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法学論集

1とはずがたり:2005/03/29(火) 14:02:24
憲法や政治思想・安保論など以外の政治・法学関連スレです。判決・刑事事件等扱います。

=関連スレ=
憲法スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061910652/l100
国際関係・安全保障論
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l100
政治思想総合スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1039194613/l100

791小説吉田学校読者:2007/01/18(木) 22:40:31
>>789
前科がありながら、再犯のおそれが十分にありながら、通常の障害者共生プログラムしか準備していない行政の罪はかなり重いのだが、限界も否めない。
隔離一辺倒は慎むべきで、監視すれば犯罪がそれで防げるわけでもないが、何とかできなかったのか。

で、容疑者のこと、少しだけ書きますが、この容疑者のむしゃくしゃの原因は、こういうことは書きたくないが、施設内での人間関係、それも理事とか職員とかとの関係じゃなくて、入寮者同士の人間関係に起因すると思う。弱者は弱者に刃を向けるのである。性善説では福祉はできない。だが、最後の砦のようなこの施設すらもうギブアップだろう。やるせない事件だと思う。

792小説吉田学校読者:2007/01/18(木) 22:48:29
鹿児島県議選選挙違反で民事で判決。
また制度論を書きますが、鹿児島の場合、警察キャリアや検事(司法試験合格者)、言いかえれば、国からの人のポストが非常に少ないという特殊事情がある。
警察・検察ともに地元たたき上げの世界。検察庁支部すら支部長検事が常駐せず、ベテラン副検事が支部長代行みたいなことをやっている。これは、ゼロワン問題の官側の問題である。
余談だが、司法修習で、クソ田舎地域に回されて否認で公判が長期化すると、自分で勾留請求、公判請求した被告人を自分で弁護の補助をする地域も昔はあったそうだ。保安官か。
クローズドサークルは、開かれた世界に向けて花火をぶち上げたがる。そして、不発はもみ消す。こういう制度的問題もこの事件の背景にはあるんじゃないだろうかと思う。

踏み字:公選法違反の取り調べで賠償命令 鹿児島地裁
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070119k0000m040129000c.html

 鹿児島県議選の公選法違反事件に絡み、県警の任意取り調べで「家族らの名前などを書いた紙を無理やり踏まされ精神的苦痛を受けた」などとして同県志布志市の会社役員、川畑幸夫さん(61)が県に200万円の損害賠償を求めた訴訟で、鹿児島地裁は18日、取り調べでの違法行為を一部認定し、県に60万円の支払いを命じる判決を言い渡した。高野裕裁判官は判決で「取り調べ手法が常軌を逸し、公権力をかさにきて原告らを侮辱するもので、精神的苦痛は甚大」と述べ、密室での違法捜査を厳しく批判した。
 判決によると、川畑さんは03年4月中旬、投票依頼のためビールを配ったなどの容疑をかけられ、志布志署の取調室で任意の取り調べを受けた。その際、捜査2課の警部補に両足首をつかまれ「お前をこんな人間に育てた覚えはない」「早く正直なじいちゃんになってください」などと、父親や孫のメッセージに見立てた言葉を書いた紙3枚を無理やり、少なくとも3回踏まされた。また、トイレに行く際に警察官から監視され、外出や帰宅の求めに応じてもらえず、精神的・肉体的に苦痛を受けた。
 警部補は証人尋問で「1回だけ足を紙の上に置かせた」と踏ませた行為を認めたが、「黙秘する態度は親族の気持ちを踏みにじるのと同じと諭すためだった」と主張し、県側は捜査の違法性を否定していた。
 川畑さんは、問題の任意調べの容疑では立件されず、03年7月に別の現金買収容疑で逮捕されたが、翌月に処分保留で釈放。同12月に不起訴になった。
 判決を受けて県警の上永田政夫監察課長は「主張が認められず残念。判決内容を検討して今後の対応を決めたい」とのコメントを出した。

793小説吉田学校読者:2007/01/18(木) 22:54:35
さて、久方ぶりの「極私的法学論集」。
私は稲毛区民でありまして、稲毛駅を毎朝利用するのであります。
そして、木曜日は新潮・文春の発売日なので、いつも使う東口ではなく、西口から乗り込むのであります。
さらに、8時半の職場の始業時刻に間に合わせて、かつ、朝食を食べるためには7時半ころ稲毛駅に行かなければなりません。
ところが、今日は、朝ズバの新聞コーナーが押したので、ネモミの天気予報がちょっと遅れて、7時45分ころ稲毛駅に着いたのであります。

ということで、私は、この事件をもう少しで目撃するところでありました。谷戸さん今日は朝立ちしていなかったなあくらいの印象しかなかったのだが、何やってんだか。
でも、こういう不祥事が起きても、去年の今ころから朝立ちをやっている谷戸容疑者なので、当選すると思いますねえ。

傷害:同僚市議殴った、72歳容疑者を逮捕−−千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070118dde041040003000c.html

 千葉県警千葉西署は18日、同僚市議を殴ったとして、同市稲毛区の千葉市議、谷戸俊雄容疑者(72)を傷害容疑で現行犯逮捕した。
 谷戸容疑者は同日午前7時半ごろ、同区稲毛東3のJR総武線稲毛駅西口で、のぼり旗を立てて街頭活動していたが、近くで街頭活動を始めた橋本登・同市議(65)=同市美浜区=ののぼり旗が自分の旗に触れた。谷戸容疑者は、自分の旗で橋本市議の顔を殴り、逮捕された。橋本市議は1週間のけが。

794とはずがたり:2007/01/18(木) 23:02:48
>>791
解説感謝です。福祉と虞犯が絡んで難しいですねぇ・・。

>>792
お詳しいですなぁ。何故鹿児島はそんな風潮なので?薩摩以来の独立の気風か?

>>793
おお,なんと。
我らが京都は左京区でも殺人事件が起きましたが其処迄ニアミスでは無かったですな。

795小説吉田学校読者:2007/01/18(木) 23:26:43
>>794
もうねえ、ウチの職場、今日の夕方、ネットでこのニュースが流れて、稲毛派の人たちで持ちきりですよ、今日は。「やとー、としおでーす」を知らない稲毛駅利用者はいない。ていうか72歳ということにびっくり。

796小説吉田学校読者:2007/01/19(金) 07:09:12
ラスト一文、いくら授業とはいえ、結構軽い気持ちで死刑を選択してしまうのは、ちょっと背筋が寒くなると思いませんか?

裁判員制度の理解を 市川西高検察官が一日教師
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20070117/lcl_____cba_____001.shtml

 裁判員制度について理解を深めてもらおうと、市川市の県立市川西高校(石井鏡子校長・五百六十八人)で十六日、千葉地検の検察官が一日教師を務め講義を行った。
 教師役は地検刑事部の高長伯(こうながのり)検事(32)。一年生五クラス(百九十六人)の「総合的な学習」の授業で計五回、制度の仕組みや意義、検察官の役割を説明した。この後、生徒たちは実際にあった殺人事件の量刑について、八グループに分かれて討議を行い、裁判員を模擬体験した。
 取り上げたのは、妻(67)が自宅で寝たきりの夫(71)の首を絞めて殺害した事件。夫婦は二人暮らしで介護疲れが犯行の動機だった。
 討議の結果、量刑は無期懲役から執行猶予つきの有期刑まで幅広い意見が出た。量刑理由もさまざまで、あるグループは「女性は精神的に追い詰められていたので仕方ない」と懲役三年、執行猶予一年半と結論づけた。
 高検事は「それぞれ意見が違って当たり前で、一般の意見を裁判に取り入れることが制度の目的。正解はないのでどんどん意見してほしい」と語った。
 授業を受けた生徒の一人(16)は「私は死刑でもよいと思ったが、グループでは反対された。全員の意見をまとめるのは難しかった」と話していた。

797小説吉田学校読者:2007/01/19(金) 21:06:40
今日、TVカメラがあると思って、いつもより10分早起きして、髪を入念にとかして稲毛駅西口に向かったのだが、特に何もなかった。
本当にあほな事件だから、こういうふうに話せるのであって、これが八尾駅だったら、こんなおちゃらけもできないのである。

それはそれ。秋葉原→上野(→押上)→浅草(→日本橋→東京)→蘇我。
たしかに京葉線、不可解な遅れが多かったですね。これが外房とかにも影響出るんだわ。たぶん、偽計業務妨害になる。

列車妨害の主は車掌 緊急停止無線を乱発 JR東処分へ
http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY200701190359.html

 JR東日本千葉支社は19日、蘇我運輸区(千葉市)の男性車掌(28)が乗務中、緊急時に周辺の列車を止める「防護無線」のボタンを押すなどして、06年10月以降に京葉線の計49本に運休や遅れを生じさせていた、と発表した。車掌は「イライラ感が募りやった」と認めているという。
 防護無線ボタンを押すと、半径約2キロ以内を走る全列車が緊急停車する仕組みになっている。車掌はボタンを押したほか、ドアが閉じたことを運転士に知らせるランプの電源を切ったり、ホームに停車中の電車に忍び込んで鍵をかけるなどの行為を繰り返していたという。
 同支社は、昨年末にかけて不審な防護無線の発信が多発したため、警戒していた。1月13日、東京駅に停車した電車から不審な発信があったため、この車掌の行為が発覚した。
 支社は警視庁と県警に通報し、車掌を乗務から外している。処分ついては「全容が明らかになり次第、厳正に対処したい」としている。

798片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/19(金) 21:55:38
>>796
人の命を奪った者は死刑というようなイノセントな部分から出た意見なんでしょうけど。

そこで死刑って言うときに、なにか重いものを感じないのかな。
国民によって立つ国として、民主的に存在を消しちゃうってこととか。
罰として行う命を奪うことの意義とか。

こどもとはいえ、感受性がほしいところである。

799小説吉田学校読者:2007/01/20(土) 08:29:16
TV報道では「流れ作業冤罪」とされています。たぶん、検察側からの再審請求がなされる(しないと、真犯人の有罪判決に支障)でしょう。
特に富山は富山・長野連続誘拐殺人での「死刑求刑、逆転無罪」の痛い過去があります。
痛い過去は誰も触れたがらないものです。だから、繰り返しになるわけです。
ですから、この事件、元被告への補償・名誉回復はもちろんのこと、県警・地検・裁判所に弁護士会(弁護人も何やってんだか)を加えての徹底的事後検証を求めます。余罪があると色眼鏡がついちゃうのも分かりますが、だからといって、あれもこれもクロというわけではないだろう。

被害者が未成年の場合は、いわゆる刷り込み現象がどうしても出てしまうので、性犯罪のみならず、目撃者が未成年の場合も、取調べには絶対に誘導じみたことはしてはいけません。犯人性立証にきわめて重要な面通しだって複数人同時方式か写真面割りじゃないいけない。取調室マジックミラー方式だったのでは?だったら刷り込まれますよ。

婦女暴行未遂で服役男性は無実、公判中の男逮捕…富山
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070119i112.htm

 富山県警は19日、氷見署が2002年に婦女暴行未遂容疑で逮捕し、余罪の婦女暴行罪と併せて懲役3年の実刑判決を受けて服役した当時、同県氷見市のタクシー運転手だった34歳の男性について、誤認逮捕だったと発表した。
 別の婦女暴行事件などで公判中の無職男(51)が自供し判明。男性には犯行当時のアリバイがあり、現場の足跡の大きさも男性のものとは異なっていた。
 男性はすでに刑の執行を終えており、県警は17日、男性の親族に事情を説明して謝罪したが、男性の所在は明らかでないという。富山地検は、男性の無罪判決を求める再審請求を富山地裁に行う方針。
 男性は、02年3月に同県西部の民家に土足で押し入り、留守番をしていた少女(16)にナイフを突きつけて暴行しようとしたとして、翌4月15日、氷見署に婦女暴行未遂容疑で逮捕された。さらに5月、県西部の別の少女を暴行したとして婦女暴行容疑で再逮捕された。
 県警によると、氷見署は3月の事件で、少女の証言に基づいて似顔絵を作成し、聞き込み捜査をした結果、特徴がよく似ているとして男性が浮上。少女に男性の写真を見せたほか、遠目に男性の顔を確認させたところ、少女が「よく似ている」と証言したため、任意で男性を事情聴取した。直接の物証はなく、当初、男性は「身に覚えがない」と否認したが、3日目に容疑を認めたため逮捕したという。
 男性は、富山地裁高岡支部での公判でも一貫して起訴事実を認め、同年11月、懲役3年の実刑判決を受けて服役。05年1月、刑務所を仮出所した。
 しかし、昨年11月になって、別の強制わいせつ事件や婦女暴行事件で逮捕された男が02年の2つの事件を自供。両事件の現場に残された足跡が男のものと一致したことなどから、氷見署は19日、男を婦女暴行・同未遂容疑で再逮捕した。

800杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/01/20(土) 18:46:45
確かに年数千万下手したらウン億稼げるなら法科大学院入って通って出ていくだけの投資は回収出来ちゃうのだろうけど、問題はそうなる弁護士が如何ほどいるかなんですよね・・・・・

M&A弁護士仰天報酬! 阪神18億、王子10億…
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007011924.html

 王子製紙が北越製紙に仕掛けた敵対的TOB(株式公開買い付け)など、最近のM&A(企業の合併・買収)の背後で弁護士が果たしている役割は大きい。企業にM&Aを成功または防ぐためのアドバイスをする弁護士は、本格化する大買収時代を仕切る“黒子”のような存在だ。企業の命運を握るだけに報酬も高く、億単位のカネを手にする人も少なくない。

 【高い報酬】

 従来、企業法務の弁護士といえば、「顧問弁護士」のイメージがあったが、大買収時代に入って花形となったのは「渉外弁護士」だ。企業からの依頼を受け、M&Aなどの業務を手掛ける。

 「顧問弁護士のように毎月定額の顧問料を受け取るのではなく、大きな取引のたびにアドバイザーとして雇われる。その代わり報酬は高い。M&Aは、高報酬が約束される主戦場になっている」(法曹関係者)

 渉外弁護士のアドバイザーとしての報酬は、着手金や作業報酬、助言報酬といった基礎報酬のほかに、成功報酬がある。村上ファンドに株を買い占められた阪神電気鉄道がアドバイザーの証券会社と弁護士などに支払った助言料は約18億円と巨額。村上ファンドを撃退した成功報酬がプラスされ、額が膨らんだ。

 製紙業界の買収劇の主役だった王子製紙と北越製紙は、平成18年9月中間期にTOB関連費用として、それぞれ約10億円と約6億円の特別損失を計上した。アドバイザーとして雇った証券会社や弁護士事務所に対する費用が発生したからだ。その半分近くが弁護士の取り分となる。

 北越側についた渉外弁護士は、経済小説も執筆する才人として知られる牛島総合法律事務所の牛島信弁護士。同氏は昨年初めのドン・キホーテによるオリジン東秀に対する敵対的買収では、友好的買収者となったイオンに助言した。

 王子側についた藤縄憲一弁護士が所属する長島・大野・常松法律事務所は、国内最大級の法律事務所。王子の財務アドバイザーとなった野村証券の顧問である西村・ときわ法律事務所、北越の味方になった三菱商事側の森・濱田松本法律事務所などと並ぶ存在だ。

 王子による北越の買収劇には、ビッグ・ロー・ファーム(巨大法律事務所)が黒子として火花を散らした。

 【億単位の年収】

 1990年代後半の金融制度改革は、銀行や証券などの金融業に劇的な変化をもたらしたが、弁護士の世界も同じ。ビジネス法務に特化した法律事務所の合従連衡が一気に進み、渉外法律事務所は巨大化した。

 平成12年以降に始まった渉外法律事務所の再編は、200人以上の弁護士を抱える「ビッグ4」に集約されつつある。

 12年1月に、「常松・梁瀬・関根法律事務所」と「長島・大野法律事務所」が合併し、「長島・大野・常松法律事務所」になったのが始まり。昨年10月末現在、弁護士(外国人弁護士を含む)は261人を擁する。

 16年1月には、「西村総合法律事務所」と「ときわ総合法律事務所」が合併して「西村ときわ法律事務所」(弁護士239人)が誕生。さらに、17年には「アンダーセン・毛利・友常法律事務所」(同220人)と、「森・濱田松本法律事務所」(同220人)が生まれた。

 「ビッグ・ロー・ファームが出現したのは、M&Aなど法務ビジネス市場が拡大したため。大型M&Aなどの資産査定では、公認会計士と共同で作業にあたる弁護士が10人単位で必要で、ヘッドハンティングも活発だ。優秀な渉外弁護士は高報酬で引き抜かれるほどの人気となっている」(法曹関係者)

 入所1年の新米弁護士でも、M&Aチームに加われば、年収1000万円を超える。パートナーと呼ばれる事務所の共同経営者になれば、億単位の報酬が約束される。弁護士の中でも、とびきりの花形職業が渉外弁護士なのだ。

 米国のM&Aに詳しい大手銀行のアナリストによると、渉外弁護士がM&Aを仕切るようになるだろうという。

 「米国の大型買収は、投資銀行と弁護士の独壇場。取締役会までM&Aを知らされなかった取締役は珍しくない。双方のCEO(最高経営責任者)と弁護士の間ですべてを決め、ほかの取締役は蚊帳の外。弁護士の主導権のもとで進められるのが米国のM&Aの実態だ」

 大買収時代を迎え、脚光を浴びるM&A専門の渉外弁護士。最大のビジネスチャンスが訪れている。

801とはずがたり:2007/01/22(月) 12:48:19

流石女王陛下の統べる国ですなぁ。未だ17世紀が残って居るとは。。

英伝統のかつら廃止? 時代遅れと英裁判所が検討 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/england2/story/22kyodo2007012201000039/

 【ロンドン22日共同】英南部イングランドと西部ウェールズの裁判所を管轄する司法当局が、17世紀以来、両地方の裁判官らが法廷で着けている伝統の白いかつらは「時代遅れ」として民事裁判での着用廃止を検討している。英紙によると、02年の世論調査では民事でのかつら存続支持は約3割。英国では、最高裁に当たる上院上訴委員会などでは廃止されたが、下級審ではかつら着用の慣習が残っている。

[ 2007年1月22日9時10分 ]

802片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 03:46:38
ブツ自体はしょうもないんだろうと思うが・・・。

光華寮訴訟:上告から20年、最高裁が双方の主張を確認
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070123k0000m040162000c.html

 中国と台湾のどちらに所有権があるかが争われ、提訴から40年も決着していない京都市左京区の中国人留学生寮「光華寮」を巡る訴訟で、最高裁第3小法廷=藤田宙靖(ときやす)裁判長=が民事訴訟法に基づき、原告・台湾政府と被告・中国人寮生の双方に主張を確認する「釈明」の手続きをとったことが分かった。

 日本が中国を唯一の政府と承認する一方、1、2審は台湾の所有権を認めたため中国が反発。外交問題化して異例の「塩漬け」状態が続いていた。上告から20年で審理を巡る最高裁の動きが初めて表面化した。

 光華寮は戦時中に京都大学が中国人留学生の宿舎として賃借し、52年に台湾が買収。67年、寮生に明け渡しを求めて提訴した。1審係争中の72年、日中共同声明で日本が「中国唯一の合法政府は中華人民共和国」との見解を表明し、台湾の所有権が中国に移るかどうかが訴訟の争点となった。

 京都地裁は77年に「寮の所有権は中国に移った」と請求を却下したが、大阪高裁が82年に審理を差し戻した。差し戻し後の1、2審は台湾の所有権を認めたため、寮生が87年に上告。最高裁に係属中の民事訴訟では最も古い裁判となった。法曹関係者の間には「外交問題になることを懸念して判断を示さないのは司法権の放棄だ」との批判も出ていた。【木戸哲】

毎日新聞 2007年1月23日 3時00分

803片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 12:16:02
>>95-97
野宿の公園テント、住所と認めず 大阪高裁が逆転判決
2007年01月23日10時19分
http://www.asahi.com/national/update/0123/OSK200701230004.html

 大阪市北区の「扇町公園」でテント生活をしている男性が、公園を住所とする住民票の転居届を同区が受理しなかったのは不当だとして、同区長を相手に不受理処分の取り消しを求めた行政訴訟の控訴審判決が23日、大阪高裁であった。田中壮太裁判長は「テントは容易に撤去や移転ができるうえ、都市公園内に住居を設けることは認められておらず、社会通念に基づく住所とはいえない」と判断。「公園は住所」と認定した一審・大阪地裁判決を取り消し、不受理処分は適法とする判決を言い渡した。男性の逆転敗訴で、男性側は最高裁に上告する方針。

 03年時点で全国最多の約6600人の野宿者がいるとされる大阪市では、西成区のビルなどに日雇い労働者らが大量に住民登録していた問題が発覚し、東住吉区の長居公園ではテントの強制撤去に向けた準備が進む。高裁の判断は、同市のホームレス対策に影響を与えることは必至だ。

 原告は山内勇志さん(56)。判決によると、山内さんは98〜99年ごろ、同市住吉区のパチンコ店寮から扇町公園に移り住み、00年ごろからは公園内に組み立てたテントで生活を開始。04年3月、テントがある場所を住所とする転居届を出したが、北区役所は「公園の適正な利用を妨げる」として不受理とした。山内さんはこの処分を不服として05年3月に提訴した。

 判決は住民基本台帳法上の住所について、昨年1月の一審判決と同様に「生活に最も関係の深い全生活の中心を指す」と指摘。さらに、住所と認められるためには日常生活が営まれているだけでは足りず、「その形態が健全な社会通念に基づいた住所としての定型性を備えていることが必要」とした。

 そのうえで山内さんのテントについて、「角材やベニヤ板で組み立てられた簡易な構造で、容易に撤去・移転ができるものであり、土地に定着していない」と指摘。独立した電気設備もなく、一般市民向けの水道やトイレに頼る便宜的な生活だと判断した。

 また、自治体が設置した都市公園の管理基準などを定めた「都市公園法」が公園内に住居を構えることを認めているとはいえないとし、「我々の健全な社会通念に沿わない」と結論づけた。

 一方で、市のホームレス支援策については「野宿者の立場からみれば、不十分と評価されても仕方ない」と指摘した。

 一審判決は、山内さんのテントが寝泊まりや食事の場所として約4年間にわたり利用されていることなどを理由に、「客観的に生活の本拠としての実体を備えている」として公園を住所と認定。区の不受理処分を取り消す判断をしていた。

804片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 12:19:45
>>97
争点は、受理できるか、というより、不受理が妥当か、ということか。

805小説吉田学校読者:2007/01/23(火) 21:26:49
>>804
ですね。受理はできるんですが、不受理もできるということなのでしょう。

さて、こちらは、いわゆる「塩尻男女変死事件」。民事で他殺認定ですが、通常このような判決が出るときは「加害者」が輪郭くらいは見えるはずなのですが。他殺者が特定されないと刑事では厳しいのではないか?

<男女遺体>他殺主張認め保険金支払い命令 長野地裁支部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000105-mai-soci

 長野県塩尻市で02年、男女2人の遺体が見つかった事件で、死亡した会社員(当時24歳)の母(51)が住友生命保険(大阪市)を相手取って保険金の支払いを求めた訴訟の判決公判が23日、長野地裁飯田支部であった。松田浩養裁判長は「2人は何者かに殺害された」とする原告の主張を全面的に認め、同社に保険金約3500万円の支払いを命じた。長野県警は「無理心中と他殺の両面で捜査中」としており、同社は自殺免責を理由に保険金を支払っていなかった。
 訴状などによると、02年10月12日夜、同市広丘郷原の奈良井川河川敷で、会社員の乗用車が燃えているのが見つかり、車の中から会社員が、約10メートル離れた路上で交際中の女性(当時24歳)が遺体で発見された。女性には刺し傷があった。
 県警塩尻署は当初、現場の状況などから無理心中の可能性があるとみて捜査していたが、母は「自殺する動機がない。何者かに殺害されたもので、保険金の支払い義務がある」と主張、03年12月に提訴した。一方、同社は「現場の状況から殺害は不可能だ」などと反論していた。
 松田裁判長は「会社員に自殺の前兆とみられる言動は認められず、女性を殺害する動機もない。会社員らを拉致あるいは誘い出し、殺害することは容易だった」と認定し、「何者かに殺害されたと考えるのが自然というべきだ」と判断した。
 会社員の両親は02年、被疑者不詳で同署に殺人容疑で告訴。03年には県警本部長を相手取り、捜査本部設置を求める訴えも起こしたが、長野地裁は04年に請求を却下している。今回の判決後、会社員の母は「ありがたい判決で感無量だ」と話した。
 判決を受け、塩尻署の田中道雄副署長は「捜査は民事の結果には左右されない。捜査を継続する」とコメントした。また、住友生命大阪広報センターは「判決文を見ていないのでコメントできない」と話している。

806片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/23(火) 22:20:41
>>805
起訴するときには、特定が必要だと思います。

807今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/01/24(水) 00:12:26
これって桃井望の不審死の件ですかね?

808小説吉田学校読者:2007/01/24(水) 06:44:57
>>806-807
これは桃井望の件ですね。
で、「自殺する動機もない」と断定したのは、こういう場合よくある「痴情のもつれ」がなかったということでしょうが、捜査側にちょっとしたプレッシャーになると思われます。

809片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 09:50:23
この記事だけ読むと、「当初、現場の状況などから無理心中の可能性があるとみて捜査していたが」としていますが、現在殺人事件の可能性を念頭に置いていないわけでもないように見えますが。

810片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/24(水) 10:09:07
あ、しかし、殺人事件と断定された場合には、この手の事件の場合捜査本部が作られるのが普通なのかな。

これは保険金の訴訟なんで、加害者が誰かというのはあまり問題じゃないんですよね。
これに限らず、自動車事故なんかについても、裁判で免責が認められづらくなってるといいますね。実質的にも、保険会社が立証しないといけない形になってきてると。

812小説吉田学校読者:2007/01/24(水) 19:17:27
亡くなった方に申し訳ないが、いしいひさいちの漫画で「たった一人で24時間年中無休」のコンビニの4コマがありますが、それを思い出した。これはマンガだ。

店員4人で「1日11時間、無休」 火災のカラオケ店
http://www.asahi.com/national/update/0124/OSK200701240037.html

 兵庫県宝塚市のカラオケボックスで3人が死亡、5人が負傷した火災で、同店は年中無休で午前0時までの1日11時間の営業を4人の店員でこなしていたことが、県警の調べでわかった。県警は、無理な勤務態勢が火災の一因になった可能性もあるとみており、これまで明らかになった防火設備の不備などとあわせ、経営者の店長(53)の業務上過失致死傷容疑での立件に向け、捜査を進めている。
 調べでは、同店の営業時間は午後1時から午前0時までで、年中無休。店長と、出火当時1人で勤務していた容疑者(35)=業務上失火容疑などで送検=のほか、アルバイト店員2人の計4人でやりくりしていた。多忙な時は、客として訪れた店長の知人男性らがしばしば店を手伝っていたという。
 また、火災のあった20日、容疑者は午後8時から別の男性店員とともに勤務する予定で、それまでは店長が午後1時から勤務することになっていた。だが、同日午前、容疑者は店長から「用事があるので昼から出てほしい」と頼まれ引き受けたという。同店は、火災のあった土曜が1週間で最も忙しい曜日だったという。
 出火時、容疑者は客17人に対し1人で応対。揚げ物を調理するためコンロの火を強火にして油の入った中華鍋をかけたまま、調理室外の流し台で洗い物を始め、15〜20分後に鍋から発火したという。容疑者は「注文が重なって忙しく、鍋のことを忘れてしまった」と供述しているという。
 同店とほぼ同じ10室の客室がある大阪市北区のカラオケ店によると、従業員は受付に2人、調理室に2人の最低4人は必要だという。店長は「1人で勤務するなど想像できない。調理の手が回らず、受付が無人になり、営業は不可能。従業員は6〜8時間程度で交代する必要があり、1日11時間の営業を従業員4人で回すのは絶対に無理」と話す。

813小説吉田学校読者:2007/01/24(水) 19:29:05
迅速一辺倒は慎むべきですが、時間かかりすぎの刑事裁判が早くなるのは、裁判員制度導入を待たずしても良いこと。次は民事裁判の迅速化でしょう。
ところで、秋田の2児童殺害の公判の情報が入ってこないが、何かあったのか?争点不明確か?

公判前整理、全件申請へ 4月から各地検一斉に
http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007012401000288.html

 検察当局は24日までに、殺人、放火など裁判員制度の対象となる重大事件で、4月からすべて公判前整理手続きを申し立てることを決めた。2009年から始まる裁判員制度に向け、検察官が同手続きの経験を積むのが狙いで、全国の地検で一斉に実施する。同手続きの適用が広がれば、裁判員制度の導入に先立ち、公判の迅速化も進むとみられる。
 公判前整理手続きは被告の起訴後、初公判の前に裁判所、検察側、弁護側が非公開で協議し、争点を絞り込んで証拠を整理した上で、公判日程を決める。05年11月から導入され、裁判所が適用を決定する。
 市民が審理に加わる裁判員制度では迅速化が不可欠とされ、同手続きが義務付けられている。
 最高検によると、公判前整理手続きが実施されたのは05年11月から1年間に474件。広島の女児殺害事件など裁判員制度の対象だけでなく、ライブドア前社長堀江貴文被告(34)の証券取引法違反事件など対象外にも適用された。

814小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 08:48:19
全員別件起訴済みなので実名ですけれども、うがった見方をすれば、共犯者否認だと、共犯者の裁判確定まで死刑執行がなされないという法律上の慣習を狙っているのかもしれない。
自首減刑は非常に厳しいと思う。

元組長「他にも何人か」 死刑覚悟、開き直り
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/01/26/20070126dde041040063000c.html

◇「自殺舎弟のかたき」
 「山の中で発見され、当時自殺扱いになって解決している事件。他殺事件です」。捜査は便せん10枚の上申書から始まった。茨城県城里町で00年8月、遺体で見つかったカーテン店経営、栗山裕さん(当時67歳)。茨城県警は病死と処理したが、死刑判決を受け上告中の元暴力団組長、後藤良次容疑者(48)の「告白」をきっかけに、保険金目的殺人事件と判明。約6年半を経て家族ら8人を逮捕する。上申書で他に2件の殺人事件への関与も認めている後藤容疑者。毎日新聞の取材に手紙などで「他にもいなくなっている『じいさん』が何人かいる」とさらなる事件もほのめかしている。【三木幸治、山本将克】
 後藤容疑者が殺人事件を「告白」する異例の上申書を県警に提出したのは05年10月。動機は元不動産ブローカー、三上静男容疑者(57)の裏切りだったという。「舎弟のかたきを取ってやろうというのが始まり。舎弟は三上(容疑者)に追い込まれ自殺したと聞き、三上と共謀した他の事件を話す気になった」と説明する。上申書はB5判の便せんに手書きで10枚。県警がまだ裏付けていない事実も含まれている。
 上申書によると、栗山さん事件には11人が関与。仲介者で昨年12月に交通事故死した工務店経営者(当時52歳)と三上容疑者、栗山澄江容疑者(74)ら家族3人が計画したという。「カーテン店が経営困難になりつぶれそうで、家族も一緒に生活するのが嫌になり、3者で相談した」と明かす。
 さらに、「三上社長宅でウオツカを飲ませて殺害しようとした。浦田大(受刑者)が体を押さえ込み、三上社長が無理やりビンごと口に突っ込み飲ませたところ、意識がなくなり後ろに倒れる」「息も絶え絶えになったので車に運び込み、移動中に息が切れ死亡する」などと記述。風呂場で遺体を冷水につけたり、着替えさせるなど、死因を偽装する工作についても明らかにしている。
 後藤容疑者は、毎日新聞の取材に「警察の皆様に一日も早く解決して頂きたい。私自身“心”より反省している」とする一方で、「私は上がない人間ですよ。死刑ですから」と開き直っている。
 ◇本紙に手紙回答・一問一答
 東京拘置所に拘置されていた後藤容疑者は今月1日、毎日新聞の取材に、手紙で回答した。主な一問一答は次の通り。
 −−なぜ上申書を提出したのか。
 三上(静男容疑者)が約束を破ったからです。三上は自分の舎弟分だった男の面倒をみると約束したが、男は三上に金銭面で追い込まれ、自殺した。三上を許すことができなかったんです。
 −−自らの死刑執行を遅らせるためでは。
 考えたこともありません。かたきが取りたかっただけ。ただ今後、遺族の方々に生きて償いをしたいという気持ちはあります。死刑が減刑されることはないでしょうけど。
 −−あなた自身も再逮捕されるが。
 上申書の提出に後悔はありません。上申書に書いた三つの事件は、いずれも事実なので立件されて当然だと思う。逮捕、起訴された場合、自分は裁判でも否認はしません。三上は最後まで否認するでしょう。三上の判決を見てみたい。

815小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 08:54:49
談合列島、土木収賄列島であります。談合と利益供与は密接不可分。

大蔵村談合「工事地に敷地所有」
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000701260005

 ∞収賄容疑で逮捕の課長 業者が参加主張
 大蔵村の林道工事発注を巡る汚職事件で、同村地域整備課長、安彦敏春容疑者(56)=同村合海=が、業者から「工事予定地の一部を所有している」として、入札参加の権利を強く主張されていたことが25日、県警の調べなどでわかった。業者は業績悪化で入札参加資格を失っていたが、安彦容疑者に働きかけたことが落札につながったとみられる。県警は同日、安彦容疑者を収賄容疑で逮捕した。
 県警の調べなどによると、安彦容疑者は、03年8月29日にあった村発注の林道開設工事の入札で、参加する資格のない村内の建設土木業者を参加させた見返りに、同12月上旬に現金30万円を受け取った疑い。容疑を認めている。業者は時効が成立している。
 入札には、最上郡内の業者計7社が参加、現金を渡した疑いのある業者が約3千万円で落札した。翌年の林道工事でも約4千万円で落札した。村内で予定価格3千万円以上の工事は、受注実績などで一定水準を超える必要があるが、業者は業績悪化などで参加資格を失っていた。
 しかし、この業者の所有する土地が林道の買収予定地だったことから、「関係者なので優先的に入札に参加できるはず」と主張した。
 村農林課が、公共工事の指名業者の選定委員会に提出した原案には、すでにこの業者の名前が参加業者として入っていた。県警は、以前に農林課に勤務していた安彦容疑者が、業者の主張を認め、原案に入れる見返りに、現金を受け取ったのではないか、とみている。
 その後、原案を審査する委員会でも、審査員として、業者が入札に参加できるよう便宜をはかったとみられる。
 同日朝、県警は業者の事務所を家宅捜索した。村によると、05年度から実質的に廃業していているという。
 ●「おわびの言葉見つからない」半田村長
 安彦容疑者の逮捕を受け、半田庄一郎村長は「逮捕容疑は金銭の授受。『これだけはなければよい』との思いも断ち切られた。どうおわびしてよいか、適切な言葉が見つからない。職員の監督不行き届きを恥じるばかりです」と語った。

課長、収賄容疑で逮捕へ 大蔵村談合
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000701250005

(前略)山形地検は24日、安彦被告と舟形町富田、設計コンサルタント会社社長矢口清太郎被告(58)を競売入札妨害罪(偽計)で追起訴した。
 起訴状によると、両被告は昨年5月中旬、下水道工事が設計通りに進められているか確認する監理業務(予定価格288万円)を、矢口被告経営の「大成技術コンサルタント」=舟形町舟形=が落札できるよう共謀。
 安彦被告が、矢口被告に入札金額が270万円であれば落札できると告げ、同23日にあった指名競争入札で、270万円で落札させたとされる。
 両被告は昨年12月、別の下水道設計業務の指名競争入札で談合したとして、競売入札妨害罪(談合、偽計)で起訴されている。
 村は今月4日、安彦被告を休職処分としており、公判の結果をみて処分を決める方針。

816小説吉田学校読者:2007/01/27(土) 09:00:59
控訴期限を3月30日金曜日の年度末に設定するところ、いかにも役人といった感じの裁判長です。検察側の「上級庁と協議」を考慮したのであれば、波乱の可能性無きにしも非ずの示唆かも?

堀江被告側、改めて全面無罪主張 最終弁論
http://www.asahi.com/national/update/0126/TKY200701260208.html

 証券取引法違反の罪に問われたライブドア前社長の堀江貴文被告(34)の公判が26日、東京地裁であり、弁護側は最終弁論で、「検察官は客観証拠、客観状況を無視し、実体と大きく乖離(かいり)したストーリーを作り上げた」と検察側を批判。前社長は「検察は真実を明らかにしようとしているのではなく、どんな手段を使っても私を主犯にまつり上げようとしている」と述べ、改めて全面無罪を主張した。
 公判前整理手続きが適用され、争点が絞り込まれた堀江前社長の公判は約5カ月間の集中審理の末、この日で結審した。判決は3月16日に言い渡される。
 弁護側は最終弁論で、検察側の立証の柱になっているライブドア前取締役の宮内亮治被告(39)と金融子会社前社長の中村長也被告(39)の法廷での証言について、「具体性が欠け、非合理的で、矛盾点が多い」と指摘した。
 宮内前取締役らが前社長に決算粉飾の過程を報告したとされる会議について、「証言や物証から実在しない幻影であることは明らか」とした。
 そのうえで、宮内前取締役と中村前社長には「業務上横領などの別件嫌疑があるのに検察は不問に付した」と批判し、前取締役らと検察の間に「被告人が事件を主導したとする検察のストーリーに沿う証言をするよう黙契が成立していた」と主張した。
 さらに、粉飾決算の柱とされる、投資ファンドを介在させた自社株売却収入を売り上げに計上した取引について、ファンドは決算の連結対象か否かという基準しかなく、ダミーという概念はないので、「当時の会計規則、基準を前提にすれば違法ではない」とし、犯罪自体が成立しないとした。
 検察側は論告で、懲役4年を求刑している。

817小説吉田学校読者:2007/02/07(水) 06:34:42
何でこんなのが逮捕なんだ??無資格で受託狙い??

24時:千葉・家庭ごみを不法投棄で逮捕 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070206ddlk12040301000c.html

 5日、千葉市稲毛区小中台町の集合住宅ごみ集積場に、住人でないにもかかわらず、家庭ごみを捨てたとして、富里市十倉、空調設備工(37)を廃棄物処理法違反で逮捕。06年3月9日午後5時ごろから同10日午前8時半ごろまでの間、ごみ集積場から約500メートル離れたマンションの一室から、扇風機やマットレス、衣類などをまとめた約19立方メートルの一般廃棄物を捨てた疑い。「マンションの管理人に頼まれて捨てた」と話しており、容疑を認めている。

818小説吉田学校読者:2007/02/07(水) 06:37:06
千葉版「悪の金メダル」に懲役16年。

千葉刑務所・贈収賄詐欺事件:組員に懲役16年−−地裁判決 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/archive/news/2007/02/01/20070201ddlk12040131000c.html

 傷害致死事件で千葉刑務所に拘置中、看守に賄賂を渡したり現金をだまし取ったとして、贈賄や詐欺など五つの罪に問われた、暴力団組員、桑原裕幸被告(37)の判決公判が1月31日、千葉地裁であった。古田浩裁判長は「大胆かつ巧妙な犯行で厳しい非難に値する」として、懲役16年(求刑・同20年)を言い渡した。
 判決によると、桑原被告は99年、共犯者らと暴力団組員3人を襲撃、1人を死亡させた。千葉刑務所に拘置された00年12月ごろ、男性看守に不正に携帯電話などを差し入れさせ、謝礼として現金など15万円を渡す一方、同男性看守から現金630万円を脅し取った。
 さらに、02年6月ごろ、別の事件で起訴されていた鎌ケ谷市の元助役の自宅に舎房内などから携帯電話をかけ、元助役の妻から保釈金名目などで現金約1300万円をだましとった。

819片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 16:43:27
吉田学校さんが注目されていた組織的犯罪処罰法の件は無罪でしたね。
着眼点のよさは、さすが掲示板界の大川慶次郎先生です。
この額だと、仮にそれで有罪でも実刑にはなりづらいのかなー。控訴するかどうか注目です。

西村真悟議員に有罪判決 組織的犯罪処罰法違反は無罪
2007年02月07日15時01分
http://www.asahi.com/national/update/0207/OSK200702070030.html

 自らの弁護士名義を他人に使わせて違法な報酬を得たとして、弁護士法違反と組織的犯罪処罰法違反の両罪に問われた衆院議員西村真悟被告(58)の判決が7日、大阪地裁であった。中川博之裁判長は「法曹としての社会的使命を見失った無責任な行為だ」と述べ、弁護士法違反罪の成立のみを認めて懲役2年執行猶予5年(求刑懲役2年、罰金100万円、追徴金約836万円)を言い渡した。同処罰法違反罪については「弁護士法違反の共同正犯であり、適用対象とならない」と述べ、無罪を言い渡した。

 西村被告は98〜04年、弁護士資格を持たない鈴木浩治被告(53)=両罪で公判中=が交通事故の示談交渉などを45回受任して報酬を得た際に自分の弁護士名義を使わせたほか、鈴木被告が無資格の弁護士活動で得た報酬だと知りながら、02〜04年に計836万円の犯罪収益を受け取ったとして05年12月に起訴された。

 西村被告は昨年3月の初公判で弁護士法違反罪は認めたが、組織的犯罪処罰法違反罪については「弁護士報酬として受け取ったものであり、犯罪収益を受け取ったものではない」と否認していた。

820片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 16:47:33
>>817
19立方メートルってすごいですね。小学校のプール一杯分はあるでしょう、少なくとも。
しかし、この場合、逮捕というのは、行政が憎しみから身柄拘束するみたいな印象になっちゃいますね。
そんなに逃げちゃいそうだったのかなぁ。

821小説吉田学校読者:2007/02/07(水) 20:58:17
>>819
ライアン、ライアン!

>>820
1年間何やってたんだかというのが一番疑問でした。
ちなみに19立米は、千葉市一般的なごみ収集ネットと同じくらいといっても、分からんか(笑)。

822小説吉田学校読者:2007/02/07(水) 21:04:00
【ためされる金融機関 千葉銀行】
禍福は何とやら、まあいろんな銀行マンがいるということだね。支店長代理と支店次長ってどっちが偉いんだろ。

ひき逃げ:容疑の千葉銀行員逮捕−−香取署 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070207ddlk12040336000c.html

 香取署は6日、我孫子市つくし野1、千葉銀行員(46)を業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。容疑を認めている。
 調べでは、昨年12月27日午後8時35分ごろ、神崎町神崎本宿の丁字路交差点で同町、女性会社員(59)の車に追突し、女性に軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑い。
 女性が覚えていた車のナンバーや特徴からこの容疑者を割り出した。容疑者は、事故当時、千葉銀行神崎支店次長で、2月1日から本社人事部に異動した。

感謝状:振り込め詐欺防止で千葉銀行員に贈呈−−八千代署 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070207ddlk12040333000c.html

 八千代署の加瀬久夫署長は6日、振り込め詐欺を未然に防止した千葉銀行八千代緑が丘支店長代理の石井昌也さん(50)に感謝状を贈った。
 同署によると、先月26日、市内の女性(68)が同支店で約200万円を下ろす際、「息子が会社の金を横領したので穴埋めのために必要」と説明した。「振り込め詐欺」と直感した石井さんが女性の息子と連絡を取り、虚偽と分かった。石井さんは「今後も被害を食い止めるため努力したい」と話した。

823片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 21:09:56
確かに、抽選に当たりましたといわれてもな。
このへんの知識は皆が身につけておくような教育がいいな。

検察審査員選定法に戸惑い/「調査票」本物?苦情も 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200702071300_02.html

 抽選に当たりましたと言われても―。国民の中からくじで選ばれる検察審査会の審査員選定で、候補者として通知を受けた人から、「振り込め詐欺のたぐいかと思った」といった戸惑いの声が上がっている。前触れもなく調査票が郵送され、職業や学歴、健康状態などを記して返信を求める内容。この方法は、二年後に控えた裁判員制度の裁判員を選ぶ手本とされていて、制度に理解を求める上での課題になりそうだ。(粟国雄一郎)

 那覇市の女性宅に緑の縦長封筒が届いたのは昨年十一月。「名簿からくじで選びました。資格調査を行います」との依頼書が入っていた。「そもそも、検察審査会って何?」。同市選挙管理委員会の公文書だったが、「パンフ一つを送られても意味が分からず、ぶしつけだ」と戸惑いを隠さない。

 市町村選管では毎年、検察審査会から委託を受け審査員の候補者をくじ引きで選ぶ。那覇市選管では二〇〇一年まで、候補者の自宅を直接訪問し制度に理解を求めていたが、面会拒否や不在が多く郵送に切り替えた。

 昨年は通知した百八十六人のうち約九割の百七十人から返答を得たが、通知後数日は苦情めいた問い合わせが殺到するという。「なぜ自分なのか」「どうやって選んだのか」「本当に選管か」など、いぶかる声が多い。

 那覇市選管では他市町村とも情報交換し、文章表現をやさしくしたり、調査票を書き込みやすくしたり工夫を重ねているが、担当者は「検察審査会の知名度が上がらない限り、理解を求めるのは限界だ。市民が親しみやすいよう絵や音で訴える広報が必要」と話す。

 最高裁によると、二〇〇九年五月までに始まる裁判員制度の裁判員も、各選管がくじで候補者を選び、裁判所が郵送で通知する。分かりやすい内容を心掛け、問い合わせに応じられるよう十分な体制を整えるという。

 那覇市選管は「検察審査会は犯罪被害者を救済する人助けの側面があるが、裁判員制度は人を裁くことになりハードルはより高いはずだ」と指摘。

 元裁判官の青木孝之琉球大教授は「国民は一方的に負担を押し付けられるていると感じており、少数の資格者が司法を独占してきた反作用かもしれない。私たち国民も受益だけ求める現状を胸に手をあてて考えたい。司法に主体的にかかわるチャンスととらえられるのではないか」としている。

824とはずがたり:2007/02/07(水) 22:47:53
>>820-821
19立米は19*19*19ではなくて,大体「2か2/3(2+2/3=8/3)」*「2か2/3」*「2か2/3」だから,小学生のプール程は広くないっすよね。ちょっと多めのゴミ程度か?

825片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/07(水) 22:59:15
>>821>>824
そうですね・・・。こりゃえらい間違いをしました。
そうすると、余計逮捕の意味がよくわかりませんね。時期についても、確かに。

826小説吉田学校読者:2007/02/09(金) 09:45:48
美談で終わりにしてはならないと思います。いったい何のための緊急停止ボタンなんでしょうか。駅員が不在の時間帯なんてあっていいんでしょうか?
大体、善意の第三者が危険を感じた時に機能するのが緊急停止ボタンじゃないの?
とにもかくにも、宮本巡査部長は良くなって欲しい。

重体の宮本巡査部長「良くなって」、交番へ千羽鶴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070209-00000401-yom-soci

 東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で、線路に入った女性(39)を助けようとして電車にはねられた警視庁板橋署の宮本邦彦巡査部長(53)は、事故から2日たった8日も意識が戻らず、懸命の治療が続いている。
 「不審者から守ってもらった」「真冬の夜、酔客を懸命に介抱していた」……。地域の人たちにとって、宮本巡査部長は実直で優しいおまわりさんだった。常盤台交番には今、回復を祈る千羽鶴や花束が続々と届けられている。
 宮本巡査部長が一昨年2月に配属された常盤台交番には、7日朝から近隣住民や地元小学校の児童らが千羽鶴や花束を持ち寄った。8日も別の小学校から千羽鶴が届き、駅の利用客らも、交番の同僚に「自分より、都民を守ろうとする姿に感動した」「早く良くなって」と声をかけていた。

827小説吉田学校読者:2007/02/09(金) 20:43:11
あえて法学論集に。訴訟がきっかけになって、裁判外での解決を目指すというやり方は、一方法ではある。
だから、得点稼ぎとか支持率回復狙いとかそういうのを別にして、こういう弱者救済は、今日の予算委で山井議員が質したB・C型肝炎問題に、私が日ごろ言っている水俣病認定基準見直し(いい加減にやれ)などでも、財務省のインフォーマル介入を無視してでも、積極的にやってもらいたい。

さらに、総理に諫言申し上げると、四大公害の司法救済の道をつけたのは、「超タカ派」で鳴らした石田和外最高裁長官が積極的に大法廷に公害事件を回してそれこそ裁判官独立原則抵触ギリギリの多数派形成を画策したからである。タカがハト派をやると上手くいくのである。だから、おやりなさい。

「大変苦労かけた」と謝罪 厚労相が残留孤児と面会
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000237385.shtml

 柳沢伯夫厚労相は9日、国に損害賠償を求めた中国残留孤児の原告ら約10人と厚労省内の大臣室で面会し、帰国後の孤児らの生活について「大変なご苦労をお掛けしてしまった。心からおわびを申し上げたい」と謝罪、新たな支援策を検討する方針を伝えた。
 柳沢厚労相は「政府も一生懸命、皆さんが早く日本になじんでいただけるよう努力したつもりだったが、(皆さんが必要としているものとは)一致しなかった」とした上で「今日は皆さんの思い、生活の実情を率直に聞かせていただきたい」と述べた。
 1月30日の東京地裁判決は、国の法的責任を認めなかったが、安倍首相は「法律的な問題や裁判とは別に、新たな対応を考えないといけない」と表明、同31日には孤児らと面会した。
 首相の指示を受けて厚労省は、今夏をめどに具体的な支援策をまとめる予定。

828小説吉田学校読者:2007/02/10(土) 08:48:57
これ、どうすんだろ・・

渋谷の妹殺害、のこぎり・木刀を特捜本部紛失…廃棄か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070209-00000405-yom-soci

 東京都渋谷区の歯科医師宅で、長女(20)が殺害された事件で、警視庁捜査1課は9日、兄で二男の予備校生勇貴被告(21)(殺人、死体損壊罪で起訴)が凶器に使用したと供述した木刀や、遺体切断に使ったとしたのこぎりなど重要な証拠品4点を紛失したと発表した。
 保管中に誤ってゴミと一緒に廃棄された可能性が高いとしているが、同課は紛失の事実を約1か月間伏せていた。
 同課は公判対策について東京地検と協議している。
 ほかに紛失したのは、歯科医師宅から押収した家族の運動靴やトレーナー。
 同課は先月4日、勇貴被告を死体損壊容疑で逮捕した際、これらの4点を押収し、段ボール箱に入れて代々木署捜査本部の室内の床の上に置いていた。しかし、3日後の7日午後に鑑定に出そうとした際、段ボール箱がなくなっていることが判明。その後の調査で、段ボール箱が室内のゴミ置き場近くに置かれていたため、前日の6日朝、捜査員がゴミを廃棄した際、一緒に捨てた可能性が高いことが分かった。

829小説吉田学校読者:2007/02/12(月) 22:58:37
首相が弔問している。びっくりした。
昨年だか一昨年だか、千葉でも「道交法違反を追跡した警察官、犯人に殺害され死亡」というとんでもない事件が起きたのですが、その時は小泉総理は来ませんでした。報道も小さいし。
線路内の女性救助、重体の警察官が死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070212-00000204-yom-soci

 東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で今月6日夜、線路内に入り込んだ女性(39)を助け出そうとして電車にはねられ、意識不明の重体になっていた警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長(53)が12日、治療を受けていた同区内の病院で死亡した。
 事故現場や同交番では、回復を願い続けてきた近隣住民らの弔問が引きも切らず、悲報に触れた安倍首相や溝手国家公安委員長らも相次いで同署に駆け付けた。
 同署によると、宮本巡査部長は頭の骨を折って重体となっていたが、同日午後2時25分、意識が戻らないまま、妻や長男らに見取られながら息を引き取った。
 事故後、同交番には、近隣住民や地元小学校の児童らが、回復を祈って作った千羽鶴や花束が続々と届けられ、同署にも連日、激励の電話や手紙が寄せられていた。

安倍首相:女性救助で死亡した巡査部長を弔問
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070213k0000m010043000c.html

 安倍晋三首相は12日夜、自殺を図ろうとした無職女性(39)を助けようとして急行電車にひかれ死亡した、宮本邦彦巡査部長の遺体が安置された東京都板橋区の板橋署を弔問に訪れた。遺族らと面会した後、記者団に「危険をかえりみず、人命救助に当たった宮本さんのような方を本当に誇りに思う」と語った。

830片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/12(月) 23:02:15
>>829
人が感動する為には、救命される役回りの人or動物が必要なのではないでしょうか。
単に殉職する場合は、殉職者自身にストーリーが付着していないと厳しいでしょう。

831小説吉田学校読者(座右の銘 巨悪眠らさじ):2007/02/12(月) 23:20:24
>>830
たぶんそうであります。

以前、宇垣纏の「私兵特攻」の時に似たようなこと書きましたが、「命を賭した」人を目の当たりにしたとき、感動より先に「何とかならなかったのか」と私は思う方ですね。

832小説吉田学校読者:2007/02/13(火) 06:27:49
首相弔問続報。なんか、怒りが沸いてきてしまうのは私だけか。

東武東上線事故、重体だった警官死亡
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3492573.html

 今月6日、東京・板橋区の東武東上線ときわ台駅で線路に入った女性を止めようとして電車に接触、重体になっていた警視庁の警察官が12日亡くなりました。
 警視庁板橋警察署前に整列する警察官。午後4時すぎに運ばれて来た宮本邦彦巡査部長(53)の棺。宮本巡査部長は今月6日、自殺しようと線路に立ち入った女性を救出する際急行電車にはねられ重体になっていました。
 宮本巡査部長が亡くなったという一報にたくさんの住民が訪れた交番。そこに遺族も訪れました。「ここがお父さんの机だよ」息子に話しかける妻。宮本巡査部長が命を落とす事になった事故現場で涙に暮れました。
 そして午後8時半、この人まで警察署を訪れました。
 「亡くなられた“ミヤケ”さんのような方が町の安全を守っているのだと思います」(安倍首相)
 宮本巡査部長の名前を間違える安倍総理。10分間の訪問でした。
 板橋警察署長は「責任感と正義感から身の危険も顧みず、職責を全うしようとした宮本巡査部長は私どもの誇りであります」とコメントを出しています。

833とはずがたり:2007/02/13(火) 13:13:50
みんな非常ベルの存在を知らないんじゃないでしょうかね?
また東武では踏切に絡む事故が多発してる。安倍も空疎な人気取りで弔問したり叙勲したりするだけじゃなくて東武沿線を全部高架化すべし。

東京・板橋区の東武線事故:ホーム下、女性ともみ合い1分 非常通報、押す人なく
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070208ddm041040068000c.html

 ◇警官「止まってくれ」

 東京都板橋区の東武東上線ときわ台駅で6日夜、自殺を図ろうとした無職女性(39)と、救おうとした警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長(53)が急行電車にひかれた事故で、ホームにあった非常通報装置を誰も押さないまま、2人は1分間ももみ合いを続けていたことが分かった。「正義感の強いお巡りさん」と評判だった宮本巡査部長。一夜明けた7日、回復を祈る人が交番を訪れ、小学校から折り鶴が届いた。【佐々木洋】

 宮本巡査部長は、踏切内にいた女性をいったん交番まで連れてきたが、女性は飛び出し、遮断機が下りていた踏切に再び入って、「死んでもいい」と叫びながら線路を走った。宮本巡査部長は、線路にとどまろうとする女性を、ホーム下の避難スペースに押し込もうとしていた。女性は巡査部長の腕を振りほどき、線路から離れようとしなかった。電車にひかれるまで、もみ合いは1分も続いていた。

 急行電車の接近に気づいた巡査部長は、電車に向かって大きく手を振り、「止まってくれ」と何度も叫んだ。しかし、ときわ台駅は急行の通過駅。電車はスピードを落としていなかった。「2人に気付いてブレーキをかけたが、間に合わなかった」と運転士は話しているという。宮本巡査部長は、意識不明の重体。女性は腰を打って重傷を負った。

 東武鉄道によると、女性が線路に入り込んだ踏切には、人や車を自動感知するセンサーが設置されている。遮断機が下りた後でも6秒以上立ち止まっている人や車に、センサーが反応し、40メートル手前の信号機が運転士に異常を知らせる。しかし、女性と、その後を追う巡査部長が踏切にとどまった時間は短かった。そのためセンサーは作動しなかった。

 またホームには、4カ所にボタン式非常通報装置があった。誰かがボタンを押せば、1キロ以内にいる電車に警報を伝えることができた。しかしラッシュ時が過ぎたホームには、たまたま駅員がおらず、もみ合いを見ていた多くの利用客たちも、とっさの判断でボタンを押すこともなかった。

 ◇「信頼厚い人」「早く回復を」

 宮本巡査部長は、熱心な仕事ぶりで、近所の人たちからも信頼されている。近くでうなぎ店を経営する男性(51)は、宮本巡査部長が進入禁止の道に入った車を追いながら、「止まりなさい」と大声をあげて走る姿を記憶している。「正義感が強いが、ふだんは気さくにあいさつする人で、親しまれている」という。

 近くの主婦(45)は、不審者に追われて交番に駆け込んだとき、宮本巡査部長の対応を受けた。「『何かあったらすぐに相談してくださいね』と優しく声をかけてくれた」という。

 交番には、近くの小学校から届けられた折り鶴が飾られた。同僚の警察官は「早く回復して。それがみんなの願いです」と一言だけ残し、パトロールに出かけた。

毎日新聞 2007年2月8日 東京朝刊

安倍首相が故宮本巡査部長に緊急叙勲
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070213-155962.html

 安倍晋三首相は13日午前の閣僚懇談会で、東京都板橋区の東武東上線で線路内に入った女性を助けようとして電車にはねられ、12日に亡くなった警視庁板橋署の宮本邦彦巡査部長に対し、緊急叙勲をする意向を表明した。

 首相は「強い正義感と職務を全うしようとする強固な意志から女性を助けようとした」と故宮本巡査部長の行動を称賛し「『生命の危険を伴う公共の業務に従事し、その職に殉じた者』として緊急叙勲に値する」と述べた。

 今後、警察庁が勲章の種類を検討し政府内で調整した上で、閣議決定する。

[2007年2月13日11時32分]

834名無しさん:2007/02/13(火) 20:12:03
>>831
私も同感です。死んではいけない人が死なずに済むところを死んでしまったのだから…
行動を称賛するのではなく、再発防止策を最優先でしなきゃいけないでしょう。

835小説吉田学校読者:2007/02/14(水) 23:17:22
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1112072544/92 の続報。
良かった。本当に良かったと思う。
ちなみに、この決断をした市長は今度の統一選で引退だそうです。

鈴花ちゃん、普通学級へ 東京・東大和市が認める
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007021401000707.html

 のどの障害でたんの吸引が必要な東京都東大和市の青木鈴花ちゃん(6)が4月に市立小学校の普通学級に入学することが、14日までに決まった。
 市内の保育園に通っている鈴花ちゃんは自分でたんの吸引ができるため、市教委は看護師ではなく本人に吸引してもらうことも検討している。
 鈴花ちゃんの両親が認可保育園への入園を拒否した同市の処分取り消しなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は昨年10月、「吸引が必要という点を除けば障害のない子と同視できる」と判断、市に入園承諾を命じた。

836小説吉田学校読者:2007/02/15(木) 20:35:43
仮に遺棄行為が殺人の着手に至っていないとしても、業務上過失傷害+保護責任者遺棄の併合罪で長期7年6月。
遺棄行為を不作為による殺人の着手とし、未遂罪による減軽を考慮すると、業務上過失傷害+殺人未遂で短期2年6月以上の懲役か無期。
重い罪の故意で構成要件をまたがる軽い罪の犯罪を起こすと、軽い罪の限度で故意犯の既遂が成立する。
軽い罪の故意で重い罪の犯罪を起こすと、軽い罪の限度で故意犯の既遂が成立する。では、未遂犯の場合は?

この求刑、厳刑化路線の司法としてはどう裁く。この掲示板では、片言丸氏が解説するそうだ。

佐賀・唐津の小学生ひき逃げ放置、懲役7年を求刑
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070215i411.htm

 2006年5月、佐賀県唐津市で、自転車に乗った小学5年男児(11)をダンプカーではね、林道に放置したとして、殺人未遂罪に問われている同市船宮町、元土木作業員坂口三之治(さのじ)被告(54)の論告求刑公判が15日、佐賀地裁であった。
 検察側は「事故を起こした者として絶対してはならない犯行」として、懲役7年を求刑した。
 起訴状などによると、坂口被告は06年5月20日午後5時10分ごろ、同市厳木(きゅうらぎ)町の県道三差路で、親類宅から自転車で帰宅中の男児をダンプカーではねて頭の骨を折るなどの重傷を負わせた後、殺意を持って直線距離で約1・5キロ離れた同市浜玉町の林道に連れ去り、放置した。
 坂口被告は初公判で、「死んだと思い、山に置きに行った。殺そうというつもりはなかった」と、起訴事実を否認している。

837片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/15(木) 20:49:11
>>836
死んだと思ったなんてのは嘘だ、というファーストインプレッションで変わりませぬ。

「信三郎」に13億円の賠償求め提訴
一澤帆布
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007021400201&genre=D1&area=K1E

 手作りかばんで知られる一澤帆布工業(京都市東山区)が14日、経営権をめぐる争いで同社から独立した新会社「一澤信三郎帆布」(東山区)と経営者らに総額約13億3000万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。遺産相続をきっかけとした兄弟間の争いが、再び法廷に持ち込まれることになった。

 訴状によると、一澤帆布工業は2005年12月の臨時株主総会で、現在の代表取締役の一澤信太郎さん(61)らが弟の一澤信三郎さん(58)の社長解任を決議した。信三郎さんは社長時代の同年3月に「一澤帆布加工所」を設立し、同工業の製造部門の社員の大半を移して製品製造を全面的に手掛けており、昨年4月に販売などを担当する「一澤信三郎帆布」を新たに立ち上げて独立した。

 一澤帆布工業側は「信三郎さんが解任後にミシンなどの製造機器や原材料をすべて持ち去り、休業せざるを得なくなった」と主張する。具体的な損害として、一澤帆布加工所を設立して以降の逸失利益約6億9000万円や役員報酬計約3億円などを請求している。

 信三郎さんは「両者の争いはすべて解決済み。無用な争いをしている場合ではなく、ものづくりでお客の期待に応えていくべき」としている。

838小説吉田学校読者:2007/02/15(木) 20:58:23
>>837
「死んだと思った」というのを真に受ける捜査官は、捜査から足を洗った方がいいというのは、私も変わりありませんが、公判を詳細に見ていないので何とも言えませんが、間違いなく、被告人質問で手痛い攻撃を受けていることでしょう。

839片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 05:47:06
三角関係かとおもった。

前科情報知人に漏らす
鶴岡署巡査部長を書類送検 讀賣山形
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news002.htm

 県警は16日、職務上知った市民の個人情報を知人に漏らしたとして、鶴岡署の男性巡査部長(57)を地方公務員法違反(守秘義務違反)容疑で山形地検鶴岡支部に書類送検するとともに、所属長訓戒とした。

 調べによると、巡査部長は2006年10月中旬、鶴岡市内の女性飲食店経営者(68)とその長女(42)に対し、女性の店に出入りする同市内の無職男性(60)の前科などを教えた疑い。

 県警監察課によると、巡査部長は03年から同市内の駐在所に勤務し、女性の店は駐在所の管内にあった。男性は同年6月から女性の店に出入りし、「泊まらせてくれ」などと求めてきたため、女性らは男性のことを巡査部長に相談するようになった。

 巡査部長はその後、別件で男性を職務質問したことなどから男性の前科などの個人情報を知り、女性らに漏らしたという。男性が巡査部長による個人情報の漏えいに気付いて同年11月下旬に鶴岡署に抗議し、同署と監察課が巡査部長から事情を聞くなど、調べを進めていた。

 大場善次郎・県警監察課長は「巡査部長の行動は相談者がトラブルに巻き込まれるのを防ぎ、地域の安全を守りたい一心だったが、警察官としてはどんな情報でも漏らすべきではなかった。今後このようなことがないようにしたい」と陳謝した。

 一方、男性について県警は16日、昨年末から今年1月にかけて、「漏えいの事実をマスコミに暴く」などと長女らを脅した脅迫容疑で、地検鶴岡支部に書類送検した。

(2007年2月17日 読売新聞)

840片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 06:01:09
ミスを指摘されたとき、検事はドッキーンしただろうな。

大阪地検、無実の中国人女性を起訴…戸籍規定見落とす
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070216i117.htm

 大阪地検が、「女性が離婚後300日以内に出産した場合、子供は戸籍上、離婚前の夫の子供になる」と定めた民法772条の規定を見落とし、本来、罪に問えない中国人女性(28)を公正証書原本不実記載・同行使罪で起訴していたことがわかった。

 女性は、前夫との離婚の日から140日目に新たな交際相手との間に生まれた男児を前夫の子供として出生届を出していた。同地検は「民法の規定の理解が不十分だった」と全面的にミスを認めて16日、公訴取り消しを申し立て、女性に謝罪、大阪地裁は公訴棄却を決定した。

 同地検などによると、女性は1998年に来日し飲食店などで勤務。2000年7月、日本人男性と結婚したが、3か月後に別居し別の日本人男性と交際を始めた。前夫とは01年5月31日に協議離婚が成立した。

 女性は同年10月17日、新たな交際相手との間にもうけた男児を出産。前夫に「(戸籍上の)父親になってほしい」と頼んだが断られたため、無断で大阪市内の区役所に出生届を出した。

 これを知った前夫が昨年1月、大阪府警に告発。書類送検を受け、同地検は同10月、女性が「前夫の子でないことは認識していた」と述べ、無断で前夫名義を使ったことを認めたことなどから「うその出生届を出した」と判断、在宅起訴したが、12月の初公判で弁護人からミスを指摘された。

 清水治・大阪地検次席検事の話「民法の規定に照らして虚偽申告といえるのかどうかに気付くべきだった。女性には申し訳なく思っている」

(2007年2月17日2時24分 読売新聞)

841小説吉田学校読者:2007/02/17(土) 10:20:59
体調に万全を期すはもとより、排泄をしないことにより度々失神する体質であることを把握していたのだから、運転前には排泄を十分に行ってから運転を開始する業務上の注意義務があるのにこれを怠り、便意を催しながら排便を行わなかった過失により・・・

便意を我慢して失神→事故…西鉄バス運転手を書類送検
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200702/sha2007021713.html

 北九州市小倉北区の国道で昨年8月、西日本鉄道の路線バスが支柱に衝突し乗客20人が軽いけがをした事故で、福岡県警小倉北署は16日、業務上過失傷害の疑いで運転手の男性(34)=同市若松区=を書類送検した。
 調べでは、運転手は便意を我慢すると失神した経験が過去に2、3度ありながら昨年8月6日夜、臨時バスを運転。運転中に便意を我慢して意識を失い、支柱にぶつかった疑い。臨時バスは夏祭りで小倉北区から同市門司区に向かう途中だった。

842名無しさん:2007/02/17(土) 18:23:08
「5000万円恐喝」元2少年
名地裁、1200万円強盗認める
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070216/eve_____sya_____012.shtml

 名古屋市南区のパチンコ店で昨年2月に売上金約1200万円が奪われた事件で、強盗致傷の罪に問われた同店元店長の同区元柴田東町、無職中嶋大信被告(45)と同市千種区今池、無職岡田真数被告(21)ら4人の初公判が16日、名古屋地裁(田辺三保子裁判長)で開かれた。

 4人のうちほかの2人は、2000年4月に同市緑区の中学校で発覚した中学生5000万円恐喝事件の加害少年グループの中心メンバー。いずれも当時は15歳で、現在は22歳の建築作業員。この2人はパチンコ店強盗について「間違いありません」と起訴事実を認め、中嶋、岡田両被告は「強盗の共謀はしていない」「狂言だと思っていた」と罪を否認した。

 起訴状によると、4人は共謀し昨年2月13日朝、南区柴田本通のパチンコ店駐車場で、銀行に向かうため車に乗ろうとした同店の男性従業員(36)を背後から押し倒し、顔を殴るなどしてけがをさせ、売上金の入った紙袋と財布を奪った。

 5000万円恐喝事件は、緑区の中学3年の少年が1999年6月から2000年2月にかけ、同級生などから約130回にわたり総額約5000万円を脅し取られた事件。女子1人を含む当時15−18歳の15人が逮捕や書類送検された。今回のパチンコ店強盗で捕まった建築作業員2人を含む9人が中等少年院に送られ、残る6人が保護観察処分になった。

 ◇7年前の恐喝担当の弁護士「更生を信用…」

 「非常に残念。昔、あれだけ大きな事件を起こして(中等少年院送致など)反省する機会もあったのに…」。7年前の5000万円恐喝事件で被害少年の代理人を務めた大西正一弁護士が16日、かつて加害少年だった建築作業員たちの公判を傍聴し、ため息をついた。

 今回のパチンコ店強盗で、建築作業員らは、店側が売上金を運ぶ時間帯や手順を事前に調べ、実行役と見張り役などを決め、計画的に犯行に及んでいた。「(彼らが)まじめに更生していると信じていた」という大西弁護士にとって、それがショックだった。

 大西弁護士によると、5000万円恐喝事件の被害少年は、建築作業員らの今回の犯行について「ばかなことを」とあきれ顔。被害少年の母親も怒っているという。

 [お断り] 強盗致傷事件の被告2人について、少年時代に恐喝事件で逮捕されたことを併せて報道するため匿名とします。

843小説吉田学校読者:2007/02/19(月) 20:43:23
こういう奴らは、絶対に許せない。

「足長おじさん」装い詐欺=出会い系悪用、振り込め−男女2人逮捕・秋田県警など
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000105-jij-soci

 出会い系サイトに書き込みをした女性を狙い、「足長おじさん」と称して、振り込め詐欺を繰り返していたとして、秋田県警捜査2課などは19日までに、詐欺の疑いで愛媛県大洲市大洲、無職の男(33)=公判中=、鹿児島県霧島市国分中央、無職の女(22)=同=両被告を逮捕した。被害は十数人、約200万円に上るとみられる。
 調べによると、2人は昨年6月から7月にかけ、携帯電話の出会い系サイトの掲示板に書き込みをした鹿児島市の介護助手ら6道府県の20〜30代の女性8人に、メールや電話で「足長おじさんをしている。給料1カ月分を振り込めば融資する」などと言って、同市内の銀行口座に計約112万円を振り込ませ、だまし取った疑い。

844小説吉田学校読者:2007/02/19(月) 21:51:44
公安としては「ガサしてみたかった」だけかもしれませんが、どう出るか「妖怪と名指しされた男」

JR東労組の元会長宅捜索 横領関連
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070219/eve_____sya_____005.shtml

 東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)などを傘下に持つ「全日本鉄道労働組合総連合会」(JR総連)関連の財団法人「日本鉄道福祉事業協会」の元幹部らが協会の管理する金を私的に着服したとされる業務上横領事件に関連し、警視庁公安部は十九日午前、埼玉県小川町にあるJR東労組元会長(71)の自宅や、同協会の元理事長(71)の親族が以前、所有していた群馬県嬬恋村の別荘など約十カ所を業務上横領容疑で家宅捜索を始めた。
 同部などの調べによると、元理事長は在職中の二〇〇〇年六月、女性職員に指示して同協会名義の口座から一億五千万円を引き出し、自分名義の銀行口座に入金させた疑いが持たれている。同部はこの金が嬬恋村の別荘の購入資金に充てられていたとみて調べている。
 また、同時期に七千万円がJR東労組の元会長名義の銀行口座に振り込まれていたことも判明したため、捜索に踏み切った。今後、押収した関係資料を分析するなどして捜査を進める方針。

845今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/02/20(火) 21:18:25
振り込め詐欺の影響のせいか、現在ATMで10万円以上の振込みが
不可能になったようで… こないだ利用しに行っていって気づきました。
(月3回は利用してるけど…気づくの遅すぎ?)

846小説吉田学校読者:2007/02/20(火) 22:33:38
これには疑義がある。ていうか記事が甘い。そもそも、令状は証拠の発見→告発とか、証拠の発見→保全とか、立ち入りの先に目的があるはずである。この記事では、立ち入り検査そのものに目的があるみたいな書き方であって、立ち入り検査の後、何をしたいのかよく分からない。
もし、立ち入り検査に強制力を持たせたいだけが本当にこの改革案の目的だったら、それは甘いとしか言いようがなく、児童相談所に刑事告発・行政罰・接近禁止、親権剥奪申立て等々を目的とする調査部門を新設し、家裁(ここが調査+審判をやるから、どうしても自治体や警察などの行政部門の対応が副次的になる)も含めた制度改革に乗り出さないとダメだと思う。

予断ながら、家事審判に強い政治家が1人くらいいたっていいと思うんだけど、元家裁裁判官とか、元家裁調査官とかさあ。

裁判所令状で強制立ち入り 児童相談所の権限強化
http://www.chunichi.co.jp/flash/2007022001000588.html

 児童虐待の疑いがある家庭への立ち入り調査強化を検討していた与野党の国会議員による「児童虐待防止法見直し勉強会」(幹事・馳浩自民党衆院議員)は20日、保護者が出頭要求に応じない場合に限り、児童相談所職員が裁判所から令状交付を受け、強制的に立ち入ることができる仕組みを導入することで大筋合意した。
 立ち入り調査は現行法でも可能だが、強制権が伴わないため保護者の抵抗で断念したり、虐待の発見が遅れたりするケースが指摘されていた。3月中に同法改正案をまとめ、今国会に議員立法で提出、成立を図る。
 勉強会の検討案によると、児童虐待の恐れがある家庭に対し都道府県知事が出頭要求できる制度を新設。2度目の出頭要求にも応じない場合、児童相談所が家庭裁判所などに令状を請求する。

847小説吉田学校読者:2007/02/23(金) 06:38:54
見出しでは「あす」となってますが、これは昨日22日の記事なので、きょう判決。
NNNの取材によれば、大昔の静岡県警のような「冤罪製造機」がいる模様であります。
静岡の場合、「事件がある→見込み捜査」でしたが、鹿児島の場合、飽くまでNNNによれば「事件がない→でも立件」という、それも「二課事件」ばかりであります。普通に考えればこいつに思惑がないはずがないと思いますが・・・

鹿県議選買収事件 あす地裁判決 自白の信用性争点
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=2973

 2003年の鹿児島県議選に絡み、公選法違反罪に問われた元県議中山信一被告(61)ら12被告=いずれも志布志市=の判決は23日、鹿児島地裁(谷敏行裁判長)で言い渡される。捜査段階で一部被告が自白したが、自白は強要されたとして公判で否認。全員が無罪を訴えアリバイを主張、自白の信用性が争われてきた。判決が違法捜査の有無に踏み込むのかも注目される。
 自白したのは、公判中に死亡した山中鶴雄さんを含む6人。同市四浦地区・懐集落にある中山被告の運動員藤元いち子被告(53)宅で、03年2月8日−3月24日の間に計4回、中山被告主催の買収会合があったとされる。授受したとする現金は総額191万円。検察側は、6人の自白調書を証拠に起訴した。
 弁護側は、4回のうち1回目と4回目に中山被告のアリバイを主張。1回目は同市内のホテルで同窓会に出席、4回目はあいさつ回りをしていたとして、「藤元被告宅にいたことはあり得ない。客観的事実に反する」と、自白の信用性を否定した。
 検察側は6人の自白は具体的で詳細と指摘。「会合の出席者や開催時期など重要部分でほぼ一致し、相互を補強している」として信用性を強調した。
 弁護側は、会合の回数と買収金額に関する自白が不自然に変遷していると反論。「取調官の誘導、心理的抑圧で強引に供述が合わされていった」と、取り調べを問題視してきた。
 否認に転じた被告らは「取調官は『認めろ』の一点張り。『金なんてもらってない』と言ったら、怒鳴られた」と違法捜査を主張した。
 弁護側は、刑事訴訟法は自白の強要を禁じているとして、自白調書に証拠能力はないと訴えてきたが、地裁は06年7月27日、「任意性など証拠能力を備えている」と調書の証拠採用を決定した。
 ただ、地裁は決定理由を明らかにしなかった。自白強要の有無が争点だったにもかかわらず、言及を避けた格好。判決はアリバイ成否の判断を軸に、自白が信用できるか、できないかの二者択一。信用性が否定された場合、自白調書の作成過程があらためて問われる。
■「踏み字」3警察官処分/鹿県警
 「踏み字」行為に伴う警部補らの処分を発表する竹之内義次首席監察官(左)=21日、県警本部 鹿児島県警は21日、2003年の鹿児島県議選買収事件に絡む任意聴取時、志布志市のホテル経営川畑幸夫さん(61)の足首をつかみ、親族の名前などを書いた紙を踏ませる「踏み字」行為をした警部補(44)=当時、本部捜査二課=を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。監督責任を怠ったとして、取り調べが行われた当時の志布志署長の警視(60)を本部長注意、捜査班長の警部(56)を所属長訓戒とした。処分はいずれも同日付。
 竹之内義次首席監察官は県警本部で記者会見を開き、「警部補の行為は不適切。誠に遺憾で申し訳ない」と述べ、県警として初めて謝罪した。しかし、川畑さんには処分内容を電話で伝えただけで、「現段階で直接の謝罪は考えていない」とした。
 警部補の「踏み字」は地方公務員法に基づく信用失墜行為。警視と警部は県警の内規による監督責任。警部補は「反省している。相手方に謝罪したい」と述べ、警視と警部は「監督責任を痛感している」と話しているという。
 川畑さんへの賠償を命じた鹿児島地裁判決(確定)は踏み字を違法と認定。川畑さんは特別公務員暴行陵虐容疑で警部補を刑事告訴している。同首席監察官は「民事上違法とされたことを重く受け止める」と述べるにとどまった。
 川畑さんは取材に対し「県議選事件の判決直前に幕引きしようとする意図が見え見えだ。身内に甘い処分で到底納得できない」と話した。
 自宅に届いた警部補からの謝罪文についても「受け入れられない」として、同日、警部補側に抗議文を出したことを明らかにした。

848小説吉田学校読者:2007/02/23(金) 06:41:56
名古屋で談合疑惑がきょう噴火する。

地下鉄談合容疑、ゼネコン社員逮捕へ 名古屋地検
http://www.asahi.com/national/update/0223/NGY200702220009.html

 名古屋市発注の地下鉄工事の入札を巡る談合事件で、一連の入札で組織的に談合した疑いが強まったとして、名古屋地検特捜部が来週にも公正取引委員会の告発を受け、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で、談合を主導した大手ゼネコンなど数社と各社の名古屋市内の支店の業務担当者ら幹部の立件に乗り出す方針を固めたことが分かった。このうち、特に深く関与した業務担当者を逮捕するとみられる。
 地検への独禁法違反容疑での告発は、大阪地検特捜部が摘発した汚泥・し尿処理施設談合事件に続いて全国で2例目で、ゼネコン対象は初めて。
 容疑の工事は、名古屋市が昨年2月と6月に入札を実施した市営地下鉄6号線(桜通線)延伸工事。関係者によると、ゼネコン各社の業務担当者らは、大手ゼネコン「大林組」の柴田政宏被告(70)=別の談合罪で公判中=を仕切り役として、同市の地下鉄工事で常態的に談合。05年12月ごろまでに同工事で談合し、落札予定業者を決めた疑いが持たれている。柴田被告が各社の受注希望や、過去の施工実績などを考慮して談合を仕切ったとされる。
 五つの工区の入札では、鹿島、清水建設、準大手ゼネコンの前田建設工業、ハザマ、奥村組を筆頭として3社で構成する共同企業体(JV)が3〜6JV参加。各落札額は19億5000万〜62億1000万円、落札率(予定価格に対する落札額の割合)は92〜94%だった。
 このうち、4工区の入札が昨年2月に実施されたが、事前に談合情報が寄せられたことから、JVの筆頭として落札が内定していた鹿島と清水建設が、談合を隠す目的で、受注予定の工区を入れ替える「再談合」をした疑いも持たれている。
 これまでの公取委や特捜部の調べに対し、各ゼネコンの業務担当者のほとんどが、05年末の段階での談合を大筋で認めているとされる。しかし、「再談合」について、大手ゼネコンの営業担当者らが否認している。

849とはずがたり:2007/02/23(金) 15:27:41
なんと。。あかんたれやな

元助教授 大麻所持疑い
武村元蔵相長男、滋賀県警再逮捕へ
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007022300065&genre=C1&area=S00

 銃刀法違反の疑いで甲賀署に逮捕された元滋賀文化短期大助教授の武村俊一容疑者(44)=湖南市夏見=が逮捕時に大麻を所持していたことが、23日に分かった。滋賀県警は同日午後、武村容疑者を大麻取締法違反(所持)の疑いで、再逮捕する方針。

 県警によると、武村容疑者は個人的に使用する目的で、自宅の庭で大麻を栽培していた。大麻を所持し、使用したことを認めている、という。

 調べでは、武村容疑者は今月4日、車のトランクに散弾銃一丁などを放置していたとして、銃刀法違反容疑などで甲賀市内の駐車場で逮捕された際、大麻若干量を所持していたほか、自宅でも所持していた疑いが持たれている。
 武村容疑者は武村正義元蔵相の長男。同短期大は16日、懲戒解雇した。

850とはずがたり:2007/02/23(金) 15:29:04
親の威光で就職出来てたのかねぇ・・
http://read.jst.go.jp/public/cs_ksh_012EventAction.do?action4=event&lang_act4=J&judge_act4=2&code_act4=1000203543

851名無しさん:2007/02/24(土) 00:01:22
>>847
判決はやはり無罪。県議への再チャレンジはないんでしょうかね。
タレコミが切っ掛けで警察が動いたと報道されてますが…
この逮捕で一番利益を得たのは対立候補の現職でしょうな。

鹿県議選買収・地裁判決 12被告全員無罪
自白信用性退ける
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=3007
(02/23 11:04)
被告12人全員の無罪判決を受け、喜ぶ支援者ら=23日午前10時7分、鹿児島市山下町の鹿児島地裁前
 2003年の鹿児島県議選曽於郡区の選挙違反事件で、投票依頼の買収会合で総額191万円の現金を授受したとして、公選法違反罪に問われた元県議中山信一被告(61)ら12被告=いずれも志布志市=の判決公判が23日、鹿児島地裁であった。谷敏行裁判長は自白の信用性を退け、全員に無罪を言い渡した。
 裁判で争われてきたのは、捜査段階で4回の会合を認めた一部被告の自白調書。検察側にとって唯一の証拠だった。調書内容の信用性をめぐり、検察、弁護側が対立してきた。
 自白内容は具体的で詳細とする検察側に対し、弁護側は(1)中山被告のアリバイという客観的事実に反する(2)会合回数や金額に関する供述が不自然に変遷している(3)裏付ける物的証拠に欠ける−と反論。取調官に自白を強要され、虚偽の供述を迫られたと主張してきた。
 事件をめぐっては、別の買収容疑で取り調べを受けた男性が、取調官から自白強要を受け、「踏み字」をさせられた。

852片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/24(土) 00:10:35
>>851
辞職したあとの補選に、拘置所にいながら本人が出馬されて28822対23018で落選。
その当選者は、件の県議選で次点。1人区になった新選挙区では、その現職候補が出馬しそう。

853名無しさん:2007/02/24(土) 00:49:31
>>852
そういえば地方選は自分が辞めた補選に出れるんでしたっけ。
こうなるなら辞めなくてもよかった…のは結果論か。

調べてみると、別の候補も出るようですね。

[07県議選]元大崎町議西高氏も/志布志市・曽於郡区
( 10/1 付 )
http://373news.com/_senkyo/index.php?ym=200610&storyid=518

 元大崎町議会議員の農業、西高悟氏(46)=同町井俣=は30日、南日本新聞の取材に対し、2007年4月の鹿児島県議会議員選挙に志布志市・曽於郡区(定数1)から立候補する意向を明らかにした。
 西高氏は「大隅半島浮揚は、農業振興なくしてなしとげられない。農業に携わる者として、農家の声を直接県政に届けたい」と動機を説明した。
 同町井俣出身、鹿屋農業高校卒。01年の町議補選で初当選。2期目途中の同日付で町議を辞職した。

854小説吉田学校読者:2007/02/24(土) 07:40:42
>>851-853
厳格の代名詞のような裁判所の玄関で万歳三唱がこだまする。その声は天国の元被告には聞こえただろうか。

中山元県議派公選法違反:鹿児島地裁判決・全被告無罪 「警察正しい、一辺倒」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070223dde041040072000c.html

 ◇「自白」山中さん、最期まで悔い
 「真実は勝つ」−−。03年鹿児島県議選買収事件で23日、中山信一元県議(61)ら12被告全員を無罪とした鹿児島地裁判決。支え続けた家族や住民の目も歓喜の涙にぬれた。3年8カ月に及んだ裁判ではもう1人、無罪を叫んだ人がいた。05年5月に被告のまま77歳で亡くなった山中鶴雄さん。「自白」の責任を感じ、死の前日も病床で裁判官に「やってない」と訴えた。判決は山中さんの自白も真実でないと認定したが、家族が味わった悔しさは消えることはない。【内田久光】
 「(警察官に)言っても、取り上げてくれんとですよ。全然、もう……。『警察が正しいんだ』と、その一辺倒……」
 山中さんが病院の個室で裁判所の出張尋問を受けたのは、死の前日だった。その1週間前、弁護人と尋問内容の確認をした姿が、ビデオテープに残っている。
 精かんさを感じさせる顔立ち。鼻に栄養チューブをつながれたまま、逮捕された2年前の記憶をたどる。ベッドに横たわったままうつろな表情が続いたが、取調官の態度に話が及ぶと、目を見開き、強い口調に変わった。
 03年4月13日の県議選から3日後、警察に呼ばれて人生が一変した。終わりの見えない過酷な聴取。署に向かう途中に自動車事故を起こし、首をけがしたが、翌々日には入院先から任意同行を求められた。5月13日には逮捕され、9月に保釈されるまで、取り調べは計595時間に及んだ。訴えが届かない絶望から、言われるがままに「自白」してしまった、という。
 一方で山中さんは、13人の被告の中でただ一人、当初から自発的に取り調べの状況を書き留めていた。後に弁護人の間で「山中ノート」と呼ばれる日記だ。「無罪の証拠はないものかと思って……。何とか残しておかないといけないと思った」。公判で否認に転じた理由を尋ねられ、はっきりと「弁護士と裁判官にはうそは言わないと決めていた」と答えた。
 半ば開き直ったような「自白」は、本人だけでなく家族も苦しめた。「父が自白し、それが基になったと周りに言われた。最初は犯人扱い。父はうそを言う人でなく、もう、それが悔しくて……」。山中さんを支え続けた四女(46)は忘れたい過去を思い出しながら、当時の心情を打ち明ける。
 今月17日、被告たちの支援者が地元で営んだ山中さんの追悼法要に家族の姿はなく、この日も傍聴には来なかった。「本当に疲れました。何十年分ものエネルギーを使った感じです」。傷はまだ癒えない。
 ◇「答え差し控える」−−県警本部長
 久我英一・鹿児島県警本部長は23日、判決について「現段階でのお答えは差し控えたい」と述べた。県議会代表質問に答えた。

855小説吉田学校読者:2007/02/24(土) 07:51:09
(続き)
これ、今、自白の信用性の問題が一番大きく報じられていますが、それよりも物証のほうが私は気になります。現金や封筒、メモの存在とか、そういうのがこういう事件では結構重要なわけです。
で、こういう昔ながらの買収の場合、必ずメモは残るのです。それもたぶん、個人的な出納帳、入金・出金の具体的なものは残っていないが、金額は残っているようなものは残っていると思うんです。
この事件、それすらなかったんじゃないか?事件どころか疑惑すらなかったんじゃないか。

12被告全員に無罪 県議選選挙違反 鹿児島地裁判決 事件の存在否定 自白を強制、誘導
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20070223/20070223_028.shtml

 2003年4月の鹿児島県議選をめぐり、住民11人に現金を渡したなどとして、公選法違反(買収、被買収)の罪に問われた元県議中山信一被告(61)=同県志布志市=と住民ら計12被告の判決公判が23日、鹿児島地裁であった。谷敏行裁判長は、捜査段階でいったん自供した5被告の自白調書の信用性を否定。「一部の買収会合の事実は存在しなかったものと言わざるをえない」と述べ、被告12人全員に無罪(求刑懲役1年10月‐6月)を言い渡した。事件では容疑者らを精神的に追い詰めて自白を強要する「たたき割り」と呼ばれる捜査手法が問題化しており、捜査のあり方が厳しく問われる判決となった。
 判決理由で谷裁判長は「自白は客観的事実と相容れず信用できない。内容も説明困難な変遷を繰り返しており、取調官による強制や誘導があった可能性も払しょくできない。あるはずもない会合をあったかのように述べている」などと述べた。
 12被告のうち中山被告や妻のシゲ子被告(58)ら7人は一貫して無罪を主張。残る5人は捜査段階で容疑を認めたが、いずれも後に否認に転じ、自白調書の内容が信用できるかどうかが最大の争点だった。
 判決はまず、4回開かれたとされる買収会合のうち1回目(2003年2月8日)と4回目(同年3月24日)の、中山被告のアリバイについて検討。「会合の現場から約20キロ離れたホテルであった同窓会などに出席していた」との中山被告の主張を認め「会合に参加することは物理的に不可能」とした。
 また、自白調書の信用性については「会合の回数や受け取った金額が取り調べのたびに増えるなど、不自然な変遷がある」と指摘。「わずか7世帯しかない集落で4回も会合を開き、多額の現金を配ることにどれほどの実効性があるのかはなはだ疑問だ」とも述べた。
 この事件をめぐっては、中山被告の共犯容疑で逮捕され、起訴猶予処分とされたホテル経営川畑幸夫さん(61)が「取調官に親族の名前を書いた紙を無理やり踏まされ、自白を強要された」として県(県警)に賠償を求めて提訴(踏み字訴訟)。1月18日の判決は「取調官は公権力をかさに着て川畑さんを侮辱した」と、取り調べの違法性を認めて県に賠償を命令。県側が控訴を断念し、判決が確定した。

856今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/02/24(土) 19:00:21
>>849
滋賀の衆参選挙区情勢には影響まだ大きいんすかね>武村家

857片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/25(日) 10:11:17
で、こういう処分に。

誤起訴で3人厳重注意 刑事部長ら、大阪地検
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007022301000570_National.html

 離婚後300日以内に生まれた子を民法の規定通りに前夫の子として届け出た中国籍の女性を誤って起訴した問題で、大阪地検は23日、手続きに関与した大島忠郁刑事部長ら3人を内規に基づく厳重注意処分にした。

 ほかの2人は、刑事部副部長と副検事。副検事が起訴し、副部長と大島部長が決裁していた。

 大阪地検の清水治次席検事は「条文とその運用への理解が不十分だった」と処分理由を説明。「今後、再発防止に万全を期したい」とのコメントを出した。

 懲戒処分にしなかったことについては「検討の結果、相当ではないと判断した」としている。

 この問題では、長勢甚遠法相が19日の衆院予算委員会で「誠に申し訳ないと言う以外にない」と陳謝していた。

858小説吉田学校読者:2007/02/25(日) 11:20:32
仄聞するところによりますと、検察庁の内部試験で任用される副検事は民法の試験の範囲に家族法はないそうです。副検事試験にも家族法、少年法を範囲に含むよう望まれるところです。
ところで、某ヤメ検系のブログを見ますと、「大阪には別所(汪太郎)といった名検事がいたのに、何ゆえ、こんな初歩的ミスをするか」みたいな論調がありましたが、別所氏は神戸地検検事正として、甲山事件で死しても弁解しようのない、メンツにだけにこだわった再逮捕を指揮した張本人でありまして、特捜事件ならまだしも、一般刑事事件で見本にする必要はないと思います。なのに、なぜ、偉大な先輩みたいな名前の出し方をするのか。栄光だけを追い恥辱は追わないのか。こういうのを世情、無反省と呼ぶ。
私の言いたいことは、名検事必ずしも実務家に非ずということでして、初歩的ミスの防止は、まず日ごろの鍛錬といったところでしょうか。

<民法772条>認識不足で起訴、検事ら注意処分 大阪地検
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000152-mai-soci

 交際相手との子を前夫の子として届け出た中国人女性を民法772条の規定の認識不足から、公正証書原本不実記載・同行使罪で誤って起訴したとして、大阪地検は23日、担当の副検事と決裁した大島忠郁刑事部長、副部長の計3人を内規に基づく厳重注意処分とした。

859小説吉田学校読者:2007/02/25(日) 11:41:36
この女性元社長は長崎県知事選に出馬したことのある小久保徳子氏のことと思われるが、こんな内情があったんですか・・・

ゆびとま:前社長「放逐」…アドテックス・前田容疑者ら
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070225k0000m040085000c.html

 コンピューター関連機器会社「アドテックス」(東京都港区)の民事再生法違反事件で、同社社長、前田大作容疑者(51)らが、350万人の会員を持つインターネット上の同窓会サイト「この指とまれ!」の運営会社の経営に参画し、女性社長を中傷して辞任に追い込んでいたことが分かった。経営の実権を握った後、別の会社に売却しようとしていたことも判明し、警視庁は企業売却益が目的の乗っ取りだったとみている。
 この会社は90年に設立された「ゆびとま」(長崎市)。「この指とまれ!」は、小学校から大学までの出身校ごとに同窓生が情報を交換するサイトで、全国の約6万4000校の出身者約350万人が会員登録している。
 関係者によると、「ゆびとま」は06年1月に東京のIT(情報技術)会社と合併した。この際、前田容疑者が社長を務める「日本スポーツ出版社」(東京都中央区)が1億円を出資。前田容疑者と、アドテックス元役員の下村好男容疑者(45)=民事再生法違反容疑で逮捕=が「ゆびとま」の経営に参画することになり、創業者の女性社長やIT会社社長との共同経営体制になった。
 ところが合併から約2週間後に開かれた臨時株主総会で、下村容疑者が女性社長にスキャンダルがあると中傷し、「社長にふさわしくない。辞めなければ解任動議を出す」と発言。当時、地方自治体の首長選に立候補していた女性社長はトラブルの拡大を懸念し、辞任に追い込まれた。
 06年2月には、IT会社社長に対して「ゆびとま」の経営から退くよう要求。社長が反発すると下村容疑者が元山口組系暴力団の組長であることを告げて恐れさせ、経営から手を引かせたという。
 さらに両容疑者は同年10月、別の情報関連会社に「ゆびとま」を売却することを画策した。売却はいったん合意にこぎつけた後、相手に破棄されて頓挫(とんざ)したが、関係者は「彼らの経営介入は『ゆびとま』を売って暴利を得ることが目的だった」と話している。
 「日本スポーツ出版社」はプロレス週刊誌「ゴング」を発行。前田社長は敏腕経営者として一部で知られ、IT会社社長は知人の紹介で出資を依頼した。

860片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/25(日) 12:01:38
>>858
私はその検事存じませんが、検察内部では偉大な人として扱われていそうですね。口伝で話が広まって。
児島惟謙みたいなもんかな。

>>859
ちょうどこの時期だったんですねぇ。感慨深いというかなんというか。
それ以前から、泣かず飛ばずでしたから、逃げ出した側面もありそう。

861今亜寿@ ◆nlHjMum/8M:2007/02/25(日) 12:03:32
>>858
甲山事件はいまだに清水一行は保母が犯人だと主張してるんでしょうかね。
再審無罪のときに清水はそう主張してたけど

862小説吉田学校読者:2007/02/25(日) 12:18:20
>>860-861
別所氏とか河井信太郎氏とか、名特捜検事として、名を馳せているので、巨人の長嶋さんみたいな存在になっちゃうんでしょうか?
別所氏は、甲山の差し戻し審(再審ではありません。有罪が1回も出なかったところに、この裁判の非人権体質があると思う)第1審の時も「あの保母が殺したと確信している」と関西テレビのインタビューで答えていて、日大板倉教授だったと思いますが、こっぴどくいつもの「これは懲役3年ですねえ」とかのスタンスじゃなくて顔を真っ赤にして、「こういう人物をトップに戴いていた関西検察は猛省すべきだ」とコメントしていたのが記憶に残ります。
河井氏は、日通汚職の時の特捜部長ですが、その後、広域暴力団会長の弁護とかを引き受けて、「特捜OB→闇世界の守護神」の先駆者でもあります。

このブログ子(あえて名を秘す)ですが、自分に都合が悪いと検察批判するくせに、こういう崇拝傾向があるのであります。だから大っ嫌いです。
それに大体の話、特捜検察だけが検察でしょうか?
さらにいえば、昔話が花開くようになった組織は死にいくと思います。

863小説吉田学校読者:2007/03/09(金) 07:04:10
「控訴断念」ということは「控訴したかったけど、しない」という意味なので、マスコミ報道としては「控訴せず」の方が正しいのではないでしょうか。
早期の無罪確定は当たり前のことであります。
それと、県警を指導するとしたら、県警キャリアか検察といった「全国の血」が必要と思います。刑事企画課とかじゃなくて。

鹿児島・中山元県議派公選法違反:12人無罪確定 「警察にも罰を」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/09/20070309ddm041040125000c.html

◇拘置生活振り返り涙
 やっと無実の身に−−。鹿児島県議選買収事件で検察側が8日に控訴断念を発表し、無罪が確定することになった同県志布志市の12人。地検の会見後、地元で支援者が開いた「控訴断念を祝う会」に顔を見せると、長く過酷だった取り調べや拘置生活の苦労をねぎらい、涙を浮かべて互いに抱き合ったり握手をしたりして感極まった。
 143日間の拘置生活に耐えた庭師の谷田則雄さん(69)は04年2月、93歳だった父深(ふかし)さんを亡くした。保釈からわずか3カ月後。5人兄妹の一番上としてひとり親元に残り、父の看病を続けた谷田さんにとって、身に覚えのない罪で逮捕され、父に寄り添えなかった無念さは消えない。
 被告で元県議の中山信一さんが初当選して4日後の03年4月17日。地獄の取り調べが始まった。「銭もらったろが!」。任意の聴取で朝から夜9時、10時まで責め立てられた。容赦ない調べが連日夜まで続いた。
 親子ほど年下の刑事は取調室の机や壁をけり、机の上に両足を投げ出して自白を迫ったが、否認を貫いた。6月25日、10万円を受け取った容疑で逮捕された。
 遠い鹿児島市で、警察署の留置場と拘置所に閉じ込められた。「認めたら早く出られる」。取調官の誘惑に負けそうになったこともあった。ぜんそくがひどく、毎日看病していた父の容体が気になり、顔が浮かんだ。拘置所で読む新聞のお悔やみ欄を恐る恐る確認する日が続いた。
 8日の「控訴断念を祝う会」に姿を見せた谷田さんは「ゼロのことを100にも200にもした警察が憎い。二度とこんなことをしない立派な警察官を育ててほしい」と訴えた。被告とされた他の11人も心境を語った。
 「この4年間は取り戻せない。警察トップにも罰を与えてほしい」「これで晴れ晴れと表を歩ける」
 12人で最も長い395日の拘置生活を強いられた中山さんは感極まり、声を詰まらせた。「とにかく大変だった。これからみなさんと手を取り合っていきたい」。あいさつで横に並んだ11人全員と固く手を握り合った。【内田久光、新開良一】
◇「本部長は失格」−−警察庁長官
 警察庁の漆間巌長官は8日の会見で「警察本部長には『本当に事件として成り立つか』の見極めなどの資質が必要。そうした資質がなければ本部長としては失格だ」と述べた。当時の鹿児島県警本部長だった稲葉一次・関東管区警察局総務部長は同庁を通じ「今回の無罪判決を重く受けとめている。長官自身から注意を受けたことを肝に銘じて今後に生かしていきたい」とコメントした。
 また、同庁は今回の反省を踏まえ同日、全国警察に刑事局長名で「緻密(ちみつ)かつ適正な捜査の徹底」を求める通達を出した。
◇地検、県警が謝罪
 鹿児島地検は9日の控訴期限を待つことなく早々と“ギブアップ”を表明、県警とそろって12人の被告に対する謝罪を口にした。8日夕、会見した水沼祐治次席検事は苦渋の表情で、無罪を言い渡された被告12人に対し「申し訳ない」と述べ、「謝罪と受け取ってもらっていい」と強調した。
 県警は岩井田親美刑事部長と高岩直樹捜査2課長らが会見。岩井田刑事部長は言葉を選びながら「結果として(被告に)負担をかけ、心情として申し訳ない」と話した。
 また、岩井田刑事部長は、適正な捜査を指導する「刑事企画課」の新設▽本部長・刑事部長らの特別巡回指導▽適正捜査に関する学校教養の強化−−などの再発防止策を発表した。【

864小説吉田学校読者:2007/03/09(金) 07:05:29
「置屋の女郎」って、言うかよ・・「前借金」くらいは言うかもしれないけど。

村上ファンド証取法違反:「供述調書に虚偽」証言
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/09/20070309ddm041040124000c.html

 証券取引法違反に問われた村上ファンド前代表、村上世彰(よしあき)被告(47)の8日の東京地裁(高麗邦彦裁判長)公判で、証人出廷したファンドの元役員が「昨年の捜査で話してないことを調書に取られた」と怒りをあらわにする場面があった。元役員は「(自分が)『村上ファンドに借金を背負っていて置屋の女郎のようでした』という調書になっていたので、とにかく抵抗した。『削ってください、そんな(置屋の女郎という)こと一言も言ってない』とお願いしたのに『お前の供述書じゃないんだ。検事様が作る供述調書なんだ』と言われた」と証言した。

865小説吉田学校読者:2007/03/09(金) 07:08:10
この捜査方法を思いついた人は金星だが、「振り込め詐欺集団の実態が分からないのに、アシ捜査としてこの手法を使う」のもあって、そうなると「実は、脅されて口座開設しただけなのに逮捕された」なんて事案も出てくるので、功罪相半ばすると思います。

詐欺:「振り込め」口座に売却 容疑で都立高教諭を逮捕−−警視庁
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/09/20070309ddm041040133000c.html

 振り込め詐欺に利用されると知りながら自分名義の銀行口座をブローカーに売ったとして、警視庁捜査2課は8日、東京都多摩市連光寺1、都立松原高校英語教諭、白土則之容疑者(50)を詐欺容疑で逮捕した。20口座と携帯電話4台を売却し、約50万円を得ていたとみて追及する。
 調べでは、白土容疑者は昨年10月中旬、他人に譲渡する目的で、都市銀行2行に口座を開設し、キャッシュカードと通帳をだまし取った疑い。口座はいずれも2万円で、口座ブローカーの和崎伸明容疑者(36)=携帯電話不正利用防止法違反容疑で既に逮捕=ら2人に売却した。白土容疑者が売却した口座のうち、5口座が振り込め詐欺に悪用され、計450万円が入金されていた。

866小説吉田学校読者:2007/03/10(土) 06:23:51
これもまた「市民」の形か。

<補助金詐欺>厚労省技官、北支援のNGO事務局長ら逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070309-00000121-mai-soci

 厚生労働省の補助金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は9日、同省技官で埼玉県保健医療部長に出向中の中村健二(49)▽医療機器販売会社「マルクインターナショナル」(三重県四日市市)元社長、小坂浩彰(54)=本名・博幸▽同社員、梶浦裕高(43)の3容疑者を詐欺容疑で逮捕し、関係先約10カ所を家宅捜索した。
 小坂容疑者は、北朝鮮への支援活動をしているNGO「レインボーブリッヂ」の事務局長も務めている。
 調べでは、中村容疑者は鹿児島県保健福祉部長時代の01〜02年度、厚労省から支給された科学研究費補助金を全額使い切ったように装い、実際には余った計210万円を小坂容疑者らと共謀してだまし取った疑い。
 詐取したとされるのは障害者向けインフラ整備の研究目的で、京都府の大学教授を務める主任研究者に支給された補助金計3000万円の一部。中村容疑者の部下の同部課長補佐が8人の共同研究者のうちの1人として参加し、分担金370万円が同容疑者側に振り分けられた。うち210万円が余り、中村容疑者はプリンターなどをマルク社から購入したように偽装。全額を使い切ったとするうその報告書を主任研究者に提出したという。
 中村容疑者は容疑を認め、小坂容疑者は「(物品は)納品したはずだ」と否認している。主任研究者の教授によると、両容疑者とは面識がなく、8人の分担研究者を国側から紹介されたという。経費や研究成果は1年ごとに分担研究者から報告を受け、まとめて厚労省に報告していた。
 中村容疑者は慶応大医学部卒。84年、旧厚生省に入省し、01年1月〜03年8月に鹿児島県保健福祉部長。05年4月、大臣官房総務課企画官から埼玉県に出向し、現職に就いていた。

架空取引口座に3000万円
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/10/k20070310000023.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/03/10/d20070310000023.html

 厚生労働省から出向している埼玉県の部長らが厚生労働省の補助金をだまし取っていたとされる事件で、逮捕された部長らが架空の取り引きを装った会社の口座には、ほかにも補助金を受けている複数の研究者などからおよそ3000万円が振り込まれていたことがわかり、警視庁は資金の流れについて調べを進めています。
 この事件は、埼玉県の保健医療部長、中村健二容疑者(49)と北朝鮮などの支援活動をしている東京のNGO「レインボーブリッヂ」の代表代行で医薬品輸入販売会社の元社長、小坂博幸容疑者(54)ら3人が厚生労働省が研究費として交付した補助金210万円をだまし取っていたとして詐欺の疑いで逮捕されたものです。中村部長は当時、厚生労働省から鹿児島県の保健福祉部長に出向していましたが、部下の職員が担当した障害者の健康に関する研究費が余ったのに小坂代表代行の会社からプリンターなどを購入したように装って返還しなかったということです。これまでの調べによりますと、小坂代表代行の会社はほとんど取り引きの実態がなかったということですが、会社の口座には、ほかにも厚生労働省の補助金を受けている複数の研究者などからおよそ3000万円が振り込まれていたことがわかりました。警視庁は、中村部長らがほかにも補助金をだまし取っていた疑いがあるとみて、資金の流れについて調べを進めています。

867名無しさん:2007/03/11(日) 01:04:04
補助金詐欺:「NGOは半分詐欺」逮捕前に小坂容疑者語る
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070310k0000m040169000c.html

 「NGOは半分詐欺のようなもの」。警視庁捜査2課が9日に摘発した補助金詐欺事件で、医療機器販売会社社長、小坂浩彰容疑者(54、本名・博幸)は逮捕前日、毎日新聞の取材にそう答えていた。共謀したとされる厚生労働省技官で埼玉県保健医療部長、中村健二容疑者(49)とは10年来の友人。北朝鮮との太いパイプをアピールし、テレビにもたびたび出演していたNGO「レインボーブリッヂ」(東京都中央区)設立者としての顔も持っていた。

 NGOは北朝鮮への人道支援を目的に、小坂容疑者が中心になって00年4月に設立。自ら事務局長を務め、現在は代表代行を兼ねる。

 小坂容疑者は8日、訪朝に関する毎日新聞の取材に応じた。逮捕を予想している様子はなく「我々NGOは半分詐欺みたいなことをして金を取っているから」と冗談交じりに答えていた。

 北朝鮮への人道支援活動の一方で、常にカネをめぐるうわさも。度重なる訪朝目的は「お金もうけで利権だ。それ以外にない」などと話した。メディアへの意識も強く、こんなことも口にする。「メディアに出ないと商売にならないもんね。依頼を断りながらたまに出るのがいいパターンだ」

 横田めぐみさんの元夫の金英男(キムヨンナム)氏や娘のヘギョンさんとも「おれは(北朝鮮側との交流の)実績があるから会える」と強調。03年7月に、蓮池薫さんらの子供の写真などを持ち帰って話題となったが「17〜18年前にゴルフ場開発に絡み、先払いの金が選挙資金に流用された詐欺罪で実刑判決を受けた」と記者会見で話していた。

 02年の暮れには、ヘギョンさんと横田滋さんを北朝鮮で面会させようと画策。家族会などが拉致問題を幕引きさせる動きとして反発したため、これは実現していない。

 一方の中村容疑者。不正を行ったとされる鹿児島県部長時代の部下の男性は、逮捕の知らせに「信じられない。明るく温厚な印象だった。ばりばり働くタイプではないが、自由にやらせてくれる人だった」と驚いた様子だった。
毎日新聞 2007年3月10日 0時41分

868小説吉田学校読者:2007/03/16(金) 23:02:48
結局、「大山鳴動、鼠2匹」

比高官接待巡り罰金命令 九電工社員
http://www.asahi.com/national/update/0316/SEB200703160014.html

 電気設備工事大手の九電工(福岡市)の現地法人社員が自社製品を採用してもらおうと、フィリピン国家捜査局(NBI)の長官らに高額のゴルフ用品を贈ったとされる事件で、福岡区検は16日、現地法人の当時の副社長(44)と技術者(35)=いずれも九電工から出向=を不正競争防止法違反(外国公務員への不正利益供与)の罪で略式起訴した。福岡簡裁は同日、それぞれ罰金50万円と罰金20万円の略式命令を出し、2人は即日納付した。
 同法は98年から、商取引で不正な利益を得ることを目的に外国の公務員に金銭や物品を贈ることを禁じており、これが適用されたのは全国で初めて。
 適用例がなかった背景には、わいろと営業活動費の線引きが難しいことや、海外での証拠集めの難しさなどがあった。しかし、検察当局は度を越した接待は許されないという一罰百戒的な意味もある――などとして立件した。
 略式命令によると、現地法人の社員2人は04年4月、当時のNBI長官と技術部門の責任者を日本に招いて接待。その際、それぞれに約43万円相当と約37万円相当のゴルフクラブなどを贈った。

869小説吉田学校読者:2007/03/17(土) 11:53:53
こちらも「大山鳴動、鼠1匹」
通常、輸出入の告発は税関がやるものです。餅は餅屋。経産省と財務省税関の事前協議がダメダメだったんじゃないんでしょうかね。
だいたい、こういう事案の場合、ブローキングした人がたいていいるもので、得てして「共犯」で告発されるものですが、誰もいなかったの?

不正輸出未遂:ヤマハ発を略式起訴 浜松区検
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070317k0000m040076000c.html

 ヤマハ発動機(静岡県磐田市)の無人ヘリコプター不正輸出未遂事件で、浜松区検は16日、外国為替及び外国貿易法(輸出の許可)違反の罪で法人としての同社を浜松簡裁に略式起訴した。一方静岡地検は同日、同社元スカイ事業部長、内山一雄(58)ら3容疑者=同容疑で逮捕=を「違法行為の意図までは認められない」として処分保留で釈放した。名古屋税関が告発した関税法違反(虚偽申告)容疑とともに起訴猶予とする見通し。
 起訴状によると、同社は05年12月、同法輸出管理令の規制対象に当たる無人ヘリ「RMAX L181」を経済産業省の許可を得ずに中国・北京の空撮会社に輸出しようとした。
 地検は内山元部長らを処分保留にした理由は「会社のためにやったことで反省している」と説明。ヘリの性能については明言せず、輸出先と中国人民解放軍との関係など軍事転用の危険性については「事件の処理に必要のない事実」と述べた。
 今回の事件では、経産省が告発した「自律航行能力」について専門家の多くが否定したことなどから、地検はより確実な「可視外飛行能力」に容疑を切り替えて捜査。静岡、福岡県警合同捜査本部の調べに、3人は「規制対象には当たらない」と容疑を否認していたが、梶川隆社長(62)が今月、任意で事情聴取されたころから反省し、供述を変えたという。
 処分決定後、同社は「検察の判断に安堵(あんど)する一方、略式起訴されたことを厳粛に受け止めている」とコメントを出した。
 一方、捜査本部は「警察は答える立場にない。捜査を尽くしたと考えている」とコメントしている。

870小説吉田学校読者:2007/03/17(土) 12:04:16
堀江被告実刑、判決理由の要旨
http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY200703160215.html

 ■ライブドアの自社株売却益の利益計上・架空売り上げ計上について
 (ライブドア株売却に介在した)投資事業組合は脱法目的に結成されたもので、実質的にはライブドアファイナンスがライブドア株を売却した。
 被告は遅くとも04年9月期決算を承認した同年11月18日のライブドア取締役会までには、売り上げ計上の許されない自社株売却益を含めた連結経常利益を記載した虚偽の有価証券報告書を提出すること、架空売り上げを前提とした連結経常利益が記載された虚偽の有価証券報告書を提出することを認識、認容し、宮内亮治被告(ライブドア前取締役)らとの間で共謀が成立する。
 ■ライブドアマーケティング(LDM)における虚偽事実の公表について
 LDMがマネーライフ社との株式交換に関して行った04年10月25日の公表の一部に虚偽があり、同年11月9日の公表も虚偽と判断した。被告は遅くとも株式交換契約の締結を承認した同年10月25日のLDM取締役会までには、虚偽事実を公表すること、架空売り上げを計上し、それを前提とした虚偽の業績状況を公表することを認識、認容し、宮内らとの間で共謀が成立する。虚偽事実の公表は、LDM株の売買及び株価の維持上昇を図る目的だった。
 ■公訴棄却の申し立てについて
 弁護人は検察官と宮内らとの間で、宮内らの別件を公訴提起しない代わりに検察官の主張に沿った供述をする旨の黙契が成立しているなどと主張する。確かに、宮内らがライブドア株を売却して得た金員の一部を個人的に費消したことが強く疑われる状況にはある。
 主犯とされた被告が不公平感を抱くのも一応の理解ができないではない。しかし、宮内らの供述は第三者の供述で裏付けられている。検察官に架空の罪を被告に負わせようとの意図があったとはうかがえない。
 ■量刑の理由
 本件各犯行は証券市場の公正性を害する極めて悪質な犯行だ。粉飾額自体が過去に比べ必ずしも高額でないにしても、結果は大きい。
 粉飾した業績を公表して株価を不正につり上げて、ライブドアの企業価値を実態よりも過大に見せかけ、株式分割を実施して、人為的に株価を高騰させ、結果として同社の時価総額を短期間に急激に拡大させた。一般投資者を欺き、その犠牲の上に立って企業利益のみを追求した犯罪で、目的に酌量の余地がないばかりか強い非難に値する。
 そのスキームは企業会計が十分整備されていない投資事業組合を悪用し脱法を企図したことは明らかだ。スキームの発覚を防ぐために、日付をさかのぼらせて組成した投資事業組合を介在させて複雑化するなど、粉飾の手口は巧妙だ。
 架空売り上げの計上については、公認会計士からの粉飾の指摘があったにもかかわらず意に介せずあえて強行しているのであって、強固な意志もうかがわれる。
 各犯行は、多数の子会社などを擁する企業集団の最高経営責任者である被告や、最高財務責任者である宮内など、経営陣が自ら直接主導するなどして組織的に敢行された。被告らは見せかけの成長にこだわり、短期的な企業利益のみを追求した。虚偽情報にほんろうされる投資者への配慮といった、上場企業経営者としての自覚は微塵(みじん)も感じられない。
 被告はライブドアの創業者で、当時唯一代表権を有する代表取締役社長であり、筆頭株主でもあって、グループ不動のトップとして君臨し、絶大なる権限を保持していた。LDMでの架空売り上げの計上については自ら実行を指示。それ以外の犯行も、宮内からの報告、提案を受けて、これを了承し、最終的な決定をする形で関与している。いずれの犯行においても、被告が中心的な役割を担ったことは否めない。被告の指示、了承なしには、各犯行の実行はありえなかった。
 犯行は被告が前年を上回る業績の向上を公表することを強く希望し、その達成を推進してきた結果にほかならない。加えて被告は大株主で、結果的に犯行の利益を享受している。自らの個人的利益を得る目的のために犯行したとまでは認められないにしても、量刑上看過することはできない。
 被告は公判廷でも不自然、不合理的な弁解に終始している。株主や一般投資者に対する謝罪の言葉を述べることもなく、反省の情は全く認められない。刑事責任は相当に重いというべきである。
 LDMにおける架空売り上げの計上以外の点については、いずれも宮内が中心となって計画、実行したもので、検察官が主張するように被告が最高責任者として各犯行を主導したとまでは認められないことなど、被告のために斟酌(しんしゃく)すべき事情を最大限に考慮しても、実刑をもって臨まざるを得ない。

871小説吉田学校読者:2007/03/17(土) 12:06:42
>>870
「グループ解体の責任」「大株主としての利益考慮」などを考えると、実刑はやむをえないのかなあと思いますね。
投資事業組合を悪用とかありますが、こういう子会社的なものがタン壺みたいな存在になっているのは、どこの会社も一緒でありまして、これをして、「市場全体への詐欺」とか私は言いきれませんね。
あと、宮内の実刑も四分六くらいの可能性であるんじゃないかな?

872片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/17(土) 19:48:44
私は、この件を実刑にするのはあまり賛成ではないんですが、判旨からすれば首謀者は宮内みたいなもんですから、実刑もありそう。そこを「反省・協力姿勢」で埋め合わせるかどうかだが。あまりそれを強調するのも賛成じゃない。

873小説吉田学校読者:2007/03/23(金) 23:13:45
結局「3人実刑」。
司法が経済犯罪の増加に警鐘とか、そういう高踏な意図もなく、単純に「地獄部」に係属されただけじゃないか?

ライブドア粉飾 公認会計士に実刑 東京地裁「職責放棄、信用失墜」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000033-san-soci
 
 ライブドア(LD)の粉飾決算事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)罪に問われた公認会計士、久野太辰(42)、小林元(52)両被告の判決公判が23日、東京地裁で開かれた。小坂敏幸裁判長は「職責を放棄し、会計士の信用を失墜させた」として、久野被告に懲役10月(求刑・懲役1年6月)の実刑、小林被告に懲役1年、執行猶予4年(同)をそれぞれ言い渡した。
 ■証取法違反 罰金2.8億円
 また証券取引法違反罪に問われた法人としてのLDに罰金2億8000万円(求刑・罰金3億円)、ライブドアマーケティングに罰金4000万円(同5000万円)の判決を言い渡した。
 久野被告らに対する判決理由で、小坂裁判長は「久野被告は約53億円の粉飾を知りながら監査報告書に適正意見を付けた。専門家の社会的責任が重要視されている中で結果の重大性などから実刑はやむを得ない」と述べた。
 日本公認会計士協会によると、同法違反罪で会計士が実刑判決を受けたのは初めてとみられる。
 一連の事件で実刑判決は、LDの前社長、堀江貴文被告(34)=懲役2年6月、控訴=、元取締役の宮内亮治被告(39)=懲役1年8月、控訴=に続いて3人目。
 判決によると、2人は港陽監査法人(昨年6月に解散)に所属し、久野被告はLDの監査を担当。小林被告はLD担当の前任者で、後輩の久野被告に影響力があった。
 小坂裁判長は「自己の経済的利益を追求するあまり、LDが一般投資家を欺くのを阻止できたのに助長した」と批判。小林被告に対しては「監査意見を決定する立場になかった」として情状酌量した。
 粉飾決算については、堀江被告らの判決と同様、「成長性の高い企業を装い、多数の投資者に資金を拠出させた」と悪質性を強調した。

874片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/24(土) 00:02:09
>>873
犯情だとかよりも「時の会社」が行った犯罪&みんなが注目している裁判というところで刑が重くなっちゃった感じがします。
証取法違反で堀江と宮内を実刑にするのは日本法を念頭において賛成しないけど、自分たちでマスメディアを利用して商売してたから、彼らは広い意味では自業自得ともいえます。
でも、公認会計士については、そういう意味での自業自得な面がないところ、前2者への刑罰との均衡を企図してこの刑をつけられた感があって刑の重さについては気の毒に思います。

875小説吉田学校読者:2007/03/24(土) 09:47:14
確定から8年。

富山・長野連続誘拐殺人:宮崎死刑囚の再審請求を棄却
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070324k0000m040089000c.html

 80年の「富山・長野連続誘拐殺人事件」で、身代金目的誘拐、殺人などの罪に問われ、死刑が確定した宮崎知子死刑囚(61)=名古屋拘置所在監=の再審請求審で、富山地裁は23日、請求を棄却した。手崎政人裁判長は「新証拠の提示がなく、再審事由のいずれにも該当しない」と判断した。
 決定によると、弁護側は、殺人などの実行行為者は宮崎死刑囚でなく、知人の男性=無罪が確定=だったなどとして、(死刑を言い渡した88年の)富山地裁1審判決が証拠に基づくものではないと主張した。
 これに対し、手崎裁判長は「1審判決の証拠の評価や採否についての不当性を主張するにとどまる」などとして、再審請求の理由がないとした。
 確定判決によると、宮崎死刑囚は80年2月、富山市で高校3年の女子生徒(当時18歳)を連れ出し殺害。同年3月には長野市の信用金庫の女性職員(同20歳)を誘拐して殺害し、この職員宅に身代金を要求する電話をかけた。知人男性が共謀したとして起訴されたが、無罪が確定している。
 この日の決定について、富山地検の佐野仁志・次席検事は「新しい証拠がない以上、当然の結論」とコメントした。
 宮崎死刑囚の代理人の浦部和子弁護士(名古屋弁護士会)は「決定書を受け取っていないのでコメントできない。決定書が届けば、本人と連絡を取り合って対処を考えたい」と話している。

876小説吉田学校読者:2007/03/24(土) 09:49:32
投与時期で線引きということは、敗訴になった人は、国・製薬会社ではなく、医師に責任があるということか?

薬害C型肝炎訴訟:21人、笑顔なく 投与時期で明暗、「何と言っていいのか…」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070324ddm041040061000c.html

 残酷な「線引き」は、いつまで続くのか。23日、東京地裁の薬害C型肝炎訴訟判決は、大阪、福岡両地裁判決に続いて、汚染された血液製剤の投与時期で21人の原告を「勝ち」と「負け」に分けた。背後にいる推定約350万人のウイルス性肝炎患者全員の救済を願い闘ってきた原告に笑顔はなかったが、国と企業の責任が三たび認められたことで「一刻も早く謝罪させ、全面解決につなげたい」と決意を新たにした。【清水健二、江刺正嘉】
 判決後の会見で並んで座った原告の新潟市の山本信子さん(40)と浅倉美津子さん。2人が血液製剤フィブリノゲンを投与された時期には半年の差もなかったが、明暗がくっきりと分かれた。2人はこれに先立つ大阪、福岡訴訟であればそろって「勝訴」だった。88年10月に感染した山本さんは、その4カ月前に使用の危険性を警告する緊急安全情報が出ていたことを理由に全面敗訴した。製剤の危険性が判明した後でも、警告義務を果たしていたとして国と企業を免責したのは、薬害肝炎訴訟で今回が初めてだ。「何と言っていいか分からない……」。涙声をやっと絞り出した。
 3度目の判決で初めて企業の責任が認められた第9因子製剤に関しても、勝訴したのは6人中2人。82年に感染した新潟市の平井要さん(56)は「負けることは考えていなかった。納得がいかない」と沈痛な表情。賠償が認められた原告番号8番の男子大学生(21)にも笑顔はなく「国にも勝ちたかったのが本心」。隣の席の平井さんを気遣いながら「投与の時期が違うだけで認められない人のことを考えると悔しい」と声を落とした。
 九州訴訟の原告で、全国原告団代表を務める福岡市の山口美智子さん(50)は「私たちは一つになって闘っている。自分だけ認められたからうれしいとか、そんなことはない」と、判決ごとに変わる線引きに翻ろうされる原告の複雑な思いを代弁する。過去2回の判決後に厚生労働相が面会を拒んだことに憤りを隠さず「今回も原告との協議の場を設けようとしないなら、体を張って抗議する」と厚労省前で座り込みをする覚悟を示した。
 ■解説
 ◇主張の力点、変えて奏功
 薬害肝炎訴訟の東京地裁判決で、初めて第9因子製剤で製薬企業の賠償責任が認められたのは、先行した2地裁の結果を受けて、原告弁護団が主張の力点を変えたことが功を奏したからだ。
 大阪、福岡の両地裁がフィブリノゲン製剤のみで国や企業に賠償を命じたのは、製剤の有効性よりも副作用などの弊害が上回る場合にだけ「有用性」が否定され、責任が生じるという考え方に基づく。フィブリノゲンは87年に青森県で集団感染を起こしたのに対し、第9因子は明白な被害がなく有用性が肯定された。このため東京訴訟の弁護団は、結審直前に「仮に有用な薬でも、重い副作用があるなら医療現場に注意を促すべきだ」との主張を強化。東京地裁判決が両地裁とは異質の構成となったのは、これを受け入れた結果だ。
 また判決は、集団感染発覚後に新種のフィブリノゲンの製造販売を急がせた国の対応を批判。「副作用被害が発生している局面では、被害の拡大防止を最優先した危機管理が求められる」とした上で「国は自ら積極的に情報を収集・分析・検討する必要があった」と指摘した。
 折しもインフルエンザ治療薬「タミフル」を巡り、厚生労働省の対応は後手に回っている。薬害防止のためには「自ら汗をかけ」と国に求めた判決の指摘は過去の話ではない。【高倉友彰】

877名無しさん:2007/03/25(日) 01:02:04
これは画期的な判決だと思うんですが、
盛り上がってるのは名古屋だけなんでしょうかね…

政調費返還請求認める
名古屋市議団訴訟で名地裁判決
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070322/eve_____sya_____009.shtml

 名古屋市の自民党市議団が政務調査費(政調費)の収支を虚偽報告したとして、名古屋市民オンブズマンが松原武久市長を相手に、市が2003、04年度に交付した政調費の一部計2870万円を返還させるよう求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁であった。中村直文裁判長は「市議団が政調費を適法に支出していたと認めることはできない」として原告の訴えを全面的に認め、既に返還済みの410万円を除く2460万円を市議団に返還させるよう市長に命じた。

 原告代理人の弁護士などによると、政調費の返還を命じた判決は数例あるが、返還額としては過去最高。市議団は、使い道が分かりにくい政調費の管理方法の見直しを迫られる格好となり、30日に告示される同市議選では政調費の透明化に対する姿勢が問われそうだ。

 裁判の争点は、市議団が議員1人当たり月額55万円がまとめて交付される政調費のうち、1人5万円分を団の共通経費としていた金の一部が、政調費の目的以外に使われたかどうか。この点について、判決理由で中村裁判長は「収支報告が実態と合致しているかどうかについて、市議団は合理的な説明をしていない。政調費がどのように支出されたかが理解できない以上、不当利得として返還するべきだ」などと述べた。

 訴訟では、元団長の西村建二市議(48)=現在は離団=が団共通経費の一部をプールしていたなどと証言。オンブズマン側はこの証言に基づいて「共通経費はすべて団の調査活動に使ったとする収支報告は事実と異なる疑いが強い」などと指摘、両年度の団の共通経費分の返還を求めていた。

 一方、市側は「虚偽の収支報告をしたかどうかは把握していない」と主張。

 訴訟に補助参加していた市議団は「報告書は調査活動の実態に基づいて作成した」などと反論したが、具体的な活動内容は明らかにしなかった。

 ◇全面的に主張通る

 【名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士の話】こちらの主張を全面的に採用したもので、100点満点の非常にいい判決。(被告が)支出の適切性に関する説明義務をまったく尽くさず、不透明なままで押し切ろうとしたことがこういう判断につながったのではないか。

 ◇判決文検討したい

【松原武久・名古屋市長の話】判決文を詳しく読んでおりませんので、現段階でのコメントは差し控えさせていただきます。判決文を詳しく検討した上で、今後の対応を決めたいと存じます。

 ◇立証機会なかった

【自民党市議団の代理人斎藤勉弁護士の話】こちらの証人申請が却下されており、(正当な支出だったことを)立証する機会が与えられていない。判決文を詳しく読み、今後の対応を考える。

878名無しさん:2007/03/25(日) 01:02:55
名古屋市議団政調費訴訟
「第二の給料」に厳しい目
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070322/eve_____sya_____007.shtml

 「政務調査費が適正に使われたとは認められない」。自民党名古屋市議団の政務調査費の会計処理をめぐる訴訟で、オンブズマン側の請求を認めた22日の名古屋地裁判決は、不明朗な処理を厳しく指摘した。市民から実際の使い道が見えにくく「第二の給料」との批判が絶えない政調費。公金使用に対する議員の姿勢があらためて問われそうだ。

 「団共通経費の残金は、預かり金という形でプールしていた」。一昨年5月、元団長の西村建二市議(48)=現在は離団=は会見で、政調費に関する“慣習”を明かした。

 西村市議は昨年7月の証人尋問で「プール金は以前から選挙前に所属議員に分配されていた」とも暴露。政調費の使い道は、市政に関する調査・研究に限られており、名古屋市民オンブズマンの新海聡弁護士は「政調費の本来の趣旨を逸脱している」と批判。「不明朗な会計処理をチェックするために、領収書はもちろん、具体的な使用目的を記した明細書も提出するべきだ」と強調する。

 全国の政令指定都市のうち、静岡市議会は領収書を全面公開している。札幌、さいたま、京都、大阪、広島、福岡は1件5万円以上の領収書を公開。しかし、名古屋市議会は使途基準の要綱を定めたものの、領収書は一部の会派を除いて未公開のまま。収支報告書に領収書の添付義務がないのが実情だ。

 全国市民オンブズマン連絡会議が16日に発表した「全国情報公開度ランキング」で、名古屋市は政令指定都市の中で最下位だった。5つの評価項目のうち、最も配点が大きいのが政調費で、市議会の対策の遅れが足を引っ張った形だ。

 新海弁護士は「訴訟を通じて、政調費の放漫な使われ方が浮き彫りになった。市長の方から議会に領収書の提出を要請するなど、もっとリーダーシップを発揮するべきだ」と話している。

879小説吉田学校読者:2007/03/27(火) 22:39:33
どうもこの法学論集、私が書き込むと「刑事法論集」になるてらいがあるので、内心忸怩たる思いもあるのだけれども注目判例が出ました。
判決文読まないと分からないけど、告訴がない「救済判例」の側面もあるんじゃないでしょうかね?

玄関ドアは「建造物」=「機能も考慮」と基準示す−損壊罪成立で初判断・最高裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date4&k=2007032400057

 元妻が住む山口県下関市の市営住宅の鉄製ドアを金属バットでたたいて傷つけ、建造物損壊罪に問われた男性被告(38)の上告審で、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は24日までに、「建造物といえるかどうかは、建物との接合の程度のほか、機能上の重要性も総合考慮して決めるべきだ」との初判断を示した。
 その上で、玄関ドアについて「外壁と接合している上、外界との遮断、防犯や音、風を防ぐ重要な役割も果たしている」として同罪の成立を認め、器物損壊罪にとどまるとする弁護側主張を退けた。

880小説吉田学校読者:2007/04/08(日) 08:12:42
2児の母親は殺害説が濃厚ですが、これから「動機が工作」以外の拉致疑惑事案が相当数浮上すると予測する。
これを解決するには、北朝鮮が「全面自供」するしかないのだが・・・

工作員の夫に振り回された家族…渡辺さんの親友証言
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4200/news/20070408i101.htm

 1973年に行方不明になった埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)の渡辺秀子さん(当時32歳)の2人の子供が拉致されたとされる事件で、渡辺さんと親しかった北海道帯広市在住の女性(65)が読売新聞の取材に応じ、北朝鮮工作員だった渡辺さんの夫の動向や一家の様子などを語った。
 その証言からは、国内で暗躍する工作員に振り回された家族の悲しい姿が浮かび上がってくる。
 女性は、渡辺さんが通っていた帯広市内の高校の同級生。渡辺さんの結婚後の68年ごろに付き合いが復活し、毎年夏に帰省する度に会うようになった。
 夫は実家に妻と長女・敬美(きよみ)ちゃん(拉致当時6歳)、長男・剛(つよし)ちゃん(同3歳)を送ると、自分は泊まらず、1人でホテルなどに宿泊し、翌日東京に帰ったため、女性が夫に会ったのは1度だけ。背が高く無口で、高価な眼鏡をかけていたのが印象的だったという。
 中国語や英語も話せたようだった。肩書は貿易会社専務で、「高岡」「高田」「渡辺」と名前を使い分けていた。月収は80万〜120万円。渡辺さんはいつも、封筒に入った札束から食事代を払ってくれた。また、3、4通の預金通帳を持ち歩き、「自宅には10キロの金塊が二つある」とも話していたという。
 女性が渡辺さんから聞いた話によると、埼玉県の自宅には、夫の弟で「ほしの」と名乗る男が同居し、朝早く家を出て、夜遅くに帰ってきた。外で1人でラジオをじっと聞いていたこともあった。家族と外出先からタクシーで帰る時には、夫は5、6軒手前で降りて歩くのが常だったという。
 女性が渡辺さんに電話をかけてもつながらず、逆に渡辺さんがかけてきた時は、決まってデパートなど外出先からだった。「近所付き合いや自由な外出も許されていなかったようだった」と女性は話す。
 朝鮮の民族衣装を着た渡辺さんの写真を見せられたことがあった。豪華で、胸にはブローチが付いていた。渡辺さんは「このブローチを付けて歩くと、向こう(北朝鮮)の人はびっくりした顔をして、お辞儀をして通り過ぎる」と説明し、女性は、渡辺さんが北朝鮮に渡ったことがあるのだろうと思った。
 最後の帰省は73年の夏。渡辺さんはやせ、口数も少なかった。「私の夫、工作員なの」と打ち明けられたのはその直後だった。女性は「工作員」の意味がわからなかったが、渡辺さんからは、夫が道内のホテルや料亭などで、日本の防衛・治安関係者と頻繁に会っていたと聞いた。
 「親子で帯広で暮らすように」と夫からもらった1200万円の小切手も見せてもらった。夫の出国前には、「金塊も売りなさい。その時はきちんとした服装で行きなさい」と指示された、と話していた。この時、「北朝鮮で暮らすことになるかもしれない」とも語っていた。
 女性はまた、一家失跡後の74年3月に「渡辺さん本人から電話があった」と話している。真夜中に突然、女性宅に「福井にいる」と連絡があり、すぐに切れたという。電話口の向こうからは汽笛の音も聞こえた。女性は「長年付き合ってきた秀ちゃん(渡辺さん)の声を間違えるはずがない。きっと今も生きている」と話している。

881小説吉田学校読者:2007/04/17(火) 20:21:31
帰ってきた瞬間これ。
銃犯罪はもとより、テロだとしたら、絶対に許してはいけない。断じて許してはいけない。
そして、テロを公言するような政治団体こそ、破防法の適用対象だと思う。

長崎市長、銃撃される…容疑者と見られる人物を確保
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070417it12.htm

 17日午後7時50分ごろ、長崎市大黒町で、伊藤一長・長崎市長(61)が何者かに撃たれた。
 伊藤市長は救急車に運び込まれた。容疑者と見られる人物は近くで取り押さえられた。

882片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 20:25:06
選挙期間中にですか? なぜこういうことが起こるの?

883小説吉田学校読者:2007/04/17(火) 20:31:33
読売差し替え来ました。
NHKによりますと(速報テロップの時に「千の風になって」を歌謡コンサートで流していたのは悪タイミング)、確保された犯人は氏名黙秘。伊藤氏は意識不明の重体。銃声は二発。

長崎市長は二代続いて銃撃されたことになる。本当にふざけんじゃないと思う。

長崎市長、銃撃される…容疑者と見られる人物を確保
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070417it12.htm

 17日午後7時50分ごろ、長崎市の伊藤一長市長(61)が、同市大黒町の伊藤市長の選挙事務所前で、何者かに銃撃された。救急車で運ばれたが、容体は不明。犯人とみられる人物は近くで取り押さえられた。
 伊藤氏は15日告示された市長選(22日投開票)に、4選を目指し、立候補していた。伊藤氏は遊説先から、JR長崎駅前の選挙事務所に戻ったところだった。事務所によると、銃声は2発聞こえ、事務所に入ろうとしたところで、玄関前で撃たれたという。
 長崎市では1990年1月、当時の本島等市長が「昭和天皇の戦争責任」発言を理由に、右翼団体幹部から銃撃され、1か月の重傷を負っている。

884とはずがたり:2007/04/17(火) 20:47:19
なんと・・・平和発言でもしてたんですかね。

885小説吉田学校読者:2007/04/21(土) 08:15:44
NBCに送られたDVDを見て、私が想起したのは「津山30人殺し」である。

チョ容疑者、200発以上乱射か…銃1丁はネットで購入
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070420-00000013-yom-int&kz=int

 【ブラックスバーグ(米バージニア州)=白川義和】米バージニア工科大の銃乱射事件で、韓国人学生チョ・スンヒ容疑者(23)が犯行に使った2丁の銃のうち1丁をインターネットを通じて購入していたことが20日、分かった。
 米ウィスコンシン州に事務所があるインターネット銃器店の店主はAP通信に対し、米当局からの照会で、チョ容疑者に2月に売った銃が凶器に使われたことを知ったと語った。価格は268ドル(約3万2000円)だったという。チョ容疑者はこの銃を大学近くの質屋で受け取っていた。
 一方、米NBCテレビは19日、捜査当局者の話として、銃撃現場から弾倉17個が見つかったと報じた。弾丸33発入りの弾倉もあり、捜査当局者は「チョ容疑者は200発以上乱射したとみられる」と語った。

886小説吉田学校読者:2007/04/21(土) 08:18:49
どこの国にもバカはいるもので、弱者に刃を向ける者には厳罰を処すべし。
シロクマもクマったなあ。

人気のシロクマに殺害予告の脅迫状=ドイツの動物園
http://today.reuters.co.jp/news/articlenews.aspx?type=entertainmentNews&storyID=2007-04-20T154724Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-256496-1.xml

 [ベルリン 19日 ロイター] ドイツ・ベルリン動物園で人気を集めている生後4カ月のシロクマ「クヌート」の殺害を予告する匿名の脅迫状が届き、同園では19日に園内の警備を強化した。
 昨年12月に生まれた「クヌート」は、母親のトスカが育児放棄したため、動物園の飼育員が4時間おきに餌を与えるなどして育てている。
 その愛らしい姿から絵葉書が発売されるなど、クヌートは人気者となっている。

887小説吉田学校読者:2007/04/21(土) 09:45:57
県境の町に立てこもり。警視庁と他県警、こんどは連携取れてた(この前のセレブ誘拐事件とは違って)んでしょうな。

立てこもり男を逮捕=拳銃で頭撃ち病院へ−アパートに捜査員突入−警視庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070421-00000014-jij-soci

 東京都町田市の都営金森1丁目アパートで起きた立てこもり発砲事件で、警視庁は21日午前3時すぎ、部屋に捜査員を突入させ、銃刀法違反の現行犯で、居住者で、露天商の指定暴力団極東会系金原組組員(36)を逮捕した。突入時、既に自ら拳銃で頭を撃っており、顔面が血だらけで病院に運ばれた。捜査員や住民にけがはなかった。
 発生から15時間ぶりで事件は展開。警視庁は室内の現場検証をして詳しい状況を調べる。
 立てこもりに先立ち、神奈川県相模原市で銃撃され、同組の組員(37)が死亡しており、神奈川県警は殺人容疑でこの容疑者の逮捕状を請求している。

888やおよろず:2007/04/21(土) 10:03:11
「光華寮」で台湾、京都地裁に訴訟参加を申し立て

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070421ic03.htm

 京都市左京区の中国人留学生寮「光華寮」を巡って寮生に建物明け渡しを求めた訴訟で、原告としての資格を認められず最高裁で実質敗訴の判決を言い渡された台湾側が20日、審理を差し戻されている京都地裁に訴訟参加を申し立てた。

 地裁が近く可否を決定する。差し戻し審で原告となる中国と被告の寮生の間で争われる訴訟に、利害関係のある第三者として加わる「独立当事者参加」を申し立てた。

 申し立てによると、台湾側は1952年12月、寮の前所有者から土地と建物を買い受け、現在も所有権があると主張。原告側に寮の所有権確認、被告側に寮の明け渡しを求めている。

 訴訟参加の可否決定後、いずれかが即時抗告することも考えられ、67年9月の提訴から約40年間続いた訴訟は、新たな争いに発展する見通し。

(2007年4月21日3時2分 読売新聞)

889小説吉田学校読者:2007/04/21(土) 21:14:59
今の時点では捜査当局も、共犯の有無について「慎重に捜査を進めている」段階でしょう。
その中の「1つの情報」でしょう。普通に考えて、徒歩や全力疾走で逃げるわけない。

長崎市長銃撃、現場周辺に不審車3台
http://news.tbs.co.jp/20070420/newseye/tbs_newseye3544697.html

 長崎市長銃殺事件で、犯行があった時間帯に事件現場を取り囲むように不審な車3台が停まっていたことがわかりました。長崎県警では、この3台の車が逮捕した暴力団幹部の逃走や犯行を見届けるために停まっていた可能性もあると見て、割り出しを急いでいます。
 事件から4日目、暴力団幹部の城尾哲弥容疑者は、逮捕されてから初めて姿を見せました。
 城尾容疑者は、背後から銃弾2発を発射し伊藤市長を殺害しましたが、目撃者の証言などから犯行があった時間帯、不審な車3台が犯行現場を取り囲むように停まっていたことが新たにわかりました。
 JR長崎駅前です。事件があった現場は、黄色い看板の真下に当たります。そして不審な車は横断歩道の奥に1台、事務所の裏手に2台、合わせて3台が分かれて停まっていました。
 犯行直後、不審な車は現場から東側に黒い乗用車1台、北側方向に薄緑色の軽乗用車と銀色の乗用車がそれぞれ分かれて停まっていました。伊藤市長が降りた選挙カーは銀色の乗用車の近くに停められていました。
 容疑者を取り押さえている最中、1台の車が走り込み、あの辺りで不審者を乗せ走り去っていきました。この黒い乗用車は、城尾容疑者が犯行直後に急停車して停められたもので、パトカーが近づくと、猛スピードで走り去ったということです。
 犯行直前には、この黒い乗用車の近くに小柄な不審な男がいましたが、この男も車に乗り込み姿を消していました。さらに城尾容疑者は犯行後、この黒い車の方向に向かって逃走しようとしていました。
 捜査本部は、ほかの不審な2台の車を含め、3台の車が城尾容疑者の逃走や犯行を見届けるために停まっていた可能性もあると見て関連を調べています。
 そして、城尾容疑者が犯行直前に市長と接触していることも新たにわかりました。選挙カーを降りた伊藤市長は、歩いて選挙事務所に向かっていました。城尾容疑者は市長を待っていて挨拶、市長もこれに応じていました。そしてすれ違った後、城尾容疑者は、事務所に向かう市長を追いかけ、銃弾を発射したのです。
 城尾容疑者が取り押さえられた際、選挙事務所の関係者とともに市長の妻も城尾容疑者の足を押さえ、加わっていました。
 「ただ、大きな声を出してですね、同じことをわんわんわんわん、繰り返していたと」(松本紘明・副市長)
 当時、助役だった松本紘明副市長に対し城尾容疑者は4年前自動車事故の補償をめぐっていきなり助役室に押しかけ、どなり声を上げ、圧力をかけていたこともわかりました。
 この写真は、4年前の事故で城尾容疑者の車が道路の陥没に落ちて傷ついた車の底の部分です。城尾容疑者は、270万円の補償を市に求めていました。そして、この事故が今回の射殺事件のきっかけになったと供述しています。(

890とはずがたり:2007/04/21(土) 23:40:44
>>889
なんか単なるたかり以上の背後関係が出てくるんでしょうか?


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