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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2388チバQ:2017/10/30(月) 19:51:05
https://mainichi.jp/articles/20171030/k00/00e/030/177000c
カタルーニャ

独立派職員の抵抗懸念 州自治権停止で

毎日新聞2017年10月30日 10時32分(最終更新 10月30日 10時49分)

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府による州の自治権停止の措置後、初めての登庁日となる30日、バルセロナにある州庁舎には多くの職員らが登庁する。プチデモン州首相らが解任されたことに伴い、中央政府が州行政を管轄するが、独立派の職員が抵抗するなど混乱も懸念される。

 中央政府は自治権停止措置に伴い自治州への関与を強める。だが、解任されたジュンケラス州副首相は29日付の地元紙で「プチデモン氏も私も職権を失っていない」と述べて、自治権停止に伴う解任の措置を受け入れない考えを示した。プチデモン氏も「民主的な抵抗」を呼びかけており、解任を受け入れる可能性は低い。

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inRead invented by Teads
 州都バルセロナ中心部の自治州庁舎前は29日夜、メディア以外に人影はまばらで静まり返っていた。警備に当たっていた州警察の警察官は、「仮にプチデモン氏らが登庁した場合の指示は何も受けていない」と話していた。

 一方、中央政府のラホイ首相は州議会を解散し、12月21日の議会選実施を掲げている。スペインの主要紙エルムンドがカタルーニャ住民を対象に行い、29日に発表した世論調査によると、州議会選が行われれば、独立派政党を支持するとの回答は42.5%、独立反対派の政党支持率は43.4%とほぼ拮抗(きっこう)しており、住民の間の分断を象徴する結果となった。

2389とはずがたり:2017/10/30(月) 20:12:01

<カタルーニャ>独立派職員の抵抗懸念 州自治権停止で
毎日新聞社 2017年10月30日 10時32分 (2017年10月30日 11時12分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171030/Mainichi_20171030k0000e030177000c.html

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府による州の自治権停止の措置後、初めての登庁日となる30日、バルセロナにある州庁舎には多くの職員らが登庁する。プチデモン州首相らが解任されたことに伴い、中央政府が州行政を管轄するが、独立派の職員が抵抗するなど混乱も懸念される。

 中央政府は自治権停止措置に伴い自治州への関与を強める。だが、解任されたジュンケラス州副首相は29日付の地元紙で「プチデモン氏も私も職権を失っていない」と述べて、自治権停止に伴う解任の措置を受け入れない考えを示した。プチデモン氏も「民主的な抵抗」を呼びかけており、解任を受け入れる可能性は低い。

 州都バルセロナ中心部の自治州庁舎前は29日夜、メディア以外に人影はまばらで静まり返っていた。警備に当たっていた州警察の警察官は、「仮にプチデモン氏らが登庁した場合の指示は何も受けていない」と話していた。

 一方、中央政府のラホイ首相は州議会を解散し、12月21日の議会選実施を掲げている。スペインの主要紙エルムンドがカタルーニャ住民を対象に行い、29日に発表した世論調査によると、州議会選が行われれば、独立派政党を支持するとの回答は42.5%、独立反対派の政党支持率は43.4%とほぼ拮抗(きっこう)しており、住民の間の分断を象徴する結果となった。

2390チバQ:2017/10/31(火) 17:48:43
http://www.sankei.com/world/news/171031/wor1710310011-n1.html
2017.10.31 09:58
【カタルーニャ問題】
カタルーニャのプチデモン氏がベルギー入り 亡命の臆測も 解任閣僚も同行
 スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立問題で、州首相を解任されたプチデモン氏は30日、同国を予告なしに出国しベルギーを訪れた。欧州メディアに対し、同氏のベルギーの弁護士が同国入りを確認した。亡命の臆測も出ている。州閣僚を解任された数人も同行しているとされる。

 スペイン捜査当局は同日、プチデモン氏らに対する「反逆」容疑の捜査を開始。弁護士は現段階での亡命申請を否定したが、同氏の不在が続けば、中央政府が州の支配を強める可能性がある。

 英BBCテレビによると、プチデモン氏は陸路でフランスに抜けた後、空路ブリュッセル入り。同氏のベルギーの弁護士は、スペイン北部バスク自治州の分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由」(ETA)メンバーがベルギーに逃れた際、スペインの引き渡し要請を阻んだ実績があるという。(共同)

2391チバQ:2017/10/31(火) 17:58:17
http://www.sankei.com/world/news/171031/wor1710310001-n1.html
2017.10.31 00:05
【カタルーニャ問題】
罷免のプチデモン州首相らを反逆罪で捜査 州首相らはブリュッセルに移動か
 【パリ=三井美奈】スペイン検察当局は30日、カタルーニャ自治州の自治権停止に伴って罷免されたプチデモン州首相に対し、反逆罪容疑で捜査を開始すると発表した。

 容疑は、州議会が27日に「独立宣言」を採択したのに伴うもの。記者会見した検事総長によると、プチデモン氏は反逆罪や扇動罪のほか、州予算を使って州独立を問う住民投票を行ったとして公金横領罪などの疑いがもたれている。罷免されたほかの州政府高官も捜査対象とされた。反逆罪で有罪になると、最高で禁錮30年の刑罰が科される。

 プチデモン氏は28日のテレビ演説で、中央政府による自治権停止と直轄統治を非難し、「民主的な抵抗」を呼びかけた。演説は「州首相」の肩書きで発表し、罷免を認めない立場を鮮明にした。州副首相を罷免されたジュンケラス氏も29日、地方紙への寄稿で、直轄統治は「州政府の強奪」だとして認めない立場を示していた。

 一方、同州の地方紙バンガルディア(電子版)は30日、プチデモン氏が罷免されたほかの同州政府高官と共にブリュッセルに移動したと報じた。欧州連合(EU)の本拠地ブリュッセルで、声明を発表する予定だという。中央政府による自治権停止や罷免への抗議を国際的にアピールする狙いとみられる。

 同州は30日、自治権が停止されてから初の登庁日を迎え、州警察が州庁舎で警備にあたった。罷免された元高官らは私物回収のために執務室に入ることを許され、州警察が立ち会った。自治権停止により、罷免された州政府高官は約150人にのぼる。州政府職員は約20万人。

 自治権停止は27日に国会上院で承認された。28日の官報で、中央政府のサエンスデサンタマリア副首相が、州首相の任務を代行することが発表された。

2392チバQ:2017/10/31(火) 18:50:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103001147&g=int
与党議席減で政権交代も=アイスランド総選挙

 【ロンドン時事】28日投票が行われたアイスランド総選挙(一院制、63議席)は、30日までに全議席が確定し、ベネディクトソン首相率いる中道右派の与党独立党が第1党の座を維持した。しかし改選前比5議席減の16議席で、過半数にほど遠い状況。野党勢力は全体で過半数を得ており、政権交代もあり得る。
 レイキャビクからの報道によると、ヨハネソン大統領は30日、各党党首と個別協議を行い、いずれかに組閣を指示する見通し。通常は最大政党がまず組閣指名を受けることから、ベネディクトソン首相は「新政府樹立を楽観している」と述べているが、連立協議は難航が予想される。
 「左翼環境運動」を中心とする左派系野党3党は計24議席を獲得。ヨハンソン前首相の進歩党(8議席)を加えれば過半数に届く。(2017/10/30-21:11) 関連ニュース

2393チバQ:2017/11/01(水) 04:09:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103100774&g=int
カタルーニャ前首相、州議会選の結果受け入れ=ベルギー亡命考えず
31日、ブリュッセルで記者会見するスペイン東部カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相(EPA=時事)
 【ブリュッセル時事】スペイン東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導し、中央政府に罷免されたプチデモン前州首相は31日、訪問先のベルギーの首都ブリュッセルで記者会見し、中央政府が発動した自治権停止に基づいて12月21日に実施される州議会選について「民主的な挑戦だ」と述べ、結果を受け入れる意向を示した。
 州議会選をめぐっては、独立派の一部が中央政府の強硬姿勢に反発し、出馬や投票をボイコットする動きがある。しかし、プチデモン氏が選挙を容認したことで、州議会選が独立の賛否を問う事実上の合法的な住民投票としての性格を帯びる可能性が出てきた。プチデモン氏は中央政府に対しても「結果を尊重してほしい」と求めた。
 スペイン検察当局はプチデモン氏を反逆などの罪で訴追する手続きを進めている。プチデモン氏はベルギーに亡命する意思はないと強調した上で、ベルギー訪問の理由について「欧州連合(EU)の中心でカタルーニャ問題を説明するためだ」と説明。罷免を受け入れず州首相としての責任を全うする姿勢を示す一方、安全確保を優先するため当面は帰国しない考えも明らかにした。
 一方、報道によれば、スペイン警察当局は31日、カタルーニャ州警察の複数の関連施設を家宅捜索した。当局は、中央政府が違法と断じた10月1日のカタルーニャ州独立の是非を問う住民投票について、州警察が投票を阻止するための十分な対応を怠った疑いがあるとみているもようだ。
 また、スペインの裁判所は31日、カタルーニャ州議会のフォルカデル前議長らに反逆などの罪で出頭を命じ、週内に事情を聴くことを決めた。憲法裁も同日、州議会が27日に強行した一方的な独立宣言を凍結する決定を下した。(2017/10/31-23:04) 関連ニュース

2394とはずがたり:2017/11/04(土) 13:25:33
俺はカタルーニャ人とクルド人とともにあるぞ。でも漸進的な手法で実質的な独立を勝ち取っていって欲しい。
過激な手法で却って分権が阻碍される方が惜しい。けど感情ってそんなもんじゃあないよね。

宗主国アメリカの専横に苦しんできた沖縄人が日本人の抑圧下に置かれてるんだけど,独立する時は是非,薩摩藩によって分断された奄美諸島も含めて独立して欲しい。

カタルーニャ独立問題、プチデモン前州首相に逮捕状
TBS News i 2017年11月4日 12時02分 (2017年11月4日 13時10分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171104/Tbs_news_110028.html

 スペイン・カタルーニャ州の独立問題で、スペインの裁判所は州の前首相・プチデモン氏の逮捕状を出しました。
 カタルーニャ州の首相を解任されたプチデモン氏ら州政府の元閣僚は、独立住民投票を強行した反逆などの疑いをかけられ、2日にはスペインの裁判所に出頭した8人の元閣僚の身柄が拘束されました。

 スペインの裁判所は3日、出頭を拒否したベルギー滞在中のプチデモン前州首相ら5人の元閣僚の逮捕状を取り、ベルギーの司法当局に身柄の拘束を要請しました。

 出されたのはEU加盟国間で効力を持つ「ヨーロッパ逮捕状」で、ベルギーの裁判所への不服申し立ても認められていることから、プチデモン氏はベルギーでの法廷闘争に持ち込む意向です。

 今後、独立派の市民が反発を強め、来月の州議会選挙に大きな影響を与える可能性もあります。(04日10:24)

2395とはずがたり:2017/11/04(土) 20:24:16
木村正人
欧州インサイドReport
ドイツ総選挙 極右政党「ドイツのための選択肢」94議席の衝撃 問われる欧州の結束
2017年09月26日(火)14時00分
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/09/94.php

[ベルリン発]ドイツのアンゲラ・メルケル首相が4選を決めた9月24日の連邦議会(下院)選挙で、反イスラム・難民、反ユーロ(欧州単一通貨)を叫ぶ極右政党「ドイツのための選択肢」の得票率は12.6%に達し、94議席を獲得する予想外の展開となった。

極右勢力の台頭
ナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)のトラウマが残るドイツで右派が連邦議会に進出するのは初めて。その数の多さに衝撃を覚えない人はいないだろう。

前回2013年と比較してみると、極右の「選択肢」と、市場原理にこだわる自由民主党(FDP)が拡大した分、メルケルの支持母体であるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)の中道が勢力を失ったことが分かる。

100万人を超える難民が欧州連合(EU)域内になだれ込んだ2015年の欧州難民危機で「門戸開放」を唱えたメルケルは、「選択肢」台頭と、CDU・CSU党内や旧東欧諸国のハンガリー、ポーランドから激しい批判を受け、Uターン。EU・トルコ合意で境界管理を厳重化するとともに、難民認定のハードルを高く引き上げた。

シリア・イラク以外の国を安全国とみなし原則、難民申請は認めない。シリア・イラク難民の滞在許可も3年ごとに見直す。犯罪に関わった難民申請者の送還を容易にしたことで、難民問題をめぐるメルケル批判は一段落したかに見えた。

さらに過激化した「選択肢」
「選択肢」は路線対立から支持率が一時6.5%に急落。しかし最終盤になって息を吹き返した。過激化する党の軌道修正を図ろうとして主導権を失ったフラウケ・ペトリ共同党首は選挙翌日、突然、離党を発表した。

ユーロ圏支援に反対する自民党も票を伸ばしていることからユーロ圏の財政統合への反対と見ることもできるが、やはりドイツ国内に滞留する大量の難民への懸念が底流にある。

難民認定されず、絶望から逃れるため薬物に走り、代金稼ぎに「男娼」になる10代の難民も少なくない。代金は1回20〜30ユーロ。5ユーロという話さえある。

「難民の待遇は出身国によっても、受け入れた州によっても異なる。旧東ドイツなら厳しい。その点、僕はホストファミリーにも恵まれ、とても幸せだった」。ベルリンの法律家養成学校で事務仕事をするシリア出身のサーエル・オーファリ(28)は語る。

レバノンとエジプトの大学で法律を学んだサーエルはエジプト第2の都市アレクサンドリアでパスポート(旅券)を盗まれた。地元警察は1カ月の滞在許可をくれたが、シリアに戻れば政府軍に徴兵され、戦わなければならなくなる。

「内戦で死ぬか、地中海の藻屑となるか」。2015年5月、サーエルは2200ユーロを払い、老朽漁船で10日間かけイタリアのシチリア島に密航する。生きのびる可能性がまだあると思ったからだ。ドイツにたどり着いたサーエルのホームステイ先になったのは弁護士のコルト・ブルーグマン(47)だ。

人権法に関わる仕事をすることを望んでいたサーエルは「コルトの家族はみんな親切で、とても慎み深かった。仕事先まで紹介してくれた彼のことを兄弟のように感じている」と話す。一方、コルトは「サーエルは素晴らしい若者で、妻も娘も彼を受け入れるのにすぐ賛成してくれた」と振り返る。

希望にあふれた欧州はどこへ
コルトはEU・トルコ合意が結ばれた昨年3月以降、年に数回、ギリシャのレスボス島を訪れている。レスボス島に長期間、足止めされた難民に対し、ボランティアとして難民申請に必要な法的アドバイスを行うためだ。コルトらが中心になって有志の弁護士で独立NGO(非政府組織)「レスボスの欧州弁護団」を結成した。

コルトは、EUは境界に大きな壁を築いていると思っている。「難民たちは人道的な支援を受けているが、極めて不安定な状況にも関わらず、十分な法的アドバイスが提供されていない」と表情を曇らせる。

ギリシャやイタリアに滞留した難民16万人を加盟国に振り分けるEUの計画が実行されたのは2万7695人(9月4日時点)。17%の達成率だ。EUは重債務に苦しむギリシャに背負いきれない負担を押し付けている。コルトは23歳になった息子にこう問いかけた。

「お父さんが23歳だった時、欧州は希望にあふれていた。東西ドイツが統一し、欧州は拡大した。カギとなるアイデアは欧州の結束だ。しかし結束力は激減した。お前たちの世代は欧州に何を見るのだろう。欧州が解体するとは思わないが、持続的な結束が求められている」

2396とはずがたり:2017/11/05(日) 15:52:26

スペイン、カタルーニャ州の前閣僚ら収監-プチデモン氏に逮捕状請求
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171103-45335485-bloom_st-bus_all
11/3(金) 2:55配信 Bloomberg

スペインでは2日、複数のカタルーニャ独立支持者が失敗に終わった先週の独立宣言を理由に収監された。スペイン検察は、解任されベルギーに逃れたプチデモン前州首相の逮捕状を請求した。

ジュンケラス前州副首相ら解任された州政府関係者は2日、マドリードの裁判所に出頭。逃亡する危険性があるとして収監された。

ブリュッセルから帰国しない意向のプチデモン氏は、通常は殺人やテロの犯罪者に適用される刑罰は不当に重いとして、「政治裁判」が用意されているとスペイン政府を非難していた。扇動罪と反逆罪に問われたカタルーニャ独立支持者には最長で30年の禁錮刑が下る可能性がある。

原題:Catalan Separatists Ordered to Jail as Warrant Sought for Leader(抜粋)

Charles Penty, Emma Ross-Thomas, Rodrigo Orihuela
【関連記事】

2397チバQ:2017/11/06(月) 10:06:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171106k0000e030138000c.html
<ベルギー当局>カタルーニャ前州首相ら保釈 条件付きで
09:58毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、一方的な独立宣言を主導したとして中央政府に解任されたプチデモン前州首相ら元州幹部5人が5日、滞在中のベルギーで警察に出頭し、拘束された。ベルギー当局は同日夜、スペインに送還するか否かを決めるまで5人について条件付きで保釈した。

 スペイン当局は国家への反逆などの容疑で欧州連合(EU)共通の欧州逮捕状を発行し、ベルギー側に協力を求めていた。

 プチデモン氏の弁護士は、身柄移送が決まった場合には不服を申し立てる意向を示してきた。最終的な手続きが終わるには2カ月近くかかる可能性がある。

 プチデモン氏はスペイン中央政府による自治権停止の一環で実施が決まった12月21日の州議会選挙には国外にとどまったまま立候補する意向を示している。

2398チバQ:2017/11/06(月) 10:07:41
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171105X663
カタルーニャ前首相を拘束=移送めぐり抵抗か―ベルギー
11月05日 23:35時事通信

 【ブリュッセル時事】ベルギー検察は5日、スペイン東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導し、国家反逆などの容疑でスペイン司法当局から逮捕状が出ていた同自治州のプチデモン前首相と元幹部4人がベルギー警察に出頭し、身柄を拘束したと発表した。

 今後、裁判所で拘束の継続とスペインへの身柄移送をめぐって審理が行われるが、プチデモン氏側は異議を申し立てて抵抗する構えを示しており、最終決定までには「最大で3カ月かかる」(ベルギー司法省)可能性がある。

 検察の報道官は5日の記者会見で「5人はけさブリュッセルの警察に出頭した」と明らかにした。その上で判事が5日中に5人を尋問し、6日朝までに当面の拘束継続の是非などを判断するとの見通しを示した。

2399チバQ:2017/11/06(月) 10:10:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171105k0000m030081000c.html
<カタルーニャ>スペイン国旗見かけず 前州首相の故郷ルポ
11月04日 20:34毎日新聞

<カタルーニャ>スペイン国旗見かけず 前州首相の故郷ルポ
緑の山に囲まれるスペイン北東部のアメール村=2017年11月1日、賀有勇撮影
(毎日新聞)
 スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題は、州政府と中央政府の激しい対立の解決の糸口を見いだすことができず、州の自治権停止という事態に至った。カタルーニャの人々が独立を求める根底には何があるのか。独立派をリードしてきたプチデモン前州首相の生家があり、独立派が多く住むジローナ県内の小村を訪ねた。【アメール(スペイン北東部)で賀有勇】

 州都バルセロナから北東約100キロのジローナ。そこから車で40分ほど山道を走らせると、緑豊かな丘陵地帯に褐色屋根の古い町並みが見えてくる。人口約2200人のアメール村だ。住民投票のバルセロナの独立賛成票は87%だったが投票率は39%。一方、アメールは96%が賛成票で投票率は84%に上った。村内で反対派住民を見つけるのは至難の業だ。

 「高い税金を納めているのに鉄道などのインフラ整備が遅れている」。アベル・ブランクさん(38)が言うように、自分たちの税金を原資に他州に投資が集まっているという不満が渦巻き、不満は高所得になるに従って高くなる。

 スペイン財務省の統計によると、2014年に自治州が中央に納めた税金と中央から受けた投資額の比較では、カタルーニャは投資が約98億ユーロ(約1兆3000億円)少なかった。

 だが、必ずしもカタルーニャが搾取されているとは言えない。首都のあるマドリード州は中央に納めた税金に比べ投資が192億ユーロも少なかった。そしてこうした実態を知っているカタルーニャ住民は少なくない。

 では、独立を渇望する原動力は何なのか。話を聞くと、最後には「アイデンティティー」に行き着く。独立機運の高まりのきっかけの一つは、10年にスペイン憲法裁判所が、カタルーニャ語の優位性などを定めた州の自治憲章の一部を違憲と判断したことだった。

 村ではカタルーニャ独立のシンボル旗がいくつも掲げられているが、スペイン国旗を見ることはない。レストランのメニューもカタルーニャ語表記のみだ。地元の長老、ジョルディ・ビダスさん(98)は、一帯が内戦時代の1939年に占領され、カタルーニャ語の使用が禁じられたフランコ独裁時代を振り返りながら、こう語った。

 「今だってスペイン語を学ばされる。度合いの強さはあるが、誰かの管理下にあるということはフランコ時代と変わらない。カタルーニャの文化、風習、言語を大切にしてきた。それを守りたいだけだ」

 プチデモン氏の叔父、ジョセップ・プチデモンさん(88)に話を聞くことができた。「カタルーニャ人は勤勉だ。スペインの支配下に入り、フランコ政権に弾圧されても、涙を流した翌日には働いた」。豊かさの背景をこう説明しながら「カタルーニャ人の内なる魂を外から染めることはできない。カタルーニャはスペインの地域ではなく、国なのだ」と語気を強めた。

 一方、村で出会った反対派、タクシードライバーのルベン・コルテスさん(45)は「中央政府は好きではないが、独立することで現状が良くなることはない」との意見だ。12月21日の州議会選について、声を潜めながら「反対派がボイコットした住民投票と違い、次の選挙はカタルーニャの将来を占う、かつてない重要な選択になる」と語った。

2400チバQ:2017/11/06(月) 10:12:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171104k0000e030219000c.html
<カタルーニャ>前州首相ら5人に「欧州逮捕状」発行
11月04日 10:34毎日新聞

<カタルーニャ>前州首相ら5人に「欧州逮捕状」発行
プチデモン前カタルーニャ自治州首相=AP
(毎日新聞)
 【ブリュッセル八田浩輔】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、スペインの裁判所は3日夜(日本時間4日未明)、司法当局の出廷要請を拒み、ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相ら5人の元幹部に対し、欧州連合(EU)共通の「欧州逮捕状」を発行した。ベルギー側は逮捕状を受理し、身柄の取り扱いについて一両日中に裁判所が審理に入る。

 欧州逮捕状はEU加盟国間で刑事事件の協力を巡る障害を取り除くために設けられた制度だが、プチデモン氏らは、手続きの引き延ばしを模索してベルギーにとどまり続ける意向で、直ちにスペインに移送される可能性は極めて低い。

 ベルギー当局が欧州逮捕状を受理したことにより、プチデモン氏らは一時的に拘束され、24時間以内に裁判所の尋問を受けることになる。裁判所はベルギー国内法に反していないかなどを考慮しながら拘束の維持と身柄の引き渡し、条件付き保釈、逮捕状の却下などの対応を判断する。ベルギーメディアによるとプチデモン氏の弁護士は、スペインへの身柄引き渡しが認められた場合は不服を申し立てる意向で、最終的な判断が下されるまでには2カ月近くを要すると伝えている。

 一方、プチデモン氏は3日夜、逮捕状の発行直前にベルギー公共放送RTBFに出演し、スペインの司法判断を「政治的」だと批判しながらも「ベルギーでの手続きには協力する」と述べた。またカタルーニャ州の自治権停止措置を決めた中央政府が12月21日に実施する州議会選挙を巡り「立候補する準備はできている」と述べ、国外にとどまったまま選挙活動を展開する意向を示した。

2401チバQ:2017/11/06(月) 10:27:47
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20171105-567-OYT1T50078.html
オーストリア左派新党党首、セクハラ報道で辞任
11月05日 21:23読売新聞

 【ジュネーブ=笹沢教一】オーストリアの左派新党「リスト・ピルツ(ピルツ氏のリスト)」を率いるペーター・ピルツ党首(63)は4日、地元メディアが同氏のセクハラ問題を報じたのを受け、党首と今月9日に招集される国民議会(下院)の議員を辞任すると発表した。

 週刊誌ファルターは、2013年の会議で酔ったピルツ氏が、若い女性の体を繰り返し触ったと、女性の証言とともに伝えた。

 AFP通信によると、ピルツ氏は「記憶がない」としながらも「深刻に受け止める」と述べた。ピルツ氏が緑の党を離れて結党したリスト・ピルツは反腐敗を掲げ、初挑戦の先月15日の総選挙で8議席を獲得した。

2403チバQ:2017/11/09(木) 18:26:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110900247&g=int
英閣僚がまた辞任=政権混乱、首相に打撃

 【ロンドン時事】パテル英国際開発相は8日、外国要人と許可なく会談を行った責任を取って辞任した。英国では1日、ファロン前国防相がセクハラ問題で辞任したばかり。6月の総選挙で与党の過半数割れを招き、求心力が弱まっているメイ首相にとって新たな打撃だ。

 パテル氏は8月、イスラエルで休暇中にネタニヤフ首相を含む政治家らと会談。英閣僚が外国要人と会う際は通常、外務省を通じて調整が行われるが、パテル氏は事前の報告を怠り、閣僚規範に違反したとされる。
 欧州連合(EU)離脱交渉の重要な時期を迎える中、1週間で閣僚2人が辞任する異例の事態は「政権の脆弱(ぜいじゃく)さを際立たせた」(ロイター通信)形。メイ首相に近い別の閣僚に対してもセクハラ疑惑で辞任圧力が強まっており、政権内の混乱は当面収まりそうにない。(2017/11/09-07:42)

2404とはずがたり:2017/11/11(土) 18:06:41

英首相「EU離脱19年3月29日午後11時」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171110-00050089-yom-int
11/10(金) 20:37配信 読売新聞

 【ロンドン=角谷志保美、ブリュッセル=横堀裕也】メイ英首相は10日、「『英国は2019年3月29日午後11時に欧州連合(EU)を離脱する』ことを法律に明記する」と表明した。

 メイ氏がEU離脱の具体的な日時を明言したのは初めて。メイ氏が表明した離脱日時は、EU本部があるブリュッセルでは30日午前0時となる。

 英議会下院は来週、EU離脱の際、現在施行されているEU法を英国の国内法に置き換える「撤廃法案」を審議する予定で、離脱日時は同法案の冒頭に明記されるという。

 メイ氏は、離脱を予定通り実行する決意を示したものとみられるが、離脱に向けたEUとの交渉は難航している。9〜10日、ブリュッセルで開かれた6回目の交渉会合は、最大の争点となっているEU予算の分担金問題を巡る溝が埋まらず、12月の通商協議入りは見通せない状況だ。

 EUのバルニエ首席交渉官は10日の記者会見で「英国からの具体的提案が必要だ。そうでなければ通商協議に進めない」と強調した。

2405チバQ:2017/11/13(月) 20:11:36
http://www.afpbb.com/articles/-/3148528
アイスランド選挙、与党が勝利 連立交渉は難航か
2017年10月30日 10:55 発信地:レイキャビク/アイスランド
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アイスランド選挙、与党が勝利 連立交渉は難航か
アイスランド・レイキャビクのホテルで、支持者を前に拍手するビャルニ・ベネディクトソン首相(2017年10月28日撮影)。(c)AFP/Halldor KOLBEINS
【10月30日 AFP】アイスランドで行われた議会(定数63)選挙の最終開票結果が29日発表され、ビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)首相(47)率いる保守派の独立党(Independence Party)が勝利した。しかし過半数の議席を得た政党はなく、ベネディクトソン氏が連立政権を組めるかどうかは不透明となっている。

 ベネディクトソン氏は昨年、タックスヘイブン(租税回避地)を利用した節税実態を暴いた通称「パナマ文書(Panama Papers)」に名前が記載されていたことが発覚。2008年に見舞われた金融危機に際しての不手際も非難されていた。

 にもかかわらず、独立党は他党を抑えて第1党となる16議席を獲得した。投票率は81%だった。

 連立政権の樹立に向けた交渉は難航するとみられ、数か月かかる可能性もある。(c)AFP/Ilgin KARLIDAG

2406チバQ:2017/11/13(月) 20:28:09
アイスランド
2009年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/468
・同性愛者であることを公言している女性のヨハンナ・シグルザルドッティル社会問題・社会保障相(66)が新首相に就任し、社会民主同盟と緑の党の連立政権が発足
・第2党・社会民主同盟と第3党の緑の党が、ヨハンナ・シグルザルドッティル社会問題相(66)(社民同盟)を首相とする連立で合意し、中道左派政権が発足
・第1党・独立党のハーデ首相が、経済失策を国民から批判される中、1月23日に辞意を表明し、独立党と社民同盟の連立が崩壊。
・アイスランド議会全63議席中、社民同盟は18議席、緑の党は9議席で合わせても過半数に及ばず、進歩党(7議席)に閣外協力を求める。


http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/550
・前政権崩壊後に暫定的に連立政権を担ったシグルザルドッティル首相率いる社会民主同盟(SDA)と「左派・緑の党」が議席を伸ばし、史上初めて左派系政党が過半数を占めた。44年の独立以来、第1党の座を守ってきた独立党は、金融危機を招いたとの批判を受けて大幅に議席を減らした。
・SDAは前回から2議席増の20議席で第1党。左派・緑の党は5議席増やして14議席と躍進した。独立党は9議席減らして16議席。このほか、進歩党9議席、新政党「市民運動」4議席となった。


2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/6197
・1980─2009年の間政権を担ってきた野党独立党の得票率は26.7%で、全63議席中19議席を確保した。また、独立党とこれまで何度も連立を組んだ進歩党の得票率は24.4%で19議席を獲得した。
・独立党の得票率は26.7%で19議席を確保。進歩党も24.4%で同じく19議席を得た。これに対し与党・社会民主同盟(Social Democratic Party)の得票率は12.9%、獲得議席は9議席で、前回選挙で得た議席を半数以下に減らした。同党と連立を組む左翼環境運動(Left-Green Movement)も得票率10.9%、獲得議席はわずか7議席で、4年にわたった左派連立与党による緊縮政治に疲れ切ったアイスランド国民が、右派の独立党や中道農民政党の進歩党に政権をたくすことを選んだ形となった。


2016年
>>1099
・タックスヘイブン(租税回避地)に法人を購入して巨額投資を行っていたとして強い批判を受けていたアイスランドのグンロイグソン首相は5日、辞任を表明した。
・グンロイグソン氏が率いる中道右派、進歩党と独立党は首相辞任後も連立政権の枠組みを維持したい意向

>>1540
・最大の21議席を獲得した独立党党首のベネディクトソン財務相に組閣を要請する見通し
・与党進歩党は11議席減の8議席に落ち込み、党首のヨハンソン首相は30日付で辞任すると表明。連立を組む独立党と合わせても29議席にとどまった。
・左派系の海賊党など野党4党は計27議席。このほか、今年に入り独立党を離党した一派でつくる新興中道政党「再生」が7議席を獲得した。政治の透明化を訴えて注目を集めた海賊党は、選挙前の世論調査で首位をうかがう勢いだったが、7増の10議席だった。
>>1709
独立党(21議席)、「再生」(7議席)、「明るい未来」(4議席)の3党は10日、独立党党首のベネディクトソン財務相を新首相とする中道右派政権を樹立することで合意

>>2384
・保守派の独立党のビャルニ・ベネディクトソン(Bjarni Benediktsson)首相は先月、3党で連立する中道右派連合の若手議員がベネディクトソン氏の父親も絡む法的問題をめぐって辞職
>>2392
・与党独立党が第1党の座を維持した。しかし改選前比5議席減の16議席
・「左翼環境運動」を中心とする左派系野党3党は計24議席を獲得。ヨハンソン前首相の進歩党(8議席)を加えれば過半数に届く。

2407とはずがたり:2017/11/14(火) 21:25:10

ギリシャ、緊縮策で困窮する国民の支援に総額14億ユーロを拠出へ
ロイター 2017年11月14日 09時47分 (2017年11月14日 14時31分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171114/Reuters_newsml_KBN1DE02L.html

[アテネ 13日 ロイター] - ギリシャのチプラス首相は13日のテレビ演説で、財政緊縮プログラムで生活が困窮している年金生活者などを支援するため、総額14億ユーロを拠出すると発表した。
首相は、ギリシャ政府が金融支援プログラムで目指す2017年の基礎的財政収支の黒字目標を達成したため、支援金の拠出が可能だと説明した。
首相によると、政府は12月半ばまでに約7億2000万ユーロを所得水準や世帯規模などに応じて、非課税の一時金として340万人の国民に支給する。これとは別に3億1500万ユーロを年金生活者に支給。電気料金引き上げを防ぐ目的で、国内電力最大手PPC<DEHr.AT>に3億6000万ユーロを支給する。
チプラス首相は昨年、低所得の年金生活者に約6億ユーロを支給すると突然発表し、国際債権団の怒りを買った。
欧州委員会によると、今回の支給案は、ギリシャ政府が事前に欧州委と国際通貨基金(IMF)と協議した内容とおおむね一致する内容という。

2408とはずがたり:2017/11/14(火) 21:34:21
カタルーニャの独立の願いに対する侮辱だ。ロシアが居なくても独立は願ってるし,十分な配慮がなければ尖鋭化するぞ。

カタルーニャ州独立投票、ロシアが介入=スペイン政府
ロイター 2017年11月14日 14時36分 (2017年11月14日 19時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20171114/Reuters_newsml_KBN1DE0EJ.html

[ブリュッセル 13日 ロイター] - スペイン政府は13日、先月カタルーニャ州で実施された独立の是非を問う住民投票に、ロシアを拠点とするグループがソーシャルメディアを通じて介入し、スペインの不安定化を促したとの認識を示した。
デコスペダル国防相とダスティス外相が明らかにした。
ロシアの公的・民間部門のグループとベネズエラのグループが、ツイッター、フェイスブックなどを通じて独立派の主張をけん伝し、世論を操作したとしている。
カタルーニャ州の独立支持派は、ロシアの介入を否定している。
デコスペダル国防相は「(介入の)多くは、ロシアの領土から行われたものだ。こうした公共・民間のグループは欧州の不安定化を狙っている」と発言。
ダスティス外相も「証拠はある」とし、ロシアにこの問題を通知したことを明らかにした。
ロシアは、他国の選挙への介入を繰り返し否定している。

2409チバQ:2017/11/20(月) 04:29:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171120k0000m030063000c.html
<カタルーニャ州議会選>問われる民意 プチデモン氏ら出馬

11月19日 21:55

 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府のラホイ首相による解散に伴う12月21日の州議会選(比例代表制、定数135)まで1カ月あまりとなった。独立に対する民意を問う色合いが濃い議会選となり、結果は独立問題の行方を左右する重みを持つ。

 立候補の届け出は17日で締め切られた。スペイン司法当局から「反逆」などの容疑で逮捕状が出されているベルギーに滞在中のプチデモン前州首相ら5人と、スペインで拘束されている前州副首相ら8人の元州幹部計13人については、うち12人が出馬する。

 2015年の前回州議会選ではプチデモン氏の「カタルーニャ欧州民主党」など独立派政党が最低過半数68議席を上回る計72議席を獲得したことで、独立に向けての動きが加速した経緯がある。

 ラホイ氏は「独立宣言」の可決に踏み切った州議会を解散して選挙を実施することで、独立派を過半数割れに追い込みたい思惑がある。14日には、スペイン・ラジオで「独立派が勝たないように行動する」と述べるとともに、投票に行くよう呼びかけた。投票行動の熱意で劣るとみられる独立反対派の有権者に一人でも多くの投票を促す狙いがある。

 一方、プチデモン氏は16日、独立問題の対立を扇動していると指摘されるロシア政府系テレビ局「ロシア・トゥデー(RT)」の番組に出演。司会を務めた、カタルーニャと同様に独立の動きがある英国スコットランド自治政府のアレックス・サモンド前首相に対し、「議会選で(独立派が)勝てば、ラホイ氏には結果を受け入れ、新たな対話と交渉を開始することを求める」と述べ、選挙によって「劣勢」を挽回したい考えを示した。

 独立派政党は選挙連合の結成を見送るなど一枚岩ではなく、議席を減らす可能性があるものの、ラホイ氏の思惑通りに過半数を割り込むかは、予断を許さない状況だ。5日付の地元紙の世論調査では、独立派は66��69議席になるとの結果だった。

 選挙戦は12月5日から始まる。前日の4日には、ベルギーの裁判所で、逮捕状の出ているプチデモン氏らに対し、スペイン当局への身柄引き渡しの可否を判断するため2度目の聴取が行われる。

2410とはずがたり:2017/11/20(月) 21:55:11
2017年11月20日 / 18:19 / 2時間前更新
ドイツの連立協議が決裂:識者はこうみる
https://jp.reuters.com/article/de-election-idJPKBN1DK0VP

[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、自由民主党(FDP)、緑の党による連立協議が19日、決裂した。企業寄りのFDPが協議から撤退。メルケル首相が緑の党と少数与党政権の樹立を目指すか、新たな選挙が実施されることになる。

市場関係者などのコメントは以下の通り。

●経済への影響は限定的、来年初めに再選挙も

<ベレンベルク銀行のホルガー・シュミーディンク氏>

ドイツにとっては重大な政治的混乱だ。とはいえ影響はかなり限られるだろう。独経済は良い状況にあり、企業はそれほど投資を抑制しないだろう。政治が不安定な状態でも成長は可能だ。

不安定だったワイマール共和国の歴史があるためドイツ人は少数政権や再選挙を歓迎しない。だが2018年初めの再選挙が選択肢のひとつになっている。

●再選挙が最大リスク

<QC・パートナーズのポートフォリオ・マネジャー、トーマス・アルトマン氏>

連立協議の決裂はマーケットにとり失望で、年末の上昇は見込めない。選挙後よりも先行き不透明感は高まっている。

再選挙が現在最大のリスク要因だ。さらに、再選挙になった場合、どのような結果になるか誰も分からない。

政局の膠着状態が長期間続くだろう。これはドイツだけでなく、ユーロ圏、そして欧州連合(EU)全体にとり悪いニュースだ。

●3党は連立協議仕切り直しを

<ドイツ経済研究所(DIW)のマルセル・フラッチャー所長>

数週間に及んだ「ジャマイカ連合」による予備的協議は不発に終わった。これまでの交渉が譲れない一線を決め最大公約数を探るものでしかなかったことを踏まえれば、特に驚きではない。

完全に終わったわけではないと思いたい。3党とも再選挙がプラスにならないことを理解しており、ジャマイカ連合はもう一度(連立協議を)仕切り直す必要がある。

2411チバQ:2017/11/20(月) 21:59:37
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711200048.html
独メルケル首相の指導力に不安感 連立交渉決裂、再選挙も

21:34

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツで9月の総選挙後、メルケル首相の保守系与党など3党が連立政権樹立に向け行ってきた協議が19日、決裂した。少数与党の政権を目指すか、再選挙となる恐れもあり、次期政権の行方は一気に不透明になった。4期目を目指すメルケル氏の指導力低下への不安も増している。

 協議に参加したのは、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟と中道の自由民主党、環境政党の90年連合・緑の党。本交渉前の予備折衝が約1カ月続いたが、協議は難航し、16日の当初期限を延長。19日を最終期限としたが打開できず、自民党が協議離脱を決めた。

 メルケル氏は20日未明、「あらゆる手を尽くした。残念だ」と語り、シュタインマイヤー大統領と20日に会談、今後の対応を協議する考えを示した。中道左派の社会民主党との連立継続の可能性も残るが、同党は改めて拒否した。

 協議決裂の主な要因は難民・移民と環境・エネルギーをめぐる政策。同盟と自民党が難民受け入れ制限などを目指すのに対し、難民に寛容な緑の党が反対。ドイツの地球温暖化対策の目標達成が危ぶまれる中、緑の党は石炭火力発電の大幅削減を求めたが、他2党は慎重姿勢を崩さなかった。

 メルケル氏は従来の保守政策を転換し、寛容な難民対応、環境重視の政策で評価を高めたが、そのはざまに立たされた形。右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)を利する再選挙の回避が「唯一の共通点」(独メディア)と皮肉られるほど、3党間の隔たりを埋めるのは難しかった。

 メルケル氏は各国間交渉でも粘り強く妥協点を見いだす調整力が持ち味だけに、協議決裂の打撃は大きい。「メルケル氏の威厳が弱まっている。政権を樹立しても、そのオーラは衰える」(公共放送ARD)との見方も出ている。

 一方、国内の苦境はメルケル氏の国際舞台での存在感もかすませている。西部ボンで開かれた気候変動枠組み条約第23回締約国会議ではフランスのマクロン大統領が「脱石炭」の目標などを掲げて喝采を浴びる一方、メルケル氏は連立協議への配慮から明確な姿勢を打ち出せず、環境保護団体から失望の声も上がった。

 欧州連合(EU)は、統合推進派のマクロン氏の提案などを勢いにEU改革の加速を目指すが、ドイツが政治の空白や不安定化で動けなければ、その取り組みにも影響を与える。マクロン氏は20日、ドイツの連立協議について「硬直状態はわれわれの利益にならない」と、早期打開を訴えた。

2412チバQ:2017/11/20(月) 22:03:30
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/world/nhknews-10011229351_20171120.html
メルケル首相が窮地に ドイツ連立交渉が決裂

11:34

ドイツのメルケル首相は、9月に行われた議会選挙の結果を受けて、4期目の政権発足に向けて2つの少数政党と連立協議を続けてきましたが、難民問題などをめぐって各党の意見の隔たりが埋まらなかったことから、19日、交渉は決裂し、メルケル首相は窮地に立たされています。

9月に行われたドイツの連邦議会選挙で、メルケル首相が率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟は、第1党の座を維持したものの過半数には届かなかったため、自由主義経済を掲げる自由民主党と、環境を重視する緑の党の2つの少数政党との間で4期目の政権発足に向けた連立協議を続けてきました。

しかし、交渉では難民の受け入れや、環境政策などをめぐって各党の意見の隔たりを埋めることができず、19日、自由民主党のリントナー党首が記者団に対し「間違った政策を行うぐらいなら、政権を担わないほうがよい」と述べて、交渉から離脱する考えを示し、交渉は決裂しました。

これについてメルケル首相は記者団に対し、「合意に達することができると思っていたので残念だ」としたうえで「国がこの難局を切り抜けられるよう首相として全力をつくす」と述べました。
ただ、ほかの党との連立の可能性は低いことから、メルケル首相は議会での過半数を断念して少数政権の樹立を目指すか、議会の解散による再選挙を迫られる可能性もあり、4期目を目指すメルケル首相は窮地に立たされています。
【少数政権樹立か再選挙か カギ握るのは大統領】ドイツのメルケル首相が2つの少数政党と続けてきた連立交渉が決裂し、ほかの党との連立の可能性も低いと見られる中、ドイツでは再選挙が行われる可能性が取り沙汰されています。

その際カギを握るのが、大統領のシュタインマイヤー氏です。
ドイツの大統領は日々の政権運営などで政治の表舞台に出ることはほとんどありませんが、新しい首相の選出や下院議会の解散などについては憲法にあたる「基本法」によって重要な役割が定められています。

大統領は議会選挙や連立協議などの結果を受けて首相候補を推薦し、これを受けて議会は「首相選挙」を行います。大統領はこの選挙で、推薦した候補が過半数の票を獲得すれば、首相に任命することになります。
ただ、首相候補の得票が過半数に届かない場合は、さらなる投票を経たうえで最終的に大統領は、最も多く得票した候補者を首相に任命し過半数割れのまま少数政権を樹立させるか、議会を解散させて再選挙を行うのかを決断することになります。

地元メディアは、歴史的に議会選挙後に少数政権が生まれたことはないとしています。
また、大統領が議会を解散することを選んだ場合は、解散から60日以内に再選挙が行われることになっていますが、この規定に基づいて再選挙が行われたこともないということです。

一方、ドイツでは首相には議会を直接解散させる権限はありませんが、首相がみずからに対する信任案を議会に提出したうえ、与党の議員に棄権させて否決させることで解散に至った例が過去に3回あります。

しかしメルケル首相は任期満了に伴って行われた9月の議会選挙のあと、先月24日をもって首相としての在職期間は終わっており、暫定的な首相という立場では信任を問うことはできないと見られ、解散するかどうかは最終的にはシュタインマイヤー大統領の決定に従う必要があります。
【決裂の要因となった政策は】連立協議が決裂した要因について地元メディアは主に難民の受け入れ政策と、環境政策で、妥協点が見いだせなかったことだと伝えています。

このうち難民政策でメルケル首相は、国内への難民の受け入れ人数について上限を設けない姿勢を維持していましたが、今回の選挙でその政策が有権者から厳しい批判をあびたことなどから、年間20万人という上限を設ける方針を明らかにしました。

これに対し、緑の党は当初、寛容な難民政策を続けるべきだとして反対していましたが、最終的には上限を設けることには妥協したということです。

しかし、緑の党はドイツに到着した難民が母国から家族を呼び寄せることを認めるべきだと主張したのに対し自由民主党などが難色を示し最終的には合意に至りませんでした。

また、環境政策については、いずれの党も環境保護の重要性は訴えていますが、より厳しい規制を求める緑の党と経済への影響を懸念する自由民主党の間で意見の対立が表面化しました。

中でも、緑の党は国内20か所の石炭火力発電所を直ちに閉鎖すべきだと訴えたのに対して自由民主党などは、電力不足や企業の国際競争力へ影響を懸念して反対し折り合いをつけることができなかったということです。

2413チバQ:2017/11/20(月) 22:03:47
【フランス大統領が懸念】ドイツのメルケル首相が、4期目の政権発足に向けて少数政党と続けてきた連立交渉が決裂したことについて、フランスのマクロン大統領は20日、メルケル首相と19日夜に電話会談し、強い懸念を伝えたことを明らかにしました。

そのうえで、「フランスはドイツの政治状況が緊迫することを望んでいない。この状況を少しでも早く改善させるべきだ」と述べ、一刻も早く4期目の政権が発足することに期待を示しました。

マクロン大統領が強い懸念を示した背景にはことし5月の就任以来、メルケル首相と緊密な関係を維持していることに加えてみずからが唱えているEU=ヨーロッパ連合の制度改革を実現するためにも、メルケル首相の存在が欠かせないと考えていることがあると見られます。

2414チバQ:2017/11/21(火) 19:21:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171121k0000e030166000c.html
<ドイツ>再選挙に現実味 3党連立協議決裂、大統領仲介へ
10:35毎日新聞

<ドイツ>再選挙に現実味 3党連立協議決裂、大統領仲介へ
メルケル首相=AP
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政3会派による連立協議の決裂を受け、メルケル首相は20日、「総選挙になっても恐れるものはない」と述べ少数与党による政権発足を否定した。シュタインマイヤー大統領は、戦後初の政権樹立失敗による連邦議会(下院)解散再選挙を回避するため、主要政党間の仲介に乗り出す。メルケル氏は大統領の仲介の行方を見守る考えだが、再選挙が現実味を帯びている。

 メルケル氏率いる中道右派・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、中道の経済政党・自由民主党(FDP)、左派系環境政党・緑の党による連立交渉は19日、FDPのリンドナー党首が「納得できない政策には加担できない」と交渉離脱を表明したことで頓挫した。

 メルケル氏は20日、公共放送ARDで、FDPもしくは緑の党との2会派による少数政権を「総選挙の方がまし」として強く否定。「あらためて社民党と交渉するかは(シュタインマイヤー氏による)交渉次第」とする一方で、再選挙の際には「引き続き責任を引き受ける」と述べ、党の顔の筆頭候補としてCDU・CSUを率いる考えを表明した。

 連邦議会解散は大統領の権限。シュタインマイヤー氏は「責任を簡単に有権者に投げてはならない」と述べ、3会派による再交渉やCDU・CSUと国政第2党・社会民主党による大連立継続を模索する考えだ。22日には、自身の出身政党・社民党のシュルツ党首と会談する予定だが、シュルツ氏は再選挙を求めており、説得は困難が予想される。

 合意のための妥協をいとわない一方で、現実味のないことを口にしないメルケル氏が言及したことで、再選挙の可能性も高まる。公共放送ZDFは年末までに総選挙に向けた暫定内閣が発足し、来年2月にも再選挙が行われる可能性があると報じている。

2415チバQ:2017/11/21(火) 22:29:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKCP1JNZKCPUHBI001.html
英国に拠点のEU機関、パリとアムステルダムに移転決定
10:15朝日新聞

 欧州連合(EU)は20日、現在英国に拠点があるEU機関の欧州医薬品庁(EMA)をアムステルダムに、欧州銀行監督機構(EBA)をパリに移転することを決めた。移転を巡っては企業誘致や雇用拡大などの効果を見込み、多くの都市が手を挙げていた。

 EMAはEU域内で売られる医薬品を審査し、認可する機関。EBAは金融機関の健全性の調査など、強い監督権限を持つ。いずれも現在はロンドンにある。

 EMAはアムステルダムのほかスペイン・バルセロナ、ギリシャ・アテネなど18都市が、EBAはパリのほか、ドイツ・フランクフルト、チェコ・プラハなど7都市が移転先に立候補していた。立地の利便性や、職員の子どものための教育環境など六つの基準をもとに、2019年3月に離脱予定の英を除く加盟27カ国の閣僚級による投票で決めた。(ブリュッセル=津阪直樹)

2416チバQ:2017/11/21(火) 22:34:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171120X443.html
カタルーニャ独立派、過半数成るか=州議会選まで1カ月―スペイン
11月20日 17:15時事通信

 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州で12月21日に投票が実施される州議会(定数135)選が1カ月後に迫った。ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相が所属する独立派の連立与党が議席の過半数(68)を維持できるかが最大の焦点。中央政府は選挙を通じ反独立派を中心とする州政府を樹立し、独立を断固阻止したい意向だ。

 独立派各党が17日に提出した候補者リストには、プチデモン氏やジュンケラス前州政府副首相ら罷免された政権幹部も名を連ねる。地元紙バンガルディアが11月上旬に実施した世論調査では、独立派与党の獲得予想議席数が解散前の72から減少する分析結果が出た。連立与党内で主導権争いの影響から候補者調整が進んでいないことが、勢いに陰りが差す一因となっている。

 州議会が10月27日に本国からの独立を一方的に宣言したことを受けて、独立運動を主導したプチデモン氏らは国家反逆などの罪に問われた。ジュンケラス氏が司法当局に拘束されたのに対し、最高責任者であるプチデモン氏が追及を避けるためにベルギーに出国したことが一部有権者の失望を招いた可能性も指摘される。

 独立派が新政府の主導権を握ったとしても、中央政府が強硬に抵抗し、欧州主要国の支持が広がらない現状で独立運動の大きな進展は難しい。プチデモン氏は、ベルギー紙ルソワールが13日に掲載したインタビューで「中央政府と現実的な関係を新たに築く用意はある」と述べた。独立に代わる「次善の策」の存在をうかがわせた。

 プチデモン氏には州政府の主導権を維持した上で選挙後に中央政府と交渉し、自治や税財政の権限強化を認めさせる腹案があるという見方が出ている。これに対し、スペインのラホイ首相は14日のラジオ番組で「圧倒的な投票率を実現し、独立派を敗北に追い込もう」と訴え、反独立派に結集を呼び掛けた。

2417チバQ:2017/11/23(木) 17:53:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711230029.html
民主化後「取り残された」 チェコ、斜陽の鉱工業都市ルポ 新興・極右政党が台頭、強まるEU批判

14:09

チェコ北東部オストラバの中心部外れで威容を誇る「ビートコビツェ製鉄所」(宮下日出男撮影)

(産経新聞)

 チェコで10月に実施された下院選挙は欧州連合(EU)に懐疑的で、反移民・難民を主張する新興政党が躍進し、注目された。特に支持を集めた地域の一つが北東部。かつての鉱工業が斜陽化する中、民主化後の発展やEUのあり方に不満をくすぶらせる住民らが変化を求め、吸い寄せられていた。(北東部オストラバ 宮下日出男)

「うるさかったが、当時は活気があった」

 ポーランド国境近くの第3の都市オストラバ。中心部を少し離れると、さび付いた巨大な建造物が威容を誇った。「ビートコビツェ製鉄所」。一大工業地帯として近代以降栄えた地域の象徴だが、1989年の共産体制崩壊後に閉鎖。今は観光名所となっている。

 「うるさかったが、当時は活気があった」。近くに暮らす無職、ペトル・ジャークさん(69)の言葉に郷愁が漂う。

 チェコ経済は堅調だが、失業率は首都プラハの2.7%に対し、オストラバは7.4%。昨年は地元の石炭採掘大手も破綻。市場経済化に成功した同国でも、この地域は産業の転換に遅れ、街の人口は民主化後、約1割減った。「街を出る若者も多く、取り残された感じ」(ジャークさん)

「既存政党の政策に新たなものはない」

 下院選では大富豪、バビシュ党首の「ANO2011」が得票率約30%で首位、極右「自由と直接民主主義」(SPD)が約11%を得票して議席数で第3党に入ったが、この街ではそれぞれ約35%、約14%と一段の強さを見せた。ともにEUの権限強化や移民・難民受け入れに反対する。

 「既存政党の政策に新たなものはない」。街の中心部で無職、ビエラ・バルコバさん(65)がANOに投票した理由を語った。批判の先は民主化後、国を担った社会民主党と市民民主党の左右二大政党など。汚職も問題化し、4年前の前回選で反汚職を掲げ台頭したANOは中道左派、社会民主党と連立を組んだ。

 周辺には真新しい商業施設があり、失業率が低下するなど地元経済は徐々に改善されてもいる。バルコバさんは「バビシュ氏のおかげ」と実業家出身の財務相としての手腕を評価。「ポピュリスト」との批判にも「メディアのネガティブキャンペーン。今は新しい政治が必要」と一蹴した。

「小国も同等に扱うべきだ」

 「チェコの愛国者」。街角で無職のカルロ・チェルニーさん(70)がたたえたのは日系人のオカムラSPD党首。イスラム教を過激に批判し、反難民を明確にする姿勢を「正直」と評した。チェコは難民をほとんど受け入れていないが、欧州で相次いだテロへの不安をSPDが吸い上げた。

 反難民感情の背景には少数民族ロマの問題も横たわる。専門家によると、共産体制下で労働力として街に移住させられてきたが、民主化後は職にあぶれた。「働かずに福祉を受ける」とチェルニーさん。犯罪にあう住民もおり、その経験が異文化への抵抗感につながる。

 難民をめぐる反発はEUに向かう。EUが決定した分担策にチェルシーさんは「旧ソ連のよう」と反発。ANO支持のバルコバさんも移民政策ではSPDに同調し、「小国も同等に扱うべきだ」とドイツなど大国主導のEUを批判する。

 EUへの批判的な世論はオストラバに限らず、チェコで近年強まっている。東部パラツキー大学の政治学者ヤクブ・リセク氏は「オーストリアや旧ソ連などの大帝国に従属させられた歴史が、理性的といえないが、再び国外勢力の影響下に置かれたとの感情につながっている」と解説した。

2418チバQ:2017/11/24(金) 08:41:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171124-00000071-san-eurp

独連立、揺れる社民党 拒否に批判噴出、閣外協力案も


11/24(金) 7:55配信

産経新聞



 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相与党など3党の連立協議決裂を受け、現在の連立相手である中道左派、社会民主党が揺れ始めた。党幹部が早々と決めた大連立継続拒否の方針に党内で批判が噴出。メルケル氏の少数派政権に閣外協力する案も浮上しており、当面は社民党の出方が焦点となりそうだ。

 社民党のシュルツ党首は23日、各党の仲介にあたるシュタインマイヤー大統領と会談。先立つ22日には「社民党は重大な現在の状況に対する責任を認識している」と語った。

 社民党は3党協議の決裂直後の20日、幹部会で改めて大連立継続を拒絶し、再選挙も辞さない方針を決めた。だが、これに対し、国や地方レベルで「状況は変わった」「あらゆる選択肢を議論すべきだ」との反発が一斉に上がった。

 メルケル政権下で埋没感を強めた社民党は9月の総選挙で戦後最低の結果に落ち込み、再選挙に臨んでも党勢回復は見込めないとの苦しい事情もある。このため、党内では一定の条件下でメルケル氏の少数政権に協力する方策などが取り沙汰されている。

 ただ、メルケル氏は大連立継続に期待を残す一方、少数政権より「再選挙がよい」との立場。膠着(こうちゃく)打開に至るか予断はできない。

2419チバQ:2017/11/24(金) 08:42:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000083-jij-eurp

ドイツ、大連立政権の継続模索=大統領仲介、再選挙回避目指す


11/23(木) 23:23配信

時事通信



 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相が主導した第4次政権樹立に向けた3党連立交渉の19日の決裂を受け、第3次政権を担った首相の保守系キリスト教民主・社会同盟と中道左派・社会民主党の二大政党による大連立継続を探る動きが出てきた。

 再選挙の可能性を意識しつつ、ぎりぎりの駆け引きが続けられる見通しだ。

 社民党は過去4年間、連立政権に参加し、影響力の強いメルケル首相の陰に隠れてしまったことで存在感が薄れた。9月の連邦議会(下院)選挙で第2党の座は守ったものの得票率が大幅に下落。この結果を受け、シュルツ党首は党を立て直すため、連立に終止符を打ち、下野することを決断した。

 一方、社民党出身のシュタインマイヤー大統領は3党連立交渉の決裂後、「すべての党はもう一度、対応を熟慮すべきだ」と訴えた。23日にはシュルツ党首と会談。再選挙を回避し、政治を安定させるため、大連立継続を考えるよう促したとみられる。シュルツ氏は22日、DPA通信に「難しい状況下での責務は自覚している」と述べており、再考の余地がありそうな様子を見せ始めた。

 同盟と中道政党・自由民主党、環境政党「90年連合・緑の党」の3党連立交渉の再開は困難な情勢で、首相が下院で過半数を確保するには大連立が残る唯一の選択肢だ。これが実現しなければ、再選挙となる可能性が大きい。

 再選挙が行われても、各党の議席数に目立った変化は生じないとみられており、そうなった場合、連立交渉は多難なままだ。社民党議員からは党首が打ち出した大連立拒否方針に反発する声も出ており、今後、党内議論が活発化するとみられる。

2420チバQ:2017/11/24(金) 18:56:48
http://www.sankei.com/world/news/171123/wor1711230002-n1.html
2017.11.23 12:00
【激動ヨーロッパ】
東欧に異変 オーストリアのアイドル党首、「チェコのトランプ」…EU懐疑派連合に警戒論も
 31歳の“風雲児”、トランプ米大統領に比される実業家-。オーストリアとチェコで10月に相次いで行われた総選挙では、個性的な指導者が率いる政党がともに勝利した。ただ、対照的にみえる2人も欧州連合(EU)への批判では共通。EU懐疑派の「東欧連合」形成に警戒感もあり、齟齬が目立つEU内の東西関係にも影響を及ぼす可能性がある。
(ベルリン 宮下日出男)

内部から党変革

 オールバックと端正な顔立ちに、選挙集会で写真撮影を求める女性に囲まれる姿はアイドルのよう。オーストリア国民議会(下院)選で第1党を制した中道右派、国民党のゼバスティアン・クルツ党首(31)はマクロン仏大統領(39)より若く、首相に就けば欧州最年少の指導者だ。

 若さゆえの経験不足は当たらない。10代で党青年部に入り、24歳でウィーン市議。4年前の前回13年下院選で初当選すると歴代最年少の27歳で外相に抜擢された。そのとんとん拍子の出世に地元メディアは「風雲児」とも呼ぶ。

 5月の党首就任後はシンボルカラーを黒から青緑に変えるなど、支持率が低迷していた伝統政党の内部からの「変革」に邁進。選挙の候補選びなどで全権を握り、新人も多用した。「ダイナミックな人物」。支持者からはそんな期待が上がる一方、「ワンマン・ショー」との警戒も残る。

トランプ氏以上の富豪

 チェコ下院選で中道右派の新興政党「ANO2011」を圧勝に導いたのはアンドレイ・バビシュ党首。白髪も目立つ63歳はビジネス界たたき上げの政界アウトサイダー。4年前の前回選でいきなり第2党に躍進し、政権に参加。財務相を担ったバビシュ氏の手腕が評されたともされる。

 旧共産体制下の国有化学会社を基盤に農業や食品、メディアにも事業を広げ、傘下企業は18カ国250社以上。「チェコのトランプ氏」と称されるが、米誌によると、その資産は40億ドル(4500億円)以上で、トランプ氏を上回るともいわれる大富豪だ。

 ただ、EUの補助金をめぐる不正疑惑の浮上で他党が協力を拒み、少数政権になるとの見方が強い。企業家らしく、国家運営の効率化を目指すが、上院廃止などを掲げて“議会軽視”のような発言もし、民主主義への影響を懸念する声も出ている。

親EUの孤島

 プロフィルは対照的なクルツ氏とバビシュ氏も対EUでは重なる面は多い。難民受け入れを加盟国で分担する制度に反対し、EUの権限強化につながる改革に否定的だ。クルツ氏は極右の自由党と連立交渉中。バビシュ氏には躍進した極右新党と「水面下で協力するのではないか」との見方がくすぶる。

 ユンケル欧州委員長は両選挙後、2人に祝意を送る一方、「親EU政権の樹立」などを注文した。ともにEU重視を強調するが、両国やEUに批判的なポーランドとハンガリーに囲まれたスロバキアのフィツォ首相は「われわれは親EUの孤島だ」と訴えた。

 そんな状況下で警戒されるのがポーランドやハンガリーとの「東欧連合」(独主要紙)。バビシュ氏は幅広い東欧の結束も唱え、クルツ氏は「東西の橋渡し」を目指す。戦後、西欧に属したオーストリも歴史的には東欧と深いつながりを持つことが背景にある。

 EUでは移民危機を機に東西の亀裂が露呈。そのため「東西の緊張がさらに増す」(同)との声も出る。ただ、バビシュは「現実主義者」で、クルツ氏も自由党の手綱をひければ、EU懐疑派に引きずられることはないとも指摘されるが、2人の動向が今後の東西関係のカギを握る可能性がある。

【EU加盟国と加盟年】 ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク=1967年に前身の欧州共同体(EC)結成▽英国(現在離脱交渉中)、アイルランド、デンマーク=73年▽ギリシャ=81年▽スペイン、ポルトガル=86年▽オーストリア、スウェーデン、フィンランド=95年▽ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、エストニア、リトアニア、ラトビア、マルタ、キプロス=2004年▽ブルガリア、ルーマニア=07年▽クロアチア=13年

2421チバQ:2017/11/24(金) 19:35:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171125k0000m030061000c.html
<ドイツ>社民党が大連立を視野 党内不満受け方針転換
19:27毎日新聞

 【アーヘン(独西部)中西啓介】メルケル独首相率いる国政会派・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を軸とする連立協議の決裂を受け、政権参加を拒んできた第2党の社会民主党は23日、CDU・CSUとの大連立協議を再考し、排除しない方針を固めた。社民党内で「大連立に協力しない」と主張し続ける党執行部への不満が高まり、シュルツ党首が方針転換を迫られた形だ。

 戦後初の内閣不成立による再選挙を回避するため各党と協議しているシュタインマイヤー大統領は23日午後、シュルツ氏と会談した。CDU・CSUと中道の自由民主党(FDP)、左派の緑の党による3会派連立協議の再交渉が見込めない中、自身の出身政党である社民党に大連立の継続を検討するよう求めたとみられている。

 社民党執行部は大統領との会談後に協議。協議後、ハイル幹事長は「社民党は対話の道を閉ざさない」とする方針を説明。大統領による仲介の行方によっては協議に応じる方針だ。メルケル氏は「大連立には多くの成果があった」と述べ社民党との協議を求めており、大連立が継続されれば、政治空白を早期に回避し安定政権が樹立されることになる。

 社民党は9月の総選挙で戦後最低の得票率に沈んだ。選挙後も復調のためのシナリオが描けず、再選挙になれば議席を減らす可能性が高い。そうした中で「再選挙を恐れない」と訴えるシュルツ氏に、失職を恐れる党所属の国会議員の間では不信感が広がっている。主要派閥も大連立を容認する中、12月の党大会で党首続投を目指すシュルツ氏にとっては厳しい状況が続く。

 独紙ツァイトは「他により良いものがない以上、社民党は連立拒否をあきらめろ」とする記事を掲載。仮に再選挙をしても結果に大差がなく、破談した3会派連立か、大連立以外に安定政権樹立の見通しが立たないことを指摘する。多くの独主要メディアが同様の論説を掲げており、社民党に政権参加を求める圧力が高まっている。

2422チバQ:2017/11/25(土) 17:54:18
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171125X958.html
EU東方拡大、機運後退=旧ソ連6カ国と首脳会議

00:35

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は24日、ロシア以外の旧ソ連6カ国との関係強化を目指す「東方パートナーシップ」の首脳会議をブリュッセルで開いた。ロシアと対立するウクライナなどはEU加盟につながる成果を求めていたが、EU内では早期の加盟国拡大を目指す機運は後退しており、合意内容は汚職対策など実務面での協力推進にとどまった。

 会議では2020年までに実現を目指す行動計画がまとめられ、汚職対策のほか投資環境の改善など20項目が明示された。

 一方、会議が採択した共同宣言は、EU加盟を目指すウクライナなどについて、「欧州に対する願望を認める」と言及しただけだった。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入を批判するような文言もなく、ベラルーシなど親ロシア国が参加する枠組みの限界も露呈した。

2423とはずがたり:2017/11/26(日) 20:15:36

イギリスよ衰退せえ。2年後は米中日独印仏英って感じか〜。

英経済、フランスに抜かれ世界6位に 「EU離脱」が影響
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-35110953-cnn-int
11/26(日) 16:47配信 CNN.co.jp

ハモンド財務相が、英国の経済規模について世界6位に低下したと明らかにした
ロンドン(CNNMoney) 英国のハモンド財務相は26日までに、同国の経済規模が2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下したことを認めた。予算案発表に伴う演説で明らかにした。

経済規模を測る方途は多数あるが、同財務相の発言は国際通貨基金(IMF)が先月公表した今年の各国別の国内総生産(GDP)の予測に基づくもの。フランスとの今年の差はわずかだったが、英国は来年さらに引き離されるとも予想された。

IMFによると、フランスが英国を上回ったのは2013年以降で初めて。英国の順位下落は昨年6月の欧州連合(EU)からの離脱決定後、経済成長率が急速に減速したことを反映している。通貨ポンド安が急激に進み、消費者支出が落ち込んで物価は上昇していた。

英国の予算編成担当部局は22日、今年の経済成長率を2%増から1.5%増に下方修正。来年は1.4%増、19、20両年はそれぞれ1.3%増を見込んだ。

世界5位からの転落は、EUから離脱すれば英国経済はより強固になるとの同国政治家らの主張に冷水を浴びせる材料となっている。デービス離脱相は今年9月、英国経済は世界5位と自負していた。

英国経済の規模は、フランスと共に19年にはインドに抜かれるとの予測も出ている。

IMFの今年のGDP予測によると、首位は米国の19兆4000億ドル(約2173兆円)、2位以下は中国が11兆9000億ドル、日本4兆9000億ドル、ドイツ3兆7000億ドル、フランス2兆5750億ドル、英国2兆5650億ドルにインド2兆4000億ドルとなっている。

2424チバQ:2017/11/26(日) 23:48:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1711260019.html
【カタルーニャ問題】プチデモン前州首相が逃亡先で始動 候補者名簿を発表 カタルーニャ自治停止から1カ月
20:24産経新聞

 【バルセロナ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相は25日、12月21日の州議会選挙に向け、逃亡先のベルギーで自身が率いる独立派勢力の候補者名簿を発表した。独立派が議席の過半数を維持し、州自治権を停止した中央政府への巻き返しを図る狙いを鮮明にした。

 同州議会が「独立宣言」を決議し、中央政府のラホイ首相が州閣僚の罷免と州議会解散を宣言してから、27日で1カ月を迎える。州職員や州警察は任務を継続し、大きな混乱は起きていない。プチデモン前首相は反逆容疑で指名手配され、ベルギー逃亡を続けている。州議会選は中央政府の直轄統治下で行われる。

 プチデモン前首相は25日、ベルギー西部の支持者集会で「選挙で勝利し、ラホイ首相の中央政府、彼を支える欧州連合(EU)に『われわれの民主主義は負けない』と示してやろう」と気勢をあげた。候補者名簿は、プチデモン前首相が属するカタルーニャ欧州民主党が中心。共にベルギーにとどまる前州閣僚、反逆容疑で身柄拘束された独立派指導者らが名を連ねる。

 州議会(定数135)が自治権停止に伴って解散される前、プチデモン政権を支えた独立派は72議席を占めた。最新の世論調査によると、12月の選挙では身柄拘束中のジュンケラス前州副首相の政党などとあわせ、独立派は68〜71議席で過半数を維持する勢い。ラホイ首相が率いる国民党など独立反対派は、計60議席程度と伸び悩んでいる。

 一方、プチデモン前首相は今月、ベルギー紙のインタビューで「スペインとの現実的な関係も受け入れる」として、州独立に固執しない考えを表明。選挙に勝利して、有利な立場で中央政府との交渉を進めたい考えも透けてみえる。

 州有権者の関心は高く、87%が「投票に行く」と回答。公式な選挙戦が始まる12月5日を前に、各党は支持拡大に動き出している。

2425チバQ:2017/11/27(月) 07:59:19
米国 19兆4000億ドル(約2173兆円)、
中国 11兆9000億ドル、
日本 4兆9000億ドル、
ドイツ 3兆7000億ドル、
フランス2兆5750億ドル、
英国 2兆5650億ドル
インド 2兆4000億ドル


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171126-35110953-cnn-int
英経済、フランスに抜かれ世界6位に 「EU離脱」が影響
11/26(日) 16:47配信 CNN.co.jp
英経済、フランスに抜かれ世界6位に 「EU離脱」が影響
ハモンド財務相が、英国の経済規模について世界6位に低下したと明らかにした
ロンドン(CNNMoney) 英国のハモンド財務相は26日までに、同国の経済規模が2017年にフランスに抜かれ世界6位に低下したことを認めた。予算案発表に伴う演説で明らかにした。

経済規模を測る方途は多数あるが、同財務相の発言は国際通貨基金(IMF)が先月公表した今年の各国別の国内総生産(GDP)の予測に基づくもの。フランスとの今年の差はわずかだったが、英国は来年さらに引き離されるとも予想された。

IMFによると、フランスが英国を上回ったのは2013年以降で初めて。英国の順位下落は昨年6月の欧州連合(EU)からの離脱決定後、経済成長率が急速に減速したことを反映している。通貨ポンド安が急激に進み、消費者支出が落ち込んで物価は上昇していた。

英国の予算編成担当部局は22日、今年の経済成長率を2%増から1.5%増に下方修正。来年は1.4%増、19、20両年はそれぞれ1.3%増を見込んだ。

世界5位からの転落は、EUから離脱すれば英国経済はより強固になるとの同国政治家らの主張に冷水を浴びせる材料となっている。デービス離脱相は今年9月、英国経済は世界5位と自負していた。
米国の19兆4000億ドル(約2173兆円)、2位以下は中国が11兆9000億ドル、日本4兆9000億ドル、ドイツ3兆7000億ドル、フランス2兆5750億ドル、英国2兆5650億ドルにインド2兆4000億ドル
英国経済の規模は、フランスと共に19年にはインドに抜かれるとの予測も出ている。

IMFの今年のGDP予測によると、首位は米国の19兆4000億ドル(約2173兆円)、2位以下は中国が11兆9000億ドル、日本4兆9000億ドル、ドイツ3兆7000億ドル、フランス2兆5750億ドル、英国2兆5650億ドルにインド2兆4000億ドルとなっている。

2426とはずがたり:2017/11/27(月) 17:52:14
3時間天下」で終わったカタルーニャ共和国。独立宣言後、自治機能が停止され閣僚は全員解任に HARBOR BUSINESS Online 2017年10月30日 08時44分 (2017年11月2日 17時49分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20171030/Harbor_business_153525.html

 10月21日にラホイ首相が閣議で憲法155条の発動を決定したことは、プッチェモン州知事にとって重圧となっていた。彼は二者択一の選択を迫られることになったからだ。

 その二択とは、「議会を招集して独立宣言をするか?」か、「州議会を解散して選挙を実施するか?」である。

 スペイン政府によって155条が発動されれば、自治機能は停止する。マス前州知事の時から、伝統ある左派共和党(ERC)と、カタルーニャのブルジョア層から生まれた右派政党である右派政党CiU(集中と統一)から分離してできたカタラン・ヨーロッパ民主党(PDeCAT)が、左右の垣根を超えて連立政権(Junts pel Si)を誕生させたのも、二党の唯一共通した目標がカタルーニャの独立を達成させるということからであった。ちなみに、プッチェモン州知事はPDeCATに属している政治家である。

 プッチェモン州知事の決断を鈍らせたのには理由があった。

◆プッチェモンの脳裏をよぎった、銃殺された元知事

 10月26日午前、プッチェモン州知事は午後1時半に記者会見をすると発表したのである。その席で、州議会選挙を実施することを発表するという噂が報道関係者に伝わった。というのも、前日夜の連立政権の会合で州知事が選挙する方を選ぶと会合メンバーに伝えたのが報道関係者に漏れたからであった。それに対して、ジュンケラス副州知事(ERC党首)が猛烈に反対を表明してERCの閣僚は全員辞任することを表明したことも同時に情報として漏れた。ERCは独立宣言をすることを望んでいたからである。

 元々、ERCは1932年に当時のマシア党首がカタルーニャ自治州を誕生させて州知事になったという前歴を持っている伝統ある政党だ。当時のカタルーニャ自治政府はマシア州知事が亡くなった後、彼を継いだ州議会議長だったカンパニが州知事に就任すると、1934年10月にカンパニはカタルーニャの独立を宣言するのであった。カンパニは反逆罪で逮捕され、収監された後、フランスに亡命したが、スペインに送還されて銃殺された。

 プッチェモン州知事はカンパニのことが脳裏に焼き付いていたようである。独立宣言をすれば国家の統一を妨げたとして反逆罪で逮捕されることを覚悟せねばならないからだ。ただ、議会選挙の実施決めればERCの閣僚が辞任するという。
 二者択一の間で揺れるプッチェモンだが、選挙の実施はスペイン政府も望んでいることであり、カタルーニャの独立反対派の市民そして多くのスペイン国民も冷静さを取り戻すことが出来ると彼は考えたようであった。

2427とはずがたり:2017/11/27(月) 17:52:28

◆記者会見の中止、そして「独立宣言」

 ところが、予定されていた午後1時半の記者会見が2時半に延期された。理由は不明であった。しかし、報道陣のほうで掴んでいる情報では、選挙をするのに彼はスペイン政府に条件を付けて、その回答を首相官邸から待っているということであった。その条件とは選挙をする交換条件として、155条の発動を中止することと、現在収監されている二つの政治組織のそれぞれ代表を釈放することを要求したという。

 結局、予定されていた2時半の記者会見は中止となった。即ち、ラホイ首相はそれを受理しなかったというふうに理解された。

 報道関係者の方では折角良い機会であったのに、スペイン政府はなぜそれを拒否したのかとラホイ首相への批判が集まった。

 27日に予定されている州議会はそのまま変更なしという事であった。それは独立宣言をするための審議であるというのは明らかにされていた。この日はスペインの上院で155条の発動の為の承認が予定されていた。即ち、カタルーニャでは独立宣言をするか否かの審議とスペイン上院ではカタルーニャの自治機能を停止の承認を得る為の審議がほぼ同時に行われることになったのである。

 州議会で独立宣言をするための審議ということ自体が既にスペイン憲法裁判所で違憲とされていたが、州政府も議長もそれを無視した。投票は非公開投票を独立支持政党の3党が選んだ。それに対して野党は一斉に非難。カタルーニャ議会はいつも公開投票が慣例になっているからである。電光掲示板に各議員の賛成、反対、棄権が表示されることになっている。それが、今回に限って非公開投票を選らんだことに野党の国民党(スペイン政府与党)のアルビオル党首は、この一番大事な州の運命を決める時に限って、自分の票を隠そうとする与党議員の姿勢に「臆病者」という罵声を浴びせた。

 そして、そのような投票には参加できないとして、野党は1政党の議員を残して他の議員は投票前に議事室から退席した。また、残った1政党の各議員は投票箱に票を投ずる前に「反対」と書いた投票用紙を公開してから投票箱に投じた。投票の結果は賛成多数で可決され、独立宣言の声明発表となったのである。議事堂の周囲や市内の主要広場では独立支持派の市民が歓声を上げて祭り気分になっていた。

◆わずか「3時間」の独立

 その間もマドリードの上院はまだ審議中で、それからほぼ2時間が経過して可決。その後、直ぐに閣僚会議に入り、カタルーニャで独立宣言がされたあと3時間ほど経過して、ラホイ首相が記者会見に臨んだ。そして、閣議で決定された以下のことを伝えた。

◎ ソラヤ・サエス・サンタアリア副首相がカタルーニャ自治州の暫定州知事に就任。彼女は国家弁護士で、ラホイ首相が野党党首の時から右腕として活躍。優れた参謀役を発揮している。
◎ プッチェモン州知事とジュンケラス副州知事を始め閣僚全員の解任。
◎ 自治州警察はトラペロ警視総監を解任し、スペイン政府内務省の管理下に置く。
◎ 自治州の各省にはスペイン政府の該当する省から人材を派遣して指揮する。その中でも一番重要な財務省にはスペイン政府のモントロ財務相とデ・ギンドス経済相の管理下に置く。
◎ カタルーニャ州外務省の閉鎖。スペインの各自治州で唯一存在しないのは外務省である。それはスペイン中央政府が担うからである。しかし、カタルーニャ州政府はそれを無視し、しかも憲法裁判所でも違法であるされているのも無視して、ヨーロッパ地域を中心に11か国に「カタルーニャ大使館」を設けていたのである。今年の予算は3960万ユーロ(51億4800万円)だという。これも勿論、公的資金を使っていた。近い将来50か国に「カタルーニャ大使館」を設けるとしていた。これも独立の為に外国でカタルーニャのことをより知ってもらうための広報機関だった。(参照:「El Confidencial」)
◎ 12月21日を州議会選挙日とする。

2428とはずがたり:2017/11/27(月) 17:52:43
>>2426-2428

◆「12月21日」の意味

 155条の適用というのはスペインで初めてのケースであり、全くの未知数。そこでスペイン政府がカタルーニャの自治を長く管理下に置くということに周囲で懸念もされていた。しかし、ラホイ首相は、焦らず時間を掛けて問題を解決するタイプである。だから、彼が当初から提唱していたように、“6か月程度スペイン政府の管理下に置いて、それから州議会選挙をし行う”というのも当然だろうと見られていた。

 それが、意外なことに12月に行うという発表には報道関係者にとって驚きであった。しかし、これはスペイン政府側にとっては有利な決断であった。というのも、今回独立を図った政党もこれから選挙対策に取り組まねばならず、スペイン政府のカタルーニャでの振舞いを批判している時間はなくなるからである。半年先の選挙となれば、政府に対して抗議デモなどを行うだけの余裕も生まれる。

 この決断からは、プッチェモンが選挙するからといって提示して来た交換条件をラホイ首相が受け入れなかったという理由が伺える。というのも、もしプッチェモンの条件を受け入れていれば、議会解散後も次の州政府が誕生するまで現閣僚がそのままポストを維持することになるからだ。しかし、155条を適用して、彼らを解任しておけば、中立的な立場から選挙準備をすることが可能だと考えたのであろう。これはラホイ首相の賢明な策である。

 ラホイ首相は上院での演説で「カタルーニャで救出せねばならないことは憲法に規定されている(155条)ではない」「そうではなく、違憲実行者の振る舞いによって引き起こされている弊害からカタルーニャを救出せねばならないということでなのである」「そして、カタルーニャの所有物を寛容さもなく支配しようとし、しかも歴史、文化、感情などが自分たちの独占物であるかのようにして、すべてのカタラン人を彼らの教義に従属させようとしている。それからカタラン人を守らねばならないのである」と述べた。

◆無視される半数の「独立反対派」住民

 確かに、現在のカタルーニャは、州民の半数は独立に反対しているにもかかわらず、独立に反対する市民はそれを表明するにも嘗てのように自由にどこでもそれを表明することが出来なくなっている。学校でもカタルーニャ独立に反対の生徒は差別されるという事態も起きている。そして、カタラン語を優先してスペイン語を排斥しようとする教育システムさえもが次第に力をつけているのである。(参照:「Info Libre」)

 既報のように、住民投票以降、カタルーニャからは既に1700社以上が本社を州外に移転させている。

 しかも、同州は、すでに750億ユーロ(9兆7500万円)の負債を抱えている上に、州のGDPの30%を貢献してきた2大銀行と大手企業40社がカタルーニャを去った段階で、独立できるような社会体制にもなっていないと言われている。このような現実を無視して敢えて独立しようとするのは、民主的であるとは言えない。

 かくして、「3時間天下」となったカタルーニャ州独立。検察はプッチェモン州知事、ジュンケラス副州知事、フォルカデル議長らを30日に訴追する為の準備を進めているという。反逆罪などで懲役25-30年の刑が下される可能性もあるそうだ。

 いずれにしても、まだカタルーニャが平常に戻るのには時間がかかるだろう。

<文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

2429とはずがたり:2017/11/27(月) 21:28:43
カタルーニャ自治州住民、独立賛成派は24%にとどまる=世論調査
ロイター 2017年11月27日 19時11分 (2017年11月27日 20時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20171127/Reuters_newsml_KBN1DR11P.html

[マドリード 27日 ロイター] - 世論調査によると、スペイン北東部カタルーニャ自治州の州議会選挙を12月21日に控え、独立を望む同州の住民は24%にとどまった。地元紙エル・パイスが結果を公表した。
一方、スペインへ残ることに基づく合意を望むと答えたのは71%に上った。
カタルーニャ州の独立問題は10月1日に住民投票が強行されたことで、過去数十年で最大の危機に発展。上院から同州の直接統治権を承認された中央政府のラホイ首相は、同州政府の閣僚を解任し議会を解散、さらに12月に州議会選挙を実施すると発表した。ただ、選挙で独立賛成派が勝利した場合、再び不透明感が強まることになる。
調査によると、独立賛成派の政党は州議会選で絶対多数を維持できない見込み。ただ、調査の誤差は2.4%で、賛成派と反対派が半々に割れた場合、結果を読むのは難しくなる。
調査は11月20―22日に、1800人のカタルーニャ住民を対象に電話で実施された。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

2430チバQ:2017/11/29(水) 00:40:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000076-reut-eurp
アイルランド副首相が辞任、政権崩壊・総選挙回避の公算
11/28(火) 23:50配信 ロイター
[ダブリン 28日 ロイター] - アイルランドのフィッツジェラルド副首相が28日、辞任した。政権崩壊や総選挙が当面回避される公算が大きい。

政府関係筋が、辞任方針を伝えた一部報道を確認した。

警察の内部告発者を巡る対応が不適切だったとして、フィッツジェラルド氏は、閣外協力する共和党に不信任案を突き付けられていた。

バラッカー首相の危機対応を巡っては、自身の統一アイルランド党のほか、共和党との関係が大きく損なわれる事態となった。

フィッツジェラルド氏が辞任したものの、野党の労働党やシン・フェイン党は、選挙が3━4カ月以内に行われる公算が引き続き大きいとしている。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171128-00000049-reut-bus_all
アイルランド、年内総選挙の可能性高まる 副首相が辞任拒否
11/28(火) 14:48配信 ロイター
アイルランド、年内総選挙の可能性高まる 副首相が辞任拒否
 11月28日、アイルランドで、与党に閣外協力する第2党が不信任案を突き付けたフィッツジェラルド副首相が辞任を拒否し、前倒し総選挙が来月にも実施される可能性が高まっている。写真は2014年5月、ダブリンで会見する同副首相(2017年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[ダブリン 27日 ロイター] - アイルランドで、与党に閣外協力する第2党が不信任案を突き付けたフィッツジェラルド副首相が辞任を拒否し、前倒し総選挙が来月にも実施される可能性が高まっている。

少数与党の統一アイルランド党に閣外協力する共和党は27日夜、警察の内部告発者を巡る副首相の対応が不適切だったと主張。副首相が辞任しない場合、28日の2000GMT(日本時間29日午前5時)までに不信任決議の動議を提出すると明らかにした。

幹部のジム・オカラガン氏は公共放送RTEに対し「副首相は、自分が辞任しない限り、誰も望まず誰も必要とせず、国のためにもならない選挙を実施せざるを得なくなると認識するだろう」と発言。「このほかに方法があるとは思えない」と述べた。

アイルランドは、英国の欧州連合(EU)離脱交渉で重要な役割を担っている。交渉ではアイルランドと英領北アイルランドとの国境管理が3つの懸案事項の1つとなっており、12月14―15日のEU首脳会議でバラッカー首相はこの問題で十分な進展があったかどうかなどを協議することになっている。アイルランドの政局が混乱すれば、交渉が複雑化する可能性がある。

一方バラッカー首相は、不信任案が撤回されない場合、クリスマス前に総選挙を行わざるを得ないと主張した。

一時は両党の幹部らが歩み寄る姿勢をみせたものの、副首相に関する新たな文書が公表されたことで事態は急変した。

副首相は、内部告発者を貶める企てについて詳述した電子メールを2015年5月に受け取ったことについて前週、覚えていないと言明していた。これに対し、27日に公表された文書では、副首相が15年7月、この策略について書いた2通のメールを追加で受け取ったことが判明した。だが副首相は、継続中の裁判の結論は来年1月まで出ないとして、全政党からの辞任要求を拒否した。

首相は総選挙を避けるため、共和党のマーティン党首と28日朝に会談する予定。首相の報道官は、政府は副首相を支持していると表明した。

2431チバQ:2017/12/01(金) 20:54:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171201-00000085-san-eurp
独、大連立なお曲折 メルケル首相、第2党党首と会談へ
12/1(金) 7:55配信 産経新聞
 ■期待と牽制…駆け引き活発化

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は30日、次期政権樹立をめぐる膠着(こうちゃく)状況の打開に向け、シュタインマイヤー大統領の仲介のもと、議会第2党の中道左派、社会民主党のシュルツ党首と会談する。政治空白の長期化を避けるため、大連立継続に期待が高まるなか、双方の駆け引きも活発化している。

                  ◇

 メルケル氏の保守系、キリスト教民主・社会同盟は9月の総選挙後に行った小党2党との3党連立協議が決裂。再選挙回避のため異例の各党調整に入った大統領の説得で、下野を決めていた社民党が軟化し、今回の会談が実現した。

 同盟はすでに大連立継続を目指す方針を確認。メルケル氏は11月27日、「この手の話し合いには当然、妥協が必要」と大連立への柔軟姿勢を示す一方、ユーロ圏改革や中東情勢などドイツが直面する課題を挙げ、「安定した政府を樹立すべきだ」と社民党に協力を迫った。

 一方、シュルツ氏は29日、「話し合いの結果がどうなるかはいえない」と同盟の過度の期待を牽制(けんせい)。党内では大連立に抵抗感が強く、少数政権への協力にとどめるべきだとの意見も多い。

 多数派政権を原則とする戦後ドイツで少数政権は前例はないが、シュルツ氏は「不慣れな状況に不安を持ってはならない」ともしている。

 会談は現時点で両党間の「対話」との位置づけ。協議が今後続いても、本格的な交渉は年明け以降にずれ込むとの見方がある。社民党は最終的に党員投票で判断する方針で、政権樹立には曲折が予想される。

 27日には同盟出身の閣僚が欧州連合(EU)の会合で、社民党が反対する除草剤の認可更新に賛成したため、社民党が「信頼を失った」と反発。メルケル氏は「繰り返されてはならない行為」と閣僚を非難して沈静化を図った。しかし、メディアは両党の話し合いに影を落とす可能性もあると伝えている。

2432とはずがたり:2017/12/02(土) 20:15:53

概ね幸福なEU市民 でも1カ国だけ例外が──EUライフスタイル調査
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171201-00010002-newsweek-int&amp;p=1
12/1(金) 20:13配信 ニューズウィーク日本版

欧州連合統計局ユーロスタット(ルクセンブルク)が、EU加盟国28カ国の人々の生活の調査結果2017年版を発表した(データ採集2017年4〜5月)。趣味や娯楽、収入格差、食生活、インターネットの使い方などが国別・男女別に比較できてなかなか面白い。

→自転車大国オランダ、信号機を消してみたら起きたこと...

■家事をしないと太る?

毎日、料理や家事をすると答えたクロアチアの男性(18歳以上, 2016年)はたったの12%で、最下位。ただし、クロアチアの女性も62%で下から3番目なので、家事をあまりしないお国柄、ということだろうか。EU平均は男性34%、女性79%。女性は半数以上の国で80%を超えており、家事がまだまだ女性の役割となっていることがわかる。

クロアチアの男性は肥満でもトップで、65.9 %がBMI(ボディマス指数)25以上だという。肥満ぎみのEU女性が43.7%であるのに対し男性が57.3%であることを受け(2014)、独ツァイト誌の若者向けオンラインマガジンze.ttは、 「女性がいまだに日々の家事をこなすあいだ、男性は腹に脂肪をためている」と揶揄する。

体重過多の男性2位はマルタ、3位はギリシャで、軒並み65%以上。マルタは女性も1位で、53.9%となっている。クロアチア女性は46.8%でEU平均をやや上回る程度。ちなみに、太り気味の人が少なめなのは、男性はオランダ(51.5%)とフランス(51.7%)、女性はイタリア(35.4%)だ。

エクササイズに関しては、女性の26%と男性の36%が週にスポーツや仕事以外の身体活動で150分以上を費やしている。男女ともに運動時間が長いのはアイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、ドイツ、オーストリアなどの北方の国々。ただ、アイスランドやノルウェーの男性は肥満率も高くなっているので、エクササイズの時間との相関性はあまりなさそうだ。一方、いちばん「動かない」のは男女ともルーマニアで、男性は14%、女性はわずか3.7%だ。

■男女ともたくさんお酒を飲むのは……やっぱりアノ国
毎日ではない週単位でアルコールを消費する男女が最も多いのはイギリスで、男性51.8 %、女性40.2%(2016)。ブレグジット後は男性はルクセンブルク(48.3%)女性はアイルランド(38.1%)に軍配があがりそうだ。ドイツ、ベルギー、チェコなど、いわゆるビールのおいしい国は男女共に多い。スペイン、ギリシャ、イタリアなどの「ワインの国」では男女共以外と高くない。フランスのデータがないようだが、もしあったらイギリスといい勝負になるかもしれないという気がするのだが、どうだろう。

毎日喫煙する女性が最も多いのはオーストリア(22.5%)。これは、オーストリアを訪ねたことのある人には納得の結果かもしれない。2016年ごろから少しずつ飲食店など屋内での喫煙が規制され、2018年5月には禁止となる見込みだが、それでもオーストリアではごく最近まで屋内や、バス停など公共の場での喫煙がふつうだった。学生の喫煙率も高いようだ。ちなみに男性一位はキプロスの39.6%。オーストリア男性は27.0%で、EU平均の23.8%よりやや高い程度だ。

その他、余暇に関するデータでは、EUでは男性のほうがインターネットを活用し、男性はニュース閲覧、女性はSNSの使用が多いとなっている。オンラインショッピング使用率はほぼ同等だが、男性は電子機器、女性は衣類の購入が多い。

ちなみに、本をいちばん読むのは男女共スウェーデンで、15歳以上の男性54%、女性78%が年に5冊以上読むと答えている(2015)。

2433とはずがたり:2017/12/02(土) 20:16:15
>>2432-2433
■子どものいる女性は雇用率が高い?

平均して、男性の雇用率は女性の雇用率よりも高い(それぞれ72%と61%、15〜64歳、2016)が、加盟国の多くで、雇用率の差が子供の数により変動する傾向があることが注目されている。 子どもがいない場合、女性65%、男性は73%だが、子ども1人の場合、女性71%、男性85%、 2人の場合女性70%、男性89%となる。3人以上の場合、雇用率は減少し、女性55%、男性84%となる。

被雇用者のうち、女性は31.9%がパートタイムである一方で、男性は8.8%のみだ。パートタイムの女性が多いのはオランダ(76.4%)、オーストリア(47.1%)、ドイツ(46.4%)で、男性は全体に少ないが、オランダが他国を大きく引き離している(26.2%)。パートタイムが最も少ないのは男女共にブルガリアだ(2.2%, 1.8%)。

おもに大学以上の高等教育を受けたEU市民の割合は男性28.9%, 女性32.5%で女性のほうが多く、さらに3人に1人が女性管理職であり、ラトヴィアの47%をはじめ、ポーランド、スロヴェニア、ハンガリーなど東欧でより多いようだ。ただし、収入は平均して女性が16%低い。

ドイチェ・ウェレは、欧州ジェンダー平等研究所(EIGE)の別の調査結果で、ドイツの男女均等は28カ国中12位、インデックスにして65.5 で、EU平均の66.2 (2015)を下回ったことを分析し、ドイツ女性は社会・人文科学を学ぶ傾向が強く、科学技術を学ぶ男性との賃金格差ができてしまったのではないかと分析している。EU全体でも女性のほうが高等教育を受けているにもかかわらず平均収入が低いのは、こんなところにも原因があるかもしれない。余談だが、人文系の学問はドイツ語でBrotlos(パンのない=収入につながらない)と呼ばれることもある。

■暮らし方もまちまちに
EUの平均寿命は、女性83.3歳、男性77.9歳(2015)。人口でみるとEU全体で男性よりも女性が5%ほど多くなっているが、18歳以下の若者では反対に女性よりも男性が5%多くなる。一方、65歳以上の高齢者層では、女性が33%増える。

生活単位もさまざまだ。子供が成長して独立し、家を出る年齢のEU平均は男性が27歳、女性が25歳だが、一方で15歳から24歳のグループで、男性8.2%、女性7.8%が1人で暮らしている(2016)。「カップル」で暮らしているのは15歳以上の女性の44.9%、男性の48.2%で、決して多くはない。

一人親家庭は、25〜49歳の女性の7.7%であるのに対し、同じ年齢層の男性の場合はわずか1.1%だ。同年齢層の子供がいないシングルは女性で9.5%、男性で16.1%。ところが65歳以上の高齢者層になると、一人暮らしの 女性は40.1%で、男性の19.7%の約2倍となる。

■概ね幸福なEU市民 でも1カ国だけ例外が……

多少の格差はあれど、EU市民は男女ともに概ね等しく幸せと考えているようだ。2013年の16歳以上の生活満足度は、10点満点のうち男性7.1、女性7でほぼ同一。8前後をつけた「最も幸せな国民」は男女ともにスウェーデン、フィンランド、デンマーク、オーストリア、オランダだ。

ポルトガル、ハンガリー、ギリシャなどの満足度がやや低い国々でも6以上つけているのに対し、1つだけポツリと離れて最低となっているのが男女ともにブルガリアで、4.8だ。

ブルガリアは雇用率も決して低くなく、また先述のようにほとんどがフルタイム雇用の国なのだが、満足度がこれほど低いというのは、やはり仕事のストレスなのだろうか。

モーゲンスタン陽子

2434とはずがたり:2017/12/02(土) 22:29:38
英国:離脱交渉の次段階入りに向けた提案、4日までに提出しない公算
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-01/P0A86L6S972901
Tim Ross
2017年12月1日 21:59 JST
英首相府「14日の首脳会議を目指して作業している」、期限に触れず
EU側は4日を提出期限に指定、6日に検証する計画
英国は欧州連合(EU)離脱交渉が通商を巡る次段階に進むために必要な提案を、EU側が設定した期限の4日までに行わないもようだ。

  トゥスクEU大統領は先週、英国が離脱清算金とEU市民の権利、アイルランド国境問題について改善された案を提出する期限として10日後の12月4日を指定。EU側は1日、英国の提案を6日に検証する計画を示した。

  メイ英首相は4日にブリュッセルを訪れユンケル欧州委員長らEU高官と会食することになっており、ここで英国の提案を示す計画だった。そうすれば、14日のEU首脳会議で通商協議に進めるという正式発表をEU側が準備する時間があるとの考えだった。

  しかし英首相府のスラック報道官は1日ロンドンで、4日の期限を守るのかとの記者団の問いに「われわれは14日の首脳会議を目指して作業しているとかねて言っている」と答えた。

原題:U.K. Backs Away From Monday Dec. 4 Deadline for Brexit Progress(抜粋)

2435とはずがたり:2017/12/04(月) 16:57:46
独メルケル首相の与党、第2党SPDとの連立協議開始で合意
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/2spd.php
2017年12月1日(金)20時23分

12月1日、独ビルト紙はメルケル首相(写真左)率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)が大連立政権の樹立について、予備的な協議を開始することで合意したと報じた。11月30日撮影(2017年 ロイター/Axel Schmidt)
独ビルト紙は1日、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)が大連立政権の樹立について、予備的な協議を開始することで合意したと報じた。

メルケル首相、CSUのゼーホーファー党首、SPDのシュルツ党首が、シュタインマイヤー大統領の仲介で、先月30日に会談した際に合意が成立したという。

会談では、大連立政権の樹立、メルケル首相率いる少数与党政権の樹立、再選挙など、様々な選択肢が協議されたが、最終的には大連立政権の樹立について、協議を再開することで合意が成立したという。



[ベルリン 1日 ロイター]

2436チバQ:2017/12/04(月) 19:33:22
https://mainichi.jp/articles/20171204/k00/00m/030/062000c
ドイツ
新興右派に新党首 排外主義容認、ガウラント氏
.


毎日新聞2017年12月3日 22時22分(最終更新 12月3日 22時54分)
.
 【ベルリン中西啓介】9月の連邦議会(下院)総選挙で国政に初進出した右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は2日、独北部ハノーバーで開いた党大会で、党内右派トップで実質的指導者として党を率いてきたガウラント副党首を共同党首に選出した。人種差別的、排外主義的な極右発言をも容認するガウラント氏が名実共に党を掌握した形で、国政の舞台でも差別的言動が日常化する懸念が生じている。

 AfDは欧州連合(EU)によるギリシャ財政支援に反対する経済学者らが創設した経緯から、党内には反EU経済政策派と極右からも支持を受ける保守派がある。これまで両派から共同党首が選出されてきた。だが、保守派選出の党首だったペトリ連邦議会議員が、地方議員によるナチ擁護発言などを問題視し、総選挙直後に離党したことで空席になっていた。

 党大会では、保守派内では穏健派で知られるパツデルスキー・ベルリン州議会党代表ら2人が立候補したが、いずれも過半数を得ることができなかった。このため当初は党首就任の意向を否定していたガウラント氏が立候補し、得票率68%で党首に選ばれた。もう一人の党首には経済派出身のモイテン党首が再選された。

 総選挙直後に「メルケル氏を追い詰める。覚悟しろ」と述べたガウラント氏は以前、毎日新聞の取材に「反難民」「反イスラム」の主張などを展開している。AfDの右派路線が加速することで、戦後ドイツが培ってきた反極右・親EUの政治文化にも影響する可能性が出ている。

2437チバQ:2017/12/04(月) 22:56:43
http://www.sankei.com/world/news/171204/wor1712040062-n1.html
2017.12.4 22:13

独社民党、大連立の可否を協議へ 反対論も根強く

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社会民主党との連立協議を終え、ドイツ大統領府を後にするメルケル首相(中央)=11月30日、ベルリン(ゲッティ=共同)
社会民主党との連立協議を終え、ドイツ大統領府を後にするメルケル首相(中央)=11月30日、ベルリン(ゲッティ=共同)

 ドイツのメルケル首相による次期政権樹立をめぐり、連邦議会(下院)第2党で中道左派の社会民主党は4日、幹部会を開き、首相率いる保守系、キリスト教民主・社会同盟と大連立継続の可能性も含めた協議に応じる方針を決めた。7〜9日の党大会で承認されれば、正式に決定される。DPA通信が報じた。

 ドイツでは長期の政治空白の回避のため、同盟と社民党による大連立への期待が高まっている。だが、社民党内には異論が強く、幹部会では政権参加の可否も含め、判断は協議の結果次第であることも確認した。(ポーランド北部グダニスク 宮下日出男)

2438とはずがたり:2017/12/05(火) 19:15:37

2017年12月1日 / 15:19 / 1日前
コラム:英EU離脱協議、手切れ金より高くつく「障害」=田中理氏
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-osamu-tanaka-idJPKBN1DV3QY
田中理 第一生命経済研究所 主席エコノミスト

[東京 1日] - 難航が伝えられていた英国と欧州連合(EU)の離脱協議が前進するとの期待から、ポンド相場が上昇している。英国政府がEU離脱に伴って支払う清算金で歩み寄りの姿勢を示しており、最終合意が近いとの報道が好感されたためだ。

EU側の方針では、離脱清算金、EU市民の権利保護、北アイルランドの国境管理の3つの問題で「十分な進展がある」と判断した場合に限り、移行措置や離脱後の貿易関係など次の段階の協議に進むことができる。なかでも清算金を巡っては双方の意見の隔たりが大きく、第1段階の協議における最大の障害とされてきた。

報道によれば、英国側は清算金として500億ユーロ前後(約6兆7000億円)の支払いに応じる方針を示唆しているとされる。これはEU予算の分担金などEU側が要求する1000億ユーロの支払いから、農業補助金など英国がEUから受け取る金額を引いた差額だ。控除額の計算の仕方によって金額に幅があり、英国政府は最も少ない金額を国民に示したい意向だが、EU側の要求をほぼ全面的に受け入れた形だ。

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メイ英首相は12月4日に欧州委員会のユンケル委員長やバルニエEU首席交渉官と会談を予定しており、ここで正式な提案を行う模様だ。英国を除くEU加盟国の政府が「十分な進展がある」と判断すれば、同月14―15日の欧州首脳会議の場で、移行期間や離脱後の貿易関係の協議を開始することが正式に宣言される。

原則2年の離脱協議は2019年3月末に協議期限を迎える。ただ、各国の議会承認に半年程度の時間を要するため、来年秋が事実上の協議期限とみられている。

また、英国の産業界からは停滞する離脱協議へのいら立ちの声が高まっている。来年の早い段階で移行措置の方針が定まらなければ、英国外への事業移転など代替プランを実行に移すと警告する企業も増えてきた。こうしたスケジュールに鑑みると、12月の首脳会議で第1段階の協議を終えなければ、時間切れのリスクが高まりかねない状況にある。

<頭痛の種は北アイルランドの国境管理問題>

清算金の話に注目が集まりがちだが、それ以上に解決が難しそうなのが北アイルランドの国境管理の問題だ。あまりにも合意が難しいため、恐らく今回の首脳会議では、英国政府がより明確に歩み寄りの姿勢を見せることで、最終的な結論を先送りする可能性が高い。

英国のEU離脱後、英国とEUの間では従来のような「ヒト・モノ」の移動の自由は認められなくなる。島国の英国では大半の国境線は海で隔てられており、自由な行き来が難しい。だが、英国の一部である北アイルランドとEU加盟国のアイルランドを隔てる約500キロメートルの国境線は陸続きのため、何らかの国境管理が必要となる。

1970―80年代の北アイルランドでは、英国から独立してアイルランドへの再統一を求めるナショナリストと、英国への残留を主張するユニオニストとの間の対立が深刻化し、武力闘争やテロが頻繁に発生した。1998年に和平合意が実現し、こうした衝突はほとんどなくなったが、物理的な国境の復活が両国関係に微妙な波風を立てることを警戒する声も聞かれる。

2439とはずがたり:2017/12/05(火) 19:15:52
>>2438
アイルランド政府はいかなる国境管理の復活にも反対する立場をとり、英国のEU離脱後も北アイルランドがEUの単一市場や関税同盟にとどまることや、アイルランドと北アイルランドの関連規制の統一化を主張している。

これに対して英国政府は、EU法の支配から逃れるため、単一市場や関税同盟から脱退する基本方針を固めている。北アイルランドだけをその例外とすることで、英国の一体性を損なう解決策には否定的だ。そのため、さまざまな技術活用を視野に限定的な形での国境管理を導入したいとしている。

こうした両国の立場は双方の不安定な政治情勢によって一段と複雑さを増している。アイルランドでは、バラッカー首相が率いる統一アイルランド党(フィナ・ゲール)の非多数派政権が、ライバル政党・共和党(フィアナ・フォイル)の閣外協力によって政権を維持している。その共和党が11月下旬、警察の内部告発者への対応が不適切だったとしてフィッツジェラルド副首相の不信任動議を提出。これは閣外協力の合意破棄に当たるため、協力解消による再選挙の可能性が浮上していた。

副首相の辞任で政権崩壊の危機はひとまず回避されたものの、両党間の信頼関係が損なわれ、近い将来に再選挙が行われるとの見方も多い。おまけに、アイルランド再統一を目指す野党のシン・フェイン党も、北アイルランド情勢を巡って政権にたびたび圧力を掛けている。

英国も6月の前倒し議会選で与党・保守党が過半数を失い、北アイルランドの地域政党である民主統一党(DUP)の閣外協力によって政権を維持している状況だ。DUPはアイルランド再統一に反対するユニオニストの代表政党で、北アイルランドのアイルランド接近につながる解決策に反対している。メイ政権がアイルランド政府の要求に屈する場合、閣外協力を打ち切ると警告しており、政権崩壊につながる恐れがある。

しかも、3月の北アイルランドの議会選後、親英・EU離脱派のDUPと親アイルランド・EU残留派のシン・フェイン党の間の連立協議が暗礁に乗り上げており、いまだに政権発足ができずにいる。北アイルランドの将来を左右する重大な決断を、政府不在のまま決定することは難しい。

<アイルランド拒否権発動の可能性は>

なお、12月の首脳会議で第1段階の協議に十分な進展があったかどうかの判断は、英国を除くEU加盟国の総意が必要となる。清算金で合意できたとしても、北アイルランドの国境管理を巡る協議の進展が不十分として、アイルランド政府が拒否権を発動する可能性も残る。

ただ、アイルランドは英国と最も経済的な関係が密接なEU加盟国であり、離脱協議を次の段階に進め、英国との自由貿易を維持することに重大な関心を持っている。また、英国とアイルランドを除くEU加盟国にとって、北アイルランドの国境管理は必ずしも優先課題ではない。アイルランドの拒否権発動には他のEU諸国の猛反発が予想される。

北アイルランドの国境管理の問題は、離脱後の英国とEUの貿易関係がどうなるかによって解決の方法が異なるため、現時点で最終的な解決策を見いだすことは難しい。だが、来年秋の事実上の協議期限に向けて、この問題の解決は避けて通ることができない。

要するに、協議が前進する可能性が高まったことで、何の合意もできずに離脱する「クリフエッジ」のリスクが遠のいたとの楽観論も聞かれるが、離脱通告から8カ月を経て、協議はようやく第1のハードルをクリアするめどが立った段階にすぎないのだ。

今回先送りが濃厚な北アイルランドの国境管理の問題以外にも、移行期間中のEU法の適用範囲をどうするのか、サービス分野での自由貿易をどう確保するかなど、いくつもの難しい課題が待ち構えている。強硬離脱派の間では、全面撤退を余儀なくされつつあるメイ政権の協議方針を批判する声もくすぶり続けている。離脱協議の行方を安心するのはまだ早い。

2440チバQ:2017/12/06(水) 20:19:42
https://mainichi.jp/articles/20171206/k00/00m/030/158000c
カタルーニャ
前州首相ら5人の「欧州逮捕状」取り下げ

毎日新聞2017年12月5日 22時42分(最終更新 12月5日 22時43分)
スペイン最高裁 21日の州議会選で帰国意思提示など理由
 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題でスペイン最高裁は5日、ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相ら元州幹部5人に出されている欧州連合(EU)共通の「欧州逮捕状」を取り下げたと発表した。5人が21日の州議会選のために帰国の意思を示したことなどが理由とされる。

 スペインの中央政府は「独立宣言」を可決した州議会を解散し、プチデモン氏ら州幹部らを解任。スペイン司法当局は、ベルギーに渡り出廷を拒んだプチデモン氏ら元州幹部5人に対して国家への「反逆」などの容疑で欧州逮捕状を出して、ベルギー側に身柄の引き渡しを要求していた。

 スペイン紙エルパイス(電子版)によると、5人が立候補している州議会選のために帰国する意思を示したことに加え、ベルギーとスペインの裁判所で同一事件を審理することを避けるために逮捕状が取り下げられた。

 スペイン最高裁は4日、スペインにとどまり収監された元州幹部や独立派市民団体幹部ら10人のうち6人の保釈を決めたが、「再犯の恐れがある」として、前州副首相ら4人の収監の継続を決定。プチデモン氏らも帰国すれば、スペインの逮捕状に基づき収監される見通し。

2441とはずがたり:2017/12/08(金) 19:42:21

離脱交渉、主要分野で合意=欧州委、通商協議入り勧告―英EU
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171208X859.html
18:23時事通信

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は8日、ブリュッセルでメイ英首相と会談した。ユンケル氏は会談後の記者会見で、英国との離脱交渉で「十分な進展が見られた」との判断を示し、主要分野で合意したことを明らかにした。その上で、英国が求めている通商協議入りをEU各国首脳らに勧告したと述べた。

 EUは14、15両日の首脳会議で通商協議入りや激変緩和のための移行期間設定の是非を判断するが、交渉権限を持つ欧州委員会が英国と合意したことで、「第2段階」に進む可能性が高まった。交渉期間が原則2年の離脱交渉は、3月の通告から9カ月を経て、ようやく最初のハードルを越えそうだ。

 トゥスクEU大統領は合意を受けた記者発表で、新たな交渉指針の草案を各国首脳に送ったと表明した。一方で「最も難しい課題はまだ先にある」と述べ、難航が予想される通商を含めた「将来の関係」の協議を意識し、厳しい表情を崩さなかった。

 メイ氏は会見で、懸案となっていたアイルランドと英領北アイルランドの国境管理問題について、「ハード・ボーダーはない」と語り、現在人や物が自由に行き来している国境に税関などを設ける案を明確に否定した。

2442とはずがたり:2017/12/09(土) 00:53:02

<EU離脱>英国が妥協重ね合意 「手切れ金」倍増
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171208-00000103-mai-int
12/8(金) 20:52配信 毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔、ロンドン矢野純一】英国の欧州連合(EU)からの離脱を巡る交渉が8日、一つの山を越えた。行き詰まっていた交渉が進展したのは、英国側が妥協を重ねた結果だった。

 「EUと英国双方にとって困難なものだった」。ユンケル欧州委員長は8日の会見で今年6月に始まった交渉を振り返った。一方でメイ英首相は「双方にとってギブ・アンド・テークの内容だ」とEU離脱の条件を巡る基本合意を評価した。

 「英国にとって不利な合意をするくらいなら、合意しないほうがましだ」と強弁を繰り返していたメイ氏。だが実際に合意できないまま離脱した場合、EU加盟国として享受していたゼロだった関税は一気に跳ね上がる。経済界からは▽離脱に伴って経済環境が激変するのを緩和する移行期間▽離脱後のEUとの自由貿易協定の締結--を求められ、路線の修正を迫られた。

 一方でEU側からは、貿易協議に進む前提として▽英国側がEU側に支払う「手切れ金」▽英国内に住むEU出身者の権利の保障▽アイルランドと北アイルランドの国境問題--の3点で「十分な進展」が必要とされた。

 最大の難問だったのが「手切れ金」だ。メイ氏は手切れ金の支払いに難色を示す閣僚を説得し、9月には、2020年までの分として英国に割り当てられていたEU予算を支払うことを発表。支払額は約200億ユーロ(約2兆6000億円)とされた。EU側は途上国への支援金なども加えるように要求し、メイ氏は11月末、手切れ金の倍増を決断。合意文書で額は明らかになっていないが、英国側が途上国支援金を負担すると約束した。

 またEU出身者の権利の保障に関し、EUからの移民を規制したい英国側は当初、厳格な移民管理を要求。だが、合意文書では、英国内に住む移民が家族を呼び寄せることにも一定の条件を課して認めることになった。

 アイルランドと北アイルランドの国境問題でも、厳しい国境管理をしないと合意した。

 一方、年明けから始まる貿易協議について、英外務省の元高官は「悪魔は細部に宿る」と述べ、多くの問題に直面すると予想する。

2443チバQ:2017/12/09(土) 12:33:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171209-00000087-san-eurp
独二大政党が政権協議へ 社会民主党、党大会で正式決定
12/9(土) 7:55配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相による次期政権樹立をめぐり、第2党の中道左派、社会民主党は7日、首相の保守系、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と政権協議に応じることを正式決定した。双方は来週にも協議を始める。ただ、大連立への異論は強く、求心力低下が懸念される両トップには綱渡りとなる。

 社民党は7日に党大会を開催。党指導部が政権協議入りのために提出した動議は採決の際、大きな支持を集めて承認された。シュルツ党首はその後、「われわれには国に対する責任をどう担うか検討する用意がある」と表明した。

 9月の総選挙で惨敗した社民党は野党として再起を図る考えだったが、同盟と90年連合・緑の党、自由民主党の3党連立協議決裂で転換を迫られた。“敵失”の穴埋めを担わされた形に党内は分裂。党大会では反対派が「政治的自殺」と激しく主張し、「大連立反対」の動議も提出された。

 シュルツ氏はこのため、難民・移民対策や欧州連合(EU)に関わる重点政策を示し、「重要なのは(社民党の)主張が通ることだ」と強調、理解を取り付けた。ただ、最終決定は党員投票を経なければならず、慎重なかじ取りを求められる。

 一方、メルケル氏も党内が盤石とは言い難い。社民党よりも党内意見は集約されているが、保守系若手グループは早期にまとまらなければ協議を打ち切るべきだと主張。同盟に近い経済団体は「少数政権」選択を訴える。

 協議では社民党の協力を得るため、同盟も譲歩を迫られるが、同盟の一角をなすCSUでは社民党の難民政策に反発も上がる。同盟も総選挙で歴史的な低得票率に終わり、「権威が弱まった」(独メディア)とされるメルケル氏も党内説得に難渋する可能性がある。

2444チバQ:2017/12/16(土) 11:30:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000035-jij-int
英EU離脱、危うい交渉続く=強い指導者不在で迷走も〔深層探訪〕
12/16(土) 8:33配信 時事通信
英EU離脱、危うい交渉続く=強い指導者不在で迷走も〔深層探訪〕
欧州連合(EU)首脳会議の会場に到着したメイ英首相=14日、ブリュッセル(AFP=時事)
 英国の欧州連合(EU)離脱交渉は半年に及ぶ難航の末、15日閉幕のEU首脳会議で「第2段階」へ前進を遂げた。6月の交渉開始後、初の成果。ただ、英国もEU主要国のドイツやフランスも、リーダーの求心力には一様に陰りが見える。強い指導者不在の欧州で、来年も決裂含みの危うい交渉が続きそうだ。

 ◇正念場の英政権
 「離脱への道は順調だ」。メイ英首相は14日、ブリュッセルのEU本部で記者団に交渉の進展をアピールしたが、その表情は硬かった。13日の英下院で、メイ政権が提出した離脱関連法案を修正する提案が可決されたからだ。首相率いる与党・保守党の造反組が修正案に賛成票を投じた。

 英政府・与党では、EUからの自主独立を重視する「ハード・ブレグジット(強硬な離脱)」派と、EUとの経済関係を優先する「ソフト・ブレグジット(穏健な離脱)」派が対立。メイ首相は両派のバランスに腐心する一方、衝突回避のため、離脱後にEUとどのような関係を築くかという肝心の議論をずっと避けてきた。

 「ハードかソフトかの問題ではない」とかわすメイ首相だが、交渉が通商協議などに移ることで、政権としての方針を決める必要が出てきた。タイムリミットは来年3月。メイ政権の本当の正念場はこれからだ。

 ◇独首相に最大の試練
 一方のEUも盤石の体制には程遠い。抜群の安定感を誇ってきたドイツのメルケル首相は内政上、最大の試練に直面。首相率いるキリスト教民主・社会同盟が9月の連邦議会(下院)選挙で議席を減らした結果、他党との連立協議に時間がかかり、3カ月近くたっても第4次政権が発足していない。首相の求心力低下は明らかで、「欧州の中心はベルリンからパリに移った」(英議員)との声すら聞こえてくる。

 しかし、フランスのマクロン大統領も5月の就任以降、全国民的な期待は徐々に色あせてきた。支持率は就任直後の60%台から40%台に下落。公約に掲げたユーロ圏改革などの大胆な提案はEU各国に歓迎されているとは言いがたく、メルケル首相に代わってEUの中心的存在となるには時間がかかりそうだ。

 ◇物言う小国
 こうした中、EUの小国アイルランドのバラッカー首相が大国に臆せず、離脱交渉に強い姿勢で臨んでいる。地続きの英国との間に国境管理問題が生じるためで、「こんなに主張するアイルランドは見たことがない」(EU当局者)。離脱で高揚する英国のナショナリズムが、隣国のナショナリズムに火を付けた格好だ。

 もっとも、各国が国益ばかりを追求すると、EUは空中分解してしまう。トゥスクEU大統領は「団結なくして力なし」と強調。離脱交渉が迷走すれば、不利益を被るのは自分たちだと警告している。(ブリュッセル時事)

2445チバQ:2017/12/16(土) 11:36:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000041-mai-eurp
<英国>メイ首相、綱渡り政権運営 EU離脱の与党調整難航
12/16(土) 11:26配信 毎日新聞
 【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)首脳会議は15日、英国のEU離脱交渉を、通商関係などの協議に前進させることを決めた。経済問題など各国の利害が直接絡む今後の協議は、これまで以上に難航が予想される。メイ英首相は交渉と並行して、与党内の残留派や強硬離脱派との調整が必要で、対応を誤れば進退問題に発展する可能性もある。

 今年6月の総選挙で過半数割れしたメイ氏率いる与党保守党は、北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の閣外協力を得て、かろうじて過半数を超えている。

 英下院では13日、離脱条件に関し、EUとの最終合意前に議会の承認を得るよう求める修正法案を賛成多数で可決した。修正案は政府方針に反発する与党保守党議員が提出。残留派の保守党議員11人が造反し、メイ氏の求心力低下を露呈した。

 メイ氏は「離脱方針は揺るがない」と強調する。だが離脱関連法案の審議は続き、政権運営は綱渡りだ。

 保守党内では総選挙での敗北以降、首相の座を巡る駆け引きが浮上しては消えている。政治評論家のバストン氏は「首相の座を奪って最終的に離脱交渉をまとめても、昨年の国民投票で離脱、残留派に二分された国民から批判を受けるのは必至で、政治家としての利益はない」と説明。有力議員が様子見をしていると分析する。

 一方、保守党有力議員の側近は「メイ氏は今回、離脱交渉を一歩進めた。これを功績として首相の座を降りてもらい、次の交渉は別の首相が担うという考え方もある」と話す。

2446チバQ:2017/12/16(土) 11:40:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000029-jij-eurp
極右党の連立入り合意=次期政権の難民厳格化必至―オーストリア
12/16(土) 7:52配信 時事通信
 【ベルリン時事】10月のオーストリア国民議会(下院)総選挙で第1党となった保守系の国民党は15日、「反難民」を掲げる第3党の極右・自由党と連立政権樹立で合意した。

 国民党のクルツ党首(外相)が明らかにした。

 クルツ氏はツイッターで「自由党の協調に深く感謝したい」と述べた。国民党も厳しい難民政策を取っており、新政権下で難民らの受け入れ抑制方針が強まるのは必至だ。クルツ氏は首相に就任する見通し。現在31歳で、「欧州で最も若い国家指導者になる」と報じられている。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000003-jij_afp-int
オーストリア政界の「風雲児」、連立協議で合意 31歳右派首相誕生へ
12/16(土) 9:13配信 AFP=時事
オーストリア政界の「風雲児」、連立協議で合意 31歳右派首相誕生へ
オーストリアのウィーンで共同記者会見する国民党のセバスティアン・クルツ党首(右)と自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ党首(左、2017年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】10月15日投票のオーストリア総選挙で第1党となった中道右派の国民党(OeVP)と第3党で極右の自由党(FPOe)は15日夜、連立協議で合意に達したと発表した。

 厳しい難民政策や減税を訴え、同国政界の「風雲児」とも呼ばれる国民党のセバスティアン・クルツ(Sebastian Kurz)党首(31、現外相)が首相に、自由党のハインツクリスティアン・シュトラッヘ(Heinz-Christian Strache)党首(48)が副首相に就任する見通し。クルツ氏は世界最年少の国家指導者になるとみられる。

 総選挙での得票率は国民党が31.5%、反移民の自由党が26%。両党とも欧州連合(EU)加盟国を含む外国から来た人への給付金などの削減、官僚機構の合理化、EUによる内政干渉の抑制を主張している。ナショナリスト政党はオランダ、フランス、ドイツでも党勢を拡大しているが、西欧で政権に就くのは珍しい。【翻訳編集】 AFPBB News

2447チバQ:2017/12/18(月) 21:07:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171219k0000m030077000c.html
<オーストリア>クルツ氏が首相就任 移民政策を厳格化へ
19:47毎日新聞

<オーストリア>クルツ氏が首相就任 移民政策を厳格化へ

オーストリアのクルツ新首相=AP

(毎日新聞)

 【ウィーン三木幸治】オーストリアで18日、10月の国民議会(下院)選挙で中道右派の国民党を勝利に導いたクルツ党首(31)が首相に就任した。英BBCによると世界最年少の政府指導者となる。12年ぶりに極右・自由党と連立政権を組み、難民・移民政策の厳格化や住民投票の条件緩和などを実施するほか、欧州連合(EU)に加盟国の権利強化を求めていく方針だ。

 オーストリアは西欧で極右政党が政権に入る唯一の国となる。クルツ政権の動向は今後、西欧各国の右翼政党に大きな影響を与えるとみられる。

 国民党は財務相、法相、農相など8閣僚を担い、経済政策を取り仕切る。自由党はシュトラッヘ党首が副首相になるほか、外相、国防相、内相など6閣僚を獲得し、治安・防衛全般を担う。EUとの交渉はクルツ氏が行い、2国間外交は外相が担う。自由党はEUの移民・経済政策に批判的だが、クルツ氏はEU離脱を問う住民投票は「行わない」と明言した。

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171218X110.html
極右党参加の政権発足=欧州最年少、クルツ首相誕生―オーストリア
20:58時事通信

 【ベルリン時事】10月のオーストリア国民議会(下院)選挙で第1党になった保守系の国民党と第3党の極右・自由党の連立政権が18日、発足した。自由党の政権参加は2000〜05年以来。

 これまで外相だった国民党党首のクルツ新首相(31)は「欧州で最年少の国家指導者」と報じられている。新政権は親欧州連合(EU)路線を取るが、EUの中央集権的性格の是正や、難民流入の抑制を重視している。

2448チバQ:2017/12/18(月) 21:50:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171217-00000000-mai-eurp
<オーストリア>国境警備強化へ 右派、連立政権合意で
12/17(日) 0:37配信 毎日新聞
 【ウィーン三木幸治】10月のオーストリア国民議会(下院)選で第1党となった中道右派・国民党のクルツ党首と第3党となった極右・自由党のシュトラッヘ党首は15日、連立政権樹立で合意したと発表した。

 オーストリアは西欧で唯一、極右政党が政権に参加する国となる。自由党の政権入りは12年ぶり。厳しい難民・移民政策や国境警備の強化などが導入されるとみられ、欧州連合(EU)各国の政策に影響を及ぼしそうだ。

 次期首相に就任する31歳のクルツ氏は15日、「(両党で)納税の負担減少や、安全保障強化に取り組みたい」と抱負を述べた。地元メディアによると、国民党が財務相などを獲得して経済政策を担当し、自由党が外相、内相、防衛相などを担う見通し。

 国民党は親EU、自由党はEUの移民、経済政策を批判する立場だが、クルツ氏はEUとの連携については自身が担い、その他の外交を自由党に担わせる方針だ。

 10月の下院選では国民党が得票率31.4%で首位。2位は中道左派の社会民主党で26.8%、自由党は25.9%で3位だった。

2449チバQ:2017/12/18(月) 21:51:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171217-00000037-san-eurp
EU 行く試練、来る不安 東西対立露呈 誤算はドイツ
12/17(日) 7:55配信 産経新聞
EU 行く試練、来る不安 東西対立露呈 誤算はドイツ
欧州をめぐる主なできごと(写真:産経新聞)
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)の今年最後の首脳会議が15日閉幕した。大衆迎合主義(ポピュリズム)の台頭で「試練」とされた1年。主要国に「反EU」政権が広がる最悪の事態を免れた首脳らは英離脱交渉を前進させ、重要改革の論議に本格着手したが、先行き不安が完全に払拭されたわけではない。

 「過去数カ月に示された団結は素晴らしかった。感謝したい」。トゥスクEU大統領は14、15日のEU首脳会議に先立ち、各首脳宛ての書簡でこう強調した。

 EUの1年はトランプ米政権誕生や英離脱決定で反EU勢力が勢いを増す中、幕を開けた。だが、EUの将来を占うとされた3月のオランダ総選挙や5月の仏大統領選で反EU勢力の権力奪取という事態を回避。EU推進を前面に掲げたマクロン仏大統領の勝利で欧州統合は息を吹き返した。

 今会議では加盟国の本格的な防衛協力体制「常設軍事協力枠組み」(PESCO)を正式に発足。防衛協力は1950年代の試みが頓挫後、停滞してきただけに統合推進の決意を示す成果だ。難民・移民対策やユーロ圏改革も来年6月に一定の合意を得ることを目標に議論を本格化させた。

 ただ、難民対策では西欧など多くの国が目指す受け入れ分担制度の恒久化に東欧勢が反対を堅持。会議では東西間の激しい対立となり、重要課題での合意形成の難しさが露呈した。

 誤算はドイツだ。メルケル首相の新政権樹立の難航は、仏独でユーロ圏改革を牽引(けんいん)する筋書きに影を落とす。「欧州金融基金」(EMF)創設など争点が少ない課題に当面集中するが、フランスが提唱し、ドイツなどに異論が強いユーロ圏共通予算などの議論は深まらず、マクロン氏は「この間、決定的な議論はできない」と率直に語った。

 ドイツが再選挙になる可能性もまだ否定しきれず、来春にも総選挙が見込まれるイタリアでは大衆迎合勢力が勢いを保つ。一段の難航が予想される英国との将来関係に関する協議では、EU側の結束維持も容易でないとされ、前途にはなお多難が待ち受けている。

2450チバQ:2017/12/18(月) 23:25:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171219k0000m030138000c.html
<オーストリア>低姿勢な「聞き上手」 首相就任のクルツ氏
22:45毎日新聞

 ◇世界最年少でオーストリア首相に就任したセバスティアン・クルツ氏(31)

 西欧最年少の外相から、わずか4年で首相に上り詰めた。世論の流れを的確に読む判断力と党を改革する実行力を併せ持ち、高い人気を誇る。

 ウィーン出身で、父はエンジニア、母は教師という中流家庭で育つ。高校時代に小学生に勉強を教える会社を設立するなど、早くから組織作りに才能を発揮。政治家を目指し、16歳で国民党の青年組織に志願した。当時は大学生以上が条件だったが、何度も要望して認められた。2009年から青年組織で議長を務め、幅広い人脈を構築。10年にウィーン州議会議員になった後、政府の移民統合問題の責任者に抜てきされた。13年から外相を務める。

 移民担当時代は難民・移民の受け入れに積極的だったが、15年に中東などから多数の難民が到着し極右・自由党が支持を伸ばすと、難民制限の方向に急転換。国外での難民審査やイスラム教の幼稚園閉鎖など過激な発言もし、自由党の支持者を奪った。

 今年5月、人気が低迷する国民党の党首に就任すると候補者の選択権を握って若者、女性を登用したほか、党のカラーを黒からターコイズブルーに変え、党の「改革」アピールに成功した。

 常に低姿勢で「聞き上手」で知られ、人間関係の構築は巧みだが、政策実行力は未知数だ。独身だが、10年来交際する女性がいる。私生活は公表しない主義だったが、下院選では親族や友人が登場する選挙動画を公開し、世間を驚かせた。【ウィーン三木幸治】

2451チバQ:2017/12/19(火) 20:49:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171220k0000m030091000c.html
<カタルーニャ>自治州議会21日投票 独立派議席数が焦点
20:22毎日新聞

 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立問題で、中央政府によって解散させられた自治州議会(定数135)の出直し選挙(比例代表制)が21日、実施される。独立派政党の合計獲得議席が過半数の68を超えるかが、最大の焦点となる。

 選挙戦は19日に終了。10月に州議会が独立宣言を採択したことで、中央政府によって解任された前州副首相らは「反逆」などの容疑でスペイン司法当局に拘束された状態で立候補した。出廷を拒んだプチデモン前州首相ら元州幹部5人も出国先のベルギーから出馬し、投開票を待つ。

 州議会を解散させた中央政府のラホイ首相は、独立派が過半数を割り込むことに加え、独立反対派の過半数獲得に期待を寄せる。

 だが、調査会社GESOPの17日公表の世論調査では、解散前に計72議席だった独立派の予想獲得議席数は66〜69。一方、独立に対して「中立」の選挙連合が10〜11議席を獲得し、反対派は56〜59にとどまるとみられる。

 州首相は州議会から選出される。プチデモン氏の保守系独立派の「カタルーニャのための連合」が州議会第1党を逃したとしても、他の独立派政党内には、プチデモン氏を州首相に再任することを受け入れようとする声もある。だが、スペイン国内の逮捕状の効力は維持されており、帰国すれば身柄を拘束される。

 ニュースサイト「ハフポスト」(スペイン版)のモンセラ・ドミンゲス編集長は「独立派が勝利すれば、早期の選挙に打って出たラホイ氏の失策。だが、独立問題に関与しない欧州連合(EU)の姿勢を目の当たりにした独立派は孤立感や(中央政府に)脅威を感じており、態度を軟化させるだろう」と指摘する。

2452チバQ:2017/12/19(火) 20:54:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712180052.html
【カタルーニャ問題】州議会選挙ルポ 是非めぐり緊張する社会、家族に亀裂も 「住みにくい」が7割
12月18日 21:24産経新聞

【カタルーニャ問題】州議会選挙ルポ 是非めぐり緊張する社会、家族に亀裂も 「住みにくい」が7割

バルセロナの自宅で、夫のルイスさん(右から2人目)ら家族と州議会選について討論するガウサさん(中央)

(産経新聞)

 スペイン・カタルーニャ自治州で21日に行われる州議会選で独立問題が焦点となる中、州内には夫婦や親子間で「独立」と「独立反対」に分裂する家族も多い。背景には、スペインの複雑な現代史がある。

 独裁時代の影

 「警察が来たら『合唱の練習中だ』と言うんだ。さもないと監獄行きだぞ」

 バルセロナに住むアサンプション・ガウサさん(78)は19歳の頃、カタルーニャ語学校の教師にいつもこんな注意をされた。フランコ独裁時代、地域語は公式の場で使用が禁止されていたから、授業は非合法だった。

 右派フランコ将軍は1939年、内戦で左派に勝利して以降、中央集権を進め、地域主義を弾圧した。「マドリード(中央政府)に誇りを踏みにじられた」という屈辱感がガウサさんの独立支持の原点だ。

 地元最大紙の記者だった夫、ルイスさん(78)は「中央政府はカタルーニャ人の思いが分かっていない」という思いは妻と同じ。だが、独立までは支持しない。州と中央の深いつながりを知るためだ。

 世代間の違いもある。

 夫妻の次男で翻訳家のアレクスさん(48)は独裁終了時は小学生。弾圧の記憶はない。カタルーニャ語が公用語となった州で生きてきた。「今はマドリードから豊かなわが州に出稼ぎに来る時代。すぐに独立し、スペインと対等になるべきだ」と言う。弾圧の記憶がある母は「独立は時間をかけてほしい」と慎重だが、息子は「どうして待つの? 住民投票で独立が決まったのに」と反論する。

 マドリードに住むガウサさんの兄嫁は、今もフランコ将軍の信奉者。家族一同で晩(ばん)餐(さん)会をしても、互いに心を開かない。親戚の間でさえ、「政治の話は厳禁」が暗黙のルールだ。

 この一家だけではない。家族や隣人間の意見対立は州内に影を落とす。世論調査では、約7割が独立問題で「住民同士が気まずくなった」と答えた。

 「いいとこどり」

 一方で独立派が目指す「国」の概念は日本と大きく違う。今のスペインには北朝鮮のように差し迫った安全保障の脅威がない。

 アレクスさんは、独立後もスペインとの国境管理や軍隊創設、中央銀行設立は「全く不要」だと言う。「スペインとは現在通り自由に往来すればよい」。欧州連合(EU)の安定や経済の恵みを享受しながら、中央政府の干渉は排除したい、という「いいとこどり」の甘えがのぞく。

 (バルセロナ 三井美奈、写真も)

2453チバQ:2017/12/19(火) 20:55:05
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712180051.html
【カタルーニャ問題】21日州議会選挙 独立派、反独立派とも過半数困難か
12月18日 21:24産経新聞

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州で21日、州議会選が行われる。州独立の是非が最大の焦点。独立派、独立反対派とも議席の過半数を確保できず、連立交渉が難航するとの見方が強まっている。

 投票前の最後の日曜日となった17日、中央政府のラホイ首相は独立反対派のテコ入れのため同州を訪問した。「安定を回復し、経済を復興させよう」と訴えた。一方、プチデモン前州首相は17日、逃亡先のベルギーからビデオを通じて独立派集会で演説し、選挙は「よりよい国を造るか否かの選択だ」と述べた。

 17日に地元紙が発表した世論調査では、州議会定数135のうち、独立派3党は66〜69議席を獲得の見込み。改選前の72を下回り、過半数に届かない可能性が出てきた。反独立派3党の獲得議席は改選前の52から上積みし、56〜59になると予想されている。双方とも過半数を獲得できない場合、独立への姿勢を明確にしていない左派政党が組閣のカギを握ることになる。

2454チバQ:2017/12/20(水) 10:17:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00000082-san-eurp
カタルーニャ州独立派仲間割れ? 前副首相、プチデモン氏批判
12/20(水) 7:55配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州議会選を前に、反逆罪で身柄拘束中のジュンケラス前州副首相が18日、獄中からラジオのインタビューで「私は隠れない。信念に従う」と述べ、ベルギーに逃亡したプチデモン前州首相を暗に批判した。

 州議会選は21日に実施される。インタビューは電話で約5分間行われた。当局が認めたとみられる。

 各種の支持率調査では、ジュンケラス氏が率いる独立派政党「カタルーニャ左翼共和派」(ERC)が約21%で首位を維持し、プチデモン氏の政党連合(約18%)を上回っている。

 ジュンケラス氏は、ERCが第1党となれば「私が政府を率いるだろう」と述べ、州首相にはプチデモン氏ではなく自身が就任したい意向を示した。

 これに対し、プチデモン氏とともにベルギー滞在中の前閣僚は記者会見で、「逃亡も勇気ある行為だ」と反論した。州議会選では、独立派が独立反対派の議席を上回る見通しで、改選前の過半数を維持できるかが焦点となる。

 ジュンケラス氏は保釈を要求している。

2455チバQ:2017/12/20(水) 10:24:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00000079-san-eurp
ベルリンテロ1年 追悼式典で再発防止誓う 怒る遺族…政府、支援改善へ
12/20(水) 7:55配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ・ベルリンのクリスマス市にトラックが突入し、12人が死亡したテロは19日、発生から1年を迎えた。事件現場では追悼式典が行われ、参列者は犠牲者をしのび、再発防止を誓った。だが、テロを防げなかった政府に対し、遺族の怒りや不信は強い。

 式典では現場となった広場に建つ教会で追悼ミサが行われ、メルケル首相やシュタインマイヤー大統領らも参列。教会わきの階段には追悼のため、死者12人の名前を刻んだプレートなどが組み込まれ、ミサに続いて除幕式が行われた。

 クリスマス市は今年も開かれているが、周囲には再発防止用のコンクリートブロックを設置。昨年も営業していた装飾品店の女性店員(41)は「今年も多くの人がきて楽しんでくれている。ショックは残るが、私らも強くならなければならない」と語った。

 テロでは実行犯のチュニジア人、アニス・アムリ容疑者(逃走先で射殺)が難民を装って入国。イスラム過激派との関係も疑われたが、関係機関の連携不足などで防げなかった。ベルリン市は10月の調査報告書で「ほぼ全領域で過ちや怠慢があった」と結論付けた。

 今月初めには犠牲者の遺族がテロは「政府の不作為による悲劇的な結果」とする共同書簡を公開し、遺族対応も批判。このためメルケル氏は18日、「私らがどれだけ遺族に同情しているかを示したい」と遺族支援の改善を表明し、首相官邸で初めて遺族と面会した。

2456とはずがたり:2017/12/21(木) 10:38:30
ハンガリーとポーランドを纏めて制裁すればええんちゃうかw欧州が民主主義へ対応示せないのは遺憾だ。

EU
制裁手続きに着手 対ポーランド「法の支配に違反」
https://mainichi.jp/articles/20171221/ddm/007/030/128000c
毎日新聞2017年12月21日 東京朝刊

 【ブリュッセル八田浩輔、ウィーン三木幸治】欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、東欧ポーランドの政権与党が進める司法改革が政府の司法介入を可能とし、EUが重視する「法の支配」に違反するとして、EU基本条約に基づく制裁に向けた手続きに着手すると発表した。

 ハンガリーの反対で制裁が実現する可能性は低いが、一連の手続きは1993年のEU発足から前例のない事態。英国の離脱で加盟国の結束が試される中、欧州内の東西分断の先鋭化は避けられない。

 EU条約7条は、加盟国が人権や法の支配などEUの基本的な価値に「重大な違反」の危険があると欧州委などが判断した場合、加盟国に諮り5分の4以上の賛成があれば違反を認定。その後も改善がみられず、加盟国が全会一致で違反が継続していると認定すれば議決権の停止に至る。7条が定める一連のプロセスは発動されたことがないが、メルケル独首相とマクロン仏大統領は支持する考えを示していた。

 ポーランドの右派政党「法と正義」は2015年の総選挙で政権を奪取。政府が公共放送トップの罷免権を握る法改正をしたり、憲法裁判所の違憲判決の基準を厳しくしたりするなど司法やメディア統制を強め、欧州委は昨年7月からポーランド側に勧告を繰り返し、改善を促してきた経緯がある。ポーランドのモラウィエツキ首相は20日、「必要な改革」だと正当性を強調する一方、来年1月にユンケル欧州委員長と会談し、対話に応じる意向を示した。EUは3カ月の猶予を与え、改善が見られれば手続き取り下げも検討する。

ポーランド制裁、手続き開始=議決権停止も視野-EU
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122001254&amp;g=int

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は20日、ポーランドが進める司法制度改革がEUの理念である「法の支配」の原則に違反する疑いが強いとして、議決権停止を視野に入れた制裁措置の手続きを開始したと発表した。EUが加盟国に対して、こうした措置に着手するのは初めて。

 欧州委の手続きを受け、今後EU加盟国が違反があったかどうかを判断。最終的に議決権を停止すべきかどうかを投票で決定する。ただハンガリーがポーランドを擁護するなど加盟国内には慎重意見があり、現時点では議決権停止に至る可能性は低いとみられている。(2017/12/20-23:30)

2457チバQ:2017/12/21(木) 11:59:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171221-00000002-jij_afp-int

セクハラ疑惑の英筆頭国務相が辞任


12/21(木) 7:47配信

AFP=時事







セクハラ疑惑の英筆頭国務相が辞任


英首都ロンドンで閣僚会議に向かうダミアン・グリーン筆頭国務相(2017年9月5日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】テリーザ・メイ(Theresa May)英首相は20日、盟友のダミアン・グリーン(Damian Green)筆頭国務相からの辞表を受理した。グリーン氏はメイ首相の最側近の1人だが、ポルノ画像所持やセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)疑惑が新聞で報道されたことを受けた調査の結果、辞任に至った。

【写真】辞職を表明したダミアン・グリーン筆頭国務相

 メイ首相は同氏に宛てた書簡で「深い遺憾の意と、多年にわたる貴殿の貢献に対する不朽の感謝をこめて、私は貴殿に政府からの辞任を求め、貴殿の辞職を受け入れるものです」と伝えた。

 英紙タイムズ(The Times)は、2008年に議会内のグリーン氏のパソコンからポルノ画像が見つかったと報道。これとは別に、2015年に同氏から不適切な行為を受けたとする女性記者の寄稿を掲載した。

 内閣府の調査報告は、グリーン氏が自身のコンピューターからポルノ画像が見つかった事実を知らないと主張したことは、「不正確で誤解を招く」発言であり、閣僚規範に違反に当たると説明している。

 一方、首相官邸が発表した調査報告の要旨は、同氏の女性ジャーナリストに対する行為については明確な結論が得られなかったとしている。【翻訳編集】 AFPBB News

2458とはずがたり:2017/12/21(木) 16:03:28
うそおん。違法のポルノ画像なら兎も角ただのポルノ画像で!?

2017.12.21 08:55
パソコンから大量のポルノ画像 英政権ナンバー2のグリーン筆頭国務相辞任
http://www.sankei.com/world/news/171221/wor1712210011-n1.html

 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相の盟友で政権ナンバー2のダミアン・グリーン筆頭国務相が20日、2008年に下院事務所で使用したパソコンから大量のポルノ写真が見つかった問題で、対応に誤りがあったとしてメイ氏に辞表を提出、辞任した。

 グリーン氏は疑惑を否定していたが、英メディアによると、警察の捜査でパソコンからポルノ写真が見つかり、辞意を固めたという。グリーン氏は2015年にもパブで30歳下の女性記者の足を触り、1年後、思わせぶりなSNSメッセージを送信したセクハラ疑惑が表面化した。

 グリーン氏はメイ氏とオックスフォード大学時代から交流がある数少ない盟友の一人。与党が過半数割れした6月の総選挙後、筆頭国務相に就任。求心力を失うメイ氏を支える事実上の副首相とされるだけに、メイ氏の指導力低下に拍車がかかる可能性が高く、年明けから第2段階へと移行する欧州連合(EU)離脱交渉にも影響が出そうだ。

 メイ政権の閣僚では11月、ファロン国防相とパテル国際開発相が相次いで辞任したばかり。グリーン氏の辞任は3人目。

2459チバQ:2017/12/22(金) 21:24:20
ちょっと厳しい感じはしますよね
政府から支給されてるようパソコンなんですかね?

2460チバQ:2017/12/23(土) 11:13:46
>独立派3勢力の予想議席の合計は70。改選前(72議席)を下回ったが、過半数(68議席以上)を確保した。独立反対派の3党は、合計で57議席となる見込み。
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712220032.html
【カタルーニャ問題】カタルーニャ選挙 独立派、過半数確実 「共和国が王国を破った」逃亡中の前州首相が勝利宣言
12月22日 09:19産経新聞

 【バルセロナ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の州議会選(定数135)は21日の投票後、即日開票された。選挙管理団体の発表によると、独立派が議席の過半数を獲得するのは確実。州の独立要求が再燃するのは必至で、スペインの混乱長期化は避けられなくなった。

 開票率99%の段階で、独立派3勢力の予想議席の合計は70。改選前(72議席)を下回ったが、過半数(68議席以上)を確保した。独立反対派の3党は、合計で57議席となる見込み。

 プチデモン前州首相は21日夜、逃亡先のベルギーで演説し、「カタルーニャ共和国が(スペイン)王国を破った」と勝利宣言した。中央政府のラホイ首相に対し、早急に州の自治権を復活させるよう求めた。

 政党別では、独立に反対する中道右派「シウダダノス」が37議席で第1党。プチデモン前州首相が率いる独立派「カタルーニャのための連合」は34議席で第2党となり、身柄拘束中のジュンケラス前州副首相の独立派「カタルーニャ共和左派(ERC)」が32議席で続いた。ラホイ首相の与党・国民党は3議席で、改選前(11議席)を大幅に下回った。

 今回の選挙は、州議会が10月27日に「独立宣言」を決議した後、ラホイ首相が州の自治権停止と同時に、州議会を解散して実施を宣言した。独立派の勢いをそぎ、自治権復活へ道筋をつける狙いがあった。ラホイ首相は、独立の是非を問う10月1日の住民投票は違憲だと主張し、混乱の責任は住民投票を強行したプチデモン政権にあると訴えた。

 だが、住民投票に続き、有権者が再び「州独立」への支持を示したことで、ラホイ首相は苦しい立場に追い込まれた。

 一方、プチデモン前州首相は反逆容疑で指名手配されており、帰国すれば逮捕が避けられない。ラホイ首相は選挙前、「違法な政府は認めない」としており、独立派が方針を変えない限り、州の自治権は復活させない姿勢を示唆していた。法規によれば、新議会は1月下旬までに招集される。

 州議会選の投票率は約82%。2015年の前回選挙(約75%)を上回り、有権者の関心の高さを示した。

2461チバQ:2017/12/23(土) 11:20:25
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171222k0000e030249000c.html
<カタルーニャ議会選>独立派が過半数獲得 中央政府に痛手
12月22日 10:59毎日新聞

<カタルーニャ議会選>独立派が過半数獲得 中央政府に痛手

カタルーニャ州議会選で独立派の過半数超えが確実となり、勝利宣言するプチデモン前州首相=ブリュッセルで21日、AP

(毎日新聞)

 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】独立問題を巡って解散されたスペイン北東部カタルーニャ自治州議会選(比例代表制、135議席)が21日、即日開票された。暫定結果によると、独立派の予想獲得議席は合計70議席で、焦点だった過半数ライン(68議席)を超えた。スペインメディアが報じた。独立派の勢いをそぐために早期の選挙に打って出た中央政府にとっては痛手となり、独立機運が継続することで混乱が続く見通しとなった。

 開票率99%の暫定開票結果では、単独過半数を獲得した政党や選挙連合はなく、独立反対派の新興の中道右派「シウダダノス」が予想獲得議席37で第1党だが、反対派は中央政府のラホイ首相の国民党(3議席)などを合わせて計57議席にとどまる見通し。

 一方、プチデモン前州首相の保守系独立派「カタルーニャのための連合」やジュンケラス前州副首相らの左派政党などの独立派勢力は、2015年の前回選挙の72議席を下回ったものの過半数は維持する見込み。

 住民投票後の企業流出や観光客の減少などの影響が顕著な間に早期の選挙を実施することで、独立派を過半数割れに追い込みたかったラホイ氏の思惑は外れた形となった。

 だが独立派も、候補者名簿を一本化する選挙連合の結成を見送るなど、独立に対する姿勢の違いによる足並みの乱れが顕著になっている。連立政権を作る場合の首相の人選や独立に向けた運動の進め方で溝が深まる可能性もある。

 また、ラホイ氏は独立に向けた動きが起きれば再び憲法の規定を適用し、自治権停止に踏み込むことを示唆している。このため、独立派は今年10月の州議会での独立宣言採択のような強行策には出にくく、戦術の変更を迫られるのは必至だ。

2462チバQ:2017/12/23(土) 11:38:55
■独立派
カタルーニャのための連合34   プチデモン
カタルーニャ共和左派32     ジュンケラス前州副首相
人民連合4   極左独立系
■半独立派
シウダダノス37
カタルーニャ社会党17
国民党3    ラホイ氏が率いる国政与党
■その他 8
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201712/CK2017122302000138.html
プチデモン氏ら政界復帰焦点に カタルーニャ州議会、新州首相選出へ

2017年12月23日 朝刊


写真
 【バルセロナ=阿部伸哉】スペイン北東部カタルーニャ自治州で二十一日に投開票された州議会選挙(定数一三五)は、独立派三党が過半数の七十議席を確保し、三党を中心に連立協議が進む見通しとなった。州議会は来年二月上旬までに新州首相を選ぶが、中央政府から反逆などの容疑で逮捕状が出ているプチデモン前州首相らが政界に復帰できるかが焦点となる。

 中央政府のラホイ首相は二十二日の記者会見で「各党は分裂した州の修復に動いてほしい」と呼び掛け、「新州政府との対話に努める」と表明。プチデモン氏も、逮捕を逃れるために滞在中のベルギー・ブリュッセルで「ラホイ氏と対話の用意がある」と語った。

 州選挙管理委員会によると、開票率99%の段階で、独立派は、プチデモン氏の率いる「カタルーニャのための連合」が三十四議席、収監中のジュンケラス前州副首相の「カタルーニャ共和左派」が三十二議席、極左独立系の「人民連合」が四議席を獲得。前回二〇一五年選挙の独立派合計七十二議席をやや下回った。

 一方、比較第一党となったのは三十七議席を占めた反独立派の中道右派「シウダダノス」。同党幹部のアリマダス州議会会派代表は二十二日「カタルーニャが常識を取り戻す闘いを続ける」と語り、連立政権づくりに意欲を見せた。ラホイ氏が率いる国政与党「国民党」は十一議席から三議席に激減し、惨敗した。

2463とはずがたり:2017/12/23(土) 18:03:19
フランコが悪いし,将来的にはカタルーニャの独立の気運がもっと高まるんだな。侵略者のイスパニア人はカタルーニャに浸蝕されよ。

「カタルーニャ語が第一言語」と「独立賛成派」どちらが多いか
2017年12月01日(金)21時27分
http://www.newsweekjapan.jp/morimoto/2017/12/post.php

カタルーニャ独立旗で自分の口を覆う青年。自治剥奪に伴い、スペイン政府が直轄するカタルーニャ州庁の前で、自治奪回と政治犯の釈放を求めるデモ(11月8日) Photograph by Toru Morimoto

<スペイン語よりフランス語に近いカタルーニャ固有の言語「カタルーニャ語」。カタルーニャ人のアイデンティティーの象徴だが、独立をめぐる議論では「ねじれ」が見られる>

カタルーニャには固有の言語「カタルーニャ語」がある。スペイン語の方言と思われがちだが、俗ラテン語から派生した南仏を拠点とするオック語圏の言語であり、イベリア半島を拠点としてアラビア語の影響を強く受けているイベロ・ロマンス語圏のスペイン語とは成り立ちが異なる。

スペイン語が第一言語の人々にとって、カタルーニャ語は厄介だ。例えば「食べる」はカタルーニャ語では「menjar(マンジャ)」、フランス語では「manger(モンジェ)」、イタリア語では「mangiare(マンジャーレ)」、スペイン語では「comer(コメール)」――スペイン語よりもフランス語やイタリア語に近く、ボキャブラリーだけではなく文法も違う。

カタルーニャ語は、被支配者であるカタルーニャ人にとっての誇りであり、アイデンティティーの象徴である。

カタルーニャ語は、13世紀から15世紀にかけて黄金時代を迎え、遠くはシチリアでも公用語だったが、1701〜14年のスペイン継承戦争でバルセロナがスペイン勢力によって陥落すると、公的機関でのカタルーニャ語の使用は禁止された。

1939〜75年のフランシスコ・フランコの独裁政権時には、カタルーニャ文化は徹底的に弾圧され、カタルーニャ語は公共の場で一切禁止。地名、ストリート名、個人名までもがスペイン語に変更させられた。

この暗黒時代には、約140万人にも上る多数のスペイン人がカタルーニャへと移住し、言語状況を大きく変え、カタルーニャの歴史上初めてスペイン語の話者がカタルーニャ語の話者を上回った。彼らは「もうひとつのカタルーニャ人」と呼ばれ、1970年にはカタルーニャ総人口510万の40%を占めていた。

流入した「もうひとつのカタルーニャ人」は、地元社会に溶け込む必要性は低く、言語間の壁もあり、現在でもなお――会話も触れるメディアも――スペイン語だけを使用した生活を営み、独立反対派が多数を占めると言われる。

ただ、フランコ独裁政権の崩壊によりスペインに民主主義がもたされ、1980年代以降はほとんどの学校でカタルーニャ語で授業が行われるようになっている。ここ40年に教育を受けた「もうひとつのカタルーニャ人」の第2、第3世代は、カタルーニャ語を話すことはできるが、家庭内では両親とスペイン語を話し、おおむね独立に反対か中立だという。

2464とはずがたり:2017/12/23(土) 18:03:36
>>2463-2564
「フランコはまだ生きている」が意味するもの
2013年のカタルーニャ州政府の調査によると、州内の15歳以上の住民のうち、自分の第一言語をカタルーニャ語だと考える人は31%、スペイン語は55%だった。2008年の調査からはそれぞれ1%以下の変化であるため、この割合は現在もさほど変わっていないだろう。

一方、12月21日に行われるカタルーニャの地方選挙――実質はカタルーニャ独立の是非を問う選挙――の世論調査では、11月26日の時点で、独立賛成派の党に投票すると答えた人は46%となっている。31%のカタルーニャ語が第一言語の人々は、言語を社会的結束の要として捉え、独立賛成派の中心的存在だが、実はスペイン語が第一言語の熱心な賛成派が存在する。

それは先述の「もうひとつのカタルーニャ人」ではなく、フランコ独裁政権下のスペイン語教育のみを受けた世代だ。彼らは元来のカタルーニャ人だが、カタルーニャ語を話せても、読み書き能力がスペイン語に比べて低い人が多く、自らの言語を剥奪されてしまった人々である。

例えば、1975年のフランコ政権崩壊時に19〜23歳で、現在61〜65歳の人たちは、カタルーニャ語が書けるのはたったの30%強で、話せるのは67%。さらに上の世代はスペイン語への依存度がより高く、フランコ政権崩壊時に59歳以上だった人たちの間では、カタルーニャ語が書けるのは22%まで落ちる。

しかし、約40年間の弾圧で言語を奪い、スペインへ同化させようと図ったが、彼らのカタルーニャ人としての真のアイデンティティーまでは同化できなかった。そしてフランコ独裁政権は、カタルーニャに言語とアイデンティティーのねじれを残した。

カタルーニャではよく「フランコはまだ生きている」と言う。それは、フランコの思想を受け継ぐ政治家が残るスペイン政府への揶揄だけでなく、彼がカタルーニャに残したものが、なおも社会に影響を及ぼしているからだ。

スペイン中央政府は、「独立派がカタルーニャを分断した」と非難するが、この地を本当に分断したのは、つい40年ほど前まで続いていたフランコ独裁政権ではないか。

独立運動が高まる中、人々はフランコの亡霊と必死に闘っている。カタルーニャからその亡霊を消し去った時が、本当の独立なのかもしれない。

2465チバQ:2017/12/25(月) 14:42:07
http://www.sankei.com/world/news/171222/wor1712220044-n1.html
2017.12.22 21:10
【カタルーニャ問題】
女優並みの美貌と鋭い舌鋒…独立反対派の「顔」となった36歳の女性闘士・アリマダス氏
 【バルセロナ=三井美奈】21日のカタルーニャ州議会選で第1党となった中道右派「シウダダノス」は比例名簿の筆頭候補イネス・アリマダス氏(36)が独立反対派の「顔」として注目を集め、中央政府のラホイ首相の与党・国民党から大幅に議席を奪った。

 シウダダノスは、スペイン語で「市民たち」の意味。2006年にバルセロナで発足し、国会(下院)で32議席を持つ。アリマダス氏は元コンサルタント会社社員。他州の出身で約10年前に移住し、12年に州議会議員に当選した。女優並みの美貌と鋭い舌鋒が特徴で、プチデモン前州首相を「カタルーニャ分裂の元凶」と糾弾。ラホイ政権についても州との対話を怠ったと批判した。自治州の地位を生かし、地中海圏経済の拠点化を進めると訴えた。

 国民党はラホイ首相が州集会でテコ入れを図ったが、「旧態依然で腐敗している。新党に期待する」(46歳、会社経営)という声が強く、過去最低の3議席獲得に低迷した。

2466チバQ:2017/12/27(水) 20:50:12
https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00m/030/078000c
ドイツ
広がる懸念 オーストリア政権、移民政策に影響も
毎日新聞2017年12月27日 20時36分(最終更新 12月27日 20時36分)
【ベルリン中西啓介】厳格な難民抑制策を掲げるオーストリアの中道右派・国民党と極右・自由党による連立政権が発足したことを受け、隣国ドイツでは、欧州連合(EU)による難民受け入れ政策などへの影響に懸念が広がっている。一方で、31歳という若さと指導力で老舗保守政党の国民党を復活させ、EU最年少の現役首脳となったクルツ首相の手腕に、ドイツの保守派からは期待する声も出ている。

 両党の連立合意では、難民申請者から所持金を取り上げ滞在経費に充てることや、身元確認のための携帯電話検査など、厳格な難民対策が盛り込まれた。また「治安対策」として、一定の法的基準を満たさないイスラム教徒向け保育園や私立学校の閉鎖についても合意している。

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inRead invented by Teads
 独社民党のポスト党連邦議会会派副代表は独紙ウェルトに「オーストリア・ハンガリー帝国の再来だ」と発言。EUによる難民割り当てに応じず、イスラム教徒受け入れに反対するハンガリーのオルバン首相と、クルツ新政権が連携することに警戒感を示した。

 クルツ氏は独紙ビルトに「メルケル独首相と、EU内での両国の連携強化を進めることを楽しみにしている」と語っている。メルケル独首相は東欧などの農業支援に重点的に配分されているEUの補助金を、難民対策などに転換することを検討しているとされる。だが、難民保護の拡充につながる可能性のある政策にクルツ氏から協力が得られるかは不透明だ。

 一方で、オーストリアと国境を接する独南部バイエルン州の政党で、難民受け入れ制限を主張するキリスト教社会同盟のドブリント氏は「(難民受け入れなど)過去の誤りを正す政権だ」と評価し、連携強化を模索する考えを示した。

2467チバQ:2017/12/29(金) 10:21:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171229-00000005-jij-eurp
伊議会解散、来年3月総選挙=EU懐疑派政党に注目
12/29(金) 5:07配信 時事通信
伊議会解散、来年3月総選挙=EU懐疑派政党に注目
イタリアのマッタレッラ大統領は28日、議会の上下両院を解散した。政府は直ちに閣議を招集し、両院の総選挙を来年3月4日に実施する日程を決めた。2016年3月撮影。
 【パリ時事】イタリアのマッタレッラ大統領は28日、議会の上下両院を解散した。

 政府は直ちに閣議を招集し、両院の総選挙を来年3月4日に実施する日程を決めた。難民や失業問題に対する不満がくすぶる中、総選挙ではジェンティローニ首相を支える中道左派の民主党政権に国民の審判が下される。

 同首相は解散に先立つ記者会見で「今後数カ月は選挙への関心が高まるが、政府は最後まで職務を遂行する」と強調した。

 選挙では欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取る新興野党「五つ星運動」がどこまで勢力を伸ばすかが注目される。ただ、世論調査によれば「五つ星」の議席過半数獲得は難しい情勢で、同党は既存政党との連立には参加しない方針だ。このため、他党による連立政権の発足が有力視されている。

2468チバQ:2017/12/30(土) 11:53:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712290049.html
イタリア総選挙 支持率トップは31歳元ウェイター率いるポピュリズム野党 来年3月4日に実施

12月29日 22:34

 【パリ=三井美奈】イタリアのマッタレッラ大統領は28日、国会を解散し、来年3月4日の総選挙実施が決まった。世論調査では、欧州連合(EU)に懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)野党「五つ星運動」が首位を走っており、どこまで票を伸ばすかが焦点。選挙戦から組閣まで大混乱が予想される。

 五つ星運動の首相候補、ルイジ・ディマイオ下院議員は31歳。ウェイターやウェブサイトのデザイナーを経て、2013年に下院議員に当選。いきなり副議長になった。「私は若者の失業率が60%の地域出身。私の経歴をばかにする人は、この国の若者をばかにするのと同じ」と訴える。

 同党はコメディアンのベッペ・グリッロ氏が2009年に設立した。「ユーロ離脱の是非を問う国民投票の実施」を視野に入れる。

 「既成政治の打破」以外に一貫した政策や主張がないものの、インターネットで候補者を公募する目新しさが、政治不信の根強かった有権者から支持されている。22日発表の支持率調査では29%で首位だった。

 ジェンティローニ首相の与党で中道左派、民主党は書記長(党首)のレンツィ前首相が返り咲きを狙うが、支持率では23%前後で2位。どちらが勝っても議席の過半数を占めるのは難しい。

 そこで最近では、ベルルスコーニ元首相の「復権」が注目される。元首相が率いる中道右派フォルツァ・イタリアは支持率16%だが、かつての連立パートナー「北部同盟」が反移民政策を鮮明にして12%の支持を集める。イタリアには昨年来、約30万人の難民・移民が流入しており、治安悪化を懸念する有権者に浸透した。

 五つ星のグリッロ氏は、「既成政党とは絶対に組まない」と公言しているため、組閣可能な組み合わせは民主党と右派の大連立以外にない。脱税で有罪判決を受け、現在は議員資格を停止されているベルルスコーニ氏に、注目が集まるのもこのためだ。フォルツァは中道右派連合を率いて11月のシチリア州議会選で勝利し、勢いに乗る。

 ジェンティローニ首相は28日、議会解散前の記者会見で、「選挙戦では不安や幻想をかきたてないようにすべきだ」と述べ、大衆迎合主義の横行にクギを刺した。しかし、選挙戦では実現不可能な公約が飛び交うのは必至。イタリア経済は最近、ようやくユーロ危機から回復の兆しを見せているが、次期政権成立までの混乱は国内のみならず、ユーロ圏全体の不安材料になる可能性が高い。

2469チバQ:2017/12/30(土) 11:54:14
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171230k0000m030048000c.html
<イタリア>大統領が議会解散、総選挙へ 「五つ星」注目

12月29日 19:17

 【パリ賀有勇】イタリアのマッタレッラ大統領は28日、議会上下両院を解散した。総選挙は来年3月4日に実施される。欧州連合(EU)に批判的な新興政治団体「五つ星運動」が躍進するかどうか注目されるが、選挙制度改革に伴い、どの主要政党も単独過半数には届かない可能性が高く、連立協議の難航が予想される。

 マッタレッラ氏は、憲法裁判所が一部を違憲とした選挙法の改正に加え、2018年予算案が議会で可決されたことから、選挙期限の5月を前に議会解散を決めた。ジェンティローニ首相は辞職せず、新政権発足まで職務を続ける。

 トランプ米大統領が1月に就任した前後から、欧州でも極右政党やポピュリズム(大衆迎合主義)政党が支持を拡大。イタリアでも、最近の世論調査の政党支持率で「五つ星」が首位を走る。

 だが、イタリア議会は10月、比例代表制だった両院の選挙を、議席の3分の1を小選挙区制で、3分の2を比例代表制で行う改正選挙法を可決。下院で40%以上を得票した政党に過半数議席を付与する「ボーナス制度」も撤廃し、単独過半数獲得のハードルが高まった。「五つ星」は主要政党で唯一、他政党との連立を拒否しており、不利に働くとみられる。

 22日付の世論調査の政党支持率は、首位の「五つ星」29%に続き、レンツィ前首相の与党・民主党(中道左派)が22.8%。ベルルスコーニ元首相が率いるフォルツァ・イタリア(中道右派)は16.2%だった。

 フォルツァ・イタリアは、反移民の右翼政党「北部同盟」などと右派の政党連合を組めば支持率約37%で、「五つ星」などを上回るものの、獲得議席は過半数には届かないとの見方が強い。

 選挙では、経済政策に加えて、イタリアを目指して北アフリカから地中海を渡る移民問題が主な争点となる。

2470チバQ:2018/01/06(土) 06:53:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201801/CK2018010402000116.html
仏・コルシカ島に新州 首長に自治権拡大派

2018年1月4日 朝刊


写真
 【パリ=竹田佳彦】地中海にあるフランスのコルシカ島で二日、州にあたるコルシカ地方公共団体と島内二県を統合した新州が発足した。新州議会(定数六三)は賛成多数で議長に島独立派のジャンギー・タラモニ氏、首長に自治権拡大論者のジル・シメオニ氏を選んだ。州政府は今後、仏政府にコルシカ語の公用語化などを求めるとみられる。

 新州の発足は自治権の拡大策として、仏政府と独立派などが協議して進めてきた。発足にあたり昨年十二月に州議会選挙を実施し、州の独立や自治権拡大を目指す勢力が議席の65%となる四十一議席を占めた。

 コルシカ島は独自の言語があり、十八世紀から独立を目指す動きがあった。一九七〇年代には、独立したアフリカの旧植民地からの引き揚げ者と住民間の摩擦が深刻化し、武装闘争に発展。八二年以降の地方分権化で他地域よりも大幅な自治権が認められている。

 タラモニ氏はスペインからの独立を求める北東部カタルーニャ自治州の前首相にちなみ「コルシカのプチデモン」とも呼ばれるが、一方的な独立には否定的とされる。

2471とはずがたり:2018/01/06(土) 15:43:07
ユーロ圏経済の担い手は、ドイツに逆らうポルトガル
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9258.php
2018年1月6日(土)12時00分
ポール・ホッケノス

<反緊縮で成功した南欧の財務相が、ユーロ圏財務相会合のトップに就く意味>

ヨーロッパ全体で緊縮経済体制を取るべきだ、というドイツのメルケル首相の信念は揺らいだようだ。ドイツがユーロ圏財務相会合の新議長に強く推したのは、ポルトガルのセンテーノ財務相だったからだ。

同会合はもともと、ユーロ圏の財務相が非公式に話し合う場として設けられたが、現在は国家予算の草案や救済計画までチェックするようになった。組織として透明性に欠ける、非民主的という批判はあるものの、議長はユーロ圏の発展において重要な存在と見なされている。

米ハーバード大学卒でポルトガルの社会党政権を支えるセンテーノは18年1月に政権を離脱し、オランダのデイセルブルム前財務相の後任として財務相会合の議長に就任する。デイセルブルムはここ数年、ドイツと歩調を合わせて、浪費傾向が強い南欧諸国を非難。ユーロ圏の北部と南部の分断を招き、その亀裂は今なお続いている。

センテーノの登場は、そうした流れの方向転換を意味する。ポルトガルは10年からのユーロ危機に際し、ユーロ圏から780億ユーロの緊急融資を受けた。センテーノはそうした国の代表であり、さらに注目すべきなのは、共産主義政党の後押しを受けた左派政権の一員でもあるということだ。ポルトガルの連立政権は北部欧州の債権国と、トロイカ(ECB〔欧州中央銀行〕、EU、IMF)からの緊縮命令に抵抗し、それでも債務危機からの脱出に成功した。

ドイツ色の薄れた未来へ
センテーノを推薦したことがドイツの経済方針の転換の表れであるかどうかはまだ分からない。2年近く前、ユーロ圏きっての緊縮財政派であるドイツのショイブレ財務相(当時)はポルトガルに対し、ユーロ圏の規制に従うことを拒めばポルトガル経済は停滞して追加の国際融資が必要になるとクギを刺した。だが、ポルトガルは警告に従うことを慎重に拒否しながら、ショイブレを含む緊縮財政派から称賛される結果を出した。

つまりポルトガルは、財政危機に苦しむ国がドイツから課された緊縮財政に逆らってもやっていけることを証明してみせた。センテーノは左派政権の財務相だからEUで急進的な政策を進めるはずだ、と考えるのは短絡的だ。彼は新議長として、金融危機を通して重要度を増していった組織における職務を果たし、ユーロ圏諸国の改革の陣頭指揮を執るだろう。

ドイツ色の薄れた経済ガバナンスを行う未来が来るのかもしれない──センテーノもポルトガル政府もそんな可能性の象徴と見なされている。ポルトガルは南欧で先陣を切って債務危機から抜け出した。近年は急速な経済成長を続け、失業率も13年の17.5%から8.5%にまで低下している。

ポルトガル政府は着々と債務を返済する一方で、年金や公務員給与の削減措置を撤回。水道局や鉄道会社などの民営化を停止し、祝日数も元通りにした。さらにトロイカから非難されながらも最低賃金を上げ、増税案を破棄し、貧困世帯への社会保障を増やした。

EU幹部の脅しめいた忠告もあったが、これらの措置によってポルトガルの内需と投資は16年によみがえった。経済成長も安定し、17年9月には国の信用格付けは5年半ぶりに投資適格級に復活。まさに不可能と言われていたことを成し遂げたのだ。

ユーロ圏でも不可能を可能にするのか。センテーノの手腕に注目するのはメルケルだけではないだろう。

From Foreign Policy Magazine

2472とはずがたり:2018/01/06(土) 17:18:52
1880 名前:とはずがたり[] 投稿日:2017/12/13(水) 09:14:27


木村正人
欧州インサイドReport
土壇場でひっくり返されたブレグジット合意 初めて見えたEU離脱のほのかな光明
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/12/eu-13_1.php
2017年12月06日(水)16時40分

[ロンドン発]12月4日の月曜日はイギリスの欧州連合(EU)離脱交渉・第1フェーズのデッドラインだった。イギリスが離脱清算金額をめぐり大幅に譲歩したため、第2フェーズの通商協議にようやく入ることができるという楽観論がイギリス、EUの双方から流れていた。

北アイルランド国境問題
欧州議会のブレグジット(イギリスのEU離脱)担当、ヒー・フェルホフスタット元ベルギー首相は午前11時20分すぎ、ジャン=クロード・ユンケル欧州委員長らと和やかに打ち合わせする写真をツイッターに投稿し、こうつぶやいた。

「ユンケル委員長との会議で、私はイギリスで暮らすEU市民が不透明でコストがかかる煩わしい手続きをしなくて済むようにすべきだと主張した。EU市民の権利は保障されなければならない。彼らは善意でイギリスにやって来た。それに相応しい敬意を持って扱われる必要がある」

午後零時45分ごろ、ドナルド・トゥスクEU大統領(首脳会議の常任議長)もうれしさを隠しきれないようにツイートした。

「私が月曜日を好きな理由を知っていますか! ブレグジット交渉で北アイルランド国境問題が進展したことをアイルランドのレオ・バラッカー首相と電話で話したあと元気が出てきた。EU首脳会議に向けて(通商協議に入る前提となる)十分な進展に近づいている」

第1フェーズでクリアしなければならないハードルは400億〜600億ユーロの離脱清算金とEU市民の権利保障、そして最後の最後まで残ったのがアイルランドと北アイルランドの国境問題だ。

アイルランドは自由に人やモノが行き来できる現状の維持を求め、テリーザ・メイ英首相を閣外から支える北アイルランドのプロテスタント系政党・民主統一党(DUP)はイギリスの他地域と同じ扱いになることを要求していた。

アイルランド独立後もイギリスに帰属した北アイルランドでは1968年以降、プロテスタント系住民とカトリック系住民が血で血を洗う抗争を繰り広げ、3600人が死亡した。98年のベルファスト合意で双方が協力して自治政府を確立した。

かつては英軍兵士が検問に立った国境を北アイルランドからアイルランドに越えても道路標識がマイルからメートルに変わるだけで、出入国管理局もなければ税関もない。気づかなくなった国境は北アイルランド和平の象徴なのだ。

このジレンマを解消するため編み出されたのが「レギュラトリー・アライメント(規制上の調整)」という誰にもはっきりと説明できない言葉だった。アイルランドがこの言葉をのみ、離脱交渉は第1フェーズから第2フェーズに向けて動いたかに見えた。

メイ首相がユンケル委員長とランチをともにしていた午後2時、DUPのアーリーン・フォスター党首が突然、「我々の立場は明確だ。北アイルランドはイギリスの他地域と同じようにEUを離脱しなければならない」とテレビで声明を読み上げた。

英紙デーリー・テレグラフによると、ブリュッセルでテレビを見ていたイギリスの外交官が「なんてこった」とうめき声を上げた。DUPが閣外協力を止めれば、メイ政権は崩壊する。

メイ首相は席を立ってフォスター党首に電話を入れ、「アイルランド島とグレートブリテン島の間のアイリッシュ海に国境ができるわけではないのよ」と説得したが、フォスター党首は首を縦には振らなかった。

ユンケル委員長とメイ首相は記者会見で落胆の色を隠せなかった。交渉は継続されることになった。次のEU首脳会議は12月14、15の両日。それまでにメイ首相がフォスター党首を説得できなければ、イギリスは何の合意も得られないままEUを去るか、EU離脱を断念する事態に追い込まれるかもしれない。

DUPに対するメイ首相の根回しが足りなかったのか。それとも、いつでも拒否権を発動できるぞというDUPの政治的パフォーマンスに過ぎないのか。真相は分からない。

ただ、アイルランドと北アイルランドの国境を現状のまま維持する「レギュラトリー・アライメント」はまだ全容こそ現していないものの、EUとイギリスの間にも当てはめることができる。

その意味ではこれまで全く先が見通せなかったブレグジットにわずかだが、一筋の光明が差したと言えそうだ。

2473チバQ:2018/01/07(日) 21:12:00
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801060027.html
メルケル首相に幾重ものハードル ドイツ政権協議が本格化、政権樹立へ再挑戦

01月06日 21:14

(産経新聞)

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相率いる保守系、キリスト教民主・社会同盟は7日、次期政権樹立に向け、第2党の中道左派、社会民主党との本格協議に入る。3党連立協議が頓挫したメルケル氏には政権樹立への再挑戦。大連立継続に政権維持の望みをつなぐが、幾重ものハードルが待ち構えている。

 「新年には迅速に安定政権を築く。世界はわれわれを待ってくれない」。昨年末に発表された国民向けメッセージで、メルケル氏は危機感をにじませた。

 ドイツでは2日、昨年9月の総選挙から100日を迎えた。「政治空白」は2013年前回選挙後の86日を超え戦後最長。この間、国際情勢は動いたが、「世界最強の女性」と呼ばれたメルケル氏の影は薄い。「世界はドイツが動けるのを待っている」とも述べていた“甘い”認識は封印した。

 メルケル氏は11月、中道の自由民主党と環境政党の90年連合・緑の党との連立に失敗し、下野方針だった社民党の協議受け入れで窮地を当面脱した。同盟と社民党は11日までの予備交渉で、具体的な政策課題のすりあわせを試みる。

 交渉では主要争点の一つに難民政策が上るが、両党の開きは大きい。欧州政策でも温度差が目立つ。社民党が目指す医療保険制度改革も障害になるとの見方が強い。ともに選挙で歴史的な低得票率に終わっただけに安易な譲歩は難しい。

 両党は協議に先立ち「信頼は高まっている」との共同声明を出した。一方、独メディアによると、両党は交渉担当者がインタビューなどを自制することで合意。不用意な発言が交渉に悪影響を及ぼさないよう神経をとがらせる姿が浮かび上がる。

 予備交渉がまとまっても安堵(あんど)はできない。社民党は正式交渉入りの可否を21日の党大会で判断するが、党内では大連立への抵抗感がなお強い。少数政権への協力のほか、協力を一部政策に限る「部分連立」にとどめるべきだという“奇策”も飛び出すほどだ。

 社民党は正式交渉で連立協定に合意しても最終的には党員投票で諮る方針。土壇場でひっくり返される可能性は最後までくすぶる。順調に交渉が進んでも次期政権の発足は3��4月になるとされ、決裂・再選挙ともなれば、今年後半にずれ込むとの見方も出ている。

 政権維持に成功しても、メルケル氏には“厳しい風”が続きそうだ。世論調査では大連立に否定的な意見が52%に増加。肯定的な意見(45%)を上回り、メルケル氏の下で3度目となる大連立への「飽き」が鮮明になっている。メルケル氏に任期途中で首相退任を求める回答が47%となり、任期全うを支持する回答(36%)を超えた。

2474チバQ:2018/01/09(火) 20:20:13
内閣改造で「刷新」図る=限界露呈し求心力低下?-英
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010900261&amp;g=int

メイ英首相=4日、ロンドン近郊キャンバリー(AFP=時事)

 【ロンドン時事】メイ英首相は8日、内閣改造に踏み切り「政権の刷新」(首相報道官)を図った。しかし、異動を打診したグリーニング教育相が怒って辞表をたたき付けるなど混乱も生じ、一層の求心力低下に結び付きかねない厳しい結果となった。
 ジョンソン外相ら政権内の対欧州連合(EU)強硬派も、ラッド内相ら親EU派も、メイ政権を股裂き状態にしてきた主立った顔触れは軒並み留任した。EU離脱交渉が正念場を迎える前に指導力回復を図りたい首相だが、限界が露呈した。
 メイ政権は昨年11月、国防相や国際開発相が次々辞めた。翌12月には首相の盟友の筆頭国務相がわいせつ問題で辞任に追い込まれ、政権立て直しへ内閣改造は避けられない状況だった。(2018/01/09-08:23)

2475チバQ:2018/01/09(火) 20:22:15
https://mainichi.jp/articles/20180110/k00/00m/030/037000c
英国
「決裂担当相」新設検討 内閣改造、EU離脱交渉で
毎日新聞2018年1月9日 18時40分(最終更新 1月9日 18時48分)
 英国のメイ首相は8日、内閣を改造した。英テレグラフ紙によると、メイ氏は今回の改造で、欧州連合(EU)離脱交渉で他の27カ国と取り決めが決まらないままEUを抜ける場合を想定し「決裂担当相」の新設を検討。難航が予想される通商協議が始まるのを前に、英国に不利な条件なら合意しない姿勢を示す狙いがあるとみられる。

 決裂担当相は閣外相で、メイ氏は9日も組閣を続ける。決裂担当相は離脱交渉を担うデービスEU離脱担当相とも連携する方向だ。合意なき離脱により、EUとの貿易で世界貿易機関(WTO)ルールの下で関税が復活した際などに備えるとみられる。(共同)

2476チバQ:2018/01/10(水) 10:48:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000025-jij_afp-int

「刷新」のはずが…英内閣改造、新味乏しく 異動拒否の閣僚も
1/9(火) 13:10配信

AFP=時事
英ロンドンの英首相官邸前で、テリーザ・メイ首相(中央)と写真撮影に臨む新閣僚ら(2018年1月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相は8日、注目されていた内閣改造に踏み切った。しかし、ほとんど代わり映えのない顔ぶれなうえ、横滑りを求めた閣僚に拒絶されるなど、早くも失敗の烙印(らくいん)を押されている。

【写真】セクハラ疑惑などで辞任した英筆頭国務省

 ジャスティン・グリーニング(Justine Greening)教育相はメイ首相から雇用・年金相への異動を打診されたが、これを拒否。昨年11月以降に政権を去った4人目の閣僚となった。

 報道によると、ジェレミー・ハント(Jeremy Hunt)保健相も民間企業相への横滑りが計画されていたが、土壇場でメイ首相を説き伏せて免れたという。

 一方、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)外相、デービッド・デービス(David Davis)欧州連合(EU)離脱担当相、フィリップ・ハモンド(Philip Hammond)財務相ら大半の閣僚は留任した。

 メイ政権では昨年12月、首相の右腕だったダミアン・グリーン(Damian Green)筆頭国務相が、自身のパソコンから2008年にポルノ画像が見つかった問題などの責任を取り辞任。その前月にも、スキャンダルに見舞われた国防相や国際開発相が相次いで辞任していた。

 昨夏の解散総選挙で下院議席の過半数を失ったメイ首相は、多難が予想される今年の「ブレグジット(Brexit)」(英国のEU離脱)交渉を前に求心力の回復を目指して内閣改造を実施。政権の「刷新」(首相官邸)を図ったが、空振りに終わったとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-35112907-cnn-int

メイ英首相が内閣改造、党幹事長にはルイス氏を起用


1/9(火) 17:22配信

CNN.co.jp



ロンドン(CNN) 英国のメイ首相は8日、欧州連合(EU)からの離脱交渉を進める政権に新たなエネルギーを注入すべく、内閣改造を行った。メイ首相は与党・保守党の幹部人事も実施した。

保守党は昨年6月に行われた総選挙での敗北からの立ち直りを進めている。総選挙ではメイ首相の判断ミスもあり、議席が過半数を割るなど敗北を喫した。

ジョンソン外相やハモンド財務相など主要閣僚の多くは留任となった。ラッド内相とデービス離脱相も職にとどまった。

内閣改造は、昨年12月にグリーン筆頭国務相が事務所のコンピューターに大量のポルノ画像が保存されていた問題で状況を明確に説明しなかったなどとして辞任したことを受けたもの。

メイ首相は保守党の幹事長にブランドン・ルイス氏を起用した。ルイス氏は野党・労働党からの追及を受ける党の対応に責任を持つことになる。

2477チバQ:2018/01/11(木) 01:09:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000122-mai-eurp
<英国>内閣改造 メイ首相の指導力に疑問も
1/10(水) 22:00配信 毎日新聞
 【ロンドン矢野純一】メイ英首相は9日、内閣改造を行った。昨年12月に欧州連合(EU)との離脱交渉で離脱を巡る清算金の支払いなどで合意、一つの山を越えたため、足場固めを図る狙いがあった。だがEUへの立場を異にする主要閣僚が軒並み留任したほか異動打診の拒否もあるなど、指導力に対する疑問が出ている。

 新内閣ではジョンソン外相やデービスEU離脱担当相らEU強硬派と、ハモンド財務相、ラッド内相など親EU派双方が留任した。昨年12月にセクハラ告発を受け辞任したグリーン筆頭国務相の後任は置かず、グリーン氏が兼任していた内閣府担当相にはリディントン前司法相が就任した。

 一方、英メディアによると、メイ首相が異動を打診したグリーニング教育相は怒って辞任。ハント保健相にも異動を求めたが、逆にメイ氏が説得され留任となったという。

 メイ氏率いる与党保守党は、昨年6月の総選挙で少数与党となっている。

2478チバQ:2018/01/12(金) 23:53:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000102-mai-eurp
<ドイツ>再選挙避けたい各党 連立協定交渉入り合意
1/12(金) 20:29配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】戦後ドイツで長く2大政党制を担ってきた、メルケル独首相の保守系会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党が連立協定交渉入りに向け合意したことで、昨年11月の自由民主党などとの連立協議決裂に次ぐ2度目の協議決裂という最悪の事態はひとまず回避された。ただ、合意には再選挙を避けたいという各党の思惑がにじみ出ており、新鮮味が少ない政策に世論の支持が得られるかは不透明だ。

 「CDUは全会一致で政権交渉入りを支持した」。メルケル氏は12日、記者会見で、3党合意についてこう評価し、第4次政権の発足に自信をのぞかせた。3党合意には、保守支持層の不満が強い難民受け入れについて、これまで以上に厳格化を図る方針が明記された。また、企業負担増につながる政策の多くが見送られた。

 今回もし交渉が決裂した場合、戦後初の内閣不成立による連邦議会(下院)解散総選挙の見通しが強まる。だが、各党とも再選挙を避けたいのが実情だ。

 2度の連立交渉決裂となれば、メルケル氏の求心力は一気に低下するが、CDU内には選挙の「顔」になれる実力者が他に見当たらない。社民党は昨年9月の総選挙で、戦後最低の得票率に沈んだ。独紙ビルトによると、当初の野党路線から方針を転換したシュルツ党首は「連立に失敗すれば、私の政治生命は終わりだ」と、CSUのゼーホーファー党首らに発言したとされ、ゼーホーファー氏もこれに同調している。是が非でも政権を樹立したいという3党の思惑が、今回の合意につながったとみられる。

2479チバQ:2018/01/12(金) 23:54:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000086-mai-eurp
<ドイツ>大連立政権、交渉入りへ合意 社民党内に反対強く
1/12(金) 19:37配信 毎日新聞
<ドイツ>大連立政権、交渉入りへ合意 社民党内に反対強く
ドイツのメルケル首相=AP
 【ベルリン中西啓介】ドイツのメルケル首相の国政最大会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と国政第2党・社会民主党は12日、大連立政権継続のため政権協定交渉入りを目指す方針で合意した。社民党は21日に西部ボンで開く臨時党大会で交渉入りについて審議する。戦後最長の政権空白収束に向けた動きが加速するが、社民党内には与党入りに反対の声もなお強く、党大会は難航が予想される。

 CDU・CSUと社民党の3党合意文書によると、3党は「新たな欧州政策」や「(排外主義など社会の)分断の克服」「民主主義の活性化」などを政権の方向性とすることで合意した。

 社民党のシュルツ党首は欧州連合(EU)改革を重視。合意ではEUに否定的なトランプ米大統領や、中国、ロシアが台頭する国際情勢を念頭に、3党は「欧州は自らの運命にこれまで以上に責任を持つべきだ」とし、EU内の投資増や格差解消に取り組むことを明記。「独仏連携でEU刷新が成功する」とし、具体的な改革案を提示するマクロン仏大統領と連携する姿勢を強調した。

 内政政策では社民党が求めていた富裕層への増税や医療保険の抜本改革は見送られた。一方で、社民党が否定的だった難民受け入れの上限については「年間18万〜22万人を超えない範囲」と盛り込まれた。保守色の強いCSUが強く主張したとみられ、再選挙による議席減を恐れる社民党が譲歩した形だ。

 一方、社民党大会に向け、党青年部は「大連立反対キャンペーン」を強化する構えだ。争点が少ないEU政策では踏み込んだ合意が実現したが、内政面では、格差縮小を求めた社民党に対し歳出増を嫌うCDU・CSUの主張が色濃く反映された。

 シュルツ氏は、大連立反対派の党内左派や党青年部の説得を図る考えだが、21日の党大会では異論が噴出する可能性が高い。大会で政権協定交渉入りが承認されたとしても、全党員による投票で政権参加が決まるため、最終段階で政権入りが否決される可能性も残されており、当面不透明な状況が続く。

2480チバQ:2018/01/14(日) 19:14:52
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180114X664.html
チェコ大統領選、現職ら決選投票へ
05:13時事通信

 【ベルリン時事】チェコ大統領選挙の投票が12、13の両日行われた。当局の開票結果によると、現職のゼマン氏(73)が首位だったが、当選に必要な過半数の票には届かず、2位のドラホシュ元チェコ科学アカデミー総裁(68)との決選投票が実施されることになった。

 ゼマン氏は親ロシア・中国姿勢で知られ、ドラホシュ氏は欧州連合(EU)重視を鮮明にしている。チェコの大統領は儀礼的役割が中心。決選投票は今月26、27日の予定。選挙には9人が立候補していた。

2481チバQ:2018/01/16(火) 19:02:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000044-jij_afp-int
ルーマニアのトゥドセ首相が辞任 安倍首相の訪問前日に
1/16(火) 17:58配信 AFP=時事
ルーマニアのトゥドセ首相が辞任 安倍首相の訪問前日に
ルーマニアの首都ブカレストで記者会見に応じるルーマニアのミハイ・トゥドセ首相(2017年10月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】安倍晋三(Shinzo Abe)首相の訪問を控えるルーマニアのミハイ・トゥドセ(Mihai Tudose)首相は15日、政権内での権力争いが原因で与党内からの信任が得られず、辞任した。同国は7か月前にソリン・グリンデアーヌ(Sorin Grindeanu)前首相が同様の理由で辞任したばかりだった。

【写真】ルーマニア政府に30万人抗議デモ、社会主義打倒以来で最大

 ルーマニアは欧州連合(EU)諸国の中の最貧国の1つであり、汚職がまん延している。安倍首相による歴史的な訪問の前日に起きた辞任騒動は、同国で新たな混乱を招きそうだ。

 トゥドセ首相は、同日夜に行われた同党の幹部会で行われた採決で、与党である左派の社会民主党(PSD)の有力議員らが不信任を突きつけたことから、辞表を提出した。

 与党である社民党が首相を引きずり降ろしたのはここ1年で2度目。昨年6月に当時のグリンデアーヌ首相が社民党のリビウ・ドラグネア(Liviu Dragnea)党首と対立した後、社民党は不信任動議を可決した。

 一連の動きを影で操っているとされるドラグネア党首は、詐欺罪で有罪判決を受けているために首相になることはできない。

 ドラグネア党首はグリンデアーヌ氏の後任として、経済相だったトゥドセ氏を首相に指名したが、2人の関係はここ数か月で悪化していた。【翻訳編集】 AFPBB News

2482チバQ:2018/01/16(火) 20:50:50
http://www.sankei.com/world/news/180116/wor1801160014-n1.html
2018.1.16 11:31

仏の元スポーツ相を刑事告発 柔道五輪金メダリストのドイエ氏


 五輪柔道で連続金メダルに輝き「フランスの英雄」と呼ばれたダビド・ドイエ元スポーツ相の政治家としての資産報告に不正があった疑いが浮上し、政治資金審査当局が15日、検察に刑事告発した。フランスのメディアが伝えた。

 「2016年の報告に過少申告があった疑いがある」と指摘されたが、不正報告の金額など詳細は明らかにされていない。報道によると、スポーツ用品会社などとの間で商取引を巡る訴訟を抱え、関連する資産の評価が問題視された可能性もあるという。

 ドイエ氏は1996年アトランタ五輪の柔道95キロ超級、2000年シドニー五輪の同100キロ超級で優勝。スポーツ相や国民議会(下院)議員を務め、10年3月からパリ首都圏の地域圏議員を務めている。

2483名無しさん:2018/01/16(火) 21:14:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180117k0000m030116000c.html
<ドイツ>大連立反対拡大 第2党社民党、交渉承認見通せず
20:56毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政第2党・社会民主党で、保守系会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との大連立政権継続に反対する動きが広がっている。社民党のシュルツ党首は21日に独西部ボンで開かれる臨時党大会で、交渉入りの承認を得る方針だが、否決されれば独政界の混乱は必至で、戦後初の内閣不成立による再選挙の見通しが強まる。

 シュルツ氏は15日、西部ノルトライン・ウェストファーレン州で党幹部を従えて遊説し、メルケル首相が率いるCDU・CSUとの3党合意を「多くの目標を達成した」と自画自賛した。党大会で議決権がある600人の各州代表団のうち、同州は最多の144人を擁する大票田で、支持固めは欠かせない。

 だが、党青年部のキューナート代表は15日の記者会見で、「(政策協定交渉に関する)3党合意には、党の多くの主要目標が欠けている」と主張。社民党が昨年9月の連邦議会(下院)総選挙の目玉にした、私的医療保険と公的保険の格差をなくす医療保険改革が見送られたことなどから、「政権継続は受け入れられない」と強く反発する。

 合意では欧州連合(EU)改革などで社民党の主張が盛り込まれる一方、難民問題では保守色が濃いCSUの意見に配慮し、実質的な年間難民受け入れ上限が設定された。このため党内左派に不満が拡大。ベルリン党支部と東部ザクセン・アンハルト州支部が「大連立反対」を採択した。

 社民党は昨秋の総選挙で戦後最低の得票率20・5%に沈み、15日の世論調査では支持率が18・5%にまで下落。党執行部が大連立に関し党大会で過半数の支持を取り付けられるか、独メディアは「予測不可能」と伝える。仮に党大会で政権協定協議の着手が承認されても、最終的には全社民党員による郵便投票で政権入りが決まるため、当面は見通しの不透明感が続く。

2484チバQ:2018/01/17(水) 20:11:21
http://www.sankei.com/world/news/180116/wor1801160036-n1.html
2018.1.16 21:32

ルーマニア首相が党内争いで辞意 安倍晋三首相の訪問前日に
【ベルリン=宮下日出男】ルーマニアのトゥドセ首相が15日、辞意を表明した。与党の中道左派、社会民主党内の対立を受け行われた投票で信任を得られなかったことが理由。トゥドセ氏は昨年6月に就任したばかりだった。ロイター通信などが報じた。

 ルーマニアでは欧州6カ国を歴訪中の安倍晋三首相が16日に訪問し、トゥドセ氏との会談も予定されていた。社民党は今後、後任を選出する方針。ヨハニス大統領は同日、新首相が決まるまでの暫定首相にフィフォル国防相を指名した。

 辞意の背景には、トゥドセ氏と社民党の実力者であるドラグネア党首との確執があるとされ、トゥドセ氏は最近、ドラグネア氏に近い閣僚に辞任を求めるなどして党内対立が表面化。党では15日、幹部らによるトゥドセ氏の信任投票が実施され、圧倒的多数が不信任に回った。

 社民党は2016年12月の総選挙で勝利したが、同国では昨年6月にも、同党のグリンデアーヌ前首相が党内対立の結果、議会で不信任案を突き付けられ辞任。欧州でもっとも貧しい国の一つとされ、汚職が問題化する同国では政治的にも不安定な状況が続いている。

http://www.sankei.com/world/news/180116/wor1801160008-n1.html
2018.1.16 09:46

ルーマニア首相が辞任表明 内閣改造めぐり与党と対立 安倍晋三首相の訪問前に
 ルーマニアからの報道によると同国のトゥドセ首相は15日、所属する与党の社会民主党の支持を失ったとして、16日までにヨハニス大統領に辞表を提出する考えを表明した。同党は近く後任の首相候補を決める見通し。トゥドセ氏は内閣改造をめぐり、ドラグネア党首と対立していた。

 12日から欧州6カ国を歴訪中の安倍晋三首相は16日にルーマニアを訪問予定。トゥドセ氏は16日の首相としての日程はスタネスク副首相が務めるとしており、安倍氏の会談日程などに影響が出る可能性がある。

 党内で行われた信任投票で幹部の大半がトゥドセ氏を不信任としたことを受けた措置。トゥドセ氏はドラグネア氏に近い閣僚を交代させる内閣改造を試みていた。

 ドラグネア氏は過去に有罪判決を受けたことがあるため首相になれないが、与党の実力者として絶大な影響力を誇っている。(共同)

2485チバQ:2018/01/18(木) 06:15:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000052-jij_afp-int
英国で「孤独担当相」新設、現代社会の「悲しい現実」に対処
1/17(水) 22:10配信 AFP=時事
英国で「孤独担当相」新設、現代社会の「悲しい現実」に対処
英ロンドンで毎年行われるチャリティーパンケーキレースに参加した、トレイシー・クラウチ下院議員(2013年2月12日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相は18日、「あまりにも多くの人々」が置かれている「現代の暮らしの悲しい現実」に対処するために「孤独担当相」を任命した。


 文化・メディア・スポーツ省でスポーツと市民社会を担当するトレイシー・クラウチ(Tracey Crouch)政務次官が新設された「孤独担当相」に就任し、英国社会の孤独問題に取り組む。

 メイ首相は「わが国の社会、そしてわれわれ全員が抱える孤独という問題に向き合い、高齢者や介護者、愛する人を失った人々──話をする相手や自分の思いや体験を分かち合う相手がいない人々が直面している孤独に対し、行動を起こしていきたい」と述べた。

 英赤十字社(British Red Cross)によると、英国の人口6560万人のうち900万人以上が常に、もしくはしばしば、孤独を感じているという。同社は孤独と疎外は「隠れた流行病」であり、引退から別離、死別など人生のさまざまな節目ですべての年齢層に影響を与えていると指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

2486チバQ:2018/01/18(木) 06:20:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000092-mai-int
<カタルーニャ>プチデモン前州首相の再選焦点 議会招集
1/17(水) 21:01配信 毎日新聞
 【パリ賀有勇】スペイン北東部カタルーニャ自治州議会(定数135)が17日、昨年末の出直し選挙後初めて招集された。議会で州首相が選出される際、中央政府から解任されベルギーにとどまり続けているプチデモン前州首相が再選されるかが焦点になっている。

 自治州は昨年10月に独立を問う住民投票を強行。中央政府は、住民投票結果を元に独立宣言した州議会を解散し、州議会選を実施した。投票率は過去最高の79%を記録し、独立派3政党が計70議席で過半数を獲得した。

 だが、当選者のうちプチデモン氏ら元州政府幹部5人は、スペイン司法当局から「反逆」などの容疑がかけられ、ベルギーでの滞在を続けている。首班指名選挙で投票できないとされるため、一部が党内の落選候補に議席を譲ることで、独立派として過半数を維持したい考えだ。

 プチデモン氏は再選に意欲を示しているものの、スペイン司法当局から「反逆」などの容疑で逮捕状が出ており、帰国すれば拘束される。州議会は、首班指名に際して州首相候補が政府方針を示すことを規定している。このため独立派は、書面による代読やビデオ映像を用いた演説も検討している。

 だが、中央政府は州首相候補の議会への出席が必要と主張しており、プチデモン氏がベルギーから立候補を試みれば法的に争う構えを示している。

 2月2日までに新州首相が選出されなければ、更なる交渉期間が与えられた後、州議会再選挙が実施される可能性もある。

2487とはずがたり:2018/01/18(木) 15:37:53
英国のEU残留望む、再加盟も可能=ユンケル欧州委員長
ロイター 2018年1月18日 13時26分 (2018年1月18日 15時11分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180118/Reuters_newsml_KBN1F70EO.html

[ストラスブール 17日 ロイター] - 欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は17日欧州議会で、英国がEUにとどまることを望んでおり、離脱したとしても再加盟することを望んでいると語った。
前日には、EUのトゥスク大統領が、英国がEU離脱(ブレグジット)を撤回するなら歓迎するとの意向を示していた。
ユンケル氏は「トゥスク大統領と私は昨日英政府に対して、英国民や英議会、英政府がブレグジット以外の方法を望むのであれば、われわれは協議する用意があると伝えた。英国を投げ出したりしてはいない。英国にとどまってほしい。英国が残留を願うのであれば、それは可能であるべきだ」と語った。
英国内では今月、EU離脱を巡り、2度目の国民投票を実施すべきかという議論が活発になっている。一方、メイ首相の報道官は16日、国民投票を再度実施することはないと強調した。


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