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【捲土重来選挙】2009年次期衆院選スレ その2

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:50:24

前スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l50
カタコト倉庫の次期衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1126609657/l50
05衆院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l50
07参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l50
10参院選スレ http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l50

521千葉9区:2009/06/11(木) 23:10:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009061100976
民主との連立へかじ=「生き残り」懸ける社民
 社民党は11日、衆院選後に民主党との連立政権を目指す方針を打ち出し、独自色重視の路線からかじを切った。連立へのスタンスを鮮明にして政権交代に期待する世論を取り込まなければ、議席増を果たせないと判断したためだ。
 「政権交代の旗を立てるべきだ」「連立を目指すと言い切るべきだ」。11日の常任幹事会で重野安正幹事長が「衆院選後は連立協議に入らざるを得ない」と執行部の方針を報告すると、出席者からあいまいすぎるとの批判が相次いだ。
 社民党が連立に関する議論を始めると決めたのは今年2月。党内では賛否が交錯、なかなか議論に入れなかったが、「連立参加の方向性だけでも打ち出さなければ党は埋没する」(幹部)との懸念は共通認識になりつつあった。
 18日に行われるブロック事務局長の会議では、2月の全国代表者会議と同様、慎重論が噴き出すことも予想された。又市征治副代表が常幹で「緊張感ある連立政権」を目指すとした2006年の社民党宣言を引き合いに、「連立を目指すことに議論の余地はない」とまとめると、重野氏も了承せざるを得なかった。
 もっとも、党内で連立への不安が消えたわけではない。常幹では民主、国民新両党との「共通政策」づくりへの参加も決めたが、福島瑞穂党首は「憲法、平和、安保など譲れないものもある」とクギを刺した。
 社民党には自社さ政権で基本政策を転換し、党勢衰退を招いた「トラウマ」がある。「ありがたい。いかに小異を捨てて大同に付くかだ」。民主党の鳩山由紀夫代表は記者団にこう語ったが、福島氏は「最終決断は選挙後だ」と、連立協議で安易な妥協はしない考えを強調した。(2009/06/11-19:54)

522千葉9区:2009/06/11(木) 23:13:36
個人的に民主党系内閣で重要視しなければならないのが
・医療・年金
・労働
・環境
・少子化

・霞ヶ関改革
(橋本内閣みたいですけど)

相対的に、外務・防衛・文部・法務・金融あたりは
軽量になるだろうなと予想

523千葉9区:2009/06/11(木) 23:18:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20090610-OYT8T01100.htm
4万3000 「七条票」 に注目
 前回は無所属で戦った自民党現職の山口俊一氏(59)に、比例で繰り上げ当選した民主党現職の高井美穂氏(37)が挑む。前回の自民党公認候補で、比例で復活当選した同党現職の七条明氏(57)は比例単独の候補になる見通し。七条氏が前回得た約4万3000票の行方も注目される。

 山口氏は昨秋、麻生内閣の首相補佐官に就任。公務の合間に地元で支援団体の総会などに出席しているが、陣営は「多忙であまり活動できていない。これからだ」と話す。7月中旬には美馬市で党の支部大会を予定しており、一気に勢いをつけたい考えだ。

 郵政民営化が問われた前回は「造反組」で、選挙後に離党。2006年末に復党し、七条氏との調整で08年2月に党公認を得た。七条氏とは協力し合うが、処遇に不満を持つ七条氏の支持者たちを取り込めるのか、疑問視する向きもある。

 高井氏は小選挙区での初当選を狙う。地域の会合や催しにきめ細かく出席。週末にはミニ集会を続け、6日夜も鳴門市で集まった支持者たちと気勢を上げた。美馬市脇町や阿波市土成町では、地元後援会のメンバーたちが朝、交差点で「政権交代」のプラカードを掲げ、通勤のドライバーらにアピール。前回の七条票の取り込みも期待する。

 過去3度の選挙はいずれも山口氏に敗れたが、比例で2期目。陣営は「現職として知名度も上がってきたが、相手は大ベテラン。地をはうような活動をしていく」と意気込む。

 七条氏は昨秋以降、上板町、阿波市土成町など選挙区内の支持者をこまめに訪ね歩いてきた。5月からは美馬市や東みよし町なども回り、山口氏と自民党への支援を呼びかけている。

 山口氏への「刺客」だった前回は、自民党公認で約4万3000票。今回は比例候補となる見込みだが、比例四国ブロックでの名簿登載順位がまだ決まっていない。下位なら当選は苦しく、上位を求めて昨年、党員を約6300人増やして貢献度を示した。陣営は「党は地道な活動を評価してほしい」と求めている。

           ◇

 自民党県連は10日、竹内資浩幹事長らが党本部を訪れ、古賀誠・選対委員長や菅義偉・選対副委員長らに七条氏の比例名簿上位を要望した。「時期的にも今回が最後というぐらいの強い気持ち」(竹内幹事長)で訴えたが、古賀委員長らから明確な回答はなかったという。

(2009年6月11日 読売新聞)

524千葉9区:2009/06/11(木) 23:25:13
>(笹川・自民)同党県議出身の大沢知事、五十嵐清隆・伊勢崎市長が相次いで誕生したことは好材料。
>(中島・民主)鳩山代表に近いことから、本人は「6月下旬にも公認決定が下されるのでは」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20090610-OYT8T01233.htm
任期満了まで3か月 衆院選へ準備加速
 衆院議員の任期満了日である9月10日まで3か月を切った。解散・総選挙がいつ実施されるのかは、はっきりしないものの、各陣営は来月にも、麻生首相が解散に踏み切る可能性があるとみて選挙準備を加速させている。現在、県内の5小選挙区は自民党が5議席を独占しているが、民主党は政権交代をかけて1〜3区で公認候補を擁立したほか、4区でも立てる方針で、緊張感が少しずつ高まっている。すでに立候補を表明した以外にも、立候補に向けた動きもある。主な立候補予定者の動きを追った。

(立候補予定者敬称略)

【1区】 

 自民の現職に、民主、共産、無所属の3新人が名乗りを上げている激戦区。

 尾身は昨秋以降、頻繁に地元入りし、企業・団体訪問やミニ集会を着々とこなすなど、「どぶ板選挙」に徹する。コスタリカで比例に回る佐田玄一郎・元行革相が支援に回り、尾身・佐田による「2頭立ての馬車」(後援会幹部)の態勢を作る。

 宮崎は平日午前のつじ立ち(街頭演説)に精力を傾ける。連合群馬の支援を受けつつ、父親が前橋赤十字病院長を務める関係で、一部医師会の支援を取り付けた。郵便局関係者にも働きかけを強めている。

 酒井は県内唯一の小選挙区候補。比例票の掘り起こしも視野に入れる。土・日曜は街頭演説で全県を回っている。

 山田は目立った活動はしていない。8月から準備を本格化させる。

【2区】

 笹川、石関が再び激突する。前回、接戦を演じた現職同士の対決となる。

 自民党総務会長を務める笹川は同党県議・市議の協力を得て街頭遊説やミニ集会を重ねる。同党県議出身の大沢知事、五十嵐清隆・伊勢崎市長が相次いで誕生したことは好材料。地盤とする桐生市に加え、前回選で石関に水をあけられた伊勢崎市の党支部に、若年層の支持拡大を目指して青年部を発足させ、足場固めを急ぐ。

 石関は週末になると、課題とする桐生、みどり両市で自転車にまたがり、政権交代を訴え、若さもアピールする。少人数の後援会を各地で組織し、草の根選挙を強調する。党内では小沢一郎・前代表に近い議員グループに所属するため、小沢氏の公設秘書逮捕の影響も懸念されたが、代表交代で「かえって足かせが取れた」と歓迎する向きもある。

【3区】 

 自民現職の谷津に民主新人の柿沼が再挑戦する。

 谷津は昨秋以来、有権者と車座になって議論する座談会を200回ほどこなして来た。農政での実績を訴える一方、医療制度や年金問題に関する政府・与党への批判にも耳を傾ける。「政党対政党ではなく、候補者対候補者の戦い」として有権者との直接対話を重視。地元行事にも精力的に顔を出している。

 連合群馬の支持を取り付けた柿沼は、平日のあいさつ回りやミニ集会で、保守票の掘り起こしに懸命だ。週末には自転車や車を使った街頭活動もこなす。前回選で敗れてから、地元・太田市での知名度は高まっている。4月には党幹部を招いた演説会を館林市で開くなど、谷津の金城湯池とされてきた地域の切り崩しを図る。

【4区】

 政権交代を目指す民主にとっては現在、公認候補不在の「空白区」。

 福田は昨年9月の首相辞任後、地元回りを精力的にこなして来た。一時は長男への禅譲説もささやかれたが、後援会幹部は「次の衆院選は必ず康夫氏が出る」と打ち消す。本人が外遊などで忙しいこともあり、春以降、地元入りはほとんどないが、代わって夫人や長男らが支持者回りを進めている。7月には高崎市内の経済人による後援会の総会が予定され事実上の総決起大会になるとみられている。

 対抗馬となる民主は、中島政希・4区総支部長が出馬に向け準備を進めているが、党内の労組系の反発で党公認には至っていない。鳩山代表に近いことから、本人は「6月下旬にも公認決定が下されるのでは」と話している。

【5区】 

 小渕は閣僚の職務のほかに、県外から応援演説の要請が相次ぎ、地元入りも満足にできない日々が続く。しかも現在、第二子を妊娠中で、予定日は9月下旬。8月中の選挙となると、ほとんど街頭に立つこともできそうにない。その分、父・恵三元首相以来の後援会が強固で、事務所関係者は「たとえ本人が表に出られなくても圧勝してみせる」と意気込む。

 土屋は選挙区を隅々まで3巡し、護憲や社会保障の見直しを訴えてきた。従来の社民支持者だけでなく、連合群馬の関係団体の行事にも参加し、民主や共産の地方議員にも連携を呼び掛けている。

525千葉9区:2009/06/11(木) 23:26:36
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090611ddlk10010111000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選・対決の構図/上 議席独占か、切り崩しか /群馬
 衆院議員の任期満了(9月10日)まで残り3カ月、政局の先行きは不透明だが、次期衆院選は確実に近づいている。引き続き5小選挙区の議席独占を目指す自民党に対し、民主党は政権交代を掲げ切り崩しを狙う。約163万人の県内有権者は、どのような選択をするのだろうか。現時点で予想される主な顔ぶれと、選挙の構図を紹介する。

 ◆1区

 ◇自民に危機感、民主挑戦
 9選を目指す自民党の尾身幸次氏に、民主党新人の宮崎岳志氏が挑む。そこに、党勢拡大を目指す共産党新人の酒井宏明氏が絡む。

 05年の前回衆院選で、自民党は佐田玄一郎氏が13万6920票と他候補を圧倒した。しかし、今回は麻生内閣の支持率が低迷を続けるなど情勢は厳しく、尾身氏陣営は危機感を持って臨んでいる。尾身氏は07年7月の知事選で動きが鈍かったとして、自民党県連内に一時、公認見送りの声が上がったが、地元事務所は「動揺はもうない。やるべきことをやるだけ」と力を込める。

 一方、宮崎氏は自民の地盤の切り崩しを狙う。昨年秋、前橋市内の開業医らで作る政治団体が尾身氏と宮崎氏の両者を推薦する方針を決めるなど、従来は自民支持層だった医師会の一部をすでに取り込んだ。前回知事選に続き08年2月の前橋市長選でも保守は分裂しており、相手陣営の亀裂を利用し支持拡大を図る。宮崎氏は「風頼みの選挙はできない」と気を引き締める。

 共産党は今回、小選挙区からの擁立を1区に絞る方針。雇用情勢の悪化などを受け、県内でも昨年秋から2日に1人のペースで入党者が増えているといい、同党県委員会は「かつてない手応え」と語っている。

 無所属の歯科医、山田晶氏も出馬を表明している。

 ◆2区

 ◇唯一、現職同士が激突
 自民党総務会長の笹川尭氏と、民主現職の石関貴史氏が激突する、前回と同じ構図だ。現職同士がぶつかる唯一の選挙区。さらに、笹川氏は党3役を務める重鎮でもあり、政権交代をかけた象徴的な選挙区といえる。

 前回衆院選で笹川氏は、1422票というわずかな差で石関氏の猛追をかわした。ただ、大票田の伊勢崎市では約4万3000票にとどまり、約4万9000票を獲得した石関氏に6000票余り差をつけられた。笹川氏陣営は新たに党伊勢崎支部青年部を設置するなど、ばん回を目指す。民主党への追い風も伝えられる中、陣営は引き締めを図る。

 一方、石関氏陣営は地元を中心に、徹底した街頭演説を繰り返し、支持拡大を目指す。前回選挙では伊勢崎市で優位に立ったものの、笹川氏の地元、桐生市では約2万6000票にとどまり、3万票近くを獲得した笹川氏に4000票近い差を付けられた。桐生、みどり両市で、どこまで笹川氏の地盤を切り崩せるかが、鍵を握るとみられる。

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526千葉9区:2009/06/11(木) 23:29:48
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200906110046.html
橋下知事、自民と民主のどちらを応援? カギは「分権」(1/2ページ)
2009年6月11日
   
 自民党か民主党か――。大阪府の橋下徹知事が総選挙でどちらを応援するか思案顔だ。自民、民主双方に気を持たせる発言を繰り返し、両てんびんにかけられた政党側もやきもき。地方分権推進がどこまで盛り込まれるか。両党のマニフェストの完成度がカギを握る。

     ◇

 「まったく白紙です」

 10日、どちらを応援するか問われた橋下知事は答えた。判断基準は、両党が選挙直前に発表するマニフェストの中身だ。「僕は分権一本でいきます」と強調した。

 橋下知事は自民、公明両党の支援を受けて初当選して以来、政治家のパーティーやイベント参加は両党関係に限り、知事選で対決した民主党とは距離を置いてきた。

 空気が変わったのは、福田首相(当時)が突如辞任して衆院解散・総選挙の機運が高まった昨年9月。民主党が地方分権や霞が関改革の原案をまとめると「自然な気持ちとして応援したい」と明言。「国の形を変えるには、この総選挙しかチャンスはない」と言い始めた。

 橋下知事の「心変わり」に自民党は穏やかではない。

 「去年から選挙ポスターの写真撮影をお願いしているが、色よい返事が来ない」

 今月4日、東京の自民党本部。大阪府選出国会議員の会合で中山太郎氏(大阪18区)が橋下知事のことに言及すると「知事選で応援したのに」との不満が噴出した。

 同じ日、自民党の勉強会に出席した橋下知事が「このままで総選挙に突入すれば、自民、公明は絶対に負ける」と言い切ったことも議員たちを逆なでした。

 「自民党の応援で知事になれたのに。頭に来た」「もう知事と距離を置いた方がいい。困るのは大阪府だ」――。こんな声が漏れる。

 それでも、自民党が表立って知事を批判できないのは、選挙戦で応援に来てほしいからだ。「橋下知事ほど発信力、集客力のある政治家はいない」というわけだ。

 一方、大阪市で17日にある地方分権シンポジウムに橋下知事を招く民主党。府連代表の平野博文氏(大阪11区)は「橋下さんは自公の応援で勝たれたが、府民の知事にぜひなっていただきたい」。府議団幹部も「接戦の選挙区は知事の一言で変わる」と期待を寄せる。

 「知事は分権政策で双方を競争させているだけ。最後は自民だ」(自民党衆院議員)との見方もある中、橋下知事の周辺はこう推し量る。「知事は本当に悩んでいる。勝つのはどちらかを冷静に見きわめているはず」(春日芳晃、吉浜織恵、渡辺哲哉)

527千葉9区:2009/06/12(金) 00:09:49
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000906110004
衆議院議員 任期満了まで3カ月
2009年06月11日

 9月10日の衆院議員の任期満了日まで、残り3カ月を切った。麻生政権誕生直後に吹いた昨秋の「解散風」など、政局に振り回されてきた県内3選挙区の立候補予定者8人も、「8月総選挙の可能性がある」とみて態勢づくりを本格化。注目の山梨2区は、4年前の前回総選挙に続く自民分裂選挙になる見通しだ。(床並浩一、岡戸佑樹)


■2区 「分裂」色濃く自民必死


 「おそらく今度の選挙は、最後の選挙だと思います。死に物狂いで頑張ります」


 3日。自民現職の堀内光雄氏(79)=山梨2区=は富士河口湖町内に支持者を集め、語気を強めた。「あんまり宣伝しないけれど」と前置きしたうえで、道路、トンネルといった地域の公共事業に触れ、「私が先頭に立って仕上げた」と実績を強調した。


 最激戦区の山梨2区。党公認に内定し、全面支援を受ける堀内氏の「焦り」は相当なものだ。引退をほのめかしてまで危機感を隠さない原因は、自民現職、長崎幸太郎氏(40)=比例南関東ブロック=の存在。前回選挙で長崎氏は、党公認で堀内氏の対立候補として送り込まれ、今度は党本部の指示に反して無所属で立候補する意向を示唆している。


 長崎氏は昨年6月、公認争いで堀内氏に敗れてから、党本部の裁定を批判。前回、堀内氏に937票差まで迫り、復活当選に導いた支持者が頼りだ。上野原市で5月末に開いた国政報告会で、長崎氏は支持者を前に党選対や堀内派県議が大勢の県連執行部を改めて批判。「公認がないなら無所属で出るしかない」とこれまでの慎重な言い回しから一歩踏み込んだ。


 民主新顔の坂口岳洋氏(38)にとっても、自民の分裂は織り込み済み。「郵政民営化」が最大の争点に化した形の前回選挙で両氏の陰に埋もれた点を反省。これまで4年間、連合など民主党の組織票にとどまらず、旧来の自民支持層にも支持を広げ、知名度を高めてきた。西松建設の違法献金事件で失われた党勢の立て直しが急務だが、「8月2日投開票」を想定。党の鳩山由紀夫氏の代表就任で回復基調にある勢いを支えに「政権交代が必要」と主張し続ける。


■3区 「保坂票」と「郵政票」が焦点


 山梨3区は、民主現職の後藤斎氏(51)=比例南関東ブロック=と自民現職の小野次郎氏(55)=同=の復活当選組が政党の全面支援を受け、真っ向からぶつかり合う。関係者の関心は、小泉首相(当時)の郵政民営化に反対した造反組で、前回総選挙を無所属で戦った保坂武氏(のちに自民に復党、現甲斐市長)が集めた6万を超える票の行方だ。


 後藤氏は自民の厚い支持地盤に跳ね返され、選挙区当選の経験が一度もないだけに、早くから「保坂票」の切り崩しに懸命だ。労組など旧来の支持団体の一部に抵抗感もみられるが、町議・県議時代の保坂氏を支えた同氏古参支持者らだけでなく、同氏を前回支援した旧特定郵便局長や簡易郵便局長に接触するなど、かつて自民王国を支えた「郵政票」の獲得も視野に入れる。


 保坂票の取り込みは、党公認を譲り受けた形の小野氏にとって、まさに至上命題だ。4年前の選挙では、党県連独自の「公認」を受けた保坂氏と争った。保坂氏の支持者には、当時の反感も残る。小野氏は、保坂氏の元秘書を事務所に入れるなどして、融和につなげたい考えだ。また麻生政権の景気対策に批判を加える姿勢に支持者から疑問の声も上がっているが、「無党派層の共感を得ている」という見方も出ている。


■1区 足元固め急ぐ3氏


 山梨1区は民主現職の小沢鋭仁氏(55)=山梨1区=に自民現職の赤池誠章氏(47)=比例南関東ブロック=や共産新顔の遠藤昭子氏(57)が挑む。前回も戦った相手同士。政党支持者らの基礎票が見込め、無党派層の支持拡大が焦点だが、当面の課題として、足元固めを急ぐ。


 小沢氏は、解散・総選挙が先送りされてきたことから、選対の引き締めに懸命。赤池氏は、週末に地元で支持者回りをこなし、07年の知事選対応などをめぐりこじれた関係の修復に努めている。遠藤氏は党勢の拡大のため、2区や3区も訪問。比例票の上積みにつなげたい考えだ。

528名無しさん:2009/06/12(金) 00:36:21
>>519
農林水産忘れてしまいました。
農林水産 荒井聡
米流通政策担当 川崎磯信(株式会社川崎商店社長)
穀類生産担当 筒井信隆
野菜/果物/花卉/商品作物担当 船山康江
酪農担当 田中義剛(一応ミュージシャン、牧場経営)
農業技術/国際農業技術協力担当 (岩永勝独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所所長)
農作物輸出担当 新浪剛史(ローソン社長)
農村環境担当 ツルネンマルテイ
水産業担当 山田正彦
国内外水産物流通担当 さかなくん

529名無しさん:2009/06/12(金) 01:06:12
>>519

大きく、でもなく、ちいさくでもなく、第三の道!

きめ細やかな政府!

530杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/06/12(金) 01:15:06
栃木1区から出る河内宏之って、地元では有名な学習塾「アカデミーグループ」の代表なんですよね。
  ,,,,,,,,,,,,,,,,
 ミ ・∀・ミつ http://www.academy.co.jp/

他の候補者と比べても知名度や実績があるだけに、撹乱要因になるかも。

本県から衆院選7人出馬へ 幸福実現党が正式会見
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090610/158996
(6月10日 16:33)

 宗教法人「幸福の科学」を支持母体とする政治団体「幸福実現党」から次期衆院選の県内全小選挙区と比例代表北関東ブロックに立候補する予定の7人が10日、県庁で会見し正式に立候補を表明した。同党選挙対策委員長の石川悦男氏(51)は「自民党でも民主党でもない第三極となって、第1党を目指す」と語った。
 立候補予定者は1区が河内宏之氏(58)、2区が坂下邦文氏(62)、3区が斎藤克巳氏(53)、4区が関沢知尋氏(35)、5区が森兼光氏(50)。比例代表北関東ブロックは立候補予定者3人のうち、石川氏と新井明氏(39)の2人が宇都宮市在住。


5全選挙区に候補者 幸福実現党が正式表明 比例代表と合わせ7人
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090610/159172
(6月11日 05:00)

 宗教法人「幸福の科学」を支持母体とする政治団体「幸福実現党」から次期衆院選の県内全小選挙区と比例代表北関東ブロックに立候補する予定の7人が10日、県庁で会見し正式に立候補を表明した。同党選挙対策委員長の石川悦男氏(51)は「自民党でも民主党でもない第三極となって、第1党を目指す」と語った。
 立候補予定者は1区が会社社長河内宏之氏(58)、2区が同坂下邦文氏(62)、3区が団体職員斎藤克巳氏(53)、4区が同関沢知尋氏(35)、5区が同森兼光氏(50)。比例代表北関東ブロックは立候補予定者3人のうち、石川氏と団体職員新井明氏(39)の2人が宇都宮市在住。残る1人は埼玉県在住という。
 河内氏は同党県本部代表も務め、「中小企業の元気を取り戻したい」と述べた。坂下氏は「消費税などを全廃し日本経済を活性化させる」。斎藤氏は「食料自給率を70%にする」。関沢氏は「憲法9条を改正し国の防衛権を確立する」。森氏は「公教育の改革を目指す」などと訴えた。
 各小選挙区の立候補予定者は今後、宇都宮、鹿沼、那須塩原、小山、足利の各市内にそれぞれの選挙事務所を設置する予定。選挙活動として駅頭などでの街宣活動、ミニ集会も行うとしている。
 一方、石川氏は「幸福の科学」のこれまでの選挙とのかかわりについて「自由な投票行動を取ってきたが、過去には安倍(晋三)政権を支援してきた。今は自民党の中にも政策の違いがある。幸福実現党が保守本流と自認している」と述べた。

531名無しさん:2009/06/12(金) 02:13:23
静岡知事戦あきらめちゃうんですかねえ。

532とはずがたり:2009/06/12(金) 11:20:31
私の所に這入ってきた情報ですと,民主は海野と分裂しても圧勝と云う現状だそうですよ。民主党側にはどういう数字が上がっているのかは判りませんが,小沢が嘗てパイプのあった海野に最後の説得をしていると云う段階なのでしょう。
海野も民主が与党の沼津市の高架化で反対の連中などの支援も受けているみたいなので,今更民主に乗って引いたりは出来ない感じではありましょうが。

533名無しさん:2009/06/12(金) 11:47:45
>>532
>小沢が嘗てパイプのあった海野に最後の説得をしていると云う段階なのでしょう。

海野は今でも小沢を「先生」と呼んでいるらしいですからね。
純粋に小沢が「友情」から海野の説得を試みている、ということですかね。


参考情報
■混迷・難航

 「一本化というのは、脱官僚、脱政党、県民主義を主張する現在の私たちの立場と反する。これ以上、先生を煩わせたくない」

 海野氏は10日午前、小沢氏と電話で話し、民主党の候補者一本化に向けた調整を拒否する考えを伝えた。

 海野氏はかつて民主党に所属し、党を離れてからも小沢氏との関係を維持してきた。民主党県連が川勝氏の擁立に向けた動きを本格化させた5月下旬以降、川勝氏が出馬すれば海野氏と支持基盤が競合し、票が割れる可能性は関係者の間では認識されていたが、それをはっきり指摘して候補者一本化の必要性に言及したのが、川勝氏が立候補を表明した同じ5日の「何とか一本化して戦わないと、みすみす自民党に負ける」という小沢氏の発言だった。

 だが、県連はその日のうちに川勝氏の推薦を党本部に要請。9日の党本部常任幹事会での推薦決定に持ち込む手はずを整えた。この時は推薦決定は先送りされたが、経緯を報告した藤本祐司参院議員は10日、読売新聞の取材に「県連として党本部に一本化を要請したことはなく、海野氏にアプローチしたこともない。小沢氏ら執行部からの指示もない」と述べ、一本化話に不快感を示した。

 党県連会長の榛葉賀津也参院議員(静岡選挙区)も10日、読売新聞の取材に「海野氏も出馬して堂々と政策論争を行った方がすっきりする。こんなに盛り上がっている戦いはない。川勝氏への支援が雪崩を打って広がるだろう」と述べ、自信を示した。川勝氏陣営は10日、11日の川勝氏の日程を記した「勝(かつ)!勝(かつ)! 平太ニュース」と題したプレスリリースを報道各社に配布するなど、出遅れ挽回(ばんかい)に懸命だ。http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20090610-OYT8T01014.htm

534千葉9区:2009/06/12(金) 12:56:39
もし、分裂選挙→川勝圧勝
なら海野の政治生命は失われてしまいますよね。

535名無しさん:2009/06/12(金) 13:45:36
解散日決定 投票日は8月2日

 昨夜、麻生首相が決断したようだ。まず7月1日ないし2日に衆議院を解散し、投票日を8月2日にしたとみられる。麻生首相としては『解散の決断ができなかった首相』と烙印を押されることを極度に嫌がっているようだ。ここ一番、最後のチャンスとしてリーダーシップを演出したい気持ちが高まっている結果、今回の決定をなしたと関係者はみている。
http://www.data-max.co.jp/2009/06/12_121157.html

536とはずがたり:2009/06/12(金) 14:08:14
おお,遂にっすかねぇ??何処迄信憑性があるか判りませんが,都議選の前に解散しちまわないと降ろされちゃうってのもあるでしょうし。

537とはずがたり:2009/06/12(金) 14:31:46
こんなカキコも。

436 名前:無党派さん[] 投稿日:2009/06/12(金) 14:18:21 ID:EMMUGkuq
鳩山東京12区は規定路線

お前ら何を今更。
小沢と確約済みですよ。鳩山兄弟と小沢で。

538とはずがたり:2009/06/12(金) 15:13:00

「選挙にならない!」骨太素案に与党から悲鳴 『消費税12%』に批判噴出
2009.6.10 23:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090610/stt0906102346041-n1.htm

 自民、公明両党は10日、政府の経済財政運営指針「骨太方針2009」の素案に対する議論を始めた。社会保障費の伸びを抑制する目標が残ったことや、消費税率を12%に上げる試算が示されていることに対し批判が噴出。衆院選を間近に控えて揺れる議員心理をうかがわせた。

 「これを書いた途端に選挙にならなくなるのは目にみえている。医師会が(選挙応援を)やりますか? 今日この場で消してもらいたい」

 10日昼、自民党本部で開かれた政調全体会議で、尾辻秀久参院議員会長が興奮して声を張り上げると、拍手がわき上がった。尾辻氏が指弾したのは、骨太方針の素案に「『基本方針2006』等を踏まえ、歳出改革を継続」と書き込まれていた部分だ。

 小泉純一郎政権時代の平成18年に策定された「骨太方針2006」は、23年度まで毎年2200億円の社会保障費を抑制する目標を掲げているが、与党内では「評判が悪い」と不満の的になっている。平成21年度予算では年金特別会計のいわゆる「埋蔵金」をかき集め、抑制幅を圧縮した。

 しかし、素案どおりになるなら来年度から抑制目標を達成しなければならず、日本医師会など有力支持団体の離反を懸念する衆院議員は少なくない。「医師会や介護関係者にはアレルギーがあり、選挙にならない」(清水鴻一郎氏)などと尾辻氏に同調する意見が相次いだ。

 「新聞に『消費税12%』という活字が躍ったが、君たちは選挙がないからいくらでも言えるのだろう!」

 党税制調査会の重鎮、柳沢伯夫元厚労相も説明にきていた内閣府職員を怒鳴りつけた。素案とともに内閣府がまとめた試算で、財政再建目標を達成するためには29(2017)年度までに消費税率を12%まで引き上げることが必要−などとしていたからだ。

 増税論者の柳沢氏さえ声を荒らげる展開に、園田博之政調会長代理は「試算のどこかをとって新聞が報道したもの。次回に説明させる」とようやくその場を収めた。

 9日の公明党政調全体会議でも「社会保障費抑制目標は外すべきだ」「消費税増税は社会保障強化のためで財政再建のためではなかったはずだ」との批判が相次いだ。23日に予定される骨太方針の閣議決定に向け、与党内の論議は熱を帯びそうだ。

539けん:2009/06/12(金) 15:29:27
>>536

鳩山総務相辞任
→①離党せず

②新党結成

③民主党合流
福岡から出馬

④民主党合流
東京12区から出馬

⑤民主党合流
東京1区与謝野氏と激突


⑥民主党合流
比例出馬


色々考えれるが①自民党残留で今回の件で当選を確実にするのではないかと思いますよ

②新党を結成って言ってもメンバーと勝ち目の両方とも難しいと思いますよ

540とはずがたり:2009/06/12(金) 15:33:01
自分の当選を考えたら①が一番確実でしょうな。
なんだかんだと自分だけが正しいみたいな事を云ってるけど,自分の延命が第一としか思えないです。。

541千葉9区:2009/06/12(金) 17:51:45
もし鳩山弟が離党したら、柿沢並の節操ナシになりますね。

542とはずがたり:2009/06/12(金) 18:12:32
自民党に対立候補を立てられないように解散直後とかに集団離党とかはあるかも知れません。
鳩山はカネあるんで柿沢自由党(その後全員自民復党の節操無し集団,柿沢弘治=息子飲酒事故・太田誠一=レイプ元気発言・新井将敬=自殺・佐藤静雄=平沼に接近・山本拓=高市と結婚・米田建三=プゲラ・高市早苗=新進党で当選も創価批判して大反発)みたいな存在になれそうですなw

543とはずがたり:2009/06/12(金) 18:37:02

福島4区、三つどもえ 小熊氏、無所属で出馬へ/衆院選
http://www.minyu-net.com/news/news/0612/news1.html

 会津若松市選出の県議、小熊慎司氏(40)=自民・2期=は11日までに、次期衆院選で福島4区から立候補する意思を固めた。自民党を離党し、無所属で出馬する見通し。12日に会津若松市で開く後援会の役員会で出馬要請を受け、決断するとみられる。

 自・民一騎打ち崩れる
 同選挙区には、民主現職の渡部恒三氏(77)=13期、自民現職の渡部篤氏(57)=1期=が出馬を表明している。小熊氏の立候補により、自民、民主の一騎打ちの構図が崩れ、三つどもえの争いとなる公算。衆院議員任期満了まで3カ月を切った段階での出馬表明は、同選挙区に波紋を広げそうだ。
 同選挙区の会津地方は、立地企業の業績低迷や中心市街地での大型店の相次ぐ撤退など経済の地盤沈下が進んでいる。小熊氏は、地域の閉塞(へいそく)感打破を求める有権者の声に応える形で出馬に踏み切るもようだ。
 小熊氏は喜多方市(旧塩川町)出身。会津高、専修大法学部卒。衆院議員秘書、会津若松市議を経て、2003(平成15)年の県議選で初当選した。自民党県連青年局長、県議会企画環境常任委員会副委員長を務めている。
(2009年6月12日 福島民友ニュース)

544名無しさん:2009/06/12(金) 19:01:15
>>535 やぶれかぶれ解散?

545名無しさん:2009/06/12(金) 19:06:29
>>542
とはさん、柿沢自由党の7人衆、それぞれの悪事・ヘタレ具合は一々納得ですが
山本拓=高市と結婚てのは、それ自体は責められる理由は…?

546とはずがたり:2009/06/12(金) 19:08:27
女の趣味が悪いなあとは思いますが責めてる訳ではないっす。なんも思いつかなかったんで他意はないっすw
誤解を招く様な書き方すんませんm(_ _)m

547名無しさん:2009/06/12(金) 19:17:14
山本拓の悪事としては…

2006年9月発足の安倍内閣で、農林水産副大臣に任命された。同年11月15日に国民新党の糸川正晃衆議院議員を教育基本法の採決に協力したら将来的に自民党に入党させることを仕掛けたため、綿貫民輔代表、亀井久興幹事長、亀井静香代表代行から「党の存亡を揺るがすことだ」と強く抗議を受けた。

あと

2009年2月、予算委員会理事として、九州国立博物館の展示物の購入に関する質問を行った民主党細野豪志に対して「モナリザはいくらですか」というヤジを再三飛ばした。

以上、いずれもソースはWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%8B%93_(%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6)

548名無しさん:2009/06/12(金) 19:21:32
総選挙を100倍楽しむ方法

ちょっと?早いですが下野?後の自民党体制

党首 谷垣禎一
副総裁 石原伸晃
幹事長 堀内光雄
総務会長 大島理森
政調会長 園田博之
参議院議員会長 尾辻秀久
参議院幹事長 中曾根弘文

自民がどの路線で行くか分かりませんが従来路線だとこんな感じ?
多少サプライズも入れて

右にカジ切ればまた変わるでしょうけど

549とはずがたり:2009/06/12(金) 19:23:25
>>547
あざーす。小物ですなw
節操無しの柿沢自由党の面々にはには悲惨な最期を遂げて欲しいんですけど,00年の総選挙に出ずに雌伏したお陰か福井2区で安定してますね。。
太田なんかは次の選挙でしっかり撃沈してくれるとは思うんですけど,この夫婦はしぶとい。。
高市は地元なんでしっかりおとしたらなと思っとるんですけど。。

550とはずがたり:2009/06/12(金) 19:24:49
>>548
自民下野後だと堀内は落選してるんじゃないでしょうかね!?その場合石原が幹事長とか。

551千葉9区:2009/06/12(金) 19:34:57
>>543
幸福実現等の立場は・・・
もう公認候補居るのに完全無視

552千葉9区:2009/06/12(金) 19:37:17
>>543
幸福実現等の立場は・・・
もう公認候補居るのに完全無視

553名無しさん:2009/06/12(金) 19:57:22
幸福実現等の目的は…ホントのところよくわからない。

野党と出来ているとも思えないし、かといってアンチ与党とも
思えないのですが。
しかもアソウの地元に著名人ぶつけて。この辺も?
真相は?この著名人の言葉かりれば"謎はすべてとけない!"

554千葉9区:2009/06/12(金) 20:48:38
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/nagasaki/20090611/20090611_0001.shtml
【連載】攻防ながさき ’09衆院選の構図<1>1区 辻立ちににじむ危機感
2009年06月12日 14:13
 衆院選の任期満了(9月10日)まで3カ月。県内4選挙区で立候補予定者の活動が活発化してきた。政権交代をかけた大きな潮目となりそうな決戦にどう挑むのか。各選挙区の戦いの構図と動きを追った。

 通勤客が行き交う長崎市昭和の交差点。自民現職の冨岡勉(60)は8日朝、地元県議とともに1時間にわたってマイクを握った。

 「まだ国会でやり残したことがある。必ず長崎再生を果たしてまいります」。イメージカラーの黄色のポロシャツに汗がにじむ。街頭演説は昨年6月から毎週月曜日の朝に欠かさず続けており、これまで計60回近くこなしてきた。冨岡は「最近は気に留めて見てくれる人が増えてきた」と手応えを語る。

 冨岡は前回2005年の衆院選で郵政選挙による小泉旋風の追い風を受け、民主の高木義明(63)に8537票差まで迫った。比例代表で復活当選を果たし「小泉チルドレン」を自認する。それだけに熱狂が消え去った今回は危機感が強い。

 強力な後援会組織を持たない冨岡にとって、柱となるのは出身母体の県医師会を含む4師会と連立政権を組む公明党だ。女性集会、市政報告会などには妻と手分けして50回以上も出席し、連携強化に努めてきた。ただ、当選ラインに押し上げるためには「無党派層を取り込むことが絶対条件」(陣営幹部)。街頭演説に加え、1日に6、7会場のミニ集会をはしごすることも珍しくない。新人候補並みの地道な活動に勝機を見いだす。

   ×   ×

 当選6回を数える高木は、三菱重工労組長崎造船支部を基盤とした強固な労組票を誇る。選挙区内の同労組出身の長崎市議、県議も8人を数え、小沢一郎代表代行の政治資金規正法の問題についても県連幹部は「影響はない」と言い切る。

 ただ懸念がないわけではない。陣営幹部は労組の政治力低下を嘆き「最近は100人を一気に動かせるような人材が少ない」とこぼす。選挙日程が何度も浮上しては消えたことで、組織内も盛り上がりに欠けており、後援会加入の動きも低調だという。

 そんな中で陣営が恐れるのは「高木は大丈夫」という慢心だ。幹部は「前回衆院選での(冨岡との)小差は予想外だった。それだけ自民に底力があるということ」と警戒する。労組外への浸透を図るために、4月から毎週末と月曜日朝に市内各地で街頭演説を重ねているが、労組関係者は「これまで労組色が強すぎて一般有権者に浸透していない。自営業者や経済界の評価は厳しい」と打ち明ける。

 前回2区から出馬した渕瀬栄子(53)は今回1区に回る。共産党唯一の候補予定者だ。県内全域でミニ集会や街頭演説などを繰り返している。陣営関係者は「自民も民主も主張は似たり寄ったり。野党としての存在意義を強調していく」と意気込んでいる。 (敬称略)

    ×      ×

 ▼1区 05民 03民
冨岡  勉 60 医師    自(山)現
高木 義明 63 党副代表  民 現
渕瀬 栄子 53 党県委員  共 新

 ※選挙区名に続けて過去2回の衆院選での当選者所属政党を表記

=2009/06/11付 西日本新聞朝刊=

555千葉9区:2009/06/12(金) 20:49:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/nagasaki/20090612/20090612_0001.shtml
【連載】攻防ながさき ’09衆院選の構図<2>2区 「風」も「実績」も頼れず
2009年06月12日 13:00
長崎市(旧外海町、旧琴海町)・島原市・諫早市・西海市・雲仙市・南島原市・長与町・時津町 8日夜、市民団体「女性議員をふやそう・ながさき」が長崎市中心部で開いた会合に、民主党から衆院選長崎2区に立候補を予定している福田衣里子(28)の姿があった。

 「長崎の議員は平和を強く訴える責任がある」。福田の言葉にうなずく参加者たち。福田は「思ったことが伝えられた。勇気をもらった」と、選挙区外にも足を運んでのアピールの手応えにほほ笑んだ。しかし、参加者からはこんな指摘も受けた。「民主色が強く、あなたの個性が見えない」

 長崎市出身で2区内の地縁、血縁が薄い福田は連合長崎の支援の下、これまで労組関連の集会を中心に支持を訴えてきた。最近は、農家や医療関係者など従来の保守支持層のほか、市民団体への浸透にも力点を置く。背景には「出馬表明当時の新鮮さが薄れてきており、“風”には頼れない」との危機感がある。

 薬害肝炎訴訟の象徴的存在だった福田が出馬表明したのは「総選挙近し」と言われていた昨年9月。陣営は「無党派層をつかむ清新なイメージと労組票で一気に勝負する」との戦術を描いていたが、解散時期の遅れは「誤算」だった。21日には後援会の発足総会を開き、手付かず状態だった組織づくりを急ぐ。

 陣営幹部は言う。「相手の久間さんは“大関”。『風』で簡単に吹き飛ばせる存在じゃない」

   ×   ×

 当選9回を重ね「指定席」を守り続けてきた自民現職の久間章生(68)は、福田の参戦に危機感を募らせている。

 党や政府の要職にあった過去10年間、選挙戦で地元入りすることはなかったが、今回は週末ごとに結婚式、運動会、ミニ集会と、選挙区内の集まりにこまめに顔を出す“どぶ板選挙”に徹している。

 7日に諫早市であったママさんバレーボール大会を訪れた際は「諫早にこんな立派な体育館があったなんて初めて知ったよ」と感慨深げに話しつつ、2階の観客席まで歩いて回り、一人一人に「久間でございます」と頭を下げて回った。地元県議は「抜群の知名度がある久間が直接声をかける効果は大きい」と語る。

 ただ、主不在でも選挙戦を支えてきた後援会組織の弱体化は懸念材料だ。

 32支部を擁し「広大な選挙区内に午前中のうちにくまなくポスターを張ることができた」(自民県連幹部)というかつての集票マシンも高齢化が進み「支持者を離さないようにするのが精いっぱいで、党員拡大まで手が及ばない」(地元県議)との指摘もある。

 こうした状況から、連立パートナーの公明党との連携強化にも力を入れるが、同党内には原爆投下を「しょうがない」とした久間の発言への反発も根強く残っている。

 元諫早市議の相浦喜代子(44)と元会社員の山崎寿郎(29)もミニ集会や街頭演説などの活動を続けている。
 (敬称略)

    ×      × 

▼2区 05自 03自<
久間 章生 68 元防衛相  自(津)現
福田衣里子 28 党支部代表 民 新
相浦喜代子 44 元諫早市議 無 新
山崎 寿郎 29 元会社員  無 新

 ※選挙区名に続けて過去2回の衆院選での当選者所属政党を表記


=2009/06/12付 西日本新聞朝刊=

556千葉9区:2009/06/12(金) 20:53:12
西日本新聞の連載記事=辺境から「政治」を問う
08年10月の記事です
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0002.shtml
(#1) 農業危機  働くほどに増える赤字
2008年10月16日 11:40
まだ真っ暗な午前5時前。今村さんの牧場では、薄明かりの中で手際良く搾乳する女性たちが忙しそうに立ち回っていた 酪農家の朝は早い。
 
 午前4時、福岡県久留米市城島町の牧場。ホルスタイン180頭の搾乳に汗を流す今村治夫(59)の姿があった。

 妻公子(47)と長男浩星(30)、中国人研修生4人も一緒だ。手分けして雌牛の乳を消毒し、搾乳機を取り付ける。みな、狭い室内をせわしなく動き回る。作業は午前8時まで繰り返される。

 搾乳は朝夕2回。県内一の年間180万キロを出荷する。搾乳室に搾ったばかりの牛乳の甘い香りが漂う。

 だが、今村の表情は苦り切っている。

 「やむるにもやめられん。あり地獄です」

   ◇    ◇   

 酪農は危機にある。

 輸入飼料が2年前から急騰。月々の餌代が650万円から950万円に上がった。飼料を運んだり混ぜたりする重機の燃料もはね上がった。

 牛乳1キロの生産費は、当時の70円から100円に膨らんだ。メーカーの買値は88円。生産すればするだけ損をする。年間2000万円の赤字だ。牛の購入や設備投資で重ねた借金は1億円を超え、廃業すら許されない。副業にも乗り出した。農家から稲や麦のわらを回収する仕事だ。わらを乾燥させ、機械でロールにして飼料として売る。焼却に伴う二酸化炭素排出を抑えられるとして、国の補助金も出る。

 わらを探し筑後一円の農家を回る。同業者も増えている。都心でアルミ缶を集めるホームレスのように、それぞれに縄張りがある。どこも生き残りに懸命だ。

 市内の酪農仲間が先月、廃業した。出荷量は県内3位。今村のライバルであり、良き相談相手だった。

   ◇    ◇

 今村は14日、久留米市であった福岡6区農業危機突破大会に参加した。自民党総裁選のさなか。農政連の盟友500人で満員の会場に、むしろ旗が立っていた。

 「日本農業をつぶす気か」。その文字に農政への怒りがにじんだ。

 「政治家の方は、来ていただいても一緒ですもんね」。壇上の自民党国会議員に食ってかかる男もいた。

 生産者代表でマイクを握った山口祐司(44)。久留米市宮ノ陣町で米と麦を作っている。地元に同世代の担い手は少ない。営農組合や消防団、農協青年部…。地域の役職を指折り数えると、両手でも足りない。

 外米を輸入し、減反を迫る矛盾。後継者は減る一方なのに、国は食料自給率50%を目標に掲げる。「これが政治とわれわれの間のギャップだ」と山口は声を震わせた。

 酪農代表の今村も窮状を訴えた。「あちこちで、あそこの酪農家がやむるげなといううわさを耳にします」。牧場では中国人研修生に時給663円を支払っている。その最低賃金は10月5日から12円も上がる。膨らむ赤字は、親子3人の収入を削って穴埋めするしかない。

 米農家の労働報酬は時給178円という数字がある。農家に嫁いで39年の女性(60)は、会場で石川啄木の歌を引き、胸の内を吐露した。

 「働けど働けど、猶(なほ)わが生活(くらし)楽にならざり」

 今村も深いしわを刻んだ手のひらを、じっと見ていた。 (敬称略)

   ◆    ◆

 改革の余波。格差。過疎。成長や発展から取り残された〝辺境〟の暮らしに、暗く、大きな影が差している。衆院解散・総選挙が迫る中、シリーズ「わたしたちの九州」第11部では、政治と民意の断層を追う。


=2008/09/29付 西日本新聞朝刊=

557千葉9区:2009/06/12(金) 20:53:47
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0003.shtml
(#2) 赤字バス  山村を守る道は険しく
2008年10月16日 10:16
宮崎県諸塚村の狭く険しい山道を行く地域バス。終点までの約20キロ、乗客は2人だけだった 佐賀県基山町と福岡県朝倉市を結ぶ甘木鉄道は、なだらかな平野部を走る。始発から終点までトンネルは一つもない。運転士の斉藤拓由(ひろよし)(34)は、変化に乏しい鉄路が少し寂しい。

 斉藤は宮崎県の第三セクター高千穂鉄道の運転士だった。転職して3カ月になる。2005年に台風で鉄橋などが流され、運休したままだ。沿線は過疎が進み、以前から廃止がささやかれていた。復旧には26億円かかる。再開は絶望的だ。

 山あり、渓谷あり。高千穂鉄道は美しい景観を縫うように走る。乗客も沿線の暮らしも、そんな風景に溶け込んでいた。

 運転中、バックミラーには、4人掛けの席に集まって談笑するお年寄りの姿が映った。持ち寄った煮しめのにおいも運転席に届いた。無人駅のホームに山菜が入ったかごが置いてあった。近所のおばあちゃんの、いつもの差し入れだった。

 鉄道はいわば、移動する「公民館」だった。

   ◇    ◇   

 宮崎県諸塚村は、村の95%を山林が占める。山道を行く地域バスは、カーブのたびに車体を左右に傾ける。役場がある中心部から終点の飯干集落まで約20キロ。平日午前の便の乗客は、病院帰りのお年寄り2人だけ。運転手の吉田格(いたる)(43)は「お大事に」と、その背中を見送った。

 地域バスは地元の諸塚交通が運行している。運転手は7人。以前は小さなタクシー会社だった。宮崎交通が赤字路線から撤退した5年前、村の4路線を引き継いだ。

 「改革なくして成長なし」。元首相の小泉純一郎が進めた構造改革。規制緩和により、バス路線の廃止は許可制から届け出制になった。国の補助制度も縮小。赤字路線の廃止に拍車が掛かった。

   ◇    ◇   

 飯干集落でただ1人の中学生、山本久留実(14)は、村唯一の諸塚中学に地域バスで通っている。

 諸塚交通は、部活動で帰りが遅くなる生徒たちのため、臨時便を走らせている。冬場を除き、通常より2時間遅い午後6時50分、中学前を出る。吹奏楽部に入っていた山本も、練習に打ち込むことができた。

 とはいえ、もともと赤字路線。村と県が年間1300万円を補助しても採算は取れない。臨時便を出せば赤字はさらにかさむ。社長の黒木重人(55)は、損得には目をつぶった。村の子どもたちのためにと、生徒や保護者の願いに応えた。

 宮崎市で7月に開かれた宮崎県吹奏楽コンクール。中学校の部で、諸塚中は最優秀賞の快挙を成し遂げた。バレー部員2人に助っ人を頼んでの出場だった。生徒も教師も保護者も泣いた。貸し切りバスで送迎した黒木も胸を熱くした。

 その吹奏楽部は8月末に廃部になった。3年生11人が引退。2年生1人だけとなり、34年の歴史に幕を下ろした。

 諸塚村の人口は2000人を切った。バスの乗客増も望めない。燃料の高騰も経営を圧迫している。「山の暮らしを守るために」と、社長の黒木もハンドルを握る。霧雨に煙る山肌の険しい坂道を、バスは進む。 (敬称略)

<わたしたちの九州 第11部>

=2008/09/30付 西日本新聞朝刊=

558千葉9区:2009/06/12(金) 20:54:17
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0004.shtml
(#3) 医療格差  設備も不足 日々綱渡り
2008年10月14日 20:28
看護師と訪問診療に出かける折出光敏医師(右)。的山大島には車が入れない路地や石段がいくつもある 墨のような雲が低く垂れ込め始めていた。

 台風13号が九州に接近した9月18日。長崎県平戸市の生月島(いきつきじま)にある生月病院で、院長の山下雅巳(53)は4年前の出来事を思い起こしていた。

 あの日、島は大型台風の直撃を受けた。風雨が強まる中、産気づいた妊婦が運び込まれた。島で唯一の病院だが、産科はない。救急車を呼んだものの、出動を断られた。本土と島をつなぐ橋が通行止めだったからだ。
 「責任は私がとりますから」。山下は、役場に頼み込んで当時町長の公用車を借り、重しの砂袋を積み込んだ。妊婦の付き添いは一番体の重い男性医師。元相撲取りの職員がハンドルを握り、揺れる橋を強行突破した。

 車が本土の病院に着いたのは一時間半後。直後に男児が生まれた。

 今、生月病院の常勤医師は定員の二欠の5人で、うち1人は病欠中だ。「毎日が綱渡りですよ」と山下は空を見上げた。

   ◇    ◇

 平戸の中心部からフェリーで約40分の的山(あづち)大島。魚の行商を50年続けてきた田中初子(86)は、足をさすりながら島内の診療所に通って
いる。

 1500人足らずのこの島に、ただ1人の医師折出(おりで)光敏(57)が着任したのは2年前。前任の北海道でへき地医療に従事した折出は9年前、町長選に出たことがある。全国一律の政策を批判し、「地域に合った取り組みを」と訴えたが敗れた。その後、信念を実現する場として長崎の離島を選んだ。

 島に来て驚いた。診療所のエックス線撮影装置は20年前の旧式。起動に40分かかるため船で本土に渡った方が早いほどだ。島に初めて救急車が配備された昨年10月、「積載する機材を使わせてほしい」と申し入れた。生体監視装置に分娩(ぶんべん)セット、携帯心電計。診療所より重装備だった。

 診療所が命綱の田中も、最新機器を備えた病院がいくつもある長崎市のお年寄りも、後期高齢者医療制度の保険料は同じだ。

 田中の娘婿(61)は言う。「不公平やね」

   ◇    ◇

 「どぎゃん有名な大学ん博士より、顔なじみの先生が一番」。田中の心配は診療所長がよく替わることだ。2カ月で島を去った医師もおり、この10年で6人になる。「よか島ばってん、お医者さんのおらんごつなると暮らされんばいなぁ」と田中。役場は医師確保に悩まされ続けてきた。

 医者は余っている−。1980年代以降、国はそう主張し続けてきた。前回衆院選でも、各党のマニフェスト(政権公約)に「医師不足」の文字は見当たらなかった。

 政府がようやく地方の医師不足を認めたのは今年6月。医学部の定員を毎年400人ずつ増やす方針を打ち出した。

 ただ、折出は後手に回る国の政策への不信感をぬぐえない。大学病院などで腕を磨いた折出が、初めてへき地医療の現場に立てたのは30代半ばだった。

 「即戦力の医者が増えるまで15年はかかる。それを待つ間にへき地医療はすっ飛ぶ」

 的山大島の人口は、この15年で3分の2に減った。 (敬称略)

<わたしたちの九州 第11部>

=2008/10/01付 西日本新聞朝刊=

559名無しさん:2009/06/12(金) 20:54:40
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0005.shtml
(#4) ダム建設  国に逆らう覚悟と苦悩
2008年10月14日 20:28
美しい虹がかかった五木村。頭地地区では、建設が止まった橋脚の鉄筋がむき出しのまま放置されている 熊本県人吉市を流れる球磨川沿いのホテル。午前6時、アユを狙う泊まりの釣り客がロビーに姿を見せる。このホテルで生まれた矢上雅義(48)は、昔から変わらないその風景を当たり前のように見て育った。

 球磨川の堤防に沿うように古い旅館や飲食店が並ぶ。矢上は2月まで、支流の川辺川が流れる同県相良村の村長を務めた。川辺川ダムの建設が予定されている村だ。

 一昨年11月、矢上は「ダム反対」を表明した。ダムなしでも洪水の被害は最小限に防げるとして「清流を財産として残すべきだ」と訴えた。川と暮らし、川とともに育った矢上にとって、いわば当たり前の選択だったが、流域の首長として「ノー」の声を上げたのは矢上が初めてだった。

 従うのが当然とされてきた国の方針。逆らうには、勇気と覚悟と世論の後押しが必要だった。

 矢上は今、助役選任をめぐる贈賄罪で係争中の身。当時は、保釈され1年がたったころだった。「また拘置所に戻りたいのか」。村長室には脅迫めいた電話が相次いだ。身の危険を感じ、警備員を連れて村民への説明に回った。国に逆らうことの重さを思い知った。

 3月、村長を辞めて熊本県知事選に「ダム反対」を訴えて立候補した。「中立」の立場で戦った現知事の蒲島郁夫に敗れた後、実家のホテルで働いている。

   ◇    ◇

 矢上が投じた「ノー」の一石。さざ波が次の波を呼ぶように、矢上の後の相良村長徳田正臣、人吉市長田中信孝が相次いで反対を表明した。蒲島は9月11日、計画の白紙撤回を国に求めた。波はうねりに変わった。

 人吉市の老舗旅館、人吉旅館は十数年前、着工に向けた関連工事に携わる関係者の定宿となり、宴会場は連日にぎわった。今、工事関係者の姿はほとんどなく、宴会場に何ダースもの瓶ビールを運ぶこともなくなった。

 それでも、女将(おかみ)の堀尾里美(50)は「心が軽くなった」と言う。ダム工事の一時的な客がいなくなっても、清流での釣りを楽しみに客が泊まりに来てくれる。堀尾は深々と頭を下げ、竿(さお)を手に玄関をくぐる客を迎える。

   ◇    ◇

 人吉市長の反対表明を受け、市議会は9月9日、ダムの早期着工を求める意見書を可決した。市議の1人は水没予定地の五木村に暮らす親せきを思い、賛成に回った。「先祖代々の地を追われた人たちを思うと反対できなかった」。翌日、事務所には抗議の電話が殺到した。予想はしていたが、ダム反対の声はそれを上回った。

 国のダム計画から42年。「生命・財産を守るためのダム建設」。国に全国一律の価値基準を変更する用意はない。ダムによらない治水対策に舵(かじ)を切った蒲島にも、清流を守り、同時に流域を水害から守る妙案があるわけではない。

 五木村のダム湖に架かるはずだった「頭地大橋」。国策と民意に翻弄(ほんろう)されてきた歳月を物語るように、工事が中断された橋脚は今も鉄筋のまま放置されている。 (敬称略)

<わたしたちの九州 第11部>

=2008/10/02付 西日本新聞朝刊=

560名無しさん:2009/06/12(金) 20:55:04
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0006.shtml
(#5) 老人団地  100万都市の「限界集落
2008年10月14日 20:28
細い坂道が縫うように走る、北九州市八幡東区大蔵地区。腰をかがめ、手すりを頼りに上り下りするお年寄りが多い 「鉄は国家なり」と言われたのはいつのことだろう。高度成長期、新日鉄八幡製鉄所の「城下町」として開発された北九州市八幡東区の大蔵地区。かつて若い夫婦の人気を集めた坂の町は急速に高齢化が進み、昼間でも人影はほとんどない。

 車道から石段を90段ほど上った一軒家に、永田チエ(85)は住んでいる。新日鉄の社員だった夫は6年前に他界した。1人暮らしになってから毎朝、起きるとカレンダーに丸印を付ける。「こうせんと曜日が分からんごとなる。ヘルパーさんが来るのは3日後やね」

 1年前に胃を手術してから買い物はヘルパー頼り。困るのは、自宅近くを走る地域バスの便が少ないこと。後期高齢者医療制度の施行で、年金が天引きされるようになったことも不満だ。

 声をぶつけようにも急坂を上がって政治家が身近にやって来たことはない。「ニュースは気にしとります。総理大臣も代わったばかりでしょうが」。社会とのつながりを、知らずと求めているのかもしれない。

   ◇    ◇

 「町内会や字(あざ)単位でみれば100万都市でも高齢化が進んでいます」。9月11日、学生30人と高齢者宅を回る聞き取り調査に着手した北九州市立大教授の楢原真二(49)は、大蔵地区で町全体の老いを肌で感じた。

 北九州市の65歳以上の高齢化率は、全国平均の22.0%をやや上回る23.8%。大蔵は34.8%。3人に1人が高齢者だ。「社会的共同生活が維持できなくなる限界集落に近づいている」と楢原はみる。

 実際、既に「限界」を超えたとみられる地区が北九州市にある。

 関門海峡を望む門司区の市営後楽町団地だ。半世紀前に建てられた4‐5階建ての9棟のアパートに暮らす約230人のうち、高齢者のみの世帯は65%に上る。

 ここでは部屋の呼び鈴を鳴らしてもまず、返答はない。「敬老の日の祝い金を配るわれわれにもドアを開けてくれないんだから」と町内会役員の1人がため息をついた。

   ◇    ◇

 「辺境」は、過疎地やへき地だけではない。効率優先や経済至上に取り残された地域は都市部にもある。むしろ、人と人とのつながりが希薄な都市部の方が、過疎地の「辺境」より事態は深刻なのが実情だ。

 「家に閉じこもるだけではなく、心の扉まで閉ざしているんです。経済的な困窮だけでなく、『もう年だし、どうでもいいよ』とあきらめているのでしょうか」

 町内会長の井上泰明(66)は、後楽町団地の現状をそう語る。人とエネルギーにあふれる100万都市で、人々の存在を崖(がけ)っぷちに追いやる「辺境」が精神的にも拡大しているというのだ。

 「特効薬は見つからんよ。この団地のために国は何もしてくれんし」。雨の中、井上は外に出てごみ捨て場に散乱する生ごみを1人で片付け始めた。「総理大臣は1年で辞められていいね。私らは辞めたくても辞めさせてもらえん」

 団地で「若手」とされる井上の町内会長職は、4年目に入った。 (敬称略)

<わたしたちの九州 第11部>

=2008/10/03付 西日本新聞朝刊=

561名無しさん:2009/06/12(金) 20:55:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0007.shtml
(#6) 郵政改革  効率化が断ち切った絆
2008年10月14日 20:28
大分県日田市中津江村の山道を行く郵便配達のオートバイ。緑の中に赤いボディーが映える 娘からはがきが届く時、いつも「クラオカさん」の笑顔が一緒だった。山深い大分県日田市中津江村で暮らす高野キヨネ(83)には、そんな印象が強く刻まれている。

 集落の急な坂を上り切った所に、高野の家がある。「こんな山奥まで、郵便配達の人は大変よね」。夫を亡くし、1人暮らしが10年以上続く。日田市中心部に住む娘が定期的に送ってくるはがきが何よりの楽しみだ。

 「この前まで配達に来ていたクラオカさん。最近姿を見せないけど、どうしてるのかね」。配達がなくても、必ず立ち寄って声を掛けてくれた。家族のこと。体調のこと。寂しい時の話し相手だった。

 「このごろ体があちこち痛くってね。顔なじみがいると、安心だけどねぇ」。最近担当になった新顔の配達員に、「上がってお茶でも」と気軽に言えるようになりたいと思っている。

   ◇    ◇

 津江郵便局の「クラオカさん」−倉岡秀幸(31)は、山道をオートバイで走り回っていた。日田市の上津江町と中津江村をカバーする津江局で勤務して10年。配達員から、貯金や保険の外交をする渉外担当に替わって2年目になる。昨年10月の郵政民営化で、身分は郵便局会社の社員となった。

 最近、言葉を交わす人が減った。配達員のころ、郵便物を手渡しながら中津江の人に声を掛けて回った。切れた電球を取り換えてと言われたり、視力が落ちたから手紙を読んでと頼まれたり。お年寄りに頼られているという絆(きずな)がうれしかった。

 渉外の担当エリアも同じ中津江だが、保険や貯金の仕事は1軒にとどまる時間が長い。こまめに回る時間はない。この春、上津江もエリアに加わった。津江局の渉外担当が1人になったからだ。福岡市の面積の半分に当たる170平方キロメートルを駆けながら、通り過ぎる家を振り返る。

 「元気にしてるかな」。気になるお年寄りは今もたくさんいる。

   ◇    ◇

 小泉構造改革の「本丸」とされた郵政民営化。競争原理の導入と経営の自由化でサービス向上が期待されたが、現実には地方で小規模局の統廃合が相次いだ。改革に伴う「地方切り捨て」の象徴とされることもある。

 津江局は管内に2つある簡易郵便局が維持され、見た目は民営化前と変わらない。

 「窓口の人が替わって寂しかったですよ」。中津江で長く農業を営む合谷ヒデ子(71)は言う。以前は郵便局に行くたび、窓口の人と近況を語り合った。民営化後、そんな顔見知りが、1人また1人と異動していった。

 昨年から郵便貯金の窓口で50万円以上を引き出すとき、身分証明書の提示が厳格化された。目的は「おれおれ詐欺」など犯罪の防止。民営化そのものとは何ら関係ないが、窓口で「前はそんなもん、必要なかったぞ」と怒る人の姿を合谷は何度か目にした。

 効率化、合理化が必要なのは分かる。だけど全国一律でいいのか。

 合谷は郵便貯金をおろす時、自動預払機(ATM)を使うようになった。 (敬称略)

<わたしたちの九州 第11部>

=2008/10/04付 西日本新聞朝刊=

562名無しさん:2009/06/12(金) 20:56:18
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2008syuin/rensai/20081014/20081014_0008.shtml
(#7完) 選択の時  世襲の美徳か、変革か
2008年10月14日 20:28
 鹿野遊(かなすび)トンネルを抜けて山道を上る。1匹の子鹿(じか)が跳ねるように目の前を横切った。宮崎市から車で3時間半。宮崎県椎葉村の十根川集落にたどり着く。

宮崎県椎葉村。昔ながらの支持者宅には、息子に地盤を譲った政治家のポスターが張られていた 2004年夏の台風で、村の中心部へ通じる国道が土砂に埋まった。山肌に点在する集落約20世帯が孤立した。数日間、村全域が停電。携帯も固定電話も通じず、水や食べものにも事欠いた。

 2日目、集落に政治家が現れた。軽トラックで進めなくなると、山道を歩いてたどり着き、住民に声を掛けて回った。

 「選挙の時だけ白い手袋で握手されてもつまらん。ちゃんと親父(おやじ)さんの背中を見て育っちょる」。畜産農家の那須清(56)は、その長靴姿がまぶたに焼き付いている。

 衆院議員江藤拓(48)。父の地盤を継いだ世襲議員だ。昨秋死去した父隆美は、建設相などを務めた自民党の大物だった。

   ◇    ◇

 椎葉村小崎。農林業の椎葉壮市(70)は築200年の家に暮らす。座敷の梁(はり)に、鬼の顔をした手彫りの神楽面が飾ってある。

 村には26地区それぞれに神楽がある。親から子へ、子から孫へ。神楽の舞と演奏は、目と耳で覚えるのが習わしだ。

 実りや命への感謝の気持ちを表し、先祖とつながる自らの存在を確かめる。神楽は集落の精神的支柱として継承されてきた。「絶やせば、人はもっと出て行く」。住民は口をそろえる。

 山や田畑を守り、先祖を敬う。集落は神楽とともに、古くからの教えを今につないでいる。

 「世襲は美徳」。そんな政治意識が根付くのも、ごく自然なのかもしれない。

   ◇    ◇

 宮崎県知事の東国原英夫(51)が初当選した昨年1月。「お笑い芸人じゃ、どげんもならん」。投開票直前まで村を包んでいた冷淡な空気を、壮市はよく覚えている。

 およそ半世紀、知事のいすは県庁出身か元官僚が占めてきた。農林業の低迷、遅れる災害復旧、歯止めのかからない人口減…。国とのパイプも行政経験もないタレント候補に、県政を委ねる選択肢はなかった。

 壮市たちの思いをよそに、「変革」を訴えた東国原は圧勝した。村を挙げて応援した元林野庁長官が村で1958票取ったのに対し、東国原はわずか303票。「知事はこの村に冷たく当たるとじゃろうか」。村民たちはおののいた。

 地鶏、マンゴー、ピーマン。知事は宮崎のPRに熱心だ。村特産のシイタケも宣伝してくれる。全国的な宮崎ブーム。「変革」の渦は、山村の民意をも取り込みつつある。壮市も「大したもんじゃが」とうなるしかない。東京のテレビ局でおどける姿を見ると、やはり遠い世界の存在だとは思うのだが。

 壮市宅の玄関。江藤隆美の色あせたポスターが張ってある。「もう神様をあがめるような気持ちでもないですわ」。現職拓のポスターは折り畳まれたまま、座敷の片隅に置かれている。

 選択の時が近づいている。山里でも最近、政権交代が話題になる。国政では、新政権が動きだした。その3分の2が世襲議員。政権を狙う野党にも少なくない。 (敬称略)
 =おわり

(地域報道センター・塩田芳久、池田郷、向井大豪、社会部・坂本信博、東憲昭、写真部・伊東昌一郎が担当しました)

<わたしたちの九州 第11部>


=2008/10/05付 西日本新聞朝刊=

563名無しさん:2009/06/12(金) 21:01:09
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/08/News/chugoku/Sc09041814.html
政治変動 次期衆院選を前に<1> 首長選の足元 '09/4/18

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 ▽自民結束にほころび 献金事件、民主も動揺

 解散・総選挙の日程が、「永田町」で浮き沈みし始めた。「郵政解散」で自民党が圧勝した前回衆院選から三年七カ月。その間、「地方の乱」と呼ばれた一昨年の参院選では一転、野党が多数を占め、ねじれ国会を生んだ。政治を支える現場にどんな変動が起きているのか―。政権を懸けた決戦を前に中国地方で追った。

 ▽青木氏ら静観

 出雲市長選の投開票が十二日に迫った四月上旬。自民党の青木幹雄前参院議員会長(74)はある県議に電話を入れた。「私は出雲に帰りませんから。混乱させないようにお願いします」。衆院島根2区現職の竹下亘氏(62)と同じく静観に徹した。

 現職の西尾理弘氏(67)、元副市長の長岡秀人氏(58)、地元新聞社元専務の菊地恵介氏(33)の三人が争った市長選。厳しい財政の中、歌舞伎劇場「出雲阿国座」の建設に意欲を持つ現職への不満を背景に、保守が分裂した。

 結果は自民党出雲総支部が支持した長岡氏が初当選した。だが、旧二市四町ごとの地域支部の一部は水面下で西尾氏の支援に動き、対応は分かれた。選挙後、総支部長の佐々木雄三県議(64)は「しこりを残さないようにする」と自らに言い聞かせるように語った。

 次期衆院選で島根2区は竹下氏と、国民新党の亀井久興幹事長(69)=比例中国=が対決する。「自民王国」とされる島根だが、一昨年の参院選は亀井氏の長女で国民新党の亀井亜紀子氏(43)が、青木氏の側近を破り「地方の乱」の象徴となった。

 市長選を終え、自民党の支持者からこんな声が漏れる。「こんな選挙をしていると竹下先生は負ける」

 ▽下関でも衝撃

 今春の「ミニ統一地方選」で自民党の結束に揺らぎが目立つ。三月十五日投開票の下関市長選でも衝撃が走る。山口4区現職の安倍晋三元首相(54)の直系である元県議の友田有氏(52)が、党県議の大半と公明党の支援を受けながら落選した。

 新人三人の争いは元県議の中尾友昭氏(59)が制した。推したのは自民党の林芳正参院議員(48)の支持者と民主党県議だった。「前回参院選で全国が体験した民意の変化を意識できた」と4区で立候補を予定する民主党新人戸倉多香子氏(49)。ほかに共産党新人木佐木大助氏(54)、諸派新人佐々木信夫氏(70)が立候補を表明している。

 その二週間前。柳井市長選では、前自民党山口県連幹事長の長谷川忠男氏(64)が苦杯を喫した。「不徳の致すところ」。深々と頭を下げる姿に山口2区で立候補を予定する新人の山本繁太郎氏(60)が厳しい表情をみせた。

 ▽弱体化を懸念

 初当選したのは井原健太郎氏(34)。民主党現職の平岡秀夫氏(55)の元秘書だ。麻生内閣の支持率が底の時期だったが、井原氏を応援した前柳井市長の河内山哲朗氏(50)は言う。

 「市長選の結果は中央省庁、県庁依存型の政治の限界を示した。自民党の体質そのものの弱体化が山口でも進んでいる」

 一方で、攻勢を強めていたはずの民主党は巨額献金事件で小沢一郎代表の秘書が逮捕され、動揺を隠せない。千葉、秋田県知事選は民主党系の候補が相次ぎ敗れた。有権者は政治に何を求めているのか。首長選での「異変」が、その答えを政党に問いかける。

 ●ミニ統一地方選

 平成の大合併は、旧市町村合併特例法期限切れ前の2005年3月末がピーク。4年後の今春は選挙が集中し、ミニ統一地方選と呼ばれる。中国地方は3、4月に46の首長・議員選(補選を除く)があり、07年の統一地方選の37を上回る。国政運営の「先行指標」とされる地方選。1987年の統一地方選は自民党が県議選で惨敗し、当時の中曽根康弘首相が売上税導入を断念。89年参院選の与野党逆転に影響した。

【写真説明】出雲市長選で当選が確実となり選挙事務所であいさつする長岡氏(手前右)。そばに支援した佐々木県議(前列左端)の姿もあった(12日)

564名無しさん:2009/06/12(金) 21:01:45
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/08/News/chugoku/Sc09041913.html
政治変動 次期衆院選を前に<2> 地方議員の勢力図 '09/4/19

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 ▽「民主公認」じわり浸透 定数減で揺らぐ自民

 「トップ当選確実」の一報に、事務所前は支援者約百人の拍手と歓声で沸き返った。三月二十九日に投開票された廿日市市議選。同市では初の民主党公認で立候補した新人の広畑裕一郎氏(48)は、二位に二百票以上の差をつけた。

 次期衆院選広島2区で、選挙区での議席奪還を期す民主党の松本大輔氏(37)=比例中国=は、秘書三人を事務所に常駐させる応援態勢を敷いた。自身も最終日は選挙カーに乗り込んだ。

 ▽異例の立候補

 広畑氏は大野町漁協職員からの転身。漁協の全国組織は自民党の有力な支持団体であり、民主党公認での立候補は「異例」ともいえる。一方で父は、旧民社党系の三菱重工労組広島支部出身の市議だった。

 「地域代表の意味合いが強い市議選で、私が『党の看板』を背負って立候補すること自体、地方政治が新時代に入った証し」。広畑氏は自己分析した。

 広島2区の自民党現職平口洋氏(60)の秘書は「トップ当選は、党や連合広島の応援をかき集めた結果で、ある意味当然」としながらも「民主党の名がインパクトを持って有権者に伝わった。うまく話題をつくられたとの思いはある」と受け止める。

 中国地方では今年に入り、市町議選で民主党公認の看板を掲げた候補がトップ当選するケースが相次ぐ。

 一月二十五日の倉敷市議選で現職の藤原薫子氏(34)が、三月二十二日の広島県海田町議選では新人の住吉秀公氏(39)がそれぞれ二位以下を引き離して当選した。海田町議会では党として初の議席だった。

 ▽合併で45%減

 前回衆院選から約三年七カ月がたつ。ほぼ同じ時期に地方議会は議員数が激減した。二〇〇五年三月末をピークにした「平成の大合併」の影響だ。中国地方五県の市町村は三百十八から百十に再編。議員定数は、〇四年末に四千三百七十三人だったのが、〇八年末には約45%減の二千四百十六人となった。

 「バッジを着けとった時は選挙カーのコースづくりや演説会の人集めに奔走した。今は人ごとのよう」。旧千代田町議の七十歳代の男性はつぶやく。〇五年二月の広島県北広島町誕生で議員を退き、自民党籍も離れた。

 市町村議会議員。無所属が八割以上を占め、自民党員や同党支持者が多いといわれる。元町議が語るように、国政選挙を地域の隅々で支える「実動部隊」の側面を持つ。議員数の激減は集票構造を揺るがす。一昨年の参院選で自民党が惨敗した「地方の乱」の一因とみる政界関係者は少なくない。

 ▽党員数には差

 一方で、市町村議選挙でのトップ当選が目立つ民主党だが、地域に根差した党活動はまだ、自民党と歴然とした差がある。

 中国地方五県の自民党員は十万二千五百三人(〇八年十二月)。これに対し、民主党員は計千八百十五人(同五月)で、代表選への投票権がある「サポーター」を加えても計一万三千四百五十四人にとどまる。

 菅直人氏が代表だった民主党と小沢一郎氏が党首だった自由党が合併し、いまの民主党が誕生して五年七カ月。無党派層の「風頼み」が解消されたとはいえない。

 ●中国地方の市町村議の主要党派別推移

 2004年12月末と08年12月末の比較では、自民党は51人から42人(18%減)▽民主党は15人から21人(40%増)▽公明党は198人から157人(21%減)▽共産党は275人から163人(41%減)▽社民党は46人から32人(30%減)▽諸派は18人から8人(56%減)▽無所属は3708人から1952人(47%減)。合併などに伴う議員定数の大幅な削減で民主党以外は減少した。

【写真説明】廿日市市議選でトップ当選を確実にし、万歳をする広畑氏(左)

565名無しさん:2009/06/12(金) 21:02:23
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/08/News/chugoku/Sc09042012.html
政治変動 次期衆院選を前に<3> 業界団体の内実 '09/4/20

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 ▽小泉改革以降は自民離れ 自主投票も選択肢に

 「中山間地域の小さな農業も大事だ」「減反見直しは正直者がばかをみない形を」―。

 四月四日、広島市中区のJAビルであった石破茂農水相(52)の講演会で、農業者から政府、与党の「農政改革」に対する注文が飛び交った。「地域で何が起きるか精密に見て議論していく」。石破氏は繰り返した。

 共催したJA広島中央会の幹部が明かした。「現場には大規模農家重視への批判が強い。質疑は『ガス抜き』の面もある」

 自民党が敗れた二〇〇七年の参院選で民主党は、小規模農家を支援する戸別所得補償制度をマニフェストに掲げた。以来、政府、与党は民主党を意識して補助金のメニューを増やしたり、上乗せを打ち出したりしてきた。

 だが、JAの政治活動と一線を画す東広島市の農業法人組合長の本山博文さん(69)には「選挙目当てのばらまき」と映る。「未来を描く筋の通った政策がない。それがあれば自民でも民主でもいい」

 ▽「守る政策を」

 広島県内のJAグループの政治団体である県JA政策研究会は三月、次期衆院選で広島1―5区と7区で自民党現職の推薦を決めた。6区は自民党時代から農政に理解があるとして国民新党現職を選んだ。広島中央会の幹部は「与党の政策に農村を守る方向をきちっと出してもらわないと農家はついてこない」と危機感をにじませた。

 各県医師会の目的を達成するための政治団体、医師連盟も揺れている。広島県医師連盟は日本医師連盟に従い昨年十月、自民党支持を決めた。だが、碓井静照委員長(71)は「執行部が現場の医師に強制するわけにはいかない」と歯切れが悪い。

 広島県医師会は昨年四月、後期高齢者医療制度の廃止を求める緊急声明を決議した。医師の間では、社会保障費の年二千二百億円削減に代表される政府の低医療費政策が、「医療崩壊」を招いたとの不満が渦巻く。

 ▽自・民招き比較

 解散風が吹いた昨秋以降、地域で自民、民主両党の政策を比較する動きが広がる。両党現職がしのぎを削る広島2、5区では、地元医師会が両者の主張を聞いた。「何が何でも自民一辺倒はおかしい」(広島市西区医師会の幹部)との意見も聞こえてくる。

 小泉構造改革を境に、地方の自民党の集票構造の中核をなしてきた業界団体は変容する。郵政民営化に反発した全国郵便局長会は国民新党支持を鮮明にした。その政治団体は広島県内では同党現職がいる広島6区以外で民主党の支援に回る。

 公共工事の削減が続く建設業界は廃業や倒産が相次ぐ。「自民党の集票マシン」の色合いは薄れ「人も金も出せと言われても余裕はない」(山口県の業界団体幹部)と漏らす。

 ▽切り崩し狙う

 昨年秋、民主党広島県連は、県内各分野の業界約百三十団体に一斉に推薦を依頼した。「業界団体イコール自民支持」の切り崩しを狙った。推薦を得たのは三団体。いずれも自民党との双方に出していた。

 自民党離れがみえる業界団体だが、民主党に軸足を移す流れも加速してはいない。支持構図は、政権交代の可能性を見極める動きが絡んで不透明さを増し、自主投票の選択肢も浮上し始めている。

 ●各業界担い手数の推移

 5年ごとに実施される農林業センサスによると、中国5県の販売農家数は2005年に18万363戸。2000年の21万9531戸に比べて17・8%減った。同じく5年ごとの事業所・企業統計調査によると、5県の建設業従業員数は06年に27万9470人で、01年の33万6929人から17・0%減。5県で実施された公共工事の総額は08年度が9570億円(見込み)。ピークの1998年度の41・4%まで落ち込んだ。

【写真説明】石破農水相(右端)の講演を聴く広島県内の農林水産業団体の代表者

566名無しさん:2009/06/12(金) 21:03:11
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/08/News/chugoku/Sc09042111.html
政治変動 次期衆院選を前に<4> 労働組合の力量 '09/4/21

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 ▽組織縮小で問われる団結 雇用危機の対策に苦慮

 三月十四日、福山市内であった連合広島東部ブロックの春闘総決起集会。連合広島福山地域協議会の石井一清議長(54)は、次期衆院選広島7区で民主党の和田隆志氏(45)=比例中国=を支援する意義を組合員に訴えた。

 「政界は残念ながら民主党の小沢一郎代表の問題でざわついているが、あらためて言っておきたい。労働組合が政権交代を目指すのは、ゆとり、豊かさ、社会的公正を実現するためだ」

 ▽2割以上減少

 7区の自民党現職宮沢洋一氏(59)と対決する和田氏。最大の支持勢力が、組合員数約二万二千七百人の連合福山地協である。福山地協の石井議長は、JFEスチール福山労組の委員長。JFEスチール西日本の関連企業を含めると、福山地協の組合員数の三分の一以上を占める労組のトップである。

 一方、一九九九年に約七千人に上ったJFEスチール福山労組本体の組合員は二割以上減少。今、景気の急激な減速で会社は操業縮小を避けられない。石井議長は「組合員は減り、しかもこの不況。一層の団結が必要」と表情を引き締める。]

 ただ、JFE労組の組合員からは本音も漏れる。「選挙の手伝いまでしたくない」と二十代の男性組合員。休みの日は家族サービスを優先させたい、との思いだ。若い世代に「労働組合の政治活動で暮らしがよくなったという実感を持ったことがない」との声が漂う。

 ▽「態勢に弱い面」

 雇用をめぐっては、新たな問題が浮上している。厚生労働省の調査では昨年十月以降、失業したか、失業が見込まれる非正規労働者は中国地方で一万六千三百十二人に上る。労働者派遣法の改正で、製造業への労働者派遣が解禁されたのが二〇〇四年。労働組合が、同じ職場で働く「仲間」への支援を十分にしてこなかったとの見方も広がる。

 「良かったです」。十六日、福山シャープ関連労組の女性委員長(25)は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。派遣会社からも解雇された元派遣社員たち三十九人でつくる労組は、契約の残期間の賃金補償などで派遣会社と合意した。

 労組は昨年末、広島県労連と共産党の支援を受け、立ち上げた。委員長は「突然の解雇で何も分からず途方に暮れていた時、支援を申し出てもらった」と明かす。

 連合も非正規労働者の支援には力を入れている。ただ、福山地協の石井議長は「非正規や組合のない中小企業の労働者の声をすくい取るという点では、態勢に弱い面があるかもしれない」と認める。

 ▽「放っとかれた」

 派遣会社を解雇されるまで、労働組合や政治とのかかわりはなかったという福山シャープ関連労組の委員長が、ぽつりと言った。「正直、民主党にも自民党にも放っとかれた感じはします」

 一九九六年の衆院選で初めて小選挙区比例代表並立制を導入し、計四回の選挙を重ねてきた。小選挙区で一人を当選者とする制度によって、自民党と民主党を中心とした「二大政党制」への歩みを強める。そして今、雇用危機が政治に重い課題を突きつける。「社会的に弱い立場の人たちの意見に耳を傾けているのか」―。

 ●広島県内の主要労働組合員数の推移

 厚生労働省の労働組合基礎調査によると、連合の地方組織である連合広島の組合員数は2008年6月末で16万5503人。04年同期と比べ2・9%減少した。一方、全労連加盟の広島県労連は1万5377人で同13・3%の減となっている。

【写真説明】連合広島東部ブロックの集会で来賓のあいさつを聞く組合員

567名無しさん:2009/06/12(金) 21:03:56
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/08/News/chugoku/Sc09042210.html
政治変動 次期衆院選を前に<5> 後援会の実情 '09/4/22

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 ▽求心力低下で弱体化進む 小選挙区制が引き金

 益田市内で十八日、島根2区の自民党現職竹下亘氏(62)の集会があった。「まるで市議選。ここまで細かくやるとは」。同行した益田市議は舌を巻いた。

 竹下氏がこの日訪ねたのは人口四千人ほどの地区内で計七カ所。数人しか集まらない会場もあった。参加者一人一人に名刺を手渡し、頭を下げた。

 「地元の公式行事の来賓出席を控え、どんな小さな会合でも住民と触れ合いに行く」。竹下氏は二〇〇七年の参院選直後、宣言した。強固なはずだった実兄の故竹下登元首相から継いだ後援会。その崩壊劇を見せつけられたからだ。

 参院選で「身内同然」の自民党候補を破ったのは、島根2区で激突する国民新党の亀井久興氏(69)=比例中国=の長女亜紀子氏(43)だった。

 竹下氏は、無党派層や若い世代を取り込む対策も始めた。年会費を千円に抑えた「ふるさとサポーター制度」だ。地元県議には「旧来の支持者を固める方が大事」との声もあるなか、試行錯誤する。

 ▽純粋ファン減

 全国各地で分厚い後援会組織を築いてきた自民党。国会議員を頂点に系列の地方議員、企業・団体で固め、市町村に網の目の後援会を張り巡らせた。その組織を鍛えたのは、同じ党の候補が議席を争う中選挙区制だった。支持者間の対抗意識が「選挙熱」を高めていたのだ。しかし、一九九六年の小選挙区制の導入が転機となる。

 竹下元首相を初当選から支えた島根県遺族連合会の山崎和雄副会長(80)は、後援会メンバーの高齢化を憂いつつ「うちの先生を中央(政界)に、という純粋なファンが減った」と嘆く。中央政界で「大物」だった先代の後継者ほど後援会の世代交代や求心力の維持が難しい、とみる。

 ▽4団体が解散

 福山市。おじである故宮沢喜一元首相の地盤を継いだ広島7区の自民党現職宮沢洋一氏(59)も、支持基盤の変化に直面する。

 有力メンバーだった福山市の建設業四団体(計約二百社)が前回衆院選後の〇六年、市民から「談合の場となっている」との指摘を受け解散した。郵政関係者、地元医師会の自民離れも進む。「弱体化は否めない」。系列の市議は明かす。

 対決する民主党の和田隆志氏(45)=比例中国=は、広島6区の国民新党現職の支持層を取り込む動きを強める。中選挙区時代、自民党衆院議員だった6区現職を今も支持する党員は少なくない。

 「企業や団体のトップの発言で社員やメンバーが一斉に動く時代じゃない。やらねばならないのは一人一人の話を聞くこと」と宮沢氏。「組織の一員」ではなく「個」としての有権者に視線を注ぐ。

 ▽ゼロから出発

 後援会づくりの難しさ。自由党と合併して五年七カ月の民主党にはさらに厳しい現実がある。先代や受け継ぐ組織がなく「ゼロからの出発」をする新人も多い。「どぶ板選挙」を信条とする小沢一郎代表の号令の下、地域での活動量を増やしているが、「至難の業だろう」との見方が自民側にもある。

 政権を懸けた次期衆院選を前に、地域の隅々まで駆け巡る立候補予定者たち。無党派層の「風」に揺らがない強い後援会を追い求める姿には、有権者一人一人との向き合い方をつかみ切れていない危機感がにじんでいた。(衆院選取材班)=おわり

 ●衆院解散の時期

 麻生太郎首相は2009年度補正予算案と関連法案を27日に国会に提出し、解散時期を探る見通し。永田町で有力視されているのは「5月解散―6月選挙」と、「7月解散、8月選挙」の二つのパターン。前者は、与野党の話し合いで補正予算と関連法が早期成立するか、野党が参院で抵抗した場合に可能性がある。後者は、野党が参院で抵抗し、会期を大幅延長して関連法案を衆院で再可決後にあり得る。衆院議員の任期満了は9月10日。

【写真説明】集会の出席者に握手して回る次期衆院選の立候補予定者(益田市内)

568名無しさん:2009/06/12(金) 21:25:56
http://373news.com/_senkyo/09/syuuin/index.php
農村票”争奪戦 民主「農水キャラバン」鹿児島を訪問
(2009-06-11)

地元農家らと意見交換する民主党「農水キャラバン」の国会議員ら=6日、曽於市の末吉中央公民館 次期衆院選で政権の座をかけ争う自民と民主両党が、農業県・鹿児島で“農村票”をめぐり、しのぎを削っている。6日には民主党の「農水キャラバン」が初めて鹿児島を訪れ、5区内で農家との意見交換会を開き、戸別所得補償制度など同党の政策をアピール。自民党は財源問題などを突くなど、同制度への批判を強めている。
 「農水キャラバン」は民主党「次の内閣」の農林水産副大臣・高橋千秋参院議員を座長に、昨秋から全国を巡回している。曽於市と鹿屋市で開いた意見交換会には5区に立候補する新人・網屋信介氏(51)も出席。会場からは制度の中身や農業政策全般への質問が相次いだ。
 民主は2007年夏の参院選で、生産コストと市場価格の差額を農家に支払う、1兆円規模の戸別所得補償制度創設を提唱。全国の1人区で大勝し、鹿児島でも善戦した要因とされた。だが、県内でも農畜産業が盛んな5区は、中選挙区時代から故・山中貞則氏や故・二階堂進氏ら大物国会議員を輩出。現職・森山裕氏(64)=2期目=が強固な地盤を引き継いだ「自民王国」でもある。
 民主党県連の青木寛幹事長は「地方重視を訴えた、小沢一郎前代表のもと民主は農政にも強くなった。鹿児島での議席獲得には農村票は不可欠。党の農業政策を強く訴えたい」と、今後も切り崩しに力を注ぐ考えだ。
 対する自民も、参院選の結果を重視。8日、日置市であった3区の現職・宮路和明氏(68)の後援会事務所開きでは、野村哲郎参院議員=鹿児島選挙区=が「参院選は戸別所得補償制度で農村部が負けた」と言及。「有権者受けする政策ばかり並べる政党に、政権を任せられない」と、民主側を批判した。
 さらに自民は、補償対象品目がコメや大豆などに限定されている点や、財源の不明確さを指摘。経営安定化策や耕作放棄地対策などを盛り込んだ、09年度補正予算で「農林水産業再生」を掲げた。
 友好団体として自民を支援し続け、盟友約6万人を抱える県農民政治連盟の幹部は「最初は戸別所得補償制度に魅力を感じた農家も、徐々に問題点が分かってきた。もう参院選の時ほどのインパクトはない」と一歩も引かない構え。農村票をめぐる両党の綱引きは激しさを増しそうだ。

569とはずがたり:2009/06/12(金) 21:52:37
>>535

首相、衆院選「8月2日」検討か 与党に反発も
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061201000816.html

 自民党内で12日、麻生太郎首相が「7月3日解散−8月2日投開票」の日程で衆院解散・総選挙を検討しているとの見方が広がった。

 町村派が震源で、「首相と森喜朗元首相が8日夜に秘密裏に会談し、7月12日の東京都議選前の解散が望ましいとの考えで一致したようだ」(自民党関係者)との情報が根拠になっている。

 ただ解散後の静岡県知事選(7月5日)と都議選で連敗すれば「打つ手なく衆院選に突入することになる」として、解散時期は都議選後に判断すべきだとの声が与党内には根強い。特に都議選を重視する公明党が反発するのは確実で、首相は鳩山邦夫総務相辞任が政権に与えるダメージも見極めながら最終判断するとみられる。

 政府が12日、2010年度予算の大枠を示す概算要求基準(シーリング)を例年より大幅に前倒しし7月3日にも閣議了解する方向で調整に入ったことも、首相が「解散準備」に入ったとの見方につながっている。

 税制改正法案など首相が今国会成立を目指す重要法案は19日までに成立する見通し。7月3日からは天皇陛下のカナダ、ハワイ訪問が予定されている。3日の解散も可能とされるが、2日に解散する案も出ている。
2009/06/12 21:36 【共同通信】

570千葉9区:2009/06/12(金) 21:57:59
>>525

571千葉9区:2009/06/12(金) 21:58:39
>>525  >>569は間違えた

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090612ddlk10010115000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選・対決の構図/中 3区/4区 /群馬
 ◆3区

 ◇共産票の行方も焦点
 8選を目指す自民党の谷津義男氏に、民主党の新人、柿沼正明氏が挑む。前回とほぼ同じ構図だが、共産党の候補擁立見送りがどう影響するかも一つのポイントになりそうだ。

 05年の前回衆院選で谷津氏は、解散早々に農業団体や商工会など支持団体を一早くまとめた。終始優位に戦いを進め、自民党の歴史的大勝の波にも乗り、柿沼氏に4万票以上もの大差をつけた。しかし、今回は自民党への追い風を期待できる状況になく、陣営には危機感も芽生えている。農家への働きかけや小規模集会をこまめに繰り返すなど、支持基盤の強化に余念がない。

 一方、柿沼氏は前回、衆院広島1区から選挙区を変更したこともあり、本格的な活動の開始が遅れ、谷津氏の固い地盤に跳ね返された。今回は自動車、電機関連の労組などの組織票固めを進める一方、大票田の太田市出身を前面に押し出す。前回、約1万票を獲得した共産党が候補者を擁立しない方針で、自民党には民主党に票が流れると警戒する見方も広がっている。

 ◆4区

 ◇引き締め図る福田氏
 自民党の前首相、福田康夫氏と新人の中島政希氏が、前回に続いてぶつかる見通し。

 福田氏は前回、中島氏の2倍以上の大量得票で圧勝した。固い地盤は健在というのが大方の見立てだ。ただ、昨年9月の突然の退陣表明は「政権投げ出し」との批判も根強い。陣営は「厳しくとらえている。一生懸命支持者を回るしかない」と引き締めを図る。福田氏自身、昨年末に40カ所以上で国政報告会を開催。外交活動などで本人が地元入りできない分は、長男らが支持固めに歩いている。

 一方、近く民主党の公認が見込まれる中島氏は、支持者回りや街頭演説などを中心に、有権者への浸透を図っている。また、農業や医療、郵政関係者といった、かつては自民党の固い地盤とされた層にも積極的に働きかけ、支持拡大を目指している。陣営幹部は「昨年秋から臨戦態勢が続いているが、これまでにない勢いを感じる」と話しており、民主党への追い風にも期待している。

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【3区】

 ◇主な立候補予定者
谷津義男 74 [元]農相   <7>自民現

柿沼正明 43 [元]興銀行員    民主新=[国]

 ◇05年衆院選の結果
当 谷津義男 自民 111034(58.07)

  柿沼正明 民主  69734(36.47)

  小菅啓司 共産  10444 (5.46)

 【4区】

 ◇主な立候補予定者
福田康夫 72 [元]首相  <6>自民現

中島政希 55 NPO理事長    民主新

 ◇05年衆院選の結果
当 福田康夫 自民 118517(62.81)

  中島政希 民主  56364(29.87)

  酒井悦夫 共産  13809 (7.32)

 *<>数字は当選回数。=の後は推薦。当=当選。比=比例北関東ブロックで復活当選。数字は得票数、カッコ内は得票率(%)。

572とはずがたり:2009/06/12(金) 22:08:32
>>569

鳩山更迭、政権弱体化に…衆院解散ますます遠のく
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090612-OYT1T00899.htm

 重要閣僚で麻生首相の盟友でもある鳩山氏の辞任は、首相の政権基盤の弱体化につながることは確実だ。

 与党では、早期の衆院解散・総選挙は難しくなったという見方が広がっている。

 2009年度補正予算関連法案の税制関連法案や国民年金法改正案、海賊対処法案は19日に成立する見通しだ。与党の一部には、この直後に衆院解散に踏み切り、7月12日投開票の東京都議選との同日選を行うべきだという意見もあるが、今回の事態を受け、「同日選は難しくなった」という受け止め方が広がっている。

 首相はなお、「6月末〜7月中旬の衆院解散、8月2日投開票」の日程を模索する構えだが、党内には首相への批判も広がっており、首相が主導権を握って解散に持ち込めるかどうかは不透明だ。解散時期が通常国会会期末までずれこむ場合は、8月30日か9月6日の投開票が有力となる。

(2009年6月12日21時50分 読売新聞)

573千葉9区:2009/06/12(金) 22:21:25
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09syuin_tatakai/09syuin_tatakai_01.htm
大 島氏 逆風覚悟 政権支持訴え
田名部氏 4度目対決 初勝利期す

 今月6日、階上町で開かれた「臥牛山まつり」の開会セレモニー。土砂降りの雨の中、来賓のテントで肩を並べる大島理森、田名部匡代の姿があった。
 悪天候でもイベントを盛り上げようと、にこやかに祝辞を述べた2人だが、互いに目を合わせることはなかった。迫る衆院選を意識し、ピリピリとした緊張感が漂った。
 大島対田名部。匡代の父で参院議員・匡省の時代から20年以上続く“八戸戦争”の構図だ。匡代が父から青森3区の地盤を引き継いだのは2000年。大島と匡代の対決は今回で4度目となる。
 大島は5月の大型連休、自民党県連会長として大掛かりな街頭遊説を行った。分刻みで移動し、政府・与党が緊急経済対策で打ち出した大型補正予算の意義を各所で訴えた。
 通行人や車に笑顔で手を振る大島。党の中枢にいる一人として、自民への逆風を少しでも緩めたいとの思いがにじみ出ていた。
 厳しい戦いは陣営も覚悟している。長引く不況や政治不信の批判の矛先は、政権与党の自民に。選対本部長の滝沢求は「地域の発展に大島が必要だということを訴えていく」と人物重視を強調する。
 麻生首相の支持率低迷も気になる。党国対委員長の大島は首相の側近というイメージが強い。だが、滝沢は「3区は大島対田名部の対決。影響はない」と強気に話す。
 「支持者から最後のチャンスと言われた。私もそのつもりで頑張る」。5月9日、南部町での国政報告会で田名部は声のトーンを強めた。民主党に追い風が吹いている今こそ、小選挙区で初めて勝つ好機ととらえているからだ。
 2年前から始めた「ハッスルトーク」と称するミニ集会は200回を超えた。最近は無党派層を意識し、街頭演説にも力を入れる。選対本部長の山内正孝も「日を追うごとに人が多くなっている」と手応えを語る。
 2000年の選挙以来、田名部は着実に票を伸ばしている。しかし、大島との票差は約2万9千、約1万6千、約1万7千と、なかなか縮まらない。山内は「新しい票の掘り起こしと郡部への浸透が勝利の鍵を握る。政党も前面に出していく」と意気込む。
 このほか、幸福実現党が候補者擁立を目指している。(敬称略)

574千葉9区:2009/06/12(金) 22:22:10
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09syuin_tatakai/09syuin_tatakai_02.htm
江 渡氏 地域貢献度をアピール
中野渡氏 小沢流戦術で支持訴え
 元防衛副大臣、現自民党国対副委員長。高い知名度と厚い支持基盤を誇る江渡聡徳だが、陣営は「選挙はそんな甘いもんじゃない」と繰り返す。
 最大の懸案は、政府・与党に対する厳しい世論の風当たり。特に無党派層の動向が気掛かりだ。
 5月の大型連休期間中に行った街頭遊説で江渡は、農政や防衛など選挙区内で抱える問題に対し、これまで取り組んできた実績を強調した。
 5月中旬には十和田市内で、首長らを対象にした緊急経済対策の説明会を開催。江渡は「選挙とは別」と話すが、地域への貢献度をアピールする場ともなった。
 党への逆風は感じるが、やはり与党として政策を実現できる強みがある。ただ、支援態勢に不安も残す。
 今年1月の十和田市長選。自民党は分裂選挙となり、江渡の支持した小山田久が当選し、当時の現職は落選した。その後は対立が沈静化したものの、しこりが解消されたかどうかは不透明だ。
 5月10日、民主党幹事長(当時)の鳩山由紀夫を迎え、東北町で開かれた集会「にこにこ井戸端会議」。マイクを握った中野渡詔子は、自公批判を展開しながら突然、「私は悔しいんです」と語気を荒らげた。
 小学生の娘を持つ母として、貧困や格差の拡大など、現状への不満を肌で感じている。現職への批判票の受け皿となるべく、さまざまな集会に出席。庶民の感覚を国政に届けようと意欲を燃やす。
 民主党代表代行の小沢一郎が主催する小沢塾出身の触れ込みで、立候補予定者に選ばれた。選挙区回りで川上(小集落)を優先するのも小沢流の戦術だ。代表は鳩山に代わったが、選対本部長の新保英治は「むしろ支持率アップが好材料」と期待する。
 ただ、江渡との知名度の差は簡単に埋まらない。特に、出身地の十和田市以外で苦戦している。このため、2区で影響力を持つ党県連代表の参院議員・田名部匡省と連携を強め、活路を見いだす。
 このほか、幸福実現党が候補者擁立を目指している。(敬称略)

575千葉9区:2009/06/12(金) 22:23:07
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09syuin_tatakai/09syuin_tatakai_03.htm

津 島氏 「高齢多選」不安材料に
横 山氏 連合の組織力低下懸念
吉 俣氏 知名度向上へ街頭演説
渡 辺氏 労働問題で党アピール
升 田氏 保守層の取り込み狙う
 「衆議院で可決して参議院に送った、いわゆる海賊対処法案だが、なかなか可決していただけない」
 自民党の津島雄二が7日、陸上自衛隊青森駐屯地で行われた創立記念行事のあいさつで、約800人の隊員を前に参議院で主導権を握る民主党の対応をけん制した。
 これに対し、前回の青森1区で津島に敗れ、東北比例で復活当選した民主の横山北斗は「短い中に思いを込めたい」と前置きした上で、1分近く自衛隊歌「この国は」を歌い、あいさつに代えた。会場の人々はあっけに取られた。
 青森1区は、過去2回戦っている現職2人が激突するほか、共産党の吉俣洋、社民党の渡辺英彦、無所属の升田世喜男の3新人が挑む。
 派閥の領袖で当選11回の津島だが、その経歴が今回は不安材料ともなっている。
 4月の青森市長選で自民が支持し、5期20年を務めた前市長(76)が「高齢多選」の批判などを浴びて敗れた。大票田の県都で培ってきた知事、市長との“三位一体”の連携。その一角が崩れた。
 自民県議は「議員と首長選は違うが、高齢多選は重なる」と市長選のマイナス影響を危ぶむ。既に、対抗陣営からは「世代交代」を求める声が上がっている。
 一方、横山を立てる民主は同市長選を自主投票で静観した。ただ、民主の支持母体である連合青森は、市長選で敗れた前市長を推薦したため、組織力の低下が懸念される。民主県連幹部は市長選の影響に「プラスはない」と厳しい見方だ。
 横山は支持者が切り崩されるのを警戒し、企業や支持者へのあいさつ回りなど水面下での単独行動を続ける。その動きは、民主県議でも「分からない」としている。
 共産、社民は2―4区に候補者を擁立しておらず、比例票の上積みをかけ1区での活動に勢力を注ぐ。
 吉俣は街頭演説で知名度向上に躍起。共産県委員会委員長の堀幸光は「比例2議席に向けて足掛かりとなる戦いをしたい」と、比例との連動を強調する。
 社民県連代表の渡辺は「格差是正のため最低賃金を全国一律にしたい」と対話集会や街頭演説で労働問題を取り上げ、党の存在をアピールしている。
 升田は政界再編をにらみ、元経産相の平沼赳夫衆院議員のグループに属し、保守層の取り込みを狙う。前回に続く挑戦で「手応えは感じている」と浸透に自信を見せる。
 また、幸福実現党が候補者を立てる予定。(敬称略)

576千葉9区:2009/06/12(金) 22:24:16
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09syuin_tatakai/09syuin_tatakai_04.htm
木 村氏 強固な地盤 実績強調
津 島氏 非自民結集 雪辱期す
 「前回こちらに来なかった票を足せば、相手はすぐ近くまで迫る。余裕はない」 
 自民党の木村太郎陣営の幹部は、国民新党から民主党に転じ、社民党も含めた非自民勢力の結集を図る津島恭一との激突に、危機感を募らせる。
 2005年の前回は木村と、郵政民営化に反対し自民を離れた津島に加え、民主元職、共産党新人も出馬。非自民票の分散もあって、強固な地盤を持つ木村が11万票余りを獲得し、次点に7万票以上の大差で圧勝した。
 だが民主は今回、自民を飛び出した県議の山内崇との候補者調整の結果、国民新だった津島を「勝てる候補」として公認し、非自民勢力を一本化。二大政党が正面から激突する初の構図となる。
 郵政関係者も引き続き、津島を支援。木村とは3度目の対決で「強さはよく分かっている」とする津島。「前回と違い、応援してくれる国会議員も県議もいる。郵政関係者にとっても特別な選挙区だ」と雪辱を期す。
 民主の選対本部長で県議の三上隆雄は「前回よりも悪い要素はない。政権交代が目の前に見えており、はるかに条件は良い」と意気が上がる。
 一方、受けて立つ木村陣営の幹部は「民主は一枚岩ではない」と、こじれた候補者調整のしこりを指摘。県議の1人は「木村は国政で十分に経験を積んだ。津島は衆院議員の2期で何をやったのか」と、有権者に実績の違いを訴える考えだ。
 木村自身は「国民が何に不満なのか、自分で受け止めていきたい」とし、小まめに有権者との対話を繰り返してきた。今後は21日の平川市を皮切りに、50近くある地区後援会ごとに総会を開き、陣営の引き締めを図る。
 また津島陣営は、父・守男から地盤を引き継いだ木村を「世襲議員だ」と批判する構えを見せる。木村陣営は「自分に力があるから当選しているだけだ」「津島だって政治家の家系じゃないか」と反発している。
 このほか、幸福実現党公認で宗教法人職員の石田昭弘が出馬する。(敬称略)

577千葉9区:2009/06/12(金) 22:32:33
http://www.zakzak.co.jp/top/200906/t2009061210_all.html
8月分の給料が出ない! 議員秘書軍団の悲痛な叫び
「7・28解散、9・6選挙はやめて〜」

 次期総選挙の日程をめぐり、永田町では様々な憶測がながれているが、与野党問わず衆院議員(代議士)の秘書の間で「ここだけはやめて!」との悲痛な叫びがあがっている日程がある。それは、「7月28日解散、9月6日選挙」だ。果たしてなぜなのか−。

 「妻と私立高校に通う息子がいる。代議士が落ちたら元も子もないけど、7月28日解散、9月6日選挙の日程だと、8月分の公設秘書の給与が出ず、センセイ個人のポケットマネーや事務所の資金から給料をもらうことになる。選挙はカネがかかるから、給料は減るんだろうなぁ」

 民主党代議士に付く50代の政策秘書はこうボヤいた。

 国会議員の秘書のうち、政策、第1、第2の3人は特別職公務員の扱い。「国会議員の秘書の給与等に関する法律」によれば、給料月額は約27−55万円で、税金から支払われる。ボーナスもある。

 当然、議員が身分をなくせば、公設秘書も身分を失うが、公職選挙法によると代議士は任期満了以外に解散の時点で身分を失い、当選の時点で身分を得る。一方、公設秘書は代議士が国会に届けを出し、認められた時点で身分を得ることになっている。

 仮に「7・28解散、9・6選挙」ならば、間の8月には代議士が存在しないことになるわけで、センセイも秘書も税金から給与をもらえないというわけだ。

 資金力に乏しいある小泉チルドレンの公設秘書も、「台所事情が苦しいのを知っているだけに、その場合に同じ額を要求するのは、はばかられる。自分に払う分、私設秘書にもしわよせがいくかもしれない。当選できるなら、ささいなことではあるけど…」と、危機感を強めている。

 一方、解散月と選挙月が同一か連続ならば、センセイが当選すれば穴は空かない。例えば、「7・28解散、8・30選挙」でセンセイが当選し、翌31日にも公設秘書の届け出が受理されれば「8月分の給料は、まるまる受け取れる」(衆院広報課)ことになる。

 ちなみに、解散月と選挙月の間に別の月を挟んだのは、戦後に限れば2回だけだ。

 カネの心配はないといわれる麻生太郎首相だが、秘書たちの悲痛な思いは届くだろうか。

ZAKZAK 2009/06/12

578千葉9区:2009/06/12(金) 22:39:43
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4156101.html
渡辺喜美氏、河野氏に参加呼びかけ
動画を他のプレイヤーで見るWMP高 WMP低 Real高 Real高  渡辺喜美元行革担当大臣は11日、自民党の河野太郎議員のパーティーに出席し、「政界再編が必要だ。我々の新党に参加しませんか」と呼びかけました。

 「自民党で限界を感じていませんか?今日はなぜここへ来たのか?新党に参加しませんかって話をしに来たんです」(無所属 渡辺喜美元行革相)

 このように呼びかけた渡辺氏に対し、河野議員は笑って聞き流しましたが、その一方で「21世紀も自民党が日本を前に進めるには、渡辺氏をもう一回取り込むくらい変らないとダメだ」と切り返し、まずは自民党を変えてゆくとの姿勢を強調しました。

 渡辺氏は解散総選挙に合わせ、政党要件を満たす国会議員5人以上による新党の立ち上げを目指し、与野党の議員に対する勧誘を精力的に進めています。(11日23:31)

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090612-505868.html
渡辺善美氏が鳩山氏警戒、新党結成急ぐ記事を印刷する

 渡辺喜美元行政改革担当相は12日、都内での講演で、総務相を辞任した鳩山邦夫氏が主導する新党結成の可能性に言及した上で「先につくられると、われわれ(の新党)がかすんでしまう」と述べ、自身の新党結成を急ぐ考えを強調した。

 講演では「遅くとも来月ぐらいには立ち上げ、キャスチングボートを握る第三極になる」と宣言。「鳩山氏が新党をつくっても、自民党と鋭く対決している私とは違う。自民党とは敵対しないだろう」と指摘した。

 自民党を1月に離党した渡辺氏は、江田憲司衆院議員とともに衆院選前の新党結成を目指している。(共同)

 [2009年6月12日20時8分]

579名無しさん:2009/06/12(金) 23:54:55
最新支持率情報!
内閣支持24.1%に低下=党首力、投票先とも民主が上−時事世論調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2009061200676&amp;j1
内閣支持24.1%に低下=党首力、投票先とも民主が上−時事世論調査
 時事通信社が5〜8日に実施した6月の世論調査によると、麻生内閣の支持率は前月比2.2ポイント減の24.1%で、3月から続いていた回復傾向がストップした。不支持率は同4.6ポイント増の56.6%。一方、「首相にふさわしい政治家」では、鳩山由紀夫民主党代表が34.6%となり、麻生太郎首相の23.9%を上回った。
 内閣支持率は、民主党の小沢一郎前代表の秘書が逮捕された直後に行った3月の調査から上昇を続けていた。しかし、今回、不支持理由を見ると「期待が持てない」(35.4%)が最も多く、以下「リーダーシップがない」(23.4%)などとなった。日本郵政社長人事や、厚生労働省の分割・再編をめぐる政権の迷走が支持率低下につながったとみられる。
 調査は、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回収率は66.8%。
 次期衆院選比例代表の投票先は、民主が前月比5.0ポイント増の33.9%、自民は同0.4ポイント減の24.8%で、党首力、投票先ともに民主が自民を上回った。
 政党支持率は、自民18.4%(同1.5ポイント減)、民主15.5%(同1.3ポイント増)となり、両党の差が縮まった。以下は公明3.4%、共産1.3%、社民0.9%、国民新0.1%、支持政党なし58.1%。 
 望ましい政権の枠組みでは、「自民、民主の大連立」が同3.0ポイント減の22.5%と、2カ月連続で減少。「民主中軸の非自民連立」は19.0%(同3.1ポイント増)、「民主単独」も13.9%(同2.2ポイント増)と上昇したのに対し、「自公連立」は13.8%(同0.4ポイント減)、「自民単独」は8.5%(同0.1ポイント減)だった。(2009/06/12-15:41)

580とはずがたり:2009/06/13(土) 00:00:55
>5月11日、新潟市内のホテルであった県美容業生活衛生同業組合の総会。約30人の来賓に今年初めて県内選出の民主党国会議員が名を連ねた。県内約2000店の美容室が加盟する同組合は、これまで自民党の国会議員を招いてきた。民主党議員に声をかけた理由を組合関係者は「政権交代を見越し、どちらが政権を取ってもいいように」と明かす。

’09衆院選:不況下の選挙へ始動 団体「応援の余裕ない」の声も /新潟
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090612ddlk15010004000c.html

 衆院議員の任期切れ(9月10日)まで3カ月を切った。解散・総選挙の時期は不透明なままだが、着実に近づいている。県内から立候補を予定する各陣営も準備を本格化。一方で未曽有の不況によって暮らしや将来への不安が社会を覆うなかで今回の選挙は行われる。地元の企業や業界団体からは「閉塞(へいそく)感を取り除いてほしい」「政治家を応援する余裕はない」と、期待と戸惑いが交錯する声が漏れる。【岡田英、小川直樹】

 ◇やっと事務所開設

 「選挙事務所の開設を先送りしてきたが、ようやく7月初めにも開くことができる」。下越地方の新人候補予定者の選挙対策幹部は意気込む。

 本来なら、麻生太郎首相が就任直後の昨年秋、事務所を開いて選挙戦に突入する見込みだった。しかし、解散は先送りされ、資金の不安もあり、事務所開きも先送りしてきた。

 別の政党関係者も「解散が延びて軍資金が厳しい。だが、選挙が迫っているのは事実。再スタートを切らないと」と引き締める。

 ◇どっちに転んでも

 麻生内閣の支持率低迷が続くなか、これまで与党を支持してきた団体の対応にも変化が起きている。

 5月11日、新潟市内のホテルであった県美容業生活衛生同業組合の総会。約30人の来賓に今年初めて県内選出の民主党国会議員が名を連ねた。県内約2000店の美容室が加盟する同組合は、これまで自民党の国会議員を招いてきた。民主党議員に声をかけた理由を組合関係者は「政権交代を見越し、どちらが政権を取ってもいいように」と明かす。

 自民党関係者は「これまでめったになかったこと」と危機感を強める。総会があったこの日、民主党の小沢一郎前代表が辞任表明した。会場には「小沢辞任」を知らせるメモが会場のテーブルに回り、あわただしくなったという。

 組合関係者も「政権の行方は本当に分からなくなった」と漏らす。

 ◇自分の生活だけで

 「支持してくれる企業を新規開拓するのは非常に困難」。新潟市内の候補予定者の陣営はため息をつく。厳しい経営状況の企業が多いなか、政治家を応援する気運は低調という。経済団体も「自分たちの生活だけで精いっぱい」と口をそろえる。

 廃業が相次ぐタクシー業界。02年に当時の小泉政権下で行われた規制緩和で新規参入の自由化が行われ、供給過剰に陥った。同市個人タクシー事業協同組合の山口広理事長は「規制緩和の弊害をどう是正してくれるのかが最大の焦点」と政策を重視するというが、「与野党の政策の違いは見えにくくなっている」とも指摘する。

 公共事業の減少に苦しむ生コンクリート業界の関係者は「政治への関心が薄れているわけではない。ただ政党頼みで仕事が増える時代ではない」とため息交じりに話した。

 一方、労働組合も、非正規労働者の増加や団塊世代の退職などで組合員数の減少に歯止めがかからない。08年秋以降、雇い止め、賃金カットの嵐が労働者に吹きつけるなか、労組の存在意義が問われている。「国民に『自己責任』を強いてきたことが、政府の大きな過ちだった」と訴えるが、どこまで組合員らの心に響くか、見えにくくなっている。

毎日新聞 2009年6月12日 地方版

581名無しさん:2009/06/13(土) 00:04:33
クニオさん…正義とか正しいとかの大安売りなんですけど…

ちょっと白々しい気もするのですが、多分国民もそう感じているのでは。

ユキオは軽々しく組むべきではないのでは

それにしても…はとやまゆきお・くにお…漫才師みたいな名前ですな。

582名無しさん:2009/06/13(土) 00:08:32
そういや本日、クニオが祖父の墓参りしたそうですが…

実は93年に兄弟で自民党を離党した日にも墓参りしていました。

もう…覚悟きめていますねぃ

583とはずがたり:2009/06/13(土) 00:15:35
邦夫の胡散臭さには辟易なんです。。

そんな事があったんですね。
>実は93年に兄弟で自民党を離党した日にも墓参りしていました。

まあそれを思い起こさせるのを見越した脅しの可能性も有るのかも知れませんけど。。

584千葉9区:2009/06/13(土) 00:38:31
>>581
政治家が「正義」という言葉を軽々しく使うのは抵抗あります。
正義を持ち出されたら議論の余地なしですからねー
気安く使ってはいけない言葉だと思います。

585あかかもめ:2009/06/13(土) 00:43:09
>>530

僕が宇都宮にいたとき、あそこの代表は幸福の科学信者だと小耳に挟んだことがあります。

ちなみに近所に幸福の科学の会館がある(宇都宮は本山なのかな?)のですがこれを招致するのに尽力したのが簗瀬だったみたいで、そのせいか学会員は簗瀬を毛嫌いしてますw

586とはずがたり:2009/06/13(土) 00:48:38
>>585
おお,そんな事が。
来年の参院選にも幸福党が出してくるとちょいと不利か!?

587官兵衛:2009/06/13(土) 08:26:12
>>543
この小熊県議は、例によって、「日本の夜明け」か平沼グループから出るのでしょうか?私は、個人的には、渡部恒三氏の後継者として次期総選挙の次に出るか、来年の参院選福島選挙区候補として出て貰えれば幸甚なのですが・・・・・・。

588千葉9区:2009/06/13(土) 10:52:53
>>587
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/kikaku/078/3.htm
>小熊は、参院補選、参院選で候補として名前が取りざたされ準備が遅れたため、組織の建て直しを図っている。と国政には前々から意欲があったようですね。

589千葉9区:2009/06/13(土) 11:00:14
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/102023
九州・自民に危機感 “敵失”歓迎 民主は攻勢 鳩山総務相辞任 側近の乱 地元混乱
2009年6月13日 01:22 カテゴリー:政治
 鳩山邦夫総務相(衆院福岡6区)が辞任した12日、九州政界に波紋が広がった。政権中枢で麻生太郎首相(同8区)を支えた「側近」の離反劇。次期衆院選に向け準備を進める自民側は危機感を募らせ、政権交代を目指す民主側は攻勢を強めた。

 鳩山陣営の幹部や系列の地方議員たちは「筋を通した。有権者も分かってくれる」と表向き強気の姿勢。だが、衆院選戦略では、陣営は「現職大臣」を前面に出していただけに、「勢いが落ちるのは避けられない」との声も。福岡県久留米市のベテラン市議は「民主党に一度政権を取らせようとの流れが強まるのでは」と懸念した。

 日ごろ、鳩山派を公言する地元市長は「鳩山さんは人事問題に固執しすぎて、国民感情と離れていたのではないか。『かんぽの宿』から始まった一連の郵政問題で、自らに風が吹いていると感じたんだろうか。鳩山兄弟で政界再編というのがあるのかなあ」とつぶやいた。

 党勢が大きく影響する新人の立候補予定者は特にショックを隠せない。大分1区に立候補予定の自民新人・穴見陽一氏は「悪い意味で自民党的な分かりにくい決着。選挙にも悪影響が出るだろう」と顔を曇らせた。

 鳩山氏は離党の可能性を否定せず、側近議員に同調の動きもある。鳩山氏、麻生首相がともに所属する自民党福岡県連の新宮松比古会長は「(2人の)仲にひびが入ることはないと信じている」と、自分に言い聞かせるように話した。

 麻生首相の地元・福岡8区では、政権運営の先行きを不安視する向きも。ある首長は「相次ぐ閣僚の辞任は政権にとって大打撃。ごたごたはこれで終わりにしてほしい」。鶴原国夫・麻生太郎穂波地区後援会長は「盟友の辞任を認めたのは苦渋の決断。泣いて馬謖(ばしょく)を斬(き)る、心境だったのでは」と胸中を思いやった。

 一方、鳩山氏と同じ福岡6区に立候補を予定する民主現職の古賀一成氏(比例九州)は12日夕、福岡市で開かれた労働組合の会合に出席。約60人の組合員を前に「私の相手は、お騒がせの鳩山さん。命をかけて戦う」。地元秘書は「自民党政権の内幕はぼろぼろということが露呈した」と“敵失”を歓迎した。

 「国民が望む改革は今の内閣にはできないという表れ」と民主党福岡県連の助信良平幹事長。表情には余裕もにじんだ。

=2009/06/13付 西日本新聞朝刊=

590千葉9区:2009/06/13(土) 11:09:28
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09syuin_tatakai/09syuin_tatakai_05.htm
鈴木氏 西松事件争点化の構え
畑 氏 知名度不足克服手応え

  民主党前代表・小沢一郎の影響力の強い岩手県政界にあって、4選挙区で唯一の“民主空白区”である岩手2区。事実上の一騎打ちとなる自民党現職の鈴木俊一、民主党新人の畑浩治の両陣営は、西松建設の巨額献金事件による小沢の公設秘書逮捕と、代表辞任の影響をにらみつつ、選挙戦本番に臨む。
 次期衆院選での県内全選挙区の議席独占を目指し、「小沢首相誕生」をアピールしてきた民主党県連。西松事件発覚後も、小沢の下での政権交代の必要性を訴えてきたが、5月11日、突然の辞任表明に動揺と落胆の色が広がった。
 幹事長佐々木順一はじめ県議の多くは「究極の政治判断」「危機感の共有で党内の結束が図られる」と辞任の狙いに理解を示すが、県連幹部の一人は「岩手に限ってはプラスになることはない」。有権者と直接向き合う町議からも「小沢代表でなければ勝てない」との本音が漏れる。
 一方、選挙区をくまなく回っている畑陣営の一人は「後継の鳩山由紀夫代表の支持率は依然高い。西松事件の影響も薄れてきているようだ」と現状分析。選挙初挑戦で知名度不足に泣いた前回から4年近く、約11万人の有権者と対面し、名前と政策の浸透への手応えを強調する。
 1996年の小選挙区制移行後、4回連続で議席を死守し、連続7選を狙う鈴木陣営。自民党県連幹事長の千葉伝は「(小沢は)説明責任を果たしていない。政治とカネの問題は厳しく追及されるべきだ」。政党対決、政権選択という構図ゆえに、西松事件を争点化する構えをみせる。
 陣営幹部からは「小沢独特の集金システムの一端が明らかにされたが、かつて問題となった不動産所有などの全容はうやむやのまま」との声も上がる。
 小沢という敵陣の金看板が降ろされたとはいえ、現実味を帯びる政権交代のムードに、緊張感が張り詰める。
 幸福実現党は党県本部副代表の工藤哲子を擁立する。(敬称略、衆院選取材班)

591とはずがたり:2009/06/13(土) 11:16:35
>>587
自民県議が,離党したとは云え渡部の後継に成ることはないでしょうし,自民が分裂したのに民主がわざわざ救済してやる必要もないでしょう。
渡部が後継を誰にしようと考えているのかには興味ありますが

592千葉9区:2009/06/13(土) 11:32:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20090613-OYT8T00134.htm
佐藤氏総務相兼任 衆院選前多忙懸念も
激戦予想の4区祝福の声と交錯
鳩山総務相の更迭に伴い、12日、衆院栃木4区選出の佐藤勉・国家公安委員長が総務相を兼任することになった。支持者などからは祝福の声が上がる一方、総選挙が近づく中、4区では激戦が予想されるだけに、多忙なポスト就任に懸念を示す声も出ている。

 小山市の佐藤氏の事務所では、午後3時頃から支持者からの祝福の電話が相次いだ。事務所では「麻生内閣の直前まで総務副大臣をやっており、そのときの実績が評価されたためだろう。郵政行政にも詳しい」と分析。「国家にとって重要な人物だと受け止めてもらえれば選挙への追い風になる」と話した。周辺によると、佐藤氏本人も放送行政などに明るいとして総務相就任を望んでいたという。福田知事も「総務副大臣として活躍した経歴を持つ佐藤氏の就任は時宜を得た適材適所の人事だ」とのコメントを発表した。

 一方、3か月以内に総選挙が行われることが確実なだけに、大臣兼任による影響を懸念する声も聞かれる。ある自民党県議は「巨大官庁で多忙となる。地元に戻れなくなりそうで心配だ」と話した。また、「世論は辞任した鳩山前総務相を支持する可能性が高い。火中の栗だ」という声も出ている。

 4区で5度目の対決が予想される民主党の山岡賢次国会対策委員長の陣営では、「選挙への影響はない。むしろ、これから(国会などで)郵政問題でいろいろ突っ込まれるだろう」との受け止めを示した。また、4区から立候補を予定する植竹哲也氏の陣営は、「佐藤氏の支持者は評価するだろうが、自民党内のごたごたはマイナスだ。選挙への影響は少ないのではないか」と話した。

(2009年6月13日 読売新聞)

593千葉9区:2009/06/13(土) 11:38:36
>自民党現職の篤氏は一昨年に病に倒れた〜会津若松市長の菅家一郎氏の国政転身を期待する動きもあり
>自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相との関連だ。
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000906130005
小熊県議4区出馬検討 衆院選
2009年06月13日


 ●自民離党、無所属で


 会津若松市選出の自民党県議・小熊慎司氏(40)が12日、朝日新聞の取材に対し、次期衆院選の福島4区から無所属で立候補を考えていることを明らかにした。4区では自民党現職の渡部篤氏(57)が党公認で立候補する予定だが、正式に決まると保守票が分裂することになる。任期満了まで100日を切った時期の唐突な表明で、自民党関係者に当惑が広がっている。


 ●決定なら保守票分裂


 小熊氏は12日午前の朝日新聞の取材に、「(後援会からの)要請を重く受け止める。一人でも多くの方の意見を聞き、近日中に決めたい」と前向きな姿勢を示した。来週にも自民党へ離党届を出す考えという。同日夕に会津若松市内で後援会の会合が開かれ、立候補を正式に要請された。


 会合には後援会役員や、支持者の各種団体代表ら約60人が集まった。「会津の閉塞(へいそく)状況を変えて欲しい」との声が次々と上がり、総意として小熊氏に立候補を求めることを決めたという。


 会合後に会見した小熊氏は「重要な要請を頂き、この1週間をめどにしっかりした答えを出したい」。斎藤斗志郎後援会長は「2人の衆院議員が出て4年たって何が変わったか。サティがなくなり、中合がなくなる。この現状を是とするか変えなければならないのかを考えた」と話す。


 小熊氏は衆議院議員秘書、会津若松市議を経て、現在は県議の2期目。「いずれは国政」と以前から周囲に公言し、前回の参院選でも党内選考に名乗りを上げた。後援会にも国政転身に期待があったが、自民党公認の篤氏、13期務める民主党の渡部恒三氏がいるため、かなわなかった。


 しかし、昨秋に予想された総選挙が先に延び、若手後援者を中心に「待っていてはだめ」との声があった。公共事業削減や景気悪化で、2人の現職に閉塞(へいそく)感を訴える有権者も多い。小熊氏周辺は「若さを武器に一定の支持を得られる」と期待する。


 自民党現職の篤氏は一昨年に病に倒れた。今は回復したが、体調を気遣う声が自民党支持者には絶えない。更に、会津若松市長の菅家一郎氏の国政転身を期待する動きもあり、小熊氏がいち早く4区の候補者として名乗りを上げることで、「他の国政志願者への牽制(けんせい)にもなる」との思惑も後援会の一部にある。


 「まさか」。小熊氏から打診も受けていないという篤氏の陣営は絶句した。「国政選挙はそんなに簡単でない」と半信半疑だが、最近は篤氏本人も情報収集に走っていた。


 小熊氏の行動には、様々な見方がある。一つは、自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相との関連だ。ある県議は「渡辺氏が各地の30、40代県議にメールなどで出馬を呼びかけている。政界再編があれば、自民党、民主党どころではなくなる」と話す。


 4区は前回総選挙で、篤氏が恒三氏に約7千票差まで迫り、比例区で復活当選した。ベテラン県議は「二大政党制なのに無所属で出るなんて無理。自爆テロだ」と話す。自民党にとっては保守票が分裂すると、共倒れにもなりかねない。自民党県連の斎藤健治幹事長は「本人からの連絡がなく、県連としては確認がとれていない」とのコメントを出した。

594官兵衛:2009/06/13(土) 11:53:02
>>591
どの新聞だったか失念しましたが、渡部恒三氏が、候補者の世襲問題が批判されている事を、批判していましたが、後継者は息子辺りを考えているのではないでしょうか?(確か、参院福島選挙区補選の候補者選びの時、息子の恒雄氏を候補者から外す様に言っていた事を思い出しました)

595名無しさん:2009/06/13(土) 15:02:28
 今日、買い物のためJR野田新町駅の近くを車で走っていたら幸福実現党の事務所と
街宣車(ハイエース)が止まっていました。愛知13区は誰が出るか知らないけど、分らん政党ですね。

596とはずがたり:2009/06/13(土) 16:29:21
愛知13区は大村秀章ですな。。あのきしょい顔には出てきて欲しくないので是非民主に勝って欲しいのですが幸福実現党の影響力はどの程度のものやら。。

597名無しさん:2009/06/13(土) 21:54:59
>>548
総選挙を100倍楽しむ方法

>ちょっと?早いですが下野?後の自民党体制
>党首 谷垣禎一

としましたが…下野、といえばやはり党首は伝統の河野ファミリー
河野太郎でしょう。

598名無しさん:2009/06/13(土) 22:00:44
会期の大幅延長は…単にアソウが東京や各地で遊説したいだけじゃないのか!

601とはずがたり:2009/06/14(日) 00:15:54
何か議員板で議論になってましたけど,国会の会期は一回しか延長できず,会期終了後再招集しないと自動的に8/23投開票日になっちゃうんですね。
ややこしい。会期末から8/10迄の間になんか理由付けて招集っすかね?

49 名前: 炎の川 ◆.NMZccAvvY [sage] 投稿日: 2009/06/13(土) 20:54:19 ID:G+drX9oK
>>44
今国会普通に閉じたら8月10日までに8月23日投開票で公示されちゃうわけだが…,
さりとて,公示後に召集して,8月21日解散というわけにもいかず…

602とはずがたり:2009/06/14(日) 00:19:38
>>601>>599へのレスです。。
其処迄選挙するの嫌がってるの見え見えだと醜く権力にしがみつく様にしか見えず,批判も出るんじゃないでしょうかね?

>>600
ただ邦夫は自分の人気の為に麻生を斬ったと思いますね。>怒った理由

603名無しさん:2009/06/14(日) 00:32:51
>>601

>国会の会期は一回しか延長できず,会期終了後再招集しないと自動的に8/23投開票日になっちゃうんですね。

一回しか延長できないのは規定どおりなのですが、
>会期終了後再招集しないと自動的に8/23投開票日になっちゃう

この意味…よく分かりませんが。
延長国会って終了後再召集しないと、今年のように任期満了年であれば自動的に解散/投開票日が
決まってしまうのでしょうか?
ということは7/28に会期終了して一ヶ月弱後に投開票という意味でしょうか?

604とはずがたり:2009/06/14(日) 00:42:55
俺もよく解ってないんですけど,どうもそうみたいですね。
しかし臨時国会を召集して解散するとその公示が吹き飛ぶみたいですね。わけわからん。

605いなばやま:2009/06/14(日) 00:43:46
>>603
公職選挙法
第31条 衆議院議員の任期満了に関る総選挙は、議員の任期が終る日の前30日以内に行う。
2 前項の規定により総選挙を行うべき期間が国会開会中又は国会閉会の日から23日以内にかかる場合においては、その総選挙は、国会閉会の日から24日以後30日以内に行う。
3 衆議院の解散に因る衆議院議員の総選挙は、解散の日から40日以内に行う。
4 総選挙の期日は、少なくとも12日前に公示しなければならない。
5 衆議院議員の任期満了に因る総選挙の期日の公示がなされた後その期日前に衆議院が解散されたときは、任期満了に関る総選挙の公示は、その効力を失う。

①今回、任期満了の場合の場合は8月11日から9月10日以内に選挙
②7月28日に通常国会が閉会して臨時国会が開かれない場合「総選挙を行うべき期間(今回の場合は8/11〜9/9)」が「国会閉会の日から23日以内にかかる」ので「国会閉会の日から24日以後30日以内に行う」ことになってしまうのです
以上の2点から日曜日投票に限定すると8月23日しか条件に合う日がないのです。

ちなみに極端な話をすると第5項を適用する、すなわち8月22日に国会を召集し解散すれば23日の選挙はなくなります。

606とはずがたり:2009/06/14(日) 00:43:59
違う,臨時国会を召集するとその公示が吹っ飛ぶみたいなので解散を遅らせられる,と云う事みたいです。。

607とはずがたり:2009/06/14(日) 00:44:35
>>606>>604への訂正っす。

608いなばやま:2009/06/14(日) 00:51:29
7月28日で解散もなく国会がしまってしまうと自動的に投票日まで決まってしまうので
選挙期日を延ばすには7月29日から8月10日の間に臨時国会を召集し最大9月10日まで臨時国会を開けば
その聞選挙は後ろにずれます。

609とはずがたり:2009/06/14(日) 00:53:12
>>605
>ちなみに極端な話をすると第5項を適用する、すなわち8月22日に国会を召集し解散すれば23日の選挙はなくなります。

公示以後選挙運動始めた所で選挙を無くすような行動を取るのは可成りの批判を被ることは確実ですし,あんまアクロバティカルな事は出来ないっすよねぇ。

なんか陽気なアホの麻生も流石に自分の駄目さ加減に気付いて辞職するんじゃないかと思えてくる今日この頃です。
まあ支持率20%切っても頑として辞めなかったですけど,今回は自民党得意の将来への先送りが効かないですからねぇ。

610とはずがたり:2009/06/14(日) 00:56:01
>>608
その臨時国会ですけど理由はどんな風に付くんでしょうかね?
新首班指名だとして政治日程>>511のどっかに総裁選ぶち込む余裕はあるんでしょうか?

611あかかもめ:2009/06/14(日) 01:01:27
>>609
辞めるんなら今ですよね。

そうすれば総裁選の露出度と相まって都議選を乗り切れるかもしれない。

612いなばやま:2009/06/14(日) 01:03:39
>>610
首班指名以外理由が思いつかないですよね・・・
またぞろ補正予算ですかね・・・

まぁ5人目ですから国会開会中だとまた批判を浴びるでしょうから
閉会日(7/28)に辞任表明、8月第一週の内に総裁選挙って感じは可能だと思います。
全党員参加の投票は無理ですので国会議員+各県連3票方式になるでしょうね

613とはずがたり:2009/06/14(日) 01:05:28
>>611
ただ,都議選の結果も出てないのに敵前逃亡的に辞めれるような頭も持って無さそうなんですよねw
タイミング逸して都議選後?麻生降ろしが始まると依怙地になって辞めない可能性があるから如何にその辺の動きを抑えるかが鍵か。

614いなばやま:2009/06/14(日) 01:06:34
>>611
さすがにサミット直前まで粘りきった麻生が今辞める理由がないですよ
国会開会中ですしね

615とはずがたり:2009/06/14(日) 01:08:10
>>612
そうして新首相としての実績を造ってから信を問うとか云ってちょいと引き延ばし,輿論がプラスに反応すれば一気に解散って感じでしょうか?
あとは麻生がご乱心で解散しちまわないように周囲がコントロールすれば完了か。

616あかかもめ:2009/06/14(日) 01:50:22
>>613-614
都議選後に辞めるんじゃ自民党的には完全に引導渡された状態になるわけですからそのあと、総裁の首を挿げ替えようが焼け石に水。

まあ、150前後から180後半くらいまで回復するまでには持ってけるでしょうが・・・
ただ、現実的にはありえないと思いますけどね。

617千葉9区:2009/06/14(日) 01:59:39
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20090613ddlk10010289000c.html
選ぶ:’09ぐんま衆院選・対決の構図/下 5区/比例 /群馬
 ◆5区

 ◇小渕氏に挑む社民
 少子化担当相を務める自民党現職の小渕優子氏に、社民党新人の土屋富久氏が挑む。今回、民主党は候補擁立を見送る方針で、民主不在の選挙区となる。

 小渕氏は父の故小渕恵三元首相から引き継いだ固い地盤や若さを背景に、05年の前回選挙は県内最多の14万票余りを獲得、民主、共産両党の候補者を寄せ付けなかった。今回は、現職閣僚で初めての妊娠という話題も提供、注目度はさらにアップしている。運動に一定の制約が生じる可能性もあるが、少子化担当相でもあり、選挙へのマイナス材料にはならないとの見方がもっぱらだ。

 土屋氏は前回、1区から立候補したものの1万1000票余りで敗れた。社民は比例代表北関東ブロックで1議席を獲得したが、土屋氏は得票が有効投票総数の10分の1に満たず、復活当選できなかった。今回は選挙区を変更、中選挙区時代の旧3区と重なる5区に移った。旧3区は旧社会党時代に山口鶴男元総務庁長官を輩出するなど、社民が伝統的に支持を集めてきた地盤で、雪辱を期す。

 ◆比例

 ◇自民、民主競り合う
 比例代表北関東ブロックは過去2回、自民党が8〜9議席、民主党が7〜8議席を獲得しており、県内でも両党が全体の7〜8割の票を分け合ってきた。

 自民は逆風も伝えられる中、小選挙区の個人票をどこまで比例に連動できるか。県連幹部は「小選挙区の激戦区よりも気掛かり。とにかく投票に足を運んでもらう」と語る。

 民主は県版マニフェストの公表で得票率アップにつなげたい考え。党関係者は「政権交代に向け、県から一人でも多く当選を、という有権者の感覚に期待したい」と話す。

 前回、同ブロックで1議席減らした公明党は「3議席奪還」の目標を掲げる。県本部幹部は「与党として経済対策を訴えていく」と意気込みを語る。

 共産党は候補を擁立する1区と連動し、票の掘り起こしを進める。県委員会は「自民、民主両党に飽き足らない有権者は多い」と、手応えを語る。

 社民党は民主不在の5区に候補を立てる。選挙後の民主との連立も模索される中、県連合は「社民の独自性をどう訴えるかだ」と課題を挙げた。

 国民新党は前埼玉県飯能市議を擁立する方針だ。=おわり(この連載は庄司哲也、杉山順平が担当しました)

618千葉9区:2009/06/14(日) 02:07:30
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000906130004
自民 民主 ともにブレーキ
2009年06月13日


民主党の米長晴信参院議員らは12日夕、街頭演説で政権交代の実現を訴えた。一方、西松建設の違法献金事件については触れずじまいだった=甲府市

   ■自民 総務相辞任の悪影響懸念


   ■民主 違法献金事件には触れず


 次期総選挙で政権をかけて争う自民、民主両党だが、その足元がおぼつかない。民主党県連は12日、甲府市内で国会議員らが街頭演説をしたが、西松建設に絡む違法献金事件については触れずに終わり、聴衆から不満の声が上がった。一方、日本郵政の社長続投問題で、鳩山総務相が辞任した自民党。相次ぐ閣僚の辞任に、県連関係者は総選挙への影響を懸念する。(岡戸佑樹)


 「次期総選挙は、民主党3人すべてを当選させていただきたい」


 12日午後5時半過ぎ、JR甲府駅前。マイクを握った民主党県連の米長晴信参院議員は叫んだ。演説会には県連の選対本部長を務める米長氏のほか、山梨2区で立候補を予定している坂口岳洋氏、党所属の県議らが参加。約30分にわたり、政権交代の実現を訴えた。


   ■「もっと説明を」聴衆の男性不満


 違法献金事件については、民主党が有識者に検証を委ねた第三者委員会の最終報告書が、10日に提出された。しかし、この日の演説会で、建設業者と小沢一郎前党代表とのつながりなど、事件の説明は一切なかった。県連の樋口雄一幹事長は「報告書では説明が足りないという批判はあるが、検察の捜査の動き、裁判の状況を見てからにしたい」と釈明する。


 演説を聴いていた50代の男性は「これまでの党の説明では不十分だ。こうした場で一連の事件の説明をしっかりしてほしい」と話した。


 日本郵政の社長人事をめぐって鳩山総務相が辞任した自民党。麻生内閣にとって3人目の閣僚辞任となるだけに、県連関係者から総選挙への影響を不安視する声が上がった。


 「国民に悪印象を持たれたのは間違いない」


   ■自民県連や県議「支持率下がる」


 自民分裂が現実的となった衆院山梨2区で厳しい選挙戦も予想される堀内光雄衆院議員派の県議の1人は、そうこぼす。県連は7日に立候補予定者3人の街頭演説を実施、総選挙に向けて臨戦態勢を整えたばかりだった。


 「これでまた党の支持率が下がるだろう」とこの県議。県連の清水武則幹事長も「選挙前の時期に党内でドタバタが起きるのは良くない。色々起きて大変だ」と麻生内閣に苦言を呈した。


 一方、鳩山総務相の辞任について、民主党県連の竹越久高代表代行は、この日の演説会で、「内閣の不一致、麻生首相の指導力のなさを暴露した」と批判した。

619とはずがたり:2009/06/14(日) 02:14:55
>>618
西松なんてもうどうでも良いかと思ってましたけど国民そうでもないんでしょうかねぇ。
あんま軽視出来ないかもしれませんな。。

620千葉9区:2009/06/14(日) 02:30:39
>>617
内部対立はげしい民主群馬県連が県版マニュフェストをまとめられるんかいな?


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