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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

537千葉9区:2009/04/17(金) 23:08:55
>>526

http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2009/04/17/20090417ddm007030029000c.html
11億の選択:09インド総選挙/上 「電気のため」妥協−−投票スタート
 インドで16日、下院総選挙の投票が始まった(開票は5月16日)。人口の多さから「世界最大の民主国」と呼ばれるインドは、急激な変化のただ中にある。苦悩や矛盾を抱えながら、未来を信じて1票を握り締める人々の姿を追った。

 ◇村ぐるみ、政権党候補に投票
 電気がないから結婚適齢期の男性の7割が未婚のまま。結婚できても、すぐに破局する。

 インド北部ウッタルプラデシュ州の州都ラクノーから車で1時間、人口4000人全員が農民のアムラ村。午後8時、村全体が漆黒にすっぽり包まれた。周囲の地平線が淡い光を放つ不思議な闇。十数キロ先の村々には電気があるためだ。地方に住む約4億人が電気のない生活を送るインドだが、アムラ村の場合、慢性的な電力不足とは関係ない「政治的に強いられたもの」だという。

 サントジさん(24)は07年、ラクノー出身の同じカーストの女性と結婚した。しかし、妻は昨年6月のある夜、「トイレに行く」と言ったまま実家に戻ってしまった。「妻は電気のある環境で生まれ育ったから、電気なしの生活に耐えられなかった」

 年率8%を超えた近年の経済成長は、貧困層の生活も底上げした。電化製品がもたらされ、テレビのある家庭も増えている。

 「10年前までは電気と結婚は関係なかった」。村の長老キッシェラーさん(63)は言う。「しかし、7年ほど前から電気がないことを理由に村の外から嫁が来なくなった」

 これまで選挙のたびに各政党は「電気を整備するから、他の村と同様に村ぐるみで投票するよう」迫った。しかし、アムラ村は異なるカーストや宗教が混在している。長老は「個人には投票の自由がある」と拒んできた。

 記者の携帯電話が鳴った。別の村にある中継アンテナの電波が届くのだ。若者は携帯電話を持ちたがり、充電も結婚もできないからと村を捨てる。数百年も麦とサトウキビ栽培で自給自足してきた村は、存続の危機に立たされた。

 村人たちは今回、2カ月の議論の末、全員で州の政権党候補者に投票することにした。選挙運動にも村全体で取り組んだ。電気配線は州政府の所管で、今回の当落に関係なく通電が約束されたのだという。

 背に腹は代えられない決定とはいえ、長老は今なお悩み続ける。「電気が来れば次に別の便利さを求め、利益誘導型の選挙に疑問を抱かなくなる。私たちの選択は、何を失うのだろうか」。答えを探すように蛍が乱舞する闇を見つめた。【アムラ村で栗田慎一】

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 ■豆知識

 ◇電子投票
 IT大国インドでは、今回から全国の投票所で、候補者や政党のシンボルマークを表示したボタンを押して投票する電子投票が導入された。投票箱の強奪や中身のすり替え、紛失が多発したため、98年から段階的に電子投票への移行を進めていた。投票結果は投票所内のデータ管理箱に記録され、5月16日に一斉開票される。

538千葉9区:2009/04/17(金) 23:09:38
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090416k0000m030038000c.html
インド:地方政党が連立政権のカギか 16日から投票
 【ニューデリー栗田慎一】インドで下院総選挙(改選数545)の投票が16日から始まる。経済成長が都市と地方の格差を広げる中、最大与党「インド国民会議派」と最大野党「インド人民党」の2大全国政党は伸び悩み、単独での過半数獲得は困難な情勢だ。一方で地方政党が「第3勢力」として台頭しており、結果次第では連立政権作りでカギを握る可能性もある。投票は1カ月がかりで行われ、5月16日に一斉開票。各党は地方の生活改善や貧困対策、社会資本整備を最重要公約に掲げている。

 連立与党の中核である会議派はシン首相のもとでの経済成長など実績をアピールする。ただ、経済優先策が貧困層を置き去りにしていると他党から攻撃を受けているほか、世代交代をめぐる党内暗闘もマイナス材料だ。

 政権奪還を狙う人民党はアドバニ前総裁を首相候補とし、今回初めて「イスラムとの融和」を打ち出した。昨年11月のムンバイ同時テロ事件で国民の間に宗教対立をあおることへの嫌悪感が高まっているためだが、同党がヒンズー至上主義を払しょくできるか疑問視する声もある。

 これに対し、「第3勢力」の最右翼で、北部ウッタルプラデシュ州政府の政権党「大衆社会党」(マヤワティ党首)は低位カーストが支持母体だが、中高位カーストの候補者も擁立し、身分差別に嫌気する人々の人気を集めている。各種世論調査などを総合すると、獲得予想議席は会議派(現議席145)が140〜160、人民党(同130)が120〜150で、いずれも過半数にほど遠い。第3勢力は100〜130と予想されている。

 次期政権も2大政党のいずれかを軸とした連立になる見通しだが、両党が議席を大幅に減らせば、第3勢力だけの連立となる確率が高まる。その場合、政党間の離合集散が進み、次世代を担う新たな有力政党が生まれることもありうる。

 ◇ことば インド総選挙
 憲法が定める下院の定数は552。今回は543議席を小選挙区で、2議席を大統領が少数民族から選ぶ。投票所は83万。一度に治安要員を配置するのが困難なため、投票は▽16日▽23日▽30日▽5月7日▽13日−−の5回に分けて実施する。選挙管理委員会によると、有権者は過去最多の約7億1400万人。5年前の前回選挙から9%増えた。


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