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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

987チバQ:2018/04/27(金) 14:19:33
https://www.sankei.com/world/news/180427/wor1804270001-n1.html
2018.4.27 14:00
【国際情勢分析】
ウズベキスタンに変化の兆し? 脱・権威主義か、カモフラージュか
 旧ソ連崩壊後、権威主義的体制が続いてきた中央アジア諸国の中で、ウズベキスタンが改革に向けて変化を見せつつある。言論や人権の弾圧に関わった保安当局の解体が始まっているのだ。2016年に就任したミルジヨエフ大統領によるカリモフ前政権の「不正」をただす取り組みの一環とされる。一方、ミルジヨエフ氏が反対派を排除して自身に権力を集中させる側面も指摘され、今後、政権批判を展開する野党の活動が注目される。

保安当局の組織改編

 ウズベキスタンの首都タシケントの拘留所にフリーのジャーナリスト、アブドゥラエフ氏が拘束されている。

 米紙ニューヨーク・タイムズが、同氏の妻と弁護士の話として伝えたところによると、アブドゥラエフ氏は「憲政崩壊を企てている」として逮捕され、拷問にかけられた。しかし、3月になって禁じられていた人権派弁護士との面会や、弁護士に虐待の事実を伝えることが許された。

 捜査を担当した当局者2人は解任され、同氏への不正行為の疑いで現在、取り調べを受けているという。

 前政権時代の有力者の失脚も進む。ミルジヨエフ政権は1月下旬、ウズベキスタン国家保安庁(SNB)のイノヤトフ長官の解任を発表した。イノヤトフ氏は20年以上にわたり治安機関のトップに君臨した人物。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(HRW)によると、拘束者などへの虐待や拷問はSNBが主導したとされる。

 3〜4月にかけて、SNBの職員十数人が逮捕され、保安当局の本部も明け渡すよう命じられた。逮捕者の中には、拷問を主導した人物も含まれるという。

 ニューヨーク・タイムズによると、3月14日にはミルジヨエフ氏が「人権とウズベキスタン市民の自由を守る」ことを掲げ、組織改編などを命じる大統領令に署名した。

 一方、HRWが3月に発表した報告書によれば、昨年11月、HRWがインタビューしたウズベキスタンの報道関係者ら22人全員が、保安当局から検閲や弾圧の恐怖を受けていたなどと指摘した。

変革は本物か

 ウズベキスタンは1991年、旧ソ連の崩壊に伴い独立した。旧ソ連崩壊後、キルギスを除く中央アジア諸国では、権威主義的体制が続いている。その中でウズベキスタンだけでなぜ変革の流れが生まれたのか。

 ウズベキスタン情勢に詳しい京都大学の帯谷知可准教授は、独立当初から権力を掌握したカリモフ前大統領の晩年期について、「政権側からの他分野にわたる締め付けが目立っていた」と指摘。大統領の「気分次第で」物事が決められ、「合理的に説明できないことがあまりに増えていた」と強調する。

 その中で、カリモフ氏は在任中に脳卒中で死去した。当時首相だったミルジヨエフ氏が大統領代行に就任。2016年12月の大統領選で圧勝し、大統領に就任した。同氏には、前政権時代からの変化を望む世論の後押しがあった。


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