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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1445チバQ:2011/04/09(土) 08:16:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110405-OYT8T01073.htm
浮動票増えて混戦

県議選 激戦区を歩く(上)山辺郡・奈良市
 知事選と同じ、10日に投開票される県議選。16選挙区のうち、無投票区をのぞく13選挙区で58人の舌戦が続いている。特に山辺郡・奈良市選挙区(定数11)には現職10人、新人・元議員6人の計16人が立候補、県内最大の激戦区となっており、市北部、西部に広がる住宅街での“攻防”が勝敗の鍵となりそうだ。(田畑清二)

 「最後の最後まで、4人の候補に皆さんの力を」。1日夕、県内で乗降客数が最も多い駅の一つ、近鉄学園前駅に立った民主公認の候補4人が声を張り上げた。うち2人は新人。初々しい様子で盛んに手を振り通勤客らにアピールする。立ち止まった人の中には拍手を送る姿も。

 県議会の議席拡大を目指す民主にとって、同選挙区は、「最重要区」の一つだ。ここで議席を獲得するためには、市の人口(約37万人)の半分余りを抱える学園前や富雄といった市西部、北部の住宅街で、「浮動票」を狙わなければならない。

 街頭演説には、同党の参院議員や地元の奈良市議も応援に駆けつけ、声をからす。候補の一人は「党への逆風は大きく、厳しい戦いだが、全力で訴えていきたい」と懸命だ。

 市西部での支持獲得に力を入れるのは、他党や無所属のほかの候補も同じ。学園前周辺や高の原駅では連日、朝の駅立ちや街頭演説が繰り広げられている。

 一方、従来からの地縁や血縁などで分厚い組織力を誇る自民現職らも「読めない票が年々増えており、どうなるかわからない」と混戦に危機感を示す。

 元県議の元自民衆院議員が返り咲きを目指し、立候補したことから党内でも混戦に拍車をかける。現職4人は地元の後援会組織の引き締めを図るが、一部では地盤が重なる地域もあり、票の奪い合いの恐れも出ている。ある現職は「余裕のある候補者はいない」と不安をのぞかせる。

 現有2議席の確保を目指す公明と共産の2党は、それぞれ市内で組織票を二分し、会合などに丹念に出席し、支持固めを狙う。



 激戦となっている県議選の山辺郡・奈良市、橿原市、葛城市の3選挙区で、情勢を探る。

 ■山辺郡・奈良市

 大国正博 47 公現〈1〉
 荻田義雄 63 自現〈3〉
 小林茂樹 46 自現〈1〉
 山村幸穂 55 共現〈3〉
 浅川清仁 56 み現〈2〉
 小林照代 71 共新
 木村和弘 50 民新
 新谷紘一 69 自現〈8〉
 鍵田忠兵衛 53 無元〈3〉
 畭真夕美 61 公現〈3〉
 猪奥美里 31 民新
 今西一憲 50 無新
 岩城明 52 民現〈3〉
 柿本元気 32 無新
 出口武男 75 自現〈8〉
 田尻匠 53 民現〈4〉

(届け出順)

(2011年4月6日 読売新聞)

1446チバQ:2011/04/09(土) 08:17:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110407-OYT8T01043.htm
総選挙にらみ火花




県議選激戦区を歩く<下>葛城市


選挙カーから手を振って支持を訴える候補者(葛城市内で)=画像の一部を加工しています  葛城市選挙区(定数1)は民主、自民、無所属の現新3人が立候補、12年ぶりの選挙戦となった。両党の候補には地元の民主衆院議員と、自民の元衆院議員が応援に駆け付け、早くも次期総選挙をにらんで火花を散らしている。(元永達夫)

 「県政に新しい風を」。無所属新人の西川は7日午後、葛城山のふもとに広がる住宅街に選挙カーを走らせ、スピーカーから何度も繰り返し、支持を求めた。

 同市は、1963年から40年間、自民党衆院議員を務めた奥野誠亮のおひざ元で、2009年に長男の信亮が議席を失うまでほぼ半世紀、同党を支えた土地柄。

 04年の市長選以来、3度目の選挙となる西川も、党の公認を求めたが、結局、調整はまとまらず、無所属での出馬となった。陣営は「民主、自民の争いに埋没しないか」と危機感を募らせており、選挙戦終盤は市内をくまなく選挙カーで走り回り、存在感をアピールしている。

 民主新人の市川もこの日、シャープの工場周辺などでマイクを握った。「住民に身近な県政の実現を」などと訴えると、耳を傾けていた有権者から拍手が送られた。

 昨年まで31年間、香芝市に勤務。告示前から近鉄尺土駅前などに立ち、豊富な行政経験を強調してきた。出陣式には、衆院3区選出の吉川政重が駆けつけ、「保守の強い地盤に風穴を開け、葛城を変えたい」と熱弁を振るった。

 党本部が全国80か所の「最重点区」の一つとする選挙区。応援予定だった元国交相の馬淵澄夫が震災対応で戻れず、戦術変更を余儀なくされているものの、陣営は「ここで勝てば、奈良は変わる」と意気込んでいる。

 自民現職の辻本はこの日午前、知事選候補者と共に近鉄新庄駅前に立ち、「中南和地域の経済、観光振興」などを訴えた。駆け付けた支持者からは「何としても議席を守って」などと声がかかった。

 市内44自治会の連合会や市議会、経済団体から推薦を受け、約750人が集まった1日の出陣式は、多くの自治会長や市議ら計約60人が壇上に並んだ。さらに、党県連会長の奥野信亮が「震災復興はわが党にしかできない」と、〈自民色〉を押し出した演説で支持を訴えた。

 形勢逆転を目指す民主に対し、地盤を死守したい自民。保守分裂の様相も見せながら、3人は「最後のお願い」に声を振り絞る。(敬称略)

■葛城市

西川均 63 無新
市川雄治 55 民新
辻本黎士 75 自現《5》

(届け出順)

(2011年4月8日 読売新聞)

1447チバQ:2011/04/09(土) 08:18:32
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104030001
【2011統一地方選@奈良】

塩見氏・民主県議 難しい連携
2011年04月03日

 県政を舞台にした4年に1度のダブル選が始まった。今回は知事選も県議選も関西広域連合への参加の是非などを巡って意見が分かれ、それぞれ「共闘」を模索している。


 ◎広域連合参加は一致 連合奈良は現職推薦


 今年1月、知事選の「自主投票」を決めた民主党県連は、ともに関西広域連合への参加を訴え、昨年11月に一度は立候補を要請した塩見俊次氏(61)と共闘できずにいる。


 ▼「表だっては…」


 「めっちゃ複雑な気分」。パンフレットに塩見氏からの推薦文を掲載するある民主の現職候補は胸の内を語る。「県政の最重要課題は医療」として昨年、旧知の塩見氏の擁立に動いた一人。県連内では政策部門の役職に就き、「関西広域連合」への参加をローカルマニフェストに加えた。しかし、塩見氏と距離を置く事情がある。「(塩見氏の)応援に違和感はないが、私は連合の組織内候補やから」


 民主の最大の支援組織、連合奈良は昨年12月、現職の荒井正吾氏(66)を推薦し、政策協定を結んだ。幹部は「民主の候補で塩見氏を応援する動きがあれば、推薦を取り消すことになる」と釘を刺す。


 それでも塩見氏の支援に乗り出す県議はいる。あるベテラン県議は、塩見氏から立候補の手続きについて相談を受けた際に、政策や選挙戦略についてアドバイスした。「県議候補には広域連合のことを言わんと落ちるぞと発破を掛けているが、でも(推進する塩見氏を)表だっては応援できない」と連合の存在を意識しながら、「勝負は(新住民の多い)県北部と西部」と塩見氏の支持拡大に知恵を絞る。


 一方の塩見氏は連携が難しいことを理解しつつも、「関西広域連合について同じ考えの民主議員と共闘できれば大きな力になった。関西広域連合は新たな争点で、連合奈良に改めて推薦を検討してほしい」と話す。


 ◎県議候補と積極共闘 北野・荒井氏


 「日本の原発の安全性を総点検する」。新顔の北野重一氏(73)=共産推薦=は2日、奈良市で共産公認の新顔県議候補の選挙カーに乗り込み声をそろえた。「一緒に演説すれば、県政を一新させようというアピールになる」(県議候補)。県議選告示後、7人の公認候補と連携し、最大限の相乗効果を狙う戦略だ。陣営は「県議候補の地元で、北野氏の知名度向上につなげたい」と期待する。


 荒井氏は政党の推薦は受けていないものの、「現職から要請があれば時間の許す限り支援したい」との立場。これまでも自民の現職らが荒井氏の激励会に出席するなどして、協力し合っている。荒井氏は2日、斑鳩町で現職候補の個人演説会に告示後初めて出席。関西広域連合への参加を見送った経緯を説明し「先生も同じ考えで、心強い。人柄や政治信条を尊敬している」とエールを送った。

1448チバQ:2011/04/09(土) 08:19:04
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104040001
【2011統一地方選@奈良】

民主、「逆風」微妙に変化/県議選
2011年04月04日

東日本大震災の犠牲者に向け、出陣式で黙とうする県議選候補者(手前)と支援者ら=1日、奈良市

 ■問われる防災・原発


 東日本大震災が、16選挙区に63人が立候補した県議選にも大きな影響を与えている。菅政権の支持率が低下し、民主に吹いていた「逆風」は微妙に変化。支援策や防災、原発問題を主張の中心に据える候補が相次いでいる。


 菅政権への逆風で厳しい戦いを覚悟していた民主の現職候補。震災前、支持者から「民主党は何やっとるんや」と言われ、「修行みたいなもんやった」と振り返る。


 しかし、震災後、菅政権への有権者の批判は影を潜め、「奈良県はどんな支援しているのか」と聞かれることが多くなったという。「逆風が収まったとは思えないが、政府の震災対策も含めて訴えたい」


 民主の新顔候補は街頭演説などで今回の震災の甚大さに触れ、「1県だけでは大きな災害に対応できない。医療と防災の2分野だけでも広域連合に入るべきだ」と訴えている。


 立候補表明後、知名度を上げようと積極的に戸別訪問したが、菅政権への批判を受けることもあった。震災後、駅頭での朝立ちを募金活動に切り替えたところ、快く募金してくれる人が多かった。「政権への批判はあってしかるべきと思ってやってきた。今こそ災害が起きた時にどうするか、訴えたい」


 ●他党も主張の重点


 自民の現職候補は、街頭演説の半分を震災に割いている。自民党県連が3月に発表した重点公約には防災に関する政策はないが、「一番注目されている話題。県の支援策や現在の危機管理体制をきちんとお知らせしたい」と話す。


 公明の現職候補も街頭演説で「想定外では済まされない。避難所のチェックや地域の防災体制を見直したい」と訴える。


 共産の新顔候補は原発問題に時間を割く。原発の新規建設の中止、自然エネルギーへの転換などを打ち出し、「大震災で高齢者の死者の割合が多い。弱者を守るには暮らし、福祉一番の温かい政治が必要」と訴える。


 無所属の新顔候補も脱原発を進めると主張。「クリーンエネルギーを推進し、奈良を環境先進県にしたい」。別の無所属の新顔候補は震災後、財政再建と関西広域連合参加に加え、防災対策を訴えの中心に据え、「奈良県でも大震災が起きる可能性がある。防災対策を見直す必要がある」と訴えている。

1449チバQ:2011/04/09(土) 08:19:52
>>1445
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104060001
16人11議席争奪戦/県議選ルポ
2011年04月06日

 ■山辺郡・奈良市選挙区


 県議選(定数44、10日投開票)で、全体の定数の4分の1を占める山辺郡・奈良市選挙区。定数11に対し、前回より2人多い16人(現職10人、元職1人、新顔5人)が立候補し、激しい舌戦を繰り広げている。


 ◇支持固め 懸命


 現有2議席の民主は4人が立候補。木村氏は1日20カ所でスポット演説を重ね、「27年間、県職員を務めた経験を生かしたい」と訴えている。自治労系の労組票を基盤とするが、「自分は無名の新人」と知名度アップを目指す。


 猪奥氏は駅前での朝立ちの後、一日30カ所でスポット演説をこなす。「関西広域連合に入らなくて大丈夫か、とよく聞かれる。広域連合に参加すべきだ」と訴える。
 NTT労組出身の岩城氏は震災支援策や防災のほかに教育や介護、年金などを演説に盛り込んでいる。


 田尻氏の事務所の窓には「関西広域連合参加へ」と書いたのぼりが掛かる。労組票を基盤に、演説で参加の必要性を強調している。


 自民は現職4人。荻田氏は市南部が地元だが、「守りの選挙では勝ち抜けない」(陣営幹部)と市西部や月ケ瀬地区などでの活動も強化する。


 前回トップ当選の小林茂樹氏は「未来のため、教育の充実や県の財政立て直しを」と主張。市全域を網羅する後援会組織を引き締める。


 新谷氏は山辺郡が地盤。「奈良市でもっと取らないと厳しい」として、1日に数回、ミニ集会を市内で開いている。


 ベテランの出口氏は経済界や市北西部の支持固めを図っている。


 公明は現職2人。大国氏と畭氏は東日本大震災に配慮し、選挙カーでの名前の連呼を控え、各地盤をハンドマイクを手に徒歩で活動。防災態勢の見直しなどを訴えている。
 共産は5日、志位和夫委員長が来県。立候補した2人も近鉄奈良駅前で演説し、山村氏は「かつてない大接戦。福祉の心を持った県政をつくる」、小林照代氏は国保料の加入全世帯1万円引き下げを訴えた。


 自民を離党し、みんなの党から立候補した浅川氏は議員報酬削減などを訴える。陣営は「自民時代と比べて反応が良い」と話す。


 無所属は3人。元衆院議員で元奈良市長の鍵田氏は市東部を中心に後援会組織をまとめる。


 今西氏は財政再建と関西広域連合参加が演説の中心。「政策に詳しい県議が必要だ」とアピールする。柿本氏は32歳の若さを武器に、応援に来た男性タレントと市内を練り歩き、無党派層への浸透を目指している。

1450チバQ:2011/04/09(土) 08:20:48
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104070001
強まる政党対決 激戦/県議選ルポ
2011年04月07日

 ◇前回無所属2人、民主公認


 県議選(10日投開票)の高市郡・橿原市選挙区(定数4)では、前回と同じ顔ぶれの5人が激しい選挙戦を繰り広げている。前回無所属だった2人がいずれも民主の公認候補となり、政党対決の色合いが濃い構図になっている。


 ■高市郡・橿原市選挙区


 「政権を担う党の責任として、厳しい戦いになっても2人立てる必要があった」。3日夜、民主現職の森山賀文氏の演説会で、民主の大西孝典・衆院議員(比例ブロック)が説明した。


 党本部は、定数3以上の選挙区で複数候補擁立の方針を掲げ、前回推薦した森山氏とともに、新顔の水本純氏の公認にも踏みきった。


 森山氏は中南和地域の観光振興や人口増加策などを訴えるが、支持者の一人は「民主の支持率が下がって苦しいなか、党はもっと現職優先で支援してほしい」と不満を漏らす。


 2005年の県議補選、07年の県議選と惜敗した水本氏。1日の出発式には大西氏ら民主の国会議員が駆けつけ、民主市議も支援する。「『家内工業』から『会社組織』に変わっただけのことはある」と公認の手応えを語る。


 医療と防災で関西広域連合と連携していくことを訴えている。ただ、後援会長を務める県医師会長が急きょ知事選に立候補し、陣営は「知事選の影響は正直読めない」という。


 ◆自民の現職2人 田野瀬氏が全面支援


 現職2人を擁立した自民。今年に入って、党の掲示板に地元選出の田野瀬良太郎・衆院議員(4区)を真ん中に神田加津代、山本進章両氏が並ぶポスターが掲示された。


 田野瀬氏の後援会は組織を二つに分け、両氏の全面支援に回る。神田氏の陣営幹部は「自民として、必ず2人を押し上げるという決意表明」と受け止める。


 神田氏は個人演説会などで3期12年の実績を強調。女性の視点で新たな観光名所や土産物づくりなどに取り組むとし、「橿原から女性の火を消してはいけない」と訴える。


 前回トップ当選の山本氏は、前回から合区された旧高市郡選挙区(高取町、明日香村)に地盤を持つ。「南都創造」をキーワードに中南和地域の振興を訴える。


 ◆ミニ集会中止 公明「苦しい」


 公明の岡史朗氏は支持母体の創価学会票を固め、地元自治会の推薦も得た。


 だが告示前、県本部代表として東日本大震災の支援活動にあたるため、予定していた30カ所近いミニ集会を中止した。「支援者に直接思いを語り、広げてもらう重要な場のはずだった。経験したことのない苦しい選挙」と陣営幹部。


 選挙序盤は選挙カーでの名前連呼をやめ、自転車も使った。防災計画見直しや生活者目線の政治の実現などを訴えている。(渡義人)

1451チバQ:2011/04/09(土) 08:21:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000256-mailo-l29
’11統一地方選:知事選 終盤に支持拡大狙う 陣営に大物応援も /奈良
毎日新聞 4月8日(金)14時56分配信

 知事選は10日の投開票まであと2日となり、選挙戦は終盤を迎えた。新人の元県議、北野重一氏(73)=共産推薦▽現職の荒井正吾氏(66)▽新人の県医師会長、塩見俊次氏(61)の3陣営は、決起大会を開いたり、党幹部が応援に駆け付けるなど、終盤の支持拡大にしのぎを削っている。【阿部亮介、上野宏人、高島博之】
 北野氏は5日、奈良市の近鉄奈良駅前で街頭演説。共産党の志位和夫委員長が応援に駆け付け、約1200人(陣営発表)が集まった。志位委員長は「国難というべき大震災の下での選挙。被災者の支援と復興をどう進め、原発問題をどう解決し、福祉、防災のまちづくりをどう進めるかが争点だ」と、支持を訴えた。
 荒井氏は7日、葛城市や御所市などを選挙カーで回った後、夜は奈良市で決起大会を開催。滝実・民主党県連代表や高市早苗・自民党衆院議員が応援弁士として出席し、支持者ら約1400人が参加した。8日夜にも橿原市で800人規模の決起大会を開催。参院議員時代に親しかった古賀誠元運輸相らが応援に駆け付ける予定だ。
 塩見氏は6日夜、奈良市で200人規模の個人演説会を開催。市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表が、塩見氏を支援する「関西広域連合奈良推進の会」を設立したことを報告した。塩見氏は「広域連合に賛成する候補として、反応は日ごとに良くなっている。新しい奈良県を作っていきたい」と支援を呼び掛けた。

4月8日朝刊

1452チバQ:2011/04/09(土) 08:23:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110405-00000266-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/上 生駒市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月5日(火)15時29分配信

 ◇新人出馬で一転
 「県を内部から改革したい。山下市政と県をつなぐパイプ役になる」。生駒市あすか野で2日あった阪口氏の街頭演説。応援の山下真市長は「選挙の時だけ耳に心地良いことを言う人と違い、有言実行の人」と力を込めた。
 阪口氏は市議の報酬・定数削減を直接請求した中心人物。税金の無駄遣いをチェックする活動を長く続けてきた。関西広域連合への参加、県議報酬30%減、政務調査費50%減を公約に掲げ、市長との連携を前面に出す。
 生駒市選挙区は、民主が公募による2人目の候補擁立を断念。無投票も予想されたが、阪口氏の出馬で一転して激戦になった。
 議長や自民党県連幹事長などを歴任した安井氏は、平城遷都1300年祭に貢献した実績などをアピールする。出陣式では、中谷尚敬・市議長が「高山第2工区問題などで県と市の関係がうまくいっていない。ぜひパイプ役になってほしい」と応援。安井氏は「災害対策マニュアルの見直し、救急車を断わらない病院づくりなど、防災・医療強化を第一に訴えたい」と述べた。
 前回トップ当選の高柳氏。党への逆風に危機感を強め、原点の「市民が主役の政治」を訴える。告示日の近鉄生駒駅前での演説では、自民党政権下での格差拡大や地域医療崩壊を強調。新病院建設に向けた11年度病院事業本予算案が民主市議2人の反対で否決されたことを意識し、「ハードを造れば解決ではない。情報公開を進め、市民参画の仕組みを作るべきだ」と訴えた。
 粒谷氏は、一般質問の回数など活発な議会活動、定数削減などへの貢献を強調する。保守系市議が顔をそろえた出陣式では「県政の無駄を徹底的にカットしたい」と意欲を示した。一方で「人気がある知事や市長に議員がこびを売る風潮がある。知事や市長と一緒なら議員はいらず、独裁制に陥る。議員がチェック機能を働かせることができるかの試金石になる」と主張した。
 前回2票差で返り咲いた中野氏は、議席維持に党組織がフル回転。無駄な大型開発中止などでの国民健康保険税の1世帯1万円引き下げ、中学卒業までの医療費無料化(窓口払いなし)など、「くらし応援の県政」への転換を掲げる。近鉄生駒駅前での出発式では、県議の報酬30%減などが「オール与党体制の中で受け入れられなかった」と違いを強調した。【熊谷仁志】
    ◇
 県議選(定数44)は16選挙区に63人が立候補し、舌戦を繰り広げている。3選挙区で戦いの模様を追った。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇生駒市(定数4−5)
阪口保 (62)無新
安井宏一(69)自現
高柳忠夫(60)民現
粒谷友示(67)自現
中野明美(63)共現

4月5日朝刊

1453チバQ:2011/04/09(土) 08:24:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000246-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/中 高市郡・橿原市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月6日(水)14時24分配信

 ◇国政対決の縮図
 「大きな震災に県だけでは対応できない。関西広域連合に入って、医療や防災の体制を作ることが大切」。民主公認の水本氏は1日夕、近鉄大和八木駅前でこう訴えた。
 無所属で出馬した前回は788票差で落選した。今回は連合奈良の支援も受けて初当選を目指すが、菅内閣支持率は低迷し、逆風にさらされている。そんな中、医師の立場から広域連合参加を前面に打ち出す。
 高市郡・橿原市選挙区は前回と同じ顔ぶれだが、今回は全員が公認候補で、国政の与野党が対決する構図になった。
 もう一人の民主公認、森山氏も危機感を強めている。3日夜、同市の新沢地区公民館で開いた個人演説会では「民主党は4議席に2人擁立する大冒険をした。ここまで支持率が下がるとは思わなかった」と心情を吐露。「観光客の滞在時間を増やし、お金を使ってもらうには宿泊施設を増やす必要がある。ホテルなどを経営する会社に優遇施策を行い、奈良を元気にしたい」と、支持を訴えた。選挙中は軽快な服装で若さをアピールする。
 一方、自民の2人は保守層の取り込みにしのぎを削る。高市郡は07年の前回から橿原市と同じ選挙区になった。4選を目指す自民の山本氏は、それまで高市郡の選出だったが、前回に続いて橿原市に支持を広げようとしている。
 橿原市で開かれた出陣式では「昨年は平城遷都1300年で平城京が盛り上がった。これからは橿原市を中心に高市、吉野を南都として盛り上げたい。県庁を橿原に移してもいいのではないか。奈良の首都移転に取り組む」と訴えた。
 神田氏は、同党唯一の女性県議として副議長などを歴任した実績を強調。同市の曽我町陣屋会館で2日夜に開いた個人演説会では、「奈良は観光が大事。短期的なものだけでなく、子や孫の世代のために新たな名所や土産を作りたい」と述べた。
 公明の岡氏は、支持母体の創価学会に加え、自治会などへの浸透を図る。1日夜、橿原市四条町の小泉堂公民館には約50人が集まった。医療や防災のほか広域連合にも触れ、「知事も近いうちに考えを変えるのではないか。南海・東南海地震には関西で対応しなければならない」と参加を求めた。【高島博之】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇高市郡・橿原市(定数4−5)
岡史朗  (61)公現
神田加津代(66)自現
水本純  (60)民新
山本進章 (56)自現
森山賀文 (41)民現

4月6日朝刊

1454チバQ:2011/04/09(土) 08:25:10
>>1449
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000280-mailo-l29
激戦区ルポ:’11県議選/下 山辺郡・奈良市選挙区 /奈良
毎日新聞 4月7日(木)15時47分配信

 ◇「広域連合」無党派狙う
 「関西広域連合に加盟します。議員報酬を3割削減します」。告示後初の日曜となった3日昼、桜が咲き始めた奈良市の佐保川沿いで、浅川氏が訴えていた。自民党を離党してみんなの党から出馬した浅川氏は、広域連合への参加を前面に掲げる。聞いていた女性(55)は「主張はよく分かった」と握手した。
 元自治省課長補佐でシンクタンク研究員の今西氏も、奈良市西部を中心に「防災の観点からも広域連合に参加することが必要だ」と訴える。
 山辺郡・奈良市選挙区(定数11)は、現職10人、元職1人、新人5人の計16人が激戦を繰り広げている。市西部は無党派層が多く、広域連合への参加を積極的に訴える候補が目立つ。
 逆風を受ける民主からは4人が出馬。ローカルマニフェストに広域連合への参加方針を盛り込み、田尻氏や猪奥氏が訴える。ただ、広域連合への参加に慎重な連合奈良の組織内候補、岩城氏と木村氏は言及が少なめで、やや温度差がある。岩城氏は「これからは人口が減少する時代。奈良に必要なのは雇用だ」と雇用に重点を置く。
    ◇
 「こんばんは。お帰りなさい」。4日午後7時過ぎ、奈良市の近鉄学園前駅北口で、鍵田氏が乗降客に呼び掛けていた。「頑張って下さい」。駆け寄って声をかける女性もいる。
 自民現職の小林茂氏、出口氏、荻田氏、新谷氏の4人が固める保守地盤は、鍵田氏の出馬で一変した。無所属の鍵田氏は、県議、奈良市長、自民党衆院議員を歴任。広域連合への参加も掲げ、「鍵田票」の掘り起こしを狙う。
 危機感を強めるベテランの新谷氏は1日4〜5回のミニ集会を開き、「平城宮跡は国営公園化が決まった。県民に親しまれる公園にしたい」などと主張。一方、議長の出口氏は東日本大震災に配慮し、大規模な演説会などは自粛している。
 公明は、大国氏が奈良市西部、畭氏が市東部で医療や防災、福祉の充実を訴える。知事選と連動して支持拡大を目指す共産は、山村氏が市東部、小林照氏が市西部で、国民健康保険料の引き下げなどを掲げる。5日は志位和夫・党委員長が応援に駆け付けた。元市議の柿本氏は部落解放同盟県連が推薦。32歳の若さをアピールしている。【阿部亮介】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇山辺郡・奈良市(定数11−16)
大国正博 (47)公現
荻田義雄 (63)自現
小林茂樹 (46)自現
山村幸穂 (55)共現
浅川清仁 (56)み現
小林照代 (71)共新
木村和弘 (50)民新
新谷〓一 (69)自現
鍵田忠兵衛(53)無元
畭真夕美 (61)公現
猪奧美里 (31)民新
今西一憲 (50)無新
岩城明  (52)民現
柿本元気 (32)無新
出口武男 (75)自現
田尻匠  (53)民現

4月7日朝刊

1455チバQ:2011/04/09(土) 08:30:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000199-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/上 答弁内容のすり合わせ /和歌山
毎日新聞 4月6日(水)13時3分配信

 統一地方選・県議選が告示され、激戦が繰り広げられている。関西広域連合の発足など地方分権の推進が叫ばれる中で、ますます重要な役割を持つ県議会。その実像はどうなっているのか。どうあるべきかを考える。
 ◇県方針、前進させる議論を 日常活動重視も
 ◇議案ただす一般質問では
 ある職員は議員からこう尋ねられた。「○○について質問したいんやけど、どんなふうに聞いたらええかな」。議会本会議で県提案の議案を問いただす一般質問。議員の最も重要な活動の一つのはずだが、原則として、職員と事前に内容をすり合わせるのが実態だ。本会議では予定調和の原稿を読み上げる。職員は「質問の文章を書いてあげた職員もいる。漢字の読み方が分からないと怒る議員もいた」と振り返る。
 全国の多数の議会も同じ構造だ。この実情を、改革派として知られた前鳥取県知事の片山善博氏(現総務相)は07年の国の地方分権改革推進委員会で「八百長と学芸会」と酷評した。「議会で議論をして物事が決まるのが本来の議会制民主主義だが、結論を決めてから議会を開く」「一字一句すり合わせしたものを読む自治体もある」
 「先生、今回は質問するんですか」。県には、議員1人に対して原則1人の「庁内担当」がいる。別名は問(もん)取り。議員から質問内容を事前に聞き出すのが重要な役割だ。課長に昇進すると後輩を指名し引き継いでいく組織的な仕組みだ。
 問取りは、一般質問をする議員が決まる開会日、各議員から質問項目を収集。各部にいる各議員専属「部内担当」に情報を伝える。部内担当はその情報を担当課に伝達、答弁の調整が始まる。「『この答弁でどうか』と職員から議員との調整を任されたり、『ここまで答弁を出してこい』と議員に迫られたり。板挟みですよ」と、ある職員は過去の問取り経験を振り返る。
 ある議員は「勘違いして追及する訳にいかない。質問の整理を頼むことはある」と明かす。それでも「調整は皆に見えない。県は『国も他府県もしていない。ここまでしか言えない。他部局と調整が要るから聞かないで』と言うが、議員の特権は議場で聞けること」と改革を望む。知事が事前調整にない答弁をして怒ったこともある。「でもな、それが本来の議会や」
 本会議で丁々発止の議論はできないのか。質問は答弁も合わせ1時間。「運営上調整は必要」と言う職員もいる。答弁経験者は「調整しないと言い合いで終わる」と見る。「脚光を浴びたいだけのセンセイもいるが、良いセンセイもいる。本当に必要な時は僕らの所に普段から尋ねてくる」と日常の議員活動を重視する。問取り経験者は「県の方針を一歩前進させるぐらいの答弁を議会で引き出してほしい」と新議員に期待する。果たして改革は進むのか。【山下貴史】

4月6日朝刊

1456チバQ:2011/04/09(土) 08:30:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110407-00000165-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/中 改革進まぬ、政務調査費 /和歌山
毎日新聞 4月7日(木)12時53分配信

 ◇領収書の公開度、全国最低 5万円以上のみ添付
 10年度の県議の報酬は3%カットだが、報酬・ボーナスは1人年約1225万円。ある議員は報酬の明細を財布にしのばせる。時に支持者に見せ納得してもらうためだ。税金や年金、互助会費など、差し引くと手取りは月約40万円。「香典や弔電には政務調査費(政調費)も使えない。出費だらけ」と嘆く。
 しかしその政調費は「第二の報酬」とも言われる。政策の調査に必要な経費として会派(1人分月3万円)と議員個人(月27万円)に支払われる。支出できるのは、調査研究▽研修▽会議▽資料作成−−など。収支報告書を議長に提出するが、添付する領収書は、事務所費・事務費・人件費を除き1件「5万円以上」だけでよい。
 全国市民オンブズマン連絡会議によると2月現在、全ての支出に1円以上の領収書を添付するのは38都道府県。「3万円以上」の愛知県議会も、「5万円以上」の兵庫県議会も、今年度中に1円以上に改まる。和歌山の公開度は全国最低になる。
 事務所には自宅を使っているのに事務所の「家賃」を計上した議員も、過去にいた。09年度は45議員に計1億4310万円を交付。リゾートホテルの領収書8万8279円を計上した議員もいる。16人は領収書の添付がない。
 同連絡会議の03年調査によると、鳥取県議会の政調費の透明度は全国最下位だった。同年度分までは、支出額と主な内訳を記した報告書1枚を議長に提出、領収書は議員が保存すればよかった。しかし、同連絡会議の指摘に加え、財政課長も査定時に領収書添付などを求めたため、条例改正して04年度分から1円以上の領収書を添付することに。07年度分からは、領収書と照合できる出納簿の写しも提出するよう指針を定めた。
 翻って和歌山県議会は、政調費を巡り現職・元職44人を被告に住民訴訟の最中。会派代表者会は10年9月、「裁判の経緯を見守る」。改革はお預けだ。
    ◇
 政調費の他に、旅費に相当する費用弁償がある。開会中、自宅などと議会との距離に応じ5000円〜2万7000円。会期中には休会日でも、議案調査▽協議・打ち合わせ▽その他−−の用務内容をサインすればよい。直線距離で1キロもない同市片岡町1の県議会議員会館に宿泊しても、翌日議会に来れば5000円。また、議員会館1泊につき3000円払うが、宿泊料として6000円もらえる。
 大阪府議会は08年に都道府県で初めて費用弁償を廃止した。ある議員は「大阪の話は、こっちに移らんといてほしい」と声を潜める。【山下貴史】

4月7日朝刊

1457チバQ:2011/04/09(土) 08:31:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110408-00000146-mailo-l30
県議会の実像:’11統一地方選/下 出せなかった予算修正動議 /和歌山
毎日新聞 4月8日(金)12時11分配信

 ◇当局の追認機関、脱却を 提出、戦後2件のみ
 「修正動議」と書かれた文書がある。県議会本会議に提案された県の補正予算案に対し、ある県議が修正を求めて作ったが、最終的に日の目は見なかった。とはいえ、「待った」をかける試みである。当局の案を追認するだけではない議会のあり方を考えてみたい。
 舞台は09年9月議会。県が15年開催の和歌山国体に向け、県立総合体育館(仮称)に約3億円で導入しようとした電動式柔道畳4面に、議員は疑問を呈した。「高過ぎないか。支援の乏しい他競技の育成に振り向ける方が有効ではないか」
 財源は麻生政権時の補正予算、全額国費の交付金。県教委は11団体に聞き取り調査し購入を決めた。1面の準備に通常タイプなら約1時間半かかるが、電動は5〜6分。ただ1畳当たりの予算は、通常が約3万2000円なのに対し、約66万円だった。当時の教育長は「柔道畳の常設施設にするより多目的施設が望ましく、設置、撤去が容易な畳を導入する」と答弁した。
 議員は減額の修正動議を出そうとした。しかし、同じ会派の議員が常任委員会で原案に賛成、委員会は全会一致で可決している。要件となる4人以上の賛成は得られなかった。「県教委の案件でも知事が提案している。予算の反対、修正は知事への不信任にもなるので必死に説明し、理解を求めた」と、県幹部は振り返る。畳は結局、予算繰り越しで10年5月に2億8350万円で落札、今年2月に納入された。1畳63万円相当となった。
 この議員は「柔道している人はこう言うんよ。『柔道は武道。重たい畳を片付けたり、用意したりするのも鍛錬』って。3億円あれば街の道場をもっと整備でき、競技人口も増えるのに」と首をかしげる。議会後には県外の体育館にも視察に行った。
 戦後提出された予算の修正動議は、議会事務局の把握している範囲で、72年2月議会の県立医大の授業料値上げ問題など2件だけだ。
    ◇
 ある県幹部は最近、知事への進退伺をしのばせて議員に説明したことがあった。「県民の負託を受けた議員が『おかしい』と言うのはいいこと。それに納得のいく説明責任を果たすのが僕らの仕事。そう思っている」。そして、こう付け加えた。「議員が、地元の道や川がどうだと言うのではなく、県政全般を議論できるなら県も良くなる。チェックしてくれるのはええこと。議会は重要や」
 さあ、10日に投票に行こう。【山下貴史】

4月8日朝刊

1458チバQ:2011/04/09(土) 08:32:57
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104040001
【1】和歌山市選挙区
2011年04月04日


集まった支援者らと握手する候補者(中央)=和歌山市

 1日に告示された県議選は9選挙区(定数計32)で選挙戦に突入した。10日の投開票日に向けた候補者たちの戦いを追う。


◎現有議席死守に懸命


・各党、震災を意識


 定数が1減され、各政党は新顔候補を立てずに守りの態勢で選挙戦に臨んだ。さらに東日本大震災の発生を受けて、候補者の中には街頭での演説を減らす動きも出ている。全体的に序盤の活動は低調だ。


 立候補したのは現職15人、元職1人、新顔1人の計17人。党派別では民主1人、自民6人、公明3人、共産2人、無所属5人。


 民主は改選前の現職1人を公認し、無所属3人を推薦している。公認候補は街頭で募金運動もしている。政権与党のメリットを訴えたいところだが、党幹部は震災対応に追われ、応援に入っていない。「日頃の政治家としての活動が問われる」と県連幹部は話す。


 自民は現職1人が引退し、残る現職の椅子を守る戦いだ。あるベテラン候補は事務所前で出陣式をしたあと1、2両日とも街頭に立たず、演説は夜の個人演説会だけにしている。県の防災体制の見直しや道路整備の必要性などを個人演説会で訴える。


 公明も、現職が現有議席の維持をめざして活動している。3日にあった街頭演説では、候補者が雇用の創出などを訴えたが、応援に立った県本部の幹部は「大変やりにくい」と語った。幹部は取材に「選挙運動がどう受け止められるか分からず手探りだ」ともらす。


 共産は「被災地支援も選挙も全力で」として運動は減らさない方針。5日には志位和夫委員長が県内に応援に入る予定だ。候補の一人は初日から連日10カ所以上の街頭演説をこなしている。福島第一原発の事故に絡めて自然エネルギーへの転換も打ち出している。


 震災による自粛ムードを警戒する無所属候補もいる。ある候補は3日もイベント会場などを次々と走り回り、選挙カーからも「和歌山を元気に」と支持を呼びかけた。個人演説会では、既成政党批判にも時間を割き、産業を振興させるための持論も展開した。


(増田啓佑、黒川真里会)

1459チバQ:2011/04/09(土) 08:33:25
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104050001
【2】田辺市 【3】西牟婁郡 選挙区
2011年04月05日

頭を深々と下げる候補者

 ◆引退議員の票行方焦点 新顔2氏、自民現職に挑む



 ◎田辺市選挙区


 定数が1減って3。県議会会派「真わかやま」に所属していた現職2人が引退を表明し、市議から転身を図る2人の無所属の新顔をそれぞれ支援している。引退議員の票の行方が焦点の一つだ。迎え撃つ自民現職はこれまでの地盤を固めつつ支持拡大を目指す。


 新顔の鈴木太雄氏=自民推薦、公明支持=は2日の個人演説会で「田辺の未来のために手を打たなければ」と1次産業や観光の振興を訴えた。引退する原日出夫氏=無所属=は出陣式に応援の言葉を寄せた。


 新顔の谷口和樹氏の陣営では、引退する野見山海(あつみ)氏=社民=が選対本部長を務め、全面的に支援する。谷口氏は1、2日は選挙カーでくまなく回りながら、過疎対策の充実や地域での子育て支援を訴えた。


 自民現職で元本宮町長の泉正徳氏=公明支持=は1日に地元で開いた個人演説会で「山のことを見直してもらえるように声を上げていきたい」と訴えた。今後は有権者の多い旧市内での支持拡大に注力する。


 自民現職の大沢広太郎氏=公明支持=は2日の街頭演説で「予算を田辺に持ってくる仕事をしたい」と訴え、4期16年の経験を強調した。応援に入った国会議員も「政治力は経験と人間関係」と後押しした。



  ◆元職・新顔の4人争う  民主票、動向は流動的



  ◎西牟婁郡選挙区


 前回当選の2人が出馬していないなか、元職と新顔の計4人が立った。今期限りでの引退を表明した町田亘(わたる)氏=自民=は新顔を支援しているが、2009年に衆院に転出した玉置公良氏=民主=は明確な支持表明はしておらず、票の行方は流動的だ。


 無所属元職の前川勝久氏は1日の出陣式で「地域の声を一番大事にする」と強調。1カ月に1回、地元の要望を聞く会を設けることなどを訴えた。


 自民新顔の池口公二氏は4候補の中で唯一、上富田町の出身。1日の出陣式には町長も出席。県関係の国会議員は「県政への窓口を絶やすな」と述べた。


 自民新顔の立谷誠一氏は、白浜町長としての実績を紀南の発展に生かすと訴えている。町田氏が支援に回り、一緒に選挙カーに乗ることもある。


 共産元職の高田由一氏は2003年に失った議席の奪回を目指す。1日の街頭演説では「県に何もいえない議員では住民の命と暮らしは守れない」と話した。(山野拓郎)

1460チバQ:2011/04/09(土) 08:33:51
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104060001
【4】有田郡選挙区 【5】御坊市選挙区
2011年04月06日


拳を突き上げる個人演説会参加者たち

◎有田郡選挙区


◆三つどもえの激戦 防災・経済・分権で支持訴え


 定数が1減って2となり、県議会会派「真わかやま」に所属した元湯浅町議の現職が引退。自民と共産の現職2人に、湯浅町議からの転身を狙う無所属の新顔が挑む三つどもえの争いとなっている。


 新顔の横矢政明氏=自民推薦、公明支持=は2日、湯浅町での街頭演説で「大震災級の津波が来れば町はのみ込まれる。防災計画の見直しが必要」と訴え。陣営は地元出身県議の必要性を訴えかける戦略だ。


 共産現職の松坂英樹氏は3日、有田川町の街頭演説で「防災の先頭に立ち、雇用確保に力を尽くす」と防災や経済対策を訴えた。陣営は「党派や地域の壁を超えた支持を得たい」と政策や人柄をアピールする。


 自民現職の吉井和視氏=公明支持=は4日、湯浅町の街頭で「医療も農村整備も税金を効率よく使うには周辺との連携が重要」と関西広域連合や地方分権の必要性を訴えた。100を超す団体の支持を受けた。




◎御坊市選挙区


◆24年ぶりの選挙戦 自民現職に民主新顔挑む


 自民現職の中村裕一氏=公明支持=の6回連続無投票当選が続いていたが、民主新顔の斎藤麻希氏の出馬で実に24年ぶりの選挙戦となった。


 自民県連会長の二階俊博衆院議員の地元で、二階氏の元秘書の中村氏は組織力を生かして集会を重ねる。一方、地元で大きな支援組織を持たない斎藤氏は自転車や選挙カーで市内を回り街頭演説している。


 4日夜の中村氏の個人演説会。柏木征夫市長らが応援演説した後にマイクの前に立った中村氏は「住民の生命、財産を守るのが政治家の最大の仕事」と防災対策の見直しなどを語った。陣営は「久しぶりの選挙だが有権者とふれあえるいい機会でもある。気を抜かないでやっていく」と話す。


 対する斎藤氏。3日の街頭演説では「議員としての収入と支出を率先してより詳しく公表し(有権者に)知ってもらう」と約束。整備が進む日高港について「『何をしているのか』と市民からも聞かれる」と話し、税金の使い道として適正かどうか追及したいとの考えも示した。


(鵜飼真)

1461チバQ:2011/04/09(土) 08:34:17
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104070001
【6】橋本市選挙区 【7】紀の川市選挙区
2011年04月07日


マイクが使える午後8時ぎりぎりまで街頭で支持を訴える候補者

 ◆現職と元市議が激戦  前回無投票から一変


 ◎橋本市選挙区



 定数が1増で3となり、前回は無投票だった選挙区が激戦となっている。現職2人と市議からの転身を狙う新顔3人の計5人が立候補した。


 再選を目指す自民の平木哲朗氏=公明支持=は個人演説会で「これからも地に足を着け取り組みたい」と支持の継続を求める。前回は無投票で県議の選挙戦は今回が初めてだけに、陣営は引き締めに懸命だ。


 民主新顔の瀧洋一氏はバイクに乗って遊説。「私たちの声が届く県政に変える」と訴える。神戸市で阪神大震災を経験したことも挙げて防災対策の充実を訴える。地元の衆院議員も共に遊説にまわる。


 6選を目指す自民の向井嘉久蔵氏=公明支持=は1日の出陣式で他候補との年齢差にふれ、「20年のキャリア、実績の差がある」と述べた。後援会を固めつつ、福祉に通じた政治家と自らをアピールしている。


 新顔の岩田弘彦氏=無所属=は「無党派、無所属」を前面に掲げる。選挙カーと共に走る軽トラックの荷台に上がっての演説では「地方議員は党利党略でなく住民目線を優先すべきだ」と訴える。


 新顔の中谷和史氏は、市と県のパイプ役を務めることを強調する。奥まった住宅街にも選挙カーをこまめに走らせ、「今の橋本市には県に対してものが言える県議がいない」と現職批判も織り交ぜる。



 ◆自民3氏に新顔挑む 農業振興、改革競う


 ◎紀の川市選挙区



 先月15日に無所属新顔が名乗りを上げ、3人の自民現職との選挙戦に入った。現職は主に道路整備の促進や農業振興を訴え、新顔は議会改革を掲げている。


 ただ一人の新顔は谷口和秀氏。民主公認で出た2009年の市議選では敗れたが、今回は無所属。推薦も受けていない。主に自転車に乗ってまわり「県政一新」を唱えている。


 岸本健氏=公明推薦=は前回無所属だったが今回は自民公認。4日夕は15分刻みで選果場3カ所を回り、「若い人が農業を継げるように取り組みたい」と演説した。


 服部一氏=公明支持=も前回無所属だったが今回は自民公認。合併前の町長や町議を務めた旧粉河町地域を地盤に支持を広げる。「長い政治経験を生かす」と訴える。


 4選を目指す山田正彦氏=公明推薦=は4日朝、市役所前で「ともに市のために頑張りましょう」と声をかけながら市職員と握手をかわした。市との連携を強調している。(燧正典)

1462チバQ:2011/04/09(土) 08:34:39
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104080001
【8】新宮市選挙区 【9】東牟婁郡選挙区
2011年04月08日


遠くの人でも見えると手を振って支持を訴える

◎新宮市選挙区


・下川氏の票 動き焦点/8年ぶりの選挙戦


 定数が減って1人区となり、自民現職と無所属新顔の一騎打ちが繰り広げられている。前回は自民2人による無投票で、8年ぶりの選挙戦。県議を任期途中に辞して立候補した2009年の新宮市長選で敗れ、そのまま引退した下川俊樹氏の票がどう動くかが注目される。


 「新人だからこそできる政策がある」。新顔の浜口太史氏は選挙カーから「顔の見える県議になる。地域にやる気を起こさせる基礎づくりをする」と若さを前面に押し出す。市内各所でミニ集会を開いている。


 現職の須川倍行氏は、防災対策の見直しや高速道路の延伸を列挙して支持を訴えている。ライフワークだという新宮城の再建も唱えている。震災を受けて、支持者を動員するミニ集会などは控えているという。




◎東牟婁郡選挙区


・自民2氏に民主新顔/防災対策強化が前面


 自民現職2人に民主新顔が挑む構図となっている。東南海・南海地震では県内で最も早く津波が到達する地域でもあり、各候補とも防災対策の強化を前面に押し出している。


 3選を目指す自民現職の前芝雅嗣氏は「紀南の地をマグロ養殖の一大拠点にする」「着地型観光の振興」と産業や観光の振興も訴えている。初めて那智勝浦町にも事務所を設けて票の上積みをねらっている。


 自民現職の谷洋一氏は、那智勝浦町を地盤に防災対策の強化や高速道路の早期整備を唱え5選を狙う。選挙区内の首長と一緒に遊説することもある。昨年就任した県議会議長としての活動もアピールしている。


 民主新顔の松原繁樹氏は、串本町長を1期務めた経験を生かし「国、県に政策を伝える」と訴え、高速道路の早期整備や自然環境を活用した雇用の拡大を掲げる。紀南出身の民主衆院議員も遊説に加わる。(杉山敏夫)


=おわり

1463チバQ:2011/04/09(土) 09:50:56
http://www.hidakashimpo.co.jp/news/2011/04/post-3908.html
県議選御坊市郡 中村氏が優勢キープ
2011年4月 9日  今月1日に告示した県議選の舌戦もいよいよきょう一日限り。 市選挙区(定数1)では自民党現職の中村裕一氏(51)=熊野・6期=が経験と実績、 組織的な態勢で前哨戦からの優勢をキープ。 対する民主党新人の斎藤麻希氏(34)=藤田町吉田=は勝手連的に支持の輪が広がっており、じわりと追い上げている。両陣営の最終盤の戦況を分析してみた。
 今回は24年ぶりの選挙戦となっているが、両候補に大きな争点はなく、全国的に東日本大震災のニュースで一色となっていることから、有権者の関心は低調。期日前投票は終盤に入って徐々に伸びてきたがことし1月の市議選と比べると、盛り上がりはいま一つといえる。このため、投票率の低迷が懸念されている。投票率は24年前となる昭和62年4月の県議選が71・83%。また、県議選以外で御坊市選挙区の投票率をみると、政権交代につながった平成21年8月の衆院選が75・4%、県内で民主党への不満が爆発した翌年22年7月の参院選が63・38%だった。今回の選挙は政権交代が起きたときやその直後の選挙のように有権者の関心が高いとは到底感じられず、 「よくて60%台」、 「悪くて50%前後」 との公算が高い。 市内有権者数は先月31日現在で2万1050人で、 仮に投票者数は投票率が60%なら1万2630票、 50%なら1万525票となり、 これを両陣営で奪い合う格好となる。
 ただ、 両陣営とも選挙経験がないため、 得票の感触がつかめないのが正直なところ。 そんな中で、 得票の参考にされるのが過去数年の国政選挙や知事選の市部の投票結果。 自民党公認、 推薦の候補者の得票をみると、 約8000〜9100票。 同じ自民公認の中村氏が今回得票する一つの目安になるとみられるが、本人がほぼ市内全戸の人に会って直接訴えたり、精力的に夜の個人演説会をこなしたほか、150件を超える各種団体からの推薦、農業、商工業、高齢者、主婦層などの幅広い支持で感触はよく、このままいけば同程度からそれ以上を得票できる見通し。何よりも経験と実績、地元出身の強みがある。しかし、安泰ムードで投票を棄権する有権者が予想される上に、組織力が一部機能していない面もあるため、得票が伸びず思わぬ接戦に持ち込まれる可能性もある。
 一方、民主党公認、 推薦の候補者の得票は約1900〜5900票。この約5900票を獲得したのは平成21年8月の総選挙に出馬した玉置公良代議士で、全国的な民主への追い風が吹いたために大きく伸ばした。今回、追い風のない選挙で民主公認の斎藤氏がどこまでこの票を獲得できるのか微妙。「よそ者」で地盤がなく、ほぼ1人での戦いだが、平成初の選挙戦を実現させ、 徹底的に市内を回って街頭演説や自転車街宣を行うことで玉置代議士以上の知名度を得られたとみられ、 同情や無関心層を含めて一定の得票につなげている。 また、 「どんな選挙でも反体制派の票が3割ある」 ともいわれ、 仮にその3割に自身の得票が上乗せされた場合は接戦に持ち込める可能性もある。

 期日前投票 7日現在で905人となった。 終盤で加速的に伸びており、 9日の最終日で1300〜1400人になると予想されている。

1464チバQ:2011/04/09(土) 10:16:00
http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104080088.html
10日に県議選投開票 「嘉田票」の行方が焦点
2011年4月9日

 統一地方選前半戦の県議選(定数47)は10日に投票、即日開票される。嘉田由紀子知事を支援する民主・対話の会と、党勢の回復を目指す自民と公明の両勢力が過半数をめぐり、激しい選挙戦を繰り広げている。東日本大震災の影響で投票率の低下も懸念されるなか、昨夏の知事選で再選された嘉田知事が獲得した史上最多の約42万票の行方が、かぎを握りそうだ。

 合併に伴い、前回の17選挙区から16選挙区となった今回の県議選は、現職36人、元職5人、新顔32人の計73人が立候補。栗東市、湖南市、高島市の3選挙区で無投票当選した6人(自民3人、民主2人、対話の会1人)を除く67人が、残る41議席をめぐって激しい舌戦を繰り広げている。

 前回、対話の会の躍進で議席を減らした県議会第1会派の自民は、公認・推薦合わせて27人を擁立。すでに無投票当選した3人を含め、2人を擁立した公明と合わせて過半数の24議席以上を狙う。

 対する第2会派の民主の公認・推薦候補は18人。計9人を公認・支持する対話の会と連携し「知事与党」での過半数確保が目標だ。共産は6人、みんなは1人を擁立し、支持を広げようと懸命だ。

1465チバQ:2011/04/09(土) 12:14:17
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20110409000032
「自粛」だけでは主張伝わらぬ 滋賀県議選・終盤ヒートアップ印刷用画面を開く

 東日本大震災の自粛ムードの中で始まった滋賀県議選もいよいよ今日限り。全体的に「自粛」気味だった選挙戦も熱を帯びてきた。ここに来て各候補はいよいよ、あの手この手でラストスパートをかけている。

 1日の告示当初、守山市選挙区で全候補が名前の連呼などの自粛を申し合わせたほか、一部選挙区でも自主的にマイクの音量や目立つイメージカラーの色を抑えたり、選挙カーの車列をやめるなど、「静かな選挙」でスタートした。

 しかし、日を経るに連れそれも変化。音量を上げたり積極的に有権者に歩み寄る候補が増えてきた。選対には「声が小さくて主張がわからない」「こういう時こそ、しっかりと候補を選びたい」といった有権者の声も寄せられるようになった。ある選対は「こうした状況の下では候補が埋没しかねない」と懸念し、7日から通常の運動スタイルに復帰した。

 ある元職は「数票の差が勝敗を分ける。候補が多くの人と出会って覚えてもらうことが大切」と朝の駅立ちに加え、毎日約20カ所でスポット演説。他候補との違いを明確にするため、他政党の政策批判も盛り込んだ訴えを続ける。

 子育て支援などを訴える新人は「支持基盤がなく、無党派層が頼り」。中盤以降は個人演説会を昼に開くなど、母親層などに対象を絞った訴えにも力を入れ、「投票率の上昇も激戦を勝ち抜くポイント」と投票への積極参加も呼びかける。

 4年間の実績を強調する現職も当初、街頭演説でのビラ配布やのぼり旗の掲示を控えていたが、日に日に激しさを増す情勢に戦略を転換。選対は「桃太郎作戦にも力を入れ、残された時間を全力で戦う」と話している。

1466チバQ:2011/04/10(日) 22:44:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110409-00000157-mailo-l27
’11統一地方選:注目区ルポ 「都構想主戦場」=大阪市議選住吉区 /大阪
毎日新聞 4月9日(土)12時37分配信

 ◇大物・話題の候補ぞろい どの政策が下町、動かすか
 府と大阪市の解体・統合を目指す維新の看板政策「大阪都構想」の是非が問われる今回の選挙。主戦場が大阪市議選住吉区だ。迎え撃つ各党の候補者には市議団幹事長ら大物がそろい、都構想を真正面から批判。維新は話題性のある2新人を擁立し、浸透に懸命だ。都構想を軸にした既存政党と維新の論戦は9日、最終日を迎える。
 「都構想にはエネルギーがかかる。震災支援と並行するのは不可能だ」。自民現職の多賀谷俊史は6日夜、約50人を前に熱弁を振るった。昨春の市議団幹事長就任直後、市議補選で維新が圧勝。「維新旋風」に間近で相対してきただけに警戒心は強く、候補者にも矛先を向ける。「皆さんも小泉チルドレンで経験した。1期で消え、何もしていない」
 民主現職で市議団前幹事長の神原昭二も、維新に対抗心をむきだしにする。3日の個人演説会には都構想への反発で同調する市長の平松邦夫を呼んだ。神原は市の震災支援を挙げ、「市民生活を支えてきた市だからできた。大阪に2人指揮官がいて不自由があるのか」と呼び掛けた。
 共産現職の井上浩も都構想批判を展開。市議団で最年少の若手ホープは5日夜、約20人のミニ集会で「市を解体すれば、市の力がそがれる。今は府と市がもっと防災の面でも連携しなければならない」と訴えた。
 住吉は地域のつながりが強い下町だ。維新は現職の固い地盤を打破しようと、2月まで知事特別秘書を務めた河崎大樹と元モデルの伊藤良夏を擁立。「橋下徹チルドレン」を象徴する2人で無党派層の注目を集める戦略だ。2人は5日夕、共に街頭に立ち、河崎は「府と市の再編ができないのは、議会の保身の理屈だ」と現職を強烈に批判。東京や世界で活動してきた伊藤は「若者が活躍し、あこがれる大阪にしたい」と将来像を語った。
 こうした中、都構想にあえて触れない候補者も。自民現職の天野一は「都構想は維新のスローガンでしかない」とのスタンスだ。町中を隅々まで回り、「地域に根ざした政策を届ける」と地域密着型に徹する。公明現職の高山仁も「公明が市民に一番近い」と住民との距離感を売りにする。高齢者の認知症対策を政策に掲げ、「府だろうが、市だろうが関係ない。市民に何をするかが大切だ」と訴えている。(敬称略)【小林慎、平川哲也】=おわり
………………………………………………………………………………………………………
 ◇大阪市住吉区(定数5−7)
高山仁   60 党府役員    公現
神原昭二  61 党支部長    民現
天野一   63 [元]保護司  自現
井上浩   38 党地区委員   共現
多賀谷俊史 62 武道館館長   自現
河崎大樹  39 [元]知事秘書 維新
伊藤良夏  30 [元]モデル業 維新

4月9日朝刊

1467チバQ:2011/04/10(日) 23:19:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110410-00000630-yom-pol
大阪維新の会、府議会の第1党維持が確実に
読売新聞 4月10日(日)22時45分配信

 10日投開票の大阪府議選(定数109)で、橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、第1党を維持することが確実となった。改選前勢力(29議席)からさらに議席を伸ばす可能性もある。

1468チバQ:2011/04/11(月) 00:26:37
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110411/osk11041100080001-n1.htm
「天の恵み」議長が落選 大阪府議選、民主副議長も涙
2011.4.10 23:48
 10日投開票の大阪府議選で、「大阪都構想」を掲げる橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)躍進の陰で、東日本大震災をめぐる失言で自民党公認を外れた議長、民主公認の副議長が、ともに1人区で維新新人に敗れた。

 大阪市鶴見区選挙区で立候補した議長の長田義明氏(76)は、告示前の3月20日、自身の事務所開きで、自民党が反対する大阪府庁の咲洲庁舎(旧WTCビル)への全面移転案が、震災によるビルの被害で見直される見通しとなったことを受け、「大阪にとって天の恵みというと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言。自民の公認を取り消され、維新の徳村聡氏(37)に7選を阻まれた。

 泉南市選挙区の副議長、松田英世氏(68)は、民主公認で5選を目指したが、維新の堀口和弘氏(39)の前に涙をのんだ。

1469チバQ:2011/04/11(月) 00:27:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041100030001-n1.htm
公明党、大阪府議選で落選、「完勝」ならず
2011.4.11 00:01
 大阪府議選の和泉市選挙区で、公明党公認の現職、池川康朗氏(57)が落選した。前回統一選地方選で公認候補者全員が当選する「完全勝利」を達成し、今回も「完勝」を目標に掲げていた。

 同党は、地方議会選挙で平成17年10月の新潟県南魚沼市議選で候補者が落選して以降、一人の落選者も出していなかった。

に掲げていた。

1470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/11(月) 00:36:19
>>1469
和泉市の杉本たいへい候補は実質的に維新だったみたいですね。
定数2を維新が独占で公明が落とされたということになりますかね。

1471チバQ:2011/04/11(月) 21:56:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000357-yom-pol
「大阪都」に絞り現職次々破った維新の旋風
読売新聞 4月11日(月)10時31分配信

支援者から祝福を受け笑顔を見せる伊藤良夏さん(10日夜、大阪市住吉区で)=大久保忠司撮影

 東日本大震災の被害の全容がいまだ見えない中で10日、投開票された統一地方選前半戦。

 大阪では、橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」の新人候補たちが、既成政党の現職を次々と破り、「維新旋風」を巻き起こした。防災対策を前面に掲げた各党に対し、維新の会は「大阪都構想」に絞って支持を広げ、府議会で過半数を確保した。市議会でも第1党に躍進したが、過半数には届かず、都構想で主導権を握るには他党との連携が欠かせない。秋の大阪市長選をにらみ、橋下知事の出馬を巡る動向が次の焦点となる。

 「橋下代表の実行力は大阪を変える希望。私も一緒に頑張っていきたい」

 維新の新人2人と、民主、自民、公明、共産4党の現職5人が激突した大阪市議選の住吉区選挙区。「維新VS既成政党」の象徴となった激戦区を勝ち抜いた維新の元モデル、伊藤良夏さん(30)は「橋下改革」への思いを口にした。

 出身地の大阪を拠点にファッションショーやCMで活躍した。選挙経験はゼロ。昨年9月、公認直後の集会では約800人の聴衆を前に、緊張であがってしまい、演説はしどろもどろに。それが、わずか半年余で初陣を飾った。

 ただ、当選後も母親から祝福の花束を受け取っただけで、震災の被災者らに配慮して万歳は封印した。

 同市議選の中央区選挙区で当確を決めた維新新人で元コンサルタント会社員の村上満由さん(26)は、橋下知事の等身大パネルの横で支持者らと抱き合って喜んだ。

 実家は兵庫県西宮市で、同志社大に進んだ。中央区と縁はなかったが、維新の公募に応じ、「華がある」と幹部に見込まれ、大阪市中心部の重点選挙区へと送り込まれた。

 出馬を決めたのは昨年10月。選挙運動は大学時代の友人や後輩らが支え、街頭演説には橋下知事のパネルを伴うこともあった。

 当選後は支持者らと「頑張ろう」と拳を突き上げ、「政治家になるチャンスを与えてくれた橋下知事に感謝しています。これからが本当の勝負」と表情を引き締めた。

1472チバQ:2011/04/11(月) 21:57:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000569-san-soci
仕返し、地下鉄、公明…大阪市役所も戦々恐々 橋下維新躍進
産経新聞 4月11日(月)14時19分配信


統一選から一夜明け、会見を開く橋下知事 =11日午前、大阪府庁(志儀駒貴撮影)(写真:産経新聞)

 大阪市の解体を含む「大阪都構想」を前面に打ち立てた地域政党「大阪維新の会」が躍進した10日の大阪府議選と大阪、堺両市議選。大阪市の関係者は「影響は相当大きい」と警戒感を強めている。

 「ここまで伸びるとは想定外」。ある市幹部は「これまでアンチ維新、反大阪都で統一されていた市役所幹部の動きが鈍るだろう」と懸念する。

 大阪都構想については「実務協議に向けてのボールを投げられたら、市が受けるのか。市長の高度な政治判断になる」と話す一方、「現実味を帯びるほど財政調整などのハードルは高くなる」と牽制(けんせい)する。

 別の市幹部は、今後の議会運営について「自民、公明、民主では過半数を維持している。公明がどう動くかがカギ」と分析。選挙結果については「背景にあるのは政権与党の体たらくと、何かを変えたいという漠然とした期待感があるのではないか」と話した。

 維新の躍進は、市議会のパワーバランスを大きく変える。議席数を3つ減らした自民の市議団幹部は「維新は市営地下鉄の民営化など具体的な提案を出してくるだろう。市民の選択なので、議論は受けないと仕方がない」。前回市長選で平松邦夫市長を推薦し、今回議席を20から8に減らした民主の市議団幹部は「えらい結果や」と危機感を募らせる。

 一方、市職員の間では「これまで維新に意地悪した幹部は“仕返し”されるのでは」と警戒する声も上がっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000567-san-pol
裏切り?懐柔?踏み絵?都構想“白紙”宣言 読めぬ橋下知事の真意
産経新聞 4月11日(月)14時19分配信


 地域政党「大阪維新の会」が躍進した大阪府議選と大阪、堺両市議選から一夜明けた11日、同党代表の橋下徹知事は、神妙な口調で選挙戦を「敗北」と評し、大阪都構想の白紙化にまで言及した。周囲では、他党との連携協議を前に「戦闘」から協調路線への転換を強調する交渉術ととらえる向きもあるが、わかりにくいメッセージに、有権者からは「民意への裏切りだ」と批判も上がった。

 「大阪市議会の皆さんに話し合いのテーブルについてもらうことが大事。白紙は撤回ではなく、一緒に議論しようという他党への呼びかけだ」。維新府議の一人は、橋下知事の発言の狙いについて、あえて「白紙」とすることで協議しやすい環境づくりをしていると解説した。

 しかし、自民府連の幹部は「府議会で過半数を取っても『負けた』と表現するなど白々しい。意図するところは不明だが、都構想を取りやめるつもりではないだろう」。大敗した民主府連の幹部は「知事の出方が読めず、こちらもうかつに発言できない」と話した。

 また、大阪市の幹部は「余裕の裏返し」とみる一方、真意は「よくわからない」。別の幹部は「特に市議会との連携を模索しているのだろう」と分析する。

 一方、有権者の受け止めは複雑だ。枚方市の人材派遣業の男性(37)は「白紙化を言うのは、大阪都構想を期待する民意への裏切りだ。他党との連携を重視し、市民の思いを軽視している」。堺市堺区の飲食店経営者の男性(62)は「勝っておごらずという策だと思う」と話した。

 【用語解説】大阪都構想

 大阪府と大阪市などの自治体組織を再編し、住民に身近な行政を担当して中核市並みの権限と財源を持つ基礎自治体の特別区と、空港行政や産業振興など広範囲にわたる問題を担当する広域行政体の大阪都をつくる構想。特別区の区長は公選で選び、議会も設置するとしている。

1473チバQ:2011/04/11(月) 21:58:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000298-yom-pol
民主が基盤の大阪・平松市長「維新の強さ驚き」
読売新聞 4月11日(月)9時12分配信

 民主党は、大阪府議会、大阪、堺両市議会でいずれも議席を大幅に減らし、惨敗した。

 特に、大阪都構想を巡り、維新の会代表の橋下知事と対決姿勢を鮮明にしてきた平松邦夫・大阪市長は民主を支持基盤としており、今後、厳しい市政運営を迫られる。

 「維新の会の強さに驚いている。既成政党への失望感が表れたのではないか」。11日未明、大阪市役所で記者会見した平松市長は表情を引きつらせた。2007年の市長選で民主の全面支援を受けて初当選。今回の選挙戦では連日、民主候補の個人演説会に顔を出すなど精力的に応援弁士を務めたが、維新の勢いを止めることはできなかった。

 大阪市議選住吉区選挙区の前民主市議団幹事長・神原昭二さん(61)は、選挙戦で橋下知事批判を展開し、平松市長の応援も受けたが、維新の2新人に敗北。事務所入り口にはこの日、「取材・インタビュー等のお申し出は一切お受けできません」と書かれたはり紙が張り出され、神原さんは事務所に姿を見せなかった。

1474チバQ:2011/04/11(月) 22:16:09
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/11/20110411-051626.php
【統一地方選2011】「維新」第一党「これから何をするかだ」 
 大阪府の橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が躍進した大阪府議選、大阪市議選、堺市議選から一夜明けた11日、当選した維新の新議員らは、地方行政に参画する決意を新たにした。橋下氏は、大阪市議選で目標の過半数に達しなかったことを「敗北」ととらえたが、議員たちは「投票してくれた方への感謝の気持ちでいっぱい。これからの責任の重さを感じています」と改めてかみしめた。


堺市議選での当選から一夜明け、決意を新たにした維新新人の上村太一氏=11日午前、堺市堺区

 「おはようございます」。堺市議選の堺区選挙区で、民主や自民の現職を破って初当選した維新の上村太一氏(41)。この日早朝から同区の南海湊駅前に立ち、通勤客らに向かって、約1時間半にわたり何度も頭を下げた。

 睡眠時間は3時間ほどだったが「当選しても落選しても、駅立ちしようと思っていたので、自然と目が覚めました」と話す。

 勤めていた不動産会社の経営者が議員だったことがきっかけで、3年前に衆院議員秘書に転身。「裏方が好きだったので、自分自身が政治家になることはない」と思っていたが、「大阪を変える」という橋下氏のメッセージに動かされ、維新の公募に応じた。

 資金もなく、期間中は自転車と徒歩でくまなく回る草の根選挙を展開。当選後、親戚や友人約10人とささやかに祝った。

 「実感がなかなかわかない」と話す一方、堺市議会でも維新が第一党となったことへの責任感をかみしめる。「世の中の停滞感が僕らへの風になったのだと思う。これから、僕らが何をしていくかが問われているのだと思います」

「感謝でいっぱい」「世代交代できた」

 大阪府議選と大阪市議選の当選者たちも、さまざまな思いで選挙戦を振り返った。

 大阪市議選中央区選挙区で初当選を果たした村上満由氏(26)は昨夜、スタッフらと事務所で朝まで将来のことを語り合った。結局、一睡もしないまま、午前9時に区役所で当選証書を受け取り、やっと当選の実感がわいたという。

 「昨日はとにかくうれしいのと、みなさんへの感謝の気持ちでもういっぱい。証書をいただいて改めて、気が引き締まりました」

 府議選高槻市・三島郡選挙区でトップ当選を果たした池下卓氏(36)は、この日午前6時半からJR高槻駅前に立った。「『おめでとう』『よかったな』と声をかけられるうちに、当選したことが少しずつ実感できた」という。

 36歳の誕生日が初当選の日となり、「最高のプレゼントをいただけた。頭を高くすることなく精いっぱい頑張りたい」と話した。

 府議選羽曳野市選挙区で、255票差で自民現職を破った山入端創(やまのは・はじめ)氏(30)は「相手は守りの選挙だったが、こっちは取りに行く選挙。世代交代を果たせた」と振り返った。

 みんなの党として初めて府議選で議席を獲得した枚方市選挙区の伏見隆氏(42)は「終盤は自分でも無我夢中で何がなんだか覚えていない。埋もれてしまうところをぎりぎり当選させていただいた。やっとほっとした」と述べた。

1475チバQ:2011/04/11(月) 22:19:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041101110020-n1.htm
民主大阪府連「ここも駄目…」 自民も「震災で橋下維新の風やんだと…」
2011.4.11 01:09
 10日、投開票が行われた統一地方選。大阪府議会と大阪市議会で第一党となることが確実となった、「大阪都構想」を掲げる橋下徹知事率いる地域政党「大阪維新の会」。一方、民主や自民は大きく議席を減らすことになり、両党の関係者は表情を曇らせながら開票速報を見守った。

 「ここも駄目だったか…」。大阪市中央区の民主党大阪府連で、テレビで次々と報じられる民主苦戦の一報に、土師幸平幹事長は険しい表情を見せた。

 樽床伸二代表も深夜に事務所に姿を見せ、「大変厳しい結果。府民の判断を受け止めて、体制の立て直しを頑張る」とコメント。敗因については「政権与党として、十分な結果を出し切れていないこともある」と分析した。

 大阪市中央区の自民党大阪府連では、谷川秀善会長がスタッフとともにテレビの速報を見守った。維新候補者の当選が次々と伝えられると「やっぱり風が吹いているんやな」とつぶやき、自民現職が相次いで落選する事態に「自民党としては惨敗だ」と肩を落とした。

 また「震災で維新の風は止まったと思っていた。投票率がそれほどのびない中で票を取ったということは、有権者に既成政党に対する不信感があったのだと思う」と厳しい表情で話した。

 一方、公明は府内の選挙で擁立した候補者計53人中、52人が当選を果たし、堅調ぶりを示した。

 大阪市西区の党大阪府本部では、候補者の当選確実が伝えられるたびに拍手と歓声がわいた。佐藤茂樹代表は、ほっとした表情を見せ、「地域政党の“暴風雨”が吹く中、大変善戦した」と分析。維新との連携について「今後検討していきたい」と述べた。

1477チバQ:2011/04/11(月) 23:45:27
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110411-OYT1T00458.htm
堺市長、府議選を「大阪の大震災」と発言…撤回

 堺市の竹山修身市長は11日、「大阪維新の会」が府議会の過半数を獲得したことについて、報道陣に、「本当に大きな大阪の大震災というべきものと思っている。府民のマグマが爆発して、プレートがずれたような衝撃だ」と話した。

 約1時間半後、発言について、「変革への思いが大きかったという趣旨だったが、東日本大震災で被害を受けた方が多くおられるなか、配慮に欠けた発言で反省しており、撤回したい」とコメントを出した。

(2011年4月11日11時49分 読売新聞)

1478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/12(火) 08:44:33
そもそも全員当選しないと過半数に達しないんじゃなかったっけ。
現段階で大阪都構想を出さないで将来への期待感で食いつなぎたいのかなという感じがします。

橋下敗北宣言の真意は?…警戒強める大阪市
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news1/20110411-OYT1T00637.htm

 「大阪都構想」を掲げ、地域政党「大阪維新の会」が大躍進した統一地方選の大阪府議・市議選から一夜明けた11日、維新の会を率いる橋下徹知事が口にした「敗北宣言」。

 主戦場と位置づけていた市議選で目標の過半数に届かなかったとして、今後は「大阪都」の名称も含め、あらゆる前提をつけずに他党と協議する考えを示した。強気の知事が一転、見せた突然の柔軟姿勢は、自信の裏返しか、既成政党への誘い水か――。維新に苦杯を喫した既成政党や大阪市の関係者は、真意を測りかねている。

 都構想を巡り、橋下知事から「ぶっ壊す」と名指しされた大阪市。前夜、維新の躍進ぶりに「こんなに議席を伸ばすのか」と険しい表情を見せた平松邦夫市長はこの日は登庁せず、幹部らが情報収集にあたった。

 橋下知事の「敗北宣言」に、ある市幹部は「区長公選制や、特別区への区割りなどの前提を崩せば、都構想は成り立たない。公明党などを協議に引き込もうという腹ではないか」と多数派工作の動きに警戒感を募らせ、別の幹部は「既成政党への不信が維新の躍進につながっただけで、都構想が支持されたわけではない」と反発した。

(2011年4月11日14時23分 読売新聞)

1479チバQ:2011/04/12(火) 23:15:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110412/lcl11041210220002-n1.htm
広域連合…批判票も知事「不参加」 再考可能性は残す
2011.4.12 10:21

再選から一夜明け、会見に臨む荒井正吾・奈良県知事=県庁
 奈良県知事選から一夜明けた11日、再選を果たした荒井正吾知事は県庁で会見し、「1期4年、身を粉にして取り組んできた。2期目も初心に帰り、奈良のために働いていきたい」と抱負を語った。また、最大の争点となった関西広域連合については「不参加という意見は変わらない。反対ということで票をいただいた」と述べ、引き続き参加しない方針を示した。

 荒井氏は17日間の知事選を振り返り、「集会などを通じて県民とも意見交換することができた。自分の仕事を見てもらってると感じた。仕事の内容を評価していただいたことは本当にうれしい」と喜びを語った。

 一方、関西広域連合については「実態不明で活動する分野も明確ではない。行政組織は権限がはっきりするもので、参加するというのは私の感覚では難しい」と述べ、従来の主張を繰り返した。

 ただ、「政策はその都度、理屈をつけて変えるのが政治家で、奈良に良いことならそれに従うのが私の役目。県議会を含めて議論してもらうことは重要なことだ」とも述べ、県議会の動向を踏まえ、今後は広域連合に対する姿勢を再考する可能性も示唆した。

1480チバQ:2011/04/12(火) 23:16:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000225-mailo-l29
’11統一地方選:知事選/県議選(その1) 荒井さん笑顔の再選−−知事選 /奈良
毎日新聞 4月11日(月)15時21分配信

 ◇「広域連合、議会が議論を」
 任期満了に伴う知事選、県議選(定数44)が10日投開票された。知事選は、現職の荒井正吾さん(66)が、県医師会長の塩見俊次さん(61)と元県議の北野重一さん(73)の2新人を破り、再選を果たした。争点となった関西広域連合について、不参加を掲げた荒井さんは当面方針転換しない意向を示した。県議選は無投票当選の5人を含め、16選挙区で44人の当選が決まった。投票率は知事選が52・21%(前回51・47%)、県議選が53・49%(同53・17%)だった。
 奈良市西九条町4の荒井さんの事務所には、支持者が集まった。当選確実が伝えられると、大きな拍手が起こった。荒井さんは笑顔でバンザイし、「4年の実績をよく判断された結果だと思う。広域連合は、議論しないまま争点になったので議会で議論していただきたい。2期目は雇用、健康医療、南部振興を最重点にしたい」と述べた。
 荒井さんは昨年10月に出馬表明。政党の推薦を受けなかった。前回推薦した自民、公明のほか、自主投票になった民主の一部や連合奈良などから幅広い支持を集めた。
 関西広域連合への参加の是非が争点の一つとなったが、荒井さんは不参加の方針を説明して理解を求めた。平城遷都1300年祭の成功や医療、南部振興策など実績も強調。全県に張り巡らした後援会や、推薦団体が中心となって支持を広げた。【阿部亮介】
 ◇準備不足響く−−塩見さん
 橿原市内膳町の県医師会館では、塩見さんのクリニックのスタッフや支持者らが開票結果を見守った。落選が伝わると、大きなため息が漏れた。
 塩見さんは「準備不足で考えを伝えきれなかった」と悔しさをにじませたが、「関西広域連合参加を望む県民が多くいる。荒井知事には近畿の中で奈良を孤立させないようにしてもらいたい」と述べた。
 塩見さんは東日本大震災の被災地に入り、関西広域連合に参加して救援・医療体制を整備する必要性を痛感。告示前日に急きょ出馬表明して参加を訴えたが、及ばなかった。【高島博之】
 ◇「力不足だった」−−北野さん
 奈良市南紀寺町1の北野さんの事務所では、支持母体の「憲法をくらしに生かすあったか県政をつくる会」メンバーや共産党関係者らが開票状況を見守った。落選が確実になると、北野さんは「力不足で得票を伸ばすことができず、広域連合への批判も理解されなかった」と頭を下げた。
 北野さんは東日本大震災を受けて、被災者救援や原子力行政の転換を強調。福祉、暮らし、防災第一の県政への転換を訴えた。しかし、主な争点となった関西広域連合への参加の是非では、荒井さんと同じ不参加の立場で、支持を広げることができなかった。【上野宏人】
 ◇新県議44人決まる
 県議選は、無投票当選の5人に加え、39人の当選が決まった。関西広域連合への参加の是非や医療、防災、観光振興などを争点に58人が選挙戦を展開した。
 15人が立候補した民主は逆風を受け、8人にとどまった。現職22人を公認した自民は20人。公明は3人で改選前の議席を維持。議席増を目指した共産は5人、社民とみんなは各1人が当選した。無所属は6人だった。
 ◇鍵田さん当選−−山辺郡・奈良市
 16人が立候補し、激戦となった山辺郡・奈良市(定数11)では、奈良市長や自民党衆院議員を務めた無所属元職、鍵田忠兵衛さん(53)が当選した。
 鍵田さんは95年の県議選で初当選。奈良市長に転身したが、市議会の不信任決議を受けて辞職。05年に衆院議員となった後、09年の奈良市長選に立候補して落選した。

1481チバQ:2011/04/12(火) 23:17:27
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 ■解説
 ◇民意くみ取る努力を
 近畿で奈良だけが参加していない関西広域連合への参加の是非が最大の争点となった。不参加の荒井さんは再選を果たしたが、参加を掲げて告示前日に出馬表明した塩見さんが一定の支持を得たことは、謙虚に受け止めなければならない。
 選挙戦で荒井さんは不参加の理由を繰り返した。しかし、組織論や経費面、大阪府に編入されていた明治時代の予算配分など多岐にわたり、演説の度に変わるため分かりにくかった。さらに「自立した奈良をつくる」という主張は、大阪に通勤・通学する「奈良府民」には理解が広がらなかった。
 1期目の荒井さんはトップダウンの政治手法が目立った。失敗した県営プール跡地へのホテル誘致や学研高山第2工区への県立医大移転計画などもその事例だ。説明不足で分かりにくさが残る点は、広域連合の不参加方針と共通している。2期目は、今回の選挙で示された民意を誠実にくみ取る努力が求められる。【阿部亮介】
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 ◇開票結果=選管最終発表
当 292654 荒井正吾 66 無現
  223519 塩見俊次 61 無新
   60318 北野重一 73 無新
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荒井正吾(あらい・しょうご) 66 無現(2)
 [元]参院議員[歴]OECD政府代表部参事官▽運輸省観光部長・鉄道局次長・自動車交通局長▽海上保安庁長官▽参院自民党副幹事長▽外務政務官▽参院文教科学委員長▽東大

4月11日朝刊


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000229-mailo-l29
’11統一地方選:知事選/県議選(その2止) “奈良の底力”発信へ /奈良
毎日新聞 4月11日(月)15時21分配信

 ◆県議選・生駒
 ◇阪口さん初当選
 県議選生駒市選挙区(定数4)では、無所属新人の阪口保さん(62)が、無党派層を中心に幅広い支持を集め、トップで初当選を果たした。
 阪口さんは「見張り番・生駒」の代表幹事として、行政監視や市議定数・報酬削減を求める運動に取り組んできた。2月に出馬表明し、山下真・生駒市長との連携、議員報酬30%・政務調査費50%減、関西広域連合参加などを公約に掲げた。
 週末は山下市長も選挙カーに乗り込んで一緒に支持を訴えた。阪口さんは、同市あすか野南1の事務所で「公約実現に全力で取り組みたい」と語った。【熊谷仁志】
 ◆県議選・大和郡山
 ◇藤野さんが再選
 大和郡山市選挙区(定数3)では、民主現職の藤野良次さん(47)が再選を果たした。菅内閣の支持率低下で逆風を受けながらの選挙となったが、街頭演説や支持者回りなど、地域に密着した戦いを展開。党県連幹事長の知名度などを生かし、子供の安全や教育問題に取り組んだ実績も訴えて支持を広げた。
 大和郡山市杉町の事務所では、支持者が集まり、当選が決まると、大きな拍手が起こった。藤野さんは「皆さんのおかげでV2を果たせた。命を守る医療への取り組み、雇用を守る地域経済の活性化、子供を守る未来への投資に努める」と語った。【阿部亮介】
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 ◆投票率
 ◇知事選52.21%、県議選53.49%−−前回比微増
 知事選の投票率は、前回を0・74ポイント上回り、52・21%となった。前回と同様、現職と共産推薦の新人の一騎打ちとみられていたが、告示直前に出馬表明した新人が加わり、三つどもえの戦いになったことや、関西広域連合への参加の是非が争点の一つになったことが影響したとみられる。
 県議選も前回より0・32ポイント高い53・49%になった。関西広域連合については、民主、公明、みんなが参加、自民、共産、社民が不参加と分かれた。
 ただ、不参加の候補はあまり広域連合に触れず、医療や観光振興などに重点を置いたため、選挙戦を通じた論争にはならなかった。
 また、東日本大震災に配慮して街頭演説や個人演説会を自粛する動きもあった。

4月11日朝刊

1482チバQ:2011/04/12(火) 23:19:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000202-mailo-l30
’11統一地方選:振り返る 県議選、明暗分かれ 保守盤石、対抗勢力苦闘 /和歌山
毎日新聞 4月12日(火)16時16分配信

 10日投開票された統一選の県議選(定数42)は、公認だけで議席占有率が6割を超えた自民が強さを見せた。民主は和歌山市で1議席を死守したが、他の3人は惨敗。共産も健闘したが、同市では36年ぶりに1議席となり、党勢拡大は果たせなかった。分厚い保守地盤。苦闘する対抗勢力。明暗が分かれた。
 御坊市で7割強の票を得た中村裕一氏はじめ、公認26人が勝った自民の二階俊博・県連会長は11日、「無責任な政権は早く終わってもらわんと」と、民主政権打倒を口にする余裕を見せた。
 公明は和歌山市の3現職が1〜3位で上位当選。死去した現職の後釜を立てず候補を絞ったことで、逆に運動の緩みを懸念する声もあった。総得票では前回より1割以上減らしたとはいえ、安定した戦いぶりだった。
 一方の民主。〆木佳明・県連幹事長は「足腰の弱さが露呈した。組織作りができていなかった」と振り返った。当選した浦口高典氏は東日本大震災を支援するための募金箱を持って立ち続ける独自の運動が功を奏した面もあるが、県連代表の岸本周平衆院議員の後援会の一部が支援した。しかし、組織的支援に乏しい橋本市の瀧洋一氏は、無党派層に働きかける街頭演説が唯一の武器。しかし、4年前の市議選の演説時に20〜30人がベランダに顔を出した同じ団地で、今回姿を現したのはわずか7人。政権への逆風に直撃された。
 一方、西牟婁郡では共産元職の高田由一氏が自民公認を破り、12年ぶり2回目の当選。国政選挙の同郡の共産票は3000〜4000票だが、今回は7162票を獲得。生活相談など地道な活動を続けた成果だと周囲はみる。ただ同党は和歌山市で現職1人が落選、36年ぶりに当選1人となった。郡部とは違う都市部の浮動票をどうカバーするかが、課題として浮かんだ。

4月12日朝刊

1483チバQ:2011/04/12(火) 23:19:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20110411-OYT8T01087.htm
無所属7人 政党綱引き

県議選一夜明け 各党、後半戦に向け戦略
 統一地方選前半戦の県議選(定数42)の投開票から一夜明けた11日、各政党の県組織幹部は、選挙結果を検証し、統一選後半戦に向けて戦略を練った。過半数を超える26議席を勝ち取った自民には、無所属の1人が入党を申請。30日の任期スタートに向け、残る無所属7人がどの会派に所属するか、政党間の綱引きが予想される。

 唯一の現職が和歌山市でかろうじて議席を確保したものの、他の公認候補は全員落選した民主。議席を伸ばせず、参院選、知事選に続いて自民に3連敗を喫する形となったが、岸本周平・県連代表は「政権への評価は争点になっておらず、風当たりの強さは特に感じていない」と強弁した。

 政権交代直後には「県議選で全選挙区擁立」を目標としていたのに、公認候補はわずか4人。党派別得票率は5・7%と、自民の50・6%はもちろん、公明(9・2%)、共産(8・6%)にも及ばず、岸本代表は「候補者一人ひとりの日常活動が結果に出たということ」と分析した。

 一方、公認29人中、26人が当選した自民には11日、新宮市選挙区で自民現職を破った無所属新人の浜口太史さん(44)が入党を申請した。

 二階俊博・県連会長は同日、「予測はしていたが、ほぼ満足できる結果になった」と余裕を見せ、「無責任な政権には、すぐに終わってもらわなければならない」と早くも解散総選挙を見据えた。

 現職3人が和歌山市選挙区で上位を独占し、議席数を維持した公明の角田秀樹・県本部幹事長は「地方議会のあり方が問われるなかで、目に見える議会改革を進めていきたい」。1議席増を狙って公認5人を立てたものの現状維持に終わった共産は、和歌山市で票を減らし、2候補のうち1人が落選したことにショックを隠せない。雑賀光夫・党県議団長は「和歌山市での敗因の分析はまだできていない。今は後半戦に全力で取り組むしかない」と気を引き締めた。

 新議員の任期は30日から4年間。定数が4減されて42となった改選後の県議会の会派構成は、改選前に30人だった自民が既に27人を確保し、共産4人、公明3人は改選前と同数。改選前には民主と無所属の7人が所属していた真わかやまが何人を集めるか、注目される。

(2011年4月12日 読売新聞)

1484チバQ:2011/04/12(火) 23:20:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000094-mailo-l30
’11統一地方選:県議選投開票 自民26議席/民主1議席(その1) /和歌山
毎日新聞 4月11日(月)12時16分配信

 ◇自民6割、基盤は揺るがず
 ◇民主、逆風やまず
 統一地方選の県議選(定数42)は10日、選挙戦になった9選挙区で投開票され、32人が当選、無投票当選者と合わせ新議員42人が決まった。前回1人当選の民主は公認4人を立てたが、当選は1人だけ。一方、定数4減のなかで公認29人を立てた自民は3議席を取りこぼしたものの単独過半数を維持。政権交代を経た県議選で、保守王国の基盤は揺るがなかった。公明は現有3議席を死守。共産は4議席のまま。女性は3人当選した。
 全14選挙区に計54人が立候補。9選挙区の32議席を巡って選挙戦となり、現職25人▽元職2人▽新人5人が当選した。無投票区を含むと、現職35人▽元職2人▽新人5人で、党派別では民主1人▽自民26人▽公明3人▽共産4人▽無所属8人−−だった。
 全選挙区擁立を目指しながら現職1人と新人3人の公認にとどまった民主は、現職1人が滑り込んだ。推薦した無所属3人は全員当選した。
 現職27人と新人2人を公認した自民は、厚い保守層に支えられ、議席占有率は6割を超えた。新人2人を擁立した西牟婁郡では、1人が当選を飾った。推薦した無所属2人は1人が当選した。
 死亡した現職の後釜を立てなかった公明は現職3人の議席を死守した。5人を立てた共産は、和歌山市で1議席を失ったが、無投票の1人と合わせ4人が当選し勢力を維持。13人が立候補した無所属は元職が2人のうち1人が当選、新人8人は4人当選と善戦した。
 ◇自民・中村さん7選、“初洗礼”新人破る−−御坊
 24年ぶりに選挙戦になった御坊市選挙区は、自民現職の中村裕一さん(51)が、民主新人の斎藤麻希さん(34)を破って初めての選挙戦に勝利、7選を果たした。支持者を前に中村さんは「東南海・南海地震対策、経済の活性化、医療・福祉施策に4年間頑張る覚悟です」と語った。
 補選での初当選も含め6度の無投票当選を重ねてきた中村さんに、斎藤さんが「平成初の選挙をやろう!」と挑んだ。中村さんは、国や県とのパイプを強調し、「民主政権になって和歌山は損ばかり」と与党批判も展開。地元選出の二階俊博・自民県連会長の後援会が選挙戦を支えた。
 斎藤さんは自転車で運動、選挙の意義や多選への批判を訴えたが、及ばなかった。
 ◇民主現職・浦口さん、唯一の議席守る−−和歌山
 和歌山市選挙区(定数15)で民主現職の浦口高典さん(56)が当選、唯一の議席を守った。浦口さんは「党への大逆風のなかで、地元の皆さんのおかげで議席を残すことができた。企業誘致の財源のために、知事や議員の給与カットに取り組みたい」と語った。
 民主県連の最大支持組織の連合和歌山の推薦を得ず、苦しい戦い。しかし、東日本大震災に配慮した運動を徹底し、「普通の生活ができない人たちを思うと募金活動が一番大切」として、首から募金箱を提げて街頭に静かに立ち続けた。当初は街頭演説も自粛するなど独自の選挙戦を展開、徐々に有権者の共感を集めた。当選後も万歳はせず、「がんばろう日本」と拳を突き上げた。

1485チバQ:2011/04/12(火) 23:21:19
 ◇前民主県連副代表・山下さん、推薦受けず当選
 17人が立候補した和歌山市選挙区で、民主県連副代表だった山下大輔さん(43)が、党推薦も受けない無所属として当選を果たした。しかし下位での当選に、「申し訳ない。しっかりと結果を受けとめたい」と厳しい表情だった。
 前回選後に党入りしたが、今回は公認・推薦を受けずに出馬した。さらに団体からも推薦を受けず、若い企業経営者らが中心となって支援。地域政党を率いる橋下徹・大阪府知事らを取り上げ、「地域の利益を守るため、しがらみのない政治をつくる」と主張した。
 現職として迎える初めての選挙戦。ミニ集会の数を増やし、年明けから告示までに100カ所以上で経済の活性化や観光振興などの政策を訴えた。
 ◇藤本さんは返り咲き、支援団体がフル回転
 県議を2期途中で辞職して昨年11月の知事選に民主推薦で出馬、落選した無所属元職の藤本真利子さん(57)は、和歌山市選挙区で返り咲きを果たした。1月に出馬表明。党には戻らず推薦を受けた。
 しかし、後援会や一部の連合和歌山加盟労組など支援団体がフル回転し、従来の支持者を固めたほか、知事選で開拓した新しい層も取り込んだ。選挙戦では、震災を受けての防災計画の再検討のほか、ライフワークとする教育問題などを訴えた。
 ◇政権への批判浴び、民主の瀧さん敗れる−−橋本
 橋本市選挙区で民主新人の瀧洋一さん(48)は、支持率の低迷する政権与党に向かった逆風を浴びて敗れた。瀧さんは「期待に応えることができなかった。ここまでの(票の)数字は予測していなかった」と事務所で述べ、肩を落とした。
 神戸市出身で地縁血縁がなく、地域でのミニ集会も開けないなど圧倒的に不利な状況だった。6年間続けた駅前での辻立ちの成果を信じ、毎日約50回の街頭演説で政策を訴えたが、壁は厚かった。
 ◇有田郡・松坂さん、三つどもえ制して3選
 前回無投票だったため、8年ぶりの選挙戦となった有田郡選挙区(定数2)では、共産現職の松坂英樹さん(50)が三つどもえの激戦を制して3選を決めた。
 同選挙区は今回から定数が1減。地盤の有田川町で従来の支持層を手堅くまとめ、6期務めて引退する湯浅町出身の松本貞次県議の支持者を精力的に回って、票を上乗せした。津波被害が想定される地域を選挙区内に抱え、選挙戦では対策の抜本的な見直しなどを訴えた。
 ◇立谷さんが総替え勝利−−西牟婁郡
 現職の引退などで“総替え”の西牟婁郡選挙区(定数2)では、自民2人、共産と無所属各1人の計4人がつばぜり合いを繰り広げ、前白浜町長で新人の立谷誠一さん(61)が初当選した。立谷さんは町長8年の実績と知名度に加え、引退する町田亘県議の後押しで着実に集票。介護保険の抜本的見直しや鳥獣被害対策など、切実な課題を担う即戦力を強調。人脈を生かした行政手腕を訴えて浸透し、幅広い支持につなげた。

4月11日朝刊

1486チバQ:2011/04/12(火) 23:23:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000122-mailo-l28
’11統一地方選:県議選 逆風民主、議席伸びず /兵庫
毎日新聞 4月11日(月)12時52分配信

 ◇震災対応に批判受け 公明全員当選、共産は5議席
 統一地方選の前半戦となる県議選(定数89)と神戸市議選(同69)が10日、投開票された。東日本大震災の発生で政党色が薄れ、「自粛ムード」が選挙戦にまん延。県議選では、現有議席の上積みを目指した民主党が伸び悩んだ一方、最大会派の自民党が第1党を維持した。当日有権者数は412万8031人(男195万3472人、女217万4559人)。投票率は41・43%(男41・32%、女41・54%)。【統一選取材班】
 県議選に当選した89人(無投票当選の9人を含む)を党派別に見ると、▽民主17人(立候補者数25人)▽自民26人(同28人)▽公明12人(同12人)▽共産5人(同15人)▽みんな1人(同6人)▽諸派1人(同1人)。無所属は立候補した47人のうち、27人が議席を獲得した。
 09年の政権交代の流れを確実にしたい民主は、県議会会派の現有21議席からの上積みを狙い、公認・推薦合わせて32人を擁立。菅内閣の支持率低迷で逆風が吹く中、政権交代の実績を訴えたが、東日本大震災への政府の対応に批判が集中したこともあり、議席は伸び悩んだ。
 一方、最大会派(46議席)の自民は、10年参院選で躍進した勢いをつなげようと、公認・推薦の計49人が立候補。民主の不戦敗で推薦を含む9人が無投票当選を決めるなど、第1党を維持したが、現職の落選が響き過半数には及ばなかった。
 公明は前回と同じ12人全員の当選に成功。現有4議席からの積み上げを目指した共産も1議席増やした。その半面、今回初めて県議選に挑んだみんなの党は、躍進した神戸市議選候補者との連携が進まず、1議席にとどまった。新社会は議席獲得はならなかった。【石川貴教】
 ◇永田さんが6選−−南あわじ市
 現職、新人の一騎打ちで16年ぶりの選挙戦になった南あわじ市選挙区(定数1)は、無所属現職の永田秀一さん(67)が、6選を果たした。
 永田さんは市内65団体からの推薦を受け、5期の実績と強固な後援会を中心に手厚い選挙戦を展開した。永田さんは「経済、雇用対策や東南海・南海地震対策などに力を入れたい」と述べた。【登口修】
 ◇12年ぶり洲本市、浜田さんが初当選
 12年ぶりの選挙戦になった洲本市選挙区(定数1)では、無所属の新人で前副市長の浜田知昭さん(63)が無所属の現職と新人を破り、初当選した。
 浜田さんは旧洲本市の職員を経て助役、合併後の新市の副市長を務めた。40年間の行政経験と広い人脈を生かした選挙戦を展開し、支持票をまとめた。
 同市本町5の商店街施設では支援者らが詰めかけ、万歳を三唱した。浜田さんは「県政をもっと身近なものにしたい。強い洲本市をつくるために、県と連携して交流人口を増やし、市を活性化させたい」と抱負を述べた。【登口修】
 ◆神戸市議選
 ◇民主惨敗、13議席 自民1増、みんな大躍進
 神戸市議選は、民主党が、長田区で現職議長が52年ぶりに落選するなど現職4人が議席を失って、13議席にとどまり惨敗した。一方、全選挙区に候補を擁立したみんなの党は、東灘、灘区で新人が初当選するなど8議席を獲得、躍進した。自民党は前回から1議席増の19議席を獲得、第1党を維持した。
 民主は今回、前回より1人多い18人の候補擁立にとどめ手堅く戦ったが、東灘区で公認候補3人のうち2人が落選、灘区や北区でも現職が議席を失うなど、党の国政運営に対する有権者の批判をかわせなかった。みんなは、無党派層の民主批判票の受け皿となった。
 当選者の内訳は現職52人、元職2人、新人15人。党派別当選者数は▽民主13人(前回17人)▽自民19人(同18人)▽公明12人(同13人)▽共産9人(同10人)▽みんな8人(同)▽たちあがれ1人(同)▽その他・諸派2人(前回7人)。無所属は立候補した18人のうち5人(同4人)が当選した。
 また、長田区のたちあがれ現職の北山順一さん(73)は11回目の当選を果たし、同市議選の当選回数で歴代単独2位となった。
 当日有権者数は123万1591人(男57万6472人、女65万5119人)だった。【吉川雄策】
〔淡路版〕

1487チバQ:2011/04/12(火) 23:24:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000058-san-l28
新県議担う防災力強化 民主、議席上積みならず 兵庫
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信

 統一地方選前半戦の県議選(定数89)と神戸市議選(同69)は10日、投票が行われ、即日開票の結果、深夜に新議員が誕生した。政権交代後初の大型地方選だったが、東日本大震災の発生で、多くの候補者が「防災」を中心に訴える異例の選挙戦となった。被災地に配慮した自粛ムードから盛り上がりに欠けて有権者の関心も低く、投票率は県議選が41・43%(前回45・67%)、神戸市議選が42・04%(同44・98%)だった。

 県議選は今回から定数が3削減。過去最少だった平成15年に次いで2番目に少ない135人が立候補した。8選挙区で計9人が無投票当選となり、残る33選挙区の80議席をめぐり126人が争った。

 明確な争点が見えない選挙戦だった前回から一転、今回は、地方自治のあり方や景気対策、東日本大震災の発生を受けた防災力の強化や復興支援策などが争点となった。

 政権与党として初の統一地方選に臨んだ民主は公認推薦計32人を擁立。現有の21議席からの上積みを目指したが、“逆風”にさらされた。対する最大会派の自民は49人を擁立し、各選挙区で安定した戦いを展開した。全員当選に向け支持基盤を固めた公明、議席倍増を目標に掲げた共産、初めて候補を擁立したみんなが議席を確保できるかが焦点となった。

 この日夜、当選した候補者の選挙事務所には支援者らが駆けつけ、「バンザイ」の歓声や拍手が響き渡った。一方で、惜しくも落選した陣営では支援者らが肩を落とした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000059-san-l28
現職対決、自民に 西脇市・多可郡選挙区 兵庫
産経新聞 4月11日(月)7時56分配信

 選挙区統合で事実上定数が1減となり、現職同士が1議席を争った西脇市・多可郡選挙区では、旧多可郡選挙区の内藤兵衛氏(52)=自民推薦=が、旧西脇市選挙区の東野敏弘氏(56)=民主推薦=を破って再選を果たした。

 終盤戦まで「どちらが優勢か分からない」と両陣営関係者が語るほどの激戦となった民主と自民の現職同士の対決は、自民に軍配が上がった。

 多可郡(多可町)の有権者約1万9千人に対し、西脇市は約3万5千人と、内藤氏にとっては不利な状況だった。このため、内藤氏は西脇市で積極的な運動を展開。地域経済の再生やにぎわい創出、農林業支援の充実などを訴え、地元・多可郡の保守票を固めるとともに、西脇市の保守層にも浸透して支持を広げた。

 東野氏は旧黒田庄町長の知名度を生かして運動を展開したが、及ばなかった。

1488チバQ:2011/04/12(火) 23:26:06
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001104110002
神戸市議選 自民19、民主13議席
2011年04月11日

 神戸市議選は10日に投開票され、新議員が決まった。定数69に94人が立候補し、九つある選挙区すべてで選挙戦となった。長田区で現職の議長が落選するなど民主が苦戦した一方で、全選挙区に候補を立てたみんなの党が8議席を確保するなど、大躍進を果たした。


 ◇   ◇


 党派別の当選者は自民19人(公認候補21人)、民主13人(同18人)、公明12人(同12人)、共産9人(同10人)、みんな8人(同10人)、たちあがれ日本1人(同2人)、新社会2人(同2人)、社民0人(同1人)。無所属は5人(18人)だった。


 新旧別に見ると、現職57人のうち52人が当選。新顔は34人のうち15人が議席を得た。元職3人のうち2人が返り咲きを果たした。


 東日本大震災直後とあって、告示後も選挙カーや街頭での訴えを自粛する陣営が相次いだ。大きな争点もなく論戦は全体的に低調で、知名度の低い新顔にとっては厳しい選挙戦となった。


 改選前の市議会(欠員3)の会派の勢力順は民主党18、自民党12、公明党11、共産党10、自民党神戸8、たちあがれ日本2、新社会党2、住民投票☆市民力2、みんなの党1。


 ◇   ◇


 神戸市議選の投票率は42・04%で、前回(2007年)の44・98%を2・94ポイント下回る過去最低の結果となった。東日本大震災に伴う自粛ムードで論戦が盛り上がらず、有権者の関心を引きつけられなかった。


 同市議選の投票率は、1951年の74・32%を最高に低落傾向が続き、阪神大震災直後の95年は45・23%。次の99年は神戸空港建設の賛否を争点に51・7%に回復したが、直近の2回はともに50%を割っていた。


 最も投票率が高かったのは長田区の47・21%。最低は中央区の35・93%。西区も39・25%と低調だった。

1489チバQ:2011/04/12(火) 23:27:00
http://mytown.asahi.com/areanews/kyoto/OSK201104110111.html
京都党、一気に4議席 不満の受け皿に 京都市議選
2011年4月12日


京都市議選で最年少候補の京都党・江村理紗さんも初当選。支持者らはバンザイを繰り返して喜んだ=11日未明、右京区、水戸部六美撮影


 10日投開票された統一地方選前半の府議選・京都市議選。自民は第1党を守りきり、民主はほぼ現状維持、共産の退潮が目立つという結果になった。一方、議会改革を掲げ、市議選に初めて挑んだ若手の地域政党「京都党」が一気に4議席を獲得し、既成政党への不満の受け皿となった。今回の結果は、統一選の後半戦や来年2月の京都市長選にも影響を与えそうだ。

■代表はトップ当選、25歳女性も

 京都党代表の村山祥栄さん(33)は左京区でトップ当選し、1万2529票の得票数は京都市議選で過去最多となった。前回は無所属で落選した佐々木隆吏さん(29)も中京区でトップ当選し、雪辱を果たした。候補最年少の江村理紗さん(25)は右京区で3位、民主と共産の現職2人が落選した南区で中島拓哉さん(27)も4位と健闘した。

 独自に議案を提出できる6議席の目標には届かなかったが、村山代表は「できることから仕掛けていきたい」と意欲を見せる。伏見区でトップ当選し、初議席を得たみんなの党の新顔や無所属1人との連携は「まだ白紙」という。

 また、新市議69人の顔ぶれは現職55人、元職2人、新顔12人。女性は改選前より1人少ない14人だった。京都商工会議所の立石義雄会頭は11日、選挙結果について「地域政党の躍進が目立ったのは、既成政党に対する不満が高まっている証拠だろう」との談話を出した。

 一方、政権奪還へ足場を固めたかった自民。府議選は北部などで着実に議席を押さえ、改選前と同じ25議席を維持。市議選は1議席増の23議席を確保し、続く共産との差を8議席に広げた。田中セツ子・市議団長は「震災で民主党がリーダーシップをとれなかった影響が及んだ。有権者は安定した自民党を支持した。この流れは統一選後半でも続くだろう」と語る。

 政権与党の民主は、地方議会でも勢力を広げようと、定数4以上の選挙区に最大4人の候補を立てた。だが、政権運営の混乱などによる逆風はしのげず、改選前の会派から府議会は2議席増、京都市議会は1議席減で「一進一退」となった。

 府議選の左京区では、前原誠司前外相の元秘書と現職の2人が当選し、共産の1議席を奪う形になった。一方、市議選の中京区では現職と新顔が共倒れになり、山科区は新顔が当選して現職が落ちた。山本正・府連幹事長は「政権への期待と現実のギャップへの不満が逆風になった。厳しい結果だ」と振り返る。統一選後半は「厳しい状況だけに、候補個人の地力が問われる」とみる。

 共産は、府議選で改選前の11議席を維持したものの、市議選は19議席から15議席に大きく後退した。とくに定数12の激戦区・伏見区で、現職3人と新顔1人の計4人が票を取り合う形になり、1議席に減らした。

1490チバQ:2011/04/12(火) 23:28:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000212-mailo-l26
きょうの当:統一地方選第1R 新議員決まる 京都市議、新勢力が伸長 /京都
毎日新聞 4月12日(火)16時17分配信

 ◇伸び悩む投票率 関心の低さ深刻に
 統一地方選第1ラウンドの府議選(定数60)と京都市議選(同69)は10日投開票され、京都の将来を担う新議員がそれぞれ決まった。地域主権や行財政改革に加え、東日本大震災で防災なども争点に浮かぶ今回の統一地方選。特に市議選では、既存政党に対抗した京都党など新勢力が伸長した一方、両選挙とも投票率が伸び悩み、関心の低さはより深刻になっている。【入江直樹、田辺佑介】
 ○市議は共産低落●
 市議選は、自民が改選前から1議席増やしたのに対して共産は4減。最大会派を争った両会派の差は選挙前の3から8に広がった。地域政党への関心が高まる中、議会改革を訴えた地域政党の京都党は4議席を獲得し、みんなの党も1人が当選。自民が優位を堅持したものの、新勢力も登場し、争点ともなった議会改革の議論などにどう影響するかが注目される。
 自民は、北区で1議席減らしたが、補選で共産に奪われた南区の議席奪還に成功。伏見区でも元職が復活した。共産は4人を立てた伏見区で現職2人を含む3人が落選。民主も2人擁立した中京区で現職と新人が共倒れした。
 ○京都党の躍進●
 対する新勢力では京都党が当選4人中2人が最多得票で、みんなの党も最多の20人が立った伏見区でトップ当選を果たした。京都党は議員提案ができる目標の6議席にこそ届かなかったが、3選を決めた村山祥栄代表(33)は「やることは決まっている。まずは議会改革と財政再建に取り組む」と決意を述べた。
 一方で、村山代表は支持者が帰った後の事務所で「厳しい結果だ」と語った。目標に届かなかった理由を「震災などの影響で投票率が伸び悩み、我々も盛り上げ切れなかった」と分析。今後の活動については「4人でできることを仕掛けていく。(無所属で)1人でやっていた時と比べれば、やれることはいっぱいある」と話した。
 ○各党堅調な府議●
 府議選は自民(改選前25)、共産(同11)が現状維持。民主は前回当選の11人から4人増やした(推薦除く)。定数2減の中で、複数を擁立した定数4以上の4選挙区のうち京都市内の2選挙区で各2人当選を果たしたのは一定の成果だ。
 民主新人で唯一1万票超を獲得した島内研氏(左京区)は前回に引き続き今回も市議候補だったのが、党府連の方針で今年に入って府議選にくら替え。秘書を務めた前原誠司前外相の全面支援の下、若さを前面に出して出遅れをカバーした。
 これに対し、綾部、舞鶴の両市でそれぞれ推薦した現職が落選するなど都市部以外の基盤のぜい弱さに課題を残した。
 ○上向かぬ関心●
 投票率は府議選が過去最低の44・48%、ワースト記録だった前々回の45・59%を1・11ポイント更新した。京都市議選も過去2番目に低い42・90%。阪神大震災の発生から3カ月後に実施され、過去最低となっている95年の41・39%に迫る低さだった。
 府選管は「府議選は前々回も落ち込んでおり、東日本大震災の影響が理由とは一概に言い難い。啓発に力を入れたので残念だ」と話している。

4月12日朝刊

1491チバQ:2011/04/12(火) 23:29:19
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/kyt11041202130004-n1.htm
京都府議選 自民、群抜く安定度で圧勝 民主、共産は北部で苦戦
2011.4.12 02:13
 定数が2減の60で争われた府議選。政党別の議席数を改選前(欠員1)と比較すると、自民党25→25▽民主党14→15▽共産党11→11▽公明党6→5▽諸派・無所属5→4−だった。

 自民はおおむね旧来の地方組織を生かした選挙戦術がうまく機能し、群を抜く安定度で勢力を維持。東日本大震災の影響についても「経験の違いがむしろ信頼を生んだ」(同党幹部)という。ただ、福知山市などで分裂選挙となったことは、今後にしこりを残しそうだ。

 一方、“震災選挙”のあおりを受けたのが民主。盛り上がりに欠け、史上最低の投票率(44・48%)になったことも、伸び悩む一因になったとみられる。南部の複数区では強さも見せたが、1人区ではまったく勝てず、特に府北部での伸び悩みは顕著だった。

 全選挙区に総勢28人を擁立した共産は、右京区(定数5)で2人当選するなど存在感を示したが、“党の牙城”とする左京区で議席を2から1に減らし、1人区、2人区では苦戦も目立つなど、今ひとつ伸びに欠けた。

 公明は後援組織を引き締め、重点区とした山科区を含め全員当選。一方、既成勢力への挑戦を掲げたみんなの党は2人とも及ばず、社民党も議席獲得はならなかった。

1492チバQ:2011/04/12(火) 23:30:21
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110411000011
自民堅調 第1党守る 府議・京都市議選
京都市議選左京区選挙区で初当選を果たし、長男を抱き上げ喜びを爆発させる桜井泰広さん(11日午前0時10分、京都市左京区) 第17回統一地方選前半戦の京都府議選、京都市議選は10日投開票され、全議席が決まった。府議選(定数60)は自民党が現有25議席を守り、第1党を堅持した。民主党(推薦含む)は2増の16議席、共産党は11議席を維持、公明党は5人全員が当選した。みんなの党と社民党は議席を得られず、無所属は3人が当選した。京都市議選(定数69)は自民が1増の23議席、共産は4減の15議席、民主は1減の13議席で、公明は現有12議席を維持した。政治団体「京都党」は4議席、みんなの党は1議席で、無所属1人が当選した。自民は定数が2減の府議選で議席を死守し、市議会でも伸ばし第1党の強さを示した。民主は市議選で減らしたが、府議選で議席増を果たし踏ん張った一方、共産は市議選で大幅に議席を減らし、退潮傾向に歯止めがかからなかった。社民は議席を得られなかった。市議選では、全国的な地域政党への追い風を受け、京都党が躍進した。投票率は府議選で過去最低の44・48%、市議選で過去2番目に低い42・9%で、いずれも前回を下回った。

 京都府議選では、自民は右京区で引退する現職の議席継承に失敗したものの、前回敗れた綾部市で新人が議席を奪回するなど北中部を制し、京都市内や南部も議席を守った。事実上、保守分裂となった福知山市と木津川市・相楽郡でも新人が競り勝ち、それぞれ1議席を確保した。

 民主は、舞鶴市で推薦した現職や宮津市・与謝郡と亀岡市の新人2人が落選するなど北中部で後退したが、複数擁立した左京区と伏見区で初めて2議席を得るなど京都市内で議席を伸ばし、府南部も手堅く維持した。

 共産は定数が1増えた西京区で新人が議席を獲得したほか、右京区で元職が復活したが、「党の牙城」とされる左京区で現職1人が敗れて1議席に後退し、伏見区でも現職が議席を失った。擁立数を絞った公明は南区で引退した現職の議席を守るなど全員当選を果たした。みんなの党の新人2人は届かず、政党推薦を受けていない無所属も3人が当選した。

 京都市議選では、自民党が南区で新人2人が議席を獲得し、伏見区では元職が議席を奪回し4年ぶりに4議席を確保した。北区で候補者数を減らした分を取り戻し、現有議席から1議席伸ばした。

 自民に3議席差に迫っていた共産党は、南区で現職が議席を失い、伏見区でも現職3人のうち2人が落選するなど4議席減らした。辛うじて第2党を保ったが、自民との差は8議席に広がった。

 過去最多20人を立てた民主は、2人擁立に踏み切った中京区で現職と新人が票を分け合って「共倒れ」した。南区でも現職が落選したが、候補者数を絞った北区で新人が議席を奪還し、1議席減に踏みとどまった。

 公明は新人2人が着実に議席を継承し、12議席を維持した。初挑戦のみんなの党は伏見区で初の議席を獲得。京都党も左京区で元職がトップで返り咲き、中京区や右京区でも新人が健闘するなど4議席を獲得し、市会に足場を築いた。無所属も1人当選した。

1493チバQ:2011/04/12(火) 23:30:51
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110411000126
勢力伸長へ動き活発 府会・京都市会の会派構成
  統一地方選前半戦の京都府議選と京都市議選が10日投開票され、新たな議席がすべて決まった。両議会での会派勢力の変動は、来年はじめの京都市長選や今後の国政選挙にも影響を与えそうだ。各党の議席数増減や得票率の変化をまとめた。

 ■府、自民雪辱 現有維持

 府議選(定数60)では、自民党が現有25議席を維持し、第1党を守った。京都市右京区で引退した現職議席を新人が継承できなかったが、前回、民主党系に奪われた綾部市で新人が議席を奪回し、雪辱を果たした。

 民主は公認15、推薦1人を含む16議席を獲得し、改選前より2議席増やした。全国的な退潮ムードのなか、初の2人擁立に挑戦した左京区と伏見区で2議席獲得に成功し、府南部の議席も保った。

 共産党は左京区と伏見区で現有2議席の維持に失敗し、1議席に後退したが、西京区で新人が当選するなど現有11議席を守った。

 公明党は36年間議席を守ってきた左京区で定数減の影響で擁立を見送り、現有6議席から1減の5人を擁立し、全員当選を果たした。政党推薦のない無所属は3人が議席を得た。

 政党別の得票率では、自民が37・97%で前回(30・53%)を7・44ポイント上回り、無投票を除く24選挙区でトップ当選が20人に上った。民主は公認を9人増やして臨んだが、得票率は21・71%で前回比2・65ポイント増にとどまった。共産は前回と同じ28人を立てたが、2・04ポイント減の21・97%。公明は1・35ポイント減の6・83%だった。

 自民は、亀岡市で当選した元自民党衆院議員で無所属の田中英夫氏や府議会の会派「京都創生フォーラム」の桂川孝裕氏らに対し、会派入りを働きかけるとみられ、実現すれば改選前より勢力を伸ばすことになる。

 ■京都市、共産退潮が顕著

 京都市議選(定数69)では、自民党が現有22議席から1増の23議席に伸ばし、4年前の改選時に戻した。左京区でベテラン議員の議席継承に失敗したが、南区で新人2人が当選して2議席を取り戻し、伏見区でも元職が返り咲き4議席に回復。第2勢力の共産党との議席差を3から8に広げ、第1党の座を確固たるものにした。

 一方、共産は現有議席19から15に後退。改選時に15議席以下になったのは1971年選挙以来。3議席あった伏見区は4人立て臨んだが、現職1人しか守れず、南区でも2議席維持に失敗するなど退潮傾向に歯止めをかけられず、第3勢力の民主党に2議席差まで詰められた。

 民主は全国的な逆風の中、現有議席14から1減に踏みとどまった。初の複数擁立で挑んだ中京区で現職と新人が共倒れし、南区や山科区でも現職を落としたが、北区で議席を戻した。

 公明は12人全員が当選。厳しい情勢の「重点区」の下京区で現職が競り勝ち、北区でも現職が上位当選した。8人で初参戦した京都党は4議席で、議会運営に関われる5議席には届かなかった。みんなの党の新人や無所属新人も初当選した。

 政党別得票率は自民が29・7%と前回比1ポイントアップさせたが、共産は3・3ポイント減の21・5%、民主も4ポイント減の18・9%、公明も0・5ポイント減の15・2%でそれぞれ減らした。初挑戦した京都が9・8%、みんなの党も2・7%を得票した影響で、自民以外の既存政党が得票率を下げた。

1494チバQ:2011/04/12(火) 23:31:22
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110411000013
自民躍進、単独過半数 滋賀県議選
初当選を決め、支持者と一緒に喜ぶ高木さん(中央)=10日午後10時25分、近江八幡市  第17回統一地方選前半戦の滋賀県議選は10日投開票され、全議席が決まった。滋賀県議選(定数47)は自民党(推薦含む)が5増の25議席で4年ぶりに過半数を占めた。民主党は5減の12議席、政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(支持含む)は1増の5議席、共産党は3議席がゼロになり、公明党は2議席を維持した。みんなの党は1議席を獲得した。党派の推薦や支持のない無所属は2人が当選した。自民が復調して県議会の主導権を握り、嘉田由紀子知事を支持すると訴えた民主は支持の広がりを欠いた。投票率は前回より、3・36ポイント減の49・69%と過去最低だった。

 滋賀県議選は、自民が推薦5人を含めて改選前より5増の25議席となり、4年ぶりに過半数を占めた。民主は5減の12議席と後退。対話は支持1人を含めて5議席と1議席伸ばした。民主と対話は計17議席で自民の議席を大きく下回った。

 自民は前回2議席だった大津市で4議席と回復。長浜市で3議席、彦根や近江八幡市、草津市などで各2議席を確保し、分裂した守山市でも議席を維持した。東近江市では元職が返り咲いた。

 民主は大津市や愛知郡、犬上郡で現職が落選。甲賀市や野洲市で新人が敗れた。草津市や長浜市では議席継承に成功した。

 対話は嘉田知事が選挙応援した草津市や野洲市で新人が当選した。蒲生郡では支持した無所属新人が自民現職に競り勝った。

 共産は大津市や草津市で3議席を失い、1971年に議席を獲得して以来、県議会の議席が初めてゼロになった。

 公明は大津市で2議席を守り、みんなは県議会初となる議席を同市で獲得した。党派の推薦や支持のない無所属2人が米原市と東近江市で当選した。

 当選した現職は28人、元職は3人、新人は16人。女性は13人中7人が当選した。

1495チバQ:2011/04/12(火) 23:33:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000154-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 全滅の共産「無念」 第2ラウンドへ対策 /滋賀
毎日新聞 4月12日(火)15時39分配信

 ◇きょう常任委
 今回の県議選で現有3議席を全て失った共産は、71年以降、県議会で守り続けた議席がなくなった。県委員会は12日に常任委員会を開き、統一地方選第2ラウンドに向けた対策を強化する。
 前回選で議席を一つ増やした共産は今回、5選挙区に6人を立てたが、当選を見込んでいた大津と草津の現職も及ばなかった。
 前回の新幹線新駅問題のような争点がない中で東日本大震災が発生。投票率も過去最低となり、浮動票が目減りしたことも影響したという。
 県委員会の奥谷和美委員長は「原発反対の訴えに手応えがあったが、あと一歩及ばなかった。弱者の声を届ける機会を失ったことは無念だ」と語った。【安部拓輝】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000153-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 知事応援に強まる反発 自民勢力との対決構図強調 /滋賀
毎日新聞 4月12日(火)15時39分配信

 ◇「協力できぬ」の声も
 自民勢力が過半数を奪還した県議選から一夜明けた11日、嘉田由紀子知事は当選者らの祝福に回り、県政運営への協力を呼び掛けた。知事は選挙期間中、地域政党「対話でつなごう滋賀の会」の候補らの応援に奔走。自民勢力との「対決構図」を強調しており、当事者の反発は強まっている。【安部拓輝、稲生陽】
 11日朝、湖東地域を訪れた嘉田知事は取材に応じ、「政策への思いは同じ。一緒にやろうと呼び掛けたい」と硬い表情で語った。告示後の週末には分刻みで県内を走り回り、対話の新人や民主系候補を応援。知事を主人公に「抵抗勢力」の自民議員に立ち向かう漫画チラシも自ら配り、選挙カーからマイクを握って支援を呼び掛けた。
 これに対し、県議長だった前回選で民主と対話推薦の候補に敗れ、今回無所属で返り咲いた赤堀義次さん(73)=米原市選挙区=は「敵と見なされ、すんなりと協力などできない」と突っぱねる。石田祐介・県連幹事長(46)は「自民は対立姿勢を改めてきた。今回仕掛けたのは知事の方だ」と批判する。
 一方、応援を受けて当選した対話の新人で、草津市選挙区初の女性県議となる駒井千代さん(37)は「居眠りだらけで欠席も多い議会の実態を県民はほとんど知らない。知事がここまで踏み込む議会にも問題があるのでは」と反論。野洲市選挙区で当選した対話新人の冨波義明さん(56)は「発信力のない素人が1人で組織のある候補と渡り合うのは不可能。市民の政治参加にリーダーは不可欠だ」と語った。

1496チバQ:2011/04/12(火) 23:33:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000032-san-l25
滋賀県議選 知事与党が惨敗、きしむ民主王国
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信

 ■「がっかりした」支持者離れ

 10日投開票された県議選(定数47)で、惨敗した民主関係者の間に衝撃が広がっている。当選者でも滑り込みの最下位が多く、選挙中「民主にはがっかり」などという有権者の声が直接候補者に届けられた。党関係者からは政権への逆風を原因にあげる指摘が目立つ。国政では、選挙区選出の国会議員を独占する「民主王国」の状態が続いているが、その崩壊につながりかねないとの声が出ている。

 民主と、嘉田由紀子知事を支援する地域政党・対話でつなごう滋賀の会(対話の会)の「知事与党」2党が獲得したのは、支持を受けた候補者を含め17議席。自民は推薦を含め25議席を獲得し、4年前の過半数を取り戻した。

 民主が擁立したのは推薦を含め18人で、当選したのは公認の12人。しかも、トップ当選は彦根市(定数4)と近江八幡市(同3)両選挙区のみで、多くの選挙区で自民の勢いに押され、滑り込みで当選した。

 「最後まで冷や冷やした。ここまでの逆風になるとは思わなかった」

 大津市選挙区(定数10)で10位で当選した民主現職の成田政隆氏の陣営幹部は苦しい選挙を振り返った。

 同選挙区は16人が立候補。民主は公認の現職3人を擁立したが、8人目が当選確実となっても民主候補の名前はあがらなかった。日付が変わり、ようやく1人が当選確実となり、残り1議席を3人が最後まで争った。

 トップ当選が民主だった彦根市選挙区(定数4)でも、元連合役員で強固な組織を持つ民主現職の江畑弥八郎氏が、共産新人に千数百票差まで詰め寄られ最下位で再選。江畑氏は「支持者から『民主(政権)にはがっかりした』との声が聞かれた。厳しい選挙戦だった」と打ち明けた。民主と自民がそれぞれ公認2人を立てた甲賀市選挙区(同3)でも、上位2人は自民だった。

 民主県連の出原逸三幹事長は「候補者は必死に戦ったが、苦戦は予想以上。敗因を分析し、(態勢を)立て直さないといけない」と苦悩の言葉を吐露した。

 公認・支持9人を擁立した対話の会は、公認4人と支持1人が当選。公認だけでみると前回と同数の当選だが、新人7人中、4人が落選し、勢いが衰えた感が否めない。ただ、当選した支持の新人が会派入りすると、県議会で代表質問する権利を獲得でき、一定の勢力は維持した。

 一方、過半数を至上命題にし、達成した自民県連の石田祐介幹事長は「民主王国に風穴を開けられた。党勢回復のきっかけにしたい。今後の活動に責任を感じる」と気を引き締めた。

 このほか、公明が現有の2議席を維持し、みんなの党が初の議席を獲得。公認6人を擁立した共産は当選者が前回の3人からゼロになり、40年ぶりに議席を失った。

1497チバQ:2011/04/12(火) 23:34:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000030-san-l25
県議選 大津市選挙区、石塚氏が次点
産経新聞 4月12日(火)7時57分配信

 10日投開票された県議選で、定数10に16人が立候補した大津市選挙区で、落選した石塚政孝氏と節木三千代氏はともに7197票だが、石塚氏と、10位で滑り込み当選した成田政●氏いずれともとれる1票があったため、得票数に応じて両者に票を分けた結果、小数点以下の票が出た。このため、石塚氏が11位の次点になった。

●=隆の生の上に一

1498チバQ:2011/04/12(火) 23:35:07
http://mytown.asahi.com/areanews/shiga/OSK201104100043.html
「反知事」自民など過半数 滋賀県議選
2011年4月11日

 県議選(定数47)は10日投開票され、嘉田由紀子知事と一線を画す自民会派と公明などによる「反知事」勢力が過半数の24議席を超えた。東日本大震災の影響から選挙機運の盛り上がりを欠いた今回の選挙。嘉田知事を支えてきた無党派の風は吹かず、民主・対話の会の知事与党は苦戦した。議会での主導権を奪われたことで、知事は厳しい県政運営を強いられそうだ。また、共産が1971年以来守ってきた議席を失った。

 今回立候補した73人の党派別内訳は、民主17人、自民22人、公明2人、共産6人、みんな1人、対話の会8人、無所属17人。

 前回、栗東市の新幹線新駅の建設問題などが大きな争点となり、嘉田知事を支援する対話の会が躍進。最大会派だった自民は候補24人のうち8人が落選し、過半数割れに追い込まれた。

 巻き返しを狙う自民は、今回、現職を中心に公認・推薦合わせて27人を擁立した。有権者の既存政党離れを意識し、告示前の2月、議員定数と議員報酬の一律「2割カット」の県議会改革を打ち出して支持の浸透を図った。

 選挙期間中は、知事の「抵抗勢力」とみなされた前回の反省から、各候補は知事批判を封印。「保守回帰」の流れにも乗り、湖北や湖東地域で議席を奪い、大津市などの都市部でも、手堅く票をまとめた。現職重視の擁立方針が結果的に功を奏した。

 対する対話の会は、昨夏の知事選で史上最多の約42万票を獲得した嘉田知事の後押しを受け、民主との知事与党の枠組みによる過半数確保を目指した。

 公認8人のうち6人は新顔で、震災の影響で有権者の関心が薄くなることを懸念した嘉田知事は、他会派への配慮から告示後の応援を控えた前回から一転して同会候補の応援に踏み切った。同会は選挙終盤、知事を主人公に自民会派を抵抗勢力に見立てた漫画入りのチラシ35万枚を作成し、県内全域で配布。9日には嘉田知事自ら10選挙区以上に入って票の掘り起こしを図ったが、形勢逆転には至らなかった。

 政権批判の逆風を受けた民主は、当初の単独過半数の目標を年明けに事実上撤回し、対話の会との連携強化で党勢拡大を図った。だが、同党公認・推薦の18人全員への推薦を同会に拒否されるなどの誤算もあり、民主は5議席を失った。今回の選挙結果が、今後の両党の関係に影響を与えそうだ。

1499チバQ:2011/04/12(火) 23:35:38
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110411-OYT8T01130.htm
対話の会 知事支援届かず

今回の県議選では、地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)がどこまで勢力を伸ばすかが焦点の一つだった。選挙戦最終盤の9日には、顧問を務める嘉田知事が〈分刻み〉で複数の候補者の集会に顔を出すなどてこ入れしたが、多くの新人候補が支持を広げられずに終わった。

 東日本大震災の影響で自粛ムードが漂い、浮動票の掘り起こしが難しいと予想される中、対話の会は嘉田知事と〈二人三脚〉の戦いぶりをアピールした。掲示ポスターには候補者と一緒に嘉田知事を写し込み、個人演説会の会場でも知事の「もったいない」というキャッチフレーズを掲げた。

 会は、県議会で知事と対立構図にある自民党を暗に批判するようなビラも作製した。だが、4年前の新幹線新駅建設のような争点もなく、投票率も過去最低という関心の低さと相まって、昨夏の知事選で知事が再選を果たす原動力となった「嘉田票」が、各候補者に流れることはなかった。

 嘉田知事は従来、大阪府議選で大躍進を遂げた「大阪維新の会」を率いる橋下徹知事のように、議会掌握に努める手法とは一線を画する考えを示してきた。震災の影響があったとは言え、対話の会の候補者に肩入れする姿は県民に「言行不一致」と映り、有権者が戸惑ったのではないか。

 今回の結果は、県民が二元代表制での議会の役割を重視したとも言える。嘉田知事にも新議員たちにも意見を対立させるのでなく、意見を戦わせることによって、より良い施策が実現されるよう期待したい。

(浦野親典)

(2011年4月12日 読売新聞)

1500チバQ:2011/04/12(火) 23:36:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000156-mailo-l25
’11統一地方選:県議選 自民勢、過半数を奪還(その1) /滋賀
毎日新聞 4月11日(月)13時4分配信

 ◇民主減、ねじれ拡大
 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数47)が10日、投開票された。無投票の栗東、湖南、高島の3市選挙区を除く13選挙区で41人が当選を決め、47議席が確定した。国政選挙で連敗が続いた自民勢力が07年の前回選で失った過半数の議席を奪還。地域政党「対話でつなごう滋賀の会」と民主は連携して知事派勢力の安定化を狙ったが、政権への逆風などから無党派層の支持が伸び悩んだ。最大会派とのねじれが広がり、嘉田由紀子知事は一層難しい県政運営を迫られそうだ。全体の投票率は49・69%で、前回の53・05%を下回り、過去最低だった。【安部拓輝、稲生陽、柴崎達矢、前本麻有】
 ◇対話系増、共産は全滅
 過半数奪還を狙う自民と、連携して過半数を目指した民主、対話の会が激突した今回の選挙戦は、告示3週間前の3月11日に起きた東日本大震災の影響で、従来型の街頭宣伝活動を自粛する陣営が続出。無党派層の取り込みを狙っていた候補者らは最後まで知名度不足に苦しんだ。
 自民は公認・推薦候補を合わせて27人を擁立。大半を現職や市議・首長経験者らで固め、大津、長浜の両市選挙区では全員が当選した。民主候補との一騎打ちになった愛知郡、犬上郡の1人区でも保守層を手堅くまとめ、民主との差を引き離した。
 一方、政権交代を果たした09年衆院選後、勢いに乗って単独過半数も視野に入れていた民主は、政権への逆風に直面し候補者の擁立に苦戦。当初の思惑に反し、公認・推薦候補は18人にとどまった。連合滋賀も組織固めを図ったが、支持は広がらず、郡部で議席を減らした。
 嘉田由紀子知事の政策実現を目指す対話の会は公認・支持候補9人のうち、新人を7人擁立。嘉田知事が告示後も選挙区入りし、てこ入れを図った結果、草津市や野洲市、蒲生郡で新人が当選。議席を増やした。共産は全3議席を失った。
 震災と原発事故による自粛ムードの中でいかに有権者に政策を訴えるか、各陣営とも戸惑いを抱えた選挙戦となった。守山市や野洲市の選挙区では陣営同士が街宣活動の自粛を申し合わせるなど異例の動きもあった。
 ◇目片さん、乱立制す 「新鮮力」をアピール−−大津・新人、自民推薦
 ◇自民・川島さん再選−−長浜
 定数10に16人が乱立した大津市選挙区では、自民推薦の新人、目片信悟さん(45)が初当選を決めた。同市北大路の事務所に当選確実の知らせが入ると、集まった支援者らから大きな歓声が上がった。笑顔で現れた目片さんは「ありがとうございます。期待に応えられるよう頑張ります」と意欲を語った。
 目片さんは昨夏の県議補選にも出馬し落選。今回は周到に準備を重ねた。建設業者や保守系市議らを軸に支持層の拡大を図り、父親の目片信市長の支持者も加わった。告示後は毎日のように個人演説会を開催。県議会の「新鮮力」をアピールし、子育て環境や高齢者福祉を充実させようと訴えた。
 一方、伊香郡選挙区が統合された長浜市選挙区(定数4)では、自民公認の現職、川島隆二さん(39)が再選を果たした。長浜市神照町の事務所で支援者の拍手に迎えられた川島さんは、満面の笑みを浮かべてあいさつ。「湖北地域の発展に向けて力を尽くしたい」と語り、福井県にある敦賀原発に対する危機管理や洪水などへの防災対策を推進していく考えを示した。

1501チバQ:2011/04/12(火) 23:36:28
 ◇民主・大橋さん初当選 草の根で逆風はね返す−−長浜
 長浜市選挙区では元中学教諭の民主新人、大橋通伸さん(53)が厳しい選挙戦を勝ち抜き、初当選を果たした。同市川崎町の事務所で支援者の拍手に迎えられた大橋さんは「子どもたちが安全・安心して暮らせるまちづくりについて、みなさんと一緒に考え、実現させていきたい」と熱っぽく語り、議員生活への第一歩を踏み出した。
 定数4の同選挙区では、告示直前になって旧伊香郡選挙区の自民現職が立候補を表明し保守層が結束。自民系候補3人を含む7人が乱立する激戦区となった。旧高月町出身の大橋さんは国会議員の後援会や連合組織の支援を受け、選挙区全域で活動しながらも「伊香郡の代表」をアピール。政権運営に対する逆風を受けて苦戦する民主候補が目立つ中、地域を隅々まで歩き回る草の根選挙で支援の輪を広げた。
 ◇対話新人・小川さん涙 手作り選挙も及ばず−−守山
 保守が分裂した守山市選挙区(定数2)では、対話の会から立候補した新人の小川泰江さん(48)が同市浮気町の事務所で開票動向を見守った。他候補の当選確実の一報が流れると、詰めかけた支援者からため息が漏れた。「よく頑張った」と声を掛ける支援者に小川さんは「応援してくれて、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。
 女性の社会参加を支援するNPO活動の経験を生かそうと2月末に立候補を表明。告示直後は震災を受けて大規模な街頭演説を自粛するなど組織のない新人には苦しい選挙戦となったが、選挙カーでの宣伝に頼らずに極力歩いて地域を巡り、街角に立ってアピール。託児付きの演説会も開いた。事務所には同じマンションの住民らも集まって政策チラシを配るなど、最後まで手作りの選挙戦を展開したが、及ばなかった。
 ◇投票率、過去最低に 争点なく震災も影響−−49・69%
 全体の投票率は49・69%となり、3・09ポイント増となった前回07年の53・05%を下回り、過去最低となった。目立った争点がなく、東日本大震災の影響で有権者に選挙ムードが広がらなかったことなどが要因とみられ、浮動票の取り込みを狙った陣営には一定の影響を及ぼしたようだ。
 自民と民主・対話の会の知事派勢力が過半数確保を巡って争われた今回の選挙戦は、告示直前に選挙戦となることが決まった蒲生郡をはじめ、保守が分裂した守山市などで激戦となった。街頭に立った嘉田由紀子知事も投票所に足を運ぶよう呼びかけたが、前回の新幹線新駅問題のような県政を二分する争点もなく、震災による活動自粛で各陣営とも本格始動が遅れ、政策論争は低調に終わった。
 投票率は第2回の1951年に89・16%を記録して以降、長期的に低下傾向が続いていた。無投票当選が6選挙区に上った03年には前回比10・0ポイント減の49・96%と初めて50%を割り込んだ。【稲生陽】
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 ■視点
 ◇魅力ある政策議論を 問われる議員の真価
 子育て支援策や県立高校統廃合など身近な課題は東日本大震災の発生でかき消されてしまった。候補者らは口々に「防災」を訴えたが、違和感を覚えた有権者も多かったのではないか。混迷する社会情勢下で、自民は地縁と血縁を生かし、地域に根ざした「地力」をバネに、議席を伸ばしたと言える。
 民主は今回、地方議員の足腰の弱さが露呈した。政権への逆風を受けたのは事実だが、県連が掲げた政策は嘉田由紀子知事のマニフェストとほぼ重なる。政権交代した09年の衆院選で、有権者が県内全4選挙区の議席を託したのは、暮らしを変える政策に期待を寄せたからだ。知事に追随するだけの姿勢では、候補者の魅力は伝わらない。無党派層に頼る対話の会にも同様のことが言える。
 生活に関わる課題に自らの言葉で政策を語り、有権者が政治を身近に感じられる議会をどう作るか。国難に直面した今こそ、当選した47人にはその責任と真価が問われる。【安部拓輝】

4月11日朝刊

1502チバQ:2011/04/12(火) 23:37:23
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/12/20110412-051650.php
【統一選地方選2011】議会勢力図が激変
 統一地方選前半戦で行われた府議選、大阪、堺両市議選の投開票から一夜明けた11日、府庁や両市役所で当選証書の付与式が行われた。府議選(定数109)では、橋下徹知事が代表を務める「大阪維新の会」が改選前の29議席から、57議席と大きく議席を伸ばし、府議会の過半数を獲得した一方、維新が誕生するまで主要会派だった自民・民主・公明・共産の4会派は議席を減らし、既成政党に対する不信感が浮き彫りになった。

府議選 低投票率でも維新圧巻

 過半数の獲得を目指して62選挙区中59選挙区に計60人を擁立した維新は、57人を当選させる躍進ぶり。無投票当選となった2選挙区を含め33選挙区が1人区だが、このうち、候補者を立てなかった大阪市福島区選挙区、藤井寺市選挙区を除く31選挙区のうち、28選挙区を押さえ、維新が敗れたのは、大阪市都島区、大阪市旭区、大阪市西淀川区の3区にとどまった。

 圧倒的な強さを誇ったのが2人区で、21選挙区の全てで1議席ずつ獲得し、1、2人区で計49議席を確保。3〜5人区の7選挙区のうち、候補者を立てなかった寝屋川市選挙区(定数3)を除く6選挙区で1人ずつが当選。また、6人区の東大阪選挙区では2人当選を決めた。

 一方で、自民は改選前の23議席から13議席へと退潮。自民から維新に移籍した議員も多かったとはいえ、一時は49議席まで勢力を広げた時期もあっただけに、厳しい状況となっている。震災について「天の恵みというと言葉が悪いが…」と失言し、直前に自民府議団を除団された府議会議長も議席を失った。

 さらにダメージを受けたのが民主。改選前の24議席から10議席と半分以下になっただけでなく、無所属で立候補していた民主府議団の幹事長や副議長も落選するなど、有力議員も相次いで議席を失う厳しい結果となった。

 また、改選前の23議席に対し、候補者数を22人に絞った公明も1議席を落とした。あえて候補者を絞る戦術だったが、全員当選はならなかった。

 議会運営のルールでは、5人以上の議席を持つ会派を「交渉会派」として議会運営委員会のメンバーや会派間調整を行ってきたが、今回、共産は10議席から4議席となり「交渉会派」の要件に該当する議席数を守ることができなかった。

 さらに、社民も唯一の議席を失うなど、既成政党は軒並み勢力ダウンする結果となった。

 今回の府議選投票率は46・46%で、前回の44・90%と比べると、1・56%上昇したが、依然、低投票率傾向にあることがうかがえる。

維新 最少から最大会派 大阪市議選

 大阪市議選は、大阪維新の会が議席数を大きく伸ばして第一党に躍進する一方、既成政党では、改選前に最大会派を形成していた自民、公明が軒並み議席を減らし、政権政党の民主は最小政党に転落するなど劇的な結果となった。

 今回の結果で、市議会の党派別勢力は大きく塗り替わる。

 改選前の議会内会派所属者数でみると、民主と自民、公明は各20人で最大会派を形成。共産も14人で、維新は12人と最小会派だった。

 ところが今回の結果で、維新が33人と第一党に躍進。公明が19人で第2党となり、自民は17人と第3党に。民主、共産は各8人で、最小政党に転落した。

 党派別に市議選を振り返ると、全員当選で過半数ぎりぎりとなる44人を擁立した維新は、目標の過半数獲得は逃したものの、改選前の3倍近い33人に勢力を伸ばした。

 公明は、候補者数を前回より1人少ない19人に絞りこみ、手堅く全員が当選を果たした。

 自民は、維新に大量離党した影響で、候補者数が前回の36人から23人に激減したが、現職が地盤の強みなどを発揮し、改選前から3人減と影響を最小限に食い止めた。

 民主は、政権運営に対する有権者の厳しい批判を浴び、現職候補者16人のうち半数以上の9人が落選する厳しい結果に。

 共産も前回より1人少ない24人を全選挙区に擁立したが、当選は8人にとどまった。

1503チバQ:2011/04/12(火) 23:37:47
民主 相次ぐベテラン落選 堺市議選

 大阪維新の会の躍進ぶりが鮮明となった堺市議選。52人の当選者の党派別内訳は、維新13人(改選前7人)▽公明12人(同13人)▽共産8人(同8人)▽自民7人(同4人)▽民主5人(同11人)▽無所属7人(同8人)▽みんな0人(同1人)―となり、選挙前と比べて勢力図が激変した。

 維新は、西、南、北、美原の各選挙区で候補者がトップ当選を飾る圧倒的強さ。「橋下徹知事のパワーが炸裂(さくれつ)した」(竹山修身市長)というように、知事の人気も背景に各候補が躍進を果たした。

 これに対して民主は、ベテラン議員が相次いで落選し、当選した現職候補も得票数を大幅に減らすなど、改選前の約半数となる5議席に落ち込んだ。

 自民は改選前の4議席から7議席に伸びたが、現職2人は落選、新人5人が当選した。公明、共産は、それぞれ現職が全員当選、改選前の勢力をほぼ保った。みんなは改選前の1議席を失った。

 橋下知事は記者団に対し、「大阪都構想は白紙」と発言したが、堺市分割を掲げる都構想は今後、堺市議会でも焦点になるとみられ、各党が都構想をめぐる議論にどう対応するか注目されている。

 複数選挙の民意 どう合わせるか

 砂原庸介・大阪市立大准教授(地方自治論)の話「大阪府議選は、62選挙区中1人区が33もある全国的にも極めて特殊な選挙区で、風が吹けば過半数獲得は不可能ではない。投票前の各種世論調査では維新の支持率は約3割だったが、この特殊な選挙制度の効果と相まり、府議会では目標の過半数を獲得したと思う。

 一方、大阪市議選では世論調査に近い約3割の議席に止まった。この結果からは、首長選も含めて、府県議会と政令市議会など、現行の選挙制度の下では合わさりにくい様々な選挙での民意をどう合わせるかという課題が改めて浮き彫りになったのではないか」

(2011年4月12日 08:31

1504チバQ:2011/04/12(火) 23:39:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000150-mailo-l27
’11統一地方選:大阪市議選 平松市長の応援演説候補、10勝11敗 /大阪
毎日新聞 4月12日(火)15時37分配信

 10日投開票の大阪市議選で、平松邦夫市長=イラスト・立川善哉=が選挙期間中に応援演説をした民主、自民の候補者21人の当落を分析したところ、10人が当選、11人が落選し、「10勝11敗」だったことが分かった。
 平松市長は1〜9日の選挙期間中、市議選立候補者のうち民主16人(現職14人、新人2人)と自民現職5人の個人演説会に訪れた。会場は小学校や区民センターなどで、屋外で不特定多数の人に訴えかけることはなかった。一方、地域政党「大阪維新の会」の代表を務める橋下徹知事は選挙期間中、毎日市内の街頭に立って演説しており、対照的な対応を見せた。
 市長に近い関係者からは「露出をもっと増やした方がいい」との声が漏れるなど、今秋の市長選に向けて戦略の練り直しが迫られている。【小林慎、平川哲也】

1505チバQ:2011/04/12(火) 23:39:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000143-mailo-l27
’11統一地方選:前半戦(その1) 維新、大躍進 3選挙で103議席 /大阪
毎日新聞 4月11日(月)13時2分配信

 統一地方選前半戦の府議選(定数109)、大阪市議選(同86)、堺市議選(同52)が10日、投開票された。地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹知事)は3選挙とも第1党を獲得し、府議選では過半数の57議席を占めた。民主は政権への逆風を受け、3選挙とも改選前に比べて議席を減らした。自民も府議選、大阪市議選で議席を減らした。公明は候補者の大半が当選し堅調。共産は府議選、大阪市議選で大幅減。社民党は第1回統一選の1947年以来64年間、府議会で守ってきた議席を失った。【堀文彦、小林慎、山田英之】
 ◆府議選
 ◇民主勢力11人に
 府議選(62選挙区)では、最大会派の維新が60人を擁立し、57人が当選した。現職28人、元職1人、新人28人が激戦を制した。
 33人を擁立した民主は10人の当選にとどまり、同じ議会会派の1人を含めても11人の勢力になった。前回より18人少ない32人を擁立した自民は13人が当選。公明は擁立した22人のうち21人が当選し、共産は4人が当選した。社民は現職1人が落選。東日本大震災に絡む失言で、自民公認を取り消された無所属現職の議長、長田義明さん(76)は議席を守れなかった。
 ◇元議長、朝倉さん5選 「知事に遠慮なく物言う」−−生野区・自民
 府議選生野区(定数2)では、自民現職で元議長の朝倉秀実さん(57)が5選。大阪市生野区勝山南の事務所で朝倉さんは「橋下知事人気に頼らず当選できたので遠慮なく議会で物が言える。知事に貸しはあるが、借りはない」と語った。
 08年知事選で、自民党府議団幹事長として橋下知事擁立の中心的役割を担った。今回その橋下知事から維新新人を対抗馬として立てられ、橋下知事の手法や政策と一線を画すスタンスを強調した。
 ◆大阪市議選
 ◇自民、第1党転落 維新・河崎さん、笑顔の初当選
 大阪市議選(24選挙区)では、維新が33人当選し、単独第1党に。内訳は現職12人、元職1人と新人20人。元知事特別秘書の肩書で注目された河崎大樹さんは当選した。
 公明は平野区で候補者を1人に絞り、19人全員が当選。自民は擁立が前回より13人少なく、改選前より3議席減らし、52年ぶりに第1党から転落した。共産は8人が当選し、前回より半減。民主は現職16人のうち当選は7人にとどまり、結党以来最少の8議席に激減した。初挑戦のみんなの議席獲得はならなかった。
 ◇維新・守島さん初当選−−9人出馬の東淀川区
 大阪市議会で最多の9人が立候補した東淀川区(定数6)では、維新の守島正さん(29)が初当選。同区大桐1の事務所で支持者らと万歳三唱した。守島さんは「1年ほど前からの地道な活動は地域の仲間のおかげ。皆さまの支援を裏切らない地域主権を実行していく」と語った。
 維新は共倒れの危険を省みずに3新人を擁立。守島さんは中小企業診断士の視点で府市の成長戦略を一本化するよう主張。大阪経済の底上げを訴えた。
 ◇逆風はねのけ民主・奥野さん7選−−港区
 大阪市議選港区(定数3)では、民主現職で市議団幹事長の奥野正美さん(62)が7選を果たした。政権への逆風をまともに受ける形の選挙戦となったが、毎日数回のミニ集会を重ね、支持組織を固めた。「厳しい選挙戦だったが、支持者に支えられて何とか当選できた」と語った。
 一方、同僚市議が相次いで落選。現在確保している副議長など重要ポスト獲得は難しくなりそうで、「市議会も厳しい。民主の意見はなかなか通りにくくなる」と唇をかんだ。

1506チバQ:2011/04/12(火) 23:40:10
◆堺市議選
 ◇公明は全員当選
 堺市議選(7選挙区)では、すべての政党が過半数の候補者を擁立できなかったため、議会第1党の行方が焦点になった。
 06年4月に政令指定都市に移行してから2回目の市議選。全選挙区で維新の候補者と、民主・自民・公明・共産・無所属の候補者による激戦になった。
 最多の15人が立候補した維新は13人が当選し、議会第1党の座を獲得した。公明は12人の候補者全員が当選した。共産は前回と同じ8議席を維持した。
 ◇支持者固めた成山さん3選−−堺区
 堺市議選堺区(定数9)で、公明現職の成山清司さん(58)が3選を果たした。成山さんは事務所で、「堺市の防災計画や避難計画を改めて見直したい。地方分権の時代を迎え、財政に強い堺市をつくりたい」と語り、支持者と喜び合った。
 成山さんは前回2位で当選したが、09年の衆院選で、当時の北側一雄幹事長ら公明幹部が相次いで落選したため、陣営は危機感を持ち、支持者を引き締めて選挙戦に臨んだ。

4月11日朝刊


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000144-mailo-l27
’11統一地方選:前半戦(その2止) 府議、大阪市議で投票率アップ /大阪
毎日新聞 4月11日(月)13時2分配信

 ◇維新の“風”か
 投票率は、府議選が46・46%で前回(44・90%)を1・56ポイント上回った。大阪市議選は49・27%で、前回(46・42%)から2・85ポイント増。堺市議選は49・42%で前回(49・48%)より0・06ポイント低かった。
 府議選、大阪市議選で過半数獲得を目指した「大阪維新の会」にとって、大幅な投票率アップは至上命令で、告示前、府内各地でタウンミーティングを開くなど精力的な政治活動を展開。一方、東日本大震災により、各政党は政治活動の自粛を余儀なくされた。全国的に注目された維新の“風”が、震災の影響を受けながらも投票率を押し上げたとみられる。

4月11日朝刊

1507チバQ:2011/04/12(火) 23:47:02
民主は、長田区で現職議長が落選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000160-mailo-l28
’11統一地方選:県議選/神戸市議選 現状打破、一票に反映 /兵庫
毎日新聞 4月12日(火)15時42分配信

 統一地方選前半戦の10日に投開票された県議選(定数89)と神戸市議選(同69)。県議選では、新人や元職の当選が相次いだ一方、神戸市内では無効投票の割合が増加。神戸市議選でも、既存政党との違いを強調したみんなの党が大きく議席を伸ばした。旧態依然たる政治状況を変えようと政権交代を選択した09年以降も、政局の混乱や東日本大震災の発生など不安定な世情が続く中、現状を何とか打破したい有権者の一票がさまざまな形で表れている。【石川貴教、吉川雄策】
 ◆県議選
 ◇当選3割が新人・元職
 ◇神戸で無効・白票多く、「不信任」意思示す
 今回の県議選では、当選した89人のうち新人24人が初当選を果たし、元職4人が返り咲いた。当選者に占める新人の割合は27%、新人と元職を合わせると31・5%と全体の3割以上に上っている。75年以降の過去10回の県議選と比べると、新人の割合は3番目に、新人と元職を合わせた割合は2番目に高い。
 特に、今回の県議選は東日本大震災の発生で「自粛ムード」がまん延。名前の連呼を控えるなど選挙運動を「自主規制」する機運が高まり、投票率も41・43%と過去最低を更新するなど、知名度不足で組織力の乏しい新人には厳しいと見られていた。ベテラン県議の引退が相次ぎ、後継の新人が少なくなかった事情を差し引いても新風を望む有権者の意識の強さが垣間見える。
 神戸市内の選挙区で無効投票が目立つのも特徴的だ。市内全体で投票総数に占める無効投票数の割合は3・29%と、前回07年(2・72%)よりも伸びている。最も高かったのは灘区の5・17%で、中央区も4・75%と水準の高さが際立つ。市選管によると、灘区では無効票の過半数が白票だったという。
 無効票や白票の多さは、立候補した候補者の顔ぶれに対する有権者の不信任の目安ともされる。神戸市議選ではみんなの党の候補者が、既存の政治に飽き足りない有権者の受け皿となり、大きく躍進した。同じく神戸市内の県議選の投票結果からも、無効票や白票という形で、現状への意思を示す有権者が少なくなかったことがうかがえる。
 ◆神戸市議選
 ◇無党派層、みんなに 消極的「民自に不満」
 神戸市議選では、落選した現職5人のうち4人が当選1回の新人。これは短期間で実績を求める有権者の政治に対するいらだちが表れた結果と言える。
 民主は、長田区で現職議長が落選。東灘区では過去最多の3人を擁立したが、票の食い合いとなり、結局現職1人の当選にとどまり、灘区と北区でも現職が涙をのんだ。
 一方、全区に候補を擁立したみんなは新人7人を含め8議席を獲得。前回、17人全員が当選を果たした民主の原動力となった無党派層の投票行動が、今回はみんなに移ったことがうかがえる。井坂信彦・党県第1区支部長(37)も「民主や自民に不満を持つ有権者の消極的な選択」と冷静に受け止める。そのうえで「単独で市議会に条例提案権ができる議席数(6人)を得たので、武器にしたい」とも述べ、次期衆院選の兵庫2〜4区でも候補者を擁立する可能性を示唆した。
 自民は現職が手堅い戦いをした一方で、推薦を含め東灘区と灘区、北区で新人が及ばなかった。公明は兵庫区や北区などで底力を発揮した。共産は葺合・生田の合区直後の83年以来守った中央区の議席を失ったが、東灘区で複数当選を果たすなど踏みとどまった。社民とたちあがれは勢力拡大を狙ったが失敗。新社会は安定した支持で2議席を維持した。
 議会会派構成では、民主、自民、公明などの与党会派が3分の2以上の議席を維持した。ただ、最大会派の民主は推薦を含めて14議席で現有18議席から後退。自民は推薦を含め20議席獲得したが、2会派に分裂しており、西区で初当選した無所属新人の動向などを含め、最大会派争いが激化しそうだ。少数会派間にも発言力強化を模索する動きがある。
〔神戸版〕

4月12日朝刊

1508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/12(火) 23:51:12
キャスター辛坊氏を大阪市長選擁立も…橋下知事
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110412-OYT1T00960.htm

 大阪府の橋下徹知事は12日に放送された読売テレビの報道番組で、今秋の大阪市長選について、自らくら替え出馬するか、テレビキャスターの辛坊治郎氏(55)を擁立し、地域政党「大阪維新の会」(代表=橋下知事)の候補者としたいとの考えを明らかにした。

 くら替え出馬の場合は、後継の知事候補に辛坊氏を充てる意向も示唆した。知事が辛坊氏の擁立に言及するのは初めて。

 番組は11日夕に収録された。橋下知事は「市役所のあり方を変えないと、大阪は良くならない。辛坊さんと一緒にやりたい」と語った。辛坊氏を市長候補とするか、くら替え出馬の場合に同日選となる知事候補にするかに関しては、「どっちでも(いい)」とした。中田宏・前横浜市長(46)の名前も挙げ、「市役所改革に関しては全く同じ思い」と述べた。

 維新の会は、10日の大阪・堺両市議選で第1党に躍進し、府議選では単独過半数を獲得。これを受けて橋下知事は「(大阪市長選は)維新で取ることが必要」と明言していた。関係者によると、橋下知事や維新幹部は昨年以降、辛坊氏に会食などの場で連携を呼びかけているという。

(2011年4月12日21時46分 読売新聞)

1509チバQ:2011/04/13(水) 12:38:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110413/lcl11041311400001-n1.htm
橋下知事「大阪のあり方で信を問いたい」知事辞任し、市長選とのダブル選に言及
2011.4.13 11:39

 大阪府の橋下徹知事は13日、12月に任期満了となる大阪市長選にあわせ、「僕らが作る大都市のあり方についての大綱の中身次第で信を問う」と述べ、市長選にあわせて知事を辞任、市長選と知事選のダブル選を行い、出直し知事選に立候補する可能性に言及した。

 ただ、任期中に辞職して知事選に立候補した場合、当選しても2期目の任期は残任期の来年2月までとなり、知事を続けるにはさらに選挙が必要になる。

 橋下知事は、近接した時期に2回の知事選を行うには「費用面の問題もある」と認めたうえで、「大都市のあり方の大綱の中身が、もう一回信を問いましょうというレベルになれば、ダブル選で信を問わなければならない」と語った。

 橋下知事は、12日放送の民放番組で次期知事選や大阪市長選を念頭に、元読売テレビ解説委員長の辛坊治郎氏の立候補に期待感を示したが、「パネルで示されたので、一方的に発言しただけ。辛坊さんの了解は得ていません。選挙後、接触もしていない」と言及。

 「辛坊さんも僕の発言で仕事がやりにくくなったら申し訳ない。個人的なつきあいはあるにせよ、あくまでメディアと権力の関係として、慎重に距離を置いていきたい」とも語っていた。

1510チバQ:2011/04/13(水) 20:46:26
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/stt11041108420002-n1.htm
【大阪都構想の行方 シナリオ第2幕へ】
(上)橋下チルドレン続々 他党連携は「パワーゲームですから」
2011.4.11 08:34 (1/2ページ)
大阪市議会議員の住吉選挙区で当選を果たした伊藤良夏さん=10日午後10時44分、大阪市住吉区 (竹川禎一郎撮影)
 「維新」の風が吹き荒れた。10日、投開票が行われた統一選。大阪府の橋下徹知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)は議席数を大きく伸ばし、大阪府議会で過半数を獲得、大阪市議会、堺市議会でも第一党を確保した。大阪、堺両市議会では過半数に至らず、「大阪都構想」をめぐる議論は他党との連携に焦点が移るが、維新は主導権を選挙でもぎ取ったことになる。「人生で一番力を入れた」という選挙戦を経て、橋下知事はどんな次の手を打つのか。シナリオ第2幕が注目される。

 維新が「市議会総入れ替えの象徴区」と位置づけた大阪市住吉区でも、新人2人が躍進した。

 「一票の重みを感じます。若者があこがれる大阪にしたい」。午後10時半過ぎ、維新新人の伊藤良夏氏(30)の選挙事務所。ずらりと並んだ報道機関のカメラのフラッシュを浴びながら、スーツ姿の伊藤氏が、姿を現すと歓声と拍手がわいた。

 地元出身の元モデル。昨年9月から妹と二人三脚で緑の自転車に乗って都構想を訴えた伊藤氏は、維新躍進の象徴になった。

 東京でモデルをした経験から優秀な人材や企業が、大阪から東京や海外へ流出する現状に危機感を抱き、立候補を決意した。

 「橋下代表の改革を進める実行力は大阪を変える希望。都構想実現のためにがんばりたい」。母親や妹から花束を贈られると、笑顔と涙で喜んだ。

 「橋下改革の流れを止めてはいけないと、たくさんの人に票を投じていただいた」。住吉区選挙区のもう1人の維新新人候補で橋下府政を3年間支えた元特別秘書、河崎大樹氏(39)も早々と当選が確定した。

 地縁も血縁もない住吉区での擁立が決まったのは今年2月で、準備期間は実質1カ月。大震災の影響もあり、中盤までは「全然手応えがない」と不安を隠さなかった。

 その河崎氏を、橋下氏は「僕の右腕中の右腕」と、選挙期間中3度も応援に駆けつけテコ入れを図った。ふたを開けてみると堂々の上位当選。河崎氏は「知事の力が一番大きかった」と振り返った。

 4人が2議席を争った府議選大阪市東淀川区選挙区でも、維新新人の笹川理氏(29)が民主現職らを打ち破った。笹川氏は「既成政党が強い選挙区だけに正直、勝てると思ってなかった。一人一人と握手をしながら選挙運動を続けてきた。本当にうれしい」と涙ながらに語った。

 維新の松井一郎幹事長は「本当に重い負託をいただいた。目標はあくまで過半数。勝利ではなく、スタートラインにたてたかな」と述べたうえで、「震災の影響はあったが、この日本の危機の今こそ、大阪が現状を変えないといけない、という訴えが伝わったと思う」と分析。都構想実現には、法改正などが必要となるが、「国政のナショナルパーティーにも、この結果をもって、民意は伝わっていると思う」と話した。

 維新代表の橋下知事は、同日午前、自宅近くの豊中市内で投票し「大阪市議選に最も注目している」としたうえでこう述べた。

 「(市議選の獲得議席が)10とか15くらいだったら、他党も突っぱねるだろうが。30を超えたらどうなるか。そのあたりは政治。あとは向こう(他党)次第。パワーゲームですから」

1511チバQ:2011/04/13(水) 20:47:02
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110413/osk11041312020007-n1.htm
【大阪都構想の行方 シナリオ第2幕へ】
(下)「政令市」市長選動向も変化 国政にらむ橋下維新
2011.4.13 08:26 (1/2ページ)
 「議員1人あたり4.23坪」。大阪府議会(定数109)がある府庁2階で、府議1人あたりに与えられる控室などのスペースの基準だ。橋下徹知事が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)が戦後初めて、選挙で過半数の57議席を獲得したことで、府議会事務局は、どう模様替えすればうまく収まるのか頭を悩ませている。

 改選前に29議席だった維新の現在の部屋は106.5坪。新議員が就任する30日からは、倍以上の241.1坪が必要な計算となる。模様替え予算は1500万円。維新も含め各会派から「なるべく費用をかけないように」と注文がついているが、民主や自民、共産が大幅議席減となったことと合わせ、改修工事は避けられない見通しだ。

 過半数の威力はスペースの話だけにとどまらない。正副議長選、予算編成、条例制定など、今後、府政運営のあらゆる局面で「橋下維新」が絶大な権力を握る。「もう府議会は終わりましたよ。なんにもできない」。多数の同僚が議席を失った自民府議には、あきらめムードさえ漂う。


□   □


 府議会で第一党が過半数となるのは、保守合同で自由民主党府議団が誕生した昭和31年4月以来だ。ところが同会派では、正副議長ポストの独占を図ったことを契機に旧自由系と民主系の内輪もめが勃発。結局翌年1月に分裂し、以来54年にわたり、1会派が過半数を占めたことはなかった。

 一方、大阪市でも、維新が市議会第一党となったことを受け、今年11月にも行われる市長選をめぐる動向に変化が生まれている。

 平松邦夫市長は市議選の期間中、公務の合間を縫って60人を超す民主、自民、公明の全候補の事務所へ激励に駆けつけ、21陣営の演説会でマイクを握った。

 平松市長に近い市議は「市長は5月議会で2期目の出馬表明を検討していた」と明かすが、維新躍進で「しばらく様子をみざるを得ないだろう」とみる。

 市議会では過半数に至らなかった維新だが、選挙区あたりの定数が1〜2と少ない府議会では、市内24選挙区(定数33)で6割に相当する20議席を取った。維新は次期市長選への候補者擁立を決めており、圧倒的な立場を手にしたことは間違いない。


□   □


 さらに、橋下氏自身の去就も含め、維新の将来的な国政進出にも注目が集まる。維新議員の中には、早くも国政転出に意欲をのぞかせる議員もいる。

 過半数を得た維新府議団にとって、5月定例府議会が初舞台となる。例年、正副議長選などの人事案件だけで政策審議はほとんど行われないが、今回、維新は府議定数を88に削減する条例改正案を提出する方針で、会期も長めに設定される見通しだ。

 初当選したばかりの維新の新人28人は、自分たちが座る椅子を大幅に減らすかどうかという異例の判断から、議員生活を始めることになる。





 山口敦、河居貴司、木村さやか、有川真理、秋山紀浩、土塚英樹、西見由章が担当しました。

1512チバQ:2011/04/13(水) 22:54:09
間違えた2
7840 :チバQ:2011/04/13(水) 20:50:29
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001104130001
拡大狙う「生駒市長派」/統一地方選
2011年04月13日
 ◇市議選5人予定 「議会を変える」


 汚職事件で前市長と元議長が逮捕されてから初となる生駒市議選(定数24)が17日告示、24日投開票される。山下真市長の政策を援護しようと、市長の支持母体となった「市民自治の会さわやか生駒」が、前回を3人上回る5人の擁立を予定しているが、対立候補らは「二元代表制を否定するものだ」と批判している。


 「5人は普通の市民感覚を持ち、市民の願いを実現してくれる人たちです」。3月20日、同市小瀬町の南コミュニティセンターで開かれた「さわやか生駒」の集会。参加者約50人の前に並んだ市議選の立候補予定者を山下市長が紹介した。


 山下市長は2006年1月、24議員のうち自民や公明など18人の支持を受けた現職を大差で破り、初当選した。しかし、市制施行後初となる予算案の否決、副市長の選任不同意など混乱が続いた。


 07年の前回市議選でさわやか生駒が擁立した新議員2人が生まれたが、今年の3月定例市議会で病院事業会計予算案が、議会内会派の凛翔(りんしょう)や公明、民主の議員らの反対で否決されるなど、なお厳しい議会運営が続いている。


 「市長が代わり、議会も変わると思ったのに。何としても今の議会を変えなければならない」。5人の擁立を決めたさわやか生駒の中川和子事務局長は話す。


 前回の推薦候補は2人とも上位当選し、合わせて8500票を得た。仮に前回並みの投票率になる場合、5人で割り振っても当選ラインと見られる1200票を超えると見込む。過去2度の市長選での山下市長の勝利や、汚職事件で逮捕された元議長を解職請求(リコール)で辞職に追い込んだ実績も追い風になると期待する。


 5人は議会改革を唱え、公約に「市立病院の早期開設」や議会で否決された「議員定数の削減」などを掲げる。山下市長と並んだ写真を掲載したチラシやパンフレットを作り、二人三脚ぶりをアピールすることにしている。


 ◇反市長派「二元代表制を否定」


 一方、こうした動きに既成政党や反市長派の議員らは警戒を強めている。


 立候補を予定している、ある議員は「地方自治は首長と議会の二元代表制。それぞれが緊張関係を保ちながら市政をリードしなければならないのに、さわやか生駒はその両方に関与しようとしている」と批判する。


 別の議員は病院事業会計予算案の否決に触れ、「病院の実施設計などを落札した会社が、入札参加資格を虚偽申請していたのに、契約を解除したからといって予算案を認めることはできない。議会はチェックが必要。市長のイエスマンこそ要らない」と指摘する。


    ◇


 市議選には今のところ、前回と同数の35人が立候補の準備を進めている。党派別は民主3人、自民2人、公明3人、共産3人、みんな1人、諸派2人、無所属21人。新旧別では現職16、元職2、新顔17。(東裕二)

1513チバQ:2011/04/13(水) 23:32:47
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003955841.shtml
全員政党公認・推薦なし 3市長選の立候補予定者 


政党の推薦状がなく、選挙事務所はシンプルな装い=姫路市内(撮影・中西大二)
 統一地方選の後半戦で17日に告示される姫路、明石、芦屋の3市長選は立候補予定者が全員、政党の公認や推薦を申請しない異例の事態になっている。前半戦の兵庫県議選では各党とも伸び悩み、後半戦で存在感を示したいところだが、立候補予定者らは「追い風が期待できず、政党色を出してもメリットがない」と冷ややかだ。


 これまでの市長選では、現職候補に与野党が相乗りするケースが目立った。芦屋市の現職は前回は民主、自民、公明から推薦を受けたが、今回は「一党一派に偏ることなく行政運営をしてきた。国政でねじれが生じている状況で相乗りはいかがか」と、いずれの政党にも申請しなかった。対する新人側も「素人の市民という視点で市政を変えようと思っている」との立場を取る。

 明石市長選の新人は市会の自民系、民主、公明会派から要請を受けて立候補を表明。申請すれば推薦は得られるとみられるが、「幅広い市民の支持を得ることに力点を置く」。対する別の新人は元民主党衆院議員。それでも「明石市民推薦で戦う」と説明し、やはり政党と距離を置く構えだ。

 松本剛明外相のお膝元姫路市では、4人の立候補予定者全員が政党推薦なく選挙に臨む。3選を目指す現職は、初当選では松本氏の個人的な支援を得たが、「市民の利益が何より大切」として政党推薦は一度も受けていない。各陣営からは「政党の公認や推薦があると組織選挙と映り、受けが悪い」「政党の公認、推薦をもらうと、足かせになる」などの声が上がる。

 こうした各市長選の流れに対し、政党関係者は「候補者側からの依頼がない以上、動きようがない」と話している。


【特集】11ひょうご統一選

(2011/04/13 15:35)

1514チバQ:2011/04/13(水) 23:39:28
>>1510-1511 中が抜けてた
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/12/20110412-051654.php
【大阪都構想の行方 シナリオ第2幕へ】(中)「連携」に募る不信感
 既成政党 広がる動揺

 統一地方選から一夜明けた11日朝、大阪府の橋下徹知事は、地域政党「大阪維新の会」(維新)が府議会では過半数を獲得したものの、大阪市議会で過半数を取れなかった結果を「敗北」と総括した。大阪都構想についても「いったん白紙」と位置づけ、他党との協議を意識して態度を軟化させた。

 しかし、これまで都構想に否定的な姿勢を示してきた大阪市に対しては「市役所の役人だけは許さない」と発言の過激さを増した。

 「まるで宣戦布告だ」。選挙結果を受けた知事の言葉に、市関係者はかつてない衝撃を受けている。

 維新旋風の直撃を受けたのは、政権与党の民主と、同党の支持母体で「中之島一家」ともいわれる市役所組織の屋台骨となってきた市労働組合連合会(市労連)だった。

 「まさか民主が一桁になるとは。まして、市労連の推薦候補の当選が3人というのは、記憶する限りない。これまで体験したこともない事態だ」。市労連幹部はショックを隠せない。

 今回の大阪市議選に立候補した民主候補24人のうち、市労連の推薦候補は現職8人。うち5人が一気に議席を失った。

   □   □

 「維新の候補は『大阪市職員は厚遇だ』と繰り返し批判していた。元市職員と新聞に載っただけで厚遇を推測されるようなところもあったのかもしれない」。維新が元知事秘書ら新人2人を擁立し、激戦になった住吉区選挙区で敗れた神原昭二氏が疲れた声で振り返る。神原氏は市労連傘下、市従業員労組の特別執行委員を務める。

 演説会場には、平松邦夫市長も応援に駆けつけたが、結果は前回から3割以上票を落としての落選。市議選の“草刈り場”となった民主会派について「むしろ当選した方がしんどいかもしれんな」とつぶやいた。

 市労連は、市長選で候補者を擁立し、選挙戦を裏方としてまとめ上げることで求心力を保ってきた。

 一方、今年秋にも予定される次期市長選には、橋下知事が「維新として取りに行く」と宣言、自らの立候補も否定していない。

 しかし、先の市労連幹部は「いま、市長選のことまで考えている余裕はない。まずは、いかに組織を立て直すかだ」と話す。

   □   □

 民主が大幅に議席を減らすなか、今後、市議会では、維新と自民、公明との連携に焦点が移る。「パートナー」の最有力候補は、選挙前から都構想に一定の理解を示し、市議会の第2会派になった公明だ。

 公明府本部は「話し合いのテーブルには着く」というスタンスだが、選挙で激しく戦った市議団幹部は「個人的な考え」とした上で「あれだけ既成政党はだめと攻撃されて、すぐにテーブルに着けるわけがない」とわだかまりを残す。

 自民市議団幹部も「協議に乗ったとたん、手のひらを返しかねない。常に新しい敵を見つけるのが彼のスタイルだから」と不信感は根深い。

 一筋縄ではまとまりそうにない他党との連携協議。難関を前に、維新幹部は語る。「5月議会を見据え、この1カ月が勝負になる」

(2011年4月12日 08:42

1515チバQ:2011/04/13(水) 23:50:35
http://www.nara-np.co.jp/20110413095357.html
新風求めた県民 - 県議選振り返って/2011統一地方選
2011年4月13日 奈良新聞

 新知事、新県議が決まり、新しい県政の構図がスタート―。改選前の議席(22人)を維持した自民党、現職2人が落選するなど退潮が目立った民主党(8人)など、各党明暗を分けた統一地方選挙前半戦の県議選が終わり、新県議44人が12日、当選証書授与式で顔を合わせた(一部代理出席を含む)。東日本大震災や福島原発事故の影響で自粛ムードの選挙だったとはいえ、選挙区によっては保守分裂や党内競争など激戦模様となり、無党派層から「県議会に風穴を開けてほしい」の期待を集め、当選した新人らの姿も。出席者の声などから、注目の選挙区を中心に県議選をいま一度振り返った。

 各党が候補者をそろえ、最大の激戦区となった山辺郡・奈良市選挙区(定数11)。1万6000票を超す大量得票で支持の厚さを見せつけた元職の鍵田忠兵衛氏に続き、「みんなの党」の現職、浅川清仁氏も1万3000票を獲得した。既成政党離れや、関西広域連合参加の訴えなどが、無党派層に浸透したとみられる。父子2代の自民党県議だが、引き継いだ建設業界の支援も萎え、前回は地元後援会中心の運動。昨年離党し、みんなの党に移ってからは「浮動票の多い奈良市西部を中心に駅前などでひたすら政策宣伝した。広域連合参加と議員報酬・定数削減の2点に絞り訴えたのが受け入れられた」と話す。ベテランの出口武男氏ら存在感のある自民現職4人と保守票を競り合いながら、無党派層に一定の支持を得…

1516チバQ:2011/04/13(水) 23:51:55
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110412/osk11041202380002-n1.htm
堺市議選 民主、相次ぐベテラン落選
2011.4.12 02:38
 大阪維新の会の躍進ぶりが鮮明となった堺市議選。52人の当選者の党派別内訳は、維新13人(改選前7人)▽公明12人(同13人)▽共産8人(同8人)▽自民7人(同4人)▽民主5人(同11人)▽無所属7人(同8人)▽みんな0人(同1人)−となり、選挙前と比べて勢力図が激変した。

 維新は、西、南、北、美原の各選挙区で候補者がトップ当選を飾る圧倒的強さ。「橋下徹知事のパワーが炸裂(さくれつ)した」(竹山修身市長)というように、知事の人気も背景に各候補が躍進を果たした。

 これに対して民主は、ベテラン議員が相次いで落選し、当選した現職候補も得票数を大幅に減らすなど、改選前の約半数となる5議席に落ち込んだ。

 自民は改選前の4議席から7議席に伸びたが、現職2人は落選、新人5人が当選した。公明、共産は、それぞれ現職が全員当選、改選前の勢力をほぼ保った。みんなは改選前の1議席を失った。

 橋下知事は記者団に対し、「大阪都構想は白紙」と発言したが、堺市分割を掲げる都構想は今後、堺市議会でも焦点になるとみられ、各党が都構想をめぐる議論にどう対応するか注目されている。

1517チバQ:2011/04/14(木) 00:00:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000056-san-l26
京都市議選 地域政党、新風起こす
産経新聞 4月12日(火)7時56分配信

 前回よりも7人多い98人が立候補した京都市議選。第一党をめぐる自民党(改選前22議席)と共産党(同19)との争いは、23議席を獲得した自民に軍配が上がり、共産は逆に議席を15に減らす結果となった。躍進を狙った民主党(同14)は1議席減となり、公明党(同12)は狙い通りの12人全員当選だった。結局、改選前に近い勢力図となったが、地域政党の「京都党」が4議席、みんなの党が1議席を獲得し、新風を起こした。

 11選挙区中で唯一、京都党を含む7党がひしめいた左京区(定数9)は、京都党代表の村山祥栄氏が全選挙区中の最多得票でトップ当選。また自民対共産が3人ずつを立てて競り合い、自民1人が落選したのに対し、共産は現職3人がかろうじて全員当選した。

 一方、現行の定数(12)になって以来最多の20人が立候補した伏見区では、共産が4人を立てて躍進を狙ったが、当選4回のベテラン議員を含む3人が共倒れとなる大誤算。逆に自民は現職3、元職1の4人が全員当選し、第一党維持の原動力となった。このほか公明が3人全員当選、民主は4人中3人当選と、まずまずの結果だった。

 民主、自民、共産各2人と公明1人の計7人が争った山科区(定数6)は、民主現職が落選。民主は中京区(同5)でも2人が共倒れするなど、厳しさが随所に見られた。

1518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2011/04/14(木) 08:55:28
辛坊としても出る気があるように思えるなぁ。
辛坊が出なくて中田宏になったとしても平松や自民勢力よりは強いだろうなぁ。

大阪都構想実現へ 辛坊氏にタッグ指名
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/04/14/0003957249.shtml

 大阪府の橋下徹知事(40)が13日、今年秋にも知事を辞職し、大阪市長選と知事選のW選挙を行いたい意向を明かした。さらに自身の市長選へのくら替えや、懇意の間柄である元読売テレビ解説委員長でキャスターの辛坊治郎氏(55)の、いずれかの選挙への出馬を期待する考えも表明した。

  ◇  ◇

 橋下知事の頭の中には、やはり辛坊氏との“二巨頭体制”があった。この日、府庁で記者団に対し、「大阪秋の陣で、もう一回民意を問いたい」と発言。任期満了となる来年2月を待たずに辞職し、今年11月ごろに予定される大阪市長選との「W選」に持ち込む考えを示した。

 橋下知事は、かねて知事を辞職し市長選に出馬する構想を明かしていたが、今回は共闘相手として辛坊氏と前横浜市長の中田宏氏(46)を指名。特に辛坊氏に関しては、「市役所改革に並々ならぬ意欲を持っている方」と改めて高い評価を示した上で、大阪市との対決姿勢を鮮明にしている自身と志が同じだと強調。「出てもらえれば、市民の多くも支持すると思う」と、擁立の意思を明確にした。

 ただ、誰がどの選挙に出るかについては「現段階では何も決まっていない」と述べるにとどめた。

 橋下知事は、12日にも読売テレビの情報番組で辛坊氏に“ラブコール”を送っていた。辛坊氏は13日朝、レギュラーを務める同局の情報番組「す、またん!」で「天命のない人間が政治をやるとむちゃくちゃになると、中央を見てればわかるじゃないですか。天命のない人間が政治をやっちゃダメなんですよ」と、立候補については否定的な発言をした。

 とはいえ、辛坊氏は今年1月、本紙の取材に対し、自身の出馬について「もし私が立候補するということを言いだしたら、ああ、この男はそこまでの覚悟を固めたんだな、と思っていただいてかまいません」と、完全には否定しなかった。橋下&辛坊の共闘体制となれば、知名度は抜群。“大阪秋の陣”の主役になることは、間違いなさそうだ。

(2011年4月14日)

1519チバQ:2011/04/14(木) 12:44:58
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110414/20110414019.html
維新+1会派で採決 府議会過半数で橋下知事方針
2011年4月14日
 大阪府の橋下徹知事は13日、自らが代表を務める「大阪維新の会」が府議会の過半数を確保したことで議案が単独採決できると「議会がいらなくなる」と述べ、知事提案については維新と最低一つの会派の合意がなければ原則採決できないようにする方針を示した。

 維新は統一地方選で府議会の定数109のうち57議席を獲得。橋下知事は、議会での採決について「過半数を取ったからこそ丁寧にやらなければならない」とし、職員側が維新議員のみを重視したりしないよう、「維新プラス1会派以上の合意」を徹底するという。

 ただ、「ここぞというときは超例外的に過半数で突破する」点についても言及。また、議員提案は「議会の判断」として単独採決に関与しない考え。

 これにより、改選前に橋下知事が提案して否決された府立成人病センターの移転建て替え問題については、移転を目指す場合は他会派の同意を求める方針。一方、5月議会で維新が再提出する予定の府議会定数削減の条例改正案は可決する見通しに変わりはない。

1520チバQ:2011/04/14(木) 12:46:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110413-OYT8T01040.htm
統一選2011 26人で自民県議団結成へ

知事へ強硬姿勢可能に 分裂不安抱く幹部も


5月10日に臨時会が開かれる議場。各会派が知事とどんな議論を戦わせるのか、注目される(県庁) 10日に投開票された県議選で当選した新議員47人による新しい県議会の構成が13日、ほぼ固まった。自民党は公認・推薦の25人に無所属の1人を合わせた26人で、会派「自民党県議会議員団」をつくる方針。これまで数々の局面で嘉田知事と対立してきた同党が、会派として4年ぶりに過半数を獲得したことで再び、嘉田県政への強気な対応が可能となった。ただ、会派が分裂した過去もあり、結束を維持できるかなど不安定要素も捨てきれず、勢力を弱めた知事与党の民主党、対話の会は「自民の出方を見守りたい」としている。(浦野親典)

 自民側に合流する無所属は、米原市選挙区の赤堀義次氏(73)で、過去に自民公認で県議選に立候補している。その他の会派は▽民主党・県民ネットワーク12人▽対話の会・びわこねっと5人▽公明党2人▽みんなの党1人▽無所属1人――とみられる。

         ◇

 「議案の修正案も出せるし、否決もできる。考えをしっかりと示せばいい」

 この日、大津市内で開かれた自民県連の会合。知事に対して「是々非々」で臨む方針を再確認したが、あるベテラン県議は「強硬姿勢を見せることも時には必要だ」とも発言した。

 議会での発言権が強まる一方、県連幹部らが不安視するのが〈党内分裂〉だ。

 2009年夏の衆院選直後、自民系会派(19人)で運営に反発した若手ら11人が離脱、別の保守系会派の2人と新会派をつくった。2会派が10年3月に一本化された後も、会派内で新たなグループをつくろうとする動きがあったという。

 そうした経緯はこの日の会合でも話題に上ったといい、石田祐介幹事長は「新人議員も多く、会派が一枚岩であることが大切だと説明していきたい」と話す。

 会合では、最大会派として議長を送り出す方針を確認したものの、副議長ポストの取り扱いが決まらず、ある県連幹部は「会派が大きくなると、ポストへの執着も出る。調整は難しくなる」と心配する。

         ◇

 一方、知事与党側はこの日、対話の会の清水鉄次代表と民主党・県民ネットワークの中沢啓子代表が県庁で顔合わせした。清水代表は「自民が定数、議員報酬の削減などを実行するか、注目したい」とし、中沢代表は今後も知事与党のスタンスで臨む姿勢を見せた。

 自民が過去に主導権を握った際、議会を流会にしたり予算の修正案を可決したりする動きはあった。だが知事周辺では「焦る必要はない」とみる。昨夏の知事選後、嘉田知事に近い自民系議員らで組織をつくる動きもあり、「自民系の新議員の中には、理解を示してくれる人も少なくないはずだ」と期待している。

(2011年4月14日 読売新聞)

1521チバQ:2011/04/14(木) 22:33:14
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001104140001
民主候補運動員 買収容疑で逮捕
2011年04月14日

 10日に投開票された府議選で現金を支払って運動員2人に選挙運動をさせたとして、府警は13日、大阪市阿倍野区松崎町4丁目、パート従業員森田美江子容疑者(47)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕し、発表した。


 陣営関係者らによると、森田容疑者は府議選大阪市阿倍野区選挙区に民主党公認で立候補し落選した堀川優美氏(27)陣営の運動員。


 捜査2課によると、森田容疑者は今月上旬、運動員2人に選挙運動の報酬として現金計十数万円を渡した疑いがある。同課は森田容疑者が2人に自転車や徒歩で候補者名を連呼させるなどしていたと説明している。


 森田容疑者の認否について同課は「捜査に支障があるため明らかにできない」としている。

1522チバQ:2011/04/14(木) 22:39:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20110413-OYT8T01040.htm
統一選2011 26人で自民県議団結成へ

知事へ強硬姿勢可能に 分裂不安抱く幹部も


5月10日に臨時会が開かれる議場。各会派が知事とどんな議論を戦わせるのか、注目される(県庁) 10日に投開票された県議選で当選した新議員47人による新しい県議会の構成が13日、ほぼ固まった。自民党は公認・推薦の25人に無所属の1人を合わせた26人で、会派「自民党県議会議員団」をつくる方針。これまで数々の局面で嘉田知事と対立してきた同党が、会派として4年ぶりに過半数を獲得したことで再び、嘉田県政への強気な対応が可能となった。ただ、会派が分裂した過去もあり、結束を維持できるかなど不安定要素も捨てきれず、勢力を弱めた知事与党の民主党、対話の会は「自民の出方を見守りたい」としている。(浦野親典)

 自民側に合流する無所属は、米原市選挙区の赤堀義次氏(73)で、過去に自民公認で県議選に立候補している。その他の会派は▽民主党・県民ネットワーク12人▽対話の会・びわこねっと5人▽公明党2人▽みんなの党1人▽無所属1人――とみられる。

         ◇

 「議案の修正案も出せるし、否決もできる。考えをしっかりと示せばいい」

 この日、大津市内で開かれた自民県連の会合。知事に対して「是々非々」で臨む方針を再確認したが、あるベテラン県議は「強硬姿勢を見せることも時には必要だ」とも発言した。

 議会での発言権が強まる一方、県連幹部らが不安視するのが〈党内分裂〉だ。

 2009年夏の衆院選直後、自民系会派(19人)で運営に反発した若手ら11人が離脱、別の保守系会派の2人と新会派をつくった。2会派が10年3月に一本化された後も、会派内で新たなグループをつくろうとする動きがあったという。

 そうした経緯はこの日の会合でも話題に上ったといい、石田祐介幹事長は「新人議員も多く、会派が一枚岩であることが大切だと説明していきたい」と話す。

 会合では、最大会派として議長を送り出す方針を確認したものの、副議長ポストの取り扱いが決まらず、ある県連幹部は「会派が大きくなると、ポストへの執着も出る。調整は難しくなる」と心配する。

         ◇

 一方、知事与党側はこの日、対話の会の清水鉄次代表と民主党・県民ネットワークの中沢啓子代表が県庁で顔合わせした。清水代表は「自民が定数、議員報酬の削減などを実行するか、注目したい」とし、中沢代表は今後も知事与党のスタンスで臨む姿勢を見せた。

 自民が過去に主導権を握った際、議会を流会にしたり予算の修正案を可決したりする動きはあった。だが知事周辺では「焦る必要はない」とみる。昨夏の知事選後、嘉田知事に近い自民系議員らで組織をつくる動きもあり、「自民系の新議員の中には、理解を示してくれる人も少なくないはずだ」と期待している。

(2011年4月14日 読売新聞)

1523チバQ:2011/04/14(木) 22:43:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110414-00000183-mailo-l29
検証’11県議選:民主、風吹かず 広域連合、対応バラバラ /奈良
毎日新聞 4月14日(木)14時2分配信

 統一地方選で逆風が予想された民主党県連は、ローカルマニフェストで関西広域連合への参加を打ち出した。危機感を感じた県議が主導、有権者の関心が高いテーマで追い風を期待した。しかし、ふたを開けると、「広域連合への参加を訴えにくい雰囲気だった」(ある県議)という。
 終盤、知事選の現職、荒井正吾氏(66)が奈良、橿原両市で開いた決起大会には、滝実県連代表ら幹部が応援に駆けつけた。荒井氏は広域連合には不参加の立場だ。滝氏は「荒井さんは大した知事だ」、前川清成参院議員は「知事選を広域連合に参加するかしないかの県民投票にしてはいけない」と訴えた。荒井氏や複数の県議を推薦した連合奈良も参加には慎重だった。
 一方、山下力・同党県議団長らは、参加を掲げる県医師会長の塩見俊次氏(61)の支援に回った。
 広域連合を巡って「バラバラの状態」の印象を与えることになった同党。改選前の9議席から倍増を目指し、15人を擁立したが、当選は8人。特に山辺郡・奈良市選挙区では4人のうち、現職の県連幹部ら2人が落選。複数の県議は「なぜ逆風なのに倍増計画を修正できなかったのか」と憤る。【阿部亮介】
 ◇自民堅調も“1減”
 県議会第一党の自民党は、公認・推薦計25人擁立。ベテラン議員を中心に強固な後援会組織をフル稼働させ、22人が当選した。しかし、現職2人、新人1人が落選し、引退の1人を含めると、改選前の23議席から1議席減らした。
 最大の課題は、毎年6月定例県議会にある議長選で一枚岩になれないことだ。昨年も議長選を巡って会派が分裂。改選後は「自民党」が12人、「自民党改革」が5人、「自民党未来」が3人となった。推薦で当選した新人と元職の2人がどの会派に入るかは未定で、会派間の綱引きが始まる。ある県連幹部は「ベテランを中心に議長になりたい人が多い。議長選を巡って混乱するなら、1回で数年後の議長まで決めてしまうのも一つの手だ」と言う。
 公明、共産、社民の3党は改選前の議席を維持。広域連合への参加を訴えたみんなの党現職、浅川清仁氏は前回より4000票以上増やして当選。同様に参加を訴えた無所属で県・市民オンブズマンの元代表幹事、阪口保氏も初当選した。広域連合の議論や議会改革で力を発揮できるかが注目される。

4月14日朝刊

1524チバQ:2011/04/14(木) 22:49:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000264-mailo-l29
検証’11知事選:広域連合、関心高まる 良いことなら方針転換も /奈良
毎日新聞 4月13日(水)16時59分配信

 知事選終盤の6日、現職の荒井正吾氏(66)は河合町で開かれた県議候補の個人演説会で、1885(明治18)年に起きた大和川の水害を持ち出した。当時、大阪府に編入されていた奈良県でも被害が出たが、「復興予算が上流に付かなかった。大阪府の議会で予算配分したが、奈良出身の議員が少なく、政治的に決められた歴史がある」
 この話を引き合いに、関西広域連合への不参加を改めて説明。「奈良の財源、人は県民のため、外(広域連合)ではなく、県下に投入したい」と締めくくると、集まった約150人から大きな拍手が起こった。
 広域連合への参加を掲げた県医師会長、塩見俊次氏(61)の出馬により、参加の是非は知事選の最大の争点になった。塩見氏は「東日本大震災の災害救援や救急医療を考えると、広域連合への参加は必要だ」と、この問題に絞って訴えた。一方、共産推薦の元県議、北野重一氏(73)は、広域連合よりも原子力行政の転換などを強調した。
 荒井氏は、不参加の理由を説明する場面が増え、内容は演説の地域によって少しずつ変わった。過疎化が進む県南部では「広域連合に入ると、南部に目が行かなくなる」と訴え、南部振興策に期待を寄せる有権者の支持を集めた。
 一方、大阪へ通勤・通学し、約18万人いるとされる「奈良府民」が多い生駒市や奈良市など県北部では、中身を吟味するより参加を求める声が多く、荒井氏の主張は浸透しなかった。奈良市の近鉄奈良駅前では、有権者から「何で広域連合に入らないの」と聞かれる場面もあった。
 その結果、吉野郡や宇陀郡などでは、荒井氏が塩見氏の倍以上の得票を得たが、生駒市では塩見氏が荒井氏を約1400票上回る約2万800票を獲得。奈良市でも約6万3700票を得て、荒井氏と約3000票差まで迫った。
 昨年12月に設立された関西広域連合は、今年2月に予算が成立し、今年度から動き始めた。荒井氏は11日の記者会見で、県議会での議論を踏まえ、「奈良に良いことなら従う」と、方針転換の可能性も示唆した。「広域連合の実態が不明で、県民に説明しにくい」とも述べたが、選挙戦を通じて広域連合への関心は高まったと言える。事業効果などを検証し、県民に説明する努力が求められる。
    ◇
 統一地方選前半戦の知事選と県議選が10日に投開票され、新知事と新県議が決まった。選挙戦を振り返り、今後の課題を探った。

4月13日朝刊

1525チバQ:2011/04/15(金) 12:08:54
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/110415/20110415018.html
維新“秋の陣”へ一気 落胆の民主、対応に困惑
2011年4月15日
 橋下徹大阪府知事が代表を務める大阪維新の会は13日夜の全体会議で、知事選と大阪市長選のダブル選を念頭に置いた今後の政治活動を確認。統一地方選で躍進し、この日初顔合わせとなった府議と大阪、堺両市議計100人を前に橋下知事があいさつし、士気を高めた。一方、議席を大幅に減らした民主党の府議団が14日開いた総会は、新人議員の紹介などにとどまり、今後の対応は俎上(そじょう)に載らず。知事の一連の言動に「役者やな」と恨み節がもれた。


大阪維新の会で全体会議であいさつする代表の橋下知事=13日午後、大阪市中央区
■信を問う
 「僕が出るかどうかは別にして市長選に合わせて知事を辞職し、ダブル選を設定する」

 大阪・ミナミのホテルに一堂に会した維新の会の議員に対し、橋下知事は来年2月の任期を待たずに辞職し、今年11月にもある大阪市長選に知事選をぶつける考えを表明した。

 「大阪市役所を有無を言わさず縛れるような大綱をきちんと確定することが大阪秋の陣になる」と知事は続け、松井一郎幹事長が「大阪都構想、ワン大阪に向けて取り組まなければいけない」とあくまでも都構想の実現が目標であることを強調した。

 知事が描くのは、府市議会の5月定例会で大都市制度の在り方に関する協議会を設置して他会派と協議入りし、9月上旬までに一つの「大綱」をまとめる−というシナリオ。「どうしても一つにならなければそれぞれの立場で信を問う機会がダブル選だ」と位置付ける。

■第4党の憂うつ
 「民主党への批判の受け皿として維新の会に流れた」

 府議会民主党の議員団総会に出席した党府連の土師幸平幹事長は総会後、ため息交じりに統一地方選前半戦を振り返った。

 民主党の議席は府議会(定数109)で24から10、大阪市議会(86)で20から8、堺市議会(52)で10から5へそれぞれ大幅に減少。改選前まで維新に次ぐ第2党だった府議会は、第4党に後退した。

 土師幹事長は、橋下知事が呼び掛ける意向を示した協議について「都構想の中味ができた段階で話し合いに応じるのはやぶさかでない」と話すが、一方で「(都構想を)白紙に戻すと言ったが、あれどういう意味だ?」と知事の発言を捉えかねている。

 維新が大阪市議会の過半数に届かず、知事が口にした敗北宣言に、民主党府議団の間には「下手に出てポーズを取っている」と警戒感が広がるが、府議会では過半数を得た維新の勢力拡大に「対応が難しい」と困惑の色は深い。

 一気呵成(かせい)の維新に対し、落胆ムードが漂う民主党府連。16日に会合を開き、17日告示の統一地方選後半戦に向けて立て直しを図る。

1526チバQ:2011/04/15(金) 21:55:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000225-mailo-l25
’11統一地方選:自民会派、26人に 議会改革へ超党派連携も−−県議会 /滋賀
毎日新聞 4月15日(金)14時38分配信

 10日投開票の県議選(定数47)で議席の過半数を奪還した自民勢力の会派構成が固まった。公認・推薦した25人に無所属の元県議長を加えた26人で、15日に当選者が集まり、今後の会派運営の方針を話し合う。幹部らは議会改革に向けて党派を超えた仕組み作りも視野に入れており、議会運営のリーダーシップを発揮しようと準備を進めている。【安部拓輝、稲生陽】
 会派には公認20人と推薦5人に加え、返り咲きを果たした無所属の元県議長、赤堀義次氏(73)=米原市選挙区=も加わる。
 前回選では過半数を割り込み、現在は20人に減ったが、一気に盛り返した。県連幹部によると、会派の名称は「自民党県議会議員団」とする予定。執行部の議案を否決できる勢力を得たが、当選者には「数におごるべきではない」という意見が強い。議会側からの条例提案力の強化を目指すある幹部は「単独行動より協調が大事。超党派の部会を設け、政策作りを進めたい」と語る。
 ただ、一部の新人は現職議員が作った定数削減などの選挙公約に抵抗感を示しており、15日に開く当選者の会合で議会改革の進め方について議論を深める方針だ。
 初の議席を獲得したみんなの党の蔦田恵子氏(49)=大津市選挙区=は単独で会派を構える。無所属の木沢成人氏(38)=東近江市選挙区=は引き続き無所属で活動。対話の会や民主などから支援を受けた無所属の井阪尚司氏(57)=蒲生郡選挙区=は、所属会派について政党関係者らと協議を続けている。

4月15日朝刊

1527チバQ:2011/04/15(金) 21:56:10
http://www.asahi.com/politics/update/0415/OSK201104150036.html
大阪市長選、自民が独自候補擁立検討2011年4月15日13時40分

 自民党大阪市議団の多賀谷俊史幹事長は15日、今年11月ごろにある大阪市長選で、自民として独自候補の擁立を検討する意向を明らかにした。大阪府の橋下徹知事が率いる大阪維新の会では、橋下氏自身が市長選にくらがえ出馬する方向で検討しており、自民が候補を出せば平松邦夫市長の再選は厳しい情勢となる。

 多賀谷氏は朝日新聞に、市長選への対応として「独自候補の擁立を模索したいと考えている」と語った。「自民市議団は反・大阪都構想で当選してきた」とも語り、橋下氏が市長選に出馬した場合は、対決を辞さない構えを示した。

 一方、平松市長が再選を目指す場合、支援するかどうかは「現時点では対応は白紙。まずは市長がどんな政策を掲げるかだ」と述べるにとどめた。

 平松氏は2007年に民主などの推薦で、自公が支援した現職を破り当選したが、現在は民主と自公の3会派を議会運営の基盤とする。先の市議選でも自民候補の応援演説に入った。

 現時点で平松氏は再選出馬の意思を明言していないが、仮に立候補するなら「自民、公明、民主3派の支援が理想」(民主市議団幹部)とみられている。

 だが維新の会が府議会で過半数、市議会で第1党に躍進したのをうけ、自民、公明両党の間では急速に「平松氏では維新の会の市長候補に勝てない」という声が強まっていた。公明市議団幹部は14日、市長選への対応について「何も決まっていない」と話した。

 10日に投開票された市議選の結果、自民は17人で、維新の会(33人)、公明(19人)に次ぐ第3党。

 一方、橋下氏は15日、自らの市長選出馬について「その時の状況で判断する。最後にどのカードがよいか見極める」と報道陣に述べた。

1528チバQ:2011/04/15(金) 23:07:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000145-mailo-l28
’11統一地方選:W選17日告示、明石市政の課題 駅前再開発 /兵庫
毎日新聞 4月15日(金)12時31分配信

 ◇活性化につながるか−−財政圧迫、重荷の懸念も
 統一地方選第2ラウンドの市長選と市議選が17日に告示される明石市。人口約30万人都市の玄関口、明石駅前南地区で進められる行政主導の再開発事業の行方が、市政の課題として浮上している。再開発が中心市街地の活性化につながるのか。それとも市の財政を圧迫し重荷となるのか。告示前に課題を追う。 明石駅南側を出ると、05年8月末に閉店したダイエー明石店が入っていた雑居ビルが目に飛び込む。大半が空きフロアの老朽ビル周辺は夜のとばりが下りるとうら寂しく、1日10万人が利用する駅の目抜き通りに面しながら「都心の空洞化」の象徴となっている。
 この旧ダイエー跡地を含んだ駅前南地区再開発事業の都市計画案が今年3月25日、都市計画審議会(安田丑作会長)で可決された。整備区域は同市最後の一等地とされる約2・2ヘクタール。区域西側に店舗や市役所窓口を設ける商業・行政サービス棟(6階建て)、東側に32階程度のマンション(約200戸)を建設する。
 「まちの顔」明石駅前の再生を懸け、北口寛人市長2期目の08年に動き出した。事業費は254億円で市の負担額は127億円に上る。市の年間予算の約13%に相当する額だ。
 この区域の約200メートル東には、やはり行政主導の再開発事業で10年前に完成した複合ビル「アスピア明石」がある。期待していた大手百貨店の出店が実現せず、市が当初描いた構想とかけ離れたものになった。一方で、市がアスピアに投入した資金は、再開発組合への貸付金の債権放棄も加えて約160億円。現在も運営する第三セクター会社に年間約1億円あまりの補助金を支出している。
 市は今回の南地区で負担する127億円の財源について、「基本的には市債で賄う。20年間で返済して、一般財源への影響を避けたい」としながら、国、県の補助金を当て込む。その一つが06年施行の改正中心市街地活性化法の活用だ。国の認定条件には「5年以内に実現のめど」とあり、南地区も10年11月〜16年3月の事業計画期間にした。しかし、多くの利害が絡む再開発事業は長期間かかり、アスピアも89年に事業決定してビルが完成するまで12年要している。これより整備区域が広い南地区が5年で事業を終えるのは困難で、ずれ込んだ場合の補助金がどうなるかは不透明だ。
 さらに、国道2号沿いのわずか200メートル隔てた距離に二つ目の再開発ビルができるのは、ようやく人の流れが向くようになったアスピアの衰退を招くのではないかとの懸念の声もある。市は「新ビルのテナントにはアスピアとは異なる業種を考えている」と棲(す)み分けを強調する。しかし、事業にかかわった市職員OBは「同じ行政主導の開発では、テナント探しで苦労したアスピアの教訓が生かされない」と疑問を投げかけ「しかも、今回は撤退の心配がない市役所窓口を“テナント”にしているとは」とあきれる。
 再開発に向け、地権者や区域内の商業者が準備組合を組織した。ある男性飲食店主(42)は「加盟する商店街と行動を共にするけど、新しいビルでお客さんに満足してもらえるか心配」と懸念しながら「駅前に再開発ビルは二つもいらない。明石には下町ふうの街づくりが似合っている」と本音を漏らす。
 計画を推進した北口市長は今期限りで引退を表明している。市は「事業をこのまま進めていくかどうかは、次の市長が判断すること」と選挙の行方を見守る。市の将来を左右しかねない計画の責任が、新市長の肩に重くのしかかる。【南良靖雄】
〔神戸版〕

4月15日朝刊

1529チバQ:2011/04/15(金) 23:08:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110413-OYT8T00022.htm
城、イベントから脱却を


平成の大修理の影響で入城者数が激減した姫路城。市は姫路城に頼らない新しい観光資源づくりを模索している  「姫路城の大修理が始まる前は土、日曜日になれば商店街は多くの人でにぎわった。今はその半分以下」

 JR姫路駅と姫路城をつなぐ「みゆき通り」。通り沿いの93店舗が参加する姫路御幸通商店街振興組合の福田恵介理事長(51)は表情を曇らせる。

 大修理で大天守への立ち入りが禁止された2010年4月以降、観光客は激減。10年度の主な観光施設24か所の入場者は前年より約163万人減の約321万人。姫路城の入城者は、10年度が45万7588人で、09年度(156万1602人)の3分の1以下になった。

 「観光客数の落ち込みは覚悟していたが、ここまでとは……」。市幹部は動揺を隠さない。市は観光客を呼び戻すために、大天守の工事用建屋に設けた見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」を3月26日にオープン。瓦のふき替えなどの職人の技が間近で見られるのが魅力だ。

 また、11月12、13日には姫路城周辺でB級ご当地料理の祭典「B―1グランプリin姫路」が開かれる。昨年9月に神奈川県厚木市で開かれた前回大会では2日間で約45万人が訪れ、経済効果は約36億円に上る盛況ぶり。姫路市は今年度最大のイベントとして期待をかける。

 だが、東日本大震災で事態が一変した。天空の白鷺では震災以降、関東地方を中心に団体客の予約取り消しが相次ぎ、ゴールデンウイークの約1万5000人分の予約のうち約3000人分がキャンセルされた。

 B―1グランプリも、前回出場した「石巻焼きそば」(宮城県石巻市)などの被災地の団体の参加が懸念されており、「以前から課題だった城や大きなイベントに頼らない観光の必要性が、ここにきて浮き彫りになった」と内海将博・市商工観光局長は打ち明ける。

 市は観光の新たな魅力づくりに数年前から取り組んでおり、ものづくりの現場を観光資源として見直す「産業観光」に着目。瓦作りが体験できる製瓦会社などの工場見学や夜景の美しい臨海工業地帯などを紹介するパンフレットを作成し、1月にPRを始めた。

 また、市の外郭団体「姫路観光コンベンションビューロー」と連携し、「体験型観光」にも力を入れ、昨年、同ビューローは市民団体からアイデアを募り、観光客に忍者装束を着てもらい、手裏剣投げなどを楽しんでもらう「忍者体験」などの5件を採用した。

 こうした観光施策は始まったばかりで、内海局長は「決定打がない状態で今は試行錯誤を繰り返すしかない」と厳しい表情で語った。

 観光行政に詳しい石森秀三・北海道大観光学高等研究センター長は「レジャーの多様化で観光客にとって観光地の選択肢が増えている中で、世界遺産・姫路城頼みでは地域間競争に勝ち残れない。修理期間中だけの急場しのぎではなく、20〜30年先を見越した新しい観光資源を掘り起こすことが重要だ」と指摘する。

     ◇      

 統一選後半戦の姫路市長選が17日に告示、24日に投開票される。無投票だった前回とは一転し、現職と新人3人が立候補を表明し、8年ぶりの激戦になりそうだ。長引く不況に加え、東日本大震災の影響が各地で深い影を落としており、播磨地域も例外ではない。国家的な危機の中で、市民は新市長にどんなリーダーシップを求めるのか。市政の課題を探った。

(2011年4月13日 読売新聞)

1530チバQ:2011/04/15(金) 23:09:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110414-OYT8T00326.htm
津波にも強いまち急務

臨海部にまちが広がる芦屋市。東日本大震災を受け、市は津波対策の強化に乗り出す


 鉄筋の建物があめ細工のようにひしゃげていた。3階建てビルの屋上に、津波に押し上げられた車が取り残された。まちが、人の営みが、かき消えていた。

 東日本大震災から3週間が過ぎた今月2日、被災地・宮城県石巻市。支援に訪れた芦屋市防災安全課課長の大上勉は立ちすくんだ。「あまりにも被害の規模が阪神大震災と違いすぎる……」

 被災3週間で、阪神大震災ではJRが大阪から神戸市の住吉駅まで運転を再開し、復興の槌(つち)音(おと)が響いていた。一方、今回は行方不明者が1万人を超えたまま、捜索が続く。

 芦屋市は阪神大震災からの復興で、地震に強いまちづくりを進めてきた。

 災害対策のバイブルともいえる地域防災計画は改定を重ねた。阪神大震災を教訓に避難所運営や救援物資の輸送についても書き加え、3倍以上の約1000ページに膨らんだ。東西たった2・5キロの市域に、がれき撤去に使う機材や水・食糧、簡易トイレなどを備蓄した防災倉庫40か所を設けた。

 「被災地として地震対策に取り組んできた自負がある」と、大上は言う。

 しかし、東日本大震災は世界最大級のマグニチュード(M)9・0。地震対策の想定だったM7・3の「阪神」レベルをはるかに上回った。さらに、津波対策は後回しになってきた。国が東南海・南海地震に向けた津波対策を自治体に求めた2005年、市はようやく津波に目を向けた。

 南海地震を想定した県の試算では、高さ3メートルの津波が芦屋市を襲うが、市は高さ5メートルの防潮堤で阻めると考えてきた。「念のために」と、民間マンションなど3階以上の鉄筋の建物を「津波避難ビル」に指定したのは3年前からだ。

 東日本大震災では、岩手県宮古市で「万里の長城」と呼ばれた高さ約10メートルの防潮堤が津波にのみ込まれた。

 市幹部は「防潮堤を高くするといったハード面の整備は限界がある。行政の力だけではまちは守れない。住民の協力が不可欠だ」と話す。

 今後の津波対策で、市が関心を寄せているのは、青森県八戸市だ。

 同市は2010年2月のチリ地震津波で約3万人に避難指示を出したが、避難者はたった約700人。約1年後の東日本大震災では高さ6・2メートルの津波が牙をむいたが、約1万人が避難し、死者・行方不明者は2人にとどまった。チリ地震津波以降、同市は住民向けの勉強会で津波の恐ろしさを発信し続けたという。

 「揺れたらすぐに逃げるという意識が短期間で市民に行き渡った。どうやって意識改革ができたのか、取り組みを学びたい」と、支援のために同市を訪れた芦屋市危機管理担当課長の今石佳太は驚く。

 がれきのまちから立ち上がった芦屋。今度は、津波にも負けないまちづくりを目指す。

 大上は言う。

 「阪神大震災から16年、市民と一緒に地震に強いまちを作ってきた。津波対策はこれからだが、阪神大震災の経験を生かせば、きっと、できる」

(敬称略)



 全国屈指の住宅地として知られる芦屋市で17日、市長選、市議選が告示される。「ブランド都市」の安全、安心は確かか。課題を探る。

阪神大震災で芦屋市では、444人が犠牲となり、負傷者は3000人を超えた。市内の約6割にあたる約8700棟が全半壊した。特に、被害の大きかった津知町は、全半壊が町内の9割以上に及んだ。市南部の埋め立て地では液状化が発生し、建物998棟のうち942棟が、家が傾くなどの被害にあった。

(2011年4月14日 読売新聞)

1531チバQ:2011/04/15(金) 23:09:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110415-OYT8T00067.htm
政令市 播磨の中核、知事も後押し

 「政令市への移行は大きな夢。何とか実現に向けて道筋をつけたい。まずは機運づくりから」。2010年11月、石見利勝市長は政令市への移行にかける意気込みを口にした。

 政令市になれば、県から保健・福祉、都市計画・土木、教育などの権限が移譲され、市独自で決定できるほか、事務移譲などで地方交付税も増額され、都道府県並みの権限を持つことをメリットに掲げる。区役所も設置できるため、住民には市域が広がってもきめ細やかなサービスが提供できると強調する。

 姫路市は1996年に中核市(人口30万人以上)になり、前市長時代から政令市への移行も視野に入れて周辺市町と合併を進めたが、結局、2006年の家島、香寺、夢前、安富の旧4町との合併にとどまり、人口は現在53万人。国が政令市への移行の目安とする「100万人以上、または80万人以上で将来100万人になること」には遠く及ばない。

 市がさらに合併を進めようにも、太子町の首藤正弘町長が「大合併の際に町単独の道を歩むことにした」などと言うように、周辺市町の合併熱は冷めており、大幅な人口増は望めない。



地方分権の時代に中核市から政令市を目指す姫路市。新市長の手腕に53万人の未来がかかる(JR姫路駅周辺で、本社ヘリから) だが、石見市長は「移行は可能」と強気だ。背景には国や県の対応の変化がある。

 国は、1956年に制定された同法の「50万人以上」の人口条件で政令市などを定めることが妥当かどうかを、総務大臣をトップにした地方行財政検討会議で今後、協議する方針だ。総務省行政課は「人口はあくまでも一つの目安。大事なのは県などから権限移譲されて業務が遂行できるかどうか」と説明する。

 また、井戸知事も昨年9月の県議会で「兵庫の発展を考えると東の神戸に対し、西の姫路が大都市として機能することでバランスがとれる。姫路及び周辺の市町が自主的、主体的に取り組まれる課題だ」と発言し、後押しする。

 市は今後、西播磨5市6町の首長らが地域の課題を話し合う「西播磨市町長会」などで協力を求める考えだが、まだ具体的な動きは決まっていない。

 高寄昇三・甲南大名誉教授(地方財政学)は「姫路は播磨地域の中核を担っており、政令市の風格は十分ある。国が今後、政令市への要件をどう見直すかで周辺市町の合併への機運も変わる」とみる。

 (この連載は畑夏月、桑原卓志が担当しました)

(2011年4月15日 読売新聞)

1532チバQ:2011/04/15(金) 23:11:12
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/11touitsu/0003955888.shtml
「ポスト北口」安全対策の行方焦点 明石市長選 
 姫路、明石、芦屋の3市長選が行われる今回の統一地方選。そのうち2新人が立つ明石市では今年、11人が死亡した歩道橋事故と女児が犠牲になった砂浜陥没事故からいずれも丸10年を迎える。事故後、行政の刷新を訴えて初当選した北口寛人市長(45)は2期目の今期限りで退任。今後事故の風化が進まないか、遺族らも「ポスト北口」の行方に注目している。


 同市長選に立候補を表明しているのは、いずれも無所属新人の元兵庫県東播磨県民局長、宮野敏明氏(59)と元衆院議員の弁護士、泉房穂氏(47)。

 北口市長は8年前、前市長が両事故の責任を取って辞任した後の選挙で「遺族の痛みに寄り添うような姿勢がなかった」などと訴えて当選。遺族との関係修復を含む市政刷新を掲げた。

 就任早々両事故の遺族らと面会し、歩道橋事故の遺族には「最も大切な職務として、事故の原因究明と再発防止に取り組みたい」と頭を下げた。2期目も両事故を「市長としての原点」とし、まちづくりの基本に事故の反省と教訓を据えた。

 こうした姿勢を遺族も評価。歩道橋事故の遺族会代表の下村誠治さん(52)は「北口市長は胸襟を開いて遺族に向き合った。行政のトップが責任を認めないと、安全対策も進まない」と指摘する。

 一方、市民の間では、事故後に中止している花火大会の再開を期待する声もある。

 宮野氏は「事故の教訓を生かし、安全管理がマンネリに落ち込まないよう、職員の啓発などに取り組む。現時点では花火大会の会場確保は困難だが、子どもたちの夢を育て、まちのにぎわいに貢献するまつりを検討したい」と話す。

 泉氏は「被害者支援の条例をさらに充実させ、磨きをかけて全国に発信する。安全なまちを宣言する意味も込め、万全の安全対策を講じた上で花火も上げたいし、にぎやかなまつりを再開したい。それが事故の風化防止にもつながる」とする。

 下村さんは「新市長は、事故の反省に立った市政運営を継続してほしい。安心・安全の対策は遺族だけでなく、市民の関心も高い」としている。


明石歩道橋事故 2001年7月21日夜、明石市のJR朝霧駅南の歩道橋で、花火大会の見物客11人が死亡、247人が負傷した。

明石砂浜陥没事故 01年12月30日、明石市の大蔵海岸で、当時4歳の女児が散歩中、砂浜が2メートル陥没して埋まり、約5カ月後に死亡した。

1533チバQ:2011/04/15(金) 23:11:38
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/11touitsu/0003955886.shtml
全員政党公認・推薦なし 3市長選の立候補予定者 


政党の推薦状がなく、選挙事務所はシンプルな装い=姫路市内(撮影・中西大二)
 統一地方選の後半戦で17日に告示される姫路、明石、芦屋の3市長選は立候補予定者が全員、政党の公認や推薦を申請しない異例の事態になっている。前半戦の兵庫県議選では各党とも伸び悩み、後半戦で存在感を示したいところだが、立候補予定者らは「追い風が期待できず、政党色を出してもメリットがない」と冷ややかだ。


 これまでの市長選では、現職候補に与野党が相乗りするケースが目立った。芦屋市の現職は前回は民主、自民、公明から推薦を受けたが、今回は「一党一派に偏ることなく行政運営をしてきた。国政でねじれが生じている状況で相乗りはいかがか」と、いずれの政党にも申請しなかった。対する新人側も「素人の市民という視点で市政を変えようと思っている」との立場を取る。

 明石市長選の新人は市会の自民系、民主、公明会派から要請を受けて立候補を表明。申請すれば推薦は得られるとみられるが、「幅広い市民の支持を得ることに力点を置く」。対する別の新人は元民主党衆院議員。それでも「明石市民推薦で戦う」と説明し、やはり政党と距離を置く構えだ。

 松本剛明外相のお膝元姫路市では、4人の立候補予定者全員が政党推薦なく選挙に臨む。3選を目指す現職は、初当選では松本氏の個人的な支援を得たが、「市民の利益が何より大切」として政党推薦は一度も受けていない。各陣営からは「政党の公認や推薦があると組織選挙と映り、受けが悪い」「政党の公認、推薦をもらうと、足かせになる」などの声が上がる。

 こうした各市長選の流れに対し、政党関係者は「候補者側からの依頼がない以上、動きようがない」と話している。

1534チバQ:2011/04/15(金) 23:12:03
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/11touitsu/0003959553.shtml
三木市議選で注目の首長新党 前半戦は全国で躍進 
 統一地方選前半戦の焦点の一つとなった首長新党。橋下徹大阪府知事の「大阪維新の会」や河村たかし名古屋市長の「減税日本」などが議席を伸ばし、有権者の既成政党離れを印象付けた。兵庫県内では17日告示、24日投開票の三木市議選(定数18)に薮本吉秀市長が代表を務める県内唯一の首長新党「三木新党8人のサムライ」が現職3人、新人5人の候補者を立てる。市会運営をめぐり、薮本市長と市会主要会派は激しい対立を繰り返しており、選挙戦での攻防が注目される。(斉藤正志)


 大阪市を解体し、特別区に再編する「大阪都」構想を掲げた大阪維新の会。10日投開票の大阪府議選(定数109)では57議席と単独過半数を獲得した。大阪市議選(同86)でも33議席と第1党に躍進したが、目標の過半数には届かなかった。

 愛知県議選(同103)では、減税日本と大村秀章愛知県知事率いる「日本一愛知の会」の首長新党連合が現有の1から18議席に。推薦を合わせても45議席で過半数には達しなかったが、既成政党批判の受け皿として存在感を示した。

 三木新党は、東日本大震災で自粛していた街頭活動を前半戦投開票翌日の11日から再開。薮本市長は12日に市議選の立候補予定者と街頭に立ち、「既存政党の枠にとらわれず、地域のニーズを拾う政策集団になる」と訴えた。

 同市議選には14日現在、25人が立候補を予定する。このうち、三木新党を含め、市長と歩調を合わせる公明党など市長支持派は計12人。市長と対立する無所属現職は9人、ほかに共産党2人、無所属2人が立候補を表明している。

 薮本市長は「旧態依然の議会体質を変える」とアピールし、「反市長派」の有力現職の地元から新人を立てるなど対決姿勢を強める。一方、対立陣営からは、「ブームに乗った票集めの新党にすぎない」「実態は首長独裁党」と批判も上がるが、「声高に反論しても相手の術中にはまるだけ」とあえて静観する立候補予定者も多い。

 県立ひょうご情報公園都市への企業誘致や観光リゾート構想など三木新党の掲げる公約に、市議からは「大阪の都構想や名古屋の減税に比べ、具体性にかける」との声もある。兵庫唯一の首長新党を軸に過半数をめぐり、これまでにない激しい舌戦になりそうだ。

1535チバQ:2011/04/15(金) 23:20:03
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104140001
統一選 2011

【3市議選の課題・構図 】

【上】
2011年04月14日


建設が進む南海電鉄和歌山大学前駅。遠くに住友金属工業和歌山製鉄所(右奥)が見える=和歌山市中

  ◆進む郊外化街の活性は


  ◎和歌山市議選


 県内の統一地方選は、和歌山、橋本、新宮の3市議選が17日に告示され、後半戦に入る。いずれも地域で中核的な役割を果たしている3市が抱える課題と選挙戦の構図を探る。


 和歌山市議選(定数38)は45人が立候補の準備を進めている。定数は40から2減。現職10人が引退の意向を示し、新顔13人が名乗りを上げていることから、当選後の顔ぶれは大きく替わることが予想される。


 45人の内訳は現職30人、元職2人、新顔13人。党派別にみると民主は1人が引退し現職2人、自民は現職4人、公明は引退する2人の後任として新顔を立て、現職6人を合わせた計8人、前回5議席を獲得した共産は現職3人と元職1人、新顔2人の計6人で議席の上積みを目指す。ほかは無所属で出る見込みだ。


 3期目の大橋建一市長は、長年「塩漬け」となっていた市北部の直川用地に10社を誘致するなど企業誘致や財政再建で一定の成果を上げている。
 だが、中心市街地の空洞化には歯止めがかかっていない。その空き店舗率は3割近くに達している。


 市は空き物件を紹介する市営の不動産案内所を開設したり、中心商店街に交流スペースを作ったりしているが、まだ試みの域を出ていないのが実態だ。


 一方で、民間が市北西部で宅地造成を進める「ふじと台」は急速に人口を増やしている。南海電鉄の和歌山大学前駅も来春の完成に向けて建設中で、3年後には3万人規模の街ができる計画だ。


 郊外化の流れが一層強まる中で、街中心部のあり方が問われそうだ。現職の一人は「医療や文化がそろった高齢者が住みやすいコンパクトな街」を主張する。


 一方、新顔の中には教育関係者が多く、訴えの多くを教育問題に割くことになりそうだ。児童・生徒数が減り続けている市中心部の小中学校では、小中一貫化を視野に入れた再編の議論も始まっている。


 ある立候補予定者は「現場の教師の声を反映した市独自の取り組みをしてほしい」と話す。元教師の予定者は「学力調査の順位が低い。将来を担う人材を育てるためにはもっと予算が必要」と教育予算の充実を唱える。


 東日本大震災を受けて、防災行政無線の整備や防災計画の見直しを訴える立候補予定者も多い。選挙カーの使用を自粛することを決めた予定者もいる。(増田啓佑)

1536チバQ:2011/04/15(金) 23:20:27
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000401104150001
【3市議選の課題・構図 】


【下】
2011年04月15日


かつて新興住宅地として宅地開発された地域も高齢化が進んでいる=橋本市城山台


日中も人影がまばらな仲之町商店街=新宮市

◎橋本市議選


・「新興住宅地」も高齢化


 橋本市議選の定数は今回から2減の22。これまでに現職16人、元職1人、新顔7人の計24人が立候補準備を進めている。党派別では公明、共産が前回と同じ各2人のほかは無所属で、民主、自民の公認が決まった候補はいない。


 前回の当選者のうち、1人が昨年の市長選に、3人が県議選に転戦。また、議長経験のある上位当選者の引退も票の行方に影響しそうだ。


 橋本市の大きな課題として人口減少がある。市は大阪府と隣接し、ベッドタウンとして1980年代ごろから人口が急増。特に合併前の旧市では88年から95年にかけて毎年1千人以上増えた。ところが、99年の約7万2千人(旧市と旧高野口町との合算)をピークに減少に転じ、今年3月末は約6万8千人と毎年数百人のペースで減少が続いている。


 中心市街地の衰退だけでなく、「新興住宅地」と言われた市北部でも少子高齢化の傾向が見られる。


 市は企業誘致に力を入れているが、市によると、民営事業所数は96年から2006年の10年間で約1割減少している。


 市経済の停滞に橋本商工会議所の畑野富雄会頭(63)は「大阪中心部に電車一本で行ける利点が生かされていない」といらだちを募らせる。「高野山への通過点に甘んじている観光面の掘り起こしにも取り組んでほしい」と指摘する。


(燧正典)





◎新宮市議選


・活性化呼ぶか 複合施設


 新宮市議選(定数17)には、現職17人と新顔の3人が立候補の準備を進めている。党派別では自民1人、公明2人、共産2人、無所属15人で、民主公認候補はいない。


 定数が19から2減。任期中に1人死亡で欠員1となっているほか、市議会議長が引退を表明している。現職がそれぞれの組織を引き締めるなかで、引退議員らの票をめぐる争いが激しくなりそうだ。今回定数1で一騎打ちになった県議選新宮市選挙区では、任期途中で辞職した元自民県連幹事長の票をめぐっても争われ、無所属新顔が自民現職を破っている。


 新宮市では、市民会館や市立丹鶴小学校などの跡地に延べ床面積約1万1200平方メートルの文化複合施設の建設が計画されている。基本計画では、文化ホール、図書館、熊野地域の文化や資料を調査研究する「熊野学センター」の計三つの機能を設ける。


 市は空洞化が進む中心市街地の活性化の核と位置づけている。しかし、特に熊野学センターについて地元への波及効果を疑問視する声が、市議の中にもある。


 複合施設予定地に近い仲之町商店街で時計・楽器店を経営する福田一郎さん(51)は「多額の税金をつぎ込んでも人の流れが取り戻せるのか疑問がある」と話す。


(杉山敏夫)

1537チバQ:2011/04/15(金) 23:21:22
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371104140001
上北村「議員のなり手がいない村」
2011年04月14日


予算案を審議した3月議会。議員のうち、6人は半円状のテーブルに、1人は議長席に座り、理事者ら(手前)とやりとりした=3月16日、上北山村役場

 ◇異例の再選挙から4年 前回が時間足りず、引き受けてなく


 議員のなり手がいない村――。前回の村議選で、候補者が定数に足りず、異例の再選挙が実施された上北山村は、不名誉な話題で注目を集めた。あれから4年。村議選(定数7)は19日告示、24日投開票される。


 「先輩方の4年間にわたるご指導、厚く御礼申し上げます」。3月16日、上北山村議会の閉会日。今期での引退を決めた福田利也氏(77)が深々と頭を下げた。4年前の再選挙で初当選した「最年長の新人議員」だ。


    ◇


 前回の村議選告示日、定数7のうち、立候補の届け出があったのは現職4人と新顔1人の計5人。定数の6分の1を超す欠員が出たため、公職選挙法の規定に基づき、再選挙が決まった。


 急きょ、村の4地区の区長が集まって対策を話し合い、住民に立候補を打診したが、引き受け手はなかった。仕方なく区長2人が立候補し、無投票で当選が決定。その1人が福田氏だった。


 あるベテラン村議は「4年前は時間が足りなくて、立候補の調整がうまくいかなかった」と振り返る。


 村議によると、村議選が近づくと、定数の空きを予想し、数カ月前から地区や親類の間で候補者の「選定」が進む。自薦よりも他薦で候補者が決まることが多いが、地区の住民や親類が「この人なら」と納得する人を選ぶには時間がかかるという。


 4年前は当初、現職1人だけが引退すると見られ、同じ地区から新顔1人の立候補が決まっていた。しかし、立候補予定者説明会の段階になって、さらに2人の現職が引退することが分かり、告示まで1カ月の期間では新たな候補者探しができなかったとい
う。


 今回の村議選にあたって、ある議員は支援者にくぎを刺されたという。「みんなの支援を受けた以上、出処進退は自分一人で決めてはいけない。支援者の意思を尊重しろ」


    ◇


 ■働き盛りに報酬16万円。酷な話


 「昔に比べると議員が割に合わない仕事になったのは確か」と別の議員は言う。
 議員報酬は県内最低水準の月16万円。1960年に3806人いた人口は681人(今年4月1日現在)まで減った。高齢化率は40%を超す。かつて就業者人口の40%を占めた林業は木材価格の低迷などで、05年に3・9%まで落ち込んだ。


 村の年間予算は最盛期の約半分の13億円。「この予算でやれることは限られている。昔は、国や県に陳情して道路やトンネルを造ってきたが、今は国や県にもそんな余裕はない」と嘆く。


 福田氏も「働き盛りの年代に、報酬16万円で議員をやれというのは酷な話。今後はボランティアの精神で議員になる人が増えるのでは」と話す。


    ◇


 ■今年は選挙戦の可能性…「無投票が一番いい」


 再選挙から4年。


 ある議員によると、定数削減の話が議員同士の雑談で出たことがあるが、立ち消えになったという。「みんな高齢だから、任期途中で亡くなったり、病気になったりすることもあるから反対した」


 3月18日の立候補予定者説明会には現職6人、新顔2人の計8陣営が出席。選挙戦になる公算が大きい。


 平成に入ってから5回の村議選で、3回は無投票だった。村で生まれ育った70代の女性は言った。「立候補予定者8人のうち、3人が親類。誰が議員になっても村は変わらない。選挙になって誰に投票したかで禍根を残すより、無投票当選が一番いい」(田中祐也)

1538チバQ:2011/04/15(金) 23:22:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110412-OYT8T01174.htm
商業衰退、大型店も撤退
統一選 課題探る 〈5〉 大和高田市長選


昨年閉店し、フェンスに覆われたままの高田サティ跡(大和高田市で)  統一地方選は17日、県内では大和高田、五條両市長選と、生駒市など5市議選が告示され、後半戦が幕を開ける。両市長選はともに、現職と新人の一騎打ちが予想され、衰退の著しい商業や、観光の振興策などが争点になりそうだ。このうち、大和高田市の課題を報告する。(元永達夫)

 近鉄高田市駅前。商業地域の一角に、高さ約2メートルの白いフェンスで周囲を覆われたショッピングセンターの建物跡がある。昨年6月末に撤退した「高田サティ」だ。

 4階建て、総売り場面積2万2000平方メートルの大型店。だが買い物客らでにぎわった通りは、今では人通りも減った。近くの60歳代の主婦は「車に乗れる人はいいが、私は歩いて別のスーパーに行くしかない」とため息をつき、雨でくすんだ建物の壁を見上げた。

 江戸時代、市中心部を流れる高田川を利用し、大和木綿の集積地として栄えた大和高田市。繊維産業を中心に栄え、戦後間もない1948年には、奈良市に次いで県内2番目の市制を施行したほどだった。76年にオープンした「高田サティ」(当時はニチイ高田店)は、同市に買い物客を呼び込む中心的な役割を果たしていた。

 しかし繊維産業の衰退と生産拠点の海外移転で、77年にユニチカが工場を閉鎖するなど状況は年々、悪化した。

 県が発表した3月の推計人口では、同市の人口は約6万8000人。ピークの1997年から約8000人減少している。大阪への通勤圏として宅地開発が進んだ西隣の香芝市が約7万5000人で、毎年約1000人ずつ増加しているのとは対照的で、地元で不動産業を営む片塩地区振興協議会の布川清澄会長は「サティの撤退は、商都と呼ばれた高田の停滞を象徴している」と嘆く。

 片塩地区振興協議会はかつてのにぎわいを取り戻そうと様々な取り組みを進める。大型連休が始まる29、30の両日には、商店街一帯で地場産品を集めた「ものづくりの店」を開設し、餅つきやフリーマーケットなどのイベントを企画。JR高田駅前から続く天神橋商店街も空き店舗が目立つが、先月、「クラフト市&天神橋グルメ」と銘打って屋台を並べると、多くの買い物客でにぎわった。

 金物店を経営する笹岡健司さんは「通りに人の流れが戻れば、店を始めようという若者もいるはず。行政には前向きな展望を示してほしい」と期待した。

(2011年4月13日 読売新聞)

1539チバQ:2011/04/15(金) 23:23:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110413-OYT8T01099.htm
歴史遺産、活用しきれず
統一選課題探る<6>五條市長選


江戸時代の風情を伝える新町地区の町並み。観光客誘致が求められている  17日告示される五條市長選は、現職と新人の対決が予想される。江戸時代には幕府の代官所が置かれ、幕末には攘夷(じょうい)派の志士による「天誅組(てんちゅうぐみ)の変」の舞台となったことでも知られる歴史深い土地柄。市長選では、こうした歴史遺産を生かした観光振興も争点になりそうだ。(川本和義)

 五條市の中心部にある新町地区は昨年12月、全国で88番目の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。かつては参勤交代にも利用されたという旧紀州街道沿いの約900メートルに、漆喰(しっくい)塗りの壁や格子戸の家々が軒を連ね、江戸時代の風情を伝えている。

 通りはきれいに掃除が行き届き、街角には観光客向けの案内看板も整備されている。ところが肝心の観光客の姿がほとんど見当たらない。年間の観光客数は1万人程度ともされる。

 地元で乳製品を販売する北山和生さん(60)は「以前と比べ、見違えるようになった。しかし、せっかくの町並みでも、お客さんに来てもらえないのでは仕方ない。市はもっと全国にPRしないと」と嘆く。

 問題はPR不足だけではない。吉野川中流域にある五條市は、五つの街道が交わる交通の要所で、古くから宿場街として栄えてきた。だが現代では、鉄道は1時間に1本程度のJR線が頼りで、マイカーで訪れるにも市街地に大きな駐車場もない。地元の主婦(58)は「駐車場もなければ、公衆トイレもない。市は本気で観光客を受け入れようとしているのでしょうか」と首をかしげる。

 市の出先機関で、新町地区の観光拠点「まちなみ伝承館」の上田井朗室長(46)は予算不足を嘆く。「地区で電柱の地中化を進めるにも、防火水槽などの防災面を整備するにも約20億円の予算が必要。いまの市の財政状況で、それだけの費用が捻出できるか……」

 新町地区は、地元の市民団体「五條新町地区町なみ保存会」(栗山亮作会長)などが1998年から保存活動を続け、ようやく昨年の選定にこぎ着けた経緯がある。町並みが美しく保たれているのも、同会の尽力が大きい。

 市は、新町地区を中心に、JR五條駅から商店街などを経由する「回遊型の町づくり」や、すぐそばを流れる吉野川との連携などを構想している。だが、市に求められるのは、華々しいまちづくり構想よりも、観光客に来てもらうためのPRや、駐車場の整備など、もっと基本的なことではないだろうか。

(2011年4月14日 読売新聞)

1540チバQ:2011/04/15(金) 23:25:17
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/13/20110413-051678.php
【2011統一選】10市長選の構図(上)
 統一地方選後半戦のうち市長、市議選挙が17日告示される。大阪府内の市長選は10市で行われ、前半戦同様、各市長選で激しい争いが予想されている。各市長選の情勢を3回にわたりリポートする。

 ◇池田市長選

 現職の倉田薫氏(62)=無所属=と、新人の柴田外志明氏(61)=共産推薦=の2人が立候補を表明、一騎打ちとなりそうだ。倉田氏の4期16年に及ぶ市政運営の是非や防災対策などが焦点となる。

 倉田氏は市職員の削減など行財政改革に取り組んだ実績をアピールし、持論でもある「首長20年が一つの節目」に向けて再選を訴える。

 共産などで構成される市民団体から支援を受ける柴田氏は、倉田氏の市政運営が福祉の充実に欠ける、と批判。防災面では公立小中学校の耐震化工事を最優先の公約として主張している。

 ◇高槻市長選

 無所属新人の、弁護士、浜田剛史(46)=民主、自民、公明推薦=と元市議の吉田康人(46)=みんな推薦=の両氏の一騎打ちとなる公算が大きい。
 浜田氏は、奥本務市長の支持基盤を引き継ぐと見られ、3政党の推薦や連合大阪、府医師政治連盟などの推薦も得ている。検事の経歴などをアピールし、有権者に一層の浸透を図る。

 吉田氏は、過去2回市長選に出馬しており、一定の知名度を持つ。約2700票差の接戦で敗れた平成19年の前回選挙の雪辱を期し、現市政を批判し行財政改革の徹底を訴える。

 ◇吹田市長選

 無所属の現職、阪口善雄(62)=民主、社民推薦▽大阪維新の会新人で府議の井上哲也(54)▽諸派の新人で市議の石川勝(42)=みんな推薦▽無所属の新人で社会福祉法人理事の正森克也(44)=共産推薦=の4氏が立候補を予定している。

 4選を目指す現市政への評価を巡る選挙戦となりそう。阪口氏は連合大阪の推薦も得て3期12年の実績をPRする。井上氏は、党勢を生かし、公務員改革を主張。昨年11月結成の地域政党代表の石川氏は市長の多選を批判。正森氏は福祉政策の充実を訴える。

1541チバQ:2011/04/15(金) 23:25:54
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/14/20110414-051735.php
【2011統一選】10市長選の構図(中)
 ◇寝屋川市長選

 4選をめざす現職の馬場好弘氏(68)と、前回も出馬した新人の長野邦子氏(67)、初挑戦となる新人の広瀬慶輔氏(40)の無所属3人が立候補を予定。いずれも現段階で政党推薦はなく、行財政改革のあり方や福祉・教育施策を争点に激しい論戦となりそう。

 馬場氏は職員数削減による財政黒字化など3期12年の実績をアピールし、改革路線の継続を強調。廃プラ施設をめぐる民事訴訟原告らでつくる団体の支持を受ける長野氏は、福祉・教育重視の市政への転換を訴える。また、広瀬氏は市人件費の毎年40億円以上の削減や、地域で予算の使い道を決める仕組みづくりを公約に掲げている。

 ◇八尾市長選

 現職の田中誠太氏(54)と、前回も出馬した新人の永井貴美子氏(71)の無所属2人が立候補を表明。田中氏の市政運営の是非や防災対策をめぐって議論が繰り広げられそう。

 田中氏は行財政改革に取り組んだ1期4年の実績をアピールし、市政の継続を訴える。前回は民主推薦で戦ったが今回は自民など他党からの推薦も決定。着々と支持基盤を固めている。

 共産などで構成する市民団体の支持を受ける永井氏は、田中氏の市政運営を批判。大型公共事業の見直しを訴えるとともに、福祉や教育政策の充実を主張している。

 ◇藤井寺市長選

 再選をめざす現職の国下和男氏(69)と、新人の元市議、石本良介氏(64)の一騎打ちとなる見込み。

 市民病院の新築か改修かを争点に激戦となった前回の市長選に比べ、今回は、現市政の是非を問う選挙戦となりそう。

 石本氏は知人らをスタッフに草の根の活動を展開する。国下氏の市政運営に対し、「町から活力がなくなった」と真っ向から批判。対決色を鮮明に出している。

 一方、国下氏は自民、民主からそれぞれ推薦を受け、着々と体制を固めている。1期目でやり残した地域経済の活性化などを訴えの柱にしている。

 ◇大阪狭山市長選

 現職の吉田友好氏(59)は昨年9月、3選を目指して立候補を表明。ほかに立候補者の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 吉田氏は行財政改革や「市民との協働」を訴え、4年前の選挙戦で掲げた「マニフェスト45項目」をほぼ達成した手腕をアピールする。

(2011年4月14日 08:26

1542チバQ:2011/04/15(金) 23:26:25
http://www.sankei-kansai.com/2011/04/15/20110415-051783.php
【2011統一選】10市長選の構図(下)
 ◇泉佐野市長選

 市長辞職に伴う泉佐野市長選には、市議の戸野茂氏(57)、元市議の高道一朗氏(52)=共産推薦=、市議の千代松大耕氏(37)=自民推薦=の無所属新人3人が立候補を表明し、三つどもえの選挙戦になる公算が大きい。

 新田谷修司前市長が府議選に出馬するため、3期目の任期を1年近く残し辞任。市長選が、統一選後半の日程で行われることになった。

 戸野氏と千代松氏は、早くから市長選を視野に準備を進め、市民への浸透を図っている。遅れて出馬を決めた高道氏も、共産支持層を固めるなど着々と準備を進めている。

 ◇高石市長選

 4選をめざす現職の阪口伸六氏(54)=無所属=と、元市議の木戸晃氏(55)=無所属=の一騎打ちの公算。

 阪口氏は、財政健全化施策や、学校校舎の100%耐震化の達成など、3期8年の実績を前面に、土地開発公社の清算事業、南海本線立体交差、河川防災対策などの実現を掲げ、支持を訴えている。

 木戸氏は、人口減が市の活力をなくしているとし、医療費助成など住民サービス向上によって、人口増を目指すとしている。また、近隣他市と連携し、臨海地域の活性化も図るとしている。

 ◇富田林市長選

 3選を目指す現職の多田利喜氏(60)のほか、情報紙編集長の久保作美氏(63)、元中学校教諭の高橋正明氏(69)の新人2氏が名乗りを上げている。

 多田氏は、現職の強みを生かし地盤の引き締めをはかる。2期8年の実績を礎に、新たな施策で市の活性化を目指している。

 久保氏は、地域情報紙の発行を通じて培った市民感覚を前面に、現市政を検証し、評価を問う。

 高橋氏は、東日本大震災の被災地に送る義援金を全市民から徴収する「人頭税」の導入などを訴え、支持拡大を狙う。

(2011年4月15日 08:05

1543チバQ:2011/04/15(金) 23:27:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110413-OYT8T00074.htm
早期健全化団体・泉佐野市の課題
関空開港に合わせて建設された泉佐野市総合文化センター内の施設。公債費の返還残高が約185億円に上り、市財政を圧迫する過剰投資の象徴的な存在となっている  関西空港開港に伴う過剰な基盤整備などで財政が悪化し、2009年度に「早期健全化団体」に指定された泉佐野市が、財政健全化計画を策定して1年が経過した。しかし、計画では既に実現が危ぶまれる改善策も出てきており、市長選(24日投開票)では、候補者が再建への確かな道筋を示せるかに注目が集まる。

 同市の全会計の起債残高や累積赤字から、基金残高を差し引いた実質的な借金は11年度末時点で、年間市税収入の約7倍にあたる1462億円に上る見込み。今後負担する借金の割合を示す将来負担比率は380%(10年度決算見込み)で、国の基準を超える府内ワースト1となっている。

 同市は09年度に19年間に及ぶ計画を策定し、536億円の収支改善に着手。国などの支援で7年間短縮できる見通しとなったが、起債した地方債の返還期間を延長したことが主因で、返還額が減ったわけではない。むしろ、1年で当初計画の誤算が明らかになってきている。

 計画では、外郭団体への出資金回収で約4億円を見込むが、財団法人・市公園緑化協会に出資金3億円の返還を要求したところ、協会側が拒否し、回収のめどは立っていない。また、関空連絡橋の国有化に伴う固定資産税の減収分(年約8億円)の補填(ほてん)を国に求めているが、期限までに回答はなく、暗礁に乗り上げたままだ。

 このほか、市有地など遊休財産の処分で51億円の改善を見込むが、うち11億円分が農業用水のため池の売却で、一部農家らから反発の声が上がるなど、実現可能性は不透明だ。

 ある市議は「計画が絵に描いた餅だと露呈し始めている。場合によっては、職員給与削減など抜本的な見直しを検討せざるを得ないだろう」と話す。

 市長選の立候補予定者は中学校給食の導入や、学校施設の耐震化など様々な公約を掲げる。しかし、財源の裏付けがなければ実現は困難で、財政再建に向けた具体的な政策論争が望まれている。(神谷次郎)

     ◎

 統一地方選後半戦は17日、市長選と市議選が告示される。府内で行われる10市長選のうち、主な市長選の課題を探った。

(2011年4月13日 読売新聞)

1544チバQ:2011/04/15(金) 23:27:49
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110414-OYT8T00095.htm
財政難 防災対策どこまで
高石市の課題


沿岸部に位置する高石市の街並み。埋め立て地には製油所や化学工場が立ち並び、防災力の強化が求められる(13日、高石市内で)  8年前、堺市との合併を選ばず、独立の道を選んだ高石市。「第2の夕張」も懸念された財政状況は危機的な段階を脱したとはいえ、将来的に負担しなければならない借金は府内有数の重さでのしかかる。また、沿岸部に工場が立ち並ぶ都市として、東日本大震災から防災上の課題も浮かび上がってきた。(中筋夏樹)

 同市の財政は2003年度の時点で、一般財源に占める扶助費など義務的経費の割合「経常収支比率」が109・7%と、全国の市の中で、06年度に財政破綻した北海道夕張市(109・8%)に次ぐ悪さだった。このため、市は人件費の削減など財政健全化を図ってきたが、それでも09年度の同比率は98・2%と、街づくりに使える財源はほとんどない状態だ。また、財政規模に対する将来負担すべき借金の割合は290・6%と、府内の市町村で3番目に高く、市民1人あたりの借金も51万円と4番目に高い。

 「引き続き支出を減らして財政を立て直さないといけない」と話す財政担当者が3月11日に目に焼き付けたのが、東日本大震災で炎を上げる石油コンビナートの光景だった。

 臨海部には、市の面積の半分を占める埋め立て地に製油所や化学工場が立ち並び、運河を挟んで住宅街が広がる。市の地域防災計画が想定する南海地震のマグニチュードは8・4で、津波の高さは4・8メートル。コンビナートの火災では、対岸への影響はないとしている。マグニチュード9・0だった東日本大震災のような地震が発生すれば、周辺住民や、工場地帯から避難してくる従業員の安全は守れるか――。市の危機管理担当者は「働いている人の数をきちんと把握することから始めたい」と、防災計画の見直しの必要性を感じている。

 市は、全国の市の中で最低だった小中学校の耐震化率を10年度までに100%に引き上げた。だが、幼稚園や保育所、避難所となる公民館などの耐震化は手つかずだ。限られる財源でいかに素早く対策を講じるのか。あるいは、府内の市で4番目に少ない約6万人という都市のあり方から見直す必要があるのか。市民は市長選の論戦に注目している。

(2011年4月14日 読売新聞)


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