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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1539チバQ:2011/04/15(金) 23:23:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20110413-OYT8T01099.htm
歴史遺産、活用しきれず
統一選課題探る<6>五條市長選


江戸時代の風情を伝える新町地区の町並み。観光客誘致が求められている  17日告示される五條市長選は、現職と新人の対決が予想される。江戸時代には幕府の代官所が置かれ、幕末には攘夷(じょうい)派の志士による「天誅組(てんちゅうぐみ)の変」の舞台となったことでも知られる歴史深い土地柄。市長選では、こうした歴史遺産を生かした観光振興も争点になりそうだ。(川本和義)

 五條市の中心部にある新町地区は昨年12月、全国で88番目の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。かつては参勤交代にも利用されたという旧紀州街道沿いの約900メートルに、漆喰(しっくい)塗りの壁や格子戸の家々が軒を連ね、江戸時代の風情を伝えている。

 通りはきれいに掃除が行き届き、街角には観光客向けの案内看板も整備されている。ところが肝心の観光客の姿がほとんど見当たらない。年間の観光客数は1万人程度ともされる。

 地元で乳製品を販売する北山和生さん(60)は「以前と比べ、見違えるようになった。しかし、せっかくの町並みでも、お客さんに来てもらえないのでは仕方ない。市はもっと全国にPRしないと」と嘆く。

 問題はPR不足だけではない。吉野川中流域にある五條市は、五つの街道が交わる交通の要所で、古くから宿場街として栄えてきた。だが現代では、鉄道は1時間に1本程度のJR線が頼りで、マイカーで訪れるにも市街地に大きな駐車場もない。地元の主婦(58)は「駐車場もなければ、公衆トイレもない。市は本気で観光客を受け入れようとしているのでしょうか」と首をかしげる。

 市の出先機関で、新町地区の観光拠点「まちなみ伝承館」の上田井朗室長(46)は予算不足を嘆く。「地区で電柱の地中化を進めるにも、防火水槽などの防災面を整備するにも約20億円の予算が必要。いまの市の財政状況で、それだけの費用が捻出できるか……」

 新町地区は、地元の市民団体「五條新町地区町なみ保存会」(栗山亮作会長)などが1998年から保存活動を続け、ようやく昨年の選定にこぎ着けた経緯がある。町並みが美しく保たれているのも、同会の尽力が大きい。

 市は、新町地区を中心に、JR五條駅から商店街などを経由する「回遊型の町づくり」や、すぐそばを流れる吉野川との連携などを構想している。だが、市に求められるのは、華々しいまちづくり構想よりも、観光客に来てもらうためのPRや、駐車場の整備など、もっと基本的なことではないだろうか。

(2011年4月14日 読売新聞)


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