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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

991チバQ:2018/05/05(土) 06:30:18
https://mainichi.jp/articles/20180502/ddm/007/030/123000c
プーチンのロシア
4期目始動/上 「次」見据え、若手抜てき 幹部登用変化、リベラル系も起用
毎日新聞2018年5月2日 東京朝刊
 最近、ロシアで知事代行に若手が中央政府から任命されるケースが相次いでいる。西部トゥーラ州、北西部ノブゴロド州……。30〜40代の抜てきが目立つ。

 「プーチン大統領は地方でも新鮮な視点を持つ人材を求めているのだと思う」。昨秋に北西部イワノボ州知事代行に就いたスタニスラフ・バスクレセンスキー氏(41)は任命の背景をそう振り返った。前職は経済発展省次官で対日交渉を担当。プーチン氏が2016年12月に訪日した際には、計80の経済合意文書を取りまとめた一人だ。

 ロシアは知事公選制だが、選挙はプーチン氏の任命した知事代行に対する事実上の信任投票となっている。バスクレセンスキー氏は知事代行に就くと人脈を生かして日本の大手商社を招き、事業進出を呼びかけた。同州は国内有数の繊維産地で、日本の自治体との事業提携も検討している。

 日本で見聞きしたことをインフラ整備にも生かす考えだ。今春に州都イワノボの駅舎とコンコースの改修を開始。「東京駅のような空間を造りたい。駅として利用するだけではなく、人々がコンサートを開いたり、休息したり、ご飯を食べに来たりできれば」。ロシアでは駅を多目的に利用した例がないといい、初の試みになると意気込む。

 バスクレセンスキー氏ら若手の抜てきは、3月の大統領再選に先立ったもの。各地で古参の知事たちが経済や社会の改革を進められず、市民に不満が高まる事例が続いており、状況の打破を狙ったとみられる。

    ◇

 00年に初めて大統領に就いたプーチン氏はこれまで、出身母体の情報機関や故郷サンクトペテルブルクに縁がある者、経済に精通した「リベラル」など幅広い人材を登用してきたが、ここにきて登用傾向に変化も見える。65歳の自分の同世代や情報機関系の人材を退かせる一方、リベラル系の重用が目立つ。

 次期政権の中枢を担う候補には、ベローソフ大統領補佐官(59)やマントゥロフ産業貿易相(49)、オレシキン経済発展相(35)といったリベラル系が列挙される。年金受給年齢の引き上げや産業育成などの政策課題への対応に、実務能力のある彼らを充てたい考えとみられる。

 「プーチン氏の統治が長期化しているから、新たな人材や若手を抜てきし、国民を飽きさせない狙いもあるはず」。こう読み解く外交筋もおり、バスクレセンスキー氏らの「知事登用」もこの文脈と考えられている。一方、政治評論家のアレクセイ・ムーヒン氏はバスクレセンスキー氏について、中央での抜てきよりも「地方で経験を積ませ、慣らし運転させる道」をプーチン氏が選んだと指摘、次世代育成を重視していると分析する。

 露憲法は大統領連続3選を禁じており、7日にスタートする2期目(通算4期目)がプーチン氏にとって「最後の6年」になるとの見立てが主流だ。一方で▽今回の任期後も院政を敷く▽任期中に後継指名して辞任する--などの観測も飛び交う。若手やリベラル系を重用する動きが「次」を見据えたカギとなりそうだ。【イワノボ州で大前仁】

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 プーチン氏の大統領就任を前に、ロシアを取り巻く課題や状況を分析する。


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