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国際政治・世界事情

664千葉9区:2009/06/16(火) 00:20:31
 ◇保守強硬派現職、いつか見た戦略
 ◇「ラフサンジャニ氏は金権腐敗」 特権層批判で、嫌悪かき立て
 イラン大統領選に向け、保守強硬派のアフマディネジャド大統領は、最有力対抗馬の改革派、ムサビ元首相を支援しているとされる重鎮、ラフサンジャニ元大統領の「金権腐敗」を名指しで批判してきた。あえて体制の「タブー」に触れる形で、ムサビ氏に「同じ穴のむじな」の印象を与え、猛追を振り切る戦略だ。

 大統領はムサビ氏とのテレビ討論で、「ムサビ氏を背後で支える中心人物はラフサンジャニ氏だ」と指摘。その一族や側近の「腐敗」を列挙し、「ムサビ氏が当選すれば、ラフサンジャニ氏が土台を築いた特権主義が継承される」と強調した。

 大統領は以前から、聖職者のラフサンジャニ氏を念頭に「石油マフィア」「経済マフィア」と呼んできたが、名指しは初めてだ。

 大統領はこれまでの討論で、ラフサンジャニ氏らが「イスラム革命(79年)の価値観から遠ざかった」とも指弾しており、同氏の親族が「提訴」を表明する騒ぎにもなった。

 最高指導者ハメネイ師は「討論はイスラムの枠内で行うべきで、名指し非難はイスラムへの罪だ」ととがめた。革命を担った実力者への批判は、体制の屋台骨を揺るがしかねないと危機感を抱いたようだ。

 だが、大統領側は「彼(大統領)の唯一の罪は、強い者(特権層)を差し置き、庶民の立場に立ったことだ」と記したビラの配布を開始。ラフサンジャニ氏らの顔写真を印刷して「盗っ人」などと説明を添えた。

 大統領は05年の前回選挙で「腐敗追放」を掲げ、決選投票でラフサンジャニ氏に圧勝した。同氏につきまとう「金権腐敗」のイメージは国民に浸透しており、無名だったアフマディネジャド氏が庶民層の支持を獲得する原動力になった。

 今回の選挙は、ラフサンジャニ氏が「裏」に回って大統領の再選阻止を目指す「遺恨試合」との見方もある。ムサビ氏支持の風が強まる中、大統領は一か八かの賭けに出て、ラフサンジャニ氏に対する庶民層の「嫌悪感」を呼び覚まそうとしたようだ。


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