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国際政治・世界事情

571千葉9区:2009/05/09(土) 10:46:30
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905080009o.nwc
インド下院選 カギ握るイスラム教徒 社会的弱者から脱出の好機
2009/5/8
 インド下院総選挙(定数545、任期5年、解散あり)が始まって、半月余りが過ぎた(5月16日に全国一斉開票)。接戦が続いており、インド国民会議派やインド人民党(BJP)など、主要政党の勝利は少数の重点州の帰趨(きすう)にかかっている。第一党がめまぐるしく変化するウッタルプラデシュ州、ビハール州、西ベンガル州などでは、少数派だが無視できない勢力を持つイスラム教徒(ムスリム)の支持が結果を左右する可能性がある。

 インドのムスリムは1億6000万人(全人口の14%)を擁するが、インド下院では6〜9議席に過ぎない。ムスリムは最も人口が集中する州においてさえ、その数を政治的影響力に反映させることに苦労している。

 独立から60年以上、インドのムスリムは政治的に不利な立場に甘んじてきた。人口の30%以上を占める州は一つもない。ムスリム人口は多いところでも、ウッタルプラデシュ州(80議席)で20%、ビハール州(40議席)で17%、西ベンガル州(42議席)で26%だ。各選挙区で得票数第1位の候補だけが当選する単純小選挙区制の下で、ムスリムは全国政党、地方政党の双方とも、影響力拡大に苦闘してきた。イスラム政党の樹立は選択肢にならない。多民族、多宗教のインドでは、宗教政党は憲法で禁じられているからだ。

 これまでムスリムは、社会的弱者のために国家介入を訴える最も強力な「世俗政党」に投票するか、さもなければ政治に幻滅してきた。しかし、現在の流動的な政治情勢のなか、ムスリムは彼らの投票の価値を最大限に生すことができる。

 会議派を中心とする「統一進歩同盟」、BJPを中心とする「国民民主同盟」の結束が緩み、「第3戦線」が台頭する好機をとらえて、ムスリムは従来の「捕らわれた有権者」の地位から脱する道を見いだせると考えるかもしれない。


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