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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

896とはずがたり:2017/09/16(土) 09:50:16
何かロシア正教の為にしたというよりは皇帝として正教を守護してたけえが革命で惨殺されたって事か。

ニコライ2世
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%82%A42%E4%B8%96

ニコライ2世(ロシア語: Николай II, ラテン文字転写: Nikolai II、ニコライ・アレクサンドロヴィチ・ロマノフ、ロシア語: Николай Александрович Романов, ラテン文字転写: Nikolai Aleksandrovich Romanov、1868年5月18日(ユリウス暦5月6日) - 1918年7月17日(ユリウス暦7月4日))は、ロマノフ朝第14代にして最後のロシア皇帝(在位1894年11月1日 - 1917年3月15日)。
皇后はヘッセン大公国の大公女アレクサンドラ・フョードロヴナ(通称アリックス)。皇子女としてオリガ皇女、タチアナ皇女、マリア皇女、アナスタシア皇女、アレクセイ皇太子がいる。ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世やイギリス国王ジョージ5世は従兄にあたる。
日露戦争・第一次世界大戦において指導的な役割を果たすが、革命勢力を厳しく弾圧したためロシア革命を招き、1918年7月17日未明にエカテリンブルクのイパチェフ館において一家ともども虐殺された。東ローマ帝国の皇帝教皇主義の影響を受けたロシアにおいて、皇帝は宗教的な指導者としての性格も強いため、正教会の聖人(新致命者)に列せられている。

897チバQ:2017/09/22(金) 23:33:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170918-00010003-afpbbnewsv-int
セルビアで「ゲイ・プライド」パレード、同性愛公表の首相が初参加

9/18(月) 11:41配信��
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セルビアで「ゲイ・プライド」パレード、同性愛公表の首相が初参加

(c)AFPBB News

【9月18日 AFP】セルビアの首都ベオグラード(Belgrade)で17日、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の祭典「ゲイ・プライド(Gay Pride)」のパレードが開催された。厳重な警備の下で開催された毎年恒例のイベントには、同性愛者であることを公表しているアナ・ブルナビッチ(Ana Brnabic)首相(41)も参加し、より寛容な社会に向かって「一歩ずつ」前進しているとコメントした。

 今年6月に就任したブルナビッチ首相は、同性愛者であることを公表している世界で数少ない政府指導者の一人。しかしバルカン半島に位置する保守的な同国では、同性愛嫌悪は依然としてまん延していると活動家らは指摘している。

 レインボーカラーの旗や風船を手にした活動家数百人とともにパレードに参加したブルナビッチ首相は、「(セルビアは)ついに、私が本当の顔と信じている姿を見せつつある」とのより肯定的なメッセージを伝えた。

 またAFPの取材に対して、「この国には非常に騒々しい少数派がいる。こうしたことに反対する攻撃的な少数派だ。だがセルビア国民の大半は、『自分も生き、人も生かせ』という観点で物事を考えていると思う」と語った。

 2010年にベオグラードで開催された同パレードでは、同性愛反対を掲げるデモ隊と警察との間で衝突が発生。100人以上が負傷し、同イベントの開催を3年間禁止する措置が取られた。

 今回は厳重な警備の下で開催されるようになってから4回目、首相が参加する初めてのパレードとなった。(c)AFPBB News

898チバQ:2017/09/24(日) 12:28:04
http://www.sankei.com/world/news/170924/wor1709240010-n1.html
2017.9.24 07:46

モスクワで野党勢力「左派戦線」活動家ら30人以上拘束

インタファクス通信によると、モスクワ中心部で23日、当局の許可なしに集会を開こうとしたとして、野党勢力「左派戦線」の活動家、ウダリツォフ氏ら30人以上が警察に拘束された。ウダリツォフ氏は2012年5月にプーチン政権批判の大規模デモを組織したとして、懲役4年6月の実刑判決を受け、今年8月に出所したばかり。(モスクワ 共同)

899とはずがたり:2017/10/01(日) 07:19:43
知らんかった>スヴァールバル諸島

金正恩氏「急遽作った極秘ルート」で最後はロシアに亡命か
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170929-00052983-gendaibiz-int
9/29(金) 10:00配信 現代ビジネス

 水爆実験にミサイル発射と、もはや歯止めが利かなくなった北朝鮮の恫喝外交。国連総会も北朝鮮問題一色となった。そんな中、プーチン&金正恩政権の「密約」について、専門家が語り尽くした――。

北朝鮮はプーチンランド
 中村 いまの北朝鮮は、言ってみれば「プーチンランド」と化してます。

 近藤 プーチンランド? 何だかディズニーランドみたいですが。

 中村 そう。ディズニーランドに行けばミッキーマウスに会えますが、北朝鮮に行けば、随所にロシアの「痕跡」が見られます。もはや金正恩政権は、ロシアの傀儡政権と言っても過言ではない。

 近藤 たしかに、解放記念日(8月15日)の『労働新聞』に、金正恩委員長がプーチン大統領を称えた書簡が大きく掲載されていて驚きました。

 中村 私もロシアの有力紙『モスコフスキー・コムソモーレツ』(9月7日付)を読んでいて、興味深い記事を発見しました。17kmあるロ朝国境近くに位置するハサン村のルポで、村の事務所には、金日成・金正日・プーチンの3人の写真が、並んで掲げられていたのです。

 近藤 平壌最大の目抜き通り「栄光通り」が、「スターリン大通り」と呼ばれていた時代を髣髴させますね。そもそもソ連極東軍88旅団所属の金成柱を、ソ連が「金日成将軍」に仕立て上げて平壌に連れてきたのが、北朝鮮の始まりですからね。

 中村 70年近く経て、またもとに戻りつつある。ロシアの最新の世論調査によれば、米朝対立の原因が北朝鮮にあるという回答は、わずか12%。ロシアは北朝鮮の味方です。

 3日の水爆実験も、プーチン政権の影を感じます。なぜなら5日前の8月29日に、ロシア政府がハサン村の住人約1500人に突然、避難命令を出しているのです。

 羅先とウラジオストクを結ぶ北朝鮮の貨客船『万景峰号』も、8月24日に突然、運航中止となった。

 日本のメディアは、「北朝鮮がウラジオストクの港湾使用料を未払いだったため、ロシア側が停泊を拒否した」と報じていましたが、とんでもない誤解です。あれも水爆実験の被害を避けようとした措置ですよ。

 近藤 そうだとすると、3日の水爆実験は、北朝鮮とロシアによる「合作」のようなものですね。ちなみに実験場所からわずか100kmしか離れていない中国には、事前通告さえなかったそうで、習近平政権はカンカンです。

 そもそも、広島型原爆の10倍規模の威力もある高度な水爆技術を、北朝鮮がこれほど短期間で独自に持てるはずがない。

 中村 その通りです。カギを握るのは、ウラジオストクに本社がある「ロシア極東山岳建設」という会社です。元はソ連の国土交通省の一組織で、プーチンが大統領になって平壌を訪問した2000年に民営化されました。

 近藤 まさに「プーチン系企業」ですね。

 中村 そうです。この会社が、北朝鮮のインフラ整備にフル稼働しているのです。中でも、最も得意とするのが山岳地帯のトンネル建設なので、豊渓里の核実験場の工事を請け負ったのではないか。

 近藤 坑道を800mも掘ったり、人間の大腸のような複雑な構造にさせたりして、放射能漏れを防いでいる。とても北朝鮮の技術とは思えません。

鉄道の地下にトンネルが
 中村 このロシア極東山岳建設は、坑道建設ばかりか、ロ朝間の鉄道建設も請け負っていますよ。

 近藤 羅先-ハサン間54kmの建設ですね。

 この鉄路建設は、先代の金正日総書記が、'01年から'02年にかけて2年連続でロシアを訪問する中で決めたものです。

 その後、建設が延期され、'08年に、ロシアが羅津港を49年間、租借することと引き換えに着工。'13年9月に、羅津港で開通式が行われています。

900とはずがたり:2017/10/01(日) 07:20:02
 中村 開通式には、ロシア鉄道のヤクーニン社長も、モスクワから駆け付けました。

 近藤 その際、一つ不可解なことがありました。計画から着工まで7年もかかったのは、北朝鮮側が建設費用の負担を渋ったからでした。かつて100億ドルも北朝鮮に債務不履行されたロシアが、二の足を踏んだ。

 ところが、着工から竣工までも、丸5年もかかっているのです。もともと植民地時代に日本が敷いた鉄路があって、しかもわずか54kmなのに、長くかかりすぎです。

 中村 フフフ……。

 近藤 意味深な笑いですね。何か大事な訳でも? 
 中村 再度言いますが、ロシア極東山岳建設の最も得意な分野は、地下トンネルの建設です。おそらく鉄路の地下に、有事の際、金正恩一族が亡命するためのトンネルを建設したのだと思います。

 近藤 ナルホド!!  それなら工事に5年かかっても不思議ではない。

 加えて、両国を結ぶ鉄道建設という名目なので、アメリカのスパイ衛星も警戒心を抱かない。

 中村 その通りです。この鉄路によってロシアとの貿易が急増すると同時に、トップの身の安全も図れる。北朝鮮にとっては、まさに一石二鳥です。

中国からは見捨てられた
 近藤 これも金正日総書記時代の話ですが、ある高位の亡命者に、有事の際の金ファミリーの亡命ルートを教えてもらったことがあります。

 平壌の金正日官邸の地下から、黄海の南浦まで、60km近く秘密の地下道が繋がっているそうです。南浦からは空路か海路で中国に亡命すると聞きました。

 しかし、いまや習近平政権は、犬猿の仲の金正恩ファミリーを受け入れるはずもないので、このルートは使えません。

 中村 それでロシアルートを作ったのでしょう。実は、この金正恩ファミリーの亡命ルートの話には続きがあるんですよ。

 近藤 と言いますと? 
 中村 アメリカから攻撃されて、金ファミリーが、羅先から地下トンネルを伝ってハサンまで逃げたとします。そこから一路、軍港があるウラジオストクまで行くに違いない。

 しかし極東にいたのでは、いつアメリカ軍に襲われるか気が気でないはずです。ロシアとしても、独裁者を匿っていると国際社会から非難を浴びる。

 近藤 そうでしょうね。

 実は中国政府も、かつて金正日ファミリーの亡命について、密かに内部で検討したことがありました。'02年にブッシュJr.大統領が、北朝鮮を「悪の枢軸」と非難して、米朝関係が悪化した頃です。

その時の結論は、「ファン・ジャンヨプ方式にする」というものでした。北朝鮮の序列26位だったファン・ジャンヨプ書記が、'97年に北京の韓国領事館に亡命を申請した時、中国政府は、3ヵ月以内に出国することと、米韓以外の第三国に向かうことを条件に、身の安全を保障しました。 同様に金正日ファミリーに対しても「3ヵ月以内の滞在」しか認めないとした。やはり厄介者扱いです。

 中村 ロシアもそのあたりは熟考したはずです。

 それでロシアの結論は、金正恩ファミリーを、ウラジオストクから北極海に面したムルマンスク軍港まで軍用機で運び、そこから約1000km離れたスヴァールバル諸島に、亡命先を用意してあげることだったのです。

 この任務を担うロシア保安庁(旧KGB)の特殊部隊RSBが、すでに金ファミリーのボディガードを務めています。

北極海に浮かぶ島
 近藤 スヴァールバル諸島? 
 中村 北極海に浮かぶ群島です。第一次世界大戦の頃、ロシア、ノルウェーなど、多くの国が領有権を争ったため、大戦終結後のパリ講和会議で、スヴァールバル諸島を、永久非武装地帯としました。

 このスヴァールバル条約には、ロシアやアメリカなど40ヵ国以上が加盟していますが、島内にはロシア人居住地区があり、ロシアの法律が適用されています。

901とはずがたり:2017/10/01(日) 07:20:31
>>899-901
 近藤 いまから100年近く前の条約ですね。

 中村 そうです。1920年代から'30年代にかけて各国が加盟しました。

 ところが昨年になって突然、このスヴァールバル条約に、ロシアの後押しを受けて、北朝鮮が加盟したのです。

 近藤 北朝鮮は北極海になど、何の縁もないのに。金ファミリーの亡命目的としか思えない……。

 中村 そうでしょう。しかも現在、島内のロシア人居住地区で、大邸宅の建設が始まっていることまで分かっているんです。

 近藤 恐れ入りました! 

 金正恩委員長が強気、強気でいられる理由が、ようやく理解できました。いざとなればロシアが逃がしてくれるという「保険」があるんですね。

 中村 そう思います。プーチン政権は、核の技術もミサイルの技術も提供したあげく、亡命先まで用意した。これほど頼もしい庇護者はいません。

 しかもプーチン政権には、シリアがあれほど激烈な内戦のさなかにあっても、6年半にわたってアサド政権を守り続けてきたという実績がある。

 近藤 プーチン政権がそこまで金正恩政権に肩入れする理由は何ですかね。やはり極東におけるアメリカと中国という両大国への剥き出しの牽制なのでしょうかね。

 中村 それはあると思います。「3大国」とは言うものの、ロシアの経済力は米中に較べて圧倒的に脆弱です。極東には600万人くらいしかロシア人が住んでおらず、強い危機意識を抱いています。だから「東アジアのシリア」を作りたい。

 もう一つは、天然ガスのパイプラインを、韓国まで引きたいという野望があります。

 9月6日、7日にウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムに、プーチン大統領と韓国の文在寅大統領が揃って参加し、この話を詰めています。気をよくした文在寅大統領は、北朝鮮に800万ドルの人道支援を表明した。

 これも、人道支援を大義名分にしてシリアを支配したプーチン大統領の入れ知恵でしょう。

 近藤 ロシアから韓国に天然ガスのパイプラインを引く計画は、'08年に李明博大統領がロシアを訪問した際に盛り上がった話です。ロシアのハバロフスク、ハサンから北朝鮮の元山を経て、韓国の仁川まで約2000kmを結ぶ壮大な計画です。

 北朝鮮にはパイプラインの通行料として年間1億ドルを支払う予定でしたが、韓国の命脈を北朝鮮に握られるという懸念からご破算になりました。

 中村 その計画を、9年ぶりにロシアと韓国、北朝鮮で復活させようというわけですね。

 そんな「密談」が進んでいるところへ、安倍首相が出かけて行って、プーチン大統領に「北朝鮮への圧力」を説いた。本当に外交オンチです。

 近藤 これだけ北朝鮮が日本に対する脅威になっていながら、日本だけが外交交渉でカヤの外に置かれている。厳しい現実ですね。

近藤大介(こんどう・だいすけ)
(本誌編集次長)アジア取材をライフワークとする。新著『大国の暴走』(渡部恒雄氏、小泉悠氏との共著)他、24冊の著書がある
中村逸郎(なかむら・いつろう)
(筑波大学教授)専門はロシア政治。『ろくでなしのロシア-プーチンとロシア正教』他、著書多数。テレビの名解説も人気を博している

「週刊現代」2017年10月7日号より

902とはずがたり:2017/10/01(日) 07:43:00
>>899-901
ノルウェー領じゃんと思ったけどなかなか自由そう。キムを島流しにするには良いのかねえ
>条約加盟国の国民は、ノルウェーの入国管理や税関の審査を受けず、ビザ無しで入島できる。

スヴァールバル条約
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AB%E6%9D%A1%E7%B4%84

スヴァールバル条約は、1920年のパリ会議で締結された、北極海にあるノルウェー領スヴァールバル諸島の取り扱いに関する多国間の条約である。
スヴァールバル諸島は20世紀初頭までに、ノルウェーだけでなく、ロシアを含むヨーロッパ各国やアメリカが探検や領有権主張、石炭採掘などを行った。こうした歴史的経緯から、条約はノルウェーの領有権を認める一方で、ノルウェーの法律を全ては適用せず、全ての加盟国は等しくこの島で経済活動を行う権利を有すると規定した。また、スヴァールバル諸島を非武装地帯として軍事活動を禁じた。このため第二次世界大戦中を除いて、軍隊は駐屯していない。
条約加盟国の国民は、ノルウェーの入国管理や税関の審査を受けず、ビザ無しで入島できる。また徴収された税金は諸島内だけで使い、ノルウェー本土への流用を禁じている[1]。
原加盟国はオーストラリア、カナダ、デンマーク、フランス、インド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、南アフリカ、スウェーデン、イギリス、アメリカ。1924年にソ連(現ロシア連邦)、1925年にドイツが加盟した。現在の加盟国は40を超えるが、実際に諸島で経済活動を行っているのはノルウェーとロシアのみである。

スヴァールバル諸島
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AB%E8%AB%B8%E5%B3%B6

スヴァールバル諸島(スヴァールバルしょとう、Svalbard)は、北極圏にあるノルウェー領の群島。…唯一の有人島であるスピッツベルゲン島をはじめとするほぼ不毛の島々からなり、ノルウェー本土との間には属島のビュルネイ島がある。法的には完全なノルウェー領土の一部であるが、スヴァールバル条約との関連で法制度や行政機構は本土と異なる。…最大の町はロングイェールビーンである。その他の主な定住地として炭鉱の町であったニーオーレスン、ロシア人が暮らす独立性が高いバレンツブルクがある。総面積は60,640km2、人口は2,394人(2011年時点)である。…

歴史
スヴァールバル諸島は1596年にオランダ人探検家のウィレム・バレンツが発見し、Spitsbergen(「尖った山々」の意)と名付けられた。…

捕鯨時代
1610年にイギリス人捕鯨家Jonas Pooleが遠征し鯨が豊富にいることを報告すると、1612年にはオランダ、バスク、1613年にフランス、1617年にはデンマークが捕鯨隊を送った。…スピッツベルゲン島西岸には鯨油をつくる基地が多く設けられた。しかし1630年代には近海で捕鯨をするようになり…基地は1670年までに放棄された。スヴァールバル近海での捕鯨はオランダ人などが続けており…1707年にはオランダの捕鯨家Cornelis Gilesが初めて諸島を周回航海した。…

ノルウェー領
ノルウェーがスウェーデンと連合国家(同君連合)であった1871年に、スヴァールバル諸島のノルウェー領化を図り、スウェーデンが積極的に国際活動を行っていた。スウェーデン本国は北極海には面しておらず、そのためスウェーデンがスヴァールバル諸島の領有権を主張するのは無理があった。こうした理由からノルウェーを介しての領有を目指したのであるが、(支配負担増や国際的な軋轢を恐れた)当時のノルウェー政府は積極的ではなかった。…
19世紀末までは無人島だった。20世紀になると石炭採掘のためアメリカ、イギリス、スウェーデン、ロシア、ノルウェーなどの会社が進出し、定住者が生まれた。それに伴って採掘権争いや労働争議などが起きるようになり、法的統治の必要性が出てきた。1920年のスヴァールバル条約によって国際的にノルウェーの主権が承認されると同時に、前述のスウェーデンや日本を含むスヴァールバル条約締結国の国民の自由な経済活動を認めることとされた。ロシア革命で誕生したソビエト連邦も1924年に条約に参加し、スピッツベルゲン島に進出した。

第二次世界大戦
第二次世界大戦勃発時、スヴァールバルにはノルウェー人900名とロシア人2000名がおり、1941年夏まではどちらの炭鉱も通常どおり操業していた。しかしナチス・ドイツが1941年6月22日にソ連を攻撃(独ソ戦)したため、7月31日に連合国軍は全ての炭鉱に防衛隊を配置した。ソ連向けに援助物資を輸送する英国の護送船団は、スヴァールバル諸島とノルウェーの間を通過することになり、スヴァールバルは戦略上の重要拠点となったのである。…スヴァールバル諸島の沖では援ソ船団とそれを狙うドイツ海空軍で激戦が繰り返された(北極海の戦い)。

903チバQ:2017/10/01(日) 17:38:59
http://www.sankei.com/smp/world/news/170930/wor1709300008-s1.html
プーチン氏、運輸相懲戒 露大統領選へ態勢固めか2017.9.30 00:44

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 ロシアのプーチン大統領は28日、大臣の職務を全うしていないとしてソコロフ運輸相を懲戒処分とする大統領令に署名した。処分は事実上の戒告だが大臣の懲戒処分は異例。今月下旬に入り、プーチン氏は知事など地方トップを続々と解任しており、来年3月の大統領選に向け、閣僚への厳しい姿勢や人事刷新で態勢固めを図っているとみられる。

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 プーチン氏は27日、ロシア10位の航空会社が資金不足でチャーター便の運航を突然停止し、数万人の乗客がロシア国外の空港に取り残されたとして、ソコロフ運輸相を厳しく叱責。その様子は国営テレビで放映された。

 批判の矛先は交通担当の副首相を務めるドゥボルコビッチ氏にも及び、プーチン氏は「仕事の荷が重いですか」などと述べ、不満を示していた。(共同)

904チバQ:2017/10/09(月) 10:10:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171009k0000m030019000c.html
<ロシア>反政府デモ…野党指導者釈放求め 100人拘束か

10月08日 19:55

治安部隊ともみ合うデモの参加者=ロシアのサンクトペテルブルクで7日、AP

(毎日新聞)

 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン政権打倒を訴える無許可のデモが7日、国内各地で開かれた。報道によると、第2の都市でプーチン大統領の出身地、サンクトペテルブルクでは最大1万人が集結し、60人以上が治安当局に拘束された。全土で100人程度が拘束された模様だ。

 プーチン政権を糾弾してきた野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏(41)が拘束されたことへの抗議デモ。モスクワでは中心部のプーシキン広場に約500人が集まり、「ナワリヌイを釈放せよ」などと叫んだ。警察との衝突はなかった。サンクトペテルブルクでは、治安当局に殴られるなどして負傷者が出たと報じられている。

 7日はプーチン大統領の65歳の誕生日で、デモ隊は皮肉を込めて「誕生日おめでとう」とくり返し叫んだ。

 ナワリヌイ氏は来年3月に想定される露大統領選挙への出馬を表明。だが、公金横領事件で今年2月に執行猶予付き有罪判決を受けており、露中央選挙管理委員会は立候補を受け付けない姿勢だ。

 ナワリヌイ氏は先月29日、モスクワの自宅から地方遊説に向かおうとしたところ、「無許可の集会を扇動した」として拘束された。

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905荷主研究者:2017/10/14(土) 22:06:08

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/135483?rct=n_economy
2017年09/30 05:00 北海道新聞
稚内―サハリン航路、2年連続目標届かず 乗客増へ開けぬ展望

稚内からコルサコフへ出発する今季最終便=21日

 稚内―ロシア・サハリン州コルサコフ間の船舶の定期航路が21日、今季の運航を終えた。同航路は昨年から稚内側とサハリン側が共同で運航する新たな体制で再出発したが、2年連続で乗客数が目標に届かず、来季に課題を残した。集客強化に向け、両地域間では旅客専用の現在の双胴船から新たな貨客船への切り替えも検討されるが、具体的な展望は開けていない。

 「乗船率に満足していない。今後は貨物と旅客を合わせた船舶を導入する必要がある」。サハリン州政府幹部は今季の運航を踏まえ、改善点を指摘する。

 稚内―コルサコフ航路は1999年から続いたハートランドフェリー(札幌)による運航が不採算を理由に2015年で終了。昨年からサハリンの船舶会社がシンガポールから双胴船(270トン、定員80人)をチャーターし、稚内市とサハリン州が運航経費を補助する形で航路を維持している。

 今季は6〜9月に34往復68便を運航し、1374人が利用したが、目標の2200人を大きく下回った。稚内市の第三セクター「北海道サハリン航路(HSL)」によると、今年から新千歳―ユジノサハリンスク間の航空便が週2便から3便に増えたことや、かき入れ時の8月に4往復8便が欠航したことが響いた。

 現在の双胴船は波の高さが2・5メートルを超えると運航できず、天候の影響を受けやすい。ロシア側は稚内からコルサコフへ船で入国する日本人観光客に対して72時間以内の滞在に限りビザを免除しているが、稚内側関係者は「少しでも波があると欠航になるため、旅行会社にツアーでの利用を勧めにくい」と指摘する。

 サハリン州のコジェミャコ知事は今月6日、東方経済フォーラムで高橋はるみ知事と会談した際、乗船率の向上へ「北海道側がもっと快適な船を用意してほしい」と要請。サハリン州はかねて日本側に北海道とサハリン間のビザ免除を求めており、両地域をつなぐ重要な交通手段として航路を維持したい考えだ。

 HSLは14日、サハリン州政府との協議で「より安定的な船舶を探す」との認識で一致したが、具体化には時間がかかることが予想され、「おそらく来季も現行船が利用される」(関係者)との見方が大勢。当面は8月からサハリン州の住民を対象に導入した割引運賃の継続や、飛行機に比べて大きな荷物が積み込める船舶の利点を生かしたPR戦略が急務となりそうだ。

 HSLの藤田幸洋社長は「新千歳空港から道内に入り、稚内港から出る観光ルートも考えられる」として、航空機と船を組み合わせた周遊ツアーの検討も模索している。(ユジノサハリンスク 則定隆史、稚内支局 前田健太)

906チバQ:2017/10/16(月) 20:30:03
http://www.sankei.com/world/news/171016/wor1710160001-n1.html
2017.10.16 00:32

キルギス大統領選、前首相が「勝利確実」
 インタファクス通信によると、中央アジア・キルギスの中央選挙管理委員会は15日、同日実施された大統領選挙の暫定開票結果として、アタムバエフ大統領が支持するジェエンベコフ前首相が得票率約54%で勝利が確実になったと発表した。野党第1党「共和国アタジュルト」党首、ババノフ元首相は約33%だった。

 2候補はともにロシアとの関係を重視する立場だった。キルギスではイスラム過激派が浸透し、テロ対策が重要課題となっている。

(モスクワ 黒川信雄)

907チバQ:2017/10/19(木) 20:52:33
http://www.sankei.com/world/news/171019/wor1710190013-n1.html
2017.10.19 09:51

ロシア、女性テレビ司会者が大統領選出馬表明 政権を批判、プーチン氏元上司の娘
 ロシアの女性テレビ司会者で、プーチン政権批判を続けてきたクセーニヤ・サプチャクさん(35)は18日、改革派テレビ「ドシチ」の特別番組で、来年3月予定の大統領選に出馬する意向を表明した。

 サプチャクさんは元サンクトペテルブルク市長の故アナトリー・サプチャク氏の娘。プーチン大統領は1990年代にサプチャク元市長の下で第1副市長などを務めた。

 大統領選では高い支持率を背景にプーチン氏の再選が確実視されているが、プーチン氏はまだ出馬を表明していない。サプチャクさんは政権に批判的な層の受け皿として一定の支持を集める可能性がある。

 サプチャクさんは番組で「私は国内で起きていることに賛同していないすべての人の意見を代弁したい」と語った。

 プーチン政権批判を続け大統領選出馬を目指したが今年2月に横領罪などで有罪判決を受け、中央選管から被選挙権がないと認定された野党活動家のナワリヌイ氏について、サプチャクさんは「仲間だ」と表明。ナワリヌイ氏の出馬が認められた場合には自身の立候補を取り下げると述べた。(共同)

908チバQ:2017/10/19(木) 20:59:57
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171020k0000m030031000c.html
<露大統領選>プーチン氏の恩師の娘が出馬 長期政権批判
19:43毎日新聞

<露大統領選>プーチン氏の恩師の娘が出馬 長期政権批判
プーチン大統領の恩師の娘でテレビ司会者、クセーニア・サプチャクさん=2012年1月、AP
(毎日新聞)
 【モスクワ杉尾直哉】ロシアの女性テレビ司会者で、プーチン大統領の恩師の娘、クセーニア・サプチャクさん(35)が18日、来年3月に予定される露大統領選挙への出馬を表明した。自身のサイトで出馬表明の動画を公開し、「現状維持に反対する皆さんの声を代弁する」と反プーチンの姿勢を鮮明にした。

 来年の大統領選ではプーチン氏の圧勝による再選が予想されている。サプチャクさんは、プーチン氏の統治が長期にわたっていることや、野党指導者のナワリヌイ氏が拘束されるなどして大統領選への出馬を妨害されていることを批判した。

 サプチャクさんの父、アナトーリー・サプチャク氏(2000年に死去)は1990年代にサンクトペテルブルク市長を務めた改革派政治家。当時、プーチン氏を第1副市長に起用し、プーチン氏の政界入りを助けた。サプチャクさんは、テレビショーなどに登場する「セレブ」として知られるが、ここ数年は反プーチン派の野党勢力を支持していた。

909チバQ:2017/10/24(火) 03:12:08
https://news.goo.ne.jp/article/footballchannel/sports/footballchannel-237176.html
元ミランのカラーゼ氏、ジョージア首都の市長に当選。120万都市の首長に
10月23日 20:21フットボールチャンネル

元ミランのカラーゼ氏、ジョージア首都の市長に当選。120万都市の首長に
現役時代のカハ・カラーゼ氏【写真:Getty Images】
(フットボールチャンネル)
 かつてミランなどで活躍した元ジョージア代表DFのカハ・カラーゼ氏は、ジョージアの首都であるトビリシの市長に当選した。英メディア『BBC』などが伝えている。

 カラーゼ氏は2001年から2010年まで9年間にわたってミランに在籍し、2度のチャンピオンズリーグ優勝などに貢献。ジョージア代表としても歴代3位の83試合に出場するなど、同国を代表するスター選手だった。

 2012年の現役引退後は政治家に転身し、総選挙で国会議員に当選。同年10月には副首相およびエネルギー相に任命され、30代の若さで政府の要職に就くことになった。

 今年7月に副首相・エネルギー相を辞任したカラーゼ氏は、選手としてのキャリア初期を過ごした場所でもあるトビリシ氏の市長選挙に出馬。現地時間21日に行われた投票で51%の票を獲得し、人口約120万の大都市の市長に選出された。

910チバQ:2017/10/25(水) 20:38:50
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171025k0000e030236000c.html
<露大統領選>「反プーチン勢力の結集を」出馬の女性司会者
10:32毎日新聞

<露大統領選>「反プーチン勢力の結集を」出馬の女性司会者
大統領選挙への出馬表明後、初めて記者会見するクセーニア・サプチャクさん=モスクワで杉尾直哉撮影
(毎日新聞)
 【モスクワ杉尾直哉】来年3月のロシア大統領選に出馬を表明した女性テレビ司会者、クセーニア・サプチャク氏(35)が24日、出馬表明後初めて記者会見した。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島編入(2014年)などプーチン大統領の外交を「武力による領土拡大主義で、過去の世紀の政治」と批判した。プーチン氏は今のところ出馬表明を控えているが、再選が確実視されている。

 サプチャク氏はロシアの「セレブ」として知られ、自分でも「政治は素人」と言う。だが、選対本部長に、1996年の大統領選でエリツィン氏の再選を実現させたイーゴリ・マラシェンコ氏(民放NTVの元社長)を迎え、本格的に戦う姿勢を示した。

 サプチャク氏の父は、プーチン氏の恩師で改革派政治家だったアナトーリー・サプチャク氏(故人)。出馬表明前には、父に関するドキュメンタリーの撮影でプーチン氏に面会し、出馬の意向を直接伝えたという。サプチャク氏は「プーチン氏は、父の命を助けたこともある。そのことは忘れない」と述べている。

 大統領選には、政権の腐敗追及で名を上げたブロガー、アレクセイ・ナワリヌイ氏が先に出馬を表明しているが、当局の弾圧で立候補受理は絶望視されている。サプチャク氏は「現状に反対する勢力の結集が最優先」といい、ナワリヌイ氏の立候補が認められれば、自身の出馬を撤回する考えを示した。

911チバQ:2017/10/27(金) 00:33:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102600179&g=int
クリミアの有力タタール人釈放=トルコが働き掛けか-ロシア



ウクライナ南部クリミア半島のタタール人自治組織「メジリス」のウメロフ副代表=2016年9月、クリミア半島南部バフチサライ(AFP=時事)
 【モスクワ時事】ロシアが編入したウクライナ南部クリミア半島の分離独立を主張したとしてロシア当局に訴追され、有罪判決を受けたクリミアの先住民族タタール人の有力者2人が突如、釈放された。タタール人らの弁護人が25日、明らかにした。
 釈放されたのはタタール人の自治組織「メジリス」のウメロフ副代表らで、既にトルコに到着した。タタール人はトルコ系の民族だ。

ロシアのプーチン大統領(左)とトルコのエルドアン大統領=9月28日、アンカラ(AFP=時事)
 ウクライナのポロシェンコ大統領は25日、トルコのエルドアン大統領に対し「尽力に感謝する」と表明した。こうしたことから、エルドアン氏がロシアのプーチン政権に釈放を働き掛けたとみられている。ロシア当局は釈放を発表していない。
 テレビを通じてクリミアの独立を主張したとして、ロシア当局は昨年、ウメロフ氏を訴追した。クリミアの裁判所は今年9月、同氏に自由剥奪2年の判決を言い渡した。これに対し、米国務省が釈放を求める声明を出すなど欧米諸国で批判が広がっていた。(2017/10/26-05:04)

912チバQ:2017/10/30(月) 19:16:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171030X875.html
「選挙介入」キルギスが批判=カザフスタンは否定、関係悪化
14:10時事通信

 【アスタナ時事】10月15日に投開票が行われた中央アジアのキルギス大統領選に際し、隣の地域大国カザフスタンが野党候補に肩入れしたとして、キルギスが不信感を強めている。カザフは疑惑を否定し、両国国境の検問を強化する事実上の制裁を発動。関係がにわかに悪化している。

 キルギス大統領選では結局、現職アタムバエフ大統領の後継である与党候補が当選したが、選挙介入疑惑は尾を引きそうだ。

 国際通貨基金(IMF)などによると、天然資源に恵まれたカザフは1人当たり国内総生産(GDP)がキルギスの約7倍。人口もキルギスの約3倍だ。こうした格差も相まって、キルギスでは「(選挙を通じて)カザフの影響下に置かれるのではないか」という懸念がくすぶっていた。

 発端は選挙前、カザフのナザルバエフ大統領が自国内で9月19日にキルギスの野党候補と会談したことだ。野党候補が選挙戦前半にトップを走っていたことから、アタムバエフ大統領はこの動きを深刻視。今月7日になって、会談は「支持」を意味するとナザルバエフ大統領を批判した。

 これに対し、カザフは「アタムバエフ大統領の発言は容認できない」(外務省声明)と猛反発。両国国境の保安強化と称し、キルギスからの輸入貨物の受け入れを制限し始め、圧力をかけた。

 選挙後、アタムバエフ大統領は「感情的になり過ぎた」と非を認め、カザフに事実上陳謝した。しかし、両国首相間で25日に予定されていた政府間協力に関する文書の署名は延期された。ロシア紙・独立新聞は「(キルギス・カザフ間の)国境は依然、緊張したままだ」と指摘し、問題の長期化を示唆している。

913チバQ:2017/10/31(火) 18:50:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017103100294&g=int
ローマ字化へ大統領令=カザフ「現代化のカギ」


トルコのアンカラで、エルドアン大統領(左)の歓迎を受けるカザフスタンのナザルバエフ大統領=2016年8月(AFP=時事)
 【アスタナ時事】旧ソ連構成国のカザフスタンのナザルバエフ大統領は、2025年までにカザフ語の表記をロシア文字からローマ字に改める大統領令に署名した。大統領令は26日付。国際化に向け、4月に方針が発表されていたもので、30日付の現地紙は「国民の現代化のカギ」と伝えた。
 カザフ語はトルコ語に近く、ローマ字化は「ロシア離れ」の象徴としてロシアで警戒論がある。一方、14年にロシアの軍事介入を受けたウクライナでは、反ロシア感情が高まっており、ウクライナ紙はカザフの大統領令を受けて「われわれにもローマ字化が必要か否か」と問う記事を掲載した。
 英語表記でカザフスタンの頭文字は「K」だが、ローマ字のカザフ語表記は中東のカタールと同じく「Q」から始まる。国連や国際会議などで使用される各国のアルファベット順は従来通り「K」とみられる。(2017/10/31-07:51) 関連ニュース

914チバQ:2017/11/06(月) 19:29:29
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110500314&g=int
革命100年、評価あいまい=民衆蜂起波及を警戒-ロシアのプーチン政権



ロシアのプーチン大統領=2日、モスクワ(EPA=時事)
 【モスクワ時事】革命家レーニンを中心とした武装蜂起により史上初の社会主義国家ソ連を誕生させ、世界に衝撃を与えた1917年のロシア革命(十月革命)から7日で100年となる。後継国家ロシアのプーチン大統領は今、ウクライナ政変や中東の民主化運動「アラブの春」など民衆蜂起に総じて批判的だ。自国への波及を何より警戒するためだが、米国と対峙(たいじ)した超大国ソ連の歴史を全否定するわけにもいかない。革命については明確な評価を避けている。
 プーチン氏は10月に開かれた内外有識者が集まった会合で、ロシア革命について「結果が複雑であったことは分かっている」と述べ、功罪両面があったと指摘。一方で「革命ではなく、徐々に進むことで発展はできなかったのか。国の破壊と何百万の人的損失という代償なしにできなかったのか」と語り、革命に否定的な本音をのぞかせた。
 ロシアでは3月、野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の呼び掛けで大規模な反政権デモが起きた。その際もプーチン氏は「アラブの春」に言及し「地域に流血の事態をもたらした」と批判。国家転覆につながる動きは容認できないと厳しい姿勢を鮮明にした。
 革命100年に当たり、ロシア国内では展覧会や学術会議などの行事は開かれているが、政権主導の式典は予定されていない。ロシア通信によれば、式典を開かない理由を問われたペスコフ大統領報道官は「何のために祝う必要があるのかを説明してほしい。よく理解できない」と突き放した。
 プーチン氏は3日、学術会議などの参加者に宛てたメッセージで「嵐のように劇的な1917年の出来事はわが国の歴史の消え去ることのない、複雑な部分だ」と改めて表明。他方で「革命は多くの点で20世紀の政治経済・社会の状況を決定付け、ロシアと全世界に大きな影響を与えた」と一定の評価も行った。関係者に客観的な検証を求めている。(2017/11/05-14:22)

915チバQ:2017/11/08(水) 21:41:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171108k0000e030262000c.html
<ロシア革命100年>モスクワで祝賀デモ…露共産党が行進
11:26毎日新聞

<ロシア革命100年>モスクワで祝賀デモ…露共産党が行進
旧ソ連最初の指導者レーニンを描いたプラカードを掲げて革命100年を祝うデモ参加者=モスクワで7日
(毎日新聞)
 【モスクワ杉尾直哉】1917年に社会主義政権を樹立したロシア革命(10月革命)から100年を迎えた7日、ロシア共産党がモスクワ中心部で祝賀のデモ行進を行った。この日、プーチン大統領は「革命100年」について言及せず、世界史を揺るがした出来事について政権側は沈黙を守ったが、デモには数千人の市民が集結。今でも革命を肯定的にとらえる層が一定程度いることを示した。

 デモ参加者は、革命を主導した旧ソ連最初の指導者レーニンや、レーニンを継いだ独裁者スターリンのプラカードを手に、市中心部のプーシキン広場から、赤の広場に近い革命広場までの約2キロを練り歩いた。中国やブラジルなどの共産主義者らも参加した。

916チバQ:2017/11/13(月) 19:25:58
http://www.sankei.com/world/news/171113/wor1711130024-n2.html

2017.11.13 14:00
【ロシア万華鏡】
“ロシアのパリス・ヒルトン”が大統領選殴り込み セレブの狙いは反体制派潰し?

 来春のロシア大統領選に出馬を宣言して脚光を浴びた女性TV司会者、クセーニヤ・サプチャク氏(36)が選挙活動の序盤で早くもつまずいている。選挙対策本部に加わった著名政治学者がすでに辞任を表明。政策をめぐってもずさんな実態が浮かび上がっている。出馬に必要な有権者の署名集めすら達成できないとの指摘も出始めた。(モスクワ 黒川信雄)

 “恩師”の娘

 サプチャク氏の父親は、1990年代にロシア西部サンクトペテルブルクの市長を務め、現在の大統領であるプーチン氏を第1副市長に起用したことで知られる故アナトリー・サプチャク氏。プーチン氏にとり、アナトリー氏は大学のゼミで民法を教わった“恩師”でもある。一方で彼女は派手な言動と巨額蓄財で知られ、欧米メディアでは「ロシアのパリス・ヒルトン」などと称されてきた。

 パリス・ヒルトン(36)は米国の有名セレブで、モデルや女優として活躍。世界的なホテルチェーン「ヒルトン・ホテルズ」の創業者、コンラッド・ヒルトンの孫娘だ。

 サプチャク氏は10月24日、出馬表明後初の記者会見をモスクワ中心部の劇場を借り切って行った。落ち着いたグレーのスーツを着ていたが、胸元は大きく開き“セレブ”ぶりを誇示したかのようだった。会場には拘束された野党活動家らの写真が掲げられ、彼女が政権に反対する立場だということが強調されていた。

陣営は早くも混乱

 会見では早くもサプチャク氏陣営の混乱が露呈した。「反体制派」を自負する彼女は有力野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏の出馬が認められれば「自身の出馬は取り消す」としていたが、会見で彼女がその方針に言及すると別の選対幹部が異議を唱え、会見が紛糾する一幕があった。サプチャク氏はロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合を「違法だ」と主張したが、後日「もう一度(ロシアへの編入の是非を問う)住民投票を行うべきだ」と述べるなど、政策のあいまいさが浮き彫りになった。

 露メディアによると、10月末には選対本部に加わっていた著名政治学者のシトゥニコフ氏がサプチャク氏への協力を取りやめたことが判明。シトゥニコフ氏によると選対は混乱し、資金不足も深刻という。一方でサプチャク氏側はシトゥニコフ氏を「解雇した」と主張しており、両者の反目も浮かび上がった。

 シトゥニコフ氏の関係者は選対の人員の半数以上を占めていたといい、同氏が手を引いたことはサプチャク氏陣営に大きな痛手となった。シトゥニコフ氏側はサプチャク氏陣営の人員不足や支持率の低さから、出馬に必要な有権者の署名すら集められない可能性を指摘している。

 出馬に見返りも

 サプチャク氏は会見で最大の“対抗馬”であるはずのプーチン氏について「彼を侮辱することはない」と述べるなど、同氏との対立を避けようとする印象を強く与えた。彼女の出馬をめぐっては、実際は政権による「反体制派つぶし」との見方が根強く、一部メディアは彼女が出馬の見返りに、国営テレビ局への復帰や関連メディアの役員就任をクレムリンから取り付けているとも報じている。

 まだ出馬を宣言していないものの、プーチン氏は8割以上の支持率を維持し、大統領選に出馬すれば圧勝は確実。サプチャク氏の出馬の意図がどうであれ、一連の混乱はプーチン氏の盤石ぶりを一層引き立てる結果につながりそうだ。

917チバQ:2017/11/24(金) 19:44:55
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112200816&g=int
ムラディッチ被告に終身刑=ボスニア虐殺のセルビア人司令官-戦犯法廷

22日、ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷に出廷したムラディッチ被告(EPA=時事)
 【ブリュッセル時事】1992〜95年のボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時のジェノサイド(集団虐殺)などの罪に問われた当時のセルビア人武装勢力司令官、ラトコ・ムラディッチ被告の判決公判が22日、オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で開かれ、被告に最高刑となる終身刑が言い渡された。法廷で「全てでっち上げ」と大声を上げた被告は、退廷させられた。

 判決は、95年に「民族浄化」の一環として7000人以上のイスラム教徒らが虐殺されたスレブレニツァ事件を被告が「主導した」と認定。死者1万人以上のボスニアの首都「サラエボ包囲」についても、被告が指揮したと判断した。被告は起訴された11の罪状のうち10件で有罪となった。
 判決文は「状況は残虐だった。命や人の尊厳にはほとんど敬意が払われなかった」と断罪した。
 公判で検察は「終身刑以外を科すのは無責任だ」と最高刑の終身刑を求刑。被告は起訴内容を否認してきた。
 内戦終結後、逃亡を続けた被告は2011年、セルビア国内の潜伏先で拘束された。戦犯法廷は16年3月、ムラディッチ被告と並ぶ大物戦犯でセルビア人勢力の元政治指導者ラドバン・カラジッチ被告にも禁錮40年の判決を言い渡している。(2017/11/22-21:51)

918とはずがたり:2017/11/26(日) 22:45:59
北方領土でイチゴ温室栽培へ…日露共同経済活動
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171118-00050103-yom-bus_all
11/19(日) 9:15配信 読売新聞
 政府は、北方領土で行うロシアとの「共同経済活動」の一つとして、イチゴの温室栽培に取り組む方向で調整に入った。

 北方領土の冷涼な気候を生かすとともに、日本農家のノウハウで地場産業の育成にもつなげられると判断した。

 北海道では涼しい夏の気候を生かし、7〜11月頃にかけて収穫するイチゴの温室栽培が盛んだ。本州などのイチゴは主に冬に出荷されるため、差別化が可能だという。北方領土での栽培に成功し、出荷できるようになれば、輸送コストがかかっても収益性が見込まれる。

 今年9月の安倍首相とプーチン露大統領との首脳会談では、できるだけ早く取り組む事業の5項目として「温室野菜栽培」が選ばれた。日露両政府はその後、2度にわたる官民合同の現地視察を重ねるなどして、具体的な作物の絞り込み作業を進め、イチゴに白羽の矢が立った。

919チバQ:2017/12/04(月) 21:23:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120401045&g=int
ウリュカエフ前経済相に10年求刑=かつて日ロ協力担当-ロシア



日ロの経済協力ハイレベル作業部会に臨むロシアのウリュカエフ経済発展相(左、当時)と世耕弘成経済産業相=2016年11月、モスクワ
 【モスクワ時事】ロシア国営石油会社ロスネフチ幹部に賄賂を要求したとして、収賄罪に問われたウリュカエフ前経済発展相(61)の公判が4日、モスクワの裁判所で開かれ、検察側は禁錮10年と罰金5億ルーブル(約9億6000万円)を求刑した。ウリュカエフ被告は昨年11月に訴追されるまで日ロの経済協力を担当していた。
 被告は、ロスネフチによる中堅石油会社の株式取得で便宜を図る見返りに、200万ドル(約2億3000万円)を要求したとして訴追された。事件について被告は公判で、プーチン大統領の最側近であるロスネフチのセチン社長の「虚偽の告発によって仕組まれた」と反論、無罪を主張してきた。セチン氏も出廷を求められたが、「多忙」を理由に拒否した。(2017/12/04-20:30)

920チバQ:2017/12/06(水) 20:14:29
こっちだった
2224 :チバQ :2017/12/06(水) 10:46:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171205-00000139-jij-int
ジョージア前大統領逮捕=蜂起訴え、支持者が解放―ウクライナ
12/5(火) 21:46配信 時事通信
 【モスクワ時事】ウクライナ保安局は5日、首都キエフの自宅屋上からポロシェンコ政権を批判し、蜂起を呼び掛けたジョージア(グルジア)のサーカシビリ前大統領を逮捕した。

 しかし、サーカシビリ氏の支持者が治安当局の車両から力づくで同氏を解放し、混乱が広がっている。

 サーカシビリ氏は母国で失脚後にウクライナに逃れたが、ポロシェンコ大統領と関係が悪化し、政権批判を展開していた。サーカシビリ氏はこの日、「ポロシェンコは泥棒で、裏切り者だ」と主張し、政権打倒に向けた街頭行動を呼び掛けた。

921チバQ:2017/12/06(水) 20:19:09
https://mainichi.jp/articles/20171206/k00/00m/030/080000c
ウクライナ
野党指導者を一時、拘束 反政府活動の疑い

毎日新聞2017年12月5日 19時34分(最終更新 12月6日 00時25分)
 【モスクワ杉尾直哉】ウクライナの捜査当局は5日、ジョージア(グルジア)の前大統領でウクライナの野党指導者、ミハイル・サーカシビリ氏(49)を首都キエフの自宅で拘束した。ウクライナ最高検のルツェンコ検事総長によると、2014年の政変で失脚し、ロシアに亡命中のヤヌコビッチ前大統領の「犯罪組織」から資金を得て、反政府活動をしていた疑いがもたれているという。

 キエフからの報道によると、サーカシビリ氏を連行した捜査当局の車は数百人の野党支持者に通行を阻止された。機動隊ともみ合いとなったが、支持者らは車のドアを破壊してサーカシビリ氏を引き出して解放。サーカシビリ氏は右手首に手錠をぶら下げたままVサインを掲げ、その後、支持者と集会を開いた。

 サーカシビリ氏は今年9月以降、ウクライナのポロシェンコ政権の「腐敗」を糾弾するデモをくり返し、3日にもキエフ中心部の独立広場で約3000人を集めて反政府デモを開いていた。

 反露・親欧米派として知られるサーカシビリ氏は、03年のジョージア民衆革命を主導し、翌年に大統領に就任。だが、職権乱用罪などで訴追され、13年に米国に亡命。15年にポロシェンコ大統領からウクライナ国籍を授与され、南部オデッサ州知事に就任したが、昨年11月に辞任し、ポロシェンコ政権の「腐敗ぶり」を糾弾していた。

922チバQ:2017/12/07(木) 00:10:42
http://www.sankei.com/photo/story/news/171206/sty1712060026-n1.html
大統領選出馬「近く判断」 プーチン氏、若者会合で〝雰囲気づくり〟
2017.12.6 23:58
 ロシアのプーチン大統領は6日、モスクワで若者ボランティアを集めた会合に出席し、来年3月の大統領選への自らの出馬に関する世論を考慮し、近く出馬を判断すると表明した。テレビカメラの前で若者らの支持を強調、出馬表明に向けた雰囲気をつくり出したといえる。

 プーチン氏は会場となったスポーツ競技場を埋め尽くした若者らに対し、自らの出馬を支持してくれるかどうか質問。若者らが熱狂的に肯定すると「あなたたちの反応を考慮し、近いうちに判断する」と明言した。

 プーチン氏は、2014年のウクライナ紛争でクリミア編入を強行して以来、約8割の支持率を維持しており、立候補すれば通算4選が確実視されている。

 プーチン氏は会合での演説で「とても責任の重い判断だ」と前置きした上で「国民の生活を向上させ、国の力を強化して守り、未来に向かわせる」ため「国民の信頼と支持」が必要だと訴えた。(共同)

923チバQ:2017/12/07(木) 07:57:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171206-00000176-jij-int
プーチン氏が出馬表明=来年3月の大統領選―圧勝の公算・ロシア
12/6(水) 22:45配信 時事通信
 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領(65)は6日、来年3月18日予定の大統領選に出馬すると表明した。

 中部ニジニーノブゴロドの自動車工場で関係者に囲まれながら「ロシア大統領の候補者となる」と述べた。世論調査でプーチン氏の支持率は8割を超えており、有力な対抗馬もいないことから圧勝する公算が大きい。

 ロシア大統領の任期は6年で、プーチン氏が次期大統領選で勝利すれば、2024年まで大統領を務める。プーチン氏は00〜08年に大統領を2期務めた後(当時は任期4年)、首相に転じ、12年の大統領選で3度目の当選。首相時代を挟み17年にわたって権力を握り続けている。

 ロシア憲法は大統領の連続3選を禁止。来年の大統領選で当選した場合、プーチン氏は連続2選となり、24年の大統領選は出馬できない。プーチン氏は今年7月、連続3選を可能にする憲法改正について「するつもりはない」と明言している。

 大統領選には、3月と6月の反政権デモの呼び掛け人で、野党勢力指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏(41)やプーチン氏恩師の娘でテレビ司会者のクセニア・サプチャクさん(36)らが出馬を表明。ただ、ナワリヌイ氏について中央選管は、2月に横領罪で有罪判決を受けたことを理由に「出馬できない」と発表している。

 大統領選をめぐり、ロシア上下院は5月に投票日を来年3月18日とする法案を可決。ロシアは14年3月18日にウクライナ南部クリミア半島の編入を宣言しており、節目の日の選挙で国民の愛国心をあおり、プーチン氏の圧勝につなげようとする政権の思惑がのぞく。

924名無しさん:2017/12/07(木) 20:03:43
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712070042.html
プーチン氏、スターリン以来の長期政権へ 入念にプロパガンダ「欧米が国家転覆画策」
19:34産経新聞

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領(65)が6日、来年3月の大統領選への出馬を表明した。支持率は約8割とされ、圧勝が確実視される。再選されれば、事実上の最高指導者だった首相時代を含めて24年にわたりロシアを統治することとなり、旧ソ連時代のスターリン以来の長期政権となる。

 ただ高支持率は対抗馬が生まれる土壌が排除され、“ロシアが外敵に囲まれている”とのプロパガンダ(政治宣伝)が入念になされている背景もある。欧米との対立も長期化が必至で、ロシアが停滞から脱することは容易ではない。

 「西側はロシアの若者を使い、カラー革命を引き起こす準備を進めている」

 11月下旬、露メディアが報じた上院の報告書には、欧米がロシアの「国家転覆」を狙っているとの視点が明確に記されていた。

 カラー革命とは、2000年代に旧ソ連諸国で相次いだ政変で、プーチン大統領も繰り返しロシアでの発生を警告している。反政権機運が高まりやすい若者が、ロシアの“敵”の影響を受けていると喧伝する当局の意図がうかがえる。

 大統領選には女性TV司会者のサプチャク氏や一部野党党首らが出馬の意向を示しているが、プーチン氏の対抗馬とはみなされていない。一方、反政権デモを繰り返し指揮しているナワリヌイ氏は出馬への意欲を繰り返し表明しているが、中央選管は同氏が有罪判決を受けているとの理由で「2028年まで選挙に出馬できない」としている。

 ロシアは“敵に囲まれ”、有力な対抗馬もいない。さらにソ連崩壊後の無秩序な混乱も避けたいとの国民心理が、強い指導者像を誇示するプーチン氏への高支持率に結びついていると、ロシアの専門家らは指摘する。

 ただ経済面では国民の実質賃金は減少し、対露経済制裁解除の見通しもたたない。経済関係者はプーチン氏が「何を成長のエンジンにするのかまったく見えない」と厳しい見方を示す。欧米との対立が求心力となっている同氏だが、再選により国民の閉塞感が一層強まる可能性もある。

925チバQ:2017/12/10(日) 00:33:44
https://news.goo.ne.jp/topstories/world/1034/ff38071db407dc6a7a60ca62cea8a1f3.html
ジョージア前大統領の身柄確保=逮捕後に逃亡―ウクライナ
12月09日 16:19時事通信

ウクライナ警察は8日、ポロシェンコ大統領の弾劾を呼び掛けて逮捕されたものの、支持者の助けで逃亡していたジョージアのサーカシビリ前大統領(写真、右)の身柄を確保したと発表した=5日、キエフ【AFP=時事】
(時事通信)
 【モスクワ時事】ウクライナ警察は8日、ポロシェンコ大統領の弾劾を呼び掛けて逮捕されたものの、支持者の助けで逃亡していたジョージア(グルジア)のサーカシビリ前大統領の身柄を確保したと発表した。

 最高検察庁はサーカシビリ氏について、2014年の政変で失脚し、ロシアに亡命したウクライナのヤヌコビッチ前大統領のグループから資金援助を受けていたと指摘している。

926とはずがたり:2017/12/13(水) 22:09:47
2017年12月8日 / 10:41 / 2日前
コラム:プーチン大統領、「天才」と呼べない理由
https://jp.reuters.com/article/cohen-putin-idJPKBN1E206Y?rpc=135
Josh Cohen

[29日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領が放つ国際的な存在感が、これまで以上に強くなっている。識者のあいだでは「中東の新たな保安官(シェリフ)」と呼ぶ声もあるが、それも無理からぬところだ。

プーチン大統領は11月半ば、ロシア黒海沿岸リゾート地ソチで、シリア、トルコ、イランの指導者たちと会談を行い、シリア和平交渉のロシア主催についてトルコ、イラン両国の支持を得て、シリア内戦終結に向けた本格的な国際外交における主役の座を手中に収めた。

ソチの首脳会談で目を引いたのは、米国や欧州連合(EU)の代表団が含まれていなかったことだ。今回の主眼は中東情勢だったが、プーチン氏の影響力が同地域を超えて拡大していることは明らかだ。

欧州では、2014年にウクライナの親ロシア派大統領が権力の座を追われた後、プーチン大統領はクリミア半島を併合し、東部ドンバス地方の分離独立主義勢力を支援することにより、同国を混乱に陥れた。

アジアでは中国との関係をますます深めつつある。

米国においては、2016年大統領選挙でロシアによる介入がトランプ大統領を勝利に導いたとの「ロシアゲート」疑惑が、トランプ政権の政策推進に暗い影を落としている。

経済停滞に苦しむ、かつての超大国の指導者としては、これは実に驚くべき急転回だ。ロシアの国内総生産(GDP)が1兆2830億ドル(約144兆円)と、米国のわずか7%にすぎないことを思えば、プーチン氏は格下にもかかわらず素晴らしい健闘を見せていると言える。

しかし、プーチン氏の見かけ上の成功は、失敗に終わるかもしれない。同氏を「卓越した戦術家」だと評価する向きは、積み重ねた実績が目の前で突然崩壊するリスクを見過ごしている。

ウクライナ問題を取り上げてみよう。ロシアは歴史的に、南に位置するこの隣国の支配をもくろんできた。プーチン大統領は、同国がロシア政府の影響下を離れ、西側に仲間入りすることをひどく嫌っている。

クリミア併合後、ロシア政府は、親ロ派指導者、現地協力者、そしてロシア非正規部隊の三者が連携することで、ウクライナの半分に当たる南東部全体を支配することを狙ってきた。ウクライナ軍の実戦部隊は6000人程度にすぎないため、この「ノボロシア(新しいロシア)」樹立というプーチン大統領の夢は実現間近であるように思われた。

プーチン氏にとって残念なことに、計画どおりに事は運ばなかった。ウクライナは文化や言語的に、ウクライナ語を用いる西部の親欧州派とロシア語を用いる東部の親ロシア派に分かれているが、プーチン大統領が彼らの国に戦争を仕掛けたことで、ウクライナ国民としてのアイデンティティが結実してしまったのだ。

民間資金に支えられた武装部隊と市民からの志願兵に支援され、ウクライナ正規軍は、ロシアの支援を受けた分離独立派とその協力者を退けた。最近行われた世論調査では、2014年以前に比べ、ウクライナ人としての国民意識が高まっていることが分かった。EUや北大西洋条約機構(NATO)といった西側組織への加盟を支持する率が跳ね上がる一方で、反ロシア感情も強まっている。

米大統領選に対するロシアの干渉も、期待した成果をもたらしていない。ロシア政府はトランプ大統領の誕生によって、より親ロ的な政策が実現するものと期待していたが、実際にはその正反対となった。

プーチン大統領は4月、米ロ関係を完全にリセットし、アフガニスタン問題や北朝鮮問題、さらにはサイバーセキュリティ問題に至るまで、ありとあらゆるグローバルな問題について米ロ2国間で協力することを密かに提案していたが、ほぼ何の成果も生んでいない。

米議会は8月、ほぼ全会一致で、ロシアに対する新たな経済制裁を決めた。プーチン大統領の盟友である新興財閥を直接の対象とする規定を含む一方で、議会の検証を経ずにトランプ大統領が過去の制裁を解除することも禁止している。

927とはずがたり:2017/12/13(水) 22:10:02
>>926
プーチン大統領はトランプ政権誕生によるNATO弱体化を期待していたが、トランプ氏は改めて米国がNATO同盟国を防衛すると確約。この約束を裏付けるように、バルト3国に対する米軍配備を継続しており、ポーランド国境に新たな部隊を派遣した。そして、これはトランプ大統領が絶えず要求してきたせいもあるが、米国と同盟する欧州諸国は、ようやく国防予算の増額を進めている。

トランプ大統領は引き続きロシアとの関係改善を望んでおり、ロシア政府は今でもトランプ氏がいずれは希望に沿って行動するとの期待を抱いているかもしれないが、米国の政治力学的に、それが実現する可能性は低そうだ。

マティス国防長官、ポンペオ中央情報局(CIA)長官、ヘイリー米国連大使、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)など、米政権の一部閣僚は、ロシアに対して強硬姿勢を取っており、米ロ関係を改善しようというトランプ氏の試みに反発するだろう。

さらに重要なことは、仮にトランプ大統領が米ロ関係を正常化しようとしても、ロシアによる選挙介入を巡りトランプ氏やその近親者、顧問らがロシア側と共謀したとの疑惑が消えないなかでは、政治的にも、その実行は難しいだろう。

実際、秘密裏にロシアの手先となっているのではないかという疑惑を打ち消したいトランプ大統領にとって、ロシア疑惑捜査は、ロシアに対する強硬姿勢をアピールするインセンティブとなっている。ウクライナへの武器供与を唱える米政府当局者は、トランプ大統領のこうした立場に乗じようとしている。

プーチン大統領が中国との関係強化に動いたことも、一部の米国民が恐れていたような脅威には至っていない。中国の経済規模はロシアを圧倒的に上回っており、こうした経済不均衡の下では、両国が同盟を組むとしても、ロシアは格下のパートナーに甘んじる可能性が高い。

中国との軍事協力も見かけ倒しだ。両国の合同軍事演習は増えているが、いかなる意味でも西側諸国に対抗する正式な同盟誕生につながるリスクは低い。

プーチン大統領にとってさらに不都合なことに、ロシア政府は中国に対し最新鋭兵器を売り込もうと努めているが、それによって、ロシアの長期的な地政学的地位を損なうことにもなりかねない。

このユーラシア大陸の2大国のあいだには、数十年前に遡る基本的な不信感が今なお残っている。報復主義者としての中国が、もし歴史的に領有していたシベリア地域を取り戻そうとするならば、ロシアは、国家安全保障を犠牲にして短期的な経済的利益を求めたプーチン大統領の判断を悔やむことになるだろう。

誤解のないように言えば、プーチン大統領はいくつか明白な政治的な業績を主張できる。

シリアを巡る外交上の成功以外にも、中東主要国は、同大統領の顔色をうかがうことに余念がない。イスラエルのネタニヤフ首相は何度もプーチン大統領を訪問し、シリアにおけるイスラエルの権益を尊重するよう要請している。

また、多くの識者が歴史的な出来事と見なしているように、サウジアラビアのサルマン国王は10月、1500人もの代表団を引き連れ、サウジの指導者として初めてモスクワを訪問した。サウジ政府がロシアの最新鋭地対空ミサイル「S-400」を購入するという、注目すべき契約を含む複数の協定に両国は調印した。

プーチン大統領は「中東の仕切り役」として台頭したかもしれない。だが、それ以外の地域で稼いだポイントはごくわずかだ。プーチン氏を「政治的な天才」と持ち上げる主張は、現実ではなく神話に近いことにそろそろ気付いてもよい頃ではないだろうか。

928チバQ:2017/12/15(金) 18:16:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000020-mai-eurp
<ロシア>大統領選へ火花 プーチン氏と反体制派候補
12/15(金) 10:28配信 毎日新聞
 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン大統領が14日に開いた毎年恒例の記者会見で、来年3月の大統領選に反プーチン派として出馬表明した女性テレビ司会者、クセーニア・サプチャク氏(36)が質問に立ち、プーチン氏と直接対決した。政権による「野党つぶし」を批判したサプチャク氏に対し、プーチン氏は反政府デモを経て混乱状態に陥ったウクライナの「二の舞いにはならない」と応じ、野党弾圧を正当化した。

 ◇記者会見で質疑応答

 「あそこにクセーニア・アナトリエブナがいる」。1000人以上の内外の記者が集まる会場で、プーチン氏は真っ赤なスーツを着たサプチャク氏の姿を見つけ、質問者として指名した。

 サプチャク氏の父、アナトーリー・サプチャク元サンクトペテルブルク市長(故人)は、プーチン氏にとって、自身の政界入りのきっかけを作った恩人。プーチン氏は「アナトリエブナ」の父称を付けて呼び、サプチャク氏に敬意を表した。だが、「反プーチン派」を大統領自らが指名したことに、会場からは「オー」と驚きの声と拍手が起こった。

 サプチャク氏が「私も大統領選に立候補しています」と切り出すと、プーチン氏は「あなたは『記者』と身分を偽りこの場に来たのか?」と問い返した。サプチャク氏は「民放テレビ局の記者としてです。こうするしかあなたに質問する機会がありません」と答えた。

 サプチャク氏は、プーチン政権の腐敗ぶりを非難する反政府デモを主導してきた野党指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が「でっち上げの刑事事件」で弾圧を受け、大統領選出馬を阻止されたと指摘。また自身が10月に出馬表明して以降、選対事務所の賃貸契約や、選挙戦パンフなどの印刷を業者から断られ、「誰もが(プーチン氏にたてつく)恐怖におののいている」と訴えた。その上で「ロシアで野党になるということは、殺されるか、刑務所送りになるということ。政権は(野党との)競争を恐れているのか」と質問した。

 これに対し、プーチン氏は「野党はポジティブ(肯定的、積極的)な政策提言をしなければならない」と主張。サプチャク氏は、プーチン氏らロシアを支配してきた政治家の続投に反対し、「すべての候補者に反対」を選挙キャンペーンの標語にしているが、プーチン氏は「それが肯定的な政策提言と言えるのか」と批判した。

 プーチン氏がサプチャク氏を質問者に指名したのは、「民主的な選挙」を印象づけるほか、ウクライナなどで起きた政治混乱を絶対に許さないという強い姿勢を示すためとみられる。

 ロシア大統領選には、ナワリヌイ氏が早々と出馬を表明したが、露中央選管は「汚職事件で有罪判決を受けている」として却下する方針を示唆。プーチン氏は今月6日に再出馬を表明し、最終的には12人程度の出馬の届けが受理されるとみられるが、プーチン氏の圧勝が予想されている。

929チバQ:2017/12/15(金) 18:16:33
https://mainichi.jp/articles/20171215/k00/00m/030/082000c?inb=ys
露大統領選
プーチン氏、「無党派」で出馬へ

毎日新聞2017年12月14日 21時02分(最終更新 12月14日 21時31分)

ロシア
欧州
速報
国際
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 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン大統領は14日、任期満了に伴う来年3月18日の大統領選に、政党の公認を受けない「独立候補」として出馬する方針を明らかにした。毎年恒例の内外記者会見で語った。与党・統一ロシアだけに頼らず、広い国民の支持をアピールするため、「無党派」による出馬を選んだとみられる。

 今月6日に再出馬を表明したプーチン氏は「国の発展についての私の考え方に共感してくれる政治勢力、政党、社会団体からの支持を期待している」と述べた。

 プーチン氏は、来年5月からの「4期目」に取り組む課題として、インフラ整備やハイテク企業育成などと共に「国民の収入を上げること」を挙げた。原油価格の低迷や、欧米諸国の対露経済制裁がロシア経済にダメージを与えており、プーチン氏は「人々は不満に思っている」と認めた。一方で、「今年の外国直接投資は前年の2倍の230億ドル。過去4年で最大だ」などと述べ、「経済成長の実績」を強調した。

930チバQ:2017/12/16(土) 11:38:05
>>752-753ほか
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000100-mai-eurp
<ロシア>収賄罪の前経済発展相に禁錮8年、罰金2.5億円
12/15(金) 21:13配信 毎日新聞
 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのアレクセイ・ウリュカエフ前経済発展相(61)が石油企業の民営化に絡んで多額の賄賂を受け取ったとして巨額収賄罪で訴追された事件で、モスクワの裁判所は15日、禁錮8年と罰金1億3000万ルーブル(約2億5000万円)=求刑・同10年、罰金5億ルーブル=を言い渡した。ウリュカエフ被告は昨年11月に現行犯で拘束されて以降、一貫して無罪を主張していた。

 判決によると、ウリュカエフ被告は、地方の中堅石油企業バシネフチの政府保有株売却で、国営石油大手ロスネフチに便宜を図り、見返りとしてロスネフチのセチン社長に賄賂を要求。昨年11月14日におとり捜査員から現金200万ドル(約2億2400万円)入りのバッグを受け取り、現行犯逮捕された。

 被告は「リベラル経済派」として知られ、プーチン氏側近で「強権派」のセチン氏側による「弾圧」との見方が出ていた。ウリュカエフ被告側は公判で「セチン氏の扇動だ」と主張したが、判決は「根拠なし」と退けた。

931チバQ:2017/12/26(火) 19:03:11
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171226X994.html
野党指導者の出馬認めず=中央選管が決定―ロ大統領選
06:26時事通信

 【モスクワ時事】ロシア中央選挙管理委員会は25日、来年3月の大統領選出馬を目指す野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)の立候補を認めない、とする決定を下した。同氏が2月に横領罪で有罪判決を受けたことが理由。

 ナワリヌイ氏は決定を受けて、「大統領選のボイコットを呼び掛ける」と反発。抗議デモをロシア全土で行う方針をツイッター上で表明した。同氏は3月と6月に大規模な反プーチン政権デモを主導した。

 ナワリヌイ氏陣営は24日にモスクワなど20都市で集会を開催し、1万5000人以上の支持者を集めた。ナワリヌイ氏は24日夜、出馬に必要な支持者を集めたとして、中央選管に立候補に関する書類を提出していた。

932チバQ:2017/12/26(火) 20:51:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000112-mai-eurp
<ロシア大統領選>ナワリヌイ氏の立候補却下 反プーチン派
12/26(火) 20:07配信 毎日新聞
<ロシア大統領選>ナワリヌイ氏の立候補却下 反プーチン派
ナワリヌイ氏=AP
 【モスクワ杉尾直哉】来年3月18日に投開票されるロシア大統領選で、露中央選挙管理委員会は25日、反プーチン派野党の指導者で、著名なブロガーのアレクセイ・ナワリヌイ氏(41)の立候補申請を却下した。反プーチン派の有力な大統領候補になると目されていただけに、露ベドモスチ紙は26日、立候補申請の却下について「欧米諸国から見て、大統領選の正当性を引き下げる行為」との専門家の見方を伝えた。

 ナワリヌイ氏は今年、メドベージェフ首相の「腐敗ぶり」を暴露するビデオ映像をインターネット上で流して反政府デモを全国で繰り返し、プーチン政権に動揺を与えてきた。申請却下後には「選挙のボイコット」を国民に訴える姿勢を示し、強く反発した。

 中央選管は、ナワリヌイ氏が今年2月、公金横領事件で有罪判決を受けているとして、申請を却下した。この事件について、欧州人権裁判所(仏ストラスブール)が昨年2月、「公正な公判が行われなかった」との判断を示しており、ナワリヌイ氏は「申請却下は違法」と訴えたが、中央選管は「判決の評価はできない」と退けた。来年の選挙では、プーチン大統領の再選が確実視されている。

933チバQ:2017/12/27(水) 19:00:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171226-00000018-san-eurp
露大統領選 反政権派・ナワリヌイ氏に厳しい情勢 選管は立候補認めず
12/26(火) 7:55配信 産経新聞
 【モスクワ=黒川信雄】ロシアの反政権派野党指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)とその支持者らは24日、来年3月の大統領選への同氏の出馬を実現させるため、モスクワなど国内20都市で集会を開催した。ナワリヌイ氏は同日、中央選挙管理委員会に立候補に向けた書類を提出したが、中央選管は25日に拒否する決定を下すなど、反政権派を取り巻く厳しい状況が改めて浮き彫りになった。

 露メディアによるとナワリヌイ氏は24日夜、モスクワ市内の中央選管事務所を訪れ、記者団に「われわれのいない選挙は選挙ではない」と主張。自身が出馬を認められない場合は、選挙のボイコットを呼び掛けると表明していた。

 ただ中央選管は25日、ナワリヌイ氏の支持者団体の登録を拒否すると発表。事実上、同氏の立候補を認めない決定を下した。同氏が有罪判決を受けていることが理由とみられる。

 支持率が約8割とされるプーチン大統領は無所属候補として出馬表明しているが、与党「統一ロシア」に加え、従来は独自候補を擁立していた一部野党も同氏支持を表明するなど、支持基盤固めが進んでいる。

 プーチン氏は14日の記者会見で、ナワリヌイ氏を念頭に反政権派に対し「国を不安定化させたいのか」と批判。隣国ウクライナでの政変を引き合いに「圧倒的多数のロシア国民は同様の事態の発生を望まない」などと述べ、自国での反政権運動の高まりを牽制(けんせい)した。

934チバQ:2018/01/04(木) 00:48:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171231X544.html
プーチン氏圧勝に狂いも=野党指導者「ボイコットを」―3月のロシア大統領選

2017年12月31日 15:18

 【モスクワ時事】ロシアでは3月18日に大統領選が行われる。反政権の急先鋒(せんぽう)である野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)の立候補を中央選管が却下したことから、通算4期目を目指すプーチン大統領(65)が圧勝する公算が大きい。ただ、ナワリヌイ氏は1月28日に大統領選ボイコットを呼び掛けるデモをロシア全土で計画しており、政権の対応次第でプーチン氏の圧勝戦略に狂いが生じる可能性もある。

 欧州連合(EU)の外務省に当たる欧州対外活動庁は12月26日、ナワリヌイ氏の立候補却下は「ロシアの政治的多元主義や民主的な選挙が実施されるのかについて、深刻な疑念を投げ掛ける」と批判。ロシア国内でも大統領選の正当性を疑問視する声が出たが、ペスコフ大統領報道官は「そういう見方には同意できない」と反発した。

 独立系世論調査機関レバダ・センターが12月に発表した調査によると、近く大統領選が実施された場合に「プーチン氏に投票する」と回答したのが53%に対し、ナワリヌイ氏は1%。圧倒的な差にもかかわらず、政権が神経をとがらせるのは、インターネットを駆使して若者の人気を集めるナワリヌイ氏への支持が、政権を揺るがすうねりになりかねないと強く警戒しているからだ。

 プーチン氏は年末の記者会見で「ロシアで野党であることは殺されたり、投獄されたりすることだと人々は思っている。政権は公正な選挙を恐れているのか」と問われると、14年のウクライナ政変に触れ、「クーデターが起きてほしいのか。圧倒的多数のロシア人は望んでいない」と野党封じ込めを正当化した。

 ナワリヌイ氏が17年に主導した反政権デモでは、治安当局が参加者を多数拘束。政権が1月のデモにも強権的に臨めば、内外でプーチン氏批判が高まりそうだ。

935チバQ:2018/01/14(日) 19:17:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180114k0000m030101000c.html
<露大統領選まで2カ月>プーチン氏「4選盤石」愛国心刺激
07:00毎日新聞

<露大統領選まで2カ月>プーチン氏「4選盤石」愛国心刺激

ロシア大統領選への立候補を表明した主な人たち

(毎日新聞)

 任期満了に伴うロシア大統領選(3月18日投開票)まで2カ月余り。昨年12月に出馬を表明した現職、ウラジーミル・プーチン大統領(65)の支持率が引き続き高く、4選が確実視されている。プーチン氏の人気は、国民の愛国心をくすぐり「大国」復活を印象付ける戦略と、敵対勢力を抑え込む強権的な手法に下支えされている。再選すれば2024年まで「プーチン体制」が続くことになるが、最重要課題となる日露平和条約の締結に向けて日本は「プーチン流」と渡り合うことが求められ、予断を許さない。【モスクワ杉尾直哉】

 「プーチンが4期目に入った」。ロシアの主要紙「独立新聞」が昨年12月28日付で報じた「2017年の5大出来事」。トップは同月6日のプーチン氏の出馬表明で、すでに4選を「決定」事項とする見出しがつけられた。去就を明らかにしていなかったプーチン氏が出馬表明したことで、結果は決まったも同然との報道だ。

 00年から今日まで事実上、ロシアの最高権力者で居続けたプーチン氏。1期目就任当初はソ連崩壊後の混乱時期だったが、強権的な中央集権化でエネルギー企業の国営化などを進めた。03年から「リーマン・ショック」前の07年の間、6〜8%台(世界銀行)の高成長率を達成するなど社会や経済に安定をもたらした。

 外交では、14年のウクライナ危機でクリミア半島を一方的にロシア領に編入。欧米諸国と激しく対立したものの、国民の愛国心に火を付け、「全ロシア世論調査センター」によると、支持率は5割から7割にまで急上昇した。15年からのシリア空爆では軍事力を見せつけ、国民に「大国」復活を印象付けた。

 同センターが大統領選への立候補表明者の人気を調べた10日の調査では、プーチン氏の支持率が81.1%で飛び抜けていた。同センターは昨年12月、主要政治家の支持率も調査。ここではプーチン氏は57.7%だったが、次に支持率が高いのはショイグ国防相の18.3%で開きがあり、匹敵する政治家がいないことがよく分かる。

 クレムリン(露大統領府)は「投票率と得票率が共に7割以上」を大統領選の目標に掲げる。モスクワの外交筋は「投票率70%×得票率70%=国民の半数(49%)の支持。プーチン氏は、不正なしで圧倒的な国民の信任を内外に示し、長期統治を正当化しようとしている」と見る。投開票日の3月18日は、クリミア編入からちょうど4年。愛国心の高揚に合わせた選挙期日の設定は、投票・得票率を上げるための画策ともみられている。

 とはいえ、メディア統制を強め翼賛体制を作ってきたプーチン体制への不満もくすぶる。昨年3月以降、メドベージェフ首相を「腐敗している」と非難する大規模な反政府デモが各地で拡大。デモを主導した人気ブロガー、アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)は大統領選で反プーチン派の受け皿となるとみられたが、公金横領事件で有罪判決を受けたことを理由に、中央選管が立候補申請を却下した。

 プーチン氏の外交を「武力による領土拡張主義」と批判する女性テレビ司会者、クセーニア・サプチャク氏(36)が昨年10月、出馬を表明した。同12月のプーチン氏の記者会見でサプチャク氏がプーチン氏に直接質問し、ナワリヌイ氏の事件を「でっちあげ」と述べて強権支配を批判、プーチン氏が「野党は積極的な政策提言をすべきだ」と反論する場面があった。

 だが、立候補表明者の中でサプチャク氏の支持率は0・7%にとどまる。露市民の間には、デモを経て混乱状態となったウクライナで反体制派が欧米から支援を得ていたとの認識が広まっている。このため、デモによる政権打倒を目指す反プーチン派に対し、反欧米感情から忌避感が持たれている面もあるようだ。

 00年に初当選したプーチン氏は2期8年を務め、08年に首相に転身したが、12年に大統領に返り咲いた。08年の憲法改正により、大統領任期は1期6年に延長され、「連続2期まで」と制限される。新たな憲法改正がない限りプーチン氏は24年まで大統領を務めた後、退任となるが、「プーチン独り勝ち」の状況が続いたため主要な野党はおろかプーチン氏に代わる有力な後継者も見えない状態だ。

936チバQ:2018/01/14(日) 19:17:38
 ◇日露平和条約、見えぬ道筋

 プーチン氏の「4期目」就任は今年5月の見通しだ。これを見越して、今年の日露関係は9月まで外交日程が決まっている。5月25日にはプーチン氏の出身地である露北西部サンクトペテルブルクで開かれる国際経済フォーラムに安倍晋三首相が招待されており、首脳会談が行われる。翌26日には、モスクワのボリショイ劇場で文化交流を中心とした「日露交流年」の開幕式が行われ、両首脳が出席する。安倍首相は9月に極東ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」にも出席し、プーチン氏と会談する。

 安倍首相の最大の関心事は「平和条約締結問題」だ。すでにプーチン氏と20回の首脳会談を重ねてきた安倍首相は、24年までのプーチン氏の続投が決まれば、腰を落ち着けて平和条約問題に取り組む環境が整う。

 ただ、プーチン氏は昨年6月に「(北方領土を日本に引き渡した場合に)米軍のなんらかの基地やミサイル防衛(MD)の施設ができることは絶対に容認できない」と語った。最近は「日米安保」と領土問題を関連づけ、日米への揺さぶりを強めている。

 また、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処するため、日本は米国から新たなミサイル防衛システム「イージス・アショア」を導入する計画だが、プーチン政権は「ロシアと中国を対象にした攻撃兵器だ」と猛反発している。

 日露は、平和条約締結へ向けた信頼醸成策として、「北方領土における共同経済活動」の実施に合意し、具体的な事業を「今春」を目標に策定する方針だ。「相手の法的立場を害さない」形での実施に合意し、特に日本側は、日本の主権を害さない「特別な制度」を求めている。だが、ロシア側はあくまでロシアの法制度の下での実施を求めており、法制度面での対立から実施が困難となる事態も想定される。

937チバQ:2018/01/16(火) 21:15:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180117k0000m030120000c.html

<ロシア>中東で存在感 原発建設・基地利用で親米国に接近
21:01毎日新聞

 【カイロ篠田航一】ロシアが中東で影響力を拡大している。エジプトとの間では軍事協力や原発建設で次々に合意し、サウジアラビアやトルコなど伝統的な米国の同盟国にも接近する。トランプ米政権がエルサレムをイスラエルの「首都」と認定し、イスラム諸国の反発を招いているのとは対照的だ。

 ロシアとエジプトは両国の軍用機が空軍基地を相互利用できるよう調整中だ。エジプトは1973年の第4次中東戦争後、イスラエルとの和平を進めてイスラエルの後ろ盾である米国に接近し、駐留していたソ連(当時)の部隊を追放した。基地の相互利用が実現すれば、ロシアにとり「73年以来最も強固なエジプトでの軍事的存在感」(米紙ニューヨーク・タイムズ)を示せることになる。ショイグ露国防相は「前向きな動き」と歓迎する。ロシアは昨年12月、210億ドル(約2兆3290億円)規模となるエジプト初の原発建設協力でも合意した。

 トランプ政権が親密さを誇るサウジもロシアと近づいている。サルマン国王は昨年10月、旧ソ連時代を含めサウジ国王として初めてロシアを公式訪問し、エネルギー協力やロシア製兵器購入などを協議した。イランと激しく対立するサウジにとっては、イランの後ろ盾であるロシアに接近し、勢力均衡を図りたい思惑がある。

 さらにロシアは、米国主導の北大西洋条約機構(NATO)に加盟するトルコとも関係強化を進めている。2015年11月のトルコ軍によるロシア軍機撃墜事件後、両国関係は一時悪化したが、最近は内戦が続くシリアの和平協議で協力。トルコは昨年、ロシア製地対空ミサイルの購入も決定した。クルド人勢力との戦闘を続けるトルコ政府は近年、シリアでクルド人を支援する米国と対立しており、ロシアはその間隙(かんげき)をついた形だ。

 シリアでは軍の一部撤退を宣言したが、アサド政権に対する軍事支援は継続し、空軍や海軍の拠点も押さえている。

 エジプトのシンクタンク「アハラム政治戦略研究所」のモハメド・ゴマ研究員は「友好関係にあるシリアへの肩入れで戦費がかさんだのも事実で、プーチン露大統領はたとえ同盟国でも引くところは引く判断をする。中東全体のバランスを考え、現実的に対処している」と話し、今後も中東各国への浸透を図ると分析している。

938とはずがたり:2018/01/17(水) 16:26:05
ロシア独立系機関、世論調査公表中止=「外国の手先」指定で―大統領選 時事通信社 2018年1月17日 06時20分 (2018年1月17日 16時15分 更新)
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https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180117/Jiji_20180117X981.html
 【モスクワ時事】ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターは16日、3月18日の大統領選に関する世論調査について公表を中止すると明らかにした。同機関は2016年に「外国のエージェント(手先)」に指定されたため、選挙期間中の調査公表が禁じられているという。
 レバダ・センターはロシアでも数少ない独立系機関として信頼を得てきた。同センターが調査公表を中止することによって「世論調査の比較ができなくなる」(専門家)と懸念する声が上がっている。他の著名な機関は政府系などのため、再選を目指すプーチン大統領に有利な調査結果を出す可能性が指摘されている。レバダ・センターの関係者は「調査活動は継続する。大統領選後に公表する」と述べた。

939チバQ:2018/01/17(水) 18:38:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000067-san-eurp

マケドニア国名論争にピリオド? ギリシャと作業部会/国連も仲介再開


1/17(水) 7:55配信

産経新聞







マケドニア国名論争にピリオド? ギリシャと作業部会/国連も仲介再開


マケドニアとギリシャをめぐる関係(写真:産経新聞)


 【ベルリン=宮下日出男】「マケドニア」の国名を採用するマケドニア共和国に対し、国内に同様の名の地方を持つ隣国ギリシャが反発してきた対立をめぐり、両政府間で解決に向けた機運が高まってきた。双方は今年に入り、作業部会の設置を決めたほか、国連による仲介交渉も17日に再開する。約四半世紀に及ぶ“論争”に終止符が打たれるのか注目される。

 問題はマケドニアが1991年の旧ユーゴスラビアからの独立時、アレクサンダー大王が大帝国を築いた古代王国に由来する「マケドニア共和国」を国名としたことが発端。北部に「マケドニア地方」を抱えるギリシャは領土的な野心を示すものだと猛反発し、マケドニアは国連に加盟した際に「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」という暫定名称の使用を迫られた。

 両政府が解決に向けて動き出したのはマケドニアで昨年5月、ザエフ首相率いる左派政権が誕生したのが契機。ギリシャの反対で阻止されてきた北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)への加盟を目指すザエフ氏は「アレクサンダー大王の唯一の後継者という主張は放棄する」などとし、柔軟姿勢を示しはじめた。

 ギリシャも「(マケドニア政府が)極端な立場を捨てた」(政府報道官)と歓迎。今月11日には両国外相が会談し、解決に向け作業部会の設置を決めたほか、17日に米国で始まる国連仲介交渉などを通じて積極的に取り組むことを確認。国連のニミッツ特別代表も15日、「双方に前向きな機運がある」と期待感を示した。

 マケドニア側は今夏までの決着を目指し、新たな国名案がメディアで取り沙汰されるが、国内では国名変更への抵抗は強い。一方のギリシャでも、どんな形であれ「マケドニア」の表記が使われることに反対する世論が7割近くを占め、政府間で合意できても解決までは曲折が予想される。

940チバQ:2018/01/17(水) 19:07:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011700194&g=int

ロシア独立系機関、世論調査公表中止=「外国の手先」指定で-大統領選





 【モスクワ時事】ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターは16日、3月18日の大統領選に関する世論調査について公表を中止すると明らかにした。同機関は2016年に「外国のエージェント(手先)」に指定されたため、選挙期間中の調査公表が禁じられているという。
 レバダ・センターはロシアでも数少ない独立系機関として信頼を得てきた。同センターが調査公表を中止することによって「世論調査の比較ができなくなる」(専門家)と懸念する声が上がっている。他の著名な機関は政府系などのため、再選を目指すプーチン大統領に有利な調査結果を出す可能性が指摘されている。レバダ・センターの関係者は「調査活動は継続する。大統領選後に公表する」と述べた。(2018/01/17-06:23)

941チバQ:2018/01/19(金) 08:57:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180119k0000m040080000c.html
<ウクライナ>東部2州の「再統合」法案を可決

01月18日 20:23

 【モスクワ杉尾直哉】ウクライナ最高会議(1院制議会)は18日、親ロシア派武装勢力に支配された東部2州の「再統合」法案を賛成多数で可決した。ロシアを「侵略国」、東部のドネツク、ルガンスク両州を「占領地」と規定。また、大統領に対して、議会承認なしに「東部解放」のための軍事行動を取る権利を付与する内容で、ロシアが反発している。法案は大統領の署名を経て施行される。

 当初の法案では、2015年2月に調印された停戦合意(ミンスク合意)の実現にも触れられていたが、最終案から削除された。タス通信によると、親露派指導者で「ドネツク人民共和国首長」を名乗るザハルチェンコ氏は18日、「ウクライナが東部への軍事攻撃を激化させるための法律だ」と批判した。

942チバQ:2018/01/28(日) 18:33:53
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801250020.html
【露大統領選】(1)プーチン氏の圧勝確実も嵐の前の静けさ
01月25日 11:34産経新聞

 3月18日に予定されるロシア大統領選まで2カ月を切り、主な候補予定者が出そろった。現職のプーチン氏(65)に対する有力な対抗馬はおらず、同氏が圧勝する見通しだ。現行憲法は大統領職の連続3選を禁じており、プーチン氏が当選すれば2024年までの通算4期目が最終任期となる。選挙をめぐる状況を報告し、超長期化するプーチン政権の行方を探る。

(モスクワ 遠藤良介)

無風選挙に潜むリスク

 大統領選に実質的な競争がなく、「無風選挙」であることにこそリスクが潜んでいる。反政権派指導者として知名度を上げているナワリヌイ氏は、今回の選挙に出馬を認められなかった。同氏の陣営は抗議行動を準備しており、内政の波乱要因となりえる。通算4期目のプーチン政権が発足した後、プーチン氏の後継者をめぐる政権内部の抗争が激化する可能性も指摘されている。

 ナワリヌイ氏は昨年3月と6月、モスクワなどで大規模な反政権デモを行い、都市部中間階層や若年層の支持を印象づけた。各地方にも選対支部を続々と整備し、存在感を高めていた。

 中央選管は昨年12月、ナワリヌイ氏が過去に巨額詐取の罪で有罪判決を受けていることを理由に、候補者登録を拒否。同氏の活動を支えている基金の1つも今月22日、裁判所の決定で閉鎖された。

 ナワリヌイ氏が出馬した場合、「得票率は最大で10%くらいではないか」(政界筋)と推定されていた。プーチン氏の直接的脅威とはならないにもかかわらず、「政治的」と考えられている裁判での有罪歴を口実に選挙から排除された。

 ナワリヌイ陣営は大統領選のボイコットを呼びかけており、街頭での抗議行動も行っていく方針だ。

 こうした中で、プーチン政権は「投票率」に強いこだわりを持っている。選挙に競争がないため、高い投票率を信任や正統性の証明としたいのだ。クレムリンは「投票率7割、得票率7割」を目標にしており、各地方当局には、投票所でのイベント開催などによって投票率を上げるよう発破をかけている。

 過去の大統領選と同様、プーチン氏は公開討論会などに出席せず、「特別な存在」として他候補との一線を画す方針だ。プーチン陣営は、政権の統制下にある主要テレビ局を宣伝に利用し、公務員や国営企業の従業員を投票に動員するとみられている。

 プーチン氏は2000年に1期目の大統領に就任。08年に憲法上の制約から首相職に退き、12年に大統領に返り咲いた。

 通算4期目となる来期、プーチン氏が改憲によって大統領職に居座るか、または大統領を上回る権限を持つような新ポストを設けるのではないか-といった観測は根強い。逆に、「選挙後の早い時期に後継争いが始まり、プーチン氏はレームダック(死に体)と化す可能性がある。今は嵐の前の静けさなのかもしれない」(政治学者)という見方もある。

943チバQ:2018/01/28(日) 18:34:29
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801250021.html
【露大統領選】(2)対抗馬は恩人の娘、ソビエト農場出身者…
01月25日 11:34産経新聞

【露大統領選】(2)対抗馬は恩人の娘、ソビエト農場出身者…

(産経新聞)

 ロシア大統領選には、女性タレントとして知られるクセーニヤ・サプチャク氏が出馬を表明している。

 同氏の父親は、プーチン氏がサンクトペテルブルク(旧レニングラード)副市長などを務めた1990〜96年に市長だった民主派の政治家。ソ連末期の90年、国家保安委員会(KGB)将校だったプーチン氏を補佐官に迎え、政界入りのきっかけを作った。

 娘のクセーニヤ氏は2014年のクリミア併合を批判し、議院内閣制への移行などを主張している。民主主義を後退させたプーチン氏との“宿命の対決”と言える半面、政権がリベラル派を分裂させる狙いで出馬させたとの観測もある。

 親政権左派の共産党は、大統領選では新顔のグルジニン氏を候補に立てた。同氏はモスクワ郊外にある「レーニン・ソフホーズ(ソビエト農場)」の出身で、1995年からは民営化された同農場の社長を務めている。ソ連時代に郷愁を覚える有権者から一定の支持を得るとみられる。

 他に極右・自民党のジリノフスキー党首や、リベラル小政党「ヤブロコ」のヤブリンスキー氏が立候補を表明している。無所属や小政党の候補には大量の支持者署名を提出することが課されており、中央選管が最終的な候補者を承認するのは2月10日の予定だ。

944チバQ:2018/01/28(日) 18:34:59
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801250023.html
【露大統領選】(3)“ソーセージ”効果は消えた、次は? 生活水準向上の代償に自由を制限
01月25日 11:39産経新聞

 「ソーセージを約束するから自由は我慢せよ」。

 プーチン氏は前回大統領期の2000〜08年、こんな“暗黙の合意”を国民と結んだと評される。生活水準の向上を約束する代わりに、民主主義の制限や汚職に目をつぶってほしいという趣旨だ。ソ連崩壊後の1990年代に大混乱と貧困を経験した国民多数派は、プーチン氏を支持した。

 近年の政権が直面している最大の問題は、「ソーセージ」の不文律がもはや効力を失ったということに尽きる。前回大統領期には、90年代の改革の成果と石油価格の高騰で年平均7%の経済成長があった。しかし、その後は地下資源に依存する国家主導型の経済が頭打ちになり、体制の腐敗など弊害が目立つ一方だ。

 2014年3月のクリミア併合でプーチン氏の支持率は8割超に跳ね上がったが、その“カンフル剤”も効き目を失ってきた。都市部中間階層や若年層を中心に、政権長期化と経済停滞に伴う閉塞感が強まりつつある。プーチン氏は「未来志向」の公約づくりをクレムリンに指示しているが、難航しているのが実情だ。

 こうした状況では、次期政権も米欧を敵視して国民を団結させ、反政権派への締め付けを強める可能性が高い。米国が大統領選干渉問題をめぐって追加の対露経済制裁を発動する恐れもあり、そうすれば経済にはいっそうの打撃となる。プーチン政権は日本を「米国の同盟国」というプリズムを通して見る傾向を強めており、北方領土交渉にも明るい材料はない。

945チバQ:2018/01/28(日) 18:35:27
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801250025.html
【露大統領選】(4)革命から100年 変わらぬ「専制の国」
01月25日 11:39産経新聞

【露大統領選】(4)革命から100年 変わらぬ「専制の国」

(産経新聞)

 昨年9月下旬から今月上旬まで全80回にわたって連載した「百年の蹉跌(さてつ) ロシア革命とプーチン」では、1917年のロシア革命がもたらした悲劇や、現代にまで残る革命の「負の遺産」について紹介した。革命から100年の歴史を通じて浮かび上がるのは、皇帝、ソ連共産党書記長、ロシア大統領と職位の名前は変われど、基本的にロシアは「専制の国」であり続けたという現実である。

 帝政ロシア最後の皇帝、ニコライ2世は1917年の二月革命で退位した。十月革命を受けて発足したソ連では、共産党による一党独裁制のもとで、レーニン、スターリン、フルシチョフ、ブレジネフ、アンドロポフ、チェルネンコ、ゴルバチョフの各指導者が国を治めた。91年のソ連崩壊後、ロシアではエリツィン氏が初代大統領を務めた。

 この間、純粋な民主的選挙によって政権交代が起きたことは1度もない。

 ソ連時代には、失脚したフルシチョフ氏を除く全員が、前任者の死去に伴って最高指導者となった。現ロシア大統領のプーチン氏は、連邦保安局(FSB)長官だった99年、エリツィン氏から後継指名を受け、翌年3月の繰り上げ大統領選で当選した。

 エリツィン氏は民主化の旗手としてソ連末期に台頭したが、議会制民主主義を制度として定着させることには失敗し、プーチン氏の強権体制に道を開いた。

 あらゆる改革が「上から」のイニシアティブで行われてきたことも、ロシア・旧ソ連の歴史を貫いている。改革が機を逸した結果がロシア革命であり、ソ連崩壊の激震だった。

 帝政末期の06〜11年には、プーチン氏も敬愛するストルイピン首相が農業改革に取り組み、個人農の創出によって革命を防ごうとした。しかし、急進化していた革命勢力は帝政温存の試みに反発し、ストルイピン氏の暗殺によって改革の道は絶たれた。

 ソ連末期のゴルバチョフ共産党書記長はペレストロイカ(再建)と称する改革路線を打ち出し、民主化や経済の部分的自由化に舵を切った。だが、ブレジネフ政権期に構造改革を怠ったツケは大きく、経済の破綻と民族問題の噴出でソ連は崩壊した。

 「プーチン時代」はすでにブレジネフ政権期と同じ約18年間続いており、やはり体制の硬直化が指摘されている。

946チバQ:2018/01/29(月) 17:10:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180129-00000005-jij_afp-int
ロシア各地で大統領選の抗議デモ、野党指導者を一時拘束
1/29(月) 10:25配信 AFP=時事
ロシア各地で大統領選の抗議デモ、野党指導者を一時拘束
ロシア・モスクワで3月の大統領選のボイコットを呼びかけるデモに参加し、身柄を拘束される野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の様子を映した動画の一場面(左から2人目、2018年1月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)ロシア各地で28日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の再選が予想される3月の大統領選に対する抗議デモが行われ、モスクワではデモを呼びかけた野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(41)が身柄を一時拘束された。

【関連写真12枚】街灯に上ったデモ参加者の女性

 デモでは、氷点下の寒さの中、ナワリヌイ氏や支持者らが「いんちき選挙」だとして大統領選の実施に抗議。投票のボイコットなどを呼びかけた。

 モスクワ中心部ではナワリヌイ氏が「詐欺師、泥棒」と声を上げながらデモ行進に参加していたが、複数の警察官に地面に引き倒されて拘束され、引きずられるようにしてバスに乗せられた。当局はナワリヌイ氏が許可なく抗議デモを計画した疑いがあるとし、警察署に連行されたと述べた。

 ナワリヌイ氏はしばらく警察に拘束された後、釈放された。同氏はツイッター(Twitter)に「釈放された」「今日は重要な一日だった。権利のために闘うことを恐れなかった全ての人に感謝する」と投稿した。

 モスクワのデモには約4000人が参加。多くが「皇帝を倒せ」と気勢を上げ、「投票はボイコットする」と書かれたプラカードを持つ人たちの姿も見られた。

 ロシア国内の政治デモ参加者の拘束状況を監視する非政府組織(NGO)「OVD-Info」によると、各地で計250人以上が拘束された。【翻訳編集】 AFPBB News

947チバQ:2018/02/01(木) 15:10:15
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020100201&g=int
ウズベクの闇将軍失脚=大統領、権力基盤強化か


ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領=2017年4月、モスクワ(AFP=時事)
 【タシケントAFP=時事】中央アジア最大の人口約3000万人を抱え、天然ガスや金を産出する旧ソ連構成国ウズベキスタンで、カリモフ独裁体制を影で支えた治安機関長官の将軍が解任され、失脚した。31日付の国営紙が報じた。2016年のカリモフ前大統領死去後、後継者となったミルジヨエフ大統領(60)が、自身の権力基盤の強化に動いたもようだ。
 失脚したのは旧ソ連国家保安委員会(KGB)後継機関、国家保安局トップに23年間君臨し、カリモフ政権下で絶大な権力を持ったイノヤトフ長官(73)。国営紙は「(長官は)職務を解かれた」と伝えた。後任の長官にはアブドゥラエフ検事総長が就任する。

 イノヤトフ長官はカリモフ前大統領死去時、ミルジヨエフ大統領の擁立を影で取り仕切り、その後も強い影響力を保持していたとみられる。ところが、大統領は昨年、重要ポストである国防相や内相に自身の側近を任命し、イノヤトフ長官は孤立し始めていた。(2018/02/01-05:50)

948チバQ:2018/02/03(土) 17:34:40
http://www.sankei.com/world/news/180202/wor1802020019-n1.html
2018.2.2 10:58

北方領土の択捉空港を軍民共用に 露政令、空軍本格駐留への布石か
【モスクワ=遠藤良介】ロシア政府は2日までに、同国が実効支配している北方領土・択捉島の民間空港を、今後は軍民共用とするよう命じる政令を出した。近年のロシアは北方領土の軍備を急速に増強させており、政令は、択捉島に本格的な空軍部隊を駐留させるための布石である可能性がある。北方領土交渉の障害となるのは必至だ。

 軍民共用とされるのは、2014年9月に開港した択捉空港。全長2300メートルの滑走路を持ち、中型ジェット機が離発着できる。

 同空港は、戦前の日本が建設したブレベスニク(天寧)空港で濃霧が多発することなどを受けて建設され、北方領土を事実上管轄するサハリン(樺太)州の州都ユジノサハリンスクとの定期便が就航している。昨年9月、元島民らの初の空路墓参でも利用された。

 北方領土の択捉、国後両島には推定約3500人の将兵が駐留。陸軍の第18機関銃・砲兵師団が中心で、地対艦ミサイルを担当する海軍の分遣隊や、空軍のヘリコプター部隊の要員も含まれている。露メディアは択捉空港の軍民共用化について、空軍が拠点を置くための動きだと伝えている。
 北方領土にはソ連時代、最大で約2万人の将兵が駐留し、択捉島には20機以上の最新鋭ミグ戦闘機が常駐していた。1991年のソ連崩壊後は、守備機能だけを残して部隊・兵員を大幅に削減した経緯がある。

 しかし、近年のロシアは再び北方領土の軍備増強に動いており、択捉、国後両島では新駐屯地の建設が進められている。2016年11月には、択捉に最大射程300キロの地対艦ミサイル「バスチオン」、国後に射程130キロの地対艦ミサイル「バル」が配備されたことが明らかになった。

 ロシアは、千島列島中部のマトゥア島(松輪島)に海軍基地を建設する方針で、準備作業を本格化させてもいる。

949チバQ:2018/02/14(水) 18:44:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180214k0000m030019000c.html
<ウクライナ>ジョージアの前大統領を強制追放 不法滞在で
02月13日 17:51毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】ウクライナの治安当局は12日、首都キエフで、「不法滞在」を理由にジョージア(グルジア)のサーカシビリ前大統領を拘束し、ポーランドに強制追放した。サーカシビリ氏は今年1月、ジョージアの裁判所で職権乱用罪などで懲役4年の実刑判決を言い渡されており、ジョージアはポーランドに身柄引き渡しを求めるとみられる。

 サーカシビリ氏はウクライナ国籍を取得したが、今夏に取り消された。しかし、9月に外遊先のポーランドからウクライナへ入国を強行。国籍取り消しの無効を訴えていた。キエフの裁判所は今月5日、国籍取り消しの有効性を認める決定を出し、サーカシビリ氏はウクライナに滞在できる根拠を失っていた。

 「反ロシア・親欧米派」として知られるサーカシビリ氏は、2015年にウクライナのポロシェンコ大統領に国籍を授与され、南部オデッサ州知事に就任。だが、16年に辞任し、ポロシェンコ政権を糾弾していた。

950チバQ:2018/02/15(木) 21:57:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030028000c.html
<露大統領選>プーチン氏の優位揺るがず あと1カ月
18:09毎日新聞

<露大統領選>プーチン氏の優位揺るがず あと1カ月

プーチン露大統領=ロイター

(毎日新聞)

 【モスクワ杉尾直哉】任期満了に伴うロシア大統領選(3月18日に投開票)まで約1カ月。再選を目指すプーチン大統領は地方の住民や財界関係者との会合に積極的に参加し、自身の路線継続を訴えており、圧倒的な優位は揺らいでいない。

 プーチン氏の支持率は約70%。2位のロシア共産党公認候補で企業経営者のグルジーニン氏の6.9%や、3位の自由民主党のジリノフスキー党首の5.7%を大きく引き離す。「反プーチン」を訴えて立候補した女性司会者サプチャク氏は1.7%で、もう一つの反プーチン派野党「ヤブロコ」の創設者、ヤブリンスキー氏は0.7%にとどまる。

 「露大統領府が目指す、投票率・得票率共に7割以上の再選も不可能ではない」(政治アナリストのムーヒン氏)との予想も出ている。

 プーチン氏は1月30日、「推薦人」として中央選管に登録した約500人を集めて対話集会を開いた。モスクワ大など主要大学の学長、ボリショイ劇場やエルミタージュ美術館など著名な文化施設の総監督や館長、フィギュアスケート男子のプルシェンコ元選手、映画監督のミハルコフ氏ら各界の有名人が集まった。

 集会では、米政府が対露制裁に関連して新たに発表した「露政府・財界の有力者リスト」についての質問が出た。プーチン氏の側近のペスコフ大統領報道官らが挙げられたが、プーチン氏は「1億4600万人のロシア国民全員をリストに入れ(敵に回し)たのも同然だ。非友好的な行為だ」と批判。露スポーツ界のドーピング問題については、「(米国に亡命した告発者)ロドチェンコフ氏は、米情報機関の下で仕事(告発)をしている」と述べた。プーチン氏は、国民に根強い反米感情に訴える発言を続けている。

 一方、中央選管に出馬を認められなかった反プーチン派の野党指導者で人気ブロガーのナワリヌイ氏は、選挙が「茶番」だとしてボイコットを呼びかける。今月8日には「露政府高官の腐敗ぶり」を暴露する新たな動画をネットで公開した。だが、主要メディアはこの新たな暴露ビデオを無視しており、ナワリヌイ氏の影響力は限定的だ。

951チバQ:2018/03/02(金) 16:47:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180301-00000112-mai-int
<ロシア>生活水準向上を強調 大統領、年次教書演説
3/1(木) 20:19配信 毎日新聞
<ロシア>生活水準向上を強調 大統領、年次教書演説
ロシアのプーチン大統領=AP
 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン大統領は1日、内政や外交政策について説明する年次教書演説を行った。今月18日の大統領選を前にした今期最後の教書演説で、実質的な選挙キャンペーンとなった。1期目就任の2000年以降、経済政策が効果を上げ、国民の生活水準が向上したことを強調した。

 教書演説はこれまで上下両院や政府高官らを対象に行われてきたが、今回は、大統領選でのプーチン氏の推薦人団を含む1000人以上が招待された。会場も通常のクレムリン(大統領府)から、近くの大型展示施設マネージに移し、巨大なスクリーンに経済成長のグラフなどをビジュアルに示して説明した。

 プーチン氏は、国民の平均寿命が00年の65歳から昨年は73歳まで上がったと指摘。12年後の30年には「日本、フランス、ドイツ並みの80歳以上」を目指す考えを示した。

 国営テレビは、約2時間続いた演説を生放送で伝え、会場で拍手する議員や企業関係者、スポーツ選手ら各界の代表者の姿を報じた。一部野党は「不公平な選挙報道だ」と訴えたが、中央選管は「年次教書は憲法で定められた大統領の義務」として退けた。

 今回の選挙にはプーチン氏ら8人が立候補している。全ロシア世論調査センターの調査(2月26日現在)では、プーチン氏の支持率は69.1%で、70%を超えていた1月よりやや落ちている。

952チバQ:2018/03/04(日) 21:39:55
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180305k0000m030025000c.html
<ロシア>プーチン氏 大統領選に向け10万人集会 
18:20毎日新聞

<ロシア>プーチン氏 大統領選に向け10万人集会 

10万人の支持者を前に演説するプーチン露大統領=モスクワの「ルジニキ競技場」で2018年3月3日、杉尾直哉撮影

(毎日新聞)

 【モスクワ杉尾直哉】任期満了に伴うロシア大統領選挙(18日投開票)へ向け、再選が確実視されるプーチン大統領は3日、首都モスクワで支持者約10万人の集会を開いた。「子供、孫たちのため全力を尽くし、21世紀を明るい勝利の世紀にしよう」と演説し、長期的な支持を訴えた。

 会場は今年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会のメイン競技場。著名歌手らによるコンサートの中盤にプーチン氏が登場すると参加者らは興奮の渦に包まれた。

 壇上には、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手ら各界の著名人が並んだ。

 平昌五輪では、ドーピング問題からロシア選手は個人資格での出場となり表彰式での国歌斉唱が禁じられた。プーチン氏は「(ロシアの)歌が聞かれなかった。一緒に歌おう」と呼びかけ、国歌を斉唱。プーチン氏の歌声は特に高音部分で調子外れだったが、最後の3番まで歌い支持者の愛国心を盛り上げた。

953とはずがたり:2018/03/12(月) 18:40:19
クリミア返還「絶対ない」 プーチン氏、大統領選前に強調
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180312-00000008-jij_afp-int
3/12(月) 9:40配信 AFP=時事
クリミア返還「絶対ない」 プーチン氏、大統領選前に強調
ロシアの首都モスクワで開かれた選挙集会で、支持者を前に演説するウラジーミル・プーチン大統領(2018年3月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は11日、2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島について、いかなる状況下でも返還しないと言明した。再選が見込まれる18日の大統領選を前に公開されたドキュメンタリー番組で語った。

【写真】「プーチンが終身皇帝に」 野党指導者が批判、単独インタビュー

「頭がおかしくなったのか?」クリミアを手放す用意があるのかとジャーナリストに問われたプーチン氏はそう返し、「そんな状況はないし、今後も絶対ない」と続けた。

 2時間のドキュメンタリー番組「プーチン」は、プーチン政権の代弁者として知られるテレビ司会者、ドミトリー・キセリョフ(Dmitry Kiselyov)氏のソーシャルメディアのアカウントで公開された。

 ロシアは、ウクライナで西側諸国が支持する政権が誕生したことを受けて2014年3月にクリミア半島を併合。西側との関係が冷戦(Cold War)終結以降で最も悪化するなか、欧州連合(EU)や米国による制裁を招いた。【翻訳編集】 AFPBB News

955チバQ:2018/03/17(土) 18:36:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180317-00000058-jij-int
プーチン氏の得票率焦点=18日にロシア大統領選
3/17(土) 16:29配信 時事通信
プーチン氏の得票率焦点=18日にロシア大統領選
ロシア大統領選の投票が18日実施される。写真は、選挙前にロシア国民向けメッセージを発表するプーチン大統領=16日撮影、モスクワ
 【モスクワ時事】ロシア大統領選の投票が18日実施される。

 世論調査の支持率が7割近い現職のプーチン大統領(65)の通算4選が確実視されており、どれだけ高得票で勝利できるかが焦点。プーチン陣営は再選後の政権運営を安定させるために「投票率70%、得票率70%」の目標を掲げているとされる。

 英国で起きた神経剤による元ロシア情報員暗殺未遂事件をめぐり、欧米とロシアの緊張が高まっているが、プーチン氏は地方視察などの公務をこなし、大統領選に備えた。16日には国民向けメッセージを出し「われわれが愛する偉大なロシアの将来を選ぶために権利を行使してほしい」と投票を呼び掛けた。

956名無しさん:2018/03/18(日) 08:17:35
ロシア大統領選投票始まる、プーチン大統領圧勝の予想

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3318899.htm

 ロシア大統領選挙の投票が始まり、プーチン大統領が圧勝する見通しですが、目標とされる70%の投票率に届くのかは微妙な情勢です。
 ロシア大統領選挙の投票は極東地域で日本時間の18日午前5時に始まりました。通算4期目を狙うプーチン大統領ですが、これまでの各種世論調査では、70%前後の支持を得ていてほか7人の候補者を圧倒し、当選は確実視されています。

 しかし、欧米諸国との対立が激化し、国内の経済も低迷する中、政権の正統性を国内外に誇示するために目指すとされる「投票率、得票率ともに70%」に届くのは微妙な情勢で、プーチン大統領自らが国民に投票を呼び掛けるビデオが投票日直前に放送されています。投票は、ロシア西部で日本時間の18日午後9時に締め切られ即日開票されます。

957チバQ:2018/03/18(日) 23:11:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180319k0000m030122000c.html
<ロシア>大統領選、高投票率演出に躍起
22:50毎日新聞

 【モスクワ杉尾直哉】18日投票のロシア大統領選は、プーチン大統領が通算4選を決めることが確実視されている。連続3選を禁じた憲法に従えば、プーチン氏にとって最後の任期。それだけに、当局は「不正なしの高投票率の選挙」の演出に全力を注いだ。

 モスクワ中心部に近い学校に設置された投票所では、人々が次々と訪れ、票を投じた。訪問者には「2018年大統領選挙」と書かれた風船が配られていた。帰り道にほかの人々にも投票を呼びかける宣伝道具だ。

 年金生活者のイーゴリさん(68)は「プーチン氏に投票した。ほかの候補で、大統領になるのにふさわしい人はいない」と語った。

 今回の選挙では、居住地以外の投票所でも、事前申請をしていれば投票が容易にできるようになった。投票率を上げるための取り組みだが、反プーチン派の野党側は「二重投票を可能にする政策」と強く批判していた。

 中央選管のパンフィーロワ委員長は18日の記者会見で、「複数の場所で投票を申請しても、2回目の投票を行おうとする者はすぐに分かる。多重投票は不可能」と説明。さらに、「わざと二重投票をして、挑発しようとする者は、非常に重い刑事罰を受けることになる」と警告した。

 中央選管によると、各地の選管には「学校で子供の親に投票を呼びかける手紙が配られた」などとして、「当局の組織ぐるみの投票強制」を訴える苦情が届いた。だが、実際に調べてみると、苦情に書かれていた学校自体がそもそも存在しなかったという。

 「投票所でただで食べ物が配られている」との訴えもあったが、実際は「無料」ではなく、有料販売だったことが分かったという。中央選管のブラーエフ副委員長は「フェイク(偽)ニュースが多すぎる」と嘆いた。

958チバQ:2018/03/18(日) 23:11:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180319k0000m030095000c.html
<ロシア>プーチン氏圧勝へ 任期24年まで 大統領選
21:37毎日新聞

<ロシア>プーチン氏圧勝へ 任期24年まで 大統領選

ロシア大統領選挙で投票を終えたプーチン大統領=2018年3月18日、AP

(毎日新聞)

 【モスクワ杉尾直哉】任期満了に伴うロシア大統領選挙の投票が18日行われた。即日開票され、通算で4選を目指すウラジーミル・プーチン大統領(65)の圧勝が確実視されている。任期は6年で、プーチン氏が勝利すれば、2024年まで大統領職にとどまることができる。投票は露極東から順次、現地時間午後8時に締め切られ、中央選挙管理委員会は18日午後9時(日本時間19日午前3時)に暫定集計結果を発表し、大勢が判明する見通しだ。

 露大統領府は今回、「投票率・得票率共に7割以上」によるプーチン氏の再選を目指している。12年の前回選挙時の投票率(65.34%)と得票率(63.60%)をどれだけ上回るかが注目される。中央選管によると、有権者の投票行動は12年時より活発という。

 プーチン氏はこの日、モスクワのロシア科学アカデミーに設置された投票所で票を投じ、記者団に「自分が国に提案した政策が正しいと信じている」と述べた。

 今回の選挙にはプーチン氏を含めて8人が立候補した。当初、プーチン政権の「腐敗ぶり」を批判し、反政府デモをくり返し主導してきた野党指導者で著名なブロガー、アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)が「反プーチン派」の有力候補となるとみられていたが、中央選管は「刑事事件で有罪判決を受けている」として立候補申請を却下した。

 代わりに「反プーチン」を訴える女性テレビ司会者クセーニア・サプチャク氏(36)が立候補したが、「選挙のボイコット」を訴えるナワリヌイ氏と対立し、野党勢力が分裂する結果となった。直前の世論調査ではプーチン氏の支持率が約7割で、他の候補はいずれも数%止まりだった。

959チバQ:2018/03/19(月) 17:13:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000000-jij_afp-int
ロシア大統領選、プーチン氏が圧勝 得票率76%、通算4期目へ
3/19(月) 6:10配信 AFP=時事
ロシア大統領選、プーチン氏が圧勝 得票率76%、通算4期目へ
ロシア首都モスクワにある選挙事務所で、報道陣に対応するウラジーミル・プーチン大統領(2018年3月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新、写真追加)ロシアで18日に投票が行われた大統領選挙は即日開票され、現職のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が76%を超す得票率で再選した。中央選挙管理委員会が19日、発表した。通算4選となる。ただ反体制派は、票の水増しといった不正があったと指摘している。

【写真特集】ウラジーミル・プーチン

 今回の選挙には、ほぼ20年間にわたりロシアを率いてきたプーチン氏に加え、7候補が出馬。ただ政権批判の急先鋒(せんぽう)に立つ野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏は法的な理由から立候補を禁止されていたため、プーチン氏は以前から再選確実とみられていた。

 中央選挙管理委員会によると、99.8%が開票された時点でプーチン氏の得票率は76.67%。2位のロシア共産党候補パベル・グルディニン(Pavel Grudinin)氏を大きく突き放している。

 圧勝の見通しを受けてプーチン氏は、首都モスクワの大統領府(クレムリン、Kremlin)そばのマネージ広場(Manezh Square)に集まり歓声を上げる市民を前に、「国民の信頼と希望」が示されたと述べた。

 英国での元スパイ毒殺未遂事件や米国による新たな制裁など、世界の舞台で孤立を深めつつあるロシア政府は、プーチン大統領の歴史的な通算4期目の正当性をより強固にするため、高い投票率を望んでいた。

 有権者は約1億700万人。各投票所ではセルフィー(自撮り)大会や景品、子ども向けの出し物などが用意され、お祭りムードが演出された。中央選挙管理委員会によると、当局がアメとムチで引き上げを狙った投票率は60%に上ったという。

 一方、反プーチン派の独立系紙ノーバヤ・ガゼータ(Novaya Gazeta)は、国営および民間企業の従業員らが投票圧力を受けたと訴えており、また学生の中には投票しなければ退学などの処分を迫られた人もいたと報じている。【翻訳編集】 AFPBB News

960チバQ:2018/03/19(月) 17:18:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000010-jij-int
プーチン氏が圧勝=得票7割超、任期24年まで―欧米と対立継続・ロシア大統領選
3/19(月) 3:23配信 時事通信
プーチン氏が圧勝=得票7割超、任期24年まで―欧米と対立継続・ロシア大統領選
18日投票のロシア大統領選は即日開票され、中央選管によると、開票率約70%の時点で現職のプーチン大統領が75.9%を得票して圧勝、通算4選を決めた。写真はモスクワで開かれた集会で勝利宣言するプーチン氏
 【モスクワ時事】18日投票のロシア大統領選は即日開票され、中央選管によると、開票率約99%の時点で、現職のプーチン大統領(65)が76.6%を得票して圧勝し、通算4選を決めた。

 任期は6年で、首相時代を含めて2024年まで四半世紀近くにわたって権力を握ることになる。愛国心をあおって欧米との対決姿勢を示すプーチン氏の動向を国際社会は引き続き注視することになりそうだ。

 プーチン氏は18日夜(日本時間19日朝)、モスクワ中心部の広場で開かれた支持者集会で「ロシアのために共に大きな仕事に取り組もう」と勝利宣言を行った。

 大統領選には8人が立候補。得票率は共産党のグルディニン氏(57)が11.8%、極右政党・自由民主党のジリノフスキー党首(71)が5・6%など。プーチン陣営は再選後の政権運営を安定させるために「得票率70%」という高い水準での勝利を目指していたとされ、圧勝により「国民の信任」をアピールするとみられる。プーチン大統領は、これまでに大統領選に4回出馬しているが、過去最高の得票率となる。

 インタファクス通信によると、投票率は約67%。プーチン氏は5月の就任式後に閣僚人事を行う考えを示した。

 14年のウクライナ南部クリミア半島併合をめぐり、欧米はロシアに制裁を科し、関係は「新冷戦」と言われるほど悪化した。ロシアによる米大統領選介入疑惑や、今月英国で起きた元ロシア情報員暗殺未遂事件で亀裂はさらに深まっている。プーチン氏再選で対立は継続しそうだ。

 大統領選をめぐっては、プーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)である野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(41)の出馬を中央選管が却下しており、公平性を疑問視する声もある。

961チバQ:2018/03/19(月) 17:44:23
http://www.sankei.com/world/news/180319/wor1803190040-n1.html
2018.3.19 16:38
【露大統領選】
プーチン氏、北方領土でも圧勝
 18日のロシア大統領選で勝利したプーチン大統領は、ロシアが実効支配する北方領土を管轄する2行政地区でも80%に迫る得票率で圧勝した。首相から大統領に返り咲いた前回2012年の大統領選では約68%だったので、支持を拡大した。

 プーチン氏の再選を受け、国後島で働くエフゲニーさん(28)は「島の発展は、彼がロシアの指導者の地位に長くいたから成し遂げられた。他の政治家では不可能だった」と続投を歓迎した。

 ロシア中央選管の発表によると、プーチン氏は国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリール地区で約79%、択捉島を管轄するクリール地区で約78%の票を得た。ロシアは昨年、色丹島に自国の法律に基づき経済特区を設置するなど、北方領土開発を加速させている。

 プーチン氏は00年の大統領選初当選時には、北方領土を含む2地区で約59%、04年の再選時には約82%を得票した。(共同)

963チバQ:2018/03/20(火) 15:12:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000097-mai-eurp
<露大統領選>プーチン氏4選、最後の任期へ 得票率76%
3/19(月) 21:32配信 毎日新聞
<露大統領選>プーチン氏4選、最後の任期へ 得票率76%
クリミア編入4年を祝うコンサート会場で、プーチン氏の顔写真を掲げる女性=18日、モスクワのマネージ広場で杉尾直哉撮影
 【モスクワ杉尾直哉】18日投開票のロシア大統領選は開票が進み、露中央選挙管理委員会によると、19日午前の段階(開票率99.84%)で、プーチン大統領(65)の得票率は76.66%となり、再選(通算で4選)が決まった。これに先立ち、プーチン氏はクレムリン(露大統領府)近くで開かれた「クリミア編入4周年記念」コンサートに参加し、勝利宣言した。憲法では連続3選を禁じており、規定に従えば5月から最後の任期に臨む。

 プーチン氏は18日夜のコンサート会場で「(高い得票率の)結果をもらい、感謝している。この結果に、これまでの路線に対する国民の信任と希望を見て取ることができる」と述べた。

 任期は6年。プーチン氏は71歳になる2024年まで大統領職を務める見通し。ロシア内務省や旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の選挙監視団は19日、重大な選挙違反が見当たらなかったと表明した。00年に初めて大統領に就いたプーチン氏は、国民の高い信任と選挙の正当性を内外に示し、首相に転じた期間(08〜12年)も含めた長期統治を正当化する狙いとみられる。

 注目されていた投票率について、中央選管はロシアメディアに対し、暫定の数値として67.98%と伝えた。ロシア大統領府はプーチン氏の得票率と共に「7割超え」を狙っていたが、投票率の目標に届かない公算が大きくなっている。

 プーチン氏は5月の就任式後に内閣を改造する考えを表明。また次の任期中に連続3選を禁じる憲法条項を改正し、24年の次期大統領選にも出馬する可能性に関して、プーチン氏は「私は今のところ(憲法を)改正するいかなる考えもない」と述べた。

 選挙には8人が立候補した。開票率99.84%の段階で、2位は露共産党公認候補のグルジーニン氏(57)で得票率は11.80%。極右政党の自由民主党のジリノフスキー党首(71)が5.66%と続き、反プーチン派の女性テレビ司会者、サプチャク氏は1.67%にとどまった。

964チバQ:2018/03/20(火) 15:13:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000094-mai-eurp
<露大統領選>プーチン氏、勝負の4期目 次世代の育成意識
3/19(月) 21:23配信 毎日新聞
<露大統領選>プーチン氏、勝負の4期目 次世代の育成意識
クリミア編入4年を祝うコンサート会場で、プーチン氏の顔写真を掲げる女性=18日、モスクワのマネージ広場で杉尾直哉撮影
 18日投開票されたロシア大統領選で7割以上という高い得票率で再選を決めたプーチン大統領。通算4期目となる5月からの最後の任期入りに当たり、国民の大きな信任を内外に示した。プーチン氏は任期満了の2024年をにらみ、国内的には若い世代の育成を強く意識しているようだ。一方、外交では冷え込んだ欧米との関係修復は困難な情勢だ。【モスクワ杉尾直哉】

 「ボランティアは我が国の文化であり、ロシアの一番大きな力だ。私の父も(第二次大戦で)ボランティア(志願兵)として前線に行った」。昨年12月6日、モスクワの競技場で開かれた若手のボランティア活動家たちの集会で、プーチン氏はこう演説。司会者に大統領選への再出馬について尋ねられ、「逆にあなたたちに聞きたい。私が決心すれば、支持してもらえるか」と会場に問いかけ、大歓声を受けた。プーチン氏は「今日のあなたたちとのやりとりを胸に、近く考えを発表する」と約束して会場を去ったが、その日の夕方に出馬を表明し、人々を驚かせた。

 プーチン氏が今回の選挙戦で特に重視したのは若者世代、そして若さだった。12月23日の与党・統一ロシアの党大会では、「ロシアは1000年の歴史がある国だが、体を悪くした『おばあちゃん』ではない。常に若く、前に突進する国だ」と語った。

 選挙戦の間、露全土から、次世代の指導者候補を選ぶコンペティションが開かれた。選挙戦終盤の今月15日には、政府主催で若手企業家や社会活動家数千人を集めたフォーラムを開いた。ラブロフ外相やショイグ国防相らの閣僚や要人が出席し、直接、参加した若者たちと対話するというイベントだ。プーチン氏もコンサート会場に姿を現し、将来の国の発展の必要性を語った上で「君たちにできるか?」と問いかけた。

 これまで、プーチン氏は、「シロビキ」と呼ばれる治安・情報機関出身者や、「リベラル」と呼ばれる非シロビキの政治家らなどとのバランスを取り、自らが「重し」となって国家を統制するスタイルを取ってきた。スポーツマンぶりを示すなど、自分の若々しさをアピールしてきたプーチン氏だが、24年の任期満了時には71歳。老いを念頭に、新たな統治スタイルを模索している可能性があり、その中に若手世代を位置づけているのかもしれない。

 今回の選挙結果を受け、政治アナリストのニコライ・ミロノフ氏は、ロシア通信に対し「現在40歳ぐらいの若手から数年後に後継者を選ぶのではないか」と語った。一方、別の政治アナリストのアレクセイ・ムーヒン氏は「プーチン氏がポスト24年に向け、どのような計画を立てているか誰も予想できない。プーチン氏自身も現時点では分かっていないだろう」とみている。

965チバQ:2018/03/20(火) 15:13:23
 ◇対欧米、関係修復困難

 国民の信任を得たプーチン氏だが、国際社会、特に欧米諸国との関係好転には疑問符が付く。2014年からのウクライナ危機に加え、今回の選挙の直前に英国でロシア軍の元情報機関幹部が神経剤で狙われた暗殺未遂事件が起きたのも問題をさらに難しくした。

 タス通信などによると、再選されたプーチン氏に祝意を表した世界の首脳は、中国の習近平国家主席や、旧ソ連構成国だったカザフスタンやベラルーシ、親露国セルビアの指導者たち。19日午後1時(日本時間午後7時)現在、その他の主要国で祝意を伝えたのは、対露関係を重視する安倍晋三首相やイタリアの中道右派連合の一角で、欧州連合(EU)懐疑派の政党「同盟」(旧・北部同盟)のサルビーニ書記長らに限られた。

 英国で起きた暗殺未遂事件を巡っては、メイ英首相が「ロシアの関与」を指摘し、双方が互いに外交官の追放を通告し合う報復合戦となった。米独仏や北大西洋条約機構(NATO)は英国への連帯を表明し「欧米諸国VSロシア」の対立構図がこれまで以上に先鋭化した。

 今回の選挙に立候補した民族主義政党「ロシア全人民連合」公認候補のバブーリン氏は、「メイ首相がプーチン選対本部の一員だったのかを私は知らないが、(そう思えるほど)ロシア国民を効率よくプーチン氏の周囲に結集させる結果となった」と皮肉った。

 プーチン体制と欧米諸国との亀裂のきっかけは、14年2月のウクライナ危機と、その流れでロシアが同年3月にクリミア半島を自国領に一方的に編入したことだった。今回、「クリミア編入記念日」の3月18日にクリミアでも初めて露大統領選が行われた。露国営テレビの著名なジャーナリスト、ニコライ・スワニゼ氏は「クリミア編入はロシア人の愛国心をかき立て、プーチン氏の人気を一気に高めた。クリミアをウクライナに返還すれば、国民の反発は激しく、プーチン氏ですら今や返還は不可能になってしまった。クリミア編入で、ロシアと欧米諸国との関係修復を長期的に不可能にした」と話している。

966とはずがたり:2018/03/25(日) 12:25:33
得意の外交での安倍の成果。
アメリカにはTPP撤退された上に鉄鋼で制裁関税で例外国に認定されず,ロシアには色丹島に発電所建設されるがその際の相手が同盟国アメリカの企業。北朝鮮には強硬策の主張で拉致問題の進展を絶望化。

北方領土の色丹島で米企業が発電所建設計画
2018年3月13日 21:03ツイートするシェアする
http://www.news24.jp/articles/2018/03/13/10387932.html

北方領土の色丹島で、アメリカ企業が発電所を建設する計画があることがわかった。北方領土の独自開発を進めるロシアと日露での共同経済活動を実現したい日本との隔たりが改めて浮き彫りになった。

北方領土を事実上管轄しているサハリン州のコジェミャコ知事は12日、色丹島で建設する新しいディーゼル発電所について、アメリカ企業が投資することで合意したと明らかにした。

北方領土の開発をめぐっては共同経済活動の実現を目指す日本側に対し、ロシア側は協議の進展が不十分だとしてたびたび不満を示している。そのため第三国に投資を呼びかけるなど、独自で開発を進める姿勢を見せていて、今回の計画は日露の隔たりが、改めて浮き彫りになった形。

967チバQ:2018/03/27(火) 16:59:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180327-00000026-asahi-int
ロシア外交官の追放、24カ国に拡大 英の判断に足並み
3/27(火) 10:53配信 朝日新聞デジタル
 英国でロシアの元スパイらが意識不明の重体となって発見された事件を巡り、欧米諸国によるロシア外交官の国外追放の動きが広がっている。英メディアによると、英国時間26日深夜までに米国や英国、欧州を中心に計24カ国約140人にのぼった。

 事件は4日に起きた。英国は、ロシアが製造能力を持つ神経剤が使われていたとして、事件の責任はロシアにある可能性が「極めて高い」と判断。14日、報復措置としてロシア外交官23人を国外追放処分にすると発表した。英国の判断に支持を表明した欧米各国は26日、一斉に同様の措置に踏み切った。

 足並みをそろえたのは60人の追放を決めた米国のほか、欧州連合(EU)28加盟国のうち英国を含めた17カ国、ウクライナ、カナダ、アルバニア、ノルウェー、マケドニア、豪州。アイスランドはロシアとの高官同士の対話を停止し、6月にロシアで開幕するサッカー・ワールドカップに要人を出席させないことにした。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180327-00000044-jij-pol
ロ外交官追放、同調せず=日本政府
3/27(火) 11:59配信 時事通信
 英国で起きた元ロシア情報員暗殺未遂事件への対抗措置として米国や欧州連合(EU)各国がロシア外交官の追放を決めたことに関し、河野太郎外相らは27日、「事実関係の解明が先だ」と強調し、日本政府としては当面、同調しない方針を示した。

 
 河野氏は閣議後の記者会見で、日本の立場について「化学兵器の使用は決して許されるものではない。英国警察、化学兵器禁止機関(OPCW)の調査をしっかり見ていきたいとロシア側に申し上げている」と説明した。

968とはずがたり:2018/04/01(日) 17:19:41
外交官追放合戦 露経済に広がる傷口 国主導で硬直、追加制裁なら打撃
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180401-00000017-san-eurp
4/1(日) 7:55配信 産経新聞

 【モスクワ=遠藤良介】英国での神経剤襲撃事件が米欧とロシアの大規模な外交官追放合戦に発展し、英米両国では新たな対露制裁も議論され始めた。ロシア経済は、自らの構造問題に加え、すでに発動されている対露制裁の影響で低迷状態が続く。米欧との関係悪化はさらなる打撃となりかねず、プーチン露政権に対する不満がじわじわと高まっていく可能性がある。

 3月の大統領選で圧勝したプーチン氏は、5月からの通算4期目の6年間で国民生活を大きく向上させると公約した。1人当たり国内総生産(GDP)を1・5倍にし、人口の13%を占める貧困層を半減させると約束。保健分野の支出を増やし、全国のインフラを大幅刷新するとした。

 しかし、大衆迎合的な公約を実現する「原資」については、プーチン氏自身が「経済の突破的発展」によって得るしかないと認めている。その道筋は全く見えてこない。

 ロシアの国内総生産(GDP)は、2014年が0・6%増▽15年が2・8%減▽16年が0・2%減▽17年が1・5%増。プーチン氏は現任期の6年間で国民の実質所得を40〜50%上昇させると約束していたが、実際は6%の減少。世界平均以上のGDP成長を目指すとしていたが、10年間で7%しか伸びていない。

 地下資源に依存する国家主導型の経済が硬直化し、発展の原動力が失われたことが大きい。経済が頭打ちになっていたところに、14年のウクライナ介入をめぐる対露制裁や、石油価格の下落が重なった。

 米欧が発動した対露制裁は、軍事や資源開発、金融分野での、技術協力や資金調達に制約を課している。GDPを年1〜2%引き下げる効果があったとする見方が多いが、より影響が大きいとの試算もある。

 1991年のソ連崩壊と90年代の大混乱を経験したロシア国民には、変革を恐れ、安定を望む人が多い。「外敵」に対して団結する伝統的国民心理も健在だ。それが大統領選でのプーチン氏勝利をもたらした。

 しかし、新たな傾向も見られる。西シベリア・ケメロボの大型商業施設で60人以上が死亡した3月25日の火災をめぐっては、行政の腐敗が大惨事をもたらしたとの批判が地元で噴出。抗議集会では、地元当局にとどまらず、プーチン氏にも非難が向けられた。人命や生活に深く関わる問題が起きれば、鬱積した国民の不満が吹き出しかねない。

969チバQ:2018/04/02(月) 17:26:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180402-00000055-san-eurp
EU、対露で温度差 オーストリア、ブルガリア…9カ国が外交官追放見送り
4/2(月) 7:55配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)は英国での神経剤襲撃事件で、多くの加盟国がロシア外交官の国外追放で協調し、英国に対する連帯を示した。だが、同調しなかった国も少なくない。背景にはロシアとの政治・経済的な結びつきが指摘される。EUとしての共通外交でなく、各国の主権に基づいた措置は一方でロシア対応での温度差も浮かび上がらせた。

 北大西洋条約機構(NATO)を含め、これまでに追放を決めたのは欧米28カ国・機関で対象者は150人以上。英国を含むEU28カ国では19カ国が追放を決める一方、9カ国が見送った。これらには駐露大使の召還でEUとしての協調を示した国もある。追放を見送ったオーストリアのクルツ首相は「われわれは中立国であり、東西の橋渡し役」と理由を説明する。同国は戦後、永世中立国を宣言。冷戦終結後にEUに加盟したが、NATOには未加盟だ。

 ただ、昨年末に発足した現政権は極右の自由党と連立を組む。ロシアは近年、ポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭する欧州で、同党など各国の極右政党との関係を構築。自由党の政権入りで懸念されたオーストリアの対露融和姿勢が表れたともいえる形だ。ブルガリアのボリソフ首相はEUの現議長国との立場から「意思疎通の手段を維持する」と追放見送りを説明するが、同国では文化や宗教が近いロシアに親近感が強く、民族主義的な連立相手や大統領が親露派。合意形成が困難なようだ。

 旧共産圏ではロシアへの接近が目立つハンガリーが追放に同調したが、スロバキアは踏み切らず、対露強硬派のポーランドやバルト三国との相違を見せた。財政危機に陥るギリシャはチプラス政権が近年、特にロシアとの関係を強化。EUの対露経済制裁にもかねて批判的だ。ギリシャと関係が深いキプロスは金融機関がロシアの資金に依存しているとの事情もある。

 小国には対抗措置で数少ない駐露外交官が追放されると現地の大使館業務が滞るとの懸念もある。ただ、小国でもマルタの場合、EU域内も自由に移動できる同国の市民権を巨額投資などとの引き換えで露富豪にも売却しており、「関係を崩したくない」(独メディア)との見方も出ている。

970チバQ:2018/04/09(月) 21:09:06
https://mainichi.jp/articles/20180408/ddm/007/030/072000c
ボスニア・ヘルツェゴビナ
ロープウエー、26年ぶり再建 サラエボ融和の象徴
毎日新聞2018年4月8日 東京朝刊
【ウィーン三木幸治】ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで6日、ボスニア紛争(1992〜95年)で破壊されたロープウエーが26年ぶりに再建されて、開通した。紛争前、街のシンボルだったロープウエーに乗ろうと初日から市民が列を作り、久しぶりの「空の旅」を楽しんだ。

 サラエボは周囲を山に囲まれ、ロープウエーは街南部とトレベビッチ山を結ぶ。59年に開通し、市民がピクニックなどに利用していた。だが92年に紛争が始まるとセルビア系武装勢力が山に侵攻し、街を包囲。ロープウエーは破壊され、山に多くの地雷が埋められた。

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 2012年、サラエボ出身の妻を持つ米国人が約400万ドル(約4億3000万円)をロープウエー再建に寄付。地雷除去が終了すると、昨年就任したスカーカ・サラエボ市長が再建を主導し、開通にこぎつけた。

 紛争中に子供時代を過ごしたスカーカ市長は開通式で「今日はサラエボにとって偉大な日だ。破壊の象徴だったロープウエーは、(民族間の)愛の象徴になるだろう」と話した。

971チバQ:2018/04/10(火) 21:37:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180410-00000061-mai-int
<元スパイ襲撃>対露でEU温度差 大使召還の見送る国も
4/10(火) 19:24配信 毎日新聞
 ◇際立つオーストリアの消極姿勢 背景の一つは内政事情

 【ウィーン三木幸治、ブリュッセル八田浩輔】英国で起きたロシア元情報機関員の暗殺未遂事件で、欧州連合(EU)は英国への「無条件の連帯」を掲げてロシアへの強硬姿勢を鮮明にした。しかし加盟国別では24カ国が露外交官の国外追放や自国の駐露大使の一時召還を決める一方、オーストリア、ギリシャ、キプロスの3カ国は独自の対応を見送った。こうした温度差はEUが検討する対露追加制裁の行方に不確実性を与えている。

 「我々は永世中立国でロシアと良好な関係を保っている。(欧露間の)橋渡しをすることができる」。オーストリアのクルツ首相は地元メディアに独自の外交方針を貫く理由をこう説明した。オーストリアは1955年から中立国を掲げ、軍事同盟の北大西洋条約機構(NATO)には非加盟だが協力関係にある。今回、露外交官の追放を決めたEU18カ国には中立国スウェーデンも含まれる。また自国に駐在する露外交官が少ないマルタなどの小国も駐露大使の召還で協調しており、オーストリアの消極姿勢は際立つ。

 背景の一つは内政事情だ。昨年12月、クルツ氏率いる国民党は、ロシア寄りの極右・自由党と連立政権を発足させた。クルツ氏の判断は、ロシアのプーチン大統領率いる与党・統一ロシアと協力関係にある自由党への配慮との見方もある。自由党のクナイスル外相は「この局面では(ロシアとの)チャンネルを開いておくことが重要だ」と強調し、クルツ氏を支持する。

 一方、ギリシャはロシアと歴史的な関係が深く、2009年の財政危機からロシアとの経済協力を強化。政権内には対露制裁に強硬に反対する右派政党を抱える。キプロスも低い法人税などを使って、ロシア富裕層から多額の投資を呼び込んでおり、対露関係を重視する。

 英国のメイ首相は「西側の同盟関係の分断がロシアの狙いだったならば、逆効果だった」と強調。多くの加盟国を巻き込むことに成功する一方、EUとしての対応は駐露EU大使の召還にとどまっている。英国はバルト諸国やオランダなど対露強硬派と共に、EUに追加の対露制裁を求めて外交攻勢をかけるが、厳しい対応につなげられるかは不透明だ。オーストリアは今年7月から持ち回りのEU議長国に就く。EUの政策課題の選定に関わり、加盟国間の合意形成を図る重要な立場だが、自由党の影響に警戒感が広がっている。

972チバQ:2018/04/10(火) 21:40:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180409-00000117-jij-int
アルメニア新大統領就任=前職サルキシャン氏は首相に
4/9(月) 22:06配信 時事通信
 【エレバンAFP=時事】旧ソ連構成国アルメニアで9日、議会で3月に選出されたアルメン・サルキシャン新大統領(64)=前駐英大使=の就任式が行われた。

 アルメニアは2015年の改憲で、首相に強力な権限を与える議院内閣制への移行を決定済み。改憲を主導した親ロシア派のセルジ・サルキシャン前大統領(63)が近く首相に転じ、引き続き権力を握るとみられている。新旧大統領は同姓だが、血縁関係はない。

973チバQ:2018/04/12(木) 19:18:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180412-00000019-jij_afp-int
アゼルバイジャン大統領選、現職アリエフ氏が4選
4/12(木) 12:41配信 AFP=時事
アゼルバイジャン大統領選、現職アリエフ氏が4選
アゼルバイジャンの首都バクーで投票する現職のイルハム・アリエフ大統領(2018年4月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】カスピ海(Caspian Sea)沿岸のアゼルバイジャンで11日、議会解散に伴う総選挙と大統領選が行われ、中央選挙管理委員会によると開票率67.3%の時点で現職のイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領(56)が得票率86.1%で4期目の当選を確実にした。主要野党は選挙をボイコットした。

 アゼルバイジャンは近年、原油輸出による安定したドル資金の流入によって財政が潤い、15年にわたり独裁的統治を行ってきたアリエフ氏の足場をますます強固なものとしている。抑圧されてきた野党側は対抗する術を持たず、アリエフ氏の再選は確実視されていた。中央選管によると投票率は74.5%だった。



野党側は、見せかけの選挙に過ぎず、当局が票の不正操作を行おうとしていると主張。選挙日程を半年前倒しして突如、解散に打って出たアリエフ氏の目的は選挙期間を短縮して不正阻止の努力を妨害するためだと非難していた。

 アリエフ氏は、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の局員で1993年から強権政治を敷いていた父親ヘイダル・アリエフ(Heydar Aliyev)氏の死去に伴い、2003年に後継として大統領に選ばれた。大統領任期は16年の憲法改正で5年から7年に延長され、欧州評議会(Council of Europe)の専門家から「権力のバランスを激しく乱し」大統領に「前例のない」権力を与えると批判されている。【翻訳編集】 AFPBB News

974チバQ:2018/04/12(木) 20:51:36
https://mainichi.jp/articles/20180408/ddm/007/030/064000c
暴力の記憶
ボスニア「民族浄化」から四半世紀/1 レイプ被害女性助けたい 傷抱え立ち上がる
毎日新聞2018年4月8日 東京朝刊

 セルビア、クロアチア、ボスニアの3民族が戦った旧ユーゴスラビアのボスニア紛争(1992〜95年)は、「民族浄化」という言葉で表されるすさまじい虐殺と性暴力を引き起こした。これらの戦争犯罪を裁くため93年に設置された旧ユーゴ国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)は昨年閉所。戦後処理はひと区切りついたようにも見える。だが現場を歩くと、当時、性的暴行の被害に遭った女性たちは、四半世紀後の今も暴力の「記憶」を引きずり、深刻な心身の傷に苦しんでいた。

 92年4月、ボスニア・ヘルツェゴビナ東部のビシェグラード。イスラム教徒のボスニア人が6割超を占めるこの町に多数のセルビア人兵士が押し寄せた。兵士はボスニア人の家から金品を奪い、逆らう男性を殺害。女性をレイプした。他の民族を暴力で徹底的に排除しようとする「民族浄化」の実例だ。

 アメラ・メクチュセヤッチさん(45)の家も約20人の兵士に囲まれた。家にはアメラさんのほか母と妹の計3人。兵士に頭を殴られたアメラさんは家族の前でレイプされた。その後、アメラさんと妹は隣町の知人宅に逃げることができたが、残った母親は何度もレイプされた。


 ボスニアの女性は第二次大戦など戦争のたびに性暴力被害に遭ってきたが、保守的な土地柄で暴行を受けたことが知られると夫に離婚を告げられ、地域に居場所がなくなる。このため被害が公になることはなかった。

 「私たちは復讐(ふくしゅう)しなければならない」。アメラさんの母親、バキラ・ハセチッチさん(64)は紛争終結から8年後の2003年、ボスニアで初めて、紛争時にレイプされた女性を支援する市民団体を創設。アメラさんも加わった。

 最初に集まった女性は数人。「レイプされた女性」と興味本位のレッテルを貼られ、世間の目は厳しかった。アメラさんたちは講演会を開き、地元メディアを通じて自分たちが受けた被害をアピール。次第に証言者が集まり始めた。06年には2707人の証言を集め、レイプ被害を「戦争犯罪」として認めるように政府に要請した。

 紛争後のボスニアには、ボスニア人・クロアチア人主体の「ボスニア連邦」とセルビア人主体の「スルプスカ共和国」の「国家内国家」ができ、ボスニア連邦側では女性たちを戦争犯罪被害者と認定し、毎月約500マルカ(約3万3000円)の手当が支給されるようになった。

 女性たちの証言は別の効果も生んだ。多くの証言を積み上げることで、戦争犯罪人の犯罪行為がより明確に浮かび上がるようになった。これまでに約6250人の証言が集まり、多くの訴追につながった。

 だが問題もある。裁判で被害を証言する女性たちは性暴行時の記憶がよみがえり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を悪化させることが多い。証言前後の心理ケアが不可欠だが政府の支援は行き届いていない。また、被害に遭ったとされる数万人のうち、手当を受け取っているのは約800人だけ。手当を申請すると自らの被害を公表することになるからだ。

 北部ブルチコに住むアディラ・スリエビッチさん(52)は92年、自宅でセルビア兵に拘束された。当時妊娠4カ月。拘束場所を替えられながら何度もレイプされ、流産した。「自殺のことしか考えなかった」アディラさんが、精神科医の治療を経て回復したのは、10年以上たってからだ。

 「同じ境遇の人たちを助けたい」と性暴行被害を受けた女性をサポートするNGOを15年に始めた。アディラさんの自宅には、今も毎日のように地元の女性が訪れ、被害を「初めて」告白するという。女性たちの「戦争」は、まだ終わっていないのだ。【サラエボで三木幸治】=つづく

 ■ことば

ボスニア紛争
 旧ユーゴスラビアからボスニア・ヘルツェゴビナが1992年に独立を宣言したことを契機に、ボスニア人、クロアチア人と独立に反対するセルビア人の内戦に突入。やがてボスニア人とクロアチア人の間でも対立が深まり、三つどもえの紛争となった。3民族はスラブ系だが、セルビア人はセルビア正教、ボスニア人はイスラム教、クロアチア人はカトリックを主に信仰している。95年に和平合意に調印。紛争で20万人以上が殺害され、約250万人が難民・避難民となった。

975チバQ:2018/04/12(木) 20:52:15
https://mainichi.jp/articles/20180410/ddm/007/030/157000c
暴力の記憶
ボスニア「民族浄化」から四半世紀/2 格差なき補償、女性に 国家内国家、救済の壁
毎日新聞2018年4月10日 東京朝刊
 「裁判費用3000マルカ(約20万円)を支払え」。ボスニア・ヘルツェゴビナ北東部ツズラ近郊に住むセムカ・アジッチさん(64)の自宅に2月、3度目の督促状が届いた。アジッチさんが戦争被害の補償を求めて提訴し、敗訴したためだ。「セルビアに息子を殺され、私は性的暴行を受け奴隷労働もさせられた。そのうえ大金を払う? あり得ない」。アジッチさんは声を荒らげた。

 ボスニアには紛争後、ボスニア人、クロアチア人主体の「ボスニア連邦」とセルビア人主体の「スルプスカ共和国」の二つの「国家内国家」ができた。外交などは主権国家のボスニア・ヘルツェゴビナが担うが、財政、戦争補償など実務は連邦とスルプスカに権限がある。性暴力被害への補償について、双方の意見は真っ二つに割れた。

 性暴力被害者が多かったのはボスニア人だ。そのため、ボスニア連邦は2006年、NGOなどの働きかけを受け、性暴力被害者を戦争被害者として認め、手当を支払う法律を成立させた。一方、スルプスカは、身体に障害が残らない性暴力を戦争犯罪と認めてこなかった。紛争中、セルビア人が「民族浄化」名目で組織的にボスニア人を虐殺・性的暴行したケースは広く知られている。スルプスカ当局の姿勢について、NGOなどは「多額の賠償請求が予想されるからでは」と推測する。

 ボスニア人のアジッチさんは、スルプスカ側の小さな村に住んでいた1993年、セルビア兵に自宅を襲撃された。19歳の息子は射殺され、自らは性的暴行を受けた。12年ごろ、補償を求めてスルプスカ当局を提訴。だが補償は認められず、アジッチさんは敗訴し、裁判費用を請求された。

 スルプスカに対してセルビア人女性たちも動き始めた。ボスニア人らから性的暴行を受けた人たちだ。セルビア人は国際社会から「加害者」と見られたため、セルビア人女性の被害者たちは、忘れられた存在だった。「このまま『見えない存在』であってはいけない」。12年にセルビア人被害者の証言を集め始めたボジツァ・ジブコビッチさん(56)の働きかけで、スルプスカ議会も重い腰を上げ、今年2月に性暴力被害者への補償が可能となる法案を採択した。だが人権団体からは「条文に『敵側部隊に属していた人は補償の対象外』とあり、セルビア人以外は補償されない可能性がある」などと批判が上がる。施行日も未定のままだ。

 民族対立から生まれた国の分断により、性暴力被害者への補償に格差が出ているボスニア・ヘルツェゴビナ。紛争につながった民族問題が今も影を落としている。【ツズラ(ボスニア北東部)で三木幸治】=つづく

976チバQ:2018/04/12(木) 20:52:39
https://mainichi.jp/articles/20180411/ddm/007/030/054000c
暴力の記憶
ボスニア「民族浄化」から四半世紀/3 ホテルで女性200人暴行 観光の町、消し去る惨事
毎日新聞2018年4月11日 東京朝刊
 ボスニア・ヘルツェゴビナ東部ビシェグラード中心部から車で5分。小高い丘の中腹に森に囲まれたホテルがある。ボスニア紛争(1992〜95年)中にボスニア人女性約200人が拘束され、何度も性的暴行を受けた上、殺害された「ビリナ・ブラス」だ。ボスニア人からは「レイプ・キャンプ」と呼ばれる。戦後、セルビア人主体の「国家内国家」、スルプスカ共和国となった町で、ホテルの営業は再開された。

 3月中旬にホテルを訪れると、外壁は塗り替えられてはいるが、建物は当時のまま。NGOによると性的暴行に使われたベッドもフレームは変わっていないという。ビシェグラードは、16世紀にオスマントルコが建造した「世界遺産」の橋が有名で、多くの観光客が集まる。ホテル駐車場の車の大半は隣国のセルビア、モンテネグロのナンバー。部屋は8割方埋まっており、温泉を使ったプールでは高齢者ら約30人がくつろいでいた。

 町はセルビアとの国境にあるため、紛争当初からセルビア兵による「民族浄化」が徹底的に行われた。旧ユーゴ国際戦犯法廷の検察の捜査によると、殺害されたボスニア人は約3000人とされる。

 紛争前に町人口の6割超を占めたボスニア人は紛争後、1割以下に激減。セルビア人が9割近くとなる町に様変わりした。ビリナ・ブラスでの戦争犯罪は国連の専門家委員会でも認定されたが、セルビア人住民はこれを強く否定するため、今では国際的な定説とは全く異なった「記憶」が町中に広がっている。ライカ・ユバノビッチさん(79)は「ホテルで戦争犯罪があったなんて聞いたことがない。この町は何も問題はない」。川の遊覧船でガイドをするネナド・シミッチさん(35)は、「ホテルは戦時中、傷ついた兵士が運び込まれる病院だった」と強調し、国連の報告書を「偽造された情報」と一蹴した。

 シミッチさんの遊覧船に乗船してみた。紛争時の出来事を知らないのか、西欧からの観光客たちが笑顔で記念写真を撮っていた。シミッチさんは橋の美しさをアピール。紛争については一度も触れなかった。ビシェグラード市に対して戦争犯罪について見解を求めたが、回答はなかった。

 一方、ビシェグラードで性的暴行を受けたボスニア人女性のアメラ・メクチュセヤッチさん(45)はこう言う。「町には子供時代の楽しい思い出もあるはずだけど、暴行を受ける前のことがもう思い出せない」

 セルビア人のそれとは異なる紛争時の「記憶」に今も苦しむアメラさん。楽しかったはずの幼少期の「記憶」の方は暴力によって奪われてしまった。【ビシェグラード(ボスニア東部)で三木幸治】=つづく

977チバQ:2018/04/12(木) 20:53:06
https://mainichi.jp/articles/20180412/ddm/007/030/088000c
暴力の記憶
ボスニア「民族浄化」から四半世紀/4止 当時の心情詰まった博物館 「子供時代も葬られた」
毎日新聞2018年4月12日 東京朝刊
 唯一のおもちゃだった大事な人形、亡くなった母の書きかけの手紙……。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに「子供戦争博物館」が昨年オープンした。紛争中に子供時代を過ごした20〜40代の人々の思い出の品が、それにまつわる「物語」とともに展示される。ヤスミンコ・ハリロビッチ代表(29)は「子供の目から見た戦争の記憶を共有したかった」と話す。

 サラエボ出身のハリロビッチさんは紛争勃発時4歳。ボスニア人が多かったサラエボは1992〜96年の約3年半、セルビア人武装勢力に包囲され、連日砲撃が繰り返された。子供たちの多くは地下室で暮らした。

 パン1斤を家族9人で分け合ったことや初恋相手だった11歳の少女の死。ハリロビッチさんの子供時代の記憶は紛争と深く結びつく。だが戦後、若者が当時の心情を語る場はなかった。「同世代に大きな影響を与えた戦争」に向き合う必要性を感じた。

 2010年、インターネット上で、当時サラエボに住んでいた若者からメッセージ募集を始めた。「スナイパー(狙撃手)は兄を殺し、僕の子供時代も葬った」「恐怖。ただひたすら平和を待った」「笑ったり遊んだりして、少しでもましな時を過ごそうとした」--など、1000以上のメッセージを本にまとめた。

 その後に始めた、当時の記憶が詰まった品々を全国から集める企画にはさらに多くの人たちが呼応し、4000以上の品が託された。品々を展示した博物館には昨年約1万6000人の入場者が訪れ、話題を集めた。

 ハリロビッチさんは今、次のプロジェクトを進めている。紛争中のシリア、ウクライナの子供たちからメッセージと品物を集め、公開しようとする試みだ。「一人一人が何を感じ、どう日々を生きているのか。彼らの物語に耳を傾けることで彼らと我々の『共通点』が浮かび上がるのでは」。子供にとっての紛争の実像をより深く探ろうとしている。

 ボスニア・ヘルツェゴビナでは10月に総選挙が行われる。だが、ボスニア人、クロアチア人主体のボスニア連邦、セルビア人主体のスルプスカ共和国という二つの「国家内国家」では、それぞれ民族主義政党が台頭している。ボスニア・ヘルツェゴビナ全体の統合より民族の利益を優先する動きが目立ち、国内の分裂は深まっているように映る。

 「短い人生を争いに使うことが最も悲しいことだと思う」。ハリロビッチさんは小・中学校への出前授業も始めた。平和を守ることがいかに重要か。今の子供たちに考えてほしいと願っている。【サラエボで三木幸治】=おわり

978チバQ:2018/04/15(日) 21:15:39
https://www.sankei.com/world/news/180415/wor1804150034-n1.html
2018.4.15 17:50

モンテネグロ大統領選 元職の与党党首が最有力
 旧ユーゴスラビアのモンテネグロで任期満了に伴う大統領選が15日、行われた。7人が立候補しており、議会第1党の社会主義者民主党党首で首相や大統領を歴任した親欧米のジュカノビッチ氏(56)が最有力。即日開票され、大勢判明は16日の見通し。

 モンテネグロは昨年6月に北大西洋条約機構(NATO)に加盟したが、同国と歴史的につながりの深いロシアはこれに反発している。第1回投票で過半数を得票した候補がいない場合、2週間後に決選投票が行われる。(共同)

979チバQ:2018/04/16(月) 21:17:19
2339 :チバQ :2018/04/16(月) 21:16:04
https://www.sankei.com/world/news/180415/wor1804150043-n1.html
2018.4.15 21:24
【シリア攻撃】
ロシアかたくな、国連で孤立深める 決議案賛成は中国とボリビアだけ
 【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会では14日、米英仏の軍事攻撃を「侵略行為」と非難するロシア作成の決議案が採決にかけられたが、ロシアに同調したのは中国と、反米左派政権下にある南米ボリビアだけ。アサド政権の後ろ盾であるロシアは、シリアが化学兵器を使用したとの欧米側の指摘を「でっち上げ」と完全否定してきたものの、国際社会で孤立していることが浮き彫りとなった。

 「ロシアの専門家が現地を調査しても、塩素ガス使用の痕跡はなかった。(攻撃は)外国の情報機関によって引き起こされた」

 ロシアのネベンジャ国連大使は14日の会合で、化学兵器の使用自体を否定する従来の主張を繰り返した。また、「確証」がないまま軍事攻撃を実施したとして、「米英仏はあからさまに国際法を無視している。正当化することは恥ずべきことだ」と指摘した。

 米国のヘイリー国連大使はこれに対し、攻撃は「正当性のある合法で適切な反応」だと反論。再び化学兵器を使用すれば「米国は臨戦態勢にある」とも表明し、さらなる軍事行動の可能性を示唆した。

 一方、他の安保理理事国でロシアの主張を受け入れる国は少なかった。中国は「いかなる軍事攻撃にも反対」と訴えたが、欧米を中心に「化学兵器の使用を決して容認しない」(オランダ)との立場を鮮明にする国が相次いだ。米英仏の外交官からは「軍事攻撃の目的が国際社会に適正に受け止められた結果だ」との声も上がった。

 7日にアサド政権による化学兵器使用疑惑が浮上して以降、安保理の緊急会合はこれで5回目。軍事攻撃に踏み切った米英仏は14日、加害者を特定する調査団設置やシリアでの停戦などを盛り込んだ決議案を提案したが、ロシアとの合意は一段と厳しい状況となっている。

980チバQ:2018/04/16(月) 21:18:52
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041600573&g=int
親欧米ジュカノビッチ氏が勝利=モンテネグロで大統領選


15日、モンテネグロのポドゴリツァで、大統領選に勝利し、支持者に演説するジュカノビッチ氏(中央)(AFP=時事)

 【ポドゴリツァAFP=時事】旧ユーゴスラビアのモンテネグロで15日、任期満了に伴う大統領選の投票が実施された。即日開票の結果、親欧米派で旧ユーゴ時代から首相や大統領を歴任したジュカノビッチ氏(56)が勝利した。新大統領は欧州連合(EU)への加盟を目指す。
 大統領選には7人が立候補。選挙監視団体の暫定集計によると、最も知名度が高いジュカノビッチ氏が過半数を得票し、決選投票を待たずに勝利を決めた。ジュカノビッチ氏は「欧州としてのモンテネグロの将来に向けた勝利だ」と宣言。主要対立候補も敗北を認めた。(2018/04/16-14:17)

981とはずがたり:2018/04/18(水) 16:52:33

日本はなぜ「あの千載一遇の時」に北方領土を取り戻さなかったのか=中国メディア
サーチナ 2018年4月18日 14時12分 (2018年4月18日 16時35分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20180418/Searchina_20180418059.html

 第2次世界大戦直後、ソ連軍により不法に占拠され、日本人が住めないところとなってしまった北方領土。日本は北方領土を取り戻すため努力をしてきてはいるものの、いまだに実現していない。しかし、過去には取り戻すチャンスが全くなかったわけでない。中国メディアの捜狐網は14日、なぜ日本はそのチャンスを生かさなかったのか、その理由について分析する記事を掲載した。チャンスがあったにはあったが、やはり難しかったといえるだろう。

 記事は、ソビエト連邦が解体した1991年は、日本にとって北方領土を取り戻す「千載一遇」のチャンスだったと指摘。政治面ではソビエト連邦内の多くの地域が次々と独立を宣言し混乱していたほか、経済面でも厳しい状況に置かれていたため、ロシアは「最も弱体化していた」からだ。

 では、なぜ日本はこの絶好のチャンスを生かせなかったのだろうか。記事は3つの理由があると分析した。その1つがロシアは当時も「強大な軍事力」を有していたことだ。300万人の兵力に1万発以上の核兵器、数万台の戦車や装甲車、5隻の空母、1000隻以上の艦艇など、米国でさえも恐れる軍事力だったため、ロシアは弱体化していたとはいえ、日本人をふるいあがらせるには十分の戦力だったとした。

 2つ目は、「西側諸国が応じなかった」ためだ。記事は、「ソ連の解体はエリツィンと西側諸国がともに画策したものだ」と分析。そのためロシアのエリツィンに対抗するようなことを、特に米国が許さなかったのだという。実力が限られている日本は、西側諸国の支持がなければ動けなかったのだと論じた。

 最後に、「ロシアは譲歩したが日本が受け入れなかった」ことを指摘した。弱体化していたロシアは、経済的な援助を必要としていたため、北方領土のうち2島を日本へ返還することで経済的援助を獲得しようとしたが、日本は「全島返還」を求めて拒否したと伝えた。

 ほかにも、ロシアでは国内矛盾が激化していたため、国民の目をそらさせるために、外国との紛争を利用しようという意見もあり、日本は動くことができなかったと記事は論じた。こうしてみると、ソ連解体は日本にとってチャンスであったとはいえ、やはり容易には動けなかった事情があったといえるだろう。いずれにしても、北方領土の早期返還を願うばかりである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

982チバQ:2018/04/19(木) 19:26:29
https://www.sankei.com/world/news/180418/wor1804180059-n1.html
2018.4.18 23:57

欧州委が交渉開始を勧告 西バルカン2国のEU加盟めぐり
【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)欧州委員会は17日、加盟候補国である東欧のアルバニアとマケドニアの加盟交渉開始を勧告したと発表した。両国など西バルカン諸国ではロシアなどの影響力拡大が懸念されており、加盟の展望を示すことでEUにつなぎとめる狙いだ。

 欧州委は発表で、両国が必要な国内改革などで「進展した」と評価した。決定には全加盟国の承認が必要で、認められた場合、交渉が凍結状態にあるトルコを含め、交渉開始国は計5カ国となる。西バルカンではセルビアとモンテネグロがすでに交渉入りしている。

 地政学的に重要な西バルカンでは近年、ロシアがセルビアなどと一段の関係強化を図り、モンテネグロでは議会選をめぐるクーデター計画への関与も浮上。広域経済圏構想「一帯一路」を通じた中国の進出も目立ち、EUは両国の存在感増大に危機感を強めている。

 このためEUは2月に拡大に向けた新戦略を発表。セルビアとモンテネグロには2025年までの加盟の見通しも示し、西バルカンの取り込みを図る。ユンケル欧州委員長は17日、「展望を示さねば、(旧ユーゴスラビア紛争が起きた)1990年代のような状態が地域に戻る」と懸念を示した。

 ただ、加盟国では英国の離脱問題や東欧との摩擦などで「拡大疲れ」が顕著。イタリアや東欧諸国が西バルカン加盟を支持する一方、フランスやドイツなどは早期の加盟国拡大に慎重で、意見が割れている。

983チバQ:2018/04/22(日) 23:26:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031900710&g=cyr
プーチン後継者は誰か=ロシア、長期政権で権力闘争複雑化


ロシアのプーチン大統領=18日、モスクワ(EPA=時事)

 ロシア大統領選(任期6年)でプーチン大統領(65)が圧勝し、2000年の就任以降、首相時代を含め四半世紀近く大国ロシアのトップの座に君臨することになったが、早くも関心は後継者に移っている。長期政権下で社会には閉塞(へいそく)感が漂う。欧米との関係も悪化の一途だ。こうした中、後継をめぐるクレムリンの権力闘争激化も予想される。

 ◇今のところ…


ロシアのオレシキン経済発展相=2017年6月、サンクトペテルブルク(AFP=時事)

 ロシア憲法は大統領の連続3選を禁止している。プーチン氏は今回の勝利で連続2選。改憲しない限り次の24年の大統領選は出馬できない。任期満了時には71歳だ。今後6年はさまざまな局面で後継問題が浮上する。ただ、プーチン氏は4選を決めた18日夜、改憲の可能性について「今のところ、いかなる改憲も計画していない」とやや含みを持たせた言い方をした。
 プーチン氏は自らが描く後継者像について「十分に若く、成熟した人物」と語っている。実際にプーチン氏はこの1〜2年は若手テクノクラートを政権の要職に登用してきた。16年に起用されたオレシキン経済発展相(35)や外交官出身で在日ロシア大使館での勤務経験もあるワイノ大統領府長官(46)はその代表例だ。
 ◇アイスホッケー仲間か


モスクワ近郊トゥーラ州のジュミン知事(左)とアイスホッケーを楽しむロシアのプーチン大統領=2017年12月、モスクワ(AFP=時事)

 しかし「ロシアでテクノクラートは政権運営の効率化を任されても、実権は握れない」(外交筋)とささやかれる。政権内で力を持つ旧ソ連国家保安委員会(KGB)など治安機関出身者らで構成される「シロビキ(治安機関派)」の系譜から最後は後継者が出るという観測は根強い。
 有力候補が、大統領の身辺を守る連邦警護局(FSO)出身のジュミン・トゥーラ州知事(45)だ。政権幹部が参加するアイスホッケーのチームにも加わり、プーチン氏との関係も深い。プーチン氏の警護を務めた際「滞在先の近くに来た熊と対峙(たいじ)した」という武勇伝を持つ。
 ◇クレムリンの暗闘


ロシアのウリュカエフ前経済発展相=2017年12月、モスクワ(AFP=時事)

 クレムリンでは保守派のシロビキとリベラルなテクノクラートが暗闘を繰り広げてきた。最近では対日経済協力を担当したテクノクラートの代表格、ウリュカエフ経済発展相(当時)が16年に収賄罪で逮捕された。ウリュカエフ氏はシロビキの代表格、国営石油会社ロスネフチのセチン社長に「事件が仕組まれた」と訴えている。
 「独裁体制というわけではなく、プーチン氏が各勢力の裁定者として君臨している」(専門家)と解説されるプーチン政権。プーチン氏が大統領選出馬を表明した昨年12月、後継をめぐる争いについて問われたペスコフ大統領報道官は「評論家の『飯の種』にすぎない」と一蹴し、ピリピリした雰囲気が漂った。
 長期政権でクレムリンの勢力相関図は複雑さを増している。後継者はこれをまとめる力が求められる。プーチン氏が後継候補に満足できなければ、4期目の任期中に改憲に踏み切り「プーチン後はプーチン」という可能性も排除できない。(モスクワ時事)(2018/03/19-14:54)

984チバQ:2018/04/24(火) 21:07:59
>>972
https://www.sankei.com/world/news/180423/wor1804230048-n1.html

2018.4.23 23:01

アルメニア首相辞任 権力居座りに大規模デモ
 旧ソ連アルメニアの前大統領で首相に転じたばかりのセルジ・サルキシャン氏(63)が23日、首都エレバンなどでの大規模デモを受け、辞任を表明した。アルメニアでは15年、大統領権限の大半を首相に移し、議院内閣制を導入する改憲が成立。08年から大統領だったサルキシャン氏は今月17日、任期満了に伴って首相に選出されたが、実質的な権力への居座りだとして最大数万人が街頭での抗議行動を行っていた。

 23日には一部の軍人がデモに加わったと報じられ、サルキシャン氏は「(首相就任は)誤りだった」と辞任を発表した。アルメニアは人口約300万人の親ロシア国。野党側からは政権長期化のほか、過度の親露路線や貧困、汚職への反発が出ていた。(モスクワ 遠藤良介)

986とはずがたり:2018/04/26(木) 22:50:06
April 13, 2018 / 10:24 PM / 8 days ago
ロシア企業、米制裁で「深刻な影響」=フィッチ
https://jp.reuters.com/article/usa-russia-sanctions-ratings-idJPKBN1HK2XL

[モスクワ 13日 ロイター] - 格付け会社のフィッチ・レーティングスは13日、米国のロシアに対する追加制裁は、対象企業に「深刻な影響」を与え、ロシアの潜在的経済成長を抑制するとの見方を示した。


Russia's President Vladimir Putin chairs a meeting with members of the State Council at the Kremlin in Moscow, Russia April 5, 2018. Alexander Zemlianichenko/Pool via REUTERS
米財務省は6日、ロシアの新興財閥の資本家7人と、その関連企業12社に制裁を課すと発表した。ロシアが世界中で繰り広げている「悪事」の恩恵を受けているとの理由だ。

フィッチは、「制裁対象となった企業は米ドルで取引できなくなり、深刻な影響を受けるだろう。商品取引はドル建てが基準となっている。取引先との主要通貨もドルだ」とした。

制裁はロシア市場に大打撃となった。通貨ルーブルが落ち込んだほか、制裁対象に関連した上場企業4社の株価がロシア株式市場だけでなくその他の市場でも急落した。アルミ大手ルサール(0486.HK)と複合企業En+グループ(ENPLq.L)、小型商用車メーカーGAZ(GAZA.MM)、産金最大手ポリュス(PLZL.MM)の4社だ。

フィッチは、ロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合したことで米欧諸国がロシアに制裁を課した2014年以来「ロシア企業に影響する最も著しい制裁だ」とし、ルサールとEn+グループの投資判断を停止した。

ロイターの試算によると、制裁対象一覧に載った3人の資本家は6日以降、合計で75億ドルの損失を出した可能性がある。

フィッチは、ロシアは対外バランスシートが底堅いうえ、他の経済活動から外貨需要は十分に満たせると指摘。また、ルーブルが数年前に変動相場制へ移行したことに言及し、衝撃を和らげる要因となるとした。「ただ、制裁を受け先行き不透明感が漂っている上、さらなる制裁の可能性もあることから、投資が抑制されるかもしれない。そうしたら潜在的経済成長は抑制されるだろう」とした。

ロシア中央銀行によると今年の経済成長は予定通り2%増となる見込みだ。17年は1.5%増だった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」

987チバQ:2018/04/27(金) 14:19:33
https://www.sankei.com/world/news/180427/wor1804270001-n1.html
2018.4.27 14:00
【国際情勢分析】
ウズベキスタンに変化の兆し? 脱・権威主義か、カモフラージュか
 旧ソ連崩壊後、権威主義的体制が続いてきた中央アジア諸国の中で、ウズベキスタンが改革に向けて変化を見せつつある。言論や人権の弾圧に関わった保安当局の解体が始まっているのだ。2016年に就任したミルジヨエフ大統領によるカリモフ前政権の「不正」をただす取り組みの一環とされる。一方、ミルジヨエフ氏が反対派を排除して自身に権力を集中させる側面も指摘され、今後、政権批判を展開する野党の活動が注目される。

保安当局の組織改編

 ウズベキスタンの首都タシケントの拘留所にフリーのジャーナリスト、アブドゥラエフ氏が拘束されている。

 米紙ニューヨーク・タイムズが、同氏の妻と弁護士の話として伝えたところによると、アブドゥラエフ氏は「憲政崩壊を企てている」として逮捕され、拷問にかけられた。しかし、3月になって禁じられていた人権派弁護士との面会や、弁護士に虐待の事実を伝えることが許された。

 捜査を担当した当局者2人は解任され、同氏への不正行為の疑いで現在、取り調べを受けているという。

 前政権時代の有力者の失脚も進む。ミルジヨエフ政権は1月下旬、ウズベキスタン国家保安庁(SNB)のイノヤトフ長官の解任を発表した。イノヤトフ氏は20年以上にわたり治安機関のトップに君臨した人物。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(HRW)によると、拘束者などへの虐待や拷問はSNBが主導したとされる。

 3〜4月にかけて、SNBの職員十数人が逮捕され、保安当局の本部も明け渡すよう命じられた。逮捕者の中には、拷問を主導した人物も含まれるという。

 ニューヨーク・タイムズによると、3月14日にはミルジヨエフ氏が「人権とウズベキスタン市民の自由を守る」ことを掲げ、組織改編などを命じる大統領令に署名した。

 一方、HRWが3月に発表した報告書によれば、昨年11月、HRWがインタビューしたウズベキスタンの報道関係者ら22人全員が、保安当局から検閲や弾圧の恐怖を受けていたなどと指摘した。

変革は本物か

 ウズベキスタンは1991年、旧ソ連の崩壊に伴い独立した。旧ソ連崩壊後、キルギスを除く中央アジア諸国では、権威主義的体制が続いている。その中でウズベキスタンだけでなぜ変革の流れが生まれたのか。

 ウズベキスタン情勢に詳しい京都大学の帯谷知可准教授は、独立当初から権力を掌握したカリモフ前大統領の晩年期について、「政権側からの他分野にわたる締め付けが目立っていた」と指摘。大統領の「気分次第で」物事が決められ、「合理的に説明できないことがあまりに増えていた」と強調する。

 その中で、カリモフ氏は在任中に脳卒中で死去した。当時首相だったミルジヨエフ氏が大統領代行に就任。2016年12月の大統領選で圧勝し、大統領に就任した。同氏には、前政権時代からの変化を望む世論の後押しがあった。

988チバQ:2018/04/27(金) 14:19:57
 ただ、その変化が「本物」だと判断するのは早計だ。ミルジヨエフ氏の進める改革について帯谷氏は、「汚職追放キャンペーンのような取り組みをうまく使い、前政権時代の不正をただす姿勢をアピールしつつ、自分自身に権力を集中させている」と分析する。

 そのために、独立以降、曲がりなりにも“国作り”に尽力したカリモフ氏を「初代大統領として半ば神格化」した上で、前政権期に影響力を持った人物をはじめとする反対派に力を持たせないよう「排除している」(帯谷氏)という。

野党の活躍は…

 問題は、政権内の粛清が進められる中、「ミルジヨエフ氏にもの申すような野党の活動がみられない」(帯谷氏)ことだ。今後は政権相手に批判や議論を展開する野党が現れるかが焦点となる。

 ウズベキスタンの法律に詳しい名古屋大大学院の市橋克哉教授は同国政治について、「実質的にも憲法上も大統領は憲法を超越する存在だ」と指摘する。同国では、大臣や地方首長の任命権を大統領が掌握しているほか、法律上の決定を大統領令で覆すことも可能だという。

 市橋氏は、「大統領が法律によって自らを規律できるかどうかが問われている」と注目する。

 他方、ミルジヨエフ政権の動きは、少なくとも表面的には国民から歓迎されているという。

 帯谷氏は「権威主義といわれるロシアのように、大統領が恣意(しい)的な権力を持つ国では、大衆人気をどうつかむかがポイントで、ポピュリスト的な面が際立つ」と強調。「国民の意見や不平不満を直接聞くとアピールする点では、ロシアや中国の動きとも波長が合うところがある」とも指摘する。

 ミルジヨエフ氏が目指す政権像は民主化を志向するものなのか、見極める必要もありそうだ。
(外信部 岡田美月)

989チバQ:2018/05/02(水) 14:31:05
>>984
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2018050201001012.html
アルメニア、野党党首の首相否決 議会特別会合

08:27

1日夜、アルメニアの首都エレバン中心部の広場で、野党指導者パシニャン氏のプラカードを掲げる支持者(共同)

(共同通信)

 【エレバン共同】アルメニアの議会は1日、長期政権に反対する大規模デモで辞職に追い込まれたサルキシャン前首相の後任を選ぶ特別会合を開いた。デモを主導し、野党が推した野党第2党「エルク」のパシニャン党首の選出は反対多数で否決された。8日に予定される2回目の会合でも決まらない場合、議会が解散され30��45日以内に選挙が実施される。

 パシニャン氏は議会終了後の1日夜、首都エレバン中心部の広場で埋め尽くした多数の支持者を前に演説。公務員にストを呼び掛け、支持者には全ての道路や空港の封鎖を訴えた。パシニャン氏は、首相に選ばれるまでデモを続けると宣言した。

990チバQ:2018/05/02(水) 14:34:09
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20180429-0174.html
把瑠都、母国エストニア帰国を発表 国会議員目指す「大統領になりたい」

04月29日 22:15

大相撲元大関でタレントの把瑠都

(スポニチアネックス)

 大相撲元大関でタレントの把瑠都(33)が29日放送の日本テレビ系「明石家さんまの転職DE天職」(日曜後7・00)に出演。国会議員になるため、来月5日に母国エストニアに帰国すると発表した。

 角界時代は怪力を生かした豪快な取り口で“エストニアの怪人”と呼ばれた把瑠都。13年の引退後はタレントとしても活動し、今年3月にはNHK・BSプレミアム「弟の夫」で連続ドラマ初出演を果たした。

 多方面での活躍を見せていたが、この日の放送で「2018年5月5日にエストニアに帰国することに決めました」と突然の発表。母国で国会議員を目指すことを明かした。

 来年4月の国会議員選挙への当選が目標。“国民的英雄”の把瑠都は当選が確実視されている。「若者が田舎に戻ってくるような環境をつくりたい。みんなが幸せになるように、大統領になりたい」と夢を語っていた。

991チバQ:2018/05/05(土) 06:30:18
https://mainichi.jp/articles/20180502/ddm/007/030/123000c
プーチンのロシア
4期目始動/上 「次」見据え、若手抜てき 幹部登用変化、リベラル系も起用
毎日新聞2018年5月2日 東京朝刊
 最近、ロシアで知事代行に若手が中央政府から任命されるケースが相次いでいる。西部トゥーラ州、北西部ノブゴロド州……。30〜40代の抜てきが目立つ。

 「プーチン大統領は地方でも新鮮な視点を持つ人材を求めているのだと思う」。昨秋に北西部イワノボ州知事代行に就いたスタニスラフ・バスクレセンスキー氏(41)は任命の背景をそう振り返った。前職は経済発展省次官で対日交渉を担当。プーチン氏が2016年12月に訪日した際には、計80の経済合意文書を取りまとめた一人だ。

 ロシアは知事公選制だが、選挙はプーチン氏の任命した知事代行に対する事実上の信任投票となっている。バスクレセンスキー氏は知事代行に就くと人脈を生かして日本の大手商社を招き、事業進出を呼びかけた。同州は国内有数の繊維産地で、日本の自治体との事業提携も検討している。

 日本で見聞きしたことをインフラ整備にも生かす考えだ。今春に州都イワノボの駅舎とコンコースの改修を開始。「東京駅のような空間を造りたい。駅として利用するだけではなく、人々がコンサートを開いたり、休息したり、ご飯を食べに来たりできれば」。ロシアでは駅を多目的に利用した例がないといい、初の試みになると意気込む。

 バスクレセンスキー氏ら若手の抜てきは、3月の大統領再選に先立ったもの。各地で古参の知事たちが経済や社会の改革を進められず、市民に不満が高まる事例が続いており、状況の打破を狙ったとみられる。

    ◇

 00年に初めて大統領に就いたプーチン氏はこれまで、出身母体の情報機関や故郷サンクトペテルブルクに縁がある者、経済に精通した「リベラル」など幅広い人材を登用してきたが、ここにきて登用傾向に変化も見える。65歳の自分の同世代や情報機関系の人材を退かせる一方、リベラル系の重用が目立つ。

 次期政権の中枢を担う候補には、ベローソフ大統領補佐官(59)やマントゥロフ産業貿易相(49)、オレシキン経済発展相(35)といったリベラル系が列挙される。年金受給年齢の引き上げや産業育成などの政策課題への対応に、実務能力のある彼らを充てたい考えとみられる。

 「プーチン氏の統治が長期化しているから、新たな人材や若手を抜てきし、国民を飽きさせない狙いもあるはず」。こう読み解く外交筋もおり、バスクレセンスキー氏らの「知事登用」もこの文脈と考えられている。一方、政治評論家のアレクセイ・ムーヒン氏はバスクレセンスキー氏について、中央での抜てきよりも「地方で経験を積ませ、慣らし運転させる道」をプーチン氏が選んだと指摘、次世代育成を重視していると分析する。

 露憲法は大統領連続3選を禁じており、7日にスタートする2期目(通算4期目)がプーチン氏にとって「最後の6年」になるとの見立てが主流だ。一方で▽今回の任期後も院政を敷く▽任期中に後継指名して辞任する--などの観測も飛び交う。若手やリベラル系を重用する動きが「次」を見据えたカギとなりそうだ。【イワノボ州で大前仁】

    ◇

 プーチン氏の大統領就任を前に、ロシアを取り巻く課題や状況を分析する。

992チバQ:2018/05/05(土) 06:31:29
https://mainichi.jp/articles/20180503/ddm/007/030/058000c
プーチンのロシア
4期目始動/中 続く制裁、耐えうるか
毎日新聞2018年5月3日 東京朝刊

 倉庫に置かれた5000個に上るチーズの中に極上の一品がある。「3年近くも寝かしている。プーチンと名付けた。彼が国を変えた人物だから。いつの日にか足を運んで食べてもらいたい」。首都モスクワ郊外に建てられたチーズ工場のオーナー、オレグ・シロータさん(30)はそんな夢を抱いている。

 学生時代にIT企業を起こし月10万ドル(約1100万円)を稼いでいたが、2014年にロシアがウクライナに介入したことが転機となった。プーチン政権への抗議運動に加わったこともあるシロータさんだが、ロシア領だった歴史が長いウクライナ南部クリミアが力ずくでロシア領に編入されると、愛国心に目覚めた。

 転業のチャンスも転がり込んできた。「昔から畜産業をやりたかったのだが、(以前は)外国産品があふれていたから無理だった」。だが、クリミア編入を非難する欧米がロシアに経済制裁を科したのに対抗し、ロシアも欧州連合(EU)域内からの畜産物輸入を禁じた。会社も自宅も自家用車も売り払い、迷わずに起業した。

 ルーブルが下落し、EU側はロシア産畜産品を禁じていないことから、輸出に有利な状況が続く。シロータさんの会社は従業員45人まで成長し「制裁下でもロシアは持ちこたえた」と豪語する。

 4期目のプーチン政権を控えたロシアでは、このような強気の論調が目立つ。国内総生産(GDP)は15〜16年とマイナスが続いたが、昨年に微増に転じた。だが、4月には米国の新制裁でアルミニウム製造企業などが狙い撃ちにされた。「広範囲な産業分野に大規模な人手や資本を投入する必要が出てきた。動員経済が避けられないだろう」。高等経済学院のワシリー・カシン研究員は制裁への今後の対抗策をそう指摘する。

 それでも冷めた声も聞こえてくる。「これまでは制裁の影響が小さかったが、ロシアの資源開発は欧米の掘削技術に依存している。制裁継続で最新技術が入らない状態が続けば、早晩経済は落ち込む」。世界経済国際問題研究所のエヘゲーニー・ゴントマーヘル教授が警告する。次期政権が経済的な動員をかけていくとの見通しについても「国民が求めているのは物質的な豊かさだから、今の時代に動員経済など成功しない」と切り捨てる。

 プーチン政権が長期支配を築けた理由の一つには、ソ連崩壊後の混乱から経済的な安定を取り戻したことがあった。欧米との対立が続く中で、経済という屋台骨が揺らぐ恐れは皆無でない。【モスクワ州で大前仁】

993チバQ:2018/05/05(土) 06:31:58
https://mainichi.jp/articles/20180504/ddm/007/030/035000c
プーチンのロシア
4期目始動/下 「対米」修復 光見えず
毎日新聞2018年5月4日 東京朝刊
 シンクタンク研究員のオレグ・クリボラポフさん(28)は昨年8月末、研修生向けの米国査証(ビザ)を取るためにモスクワの米大使館で面接を受ける予定になっていた。ところが、予定日の3日前になって突然延期を通告された。結局、3週間後に面接は実現したものの、大使館に行ってみると「ビザの申請に来た人も、大使館員も明らかに少ない」ので驚いた。

 2016年米大統領選へのロシア当局の介入疑惑などを受け、米露両国はここ1〜2年、対立を深めている。関係悪化は外交官の追放合戦につながり、特に希望者が多いロシア国民向けの米国ビザの発給作業を直撃した。昨春から昨夏まで月平均1万数千点の観光ビザが発給されていたが、昨夏にロシア駐在の米外交官の多数に退去処分が出ると、ビザ関連の作業が滞り、半分程度に落ち込んだ。

 今では多くのロシア人が隣国のウクライナやバルト3国の米大使館でビザ手続きを受けるようになったという。試しに毎日新聞モスクワ支局の助手が旅行会社に米観光ビザを取りたいと伝えると、こう返事が来た。「ウクライナの米大使館で来週面接ができる」

 このような状況について「日常レベルの(両国の)信頼醸成まで妨げてしまう」と、クリボラポフさんは嘆く。

 プーチン大統領の通算4期目の就任を控え、最近の出来事が米露対立に拍車をかけている。英国で発生してロシア当局の関与が疑われている元露情報機関員の暗殺未遂事件▽ロシアのアルミニウム製造企業などが狙い撃ちにされた米国の新たな制裁--などである。

 「米国の政権が代わらなければ、対米関係は改善できない」。カーネギー国際平和財団モスクワセンターのドミトリー・トレーニン所長はこう指摘する。ロシアとの癒着が疑われたトランプ政権が続く限り、対露関係の改善に乗り出せないとみられるからだ。

 「対立はもっと根本的なものだ」と、より悲観的な見方を示す西側外交筋もいる。ソ連崩壊後の混乱を乗り越えたロシアが、米国を中心とする安全保障体制に挑み、それが対立の根底にあると見立てている。

 この外交筋は「対立が続いた場合、最も恐ろしいシナリオは、米露間で核管理の枠組みまで壊れてしまうこと」と警告する。試金石は21年2月に新たな戦略兵器削減条約(新START)が失効する前に、両国が条約更新の席に着けるかだ。対米強硬姿勢を崩さないプーチン政権が柔軟に対応するのかが焦点となっていく。【モスクワ大前仁】

994チバQ:2018/05/06(日) 11:52:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180505-00000046-mai-int
<アルメニア>露、敵対政権誕生を警戒 8日首相指名
5/5(土) 20:56配信 毎日新聞
<アルメニア>露、敵対政権誕生を警戒 8日首相指名
アルメニア首都エレバン
 【モスクワ大前仁】国民の反発を受けた前大統領のサルキシャン首相が4月に辞任に追い込まれた旧ソ連のアルメニアで混乱が拡大している。与野党の対立と市民の抗議デモが続くなか、抗議運動を率いる野党指導者が次期首相に選ばれるかが最大の焦点。過去の旧ソ連諸国で市民の抗議デモが反露的な政権誕生につながったこともあり、ロシアは警戒を強めている。

 アルメニアで大統領を2008年から2期10年務めたサルキシャン氏は、憲法改正で、首相権限を強めたうえで、4月17日に首相に転じた。ところが野党と一部国民は支配の長期化と汚職疑惑に反発。首都エレバンで抗議運動を展開し、サルキシャン氏は23日に辞任に追い込まれた。

 議会は今月1日に後継首相の選出投票を行ったが、抗議運動を主導した野党第2党エルクのパシニャン党首しか出馬せず、与党・共和党の反対を受け否決された。そのためエレバンでは2日、パシニャン氏が呼びかけたデモが行われ、鉄道が運行を中止し、休業する企業も続出した。

 次回の首相指名投票は8日の予定。首相を選べなければ、議会は解散され、30〜45日以内に総選挙が実施される。

 アルメニアはロシア軍の駐留を受け入れるなど、親露的な立場を維持してきた。エレバンでの抗議運動に対し、ロシア外務省は「憲法の枠組みで決着することを願う」とけん制。一方、米国務省は「全国民の要求に応じるような決着を望む」と、野党の意向を反映させることを求めている。

 現時点で抗議運動は反露色を帯びていない模様だが、旧ソ連圏では03年にジョージア(グルジア)、04年と14年にウクライナでそれぞれ政変が起こり、いずれも親欧米政権が誕生した。

995チバQ:2018/05/07(月) 00:38:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050300471&g=int
不人気メドベージェフ氏留任も=プーチン氏4期目始動へ-ロシア

プーチン大統領


ロシアのメドベージェフ首相=4月11日、モスクワ(AFP=時事)

 【モスクワ時事】3月のロシア大統領選で圧勝したプーチン大統領(65)の4期目の就任式が7日に行われ、新たな閣僚人事が近く発表される。欧米との対立が先鋭化し、経済低迷が続く中、これらの課題に引き続き対処するため、プーチン氏は大幅な人事刷新を行わないと予想する見方が強まっており、国民に不人気のメドベージェフ首相(52)が留任する可能性も指摘されている。
 メドベージェフ氏は2008〜12年に大統領を務め、この間、首相に回ったプーチン氏と「双頭体制」の一角を担った。一方、野党勢力指導者ナワリヌイ氏が昨年、インターネット上でメドベージェフ氏の不正蓄財疑惑を告発し、大規模な反政権デモにつながった。独立系世論調査機関レバダ・センターの最新調査でもメドベージェフ氏不支持は57%と支持の42%を上回っており、交代は既定路線とみられていた。
 政治情報に強いネットメディアの「ニュー・タイムズ」は4月下旬、複数の消息筋の話として、プーチン氏がメドベージェフ氏を留任させる見通しだと報じた。理由について「メドベージェフ氏が不本意ながら、従順に(大統領職の)権力を返した点をプーチン氏が評価」し、対ロ制裁や欧米との関係悪化に対応するため「プーチン氏は本格的な変化を望んでいない」と指摘した。
 外交筋も「メドベージェフ氏が首相を務めることで、国民の不満は同氏に向かい、結果的にプーチン氏の人気が高まる。プーチン氏にとっても悪い話ではない」と留任の可能性が高いとみる。


ロシアのラブロフ外相=4月28日、モスクワ(EPA=時事)

 もう一つの注目人事がラブロフ外相(68)の去就だ。04年の就任から14年がたち、今回は交代のタイミングとみられていた。
 しかし、有力紙コメルサントは4月中旬、複数の大統領府筋の話としてラブロフ氏は留任する見通しだと伝えた。同筋の一人は欧米との対立を念頭に「現下の国際情勢から外相交代は非論理的だ」と指摘。少なくともあと2〜3年は外相を続けるという予測を紹介した。(2018/05/03-14:31)


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