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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

905荷主研究者:2017/10/14(土) 22:06:08

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/135483?rct=n_economy
2017年09/30 05:00 北海道新聞
稚内―サハリン航路、2年連続目標届かず 乗客増へ開けぬ展望

稚内からコルサコフへ出発する今季最終便=21日

 稚内―ロシア・サハリン州コルサコフ間の船舶の定期航路が21日、今季の運航を終えた。同航路は昨年から稚内側とサハリン側が共同で運航する新たな体制で再出発したが、2年連続で乗客数が目標に届かず、来季に課題を残した。集客強化に向け、両地域間では旅客専用の現在の双胴船から新たな貨客船への切り替えも検討されるが、具体的な展望は開けていない。

 「乗船率に満足していない。今後は貨物と旅客を合わせた船舶を導入する必要がある」。サハリン州政府幹部は今季の運航を踏まえ、改善点を指摘する。

 稚内―コルサコフ航路は1999年から続いたハートランドフェリー(札幌)による運航が不採算を理由に2015年で終了。昨年からサハリンの船舶会社がシンガポールから双胴船(270トン、定員80人)をチャーターし、稚内市とサハリン州が運航経費を補助する形で航路を維持している。

 今季は6〜9月に34往復68便を運航し、1374人が利用したが、目標の2200人を大きく下回った。稚内市の第三セクター「北海道サハリン航路(HSL)」によると、今年から新千歳―ユジノサハリンスク間の航空便が週2便から3便に増えたことや、かき入れ時の8月に4往復8便が欠航したことが響いた。

 現在の双胴船は波の高さが2・5メートルを超えると運航できず、天候の影響を受けやすい。ロシア側は稚内からコルサコフへ船で入国する日本人観光客に対して72時間以内の滞在に限りビザを免除しているが、稚内側関係者は「少しでも波があると欠航になるため、旅行会社にツアーでの利用を勧めにくい」と指摘する。

 サハリン州のコジェミャコ知事は今月6日、東方経済フォーラムで高橋はるみ知事と会談した際、乗船率の向上へ「北海道側がもっと快適な船を用意してほしい」と要請。サハリン州はかねて日本側に北海道とサハリン間のビザ免除を求めており、両地域をつなぐ重要な交通手段として航路を維持したい考えだ。

 HSLは14日、サハリン州政府との協議で「より安定的な船舶を探す」との認識で一致したが、具体化には時間がかかることが予想され、「おそらく来季も現行船が利用される」(関係者)との見方が大勢。当面は8月からサハリン州の住民を対象に導入した割引運賃の継続や、飛行機に比べて大きな荷物が積み込める船舶の利点を生かしたPR戦略が急務となりそうだ。

 HSLの藤田幸洋社長は「新千歳空港から道内に入り、稚内港から出る観光ルートも考えられる」として、航空機と船を組み合わせた周遊ツアーの検討も模索している。(ユジノサハリンスク 則定隆史、稚内支局 前田健太)


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