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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

916チバQ:2017/11/13(月) 19:25:58
http://www.sankei.com/world/news/171113/wor1711130024-n2.html

2017.11.13 14:00
【ロシア万華鏡】
“ロシアのパリス・ヒルトン”が大統領選殴り込み セレブの狙いは反体制派潰し?

 来春のロシア大統領選に出馬を宣言して脚光を浴びた女性TV司会者、クセーニヤ・サプチャク氏(36)が選挙活動の序盤で早くもつまずいている。選挙対策本部に加わった著名政治学者がすでに辞任を表明。政策をめぐってもずさんな実態が浮かび上がっている。出馬に必要な有権者の署名集めすら達成できないとの指摘も出始めた。(モスクワ 黒川信雄)

 “恩師”の娘

 サプチャク氏の父親は、1990年代にロシア西部サンクトペテルブルクの市長を務め、現在の大統領であるプーチン氏を第1副市長に起用したことで知られる故アナトリー・サプチャク氏。プーチン氏にとり、アナトリー氏は大学のゼミで民法を教わった“恩師”でもある。一方で彼女は派手な言動と巨額蓄財で知られ、欧米メディアでは「ロシアのパリス・ヒルトン」などと称されてきた。

 パリス・ヒルトン(36)は米国の有名セレブで、モデルや女優として活躍。世界的なホテルチェーン「ヒルトン・ホテルズ」の創業者、コンラッド・ヒルトンの孫娘だ。

 サプチャク氏は10月24日、出馬表明後初の記者会見をモスクワ中心部の劇場を借り切って行った。落ち着いたグレーのスーツを着ていたが、胸元は大きく開き“セレブ”ぶりを誇示したかのようだった。会場には拘束された野党活動家らの写真が掲げられ、彼女が政権に反対する立場だということが強調されていた。

陣営は早くも混乱

 会見では早くもサプチャク氏陣営の混乱が露呈した。「反体制派」を自負する彼女は有力野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏の出馬が認められれば「自身の出馬は取り消す」としていたが、会見で彼女がその方針に言及すると別の選対幹部が異議を唱え、会見が紛糾する一幕があった。サプチャク氏はロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合を「違法だ」と主張したが、後日「もう一度(ロシアへの編入の是非を問う)住民投票を行うべきだ」と述べるなど、政策のあいまいさが浮き彫りになった。

 露メディアによると、10月末には選対本部に加わっていた著名政治学者のシトゥニコフ氏がサプチャク氏への協力を取りやめたことが判明。シトゥニコフ氏によると選対は混乱し、資金不足も深刻という。一方でサプチャク氏側はシトゥニコフ氏を「解雇した」と主張しており、両者の反目も浮かび上がった。

 シトゥニコフ氏の関係者は選対の人員の半数以上を占めていたといい、同氏が手を引いたことはサプチャク氏陣営に大きな痛手となった。シトゥニコフ氏側はサプチャク氏陣営の人員不足や支持率の低さから、出馬に必要な有権者の署名すら集められない可能性を指摘している。

 出馬に見返りも

 サプチャク氏は会見で最大の“対抗馬”であるはずのプーチン氏について「彼を侮辱することはない」と述べるなど、同氏との対立を避けようとする印象を強く与えた。彼女の出馬をめぐっては、実際は政権による「反体制派つぶし」との見方が根強く、一部メディアは彼女が出馬の見返りに、国営テレビ局への復帰や関連メディアの役員就任をクレムリンから取り付けているとも報じている。

 まだ出馬を宣言していないものの、プーチン氏は8割以上の支持率を維持し、大統領選に出馬すれば圧勝は確実。サプチャク氏の出馬の意図がどうであれ、一連の混乱はプーチン氏の盤石ぶりを一層引き立てる結果につながりそうだ。


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