戦略国際問題研究所のエイミー・レールらによる2本のレポート(Lehr and Beckrakis, 2019; Lehr and Wu, 2021)も新疆での強制労働の存在を主張している。2019年のレポートでは、生産建設兵団では刑務所も運営しているので、その服役者たちが農場や工場で働いている可能性を示唆している。ただ、その典拠は別の人たちが書いたレポートで、レールらが独自の証拠を示しているわけではない。
レールらは新疆の再教育施設に入っていた人たちにインタビューをしており、そのうちの一人が「工場で働くか、さもなくば再教育施設に入るかだと言われた」と証言したという(Lehr and Beckrakis, 2019, p.6)。