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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

578千葉9区:2009/05/10(日) 21:04:38
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/251825
あきれた手当 ブラウン政権失墜
配信元:
2009/05/10 01:08更新
 異国情緒あふれる絨毯、猫脚の高級家具、目を背けたくなるようなポルノ・ビデオ…。英国のブラウン政権の閣僚たちが議員の「特別手当」を使って、常識を越える物品購入などの支出をしていたあきれた実態が次々と明らかになっている。政権に新たな打撃を与えかねない情勢だ。

 英国では、政治活動のために議員が邸宅を離れる際の費用や、別邸にかかる費用について、年2万4000ポンド(約360万円)を支給してもらえる制度がある。ただその規定は曖昧だ。

 英紙が8日に報じた特ダネによれば、閣僚らはこの制度に乗じて“特権”をフル活用。世界的に有名な小説家、ケン・フォレット氏の妻であるバーバラ・フォレット観光相の場合、多額の警備費用に加えて、高級な中国絨毯の修繕費(約530ポンド・約8万円)まで請求していた。

 また、フィル・ウーラス移民相は男性であるにもかかわらず、女性用の衣服や生理用品を購入したとされ、有権者の失笑を買っている。さらに、2カ月前には、女性のジャッキー・スミス内相が、夫が鑑賞したポルノ番組代を特別手当で払ったことが発覚し、大騒ぎとなった。

 AP通信によれば、どの議員であるかは不明ながら、1ポンド以下のショウガ入りクッキーや、キャットフード(2缶)の代金まで請求する議員も存在。英BBC放送のニック・ロビンソン編集者は「政治家はわずかなカネでも取ってやろうという印象が国民の間で強まっている」と語る。

 ブラウン政権をめぐっては、首相官邸報道官が4月、野党保守党のキャメロン党首の私生活を証拠もなく中傷したメールを第三者に送ったことが発覚し、辞任に追い込まれた。また、4月29日には、英国軍のネパール人傭い兵(グルカ兵)への無条件居住を認めることを要求する野党の動議が、身内の労働党議員の造反により可決されるなど、政権基盤が揺らいでいる。

 経済繁栄を享受してきた英国社会は昨秋以降、経済危機にあえぎ、最近の労働党の支持率も、保守党の45%に対して27%と低迷を続けている。

 英国では来月、地方選と欧州連合(EU)の議員選挙があるが、日本がかつて、議院内閣制を模範とした英国の政権は揺れに揺れている。

◆◆◆◆◆

 ■英ブラウン政権 2007年6月に発足した労働党政権。オバマ米大統領らを迎えた4月の金融サミットを機に人気回復を狙ったが、効果は一時的。来年半ばめどの総選挙で挽回を狙う。

◆◆◆◆◆

 ロンドンで5日、経済政策をめぐり苦渋の表情を見せるブラウン首相。相次ぐスキャンダルが政権を揺るがしている(ロイター)

579千葉9区:2009/05/11(月) 22:02:12
>>526-527>>537-538>>542-543>>546-548>>559>>567-569>>571>>577
http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY200905110002.html
カースト最底辺から首相をねらう「女帝」 インド総選挙(1/2ページ)
2009年5月11日8時15分
 「インド4千年の歴史で初めてダリット(被差別民)の支配者が誕生するのか」。ある有力紙はこんな見出しで特集を組んだ。16日に開票されるインド総選挙で大衆社会党(BSP)のマヤワティ党首(53)が注目されている。選挙後の連立協議でもかぎを握りそうだ。

 「まるでピラミッドかタージマハルだ。学校や病院を建てた方がましな気はする」。炎天下で作業する石工の親方が言った。

 インド最大の人口を抱えるウッタルプラデシュ州の州都ラクノウで大がかりな工事が進む。高さ30メートルほどの石造りの丘を中心に、60頭の象のモニュメントや石柱が林立。2年後の完成を目指す。州首相のマヤワティ氏が都市開発予算の6割をつぎ込んだという。

 その名は「アンベードカル博士社会変革公園」。博士はマヤワティ氏と同じくカースト社会で最底辺のダリットながら、初代法相として憲法を起草した人物だ。公園はダリットの巡礼地と化し、訪問者は1日約600人。親子で訪れた小作農の女性(45)は「私は誇りを感じる。マヤワティはすごい」と感激する。

 建国の父ガンジーは、当時「不可触民」と呼ばれたダリットを敬愛の念を込めて「ハリジャン(神の子)」と名付け、差別根絶を目指した。しかしカーストはなくならず、「ハリジャン」は逆に差別用語として定着した。

 ニューデリー郊外のスラムで育ったマヤワティ氏が頭角を現したのは小学校教師だった77年。差別問題の集会で閣僚が「ハリジャン」を連発したのに対し、マヤワティ氏が激しく批判、注目された。

 その後、ダリット解放運動の指導者カンシ・ラムに師事してBSPを設立、89年総選挙で初当選。人口規模が大きい底辺層の支持を背景に95年同州首相となり、断続的に3期務めた。07年の州議会選ではBSPが過半数を獲得、現在4期目だ。

 独裁的な振る舞いで「女帝」と恐れられる一面もある。予告なく州政府機関を訪ね、責任者が無断で休んでいたり、対応に不手際があったりすると即刻更迭。汚職は身内でも容赦なく訴追。巨大事業に批判がある一方、「政府が機能するようになった」とも評価される。

 総選挙は、中央で連立与党を率いる国民会議派と野党インド人民党の2大政党を軸に争われている。新聞各紙は、BSPが現有議席からほぼ倍増の30議席前後を取ると予想。定数545の1割に満たないが、2大政党が過半数を取れない情勢では、BSPがどちらにつくかで首相が決まる可能性がある。2大政党以外の小政党が結集して政権をつくろうとの動きもあり、その場合マヤワティ氏は最有力の首相候補だ。

 4月末、全国遊説から州都に戻ったマヤワティ氏は約5千人を前に演説した。「独立から60年余り、ダリットの暮らしは向上しない。政権を取ろう。どんなに暑くても、どんなに大事な用事があっても、必ず投票に行きなさい」

 聴衆は一斉に答えた。「州政権の次はニューデリーだ」「我らが姉(マヤワティ)よ進め。我らはあなたとともに」(ラクノウ〈インド北部〉=武石英史郎)

     ◇

 〈インドの総選挙〉 下院545議席のうち、大統領が任命する2議席を除く543議席を小選挙区制で争う。治安確保のため投票日を複数回に分け、今回は4月16日から5月13日まで5回に分けて地域別に投票、同月16日に一斉に開票される。登録有権者数は約7億1400万人。

580千葉9区:2009/05/11(月) 22:19:20
>>550>>552>>554
http://www.asahi.com/international/update/0511/TKY200905110042.html
アイスランド EU加盟の是非、国会審議へ
2009年5月11日10時15分

 【ロンドン=土佐茂生】アイスランドのシグルザルドッティル首相は10日記者会見し、欧州連合(EU)への加盟交渉を始めることを近く国会に諮る方針を明らかにした。先月の総選挙でEU加盟推進派の政党が議会の過半数を獲得しており、同国がEU加盟に向け動き出す可能性が高まった。AFP通信によると、首相は「7月までにEUに加盟申請をしたい」と語った。

 金融危機で大きな打撃を受けた同国では、経済再生に向けてEUに加盟すべきかどうかの議論が活発化している。ただ、総選挙で第1党になった社会民主同盟が加盟推進派なのに対し、連立を組む「左派・緑の党」は反EUの立場を崩しておらず、政府として加盟に向けた合意はできていない。このため首相は、国会に加盟交渉開始の是非を問うことにしたとみられる。

 最新の世論調査では、加盟交渉の開始については国民の6割が賛成している。しかし、実際に加盟すべきかどうかに関しては、賛否が伯仲している。

581千葉9区:2009/05/11(月) 22:20:17
>>408
http://www.asahi.com/international/update/0509/TKY200905090151.html
チモシェンコ首相の髪形チェンジ 政変?憶測飛び交う
2009年5月10日5時16分

 【モスクワ=星井麻紀】ウクライナのチモシェンコ首相が6日に首都キエフで開かれた会合に、編んだ髪を頭に巻き付けたトレードマークの髪形ではなく、後ろで一つに束ねた姿で登場した。9日には元通りの髪形で登場したものの、突然変えた理由を巡って憶測が飛び交っている。

 02年に編み髪スタイルにして以来、首相が公の席に別の髪形で現れたのは07年11月に1度きりだ。この時は、内紛で首相を追われたチモシェンコ氏の返り咲きがかかる政局の重要な節目だった。そのため、地元マスコミは今回の髪形の変化も「政変か」「仲間割れか」と大騒ぎだ。

 一方、金融危機の影響でウクライナでは閣僚や議員の報酬をカット。編み髪はスタイリングに毎回数十ドルかかるともいわれ、「出費の節約では」と見る人もいる。

582千葉9区:2009/05/12(火) 20:51:35
>>563
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090512/erp0905121830006-n1.htm
「泥酔しドイツの空港で暴行」のウクライナ内相が辞意
2009.5.12 18:24
 インタファクス通信などによると、ドイツで泥酔した末、警察に一時拘束されたウクライナのルツェンコ内相は12日、辞意を表明し、議会に承認を求めたことを明らかにした。

 内相は4日、ドイツのフランクフルト空港で、息子(19)とともに泥酔していたため飛行機への搭乗を拒否されたことに激怒。携帯電話を投げ付け、警官4人にけがを負わせたと報じられた。

 内相は報道を否定し、陰謀が企てられた可能性もあると主張。事件が政治的に利用され、自ら「犠牲になった」と述べた。

 ユシチェンコ大統領は、事実関係の調査を求めていた。(共同)

583とはずがたり:2009/05/14(木) 16:34:56

会議派と与党連合リード インド総選挙 最終投票
2009.5.14 01:28
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090514/asi0905140129000-n1.htm

 【ニューデリー=田北真樹子】4月16日に始まり543議席を選ぶインドの下院選挙は13日、5回目の投票が行われ、すべての投票が終了した。地元テレビ各局の出口調査では、最大与党・国民会議派と最大野党・インド人民党(BJP)のいずれも単独では過半数(272議席)に届いていない。会議派は第一党を維持する勢いだが、行方は微妙だ。会議派率いる与党連合は190議席台、BJPを軸とする野党連合は180議席台で、左派共産党が主導する政党連合「第三戦線」の動向と連立工作の行方が注目される。

 タイムズ・オブ・インディア紙の出口調査によると、獲得予想議席は会議派154、BJP142。与党連合では198、野党連合は183、第三戦線112となっている。

 5回に分け実施された投票は16日に一斉に開票される。13日の投票は南部のタミルナド州など7州と連邦直轄地2カ所で行われた。

 会議派もBJPも注目するタミルナド州では、同州野党の全インド・アンナ・ドラビダ進歩連盟(AIADMK)が、州政権与党を破り勝利するとみられている。同党は第三戦線を支持しているが、政権参加を求められれば、連立相手がどの政党であっても応じる可能性があり、連立工作のカギを握るとの見方もでている。タミルナド州以外でも、会議派とBJPは地域政党の取り込みに懸命で、第三戦線を支持する政党に働きかけている。

 一方、第三戦線は結束が疑わしい状況だ。選挙戦終盤になって、第三戦線を構成する政党の幹部がBJPの集会に顔をみせたり、会議派のソニア・ガンジー総裁と会談したりと、勝ち馬に乗ろうとする動きが出てきている。第三戦線が最大勢力に躍り出た場合、首相候補には大衆社会党(BSP)を率いるマヤワティ氏が有力視されている。同党が地元のウッタルプラデシュ州で、第一党になると予測するテレビ局もある。

 2004年の前回選挙では、出口調査で政権獲得が確実視されていたBJPが会議派に敗れており、出口調査の信頼性は低い。

584千葉9区:2009/05/14(木) 22:47:12
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905140006o.nwc
インド下院選 地方政党躍進 連立協議難航 政局混迷も
2009/5/14

 先月から投票が行われているインド下院総選挙は、16日に開票が行われる。

 今回の選挙戦で目立つのは、投票率の低さだ。投票率が低くなって最も恩恵を受けるのは、地方政党とみられている。地方政党の躍進が、選挙後の連立政権樹立に向けた作業を複雑なものにするかもしれない。

 5回に分けて投票が行われる選挙戦は4回目までが終了した時点で平均投票率は60%。前回の2004年は64%だった。特に、3回目の投票率は、かろうじて50%を超えたに過ぎない。

 投票しなかったのは郊外に住む中産階級が多い。一方、貧困層や低カーストの人々は選挙を社会的な利益を得るための手段とみなしており、積極的に選挙に参加している。前回選挙では地方政党は545議席中200議席を占めたが、今回は、さらに議席を増やすとみられている。

 連立与党「統一進歩同盟(UPA)」を率いる国民会議派が第一党になるだろう。最大野党のインド人民党(BJP)は、郊外の中産階級を主な支持層としており、獲得議席の見通しは厳しいものになりそうだ。

 国民会議派とBJPの2大政党にとって、連立交渉は閣僚ポストの配分にかかっている。政治的な発言力を強めた地方政党は、内閣での存在感を高めたいと考えている。独自の首相候補を擁立する可能性すらある。

 だが、選挙後に最も懸念される事態は、2大政党がいずれも連立政権を成立させることができないことだ。

 この場合、地方政党のみで構成された不安定な連合体が政権樹立を目指すことになるかもしれない。インドでそのような事態が最後に起こったのは、1996年に「統一戦線」政権が発足したときだ。インドはその後2年間にわたり、政局の混迷が続いた。2大政党が連立政権樹立に失敗した場合、数カ月以内に再選挙の実施を余儀なくされる公算が大きい。

585千葉9区:2009/05/14(木) 22:48:14
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905140005o.nwc
南アフリカ・ズマ新政権が組閣 バランス重視 権限不明確で逆効果
2009/5/14

 南アフリカの国民議会(下院)は、6日、与党「アフリカ民族会議(ANC)」のズマ議長(党首)を大統領に選出した。ズマ新大統領は、9日に就任宣誓を行い、10日、新内閣の閣僚を任命した。ズマ政権は、継続性と変化のバランスを考慮したことで、おおむね歓迎されるだろう。しかし、そのバランスを保つために内閣が肥大化したことなど、多くの問題もはらんでいる。

                   ◇

 ≪分析≫

 4月22日の総選挙でのANCの勝利を受けて、ズマ議長は新大統領に就任した。新閣僚の任命は全体としてうまく演出されている。マニュエル前財務相の処遇は最も重要な決定だったが、新設された「国家計画委員会(NPC)」委員長に就任することが、事前にリークされた。

 ◆前財務相の処遇

 ムベキ政権からの方向転換を求める声が高まっていたものの、ズマ大統領にとって、マニュエル前財務相を新政権に入れるかどうかが焦点だった。新大統領がマニュエル氏を財務相から外す、もっともな理由がいくつかあったからだ。

 まず、マニュエル氏は、1996年6月から財務相を務め、ムベキ元大統領に近く、市場から高い評価を受けていたことから、新大統領の影を薄くする恐れがあった。

 また、ズマ大統領の支持基盤である「左派同盟」とマニュエル氏との間には確執がある。ズマ派とムベキ派の間で繰り広げられた、ANC議長ポストをめぐる長い権力闘争を経て、ANCの再統合を目指すズマ大統領の努力に、この確執は水を差す。

 さらに、ズマ大統領は、新政権の発足にあたり、財務相にふさわしい人物が南アフリカには1人しかいないと、事実上認めたくなかった。

 しかし、マニュエル氏を政権から外せば、投資家の信頼を大きく揺るがし、「南アフリカの経済政策は継続される」とのズマ大統領の発言の信用は傷つく。このジレンマを解決するために、ズマ大統領はNPCを新設してマニュエル氏を初代委員長に据え、元国税局長のゴーダン氏を新財務相に任命した。

 NPCの権限ははっきりしないが、ズマ大統領によれば、政府の社会経済ビジョンを推進する国家計画全体に責任を持ち、全省庁の調整を行うという。新たな財務相に就任するゴーダン氏の存在は、マニュエル前財務相の成功に不可欠だった。2人は良好な関係を築いているといわれ、両氏が協力すれば、政権の主軸となるだろう。

586千葉9区:2009/05/14(木) 22:48:33
 ◆経験不足で小粒

 ズマ大統領は、主に既存のポストを分割する形で、閣僚を28人から34人に増やした。内閣の拡大とNPCの新設という肥大化と均衡をとるために、政府全体に監督評価体制を導入し、政策決定の改革を約束した。

 南アフリカ共産党(SACP)と南アフリカ労働組合会議(COSATU)からなる左派同盟からも閣僚が選出された。SACPは、書記長、副書記長を含む4人が、高等教育相(新設)、運輸副大臣、共同統治・伝統問題副大臣(新設)、通産相として入閣した。

 COSATUの構成組織の一つである「南アフリカ衣料・繊維産業労働者組合(SACTWU)」からは、非議員のエブラヒム・パテル氏が経済開発相(新設)に任命された。

 パテル氏は、南アフリカの衣料・繊維産業を国際競争から保護し、世界経済危機への対応で尽力した。しかし、産業界には同氏の保護主義的政策が極めて有害だと確信する向きもある。ただし、権限が明確でない新設の閣僚ポストで、新人のパテル氏が影響力を振るうのは難しいかもしれない。

 また、強力な指導力が必要とされるポストで、経験不足の閣僚が任命されたことが問題となる可能性がある。例えば、土地改革は慎重な扱いが求められ、さまざまな圧力に耐えなければならないが、新たに任命された土地問題相と同副大臣は、弱体な地方政府での経験しか持たない。同様のことが、エネルギー相、鉱業相、保健相についてもいえる。

 通信相も要職だ。このポストには、前陸軍参謀総長でズマ大統領の重要な支持者であるヌヤンダ氏が就いた。ヌヤンダ氏は国防相を望んだが、防衛産業と関係があることから、利益相反とみなされた。

 4日に発表された数値によると、南アフリカの第1四半期(2009年1〜3月)の失業率は23.5%と、前期(08年10月〜12月)の21.9%から上昇した。この四半期で失業者は30万人以上増えた。05年の26.7%からの失業率低下傾向は反転し、1年前の水準に戻った。公式失業統計には、非正社員の不完全雇用者や求職をあきらめた人は含まれない。

 失業問題は、与党ANCにとって大きな政策課題だ。民間部門が縮小するなか、南アフリカ経済へのリセッション(景気後退)の影響を緩和するために、公共部門の雇用を維持するズマ政権の手腕が問われている。

                   ◇

 ≪結論≫

 ズマ大統領は、新閣僚の任命で、左派勢力の閣内取り込みを含む巧妙な政治的選択を行った。だが、NPCの新設にみられる、野心的だが漠然とした政府再編成計画は逆効果になるおそれがある。また、土地改革やエネルギー問題など重要ポストに任命された実績のない閣僚が、強い指導力を発揮できるか疑問だ。政策決定や政府運営に権限の不明確さがみられることが、長期的にみて懸念を招きそうだ。

587千葉9区:2009/05/16(土) 02:51:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20090516k0000m030050000c.html
インド下院選:最大与党「国民会議派」が一歩リード
 【ニューデリー栗田慎一】先月16日から各地で投票が続いていたインド下院総選挙(改選数545)は16日、選挙区ごとに電子集計機で高速開票され、その日のうちに大勢が判明する。各種調査を総合すると、最大与党「インド国民会議派」が最大野党「インド人民党」を一歩リードしている状態で、再び連立政権を主導する可能性が指摘されている。

 ただ、過半数は大幅に下回るのは確実で、逆に大きく議席を伸ばすとみられている「第3勢力」の地方政党などが、新政権作りの鍵を握りそうだ。

 選管によると、投票率は前回と同水準の6割前後になる見通し。今回から全選挙区で導入された電子投票の結果、投票総数4億超すべての電子集計が可能となった。

 地元紙の出口調査などを総合すると、会議派(現議席145)が10議席程度増やし、逆に人民党(同138)は20議席前後減らすと予測されている。その一方で、「第3勢力」の筆頭、北部ウッタルプラデシュ州政府与党「大衆社会党」(同15)は50議席前後伸ばし、インド共産党マルクス主義派など左派勢力(同53)は現状維持の見通しだ。

 背景には、90年代から続く宗教対立やカースト(身分制度)など従来構造に嫌気する人々が「世俗政党」への支持を高める一方、開発から取り残されている地方の有権者が全国政党に失望し、地方政党に生活改善などの望みを託す動きが強まっている。

588千葉9区:2009/05/16(土) 12:25:34
>>582
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905160004o.nwc
ウクライナ 酒酔い内相が辞表 弱体化政権に追い打ち
2009/5/16

 ドイツのフランクフルト国際空港で先週、酒に酔って暴れ、拘束されたと報じられたウクライナのルツェンコ内相が12日、辞表を提出した。

 野党・地域党の議員は同日、最高会議(国会に相当)の演壇を取り囲み、政府に対し同相の辞任を認めるよう要求した。

 辞表は最高会議で承認を得る必要があるものの、地域党や共産党など野党議員だけでは承認に必要な226票に届かない。

 リトビン最高会議議長は、議事妨害の真の目的はユーシェンコ大統領に対して、早期の総選挙実施を強いることだと指摘。議会が30日間続けて開かれなければ、大統領は議会を解散することも可能となる。

 しかし、ユーシェンコ大統領にとって、早期の選挙は得るものがなく、地域党の戦略には乗らない可能性が高い。ただ、今回の政局の混迷によって、現政権への信任と政治に対する信頼が、さらに損なわれることは確実だろう。

589千葉9区:2009/05/16(土) 13:03:56
>>578
http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200905120252.html
議員手当に2軒目の住宅費、便座代、えさ代 英国の話
2009年5月15日8時38分
 【ロンドン=大野博人】英国で閣僚や国会議員らに支給された経費の詳細をすっぱ抜いた保守系紙の記事に政界が揺さぶられている。手厚い住宅手当や家具購入補助などの実態が明らかになり、一般国民の感覚とかけ離れた節度のなさに激しい批判がわき起こっているからだ。ブラウン首相も野党党首も国民に謝罪、制度の根本的な改革に乗り出すと防戦に懸命だ。

 書いたのはデーリー・テレグラフ紙で、8日付からキャンペーンを始めた。閣僚ら与党労働党の政治家をまずやり玉にあげ、11日紙面では野党保守党の議員もなで切り。

 とりわけ批判の的になっているのは国会議員の「2軒目の住宅」手当で年間2万4千ポンド(約360万円)。議会出席に必要なロンドンでの住宅補助とされているが、身内の住む家を対象にしたり投機目的だったりする乱用例が目立った。

 ほかに自宅の修理費やテレビ購入費など高額な請求から便座の購入費、ペットのえさ代など相当みみっちい例まで国民のひんしゅくを買う話が次から次へと報じられた。首相も2年あまりにわたる自宅清掃費の請求を暴露された。

 問題はこれらの大半が規則違反ではない点。議会の経費担当部署がチェックした上で支給されている。このため当初、多くの政治家が不正ではないと反発してかえって批判の火に油を注いでしまった。

 首相は11日朝、すべての政党を代表する形で謝罪。保守党のキャメロン党首も国民に謝った。2人とも国民の信頼回復には議員に甘すぎる制度自体の改革が急務としている。

 当地での報道によるとテレグラフ紙は議会事務局から盗み出されたCDを情報源にしたらしい。内容はすべての下院議員の過去4年分の経費の記録で、すでに3月ごろから複数の新聞社に30万ポンド(約4500万円)で買い取りを求める接触があったという。

 下院は警察に捜査を求めているが、政治家の無節操ぶりへの批判が強く、取材手法の問題点にはあまり関心が集まっていない。

590千葉9区:2009/05/17(日) 00:42:58
http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY200905160199.html
インド総選挙 与党連合が大勝、政権維持へ
2009年5月16日22時51分
 【ニューデリー=武石英史郎】インドの総選挙(下院、定数545)が16日に開票され、国民会議派が率いる与党連合が大きく票を伸ばし、インド人民党中心の野党連合を引き離して勝利した。5年間続いた現政権が信任を得た形で、シン首相(76)の続投が確実視されている。堅実な経済運営や親米外交など基本政策を維持しつつ、約11億人の人口を抱えるインドのさらなる発展を目指す。

 国営テレビの推計では、午後7時(日本時間同10時半)現在で国民会議派陣営が261議席、野党のインド人民党陣営は156議席。会議派は単独でも205議席で前回の145から大きく伸ばし、人民党は単独で116議席と前回より減らす見通しだ。

 会議派陣営は過半数には届かなかったが、今後、少数政党の取り込みを図って連立政権を組織する見通しだ。

 04年の前回選挙で8年ぶりに政権を奪還した会議派は今回、安定した経済運営など実績を強調。手厚い貧困対策とともに、ソニア・ガンジー総裁の長男ラフル氏を将来の首相候補として売り出し、若年層の支持獲得にも成功した。

 人民党のジェイトリー報道官は「国民の審判を受け入れる」と敗北を認めた。前回総選挙まで6年間政権を担った人民党陣営は、昨年11月のムンバイ同時テロなどを引き合いに与党の治安対策の不備などを批判したが、目新しい対立軸を打ち出せなかった。

 米印原子力協定に反対して閣外協力を解消した左派連合と、近年勢力を増していた地方の小政党は「反2大政党」の第3勢力による政権を目指したが、上滑りに終わった。

 総選挙の有権者数は約7億1千万人。投票は電子投票方式で地域ごとに5回に分けて実施され、投票率は58.43%だった。下院定数のうち2議席は、選挙後に大統領が任命する。

591千葉9区:2009/05/17(日) 02:24:33
http://www.afpbb.com/article/politics/2602966/4155213
インド総選挙、与党が圧勝
2009年05月16日 22:38 発信地:ニューデリー/インド
【5月16日 AFP】(一部更新、写真追加)約1か月間にわたって投票が行われてきたインド下院総選挙(定数545)は16日、開票が始まった。開票速報によると、最大与党・国民会議派(National Congress)率いる与党連合がライバルの最大野党・インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)を大きく引き離して圧勝、国民会議派のマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相の2期目がほぼ確実な情勢となった。

 選挙管理委員会の開票速報によると、国民会議派率いる与党連合は最大で250議席を獲得する見込みで、一方、最大野党・インド人民党を軸とする野党連合は160議席にとどまる見通し。国民会議派だけで、1991年以来最大議席数となる190議席を獲得するとみられる。与党連合の議席数は、272議席の過半数に届かない見込みだが、事前予想をはるかに超える勝利が確実となった。

 国民会議派のソニア・ガンジー(Sonia Gandhi)総裁は、マンモハン・シン首相と共同記者会見を開き、「今回も国民会議派を支持した人びとに感謝したい」と述べ、「インドの人びとは、自分たちにとって何が良いことかを分かっている。そして常に正しい判断をする」と語った。

 ニューデリー(New Delhi)にある国民会議派の党本部前では、市民らが集まりにぎやかな祝賀パーティーの様相となっている。国民会議派の広報担当、Abhishek Manu Singhvi氏は、「国民会議派が圧倒的な得票を獲得した」と述べた。

 与党連合は、安定した政権運営のために必要な20-30議席を、多数ある地方政党の中から選ぶことになりそうだ。議会で過半数を獲得するためにも、与党連合は連合外の政党の支持を得なければならない。ただ、最大野党・インド人民党に対する大幅なリードで、連合外の政党とも連携しやすくなるとみられる。

 国民会議派の広報担当、Ambika Soni氏によると、党指導者らと連合政党らが16日のうちに集まり、11億人のインド国民から支持を得るための政権運営について協議する。

 憲法では、新政権の組閣は6月2日までに行わなければならない。(c)AFP

593千葉9区:2009/05/18(月) 23:04:18
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200905180031a.nwc
インド市場、外資誘致に弾み 下院選 与党圧勝、改革路線固まる
2009/5/18
 543議席を選ぶインドの下院選挙は16日に一斉開票され、国民会議派率いる与党連合が約260議席を制して圧勝した。同国では週明け以降、株価上昇や外国からの直接投資に弾みがつくとの期待が高まっている。

 与党は国民会議派単独でも205議席で、2004年の前回選挙の145議席から躍進する一方、最大野党・インド人民党(BJP)陣営は161議席となり、BJP単独では前回の138議席から117議席へと後退。シン首相が引き続き同国経済のかじ取り役を担うことになった。

 首相はニューデリーで記者団に「国民ははっきりと意思を表明した。われわれはその期待に応えるべく努力する」と表明。国民会議派の支援者らはソニア・ガンジー総裁宅周辺で爆竹や太鼓、踊りで勝利を祝った。

 インドの非営利調査団体UPIASIの研究部門責任者E・スリダラン氏は「与党の大勝によって、シン首相や国民会議派の自由度が増した。少数政党によって政権が脅かされることはないだろう」と指摘した。

 事前予想を上回る与党の圧勝は過去3年で最長の上昇基調にあるインド株式市場に、さらなる勢いを与える公算が大きい。ムンバイ証券取引所のSENSEX指数は年初来で23%上昇の12173.42、インド証券取引所のNIFTY指数は24%上昇の3671.65をつけている。

 ムンバイに拠点を置く投資銀行セントラム・ブローキングのマネジングディレクター、ディベシュ・クマール氏は「NIFTY指数は1週間以内に4000を超えるほか、SENSEX指数も6月末までに14000に届くのではないか。海外機関投資家の参加も増えるだろう」と話す。

 週明けに国民会議派と少数政党との連立協議が本格化するが、シン首相は、保険や金融分野の海外投資家の懸念を和らげるために、共産党系の閣外協力を受けることなく、政権を成立させる道を探ることになる。

 インドの共産党系政党は、前回選挙以降、国民会議派率いる連立与党「統一進歩同盟(UPA)」に閣外協力を行ってきたが、昨年7月にその協力態勢を解消。米小売り大手ウォルマート・ストアーズのインド進出や、保険会社に対する外国資本の出資比率の増加といった点をめぐり路線が対立したためだ。

 インド国際経済関係研究所(ICRIER)のラジャト・カスリア教授は「もう共産党系政党に足を引っ張られることはない。政府が経済改革を推進しない理由はない」と指摘した。(Cherian Thomas、Bibhudatta Pradhan)

594千葉9区:2009/05/19(火) 21:30:44
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090519/erp0905191045003-n1.htm
リトアニアに「黒帯」女性大統領
2009.5.19 10:40
 バルト三国のリトアニア大統領選で18日、無所属で出馬した同国出身の欧州連合(EU)欧州委員(財政計画・予算担当)、ダリア・グリバウスカイテ氏(53)が68%の得票率で当選を決めた。女性大統領は同国初となる。

 投票率は51%。次点は野党、社会民主党党首で得票率12%だった。グリバウスカイテ氏は元財務相。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いから「鉄の女」とも呼ばれる。空手の黒帯を有し、リトアニア語のほか、英語とロシア語、フランス語、ポーランド語を操る外交通としても知られる。

 リトアニアでは今年の経済成長率がマイナス15%と予測されるなど経済情勢が急激に悪化しており、その手腕に期待する与党の支持も得た。(モスクワ 遠藤良介)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090518-OYT1T00328.htm
リトアニアに初の女性大統領

 【ビリニュス=中谷和義】金融危機に陥っているリトアニアで17日、現職の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、欧州連合(EU)財政計画・予算担当欧州委員のダリア・グリバウスカイテ元財務相(53)が69%の得票率で当選した。

 同国で、女性が大統領になるのは初めて。

 グリバウスカイテ氏は、財政通としての実績と、積極的な経済危機への取り組みを訴え、支持を伸ばした。2位の社会民主党候補の得票率は12%だった。

(2009年5月18日10時36分 読売新聞)

595千葉9区:2009/05/19(火) 21:47:51
http://indonews.jp/2009/05/post-2547.html
【インド政治】第二次マンモハン・シン政権が誕生へ
 4月16日から5月13日まで、5日に亘って投票が行われた第15回連邦下院(ローク・サバー)選挙は、5月16日に開票が行われた結果、与党の国民会議派が現在の145議席から205議席に大きく議席数を拡大した。これにより会議派を中心とする連盟(UPA)が258議席を獲得したことから、引き続き政権を担当する見通しとなった。国民が会議派政権のこれまでの実績を評価した現れとなった。

 会議派運営委員会(CWC)は同日、マンモハン・シン首相を首班とする政権の樹立を決定した。UPAは過半数(272議席)にはまだ14議席不足するため、UPA以外からの支持を取り付ける必要があり、いくつかの選択肢が検討されているが、過半数獲得はまちがいないと見られている。

 一方、野党第1党のインド人民党(BJP)は議席を138から116に大きく減らした。また、左派共産党(CPIM)が43から16に、右派共産党が10から4に、ラルー・プラサード率いる民族ジャナタダル(RJD)も24から4に、ムラヤムシン・ヤダブの社会主義党(SP)も36から22へと夫々議席を減らした。

 議席を伸ばしたのは、西ベンガル州を基盤とする全印草の根会議派で、2から19に、ビハール州首相ニティーシュ・クマール率いるジャナタ・ダル(統一派)も8から20に議席を伸ばした。

 会議派はUP、ラージャスタン、マディアプラデシュで議席を大きく伸ばしたほか、アンドラ・プラデシュ、マハラシュトラでも善戦した。特にUP州では、ソニア・ガンジー総裁の長男、ラーフル・ガンジー党書記長が奮闘し、若い会議派のイメージを有権者に植え付けた。

 インド下院選挙は世界最大の規模を誇り、有権者数7億1400万人(前回より4300万人増加)、立候補者数は8,000人を超えた。

 会議派の選挙綱領からみると、経済分野では、統一税としてのGST税(Goods and Service Tax)は2010年4月からの導入、中小企業への支援、公営企業の維持、農業振興(含む農村インフラ改善)、貧困層への毎月25キロの米をキロ3ルピーで供給する、発電能力を今後5年で毎年12,000-15,000MWを増強するなどが謳われている。

 会議派の205議席獲得は、過去18年以来の快挙であり、第2次マンモハン・シン政権が誕生すれば、2期続く政権はネルー政権以来のこととなる。

05/19/2009

596千葉9区:2009/05/21(木) 00:23:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000046-mai-int
<英議会>314年ぶり失態 下院議長を事実上解任
5月20日12時13分配信 毎日新聞

 【ロンドン笠原敏彦】英議会下院で住宅手当を巡る不明瞭(めいりょう)な経費請求が常態化していた問題で、マイケル・マーティン議長(労働党)は19日、6月21日に辞任する、と表明した。事態への対応を誤り、その責任を取らされた事実上の解任で、英議会史上、議長の解任は1695年以来314年ぶり。

 また、野党・保守党のキャメロン党首は国民の政治不信を背景に、「事態収拾には解散しかない」と訴え、解散・総選挙を求める請願書への署名運動を始める方針を打ち出した。ブラウン首相は早期解散を拒否しているものの、議会の混迷は深まるばかりだ。

 下院では、議員のロンドンでの生活拠点となる「第2住宅」手当を乱用し、ドッグフード代から支払い済み住宅ローンの利子負担までさまざまな請求が行われてきたことが発覚。メディアは連日、リーク情報に基づく大々的な報道を続けている。

 こうした状況下、マーティン議長は各議員の経費請求データをリークした「犯人」捜しを優先するかのような言動を取り、その方針に疑問を呈した同僚議員を叱責(しっせき)。これに対し、与野党の議員やメディアは「議長にあるまじき行為」と非難の集中砲火を浴びせ、不信任動議も提出されていた。

 マーティン議長は19日、短い声明を発表し、「下院の団結を維持するため」との理由で議長辞任だけでなく、議員も辞職することを表明。英議会では、1695年に当時の議長が収賄で辞任に追い込まれて以来の議長「解任」となった。

 マーティン氏は00年に議長に就任した。

597千葉9区:2009/05/21(木) 00:34:42
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090520/erp0905201617006-n1.htm
「準常任理」案を明記 安保理改革で議長報告書
2009.5.20 16:17
 2月から始まった国連安全保障理事会(15カ国)改革をめぐる政府間交渉のタニン議長は19日、今後の議論の土台となる報告書を公表。最大の焦点の常任理事国拡大では、常任理・非常任理両方や非常任理のみの拡大案に加え、任期3〜15年の「準常任理事国」新設案が明記された。

 政府間交渉は5月22日に「第2ラウンド」に入る。議長は会合を6月11、23日を含め計3回行うと表明。報告書は2〜4月に行われた第一ラウンドでは安保理改革の必要性で一致できたと総括し、その上で5つの重要課題について議論を要約。安保理の拡大規模では「20カ国弱」と「25カ国前後」の2案を、拒否権の問題では「制限するなどの改革を行う」「現状のまま」など3案を併記した。

        (共同)

598千葉9区:2009/05/21(木) 21:14:30
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090521/asi0905212056006-n1.htm
暗殺されたラジブ・ガンジー氏 特別な命日に
2009.5.21 20:50
 【ニューデリー=田北真樹子】インドでは21日、ラジブ・ガンジー元首相の暗殺から18回目の命日を迎え、ニューデリー近郊の墓地で遺族らによる追悼式が営まれた。折しも、下院選挙で“ネール・ガンジー王朝”の国民会議派が圧勝し、スリランカでは、ラジブ氏の暗殺を指揮したとされる反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)のプラバカラン議長が殺害されたばかり。故人と遺族にとって、特別な命日となったようだ。

 ラジブ氏が眠る「ヴィール・ブーミ」での追悼式には、会議派総裁のソニア夫人や長男のラフル幹事長、シン首相らが参列した。

 ラジブ氏は1991年5月21日、下院選挙の応援にかけつけた南部タミルナド州で、爆弾を腰に巻いたLTTEのメンバーとみられる女性の自爆テロによって暗殺された。LTTEとの内戦状態にあったスリランカに、ラジブ氏がインドから平和維持軍を派遣したことが理由だといわれている。タミルナド州は多くのタミル人を抱え、インドにとりスリランカ内戦は、外交問題であるのみならず内政問題でもあった。

 その内戦も、スリランカ政府軍によるプラバカラン議長の殺害とともに、名実ともに終結した。ラジブ氏暗殺に関するプラバカラン議長に対するインド国内での捜査や公判も、幕を閉じるかもしれない。

 下院選挙はソニア、ラフル両氏の奮闘もあり、会議派が「一党優位」の状況となった。それはラジブ政権(84〜89年)以来のことでもある。

599千葉9区:2009/05/21(木) 21:15:10
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090521/erp0905212036005-n1.htm
独首相に“スパイへの誘い” 「おしゃべりで向いていない」と拒否
2009.5.21 20:34
 【パリ=山口昌子】仏フィガロ紙が21日、報じたところによると、旧東独出身のドイツのメルケル首相がこのほど、放映された国営テレビ、ARDで大学生時代に東独の秘密警察、国家保安省(シュタージ)に勧誘されたが、「自分はおしゃべりで向いていない」と述べ、スパイの仕事を断ったことを明らかにした。

 ライプチヒ大で物理を専攻した首相はイルメナウ工科大の物理の助手の職に応募。面接を受けに行ったところ、別室に連れていかれ、シュタージの係官から「協力者にならないか」と勧誘された。首相はこうした事態を事前に予測して家族とも相談。「口が堅いこと」が必須条件と知っていたので、「私には向いていない。おしゃべりだから友人に話してしまう」と述べたところ勧誘もされなかったが就職にも失敗したという。

 首相は旧東独出身の初の首相のため、旧東独政権の与党だった左派党からは青年共産党でプロパガンダの責任者だったなどと過去を非難されていた。

 ドイツでは9月に総選挙があるほか11月9日でベルリンの壁崩壊20周年を迎えるため、続投を目指す首相としては過去を明確にしておきたかったとみられる。 首相は壁が構築されたとき7歳。プロテスタントの牧師の父親の目に「涙と恐怖」をみたという。壁崩壊の日には友人と毎木曜に通っていたサウナにいたが、すぐに出て、西側のビールを飲みに行ったという。

600千葉9区:2009/05/21(木) 21:21:47
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905210004o.nwc
インド総選挙 与党が圧勝 迎える安定期、首相後継争い焦点
2009/5/21

 16日に開票されたインド総選挙で、与党の国民会議派が大勝した。最大野党のインド人民党は議席を減らし、悲願の政権奪還はならなかった。左派政党は大幅に勢力が後退し、躍進が期待された地方小政党の連合「第3戦線」も不発に終わった。経済危機の影響で、国民が安定を求めた結果とみられる。国民会議派中心の政権が成立し、政策は基本的に継承されるだろう。

 【分析】

 国民会議派が率いる与党連合「統一進歩同盟(UPA)」は、当初の予想以上に大きな勝利を収めた。出口調査では辛勝が予想されたが、結果は最も楽観的な予測さえ上回った。大統領が指名する2議席を除く、下院543議席中、国民会議派は206議席、UPAとしては261議席を獲得した。議会で過半数を確保するには272議席以上が必要だが、UPAが小政党から支持を得るのは難しくないだろう。

 有権者は、世界不況と隣国、パキスタンの混乱にみられる不確実な時代に、政治的安定を求める欲求に動かされたようにみえる。この選挙結果は、国民会議派にとって、1991年以来、最高の成績となる。2004年、UPAは過半数に満たない190議席(国民会議派は145議席)の少数与党として政権をスタートさせた。ここ数年で最も安定した政府ができそうだ。

 ◆「成熟」ラフル幹事長

 ソニア・ガンジー国民会議派総裁の息子で、ネール初代首相のひ孫にあたるラフル・ガンジー国民会議派幹事長は、登録有権者の約半数が35歳以下であることに目を付け、若い有権者に訴える戦略を立てた。ラフル幹事長はインドで最も人口が多い北部のウッタルプラデシュ州の選挙戦を率い、同州での議席を倍増させた。同州を地盤とし、低カーストを支持層に持つ大衆社会党は伸び悩んだ。

 この選挙戦は、ラフル幹事長の国政政治家としての「成熟」を示すものとして大きな意義がある。38歳のラフル幹事長は、いずれ62歳の母親ソニア総裁、76歳のシン首相の職を継承するだろう。高齢のシン首相は、最近、心臓手術を受けた。シン首相が再指名されるのは確実だが、5年の任期を全うするのは難しい。中間選挙までに、ラフル幹事長を中心に、後継争いが始まるかもしれない。

 最大野党、インド人民党(BJP)にとっては苦い結果に終わった。BJPは138議席から116議席に減らし、BJPが中心となる野党連合「国民民主同盟(NDA)」は185議席から159議席に落ち込んだ。BJPの敗因は、ヒンズー至上主義を強調しすぎたために、文化的少数派や低カースト層の反発を招き、支持者が離反したことだ。

 UPAの大勝利の主な理由として、左翼政党の失墜を挙げることができる。共産党系は諸派あわせて59議席から20議席に激減した。

 左翼政党や地方政党は、国民会議派とBJPに取って代わる「第3戦線」を作ろうと試みた。ところが、左翼政党が州政府を支配する南部ケララ州、東部の西ベンガル州では、地方政府は経済自由化と権威主義的体制からの脱却に苦闘している。 西ベンガル州では、インド共産党マルクス主義派(CPI−M)が8議席だったのに対して、草の根会議派が19議席を獲得し、歴史的な躍進を遂げた。同州では、1977年以降、CPI−Mを中心とする左翼戦線が与党だったが、いまやCPI−Mの将来は不透明だ。

601千葉9区:2009/05/21(木) 21:22:05
 ◆大国と依存関係維持

 今後5年のインド政治の行方を占ってみる。経済分野では、シン首相は穏健的な改革を継続するだろう。91年に財務相として自由主義的経済改革に着手して以来、シン首相は閣外協力を求める共産党への依存にいらだっていた。いまや左翼政党からの制約は弱まり、国民会議派は政策を追求しやすくなるだろう。経済界も、選挙結果をすばらしいニュースとして歓迎している。

 しかし、シン首相は左派的傾向を併せ持つ。与党連合UPAは、選挙公約として、地方貧困層への雇用の保障、小農の債務帳消し、大規模な補助金の維持を唱えた。世界経済危機に起因する保護主義への衝動は左翼政党から押しつけられたわけではない。貧困層を意識した政策は継続されるだろう。

 外交政策も、劇的な変化はなさそうだ。選挙結果は、野党が反対していた米印原子力協定を国民が承認したといえる。しかし、シン首相は米国の子分になるつもりはない。米オバマ政権のアフガニスタン・パキスタン政策とは一定の距離を置いている。インドは、ロシア、中国、イランなど、地域大国と強靭(きょうじん)な相互依存関係を維持するとみられる。

 【結論】

 国民会議派を中心とする与党連合が総選挙で圧勝した。この結果、インドは近年みられなかったような安定した政府に向かうだろう。国民会議派は、これまでよりも連立与党の支持に頼らないですむ。国民会議派内部の議論をみると、劇的な政策転換はなさそうだ。新政権は慎重に経済改革を進め、多国間主義に基づいた外交政策を維持するだろう。シン首相の続投は確実だが、後継争いが注目される。

602千葉9区:2009/05/22(金) 23:41:07
>>574-575
http://mainichi.jp/select/world/news/20090523k0000m030054000c.html
イラン大統領選:改革派が分裂 政権奪取の障害に
 【テヘラン春日孝之】来月12日のイラン大統領選まで3週間を切った。保守強硬派のアフマディネジャド大統領(52)に対し、3人の対抗馬の中で最有力とされる改革派のムサビ元首相(67)が、現職への批判票をどこまで取り込めるかが焦点になっている。だが、改革派からはカルビ元国会議長(71)も出馬しており、改革派票の分裂が政権奪還への大きな障害になる可能性がある。

 ムサビ氏は「イスラム革命原理を重視する改革派」を任じる。一部地元メディアはムサビ氏をアフマディネジャド氏と共に「原理派」と呼び、カルビ氏と一線を画しているほどだ。

 ムサビ氏はイスラム革命(79年)後の81〜89年に首相を務め、イラン・イラク戦争時の戦時経済を乗り切った。今回の選挙では、高インフレが続く「経済問題」が最大の争点になっている。ムサビ氏は現政権の経済政策を批判し、過去の実績を強調することで、保守層にもくすぶる大統領批判票まで幅広く獲得したい考えだ。

 問題は改革派の分裂だ。ムサビ氏はハタミ前大統領や女性のエブテカール元副大統領、一方のカルビ氏はハタミ氏側近のアブタヒ元副大統領らの支持をそれぞれ受け、改革派識者も割れている。

 当初、改革派にあった「候補一本化」を求める声も、今やかき消された感がある。劣勢のカルビ氏は、05年の前回選挙で3位にとどまり、上位2人の決選投票(投票総数の過半数を獲得する候補がいない場合)に進めなかった。カルビ氏は「開票作業に不正があったからだ」と今も不満を漏らしており、改革派の大同団結に向け立候補を取りやめる可能性は低そうだ。

 今回も決選投票になった場合、改革派の中には、ムサビ氏に改革派支持票が集約されると期待する声がある。ただ、改革派の巻き返しには「大統領を批判しながら改革派にも失望している若者中心の無関心層の票をどう掘り起こすかが最重要だ」との指摘もある。

603千葉9区:2009/05/24(日) 19:28:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090523-OYT1T00829.htm
独大統領にケーラー氏再選、大連立政権の分裂選挙で
 【ベルリン=中谷和義】ドイツの次期大統領を選ぶ連邦集会(連邦議会議員と各州代表で構成)が23日、ベルリンで開かれ、1223人の選挙人による投票で現職のホルスト・ケーラー氏(66)が再選を決めた。任期は5年。


 ドイツの大統領は政治的権限をほとんど持たないが、今回の大統領選は9月の総選挙の前哨戦と位置づけられ、メルケル大連立政権を構成するキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)がそれぞれ独自候補を出す分裂選挙となった。

 メルケル首相率いるCDU・CSUが推すケーラー氏は、総選挙後の連立組み替えで政権入りを目指す中道野党・自由民主党の支持も得て第1回投票で613票を獲得、当選に必要な過半数をかろうじて制した。

 社民党が推す女性政治学者ゲジーネ・シュバン候補(66)は503票だった。

(2009年5月23日22時04分 読売新聞)

604千葉9区:2009/05/24(日) 21:06:02
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905240016.html
「記者がバッキンガム宮殿の車庫に」 英紙が警備体制を批判

24日付英大衆日曜紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドは、同紙記者が警備員に止められることなくバッキンガム宮殿の王室車庫に入ることができたと伝え、同宮殿の警備体制の不備を批判した。


同紙によると、記者は同宮殿の運転手の男性に1000ポンド(約15万円)を支払い、宮殿敷地内への入場を許可された。隠しカメラで撮影された映像には、運転手が記者を案内して王室専用車を見せている様子が撮影されており、記者が座席に座ることを許される一幕もある。運転手の顔の部分は鮮明ではない。


同紙編集者はニュース専門局ITNに対し、記者が誰にも止めらず、怪しまれることもなかったと述べ、同宮殿の警備体制に「重大な過失」があるとの見解を表明した。編集者は、同宮殿に入る際に英王室の上級メンバーや長期職員さえも写真付き身分証明書の提示を求められると指摘したうえで、「警備体制が強化され、新たな規則や規制の導入で侵入が再発する可能性はないと聞かされていたが、(警備強化策は)単に機能していない」とコメントした。


同宮殿の報道官は報道内容を確認中だと述べるにとどまり、詳細へのコメントを避けた。同宮殿にはこれまでにも度々王室関係者以外の人物が侵入し、話題になっている。

605千葉9区:2009/05/28(木) 20:47:56
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905220005o.nwc
ペルー次期大統領 ケイコ・フジモリ氏有力 広い支持層、父の恩赦実現か

 ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領(任期1990〜2000年)の長女で同国国会議員のケイコ・フジモリ氏(34)が11年4月に行われる大統領選挙の最有力候補に浮上している。抜群の知名度だけでなく、投獄された父への同情票も同氏を後押しするとみられ、場合によっては、現職のガルシア大統領も、党派を超えて同氏の応援に回るかもしれない。

 【分析】

 世論調査機関アポヨの最新のデータによると、ケイコ氏は他の候補者らを一歩リードしている。同国の大統領選は、第1回の投票で過半数を得票した候補者がいない場合、引き続いて決選投票が行われる。乱立する候補者に票が割れることを考慮すると、決選投票を経ずに決着がつくとは考えにくい。

 過去の例と同じく、1回目の投票後に各派閥が同盟を形成し、そのうえで決選投票が行われて大統領が決まるだろう。

 ◆看板と地盤

 ケイコ氏の父、フジモリ元大統領は、贈収賄のからむスキャンダルで退陣を余儀なくされた。人権侵害と汚職の罪で2年前にチリからペルーに送還され、その後は拘置が続いている。今年4月7日には禁固25年の有罪判決が下された。ケイコ氏は06年に首都リマの選挙区から国会(一院制)議員選挙に出馬し、全国最多得票で初当選を果たした。しかしこれは、同氏自身の実力よりも父親の知名度のおかげだといえるだろう。

 フジモリ元大統領の人気が根強く残る理由には、大きく2つが挙げられる。1つ目は、同氏の政権が1980年代のインフレをうまく収束させ、90年代の新たな成長への道筋を開いたこと。2つ目は、7万人の死者を出した反政府勢力「センデロ・ルミノソ(輝く道)」との戦いを終結したことだ。同氏は政権1期目の93年に憲法を改正して自身の再選を可能にし、続投を決めた95年の選挙では、有効投票数の64.4%を獲得した。しかし3期目の政権末期には、その名声も色あせる。独裁主義的な性格が強まり、政権維持のための汚職が横行した。それでもなおペルー国民の多くはフジモリ政権を懐かしく思いだすのだ。

 フジモリ元大統領がペルーに戻ってからは、裁判の記事が連日のように新聞に載り、国民の記憶からフジモリ元大統領が消えることはない。国民の多数は同氏が有罪だと考えているが、「罪は責められるべきだとしても、よい大統領だった」という思いは変わらないようだ。

 ケイコ氏が所属する「未来同盟」は、フジモリ派の希望を担い、小グループながら議会で大きな影響力を持つ。正式には与党勢力に属していないが、重要政策に関して与党アプラ党と緊密に連携してきた。同氏が大統領選挙に勝利するためには、第1回投票でトップまたは第2位につけなければならない。候補者の多くは同氏と同じ中道右派だ。このなかで、同氏自身の能力を証明する必要がある。

 ◆現職からも応援?

 ケイコ氏は父親のようにカリスマ性のある指導者ではないが、選挙を戦うにふさわしい支持基盤は持っている。

 まず、ペルーの経済界はリベラルな経済政策の推進を求めているが、これはフジモリ元大統領が最重要課題に位置付けた。経済界は、その継承者としてケイコ氏を支持している。さらに同氏は、元大統領に好意的な人々、とくに女性や貧困層からの支持も受け継いでいる。

 選挙を左右するその他の要因要素としては、左派勢力の拡大がある。最も有力な左派候補はオランタ・ウマラ氏だ。2006年の大統領選挙では第1回投票で首位につけ、決選投票でガルシア大統領に小差で敗れている。

 ウマラ氏は、アレハンドロ・トレド前大統領とガルシア大統領が進めてきたリベラルな政策の恩恵を受けられなかった層から強力な支持を集めている。

 また主流から取り残されてしまったペルーの左派政党も、ウマラ氏を将来に影響力をつなぐための鍵とみている。もし同氏とケイコ氏の決選投票になれば中道右派勢力は全面的にケイコ氏支持に回るだろう。リマや臨海都市部の住民をはじめとする多くの国民は、ウマラ氏を危険な過激主義者と見なしている。

606千葉9区:2009/05/28(木) 20:48:18
 ケイコ氏はガルシア大統領からも大きな支援を受けることができるかもしれない。同大統領は経済界に対し、現政権の経済政策を継承する政権を11年の選挙で誕生させるよう対策を講じると公言している。ガルシア大統領は、1985〜90年の第1期政権の最後の数カ月にも、所属政党のアプラ党が別の候補者を擁立しているにもかかわらず、フジモリ元大統領の応援に回った前例がある。

 もしケイコ・フジモリ大統領が誕生したとしても、具体的な政策は明らかではない。議会内で未来同盟は右派に属するが、思想的立場も明確にはしていない。ケイコ氏が起こす最初の行動は、父親の恩赦だろう。

 【結論】

 ケイコ氏が次期ペルー大統領の有力候補であることは間違いない。決選投票でウマラ氏と対決することになれば、当選の可能性は高いだろう。ケイコ氏のイデオロギー的立場は右派に位置づけられるものの、急進性はなく一般大衆向きだ。大統領としての政策方針は、今のところ明確に示されてはいない。おそらく父アルベルト・フジモリ氏の恩赦は実現するだろう。

                   ◇

【プロフィル】ケイコ・フジモリ

 Keiko Fujimori 1975年、フジモリ元ペルー大統領とスサーナ・ヒグチ夫人の間に生まれる。フジモリ政権下の94年、父母の関係が悪化し、ファースト・レディー役となる。2000年米国に留学。コロンビア大学ビジネススクールでMBA(経営学修士)取得。04年米国人マーク・ビラネラ氏と結婚しペルーに帰国。06年国会初当選。フジモリ派の「未来同盟」に所属。

607千葉9区:2009/05/28(木) 20:55:01
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090522/asi0905222343007-n1.htm
「強い首相」に変身 インドのシン首相 (1/2ページ)
2009.5.22 23:42
 権謀術数が渦巻く政界には、およそふさわしくない人物だ。

 マンモハン・シン首相(76)。もとは経済学者で、おとなしく控えめ。権力欲が彼を5年前に首相の座へと導いたわけでもない。実務肌であることも手伝って、「弱い指導者」と揶揄(やゆ)されもした。それが、1期目の政権運営の末に、下院選挙で国民の信任を勝ち得たことで、「強い首相」へと変身した。

 「シン首相、引き続き“キング”」

 16日の下院選挙で国民会議派率いる与党連合が圧勝し、翌日の地元紙はこんな見出しを掲げた。昨夏にヒットした映画「シン・イズ・キング」にひっかけたものだ。首相の続投は近年では異例でもある。

 その「キング」も、会議派の象徴であるガンジー家の“雇われ首相”にすぎなかった。本来なら会議派の総裁、ソニア・ガンジー氏が首相に就くはずなのだが、イタリア人であることなどから、シン氏に首相としての実務を委ねた。シン首相は1990年代に、財務相として、インドの社会主義経済からの脱却と経済自由化に貢献した。

 政権1期目は高い経済成長率を維持するなどの実績を挙げた。だが、左派共産党などを政権内に抱え、大胆な経済改革を思うように進められず「決断力に欠ける」という批判も浴びた。

 そうした評価は、昨年夏の出来事によって変わる。米印原子力協力協定に反対し、左派勢力が閣外協力を解消して、政権は窮地に陥った。しかし、シン首相は「経済成長を支えるエネルギーを確保するためには原子力協力協定の発効が必要だ」という信念を貫く。そして、左派勢力に固執することなく別の政党を取り込み協定発効にこぎつけた。「政治的に無力」とのイメージを打ち破りタフさを見せつけた瞬間だった。

 今年1月には心臓手術を受け、下院選挙戦の序盤は存在感がなかった。野党側は首相批判を強め、会議派のガンジー家は首相を擁護し応酬した。勢い首相は注目され、週刊誌は「なぜ首相がこれほどまで重要人物になったのか」と特集を組んだほどだ。

 首相には、ソニア総裁のような熱狂的な人気はない。だが、汚職とは無縁なクリーンさや、素朴さを国民は好感している。野党幹部は「シン首相への個人攻撃が選挙の敗因の一つだった」とまで語っている。

 首相はいまや、安定政権の上に立つ。「強い首相」の今後が注目される。

 (ニューデリー 田北真樹子)

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090528/asi0905282039004-n1.htm
インド新内閣は国民会議派が主要ポストを独占
2009.5.28 20:37
 インドのシン首相は28日、財務相や内相などの主要ポストに総選挙で圧勝した国民会議派のベテランを配置するなど、新内閣の全陣容を明らかにした。

 閣僚33人のうち、国民会議派が27人。ドラビダ進歩同盟が3人、その他3政党から各1人となっている。

 財務相には前外相のプラナブ・ムカジー氏を起用。外相には国民会議派の重鎮S・M・クリシュナ氏、内相にはP・チダムバラム氏が留任した。鉄道相には、草の根会議派のママタ・バネジー氏(女性)が就任した。

 国民会議派のソニア・ガンジー総裁の長男で、総選挙で広告塔として活躍、勝利に大きく貢献したラフル氏(38)は入閣を辞退。首相の後継候補として党務に専念するとみられる。(共同)

608ねこ:2009/05/30(土) 02:40:05
京都議定書の「嘘」は氷山の一角

http://akiba.geocities.jp/pxzuwp/02/5/59.html

日本という国は、歴史そのものが「嘘」だった。

609千葉9区:2009/05/31(日) 00:55:01
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY200905300232.html
強硬派インド商工相、ポスト異動 
 【ニューデリー=高野弦】新政権が発足したインドの商工相にアナンド・シャルマ前外務副大臣(56)が就任した。世界貿易機関(WTO)の交渉などで強硬姿勢が目立った前任のカマル・ナート氏(62)は道路交通相に転じた。

 シャルマ氏は初の大臣就任で経済分野の経験は少ない。地元紙は「国際交渉ではシン首相の指示通りに動くことになるだろう」と伝えている。ナート氏は昨年のWTO交渉で米国と激しく対立、交渉が暗礁に乗り上げる一因となった。シン首相の方針との食い違いも一部で伝えられた。

 ロイター通信は「新政権は農業以外の分野では、市場開放に柔軟な姿勢を示すのではないか」とのアナリストの見方を伝えている。

610千葉9区:2009/06/02(火) 21:41:17
>>352>>578>>589>>596
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009053100179
英与党支持率、3位に転落=第2野党にも抜かれる
 【ロンドン31日時事】英日曜紙サンデー・テレグラフが31日掲載した世論調査結果によると、次回総選挙で与党・労働党に投票すると答えた割合は22%にとどまり、最大野党・保守党(40%)のほか、第2野党の自由民主党(25%)にも抜かれた。総選挙の投票に関する設問で、労働党が3番手となるのは22年ぶり。
 英政界では、法外な議員経費の請求問題が一大スキャンダルに発展。請求は2野党の議員の間でも発覚しているが、この問題で指導力を発揮できなかったブラウン首相への批判が高まり、労働党が最も打撃を受けた形だ。(2009/05/31-20:29)

611千葉9区:2009/06/02(火) 21:43:03
http://news.indochannel.jp/news/nws0001223.html
[09/06/02-14:36]
【インド政治】「多様なインド」の国会開会式、サンスクリット語で就任宣誓する議員も
 6月1日、総選挙後、初めてのインド国会下院議会が開かれ、新しい議員たちが就任宣誓式に臨んだ。

 最初に宣誓を行ったのは、与党議員団長のムカジー財務相(国民会議派)。次に野党議員団長のアドバニ元副首相(インド人民党)、与党連合・統一進歩同盟(UPA)議長のソニア・ガンディー国民会議派総裁が続いた。

 総選挙で選ばれた543名のうち、およそ330名がこの日に宣誓を終えた。各議員は、連邦公用語のヒンディー語をはじめ、英語や各地方の言語など様々な言語で宣誓し、中には古代語のサンスクリット語を使用する議員までいた。それぞれが信仰する神の名において宣誓するなどスタイルも様々で、多民族国家のインドらしい宣誓式であった。

 式典には、マンモハン・シン首相(上院議員)も出席。またガンディー総裁の長女で、総選挙中、積極的な遊説で母や兄ラフル・ガンディー幹事長(青年部担当)を助けたプリヤンカ・ガンディー・バドラ氏とその夫、ロバート・バドラ氏も式典を観覧した。

612千葉9区:2009/06/02(火) 22:01:59
http://www.asahi.com/international/update/0602/TKY200906020040.html
伊首相、私的パーティーに政府専用機や軍用機使った?
2009年6月2日9時57分
 【ローマ=南島信也】イタリアのベルルスコーニ首相(72)が自らの別荘で私的なパーティーを開いた際、招待客の送迎に政府専用機や軍用機を使用していた疑いが浮上し、検察当局が事実関係の解明に乗り出した。離婚問題に端を発した首相のスキャンダルは拡大する一方で、政権を揺るがしかねない事態になっている。

 首相は昨年の大みそかにサルデーニャ州の別荘で開いたパーティーに、友人の歌手らを招待。その歌手が現地の空港で政府専用機から降りる様子を、フリーのカメラマンが撮影していたことから疑惑が発覚した。

 このカメラマンは望遠レンズを使い、別荘でトップレス姿になっていた女性らのほか、チェコのトポラーネク首相(当時)の裸の姿など、パーティーの様子を含む約700枚を撮影したという。

 またパーティーには、首相との離婚を決断したベロニカ夫人の暴露で首相との「不適切な関係」が取りざたされている18歳のモデルの女性も参加していた。

 首相はプライバシーの侵害にあたるとして、検察当局に写真の押収を要請。これを受け、当局がカメラマン宅などを捜索して写真を押収したところ、政府専用機などの私的使用の証拠写真がその中に含まれていたとみられる。当局は、私的使用が事実であれば国に損害を与えた疑いがあるとみている。

613千葉9区:2009/06/02(火) 22:08:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090602-00000023-mai-int
<伊ベルルスコーニ首相>したたかモテ男 騒動多発でも人気
6月2日10時54分配信 毎日新聞

 イタリアのベルルスコーニ首相(72)と18歳のモデル、ノエミ・レティツィアさんに愛人関係はあったのか−−。過去1カ月、イタリアメディアはこの謎を報じてきた。数々のスキャンダルを引き起こしてきた首相だが、沈黙で人々の関心をぎりぎりまで引き寄せたうえで、辞任まで懸けて潔白を主張するしたたかさに、またもや軍配が上がりそうだ。【ローマ藤原章生】

 事の発端は4月26日。首相はナポリ近郊のノエミさんの誕生会に現れ、ダイヤと金のネックレスを贈った。数日後、妻ベロニカ・ラリオさん(52)が「未成年者の元に通う男とは暮らせない」と離婚の決意を公表。18歳女性に注目が集まった。

 「旧友の娘さんの誕生日に招かれただけ。妻は左翼のわなにはめられたんだ」。首相はテレビ番組でこう釈明したが、一家との出会いについての話は二転三転した。また、首相が昨年11月の晩さんで、ノエミさんをモード界に紹介していたことが発覚。左派系主要紙レプブリカはノエミさんの元恋人(22)の証言として、モデル会社のカタログで彼女を知った首相が「君は天使の顔」と直接電話をしてきたと報じた。

 さらに、首相が昨年末、ノエミさんをサルデーニャの別邸に招いたことも分かった。週刊誌が宴会の写真を載せようとしたが、首相側は「プライバシー侵害」を主張。検察が写真を押収した。

 散々騒がれた首相だが、「息子たちの命に誓ってやましい関係はない。あったら辞任する」と全面否定の立場を崩していない。女性問題で窮地に追い込まれた日本の元首相や米の元大統領と違うのは、相手女性が味方という点だ。ノエミさんは雑誌で「私に性経験はない」と明かしている。首相の弁護士は左派新聞の報道を「げすの勘ぐり」と一蹴(いっしゅう)した。

 首相は女性に絡んだ騒ぎをよく起こす。05年、欧州食品安全機関の誘致を争ったフィンランドの女性大統領について、立候補を取り下げさせ自分の意のままに操る目的で「おれのプレーボーイの技に磨きをかけて……」と発言、抗議を受けた。07年には女性議員に「僕が独身なら、君と一緒になれる」とささやき、公開の場で妻に謝罪している。

 こうした軽口は20代、営業マンのころからの「話術」と言われる。大衆受けは計算ずくのようだ。ただ、特定の女性に訴えられたり関係を暴露されたりしたことはほとんどない。支持者には「18歳に声をかけるなんて、彼らしい」(62歳の企業家男性)と賛辞さえ聞かれる。

 騒動の渦中でも、「そんなことより議員の数を減らしたい」「左翼だらけの法曹界を改める」と国民受けする発言を繰り返し、4月初めの地震被災地にも毎週通う。イタリア最大の民放グループを築き上げた首相は、94年に初めて首相となり、01年、08年の総選挙でも、その冗舌と機を見るうまさで返り咲いた。今回の騒動でも、数々の訴追をすり抜けてきたメディア王の、恥とは無縁の、ただでは転ばない姿勢が際立っている。

614千葉9区:2009/06/03(水) 20:43:07
http://www.asahi.com/international/update/0603/TKY200906020411.html
被差別民出身、初の女性議長 インド下院選出へ
2009年6月3日1時22分
 【ニューデリー=武石英史郎】インド下院議長に、ダリット(被差別民)出身で与党国民会議派所属の女性議員メイラ・クマール氏(64)が就任する見通しになった。女性の下院議長はインドでは初めて。すでに野党の賛同も得ており、3日の下院本会議で正式に選出される。

 クマール氏は外交官出身で下院5期目。ダリットの指導者で副首相や国防相を歴任した故ジャグジバン・ラム氏の娘に当たる。

 ダリット女性では、北部ウッタルプラデシュ州知事を務める、大衆社会党のマヤワティ党首が有名。圧倒的なダリット層の支持を背景に躍進してきた大衆社会党は、今回総選挙では伸び悩んだ。国民会議派はこれを機にクマール氏を議長に起用することで、カースト社会の底辺層の支持取り込みを狙ったとみられる。

 被差別民出身の要職者としては、バラクリシュナン最高裁長官や故ナラヤナン元大統領らの例がある。

615千葉9区:2009/06/04(木) 23:28:42
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090604/erp0906041711004-n1.htm
選挙結果にらみ「ブラウン降ろし」公然化 (1/2ページ)
2009.6.4 17:09

このニュースのトピックス:欧州
 【ロンドン=木村正人】下院議員の経費乱用問題に揺れる英国で地方選と欧州議会選の投票が4日、行われた。地方選の大勢は5日に判明する見通し。労働党のブラウン首相は選挙後に内閣改造を行い政権死守を図る構えだ。しかし、主要閣僚や閣外相が次々と辞任を表明、同党内で党首交代を求める電子メールが出回るなど「ブラウン降ろし」の動きが公然化している。

 選挙を控えた2日、夫のアダルト映画代などを経費請求していたスミス内相と閣外相2人が辞任を表明。3日には住宅の売却益にかかる税金を免れていたブリアーズ地域・地方政府担当相も辞任を表明した。2つ目の住宅にかかる経費乱用問題では、マーティン下院議長ら与野党議員20人が引責辞任を表明しているが、閣僚の辞任は初めて。

 ブリアーズ氏はブレア前首相派の中心人物で、ブラウン首相への批判を強めており、辞任は反乱ののろしともなった。「次の総選挙はブラウン首相では戦えない」と党首選実施を求める電子メールが一斉に労働党下院議員に送られ、一部英紙は党首選の実施に必要な72人以上の支持が得られる見通しだと伝えている。

 同党の基盤団体フェビアン協会の調査担当者は本紙に、「35地方議会選で得票率が20%(昨年の地方選は24%)を下回り、欧州議会選で野党・自由民主党か英国独立党の後塵(こうじん)を拝して3位以下になると、党首交代を求める声が強まる」と話した。直近の世論調査で労働党に投票すると答えた人は16%にとどまっており、ブラウン首相を取り巻く環境は極めて厳しくなっている。

 反首相派は今月中旬に党首選実施、月末に新党首誕生とのシナリオを描いており、党内で広く支持されるジョンソン保健相が最有力後継候補とみられている。

 これに対し、ブラウン首相は選挙後に内閣改造を強行し、反乱を封じ込める考えだ。しかし、去就が注目されるダーリング財務相の処遇をめぐり首相と財務相の確執が伝えられるなど閣内の不協和音も大きく、首相が改造に着手できない場合、逆に党首交代の流れを加速させる恐れもある。

616千葉9区:2009/06/05(金) 21:39:22
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38417820090605
情報BOX:閣僚辞任相次ぐ英政府の今後の見通し
2009年 06月 5日 16:02 JST
 [ロンドン 5日 ロイター] 国会議員による経費乱用が問題になっている英国で4日、パーネル雇用・年金相が辞意を表明した。閣僚の辞意表明は今週に入って3人目。

 同相は1年以内に実施される次期総選挙で労働党が勝利するチャンスを増やすため、ブラウン首相に退陣するよう呼び掛けた。同相の辞意表明は欧州議会選および地方選と時を同じくしたが、選挙では与党労働党の大敗が予想されている。

 景気後退(リセッション)と経費乱用をめぐる不祥事に揺れる労働党政府とブラウン首相の今後の見通しを探ってみた。

 <パーネル雇用・年金相辞任が持つ意味>

 非常に重要。他の閣僚が追随しかねない。3日に辞意表明したスミス内相やブリアーズ地域・地方政府担当相が内閣改造で更迭される前に自ら飛び出すとみられていたのとは異なり、パーネル氏は内閣で上級ポストを堅持すると予想されていた。

 パーネル氏は39歳で人気急上昇中の党のホープ。ブラウン首相を公に批判して辞任した最初の閣僚となった。

 <ブラウン首相はどう対応するか>

 首相にとっては求心力回復が急務で、早ければ5日にも内閣改造に取り組む見込み。パーネル氏の辞任や5日に発表される地方選の結果、7日夜に発表される欧州議会選の結果を受けた不愉快な新聞の見出しから少しでも注意を遠ざける上で内閣改造が役立つ可能性もある。
 しかし、ブラウン首相は改造に取り組む以前に、まず空席となった3閣僚の穴を埋める必要がある。

 内閣の入れ替えに関しては、ブラウン首相と親しいボールズ児童・学校・家族担当相がダーリング財務相の後任に起用されるとの観測が流れたほか、ダーリング財務相に今より目立たないポストが提示された場合、同相が閣僚を辞任するとの観測も浮上している。

 ミリバンド外相の後任にマンデルソン民間企業担当相を充て、党内の規律回復の一助に閣僚経験の長いブランケット元内相を呼び戻す可能性もささやかれている。

 ミリバンド外相もマンデルソン民間企業担当相も、現在の職務を喜んで継続すると述べている。

617千葉9区:2009/06/05(金) 21:39:41
 <ブラウン首相は生き残れるか>

 生き残れない可能性がますます強まっているようだ。閣僚の相次ぐ辞任に加え、下院で後方席に座る若手議員がブラウン降ろしを図る計画もうわさされている。

 首相を救うことができるかもしれない要因もある。

 首相交代という事態になれば、労働党が12年間守り続けてきた政権の座を明け渡すことがほぼ確実とみられる総選挙の早期実施を求める野党保守党の声がさらに大きくなるだろう。ブラウン首相は2007年に任期半ばで辞任したブレア首相の後任となり、総選挙の洗礼を経ていない。アナリストは労働党が総選挙を実施せずに首相を交代させることはできないとみている。

 一部の労働党議員は、経済が回復し、選挙の見通しが改善することを期待して、来年までブラウン首相を擁護し続けることが彼らの利益につながると考える可能性がある。

 <ブラウン首相でなければ誰か>

 ジョンソン保健相が最有力候補とみられている。ジョンソン氏にはブラウン首相に欠けているメディア対応力があるが、政策についてあいまいとの批判もある。

 労働党が世代交代を望めば、ミリバンド外相が対抗馬となる可能性もある。

618千葉9区:2009/06/05(金) 21:40:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20090606k0000m030045000c.html
英首相:内閣改造に着手 閣僚辞任相次ぎ求心力の回復狙う
 【ロンドン笠原敏彦】ブラウン英首相は5日、内閣改造に着手した。下院議員の不当な経費請求問題が政権基盤を揺るがす中、4日にはパーネル雇用・年金相が閣僚として3人目の辞任を表明するとともに、首相辞任を求める事態に発展。求心力の低下が著しい首相にとって、内閣改造は政権浮揚をかけた最後のチャンスになるとの見方が強い。

 パーネル氏は首相にあてた書簡で閣僚辞任の意向を伝え、「私たちは共に労働党を愛している」「あなたが指導者であり続けることは(次期総選挙での)保守党の勝利を一層現実的にする」と訴え、首相辞任を求めた。

 ブラウン政権では、スミス内相とブリアーズ地域・地方政府担当相が自らの不当な経費請求の責任を取る形ですでに辞任を表明。ブレア前首相派のパーネル氏の「捨て身」の辞任表明はブラウン首相の指導力への明確な挑戦となった。

 下院では「第2住宅手当」を乱用し、支払い済みの住宅ローン利子や自宅改装代など不当な経費請求が常態化。保守系デーリー・テレグラフ紙の過去3週間の暴露キャンペーンで、下院議員のほぼ3人に1人に当たる200人近い議員が俎上(そじょう)に載り、すでに20人前後の議員が次期総選挙への出馬辞退に追い込まれている。

 ブラウン首相は内閣改造で危機乗り切りを狙うが、4日投票の欧州議会選と英統一地方選では労働党の劣勢が伝えられており、今後、首相辞任や解散・総選挙への圧力が一層高まる可能性もある。次期総選挙は来年6月までに行われる。

619千葉9区:2009/06/06(土) 21:11:06
>>551>>585-556

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090605-00000867-yom-int
3人の妻に「ファーストレディー」を交代で…南ア新大統領
6月5日21時58分配信 読売新聞

 【ヨハネスブルク=中西賢司】一夫多妻制の習慣が残る南アフリカで、3人の妻を持つズマ大統領(67)が、3人に平等に「ファーストレディー」としての待遇を与え、公式行事の参加も3人が交代で行うことを決めた。同国紙スターが報じた。

 ズマ氏については総選挙の最中、「6人の妻がいる」との報道もあったが、大統領府のホームページでは、ズマ氏より一つ年上で1973年から連れ添う第1夫人シザケレさん、30歳代の第2夫人ノンプメレロさん、やはり30歳代の第3夫人トベカさんの3人が正妻として明記された。複数の前妻のうち1人は離婚、1人は自殺したと見られる。

 シザケレさんは、ズマ氏がアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗して10年間投獄され、その後14年半、亡命生活を続けたのを一貫して支え続けた糟糠の妻。子供はないが、他の妻の子供たちを自宅で養育し、大家族を守ってきた。ノンプメレロさんは、ズマ氏が率いる与党アフリカ民族会議(ANC)の活動家で、昨年結婚した。トベカさんは国内の名門大学を卒業し、元銀行員のキャリアウーマン。挙式は来年の予定だ。

 ズマ氏は先月9日の大統領就任式で、「だれがファーストレディーに選ばれるのか」に注目が集まる中、シザケレさんを伴って宣誓に臨んだ。ほかの2夫人も列席し、正式な妻たちの「お披露目」の場となった。

 南アでは、ズマ氏の属するズールー族を含めた9部族が一夫多妻の習慣を維持する。アパルトヘイト時代には法制化されていなかったが、白人支配の終わりと共に部族の伝統を見直す動きが出始め、98年、妻たちの相続権が法律で定められた。多妻は黒人男性だけに認められている。

 一夫多妻制については、国内の女性団体やキリスト教系野党から「倫理にそぐわない」などの批判も強いが、ズマ氏は英紙とのインタビューで、「妻は1人だと言いながら、愛人や隠し子を持つ人がいる(のは偽善)。私は、妻たちを誇りに思っている」と反論し、制度を擁護した。

 ただ、同国の「民主主義研究所」研究員ユセイビアス・マッカイザー氏は「欧米文化が浸透し、都市部では一夫多妻制はほとんど見られなくなった」と指摘。今年2月に行われた世論調査では、国民の74%が一夫多妻制に反対した。経済的負担もあって、地方でも複数の妻をめとるのは部族指導者らに限られており、多妻制は確実に衰退に向かっているようだ。 最終更新:6月5日21時58分

620千葉9区:2009/06/06(土) 21:18:08
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200906060020a.nwc
英閣僚ら首相に「三下り半」 相次ぐ辞任・退陣要求…政権窮地
2009/6/6

 金融危機で金融機関に公的資金をいち早く投入したことなどが評価され、一時は絶大な支持を集めていたブラウン英首相(58)の政権基盤が、相次ぐ閣僚の辞任で揺らいでいる。4日には主要閣僚の一人、パーネル雇用・年金相が閣僚としては初めて首相の退陣を要求。首相が労働党党首でいる限り選挙で敗北すると伝え、政権を去った。

 ブラウン政権はこの1週間で、国会議員による不正経費請求スキャンダルをきっかけに、すでにスミス内相やブリアーズ地域・地方政府担当相らが辞任の意向を表明している。世論調査で野党保守党が与党労働党をリードするなかで、総選挙まで1年を切っており、パーネル氏に続いて労働党の有力議員もブラウン氏が首相の資質を欠くと批判した。

 パーネル氏はブラウン首相にあてた書簡で、「あなたが首相を続ける限り野党・保守党が勝利する可能性は小さくなるどころか、むしろ大きくなるだけだ。したがって、わが労働党が勝利するチャンスを得るため、退陣を要求する」と訴えた。

 ブラウン首相はパーネル氏の閣僚辞任に失望していると述べる一方、自らの責務に専念する考えを示した。辞任発表は、英統一地方選挙と欧州議会選の投票開始後に行われたが、選挙結果はブラウン党首を引き続き支持すべきかどうか、労働党内の議論を左右しそうだ。

 ブリストル大学のマーク・ウィッカムジョーンズ教授(政治学)は「ブラウン首相は終わりだ。週末を持ちこたえることができるかもしれないが、それより先はだめだ」と断言した。

 ブラウン首相が就任後約2年で辞任することになれば、在任期間が1963年10月からわずか362日だったアレック・ダグラスホーム首相以来の短命政権となる。

 保守党のキャメロン党首は、ブラウン政権が「われわれの目の前で崩壊している」として、総選挙の即時実施を求めるとの声明を発表した。

 首相が辞任した場合の後任は定かではないが、ブラウン首相への圧力は高まっている。労働党のシェアマン文教委員長は英公共放送BBCに対し、パーネル氏の主張に同意するとともに今後さらに閣僚の辞任が続くとの見方を示した。

 シェアマン氏は「首相のやり方への不安が広がっている。党首選を行うべきだ。党首選が行われた暁には、新たなリーダーが誕生するだろう」と語った。(Robert Hutton、Kitty Donaldson)

621千葉9区:2009/06/06(土) 21:18:44
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060601000183.html
英地方選で労働党が歴史的惨敗 内閣改造の効果は不透明
 【ロンドン6日共同】4日投票の英イングランドの地方議会選挙は5日開票され、ブラウン首相が率いる労働党が歴史的惨敗を喫した。7日に結果が判明する欧州議会選でも大敗が予想されており、5日に発表した内閣改造が求心力回復につながるかは不透明だ。

 英BBC放送は、今回の選挙結果を基に全国レベルでの各党の得票率を推計。保守党が得票率38%でトップで、同28%の自由民主党が労働党を抑えて2位、労働党は過去最低の23%だった。

 ブラウン首相は記者会見で「つらい敗北だ」と述べ、「(今は)国民の経済への先行き不安に対して敏感であるべきだ」として、保守党などが求めている総選挙の早期実施の要求には応じない考えを示唆した。

 キャメロン党首が率いる保守党は6日未明時点で、選挙のあった34の議会のうち新たに7議会で勝利し、計29の議会で過半数を獲得した。労働党は選挙前に過半数を握っていた4議会すべてで保守党に敗れた。

 ブラウン首相は5日、下院議員の不正経費請求問題を機に高まった退陣要求の拡大阻止を狙って内閣改造を断行。しかし、留任しなかった元閣僚が首相批判を始めるなど、政権の不安定さはぬぐい去られていない。

2009/06/06 10:07 【共同通信】

622とはずがたり:2009/06/06(土) 23:20:29
>>621
ここんとこしょっちゅう労働党は歴史的敗北してるような気がしますね。。
総選挙ずっと引き延ばしているのは自民党と同じやな。。

623千葉9区:2009/06/07(日) 11:54:56
http://www.asahi.com/international/update/0606/TKY200906050441.html
「ブラウン離れ」加速 英首相が内閣改造、入閣拒否も(1/2ページ)
2009年6月6日2時0分

 【ロンドン=土佐茂生、大野博人】議員の経費乱用問題に揺さぶられている英国のブラウン首相は5日、内閣改造に着手した。経費問題ですでに閣僚2人が辞任し、4日には若手閣僚が首相に辞任を勧告して自身も辞任。与党・労働党内にブラウン離れや造反の動きが強まるなか、何とか求心力を回復するのが狙いだ。だが、入閣要請を断る議員も出ており、難航が予想される。ブラウン政権は自壊の様相さえ呈し始めた。

 英国では4日、欧州議会選挙と地方選の投票があった。

 「年金暮らしに経済危機で、家賃の支払いさえ苦しいのに」と70代の女性。40代の男性は「政治はイラク戦争や経済危機など、いろんな問題をつくってきた。またか、という感じだ」とあきれ顔だ。

 ロンドンの北約50キロのルートン。4日、公民館に設けられた欧州議会選挙にやってくる市民は口々に政治不信を語った。

 下院議員のずさんな経費の詳細を入手した有力紙デーリー・テレグラフの特ダネ報道はすでに1カ月続いている。毎日、議員数人ずつのデータが暴露され、ほかの新聞やテレビが毎晩、同紙の早刷りを待って一斉に追いかけ取材に入る。

 次はだれか。サバイバルゲームで出演者が一人一人排除されるリアリティー番組のような具合で、国民は怒りを日々、新たにし続けた。

 英BBCの世論調査では、48%が「国会議員の半数以上が腐敗している」と答えた。

 批判を浴びているのは下院議員の住宅手当の目的外流用。サウサンプトン大学のアレクサンドル・ケルソ講師によると、英国では1911年まで議員は無給だった。富裕層が私財を費やして取り組む仕事と見られていたためだ。給与制導入後も、政治家は世論の反発をおそれて昇給を嫌い、不透明な「手当」で埋め合わせてきた。暴かれたのはそんな「闇給与」の実態だ。

 政府は金融危機以来、巨額の税金を金融機関に投入し、増税にも着手。痛みを強いる者たちの舞台裏での「お手盛り」の構図が国民の怒りに拍車をかけた。この意味で、経済危機が誘発した政治危機でもある。

 しかし、労働党は内紛を深めるばかり。首相に辞任を勧告した閣僚も経費問題を抱える1人だ。不人気の首相から距離を置こうと入閣要請を断る議員もいる。首相からの離反や造反は、問題を「首相の指導力」にすり替えようとする試みだと国民には映り、政治不信を一段と強めている。

 「彼らにとって首相や政権の体面はどうでもよくなっている。自分たちのことだけ考えて動いている」(ロンドン大学トニー・トラバーズ教授)といった見方は強い。

 経費問題は野党議員にも広がっている。政治不信は政界全体に及び、二大政党制や小選挙区制といった政治制度そのものへの疑問につながり始めている。政権や主要野党が根本的な政治改革を言い始めているほか、メディアでも制度自体についての議論が高まっている。

 ルートンで投票した女性は英国議会には議席を持たない小政党「緑の党」に1票投じた。「二大政党制は崩れても、多くの政党が話し合えば、市民の望むことがより分かるようになるはずだ」。比例代表制の導入を期待しているという。

624千葉9区:2009/06/08(月) 21:21:52
英独仏伊と中道左派の負けです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009060802000211.html
欧州議会選 英労働党は歴史的惨敗 中道右派、第一党守る
2009年6月8日 夕刊

 【ロンドン=星浩】四日から七日まで実施された欧州連合(EU、加盟二十七カ国)の欧州議会選挙で、中道右派の欧州人民民主党が最大会派党の座を維持することになった。英国で労働党が歴史的惨敗を喫するなど、欧州の社会民主主義勢力は各国で退潮傾向を見せた。

 ロイター通信などによると、九月に連邦議会の総選挙を控えるドイツでは、与党キリスト教民主同盟(CDU)が前回に比べ得票率こそ落としたものの勝利し、メルケル首相の続投に道を開いた。「大連立」政権を構成する社会民主党(SPD)の得票率は過去最低に落ち込んだ。

 フランスではサルコジ大統領の与党の国民運動連合(UMP)が勝利。社会党(PS)は、前回(二〇〇四年)に比べて得票率が10ポイント以上落ちる記録的な大敗となった。緑の党系は得票率を倍増する躍進で、PSと並んだ。

 イタリアでは、ベルルスコーニ首相率いる右派の「自由国民」が圧勝した。

 英国では、四日に欧州議会選と同日実施された地方選で大敗し、内閣改造に踏み切ったブラウン首相率いる労働党が、10ポイント近く差をつけられる大敗。得票率が20%を大きく下回りそうで、退陣を求める声がさらに強まりそうだ。

 欧州議会選で中道右派が勝利したことで、EUを五年間率いた同派のバローゾ欧州委員長は再任への道が開けた。

625千葉9区:2009/06/08(月) 21:24:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20090609k0000m030107000c.html
英国:労働党惨敗 経費問題の反発が小政党支持へ
 【ロンドン笠原敏彦】英国では欧州議会選でブラウン首相の与党・労働党が、下院の経費不当請求問題に対する世論の強い怒りを受ける形で「戦後最悪の選挙結果」(英BBC)となる惨敗を喫した。首相への辞任圧力が強まるのは必至で、党内亀裂が一層深まるとみられる。

 北アイルランドを除く開票(69議席)の結果、労働党の得票率は前回04年から7ポイント減って15.7%まで低下し、第3党に転落。保守党(27.7%)、欧州連合(EU)離脱を掲げる英国独立党(UKIP、16.5%)、自由民主党(13.7%)はほぼ横ばいで、極右政党・英国国民党(BNP、6.2%)が国政レベルで初めて議席(2議席)を獲得した。

 経費スキャンダルへの有権者の反発が、小政党支持へ回った。BNPに議席を許したことに、主要政党は英国政治にとって「悲しい日」と落胆している。労働党内では、一部議員がブラウン首相への辞任圧力を強める一方、有力閣僚らは首相支持を鮮明にし、党内は分裂傾向にある。

626千葉9区:2009/06/08(月) 21:25:53
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnJS839350220090608
〔情報BOX〕欧州議会の概要とその役割、選挙制度
2009年 06月 8日 15:34 JST
 [7日 ロイター] 7日に投票が終了した欧州連合(EU)の欧州議会(定数736)選挙は、各国の中道右派政党で作るグループ、欧州人民民主党が議会第1勢力の座を維持する見通し。

 以下は、欧州議会の概要とその役割、選挙制度に関する情報。

 

 ◎選挙概要および日程

 有権者は、欧州連合(EU)加盟27カ国の3億7500万人。

 オーストリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、リトアニア、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スペイン、スウェーデンが、7日に投票を実施。

 英国、オランダは4日、アイルランドは5日、ラトビア、キプロス、マルタ、スロバキアは6日にそれぞれ投票を実施した。

 またチェコは5─6日、イタリアは6─7日のそれぞれ2日間で選挙を実施した。

 選挙は秘密投票で、前回2004年の選挙からは、ルーマニア、ブルガリアが新たにEUに加盟している。

 

 ◎欧州議会の議席数とその構成

 今回の選挙で選出するのは736議席で、任期は5年。議席は加盟国の人口比に基づき配分される。EU圏内で最大規模の人口を擁するドイツは、今回の選挙で99議席を割り当てられる見通しで、英・仏・伊の72議席が続く。最少はマルタの5議席の見通し。

 当選後は、イデオロギーや主義を共有する政党グループが結成される。各グループは最低25人から成り、少なくとも加盟7カ国の代表議員を網羅する必要がある。 

 現行議会は定数783議席で、主要政党は欧州人民民主党、欧州社会党、欧州自由民主改革党など。

 EUの新基本条約「リスボン条約」下では、議会定数が一時的に754議席まで増える見通し。同条約は、全加盟国からの承認獲得を経て正式に施行となる。

 

 ◎欧州議会の意義

 閣僚理事会や欧州委員会と並ぶEUの主要3大機関の1つで、EU市民の民意を反映する目的で創設された。

 閣僚理事会は政策決定機関で、加盟各国の閣僚級代表で構成する。欧州委はEUの行政執行機関で、議会や閣僚理事会が下した決定の実施にあたる。加盟各国の代表1人から構成される。

 欧州議会は1952年の創設以降、大きく変化しており、今では直接選挙によって選出される唯一の欧州機関となった。1979年以前は、各国政府が欧州議会の議員を任命していた。

 

 ◎欧州議会の役割

  欧州の法律を制定、 その他のEU機関や当局を民主的に監督、 閣僚理事会とともにEUの予算を審議・決定し、予算執行を監督、といった3つの大きな役割を担っている。

 欧州議会は、提出された法案の約3分の2について、閣僚理事会と同等の権限を有しており、共同決定を行う。

 農業、経済政策、ビザ・移民制度など一部の案件に関しては、閣僚理事会が単独で法制化できるが、議会への意見聴取が義務付けられている。

 EUの年度予算は欧州議会と閣僚理事会が共同で決定し、議会が設置する予算委員会が予算執行に関して監督する。

 欧州委の委員選出に関しては議会の承認が必要で、議会は委員任命に関して拒否権を有している。また閣僚理事会の監督も行っており、EU市民の申し立てに基づき、調査委員会を設置することも可能。

 

 ◎リスボン条約による議会への影響

 リスボン条約が承認されれば、議会定数は削減され、議会の権限が強化される見通し。

 閣僚理事会との共同決定の対象案件も拡大され、農業、漁業、移民制度、宇宙、スポーツなどが新たに加わる見通し。

 議会の予算に関する権限も、EUの全支出に拡大される見通しのほか、欧州委の委員長選出に関しても、より大きな影響力を持つ公算。

627千葉9区:2009/06/08(月) 23:21:24
>>575>>602
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090607-OYT1T00683.htm
イラン大統領選、少数民族の動向が焦点に浮上
 投票を12日に控えたイラン大統領選で、人口の半数を占める少数民族の動向が、選挙結果を左右する焦点のひとつに浮上している。


 保守強硬派の現職マフムード・アフマディネジャド大統領(52)に挑む新人3人がいずれも少数民族出身で、現政権の少数派政策をそろって批判。少数派住民の間にも、これを支持する動きが強まっているためだ。

 「アフマディネジャドを落選させなければ、我々の暗黒時代が続く」

 イラン北西部クルディスタン州サナンダジに住む、「クルド人権擁護協会」幹部のエジュラル・ガワミさん(32)は息巻いた。同州は、少数民族クルド人が住民の大多数を占める。イラン革命(1979年)直後には、自治権獲得を求める大規模な住民蜂起が発生した。クルド人は、イランの全人口7000万人の9%を占めるが、閣僚など政府要職への登用はほぼ皆無で、首都テヘランとの所得格差は2倍以上といわれる。

 ガワミさんによれば、同大統領就任以降、クルド反体制派の活動家ら7人が「国家反逆」などの罪で死刑判決を受けた。改革派のハタミ前大統領時代に創刊された六つのクルド語雑誌はすべて発禁になった。

 大統領選で同協会は「クルド語教育の導入」や「州自治権の拡大」など、最も踏み込んだ公約をかかげた改革派候補のメフディ・カルビ元国会議長(71)の支持を決めた。7日の地元紙によると、クルド人有識者1000人が連名で「現政権下での人権侵害や貧困拡大を危惧(きぐ)する」として、改革派のミルホセイン・ムサビ元首相(67)の支持を表明した。

 大統領候補のうち、再選を目指すアフマディネジャド大統領は、多数派ペルシャ人(全人口の約5割)。これに対し、ムサビ氏はトルコ系(全人口の25%)、カルビ師はロル族(同2・4%)、保守派のモフセン・レザイ元革命防衛隊司令官(54)はバフティヤリ族(同3・7%)の出身だ。アフマディネジャド氏は前回大統領選では、「疎外された人々の代弁者」を標榜、少数派からの支持獲得にも成功して当選したが、今回は風向きが違う。

 こうした空気を意識してか、大統領は5日、国営テレビとのインタビューで「どこで暮らしていようとイラン人はイラン人。政府は皆平等に扱う」と述べた。大学での少数派言語の授業開設を認めるとの融和策も急きょ、発表した。

 だが、バルチ人(同2%)が多い東南部シスタン・バルチスタン州の州都ザヘダンでは、5月28日に20人以上が死亡するモスク爆破事件が発生して以来、アフマディネジャド氏の選挙事務所や銀行などが襲撃される事件が相次ぎ、不穏な空気も漂っている。(サナンダジで 久保健一)

(2009年6月7日21時58分 読売新聞)

628とはずがたり:2009/06/09(火) 19:43:25
WRAPUP2: 欧州議会選挙で中道右派政党が勝利
2009年 06月 8日 20:27 JST
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnJS839303620090608

 [ブリュッセル 8日 ロイター] 7日に投票が終了した欧州連合(EU)の欧州議会(定数736)選挙は、各国の中道右派政党で作るグループ、欧州人民民主党(EEP)が勝利し、議会第1勢力の座を維持した。

 これまでの開票結果によると、ドイツ、フランス、ポーランド、イタリアで与党の中道右派政党が勝利。社会党勢力が苦戦した一方、緑の党は健闘した。

 投票率は43%と過去最低で、金融危機の影響が特に大きかった一部の国では与党が敗北した。

 暫定結果によると、EEPが最多得票を獲得、緑の党も議席を伸ばした。一方、欧州社会党は最も議席を失った。

 極右勢力は、英国など一部の国で議席を獲得。ただ、全体として少数政党は予想ほどは振るわなかった。

 今回の選挙結果によって、金融規制システムの改革などの法案の通過がスムーズになる可能性が高い。

 欧州委員会のバローゾ委員長は7日遅く、選挙結果について「EUの政策を支持し、日々の懸念に対するEUの政策対応を求める政党と候補者の明白な勝利だ」と述べた。

 委員長は、フランスなどで緑の党が議席を獲得したことを受けて、気候変動問題に対処することを約束した。

 中道右派は、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドなどで勝利。一方、英国、スペイン、チェコ、ラトビア、ハンガリー、アイスランド、ブルガリア、エストニア、ポルトガル、スウェーデン、ギリシャ、スロベニアでは与党が敗北した。

629千葉9区:2009/06/09(火) 21:34:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009060900085
元モデルの大統領娘当選=「ルーマニアのP・ヒルトン」−欧州議会選
 【ベルリン8日時事】7日に投票が行われたルーマニアの欧州議会選挙で、バセスク大統領の次女で、華やかな生活ぶりから「ルーマニアのパリス・ヒルトン」と呼ばれる元モデルのエレナ・バセスクさん(29)が当選した。
 エレナさんは大統領の支持政党である民主自由党の幹部を務め、同党からの出馬を目指した。しかし、ネポティズム(縁故主義)との批判を受けて断念し、無所属で出馬した。
 マリフアナ合法化を擁護する発言が問題視されたのに加え、派手なテレビ広告が有権者の不興を買ったが、高い知名度を生かして票を伸ばした。(2009/06/09-06:38)

630千葉9区:2009/06/09(火) 21:55:30
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090608/erp0906082058007-n1.htm
苦悩する民主主義 旧ソ連圏、問われる「色革命」 (1/2ページ)
2009.6.8 20:56

このニュースのトピックス:ロシア・CIS
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで2004年、親欧米のユシチェンコ大統領を誕生させた「オレンジ革命」の立役者、ティモシェンコ首相が7日夜、来年初頭の大統領選への出馬を正式表明した。首相がかつての盟友と完全にたもとを分かったことで、深刻な経済危機にある同国政治は内部分裂した親欧米派と親ロシア派という三つどもえの対立構図を強め、混乱は必至の情勢となった。旧ソ連圏では、同様の街頭行動による政権交代を経た国々で再強権化や政情不安が起きており、この地域の民主化は試練に直面している。

 旧ソ連圏ではオレンジ革命と前後してグルジアの「バラ革命」(03年)、キルギスの「チューリップ革命」(05年)で親欧米政権が誕生し、色や花が政権打倒のシンボルとされたことから「色革命」と総称される。いずれも選挙での「不正」を訴える大規模デモを背景に政権交代が起きたもので、当時のブッシュ米大統領の世界観と相まって「民主化のドミノ」とも呼ばれた。

 だが、ウクライナでは民主化の度合いこそ評価されるものの、それが逆に際限ない政争を招き、経済危機と国民の政治への失望を深めた。グルジアではサーカシビリ大統領が言論統制など強権的体質を批判され、昨年8月のロシアとの紛争をめぐっても反政権派が大統領退陣を求める動きを強めている。キルギスでも、バキエフ大統領が「革命」で追放した前任者と同様の翼賛体制を築きつつある。

 露科学アカデミー欧州研究所のフルマン上級研究員は「『色革命』は選挙が全く意味を持たない強い権威主義と、通常の選挙で政権が交代する民主主義との中間的な体制で起きる。ただ、その後に民主主義が定着するには法に対する敬意や(政治への)誠実さ、民主的な制度といった一定の基盤が必要だ」と指摘。ロシアが「色革命」の原因とする「欧米の関与」については「決定的要因とはなりえない」と話す。

 これに対し、ロシアは19世紀帝国主義さながらの「勢力圏」を外交の中心理念に掲げ、混乱や経済危機に乗じてこれら諸国での影響力回復を狙う。ウクライナには天然ガス代金の支払いをめぐって圧力を強めているほか、キルギスには2月、20億ドル(約1900億円)の巨額融資を約束して同国に駐留していた米軍の排除を約束させた。

 モルドバで4月、議会選後に若者らが首都キシニョフで暴徒化した際も、ロシアは「色革命阻止」を叫んで与党・共産党に肩入れし、一部報道では暴徒鎮圧用のガス弾など装備品まで提供した。「民主主義の波及を恐れるロシア」(フルマン氏)の介入は強まりこそすれ、弱まることはなさそうだ。

631千葉9区:2009/06/10(水) 22:27:30
>>627
http://mainichi.jp/select/world/news/20090611k0000m030087000c.html
イラン:大統領選過熱「うそつき」呼ばわり「暗部」暴露
 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選(12日投票)は11日、選挙戦最終日を迎える。保革の4人が出馬しているが、保守強硬派のアフマディネジャド大統領と、改革派のムサビ元首相の対決の構図だ。候補者のテレビ討論、支持者の街頭などでの選挙運動は過熱する一方で、過去に例のない高投票率になる可能性がある。

 今回選挙で初めて導入された候補者総当たりのテレビ直接討論では、互いに「うそつき」呼ばわりし、過去の政権の「暗部」を暴露するなど中傷合戦を展開。高位聖職者が声明で「イスラムや革命体制に反することは言うな」と警告した。

 こうした「前例のない自由討論」に触発されてか、街頭や広場ではお祭り騒ぎの選挙戦が繰り広げられた。

 特にムサビ氏支持の若者たちが、普段なら取り締まり対象の奇抜なファッションで街に繰り出し、繁華街の目抜き通りで車のスピーカーから大音量で音楽を流して踊り回るなど、イランでは異例の光景が見られた。

 05年の前回選挙では若者を中心とした無関心層の棄権がアフマディネジャド政権誕生の一因となっただけに、ムサビ陣営はテヘランで「人間の鎖」を縦横につなぐパフォーマンスを組織化するなど、投票行動を呼び起こそうと懸命だ。

 一方、大統領支持の集会にも大勢の市民が参集。保守強硬派のケイハン紙が1面大見出しで「前例のない国民の津波が(大統領再選という形で)決着をつける」(9日付)と打てば、改革派のエテマド紙が翌10日に「イランの街頭に改革派の津波」と対抗するなど保革激突のし烈な選挙戦になっている。

632千葉9区:2009/06/11(木) 23:31:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20090611ddm007030017000c.html
欧州議会選:欧州委員長再任 議会の多数派形成、難航 各国・各党、駆け引き激化
 欧州連合(EU)の欧州議会選挙で中道右派が勝利し、焦点は10月末に任期が切れるバローゾ欧州委員長(53)の再任承認に移った。だが、各党の駆け引きで政治空白が生まれ、経済危機対策が後手に回れば、市民のEU離れに拍車がかかるのは必至だ。【ブリュッセル福島良典】

 選挙ではバローゾ氏の支持母体・中道右派の欧州人民民主党が736議席中264議席を得て第1勢力の座を保った。中道左派の欧州社会党は182議席と退潮著しく、「政治の重心が中道左派から中道右派に動いた」(EU高官)。

 欧州委員長は加盟国政府で作る理事会が候補を選び、欧州議会が承認する。加盟国の大半はバローゾ氏再任に賛成しており、決定が遅れれば「『欧州と話をするには誰に電話をかければ良いのか』分からない状況が生じる」(ラインフェルト・スウェーデン首相)と18日の首脳会議で擁立を決めたい考えだ。

 だが、サルコジ仏大統領は「10月のアイルランド国民投票でのEUのリスボン条約批准を踏まえて決めるべきだ」との立場だ。バローゾ氏は仏自動車産業救済策が保護主義に陥らないよう注文を付けサルコジ大統領の不興を買った経緯があり、大統領の言動にはEUが産業政策に力を入れるよう圧力をかける狙いが透けて見える。

 各国首脳がバローゾ氏の再任支持を決めても、欧州人民民主党だけでは過半数(369議席)に届かず、多数派工作が必要になる。同党のドール党首は8日、欧州社会党、中道リベラルの欧州自由民主連合(80議席)との上位3党による「大連立」を提案した。

 英国、スペイン、ポルトガルの左派政権は再任を支持しており、欧州社会党が同調すれば安定多数が形成されるが、シュルツ党首は「バローゾ氏は政策が我々の立場と異なる」とけん制している。欧州自由民主連合は協力の見返りに欧州議会の議長ポストを要求しており、「多数派形成の道は険しい」(欧州委員会幹部)情勢だ。

 ◇民衆、グローバリズム不安視−−議会選結果
 欧州議会選挙についてブリュッセル自由大欧州研究所のマリオ・テロ所長に聞いた。

 −−結果をどう見ますか。

 ◇欧州建設を進める勢力が多数派を維持した。(EUに批判的な)欧州懐疑派、極左、極右も伸びたが、主張はばらばらだ。勝った独、仏、スペインの保守派は「社会的市場経済」の路線を取る。歯止めのきいた資本主義であり、サッチャー元英首相流ではない。
 社会党は党内が分裂し、政策構想を提示できず、欧州委員長候補を擁立できなかったことが敗因だ。

 グローバリズムを良しとするブレア前英首相流が機能しなかったのは人々が今、グローバリズムを心配し、「守り」を求めているからだ。

 −−欧州が内向きになる恐れは。

 ◇保護主義の危険はある。だが、欧州経済は輸出経済だ。選挙向け発言はともかく、実際に保護主義に走れば自殺行為だ。欧州建設は逆戻りできない地点に達しているが、拡大疲れはある。仏、独、オーストリアで選挙に勝ったのはトルコの加盟反対派だ。
 −−バローゾ委員長再任の見通しは。

 ◇欧州人民民主党とリベラル派(欧州自由民主連合)が連立する可能性が高い。カギを握るのはリベラル派だ。【聞き手・ブリュッセル福島良典】

633千葉9区:2009/06/11(木) 23:32:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20090609k0000m030135000c.html
欧州議会選挙:EU内向き傾向に 市民の不満噴出
 【ブリュッセル福島良典】7日開票の欧州連合(EU、加盟27カ国)の欧州議会選挙ではハンガリー、アイルランド、スペインなど深刻な金融危機に見舞われた加盟国で国政与党が敗北し、雇用不安を招いた政府に対する市民の不満が噴出した。自国の雇用・産業保護を最優先する仏独の保守政党が第1勢力の座を維持し、英国や東欧で加盟国権限の強化を求める欧州懐疑派が躍進したことで、EUが内向き傾向を強める可能性がある。

 4月に政権交代のあったハンガリーでは中道右派野党・ハンガリー市民連盟が22議席のうち14議席を得て圧勝。与党・社会党は4議席と惨敗し、経済失政に対する国民の批判の強さが浮き彫りになった。経済危機が争点となったスペインでは最大野党の中道右派・国民党が50議席中23議席を獲得し、21議席の中道左派与党・社会労働党を上回った。

 昨年6月にEUの新基本条約「リスボン条約」の批准が国民投票で否決されたアイルランドでは、カウエン首相陣営の欧州議員候補が首都ダブリンで条約反対派に敗れた。与党は地方選でも大敗し、今秋に予定されている国民投票の再実施に向けて政局が流動化する可能性もある。

 保守中道の支持母体・国民運動連合が大勝したサルコジ仏大統領は自国産業保護の観点から欧州委員会に対し、競争政策よりも産業政策を重視するよう求めている。


http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090608k0000e030021000c.html
欧州議会選挙:人民民主党が勝利、社会党振るわず
 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU)加盟27カ国で4〜7日に投票された欧州議会(定数736、任期5年)選挙は開票の結果、仏独などの保守与党が所属する中道右派の政党集団・欧州人民民主党が中道左派の欧州社会党を引き離して勝利した。経済・金融危機下、市民の不満を追い風にオランダや英国、ハンガリーなどで極右政党や反EU政党が躍進した。投票率は前回04年(45.47%)を下回る43.09%で過去最低だった。

 欧州議会事務局の暫定集計結果によると、欧州人民民主党が736議席のうち267議席を獲得して議会第1勢力の座を維持した。欧州社会党は159議席と振るわず、中道リベラルの欧州自由民主連合が81議席で続いた。バローゾ欧州委員長の任期は今秋に切れるが、再任承認権を持つ欧州議会で支持母体の欧州人民民主党が引き続き最大会派となったことで、再任される可能性が高まった。

 英BBC放送によると、下院での経費不当請求問題でブラウン首相が窮地に立たされている英国では国政与党・労働党が大敗の見通し。欧州懐疑派の野党・保守党がトップで、EU脱退を掲げる右派・英国独立党が2位をうかがう情勢だ。極右政党・英国国民党も初の2議席を獲得した。

 フランスでは左派・社会党がサルコジ大統領批判を党勢拡大にむすびつけられず、保守中道の国民運動連合が躍進。9月27日に総選挙を控えるドイツでは、メルケル首相のキリスト教民主・社会同盟が4割近い得票率で首位を維持した。

 オランダ、ハンガリーで欧州議会選挙初参加の極右政党が各4議席、3議席を獲得したほか、フィンランド、オーストリアでも欧州懐疑派が躍進した。

 ◇欧州議会
 EUの議会。EU法案を提案する行政執行機関の欧州委員会、加盟国の首脳・閣僚で構成する理事会と並ぶEU主要3機関の一つで、欧州市民を代表する。予算を理事会と合同で決め、欧州市民の観点から法案を審議・修正する。議員は加盟国ごとに直接選挙で選ばれる。議員数は人口に応じて各国に割り当てられている。議員は国単位でなく、欧州レベルの政党集団に所属して活動する。

634千葉9区:2009/06/11(木) 23:34:58
http://jp.reuters.com/article/marketEyeNews/idJPnJS839984020090611
〔情報BOX〕12日投票のイラン大統領選の主な争点
2009年 06月 11日 18:12 JST  [11日 ロイター] 
12日に投票が行われるイラン大統領選挙は、現職アハマディネジャド大統領の核問題をめぐる強硬路線と経済運営について、有権者がどう判断するかが注目される。選挙の争点と主な候補者の主張をまとめた。

 <核問題>

  この問題は、どの候補もイラン最高指導者のハメネイ師の決定事項だとして、大きな政策変更を主張していないが、政策の進め方には多少の違いが見られる。ムサビ元首相やカルビ元国会議長は、アハマディネジャド大統領が第2次大戦中のホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定したり、西側諸国を敵対視する演説を行うことで、イランを孤立化させたと非難。しかし、核開発を中止すると訴える候補はいない。

 <米国との関係>

 2005年の前回選挙と同様、すべての候補が米国との関係回復に前向きな姿勢を示している。ほぼ30年にわたる米国との不和状態にうんざりするイラン国民は関係改善を求めており、そうした現状を反映したもの。しかし、ほぼすべての候補が、米国の対イラン政策に「根本的な」変更が必要だとしている。これには、米国によるテロ支援国家指定の解除や、1979年のイスラム革命後に接収された米国内のイラン資産を返還することが含まれる。

 <経済問題>

 各候補は、世界第2位の石油・ガス埋蔵量を誇る同国の経済を浮揚させる施策については、ほとんど触れていない。批評家は、原油が高値を付けていた昨年、イラン政府がその後の下落に備えて十分な蓄えをしてこなかったと指摘。国民の間では、昨年約30%の物価上昇を記録したインフレへの不満が高い。インフレはやや落ち着いているが、失業率は上昇している。

 カルビ元国会議長は、原油収入の一部を18歳以上の全国民に分配すると主張。同氏は民営化の推進も訴えている。

 また、1980─88年のイラン・イラク戦争時に首相だったムサビ氏は、当時効率的に機能した配給制度を運営した実績があり、経済の自由化を公約に掲げる。

 アハマディネジャド大統領の予算運営は、原油輸出によって得た膨大な収入をただばらまき、インフレを誘発したとの批判が強い。同氏は貧困を解決し、外貨収入の8割を稼ぎ出す原油への依存度を軽減すると公約している。7000万人のイラン国民のうち、同氏の支持基盤は貧困層だ。

 <人権>

 すべての候補が、言論の自由を守り、政府や意思決定機関における女性の登用を進めると公約している。カルビ氏とムサビ氏は、強硬派の求めるイスラム服と社会行動をアハマディネジャド大統領が強制していると批判している。


原文参照番号[nHAF436267](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nHAF436267]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

635千葉9区:2009/06/11(木) 23:35:39
http://www.asahi.com/international/update/0609/TKY200906090405.html
イラン初ファーストレディー? ムサビ元首相の妻に脚光
2009年6月11日18時17分

イラン大統領に立候補している改革派のムサビ元首相の妻ザハラ・ラフナバルさんが7日、テヘランで記者会見に臨んだ=AP
 【テヘラン=吉武祐】12日投票のイラン大統領選で、改革派の有力候補ムサビ元首相の夫人ザハラ・ラフナバルさんが、イランでは初めて夫の選挙運動の前面に立ち新風を吹き込んでいる。

 ザハラさんは45年生まれで現在、テヘラン大芸術学部教授。女性が家にいて守られる存在であることが普通のイスラム社会にあっては、先駆的なキャリア女性だ。選挙集会に夫婦で登壇し、「女性の権利拡大」などを訴えている。

 女性支持者は「夫から独立した存在なのがいい」(24歳の大学生)。テヘラン大の学生らはザハラさんを、ペルシャ語には存在しなかった「ファーストレディー」を意味する新語「バヌエ・アッバル」と呼ぶ。ムサビ氏が当選すれば、慣例を破って外遊などに同行するファーストレディーの役割を果たすとの期待も高まっている。

636千葉9区:2009/06/11(木) 23:37:10
アメリカの保守系は認めたくないでしょうけど、中東流ではあっても
じゅうぶんに民主化が進んでいる国でしょうね。
http://www.jiji.com/jc/p?id=20090610153448-8114136

12日投票の大統領選。現職の再選阻止を狙う改革派の最有力候補ムサビ元首相らの陣営は最後の追い込み。イスラムを象徴する緑を選挙カラーにした。女性が緑のスカーフをかぶったりするなど、街に緑色があふれている 【時事通信社】

637千葉9区:2009/06/11(木) 23:39:04
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-202.php
盛り上がるイラン、沈黙するアメリカ
As Iran votes, all quiet on the western front

6月12日に迫ったイラン大統領選で改革派のムサビ元首相が一気に本命に躍り出たが、アメリカの期待通りの変化が訪れるとはかぎらない

2009年06月11日(木)17時23分
ローラ・ロゼン(政治ジャーナリスト)
 大統領選を6月12日に控えたイランでは大きな地殻変動が起きようとしているが、アメリカ政府は表立った発言を控えている。

 イランでは今週、1979年の革命以来最大規模のデモ行進が勃発。再選をめざすマフムード・アハマディネジャド大統領の強力な対抗馬であるミルホセイン・ムサビ元首相の支持者が100万人規模の「人間の輪」をつくるなど、強烈な映像が配信された。

 それでも、オバマ政権は沈黙を守っている。選挙の結果によってはアメリカを苦しめているイラン問題に光が差すだけに、下手な口出しをして変化に水を差すことだけは避けたいからだ。

 ムサビが勝ったとしても、アメリカのイランへの関与政策が一気に動き出すわけではないと、専門家はクギを刺す。イランの指導層の間の亀裂が深まったり、強硬派の復権や弾圧行為によって米イラン関係がいっそう硬直化する可能性もある。

 それでも、アハマディネジャドが敗れれば、イラン国民がさらなる自由化と西側と敵対しない政府を求めている証となり、欧米諸国にとって歓迎すべきサインであることは間違いない。

「どの候補者に勝ってほしいと発言しても、(米政府が)得るものは何もない」と、イラン問題に詳しいブルッキングズ研究所のスザンヌ・マロニーは言う。「結果は予想できないし、複雑な影響が出るかもしれない。改革派が勝利することで権力闘争に火がつき、イランが再び麻痺状態に陥るかもしれない」

流れを変えたテレビ討論会
 12日投票の大統領選には4人が出馬しているが、第1回投票で誰も過半数を取れなければ、19日に上位2人による決選投票が行われる。

 ここに来て情勢が一気に動いており、ムサビが第1回投票で当選を決めるとの予測もある。「間違いなく、何かが起きている」と、国立イラン・アメリカ・カウンシルのトリタ・パルシ会長は9日に語った。「大げさなことは言いたくないが、第1回投票で決着がつき、アハマディネジャドが敗れる可能性はある。2週間前には考えられなかった事態だ」

 アナリストに言わせれば、ターニングポイントは候補者によるイラン史上初のテレビ討論会だ。6月3日に始まった一連の討論会を見たイラン人は推定4000万人に達する。

 だが、注目すべき事件はほかにもあった。反アハマディネジャド派による大規模なデモや、テヘラン市内を縦断する「人間の鎖」。アハマディネジャドがムサビとの討論会の場で、ムサビの妻が博士号を不正取得したと糾弾した一件も話題になった。

 さらに9日には、元大統領のハシェミ・ラフサンジャニが、アハマディネジャドからの攻撃を封じ込めるため、最高指導者ハメネイに公正な選挙を求める書簡を送付。アハマディネジャドは以前から、ラフサンジャニ一族の不正を批判し、自身の再選を阻止する勢力をラフサンジャニが陰で操っていると訴えていた。

638千葉9区:2009/06/11(木) 23:39:26
アハマディネジャドを侮るな
「(ラフサンジャニの書簡を)なりふり構わず再選を狙う無謀な候補からの非難に対する、自衛手段と考えるのは間違っているだろう」と、イースタン・イリノイ大学のメフディ・セマティ助教授は湾岸事情に関するメーリングリストで述べた。

 セマティはこうも書いた。「ラフサンジャニはイランの多くの人々が考えていることを代弁したまでだ。アハマディネジャドは革命後の30年間の歴史全体に事実上、異議を唱えている、と。なぜならアハマディネジャドはムサビ政権もラフサンジャニ政権もハタミ政権も、とことん腐敗していたと語ったのだから」

 テレビ討論会の主要なテーマになったのは外交ではなく経済だったが、セマティはフォーリン・ポリシー誌の取材に対しこう語った。「アハマディネジャドは無謀で冒険主義で無能で怒りっぽいと批判されているが、これにはいい面もある。なぜ彼の外交活動がイランを危機に陥れているのか、有権者にもよくわかるからだ」

「ラフサンジャニは書簡の中で、そうしたアハマディネジャドへの不信感をうまく利用した。この不信感は政界で広く共有されていると思う。アハマディネジャドのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)否定発言はイランの国家的威信や名声を傷つけたと多くの人が考えている」

 セマティによれば、もう一人の候補で、革命防衛隊の元司令官であるモフセン・レザイの選挙運動ビデオは「アハマディネジャドの流儀や能力、知性への痛烈な攻撃だった」という。

「レザイの言葉のなかで印象的だったのは、長い軍歴を通して戦争の恐ろしさを理解しており、戦争を避けるためにできる限りの手を打とうとしているという部分だった。あとは最高指導者の考え次第だと私は思う」。レザイは、タカ派有権者の票の一部をアハマディネジャドから奪うと見られている。

 ブルッキングズ研究所のマロニーは、革命防衛隊や農村部の貧困層、一部のイスラム保守派といった支持層に対するアハマディネジャドの訴求力を過小評価すべきでないと言う。また、現職としての強みもある。「彼は選挙管理委員会に影響力を及ぼせる」と、マロニーは言う。

「アハマディネジャドは(再選の)可能性を高めるようなばらまき政策も実施している。よく言われるような世間知らずではなく、とても世慣れた人物だ。巧みな弁舌で主要な支持層にうまく訴えかけている」

ハタミ時代の二の舞は避けたい
 マロニー以外のアメリカのイラン観測筋は、すでムサビの勝利を予想しているという。改革派の勝利によって政権内での権力闘争がさらに深刻化することも、だ。

「みんな不安と期待を胸にいだいている。ハタミ政権の二の舞はごめんだからだ」と、イラン系アメリカ人で中東の民主化を目指すNGO(非政府機関)でアドバイザーを務めるマリアム・メマルサデギは言う(97年の大統領選で予想外の勝利を収めた穏健派のモハマド・ハタミは当初、改革や自由化を推進したが、反対派の暗殺や学生運動の弾圧によって挫折した)。

 もっともハタミ政権下とは異なる点もある。「ハタミ時代と違い、人々は(ムサビという)個人を強く支持しているわけではない。大事なのは自分たちの要求だ」

 では人々は何を求めているのか。「自由化やもっと前向き志向の政府、人権......人々はあらゆるものを求めている。だが今までのような制度では無理だ。人々のデモ参加と選挙によって体制内部の亀裂が深まれば、真の変化が起こるかもしれない」

 とはいえ、亀裂のために政治システムが機能しなくなる恐れもあると、パルシは指摘する。イランの指導層は「分裂が進むあまり、亀裂の修復に追われてアメリカとの交渉に手が回らないかもしれない」と、彼は言う。

 アハマディネジャド時代に戻れない状況を作り出してしまったのは、選挙戦それ自体かもしれない。「強硬派にとって、いったん瓶から出てしまった精霊を元に戻すのは非常に困難だ」と、米政府内のイラン問題専門家(匿名を希望)は9日、語った。

「アハマディネジャドは身を隠すための穴を深く掘りすぎて、はい出すことができなくなったのは明らかだ」と、米国家安全保障会議(NSC)の元スタッフで現在はコロンビア大学で教鞭を採るイラン専門家のゲーリー・シックは言う。

「ラフサンジャニの手紙はイラン史上例を見ないものだ。どういう結果を招くかは不明だが、革命におけるターニングポイントになるとは思う。指導者の役割について核心を突くものだからだ」


Reprinted with permission from The Cable, 11/06/2009. © 2009 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

639千葉9区:2009/06/11(木) 23:43:55
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-185.php
アハマディネジャド再選に黄信号
Iran's President Bush

6月12日のイラン大統領選で再選を目指すアハマディネジャドに、体制内部からも批判が高まっている。イラン革命防衛隊のベテラン隊員が本音を明かしてくれた。

2009年06月05日(金)16時20分
マジアル・バハリ(テヘラン支局)
「6月12日にはムサビに投票する」と、アリは言った。

 ミルホセイン・ムサビは、12日に行われるイラン大統領選で、再選をめざす現職マフムード・アハマディネジャドの強力な対抗馬だ。

 アリが学生活動家や改革派の政治家だったら、さほど驚く発言ではない。だがアリは、1980年代からイラン革命防衛隊に所属してきた52歳。取材に応じることを禁じられているため名字は明かさないが、自分がムサビを支持する理由を世界に伝えたいと願っている。

「現政権は(1978年の)革命以来、最悪の政権だ」と、アリは言う。「この4年間、アハマディネジャドは世界におけるイランのイメージをぶち壊し、経済も破壊した」

 本誌はイラン政府による非公開の世論調査の結果を入手した。それによれば、アリと同じく、この数週間の間にムサビ支持を決めた国民が何百万人もいる。しかも、革命防衛隊や情報当局の関係者の間でムサビ支持の割合が高い。

 年配の人たちはイラン・イラク戦争(80〜88年)の厳しい時代に首相を務めたムサビを覚えている。彼らの多くは再び戦争が勃発すれば、国を守るために戦う立場にいる。
 


ばらまき政策でインフレに

 05年の大統領選では、アリはアハマディネジャドに投票した。対抗馬が、89〜97年に大統領を務め、政界の中枢に居座り続けるハシェミ・ラフサンジャニだったからだ。

 元テヘラン市長のアハマディネジャドは、ラフサンジャニとその取り巻きを腐敗の温床と非難し、国民の声に耳を傾ける堅実な政府をつくると約束。1700万票を獲得して大統領に就任した。

 就任後3年間の業績は素晴らしかった。原油高騰のおかげでイランの石油には1バレル当たり150ドルの値がついた。アハマディネジャドは国内を回り、貧困層にパンやカネを配った。核開発を行う権利を主張するナショナリスト的な演説も、大衆の支持をあおった。

イスラエルや西側諸国に対するアハマディネジャドの姿勢については、アリも今も支持している。ホロコーストの存在を疑問視する発言も評価している。

 なのになぜ今回はアハマディネジャドに投票しないのか。「経済と、国民を欺く恥ずべき振る舞い」のせいだと、アリは言う。

 現金をばらまくアハマディネジャドの政治手法と世界的な経済危機があいまって、イランは過去1年間で前例がないほどのインフレに陥った。だが政府のインフレ対策といえば、政府職員の給与を引き上げ、大統領の演説に集まった人々にカネを配ることくらい。アリに言わせれば、国民をホームレスのように扱い、カネを配る手法こそ、アハマディジャドの経済政策の最大の問題だ。

640千葉9区:2009/06/11(木) 23:44:17
シーア派の神経を逆なで
 ただし、アリがアハマディネジャドに投票しない最大の理由は経済ではない。「正直言うと、気が変わったのは2週間前。アハマディネジャドがムサビを、イマーム・フセインの敵に例えたことが原因だ」

 イマーム・フセインは預言者ムハンマドの孫で、彼がスンニ派のカリフ、ヤジドの軍に殺害された事件は、シーア派の教義の中核をなしている。

 アハマディネジャドは大統領選の演説で、ヤジドがイマーム・フセインを殺害したように、ムサビのような旧体制の人間が自分を追い落とそうとしていると訴えた。

「イマーム・フセインを殉教死させたように、私たちを抹殺することはできない」と、アハマディネジャドは2週間前、テヘランで開かれた宗教集会で語った。

「自分をイマーム・フセインになぞらえるとは、いい度胸だ」と、アリは言う。「しかも、イラクとの戦時中に首相を務め、ホメイニ師の盟友だったムサビをヤジドに例えるとは。これは国民に対する欺瞞だ」

 アリは今や、アハマディネジャド政権の4年間すべてに疑問を感じている。「われわれは(国会議長のアリ・)ラリジャニから、世界との無用な衝突を避けるためにホロコーストについての発言は控えるよう言われている。なのにアハマディネジャドは、ジュネーブでまたその話題に触れた」

 昨年4月、アハマディネジャドが国連の世界人種差別撤廃会議の席でホロコーストを疑問視する発言をすると、欧米諸国の多くの代表が席を立った。

「敵がイランを攻撃する口実を探している最中に、アハマディネジャドは理由もなくイランへの反感をかき立てている」と、アリは言う。「祖国に論理と知性を取り戻す大統領が必要だ。だから、私はムサビに投票する」

641千葉9区:2009/06/11(木) 23:46:31
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-191.php
左派のうねりが怒れる欧州を覆う
Beware the European Street

深刻な景気後退と市民の怒りを追い風に、ヨーロッパで左派の反撃が始まった

2009年06月08日(月)16時19分
デニス・マクシェーン(英労働党下院議員、元欧州担当相)

[2009年2月11日号掲載]

 アラブ諸国では、街頭の市民の声や抗議デモが政治家も無視できないほど大きな力をもつ。しかし今、世界が耳を澄ますべきはヨーロッパの街の声かもしれない。

 ヨーロッパでは、政治家に従うより街頭の市民の訴えのほうがよほど理にかなっていると考える人が増えている。今年も世界経済フォーラム年次総会が開かれたスイスのダボスには政財界のエリートが集まったが、市民レベルではまったく注目されず、代わりに各国で抗議デモが広がっている。

 とくに象徴的なのがフランスだ。歴史をみてもわかるように、この国でデモが起きはじめると他のヨーロッパ諸国にも程なく政治の新時代が訪れる。

 ニコラ・サルコジ仏大統領は半年間のEU(欧州連合)議長国の大任を果たし終え、意気揚々と新年を迎えた。ところが1月29日には、フランス各地で市民の抗議デモが発生した。

 サルコジはかつて皮肉たっぷりに、「フランスでストが起きても誰も気づかない」と発言した。だが今は状況が違う。失業者や学生、環境保護派、官公労の労働者だけでなく、大手企業の従業員も加わり協調の取れたストやデモを展開している。最大野党の社会党も20年以上ぶりに党を挙げてデモを支援。世論調査によれば、フランス国民の65%がデモを支持している。

 最近まで、サルコジは左派やリベラル派の政治家を入閣させることによって、フランス政治を掌握したとみられていた。「金融資本主義」を非難し、経済の新時代到来を告げる際には、演説に左翼的な言葉をちりばめた。

ドイツ、フランスで躍進
 それでも左派やリベラル派を取り込むことはできなかった。世界的な景気後退がフランスにも打撃を与えたからだ。失業問題はスペインのほうが深刻だが、富裕層への税控除および福祉予算や歳出の削減といった景気対策はいっこうに効果をあげていない。

 ギリシャも深刻な状況だ。12月に少年が警官に射殺された事件を機に、学生を中心としたデモが始まり、今も続いている。首都アテネが無秩序状態になっていくさまを、無力な右派政権は見守るだけだ。世界で進む農産物の価格下落に苦しむ農民も、政府の援助を求めて国道をトラクターで封鎖した。

 10年ほど前には、当時のトニー・ブレア英首相やゲアハルト・シュレーダー独首相、イタリアの社会民主主義政党といった改革派に押され、ヨーロッパの左派は政治の表舞台から取り残されていた。しかしここにきて反撃を始めた。

 ドイツでいま最も成長著しい強硬派の「左派党」は、昨年の選挙で大きく躍進。フランスの社会主義政党は5年にわたる主導権争いで有権者に相手にされなくなったが、そんな空白を埋めたのが「反資本主義新党」だ。若い郵便配達員オリビエ・ブザンスノが、ばらばらの政治勢力を旧共産党のような勢力にまとめ上げ、次の選挙では最大20%の票を獲得する可能性がある。

「5月革命」の二の舞い?
 反資本主義新党など新たな左派政党は、政府への直接的な働きかけを強めている。ただ左派の要求は漠然としていて、彼らを満足させるにはサルコジが過去2年間の政策を180度変える以外にない。

 左派は、ヨーロッパのイスラム教徒2000万人が支持する反欧米派のイスラム過激派勢力とも手を組みはじめた。イギリスやドイツで最近、大勢の人々が物騒なスローガンを掲げて参加した反イスラエルの抗議デモがそのいい例だ。

 怒った市民の行動に悩まされている最も意外な国といえば、かつて「優等生」だったバルト3国かもしれない。この数週間、リトアニアの首都ビリニュスでもラトビアの首都リガでも警察とデモ隊の衝突が相次ぎ、大量の逮捕者が出る騒ぎになっている。

 資本主義の終焉を叫ぶ人々や反ダボス派は、ヨーロッパでのこうした流れを政権交代の兆しとみている。しかし、そう考えるのは尚早だ。68年に学生や労働者によるゼネストから始まったフランスの5月革命は、改革をもたらすどころか、さらに13年間に及ぶ保守主義による支配を招いた。

 デモ参加者たちが指導者の政策に失望を感じるのは無理もないだろう。それでも、怒りを単なるスローガンや騒音で終わらせるべきではない。何をなすべきか──かつてレーニンが投げかけた問いに、彼らはまだ答えていない。

 今は左翼が復活したようにみえても、結局は68年の二の舞いになる可能性もある。ポピュリストの政治家は市民を巧みに街に誘い出した。ただし、それが票に結びつくかどうかはまだわからない。

642千葉9区:2009/06/12(金) 00:12:07
http://www.afpbb.com/article/economy/2609511/4230118
プーチン首相、ペン放り出して財閥社長を震え上がらせる
2009年06月08日 21:06 発信地:モスクワ/ロシア
【6月8日 AFP】「デリパスカ君、この合意文書に署名をしたかね?君のサインが見あたらないのだが。今すぐここに来てサインしなさい」

 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は、ペンをテーブルに放り出すと、自分の元へ来るよう手招きした。

 約300億ドル(約3兆円)の資産を持ち、前年までロシアで最も裕福な人物として知られたロシア・アルミニウム(Russian Aluminum)のオレグ・デリパスカ(Oleg Deripaska)社長は、席から立ち上がり、首相に冷徹ににらみつけられる中、頭を垂れたまま、給与の不払いが続く工場の操業再開を約束する合意文書に署名した。

 今週テレビで、多数の主要企業をたばねるデリパスカ氏にとって屈辱的な映像が放送されたことは、一時は全権を握るほどの力を持っていたオリガルヒ(新興財閥)の実業家らが、数年でその権勢を弱体化させたことを象徴するものだった。

 ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)大統領時代のロシアの混乱期に、ソ連崩壊後に私有化した資産を元手にばく大な財を築いた新興財閥の実業家らは、かつてないほどの政治権力を獲得した。しかし、2000-08年のプーチン政権は、これに終止符を打った。そして今、金融危機が、新興財閥の財産を減少させるとともに、多額の債務を明るみに出している。

 合意文書に署名をしたデリパスカ氏に、プーチン首相はうなずく以外の返答をしなかった。そして、デリパスカ氏が首相のボールペンを持ったまま席に戻ろうとすると、「ペンを返せ」としかりつけた。

■乗り込んできたプーチン首相

 この日、プーチン首相はロシア北部の工業都市ピカリョボ(Pikalevo)を訪れていた。ピカリョボでは、デリパスカ氏のベーゼル・セメント(Basel Cement)を含む3つの工場が経済危機のなか操業停止に追い込まれ、社会不安が巻き起こっていた。

 解雇された労働者らは2日、付近の主要高速道を数時間にわたって封鎖し、数キロメートルに及ぶ交通渋滞が発生した。その2日後、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領がサンクトペテルブルクで経済フォーラムに出席する中、プーチン首相は事態解決のため、人口2万2000人の町に乗り込んだ。

 プーチン首相は、工場を見て一言「ごみ捨て場のようだ」とコメントし、空気を凍り付かせた。

 その後、デリパスカ氏や地元指導者、労働組合代表らが、小さな会議室に連れていかれた。その様子は、まるで一番恐れられている教師にしかられる、間違いを犯した生徒のようだった。

「君は、自らの野心、プロ意識の無さ、そしてもしかしたら単純に強欲から、大勢の人びとを人質にとったのだろう。これは認められることではない。ビジネスの社会的責任はどこへ行った?どこだ?いつも会議のたびに延々と話し合ってきたことじゃないか!」

「わたしがここに到着する直前になって、君ら全員がゴキブリのように集まってきた理由は何だ?判断を下せる者が、ここにいなかったのはなぜだ?仲間うちで合意できないのであれば、君たち抜きで決めるだけだ」

 マイクを切る直前、最後に「ありがとう。みなさまの成功を祈ります」とぶっきらぼうに述べて、プーチン首相は立ち上がった。

 国営テレビで放映されたこの映像は、プーチン首相が労働者をねぎらうために工場から出て、労働者らが「ありがとうございます」と涙する場面で終わった。(c)AFP/Stuart Williams

643千葉9区:2009/06/12(金) 19:19:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20090612dde007030007000c.html
イラン大統領選:投票始まる 保革両派、権益抗争
 ◇アフマディネジャド氏、革命防衛隊 ラフサンジャニ氏、石油利権
 イラン大統領選の投票は12日午前8時(日本時間同日午後0時半)に始まった。アフマディネジャド大統領(52)とムサビ元首相(67)による保革対決の構図だ。選挙結果はイランの核問題など今後の国際情勢にも影響を与えるだけに、世界の注目を集めている。投票は同日午後6時に締め切られる予定。13日中にも大勢が判明する見通しだ。候補者は他に改革派のカルビ元国会議長(71)と保守派のレザイ元革命防衛隊最高司令官(54)。3候補は、いずれも反大統領の立場だ。【テヘラン春日孝之】

 12日投票のイラン大統領選は、アフマディネジャド大統領(保守強硬派)勢力とムサビ元首相(改革派)勢力の経済利権を巡る「抗争」と見る向きもある。大統領は出身母体の革命防衛隊の系列企業に巨額の利益誘導をしてきたとみられる。ムサビ氏を支援しているとされるラフサンジャニ元大統領の既得権益が侵害されており、両勢力の「暗闘」が続いているという。

 アフマディネジャド大統領は膨大な石油収入を背景に、地方や低所得者層を対象にした経済政策に力点を置く一方で、革命防衛隊系企業に「特別な配慮」をしてきたことは公然の秘密だ。

 革命防衛隊の内情に詳しい政治評論家、レイラズ氏によると、05年の大統領の就任以来わずか10カ月の間にこれらの企業が獲得した公共事業は総額150億ドル(約1兆4000億円)。それまでの累計は40億ドルだった。

 一方、ラフサンジャニ氏はイスラム革命(79年)以来、石油を中心とした利権を握ってきたとされる。革命防衛隊系企業は石油分野にも進出し、「軍人たちの経済活動が(同氏一族や側近の)活動を阻害し始めた」(レイラズ氏)。

 こうしたことから、ラフサンジャニ氏はムサビ氏を支援することで大統領再選を阻み、既得権益の侵害に対抗したというわけだ。

 革命防衛隊は最高指導者ハメネイ師直属の親衛隊で、総兵力13万人。最大100万人の動員が可能とされる民兵組織バシジを傘下に置く。革命防衛隊でのハメネイ師の代理人、ゾッヌーリ氏は「国益を考えれば、今は政権を代える必要はない」と大統領支持を表明しており、レイラズ氏は「革命防衛隊が選挙戦でどう動いたか、選挙結果に少なからぬ影響を与えるはずだ」と指摘している。

644千葉9区:2009/06/12(金) 20:12:38
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-209.php
大統領選を左右するカリスマ女性
Woman on the Scene

12日投票の大統領選挙で候補者の夫以上に注目を集めるラフナバルは、イラン社会が男女平等を実現するきっかけになるかもしれない

2009年06月12日(金)17時50分
ババク・デガンピシェ


 屈強な男たちの一団が演説者をステージに導くと、若いイラン人の群集から大きな歓声がわき上がる。男たちの後ろから現れたのは、12日に投票を控えるイラン大統領選挙の候補者ではなく、候補者の1人ミルホセイン・ムサビ元首相の妻であるザフラ・ラフナバルだった。

「なぜ彼らは女性を家に閉じ込めたがるのか?」と、黒いチャドル(イスラム教徒の女性が着る伝統的な黒い衣装)を身にまとい、赤い花柄のスカーフ姿を巻いたラフナバルは叫んだ。「この国には女性の自由が必要だ!」。テヘラン北部の集会に集まった群衆も叫び返す。「ラフナバル! ラフナバル! 女性と男性の平等を!」

 女性票は、イランが共和国となってから最も激しい今回の大統領選の鍵を握っている。教養があり、洗練された女性でありながら伝統も重視するラフナバルは、選挙民の約半分を占める女性有権者を象徴する存在だ。

 女性有権者はこれまでの大統領選挙でも大きな役割を演じてきた。モハマド・ハタミが勝利した97年の選挙がそうだった。しかし候補者が熱心に、そしておおっぴらに彼女たちに支持を呼びかけることはまれだった。「すべての候補者が女性票を争っている」と、元国会議員でイランで最も有名な女性政治家の一人、エラヒ・クレイは言う。

 ラフナバルは夫の遊説にほぼすべて同行し、何度も変革を訴える演説をした。一部からは「イランのミシェル・オバマ」とも呼ばれ始めている。この表現は正確ではないが、3児の母でもある彼女は選挙戦で多くのタブーを打ち破り、女性の注目を集めてきた。

アハマディネジャドにも脅威に
 とはいえ彼女はイラン政界の新参者ではない。彼女は王政を打破する79年のイスラム革命に積極的に参加し、イスラム教と女性の人権を論じた有名な作家でもある。さらに美術の修士号と政治学の博士号を取得し、90年代後半にはテヘランのアルザフラー大学の学長にも選ばれた。同じ頃にはハタミの政治顧問も務めていた。

 彼女は夫のムサビ以上にカリスマ的な弁士だ。最近のテヘランの選挙集会では、群集はラフナバルの演説中は感情を抑えきれない様子だったが、ムサビへの反応はおざなりだった。「ラフナバルは選挙前から非常に有名だった」と、テヘランの政治アナリスト、イサ・サハルヒズは言う。「おそらくムサビ以上だ」

 候補者の妻は伝統的に、選挙戦で姿を見せたり演説することはなかった。だがラフナバルがその伝統を一新すると、ライバル候補者たちもすぐにその重要性に気付き始めた。モーセン・レザイは選挙戦の候補者登録に妻を連れて現れ、メフディ・カルビも妻の政治活動に注目を集めようと試みた。

 再選を狙うマフムード・アハマディネジャド大統領も彼女を脅威と見なしているようだ。6月3日におこなわれたムサビとのテレビ討論では、ラフナバルの学位に疑問を投げかけた。

 だがこれは逆効果だった。多くの国民は卑劣だと感じ、ムサビの支持者は集会で次のように唱えるようになった。「アハマディは困ったら個人生活までもちだす男だ」。ラフナバルも謝罪がなければ告訴すると警告している。

「自由がほしい。人権がほしい」
 彼女が社会的に注目を集めたのは、イランにおける女性の人権後退が語られ始めた時期と一致している。アハマディネジャドが政権に就いて以降、何人もの女性人権活動家が投獄され、イスラムの教義に則った女性の服装を監視する風紀警察が見回りを強化した。

「アハマディネジャドはこの4年の間、女性を再び家に押し戻そうとし続けた」と、元議員のクレイは言う。多くの女性は制限や制約に苛立ちを感じていた。

「風紀警察の見回りはやめてほしい」と、今週初めにラフナバルの集会に参加した19歳の大学生マーサ・モタバリザデは言う。彼女は拘留中に風紀警察の女性メンバーに服を破られたという。「屈辱的だった」。伝統的な上着チュニックの下に迷彩柄のズボンをはいた彼女はこう続けた。「自由がほしい。人権がほしい。ミセス・ラフナバルは賢くて教養があり、私にとって平等を象徴する存在だ」

 信頼できる世論調査がないので、12日の選挙結果を予測するのは難しい。だがラフナバルがファーストレディになれなくても、選挙戦での彼女の活躍が大きな効果をもたらしたことは確かだ。なにしろ今では、候補者全員が当選したら女性の閣僚や大使を起用すると約束しているのだから。

645千葉9区:2009/06/12(金) 22:45:14
元鉄の女も認知症になるし骨も折るんですよね。。。
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061201000833.html
サッチャー元英首相が骨折 自宅で転倒
 【ロンドン12日共同】英国のサッチャー元首相(83)が12日、ロンドンの自宅で転倒して腕を骨折、病院に運ばれた。ロイター通信が伝えた。

 サッチャー氏については昨年、長女の回想録で認知症の進行と記憶力の減退が明らかになっていた。

2009/06/12 21:47 【共同通信】

646千葉9区:2009/06/12(金) 22:47:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20090612ddm007030035000c.html
イラン大統領選:ムサビ氏陣営に革命防衛隊警告
 【テヘラン春日孝之】イラン革命防衛隊は10日、大統領選投票日を前に、改革派のムサビ元首相の陣営に「革命につながる試みは、その芽をつみ取る」と警告した。選挙戦の過熱ぶりからムサビ氏敗北の場合、支持者の大規模な抗議行動も予測され、断固とした措置を取ると通告した形だ。

 ムサビ陣営は今回の選挙運動で、イランでは初めてシンボルカラーを採用。旗などに緑色を使い「緑の下に結集を」と呼び掛けた。これに呼応し、現政権の「規制」などに不満を抱く学生を中心に、集会などに数万人規模が参集した。

 防衛隊は声明で「一部の極端なグループによる『色の革命』の兆候がある」と指摘。暴動が起きた場合は武力制圧も辞さない姿勢を示した。03年から旧ソ連圏では、選挙結果を受けて民衆が民主化を要求。特定の色をシンボルにするなどし、「色革命」と呼ばれた。

647千葉9区:2009/06/13(土) 10:55:02
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090613/mds0906130858000-n1.htm
【イラン大統領選】現職再選の勢い 内務省「アフマディネジャド氏が大幅リード」 (1/2ページ)
2009.6.13 08:56
 【テヘラン=村上大介】イラン内務省の選挙管理委員長は13日未明、12日に投票された大統領選挙について、開票率47%の段階で、強硬保守派の現職、アフマディネジャド大統領(52)が67%の得票率を獲得し、改革派のムサビ元首相(67)の30%を大きく引き離していると発表、現職が再選の勢いを見せている。

 これに対し、ムサビ候補の側近は投票締め切り直後、「われわれの得た情報では、ムサビ氏は65%を獲得した」と語り、ムサビ候補は12日深夜、首都テヘランで記者会見を開き、「決定的な勝利を収めた」と宣言していた。

 アフマディネジャド大統領とムサビ首相の事実上の一騎打ちとなった今回の選挙では、ムサビ陣営が大統領の強硬な対外姿勢や経済政策に不満を抱く国民の声を結集させることに成功し、異例の激しい選挙戦となった。

 有権者の関心は高く、内務省は投票締め切りを当初の午後6時(日本時間午後10時半)から午後10時まで遅らせ、投票率は前回選挙の62%を大きく上回る70%前後となったもようだ。テヘラン市内の一部の投票所では午後10時を過ぎても投票が終わらず、有権者の列が続いた。

 投票率の高さは、通常、改革派支持者が多い浮動票層が投票に出向いたことを意味し、ムサビ候補に有利に働くとみられていたが、改革派の選挙運動の盛り上がりに強い危機感を抱いたアフマディネジャド陣営も保守派の組織票を最大限に動員した。

 ムサビ候補への支持が強い都市部の結果は開票作業後半に判明することから、大統領のリードは縮まるとみられるが、イラン最高安全保障委員会の元幹部はフランス通信(AFP)に対し、「アフマディネジャド大統領の得票率は最終的に50%をわずかに超え、決選投票にならずに当選を決めるだろう」との見通しを示した。

 アフマディネジャド大統領の当選が決まれば、ムサビ陣営は、「票の操作」など当局により不正が行われたとして反発を強めるのは確実で、内務省が「大統領優勢」と発表すると、テヘラン中心部の広場に集まった反発したムサビ支持の若者たちが警官隊の小競り合いになる騒ぎも起きた。


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009061300071
イラン大統領選、開票始まる=両陣営が「勝利」宣言
 【テヘラン13日時事】12日投票のイラン大統領選は同日夜の投票締め切り後、即日開票作業に入った。4候補が出馬した選挙は、2期目を目指す保守強硬派のアハマディネジャド大統領(52)と改革派のムサビ元首相(67)が対米外交や経済をめぐって激しい論戦を展開。70%を超える高い投票率となり、投票時間は4時間延長された。
 ムサビ候補は投票終了後に記者会見し、「大きな差で今回の選挙の勝者となった」と宣言。一方で国営イラン通信は、アハマディネジャド大統領が過半数の得票で再選されたと報じた。公式結果の大勢は13日中に判明する見通し。(2009/06/13-06:00)

648千葉9区:2009/06/13(土) 12:06:41
こりゃ荒れるだろ・・・
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090613-OYT1T00385.htm
イラン大統領選、現職アフマディネジャド氏陣営が勝利宣言
 【テヘラン=久保健一】イラン大統領選は12日夜(日本時間13日未明)、投票が締め切られ、ただちに開票が始まった。


 同国内務省が13日朝に発表した開票率77%時点の得票率は、現職の保守強硬派アフマディネジャド大統領(52)が65・2%、改革派新人で最有力対抗馬のミルホセイン・ムサビ元首相(67)が31・8%で、アフマディネジャド氏が圧勝の勢いだ。

 イラン国営通信は同日未明、「アフマディネジャド氏が得票の過半数を獲得し、勝者となることがほぼ確定した」と大統領の当確を報じた。同氏陣営は13日朝、ウェブサイト上で「アフマディネジャド氏が大統領に選出された」と勝利宣言を行った。

 再選により、核・ミサイル開発の推進など、イランの対外強硬路線が堅持されるのは間違いなく、イランと国際社会の緊張が一層高まることも考えられる。一方で、米国との関係改善については、条件付きながら意欲を示しており、同国の最高意思決定者である最高指導者ハメネイ師の意向を踏まえながら、慎重に改善を探るものとみられる。

 今回の大統領選で、アフマディネジャド氏は、貧困層重視の経済政策をはじめとする1期目の路線継続を徹底して唱えた。一方、ムサビ氏は、20%を超す高インフレ率を招いたことや、アフマディネジャド氏の過激発言が国際的な孤立を引き起こしたことなどを批判したが、支持は伸び悩んだ。

 ファルス通信が推定値として発表した投票率は約75%で、前回(2005年)の62・66%を大きく上回った。両候補のほか、保守派のモフセン・レザイ元革命防衛隊司令官(54)の得票率は1・95%、改革派のメフディ・カルビ元国会議長(71)は0・88%となっている。

(2009年6月13日11時55分 読売新聞)

649千葉9区:2009/06/14(日) 01:57:34
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090614/mds0906140101000-n1.htm
イラン大統領選 双方の支持者が衝突
2009.6.14 01:01
 【テヘラン=村上大介】ロイター通信などによると、イランの首都テヘランの中心部で13日、大統領選で落選した改革派のムサビ元首相と、アフマディネジャド大統領の支持者ら計数百人が衝突した。英BBC放送の映像では、千人規模の市民が大通りを埋め、一部は投石した。治安部隊が鎮圧したもようだ。

 ムサビ氏の支持者らは、内務省の開票結果を信用せず、「独裁者に死を」「われわれの票はどこに消えた」などと叫んだ。12日深夜にも、ムサビ支持者と警官隊の小競り合いが起きていた。

http://mainichi.jp/select/world/news/20090614k0000m030089000c.html
イラン大統領選:敗れたムサビ氏「多くの明らかな不正」
 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選でアフマディネジャド大統領に大差で敗れたムサビ元首相は13日、声明を発表し、「多くの明らかな不正」があったと主張、「敗北」は受け入れないと言明した。テヘランでは選管当局に抗議する元首相支持者らが警官隊と衝突するなど、混乱もみられた。

 ロイター通信によると、テヘラン中心部の広場につながる道路に約2000人のムサビ氏支持者が集結、警官隊と衝突する騒ぎが起きた。AP通信によると、内務省前では同氏支持者が車のタイヤを燃やして抗議した。

 一方、最高指導者ハメネイ師も同日、声明を発表し、「選ばれた者も選ばれなかった者も挑発的な態度と言葉を避けてほしい」とムサビ氏に暗に結果を受け入れるよう求めた。

 内務省の最終開票結果によると、得票率は▽アフマディネジャド大統領62.6%▽ムサビ元首相33.8%▽レザイ元革命防衛隊最高司令官1.7%▽カルビ元国会議長0.9%。投票率は前回(62.8%)を大幅に上回る84.7%だった。


http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906130021.html
改革派の有力候補、不正指摘し再開票を要求 イラン大統領選
テヘラン(CNN) 12日投票のイラン大統領選で保守強硬派の現職、アフマディネジャド大統領に得票率で大差を付けられ、敗北が事実上決まった改革派の元首相、ムサビ候補は13日、不正行為があったとし、開票作業の全面的なやり直しを要求した。


国民向けの書簡で明らかにしたもので、当局に対し法の支配に戻り、投票した国民の信頼を保持するため開票作業のやり直しを求めている。不正行為の具体的な中身は不明。


大統領選には4人が出馬したが、大統領と元首相の一騎打ちの様相だった。有効投票の過半数を制した候補が勝利するが、該当者が出なかった場合、19日に上位2人の決選投票となる。


ムサビ氏は選挙戦終盤、現政権に不満を持つ都市部の若者層や女性に食い込み、支持の街頭集会が頻発するなど、大統領と「接戦」になるとの見方が強かった。それだけにムサビ氏陣営は、大差を付けられた開票結果に不信感を抱いているとみられる。


同国内務省の発表によると、98%の開票で、アフマディネジャド氏は63.8%を獲得、ムサビ氏は32.6%となっている。

650千葉9区:2009/06/14(日) 01:58:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090613-OYT1T00780.htm?from=navr
貧富の格差が情報格差にも、批判の目育たず…イラン大統領選
 【テヘラン=宮明敬】イラン大統領選における選挙運動の盛り上がりと保守強硬派アフマディネジャド大統領の予想外の大勝は、イラン社会の深刻な亀裂を改めて見せつけた。


 都市部では選挙戦中、政治的自由や社会の変革を求める若者や知識人が改革派のムサビ元首相を熱狂的に支持したが、全土では、自由の欠如よりも、イスラム革命体制の矛盾である貧富の格差に憤る人々が多数を占めたという現実である。

 「大統領のお陰で、我々の生活は向上した」。テヘラン南部のモスクで投票を終えた建設作業員サマド・ザムザムさん(39)は、現職に投票したと公言した。

 24歳の女子神学生は「(大統領を非難する)欧米のマスコミは真実を伝えていない」と批判した。

 首都テヘランでも、南部は低所得者層が多い地区として知られる。裕福な層が多く、選挙戦終盤でムサビ支持運動が広がった北部や中部とは様相を異にする。

 貧富の格差は情報格差も生む。衛星テレビを見る経済的余裕のない人々に、政権に対する批判的な目は育ちにくい。「なんとか暮らしていけるのも大統領のお陰」と語った52歳の寡婦は「核問題や外交なんて私には分からない」と告白した。

 アフマディネジャド大統領が貧困層に支持されるのは、金持ち批判や、受け取った陳情の返書に現金を同封したり、食糧難の地区にジャガイモを配給したりという、実に即物的な大衆迎合主義にある。

 大統領は選挙戦の終盤で、その最後の切り札を出した。改革派の重鎮で、最高指導者の任免権を持つ「専門家会議」の議長を務めるラフサンジャニ元大統領を「分を越えた分け前を取った者は、罰せられなければならない」と糾弾したのだ。

 それは、富裕層批判にとどまらず、体制の中心にいる人物に矢を放ったことになり、大衆の拍手喝采を浴びた。「あの糾弾で得票を積み上げたのは間違いない」と地元記者は分析する。

 だが、大統領の選挙戦略は一歩間違えば、自身の命取りになりかねない。貧富の格差が厳然と存在する事実を突きつけることは、30年に及ぶ革命体制が今も「社会的公正」を実現できないと告白しているにほかならない。ラフサンジャニ師糾弾と合わせ、体制批判の「レッドラインを越えた」との見方もあるからだ。

 歯に衣着せぬ言動で国際的孤立を招いたアフマディネジャド大統領の2期目は、内政でも危ない綱渡りが続くことになろう。

(2009年6月13日21時17分 読売新聞)

652名無しさん:2009/06/14(日) 02:22:05
>>630
>>636
ムサビ(とその後ろにいるハタミ)はどう動きますかね。ひょっとすると....緑革命が起きますか!?

653とはずがたり:2009/06/14(日) 02:44:55
どの辺が真実なんでしょうか??>イラン

654千葉9区:2009/06/14(日) 02:53:54
貼ってる記事からスタンスわかると思いますが、自分は不正があったと思います。
接戦と思ったらダブルスコアだったなんて、どっかのさいたま市じゃあるまいし。

655とはずがたり:2009/06/14(日) 02:58:49
俺もやったかなと云う感じがしなくもないですけど,余りニュースを追ってなかったので。。
>>650の読売は素直に開票が正しい的なスタンスですね。
ふうむ。。

656千葉9区:2009/06/14(日) 21:37:57
http://www.afpbb.com/article/politics/2611024/4263669
イラン国内で携帯電話やユーチューブ不通に、大統領選後の首都騒乱直後から
2009年06月14日 12:26 発信地:テヘラン/イラン
【6月14日 AFP】イランの大統領選挙で保守強硬派の現職マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領が圧勝した13日午後、イランの主要な携帯電話網が不通になったほか、SNSサイトのフェースブック(Facebook)、動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)に同国内からアクセスできなくなった。現地の特派員らが伝えた。

 イランには国営のイラン電気通信会社(Telecommunications Company of Iran、TCI)と民間のイランセル(Irancell)が運営する2つの全国規模の通信網があるが、携帯電話はアフマディネジャド大統領はテレビ演説を開始する直前の13日午後10時(日本時間14日午前2時30分)に使えなくなった。

 イラン国内で何人かのユーザーが、それぞれ別のプロバイダーを通じてインターネット接続したところ、フェースブックにもユーチューブにもつながらなかったという。この2つのサイトは、穏健派ミルホセイン・ムサビ(Mir Hossein Mousavi)元首相を支持する多くの若者が使用している。

 ムサビ元首相の支持者らが、選挙に不正があったとして首都テヘラン(Tehran)市内で抗議行動を始めた直後からアクセスできなくなったという。抗議行動が始まった直後からその模様を写した大量の写真や動画が両サイトに投稿されていた。

 イラン当局は5月23日にもフェースブックへのアクセス禁止措置を取った。この時は数日で復旧したが、12日の投票日を前にムサビ元首相の支持者らがフェースブックを選挙戦に利用するのを妨害するためだだったと伝えられている。(c)AFP

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906140001.html
2009.06.14 Web posted at: 13:20 JST Updated - CNN
ワールド
テヘラン市内で騒乱発生 イラン大統領再選受けて
テヘラン(CNN) イラン大統領選で圧勝した現職で保守派のアフマディネジャド大統領は13日夜、国民に向けたテレビ演説で、「偉大なる神判」であり「未来への道」を示すものだとして勝利を宣言した。しかし敗れたムサビ元首相を支持する改革派は、不正行為があったとして選挙結果に反発しており、首都テヘラン市内では騒乱が発生した。


改革派の抗議デモ参加者は警官隊と衝突し、「独裁主義に死を」と叫びながら、警官隊に石やごみ箱を投げつけ、放火した。また、夜になると市内の広場に興奮状態の暴徒が表れ、商店に押し入ったり、放火したり、看板を破壊したりといった行動に及んだ。広場ではアフマディネジャド氏支持派とムサビ氏支持派とみられる群衆が、怒りの叫びを上げながら石やびんを投げ合う騒ぎもあった。


内務省の発表によると、得票率はアフマディネジャド氏が62.63%、ムサビ氏が33.75%。マハスーリ内相は、投票率が85%だったと語った。また、イランのメディアがモッタキ外相の発言として伝えたところによると、在外投票の投票率は300%増加した。


ムサビ氏は開票終了前に発表した国民向けの書簡で、今回の選挙に不正行為があったと述べ、開票作業の全面的なやり直しを要求した。 しかしアフマディネジャド氏は、選挙結果を「国民の大多数が求めたことは明らか」だと主張している。


最高指導者ハメネイ師は、イランの選挙史上に新たな進歩を生んだとして、今回の選挙を称賛。アフマディネジャド氏とムサビ氏の双方の支持者に対し、挑発的で疑いを招くような行動を控えるよう呼びかけ、選挙結果の受け入れを促した。

657千葉9区:2009/06/15(月) 21:58:21
http://www.asahi.com/international/update/0615/TKY200906150025.html
イラン大統領選騒乱、地方へ ムサビ氏「無効」申し立て
2009年6月15日17時56分
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 【テヘラン=平田篤央】イラン大統領選の結果をめぐる混乱は、14日から15日朝にかけて「不正があった」と抗議する市民と治安部隊との間で散発的な衝突が続き、騒乱は首都テヘランだけでなく地方都市にも広がり始めた。国営イラン通信は14日、一連の衝突での逮捕者は約170人に上ったと伝えた。

 選挙で敗れた改革派候補のムサビ元首相の支持者は15日午後、テヘランなどで大規模集会を開く意向だったが、内務省から許可が出ず、延期となった模様だ。

 ムサビ氏は14日、選挙を監督する護憲評議会に、開票結果を無効とするよう正式に異議を申し立てたことをウェブサイトで明らかにした。護憲評議会は15日、この異議申し立てを受理したと、イラン学生通信は伝えた。護憲評議会は内務省が実務を担った今回の選挙の結果について最終的に承認する立場にあり、10日以内に裁定を出すという。

 一方、再選したアフマディネジャド大統領は14日、記者会見し、「選挙は自由に行われ、国民は自分の意思で投票した」と主張。さらに、外国の報道機関がイランに「心理戦争を仕掛けている」と非難した。

http://mainichi.jp/select/world/news/20090616k0000m030068000c.html
イラン大統領選:開票所責任者が不正の可能性を示唆
 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選での保守強硬派アフマディネジャド大統領の圧勝を巡り、テヘラン東部の開票所責任者は15日、「投票用紙が足りず、内務省に追加発注したが届かなかった」と不正の可能性を示唆した。毎日新聞の取材に答えた。護憲評議会は15日、選挙に敗れた改革派ムサビ元首相の異議申し立てを受理したが、再集計などが行われる可能性はほとんどなく、混乱が長引く可能性もある。

 証言によると、投票日(12日)の昼過ぎには投票用紙がほとんど底をつき、夕方には長い列を作った有権者が投票をあきらめたという。この地域はムサビ氏支持者が圧倒的多数とみられている。

 投票開始前には、内務官僚5人が匿名で「過去の例に則し、幅広い不正を強く懸念する」との告発文を流していた。秘密会合で大統領の後ろ盾とされる高位聖職者から、コーラン(イスラム教聖典)の一節を引用し「イスラムの価値観の維持が危ぶまれる者を排除するためには不正も正当化できる」との解釈が伝えられたという。

 告発文は「有権者数をはるかに超える投票用紙が用意された」と指摘するが、改革派弁護士は取材に「ムサビ氏の支持者が多い地域に限り、用紙は不足した」と指摘した。ムサビ氏は少数民族アゼリ人(全人口の25%)。用紙が不足したのは主に、アゼリ人が多く住むイラン北西部や、改革派を支える富裕層の多いテヘラン北部だったという。

 弁護士によると、開票は投票所ごとに行われ、内務省の選管本部にメールで数値が報告される。本部でのコンピューター入力作業は第三者によって監視されていない。

658千葉9区:2009/06/15(月) 21:59:30
護憲評議会が「不正はあった」なんて報告できないだろうし
「不正はなかった」って報告しても、ムサビ支持者は信じないだろうよ。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906150020.html
イラン大統領選、護憲委員会が不正疑惑を調査へ
テヘラン(CNN) イラン大統領選で保守強硬派の現職アフマディネジャド氏が圧勝し、落選した改革派のムサビ元首相が異議を申し立てている問題で、政府系放送局プレスTVは15日、選挙結果に対する調査が実施されると伝えた。

プレスTVによると、選挙に不正があったとするムサビ氏の主張を受け、聖職者と法律専門家で構成する護憲評議会が調査に乗り出す。

最高指導者ハメネイ師は14日、開票結果を支持する意向を表明していたが、同日ムサビ氏と会談し、同評議会による調査を約束したという。

一方、ムサビ氏の支持者らは15日、当局の許可が得られないまま、テヘラン大学で抗議デモを展開した。デモ会場周辺の目撃者によると、参加者数百人が「独裁者に死を」などのスローガンを叫びながら行進した。ムサビ氏陣営は、同日全国でデモを実施するとの申請を当局に出したが却下された。支持者らは当局の意向にかかわらず、デモを決行する姿勢を示していた。

ただ、ムサビ氏周辺の情報筋がCNNに語ったところによると、同氏は支持者らにデモの中止を呼び掛け、混乱の沈静化を図る見通しだという。

イラン大使館によると、アフマディネジャド大統領は15日、メドベージェフ大統領との会談のためロシアを訪れる予定だったが、大統領選をめぐる混乱を受け、出発を1日延期した。

ムサビ氏を支持する動きはインターネットなどを通して世界的な広がりを示し、ワシントン、ロンドン、トロントなどでも抗議集会が開かれている。

659千葉9区:2009/06/15(月) 22:01:01
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906150002.html
2009.06.15 Web posted at: 10:30 JST Updated - CNN
ワールド
大統領選結果、ハメネイ師は支持 ムサビ氏は取り消し要求

イラン大統領選の結果に抗議する女性たち=14日、テヘラン市内テヘラン(CNN) イランの最高指導者ハメネイ師は14日、保守強硬派の現職アフマディネジャド氏が勝利した大統領選の結果を支持する意向を表明した。国営イラン通信が伝えた。


ハメネイ師は12日の大統領選の投票率が85%と高水準だったことを称賛し、選挙結果が「抑圧者への抵抗」というイランの価値観を示していると述べたとされる。


一方、選挙で敗れ、不正があったと主張している改革派のムサビ元首相は自身のウェブサイトで、護憲評議会に選挙結果の取り消しを要請したことを明らかにした。ムサビ氏をめぐっては一部報道で自宅軟禁下に置かれたと伝えられたが、警察当局はこれを否定した。


首都テヘラン市内では、アフマディネジャド氏支持派とムサビ氏支持派、警官隊を巻き込んだ衝突が2日目に突入し、機動隊を含む警官が市内に展開。ただし暴力的な騒乱の大半は民兵まがいの勢力が起こしており、地元住民はCNNに対して、こうした勢力がムサビ氏支持者らの自宅に押し入っていると語った。


市内中心部では機動隊が催涙ガスを発射するなどして、選挙結果に抗議し投石していた100人近くを解散させた。現場一帯ではその後、アフマディネジャド氏の勝利集会が行われ、アフマディネジャド氏は何千人もの支持者らを前に「イランの選挙は健全だ」と明言した。同氏はさらに、国民が一致団結して外国の敵に立ち向かうべきだと呼び掛けた。


外国メディアの記者団は、選挙結果に抗議するデモの取材を妨害された。政府は情報統制の一環で、ミニブログサービス Twitter などへのアクセスを遮断したとされる。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2009061500552
首都で反大統領デモ=禁止措置押し切り抗議−イラン
 【テヘラン15日時事】AFP通信によると、イランの首都テヘラン中心部で15日、大統領選で保守強硬派アハマディネジャド大統領が圧勝したとの当局発表に抗議するデモが始まった。デモは数百人規模で、改革派候補のムサビ元首相も参加する予定という。イラン当局は抗議デモを禁止しており、英BBC放送によると、デモ実施の場合の実弾発射を許可したとされ、緊張が高まっている。
 一方、選挙結果の承認権限を持つ護憲評議会の報道官は同日、ムサビ氏と保守派のレザイ元革命防衛隊司令官の2候補から出された選挙結果に関する異議申し立てを受理したことを明らかにした。検証結果は7日から10日で公表される見通しという。ムサビ氏は選挙結果を取り消すよう求めている。
 アハマディネジャド氏が圧勝したとする当局発表に対して国内外から「公正な選挙」を疑問視する声が噴出しているが、保守派が護憲評議会などイラン政治機構の大半を押さえており、選挙結果が覆ることはなさそうだ。(2009/06/15-20:52)

660千葉9区:2009/06/15(月) 22:03:41
http://www.afpbb.com/article/politics/2611736/4267767
改革派と強硬派民兵組織、機動隊が衝突 イラン大統領選
2009年06月15日 19:55 発信地:テヘラン/イラン
イラン大統領選で、現職で強硬派のマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領が再選された結果に対し、同国全土で抗議が広がるなか、首都テヘラン(Tehran)のテヘラン大学では14日、改革派のミルホセイン・ムサビ(Mir Hossein Mousavi)元首相の支持者らの抗議集会に機動隊が衝突、さらに強硬派の民兵組織バシジ(Basij)が乱入を試み、これにも警察が介入した。写真はテヘランの路上でデモの参加者を殴る私服警官(2009年6月14日撮影)。(c)AFP

661千葉9区:2009/06/15(月) 23:04:51
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-211.php
イラン強硬派再選で笑う意外な勝者
Feeding the Beast

アハマディネジャド大統領の再選は、イランとの対話を目指すアメリカにとっては痛手だが、「天敵」イスラエルには朗報に違いない

2009年06月15日(月)18時02分
クリストファー・ディッキー(中東総局長)

 民衆は「大いなる野獣」だ――というのは、今から200年以上昔に、アメリカ建国の父の1人であるアレクサンダー・ハミルトンが吐いた言葉だ。アメリカの初代財務長官を務めたハミルトンは大衆民主主義に否定的で、大衆はあまりに感情的で一貫性がなく、選挙で自分たちの利益に反する行動を取ることが多すぎると感じていた。

 いま欧米の専門家の中には、6月12日投票の大統領選で保守強硬派のマフムード・アハマディネジャドを再選させたイラン国民の「野獣」ぶりに当惑を感じている人も多いだろう。

 選挙戦の間、首都テヘランの街頭で欧米のテレビ局の取材に応じ、カメラの前ではっきり自分の意見を口にしていた若者たちは、どうしてしまったのか。市民は自由の拡大を熱望し、元首相のミルホセイン・ムサビ候補を熱狂的に支持し、アハマディネジャドの「失政」にうんざりしていた。カメラの前のイラン市民は、アメリカ市民と変わらないように見えた。

 しかしカメラの前で自由と改革への希望を語る若者たちは、イラン社会全体の声を代弁していたわけではなかった。大統領選では、勤労者階級や地方在住者の圧倒的大多数がアハマディネジャドを支持したようだ。欧米の市民と似たところのあまりない層が自分たちに似たところの多い候補者に投票した、ということなのだろう。

 選挙に不正があったとムサビ陣営と支持者は抗議しているが、多くの国民の支持を集めることはできそうにない。

対イラン攻撃に都合がいい
 では、イラン大統領選の結果は、中東とアメリカの政策にどのような影響を及ぼすのか。

 最も明らかな勝者は、イスラエルの右派政権を率いるベンヤミン・ネタニヤフ首相とアビグドル・リーベルマン外相だ。改革派のムサビが大統領になってソフトイメージを打ち出せば、イランの核開発問題に対する国際的な危機感が薄まり、イランに対する軍事攻撃という選択肢を取りにくくなるところだった。

 実際、ムサビ勝利の可能性もありうると言われ始めた頃、アメリカの親イスラエル団体AIPAC(米・イスラエル広報委員会)は、アメリカのジャーナリストや有識者にムサビ批判の電子メールを送付した。具体的には、パキスタンの科学者アブドル・カディル・カーンの核関連技術をイランが買うための秘密取引を担当したのがムサビだったと、この団体は主張した。

 しかし、AIPACはもう心配しなくていい。アハマディネジャドはユダヤ人を迫害し、ナチスのユダヤ人大虐殺の事実を否定する人物として有名。その点を考えればネタニヤフにとって、米政府のイラン政府との対話に横やりを入れることは難しくない。ネタニヤフ政権がイランとの戦争に踏み切る場合も、アハマディネジャドほど政治的に都合のいいイラン大統領はいない。

最大の敗者は宗教指導者か
 一方、バラク・オバマ米大統領のように和平仲介を目指す人たちにとって、選挙結果は大きな痛手だ。たとえアハマディネジャドが過激な発言をトーンダウンさせ、歩み寄りの姿勢を見せたところで、過去の言動は変えられない。

 アラブ諸国の親米政権も敗者と言っていい。アハマディネジャドに対する大衆の人気は、エジプトやヨルダン、サウジアラビアにも広がっている。イスラエルと和平を結んだ国や、これから結ぼうとする国では、政権の基盤が揺らぎかねない。

 しかし皮肉なことに、最大の敗者はイランの主流派の宗教指導者層かもしれない。アハマディネジャドが05年の大統領選で初当選したのは、イランの「野獣」(=大衆)がそれまでの歴代の大統領を輩出した主流派宗教指導者層を「腐敗」していると見なし、変化を求めたからだ。

 今回の大統領選の終盤、アハマディネジャドは再び守旧派批判を展開。ムサビに守旧派の手先というレッテルを張った。選挙の結果はアハマディネジャドの大勝。大統領の守旧派攻撃がまた続くことになる。いまイランの主流派の聖職者たちは、「野獣」に襲われたような思いでいることだろう。

662千葉9区:2009/06/16(火) 00:19:08
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-38561420090615
テヘラン中心部にムサビ元首相支持者数万人が集結
2009年 06月 15日 23:12 JST
 [テヘラン 15日 ロイター] イラン大統領選で敗北した改革派候補のムサビ元首相の支持者数万人が15日、イラン内務省のデモ禁止措置に従わず、首都テヘラン中心部に集まった。

 目撃者によると「通りは(人で)埋め尽くされて」おり、支持者らはムサビ氏や改革派のほかの指導者の登場を待っている。

 ムサビ氏など改革派は選挙を監督する護憲評議会に対し、12日に実施された大統領選挙の結果について取り消しを正式に求めている。

663千葉9区:2009/06/16(火) 00:19:58
投票前の記事
http://mainichi.jp/select/world/news/20090612ddm007030008000c.html
イラン大統領選:支持層二極化 投票間近のテヘランに、格差社会の縮図をみた
 庶民派を任じるアフマディネジャド大統領に、中間・富裕層を支持基盤とするムサビ元首相が挑む12日投票のイラン大統領選は、格差社会を象徴する戦いでもあった。【テヘラン春日孝之】

 ◇中間層や学生、衣食足りて「自由」を求める−−改革派・ムサビ元首相陣営
 改革派のムサビ元首相の地盤は市北部。道行く女性にチャドル姿はない。服装も化粧も派手で、市南部と同じ国とは思えないほど、違いが際立つ。事務所には6階建て高級マンション全体を充てている。床は総大理石。大企業の役員室を思わせる円卓を運動員が囲み、黙々とパソコンに向かう。

 改革派のハタミ前政権時代、国営イラン通信の会長だったナセリさん(49)は「アフマディネジャド政権下、発言と表現の自由が侵害され、多くの新聞や書籍が発行停止になった」と嘆いた。

 陣営には進歩的な言論人や芸術家、芸能人、学生が多数集う。この国の改革派は、衣食足りて、「自由」を求めて改革を訴える人たちが中心だ。

 ナセリさんは現政権の外交姿勢について「グローバル化時代に対応した現実的かつ柔軟な姿勢を示すべきなのに、革命当初の(硬直的な)理念に引きずられ、イランの国際的立場を脅かした」と批判した。

 ムサビ氏は「イランのパスポートを(無政府状態の)ソマリアと同等の価値にした」と大統領を皮肉ったことがある。インターネットや衛星テレビで、または外国を訪れて自国に対する批判的な国際世論を知り、大統領への「嫌悪感」を口にする人は少なくない。

 宣伝ビデオを見た。製作は映画「運動靴と赤い金魚」(97年モントリオール国際映画祭のグランプリ作品)で知られるマジディ監督。ムサビ氏が革命直後から首相時代にかけて、ホメイニ師とどうかかわったか、映像とエピソードが続く。革命直後の混乱期に体制の一翼を担った、宗教心あつい知性派候補だとアピールしているように見えた。

 ◇貧困層が共感、インフラ・所得支援で実績−−アフマディネジャド陣営
 傾斜面に広がるテヘラン市街は、標高の高い北に行くほど豊かな人たちの住まいが多くなる。

 大統領の地盤は低層家屋が広がる南部だ。メーン事務所の近くにモスク(イスラム礼拝所)があり、行き交う女性は黒のチャドルで全身を覆っている。古ぼけたビルの2階にある事務所の床には安っぽいカーペット以外、何もない。

 広報担当のゴラムザデさん(46)は、大統領と同じ革命防衛隊出身。イラン・イラク戦争で化学兵器のガスを浴びて体を壊し、今は恩給生活だ。「大統領は(革命の指導者)ホメイニ師と同じ道を歩んでいるが、道を踏み外せば支持はしない」と語る。

 宣伝ビデオを見た。「あの男がやって来た」の字幕で始まり、地方訪問の映像が続く。「ガスが出た」「水道水が飲める」。そう叫ぶ村人たちの表情は感動的だ。生活苦を訴える女性に涙を流す大統領の視線が、庶民に注がれていることを印象付ける。「製作者・アフマディネジャドを愛するすべての人たち」の字幕で終わる。

 事務所を出て通行人に支持者を尋ねると、答えはことごとく「大統領」。車部品のリサイクル会社で働くウルジさん(45)は「大統領が(低所得者を対象に)始めた国営企業の株配当のおかげで、一家4人で毎年3万円の現金が得られる」と評価する。

 陣営の選挙ビラには、過去の政権と比較した地方や貧困層への施策実績が数値で記載されている。

 年金給付の増額▽低所得者住宅着工件数の増加▽ガスの新規供給開始の町村数−−。改革派が言う「バラマキ」の一端でもある。

664千葉9区:2009/06/16(火) 00:20:31
 ◇保守強硬派現職、いつか見た戦略
 ◇「ラフサンジャニ氏は金権腐敗」 特権層批判で、嫌悪かき立て
 イラン大統領選に向け、保守強硬派のアフマディネジャド大統領は、最有力対抗馬の改革派、ムサビ元首相を支援しているとされる重鎮、ラフサンジャニ元大統領の「金権腐敗」を名指しで批判してきた。あえて体制の「タブー」に触れる形で、ムサビ氏に「同じ穴のむじな」の印象を与え、猛追を振り切る戦略だ。

 大統領はムサビ氏とのテレビ討論で、「ムサビ氏を背後で支える中心人物はラフサンジャニ氏だ」と指摘。その一族や側近の「腐敗」を列挙し、「ムサビ氏が当選すれば、ラフサンジャニ氏が土台を築いた特権主義が継承される」と強調した。

 大統領は以前から、聖職者のラフサンジャニ氏を念頭に「石油マフィア」「経済マフィア」と呼んできたが、名指しは初めてだ。

 大統領はこれまでの討論で、ラフサンジャニ氏らが「イスラム革命(79年)の価値観から遠ざかった」とも指弾しており、同氏の親族が「提訴」を表明する騒ぎにもなった。

 最高指導者ハメネイ師は「討論はイスラムの枠内で行うべきで、名指し非難はイスラムへの罪だ」ととがめた。革命を担った実力者への批判は、体制の屋台骨を揺るがしかねないと危機感を抱いたようだ。

 だが、大統領側は「彼(大統領)の唯一の罪は、強い者(特権層)を差し置き、庶民の立場に立ったことだ」と記したビラの配布を開始。ラフサンジャニ氏らの顔写真を印刷して「盗っ人」などと説明を添えた。

 大統領は05年の前回選挙で「腐敗追放」を掲げ、決選投票でラフサンジャニ氏に圧勝した。同氏につきまとう「金権腐敗」のイメージは国民に浸透しており、無名だったアフマディネジャド氏が庶民層の支持を獲得する原動力になった。

 今回の選挙は、ラフサンジャニ氏が「裏」に回って大統領の再選阻止を目指す「遺恨試合」との見方もある。ムサビ氏支持の風が強まる中、大統領は一か八かの賭けに出て、ラフサンジャニ氏に対する庶民層の「嫌悪感」を呼び覚まそうとしたようだ。

665千葉9区:2009/06/16(火) 00:21:20
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906150015.html
2009.06.15 Web posted at: 17:15 JST Updated - CNN
ワールド
国境なき記者団、イラン大統領選の不承認呼び掛け
(CNN) 保守強硬派の現職アフマディネジャド氏が勝利したイラン大統領選をめぐり、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部・パリ)は14日、イラン当局による検閲や報道関係者の取り締まりを理由に、各国は選挙結果を承認すべきではないとする声明を出した。

RSFは同日までに、記者4人が当局に逮捕されたことを確認。さらに10人が行方不明になっているという。

RSFは声明で、「民主選挙」の条件として「報道機関が自由に選挙プロセスを監視でき、不正疑惑を調べられること」を挙げ、「アフマディネジャド氏の『再選』はどちらの条件も満たしていない」と批判した。

12日に実施された大統領選では中立的な組織による監視が認められず、外国人記者は選挙結果に抗議するデモの取材を阻止された。インターネット上では、当局が英BBCなど外国のニュースサイトや、反大統領派のサイト、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)へのアクセスを遮断している。

また、首都テヘランからはCNNのプロデューサー、ロイター通信の記者らが警官に殴られたケースが報告されている。

666千葉9区:2009/06/16(火) 21:14:31
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090616/mds0906161945015-n1.htm
ジレンマのオバマ米大統領、イラン改革派デモへの対応に苦慮
2009.6.16 19:45
 【ワシントン=山本秀也】流血の事態を招いたイラン大統領選で、オバマ米大統領は15日、「沈黙を続けることは間違いだ」として、抗議デモを狙った暴力に「困惑している」と表明した。ただ、オバマ大統領は、再選を宣言したアフマディネジャド・イラン大統領との直接対話を視野に、デモを続ける改革派への支援表明はしておらず、慎重な対応を迫られるというジレンマに陥っている。

 オバマ大統領はイタリアのベルルスコーニ首相と会談後、記者団からイラン情勢について質問を受け、イラン当局が言論の自由などの「普遍的な価値観」を尊重するよう促した。

 オバマ大統領が、イラン情勢について直接コメントしたのは、選挙直後の12日以来だ。大統領は、米国とイランとの間には「核心的な問題での深い対立」があり、「イランとの外交では幻想を抱くことはできない」とも断言した。

 ただ、オバマ大統領は、「両国の直接対話の開催を求める」として、核・ミサイル問題の解決に向けたテヘランとの対話を重視する原則を重ねて指摘。「米国や国際的な選挙監視団がいたわけではないので、一方的な発言は控えたい」として、選挙結果への介入は控える考えを示した。

 アフマディネジャド大統領の対米強硬路線にいらだつ米国の保守層からは、イラン改革派が批判する大統領派の選挙不正疑惑について「(米国が)もっと力強く語りかけるべきだ」(共和党のマケイン上院議員)とする声が根強い。

 15日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルの社説も、改革派による抗議デモに「米国の道義的支援」を与える選択肢が、オバマ大統領の手中にあると呼びかけていた。

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090616/mds0906161415012-n1.htm
イランデモ テヘランで7人死亡
2009.6.16 14:14
 【テヘラン=村上大介】AP通信はイラン国営ラジオの報道として、イラン大統領選をめぐる混乱で15日夜、首都テヘランで7人が死亡したと伝えた。

667千葉9区:2009/06/16(火) 21:16:46
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906160022.html
選挙監督組織が再集計に合意、改革派反発のイラン大統領選

12日のイラン大統領選で一票を投じるアフマディネジャド大統領テヘラン(CNN) 12日投票の大統領選の開票結果に反発する改革派の街頭デモなどが連日発生、緊張が高まるイラン情勢で、選挙を監督する「護憲評議会」当局者は16日、選挙の再集計を実施することに合意した。政府系のプレスTVが伝えた。


選挙では、保守強硬派の現職、アフマディネジャド大統領が「圧勝」した結果に対し、改革派候補だったムサビ元首相や支持者らは不正があったとして大規模集会などを開いている。両派間の衝突も伝えられ、同テレビは16日、首都テヘラン市内中心部で軍拠点を襲撃した改革派の支持者7人が殺害されたと伝えた、改革派の集会参加者らの拘束も多発しているとされる。


護憲評議会は、これらの情勢を踏まえ、再集計に合意することで事態の沈静化を図る考えとみられる。ムサビ氏は最終開票結果の発表後、最高指導者のハメネイ師と面会、選挙に関する疑問点を質し、再集計を要請したとみられている。ムサビ氏陣営は、開票前の集会動員数などを踏まえ、「惨敗」の結果に疑心を募らせている。


ただ、再集計でもアフマディネジャド氏勝利が覆る可能性は少ないとみられる。アフマディネジャド氏の再選は、小規模都市や地方部での圧倒的な支持が勝因との見方も強まっている。また、ハメネイ師は、選挙戦でアフマディネジャド氏寄りの見解を示唆していた。

一方、改革派ハタミ前大統領の最側近、アブタヒ元副大統領が16日早朝、当局に拘束されたことが分かった。元副大統領のウェブサイトが伝えた。拘束の理由は不明。同氏は選挙戦で、改革派候補キャルビ師(元国会議長)を支持していた。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906160030.html
改革派候補が新たな選挙を要求、再集計は拒否 イラン大統領選
テヘラン(CNN) 12日投票の大統領選の開票結果に反発する改革派の街頭デモなどが連日発生、緊張が高まるイラン情勢で、改革派候補として出馬し敗北したムサビ元首相は16日、選挙を監督するイスラム教僧らで組織する「護憲評議会」が同日合意した一部票の再集計を拒否、あくまで選挙の再実施を求める考えを明らかにした。


国営イラン通信によると、護憲評議会の報道担当は同評議会構成員が大統領選で敗れた3候補と会談、再集計を求める開票分の説明を求めた。しかし、ムサビ氏陣営当局者によると、同氏は再集計ではなく大統領選の新たな実施を要求したという。


再集計は政府による新たな「操作」につながるだけとの疑心を受けた大統領選のやり直し要求としている。同当局者によると、護憲評議会は大統領選に備え、約5300万枚の投票用紙の印刷を指示。しかし、使われたのは3900万枚のみで、残りの分は行方不明になったと主張している。今回の有権者総数は約4600万人とされた。


選挙では、アフマディネジャド氏がムサビより2倍以上の得票率を挙げ、勝利していた。選挙では、保守強硬派の現職、アフマディネジャド大統領が「圧勝」した結果に対し、ムサビ元首相や支持者らは不正があったとして大規模集会などを連日開いている。両派間の衝突も伝えられ、同テレビは16日、首都テヘラン市内中心部で軍拠点を襲撃した改革派の支持者7人が殺されたと伝えた、改革派の集会参加者らの拘束も多発しているとされる。


護憲評議会は、再集計に合意することで事態の沈静化を図る狙いがあるとみられている。


改革、保守両派は16日にもそれぞれの集会を予定している。

668千葉9区:2009/06/16(火) 23:04:01
http://www.ibaraki-np.co.jp/main/weekly06.htm
スリランカ名誉領事館開館 常総
2009/06/14(日) 本紙朝刊 第3社会 A版 21頁


 県内に住むスリランカ人の約4割が居住する常総市内に13日、「スリランカ民主社会主義共和国名誉領事館」(同市向石下)がオープンした。北九州、名古屋に次ぐ、全国3カ所目の開館で、埼玉、千葉県など関東圏での経済・文化交流の拠点と位置付けられている。
 開館式にはジャヤンタ・パリパーナ同国大使ら約50人が出席。式典で、同大使は「わが国は、30年以上続いた内戦を終わらせ、新たなスタート台に立った。観光やビジネスなどで、日本との友好関係をさらに深めたい」とあいさつ。
 続いて、川俣勝慶県副知事が「県内に住むスリランカ人は、全国4位の約1000人。国際化が進む中での領事館誕生は喜ばしい」。
 また、自ら幼児教育でスリランカを度々訪問している長谷川典子市長も「市内には142人のスリランカ人が住んでいる。子どもたちのためにも、交流促進を期待している」と祝辞を述べた。
 同領事館には、市内で貿易業を営む、メダマガ・ガマゲ・スニル名誉領事が常駐。パスポート発行などを除き、スタッフ3人と共に、両国の文化・経済交流の仕事を進める。

669千葉9区:2009/06/16(火) 23:08:29
スリランカ=東京・名古屋・北九州・常総>>668
http://www.mofa.go.jp/mofaj/link/emblist/asia.html
外務省のホームページによるとつくば市内にあるようなんだが・・・
名誉領事も同じメダマガ・ガマゲ・スニル氏
実質的に移転と見るべきか。

670千葉9区:2009/06/16(火) 23:50:52
名誉的地位だからって・・・領事館も治外法権ですよね・・・?
=変わった所にある領事館etc=
タイ:宇部
モンゴル:新潟(札幌にもあります)
エクアドル:鳥取
コスタリカ:水戸
ニカラグア:所沢
ブラジル:浜松・鳥栖
ボリビア:浦添(那覇ではなく・・・)
アイスランド:長野
アルバニア:金沢
ギリシャ:芦屋
スウェーデン:北九州、長野
スロバキア:霧島
ドイツ:福井
デンマーク:長野
ノルウェー:長野
フィンランド:長野
※デンマーク・ノルウエー・フィンランド長野領事館は同じ吉田興産という会社内に領事館あり
http://www.yoshida-ks.co.jp/
ハンガリー:浜松
ベラルーシ:西宮
ポルトガル:徳島・大分
ラトビア:旭川
ルーマニア:熱海
イスラエル:日田
チェニジア:大分

671千葉9区:2009/06/16(火) 23:51:25
=領事館etcの多い国=
12箇所韓国:東京・大阪・福岡・札幌・仙台・横浜・名古屋・新潟・広島
      神戸・鹿児島・下関
8箇所フランス:東京・大阪神戸・札幌・長崎・福岡・新潟・広島・名古屋
   ドイツ :東京・名古屋・大阪神戸・札幌・仙台・広島・福岡・福井
   ポルトガル:東京・神戸・大阪・京都・名古屋・長崎・徳島・大分
7箇所ブラジル:東京・名古屋・京都・神戸・那覇・浜松・鳥栖
   デンマーク: 東京・名古屋・大阪・広島・福岡・札幌・長野

※中国は東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・長崎の6箇所
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/935
新潟に新設予定
※USAは東京・大阪神戸・那覇・福岡・札幌・名古屋の6箇所
※イギリスは東京・大阪・名古屋・福岡の4箇所

672千葉9区:2009/06/17(水) 00:01:23
在アメリカ日本公館 16+2 
ワシントンDC・アトランタ・サンフランシスコ・シアトル・シカゴ
デトロイト・デンバー・ナッシュビル・ニューヨーク・ハガッニャ(=グアム)
ヒューストン・ポートランド・ボストン・ホノルル・マイアミ・ロサンゼルス
アンカレジ出張駐在官事務所 サイパン出張駐在官事務所

673千葉9区:2009/06/17(水) 00:14:50
>>670
地方に行ったら しょっぱそうな領事館に寄ってみよ
ググッても外務省とかしか出てこないし、地元民も知らないんだろうな。

とはさん、スリランカ大使館があったこと知ってました?

674とはずがたり:2009/06/17(水) 00:17:26
いやあ,知りませんでしたね。
そもそも立地にはなんか殊更な理由があってのことなんでしょうかね?

675千葉9区:2009/06/17(水) 22:29:34
http://mainichi.jp/select/today/news/20090618k0000m030077000c.html
イラン:報道規制強める 2記者国外追放11人逮捕
2009年6月17日 21時7分 更新:6月17日 22時15分

 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選後の混乱に伴い、政府当局が内外メディアへの報道統制を強めている。選挙前、当局は外国から報道陣を積極的に受け入れた。「民主化の進展」をアピールし、イスラム体制への国民の支持を誇示する狙いだったが、開票絡みの不正疑惑が体制の根幹を揺るがしかねない騒乱を招き、一転して門戸を閉ざした形だ。

 文化イスラム指導省は16日、毎日新聞などに、記者証を無効にし、支局外での取材を禁止すると通告。担当者は「選挙以外の取材でも、トラブルが生じ、治安当局に逮捕された場合は一切関知しない」と述べた。

 選挙報道に絡む臨時取材ビザ(7〜14日間)は延長せず、当面、新たなビザ発給もしないという。

 ファルス通信によると、当局は大統領選を前に、テヘラン駐在の外国メディアとは別に「44カ国、540人」の外国人記者に臨時取材ビザを発給した。外国メディアの多さを地元紙で紹介し、「民主的な大統領選」をいかに国際社会が注目しているかを強調した。

 体制要人は投票前、高い投票率は「イスラム共和国の信頼性を高める」(ラフサンジャニ元大統領)と強調。「イスラム体制の土台を強固にする」(ラリジャニ国会議長)として投票を呼び掛けた。

 今回初めて導入された候補者総当たりのテレビ討論は白熱し、自由な論議が内外の関心を集め、過去最高の高投票率につながった。だが、こうして醸成された自由な雰囲気は、反大統領派が開票の「不正」を追及し、イスラム革命以来最大規模の反政府運動を引き起こす素地にもなった。

 イランのメディアが元々報道規制を受けていたため、反大統領派は外国メディアを通して国内情報を入手する一方、国内では報じられない情報などを提供してきた。当局はこうしたメディアの動きが「混乱に拍車をかける」と判断、規制強化に踏み切った。

 国境なき記者団(本部・パリ)によると、選挙後から16日までに少なくとも11人のイラン人ジャーナリストが逮捕され、オランダのテレビ記者2人が拘束後、国外追放された。携帯電話でデモを撮影した市民が逮捕された例もあるという。

676千葉9区:2009/06/17(水) 22:31:10
http://mainichi.jp/select/world/news/20090617dde001030059000c.html
イラン大統領選:現職再選 改革派、デモ強行 ハメネイ師の呼び掛け無視
 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の開票結果を巡り、保守強硬派アフマディネジャド大統領の再選に反発する改革派ムサビ元首相支持派は16日、テヘラン中心部で前日に続いて抗議デモを強行した。最高指導者ハメネイ師が「国民はイスラム体制の下に結束を」と呼び掛けたのを無視した形だ。ほぼ同時刻には近くで大統領支持派が集会を開いてけん制しており、依然緊迫した情勢が続いている。

 AP通信などによると、ムサビ氏支持派は当初、抗議デモを16日夕にバリアスル広場で行う予定だったが、大統領支持派が1時間早く、この広場で集会を開いたため、ムサビ氏支持派は近くのバナク広場付近に集結。ムサビ陣営のシンボルカラーである緑色のリボンなどを身につけ、同氏の写真も掲げ、国営放送局までデモ行進した。放送局前で数時間、座り込みを行ったグループもいた模様だ。参加者は、17日にも集まるよう呼び掛ける電子メールを流している。

 ムサビ氏も参加して数十万人規模に膨れ上がった前日に対し、この日は推定数千人が参加。ムサビ氏は姿を見せず、自身のウェブ上で「策略に陥り暴動に至らないよう自制を」と求めた。治安部隊は遠巻きに見守った。

 国営テレビによると、数千人規模の大統領支持派の集会では、ハダドアデル前国会議長が「あらゆる手段でイスラム体制を守る」と述べ、支持を訴えた。


毎日新聞 2009年6月17日 東京夕刊
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2009/06/16/20090616k0000e030077000c.html
イラン:デモ、地方5都市に拡大 暴動の可能性も

【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の開票結果を巡り、改革派ムサビ元首相の支持者らが15日にテヘランで強行した大規模デモで、参加者1人が当局側の発砲で死亡、数人が負傷した。抗議行動は中部イスファハンなど少なくとも地方5都市に波及し、暴動に発展した可能性がある。

 AP通信によると、改革派支持者がテヘラン市内の革命防衛隊関連施設になだれ込もうとしたところ、発砲されたという。

 抗議行動は▽南部シラーズ▽北東部マシャド▽北西部タブリーズ▽中西部ケルマンシャー▽中部イスファハンに飛び火したが、暴動の規模や負傷者などは不明。一方、今回の大統領選で敗れたカルビ元国会議長は15日、ムサビ氏と行動を共にする意向をウェブ上で表明。「共通の敵」アフマディネジャド政権に対し共闘して「大統領選の再実施」を求める方針だ。

 こうした動きを受け、最高指導者ハメネイ師から今回選挙の適法性を「検証」するよう求められた護憲評議会は、早急に結論を出す意向という。ロイター通信によると、テヘランでは16日夕(日本時間夜)にも改革派支持者による大規模な集会が開かれる模様。

毎日新聞 2009年6月16日 13時04分(最終更新 6月16日 13時54分)

677千葉9区:2009/06/17(水) 22:32:13
http://jp.reuters.com/article/foreignExchNews/idJPnJS848287720090616
〔焦点〕混乱のイラン大統領選、オバマ政権はジレンマに
2009年 06月 16日 15:02 JST
 [ワシントン 15日 ロイター] イランのアハマディネジャド大統領再選への対応をめぐり、オバマ米政権はジレンマに陥っている。強い批判はイランからの反発を買う可能性がある一方、消極的な反応はオバマ政権が弱いという印象を残しかねない。

 イラン大統領選では、現職のアハマディネジャド大統領が改革派候補のムサビ元首相を退けて再選を果たした。しかし、首都テヘランでは選挙結果に抗議するデモが行われており、死傷者が出るなど混乱が続いている。一方、米政府高官らはこれまでのところ、イラン大統領選の結果について慎重な反応を示すにとどまっている。

 複数のアナリストは15日、ホワイトハウスはどう転んでもプラスにならない状況に置かれているが、イランの内政に干渉するよりも、距離を置くのが最善の選択肢だとの見方を示した。

 バイデン米副大統領は14日、イラン大統領選については判断を下す前にさらに情報が必要だとの見解を示したが、戦略国際問題研究所(CSIS)の中東問題専門家ジョン・アルターマン氏は、それが正しいメッセージだったと指摘している。

 米国内でオバマ大統領は、イランに対する強硬な対応を求める保守派からの圧力を受けている。昨年の大統領選でオバマ大統領と政権の座を争った共和党のマケイン上院議員は、アハマディネジャド大統領再選はイラン政治の「腐敗」だとし、米政府に「強い言葉」を求めている。

 また、共和党のマイク・ペンス下院議員は「自由世界の指導者は今こそ、デモをしている(アハマディネジャド大統領)反対派を勇気付ける言葉を口にすべき」と述べ、オバマ大統領はもっと力強いメッセージを発信すべきだと批判している。


 <オバマ政権は引き続き対話路線>


 一方、ブルッキングス研究所のイラン問題専門家、スザンヌ・マロニー氏は、民主化を求める抗議者を公に支持することは彼らの立場を弱めることになる可能性もあり、米国の国益に不利に作用するリスクもあると指摘。「唯一の選択肢は、傍観者でいることだ。懸念が表明されるのは完全に妥当なことだが、ワシントンが高飛車に出るのは望ましくない」と述べた。

 米国務省のケリー報道官は15日、イラン大統領選の暴力と不正投票に関する「報告」を米国は憂慮しているが、まだ事態を見極めている最中だと表明。さらに、米国は核問題を中心としたイランとの直接対話の機会を引き続き求めていると述べた。

 しかし、イラン大統領選に伴う混乱により、従来路線からの大幅な転換を示したオバマ大統領の対イラン政策は、実現が遠のいている。

 米中央情報局(CIA)の元分析官、ブルース・リデル氏は「正統性がないと見なされるイラン政府と関与するのはますます難しくなるだろう」と述べた。また、アメリカ・エンタープライズ研究所のアナリスト、ダニエル・プレトカ氏は、イランとの関係は、政府の正統性が疑問視されるときには特に一段の慎重さが必要だと指摘している。

 バイデン副大統領は14日のNBCテレビの番組で、結果がどうあれ、オバマ政権は引き続き対話を求めると表明。しかし、ブッシュ前政権で上級中東顧問を務めたエリオット・エイブラムズ氏は、現時点では、米国はイラン政府に手を伸ばそうとするのではなく、イラン市民を支援すべきだと語っている。


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 (Sue Pleming記者;翻訳 宮井伸明;編集 橋本俊樹)


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