、との意見では一致していた。山下氏が降りた以上迷う理由はなく、全力で越氏を支えていく」と語った。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111124/elc11112411050000-n1.htm
【大阪ダブル選】
知事選ルポ(上) 倉田薫氏 巧みな話術で親近感アピール
2011.11.21 11:07 (1/2ページ)
個人演説会場で、「頑張ろう三唱」でこぶしを突き上げる倉田薫氏=19日、大阪府枚方市(渡部圭介撮影)
「大阪都になると、何が変わるのか。府(歩)が都(と)になるだけ。将棋では成金ですが、大阪府が都になっても、金は生み出されません」
大阪府枚方市内で開かれた前池田市長、倉田薫氏(63)=民主、自民府連支持・支援=の個人演説会。大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」を将棋に例えて批判すると、会場に笑いが広がった。
親交のある落語家から「『面白い』とお墨付きをもらった」と自信を持つ話術。落ち着きのある演説にユーモアを織り交ぜ、聴衆の笑いを誘う。「絶叫型の演説は苦手でしてね」
池田市長として16年あまりの実績を積み、政策にも自信がある。唯一の不安材料は、池田市以外では知名度に欠ける点だ。
陣営が神経をとがらせるのが、ライバルの維新幹事長、松井一郎氏(47)とタッグを組む大阪市長選候補の前知事、橋下徹氏(42)の高い知名度だ。
「よく『橋下さんに負けるな』と声をかけられますが、私の相手は誰でしたかね」。街頭演説でそう繰り返す。対立陣営について語るときも、ユーモアをにじませることを忘れない。
倉田氏の選挙戦を支えるのが、支持を表明した府内43市町村の約半数にあたる21人の市町村長たちだ。
「地元でおなじみ、岡本市長からも推薦をいただいております」。大東市内では、岡本日出士(ひでし)市長が街頭宣伝に張り付いた。住民にとってなじみの深い首長の名前を前面に押し出すことで知名度アップを図る作戦だ。
大規模な街頭演説などでは「市町村長」と書かれたたすきを掛けた首長たちが、倉田氏を取り囲むようにして応援。倉田陣営が選挙戦のテーマに掲げている「連携」をアピールする。
選挙期間中、昼食はもっぱら弁当。「店に入って注文しても、何分後に(料理が)出てくるか分からないから」。わずかな時間を惜しみ、たすきをかけたまま箸を口に運ぶ。
「選挙は足腰が大事。マラソンでいえば、先行する相手(松井氏)に手が届くところまで来ている。マラソンでは手を使って追い抜いたらあかんけど、選挙とはそういうものです」
池田市議時代を含めると11回目の選挙。選挙戦17日間の長丁場は初めてだが、「だいぶ元気になってきたでしょ」と、ますます闘志を燃やしている。
◇
大阪府知事選に出馬した主な3人の候補者の選挙戦を、届け出順にリポートする。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111122/elc11112214450000-n1.htm
知事選ルポ(中)梅田章二氏「反独裁」をアピール
2011.11.22 14:43
「子供さんにメシを食わせないで、『家計が黒字になった』なんて言っているおやじさんがいたら、家からほうり出されるん違いますか」
大阪府吹田市内で開かれた共産推薦の弁護士、梅田章二氏(61)の個人演説会。「橋下改革で府の財政は改善した」とする前知事の橋下徹氏(42)が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)の主張を、一般家庭に例えて反論した。
「聴衆に『分かりやすい』と思ってくれるような話をするようにしています」
他の候補に先駆けて9月に立候補を表明して以来、府内各地を駆け巡ってきた。弁護士として30年あまり、公害問題や労働問題など、常に住民に近い場所で仕事に取り組んできたという自負がのぞく。
今回の最大のキーワードは「反独裁」だ。
府知事選への出馬は、過去2回の選挙に続いて3度目だが、今回のダブル選を前に、共産陣営は異例の決断を下した。
大阪市長選に立候補を表明していた元大阪市議、渡(わた)司(し)考一氏(59)の擁立を告示直前に見送り、再選を目指す平松邦夫氏(63)を支援する方針に切り替えたのだ。共産陣営が市長選に独自候補を擁立しないのは40年ぶり。
渡司氏とペアで活動を繰り返してきただけに、梅田氏の心中も複雑だったはずだが、「『反独裁』という1点で私は平松さんを応援します」と、すでに迷いはない。
「紺色系のネクタイしか持っていなかった」という梅田氏が、選挙戦を通じて身に付けているのは、「選挙には明るい色の方がいい」と支持者からプレゼントされたピンクのネクタイ。その横には、反原発の思いを込めた鮮やかな黄色のヒマワリのバッジが光る。
告示日以降、大阪市内のホテルに宿泊し、同府富田林市内の自宅には一度も帰っていない。昼食はコンビニで買ったおにぎりを食べ、疲れがたまる夕方は栄養ドリンクを飲んでしのぐ。夕食も移動中に食べることが多く、夜は「へろへろになってホテルの部屋に戻り、少しビールを飲んで寝るだけ」という。
折り返し地点を過ぎた選挙戦。「知事選では、自分が対立軸にならなければ、維新府政の暴走は止められない」と、最後まであきらめない姿勢を貫く。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111125/elc11112515280000-n1.htm
知事選ルポ(下)松井一郎氏 名前浸透に腐心 橋下氏とのセットだけでは届かない
2011.11.24 11:59 (1/2ページ)
有権者と握手する松井一郎氏(右)=22日夜、大阪府熊取町(木村さやか撮影)
超どぶ板の地上戦で
「報道では橋下、松井リードなんて言われてますが、実際には劣勢です。どうかみなさん組織のないわれわれを支えてください」
ダブル選に関する報道機関の世論調査が出そろった選挙戦終盤。大阪府豊中市の千里中央駅前に1人立った松井一郎氏(47)は、身ぶり手ぶりを交えて懸命に声を張り上げた。
6人の府議から始まった「大阪維新の会」発起人メンバー。幹事長として、春の統一地方選では候補者選定をはじめ選対本部長として選挙戦を取り仕切り、市長選にくら替え出馬した代表の橋下徹氏(42)の隣で、マイクを握って大阪都構想の実現を訴え、府内各地を奔走した。
だが、今回候補者としてたすきをかけて街中に繰り出せば、「橋下さんは?」との声が必ず上がる。
「すんません。僕だけなんです。橋下は市長で、知事は僕でよろしくお願いします」。ぺこりと頭を下げ、手を握っては「冷たい手ですんません」とまた頭を下げ。ジャンパーにスラックス、革靴で、飛ぶように走る。選挙カーのマイクを握って発する言葉も、いつの間にか「すんません」が多くなった。
府議会議長も務めた父の地盤を継ぎ、八尾市選挙区で3選。だが、今回の選挙区は府下全域だ。告示前は知名度不足を補うため、できる限り府内各地を橋下氏とのセットで回ったが、市長選が告示された後、市内に専念する橋下氏とのセット作戦だけでは届かない。
府議団幹事長の今井豊・選対本部長は所属議員に「最低限、春に自分がいただいた票は必ず返せ」とげきを飛ばす。各議員らが朝夕に駅でビラを配り、各後援会や支援団体固めに懸命だ。維新といえば浮動票獲得を目指す“空中戦”のイメージが強いが、「実際には、超どぶ板の地上戦」と陣営幹部は話す。
選挙中、食事はもっぱら「10秒チャージ」と移動車中でのゼリー飲料。ズボンのベルト穴の位置も変わった。自宅に帰ると「ビール一本だけ飲んで、バタン」の日々。妻は「せめて朝ぐらいは」と、栄養バランスに配慮した朝食を用意。大学生の長男と長女が選挙戦を直接手伝うなど、家族ぐるみでの戦いだ。
「『がんばれ』って言ってくれる人は増えてきた。でも、選挙に行ってもらわな勝てへんから」。車中で「10秒チャージ」を終えると、そう言ってまた走り出した。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111124/plt1111241239001-n1.htm
“橋下の敵”TV討論ドタキャン!急きょ放送中止の異常事態
2011.11.24
平松邦夫氏【拡大】
大阪市長選(27日投開票)でガッカリする事態が起こった。前大阪府知事の橋下徹氏(42)と、再選を目指す前市長の平松邦夫氏(63)が24日夜、毎日放送の生特番「激突! 選挙直前スペシャル『どうなる大阪の運命』」で2時間の大討論をする予定だったが、平松氏がドタキャンしたため放送中止に追い込まれたのだ。
同局によると、22日夜に平松氏側から「橋下候補が世論調査で一歩リードしていることを受けて、戦術を見直しを迫られることになったため、今後の日程をキャンセルしたい」と申し出があったという。代わりに、TBS系のバラエティー番組を放送する。
関西ローカル枠ながら、全国的な注目となっていた同特番。ジャーナリストの田原総一朗氏(77)が司会を務める予定だったが、平松氏側は、田原氏が橋下氏の掲げる「大阪都構想」に賛成していることを問題視。「番組の中立性が保てない」として出演辞退を決断したという。
平松氏は「出たい気持ちがあったが残念だ」と語り、橋下氏は「許されない」「信じられない」と激怒しているという。
報道各社の情勢調査は「橋下氏がリード」。だが、生特番が話題となっていただけに、平松氏がキャスター時代に鍛えた弁舌で「橋下政治」や「大阪都構想」の問題点を指摘すれば、大逆転の可能性もあった。
このため、「ドタキャンは最悪。有権者に『平松氏=敵前逃亡』『説明責任から逃げる人物』という印象を与えかねない」(大阪市関係者)との批判が出ている。
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http://mainichi.jp/kansai/news/20111125ddf001010007000c.html
攻防:大阪ダブル選・あと2日 消えた?「お笑い100万票」
◇遊びで政治ちゃかすも 経済厳しく、まじめに
大阪府知事と大阪市長の同日選が投開票される27日まであと2日。大阪ではこれまで何度も、無党派層が選挙の勝敗を左右してきた。漫才師やお笑いタレントが当選を繰り返したケースもあることから、生まれた言葉が「お笑い100万票」。まるで「街の人気者」を選ぶかのような気風は大阪ならではとされる。なぜ「お笑い票」なるものが生まれたのか。果たして今も、存在するのか。(10面に「こう見る」)
お笑い100万票は86年の参院選で、漫才師の西川きよしさんが約102万票でトップ当選して以降、大阪の浮動票を指す呼称として定着したとされる。こうした票が全国的に脚光を浴びたのは、東京でタレントの青島幸男さん、大阪で元漫才師の横山ノックさん(ともに故人)の2知事が誕生した95年だ。
その10年近くも前に、西川さんを国会に送り出した大阪を「先駆的だった」と評するのは大嶽秀夫・同志社女子大客員教授(政治学)。「東京から遠い分、遊びがあり、ある意味で政治と距離を取ってちゃかすのが大阪だ」と分析する。
一方、著書に「街場の大阪論」などがある情報誌「ミーツ」元編集長、江弘毅(こうひろき)さん(53)は「官僚や議員のかばん持ちではなく、身近な芸人に投票するような反権力の気風はある。でも今のお笑い票はテレビ票」と話す。80年代の漫才ブーム以降、お笑いの場は寄席や芝居小屋からテレビに移行。関西弁でテンポよく話す芸人が画面にあふれ「視聴者は、自分たちとテンポが同じ人に疑いなく同調してしまうようになった」と見る。
有権者の思いもさまざま。当選後に強制わいせつ事件で在宅起訴され、辞任したノックさんに1票を投じた大阪市北区の男性会社役員(61)は「あれに懲りた。今回は政策見て考えるで」。逆に同区の無職女性(80)は「ノックさんはテレビに出てる有名人やし、みんなの味方かと思って入れた。大阪人はおっちょこちょいやから」と気に掛けない様子だ。
昨年の参院選では、人気バラエティー番組に長年出演した岡部まりさんが落選。お笑い票に以前のような勢いはないように見える。
そこで、元アナウンサーとタレント活動もしていた弁護士の一騎打ちとなった今回の大阪市長選。前府議、衛星都市の前市長、弁護士の有力3氏が争う大阪府知事選。果たして、お笑い票は動くのか。
大嶽客員教授は「かつては確かに“お笑い”で100万票集まったと思う。しかし、経済状況が深刻化するなど、有権者がまじめに対応せざるをえなくなった。今ではお笑い票の実体はないだろう」と見ている。【近藤希実、原田啓之】
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111127-OHT1T00021.htm
平松氏を応援、森山周一郎 渋い声で“反橋下”…大阪W選
声優の森山周一郎(右)の応援を受け最後の訴えをする平松氏 大阪では40年ぶりとなる市長選と府知事選の同日ダブル選挙20+ 件は26日、最終日を迎えた。市長選で現職の平松邦夫市長(63)と激しい一騎打ちを繰り広げてきた前府知事の橋下徹氏(42)には、前宮崎県知事の東国原英夫氏(54)とともに、東京都の石原慎太郎知事(79)が初めて応援演説に。橋下氏に対する“独裁批判”を独特の言い回しで封じながら支援を訴えた。一方、平松氏の応援には声優の森山周一郎(77)らが駆けつけた。市長選と府知事選はいずれも27日投開票され、同日深夜には大勢が判明する見通しだ。
渋い声が“反橋下”に燃える男のラストスパートを後押しした。平松氏がMBSアナウンサーだった時代から親交があるという声優の森山は、大阪駅前で応援弁士として演説。「声優でレギュラー番組の最終話を残して降りたら、そのテレビ局には生涯、出入りできません。他局も使ってくれませんよ」と、任期を残して府知事職を退任し、ダブル選に打って出た橋下氏の手法を皮肉った。
1975年から5年間、日本で放送された米国の人気ドラマ「刑事コジャック」で主人公の吹き替えを担当した森山は、演説の最後にお約束とばかり「俺だ、コジャックだ」とサービス。が、当時をほうふつとさせる声に、若者の反応はイマイチ。すかさず「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」と、宮崎駿アニメの人気映画「紅の豚」主人公ポルコ・ロッソの名ゼリフを披露すると、立ち止まる人が続出。77歳のベテラン声優が、若者のハートをワンフレーズでつかんだ。
同じく応援弁士で登場した民主党の辻元清美衆院議員(51)も「皆さん、大風呂敷を広げる人と、こつこつ頑張る人、どちらを信用しますか。こつこつ、ですよねえ」と、橋下氏と対比しながら平松氏の堅実性をアピールした。
普段は穏やかな印象の平松氏も、この日ばかりは絶叫調。「(橋下氏が提唱する)大阪都構想のように、大阪の形を変えただけで暮らしが良くなるような魔法はありませんっ」。さらに「絶対に負けるわけにはいかん選挙です。何としても通してください」と訴えた。死力を尽くした2週間の選挙戦を終え、運命の開票を待つ。
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/11/27/kiji/K20111127002118820.html
橋下氏“最終兵器”締め!石原氏&東国原氏が応援
大阪ダブル選27日投開票
東国原英夫氏(右)の応援演説を聞く橋下徹氏
Photo By スポニチ
任期満了に伴う大阪市長選と、橋下徹前知事(42)の任期途中での辞職に伴う大阪府知事選は、27日投開票される。選挙戦最終日の26日は、各候補が繁華街などで“最後のお願い”。市長選に立候補している橋下氏の応援には東京都の石原慎太郎知事と前宮崎県知事の東国原英夫氏が、現職の平松邦夫氏(63)には民主、自民、共産の各党議員が駆けつけ、激しく火花を散らした。
今年4月に東京都知事選で激突した2人が、選挙戦の“大トリ”で橋下氏の応援に入った。居並ぶことはなかったが、時間差で熱弁。先陣を切ったのは石原知事。午前中に大阪・難波の有権者の歓声に迎えられ「私は神戸生まれの神戸育ちで」と関西にゆかりがあることを強調。「メディアの橋下バッシングに頭にきたんで来ました。生い立ちなんかどうでもいい。そんなものに惑わされたらいかん」と擁護した。
さらに、橋下氏の知事時代の財政再建の功績を称えた上で「その先生は私なんだ」と“師弟関係”を強調。「橋下君が市長になったら一発で変わる。日本の命を橋下君に預けます。大阪を立派な都市にするのは大阪の人間の責任。頼むよ」と投票を呼びかけた。
ただ、橋下氏が公言する「独裁」というフレーズについては苦言も呈した。「独裁は困るが独断はしないといけない。時々乱暴なことを言うが、暴走しそうになったら私が手綱を取って抑える」と“暴れ馬”のストッパー役を買って出た。
その後、午後にも梅田で演説した石原氏に続き、夜は東国原氏が最後の応援弁士として難波入り。「何かを変える。それを大阪からやって日本全国を元気にしてください」と力説した。
2人が加わった計3回の演説時の聴衆は計約1万2000人。心強い応援団に終始笑顔の橋下氏は「やるべきことはやった」と14日間にわたった選挙戦を振り返った。若者が集まる繁華街を演説の場に選び、票の掘り起こしに努めた。平松氏陣営が支援団体による動員などの組織戦を展開したのとは対照的。当選への手応えについて「投票率60%がラインになる。前回の43%では苦しいと思います」と分析した。
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[ 2011年11月27日 06:00
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194 :広島2区民 ◆jWkaDJV846 :2011/11/27(日) 18:08:25.65 ID:wVnI37Qx
大阪市長選挙投票率
今回 前回 前回差
*8時現在 *0.97% *0.81% +0.16P
*9時現在 *3.14% *2.49% +0.65P
10時現在 *6.86% *5.20% +1.66P
11時現在 12.73% *9.62% +3.11P
12時現在 18.92% 14.29% +4.63P
13時現在 23.94% 17.82% +6.12P
14時現在 27.88% 20.62% +7.26P
15時現在 32.03% 23.19% +8.84P
16時現在 35.60% 25.89% +9.71P
17時現在 39.11% 28.74% +10.37P
18時現在 42.68% 31.68% +11.0P
19時現在
期日前投票 11.68% 7.06% +4.62P 確定値
最終投票率 43.61%
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659 :無党派さん:2011/11/27(日) 19:39:39.82 ID:LvNJYdjD
>>652
@minorucchu
ジャーナリスト 田中稔
大阪の出口調査。K通信では、橋下、松井とも20P近くリード、他社も同じ傾向。
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ゼロウチ
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111127/elc11112720320007-n1.htm
「橋下旋風」に各党戦々恐々
2011.11.27 20:32
花束を手に喜ぶ橋下徹氏(左)と松井一郎氏=27日午後8時38分、大阪市北区(沢野貴信撮影)
橋下徹前大阪府知事ら「大阪維新の会」の候補が大阪ダブル選を制したことを受け、与野党各党が次期衆院選をにらんだ選挙戦略の見直しを迫られるのは必至だ。既成政党を蹴散らした維新の会が国政進出を図れば「旋風になる」(民主党選対筋)と早くも戦々恐々。民主、自民両党からは抜群の人気を誇る橋下氏との連携を探る動きも予想される。
民自両党は大阪市長選、大阪府知事選で維新の会の対立候補をそれぞれ支援。だが、実際には「衆院選を考えれば橋下氏と決定的な溝をつくりたくない」(民主党幹部)と及び腰だった。
自民党の石原伸晃幹事長は9月下旬、いち早く橋下氏の大阪都構想に賛同を表明するなど、連携へ布石は打っている。民主党は「われわれが目指す分権像と都構想は逆」(前原誠司政調会長)との立場。ただ、小沢一郎元代表は橋下氏の力量を高く評価しているとされ、同党が接近を試みる可能性は否定できない。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111127/elc11112720150004-n1.htm
橋下・松井両氏の完勝、出口調査で判明
2011.11.27 20:14 (1/2ページ)
知事選、市長選ともに大阪維新の会候補の当選が確実となり、喜ぶ関係者ら=27日午後8時、大阪市北区(沢野貴信撮影)
大阪府知事と大阪市長のダブル選は、27日午後8時に投票が締め切られた。市長選は、前知事で地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹氏(42)、知事選でも維新幹事長の前府議、松井一郎氏(47)の当選が確実となった。「維新VS反維新」の構図で激戦が展開された大阪政治決戦は、府市の再編を伴う「大阪都構想」を掲げ、任期満了に伴う大阪市長選に合わせて知事を辞職し、ダブル選を仕掛けた橋下維新の完勝となる見通しだ。
産経新聞は27日、市長選1710人、知事選1833人の有権者に対する投票所での出口調査を実施。これまでの取材による情勢分析も加味した結果、市長選では橋下氏が民主、自民両党府連の支援を受けた現職の平松邦夫氏(63)を、知事選では松井氏が両党府連の支援を受けた前池田市長、倉田薫氏(63)ら6人を大きく引き離していた。
維新は、都構想の実現に向け、次期衆院選での候補者擁立も辞さない構え。野田佳彦政権誕生後初の大型地方選で敗れた民主、党勢回復を狙う自民など、既成政党側には大きな打撃となり、衆院選に向け、今回の選挙結果が国政レベルに政界再編をにらんだ影響を与える可能性もある。
今回の選挙戦は、維新が掲げた都構想、教育への政治関与を明記した教育基本条例案の是非といった政策面のほか、トップダウン型と協調路線など、首長の政治手法の在り方も対立軸となった。
維新側の橋下、松井両氏と、反維新の平松、倉田両氏がそれぞれ“タッグ戦”を展開。維新側は、橋下氏の抜群の知名度を背景に、4月の統一地方選で大量増員した100人超の地方議員がフル稼働で戦った。
平松氏は1期4年の実績をアピールするとともに、橋下氏の発言や政治手法を踏まえて「独裁を許すな」と強調。ただ、橋下氏の府政運営を一定評価する倉田氏とは微妙な認識のズレがあり、タッグ戦の効果をあげることはできなかった。
一方、既成政党は終始存在感を示せなかった。
共産は、市長選で当初、推薦候補の擁立を発表したが、「反維新勢力の結集」を旗頭に擁立を取り下げて平松氏を自主支援。しかし、平松市政を批判してきた中で矛盾を抱える戦いとなった。公明は、次期衆院選をにらんで維新との全面対決を避けるため、両選挙とも自主投票とした。
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http://www.asahi.com/politics/update/1127/OSK201111270030.html
「改革児」橋下氏に託された期待と責任 大阪ダブル選関連トピックス橋下徹
橋下徹氏が知事から市長へと転身を図った前代未聞の大阪ダブル選は、大阪維新の会の勝利で決着した。大阪都構想が大きな争点となったが、選挙の主役は最後まで、橋下氏自身だった。
橋下氏は都構想に加え、教育基本条例案で公教育のあり方を問い、職員基本条例案では公務員制度の大胆な見直しを提示した。対立候補や既存政党が「独裁」と批判した強烈なリーダーシップも熱い議論を巻き起こした。
しかし、橋下氏が選挙戦で力を込めたのは、政策よりむしろ、沈滞する日本に対し、中国などアジアの国々が台頭する現実だった。多くの人が抱く将来の不安を突き、「大阪は、日本はこのままでいいのか」「変えるのか、変えないのか」と迫った。
有権者が最後に求められたのは、抜群の突破力と、時に危うさも感じさせる橋下氏という「改革児」(石原慎太郎・東京都知事)を、今後もリーダーとして受け入れるかどうかの覚悟だったのではないか。知事として財政再建や議会改革で一定の実績を残してきた橋下氏の問いかけに、有権者は変革への願いを託した。
しかし、市長の仕事は地域住民の暮らしに深くかかわり、白か黒かを簡単に決めにくい問題も多い。市議会で維新の会は過半数の議席を持っていない。選挙で得た「民意」を振りかざして強硬路線を突っ走れば、混乱は避けられない。
街頭で「政治に夢を持とう」と呼びかけた橋下氏に、有権者が寄せた期待は大きい。責任はより重くなっている。(龍沢正之)
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維新の完勝ですね。
橋下は人間的に好きになれないけど,多すぎる大阪の区の再編や府市で水道事業や大学など統合できるものはすべきだという俺の持論の一部でも実現してくれればいいや。。
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/28/20111128ddm001010078000c.html
大阪ショック:都構想、既成政党に踏み絵(その1) 「国政に足かける」
大阪府知事・大阪市長のダブル選を制した「大阪維新の会」代表の橋下徹氏(42)が次に見据えるのが、国政への関与だ。持論の大阪都構想の実現には、国会で地方自治法などの改正か特別立法の制定が不可欠。ダブル選の勝利を受けて、維新は民主、自民、公明の3党を念頭に、法整備に向けた超党派議連の設立を働きかける。
「(15年度までの)4年間で(大阪都に)移行できるよう法改正を迫る。できる限り既存政党の国会議員にお願いするが、やってくれないなら維新として国政に足をかける」
橋下氏は27日夜の記者会見で国政進出の準備に入ることを明言した。(1)まずは既成政党に都構想実現への協力を求める(2)既成政党が応じなければ次期衆院選小選挙区に独自候補を擁立する−−との2段構え。既成政党側の対応を見極める期限は「12月末」に設定した。擁立地域は「近畿一円」。近畿地方の現職国会議員に「踏み絵」を踏ませ、既成政党を動かすのが維新の戦略だ。
「大阪で国会議員は維新と手を握らんと選挙を戦えんようになった。民自公3党内で維新との連携を目指す動きが強まるだろう。こうした動きが全国的に広まれば既成政党の枠組みは崩れ、政界再編につながりかねない」
民主党府連幹部はため息をついた。民主、自民両党の府連は市長選で平松邦夫氏(63)、知事選で倉田薫氏(63)を支援したが、両党国会議員の動きは鈍かった。自らの選挙への影響を懸念した国会議員が慎重姿勢に転じたためで、近畿圏の自民党議員からは早くも「都構想に賛成。大阪だけでなく『関西都』まで広げればいい」との声が出始めている。
これに対し、維新側は既成政党を「選別」するしたたかさを見せる。選挙期間中、関係者を通じ、国民新党の亀井静香代表が目指す新党への参加を打診された橋下氏は25日、記者団に「維新が国政の政党に参加すると話はおかしくなる。もしやるんだったら、維新から国会議員を出していく」と拒否する考えを明らかにした。
維新が連携相手に想定するのは、国会で一定の議席を持つ民主、自民、公明などに限られ、中小政党への関心は低い。狙いはあくまで都構想の早期実現にあり、維新幹部は「法律をつくってもらうには小さい政党ではなく、大きい政党に働きかけなあかん」と言い放った。
毎日新聞 2011年11月28日 東京朝刊
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/28/20111128ddm002010096000c.html
大阪ショック:都構想、既成政党に踏み絵(その2止) 民・自両党に無力感
<1面からつづく>
◇「国政へ攻勢」警戒 中小政党、連携狙い秋波
「自分たちの力ではどうしようもないほど、大阪維新の会の票が伸びた」
大阪府の小選挙区選出の民主党衆院議員は、維新完勝の衝撃をこう表現した。民主、自民など既成政党と、首長政党の維新が対決したダブル選挙。2大政党は有権者の既成政党離れを突きつけられ、立ちすくんでいる。
野田政権発足後、初の大型地方選挙に対し、民主党本部は「一地方の選挙」として静観し続けた。大阪府連レベルで支援したものの、平野博文国対委員長ら地元選出議員を除き、党幹部はほとんど応援に入らなかった。党副幹事長は「大阪の支持者の名簿集めの指示さえ来なかった」ともらす。
民主党が対応を府連に「丸投げ」したのはダブル選が「既成政党VS首長政党」の構図になるのを避けるためだ。09年の政権交代後、3人目の首相が誕生し党への期待感は薄れるばかり。次期衆院選を控え、民主党本部は維新代表の橋下徹氏との全面対決を避けるため距離を置いてきた。
ダブル選の対応を府連任せにしたのは自民党も同じだ。次期衆院選での政権奪還に向け、橋下人気は無視できない。自民党の石原伸晃幹事長は27日夜、都構想について「協力要請があれば検討する」と前向きに対応する考えを示した。
「おやじが橋下氏の応援で26日に大阪に入ることになりました」
石原氏は24日、自民党関係者に対し、実父の石原慎太郎東京都知事の大阪入りを伝えた。府連側は難色を示したが、石原氏は「おやじには自民党籍がなく、どうしようもない」と取りあわなかった。石原氏は9月にテレビ番組で都構想に賛同しており、自民党内では「父親のパイプを活用し、橋下氏との連携を探っているのではないか」との見方もある。
2大政党が存在感を示せなかった一方で、国民新党やみんなの党など中小政党は選挙中から維新を支援してきた。維新のダブル選挙制覇を受けて、橋下氏を取り込んだ新党結成や衆院選での連携を急いでいる。
「オールジャパンでわが国の国力アップをする方策を考えなければいけない」
国民新党の亀井静香代表は25日の会見で独自の新党構想を表明。連携相手として亀井氏が挙げたのは橋下氏のほか、石原都知事や大村秀章・愛知県知事ら知名度のある首長。民主党との連立を見限った亀井氏は郵政改革法案を巡る連立離脱を示唆し、新党結成を探っている。
亀井氏は27日夜、毎日新聞の取材に「既成政党への圧倒的なノーの表明だ。地方から日本を変えていくという動きとドッキングしないといけない」と歓迎した。ただ橋下氏や石原都知事らは新党参加に否定的で、広がりはないとの見方が強い。
みんなの党の渡辺喜美代表も維新候補を応援するため、選挙中、5回も大阪に入った。27日夜も橋下氏の記者会見会場に姿を見せ、維新の国政進出に「協力する」と表明した。
一方、公明党はダブル選挙に自主投票で対応した。大阪府内の衆院4小選挙区で公認候補を擁立する次期衆院選を最優先。支持母体の創価学会幹部は「反橋下陣営に入らなかったことが、維新への最大のエールだ」と語り、維新が対抗馬を立てないことを期待する。
参院で野党が過半数を占めるねじれ国会で国政の閉塞(へいそく)感が強まるなか、今春の統一地方選以降、民意の受け皿として大阪や愛知の首長政党が存在感を増している。維新の勢いにおびえる民主、自民両党。橋下氏の取り込みを競い合う中小政党。国政を舞台に「大阪ショック」の第2幕が上がろうとしている。【高山祐、高橋恵子、念佛明奈】
◇
大阪ダブル選挙の維新完勝は国政にどんな影響をもたらすのか。波紋の行方を随時、掲載する。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111128/osk11112821170010-n1.htm
「民意」と自民市議団 早くも都構想反対姿勢を撤回
2011.11.28 20:01
大阪市長選で大阪維新の会の橋下徹代表が圧勝したことを受け、自民党大阪市議団は28日、総会を開き、橋下氏が提唱する「大阪都」構想への反対姿勢を撤回し、同構想推進に向けた議論に応じる方針を決めた。
これまでは「大阪市を解体するものだ」と反対していた。市議団の荒木幹男幹事長は「今回の選挙で都構想(推進)が民意だと受け止めた」と説明。橋下氏が市長として具体的な内容を提示すれば議論し、場合によっては賛成することもあり得るとの見通しを示した。
同党市議団の所属市議は17人。維新の会の33人と合わせると過半数に達する。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000527-san-soci
大阪ダブル選 落城ムード広がる中之島・大阪市役所
産経新聞 11月28日(月)12時27分配信
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当選確実になり、笑顔を見せる橋下徹氏=27日午後8時38分、大阪市北区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)
27日投開票の大阪市長選で、現職の平松邦夫氏(63)が落選し、前大阪府知事の橋下徹氏(42)が当選してから一夜明けた28日、大阪市北区中之島にある大阪市役所では、現職市長の落選だけでなく「市役所をぶっつぶす」と公言してきた橋下氏が大量得票で当選したことで、一気に“落城”ムードが広がっている。これまで橋下氏の姿勢に激しく反発してきた市幹部たちも「変化を望む民意が出たということ」とあきらめの表情だ。
28日午前に開かれた定例の幹部会では、さっそく新市長の受け入れが議題に。議会日程や所信表明演説、予算編成に向けて橋下氏サイドと調整する必要があることなどが確認された。ある市幹部は「スムーズに業務が行えるよう、新市長の意向を聞きながら準備をする必要がある」と話した。
橋下氏はこれまで、市職員を「市役所は税金をむさぼり食うシロアリ」などと批判。前夜の記者会見でも「民意を無視する職員は去ってもらう」と自主退職を求める発言もしていた。
ある市幹部は「シロアリといわれたことは気分が悪いが、時々の市長に務めるのが公務員の役目。平松さんに従ったように、橋下市政になれば、橋下さんの指示に従う」とコメント。
方針転換となる「市営地下鉄・バスの完全民営化」を突きつけられる交通局の幹部は「当然、検討を進める。まずは新市長に具体的な手順や方向性を聞くことがスタートになる」と語った。また、大阪府域内の消防を統合する「大阪消防庁」構想の対象となる消防局職員は「具体的なイメージがまだ示されていないが、やるべきことを粛々とやるだけ」と話した。
市役所に出勤する職員の声はさまざまだ。橋下氏に期待しているという男性職員(44)は「日本で大阪がリーダーとして力を発揮できるようになれば」と前向き。区役所勤務の男性職員(52)も「シロアリという言葉をそのまま受け止めず、変わらないといけないというメッセージと思うようにする」とした。
一方で「破産会社と呼んだ府庁を退任時に優良会社と評したように、市役所でも最初は激しく批判し、最後は職員をほめて自分の成果だといって出ていく戦術なのでしょう」という冷ややかな声も。複雑な心中からか、登庁する職員に声をかけても「仕方ないので…」などと手短かに答え、足早に立ち去る職員も少なくなかった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000045-sph-soci
橋下市長!維新が秒殺!府知事とW当選…大阪W選
スポーツ報知 11月28日(月)8時3分配信
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支持者と万歳する大阪市長選当選の橋下徹氏(中)と府知事選当選の松井一郎氏(右)
大阪に“維新の風”が吹いた。40年ぶりとなった大阪市長選と大阪府知事選の同日ダブル選挙が27日、投開票され、市長選は地域政党「大阪維新の会」代表で前大阪府知事の橋下徹氏(42)、知事選は同党幹事長の松井一郎氏(47)が、ともに初当選した。スピード速報で当確が出た圧勝劇で「府市合わせ(ふしあわせ)」と言われた府と政令市に維新の2トップが誕生。府市再編の「大阪都構想」へ前進した。
圧巻の秒殺劇だった。投票終了後の午後8時になると「ダブル当確」が各メディア一斉に伝えられた。約30分後、新しい大阪を象徴するトップ2人が、会見場でがっちりと握手を交わした。
新市長となった橋下氏は強烈な逆風をはねのけた。自民、民主、共産党までがライバル・平松氏を支援。自らの発言が原因となった「独裁」批判に、週刊誌のバッシングも加わったが「あれぐらいの報道でへこたれてたら制度は変えられない」と奮い立った。
選挙戦序盤からのどはかすれ、頬はこけ、心身ともに疲労が蓄積。「楽しようかなって気持ちが出かけた時もあった」が、松井氏に尻をたたかれた。連日の活動を終えると、チョコ、ケーキ、スナックと好物ざんまい。「食べることくらい好きなことしないと」との言葉の裏に隠れたストレスを、勝利で一気に発散できた。
当確後の会見で、橋下氏は「大阪府庁、市役所、教育委員会はこの結果をしっかり受けとめてほしい。有権者の最も重い判断だ」とキッパリ。維新の会が掲げる「大阪都」構想、職員、教育の両基本条例案には批判も多いが、ダブル選の結果が民意だと強調した。
公約通り、4年後の実現を目指して「大阪都」構想を前進させる。今後、府知事が本部長、市長が副本部長を務める「統合本部」を結成。二重行政解消を詰めていく一方、国会議員に法律改正を働きかける。「やってくれないなら国会議員を擁立する」と、年内にも近畿圏内の選挙区で、維新の会から擁立準備を始める意向だ。
「大阪都」実現後にも言及。「僕は今よりガタがきている。大阪都知事は40代前半の元気なリーダーに引き継いでもらいたい」と強調し、維新の会も「いったんは解散でしょうね」。自らの国政転身の可能性は「まったくないです。これ以上、バカ文春やバカ新潮に追っかけられたくない」と断言した。
今後、新大阪市長として市役所に乗りこむ。大阪市議会では「大阪維新の会」は第1党だが、過半数に満たず、道は険しい。「いったんはノーサイドで、とことん話し合いをさせてもらう」―自身が描く大阪再生へ、まずは対話路線で迫っていく。
◆橋下 徹(はしもと・とおる)1969年6月29日、東京都生まれ。42歳。大阪・北野高時代はラグビー部に所属し、全国高校大会でベスト16進出。早大政経学部を卒業後の94年、司法試験合格。97年に大阪弁護士会に弁護士登録し、翌98年に「橋下綜合法律事務所」開設。大阪のローカル番組出演からタレント活動を開始し、03年には日テレ系「行列のできる法律相談所」のレギュラーになり、全国的な知名度を得る。08年1月、大阪府知事選に現職最年少の38歳で初当選した。家族は妻と3男4女。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000029-mai-soci
<大阪ダブル選>市職員、戦々恐々 橋下氏の「降格」発言で
毎日新聞 11月28日(月)11時35分配信
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大阪ダブル選から一夜明けて登庁し、大勢の報道陣に囲まれる大阪市職員(中央)=大阪市北区で2011年11月28日午前8時24分、小松雄介撮影
大阪ダブル選で大阪維新の会代表、橋下徹氏(42)が大阪市長に初当選したことを受け、同市役所に、早くも戦々恐々としたムードが漂っている。これまで「都構想に反対する職員は降格させる」と公言していた橋下氏が27日の当選後の会見で、橋下氏や維新の政策を批判する職員の「追放」について言及したからだ。市長選から一夜明けた28日、市役所本庁(同市北区中之島)では、職員がさまざまな反応を見せた。
この日、市役所には午前8時半ごろから職員が次々と出勤。一様に緊張した表情で、大半は報道陣の問い掛けに答えず、足早に庁舎へと急いだ。
ある男性職員は「市長が変われば方針が変わるのは当たり前。どういう考え方を持たれているのかうかがってみたい」。また、若い女性職員は「有権者が選んだ新しい市長の下で、今まで通り頑張るだけ」と淡々と話した。ベテランの男性職員は「これまでの発言から職員に対して厳しい目を向けられるだろう」と心配そうに語った。
橋下氏は27日の当選後の記者会見で、職員給与の見直しや、「意味のない補助金がたくさん出ている」として事業の見直しについて語った。このほか、これまで橋下氏の政策や維新を批判してきた市職員に対しては「政治に足を踏み込み過ぎた職員は、潔く去っていただきたい」と語り、自主退職を促した。
ある幹部は「橋下さんにとっては、トップの言うことを聞けということになるのでしょうが、市長になることは決まったことなので、いい関係で仕事がしたい。いろいろな政治判断をされるだろうが、事業の継続の是非については新市長が判断できるように情報をきっちりと出したい」と話した。しかし、批判を口にする職員も。別の幹部は「知事選の候補者は『維新以外』と言いながら、結局は幹事長を擁立するなど橋下氏の言うことはウソばかりだ。橋下氏の近くには置いてほしくない。飛ばすなら飛ばしてくれという気持ちだ」と言い放った。
一方、教育基本条例案が可決されれば辞任する意向を表明している大阪府教育委員の一人、陰山英男教育委員は「選挙結果は重く受け止めないといけない」と話す一方、「条例には教育目標は知事と教育委員が設定すると書いてあるのに、橋下前知事は『目標は府民と話し合って』と説明していた。府民が内容をきちんと把握しているとは思えず、条例が民意を受けたとはまったく思っていない」と強調した。
また、職員基本条例案に反発し、維新に687項目の質問状を提出した大阪府の小西禎一総務部長は毎日新聞の取材に対し「こちらの主張が選挙結果で変わることはない。維新側が質問状に対する回答を出さないと議論はできない」と語った。【小林慎、津久井達】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000090-san-pol
大阪ダブル選 維新圧勝 「武闘派」松井氏、橋下氏の信頼大
産経新聞 11月28日(月)15時25分配信
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(写真:産経新聞)
ダブル選で当選した大阪の新リーダー2人。次期大阪市長の橋下徹氏(42)が平成22年4月、大阪都構想の実現を目指して設立した地域政党「大阪維新の会」でナンバー2の幹事長についたのが当時、府議だった新大阪府知事の松井一郎氏(47)だった。二人三脚で維新を運営してきた2人は、いったいどんな関係なのか。
松井氏は府議会議長を務めた父の地盤を継ぎ、府議として3選。もともとは自民議員で、橋下氏の知事就任当時は、自民府議団の政務調査会長を務めていた。
16年の府知事選では、自民府連が当時現職の太田房江氏の支援を決めたことに反発、1期生ながら、仲間とともに野球解説者の江本孟紀氏を担いだ経歴も。橋下氏が提案した府庁舎移転の関連議案が否決されたことに反発し、自民会派を飛び出したことなどから「跳ねっ返り」や「武闘派」の人物評もある。
春の統一地方選では、候補者選定や選挙活動を取り仕切り、維新躍進の立役者に。橋下氏の信頼も厚く、こうした経緯から後継知事候補に指名されたという。橋下氏について、松井氏は「自分より年下で、初めてすごいと思った人物」とするが、趣味は「まったく合わない。一緒に酒を飲んでも仕事の話だけ」とも。2人の違いについては「橋下は石畳と淡い街灯が好きだけど、僕は明るい太陽の光が注ぐ緑の島がいい」と表現してみせた。
知事職は、次期大阪市長に当選した橋下氏の辞職に伴って空席となっていたため、松井氏の知事任期は27日から。一方、橋下氏の任期は現職の平松邦夫氏(63)の任期満了を受けて市長就任となるため、12月19日からとなっている。
橋下氏はまずは休暇を取るといい、松井氏は28日午後、府庁で府幹部と事務打ち合わせを行った。この日午前、府庁と市役所では知事、市長の当選証書授与式が行われたが、ともに代理人が出席した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111128/lcl11112814210005-n1.htm
すりよる既存政党 公明は連携に前向き 自民、民主にも接近の動き
2011.11.28 14:18 (1/2ページ)
「国会議員を擁立する」−。大阪府知事選と大阪市長選で完勝した地域政党「大阪維新の会」が、国政選挙での候補者擁立も辞さない構えを打ち出したことを受け28日、ダブル選では「自主投票」を貫いた公明府本部幹部などからは、早くも維新との連携に前向きな声が出始めた。敗れた民主や自民両党内でも維新に“接近”する動きが出てきた。対決か連携か。次期衆院選をにらみ、維新と既成政党の関係が注目される。
「『大阪都構想』への期待が民意で示された。素直に受け止めたい」。公明党大阪府本部の幹部は28日朝、こう語り「市議会、府議会で前向きに一つずつ合意形成を進めていきたい」と、維新との連携に前向きな姿勢を見せた。
前回の衆院選で、公明は府内に4つあった小選挙区の議席をすべて失った。ダブル選では、「反維新」の統一戦線には加わらず、唯一、「自主投票」として中立を守った。公明府議の一人は「中立、静観の立ち位置で来たが、これは正解だったと思う」と語った。
一方、反維新陣営に加わった自民や民主からも、維新への“接近”を試みる動きが出始めた。
自民党府連会長の竹本直一衆院議員は「大阪都構想については、われわれも東京一極集中は良くないと考えている」とコメント。
維新所属議員の多くは自民党出身で、国会議員の間では維新との協力に前向きな声も多く、自民党関係者は「今後は維新と協力関係を築く方向で話し合いを進めるだろう」。水面下では党本部に都構想実現に向けた法改正を求める動きも出始めている。
一方、民主府連代表の平野博文国対委員長は「民意は厳粛に受け止める。今後は、政策では是々非々の立場で臨むべきだ」とコメント。民主府議の一人は「府政よりも国政に対しての影響が大きい。国政進出の大きな足がかりを作られた」と、維新の国政進出に危機感を募らせる。
次期衆院選で苦戦が予想されている民主にとって、自民、公明両党に加え、維新は大きな脅威になった。府議団の中村哲之助幹事長は「次の衆院選はただでさえ厳しい状況なのに、さらに厳しくなる」と話す。
維新と最前線でしのぎを削った両党の府議、市議からは「あれだけ対立したのにすぐに手を組めるわけがない」と不満もくすぶるが、自民関係者の一人は「大差で負けたのだから、ぐうの音も出ない」と本音を明かした。
一方、自民市議団の荒木幹男幹事長が28日、選挙結果を受け市議団幹事長を辞任する意向を固めたことが分かった。同日午後の議員団総会で表明する見通し。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000005-mai-pol
<大阪ダブル選>知事選確定得票数
毎日新聞 11月28日(月)1時41分配信
●大阪府知事選確定得票数●
当 2006195 松井 一郎<1>諸新
1201034 倉田 薫 諸新
357159 梅田 章二 無新=[共]
29487 岸田 修 無新
27809 高橋 正明 無新
22347 中村 勝 諸新
21479 マック赤坂 諸新
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111128k0000m010131000c.html?inb=yt
大阪ダブル選:市長選確定得票数
●大阪市長選確定得票数●
当 750813 橋下 徹<1>諸新
522641 平松 邦夫(1)無現
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111129k0000m040085000c.html
大阪ダブル選:日テレ系列6局が投票終了前に当確流す
27日に投開票された大阪府知事・大阪市長のダブル選で、日本テレビ系列の6局が、府知事に松井一郎氏、市長に橋下徹氏とする「当選確実」の速報テロップを、投票終了時刻の午後8時より前に誤って放送した。
日本テレビ総合広報部によると、札幌テレビ放送(北海道)、テレビ岩手(岩手)、山梨放送(山梨)、広島テレビ放送(広島)、南海放送(愛媛)、テレビ大分(大分)の6局。午後8時を待って日テレから系列局に原稿を配信するところを担当者が機器の操作を誤り、午後7時56分に配信したのが流れたという。【長沢晴美】
毎日新聞 2011年11月28日 22時17分(最終更新 11月28日 22時33分)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111129-OYO1T00770.htm?from=main1
松井知事の会社が秘書に給与 政治資金規正法に抵触か
4年で2000万円 政治資金報告書記載なし
松井一郎・大阪府知事(47)の秘書(35)と元秘書(30)が少なくとも2006年2月〜10年3月の間、松井知事が社長を務める同府八尾市の電気工事会社から給与の支払いを受けていたことがわかった。この間の給与総額は約2000万円とみられる。企業による秘書給与の支払いは政治家への寄付にあたるが、松井知事が支部長だった自民党支部の政治資金収支報告書には該当する記載がなく、政治資金規正法に抵触する可能性がある。
「秘書と会社、両方の仕事してもらっている」
松井知事は読売新聞の取材に、「給与は会社が支払っている。私が議員と社長を兼ねており、2人には秘書と会社員の両方の仕事をしてもらっている。二つを明確に区分できない。収支報告書を修正するつもりはない」と話している。
松井知事らによると、秘書は松井知事が府議選に初当選した03年4月頃、元秘書は06年2月から、それぞれ秘書業務に従事。元秘書は昨年、八尾市議選に出馬するため離職した。
2人の給与は月約20万円で、同社から口座に振り込まれていた。2人は、同社に隣接する地元事務所に出勤し、秘書の名刺を所持。住民らの陳情に応じたり、後援会のあいさつ回りや松井知事の代理で葬儀に参列したりしていた。
今回の知事選で、秘書は大阪市内の選挙事務所で松井知事の陣営を取り仕切り、元秘書は松井知事の選挙カーの運転などを手伝った。
秘書は「選挙期間中は有給休暇扱い。会社で仕事をすることもある」と主張。元秘書は「身分はあやふや。事務所に出勤しており、他の社員に会うことはなかった」と話している。
総務省によると、政治資金規正法では、政治家が会社員を秘書として雇い、給与を会社が負担した場合、社員がその会社の業務を行っていなければ給与は政治家側への寄付として扱われ、収支報告書に記載しなければならない。2人が秘書だった当時、松井知事は自民党府八尾市第1支部の支部長だったが、収支報告書に同社からの寄付の記載はなかった。
松井知事は10年4月、橋下徹・新大阪市長らと大阪維新の会を結成し、同9月に自民党を離党している。
企業による秘書給与の肩代わりでは、02年9月、塩川正十郎財務相(当時)が同府東大阪市の地元事務所に同居する同族会社に、同社社員を兼務する私設秘書の給与を支払わせていたことが判明し、塩川氏が代表を務める自民党支部が収支報告書を修正したケースなどがある。
政治資金オンブズマン共同代表を務める上脇博之・神戸学院大教授(憲法学)の話「議員秘書という名刺で日常的に秘書活動をしていれば、『秘書はボランティア』と主張しても社会通念上、通らない。秘書給与の肩代わりは企業からの寄付として収支報告書に記載しなければならず、実質的に違法献金にあたる」
(2011年11月29日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111290001
池田市長選 大阪維新の会は擁立せず
2011年11月29日
大阪維新の会は、知事選に立候補した倉田薫前市長の辞職に伴う池田市長選への候補者の擁立を見送る方針を固めた。池田市長選は12月18日告示、25日投開票。維新の会ではダブル選の期間中、松井一郎新知事と争った倉田氏の地元での選挙に対して主戦論が強まり、擁立を検討していた。
倉田氏は今年4月の市長選で5期目の当選を果たしたが、府内の首長らに推され、知事選に立候補した。府内の約半数の首長が支援に回ったが、松井氏に約80万票差で敗れた。
倉田氏を推した首長らには今後の首長選で対立候補を立てられるのではないかとの警戒感がある。一方、維新の会は、知事選で松井氏の池田市での得票が倉田氏より1万票以上少なかったことや「候補者を立てれば報復に見られかねない」との慎重論が強まったことから、池田市長選の擁立を見合わせることにした。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111130/waf11113012370036-n1.htm
崖っぷち既成政党、大津市長選にも余波?
2011.11.30 12:33 (1/2ページ)[激動!橋下維新]
地域政党「大阪維新の会(維新)」が既成政党に圧勝した大阪府知事と大阪市長のダブル選の結果が他地域にも波紋を広げる可能性がある。告示まで間もなく残り1カ月を迎える滋賀県の大津市長選(来年1月15日告示、22日投開票)に立候補を予定して3陣営の関係者は「激震の余波」を敏感にかぎとっている。
29日に正式に出馬表明した現職の目片信氏(70)は、「特段、私から申し上げることは何もない」とだけ述べたが、目片氏を推薦する方針を固めている自民党県連の石田祐介幹事長は「どこの都市でも既成政党を徹底して応援する人は減ってきているのでは」と分析。そのうえで、「組織票を固めたうえで、無党派層にどうPRするかがカギ。政策論争で戦っていきたい」と話す。
一方、維新と同じ地域政党で、嘉田由紀子知事を支援する「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)と、民主、社民が推薦する弁護士の越直美氏(36)は無党派層の力に期待を込め、「地域政党は地元に密着し、市民目線で何が必要かを具体的に考えられるメリットがある。大津でも変化や閉塞感を打開できるよう全力を尽くしたい」と熱っぽく語った。
また、共産党が推薦する医師の東昌子氏(48)は「福祉や教育などの分野にじっくりと取り組みたい」と地道に訴える姿勢を強調。東氏を擁立した市民団体「いのちとくらしを守る大津市政をつくる会」の長田茂事務局長は「浮動層が動いたのはこれまでの政治不信の反映」とし、「反原発、反TPPなど市民生活密着の課題に取り組み、無党派層だけでなく幅広く支持を集めたい」とした。
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http://www.wakayamashimpo.co.jp/2011/11/20111130_5174.html
政治資金8.1%増 県内昨年分
11月30日 20時00分[政治・経済]
県選管は29日、政治資金規正法に基づいて県内の政治団体が提出した平成22年分の収支報告書を公表した。知事選、参院選など選挙が立て続いたこともあり、収入総額は18億9877万円(前年比8・1%増)、支出総額は13億1690万円(同6・7%増)と収支ともに前年を上回った。
県選管に届け出ている727団体のうち674団体が提出し、提出率は前年比1・5減の92・7%。政党支部は21年は全て提出していたが、22年は2団体の提出がなかった。
政党の収入総額は10億8491万円(同1・3%減)。内訳は、政治資金パーティーなどの事業収入が前年の3倍以上の1億123万円と大幅に増えた。政党別では、自民党(5億290万円、0・2%増)がトップ、以下、共産党(3億3668万円、1・7%減)、民主党(1億4798万円、6・1%減)、公明党(8421万円、2・6%増)、社民党(1312万円、12・4%減)など。支出総額は8億1090万円(5・3%減)で、内訳は選挙関係費が4876万円(71・5%増)、政治資金パーティー開催事業費が1620万円(71・2%増)と大幅に増えた。その他の政治団体は収入総額が8億1386万円、支出総額が5億599万円。収入上位団体では、仁坂吉伸後援会が21年に5位だったところを2位に順位を上げている。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111300002
10年政治資金報告書を公表、収支とも減少
2011年11月30日
府選管は30日付で、府内の政党支部や政治団体の2010年分の政治資金収支報告書を公表した。収入総額は93億4900万円で前年比6億5100万円(6・5%)減少し、支出総額も91億4800万円で同8億6600万円(8・7%)減少した。
府選管は「主な選挙が参院選だけで、衆院選があった09年に比べて活動が少なかったのではないか」とみている。
公表したのは、府選管に届け出た2783団体のうち9月末までに収支報告書を提出した2636団体分(提出率94・7%)。府選管のホームページや大阪市中央区大手前2丁目の府庁本館5階の府選管で、30日から閲覧できる。
政党支部の収入は53億5800万円(前年比12・8%減)、支出は53億4100万円(同11・2%減)。収入のうち個人の寄付は15億4500万円(前年比0・2%増)とほぼ横ばいだったが、企業などの団体の寄付が3億2400万円(同23・1%減)、党本部などからの交付金も24億8千万円(同18・0%減)と落ち込んだ。
政党別の収入は、共産26億6726万円(前年比0・02%減)▽自民10億6612万円(同35・8%減)▽民主8億5988万円(同10・5%減)▽公明6億8135万円(同12・5%減)▽社民4888万円(同28・0%増)▽みんな1412万円(同1395・8%増)▽たちあがれ日本1045万円(前年なし)▽新党改革1001万円(同)だった。国民新は未提出の支部があり、収支ともゼロだった。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111300001
政治資金パーティー、収入増でも小口化傾向
2011年11月30日
政治資金を集める目的で政党支部や政治家の後援会(政治団体)などが開いた2010年の政治資金パーティーの開催件数は125件(前年比22件増)で、統計を取り始めた1998年以降で最多となった。収入総額は8億8107万円で、過去最低だった前年より2億2734万円増えた。府選管は「収入総額はおおむね例年並みの水準。不況の影響などでパーティーの小規模化が続いている」とみている。
パーティー券の販売で1千万円以上の収入があったり見込まれたりした大口の「特定パーティー」は、28団体が31件開催。前年より1億6386万円多い5億9322万円の収入があったが、金額は過去3番目に低かった。
一方、特定パーティー以外の小口のパーティーは61団体が94件開催して2億8785万円の収入があり、件数・収入とも過去最多だった。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20111130ddlk26010572000c.html
政治資金収支報告書:府内政治団体の10年分、収入総額51億4363万円 /京都
◇知事・参院選と相次いだが、前年比1・3%減 長引く景気低迷影響
府選管は29日、政治団体から届けがあった10年分の収支報告の概要を公表した。知事選(4月)、参院選(7月)と大型選挙が相次いだが、計1114団体の収入総額は51億4363万円(対前年比1・3%減)。長引く景気低迷の影響とみられる。閲覧・写し交付の受け付けは30日から府選管で。【入江直樹】
政治資金規正法に基づく提出義務団体は政党、その他の政治団体合わせて1257団体。政党では4団体が未提出だった。いずれも自民党の府京都市伏見区第一支部▽府市中京区第一支部▽府生命尊重支部▽伏見支部−−で、伏見区第一は2年連続で未提出。
政党別の収入総額で、最多は共産の16億5678万円。自民8億1735万円▽民主4億3535万円▽公明2億2346万円▽みんな4768万円▽社民1498万円▽国民新9万円−−と続く。前年との比較値がないみんな、国民新を除くと共産、自民、社民がダウンで、減少幅が最大だったのは社民の27・5%減。収入中、寄付金額は全政党で9億1588万円(同9・4%減)と減ったのが響いた。
その他の政治団体の収入総額は19億4790万円(同10・1%増)で、そのうち寄付金額は6億864万円(同18・9%増)。最多は知事選に立候補した門祐輔さんの確認団体「府民本位の新しい民主府政をつくる会」の7766万円。2位は同じく山田啓二知事の確認団体「希望の京都をつくる府民の会」の5075万円だった。
1000万円以上の政治資金パーティーは6件で総額1億3950万円。具体的には公明党府本部1345万円▽自民党府連7265万円(2件)▽民主党府連1936万円▽一粒会1280万円▽美しい未来の会2124万円−−だった。
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◇10年 政党収支(単位は万円。1万円未満を切り捨て)
収入 (寄付分) 対前年比% 支出
共産 165678(46053) ▼ 5.5(▼ 1.0) 153593
自民 81735(23010) ▼21.3(▼32.4) 51419
民主 43535(14249) 1.3(▼ 6.8) 35985
公明 22346( 5174) 13.0( 6.7) 10534
みんな 4768( 2832) − (−) 4350
社民 1498( 267) ▼27.5(▼36.2) 882
国民新 9( 0) 0.0(−) 0
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合計 319572(91588) ▼ 7.1(▼9.4) 256766
==============
◇10年 政党を除く政治団体の収入額上位10団体(<>内数字は前年順位)
(1) <6>府民本位の新しい民主府政をつくる会(門祐輔・知事候補系) 7766
(2) − 希望の京都をつくる府民の会(山田啓二知事系) 5075
(3) <2>府医師連盟 4867
(4) <3>府歯科医師連盟 4559
(5) <1>京都政経フォーラム(清水鴻一郎前衆議員系) 3707
(6) <8>一粒会(西田昌司参議員系) 3210
(7)<19>美しい未来の会(山田知事系) 2974
(8)<11>中川やすひろ後援会 2655
(9) <4>まえはら誠司後援会連合会 2556
(10)<15>新風会(伊吹文明衆議員系) 2032
毎日新聞 2011年11月30日 地方版
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http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20111130ddlk28010335000c.html
政治資金収支報告書:不況の影 収入15.9%減、過去最低−−10年 /兵庫
◇企業・団体献金48.3%減
県選挙管理委員会が29日公表した10年政治資金収支報告書(県選管所管の地方分)によると、政党の支部や国会議員の資金管理団体など政治団体が10年の1年間に集めた収入額は40億7303万円と前年より15・9%(7億6959万円)の大幅減となり、記録のある89年以降で過去最低となった。中でも、企業・団体献金の総額が48・3%(1億2986万円)減の1億3927万円と大きく落ち込むなど、長引く不況の影響が政治資金の流れにも影を落とした。【石川貴教】
収入総額は90年の75億100万円をピークに減少傾向に入り、これまでの最低は「選挙イヤー」の谷間となった08年の42億7500万円。10年は政権交代後で初の大型国政選挙となった参院選が実施され、翌年に統一地方選を控えるなど収入額が増加傾向になるのが通例だが、献金総額が18億714万円と16・4%減るなど、献金を手控える風潮が不況で強まったとみられる。
一方、政治資金パーティーによる収入は3億943万円で前年より32・2%の大幅増。収入全体に占める割合も7・6%と前年より2・8ポイント上昇した。パーティーの開催件数は30件と2件減った半面、1000万円以上の大規模なパーティーが11件と4件増えたことから、献金の不足分をパーティーで穴埋めする“苦肉の策”が講じられたようだ。
県内の政党では、09年にはなかった「みんなの党」と「たちあがれ日本」を除き、共産党と社民党以外は前年よりも収入を減らした。特に自民党は39・4%の大幅減で、記録のある00年以降、最大の下げ幅となった。09年の政権交代で野党に転落した影響が垣間見える。
支出も前年比17・7%(8億8024万円)減の40億9488万円と89年以降、過去最低を更新。献金・交付金や組織活動費が落ち込んだのが響いた。
◇自民、野党転落の悲哀 収入ピーク時の半額
09年の政権交代で野党に転落した自民党にとって、10年は1年間を通じて野党の辛酸をなめた最初の年。29日公表された10年政治資金収支報告書(県選管所管分)をみても、自民党(県内の支部分の総額)の収入が前年より4割近く落ち込むなど、政治資金の流れからも野党転落の「悲哀」が漂ってくる。
自民党の収入総額は6億4990万円と、前年より39・4%(4億2269万円)の大幅減。記録のある00年以降で過去最低を更新し、ピークの04年分(11億5954万円)と比べると約半額にまで落ち込んでいる。
最大の要因は、前年より63・2%(2億8016万円)も減った党本部や他の支部からの交付金収入(1億6289万円)。中でも政党交付金は1億760万円と54・1%(1億2658万円)も落ち込んだ。政党交付金は国会議員数や直近の国政選挙の得票数で金額が割り振られるため、政権交代の影響を受けた典型例といえる。
献金額も3億1516万円と35・8%(1億7593万円)減っている。企業・団体献金が約半額の51・1%も減ったほか、個人献金も13・5%の減。民主党(企業・団体献金22・8%減、個人献金3・7%減)が自民党よりも下げ幅を食い止めていることから、不況のみならず野党転落が自民党を直撃した様相がうかがえる。
とはいえ、政治資金パーティーによる収入をみると、党県連が昨年3月に神戸市内で開催したパーティーには5255人が出席し、5255万円の収入を得ている。民主党県連の昨年4月のパーティー収入4043万円(出席者900人)を上回るなど、与党の座を長年務めた「底力」は残っているようだ。【石川貴教】
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>>2004
◇知事、収入の9割超が献金
◇神戸市長、8割がパーティー
井戸敏三知事と矢田立郎・神戸市長の「資金力」を、29日公表された政治資金収支報告書(県選管所管分)に基づき分析(関係する団体同士の資金移動は除いて計算)してみた。
井戸知事は資金管理団体「新生兵庫と協働する会」など3団体を用い、10年に3725万円を集めた。最も多いのが政治団体献金の3231万円で、個人献金の338万円と合わせた献金総額は3569万円と収入全体の9割超を占める。
一方、矢田市長の10年の収入は資金管理団体「21世紀の新しい神戸をつくる会」など5団体で3945万円。収入の約8割は政治資金パーティーで、昨年10月に神戸市内で開いたパーティーには1772人が出席、3023万円の収入があった。
10年の収入に前年までの繰越金を加えた両氏の「資金力」は、井戸氏が1億4363万円、矢田氏が9636万円。09年の選挙でいずれも3選を果たし、10年は資金的な余裕が生まれたとみられる。【石川貴教】
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◇県内各党の10年分収支◇
収入 支出
共産党 1176402 (1.9) 1155976(▼ 1.8)
自民党 649903(▼39.4) 772882(▼32.3)
民主党 415337(▼10.2) 411038(▼ 4.7)
公明党 264351(▼35.8) 246127(▼25.9)
社民党 26632 (7.3) 27931 (20.5)
みんな 16266 (−) 10594 (−)
新党日本 11029(▼35.2) 11740(▼26.3)
たち日 2001 (−) 0 (−)
国民新党 1222(▼91.4) 2079(▼82.4)
※「みんな」は「みんなの党」、「たち日」は「たちあがれ日本」。単位は1000円でカッコ内は前年比増減率(%)、▼はマイナス。「みんなの党」と「たちあがれ日本」は09年分なし。
〔神戸版〕
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http://www.asahi.com/national/update/1201/OSK201112010027.html
2011年12月1日11時33分..芦屋市長を書類送検 収支報告書に虚偽報酬記載の疑い
4月の統一地方選で3選した兵庫県芦屋市の山中健市長(61)が選挙運動費の収支報告書にうその記載をしていた問題で、県警は30日、山中市長と出納責任者の男性(71)を公職選挙法違反(虚偽記載)の疑いで神戸地検尼崎支部に書類送検した。捜査関係者が明らかにした。
捜査関係者によると、山中市長と出納責任者は今年5月、車上運動員の女性4人に計22万5千円の報酬を支払ったとするうその記載をした報告書をまとめ、市選挙管理委員会に提出した疑いがある。報告書には4人の領収書が添付されていたが、金額欄は市長が架空の額を書き入れていた。
市長は6月の記者会見で「報告書の提出期限が迫っていたため、運動員の記載がないと不自然だと思い、とりあえず記載しておこうという安易な考えだった」と釈明。運動員に報酬を支払い、報告書を訂正したことを明らかにしていた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111201/shg11120102210004-n1.htm
22年政治資金収支 民主のみ支出増 滋賀
2011.12.1 02:21
県選管は30日付の県公報に、県内で活動する政党支部や政治団体の平成22年分の政治資金収支報告書を掲載した。収入総額は18億4398万円で、衆院選が行われた前年と比べ2・3%減となった。収入総額から前年繰越額を差し引いた純収入額は12億9958万円で、対前年比6・6%減。支出総額も0・9%減の13億3379万円だった。
22年分は提出義務がある政党支部と政治団体計1059団体のうち1011団体が公表。政治資金規正法では公表が義務づけられているが、公表率は前年と同じ95・5%だった。
政党支部別の純収入額は、共産が最も多く、次いで民主▽自民▽公明▽社民−の順で、国民新とみんなの党はゼロだった。純収入額では前年比で自民が29・8%減、公明が45・1%減と大きく減った。一方、民主は純収入額では7%減だったが、支出総額では17・7%増と政党で唯一増加。政権交代の影響が浮き彫りとなった。
一方、県選出の国会議員(22年中に在籍していた議員)の関係政治団体で純収入額が最も多かったのは前年と同じ田島一成衆院議員(民主)で、1338万円だった。
政党支部を除く政治団体の純収入額では、上野賢一郎・元衆院議員の後援団体「強い滋賀を県民と共に創る会」が2474万円でトップ。次いで、守山市長の「宮本和宏後援会」1512万円▽「県看護連盟」1184万円▽嘉田由紀子知事の後援団体「滋賀の未来をひらく会」1034万円▽嘉田知事の資金管理団体「かだ由紀子と歩む会」938万円−の順となっている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20111129-OYT8T01214.htm
県内政治資金8.1%増
昨年分19億円 知事選など活発
県選管は29日、政治資金規正法に基づいて県内の政党や政治団体が提出した2010年分の政治資金収支報告書を公表した。報告書を提出した団体は09年分より14増えて674団体となり、収入総額は09年分より8・1%増の18億9877万円、支出総額は6・7%増の13億1690万円となった。10年は参院選や知事選、和歌山市長選が実施され、11年4月に統一地方選を控えていた“選挙イヤー”だったこともあり、後援会などの政治団体の収支が大幅な伸びを示し、全体を押し上げた。
県選管に届け出ている団体は、09年比26増の727団体となったが、提出したのは同14増の674団体にとどまり、提出率は同1・5ポイント減の92・7%となった。前年の提出率が100%だった政党支部は96団体のうち2団体が提出しなかった。政治団体は631団体あり、そのうち580団体が提出した。
政党の総収入は10億8491万円で、同1・3%減だった。内訳は、全体の36%を占める本部・支部からの交付金が3億8838万円(09年比8・4%減)で、個人や団体からの寄付は2億8404万円(同10・8%減)だった。政治資金パーティーを中心とする事業収入は、1億123万円で前年の3・3倍に急増した。
支出総額は8億1090万円(同5・3%減)。組織活動費や選挙関係費などからなる政治活動費が4億4885万円(同3・7%減)となったが、そのうちで選挙関係費は4876万円と、前年の2倍近くに増えた。事務所費や光熱水費などの経常経費は3億6205万円(同7・2%減)だった。
その他の政治団体については、収入総額は8億1386万円(同23・8%増)、支出総額は5億599万円(同33・9%増)と、大きく前年より伸びた。10年に選挙があった仁坂知事や和歌山市長選の大橋建一市長らの関係団体の伸びが大きく影響した。
収支報告書は、県庁3階の県選管で閲覧できる。
(2011年11月30日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111130ddlk27010410000c.html
政治資金収支報告書:収入93億円、支出91億円 府選管が公開−−10年 /大阪
◇収入、6.5%減・93億円 支出、8.7%減・91億円−−前年比
府選管は30日付で、府内の政党支部など2636の政治団体が提出した10年分の政治資金収支報告書を公開した。寄付の減少などで全体の収入は前年分から6・5%減の93億4900万円。支出も同8・7%減の91億4800万円だった。府は報告書の概略をインターネットで公開する。
政党支部の収入額は同12・8%減の53億5806万円。政党別では、共産26億6726万円▽自民10億6611万円▽民主8億5987万円▽公明6億8134万円▽社民4887万円▽みんなの党1412万円▽たちあがれ日本1045万円▽新党改革1001万円などの順だった。
その他の政治団体では、10年4月設立の大阪維新の会の収入額が6791万円で6位に入った。政治資金パーティーによる収入が4549万円に上る。橋下徹・前知事の資金管理団体「『おおさか』を笑顔にするフォーラム」の収入総額は509万円。うち「橋下徹後援会」からの寄付が480万円だった。松井一郎新知事の資金管理団体「松心会」の収入総額は1709万円で、個人からの寄付が1416万円。平松邦夫・大阪市長の資金管理団体「翔の会」の収入総額は2472万円だった。
政治資金パーティーのうち1000万円以上の収入を見込む特定パーティーは28団体、収入総額は5億9321万円。特定パーティー以外のパーティーは61団体が開催。収入総額は2億8785万円だった。政治資金パーティーの総数89団体は過去最多で、収入総額は8億8107万円に上った。府選管は「寄付収入の減少で、パーティー収入に頼る傾向が出たのでは」としている。【田中博子】
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【政治団体の収入額上位10位】
政治団体名 関係政治家 収入 支出
(1)1 府医師政治連盟 − 1億5251万 1億4550万
(2)2 府歯科医師連盟 − 1億1074万 1億 237万
(3)6 平野博文後援会 衆院議員 7814万 7934万
(4)3 府不動産政治連盟 − 7513万 7584万
(5)5 府薬剤師連盟 − 6810万 7553万
(6)− 大阪維新の会 − 6791万 4738万
(7)4 谷畑孝後援会(谷畑孝と虹の連合) 衆院議員 6538万 7309万
(8)− 府柔道整復師連盟 − 4227万 3637万
(9)− 田中誠太と新しい八尾をつくる会 八尾市長 4188万 3278万
(10)7 中山泰秀後援会 前衆院議員 3950万 3937万
※単位は円(千円以下切り捨て)。丸数字の横は前年順位
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【政治資金パーティーの収入上位10位】
団体名 関係政治家 収入 費用
(1)民主党府連 − 1億1034万 1864万
(2)大阪維新の会 − 4549万 1505万
(3)自民党府連 − 4136万 2727万
(4)自民党府13区支部 西野陽・衆院議員 3304万 785万
(5)自民党府3区支部 柳本卓治・衆院議員 2835万 434万
(6)左藤章後援会 元衆院議員 2371万 840万
(7)田中誠太と新しい八尾をつくる会 八尾市長 2353万 1581万
(8)谷畑孝後援会(谷畑孝と虹の連合) 衆院議員 2342万 1785万
(9)橋下徹後援会 前知事 2126万 961万
(10)民主党府18区総支部 中川治・衆院議員 2026万 486万
※単位は円(千円以下切り捨て)
毎日新聞 2011年11月30日 地方版
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111202/elc11120222430000-n1.htm
倉田氏が池田市長選の立候補断念 「再登板検討」も反発の声、後継指名もせず
2011.12.2 22:41
11月27日に行われた大阪府知事選で、地域政党「大阪維新の会」幹事長、松井一郎氏(47)に敗れた前池田市長、倉田薫氏(63)は2日、池田市内で開かれた後援会の会合で引退を表明した。支持者の声に推され、18日に告示される同市長選に出馬することも検討したが、後援会内でも再登板に対する批判があがり、立候補を断念した。
「(まちづくりの)絵を描きかけていた。描ききりたかったという迷いはあった」。会合終了後、倉田氏は取り囲んだ報道陣に揺れ動いた心中を吐露した。
倉田氏は今年4月の市長選で5回目の当選を果たしたばかりで、知事選出馬に伴い、任期を3年半あまり残して辞職した。知事選では松井氏に約80万票差をつけられて敗れたが、池田市内の得票数は松井氏を上回った。
後援会関係者によると、会内では市長への復帰を求める声が根強く、倉田氏も一時出馬を検討した。この日の会合でも「倉田さんは池田の宝だ」などと、出馬を促す声が圧倒的だった。
しかし、任期途中で辞職したにも関わらず、再び立候補することには後援会内にも疑問の声があり、家族も出馬に反対した。
倉田氏は、報道陣に「翻ることはない。今はすがすがしい気持ち」と語る一方、「市長職をほうり投げたことについては、申し訳ないの一言。一言では済まされない」と目を赤くした。市政に対する自身の影響力を排除するため、後継指名もしない方針。
池田市長選にはこの日、無所属新人で、共産党などでつくる市民団体事務局長、柴田外志明氏(62)が出馬を表明した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111129/lcl11112922000017-n1.htm
【ダブル選 完勝の先に】
(上)既成政党「最後通牒」に震撼
2011.11.29 21:57 (1/2ページ)
事務引継式を行った橋下徹前知事と松井一郎大阪府知事=29日午前、大阪府庁(大塚聡彦撮影)
「既成政党の国会議員がやってくれないなら、大阪維新の会で立てる。近畿一円で考えている」
大阪ダブル選の大勢判明直後の27日夜、新知事の松井一郎(47)とともに記者会見した維新代表の新大阪市長、橋下徹(42)は、選挙戦でしわがれた声ながら、強い口調で言い放った。
■橋下氏「すぐ東京へ」
法整備が必要な大阪都構想の実現に向け、まずは協力を要請する。それでも賛意を得られなかった場合は、次期衆院選に維新から候補者を立てる−。府連レベルでライバル候補を支援した民主、自民など既成政党に対する明確な「最後通牒(つうちょう)」だった。
会見直後、橋下は控室で待っていた府議会議長、浅田均に興奮気味に話した。「松井さんと3人で東京へ行きましょう。すぐに行かないと」。相手方の衝撃が大きいうちに上京し、各党本部の幹部に会おうという提案。浅田は一気呵成(かせい)型の橋下らしい戦略と行動力に感服した。
選挙での圧勝と、脅しとも取れる橋下の言葉の効果はてきめんだった。
「大阪都構想の考え方が自民党と同じなら、寛容の心で受け入れ、大阪を発展させるのが府民、市民の幸せにつながる」。28日夜、大阪市内で開かれた同党府連会長の衆院議員、竹本直一の政治資金パーティー。来賓としてあいさつした同党幹事長の石原伸晃は、さっそく協力を示唆した。竹本も「すぐにでも橋下さんと話をしたい」と続いた。
石原は選挙前、都構想に一定の理解を示し、維新と戦う府議や大阪市議の反感を買っていた。その上でのこの日の発言だった。
政権与党の官房長官、藤村修も28日、「大阪の中でしっかりした協議が必要だ。その後に要請があれば受ける」と述べ、都構想をめぐって橋下との協議に応じる考えを示した。
既成政党側のすり寄りとも取れる維新への秋波。橋下は、選挙結果が与える影響を熟知していた。
■敵対避ける国会議員
「完敗だ。ダメージが大きい」。自民の大阪府選出国会議員の側近が嘆息する。「国会議員を近畿一円に立てる」という橋下の言葉を「明白な脅しだ」と感じつつ、打つ手ない状況にうなだれた。
前回の府知事選では、自民は公明とともに橋下を推した。にもかかわらず、敵対関係へと転じた。
自民の府議らには、飼い犬に手をかまれたような思いが強かった。府連内部では「政治家・橋下徹を誕生させた責任がある」との声もあり、今回の選挙で主戦論を容認した。
だが、次期衆院選で維新との敵対を避けたい国会議員は及び腰だった。支援候補の選挙に、実務の中心となる秘書を派遣しない議員も多かった。
一枚岩になれなかった果てに惨敗を喫した自民府連。関係者は「橋下許さん、松井嫌いという感情論で選挙をしたのが間違っていた」と自嘲気味に話す。
■「根こそぎやられる」
ダブル選を受け、維新は次期衆院選の台風の目となった。首相の野田佳彦が来年の通常国会で成立を目指す消費税増税関連法案の行方次第では、来年にも衆院解散になる可能性がささやかれる。各党の中央にとり、維新との協調、取り込みは、だからこそ切実な問題となり、党幹部らの素早い反応として表れる。
地元の既成政党関係者の悩みも深刻だ。「維新と一緒になるには厳しい覚悟がいる。徹底的に戦うなら勝てる体制を整えなければいけない。中途半端に今までの経験則で戦ったら、根こそぎやられる」
今回は自主投票に回った公明の府議団幹部がジレンマをみせる。「次のステージでは、国政選挙をにらんでどうするのか、それぞれの党派が腹をくくらなければならない」
(敬称略)
◇
維新の完勝に終わった大阪ダブル選が周囲に与える影響を見つめる。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111130/waf11113008490012-n1.htm
【激動!橋下維新】
完勝の先に(中)完全崩壊、中之島一家
2011.11.30 08:48 (1/3ページ)[west政治]
維新大阪市議団との会合に出席した橋下徹代表=29日、大阪市中央区(大塚聡彦撮影)
「日本の公務員は選挙の民意を軽く見ている。(選挙の)リスクを取っている方が決定権を持つのは当たり前。嫌なら、辞職するなり、身分を失うリスクを負った上で反対すべきだ」
29日午前、大阪府庁。次期大阪市長、橋下徹(42)は、後任の知事となった松井一郎(47)との引き継ぎを終えた後、報道陣に語った。
前日の報道番組。大阪ダブル選のニュースの中で、市役所に出勤してきた市職員が、選挙結果の感想を尋ねるインタビューに「僕の考えている民意とは違う」と答えていた。橋下には、それが我慢ならなかった。
「政治に踏み込みすぎる職員がたくさんいる」。橋下は、27日の当選直後の記者会見でも怒りをにじませ、「民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」とまで語っていた。
三位一体
「中之島一家」。大阪市内部では長年、市役所の所在地にちなんでそう表現される強固な体制があった。市当局、市議会の与党会派、職員労働組合が三位一体となって市長を支える構造。それぞれが入るフロアにちなんで「5階」「8階」「B1(地下1階)」と階数で呼ばれ、職員が調整などに駆け回った。
平成16年に発覚した職員厚遇問題を経て労組の発言力は衰え、今春の大阪市議選で橋下率いる「大阪維新の会」が最大会派となったことで議会の構図も変わったが、市当局と民主、自民、公明各党の市議団とのつながりは引き継がれた。なれ合いに見える関係だが、市幹部の1人は「強い結びつきがあるからこそ、個々の政策課題についてより深い議論ができるという利点もあった」と話す。
大阪市長は、今回橋下に敗れた現職の平松邦夫(63)の前までずっと助役(現在の副市長)出身者が続き、職員のOB団体や市長与党の政党などが歴代選挙を支えてきた。
平松が初当選した4年前の市長選で、自公は対立候補を推したが、関係を修復。今回の選挙で、民主、自民両党の府連と職員OB団体は平松を支えた。
平松陣営は、前回市長選ではイメージカラーとして、平松の好きな青を選んだが、今回はオレンジに変えた。オレンジは、歴代市長の選挙で使われた「現職カラー」。平松の選挙には「中之島一家」の残像が浮かんでいた。
戦々恐々
「区長の位置づけを早急に変えたい」。橋下は、29日に開かれた維新市議団の総会で、さっそく組織改編を打ち出した。
現在の区長は大半が部長級で、その上に局長級の幹部がいる。橋下はこの現状を踏まえ「区長を市長に次ぐ位置づけとしたい。現行法の中で、できる限り決定権、予算編成権を持ってもらう」と宣言した。区長を選挙で選び、大きな権限と予算を持たせる大阪都構想のテストケースのような形態になるが、市内部には「指揮系統の混乱を生まないか」という憂慮もある。
激しい選挙が終わり、市役所内には今、重い空気が漂っている。「市役所をぶっ壊す」と公言してきた橋下がふるう大なたに、職員は戦々恐々としている。「静かな雰囲気。嵐の前の静けさというか…」。幹部職員が声をひそめる。
約4年前、橋下が府知事に就任したときも反発があった。朝礼で面と向かって「知事はきれいごとばかり言っている」と言い放つ若手職員もいた。だが、当時の橋下が行政経験ゼロだったのに対し、今は首長として経験を積んだ姿がある。
大変革を余儀なく迫られる大阪市役所。ある職員OBは、後輩たちの不安をおもんぱかりながらも言い切る。「選挙で示された市民の声は、冷静、厳粛に受け入れなければならない。中之島一家は、完全に崩壊した」=敬称略
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111201/waf11120115390037-n1.htm
完勝の先に(下)「大変革のうねり、全国に」
2011.12.1 15:37 (1/3ページ)[激動!橋下維新]
大阪府知事、松井一郎(47)が府庁に初登庁した11月29日。就任のあいさつ回りに訪れた松井に対し、府議会各会派は、選挙前には考えられなかった意外な反応をみせた。
ダブル選で自主投票に回った公明は、所属議員全員で、拍手で出迎えた。「ご指導を」と話す松井に、府議団幹部は「大阪を良くするために、こちらも精いっぱいやります」と応えた。
知事選ではライバルの倉田薫(63)、橋下徹(42)が勝った大阪市長選では現職の平松邦夫(63)を支援した自民、民主も態度を軟化させた。自民府議団幹部は「これで政治闘争は終わって、しっかり議論を」と持ちかけ、握手を交わした。民主府議団幹部は「(選挙中に)熱を出して大変だったらしいね」と体調を気遣った。「みんな大人やな」。訪問後、松井はぽつりと語った。
知事選の松井の得票は、横山ノックが再選を果たした平成11年の選挙以来、200万を超えた。知名度の低さや、市長選には出ていない共産推薦候補が出ていたことを考えれば、驚異的な数字だ。他会派の急激な態度軟化の背景には、この巨大な民意があった。
一方、松井はこれまで大阪府議として府政を見つめてきたものの、首長としての手腕は未知数だ。ある府職員は「松井さんは橋下さんの部下だが、奇策を講じるわけではないだろうし対処しやすい」とみている。
強い不信
大阪維新の会に完勝をもたらしたのは何だったか。一義的には、大変革を唱える橋下維新への大きな期待感があった。同時に、既成政党への強い不信が、維新の得票の呼び水となった。
既成政党側はこれまで、橋下維新の政策に反対は唱えても、明確な対案を示してこなかった。維新が議員提案した教育・職員基本条例案に対し、大阪市議会では、ろくに議論も行わないまま否決した。
今回の市長選では、民主、自民府連とともに、平松市政を批判してきた共産まで平松の自主支援に回った。橋下の言動を「独裁的」と批判した既成政党側に対し、橋下は「大政翼賛会的」と応戦した。
産経新聞が投票日に行った出口調査では、民主、自民支持層の4割前後が橋下、松井に投票していた。有権者が維新の突破力に賛意を寄せ、「反維新」「反独裁」の戦いが失敗に終わったことを裏付けていた。
「政治理念を完全に放棄してしまったことが、有権者に伝わった」。当選後、橋下は冷ややかに語った。
ジレンマ
既成政党側は、選挙結果を真摯(しんし)に受け止めている。
「民主、自民が固まってやっている姿を批判され、維新に(票が)行った」。自民大阪市議団幹事長の荒木幹男(64)は、28日の市議団総会後、神妙に語った。大阪都構想については「民意が示された以上、頭から否定ではなく、出されたものはしっかり議論していく」と述べ、議論の行方次第では賛成に転じる可能性も否定しなかった。
公明は、一部市議が選挙中、平松の演説会に姿を見せたり、民主系市議に「平松で動いているから安心して」と耳打ちしたりしたが、党として最後まで目立った動きは見せなかった。平松市政では与党の立場だったが、次期衆院選での党勢回復を最重要課題とする以上、維新との全面対決は避けなければならなかった。「うちは自主投票だったから、今後フリーハンドで臨める」と府本部幹部。府議団幹部は「中立のスタンスは正解だった」と語る。
既成政党は、選挙後の市政、府政でもジレンマを抱える。民意に反する抵抗勢力のままでは、批判を浴びる。かといって、維新への露骨なすり寄りがあれば、ますます信頼を失う。
「維新がなお風をつかんでいるのは間違いない」。大改革のうねりを前に、公明府本部幹部がつぶやいた。「地方から改革の波を起こすというこの流れは、全国に飛び火する可能性を持っている」
=敬称略
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/12/05/20111205ddm041040066000c.html
和歌山・白浜町:課長ら人事ボイコット 町長「精神的苦痛」と提訴
和歌山県白浜町で、ごみ焼却施設の地元対策を巡る対立から、人事異動に反発した全課長が水本雄三町長に降格願を出し、辞令交付式も対象の職員12人全員がボイコットする騒動があった。これに対し、今度は水本町長と副町長が、課長ら職員3人、区長ら住民2人、町議長の計6人に対し、計1000万円の慰謝料を求める訴えを和歌山地裁田辺支部に起こしていたことが分かった。町長側は「名誉毀損(きそん)で精神的苦痛を受けた」などとしている。首長が部下の職員を訴えるのは異例。
発端は清掃センター(ごみ焼却施設)を巡る地元との協議。難航したため、水本町長が10月、担当課長らを事実上更迭する異動を内示。「異動が必要なほど行政を停滞させたのか」などと反発した全課長16人が31日に降格願を提出し、11月1日の辞令交付式も対象者全員がボイコットした。水本町長は異動に従わない職員を処分する方針を示し、課長らは現在、命じられた異動先で服務している。
11月22日付の訴状では、辞令交付式を欠席するなどの行為は「(町長の)社会的名誉を害し、地方公務員としての職務命令違反」などと主張している。
また、訴状によると、町は10年9月に清掃センターの15年間の使用期間延長で地元の保呂地区と合意。同地区に補助金を支出することについて地元と協議したが、協議がこじれ、「区長が副町長に辞任を迫った」などと主張。区長や同席した町議長、職員らの町長と副町長に対するこうした言動は「恫喝(どうかつ)の類いで違法」などとしている。
訴えられた職員3人は、異動問題と「恫喝」問題の両方にかかわったとされる。水本町長は「コメントを控えたい」と話した。【吉野茂毅】
毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004661812.shtml
福崎町長選、現職の嶋田氏が当選
任期満了に伴う兵庫県福崎町長選が4日、投開票され、現職の嶋田正義氏(76)=無所属=が、新人の松岡茂利氏(58)=同=を破り、県内の現職首長では最多の5選を果たした。
4期16年続いた嶋田町政の継続か転換かが最大の争点となった。嶋田氏は子育て支援の充実などの実績を訴え、多選批判を繰り広げた松岡氏の追い上げをかわした。投票率は66・74%で、前々回(前回は無投票)を9・79ポイント下回り、過去最低になった。
嶋田氏は共産党員だが、前回に続いて党の公認や推薦は受けなかった。
いずれも無所属の新人3人で争った町議補選も同日投開票され、2人の当選が決まった。(有島弘記)
(2011/12/04 23:53)
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http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111207k0000e040115000c.html
橋下徹氏:大阪副市長に中田宏氏を検討…前横浜市長
大阪維新の会主催の「大都市自治セミナー」で話す中田宏前横浜市長(左)と橋下徹氏=2011年1月24日、小関勉撮影 19日に大阪市長に就任する大阪維新の会代表の橋下徹氏が、副市長に前横浜市長の中田宏氏(47)の起用を検討していることが7日、関係者への取材で分かった。副市長人事には市議会で過半数の同意が必要。維新は過半数を占めておらず、他会派が同意するかどうかが焦点になる。政令市長経験者が副市長に就任すれば極めて異例のことになる。
現在の副市長2人は、平松邦夫氏が退任する18日付で辞職する意向を示している。副市長の定員は3人。関係者によると、橋下氏は中田氏を起用する意向を市議会の一部会派に伝えた。
中田氏は93年に衆院選旧神奈川1区で初当選。02年に横浜市長に初当選し、2期目の途中の09年に辞職した。今回の大阪市長選では、橋下氏の応援に駆け付けるなど、「大阪都構想」の賛成論者でもある。中田氏は7日、後援会事務所を通じて「(橋下氏とは)以前から協力関係があるし、今後も協力していくが、具体的なことは何も話していない」とのコメントを出した。
橋下氏は同日、中田氏に副市長就任を打診したかを記者団に問われ、「議会の皆さんにご意見を伺わないといけない。まだ考えている」と述べた。【小林慎、原田啓之】
毎日新聞 2011年12月7日 11時29分(最終更新 12月7日 11時39分)
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>>2016
中田宏氏は次期国政選挙に維新の会から出
馬する気だろうね。
もし正式に中田氏が副市長に就任した場合
、江田憲司氏の反応が見物だね。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000049-jij-pol
元経産省・古賀氏ら起用=府市統合本部顧問に―大阪
時事通信 12月7日(水)11時19分配信
大阪府の松井一郎知事と、19日付で大阪市長に就任する橋下徹前府知事は7日までに、府と市の二重行政解消に向けた調整機関として27日に発足させる新たな組織「府市統合本部」の顧問に、いずれも元経済産業省官僚の古賀茂明氏と原英史氏、慶応大教授の上山信一氏を起用する方針を固めた。
府市統合本部の設置は松井、橋下両氏が11月の大阪ダブル選で掲げたマニフェスト(政策綱領)などに明記。府と大阪市などを再編する「大阪都」構想が実現するまでの間、府と同市の二重行政をなくし、一体的な施策展開を図るための司令塔的な役割を担う。本部長に松井氏、副本部長に橋下氏が就任する。
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>>1998>>2010
泡沫な香りがするなあ
27歳で市議選に立候補して落選って・・・
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111207/20111207024.html
安座間氏が出馬表明 池田市長選、無所属で
2011年12月7日
倉田薫前市長の大阪府知事選出馬による辞職に伴い18日告示、25日に投開票される池田市長選に、会社員の安座間肇氏(34)=和泉市=が6日、無所属で立候補すると表明した。みんなの党と大阪維新の会の推薦を求めるという。
安座間氏は、11月に行われた府知事選の結果を受け「大阪維新の政策を踏まえ、市政の継続を図りながら強い池田・安心な池田をつくっていきたい」と話し、市長報酬の半減などを公約に掲げた。
安座間氏は寝屋川市出身。龍谷大学を卒業後、池田市公益活動促進協議会職員を経て2003年4月の同市議選に立候補し、落選している。
同市長選への立候補表明は、柴田外志明氏(62)に次いで2人目。
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http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111203/20111203031.html
柴田氏が出馬表明 池田市長選、共産党推薦
2011年12月3日
倉田薫前市長の大阪府知事選出馬に伴う辞職に伴い18日告示、25日に投開票される池田市長選に、元ダイハツ社員で政治団体「みんなのための新しい池田市政をつくる会」事務局長の柴田外志明氏(62)が2日、無所属で立候補すると表明した。共産党の推薦を受ける予定。同市長選への立候補表明は、柴田氏が初めて。
柴田外志明氏
豊中市役所で記者会見した柴田氏は「前市長が4期やってきた行財政改革の結果、福祉、教育を削り取り大きなひずみとなって出てきている。『暮らしに安心、子どもたちに希望 福祉・教育のまち池田へ市政刷新』を掲げ、市長選を頑張っていきたい」と話した。
柴田氏は、倉田氏が5選を果たした今年4月の同市長選にも立候補している。
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>>1971>>1999
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001112010002
三つどもえ臨戦態勢
2011年12月01日
【現職の目片氏/新顔の越氏と東氏】
来年1月15日告示、22日投開票の大津市長選は、現職の目片信氏(70)が11月29日に立候補を正式表明したことで、いずれも新顔の弁護士の越直美氏(36)=民主党県連、社民党県連、対話の会推薦=と、医師の東昌子氏(48)=共産党県委員会推薦=との三つどもえの構図となった。一度は分裂しかけた保守勢力が現職支持で一本化。民主も嘉田由紀子知事の支持母体「対話の会」と連携し対抗する。共産は現市政に不満を持つ層の取り込みを狙う。
[「総仕上げ」へ一本化/自民系]
「私のまちづくりの総仕上げをさせていただきたい」。29日の市議会で、目片氏は落ち着いた口調で立候補への意欲を示した。
10月24日に市議会の自民系2会派に次期市長選への支援を要請して以来、目片氏の立候補表明はほぼ既定路線だった。だが、4日後に元自民党参院議員の山下英利氏(58)が立候補の意向を表明。在任中に3回入院した目片氏の健康問題を不安視する一部の保守系市議らに推された山下氏が名乗りを上げたことで、保守分裂の様相となった。
ところが、目片氏からの「禅譲」を期待した山下氏だったが、11月20日になって突如、立候補しないことを表明。朝日新聞の取材に対し、「現在の自民党組織には候補者調整ができるような『重鎮』がいない。保守一本化のため、自ら身を退いた」と語った。
最終的には保守系会派は目片氏支持で固まった。ある市議は「市長を引退させるなら、なぜ山下氏に立候補を辞退してもらったのかという話になる」と打ち明ける。目片氏は12月1日にも自民党県連、公明党県本部に推薦依頼を出す予定。市内の自治会で作る市自治連合会は同日、目片氏推薦を決める予定だ。
[雪辱期して連日街頭/民主系]
一方、越氏は立候補表明の5日後の11月21日から、ほぼ毎日、駅前などで街頭演説をしている。「知名度では現職に劣るかもしれないが、子育て世代の代表として若さと元気をアピールしたい」と意気込む。
支援する民主党県連は4年前の前回市長選で、越氏と同様に政治経験のない、人材育成会社社長の黄瀬紀美子氏(59)を擁立したが、約3600票の僅差(きん・さ)で目片氏に敗れた。立候補表明が告示1カ月前にずれ込んだことが影響したとみられ、今回、越氏の擁立を主導した市議会の民主系会派「市民ネット21」の幹部は「4年前の雪辱を必ず果たすという思いで動いてきた」という。
ただ、高校卒業後に大津市を離れた越氏の知名度不足は否めない。そこで、地域政党「対話の会」から支援を得て、嘉田由紀子知事の選挙コーディネーター、松田馨氏(31)を選挙本部に迎えた。12月3日にも事務所を立ち上げる予定だという。
[無党派にも浸透図る/共産系]
東氏は大津市内の診療所で18年間、医師として勤務した実績を強調する。支持団体の「いのちとくらしを守る大津市政をつくる会」の長田茂事務局長は「地元では患者らを中心に根強い人気があり、互角に戦える」という。
推薦した共産党県委員会は前回、前々回の市長選で党役員を擁立したが、東氏に党内の役職はないという。奥村和美委員長は「市民の苦しみに心寄せられる親しみやすい人物。保守、無党派層にも十分浸透できる」とみる。
東氏は、目片市政のもとで、大型ゴミの有料化や上下水道料金の値上げなどの行政サービスの切り下げが進められたため、市民生活が圧迫されていると批判する。陣営では、大阪ダブル選で橋下徹氏らが圧勝した背景には、現状に対する市民の不満があるとみて、「暮らしに密着した政治」を訴え、支持の拡大を図る狙いだ。(高橋玲央)
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>>1888-1890>>2014
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20111206-OYT8T01374.htm
原告と被告 議場で対面
.「水本雄三」の記事をお探しですか?最新関連記事が 3 件 あります。町長が議長ら提訴 白浜議会が開会
町長と副町長が町議会議長や町職員ら計6人を相手取り、損害賠償を求める訴訟を起こした白浜町で6日、町議会が開会した。議場には、原告と被告が並ぶ異例の幕開けとなった。
訴状では、西尾智朗議長は、ごみの中間処理施設に関する地元住民との交渉の場で、「職を賭してやる決意を示せ」などと水本雄三町長に迫り、どう喝の「共同不法行為にあたる」と主張している。
この日、町議会には補正予算案など11議案が提出された。西尾議長から提案理由の説明を促された水本町長は、用意された原稿を淡々と読み上げただけで、提訴については一切触れなかった。
議会は14日から3日間、一般質問を予定。提訴についての質問が集中する見込みで「訴訟の当事者でもある議長が、議事進行するのはいかがなものか」との意見も出た。休会後の議会運営委員会で協議した結果、「自身で行うか、退席して副議長に委任するかは議長判断に任せる」ことになった。
町議の中には、「問責決議で、町政を混乱させた町長の責任を問うべき」との声もある一方、慎重な意見もあり、20日の閉会まで波乱含みだ。
(2011年12月7日 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111207/wky11120702340000-n1.htm
提訴の町長淡々 白浜町議会開会 和歌山
2011.12.7 02:34
町長が職員や町議会議長らを提訴するという異例の事態となっている白浜町で6日、12月定例議会が開会した。約5億800万円の平成23年度一般会計補正予算案など10議案が提案され、何事もなかったかのようにスムーズに議事は進行し、午前中で閉会した。
大勢の報道陣が傍聴席に詰めかける中、午前10時に開会し、水本雄三町長は淡々と議案を読み上げた。議場は、原告の水本町長と被告になっている西尾智朗議長が終始目を合わさないという緊張した雰囲気に包まれた。閉会後は、議場内外のあちこちで議員や職員らが話し込むなどの光景も見られた。
そんな中、議員の一部には、町長に対し問責決議案や不信任案を出そうとする動きも。
4分の3の賛成が必要な不信任決議はともかく、問責決議は「賛成多数で可決される」などと指摘する声が上がっている。
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2010年3月の町長選記事
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=186330
一騎打ちで決着へ、水本氏と立谷氏 白浜町長選
任期満了に伴う和歌山県白浜町の町長選挙が17日、告示された。元高校教諭で新顔の水本雄三氏(56)=無所属=と現職の立谷誠一氏(60)=無所属=の2人が立候補し、10日前の出直し町長選挙と同じ顔ぶれによる一騎打ちとなった。22日に投票、即日開票される。
町清掃センター(同町保呂)の使用期限に関連した立谷氏の発言問題が発端で、立谷氏が「町民の審判を受けたい」として任期満了(25日)前に辞任、出直し町長選挙が実施された。立谷氏が再選されたが、公選法の規定で元の25日で任期満了となるため、あらためて選挙が行われる。
清掃センターは3月末が使用期限だったが、2月中旬から下旬にかけて副町長(町長職務代理者)と町議会が保呂区と話し合い、使用期間の延長に関する協議期間を9月末まで延長、その間、施設を使用することで合意している。
今回の選挙戦でも、出直し町長選と同様、9月末までにこの延長問題をどう解決するかや、長引く景気低迷による観光商工・1次産業などの沈滞にどう対応するかが争点となるとみられる。
水本氏は行財政改革や将来を見据えた活性化など16項目の公約を掲げ、町政への信頼回復を図るとともに、情報公開を進めることによる身近な政治を訴えている。
立谷氏は観光振興推進室を役場内に設置し、町おこし事業を推進するなど「生活に希望」をテーマに、六つの取り組み方針と8項目の公約を掲げて支持を訴えている。
投票は午前7時〜午後8時(一部地域は繰り上げて実施)に、町内36カ所の投票所で実施される。
期日前投票は18〜21日に町役場と日置川事務所で実施される。受付時間は午前8時半〜午後8時。
16日現在の選挙人名簿登録者数は1万9925人(男9162、女1万763)。
立候補者 届け出順
(氏名の横の数字は投票日現在の満年齢。丸数字は旧町時代も含む当選回数。略歴の()内は主な経歴)
水本 雄三(みずもと ゆうぞう)56歳 無新
町青少年育成協会会員(高校教諭)立正大学大学院中退、湯崎
立谷 誠一(たちたに せいいち)60歳 無現③
白浜町長(町議会副議長、保護司)田辺高卒、立ケ谷
(2010年03月17日更新)
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=186653
新町長に水本氏 白浜町長選挙
任期満了に伴う和歌山県白浜町の町長選挙が22日あり、即日開票の結果、元高校教諭で新顔の水本雄三氏(56)=無所属=が、現職の立谷誠一氏(60)=無所属=に193票差で初当選した。投票率は68・14%。町議とのダブル選になった7日の選挙と比べ6・95ポイント下回った。2週間に2度の選挙という異例の事態になったが、町政刷新への期待が新顔を押し上げた。
町清掃センター(同町保呂)の使用期限をめぐる立谷氏の発言問題が発端で地元区との関係がこじれ、話し合いがつかないとして立谷氏が任期満了(3月25日)前の2月に辞任。今回と同様、水本氏との一騎打ちによる出直し選挙で再選されたが、公職選挙法の規定で任期は辞任前と変わらないため、任期満了に伴う選挙が実施された。
水本氏は「身近な町政」や「また来たくなるまちづくり」など五つの目標と、「退職金の全額返納」など16の公約を掲げたほか、清掃センターの問題では「地元と話し合い、問題解決に全身全霊で取り組む」と支持を訴えた。
水本氏の陣営は、当初は知人や教員OBが中心の活動だったが、後半は町議OBや町職員OBも加わり、草の根運動を展開。告示直前に富田地域と日置川地域にも連絡所ができ、訴え掛けの輪を広げたことで、立谷氏への批判票や浮動票を取り込んだ。
出直し選では、出馬表明が1月下旬と大幅に出遅れた上、知名度がなく不利な立場にあったが、短期間に1336票差まで追い上げた勢いを最後まで維持した。
立谷氏は、自ら招集した2月の町議会定例会の直前に辞任し、批判を浴びた。また、清掃センターの問題をどう解決するか、清掃センター問題でいったん崩れた町幹部や町議会との信頼関係をどう立て直すかについても十分な説明をしなかったため、有権者が不信感を抱いた。この結果、7日の選挙時より千票以上得票を減らした。
【初当選で支持者と共に万歳する水本雄三氏(中央)=22日午後11時前、和歌山県白浜町で】
(2010年03月23日更新)
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>>757-758>>769>>773-774に
白浜町長選挙の記事貼ってました・・・すげーぐだぐだ
落選した立谷誠一前町長は統一地方選で県議に当選>>1063
検索用:水本雄三
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>>2017
中田宏は木下敏之@元(前?)佐賀市長を副市長に迎えようとしましたよね。
何の因果か・・・
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20111208ddlk26010540000c.html
’12京都市長選:京都党、候補擁立見送り 「議会活動に専念」で一致 /京都
任期満了に伴う京都市長選(来年1月22日告示、2月5日投開票)で、地域政党の京都党が独自候補の擁立を見送る方針を固めた。前回選にも立候補した弁護士の中村和雄氏(57)=共産推薦=が既に立候補を表明しているほか、現職の門川大作氏(61)も近く正式表明する予定で、自民、民主、公明は門川氏を推薦する方針。
前回選に出馬した同党の村山祥栄代表は早くから立候補の可能性を否定していた。党内では独自候補の擁立が模索されてきたが、議会活動に専念するとの意見で一致し、見送ることになった。【古屋敷尚子】
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>>1734>>1968>>2027
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001112120003
非共産VS.共産 再戦構図
2011年12月11日
来年2月の京都市長選に向け、現職の門川大作氏(61)が10日、立候補を正式表明した。共産推薦での立候補を明らかにしている弁護士の中村和雄氏(57)は脱原発デモに参加し、浸透を図った。選挙戦の構図は前回と同じ「非共産対共産」になる公算が大きい。
□門川氏 正式表明 「京都力」を発展へ□
京都市のホテルで会見を開いた門川氏は、普段の和服ではなく黒いスーツ姿。「京都の未来のために全身全霊を傾ける」と緊張した面持ちで決意を述べた。「徹底した行財政改革を断行し、未来の京都へ先行投資もしてきた」と1期目の実績を強調。「地域力、文化力、人間力という『京都力』を発展させる」と力を込めた。
2期目の方針にするという「基本政策」10項目も発表した。経済再生や雇用創出、文化芸術・スポーツ都市の実現、府市協調による二重行政の打破などを掲げ、「これが選挙の争点」と位置づけた。具体的な公約は改めて発表するという。
前回選挙で951票差の接戦だった中村氏との対決については「4年間の実績や基本政策を掲げ、政策論争で戦いたい」とした。中村氏が前面に打ち出す「脱原発」に対しては「原発に依存しない社会を早期に実現する必要がある。方向に差はない」と語った。
門川氏を推薦する方針の自民、民主、公明3党の市議や府議ら約60人も、同じ会場で「議員連盟」の初総会を開いた。あいさつした会長の井上与一郎・市議会議長(自民)は「3派の力を合わせて2期目を実現したい。共産党には負けられない」と結束を呼びかけた。
□中村氏 浸透図る 脱原発デモで訴え□
一方の中村氏はこの日、支援団体の府職員労組の集会に出席し、市政改革への意気込みを語った。その後、伏見区での脱原発パレードに参加。NGOメンバーら約60人と商店街を練り歩き、マイクを手に「京都から脱原発を進めましょう」と訴えた。その足で区内の龍谷大深草キャンパスに移動し、自然エネルギーの普及などを話し合うシンポジウムを傍聴した。
中村氏は報道陣の取材に、門川氏が発表した「基本政策」の文書を見ながら「脱原発、経済・雇用対策、市政改革について具体的には何も示していない。政策の違いを明確にして市民に訴えたい」と述べた。
また、この日は関西広域連合の会合が京都市内であり、11月の大阪ダブル選を制した地域政党「大阪維新の会」幹事長の松井一郎・大阪府知事が初めて出席した。京都市長選に維新の会から候補を擁立する考えがあるかを報道陣から問われると、松井知事は「政治課題や政策は地域ごとに千差万別。京都に政治闘争を持ち込む考えはない」と否定した。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004676208.shtml
神戸市長選、候補者擁立せず 維新の会、明らかに
「大阪維新の会」で幹事長を務める松井一郎大阪府知事は10日、2012年2月投開票の京都市長選と13年秋ごろ想定される神戸市長選に関し、維新の会から候補者を擁立する考えがないことを明らかにした。
関西広域連合委員会に参加するため訪れた京都市で記者団に「(京都や神戸に)政治闘争を持ち込むなんて、今のところまったく考えていない」と述べた。
維新の会は大阪府と大阪市の二重行政解消を図る「大阪都」構想を掲げ、11月の「大阪ダブル選」で圧勝。国政選挙への進出も示唆したことで、関西の他の政令市選挙にも参戦するとの観測が一部に広がっていた。
松井氏は「われわれは地域主権を訴えている。政治課題はそれぞれの地域で千差万別だ」と述べ、都構想実現のため地方自治法改正を目指す意向を強調した。
(2011/12/11 15:45
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111210/lcl11121012550000-n1.htm
批判職員突き止め「反省の弁」…橋下氏「一件落着!」
2011.12.10 12:54
「僕の民意と違う」−。大阪ダブル選の選挙結果について、テレビインタビューで感想を述べた市職員を問題視していた大阪市の次期市長、橋下徹氏は、市総務局に事実確認を指示。当該の市職員を特定し、部局を通じ「反省の弁」を述べさせていたこと明らかにした。
この職員は、投開票日翌日の11月28日、市役所に出勤した際にマスコミのインタビューに応じ「僕の考えている民意とは違う」とコメントしていた。
このほか、別の番組で橋下氏が代表を務める大阪維新の会について「向こうの考えている二重行政は分からない」と発言した職員についても、同様の措置を取ったという。
総務局長から「職員は真摯(しんし)に受け止め反省している」との報告を受けたという橋下氏。「この2人の職員との問題は一件落着した」と溜飲(りゅういん)を下げた様子。一方で「行政上の主張や反対論はしっかり言ってほしい」とも語った。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111211/lcl11121119560001-n1.htm
都構想議連、自民府連の重鎮2人が反対表明
2011.12.11 19:55
自民党大阪府連会長の竹本直一衆院議員と公明府本部代表の佐藤茂樹衆院議員が連携して13日の発足を目指す「大阪都構想に関する議員連盟」(仮称)をめぐり、府連前会長の谷川秀善参院議員と党副幹事長の西野陽衆院議員が11日、大阪市内で開かれた府連所属の国会議員会合後、相次いで反対を表明した。
10月末に府連会長に就任した竹本会長は重鎮2人の反対にショックを受けた様子だったが「議連は志の同じ者がやるものなので、参加しない人がいても構わない。予定どおり発足させたい」と話している。
会合後、西野議員は党政務調査会に「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」(座長=菅義偉元総務相)ができたことを上げ、「屋上屋を架すことになる。PTと議連で違う結論が出たらどうするのか」と指摘。
さらに「事前調整がなかった。竹本会長のスタンドプレー。相談を受けてればまた違ったのだろうが何もないからな」と反発した。
事前調整については、谷川秀善参院議員も「(竹本会長と)会っていたのに何の話もなかった。理解に苦しむ。議連を発足させたって誰も来んでしょ」と不満を隠さず、議連は「法改正が必要になった段階で初めて作れば良い」と述べた。
やや疲れた表情の竹本会長は「議連は公明党さんと歩調を合わせてやっていきたいということ。PTと議連が両方あっても問題ないと思っている」と主張。議連への不参加は「都構想や公明党さんとの協力に反対と受け取られる可能性もある」と話していた。
議連は、地域政党「大阪維新の会」が提唱する大阪都構想への理解を深め、地方自治法や都構想のモデルとされる東京都の仕組み、首都機能の一部移転について勉強することを目的としている。
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>>2022-2024
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111210/waf11121019010012-n1.htm
原告・町長、被告・議長…白浜町の乱、法廷闘争の行方は?
2011.12.10 19:00 (1/5ページ)[衝撃事件の核心 west]
「原告」の水本町長(手前)と「被告」の議長が並んで始まった白浜町議会。開会日は何事もなく終わったが、今後の展開は波乱含みだ=和歌山県白浜町
ついに法廷闘争に発展した和歌山・白浜町の乱。水本雄三町長(58)と副町長が、課長や町議会議長らに対し、ごみ焼却場の跡地利用などをめぐる交渉の場で恫喝(どうかつ)されたとして慰謝料1000万円の支払いを求め提訴したものだが、町全体を巻き込んだ前代未聞のトラブルに町民らはあきれ顔だ。それにしても、なぜここまでこじれたのか。そして真実は何か。訴状や関係者の証言をもとに改めて検証してみる。(板坂洋司)
観光以外の思わぬところで脚光を浴びてしまった温泉町・白浜。騒動の発端は、町内に16年前に建設されたごみ焼却場の跡地利用や地域振興策をめぐる地元・保呂(ほろ)区との交渉だ。前町長時代からの懸案だったごみ焼却場の使用期限の延長について昨年9月末、地元側と15年間の延長で合意。しかしその後、今年に入って跡地利用や地域振興策などをめぐって交渉は難航していた。そんな中で飛び出したのが地元住民からの恫喝だという。
「(地元に)感謝する気があるんやったら3500万円出してくれ」
「現金持ってこいって声も大きい」
「明日から(焼却場の)事業を停止せよ」
「問題を起こしたのは副町長や。副町長をやめよ」…。
訴状によると、10月11、17、23日の3回行われた町と地元との交渉で、水本町長らは地元区長らからこう言われた。同席した担当課長ら職員も同調し、仲介役の議長からも「3500万円だしてたらこんな話(もめごと)にならんかった」などとなじられたとしている。
町長と副町長はこうしたやりとりで精神的苦痛を受けたとして、区長と副区長、担当だった生活環境課長と同副課長、課長会リーダー格の富田事務所長と議長の計6人を相手取り、複数の加害者が他人に損害を与える民法の「共同不法行為」にあたるなどとして提訴した。町長、副町長名での提訴の場合は議会の承認が必要なため、個人名で出された。
騒動は町長の地元交渉への出席拒否、担当課長を含む人事異動の内示、反発した課長16人全員の「降格願」提出…という道をたどってきた。水本町長は11月7日の記者会見で、恫喝や罵倒を受けたことを明らかにし、「(3500万円の)現金支出は地方自治法に違反する不正な公金支出と判断される可能性が高い」と主張。これに対し、課長会は「現金要求の事実はない」などと反論し、主張は平行線をたどっている。
しかし、町長側によると、記者会見で配布した資料にあった区長らの発言は交渉内容の録音を起こしたものという。また、町長と課長会双方の要請で第三者の立場で交渉に出席していた町教育長は産経新聞の取材に対し、「現金要求の発言は事実かと問われれば、事実だとしか言えない」と断言。そのうえで、「(地元側は)鮮烈な言葉だった。町長と副町長はかなり参っていた」と話した。
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こうした状況を見ると、地元や課長会側は分が悪そうだ。ある職員は「町長が地元への現金の支出について『違法性が高い』とばかり言うので、そんなことはないということを強調するあまり出た言葉で、真意ではない」と説明するが、少々苦しいかもしれない。
裁判では録音テープが証拠として提出され、交渉の生々しい様子が再現される可能性もある。
ただ、だからといって職員や区長、議長らに対し唐突に民事訴訟という手段に出て、慰謝料を求めるという町長らの行為に正義があるのかといえば、そうともいえない。
町長や副町長は公人で、町の行政を推進する責任があり、そのための権限も委ねられている。さまざまな行政上の諸課題について、ひたむきに知恵を絞り汗をかきながら解決し、町を発展させ町民の幸福を図ることが求められている。
その解決の努力を放棄し突然、「精神的苦痛を受けた」といって、交渉を早々に打ち切り、伝家の宝刀を抜くかのように提訴という手段に出たことに対しては、首をひねる町民も多い。
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問題が表面化して初めての町議会が12月6日に開会した。約5億800万円の平成23年度一般会計補正予算案など10議案が提案され、何事もなかったかのようにスムーズに議事は進行し、初日は午前中で散会した。
大勢の報道陣が傍聴席に詰めかける中、水本町長は淡々と議案を読み上げた。議場は、原告の水本町長と被告の西尾智朗議長が終始目を合わさないなど、緊張した雰囲気に包まれた。
散会後は、議場内外のあちこちで議員や職員らが話し込むなどの光景も見られた。議員の一部には、町長に対し問責決議案や不信任案などを出そうとする動きもある。4分の3の賛成が必要な不信任決議はともかく、問責決議は「賛成多数で可決される」との指摘もあり、20日の議会最終日まで目が離せない状況だ。
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この騒動をめぐって、町民の受け止め方もそれぞれだ。
「数回の交渉で、恫喝され罵倒されたと言って、その対抗策が提訴というのはあまりにも稚拙で乱暴だ。最低の対応としかいえず、知恵や努力が微塵(みじん)も感じられない」。町内のホテルに勤務する男性(45)は町長らの行動をそう批判する。
一方、建設業の男性(64)は「地元側の対応には不信がある。金にまつわるよくない噂も聞く。この際、きっちり裁判で膿を出すべきだ」と話し、町長の提訴に理解を示した。
賛否はあるだろう。しかし、問題解決の基本は話し合いだと言いたい。物事に黒白をつけるだけの裁判という方法は、最後の手段であるべきだった。
交渉のあり方も、恫喝や罵倒が事実とすれば言語道断であり、そんな発言を繰り返して人の尊厳を否定するようなことは二度とないよう町長は地元側にくぎを刺し、互いに大人の交渉をするようにとの敢然とした決意を伝え、粘り強く交渉に臨むべきだった。恫喝されたから提訴だというやり方は、公人としてはあまりに拙速で最低の方法ではなかったか。
裁判は結果がどうあれ双方にわだかまりを生じさせ、不信感も簡単には消えないことだろう。せめて今となっては観光への影響だけはないように願うばかりだ。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111208/waf11120812320010-n1.htm
橋下イズム じわり注入中 大阪市役所「自ら動く組織」に
2011.12.8 12:31 (1/2ページ)[west政治]
「知事就任前と比べてもものすごい濃い時間」。19日の就任前から連日行われている大阪市役所の重要課題のレクチャーについて、橋下徹次期市長はこう語った。4日目を迎えた8日は午後から病院局や情報公開室などの説明を受け、来週も重点項目の説明が続く。レクチャーといっても単なる説明にとどまらず、次々と指示を飛ばす橋下氏は、何を尋ね何を伝えようとしているのか。
「独裁」じゃない?
「細かい話はするつもりないんです」
ある幹部職員は、橋下氏のそんな言葉が意外だった。「市役所をぶっ壊す」と述べてきた橋下氏だが、職員の話を静かに聞き入る場面も多いという。同席市議は「『政治は独裁』と言ったけど、ぜんぜん独裁じゃないと分かってもらえたのではないか」と話す。
「僕が言っていることが正しい訳じゃない」とも述べ、自らの問題意識を各部局にぶつけた後、行政的な判断を加えることを求める。特に市の都市ビジョンを策定してきた計画調整局との6日の協議は「感覚が全く逆で面白い関係になるなと思った」と皮肉まじりに振り返った。
「まだ現職の平松邦夫市長が執務をしているのに、公開するのはやりすぎ」として非公開にしているが、市長就任後は部局との協議も原則公開で行う考えだ。
組織改革から
橋下氏が最初に手をつけようとしているのは組織改革。幹部の一人は事業一つ一つを市長自らがいちいち指示しなくても自律的に動く組織づくりを目指す“橋下イズム”を感じている。
その理想は、改革の実践を区長や幹部職員に任せ、自身は市役所内に新設する「最高意思決定機関」で、政治的判断が必要な場面で最終決断をする形だ。
市幹部に繰り返し尋ねているのは、代表を務める「大阪維新の会」がダブル選で掲げたマニフェストを実行する際、「どこに課題があるのか」という点だ。話を聞きながら、マニフェストの実現の可能性を探っている様子だ。
市議同席批判も
新体制に順応しようと懸命な職員もいれば、不安を感じる職員もいる。まだ次期市長と直接話をしたことがない幹部は「報道しか新市長の考えが分からないので、真意を測りかねるところもある」と打ち明けた。
別の職員は改革に積極的に取り組みたいと思っているものの「事業にはメリットを受ける市民がいて政策を進めた議員がいる。事業を見直せば反発も出て職員が窮地に陥ることもある。そのときに、新市長はどこまで前に出てきてくれるのだろうか」と話した。
一方、レクチャーに維新市議が同席していることに、別の会派の市議らから「首長をチェックするのが議員なのに」との意見も出ている。次期市長と議員が同じ立場に立てば、議会は新市長に無批判になるという指摘に、橋下氏は就任後は維新会派とも緊張関係を持つ考えを示したが、「維新市議のアドバイスを受けた方が効率的だ」と述べ、批判を退けた。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111212/waf11121213380007-n1.htm
大阪・太子町議が痴漢容疑 兵庫県警が逮捕、本人は否認
2011.12.12 13:37
電車内で女子大生の下半身を触ったとして、兵庫県警須磨署は12日、県迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで、大阪府太子町議の吉井大晶(ひろあき)容疑者(36)=太子町春日=を逮捕した。「触っていない。電車の揺れで当たったかもしれない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は11日午後6時過ぎ、阪神電鉄三宮(神戸市中央区)−山陽電鉄板宿駅(同市須磨区)間を走行中の特急電車内で、兵庫県姫路市の女子大生(20)の尻や太ももを触ったとしている。
同署によると、吉井容疑者と女子大生は、2人用の座席に隣り合って座っていた。女子学生が太ももを触られ、「何するの」と問いつめると、吉井容疑者は「すいません」と答えたが、その後も繰り返し触ったという。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111213mog00m010031000c.html
大阪市:区長公募、現職6人参戦へ 橋下氏も庁内の応募歓迎
19日に大阪市長に就任する橋下徹氏が市内24区長を公募するとしていることについて、現職区長24人のうち6人が応募に前向きであることが、毎日新聞のアンケートで分かった。橋下氏は区長ポストを格上げして区政運営を全面的に任せる方針だが、これに賛同する区長は複数おり、公募には民間人だけでなく、現職区長も応じる可能性が出てきた。【小林慎】
区長は来年4月に任命され、任期は4年。区ごとに公募し、橋下氏も審査に加わる意向だ。一般職トップの局長級の上に置いて給与も局長級より高額にし、事実上の予算編成権を持たせるなど大幅に権限を強化する方針を示している。
アンケートは今月上旬に配布し、23人から回答を得た。1人は回答を拒否した。回答によると、公募に「応募する」と答えたのは1人、5人が「前向きに検討する」とした。公募内容の詳細が不明なため、「分からない」と回答したのが14人で、「応募しない」は2人だった。1人は公募の意向についての質問に回答しなかった。
また、区長ポストの格上げや大幅な権限移譲の方針については、「部局縦割りの弊害の解消につながる」「現場のニーズに合わせて柔軟に対応できる」と、歓迎する区長が複数いた。一方で、「格上のポストになっても、部下や体制が従来のままでは困難」と区役所のスタッフ不足を懸念したり、「編成する予算項目の範囲、各区間の財政調整などの整理が必要」と指摘する声も出た。
橋下氏は公募区長について「全員が公務員以外というわけにはいかない」と、庁内からの応募を歓迎する意向を表明。市職員が公募で任命された場合、任期満了後は市職員を辞職する必要はないとしている。
橋下氏は「身分保障がある公務員と、すべてをなげうって来る外部の人を同じ給料にするわけにはいかない」と述べ、市職員と民間人とで待遇面の差を付ける考えを示している。
2011年12月13日
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2546 :チバQ:2011/12/12(月) 21:12:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111205-00000181-mailo-l25
“中核”を問う:2012大津市長選/1 中心市街地 /滋賀
毎日新聞 12月5日(月)12時59分配信
◇活性化、再びビル頼み
「今日は大津駅前が生まれ変わる大きな一歩だ」。10月28日、大津市のホテルで開かれたJR大津駅前の再開発ビル着工を祝う式典で、建築主である地権者組合の渡辺茂理事長(44)が力を込めた。会場では真っ白い29階建ての完成模型が出席者の目を引いた。
商業施設とマンション機能を併せ持ち、約5億2200万円の補助金を支出予定の市も「中心市街地のにぎわいの起爆剤に」と期待を込める。半面、立ち退きに応じた飲食店経営の男性(40)は「真新しいビル一つで活気は戻らない」と冷ややかな視線を送る。
大津駅前から琵琶湖岸までの160ヘクタールを指す中心市街地。市が活性化に本腰を入れざるを得ない呼び水となったのは7年前の「OPA(オーパ)ショック」だった。
◇ ◇
98年に京阪浜大津駅前にオープンした17階建て再開発ビル「明日都浜大津(浜大津OPA)」。市政100周年を記念して市が約10億円を拠出したが、客足が伸びずにテナントが相次ぎ撤退、わずか6年で閉鎖した。当時を知る福井英夫・市都市再生課長は「民間の見切りの早さに驚いた」と振り返る。
その苦い経験から06年度に見直したのが、中心市街地活性化基本計画。かつて一番のにぎわいを誇った菱屋町商店街は通行量が75年の2割弱に落ち込むなど、深刻な実情が示された。空き店舗を若者に貸し出したり、湖岸の文化施設を整備するなど手は打たれているが、来年度を最終年とした通行量や観光客の目標値は達成が難しい情勢だ。
浜大津駅前の繁華街で19年間、飲食店を営む男性(37)は客がまばらな週末の店内を眺め、「休日は閑古鳥が鳴いている。34万人が一体どこにいるのか不思議だ」と苦笑し、再び再開発ビルに賭けようとする市のもくろみに首をかしげた。
◇ ◇
新しい再開発ビルは市の区画整理事業(約3ヘクタール)で古来の街並みを更地にした用地に建つ。3月に起きた東日本大震災で防災面の利点もより強調されるようになったが、震災で街のありようへの見方が変わった住民もいる。
シャッター通りと化した商店街の一画で老舗酒店を営む平井洋子さん(57)は、震災で津波にのまれた自宅跡で家族の思い出を語る被災者の姿を伝えるニュースに心打たれた。代々受け継いだ離れをマンションにする商談を進めていたが、「家族の歴史を残したい」と白紙に戻した。平井さんは「新しくきれいにするだけでは人のつながりが失われないか」と疑問を投げかけ、「経済性や利便性を追求するより、血の通ったまちづくりをしてほしい」と願う。
◇ ◇
来年1月15日に告示される大津市長選には現職の目片信氏(70)と民主、社民推薦の越直美氏(36)、共産推薦の東昌子氏(48)の新人2人が出馬を表明している。人口34万人、県内唯一の中核市の長を選ぶ選挙戦を前に、大津市政の課題を探った。
12月5日朝刊
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2547 :チバQ:2011/12/12(月) 21:13:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111206-00000168-mailo-l25
“中核”を問う:2012大津市長選/2 権限移譲 /滋賀
毎日新聞 12月6日(火)12時55分配信
◇成果の実感「これから」
「大津は独り立ちされるので」。大津市が中核市に移行する前の07年秋、県側が行財政改革を理由に、保育所関連の県補助金約8300万円の打ち切りを通告してきた。驚いた市幹部が県と折衝を重ねたが、結局、昨年度までに全額廃止された。市財政課の担当者は「中核市移行に便乗した狙い撃ちだ」と吐き捨てた。
09年4月に県内唯一の中核市となり、1910の事務が県から権限移譲された。特定疾患の医療費助成手続きなど保健所関連が6割を占めるほか、環境汚染調査・改善命令、介護施設の認可なども含まれる。ただ、財源面では市側に読み違いがあった。
普通交付税で収入は20億円増、事務量増加に伴う経費が17億円増と、差し引きで「3億円プラス」と試算していたが、ふたを開けると収支とも19億円ずつ増大。県の行革による補助金削減が重なった分、実質的にマイナスとなった。
◇ ◇
中核市になって産業廃棄物関連の業務が加わり、新設された市不法投棄対策課。県から業務を受け継ぐと同時に、大津市真野大野1の竹やぶに放置されたドラム缶451本という“お荷物”を背負わされた。
県がドラム缶放置を把握したのは02年。引き継ぎでは「中身は廃鉱油。有害物質は含まれない」と説明を受けたが、市側の調査で水銀などの有害物が検出された。腐食したドラム缶から廃液が漏れるのを防ぐためシートで覆い、高さ3メートルの塀で囲って住民の立ち入りを禁じた。
市は09年2月以降、周辺住民への説明会を6回開いたが、出席者からは危険性を懸念する声が相次いだ。近くに住む3児の母親(36)は「うちの子供は竹やぶを遊び場にしてきた。手遅れでなければいいが」と不安げに話した。ようやく来年、行政手続きを踏んでドラム缶を撤去するめどがついたが、異臭に長年悩まされた近くの女性(81)は「市の説明は井戸水を調査すると言うばかり。人体への影響など、こちらが知りたいことに十分答えてくれなかった」と振り返った。
◇ ◇
補助金削減に直面した市福祉子ども部の結城慶一部長は「県とはぎくしゃくしたが、愚痴ばかり言っていられない」と話す。待機児童が多い地域から保育所を優先配置するなど、手にした権限を前向きに生かし始めているという。
中核市移行のうたい文句としてきた「きめ細かい行政サービス」とは−−。旗振り役を務めた井上俊生副市長は「メリット、デメリットの結論を出すのは早い。中核市の成果を市民に実感してもらうのはこれからだ」と強調した。
12月6日朝刊
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2548 :チバQ:2011/12/12(月) 21:13:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000188-mailo-l25
“中核”を問う:2012大津市長選/3 財政見通し /滋賀
毎日新聞 12月7日(水)13時22分配信
◇ガス事業の収益あてに
11月に開かれた大津市営ガス事業のあり方を検討する庁内会議の席上。収益を庁舎増築の費用に充てる市執行部の提案に対し、企業局幹部がくぎを刺した。「ガス事業の利益は本来、料金値下げなどで還元すべきです」
現在の耐震基準を満たさず、手狭とも言われる市庁舎。市は隣接する国有地を取得して増築する方針を決めたが、建設費は160億円に上る。そこで今年8月、純資産が170億円に上る“優良”会計のガス事業収益が原資に浮上した。
理由付けは「企業局の庁舎として建設すればよい」。企業局もガス事業の独立採算を建前としつつ、組織の一員として強行には反対していない。ただ「財布を一緒にしたら、モラルハザード(倫理観の欠如)を招く」と懸念する職員もいる。
別会計の収益を当て込んだ財政運営がまかり通ることに、市幹部は「一般会計に余裕がない。ガス事業のおかげで健全性を保っている」と、悪びれた様子は見られない。
◇ ◇
財政の硬直性を示す経常収支比率は09年度で87・7%。県内19市町で5番目に低く、人口増もあって現状は比較的安定している。だが、高齢化や不況による生活保護受給の急増で扶助費は10年前の2倍に膨らみ、抑えてきた投資も公共施設の更新時期が重なることで早晩、増加に転じる見通しだ。
市が策定した中期財政計画では、12年度から5年間の累積で148億円の財源不足を見込む。一方、借金に当たる市債残高は今年度末見通しで1085億円、貯金の基金残高は100億円に満たない。特に、財源不足に充てる財政調整基金の残高は09年度で16億円と、全国41の中核市の中で36位と低い。
市財政課の杉江達秀課長は「外部委託や事業の先送りでこれまで33年間、黒字を維持してきたが、綱渡りの状態だ」と頭を抱える。
◇ ◇
09年4月の中核市移行で導入された包括外部監査は「効果の検証が不十分で、既得権化も疑われる」と、市が拠出する補助金約42億円の妥当性に疑問を投げかけ、100億円近い未収金も「担当者任せにせず、全庁挙げた取り組みを」と回収を促した。
地方自治に詳しい澤井勝・奈良女子大名誉教授(地方財政論)は「財政運営は優等生と言えるが、ガス会計に甘えてはいけない。東日本大震災後、国も地方も激動の時代に突入した。5年、10年先を見据え、健全性を維持する努力が必要だ」と指摘している。
12月7日朝刊
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2549 :チバQ:2011/12/12(月) 21:13:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111208-00000226-mailo-l25
“中核”を問う:2012大津市長選/4 待機児童 /滋賀
毎日新聞 12月8日(木)15時8分配信
◇幼保の役割拡大を
「何とか、お願いします」。受話器にお母さんの切実な声が響く。大津市平津2にある市の認可保育園「保育の家しょうなん」には、働くために我が子の預け先を探す電話が殺到する。
「応えてあげたいけど……」。看護師など夜勤のある人にも対応しようと、保育士らは交代勤務で午後10時まで預かっている。対象は0〜5歳。一時保育も始め、開設当初の3倍の90人まで定員を増やしたが、園児は110人(10月末現在)。塚本秀一園長は「預かれる場所がもっと増えれば」と願う。
共働き家庭が増え、認可保育園への入園窓口となる市保育課には保護者が押し寄せる。市内では今年度、5園が整備され、既存の2園も増築。定員は全体で405人増えたが、4月時点でオーバーした。担当者は「どこまでやっても青天井。需要の予測がつかない」と漏らす。
一方、保育の家から約1キロの市立石山幼稚園。築35年の鉄筋2階建て園舎は当時11クラスあったが、79年に南郷幼稚園と分園した。4、5歳が対象で、現在は4クラス。空き教室は図書室などに活用している。山本文子園長は、のんびり絵本を広げる園児を見守りながら「このくらいゆとりがある方がいい。保護者もそれを求めている」と話した。
◇ ◇
旧大津市では高度経済成長期を境に市立幼稚園が急増した。96年までに6園が分園し各地の小学校近くに32園ができたが、近年は子どもが減る園が目立つ。比叡平幼稚園では1クラス6人まで落ち込み、来年度から近くの保育園の4、5歳が合流することになった。各園では昨年度から週2回、午後4時までの預かり保育を始めたが、定員は20人のみ。毎回くじ引きの状態で、市教委は今年度から5園を週5回に増やした。担当者は「幼稚園も変わらないといけない」と話す。
待機児童の解消に向け、国は12年度の通常国会に提案予定の新制度で、幼保に相互機能を持たせようとしている。県内で2年保育の公立幼稚園は大津、草津、愛荘の3市町だけ。新制度は3年以上が前提で、国は保育士と幼稚園教諭の資格の一本化も視野に保育時間の延長も進める構え。中核市への権限移譲も検討課題の一つだ。
保護者のニーズは多様化している。共働きでも幼稚園に通わせたい親もいれば、保育園の教育力を高めてほしいという声もある。滋賀大の菅(すが)眞佐子教授(幼児教育)は「就労が保育の条件となる時代を超え、就学前教育を充実させる変革に期待したい」と話している。
12月8日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111213-OYT1T00707.htm?from=rss&ref=ymed
橋下市長「現業職再試験」…不正採用洗い出し?
不祥事が多発する大阪市の現業部門の職員について、「採用経緯を全部明らかにし、問題があれば再試験」とした橋下徹新市長の発言が波紋を広げている。
ごみ収集や道路清掃など現業職員の採用を巡っては、議員や労働組合の口利きがあったとする証言が後を絶たず、「パンドラの箱を開けることになる」との指摘もある。一方、不正採用が発覚すれば、市幹部は「免職以外にない」としており、組合側は「再試験で及第点に届かない職員の大量免職が、橋下氏の狙いでは」と警戒している。
◆停職以上の65%
「職員の不祥事は目に余るものがある」
市長選に当選後、初めて市役所を訪れた橋下氏は今月5日、現業職員の選考方法や競争倍率を報告するよう、真っ先に総務局へ指示した。
市が昨年実施した調査では、平松邦夫市長が就任した2007年12月以降、10年3月末までに停職以上の処分を受けた職員は85人で、うち約65%にあたる55人が現業職員だった。ライフル銃を使った殺人、葬儀業者からの「心付け」受け取り、覚醒剤の使用などに加え、4日には健康福祉局の職員が殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。橋下氏は「採用プロセスを示さないと納税者の理解が得られない」と語気を強めた。
◆不透明な採用
市の現業職員は1万2412人(10月現在)で職員全体の3分の1を占める。人口規模で上回る横浜市の2・5倍に達し、全市町村で最多。06年度以降は採用を凍結しているが、以前は「営繕」「土木」など19職種について部局ごとに採用してきた。
各局の人事担当者は「適切に選考してきた」とするが、かつて募集要項は、事業所の掲示板に短期間貼り出されるだけ。試験があるのを知っているのは市関係者らごく一部で、職員が親類縁者で占められた職場もあったという。
不透明な採用は議会でも再三問題になり、「いつ募集があるのか、一切市民にはわからない」「特定の者だけが受験する不公正な状態だ」と閉鎖性が批判されてきた。
さらに、複数の市関係者は「過去には応募時に議員や組合などの推薦や紹介などの口利きがあった」と話す。「議員枠」もあり、知人の応募書類の脇に議員名を書いたり、市側に受験番号を伝えたりして合格を働きかける動きがあったとの証言もある。
(2011年12月13日14時55分 読売新聞)
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>>2037-2040
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111209ddlk25010479000c.html
“中核”を問う:2012大津市長選/5止 続く不祥事 /滋賀
◇異変「見て見ぬふり」
10月に大津市納税課の元主査(46)が県警に逮捕され、役所内が家宅捜索を受けた業務上横領事件。その逮捕直前、納税課が示した内部資料に同市幹部は肝を冷やした。「ゼロが一つ多いんじゃないか」。横領が疑われる税額が2000万円を超えていた。
県警が家宅捜索に入った10月19日夜、総務部長室に関係部署の課長ら約10人が顔をそろえた。「防止策を考えろ」。北川義治総務部長の言葉に皆が顔を伏せたが、その6日後、市民税課のロッカーから入金がないまま放置された納入申告書のファイルが出てきた。市側が「(元主査が)廃棄した」と主張してきた横領の“物証”にほかならなかった。
今回の事件について村嶌由弘・市代表監査委員は「誰かが納税者に電話を一本かければ発覚し、被害は最小限に食い止められた。チェック機能がまひしている」と嘆息する。
◇ ◇
同市では春の定期異動の希望をとりまとめる年末、「便利使い」と呼ばれる職員の囲い込みが行われる。指示を素直に聞き、仕事もできる職員を異動させないよう、所属長が陳情する行為だ。
06年の公務員制度改革による5・7%の職員削減に中核市移行が重なり、業務量増に伴って囲い込みはさらに横行。今回逮捕された元主査や、昨秋に市民病院で3000万円近い公金窃盗が発覚した元病院職員(52)も「便利使い」として同じ部署に10年以上とどまり、現金の扱いも事実上任せきりだった。
「会計に携わる者なら、誰でも異変に気付くはず」。公金窃盗事件の折、市民病院の帳簿を見たという税理士は首をかしげた。
◇ ◇
先月24日には、市環境美化センターで職員が勤務中に使っていたバットやボール、エクササイズマシーンなどが見つかり、市議が議会で追及する事態となった。増え続ける遊具を横目に見ながら一度も注意しなかった上司は「市民の目は厳しくなったと自覚しているつもりだったが……」と漏らした。
市幹部は「『大津はもっと良くなる』との思いがモチベーションだった以前と違う。難しい打球をわざわざ捕りに行ってエラーするより、見て見ぬふりをすれば傷付かずに済むと、職員が萎縮している」と打ち明けた。
◇ ◇
次期衆院選の「前哨戦」とも目される大津市長選。既成政党がつかみかねる県都の民意は、果たしてどこに向かうのか。かじ取り役を決める戦いは1カ月後に迫っている。=おわり(この企画は加藤明子、安部拓輝が担当しました)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111214-OYT1T00152.htm
大阪知事選落選の倉田氏、政治家引退を正式表明
11月の大阪府知事選で落選した前池田市長の倉田薫氏(63)が13日、市内で記者会見し、政治家としての活動を引退することを正式に表明した。
今後は政策集団を結成し、若手政治家を育成したいという。
倉田氏は「知事選出馬で池田市政を任期途中で投げ出したと言われ、もう一度市長を務めることが責任の果たし方ではないかと思った」と、市長選への出馬を一時、検討した理由を説明。しかし、「ここまで黙ってついてきてくれた家族が全会一致で反対した。これ以上家族に迷惑をかけられない」と、最終的に出馬を断念した経緯を明らかにした。
倉田氏は市長4期目の07年度に全国で初めて、市独自の地域分権制度を導入。政策集団については、「大阪の夢を語り合う集団の立ち上げを模索し、来春にもスタートさせたい」と語った。
(2011年12月14日09時03分 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111214ddlk27010335000c.html
選挙:池田市長選 「倉田市政継承」小南氏、出馬へ−−会見 /大阪
池田市副市長の小南修身氏(64)は13日、同市内で記者会見し「倉田薫前市長の市政を継承したい」と述べ、池田市長選(18日告示、25日投開票)に無所属で出馬すると表明した。13日で副市長を辞職した。
小南氏は公約として、犯罪・災害に強いまちづくりや生涯学習施設の充実、地域分権制度の推進を掲げた。会見には倉田氏が同席し「後継者として推薦したい」と述べた。
小南氏は69年に採用。05年から助役と副市長を務めた。
市長選には、政治団体役員、柴田外志明氏(62)=無所属、共産推薦=と、会社員の安座間肇氏(34)=無所属=が立候補を表明している。【熊谷豪】
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111215ddm002010094000c.html
橋下・大阪市長:藤村官房長官、小沢・民主元代表、谷垣・自民総裁…既成政党が行列 次期衆院選を意識
19日に大阪市長に就任する大阪維新の会代表の橋下徹氏が、就任日の夜から2泊3日の日程で上京し、閣僚や与野党の代表らと面談することが分かった。「大阪都構想」実現に向けて協力を求める。就任直後の政令市長への対応としては「異例の顔ぶれ」(政党関係者)という。国政進出も視野に動く維新の存在感が浮き彫りになった形だ。関係者によると、面談が内定しているのは、藤村修官房長官ら閣僚のほか、民主党の小沢一郎元代表、輿石東幹事長、前原誠司政調会長▽自民党の谷垣禎一総裁、石原伸晃幹事長▽公明党の山口那津男代表ら。市長選で応援に駆け付けた石原慎太郎・東京都知事とも意見交換する。
就任当日から東京に乗り込む背景には、都構想実現のために政党の協力が不可欠という側面がある。国会で地方自治法を改正するか特別法制定が必要だ。橋下氏は13日に出演したテレビ番組で「今度の選挙(衆院選)で国の形が変わる。このチャンスを逃したら、今の官僚機構のまま日本は沈んでいくだけだ」と強調。国会議員の協力を得られなければ、次期衆院選で近畿圏に独自候補を擁立することも示唆している。
こうした橋下氏の言動に対し、既成政党が維新に接近する動きが活発化している。自民は「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」、公明は「地方分権・地域主権推進本部」で議論を始める。みんなの党は地方自治法改正案の素案をまとめた。次期衆院選をにらみ、維新に近いことをアピールする狙いがあるとみられる。
一方、上京に伴い、12月定例大阪市議会(28日開会)の日程が変更され、一部市議から不満の声が上がっている。ある自民市議は「開会日前日まで議案の調査の日程が入り、予備日がなくなった。急な補正予算などが組まれた場合の緊急対応が難しくなる。新市長は東京ばかり見て、議会軽視だ」と憤慨している。【林由紀子、津久井達】
毎日新聞 2011年12月15日 東京朝刊
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>>1590>>1721
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004684464.shtml
連座制適用、上告断念で失職へ 明石・灰野市議
今年4月の明石市議選をめぐる公選法違反事件で、連座制を適用され、大阪高裁で当選無効と同市議選への5年間の立候補禁止を命じる判決を受けた灰野修平市議(43)は14日、同市を通じて、上告を断念する意向を明らかにした。判決は16日に確定し、灰野市議は失職する。
同市議選では、灰野市議の後援会会長と選挙事務所事務長が未成年の女性10人に選挙期間中のウグイス嬢を依頼し、報酬を支払ったとして、懲役1年、執行猶予5年の判決が7月に確定。大阪高裁判決は、2人は同法で規定する組織的選挙運動管理者等に該当し、灰野市議に連座制が適用されるとした。
灰野市議は「誠に残念な結果となりましたが、多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを心よりお詫びします」とのコメントを出した。
灰野市議が失職しても、選挙日(4月24日)から3カ月が過ぎているため繰り上げ当選はなく、同市議会(定数31)は欠員のままとなる。
兵庫県内では、1999年の淡路町長選(当時)の公選法違反事件で、親族の有罪確定により当選者に連座制が適用された例がある。この当選者は適用当時(2000年5月)、既に町長を辞職していたため、5年間の立候補禁止が命じられた。(森本尚樹)
(2011/12/15 10:18)
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111216k0000e040166000c.html
橋下新市長:平松市長側近ら幹部6人更迭へ
橋下徹・新大阪市長 19日付で大阪市長に就任する橋下徹氏が、市幹部6人を更迭する方針を固めたことが分かった。6人は平松邦夫市長を支えた事務方トップの政策企画室長や情報公開室長らで、総務局付とする。発令は、橋下氏が就任する19日付。
橋下氏はこれまで「民意を無視する職員には去ってもらいたい」と自主退職を促す考えを示していた。市関係者によると、6人の中には既に辞意を示している職員もいるという。
毎日新聞 2011年12月16日 12時01分(最終更新 12月16日 12時04分)
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>>2030
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000057-mai-pol
<橋下新市長>批判的職員に反省文書かせ、市は「忠誠」通達
毎日新聞 12月16日(金)15時0分配信
大阪市が今月8日、「職員は市長の職務命令に忠実に従う」とする法律の規定を周知徹底させるよう、全所属長に異例の通達を出していたことが分かった。11月27日の市長選後、橋下徹氏や大阪維新の会に対する職員の否定的なコメントがテレビで放映されたのがきっかけで、橋下氏の意向を受けた措置。橋下氏は、職員を特定して「反省文」を提出させており、識者からは「越権行為だ」との批判も出ている。
【写真で見る】これまでの橋下大阪府知事
橋下氏が圧勝した市長選を受けて、テレビの取材に応じた市職員が「民意という単語が僕の(認識)とは違う」「向こうが言っている二重行政が分からない」とコメント。これが11月28日以降、繰り返し放映された。
映像を見た橋下氏は「『民意』とは公務員の身分で言うべきことではない。日本の民主主義がだめなのは、公務員に選挙がバカにされているからだ」と不快感をあらわにした。今月5日にはコメントした職員に発言の真意をただすよう、総務局長に指示。更に市として民意や政治への対応方針を出すよう求めた。
総務局は8日、「民意、選挙、公選首長と公務員、行政と政治についての基本認識の徹底について」と題する内部通達文書を全所属長に配布。「市長は職員を指揮監督する権限を有し、職員は職務上の命令に忠実に従う義務を負う」など地方自治法や地方公務員法の規定を引用し、「軽率な意見表明や行動で市民の信頼を損なわないように」と指導を求めた。
コメントした職員2人は9日までに「発言の一部だけが取り上げられ、誤解を招いた」「もう少し丁寧な言い方をすべきだった」などとする反省文を総務局を通じて、橋下氏に提出した。橋下氏は「きちっと反省の弁が出てきた。今後、2人には行政上の反対論はどんどん言ってほしいと伝えた」と、一件落着させる考えを示している。【林由紀子、茶谷亮】
◇古い体質、越権行為だ
新藤宗幸・元千葉大教授(行政学)の話 公務員も、就業時間外や職場の外では自由な立場・人格が尊重されるというのが近代の常識。「犯人捜し」をして反省文を出させるというのは越権行為で、橋下氏自身が批判する古い体質のやり方だ。言論統制に他ならず、職員が自由な意見を言えない萎縮した組織になってしまう。職員は公務員であると同時に一市民でもある。橋下氏は、自分を批判する「民意」にも誠実に耳を傾けるべきだ。
◇統治の面で理解できる
山中俊之・関西学院大大学院教授(人材開発)の話 カメラを向けられて、組織のトップへの批判と受け止められかねないコメントをするのは民間では考えられない。国でも地方でも、役人は選挙で選ばれた閣僚や首長を軽視しがちだ。解雇や降格がほとんどない公務員特有の体質だろう。内部では活発に意見を出すべきだが、対外的に組織批判をすべきではない。反省文を書かせるのも、ガバナンス(統治)の面では理解できる。
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3577 :名無しさん:2011/12/17(土) 00:56:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111216/lcl11121619370005-n1.htm
韓国で客死 元衆院議員で元奈良市長の鍵田忠兵衛氏
2011.12.16 19:36 [韓国]
元衆院議員で奈良市長も務めた鍵田忠兵衛(かぎた・ちゅうべえ)奈良県議が16日、心不全のため旅行先の韓国・済州島で死去した。54歳だった。自宅は奈良市北御門町20の1、通夜は18日午後7時、葬儀・告別式は19日午前11時、奈良市佐保台1の3574の4、ならやま会館で。喪主は妻、美智子(みちこ)さん。
韓国に同行した県議や鍵田氏の事務所によると、鍵田氏は15日から同僚県議らとゴルフ旅行に出かけていたが、16日午前にゴルフ場でプレー中に倒れ、病院に搬送された。
鍵田氏は平成7年の県議選で初当選。3期目途中の16年に奈良市長選に出馬し当選したが、市議会の不信任決議を受け翌17年に辞職。その後の出直し市長選で落選した。同年9月の衆院選に自民公認で奈良1区から立候補し、比例で復活当選。21年7月には再び奈良市長選に立候補したが落選し、今年4月の県議選ではトップ当選した。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111217-OYT1T00543.htm
大阪都構想に公明賛成…市議会でも条例案可決へ
大阪市の橋下徹新市長と大阪府の松井一郎知事が、府と大阪市の来年2月議会への提案を目指す「大阪都構想推進協議会」設置条例案について、公明党府本部は17日、賛成する方針を決めた。
橋下氏率いる大阪維新の会が過半数を握る府議会に続き、大阪市議会でも可決・成立が確実となり、都構想を巡る議論は一気に進展しそうだ。
維新が知事、大阪市長のダブル選で掲げた公約などによると、同協議会には、府と大阪・堺両市の議員や職員、有識者らが参加し、大阪都と、両市域に新たに設ける特別自治区の間の権限・財源の配分方法や区割り案などを検討するとしている。橋下氏らは、来年2月議会で設置条例案を可決し、来年度から具体的な協議に入りたいとの意向を示していた。
(2011年12月17日17時27分 読売新聞)
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20111216-877321.html
小金井市長候補の「橋下徹」無断使用に抗議く
大阪市長に就任する橋下徹氏が代表の「大阪維新の会」が、橋下氏や維新の会の名前を選挙掲示板のポスターに無断使用したとして、東京・小金井市長選の候補者に、副代表名で抗議文を送ったことが16日、分かった。
抗議文は15日にファクスで送信した。維新の会幹部は「これまでも『○○維新の会』という名前が使われたことはあったが、今回は橋下代表の名前が使われたので、きちんと文書で抗議した」と説明している。今後も同様のケースがあれば、厳しく対応する方針。
候補者は元自治官僚野村隆氏(58)。ポスターに街頭演説の案内のため「大阪維新の会橋下徹新大阪市長と政治信条を共にしている前横浜市長中田宏氏来たる」というシールを貼っていた。
維新の会は「当会および橋下の氏名、名称の使用を許諾した事実は一切ない」と指摘。削除しない場合は「法的手続きにより解決を図る」としている。
野村氏陣営は「ポスターはすべて張り替えた。橋下氏の知名度が高いため名前を使ってしまい、申し訳なかった」と話している。(共同)
[2011年12月16日12時31分]
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>>1677>>1944
204 名前:チバQ 投稿日: 2011/12/18(日) 17:50:48
>>147>>199
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000023-mai-soci
<橋下新市長>近代美術館計画を白紙に「しょぼいのいらん」
毎日新聞 12月18日(日)15時50分配信
空き地や駐車場になっている大阪市立近代美術館の建設予定地。高層ビルや国立国際美術館(手前右)に囲まれた一等地にある=大阪市北区中之島で、原田啓之撮影
大阪市長就任を19日に控えた橋下徹氏が、大阪・中之島に建設予定の市立近代美術館の計画を白紙に戻し、府市統合本部で検討する方針を表明している。市が購入したり寄付を受けたりした絵画、オブジェなどは約4500点。橋下氏はコンサートホールなども備えた複合施設に変更することも視野に入れているが、事業中止の場合、作品を売却する可能性を示唆しており、関係者は計画の行く末にやきもきしている。【原田啓之】
近代美術館の建設構想は83年、市制施行100周年記念事業として浮上。市が98年に基本計画を作り、用地を国から226億円(うち建設用地は117億円分で残りは売却予定)で購入した。展示予定作品では、近現代の美術品約3500点の寄贈を受け、約1000点を約153億円で購入。最も高いモディリアーニの「髪をほどいた横たわる裸婦」(1917年)にはバブル期の89年に19億3000万円も出した。
ところが、財政難で計画は中断。昨年11月には整備費を280億円から122億円に縮減し、建物の延べ床面積を2万4000平方メートルから1万6000平方メートルに縮小する整備計画を発表した。「普段の生活の中で気軽に参加できる美術館」(建設準備室)というコンセプトで、16年度の完成を目指していた。
これに対し、質の高い施設を目指したい橋下氏は13日、「しょぼい美術館なんかできても大阪の力は高まらない。一から構想を練り直したい」と表明。「国内外から人が集まるようなものを造らないといけない」としており、建設する場合は大阪府との共同事業にする腹づもりだ。
用地購入時の国との契約では、今年度末までに美術館が完成しない場合は最大約16億円、美術館以外に転用したら最大約48億円の違約金が発生する。だが、橋下氏は「違約金があるから美術館を造らないといけないというのは本末転倒」と歯牙にもかけない様子。作品についても計画中止の場合は「売らざるを得ない」としている。
建設構想に80年代から関わっている兵庫陶芸美術館長の乾由明・京都大名誉教授(近代美術史)の話 収集した作品の質は国内トップクラス。完成すれば大阪の新しい文化の核になる。美術館はその都市の顔であり、運営次第で人は集まる。作品を売るという発言は乱暴だし、廃止は大阪の文化全体の問題だ。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111219dde012010007000c.html
特集ワイド:橋下流、どこまで? 「本丸」大阪市役所、次々攻勢
大阪市幹部から就任前のヒアリングを受けた橋下徹氏。行く先々でメディアが追いかける=大阪市役所で、小松雄介撮影
橋下氏が初登庁した大阪市役所。攻防の行方やいかに=小松雄介撮影 ◇給与カット、職員の採用調査……不安募らせ 労組「対策考えなアカン」
“難波(なにわ)の風雲児”がいよいよ本丸へ−−。19日、先のダブル選挙で大阪府知事から大阪市長への転身に成功した橋下徹氏(42)が大阪市役所に初登庁した。かつて市職員を「税金をむさぼり食うシロアリ」と呼んだことさえある人物を迎え、戦々恐々の市役所を歩いた。【中澤雄大】
「5、4、3、2、1!」。14日夕。大きな掛け声とともに、水都・大阪らしく整備された市役所脇の中之島公園周辺とメーンストリート・御堂筋が、まばゆい光に包まれた。府と市が主催する恒例の光の祭典だ。市役所正面の外壁もピンクや紫などにライトアップされたが、「合同点灯式」の会場に、選挙で敗れたあるじの姿はなかった。
一方、あいさつに駆けつけたのが、橋下氏とタッグを組み初当選した地域政党「大阪維新の会」幹事長の松井一郎新知事(47)。「府と市が一緒になってどうだこうだと言われていますけど、この事業はもう早くから合同でやっています」と笑いを誘った。
選挙で「大阪都構想」を掲げ「市役所をぶっ壊す!」と激しくボルテージを上げた橋下氏は、現職で再選を目指した平松邦夫氏に20万票以上の大差で完勝した。ところが、である。「僕の考えている民意とは違う」。選挙戦翌日、テレビ局記者に感想を聞かれた市職員が堂々とこう反論する姿が、お茶の間に流れた。
これに対し橋下氏は「民意を無視する職員は去ってもらう」と激怒。就任前のヒアリングで、市総務局に「職員の考えている民意とは何か。政治と行政の役割を踏まえた組織マネジメントを考えるように」と指示。くだんの職員も特定し、弁明書を出させた。
市に寄せられた声も「選挙結果に従うべきだ」「市職員の態度が悪い」などが多く、橋下氏に追い風となった。
■
大阪市の歴代市長は助役経験者(民放アナウンサー出身の平松氏を除く)が続き、市当局と労働組合、議会与党会派が一体で支えた。今回、こうした「なれ合い」ともいえる構図が初めて崩れた。
「官民格差の是正」が全国的に叫ばれる中、職員の厚遇ぶりや「カラ残業」「ヤミ手当」「公金使いこみ」などの不祥事を覚えている市民の視線は冷たい。橋下氏に1票を投じたというタクシー運転手(58)が言っていた。「この間、市OBを名乗る人を乗せたら『職員の不祥事を数え切れないほど知っとる。本を2、3冊書けるぐらいや』と言うてましたわ。橋下さんぐらいじゃないと、役所の体質は変わらんのと違いますか」
市当局も「反省」を繰り返してきたはずだが、11月中に懲戒処分された職員は18人に上る。平松市政時代に施行された職員倫理条例も役に立たなかった。中でも清掃業務などにあたる技能職員の不祥事が相次ぎ、10月には覚せい剤取締法違反容疑で、今月には別の職員が殺人未遂容疑で逮捕された。
この異常事態に、橋下氏は「普通の組織としての採用プロセスとは、ちょっと信じられないような採用があったと思う」と述べ、全技能職員の採用実態を調査し、結果いかんでは再試験を実施する考えだ。さらに、9月市議会で否決された職員の分限や懲戒処分の基準を強化する「職員基本条例案」を、今度は市長提案として市議会に提出する構え。着々とガバメント(統治)強化に向け手を打つ。
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特集ワイド:橋下流、どこまで? 「本丸」大阪市役所、次々攻勢
大阪市幹部から就任前のヒアリングを受けた橋下徹氏。行く先々でメディアが追いかける=大阪市役所で、小松雄介撮影
橋下氏が初登庁した大阪市役所。攻防の行方やいかに=小松雄介撮影 ◇給与カット、職員の採用調査……不安募らせ 労組「対策考えなアカン」
“難波(なにわ)の風雲児”がいよいよ本丸へ−−。19日、先のダブル選挙で大阪府知事から大阪市長への転身に成功した橋下徹氏(42)が大阪市役所に初登庁した。かつて市職員を「税金をむさぼり食うシロアリ」と呼んだことさえある人物を迎え、戦々恐々の市役所を歩いた。【中澤雄大】
「5、4、3、2、1!」。14日夕。大きな掛け声とともに、水都・大阪らしく整備された市役所脇の中之島公園周辺とメーンストリート・御堂筋が、まばゆい光に包まれた。府と市が主催する恒例の光の祭典だ。市役所正面の外壁もピンクや紫などにライトアップされたが、「合同点灯式」の会場に、選挙で敗れたあるじの姿はなかった。
一方、あいさつに駆けつけたのが、橋下氏とタッグを組み初当選した地域政党「大阪維新の会」幹事長の松井一郎新知事(47)。「府と市が一緒になってどうだこうだと言われていますけど、この事業はもう早くから合同でやっています」と笑いを誘った。
選挙で「大阪都構想」を掲げ「市役所をぶっ壊す!」と激しくボルテージを上げた橋下氏は、現職で再選を目指した平松邦夫氏に20万票以上の大差で完勝した。ところが、である。「僕の考えている民意とは違う」。選挙戦翌日、テレビ局記者に感想を聞かれた市職員が堂々とこう反論する姿が、お茶の間に流れた。
これに対し橋下氏は「民意を無視する職員は去ってもらう」と激怒。就任前のヒアリングで、市総務局に「職員の考えている民意とは何か。政治と行政の役割を踏まえた組織マネジメントを考えるように」と指示。くだんの職員も特定し、弁明書を出させた。
市に寄せられた声も「選挙結果に従うべきだ」「市職員の態度が悪い」などが多く、橋下氏に追い風となった。
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大阪市の歴代市長は助役経験者(民放アナウンサー出身の平松氏を除く)が続き、市当局と労働組合、議会与党会派が一体で支えた。今回、こうした「なれ合い」ともいえる構図が初めて崩れた。
「官民格差の是正」が全国的に叫ばれる中、職員の厚遇ぶりや「カラ残業」「ヤミ手当」「公金使いこみ」などの不祥事を覚えている市民の視線は冷たい。橋下氏に1票を投じたというタクシー運転手(58)が言っていた。「この間、市OBを名乗る人を乗せたら『職員の不祥事を数え切れないほど知っとる。本を2、3冊書けるぐらいや』と言うてましたわ。橋下さんぐらいじゃないと、役所の体質は変わらんのと違いますか」
市当局も「反省」を繰り返してきたはずだが、11月中に懲戒処分された職員は18人に上る。平松市政時代に施行された職員倫理条例も役に立たなかった。中でも清掃業務などにあたる技能職員の不祥事が相次ぎ、10月には覚せい剤取締法違反容疑で、今月には別の職員が殺人未遂容疑で逮捕された。
この異常事態に、橋下氏は「普通の組織としての採用プロセスとは、ちょっと信じられないような採用があったと思う」と述べ、全技能職員の採用実態を調査し、結果いかんでは再試験を実施する考えだ。さらに、9月市議会で否決された職員の分限や懲戒処分の基準を強化する「職員基本条例案」を、今度は市長提案として市議会に提出する構え。着々とガバメント(統治)強化に向け手を打つ。
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>>2052
大阪府市協調でよりよいものが出来ればいいんだけど。。
どうせなら隣接の国立国際美術館とも統合・一体運用できないんですかねぇ??
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大阪府+美術館で検索掛けたら大阪府立美術センターなるものがあるらしい。
http://www.osaka-art.jp/index.html
H24年になんか新しく出来るみたいだから統合とかできなさそうだけど。。
【平成24年春 大阪府立江之子島文化芸術創造センターがオープンします】(これに伴い、現代美術センターは3月末をもって閉鎖します。)
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>しょぼい美術館なんかできても大阪の力は高まらない。
これは東京もそうですねー
国立博物館・国立科学博物館・国立西洋美術館・上野の森美術館・東京都立美術館
と5つも上野公園にあるけど、世界にアピールできるような美術館がありませんからねえ・・・
ルーブルやメトロポリタンとは言いませんが、美術史美術館やプラドくらいの
描くのある美術館が日本あってもいいと思うのですが
(*どこも行ったことありません・・・)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004694640.shtml
神戸、京都市長選で特定候補支援も示唆 橋下大阪市長
大阪市の橋下徹市長は19日の就任記者会見で、神戸、京都の両政令市の次期市長選について「考え方が同じ市長がいい」と述べ、特定候補の支援など自身が代表を務める「大阪維新の会」が選挙戦に関わる可能性を示唆した。京都市長選は来年2月5日の投開票、神戸市長は2013年11月に任期満了となる。(三島大一郎)
会見で橋下市長は、関西電力の株主総会で大阪市として、「脱原発依存」の株主提案権を行使する考えをあらためて表明。神戸、京都両市が、大阪市と同様に関電の株主であることから、次期両市長選への対応にも言及した。2カ月後に迫った京都市長選では「各候補者の(脱原発依存の株主提案に関する)考えを聞きたい」と意欲を見せた。
神戸、京都両市長選をめぐっては今月10日、維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事が候補者を擁立しない考えを示していた。
会見ではほかに、全国19政令市でつくる指定都市市長会が、国に政令市の権限を道府県と同格に強める「特別自治市」の実現を要望していることについて、「政令市の実情はさまざま。一律に道府県から独立させるなんてばかげた話」と批判。同市長会会長の矢田立郎神戸市長は政令市の一員としてともに活動することを求めているが、橋下市長は「そのままの主張を続けるなら入る意味はない」と述べた。
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http://www.asahi.com/politics/update/1219/OSK201112190047.html
「大都市制度改革監」新設 橋下氏、大阪市の新体制発表
大阪市は19日、橋下徹市長の就任に伴い、大阪都構想や市政改革を進めるため、局長級11人など計89人の人事異動を発表した。24行政区で公募する区長の応募要綱も示し、同日から募集を始めた。
大阪府市の広域行政を一元化する府市統合本部の市側の事務方トップとして、大都市制度改革監のポストを新設。関淳一元市長時代に改革の中枢を担った京極務・契約管財局長を起用した。橋下市長の官房的な組織となる政策企画室トップには鍵田剛・経済局長を充てた。公募する新区長のまとめ役や区政改革の牽引(けんいん)役には、現職の行政区長2人を抜擢(ばってき)した。
平松邦夫前市長を支えた前政策企画、情報公開の両室長ら6人は総務局付とした。
http://www.asahi.com/politics/update/1218/OSK201112180120.html
大阪市政改革の中枢に現職2区長を起用へ 橋下新市長
大阪市の橋下徹新市長が、19日の就任時に発表する新たな市の中枢人事の概要が判明した。住吉、淀川の両区長に行財政改革の司令塔となる市政改革室部長職を兼務させ、公募する新区長らのまとめ役となる「リーダー区長」として登用。市本体から区に予算や権限を移す区政改革の中核を担う。また、関淳一元市長時代に行財政改革策を立案、実行したメンバーを中枢幹部に再起用する。
橋下氏は就任直後の19日午前、市政改革の推進をめざして数十人規模の人事異動を発令。全国から公募する24行政区長の応募要件も公表する。
市長に次ぐ一般職最高位のポストに格上げする公募区長のサポート役として、高橋英樹住吉区長と金谷一郎淀川区長を市政改革室の担当部長に起用。橋下氏は4月をめどに就任する公募区長らに各区の予算編成を任せることにしており、今後、高橋氏らに対し、新たな区役所の組織や人員態勢を検討するよう指示する方針。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111220-00000099-mailo-l27
大阪市:前市長支えた幹部6人更迭 /大阪
毎日新聞 12月20日(火)11時39分配信
大阪市は19日、橋下徹市長の就任に伴い、同日付人事異動を発表した。局長級11人▽部長級18人▽課長級17人−−など計89人。「大阪都構想」の制度設計を担う「大都市制度改革監」を新設する一方、平松邦夫・前市長を支えた幹部6人を待機ポストの総務局付に更迭した。【小林慎】
◇局長級◇
政策企画室長兼情報公開室長(経済局長)鍵田剛▽政策企画室大都市制度改革監(契約管財局長兼交通局理事、水道局理事、病院局理事)京極務▽政策企画室理事(こども青少年局企画部長)西山忠邦▽市政改革室理事兼務(情報公開室協働まちづくり室長)山本晋次▽市政改革室改革方針担当部長兼務免市政改革室行財政改革担当部長兼務(市政改革室理事兼行財政改革担当部長)宮地一弘▽総務局付(政策企画室長)山本仁▽同(政策企画室理事)中村一男▽同(情報公開室長)堤道明▽契約管財局長兼交通局理事、水道局理事、病院局理事(契約管財局理事)高橋敏夫▽経済局長(経済局理事)魚井優▽環境局環境施策部長兼務(環境局理事兼エネルギー政策室長)東信作
◇部長級◇
政策企画室秘書部長(環境局環境施策部長)松本高秋▽同室企画部長(財政局財務部長)内藤和彦▽同室府市再編担当部長(経済局企業支援担当部長)神田幹夫▽同(情報公開室市民情報部公開制度等担当課長)堀秀司▽東京事務所長(建設局北部方面管理事務所長)中喜多孝之▽情報公開室地域力復興担当部長兼市政改革室地域担当部長(情報公開室地域行政担当部長)馬場泰子▽市政改革室総合調整担当部長(市政改革室改革推進担当部長)田中義浩▽同室事業再構築担当部長(東京事務所長)長沢伸幸▽同室PDCA担当部長(市政改革室行政評価担当部長)岡本篤佳▽総務局付(政策企画室秘書部長)稲垣尚▽同(同室企画部長)蕨野利明▽同(同室地域主権担当部長)大森雅文▽こども青少年局企画部長(こども青少年局子育て支援部長)横関稔▽同局子育て支援部長(ゆとりとみどり振興局大阪マラソン担当部長)松本勝己▽経済局企業支援担当部長兼務(経済局産業振興部長)諫山保次郎▽建設局北部方面管理事務所長(情報公開室市民協働担当部長)松尾繁広▽情報公開室区政支援担当部長、市政改革室地域担当部長兼務(淀川区長)金谷一郎▽同(住吉区長)高橋英樹
12月20日朝刊
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▽総務局付(政策企画室長)山本仁▽同(政策企画室理事)中村一男▽同(情報公開室長)堤道明
▽総務局付(政策企画室秘書部長)稲垣尚▽同(同室企画部長)蕨野利明▽同(同室地域主権担当部長)大森雅文
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111216-OYO1T00254.htm?from=main2
橋下新市長、大阪市幹部6人更迭へ…「政治活動関わった」
大阪市の橋下徹新市長が、平松邦夫市長を支えてきた局長級、部長級の側近市幹部6人について、市長に就任する19日付で「待機ポスト」の総務局付とする人事を検討していることがわかった。橋下新市長は「公務員の立場で政治活動に関わった」などとして事実上の更迭に踏み切るものとみられる。来年4月の定期異動まで据え置く方向で、市長交代を印象づける異例の人事となりそうだ。
6人は政策企画室長と情報公開室長、政策企画室理事(以上、局長級)、同室企画部長、地域主権担当部長、秘書部長で、平松市長が目指した市民協働など主要政策を担ってきた。
橋下新市長は市長選当選後の記者会見で、「政治に踏み込みすぎる職員がたくさんいる。徹底して改めていく」と発言していた。
総務局付は、通常、次の役職に移るまでの一時的なポストで、6人は総務局所管の職員人材開発センター(阿倍野区)に机を置く。市内部では事実上の報復人事と見る向きがある一方、「平松氏の側近幹部が、新市長の下でいきなり重要ポストに就いても仕事がやりづらい。橋下氏なりの配慮では」との声もある。
(2011年12月16日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/12/21/20111221dde007010077000c.html
橋下・大阪市長:与野党巧みに利用 「全方位外交」で都構想急ぐ
19日の就任当日に上京した大阪市の橋下徹市長は20日、大阪府の松井一郎知事とともに与野党6党の幹部にあいさつ回りを行い、「大阪都構想」への協力を要請した。11月の大阪ダブル選(府知事・市長選)で橋下氏率いる大阪維新の会に府連レベルで対抗した民主、自民両党も歓待。与野党がこぞって都構想に協力する姿勢を示した。橋下氏は次期衆院選をにらんで「橋下人気」にすり寄る与野党を利用し、都構想の実現へ一歩踏み出した。
政権与党の民主党は20日、輿石東幹事長、平野博文国対委員長、仙谷由人政調会長代行、小沢一郎元代表がそれぞれ個別に橋下氏と会談した。
輿石氏は「民主党も地域主権を言ってきた」と橋下氏の主張と違いがないことを強調。党の大阪府連代表としてダブル選で橋下氏と戦った平野氏も「都構想について議論していきたい」と協力姿勢に転じた。
橋下氏が上京した19日には、同党の前原誠司政調会長が真っ先に会談。前原氏は都構想を検討する「大都市制度等ワーキングチーム(WT)」の創設を表明し、逢坂誠二元北海道ニセコ町長を座長として20日設置された。
野党も対抗意識を隠さない。自民党は谷垣禎一総裁が党本部で会談に応じ、都構想の実現に必要となる地方自治法改正案について「年内にも法案の骨子を取りまとめていく」との方針を明言した。
自民党は9日に「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」(座長・菅義偉元総務相)を設置しており、会談に同席した大阪府選出の西野陽衆院議員は「他党はこれから検討すると言っているが、我が党はもう既に取り組んでいる」と強調。ダブル選では自主投票で中立の立場をとった公明党も山口那津男代表が橋下氏に「基本的に賛同しながらバックアップしたい」と語った。
ダブル選の前から都構想支持を鮮明にしてきたのがみんなの党だ。渡辺喜美代表が橋下氏と会談し、同党が作成した地方自治法改正案の要綱を示し、来年の通常国会に提出する方針を伝えた。
渡辺氏は「維新の会との合作みたいなもの。この法案(の成立)を民主、自民、公明党などにも働きかけたい」と他党に先駆けた「蜜月」をアピールした。
与党の立場で橋下氏に秋波を送ってきたのが民主党の小沢元代表と国民新党の亀井静香代表。ともに「消費増税反対」で野田政権に揺さぶりをかけており、次期衆院選で政権とたもとを分かって維新の会と連携する可能性もちらつかせる。
亀井氏は「あなたたちは(ダブル選で)大勝しちゃったから、中央の連中はみんなすり寄る」と橋下氏をほめあげた。【吉永康朗、高橋恵子】
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◇「全方位外交」で都構想急ぐ
「非常に有意義な一日。政権の中枢を担っている方々に意義を説明させてもらい、エールをいただいた」
与野党幹部へのあいさつ回りを終えた大阪市の橋下徹市長は20日夕、東京都内で記者団に満足そうに語った。
会談した各党幹部が「大阪都構想」に協力する姿勢を示したとはいえ、実現への具体的な道筋はなお不透明。橋下氏はみんなの党が示した地方自治法改正案の要綱を「重要なメルクマール」と高く評価したうえで、反対する政党には「(次期衆院選で対立)候補を擁立できるよう準備だけは整える。みんなの党の法案で国会議員がまとまって統治機構を変えるアリの一穴になるよう期待しているが、いざという時は行かなきゃしょうがない」と脅しも忘れなかった。
19日の就任直後に設定した各党へのあいさつ回りは周到に準備したものだった。橋下氏は今月2日、市幹部にアポイントを取るよう指示。みんなの党の改正案も橋下氏とメールで連絡を取り合って作成された。大阪に限らず全国を対象に都制移行を可能とし、具体的なプラン作成は地方に委ねる基本理念は橋下氏の主張だ。
橋下氏はこれを突破口とし、民主、自民、公明3党にそれぞれ改正案を作成するか、みんなの党案の修正協議に応じるかを迫る構え。「地方に設計図の作成を任せるのを全否定するなら、地方分権そのものに反対ということ。修正協議なら見守る」と記者団に語り、各党に検討を促した。
橋下氏は都構想に対する各党の姿勢を見極める期限を「年内」と公言している。
協力が得られないと判断した政党に対しては、次期衆院選の近畿圏の小選挙区に対立候補を擁立する方針。橋下氏がこれだけ急ぐのは「(大阪ダブル選で圧勝した勢いがある)今は各党から引く手あまた。都構想にあれだけ話を聞きたいと言ってくれるチャンスってそうはない」(維新の会幹部)との認識からだ。
次期衆院選を控えた各党の協力を得て改正案を成立させるなら、来年の通常国会が最大の好機。そこに目標を定め、今は「全方位外交」で突き進む構えだ。【小林慎】
毎日新聞 2011年12月21日 東京朝刊
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20111221-879492.html
共産党推薦候補が橋下市長に協力要請記事を印刷する
日記を書く
来年2月5日投開票の京都市長選で、立候補を表明している共産党推薦の弁護士中村和雄氏(57)は21日、公約を発表し、大阪市の橋下徹市長について「脱原発の点で考えが一致している」と話し、選挙20+ 件協力を求める意向を明らかにした。
橋下市長は、京都市が関西電力の株式を保有していることから、市長選で脱原発依存に向けた株主提案権行使の是非を争点化すべきだとの考えを示している。
中村氏は「支援してもらえるか分からないが、脱原発に向けて協力したい」と述べた。
再選を目指す現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明推薦=は「原発に依存しない社会の早期実現」として再生可能エネルギーの導入拡大などを掲げている。(
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>>1575
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1303224162279_02/news/20110419-OYT8T01249.htm?from=popin
海のまちの未来 明石市長選を前に
<上>自力再開 険しい道
.休止5か月たこフェリー
昨年11月の運航休止以降、人影が消えた「たこフェリー」の乗り場(明石市で) 「昔の活気がすっかりなくなり、夜は真っ暗。歩くのも怖いくらい」。明石港を散歩中の主婦(49)がつぶやく。
昨年11月、明石淡路フェリー(たこフェリー)が運航を休止して約5か月、にぎやかだった港の風景は一変した。波止場にフェリーはなく、人影の消えた事務所と駐車場があるだけだ。
明石港と淡路島を結ぶたこフェリーは1954年、県が運航を開始。通勤・通学や観光、輸送などで94年のピーク時には年間280万人が利用した。
しかし、98年の明石海峡大橋の開通で、利用客は年間約100万人に激減。2000年に明石市などの第3セクター体制に移行したが、燃料費高騰や高速道路料金値下げも追い打ちをかけ、筆頭株主のツネイシホールディングス(広島県)は撤退を決めた。
現在は、同じ航路を持つ淡路ジェノバライン(淡路市)が筆頭株主として事業を継承。明石市も、運航再開に向けた協議に加わる。
市によると、たこフェリーの利用客の多くは、ジェノバ社の高速船に流れたといい、たこフェリー再開の署名が広がった一時期の熱気は冷めつつある。
しかし、「明石にとってたこフェリーの復活は不可欠」と市幹部は話す。
まずは、観光資源としての役割だ。たこフェリーの名前やキャラクターは全国に浸透し、港のイベントやグッズの人気にとどまらず、明石全体の観光客誘致の柱だった。この状態が続けば、観光戦略も大きく見直しを迫られる。
もう一つは、危機管理の問題。大規模災害などで、車やトラックが明石海峡大橋を走れなくなった場合、フェリーが本土と淡路島を結ぶ唯一の移動手段になる。ジェノバ社は高速船しか保有しておらず、市幹部は「東日本大震災もあり、フェリーが防災面で果たす役割は再認識されるべきだ」と話す。
たこフェリーの社長に就任したジェノバ社の吉村静穂社長は運航再開に意欲を示す。だが、従業員はすでに全員解雇され、船も退職金支払いなどで売却済み。たこフェリーの厳しい財務状況では、自力での再建は難しいのが実情だ。
元役員の間には「フェリーは(明石海峡大橋や高速料金値下げという)国策で休止に追い込まれた。国が救いの手を差し出すべきだ」という声もあがる。新市長には、同社を立て直す経営センスだけでなく、国や県から支援を引き出す交渉力も求められる。
◇
24日投開票に向けて、新人2人の一騎打ちとなった明石市長選。人口29万人の「海のまち」が抱える課題を探った。
【絵解き】昨年11月の運航休止以降、人影が消えた「たこフェリー」の乗り場(明石市で)
(2011年4月20日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1303224162279_02/news/20110420-OYT8T01059.htm
海のまちの未来 明石市長選を前に
<下>投資効果は未知数
駅前活性化計画
中心市街地活性化計画の目玉として再開発が予定される明石駅前の「旧ダイエー明石店」 JRと山陽電車などが乗り入れ、1日約10万人が利用する明石駅。駅の南側に降り立つと、6〜8階建ての3棟続きのビルが目に入る。「旧ダイエー明石店」だ。
1966年の開店以来、地元住民に親しまれてきたが、2005年に売り上げ減少で撤退。今は、大型書店や銀行などが一部に入るだけでほぼ空きビル状態となっている。
ダイエーの撤退が地域経済に与えた影響は大きく、駅前だけでも約20店が閉店を迫られた。ファストフード店を営む成田光繁さん(58)は「売り上げはピーク時の4分の3で、回復の兆しも見えない。駅前はゴーストタウンになりつつある」と嘆く。
駅の北側には、年間270万人が訪れる明石公園、南側には明石独特の昼市「昼網」で有名な「魚の棚商店街」と代表的な観光スポットがある。市の担当者は「明石駅周辺は、まちの“顔”。このまま放置できない」と言い切る。
市は08年、専門部署を設け、市中心部の約60ヘクタールで「中心市街地活性化プロジェクト」に着手。駅前では、地権者でつくる組合が、ダイエーを解体した跡地に、飲食店や医療モール、200戸の分譲マンションなどが入居する高層の再開発ビルを16年春を目標に建設する計画を立てた。
市も、このビルに納税や福祉の窓口機能を移し、手続きで訪れる年間約30万人の市民の需要を当て込むほか、ビル周辺では漁業関係者らとも連携し、「明石海峡グルメ」などのイベントを催す考えだ。
しかし、市の負担額は、総事業費(254億円)の半分の127億円。市税収入が2年連続落ち込むなど財政状況が厳しい中、予算規模の約1割に上る投資には、議会などからは「リスクが大きい」との声も漏れる。
市幹部は「明石発展の最後のチャンス。この投資が税収増や人口増につながる」と力を込める。
だが、同じく市主導で駅東口に01年に完成した再開発ビル「アスピア明石」では、運営会社の第3セクターが30億円以上の累積赤字を出すなど苦戦が続く。大型駐車場を備えた郊外型のショッピングモールが人気を集める中、駅前の再開発がどれだけの費用対効果をもたらすかは未知数だ。
人やモノの流れを呼び込もうとする地域間競争は激しさを増している。出来上がったハコモノから、まちの魅力をどうやって発信していくか。新市長の手腕が問われる。(東田陽介が担当しました)
(2011年4月21日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/12/22/20111222ddm002010174000c.html
橋下・大阪市長:中田・前横浜市長、副市長起用せず
大阪市の橋下徹市長は21日、副市長への起用を検討していた前横浜市長の中田宏氏について、起用を断念する考えを明らかにした。橋下市長は「上司部下の関係は無理。副市長は考えていない」と述べた。【津久井達】
毎日新聞 2011年12月22日 東京朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111222-00000000-kyt-l26
実績か刷新か、再対決 京都市長選・告示まで1ヵ月
京都新聞 12月22日(木)8時39分配信
任期満了に伴う京都市長選(来年1月22日告示、2月5日投開票)の告示まであと1カ月に迫った。再選を目指す現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明党推薦=と、新人で弁護士の中村和雄氏(57)=共産党推薦=がともに無所属で立候補を表明している。政党レベルでは1993年以降続く「非共産対共産」の対決構図で争われる。
2008年の前回市長選では新人4人が立候補し、市長与党が推す門川氏が共産党推薦の中村氏を951票の小差で破った。今のところ、ほかに立候補の動きがなく、前回激しく競り合った両氏による再対決が濃厚となっている。
今月10日に立候補表明した門川氏は、経済界や医療・福祉、教育分野など28団体で構成する「未来の京都をつくる会」を選挙母体に選挙準備を進めており、市会与党3党の推薦も決まった。市財政再建のほか、経済再生や雇用創出、市民の市政参加を促す区役所改革などを基本政策に掲げ支持を広げる構えだ。
一方、中村氏は共産党や労働組合、弁護士グループなどでつくる選挙母体「京都市政を刷新する会」の支援を受ける。7月に立候補を表明して以降、集会などを精力的に回り、10年間で原発ゼロを目指す「脱原発」や、公共事業を通じて地元経済の活性化を図る「公契約条例」制定などを訴えている。
門川市政の1期4年間の実績が問われるほか、大都市制度の見直しを含めた自治のあり方や防災対策などが争点になる。実績を強調する門川氏と市政刷新を訴える中村氏との論戦が注目される。
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http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/66370
橋下市長、微細な注文 「市長室」看板・昇任の上司推薦2011年12月22日
改革は細部に宿る?――。19日に就任した橋下徹・大阪市長。地下鉄民営化や職員人件費の大幅カットなど大方針だけでなく、小さな改善要請や疑問も次々と投げかけている。
「細かな話ですが……」。橋下氏は19日、市幹部を集めた訓示で切り出したのは、市役所5階の市長室入り口の看板。市長秘書らが所属する政策企画室の名が表示されていることに「政策企画室の中の市長という感じ。表示を替えて」と指示。市職員らは、市長が上京中の翌20日に早速、「市長室」と書いたフィルムを看板に張った。
橋下氏は22日、看板を見て「僕が東京に行こうが(組織は)わーっと動いてる」と満足そうだった。
訓示では市長室の引っ越しも求めた。部屋は5階の一番奥まった場所。「出入りがしやすい所がいい」と、手前の副市長室に移る意向を示した。市は警備上の問題点を調べた上で場所替えを考えるという。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111224-OYT1T00425.htm
「大阪市解体」始まる…橋下戦略会議が次々決定
大阪市の橋下徹市長は23日、市政改革を協議する市戦略会議を開き、2015年度に府内の水道事業を統合する方針などを決めた。
市の諸事業について、27日に発足させる府市統合本部での実施対象と、区役所単位で取り組む対象とに振り分けるのが狙いで、24日も協議する。持論の「大阪都構想」実現への第一歩といえ、事実上の「大阪市解体」が始まった。
橋下市長は12部局の幹部と順に協議。水道局は、市長が目指す「府域一水道」について、来年2月市議会で府内42市町村でつくる大阪広域水道企業団への参加を決め、15年度に組織統合――とする工程を説明、橋下市長の了承を得た。
市営地下鉄・バス事業を巡っては、橋下市長が▽私鉄より1〜3割高いとされる運転士らの給与を、来年4月をめどに民間並みに引き下げ▽市外郭団体が運営する地下鉄売店事業への民間参入――などを交通局に指示。同局からは地下鉄初乗り運賃を20円値下げする案などが示された。
校区以外の市立小中学校に通えるようにする「学校選択制」では、市教委側が14年度からの導入方針を示したのに対し、橋下市長は「先行する区があってもいい」と前倒しを求めた。
また、橋下市長は、利用法が未定のJR大阪駅北側の再開発区域「うめきた」(梅田北ヤード)2期地域(17ヘクタール)に関し、計画調整局に、府と共同で買い上げて府市統合本部で緑化などを検討する方針を伝えた。さらに、中国・上海など4か所の海外事務所について、「外交は知事にやってもらう」として廃止検討を求め、市公館も廃止して大阪全体の迎賓機能を府咲洲(さきしま)庁舎に集中させる考えを明らかにした。
協議の中で橋下市長は「府域全体の視点と区の視点の二つに分け、中間的な大阪市の視点はなくす」と明言し、市の広域行政機能を府と一本化する一方、区役所の役割を大幅に増やす考えを強調した。
(2011年12月24日12時00分 読売新聞)
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20111224-880784.html
橋下市長、戦略会議で生活保護見直し迫る
大阪市の橋下徹市長は24日、市の最高意思決定機関「戦略会議」を続行し、生活保護行政を見直す必要性を指摘、国に制度改正を迫る考えを示した。生活保護受給者が全国一多い大阪市の財政負担は重く、地方負担の軽減などを求める意向とみられる。
健康福祉局との協議で市長は生活保護に関し「国の制度の言いなりになっていたら、とんでもないことになる」と強調。国が制度改正の呼び掛けに応じなければ「受給認定業務はいざとなったら国に返上だ」と述べた。
こども青少年局に対し、市長選公約に掲げた市立幼稚園の民営化の検討を進めるよう指示。局側は「民営化しても経営の安定性に欠ける」などの課題を指摘した。乳幼児医療費助成の対象拡大に伴う所得制限の導入についても検討を求めた。
戦略会議2日目の同日は、環境局など計13部局との協議を予定。東日本大震災のがれき受け入れ基準を話し合うほか、市の組織体制や予算編成など市政運営の基本方針も決める見通し。
市の事業を3分類し(1)大阪府と市で新設する「府市統合本部」(2)大阪市(3)市内24区−のいずれの組織が事業を担うか仕分けするのが今回の会議の目的だ。(共同)
[2011年12月24日12時14分]
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111225-OYO1T00138.htm?from=main1
広域は府、住民サービスは区…橋下市長、明確な戦略
大阪市政のあらゆる課題を広域行政と基礎自治業務に「仕分け」してきた市戦略会議は24日、2日間でほぼ全部局となる25部局との協議を終えた。橋下徹市長は会議終了後、「今やっていることを、永続的にできる仕組みにするのが大阪都構想だ」と述べ、積み重ねた指示や決定が、都構想実現に向け、市を解体していく一里塚であることを明確にした。
会議では、市政の課題を、〈1〉府市統合本部〈2〉市改革プロジェクトチームなど市の部局〈3〉区長会議、のいずれかに仕分けした。〈1〉では大阪府域全体に関わる広域行政、〈2〉は給与制度など主に市内部の行政改革、〈3〉は住民サービスを検討する。
各部局との協議でも橋下市長は、広域行政は松井一郎知事に、住民に身近な基礎自治業務は区長の権限を強化して任せることに一貫してこだわった。広域行政の一元化や、24行政区を8〜9に再編した特別自治区が基礎自治を担うことこそ都構想の根幹となるためで、橋下市長は「(都構想に向けて)政策を実現するのに一番いいやり方がこの仕組み」と説明する。
特に広域行政の分野では、知事時代に作成した大阪の成長戦略を踏まえた発言が目立った。計画調整局との協議で、知事時代に口出しできなかったJR大阪駅北側の再開発区域「うめきた」の整備が話題になった際には、「これをやるために市長選をやったようなもの。(府市統合本部で)グランドデザイン(全体像)を描ききる」と明言し、松井知事と協調して府市で青写真を描く方針を示した。
一方、市の部局が取り組む行政改革では、職員の給与削減や市営地下鉄の運賃値下げなど、市民の期待が高い施策を早期に着手する方針も示した。ある市幹部は「市長は実は慎重だ。特別自治区の区割りなど都構想の難しい作業に着手する前に、改革の実績を積み重ねて市民の支持を強固にする考えでは」と推測する。
(2011年12月25日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111224-00000038-mai-soci
<橋下市長>「人事室」新設へ…市長直轄、来年4月に
毎日新聞 12月24日(土)18時6分配信
大阪市の橋下徹市長が、来年4月に市長直轄の「人事室」を新設する方針を決めた。橋下市長は全24区長の全国公募をはじめ公務員制度改革に意欲を示しており、自ら指揮を執る必要があると判断したとみられる。一方、橋下市長は平松邦夫・前市長を支えた幹部6人を更迭し、自らに批判的なコメントをした職員に反省文を提出させた経緯もある。24日午後の市の最高意思決定機関「戦略会議」で、組織再編方針などを正式決定する。
人事は現在、市総務局人事課が担当。これを分離独立させ、市長直轄とする方針だ。
更に来年4月には、平松氏の看板政策である市民協働を担ってきた情報公開室を廃止。福祉や保健行政を担当する健康福祉局を「福祉局」と「保健局」に分割する。選挙管理委員会事務局は、監査・人事部門と統合させる方針だ。13年度以降も計画調整局、環境局など複数の部局を再編する。【小林慎、林由紀子】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111225-00000008-mai-pol
<大阪・橋下市長>一元化まず「観光・文化」 担当局移転へ
毎日新聞 12月25日(日)10時19分配信
大阪市戦略会議で議論する橋下徹市長(中央)=大阪市役所で2011年12月23日、長谷川直亮撮影
大阪市の橋下徹市長は24日、市の観光・文化行政を担う「ゆとりとみどり振興局」を大阪府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC、同市住之江区)に移転させる考えを明らかにした。府咲洲庁舎は、大阪府と市の合同部署「府市統合本部」が27日に設置される統合の象徴的存在。府の観光行政を担当する「都市魅力創造局」も入居しており、橋下市長は「大阪都構想」実現に向け、まず観光・文化行政の一元化を図る。
「いろんな都市を見ても、(観光・文化は)力を入れているところ。(府市が)一緒になれば議論もできる」
24日の戦略会議。橋下市長は、ゆとりとみどり振興局の府咲洲庁舎への移転を指示した。名称変更にも言及し、「人、モノ、金を呼び込む部署なのに、『ゆとりとみどり』ではのんきな感じ。(都になれば)どうせ一緒になるから府と同じでいいのでは」と語った。
ゆとりとみどり振興局は文化、スポーツ、緑化施策を推進し、都市の魅力を創出することが業務。現在は、同市福島区の中央卸売市場本場業務管理棟にある。橋下市長は観光・文化行政を成長戦略部門と位置づけ、府市合同で戦略を練る狙いだ。
府市統合本部の設置後、橋下市長は週1回は府咲洲庁舎での執務を予定。事務の進行状況について、松井一郎府知事と共に職員から説明を受けるという。
23日に始まった戦略会議は、市の計25部局の主要事業を▽府市統合本部▽24区長でつくる「区長会議」▽市の改革プロジェクトチーム−−に仕分けし、24日終了した。今回の結果を基に、都構想実現に向けた広域行政の一元化や市の事業のスリム化、区政の充実強化の検討が本格的にスタートする。橋下市長は「これから区長が決定権者、市役所が補助機関という統治機構に変えていきたい」と述べた。【津久井達、原田啓之】
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http://kyoto-np.co.jp/top/article/20111226000009
みんなの党、候補擁立断念 京都市長選挙
来年2月の京都市長選に候補者の擁立を検討していた「みんなの党」が25日までに、擁立を見送る方針を決めた。11月の大阪ダブル選で支援した「大阪維新の会」の圧勝を追い風に、京都でも無党派層を照準に独自候補の擁立を探ったが、候補者がみつからず断念した。
同党では、今月8日に地域政党京都党が京都市長選への候補者擁立を断念したことを受け、「非共産対共産だけでなく、非共産の中でも批判票の受け皿となる選択肢が必要」として独自候補を検討してきた。
特に、大阪市長選で同党が支援した「大阪維新の会」代表の橋下徹市長の協力を期待し、「行政改革が成し遂げられる経営感覚を持つ人材」を条件に市内の医療や経済界の4人に立候補を打診したが、いずれも固めきれなかったという。
みんなの党の清水鴻一郎・京都3区支部長は「ふさわしい人物を説得するのに、京都での党の力不足が否めなかった」と語った。
次期市長選には現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明党推薦=と、新人で弁護士の中村和雄氏(57)=共産党推薦=の2人が立候補を表明している。清水支部長は「公約を評価し、党として支援するか判断したい」と述べた。
【 2011年12月26日 09時20分 】
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111225/stt11122521190002-n1.htm
維新の会が支部設立へ 衆院選にらみ組織力強化
2011.12.25 21:18
大阪市の橋下徹市長が代表の「大阪維新の会」は25日、市内で幹部会議を開き、大阪、堺両市を除く大阪府議の地元選挙区ごとに同会支部を設立する方針を固めた。来年1月4日の全体会合で正式決定する予定だ。
維新の会は、実現を目指す「大阪都」構想に主要政党の協力が得られなければ、次期衆院選で候補者を擁立し国政進出を図る構え。政党側の動向を慎重に見極める一方で、衆院選に備え組織力を強化する必要があると判断した。
会議終了後、幹部は「早い話が『(各党協力して都構想実現のための)法律を作ってほしい』ということだ」と狙いを明かした。
このほか府や大阪、堺両市以外の府内の各自治体への影響力を強め、支部を中心に各地の首長選への対応を検討する体制整備を図る思惑もありそうだ。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/111224/kyt11122402260004-n1.htm
長村市議が出馬表明 八幡市長選、民主の推薦 京都
2011.12.24 02:26
任期満了に伴う八幡市長選(来年2月5日告示、12日投開票)で、同市議の長村善平氏(53)が23日記者会見し、民主党の推薦を受けて立候補することを表明した。
長村氏は市職員を経て平成11年に市議に初当選し、現在4期目。「八幡はかつて『福祉の先進市』だったが、今は現状に合った施策が行われていない。市民の声を市政に反映させ、高齢者福祉や子育て施策の充実、安心安全の町づくりのために全身全霊をささげたい」と語った。
また、共産党が参加する「市民のための市政をすすめる八幡市民の会」は同日、長村氏支持を表明した。同会と長村氏はこれまでの話し合いで、子育て支援などの基本政策で合意。同会幹事をつとめる共産党の山本邦夫市議は「勝利のために全力を尽くしたい」と話した。
同市長選には明田功市長の後継指名を受けた堀口文昭氏(59)=22日付で副市長を退任=も立候補する予定。近く正式に出馬を表明する見込みで、新人2人による一騎打ちが予想されている。
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自民党府連は23日、八幡市長選で堀口氏の推薦を決めた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111227-00000235-yom-pol
橋下市長「直ちに手続き」…関西広域連合加入へ
読売新聞 12月27日(火)10時8分配信
近畿など7府県でつくる関西広域連合(連合長=井戸敏三・兵庫県知事)は26日、知事会合を開き、オブザーバー役の京都、大阪、堺、神戸の4政令市長が初めて出席して早期加入の意思を表明した。
各府県市議会の承認手続きなどを経て、来年度初めにも「7府県プラス4政令市」の新体制が発足する見通し。国出先機関の事務・権限の移譲に弾みをつけることになった。
4政令市は今年1月、広域連合への出先機関移譲が始まった段階で一括加入する方針を申し合わせていた。しかし、早期加入に前向きな橋下徹・大阪市長が今月就任したことで事情は一変。京都、堺、神戸の3市長も加入時期の前倒しに傾き、この日、大阪市内で開かれた会合に顔をそろえた。
冒頭、井戸連合長から広域連合への加入意思を問われ、橋下市長が「早期加入に向けて直ちに手続きに入りたい。すでに担当部局に指示も出している」と表明。竹山修身・堺市長も「入らせていただく方向で進めている」と説明し、門川大作・京都市長や矢田立郎・神戸市長も早期加入に向けて市民への説明や、議会との調整を始める方針を明言した。
最終更新:12月27日(火)10時8分
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111226-00001468-yom-pol
橋下市長、労組に庁舎退去要求…ヤミ専従調査も
読売新聞 12月27日(火)7時25分配信
大阪市の橋下徹市長は26日、組合活動をしながら給料を受け取る「ヤミ専従」の有無について全庁調査する意向を明らかにした。
「職員組合と市役所の体質をリセットする」として、市役所内にある職員労組6団体の事務所に退去を求める考えも表明し、職員労組との対決姿勢を鮮明にした。
この日の市議会交通水道委員会で、橋下市長が代表を務める大阪維新の会の市議が職員の内部告発として、市営バスの運転手らでつくる大阪交通労働組合(大交)幹部が、11月の市長選の報告集会に参加する名目で勤務時間中に職場を離れたことを指摘した。
これに対し、交通局は、大交執行委員で、中津営業所(北区)に勤務する50歳代のバス運転手が今月20日、市長選報告の組合集会に参加しようと、勤務終了前に東成営業所(東成区)に出かけたことを認めた。運転手は営業所内でバスの整理・誘導などを行っており、ダイヤには影響なかったが、交通局は「職務専念義務違反に当たる」とし、処分する方針を示した。
最終更新:12月27日(火)7時25分
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111227-OYO1T00845.htm?from=main1
「二重」解消 課題は多重…府市統合本部発足
大阪府市統合本部会議を終え、松井知事(左)と話し込む橋下市長(27日午前、大阪市住之江区で)=近藤誠撮影
大阪府と大阪市の広域行政を一体化する取り組みが動き出した。大阪維新の会が圧勝した大阪ダブル選からまる1か月の27日に発足した府市統合本部。「二重行政」と指摘されてきた大型施設や水道事業のほか、地下鉄、都市開発、教育改革と、扱う分野は多岐にわたる。府市を再編する大阪都構想に向けて、橋下徹市長、松井一郎知事のかじ取りが本格的に始まった。
うめきた
JR大阪駅北側のうめきた(梅田北ヤード)2期地域17ヘクタール。街づくりの権限は政令市である市が一元的に握るが、統合本部で検討することが決まった。橋下市長はこの日、「市役所の判断だけではダメ。府市合同でデザインを」と訴えた。
橋下市長は「市民が憩う森に」として、府市共同で用地購入するプランを明かしている。ただ、購入費だけで少なくとも870億円との試算もあり、市の担当者は「費用の工面は簡単ではない」と話す。
橋下市長が民営化を掲げる市営地下鉄、バスを統合本部で取り扱うのも、「大阪全体の都市戦略にかかわる」(維新幹部)との判断からだ。民営化の手法に加え、延伸や新規路線の整備についても協議する。
「無駄の典型」
「無駄な二重投資の典型」との批判にさらされていた府市の水道事業を巡っては、橋下市長が知事時代、平松邦夫前市長と統合協議を進めたが、最終的に頓挫。府が4月に大阪市を除く府内市町村と「大阪広域水道企業団」を結成した。
市は来年2月議会で企業団参加に向けた手続きをスタートさせ、2015年度に組織統合を実現する方針だ。橋下市長はこの日の会合で、「水道(統合)を成功させないことには、統合本部全体のイメージダウンになる」とねじをまいた。
このほか、府市が別々に手がける公営住宅や病院、文化施設も一体運営の手法を協議する。府内市町村の消防組織も、大阪市消防局を中心に一体化し、「大阪消防庁」の創設を目指す。
維新案に異論
維新が市議会、府議会に議員提案した教育基本条例案は、統合本部で改めて内容を精査し、来年2月議会に橋下市長、松井知事がそれぞれ首長提案する考えだ。ただ、維新案に対し、府教育委員が「学校現場の現実を無視している」と異議を唱えているほか、文部科学省も地方教育行政法に抵触する可能性を指摘。修正案策定の過程で調整が難航することも予想される。
市立大、府立大は、新たな公立大学法人の下での一体経営を検討する。市教委が所管する特別支援学校(9校)、市立高校(22校)は、府教委への移管も協議される予定だ。市が大阪・中之島に計画する近代美術館についても、橋下市長は「節約してしょぼい美術館を建てるのではなく、知事と一緒に、大阪にふさわしいものにする話を進めたい」と話した。
(2011年12月27日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/national/update/1228/OSK201112280061.html
2011年12月28日14時31分
ワタミ会長、ダブル顧問就任へ 大阪府・市の「助言役」
大阪府の松井一郎知事は28日、飲食店チェーンを展開するワタミの渡辺美樹会長が、府特別顧問に就任することを明らかにした。教育に関するアドバイザー役として、大阪市特別顧問にも就く予定という。
渡辺氏は神奈川県教育委員や政府の教育再生会議委員を歴任。松井氏と橋下徹大阪市長は20日、渡辺氏にアドバイザー就任を要請していた。府市統合本部での教育基本条例案の議論にも参加する予定で、松井氏は「すごい議論になりそうで楽しみ」などと述べた。
松井氏はまた、府市の事業を整理して予算の5%分、約4千億円の歳出削減をめざすとした方針について、来年9月ごろにめどをつけ、2013年度予算に反映させる考えを示した。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111227-OYT1T00792.htm
橋下市長「御堂筋を緑化、カジノも」再生策次々
大阪府と大阪市の広域行政を一体化する取り組みが動き出した。
「まったく同じ価値観のトップ2人がいることで、物事を迅速に決めることができる。これを制度化するのが大阪都構想だ」。
大阪府咲洲(さきしま)庁舎50階で開かれた府市統合本部の初会合後、橋下徹市長は記者会見で、大阪再生に向けた活性化策を次々に打ち出した。
まず、大阪のメーンストリート・御堂筋の緑化や車両規制に言及。「御堂筋のオフィス街が10年、20年、30年先まで続くわけない。オフィス街は別の所に持っていってもいい。御堂筋を抜本的に変える」と述べた。また、カジノなどのエンターテインメント都市構想についても、府市統合のチームを作る方針を打ち出した。
初会合の冒頭、統合本部の発足式では、事務局長に就任した山口信彦・府大都市制度室長に対して橋下市長が、事務局次長の京極務・市大都市制度改革監に対して松井一郎知事が、それぞれ「府市併任」の辞令を交付した。
橋下市長は「(大阪都構想の)中身がないと言われたが、我々は一つずつ実践し、積み重ねる」と訓示。松井知事も「府庁か市役所かは関係ない。英知を振り絞ってほしい」と激励した。
職員も高揚感に包まれた。京極次長は「府市職員です」と自己紹介し、「30年余りの公務員生活で最も理想の高い業務。大阪湾のように、垣根のない府市の仕組みをつくりたい」と語った。特別顧問に就任した堺屋太一・元経済企画庁長官は「これは明治維新みたいなもの。国に頼るのではなく、自分たちで日本をつくるという自信を持ってほしい」と注文した。
(2011年12月27日17時40分 読売新聞)
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001112270003
府・市の特別顧問に堺屋太一氏ら4氏が就任
2011年12月27日
府と大阪市は、27日から府市共通の特別顧問に元経済企画庁長官の堺屋太一氏、慶応大教授の上山信一氏、元経済産業省職員で「日本中枢の崩壊」を著した古賀茂明氏、政策コンサルタント会社「政策工房」社長で「官僚のレトリック」の著作がある原英史氏が就任すると発表した。
4氏には、27日に発足する府市統合本部について主に助言を求める。府、市の特別顧問はともに無報酬。会議に出席した際などに2万2千〜3万3千円の謝礼と交通費を渡している。4氏は府市両方の顧問に就くため、謝礼などは府市で折半する方針。
また、大阪市は27日から特別顧問に関西学院大教授の山中俊之氏を迎え、市の組織や人事制度について助言を仰ぐ。
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>>2022-2025>>2032
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201112210012.html
和歌山・白浜町議会が町長問責決議 町長は続投表明2011年12月21日
ごみ焼却施設がある地元自治会との協議で恫喝(どうかつ)されたなどとして町長が町議長らを訴えた和歌山県白浜町で、町議会が20日、水本雄三町長に対する問責決議案を全会一致で可決した。問責決議は不信任決議と異なり法的拘束力はなく、水本町長は続投する意向を示した。
水本町長と熊崎訓自(くんじ)副町長が11月、西尾智朗(ともあき)議長や町課長、自治会幹部ら計6人に恫喝され精神的苦痛を受けたとして、計1千万円の慰謝料の支払いを求める訴訟を和歌山地裁田辺支部に起こした。問責決議は、提訴について「町長の政治力、統率力のなさを全国に広め、町のマイナスイメージを発信した」と非難した。水本町長は閉会後「私の考えを理解してもらえず残念だ」と語った。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201112220011.html
町課長級14人「希望して」降格 白浜町長が辞令2011年12月22日
ごみ焼却施設のある地元自治会との協議をめぐって町長と議会、町課長らが対立している和歌山県白浜町で、水本雄三町長は21日、町の課長級職員16人のうち、人事権の及ばない議会事務局と教育委員会の2人を除く総務課長ら14人を同日付で副課長に降格する辞令を交付した。
白浜町では、ごみ焼却施設がある自治会への地域振興事業の支出をめぐって協議が紛糾し、水本町長が11月1日付で担当課長ら12人を異動させる人事を内示。これに反発した課長ら16人は降格願を提出したが、後に異動を受け入れていた。
水本町長は副町長とともに11月、「恫喝(どうかつ)めいた発言を受けた」などとして町議会議長や町課長ら6人に計1千万円の慰謝料を求め和歌山地裁田辺支部に提訴。町議会は今月20日、町長に対する問責決議を全会一致で可決するなど、対立を深めていた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111231-00000147-yom-pol
橋下氏に歩み寄り?大阪の首長、都構想反対ゼロ
読売新聞 12月31日(土)9時47分配信
地域政党・大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」について、大阪府知事と府内43市町村長を対象に読売新聞がアンケートをした結果、反対する首長がゼロになったことがわかった。
大阪ダブル選前の9月の調査時には反対が2人おり、選挙結果が影響したとみられる。また、態度を明らかにしていない首長の中でも、都構想の方向性を肯定する声が目立った。
首長44人から今月、回答を得た。18人が賛成し、26人が「どちらともいえない」とした。9月には知事と大阪市長を除く42人に尋ね、40人が回答。賛成14人、反対2人、24人が賛否を留保した。
9月に反対していた田尻町長は11月に引退。同様に反対だった竹内脩・枚方市長は今回、「都構想の詳細や必要性、課題が具体的に提起されていない」として、賛否留保に転じた。
また、賛否を明らかにしなかった首長の中では、「最終的な目標には賛成だが、時間をかけて議論すべきだ」(中田仁公・交野市長)、「大阪をより良くしようという考え方には共感。市民が望む形で実現できるかが大きなポイント」(野口聖・岸和田市長)と都構想に理解を示した上で、市民を含めた十分な議論を求める意見が多かった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120102-00000009-mai-soci
<ひき逃げ>「維新の会」の堺市議逮捕 「酒を飲んだ」
毎日新聞 1月2日(月)12時12分配信
大阪府警黒山署は2日、堺市議の西井勝容疑者(69)を道交法違反(ひき逃げ)、自動車運転過失傷害の疑いで逮捕した。西井容疑者は「酒を飲んだ後、運転した。何かにぶつかった音は聞こえたが周囲に何も見えなかったので立ち去った」と供述しており、府警は飲酒の有無についても調べている。西井容疑者は、橋下徹・大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の堺市議団に所属している。
逮捕容疑は1日午後3時40分ごろ、大阪狭山市山本東の市道交差点で、軽自動車を運転中に堺市北区の女性調理師(31)の原付きスクーターと衝突し、女性に左腕打撲の軽傷を負わせながら、走り去ったとされる。女性が車のナンバーの一部を覚えており、西井容疑者が浮上した。
西井容疑者は03年に初当選し、現在は3期目。同市議団の西林克敏幹事長は「年末から会っておらず驚いている。今後の対応を協議しなければならない」と話している。【稲生陽】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120104-00000077-san-soci
橋下市長、労組適正化へ条例案 労連幹部が勤務中活動を謝罪
産経新聞 1月4日(水)15時13分配信
「大阪市で仕事始め」組合幹部(右)から謝罪を受ける橋下徹大阪市長=4日午前9時32分、大阪市役所(大塚聡彦撮影)(写真:産経新聞)
大阪市交通局の職員が勤務時間中に組合活動をしていた問題に絡み、大阪市の橋下徹市長は4日、年頭会見で「組合に対し、市役所のあり方を適正化する条例、対組合適正化条例をつくりたい」と述べた。橋下市長はこの日朝、市労働組合連合会(市労連)の中村義男執行委員長と面会、「当然あってはならんことで組合としても処分した」などと謝罪を受けた。橋下市長は改めて市役所施設からの組合事務所の退去を要請したが、市労連側は話し合いによる解決を求め、協議は平行線をたどった。
橋下市長は、市幹部に行った年頭のあいさつでも組合と市役所の関係に言及。「若手の職員らには、組合が市の人事に介入しているなどと思われている。ことの真偽ではなく、そう感じられる市役所の雰囲気を変えたい」と述べ、職員労働組合に対する市役所の姿勢について定める条例を設ける考えを示し、“徹底追及”の構えを見せた。
条例は2月議会での提案を目指す。正当な組合活動は保障したうえで、公の施設の中で政治活動を行わないことなどを明記する方針。また橋下市長は、市職員の政治活動を律する条例の制定にも意欲を示した。2つの条例については「違反すれば懲戒処分の対象となる」とも述べた。
中村委員長との約20分間の面会の中で橋下市長は、「しっかり受け止めた」としながらも「数々の不適切な活動は重大で遺憾なこと」と発言。組合が前市長の平松邦夫氏を応援したことに絡み、「民間企業でも労使交渉を行う労働組合はあるが、社長をおとすための活動をやって負ければ、しかるべきリスクを負うのも当たり前」と糾弾した。
会談中、中村委員長は歩み寄りを意識したように表情を和らげて対話を求めたが、橋下市長は「反論はありますか」などと終始硬い表情で話し、中村委員長は「今日は謝罪ですので…」などと答えていた。
この問題は昨年12月、橋下市長率いる地域政党「大阪維新の会」の市議が、市議会交通水道委員会で「職員が勤務時間中に職場を離れ、組合活動をしているという内部告発がある」などと指摘したことをきっかけに表面化。市交通局が確認したところ、11月の市長選に絡んで、交通局の営業所に「選挙のお礼に組合幹部が来ます」という張り紙があり、組合員1人が勤務時間中に政治活動をしていたことが判明した。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120103-OYT1T00267.htm
橋下市長、除名つぶやき…維新市議ひき逃げ失態
大阪府警黒山署は2日、ミニバイクの女性にけがをさせ、逃走したとして、堺市議の西井勝容疑者(69)を自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。
所属する地域政党・大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長は3日、簡易投稿サイト・ツイッター上で、西井容疑者を同会から除名し、議員辞職を求める考えを明らかにした。
西井容疑者は1日午後、大阪府大阪狭山市内で軽ワゴン車を運転中、女性(31)のミニバイクと接触して軽傷を負わせ、逃走した疑いで黒山署に逮捕、3日に送検された。調べに対し「何かに当たったが、人とは思わなかった」などと容疑の一部を否認。事故から7時間後の呼気検査でアルコール分は検出されなかったが、「飲酒運転がばれるのが怖くて逃げた」と供述している。
橋下市長はツイッターで、府知事時代に飲酒運転撲滅に取り組んだことを挙げ、「このような状況下で、維新の会のメンバーが大失態を犯したことについては、被害者の方と府民・市民の皆様におわびしようがありません」と謝罪した。
(2012年1月3日22時18分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120105/waf12010512510016-n1.htm
区長公募、西成区が一番人気の4件 全体は伸び悩み18件、市職員はゼロ
2012.1.5 12:51 [west政治]
大阪市の橋下徹市長が市政改革の目玉に掲げる市内24区長の公募に対する応募件数が伸び悩んでいる。締め切りまで1週間を切った5日午前時点で応募を受け付けたのは18件。課長級職員の応募も可能だが、これまでのところ、現職市職員も応募はゼロで、応募がゼロの区も半分以上あるという。担当者は「論文提出の必要もあるので準備も大変。締め切り間際に一気に増えるはず」と期待を寄せている。
市総務局によると、年内に受付が終わった18件のうち、市内在住者は3件、市外は15件。応募は区ごとに行われているが、4人に1人が生活保護者といった課題も多い西成区役所が一番人気で4件の応募があったという。一方、応募がゼロの区も24区の半数を超える13区となっている。
このほか、年明けになって市役所には20件の応募書類が到着。要件に合致しているかどうか、これから受付を行うという。
ある市幹部は、市職員の応募がゼロにとどまっていることについて「入念な自己PRを作成する必要があるので、多くは締め切りギリギリの提出になるだろう」と推測。「現在の区長から5、6人が就任するのでは」と話していた。
公募区長は橋下市長による市政改革の第一弾。市長に次ぐ力を持つ市政のナンバー2として、区のなかの実務を取り仕切ることを想定している。一定の予算編成権も与えられ、区政運営にかかわる全ての裁量権を担うほか、職員人事にも区長の意向が反映される。
公募の締め切りは11日(郵送は当日消印有効)。資格は「組織マネジメントの経験がある人」で、市職員の場合は課長級以上の職員が対象。給与は市外部からの場合は年収1400万円程度、市内部からの場合は1200万円程度となっている。
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http://www.asahi.com/politics/update/0103/OSK201201020097.html
橋下氏、市長特別秘書新設へ 公明賛成し条例成立見通し関連トピックス橋下徹
橋下徹大阪市長は、政治活動を補佐する市長特別秘書を新設し、現在私設秘書の奥下剛光氏(36)を起用する方針を固めた。特別秘書の設置には新たな条例案の成立が必要で、橋下氏は1月の市議会に提出する方向。市議会(定数86)で市長与党の大阪維新の会(33議席)は過半数に届かないが、第2会派の公明党(19議席)が賛同し、条例案は成立する見通し。
市の特別秘書設置条例案について、維新幹部は「市長の人事案件に公明が賛成するかどうかが、衆院選などでの連携に向けた試金石になる」とみていた。
次期衆院選で小選挙区議席の奪回をめざす公明党はダブル選後、橋下氏に歩み寄る姿勢を見せており、今回の条例案にも「橋下氏が就任直後に上京し、党幹部や閣僚らと相次いで会談した際も、奥下氏の人脈が一役買った」(幹部)として賛同する方針。現在空席の大阪市副市長の人事案件にも「よほどのことがない限り抵抗はしない」(同)と、賛成に回る方向だ。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120106k0000e010124000c.html
大阪市:区長公募に民主前議員2人が応募へ
権世幸蔵・前大阪市議 大阪市の橋下徹市長が打ち出した24区長の全国公募に、昨秋の市長選で平松邦夫前市長を支援した民主党の前市議と前大阪府議の計2人が応募する意向であることが、関係者への取材で分かった。2人はいずれも昨春の統一地方選で落選し、浪人中。前市議は取材に対し「地域の実情をよく知る議員が区長になるべきだと考えた」と話している。
関係者によると、2人は同市中央区の権世幸蔵前市議(54)と市内選出の前府議。
権世氏は生まれ育った中央区長を希望。市長選で平松氏を支援したため「区長になれる可能性は極めて低い」と分析しながらも「(橋下市長が代表の)大阪維新の会が市長を取った以上、外から何を言っても遠ぼえになる。懐に入っていくべきだ」と応募の動機を語る。離党はせず、民主党籍を残したまま応募する考えだ。一方、前府議は離党届を提出しているといい、政党色を消して選定に臨む構えを見せている。
区長の公募は先月19日に始まり、今月11日まで受け付けている。市総務局によると、5日夜現在、全国から55人の応募があるという。橋下市長は、公募区長を一般職トップの局長級より上位に位置付け、実質的な予算編成権を認めるなど、大幅な権限と財源を移譲する方針を示している。【小林慎、林由紀子】
毎日新聞 2012年1月6日 10時35分(最終更新 1月6日 11時11分)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000071-mai-pol
<維新政治塾>塾生募集締め切り、2月初旬に前倒し
毎日新聞 1月7日(土)21時24分配信
大阪維新の会が次世代の政治家を養成するため開講する「維新政治塾」について、維新幹事長の松井一郎・大阪府知事は7日、記者団に対し、当初2月末に予定していた塾生の募集締め切りを同月初旬に前倒しする意向を明らかにした。既に数百件の問い合わせがあるといい、早期の衆院解散に備えて候補者擁立の準備を加速するとともに、大阪都構想実現に向けて既成政党をけん制する狙いがあるとみられる。
松井知事は「世間が騒がしくなってきており、2月中には塾生をそろえる」と説明した。維新は週明けから募集を始め、当初4月だった塾の開講時期も早める予定。【高山祐】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120107-00000290-mailo-l27
岡本・柏原市長:有権者に年賀状 公選法違反の可能性 /大阪
毎日新聞 1月7日(土)17時12分配信
柏原市の岡本泰明市長(72)が05年2月の初当選以降、有権者らに対し、公職選挙法の「あいさつ状の禁止」規定に違反する可能性が高い、印刷した年賀状を郵送していたことが分かった。岡本市長は「慣例として出しており、法に触れるという認識はなかった」とコメントしている。
公選法では自筆での返礼を除き、首長や議員らが選挙区内に年賀状などのあいさつ状を出すことを禁じている。同市によると、岡本市長は今年は有権者を含む市内外の約500人に印刷した年賀状を発送。いずれも個人として市役所を通さず投函(とうかん)したが、差出人には「柏原市長」と明記していたという。同市は府選管や府警に相談して指導を仰ぎたいとしている。【稲生陽】
1月7日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120110/lcl12011019300002-n1.htm
堺市の美原区長の公募に男女あわせて89人 女性は8人
2012.1.10 19:28
堺市は10日、美原区長の公募について28〜62歳の89人から応募があったと発表した。内訳は男性81人、女性8人で堺市内が31人、同市以外の大阪府内30人、府外28人。会社員、会社役員、団体職員、自営業などのほか、府内外の自治体職員(堺市職員は対象外)もいるという。
竹山修身市長は「応募の数は予想をはるかに上回った。非常に喜んでいる」と述べた。
美原区長の公募は昨年12月1〜28日に日本国籍を持つ22〜62歳(今年4月1日現在)を対象に実施。今後は提出ずみの書類、論文による1次選考と面接の2次選考を行い、2月中にも採用者を決める。任期は4月から1年更新で最長3年。給料は月額で51万4千円。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120112-00000096-jij-pol
応募者は700人超=24区長の公募で―大阪市
時事通信 1月12日(木)17時3分配信
大阪市は12日、公募していた24行政区の区長の応募者数(速報値)は711人だったと発表した。公募は昨年12月19日から1月11日まで実施し、当日消印有効のため最終的な応募者数はさらに増える見込み。
橋下徹市長はこの日の記者会見で「うれしい。今のままでは駄目だとみんなが感じている」と述べた。応募者を年代別に見ると、50歳代が約230人と最も多く、以下60歳代が約190人、40歳代が約160人の順だった。民間企業の管理職経験者や公務員、大学教授らのほか、市職員も27人が応募し、うち18人は現職の区長だった。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012011300811
公明、維新の会が連携強調=衆院選・大阪都で思惑
公明党は13日、大阪市内で党大阪府本部の新年会を開いた。会合には山口那津男代表と地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長も出席。山口氏は次期衆院選で、橋下氏は「大阪都構想」実現でそれぞれ相手方の協力を望んでおり、双方が重視する課題で連携していく考えを示した。
大阪府内4選挙区に公認候補を擁立する公明党にとって、昨年の府知事・市長ダブル選で圧勝した維新の会の動向は死活問題。山口氏はこのことを念頭に、大阪都構想について「大きな目標を同じくするならば、お互いに協力し合って、議論を尽くして臨んでいきたい」とあいさつし、前向きに取り組む考えを重ねて強調した。
一方、橋下氏は都構想実現に向け「いろんな壁があるが、公明党と一緒になって乗り越えていきたい」と表明。「国政選挙では、できる限りのことを精いっぱいさせていただきたい」と、都構想への協力を前提に、次期衆院選で同党を支援する考えを示した。(2012/01/13-17:50)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120113-00000100-mai-pol
<京都市長選>「脱原発」推進条件に門川氏をみんなの党推薦
毎日新聞 1月13日(金)20時46分配信
みんなの党は13日、京都市長選(22日告示、2月5日投開票)に再選を目指して立候補する現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明推薦=を推薦すると発表した。みんなの党は、脱原発に向けて関西電力に株主提案権を行使する大阪市の方針に共同歩調を取ることを推薦の条件にしており、門川氏が同意した。門川氏の要請があれば、選挙戦の応援に橋下徹・大阪市長を京都に呼ぶ橋渡しをするという。
同党京都府第3区支部長の清水鴻一郎・元衆院議員が記者会見で明らかにした。渡辺喜美・同党代表と門川氏の合意は「発送電分離や原発への依存度を引き下げるよう求める株主提案について、共同提案を含めて積極的に協力する」などとする内容。昨年末の関西広域連合の委員会で、橋下市長が京都、神戸の両市長に協力を呼びかけた。大阪市は関電の発行済み株式の8.92%、京都市は0.47%を保有している。【古屋敷尚子】
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120114k0000m010104000c.html
橋下市長:西成区長“兼務”で「直轄区」の構想
区長会議で、私が言うことは市民の総意と捉えてほしいと各区の区長らに話す橋下徹大阪市長=大阪市役所で2012年1月13日午前10時30分、後藤由耶撮影 来年度の公募区長任命を目指す大阪市の橋下徹市長が13日、記者団の取材に対し、生活保護などさまざまな問題を抱える西成区は自身が区長の役割を兼務して「直轄区」とすることも検討していることを明らかにした。また、全体の応募者が12日夕時点で1295人に達していることを受け、今年4月の任命は事実上不可能との見方を示した。応募は更に増加するとみられ、任命は早くて6月、遅ければ10月にずれ込む見通し。
橋下市長は「西成を変えることが大阪を変える第一歩。責任者は僕がやるのが筋かと思う」と言及。西成をどう変えるかについて「お金と人を使って、とことん政治の力を注入しないと街なんて簡単には変わらない」と述べ、重点的に取り組む考えを示した。
西成区には日本最大の日雇い労働者の街・あいりん地区がある。生活保護率は23%と24区で突出して高い。【茶谷亮】
毎日新聞 2012年1月13日 23時29分(最終更新 1月14日 9時59分)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120116-00000135-mailo-l25
2012大津市長選:告示 活性化や子育て争点 現新3氏が立候補 /滋賀
毎日新聞 1月16日(月)12時27分配信
任期満了に伴う大津市長選は15日告示され、弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦▽現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦▽医師の東昌子氏(49)=共産推薦=の現新3人が立候補を届け出た。県から権限や財源を引き継ぎ、09年4月に中核市に移行して初めての選挙。中心市街地の活性化や子育て支援策などが争点だ。投開票は22日。【加藤明子、前本麻有、村瀬優子】
次期衆院選を見据えて推薦政党や団体が「総力戦」と位置づけ、10年の知事選で再選した嘉田由紀子知事を支持した10万票近くの動向も注目される。
◇越氏
越氏は事務所近くの琵琶湖岸で出陣式。川端達夫総務相が「現状維持のままでは大津市は悪化の一途」と指摘。山田清・連合滋賀会長は「組織を挙げた戦い」と訴えた。嘉田知事は「特定候補は応援しない」としているが、次男修平氏(32)がマイクを握り、「県市が連携できる唯一の候補。母もそう話している」と持ち上げた。
◇目片氏
大津パルコ前であった目片氏の出陣式では、自民県連の辻村克会長が「総力の結集」を呼びかけ、自民の有村治子参院議員は「政治キャリアのない新人に大津市民の命と安全が守れるのか。大津の未来を守れるのは目片候補だけだ」とアピール。公明県本部の梅村正代表も2期8年の実績を強調し「全面的な支援」を宣言した。
◇東氏
JR膳所駅前の出陣式で東氏は長年、地域医療や在宅介護に携わった経験を強調。共産の宮本岳志衆院議員(比例近畿)は国政の現状を示し、「年金を削り、消費税を上げる改悪から暮らしを守る市政を作れるかが問われる。自民でも民主でも変わらない今こそ、ゆがんだ政治を打ち破る。それが市長選の争点だ」と訴えた。
14日現在の選挙人名簿登録者数は27万178人(男12万9249人、女14万929人)。
◆候補の第一声(届け出順)
◇子育て世代を元気に−−越直美さん(36) 無新
大津市内を北から南まで回り、市民の声を聞いてきた。大津駅前は昔、もっと人通りが多かった。石山商店街もシャッターの閉まった店が増えた。大津市は5年後に人口が減少する。少子高齢化が進む前に手を打つ必要がある。市役所では不祥事が相次ぎ、財政も今後5年で150億円の収支不足が見込まれる。これからの4年が重要だ。
親の介護や子育てを担う私たちの世代がしっかり働き、元気になれる施策を実行する。待機児童ゼロ、中学校の配食サービス、子育て支援を充実させる。高齢者が車に乗れなくても買い物に行ける環境を整える。自宅で最期を迎えられ、安心して介護ができるまちにする。大津から滋賀県を変え、日本を変える。
◇高齢者に生きがいを−−目片信さん(70) 無現
2期8年の経験をあらゆる政策に生かしていく。市民調査をすると、大津に「住んで良かった」「住み続けたい」という回答が66%だった。まだ満足していない市民がいると受け止めている。医療、高齢者・障害者福祉、子育て、教育の安定を図り、琵琶湖の景観や自然環境を守ることが、「住んで良かった」につながると考えている。
これまで、ゆめっこ(明日都浜大津内の子育て総合支援センター)など親子が交流できる場を設けてきたが、今後は特に、特別養護老人ホームの拡充をはじめ、高齢者が生きがいを感じられる政策に力を入れる。地域活性化にも力を入れ、引き続き市民の声を大切にして、安心安全を守っていく。
◇福祉の先進都市に−−東昌子さん(49) 無新
在宅医療から最期の看取(みと)りまで24時間365日体制で取り組んできた。介護をされている方の大変さを我が事として感じ、今の大津市の福祉の状況は本当に冷たいと感じてきた。
(東日本大震災の)被災地の宮城県気仙沼市に医療支援に行き、惨状に涙した。福井で原発事故が起これば大津に放射性物質が降り注ぐ。福井の原発をなくし、国中から原発をなくす。みなさんと一緒に何としてもこれを実現していきたい。
震災弱者の方を守り抜くには普段からの福祉の体制が大切。保育園や特別養護老人ホームを増やし、子供の医療費を中学校卒業まで無料にする。高齢になっても安心して住み続けられる福祉先進都市、大津にする。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000144-san-soci
大阪市副市長 村上氏起用で調整
産経新聞 1月17日(火)15時12分配信
大阪市の副市長人事をめぐり、市総務局長の村上龍一氏の起用で調整していることが17日、関係者の話で分かった。橋下徹市長は3人の副市長枠のうち2人を行政経験者、1人を外部からの起用を模索し、人選を進めている。関係者によると、橋下市長サイドは開会中の議会での人事提案を目指し調整中だという。村上氏は昭和50年に大阪市に入庁。これまで契約管財局長などを歴任している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000007-mai-pol
<大阪市>副市長に村上総務局長ら 1枠は民間人…橋下市長
毎日新聞 1月18日(水)2時30分配信
拡大写真
橋下徹・大阪市長
大阪市の橋下徹市長は17日、空席となっている副市長(定員3人)に村上龍一総務局長(60)、前市建設局長で市の外郭団体「都市技術センター」の田中清剛理事長(61)の2人を起用する方針を固め、市議会に伝えた。31日に開かれる市議会に人事案として提案する。残り1枠については民間人を起用する考えを表明しており、今後人選を進める。
【写真特集】大阪は変わった? 橋下新市長・前府知事の軌跡
副市長を巡っては、橋下市長は2人を内部登用する方針で、総務局に人選を指示していた。関係者によると、総務局側は今月、市の現職幹部とOB計数人をリストアップした。今年度末に定年退職する村上局長はこのリストに入っていなかったが、橋下市長が人事・労務に詳しい村上局長の抜てきを決めた。田中氏は技術職系の副市長として都市計画の担当になるとみられる。
村上局長は北海道大を卒業後、75年に市役所入庁。財政局契約総長、契約管財局長などを務めた。田中氏は京都大大学院を卒業後、75年に入庁。建設局土木部長や市道路公社理事長などを務めた後、昨年度末に退職していた。【林由紀子】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000047-mai-soci
<大阪市長>西成に免税特区構想 子育て世帯呼び込み
毎日新聞 1月18日(水)15時44分配信
橋下徹・大阪市長=大阪市役所で2012年1月18日午前、竹内紀臣撮影
大阪市の橋下徹市長は18日、市内24区で生活保護率や高齢化率が最も高い西成区の一部地域で、大阪府外から転入する子育て世帯の市民税などを一定期間ゼロにする「特区構想」を明らかにした。日雇い労働者の街「あいりん地区」などを想定し、子育て世帯を呼び込むことで街を活性化させる狙い。橋下市長は自身が区長を兼務する「直轄区」とすることも念頭に置いているが、突出した優遇措置には、既に住んでいる西成区民ら市民の不公平感を招く恐れもありそうだ。
【写真で振り返る】大阪は変わった? 橋下新市長・前府知事の軌跡
橋下市長によると、免除する税目は市民税や固定資産税を想定。所得制限は設けず、転入する全ての子育て世帯を対象とする。また、子どもが私立の小中学校に通う場合、助成措置も実施する。この他、保育所など子育て施設の拡充もしていく方針。
橋下市長はこうした構想の実現を検討するよう担当部局に指示。この日、「企業誘致の手法を使い、子育て世帯を呼び込む。集まってから、いろいろな施設が入る街にしたらいい。西成区は特定の地域に課題が集中しており、現状を打開したい」と語った。市は来年度から24区長に公募区長を任命する方針だが、橋下市長は西成区については公募区長を「副区長」とする可能性にも言及。「僕が市長兼西成区長を務めて、特区を引っ張る。公募区長には日常の区政運営をしてもらうのが分かりやすいのかなと思う」と話した。
地方税法は、公益上必要がある場合、自治体が不均一課税を実施することを認めている。今後、市は市民税を免除する妥当性などを詳しく検討する。橋下市長は転入者への優遇措置について「西成区に課題があることは間違いがなく、それを解決するためなので理解してもらいたい。納得してもらえると思う」と語った。
西成区は人口約12万。うち生活保護受給者が2万8442人、受給率は約23.5%と市内24区でも突出して高い。特に、あいりん地区ではほぼ3人に1人が受給者と推計されている。また、人口に占める65歳以上の人の割合も34.5%、65歳以上の単身世帯の割合も30.6%と24区で最高。ごみの不法投棄も問題化しており、10年度で2303トンに上り、市全体の4割を占めている。【茶谷亮、林由紀子】
吉永純・花園大教授(公的扶助論)の話 西成区が抱える問題は一筋縄では解決が難しい。優遇措置で若い世代を呼び込むという外からの視点だけでなく、日雇い労働者への支援やあいりん地区のまちづくりなど地域で地道に活動してきた人々と協力し、それを継続、発展させる形での施策展開が求められる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000137-san-soci
西成特区 公募区長を副区長に 「府外からの転入者優遇」
産経新聞 1月18日(水)15時30分配信
低税収で高齢化率も高い大阪市西成区に子育て世帯などを呼び込むため、税の減免措置などを行う「西成特区」構想をめぐり、橋下徹市長は18日、西成区長を自身が兼務し、公募区長を副区長とする人事案を検討していることを明らかにした。
橋下市長は同日、報道陣に対し「公募区長の審査をみて判断するが、西成は僕が特別に関与する仕組みをつくりたい。特区の話は僕が引っ張り、公募区長には日常の区政運営をやってもらう」と発言。
副区長の待遇は、他の公募区長と同様にする考えも示した。
特区の指定地域については、西成区の中でも日雇い労働者が集まる「あいりん地区」周辺とし、優遇措置は大阪府域外からの転入者に限定する方向で検討しているという。
橋下市長は「現在、住んでいる市民への優遇措置ではなく、新たに区民になる人への対応。不公平になるわけではない。自治体がいろんなアイデアで競い合ったらいい」と述べた。
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http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120118000056
がれき問題、争点化動き 京都市長選 安全と復興支援どう両立?
東日本大震災で大量に発生したがれきの受け入れを、22日告示の京都市長選の争点にしようという動きが出ている。受け入れに反対する市民グループは是非を尋ねる質問書を立候補予定者に送った。市民の安心と復興支援をどう両立するのか。震災ボランティアには前向きな対応を求める声があり、震災がれきを抱える被災地の関係者も注目している。
■保護者の会が質問書
環境省は岩手、宮城両県内のがれき約2千万トンの処理を全国に打診した。京都市は当初前向きだったが、600件以上の反対意見が寄せられ「国の基準が具体的でない」と消極姿勢に転じた。受け入れているのは東北以外では東京都だけだ。
市の方針が揺れ動くなか「放射能から子どもを守る京都・ママ・パパの会」(下京区)のメンバー5人が11日、子どもへの健康被害を懸念し、受け入れ拒否の要望を立候補予定者に出した。回答はホームページに公表予定で「市民で賛否が分かれる問題を争点にしてほしい」という。
乳幼児がいる保護者には慎重意見が多いといい、中京区内の公園で子どもを遊ばせていた主婦(36)=中京区=は「被災地を支援したい気持ちは強いが、安全性が信用できない」と心配する。
賛成の立場から争点化を求める動きは出ていないが、NPO法人「京都災害ボランティアネット」で福島支援担当の桐山義章さん(37)=左京区=は「被災地では、がれきと同様に『住民も差別されている』との不安が広がっている。復興支援を訴えるなら、冷たい対応は取れないはずだ」と話す。
昨年11月に京都市に受け入れを要請した岩手県議会の会派「地域政党いわて」の及川敦幹事長(44)は「昨夏の五山送り火で岩手県陸前高田市のマツを燃やさなかったことが風評被害を生み、受け入れ拒否が広がる一因になった」と指摘。「選挙で理解を得て京都市の受け入れが実現すれば、全国でも処理が進む」と動向を見守っている。
■門川氏「安全なら拒否せず」 中村氏、受け入れには否定的
立候補を予定している現職の門川大作氏(61)は取材に対し「現地処理が基本」としつつ、「国の基準がしっかりと示され、京都の専門家が独自に検証して安全性が確認されれば受け入れは拒否しない」とする。
新人の中村和雄氏(57)はマニフェスト(公約)に「放射性物質に汚染されている災害廃棄物は受け入れない」と明記。受け入れには否定的で、現地処理に向けた財政支援を行うとしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000275-mailo-l29
選挙:香芝市長選 中部国際空港部長・吉田氏が出馬表明 「民間経験生かす」 /奈良
毎日新聞 1月17日(火)15時35分配信
6月2日の任期満了に伴う香芝市長選について新人で会社員の吉田弘明氏(50)=同市磯壁3=が16日、無所属で立候補することを表明した。現職の梅田善久市長は既に、1期限りの退任を表明しており、立候補を表明するのは吉田氏が初めて。
吉田氏は近畿大卒。中部国際空港会社商業事業部長で、昨年10月に設立した市民団体「なら分権の会」の代表を務める。「財政改革の推進と商業一筋の民間経験を生かし、企業誘致を図るなど産業、商業を発展させ、市民目線に立って、市民満足度を向上させたい」と話した。また、「無所属だが、党派や団体を問わずこれから幅広く支援を求めていく」と語った。【山本和良】
1月17日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000027-san-l29
香芝市長選 新人の吉田氏、立候補を表明 奈良
産経新聞 1月17日(火)7時55分配信
任期満了(6月2日)に伴い実施される香芝市長選に、市民団体「なら分権の会」代表で会社員の新人、吉田弘明氏(50)が16日、無所属での立候補を表明した。現職の梅田善久氏(66)はすでに立候補しない意向を明らかにしており、同市長選での出馬表明は初めて。
吉田氏は同日の会見で、「なら分権の会のタウンミーティングを重ねるうちに参加者の顔色が変わってきた。そんな中、市長選への提案をいただいた」と説明。「財政改革を進め、商業、産業を発展させ元気なまちにしたい。また、市民に役立つサービスを実行したい」と語った。
吉田氏は西武百貨店、ユー・エス・ジェイなどを経て、現在、中部国際空港会社商業事業部長。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120118-891085.html
大阪ダブル選で前市長側に違反文書容疑記事を印刷する
日記を書く
昨年11月27日投開票の大阪市長・府知事ダブル選で、民主党大阪府連政調会長半田実府議(64)名で、立候補していた前市長平松邦夫氏らに投票を呼び掛ける文書が有権者に郵送されたことが分かり、大阪府警は17日、公選法違反(法定外文書頒布)の疑いで、半田府議の事務所関係者の男を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、男は選挙期間中の昨年11月、市長選20+ 件に立候補した平松邦夫氏、府知事選に立候補した同府の前池田市長倉田薫氏を「お願いします」などと記載した、投票を促す文書を有権者に郵送した疑いが持たれている。
公選法は選挙期間中に選挙運動目的で、規定されたビラやはがきなどを除く「文書図画」の頒布を禁止しており、府警は郵送された文書が違法な文書図画に当たると判断した。半田府議周辺も捜査したが、主導したのは事務所関係者の男と判明したという。
ダブル選では「大阪維新の会」代表の橋下徹氏、同会幹事長の松井一郎氏が平松、倉田両氏を破り、大差で当選した。
半田府議は大阪市住之江区選挙区選出。1991年に初当選し、現在6期目。(共同)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120119-00000137-san-soci
大阪市 給与削減めぐり初交渉 組合反発「生活に影響大」
産経新聞 1月19日(木)15時8分配信
大阪市の橋下徹市長が打ち出している職員の給与カットをめぐる市労働組合連合会(市労連)と市側の初めての団体交渉が19日、行われた。知事時代にも給与削減に取り組んだ橋下市長は、市職員の給与を府並みに引き下げる方針で、削減額は約120億円にのぼると試算。組合からは「納得しがたい」「生活に与える影響が大きい」と反発の声があがった。
削減案では、職員の給料は14〜3%、退職金は一律5%削減される。議会の承認が得られれば4月から適用する予定で、橋下市長はさらに現業職の給与削減や超過勤務を減らし、総人件費の削減を目指す考え。
従来は本交渉を前にした事前の協議を行っていたが、今回は橋下市長の方針を受け、事前協議を行わず本交渉に。市労連の中村義男執行委員長は交渉の冒頭、事前協議に応じなかったことについて「不誠実だ」と反発。
給与カットについても「これまでも給与カットに協力しており納得できない。なぜ府に合わせないといけないのか」などと述べ、継続協議となった。
この日の交渉に橋下市長は出席しなかったが、交渉が難航すれば直接交渉に臨む考えという。
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http://news24.jp/nnn/news8893236.html
奈良市議会前議長逮捕 議長選で買収工作
(奈良県)■ 動画をみる 奈良市議会の議長選挙をめぐり議員の買収工作を行ったとして大阪地検特捜部は20日、市議会の前議長を逮捕した。贈賄申し込みの疑いで逮捕されたのは奈良市議会の前議長、山本清容疑者(74)。大阪地検特捜部の調べによると山本容疑者は去年6月に行われた奈良市議会の議長選の際、所属する会派が支持する候補者を当選させるために天野秀治議員に対して白票を投じるよう、現金20万円や5年分の米の供与を持ちかけた疑い。去年9月、天野議員が特捜部に刑事告発していた。[ 1/20 18:51 読売テレビ]
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001201210002
広い市域、浸透苦心
2012年01月21日
【3日前「最後のお願い」全校区で集会・・・/湖都の選択/2012大津市長選】
2006年に北隣の旧志賀町と合併した大津市は、南北約45キロと細長い市域を持つ。選挙事務所のある中心部から車で1時間近くかかる地域もあり、各候補は支持の獲得のため奔走している。
「広い大津市。すべてを回らなくてはいけない都合上、本日が最後のお願いになります」。投票3日前の19日午後、大津市北部の旧志賀町の湖岸沿いの道を、越陣営の選挙カーがゆっくりと走っていた。住宅もまばらで、窓の外には刈り取りを終えた田んぼが広がる。それでも運動員の1人は「合併してもJR湖西線沿線はインフラ整備が遅れている。現市政への不満を取り込みたい」と話した。
一方、現職の目片氏の陣営では、地元の石山地区を含む中心市街地での確実な票固めを目指す。だが、接戦も予想されるとし、陣営幹部は「地盤以外からも幅広く得票する必要がある」と、告示以降は37ある小学校区全てで個人演説会やミニ集会を開いてきた。最終日の21日には、市北端の北小松から南端の大石まで、選挙カーをくまなく走らせた後、最後に地元で集会を開く予定だ。
一方の東陣営は、選挙戦前半は、人口密集地であり、候補者の勤務先の診療所がある膳所地区周辺を重点的にまわってきた。陣営幹部は「知名度のない新顔にとり、広い市域での選挙は大変だが、候補者とつながりのある人たちから支持を広げようとした」と話す。終盤に入り、一転して旧志賀町など市北部で相次いでミニ集会を開くなどして、票の掘り起こしを図っている。
大津市は近年、中心部でマンション建設が相次ぎ、30〜40代の子育て世代が多く流入。旧志賀町との合併もあり、人口は10年前より約4万5千人多い34万481人(1月1日現在)を数える。
若い世代を中心とした無党派層に働きかけようと、越氏と東氏は昨年11月から、短文投稿サイト「ツイッター」で活動記録を発信し、目片氏も昨年12月に開設した自身のブログを活用してきた。
ところが、公職選挙法では選挙期間中の不特定多数への「文書図画の頒布」を禁じており、市選管はブログ更新などは禁止事項に当たるとの判断を示す。このため、各陣営は告示前日に更新をストップした。ある候補は「これでは有権者の関心も高まらない」とこぼした。一方、ある陣営幹部は「ネットでの呼びかけが、投票行動に結びつくかはわからない」としている。(高橋玲央)
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(1)
2012年01月12日
四条通1車線化
買い物客らでにぎわう京都最大の繁華街・四条通。京都市は、烏丸通―川端通間の約1キロで車道を片側2車線から1車線にし、歩道を広げる計画を進めている。歩行者優先の施策だが、客待ちタクシーや荷さばき車両の解消策がはっきりせず懸念の声もある。
計画は、2005年に地元商店街が市に要望したのがきっかけ。市は07年に社会実験に取り組み、1車線分を歩道にして路線バスとタクシー以外の車の乗り入れを禁止。10年秋から昨春には、タクシー乗り場の使用制限や共同荷さばき場の設置も試みた。
市は、交通量はさほど多くなく、車道を減らしても大きな混乱はないと判断。今月20日の都市計画審議会で決定し、今年度中にも設計に取りかかる方針だ。市長選で再選をめざす門川大作市長は「京都が都市間競争に勝ち抜くために欠かせない事業」と位置づける。対立候補となる中村和雄氏は「周辺の渋滞も含めた議論が足りず性急」とする。
◇
2月5日投票の京都市長選は、府内唯一の政令指定市の姿を決める選挙となる。今月22日の告示を前に、市政の重要課題と現場の賛否の声を取り上げる。
■賛成 車社会からの脱却を■
四条通繁栄会商店街振興組合理事長
堀部素弘さん(73)
四条通は、古都の老舗から最新のブランド店、百貨店まで立ち並び、祇園祭の山鉾(やまほこ)も進む京都最大の目抜き通りです。でも、歩道の幅はわずか3・5メートル。買い物客や観光客でごった返し、車道へはみ出して歩く姿も見かける。車道も客待ちタクシーや違法駐車が占め、まともに走れるのは追い越し車線のみ。バスは停留所に寄せきれず、乗客は車道に出なければ乗り降りできないのが実情です。
そこで7年前、安全に楽しく歩けるまちにしようと、片側1車線にして歩道を広げることを京都市に提言しました。当時はJR大阪駅北側の再開発計画が動き出し、大阪との都市間競争が激しくなるという危機感もありました。大規模な商業施設を核とする「ハコモノ」での発展をめざす大阪に対し、京都は古いまち並みを生かしつつ、四条通を玄関口に「面」を充実させようと。そのためには、歩きやすさがカギを握るとも思ったわけです。
ただ、1車線化の実現には、沿道での荷さばきをどうするかといった課題もまだたくさんあります。でも、これからは人に環境に優しいまちづくりが潮流。車中心の社会を見直すきっかけにしたいですね。
◇ほりべ・もとひろ◇ 1938年生まれ。京料理店「田ごと」4代目。2006年、烏丸通から四条大橋西詰めまでの四条通沿いの商店でつくる四条繁栄会商店街振興組合の理事長に就任。
■反対 住民の暮らしが優先■
日彰自治連合会理事
丸橋春樹さん(62)
四条通から北へ約200メートルのビルで和装店を営んでいます。今でさえ、仕入れ先の車が店から四条通へ出るまで渋滞で10分以上かかり、配達が後回しにされることもあります。1車線化でさらに車道が混み合う事態になれば、仕事に支障が出るのではと心配です。
渋滞のせいで、救急車や消防車の到着が遅れることは住民の命にかかわる問題です。渋滞待ちの長い車列ができれば、子どもが危ない目にあい、アイドリングで排ガスが余計に出る恐れもある。そうならない保証があるでしょうか。
07年の社会実験では、京都市は金土日の3日間しか調べていない。商売人が活発に動き回る平日でなければ、本当の影響は分からないはず。ここに住む人たちの暮らしを顧みず、ただ施策を推し進めようとしているように思えます。
原発問題に似た構図です。行政は長年進めてきた施策であっても、いま一度立ち止まる勇気を持ってほしい。何かが起きてから「想定外」と言うのは許されません。歩行者優先の考え自体は良いことですが、歩道を狭める放置自転車の撤去や駐輪場の整備など、まず先に打つ手があるのではないでしょうか。
◇まるはし・はるき◇ 1949年生まれ。1975年、神職らの装束を手がける家業の「齋藤専商店」を継ぐ。約3千人が暮らす四条通北側の日彰自治連合会の理事を約20年前から務める。
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(2)
2012年01月13日
京都会館建て替え
日本を代表するモダニズム建築と評される京都会館(左京区)は、建築家の故・前川國男(1905〜86)の設計で1960年にできた。音楽や演劇など文化の拠点として市民に親しまれてきたが、設備が古くなったとして、京都市は再整備計画を進めている。
市は昨年6月、第1ホールの建て替えと第2ホール・会議棟の改修を決定。9月には資金確保のため、半導体大手のローム(右京区)と52億5千万円の命名権契約を結んだ。今年3月末で閉館し、来年度に第1ホールを解体、2014年度の完成をめざす。
市は2007年に「新景観政策」を導入し、岡崎地区では建物の高さを15メートルまでに制限した。建て替えに伴い、この制限を京都会館は高さ31メートル、周辺の市美術館などで25メートル、みやこめっせで20メートルまで緩和する方針。今月20日の都市計画審議会で決めるという。
門川大作市長は「再整備は文化芸術都市・京都の名を高めるもの」と推進。市長選で対立候補となる中村和雄氏は建て替えに反対し、「高さ制限の緩和も議論が不十分」とする。
■賛成 国内標準のホールに■
京都バレエ専門学校長
有馬えり子さん(56)
「文化・芸術都市」と言いながら、京都にまともなホールがないのは恥ずかしい。子どもたちに「本物」を見せるため、京都会館の建て替えは必要です。
バレエ団の公演で会館をほぼ毎年使います。でも、つり幕や装置はまったく使えない。舞台は狭く高さも足りない。電源も少ない。最近は本当に良いものをやりたい時は、びわ湖ホール(大津市)へ行きます。
私自身が、京都会館の舞台に初めてオーケストラを率いて主役として立ったのは1976年。当時から「舞台がもっと広ければいいのに」と思っていました。国際レベルとまで言わなくても、せめて今の日本の標準に合った舞台機能にしてほしい。
イタリア・ミラノのスカラ座は、外観こそ普通の四角い建物ですが、中に入れば立派な舞台と客席がある。それでいいんです。再整備にあたっては、ホールを使う人、見る人の意見を一番に聞いてほしいです。
フランス・パリのオペラ座は、外国人観光客の観客が多いんです。バレエやオペラを見て、エッフェル塔やノートルダム寺院も見て回る。京都でも、きっと同じことができると思います。
◇ありま・えりこ◇ 1976年に欧州留学から帰国後、バレリーナとして活動。93年、亡き母・龍子さんの跡を継ぎ、京都バレエ専門学校(北区)の2代目校長に。バレエ団も主宰する。
■反対 高さ規制例外は背信■
京都・まちづくり市民会議事務局代表
中島晃さん(68)
古都の風情を守ろうと、京都市は建物の高さを規制する新景観政策を導入したのです。京都会館の建て替え計画は、市が自らつくったルールを自らの手で破るもの。市民への背信行為にほかなりません。
特に岡崎地区の高さ制限は、大文字の送り火がある東山の山並みがよく見えるように配慮したものです。京都会館が例外では、その趣旨は何だったのかと不信を抱かざるを得ません。
会館を半世紀前に設計した前川國男は、琵琶湖疏水沿いから建物の屋根が見えないように工夫したそうです。東山の山並みと疏水という京都を代表する景観を守ろうとしたからです。市の計画は、その遺志をも否定するものです。
新景観政策は、建物のデザインや屋外広告の色など様々な規制を市民に課しています。古都の歴史的景観を守り続けることは、観光客を誘致するうえでも欠かせない。それを反故(ほご)にすれば、市は社会的信用も失うことになるでしょう。
会館の保存を求める署名は、「京都・まちづくり市民会議」をはじめ、市民や建築家らの団体の手で約8千人分が集まりました。その思いを市は真剣に受け止めてほしいです。
◇なかじま・あきら◇ 1969年、弁護士に。92年、景観保全に取り組む京都・まちづくり市民会議を結成し、事務局代表に就く。スモンやヤコブの薬害訴訟で原告弁護団長なども務めた。
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(3)
2012年01月14日
保育所民営化
公立保育所の民営化が全国で進んでいる。自治体の財政難が背景にある。府内では、宇治市や城陽市、長岡京市、宮津市なども民営化に踏み切った。京都市も、市営25保育所の一部を民営化しようとしている。
市の審議会は昨年末、保育所の民営化について「検討の必要がある」との意見書を市に提出した。市営は民間より1・85倍のコストがかかり、延長保育などのサービスは民間でもできると結論づけた。一方で、児童虐待の予防や障害児保育といった面では、公営が一定の役割を果たすべきだとも指摘した。
市には、保護者から民営化への不安の声も寄せられているという。しかし、門川大作市長は「民間でできることは民間で」との立場から、民営化できる保育所選びを始めたい考えだ。市長選で対立候補となる中村和雄氏は民営化に反対する。「民間では受け入れが難しい子どものケアなどで市営は大きな役割を果たしている。必要なら新設も検討する」と言う。
■賛成 公営の役割終わった■
私立向島保育園長
奥山 茂彦さん (69)
京都市の社会福祉審議会分科会メンバーとして、保育所民営化に賛成の立場から意見を述べてきました。市内252の保育所に通う子どもは、民間の受け入れ数が約9割を占める。市営を民営化すれば、そのノウハウを生かした保育が可能になるはずです。
市の支出額でみると、市営は子ども1人あたり月約8万5千円、民間への助成は同じく約1万5千円。市営は優遇されています。運営費の面でも問題があります。市営は子ども1人あたり月約17万円かかるのに対し、民間は約9万円。そのおもな原因は、保育士の年収が市営は民間より平均1・5倍高いからです。民営化すればこれらの経費を削減でき、ほかの子育て支援の予算にあてることができるでしょう。
私が園長を務める私立保育園では、アレルギーに配慮した給食を提供するなど、多様化する保護者の要望に応えるサービスの向上を図っています。民営化が進めば、保育環境もより良くなると思います。
市営保育所は、ベビーブームの時代に整備されたところも多い。少子化の時代を迎え、その役割は終わったと考えてもいいのではないでしょうか。
◇おくやま・しげひこ◇ 2006年から私立向島保育園(伏見区)園長。京都市議を7期、衆院議員を2期務め、厚労大臣政務官なども歴任した。現在、自民党府連顧問。
■反対 子育ては「公」の仕事■
私立たかつかさ保育園長
藤井 修さん(63)
市営保育所は、保育サービスの標準を示すモデルです。子ども1人あたりの部屋の広さや職員数は、ゆとりある子育てのためです。アレルギーがある子へのきめ細かな給食や、障害のある子や虐待を受けた子の受け入れなど民間には困難な問題にも対応しています。
保育の現場では、企業の参入や職員の非正規雇用化など規制が緩和されてきました。さらに政府は、市町村の保育義務を定めた児童福祉法を骨抜きにする新制度の導入を検討しています。保育所探しは保護者の自己責任となり、所得に応じた保育料という現行制度もなくなる恐れがある。
こうした動きとともに民間の自由競争が強まれば、親の経済格差が子どもの世界に持ち込まれることになる。特に0〜5歳という人生の始まりの時期には、さまざまな家庭環境の子どもたちが一緒に育ち、支え合って経験を分かち合うことがとても大切なのです。
私たち民間の社会福祉法人も、市が示したモデルを実行するという約束のもとで補助金と監査を受け、「公」の仕事を任されているわけです。子育てはだれもが平等に利用できる「公」の分野に置いておくべきではないでしょうか。
◇ふじい・おさむ◇ 1973年、長岡京市の私立保育園で働き始める。80年から、私立たかつかさ保育園(北区)園長。国際NGO・世界幼児教育機構の日本委員会理事でもある。
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(4)
2012年01月17日
教育モデル校
少子化が進むなか、京都市はこの十数年、小中学校の統廃合を市内中心部で進めてきた。高校を含めて設備のよい学校ができ、先進的な教育モデルの「研究指定校」にもなって、そのほかの学校との間で「教育格差」が生じているとの指摘もある。
教育モデル校は市立246小中学校の約半数。5校の統合でできた御所南小(中京区)は読解力を高める授業で注目を集める。9小中学校が一つになった開睛(かいせい)小中(東山区)には、百ます計算や古典の暗唱を毎朝する時間もある。市立9高校の中でも、市教委がパイロット校とする堀川高(中京区)は学校改革後の1期生が卒業した2002年春、国公立大の現役合格者が前年より100人増えて「堀川の奇跡」と呼ばれた。
門川大作市長は08年の市長就任前に教育長を7年間務め、当時からこの流れを推し進めてきた。市長選で対立候補となる中村和雄氏は「モデル校偏重だ」と批判し、「格差教育の是正」を公約に掲げる。門川氏は「先頭を走る学校はつくるが、勝ち組、負け組はつくらない方針。特別扱いではない」と反論している。
■賛成 生徒の力に合わせて■
市立堀川高校長
荒瀬克己さん(58)
堀川高校は1999年から「探究科」設置などの学校改革を始めました。特徴的なカリキュラム「探究活動」は、生徒が自分で課題を設定し、解決に向けて取り組む学習です。堀川では「二兎(にと)を追う」と言っていますが、大学合格だけでなく、生徒の学習意欲を喚起することをめざしています。生徒一人ひとりの潜在能力や可能性を引き出すことが重要なのです。
近年、授業料の無償化と特色化の広がりで、公立高の役割が変わってきました。公立であっても、どの学校でどんな教育をするかを鮮明にすることが求められます。私は、高校では多様な生徒に画一的な教育をするのが望ましいとは思わない。それぞれの生徒の能力にふさわしい教育が受けられるようにすることが大切です。
一方、小中学校では基礎をきっちりと身につける機会を与えてほしい。学校統合は教育内容を見直すよい機会ですが、成果は全体で共有されるべきです。
教育条件を一度に整備するのは難しいですが、さまざまなモデル校が増えればいい。教育は国や街の未来を創造する営み。高い優先順位に置かれることを市政に期待します。
◇あらせ・かつみ◇ 京都教育大卒業後、市立伏見工業高教諭などを経て1998年に堀川高に教頭として赴任。2003年から現職。文科省の中央教育審議会分科会メンバー。
■反対 公正・公平な視点で■
元市立小学校教諭
北村 茂さん(68)
モデル校づくりに見られる今の教育行政は、教育環境の整備を公正・公平に進めるという視点を失っています。促成栽培のように「受験の成果」を上げようとしているとも言えます。
エリート教育には必ず、自分たちはうらやましがられているという優越感が伴う。そこから外れれば、劣等感にさいなまれる。これでは、子ども、教師、保護者、地域で学校をつくり上げていくためのつながりが持てません。その結果、保護者も「わが子の学校を良くしよう」という情熱が薄れ、「あの学校は恵まれている」と羨望(せんぼう)のまなざしを外へ向ける。いま、公立の教育環境はそんなふうに変わってしまいました。
教育の成果は進学という一面のみで語れるものではありません。勉強嫌いでも、人に誠実であるとか、人を辱めるようなことをしないとか、社会に出てからの生き方で振り返るべきものではないでしょうか。
子どもは必ず成長します。隣のだれかと比較するのではなく、ちょっと前の自分と比べてという意味で。すべての子どもに豊かな教育を保障し、一人ひとりの情操を大切に育てていくことこそが学校の役割だと考えます。
◇きたむら・しげる◇ 京都市生まれ。神戸大卒業後、1967〜2004年に京都市立7小学校で教壇に立った。現在、「京都退職教職員の会」事務局長。
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(5)
2012年01月18日
温暖化の規制拡大
二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出削減目標を先進国が定めた1997年の京都議定書。その採択の地となった京都市は、2004年に自治体初の地球温暖化対策条例を制定するなど、環境政策に率先して取り組んできた。
条例は、排出量が特に多い「特定事業者」に対し、排出量削減の計画書と報告書を市長に提出するよう義務づけた。門川大作市長は2年前に条例を見直し、昨年4月からはこれらの内容を市が評価する仕組みを導入。社有車を購入する場合に一定割合をエコカーにすることも義務づけた。
特定事業者は運輸業や機械工業など大手企業を中心に市内に約150あり、その排出量は市域全体の3割を占める。しかし、そのほかの事業者の排出量も全体の4割に達し、多くが中小・零細企業とされる。
市長選で再選をめざす門川氏も、対立候補となる中村和雄氏も、経営環境が厳しい中小企業にただちに規制を課すのは困難との立場だ。門川氏は「まずは排出を減らすための支援に力を入れる」とし、中村氏は「企業への規制拡大よりも自動車の排出量を減らす施策が先決」とする。
■賛成 実効性のある政策を■
NPO法人・環境市民代表
耵本育生さん(58)
地球温暖化を防ぐため、大手企業はただちに規制されるべきです。中小企業に対しては、まず正確な情報を知る機会を設け、経営上の動機付けをはっきりさせることが大切です。
国連の気候変動に関する政府間パネルは2007年、CO2が最悪のシナリオで増えると、氷河期から現在までの気温上昇を上回る事態が、今世紀末までのわずか100年で起きると警告しました。2010年の排出量はシナリオより悪いと知れば、誰もが放っておけないと思うはずです。
温暖化対策は、省エネで経費削減ができるだけでなく、次代の事業を考える機会にもなります。例えば、京都市は観光客数を誇るマスツーリズムにこだわっていますが、文化と歴史を誇る京都ならば、環境を見直す価値観に触れるエコツーリズムの舞台として新事業を展開できるはずです。
CO2を何トン減らしたかだけでなく、それによって雇用が何人増えたか。そんなふうに、行政には環境政策を経済政策につなげる感覚を持ってほしい。規制によって何を生み出すのか、私たちNPOも交えて真剣に議論し、実効性のある環境政策を進めてもらいたいと思います。
◇すぎもと・いくお◇ 大阪市出身。京都大卒業後、京都市職員を経て1992年に環境市民(中京区)を結成。地域のエコ活動に取り組み、企業や行政への提言も続ける。
■反対 中小企業へ配慮必要■
京南倉庫社長
上村多恵子さん(58)
温暖化対策に特化した全国初の条例を京都市がつくったことは、京都議定書採択の地から環境政策を世界へ発信するという強い意志があったように思います。理念は大いに共感しますが、温室効果ガスの排出量をどう減らしていくかの具体的な工程表がほしい。
市域全体の排出量を2030年度までに1990年度比で40%削減するという厳しい目標も、中小企業の協力なしには達成できません。でも、中小には、削減計画をつくる人材や省エネ設備導入の余裕はありません。大手が下請けの中小を導くという企業風土もなくなりつつあり、対応は難しいでしょう。
行政は中小の経営環境を理解し、削減目標達成に向けた補助金の拡大や達成後の免税などの優遇措置を思い切ってとってほしい。私が経営する倉庫会社は経済産業省の補助金を受け、荷主や運送業者と共同配送システムを構築しました。運送距離を短縮し、温暖化対策につなげています。
企業に対しては一律に規制の網をかけるのではなく、個々の企業の業態に合わせて適用してほしい。目標を実現するためにも、まずは企業活動の実態をよく知ってほしいですね。
◇うえむら・たえこ◇ 京都市出身。甲南大在学中の1974年、京南倉庫(南区)
社長だった母が亡くなり、社長に就任。現在、京都経済同友会常任幹事。
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(6)
2012年01月19日
技能労務職採用
京都市は昨年11月、相次ぐ不祥事で凍結していた技能労務職員の採用を6年ぶりに再開すると決めた。今春、ごみ収集と道路・河川補修の職種で数人ずつ採用する。
旧環境局を中心に2006年度、技能労務職員ら14人が覚醒剤取締法違反や詐欺などの容疑で府警などに逮捕された。当時の桝本頼兼市長は、市議会の審議を経て「信頼回復と再生のための抜本改革大綱」をまとめ、採用凍結を決めた。
改革大綱は、旧同和地区住民の就労機会を保障する「優先雇用」(01年度で廃止)と採用後の指導、待機時間が長い勤務形態に「甘さ」があったと指摘。ごみ収集業務の50%を民間委託に切り替えるとした。
市は、委託の割合を2015年度には達成できるめどが立ったとする一方、職員の年齢構成が崩れてきたとして採用再開を決めた。門川大作市長は「市直営の維持が必要な職種について試行的に採用する。今後も続けるかは効果を検証して見極める」と説明する。
これに対し、市長選で対立候補となる中村和雄氏は「不祥事撲滅の検証があいまいなまま、採用が再開されたことは問題だ」と批判している。
■賛成 生活支える人材必要■
自治労京都市職労委員長
橋元信一さん(54)
組合員3200人のうち、1千人以上が技能労務職員です。採用再開は数年前から求めてきました。若い職員が入らず、職場は限界にきているからです。
公務員の使命は、市民に喜んでもらうこと。市民生活を支えるためなら、赤字でもやらなければならない。そのために必要な人材は採用すべきです。民間企業は契約にないことはやらないし、行政のようにすぐには動けません。
行政サービスの民間委託は時代の流れ。私も必ずしも反対ではない。ただ、明確な基準が前提。財政難だけを理由にすることは納得できません。職員や給料の削減はすぐ数字に表れるので分かりやすい行財政改革かもしれませんが、省ける無駄はほかにあります。
技能労務職は単純労働に見えて、実は難しい。ごみ収集なら清掃車にあとどれぐらい積めるか、計算しながら回る。ベテランならごみ袋を持った瞬間、中身が分かる。取りこぼさず、けがもせずに集める技術を若手に伝える必要がある。
採用再開は不祥事につながるという見方は短絡的で正しくない。現在の職員採用は面接や体力試験もある。しっかりした人材が選ばれると思います。
◇はしもと・しんいち◇ 1976年から京都市建設局に勤務(現在は退職)。2003年に自治労京都市職労委員長に就き、08年から自治労府本部委員長も兼務。
■反対 行革に逆行する動き■
地域政党・京都党代表
村山祥栄さん(33)
技能労務職員の採用再開に僕が反対するのは、不祥事につながるからではありません。行政改革に逆行する動きだからです。
ごみ収集は全面的に民営化すべきだと考えています。今後予想される地方自治体の再編に備え、行政は身軽になる必要があるから。民間でできることは民間に任せる。市の直営で残すための採用再開は、この流れに反するものです。
ごみ袋の有料化が議論になった2005年、僕は市議会で「有料化するなら、もっと行革を」と訴えた。ごみ収集の事務所近くに1カ月、新聞記者のように張り込み、職員の仕事ぶりもチェックした。収集が終わると仕事がなく、時間をつぶす姿が目立ちました。
その後、不祥事が重なり、採用を凍結する「改革大綱」ができた。その効果を検証しないままの採用再開は認められない。職員の年齢構成が崩れるなんて言い訳。アルバイトを雇えばいい。緊急時の対応だって、電気やガスを見れば民間でできないわけがない。
多発した不祥事の原因は上司が部下を管理できない人事制度に問題があったから。怠慢な職員に対しては、分限処分を厳格にやればいいのです。
◇むらやま・しょうえい◇ 2003年、京都市議に初当選。08年の前回市長選に落選後、10年に京都党を結成して代表に。昨春の市議選で自身を含め4人が当選を果たす。
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【京都市長選 2012】
どないする?京都(7完)
2012年01月20日
特別自治市構想
都道府県から権限の一部を移譲されている政令指定市。京都市は全国に19あるうちの一つだ。政策を素早く実行できるとされる一方、都道府県との間で非効率な「二重行政」が生じるとの指摘もある。
大都市制度のあり方が問われた昨年11月の大阪ダブル選。地域政党「大阪維新の会」は、大阪市と堺市を解体して大阪府が権限を吸収するという「大阪都構想」を掲げて圧勝し、その実現に向けて動き始めた。
一方、京都府と京都市は「府市協調」をうたい、中小企業への融資制度の一体化などを進めてきた。門川大作市長は「大阪とは違うやり方で二重行政を打破する」と表明している。
そんな門川氏は、政令指定市を都道府県から独立させる「特別自治市構想」を描く。指定都市市長会が2年前に提案したもので、副会長の門川氏は「今の制度では大都市に責任と権限に見合った財源が保障されず不十分」と訴えてきた。
これには山田啓二知事が「京都府が地理的に分断される」と疑問を投げかける。市長選で対立候補となる中村和雄氏も反対し、「京都市に税も機能も集中すれば、京都全体が機能不全に陥る」との考えだ。
■賛成 政策一元化で便利に■
同志社大大学院教授
新川 達郎さん(61)
大都市制度改革が持ち上がった背景には、人口減少社会の到来があります。大都市では今後、高齢者の人口が一気に増え、福祉や医療、教育政策をひとまとめにして変えていかなければ都市機能が維持できなくなる。指定都市市長会が特別自治市構想を掲げるのも、これらを一元的に展開したいからでしょう。
特別自治市が誕生すると、府県が権限を握る都市計画の決定や病院・薬局の設置許可が委ねられ、ハローワークの業務など雇用政策も独自にできるようになる。警察行政も担う。府県全体で優先度を決めていた信号機や横断歩道の設置は特別自治市だけで判断できる。運転免許証の更新も、区役所の窓口でできるようになるかもしれません。
特別自治市の市民が納めた税金は原則、市民だけのために使われる。人口の6割近くが京都市に集中する府は府税収入が激減することになるが、その分、国からの地方交付税を市町村に振り向ければ財政的な問題は解決できるでしょう。
今回の市長選で有権者に選択を迫るほどの争点にはならなくても、遠からず京都の未来を左右する重大なテーマになることは間違いありません。
◇にいかわ・たつろう◇ 専攻は地方自治論。東北大大学院助教授などを経て1999年から現職。現在、関西広域連合協議会副会長、京都府府民力推進会議委員。
■反対 府の南北分断まねく■
立命館大教授
村上 弘さん(57)
政令指定市は大都市を一体的に運営する制度であり、広域的な政策能力も高い。京都市の11区を見ても、きめ細かい住民サービスを提供していると思います。京都府から独立しないからこそ、お互い協力できるという長所もあります。
そんな政令指定市のメリットを捨ててしまう「大阪都構想」は、大都市の地域主権を否定するものです。これと対極にあるのが、府県から独立しようという「特別自治市構想」です。しかし、これが京都で実行されれば、府内が南北に分断されてしまい、府は京都市内に施設を置いたり徴税したりできなくなります。
府と市が似通った施設を別々に持つ「二重行政」の問題が指摘されます。でも例えば、私鉄や百貨店は大都市に複数あり、競争しながらも共存して機能を分かち合っている。府と市が複数の図書館や体育館を運営していても、それぞれ利便性が評価されるなら良いことではないでしょうか。
政令指定市にも改善すべき点はあります。例えば、成長戦略なんかは府と市が一緒につくればいい。まずは双方が常設の機関を設け、じっくり話し合えば今の制度のままで解決できる問題だと思います。
◇むらかみ・ひろし◇ 専攻は行政学・地方自治論。1983年、京都大大学院法学研究科修了。法学博士。共著に「大阪都構想Q&Aと資料」(公人社)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000185-mailo-l25
2012大津市長選:「大津の顔」どうする? 問われる市街地活性化策 /滋賀
毎日新聞 1月18日(水)14時53分配信
22日に投開票される大津市長選の争点の一つが、「大津の顔」である中心市街地の空洞化対策。JR大津駅前では再開発ビルが着工され、にぎわい創出の方策が問われている。活性化に向けた立候補者のマニフェスト(公約集)や主張を紹介する。【加藤明子】
市が進める中心市街地活性化基本計画(08〜13年)は、大津駅前と大津港を結ぶ回遊路整備▽町家など歴史的町並みの再生・活用▽琵琶湖岸の集客−−の3本柱で49事業に取り組む。市長選の立候補者はいずれも無所属で、弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦▽現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦▽医師の東昌子氏(49)=共産推薦=の3人。(届け出順)
◇世界視野に観光誘致−−越直美さん(36)=無新
越氏は来年度末の計画終了時に事業仕分けをして効果を検証する考え。大津駅前と浜大津を路面電車でつなぎ、人力車の導入も提案。京都の観光客を大津へ引き込むパッケージツアーを企画、京都駅に観光案内所も開設するアイデアだ。自らの英語力を生かしたトップセールスで国際会議や企業研修の誘致もアピールする。
◇実現性と実績を重視−−目片信さん(70)=無現
目片氏は琵琶湖を臨むなぎさ公園内のカフェ「なぎさテラス」(大津市打出浜)を例に、現在進める区画整理・再開発ビルや町家再生事業が活性化の起爆剤になると主張。大津ゆかりの戦国の人物や水城、町人文化を紹介する短編集「びわ湖大津の物語」を編さんし、大津駅の観光案内所のスペースや機能拡充でPRする。
◇区画整理事業を検証−−東昌子さん(49)=無新
東氏は、拡張が予定される区画整理事業を検証する住民の意識調査を実施する考え。中心部に乗り入れるコミュニティーバスを走らせ、歩道や駐車・駐輪場を整備するほか、高齢者や女性が長時間くつろげる集会所や図書館を設けて商店街に人を呼び込む。空き店舗を活用し、保育・子育てや介護サービスの事業所の集積も促すという。
1月18日朝刊
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これが先進的滋賀県の実力か?久しぶりに嘉田ちゃんのパワー炸裂したか?
2012年1月23日0時11分
全国最年少の女性市長誕生へ 大津で36歳越氏当選
http://www.asahi.com/politics/update/0122/OSK201201220043.html
大津市長選で当選を決め、嘉田由紀子滋賀県知事(右)と喜び合う越直美氏=22日午後10時13分、大津市木下町、飯塚晋一撮影
当選を決め、祝福の花束を受け取る越直美氏=22日午後9時42分、大津市木下町、飯塚晋一撮影
支持者と握手を交わす越直美氏(右)=大津市木下町
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大津市長選は22日投開票され、新顔で弁護士の越直美氏(36)=民主、社民、対話の会推薦=が、3選を目指した現職の目片信氏(70)=自民、公明推薦=と、新顔で医師の東昌子氏(49)=共産推薦=を破り、初当選した。対話の会は嘉田由紀子・滋賀県知事が顧問を務める地域政党。
越氏の当選で、全国最年少の女性市長が生まれることになる。滋賀県は都道府県で初めて、知事と県庁所在地の市長に女性が就く。投票率は44.15%(前回42.31%)だった。
現在の最年少の女性市長は兵庫県尼崎市の稲村和美市長(39)。2010年11月の尼崎市長選で、38歳で初当選した。
主要政党の地元組織は今回の大津市長選を次の総選挙の前哨戦と位置づけ、激しい選挙戦を展開した。
越氏は米ニューヨークの弁護士事務所で働いた国際経験と地元出身を強調し、子育て支援を訴えた。県選出衆参議員が6人いる民主に加え、社民が推薦。対話の会の推薦も得て、市内で約10万票あるとされる嘉田氏の支持票も取り込んだ。
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>>2098
>嘉田知事は「特定候補は応援しない」としている
だったんですけどねえ、建前は
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>>2118
私的な見解ですが、現職の目片信氏の敗因は、70歳という高齢や在任中の入退院があったこと(健康不安)から不利だったのではないかと見られます。
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http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120123000038
越旋風、湖都動かす 大津市長選
若さで勝利をもぎとった。22日投開票の大津市長選で、史上最年少となる女性市長の誕生が決まった。滋賀県の県都の未来を託されたのは、新人の弁護士越直美さん(36)。行政経験はなかったが、持ち前の笑顔と行動力で現職の厚い組織を打ち破った。「大津を変えたい」。政治不信が広がる中でも、ひたむきな訴えは有権者の心にしっかりと届いた。3選を目指した目片信さん(70)は支持をつなぎとめられず、医師として福祉充実を訴えた新人の東昌子さん(49)も敗れた。
「最年少女性市長の誕生だ」「滋賀県と大津市の連携を進めよう」。午後9時20分。越直美さんの「当選確実」の一報が大津市木下町の選挙事務所に伝えられると、約100人の支持者から割れるような歓声が湧き起こった。越さんは「大津を変えてほしいという大きな期待を受けた。若さを生かして市政を進める」と喜びを爆発させ、祝福に駆けつけた嘉田由紀子知事とがっちり握手した。
選挙カーを各地に走らせ、朝晩は駅前に立って熱意と若さをアピール。最年少女性市長を目指し、子どもを持つ同世代の母親の集まりに飛び込み、幼稚園や保育園のそばで支持を訴えるなど子育て支援充実を強調した。
「停滞か、飛躍か」。5年後に大津市は人口減少に転じると指摘し、危機感を前面に出して「今の大津のままではだめだ」と訴えた。現市政を「住民の意見が十分に反映されていない」「県とうまくいっていない」と批判し、嘉田知事との連携強化をアピールした。変革を求める市民の思いを受け止めた。
嘉田知事は「笑顔あふれる大津になるように力を合わせて頑張りたい」と当選を祝い、越さんは「子育てや介護ならば大津と言われるまちを目指し、観光面で大津のすばらしさを日本や世界にアピールしていく」と力強く抱負を語った。
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001201230005
越氏、湖都初の女性市長
2012年01月23日
当選を確実にし、万歳する越直美氏=22日午後9時41分、大津市木下町、飯塚晋一撮影
【変化求める声 風に】
大津市長選は22日投開票され、無所属新顔で弁護士の越直美氏(36)が、いずれも無所属で、現職の目片信氏(70)と新顔で医師の東昌子氏(49)を破り、初当選した。越氏は変化を求めた有権者の思いをくみ上げ、幅広い支持を集めた。新市長は県内初の女性市長となり、県と県都の首長がともに女性になるのは全国初。当日有権者は26万7426人で、投票率は44.15%(前回42.31%)だった。
「当選確実」の一報が入ると、大津市木下町にある越氏の選挙事務所に集まった支持者らから大きな拍手と歓声がわき上がった。越氏は「子育て支援や福祉、観光、行革などの問題に取り組みたい。市議会とは政策ごとに議論していく」と決意を新たにした。
東京やアメリカでの弁護士経験を経て、昨年11月に立候補を表明。民主や社民から推薦を得る一方、嘉田由紀子知事が顧問を務める地域政党・対話の会にも働きかけて推薦を取り付けた。自身のフェイスブックに嘉田知事とのツーショット写真を掲載するなどして「近さ」をアピール。2010年の知事選で大津市で10万票近くを取った「嘉田票」の取り込みを図った。
選挙戦では、知名度不足をカバーしようと市内全域をくまなく回り、夜遅くまで街頭に立った。個人演説会などでは、祖母の介護をきっかけに政治を志した経験を語り、待機児童の解消や中学校給食の導入など、子育て世代への支援策も訴え、支持を広げた。
民主党の国会議員らも連日応援に駆けつけた。地元の滋賀1区選出の川端達夫総務大臣は「全国最年少女性市長を誕生させよう」と呼びかけ、盛り上げた。
「投票率44.15%やや上回る」
大津市長選の投票率は44.15%と、前回の42.31%から1.84ポイント上昇した。国政の混乱や、年明けすぐの選挙ということもあり、有権者の反応は鈍く、各陣営ともアピールに苦心しながらの選挙となった。
戦後18回の市長選で、投票率の最高は1972年の72.38%。その後、3回連続で無投票が続き、88年は48.03%と、初めて5割を切り、96年には戦後最低の34.11%を記録した。その後の3回は40%台が続いている。
最近の選挙で見ると、大津市の投票率は昨年4月の県議選で49.33%、市議選は46.23%だった。一方、一昨年の参院選は61.28%、政権交代が問われた2009年の総選挙は70.37%となり、地方選挙よりも高い傾向を示している。
「県・市の連携強化必要に/解説」
「停滞から飛躍へ」を掲げた越直美氏が、現職ら2人を破って初当選を果たした。34万人の大津市のかじ取りは、全国最年少で県内初の女性市長となる越氏に託された。だが、市政を取り巻く環境は厳しさを増しており、財政再建や市街地の活性化、少子高齢化対策など、特効薬のない難しい課題が待ち受ける。
1970年代の大津市は革新系市長の下、「大津方式」と呼ばれる乳幼児検診システムを全国に先駆けて導入するなど、「高福祉」を進めてきた。
それから約40年。増え続けてきた人口は2017年には減少に転じるとされる。65歳以上の高齢者の割合が25%を超えるとみられ、今まで以上に高齢化対策が重要になる。税収の柱となってきた個人住民税が減少する一方、社会保障費などは増すため、財政の硬直化は一層進むだろう。
越氏はほかの候補と同様、保育所の建設による待機児童の解消や、特別養護老人ホームの定員増といった、子育て支援や医療福祉の充実を掲げた。また、JR大津駅前の再開発などの課題も残る。いずれも財源を必要とするもので、施策を効果的なものにするためにも、越氏がこれまで訴えてきたように、不十分だと指摘されてきた県と市の連携を強化する必要がある。
最初の関門は、新年度の予算編成だろう。審議する市議会は「オール与党」から一転するとみられる。口約束に終わらせずに実行する力量と工夫が新市長には求められる。(高橋玲央)
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http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20120122000087
実績及ばず「心残り」目片さん落選 大津市長選
落選の一報に、大津市におの浜3丁目のホテルに集まった目片信さんの支援者は言葉を失った。「多くの支援をいただいたが期待にそうことができず、心残り」。目片さんは深々と頭を下げた。
2期8年の実績を強調し、不安視された健康問題を拭い去ろうと、早朝の駅前に立って元気な姿もアピールした。推薦した自民、公明両党に加え、自治連合会など各種団体と連携して選挙を展開した。しかし、無党派層への支持は広がらす、変革を訴えた越さんにリードを許した。
目片さんは「市政はあらゆる分野に取り組まなければならず、簡単なことではない。地域ごとの課題に真剣に取り組んでいただきたい」と越さんにメッセージを送った。
自民県連の石田祐介幹事長は「次期衆院選への影響も大きい。敗れた要因を受け止め、反省したい」と語った。
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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012012390131941.html
大津市の2副市長辞意 越さん当選受け
2012年1月23日 13時19分
22日投開票の大津市長選で越直美さん(36)が現職の目片信さん(70)を破り当選したことを受け、同市の佐藤賢(70)、井上俊生(64)両副市長は23日、辞職する考えを明らかにした。
佐藤さんは、「新市長は変革を訴えて当選した。自分は目片市政の推進者であり、市政が停滞していたと言われればわれわれの責任になる」と理由を語り、井上さんは「これも市民の選択の結果。われわれがいないほうが改革が進む」と述べた。
2人は24日付の退職申し出書を、落選が決まった目片市長に提出し、受理された。
越さんは当選直後、両副市長の残留を望む趣旨の発言をしているが、佐藤さんは「社交辞令でしょう」と述べ、井上さんとともに慰留は受けない方針。2人はともに市職員出身。
一方、越さんは23日朝、大津市のJR石山駅前で、通勤通学の市民に「当選のお礼」のあいさつに立った。25日には初登庁し、史上最年少の女性市長の公務をスタートさせる。
(中日新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120124/shg12012402160003-n1.htm
大津市長に36歳女性、越氏 各党に期待と不安 滋賀
2012.1.24 02:16
■民主「党再生の土台」/自民「知事票上積み脅威」
大津市長選で、弁護士の越直美氏(36)=民主、社民推薦=が、現職で3選を目指した目片信氏(70)=自民、公明推薦=と医師の東昌子氏(49)=共産推薦=を破り初当選し、史上最年少の女性市長の座をいとめたことを受け、県内各党は23日、期待と不安を示した。民主は次期衆院選に向け「逆風が吹く中、再生につながる」と歓迎したのに対し、自民は嘉田由紀子知事の票が越氏に回ったとし、衆院選でも「知事票が脅威になる」との見解を示した。
◇
民主党県連の出原逸三幹事長は「政権政党となって初めての大津市長選で、必勝にこだわった。県連や、支持団体の連合滋賀が一丸となって戦うことができた」と分析。衆院選に向けては「政権に対する逆風の中、党の名前を前面に出して勝つことができ、再生の土台となった」と評価する一方で、「国会運営でつまずくと台なしになる可能性もある」と自戒した。
自民党県連の石田祐介幹事長は「(越氏に)『若さ』や『変革』などイメージ先行の選挙戦を許してしまった」と、目片氏側が明確な対抗軸を打ち出せなかったことを悔い、「党としての力不足を露呈し、衆院選にもいい影響はない」と反省した。
嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は越氏を推薦。嘉田知事は選挙中中立を守ったが、越氏の出発式で、知事の次男がマイクを握ったことについて、石田幹事長は「越氏には嘉田知事票の上乗せはかなりあったはず。衆院選でも脅威」と懸念した。嘉田知事は一昨年の知事選で約42万票の史上最多得票で再選している。
公明党県本部の梅村正代表は「目片氏の2期8年の実績のアピールが不十分で、市民から理解されなかった」とし、「衆院選とは候補者も課題も違い、影響は少ないと思うが、実績より、将来に期待する有権者の意思はしっかりと受け止めたい」と述べた。
共産党県委員会の奥谷和美委員長は「(東氏の)票数は思ったより伸びた。選挙中も民主党政権への市民の怒りを強く感じた。民主でも自民でもない選択肢として、衆院選を戦う土台はできた」と述べ、3月末までに衆院選1〜4区すべての候補予定者を選定する考えを示した。
大津市長選で自主投票としたみんなの党の蔦田恵子県議会第1支部長は「大阪市長選と違い、大津市長選は政策の争点がなかった。『風』が吹いただけで、衆院選で民主の勢いにつながるとは思えない」とし、越氏については「公約に具体性がなかった。これからどうやって市政運営するのか注視したい」と述べた。
◇
嘉田知事は県庁で報道陣に越氏の勝因について「市民の間に閉塞感が漂っていた。経験や実績の蓄積以上に、若さやチャレンジ、未来への可能性に期待が集まった」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000708-yom-pol
関西広域連合、政令市の議席調整が難航
読売新聞 1月25日(水)14時48分配信
関西広域連合(連合長=井戸敏三・兵庫県知事)の議会(定数20人)が、政令市加入に伴う議席配分の調整で難航している。
議席数は地域の思惑を反映する「影響力」に直結するため、政令市がある京都、大阪、兵庫の各府県が「議席の上乗せ」を求め、その他の県が「現行定数内の見直し」を主張して譲らない。新体制は、目指していた年度当初のスタートが極めて難しい情勢だ。
広域連合議会は、加盟府県の首長で構成する広域連合委員会の施策や計画を審議し、議決する機関。定数は各府県に最低1人を確保したうえで、「人口250万人に1人」を目安に加算して、現在は大阪5、兵庫4、京都3、滋賀、和歌山、鳥取、徳島各2。それぞれ府県議会の会派勢力などに基づいて議員が選出されている。
ここに、橋下徹・大阪市長に背中を押される形で京都、大阪、堺、神戸の4市が昨年末一斉に加入を表明し、議席割り当ての必要が生じた。
政令市がない滋賀、和歌山など4県議会は、「京都、大阪、兵庫の議席は、すでに政令市を含む人口規模に応じて配分されているのだから、政令市に議席を譲るべきだ」と主張。議員報酬(年2万4000円)の問題というより、都市部の府県の発言力が増し、相対的に存在感が低下することへの警戒感がある。
京都、大阪、兵庫の府県議会は「政令市分の増員を」と求める。大阪府議の1人は「削減になると、(府議会の)どの会派の議席を減らすかという話になり、難しい」と話す構成府県への割り当て全体を大幅に増やすアイデアも浮上しているが、「抜本的に見直すと、議論がさらに長引く」(連合議会事務局)との懸念もある。
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120118ddlk26010437000c.html
再戦へ:2012京都市長選/上 前回951票差 立候補予定2氏、同じ顔ぶれ /京都
951票差。投票総数の「0.22%」が明暗を分けた現職の門川大作(61)と新人で弁護士の中村和雄(57)が再び相まみえる構図が固まりつつある京都市長選。今月22日の告示を前に因縁の再戦の底流に迫る。【古屋敷尚子】
◇門川大作氏「課題は現場に」小まめに市井へ/中村和雄氏、昨夏からミニ集会重ね手応え
「お久しぶりです」。前回市長選から2年9カ月後の10年11月11日、京都地裁の101号法廷。中村は少し笑みを浮かべ、証言台の門川にあいさつした。門川は硬い表情を崩さなかった。
門川の市教育長時代の業績を紹介した書籍を市教委が購入・配布したのは違法として、門川ら市幹部に損害賠償を求めた住民訴訟の口頭弁論。証人として出廷した門川の言動を傍聴席を埋めた住民側支援者が見つめた。
住民側代理人の1人の中村はその後は淡々とした口調で「掲載写真はいつ撮影したのか」などと質問し、門川は「知らない」「そんなことはない」と短い言葉を連ねた。
訴訟は、書籍が選挙での宣伝目的だったかどうかなどを争点に今も同地裁で続く。
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「課題も解決策も現場にある」が口ぐせの門川は土日も小まめに地域イベントに顔を出す。「市長さんや」。トレードマークの着物姿で街に出ると、市民に囲まれ握手を求められることも。「最初は正直、お調子者だと気に入らなかった」と明かす経済界の有力者も「夜は1日何件も飲み会を渡り歩き、誰とでも気さくに意見を交わす。応援したくなるのが人情でしょう」と苦笑する。
教育行政畑を歩いた門川は前回、桝本頼兼前市長の事実上の後継として出馬。知名度不足は否めず、予想以上の苦戦を強いられた。
民主、自民、公明などの推薦で現職として挑む今回は陣営内に「圧勝が絶対条件だ」との声もあるが、「中村の支持層は(推薦の)共産だけではない。楽観は禁物」とくぎを刺す市議会与党幹部もいる。
一方、15万票以上を集めて敗れた中村は、その直後から「票の重みを考えれば、再挑戦するしかない」と覚悟を決めたという。社会派の弁護士に戻り、市民団体「市民ウォッチャー・京都」事務局長として、情報公開請求や住民訴訟などで門川市政に対峙(たいじ)した。
得意とするのは労働問題。非正規雇用労働者の雇い止め訴訟の代理人を務め、学習会の講師としても全国を飛び回った。
昨年7月30日に立候補を表明して以来、子育て中の母親や中小企業経営者らとのミニ集会を重ねた。「『来てほしい』と声をかけられることも増えた」と手応えを感じている。
集会に参加した2児の母親(33)は「共産党系の候補に投票したことはないが、市政を変えてくれそうな気がする」と話した。
アプローチの仕方は異なるが、無党派層への浸透を競い合う。(敬称略)
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120119ddlk26010471000c.html
再戦へ:2012京都市長選/中 公契約条例と公契約基本条例? /京都
◇早くも「公約」で“火花”
「え、これってパクリじゃないの 『公契約条例』と『公契約基本条例』?」−−。現職の門川大作(61)のマニフェスト発表から3日たった今月13日、新人の中村和雄(57)がツイッターでこうつぶやいた。
中村は08年の前回選でも、公共工事で適正な雇用条件の確保を規定する同条例を掲げたが、今回さらに「地元中小企業を優先し、下請け、孫請けを市内に本社がある企業に限定する」とする内容を盛り込んだマニフェストを昨年12月21日に発表した。
門川はその直前の同19日、市長としての記者会見で、新たに創設する民家の耐震補強への助成金制度で発注先を市内業者に限定することや、橋の耐震工事でも市内業者を優先すると発表した。
さらに今月10日に発表したマニフェストにも「市内中小企業の受注機会を拡大する」などとする「公契約基本条例」を盛り込んだ。中村の公約と似ているとの報道陣からの質問に「市議会与党からも推す声があり、これまで検討してきた」と答えた。
同条例をめぐっては、前回選後から共産が市議会の一般質問で必要性を指摘。昨年9月議会で民主が制定を求める質問をすると、それまで消極的だった市の姿勢が変わり、門川は「研究したい」と前向きな答弁をした。
中村は「地元中小企業への発注に同じ問題意識を持つのは喜ばしい」としながらも「選挙前に発表するなら、なぜこの3年10カ月の間にやらなかったのか」と批判する。
原発問題についても同じような状況がある。中村は「10年以内に原発をゼロに」と掲げたが、門川も「できるだけ早く持続可能なエネルギーに転換し、原発をなくす」と脱原発依存を掲げ、会見で「中村さんと同じ路線だ」と言い切った。ただ、門川は、国が万全の安全基準を定めるとの条件付きで「エネルギーが足りないと企業が海外に流出する。全ての再稼働を認めないとは言わない」とも付け加えた。
門川陣営のある市議は「争点化を避ける手法は見事」と、そこには門川の“戦略”があるとの見方だ。門川は集会などの場で「(マニフェストの一部が)似ている、と言われるが、実行力、実現可能性に大きな差がある」とアピールしている。(敬称略)【古屋敷尚子】
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http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20120120ddlk26010472000c.html
再戦へ:2012京都市長選/下 勝手連と経済界 立候補予定2氏、支持固め着々 /京都
◇政党の枠超え、政策で支援
「脱原発の市長を誕生させよう」。そんな熱気の中、新人の中村和雄(57)=共産推薦=が力を込めた。「私は共産党にかつぎ出されたのではない。こういう運動を広げてください」
今月8日、京都市東山区で開かれた集会。主催したのは主婦や会社員、カフェ経営者らで昨年10月に発足した「中村和雄さんを市長にしよう! 勝手連」。237人(18日現在)が賛同人に名を連ねる。多くが無党派の立場で集会やビラ配布を続ける。
集会の参加者の一人は中村に「報道などで『共産対非共産』の構図が強調されているが、それだけでは京都市を変えられない」と訴えかけた。
「勝手連」が中村の政策で特に期待するのが脱原発。司会者が「京都市中心部は若狭の原発群から60キロ。私たち自身の課題だ」と強調すると、中村も「脱原発を明確にする市政を実現する」と応じた。
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「日ごろからご支援をたまわっていますが、今年はことのほかお世話になります」。今月5日、下京区で開かれた京都商工会議所など府内の経済4団体の年賀交歓会で、現職の門川大作(61)=民主、自民、公明、みんな、社民府連推薦=はこう切り出し、約1000人の出席者を沸かせた。門川はさらに「経済界の願う政策と市の政策を完全に融合させる」とアピールした。
経済界は門川支援で結束している。門川の選挙母体「未来の京都をつくる会」会長に、前回選に続いて同商議所の立石義雄会頭が就任。経済団体の代表らが役員に名を連ねる。
「私たちは門川さんの実績と政策で支援を決めた」。同商議所幹部は非共産の枠組みに合わせた形式的なものではないと強調する。
経済4団体は昨年11月、門川の前回選マニフェストと1期目の実績を比較した。京都の伝統と先端技術を生かした産業育成を目指す「知恵産業融合センター」(下京区)を実現させたことなどを評価。さらに今回のマニフェストには「知恵産業創造ファンド(仮称)」創設など4団体の要望した施策が盛り込まれている。
着々と「オール京都」態勢を築きつつある門川陣営だが、同商議所幹部は不安も口にした。「大阪ダブル選で示されたように、既存の政党や組織への不満、閉塞感の打破を望む声は京都にもあるかもしれない。それがどう反映するのか」(敬称略)【太田裕之】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120125-00000116-mai-soci
<大阪府>道頓堀川をプールに…「10大名物づくり」で提案
毎日新聞 1月25日(水)22時36分配信
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大阪府の松井一郎知事が長さ2キロのプール整備の検討を表明した道頓堀川=大阪市中央区で2012年1月25日、三村政司撮影
道頓堀川をプールに−−。大阪府の松井一郎知事は25日の記者会見で、2015年の道頓堀完成400周年に合わせて、長さ2キロのプールを整備し、「世界遠泳大会」の開催を検討する考えを明らかにした。会見に先立つ同日の府市統合本部の会合で、特別顧問の堺屋太一・元経済企画庁長官はプールを有料化し、収入を得るアイデアも披露した。
堺屋氏は会合で、大阪の「10大名物づくり」の一つとして提案した。
道頓堀川を管理する大阪市は噴水を整備して水中の酸素量を増やしたり、専用船で毎日、水面清掃を行ったりするなどの水質改善策に取り組んでいる。松井知事は会見で「道頓堀の管理権は府にはなく、大阪市にあるが、プール(の整備)はやりたい」と語った。ただ、道頓堀川の場合、遊泳場の可否基準となるCOD(化学的酸素要求量)は基準を満たすものの、大腸菌数は高い時で基準の約700倍もある。
道頓堀川では01年にも、街おこし団体が04年夏の水泳大会開催を目指し、河川美化などの活動を行ったが、実現には至っていない。
道頓堀川沿いを散策していた人の反応はさまざま。台湾から4泊5日で旅行に訪れた男性の翁正聲さん(36)は「グッドアイデア。もし泳げるならぜひ泳ぎたい」と歓迎する。大阪市に住むフリーターの青木藍美さん(21)は「絶対無理。きれいにならないだろうし、入りたくない。泳ぐなら須磨海岸(神戸市須磨区)に行く」と話した。【堀文彦】
◇堺屋太一氏が提案した「10大名物づくり」◇
(1)道頓堀川に2キロのプールをつくり、「世界遠泳大会」を開催
(2)15年ごろに「大阪都発都記念大博覧会」を開催、シンボルとして大阪城公園と天満公園を結ぶ大歩道橋をつくる
(3)御堂筋の美術デザインストリート化
(4)大阪市内か堺市に1万平方メートルの映像「ヘクタール・ビジョン」をつくり、CMなどを上映
(5)近鉄阿倍野タワーに「驚愕(きょうがく)展望台」の設置を依頼
(6)JR大阪駅大屋根下に「空中カフェ」を再開
(7)北ヤード2期工事に高層マンションと空中緑地を実現
(8)北ヤード1期の「ナレッジキャピタル」を世界的名物になるよう改善
(9)咲洲または南港にエレクトロ・ゲーム・センターをつくる
(10)関空と舞洲を一体開発、「国際特区」にする
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120127k0000m040108000c.html
橋下市長:「目安箱」にメールや手紙 「通報」続々
橋下徹・大阪市長 大阪市の橋下徹市長が、市職員からの内部告発などをメールや手紙で受け付け始めたところ、多くの「通報」が寄せられていることが市への取材で分かった。橋下市長は自分のメールアドレスを全職員に公開、「(通常の)ラインでは上がってこない貴重な情報がどんどんくる」と独自の情報収集術に胸を張る。しかし、「密告奨励」とも取れる手法で、「職場がギスギスし始めた」との声が出ているほか、専門家も「職員同士の連帯を損なう」と指摘している。
「(市の労働)組合の意向で昇任試験の受験を遅らされた」「組合に迎合する(区役所の)総務課長だと、組合(の人事)案を受け入れてしまう」
昨年末に橋下市長が就任した際、職員から複数のメールが寄せられた。労働組合が市の人事に介入しているとの証言で、橋下市長は不当な介入がないか、調査を指示した。
年明けには市教育委員の視察に関する情報もメールで寄せられた。今月10日の市長と教育委員の意見交換会の直前、学校視察が駆け込み的に行われたという内容で、橋下市長は視察の実態を市教委に報告させた。病気休職の不正取得の手口を通報するものもあった。
市は市長へのメールの数を明らかにしていないが、橋下市長は「すごくたくさん来ている。しっかり厳正に対処したい」と話す。
また、手紙で受け付ける「目安箱」を今月設けたところ、20日間で約50通が届いた。所定の様式に従って市役所に郵送すると、市長に直接届き、他の職員が中身を見ることはないという。
職員からの内部告発は、橋下市長が進める公務員制度改革や労働組合との関係見直しなどに直結している。告発を奨励するため、市と市教委の懲戒処分の指針も改め、職員が不正行為に関係していても市に通報して不祥事の全容解明に貢献した場合、処分を軽減することを明記した。原則免職にはしないこともルール化し、25日から運用している。
一方、こうした手法を問題視する声も上がる。24日の市教育委員会会議では、指針を改めることについて、委員の一人が「信頼関係を生む仕組み作りが重要ではないか」と指摘した。ある職員は「『壁に耳あり、障子に目あり』という感じで萎縮している職員もいる」と打ち明ける。別の職員は「内部告発は中傷の類いも少なくない。市長が偏った情報で判断を誤らなければいいが」と戸惑いを見せた。【林由紀子、原田啓之】
◇目安箱
享保の改革で知られる8代将軍、徳川吉宗が1721年、江戸城竜ノ口評定所前に設置。民心把握や施政の参考意見を得るため、一般庶民に不満や要望を直訴させた。投書は将軍自らが検分。これにより小石川養生所の設置や、江戸市中の町火消の整備などが実現した。
毎日新聞 2012年1月27日 1時12分(最終更新 1月27日 3時54分)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120126-OYT8T01273.htm
同会派議員「なぜ白票」 奈良市議長選
北氏「共産と共闘に抵抗感」
昨年6月の奈良市議会議長選で白票を入れたのは、上原雋(しゅん)議長と同じ会派「政友会」の北良晃議員だった。読売新聞の取材と大阪地検特捜部の任意の事情聴取に対し、沈黙を破って明らかにした事実。上原議長を誕生させた同じ会派の議員は「いったい、なぜ」と戸惑いを隠せない。一方、他会派の議員からは複雑さを増した同議長選の構図について、前議長の山本清容疑者(74)が逮捕された贈賄申し込み事件とともに、全容解明を求める声が上がった。(岡本輝之、白石佳奈)
選挙から7か月たってようやく明らかになった白票の投票者。北氏は26日朝、市内の自宅で取材に応じ、「自分は自民党籍を持っており、議長選で共産党と組むことになる政友会の方針には抵抗があった。私自身の判断だ」と白票に込めた思いを説明した。
これまで黙っていた理由は語らず、山本容疑者が所属していた会派「政翔会」から議長選での共闘を持ちかけられなかったか問うと、「捜査にかかわるので言えない」と繰り返し、「これからまた聴取があるので」と話を切り上げた。
議長選では、上原氏と、山本容疑者らが推す公明党の山中益敏議員が19票ずつ獲得。くじ引きで上原氏が当選したが、白票を誰が入れたか、捜査でも焦点の一つとなっていた。
北氏が自分の会派が推す上原氏に投票しなかったことについて、政友会の東久保耕也議員は「入れたのは別の人だと思っていた。彼なりの考えがあったのだろう」と言葉少なだった。
他会派の議員からは今後の捜査に期待する声が相次いだ。共産党の松岡克彦議員は「山本容疑者が天野秀治議員に白票を依頼していただけに、特捜部には徹底的に調べてほしい」と強調し、天野氏も「さらに組織的な関与がなかったか捜査して」と力を込めた。
一方、山中氏は「北氏が個人で判断したのなら、とやかく言うものではない。現段階では何とも言えない」と困惑した。
(2012年1月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120128-OYT1T00052.htm?from=tw
橋下流500万円選挙、過去20年で最低
大阪市の橋下徹市長が昨年11月の市長選で支出した選挙運動費用は約500万円で、過去20年間の当選者中、最も低額だったことがわかった。
同日選の大阪府知事選でタッグを組んだ松井一郎知事と選挙事務所を共用するなど節約に努めた効果が表れた。対抗馬の平松邦夫・前市長に比べても約3分の1に抑えた〈格安選挙〉に、選挙の専門家からは「知名度抜群の橋下氏ならでは」と驚きの声が上がっている。
市選管に提出された収支報告書によると、橋下氏の支出額は500万7996円で、最も安かった1999年の磯村隆文氏を大幅に下回った。昨年4月の大阪市議選では区単位の選挙区で600万円近く使った議員もおり、安さが際立つ。
歴代当選者と最も差が大きいのは、選挙事務所費とみられる。総額1557万5470円を支出した平松氏と最大の差が出たのもこの点で、平松氏の約572万円に対し橋下氏は約75万円。「一部の有権者の目にしか触れない事務所を豪華にしても仕方がない」と、自らが代表を務める大阪維新の会が入るビルを松井氏と共用し、賃料などは維新も含めた三者で負担した。
(2012年1月28日10時17分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120129/waf12012918300008-n1.htm
京都市長選ラストサンデー、脱原発俳優VS大物国会議員
2012.1.29 18:29 (1/2ページ)[west政治]
告示から1週間となった京都市長選(2月5日投開票)は29日、折り返しの日曜日を迎えた。新人と現職の一騎打ちが展開される中、脱原発俳優や大物国会議員が応援のため京都入りし、それぞれ支持を訴えた。
新人で弁護士の中村和雄氏(57)=共産推薦=の陣営には、脱原発運動を進める俳優の山本太郎さんが応援に駆けつけ、繁華街の四条河原町など2カ所で街頭演説を行った。
山本さんが「一刻も早く原発を廃止しなければ安全が担保されない」と声を振り絞ると、写真を撮る買い物客の姿も。中村氏も「原発はもうやめると京都から言っていかなくてはならない」と訴え、そろって脱原発の主張を繰り広げた。
一方、現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、社民、みんな推薦=の陣営では、京都府選出で自民党の谷垣禎一総裁が初めて京都入りした。
谷垣氏は選挙事務所で門川氏と握手を交わし、「(昨年の)大阪市長選後、関西の政令市の京都がどういう選挙をするか、全国が注目している」と激励。門川氏は「大好きな京都のため頑張り抜く」と応じた。谷垣氏は夜の個人演説会2カ所でもマイクを握った。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120127/waf12012711090008-n2.htm
議会がイジメ? 滋賀・大津の最年少女性市長、少数与党で「予算案どうなる!」
2012.1.27 11:05
史上最年少の女性市長に就任した大津市の越直美(こし・なおみ)市長(36)は、大枠が固まった新年度予算案を「マニフェスト実現のため見直す」と明言、「越カラー」に組み替える方針を固めた。だが、選挙戦では市議38人のうち明確に越市長を支援したのは6人で、組み替え予算案が可決されるかどうかは微妙だ。越市長が連携を強調する嘉田由紀子滋賀県知事(61)も少数与党の議会対策に苦慮。女性ペアのトップは同じ「壁」に直面している。
22日に投開票された大津市長選で、越市長は民主、社民、嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)から推薦を受けた。これに対し、落選した目片信(まこと)前市長(70)を自民、公明が推薦。越市長についた市議は民主系の6人しかいなかった。
市では昨秋から予算編成を始め、市長選前の今月11日に大枠が内示されていたが、越市長は当選後、市幹部にマニフェストを予算に反映させるよう指示している。当初予算は骨格予算としたうえで、詳細を検討。中学校給食の配食サービスや待機児童解消などの施策を盛り込み、6月定例議会で「越カラー予算案」を提案したい考えだ。
ただ、目片前市長を支援した市議会最大会派で自民系の湖誠会の竹内照夫幹事長は「市長は執行権があり、発言には責任が伴う。すべてを否定するわけではないが、悪い政策には反対する」と断言する。
越市長は「意見が合う、合わないはある。議案ごと政策ごとにねばり強く話し合っていきたい」と話すが、市議会の野党会派には反発が広がっている。
報道陣から越市長へのアドバイスを問われた嘉田知事は「政策を訴え続ける王道で進むしかない」と話したが、知事も議会に翻弄されている。昨春の県議選(定数47)後、対立する自民会派が20人から26人に、知事与党の対話の会と民主会派は21人から17人になり勢力図が逆転。自民会派に、昨年の9月議会で再生可能エネルギー調査費を予算案から削除されるなど目玉施策に次々に待ったをかけられている。
越市長と市議会の関係について、保守系県議の1人は「市長と対立姿勢を強調しすぎると、市民には市長をいじめているように映ってしまう。やり過ぎると次期衆院選にマイナスの影響が出る可能性がある」と話している。
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http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012901001426.html
京都市長選情勢、現職が先行 追う共産系新人
新人と現職の一騎打ちとなった京都市長選(2月5日投開票)で、共同通信社は26日から28日、電話による世論調査を実施し、情勢を分析した。
無所属現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、社民、みんな推薦=が先行。無所属新人の弁護士中村和雄氏(57)=共産推薦=が追う展開となっている。ただ約4割が投票先を「まだ決めていない」と回答しており、情勢は変化する可能性がある。
政党別では、門川氏は民主、自民両党の支持層の約6割から支持を受けている。中村氏は共産党の約8割を固めた。約5割いる無党派層では門川氏が中村氏を上回った。
2012/01/29 19:14 【共同通信】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000084-jij-pol
被災3県、4万人の転出超過=大阪圏、38年ぶりに転入超に―11年の人口移動状況
時事通信 1月30日(月)16時25分配信
総務省は30日、住民基本台帳に基づく2011年の人口移動状況を発表した。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県では、合計で転出が転入を上回る転出超過が4万1226人を記録。高度成長期で出稼ぎなどの多かった1970年以来41年ぶりに4万人を上回った。
また、3大都市圏のうち大阪圏(大阪、兵庫、京都、奈良各府県)では、73年以来38年ぶりに転入が転出を上回る転入超過を記録。東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉各都県)は6万2809人の転入超過だったものの、千葉が55年ぶりに転出超過となったことなどが影響し、超過幅は前年から3万20人減少した。同省は、震災を受け企業がリスク分散を図ったことなどが影響しているとみている。
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無風だと思ってたら、なにがあったんだ?
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=225480
印南町長に日裏氏 現職を大差で破る
任期満了に伴う和歌山県印南町の町長選挙が29日投開票され、前町議の日裏勝己氏(61)=無所属=が、現職で自民推薦の玄素彰人氏(38)=無所属=を1392票の大差で破って当選した。玄素氏の政治手法を「トップダウン」などと批判し「住民目線のまちづくりを進める」と訴え、支持を集めた。当日有権者数は7510人、投票率は86・75%で前回(2008年2月)を0・92ポイント下回った。
町長選をめぐっては玄素氏が昨年3月、2期目を目指して立候補を早々と表明。当初は無投票になると見られていたが、日裏氏が昨年末「玄素町政は住民目線での行政運営をしていない」などとして出馬の意向を表明したことで一転して選挙戦になった。
日裏氏は玄素氏の政治姿勢を批判しつつ、政策面では町長報酬の削減や現町政が2013年の完成を目標に実施するとしている高台への庁舎移転計画について、必要性は認めつつも「一時凍結する」と訴えた。同町の山間部にある真妻地区出身の日裏氏は町内各地で精力的に街頭演説を行い、特に大票田である印南や切目地区での支持獲得に力を入れた。
一方、玄素氏は1期4年で「約300の事業や改善を実施した」と実績を強調し、取り組みの継続を訴えたが及ばなかった。
■印南町長選開票結果 確定
当 3,934 日裏勝己 61無新(1)
2,542 玄素彰人 38無現
▽有効6,476 ▽無効39 丸数字は当選回数(敬称略)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000146-mailo-l30
選挙:印南町長選 新人の日裏氏当選 庁舎移転凍結で支持 /和歌山
毎日新聞 1月30日(月)12時43分配信
任期満了に伴う印南町長選が29日、投開票され、新人で前町議の日裏勝己氏(61)=無所属=が、再選を目指した現職の玄素彰人氏(38)=無所属、自民推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は86・75%(前回87・67%)。当日有権者数は7510人(男3511人、女3999人)。
選挙事務所に集まった支持者を前に、日裏氏は喜びと抱負を述べた。
日裏氏は、現町政を住民目線に立っていないと批判。東海、東南海、南海地震による津波に備え、庁舎移転を一時凍結し避難道路などの整備を優先することや、町長報酬減額、企業の誘致などを訴え支持を得た。
一方、玄素氏は、実績と若さを強調。庁舎の高台移転や阪和自動車道印南サービスエリアへの高速バス停の設置などを公約に掲げたが及ばなかった。【山中尚登】
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◇開票結果=選管最終発表
当 3934 日裏勝己 61 無新
2542 玄素彰人 38 無現
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◇印南町長略歴
日裏勝己(ひうら・かつみ) 61 無新(1)
[元]町議▽地域おこし団体代表[歴]会社社長▽御坊商工高
1月30日朝刊
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そいや、最近 二階の噂聞かないですね。何してんすかねえ
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>>2136
http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120130000014
門川氏優位な戦い 京都市長選、世論調査 中村氏懸命に追う
2月5日投開票の京都市長選について、京都新聞社は28日までの3日間実施した世論調査に、これまでの取材を加味して情勢を探った。前回市長選で接戦を繰り広げた2人の再対決は、実績を前面に掲げる現職の門川大作候補(61)=民主、自民、公明、みんな推薦=が優位に戦いを進めており、市政刷新を訴える弁護士の中村和雄候補(57)=共産推薦=が懸命に追う展開となっている。ただ調査時点で誰に投票するか態度を決めていないと回答した人が4割に上り、終盤の戦いや投票率の動向によって情勢は流動的だ。
■態度未定4割 福祉重視が最多
市議会与党や連合京都などの支援を受ける門川候補は、全11行政区でほぼ優勢に立つが、左京、東山区ではやや伸びを欠く。推薦を受けた民主、自民支持層の6割、公明支持層の8割を固めているが、支持政党なしの「無党派層」は3割強にとどまり、十分に浸透していない。
一方、共産や京都総評などが推す中村候補は、左京区で門川候補と拮抗(きっこう)しているが、新人4人が争った前回市長選で門川候補の得票数を上回った北、南、右京区でいずれも伸び悩んでいる。共産支持層の8割近くを固め、門川候補を支持する社民にも支持を広げているが、無党派層を含む他党への広がりは勢いを欠いている。
年代別では、門川候補は各世代から支持を集め、中村候補は20、60代の支持が多い。
1993年選挙以降6回連続の「共産対非共産」の二極対決の中、選挙への関心度は前回市長選よりやや高い傾向を示している。投票する際に重視する基準でも、政策やマニフェスト(公約)を重視する傾向が強まっており、選挙も後半に差し掛かり、両候補とも政策が問われそうだ。
また、最も重視する分野としては介護・福祉・医療を挙げる人が4割を占め、進むべき京都の都市イメージでも「福祉先進都市」とする人が最も多かった。原発問題や財政再建だけにとどまらず、少子高齢化を見据えた論戦も求められる。
<調査方法> 26日から28日まで、京都市の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける調査法で、有権者のいる2008世帯にかかり、うち1206人から回答を得た。
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>>2132
http://www.nara-np.co.jp/20120128093950.html
北氏「白票投じた」 - 政翔会の関与焦点/奈良市会議長選
2012年1月28日 奈良新聞
昨年6月の奈良市議会議長選をめぐり、大阪地検特捜部が最大会派・政翔会(浅川仁幹事長、当時8人)所属で議長だった山本清容疑者(74)を、白票を投じるよう依頼した贈賄申し込みの疑いで逮捕したが、27日までに、現議長が所属する政友会(土田敏朗幹事長)の北良晃議員(67)が奈良新聞の取材に対し「白票を投じた」ことを認め、政翔会からの依頼や金品の授受については「お話しできない」と述べ、否定しなかった。特捜部の任意の事情聴取に応じ、供述しているという。北議員以外にも複数の市議が特捜部による任意の聴取に応じているもようで、全容解明に向けた捜査が進められている。北議員が白票を投じたことが明らかになったことで、政翔会による関与が大きな焦点になってきた。
議長選は上原雋氏(政友会)と山中益敏氏(公明党)が同数の19票で、白票が1票だった。くじ引きで上原議長が誕生したが、政翔会が無所属の4議員とともに公明候補に乗ったことから、白票の数の出方によって当選が決まる展開だった。後に山本前議長らによる無所属議員への白票工作が発覚し、贈賄事件に発展した。
議長選当時から、各派の議員数から白票を投じたのは、当時幹事長だった上原・現議長会派の政友会議員とみられていた。
上原議長と同会派でありながら白票を投じた理由について、北議員は「(自分は)自民党員であり、共産党と組むのに抵抗があった。政翔会が候補を出すと言っていたので、候補が3人であれば白票を投じても(上原議員の当選には)影響がないだろうと思った」と説明している。
また政翔会からの働きかけや、金品の授受の有無などについては「大阪地検が捜査中であり、お話できない」としている。
北議員から報告を受けたという土田幹事長は「私に対しては政翔会との接点などについては語っていない。『共産党と共闘することが嫌で白票を投じた』と聞いている。まさかという思いで残念。今後、経緯なども含め慎重に検討して対応したい」と話している。
これまでに山本容疑者が、無所属の天野秀治議員に現金20万円や米5年分を渡す見返りに白票依頼した疑いで逮捕されている。また政翔会入りが約束されていたとされる当時副議長の中西吉日出議員(無所属)も酒井孝江議員(同)に肉や常任委員会ポスト、市議選での票などを見返りに白票依頼していることが発覚、副幹事長の森田一成議員も天野議員に委員長ポストを条件とした白票依頼が明らかになっている。
こうしたなかで北議員への政翔会の関与が、大きな焦点になってきた。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120128-OYO1T00306.htm?from=main3
橋下氏 市長選の選挙運動費用わずか500万円
平松氏の3分の1
大阪市の橋下徹市長が昨年11月の市長選で支出した選挙運動費用は約500万円で、過去20年間の当選者中、最も低額だったことがわかった。同日選の大阪府知事選でタッグを組んだ松井一郎知事と選挙事務所を共用するなど節約に努めた効果が表れた。対抗馬の平松邦夫・前市長に比べても約3分の1に抑えた〈格安選挙〉に、選挙の専門家からは驚きの声が上がっている。
市選管に提出された収支報告書によると、橋下氏の支出額は500万7996円で、最も安かった1999年の磯村隆文氏を大幅に下回った。昨年4月の大阪市議選では区単位の選挙区で600万円近く使った議員もおり、安さが際立つ。
歴代当選者と最も差が大きいのは、選挙事務所費とみられる。総額1557万5470円を支出した平松氏と最大の差が出たのもこの点で、平松氏の約572万円に対し橋下氏は約75万円。「一部の有権者の目にしか触れない事務所を豪華にしても仕方がない」と、自らが代表を務める大阪維新の会が入るビルを松井氏と共用し、賃料などは維新も含めた三者で負担した。
また前回知事選では、知人の画家がデザインした事務所の看板に約390万円を支出したが、今回の市長選では、名前入り懸垂幕3枚(12万6000円)を掲げただけ。知事選時のスタッフ用ジャンパー約100着を再利用した。
橋下氏の後援会幹部は、「市長からは当初、『50万円でやって』と言われたほど。とにかくお金をかけない選挙に徹するよう指示された」と振り返る。
松井氏は728万円
一方、松井知事の支出額は728万6546円で、1995年に初当選した横山ノック氏の約395万円に次ぐ安さ。橋下氏の前回知事選の支出額は、約2700万円だった。
22日の大津市長選で初当選した越直美市長の陣営を支援した選挙プランナーの松田馨さんは、「政治団体のビラなど維新の会が支出した費用もあるだろうが、それでも驚きの安さ。名を売ろうと思えば金がかかるのが選挙の常識。圧倒的な知名度と話題性があってこその手法だ」と話している。
(2012年1月28日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001201310002
県VS.市長会/負担巡り溝
2012年01月31日
ケアを受ける重症心身障害児・者。介護態勢の維持が求められている=野洲市北桜のびわこ学園
【びわこ学園特別加算費問題/リポートしが】
草津、野洲両市にある重症心身障害児・者施設「びわこ学園」への特別加算費の負担をめぐり、県と県市長会が対立している。県が提案した18歳以上の入所者分の加算費を県と市町で折半する案に県市長会が反発。県は関連予算を新年度予算に盛り込むため、近く方針を示す予定だが、県市長会の反応次第では、決着が4月以降にずれ込む可能性もある。
きっかけは国の制度改正だった。児童福祉法と障害者自立支援法が改正され、18歳以上の障害者の援護主体が今年4月に県から市町へ移る。このため、県は昨秋、18歳以上の長期入所者分の特別加算費(1人当たり月6万8千円)の半額を市町に負担するよう求めた。
だが、びわこ学園の長期入所者232人のうち、県が引き続き全額負担する18歳未満はわずか8人。「このままでは県の負担が減るだけで不公平」とする市町の声を受け、県は「新たな枠組み」として、通所施設への加算費を支給する市町に半額補助する案を提示。
また、重症者の受け入れのため改修を計画する通所施設には費用の4分の3を県独自で補助する制度も盛り込んだ。
新たな枠組みを4月からスタートさせるため、嘉田由紀子知事は昨年末、市町長らと意見交換。近江八幡と彦根両市が難色を示す一方、ほかの自治体は受け入れの意向を示したが、年が明けて情勢が一変。県市長会は13日、「参加しない市町の不足分を他の市町の負担で補うことになり不公平だ」として開始の延期を申し入れた。
嘉田知事は31日にも方針を示す予定だが、県健康福祉部の渡辺光春部長は「新たな枠組みでいくにしろ、現行の枠組みを続けるにしろ、県市長会がどう対応するか分からず、展望が見えない」と顔を曇らせた。
(厳しさ直面/家族・関係者)
西日本初の重症心身障害児施設として1963年に開設されたびわこ学園には現在、2施設合わせて長期入所者232人、短期入所者20人が暮らす。先天性の病気や出生時の異常などによる重い障害のため、寝たきりの人が多く、食事から排泄(はい・せつ)まで全面的な生活介護が必要だ。
そのため、介護職員と入所者の比率は1対1で、他の障害者施設よりも多くのスタッフを抱える。県が70年に長期入所者を対象に特別加算費の給付を始めたのは、この手厚い介護態勢を保つのが目的だった。
社会福祉法人びわこ学園の松本哲事務局長(57)は「加算費がなくなれば、介護職員の数を減らさざるを得ず、ケアの水準が下がる恐れがある」と話す。
障害者の家族にとっては、特別加算費の維持とともに、県が示した新たな枠組みへの期待もある。今回の提案では通所施設への補助も盛り込まれており、補助対象が広がることで、在宅で介護する家族の負担軽減につながると受け止められているからだ。
県などによると、県内の重症心身障害児・者の数は医療の進歩などを背景に、2011年までの13年間で約1・4倍の757人に増えた。一方、びわこ学園の入所定員はほとんど増えておらず、入所待機者は年々増加傾向にあり、1月15日時点で73人に上る。
全国重症心身障害児(者)を守る会県支部などは19日、県と県市長会に対し、新たな枠組みの4月からの開始を要望した。びわこ学園に長期入所している長男(35)を持つ西治支部長(70)は「今回の問題は、長期入所者だけではなく、在宅で短期入所を利用する人にも関係している。県と市町には家族の厳しい状況を理解してもらい、よりよい形の結論を早く出してほしい」と訴える。(千種辰弥)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120128ddlk25010397000c.html
びわこ学園:特別加算問題 民主が知事に「小異捨てて」 /滋賀
嘉田由紀子知事は27日、来年度当初予算案の決定に向け、県議会会派の民主党・県民ネットワークと意見交換した。県と市長会が割れている重症心身障害児・者施設「びわこ学園」の特別加算問題を巡り、民主側は「(反対は)手続き論に過ぎず、小異を捨て大同につくべき」と市長会を批判した。
通所支援を強化する一方、18歳以上の入所者の特別加算(1人月額6万8000円)を市町と折半する県の提案に対し、彦根、近江八幡市を除く市町は賛同。だが、市長会は両市の反対を理由に、当面の県全額負担の維持を決めた。
民主側は「一部が拒否権を発動するとできなくなるというのは問題だ」などと市長会に異議を唱え、嘉田知事は「県は県の責任を果たし、市のことは市長に考えてもらうしかない」と述べた。【姜弘修】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000236-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/1 防災 原発対策、手探り /京都
毎日新聞 1月27日(金)15時12分配信
◇圏域の住民、戸惑いと不安
「原発対策など福井のこととばかり思っていたが……」。京都市左京区の最北部・広河原地区の自治会長、高橋富男さん(76)は、憂鬱な表情で福井県の方向を見つめた。
広河原地区は、市中心部から自動車で約1時間半。峠越えの道は幅が狭く、乗用車2台すれ違うのがやっと。冬は雪に覆われ、台風の通過時には土砂崩れで塞がることもある。携帯電話の電波受信も不安定な山間部だ。
昨年秋、国の原子力安全委員会が防護対策を求める範囲を原発から半径30キロ圏の「緊急防護措置区域(UPZ)」に拡大する指針を出した。これに伴い、京都市では左京区北部の広河原と久多の山間部が、関西電力大飯原発(福井県おおい町、原子炉4基)から半径30キロ圏内に含まれ、防護措置が必要となった。
実際は厳密な30キロ圏内に人家はなく、市内で最も原発に近いのが31・5キロ地点の集落で、現在、高橋さんを含む7世帯8人が生活している。自然に恵まれ、気候の良い時期はハイキング客も多い。高橋さんにとっては、これまで76年間静かに暮らして来た土地が突然、原発対策を迫られる場所になってしまった。「目に見えない物にどう対策をとったらいいのか」。不安を隠さない。
市は現在、原発事故対策を盛り込んだ防災暫定計画の年度内策定を目指し作業を進めている。消防局は昨年12月、広河原・久多の2地区を現地視察。万が一の時に避難できるようなコンクリート製の建物の場所や、道路状況などを確認した。「道路が塞がれた場合の代替ルートや、情報伝達手段を考えなければならない。マイクロバスや自家用車に相乗りしてもらうなど、確実に使える対策をつくる」と力を込める。
■ ■
計画策定を急ぐ市に、防災総点検委員会は昨年12月、最終報告書を提出した。そこには、国から放射性物質の拡散状況を予測する緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の情報入手の必要性を盛り込んでいた。
しかし、国の原子力安全委員会の作業部会は今月18日、「原発事故時の住民避難の必要性の判断は、実測した放射線量をもとに行う」との案を出した。作業部会の主査、本間俊充・日本原子力研究開発機構安全研究センター長は「緊急時にSPEEDIは信頼性に欠ける。予測システムで何かができるというのは幻想だった」と言い切った。
一方、「30キロという範囲に意味があるのか」という疑問の声もある。
福島第1原発事故で、福島県飯舘村は同原発から約30〜50キロの地点にありながら、高濃度の放射線に汚染された。伏見区に住む30代の主婦は、「30キロ以上離れた場所に放射線が飛散することも想定して、臨機応変に動ける対策が取られるべきでは」と話す。
未曾有の事態となった福島第1原発事故を教訓として、市民の命を守るためにはどんな対策が必要なのか。国の方針も迷走し、容易には正解が見つからない中、市の知恵と力が試されている。【古屋敷尚子】=つづく
◇
財政再建や雇用創出、伝統文化の保護など問題が山積する古都・京都。市の方向性を決める京都市長選は来月5日に投開票を迎える。市が直面している課題を、現場から探る。
1月27日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000165-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/2 雇用 財政難、対策不透明 /京都
毎日新聞 1月29日(日)14時48分配信
◇就職内定なく、学生ら焦り
京都市長選告示直前の今月18日、みやこめっせ(左京区)。市が初めて開催した合同就職説明会は、スーツ姿の学生の熱気に包まれていた。短大生や3年生以上の大学生らが対象だが、参加者約2000人のうち、まだ就職の決まっていない4年生や既卒者が約1000人。市の担当者は「500人くらいと見込んでいたが」と驚いた。
厚生労働省が前日の17日に発表した全国の新卒大学生の就職内定率は71・9%(昨年12月1日現在)と過去2番目の低さ。説明会に参加した市内の私立大4年の男子学生(22)は60社ほど受けたが内定はまだないという。「親に借金して、就職留年することも考え始めないといけないのかな」と焦りがにじむ。
■ ■
雇用対策は従来、主に国が担ってきたが、サブプライム問題やリーマンショックで景気低迷が深刻化した08年度以降、市も本腰を入れ始めた。今年度は合同就職説明会のほか、国の交付金を使った緊急雇用対策事業として26億円の予算を組み、1500人の雇用を創出する事業を展開した。
市営地下鉄の駅構内や商店街などのスペースを生かし、地元産品などを販売する「時待ち食」もその一つ。新鮮な野菜が手に入るとあって利用者からの評判は上々で、43人の雇用を生み出した。
市内に8カ所ある「時待ち食」の一つで年配の男性販売員が通りがかりの買い物客に、生産者の名前や写真がついた白菜を勧め、会話を弾ませていた。
だが、笑顔で対応する男性の心中は複雑だ。契約期間はわずか半年。「半年間で今の雇用状況が変わるとは思えない。この事業もいつまで続くか分からないし」と不安を打ち明ける。就職までの「つなぎ」でしかないことは分かっているが、今はハローワークに通う時間もない。
市長選の立候補者2人はともに、公共工事・事業を地元の中小企業に優先的に発注する条例の制定を掲げるが、慢性的な財政難の中、どれほど新たな雇用を生み出せるかは不透明だ。
「年金をもらえるまで我慢するしかないのか」。販売員の男性は力なくつぶやいた。【田辺佑介】
1月29日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120131-00000118-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/3 伝統産業 西陣職人、生活ぎりぎり /京都
毎日新聞 1月31日(火)12時11分配信
◇行政の対策と温度差
「パタン、パタン、パタン、パタン」−。京都市上京区の静かな製織工房に手機(てばた)織り機の規則正しい音が響く。職人の谷川敏昭さん(68)=北区=が一心に両手を動かしている。「昔は朝早くから夜遅くまで、機の音が途切れることがないほど街全体に活気があったが、今はすっかり変わってしまった」と寂しそうに話す。
全国にその名を知られる「西陣」。平安時代、ここに高級織物をつくる業者が集まって「まち」を作ったのが、西陣織の始まりとされる。熊本県出身の谷川さんは、高度成長期真っただ中の1959年、集団就職で伝統職人の世界に飛び込んだ。
中卒が「金の卵」と言われ、働き手として重宝された時代。谷川さんの元にも次々と仕事が舞い込み、20年前、出来高制の月給は、同年代の標準をはるかに上回る約40万円にもなった。
しかし、その後、生活様式の西洋化などで西陣織の需要は減少の一途をたどる。さらに、海外から安い人件費の製品が流入し、価格競争も激化。現在は長引く不景気が追い打ちを掛ける。50年のキャリアを持つ谷川さんの現在の月給は、約10万〜15万円。年金と合わせて、家族4人が何とか生活している。
■ ■
市統計によると、西陣織の出荷額のピークは1983年度の1807億円で、当時、従業員は1万4250人いた。しかし2008年度は9分の1の201億円。従業員数も6分の1弱の2256人に激減している。
市は危機的状況にある伝統産業を守ろうと05年10月に「市伝統産業活性化推進条例」を施行。さらに06年度には市場の開拓▽基盤強化、円滑な流通の促進▽価値・魅力の発信▽独自の伝統文化継承と文化の創造−などを基本とした「市伝統産業活性化推進計画」を策定し、PRやイベントなどに取り組んでいる。
だが、行政と伝統産業の現場では温度差がある。「売れていないことが問題」とする市は、市場拡大を対策のメーンにすえ、国内外でのPR事業を重視する。若手職人向けの後継者育成資金制度もあるのだが、西陣織職人への最近数年間の支給実績は年1人ずつにとどまっている。「伝統を守るには、モノのPRをして販路を拡大させないことにはどうしようもない」と主張する。
他方、職人たちの求めているのは「労働環境の安定」だ。生活は窮状を極める。全西陣織労働組合の松下嵩執行委員長によると、現在50人いる組合員はほとんどが年金生活者で、半数近くは仕事もない状態が続いている。自分の子供に後を継がすなど考えられず、若手もアルバイトと兼業して食いつないでいるのが現実なのだ。
「魅力のない職場には、若い人も集まらない」。仕事を失った職人仲間が次々と去っていくのを見送ってきた谷川さん。「体力の限界。70になれば辞めるつもり」と手を休めることなく、淡々と語った。【入江直樹】=つづく
1月31日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120201-00000292-mailo-l26
現場発2012:京都市長選・市の課題/4止 保育所民営化 質の低下、保護者懸念 /京都
毎日新聞 2月1日(水)18時2分配信
◇人件費削減「全国に倣え、安直」
「目が見えないお子さんの受け入れは難しい」。伏見区のパート従業員、山本朋代さん(39)は3年前、生まれつき両目が見えない長男康貴君(5)の預け先を探すため、長女(8)が通った民間保育所など約20カ所に電話をかけたが、ことごとく断られた。懸命に頼んだ末、近くの公立保育所に入所できたのは1年後だった。
康貴君は入所前、公園でも上手に遊ぶことができなかった。山本さんが手を引かなければ、その場に立ちすくんだ。「この子をどう育てたらいいのか」と困惑していた山本さんを手助けしたのが、公立保育所のベテラン保育士だった。たこ揚げやコマ回しも康貴君ができる方法を考えて、他の子供と一緒にやらせてくれた。康貴君は今ではジャングルジムにするする登り、てっぺんに立って友達と遊んでいる。
■ ■
市が昨年8月に設置した「社会福祉審議会福祉施策のあり方検討分科会」は12月、公立保育所の一部民営化を提言した。
保育所民営化は、小泉政権が三位一体改革の一つとして進め、全国的に公立保育所を民間に移行する自治体が増加。現在、政令指定都市で民営化に着手していないのは京都市を含めて数市のみとなっている。
行政側が民営化を進める最大の理由は人件費の高さ。公立には定年まで働き続けるベテランの保育士が多い。市内の昨年度の保育士の平均経験年数は、公立で16・9年、民間は11・2年と差は歴然としている。そのため平均給与が上がり、市の場合、コストは民間の1・85倍に上る。市保健福祉局は「公営と民間で保育の内容に差はなく、同じ運営をするのだからコストを下げるべきだ」と主張する。
しかし、市内の公立全25保育所の保護者らは、今月6日、拙速な民営化を行わないよう求める1万2253人分の署名を市に提出し、「民営化反対」の声を上げた。
山本さんは「公立には、障害児をはじめ子供のしかり方やアプローチの仕方など受け継がれてきたものがあると感じる。ベテランの先生が親と一緒に『こうしたらできる』と考えてくれ、親子が成長させてもらえた」と振り返る。そして、「民営化で質が保たれるのか」と不安を口にする。次女(6)を預け、フルタイムで働く田辺季江さん(45)=左京区=は「働く女性が増え、保育が重要さを増す中、拙速な議論で『他都市でもやっているから』と民営化を安直に進めているのでは」と疑問を感じている。
一方、同局では「民営化しても、保護者の不安払拭(ふっしょく)や、保育という仕事の性質から行政が関わっていく必要はあると考えている」としている。少子化や女性の社会進出が進み、保護者は一層、保育の質の向上を求めている。待機児童の解消やコスト削減と保育の質の確保をいかに両立させるか、市の姿勢が問われている。【古屋敷尚子】=おわり
2月1日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120131/lcl12013107250001-n1.htm
史上最年少の女性市長
2012.1.31 07:21 [女性]
当選を喜ぶ越直美氏=22日夜、大津市木下町(渡守麻衣撮影)
わが国史上最年少の女性市長が滋賀に誕生した。22日投開票の大津市長選で初当選を果たした弁護士の越直美(こし・なおみ)さん(36)である。
越さんのキャッチフレーズは「停滞か、飛躍か」だった。ポスターでは現職で3選を目指した目片信(めかた・まこと)さん(70)のイメージカラーであるブルーで「停滞」と描き、「飛躍」を自らのイメージカラー、グリーンで描いた。「停滞」と「飛躍」、もう少し補足していえば現職の「継続」に対し、「変化」が相違点であるという方向に有権者の視線を持っていく強烈なメッセージだった。開票翌日の各紙は「変革へ全力」「変革の期待背に」「変化求める声 風に」などと見出しを立て、市民が「変革」を求めた結果が越さんの勝利になったと書いた。しかし、本当に市民は「変革」を求めたのだろうか。
昨年12月に大阪市長に就任した橋下徹さん(42)は選挙で明確な制度の「改革」を訴え、大きな争点にもなった。しかし、今回の大津市長選はまったく違った。
実際、越さんと目片さんの基本的な主張を比較すると大きな違いはなかった。子育て環境や高齢者福祉、教育の充実、観光振興など多少のやり方こそ違え、目指すものに変わりはなかった。どちらが勝とうが停滞と飛躍ほどの差が市政に起こるはずはなかったのだ。ではなぜ9503票の得票差が出たのか。
越さんが正式に立候補を表明したのは昨年11月16日だった。地元大津市出身の国際派弁護士で最終学歴は米ハーバード大ロースクール修了。“エリート”の“若い”“女性”。この段階で大津は少し沸き立った。しかし、演説を聞くにつれ意欲だけが先走り、政治経験のなさを露呈し、訴えも凡庸だった。県議、衆院議員、市長2期の目片さんの経験と実績がじわりと重みを増してきた。
今月6日にあった連合滋賀の新春の集いで話した民主党の川端達夫総務相(67)=衆院滋賀1区=も「争点はない。推薦した越さんの有権者への訴えは『若さ』『女性』しかない」と認めざるを得なかった。だが、このシンプルな訴えが実を結んだ。
結果的に、目片さんの経験と実績より、越さんの若さという将来性と女性という未知数に市民は多くの票を投じた。将来性、未知数とは曖昧だが、大津市民は「史上最年少の女性市長を生んだ市」という誇れる称号を手にした。しばらくは越さんを温かく見守るはずだ。(大津支局長 野瀬吉信)
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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120202000076
「上京区の得票率法則」今回も成立するか 京都市長選
過去の京都市長選候補者の上京区と全区の得票率 京都市上京区の開票結果がそのまま市内全域の候補者の得票割合を反映するという「現象」が近年、京都市長選で繰り返されている。2008年の前回選でも、上京区と市内全域の得票率の「誤差」は候補者4人とも0・2ポイント以下だった。理由についてさまざまな見方があるが、今回も「上京区の法則」は成り立つのか−。
1993年以降の過去5回の市長選をみると、各候補の上京区での得票率は全区での得票割合とほぼ一致すると言っていい。立候補者の数にかかわらず、「誤差」は0・0〜0・7ポイントで、平均してわずかに0・3ポイントしかない。上京区の有権者数は約6万4千人と市内では3番目に少ない。2010年の国勢調査で65歳以上の割合は25・2%と東山に次いで高く、市平均を2・2ポイント上回っている。過去5回とも投票率は平均より3〜5ポイント高く、年齢や投票率では「平均的な区」とは言えない。
市議選の上京区選挙区で10回当選し、現在は市選管委員を務める国枝克一郎さん(77)は「住民の入れ替わりが他の区に比べて少ないことも関係しているのかもしれない。伝統産業の従事者もマンション住民もおり、さまざまな意見がバランス良く反映されているのではないか」と話す。
嘉田由紀子滋賀県知事の選挙などを担当した選挙コンサルティング会社経営松田馨さん(31)=大津市=は「上京区で行った演説やPRで支持が集まれば、他の区でもその手法が成功する可能性もある。一致する理由は分からなくても、選挙戦術上、重要な地域と言えるのではないか」と指摘する。
上京区は電子投票が導入され、前回は11区最短の午後9時42分に開票作業を終えた。5日の開票でも午後10時前には結果が判明する予定。
【 2012年02月02日 17時08分 】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120203-00000100-jij-pol
「都」協議、堺は不参加=大阪府・市で検討開始
時事通信 2月3日(金)16時55分配信
大阪府と大阪、堺の両政令市を再編する「大阪都」構想をめぐり、竹山修身堺市長は3日、府庁内で松井一郎知事、橋下徹大阪市長と会談し、同構想の制度設計を話し合う協議会に参加しない意向を伝えた。これを受け松井氏と橋下氏は、府と大阪市が先行する形で協議会を発足させることもやむを得ないと判断。2月開会の各議会に設置条例案を提出する方針だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1327505550396_02/news/20120126-OYT8T00030.htm
争点を歩く 2012京都市長選 <1>防災 ひしめく町家 対策難しく
細街路に面した木造の空き家で、紫野学区の自主防災会員が「もしもの時」に備える(北区で) 昨年3月11日、東日本大震災が起きた、その夜だった。上京区の西陣地区にほど近い住宅街で火の手が上がり、家屋が半焼した。同地区の住民の何人かは、延焼を本気で心配した、5棟を焼いた6年前の大火事を思い出し、肝を冷やした。
京都市北西部にはひしめき合う木造住宅の間を細い路地が縫うように走り、消防車の通れない小道も多い。地元住民は自主防災会を作り、初期消火対策に力を入れる。北区紫野学区では民家の軒先に防火用バケツを置き、学区内に4か所ある公衆浴場と覚書を交わし、風呂に張った水を消火や生活用水に使えるように備えている。
「大地震であちこちで火災が起きたら、どうなるのか……」。同学区自主防災会の白滝雅章会長(63)は不安そうに話す。
全市で見ると、住宅の半数は木造だ。「細街路」と呼ばれる道幅4メートル未満の路地は市中心部だけで、総延長240キロ・メートルに及ぶ。
2010年に市内で起きた火災は170件で、人口1万人当たり1・2件と政令市では最も少ない。大火の恐怖と背中合わせになった、市民の高い防火意識の表れともいえる。
■ □
ただ、大震災に対する市民の危機意識は、決して高いとは言えない。京都も直下型の地震と無縁ではないのだが。
1596年の慶長伏見地震では約500人が亡くなり、伏見城の天守閣が大破した。1662年の寛文2年地震では約200人、1830年の京都大地震では約280人が犠牲になった。
以来180年以上大きな地震は起きていない。だが、政府の中央防災会議専門委員も務めた土岐憲三・立命館大教授(地震工学)は「阪神大震災以降、近畿は地震の活動期に入った。地震の周期を見れば、南海地震に先立ち内陸部で直下型地震が起きていて、今や、いつ発生してもおかしくはない」と警鐘を鳴らす。
市とその近郊には8つの活断層が走る。最大の被害をもたらすとみられるのが、左京区から滋賀県に延びる花折断層だ。被害想定では、市街地の大半は震度6弱以上の揺れに見舞われ死者は最大5400人、建物の全半壊は約16万棟、火災は最大96件と予測される。
□ ■
木造住宅の耐震化が急務だが、国の住宅・土地統計調査によると、京都市では2008年に木造家屋の空き家が4万8720軒あり、現在も増え続けている。細街路沿いの木造住宅の建て替えは、建築基準法で道路の中央から2メートル後退させて行う必要がある。市建築指導課は「仕方なく改築を断念している例が多く、空き家を増やす原因」とみる。
市には「屋根瓦が落ちそう」「倒壊が怖い」と市民から毎年70件を超える情報が寄せられる。市は同法の基準緩和の方法を探るが、思うようには進まない。
頭の痛い問題は、木造住宅にとどまらない。市内に2773か所ある橋は、3割が架橋から50年以上たつ。地震で崩落すれば、被災者救援の道が断たれるため市は耐震化を急ごうとしているが、年30億円にも上る予算確保のめどは立たない。
60キロ・メートル北に「原発銀座」を抱え、東京電力福島第一原発の事故後、原子力災害の危険性も絵空事ではなくなった。万が一の時、府北部からの避難住民受け入れ態勢の検討も急務だ。
田中哮義(たけよし)・京都大教授(都市防災計画)は「古くからの日本らしい雰囲気の都市の特性を失わずに、いかに防災力を高められるか。そんな難しさが京都にはある。文化財も多く、災害に強いまちづくりには知恵と工夫が必要だ」と話す。
(2012年1月26日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1327505550396_02/news/20120126-OYT8T01312.htm
争点を歩く 2012京都市長選
<2>景観 規制と特例 バランスを
市新景観政策に沿う建物を造るため、地下に設けられた龍谷ミュージアムのエントランス 世界遺産・西本願寺(下京区)の堀川通を挟んだ東側に、日本初の仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」を龍谷大が完成させたのは、昨年4月5日のことだ。
4日後に始まった「親鸞(しんらん)聖人750回大遠忌(おんき)法要」で全国から入洛(にゅうらく)した門信徒らが見学に訪れる様子を、熊谷睦史・事務部長(53)は感慨深く見つめた。完成までに紆余(うよ)曲折があったからだ。
2007年9月施行の「市新景観政策」に沿えば、建設予定地域では15メートル以上の建物は造れない。ビルであっても「傾斜屋根」を設けないといけない。高さの制限を守った最初の設計では傾斜屋根が展示スペースの高さを足りなくするから、市に「特例」を求めた。だが「世界遺産の脇では無理」と難色を示され断念した。
結局、地上部分を高さ制限までわずか20センチに迫る3階建てにしたうえで、エントランスを地下1階に置き、客の利便性のため、地上からエスカレーターで降りてもらうことにした。
こうした経緯から、完成は予定より2年遅れ、建設費も当初計画から跳ね上がったという。
■ □
90年代初頭のバブル崩壊後、景気の低迷で廃業した小規模な伝統産業の工場跡地に高層マンションやオフィスビルが無秩序に増えた。先斗町や祇園では派手な看板が氾濫した。そんな風潮に市は危機感を抱いた。
「50年、100年後も、古来の景観を残す」。新景観政策はそんな強い意志が反映され、始まった。ビルの高さは市内中心部で上限31メートル、それ以外の地区は8〜25メートルに規制される。屋上看板と電飾点滅広告は禁止、四角いビルには軒や勾配のある屋根を――と求める。
新築はもちろん、政策施行前の建物を建て替えるなら、規制を厳密に守らないと建設許可は下りない。規制に沿った建物は年4000軒ずつ、広告も年約5000件ずつ増えている。市民や商店主、財界の賛同を得て政策はかなり進んでいる。
しかし、本当のところを言えば、街には「不満」がくすぶっている。高さ規制を超え「既存不適格建築物」と呼ばれるビルやマンションは約1800棟ある。大半が手つかずのままだ。建て替え時に高さを下げれば部屋数が減るなど機能低下を招き、入居者に立ち退きを求める事態も生じかねないから、建物の持ち主は建て替えを嫌うのだ。
□ ■
ひたすら厳密さを求めるように見える政策だが、規制を緩和する特例も用意されている。学校や病院など公共・公益上の必要性があれば高さ規制は解除される。また、住民が地域の将来像を話し合った結果が市の景観保護の考え方と合致するならば、地域で検討した規制案が認められる。
だが、こうした緩和策は規制そのものとは異なり「知名度」が低い。加えて、緩和を求めようとすれば、手続きが煩雑で市との事前協議を経て、審査会などの検討結果を得るまでに数か月以上もかかってしまう。
そのため、専門家の間でも、規制緩和の手続きを使いやすいものにするべきだという考え方が根強い。
日本建築家協会近畿支部の道家駿太郎・京都会長は指摘する。「新景観政策は京都の『憲法』とも言える存在で、堅持しないといけない。それを踏まえ、特例の条件を丁寧に説明し、市民の賛同が得られる調和点を探ってほしい。市の役割はそこにある」
(2012年1月27日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1327505550396_02/news/20120128-OYT8T00010.htm
争点を歩く 2012京都市長選 <3>ハコもの もうたくさん
「高機能生化学研究開発拠点」の建設で、「らくなん新都」開発に風が吹くのか JR京都駅の南、十条通から油小路通を南に下ると、高速道路の両側に焼き肉店やコンビニ、紳士服チェーン店などがぽつぽつと並ぶ一角に出る。高さ95メートルの摩天楼・京セラ本社近くには、ネギの畑が広がる。
南北6キロ・メートル、607万平方メートルに及ぶ広大で雑然としたその風景は、「市の副都心に」と過去40年来期待され続けてきた、伏見区と南区にある通称「らくなん進都」の今の姿だ。
市が今も企業誘致に臨み2008〜11年度の目標を20社と打ち上げたが、結果はわずか9社。松井康史・京都市都市づくり推進課担当係長は「08年のリーマンショックで国内での設備投資が落ち込んだ。円高で、今後も海外流出が続く可能性がある」と懸念する。
地主は先祖伝来の土地を企業に売るのを渋り、名の知れた飲食店や小売チェーン店に貸す。だから、企業が進出しようにもまとまった土地が得られない。
ある財界関係者は「企業集積を急ぐなら、市が工業団地のように土地を取得して企業を呼びこむのが手っ取り早い。だが、今の厳しい財政状況では手も足も出ない」と嘆息する。
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京都市は高齢者(65歳以上)人口が昨年10月1日時点で23・2%に達し、総人口は1985年をピークに減少傾向にある。産業も和装関連を筆頭に斜陽に落ち込んでから久しく、廃業も後を絶たない。
内陸にあるという地理的環境では、神戸や大阪のように沿岸部の埋め立てで工場用地を増やすすべも持てない。だからこそ、らくなん進都のような場に賭けざるを得ないのだが、地元企業の代表格、オムロンや京セラといった優良企業は、売り上げの半分以上を海外で稼ぐ時代になり、その上、投資先は成長が見込める海外に偏りがちだ。
京都の経済は八方ふさがりに見える。経済界にも「次世代を担う企業を育てないことには、待っているのは先細りしかない」(京都商工会議所)との危機感が強い。皆が伝統と先端技術をうまく生かした新手のビジネスの育成に躍起だが、ベンチャー企業を育てるのには時間がかかるし、それ自体が賭けなのだ。
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そんな中で昨年7月、らくなん進都で10年近く塩漬けになっていた、3000平方メートルの土地の用途が決まった。経済産業省の肝いりで、京都市の外郭団体「京都高度技術研究所(アステム)」を主体にした「高機能性化学研究開発拠点(仮称)」が建設されることになったのだ。
大学と企業の交流の場としてナノテクノロジーやバイオ分野から京都大教授を迎え、企業に実験室を提供する。
アステムの江川博・専務理事は「京都は高度な『ものづくり』で生きていくべき。研究開発型の企業を育てなくては」と力を込める。
明治の頃、島津製作所の初代島津源蔵は公営の研究機関「舎密局」に足しげく通って同社の礎を築いた。市や大学関係者はその史実から、開発拠点を平成の舎密局にだぶらせて見る。
だが、中小企業経営者は「ハコものはもうたくさん」と嘆き、京商関係者も「一部の企業しか使えない研究所より中小企業の経済援助の充実が先」とこぼす。
苦しむ中小企業を救う明確な青写真もないのに、また新しいものに手を出すのか――。そんな怒りにも似た空気が漂う。決め手に欠けた経済施策。それは、市に残された成長のチャンスを奪いつつある。
(2012年1月28日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1327505550396_02/news/20120128-OYT8T00938.htm
争点を歩く 2012京都市長選 <4>教育 小中一貫で学校格差
中京区の御所南小では、運動場をプレハブ校舎が占拠する状態が続く 今から30年前、京都市の市街地では子供の数がどんどん減っていた。同時に小中学校の数も、だぶついてきた。市教委は学校の統廃合で対策に臨んできたが、近年「異変」が起きている。
異変の引き金は、統合した学校を活気づけようと2004年に国の教育特区認定を受けて始めた、小中一貫教育だった。
中京区の御池中は御所南、高倉両小とセットになり、2006年には国の「教育課程特例校」指定を受けたモデル校になった。論理的な思考を育てようと「読解科」を導入し、算数の計算過程を生徒たちが分析し合い、新聞や広告を通して情報発信者の意図を読み取る訓練を始めた。
今、御所南小の運動場にプレハブ校舎が建つ。少子化の時代のはずなのに、まるで、かつてのベビーブームの頃の学校のようだ。
市教職員組合の中野宏之副執行委員長は「不動産広告に『教育環境が高い人気エリア』の宣伝文句が踊り、独特の教育環境にひかれて引っ越してくる家庭が急増している」と明かす。1995年の開校時、664人だった児童は約2倍に増えた。
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昨年4月に東山区に開校した小中一貫校「東山開睛(かいせい)館」は、5小2中が統合した。遠方の生徒はバス通学。図書館専属司書の配属や、小学校で英語の時間を増やし、中学教員が小学生を教える施設一体型の強みを生かす。
こうした取り組みの陰で「教育格差が生じている」と感じる保護者が増えている。「他校でどうして同じような施策が進まないのか」「モデル校目当てに転居する家族がいて、無条件で受け入れるのは不公平だ」と。
市教委も「モデル校と他校に隔たりがあるのは確か」と認めたうえで「他校でも学習支援ソフトの配布や教員の増員で対応している。今は、モデル校の成果を他校にも広めるための過渡期だ」と理解を求める。
だが、椋本洋・立命館大教授は「学習の到達度が低い他地域と学力差が広がると同時に、生徒が増え続けるモデル校で学習の密度が薄まり、運動場を十分に使えない問題も心配する。できるだけ早く、一極集中の解消を」と警告する。
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先進的な公立学校教育が進む陰で、市立中学校では生徒たちの授業放棄や暴力行為に向き合う日々が、今なお続く。市の教育界が長く抱え持つ課題だ。
2010年度に文部科学省が行った全国調査によると、府下の児童・生徒1000人あたりの暴力行為は9・4件で全国ワースト3位。近年、学校側は暴力、傷害事件に、あえて警察の介入を求めている。
昨年5月、市内の中学で教員3人に1〜2週間のけがを負わせる傷害事件があった。学校側の被害届により逮捕された生徒はその後、学校に戻り、教師たちと対話を持つようになった。高校進学を目指して、歩き始めているという。
こうした方法論に一定の効果を期待しつつ、市教委は「荒れる学校」に小中一貫で培う学習プログラムを持ち込み、モデル校で教育を経験した教員を異動させる施策を計画している。
市教委は「モデル校のやり方に、『荒れる学校』の生徒が即座に順応できるとは限らない。学校ごとの状況に沿った方法に改良しながら、教育環境改善のツールに生かす」という。
さらに、スクールカウンセラーによる相談や学習プログラムの説明を徹底し保護者の関心を高めることも狙うが、現状を打ち破る風となるのか――。
力量が問われている。
(2012年1月29日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1327505550396_02/news/20120201-OYT8T00030.htm
争点を歩く 2012京都市長選<5>「歩くまち構想」追い風に
「駅ナカビジネス」が四条駅を変えた。暗く陰気だった通路が華やぐ 京都市営地下鉄・四条駅は1日8万5000人の乗降客が行き交う、京都駅に次いで大きな駅だ。これほどの駅に、2年ほど前までは「飾りっ気」と呼べるものはほとんどなかった。
市内最大の繁華街に近いにもかかわらず、薄暗く陰気だったこの駅の構内には今、東京・新宿で「行列のできる店」として名を売ったドーナツ店「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の関西2号店や高級スーパー「成城石井」、色鮮やかな花が目を引く生花店など、八つの店舗が並んでいる。
全国の鉄道事業者が駅構内に店舗を展開する、「駅ナカビジネス」の京都市版。
この駅をよく利用する、滋賀県近江八幡市の女性会社員(40)は「暗かった通路に全国的に有名なお店ができ、この駅は見違えるように変わった。カフェもできて、待ち合わせも快適」と笑顔を浮かべた。
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京都市営地下鉄は2010年3月、全国の公営地下鉄9団体で唯一の経営健全化団体に転落した。
1997年開業の東西線は工事が資材の単価や人件費が高かった「バブル期」に行われたことから、キロあたりの建設費が烏丸線建設時の1・5倍にもなった。このことから両線あわせて5000億円もの債務を抱え、両線で1日39万人とはじいていた需要予測が大きくはずれて運賃収入も伸び悩んだことが大きく響いた。
4年前より半減したとはいえ、今も赤字が日に2300万円増える中、「駅ナカビジネス」は2009年度からの再建計画の中で、主要な収入源として導入が決まった。事業展開が終わった四条と烏丸御池両駅で現在、年間4億3000万円の収益を得ている。今秋事業展開を始める京都駅などで、年間3億円の上乗せを見込む。
このビジネスは収入だけでなく、利用客も増やした。四条駅で1日の乗降が3000人増えた。10年度の両線の利用も目標を2000人上回り、1日33万人を達成した。
市交通局の企画担当者は「駅ナカビジネスで地下鉄駅のイメージが一新し、予想以上に利用客も増えた。こうした事業展開はこれまで発想すらなく、経営努力が足りなかったことを痛感している」と語る。
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少しずつ、経営を改善する地下鉄事業だが、開業30年が過ぎた烏丸線では18年までに400億円の改修費が必要で、完了する頃には東西線も改修期を迎える。烏丸線の主要3駅で1駅3億〜4億円かけて乗客の転落を防ぐ柵を設置する計画で、今後も新たな財政支出はとまらない。
こうした状況下、市交通局は、現在市が進める「歩くまち・京都」構想に期待を寄せている。この構想は、環境や健康作り、繁華街の活性化が主眼だ。目的達成のため、市民の自家用車利用を今より8%減らして20%以下に抑え、かわりに徒歩や自転車、公共交通機関での移動を8%増やし、80%にまで高めることを狙う。
市交通局は、構想が実行に移されれば、地下鉄の利用は1日2万人ほど増やせるとみる。土井勉・京都大特定教授(総合交通政策)は「地下鉄は投資額が大きく、交通局単独での再建は難しい。地下鉄は、渋滞緩和や駅周辺の地価上昇による税収増に貢献してきた。改めてそこに気づき、『歩くまち構想』という街づくり全体に組み込んだ再建策を模索するのは、公共交通機関のあり方として正しい方向だ」と指摘している。
(2012年2月1日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1327505550396_02/news/20120201-OYT8T01273.htm
争点を歩く 2012京都市長選 <6>不況 抜け出せない悪循環
節約のため暖房を切った部屋で、元熟練工の男性は職探しのため履歴書を作っていた 京都市内に住む50歳代の男性は、大手家電メーカーの工場に37年勤めた熟練工だった。年収が500万円を超えたこともあるが、昨秋から月10万円余りの生活保護費で暮らしている。
ある時から会社は、非正規社員の雇用を進め始めた。人件費削減のためだ。男性のような正社員が生産ラインで単純労働に入るのを嫌う空気が社内にできた。
「追われるように」工場を去ったのは7年前。その間に退職金や生命保険の解約金を使い切り、親族からの送金も絶えた。毎月初め、自宅から15分ほどの福祉事務所に出向き、現金の入った茶封筒を受け取る。
「生活保護を受けていることが、恥ずかしくてしょうがない。一刻も早く抜け出したい」と嘆く。「でも、ハローワークへ通っても、雇てくれる先はいつまでたってもみつからん……」
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不況にあえぐ日本の社会は、元熟練工のような人々を膨大に抱えるようになった。京都市でも、生活保護受給者は増え続け、特に09、10年度は激増した。1日平均6〜7人が新たに加わっている計算になる。2011年12月末の受給者は4万6516人に達した。
同年7月の速報値では、「働ける年齢」に区分される18〜64歳の受給者は2万449人、うち家庭を支えるはずの働き盛り、40〜49歳が5015人もいる。
生活保護にかかわる財源は国が4分の3、市側が4分の1を負担する。市は11年度当初予算で194億円を計上、06年度から比べると31億円も増えている。
市地域福祉課の松田一成・保護担当課長は「財政負担は増えるばかりだが、削るわけにはいかない。だが、支援の環境を整えると『制度や施設が充実している』と、他都市から受給を求めて転居してくるという現実もある」と頭を抱える。
市は受給者の増加とともに生活支援にあたる「ケースワーカー」も増やしている。今年度は389人と、5年前に比べて約60人多い。全員が市の職員で、行財政改革で職員数が削減される中、異例の増員だ。
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生活保護を受給しないと生きていけない人たちは、「社会的弱者」だ。「これらの人々が職を手にして自立するために、可能な限りの支援ができる寛容な社会を作る必要がある」。花園大の吉永純(あつし)教授(公的扶助論)は語る。
だが、伏見区の福祉事務所でケースワーカーを務めた経験のある男性(26)はため息を漏らす。「働ける可能性がある人を支援しても、結局正社員雇用の門戸が開かれず、生活保護を抜け出せるケースは限られている」と。
ホームレスの自立支援では、一時的に民間施設に入所することで生活保護を受けてもらう施策が進む。だが、施設の運営費や食費として、月の保護費の7〜9割が徴収されてしまう。
受給者の支援に取り組む京都弁護士会の舟木浩弁護士は「4分の3は入所者の手元に残すのが理想なのに、これでは、自立資金すらためられない」と話す。
生活保護受給者が市民30人に1人に達する時代。
どうすれば納税者が負担に納得して、支援に加わるのか。吉永教授は言った。
「そこはこの選挙でも争点になっていない。市民の総意を得る機会は逃してはならないのに」
(おわり)
この連載は鷲尾有司、田中洋史、戸田博子、林華代、横田加奈、上野将平が担当しました。
(2012年2月2日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1324134593121_02/news/20111218-OYT8T00023.htm
京都政治図会 市長選2012<上>「府市協調」を強調 予防線
大阪ダブル選余波
門川氏と山田知事と握手するポスターが、市中に張り出されている(中京区で)=鷲尾有司撮影 大阪ダブル選が投開票された11月27日、東山区のホテルでは、華道未生流笹岡の家元継承披露宴が開かれていた。発起人には、京都市長の門川大作氏と山田知事が名前を連ねた。
「大阪では知事と市長が口げんかをしているが、京都は仲良く発起人になってくれた」。元自民党衆院議員で文部相も務めた奥田幹生氏の大阪の政情を皮肉ったあいさつに、門川氏は「私どもは府市協調でやっていきたい」と笑顔で応え、大きな拍手がわいた。
その夜、大阪の選挙は地域政党「大阪維新の会」の圧勝に終わった。
一夜明け、取材に応じた門川氏は「既成政党が勢力を維持している京都市は、大阪の選挙結果に影響を受けない。京都は府と市が政策を融合させ、大阪と違うやり方で二重行政を解消させる」と語った。
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門川氏と山田知事はことあるごとに「府市協調」をアピールしてきた。年に1回開く「知事・市長懇談会」では、和やかな議論を報道機関に披露する。門川氏の支持母体「未来の京都をつくる会」は、同氏と山田知事がにこやかに握手し、「府市協調」と大書したポスターを作った。
門川氏を推す民主、自民、公明の市議も「大阪の結果は橋下徹氏の個人的な人気が大きい」「京都には大阪都構想のような争点はなく、二極の構図には影響しない」と口をそろえる。「二極」とは、京都の選挙で古くから展開される「共産対非共産」の対立図式のことだ。
共産党が推し、市長選で門川氏と対峙(たいじ)する弁護士、中村和雄氏が「変化を望む市民の期待に応える政策を打ち出せば、多数の政党が推す相手にも勝てることを示した」と踏み込んだのとは対照的だ。
保守陣営のこうした動きを、龍谷大の石田徹教授(政治学)は「大阪維新の会を勝利に導いた相乗り批判や閉塞感への不満は、どの街の住民も同じように抱えている。大阪の影響が京都に波及しないよう、予防線を張っているようにもみえる」と分析する。
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読売新聞は、市民30人に意見を求めてみた。
「大阪ダブル選の結果が、京都市長選に影響を与えると思うか」と尋ねると、肯定14人、否定15人と意見がちょうど二分された。だが、「思わない」と答えた市民も、単に「よくわからないから」と、投げやりに答えているわけではない。
上京区の主婦(77)は「京都は政治よりも風習や伝統を大事に思う人が多く、変化を望まない雰囲気が濃い」と語った。同様に、「残念ながら、この町には旧態依然とした物が多い」「京都市民は保守的だから」と変革を求めにくい空気を嘆く人は何人もいた。
他都市に住む人からも、京都は「保守的で、扉がなかなか開かない街」とみられがちだ。この町の政治家の振るまいは、こうした「イメージ」に寄りかかっているかのように映る。
一方、影響があると答えた人の声。右京区の自営業男性(66)は「同じ近畿圏で“地震”が起きているのに、こちらに影響が及ばないことはない。波が来ていることを感じないと駄目だ。『大阪は大阪』なんていう政治家は、考え方を改めよ」と憤っている。
「大阪ダブル選挙に比べ見劣りする『共産対非共産』の構図は、選挙への関心をそぐ」と話す人もいた。
政治家はこうした声をどう受け止めるべきなのか。「市民を巻き込んだ選挙にならなければ政治への関心は薄れ、ひいては政策への賛同も得られない」。同志社大の今川晃教授(地方自治論)はそう警告している。
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年明け2月5日、京都市長選挙が投開票される。大阪ダブル選後初の政令市首長選挙に臨む、政治家たちの動きを探った。
(2011年12月18日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1324134593121_02/news/20111218-OYT8T00818.htm
京都政治図会 市長選2012 <中>門川氏 3000か所訪問 知名度アップ 中村氏 不況や脱原発 市民と懇談
951票差再戦へ
女子大のバザーで市民と語る門川氏(右から2人目)=鷲尾有司撮影
公共事業の平等発注を訴える中村氏=鷲尾有司撮影 3000か所。3年10か月で、京都市長の門川大作氏が足を運んだ訪問先の数だ。門川氏は「現地現場主義」を掲げ、徹底的に実行した。京都経済界の有力者が「門川さんの功績は1年で364日宴会に出て、最後までおったことくらいや」と、冗談めかして言うぐらい力を入れた。
地域の祭り、スポーツ大会など、土日もなく、多い日には10か所も回った。伏見区の大岩街道周辺で不法投棄が問題化した際には、地域住民とごみを拾った。
背景には、今回も無所属で出馬する弁護士中村和雄氏(共産推薦)に951票差まで迫られ、薄氷を渡った初出馬の選挙戦がある。
2006年度、市職員の逮捕が相次いだ。「庁内出身で職員の意識改革ができるのか」との批判の高まり、政権交代前で勢いを増す民主と自民の主導権争い、自らの知名度不足。それらがないまぜになって、票に現れたのだ。
今、門川氏は語る。「課題も、その解決策も現場にある」。そんな思いで街を歩き、「行動する市長」をアピールし続けるのだ。
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京都は1950年から7期28年にわたり、蜷川虎三知事(故人)の革新府政が続き、共産党が強力な地盤を築いた。保守系候補が初陣の選挙では、共産党が推す候補と接戦になることも多い。89年、田辺朋之氏(公明、民社推薦、自民支持)が木村万平氏(共産推薦)に321票差の僅差で競り勝ち、96年には、桝本頼兼氏(自民、新進、社民、さきがけ、公明推薦)が井上吉郎氏(共産推薦)に4092票差に迫られた。
ただ、共産陣営もその勢いはかつてほど盤石ではない。10年春の知事選では民主、自民、公明が支援した現職に、京都市内で6万票の差をつけられた。翌11年春の統一選では、市議会で4議席減らした。高齢化した支持者の世代交代が停滞、若者層への浸透力が弱まったとも指摘される。
その中で、「市民派弁護士」として知られる中村氏が立候補を表明したのは、7月30日。早々に旗を揚げ、じっくりと準備を進めて「争点」を探る作戦だ。
中村氏は京都市の不祥事追及、税金の使途を厳しくチェックしてきたから、市役所の実態をよく知る。
脱原発、不況にあえぐ中小企業支援や労働者の権利保護といった、時流に乗った論点を交えて市民とひざを突き合わせ、共産党支持者以外の取り込みを狙う。
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現地現場主義の徹底で、門川氏は間違いなく知名度を上げた。共産陣営も、その点は認めている。
自民の加藤盛司市議は「今回、僅差はあり得ない。地下鉄経営を立て直したという、目立った実績もある」と楽観的だ。だが、ある与党幹部は中村氏を評して「共産党が推薦する人物らしからぬ、ソフトな印象。支持者の獲得も着実で、とても楽観できない」と語ったことがある。
「951票」の衝撃は、保守系政党に潜在的な恐怖としてくすぶっている。
過去の選挙での共産推薦候補の善戦は、京都の有権者が、実績が希薄な保守系候補を嫌い「浮動票」が一気に流れ込んだからだ。
どの候補が有権者の心をつかめるのか。知名度か政策か。市民の「選択」は、すでに始まっている。
(2011年12月19日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/feature/kyoto1324134593121_02/news/20111219-OYT8T01327.htm
京都政治図会 市長選2012
<下>「なれ合い」結局残った
岐路に立つ二元代表制
京都市議会が12日に閉会、市長選に向け議員たちも走り出している=鷲尾有司撮影 「これまでは、(市長と議会は)なあなあでやってきた。だが、もはや与党会派だからといって市長を応援するわけじゃない」――。
今年5月28日、下京区であった自民党府連定期大会後の記者会見で、この日会長に再選された参院議員の二之湯智氏がそう語った。
地方自治の大原則に「二元代表制」がある。市民が首長と議員を、別々に直接の選挙で選ぶ。そこでは、議会が首長と対等の機関として存在し、議会にはチェック機能と積極的な政策提案を行うことが期待される。
その大原則は、実際には「建前」にすぎない存在になっている。議会は選挙に「オール与党」体制で臨み、知事、市長提案の議案が否決されることなどめったにない。京都市議会では、過去3年10か月の間に門川市長が提案した1089件のうち、否決はわずか2件、修正可決も1件だけだ。
二之湯氏の発言は「健全に独立し、批判し合う存在に立ち戻るのだ」という意味を含んでいた。
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地域政党の躍進が、今の政治の流れだ。今年2月6日の愛知県知事選で「日本一愛知の会」、同日の名古屋市長選では「減税日本」が勝った。4月の統一地方選の大阪府議選、大阪市議選でも「大阪維新の会」が大躍進し、先の大阪ダブル選は同会が圧勝を収めた。
「議会はチェック機能を果たしていない」。そんな有権者の、既成政党への反発が招いた結果だろう。
統一地方選直後の二之湯氏の発言は、こうした流れを敏感に察知したものだった。「なれ合い政治に有権者はついてこない……」。
市長選に向けて門川氏が12月10日に出馬表明するまで、民主、自民、公明の市長与党は自分たちから出馬を要請することはなかった。与党会派が市長に出馬を求めることが多かった、いつもとは違う現象だ。橋村芳和市議は、二元代表制を念頭に「これまでは、政党が市長選挙に突っ込み過ぎていた部分があり、改めるべきと判断した」と明かした。
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読売新聞が市民30人に意見を聞くと、20人が地域政党に期待すると回答した。右京区の男子大学生(23)は「大阪の現状を作ったのは既成政党。変えてほしいとの思いが市民に強かったのだろう」と話した。北区の男性会社員(57)も「既成政党はぬるま湯につかっている。大きな変化がありそうな大阪が羨ましい」と手厳しい。
幾人かが「選挙に関心が向かず、投票率は上がらないだろう」と口にした。
京都にも地域政党が生まれている。市議の村山祥栄氏率いる京都党だ。村山氏は前回の市長選に出馬、8万4000票で3位についた。今春の統一地方選で市議会に4議席を得ている。
だが、組織としてまだ若い。今回の市長選でも独自候補擁立を探ったが「まずは、市議会の第三極として確固たる地位を築くべき時期。議会活動に専念する」(村山氏)と判断し、挑戦をあえて避けた。選挙には自主投票で臨むという。
結局、門川氏は「オール与党」が支え、二元代表制回帰の動きは雲散霧消した。「共産対非共産」の構図に食い込む第三極もなかなか現れず、旧来の構図から抜け出せない京都の政治家に年明け、市民の審判が下る。
京都市長選は、1か月後の来年1月22日告示される。投開票はその2週間後、2月5日だ。
(この連載は鷲尾有司が担当しました)
(2011年12月20日 読売新聞)
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川島海か〜昼間から公園のベンチでいけめんと抱き合いながら濃厚キスの光景を
一般人にフォーカスされる。。。事務所サイドは、完全否定〜。。。
だが〜数枚の写真で認めざるを得ないか?まだ〜子供なのに体は、大人の女を
感じさせる。。。http://speed01.heteml.jp/
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>>2153
京都は特別なんやし特例で認めてやりゃあええのに。¥^−「>木造住宅の耐震化が急務だが、国の住宅・土地統計調査によると、京都市では2008年に木造家屋の空き家が4万8720軒あり、現在も増え続けている。細街路沿いの木造住宅の建て替えは、建築基準法で道路の中央から2メートル後退させて行う必要がある。市建築指導課は「仕方なく改築を断念している例が多く、空き家を増やす原因」とみる。
>市には「屋根瓦が落ちそう」「倒壊が怖い」と市民から毎年70件を超える情報が寄せられる。市は同法の基準緩和の方法を探るが、思うようには進まない。
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http://www.asahi.com/politics/update/0205/OSK201202050019.html
2012年2月5日22時1分
京都市長選、門川氏が再選確実 「府市協調」支持集める
京都市長選は5日投開票され、現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、社民、みんな推薦=が、弁護士で新顔の中村和雄氏(57)=共産推薦=を破り、再選を確実にした。山田啓二・京都府知事との「府市協調」を打ち出し、非共産の5政党や財界などの支援を得て、中村氏の追い上げを振り切った。投票率は36.82%(前回37.82%)だった。
門川氏は昨年11月の大阪府知事・市長ダブル選や今年1月の大津市長選で、府県と市の連携を訴えた候補が当選したことを踏まえ、山田知事との良好な関係を強調。非共産勢力の政党を結集させた。市職員1400人余りを削減し、昨年度決算を黒字にしたと1期4年の実績をアピール。経済再生を掲げ中小企業支援に力を入れるとし、財界から労組まで幅広い支持を得た。
中村氏は2008年の前回選で門川氏に951票差で敗れ、再挑戦となった。東日本大震災と原発事故を踏まえ、「脱原発市政の実現」を掲げ、原発の全廃を国に求めると主張。公共事業を地元企業に発注する公契約条例の制定も唱えて門川氏を追い上げたが、及ばなかった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000276-yom-pol
最低評価教職員「改善へ育成」…橋下市長に対案
読売新聞 2月6日(月)10時26分配信
大阪市の橋下徹市長が2月市議会に提案予定の教育基本条例案を巡り、市教育委員会が、2年連続で最低評価とされた教職員について「改善に向けて育成する」などとする対案の作成を進めていることがわかった。
橋下市長に7日、市教委としての考え方を伝えた上で、今月中旬までにまとめる方針。
橋下市長が代表を務める大阪維新の会の案では、2年連続で最低評価(下位5%)になれば分限免職の対象となる。市教委は「こうした教員を排除するだけでは学校現場はすさんでしまう」(委員長の矢野裕俊・武庫川女子大教授)との考えから、育成に重点を置くよう求める。
また、1月末の府市統合本部で「首長が最終決定する」との内容で決着した教育目標の設定についても、習熟度別の少人数授業など、市長が予算措置できる施策の範囲内で定めることを市教委案に明記するという。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120206-OYO1T00201.htm?from=top
京都市長 門川氏が中村氏破り再選
支援者と乾杯する門川さん(中央)(5日午後8時55分、京都市下京区の事務所で)=川崎公太撮影
京都市長選は5日、投開票され、民主、自民、公明、みんなの4党と社民党京都府連が推薦する現職の門川大作氏(61)が、共産党推薦の新人で弁護士中村和雄氏(57)を破り、再選を果たした。門川氏は、京都府との「府市協調」を訴え、山田啓二知事の全面的な応援を受け、中央政界の与野党の相乗り支援で組織票を固めた。投票率は、36・77%(前回37・82%)だった。
門川氏は「府と市の協調を完全にして、行財政改革を加速させる」と、昨秋から大阪府や滋賀県で続く、知事と府県庁所在地の市長の連携を強調。市の人件費や市営地下鉄の赤字削減などの実績をアピールした。門川氏は「山田府政と連携を深め、新しい自治体をつくっていく」と語った。
2008年の前回選に立候補し門川氏に951票の僅差で敗れた中村氏は「刷新」を掲げ、共産支持層に加え無党派層の取り込みを図ったが、及ばなかった。
◆京都市長選確定得票
当 221,765門川 大作 無現〈民〉〈自〉〈公〉〈社〉〈み〉
189,971中村 和雄 無新〈共〉
〈〉は推薦政党
(2012年2月6日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120206-00000010-ann-pol
【独自】大阪市長選で労組が脅し?内部告発で…
テレビ朝日系(ANN) 2月6日(月)13時29分配信
スクープです。大阪市交通局の労働組合が、去年の大阪市長選挙で、現職市長の支援に協力しなければ不利益があると、職員を脅すように指示していた疑いが独自の取材で明らかになりました。
大阪市交通局の労働組合は、去年11月の市長選で、勤務時間中に現職の平松氏支援のための「知人紹介カード」を集めていたことが発覚し、橋下市長に謝罪しています。さらに今回、ANNが独自に入手した紹介カードの回収リストには、「非協力的な組合員がいた場合は、今後、不利益になることを本人に伝える」との指示が書き込まれていました。
内部告発者:「正直、恐怖を覚えた。(人を脅す)やくざと言っていいくらいの団体だと思う」
内部告発を受けた維新の会の市議が、6日朝、事実確認のため交通局に出向きました。
大阪維新の会の市議:「はっきりとした恫喝(どうかつ)ですよね」
大阪市交通局・総務課長:「(リストを)ざっと見る限り、(交通局に)在籍している職員。職員コードもほぼ間違いない」
リストには交通局職員の3割にあたる1867人が並び、政治活動が制限されている管理職もいます。総務部しか知らないはずの非組合員のコード番号も記され、組織ぐるみの疑いが強まっています。
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>>2078>>2167
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000006-maiall-pol
<大阪市長選>組合が選挙協力強要か 拒否「不利益」、維新市議が文書公表
毎日新聞 2月6日(月)19時19分配信
大阪市交通局職員でつくる「大阪交通労働組合」が昨年11月の市長選前に庁舎内で平松邦夫前市長の推薦人紹介カードを配布していた問題で、同組合が組合員に対し、協力を拒んだ場合は人事上の不利益を受けることを示唆していた可能性があることが分かった。大阪維新の会市議が6日、明らかにし、市に調査を申し入れた。事実であれば、組合員に対する政治活動の強要と言える行為で、批判を呼びそうだ。【茶谷亮】
市議によると、維新の会に内部告発があり、組合がカードを配布する際に作ったとみられるリストが持ち込まれたという。このリストは、カードの配布・回収状況を確認するためのものとみられ、職員約1800人分の名前が載っていた。カード配布・回収時の注意事項として「非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」と記載されていた。大阪市では「労働組合が人事に介入している」という指摘があり、市議は「選挙に非協力的だと人事上、不利益になるという意味に取れる」と批判している。
リストには非組合員である管理職も含まれ、職員ごとに非公表の職員コードも記されていた。市交通局は「組合が知り得ない事実だ」としており、人事情報が組合側に流出した可能性もあるとみて、調査する方針。一方、組合は「根も葉もない話で、弁護士と協議して対応を決める」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000099-san-soci
交通局労組「非協力なら不利益」 リストに局長級幹部も
産経新聞 2月6日(月)15時18分配信
大阪市職員の労働組合が、昨秋の市長選で現職支援に積極的に動いていたことを裏付ける生々しい実態が6日、明らかになった。橋下徹市長率いる大阪維新の会が入手した、平松邦夫前市長支援のための「知人・友人紹介カード」と、管理用のチェックリスト。市交通局職員でつくる大阪交通労働組合(大交)が配布・回収を指示し、非協力的な職員には人事上の脅しともとれる「不利益」があることを示唆していた。
「大阪市労連(市労働組合連合会、大交の上部組織)では、組合員が一丸となって知人・友人紹介活動に取り組み、平松市長を積極的に支援していくことが決定しています」
「紹介カードを提出しない等の非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」
維新が入手したチェックリストには、交通局職員約1800人分の氏名などが記載され、協力しない職員への「脅し」ともとれる文言が記されていた。
入手リストはA4判で36枚分。会社の社員番号にあたる氏名コードや氏名、「済」を記入する紹介カードの配布・回収のチェック欄などがある。氏名コードは交通局総務部のほか、組合費を徴収する関係で大交も把握しているが、リストには非組合員の局長級ら幹部職員の名前もあった。
現職職員から情報提供を受けた維新市議によると、リストは職場で管理され、選挙後に上司から廃棄命令が出たという。
維新市議は「こうした資料が職場にあること自体が問題で、交通局が組織ぐるみで選挙運動にかかわっていた疑いが強まった。特に管理職の選挙運動は違法性があり厳しく追及する」と話す。
大交は交通局の非管理職のほぼ全員にあたる約6500人が加入。6日、産経新聞に対し「取材は一切お断りしています」と答えた。市労連は市長選で「大阪市と市労連の存続をかけた選挙」などとして、平松氏を全面支援していた。
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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/541817/
大阪 給与カットで急増 市バス運転手「駆け込み退職」
配信元:
2012/01/13 12:54更新
橋下徹(はしもと・とおる)大阪市長(42)が民営化の方針を打ち出した大阪市バスの運転手のうち、退職金が加算される早期退職制度を使って今年3月末に退職する職員が昨年同時期に比べ約15倍に急増したことが1月12日、市への取材で分かった。市長が4月からの給与カットを宣言していることから「駆け込み退職」とみられる。
市によると、市は2007年度から、9月末と3月末の年2回、勤続25年以上か50歳以上の職員が定年前に早期退職する場合に退職金を加算する制度を導入。市バスを所管する交通局は独自に11、12年度に限って対象枠を45歳以上に拡大し、加算率も45〜55歳は30%に引き上げた。市バス運転手の早期退職者は10年度の9月末が1人、3月末が5人だったが、11年度は9月末が5人、3月末は77人で全運転手の約1割に上った。市バス運転手の年収は739万円(49歳平均
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言いたかないけど、大阪市交通局は救いようがない。。。
2444 :チバQ:2009/11/17(火) 22:21:17
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200911170003.html
大阪市営地下鉄の駅売店、天下り先団体と「格安」契約(1/2ページ)2009年11月17日
大阪市民共済会が運営する売店(手前)。大阪メトロサービスが営業する売店(左奥)と近接している=大阪市北区の東梅田駅、諫山卓弥撮影
大阪市営地下鉄の駅売店の運営について、市が職員の天下り先の2団体と「格安」で随意契約を結び続けている。11の駅では2団体がそろって出店する一方、休日には2団体ともほとんどの店を閉めており、市議会から「身内に甘い」と指摘された。市は団体の統合を検討しているが、雇用問題の解決も必要で、一筋縄ではいかないという。
朝夕は通勤・買い物客でごった返す谷町線の東梅田駅。「SUBSTA」の看板を掲げた売店が約20メートルの間隔で並ぶ。市が100%出資する株式会社「大阪メトロサービス」と、財団法人「大阪市民共済会」の店だ。
市営地下鉄の全133駅のうち、メトロ社は63駅で101店、共済会は22駅で29店を運営。随意契約を結ぶのはこの2団体だけで、使用料は市の内規に基づき、乗降客20万人以上の駅で1平方メートルあたり約1万8700円とされる。
だがメトロ社は、さらに3割引きの1万3130円で市と契約。市の担当者は「駅案内やプリペイドカード発売などの業務を補っているから」と説明する。現在は内規の額に合わせている共済会も、07年度までは3割引き、08年度は2割引きだった。
一方で、市は駅構内を活用した「駅ナカ」ビジネスに注目し、07年から民間公募に力を入れる。銀行や衣料品店など計6店が梅田、天王寺、なんばの3駅に出店。入札による使用料は1平方メートルあたり2万7千〜15万7千円で、メトロ社に比べて最高約12倍の収入を市にもたらしている。
今年3月末の時点で、メトロ社の社員251人のうち34人は市退職者の天下りだ。残りの社員もほとんどが市職員の家族や知人で、株式会社化された07年まで縁故採用を続けていた。共済会も役員を含む職員36人中6人が天下り。両団体とも一部を除き、日曜・祝日は売店を休む。
随意契約は地下鉄開通後の1937年、市職員らの遺族に就職をあっせんする共済会の前身団体に売店運営を任せたのが始まり。所管は健康福祉局だが、49年に交通局がメトロ社の前身の社団法人を設立し、2団体が併存した。
市の市政改革推進会議は07年、「非効率」だとして08年度中に両団体の売店を統合するよう求めた。今年9月の市議会決算特別委員会でも「随意契約は市民感覚からかけ離れている」「日祝休みはおかしい」と指摘された。メトロ社は12年までに赤字の約70店を廃止・縮小する計画だが、市は残る黒字の約30店と随意契約を続ける方針だ。
平松邦夫市長は、売店の民間公募を今後も増やす考えを示している。市は2団体の統合なども含めて今年度中に経営の合理化計画を示す方針だが、「それぞれの団体の職員の再就職先探しなど、雇用問題の解決方法を探るのに時間がかかっている」という。(島脇健史)
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>>2076
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000200-mailo-l26
2012八幡市長選:前市議と前副市長が対決 市政転換・継承、争点の軸に /京都
毎日新聞 2月6日(月)15時32分配信
任期満了に伴う八幡市長選が5日、告示され、いずれも無所属新人で、前市議の長村善平(おさむらよしひら)氏(53)=民主・社民推薦、共産支持=と、前副市長の堀口文昭氏(60)=自民・公明推薦=の2人が立候補した。同市長選で新人同士の一騎打ちは00年以来、12年ぶり。両候補は市政の継承か転換かを主な争点に、福祉やまちづくりなどの政策を訴え、7日間の選挙戦がスタートした。投開票は12日。4日現在の有権者数は6万373人。
明田功市長(68)は「健康不安」を理由に引退を表明し、堀口候補を後継指名した。
同市長選では、同様の政党の推薦、支持の構図になった前々回の04年は牟礼勝弥元市長=自民・公明推薦=が、わずか264票で共産などでつくる団体が支持する民主・社民推薦候補と、別の新人を退けている。08年には明田市長=自民・公明推薦=が、04年と同じ民主・社民推薦候補と、共産推薦候補を抑えた。【村瀬達男、北村弘一】
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◆立候補者の第一声(届け出順)
◇福祉の先進都市に−−長村善平氏(53)=無新
長村候補は同市八幡植松の事務所前で午前8時半から出陣式。約200人の支持者を前に、「中学校卒業までの医療費無料化や、中学校給食、高齢者対策や障がい者施設整備など、福祉の先進都市に向けて全身全霊で改革したい」と訴えた。
民主の山井和則衆院議員、福山哲郎参院議員も応援に駆けつけた。前内閣官房副長官として福島第1原発事故対応にあたった福山氏は「福島県の被災地の首長さんと毎日のように会って、首長の存在がいかに大切かを感じた。長村さんに先頭に立ってもらいたい」と述べた。
◇府市協調の市政を−−堀口文昭氏(60)=無新
堀口候補は同市八幡三本橋の事務所で出陣式を行い、自民党府連の二之湯智会長(参院議員)や公明党府本部の大道義和幹事長(京都市議)ら約250人が参加した。
山田啓二知事の祝電も披露され、明田功市長は「(共産が支持する)相手候補では府と協働の施策はできない」と力説。堀口候補は「私が府市協調のできる唯一の候補であり、(政治的な)大義がある。将来の八幡のために選挙戦を勝ち抜く」と訴えた。その後、だるまの両目に小さく墨を入れ、「頑張ろう」三唱で気勢を上げた。
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長村善平(おさむら・よしひら) 53 無新
[元]市議▽市農業委員[歴]市職員▽府農協青壮年委員長▽全国農協青年組織協議会理事▽近畿大=[民][共][社]
堀口文昭(ほりぐち・ふみあき) 60 無新
[元]副市長[歴]市教育部次長▽都市整備部長▽保健福祉部長▽健康部長▽政策推進部長▽同志社大=[自][公]
2月6日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120206/kyt12020602020002-n1.htm
新人2氏の一騎打ち 八幡市長選告示 京都
2012.2.6 02:01
任期満了に伴う八幡市長選は5日告示され、前市議の長村善平氏(53)=民主、社民推薦、共産支持=と、前副市長の堀口文昭氏(60)=自民、公明推薦=の新人2人が無所属で立候補、選挙戦は2人による一騎打ちとなった。投開票は12日。
長村氏の出陣式には民主や連合の関係者など約150人が参加。長村氏は第一声で「八幡はかつて福祉の先進都市といわれたが、福祉切り捨ての市政が行われ、市民はそれを実感している。市民の意見が反映でき、(再び)自信を持って福祉先進都市といえる八幡市に改革したい」と決意を述べた。その後、選挙カーで市内をくまなく回り、支持を訴えた。
堀口氏の出陣式には自民、公明の関係者など約250人が詰めかけ、堀口氏は第一声で「『輝く八幡をつくりたい』という訴えには多くの激励をいただいている。私には府市協調ができる唯一の候補としての大義がある。将来の八幡のためにこの選挙をなんとしても勝ち抜きたい」と決意表明。その後、美濃山地区で「桃太郎」を行うなどして支持を訴えた。
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懐かしいなぁ。。八幡市長選にはちょろっと絡んだことが実はあるんですが,もう8年も前か・・。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000267-mailo-l26
選挙:京都市長選 毎日新聞出口アンケ 無党派支持、中村氏に軍配 自公支持層の大半、門川氏に /京都
毎日新聞 2月7日(火)15時50分配信
毎日新聞京都支局は5日、京都市長選の投票を終えた有権者を対象に出口アンケートを実施した。支持政党別では現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、みんな、社民府連推薦=が自民、公明の両党支持層の大半から得票した一方、中村和雄氏(57)=共産推薦=は民主支持層の4割強に食い込んだ。注目された無党派層の取り込みでは、中村氏が門川氏を上回った。
調査は全11区の投票所で行い、門川氏と中村氏のいずれに投票したかを回答した751人の動向を分析した(小数点以下、切り捨て)。
支持している政党は、自民19%▽民主15%▽共産12%▽公明4%▽みんな2%▽社民1%の順。「支持政党なし」と答えたのは43%だった。
年代別では、門川氏は50代の52%と70代以上の60%から得票したのに対し、中村氏は20代の60%、30代の57%、60代の53%に選ばれ、中高年層に強い門川氏と若者層に強い中村氏とに大きく分かれる結果となった。40代は50%ずつと分け合った。
候補者を選ぶ際に最も重視する基準を聞いたところ、39%で最多となった「政策全般」と答えた人は、ほぼ5割ずつを門川氏と中村氏が分け合った。続く「人柄」(10%)では門川氏が上回り、「政治経験・実績」(9%)では9割超の支持を得た。
分野別政策では「教育福祉対策」(8%)と「景気雇用対策」(6%)のいずれでも中村氏が上回った他、中村氏が前面に掲げた「原発対策」(7%)では9割超の支持を得た。
2月7日朝刊
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001202080001
府市特別顧問、新たに余語氏ら就任
2012年02月08日
府と大阪市は7日、府市の特別顧問に余語(よご)邦彦・ビジネス・ブレークスルー大学院大学教授が就任すると発表した。また、市特別顧問の飯田哲也(てつなり)・NPO法人環境エネルギー政策研究所所長が府の特別顧問にも就任し、府市の特別参与に4氏が加わる。任期は特別顧問が8日から、特別参与は9日から。
府市の兼任を含め、府の特別顧問は8人、特別参与は17人。大阪市の特別顧問は12人、特別参与は12人となる。
余語氏は経営コンサルタント会社マッキンゼーの勤務経験があるなど企業再生論が専門。交通事業分野で府市統合本部での議論に助言する。
特別参与に就任するのは太下(おおした)義之・三菱UFJリサーチ&コンサルティング芸術・文化政策センター長▽嘉名光市(かな・こういち)・大阪市立大大学院工学研究科准教授▽中川幾郎(いくお)・帝塚山大法学部教授▽橋本裕之・盛岡大文学部教授の4氏。都市デザインや景観、芸術文化振興、演劇などの専門家で、府市の都市魅力創造戦略部会に出席し都市の観光集客力の強化や街づくり政策について助言する。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120208-OYO1T00193.htm?from=main1
大阪市、都構想反論に公金5420万円投入
大阪市の橋下徹市長が市当局に指示していた職員による政治活動の洗い出しで、市の報告案の全容が判明した。計5420万円の公金を投入し、橋下市長が主唱する「大阪都構想」への反論を広報紙やホームページ(HP)に掲載するなどしたことについて「政治活動と疑われる行為で、配慮に欠けた」と総括している。これを受け、橋下市長は今後、政治活動の範囲を示し、職員に禁じる条例を制定する方針だ。
報告案は、市情報公開室が「行政と政治の分離についての見解」としてまとめた。案によると、市は2010年12月号、11年2月号の広報紙「市政だより」で、「市と府の施設が二つあるという見かけだけで二重行政だとするのは誤り」など都構想に異論を唱える記事を掲載。HPでは都構想が争点となった選挙の期間中も同趣旨の記事を載せ続けた。
また、英国のエコノミスト誌の調査で、市が「世界140都市で住みやすい街アジア1位」に選ばれたことを市政だよりやポスターで紹介。調査項目には所得額や失業率などが含まれておらず、対象都市も日本では東京、大阪だけだったが、そうした説明抜きに、前市長の市政改革の成果とするパンフレットを作成し、市長選告示日が迫った時期に市民らに配布した。
さらに、市内24区ごとに地域懇談会(10年7月〜11年2月)を開催し、都構想について前市長が参加者の質問に答える形で反対の意思を示した。区民まつりでは、前市長の市長選への出馬表明後も、前市長のイラスト入りで市民協働に関するアンケート用紙などを配布。市議会から「事前活動と誤解される」と指摘されても続けた。
市は「当時の市長の方針のもと、市役所の通常の行政活動として実施した」としつつ、「時期・内容・状況から市民目線で判断し、政治的行為と疑われる行為は厳に慎むべきであり、慎重な取り扱いが必要だった」と結論づけている。
新藤宗幸・元千葉大教授(行政学)の話「選挙の告示後は、行政の広報媒体に政治的主張を掲載すべきではない。市幹部の指示で故意に掲載を続けていたとすれば、地方公務員法違反に問われかねない。大阪市では長年、職員と組合、議会が一体で選挙を戦ってきたため、感覚がまひしていたのではないか」
(2012年2月8日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001202090002
八幡市長選 課題を探る(上)
2012年02月09日
住宅街の一帯に急な坂道が続く。ある高齢女性は「いつまで歩けるか……」と不安をこぼした=八幡市
増える買い物弱者
ニュータウン 進む高齢化
12日に市長選が投開票される八幡市。ニュータウンや団地が相次いで建設され、京都と大阪のベッドタウンとして発展した市が抱える課題について、2回に分けて報告する。
「大変なところにきてしまった」。市の北西部の丘陵にある橋本栗ケ谷地区の主婦(80)は、家の近くを歩くと、そんな気持ちになる。足腰が弱り、若い頃のようには歩けない。最大で15度と言われる急な坂道で転倒しないか、怖くなる。
1960年代に開発が始まったニュータウン。石清水八幡宮に近く、自然も豊か。木津川などが淀川に合流する風景の眺望は、「遊びに来た人たちにうらやましがられた」と住民の一人は話す。
だが、様相は変わりつつある。市の人口はここ10年、横ばいだが、地区では7%減った。高齢化も進む。地区で唯一だったスーパーが5年ほど前に閉店。日常の食料品を調達するにも苦労する人が出てきた。
ニュータウンの一角にある希望ケ丘町内会(約300戸)の森下秀一会長(63)は「車を運転できないお年寄りは何をするにも苦労している。家を売り、引っ越す人も多い」と話す。
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主婦もそう感じる一人だ。四半世紀前、「老後を静かな場所で」と、夫と2人で大阪から越してきた頃は、何の不自由も感じなかった。今は食材などを買うために、週に1度の宅配サービスを利用するか、タクシーで遠くのスーパーへ行っている。
片道1140円のタクシー代は、年金暮らしの身に重くのしかかる。夫は23年前に亡くなり、一人暮らし。「家を買った時は、『坂は健康維持になりますよ』と業者に言われた。まさか、こんなに困ることになるなんて」
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こうした「買い物弱者」は全国に約600万人いると経済産業省は試算。10万人程度いると推定される府は2011年度、店までの送迎車やミニスーパーの設置などを計画する商店街や商工会に助成する「高齢者買い物サポート事業費補助金」を創設した。現在、申請の動きがあるという。
京都市は昨年、洛西ニュータウン(西京区)で、住民に端末を貸してインターネットで買い物をしてもらう実験を始めた。
八幡市はこれまで、市議会で取り組む姿勢は示しているが、商工観光課の担当者は「困っている人がどのぐらいいるのか、実態も把握できていない状況」と打ち明ける。
買い物弱者に詳しい帯広畜産大の杉田聡教授は、「もはや一部の特別な地域の問題ではない。職員が公用車で住民を運ぶなどの対策を取っている自治体もある。どうすれば高齢者の生活を守れるかを真剣に考えてほしい」と話す。
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001202100003
八幡市長選 課題を探る(下)
2012年02月10日
手作りの弁当を食べる中学生。コンビニで「買い弁」する生徒もいる=八幡市
中学給食 導入ゼロ
研究会、昨年夏に始動
公立中学校での給食実施をめぐり、各地の自治体で議論が高まっている。全国の実施率(2009年5月)は81・6%だが、府内は61・7%。八幡市は、舞鶴、宇治、京田辺、長岡京などの市とともにゼロだ。
午後0時40分、八幡市内の市立中学校。生徒たちが机に昼食を広げる。校長は「過半数は家庭で作った弁当だが、コンビニでおにぎりやパンを買ってくる生徒もいます」と説明する。
市はこれまで、「成長に個人差がある」「親子の絆を深めてほしい」といった理由で、弁当持参を原則としてきた。中学3年と1年の子どもを持つ森下郁代さん(44)は「給食があったらうれしい」という。
フルタイムで働きながら毎日、弁当を作る。子どものクラブの朝練習に合わせ、午前6時前から準備することも多い。「彩りぐらいなら気をつけられるが、栄養バランスまでしっかり考える余裕はない」
08年に市がまとめた報告では、昼食をコンビニで買う生徒は全体で5%。朝食を家で食べない生徒は全体で7%いた。
市八幡福禄谷の会社員、中村秀雄さん(58)は、給食の実施を求める内容を盛り込んだ請願を05年から市議会に出し続けている。「食事の栄養に不安がある生徒はいる。成長期にそういう子どもを出したくないという思いがある」。昨年12月には、約4200人の賛同を集めた請願が、議会では不採択となった。
府内ではここ数年の間に公立中学校の給食実施が木津川市で100%、京都市でほぼ100%実施された。現在、25%の南丹市でも完全実施が決定。舞鶴市も前向きな検討を始めた。八幡市は昨年夏、研究会を設けて事例の調査を始めた。
ただ、実施した自治体では利用率の低さに頭を悩ませるところもある。大阪府富田林市は07年、選択制の給食を導入したが、利用率は平均して3割未満にとどまる。13億6千万円かけて8校に調理室を整備し、運営費は年に1億5千万円かかる。利用率が上がらない理由を調査し、5割の利用率を目指す。
八幡市でも、弁当を持参できない生徒に配慮して業者の弁当を注文できる制度を06年に始めたが、利用率はおおむね1%未満だ。
市で各中学に調理室を整備して給食を実施する場合、昨年6月時点での概算では整備費が約8億円、維持費が年1億2500万円かかるという。この支出をどう考えるか。中村さんは「できるかどうかの判断材料を詳細に提示し、前向きな議論をもっとしてほしい」と話す。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120208-OYT8T01191.htm
2012 草津市長選 市政の課題 沈む商店街 人口増 県内2位なのに
にぎわい駅前に集中
人通りもまばらな本五商店街(草津市草津) JR草津駅に近く、草津市中心部にある「本五商店街」(草津)の自転車店「サイクルショップナガサカ」。昼間で営業中だが、店内は薄暗く、電灯も消されている。店主の長坂行雄さん(75)は「1日の売り上げが電気代にもならないことがある。寂しいけれど、もう商店街としてはやっていけない」。閑散とした通りを見つめ、ため息をついた。
旧東海道と旧中山道が交わる宿場町として栄えた草津市中心部。市役所近くの75メートルほどの小さな通りに、最盛期は約20店舗が軒を連ねた。だが、1994年に南草津駅が開業し、駅周辺にスーパーや量販店、フランチャイズの飲食店などが建ったあおりで、客足が遠のいた。
店主の高齢化で廃業も相次ぎ、2011年2月には5店舗に。市商店街連盟に加盟できる店舗数(6店舗)を下回り、同年3月で脱退した。長坂さんの店は父親の代からで、創業約80年。なじみの客が多く、営業は続けているが、「とても生活できない」と、息子2人には跡を継がせなかった。
◇
草津市は10年の国勢調査で、人口が13万人を突破した。5年前からの増加率も約8%と、県内で守山市に次いで2番目に高い。京阪神のベッドタウンとして宅地開発が進み、特に若い子育て世帯の転入が多い。JR草津駅は、1日の乗降客数が5万5308人(10年度)と県内の駅では最多だ。
だが、駅周辺の中心市街地の商店街では、“地盤沈下”が続く。市商店街連盟によると、02年に359店舗あった加盟数は、今は281店舗に減った。国道1号につながる同駅東口には、計1万1000平方メートルに及ぶ大型商業施設の跡地2か所が10年以上、野ざらし状態になっているが、跡地利用は決まっていない。
市も危機感を募らせ、新年度から同駅周辺を対象に「中心市街地活性化基本計画」の策定に乗り出すことにした。認定されれば国から街づくり活動への補助金が下りる。にぎわい作りの〈起爆剤〉にする考えだ。
◇
市内最大の63店舗で構成する「草津駅西口商店街」も、駐車場があって便利な近くの大型商業施設に客が流れるなど、現状は厳しい。集客を復活させる足掛かりにと、連盟と商店主らが先月、バレンタインデーを絡めたイベントを初めて実施した。
チョコレート作りに使う材料を〈ラリー形式〉で、商店街の店舗から調達する企画で、親子連れら約60人が参加した。店先で材料を配った男性店主(46)は「新住民の中には、商店街の存在を知らない人もいる。知ってもらう努力が必要だ」と話した。
人口増が中心市街地のにぎわいと必ずしも比例しない今の流れ。地域バランスの取れた活性化への道筋を示すことが求められている。
12日告示、19日投開票の草津市長選を前に、市政の課題を2回に分けて報告する。
(2012年2月9日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120209-OYT8T01303.htm
2012 草津市長選 市政の課題 町内会加入低迷 大災害時“薄い絆”不安
新住民、負担に尻込み
老上学区で発足した自治組織「まちづくり協議会」の会合。住民らは町内会作りへの市の後押しを望んでいる(草津市の老上市民センターで) JR南草津駅西側の老上学区にある約300世帯のマンションで1月下旬、住民集会が開かれた。市内でも1、2を争う、高い人口増加率の地区だが、町内会はなく、設立を考えるマンションの管理組合が市に説明会の開催を求めた。
参加者約90人は働き盛りの30〜40歳代が中心。市職員は「町内会がないと、必要な連絡も滞る」と説明したが、「役員は、どのくらい会議に出なければならないのか」など、負担を心配する声の方が大きかった。
学区全体で6707世帯1万6467人(1月末現在)。人口はここ5年で約4500人増えた。3割強の約2100世帯が、町内会がないか、あっても未加入だ。2年前に、約300戸の宅地で結成の動きもあったが、まとまらなかった。
町内会のない別のマンションに住む主婦(32)は「普段は困らないが、知らない隣人ばかり。大災害が起きたら、と考えると不安だ」と打ち明ける。
市内には208の町内会があり、加入率は全世帯の89%と比較的高い。だが、老上学区のような人口急増地区では、町内会がないところも多く、加入率はぐっと下がる。
◇
大規模災害に備え、市は2010年から、75歳以上のお年寄りや障害者ら「要援護者」について、本人や家族の同意を得て名簿作りをしている。リストは町内会と共有するが、対象となる約7500人のうち、登録済みは2785人(昨年8月5日現在)で登録率は37%にとどまっている。
こうした現状を受け、市は今年度、町内会のない地域を対象に、「要援護者」とは別に住民名簿作りを始めた。新たに開発される宅地で、事業者が入居者に町内会加入を促すよう求める条例の策定も進めている。
市はいずれも町内会の組織作りへの足掛かりとしており、市まちづくり協働課の吉本勝明課長(54)は「町内会は地域自治の土台。災害発生に備え、加入率アップのための働き掛けを続けたい」と話している。
◇
昨年3月の東日本大震災後、各町内会から市に「災害への備えを教えて」という要望が相次ぐなど、防災意識は高まっている。一方で、町内会のない新興住宅街やマンションでは自主防災組織もなく、防災訓練を経験できない新住民も少なくない。
老上学区では5日、福祉や防災など地域の課題を地域で解決するための自治組織「まちづくり協議会」が発足した。町内会のある地区に住む植崎勝美・同協議会会長(66)は「災害時には、町内会に入っていないからといって放ってはおけないから、協議会を作ったが、市には人口急増地域でもっと重点的に、町内会の結成に力を注いでほしい」と話した。
(この連載は、矢野彰が担当しました)
(2012年2月10日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1326205359033_02/news/20120110-OYT8T01320.htm
大津市長選 県都の課題
<上>中心市街地
「人口増」と「客足減」の矛盾
「大津駅西地区市街地再開発事業」で進む再開発ビルの建設工事(JR大津駅西側で) 「浜大津再開発」「県都の浮沈かけ中核整備」
20年前、大津市長選を報じた読売新聞の記事で、見出しが躍る。地上32階建て(地下2階)、高さ100メートルの商業・住宅型再開発ビルの建設を巡る記事だ。京阪浜大津駅のすぐ西側で、「再開発が進めば、昔のにぎわいが戻る」と期待する商店主の声が紹介されていた。
だが、〈にぎわい〉は戻らなかった。計画が変わって、ビルに入る予定だった大手百貨店が取りやめ、規模が縮小された。1998年、高さ約60メートルの「明日都(あすと)浜大津」としてオープンしたものの客足は伸びず、中核テナントとして入居した「浜大津オーパ」は、わずか6年後の2004年に撤退した。
浜大津駅からJR大津駅にかけて、市の中心地域の活性化は積年の課題として残されたままだ。
◇
昨年10月、大津駅西地区土地区画整理事業に伴い、新たな再開発ビルの建設が始まった。29階建て、高さ97メートルの大型ビルで、1、2階に商業施設、4階以上に住宅が入る。13年11月の完成予定で、180戸に約450人が入居することになる。
総事業費58億円のうち、市も約4分の1を補助する「大津駅西地区市街地再開発事業」で、市都市再生課の福井英夫課長は「過剰な期待はできないが、にぎわい復活に弾みをつけたい」と意気込む。
にもかかわらず、かつての人通りを呼び戻せる、と期待を寄せる人は多くない。「店は一応、開けてはいるけれど、主な収入は市役所や学校への配達だ」。この地域で文具店を営む男性(41)はそう、打ち明ける。
周辺で人口は増えているが、来店者は徐々に減っている。市の郊外や草津市などで、大型店の出店が相次いだ影響だという。男性は「『昔のように』はもう無理だ。各店舗が、小売店では客が来ないという現実に対応していく必要がある」と、自分に言い聞かせるように話した。
再開発組合のメンバーとして明日都浜大津のオープンに関わった元旅館業の男性(74)は「駐車場用地が確保できない限り、中心市街地での大規模な商業施設は難しい」と指摘する。大津駅西側の再開発ビルでは、駐車場に住民用以外のスペースは7台分しか確保されていない。
市の中心市街地が苦しむ〈じり貧〉に、終止符が打てるかどうか。市長のかじ取りにかかってくる。
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15日告示、22日投開票の大津市長選を前に、市政の課題を3回、報告する。
(2012年1月11日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1326205359033_02/news/20120111-OYT8T01341.htm
大津市長選 県都の課題
<中>高齢化対策
希薄な「つながり」打開急務
「ささえあいの会」のサポーターに車椅子を押してもらい、支所でのイベントに参加するお年寄り(昨年10月、大津市日吉台で) 湖西の高台に位置する大津市日吉台地区。約40年前の〈新興住宅地〉は、65歳以上の高齢者の比率が31・1%(昨年4月現在)と、市平均(20・3%)を大きく上回る。「ここは高齢化先進地なんです」。住人の一人、呉屋之保(ごやゆきやす)さん(71)はそう、断言する。
1600世帯4000人の住む同地区にマンションはなく、全てが戸建てだ。地域で育った若者は就職で去り、若者の流入も少なく、独居の高齢者が増えた。大阪や京都のベッドタウンとして開けたため、住人の男性は特に、隣近所と交流のない人が多いという。
約40年前に転居した呉屋さんもその一人。「高齢化をチャンスに変え、『向こう三軒両隣』以上に住民の触れ合いを広げよう」と、住民同士で知恵を出し合い、「元気な高齢者が、弱った高齢者を助ける」という仕組みづくりを5年前から始めた。
「日吉台ささえあいの会」は昨夏に発足、地域の元気なお年寄りを「サポーター」として登録し、困った人の要望に応じて紹介する。車椅子を押してもらうサービスを利用し、地域の祭りに参加した上野と志さん(80)は「一人ではできないことを助けてもらえる。近所の人だから、なおさら心強い」と話す。
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だが、市内の同様の住宅街や集落で、地域ぐるみの高齢化対策に取り組んでいるのは、ごくわずかだ。
南部や東部で高齢化率が1割前後と低い地域がある一方で、湖西の一部の地域では3割を超える。山間部にある葛川地域は、“限界集落”と呼ばれる高齢化率50%を既に超えている。
高齢者対策で、市は高齢者向けの配食サービス(1食450円)を実施。5000〜6000人とされる一人暮らしの65歳以上を対象に、急病や事故の緊急通報サービスを提供しているが、申し込みには「近隣住民の協力」が必要なため、利用は約900人にとどまっている。担当者は「隣近所とのつながりが希薄な今、効果的な対策を取るのは難しい」と頭を悩ませる。
◇
「ささえあいの会」は息長く支援できるようにと、「コミュニティビジネス」の手法を取り入れ、サポートを有料にして内容ごとに料金を設定した。庭の草取り500円、電球の交換100円……。“便利屋”のような仕事も依頼できる。
料金の支払い用にと地域通貨を発行し、70歳以上のお年寄り約450人に1000円分を無償配布。地域通貨は受け取ったサポーターが近隣のスーパーなどで使えるようにし、最終的に日吉台学区社会福祉協議会で換金される。
会の拠点はなく、若者と高齢者とが集える交流センターも兼ねた事務所が会員の念願だ、と呉屋さんは言う。「どんな地域も、いずれは高齢化に直面する。市は住民も巻き込んで、今よりもっと有効な手だてを考えてもらわないとね」
(2012年1月12日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1326205359033_02/news/20120112-OYT8T01219.htm
大津市長選 県都の課題
<下>財政健全化
大型事業控え 節減努力
耐震基準を満たしていない大津市役所。市は別棟の建設費用の捻出に苦労している(大津市で) 「建物の耐震性を考えると、決して十分であるとは考えておりません」
昨年9月の大津市議会定例会。市役所本館の強度に関する一般質問で、北川義治総務部長は、阪神大震災級や東日本大震災級の地震が起きた場合に、市役所が揺れに耐えられずに倒壊する可能性を認めた。
1967年に建築され、市長室や市民課など市役所の核機能が入る本館は、現在の耐震基準を満たしていない。耐震性だけではない。合併や中核市移行で職員数は嘱託や臨時も含め、ここ10年で約800人増えたが、庁舎内の執務スペースは元のままで、もはや手狭を通り越しているという。
8年前には、浜大津地区に市土地開発公社が保有する土地への移転案も浮上した。だが、「移転費210億円」という試算額の前に検討段階で挫折。その後は庁舎に“応急処置”を施しただけで、職員たちは仕事を続けている。
◇
市の財政は他市と比べ、相対的に悪くはない。一般会計決算は2010年度まで33年連続の黒字で、市税収入や交付税などを合計した標準財政規模(大津市で約650億円)に占める借金返済額の割合を示す「実質公債費比率」は11・1%と、〈イエローカード〉とされる基準(25%)にはまだ余裕がある。
借金に当たる市債の残高は約1100億円と、市の年間歳出額程度に上ってはいるものの、人口30万人以上の全国中核市41市の中では5番目に少ない額だ。
だが、「決して楽観視できる状況ではない」(市財政課)のも事実だ。12〜16年度の5か年に、一般会計で総額148億円の収支不足が見込まれるからだ。
景気の低迷で法人市民税が落ち込み、市税収入の伸びは期待しにくい。一方、生活保護や福祉費など扶助費は年々増え、バブル期に歳出の10%以下、50億円程度だったのが、10年度は23・2%、250億円に膨れ上がっている。
さらに、これから十数年の間に、市南部クリーンセンターなど老朽化した3焼却場の建て替え(400億円)、JR大津駅西側の区画整理(50億円)、JR膳所駅橋上化(40億円)、JR堅田駅前整備(20億円)など、大型事業が幾つも待ち構えている。
市の貯金に当たる財政調整基金は20億円しかなく、財政担当者は「急な支出への備えとして基金に少しでも積み立てたいが、現状では難しい」と厳しい表情だ。
◇
市は昨秋、市役所に隣接する国有地を購入し、新庁舎を建設する方針を明らかにした。完全移転の費用捻出は不可能な現状で、別棟を建ててガス事業などを持つ企業局の各部署を移転させる。財源難の折、約8億円と試算される土地取得費を、黒字続きの企業会計に計上する〈苦肉の策〉を取るためだ。
企業局の純資産は170億円。ガス事業は民営化すると、100億円以上での売却が見込まれる「打ち出の小づち」で、市の財政再建策として幾度となく、民営化が検討されてきた。
だが、福島第一原発事故で新エネルギーへの転換が叫ばれる中、「天然ガスも注目されるエネルギーの一つ。今、手放すべきではない」とする声が、市役所内外で上がり始めている。
市財政課の杉江達秀課長は「起死回生の再建策は期待できない。従って、これ以上は無理というところまで、行財政のスリム化を続けるしかない」と話す。
(この連載は田畑清二が担当しました)
(2012年1月13日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120208-00000174-mailo-l25
選挙:草津市長選 12日告示 人口増、求められる充足感 施設整備費、財政圧迫も /滋賀
毎日新聞 2月8日(水)15時33分配信
任期満了に伴う草津市長選が12日、告示される。立候補を表明したのは再選を目指す現職の橋川渉氏(62)=無所属=のみで、13年ぶりに無投票の公算が大きい。同市では人口が増え続け、JR草津駅の利用者は県内最多。財政状態も健全だが、“豊かさ”ゆえの課題もある。告示を前に二つの視点で市政を点検した。【前本麻有】
◇子育て−追いつかない整備
「徒歩で行ける広々とした公園、親子が集える場がもっとあれば」。先月17日、駐車場がファミリータイプのワゴン車であふれた玉川市民センター(同市野路9)で、子育てサークルに集まった母親たちが口をそろえた。3歳と1歳を育児中の深田香織理さん(31)は「有料でもいいから、児童館のような施設がほしい」と話した。
交通の便が良いベットタウンとして、市の人口は過去最高の13万874人(10年国勢調査)に達し、05年調査より9715人、7540世帯も増えた。市長寿福祉課によると、65歳以上の高齢者率は17・5%。県平均の20・6%を下回り、マンションが急増する南笠東学区に至っては13・3%だ。
市内に公園は300以上あるが、狭くて遊具がない所も多い。市公園緑地課の担当者は「若い世代を中心に、充足感が得られるほど整備が追いついていない」と話す。市立老上小学校は900人を超すマンモス校となり、10年に教室が増設されたばかりだが、地元ではさらに学校の分離、新設を求める声が上がっている。
保育園の待機児童も約120人に上り、市は今春、南笠町に定員120人規模の保育園を新設する。それでも、市幼児課の担当者は「すぐに新たな保育園が必要になるだろう」と案じる。
◇財政−健全性を維持できるか
実質公債費比率8・9%(国の早期健全化比率25%)、将来負担比率0・6%(同350%)、資金不足なし−−。10年度の市財政指標は県内13市で最も「優良」だ。一方、クリーンセンターや学校施設など、老朽化による大規模改修や建て替えが必要な公共施設も多い。市の試算では、38年度までに改築や耐震に要する総事業費は940億円。1年換算で34億円となり、「これらの経費が財政を圧迫する恐れがある」(市総合政策部)。市総務課は現在、改築の優先順位を検討する「ファシリティマネジメント」を策定中だ。
財政は地域経済とも切り離せない。08年に新名神高速道路が開通し、交通アクセスが向上。パナソニックやダイキン工業、オムロンなど、大企業の工場や事業所が集積し、市の歳入を下支えしている。
そんな中、00年から市土地開発公社が所有するJR草津駅東口の商業施設跡地約9500平方メートルの買い手がつかないままだ。07年、市内の企業が複合商業施設とする契約を結んだが、リーマン・ショックの影響などで事業は翌年白紙になった。「市の玄関口となる重要な土地。一日も早く開発を進めたいが、同じ失敗は繰り返せない」と同公社。今年度から市幹部と検討委を設け、分譲方法などを話し合っているが、まだ利活用や契約のめどは立っていない。
2月8日朝刊
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120210-OYO1T00555.htm?from=main3
交通局長に京福電鉄副社長を起用 大阪市
大阪市の橋下徹市長は9日、市交通局の新局長に、4月1日付で京福電鉄(本社・京都市)の藤本昌信副社長(56)を起用すると発表した。橋下市長が公約に掲げる地下鉄・バスの民営化に向けた抜てき人事で、局トップへの民間人登用は初めて。橋下市長は、局幹部にも在阪私鉄の人材をそろえる意向で、「民間経営の感覚で徹底してやってもらいたい」と述べた。
藤本氏は1978年に京阪電鉄に入社した後、京福電鉄に出向。人事部長や管理本部長を歴任し、組合交渉など主に人事労務分野で手腕を発揮してきた。市交通局では職員組合の一部役員による勤務中の政治活動が判明しており、橋下市長は組合改革を進める上でも適任と判断した模様だ。市は藤本氏から内諾を得ており、藤本氏は副社長を辞職して新局長に着任する。
(2012年2月10日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001202090001
河南町議3人、自民を離党 維新支援を表明
2012年02月09日
河南町議会(定数12)の自民党会派「緑風クラブ」の町議3人が8日、党町支部に離党届を提出したことがわかった。3人は「大阪維新の会を支援したい」とし、会派名を「かなん維新」に改めるという。
離党届を出した広谷武町議は取材に、「維新の会が大阪都構想などの改革を進めるなか、自民党は旧態依然として何も動こうとしていない」と批判。「離党という形で河南町から大阪の改革を求めたい」と話した。次期衆院選で維新が候補を擁立すれば会派として支援するという。
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>>2126
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004808106.shtml
関西広域連合議会 議席29に拡大へ 一部で異議も
関西広域連合議会(議長・吉田利幸大阪府議)の総務常任委員会が11日、大阪市北区の関西広域連合本部で開かれた。神戸市など4政令市加入に伴う議員定数について、現行の20から29に拡大する案でほぼまとまり、連合長の井戸敏三兵庫県知事に報告された。ただ、滋賀県だけは「現行定数での議席配分見直し」を求めており、16日にも吉田議長が滋賀県議会を訪れ、再度調整を図る。
議席配分案は同連合に参加する全府県・政令市会の議決が必要で、16日の滋賀県との協議で同意が得られれば、2〜3月定例会に一斉提案する方針。予定通り進めば4月には大阪、堺市、5月以降に神戸、京都市の参加が実現する。
定数29案は、新たに加入する大阪市に2、神戸、京都、堺各市を1ずつとする一方、政令市のない滋賀、和歌山、徳島、鳥取の4県をそれぞれ1増の3とする内容。
参加6府県と4政令市は同意を表明したが、都市部府県の発言力拡大に警戒感が強い滋賀県は「定数内の見直し」の主張を譲らず議論が紛糾。このため今回の議員定数の規約改正案には「国出先機関の移管までの経過措置」と付記し、滋賀県の受け入れを求めている。
(藤原 学)
(2012/02/11 21:05)
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>>2171-2712>>2177-2178
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120211/kyt12021102170001-n1.htm
2新人、横一線の戦い 八幡市長選あす投開票 京都
2012.2.11 02:16
任期満了に伴う八幡市長選は12日投票、即日開票される。立候補しているのは前市議の長村善平氏(53)=民主、社民推薦、共産支持=と、前副市長の堀口文昭氏(60)=自民、公明推薦=の新人2人で、横一線の激しい選挙戦を繰り広げている。
継承市政の改革を訴える長村氏はスポット演説を中心に選挙運動を展開。前回、候補者を立てた共産が支援に回り、長村氏有利という見方もあったが、陣営では「厳しい選挙。勝敗は僅差になる」として引き締めを図っている。
一方、府市協調の市政を目指す堀口氏は個人演説会も精力的にこなす選挙戦。市議の半数以上の支援を受け、国会議員も応援に駆けつける。陣営は当初、「リードされている」としていたが、追い上げに手応えを感じている。
投票は12日午前7時から午後8時まで。開票は午後8時45分から市文化センター小ホールで行われ、同日中には新市長が決まる見通し。4日現在の選挙人名簿登録者数は6万373人。
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◇八幡市長選 (届け出順)
長村(おさむら) 善平(よしひら) 53 無新
元市会副議長・市農業委員(全国農協青年組織協議会理事・市職員)近大農 【民】【社】【共】
◇
堀口(ほりぐち) 文昭(ふみあき) 60 無新
前副市長(市政策推進部長・市健康部長・市都市整備部長・八幡町職員)同大法 【自】【公】
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http://kyoto-np.co.jp/top/article/20120212000090
八幡市長に堀口氏初当選、新人対決制す印刷用画面を開く
初当選を決め、支持者と喜び合う堀口氏(中央)=八幡市八幡 任期満了に伴う八幡市長選が12日、投開票され、無所属新人で前副市長の堀口文昭氏(60)=自民党、公明党推薦=が、無所属新人で前市議の長村善平氏(53)=民主党、社民党推薦=を破り、初当選した。投票率は41・29%だった。
明田功市長が今期限りの引退を表明、新人2人が「市政の継承」か「改革」かで争った。厳しい市財政の立て直しをはじめ、高齢化が進む男山団地や人口増が著しい市南部地域など、地域ごとの課題に応じたまちづくりが焦点となった。
堀口氏は、明田氏から後継指名を受け、行政職員としての経験や政策実行能力を強調した。公共施設の耐震化促進、男山地域の再生、子育て支援センターの拡充などを公約に掲げ、府市協調による「市政の継承と発展」を訴えて幅広い層に支持を広げた。
午後9時半ごろ、事務所に当選の一報が入ると、支持者に「市民の力を信じ、責任ある行政を進める。未来を担う子どものために学力を向上させたい」と決意を述べた。
長村氏は「改革」を掲げ、12年務めた市議の実績を訴えた。民主、社民両党が推薦、共産党などでつくる「八幡市民の会」の支持を受けたが及ばなかった。
投票率は前回比5・54ポイント減だった。
・堀口 文昭氏(ほりぐち・ふみあき)同志社大卒。八幡市健康部長、政策推進部長などを歴任し、2010年から副市長。60歳。八幡市美濃山。
▽開票結果(選管最終)
当 13076 堀口 文昭 無新
11155 長村 善平 無新
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201202130016.html
大阪市労連、救済申し立てへ 市の政治活動調査「不当」2012年2月13日
大阪市労働組合連合会(市労連)は11日、市が全職員に回答を求めた労働組合活動や選挙活動への関与を問うアンケートについて、大阪府労働委員会に「不当労働行為に当たる」として救済を申し立てることを決めた。また、市教育委員らによる11日の非公式会合でも「組合活動への介入になる可能性がある」などと慎重な対応を求める意見が相次いだ。
市のアンケートは、記名式で組合活動や政治家の支援活動への参加、職場で投票要請の状況などを質問。橋下徹市長は職務命令として回答を義務付けている。
この日、市労連と対応を協議した弁護士は「個人の思想信条を答えさせ、憲法や公職選挙法に抵触する可能性もある」と指摘。市労連側は「団結権の侵害だ」として、13日に府労働委へ申し立てることを決めた。労組が市庁舎からの退去を通告された問題では、市に使用許可を改めて求め、拒まれれば提訴する方針を決めた。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120214/shg12021402270003-n1.htm
草津市長に橋川氏、無投票再選 中心街活性化など課題 滋賀
2012.2.14 04:17
草津市長選が12日告示され、無所属で現職の橋川渉(わたる)氏(63)のほかに立候補者がおらず、無投票で再選を果たした。草津市長選で無投票当選となったのは平成11年以来、13年ぶり。2期目の任期は3月21日から。
午後5時すぎ、草津市選挙管理委員会から無投票当選の連絡が入ると、草津市東矢倉の選挙事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。橋川氏は集まった支持者から花束を贈られ、満面の笑顔でバンザイし、支持者らと握手を交わした。
橋川氏は「ありがとうございます。みなさまのおかげです。幅広い方々から支援をいただいた結果で、責任の重さを感じている。2期目の4年間、市民の皆様の幸せのために頑張りたい」と述べた。
史上最年少女性市長の越直美(こしなおみ)・大津市長(36)も祝福に駆けつけ、「大津市と草津市はこれから協力、連携してやれることがたくさんある。これからもご指導よろしくお願いします」と話した。
橋川氏は前回平成20年の選挙で、民主、社民、嘉田由紀子知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」から推薦を受け出馬。自民から推薦を得て再選を目指した現職の伊庭嘉兵衛氏を破り、初当選した。橋川氏は今回、昨年11月14日の定例市議会で再選に向けた出馬を表明。連合滋賀から推薦を受けたが「無所属の立場を貫くため」として政党推薦は受けなかった。
1期目の実績として、JR南草津駅への新快速電車の停車や、市立小中学校全19校各クラスの電子黒板導入、全市立小中学校の図書館への司書配置などをあげた。2期目に向けたマニフェストでは、小学校全学年の少人数学級実現や、待機児童の解消、JR草津駅周辺と旧草津川跡地の整備などを掲げている。
◇
平成22年の国勢調査確定値によると、草津市の人口は13万874人で、県内では大津市(33万7634人)に次ぎ、人口増加率では守山市とともにトップクラス。だが、市内の認可保育園に通えない待機児童が約130人いるなど、教育環境整備が急務。また旧草津川跡地の整備や空洞化している中心市街地の商店街活性化などの課題もあり、橋川氏の手腕が問われる。
◇草津市長選
橋川(はしかわ) 渉(わたる) 63 無現〔2〕
市長・湖南広域行政組合管理者・市土地開発公社理事長(市政策推進部長・市企画部長)京大
〈名鑑の見方〉氏名、年齢、公認政党、現元新の別、〔〕数字は当選回数。肩書(経歴)、最終学歴−の順。年齢は投票日基準の満年齢
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000543-yom-pol
国政転出認めぬ…松井知事・橋下市長・維新議員
読売新聞 2月14日(火)12時0分配信
地域政党・大阪維新の会幹事長の松井一郎・大阪府知事は14日、維新の国政進出を巡り、「僕と橋下徹・大阪市長、所属議員は(国政に)全員行かない」と報道陣に明言した。
また、次期衆院選の候補者は、原則として、3月末に開講する「維新政治塾」から選抜する考えを示した。
松井知事は、衆院選の公認候補選定にかかわる責任者。自身と橋下市長の国政転出を否定した上で、去年の統一地方選で当選した維新所属の府議、大阪市議、堺市議についても、「大阪を変える約束で選ばれた。有権者に支持された約束を守るのが大前提で、(転出は)認めない」とした。
次期衆院選の公約「船中八策」に国政政党から批判が上がっていることについては、「憲法改正を伴う話で、簡単でないのはわかっている。リスクもあるが、沈みかけたこの国のために挑戦するのが政治家の使命だ」と述べた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201202160011.html
滋賀の嘉田知事も政治塾を開講 女性・若者参加狙う2012年2月16日
滋賀県の嘉田由紀子知事は、自らが塾長を務める政治塾「未来政治塾」を4月に開講することを決めた。女性や若者の声を政治に反映させる狙いで塾生約300人を募る。大阪市の橋下徹市長が塾長を務め次期衆院選候補者養成を目指す「維新政治塾」と異なり、各地の首長選や次回の統一地方選など地方政治で活躍する人材の育成を図る。
塾生の年齢や性別、支持政党などは問わない。通学受講生約100人に加え、インターネットの動画配信による受講生約200人も募集。「地域主権改革の実現」「知名度や資金力がなくても当選できる選挙戦略」など12回の講義を月1回程度開く。会費の学割も設けるという。応募方法などは近く発表する。
塾は嘉田氏が顧問を務める地域政党「対話の会」が運営する。塾の準備室は、大阪維新の会との関係について「改革の方向性を共有しながら、日々の暮らしを背負う女性や未来に不安を抱く若者の視点、大都市にはない地方の視点を補完し、自律した地方自治の実現を目指す」としている。
講師には嘉田氏に加え、大津市の越直美市長、北海道夕張市の鈴木直道市長、兵庫県尼崎市の稲村和美市長ら若手首長や、大阪府市特別顧問の元経済産業省官僚・古賀茂明氏や上山信一・慶応大教授も招く予定。
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http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20120217000071
嘉田塾から候補者擁立 滋賀知事表明、首長選や統一選
滋賀県の嘉田由紀子知事は17日、若者や女性向けの「未来政治塾」を4月に開講する計画を正式発表し、2015年の統一地方選や首長選に塾生を送り出す方針を明らかにした。県内の地方選挙に挑む立候補者と政策が合えば、嘉田知事のマニフェスト実現を目指す政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が推薦する見通しで、既存政党にとって脅威となりそうだ。
嘉田知事は、政治塾開講の理由を「女性や若者、仕事を持っている人も政治家として手を上げられるように、新規参入のハードルを下げたい」と説明。
初年度は通学と通信の2コースで計300人を募集する予定。立候補者の目標は未定としたが「統一地方選、首長選が大事なので、これからじっくりと仲間を増やしたい」と述べた。
一方、橋下徹大阪市長が率いる地域政党「大阪維新の会」との連携については「危機感は強く共有している。目指す方向は近いが、手法的に大都市型で一気に政治のシステムを変えることは橋下さんにお任せしたい」とした。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120218-OYT1T00140.htm
橋下氏なお強気「調査は当然」…労組は謝罪要求
大阪市の橋下徹市長が「市役所と職員労働組合の関係をリセットする」として乗り出した職員対象の「組合・政治活動実態調査」が17日、突然、凍結された。
長年続く「市役所と政治」の関係に線引きを迫る橋下改革に「待った」がかかった。
橋下市長が調査を指示したのは、市長選を巡り、職員労組幹部が前市長の集会に出席するために職場を離れたことが発覚したのがきっかけだ。
調査は橋下市長から依頼を受けた市特別顧問で調査チーム代表の野村修也弁護士が、違法な組合活動の有無を調べる狙いで発案。橋下市長の署名入り文書が添えられ、「任意の調査ではなく、市長の業務命令」「正確な回答がなされない場合、処分の対象となり得る」と明記された。
市役所では長年、助役出身の市長が続き、職員労組の市労働組合連合会(市労連)が市幹部、市OB職員と一体となって市長の選挙運動を支えてきた。こうした職員労組と市長の蜜月ぶりが、ヤミ年金・退職金など常識はずれの職員厚遇の温床になった。
橋下市長は、職員労組に市役所内の事務所明け渡しを求めるなど、市と職員労組の関係見直しに着手。今回の調査で「過去に特定の政治家を応援したか」「組合にはどのような力があると思うか」などと質問した。
これに対し、市労連が「組合運営に介入する不当労働行為にあたる」として、大阪府労働委員会に救済を申し立てたため、野村弁護士は「法的手続きもあったので、真摯(しんし)に受け止める」と、調査凍結に踏み切った。
野村弁護士は「調査チームの独立性が外部から確認しにくかったことが、多数の抗議が寄せられた原因の一つになった」と述べた。
上脇博之(かみわきひろし)・神戸学院大法科大学院教授(憲法学)は「勤務時間外の政治活動の自由の保障は憲法上の大原則だ。今回の調査は政治活動の自由にとどまらず、思想・信条の自由や労働基本権など様々な人権を侵すもので論外だ」と批判する。
市内部でも実施前に調査内容について異論が出たが、橋下市長が「違法でない限りはこれでいい」と押し切ったという。
凍結後も、橋下市長は「踏み込んで調べるのは当たり前だ」と強気だが、市幹部は「問題意識はわかるが、荒っぽい」と話す。
調査に回答した市職員は「職員労組の反発はわかっていたはずで、批判に堪えられるチェックをしていなかったのか」とあきれた。
市労連の中村義男委員長は「既に不当労働行為が行われており、組合員に動揺が広がっている。組合員への謝罪が必要だ」と語った。
(2012年2月18日10時02分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000134-yom-pol
橋下市長「西成に政治の力注入を」アイデア続々
読売新聞 2月16日(木)7時52分配信
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読売新聞
大阪市内24区で生活保護率や高齢化率が突出して高い西成区の活性化策として、橋下徹市長が掲げた「西成特区構想」のプロジェクトチーム初会合が、15日開かれた。
新住民の受け皿を確保するため、簡易宿泊所から住宅に建て替える際の補助などの案が示された。今夏以降、実現可能な施策から実施する。
西成区は人口約12万人。日雇い労働者が多い「あいりん地区」があり、ほぼ4人に1人が生活保護を受給。65歳以上の高齢化率も34・8%(市内平均22・8%)に達する。
初会合では、西成区役所が市の各部局に募集していた活性化策のアイデアが公表された。
区内に約100棟ある簡易宿泊所について、外国人観光客を呼び込むのに役立てる一方で、稼働率が低いものを住宅に建て替える際、経費の一部を補助する制度を導入。
このほかの住宅対策では、未利用地をマンション建設業者に貸し付ける際の定期借地契約の導入、3世代以上の同居世帯への固定資産税減免などが示された。
子育て・教育分野では、大阪府外から転入する子育て世帯の市民税減免や大学や職業訓練校の誘致などのほか、小中学生の音楽・スポーツ活動を充実させるため、大阪フィルハーモニー交響楽団やセレッソ大阪の活用案も。このほか、市内で最も多いごみの不法投棄の対策強化や、防犯上の問題がある空き家の適切な管理を所有者に義務づけ、撤去規定も定める「空き家条例」の制定も盛り込んだ。
初会合で橋下市長は「西成に政治の力を注入することで地域が変わることを示したい」と強調した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000132-yom-pol
橋下市長「民間資本で採算を」…道頓堀プール
読売新聞 2月16日(木)7時36分配信
大阪府と大阪市の特別顧問を務める堺屋太一・元経済企画庁長官が提唱する「大阪10大名物」構想のうち、ミナミの道頓堀川にプールを整備するプランについて、橋下徹・大阪市長が、民間資本で、期間限定で行う方式の検討を指示していたことがわかった。
「道頓堀プール」は、2015年の道頓堀完成400周年に合わせ、2キロのプールを整備、世界遠泳大会を開催する案。橋下市長は今月1日の府市幹部宛てのメールで、「期間限定で民間にやらせたら可能だ。遊泳料金で採算が取れる仕組み(の検討)を」と指示した。
松井一郎知事も前向きとみられ、府市統合本部で検討を進める。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000312-yom-pol
大津・越直美市長、初の所信表明…議員の反応は
読売新聞 2月21日(火)10時33分配信
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初めての市議会定例会に臨み、所信表明する越市長(大津市役所の議場で)
大津市の越直美市長の当選後初となる市議会定例会が20日、開会した。越市長は緊張した表情で「大津をもう一度元気で、笑顔あふれる町にしたい」と述べた後、53議案を提案して内容を説明した。
傍聴席には、前市長時代の定例会を大きく上回る44人が詰め掛け、越市長の言葉一つひとつに耳を傾けたが、議員からは「具体性がない」との批判が多く聞かれた。
この日は前市長時代に教育長を務めた沢村憲次氏(64)を教育委員とする人事案が全会一致で可決された。
越市長は、選挙中や当選時と同じ白いスーツに緑のスカーフ姿で登壇。子育てと教育を第一に掲げたマニフェスト(選挙公約)に触れ、「日本の人口減少を大津から食い止める」と、初の所信表明をした。
医療、介護については「介護する側の負担なく、自宅で最期を迎えられる仕組みを作る」、観光施策も「湖上交通の復活発展など自然を生かす」と訴えた。
この日の議会終了後、取材に、最大会派・湖誠会の竹内照夫幹事長は「目標はともかく、何をしていくのかを言ってほしかった」、共産党の塚本正弘団長は「新しいことも具体性もない」、公明党の藤井重美幹事長も「個人演説会のようだった」と批判した。
市長選で支援した市民ネット21の草川肇幹事長も「熱意は伝わったが、行財政改革などもう少し踏み込んでほしかった」と残念がった。
初日は議案に対する質疑は教育委員人事案の1件のみで、議場での“対決”は27日に行われる代表質問に持ち越された。
だが、就任後1か月足らずと時間がなく、大半の議案を前市長から引き継いだこともあり、複数の会派が「反対する理由もない」と原案通り賛成する見通しという。(田畑清二)
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>2167-2170>>2185
橋下は嫌いだけど、大阪市交通局はもっと嫌いじゃ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000696-yom-soci
車内広告独占代行58年…大阪市交通局天下り先
読売新聞 2月21日(火)14時38分配信
年間収入20億〜30億円に上る大阪市営地下鉄・バスの車内広告を巡り、同市交通局が、市の規則で義務付けられた入札や契約をせずに、局幹部OBらが天下りしている広告業界団体「市交通広告協同組合」に独占的に広告枠販売を代行させていたことがわかった。
協同組合が設立された1954年から続いている。橋下徹市長は「協同組合が車内広告を牛耳っており、不透明だ」として見直しを指示した。交通局は販売業務の委託先を公募する方向で検討している。
協同組合は、市の指定業者になっている広告代理店42業者で構成。地下鉄・バスの車内広告枠を独占的に販売している。
交通局などによると、毎月、加盟業者が広告主の注文を持ち寄り、協同組合が翌月分の広告枠を調整。販売価格の最大25%が協同組合と広告代理店の取り分で、残りが交通局の収入になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000705-yom-soci
「まだこんな仕組みが…」不透明発注に驚く幹部
読売新聞 2月21日(火)17時49分配信
大阪市営地下鉄やバスの車内広告を巡り、不透明な発注が明るみに出た。
市交通局OBらが天下りする業界団体・市交通広告協同組合を調整役に、加盟する広告代理店間で広告スペースを分け合い、その売り上げの一部がOBらの給与になっていた。市の業務を巡る不適切な発注は、職員厚遇問題をきっかけに是正が進んでいただけに、市幹部からも「まだこんな仕組みが残っていたのか」などと驚きの声が上がっている。
協同組合は交通局が同市西区に所有するビル内に事務所を構える。2003年まではすぐ近くの局内にあった。局庁舎の建て替えで移転したが、組合は現在、賃料として年約520万円を払っている。
交通局などによると、協同組合に加盟する代理店は、広告料収入から広告1件につき1万3000〜6000円の「手数料」を協同組合に支払う。この資金などから、年約5000万円を捻出し、天下ってきた交通局OBの人件費や、事務所賃料に充ててきた。
協同組合の専務理事を含む常勤3人は、駅長を統括する運輸長ら課長級、課長代理級の歴代幹部OBらで占められてきた。「広告枠の配分は、代理店同士では調整が難しい場合もあり、行司役としてOBがさばいていた」(関係者)という。
交通局は、公営企業として市長部局から切り離された「独立王国」。市の契約規則を逸脱し、60年近くも無契約発注を続けてきたことについて、同局担当者は「協同組合には無償で事務を委任していたため、業務委託には当たらず、入札や契約は不要と認識していた」と釈明。
今回、橋下市長から見直しの指示を受け、「今後はコストがかかっても透明性の確保を優先したい」とし、外部委託に切り替える方向で検討を始めた。 .
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120217-00000001-president-bus_all
「年収739万円」〜大阪市「バス運転手」の平均給与
プレジデント 2月17日(金)10時30分配信
「直近の決算データで、大阪市バスの運転手の年収は739万円です。早朝や深夜勤務で超過勤務手当がかなりつきます」(大阪市交通局)。
就任したばかりの橋下徹市長は、こうした現状を踏まえ市職員の給与カットに果敢に切り込む。昨年11月の市長選で橋下氏が圧勝したのも職員給与の理不尽さに市民が怒りを感じていたからだ。しかし、給与の官民格差は大阪市だけではない。
総務省が2010年4月にまとめた「地方公務員給与実態調査結果」がそれを物語る。比較データによると、地方公務員の技能労務職員と類似職種の民間会社従業員の月額給与(ボーナス・超過労働分を除いた全国平均)では最大1.83倍の差があることがわかる。ちなみに世間の指弾を受けたバス事業運転手は公務員37万3700円、民間23万6000円と1.58倍の開きがある。
なぜそうなるのか。地方公務員の給与決定の仕組みを、この調査に携わった同省給与能率推進室の野村知宏課長補佐は「まず職務に応じた給与が定められている。それに人事院勧告で決まる国家公務員や民間の実績に均衡させながら決めていく」と説明する。
だが人勧は概して高い。そして地方も、それに準じて横並びで決められるのが実態。人勧と民間給与の乖離が、そのまま格差になってしまう。
折しも昨年は、政府・民主党と人事院の駆け引きの末、公務員給与の削減が先送りされた。「お給料はやっぱり減ってしまうんでしょうね……」(大阪市役所職員)と橋下市長を迎える大阪市役所ではため息が漏れる。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004829743.shtml
日の丸条例提案 尼崎市会の最大会派
尼崎市会(定数44、欠員3)の最大会派「新政会」(11人)が、20日開会した市会定例会に、市内の学校や公民館など公共施設に「日の丸」掲揚を義務付ける条例案を議員提案した。3月1日の市会本会議で採決される見通し。可決されれば大阪府に続く条例制定とみられる。市会内外から反対意見が出ており、可否の見通しは流動的だ。
「尼崎市国旗の掲揚に関する条例」案で、学校を含む市の施設で執務時間中、ポールなどに日の丸を常時掲揚することや、市が主催する式典・行事で舞台などに掲げることを盛り込んだ。市会本会議場にも、議長席の背面に掲揚する。罰則は設けず、4月からの施行を目指す。
同会派の議員は提案理由で「次代を担う子どもらに、諸外国の国旗も含めて尊重する態度を育むため」と説明。反対議員からは「過去の戦争への反省もなく、大阪に便乗した提案だ」「学校の国旗に関する教育に、外から介入する形になる」などの意見が相次いだ。
条例案に反対する市民団体は、市庁舎前で横断幕を掲げるなどして抗議した。(横田良平)
(2012/02/20 22:49
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120221-00000348-yom-pol
市議会議長、辞意…起立議員少ないのに可決
読売新聞 2月21日(火)11時10分配信
大阪府東大阪市議会の平田正造議長は20日、12月議会で動議の採決の際に賛成した議員数を数え間違えるなどしたため流会となった責任を取り、辞職することを明らかにした。
市議会運営委員会で「議決でミスした件や、流会になったことなどによる結果責任を取りたい」と述べた。
平田議長は12月議会最終日の昨年12月21日、議事進行に関する動議の採決で、起立した議員が過半数に達していなかったにもかかわらず、「起立多数で可決」と宣言。直後に複数議員が反発し、流会となった。
その結果、補正予算案など59議案が廃案となり、市は補正予算案などを専決処分した。
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>>2185
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120222/plt1202221556004-n1.htm
大阪市交通局長に不採算事業バッサリの「リストラの鬼」就任2012.02.22
大阪市の橋下徹市長は就任以来、「役人天国」と呼ばれた大阪市の改革を声高に訴え、職務命令に従わない職員の排除、優遇されすぎている公務員給与の見直しなどを打ち出してきた。
2年連続で最低評価を受けた職員などを分限免職の対象とする「職員基本条例案」の法制化を衆院選に向けた公約「維新八策」に盛り込み、大阪のみならず中央政府にも公務員改革要求を突きつけた。
その姿勢を目の当たりにして、「駆け込み退職者」が急増している。3月末の早期退職希望者は、昨年比2倍の650人に上る。
今月7日には、大阪市は職員給与の平均7.2%カットで、労使交渉が妥結した。市の7労組を束ねる大阪市労働組合連合会(市労連)は、「不満はあるが、これ以上の譲歩は難しい」と苦渋の決断を強調し、橋下氏に白旗を揚げた。
攻勢の手は緩めない。妥結後の会見で、橋下氏はある部局の名前を挙げた。
「交通局や環境局の現業職員、約1万2000人の給与も民間並みに見直す」
橋下氏が公務員改革の“最大の標的”に定めているのが、市営地下鉄や市バスなどを運営する市交通局だ。前述した早期退職希望者650人のうち、交通局の希望者は217人と他部局に比べて突出して多い。
宣言通り、9日に橋下市長は交通局改革に本格的に乗り出した。市交通局のトップとなる交通局長に、京福電鉄(京都市)の藤本昌信・副社長を招聘することを発表し、「民間経営の手法を徹底してほしい」と、将来の民営化を明言した。
藤本氏は関西の電鉄業界では「リストラの鬼」として知られる。
在阪の経済誌記者がこう解説する。
「京都大学卒業後、京阪電鉄から子会社の京福電鉄に出向。2009年に副社長に就任して経営改革に大ナタを振るい、約30年ぶりに株式の復配を達成した。赤字のバス路線など、不採算事業はバッサリ切る。常務時代には赤字路線を全線同一料金にするという実質的な値上げを実現し、危機を乗り切った」
柔道5段の猛者にして、即断即決の経営判断の持ち主。橋下氏の交通局改革のキーマンであることが想像できるが、最大の抜擢理由は別にあるという。
藤本氏は京福電鉄で人事・労務畑を歩んできた労務管理のエキスパート。人事部長や管理本部長などを歴任し、10数年にわたり労働組合との折衝にあたった。橋下氏も会見でこう述べている。
「藤本さんは、組合との関係や労務管理に長けていると聞いている。橋下のようなやり方ではなく、真摯なやり方で管理をする方だとの評判だ」
実際、京福電鉄労組からの評価は意外なほど高い。
「我が社が経営危機から脱却できたのは、賃金カットやクビ斬り一辺倒ではなく、業績を伸ばして切り抜けるという藤本さんの経営方針が大きい。もちろん、無駄な人件費には厳しく対応されたが、こちらの話に聞く耳を持たない人ではなかった。我々としても失うのは惜しい人です」(同電鉄労組幹部)
※週刊ポスト2012年3月2日号
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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120221-OYT1T00298.htm
市と市議が提訴合戦…治療費等巡り真っ向対立
兵庫県小野市の中井澄夫・市議(59)が、同市民病院(同市中町)での治療費など約428万円を滞納しているとして、同市は3月の議員報酬から仮差し押さえを行うことを決めた。
市側は中井市議に支払いを求めて地裁社支部に提訴し、1月に勝訴したが、中井市議は「医療過誤があり、医療費を差し引くべきだ」と反論。2月15日付で大阪高裁に控訴している。
蓬莱務市長が20日の定例記者会見で明らかにした。
市などによると、中井市議は初当選(昨年4月)する前の2007年4月、腹痛を訴えて同病院に入院。大腸がんと診断され、10年9月までの間、手術や抗がん剤治療などを受けた。
しかし医療費など計約428万円を支払わず、督促にも応じなかったため、市は支払いを求めて地裁社支部に提訴。同支部は今年1月31日、中井市議に市に全額支払うよう命じた。
一方、中井市議は「看護師による導尿行為のミスで腸に穴が開くなどした。治療費から差し引くべきだ」などと主張し、大阪高裁に控訴。
これに対し市は「医療費の未納と医療過誤を同一に論じるのはおかしい」とし、未納分を仮差し押さえすることを決めた。3月から議員報酬(月額40万9000円)と政務調査費(同2万円)、年2回の期末手当を対象にする。
蓬莱市長は「市議であろうと、高額の医療費の未払いを許すわけにはいかない。粛々と仮差し押さえを進めていく」としている。
中井市議は県警の元警察官で、昨年4月の市議選に無所属で出馬し、初当選を果たした。市の仮差し押さえについて「司法でも決着していない問題について、市が強硬手段に出るのは許せない」と話している。(今村正彦)
(2012年2月21日16時47分 読売新聞)
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維新の会が議会に進出する以前に議員が、こういった振る舞いをしていなかったかどうかも気になるところ。それは、さておき、あんまり苦労しないで選挙を風で乗り切ると必ず自分の力を過信して調子に乗るのが出てくるどこも一緒だな。虎の居を狩る何とかなのに。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000059-yom-pol
橋下市長が謝罪…「維新議員、程度悪い」職員直訴
読売新聞 2月24日(金)8時2分配信
「常識がない。担当でない場合でも、議員の力を借りて詰問してくる。特に若い議員の社会人としてのマナーを再教育すべきだ」。
「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪市長に23日、市職員から送り付けられたメールには、維新市議団についての苦言が事細かにつづられていた。橋下市長はすぐに謝罪のメールを返し、維新も24日に全所属議員を緊急招集、注意喚起する方針を決めた。
橋下市長は就任後、自らのメールアドレスを全職員に公開。内部告発や職務上の課題などを受け付け、独自に情報収集している。
問題のメールは、橋下市長就任で与党となった維新市議団の振る舞いについて「一番程度が悪く、(要求などが)露骨になっている。無理強いが多くなった」と指摘。「内容を言わず呼びつけ、支持者を連れてきて我々を詰問するなど、民間では、ありえるんでしょうか?」と疑問を投げかけた。
さらに「与党だから、むげに断れない」と苦しい心境を吐露し、「市長のお考えを理解されているのか、甚だ疑問を感じることが多いです。この実態を国民が知ったら、あきれるでしょう。与党の議員から改めてもらわないと、昔ながらの議会のままで何も変わらない」と訴えている。
これに対し、橋下市長は「議員の態度振る舞いについては申し訳ない。代表として維新の会に伝えます」と返信。関係部局にも早速、改善策を指示したという。
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不当に労働してないくせに偉そうなことを…
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201202230019.html
「不当労働行為の恐れ」 大阪市職員アンケートで府労委2012年2月23日
大阪市が全職員を対象に労働組合や選挙活動への関与を問うアンケートをした問題で、大阪府労働委員会は22日、「(不当労働行為の)支配介入に該当するおそれのある(質問)項目があるといわざるを得ない」として、橋下徹市長らの責任で調査続行を差し控えるよう勧告した。労働委員会が労働組合法違反の有無の審査手続きに入る前に、違法性を示唆する勧告書を出すのは極めて異例だ。
府労委は今後、弁護士や大学教授らで構成する公益委員会議で、不当労働行為の有無を判定。違法性があると認定されれば、市側にアンケートの破棄などを求めた職員労働組合側の救済申し立てが認められる可能性が高い。
市は今月10〜16日、市特別顧問の野村修也弁護士ら調査チームが主体となり、全職員を対象に「労使関係に関するアンケート」を実施。職員労働組合への加入の有無や労組活動への参加、選挙活動への関与など22項目の質問に答えるよう求めた。橋下氏は調査に当たって職員向けに出した説明文書で、業務命令で回答を求め、回答しない場合は処分対象になり得ると通知した。
これに対し、職員約3万人が加入する市労働組合連合会(市労連)はアンケートの内容について、使用者が労働組合の結成や運営に対し支配・介入することを禁じた労働組合法に違反すると主張。府労委に対し13日、「不当労働行為に当たる」として、アンケートの破棄や市長の謝罪を求める救済を申し立てていた。その後、弁護士会などからも「基本的人権を侵害している」などとの批判が続出。野村氏は調査の一時凍結を表明した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120224-00000272-mailo-l29
大和郡山市土地公社所有地:時価は簿価4億円の1% バブル期に矢田町で取得 /奈良
毎日新聞 2月24日(金)15時5分配信
大和郡山市土地開発公社所有地の中で、時価が簿価の1%程度の物件があることが分かった。バブル期の約24年前に福祉施設用地として約2億5162万円で取得した矢田町の土地6957平方メートル。利息などが約2億円積み上がり、10年度末の簿価は約4億4823万円に達するが、10年の相続税路線価は100分の1以下の約305万円。事業化の可能性はなく、道路に面していない土地で、売却の見通しもない。
公社は金融機関からの借り入れで公共事業用地を先行取得するのが主な業務。簿価は用地費や取得経費に利息等を加えた額で、市は通常、簿価で土地を買い戻し、公社はその代金で金融機関に借入金を返済する。しかし、買い戻しができないと、利息が増えていく。一方、相続税路線価は一般的に実際の取引価格より2割程度低い額とされる。
大和郡山市が土地開発公社経営検討委員会に提出した資料によると、矢田町の土地は県立大和民俗公園の隣接地で、87(昭和62)年12月、現在の路線価の約82倍の1平方メートル単価3万6000円で取得した。民俗公園との一体活用も視野に、総合福祉施設用地の一部とする計画だった。
しかし、バブル崩壊もあり、取り付け道路用の用地買収や道路整備、上下水道の整備などの費用面で事業化は見送られ、長期保有地になった。
その他、公営住宅用に73年1月に取得した千日町の土地約1ヘクタールの簿価約6億2659万円のうち、利息等が約4億7918万円を占めるケースもあった。
検討委は公社解散を市に提言する方針を決めており、提言書をまとめ、5月ごろに上田清市長に手渡す。
提言に従えば、借入金返済など公社整理のため、市が13年度に発行する第三セクター等改革推進債は60億円規模になる見込み。市民の税金などを使い、10年か15年かけて返済する。【熊谷仁志】
2月24日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120224/osk12022402080002-n1.htm
りんくう用地 不適切な契約延長 府・事業者口頭のみで10年超 大阪
2012.2.24 02:08
関西国際空港対岸で府が開発を進めてきたりんくうタウン商業ゾーンの事業用地をめぐり、買い取りを予定しながら契約を延期していた民間企業との間で、府が10年以上にわたって文書を交わさず口頭で期限延長を認めていたことが23日、府監査委員の監査結果でわかった。土地は現在も更地のまま。府監査委員は「公平性の観点から疑義が残る」と指摘している。
監査結果などによると、この企業は平成6年に同ゾーンの土地3千平方メートルの購入について府と仮契約。7年3月までに本契約を結ぶ予定だったが、景気の悪化で期限延長を繰り返していた。府は、当初は覚書を交わすなどしていたが、12年3月から23年5月までは文書を作成せずに口頭で延長を認めていた。
府タウン推進室は、事業化に向けて土地活用方式の変更や売却用地の変更などを企業側に働きかけてきたとしているが、これについても覚書などはない。
府監査委員は「土地が定期借地などで活用されていれば一定の収入があったはず」と指摘。これに対し、同室は「文書を残していなかったのは問題だが、容易に活用できる土地でなく、本来得られた収入を得ていなかったという状況とは違う」と反論している。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000566-san-l27
大阪市、何と4割弱減提示へ 市バス運転手給与
産経新聞 2月26日(日)22時59分配信
大阪市の橋下徹市長が現業職員の給与を民間並みに引き下げるよう指示したのを受け、市交通局が、市バス運転手の給与を4割弱カットすることを盛り込んだ職員給与規定の改定案をまとめたことが26日、明らかになった。4月からの実施を目指すが、改定には労使間の妥結が不可欠で、難航が予想される。
交通局によると、市バス運転手の平均年収は、関西の同業5社(544万円)より3・5割高い739万円。一方、市バス事業の経常損益は28年連続の赤字で、累積赤字は平成22年度決算で過去最高の604億円に達している。
交通局は、厚生労働省が業種ごとの賃金水準をまとめた調査結果をもとに削減案を検討。バス運転手の平均年収は30%台後半の削減率となる450万円前後とするのが妥当と判断した。
市営地下鉄運転士など鉄道部門の職員の平均給与も、私鉄5社平均(664万円)より1割高い734万円だが、民間水準と大きな開きがないため、数%の削減にとどまる見通しだ。
ただ、地方公営企業である交通局職員の給与改定では、条例改正は必要ないが、労使交渉での妥結が条件となる。組合側の反発は必至で、改定実現までには曲折がありそうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120225-00000177-mailo-l25
関西広域連合:「連合議員差し替えも」 加入巡り、自民県議団けん制 /滋賀
毎日新聞 2月25日(土)14時30分配信
関西広域連合の政令市加入を巡り、自民県議団の三浦治雄代表は24日、県議会が連合議会の議席配分を分離審議するよう求める意見書を賛成多数で可決したことを受け、「意見書に沿った言動ができないのであれば、連合議会議員の差し替えも考えないといけない」との考えを示した。
同日あった会派代表者会議で発言した。連合議会には自民、民主両会派から1人ずつ出しており、三浦代表の発言は意見書案に反対した民主会派をけん制したとみられる。民主側は「数が多い会派が決めたことに何も言えなくなる」とし、公明会派も「今後はもっと早く情報を伝えて意見集約してほしい」と注文した。【姜弘修】
2月25日朝刊 .
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>>2204 なんかクソ市長の支配下のもと、組織ぐるみで隠してる事があるそうだね。汚い話しだ。だれかあの独裁市長を引きずりおろしてくれぇぇ
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120227-OYT1T00970.htm
橋下市長、自らの給与42%カットを提案へ
大阪市の橋下徹市長は27日、月額142万円の市長給与について、自らの在任期間中、42%カットし、82万円とする条例案を28日開会の市議会定例会に提案する考えを明らかにした。
現在は30%カットの99万円だが、橋下市長の意向で松井一郎・大阪府知事の支給額より低くするため、カット率を上積みする。1期4年務めた場合の退職手当(3953万円)も、削減幅を現在の50%から81%に引き上げ、751万円とする。
松井知事は給与の削減条例案を府議会に提案しており、成立すれば月額91万円、退職手当は780万円となる。橋下市長は、「府民の代表の知事より、市長の方が高いなんてあり得ない」として、知事より下げるよう指示していた。
(2012年2月27日21時06分 読売新聞)
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120228-910177.html
酒気帯びで物損事故のバス運転手懲戒免職記事を印刷する
日記を書く
大阪市交通局は28日、酒気帯びで自家用車を運転し物損事故を起こしたとして、市営バスの男性運転手(48)を懲戒免職にしたと発表した。男性は事故を隠したまま2日間、市営バスを運転していた。
交通局によると、男性は休みだった1月6日、自宅で缶ビール2本を飲んだ後、同市住之江区で追突事故を起こした。当時、呼気1リットル当たり0・25ミリグラムのアルコールが検出されたが、運転免許停止などの行政処分はまだ受けていないという。
男性は上司に事故を報告せず同11日と12日、市営バスを運転。同23日に住之江署で事情を聴かれた後に職場に連絡して事故が発覚した。(共同)
[2012年2月28日13時54分]
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>>2072
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120228-OYT1T00818.htm
大阪市2部局、前の庁舎へ逆戻り案…橋下氏検討
橋下徹大阪市長が、市の「ゆとりとみどり振興局」の観光・文化部門と入札・契約業務を担う「契約管財局」の大阪府咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区、旧WTC)への移転を検討していることがわかった。
府と市の一体化を進めるためとするが、両局は1〜2年前、数億円の引っ越し代を使って旧WTCから退去したばかり。同庁舎の空き室を埋めようとの狙いも透けて見えるだけに、引っ越しの繰り返しに批判が予想される。
同庁舎は、府が一昨年6月に市側から購入し、現在は府職員約2000人が働く。府と市の広域行政を一元化する「府市統合本部」が置かれ、橋下市長は大阪都実現のためのシンボルタワーと位置づける。
府の観光・文化行政を担う府民文化部も入居しており、同振興局の観光・文化部門(職員約160人)を現在入居する市中央卸売市場(大阪市福島区)から移すことで、まずは府市合同で大阪の観光戦略を描く態勢を整える方針だ。
一方、契約管財局(同約180人)は現在、市の土地信託事業で建設した同市港区の複合ビルに、事実上の経営支援のため入居しているが、同事業の失敗で支援の必要性が薄れ、移転先に同庁舎が挙がっている。
(2012年2月28日18時58分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120228-OYT1T00868.htm
橋下氏、公明に秋波…条例成立なら選挙協力
CM大阪市議案賛否改二0228夕社 大阪市議会(定数86)の2月定例会が28日午後、開会した。
橋下徹市長は、市長提案する職員基本条例と教育基本2条例の成立にこだわりを見せるが、市長与党の大阪維新の会(33人)は過半数に満たず、第2会派の公明党(19人)の動向が焦点となる。橋下市長は「僕を生かすも殺すも公明さん次第」と秋波を送る一方、条例案可決に向けた公明の協力を、次期衆院選での連携条件に掲げる。「踏み絵」を迫られた形の公明の判断は、市政運営だけでなく国政の舞台にも影響を与えそうだ。
「子どものための政策をやりたいんですが、財源がないんです。また相談させてください」
17日夜、大阪市内の日本料理店。橋下氏は公明市議団幹部と向き合い、自らの施政方針に理解を求めた。今議会に提案する新年度予算案でも、子どもの医療費助成の拡充や、中学校給食の実施などに重点配分したが、与党少数の状況の中で実現させるには、公明の協力が欠かせない。
会談では公明側も、次期衆院選で候補者を立てる大阪、兵庫両府県の6小選挙区を念頭に、維新を率いる橋下氏に支援を求めた。橋下氏は「わかっています」と応じたが、双方とも具体的な選挙協力には踏み込まず、「腹の探り合い」(橋下氏周辺)で終わったという。
その後、橋下氏は公明との連携について「職員、教育両基本条例案で、どういう判断をしていただけるかだ」と述べ、選挙協力の条件を提示。公明市議団は昨年9月、維新が議員提案した同様の条例案に自民、民主系会派などと反対し、否決させた経緯があり、「賛成できるかどうかは、条例内容の調整次第だ」(市議団幹部)としている。
(2012年2月28日23時29分 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001202290003
白浜町長、療養延長へ
2012年02月29日
◎4月末まで
病気療養を理由に1月末から休んでいる水本雄三・白浜町長(58)が、休みを4月末まで約2カ月間延長する意向を町議会や町幹部に伝えた。町長は27日に復帰する予定だったが、主治医に「うつ状態の治療継続が必要」と診断され、出勤していないという。熊崎訓自(くんじ)副町長が引き続き職務代理者を務める予定。
28日に熊崎副町長が町役場で会見し、水本町長の「大変心配をおかけし、申し訳ありません」というコメントを読み上げた。27日に串本町内にいる水本町長に会ったという熊崎副町長は「今月末に戻ってきてくれるものと信じていた。まさかこんなことになるとは」と困惑した様子で話した。水本町長は快復後に職務に復帰する意向だという。
水本町長は1月26日の臨時議会終了後に体調不良を訴え、2月1日から串本町内で療養をしている。(千代明弘)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120229-OYT1T00589.htm
橋下市長が赤字補填打ち切り、市バス給与ピンチ
. 赤字が続く大阪市のバス事業で、橋下徹市長が地下鉄事業からの赤字補填(ほてん)を打ち切ったため、4月時点で約30億円の資金不足に陥ることがわかった。
このままでは同月以降、バス運転手ら約900人の給与や早期退職者約120人への退職金が不払いとなる可能性もある。交通局は回避策として、異例となる民間銀行からの緊急借り入れを検討しており、29日午後、橋下市長と協議する。
交通局によると、バス事業は2010年度、単年度黒字の地下鉄事業から約30億円、一般会計から約24億円を繰り入れたが、15億円以上の赤字を計上、累積赤字は604億円と過去最悪を更新した。139路線のうち、黒字は3路線のみで、繰入金なしで事業運営するのは困難な状態だ。
しかし、地下鉄とバスの完全分離を掲げる橋下市長は昨年12月の就任後、地下鉄事業からの赤字補填の中止を指示。11年度も約30億円を繰り入れる予定だったが、今年3月までの約8億円分がストップした。
3月分までの給与は剰余金を充てて不払いを回避できる見込みだが、4月には資金不足になり、月額約10億円の給与などと、今年度分の退職金約20億円の支給にめどが立たないという。
(2012年2月29日16時08分 読売新聞)
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120301/t10013414741000.html
大阪市 勤務中にメールで政治活動
3月1日 18時54分
大阪市の特別顧問を務める弁護士などで作る調査チームは、大阪ダブル選挙の際、市の幹部職員が勤務時間中に業務用のメールを使って政治活動をしていたなどとする中間報告をまとめ、発表しました。
調査チームは橋下市長の指示で設置され、市の特別顧問を務める弁護士などが職員へのヒアリングやメールの調査などを行い、1日、中間報告を取りまとめました。
中間報告によりますと、先の大阪市長選挙の際に、市の幹部職員が、勤務時間中に業務用のメールを使って当時の市長と国会議員との面談を調整していたほか、当時の市長の街頭演説の日程などを「総務的な事務連絡」として周知していたということです。また、議員などの口利きの有無を調べるため、採用時に提出された環境局の職員の履歴書を調査したところ、欄外に市議会議員や労働組合の役員、それに市の人事担当の幹部職員の名前などがいったん書き込まれ、その後、消しゴムで消された跡が多数見つかったということです。調査チームの野村修也弁護士は、「中間報告の内容は氷山の一角だ。市役所の職員がすべてのうみを出そうと行動してくれることを期待したい」と述べました。
一方、府の労働委員会から勧告を受けた職員の政治活動などに関するアンケートについては、廃棄を検討していることを明らかにしました。調査チームでは、今月末に最終報告をまとめることにしています。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120301/osk12030114350005-n1.htm
市長選で市幹部の決定的不正発覚! 勤務中に庁内メールで「平松氏と国会議員の面談調整」
2012.3.1 14:20
大阪市職員の労使関係や服務規律に関する実態調査を行っている市特別顧問、野村修也弁護士らでつくる第三者調査チームは1日、橋下徹市長に対し、調査内容の中間報告書を提出した。この中で、昨秋の大阪市長選に絡んで、幹部職員が勤務時間中に業務用の庁内メールを使い、平松邦夫前市長と国会議員の面談を調整していた事実が見つかったことを明らかにした。
庁内メールの調査は幹部150人を対象に行われたが、当事者の了承を得ずに実施したことに対し、市内部からも批判が上がっていた。中間報告からは、市幹部が本来の職務と関係ない市長の選挙運動に深く関与していたことがうかがわれ、新たな問題となりそうだ。
中間報告では「市の管理職職員が、勤務時間中に、選挙対策を打ち合わせるために、市役所の公用メールを発信している事実が見つかった」と記載。平松前市長と国会議員の面談調整などがあったことなどを指摘するとともに、「管理職の証言によれば、選挙期間中、現職市長(平松前市長)の街頭演説の日時等に関する連絡が『総務的な事務連絡』として、口頭で市職員に対して広く行われていた」とも指摘している。
また、市環境局の現業職採用に関し、採用面接の際の申込書(履歴書)に市議や組合役員、人事部局幹部などの名前が記載されていたことを示す痕跡が多数見つかるなど、採用の口利きをうかがわせる資料も発見。組合に対し、取り決めにないルール違反の便宜供与や、本来専従の組合幹部でない職員が組合活動に専従する実質的な「ヤミ専従」ととれるケースも確認されたという。
野村弁護士は「調査結果は3月末にまとめる。意見には真(しん)摯(し)に耳を傾け対策を取りながら調査したい」としている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000177-mailo-l25
野洲市議会:坂口市議に辞職勧告 「会派を侮辱」と可決 /滋賀
毎日新聞 3月1日(木)13時58分配信
野洲市議会は29日開会し、市議会内3会派を侮辱したとして、坂口哲哉市議(64)に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。決議に拘束力はなく、坂口市議は辞任しない意向。
決議などによると、坂口市議は1月1、3日、同市内の地域の新年会で、「野洲ネット」「政友会」「日本共産党野洲市議会議員団」の3会派が昨年結んだ政策協定に触れたビラを配り、各会派を侮辱したとされる。
坂口市議は議会で「関係者に不愉快な思いをさせた」と陳謝した上で「多くの市民が言っていることをビラにしたもので侮辱ではない」と述べた。
決議には、議長、坂口市議を除く18市議のうち、3会派の11市議が賛成した。【柴崎達矢】
3月1日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000049-san-l25
坂口議員の辞職勧告 野洲市議会が可決 「市議計11人を中傷」 滋賀
産経新聞 3月1日(木)7時55分配信
野洲市議会が29日開会し、市議11人を中傷したとして、坂口哲哉議員(64)=1期目=の辞職勧告決議案が議員提案され、賛成多数で可決した。辞職勧告決議には法的拘束力がなく、市議会事務局によると、坂口議員は辞職の意向を示していないという。
可決された決議案によると、自民系会派「野洲新風クラブ」に所属する坂口議員が今年1月3日までに、市内各地の集会などで、自民系会派「政友会」と民主系会派「野洲ネット」に所属する市議計8人を名指しして「隠れ共産党=対話の会」と記した書面を配布。両会派と共産会派「共産党市議団」が昨年11月に結んだ政策協定が悪であるかのように有権者に告知し、3会派の市議計11人を中傷したとしている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000157-mailo-l27
選挙:大東市長選 高齢者介護施設長・岡井氏が出馬へ /大阪
毎日新聞 3月2日(金)13時58分配信
任期満了に伴う大東市長選(4月8日告示、同15日投開票)で、高齢者介護施設長、岡井康弘氏(54)が1日、無所属で立候補すると表明した。
岡井氏は奈良県河合町出身。大阪工業大卒業後、83年から河合町議を3期務めた。93年の衆院選など国政選挙にも立候補経験がある。97年からは徳洲会グループの職員として病院などに勤務し、現在は大東市内の同グループの有料老人ホームの施設長。岡井氏は「医療や介護の経験を生かし、夜間の乳幼児救急医療体制の充実や高齢者の孤独死ゼロを目指す」と話した。
同市長選では、現職の岡本日出士氏(76)が今期で引退の意向を示し、市民団体代表の円若正彦氏(67)、建設会社社長の東坂浩一氏(48)が出馬表明している。【牧野宏美】
3月2日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120301-OYT8T01161.htm
副知事3人 大阪並みに
復興1期限定「職員増を優先」の声も
県は、現在2人の副知事を2012年度から1人増やすとする条例改正案を県議会に提案した。台風12号災害からの復旧・復興を担当するとしており、可決されれば県では初めての3人態勢になる。関西では大阪府と並ぶ人数だ。(佃拓幸)
荒井知事が2月15日の記者会見で「復旧・復興の円滑な推進と県南部振興の促進に向け、態勢を強化したい」と述べて明らかにした。14年度までと定めた「集中復旧・復興期間」をふまえ、1期4年に限る。
県幹部の1人は「復旧・復興は土木や農林、観光など幅広い分野にまたがる。小さい県なので3人は多いと言われるかもしれないが、この仕事への決意を内外に示す意味もある」と話す。
県によると、副知事を3人以上置くのは昨年10月現在で全国6都道府県。東京都・愛知県が4人、北海道・新潟県・大阪府・福岡県が3人と大半は大都市圏だ。一方、同じく台風12号で被災した和歌山県は1人。定数は2人だが、担当者は「1人で足りている」と語る。
現在いる奈良県の副知事2人は、ともに内部から登用した。奥田喜則氏(63)が総務部や産業・雇用振興部などを、稲山一八氏(61)が地域振興部や土木部などを担当する。3人目の人選について、荒井知事は内部と国などの外部、ともに含みを持たせた。
反応は様々だ。知事の説明に理解を示す県議がいる一方、「被災地が大変なのはわかるが、だから副知事がもう1人必要とは言い切れない。副知事を増やす余裕があるなら、職員をもっと増やすべきだ」という声も上がる。
副知事の給料は03年から5%カットを続けており、カット後の月額は89万9650円。ボーナスなどを含めた年額は1541万円に上り、20%カットする大阪府と同じ水準だ。
県は12年度、被災者の生活再建や観光などの産業立て直しを支援する「ふるさと復興協力隊」(20人)を被災地に配置する。1人あたりの事業費は350万円。3人目の副知事の年収は4人分以上にあたるだけに、選ばれる人のその後の仕事ぶりにも注目が集まりそうだ。
牛山久仁彦・明治大教授(地方自治論)は「組織の意思決定機能を強化するという面では評価できる。ただ、一般職ではなく報酬が高額の特別職を増やす是非は結局、誰がなるかで判断されるだろう」と話す。
(2012年3月2日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120303-OYO1T00236.htm?from=main3
職員リストで告発応酬…労組「偽造」、維新「データ流出」
昨年11月の大阪市長選を巡り、市の職員労組名義で前市長への支援を求める市交通局の職員リストが作成されていた問題で、同局の職員労組・大阪交通労働組合(大交)は2日、「リストは何者かが偽造した」として、私文書偽造・同行使などの容疑で大阪地検に告発した。内部告発者からリストを入手したとして市議会で追及した大阪維新の会市議団も同日、「市の内部データの流出があった」として、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で被疑者不詳のまま地検に告発する方針を決めた。
問題のリストは、維新市議団が2月6日に公表した。同局職員1867人分の氏名が書かれ、大交が前市長を支援するために職員に配布した「知人・友人紹介カード」の配布、回収状況をチェックする欄があり、市内部だけで使う7ケタの職員番号が使われていた。
維新幹部は「市の内部調査を待っていたが、大交が告発した以上、捜査機関に真実を解明してもらいたい」と話した。
(2012年3月3日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120302-OYT1T00598.htm
大阪・茨木市長選に維新系67歳市議出馬へ
4月1日告示、8日投開票の大阪府茨木市長選で、地域政党・大阪維新の会(代表=橋下徹大阪市長)の地元府議やみんなの党関係者が、現職市議の木本保平氏(67)(11期目)を擁立する方針を固めた。
3日に出馬表明する。維新とみんなの党に推薦要請するという。
維新の松本利明府議らは当初、公募で候補者を選定する予定だったが、適任者がいないとして断念。市議会会派「維新の会・みんなの茨木」(5人)所属の木本氏の擁立が固まった。
同市長選には、市議の山下慶喜氏(59)、医師の吉野宏一氏(44)が、いずれも無所属で立候補する意向を表明。現職の野村宣一市長(70)は引退する。
(2012年3月2日17時25分 読売新聞)
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http://www.naranichi.co.jp/20120302ne5126.html
桜井副市長前市長の側近登用へ 改革のはず…市民落胆
桜井市の松井正剛市長が、きょう2日開会される市議会3月定例会で、前副市長の箕輪周治氏を再び副市長に登用する人事案件を提案することが分かった。しがらみのない市政への刷新を掲げて付託を受けた松井市長が、わざわざ谷奥昭弘前市長の側近を登用する理由は何か。クリーンな改革に期待していた市民からは、疑念や落胆の声が聞かれる。
松井市長は昨年11月の市長選(投票率54・62%)で、改革や市政刷新を期待する市民から1万8093票を獲得。再選を目指した谷奥氏に1万票近くの大差をつけて当選した。
副市長人事に白羽の矢が立った箕輪氏は市の元総務部長で、平成22年10月から谷奥氏の任期満了日の昨年12月1日まで副市長を務めた。市長選では谷奥氏の選挙事務所に出入りし、決起集会の動員にも協力。松井氏とは〝反目〟の関係にあった。[03月02日]
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000116-yom-soci
前大阪市長支援リストの怪…誰が何のために?
読売新聞 3月5日(月)7時20分配信
昨年11月の大阪市長選を巡って、前市長への支援状況を記す職員リストが職員労働組合名で作成されていた問題で、関係者に当惑が広がっている。
作成者とされた市交通局の職員労組「大阪交通労働組合」(大交)が「リストは偽造」と大阪地検に刑事告発。リストを公表した大阪維新の会市議団も「真相解明を」と告発方針を決めた。誰が、何のために作ったのか。「リストの怪」は混迷を深めるばかりだ。
リストは維新市議団の杉村幸太郎議員が2月6日、「内部告発者から提供を受けた」と公表した。
非組合員の幹部を含む1867人分の職員名が並び、大交が平松邦夫・前市長支援のため職員に配布した「知人・友人紹介カード」の回収状況をチェックする欄があった。欄外には「(紹介カード提出に)非協力的な組合員は今後不利益となる」と記されていた。
杉村市議は「内部告発者は実名を名乗って、『別の職員が職場のゴミ箱に捨てたものを拾った』と話しており、信ぴょう性は高い。労組が組織ぐるみで市長選に関与した疑いがある」と話していた。
しかし大交は、人事担当者らしか知らない職員番号が記されていることなどを挙げ、「組合員が知らないデータを組合が入手できるはずがない。偽造だ」と関与を否定。さらに、▽海外派遣中の職員も「カード回収済み」と記入▽活字の書体が、大交が使っているものと異なる――などの不審点もあるといい、大交幹部は「我々と交通局に反感を持つ人物が作成したのではないか」といぶかる。
交通局の幹部職員も「リストには、非組合員の管理職と組合員が混在するなど不自然な点が多い」と信ぴょう性を疑う。このため、維新市議らは「誰が作ったかは分からないが、市内部の職員データが作成者に漏れたのは事実だ」として作成経過の解明のため、地方公務員法(守秘義務)違反容疑での告発を決めた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120305-00000523-san-l27
「職員採用後のいれずみ狂っている」 橋下市長が憤慨
産経新聞 3月5日(月)12時23分配信
大阪市の橋下徹市長は5日、市職員の不祥事根絶を目指す特命チームの設置を担当部局に指示した理由について「職員が採用後にいれずみをして見せ合っているような報告があり、職場の雰囲気がおかしい」と記者団に説明、今後は職員基本条例で服務規律を厳格化し、不祥事を起こした職員に改善傾向がなければ分限免職とする意向を示した。
橋下市長は「昔にいろいろな事情でいれずみをし、やり直そうと頑張っている人は別」としつつ、「採用後のいれずみはおかしい。何かが狂っている」と憤慨。怒りの矛先は管理職にも向き、「市役所内のなれ合いが積もり積もってここまで来たのだろう。緊急に所属長会議を開き、あなた方の価値観は狂っていると言いたい」とぶちまけた。
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http://www.asahi.com/politics/update/0306/OSK201203060082.html
知事のいぬ間に不祥事通報窓口廃止 大阪府、近く復活へ
大阪府職員らによる法令違反の情報を受け付ける府の「外部通報窓口」が、昨年11月8日に廃止されていたことがわかった。橋下徹前知事が大阪市長選へ出馬するために辞職した直後で、知事が不在の時期だった。担当課は「代替手段ができた」と説明するが、松井一郎知事は「不適切な対応だった」として窓口の復活を指示した。
6日の府議会の質疑で明らかになった。
通報窓口は、府民から府の法令違反に関する情報を受け付けるため、橋下前知事が2008年11月に設置。外部の弁護士や府法務課が窓口となり、約3年間で電話や手紙による情報約130件が寄せられた。しかし、法務課は「府の業務と無関係の情報も多く、昨年1月から全部局で府民の声の受け付けも始めた」とし、窓口は不要と判断。11月8日に廃止したという。
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>>2221
岡井康弘
奈良2区
■2000年選挙得票
1 滝実 自由民主党 前 71,146 当選
2 中村哲治 民主党 新 63,707 比例区当選
3 伊藤正明 日本共産党 新 26,546
4 岡井康弘 自由連合 新 6,418
■1996年選挙得票
1 滝実 自由民主党 新 65679 当選
2 鎌田博貴 新進党 新 45837
3 宇賀神せつ子 日本共産党 新 24476
4 田中惟允 民主党 新 17513
5 岡井康弘 自由連合 新 5641
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120307/lcl12030722200004-n1.htm
組合の人事介入明白に 大阪市交通局、調査結果を中間報告
2012.3.7 22:18
不適切な労使関係があったことを報告し、謝罪する大阪市交通局幹部(高瀬真由子撮影)
大阪市交通局(職員約6800人)は7日、不適切な労使関係について局独自で行ってきた調査の中間とりまとめを発表した。管理職に対する匿名アンケートでは、複数の管理職が、人事異動や昇任などに際し組合側と事前に協議したり、意見聴取の内容を受け入れたりしたことがあると回答。これまで労使双方が否定してきた「組合による人事介入」の存在が明白になった。また、業務用の庁内メールの表題に関する検索調査では「動員」「演説会」など選挙活動をうかがわせる言葉を含む表題が約700件確認された。
大阪市職員の労使関係や服務規律をめぐっては、市特別顧問の野村修也弁護士らでつくる第三者チームも調査し、組合側に対する不適切な便宜供与の存在も明らかになった。橋下徹市長は「末期的症状だ。さらに調査する」としている。
交通局によると、管理職約240人に対するアンケートは、平成22年1月〜先月末を対象期間として実施。人事異動に関し、組合側に対して事前に異動候補者の名簿提示や口頭によって説明・協議したとの回答は45人(対象全体の約2割)にのぼり、25人(同約1割)が組合側の意見を受け入れたと答えた。同様に管理職昇任についても、17人が事前に協議し、10人が受け入れたと回答した。
一方、庁内メールの調査は、昨秋の市長選を挟んだ今年1月末までの4カ月間について実施。この結果、表題に含む言葉として「動員」は511件、「演説会」は109件にのぼり、中には「個人演説会割り振り」「駅構内でのビラ配布について」など、露骨に選挙活動に関わる表題のメールもあった。
交通局は、市側の専権事項となる人事に組合が関与していたことについて「業務を円滑に進めるためには、組合の意見を聴くこともやむを得ないとの認識があった。管理体制の甘さがあったと深く反省している」としている。
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120302ddm005010095000c.html
橋下スタイル:/上 船中八策、メールで即決 側近「出してみたら、お化けに」
わずか10枚の紙が国政を揺さぶっている。橋下徹・大阪市長が率いる「大阪維新の会」が次期衆院選に向け、作成した政権公約「船中八策」の原案だ。「日本再生のグレートリセット」をうたい、首相公選制や参院廃止など統治機構改革まで踏み込んだ。橋下氏は衆院選での連携の条件として、各党に船中八策への賛同を迫っている。
既成政党は距離を測りかね、右往左往している。参院議員の輿石東・民主党幹事長は「そう簡単にはいかない」と不快感を示し、自民党の石原伸晃幹事長も「首相公選制や参院廃止はわが党の公約ではない」と慎重。しかし、世論の期待を受ける維新を真正面から批判できず、民主党幹部は「触らぬ神にたたりなしだ」ともらした。
昨年11月の大阪府知事・大阪市長選を制した橋下氏は、持論の大阪都構想の実現に向け、当初、2段構えの国政進出を描いていた。まずは既成政党に都構想実現への協力を求め、応じなければ独自候補を擁立。しかし、次第に、維新独自で候補者を大量に立てる主戦論に傾いていく。
「既成政党を支援しても選挙で利用されるだけで改革が実現できない」
橋下氏ら維新幹部が想起したのは、道州制などを掲げ、92年に発足した「平成維新の会」の二の舞いにならないかという懸念だった。評論家の大前研一氏が率いた同会は、93年衆院選で政策理念に賛同する既成政党の候補者を支援し、大量当選させた。しかし、改革の実現を見ないまま解散に追い込まれた。
自前で候補者を大量に立てるなら、政権公約が必要になる。橋下氏は昨年末から、維新政調会長の浅田均・大阪府議会議長らにメールを送り、「維新と言えば五箇条の御誓文だが、その形を作ったのは坂本龍馬が起案した船中八策だ」と書いた。浅田氏は「8本のアジェンダを作って、その下に具体的な政策が入るイメージかな」と返信。橋下氏と浅田氏のメールのやりとりが続き、積み上げた政策は92項目に及んだ。
1月18日夜、橋下氏は松井一郎・大阪府知事や浅田氏ら維新幹部と大阪市内で会い、「『地方から国を変える』を掲げてきたが、今の国政では何も変わらない。この国を変えるのなら今しかない」と高揚した様子で語った。橋下氏が目標議席について「インパクトがある数字が必要だ」というと、松井氏らは「200(議席)でしょ」と勢いづいた。
「現行の年金制度はいったん清算。リセットして新たな年金制度を作る」。2月13日夜、大阪市内のホテルで行われた維新の全体会議。所属議員約100人を前に、橋下氏は口頭で「船中八策」の骨格を説明し、「現実の政治・行政を動かす社会制度を変えていく」とぶちあげた。
政策を立案する際、党政調の会議を重ねる既成政党と異なり、維新はスピード感を重視する。深夜、橋下氏がメールで問題提起をすると、多い時には30人規模の維新幹部やブレーンが返信し、方針が決まっていく。一方で、国政は衆参で多数派が異なる国会のねじれに加え、消費増税など主要政策を巡り党内すらまとまらない。「決定できる民主主義」をうたう維新と、機能不全に陥った国政は対照的に映る。
2月27日夜、松井氏ら維新幹部は大阪市内で、東国原英夫前宮崎県知事と会談した。維新は次期衆院選候補を養成するため、「維新政治塾」を3月に開講する予定で、知名度のある東国原氏に講師を依頼した。
国政進出へ着々と準備を進める維新。橋下氏のブレーンは船中八策の原案をこう振り返った。
「日常のメールのやりとりをかき集めて、『結構いいじゃん』という感じでぽっと出したもので、私たちは驚いた。生煮えで出してみたら、ばか受けして、お化けになっちゃった」。話題優先の維新の政策づくりは拙速の危うさもはらんでいる。
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次期衆院選をにらみ、橋下氏ら大阪維新の会が存在感を増している。既成政党と一線を画す「橋下スタイル」を探った。
毎日新聞 2012年3月2日 東京朝刊
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120303ddm005010023000c.html
橋下スタイル:/中 仮想敵攻撃、小泉元首相と共通点 「会話でスパーリング」
自民党の小泉純一郎元首相にタイプが似ている−−小泉政権時代、竹中平蔵総務相補佐官を務めた元財務官僚の高橋洋一氏は、5年余りの長期政権を担った元首相を思い出していた。2月21日昼過ぎ、東京都港区のホテル。高橋氏は「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪市長に誘われ、中華料理店で初めて会食した。
橋下氏は政権公約「船中八策」の原案に盛り込んだべーシックインカム(最低限所得保障制度)や年金の掛け捨て制など、社会保障制度改革について高橋氏の意見を求めた。資料を持たずに現れた橋下氏は一切、メモをとらない。約3時間に及んだ会食後、高橋氏は「小泉元首相と同じように、橋下さんも会話でスパーリングしている感じだった」と、2人の類似点を挙げた。
実戦方式で行う格闘技練習のようなやりとりを通じ、自分の考えを収斂(しゅうれん)させるのが橋下スタイルだ。知事時代から、思いついた政策を大阪府幹部に一斉メールで流し、検討や調査を指示。府幹部はテレビゲームのキャラクターに例え、「スーパーマリオみたいに、議論を通じて考えを進化させていく」と話す。
「スパーリング」の手法は直接対話に限らない。「あんた方、何様なんだよ」。昨年2月から始めたツイッターでは、自分に批判的な学者やメディアを厳しくこき下ろしてきた。ツイッターは橋下氏にとって「ストレス発散の手段」。主に深夜や休日に立て続けにつぶやき、フォロワー(発言を追う人)数は約61万人と、国内の政治家でトップになった。
小泉元首相は持論の郵政改革などを通じ、党内の抵抗勢力を「仮想敵」に見立てて、対決姿勢を演じてきた。橋下氏も昨年11月の市長選で対抗馬を支援してきた市職員労働組合に執拗(しつよう)な批判を続ける。全職員を対象にした政治・組合活動に関するアンケート調査が批判されても、「長年、ゆがんだ市役所と組合の関係があった。正そうと思ったら、相当な力を込めないとできない」と反論する。
「橋下が生きるも死ぬも全て公明党市議の皆さん次第。国政選挙ではできる限りのことをさせていただきたい」
1月13日、大阪市内で開かれた公明党大阪府本部の新春年賀会。来賓としてあいさつした橋下氏は市政への協力の見返りに次期衆院選での選挙協力を示唆した。与党にあたる大阪維新の会は市議会で単独過半数を得ておらず、第2会派の公明党を加えると、議会運営が安定するからだ。
公明党大阪府本部幹部は「実際に会うと、低姿勢で話し上手な好青年。知らない人ならころっとだまされる」と話す。攻撃的な一面と、したたかな別の顔。3年9カ月、橋下氏を見てきた府幹部は「議論をふっかけて反論しないと振り向かない。すり寄ると、相手にしなくなる」と複雑な橋下像を振り返った。
毎日新聞 2012年3月3日 東京朝刊
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120306ddm005010122000c.html
橋下スタイル:/下 連携「どこでもいい」 「バブル」な支持で既成政党手玉
中央から時計回りに橋下徹氏、石原慎太郎氏、白浜一良氏、前原誠司氏、渡辺喜美氏=コラージュ・清田万作 「6選挙区の応援をお願いします」
乾杯が終わると、公明党の白浜一良副代表は本題に入った。2月17日夜、白浜氏は大阪市内の日本料理屋に橋下徹市長を招き、次期衆院選に向け大阪維新の会との選挙協力を要請した。白浜氏が「2大政党は漂流しているが、維新は期待を集めている」と持ち上げると、橋下氏も選挙協力について「よく理解しています」と応じた。
公明党は次期衆院選の小選挙区で、計9人の公認候補を立てる。中でも大阪の4選挙区と兵庫の2選挙区を抱える関西は主戦場だ。公明党は09年の前回衆院選で小選挙区候補を全て落としており、「橋下人気」を無視できない。維新の地方議員には自民党からの離党者が多く、公明党幹部は「自民党との選挙協力だけでは不安がある」と話す。
維新の獲得議席は11から12−−支持母体・創価学会が独自に行った世論調査も、公明党の背中を押した。衆院選比例代表の近畿ブロック(定数29)の獲得議席を予想したもので、民主党と自民党が各5議席。みんなの党と共産党が各2議席、公明党は4議席で、3の可能性もあった。
公明党の姿勢に、自民党は警戒感を募らせる。次期衆院選での政権奪還は、公明党との選挙協力が大前提。しかし、関西での自民、公明両党の選挙調整はこれからで、自民党幹部は「自民と維新が対立する選挙区で、公明党はどちらを支援するのか」と不安感を隠さない。
「俺はお前のことを心配している」
大阪市特別顧問の中田宏前横浜市長は2月27日、大阪市内で民主党衆院議員に会い、こう語りかけた。直接的な言葉はなかったものの、議員は維新への勧誘と受け取った。維新の目指す大阪都構想を巡り、民主党の前原誠司政調会長は橋下氏との会談を重ねるが、党勢低迷で若手議員の動揺は収まらない。ある民主党議員は地元支持者から「離党して維新に行くべきだ」と迫られ、迷っているという。
中小政党は生き残りをかけて、維新との連携を競い合う。みんなの党の渡辺喜美代表は近く、維新との勉強会をつくる方針。一方、国民新党の亀井静香代表らは石原慎太郎東京都知事を党首に、橋下氏らと連携する「石原新党」結成を模索する。橋下氏のブレーンは「我々はどの政党でもいい。維新の政策を実現できないなら、対抗馬を立てて消えてもらう」と余裕を見せた。
毎日新聞が3、4日に行った全国世論調査で、維新の国政進出に「期待する」と答えた人は61%に上る。橋下氏は5日、調査結果について「完全なバブルですよ。うれしい半面、怖い」と記者団にもらした。維新に向かう民意の期待感はまだ実績への評価ではなく、不毛な対立を続けてきた既成政党に対する不信の裏返しにすぎない。「動かない政治」を続けながら、橋下氏にすり寄る各党の姿勢が、政党離れに拍車をかけている。
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この企画は高山祐、堀文彦、木下訓明、岡崎大輔が担当しました。
毎日新聞 2012年3月6日 東京朝刊
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http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120305mog00m010024000c.html
大阪維新の会:「八策」船中模索 資産課税強化←「富裕層逃げる」反発 普天間移設…方向性決まらず
大阪維新の会が次期衆院選に向けて示した政権公約「船中八策」の原案に対し、内外から批判や疑問の声が上がり、取りまとめに頭を悩ませている。特に揺れているのは、資産課税の強化と米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題だ。所属議員は開会中の議会の対応に追われ、党内の議論もいまひとつ進んでいない。10日に全所属議員による全体会議を開き、骨格を固める方針だが、なお曲折が予想される。【堀文彦、内田幸一】
代表の橋下徹・大阪市長は2月13日の全体会議で、原案を口頭で説明。府議、大阪・堺両市議の各議員団で議論し、意見集約するよう求めた。
原案のうち、資産課税の強化は、個人資産に課税することで貯蓄などを消費に回すよう促して経済を活性化させる発想だった。
しかし、「富裕層が海外に流出し、日本に中低所得者層しか残らなくなる」などと内部で反対論が続出。幹事長の松井一郎・大阪府知事も橋下氏に「俺は持っている資産を海外に移す」と異議を唱え、5日午前も「(導入は)非常に厳しいと思う」と語り、資産課税強化を修正する可能性も示唆した。幹部は「批判を浴びているが、入れざるを得ないかもしれない」と胸中を明かす。
普天間飛行場の移設問題については、橋下氏が13日の会合で「避けて通れない」と述べた。しかし、維新幹部の話として、「県外移設を盛り込む」との一部報道が流れると、橋下氏は「外交の話を簡単に話しては駄目だ」と所属議員をメールで叱責した。「基地問題でつまずいた民主政権の二の舞いになる」(幹部)との懸念もあり、方向性は決まっていない。
各議員団の議論も活発化していない。府議会、大阪・堺両市議会では12年度一般会計予算案などを審議中で、時間確保が困難だ。
更に橋下、松井両氏らは次期衆院選で「維新政治塾」塾生を擁立する方針だが、現職の所属議員の出馬を認めていない。府議からは「自分らが国政に出るわけでもないのに、関心はない」との冷めた声も漏れる。
ある市議は原案について「テレビや新聞で知った」と言う。「いつも(橋下)代表が突然アウトラインを示し、それを議論する。代表の思いつきに皆が巻き込まれる」。橋下氏のトップダウンで突き進んできた維新だが、政権公約への戸惑いも生じている。
2012年3月5日
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http://www.asahi.com/national/update/0308/OSK201203070231.html
労組が人事介入か 大阪市交通局、メール・電話を調査
大阪市交通局は7日、同局職員を対象に政治活動や労使関係の実態について調べた中間報告を公表した。管理職対象にアンケートし、職員の業務用メールや電話の利用状況を調査。職員労働組合が職員配置や昇格など人事管理に介入したり、メールを政治・選挙活動に利用したりしていた疑いが明らかになった。
交通局は昨年末から、バス運転手が勤務中に政治活動をした問題をきっかけに調査を開始。今回の結果は労使の癒着や市組織ぐるみの選挙活動を指摘する声を裏付けた形で、同局や労組の姿勢が問われるのは必至だ。一方、橋下徹市長が市特別顧問の野村修也弁護士に依頼した調査とは別途進められたものだが、トップダウンで進む相次ぐ調査には職員の反発も出そうだ。
管理職アンケートは係長以上の非組合員238人に対し、2010年1月〜今年2月末の間、労組による人事などへの「不適切な介入」がなかったかを尋ねた。その結果、76人が組合側に人事異動対象となる候補者の名簿を見せたり、口頭で報告したりしていたと回答。うち25人は異動について「組合側の意見を採用した」と答えた。
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http://www.afpbb.com/article/politics/2863651/8605483?ctm_campaign=txt_topics
橋下市長「肝心なもの出てない」…交通局と組合
大阪市交通局が7日公表した内部調査の中間報告で、公用パソコンを使った職員の選挙活動や、職員組合による人事介入が明らかになった。
2004年に市全体を揺るがした職員厚遇・ヤミ専従問題の発覚後も是正されていなかった不適切な労使関係。「組織の解体的出直しが必要だ」。橋下徹市長はこう語気を強め、さらなる実態調査と厳正処分を宣言した。
橋下市長は報道陣に、弁護士らの第三者調査チームが別の不正の証拠を握っているとし、「肝心なものがまだ出ていない」と語った。
一方、市役所で記者会見した新谷和英局長は「認識が甘かったと深く反省するしかない。大変申し訳ない」と謝罪を繰り返した。
管理職アンケートでは、労組の人事介入について、「組合支部長に事前に(人事を)耳に入れることが慣例だと聞かされた」など生々しい証言が寄せられたという。新谷局長は「10年以上前から投書などはあったが……」と言葉を濁した。
(2012年3月8日12時15分 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120308-OYO1T00200.htm
大阪市交通局 人事を労組と事前調整 内部調査で判明
市長選関与メールは689件
職員の選挙活動への関与や、不適切な労使関係について謝罪する新谷和英・大阪市交通局長(中央)ら市交通局幹部(7日、大阪市役所で) 大阪市交通局(職員数約6800人)は7日、昨年11月の市長選を巡り、選挙活動への職員の関与を示す庁内電子メール延べ689件が見つかったなどとする職員の政治活動に関する内部調査の中間報告を発表した。人事異動に先だって幹部職員が職員労組・大阪交通労働組合(大交、中村義男委員長)側と事前調整していたことも判明、不適切な労使関係を自ら明らかにした。橋下徹市長は「相当、根深い。徹底解明し、厳正に処分したい」と述べ、関係者を処分する方針だ。
昨年12月、市議会で大交幹部が勤務時間中に組合活動をしていたことが発覚したため同局が独自調査した。
市長選前後の昨年10月〜今年1月に同局の公用パソコン全約3000台から送信された庁内メールすべてについて選挙活動に関連する用語でメールの表題を検索したところ、〈1〉動員511件〈2〉演説会109件〈3〉ビラ58件〈4〉電話作戦11件がそれぞれ見つかった。
管理職238人を対象にしたアンケートでは、2010年以降、管理職が所管する人事異動について、19人が「異動候補者の名簿を見せた」と回答、うち9人は「労組側の意見を受け入れた」とした。管理職の昇任についても労組に事前相談していた幹部が17人いたほか、7人が個々の職員の給与や人事評価などの情報を労組に提供していた。
記者会見した新谷和英局長は「今後はこうした関係を断ち切り、新たな労使関係を築きたい」と謝罪した。
「肝心なものがまだ出ていない」橋下市長
橋下市長は報道陣に、弁護士らの第三者調査チームが別の不正の証拠を握っているとし、「肝心なものがまだ出ていない」と語った。
一方、市役所で記者会見した新谷和英局長は「認識が甘かったと深く反省するしかない。大変申し訳ない」と謝罪を繰り返した。
管理職アンケートでは、労組の人事介入について、「組合支部長に事前に(人事を)耳に入れることが慣例だと聞かされた」など生々しい証言が寄せられたという。新谷局長は「10年以上前から投書などはあったが……」と言葉を濁した。
「動員増量中!」「駅構内でのビラ配布について」 職員の公用パソコンからはこんな表題が付いた電子メールが延べ689件見つかり、勤務時間中にもかかわらずバス営業所などの事業所から労組・大阪交通労働組合(大交)本部への電話連絡も目立った。
交通局職員には、地方公務員法の政治活動禁止規定は適用されないが、公用パソコンの目的外使用は服務規律違反だ。平松邦夫・前市長の支援活動に絡むメールとみられ、同局はメール作成者を特定して処分するとともに、電話代も労組側に請求する方針。今回判明した労組側への「ヤミ便宜供与」も見直すという。
大交が加盟する市労働組合連合会の幹部は、「ショックを受けている。詳しいことがわからないので何とも言えない」と話した。
(2012年3月8日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120308-OYO1T00491.htm
学校文書手書きムダ? 橋下市長PC作成求める
大阪市立学校で、パソコンでの作成が認められることになった指導要録や卒業証書台帳 大阪市教委は、各学校に手書きでの作成を指導してきた児童・生徒の卒業証書台帳や、内申書の基となる指導要録について、パソコンでの作成を認めることを決め、8日、各学校に通知した。「大事な記録なので心を込めたい」と手書きにこだわってきたが、事務効率を優先させる橋下徹市長は「無駄な労力だ」と一蹴。ただ、教職員へのパソコン配備率は4割に満たず、学校現場からは「省力化したくてもパソコンがない」とアナログな職場環境にぼやきも漏れる。
市教委によると、指導要録は子どもの氏名や住所、成績などをB4判2枚にまとめた資料。内申書などの原簿となり、学校教育法施行規則で作成が義務づけられている。卒業証書台帳は証書番号や授与年月日などのリストで、卒業証明書の発行に使う。いずれも作成方法についての規定はないが、市教委はこれまで手書きでの作成を指導してきた。
しかし、橋下市長は情報管理は徹底するとした上で、「事務処理の効率化は組織運営として当然。今時、手書きでデータ保存なんてあり得ない。社会保険庁はその感覚でとんでもない年金漏れをしでかした。民間では時は金なりです」とし、市教委に改善を求めた。
学校現場では「子どもたちのために、一人一人丁寧に手書きで作成したい」との声も根強いが、市教委は「手書きに負担を感じている先生も多い」として、パソコンでの作成を許可することにした。
PC配備36%
ただ、市立小中高校の教職員らへのパソコン配備率(昨年3月現在)は36・6%で、全国平均の99・2%を大きく下回る。ある小学校教頭は「職員室にはパソコンが1台しかなく、手書きで作成せざるを得ない」と話す。市教委は「学校の耐震工事などを優先したため、配備が遅れている。今後、市長に予算化を求めたい」としている。
指導要録などの作成方法は、他都市でも対応が分かれている。パソコン配備率が28・2%の京都市は現在、いずれも原則手書きだ。一方、完全配備されている神戸市では、すでにパソコンでの作成を進めている。
(2012年3月8日 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120306-OYT1T00024.htm
大阪知事の特別秘書、合格者なし…待遇で物別れ
大阪府は5日、松井一郎知事の政策面のブレーンとして公募した特別秘書について、合格者がいなかったと発表した。
全国から53人の応募があったが、最終面接に残った候補者と報酬面で折り合いがつかなかったという。府や大阪市は新年度から幹部ポストの公募制導入を検討中だが、優秀な人材確保には待遇改善が必要となりそうだ。
特別秘書は条例に基づく特別職公務員。松井知事には政務担当の特別秘書(35)がいるが、「国の制度や財政に強い人が必要」との知事の要望で1月下旬から約2週間募集した。給料の条件は「原則、一般行政職に準じる」とした。
応募者は会社員や公務員、弁護士、公認会計士ら。府は書類審査で8人に絞り、幹部面接で選抜した4人を松井知事が面接。1人を選んだが、待遇面で理解が得られなかった。府は提示した給料を明らかにしていないが、松井知事は報道陣に「(給料が)5分の1とか、6分の1になれば難しい。(今後は)特別顧問にもう少し活動を広げて手伝ってもらいたい」と述べた。
(2012年3月6日15時51分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120308-OYT1T01043.htm
橋下市長「人材バンク再就職、徹底的に改める」
大阪市の橋下徹市長は8日の市議会常任委員会で、職員OBの再就職について「人材バンク制度による再就職が既得権益になっている。徹底的に改めたい」と述べ、再就職先を厳しくチェックする方針を明らかにした。
大阪府・市の職員基本条例案では、勤続20年以上の職員OBの外郭団体などへの再就職を原則禁止しているが、退職者の情報と企業・団体の求人情報を集約・仲介する府市の人材バンク制度を活用した場合は、再就職を可能とする除外規定を設けている。
橋下市長は委員会後、報道陣に対し、「再就職先が(元公務員として)ふさわしいのかをチェックすることが必要」と説明。条例案の中で、職員の処分に関する審査を行う組織として位置づけている「人事監察委員会」を活用し、調査する意向を示した。
(2012年3月8日21時55分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120309-OYT1T00533.htm
産経新聞「不買」呼びかけの部長、副知事に
奈良県の荒井正吾知事は9日、臨時記者会見を開き、4月から増員予定の3人目の副知事に、総務省から県に出向中の杉田憲英総務部長(42)を充てる人事案を県議会に提案すると述べた。
杉田氏は今年2月1日、インターネットの会員制交流サイト「フェイスブック」で、リニア中央新幹線ルートに関する産経新聞の記事を批判。「奈良県庁総務部長」と記した書き込みで不買運動を呼びかけ、荒井知事に「表現に行き過ぎた面があった」として口頭で注意を受けていた。
杉田氏は東京大卒で1993年、自治省に入省。2007年から奈良県に出向し、健康福祉部長などを経て昨年7月から現職。
3人目の副知事の任期は条例案で1期4年とされ、2015年度末まで。
近畿2府4県で3人の副知事を置いているのは大阪府だけで、滋賀県は昨年、2人いた副知事を1人に減らしている。荒井知事は、台風12号被災地の復旧・復興に対応するため、4月以降、副知事を3人に増やすと表明していた。
(2012年3月9日16時34分 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203070083.html
関西広域連合、政令指定市加入に暗雲 滋賀県議会反発2012年3月7日
大阪市など4政令指定市の関西広域連合への早期加入に暗雲が垂れ込めている。指定市加入に伴う連合議会の議席配分案に滋賀県議会が反発し、規約改正のメドが立たないためだ。設立から1年余り。全会一致で運営される広域連合の弱点が浮かび上がった。
連合長の井戸敏三兵庫県知事は7日午後、滋賀県議会を訪れて説得するが、過半数を握る自民党県議団は反対姿勢を崩していない。
大阪、堺、神戸、京都の4指定市は昨年末、広域連合への早期加入を表明。連合議会は2月、定数を現行の20から29に増やし、人口規模に応じて大阪市に2議席、他の3市に1議席ずつを割り当て、指定市のない4県も1議席ずつ増やす案をまとめた。
ところが、滋賀県の自民党県議団は「指定市人口を府県人口と二重に数える大都市偏重の案だ」などと反発。指定市加入と議席配分を分離して各議会で審議するよう求める意見書を、連合長あてに提出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120309-00000264-mailo-l25
関西広域連合:議席配分 県議会全協で自民「1票の格差」も焦点 /滋賀
毎日新聞 3月9日(金)15時58分配信
県議会は8日、政令市の関西広域連合加入に伴う議席配分問題について全員協議会を開いた。連合議会の新たな議席配分案に反発する自民県議団は、同案の審議に当たり「ダブルカウントと『1票の格差』が焦点」との見解を示した。
この問題では、井戸敏三連合長(兵庫県知事)が7日、滋賀県議会の意向を尊重し、同議会に限って政令市加入と議席配分の議案を分離する方向で調整する考えを表明。全協では、他府県に既に提案されている議案について説明された。
自民側は議席配分案について、府県と政令市の人口のダブルカウントと「1票の格差」の解釈を審議のポイントに挙げた。議案は16日までに今議会で提案される見通し。【姜弘修】
3月9日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20120309-OYT8T00322.htm
勤務実態なく給与支払い違法、大東市の上告棄却…大阪
大阪府大東市の補助金で市人権教育啓発推進協議会が勤務実態のない職員に給与を支払うなどしたのは違法だとして、市民の男性が、岡本日出士(ひでし)市長(76)や同協議会などに計約2540万円を返還させるよう同市に求めた住民訴訟で、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は6日の決定で市側の上告を退けた。
全額の返還請求を命じた1、2審判決が確定した。
1、2審判決によると、同協議会は2004〜06年度、市の補助金から男性職員1人の給与などとして計約2475万円を支払った。大阪地裁は「この職員の勤務実態がないのに、市が協議会を介して給与を支払うことになり、悪質な脱法行為で違法性が強い」と判断し、同高裁も支持していた。
(2012年3月9日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201203010007.html
バス事業に赤字補填 36億円、橋下市長が一転2012年3月1日
橋下徹大阪市長は29日、市営地下鉄事業からバス事業への赤字補填(ほてん)を凍結する措置を見送り、約36億円の支出を一転して認めることを明らかにした。橋下氏がバス運転手らの給料を大幅カットする方針を掲げた結果、今年度末での早期退職を希望する職員が急増。補填しなければ退職手当や給料の未払いが生じる資金不足に陥ったためだ。
橋下氏はこれまで、バス事業の再建について「地下鉄の黒字は地下鉄への投資に回す」と主張。このため市交通局は、金融機関からの借り入れでバス事業の資金不足をしのぐことも検討していた。しかし、橋下氏は29日、「給料の支払いは法律上の義務。違った形で事業を見直す」「市がお金を出さないと、金融機関も貸してくれない」と方針転換を表明した。
市交通局は、地下鉄事業から回す約36億円を約140人分の退職手当やバス運転手の4月分給料に充てるが、新年度も最大約170億円の資金不足が生じる可能性があるという。橋下氏は給料カットやバス路線の統廃合など大幅なリストラでバス事業の再建を進める方針だが、当座の資金調達に苦しむ状況が続きそうだ。(宮崎勇作)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203130052.html
維新系市議に53年ぶり懲罰決議 守口市議会2012年3月13日
大阪府守口市議会(定数22、欠員1)で13日、維新系会派の甲斐礼子市議に出席停止5日間の懲罰が決議された。議会事務局によると、甲斐氏に対しては12日にも謝罪の懲罰が決議されており、市議会での懲罰は1959年以来。
守口市では昨年8月の市長選で、西端勝樹氏が大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の推薦を受け初当選したが、維新系会派は甲斐氏を含め3人と少数与党。民主、自民、公明、共産、社民など17議員が賛成した。
議会事務局によると、甲斐氏は7日の本会議で教育における愛国心について再質問したところ、津嶋恭太議長が事前通告がないとして撤回を求めた。甲斐氏は応じず、翌8日に同じ会派の2議員とともに、議長の不信任決議案を提出。市議会はこれを否決し、12日には甲斐氏に懲罰として謝罪を求める議案を可決。甲斐氏が謝罪を拒否したため、13日、出席停止を決議した。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001203140001
高野町議会、選挙区を廃止
2012年03月14日
高野町議会が13日、昭和の合併以来半世紀以上にわたって維持してきた選挙区の廃止を決めた。現在は、高野山の寺院などがある旧高野町の第1選挙区(定数9)と、奈良県境に近い旧富貴(ふ・き)村の第2選挙区(定数2)に分かれているが、全町1区(定数10)とする議員提出議案を8対2の賛成多数で可決した。
町と県の選管によると、県内の市町村議会で唯一の選挙区。1958年に合併で今の高野町が誕生したが、林業が盛んだった旧富貴村地域と町中心部が離れていることなどから、選挙区制を維持してきた。
提案理由について平野一夫議員(第1選挙区選出)は、人口が合併時の町全体で約1万人から約6割減となり、旧富貴村地域では約8割減となっていることを挙げた。取材に対し、「もはや合併前の町村域にこだわっている場合ではない。全議員で町のことを考える必要がある」と話した。
新しい選挙区と定数は次の町議選から適用される。任期満了は2015年4月29日。
旧富貴村地域の男性(76)は「地元の議員が減る可能性はあるが、議会には今後も富貴に平等に目を配ってほしい」と話した。
(山野拓郎)
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120313-916929.html
大阪市交通局の寄贈バス、なぜ売却?記事を印刷する
日記を書く
大阪市交通局がドミニカ共和国に寄贈する目的で、NPO法人に無料で譲渡したバス4台が名義変更され、販売されていたことが13日、市議会委員会質疑で明らかになった。このうち2台は現在、仙台空港で、東日本大震災で使えなくなったバスの代わりに乗客を送迎している。
大阪維新の会市議が指摘した。交通局幹部は「ドミニカの規制が厳しくなり、送れなくなったと説明を受けた。その後の経過は全く分からない」と答弁した。
交通局によると、2008年5月、廃車にしたバス5台をNPO法人「食と農の地域開発研究所」(同市浪速区)に譲渡。この法人がドミニカへの輸送を別の業者に委託した。その後ドミニカに渡ることはなく、うち4台が国内で名義変更された後、中古車として販売されていたことが確認された。
同局によると、バスはほかに山形市内の自動車教習所や長野県の町役場が購入していたという。
仙台空港でこのバスを運行する業者は取材に「東北の中古車販売会社から購入した。当時は、大阪市のバスとは知らなかった」と話した。(共同)
[2012年3月13日21時51分]
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http://www.asahi.com/politics/update/0313/OSK201203120223.html
大阪市、交通局合理化に着手 外郭2社合併させ委託全廃関連トピックス橋下徹市営地下鉄構内で営業している売店=大阪市北区、宮崎勇作撮影
大阪市は、地下鉄の車両保守や売店経営を委託していた外郭2法人を4月に合併させ、両社への委託を全廃する方針を決めた。両社は市交通局などのOBを300人以上抱える天下り先だが、橋下徹市長による外郭団体の整理方針を踏まえ、社員の削減など合理化も進める。市は30年以上続くファミリー企業との癒着の見直しに向けようやく動き出す。
2法人は「交通サービス」と「大阪メトロサービス」。いずれも市が100%出資する外郭団体。
交通社は1982年設立。交通局が地下鉄車両の整備や駅の窓口業務などを競争性のない特命随意契約で委託。10年度の収入約43億円のうち、市の委託料が84%を占める。役員6人中4人が交通局からの市の派遣とOBで、職員約380人も市の派遣やOBが約320人を占める。市の外郭団体中、OB数は最多。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120316/shg12031602050004-n1.htm
「地域手当」に民主反発 県職員組合は法的措置も 滋賀
2012.3.16 02:05
県職員給与の民間格差調整のために上乗せされる「地域手当」の掛け率を現行の「7%以下」から「5・7%」に固定する条例改正案を自民党県議団が県職員組合などとの労使交渉をへずに14日の県議会に提案したことについて、民主党会派「民主党・県民ネットワーク」の中沢啓子代表が15日、県庁で記者会見し、「労使交渉の当事者でない議会が給与削減に介入しており、重大な問題」と批判した。一方、県職員組合も同日、県庁で集会を開き、条例改正案は憲法が保障する団体交渉権を否定しているとして、法的措置も辞さない姿勢で臨むことを確認した。
条例改正案は21日の県議会常任委員会で審議され、最終日の23日に採決が行われる。自民党県議団が県議会で過半数を占めるため可決される見込み。
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>>1869
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001203070004
紀の川市 収賄元副市長に有罪判決
2012年03月07日
■再発防止へ監察監
紀の川市は副市長の汚職事件を受けて、新年度から、不祥事の防止のために「監察監」を置く方針を明らかにした。また職員の倫理規則を作成するとしている。6日にあった市議会の予算委員会では、議員から「監察監の仕事内容や権限をはっきりさせるべきだ」といった注文が出た。
和歌山地裁(国分進裁判官)は6日、収賄罪に問われた元紀の川市副市長、堂本正秀被告(64)=和歌山市和歌浦東1丁目、解職=に対し、懲役1年6カ月執行猶予3年、追徴金約130万円(求刑懲役1年6カ月、追徴金約130万円)を言い渡した。
1月分の給与を30%減額する処分を行った中村慎司・紀の川市長は判決を受けて「以後このようなことのないよう綱紀粛正に努める」とコメントを出した。
市総務課によると、新たに設ける監察監は、市長が任命する非常勤職員。内部告発の通報窓口などを担当する。監察の対象は任命権者の市長を除く全職員で、特別職の副市長も含む。通報があった場合、市長命令で調査を行う。4月1日付の任命をめざし、元警察官などから人選を進めているという。
職員の倫理規則も監察監が中心になって4月以降に作る。利害関係者との禁止行為などを盛り込むという。
一方、市議会(定数24)は、市が堂本副市長を解職した後の昨年12月、不祥事防止の特別委員会(10人)を設置し、これまでに3回審議している。
地裁判決によると、堂本被告は2007年9月から10年5月までの間に、産廃業者の取締役(当時)だったリサイクル会社社長(34)=贈賄罪などで懲役1年6カ月執行猶予3年の判決が確定=から、9回にわたり韓国などの海外旅行計約108万円相当の接待を受け、07年9月から08年8月までの間に、紀美野町などのゴルフ場で10回にわたってプレー代など計約22万円相当の接待を受けた。
堂本被告は、処分場の拡張申請などで3回にわたり、紀の川市が県に提出する意見書を取りまとめる際、作成を急ぐよう職員に指示した。うち2回は意見書のコピーを入手して会社社長に手渡すなどし、業者側に便宜を図った。国分裁判官は「一民間企業を不当に利する行為で副市長としての職務の公正が害された」と指摘した。
閉廷後、堂本被告の弁護士は取材に答え、控訴しない考えを明らかにした。
(山野拓郎、加藤美帆)
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>>2252
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120319-OYT8T01089.htm
県職員手当減 議員提案 撤回求め労組「大団結」
県議会自民会派 「あくまで行革の一環」
条例改正案撤回を求め、反対集会を行う労組関係者ら(大津市梅林の県教育会館前で) 県の職員や教職員の給与で「地域手当」の乗率を5・7%にする自民党会派提案の条例改正案を巡り、県教職員組合などでつくる「県地方公務員労働組合共闘会議」は19日、県教育会館前(大津市梅林)で反対集会を開き、嘉田知事と県議会に条例改正案撤回を求める要請文と、「人事委員会勧告を尊重すべきだ」とした「自由法曹団滋賀支部」の意見書を併せ、提出した。県議会の他会派からも異論が出されているが、自民党会派は「条例を議員提案する権限は法で認められている」と強気の姿勢を崩していない。(矢野彰)
地域手当は民間給与との格差調整のため上乗せされ、現行条例で「7%以下」とされている。県は乗率を毎年度決めており、2011年度は5・7%、12年度は労使交渉で合意し、6・0%とする方針だった。
意見書などでは、公務員は憲法で保障された労働基本権が制限される代わりに「人事委員会勧告」の制度があり、「知事と議会は勧告を尊重する義務があり、労使交渉を経ない条例改正は事実上の不当労働行為に当たる」と指摘。手当が上がると期待した労働者の期待権を侵害する可能性がある、としている。
県庁で記者会見した県職員組合の松本利寛・執行委員長は「条例改正案が強行採決されたら、法的措置も検討する」と話した。
これに対し、自民党会派の川島隆二・政調会長は「公務員の仕事を否定するのではなく、あくまで行財政改革の一環」と強調。この日の反対集会に出席した民主党会派の中沢啓子代表は「ルールをはみ出し、労使の当事者でない議会が条例を改正するのはとんでもない話だ」と語った。
(2012年3月20日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120314-OYT8T01137.htm?from=popin
反発強く自民修正提案
県職員の手当減案
県職員給与で民間との格差調整のために上乗せされる「地域手当」について、県議会自民党会派は14日、乗率を5・7%とする条例改正案を議員提案した。当初は「乗率4・7%」で提案予定だったが、会派内で「削減率が大きすぎる」と異論が出たため、協議の結果、変更した。県の教職員についても同様の条例改正案を提案した。
現行条例で乗率は「7%以下」とされ、県が年度ごとに決めている。2011年度は5・7%で、県は県職員組合との交渉に基づき、12年度に6・0%へと引き上げる方針だった。議員提案された改正案が可決されれば、0・3ポイント下がり、約3億円の財政削減になる。
県職員組合は「憲法で保障されている団体交渉権の否定で、知事と組合の交渉結果の尊重を」とする要請文書を知事と議会各会派、県人事委員会の委員長に提出している。
(2012年3月15日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00000125-yom-pol
前大阪市長の側近6人、閑職6か月超に
読売新聞 3月21日(水)8時12分配信
大阪市の橋下徹市長は、就任直後の昨年12月に「待機ポスト」の総務局付に更迭した平松邦夫前市長の側近幹部6人について、4月の定期異動でも据え置く方針を固めた。
公募区長が着任する8月人事で処遇を検討するとみられるが、半年以上も異動を凍結するのは異例だ。
橋下市長は、就任した昨年12月19日付で、平松氏の腹心だった前政策企画室長や前秘書部長ら6人を管理職手当が付かない総務局付に更迭。6人は職員人材開発センター(阿倍野区)に席を並べ現業職員の勤務実態調査などに従事してきたが、実質的な仕事がない状況が続いている。
当初は、4月異動で配置が検討される予定だったが、その後、市幹部が昨秋の市長選で平松氏の選挙対策などを公用メールで打ち合わせていたことが判明。「政治に踏み込みすぎる職員は徹底して改める」との橋下市長の意向で全庁調査が続いており、凍結につながったとみられる。
一方、部長昇任には外部有識者による面接試験を導入し、昇任予定の約30人は4月異動では身分を課長級のままとし、市特別顧問らによる面接で適任と判断された半数程度のみを6月1日付で部長ポストに就ける方針。不合格者は課長級に据え置く仕組みで、競争原理を重視する橋下流人事の一環と言える。
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http://www.asahi.com/national/update/0322/OSK201203220110.html
2012年3月22日18時37分
大阪市も朝鮮学校への補助凍結 橋下市長、府に同調
大阪市の橋下徹市長は、3月末までに支払う予定だった市内の朝鮮初中級学校8校への今年度分の補助金計約2700万円の不支給を決めた。大阪府が今月、支給を見送ったことに同調した。市の担当者は「年度末ぎりぎりの決定で学校側に迷惑をかけるが予算の執行は市長の権限。理解してほしい」と説明している。
市は1987年度から、8校を運営する大阪朝鮮学園に教具や施設の整備費名目で補助金を支出。今年度分も昨年3月に市議会で可決された予算案に盛り込まれていた。
朝鮮学校への補助金をめぐっては、大阪を含む全国の朝鮮学校の児童・生徒らが1〜2月に訪朝した際、学園側が一部生徒に配った案内文を府に提出しなかった。橋下氏が府知事時代に決めた支給要件の「朝鮮総連と一線を画す」点が確認できなかったとし、府は19日、補助金の補正予算計上を見送ると発表した。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120322-OYO1T00741.htm?from=main2
橋下市長、私立校園も補助金廃止…新年度方針
大阪市の橋下徹市長は22日、市内の私立幼稚園・小中高校計179校園への補助金を新年度から廃止する方針を明らかにした。
府内の私立校園への助成は大阪府が中心になって担っているが、市も1961年度から、私立校園の設備費や教具購入費などの一部支援のため、府とは別に補助金を交付。2011年度は179校園に計約2700万円を支給した。
しかし、橋下市長はこの日、報道陣の取材に対し、「私学助成は府が手当てしている。市はこれまで行政的な慣行で何も考えずに払ってきただけだ」と述べて従来の対応を批判、12年度予算は計上しない方針を示した。
私学関係者は「学校によっては画用紙などの教具が買えなくなり、影響がでてくる。市が市民のために補助していた制度で、府が払えばいいというのは発想が違う」と反発している。
橋下市長は、市内の朝鮮学校8校への11年度の補助金についても「府が支給しない以上、市も支給しない」として不支給方針を決めており、この日も、「府議会でさんざん議論している。違うというのなら、市議会で議論したい」と語った。
(2012年3月22日 読売新聞)
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120322/plt1203221130004-n1.htm
橋下市長も怒!“入れ墨職員”200人超の異常2012.03.22
大阪市の橋下徹市長が、驚くべき同市の“実態”を明らかにした。21日、大阪市職員の服務規律の厳格化に向けたプロジェクトチーム(PT)の初会合に出席し、「入れ墨をする職員は200人を超えるのではないか。異常事態。徹底してやる」とげきを飛ばしたのだ。
PTは、職員の不祥事が相次いでいることを受けて設置された。違反者が続出している職場内喫煙やマイカー通勤の全庁調査のほか、児童福祉施設の男性職員が児童に見せて問題となった入れ墨についても調べる。
橋下氏がいう「入れ墨職員200人」が事実なら、同市職員は約3万8000人のため、190人に1人が入れ墨を入れていることになる。
PT設置を指示した5日、橋下氏は「職員が採用後に入れ墨をして見せ合っているような報告がある。職場の雰囲気がおかしい。何かが狂っている」「公務員の職場で入れ墨が合うか、誰が考えても分かる。僕はやるといったらとことんやる」といい、入れ墨根絶に意欲を示していた。
21日の初会合でも、「ルールを守らない職員には懲戒処分や免職もやる。裁判闘争になっても構わない」と語り、幹部職員に対し、「細かいところからしつこく言わないと浸透しない」と徹底指導を求め、管理責任を人事評価に反映させる方針を示した。
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120320-OYO1T00113.htm?from=main2
橋下市長「原発全廃」関電個人株主に賛同広げる戦略も
大阪市の橋下徹市長は19日、大阪府市の「エネルギー戦略会議」が公表した関西電力に原子力発電所全11基の廃止を求める株主提案の骨子について、「今は原発に距離を置こうというのが全国民の認識だ。しっかりと関電に伝えたい」と述べ、京都、神戸両市との共同提案に改めて意欲を示した。
報道陣の取材に答えた。大阪市は関電株の約9%を保有する筆頭株主で、神戸市は約3%、京都市は約0・5%を保有。橋下市長は、「選挙で選ばれた市長の背後には有権者がいる。単純な(3市合計で)13%の株主として扱ってはいけない」と関電側をけん制。6月の同社株主総会での提案に向け、個人株主などに賛同を広げる戦略も検討する考えを示した。
京都市の門川大作市長は、株主提案に賛同する考えを示しているが、19日の読売新聞の取材に対し、「生活や経済への影響を考慮して、廃止時期について市民の理解を得るべきで、『可及的速やかに廃止』という部分は、議論を深めたい」とした。
神戸市は、株主提案に加わることを「検討中」としており、この問題を担当する企画課は同日、「まずは国に『脱原発依存』の手段や方針を示すよう働きかけるのが先では」とした。
(2012年3月20日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120319-OYO1T00201.htm?from=main1
橋下改革「硬軟両様」…市長就任3か月
19日に就任3か月を迎える橋下徹大阪市長。大阪都構想に向けた事業見直しや、職員労働組合の政治活動の是正といった看板政策のエンジン役として改革派の元霞が関官僚や弁護士ら外部ブレーン50人を配し、市役所組織の舵(かじ)を「橋下改革」に急旋回させている。一方、大阪維新の会が過半数に届かない市議会対策では、第2会派・公明の協力取り付けに腐心するなど、「硬軟両様」の構えで市政運営に臨んでいる。
中之島48
「1人で巨大な組織を動かすのは無理。僕自身の分身となる外部人材が入り、(組織を)動かすマネジメントをしていかないとだめ」。橋下市長は、大量起用した市の特別顧問や特別参与の役割についてこう語る。
市営交通の民営化や区長公選制導入をにらんだ区政改革といった重要政策は、役所組織に頼らず、各政策に精通する専門家の助力で改革を断行する狙いだ。府市統合本部では、特別顧問らが府・市幹部や教育委員らの抵抗を押し切って、現在の公務員制度や教育行政を一変させる職員基本条例案と教育基本2条例案を正式決定に持ち込んだ。
ただ、政策決定に深く関与する特別顧問らの権限と責任はあいまいだ。
労組の反発で凍結された職員の政治活動に関するアンケートは、外部の第三者の立場で弁護士の野村修也特別顧問が実施したが、橋下市長が「正確に回答しなければ、処分の対象になりうる」との業務命令を出した。市幹部は「第三者がやっているのに市長の業務命令がかかるのはおかしい」と指摘する。
大量ブレーンを重用した政治手法について、自民市議は、市役所の場所と人気アイドルグループになぞらえ、「中之島48による側近政治だ」と批判する。
公明と連携
8日、橋下市長は公明市議団幹部3人を市長執務室にひそかに招き入れた。市長選の重要公約の一つで、市議会最終日の27日に提案、即日採決を目指していた職員基本条例案と教育基本2条例案の取り扱いについて、「公明党さんはどう思いますか」と尋ねた。
公明市議団幹部が「時間をかけて審議するべきだ」と求めると、橋下市長は「議会で議論してください。成立は5月議会でも9月議会でもいい」とあっさり譲歩し、継続審議の方針が固まった。
公明市議団幹部は「市長選であれだけこだわっていたのに」と拍子抜けする。
市議会(定数86)で維新は33議席。議案可決には、公明(19議席)や自民(17議席)との連携が不可欠だ。公明は、市長選で唯一「中立」を保った既成政党だ。
橋下市長は就任間もない昨年12月、維新市議団幹部に「公明とは僕が直接、交渉します」と言い、公明府本部幹部らとの酒席を重ね、協力を要請。公明は昨年6月の府議会で反対した国歌起立条例に、市議会では条文の修正を条件に賛成に回り、可決・成立に協力した。
13日夜、府市幹部らの会合で、橋下市長は松井一郎知事にこう漏らしたという。
「こちらは少数与党。過半数を取っているところはいいね」
(2012年3月19日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120320-00000019-mai-pol
<橋下市政3カ月>特別顧問・参与が50人に 報酬も倍増
毎日新聞 3月20日(火)10時2分配信
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大阪市の橋下徹市長
大阪市の橋下徹市長が昨年12月の就任以降、ブレーンとして民間人から任用している特別顧問・特別参与が計50人に上り、報酬も市長就任前の2倍以上に引き上げられたことが分かった。職員給与は来年度から平均7%カットするが、「(ブレーンは)しかるべき待遇をしないといけない」との理由から、拘束時間の長さによって日額2万〜5万円台を支給。顧問・参与は政策決定過程に深く関与しており、重用ぶりが際立っている。
【橋下・大阪市長】大阪市が「原発全廃を」 関電株主総会で提案へ
市政策企画室によると、09年に作成した要綱では特別顧問の謝礼は日額2万4500円だった。昨年12月に大阪府の当時の水準に合わせて改定し、拘束時間によって日額2万2000〜3万3000円にした。更に今年2月、大阪府とともに同2万2000〜5万5000円に引き上げた。交通費(実費)、宿泊費(1泊1万900円)も支給される。
会議などの準備にかかった時間も状況に応じて報酬が支払われている。府市統合本部関係で昨年12月〜今年2月に支払われた報酬総額(交通費、宿泊費含む)は約644万円で、府市で折半している。これ以外に、市関係だけで12〜1月の報酬総額(同)は約99万円(特別顧問のみ)だった。
市長に政策的、専門的立場から助言を行う特別顧問は、平松邦夫前市長時代の3人から大幅に増員し、現在16人。堺屋太一・元経済企画庁長官をはじめ、元官僚の古賀茂明氏や原英史氏、建築家の安藤忠雄氏ら多彩な顔触れがそろう。局長が委嘱する特別参与は34人で、弁護士や公認会計士、医師らがより実務的な立場からアドバイスしている。
特別顧問・特別参与は、区政改革やエネルギー問題、職員の政治・組合活動の調査など、それぞれの担当分野で活動。府市統合本部では特別顧問が実質的に議論を主導している。【林由紀子】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120319-00000001-maiall-pol
<橋下大阪市長>就任3カ月 橋下改革、未来図は?
毎日新聞 3月19日(月)18時40分配信
大阪市の橋下徹市長が19日、就任から3カ月を迎える。掲げた施策のうち、職員の人件費削減など一部は実現しつつあるが、大半は方針段階で具体化していない。職員の労働組合に関する調査では、組合の人事介入や政治活動の実態を解明。一方で調査手法を巡って批判が噴出している。橋下流の改革は市民生活にどんな影響を及ぼすのか。市営地下鉄・バスの民営化と学校選択制の先進自治体で、その功罪を探った。【林由紀子、津久井達、茶谷亮】
◆学校選択制
◇特色増も小規模化に拍車
東京都多摩市の住宅街にあり、創立65年の市立多摩中(原島久男校長、470人)は、市内で最も古い伝統校だ。市教委が03年に指定通学区域外の希望校を選んで入学できる学校選択制を小中学校で導入。以来、他学区からも入学希望者が集まり、全校生徒の4割を占める。
今月7日、同校では2年生を対象に、大学教授を招いて伝統文化について学ぶ授業があった。生徒たちは熱心に耳を傾け、問いかけにも手を挙げて答えた。授業前には、数人の女子生徒が和室でお茶をたてて教授をもてなした。
きめ細かい学習指導で定評がある同校は、教師の授業力アップにも力を入れる。毎年全教科で研究授業を実施。来年度から全面実施される新学習指導要領も、3年前から先行実施している。地域の大学生が週3回ボランティアで補習をするなど住民の協力も盛んだ。
◇多摩はまた「指定」に
一方、駅から遠く、高台に位置する市立聖ケ丘中(山口順一校長、205人)は、05年度の3学年計9クラスから現在は7クラスに減少。学区内の生徒数は多摩中とほぼ同じだが、学校選択制導入前に荒れた時期があったことから風評が広がり、多摩中や私立中に生徒が流出する傾向にある。
教員の面倒見が良く、生徒の結束も固いのが自慢だ。ただ、住民からは、別の学校を選んだ生徒が地域の行事に参加しなくなったとの声も届く。山口校長は「競争も必要だが、何十年も続いてきた地域の絆を壊してしまったのでは」と心配する。
市教委は、選択制が特色ある学校づくりや教職員の意識改革に一定の成果をもたらしたと評価する。しかし、小規模校がさらに小規模化するなどマイナス面が上回り、継続は学校運営や地域に大きな影響を及ぼすと判断。13年度から事情がある生徒を除き、原則指定校に入学する方式に変える方針だ。
東日本大震災直後、学区内の児童でも夜中まで家族に引き渡せなかったケースがあったことが選択制の見直しに拍車をかけた。保護者アンケートでは、昨年度まで選択制の継続を望む保護者が9割を占めたが、今年度は「よくない面もある」との回答が約7割に上った。
◇品川は統廃合なし
00年、都市部で初めて学校選択制を導入した東京都品川区。学力テストの学校別結果を公表しているため、上位の学校や小中一貫校に生徒が集まる傾向があり、学校間で格差が生じている。ただし、生徒数が減少した学校の統廃合はしないことが前提だ。区教委は、課題のある学校に集中的に人や予算を投入する支援策を講じてきた。担当者は「区域が狭く、経済的格差も小さい。うまくいく条件がそろっているのかもしれない」と話す。
文部科学省が06年度に実施した全国調査では、学校選択制を導入している自治体は小学校で14・2%、中学校で13・9%。「選択の幅が広がる」と歓迎する声がある一方、「競争をあおり、統廃合や序列化につながる」との指摘もある。
14年度からの導入を目指す大阪市では、20日から各区で「学校教育フォーラム」を開いて保護者の意見を聞く。小学5年〜中学1年の3人の子供を持つ東住吉区の池辺裕子さん(36)は「選択制は、子供より親のエゴなのかなとも思う。行政は時間をかけて多様な声に耳を傾けてほしい」と、早期の導入に疑問を投げかける。
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◆バス・地下鉄民営化
◇札幌、常に廃止危機感/東京、増す事業自由度
雪雲に覆われた札幌市白石(しろいし)区で今月5日、見嶽(みたけ)敦子さん(55)は白い息を吐きながら30分に1本のバスを待っていた。市営バスが民営化されてから、昼間は1時間に3本から2本に減った。近くに電車は走っておらず、バスがないと区の中心部に行けない。「この路線もいつ廃止案が浮上するか」と不安そうだ。
札幌市が市営バスの民営化を決めたのは01年。不採算路線を多く抱え、年間20億〜30億円の赤字補填(ほてん)が重い負担となっていた。04年3月までに全63路線を地元バス会社3社に譲渡し、74年の幕を閉じた。3社には市から補助金を出すことにした。
08年6月、譲渡先の北海道中央バスが、白石営業所(同市白石区)から引き継いだ赤字7路線などの廃止を表明。バスに頼る利用者が反発し、慌てた市側は3社への補助金をそれまでの倍以上となる約7億5000万円に増額した。見嶽さんらも反対運動を展開し、5路線は撤回されたが、結局2路線は廃止された。見嶽さんは「公営企業のままならこんなことにはならなかった」と批判する。
◇路線見直しで好転
一方、民間ノウハウを生かした例もある。琴似(ことに)営業所(同市西区)を譲り受けたJR北海道バスは、市営地下鉄の駅を拠点とする従来の路線を、JRの駅や病院などとも結ぶよう見直した。年間約1050万人だった利用者数は、翌年の04年度に1150万人に増加。同社の川端幸三常務は「補助金頼りではいけない」と経営努力の必要性を強調する。
橋下市長が民営化を掲げる大阪市営バスも事情は同じだ。全139路線のうち黒字はJR大阪駅をコースに含む3路線だけで、来年度は65億円の赤字となる見込みだ。年間1億7300万円と、赤字が最大なのが西船町(同市大正区)とドーム前千代崎駅(同市西区)を結ぶ路線(12キロ)。民営化で廃止される可能性がある。週5回この路線を利用する同市大正区の岩田和子さん(84)は「家にずっといたら体が動かなくなるので、意識的に外出している。大正区はバスがなければ移動できない」と訴える。
◇柵設置で人員削減
2月20日、東京メトロ丸ノ内線東京駅の改札付近に、女性向けの衣類や雑貨などの6店舗が入る「エチカフィット東京」がオープンした。東京メトロが04年の民営化後から展開する事業で、表参道駅などに続き4カ所目。午後6時過ぎには仕事帰りの女性の姿が目立ち、駅構内が華やいだ。橋下市長は地下鉄民営化の象徴として度々引き合いに出し、「(大阪のように)こんなに汚い地下鉄はない。東京メトロはトイレもきれい」と強調する。
安全面の強化も進む。乗客の転落を防止する可動式ホーム柵の設置率は、大阪市営地下鉄が29%なのに対し、東京メトロは43%。職員1人当たりの年間運輸収入は、市営地下鉄が2617万円、東京メトロは3454万円だ。ホーム柵設置は人員削減にも効果があるとされる。
一方、市営地下鉄が先行するのが、地上からホームまで段差がなく移動できるバリアフリー化の進捗(しんちょく)率だ。国土交通省の11年3月の調査で市営地下鉄は100%を達成したのに対し、東京メトロは72%にとどまる。
民営化後、東京メトロの株式は国と東京都が100%保有。06年度決算から毎年12〜16円の配当を続けている。収益構造を着実に固め、株式を民間に売却する完全民営化に備える。大阪市交通局の担当者は「民営化すれば事業展開の自由度が高まるが、公営企業として培ってきた長所もあるはず。民間と公営の良い部分を両取りした企業になれるよう検討を進めたい」としている。
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◆労組との対決激化
◇実態解明に執念
橋下市長は就任以来、職員の労働組合と政治活動の調査に執念を燃やしている。昨年11月の市長選で、組合が平松邦夫前市長を支援、市幹部が主導して「大阪都構想」に批判的な見解を出してきたことを問題視。調査結果を基に、5月市議会に組合適正化条例案と職員の政治活動規制条例案を提案する方針だ。
調査は、市特別顧問の野村修也弁護士を中心とする第三者チームが主に担当。1月以降、区役所や交通局の営業所への立ち入り▽全職員を対象にしたアンケート▽職員の庁内メール調査と、矢継ぎ早に実施している。これまでに、庁内メールで市幹部が選挙対策の打ち合わせをしていたことや、市議らが技能職員の採用に口利きをしていた疑惑などが浮上した。
また、市交通局の独自調査でも、「大阪交通労働組合」が人事に介入していた疑いや、市長選期間中に平松氏への投票依頼を呼び掛けるビラを職員に配布していた事実が明らかになっている。
一方で、調査手法には危うさがつきまとう。全職員アンケートは、勤務時間外の行動や思想信条についての質問が含まれているとして、日弁連などから「憲法違反だ」と批判が噴出。市労働組合連合会の救済申し立てを受けた大阪府労働委員会は「労働組合法が禁じる支配介入に当たる恐れがある」として、最終結論を出すまで中断するよう市に勧告した。
野村氏は集計作業を凍結し、「3月中に府労委の決定が出なければ回答は廃棄する」と、事実上の中止宣言に追い込まれた。庁内メールも職員に極秘で調査したことが反発を招いた。
これに対し、橋下市長は「法律のぎりぎりの範囲内の調査をやる。市民の信頼を回復するには実態解明が不可欠だ」と強気の構えを崩さない。
ある職員は「互いに監視し合っているようで、職場の雰囲気が悪い。メールなど、自分の何を見られているか分からず、働きにくくなっていく一方だ」と話している。
◆国政へ「維新八策」着々
橋下市長は「大阪維新の会」代表として、次期衆院選をにらんだ動きも加速させている。
維新は今月10日、衆院選の政権公約「維新八策」のたたき台を発表した。坂本龍馬がまとめた国家構想にちなんで2月に示した「船中八策」の骨格を一部修正。今月24日に開講する維新政治塾や党内で議論し、6月をめどに最終案をまとめる。
たたき台は、(1)統治機構の作り直し(2)財政・行政改革(3)公務員制度改革(4)教育改革(5)社会保障制度(6)経済政策・雇用政策・税制(7)外交・防衛(8)憲法改正−−の8分野で、理念や政策を盛り込んだ。橋下氏は10日の会議で「政策、行政、政治の哲学を固めないといけない。これが欠けているのが既成政党だ」と、意欲を示した。
維新政治塾には全国から3326人の応募があり、このうち現職国会議員らを除く2262人が塾生に選ばれた。月2回ペースで開講し、6月上旬ごろに街頭演説やディベートを課して「候補者予備軍」を絞り込む。
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http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/syuzainote/2011/120321.html
嘉田知事の政治塾 湖国政界再編、切り札か
滋賀本社 猪口健司
未来政治塾の概要を発表する嘉田知事(右)。多様な人材の政治参画は実現するのか=大津市・滋賀県庁
滋賀県の嘉田由紀子知事が、女性や若者ら多様な人材を地方政治の舞台に送り込むため、「未来政治塾」を4月に開講する。遅くとも2015年の統一地方選には塾生の中から候補者を擁立するとしている。無党派層の支持を取り込むとみられ、支持率が低迷する既成政党にとっては脅威になりそうだ。嘉田知事の県政への影響力は大きく、湖国政界再編の呼び水になる可能性もある。
未来政治塾は嘉田知事が塾長を務める。専門家らが政治や行政の課題、十分な資金や組織がなくても選挙に出る方法などを教えるという。16日の締め切りまでに定員の300人を大きく上回る700人超の応募があり、一部コースを延長した。女性が4割を占め、医師や教員、会社員、学生ら幅広い人材が集まった。嘉田知事は「今の地方議会は男性や自営業者に偏っている。多様な意見を反映し、地方から政治を変えたい」と強調している。
橋下徹大阪市長の「維新政治塾」や大村秀章愛知県知事の「東海大志塾」など政治塾は全国的なブームになっているが、嘉田知事の政治塾は国政ではなく、県内の首長選や議員選に的を絞っている点が特徴と言える。嘉田知事の政策実現を目指す地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は、未来政治塾出身の候補者と政策面で一致すれば推薦や支持を検討する方針で、場合によっては過去の県議選のように嘉田知事も直接応援に入るとみられる。
嘉田知事は「06年の知事選で既成政党に勝ったあの時から地域の中に新しいニーズがあると思っていた」と話し、特定の政党や団体とのしがらみがない政治の実現を政治塾開講の動機に挙げる。一方で、県内の首長や議会に自分の政策への理解者を増やし、県政改革を加速させたいとの思惑も見え隠れする。
嘉田知事は10年の知事選で県政史上最多の42万票を集めて再選を果たしただけに、既成政党は戦々恐々としている。嘉田知事と対立する県議会の自民党県議団は「全選挙区で候補者を出す可能性があり、われわれもしっかりと地域の課題に取り組む必要がある」(幹部)と警戒する。民主党・県民ネットワークは知事との連携を掲げて活動しているが、11年の県議選では一部選挙区で対話の会と候補者が重なった。仮に多くの塾生と戦う構図になれば、選挙戦略の見直しが避けられない。公明党や共産党なども政治塾の動向を注視している。
嘉田県政は早くも2期目の中盤に入ったが、自民が過半数を握る県議会や県内の有力市長との関係に改善の兆しは見えない。自民党県議団の攻勢はとくに激しく、県が提出する議案の修正や継続審議は日常茶飯事になりつつある。開会中の2月議会では職員給与の地域手当引き上げを問題視して独自案を議員提案し、関西広域連合議会の議員定数見直し案についても揺さぶりをかけた。
嘉田知事は14年に2期目の任期切れを迎えるため、15年の統一地方選に候補者を立てる意向を示したことを「事実上の3選出馬表明」と受け止める関係者も多い。議会との二元代表制を重視し、あくまで正攻法にこだわってきた嘉田知事にとって、政治塾は理想の県政を実現するための最初で最後の切り札なのかもしれない。
[京都新聞 2012年3月21日掲載]
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120322-00000215-mailo-l25
県職員給与:地域手当の据え置き案可決 知事の再議、焦点に−−県議会常任委 /滋賀
毎日新聞 3月22日(木)15時59分配信
自民県議団が定例会に提出した職員の地域手当を据え置く給与条例改正案を巡り、県議会の二つの常任委員会が21日開かれ、同県議団の賛成で改正案を可決した。23日の最終本会議でも可決する見通しだが、労組などが反発を強め、嘉田由紀子知事が審議をやり直す再議を求めるかどうかが焦点となる。
総務・企業常任委では、民主の委員が「パンドラの箱を開けた。こんな暴挙は許されない」と反発。対話や公明の委員も「最も重視されるべき労使交渉を欠いた議案には賛成できない」などとし、反対を表明した。
これに対し、自民側は「地域手当で給与カットを補う制度に問題がある。民間の雇用状況を考えると、公務員にも若干の辛抱はしてもらわないと」と主張し、みんなの党も賛成に回った。
改正案は警察、教職員も対象で、文教・警察常任委では賛否同数となり、委員長裁決で可決した。
再議の場合、可決には3分の2以上の賛成が必要で、県議会では前例がない。【姜弘修】
3月22日朝刊
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120322/CK2012032202000125.html?ref=rank
地域手当引き下げへ 県職員給与
2012年3月22日
県議会総務・企業委員会は21日、県職員の給与を県内の民間給与の水準に合わせるために設けている地域手当を、労使合意した6%から引き下げ、11年度と同じ5・7%に維持する条例改正案を採択した。23日の本会議で、提案した自民などの賛成多数で可決される見通し。
委員会では、梅村正委員(公明)が「労使交渉に基づいて給与を決定していた従来の手順を尊重すべきで、賛成できない」と改正案に異議を唱え、西川勝彦委員(民主)も「職員のやる気をそぐ」と続いた。
一方、大野和三郎委員(自民)は「人事院の平均給与の算定方式は高く見積もられており、行財政改革を本気で進めるには、給与のような聖域にも県議会が手を入れていく必要がある」と反論。蔦田恵子委員(みんなの党)も「そもそも地域手当が必要かを問題にすべき。給与を下げた際に代わりに手当を引き上げ、まやかしに使われている可能性がある」と、改正案に賛成の立場を示した。
採決では、自民とみんなの5人が賛成、民主、対話の会、公明の4人が反対した。
この日は県職員組合、県公立高校教職員組合、全教滋賀教職員組合でつくる「県地方公務員労働組合共闘会議」(杉原秀典議長)は、家森茂樹県議長と嘉田由紀子知事あてに、全国の自治体組合や職場から寄せられた一方的な給与削減が強行されないことを求める要請書約480通を提出した。 (梅田歳晴、中尾吟)
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>>2084>>2086
http://www.asahi.com/politics/update/0321/OSK201203210063.html
2012年3月21日11時49分
堺市議の辞職勧告案提出へ ひき逃げの罪で公判中
堺市議会は21日の議会運営委員会で、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われ公判中の市議・西井勝被告(69)=堺市中区=に対する辞職勧告決議案を市議会最終日の23日に採決することを決めた。
大阪地裁堺支部の公判で検察側は懲役10カ月を求刑。判決は4月11日に言い渡される。西井市議は大阪維新の会に所属していたが、1月4日に除籍処分を受けた。(清水謙司、野中一郎)
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>>2082>>2216
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120322-OYT1T01004.htm
町政混乱で辞意の町長「辞表出すのを中止する」
ごみ中間処理施設問題を巡る町政の混乱から辞意を示していた和歌山県白浜町の水本雄三町長(58)が22日、辞表の提出を撤回した。
病気療養中の水本町長は21日に「辞表を提出する」と副町長らに話したが、22日になって親族を通じ、「辞表を出すのを中止する」と町側に伝えた。町職員らと対立し、町政を混乱させた責任を問うとして、水本町長の不信任決議案が23日、町議会に提出される見通し。
(2012年3月22日19時41分 読売新聞)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203220032.html
和歌山・白浜町長が辞意2012年3月22日
和歌山県白浜町の水本雄三町長(58)が21日、正木秀男副議長に、町益のために退任すると、辞意を伝えたことがわかった。ごみ焼却施設がある地元自治会との協議をめぐり、町議会議長や町職員らと対立していた。水本町長は22日に辞表を提出するという。
町では昨年11月、ごみ焼却施設の使用期限延長をめぐる地元との協議がこじれ、水本町長が担当課長らを配置換え。これに反発した課長級職員全員が降格願を出し異動を拒否した。
一方、水本町長と副町長は「恫喝(どうかつ)されるなど精神的苦痛を受けた」と主張し、町議会議長や課長らに対して慰謝料計1千万円を求める訴訟を昨年11月に和歌山地裁田辺支部に起こし、異例の事態になっていた。
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関空に買ってほしいんでしょうねえ
「大阪府■■市で殺人事件」ならまだしも「大阪府■■市の職員が横領」なんてなったら
むしろイメージダウンになってしまうじゃんか・・・
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012032100765
市名変更の可能性も?=命名権売却で−大阪府泉佐野市
大阪府泉佐野市は21日までに、来年度から歳入確保策の一環として、市名も含めた各種のネーミングライツ(命名権)を売却する方針を決めた。取得を希望する企業を募集するが、提案内容によっては市の名称を企業名や商品名に変更する可能性もあるという。自治体名の命名権売却は極めて異例。
市は、6〜11月末まで募集を行う予定。契約期間は1〜5年だが、状況に応じて、更新することもできる。
市によると、自治体名を変更する場合は、市議会の議決や大阪府との協議などが必要となる。近く市議会に説明する方針だが、強い反発の声が出ることも予想される。また、府も「好ましくない」との見解を示しているという。(2012/03/21-18:03)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120322/mca1203220601007-n1.htm
市の名前買いませんか? 財政難で崖っぷちの大阪・泉佐野2012.3.22 06:00
財政難にあえぐ大阪府泉佐野市が、市の名前に企業名や商品名などをかぶせるネーミングライツ(命名権)の導入を検討していることが21日、わかった。ネーミングライツ導入によって、関西国際空港周辺の開発による財政赤字や、景気低迷による税収の落ち込みをカバーするのが目的という。
ネーミングライツは、自治体が企業などに所有施設の名称権を売却し、契約金額で安定した収入増を図るシステムで、全国の自治体で導入が進んでいるが、市の名称自体に対する命名権販売の検討は異例という。
泉佐野市は平成21年度に財政破綻一歩手前とされる早期健全化団体に指定されている。市の担当者は「反対の声が上がることも予想しており、具体策が決まったわけではない。収入確保のため、いろんな方策を考える中のひとつ」としている。
ネーミングライツで名称が変わった例としては、東京スタジアムが「味の素」との契約で「味の素スタジアム」になったのが有名。最近では大阪府教委がスポーツ用品製造販売会社と契約し、府立体育会館(大阪市浪速区)の愛称が「ボディメーカー コロシアム」になる予定。
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http://www.j-cast.com/2012/03/22126339.html
泉佐野市の「市の命名権売却」 買い手なんて本当にいるのか
2012/3/22 19:35
関西国際空港がある大阪府泉佐野市が、財政難から市名の命名権(ネーミングライツ)を売却することを「排除しない」収入確保策を模索している。本気で「市名を売る」つもりなのだろうか。
関連報道を受け、「買い手なんてつくのか」、「市名変更の事務経費を考えると無理ではないか」と話題になっている。
民間から広告収入増のアイデア募集
「泉佐野市」の名前はどうなるのか。 読売新聞は2012年3月21日付夕刊(東京最終版)で、泉佐野市が「市の名称を企業名や商品名に変更する自治体名の命名権売却に乗り出すことを決めた」と報じた。
泉佐野市の政策推進課にきくと、「新しい発想」で市に広告収入をもたらすアイデアを民間から募ることを計画しており、その一例として命名権に触れ、さらに命名権の例として「市の名称変更」も挙げた内部文書を作っている、と説明した。ほかに、「市の愛称」や市役所の名称変更も例にある。
「大胆な提案が欲しい」ため、刺激のある例を参考として挙げた形だ。実は「市名命名権の売却の実現性は低い」し、そもそも「(泉佐野市のような)10万人都市では、ネーミングライツ自体が厳しい」とみているそうだ。
他の自治体のように市の文化会館などの施設の命名権売却を取り入れても、勝算は低いとみているわけだ。そこで、市の広告収入を増やすべく、「民間の新しい発想」でアイデアを出してもらう事業を6月にも始めることにした。基本的には、命名権売却自体を超える斬新な案を期待している。
千代松市長「(市名の命名権売却)含めて検討したい」
関西空港の開設を受けて税収大幅増をあてこんだ泉佐野市はかつて、ハコものを次々建てた。しかし、景気低迷であてがはずれ財政が悪化、2009年度には早期健全化団体に指定された。財政破綻を宣告される一歩手前の状態だ。
泉佐野市では少しでも収入を増やそうと、市サイトや市の封筒などへの広告掲載を取り入れてきた。しかし、財政難打開には至らず、今回のアイデア募集事業が浮上した。市施設の命名権売却はまだ導入していない。
泉佐野市の担当者は、市名の命名権売却について、府知事の同意だけでなく、市民や市議会の理解が必要で「実現可能性は低い」とみている。年間いくら以上なら検討に値するかとか、市名変更に伴う文書や看板変更などの経費増の試算は「全くしていない」。
かといって、「単に冗談で例に挙げた」というわけではない。千代松大耕市長も3月22日、実際に市名の命名権売却の提案があった場合は「(そうした案も)含めて検討したい」と記者団に述べた。
命名権問題に詳しいMBAソリューション(東京)の安部徹也社長に聞いてみると、市名の命名権売却には否定的だった。契約期間付きでは市名変更事務経費が将来的に何度もかかる可能性があり、市民生活の混乱も心配だ。命名権獲得企業の競合企業から反発を受ける恐れもある。
「億単位」を払う企業が出てくるとは考えにくい
市側からすれば年間で億単位にならなければ財政再建には寄与しないだろうが、「市名を金で買った」という反感を買う危険性を犯してまで「億単位」を払う企業が出てくるとは考えにくい、とも分析した。
市の施設の命名権売買は、国内では過去10年程度で全国的な広がりを見せるようになった。都市部の球場など多くの人が集まる施設では、企業側からも一定の需要がある一方、知名度の低い中小都市では「入札ゼロ」の例も「たくさんある」という。
また、東京・渋谷区の渋谷公会堂のように、契約期間切れの後、継続希望や他企業からの参入もなく、旧称に戻った例もある。2006年から5年間、サントリーの商品名をつけた「渋谷C.C.Lemonホール」として運営されたが、2011年秋からは渋谷公会堂に戻った。5年間で税別4億円の契約だった。
泉佐野市役所へは、3月21日の報道を受け、「私が取っただけで十数件」(ある担当者)の電話がかかってきた。地元や泉佐野市出身の人たちからで、「市名に愛着がある」という反対の声がある一方、背景にある財政難の説明をすると「知らなかった」と驚き、「再建に向けがんばれ」と激励する人もいたそうだ。
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なるほど狙うは関西空港市か♪ニュースで関西空港市財政破綻とか笑えないすねぇ。それにしてもアイディア出て来るだけでもなりふり構ってられない感じで相当悪そうですね…
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000046-jij-pol
泉佐野の市名売却方針に懸念=川端総務相
時事通信 3月23日(金)10時23分配信
川端達夫総務相は23日の閣議後記者会見で、大阪府泉佐野市が財源確保策として市名も含めたネーミングライツ(命名権)を売却する方針を決めたことに関し、「一般論で言えば市名は安定的に同一の名称が用いられることが望ましく、財政の健全化のために頻繁に名前が変わると各方面への影響が大きいのではないか」と懸念を示した。
その上で総務相は「まずは府と市で慎重にご議論いただくべきだ」と述べた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000351-yom-soci
大阪府の性犯罪条例、更生に課題・根強い抵抗感
読売新聞 3月23日(金)11時7分配信
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読売新聞
開会中の大阪府議会に提案されている「府子どもを性犯罪から守る条例案」が、単独過半数を占める大阪維新の会などの賛成で、23日の総務委員会と本会議で可決、成立する見通しだ。
子どもを狙った性犯罪の前歴者に対し、自治体への住所の届け出を義務づける全国初の条例。府は「前歴者を更生に導き、被害をなくすため」と強調するが、制度化を巡る課題は多い。
◆根強い抵抗感
条例案は、18歳未満に対する強姦や強制わいせつなどの性犯罪で刑期を満了してから5年以内の者が府内に住む場合、住所、連絡先などを知事に届け出るよう義務づけた。違反者は5万円以下の過料。届け出た前歴者に対し、社会復帰に向けた相談や必要な支援を行うとしている。成立すれば10月1日に施行される。
「府民に、監視のための条例と受け止められていないか」。府議会総務委員会では、条例の趣旨をただす質問に、府の担当者が「社会復帰支援が目的で、決して監視目的ではない」と強調する場面が見られた。
一自治体が前歴に関わる情報を扱うことへの抵抗感は根強い。府の意見公募には、「人権侵害だ」「府外に転居すれば意味がない」など批判的な声が寄せられている。大阪弁護士会(中本和洋会長)は、「罪名、出所年月日」が届け出項目に含まれている点を問題視、「情報が漏えいした場合の被害が甚大なのに、情報の管理規定が不十分」などとして、制定に反対する会長声明を発表している。
◆具体像見えず
社会復帰支援の具体像も見えていない。府は、研修を積んだ「社会復帰支援員」に委嘱する方針で、精神科医、臨床心理士、警察官、保護司などを想定しているが、人選はこれからだ。
警察庁は子どもを狙った性犯罪の防止のため、前歴者への自宅訪問や面談を全国で実施している。府警の調査では、面談に応じた前歴者の約85%が「話し相手ができて心強い」と好意的に受け止めている。ある府警幹部は「専門医や臨床心理士と連携して見守る制度ができれば、再犯防止効果は高まる」と歓迎する。
条例の素案作成にあたった国立精神・神経医療研究センターの福井裕輝医師は「再犯を抑止するのに、医学的治療が不可欠な前歴者もいる。対処できる専門家を集める必要があるが、簡単ではない」と指摘する。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120323-OYT1T00582.htm?from=y10
どこまで振り回すのか…町長辞表撤回に怒り心頭
辞職の意向を示していた和歌山県白浜町の水本雄三町長が辞表提出を撤回した22日、町の関係者らは、困惑を隠せない様子だった。
撤回理由の説明もなく、議員らは「どこまで振り回すのか」と怒り心頭の表情。町議会は23日の開会前に議員懇談会を開き、対応を協議する。
熊崎訓自副町長は、21日に水本町長に面会した時の様子について、「町長は親族の説得を受けて辞表を出すことにした。病気療養中だが、通常の判断ができる状態だった」と説明。だが、22日に町役場を訪ねた水本町長の親族は、本人から辞表提出の撤回を伝えられたと熊崎副町長に伝え、撤回理由については、「本人が決めることなので」と言うだけだった。辞任の意向を受け、町議会では、議事日程延長などの調整が進められていたが、辞表提出撤回で、当初予定通り、23日に最終日を迎える。西尾智朗・町議会議長は「辞表提出に向けて準備を進めていただけに、大変な驚きだ」と話す。
このまま辞表提出がなければ、町長不信任決議案が提出される可能性が高く、ある議員は「どれほど町をイメージダウンさせているか分かっていない」と憤っていた。
(2012年3月23日17時35分 読売新聞)
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120323171200551964.shtml
大阪市のなれあい… 市と労組 蜜月団体が発覚
違法な選挙活動や職員人事への口出しなど、労働組合の問題が噴出している大阪市でまた、労使馴れ合いとみられる事案が明るみに出ました。
今度は、交通局の管理職と組合の幹部が在籍する親睦団体についてです。
「労使が完全に一体となっている。なぜここまで労使蜜月の会を作る必要があるのか」(大阪維新の会 杉村幸太郎議員)
23日の交通水道委員会、「大阪維新の会」の杉村議員が問題視したのは「電気部職員会」という交通局の団体です。
この団体の名簿を見てみると、交通局の管理職に並んで組合の支部長の名前が…。
この電気部職員会は本来、労使交渉などで対立するはずの交通局幹部と組合幹部が親睦を深める団体だったのです。
しかも、この資料、業務用のパソコンに保存されていたといいます。
「なぜ(名簿が)交通局のサーバーに保存されているのか。これらは勤務時間中に作成しているのでは、そうとしか思えない」(大阪維新の会 杉村幸太郎議員)
「会則や名簿の作成、開催案内のメール送付は勤務時間中に行っていた」(交通局の担当者)
交通局は、勤務時間中に親睦会の資料を作っていたことをあっさり認めました。
大阪市は職務専念義務違反にあたるとして、事実関係を調査するとともに電気部職員会を廃止する方針です。
(03/23 19:07)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120324-OYT1T00457.htm
維新塾に「辞職覚悟」の市職員や主婦、運転手…
大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が24日開講した「維新政治塾」に、全国から2000人を超える受講生が門をたたいた。
政治をどう見つめ、「維新」に何を求めているのか。
◆職場に黙って
会場には、橋下氏が改革を迫っている「お役所」からの参加者もいた。
神戸市職員の男性は職場に黙って応募した。「行政の無駄を省くという維新の主張は正しいが、行政サービスの見直しをどうやって住民に理解してもらったらいいのか、興味がある。維新の主張をうのみにするのではなく、自分の考えも積極的に述べたい」と話した。
茨城県内の市役所で補助金カットに取り組んだ市幹部は「行財政改革を断行する橋下さんの政治姿勢を学びたい。もし、正式な塾生になれたら職を辞する覚悟だ。退職願もカバンに入れてきた」と力を込めた。
大阪市の外郭団体で市バス運転手をしている男性は「東京で決まったことを押しつけられてきた旧態依然の政治の仕組みを、橋下さんなら変えてくれる」と言う。
◆素人の挑戦
これまで政治とは縁遠かった人たちも数多く出席した。
「橋下さんは庶民の言葉で語ってくれる。これまでの政治家と違う」と、兵庫県川西市の主婦は期待を込めて参加を決めた。「年金問題を放置して、次世代につけを回す今の政治に我慢がならないと、夫婦でよく話す。夫は『行って来い』と、政治塾に快く送り出してくれた」
福岡県出身で中国の大学で日本語を教える男性は受講のために一時帰国した。「中国にいると、日本が沈み込んでいく状況がよくわかる。アジアに負けない大学を作りたいという橋下さんに、教育面から助言したい」
(2012年3月24日16時54分 読売新聞)
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>>2267>>2273
21日:辞めます
22日:辞めるのを辞めます
23日:辞めるのを辞めることを辞めます
ってヲイ
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203230037.html
白浜町長が辞表提出、議会は全会一致で辞職に同意2012年3月23日
ごみ焼却施設の地元自治会との協議をめぐって職員らと対立していた和歌山県白浜町の水本雄三町長(58)が23日朝、今月限りで辞めるとして辞表を町議会議長に提出した。町議会は全会一致で辞職に同意した。病気療養中の町長に代わって副町長が辞表を届けた。町長は21日に副議長らに辞意を伝えたが、22日に一転して撤回していた。
公職選挙法に基づき、議長が町選管に通知した翌日から50日以内に出直し町長選が行われる。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120324/wky12032402240000-n1.htm
白浜町長辞表提出 町政立て直しに町民期待 和歌山
2012.3.24 02:24
■選挙は5月中旬か 早くも水面下で動き
「これで町政の混乱が収まれば…」。白浜町の水本雄三町長が辞表を提出し、議会も同意した23日、町民からは町政立て直しに向けた期待の声があがった。
◇
水本町長は「辞表を出す」と示唆した22日に「今日は中止」として提出を見送った。ところが一転、その日夜に辞表を正木秀男副議長に手渡し、23日午前8時半すぎ、町長職務代理者の熊崎訓自副町長が西尾智朗町議会議長に31日付の辞表を提出した。
町議会は23日が3月定例会最終日。地方自治法の規定で辞表提出から20日以内の辞職は議会の同意が必要のため本会議冒頭、議案として提案。全会一致で同意した。本会議では「健康上の理由により町長職を辞することといたしました。多大な心配をかけたことをお詫びします」との町長のコメントが読み上げられた。
記者会見した熊崎副町長は「(町長は)これ以上の空白はだめだと決断されたのだろう。任期半ばで心中察するものがある」とし、町長の体調は「回復傾向にあるがまだ治癒したとはいえない」と話した。
また、定例会初日に出された新年度一般会計当初予算案について、町長辞職を受けて町長選が実施されることから取り下げ、骨格予算に組み直すことにした。
町長辞職に建設業の男性(64)は「病気と分かった時点で辞めるべきだった。心機一転、混乱した町政を元に戻すきっかけにしてほしい」。旅館従業員の男性(49)は「町政混乱は観光にもマイナスだった。辞職で混乱を一刻も早く収束させて」と話した。
同町では、ごみ焼却場の使用期限延長をめぐる交渉のこじれから平成22年2月、「町民に信を問う」として立谷誠一前町長(現・県議)が任期満了直前に辞職。3月に立谷氏と高校教師を辞めて立候補した水本氏の選挙戦で立谷氏が当選した。しかし公選法の規定で立谷氏の任期は当初の任期満了日までのため、わずか半月後に2度目の選挙を同じ顔ぶれで実施。今度は水本氏が勝った。
一方、町長選に向けた動きはすでにあり、立谷氏支持者や複数の町議のほか、水本町長を擁立した経緯のある同町出身の玉置公良衆院議員の支持者も候補者選びを急いでいる。
町選管は「公選法の規定で議長から5日以内に選管に通知があり、その後50日以内の選挙となる。通知後に委員会を開いて日程を決める」とし、今のところ5月中旬が有力視される。
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>>2130>>2197
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120324-00000543-san-soci
“道頓堀ダイブ”で儲かりまっせ? 1キロプール実現へ
産経新聞 3月24日(土)16時18分配信
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「道頓堀プール」の設置が計画されている道頓堀川=大阪市中央区(魚眼レンズ使用、渡守麻衣撮影)(写真:産経新聞)
【激動!橋下維新】
大阪府と大阪市が検討している長さ1キロに及ぶ「道頓堀プール」の実現に向け、道頓堀周辺の地元商店会が動き始めた。税金を使わず民間からスポンサーを募り、阪神タイガース優勝時などに川に飛び込むことが問題になった“道頓堀ダイブ”を安全に楽しめるスポットの設置なども検討。名物・江崎グリコの看板に隣接する外壁は大型の広告スペースとして活用し、プールの設置運営費を捻出する計画も浮上している。
[フォト]橋下市長と「キン肉マン」作者の嶋田さん
道頓堀プールは、府市統合本部会議で、元経済企画庁長官作家の堺屋太一氏が「大阪10大名物案」の一つとして提案し、松井一郎知事や大阪市の橋下徹市長も実現に意欲をみせる。ただ、府市ともに財政難のため、税金を使わないことが前提になっている。
商店会関係者によると、プールは道頓堀完成400周年にあたる平成27年夏に開設。折りたたみ可能なテント生地製のプールを道頓堀川に浮かせ、水道水を入れる「浮函幕式(ふかんまくしき)遊泳プール」(長さ1キロ、幅12〜14メートル、深さ1〜1・5メートル)を設置する計画で、テントメーカーからは「技術的には可能」とお墨付きを得ているという。
開設時には、記念イベントとして世界遠泳大会を開催し、大会後には一般開放する。また、安全にダイブを楽しめる飛び込みスポットの設置なども検討。プール利用料として2時間2千円程度の料金を設定し、スポンサーも募集する。
さらに、大阪府警南署の戎橋交番や大阪市消防局の中央消防署道頓堀出張所などが入居する9階建て複合ビルの外壁を大型の広告スペースとして活用し、広告料を基金として積み立てる案も浮上している。
関係者によれば、月1千万円前後の広告料が見込めるとの試算もあり、商店会関係者らと行政担当者を交えた道頓堀プール準備室を近く設置する。
休日には、一日10万人の人出があり、外国人観光客も数多く訪れる道頓堀界隈(かいわい)だが、撤退した映画館、劇場の跡地が空き地のまま残り、飲食店の数も激減するなど景気低迷の大きな影響を受けている。
道頓堀商店会の副会長で、たこ焼き店「道頓堀くくる」などを展開する白ハト食品工業の永尾俊一社長は「400周年という節目の年に、現代の町衆が大阪商人魂をみせて『うまい、おもしろい、新しい』と三拍子そろった発信基地としてよみがえらせたい」と意気込んでいる。
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3085 :チバQ:2012/03/24(土) 20:08:02
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001203240001
出直し町長選へ
2012年03月24日
◎混乱続く白浜町/二転三転の末 水本氏辞意
辞表提出はあるのか無いのか。21日から揺れ動いた白浜町の水本雄三町長(58)の辞職が23日、決まった。ごみ焼却施設の使用期限延長をめぐる地元自治会との話し合いに端を発した騒動は、町長の出直し選挙に発展することになった。
今月末での辞職に町議会が同意した後、町長の職務代理者を務める熊崎訓自副町長は、役場内で記者会見した。西尾智朗議長も同席した。
熊崎副町長は「任期半ばでの退職となり、町長は非常に残念なことだろうと思う。一日も早い快復を願っている」と水本町長の病状を気遣った。
熊崎副町長らの説明では、水本町長は21日に正木秀男・町議会副議長に辞意を伝えたが、22日に辞表を持って役場を訪れた兄に対し電話で「出すのはやめる」と伝えて撤回。23日になって結局、辞表を出した。揺れ動いた辞意について熊崎副町長は会見で「わからない」と話し、理由を説明しなかった。
町議のなかには、町長に対する不信任決議案を23日に提出しようとする動きがあった。しかし辞表提出で「必要がなくなった」として取りやめた。
出直し町長選は、議長が町長の退職の申し出を町選管に通知した翌日から50日以内に行われる。熊崎副町長は4月27日まで職務代理者を務める。
3月定例町議会は23日が最終日だった。水本町長が提案していた議案のうち、2012年度一般会計当初予算案の撤回を熊崎副町長が提案し、許可された。
町は予算が決まらないまま新年度を迎える異例の事態に入るが、必要な支出については熊崎副町長が専決処分する予定。また、政策的経費を除いた骨格の一般会計予算案を4月上旬をめどに議会に提案する。ごみ焼却施設に関連する予算の取り扱いは決まっていないという。(千代明弘)
■白浜町政混乱の経緯
2010年2月1日 ごみ焼却施設の使用延長を巡る協議での行き詰まりを理由に立谷誠一町長(当時・現県議)が任期満了前に辞表提出
3月7日 出直し町長選で立谷氏が新顔の水本雄三氏を破る
3月22日 任期満了に伴う2度目の町長選で水本氏が立谷氏を破って初当選
2011年10月31日 水本町長が内示した11月1日付人事に反発した課長職ら16人が降格願を提出。
11月1日 人事異動発令も対象者が異動を拒否。その後7日までに異動を受け入れ
11月22日 水本町長と熊崎訓自副町長がごみ焼却施設の地元との協議の場で「恫喝(どうかつ)めいた発言で精神的苦痛を受けた」などとして町議長や課長らを提訴
12月20日 町議会が水本町長に対する問責決議案を全会一致で可決
2012年1月27日 水本町長が体調不良を訴え、病気療養に入る
2月28日 水本町長が「うつ状態」と診断されたことを副町長が明らかにする。病気療養を2カ月間延長
3月23日 水本町長が31日限りで辞職する辞表を提出。町議会が同意
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3086 :チバQ:2012/03/24(土) 20:09:03
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120323-OYT8T01107.htm
白浜町長辞職願 町民「希望見える町に」
5月13日投票最有力
白浜町の水本雄三町長(58)が23日、辞職願を提出したことで、問題が表面化してから5か月に及んだ町政の混乱に、一応の区切りがついた。町政の立て直しに向けた町長選が次の焦点となり、町内では早くも数人の出馬が取りざたされている。町民からは、「混乱はうんざり。希望の見える町政に」などと、切実な声が上がった。(田山一郎)
この日、水本町長からの辞職願提出が町議会で報告され、町長職務代理者の熊崎訓自副町長が、町長から託されたあいさつ文を朗読した。あいさつ文は、「不本意ながら、健康上の理由で町長職を辞すことにした。町民の皆様には多大なご心配をおかけし、心からおわびする」としており、町議会は今月31日付の辞職に同意した。
記者会見した熊崎副町長は「政治空白をこれ以上長引かせることはできないとの判断だろう。今後は療養に専念してもらいたい」と述べたが、水本町長がいったん固めた辞意を翻すなど、二転三転した意図については「説明がなかった」と述べるにとどまった。
水本町長と熊崎副町長が、町議会議長と町職員、住民らを相手取って起こしている損害賠償請求訴訟については、町長、副町長とも、今のところ取り下げる考えはないという。
町は、辞職する町長が編成した2012年度の一般会計当初予算案を町議会に諮ることはできないとして、この日、議会で採決予定だった同予算案を撤回。あらためて骨格予算を組んで臨時議会に提出し、投資的経費などは新町長のもとでの編成を待つことになった。
町長選は、議長が町長辞職を町選管へ通知後、50日以内に行われる。大型連休明けの5月13日投開票が最有力で、候補者としてすでに数人の名前が浮上している。
この日、議会を傍聴した無職男性(69)は「辞職は当然。もっと早く辞めていれば、こんなに振り回されることはなかった」と述べ、「次の町長には、子や孫たちのために、希望の見える町政にしてほしい」と訴えた。飲食店経営の女性(72)は「(一連の騒動に)あきれて物も言えないが、選んだ私たちの責任でもある」と厳しい表情で話していた。
(2012年3月24日 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120324-00000148-mailo-l30
水本・白浜町長:辞表提出 予算案は撤回 骨格に組み直しへ /和歌山
毎日新聞 3月24日(土)13時43分配信
「うつ状態」で療養中の白浜町の水本雄三町長(58)が3月定例町議会最終日の23日、辞表を提出し、提案されていた新年度予算案が取り下げられるという異例の事態になった。水本町長と町職員らとの訴訟に至ったごみ焼却施設の使用期限延長問題も未解決。町民からは町政の早期正常化を願う声が聞かれた。【山本芳博】
辞表は同日午前、職務代理者の熊崎訓自・副町長が町議会議長に手渡した。記者会見した熊崎副町長によると、3月31日での退職を申し出る内容で、町民や町職員あてに「病気のため町政を推進することができなくなりました。心からお詫び申し上げます」というあいさつ文もあった。
町議会は最終本会議で辞職願に全会一致で同意。これに伴い、新年度当初予算案の撤回も許可した。町は政策的経費を除いた骨格予算に組み直す。熊崎副町長が必要な予算を専決処分で執行し、4月始めの臨時議会で承認を得る方針。
混乱の一因となった町営のごみ焼却施設の使用期限延長問題も、施設改良などに地元の保呂地区との事前協議が必要。しかし、「協議は終了済み」とした水本町長に対し、同地区は「協議はしていない」と平行線で、熊崎副町長は今月改めて協議を申し入れた。
町議会を傍聴した町内の男性(69)は「町政がこれだけ混乱しているので、やはり病気だったんだなと思った。選んだ有権者にも責任はあるが、もっと早く辞職すべきだった。次の町長は大阪市長のようにきちっとした考えを持った若い人になってもらいたい」と話していた。
町長選は5月中旬ごろとみられ、既に複数の立候補の動きがある。
3月24日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120325-00000509-san-soci
塾生たちはこんな人…「日本を変えたい」「単なるミーハーです」
産経新聞 3月25日(日)10時44分配信
【激動!橋下維新】
橋下徹大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会」が次期衆院選をにらんで24日に開講した「維新政治塾」。受講した“候補者の卵”たちは「強力なリーダーのもとで国を変えたい」と目を輝かせた。衆院の解散総選挙を念頭に、2千人規模の養成機関を立ち上げ、勢いに乗って突き進む維新。他党には警戒感も広がっている。
[フォト]橋下氏と法廷闘争の弁護士、政治塾に参加
■「今がチャンス」
維新によると、受講者の地域別内訳(1次選考終了段階)は、近畿が最多の1147人、次いで関東の516人。そのほか、北海道13人▽東北27人▽北信越40人▽中部99人▽中国65人▽四国28人▽九州・沖縄82人−で、海外からも8人が応募していた。年12万円の受講料を納めなければならないことを考えれば、驚異的な人数と広がりだ。
受講者たちは、橋下氏の国家への危機意識や「統治機構の変革」「決定できる民主主義の構築」というテーマに強い賛意を示す。
兵庫県尼崎市のIT会社経営、山崎元彰さん(51)も「停滞し、閉塞(へいそく)した日本を変えたい」と考え、受講を決めた。今は「頑張っている人が報われる社会になっていない」と常々感じており、政治経験はないが「維新が躍進している今がチャンス。しっかり学び、挑戦したい」と話す。
大阪府藤井寺市の医師、古松慶之さん(36)は、みんなの党の政治塾1期生だ。「現状ではだめだとみんな分かっているが、動かない。橋下さんが強いリーダーシップで、本当に行動を起こそうとしている」と感じ、真剣に国政への立候補を考えている。
■職業もさまざま
受講者の職業もさまざま。現職の地方議員や公務員も参加している。
那覇市在住の大村雅彦さん(62)は、元国土交通省那覇空港事務所の航空管制情報官。「自立した個人、地域、国家」という維新の価値観に共感して応募した。「今、立ち上がらないといけない。米軍普天間飛行場移設問題など、さまざまな課題を抱える沖縄を何とかしたい」と語る。
東京都の公立中臨時体育教員、宮島大輔さん(32)は、維新の教育改革に共鳴する。「今の教育現場にはいろんなひずみがある。頑張っている先生を応援できる仕組みに変えたい」と意気込んだ。
■「祭り」に参加?
一方で、「維新ブーム」の波に乗ろうと参加した人もいる。東京都の男性会社員(38)は、自ら「単なるミーハーです」と断言し、「有名人もいっぱい来るし、お祭り騒ぎに参加したいという気持ち」。
横浜市の税理士、岡野雄志さん(40)は「意気込みをみせたい」と、約10万円を投じた特注の真っ赤なスーツ姿で出席。「橋下さんは迫力があった」と興奮気味に話し、「機会があれば国会議員を目指したい」と話した。
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>>2168>>2223>>2228
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120326/crm12032620380013-n1.htm
大阪市交通局リスト問題、捏造と断定 非常勤職員が労組装い作成
2012.3.26 20:36
昨秋の大阪市長選に絡み、平松邦夫前市長を支援する「知人・友人紹介カード」の回収状況を示すような市交通局職員の一覧リストが作成された問題で、交通局は26日、リストの作成者を鉄道事業本部に所属する30代の男性非常勤職員と特定したと発表した。職員は交通局の事情聴取に、当初は否定し、その後あいまいな説明をしたが、交通局はパソコンの履歴(ログデーター)などから、この職員が捏(ねつ)造(ぞう)したと断定した。
リストは市長選で平松氏を支援した大阪交通労働組合(大交)が作成したように装われていたが、大交は全面否定していた。職員は大交の選挙活動に反感を抱いたような証言もしたといい、交通局は捏造した動機について調べるとともに、偽計業務妨害罪などでの刑事告発も検討している。
リストは「知人・友人紹介カード配布回収リスト」と題され、鉄道事業本部職員1867人の氏名や、企業の社員番号にあたる氏名コードを列挙。「配布」「回収」と書かれた欄には、個別に状況をチェックしたような「済」の記載があった。欄外には、カードの提出に非協力的な組合員がいた場合、今後不利益になることを本人に伝えることを求める記述もあった。
交通局の調査によると、職員は1月、同本部の職員リストを自身が日常使う交通局内のパソコンに取り込み、リストを捏造。作成や印刷した形跡がログデータに残っていたという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120326-00000036-mai-soci
<観光振興>大阪城公園に踊る噴水 府市戦略会議が構想
毎日新聞 3月26日(月)15時2分配信
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大阪城公園南側に整備を検討する噴水のイメージ
大阪の観光集客などについて考える大阪府と大阪市の「都市魅力戦略会議」(座長=橋爪紳也・府立大教授)が26日、市役所であり、大阪城公園など市内5地区の活性化構想をはじめとする中間報告をまとめた。同公園には、光や音楽に合わせて水が躍動するエンターテインメント性の高い噴水を造る。同様の噴水があるバルセロナやドバイといった海外の観光地をイメージしたもので、世界から人が集まる観光拠点を目指す。
【こんな構想も】路面電車:ミナミに 大阪府、46年ぶり復活検討 阿部野橋−難波、15年にも
会議では、大阪城・大手前▽中之島▽御堂筋▽天王寺・阿倍野▽築港・ベイエリア−−の5地区を重点地区に指定し、各地区の活性化策をまとめた。来月に開催予定の府市統合本部で提案され、橋下徹市長らの了承を得て府市が本格的な検討に入る。
大阪城・大手前地区の大阪城公園南側に整備する噴水は音楽やショーが楽しめる。北側の水上バス船着き場付近には、展望塔を備えたカフェやレストランが入る集客施設を整備する計画だ。
中之島地区は、文化・芸術をテーマにミュージアムやコンサートホールの整備を目指し、府立中之島図書館や市中央公会堂など歴史的建造物を活用したまちづくりを展開。御堂筋は歩行者空間を拡充し、南海難波駅前の広場化を進め、にぎわいを創出する。
また、府や市が出資する大阪観光コンベンション協会の機能を発展、強化させた「大阪観光局」の設置も検討。府と市の観光戦略を一本化し、一体的な観光振興を進める。【林由紀子】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000038-mai-pol
<大阪市長選リスト>捏造と告発者は同一職員 市議見抜けず
毎日新聞 3月27日(火)15時7分配信
大阪市交通局の非常勤嘱託職員が、昨秋の市長選に関して組合が作成したと見せかけるリストを捏造(ねつぞう)した問題で、この職員と、リストを大阪維新の会市議に告発した職員が同一人物であることが分かった。職員の氏名が一致しており、告発を受けたとした維新の杉村幸太郎市議(33)も、同一人物だと認めた。維新市議団はリストを基に組合問題を追及してきたが、告発者の「自作自演」を見抜けなかったことになり、批判が強まりそうだ。
リストを捏造した30代の男性非常勤嘱託職員(非組合員)は調査に対し、「職場で紹介カードが配られているのを見てひどいと思った。正義感でやったが、とんでもないことをした」と話しているという。
市交通局や維新市議団によると、職員は今年1月23日の勤務時間中、業務用パソコンで人事データを基に偽のリストを作成。同28日に印刷したリストをスキャナーで読み取り、杉村市議にメール送信した。同31日には杉村市議の要望を受けて原本を郵送。杉村市議は2月6日にリストを公表した。
橋下徹市長は今月27日、記者団に対し、「問題の指摘をするのが議員の仕事。市の職員が捏造したことは間違いないわけなので、議会の追及としては当然だ」と語った。【原田啓之、津久井達】
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120327-OYO1T00190.htm?from=main1
リスト捏造 何のため…PC履歴で判明
記者会見する野村修也・市特別顧問(左端)と、市交通局幹部ら(26日午後、大阪市役所で)=森田昌孝撮影
誰が、何のために作成したかがわからず、刑事告発の応酬にまで発展していた大阪市長選を巡る職員リスト問題は26日、市交通局の嘱託職員による捏造(ねつぞう)だったことが判明した。しかし、動機面の解明は残されたまま。「信ぴょう性が高い」と判断し、内部告発されたリストの公表に踏み切った大阪維新の会市議団には、強気と動揺が交錯している。
ウソ見抜けず
「議員の調査権には限界がある。詰めるところは詰めて質疑をしており、何一つ間違っていない」。リストを最初に公表し、市議会委員会で取り上げた維新の杉村幸太郎市議は26日の記者会見で、そう強調した。
杉村市議は「リストに加工された部分があるという議論は当初、市議団内でもあった」と認めつつ、「質疑をするという我々の責務を遂行した。市議団の指示で、個人で勝手にやったことではない」と釈明した。
2月の委員会で、杉村市議はリストを示し、「交通局と組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるものだ」と追及。内部告発者が実名を名乗って持ち込んできたことから、「信ぴょう性が非常に高い」とも主張していた。
維新代表の橋下徹市長も当初はツイッターで「今回のえげつなさは、(リストに)幹部職員も含まれていること」などと組合関与を決めつけるような書き込みをしていた。しかし、組合側が全否定すると調査を指示し、慎重姿勢に。橋下市長はこの日、報道陣に「法律家としてちょっと危ないなと感じていた」とした上で、「捏造をした職員の責任で、維新や杉村市議には何の問題もない。部下である市職員がやったことは大変申し訳ない」と話した。
内部告発者自身が捏造した疑いも強まっているが、杉村市議がこの日、繰り返し電話をかけても本人につながらないという。ある維新市議は「告発者は組合問題の追及に協力してくれていた。キツネにつままれた気持ちだ」と困惑していた。
8億超を検索
「よく似たリストを見たことがある」。行き詰まりかけた交通局の内部調査が急転直下、進むきっかけになったのは、3月5日付の読売新聞朝刊に掲載されたリストの写真を見た同局職員からの情報提供だった。
捏造されたリストの元データになったとみられる「職員証発行対象者リスト」は昨年9月、職員証の変更に伴う回収・配布業務のため、各部門のパソコンに配信された。嘱託職員は、その業務用パソコンからリストのファイルをコピーし、労組名義のリストを捏造した可能性が高いという。
交通局がファイルのアクセス記録を調査したところ職員24人が浮上。さらに、捏造リストに記載された「非協力的な組合員は今後不利益となる」の文字列に絞って全職員のパソコン操作記録計約8億4000万件を検索した結果、ただ1人、この嘱託職員が該当。24人の中にも含まれていた。
残る動機の謎
なぜ嘱託職員が職員リストを捏造したのかは依然、不明のままだ。交通局の調査では、明確な証言が得られていないという。
ただ、昨秋の大阪市長選を巡り、この嘱託職員は、労組が前市長の支援を求める「知人・友人紹介カード」を職務時間中に配布していたことなどは詳細に証言していた。
交通局とともに調査にあたった市特別顧問の野村修也弁護士は26日の記者会見で、「組合の選挙活動の実態を告発しようとの思いは当然、生じうる。彼自身の中に問題意識があることは、ヒアリングの中で証言されている」と語った。
一方、「組合を陥れるため、何者かがリストを偽造した」として大阪地検に告発状を出した交通局の職員労組・大阪交通労働組合(大交)の中村義男委員長は「すでに刑事告発しており、コメントする立場にない」との談話を発表した。
(2012年3月27日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001203270002
地域手当再議へ
2012年03月27日
険しい表情で会見に臨む嘉田由紀子知事=大津市京町4丁目の県庁
【知事、影響を懸念/廃案の公算大】
県職員に支給される地域手当を4月から引き下げる条例改正案が県議会で可決されたことを受け、嘉田由紀子知事は26日夜に会見を開き、審議のやり直しを求め、県政初となる再議をする方針を明らかにした。再議をした場合、条例案の可決には3分の2以上の賛成が必要になり、23日の本会議で賛成した議員がその数に達しないことから廃案になる公算が高い。
険しい表情で会見に臨んだ嘉田知事は再議を決めた理由としてまず、県民サービスの低下を防ぐため職員のやる気を保つ必要があることを指摘。さらに、職員の定数削減と給与カットを続けた結果、財源不足は縮減されており、労使交渉を経ない給与引き下げを認めれば全国の自治体に影響を与えるとし、「県民の生活の改善に必死に取り組むので、再議の判断に理解をいただきたい」と訴えた。
ただ、条例案を提出した自民党県議団の反発は必至だ。県議会で過半数を握る自民側はこれまで、再生可能エネルギー調査費を補正予算から削ったり、県流域治水基本方針案を継続審議に持ち込んだりと知事肝いりの施策に度々「待った」をかけた。今後、さらに厳しい議会運営を迫られる嘉田知事は、「議会に対しては、これまで同様に前向きに説明し、理解を得たい」と述べるにとどめた。
条例案は、官民の給与格差をなくすため県職員に支給されている地域手当の支給率を4月以降も現行通り給料など基本手当の5.7%に据え置く内容。23日に賛成多数で可決された。県と6%への引き上げで合意していた職員労組は「憲法が保障する団体交渉権を否定している」と法的措置を取る構えを見せていた。
知事側は27日に再議書を議会に提出する予定。3月末までに臨時議会が開かれ、審議される。(千種辰弥)
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001203270002
市水道局統合へ 大阪市、企業団と合意
2012年03月27日
大阪市を除く42市町村でつくる大阪広域水道企業団と大阪市水道局の統合に向けた検討委員会が26日、初会合を開き、市水道局を丸ごと企業団に統合する方向で合意した。8月までに浄水場や職員など統合の具体的な課題を整理し、来年2月に各市町村議会に規約改正案を出す方針。
会合には橋下徹大阪市長と企業団の7市長が出席。企業長の竹山修身堺市長は「(市と企業団が)浄水場をそれぞれ持つのは非効率。統合で水を効率的に活用でき、料金値下げにつながる」と期待を示した。
市町村には統合後の会計のあり方や組織体制を不安視する声があるため、委員会は8月までに中間報告をまとめ、再度市町村に説明する方針。11月に最終的な統合形態を決め、来年2月の各市町村議会に大阪市と統合する規約変更案を提案することをめざすという。
会合では橋下市長が主張する柴島浄水場の廃止に疑問の声が上がった。橋下市長は「(柴島廃止は)水道だけでなくまちづくり戦略の話。府市統合本部や知事の判断を踏まえ、皆さんと議論して合意したい」と答えた。橋下氏はこれまで市水道局の民営化にも言及してきたが、民営化すれば企業団と統合できなくなるため、この日は「統合が決定したので(民営化は)もう口にしない」と述べた。
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>>2283-2284
実はこいつ2ちゃんねらの橋下マンセーネトウヨコテだったりとかしないですかねぇw
余りに稚拙であるし,これに載った維新の会も阿呆集団かナチスの様なファシストのどっちかである。
それにしても8億超の検索とはすげえヽ(゚∀゚)ノ
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012032701003629.html
捏造リスト提供者が維新塾応募 「橋下市長を応援」
2012年3月28日 02時02分
大阪市交通局の非常勤職員の男性(32)が職員情報を含むリストを捏造したとされる問題で、男性は大阪維新の会が次期衆院選の候補者養成のために発足させた「維新政治塾」に応募していたことが27日、関係者への取材で分かった。
交通局の調査に男性が捏造を認め、維新の会の杉村幸太郎市議に郵送したと説明していることも判明した。
関係者によると、男性は以前から維新の会や代表の橋下徹市長の活動を「応援している」と話しており、職員組合の適正化を掲げる市長らに協力するために捏造した可能性がある。今後、維新の会側が情報提供者と適切な関係を保てていたか説明が求められそうだ。
(共同)
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120328-OYT1T00601.htm
都構想、党中央とねじれ…自民市議「鉄砲玉が」
大阪維新の会代表の橋下徹・大阪市長が掲げる大阪都実現に向けた「大都市制度推進協議会」の設置条例が28日未明、維新と、昨秋の大阪ダブル選後、連携を強める公明の二人三脚で市議会で成立した。
一方、自民と民主系は「市の解体につながる」と反対に回り、次期衆院選をにらんで維新への接近を図る党中央との「ねじれ」が際立った。
午前3時半過ぎ、本会議開会から半日以上が過ぎ、居眠りする議員がちらほら出始める中、演壇に立った民主系のOSAKAみらい市議団の松崎孔幹事長は採決に先立つ討論で訴えた。
「堺市は(協議会への)不参加を決めた。府と大阪市だけで、大都市制度の議論をすべきではない」
市議会の自民、民主系は「大阪市を解体すれば、都市の活力がなくなる」と訴え、一貫して「アンチ都構想」の立場をとってきた。
「選挙目当てで維新を利用しようとしても、最後は逆に利用されるだけだ」
自民市議は先月10日、東京で党幹部と面会し、こう訴えた。自民市議団は今年に入って3回上京。谷垣総裁や安倍晋三元首相らに都構想の問題点を説いてきた。
昨春の市議選では、自民議員が維新入りするため大量離党したうえに、維新に刺客を送り込まれたベテラン議員が相次いで落選。自民市議は「最前線で必死で維新と戦っているのに、後ろ(党本部)から(維新を後押しする)鉄砲玉が飛んでくるのはつらい」とため息をつく。
(2012年3月28日18時49分 読売新聞)
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>>2167-2168>>2223>>2228>>2281>>2283-2284>>2288
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120328180000553364.shtml
■ねつ造リスト問題 大阪市議会 明け方の攻防
「大阪維新の会」の議員が、ねつ造されたリストをもとに議会で質問していた問題。
大阪市議会では、来年度予算案の採決が28日の明け方までずれこみました。
野党議員からは、代表の橋下市長に説明を求める声も出ています。
27日、午後3時前。
橋下市長は市議会を傍聴する市民に対し、議会が長びくことを告げるパフォーマンス。
「最悪でしょう、休憩。きょう始まらないから、帰られた方がいいんじゃないですか」(大阪市 橋下徹市長・27日午後)
紛糾の大きな要因は、選挙で平松前市長を応援したとされる職員リストのねつ造問題です。
ごみ置き場から回収したと、このリストを「大阪維新の会」の杉村市議に渡した交通局の元嘱託職員がねつ造を認めたのです。
杉村市議は、このリストを元に委員会で質問。
ねつ造発覚後、自民党、民主系会派が問題視し、責任追及の声が上がりましたが杉村市議本人は。
「絶対にしてはいけないことを彼はしてしまったんだな、という思いはあるが、半分には彼のような方を作り上げてしまった交通局の風土というか、環境は責任があるんじゃないのかな、当局のほうにも」(大阪維新の会 杉村幸太郎市議)
午後1時に始まる予定だった委員会が7時間遅れで始まり、交通局長が顛末を謝罪しました。
本会議も休憩と再開を繰り返し、終了したのは午前5時前でした。
そして28日も自民と民主系会派からは、協議会を設置して「維新の会」や代表の橋下市長が経緯を説明すべきという意見が相次ぎました。
「協議会の設置と市長の公式な記者会見を求めています」(自民党 黒田當士市議)
「そのデータはねつ造されたものであるという事実がはっきりとわかっているから、人として間違ったら謝るのは当り前の話」(OSAKAみらい 松崎孔議員)
「維新の会」は対応を検討していましたが、夕方、今週中にも記者会見をして経緯を説明することを決めました。
「われわれとしてこういう指摘を真摯に受け止めて、一定の見解を表明してその中身を吟味していただいて、どうするか各会派に聞きたい」(大阪維新の会 井上英孝議員)
「維新の会」には市民からも問い合わせが相次いでいるということで、市民に対しても説明する方針です。
(03/28 19:01)
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201203280058.html
捏造リスト問題で維新がきょう経緯説明 大阪市議会2012年3月28日
大阪市の非常勤嘱託職員が選挙支援名目の職員リストを捏造(ねつぞう)したとされる問題で、市議会各会派は27日、リストを委員会質疑で取り上げた大阪維新の会や同会代表の橋下徹市長に対し、十分な説明をするよう要求した。この影響で、市議会は新年度予算案の採決が翌28日未明にずれ込むなど紛糾。同日午後に市議会委員会を開き、維新側が経緯を説明することで決着した。
自民と民主系会派は27日の市議会で、橋下氏が記者会見して説明するよう要求。新谷和英交通局長は交通水道委員会で「非常勤嘱託職員とはいえ、公務員としてあるまじき行為」と陳謝した。
維新側は「謝罪の必要はない」との立場だが、公明市議団の幹部は「結果的に捏造されたものだったのだから、きちんと市民におわびすべきだ」と主張。民主系市議団の幹部も「民主党の偽メール問題では質問した衆院議員が議員辞職した。(同様に)重い問題だ」とした。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120327-OYT1T00790.htm?from=main3
リスト捏造、大阪市嘱託職員「正義感でやった」
昨秋の大阪市長選を巡り、前市長への支援徹底のために市交通局の労働組合が作成したとされた職員リストについて、同局の男性嘱託職員(32)は27日、同局の調査に対し、リストは自ら捏造(ねつぞう)した上で、以前から面識があった地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)の市議に内部告発の文書として提供したことを認めた。
嘱託職員は1年契約の非常勤職員で、非組合員。前日の調査では「作成していない」と否定していた。同局は、嘱託職員を27日付で解雇した。
同局などによると、嘱託職員は「市長選で前市長を支援する『知人カード』を昨年9月の勤務時間中に配られ、ひどいなと思った。何らかの方法で告発したいと考えた」と動機を説明。捏造リストや労組関係の資料を維新市議に郵送したことについては「正義感からやった。リスト以外は捏造していない」と話しているという。
(2012年3月28日09時03分 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120328-OYO1T00169.htm?from=main1
支援リスト捏造嘱託職員を解雇
昨年11月の大阪市長選を巡り、前市長への支援を求める職員労組名義の職員リストを捏造(ねつぞう)し、外部に流出させたとして、市交通局は27日、非常勤の男性嘱託職員(32)を解雇した。新谷和英・交通局長はこの日、市議会委員会で「公務員としてあるまじき行為であり、誠に申し訳ない」と謝罪した。
同局の調査によると、嘱託職員は、捏造したリストや職場で入手した労組関係の資料を、大阪維新の会の杉村幸太郎市議に郵送。事情聴取に対し、職員は「市議から捏造や情報提供の依頼を受けたわけではなく、正義感からやった。リスト以外は捏造していない」と話しているという。
一方、リストを議会で公表した杉村市議はこの日、読売新聞の取材に「間違った正義感だったが、彼にそうさせた交通局の風土があったのではないか」と同局の体質を批判。「彼の貢献があって、市長選期間中の選挙ビラ配布などの労組の非違行為が明らかになった。職員リストだけを捏造するとは思ってもみなかった」と釈明した。
(2012年3月28日 読売新聞)
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解雇の法的根拠はあるんですかね?
彼が正規雇用だったら解雇もしづらいかったんだろうなとも思う
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120329-OYO1T00168.htm?from=main2
職員リスト捏造 強気の維新 一転窮地、松井知事「勇み足だった」
大阪市交通局の元嘱託職員が労組名義の職員リストを捏造(ねつぞう)していた問題で大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は28日、リストを基に議会で労使関係をただした維新市議団の対応を「勇み足だった」と認めた。市議会他会派から謝罪を求める声が強まる中、維新市議団は30日に経過説明の記者会見を開くことを決定。組合追及のために公表したはずのリストに、維新側が逆にじりじりと追い詰められてきた。
リストは、昨秋の大阪市長選での前市長への支援を求める職員労組名義で作成されていたが、同局の元嘱託職員(32)が捏造し、維新の杉村幸太郎市議に提供したとされる。杉村市議は2月の市議会委員会でリストを示し、労使の癒着関係を追及した。労組側は「偽造だ」と、関与を否定してきた。
維新代表の橋下徹市長は、「維新の指摘を受けて市が調査し、組合のぬれぎぬを晴らした。何の問題もない」と市議団を擁護してきたが、松井幹事長はこの日の会見で「リストが本物か、偽物かというところまでの調査能力がなかったということ。議員が勇み足で走ってしまった」とした。
27、28両日の市議会交通水道委員会の代表者会議でも、他会派から維新にけじめを求める声が相次ぎ、自民は橋下市長の記者会見を要求。他会派からは、「ぬれぎぬを晴らしたと言うが、着せたのは維新自身だ。捏造が発覚した以上、率直に謝るべきだ」「開き直って問題を長引かせれば、杉村市議の辞職に発展する」などの厳しい声が出ている。
維新市議団の内部では、30日の会見で謝罪するか、突っぱねるかで揺れており、ある幹部は「頭を下げて早く火消しを図るのも一手だと思うが、弱腰に見えるのもよくない」と胸の内を明かした。
(2012年3月29日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120329-00000169-mailo-l25
甲良町発注工事の恐喝未遂:有罪被告の辞職受け、町議に丸山氏が繰り上げ当選 /滋賀
毎日新聞 3月29日(木)12時45分配信
甲良町発注工事を巡る官製談合疑惑で恐喝未遂罪の有罪判決が確定した元町議の宮崎光一被告(50)の辞職を受け、町選管は28日、公選法に基づき、1月の町議選で次点だった丸山光雄氏(70)=共産=の繰り上げ当選を決め、丸山氏に当選証書を付与した。丸山氏は2期目。
公選法では、選挙後3カ月以内に欠員が生じると、法定得票数を得た次点候補者を繰り上げ当選にすると定めている。議会構成は無所属10人、共産2人になる。【松井圀夫】
3月29日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120329/waf12032920560020-n1.htm
居座り戦術?大阪市の全労連系労組は退去拒否
2012.3.29 20:55
大阪市の橋下徹市長が職員の労働組合に市庁舎からの事務所退去を求めた問題で、全労連系の大阪市役所労働組合(市労組)は29日、組合を弱体化させる目的の不当労働行為にあたるとして、大阪府労働委員会に救済を申し立てるとともに、4月以降も退去しない方針を表明した。
退去問題をめぐり、市労組と上部団体の大阪市労働組合総連合(市労組連)は、平成24年度の事務所使用を許可しなかった市の処分の取り消しなどを求める訴訟も大阪地裁に起こしている。一方、市側は4月上旬にも立ち退きを求める訴訟を起こす方針で、労使の法廷闘争に発展する。
両団体は18年から地下1階の1室約44平方メートルを使用している。退去しない理由について、市労組の竹村博子執行委員長は「市から十分な説明もなく、代わりの場所もなく困っている」と主張。賃料は大阪法務局に供託しているという。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120329-OYT1T00734.htm
橋下市長「文書廃棄はストップ、業務命令です」
大阪市の橋下徹市長が、今月末で保存期限(30〜1年)を迎える行政文書約12万冊の廃棄を凍結する業務命令を出したことがわかった。
職員の政治活動や、組合や議員の人事介入を調査している市特別顧問の野村修也弁護士の依頼を受けた異例の措置で、証拠隠滅を防ぐ狙いがあるという。
業務命令は28日付。橋下市長から全局長、全区長に宛てた「文書廃棄ストップのお願い(至急)」と題したメールで、「現在保管している文書の廃棄はストップです。これは業務命令です」と指示した。
また、市当局が保存期限が切れる文書の速やかな廃棄を指示し、職員や組合の不正を示す証拠の隠滅を図っているとの内部告発があったことをメールで明かし、「内部告発が全て正しいわけではないことは、捏造(ねつぞう)リスト問題で承知しているが、一蹴するわけにはいかない」と説明。野村弁護士から文書の保管依頼があったことも紹介した。
(2012年3月29日15時20分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120330/lcl12033022080003-n1.htm
リスト問題で維新「見抜くの至難」 他会派は「開き直り」と反発
2012.3.30 22:08
交通局の職員リスト捏造問題を受けて会見する維新の会市議団の(左から)美延映夫・幹事長、名簿を受け取った杉村幸太郎市議、坂井良和団長=30日午後、大阪市役所(渡守麻衣撮影)
「どんな方でも(捏造を)見抜くのは至難の業だった」。杉村幸太郎市議は、市議会での質疑の表現については反省の意を示したものの、“疑惑”としてリストを公表したこと自体については問題なかったとの認識を改めて強調し、坂井団長らも組合への謝罪は不要だと繰り返した。一方、他会派からは「開き直りだ」と反発の声が上がった。
杉村市議は、リストの信憑(しんぴょう)性が高いと判断した理由について「(元職員は)いろんな資料を提供してくれ、リスト以外は全て真性だった」と説明。一方で、元職員にリストの不自然な点を指摘した際、元職員が「ガセネタをつかませてしまったかもしれない」と述べた事実を明かした。
杉村市議は、リストの真偽については交通局に照会したものの、証拠隠滅の恐れなどを考慮して、返答を得ないまま質疑に踏み切ったという。
これに対し、他会派は疑問を投げかける。民主系会派の松崎孔幹事長は「組合に尋ねれば、おかしいリストだと分かったのではないか」と調査手法を批判した。
維新代表の橋下徹大阪市長は30日夕、「お騒がせしたので、市民にはおわびを申し上げないといけない」と陳謝した。だが、市議会で取り上げたことについては「情報提供者の話を聞いて質疑するのは当然」とし、「組合がぬれぎぬを着せられたのは、報道したメディアの責任だ」と述べた。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120330-925863.html
維新の会会見に「撃沈。謝り方下手すぎ」記事を印刷する
捏造(ねつぞう)された大阪市交通局の職員リスト問題で開いた大阪維新の会市議団の記者会見に関し、市議会の他会派から30日、「誠意が感じられない」などと批判的な意見が相次いだ。幕引きを急ぐ維新の会に対し、各会派は議会で追及する構えだ。
「一番迷惑が掛かったのは労働組合だ」と憤るのは、組合の支援を受ける民主系幹部。維新の会がリストを根拠に組合追及したことを受け「ぬれぎぬを着せられた労組にも謝罪するべきだ」と強調した。
会見を傍聴した自民幹部は組合への謝罪を拒む維新の会の姿勢に「人として普通の感覚ではない」と酷評。地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置を検討する考えだ。共産幹部も「単なる開き直りだ」と批判した。
公明幹部も「きちんと謝らなければ、こちらも守りようがない」と突き放した。会見に出席した弁護士出身の維新の会幹部を念頭に「訴訟のように考えて、謝罪できなかったのでは。裏目に出たな」とつぶやいた。
不満の声は身内からも漏れる。会見の様子を聞いた維新の会幹部は「撃沈や。謝り方や説明の仕方が下手すぎる」。同会ベテラン市議は「最初に謝っておけば、ここまで尾を引かなかった」と悔やんだ。(共同)
[2012年3月30日21時31分]
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ん?どゆことだ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120329-OYT8T01157.htm
県職員手当減を否決
再議 新年度 県方針通り
県の職員や教職員の給与で「地域手当」の乗率を5・7%にする条例改正案が県議会で可決されたことを受け、嘉田知事は29日、臨時県議会を招集し、議案審議をやり直す「再議」を請求した。可決時と同様、自民党とみんなの党の両会派は賛成したが、再議を受けての再可決に必要な「出席議員の3分の2」には満たず、廃案となった。地域手当は県の方針通り、2011年度の5・7%から、12年度は6・0%になる。
臨時会の冒頭、嘉田知事は「知事と組合の労使交渉を経ていない給与の削減は職員の士気に関わる。人事委員会の意見でも現行条例は適当とされている」と再議請求の理由を説明した。
両会派から計4人が質疑に立ち、「執行部も当初、組合に5・7%を提案していた」「県は人事委の勧告を無視し、本給をカットしている」などと指摘。家森茂樹議長も異例の質疑に臨み、「議会が可決した議案に再議権が行使され、議員として残念だ」と述べた。
討論の後、採決が行われ、出席45人のうち、賛成25人、反対20人で、改正案は否決された。
廃案について、嘉田知事は閉会後、「議会の決めたことで、議会とは今後も建設的な関係を築きたい」と語り、自民党会派の三浦治雄代表は「残念だが、行財政改革が必要であることは確かで、今後も会派として独自に進める」と話した。
一方、民主党会派の一部の県議からは「自民党のやり方は強引だったが、職員給与の考え方に一石を投じた」とする声も上がった。
◆再議での可決には◆
Q 県職員の給与の決め方は
A 憲法が保障する労働基本権のうち、「協約締結権」などが制限される代わりに、県人事委員会が民間給与水準を調べて県に勧告する。財政難に苦しむ県は行財政改革の一環で、9年連続で勧告に従わず、職員給与をカットし、来年度も7〜1%削減する。
Q 地域手当とは
A 国が2006年、民間給与水準が最も低い北海道や東北に合わせて国家公務員の本給を下げる際、調整目的で導入し、都道府県も準じた。県人事委は「7%が相当」としている。
Q 再議とは
A 議会で可決された議案について、自治体の首長が再審議を求めることができる地方自治法上の権限。可決には「議長を含め、出席議員の3分の2の賛成」が必要だが、議決が違法として請求する「特別再議」は過半数の賛成で足りる。
(2012年3月30日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001203300002
初の再議一転廃案
2012年03月30日
地域手当の引き上げを批判するチラシを配る自民党県議団の議員ら=大津市春日町のJR大津駅
【賛成、3分の2達せず/県職員地域手当減】
県議会で過半数を占める自民党県議団などによって可決された県職員の地域手当を4月から引き下げる条例改正案をめぐり、審議をやり直すための臨時議会が29日に開かれた。嘉田由紀子知事が県議会初となる再議を求めたためで、議案への賛成が可決に必要な出席議員の3分の2に達しなかったことから廃案になった。
再議の理由説明で嘉田知事は、県人事委員会が給料など基本手当の6%とした地域手当の支給率を適当としたことや、引き下げが労使関係や職員の士気に影響を与えると指摘。「行政サービスの質の向上や行財政改革の推進には、知事と職員の信頼関係は欠かせない」と述べた。
一方、条例案を提出した自民党県議団から、代表の三浦治雄議員が質問に立ち、県が県人事委員会の勧告に反して給与カットを続けながら、再議の理由に地域手当の引き上げを適当とした同委員会の意見を挙げたことを批判。「これまで人事委員会の意見を無視していながら、今回だけ尊重するというのは理解に苦しむ」とただした。
また、家森茂樹議長(自民)も「議会の議決権を守る立場として対抗する」と、議員として異例の質問に立ち、「あたかも再議権を知事の当然の権利のように言うのは民主主義の否定だ」と強く非難した。
採決の結果、出席した議員45人のうち、賛成は自民党県議団の24人にみんなの党の1人を加えた25人だったため、条例案は否決され、廃案になった。
【自民県議団、批判チラシ】
臨時議会の開会に先立ち、自民党県議団は29日朝、JR大津駅など3駅で議員ら計約15人が、地域手当の引き上げに反対し、再議に踏み切る嘉田由紀子知事を批判するチラシを配布した。
臨時議会の閉会後には、三浦治雄代表が会見を開き、手当の引き下げを求めた自分たちの主張の正当性を強調したうえで、「廃案になったが、議会としての筋を通した」と総括。「新年度も行財政改革の一層の進展に取り組む」として、職員の時間外手当や臨時職員の数などについて追及する考えを示した。
一方で、嘉田知事との関係については「今後も是々非々の姿勢は変わらない」とした。(千種辰弥)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120331-00000169-yom-soci
元職員「偽物かも」と維新市議にメール…追及前
読売新聞 3月31日(土)9時13分配信
大阪市交通局の元嘱託職員(解雇)が、昨秋の市長選を巡り、前市長の支援を求める労組名義の職員リストを捏造(ねつぞう)していた問題で、元職員からリストを提供された大阪維新の会市議団の杉村幸太郎議員が、2月の市議会でリストを基に労使癒着を追及する2日前、元職員から「偽物かもしれない」とのメールを受け取っていたことがわかった。
しかし杉村議員は元職員を疑わず、組合側にも真偽を確認していなかったという。
杉村議員によると、2月1日にリストを郵送で受け取り、不審な点などを指摘すると、元職員は同8日に「偽物をつかませてしまったかもしれず、申し訳ないことをした」とメールを送ってきたという。
しかし、杉村議員は同10日の委員会でリストを取り上げ、「交通局と組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるものだ」「信ぴょう性が非常に高い」と追及していた。
杉村議員は30日、読売新聞の取材に「それまでに元職員から提供された資料はすべて本物だった。リストだけが偽物だとは思いもせず、信じた」と釈明した。
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001203310002
茨木市長選は4氏の争いか 4月1日告示
2012年03月31日
茨木市長選と市議補選(被選挙数1)は1日告示される。いずれも8日投票、即日開票される。
市長選はこれまでに、いずれも新顔で、新社会党府本部委員長で市議の山下慶喜氏(59)、医師の吉野宏一氏(44)、大阪維新の会いばらき支部副支部長で元市議の木本保平氏(67)、地方議員のネットワーク「虹と緑の500人リスト」の元全国共同代表で市議の桂睦子氏(43)が立候補を表明している。市議補選では4人が立候補を表明している。
立候補の届け出は1日午前8時半から午後5時まで、市役所で受け付ける。3月2日現在の有権者数は21万9553人。
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>>2302
凄いぐちゃぐちゃ・・・
維新・木本に自民党が相乗りしてる
新社会・山下と虹緑・桂で左が分裂してて、
でも、虹緑・桂が現職・野村後継で民主も共産も相乗り!
(08年は自公民の推薦で野村無投票 でも、04年は野村vs桂)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/120331/20120331041.html
「反維新」対決姿勢転換 茨木市長選、自民も八策
2012年3月31日
任期満了に伴う4月1日告示の大阪府茨木市長選で自民党茨木支部が大阪維新の会との対決姿勢を転換、維新が擁立した元市議(67)を支援し、事実上相乗りする。大阪ダブル選後も続く維新の勢いは無視できず、支持離れが進む自民が生き残りへ転身を図った形だ。
ただ維新側は「相乗りでない。選対にも入れない」(茨木支部幹部)と素っ気なく、自民の“片思い”の実情も浮かび上がっている。
同市議会の自民系会派は今年2月、市長選に向けた政策集「統治機構改革八策」を発表。維新の事実上の次期衆院選公約「維新八策」に酷似した名称に内部から批判が噴出したが、同支部の上田光夫茨木市議は「改革の方向性は維新と共有している。なれあいではない『ニュー自民』を伝えるメッセージ」と理解を求めた。
自民八策は、維新が主導し府で制定した教育関連条例などを踏襲した市条例制定などが柱。上田氏は模倣説を全面否定したが、地元では「維新に全面降伏ということか」「擦り寄る狙いでは」などと真意をいぶかる声が広がっていた。
一方、市長選で民主・共産両党は「反維新」で共闘、現職の野村宣一市長の後継とされる女性市議(43)を支援する。市長選は4月8日に投開票される。
【08年】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/7333
任期満了に伴う茨木市長選は6日、告示され、現職で無所属の野村宣一氏(66)=自民、民主、公明推薦=のほかに立候補者はなく、野村氏が無投票で再選を決めた。今年、市制施行60周年を迎えた同市で、市長選の無投票は初めて。
【04年】
◇茨木市長選挙(大阪府)開票結果 投票率35.41%
当30948 野村宣一(無新、自・民・公推薦、62歳、初当選)
24607 桂睦子(無新、35歳)
15957 千葉邦英(無新、66歳)
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>>2265>>2285>>2299-2300
知事が再議連発したら野党案は実質的に通せないってことか・・・
議会の意味ないじゃん
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120330ddlk25010563000c.html
県職員給与:地域手当据え置き条例改正案再議 県政史上初、議長自ら異例の質疑 知事「職員の信頼保てず」 /滋賀
嘉田由紀子知事が県政史上初の「再議」に踏み切った29日の県議会臨時会。地域手当据え置きの条例改正案は賛成が3分の2以上に達せず、一転して否決となったが、本会議では家森茂樹議長自ら異例の質疑に立つなど、拒否権に相当する再議の是非を巡る論戦が白熱した。
「2分の1の議決を踏みにじり、3分の2条項を使うのは知事の職権乱用では。議会の議決権より組合交渉の方が大事なのか」。4人の質疑で最後に登壇した家森議長は、語気を強めて嘉田知事の判断をただした。
改革の姿勢や再議理由を追及する自民側に対し、嘉田知事は「給与の決め方のルールに知事が責任を持てない状況が生じれば、職員との信頼関係が保てない」と述べ、県が続ける職員給与カットとの整合性については「職員との交渉の結果か、それに反するかの違い」と繰り返した。
閉会後、嘉田知事は「新年度は心改め、議会との関係修復に努めたい」と話したが、自民県議団の三浦治雄代表は「結果として数で負けた。新年度は当局の手ぬるいところなど、改革に会派を上げて取り組んでいきたい」と受け止めた。【姜弘修、村瀬優子】
◇自民県議団が駅前でビラ配り 再議行使に疑問
29日朝、自民県議団はJR大津駅前でビラ約1000枚を配り、再議で3億円の支出増になると訴えた。ビラは「行財政改革が必要」「本当にこれでいいのか?」と再議権行使に疑問を投げかけ、県議団と知事の提案内容を比較している。
受け取った長浜市の会社員、山嵜義裕さん(57)は「公務員の給与が恵まれているのは確かだが、議員定数削減が先では」、50代の県職員は「職員内にも賛否両論がある」と語った。【加藤明子】
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120330/CK2012033002000138.html
「地域手当」一転引き上げ 条例改正案否決
2012年3月30日
再議にかける理由を説明する嘉田由紀子知事=県議会で
嘉田由紀子知事は29日の県議会臨時会で、県職員の給与と県内の民間給与の水準の均衡を図るために設けている「地域手当」の額を据え置く条例改正案の審議をやり直しを求める再議にかけた。改正案は自民、みんなの党が2月県議会と同じように賛成したものの、地方自治法の定める3分の2の賛成を得られず、廃案となった。再議は「首長の拒否権」に当たり、議会の議決に異議がある場合にでき、県議会での再議は初めて。
採決では、出席議員45人のうち、自民、みんなの党の25人が賛成。民主と対話の会、公明などの計20人が反対した。
地域手当は、2011年度は本給の5・7%を上乗せ支給しており、県は12年度から組合側と団体交渉で合意した6%に引き上げる予定だった。しかし、過半数を占める自民が「経済情勢を考えると実質的な公務員の給料を上げるのはそぐわない」と訴え、12年度と同じ5・7%に据え置く条例改正案を議員提案し、23日の2月議会で可決していた。
条例改正案の否決を受け、地域手当は県の当初の計画通り6・0%が支給されることになった。対象となる職員は教員を含めて1万7000人で、0・3%の増加分の人件費計3億円が支出に再び必要になる。
嘉田知事は再議の理由を「(県職員の給与額を勧告する)県人事委員会の意見に基づくと、改正案の支給割合は適切ではなく、職員団体との話し合いもしていないため、職員の士気の維持が懸念される」と説明した。
これに対し、みんなの蔦田恵子議員は、質疑で「県は行財政改革で県職員の本給を下げているが、その分、地域手当はアップし続けており、改革のまやかしだ。今回のようにわずかな手当の削減で士気が下がるとは思えない」と主張。家森茂樹議長も質疑に立ち「再議は過半数で意見を決する民主主義の大原則を否定する」と知事を批判した。
民主、対話の会、公明はそれぞれ反対討論。梅村正議員(公明)は「県民生活の向上のためには職員の働く意欲が必要で、労使交渉の結果は尊重しなければならない」と訴えた。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120401/wlf12040112000004-n1.htm
猫こにゃん市長、キャベツ減量…アイデア市長、次は、あの漫画のコスプレ
2012.4.1 12:00 (1/6ページ)
キャベツダイエットで、ズボンがぶかぶかになった谷畑英吾市長。ちょうネクタイとサスペンダーは「名探偵コナン」を意識している=湖南市役所市長室
滋賀県湖南市の谷畑英吾市長(45)が約9カ月間のキャベツダイエットで体重を12キロ、ウエストを12・6センチ減らして話題になっている。測定結果を毎月、市のホームページ(HP)で公開し、生活改善をアピールしたところ、同じダイエットを始める市民のフォロワーも生んだ。谷畑市長といえば、ネコ市長の「こにゃん市」を広めたことで有名だが、現在は「コスプレ」にも挑戦。一歩間違えば“悪乗り”と陰口もたたかれそうだが、今のところアイデアマン市長としてあの手この手の市のPRぶりが評判を呼んでいる。(茺田慎太郎)
脱メタボの過程を公開
20代のころは体重が70キロ台だったという谷畑市長。しかし、年を重ねるごとにおなかがぽっこりし、「人間ドックの検査でも中性脂肪の多さが指摘されるようになった」という。そこで昨年6月にダイエットを決意。自らのモチベーションに加え市民の健康意識も高めようと、毎月、体重とウエストを計測し、市HPで公開することにした。
ウエストが男性は85センチ以上、女性は90センチ以上で、血圧や血糖値などが一定以上であれば、日本肥満学会などが定めているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の基準を満たす。谷畑市長の場合、1回目の測定では体重88・4キロ、ウエスト93センチ。血圧も基準値以上で、メタボの基準を十分に満たしていた。
メタボ脱却を掲げ、市長が取り組んだのがキャベツダイエット。食事の前に生のキャベツを大量に食べ、おなかを満たしてから、ご飯やおかずを食べるというもので、自宅から毎日、市役所や仕事先にキャベツを持参、市長室などでぽりぽり食べるのが日課となった。
日本ダイエット健康協会(東京都)によると、キャベツは食物繊維が豊富なため満腹感を感じやすい。ダイエットに適し、食事前に、キャベツを食べて空腹を満たすだけで、脂肪がつくのを抑えることができるという。
キャベツダイエットが功を奏し、昨年7月の2回目の測定で体重は2・3キロ、ウエストは1センチ減。昨年10月の5回目の測定では、ウエストが84・5センチとなり、ついにメタボ脱却に成功した。その後も数値は減り、今年2月の最終測定では、体重が76・4キロ(1回目測定比12キロ減)、ウエストが80・4センチ(同12・6センチ減)にまで落ちた。
さらにダイエットだけでなく、劇的な体の若返りにも成功した。
谷畑市長は、毎月の体重とウエストの計測のほか、昨年8月と今年2月の計2回、握力や柔軟性、バランス感覚などを測る体力測定にも臨んでいた。
その結果は驚くべきもので、最初は42歳だった体力年齢が次の計測で25歳になっていた。実際の年齢は45歳だから、20歳も若い体になったのだ。
体力増強の秘訣は食事管理とともに、家庭用ゲーム機を使った地道な運動にあった。画面の動きに合わせて、筋トレや有酸素運動を行うこのゲーム機を使い、日々自宅で汗を流していたのだ。計測した市保健センターの担当者も「これだけ若返る人は少ない。よくがんばってこられたということです」と称賛を惜しまない。
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市民もダイエット
メタボは急性心筋梗塞(こうそく)の原因の一つとされるが、湖南市は平成20年度、男性の死因に占める急性心筋梗塞の割合が県内でワースト1、女性も2番目に高かった。市長自らダイエットに取り組み、市民に生活改善を呼びかけた背景にはこんな事情があった。
ダイエット中は市のHPに「市長の脱メタボ宣言!」というコーナーを新設。谷畑市長は毎月の体重とウエストの測定結果のほか、おなかを見せてウエストを計測する写真も掲載し、徐々に腹部がスリムになる様子を伝えた。
また市民に「一緒にダイエットに取り組みましょう」と呼びかけたところ、30〜70代の男女20人が賛同。昨年9月に「チーム湖南」という団体を結成し、市長と同じく今年2月までをダイエット期間として、運動や食生活の改善に努めた。
途中でダイエットを断念した人もおり、結局、半年間で5キロ以上やせた人は2人だけだったが、谷畑市長は「『健康を意識する』という考えは、メンバー全員で共有できたのでは」と話す。
市長の体を張った訴えは共感を呼び、市保健センターには、市長を見習いキャベツダイエットを始めたという市民からの報告も入っている。
次は「名探偵コナン」のコスプレ
谷畑市長は、架空のネコ都市「こにゃん市」を立ち上げるなど、ユニークなアイデア施策で知られる。
市名の湖南(こなん)をもじった「こにゃん市」では昨年4月、市内の飼いネコ17匹が公約「ニャニフェスト」を掲げて立候補した「こにゃん市長選」が行われ、オスネコの「ぎん」が初代市長に選ばれた。ぎんは市内外のイベントに引っ張りだこで、湖南市の知名度アップに大きく貢献。任期は1年のため、間もなく2回目の市長選が計画されている。
市内ではこにゃん市関連グッズの販売も行われており、同市下田地区のまちづくり協議会が作った、ぎん市長のイラストなどを描いた「こにゃんせんべい」も人気だ。「こにゃん市をきっかけに地域が活性化しているのを感じる。もっとこにゃん市には頑張ってもらいたい」と協議会の角島啓一会長(68)。
昨年11月にはイヌの架空都市「こわん市」の市長選も行われ、オスイヌのゴンが市長に就任。「湖南市が動物の聖地になればいい」とひそかな“野望”を抱く谷畑市長が次にねらうのは、なんと自身の「コスプレ」で、まちおこしをすることだ。
目をつけたのは、湖南市と発音が同じ人気漫画の「名探偵コナン」。ダイエットを始めた昨年夏ごろから、ズボンをつるサスペンダーを愛用し、ちょうネクタイを結ぶなどして、漫画の主人公の小学生「江戸川コナン」のスタイルで公務に励んでいる。ウエストが細くなり、サスペンダーが欠かせなくなったため、コナンのコスプレは無理なく続けられるようだ。
湖南市は昨年7月、「名探偵コナン」の作者・青山剛昌さんの出身地で、「コナンの里」としてまちおこしに取り組んでいる鳥取県北栄町と友好交流提携も締結している。
谷畑市長は「コナン君のように半ズボンにもしようかなとも思ったけど…それはさすがにできなかった」と苦笑いするが、今後どのような方法で、「コナン」に引っかけたまちおこしを展開するか思案中だ。
今年2月には滋賀県市長会長に過去最年少で就任。今や湖南市だけでなく、県内13市の代表として、「コスプレ」衣装で多忙な日々を送っている。
湖南市は滋賀県南部に位置し、平成16年に甲西町と石部町が合併し誕生。「湖」が名前についているが、琵琶湖には面していない。人口は5万数千人の小都市だ。
谷畑市長は初代市長で、働き盛りの45歳。20歳も若い体力と、アイデアで、この湖南市を全国にどうPRしていくのか目が離せない。
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橋下ってこんなに思想的に右でしたっけ?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120402-00000532-san-pol
橋下市長、新人に厳重注意「君が代を歌うときは気を付けの姿勢で」
産経新聞 4月2日(月)13時20分配信
拡大写真
橋下徹大阪市長(写真:産経新聞)
実質的な新年度のスタートとなった2日、多くの官公庁や企業で入庁式や入社式が行われ、フレッシュな新社会人が新しいスタートに身を引き締めた。
大阪市北区の市中央公会堂では同市の新規採用者発令式が行われた。同市では3月に市立学校の教職員などを対象とした国歌起立斉唱条例が成立したが、式では約140人の新人全員が起立し、混乱はなかった。
橋下徹市長は「公務員たる者、ルールを守ることを示さないと。皆さんは国民に対して命令する立場に立つ。学生のように甘い人生を送ることはできない」と訓示。退出間際には「君が代を歌うときは、手は横に、気を付け(の姿勢)で」とくぎを刺した。
新人代表の小笠美佳さん(28)は「市民から注目される分、向けられる目も厳しいと思うが、仕事を早く覚えて市民に貢献したい」。池田真人さん(31)は「自分が仕事をしっかりやることは、改革を目指す市長の仕事にもつながるということを忘れないようにしたい」と話した。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120402/osk12040219470008-n1.htm
「民主の対応に不満」 民主大阪府議が会派離脱
2012.4.2 18:17
記者会見する大阪市の橋下徹市長=2日午後、大阪市役所
大阪府議会(定数109)で、民主府議(豊中市選挙区)の中川隆弘氏が「民主党・無所属ネット府議団」を離団し、新会派「豊中クラブ」を結成したと2日、議会事務局が発表した。離団は1日付。中川氏は、党に対しすでに離党届も提出している。
民主会派では、昨年5月、北口裕文府議が離団しており、同会派は9人となった。平成12年2月に、民主系会派ができて以降、所属議員が一桁になるのは初めて。
中川氏は、産経新聞の取材に、「今の民主会派の判断に賛同できない部分がある。もっと府民感覚に近い形でやりたい。政権与党としての民主の対応にも不満がある」と話した。
民主会派は、2月定例府議会で松井一郎知事が提案した教育関連条例案、職員基本条例案について反対したが、中川氏は賛成に回っていた。
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001204020001
京丹後市長選 自民一転、推薦せず
2012年03月31日
−党員投票やめ分裂回避−
自民党府連は30日、4月の京丹後市長選で推薦を求めていた立候補予定者2人について、いずれも推薦しないと発表した。地元の「組織分裂回避」の意向を踏まえ、推薦候補の決定に向けて予定していた党員投票も一転して取りやめるという異例の事態となった。
府連によると、前市議の大同衛氏(51)を推薦するよう京丹後総支部から申請を受けたが、過去2回の市長選で推薦を受けた現職の中山泰氏(52)の支援者らが反発。地元の党員約350人の投票で決めることにし、投票用紙を発送した。
しかし、総支部が「党員投票で組織が分裂しかねない」として、大同氏の推薦申請を29日付で取り下げた。これを受け、府連は党員投票の中止を決定。「今回は推薦や応援演説などの関与は一切しない」との最終判断に至ったという。
小森悟・京丹後総支部長代行は「府連の決定を歓迎する。市長選は(中山氏の地元の)峰山町と(大同氏の地元の)大宮町に分かれて戦うが、来る国政選挙では一丸となる」と話した。
京丹後市長選(4月15日告示、22日投開票)には、前市議の奥野重治氏(60)、農民組合府連合会書記長の安田政教氏(57)も立候補を予定している。
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>>2303
社民は新社会の山下を推薦
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120402ddlk27010203000c.html
選挙:茨木市長選/茨木市議補選 告示 市長選、新人4氏が激突 教育や開発、改革の形が争点 /大阪
任期満了に伴う茨木市長選が1日告示され、元市議の木本保平氏(67)=大阪維新の会いばらき支部、みんなの党府第9支部推薦▽元市議の山下慶喜氏(59)=社民推薦▽元市議の桂睦子氏(43)▽医師の吉野宏一氏(44)−−の無所属4人が立候補した。現職引退を受け、新しい市政や改革のあり方などが争点。候補者は街頭で支持を呼びかけた。投開票は8日。
◇木本保平候補
木本氏は出陣式で「市役所のためではなく、市民のために政治をしたい」と述べ、市職員数と給与の削減を掲げた。さらに、教育行政を巡って「教育委員会に積極的に関わり、正しい歴史認識を教える教科書を選定したい」と声を上げた。
◇山下慶喜候補
山下氏は平和と個人の多様性を尊重する公約「レインボープロジェクト」を掲げ、教育現場への競争原理の導入に反対した。東日本大震災への対応では「市民の生命を守る立場から、放射能に汚染されたがれきを持ってこない」と約束した。
◇桂睦子候補
桂氏は「党派や組織を超えて発言できる成熟した茨木にしたい。どんな団体や市民にも耳を傾けられるトップになりたい」と主張。市役所については「市民力や地域力、NPOをコーディネートできる役所につくり替える」と力を込めた。
◇吉野宏一候補
吉野氏は「阪急とJR駅前の再開発が進んでいない。放置しておくと大企業が撤退してしまう。再開発をしっかりやっていく」と公約した。救急患者の受け入れ態勢の充実や、子どものグラウンド利用無料化、高齢者施策なども訴えた。
木本氏の辞職に伴う市議補選(改選数1)も告示され、自民1人、共産1人、無所属2人の新人4人が立候補した。市長選と同日の投開票。
期日前投票は2〜7日の午前8時半〜午後8時、市役所南館1階交流コーナー。投票は8日午前7時〜午後8時で、午後9時10分から市民体育館で開票される。先月31日現在の選挙人名簿登録者数は21万9759人(男10万6143人、女11万3616人)。【熊谷豪、遠藤浩二】
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◆立候補者(届け出順)
◇市長選
木本保平(きもと・やすひら) 67 無新
維新副支部長▽市柔道連盟会長[歴]ビル管理会社社長▽市議長▽自民党茨木支部長▽関西大
山下慶喜(やました・けいき) 59 無新
[元]市議▽新社会党大阪府本部委員長[歴]衆院議員秘書▽公民館役員▽同志社大=[社]
桂睦子(かつら・むつこ) 43 無新
[元]市議[歴]「虹と緑の500人リスト」全国共同代表▽服飾メーカー社員▽大阪体育大中退
吉野宏一(よしの・こういち) 44 無新
医師[歴]スカイ整形外科クリニック代表▽茨木商議所会員▽市医師会会員▽金沢医大
◇市議補選(改選数1−4)
大嶺さやか 40 共新 党茨木暮らしの相談室長・市委員
長谷川浩 49 無新 維新副支部長▽セミナー講師
中森朝雄 70 無新 薬剤師[歴]中学校教諭▽労組役員
辻由起子 38 自新 子育てセミナー講師[歴]倉庫会社員
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http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120403ddlk27010380000c.html
選挙:茨木市長選 候補者の横顔 /大阪
新人4人が争っている茨木市長選。各候補は市内を駆け巡り、それぞれのビジョンを訴えている。市政のかじ取り役を目指すその横顔を紹介する。【高橋隆輔】(届け出順)
◇柔道6段、得意技は内股−−木本保平候補(67)=無新
市議11期、議長経験3回のベテラン。家では小学5年の孫に「ボス」と呼ばせている。
26歳の時、市議補選に立候補。当初はさほど思いは強くなかった政治家の道に踏み出した。「自分の考えをきちんと持とう」と奮起し、当選後は「そんなことも知らないのか」と言われるのが悔しく、研さんを重ねた。台風などの災害があると、地域をこまめに回り要望を集めては市役所へとつないだ。
高校、大学で柔道に励み、今年1月には6段になって紅白帯を締められるように。得意技は「きれいに行かず、ケンケンしながら投げる『ケンケン内股』です」と笑った。
◇フルマラソン完走41回−−山下慶喜候補(59)=無新
「日本国憲法が定める地方自治体の役割や平和への思いを実現したい」。市議として9期、護憲を掲げて活動してきた。高校時代、ベトナム戦争や沖縄問題に関心を寄せたことがその原点という。
活動を報告するブログは毎日更新。ツイッターも使いこなし、絶えず幅広い情報発信を心がけている。
趣味は走ること。「考え事をしながら走るとストレス解消になり、出会いもある」。昨年12月には、41回目のフルマラソン完走を果たした。「反原発」ののぼりを掲げたり、ビラを配ったり、政治活動と組み合わせる工夫も凝らしながら、毎月約200キロ走る。
◇趣味はクラシックバレエ−−桂睦子候補(43)=無新
市長選は04年以来二度目。「市民の満足度、幸せ度ナンバーワンのまちをつくりたい」と再挑戦を決意した。
8年前、当選すれば全国最年少の女性市長と注目された。有志が手弁当でもり立ててくれ、思い出すと今でも目に涙が浮かぶという。同時に「訴えが伝わらなかったつらさはあるが、いい経験になった」と振り返る。政治理念は「市民が力をつけること」。政治判断も、市民の意見に耳を傾けて結論を出したいと考えている。
かつては新体操選手。中学の全国大会で優勝し、五輪出場も目指したという。今はクラシックバレエを趣味として続けている。
◇空手3段、タフさに自信−−吉野宏一候補(44)=無新
「茨木の救急患者の30%しか市内で受け入れられていない。安全・安心のまちづくりのため変えたい」。医師としての思いが出馬へと突き動かした。
神戸出身だが、場所を探して茨木で整形外科を開業。すると、市内で大病院が十分機能していないことに気づいた。「男としてほっとけない」。自らリーダー気質という血が騒いだ。09年衆院選にも立候補したが、涙をのんだ。
178センチ、90キロの堂々たる体格。空手は3段で、高校時代はラグビー部で主将。今でもトレーニングを欠かさず、ベンチプレスは145キロを上げる。「タフさには自信があります」と胸を張る。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120402-OYT8T00020.htm
活性化・行財政改革が争点 市議補選も
茨木市長選が告示
1日告示された茨木市長選には、前市議の木本保平氏(67)、前市議の山下慶喜氏(59)(社民党推薦)、前市議の桂睦子氏(43)、医師の吉野宏一氏(44)の新人4人が、いずれも無所属で立候補し、中心市街地の活性化や行財政改革などについて訴えた。茨木市議補選(欠員1)も告示され、いずれも新人で、自民1人、共産1人、無所属2人の計4人が立候補。8日の投開票に向けて舌戦が繰り広げられる。3月31日現在の有権者数は21万9759人。期日前投票は2日〜7日の午前8時30分〜午後8時、市役所南館1階で行われる。
■木本 保平(きもと やすひら) 67 無所属新
<市職員の給料カット>
木本候補は、地域政党・大阪維新の会の府議や自民党の松浪健太衆院議員(比例近畿)、倉田哲郎・箕面市長らが応援に駆けつける中、市役所近くの茨木神社で出陣式に臨んだ。
「市役所のための政治ではなく、市民のための政治を必ずやってみせる」と第一声。市職員の給料10%削減や職員数を見直すとし、「公務員改革をする。給料を減らし、浮いた財源で茨木を元気にする。地域経済を活性化させ、税収を増やす」と述べた。
この日は、終日、市内各地を選挙カーで回った。夜は北部の2か所で個人演説会を行った。
■山下 慶喜(やました けいき)59 無所属新
<震災がれき搬入反対>
山下候補は、スポーツウエアに運動靴姿で、阪急茨木市駅西口前に登場。社民党の服部良一衆院議員(比例近畿)らとともに選挙カーに上がった。
第一声では32年の市議としての経験を強調。脱原発や市民目線の市政を掲げ、「公約の7割は議会で質問したこと。実現のために選挙を戦い抜きたい」と力を込めた。福島第一原発事故で放射能汚染された震災がれきについて、「茨木に持ち込ませない」とした。
支持者6人と走って同駅前を出発。午前は市中心部をランニングで巡り、午後は選挙カーで大型商業施設などを回った。
■桂 睦子(かつら むつこ)43 無所属新
<市民力・地域力生かす>
桂候補は、阪急茨木市駅西口前で野村宣一市長や民主党の大谷信盛衆院議員(大阪9区)らと並び、第一声を上げた。
「『住んでよかった』と思える茨木を、若さと行動力で市民の皆さんとつくりたい」と強調。公約には市長報酬30%カットや退職金半減に加え、小学校区単位の市長タウンミーティング開催を掲げている。市の税収が落ち込む現状を指摘したうえで、「市民力、地域力が必要だ。市民の力をコーディネートする市役所に作り替えたい」と訴えた。
選挙カーで市内を一巡し、夕方から街頭演説や個人演説会を行った。
■吉野 宏一(よしの こういち)44 無所属新
<全市民の命を大切に>
吉野候補は、JR茨木駅西口前で、医師として治療した元患者らの応援を受け、マイクを握った。
「駅前再開発をこのまま放置すれば、大手企業の工場が撤退していくだろう。茨木の未来に向けて再構築しなければならない」と主張。公約には、医師不足の解消や看護師の育成など医療の充実や、独り暮らしの高齢者の食事に対応する給食センターの設置などを挙げている。「子どもからお年寄りまで市民の命を大切にする街づくりに取り組む」と述べた。
この後、スポーツウエアに着替え、自転車で住宅地や商店街を巡った。
(2012年4月2日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120403/lcl12040319410005-n1.htm
民営化へオール関西の私鉄幹部が結集 府市特別参与に12人委嘱
2012.4.3 19:41
大阪府と大阪市は3日、関西の私鉄5社の幹部ら12人を4日付で特別参与に委嘱すると発表した。任期は約1年で、府市統合本部で市営地下鉄の民営化を協議するプロジェクトチームで、鉄道ネットワーク整備などを検討する。大阪市交通局の同業他社の幹部が、民営化に向けた主力部隊という異例の体制となった。
委嘱されるのは、京阪電鉄の竹川勉鉄道営業部長や南海電鉄の和田真治事業戦略部長ら、近鉄、阪急、阪神を含む5社の幹部と、株式会社スルッとKANSAIの横江友則副社長。
交通局をめぐっては、橋下徹市長の肝いりで、京福電鉄の副社長だった藤本昌信氏が1日付で民間人初の局長に就任。橋下市長は「幹部にも民間人に入ってもらい、民間経営を徹底してやってもらいたい」としていた。
大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭(京阪電鉄相談役)も2月、藤本氏の起用決定を受け「各社から数名ずつが交通局に入って、局職員と一緒に民営化していくことになるだろう」と支援を示唆していた。
ただ、藤本局長は2日、「今の段階では局内の戦力にしっかりと働いていただく」と述べ、当面は民間からの幹部登用は行わない考えを表明。私鉄幹部らは、まずは特別参与という外部有識者の立場で民営化への制度設計などに参画する。
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茨木市長選
吉野宏一は09年衆院選出馬落選
今回はみんなの党から維新候補を推薦
第45回衆議院議員総選挙
当落得票数候補者党派議員歴
当150,452大谷信盛民主党元
97,902 原田憲治自由民主党 前
24,281 村上弘充 日本共産党 新
16,736 吉野宏一みんなの党 新
5,634 藤木利恵 幸福実現党 新
吉野は有効投票総数の10%を獲得すれば比例復活となるはずだったが及ばず、当選資格を失った。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120404-00000480-yom-soci
神戸市の労組、無許可で喫茶店営業…市は黙認
読売新聞 4月4日(水)14時3分配信
神戸市交通局職員でつくる「神戸交通労働組合」が19年間、市や保健所の許可を得ずに、職員向けの喫茶店を同市中央区の市営バス中央営業所で営業していたことがわかった。
市側は黙認し、光熱水費も徴収していなかった。市交通局職員課は「認識が甘かった。今後はしっかりとただしていきたい」としている。
無許可営業をしていたのは営業所2階休憩室の「喫茶ぬのびき」。1993年の営業所開設時に職員の福利厚生目的で設けられた。カウンター席が8席あり、組合費で店員を雇い、コーヒーや軽食を提供している。
同労組は飲食店営業に必要な保健所への許可申請をしておらず、市に提出すべき市庁舎の業務外使用の届け出も怠っていたという。
匿名の告発が2月、市に寄せられて発覚。労組の申請を受け、市保健所が3月に営業許可を出し、市も光熱水費の徴収を始めた。同労組の五百旗頭(いおきべ)英裕執行委員長(50)は「市民の誤解を招かないよう、今後は法令にのっとって経営を続けたい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120404-00000550-san-soci
19年間無許可営業、神戸市交通局労組の喫茶店 市は黙認
産経新聞 4月4日(水)13時57分配信
神戸市交通局職員でつくる神戸交通労働組合が平成5年から19年間にわたり、庁舎にあたる市バス中央営業所(同市中央区)内で、市や保健所の許可を受けないまま職員向けの喫茶店を営業していたことが4日、分かった。市は無許可営業を把握していたが、2月に内部告発があるまで黙認していた。
市交通局によると、喫茶店は営業所が開設された5年にオープン。庁舎を業務以外で使用する場合に必要な市の許可を受けず、月約1万円の光熱水費も払わずに営業を続けていた。定食など調理メニューも提供していたが、食品衛生法で必要な飲食店の保健所の許可もなかった。
市は内部告発を受けて労組に改善を命令。労組の申請を受けて3月1日に使用を許可し、光熱水費の徴収も始めた。市は「福利厚生の一環として黙認していたが、認識が甘かった」としている。
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http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=229374
3人が相次ぎ名乗り 白浜町長選
水本雄三町長の辞職に伴い5月8日告示、同13日投開票される和歌山県白浜町長選挙に、町議2人を含む3人が立候補する意向を固めた。1人は5日に、残る2人も一両日中に正式に出馬を表明する見通し。町長選には、ほかにも出馬が取り沙汰されている人がおり、選挙戦に向けた動きがにわかに活発化してきた。
立候補を明らかにしたのは同町日置の町議、西尾智朗氏(60)と同町保呂の町議、溝口耕太郎氏(52)、同町湯崎の学習塾経営、井澗誠氏(57)。このうち西尾氏は5日午後、白浜町役場内で記者会見を開いた。
溝口氏は6日に正式に表明する。井澗氏も一両日中にも会見を開きたい意向。ほかにも水面下で出馬に向けた動きはあるが、具体化するまでには至っていない。
同町では町ごみ焼却場(保呂区)の使用期間延長に伴う地域振興事業の進め方について、昨年10月以降、水本町長と町の幹部職員や保呂区民との対立が表面化。その後、町長、副町長が区との協議の場にいた区役員や町職員、仲裁に入った町議長を提訴した。水本町長は3月末で辞職したが、混乱は続いたままだ。
ごみ焼却場をめぐる問題では、前任者に続き町長が2代にわたって町の幹部や区民と対立する構図となっており、その一日も早い解決が重要な課題となっている。
これらの問題に対する町幹部や町議会の対応についても、住民に十分説明されておらず、信頼回復に向けた取り組みも急務となっている。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120406-OYT8T00044.htm
立命館進出 生かせるか
茨木市政の課題 中心部活性化
茨木市中心部改三0406河内 茨木市長選では、8日の投開票に向け、4人の新人候補が舌戦を展開している。前回が無投票だったため、選挙戦は8年ぶり。立命館大学の新キャンパスが3年後に中心部に開設される予定で、市の活性化につなげることができるのか、注目が集まる。市政の課題をみる。(斎藤剛)
「大阪万博の開催時のまま時間が止まっているみたいだ」。JR茨木駅東側の商店街「JR駅前商店会」(約40店)の北野文雄会長(61)が嘆く。
大阪万博の開催に合わせて整備されたJR茨木駅前のバスターミナルと駅前ビル(茨木市で) 1970年の大阪万博では、同駅が東の玄関口になり、多くの人でにぎわった。約2キロ離れた会場まで入場者をピストン輸送するバスの拠点として、駅舎が橋上化されてバスターミナルが整備され、商業施設と集合住宅を併設した10階建て駅前ビルが建設された。
市都市政策課は「最先端のまちだった」と振り返るが、40年以上たっても同駅周辺はほぼ当時のままで、駅前ビルには空き店舗が目立つ。万博の翌年から同ビル1階で果物店を営む竹原カヨ子さん(74)は、駅の南約300メートルに大型商業施設(現・イオン茨木ショッピングセンター)が開業した2001年以降、客が大きく減ったという。「電車の乗降客が駅前を素通りしてしまう」と声を落とす。
15年4月には、同施設の東側にあるサッポロビール工場跡地(12ヘクタール)に、立命館大学の新キャンパスがオープンする。学生数は政策科学部、経営学部などの約6000人と見込まれる。「若い人が増え、まちが元気になる」と期待が高まる一方で、「今のままでは駅周辺は通過されるだけ」と心配する声もあり、北野会長は「市が中心になって駅前のまちづくりを引っ張ってほしい」と訴える。
市内では、同駅周辺のほか、東約1キロにある阪急茨木市駅周辺にも商業施設が集まっている。両駅周辺はそれぞれ別々に開発されてきた歴史がある。隣接する高槻市で、JR高槻駅と約500メートル離れた阪急高槻市駅間に店舗が並び、周辺が一体化して発展してきたのとは対照的だ。
茨木市は、立命館大の開設を、JRと阪急の二つの駅周辺に分散されてきたにぎわいを一つにするチャンスとみる。市まちづくり支援課は「学生たちに両駅を含む一帯を回遊してもらえるように知恵を絞りたい」とする。
市の中心となる地域をどのような姿にしたいのか、実現に向けて何をするのか――。選挙戦での論戦を市民が見守っている。
◆茨木市の概要 人口は27万4822人(2010年10月現在)。マンション建設や市北部の「彩都」開発で10年前より約1万4000人増加。一方で、65歳以上の高齢化率は10年3月で18.6%と、06年より2.9ポイント上昇した。
市税収入はピークの1997年度に498億円あったが、個人市民税の低迷などで2010年度決算では439億円。人件費削減などで、財政の硬直度を示す経常収支比率は87.2と、前年度より4.2ポイント改善した。市は1956年に財政再建団体に指定され、約10年後に赤字財政を脱却した経緯があり、「かつての財政悪化を教訓に経費の削減を徹底している」とする。
(2012年4月6日 読売新聞)
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>>2250
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120408/waf12040812000003-n1.htm
NPOが答えた「バスがドミニカに行かなかった理由」
2012.4.8 12:00 (1/5ページ)
ドミニカ共和国に無償譲渡したはずが、仙台空港で被災地支援に活躍していた元・大阪市バス=昨年8月、宮城県名取市(大塚聡彦撮影)
大阪市交通局が平成20年、ドミニカ共和国に無償譲渡したはずの市バス5台のうち2台が、東日本大震災後に仙台空港の旅客輸送バスに転用されていた。交通局の発表から約1カ月。追跡調査で、5台全てが海を渡らず国内にあることも判明した。中米にあるはずのバスが、なぜ被災地に行っていたのか。同局は「確認が甘かったのか」と悔いるが、途中の流通経緯には依然謎も残っている。(河居貴司)
1枚の写真
「このバスが、なぜ仙台空港に…」。交通局が気づくきっかけになったのは、昨年8月の産経新聞(大阪本社版)に載った1枚の写真だった。記事では、被災地で“第2の人生”を送る市バスの雄姿をとらえていた。
震災発生以降、大阪市はバスを次々と現地に投入し、支援活動に充ててきた。津波で多くの車両がなくなった被災地では、人や物資の輸送に役立つバスは大いに重宝したという。
仙台市にも路線バス用に2台が譲渡された。しかし、記事に載ったバスが稼働していたのは仙台空港。交通局にとって“身に覚えのない”提供車両だった。
交通局では使用しなくなったバスを転売することもあるが、その際には車体のカラーリングを塗り直すことを条件としている。もとのカラーリングのまま走行しているバスは基本的には存在しないはずだが、仙台空港のバスは大阪市バスそのものだった。
担当者は写真を引き伸ばし、車体番号を解析。そこで、4年前にドミニカ共和国に行ったはずのバスだったことが判明した。仙台空港に行った経緯は全くなかった
政治家秘書が仲介
関係者によると、ドミニカ共和国へのバスの譲渡話は、大阪府内選出のある国会議員の秘書から持ち込まれた。
平成20年1月、秘書から「駐日ドミニカ大使からの依頼で、バスや救急車を送ってほしいという話がある」と問い合わせがあった。同年4月には、大阪市浪速区のNPO法人のメンバーが交通局を訪れ、バス5台の提供を要望。交通局側も了承し、5月21日に廃車になった5台が引き渡された。
交通局は法人側に対し、同国への引き渡しが終わったら完了報告をするように求めていた。しかし、その後法人側から音沙汰はなく、交通局から報告を催促することもなかった。
交通局は、法人側の求めに応じた理由を「以前にも支援の実績があったことが大きかった」説明する。
市は14年2月にもドミニカ共和国にバス20台を譲渡し、このときは局職員が船出を確認、実際に同国に渡り、現地の新聞でも報道された。譲渡を仲介したのが、この法人と、大阪府選出の国会議員が名誉顧問を務めていた日本と同国の友好協会だった。
「もう少し確認を取ればよかったとか、完了報告をきちっと受けるべきだったということもあるかもしれないが、一度実績があった団体ということで、信じ切っていた」。交通局幹部は振り返る。
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フィリピン経由?
なぜ今回はドミニカ共和国に行かなかったのか。仙台空港の一件が発覚後、交通局は法人側に何度も問い合わせたが要領を得ず、内容証明郵便を送付。昨年12月になって、ようやく法人側から回答があった。
説明はこうだ。バスの輸送を業者に任せたが、業者によると同国では右ハンドルの車は受け入れられなくなった。引き渡すことができないため、別の国の支援に使えないかと模索し、フィリピンの業者に渡したが、その後はどうなったか分からない−。
5台のバスの追跡調査をすると、宮城県白石市の中古車販売会社を通じて全て国内で販売されたことが分かった。
同社によると、バスは法人側への引き渡しからわずか4カ月後の20年9月、同社が東大阪市の会社から1台40万円で購入。福島県の建設会社、山形県の自動車販売会社、長野県富士見町役場に1台ずつ売り、2台は別のディーラーに販売した。この2台が仙台空港で使用されていたバスとみられる。
同社が東大阪市の業者と取引したのはこの1度だけで、その後連絡も取っていないという。騒動に巻き込まれた同社の社長は「うちは正規の売買をしていただけなのに、いろいろと疑われて迷惑している」と語った。
国境を越えた友好親善のシンボルとして無償譲渡したはずのバスは、海を渡らず、国内で転売されていた。交通局は法人側にバスの返却を求める方針だが、別の所有者のもとに渡った以上、現実的には極めて困難だ。交通局では法人に弁償を求めることも検討している。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120407-930668.html
平松前市長が次期市長候補選びを支援
昨年の大阪市長選で落選した平松邦夫前市長が7日、市内で開いた自身の支援団体の会合で、次期市長選の候補者擁立に向け活動していく考えを明らかにした。政策を提言するシンクタンク「公共政策ラボ」の設立も表明、橋下徹市長の市政運営を監視する狙いだ。
橋下氏が次期衆院選と来年の参院選でくら替え出馬する可能性を見据えた上で「(市長選が)2万パーセントないとは言えない。壊れていく大阪市を見るに忍びないと思う人たちを結集できるような候補を選ぶため、一翼を担いたい」と意気込んだ。
会合後、自身の出馬については「まだ決めていない」と記者団に話し、否定しなかった。
シンクタンクは平松氏のほか、内田樹神戸女学院大名誉教授や人類学者の中沢新一氏らの呼び掛けで、7月までの発足を目指す。会合では「国のあらゆる政党が(橋下氏率いる大阪維新の会に)擦り寄っていく状況になってしまった。本来の公共の在り方をアピールできるような場所にしたい」と述べた。
橋下氏が7月の本格予算編成に向けて3年間で約548億円の支出削減を目指している事業見直し案についても言及。「大事なことが削られていく。誰のため、何のためのグレートリセット(解体的出直し)なのか」と苦言を呈した。(共同)
[2012年4月7日22時20分]
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http://www.asahi.com/politics/update/0408/OSK201204080065.html
維新、ダブル選後初の支部推薦首長選で勝利 茨木市長選
関連トピックス橋下徹
8日投開票された大阪府茨木市長選で、大阪維新の会いばらき支部副支部長で同支部とみんなの党府第9区支部の推薦を受けた元市議長の木本保平氏(67)が、地方議員のネットワーク「虹と緑の500人リスト」元全国共同代表で前市議の桂睦子氏(43)、新社会党府本部委員長で社民党の推薦を受けた前市議の山下慶喜氏(59)、医師の吉野宏一氏(44)を破り、初当選した。
大阪維新の会が完勝した昨年11月の大阪市長・大阪府知事のダブル選後、初めて同会支部から推薦を受けた候補が立った首長選だった。ただ、支部推薦だったことから代表の橋下徹大阪市長や幹事長の松井一郎大阪府知事は街頭演説などの応援には入らなかった。木本氏は祝勝会で「維新の風を感じながらの選挙戦だった。大阪市長、大阪府知事の改革の実績を茨木市民が評価してくれたと思う」と語った。
当日有権者数は21万5237人、投票率は36.45%(前回無投票、前々回35.41%)。
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>>2302-2303>>2310-2312>>2314
>>2317>>2321
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120409/plt1204091543000-n1.htm
大阪・茨木市長選で早くも“橋下旋風”!最高齢候補が圧勝2012.04.09
橋下氏が応援に入らなくても、「維新」という看板は強力だ【拡大】
大阪市の橋下徹市長(42)が率いる「大阪維新の会」への追い風が止まらない。8日投開票された大阪府茨木市長選で、維新支部などが推薦した67歳最高齢の元茨木市議が、民主党や共産党の支援を受けた40代の元同市議ら無所属3新人を退け、初当選を果たしたのだ。このまま、国政選挙でも大旋風を巻き起こすのか。
注目の市長選で勝利したのは、大阪維新の会いばらき支部副支部長の木本保平元市議。得票総数7万6384票のうち、木本氏は3万2266票を獲得し、2位の桂睦子元市議(43)に7500票以上の大差をつけた。「高齢」「対立候補が女性」というハンディーも乗り越えた。
大阪府内では、昨年4月の吹田市長選や8月の守口市長選で維新の公認・推薦候補が連勝。11月の大阪ダブル選挙でも、橋下氏ら公認候補が圧勝するなど、維新の“破竹の勢い”が続いていた。
しかし、今回の茨木市長選は、公認候補ではなく、初めて同会支部から推薦を受けた候補による首長選。橋下氏や松井一郎知事(維新幹事長)も応援に入らず、維新の地元府議が選対本部長を務めただけ。祝勝会で木本氏は「維新の風を感じながらの選挙戦だった」と語った。
維新は次期衆院選に300人を擁立、200議席獲得を目標に掲げているが、同会関係者は「今回の勝利は、維新が国政を目指す上でも大きな自信につながった」と話している。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201204100019.html
水族館「海遊館」完全民営化検討 大阪市、14年度めど2012年4月10日
大阪市は、市主導で開設した水族館「海遊館」(同市港区)を運営する第三セクターの保有株式を売却し、2014年度をめどに完全民営化する検討を始めた。橋下徹市長による外郭団体の全廃方針を踏まえ、市OBや市幹部の役員も引き揚げ、経営から手を引くという。
市は1988年、株式の25%にあたる5億円を出資し、海遊館を運営する「大阪ウォーターフロント開発株式会社」(現・株式会社「海遊館」)を設立、筆頭株主となった。大阪ガスや近畿日本鉄道、京阪電気鉄道なども出資しているが、社長は歴代、市OBが務めてきた。
大水槽の中でジンベエザメやエイが悠々と泳ぎ回る姿が人気を集め、年間約230万人の入場者は「沖縄美ら海水族館」(沖縄)に次ぐ全国2位(2010年度)。開館以来、営業利益は00年度を除いてすべて黒字で、10年度の純利益は約5億4千万円に上る。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120410-OYT8T00060.htm
大東市長選 4新人立候補
行財政改革・街づくり争点
大東市長選と同市議選(定数17)が8日、告示され、市長選には住宅リフォーム業の村岡千鶴男氏(69)、老人ホーム施設長の岡井康弘氏(54)、元中学校教諭の小松正明氏(63)(共産推薦)、元建設会社社長の東坂浩一氏(49)(自民、公明推薦)の新人4人がいずれも無所属で立候補した。行財政改革や街づくりなどが争点で、4候補は8、9の両日、市内を巡り、舌戦を展開した。3期12年務めた岡本日出士市長(76)は引退する。投開票は15日。
■村岡候補
村岡候補は8日、大東市北条の選挙事務所前で、イメージカラーの青色のウインドブレーカーを着た支持者らを前に第一声。
「市民が安心して暮らせるまちづくりに取り組みたい」と力説。動物園の誘致による雇用創出や市民税の税率10%引き下げなどを掲げ、「新興企業を呼び込み、若者の雇用や育成につなげたい」と述べた。
この後、JR住道駅前でも演説し、花見客らでにぎわう公園などを巡った。9日は住宅街などを中心に支持を訴え、JR野崎駅前で演説した。
■岡井候補
岡井候補は8日、勤務する施設関係者らの応援を受け、JR住道駅北口前で出陣式に臨んだ。
介護現場での経験を紹介したうえで、「長生きできるようになったから、高齢者が増え、必要な医療や介護が増えた。お金がないから削る行政では、あまりに冷たい」と述べた。乳幼児の夜間救急医療体制を整備し、病院のたらい回しを防ぐとし、「市民の命を守りたい」と力を込めた。
商業施設前などでも演説。9日は公園などを回って花見客らにアピールし、夜は個人演説会を開いた。
■小松候補
小松候補は8日、支持者らによる太鼓の演奏が響く中、JR住道駅南口前に登場。共産党の山下芳生参院議員の演説の後、マイクを握った。
「教師として子どもの心を大切にしてきたように、市民の声を受け止める『あったか市政』を実現する」と主張。中学校給食の実施や少人数学級による学力向上、不登校児童・生徒の解消などを公約に挙げ、「世界に誇れる教育発展都市をつくりたい」と語った。
終日、選挙カーで市内を回った。9日は、市役所前などで演説を行った。
■東坂候補
東坂候補は8日、岡本市長や自民党の北川イッセイ参院議員、公明党府議らが応援に駆けつける中、大東市氷野の選挙事務所横の駐車場で第一声を上げた。
「地域のみなさんの努力が花咲き実を結ぶ市政を目指す」と強調し、医療や介護、教育、産業振興、防災、危機管理を進めるとした。「生まれ育った大東市への郷土愛を背骨とし、企業経営者としての経営感覚で、幸せを実感できる街をつくる」と話した。
JR住道駅前などで街頭演説。9日は選挙カーで市内を巡った。
<市議選は19人>
市議選は現職12人、新人7人の計19人の争い。市長選、市議選とも期日前投票は14日までの午前8時30分〜午後8時、市役所南別館1階で。7日現在の有権者数は9万9941人。
(2012年4月10日 読売新聞)
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>>2266
議会は辞職していない模様
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120411-00000451-yom-soci
元「維新」市議、ひき逃げで有罪判決
読売新聞 4月11日(水)11時16分配信
車を運転中にミニバイクと接触し、女性にけがを負わせて逃げたとして道交法違反(ひき逃げ)などの罪に問われた堺市議の西井勝被告(69)(堺市中区)の判決が11日、大阪地裁堺支部であった。
大寄淳裁判官は「飲酒運転の発覚を恐れて無責任に逃走し、刑事責任は軽くないが、反省している」と述べ、懲役10月、執行猶予3年(求刑・懲役10月)を言い渡した。
西井被告は地域政党・大阪維新の会に所属していたが、事件後、除籍処分になっている。
判決では、西井被告は1月1日午後3時40分頃、大阪府大阪狭山市の交差点で、女性運転のミニバイクと出合い頭に衝突し、バイクごと転倒して負傷した女性を救護せずに逃走した。
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>>1812
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120411/lcl12041122110003-n1.htm
関空連絡橋利用税に総務相同意 泉佐野市長は安堵も物流業界反発
2012.4.11 22:10 (1/2ページ)
大阪府泉佐野市が求めてきた関西国際空港の連絡橋利用税新設に総務相が同意した11日、千代松大耕市長は市の厳しい財政状況改善へ一歩踏み出せると安堵(あんど)の表情を見せた。一方、関空は7月の大阪(伊丹)空港との経営統合を控え、さらなる活性化策を模索中。関空へのアクセス悪化を招きかねない値上げに直結するだけに、関空会社や物流業界からは「利用者の負担を増やし、残念だ」と批判の声が相次いだ。
千代松市長は市役所で取材陣の質問に答え、「関空との共存共栄より、市民生活を守る方が優先順位が高い。利用税は空港利用者や物流業界に大きな影響を及ぼすものではない」と言い切った。
市は平成6年の関空開港に合わせた大規模なインフラ整備などで財政が悪化。21年度には財政破綻一歩手前とされる早期健全化団体に指定された。
市にとって、21年に連絡橋が関空会社の所有から国有化されたことで失った年間約8億円の固定資産税の補填(ほてん)は悲願だった。
補填策として浮上した利用税の導入は、20年8月にも議会で可決された。だが一度は条例を廃止し、昨年9月の条例案可決は2度目。千代松市長は「泉佐野の失われた固定資産税を、利用税新設の同意という形で理解してくれた総務相には感謝したい」と述べ、大阪市の橋下徹市長も「関空利用者には大きな負担」としつつも、「自治体の行動としては理がある」と、理解を示した。
一方で、連絡橋の国有化は、関空活性化に向けアクセス改善を図る通行料の引き下げが目的だった。往復で普通車1500円だった通行料は800円となり、ETC(自動料金収受システム)割引などの適用も進んだ。しかし、10月以降、新たに100円が上乗せされれば、値上げとなり利用者の負担は増す。
関空会社の福島伸一社長は「通行料金の引き下げ効果を減殺させ、アクセス向上の妨げとなる。大変残念」とコメント。大阪府トラック協会も「100円といえども、われわれ業界全体の負担は決して少額とはいえない。撤回を働きかけたい」と反発する。
利用税導入後、徴収業務を担当することになる西日本高速道路会社との実務的な協議も必要で、千代松市長は「利用者や関係業界に丁寧に説明したい」と、今後も理解を求めていく姿勢を示した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120412-OYT8T01264.htm
市議会議員控室を捜索
和歌山西署が名誉毀損容疑 別会派市議の告訴受け
インターネットに中傷する書き込みをされたとして、和歌山市の男性市議(38)が、容疑者不詳のまま名誉毀損(きそん)容疑で和歌山西署に告訴し、同署は12日、市議の所属会派とは別の会派の議員控室を同容疑で捜索し、書き込みをした可能性のあるパソコンを押収した。
市議や捜査関係者らによると、和歌山市が30年以上にわたって個人所有の土地を児童公園として使用していた問題を巡り、昨年10月、何者かがインターネットの掲示板で市議を名指しして、「暴力団から金をもらっている」などと書き込んだ。市議は、虚偽の内容の書き込みで名誉を傷つけられたとして、今年3月、告訴していた。
同署は書き込み記録などから、議員控室のパソコンから書き込まれた疑いがあるとして捜索に踏みきり、今後、誰が書き込んだか調べる。
同市議会は昨年9月30日、市が公園の土地を個人から買い取る議案を否決したが、その際、市議1人だけが買い取り議案に賛成した。掲示板では、市議に対する批判の中で、暴力団との関係が書き込まれ、市議は「事実無根で、民主主義を侵害するもの。議会の秩序を保つために告訴した」と話している。
(2012年4月13日 読売新聞)
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http://www.asahi.com/politics/update/0413/OSK201204130104.html
2012年4月13日22時12分
橋下市長「政権を倒すべきだ」 再稼働妥当の判断に激怒関連トピックス関西電力原子力発電所橋下徹総選挙
大阪市の橋下徹市長は13日夜、野田政権が大飯原発の再稼働は妥当と判断したことについて、「本当におかしい。こんな民主党政権に統治は任せられない。政権を代わってもらわないと。このプロセスで(再稼働を)許したら、日本は本当に怖いことになる」などと述べ、痛烈に批判した。
橋下氏が率いる大阪維新の会として政権をめざすかとの問いには、「維新の会としては機関決定が必要。一有権者として民主党政権にノーだ」としつつも、「次の選挙では絶対(再稼働)反対でいきたい」と、次期総選挙で争点化する考えを示唆した。
橋下氏は今月、大阪府の松井一郎知事とともに、電力会社に対し原発100キロ圏内の府県と立地自治体並みの安全協定を結ぶことなどを求め、再稼働の8条件を公表。同時に、関西電力の筆頭株主として、脱原発に向けた株主提案もまとめていた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120414-00000548-san-soci
山王祭の神輿神幸 女性市長が馬に乗って参加 1200年の歴史で初
産経新聞 4月14日(土)19時37分配信
湖国三大祭りの日吉大社「山王祭」の神輿神幸で成人女性として初めて女性最年少市長の越直美市長が参加。馬に乗り「お供」役を務めた=14日午後2時27分、滋賀県大津市(前川純一郎撮影)(写真:産経新聞)
湖国三大祭の一つとして知られる日吉大社(大津市)の「山王祭(さんのうさい)」に、全国一若い女性市長の越直美・大津市長(36)が14日、成人女性として初めて参加。神輿(みこし)行列を先導する「神馬(しんめ)」とともに、馬に乗って進む「お供」役を務めた。
[フォト]「お供」役の務めを果たし笑顔を見せる越市長
同祭は1200年の歴史があるとされる伝統行事。越市長は武家社会で男性の正装とされる桃色の「直垂(ひたたれ)」姿で登場。神馬の後ろに続き、馬に乗ってゆっくりと神輿行列とともに約500メートルを移動した。
越市長は「多くの人に見てもらえてよかった。来年もお誘いがあったら参加したい」と話していた。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120416-OYT8T00085.htm
大東市長 東坂さん初当選
投票率 最低46・37% 「財政合理化進める」
初当選が確実となり、万歳をして喜ぶ東坂氏(中央、15日午後10時37分、大東市氷野の事務所で) 無所属新人4人で争われた大東市長選は15日投開票され、元建設会社社長の東坂浩一氏(49)(自民、公明推薦)が、元中学校教諭の小松正明氏(63)(共産推薦)、老人ホーム施設長の岡井康弘氏(54)、住宅リフォーム業の村岡千鶴男氏(69)を破り、初当選を果たした。東坂氏は「新しい街づくりに責任をもって取り組む」と決意を述べた。投票率は46・37%(前回48・46%)と過去最低だった。当日有権者数は9万8270人。
同市氷野の東坂氏の事務所では、「当選確実」が伝わると、詰めかけた支持者らから大きな歓声と拍手がわき起こった。間もなく姿を見せた東坂氏は、支持者と一緒にバンザイを繰り返し、「企業経営者としてのノウハウを生かして財政を合理化し、同時に、市民の声がまっすぐ届く市政を実現する」と抱負を語った。
東坂氏は、3期目の岡本日出士市長(76)が昨年12月、市議会で引退を表明したことを受け、今年2月に立候補を表明。選挙戦では、告示日の出陣式で岡本市長が「大東を引き継いでもらいたい」と事実上の後継者であることをアピール。自民、公明両党の推薦も受け、幅広い支持を得た。
東坂氏は同市出身。関西学院大卒。米国の金属加工会社を経て1989年、同市の建設会社「三住建設」に入社、2009年1月から立候補直前まで同社社長も務めた。
一方、小松氏は、元教諭の立場から、教育改革や若者の雇用問題の改善などを訴えたが、及ばなかった。同市氷野の事務所で支持者らを前に、「結果は残念だが、大東の教育問題など政策を堂々と訴えることができた」と話した。
岡井氏は救急医療体制の確立や高齢者福祉の充実などを公約に掲げ、村岡氏は高齢者療養施設の開設や若者の起業支援などを訴えたが、支持は広がらなかった。
◆都構想影響市民に示せ◆
自民、公明両党の推薦を受けて、大東市長選で初当選した東坂氏。選挙戦では、大阪維新の会提唱の大阪都構想への賛否を明らかにしなかったが、激動する府内で大東市をどう発展させていくのか、かじ取りの手腕が問われる。
1週間前の茨木市長選では維新の地元支部に推薦された新人が初当選したが、大東市では維新の支部が設立されなかった。選挙戦では同市選出の維新府議が東坂氏の応援演説をしたが、「個人的な応援」とした。
都構想では、政令市以外の市町村を原則中核市(人口30万人以上)にするとしている。大東市の人口は約12万6300人。現職の岡本市長は昨年末の読売新聞のアンケートで市町村再編に「反対」としたが、東坂氏は公約で「30万人都市のメリットについて最善の判断を下せる体制をつくる」と述べるにとどめた。
大東市は、1956年に3町村が合併し、「大阪市の東にある市」と命名された。大阪市中心部まで電車で20分と近く、結びつきは強い。新市長には、基盤整備の遅れなどの課題に取り組むとともに、府や大阪市の政策による暮らしへの影響を大東市民にわかりやすく示しながら、市政運営を進めてもらいたい。(中田敦之)
(2012年4月16日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120420-00001030-yom-soci
大阪市幹部OB、天下り繰り返す…損保・銀行へ
読売新聞 4月20日(金)21時36分配信
大阪市の幹部OBが、再就職した市の外郭団体を退職した後、損害保険会社や信託銀行など金融機関に再び天下りしていたことがわかった。
天下りを繰り返す「渡り」で、歴代の幹部OBで引き継ぐポストもあった。橋下徹市長は市役所で報道陣に、「問題ない再就職か、今後は厳しくチェックする」と述べ、市議会で審議中の市職員基本条例案に盛り込んだ人事監察委員会で天下りを監視する考えを示した。
市関係者によると、渡りが判明したのは少なくとも現在4人。元環境事業局長は2007年3月に市を退職後、外郭団体・大阪鶴見フラワーセンター社長を経て、11年7月から富士火災海上保険顧問に就任した。週2日出勤で、年収は約300万円程度。同センターは富士火災の保険に加入しており、元局長はこれまで、市の外郭団体20〜30社に保険の営業活動をしたという。
元局長によると、同社顧問には4、5代前から市OBが就いており、就職の経緯について、「会社から直接話があった。前任者が自分の名前を挙げてくれたと思う」と話す。
また市関係者によると、いずれも再就職した外郭団体を経て、元市民局長が三井住友信託銀行審議役に、元危機管理監が損保ジャパン顧問に、元総務局長が東京海上日動顧問に、再々就職している。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120421-OYT1T00197.htm
橋下市長「人権博物館への公金投入には疑問符」
松井知事と大阪市の橋下市長は20日、同市浪速区の「大阪人権博物館(リバティおおさか)」を視察し、展示方法に疑問を呈し、今後同博物館を運営する財団への新たな補助金の拠出を見直す考えを示した。
同館は1985年に開館。府と市が出資する財団が運営しており、昨年度は府市で約1億2300万円の運営補助金を受けている。今年度も、府は約7150万円、本格予算編成を7月に控えた市は約1840万円の補助金を当初予算に計上している。
約1時間、視察した2人は報道陣に対し、世界に貧困や紛争に苦しむ子どもたちがいることを紹介した展示を例に挙げ、「社会にゆがみがあることを列挙しているが、まずは頑張っている子どもたちがいることを伝えるべきでは」(橋下市長)などと指摘した。
運営補助金について、松井知事が「公金を入れるとなると疑問符が付く」、橋下市長も「市税投入は一から考える」として再検討する考えを示した。
同館は、当時府知事だった橋下市長からの指摘を受け、昨年3月に展示を見直したばかり。財団側は「トップの感じたことは尊重すべきだ。改善できるところは改善したい」としている。
(2012年4月21日09時57分 読売新聞)
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>>2309
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120423-OYT8T00088.htm
京丹後市長 中山さん3選 手堅い市政運営に支持
3選を決め、万歳する中山さん(中央、22日午後10時50分、京丹後市峰山町長岡で) 京丹後市長、同市議(定数22)のダブル選が22日、投開票された。無所属の4人の候補で争った市長選は、現職の中山泰さん(52)が、農民組合府連合会書記長の安田政教さん(57)(共産推薦)、前市議の奥野重治さん(60)、前市議の大同衛さん(51)を破り、3選を決めた。
24人の候補が出馬した市議選は大勢判明が深夜にずれ込んだ。当日有権者数は4万8782人、投票率は市長選が74・23%(前回78・45%)、市議選は74・21%(同78・46%)だった。
中山さんは、連合京都北部地域協議会や府商工政治連盟京丹後支部などの推薦を受け、出身地である旧峰山町を中心に個人演説会を重ねた。
バイオガスによる発電施設の創設や上限200円バスの導入といった2期8年の実績を強調する一方、3期目に向けて、企業立地や産業振興のための総合条例の制定や、豊かな自然を背景に再生可能エネルギーの地域展開を図る「環境未来都市」の実現を訴えた。
2004年春に新市が誕生して以降、過去3回の市長選で最も多い4候補が争う混戦だったが、実務家としての手堅い手腕に支持が集まった。中山さんは京都大経済学部卒。旧総務庁や内閣府などでの勤務を経て、2004年の市長選で初当選した。
■市議選開票深夜まで
午後9時30分から峰山町荒山の峰山中学校体育館で、市長選と合わせて開票が始まった市議選(定数22)は深夜まで作業が続いた。市議選には現職14、新人10の24人が立候補。旧町別の内訳では、峰山5、丹後、弥栄、久美浜、網野が各4、大宮が3。
市長選開票結果 候4
当12,830中山泰52無現〈3〉
11,056大同衛51無新
8,140奥野重治60無新
3,461安田政教57無新
(選管確定)
(2012年4月23日 読売新聞)
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http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/0004997454.shtml
地縁通じず、当落ラインで接戦 篠山市議選分析
当選証書を受け取る議員=篠山市役所
兵庫県篠山市議選の投開票から一夜明けた23日、当選証書の授与式が市役所で行われ、議席を獲得した18人が出席した。定数が2減る中、現職候補17人のうち2人が落選する一方、新人4人のうち3人が当選。当落が1票差で分かれたほか、最下位で落選した候補も当選ラインまで約30票に迫る接戦だった。(井原尚基)
際立った争点が不在の中、投票率は64・71%と過去最低を更新した。当選者は現職15人、新人3人で、男性は改選前と同じ16人、女性は2人減り2人になった。公認政党別では公明の2人が1、3位と上位を占め、共産の1人も議席を守った。
地域別では、篠山11(改選前の議席比1増)▽丹南4(同2減)▽西紀2(増減なし)▽今田1(同1減)。有権者数が多い小学校区からただ一人立候補し落選した現職がいるなど、地縁重視の「村型選挙」が成り立たなくなっているケースも一部であった。
前回市議選比で最も多い440票の上積みを果たし、2位で再選した木戸貞一氏は「市内全域に政策ビラを配る活動などを通じ、地域を越えて支援の輪が広がった」。新人のうち最多得票を獲得した栗山泰三氏は「交通の便が悪い場所でも通勤や通学しやすい環境づくりに努めたい」と抱負を述べた。
当選議員の間では今後、5月1日の初議会に向けて議長選びや会派構成などの駆け引きが本格化する。
(2012/04/24 09:15
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>>2332
http://www.j-cast.com/2012/04/22129815.html
橋下大阪市長ウォッチ
「大工になるには?→工務店求人に応募」 「なんじゃこりゃ〜」と教育施設に文句
2012/4/22 11:25
橋下徹大阪市長が、大阪市内にある「大阪人権博物館」のリニューアル内容に「なんじゃこりゃ〜〜!」と文句をつけている。
橋下市長が知事時代、「府の出資法人等」である財団法人が運営している大阪人権博物館の展示内容について、「リニューアル指示」を出していた。ところが、リニューアル後の展示内容に疑問の声があがったため、先日視察に行ったのだそうだ。
「どこが将来を考える教育施設じゃ〜!」
橋下市長が「おかし過ぎる!」と怒っている。 橋下市長は2012年4月21日のツイッターで、
「知事時代、展示内容が酷かった人権博物館に対して展示のリニューアル指示を出した。子どもが自分の将来を考え、夢や希望を実現するために何をしなければならないかを考える教育施設にして欲しいと。リニューアルのコンセプトにもかなり時間をかけて担当局と協議した」
と「大阪人権博物館リバティおおさか」の話題を持ち出した。2010年度の「収支計算書」をみると、大阪府も大阪市も、財団法人へ補助金を出している。ツイッターではさらに、
「出来上がったものがおかしいと市長になってから指摘を受けたので昨日、松井知事と視察しに行った。おかし過ぎる!いつもの差別・人権のオンパレード。それは大切だが、まずは子どもたちに夢や希望を実現するために頑張ろうと言う気持を起こさせることが重要」
と「リニューアル指示」の方向性について説明した。
しかし、視察した橋下市長は、リニューアル後の展示に大きく失望したようだ。
「最後にやっと将来の夢のコーナー。壁に何かが貼ってある。大工になるには?→工務店の求人に応募すること。野球選手になるためには?→ドラフト会議で指名されること。教員になるためには?→教員試験に受かって教育委員会に任命されること。なんじゃこりゃ〜〜!どこが将来を考える教育施設じゃ〜!」
橋下市長のツイッターはこのあと、話題を転じている。
橋下市長や松井一郎府知事は、再び「リニューアル指示」を出すつもりなのだろうか。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120424-OYT8T01221.htm
越・大津市長きょう就任3か月 厳しい財政見えてきた
是々非々 議会と真剣議論
「3か月で市政の道筋が見えてきた」と話す越市長(大津市役所で) 全国最年少の女性市長として1月の大津市長選に初当選した越直美市長(36)が、25日で就任3か月を迎える。山王祭に騎馬姿で参加したりプロ野球公式戦の始球式で登板したりと様々な行事で市をPRし、嘉田知事との連携を図る一方で、県内外の市長と建設的な意見を戦わせてきた。当面は、<骨格>とした今年度の市の当初予算を〈肉付け〉するため、6月議会に向けて本格的な補正予算の編成に力を注ぐ。越市長に3か月の手応えや今後の展望を聞いた。(田畑清二)
――3か月の感想を
市民に嫌われる仕事が見えてきた。市の財政は厳しく、老朽化していく多くの公共施設をどうしていくのかが大きな課題だ。どんどん改築しなければならないが、全て実行すると財政が破綻する。
各種団体への補助金も同じで、市の外郭団体の見直しも必要だ。どのくらいの施設があり、どんな団体に補助金を支払っているか。施設や補助金、外郭団体については今年度中に、少なくとも現状を把握して市民に示したい。
――具体的には、支所のことか
支所ではなく、例えば、幼稚園。10人いるかいないかの園を維持するのに、どのくらいの費用がかかっているか。そういったものを市民に示す必要がある。
――6月の補正予算は
待機児童の解消のため、定員以上を受け入れる(弾力的運営の)民間保育園に補助金を出す。新たな施設整備には時間がかかるからだ。今年度だけの方針で一時的ではあるが、待機児童数は確実に減る。
――観光分野では
市はこれまで、観光に関するデータを分析してこなかった。どのようにして観光客をどれだけ増やすのか。数値も含め、方針を示したい。
――豊島の汚染土壌の搬入に住民が反対している
市にできることは、香川県と協議すること。協議で得た情報を、住民に伝えたい。市として「こういう風に解決させよう」という方針は持っていない。
――原発再稼働問題は
県の姿勢を支持する。福島の原発事故の検証もしていないし、新しい規制庁もできていない。国がちゃんとプロセスを踏んでいないから、皆不安に思う。
――議会との関係は
是々非々、論点ごとに話し合いたい、というのは変わらない。市民から喜ばれる仕事は、議員にも理解してもらえるはず。(予算などを)減らしていくことに対して理解してもらうのが大変だと思う。一つひとつ、真剣に議論していきたい。
(2012年4月25日 読売新聞)
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>>2201
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001204250002
「日の丸条例案」平行線 尼崎市議会委
2012年04月25日
尼崎市議会の総務消防委員会が24日開かれ、最大会派「新政会」が2月定例会に提出した「日の丸条例案」について協議した。条例の内容が個人に対する「強制」につながるのかどうかについて、会派間で議論がかみ合わず、平行線に終わった。6月定例会で改めて協議される。
条例案は、小中学校など市の施設や市主催の式典、行事で、4月から日の丸の掲揚を義務づける内容。
委員会には、提案者である新政会から委員外議員として2議員が出席した。
条例案の位置づけについて、「国歌斉唱は歌うという行為の強制ととらえられる場合もあるが、国旗を市の施設に掲げることは、一人ひとりに何らかの行為を強制するものではない。条例案は個人の思想信条や自由を縛るものではない」と説明。「国旗を目にする機会を多くすることが目的で、教育にとって補完的な意味がある」と訴えた。
これに対し他の会派から、「条例は守ってもらうために作るもので強制の形になる。議会が教育委員会に意見を言うのは良いが、この条例案は無用の混乱を起こす」(緑のかけはしの市議)、「条例案の『(該当する市の施設では)国旗を掲げるものとする』という文言からすると、掲揚しないと校長が処分対象になるのではないか」(共産党市議)などと反対意見が相次いだ。(井上潜)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120427-00000543-san-soci
「メンチ切った」と大阪市職員殴る 自民党市議を書類送検
産経新聞 4月27日(金)12時42分配信
大阪市水道局の職員を殴ってけがをさせたとして、大阪府警福島署は27日、傷害と公務執行妨害容疑で、太田晶也・同市議(40)=自民党=を書類送検した。「胸ぐらをつかむなどはしたが、けがをさせるつもりなどはなかった」と容疑を一部否認しているという。同署は「厳重処分」の意見を付けた。
送検容疑は2月28日正午ごろ、大阪市福島区海老江の交差点で、公用車を運転していた大阪市水道局野田営業所の男性職員(34)と交通トラブルになり、「何めんちきっとんねん」などと言って職員の胸ぐらをつかんでけがをさせたほか、左胸につけていた職員証をひきちぎるなどして、公務を妨害したとしている。職員は胸を打って全治1週間のけがをした。
同署によると、太田市議は市議会に出席するため軽乗用車を運転中、信号のない交差点を右折する際に公用車とぶつかりそうになったという。
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001204270002
町政の正常化 どう描く
2012年04月27日
【混迷打開へ 白浜町長選を追って】
◎予定3氏 町民、思い複雑
ごみ処理施設の使用期間の延長問題をきっかけに町長が相次ぎ辞職するなど町政の混乱が続いた白浜町で、5月8日に町長選(同13日投開票)が告示される。これまでに新顔3人が立候補を表明し、選挙戦本番の様相だ。2年余りの間に3回の町長選という異例の事態で、「町政の正常化」が最大の焦点となっている。
混乱の発端は2010年2月、保呂地区にあるごみ処理施設の使用期間を延長するかどうかだった。当時の立谷誠一町長(現県議)と地元との対立が役場内に広がり、町長は任期満了を3月末に控え、突如辞職を表明した。直後の出直し町長選で信任を求め再び立候補した立谷氏は新顔の水本雄三氏を破った。だが、残り任期の満了に伴う約2週間後の町長選で、当選したのは水本氏だった。
10年9月に施設の使用期間を15年間延長することで町と保呂地区とは合意したが、地域振興策を巡って水本町長と地元との関係は再びこじれていった。11年10月には水本町長が、地元との協議を担当する職員の配置換えを発令したことに対し、町の全課長16人が「降格願」を提出する事態に発展。これに対し、水本町長らは、町議会議長や、職員、区長らを相手に訴訟を起こすなど対立は頂点に達した。だが、その後、水本町長は12年1月下旬から体調不良を理由に休職し、3月末で辞職し町役場を去った。
◇
水本氏の辞職に伴い、5月の町長選へ立候補を表明しているのは、いずれも無所属新顔で、前議長で町議の西尾智朗氏(60)、町議の溝口耕太郎氏(52)、学習塾経営の井澗(いたに)誠氏(57)の3氏。3氏は混乱の打開策をどう示しているのか。
「一番問われているのは町政の安定だ」。4月17日夜、旧日置川町出身で約30年の政治経験を前面に出す西尾氏は、事務所開きで集まった支援者に呼びかけた。「地元や職員の信頼回復こそが必要。町政をほかの人間に委ねることはできない」と訴える。
町の立て直しを掲げる溝口氏は4月6日の記者会見で町政の正常化について、「今後は地区に施設の長寿命化策を説明する。町の言動を検証し、謝罪すべきは謝罪し、話し合いを続けていく」と述べた。
町中心部出身で観光業に携わってきた経験をアピールする井澗氏は、4月21日の集会で「ごみ処理施設をめぐる経緯や、町や地元の立場を理解し、できる範囲で情報を開示する。私なりに精査し、不退転の覚悟で方向性を見いだしていきたい」と訴えていた。
◇
正常化に向けた具体的な道筋が不透明ななかで、町政に詳しい関係者は「町政の混乱からの打開こそが大切なのに、政策の違いが見えず、争点は分かりづらくなっている」と指摘する。町内の農家の女性は「誰が町長になっても生活が楽になるわけではない。こうちょくちょく選挙があると、投票に行く気がなくなる」。飲食店を営む男性は「これまで表沙汰になっていなかったゴタゴタが出てきたので、これをいい機会にきちんとしてほしい」と話した。
(雨宮徹、高井和道)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120503-OYO1T00204.htm?from=top
維新市議 政調費から献金…賃料上乗せ、還流
地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)の飯田哲史(さとし)大阪市議(28)が、政務調査費で支払った事務所賃料の3割近くを、自らの後援会への政治献金として事務所オーナー側から受け取っていたことがわかった。双方の合意で賃料は高めに設定され、政調費で支払われた上乗せ分が献金として還流していた。
飯田氏は昨年4月、市議選・城東区選挙区(定数5)で初当選した。
関係者によると、飯田氏は同2月に選挙に向けた事務所として同区のビル1階部分23平方メートルに入居した。賃料は月額10万円だった。当選後の5月、月額12万円で賃借契約を結んだ。
飯田氏によると、契約の際、オーナーの父親で自らの支援者だった会社社長から、「息子の顔を立ててほしい」と言われて高めの賃料に設定された。そこで飯田氏は社長に対し、「その分、応援してください」と、献金を求めたという。
一方、オーナー側は読売新聞の取材に、「元々、9万円で別のテナントに貸していた。飯田氏から『賃料を3万円上乗せするので、その分を寄付してほしい』と頼まれて、12万円になった」と、具体的な上乗せ額と献金額を示されたと証言している。
飯田氏は支払った賃料のうち、9割にあたる月額10万8000円を政調費から支出し、残りを自己負担した。
昨年12月、社長は契約時から年末まで8か月分の上乗せ額に相当する24万円を飯田氏側に手渡した。飯田氏側は後援会名義の領収書を社長に発行し、政治献金として処理した。
社長は「賃料の上乗せ分をオーナーにプールさせ、献金に回した」と言い、政治献金の原資が政調費だとしている。
市議の政調費は月額51万3000円。使途は事務所の経費やスタッフ人件費など政務調査に関する支出に限られ、政治献金は認められていない。
後援会関係者の一人は今年2月、社長から「賃料を上乗せして受け取り、差額をプールして政治献金している」と聞いた。飯田氏側に「警察ざたになる。やめておけ」と注意したが、飯田氏は「問題ない」として取り合わなかった。
飯田氏は読売新聞の取材に、「家賃の支払先と献金をもらった相手は父子といっても別人なので、問題があるとは思っていなかった。しかし、政調費が政治献金として還流されていたのは事実のようなので、献金は社長に返したい」と話している。
(2012年5月3日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120506-00000509-san-soci
ガンバレ「市音」コンサート 大阪市政改革で存続の危機
産経新聞 5月6日(日)11時41分配信
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大阪市音楽団の無料コンサートが開催された。(右から)同音楽団アーティスティック・ディレクターの宮川彬良さん、ゲストには大阪府立高校吹奏楽部顧問の丸谷明夫さん、指揮者の佐渡裕さんも登場し会場は大いに盛り上がった =5日午後、大阪市中央区の大阪城野外音楽堂(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)
大阪市の橋下徹市長が進める市政改革で、廃止が検討されている「大阪市音楽団」(市音=しおん)を支えようと5日、大阪市中央区の大阪城野外音楽堂で作曲家の宮川彬良(あきら)さんら主催の演奏会「GO!GO!市音!大阪市音をほめる会」が開かれ、約3千人の聴衆が会場を埋めた。
演奏会は、市音のアーティスティック・ディレクターを務める宮川さんの呼びかけで実現し、団員約40人が出演した。宮川さんが市音のエピソードを披露しながら、「シャル・ウイ・ダンス」「ゲバゲバ90分」などの曲目を披露。ゲストとして、指揮者の佐渡裕さんも加わった。
演奏会終了後、宮川さんは「市がその後のイメージもなく単に廃止を決めるのだとすれば、むちゃな話だと思う。一方、市音もこのままではダメ。もっと市民に認識されるよう変わらなくてはいけない部分がある」と語った。
市音は大正12年創立の日本最古の交響吹奏楽団で、自治体所属としては全国でも唯一の楽団。市の公式行事や、各種のコンサート、センバツ高校野球大会の入場行進の録音などに取り組んできた。
しかし、市改革プロジェクトチーム(PT)がまとめた事業見直し試案で、平成25年度での廃止が明記され、存続の危機に立たされている。
近く自立を促す橋下市長と団員との意見交換も予定されており、辻浩二団長は「自立を進めるために必要な期間や条件について話しをしたい」と語った。
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/05/05/kiji/K20120505003184530.html
「愛情不足で発達障害」橋下市長 火消しに躍起
橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会大阪市議団が議会提出する方針の条例案の発達障害をめぐる規定に当事者らが強く反発、橋下市長が3日から4日にかけ短文投稿サイト「ツイッター」で火消しに躍起となっている。
条例案は「家庭教育支援条例案」。原案で「発達障害、虐待等の予防・防止」の章を設け「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因」と明記。「虐待、非行、不登校、引きこもりに深く関与している」「わが国の伝統的子育てで予防、防止できる」などの文言も並んだ。
自身も発達障害があるNPO法人「発達障害をもつ大人の会」(大阪市)の広野ゆい代表(39)は「発達障害と虐待などが同列に扱われ、人権侵害だ。前向きに生きようとしているのに、私たちの存在を“防止”しようとする発想も許されない」と指摘。「この条例を読んだ親は自分を責めてしまう」と批判した。発達障害は主に先天性なものとされている。
インターネットの掲示板でも「実情をどれだけ知っているのか」「デマだと信じたい」などと非難の声が渦巻いた。
これを受け橋下市長はツイッターで「発達障がいの主因を親の愛情欠如と位置付け、愛情さえ注げば発達障がいを防ぐことができるというのは科学的ではない」などとするコメントを連発。「市議団の方針について(市長の)僕には決定権はありません」などと釈明に追われた。同市議団は原案修正も含め検討していく意向だ。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120502-OYT1T00196.htm
維新も含め全会派に批判された大阪市改革試案
大阪市議会市政改革特別委員会は1日、住民サービスの大幅な見直しを盛り込んだ市の改革プロジェクトチーム(PT)の試案について審議した。
市議会での議論は初めてで、橋下市長が代表を務める大阪維新の会を含む全5会派が「市民の望みを忘れた数字合わせだ」などと一斉に批判した。
維新の本田リエ議員は、今年度から3年間で総額548億円の削減を打ち出した試案について「維新の議員でさえ驚いている」と発言。生涯学習の拠点施設などが「廃止ありきなのは納得いかない」と述べた。
公明の西徳人議員は、大阪フィルハーモニー交響楽団や文楽への助成が「25%削減」とされたことを挙げ、「価値がわかっているのか。予算を削るだけなら壊し屋だ」と反発した。自民の永井啓介議員も「市民は市長に白紙委任したわけではない」とクギを刺した。民主系や共産も同調した。
改革PT側は「(市長が掲げる)現役世代への重点投資という政策転換には、財源確保が必要」などと理解を求めた。
改革PTは今月中旬に市としての素案を公表し、市民の意見も聞いた上で6月に最終案をまとめる。
(2012年5月2日19時43分 読売新聞)
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>>2339
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120430-OYT8T00721.htm
観光・防災“内紛”で停滞
白浜町長選 直面する課題 集客じり貧 庁舎耐震診断遅れ
前町長の辞職に伴う白浜町の町長選は、8日に告示され、13日に投開票される。同町では、この2年間で3度目の町長選。「町政の混乱が、看板の観光産業をはじめ、町の停滞を招いている」と指摘する声は多い。直面する課題を探った。(田山一郎)
「行く先々で『白浜はどうなってるの』と聞かれ、本当に情けなかった」
昨年10月末から、町と白浜観光協会などによる観光キャラバンに参加したある観光関係者の男性は、苦々しい表情で振り返った。
キャラバンは、昨秋の台風12号水害で激減した観光客を呼び戻そうと、町などが3000万円の予算を組んで実施。2か月かけて京阪神の旅行会社などを訪ね、白浜を売り込んだ。
しかし、ちょうどその頃、ごみの中間処理施設問題を巡り、町の課長会が町長に「降格願」を提出したり、町長が職員や住民に対して損害賠償請求訴訟を起こしたりといった町政の混乱が、全国に報道されていた。男性は「観光復興のための投資だったのに、混乱によるマイナスイメージが投資効果を半減させた」と嘆く。
町がまとめた白浜・椿温泉の昨年の観光客数は、宿泊と日帰りを合わせて291万人と前年より30万人も減り、28年ぶりに300万人を割り込んだ。「災害があったからとはいえ、このままではじり貧状態だ」との地元の危機感は強い。
アドベンチャーワールドなど、町内には集客力のある施設が多く、日置川流域では中高生向けの体験型教育旅行が好評だ。3年後には阪和道白浜インターチェンジもオープンするが、ある旅館経営者は「好条件を生かしきれていない。魅力ある観光地づくりには、紀伊半島全体での長期的戦略が不可欠。官民一体で早急に構築すべき」と訴える。
一方、東日本大震災や台風12号水害を受け、災害への備えの拡充も、町に突きつけられている。
中央防災会議が3月末に発表した、南海トラフ巨大地震による津波想定の見直しでは、同町で予想される最大津波高は、従来の6・3メートルから15・2メートルになった。
高さ8メートルしかない富田地区の津波避難タワーの改良や、3地区で進むタワー建設計画の見直し、現在2か所しかない避難ビルの指定拡大など多くの課題はまだ白紙状態。さらに、町役場本庁舎(鉄筋3階建て)は、これまで耐震診断すら行われていない。海抜32メートルと津波被害の恐れはないが、築50年を経ており、町職員OBは「大災害時の司令塔になりうるのか」と懸念する。
町は今年度中に本庁舎の耐震診断を行い、耐震補強か建て直しかを検討するとして、今年度当初予算案に診断の調査委託料726万円を計上した。しかし、前町長の辞職で、新年度予算は骨格予算となり、診断実施に向けた予算計上は、新町長による補正予算案編成を経て6月議会に提出される見通しで、当初予定より3か月遅れとなりそうだ。
今回の町長選は、2010年3月の、当時の町長の辞職と任期満了に伴う2度の町長選に続いての実施となる。「町政の混乱はもう、うんざり。早く落ち着きを取り戻して」。町民の多くが願う町政の正常化へ向け、新町長の使命は重い。
(2012年5月1日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120501/wky12050102030000-n1.htm
白浜町長選 8日告示 町政混乱、誰が解決役を担うのか 和歌山
2012.5.1 02:02
町長による職員らの提訴や議会の町長問責決議、そして町長の病気辞職と、混乱が続いた白浜町の町長選が8日告示される。昨年10月末、異例の「降格願」が16人の課長全員から水本雄三町長(当時)に提出され、混乱が表面化した。ごみ焼却場をめぐる地元・保呂区との交渉のこじれが発端だった。その後混乱を極めることになった町政。誰が新町長として解決を図る役目を担うのか。(板坂洋司)
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同町では平成22年3月、半月の間に町長選が2度実施される事態となり、注目を集めた。ごみ焼却場の使用期限延長をめぐる交渉難航がきっかけだった。
現職だった立谷誠一氏(現・県議)が任期満了を目前に「町民に信を問う」として辞職。水本氏との一騎打ちとなった出直し町長選は立谷氏が当選したが、公選法の規定で任期は当初の任期満了日までのため、半月後に再び同じ顔ぶれで選挙となり、今度は水本氏が193票差で立谷氏を破り初当選した。
しかし、就任直後から水本町政は迷走した。選挙戦で「漁港整備凍結」と発言したことから、地元漁協が反発し、本州一早いことで知られる5月3日の白良浜での「海開き」開催も危ぶまれた。波乱含みの船出だった。
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この危機は水本前町長の謝罪で何とか乗り切り、その後も懸案のごみ焼却場使用期限延長問題を決着させたものの、地域振興策をめぐりそれまで蜜月だった保呂区との交渉が難航。これが引き金となって混乱が一気に噴出した。
昨年10月に3回行われた交渉は、水本前町長がその後に公表した資料によると、「協力金3500万円をだせ」「副町長は辞めよ」などと恫喝(どうかつ)された。出席していた町議会議長や課長たちも保呂区の側に立った発言に終始したとされる。
水本前町長は担当課長らを含む突然の異動を内示。これに反発した課長らの降格願、さらには提訴へと混乱は一層拡大されていった。
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昨年11月、水本前町長は交渉の中で「精神的苦痛を受けた」として熊崎訓自副町長とともに、保呂区長や職員ら計6人を相手取り慰謝料計1千万円を求めて和歌山地裁田辺支部に提訴した。
公務中の職員を訴えるという前代未聞の事態だったが、体調不良を訴えた前町長は今年1月末から療養し、さらに「うつ状態」と診断され、3月23日に町議会議長に辞表を提出した。一方、裁判は1月に第1回口頭弁論が開かれ、現在は弁論準備が続いている。
提訴についてはもちろん賛否両論ある。「公務中の職員まで訴えるのはもってのほか」と批判する町民は多い。しかし建設会社社長(64)は「立谷氏も保呂区との交渉で罵倒され、『町民に信を問う』と選挙に打って出た。一方、水本氏も同じような目に遭い、提訴を選んだ。なぜ2人の町長が続いてこんなことになったのかよく考えるべきだ。誰に投票するかは、このごみ焼却場問題への対処で判断したい」と話す。
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町長選に立候補する意向を表明しているのは、学習塾経営、井澗(いたに)誠氏(57)▽前町議会議長の町議、西尾智朗氏(60)▽町議の溝口耕太郎氏(52)−の3人。一時出馬が噂されていた同町出身の玉置公良衆院議員(民主)は立候補を断念。署名まで集め出馬要請した町内の支持者数百人に手紙を送り謝罪した。
玉置氏は、2年前の町長選で高校教師だった水本氏を擁立した経緯や町政混乱の責任の一端も感じて出馬の決意を半ば固めていた。
しかし、白浜を除く県南部の支持者や首長らからの強い反対に遭ったという。玉置事務所には「出馬しないで」と連日ひっきりなしの電話があった。
玉置議員の出馬断念で、玉置票の行方がどうなるか俄然(がぜん)注目される。
すでに前哨戦は熾烈(しれつ)を極めている。3人の立候補予定者らは後援会の事務所開きを済ませ、町内全域にパンフレットを配り支持を呼びかけるなど戦いは本格化している。町民は13日、どのような審判を下し、誰を新町長に選ぶのか。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120503/osk12050323250009-n1.htm
大ナタに断末魔…なるか、橋下市長の外郭団体改革
2012.5.3 20:13 (1/2ページ)
大阪市が橋下徹市長の「全廃」方針に基づいて大なたをふるう外郭団体改革が大詰めを迎えている。市は少なくとも全70団体の約7割について市への依存を断ち切ることなどを決めたが、競争性のない市の随意契約に頼ってきた団体は存続の危機に見舞われ、関係者から悲鳴が上がる。市は5月中にも見直し案をまとめ今後の本格予算編成に反映させる方針だが、改革は青写真通りに進むのか−。
存続の危機
市からの随意契約が事業のほぼ100%を占める財団法人・大阪市建築技術協会。公共施設約2500カ所の管理や保全を請け負ってきたが、外部有識者を交えた市の外郭団体評価会議で随意契約の全廃が決まった。
市からの受注がなくなれば、法人の存在そのものが危ぶまれる。同法人の担当者は「入札で事業が取れなくなると、正直経営は厳しい。新たな事業への参入も難しい」とため息をつく。
国際見本市会場「インテックス大阪」(住之江区)を運営する財団法人・大阪国際経済振興センターも厳しい状況にさらされる。平成22年度決算ベースで市から随意契約で受けた7億9千万円は全事業収入の64%を占めたが、市は25年4月までに公募や入札に切り替える方針だ。担当者は「影響は大きいが…」と言葉少なだった。
「天下り」批判
外郭団体をめぐって問題視されるのは、随意契約への依存体質と、多くの市OBが再就職していることへの不透明性だ。市からの随意契約総額は22年度決算で321億円にのぼる一方、昨年7月時点で全70団体に市OB約1500人が再就職し、市の財政関与が総収入の50%以上を占める団体は33団体に達する。
「外郭団体への随意契約は、もともと公益性の担保や市の人件費を抑える上でメリットがあった」。市の担当者は説明するが、市民目線でみれば、市OBの“天下り先”が存在意義を問われることなく無競争で事業を取り続けることに理解は得にくい。天下りの原則禁止も打ち出す橋下市長の狙いは、競争にさらして自立を促すことにある。
ただ、70団体には約2千人のプロパー職員と約1500人の非常勤職員も勤務しており、雇用問題は難問となりそうだ。
抵抗
評価会議の議論では、市の担当部局が「どうしても随意契約が必要」と抵抗した事業もある。その一つが難波宮跡(中央区)の管理などに関わる市博物館協会の業務(約6億円)。部局は「実績があり、専門知識を持った職員でなければ困難」と主張したが、有識者は「学芸員を育成すれば(入札導入が)可能では」と指摘、意見が分かれた。
諸課題や抵抗をクリアし、改革を断行できるのか。評価会議座長の阿多博文弁護士は「これまでは外郭団体を活用した方が合理的だったという一面もある」とみる一方、「市長がゼロベースでの見直し方針を示す以上、厳しい視点で今後も議論し、方向性をまとめたい」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042810070010-n1.htm
〝天下り〟元官僚VS府市、全面対決 花博協会、14億円含み損問題で火花
2012.4.28 10:07 (1/3ページ)[激動!橋下維新]
花博記念協会が入る建物。協会と大坂府市の対立が深まっている=大阪市鶴見区
大阪府や大阪市などが出資する財団法人「国際花と緑の博覧会記念協会」(花博記念協会、同市鶴見区)が、資産運用に失敗して約14億円の含み損を出した問題で、松井一郎知事と橋下徹市長が協会の評議員就任を辞退し、府職員の派遣も打ち切ったことが27日、わかった。府市は協会の理事会に解散と出資金返還を求めたが、理事会は否決。協会側は今年度から年約1400万円の専務理事の報酬1割カットや資産運用委員会の設置を決めたが、府などからは「見直しが不十分だ」との批判が出ている。
府などによると、花博記念協会は、旧国土庁事務次官の三井康寿(やすひさ)氏が理事長、元農林水産省近畿中国森林管理局長の日尾野興一氏が専務理事を務めている。府と市は設立時に計約34億円を出資しており、知事や市長が評議員を務めるのが慣例になっていた。
しかし今年2月、府監査委員は、協会が元本保証のない外国債券などの購入で失敗し、平成22年度決算で約14億円の含み損を出していると指摘。松井知事は「協会は完全な天下り団体。明らかに高リスクの債券を買っており、金の使い方がめちゃくちゃだ」と批判した。府と市は3月29日に開かれた協会理事会で解散を提案したが、理事会は反対多数で否決した。
このため、松井知事と橋下市長は今年度の評議員を辞退。府から常務理事など2人を派遣していたが、昨年度末で打ち切った。非常勤で理事を務めていた副知事と副市長もいったん続投を辞退したが、協会の在り方について指摘できるよう再就任したという。
協会の財政は22年度決算で約1億2千万円の赤字に陥り、昨年度も赤字の見通し。資金運用などを担当していた総務部長は昨年度末で退職し、協会は任期付きで後任を公募している。
府市の批判を受け、協会は、20年度から常勤で専務理事に就いている日尾野氏の年収1割カットや、外部委員らで構成する「資産運用委員会」の設置を決めた。
しかし、非常勤の三井理事長については、平均月1回程度の出勤で10万円(年120万円)の報酬を支出しており、業務の抜本見直しは行われていない。
府幹部は「見直しが不十分で、さらなる組織改革を求める」としている。
専務理事「優秀な民間人なら2千万円でも来ない」
日尾野専務理事は、産経新聞の取材に、資産運営や報酬の妥当性を強調した。
――府監査委員は高リスクな外国債券の購入が不適切だと指摘したが
リスクが高いのは事実だが、ルール違反をしたわけではない。含み損の原因はリーマンショックや急激な円高だ。
――府と市から解散や出資金返還を求められた
出資金の根っこは税金だが、補助金を受けているわけではなく出資金を返す返さないという話ではない。
――約1400万円の報酬は高すぎないか
見直しで今年度から1割減を決めた。ただ、民間の人がこの額で専務理事を引き受けるかといえば疑問だ。民間で仕事のできる人を引っ張ってきたら2千万円でも来ないだろう。
――地元への貢献度が低く、親しまれていないと指摘されているが
府と市との関係は大事にしたいが、協会は全国事業の団体だ。直結するものは少ないかもしれないが、いろんな意味で情報発信はしている。
――「天下り団体」との批判もあるが
関係省庁と関わる仕事もそれなりにあり、霞が関との関係は必要だ。
国際花と緑の博覧会記念協会
平成2年4月の「国際花と緑の博覧会」(花博)終了後、基本理念を継承発展させる目的で、大阪府や大阪市、経済団体などから出資を受けて3年11月に設立された。寄付による基金を含め、約90億円の資産運用による利益を事業財源としている。職員は約10人で、コスモス国際賞をはじめとする表彰事業やフォーラム、自然観察教室などを行っている。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120429-00000512-san-soci
ネット掲示板で中傷 警察が捜索したのは市議会の会派控室だった…
産経新聞 4月29日(日)12時31分配信
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男性市議を中傷する書き込みがあったインターネットの掲示板「和ネット」。和歌山県内の話題を主に取り上げているポータルサイトで、掲示板もある(写真:産経新聞)
【衝撃事件の核心】
和歌山市議会の会派控室が4月12日、和歌山県警和歌山西署による家宅捜索の舞台となった。インターネットの掲示板に中傷する書き込みをされたとして男性市議が名誉毀損(めいよきそん)罪で告訴したためだ。市民からは「告訴までするようなことか疑問…」「顔の見えないネットでの中傷は悪質」など、さまざまな声が飛び交う。書き込みをした人物は会派関係者の可能性もあるといい、多くの市民の間で話題になっている。捜査の行方が注目される。(井上亨、田中俊之)
■ネット掲示板に書き込み
発端となったのは、インターネット掲示板「和ネット」に掲載された内容。
和ネットは、和歌山県内各地の政治、経済、社会に関する話題を主に取り上げているポータルサイトで、各報道機関の配信する県内のニュースや各市町村のホームページへリンクできる。
掲示板には「和歌山の人口減少・人口流出を防ぐのを真剣に考える」「和歌山県の空家率が全国第3位に!6軒に1軒の割合!」など、さまざまなスレッドがあり、今回問題となっているのが「(和歌山)市の児童公園、実は私有地 寄付と誤認、30年以上使用」。
和歌山市内の私有地が30年以上にわたって児童公園として使われていたことが分かり、市議会では常任委員会などで議論が続けられていた。市によると、この公園用地は住宅団地造成に伴い、昭和49年に土地用途が宅地から公園に変更。51年に市公園緑地課の公園台帳に「寄付の申し出があり、市が管理を引き継いだ」と記載された。
ところが、登記簿上は私有地のままとなっており、平成22年7月に現在の所有者が土地を購入した。この所有者と市との間では土地をめぐって話し合いが続けられていたが、市が土地を約530万円で買い取り和解することに。和解にあたっては「議会の承認を条件に市が買い取り、所有権移転の登記手続きを行う」とした。
昨年9月、公園問題について議論してきた市議会常任委は市が約530万円で買い取り、和解するとした市提案の議案を「宅地造成が完了した翌日から用地は市に帰属している」などとして否決、本会議でも否決した。その際、ネットで中傷されたという男性市議だけが和解案に賛成した。
その翌月の10月、匿名の人物から「金をもらっている」などと男性市議を中傷するような内容の文章が投稿された。男性市議は、すぐにその書き込みに気付き和歌山西署に相談。「事実無根」として、今年3月に被疑者不詳のまま名誉毀損罪で告訴した。
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■白昼に市議会を捜索
警察による家宅捜索のあった日、市議会各会派の控室がある市役所3階のフロアは重苦しい空気に包まれていた。
捜索されなかった別の会派の控室にいた議員らは不安そうな顔で「よくわからんのや。なんで入ったのかわからんのや」などと多くを語らず、取材を避けて部屋を出ていく議員も。
家宅捜索の知らせを聞いて駆けつけた議員は「うちに入ったらしいんやけど、よくわからんのや」と、慌てた様子で会派控室へ入った。
その頃、名誉毀損罪で告訴した男性市議も自分の会派控室にいた。「警察が入ったらしいですね。どこに入ったんですか。何があったんですか」と尋ねると、「いやー、分からないんです。(警察が入ったのは)そうらしいですけど」。
さらに「知っているでしょう」と尋ねると、「私の知っている範囲なら教えます」と言って、午前中に議会に来ると鉄製の扉が閉まっていておかしいと思い開けたところ、「警察です。ここからは入れません」と言われたそうだ。その後、弁当を買いに出て、再び控室に戻ったという。
数時間後に男性市議に「あなたの件で捜査したらしいじゃないですか」と問うと、「警察からは何も聞いておらず、自分は全く知らなかった」と話した。
■男性市議「民主主義の冒涜(ぼうとく)」
新聞やテレビなどで告訴していたことが明るみに出ると、男性市議はブログで自分の主張を訴えた。「(書き込みの内容は)根も葉もない全くの事実無根」と述べ、賛成票を投じたことについては、「市民のことを第一に考えた末の判断であり、それがたまたま少数意見になったという結果論」とした。
書き込みについては「私に市議会議員として4年間の任期を託した有権者に対する侮辱でもあり、民主主義を冒涜(ぼうとく)するもの」と非難。さらに「書き込んだ相手にけじめをつけてもらうことと、私自身も毅然(きぜん)とした態度を取ることが必要である」と告訴に至った経緯をこと細かに説明した。
■市民の反応もさまざま…
街の声は賛否両論だった。市内在住の男性会社員(47)は「告訴までするようなことなのか。内輪でそのようなことをしていたら、ますます市民の政治への関心が薄くなるのでは。本来の市民のための仕事に専念してほしい」と、告訴に疑問を持っているようだった。
一方で、ある主婦(52)は「インターネットでの悪口は相手に顔を見せないで卑怯(ひきょう)だし、悪質。言いたいことは目の前で言うべきだ。告訴も理解できる」とする声も聞かれた。
和ネットには家宅捜索の翌日に「和歌山市議会を捜索」というスレッドが新たに立てられた。そこには、「加害者・被害者双方に『正義なし』といった印象の事件ですね」「書き込まれた人には何の落ち度もない、書き込んだ人が悪質なだけ」「市会会派のPC(パソコン)から書き込みするのなら、民事調停受け入れに反対した理由を書いて、賛成者を批判してたらこんなことになってなかったのに」−などの意見が寄せられている。
中心市街地の衰退、人口減、少子高齢化対策−。課題が山積する和歌山市で起こったネットの書き込み問題。市民を代表する議会を巻き込んだ名誉毀損罪の行方を市民らは見守っている。
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http://www.asahi.com/edu/kosodate/news/OSK201205070092.html
2012年5月7日21時24分
維新の会、条例案提出を撤回 「偏見助長」など批判受け関連トピックス橋下徹[PR]
橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会の大阪市議団は7日午後、親の愛情不足が発達障害の要因とし、その「予防」をめざすとした条例案について、市議会への提案方針を撤回した。市議団が示した条例案の原案に対し、専門家や保護者団体から「科学的に誤り」「偏見を助長する」と批判が相次いでいた。
条例案は「家庭教育支援条例案」。「親になるための学び」が必要との立場から、家庭教育の支援や伝統的子育ての推進を主張。「発達障害、虐待等の予防・防止」を掲げて、「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因」と明記している。
条例案を推進していた維新の辻淳子市議によると、条例案の文案は4月下旬、「親学」を提唱する高橋史朗・明星大教授から資料として提供を受けたという。辻氏らは1日、条例案の原案として提示。市議団の美延映夫幹事長は報道陣に「5月議会への提出を目指す」と表明していた。
これに対し、発達障害の子どもの保護者らで作る大阪府内の13団体は7日、発達障害者支援法を踏まえて「発達障害は先天的脳機能障害。条例案の記述は学術的根拠がなく、偏見を増幅する」として、提出中止を求める要望書を維新側に提出。保護者らは記者会見で「親を追いつめる発想はやめて欲しい」と訴えた。
一方、橋下氏も同日午前、報道陣に「発達障害の子どもを抱えて苦労されているお母さんに『それはあなたの愛情の欠如だからだ』と宣言するのに等しい」と批判。市議団に見直しを求めたことを明かしていた。
美延氏は7日、保護者らと面談した後、「(保護者の)ご意見は大事にしないといけない」と条例案の提出撤回を表明した。
条例案を巡っては、ネット上でも批判が相次いだ。脳科学者の茂木健一郎さんはツイッターで、伝統的子育てで発達障害や虐待が防止できるとする条文を「科学的にただしくない」と指摘。乙武洋匡さんは「誤解によって苦しめられている人が、たくさん存在しています」と訴えていた。
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>>2339>>2344-2345
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000215-mailo-l30
選挙:白浜町長選 告示 3新人、混乱解消訴え 観光再生取り組み強調 /和歌山
毎日新聞 5月9日(水)16時2分配信
病気療養を理由にした水本雄三前町長の辞職に伴う白浜町長選が8日告示され、▽前町議、溝口耕太郎氏(52)▽同、西尾智朗氏(60)▽学習塾経営、井澗(いたに)誠氏(57)−−の無所属新人3人が立候補を届け出た。3候補は事務所前でそれぞれ出陣式を行い、停滞している町政の立て直しや白浜の将来像などについて自らの考えをアピール。選挙カーやバイクで町内を回り、支持を訴えた。
投票は13日午前7時から午後8時(一部繰り上げ)、町内35投票所で。同日午後9時半から、同町の白浜会館で開票される。7日現在の選挙人名簿登録者数は1万9685人(男9060人、女1万625人)。【野原隆】
町政の混乱が続く白浜町でこの約2年間で3回目となる町長選が告示された。町民は町政正常化とともに、新たなリーダーによる観光地・白浜の再生を切望している。
過去20年、白浜(白浜・椿温泉)を訪れる観光客は92年の374万人(町調べ)をピークにゆるやかな減少傾向にある。昨年は東日本大震災や台風12号の影響で約290万人と大きく落ち込み、関係者は「このままではじり貧」と危機感を抱く。
一方、関東や関西の大手旅行会社の担当者らは「白浜には温泉、白良浜、アドベンチャーワールドなど有望な観光資源があるが、町政の混乱はマイナス要因で、我々にとっても痛手。新たな旅行商品開発の上でも、選挙後のビジョンを示してほしい」と口をそろえる。それだけに、白浜観光協会の沼田久博会長(58)は「選挙後は官民挙げて白浜の将来的なグランドデザインを描きたい」と期待を込める。
◇一つの区切りに
白浜町長選について、仁坂吉伸知事は8日の定例記者会見で「(町政混乱は)あまり好ましいことではない。今回の選挙を一つの区切りとして、観光客に嫌な思いをさせたり、からかわれたりしないようにしてほしい」と述べた。【岸本桂司】
◆3候補が第一声(届け出順)
◇温泉充実で発展−−溝口耕太郎候補=無新
溝口候補は、同町中心部の事務所前で出陣式を開き、観光振興などへの決意を述べた。
「白浜を再生するには、今から一歩ずつ取り組んで行かないと、生き残れない。まず、白浜温泉を充実させるという大きな課題に取り組み観光を発展させたい」。集まった支持者約170人(主催者発表)から拍手が起こった。
さらに、「農林水産業もこのままでは10年後に担い手がいなくなる。先を見据え、今から対策に取り組む。防災体制も地域の実情に合った取り組みをする」などと公約を述べた。
全員でガンバロー三唱した後、溝口候補は自ら原付バイクに乗って出発。町役場前などで演説した。【山中尚登】
◇経験で町活性化−−西尾智朗候補=無新
西尾候補は午前9時から同町日置の選挙事務所前で出陣式。集まった約200人(主催者発表)の地元住民らを前に「白浜を全国に素晴らしい町だとアピールしていきたい」と訴えた。旧日置川町時代を含め30年近い町議のキャリアを前面に押し出し「経験でこの町を活性化したい」と声を張り上げた。観光については「いくら立派な施設を造っても必ず古くなる。人の温もりがこの町をつくっていき、地域の観光を支えている」と人づくりの大切さなどを強調。水本前町長に対して「議長として優しく後押ししてきたが、こうなった」と遺憾の意を示しつつ「争いの無い素晴らしい町につくり上げていきたい」と力を込めた。【山本芳博】
◇方向転換の機会−−井澗誠候補=無新
「白浜創生」「クリーンな政治」を掲げる井澗候補は、同町才野の選挙事務所で第一声。集まった約250人(主催者発表)の支持者を前に「晴れ晴れとした気持ち」と出陣式に臨んだ。
「意志あるところに道は開ける」と、自らの政治信念を披露。そのうえで、「白浜に生まれて良かった。白浜に住んで良かった。そして白浜を訪れて良かった。そういう町に、共にしようではありませんか」と支援を訴えた。「今回の選挙は白浜町を大きく変え、方向転換する絶好のチャンス」と強調した。
長年旅行会社に勤務し海外渡航・駐在で培った経験から、白浜を「世界に誇れる観光リゾートに」とのビジョンを示した。【野原隆】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000001-agara-l30
3候補が町政の正常化訴え 白浜町長選挙
紀伊民報 5月9日(水)16時58分配信
前町長の辞任に伴う和歌山県白浜町長選挙が8日告示され、前町議の溝口耕太郎氏(52)、前町議会議長の西尾智朗氏(60)、学習塾経営の井澗誠氏(57)が立候補した。町長選は2年で3度目。うち2回は、保呂区のごみ焼却場問題がきっかけで現職が辞任したためで、3候補とも町政の正常化を訴えている。
ごみ焼却場問題により町の混乱が始まったのは2010年2月。焼却場の使用期限延長をめぐり、当時の立谷誠一町長と区が対立し、町長が任期満了前に辞職した。出直し選挙後の任期満了に伴う町長選では新顔の水本雄三氏が当選した。
しかし再び混乱が起き、全課長が連名で降格願を提出したり、水本氏が区役員らを相手取って提訴したりする事態になり、水本氏は長期休養に入った後、辞職した。
今回の問題の発端は、ごみ焼却場の使用期限延長に伴う地域振興事業の進め方について水本氏、熊崎訓自副町長と担当課長との認識が食い違ったためだった。
保呂区を地盤とする溝口氏は、混乱の原因を「対話不足」と指摘。今後の対応については「当選したらまず地元区と対話する。そして、町民に協議内容やこれまでの経過を情報公開したい。混乱の原因や現状を町民に分かってもらわないといけない」と訴えている。
議長の立場で保呂区との協議に参加した西尾氏は「キャッチボールをしないといけなかったのにかみあわず歯がゆかった」と振り返る。今後については「延長することは決まっていて、後は条件面の詰めの協議。行政が誠意をもって区や住民に対応していくことが一番大切だ」と話す。
井澗氏は使用期限延長の協議はほぼ終了しているというが、焼却場の長寿命化の協議については「まだ終わっていない。これも重要だ」と指摘。今後の対応について「町が誠意を持って解決に向けての道筋をつける。できるところは町民に情報開示し、紳士的に進める」と語っている。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120510-OYT1T00267.htm
維新、公明の「協力不可欠」…府議会副議長打診
大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が正副議長を独占している大阪府議会で、維新が公明党府議団に5月からの副議長就任を打診したことがわかった。
公明や他会派から異論は出ておらず、就任の可能性が強いとみられる。次期衆院選を前に維新と公明の「接近」として注目されそうだ。
維新幹部は8日、浅田均議長の続投方針を固めた上で、副議長には「大阪都構想の実現には公明の協力が不可欠」として、第2会派の公明に就任を要請した。公明側は即答を避けたが、幹部の1人は読売新聞の取材に、「他会派から『(副議長として)汗をかいて』と言われれば受け止める」と前向きな姿勢を見せた。
維新は昨年4月の統一地方選で府議会単独過半数を獲得。直後の5月議会で維新府議が議長、民主党府議が副議長に就任したが、民主府議は「維新の議会運営が強権的」と辞任した。その後、公明や自民も維新への反発を強めて副議長就任を拒否し、9月議会で維新が正副議長を独占した。
(2012年5月10日11時40分 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120512-00000279-mailo-l29
選挙:香芝市長選 あす告示 人口急増、「財政」「ごみ」焦点に /奈良
毎日新聞 5月12日(土)15時51分配信
任期満了に伴う香芝市長選は13日告示、20日投開票される。元市議会議長の川田裕氏(50)=自民推薦▽元教諭の中井政友氏(53)=共産推薦▽市民団体「なら分権の会」代表の吉田弘明氏(51)=みんなの党推薦=の無所属新人3人が立候補を表明している。市制施行21年を迎え、全国でも有数の人口急増自治体の抱える課題を追った。【山本和良】
大阪のベッドタウンとして発展した香芝市の人口は7万6916人(3月末現在)で4年前に比べ3101人増。駅前整備や中和幹線道路、教育施設など都市基盤整備を推進。行財政改革に取り組んでいるが、10年度の実質公債比率は22・6%と厳しく、全国の市の中でワースト4である。市は「今がピークで今後は下がる」と説明するが、第三セクター等改革推進債(三セク債)約50億円を活用し、土地開発公社の解散を進める方向や、大幅な退職手当債の発行が見込まれ、さらに厳しい財政運営が予想される。
人口が増えれば、ごみの量も増える。それに伴い、ごみ焼却施設問題が浮上している。同市では、隣接する王寺町と「環境施設組合」を設立。同市尼寺の「美濃園」で共同でごみを処理している。1日150トンの処理能力があるが、稼働後30年を迎え、施設の老朽化が著しい。市は今年3月末までに地元3地区と施設使用期限を暫定2年間延長する覚書協定を結び、今後の対応を協議している。
市は環境省の長寿命化計画に基づき、機能診断調査を行い、具体的な金額を策定中。市幹部職員によれば、例えば20億〜30億円かけて大規模改修するか、広域化も一つの選択肢とし、隣接する上牧町などを含めた広域処理できる新施設(美濃園では増設は無理)を建設するか、秋には新市長の決断が迫られる。
焼却施設として、もう一つ長年の懸案事項がある。旧香芝町時代に旧上牧村の焼却場(1日15トンの処理能力)が区域外の公の施設として現在の香芝市上中に設けられ、稼働し41年になる。同市上中自治会(西浦秋男会長)は14年前に上牧町に要望書を提出。市も自治会の要請を受け09年10月、以前から地域住民が悪臭に悩まされ、焼却場移転問題など早急に解決してほしい、と要請書を提出している。
上牧町は、ここ3年間、毎年約4000万円かけて施設の補修工事を実施するが、財政難を理由に移転問題は棚上げ状態になっている。町は昨年11月、自治会の説明会で「5年以内、早ければ3年以内をめどに考えている」と説明。上中自治会は今年4月、施設移転要望推進協議会の設立計画案を承認するなど、「移転問題を本格的に考えたい。施設の広域化も視野に入れてほしい」としている。上牧町も2年前から市に広域化を打診しているという。
広域化で新設となれば規模によるが「100億円以上」と推測されるが、「広域化すれば、財政負担が抑えられる」という意見もあり、どのように判断するのか注目される。
◇ ◇
3月1日現在の有権者数は5万8753人(男2万7834人、女3万919人)。
5月12日朝刊
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>>2257
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120513-00000141-yom-soci
大阪市環境局「入れ墨している」50人
読売新聞 5月13日(日)8時52分配信
大阪市環境局が今年3月、同局の全職員約3200人に入れ墨の有無について調査したところ、約50人が「入れ墨をしている」と回答していたことがわかった。
市環境局は2010年5月に施行した職務倫理に関する内規では「タトゥーまたはこれに類するものをしてはならない」と決めている。しかし、昨年、市民から「入れ墨をしたごみ収集職員がいる」との声が寄せられていた。このため、同局が職員に〈1〉入れ墨の有無〈2〉入れている体の部位――などを尋ねた。
環境局は、入れ墨があると答えた職員には、可能な限り消すように指導したという。同市では環境局の調査とは別に、橋下徹市長の指示で教職員など約8000人を除く全職員約3万人(環境局を含む)に対する入れ墨の調査が進行中で、数はさらに増える可能性がある。
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>>2351-2352
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000147-mailo-l30
挙:白浜町長選 前町議2人破り、井澗さん初当選 町政に新風期待 /和歌山
毎日新聞 5月14日(月)13時27分配信
水本雄三前町長の辞職に伴う白浜町長選は13日、投開票され、学習塾経営で新人の井澗(いたに)誠氏(57)=無所属=が、新人で前町議の候補2人を破り初当選した。「白浜を世界に誇れる国際観光リゾートに」という具体的なビジョンと、クリーンなイメージを押し出し選挙戦を展開。混乱した町政に新しい風を吹かせてくれるのではとの期待を集め、票を伸ばした。当日有権者数は1万9338人(男8896人、女1万442人)、投票率は67・16%(前回68・14%)だった。
井澗氏は事務所に集まった支持者から祝福を受け、三つどもえの争いを制した喜びをかみしめた。「精いっぱい頑張りたい」と町政正常化などに決意を示した。
選挙戦では町内各地でミニ集会を開くなどして知名度をあげ、政策を浸透させた。「白浜創生」「クリーンな政治」をスローガンに、党派に関係なく「オール白浜」を合言葉に幅広い支持を訴えた。特に「基幹産業である観光が元気になれば他の産業にも良い経済効果をもたらす」と中・長期的な展望を示し、町の活性化や災害に強い町づくりなども公約に掲げた。
一方、町政混乱の原因となったごみ焼却施設の問題については「協議が整っていない。町の責任において積極的に進め、町民の納得いく形で誠実、冷静に議論を進めていきたい」との考えを示していた。【野原隆、山本芳博、山中尚登、川畑展之】
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◇白浜町
井澗誠(いたに・まこと) 57 無新(1)
学習塾経営[歴]旅行会社員▽町教育委員▽早大
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◆開票結果=選管最終発表
当 6780 井澗誠 57 無新
3254 西尾智朗 60 無新
2726 溝口耕太郎 52 無新
5月14日朝刊
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>>2354
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001205140002
香芝市長選に新顔3氏
2012年05月14日
◇20日投開票 行革など争点に
任期満了に伴う香芝市長選が13日、告示された。元中部国際空港会社商業事業部長の吉田弘明氏(51)=みんな推薦=、元市議会議長の川田裕氏(50)=自民推薦=、特別支援学校元教諭の中井政友氏(53)=共産推薦=の無所属新顔の3人が立候補を届け出た。行財政改革への取り組みが主な争点。投開票日は20日。
吉田氏は、近鉄下田駅南側ロータリーで出陣式。山下真・生駒市長が「吉田さんなら民間企業での経営センスを生かして財政健全化を図れる」と激励。清水勉王寺町議(みんな)や尾崎充典県議(民主)ら約120人(陣営発表)の支援者が駆けつけた。
川田氏は、同市高の選挙事務所で約500人(同)の支援者を集めて出陣式。自民県連の奥野信亮会長が「現市長の行財政改革を支えてきた川田さんなら、財政を立て直してくれる」とあいさつ。連合奈良の小山淳二会長らも訪れ、がんばろうを三唱した。
中井氏は同市五位堂4丁目の選挙事務所前で出発式。芦高省五市議(共産)が「中井さんなら暮らしや権利を守る立場から頑張ってくれる」とあいさつ。共産党市委員会などでつくる政治団体「あたたかい香芝市をつくる会」関係者ら約80人(陣営発表)が集まった。
期日前投票は14〜19日、市役所2階の大会議室で受け付ける。12日現在の有権者数は5万8826人。
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◇候補者の第一声◇(届け出順)
■吉田 弘明(51)無新・み
◎危機感を市民と共有
私は香芝を元気で、全国に誇れる町にしたい。全国の市でワースト4位の借金の比率をもっとよくしなければならない。今まではなかった成長戦略で財源を稼ぐ。商業施設をつくり、企業を誘致し、観光に来ていただいて、お金を落としてもらう。役人目線で「できない理由」を並べ立てるのではなく、どうしたらよいかを市民目線で考えたい。市長の給与は半減させ、市民と危機感を共有する。近隣自治体と連携しながら、多くの人に来て頂くような施策で財源を担保した上で、高齢者や障害者福祉、教育などに取り組む。
■川田裕(50)無新・自
◎課題解決 コツコツと
市議になり、行政と市民に距離があることを痛感した。これまでの2期8年、市民に軸足を置いて、職員数1割3分減や議員定数2割削減など、多くの改革をしてきた。
本当の改革とは、一つひとつの課題をコツコツと解決し、積み上げていくこと。だらだら議論ばかりしても、何も変わらない。パフォーマンスの政治とは決別し、市民の幸せにつながる政治を実現したい。
市民が笑顔と元気で、「住むなら香芝」と少しでも優越感を持てる市にするため、我欲を捨てて全力で闘う。
■中井政友(53)無新・共
◎冷たい市政 変えたい
住民の暮らしを基にした市政の実現を訴えたい。市には年間約200億円の予算があり、ここ数年は2、3億円の黒字を出している。ここまで切り詰めたうえ、さらに3億円余らせるような冷たい市政を変えたい。
市内を回って様々な人と話をし、公共交通をもっと発達させて欲しいとか、子どもが増えるような活気のある施策をして欲しいとか、皆さんの声を聞いた。当選すれば公約実現に向け、高齢者福祉の充実、子育て支援、中学校給食の実施などに取り組む。皆様の支えがあれば実現できる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120514-00000151-mailo-l29
選挙:香芝市長選 財政運営が焦点 新人3人、8年ぶりの選挙−−告示 /奈良
毎日新聞 5月14日(月)13時35分配信
任期満了に伴う香芝市長選は13日告示され、市民団体「なら分権の会」代表の吉田弘明氏(51)=みんなの党推薦▽元市議会議長の川田裕氏(50)=自民推薦▽元教諭の中井政友氏(53)=共産推薦=の無所属新人3人が立候補した。
同市長選は前回無投票で選挙戦は8年ぶり。同市の10年度の実質公債比率は22・6%で全国の市の中でワースト4と財政が厳しく、今後の財政運営のあり方や、稼働30年のごみ焼却施設(美濃園)問題、子育て、福祉の施策などを争点に激しい選挙戦が始まった。
投票は20日午前7時〜午後8時、市内27カ所であり、開票は午後9時から市総合体育館である。12日現在の有権者数は5万8826人(男2万7856人、女3万970人)。【山本和良、村本聡】
◆立候補者の第一声(届け出順)
◇成長戦略へ転換を−−吉田弘明候補
負債を解決するため、給与を半減し自ら身を切る覚悟を表明する。市民と危機感を共有し、無駄な投資は一切せず、市民目線で取り組みたい。商産業の活性化や近隣からの誘致、観光のビジネス化など、香芝を成長戦略へと変えていきたい。財源を担保した上で高齢化や障害者福祉、子供の教育、働く女性の支援に取り組む。
◇本当の改革を推進−−川田裕候補
市議として議員定数の削減など多くの改革をしてきた。改革とは一つの思いつきの提案でよくなることはない。一つ一つこつこつと積み上げた結果が本当の改革と言える。思いつきの政策やパフォーマンスだけでは、市民の利益にならない。市民が笑って笑顔になり、住むなら香芝と、思えるように我を捨て全力で戦う。
◇福祉、子育ての充実−−中井政友候補
香芝市の年間約200億円の予算のうち、約40億円を債務に返済し、ここ数年で2〜3億円の黒字を出している。40億切り詰めてさらに3億余らすという冷たい市政を変えたいというのが、この選挙戦だ。高齢者福祉の充実や子育て支援、学校給食などといった公約の実現に取り組みたい。香芝が変わることで国も変わる。
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吉田弘明(よしだ・ひろあき) 51 無新
市民団体「なら分権の会」代表▽NPO法人エコアクション西日本理事[歴]会社員▽近畿大=[み]
川田裕(かわた・ひろし) 50 無新
香芝市社会福祉協副会長[歴]市PTA協議会長▽市議会改革特別委長・議長▽大商大堺高=[自]
中井政友(なかい・まさとも) 53 無新
NPO法人「平和のための香芝戦争展」理事[歴]大阪府立支援学校教諭▽龍谷大=[共]
5月14日朝刊
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20120514-OYT8T00019.htm
相生市長選 谷口さん無投票4選
3期連続 人口減阻止に意欲
無投票で4選が決まり、妻の公子さん(右)らと万歳をして喜ぶ谷口さん(13日午後5時19分、相生市大島町の事務所で) 相生市長選は13日告示され、無所属現職の谷口芳紀さん(63)(民主、自民、公明推薦)以外に立候補の届け出がなく、前回、前々回に続く無投票で4選を果たした。市選管によると、同市長の4選は初めてで、連続3回の無投票は57年ぶり。
谷口さんは午前9時から、同市大島町の事務所前で出陣式。約300人の支持者らを前に、「今年は市制施行70周年と節目の年。気持ちを新たに、『相生に住み続けたい』と思ってもらえるまちづくりを進めたい」と訴えた後、選挙カーで市内を巡った。
午後5時、ほかに立候補の届け出がなく、無投票当選が決まると、事務所内は支持者らの拍手と歓声が響き渡った。
谷口さんは万歳を繰り返した後、昨年4月から始めた給食費無料化などの子育て支援施策に触れ、「事業を継続し、人口減少や地域活性化の問題に立ち向かっていきたい。防災や医療福祉にも力を入れる」などと抱負を語った。無投票となったことについては、「市民のみなさんには、いろんな意見があるはず。責任の重さを感じる」と話した。
谷口さんは慶応大法学部卒。経済企画庁長官秘書官などを経て2000年、市長選に初当選した。
(2012年5月14日 読売新聞)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120515-00000129-mailo-l30
選挙:白浜町長選 官民一丸で白浜再生 初当選、井澗誠氏が抱負 /和歌山
毎日新聞 5月15日(火)12時59分配信
13日に投開票された白浜町長選で初当選した井澗(いたに)誠氏(57)は、一夜明けた14日、事務所で記者会見し、クリーンな政治、平等な行政、魅力ある古里づくりを進めると抱負を語った。
水色のジャケットで臨んだ井澗氏は「町民の皆さんの期待の大きさと責任の重大性を痛感し、身の引き締まる思い」と改めて心境を語った。大差となった結果を振り返り「これまでの経験、考え方を誠実に町民のみなさんに訴え、多くの支持者にご理解いただけたのではないか」と述べた。公約とした観光や町の活性化については、関係者による「地域活性化審議会」をつくり“オール白浜”でグランドデザインを構築する考えを示した。町政混乱の原因ともなったごみ焼却施設の問題に対しては「早い時期に(地元の保呂地区と)協議の場を設け、真摯(しんし)に、冷静に交渉したい」とした。
一方、落選した西尾智朗氏(60)は取材に対し「町民が新しい風を求めたのではないか」と分析。溝口耕太郎氏(52)は「井澗さんには再生白浜を実現させてほしい」と期待した。【野原隆】
◇リーダーシップ期待
三つどもえの争いとなった白浜町長選は、井澗氏が大差で当選した。前町議の他の2候補とは違い、政治経験のない井澗氏に町民が“新風”を期待した結果ともいえる。しかし、3人とも「町政の混乱収拾」や「観光産業の立て直し」を訴え、違いが鮮明でなく、町民からは「分かりづらい選挙」との声も聞かれた。
町民が井澗氏に託したのは、何と言っても「町政の正常化」だ。水本雄三前町長は難航していたごみ焼却施設の使用期限延長で地元と合意したものの、地域振興策を巡る協議でつまずき、担当課長を含む異動を内示。反発した課長らが降格願を出し、前町長側が地元住民や職員らを提訴するなど混乱が拡大した。この問題について井澗氏は「これまでの経緯を精査・整理して、速やかに(地元と)協議の場を設けたい」とし「じっくりと、納得のいく形で解決を目指したい」と話す。
正常化には前町長時代に失われた町職員との信頼関係を構築し、直面している防災、財政、福祉、教育、観光などの諸課題に行政と議会が一丸となって取り組まなければならない。井澗氏は自らを「調整型の人間」と自己分析したうえで「職員らとのコミュニケーション、議会との連携などを通じて信頼関係を築き上げていきたい」とアピールする。要となる副町長人事の行方も注目される。
ただ、選挙期間中、有権者からは「争点がぼやけて、何を基準に選べばよいのか」といった声を多く聞いた。投票率は前回を下回り、約2年間に3回の町長選という異常事態が町民の政治不信につながっているとみられる。「オール白浜」を強調する井澗新町長には、こうした町民の声を踏まえつつ、町の正常化と活性化へ道筋をつけるためのリーダーシップや具体的な施策が求められる。【野原隆】
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◇白浜町長選挙開票結果=選管最終発表
当 6780 井澗誠 57 無新
3254 西尾智朗 60 無新
2726 溝口耕太郎 52 無新
=一部地域既報
5月15日朝刊
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001205150002
「オール白浜で活性化」
2012年05月15日
当選から一夜明け、緊張した面持ちで当選証書を受け取る井澗誠氏=14日、白浜町役場
◆白浜町長選 一夜明け井澗氏
白浜町長選の投開票から一夜明け、初当選した井澗(いたに)誠氏(57)は14日、同町才野の事務所内で記者会見した。
井澗氏は選挙戦を振り返り、政治経験は3人の候補者のなかで唯一ないが、旅行会社に約20年間勤務した実績を強調。「知名度が低いなか、今までの経験や町の活性化への思いを訴えてきたことが、多くの皆さんから支持された」と勝因を分析した。
町長選が2年余で3度目という「町政混乱」の発端になった保呂地区にあるごみ処理施設の問題について、「対話不足から地域住民や町職員との信頼関係が崩れた。対話を重視し、協議の場を設け信頼関係を築いていきたい」と意欲を示した。
「世界に誇れるリゾート白浜」の実現など、選挙を通じて掲げてきた政策に関しては、「短、中、長期に分けて町のグランドデザインを考えていきたい。まずは官民一体となった『地域活性化協議会』をつくり、オール白浜で取り組んでいきたい」と述べた。
午後には、町役場内であった当選証書付与式に出席し、緊張した面持ちで証書を受け取っていた。
■経験より「しがらみのなさ」
◎ごみ処理施設問題 問われる手腕
〈解説〉2年余で3度目となった13日投開票の白浜町長選で、町民が重視したのは政治経験よりも「しがらみのなさ」だった。2010年に表面化したごみ処理施設の延長問題を発端に町政は混乱。水本雄三前町長の任期中の辞職に伴う今回の選挙は三つどもえの争いとなったが、学習塾経営の井澗誠氏の得票は、前町議長と前町議の2人の得票の合計を上回り、大差をつけての初当選だった。
井澗氏のほかに町長選に立候補したのは、前町議長の西尾智朗氏(60)と、前町議の溝口耕太郎氏(52)の2人。
井澗氏は政治経験がなく、町議だった他の2人とは対照的だった。だが、約20年間に及ぶ旅行会社の勤務経験をもとに、「農林水産業の人たちも魚や野菜を持ち寄れるにぎわいの場を設け、主産業の観光を活性化していきたい」などと将来に向けた戦略をアピール。「活性化への期待」も町民に感じさせた。
「新しい風を町民が選んだのだろう」。選挙結果が出た13日夜、西尾氏は敗戦の弁をこう語った。水本氏らから、ごみ処理施設のある保呂地区との協議をめぐって恫喝(どうかつ)されたなどとして訴えられるなど、西尾氏は町政混乱の「当事者」の1人のように映っていた。
溝口氏はごみ処理施設がある保呂地区出身。同日夜、報道陣から「保呂の地元代表と受け取られたことも敗因の一つでは」と問われ、「そう見られたこともある」と厳しい表情を浮かべた。
ただ、ごみ処理施設の問題は、3人の候補はいずれも取り組む姿勢は見せたが、解決に向けた具体策は明確にはならなかった。圧倒的な支持を受けたが、混乱した町政の打開への道筋が不透明なまま新町長に就任する井澗氏に対し、「この図式は、元高校教諭で政治経験が乏しい水本氏が初当選した前回の町長選と似ている」との声も町内から上がる。
「政治経験のないことが、任期途中で辞職したこれまでの町長のようにならないか心配だ」。温泉街で飲食業を営む男性(70)はこう話す半面で、「町職員との信頼関係を再構築し、一丸となって観光を再生してほしい」と期待を寄せる。
町民の間には「副町長を2人置いて、対外的、対内的にしっかりまとめる人事をしなければ混乱解決はない」と指摘する声もある。津波の防災対策など待ったなしの行政課題も山積するなかで、新町長の手腕が問われている。
(高井和道)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120517-00000537-san-pol
国政政党になっても“幹事長はオレ”と松井知事
産経新聞 5月17日(木)12時35分配信
次期衆院選に向け、政党化を視野に入れる地域政党「大阪維新の会」の幹事長、松井一郎大阪府知事は16日の記者会見で、「地域政党と政党の幹事長にかわりはない」と述べ、維新が政党要件(国会議員5人)を満たし、正式に政党となった場合でも幹事長を続投する意向を示した。
維新は、現状では政党要件を満たしていないため政治団体扱いで、次期衆院選に候補者を擁立しても、小選挙区と比例代表の重複立候補はできず、政党交付金も受けられない。
維新は、政党化を視野に国会議員との水面下の折衝を続けており、候補者擁立にあたっては、政策の一致や離党などを条件に現職国会議員を含めた公募を実施する方針だ。
正式に政党になっても、橋下徹大阪市長が代表を務めることは維新内では既定路線のため、幹事長も含め、国会議員も加わる国政政党を市長、知事が率いる異例の形態をとる可能性が高い。
松井氏は「今ど真ん中にいる人(国会議員)がやった方がいいが、(国政が)停止状態だから地方から問題点を指摘させてもらっている」と述べ、政党になっても党運営の主導権は手放さない意向を示した。
一方、次期衆院選について、松井、橋下両氏ともに自身の立候補は否定。現職の府議、市議についても「統一選から1年ぐらいで違う役割を担うとなると理解されない」(松井氏)として、原則として擁立しないとしている。
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>>2257>>2355
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120517/elc12051723200000-n1.htm
大阪市職員入れ墨110人 環境局は73人
大阪市は16日、教育委員会を除く全職員約3万3000人を対象に実施した入れ墨の有無を尋ねる調査で、計110人が入れ墨をしていたとの調査結果を発表した。
調査は橋下徹市長の意向で1〜10日に書面で実施。記名式で回答を義務付け「人権侵害に当たる」との指摘もあるが、橋下市長は入れ墨をしている職員を市民の目に触れる職場に配置しないなど調査結果を人事に反映させる方針だ。110人の内訳は、ごみ収集などを行う環境局が73人と最も多く、次いで市営地下鉄やバスを運行する交通局が15人、建設局が7人など。中にはバスの運転手も含まれるという。
首から上、膝から足先まで、肩から手の指先までの人目に触れやすい部分については回答を義務付け、普段は服に隠れて見えない胸や腹、背中などの部分は任意回答。入れ墨やタトゥーの有無のほか、彫った部位や大きさも尋ねた。
橋下市長は16日、市役所で記者団に「若者がファッションで(タトゥーを)入れる風潮も分かるが、市職員としてはだめだ。どうしてもやりたいなら公務員を辞めて個性を発揮したらいい」と述べた。
[ 2012年5月17日 06:00 ]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120517-OYT1T00592.htm
入れ墨環境局職員、半数が「採用後に入れた」
入れ墨をしている職員が13部局の計110人に上ったとする中間報告を発表した大阪市は16日、職員の不祥事根絶を図る「服務規律刷新プロジェクトチーム(PT)」(委員長=橋下徹市長)の会合を開き、入れ墨禁止の内部ルールの策定や、服務研修の強化などを打ち出した。
また、入れ墨職員全体の7割近くを占める環境局職員の半数程度が、市の調査に「市役所採用後に入れた」と話していることがわかった。
(2012年5月17日12時44分 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120519-OYO1T00247.htm?from=top
大阪市職員条例成立へ 維新・公明合意
大阪市議会で継続審議となっている職員基本条例案を巡り、最大会派で市長与党の大阪維新の会(33人)と第2会派の公明(19人)は18日、職員天下りの規制強化や、職員が異動希望先を提示できる「庁内FA(フリーエージェント)制度」の導入などを盛り込んだ修正案に大筋で合意した。両会派は合わせて市議会(定数86)で過半数を占めており、条例案は開会中の5月議会で成立する見通しだ。維新は少数与党のため、橋下徹市長が公明に議会運営への協力を働きかけてきたことが奏功し、目玉公約の実現にめどが立った。
橋下市長も修正案に同意しているという。
条例案は公務員制度の抜本改革を掲げ、職員を5段階で相対評価したうえで、2年連続最下位ランクの職員は分限免職(解雇)の対象とするほか、幹部の公募制を採用する。
維新が過半数を占める大阪府議会では3月に維新、公明、自民などの賛成で条例案が可決されたが、市議会では継続審議になっていた。
合意した修正案では、天下りの禁止対象を、「運営に多大な影響を及ぼすレベルの財政支援を市から受けている団体・企業」(市案)から、市から財政支援を受ける全団体・企業に拡大。職員が退職前5年間に担当した分野で許認可・規制の対象だった団体・企業への再就職を退職後2年間禁じる条項も新設した。
また、職員が異動したい部署を示して、異動実現に向けて交渉する庁内FA制度を導入し、職員のやる気を引き出す。相対評価の導入に慎重な対応を求める公明に配慮し、試行期間後に評価の分布を見直す。
(2012年5月19日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120517/lcl12051719500004-n1.htm
ガガもデップも「市職員お断り」橋下市長
2012.5.17 19:49 (1/2ページ)
大阪市の全庁調査で職員110人が入れ墨があると回答した問題に絡み、橋下徹市長は17日の定例記者会見で、米人気歌手のレディー・ガガや俳優のジョニー・デップがファッションとしてタトゥーを入れていることを引き合いに「有名人もタトゥーを入れているが、好ましくないのか」と問われたのに対し、「もしガガさんやデップさんが市職員になるといったら、断りますよ。俳優や歌手だからみんなに支持される。市職員(の試験)を受けるわけないとは思うが」と述べた。
橋下市長は「僕だって(大阪府)知事になる前までは髪の毛も茶色で、偉そうなことは言えないが、市長や知事になるとなったら黒く染めるわけですよ。公務員だし、税金で飯食うわけだし、人に命令だすわけだから。それは違うだろうということですよ」と指摘。「入れ墨(の是非)は個々人が判断すればいいが、公務員は違う。そこは許されない」と結論付けた。
一方、全庁調査で入れ墨をしていると回答した職員が部局別で最多の73人にのぼった環境局で、約半数は別の調査で採用後に入れ墨をしたと答えていたことも分かった。会見で橋下市長は「何でそういうことを平気でできるのか。職場の風紀は(相次ぐ)不祥事の問題に影響している」と憤った。
環境局によると、全庁調査に先立つ今年2〜3月、市民からの投書などを受けて、局職員約3200人を対象に独自に任意調査を実施。この結果、69人が入れ墨をしていると回答し、うち半数が採用後に入れたと答えたという。
ワンポイントのタトゥーが大半で、花や骸骨(がいこつ)、羽根、稲妻などの絵柄を数センチ四方の大きさで上腕部に入れているケースが多かった。一方で、約30センチ四方の唐獅子模様を背中に入れている事例もあったという。
入れ墨をした理由については「若気の至りだった」「友達がやっていた」など、深く考えないままファッション感覚で入れたとの回答が多く、後悔や反省の気持ちを示す人も。環境局では入れ墨を消すよう指導しており、これまで数人が医師に相談したという。
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>>2354>>2357-2358
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120520-OYT8T01061.htm
香芝市長に吉田さん 「民間目線で市政運営」
3新人の争い制す
初当選を果たして万歳する吉田さん(20日午後10時41分、香芝市狐井で) 香芝市長選は20日投開票され、新人で市民団体代表の吉田弘明さん(51)(無所属=みんなの党推薦)が、ともに新人で前市議会議長の川田裕さん(50)(同=自民推薦)と、元特別支援学校教諭の中井政友さん(53)(同=共産推薦)を破り、初当選を果たした。
投票率は40・6%で、過去2番目に低かった。当日有権者数は5万7855人(男2万7362人、女3万493人)。
吉田さんの同市狐井の事務所は初当選の知らせが入ると、集まった支持者の歓声に包まれた。吉田さんは「香芝の財政問題を民間の目線で解決していきたい。市長の給与も削る。市民最優先の市政に変えていくことを誓いたい。1万を超える票は大いなる民意」とあいさつ。万歳で初当選を祝った。
吉田さんは大阪府八尾市出身。近畿大卒。百貨店やテーマパーク運営会社に勤務した後、NPO法人理事などを務める。
一方、川田さんは同市高の事務所で「大変残念な結果だ。ひとえに私の努力不足だった。皆さんに多くの支持を頂いたのに申し訳ない。あたたかい支援に甘えていたと反省している」と述べ、支持者に頭を下げた。
(2012年5月21日 読売新聞)
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001205210001
香芝市長に吉田氏
2012年05月21日
初当選を決め、万歳三唱する吉田弘明氏=香芝市
◇新顔3人の争い制す
無所属新顔3人の争いとなった香芝市長選は20日投開票され、元中部国際空港会社商業事業部長の吉田弘明氏(51)=みんな推薦=が、元市議会議長の川田裕氏(50)=自民推薦=と、元特別支援学校教諭の中井政友氏(53)=共産推薦=を破って初当選した。当日有権者数は5万7855人。投票率は40・60%(前回は無投票、前々回は35・97%)だった。
市は、収入に占める借金返済額の割合を示す「実質公債費比率」が全国の市区でワースト4位の22・6%で、財政再建策が主な争点となった。
選挙事務所に当選の知らせが入ると、支持者らは抱き合って喜んだ。吉田氏は「今日は香芝が大きく未来へとかじを切ったターニングポイントです」と語りかけた。選挙戦では、空港やテーマパーク、百貨店など民間企業での実績をアピール。住民が予算の一部の使途を決める「地域自治区」や市長・副市長の給与5割カットなども訴えた。駅前での演説や各地でミニ集会を精力的に重ねた。
川田氏は梅田善久市長の行財政改革を引き継ぐ意向を示し、「福祉行政の連携強化や教育、子育て支援を充実させる」と強調。元市議会議長の人脈などを生かして活動したが、及ばなかった。
中井氏は「教育や子育て、福祉が最優先の香芝にする」と訴え、公約に国保料や介護保険料の引き下げ、非正規雇用の改善などを掲げたが、支持を広げられなかった。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20120521ddlk29010285000c.html
選挙:香芝市長選 8年ぶり選挙、吉田氏が初当選 財政問題を民間目線で /奈良
毎日新聞 2012年05月21日 地方版
任期満了に伴う香芝市長選は20日投開票され、元会社員の吉田弘明氏(51)が、元市議会議長の川田裕氏(50)、元教諭の中井政友氏(53)=いずれも無所属、新人=を接戦の末破り初当選した。8年ぶりの選挙戦で投票率は04年(過去最低の35・97%)を上回る40・60%だった。当日有権者数は5万7855人(男2万7362人、女3万493人)。
吉田氏は、みんなの党の推薦を受け、市民団体「なら分権の会」代表として選挙戦を展開。西武百貨店やユー・エス・ジェイ社で勤めた経験をPR。「商産業の活性化など香芝を成長戦略へと変える」と訴えた。川田氏はパフォーマンス政治との決別、中井氏は障害者教育29年の経験を強調したが及ばなかった。
同市下田西の吉田氏の事務所は「当選確実」の一報に大きな拍手。支持者とバンザイした吉田氏は「香芝の財政問題を民間の目線で変えていく。この実行を改めて誓いたい」とあいさつした。【山本和良、千脇康平】
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吉田弘明(よしだ・ひろあき)51 無新(1)
市民団体「なら分権の会」代表▽NPO法人エコアクション西日本理事[歴]会社員▽近畿大=[み]
◇香芝市=選管最終発表
当 10285 吉田弘明 51 無新
9603 川田裕 50 無新
3118 中井政友 53 無新
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120520-OYT8T00992.htm
御坊市長選 16年ぶり舌戦
現新一騎打ち 地震津波対策など争点
御坊市長選が20日、告示され、新人で飲食店経営山本勝也氏(51)(無所属)と、6選を目指す現職の柏木征夫氏(71)(同)が立候補した。これまで3期連続で柏木氏が無投票当選しており、選挙戦となるのは16年ぶり。地震津波対策の進め方や少子高齢化対策、地域振興施策などを争点に、両候補は初日から、精力的に訴えてまわった。投票は27日午前7時から午後6時まで、市内30か所で行われ、午後7時半から市立体育館で開票される。有権者数(19日現在)は2万926人。
◇山本候補
「必勝」の文字の入ったはちまき姿の山本候補は、午前10時、御坊市湯川町財部の選挙事務所前で、そろいの赤いTシャツを着た支援者らを前に第一声をあげた。
「誰かが声を上げなければ御坊は変わらない」と強調し、これまでの市政運営を厳しく批判。「若者が高齢者、障害者を支え、子どもたちが地元で育ち、働くためのまちづくりが必要。地域格差をなくしたい」と言葉に力を込めた。
最後に、支持者らと「頑張ろう」と声を張り上げ、早速、選挙カーで市内を一周し、支持を訴えた。
市内でライブハウスなどを経営する山本候補は、働く場がないため市外へ出て行く若者の姿に疑問を持ち、今年3月、立候補を決意。市長報酬の3割カットや多選防止条例制定などを公約に掲げている。
◇柏木候補
柏木候補は午前9時、御坊市薗の選挙事務所で出陣式に臨み、応援に駆けつけた県選出の国会議員や、地元の県議らがずらりと顔を並べた。
次々に登壇する議員らから激励を受けた柏木候補は、最後にマイクを握り、「市民のみなさま方と目指すまちづくりを、誠心誠意訴え、正々堂々と、そしてフェアに戦い抜きたい」と短くあいさつ。支持者らと「頑張ろう」を三唱して気勢を上げた後、時間を惜しむように選挙カーで街に繰り出し、支持を呼びかけた。
柏木候補はこれまで重ねてきた市政報告会で、5期20年の実績を強調。「安心、安全、安定をキーワードに、住んでいてよかったと実感できるまち」を信条に掲げ、地震・津波への防災対策の強化や、老朽化が進む市庁舎の建て替えなどに取り組むとしている。
(2012年5月21日 読売新聞)
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http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001205210001
御坊市長選 一騎打ち
2012年05月21日
◎16年ぶりの選挙戦
御坊市長選が20日、告示された。新顔で飲食店経営の山本勝也氏(51)と、6選を目指す現職の柏木征夫氏(71)のいずれも無所属の2人が立候補を届け出た。過去3回は無投票だったが、1996年以来16年ぶりの選挙戦になった。投票は27日で即日開票される。
少子高齢化の影響で、人口減少の一途をたどる御坊市。旧6町村が合併し1954年に市制施行したが、人口は翌年の3万1683人をピークに年々減少。2010年には2万6111人にまで落ち込んでいる。企業誘致や雇用創出策をはじめ、地震や津波の防災対策などが争点となりそうだ。
山本氏は多選批判を前面に訴え、柏木氏は5期20年の実績をアピールする。
投票は27日午前7時〜午後6時に市内30カ所であり、午後7時半から市立体育館(同市薗)で即日開票される。19日現在の有権者数は2万926人。
□市長選候補者の第一声
◆山本 勝也氏(51)◆
・住民目線 まちづくり
山本氏は同市財部の事務所前で午前10時に第一声。集まった支援者を前に山本氏は、「今の御坊市は誰かが声をあげないと変わらない。市民は本当に満足しているのかを問いたい」と声を張り上げ、5期20年続く現市政について批判した。
「キーワードは『発信は御坊から』。チェンジ、決断、行動、スピードで、住民目線の御坊市をめざす。若者が高齢者や障害者を支え、高齢者や障害者が若者を見守り、子どもたちが地元で育ち働くためのまちづくりをしたい」と訴えた後、支持者らに「頑張ろう」と呼び掛け、選挙カーに乗り込み市内へ出発した。
◆柏木 征夫氏(71)◆
・改革で成果 福祉に力
柏木氏は午前7時から事務所前の八幡神社で必勝祈願をした後、午前9時から出陣式。自民党の二階俊博衆院議員、鶴保庸介、世耕弘成両参院議員のほか、日高郡内の首長らが顔をそろえた。
柏木氏はこれまで市内13カ所で市政報告会を開き、5期20年の実績を前面に行財政改革による約26億円の経費節減の成果を強調。現在地で庁舎を改築し災害時の避難場所としての活用、福祉対策で予防医療などに力を入れる考えも示している。出陣式では「市民とともに目指すまちづくりを訴え、戦い抜きたい」と話し、遊説に向かった。
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http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120521154600570260.shtml
■奈良市議長選買収 「コメやる」前議長に有罪判決
以前「VOICE」が指摘した奈良市議会の議長選挙をめぐる買収事件で、対立陣営の議員に「5年分の米を贈る」と言って不正投票を依頼した前議長に対し、大阪地裁は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、奈良市議会の前議長、山本清被告(74)被告です。
判決によりますと山本被告は、去年6月の議長選挙で自分が応援する候補者を当選させるため、対立陣営にいた天野秀治議員に白票を投じるよう依頼。
見返りに現金20万円か、米5年分を贈ると持ち掛けました。
「白票」(山本被告)
「僕が白票になったら同点ですやん」(天野議員)
「20万円なんて、どこから出てくるんですか?」(天野議員)
「わしのポケットマネーや」(山本被告)
「そしたらこうしよう、5年間、お米代」(山本被告)
「それはあかん」(天野議員)
21日の判決で大阪地裁は「市議会を代表する立場の者の犯行で、市民の信頼を損ねた」ととした上で、「反省し、議員を辞職するなど社会的制裁を受けた」として、山本被告に懲役8か月、執行猶予3年を言い渡しました。
(05/21 19:04)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000042-mai-soci
<大阪市>市有地、登記せず貸与…南港埋め立て地、三セクに
毎日新聞 5月21日(月)18時6分配信
拡大写真
大阪港木材倉庫が大阪市から借りている埋め立て地=大阪市住之江区で2012年5月16日、本社ヘリから三浦博之撮影
大阪市港湾局が同市住之江区・南港エリアに造成した2万平方メートルの埋め立て地が、不動産登記をせず、市の財産台帳にも登録しないまま、市の第三セクターの材木置き場管理会社「大阪港木材倉庫」(住之江区)に9年間にわたって貸し出されていることが分かった。市財産条例は、市有財産の台帳への登録を義務づけているほか、市財産規則は「市不動産評価審議会」に賃料を諮らなければならないとしているが、港湾局はこの手続きも踏んでおらず、条例と規則に違反している疑いが強い。
◇賃料無審査、便宜か
審議会に諮っていないため、賃料が適正かどうか不明朗。同社は市幹部OB3人が社長、常務などを務めていることもあり、専門家は「何らかの便宜を図る意図があったとみられても仕方がない」と指摘している。
港湾局や木材倉庫によると、同局は住之江区南港東1の沿岸部で96年から埋め立て事業を始めた。業界から要望の多かった材木置き場を造成するためで、99年3月に第1工区約3万平方メートルの造成が完了。旧運輸省(現国土交通省)から埋め立ての完了を意味する「公有水面埋立竣工(しゅんこう)認可」を得た。ところが登記や市有財産の台帳登録をしなかった。その結果、今もこの埋め立て地は、住所や不動産登記上の所在地「地番」がなく、所有権が市にあることを示す公の記載もない状態になっている。
市は03年7月、木材倉庫との間で、この埋め立て地のうち約2万平方メートルの管理委託契約を締結。木材倉庫が利益の3分の2を市に納める代わりに土地を無償利用できる契約で、年1500万〜1700万円を市に納めた。07年4月からは契約を見直し、年間約2794万円の賃料で賃貸契約を結んだ。
市契約管財局によると、市有財産を3カ月を超えて有償で貸す場合は、学識経験者で構成する不動産評価審議会に賃料を諮問しなければならない。
しかし港湾局は審議会に諮らないまま、契約を随意で毎年更新。同社は土地を市内の材木業者に転貸し、現在は業者の倉庫が並んでいる。
港湾局は「造成地は11万平方メートルまで広げる計画で、埋め立てが完了してから登記するつもりだった。審議会に諮らなかったのは、あくまで『暫定的措置』のため」と話し、「財産台帳には局として登録申請していると思っていた。今後登録する方向で検討したい」と釈明。木材倉庫は「登記する、しないは市の問題」としている。
木材倉庫は1957年11月の設立で、市が50%、残りを地元材木業者らが出資している。【杉本修作、山田毅】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120521-00000043-mai-soci
<大阪市>南港埋め立て地、賃料が相場の半分以下
毎日新聞 5月21日(月)18時11分配信
不動産登記もされていない幽霊のような大阪市・南港エリアの埋め立て地が、同市の第三セクター「大阪港木材倉庫」(同市住之江区)に正規の手続きを経ずに貸し出されていた問題。不動産業者らの証言からは、賃料が周辺の土地に比べて格段に安い疑いも浮上。市港湾局がさまざまな点で木材倉庫に便宜を図っていた可能性がある。【杉本修作、山田毅】
港湾局によると、問題の土地の木材倉庫への賃料は1平方メートルあたり年間1404円。同局は「路線価などに応じた一定の基準に基づき、機械的に算出した数字」と説明。しかし、南港エリアで倉庫や資材置き場を取引する複数の不動産業者はいずれも、この地域の相場を同3600〜7200円程度と見積もる。
また、隣にトラックの車庫を持つ運送業者は、同5090円で民間業者から土地を借りている。業者は「隣の土地は港湾局が絡んで安くなっているといううわさは聞いたが、これほどとは」と驚く。
市都市整備局が入札で契約した他の埋め立て地と比べても、安さは際立つ。昨年3月、同局は、問題の土地から数百メートル離れた埋め立て地の賃貸契約の競争入札を実施。賃料の予定価格は同3120円で、実際の入札では市内の運送業者が同5007円で落札した。同局区画整理課は「一般論で言えば、周辺の土地の賃料が大幅に変わることはない」と話す。これに対し港湾局は「(賃料が大幅に異なる)理由は分からない」とする。
木材倉庫は問題の埋め立て地を含め、約17万8000平方メートルを管理。この大部分が市有地で、南港エリアの材木の50%がここで管理されている。こうした土地を材木業者らに転貸して賃料収入を得ており、昨年度の売り上げは約8億2700万円。同社から材木置き場を借りている市内の業者は「民間で、木材倉庫さんの値段で貸してくれるところはひとつもない」と明かした。
橋下徹市長が委嘱した市外郭団体評価会議は今年4月、同社に天下りの再精査や来年度中の民営化を提言した。市健康福祉局(現在は健康局と福祉局に分離)の元理事の加藤健二社長は「契約には基準があり、OBということが(賃料などに)影響を与えることはあり得ない」と反論した。
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>>2341
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120521174400570355.shtml
■大阪市音楽団 市議からも「廃止反対」相次ぐ シェアする
大阪市の改革プランで廃止の方針が打ち出されている市直営の音楽団について、21日の市議会で議員から廃止反対の意見が相次ぎました。
大阪市音楽団に対しては市職員である団員の人件費や運営費など、年間およそ4億6,000万円が支出されていて、市は音楽団を来年度で廃止するという改革案を打ち出し、自立した運営を求めています。
21日の委員会では、議員から「来年度の廃止はあまりに唐突だ」と反対の意見が相次ぎました。
「(レベルの高い)日本の吹奏楽のナンバーワンがシオン(大阪市音楽団)。ということはみなさん、世界で一番でしょ。そんななかでその音楽団を手放す議論がされている」(自民党 太田晶也市議)
「世界で一番ということであれば、ぜひ(演奏を)有料化して、チケットを売りまくったらいい」(大阪市 橋下徹市長)
さらにサックス奏者の女性から市長宛てに届いたFAXの朗読を交え、反論しました。
「『私もこの音楽業界で生きていくために莫大な苦労をして、やっと仕事を、自分のポジションを手に入れました』。そのような形でやっている音楽家は、この大阪市内、府内にはごまんといる」(大阪市 橋下徹市長)
橋下市長はこのように述べ、大阪市音楽団に対してチケット販売を行うなどの自立した運営を促しました。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120522-OYT8T01414.htm
再稼働首長会議 欠席相次ぎ中止へ
相談なく京滋提言、知事に反発も
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、嘉田知事が県内市町長の意見を聴く予定だった24日の会議が欠席者多数などの理由で22日、中止が決まった。県側が約2週間前に日程調整を始めたが、都合がつかないなどとして6市町長が「代理も出せない」と回答し、ほか3市長が代理出席としたため。嘉田知事は「市町長らの意見を踏まえ、5月中にも県としての態度を決める」としており、県は予定に間に合わせるため、文書照会など別の手段を検討するという。(鷲尾龍一)
彦根、長浜、野洲、湖南、高島の5市と多賀町が代理も含め、欠席するとした。
彦根市の獅山向洋市長はこの日、臨時記者会見を開き、「嘉田知事は事前相談もなしに、京都府知事との共同提言を出した」と、県の進め方を批判。提言内容についても「何もかも安全になってからでないと、再稼働を認めないと読める。国は現時点の安全性を判断しているのに、かみ合っていない」と疑問を呈した。
また、長浜市の藤井勇治市長は「当初は出席するつもりだったが、一部の自治体が出席しないと聞き、やめた。県内が一丸となって取り組める環境を整えるべきだ」とコメントした。
野洲、湖南、高島の3市は公務を理由に欠席。高島市の西川喜代治市長はごみ減量の協議会に出席するとし、「副市長・副町長会議が17日に開かれ、(副市長が代理で出席しても)内容は同じだ」とした。
近江八幡、栗東など4市は代理出席を予定。近江八幡市の冨士谷英正市長は「出張のため、副市長に出てもらうつもりだった」とし、栗東市の野村昌弘市長は「公務があり、代理出席を検討している時に中止の連絡があった」と話した。
守山、甲賀両市からは事前に出欠の回答がなく、残る7市町長は出席予定だった。大津市の越直美市長は「中止は残念だ。今後、市から県に対し、意見を述べる機会を設定してほしい」との談話を出した。
(2012年5月23日 読売新聞)
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120523-OYO1T00582.htm?from=main1
大阪市、現業職給与削減を組合に提示
大阪市は23日、ごみ収集や給食調理などの現業職員約8000人の給与について、今年度から6年間で段階的に最大25%、平均8%引き下げ、年約36億円の人件費を削減する案を市労働組合連合会(中村義男委員長)との交渉で提示した。また、市長部局の職員約1万3600人に年12億円支給している持ち家手当(6500〜9000円)を廃止する案も示した。いずれも8月からの実施を目指す。
現業職の給与見直しは、市の給料表を、民間を参考に策定された国の現業職の給料表と同じ水準に切り替える。府も国の給料表に準じているため、府と同水準に下がることになる。
ただ、ベテランらの中には年収が最大170万円減となる職員もいるため、市は激変緩和措置として、毎年の引き下げ率を各4%とする。すでに現業職を含む全職員を対象に4月から3年間、14〜3%の給与カットを実施しているため、今年度は追加の給与削減は発生しないという。
また、市は、7月の臨時市議会に提案する労使関係見直しの条例案の骨子も提示。骨子には、市の人事委員会が職員組合の活動実態を把握するため、収支報告書の提出を求める規定も盛り込んだ。
中村委員長は現業職の給与見直しについて、「職員の生活を考えない乱暴な削減だ。全く応じられない」と反発した。
(2012年5月23日 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120523/osk12052313150005-n1.htm
【激動!橋下維新】
職員の政治活動制限、罰則付きに 大阪市が独自条例提案へ
2012.5.23 12:45
大阪市が、職員の政治活動に関して国家公務員並みに刑事罰付きで制限するため、独自の条例制定に向けて検討していることが23日、分かった。早ければ7月臨時市議会の提案を目指す方向で、総務省や検察当局にも法的見解を問い合わせるなど準備を進めている。橋下徹市長は「地方公務員も、国家公務員並みに厳しく規制するのは当たり前だ」としているが、同様の条例は全国に例がなく、思想信条の自由との関係で波紋を広げそうだ。
公務員の政治活動に関し、国家公務員法などでは、政党などの機関紙の発行や配布、政治的目的での示威運動を企画することなどを禁じており、違反すれば3年以下の懲役または100万円以下の罰則を科すことができると規定。だが地方公務員法では、政治活動を制限しているものの、罰則は規定されていない。
大阪市では、条例に同様の規定を盛り込み、罰則として2年以下の懲役または100万円以下の罰金とする方向で検討。選挙活動に絡む政治活動への制限は、市長選に限定する方向で調整を進めている。市は今月、総務省などに対し、地方公務員に国家公務員並みの規制を広げ、刑事罰を設けることの是非について問い合わせ、同省は近く見解を伝える方針という。
また、地方公務員のうち現業職や公営企業職員の政治活動については、公権力の行使と密接に結びついていないとして、地方公務員法の対象外となっている。大阪市では昨秋の市長選で、労働組合幹部の交通局職員らが勤務時間中に政治活動にかかわったことが問題化しており、市は現業・公営企業職員を条例の規定に含むことも想定し、同省に問い合わせている。
橋下市長は「国家公務員には罰則があり、そこまでは(地方公務員にも)当然できる」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120525/lcl12052514030001-n1.htm
【激動!橋下維新】
懲りない大阪市職員…勤務中に将棋、ルート外れ自宅ごみ回収
2012.5.25 14:01
大阪市は25日、職員や市民からの通報をもとに不正を調べる公益通報制度の昨年度の調査結果を公表した。通報件数は562件で、285件を調査。勤務時間中に将棋をしたり、ごみ収集中にルートを外れて自宅に立ち寄り、自宅のごみを回収したりしていた事例もあり、市は「組織風土改革に取り組む」としている。
市によると、環境局の40代男性職員は週2回のペースで、勤務時間中に環境事業センター内で同僚と将棋をしていた。終業間際に30分ほどだが、約半年間にわたって続けていたという。同局ではほかに、正規の手続きを経ずに無料で産業廃棄物の収集を行っていた事例なども明らかになった。
また、健康福祉局の40代の男性職員は、勤務時間中に「ツイッター」や「フェイスブック」への書き込みを計約30回行っていた。
いずれも口頭注意や文書訓告などの処分を受けているが、市では昨年度だけで職員が18人逮捕されていることから「組織全体のコンプライアンス意識を向上させる」としている。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120524/osk12052421540009-n1.htm
【激動!橋下維新】
達成できなければ連帯責任? 不祥事抑制の「数値目標」設定へ
2012.5.24 21:37
大阪市の橋下徹市長は24日の定例会見で、職員の不祥事が後を絶たない現状を受け、部局ごとに不祥事削減の具体的な数値目標を示すよう指示したことを明らかにした。市長は「数値が達成できなければ、当該局長だけでなく全局長で連帯責任も考えてもらわないといけない」と述べた。
橋下市長が3月に設置した服務規律強化に向けたプロジェクトチーム(PT)で、数値目標の中身や期間などについて検討する。「連帯責任」は、幹部給与の一部返上などを想定しているとみられる。
会見で市長は、「本当は(不祥事を)ゼロにしろと市民から言われるかもしれないが、あまりも多いので、まず第1段階でこれぐらいの水準にするという目標を出したい」と語った。
また、市教委が職員の入れ墨調査を実施していないことについて、「やらないなら、どういうことで対応するのか。教員の不祥事もすごく多いので、しっかり責任は持ってほしい」と教育委員に苦言を呈した。
大阪市では平成19〜23年度の5年間に職員99人が逮捕され、昨年12月の橋下市長就任後の約5カ月間にも、覚せい剤取締法違反容疑などで8人が逮捕されている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120523/waf12052313460027-n1.htm
入れ墨職員、冬・夏の賞与は連続最上位A評価「業務熱心」
2012.5.23 13:46 (1/2ページ)[westナビ]
入れ墨職員の評価をめぐる主な経過
大阪市職員110人が入れ墨をしていると回答した全庁調査のきっかけとなった、児童福祉施設で入所児童に入れ墨を見せていた男性職員が、昨年12月に続いて来月支給のボーナス(期末・勤勉手当)の勤務査定でも4段階で最上位のA評価を受けることが23日、分かった。
児童恫喝、セクハラで停職…反映させず
職員はセクハラを理由に昨年9月、停職処分を受けているが、人事評価の点数に懲戒処分が反映されない上、年1回の評価が2度のボーナス査定に適用されるのが原因。橋下徹市長は制度改革を指示しているが、人事室は「現行制度ではやむを得ない」としている。
この職員については昨年4月以降、腕の入れ墨を子供たちに見せたり、入所児童に暴言と恫喝(どうかつ)を繰り返したりしているとの告発が市側に複数寄せられた。
市が調査中の同年6月、同僚女性に交際を強要した事実が発覚し、9月に停職2カ月の懲戒処分となった。市側は入所児童への問題行動も認定したが、事実を公表しないまま「セクハラ案件と合わせて重い処分を行った」としていた。
手当基礎額は6割減額
ところが、市側は停職処分後の毎年11月に行う人事評価で、職員について「業務への取り組み自体は熱心」などとして高評価の点数を与え、職員は12月のボーナス査定でA評価を獲得。ただ直近に停職処分を受けていたため、手当基礎額から6割を減額された。
来月のボーナスでは、この半年間に他の処分案件などがない限り、A評価の額がそのまま支給されるという。職員は今年4月に他部署に異動している。
大阪市では係長級以下はA〜Dの4段階、課長代理級以上は5段階に分けてボーナスの支給割合に差をつけているが、昨冬のボーナスで、市長部局職員2万2751人のうち下位2ランクに入ったのは計12人(0・05%)にとどまった。現在、人事評価を相対評価にする職員基本条例案が市議会で審議されているが、成立しても評価については今年度は試行期間となる。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120525/wec12052512310003-n1.htm
おおい町議長、不適切発言で辞意 関西電力大飯原発
2012.5.25 12:30 [west政治]
関西電力(大阪)の大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)再稼働を了承したおおい町議会の新谷欣也議長は25日開かれた全員協議会で、12日の全協後の記者会見で不適切な発言があり「けじめをつけたい」として辞意を表明した。
再稼働については、安全性を検証している県原子力安全専門委員会の評価を踏まえた上で、時岡忍町長が全協で説明し判断する見通しで、町長の判断後に正式に辞任するとしている。
不適切な発言があったのは、再稼働の判断を審議中の12日の全協終了後の記者会見。全協の開会が15分遅れた理由について、新谷議長は実際は作業部会と議事進行を協議していて遅れたのに「おなかを下して、トイレに行っていた」などと発言。その模様がテレビで放映され町民から抗議が多数寄せられていた。
25日の全協で、新谷議長は「再稼働の問題が落ち着いたとき、けじめをつけたい」と議長を辞職する意思を示した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000138-mai-soci
<前大阪市議>事務所家賃を二重計上
毎日新聞 5月25日(金)23時36分配信
田中豊前大阪市議(51)が10年、事務所の家賃計240万円を公費で賄われる政務調査費(政調費)から支出したのに、後援会の政治資金収支報告書にも計上していたことが分かった。田中前市議は25日、毎日新聞の取材に「事務員が誤って記載した」と釈明したが、過去数年にわたって二重計上した可能性があるとみて調査し、収支報告書を訂正する意向を示した。
市民グループ「見張り番」(松浦米子代表世話人)の情報公開請求で入手した資料から明らかになった。田中前市議は11年に落選するまで2期8年務め、民主会派に所属した。
田中前市議によると、約10年前から同市城東区の事務所を月20万円で不動産会社から賃貸。市議会が公開した政務調査費に関する書類では、「事務所賃貸料」として10年4月〜11年3月、計240万円を市から受給した政調費で支払った。
しかし、田中前市議の後援会「田中ゆたかをはげます会」の収支報告書にも10年1〜12月、同額の賃料支出を記載。議会に提出したものと同じ振り込み明細を添付していた。
田中前市議によると、家賃は政調費から支払ったが、事務員が誤って収支報告書に計上。田中前市議は「私の管理ミス。(後援会に計上した分の)実際の使途は調べないと分からない」と話した。
見張り番は田中前市議を含め、大半の市議が政調費から事務所の賃料を支出している実態を問題視。「政調費は議員の調査研究に使うべきで、事務所の賃料に使うのは問題だ」として、市が10年度に支出した総額約9600万円を市議に返還させるよう求める住民監査請求をした。【原田啓之】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120524-00000581-san-soci
大阪市職員に入れ墨より根深い“噂”浮上
産経新聞 5月24日(木)17時2分配信
「暴力団の構成員のまま大阪市の2号職(現業職)に入ったり、2号職の試験を通った後に構成員になってしまった人間がいるという話も噂で聞いているんですよね」
耳を疑う内容だが、市職員同士の茶飲み話ではない。平成22年3月、れっきとした大阪市議会民生保健委員会での自民市議(当時)の発言だ。
大阪市の全庁調査(市教委所管を除く)で、職員110人が入れ墨をしていると回答した。ごみ収集担当や地下鉄乗務員などの現業職員が、このうち104人と大半を占めている。
この問題を取材する中で、複数の市幹部や関係者から「入れ墨は表面的な話。もっと根深い問題がある」との声を聞いた。「明確な証拠があるわけではないが」との断り付きながら、冒頭の市議の発言のように、現業職員約1万2千人の中に暴力団関係者がいるのではないか−というのだ。
真偽はわからない。だが、少なくともこうした疑念が、管理監督者を「下手に刺激しない方がよい」と萎縮させてきたのは事実だろう。真実なのか、ただの噂なのか。採用経緯も含めて調査する必要がある。
■選手とフロントの間に立つ「監督」がいない大阪市
橋下徹市長は、職員から寄せられた「直訴メール」の内容を幹部に転送することがある。それを読むと、プロ意識と問題意識を持った現業職員も多くいることがわかる。ただ、少なくとも現状では、自浄作用を期待できる組織にはなっていない。
現業職員の職務ランクは5段階あり、最も上位は「技能統括主任」で、現場を仕切る職員たちだ。ただ、技能統括は管理職ではなく、基本的には労働組合の組合員である。管理監督は少数の“よそ者”である一般行政職員が担うが、技能職員と行政職員との間にある壁が、ガバナンス(統治)不在の組織と不祥事が相次ぐ土壌を生んできた。
プロ野球チームに例えれば、選手と球団フロントの間に立つ監督がおらず、両者が断絶している状態とでも言おうか。優秀で実績のある技能職員はどんどん「監督」や「フロント」に引き上げ、マネジメント能力を発揮してもらいたい。(西見由章)
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>>2061>>2255
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120525-OYO1T00215.htm?from=main1
橋下市長、前市長側近の更迭6人を中枢復帰へ
大阪市の橋下徹市長は、就任直後の昨年12月に「待機ポスト」の総務局付に更迭した平松邦夫前市長の側近幹部だった6人について、6月1日付で“現場復帰”させる方針を固めた。大阪都構想に批判的だったことなどを理由に閑職に追いやっていたが、一転して橋下改革を推進する中枢ポストに起用する意向。異動先には、都構想の制度設計のカギを握る区政改革を担当する重職も含まれており、市役所内では「思想改造を狙っているのではないか」との声も漏れる。
平松前市長を支えてきた政策企画室長や情報公開室長、政策企画室理事(以上、局長級)、同室企画部長、地域主権担当部長、秘書部長。市長就任日の昨年12月19日付で管理職手当が付かない総務局付に更迭され、職員人材開発センター(阿倍野区)で現業職員の勤務実態調査などに従事。今年4月の定期異動でも据え置かれたままだった。
橋下市長の依頼を受け、職員の政治活動を調査していた市特別顧問(当時)の野村修也弁護士は4月、「明確な法律違反が見つかったわけではなく、懲罰的だ」として、橋下市長に処遇改善を求めていた。
関係者によると、橋下市長は6人について、「中枢部局に配置してほしい」と担当部局に指示。6月から、市長直轄の市政改革室や都市制度改革室、財政局などの理事や部長に異動させることが決まったという。
(2012年5月25日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20120528ddlk30010189000c.html
選挙:御坊市長選 柏木さん6選 「安心して暮らせるまちに」 /和歌山
毎日新聞 2012年05月28日 地方版
16年ぶりの選挙戦となった任期満了に伴う御坊市長選は27日投開票され、現職の柏木征夫氏(71)=無所属=が新人の飲食店経営、山本勝也氏(51)=同=を大差で破り現役市長で全国最多選に並ぶ6選を果たした。投票率は58・25%で過去最低だった前回96年の69・44%を下回った。当日有権者数は2万590人(男9585人、女1万1005人)。
柏木氏は事務所前で支持者らと万歳。「市民一人一人の顔が輝き、安心して暮らせるまちづくりを着実に進めていく」と述べた。
選挙戦では5期20年の実績を強調。「ぶれない、偏らない、威張らないを政治信条に市民が住んで良かったと実感できるまちづくりに取り組む。行政改革、社会情勢や経済状況の変化に応じた市政を推進していく」と訴え支持を集めた。
山本氏は多選などを批判。「若い人らが地元で働く場所がない」などと変革を訴えたが及ばなかった。【山中尚登、野原隆】
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◆開票結果
◇御坊市=選管最終発表
当 8558 柏木征夫 71 無現
3070 山本勝也 51 無新
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120528-OYT1T00783.htm
維新、議長獲得へ…公明「取りに行くのは邪道」
30日の大阪市議会(定数86)の正副議長選で、最大会派の大阪維新の会(33議席)が2期連続で議長を獲得する見通しになった。
第2会派の公明(19議席)は、28日の幹事長会議で、議長立候補の意向を取り下げた。
公明の高山仁幹事長は会議終了後、報道陣に、「(公明を含め)最大会派以外の会派が組んで議長を取りに行くのは邪道だ」と話し、「維新支持」を明言した。
現在公明が就いている副議長職については午後協議する。公明が引き続き立候補する場合、維新は支持する考えで、「維新・公明」体制継続の公算が大きい。
(2012年5月28日14時18分 読売新聞)
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http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120529-OYT1T00306.htm
初の「みんなの党」単独推薦市長、一番の勝因は
奈良県香芝市長選(20日投開票)では、みんなの党が推薦する吉田弘明さん(51)が、自民党と共産党がそれぞれ推薦する新人を破って初当選し、全国で初めて、みんなの党が単独推薦する市長が誕生した。
関係者にその理由を取材した。
「民主にも自民にも、もう期待できない。市を変えてもらいたいと1票を入れた」。吉田さんに投票したという有権者の一人は、理由をそう話した。県内に住み、大阪府内に通勤する〈奈良府民〉だ。
投票率は過去2番目に低い40・6%だったが、吉田さんはこうした人たちの後押しで682票差の接戦を制したとみられる。
香芝市を選挙区に含む奈良3区選出で、自民推薦の候補を応援した民主の吉川政重衆院議員は「コメントは控えさせてほしい」と語り、衝撃の大きさをうかがわせた。
民主は、支援が吉田さんと自民推薦の候補に割れ、自主投票で臨んだ。ある県議は「自民の候補は直前まで市議会議長だったため、庶民派だが、有権者には『権力志向』と映った」と解説してみせた。
吉田さんは「市長給与の50%カット」をアピールし、改革派を印象づけた。みんなの党の県議も「吉田さんの人柄、政策が一番大きな勝因」と語るように個人の魅力も大きかったようだ。
一方、敗れた自民党。投票率が40%程度なら、組織力の差で突き放せると予想する向きもあった。県連の奥野信亮会長は「もう組織力では勝てない。有権者の見方が厳しくなっている」と述べた。
県内のみんなの党の議員は県議1人、生駒市議1人、王寺町議1人。人口7万7000人の市のトップを射止めて、党本部では幹部が「今後の選挙、衆院選に向けて心強い」と力を込めた。大阪を席巻する地域政党「大阪維新の会」とあわせ、今後の地方選や衆院選の動向に目が離せない。(加藤律郎)
(2012年5月29日10時15分 読売新聞)
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120529/osk12052914250008-n1.htm
連携強化を確認か 橋下、松井の両氏、公明副代表らと懇談
2012.5.29 13:43
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長、幹事長の松井一郎大阪府知事が28日夜、大阪市内で公明党副代表の白浜一良参院議員(大阪選挙区)らと懇談した。橋下氏らは職員基本条例、教育行政基本条例の市議会での成立に対する謝意とともに、大阪都構想実現に必要な地方自治法改正への協力を求めたとみられ、次期衆院選を見据えて維新と公明の協力関係がさらに加速する可能性もある。
松井氏は29日、記者団に懇談したことを明らかにし、「考え方が違うところもあるが、統治機構改革という部分では、公明党は同じ考え方を持っている」と述べ、次期衆院選での協力をにおわせた。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120529-OYT1T00301.htm
デタラメ・市長のパフォーマンス…市へ批判続々
奈良市議会の総務水道委員会が28日開かれ、市が先月まとめた「事業・業務の総点検実施報告」について、「現実離れした、でたらめな内容だ」「市長のパフォーマンスではないか」と委員の批判が相次いだ。
市は達成が難しい項目が含まれていると認め、「夏までに実現可能なものとそうでないものの仕分けをしていく」と説明した。
報告は、市の職員と外部監査法人でつくるチームが昨年10月〜今年3月に市の事業や業務を洗い直し、幼稚園・保育所の民間委託や特殊勤務手当の見直しなど85項目で計約53億7700万円を削減できるとうたった。市は報告作成の委託料として、同法人に約500万円を支払っている。
委員会では、「数字が独り歩きしている」と内容を疑問視する指摘が続いた。また、データに誤りがあり、議会が承認していないごみ収集の有料化や職員の住宅手当の廃止なども盛り込んでいるとして、「整合性も、実現可能性もない。練り直すか、取り消すべきだ」と再検討を迫る声が出た。
これに対し、市は新たに外部の有識者と職員でつくる作業部会を設け、今年度中に「実行プラン」を策定すると表明。福井重忠副市長は「(全てを早期に実現するのは)なかなか難しい」と認めた上で、「報告は、市の財政健全化の一つのツール。目標に向かって進んでいきたい」とした。
このほか、委員からは市がアンケートで全職員に職員本人や同僚らを巡る不祥事の情報提供を求めていることについて、「職員間の信頼関係が損なわれる」と危惧する声が上がった。ガバナンス推進課の南孝明課長は「根拠のない情報は淘汰する。この取り組みを通して、市の体質改善を図りたい」と強調した。
(2012年5月29日11時14分 読売新聞)
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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/05/29/kiji/K20120529003353250.html
橋下市長が指摘「偏狭なナショナリズムが高まっている」
大阪府市統合本部会議で、子どもに近現代史を学ばせる施設の構想について語る大阪市の橋下徹市長。左は大阪府の松井一郎知事
Photo By 共同
橋下徹大阪市長は29日、大阪府市統合本部会議で、子どもに近現代史を学ばせる施設を造る構想に関連し「僕と同世代、下の世代で偏狭なナショナリズムが高まっていて非常に危険だ。特に隣国との歴史を多面的に捉えなければならない」と指摘した。
市長は、中国が領有権を主張する尖閣諸島の問題などを念頭に「表層的な部分だけを捉えて、騒ぎだすようなところも出始めている」と国内の現状を分析。施設での展示内容は太平洋戦争や極東国際軍事裁判(東京裁判)を軸に、中国や韓国、北朝鮮など東アジア諸国と日本の間の歴史的経緯を重視する方針を明らかにした。
市長のブレーンで府市特別顧問の上山信一慶応大教授は教育委員会が所管する教育施設でなく、市長や知事の直轄部局が運営する博物館の形態を提案。中国や韓国の有識者と共同研究ができる場にすべきだとした。
元経済企画庁長官で作家の堺屋太一氏はオイルショックなどの戦後の歩みも必要な内容だと述べた。
会議では、府市特別顧問の橋爪紳也大阪府立大教授を中心に今後、設置目的や展示内容、対象者などの協議を進めることを確認した。
[ 2012年5月29日 17:39 ]
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120525/lcl12052514420002-n1.htm
入れ墨調査「魔女狩りだ」、教育委員が反発 橋下市長「隠れた所でも教員が入れているのは…」
2012.5.25 14:41
大阪市の橋下徹市長と市教育委員の意見交換会が25日開かれ、市教委が実施していない入れ墨調査をめぐって応酬があった。橋下市長は「(教員に入れ墨は)ないと信じているが」と述べつつ、「隠れた所でも教員が入れているのはどうかというのが保護者感覚だ」と実施を促したが、教育委員からは「現場で入れ墨があるという話がないのに、一律で魔女狩りのようにやるのはどうか」と否定的な意見も上がった。
調査は橋下市長が全庁的に指示したが、市教委は所管の教職員ら約1万7千人については行わないことを確認。市教委によると、その後「なぜ実施しないのか」などといった批判が85件寄せられたといい、市教委は実施するかどうかを再度検討している。
この日は予算要望に関する会合だったが、橋下市長は「入れ墨問題は違う方へ行っていると危惧している」と問題提起した。矢野裕俊教育委員長は「何らかの対処は必要だが、現場との信頼関係も大切だ。どうするのが良いか近く結論を出したい」と話した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120529-00000546-san-pol
連携強化を確認か 橋下、松井の両氏が公明副代表らと懇談
産経新聞 5月29日(火)12時42分配信
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長、幹事長の松井一郎大阪府知事が28日夜、大阪市内で公明党副代表の白浜一良参院議員(大阪選挙区)らと懇談した。橋下氏らは職員基本条例、教育行政基本条例の市議会での成立に対する謝意とともに、大阪都構想実現に必要な地方自治法改正への協力を求めたとみられ、次期衆院選を見据えて維新と公明の協力関係がさらに加速する可能性もある。
松井氏は29日、記者団に懇談したことを明らかにし、「考え方が違うところもあるが、統治機構改革という部分では、公明党は同じ考え方を持っている」と述べ、次期衆院選での協力をにおわせた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000168-mailo-l26
自民党府連:幹事長に内海氏選出 任期は参院選後まで−−役員総会 /京都
毎日新聞 5月28日(月)14時56分配信
自民党府連は27日、役員総会を開き、幹事長を辞任する意志を表明していた橋村芳和・京都市議(50)の後任に、内海貴夫・同市議(68)を選出した。任期は来夏の参院選後に開かれる党府連大会まで。内海新幹事長は市議6期目。府連の副幹事長や政調副会長、広報委員長などを務めた。
その後、選挙対策委員会を開催。来夏の参院選の公認候補予定者として現職の西田昌司参院議員(53)を内定した。今後、党員約1万人から選ばれた代議員による信任投票を行う。投票結果は6月23日の党府連大会で報告される。西田参院議員は「参院選挙区の定数削減がどうなるか決まっていないが、1位で議席を取ることを目指す」と決意を述べた。【林哲平】
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120531-00000007-kyt-l26
委員会審議傍聴を自由化 長岡京市会が改革
京都新聞 5月31日(木)10時49分配信
議会改革の一環として、長岡京市議会は6月7日開会の6月定例会から、委員会審議の傍聴を自由化したり傍聴者が配布資料を閲覧できるようにする。7月1日には3月定例会で制定した議会基本条例の説明会を市内で開く。
同市議会の議会改革では、インターネットを通じた議会の動画配信や議案の採決に関する会派別賛否の公表、委員会議事録のホームページでの公開など23項目を掲げ、議会運営委員会で検討している。6月はこのうち各会派が同意した2項目を実行に移す。
常任委員会や特別委員会の傍聴は、これまで各委員長の許可を得る必要があった。今後は自由に傍聴できる。委員会室が狭いため、傍聴者が多い場合は抽選を行うなどして人数を制限する。
委員への配布資料も傍聴者が閲覧できるようになるが、持ち帰りや転記は禁止する。
議会基本条例の説明会は、7月1日午後2時から同市天神の市立図書館で開催する。議運メンバーが出席し、市議会のあり方や理念、改革の方向性を示した条例の趣旨を市民に対して説明する。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201205310026.html
大阪市議会正副議長、初の女性が2トップに2012年5月31日
大阪市議会は30日の本会議で、新しい議長に大阪維新の会の辻淳子氏(59)、副議長に公明党の小玉隆子氏(63)を選出した。正副議長とも女性が就くのは同市議会では初めて。
地方議会で正副議長を女性が務めた例は、これまで京都市、大阪府四條畷市や埼玉県川口市などの各議会であった。
維新は市議会で第1会派、公明は第2会派。第3会派の自民党も議長候補を出し、民主系のOSAKAみらいと共産党が賛成に回ったが、公明は「第1会派の維新が議長職を獲得するのが筋だ」と維新の辻氏に投票。維新は副議長選で小玉氏に投票した。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000510-san-soci
「反原発」強硬知事が“変節”した「理由」
産経新聞 6月2日(土)10時12分配信
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関西広域連合が出した声明について記者団に説明する嘉田由紀子知事=5月31日、滋賀県庁(写真:産経新聞)
【関西の議論】
今夏の電力不足を乗り切れるか注目される関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働は、関西広域連合が5月30日の声明で、「限定的」の文言を入れたとはいえ、政府に判断を委ねるかたちで事実上容認し、潮目が変わった。広域連合内で大阪市の橋下徹市長と並び、再稼働慎重派の急先鋒だった滋賀県の嘉田由紀子知事と京都府の山田啓二知事。両知事は、4月に共同で脱原発依存社会への工程表提示など、7項目の提言を政府に突きつけ、「反対」派とみられていた。両知事が折れた裏には、目の前の危機を無視できない事情があった。
■経済界から総スカン
「地元経済界から再稼働に対する強い要望があった」
広域連合が声明を出した翌日の31日、嘉田知事は記者団から声明を了承した理由について聞かれ、一つの判断材料としてこう答えた。
約1カ月前の5月1日。原発再稼働問題が決着せず、計画停電が現実味を帯びる中、嘉田知事は、滋賀経済同友会など県内6経済団体と大津市内で意見交換した。
「工場操業を夜間に移せば、人件費が高騰する」「自助努力では限界がある」「電気料金が値上げされると、廃業も視野に入る」
出席した経済関係者から上がるのは、電力不足への不安や不満ばかり。嘉田知事は「節電は電気料金が節約できるため、マイナスばかりではない」「経済は大事だが、原発事故で住めなくなったら何にもならない」と説明するだけでなく、節電した企業を経済的に優遇する仕組みづくりや、家庭に重点を置いた節電対策を重視する方針を説明し理解を求めたが、危機を目前にした経済関係者にとっては何の説得力もなかった。
その後の5月28日に開かれた嘉田知事と経済団体の2回目の意見交換会でも、経済界から「安定供給確保に全力を注ぐべきで、計画停電はあってはならない」といった意見が相次ぎ、早期の原発再稼働を求める声も出るなど、嘉田知事との距離は縮まることはなかった。
■企業城下県・滋賀の現実
段階的に原発を縮小し再生可能エネルギーへの転換を目指す「卒原発」を打ち出す嘉田知事だが、2回にわたり経済関係者と会合を持つ気遣いの背景には、滋賀県ならではの事情があった。
滋賀県は30年前に比べて人口が30万人以上増え、近畿では大阪、兵庫、京都に次ぐ141万人を抱える全国有数の人口増加地域だ。その人口増の源泉となっているのは企業の工場立地。名神高速道路が通り、交通の利便性が良い割に土地が比較的安いため、ダイハツ工業の滋賀工場(竜王町)や、キヤノンの製造子会社である長浜キヤノン(長浜市)、パナソニック関連会社(草津市ほか)など、大手メーカーが工場を相次いで構えた。県内総生産に占める製造業など第2次産業の割合が約41%で全国1位の“企業城下県”だ。
これを裏付けるように、昨年7〜9月の電力消費量をみても、関電管内全体では産業用需要は約38%だが、滋賀支店管内だけをとれば約58%に膨らむ。
大勢の県民の生活が企業に支えられている現状を考えれば、電力不足を理由に企業が県外に転出した場合、その経済的損失は計り知れず、嘉田知事は経済界の要請を無視するわけにはいかなかった。
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■県内首長からも追い込まれ
さらに、嘉田知事を追いつめたものは、県内の首長の意向だ。
嘉田知事が京都の山田知事と共同提出した7項目の提言について、嘉田知事が県内19市町長の意見を聞きたいとして、5月24日に会議を設定したが、7市町の首長が欠席する事態になり、中止された。
7市町のうち彦根市の獅山向洋市長は嘉田知事あてに「市町に対してあらかじめ何ら説明も協議の申し入れもなく、なぜ今ごろ意見を聞くのか」とする不参加表明の文書を送り、嘉田知事の対応を批判した。
この会議中止を受け、嘉田知事は市町に対し文書で意見を求めたが、これについても獅山市長が「市町長の立場を考慮しない極めて自己中心的な不当なもの」として、撤回と謝罪を求める文書を県に送付するという異例の展開となった。
彦根市長と同様に蚊帳の外に置かれ、「今さら何を…」といった印象を持つ首長は他にもいるとみられ、県内の地域事情を無視して反原発と見える行動に突っ走った嘉田知事への圧力になった可能性は強い。
■京都知事「限定的」にこだわった事情は
一方の京都府も一枚岩にはなれない事情があった。
大飯原発30キロ圏内に約6万8千人の住民を抱え、福井県と隣接する舞鶴市や綾部市など府北部の首長らが「市民の安全のため、新たな安全基準を国が示し、第三者機関が確認しない限り再稼働は認めない」と強硬な姿勢の中で、山田知事は慎重にならざるをえず、「原子力基本法などに基づき、原子力安全委員会が安全確保について決定するのが筋」との原則を重視するスタンスを貫いてきた。
しかし、ここでも経済界の悲鳴は無視できないほど大きくなっていた。
京都商工会議所など4団体は計画停電や電気料金値上げが中小企業に死活的な影響を与えるとして、5月15日に再稼働を政府に要請。同25日に行われた府との会合では、府が示した平成22年夏比で15%以上の節電目標に対し、再稼働を議論から外したことに反発、合意に一時難色を示し、発言力の大きさが増した。
また、府内最大の人口と経済規模を誇る京都市は、安全性は当然のこととしながらも「稼働しなければならない必要性」を挙げ、電力逼迫(ひっぱく)状況などによっては再稼働の容認に含みを持たせるような姿勢で、慎重派の知事とは一線を画す動きもあった。
こうした中で、広域連合の声明を了承した山田知事は、判断について「暫定的、限定的という表現にこだわった」と説明。山田知事にとっては、このこだわりは、再稼働を認めないとする府北部の住民らの意向と再稼働を求める産業界の声を両立させるという目の前の危機を回避する“苦肉の策”だったといえる。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120531/nar12053102130000-n1.htm
藤井本市議が立候補を表明 葛城市長選 奈良
2012.5.31 02:13
任期満了(10月30日)に伴う葛城市長選に、同市議の藤井本浩氏(51)が30日、無所属新人で立候補すると表明した。
同市長選の出馬表明は、再選を目指す無所属現職の山下和弥氏(42)に次いで2人目。
藤井本氏は「このままの市政運営が続けば赤字転落もあり得る。誰かが立ち上がらなければならない」とし、「職員の削減など合理化を進めたい」と抱負を語った。藤井本氏は大和信用金庫に勤務後、合併前の旧新庄町議を経て、同市議会副議長なども務めた。
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>>2335
http://www.asahi.com/politics/update/0603/OSK201206030001.html
2012年6月3日5時14分
大阪人権博物館、市の補助金も今年度限り 存続困難に
大阪市の橋下徹市長は2日、2012年度の本格予算編成に向けた各部局との折衝で、大阪人権博物館(リバティおおさか、大阪市浪速区)の運営補助金を今年度限りで打ち切る方針を決めた。大阪府も同様に廃止方針を決めており、運営費の8割を両府市の補助金に依存する博物館の存続は厳しい状況となった。
橋下氏は、府知事だった2008年から「差別、人権などネガティブな部分が多い」などと主張し、展示内容の見直しを指示。これを受けて博物館側は展示をリニューアルしたが、松井知事と今年4月に視察した橋下氏は「子どもが夢や希望を抱ける展示になっていない」と批判していた。
橋下氏は会議後、報道陣に「ワンチャンスを与えたのに(見直しの指示に)沿ってやってくれなかった。今年度で収束してもらう」と、来年度からの補助打ち切りを明言した。今年度については、施設運営の最低限の経費として前年度比約600万円減の計4500万円を支出するという。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120602-00000168-mailo-l27
府・大阪市:10職員に併任辞令 「大阪の魅力向上」担当 /大阪
毎日新聞 6月2日(土)15時6分配信
府と大阪市は1日付で、大阪の観光集客や都市再生に携わる府・市職員各5人に、知事、市長双方の指示を受けられる併任辞令を発令した。府市統合本部傘下で大阪の魅力づくりを検討している「都市魅力戦略会議」の最終報告がまとまり次第、大阪の魅力向上に取り組む。
戦略会議の中間報告では、大阪城・大手前▽中之島▽御堂筋−−など市内5地区を重点地区に指定、各地区の特徴や歴史に合わせて、ミュージアム整備や歴史的建造物を活用した街づくりなどを目指していくとした。併任を受けた職員は民間とも連携しながら、街づくりに取り組む。【堀文彦】
6月2日朝刊
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120602-OYO1T00196.htm?from=main2
市音楽団廃止1年延長、民営化…大阪市教委方針
大阪市の市政改革プラン素案で2012年度限りで廃止とされた市音楽団について、所管する市教委は、廃止時期を1年延長したうえで民営化を目指す方針を固めた。今夏にも外部委員による専門家会議をつくり、公益法人化など自立の方策を探る。12年度の本格予算案編成に向けた2日の庁内折衝で、橋下徹市長に関連経費の計上を求める。
市音楽団は全国で唯一、自治体が直営する吹奏楽団で、1923年に設立。36人の楽団員が無料演奏を中心に活動し、生徒への指導も行っている。
しかし、「行政が抱える必要はない」と、音楽団の自立を求める橋下市長の意向を受け、市は先月、音楽団の廃止を盛り込んだ市政改革プラン素案を公表した。橋下市長は廃止の場合、楽団員を分限免職(整理解雇)する意向も示している。
これに対し、市教委は「演奏技術が優れ、歴史もある楽団を活用しない手はない」として、民営化して存続させる道を探ることを決めた。
専門家会議では、芸術や市場調査に詳しい外部人材に協力を求める。運営形態については、税制上の優遇措置が受けられる公益法人を中心に検討するが、現在、市が負担している年間約4億円の経費を、興行収益などで補う必要がある。
(2012年6月2日 読売新聞)
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http://www.nara-np.co.jp/20120603092634.html
奈良市選管が苦慮 - 同日選なら大混乱か/衆参、市長、市議、県議補の5選挙
2012年6月3日 奈良新聞
政局が不透明で次期衆院選の時期も見通せず、衆参ダブル選挙の可能性も取り沙汰される中、奈良市選挙管理委員会がやきもきしている。一体改革関連法案や最高裁が違憲状態と判断とした「1票の格差是正」の選挙制度改革など課題は山積したまま。与野党のにらみ合いが続く。来年の「衆参ダブル選」に持ち込まれると、奈良市では来年の市長と市議会議員のダブル選も控えており、「収拾がつかない事態」も予想される。
▽参院議員と市長・市議の任期は直近
奈良市では、平成17年の6月定例市議会で当時の市長に対する不信任決議案が成立。市長が市議会を解散し、自らも出直し市長選に打って出て以来、市長と市議(定数39)のダブル選に。今期の満了日は来年7月30日。その2日前の同28日が、3年に1度の参院選の任期満了日。このためトリプル選挙になるとの見方が濃厚…
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120604/kyt12060402030001-n1.htm
福知山市長選、告示 現職・新人4氏の争い 京都
2012.6.4 02:03
任期満了に伴う福知山市長選が3日告示された。現職と新人3人が立候補し、大型公共事業推進の是非や行財政改革、雇用、地域間格差、少子高齢化などの課題などを争点に、激しい選挙戦がスタートした。10日に投開票される。
立候補したのは、いずれも無所属で、現職の松山正治氏(74)=自民推薦▽新人で共産党中丹地区委員長の杉本玄太郎氏(58)=共産推薦▽新人で会社役員の衣川元嗣氏(32)▽新人で元市議の荒川浩司氏(50)=福知山維新の会推薦=の4人。
松山氏は「福知山に残る課題が解決されない限り、退くことはできない」と第一声。杉本氏は「市民のくらし最優先の市政実現に全力をあげたい」と訴えた。また、衣川氏は「国家を重んずる、そして国を愛するという教育を徹底していく」と声を振り絞り、荒川氏は「市民の思いを集約し、対立のない新しい形の町づくりをしたい」と支持を呼びかけた。
2日現在の選挙人名簿登録者数は6万5472人。
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http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000001206070002
福知山市の課題 市長選10日投開票
2012年06月07日
JR福知山駅の北口付近。「市民交流プラザふくちやま」の建設予定地(後方)は駐車場のままだ=福知山市駅前町
進まぬ駅前再開発
景気・財政難で迷走
4人の候補者がせめぎ合う福知山市長選(10日投開票)。市が抱える課題の一つは、JR福知山駅周辺の再開発だ。経済の先行きが不透明な中で、思い描くような街づくりは可能なのか、現状を探った。
「目立つ建物はホテルぐらい。こんな寂しい風景は想像もしなかった」
市は「北近畿の中核市」を目指して駅周辺の再開発に取り組んできた。だが、空き地が目立つ様子に、当初の計画を知る市職員OBがため息をついた。
旧市街地の駅北側と、旧国鉄の福知山機関区があった駅南側で区画整理事業が始まったのは1995年。大規模な再開発ビルを誘致してスーパーなどをテナントにする計画だった。これを核に、商業施設が軒を連ねるという構想だった。
しかし、バブル崩壊の影響で計画は頓挫。ここから迷走を続けた。
代わりとなるシンボルを造って集客の起爆剤にしようと、市は「北近畿の都センター」の建設計画を2006年に策定した。駅北口前の土地4900平方メートルを約16億円で取得。当初、建設費は約49億円で、図書館やホール、保健福祉センターなどが入る6階建てにする計画だった。
だが、市議会で財政負担や効果について疑問の声が上がった。10年末には4階建てに縮小し、建設費は28億円に下方修正。名称も「市民交流プラザふくちやま」に変えた。
その後、昨年6月の市議会で、「駅前の一等地に、なぜ利益の出ない公共施設なのか」などと否定的な意見が再燃。議員提案の「建設の凍結を求める決議」が賛成多数で可決された。
ところが、9月市議会では一転、「建設促進」を求める決議が可決された。人の流れを引き寄せたい商業者を中心にした強い要請で推進派が盛り返したとされる。
駅南側に開業したホテルの経営母体「ロイヤルヒル福知山」の家田哲士本部長(41)は「行政主導の投資も必要。立派な市の『顔』を造れば、イメージが民間投資を呼び込むことにつながる」と言う。一方、約10年前から駅の近くに住む主婦(53)は「図書館などができても人が集まるとは思えない」と疑問を示す。
駅南側ではここ数年、9階建てのホテルや大手家電量販店、スポーツ用品店が進出。北側にもホテルなどができた。だが、にぎわいがうまれたとは言えないほどの人通りだ。
市は08年、駅北側の土地利用を促すため、市土地開発公社などが所有する土地を、売却でなく20〜30年契約で貸し出す「定期借地」に切り替えた。現在、4500平方メートルは事業着手に向け準備を進めており、約3900平方メートルの売れ先は決まっていないという。
思うように進まない一因に、郊外型店舗の急増もある。駅前に進出した企業関係者は「福知山の場合、商業の中心は駅周辺より南の国道9号沿いに移っている」と指摘する。
市の「顔」ともいえる駅前再開発をどう進めるのか。新市長にその手腕が問われる。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120609-00000183-mailo-l25
越・大津市長:市議から「違法」指摘で市会紛糾 待機児童対策予算で /滋賀
毎日新聞 6月9日(土)14時14分配信
弁護士出身の越直美・大津市長が、予算の「目的外使用」をしたとして、市議から地方自治法違反の疑いを指摘されている。
対象は、選挙公約で掲げた待機児童解消の目玉施策とする市立瀬田南幼稚園への保育園の分室整備事業。2月補正予算案で幼稚園用の「教育費」として計上した部屋の増築設計費200万円を、保育園用の「民生費」として執行したという。清正会の山本哲平市議が7日、ブログで指摘し、市側も認めた。
事業は越市長の就任前に計画されていた幼稚園の改築に合わせたもの。同会は「予算の議決段階では幼稚園の設計費と定められ、説明を受けた。越市長が公約実現を急ぐあまり、虚偽説明で勝手に予算を変更するのは地方自治に反する」と強調。8日には各会派の代表者会議が開かれ、市会は紛糾している。越市長は「対応について庁内で協議中」とコメント。違法かどうかの考えは明かさなかった。【千葉紀和】
6月9日朝刊
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120609-00000181-mailo-l25
選挙:竜王町長選 元県議・杼木氏が出馬へ 前回の雪辱を期す /滋賀
毎日新聞 6月9日(土)14時14分配信
12日に告示される竜王町長選に8日、元県議でNGO理事の杼木捨蔵(とちぎすてぞう)氏(70)が無所属での出馬を表明した。同町長選には、現職の竹山秀雄氏(66)が昨年12月町議会で無所属で出馬を表明しており、両氏の一騎打ちとなる公算が強い。
杼木氏は町議4期、県議3期を務め、前回の町長選で竹山氏に231票差で敗れた雪辱を期す。杼木氏は「町議選に続いて町長選が無投票となるのを阻止したかった。若手の候補者を探したが見つからず出馬を決意した」と語っている。
立候補の届け出は午前8時半〜午後5時、町役場で受け付ける。投票は17日午前7時〜午後8時、町内12カ所で行われ、同9時から町公民館で即日開票される。6月2日現在の有権者数は1万429人。【斎籐和夫】
6月9日朝刊
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120609/wec12060921010007-n1.htm
【橋下維新ウオッチ】
勘違い橋下市長、発言修正…「ほんまや」製造中止の内幕
2012.6.9 21:00 (1/2ページ)[west政治]
水道水のペットボトル「ほんまや」をPRする平松邦夫大阪市長。一転し、後任の橋下徹市長の指示で製造販売が中止されることになった背景は…=2009年4月
大阪市の水道水をペットボトルに詰めた飲料「ほんまや」の製造販売が橋下徹市長の指示で中止されることになった。計画が浮上した6年前から「ほんまや」をめぐる記事を何度か書いてきただけに、少し寂しい気もする。
おいしさ証明、世界的な受賞…
「ほんまや」は、市水道局の技術力の高さをアピールしようと平成19(2007)年3月から販売を始めたが、橋下市政となって、製造元の市水道局そのものが大阪広域水道企業団に統合されることになった。企業団でも災害備蓄用として水道水のボトル飲料を製造しており、今後もあえて「市水道局の水」をPRし続ける必要があるかと考えると、確かに役割を終えたかもしれない、と思う。
かつて大阪市の水は「臭い」「まずい」と不評だったが、14年に高度浄水処理システムを導入し、相当改善したという。にもかかわらず、評判は今ひとつ。当時の担当者たちが「売れるほどおいしいと証明したい」と企画したのが、ボトル販売だった。「水道水なんか売れるわけがない」と懐疑的な声も多かったが、担当者は「水道水もおいしいと知ってもらうきっかけづくり」と話していた。
「ほんまや」は昨年5月、評価機関「モンドセレクション」金賞を受賞するなど、徐々に知名度が上がりつつあったが、橋下市長は「税金でそんな商売をやる必要は全くない。民業圧迫だ」と指摘。あっさり廃止が決まった。「(平松邦夫前市長の)政治的な意図が強い事業」とも述べ、平松カラー払拭の意図があることも示唆した。
実際は、税金ではなく水道料金でまかなわれていたことや、事業を推進したのも平松氏の前の関淳一元市長だったことを後から聞き、橋下市長はその後「言いすぎた。担当者に謝罪しておいてほしい」と発言を修正した。だが、やはり「ほんまや」は役割を終えたとして、廃止の方針はそのままとなった。
一連の騒動で、ある市職員は改めて橋下市長の影響力の強さに驚いたという。「インターネットなどを見ていても、モンドセレクション受賞のときは、無駄な事業だという声はほとんどなかったのに、市長が一言批判したとたん『やめるべきだ』という意見が一気に広がった」からだという。職員が「市長には世論をくみとるだけでなく、世論を動かす力もありますよね」と話していたのが印象的だった。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120611-00000224-yom-soci
大阪知事、通り魔に「死にたいなら自分で死ね」
読売新聞 6月11日(月)11時24分配信
大阪・ミナミの通り魔事件で、松井一郎大阪府知事は11日、現行犯逮捕された礒飛京三容疑者が「人を殺せば死刑になると思ってやった」と供述していることに対し、報道陣に「『死にたい』と言うんだったら自分で死ねよと(言いたい)。人を巻き込まずに自己完結してほしい」と発言した。
府は自殺予防対策を行う立場だが、松井知事は「(容疑者が必要とするなら)相談窓口に来ればいいし、『行政の支援は受けたくない、この世からいなくなりたい』と言うなら止めようがない」と述べた。
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http://www.nara-np.co.jp/20120609090447.html
公明党、議長会派支持 - 役選で協力明言/奈良市会
2012年6月9日 奈良新聞
奈良市議会の6月定例議会開会を12日に控え、議長選への対応について公明党市議団(山中益敏幹事長、7人)は8日、「議会改革を一層推進するため」として、現在の議長会派「政友会」(土田敏朗幹事長、4人)が擁立する候補者を推す方針を明らかにした。公明党と同数の共産党市議団(山口裕司団長)は態度をまだ明確にしていないが、最大会派の一つが旗色を鮮明にしたことで、議長選の流れが一気に固まる可能性も出てきた。
正副議長選を含む役員改選(役選)は、慣例的に議長の辞職願が毎年6月議会に提出されて実施。初の「立候補制」による議長選は27日とみられている
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120615/lcl12061500280000-n1.htm
大阪市バス、29年連続赤字 給与カットで退職者激増
2012.6.15 00:27
大阪市交通局の平成23年度決算見通しが14日発表され、バス事業会計の経常収支は昭和58年度から29年連続の赤字となった。運輸収益は割引乗車券の販売が好調で前年度からわずかに増えたが、早期退職が増え、人件費を前年度比で17・1%押し上げた。累積赤字も638億円と過去最多を更新し、3年ぶりに資金不足(8億5千万円)が発生。一方、地下鉄事業会計は9年連続の黒字となった。
赤字額は前年度より19億円多い43億3200万円に膨らんだ。交通局によると、市バス事業では、退職者が前年度の3・7倍の150人となり、退職金も4倍の28億7千万円に急増した。早期退職の急増は、橋下徹市長が掲げる市バス運転手給与の大幅カット方針が影響した可能性もある。
市が3年後の民営化を目指す地下鉄事業も、退職者は前年度の3・6倍の154人、退職金は5・5倍の36億6100万円に膨らんだ。収益も3・7%減ったが、167億2200万円の経常黒字を確保。17年度に8143億円あった企業債残高も5976億円まで減らした。
橋下市長は14日、両会計で退職金の費用が膨らんだことについて「組織をスリムにするときに、一時的に支出が増えるのは仕方がない」との見解を示した。
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>>2332>>2335>>2397
http://mainichi.jp/enta/news/20120614dde012010015000c.html
特集ワイド:「大阪人権博物館」補助金打ち切り、橋下市長表明 フォークシンガー・高石ともやさん、展示見学
毎日新聞 2012年06月14日 東京夕刊
アイヌ民族の展示コーナーに見入る高石ともやさん(手前)=大阪市浪速区の大阪人権博物館20+件で2012年5月23日、三浦博之撮影
拡大写真 ◇偏見差別…「ネガティブな内容」/「現実」学ぶのに重要
◇人間一人一人にストーリーがある。それを暗いとか明るいとか言ってしまうんですか。
人権問題の総合的な研究、資料公開に取り組む全国唯一の博物館「大阪人権博物館(リバティおおさか)」(大阪市浪速区)が、廃館の瀬戸際に追い込まれている。今春に同館を視察した橋下徹・大阪市長が「子どもに夢を与える展示になっていない」とし、今年度限りでの補助金打ち切りを表明したのだ。「人権」を考え続けてきたフォークシンガーの高石ともやさん(70)と同館を見学した。【戸田栄】
最初のコーナーに、薬害エイズの展示があった。高石さんが赤いリボンを見て、「ああ、これは」と駆け寄る。
約30年前、「接触すれば感染する」などと患者に対する根拠のない差別が広がった。孤立した患者に理解者がいることを示すため、胸に赤いリボンを付ける運動が始まる。その頃、高石さんは米国生まれの「ネイムズ」という歌を日本語で歌った。「君の死を数で数えないよ」という歌詞である。高石さんが歌の説明をする。「当初は『エイズで何人が死んだ』と人数でしか問題が語られなかった。しかし、亡くなったのは名前のある人間です。きちんと名前で呼び、人権問題として考え直そうと訴える歌でした」
だが、間もなく歌詞は不十分だと思い知らされる。コンサートを見た患者がぽつりと言った。「いい歌だったけど、『君の死を数で』では、もう僕は死んだみたいだ」。高石さんは「君の命を数で数えないよ」と歌詞を改めた。
リボンの隣には、愛用のギターなど薬害エイズで93年に19歳で逝った岩崎孝祥さんの遺品が並ぶ。遺族が「語り継いで」と寄贈した。高石さんは「本当にそうしてほしい」と目に涙を浮かべた。
次に、沖縄コーナーの「マルフクレコード」の展示に、高石さんは目を留めた。1927(昭和2)年に大阪で設立された沖縄音楽専門のレーベルだ。職を求め、沖縄から多くの人が来阪したが、本土とは異なる歴史を歩んできた人たちへの偏見は根強く、苦しめられた。その心を慰めようと作られた。
高石さんは、60年代後半、沖縄へ歌を学びに行ったという。そして、その心を基地問題が再び踏みにじっていると思った。「過去の差別と同根です。それで、僕は嘉手納基地で抗議の座り込みをしました」
アイヌ民族のコーナーで、高石さんは複雑な表情になった。北海道雨竜町の出身である。「幼い頃、アイヌの人たちが身近にいました。大人は『あの人らは計算ができない』なんてばかにしていた。そうやって開拓民がよい土地を取っていったんだね」。続けて、その開拓民も貧しかったと話す。「僕も開拓民の家の子です。貧しさがより弱い者への差別を生むのです」
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最後の部落問題コーナーで、高石さんは「差別戒名」を刻んだ墓石を見て絶句する。差別戒名は、奴隷や畜生を意味する文字を戒名の中に入れ、死後も埋葬者を被差別民と示し続ける。この墓石は、高石さんと私の見学の案内をしてくれた同館元学芸員の太田恭治さん(64)が94年に収集したものだ。
太田さんが振り返る。当時80歳の奈良県に住む女性が引き取りを求めたという。「娘が結婚差別を受けたのです。母は『墓石さえなくなれば』と考える一方で、理不尽な差別があることを世に知らせてほしいと連絡をくれました」
黙り込んでしまった高石さんが、ようやく重い口を開いた。「人間解放を求めた全国水平社の運動の意味が分かります」。太田さんはうなずき、「この辺りは、水平社ゆかりの地です」と付け加えた。
ここで、同館について改めて説明しておこう。
同館は85年、作家の水上勉さんら文化人、和島岩吉・元日弁連会長、当時の大島靖・大阪市長、岸昌・大阪府知事らの呼びかけで設立された。運営は公益財団法人が担い、資金の大半は大阪府市の補助金で賄っており、橋下氏の知事就任前は府市計約2億5600万円を計上した。それが昨年度までに半減。さらに今月2日、大阪市長に転じた橋下氏が今年度限りでの補助金打ち切りを表明。これに先立って、橋下後継の松井一郎知事が今年度で補助金を全廃し、同館は存続の危機に陥った。
橋下氏は知事時代から、「差別、人権などネガティブな中身だ」と同館を批判。「子どもが夢を持てる施設に」と展示変更を求め、今年4月の視察を経て、「やはり考えに合わない。チャンスを与えたのに」と見切りをつけた。
見学を終え、高石さんに橋下氏の廃止表明について感想を聞くと、「ネガティブねえ。人間一人一人にストーリーがあるのに、それを暗いとか明るいとか言ってしまうんですか。いろんな人生が現実にある。それを知ってともに考えることが大事なんです」と憤慨にたえない様子だった。
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戦後に断絶した猿まわしを復活させた一人で、同館と交流の深い「猿舞座(さるまいざ)」座長、村崎修二さん(64)も怒り心頭だった。
「日本文化の中には社会の底辺に置かれた人間が担ってきた大衆文化があります。人権博物館はそこに光をあてる他にない施設でした。猿まわし復活には文化人の小沢昭一さん、民俗学の宮本常一、サル学の今西錦司両先生の尽力がありましたが、その精神を継ぐ施設と考えてきました」
同館のホールに壁画を描いたイラストレーターの黒田征太郎さん(73)は、同館の存在意義を説いた。「誤解を恐れずに言えば、人間は差別する生き物だと思う。社会は人間がそう自覚することでよくなるのです」
橋下氏は同館の補助金打ち切りと同時期に、近現代史の学習施設の設置構想を打ち上げた。「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらの協力を得て、東京裁判や太平洋戦争など歴史観や史実の認定で対立がある問題で、「子どもに考えさせる、両論併記の施設をつくりたい」としている。
黒田さんは「橋下さんの考え方には賛成できません。大見えを切る政治を好み、『維新』などといつの日にか聞いた言葉を振りかざす。人権博物館は、そんなことの犠牲になったようにも思われる。僕は戦争を知る世代だから、なおさらそう思うのです」とため息をついた。
橋下市長は原発問題などで国政を厳しく批判し、さらに新党を作って国政を動かそうとする“若き改革者”として人気を集める。しかし、人権を重んじる政治家であるか否かも、見極める際に考えてみるべきだろう。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000563-san-soci
「御一人様、千円いただきます」財政難の大阪・泉佐野市が視察有料化
産経新聞 6月16日(土)15時59分配信
財政難の大阪府泉佐野市は15日、府外の自治体などから同市を視察に訪れる議員や職員1人につき千円を徴収すると発表した。7月1日以降の申し込み分から適用する。今年3月に市名のネーミングライツ(命名権)売却問題が浮上して以降、全国から視察が相次いでいるためで、配布する資料代などに充てるとしている。
徴収対象は、市が作成した資料に基づき、職員が説明と資料配布を行うケースで、質疑を含め2時間以内を想定している。
市によると、他自治体からの議員視察は、昨年度は4件だったが、今年度は5月までの2カ月ですでに同数に達した。うち3件は命名権や財政健全化に関する内容で、残る1件は市火葬場の視察だった。7月にも1件が予定されており、今後も増える可能性があるため、有料化を決めたという。
視察に対する費用徴収は、財政破綻した北海道夕張市(5人以内1万5千円)や、京都府亀岡市(5人以内3千円)などでも一部実施されている。
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>>2268-2269>>2271
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120601-00000606-san-soci
大阪・泉佐野の市名命名権 募集要領発表も企業の反応ゼロ、苦情寄せる市民も
産経新聞 6月1日(金)20時41分配信
命名権を含む広告提案企業の募集が始まり、対応に追われる職員ら=泉佐野市役所(写真:産経新聞)
財政難の大阪府泉佐野市は1日、市名のネーミングライツ(命名権)売却などの募集要領を発表したが、同日中は企業からの問い合わせなどはなかった。一方、市民らからは「本当に名前を売るのか」「気持ちはわかるがそこまでやらなくても」といった苦情が約10件寄せられ、改めて反響が広がった。
募集要領発表を受け、市は6日から正式に質問をメールで受け付ける。購入に前向きな企業を対象に、11月から1カ月間、広告内容の提案を募る方針だ。
1日は、企業からの問い合わせはなかったものの、朝から報道機関の取材が相次ぎ、市の担当職員らは、直接市役所を訪れて意見を伝える市民や、電話などへの対応にあたった。
市には3月に命名権売却構想が明らかになって以降、この日までに100件以上の意見が寄せられ、大部分が市名の変更に反対する内容だという。
市は「企業から提案があれば、慎重に検討し、市民が納得する形にしたい。そのためにも多くの企業からの募集があれば」としている。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120616/wec12061617190010-n1.htm
橋下大阪市長「関西は助かった。停電なら人命にリスク」
2012.6.16 17:15 [節電・原発]
政府による関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働方針の決定を受け、大阪市の橋下徹市長は16日、「実際に停電になれば自家発電機のない病院などで人命リスクが生じるのが大阪の現状だ。再稼働で関西は助かった。おおい町の人たちに感謝しなければならない」と述べた。
一方で「暫定的な判断に基づいた再稼働は限定的であるべき」との持論を繰り返し、政府に対して「限定稼働を否定する理由として国家経済とか燃料コストを持ち出すのは話が飛躍している。安全性を議論しなきゃいけない」と主張した。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012061600280
再稼働で地元に感謝=大飯原発、「限定」改めて主張−大阪市長 大阪市の橋下徹市長は16日、政府が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を正式決定したことを受け、「停電のリスクを回避できたので、おおい町や福井県の皆さんに感謝しなければいけない」と地元への謝意を表明した。
一方で「暫定的な安全判断に基づくものだから、限定的な稼働を原則にすべきだ」と強調し、稼働は電力不足が懸念される夏場に限るべきだと改めて主張した。
大阪府の松井一郎知事も、市長と同様の考えを示した上で、原子力安全行政を一元的に担う原子力規制委員会を「早急に立ち上げてほしい」と国に要望した。ともに大阪市内で記者団に語った。(2012/06/16-17:14)
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http://gendai.net/articles/view/syakai/137056
橋下 松井 発言ズレまくり 大阪維新の会 もう隠せない不協和音
【政治・経済】 Share
2012年6月13日 掲載
<所属議員も“恐怖政治”に爆発寸前>
次期衆院選の候補者となり得る政治塾の塾生を915人に絞り込んだ「大阪維新の会」。橋下徹市長(42)の“国政見送り”発言はやっぱり「既成政党を油断させる出任せ」なのかと思いきや、そう単純な話ではないようだ。というのも、維新の会の内情は、水面下で“不協和音”が鳴り響いているというのだ。
深刻なのは、代表の橋下とナンバー2・松井一郎府知事(49)のズレ。大飯原発の再稼働では橋下が「事実上の容認」として民主党政権「倒閣」に白旗を揚げたのに対し、松井は「容認したわけでも理解したわけでもない」と不満げだった。橋下の「国政見送り発言」に対しても、松井は「国会議員が行財政改革をやらないなら、(国政進出を)やらなければならない」と断言。2トップの食い違いが目立つ。
維新の会所属の府議がこう言う。
「幹部はメディアに『松井はあえて違うことを言っている。計算ずく』と説明していますが、いかにも、ズレているのを隠そうという焦りです。もともと橋下・松井の盟友関係は利害と打算の産物。府知事時代に議会で味方が欲しかった橋下さんと、橋下人気にあやかりたい松井さんが手を組んだことから始まった。しかし、松井さんはいまや府知事に上り詰め、安倍元首相など自民党の大物まで近寄ってくるようになった。維新の会は3年先どうなるか分かりませんから、橋下さんと別れた後を考え、独自に動き出したのでしょう」
不協和音は橋下・松井に限らない。幹部以外の議員は、過剰な情報統制とトップダウンに、不満が鬱積、爆発寸前だという。
「党内で議論の場が全くないのです。『これ決定したから』でおしまい。北朝鮮みたいです。政治塾から衆院選候補者を立てるという話も、地方議員のホンネはNO。『どうしてシロウトの落下傘を応援しなきゃいけないのか』という不満だらけです。とはいえ、地方議員から候補者を選ぶとなると、維新の会は若い世代ばかりですから、『オレが、オレが』で取り合って揉めるのは明らか。だから表向き『地方議員からは出さない』ということになっているのです」(別の府議)
結局、維新の会は、橋下人気だけで固まった“砂上の楼閣”。メッキが剥げてきた。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201206160015.html
橋下維新、民・自議員団とバトル 予算要望など舌戦2012年6月16日
大阪維新の会を率いる橋下徹大阪市長、松井一郎大阪府知事と、対立する自民、民主両党の地方議員団が15日、国への予算要望や原発問題などをめぐり激しいさや当てを繰り広げた。
まずぶつかったのが自民。国の予算編成前に市が地元国会議員に要望を伝える会合について、大阪市議団が橋下氏を呼ばないよう要求。府連内の意見がまとまらず、17日の会合は延期された。橋下氏は15日午前、「市議団は勘違いしている」と激怒した。
午後には自民市議団と府議団の幹事長が、府市エネルギー戦略会議が大飯原発の再稼働を前に緊急声明を出したことに、「職務権限を逸脱している」とする抗議文を橋下、松井両氏に手渡した。これに対し、橋下氏は「文面は僕らが了承した」と反論。予算要望の件も持ち出し、「(橋下氏らと対抗したダブル)選挙のしこりを残しているなら、僕は市議会で(自民に)答弁しない」と言い放った。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20120616-OYT8T01086.htm
西川県議を書類送検
自分が管理するインターネットのブログの投稿欄に、甲賀市で貴生川認定こども園を運営する学校法人「森島学園」と甲賀市の癒着を示唆する虚偽の書き込みをしたなどとして、甲賀署は15日、県議の西川勝彦容疑者(67)を名誉毀損(きそん)容疑で書類送検した。
同署などによると、西川県議は昨年3月上旬、自身のブログの投稿欄に「(森島学園は)甲賀市内にある他の私立の幼稚園や保育園とはかけ離れた扱いを、市から受けている」などと書き込み、学園の名誉を傷付けた疑いが持たれている。同学園の森島正博理事長が同月、投稿者を「氏名不詳」として名誉毀損容疑で告訴。同署の捜査で、西川県議自身が投稿欄に書き込んだことが判明したという。
(2012年6月17日 読売新聞)
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>>2337
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001206160010
日の丸条例 結論出ず/尼崎市議会委
2012年06月16日
尼崎市議会(定数44、欠員3)の総務消防委員会(8人)が15日、開かれ、最大会派「新政会」(11人)が2月定例会に提出した「日の丸条例案」と、公明党が新たに提出した修正案について審議した。両会派と共産党(7人)や「緑のかけはし」(同)などとの間で意見が対立し、議論は堂々めぐりで終わった。
新政会の条例案は、小中学校も含めた市の施設で日常的に日の丸の掲揚を義務づける内容。公明党の修正案は卒業式や入学式ではこれまで通り掲揚するが、日常的に掲揚を義務づける施設から教育現場を除いた。
この日の委員会には、提案者の新政会から上村富昭議員が出席。「緑のかけはし」の弘中信正議員が、「さまざまな考えを持った市民が訪れる公共施設に掲揚を義務づけるのは、問題を感じる」などと問うと、上村議員は「見たい人が見られないのはおかしい。施設によって、掲揚するしないの違いがあるのは不公平感がある」などと答えた。
修正案は、公明党の仙波幸雄議員らが「学校での常時掲揚には根強い反対もあり、今の段階で案に入れることはできない」と提案理由を説明した。
これに対し、共産党の早川進議員は「卒業式などでは今も掲揚している。条例化して強制する必要はない」と批判。新風グリーンクラブ(同)の小柳久嗣議員は「条例化は一線を越える。いろんな角度から議論が必要だ」と述べた。
議論は3時間余り続いたが、この日も結論に至らず、来週以降に再度委員会を開くことになった。(井上潜)
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120617/waf12061721110017-n1.htm
最年少は27歳!民間から18人 公募24区長が決定
2012.6.17 21:10 [westナビ]
橋下徹大阪市長は17日、市政改革の目玉の一つとなる区長公募の最終選考が終了し、全24区長のうち民間から18人を登用する方針を明らかにした。最年少は27歳といい、市長は「相当個性の強いメンバーで多彩な顔ぶれ。新しい挑戦だが、失敗を恐れず進んでいきたい」と語った。新区長は市人事委員会の承認を経て、8月1日に就任する予定。
橋下市長は区長を局長より上位ランクに格上げし、大幅な権限委譲を行うとして公募を実施。応募総数は1461人に達し、書類選考や1次面接を経て39人に絞られ、最終面接は市長自身が行った。
市長によると、募集は区ごとに行われたため、適任者がなかった区もあったが、本人の同意を得て希望とは別の区に振り分けた例もあるという。
一方、橋下市長は、大阪府市統合本部で精査する二重行政の解消や事業統合について、個々の事業をA〜Cランクに振り分け、19日の統合本部会議でそれぞれ改革の基本方針を示すほか、Cランクは副市長と府の副知事の決定案件とすることを明らかにした。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120617/waf12061720550016-n1.htm
自民国会議員VS大阪府議“バトル” 大阪都構想めぐり温度差くっきり
2012.6.17 20:54
自民党の大阪選出国会議員に対する大阪府の来年度国家予算に関わる要望説明会が17日、大阪市内で開かれた。松井一郎知事や橋下徹大阪市長が実現を目指す大阪都構想について、国会議員が相次いで前向きな意見を述べたのに対し、都構想に慎重な府議が苦言を呈する場面も。都構想や大阪維新の会をめぐる自民党内の温度差が如実に表れた。
説明会では、都構想の実現に必要な法案について、国会議員側が与野党協議の現状や見通しについて報告。「今国会中にぜひ成立させたい」などと協力的な意見が相次いだ。
これに対し、府議が「党の見解と、個人のアピールは分けてほしい」と批判。国会議員の一人が「(アピールとは)失礼だ」と声を荒らげるなど、一時緊迫した空気が漂った。
この日は府の説明会後に大阪市の説明会も予定されていたが、自民党市議団と橋下市長の対立などから事前に中止となった。説明会終了後、松井知事は記者団に「今日は気を使った。橋下市長は来なくて良かったのではないか」と苦笑い。「政党というのは、幹の部分は一致するグループじゃないと」と述べた。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120615/waf12061513210015-n1.htm
「全員除名にせよ!」橋下氏、自民市議団にキレた 予算要望出席拒否で
2012.6.15 13:19 [westナビ]
自由民主党大阪市会議員団のメンバー
大阪市は15日、17日に予定された自民党の地元選出国会議員に対する来年度国家予算要望の説明会を、自民側の申し入れにより延期すると発表した。関係者によると、自民市議団が対立する橋下徹市長の出席を拒否したのに対し、国会議員側から市長不在の会合を「意味がない」と反発する声が上がったのが原因で、事実上の中止となる。これに対し、橋下市長は「自民党市議は全員除名にすべきだ」と憤っている。
橋下市長「答弁拒否する!」 市議団「慣例!市長は子供だ」
自民党は、昨秋の大阪市長選で大阪府市議を中心に平松邦夫前市長を支援。橋下市長の就任後は是々非々の姿勢を示し、5月市議会で可決された教育行政基本条例などには反対した。
出席拒否に対し、橋下市長は15日、「考え方が合わないから来るなというのは政治と行政を混同している」と批判。「二度と行かない。僕の任期中は市議会での答弁拒否も考える。(自民国会議員が)一緒に政治をやろうというのなら、市議団は全員除名処分にしたらいい」と述べた。
これに対し、自民市議団の荒木幹男幹事長は「選挙で応援しなかった市長を説明会に呼ばないのは市議団の慣例。答弁拒否するのなら仕方がないが、子供じみている」と反論した。
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>>2404
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120618/CK2012061802000048.html?ref=rank
竹山氏、接戦制し再選 竜王町長選
2012年6月18日
支持者と万歳する竹山秀雄氏(中)=竜王町山之上の選挙事務所で
竜王町長選は十七日投開票され、無所属現職の竹山秀雄氏(66)=民主県連、自民竜王支部、連合滋賀推薦=が、元県議で無所属新人の杼木(とちぎ)捨蔵氏(70)=自民竜王支部推薦=を四百票近くの差で破り、再選を果たした。
当日有権者は一万二百三十四人。投票率は61・42%で、四年前の前回選の63・68%を2・26ポイント下回った。記録が残る一九七三(昭和四十八)年以降、最低だった。
前回と同じ顔ぶれによる一騎打ち。竹山氏は、一期四年間の実績、行財政改革の継続を個人演説会や街頭で訴えた。町議十二人のうち民主や無所属の計六人の支援もあり、支持を広げた。
杼木氏は、竹山氏の無投票当選を阻止しようと告示四日前に出馬を表明。県議三期、町議四期のキャリアを背景に現職への批判票を集めたが、あと一歩及ばなかった。
◇竜王町長選開票結果
当 3301 竹山秀雄 66 無現2
2902 杼木捨蔵 70 無新
◆「10項目の公約成し遂げたい」
「十項目の公約を一項目ずつしっかりと成し遂げたい」。再選のあいさつで、行財政改革の継続や税収増への取り組みなどの公約実行を約束した竹山秀雄氏は二期目の抱負を語った。
午後十時五分ごろ、竜王町山之上の選挙事務所に姿を見せると、歓声が上がった。竹山氏はやや緊張しながら支持者と万歳三唱し、喜びをかみしめた。
マイクを握った竹山氏は「私を支えてくれて心より感謝します」と述べた。急きょ選挙戦になったことに「私の心の緩みがあったかもしれない。慌てて選挙戦に入ったが、(準備の)遅れを皆さんが取り戻してくれた」と礼を述べた。
町最大の課題は財政再建。景気悪化で、町の収入に対する負債の割合を示す実質公債費比率は二〇〇九年度決算で20・1%に悪化した。一〇年度決算で19・3%とやや改善したものの、町債を発行する際に国や県の許可が必要とされる18%を依然上回ったままだ。
今年三月末の人口は一万二千八百七人。一九九五年の一万三千六百五十人から減少が続く。子育て支援、雇用創出、教育環境の整備、防災などの課題も横たわる。
敗れた新人の杼木捨蔵氏は、同町林の事務所に沈痛な表情で姿を見せ「私の至らぬところでこういう結果で終わり、ご迷惑をお掛けしたこと、申し訳なく思っている。支えて下さり、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。
(桑野隆、前嶋英則)
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000016-kyt-l25
竜王町長に竹山氏再選
京都新聞 6月17日(日)23時29分配信
任期満了に伴う滋賀県竜王町長選が17日投開票され、無所属現職の竹山秀雄氏(66)が、無所属新人で元同県議の杼木(とちぎ)捨蔵氏(70)を破って再選を果たした。
2008年の前回町長選と同じ顔ぶれの選挙となったが、竹山氏を前回支持した自民党が分裂し、町議の支持も割れた。行財政改革やまちの活性化など竹山町政の4年間の評価が焦点となった。
竹山氏は行革による財政改善や企業誘致の実績を強調。若者定住促進などの施策を打ち出し、町政の継続を訴えた。町議の半数以上や連合滋賀の支持を固め、激戦を制した。
杼木氏は竹山町政を「停滞している」と批判。緊縮財政下の町民の不満を背景に一定の支持を集めたが、告示直前の立候補表明などが響き、届かなかった。
投票率は61・42%。過去最低だった前回の63・68%を2・26ポイント下回った。
▽開票結果(選管最終)
当 3301 竹山 秀雄 無現
2902 杼木 捨蔵 無新
・竹山 秀雄氏(たけやま・ひでお)大阪大工業教員養成所卒。竜王レース役員を経て、2008年の竜王町長選で初当選。66歳。竜王町山之上。
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http://mainichi.jp/area/nara/news/20120619ddlk29010505000c.html
仲川・奈良市長:街頭演説の際に実名入りタスキ 公選法抵触か /奈良
毎日新聞 2012年06月19日 地方版
奈良市の仲川げん市長が、通勤時間帯に駅前で実施している街頭演説の際、氏名を記載したタスキをして演説していたことが分かった。選挙期間外の街頭での政治活動で、実名入りのタスキを使用することは、公職選挙法で禁じられている。仲川市長は「問題ないという認識でやってきたが、紛らわしいのならやめる」としている。
18日の市議会本会議で、森田一成市議(政翔会)の指摘により明らかになった。
公選法では、選挙期間外であっても、政治活動の一環の演説会では、実名入りタスキの使用を認めている。ただ、総務省は「一般論だが、街頭演説はこうした演説会には該当しない」としている。
仲川市長は09年7月に初当選後も、毎週1回程度、奈良市内の駅前で街頭演説を続けている。実名入りのタスキを巡っては、東京都世田谷区の保坂展人区長が、11年4月の区長選告示直前の街頭演説で使用したことが判明し、同区議会で陳謝している。【大久保昂】
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001206190006
日の丸条例案 否決/尼崎市議会委
2012年06月19日
尼崎市議会の総務消防委員会(8人)が18日、開かれ、最大会派「新政会」が2月定例会に提出した「日の丸条例案」と、公明党が新たに提出した修正案の両案の採決があった。いずれも反対多数で否決された。
両案の採決に丸岡鉄也委員長(新政会)を除く7人が参加。新政会の条例案は小中学校も含む市の施設で日常的に日の丸掲揚を義務づける内容で、同会の1人が賛成。「緑のかけはし」と公明党、共産党、「新風グリーンクラブ」の6人は反対した。
対象施設から教育現場を除いた公明党の修正案には、同党の2人と新政会の1人が賛成。ほかの4人が反対した。
朝日新聞の取材に対し、「緑のかけはし」の弘中信正議員は「(条例案も修正案も)思想信条の自由に触れると認識しているので、否決には満足している」。新政会の北村保子議員は「まだ機が熟していなかったということ。今回の議論をきっかけに、国旗がより広く掲揚されるよう期待したい」と話した。(井上潜)
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グレートさすけ かい・・・
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/06/19/kiji/K20120619003500411.html
スペル・デルフィンが和泉市議選出馬 マスク着用は「臨機応変に」
大阪府和泉市議選に出馬することが分かったスペル・デルフィン
Photo By スポニチ
大阪プロレス元社長で覆面レスラーのスペル・デルフィン(44)が、任期満了に伴う大阪府和泉市議選(9月9日投開票)に無所属で出馬することが19日、本人への取材で分かった。「プロレスの経験や知名度を生かし、スポーツを通じた青少年育成や町おこしをしたい」と意気込む。
デルフィンは和泉市生まれ。1999年、地域密着とお笑い満載が特徴の大阪プロレスを立ち上げて社長に就任。2008年には、現在代表を務める沖縄プロレスの旗揚げに携わった。今後の覆面着用の有無については「臨機応変に考えるつもり」としている。
[ 2012年6月19日 15:24
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120617/wec12061710000002-n1.htm
【大飯の深層】
(上)ぶれない福井県知事、政府動かした
2012.6.17 10:00 (1/5ページ)[west政治]
大飯原発再稼働決定を受け、県庁で記者会見に臨む福井県の西川一誠知事=16日午後、福井市の福井県庁(恵守乾撮影)
「関西を支えてきたのが福井県であり、おおい町だ」
今月8日夕、急遽(きゅうきょ)原発の再稼働について野田佳彦首相が記者会見し、福井に最大限の敬意を表した。
福井県の西川一誠知事は、枝野幸男経済産業相が4月14日に大飯原発の再稼働を要請して以降、再稼働の是非について、「安全審査中」を理由に口を閉ざし続ける一方で、首相の明確な決意表明を再三求めていた。政府は「すでに再稼働の必要性については何度も説明している」として突っぱねてきたが、首相会見がなければ、再稼働が前に進まないことに焦った政府側が動かざるをえない状況に追い込まれた。西川知事の粘り勝ちだった。
地元政界関係者から「自分の腹ひとつで決める」「自民も民主もパイプがない」との評をとる西川知事は、首相会見の日も午後には風邪気味を理由に退庁。「総理の強い思いを重く受け止めている」とのコメントを出すにとどめ、記者の直接取材は受けなかった。
ただ、その夜、5月21日以来ストップしていた県原子力安全専門委員会の最終日程が決まり、知事が再稼働同意を決意したことがうかがえた。
首相会見を聞いた自民党福井県連幹部は「中央目線が一転し、福井への配慮が相当盛り込まれた。政府だけであれだけの文章を作れるはずはない」と驚いた。
メッセンジャー
再稼働の問題が膠着(こうちゃく)する中、5月下旬以降、約10回にわたり上京し、地元の事情を訴え続けた民主県議がいた。
この県議は細野豪志原発事故担当相と旧知の仲。細野氏が政治家に転じたことにも影響され、自らも政治の世界に飛び込んだ。西川知事の意向を受けたというより、ふるさとの現状を伝えたいという使命感からとみられるが、知事の真意を測りかねていた政府にとっては、県議は事実上県側とのパイプとなった。
福井県関係者が「筒抜け状態」と称するように、橋下徹大阪市長が唱える時限稼働は認められないといった知事の考え方や、県議会の動向など「福井の事情」は逐一政府側には伝わっていたという。
地元同意を前提とする政府と違い、西川知事にとって再稼働判断の前提条件は、首相の決意だった。首相が再稼働の必要性を国民に訴えれば、判断する腹だったのだが、政府の対応に業を煮やした西川知事が考え出した「最後のボール」が首相との直接会談計画だった。知事にとっては、首相が受けざるをえないことを見越した、ある意味で政府への助け舟だった。
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責任転嫁許すな!
自治省(現総務省)出身の西川知事は、政府のやり口を熟知していた。「地元が同意すれば再稼働を判断する」という政府の一連の発言にのれば、再稼働の責任は地元に押しつけられる。再稼働の責任は国であることを明確にする必要があった。
また、西川知事にとって、もうひとつの懸念は橋下市長ら関西の揺さぶり。関西が何と言おうと、地元は40年以上原発の安全対策に携わってきた福井だけだからだ。政府が関西の顔色をうかがい、ぶれ続けることは我慢できなかった。
ただ、西川知事は「関西の問題は政府が解決すべきことだ」として沈黙を守り、再稼働判断を棚上げにしていたわけだが、夏の電力不足が現実味を帯びると、「関西を支えてきた自負」が頭をもたげた。知事は先月24日の定例会見で、「政府が確たる姿勢を示すことで解決できる」と述べ、再稼働判断の「ボール」を政府に投げた。
橋下市長やり込めた
懸案が取り払われたが、西川知事はこの際も、「首相が国民に明確な責任ある見解を述べることが重要」とのコメントを出し、政府に圧力をかけた。
ぶれ続けた政府と、一貫してぶれることがなかった西川知事。大飯原発は再稼働するが、福井には停止中の商業用原発が11基残る。
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大飯原発3、4号機の再稼働が16日決定した。再稼働をめぐり、福井県知事、関西電力、関西広域連合はどんな役割を演じたのか。3回にわたり、その深層に迫る。
一方、政府が頼りにならない中で、西川知事が関西問題の解決に期待をかけたのは、関西広域連合の連合長を務める井戸敏三兵庫県知事。両知事は昭和43年に自治省に入った同期。現実的な行政を進める井戸知事は、脱原発の急先鋒(せんぽう)の橋下市長とは一定の距離を置き、信頼できる存在だ。
その広域連合が5月30日、井戸知事が主導するかたちで再稼働の対応を政府に一任する内容の声明をまとめた。橋下市長も「大飯は例外」としながらも“敗北宣言”した。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120618/wec12061808210001-n1.htm
【大飯の深層】
(中)関電、息を殺した1年 エリートの挫折と安堵
2012.6.18 08:14 (1/3ページ)[west経済]
初の会見に臨む保安院と関電担当者ら=17日、福井県おおい町(浅山亮撮影)
タクシーが大阪・中之島近くまで来ると、乗客は運転手にこう告げた。
「関西電力本店の正面ではなく、少し手前で降ります」
東京電力福島第1原子力発電所事故から1年3カ月あまり。原発の再稼働問題で国論が二分される中、関電本店には反原発派が連日押しかけるため、本店前でタクシーに乗降する関電社員は激減した。
自宅のエアコン稼働、近所からチェックされる社員
昨年夏、関電のある社宅ではエアコンの室外機が動いているのか、止まっているのかを近隣住民にチェックされることもあったという。「節電を要請している関電の社員がエアコンを使っているのはけしからんというわけです」(同社関係者)。宴席でも社名を出して予約することはなくなった。
「あなた方の論理は世間で通用しない」「死んでおわびするのか」
4月24日、大阪市役所で開かれた大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議。中部電力浜岡原発差し止め訴訟の弁護団長を務めた弁護士の河合弘之委員に厳しい口調で追及されても、関電の担当者は強く反論することもなく、ひたすら低姿勢に徹した。
「これほど肩身が狭くなったことはない」。30代のある関電社員はうなだれながらこう打ち明ける。関西の名門企業として歴史を重ね、エリート意識の強い関電社員だが、この1年あまりは息を殺すように小さくなっていた。
役員ら説明行脚
6月8日夕方すぎ。ビジネスマンやOLが家路を急ぐ中、関電本店にはまだ大半の社員が残っていた。
社内会議を終えたばかりの八木誠社長は、幹部社員とともに、テレビをじっと見つめていた。画面の向こうの野田佳彦首相はこう言い切った。
《国民生活を守るため再稼働すべきだというのが私の判断だ》
関電大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の方針についての首相の言葉を耳にすると、八木社長は一瞬、表情が和らいだ。
「われわれが伝えたいことをすべて話してくれた」
その9日前。原発の再稼働が見通せず、厳しい状況に追い込まれていた関電だが、5月30日の関西広域連合委員会でようやく事態が動いた。夏の需給に危機感を募らせた近畿の首長らが一転、これまでの主張を撤回して再稼働を容認したからだ。
関電も政府と福井県、滋賀県や京都府、大阪府市など周辺自治体の“攻防”をただ見守っていたわけではない。役員らが再稼働に影響力を持つ国会議員に説明を繰り返してきた。
「民主党内でも再稼働に100人以上が反対している。世論もまだ再稼働に反対する割合の方が多いのかもしれない」。関電首脳はこう話した上で、「首相は日本のために再稼働が不可欠だと判断した。それがすべてだ」と言い切る。
信頼関係を自負
大飯3、4号機の再稼働は、停止している他の原発の再稼働にも大きな影響を及ぼすという重要な意味を持つ。それだけに、関電は立地自治体である福井県に最敬礼の姿勢を貫いた。
こんなエピソードがある。福井県の西川一誠知事は今月15日、関電の八木社長に大飯原発の安全性の説明を求めるため県庁に呼んだが、前日になっても面会時間が決まらなかった。同じ日に、八木社長が会長をつとめる電気事業連合会の定例会見がすでに東京都内で予定されていたためだ。
「社長がいつでも福井入りできるように、空路と陸路のあらゆる時間での移動を想定し、すべてのチケットを手配した」(関電関係者)。福井入りが決定したのは当日の朝で、事前に予定されていた電事連の会見はキャンセルとなった。
「何十年もかけて築いた電力会社と立地自治体の信頼関係というのはこういうことだ」。関係者はこう言い切った。
16日の政府による大飯再稼働の決定を受け、本店内で同日午後に行われた会見で、八木社長の表情はいつもより強ばっていた。しかし、その心情は「安堵(あんど)」の一言だったに違いない。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120619/waf12061910100005-n1.htm
【大飯の深層】
(下)追い込まれたのは橋下市長 チキンレースの果ての「敗北」 衆院選に影響か
2012.6.19 10:08 (1/3ページ)[west政治]
大飯原発再稼働容認で“敗戦の弁”を述べた橋下徹大阪市長。自身としては今夏限りの容認であることを強調した=30日夜、大阪市役所
希代のアジテーター
「これはもう電力会社とのチキンレース状態に入った」。関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、橋下徹大阪市長は3月の定例会見でこう宣言した。
市民生活に甚大な影響を与える電力需給の議論を、度胸試しのゲームに例えてみせるところが「希代のアジテーター」とも評される橋下流だ。関西広域連合の首長らも橋下氏らと歩調を合わせるように、4月に入って関電や政府への要望や働きかけを強めていった。
5月には暫定的な安全基準のまま再稼働の手続きを進める政府に対し、橋下氏は「倒閣」を宣言した。橋下氏率いる地域政党「大阪維新の会」幹事長の松井一郎大阪府知事も同調した。
正式には再稼働への同意権も、安全性を検証する組織も持たない電力消費地の自治体だが、橋下氏らが声を上げることで、大飯の再稼働問題は一挙に全国から注目を集めた。そして広域連合は、立場も主義主張も異なる知事たちのアピール合戦の舞台になった。
近畿の府県で唯一、広域連合に不参加の奈良県の荒井正吾知事は、5月30日に鳥取県で広域連合会議と同日開催された近畿ブロック知事会議に出席し、首長たちの意見調整の舞台裏を目の当たりにしたという。
「広域連合の首長たちの立場は本当にそれぞれ違っていた。橋下さんの発信力に広域連合が頼っているようにみえた」
市長選めぐり関電と「怨念の渦」
橋下氏が関電に対して強硬姿勢を取り続けた背景には、昨秋の大阪府知事・大阪市長選での遺恨が絡んでいるとの見方が根強い。
「関電と橋下氏の間に怨念の渦がまいている」
5月、民放のテレビ番組でこう明かしたのは、橋下氏との連携を深める石原慎太郎東京都知事だ。
橋下氏自身、ダブル選を前にした知事時代の昨年7月の会見で「関電がフル態勢で選挙に臨むらしい。全部、平松(邦夫)市長の方につく。市役所だけでもすごいと思ったが、そこに関電がつくとは」と、対決姿勢をあらわにしていた。
府市エネルギー戦略会議の関係者は「橋下氏にとって、関電はある意味、大阪市労働組合連合会と同じ『敵』」と分析した上で、「橋下氏はどこまでなら再稼働反対で引っ張っても支持を失わないのか、見極めようとしていた」と振り返る。実際には4月ごろから態度を明らかに軟化させていたという。
維新内では、民主党政権が、次期衆院選をにらみ国政進出準備を加速させる維新に打撃を与える最後のカードとして、「計画停電」をあえて仕掛けてくるという臆測さえ広がっていた。
計画停電が実施されれば、「関西を大混乱させた」として再稼働に反発する橋下氏に全責任が押しつけられる可能性が高い。そうなれば維新への支持も一気にしぼむと予想できたからだ。
大阪府と大阪市の特別顧問で元経済産業官僚の古賀茂明氏は3月、自身のメールマガジンで「追い込まれる民主党、ついに橋下市長とのチキンレースに突入」という記事を書いたが、追い込まれていたのは、橋下氏もまた同じだった。
リスクおじけづき 「挑戦状…やめられぬ」
結局、「限定的」という条件付きながら再稼働の事実上容認に転じ、チキンレースからおりたのは橋下氏だった。
あえて「負け」を認めた理由について、橋下氏は「真夏の電力需要のピーク時に停電になったときのリスクはとてつもない。目の前のリスクにおじけづいた」と語った。
維新内では「(橋下氏は)関電や政府にやることをやってくれと言っただけで、主張は一切変えていない」と擁護する声が大勢だ。だが、ある維新府議は「いくら説明しても、支持者からは『がっかりした』といわれる」と苦しい胸の内を明かす。
橋下氏の「敗北宣言」が、次期衆院選にどう影響するのか見極めはまだつかないが、有権者から見て土壇場の「変節」だったことは間違いない。
橋下氏は次期衆院選を見据えた公約集「維新八策」に原子力政策も盛り込む方針だ。一度引っ込めた主張を改めて打ち出すにはよほどの説得力が必要だが、維新幹部は「挑戦状を突きつけた以上、やめるわけにはいかない」と息巻く。
だが、国益と市民生活に直結する原発の再稼働問題を、政治闘争の場にすべきでないのは明らかだ。
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この連載は、伊豆丸亮、浅山亮、内海俊彦、山口敦、木村さやかが担当しました。
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>>2427
誰だ?鈴木かな?
>再稼働の問題が膠着(こうちゃく)する中、5月下旬以降、約10回にわたり上京し、地元の事情を訴え続けた民主県議がいた。
>この県議は細野豪志原発事故担当相と旧知の仲。細野氏が政治家に転じたことにも影響され、自らも政治の世界に飛び込んだ。
野田富久1947年 9月 9日当選5回
山本正雄1941年 7月29日当選4回
糀谷好晃1940年 9月26日当選2回
玉村和夫1950年 8月12日当選2回
鈴木宏治1973年11月25日当選3回
西本正俊1958年 7月23日当選2回
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120619-00000120-mai-pol
<大阪府市統合本部>1万人を非公務員化 地下鉄など民営に
毎日新聞 6月19日(火)23時3分配信
拡大写真
第14回大阪府市統合本部会議に出席する橋下徹市長(中央右)と松井一郎府知事(中央左)=大阪市住之江区で2012年6月19日、川平愛撮影
公営企業などの経営形態見直しや二重行政の解消策を検討していた大阪府市統合本部は19日、市営地下鉄やバス、ごみ収集などの経営形態を見直し、市の技能職員ら約1万人を非公務員化する基本方針を決めた。3事業で少なくとも年約200億円の経費削減につながるが、当初掲げた削減目標と比べると当面は20分の1にとどまる。府市で類似した18団体・施設の統合・一元化、10団体の廃止や補助金打ち切りなども決めた。
【大阪市】「敬老パス」50円負担に 来年度から導入
統合本部は、府市の行政サービスや施設について、地下鉄やバス、上下水道などの経営形態を見直す「A項目」▽類似団体や施設を統廃合する「B項目」と分類して検討した。市単体で所管する地下鉄やバスなどは民営化に向けた日程などが示された一方、水道や消防など他市町村との協議が必要な事業は具体的進展がなかった。橋下徹市長と松井一郎大阪府知事は昨年12月の初会合で、事業の統合などで府市で年約4000億円を生み出すとしていた。
基本方針によると、地下鉄は15年度をめどに民営化する。バスは139路線のうち採算を確保できる58路線を民営化し、残り81路線はいったん廃止して必要路線や運行方法を各区が検討する。一方、大阪市を除く42市町村の水道企業団と大阪市水道局との「府内一水道」構想は、双方の統合協議を優先し、具体的記述が見送られた。
統廃合については、出資法人や研究所、学校などを中心に一定の方向性を示したが、図書館や体育館など市民が利用する施設の多くは当面併存させる案が示された。ただ、橋下市長は会議の席上で再検討を指示している。
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一方、市中心部の中之島地区を文化・芸術の拠点地域と位置付けて集客を図る街づくり計画が、同日の会議で決まった。決定を受けて橋下市長は府立中之島図書館(大阪市北区)を廃止し、集客拠点施設として活用する方針を示した。蔵書約55万冊は、併存方針が出た市立中央図書館(西区)か府立中央図書館(東大阪市)に移す。中之島図書館は1904年に住友家の寄付で開館。近世ヨーロッパ風の重厚な建築様式が特徴で、国の重要文化財。近年はビジネス関係の書籍や雑誌を中心に所蔵し、年間30万人超が利用している。【平野光芳、津久井達】
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>>2266>>2325
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/567218/
ひき逃げ有罪の堺市議、2度の辞職勧告でやっと辞職へ
配信元:
2012/06/07 15:10更新
今年1月に軽ワゴン車でミニバイクの女性をはねて負傷させ、逃走したとして自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪で懲役10月、執行猶予3年の有罪が確定した堺市議会の西井勝議員(69)=大阪維新の会を除籍=が議員を辞職する意向を固めたことが7日分かった。同日午後にも辞職届を開会中の定例議会に提出する。
同市議会はこれまで2度の辞職勧告を全会一致で決議したが、西井議員は「やり残した仕事がある」などとして辞職していなかった。議会関係者によると、西井議員は6日、吉川敏文議長らに「決議を重く受け止め、再考した」として辞職の意向を伝えたという。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120621/waf12062113580019-n1.htm
禁煙せんかい!こりない大阪市交通局、地下鉄運転士が電車内でまた喫煙「魔がさして…」
2012.6.21 13:54 [鉄道・新幹線・リニア]
大阪市交通局は21日、市営地下鉄の回送電車を運転していた男性運転士(41)が、停車中の電車内で喫煙していたと発表した。運転士は「魔がさして吸ってしまった」と話しているという。交通局は「厳重に処分する」とし、停職以上の懲戒処分にする方針。
交通局によると運転士は20日午後8時ごろ、千日前線阿波座駅と中央線阿波座駅の連絡線で、森之宮検車場行き回送電車を運転中、信号待ちをしていた約4分間に、乗務員室内でたばこ1本を吸ったという。
森之宮検車場に到着後、検車員が乗務員室内でたばこのにおいに気付き発覚した。
地下鉄職員の喫煙をめぐっては、今年1月に長堀鶴見緑地線の運転士が停車中の回送電車内で喫煙したとして厳重注意処分に。また、4月には四つ橋線本町駅の駅長室内で男性助役が喫煙して火災報知機が作動、運行に支障が出るトラブルがあり、停職3カ月の処分となるなど、地下鉄職員の喫煙が相次いで問題となっている。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005153793.shtml
みんなの党、議会改革条例案提出へ 神戸市会
みんなの党神戸市議団(大石欣則団長、8人)は議員報酬の20%と、議員定数の25%を削減する条例案を、22日の同市議会本会議に提出する。ただ民主、自民、公明の主要会派を中心に「(報酬、定数とも)削減幅の根拠が不明」といった批判が根強く、いずれの条例案も否決される見通し。
条例案では、現在月額93万円の議員報酬を7月からの1年間、74万4千円に減額。69ある議員定数は、市内9選挙区でそれぞれ1〜3減らし52にする、としている。
みんなの党は昨年4月の神戸市議選で「議員報酬の即時2割削減、任期中の3割削減」「議員定数の25%削減」との目標を掲げ、議席を1から8に伸ばした。任期開始後の同7月から毎月、給与の約2割に当たる15万円の受け取りを拒否し、供託している。
議会改革の検討会でも「有権者との約束を守る」「議員自ら身を削るべきだ」として同様の報酬、定数削減を訴えたが、算出根拠を求める他会派と議論は平行線に。21日の市会運営委員会でも、最大会派の民主から「(条例案提出は)独断専行だ」との声が上がった。
22日の本会議では公明、共産が反対の質疑・討論に立つ予定。
(黒田勝俊)
(2012/06/21 20:43
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201206210014.html
大阪市交通局職員13人書類送検 市長選でビラ配布容疑2012年6月21日
大阪市交通局職員らでつくる大阪交通労働組合(大交)が昨年11月の大阪市長選期間中、当時の平松邦夫市長への投票を呼びかける法定外の選挙ビラを配った問題で、大阪府警が、配布に関わった交通局職員13人を公職選挙法違反(法定外文書配布)の疑いで書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
市が今年4月に府警に同法違反容疑で刑事告発していた。捜査関係者によると、昨年11月13日告示の大阪市長選で、職員13人は同15日、交通局庁舎の玄関前付近で出勤する職員らに選挙ビラを配るなどした疑いがある。
市によると、13人はいずれも大交に加入。このうちの1人が同14日、大交幹部の署名で「知人や友人の方に『平松邦夫』への投票を依頼していただけるよう切にお願いします」といった文言を掲載したビラ900枚を作成し、別の職員1人に配布を指示。指示された職員は残りの職員11人とともに玄関前付近でビラを配布した。ビラは交通局の各事業所にも送られ、計約800枚が配られたという。
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120620-OHT1T00255.htm
スペル・デルフィン氏、妻・早坂好恵と市議選戦う
大阪府選管に申請するスペル・デルフィン氏 任期満了に伴う大阪府和泉市議選(9月9日投開票)に無所属で立候補予定の覆面レスラー、スペル・デルフィン氏(44)が20日、大阪府選挙管理委員会に政治団体「デルフィン新風会」設立を申請し、受理された。
レスラー名で覆面のまま戦うというデルフィン氏は、マスク着脱に関して「柔軟にやりたい」と、時と場合によって使い分ける方針。2003年に結婚した妻でタレントの早坂好恵(36)は現在、関西空港でアイスクリーム店オーナーを務めているが「忙しいですけど、応援してくれると思う」と、サポートも得て、夫婦タッグで当選を目指す。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120621-OYT8T01395.htm
秋本県議を南都銀提訴
◆貸付、損害金 会社の連帯保証6億円
奈良市の南都銀行が、五條市の建設会社「秋本建設」の連帯保証人で元同社役員の秋本登志嗣(としつぐ)県議(63)(自民党改革)を相手取り、貸付金の未返済分と遅延損害金計6億円の支払いを求めて地裁に提訴していたことがわかった。提訴は5月23日付。秋本県議は「今後、返済していきたい」と話している。
訴状などによると、同社は2009年、秋本県議を連帯保証人に、同行から計5億400万円を借り入れた。
同社はその後、貸付金を期限までに返済せず、10年6月、資金繰りの悪化で約21億円の負債を抱えて民事再生法の適用を地裁五條支部に申請。同年7月、再生手続きの開始決定を受けた。現在、経営再建を進めているが、南都銀行は、貸し付けたうち約4億6500万円が返済されていないとして、遅延損害金とあわせて支払うよう求めている。
秋本県議は「返済方針について銀行と話し合いが進んでいると聞いており、なぜ提訴されたのかわからない。ただ、全責任は連帯保証人である私にある」としている。
秋本県議は1990年の県議補選で初当選し、現在7期目。2005年6月〜06年7月に議長を務めた。
南都銀行は「個別の案件についてはコメントできない」としている。
(2012年6月22日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120622ddlk25010452000c.html
偽ページ:越・大津市長に成りすまし、偽フェイスブック AKB言及、悪質書き込みも /滋賀
毎日新聞 2012年06月22日 地方版
越直美大津市長に成りすました偽ページ
拡大写真 女性最年少市長として注目を集める越直美大津市長(36)に成りすました偽ページが、インターネットの交流サイト「フェイスブック」に現れたことが21日分かった。本人と間違えて友達登録したとみられる人もいて、越市長が注意を呼びかけている。
偽ページは市長選時のポスター写真を無断使用し、市の開発行政の問題点などを繰り返し指摘。ただ、血液型や出身地など事実と異なる記述が多く、AKB騒動への言及やひわいな表現など悪質な書き込みもある。
越市長は2月、公式フェイスブックに日本のメディア批判を書き込んで物議を醸したことも。警察に被害届けなどは出さず、偽ページについて削除申請をしたという。越市長は「今朝知人から存在を聞いて驚いた。早く削除されることを願っている」と話した。【千葉紀和】
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120622/plt1206221131004-n1.htm
27歳元NHK記者“区長起用”の真相…橋下に必要なイエスマン?2012.06.22
橋下市長にとって区長人事は「大阪都」実現に向けた布石のひとつ【拡大】
大阪市は21日、公募で決定した区長24人を発表。橋下徹市長の意向を反映した多彩な顔ぶれとなったが、なかでも注目は最年少で天王寺区長に登用された元NHK記者の水谷翔太氏(27)。20代の区長は清新なイメージでサプライズ感も十分だが、実はその裏には大阪都構想を推進するための橋下氏のしたたかな狙いがあるというのだ。
「橋下氏が進める大阪都構想の目玉となるのが市24区の再編・合併だ。このなかで、天王寺区と西成区、阿倍野区の統合が検討案として浮上しているが、天王寺の反発が必至。そのため、市長の思い通りに動かせる“イエスマン”を区長に据えたのではないか」(在阪ジャーナリスト)
天王寺区は人口約7万人で、兵庫県の芦屋に匹敵して地価が高いといわれる真法院町(しんぽういんちょう)を抱えるなど、高級住宅街の区として知られる。区内には近畿日本鉄道やメガネチェーン大手「愛眼」も本社を構える。
一方、西成区は人口約12万人。日雇い労働者が集中する「あいりん地区」があるなど、天王寺区とは街の雰囲気がかなり異なり、天王寺区民から「西成と一緒になれるか」と反対の声があがるのは避けられそうにない。そこで必要なのが、住民から突き上げられても市長の意向通りに動く区長−というわけだ。
天王寺区の水谷氏に加え、西成区長には元週刊誌のフリーライターで徳島県那賀川町(現・阿南市)の町長を務めたこともある臣永(とみなが)正広氏(58)という、これまた異色の人物が登用された。橋下氏は「課題の多い区で斬新なアイデアが必要」と起用理由を説明したが、その裏には橋下流の計算が垣間見える。
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http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201206220031.html
橋下氏「区長が改革の柱」 人事・予算などに権限2012年6月22日
全国公募した市内24行政区の新区長を発表した橋下徹大阪市長は21日、会見で「新区長は市政改革の要になる。4年間捨て身でやってもらう」と述べた。24人中18人を民間や外部出身者が占めたことについて「よく言えば個性豊かで悪く言えばバラバラ。ある意味チャレンジ」とし、就任後の手腕に期待をのぞかせた。
橋下氏は新区長について、「地域の特色・実情に合わせた区政運営をやる以上は個性があってしかるべきだ」と評価。しかし、「最終的には公選区長にすべきだ」と言及。2015年を目標に大阪都に移行して市を8〜9に分割、特別自治区が生まれれば役割は終わるとの考えを示した。
橋下氏は、局長〜部長級の区長を局長より上に格上げし、市長に次ぐ一般職最高位のポストとして権限を強化。新たに区役所内の人事権を与え、区予算の編成権を広げる。また、行政区長の業務範囲は地方自治法の規定で区役所事務に限られるため、市長の補佐役ポスト「区シティ・マネジャー」を新設し、区長に兼任させることで各局を横断的に指揮・監督できるようにする方針だ。
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>>1636-1637
>>1829>>1902
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005153968.shtml
前加西市長の中川氏 大阪市北区の区長に
大阪市北区の区長に合格した前加西市長の中川暢三氏(56)は21日、大阪市役所で記者会見し、「民間の発想を取り入れれば、もっと活力ある魅力的な街にできる」と抱負を述べた。
中川氏は建設会社で23年間働いた後に加西市長を務めた経験に触れ「こういう経歴は私くらいしかいない」と自負した。
橋下徹市長が間違っている時に「ノー」を言えるかとの記者の質問には「はっきり言わなければならない」と答えた。
中川氏は2005年、加西市長選に初当選した。07年に市議会から2度の不信任決議を受け失職し、出直し選で再選。行財政改革を推し進めようと、市業務の包括的民間委託計画などを打ち出し、波紋を広げた。
3期目を目指した昨年5月の加西市長選で元市課長の西村和平現市長(56)に敗れた。同11月の大阪市長選にいったん立候補を表明しながら断念。現在、一般社団法人兵庫総合研究所(神戸市中央区)の理事長を務める。
加西市の西村市長は「中川氏は昨年の加西市長選で敗れたが、評価する市民がいたことは確か。実行力などを大いに発揮してほしい」と話した。
(2012/06/21 21:56
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区 氏名(年齢) 前 職
北 中川暢三(56) 前加西市長
都島 田畑龍生(37) 元コンサルタント
福島 坂本幸三(54) 大阪府職員
此花 西原昇(46) ユー・エス・ジェイ社員
中央 非公表(42) 海外現地法人社長
西 高野賢(34) 外資系企業社員
港 田端尚伸(52) 港区長
大正 筋原章博(49) 大正区長
天王寺 水谷翔太(27) 元NHK記者
浪速 玉置賢司(45) 会社代表取締役
西淀川 西田淳一(57) 三井物産社員
淀川 榊正文(44) 会社役員
東淀川 金谷一郎(56) 淀川区長
東成 森伸人(53) 自営
生野 清野善剛(55) 東成区長
旭 小川明彦(60) 元岩手県労働委員会事務局長
城東 細井敦子(51) 会社社長
鶴見 都倉尚吾(52) 関西電力社員
阿倍野 羽東良紘(35) トヨタ自動車海外法人勤務
住之江 高橋英樹(50) 住吉区長
住吉 吉田康人(47) コンサルタント会社代表
東住吉 和田智成(50) 経営コンサルタント
平野 藤井清美(51) 平野区長
西成 臣永正広(58) 元徳島県那賀川町長
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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120622-OHT1T00010.htm
大阪市公募区長に元週刊誌フリーライター
記者会見する橋下大阪市長 大阪市は21日、公募していた市内24区長の合格者を発表した。元週刊誌のフリーライターで現在、徳島大学病院の病院長特別補佐・臣永(とみなが)正広氏(58)が選ばれたほか、最年少27歳の元NHK記者など外部から18人を抜てき。橋下徹市長(42)が掲げる「大阪都」構想の実現に向け、個性派ぞろいの“橋下流”人選となった。海外に住む2人を除き8月1日に新区長に就任する。
24人のなかでも異色なのは、西成区長に選ばれた臣永氏だ。週刊誌のフリーライターとして刑務所、暴力団員、風俗嬢などを取材。1999年からは阿南市に編入される2006年まで徳島県那賀川町の町長を務めた。臣永氏は本紙の電話取材に「合格通知をいただき、さあこれからが本番だな、と感じている。西成を支えることで大阪が変わる」と意気込んだ。
橋下流人選の象徴的な存在だ。町長時代の06年には、同町議が置き忘れた携帯電話の個人情報を見たとして損害賠償訴訟に発展し「民事で判決が出て、罰金を払いました」。高松高裁の判決に従い、5万5000円の賠償金を支払った。
常識的にはアウトの経歴だが、橋下市長はあえて抜てき。この日の会見では「課題の多い区で、斬新なアイデアが必要。町長、ジャーナリストとして現場を見てきた経験を生かしてほしい」とエールを送った。臣永氏は、市町村合併によって町長の職を失った経験から「当時の市町村合併は地方分権ではなく、地方切り捨て。その反省を生かして西成区で腕試しをしたい」と誓った。
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>>2444
住吉 吉田康人(47) コンサルタント会社代表
は高槻市長選(みんなの党推薦)に出馬・落選
>>1581
西成 臣永正広(58) 元徳島県那賀川町長
は2007年に県議選出馬落選
阿南 定数4−候補7 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 7,343(18.7%) 嘉見 博之 59 自民 現③ 会社員→明政会
当 6,990(17.8%) 児島 勝 54 自民 現⑥ 党県政調会長→自由民主党・交友会
当 5,797(14.8%) 遠藤 一美 81 自民 現⑥ 党県副会長→自由民主党・新政会
当 5,312(13.5%) 松崎 清治 58 無所属=社民 新① 財団法人役員→新風・民主クラブ
□ 5,276(13.4%) 達田 良子 56 共産 現 党県委員
□ 5,185(13.2%) 湯浅 恭介 46 無所属 新 運送会社役員
□ 3,360(8.6%) 臣永 正広 52 無所属 新 文筆業
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http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001206250003
羽曳野市長選、現新3氏立つ
2012年06月25日
羽曳野市長選と市議補選(被選挙数1)が24日、告示された。市長選にはいずれも無所属で、元市部長で共産が推薦する新顔の宇山鉄雄氏(65)、民主、自民が推薦し3選をめざす現職の北川嗣雄氏(69)、元市部長で大阪維新の会羽曳野支部が推薦する新顔の麻野佳秀氏(62)の3人が、市議補選にはいずれも無所属新顔3人がそれぞれ立候補を届け出た。投開票はいずれも7月1日。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120625/waf12062512430006-n1.htm
【激動!橋下維新】
「歴史的に終止符打つべき」解放運動の拠点全廃方針貫く 橋下市長
2012.6.25 12:39 (1/2ページ)
大阪市の「市民交流センター」。市が策定中の「市政改革プラン」で、全廃の方針(市人権協会のホームページ)
大阪市が策定中の「市政改革プラン」で、市内10カ所にある市民交流センターを平成26年度に全廃する方針を打ち出し、波紋を呼んでいる。いずれも市が同和対策事業で建設し、部落解放運動の拠点となった歴史を持つ施設。利用者や部落解放同盟大阪府連は廃止に強く反発しているが、橋下徹市長は「歴史的に終止符を打つべきだ」として方針を変えない構えだ。
国の同対事業が終了後、10年以上も市職員を派遣
廃止対象は、旧人権文化センター(解放会館)5施設▽旧青少年会館4施設▽旧地域老人福祉センター1施設−の計10施設でいずれも市が同和対策事業で建設。市は全廃の理由として、センターの利用率が全館平均で約50%にとどまっていることや、60代以上の利用が約4割を占め、多世代の交流が図られていないなどと説明。指定管理期間が終了する26年度に廃止し、年間約10億円の経費削減を見込んでいる。
市は昭和30(1955)〜50(1975)年代、「同和地区」に指定された市内12地区で、同様の拠点施設を40カ所以上建設。平成13(2001)年度に国の同和対策事業が終了した後も、市職員を派遣するなどして、これらの施設を運営していた。
しかし18年に、同和行政を巡る不祥事が相次いで問題化。関淳一市長(当時)は18年度予算で68億円計上していた同和対策関連事業費を、19年度予算で半減し、施設の運営についても見直す方針を打ち出した。
平松邦夫市長(当時)も22年度から、残っていた32施設を、10施設に再編統合して市民交流センターに衣替えし、交流促進事業や貸室事業を実施していた。
元解放同盟中央執行委員で、部落解放同盟大阪府連日之出支部の初代支部長を務めた大賀正行さん(74)は「50年かけてやってきたものがすべて壊されていくようで悲しい。ただ、同和事業にあぐらをかいていたわれわれの方にも反省点はある。今の流れは止められないかもしれないが、お年寄りの居場所だけは残してほしい」と訴える。
一方、橋下市長は「いわゆる被差別部落の問題をひとつひとつ解決していこうと思えば、役割を終えたものはできる限りなくし、普通の地域にしていくのが僕の手法。これからの時代、あのような形でハードを残す必要ない。むしろ残してはいけないと思っている」と話している。
◇
【用語解説】同和対策事業
被差別部落の環境改善や差別解消を目的に「同和地区」指定された地域で行われた事業。昭和44(1969)年に同和対策事業特別措置法に基づいて開始。後継の法律によって引き継がれ、平成13(2001)年度まで33年間続いた。社会福祉施設、公営住宅などの建設、同和教育の推進、奨学金支給など内容は多岐に渡る。財政措置を伴う国策としての同和対策事業は終了したが、同和行政は継続しており、関連事業を引き続き実施している自治体もある。
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120625/waf12062513240007-n1.htm
解放同盟が市長に反撃宣言 拠点全廃めぐり
2012.6.25 13:22 [west政治]
大阪市の「市民交流センター」。市が策定中の「市政改革プラン」で、全廃の方針(市人権協会のホームページ)
「今日は反撃を開始する闘いのスタートの日です。市民交流センターは差別の壁を越えるための大事な大事な施設。廃止を許すわけにはいかない」
6月5日、大阪市北区の大阪市中央公会堂で開かれた開かれた決起集会で、部落解放同盟大阪府連の赤井隆史書記長はそう語気を強めた。集会には府連の全支部から高齢者を中心に約500人が出席。終了後、市役所を「人間の鎖」で取り囲むなど、利用者らは、センター廃止に激しく反発している。
パブコメ最多2938件…ほぼ「存続を」
センター廃止を決めた市政改革プラン(素案)に対するパブリックコメントでは、全ての事業で1番多い2938件の意見が寄せられた。ほとんどが存続を求める声だった。
市民センターでは現在、パソコン教室や料理教室といった市民向け講座が開催されている。住吉区で週3回、未就園児をもつ親子を対象に教室を開く柴真(ま)咲(さき)さん(31)は「約50組の親子が通っており、若い世代が高齢者と交流できる重要な場所。地域の歴史を知ってもらえる意味でも重要」と話す。
また、浪速区で「読み書き教室」を開く岡山琴恵さん(66)も「市の施策が変わる度に場所を転々としている。戦時中に学べなかった高齢者や日本語習得を求める外国人も多く、居場所を必要としている人がいることを理解してほしい」と話していた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120622/lcl12062214580002-n1.htm
神戸市も関西広域連合に 政令4市そろい踏み
2012.6.22 14:58
神戸市議会は22日、関西広域連合へ正式加入するための議案を賛成多数で可決した。5月に同様の議決をした京都市とともに、8月中にも加入が認められる見通し。これで大阪、堺両市と合わせ、関西4政令指定都市の全てが広域連合に加入することになる。
神戸市議会は広域連合に対し、連合議会の議席配分の見直しや、全会一致の原則などを求める申し入れ書を提出している。
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ぞろ目は偶然?
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120625/lcl12062523440002-n1.htm
維新塾に888人正式参加 大阪が最多、関東からも 女性は103人
2012.6.25 23:43
橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会は25日、44都道府県の888人を政治塾生に正式に選んだ。最多は大阪で235人、次いで東京の177人。兵庫88人、神奈川46人、京都34人と続いており、関東からの参加者も多いことが分かった。
維新の会幹部によると、愛知、福岡はともに29人、千葉26人、奈良22人、埼玉19人、滋賀15人、静岡、広島は各11人だった。北海道、富山、三重、岡山は各9人。東日本大震災で被災した宮城は7人、原発事故も抱える福島は6人だった。残り25県は1桁台という。山形、高知、宮崎3県からの参加はなかった。
性別の内訳は、男性785人、女性103人だった。海外は中国、韓国、フィリピンなどから4人。
維新の会は1期目の受講生約2千人から915人を選抜し、2期目の参加費7万円を入金するなどした人を正式な塾生と認定した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120625-OYT8T01383.htm
[ならルポ]奈良市議長選改革 効果は
◆あす投票所信表明中継
初めて立候補制で行われる奈良市議会議長選。次の議長のいすに座るのは誰か注目が集まる 奈良市議会(定数39、欠員1)の議長選が27日に行われる。昨年6月の前回は、前議長(辞職)が別の市議に白票を投じるよう頼み、「20万円で」「5年分の米で」と金品提供を持ちかけて贈賄罪で有罪になる前代未聞の事件に発展した。再発防止を図り、立候補制を導入した初めての選挙に注目が集まる。
(後藤静華)
前回、上原雋(しゅん)議長を推した「政友会」(4人)は、土田敏朗幹事長の擁立を検討。民主党(6人)や公明党(7人)との共闘を目指す。一方、前回は上原氏を推した共産党(7人)は独自候補の擁立を模索する。
前議長が所属した「政翔会」(6人)は自主候補を立てない構えで、無所属の8人も含めた駆け引きが続く。
これまでは各会派が水面下で多数派工作や根回しを行い、<調整>が終わったあと実施されていた。市民には議長選の日時すら知らされていなかった。
各会派は事件の反省を踏まえ、今回から立候補者を立てるか否かを幹事長会で表明。このあと、立候補者本人が本会議が休憩中の議場で1人約10分の所信表明を行う。透明性を高めるため市民の傍聴も受け付け、インターネットで同時配信する。
ただ、ここまでの動きで何が変わったのか聞くと、今一つはっきりしなかった。「他の会派の出方がわからないから、議論がストップしている。結局、各会派の動きをにらんだ<調整第一>になっている」と話す議員もいた。
また、選び方が変更された一方で、任期は「慣例で1年」とされたままだ。
全国市議会議長会によると、1年としているのは809市中、240市(2010年末)と全体の3割で、市政の課題に腰を据えて対処するため、議長の任期は全国的に延びる傾向にあるという。1年ごとに議員が持ち回りで務める名誉職という考え方も、あわせて見直す時期に来ているのではないか。
(2012年6月26日 読売新聞)
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http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120616ddlk25040444000c.html
甲良町の官製談合問題:町議、二派で泥試合 意見書VS辞職勧告決議 /滋賀
毎日新聞 2012年06月16日 地方版
甲良町の6月定例議会は最終日の15日、同町の官製談合疑惑問題で競売入札妨害などの容疑で告発された前町長や2町議ら4人を大津地検が「容疑不十分」として不起訴にしたのを受け、検察審査会に審査申し立てをするよう北川豊昭町長に求める議員発議の意見書を賛成多数で可決した。これに対し、官製談合疑惑解明の町議会百条委の運営などを巡り、別の議員発議で、百条委を主導するなどした4議員に対する辞職勧告決議案が出され、いずれも賛成多数で可決された。
二派に分かれた議員の対立に町民は冷ややか。北川町長は「和気あいあいの議会運営を」と異例の発言をした。
午前9時開会予定の本会議前に4議員に対する辞職勧告決議案など6件の議員発議案が出され、開会は同10時半にずれ込んだ。意見書は賛否4人の同数になり、建部孝夫議長が賛成して可決。また、「町議会官製談合疑惑に関する告発書類一式の提出を求める決議案」も可決された。
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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005165466.shtml
尼崎市会が日の丸条例可決 常時掲揚、県内初
尼崎市内の公共施設に日の丸を常時掲揚する条例の修正案を公明党が26日、市会本会議(定数44、欠員3)に提出、賛成多数で可決された。国旗掲揚を義務付ける条例は県内初で、地方自治法に基づき7月17日までに施行される。条例案は別の会派が提案し、原案、公明の修正案とも委員会で否決され、公明がこの日本会議に再提案する異例の展開となった。
可決された修正案では、市役所や議場、消防署で常時掲揚を義務付ける。公立学校は常時掲揚からは外すが、入学式などでは対象に入れる。罰則はない。
条例案は2月、最大会派「新政会」(11人)が学校や公共施設を対象に議員提案。委員会で継続審議となり、6月15日に公明が対象から学校を除くなどした修正案を提出した。同18日の委員会では否決されたが、公明が再び同じ修正案を本会議に提出。委員会の否決は1票差で、会派の中でも賛否が分かれたため、全議員を対象にした本会議の採決では賛成が上回った。条例案をめぐっては、市民団体が反対運動を繰り広げた。この日の本会議も傍聴席が埋まり、別室が用意された。
大阪府では昨年6月、日の丸掲揚と、式典などで君が代を歌う際に公立学校教職員の起立・斉唱を義務付ける条例が成立。大阪市でも同様の条例が今年2月に成立した。宝塚市会でも昨年の9月定例会で提案されたが、否決された。(霍見真一郎)
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http://www.asahi.com/politics/update/0627/OSK201206270052.html
大阪・泉佐野市、飼い犬税導入検討 ふん害防止の財源に
大阪府泉佐野市の千代松大耕(ひろやす)市長は27日、犬のふんの放置対策の財源とするため飼い主に課す法定外税「飼い犬税」の導入を検討していることを市議会で明らかにした。総務省によると、現在、ペットを対象とした課税例はないという。
市は飼い犬や猫のふんを公共の場所に放置した場合、1千円を徴収する環境美化推進条例を制定している。しかし、啓発の意味合いが強く、人手不足もあって徴収件数はゼロだ。
千代松市長は今後もふん害が改善されなければ飼い主に課税し、その税収で取締員を雇い、対策を徹底したい考え。税額を決める調査をし、2年後をめどに条例を制定するという。
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http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001206270006
座長と委員辞任 明石市長が意向
2012年06月27日
明石市の泉房穂市長は26日、市の長期的な教育方針を話し合う「あかし教育会議」の座長職を辞任する意向を表明した。委員としての辞意も示しており、泉市長は教育会議のメンバーから外れることになる。
この日の市議会文教厚生委員会で明らかにした。教育会議を非公開にしていることや市独自の統一テスト導入などを巡り、委員から批判が強まっていたことから、泉市長が「(教育会議を)オール明石で進めるため、座長と委員から辞任の意を示したい」と述べた。会議は市教育委員や市民ら計15人で構成。今月14日に初会合があったばかり。
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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120627/osk12062702270000-n1.htm
真砂・泉南市議に議員辞職勧告決議 大阪
2012.6.27 02:27
泉南市の真砂満市議(56)=拓進みどりクラブ=が3月下旬、泉南清掃事務組合の臨時議会を欠席して参加したゴルフコンペに指定暴力団組長らが同席していた問題で、市議会は26日、議員辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。
決議を受け、真砂市議は「責任を重く感じ、反省しているが、辞職せず今後の活動に生かしたい」と述べ、10月に予定されている市議選への出馬は「支援者と協議する」とした。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120625-OYT1T01561.htm
採決見込みをつぶやいた市長、議員が抗議文
奈良県生駒市の山下真市長が、市議会(定数24)の議案の採決の見込みをつぶやいた簡易投稿サイト「ツイッター」について、議員14人が25日、「議会の審査や存在を否定している」として、山下市長に抗議文を提出した。
14人が問題視したのは、消防職員の特殊勤務手当廃止を盛り込んだ条例改正案について今月中旬、つぶやいた内容。山下市長は「11対11の可否同数」と予想し、「議長裁定となれば否決だろう」と書き込んでいた。
この条例改正案は市議会の3月定例会で否決されたあと、25日の本会議で賛成多数(賛成12、反対10)で可決された。
山下市長は「議会に関心をもってもらうため、ツイッターを通じた情報発信は効果的だ」と反論している。
(2012年6月26日16時57分 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120626/nar12062602590001-n1.htm
ツイッター「不謹慎」 生駒市長に市議抗議 14人連名 奈良
2012.6.26 02:59
生駒市の山下真市長が市議会6月定例会をめぐり、インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に投稿した内容が不謹慎などとして、市議14人が25日、山下市長に連名で抗議文を提出した。山下市長も同日、文書で反論した。
市は、危険などとされる特殊業務に支給される特殊勤務手当を削減する条例改正案を市議会の3月定例会に提案したが、反対多数で否決された。市は市議会の6月定例会で改めて修正案を提案し、19日の委員会で審議された。
山下市長は委員会の審議前の17日、ツイッターに「前回(3月定例会)の採決の際、反対に回られた議員のうち1名がご逝去された。前回通りの賛否だとすれば、11対11の可否同数。議長裁定となれば否決だろう」などと投稿した。
市議側は「委員会を目前に反対者を牽制(けんせい)する発言は、(首長と議員による)二元代表制そのものを否定している」などとする抗議文を提出した。
これに対し、山下市長は「議案の提案者が内容の正当性を市民に公表することに問題があるとは思えない。私が何を発言しようと、委員会での審査を踏まえて、自らの考えに基づき賛否を決めればいいだけ」と文書で反論した。
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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120628-OYT8T00120.htm
大阪市政改革最終案 市民交流施設を「全廃」
大阪市が27日に発表した市政改革プランの最終案で、地域住民の活動拠点となっている10か所の市民交流センターと、出産や子育ての支援講座を開くなどしてきた5か所の男女共同参画センターを、2014年度中に全廃する方針が盛り込まれた。廃止撤回を求める多くの声を押し切る形での最終案決定に、利用者らの間には落胆が広がった。(浦野親典、冬木晶)
市が市政改革プランの素案を発表したのは5月11日。その後のパブリックコメント(意見公募)で、素案への反対意見が1000件を超えたのは9事業あり、最多だったのが2845件、市民交流センター廃止に対するものだった。
全施設で週1回開かれる無料の識字教室は、十分な学習機会を得られなかった住民や外国人らの貴重な学びやだ。同センターの「すみよし南」(住吉区)の教室に通っている日系ブラジル人、坂口みどりさん(72)は昨年、小学生が習う漢字を書けるようになった。
「それまで、市役所から通知文が届くといつも隣近所の人に読んでもらっていた。仮に別の施設で実施されるとしても、有料だと通い続けるのは難しい」と、坂口さんは不安がる。
「クレオ大阪」の愛称で知られる男女共同参画センターは、心理カウンセラーによる悩み相談も実施している。「中央館」(天王寺区)の沢田薫・企画課長代理(50)は「せめて相談場所はどこかに作るべきだ。区役所などで実施すれば、近所の人に会いたくないからと足を運ばない女性がいるのでは」と話し、女性の地位向上に努めてきた市地域女性団体協議会の吉村八重子会長(82)は「我々が積み上げてきた取り組みを無にしてほしくない」と訴える。
このほか、放課後の児童を無料で預かってきた28か所の民間施設「子どもの家」への補助は、利用者に月2万円程度の負担を求める学童保育事業に移行することに。「じゃがいも子どもの家」(生野区)の新家茜施設長(32)は「有料になると、保護者の理解を得られない子どもたちが来られなくなる」と指摘する。
市議会は今後、こうした声も参考にして最終案を審議することになる。自民党市議団はこの日、男女共同参画センターの存続など12項目の要望書を橋下市長に提出し、「市民サービスの質を可能な限り落とさないでほしい」と求めた。
◆子育て世帯支援説明していく
市政改革プラン最終案の決定後、橋下市長が市役所で報道陣の質問に答えた。主な発言は次の通り。
――最終案に対する市長の評価は。
評価は有権者が判断することであり、(有権者代表の)市議会に否決されてしまったら終わり。ここまでまとめた(市役所の)組織の力には十分満足している。
――パブリックコメントでは反対が多かったが。
パブリックコメントは有権者全体の意見ではなく、それに左右されるものではない。全体的な判断をせざるを得なかった。
――市民の理解は得られると思うか。
他都市との比較で標準を上回っている住民サービスについて少し是正をお願いして、子育て世帯に税配分を回したということ。子育て世代をみんなでサポートしようというメッセージをしっかり説明すれば、市民の多くの皆さんに支えてもらえると思う。
◆屋内プール9か所に縮小
大阪市の市政改革プランの最終案で、住民サービスが見直された109事業での削減効果額は、今年度からの3年間で約399億円に上る。
市民交流センターや男女共同参画センター以外にも、24か所の屋内プールが9か所に縮小されるなど、廃止・縮小される施設や事業は多い。
(2012年6月28日 読売新聞)