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国際政治・世界事情

677千葉9区:2009/06/17(水) 22:32:13
http://jp.reuters.com/article/foreignExchNews/idJPnJS848287720090616
〔焦点〕混乱のイラン大統領選、オバマ政権はジレンマに
2009年 06月 16日 15:02 JST
 [ワシントン 15日 ロイター] イランのアハマディネジャド大統領再選への対応をめぐり、オバマ米政権はジレンマに陥っている。強い批判はイランからの反発を買う可能性がある一方、消極的な反応はオバマ政権が弱いという印象を残しかねない。

 イラン大統領選では、現職のアハマディネジャド大統領が改革派候補のムサビ元首相を退けて再選を果たした。しかし、首都テヘランでは選挙結果に抗議するデモが行われており、死傷者が出るなど混乱が続いている。一方、米政府高官らはこれまでのところ、イラン大統領選の結果について慎重な反応を示すにとどまっている。

 複数のアナリストは15日、ホワイトハウスはどう転んでもプラスにならない状況に置かれているが、イランの内政に干渉するよりも、距離を置くのが最善の選択肢だとの見方を示した。

 バイデン米副大統領は14日、イラン大統領選については判断を下す前にさらに情報が必要だとの見解を示したが、戦略国際問題研究所(CSIS)の中東問題専門家ジョン・アルターマン氏は、それが正しいメッセージだったと指摘している。

 米国内でオバマ大統領は、イランに対する強硬な対応を求める保守派からの圧力を受けている。昨年の大統領選でオバマ大統領と政権の座を争った共和党のマケイン上院議員は、アハマディネジャド大統領再選はイラン政治の「腐敗」だとし、米政府に「強い言葉」を求めている。

 また、共和党のマイク・ペンス下院議員は「自由世界の指導者は今こそ、デモをしている(アハマディネジャド大統領)反対派を勇気付ける言葉を口にすべき」と述べ、オバマ大統領はもっと力強いメッセージを発信すべきだと批判している。


 <オバマ政権は引き続き対話路線>


 一方、ブルッキングス研究所のイラン問題専門家、スザンヌ・マロニー氏は、民主化を求める抗議者を公に支持することは彼らの立場を弱めることになる可能性もあり、米国の国益に不利に作用するリスクもあると指摘。「唯一の選択肢は、傍観者でいることだ。懸念が表明されるのは完全に妥当なことだが、ワシントンが高飛車に出るのは望ましくない」と述べた。

 米国務省のケリー報道官は15日、イラン大統領選の暴力と不正投票に関する「報告」を米国は憂慮しているが、まだ事態を見極めている最中だと表明。さらに、米国は核問題を中心としたイランとの直接対話の機会を引き続き求めていると述べた。

 しかし、イラン大統領選に伴う混乱により、従来路線からの大幅な転換を示したオバマ大統領の対イラン政策は、実現が遠のいている。

 米中央情報局(CIA)の元分析官、ブルース・リデル氏は「正統性がないと見なされるイラン政府と関与するのはますます難しくなるだろう」と述べた。また、アメリカ・エンタープライズ研究所のアナリスト、ダニエル・プレトカ氏は、イランとの関係は、政府の正統性が疑問視されるときには特に一段の慎重さが必要だと指摘している。

 バイデン副大統領は14日のNBCテレビの番組で、結果がどうあれ、オバマ政権は引き続き対話を求めると表明。しかし、ブッシュ前政権で上級中東顧問を務めたエリオット・エイブラムズ氏は、現時点では、米国はイラン政府に手を伸ばそうとするのではなく、イラン市民を支援すべきだと語っている。


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 (Sue Pleming記者;翻訳 宮井伸明;編集 橋本俊樹)


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