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大中華世界的話題

2270チバQ:2011/05/22(日) 10:09:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000111-mai-int
<タイ>タクシン派が政権奪回狙う 7月3日総選挙
毎日新聞 5月21日(土)22時33分配信

 【チェンマイ(タイ北部)西尾英之】7月3日投票のタイ総選挙は、タクシン元首相派野党「タイ貢献党」が党の首相候補にタクシン氏の実妹インラック・シナワット氏(43)を担ぎ、同党がタクシン色を強く打ち出して政権奪回を狙う構図が鮮明になった。

 タイ貢献党は21日、インラック氏も参加してタクシン氏の故郷チェンマイで大規模な選挙運動をスタートさせた。タクシン派が政権を奪って元首相の帰国・復権へ向け動き出すか、反タクシン派が勝利して元首相を再起不能に追い込むのか。タイの天下分け目の選挙戦が本格化した。

 「インラック、ナンバーワン。インラック、ナンバーワン」

 巨大なアーケードの下に、食品や衣料品の店舗が軒を並べるチェンマイ中心部の市場。21日午後、初めての選挙運動でやや緊張気味のインラック氏を市民は熱狂的に迎えた。

 「タクシン氏も選挙になるといつもこの市場を訪れてくれた。妹の彼女なら、首相になってタクシン氏を再びこの国に帰国させてくれるに違いない」。果物売りの女性(53)は目を輝かせた。

 反タクシンの現政権与党「民主党」はインラック氏擁立について、汚職罪で有罪判決を受け海外逃亡中のタクシン氏が、復権へ向けた足がかりにしようと、自身の思い通りに動く肉親を据えたと非難する。

 だがタクシン氏の地盤のタイ北部や東北部では、多くの市民が氏の復権を望んでいる。「タクシン氏を裁いた裁判自体が不公正で、判決は無効だ。帰国は当然。首相に返り咲くべきだ」。薬局を営む男性(40)は話した。

 貢献党は21日夕、チェンマイ市内の体育館で1万人規模の決起集会を開催。インラック氏は「私は女性で政治経験はないが、私の血には政治が流れている。私は兄が首相時代、兄から政治家としての人々への奉仕の仕方を学んだ。兄と同じように私を信頼してほしい」と訴え、支持者の熱狂的な拍手を浴びた。

 インラック氏はタイ初の女性首相候補として、タクシン、反タクシンの垣根を越えて若い世代の人気を集める可能性がある。「アピシット首相はハンサムで英国の学校を出たエリート。貢献党は古いタイプの政治家ばかりだったけれど、若くて美しく、ビジネスの経験が豊富なインラックさんなら、アピシット首相のライバルとして幅広く支持を集められると思う」。今回初めて総選挙の投票権を得た女性(20)は冷静に分析した。

 タクシン色を前面に出した選挙戦は、タクシン氏に反感を抱くバンコク中間層の反発を呼ぶ可能性もあり、貢献党にとっては、もろ刃の剣だ。インラック氏が全国の有権者に新鮮な女性リーダーとして受け入れられるか、あるいはタクシン氏の「代理人」としての立場に終わるか−−。どちらに向くかで総選挙の結果が左右される。

2271チバQ:2011/05/22(日) 11:01:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011052100063
日本の対中感情好転狙う=被災地訪問、国民に照準−温首相
 中国の温家宝首相が21日、来日して真っ先に、東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた宮城県名取市を慰問したのは、昨年の漁船衝突事件を受けて悪化した日本国民の対中感情を好転させる狙いがある。一方、中国国内では災難に直面しても秩序が保たれた日本への評価が高まるなど対日感情が好転。温首相は歴史問題に起因する両国国民感情のもろさを克服し、日中関係の安定を図りたい意向だ。
 被災地を取材した中国誌記者は「被災者の忍耐強さに感動させられた」と振り返る。特に日本人へのイメージを劇的に変えたのは、宮城県女川町の日本人男性が、中国人研修生20人に「津波が来る」と高台に避難させた後、自分は大津波にのまれ、行方不明になったと報じられたことだ。
 ネット上では「災難を前に民族の区別はない」などと書き込まれ、日本人の自己犠牲精神が感動を呼んだ。「多くの中国人が歴史教科書や戦争ドラマなどとは違う新たな日本人像を発見している」(日中関係筋)との見方も出ている。
 福島第1原発事故への日本政府の対応に不信感は高まるものの、中国外務省高官は大震災を受け「両国関係は改善・発展の流れにある」と解説。温首相は自ら主導して被災地慰問を早くから熱望。実現しなかったが、女川町訪問も検討した。
 温首相は国内の被災地を見舞う際、涙ながらに民衆と接し、「人民宰相」として厚い支持を集めている。日本の被災地でも「国民」に照準を定めた外交を展開する方針だ。(2011/05/21-13:31)

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2272チバQ:2011/05/22(日) 16:02:49
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110521-OYT1T00689.htm
金総書記が車工場視察か、長春滞在は5時間半

 【長春(中国吉林省)=角谷志保美】中国を訪問している金正日(キムジョンイル)総書記を乗せたとみられる特別列車は21日午後、吉林省長春を出発した。

 同夜には遼寧省の瀋陽北駅を通過した。金総書記は長春での滞在時間を約5時間半にとどめるなど異例のテンポで視察を進めており、北京方面や上海など南部に向かう可能性がある。

 金総書記らは21日午前、長春郊外の工業地区にある大手自動車メーカーの工場などを視察したとみられる。その後、国家指導者が宿泊する迎賓館「南湖賓館」に入った。金総書記の車列には救急車も含まれていた。

 迎賓館の沿道には警官がずらりと並び、通行が制限された。車列を撮影する報道陣に、公安関係者が駆け寄って記者証の提示を求めるなど、周辺は緊迫した空気に包まれた。住民らは、「昨年8月の訪問時よりも規制が厳しい」などと驚いた様子だった。

(2011年5月22日01時41分 読売新聞)

2273チバQ:2011/05/23(月) 23:16:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110523/chn11052303220000-n1.htm
台湾有情 副総統候補は誰に
2011.5.23 03:21
 来年1月の台湾総統選は馬英九総統兼中国国民党主席と蔡英文・民進党主席の党首対決となるが、ここへきて副総統候補の人選に関心が集まっている。というのも各種世論調査で双方の支持率がほぼ互角なため、副総統候補が勝敗をかなり左右しそうだからだ。

 台湾メディアはこれまで国民党は呉敦義行政院長(首相)、蕭万長副総統、王金平立法院長(国会議長)、民進党は蘇嘉全秘書長、林義雄元主席らを副総統有力候補として報じてきた。

 ところが今月中旬、蔡主席が自宅で中央銀行の彭淮南総裁と会談したことが発覚して大騒ぎとなった。

 彭総裁は馬政権中、世論の支持率が最高の要人だ。身辺清潔で、世界金融危機や最近の台湾元急騰などの金融・通貨対策で卓越した手腕を発揮してきた。かねて与野党双方から「副総統候補に」との“ラブコール”が聞かれたが、本人は「現職が最後の公職」と選挙への無関心を表明してきた。会談翌日には民進党、彭総裁ともに「副総統問題は話題にならなかった」と言明した。

 しかし馬政権は心穏やかではありえまい。勢力伯仲の今総統選では、支持政党を持たない中間層をどれだけ引きつけるかが勝敗の分かれ目となるからだ。双方の副総統候補が誰に落ち着くかが序盤戦のヤマとなりそうだ。(山本勲)

2274チバQ:2011/05/24(火) 12:39:49
http://japanese.joins.com/article/190/140190.html?servcode=300&sectcode=320
自動車部品問題:「高年俸会社でスト、国民は納得しない」
2011年05月24日11時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
23日、忠清南道牙山の自動車エンジン部品生産会社「柳成企業」の工場で、労組員と警察が対立している。労組のストライキと使用者側の職場閉鎖で国内自動車企業の生産に支障が生じている。警察は工場に入って労組幹部を連行することを検討している。
違法工場占拠で韓国の自動車企業の生産支障を招いた柳成(ユソン)企業(忠清南道牙山市)労組に対し、警察が本格的な捜査に入った。18日に使用者側が職場の閉鎖を断行すると、労組はこの日から6日連続で工場を占拠している。警察は近く工場に入り、労組の幹部を強制連行することを検討しているという。

忠清南道(チュンチョンナムド)牙山(アサン)警察署は23日午後、柳成企業の使用者側が労組執行部を告訴したことを受け、主導者級7−8人に対する逮捕令状を請求した。労組執行部は労組員を動員して工場を違法占拠し、管理職社員の出入りを阻止して業務を妨害した容疑を受けている。警察は逮捕令状が発行されしだい、キム・ソンテ労組委員長(41)ら核心指導部を検挙することにした。キム委員長らは工場占拠を主導している。

一方、崔重卿(チェ・ジュンギョン)知識経済部長官はこの日、朝鮮ホテルで開かれた自動車業界懇談会の後、「1人当たりの年俸が7000万ウォン(約520万円)を超える会社のストライキに国民が納得するはずがない」と述べた。

2275チバQ:2011/05/24(火) 22:22:37
http://thai.news-agency.jp/articles/article/5878
下院総選挙、プアタイ党が優勢
 ラチャパット大学スアンドゥシット校の世論調査スアンドゥシット・ポールが、今月19−22日に3584人を対象に行った7月3日に行われる下院総選挙の投票先に関する調査で、タクシン派野党プアタイ党が41.2%とトップとなった。与党民主党は36.9%と2位、プームチャイタイ党は3.9%と3位となった。

 地域別では、北部はプアタイ党が62.8%、民主党が27.1%、東北部はプアタイ党が55.3%、民主党が19.7%とプアタイ党地盤では優勢であるものの、中部はプアタイ党が36.9%、民主党が41.2%、南部はプアタイ党が8.4%、民主党が69.4%、バンコク都は、プアタイ党が33.3%、民主党が38.1%と民主党が優勢となっている。

2276チバQ:2011/05/25(水) 21:44:46
http://www.chosunonline.com/news/20110525000045
与党内で路線対立が激化
若手ら「経済協力が先」

旧主流派「天安事件の謝罪が先」


 「減税撤回」から始まり「大学授業料半減」に波及した与党ハンナラ党内の理念・路線論争が、国家安全保障や対北朝鮮政策にまで拡大している。同党の南景弼(ナム・ギョンピル)外交通商統一委員長は「5・24南北経済協力断絶措置から1年、どのように解決するのか」をテーマに24日セミナーを開き「北朝鮮に対する強硬な懲罰を叫ぶだけでは、韓国国民を安心させることはできない。今や、人道的な対北支援や南北経済協力の再開を含む戦略的オプションを政府が検討すべき」と語った。北朝鮮による哨戒艦「天安」沈没事件に対処するため、韓国政府が昨年取った5・24対北制裁措置を、正面から問題視したわけだ。南委員長は、黄祐呂(ファン・ウヨ)院内代表を当選させた若手のリーダーの1人。その立場は、ハンナラ党新主流派の流れを代弁している点から、今後李大統領に近い旧主流派との間で激しい路線闘争が繰り広げられる見込みだ。


 若手議員らによる「新しいハンナラ」に所属する権寧世(クォン・ヨンセ)情報委員長も「韓国政府の対北政策は頑固過ぎるという印象を与え、中道的グループの否定的世論を招く結果をもたらしてきたことは誤り。全体的に対北政策の再検討が必要」と語った。同じ集まりに所属する鄭斗彦(チョン・ドゥオン)議員も「北朝鮮を経済的に圧迫したところで、中国がいる限り、別に効果はない。ツートラック戦略で、民間交流は例外とする必要がある」と語った。


 これに対し、ハンナラ党の元執行部関係者などは一斉に反発している。金武星(キム・ムソン)元院内代表は「金正日(キム・ジョンイル)総書記が1年に3回も中国を訪問し物ごいするのを見ると、韓国政府の対北政策は成功しており、北朝鮮は間もなく変化するだろう。対北政策は、天安や延坪島の事件に対する謝罪を前提として開放的な政策に向かわなければならず、慌てて進めてはいけない」と語った。同党の鄭夢準(チョン・モンジュン)元代表も「(新主流派が)韓国政府が強硬なのではなく、北朝鮮が強硬なのだという現実認識をきちんと持てずにいるのならがっかりだ。対北政策は忍耐の心を持ち、原則を持って対処すべきで、人気取りに走っては希望はない」と語った。


 南景弼委員長など若手は今年7月4日の全党大会で「若い代表論」を打ち出し、党権に挑戦する予定だ。これにより、ハンナラ党の党権争いは、福祉や安全保障をめぐる新主流派と旧主流派間の路線闘争の様相を帯びるものとみられる。その勝敗によって、来年の総選挙に臨むハンナラ党の政策と公約の中身が定まることになる。


朱庸中(チュ・ヨンジュン)記者

2277チバQ:2011/05/25(水) 21:47:48
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY201105240678.html
ダライ・ラマに元首留任を要請 チベット代表者会議2011年5月24日23時23分
 世界各地のチベット難民の有識者が集まるチベット代表者会議は24日、政治的引退を希望しているチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に対し、儀礼的な元首の地位にとどまるよう求める方針を採択した。

 代表者会議は400人余りが参加。亡命政府があるインド北部ダラムサラで21日から、亡命チベット社会の憲法にあたるチベット憲章の改正について討議し、24日に閉幕した。

 記者会見したペンパ・ツェリン議長によると、採択した内容をチベット人の総意として25日、ダライ・ラマに提示。ダライ・ラマが元首の地位を拒む場合は、チベット民族の「統合の象徴」や助言者としての地位にとどまることを求め、亡命政府のトップとしての役割は、選挙で選ばれた首相に移譲する。

2278チバQ:2011/05/25(水) 21:49:24
http://www.asahi.com/international/update/0524/TKY201105240477.html
シンガポール、政治改革へ 与党、総選挙結果に危機感2011年5月24日22時42分
 シンガポールのリー・シェンロン政権が今月7日の総選挙の結果を受け、政治改革に乗り出した。1965年の建国以来、事実上の一党支配を続けてきた与党人民行動党(PAP)は、総選挙の得票率が建国以来最低を記録して現職閣僚が議席を失うなどしたことに強い危機感を抱いている。

 「我々の政治システムは、より多様な見方、より多くの討論や参加に適応していかなければならない」

 リー首相は21日、改造内閣の閣僚の宣誓式で国民に訴えた。国民が政策に不満を抱いていることが明らかになったと選挙結果を総括。政権の問題点や政策を全面的に点検するとし、「神聖不可侵なものはない」と言い切った。

 内閣改造と合わせて最初に着手する改革として、野党などから「高報酬」と批判された閣僚報酬について独立委員会を新設し、見直し作業を始めている。

2279チバQ:2011/05/25(水) 21:50:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110525/kor11052521320003-n1.htm
1年に3度訪中 金正日の思惑は… 
2011.5.25 21:28 (1/2ページ)

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中国黒竜江省牡丹江市のホテルを出る金正日総書記(中央)=20日(共同)
 【北京=矢板明夫】中国訪問6日目を迎えた北朝鮮の金正日総書記を乗せた特別列車は25日朝、北京駅に到着。車列が北京市内の釣魚台迎賓館と人民大会堂に入った。中国の胡錦濤国家主席と会談し、食糧支援や経済協力について話し合うとみられる。昨年5月と8月に続き、約1年の間に3度も訪中し、短期に列車で3000キロ以上も走破した金総書記だが、移動ルートと訪問先から今回の訪中目的や思惑、国内外へのメッセージが見えてきそうだ。

 20日に中国入りした金総書記は、黒竜江省、吉林省、江蘇省と移動したが、いずれも父の故金日成主席ゆかりの地だ。黒竜江・吉林省は金主席が若いころ、中国のゲリラ部隊とともに旧日本軍と戦った場所。江蘇省揚州市と南京市は、生涯で約40回も中国を訪れた金主席が1991年10月、最後の訪中の際に江沢民・国家主席(当時)と会談した所だ。その際、金主席は中国と韓国との国交樹立に強く反対したが、聞き入れられなかったとされる。翌92年8月の中韓国交樹立に北朝鮮は猛反発し双方の首脳交流を約9年間も中断した。

 北京の朝鮮問題研究者の分析によれば、金総書記が父ゆかりの地を訪ねたのは、中朝の友好的交流史を中国に意識させる狙いがある。「双方は肩を並べて戦ったこともあれば、中国は北朝鮮を裏切ったこともあった」と暗にアピールし、同時期に東京で開かれた日中韓首脳会談で中国が日韓に接近することを牽制(けんせい)する思惑があるという。

 また、吉林省では自動車工場、江蘇省で太陽電池メーカーなどの産業拠点を見学した背景には、中国がこれまで北朝鮮に対し、たびたび「改革・開放」政策の導入を促していることを受け、金総書記は自国の経済発展への意欲を中国側に示す狙いがあるとみられる。金総書記は昨年5月の訪中時にも、胡錦濤主席の同伴で、北京のバイオテクノロジー企業などを視察した。

 しかし、北朝鮮進出に意欲を見せる中国企業関係者によれば、人材も資金もなく、インフラ整備もできていない北朝鮮に投資できるのは、自転車の組み立てやガラス製造など技術性の低い工場しかない。この関係者は「大型自動車工場やバイオテクノロジーの企業を見ても現実性はない。本音では中国の経験など学びたくない金総書記の援助を引き出すためのポーズに過ぎない」と指摘している。

2280チバQ:2011/05/25(水) 21:52:51
http://japanese.joins.com/article/176/140176.html?servcode=500&sectcode=500
中国共産勢力、金正恩3代世襲には冷ややか
2011年05月24日09時22分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment3mixihatena0 政治局常務委員9人が集団指導体制を構成する中国独特の権力構造で、上海幇は相対的に多数を占めている。このため上海幇内でひとまず北朝鮮後継体制支持に対する共感が形成されれば、中国指導部が交替しても次期権力から支持と支援を引き出すのに有利だ。

昨年10月26日に赴任した池大使は今年2月14日に胡錦涛国家主席に信任状を提出することができた。これに先立ち昨年12月1日に胡主席はパキスタンなど7カ国大使の信任状を接受したがその1カ月前に赴任した池大使は除外した。これに対し当時何か話せない理由があり、意図的に締め出したのではないかという解釈が飛び交った。北朝鮮の世襲に否定的な共産主義青年団勢力が足払いしたという憶測まで回った。胡主席は共産党青年団系列の座長だ。

興味深い点は池大使が胡主席に信任状を提出した後に見せた歩みだ。池大使は4月初めからわずか20日間に上海幇核心勢力と集中的に接触した。4月7日に宣伝と理論を担当する党序列5位の李長春党中央政治局常務委員に会った。25日には4位の賈慶林中国人民政治協商会議主席と面談した。28日には次期国家主席に事実上内定した序列6位の習近平国家副主席兼党中央軍事委副主席に面会した。20日には上海幇の別の実力者の孟建柱公安部長とも会った。

昨年12月には訪中した崔泰福(チェ・テボク)最高人民会議議長とともに序列2位の呉邦国全国人民代表大会常務委員長に会った。

池大使は政治局常務委員9人で上海幇に分類される6人のうち序列8位の賀国強党規律委員会書記、序列9位の周永康政法委員会書記を除く4人に会ったのだ。その一方で共産主義青年団の代表的次期有力者で序列7位の李克強常務副総理をはじめ、共産主義青年団出身者らとは接触がなかった。北京の外交消息筋は、「一国の大使が外交副部長(次官)に会うのも難しいが池大使は1カ月間に政治局常務委員3人と相次いで面談した。北京外交界で最大の話題になった」と伝えた。さらに4月末に駐中米国大使職を終え帰国したジョン・ハンツマンは、「約2年にわたり在任する間、政治局常務委員とはただの1人も個別には会えなかった」とこぼしたほどだ。彼は米共和党の次期大統領候補として名前が挙がるほどの人物だ。

池大使の常務委員接触をめぐり、金正恩(キム・ジョンウン)訪中準備説や食糧支援要請説など多様な分析が出回った。だが、金委員長が1年間に3回も訪中して上海幇トップの江沢民前国家主席と面談し、その理由が金正恩後継体制に対する中国政界の支持を確かめるためのものという分析が力を増している。金委員長の立場からは江前主席との会談は後継体制支持誘導作業の画竜点睛と見ることができる。2004年9月に党中央軍事委主席から退き公式には政界を引退したとしても、江前主席は依然として上海幇のトップであり水面下で強い影響力を行使しているということが中国政界分析家らの見解だ。江前主席をてこにして上海幇出身者らを動かし3代世襲を強固にするというのが金正日の意図ということだ。

◆共産主義青年団=共産主義青年団出身の党幹部グループを指す。よく「団派」と呼ばれる。トウ小平が江沢民の後継者として抜てきした胡錦涛国家主席が座長格だ。2002年に胡錦涛が党総書記に上がった後、共産主義青年団出身の後輩らを中央政界に大挙引き込んで党内の上海幇のけん制勢力として登場した。李克強副総理が共産主義青年団の次期リーダーに挙げられる。

2281チバQ:2011/05/27(金) 22:08:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110526/asi11052623090003-n1.htm
タイ総選挙 なお続く「タクシン時代」 民主化問題も内包
2011.5.26 23:05 (1/3ページ)

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19日、バンコクで開かれた集会で、気勢を上げる「赤シャツ」のメンバーら(青木伸行撮影)
 7月3日投票のタイ総選挙(定数500)は、海外に逃亡中のタクシン元首相の妹が、首相候補として出馬したことで、同氏の「代理戦争」という色合いを濃くしている。選挙戦は、民主化というデリケートな問題をも内包しつつ、再び政情不安に陥る危険と背中合わせに進行している。

 (バンコク 青木伸行)

 ●「民主主義」

 アピシット首相(与党・民主党党首)とタクシン氏の妹、インラック氏(野党・タイ貢献党)。表舞台の主役はこの2人だ。党の次期首相候補として、比例代表名簿1位に登載された。

 最新の世論調査によると、支持率はインラック氏41%、アピシット氏37%。インラック氏が首相の座に就けば、舞台裏で妹らを振り付けているタクシン氏が帰国、復権を果たすことになるかもしれない。しかも初の女性首相誕生。彼女は果然、注目を集めている。

 貢献党の比例代表候補には、タクシン派で「赤シャツ」と呼ばれる反独裁民主統一戦線(UDD)の25人以上も、顔をそろえた。そのUDDは19日、バンコク市内のラチャプラソン交差点で、数万人を集めての大規模集会を開いた。ステージの裏で、リーダーのナタウット・サイクア氏(比例名簿9位)が口を開いた。

 「貢献党のみが、民衆が主役の民主主義を建設できる。タイには民衆を押さえつける者がおり、それから民衆を解放することが必要だ。民衆が選ぶ政権が誕生すれば、(民主化の)問題は解決できる」

 「押さえつける者」とは、ほかならぬ軍である。昨年、バンコクでは「タクシン大統領」と書かれたビラがまかれた。その意味は「タクシン派の王室軽視」だと解釈されている。

 ●国王ありき

 20日、反タクシン派で、かつてはアピシット政権の“後ろ盾”だった「黄シャツ」、民主市民連合(PAD)の集会。国連ビルの目の前の公道を占拠し続け、国王崇拝の歌が流れる。

 PADは、アピシット氏の国境紛争などへの対応を不満とし、総選挙では事実上の棄権に回る。アピシット氏には痛手だ。リーダーのチャムロン元バンコク都知事らは「プレアビヒア寺院遺跡がある4・6平方キロメートルの国境未画定地域から、カンボジアの軍も住民も退去すべきだ。それが地域へのインドネシア監視団派遣受け入れの前提だ」と言う。

 メンバーのひとりは「PADは国王ありき。クーデターであれ、国王のためであるならば支持する。UDDは『民主主義』と言うが、タクシンを帰国させたいだけだ」と言い切る。

 ●タクシン時代

 国王は政変のたびに強い政治的影響力を発揮し、国王、王室を批判すれば不敬罪で逮捕される。今回の選挙戦でも、批判は“ご法度”となった。「最大の政治勢力」ともいえる軍のクーデター→政権交代→憲法改正というサイクルも、幾度となく繰り返されてきた。

 この2つの要素こそが、「タイ式民主主義」「半分の民主主義」と称されるゆえんである。

 2006年9月のクーデターで倒れたタクシン政権とは、何だったのか。国家を企業、首相を最高経営責任者(CEO)と位置づけ、上からの経済成長政策、政治・行政改革、農村の底上げなどを推し進めた。同時に、権威主義的で、自身の企業を優遇する恣(し)意(い)的な政治運営は、軍や官僚の強い反発を買う。国王も苦言を呈した。

 タクシン時代の評価は割れている。選挙戦を貫く基本的な対立軸も、なお「タクシン」という1本の線だ。その意味で、タクシン時代は終わってはいない。

2282チバQ:2011/05/27(金) 22:12:10
http://www.asahi.com/international/update/0527/TKY201105270112.html
金総書記が帰国 7日で移動6千キロ、健在ぶりアピール2011年5月27日12時39分
帰国直前、中朝国境の中国遼寧省丹東の駅に入る金正日総書記の特別列車=27日、西村写す

中国・丹東と北朝鮮・新義州を結ぶ中朝友誼橋を渡る金正日総書記の特別列車=27日午前6時半(日本時間同7時半)ごろ、西村写す
 20日から中国を訪問していた北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が27日午前6時半(日本時間同7時半)ごろ、中朝国境の中国遼寧省丹東を経由して帰国した。金総書記の健康不安説が飛び交うなか、7日間の移動距離は6千キロ近くに上り、健在ぶりをアピールした形だ。

 丹東駅周辺は同日未明から周囲の数百メートルが封鎖され、十数メートル置きに警官が立つなど、厳戒態勢が敷かれた。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金総書記の後継者で三男の金正恩(ジョンウン)氏が国境の北朝鮮側で出迎えた。正恩氏が訪中に同行していなかったことが確認されたことになる。

 金総書記は特別列車で吉林省図們から中国に入り、黒竜江省や江蘇省、北京などを訪れ、各地でIT企業やハイテク工場、ショッピングセンターなどを視察。北京では、中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席や温家宝(ウェン・チアパオ)首相らと会談し、経済・貿易協力の推進や6者協議の再開などについて話し合い、中朝の友好ぶりを強調した。(丹東=西村大輔)

2283チバQ:2011/05/28(土) 23:36:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110528-00000088-mai-int
<タイ総選挙>タクシン元首相の妹、台風の目に
毎日新聞 5月28日(土)21時1分配信

インラック氏のプラカードを掲げてタイ貢献党の選挙集会に参加する市民=バンコク都心部ルンピニ公園で2011年5月28日夕、西尾英之撮影

 【バンコク西尾英之】7月3日投票のタイ総選挙で、同国初の女性首相候補となったタクシン元首相の実妹、インラック・シナワット候補(43)=タイ貢献党=が人気を集め、選挙戦序盤の台風の目となっている。元首相への反感が根強いとされた首都バンコクでも「インラック効果」で貢献党が支持を広げ、このまま人気が続けば、困難と見られていた単独過半数を同党が獲得する可能性も出てきた。

 貢献党は28日、最大の票田バンコクで初めて選挙集会を開催。会場のルンピニ公園には約1万人が集まった。夫とともに訪れたバンコク市内の会社員の女性(56)は「政治には関心はなかったが、08年にタクシン派政党が裁判所から解党処分を受けた時から、この国には不公平があると思うようになった。同じ女性として、女性の首相が生まれればうれしい」と語った。

 強いカリスマ性が売り物の兄タクシン氏とは対照的に、政治経験のないインラック氏は初々しい雰囲気をアピール。自身の経験不足を認めたうえで「女性として国民に尽くせる道がある」と訴える。「美男のエリート」アピシット現首相(46)に対抗できる「美貌」で人気を集める一方、女性の政界進出を望む高学歴層からも好感を得ているようだ。

 タイでは北部、東北部がタクシン派、南部が反タクシン派の地盤とされるが、選挙を大きく左右するのは中部の大票田バンコクを中心とする首都圏だ。比較的裕福な住民の多いバンコクでは、地方の貧困層を優遇したタクシン氏への反感は強い。

 だが地元紙が大学と共同で今月23〜25日に実施した世論調査では、バンコクの33の小選挙区のうち19選挙区で貢献党の候補がリード。反タクシンの民主党候補が優勢なのは5選挙区のみだった。党派別の支持率でも貢献党47%、民主党41%と差が付いている。

 07年の前回総選挙では、タクシン派政党は第1党となったものの、過半数にはわずかに足りなかった。今回も貢献党は第1党を確保するものの過半数は獲得できず、第2党となる民主党が少数政党と連立して政権を維持するとの見方が根強い。少数政党にとってタクシン色の強い貢献党との連立は困難と見られるためだが、貢献党がインラック人気に乗ってさらに勢いをつけ、過半数を確保すれば、連立なしでの単独政権樹立が可能になる。

2284チバQ:2011/05/28(土) 23:37:23
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052801000482.html
ネパールの憲法制定また期限切れ 和平プロセス停滞続く
2011年5月28日 16時37分

 【ニューデリー共同】ネパール制憲議会(601議席)は28日、同国の新憲法制定の期限を迎えたが、ネパール共産党毛沢東主義派兵士の政府軍統合などをめぐる政党対立が原因で、期限内の新憲法制定ができなかった。制憲議会の任期を1年延長した昨年5月に続き、今回も任期を延長する方向で主要政党の幹部が同日、協議を続けた。

 1996年から約10年にわたった政府軍と毛派の内戦が終わり、2008年の制憲議会選挙を経て前進すると期待された同国の和平プロセスは停滞を続けている。

 第1党の毛派と第3党の統一共産党は任期延長に賛成の立場だが、第2党ネパール会議派は任期延長に同意する条件として、国連ネパール支援団が回収した毛派兵士の武器をネパール政府に引き渡すことや、内戦時に毛派が強奪した土地を所有者に戻すことなどを挙げている。

 ネパールでは昨年6月、当時の首相が制憲議会の任期延長を毛派に同意させることと引き換えに自ら辞任。だが、その後の首相選で過半数を獲得する候補がなく、今年2月に新首相が選出されるまで約7カ月を首相選に費やしたため、制憲議会が機能しなかった。

2285チバQ:2011/05/29(日) 19:27:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110529-00000528-san-int
タイ・カンボジア国境紛争「ここは戦闘、立ち入り禁止区域だ」
産経新聞 5月29日(日)16時4分配信

プレアビヒアの近くで監視に当たるタイ軍兵士。向こう側にカンボジアの平原が見える(写真:産経新聞)

 タイとカンボジアの国境紛争は、断続的な戦闘と外交交渉の行き詰まりにより、暗礁に乗り上げている。ヒンズー教寺院遺跡プレアビヒア(タイ名・カオプラウィハーン)と、その周辺の国境未画定地域など、両軍が対峙(たいじ)する最前線をルポする。(タイ東北部シーサケート県 青木伸行、写真も)

■絶壁の紛争地  兵士はM16ライフルを手に、眼下に広がるカンボジアの広大な平原をにらんでいた。

 パノムドンレク山脈に連なる標高657メートルの断崖(だんがい)絶壁の上。数百メートル脇にプレアビヒアがある。土嚢(どのう)で固められた塹壕(ざんごう)が目につく。どこかに、155ミリ自走砲などが潜んでいるはずだ。

 この周辺4.6平方キロメートルが国境未画定地域。「ここは戦闘、立ち入り禁止区域だ」。兵士が口を開いた。22日、紛争の最前線は、不気味なほど静かだった。

 数キロ下った検問所。兵士は「ここしばらくは静かだが、今も戦闘態勢にある。さっきも警報が出て、上まで上っていった」と言う。「2月の交戦のときは、BM21(多連装ロケット砲)がこの辺りに飛んできた。わが方の兵器はそこら中にある」と四方を指さした。

 近くで土産物を売る夫婦は「砲撃で学校や家が何軒もやられ、1人が死んだ。畑仕事をしているときに。カンボジアが先に撃ったんだろう。砲撃があると離れた街に逃げる」と話した。「政治のことはよくわからないが、カオプラウィハーンはタイのもの。カンボジアが撤退しないと、元の生活に戻れず商売ができない」と顔をしかめた。

■戦略的要地  両国が国境の線引きに固執する背景を知るには、歴史を紐解(ひもと)かねばならない。タイにスコータイ朝が建設される以前、そこはクメール(カンボジア)の版図だった。タイ東北部には、クメールが遺(のこ)した遺跡が数多くある。アンコール朝時代の9世紀に建てられ、アンコールワット(12世紀)よりも古いプレアビヒアも、そのひとつである。

 だが、15世紀にタイのアユタヤ朝がアンコール朝を滅ぼすと、寺院遺跡もタイのものになった。プレアビヒアの帰属意識は、こうした歴史に根ざしている。

 それだけではない。カンボジアの大平原を見渡せるプレアビヒア周辺は、戦略の要地でもあるのだ。

■もうひとつの前線  プレアビヒアから西へ車で3時間半ほど。スリン県とカンボジアとの国境に、タームアントム遺跡がある。4月、戦闘はプレアビヒアから、この地域などに飛び火した。

 軍関係者は「戦闘の前、カンボジア軍がカオプラウィハーン方面から移動しているとの情報が入った」と明かす。戦闘で民間人2人が死傷。兵士は8人が死亡し、100人以上が負傷した。陸軍第二軍管区のスラナリ部隊が今も展開中だ。兵力は「1万人規模」。「撃たれた分だけ撃ち返す」と、語気を強めた。

 遺跡から5キロのノンカナサーマキ村。砲弾14発が落ち、民家1軒が壊れた。村長は「この村が砲撃を受けたのは初めてだ」と話す。村長によると、国境は遺跡の裏。遺跡はタイ側にあるという。「4月12日に村の主催で、カンボジア側から軍関係者や住民が遺跡を訪れ、交流した。その10日後に戦闘が始まった」と、残念がった。村では自警団を組織した。

 国境から13キロのノーイロムイエン村。砲弾はここまで届いた。どの民家にも塹壕がある。プラユン・ミースヨートさんは、爆発音と衝撃に「塹壕に逃げ込んだ」。着弾した軒先の土はえぐられ、壁は砲弾の破片が突き抜け穴だらけだ。雇い人が死亡した。家は水牛などを売り10万バーツで建てた。政府の補償金は3万バーツ。「これでは屋根しか直せない」と嘆く。

 家が直撃され、娘が負傷したボンチャイ・チョンコット村長は「戦闘になってほしくない」と願う。

 「国境を通りカンボジアからは古着、タイからは肥料などが流通し、売買されている。戦闘になれば経済活動が止まり、生活が成り立たない」

 村から西へ十数キロの国境の検問所は開かれていた。気温44度の炎天下、物資を積んだ軽トラックや荷車が行き交っていた。

2286チバQ:2011/05/29(日) 19:28:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110529/chn11052917500001-n1.htm
内モンゴルに戒厳令か 遊牧民の抗議行動拡大
2011.5.29 17:49
 【北京=川越一】中国内モンゴル自治区で、炭鉱開発に反対していたモンゴル族遊牧民2人の事故死をきっかけに反政府抗議行動が拡大している。国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルなどによると、中国当局は29日までに、同自治区の一部に戒厳令を敷いたもようだ。

 同団体が27日に発表した報告などによると、今月中旬、遊牧民1人が石炭を積んだトラックにはねられて死亡。4日後にも1人が車の衝突で死亡した。同自治区では、炭坑開発による大気や水質汚染の深刻化に遊牧民が反発。業者や政府に対応を求めていたことから、事故を装った殺害を疑う声が上がった。

 住民らは23日ごろから、死亡原因の究明やモンゴル族の人権尊重などを求めてデモを開始した。当局が24日に運転手らの拘束を発表した後も抗議行動は激しさを増し、25日にはシリンホト市で、モンゴル族の学生らを中心に数千人が政府庁舎を取り囲むなどする騒ぎが発生。27日には同市郊外で、遊牧民や学生らと治安部隊が衝突し、40人以上が拘束された。

 チベット族やウイグル族による抗議活動が多発する中、モンゴル族居住地での衝突は、中国当局にとっては新たな“火薬庫”となりかねない。遊牧民らの怒りには、石炭採掘など自治区の資源をあさる漢族への反発も見え隠れする。

 それだけに、7月1日に共産党創立90周年を控える中国当局は治安部隊の大量動員やインターネット規制に加え、戒厳令まで発して、少数民族による抗議行動の飛び火を押さえ込もうとしている。

2287チバQ:2011/05/29(日) 19:32:01
>>1876>>2056>>2093>>2284
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052901000316.html
制憲議会任期を3カ月延長 ネパール、首相は辞任へ
2011年5月29日 16時04分

 28日、ネパールの首都カトマンズで、制憲議会に姿を見せた同国のカナル首相(中央)(ロイター=共同)


 【ニューデリー共同】ネパール制憲議会(601議席)は29日、28日までとなっていた期限内に新憲法を制定できなかったことを受け、制憲議会の任期を3カ月延長する法案を可決した。カナル首相は延長法案可決のため、議会第2党の野党ネパール会議派による辞任要求を受け入れ、近く辞任することになった。

 制憲議会は今後、3カ月以内に新憲法草案を作成する方針。しかし、同国で続く政党対立の根源ともいえる、ネパール共産党毛沢東主義派兵士の政府軍への統合問題が解消する見通しが立たない上、新首相選出が難航する可能性もあり、和平プロセスの要である新憲法制定にこぎ着けられるかどうかは不透明だ。

 第1党の毛派と第3党の統一共産党は任期延長に賛成の立場だったのに対し、ネパール会議派は延長に賛成するための条件を提示。3政党が協議した結果、統一共産党出身のカナル首相が辞任して主要政党からなる挙国一致内閣をつくることや、国連ネパール支援団(UNMIN)が回収し、毛派キャンプに保管中の毛派兵士の武器を毛派がネパール政府に引き渡すことなどで合意した。

2288チバQ:2011/05/29(日) 19:32:37
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201105290199.html
ネパールまた首相交代へ 制憲議会延長と引き換えに辞意2011年5月29日19時15分

 ネパールで王制廃止後の新憲法制定を目指してきた同国の制憲議会は29日未明、任期を3カ月間延長することを決めた。2月に就任したばかりのカナル首相は、任期延長に野党の賛同を得る見返りに、近く辞任する意向を表明した。

 ネパールでは、かつての武装勢力・ネパール共産党毛沢東主義派(毛派)を交えて2008年に制憲議会が発足。王制廃止を決め、共和制憲法の制定を目指してきた。しかし、毛派軍部隊の国軍への統合や連邦制のあり方など主要課題をめぐって各党の溝が埋まらず、制定作業が進んでいない。

2289チバQ:2011/05/30(月) 22:22:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011053002000021.html
求心力低下に追い打ち 悩む李大統領
2011年5月30日 朝刊


 【ソウル=辻渕智之】李明博(イミョンバク)韓国大統領の側近とされる殷辰洙(ウンジンス)氏の収賄容疑での聴取開始は支持率低下に悩む李大統領に手痛い打撃だ。与党ハンナラ党内では次期大統領選候補の最右翼とされる朴槿恵(パククンヘ)元代表の求心力がさらに強まりそうだ。

 大統領支持率は今月、三週連続で30%を割った。民間世論調査機関の調査結果では、与党ハンナラ党の支持率も、野党民主党を三週連続で下回った。

 背景には、大企業の利益を中小企業に回す「超過利益共有制」導入、科学団地の立地選定など重要政策をめぐる政権のふらつきがある。物価高騰や所得の二極化、若者の就職率低下も背景にある。

 四月末の国会議員らの補欠選で与党は惨敗。議員は来年四月の総選挙に向け危機感を強め、大統領離れが進む。今月上旬に行われた党ナンバー2の院内代表選では親李派の李相得(イサンドク)氏(大統領の実兄)系議員が、対抗する親朴派の推す非主流派候補に投票。この候補が当選し、親李派は党内で主導権を失った。

 朴氏は故朴正熙(パクチョンヒ)大統領の娘で高い人気を誇る。大統領は最近、「親李や親朴といった派閥はなくし、責任ある与党の姿勢を」と発言、任期終盤の死に体化へ危機感をにじませた。党勢回復を狙い、黄祐呂(ファンウロ)新院内代表らが大学授業料半額化などの政策を打ち出したが、親李派は反対し、党内紛争は収まる気配がない。

2290チバQ:2011/05/30(月) 22:23:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011053002000022.html
「モンゴル族の命は安い」 デモきっかけは漢族運転手発言
2011年5月30日 朝刊

29日、内モンゴル自治区シリンホトで、学生の動きに目を光らせる武装警察=今村太郎撮影


 【シリンホト(中国内モンゴル自治区)=今村太郎】中国の内モンゴル自治区東部シリンホトなどで相次いだ抗議デモは、モンゴル族の男性をダンプカーではねて死亡させた漢族の男が「モンゴル族の命は安い」と、侮辱的な発言をしたのがきっかけだったことが地元住民の話で分かった。この発言がメールやブログでモンゴル族の学生らに広がったもようだ。

 死亡したのは、炭鉱開発による自然破壊に反対するグループのリーダーで遊牧民のメルゲンさん(35)。シリンホトの東にある西ウジムチンで十日、ダンプの激しい往来が住民の生活を脅かすことに抗議し、運転手らとトラブルになった。

 メルゲンさんはダンプに故意にはねられ、約百五十メートル引きずられた。運転手は事故現場で「賠償金は最高でも四十万元(約五百二十万円)にすぎない。保険も入っているから問題ない」と発言。いったん逃走したが、警察に逮捕された。

 十五日にもシリンホトの西にあるアバグで、石炭会社の作業車による交通事故が発生。相次ぐ事故と運転手の発言などが、鉱山開発に不満を抱くモンゴル族を刺激したようだ。

2291チバQ:2011/05/31(火) 23:23:03
>>2233
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/asi11053121570002-n1.htm
シンガポール リー首相の後継レースは? 先頭を走るのは教育相と青年相代行
2011.5.31 21:57
 【シンガポール=青木伸行】シンガポールのリー・シェンロン首相(59)の後継レースで先頭を走るのは今のところ、ヘン・スイーキット教育相(50)と、チャン・チュンシン社会開発・青年・スポーツ相代行(41)の2人のようだ。

 首相は先の総選挙で、与党・人民行動党(PAP)が擁立した新人24人のうち、「少なくとも5人」の首相候補がおり、閣僚に抜擢(ばってき)すると表明していた。そして、5月21日に発足した改造内閣で閣僚に登用されたのが、前金融管理庁長官のヘン氏と、前陸軍司令官のチャン氏の2人だ。

 “第2集団”は、準閣僚扱いの国務相(複数ポスト)に就任したタン・チュアンジン陸軍准将(42)、ローレンス・ウォン前エネルギー市場庁長官(38)。今後の仕事ぶりで順位は変動しそうだ。

 選挙で野党の“躍進”を許し、リー・クアンユー氏(87)、ゴー・チョクトン氏(70)がそれぞれ顧問相と上級相を辞任。改造内閣では平均年齢が59歳から53歳に若返った。首相は「清新な顔ぶれで、既存の政策と発想を見直す」としている。

 手始めに首相は、国民に不評な高額の首相・閣僚報酬の引き下げに着手した。AP通信によると、報酬は現在、首相約300万シンガポールドル(約1億9800万円)、閣僚約200万シンガポールドル(約1億3200万円)。オバマ米大統領の約40万米ドル(約3250万円)と比べても、その高額ぶりは際立っている。

2292チバQ:2011/05/31(火) 23:27:59
http://www.afpbb.com/article/politics/2803270/7283485?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ダライ・ラマ、政治から完全引退
2011年05月31日 12:57 発信地:ダラムサラ/インド

【5月31日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(75)のスポークスマンは30日、ダライ・ラマが正式に政治から引退したことを明らかにした。ただし、宗教指導者の地位に変わりはなく、今後もチベットの一体性の象徴であり続けるという。

 スポークスマンによると、ダライ・ラマは前週末、政治から正式に身を退くためのチベット亡命政府憲章の改定案に署名した。「歴史的な瞬間。(改正案への署名がダライ・ラマの)最後の政治行為となった。(政界引退により)彼は人的価値の促進と宗教間の相互理解にもっと時間を割くことができるようになる」とスポークスマンは語った。

 ダライ・ラマは3月、チベット亡命政府の政治指導者の立場から引退し、政治的権限を「自由な選挙で選ばれた指導者」に譲る意向を表明。これを受け、翌4月に選挙が行われ、米ハーバード大学(Harvard University)の研究者、ロブサン・サンゲ(Lobsang Sangay)氏(43)が首相に選ばれた。(c)AFP

2293チバQ:2011/05/31(火) 23:37:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/chn11053121550005-n1.htm
厳重警戒続く内モンゴル 中国当局、民族意識の再燃警戒
2011.5.31 21:54 (1/2ページ)
 【北京=川越一】中国・内モンゴル自治区でモンゴル族遊牧民の事故死をきっかけに拡大した抗議デモについて、中国当局は31日も厳重な警戒態勢を継続し、新たな衝突を封じ込めた。同自治区にはモンゴル族が徹底弾圧された歴史があるだけに、当局はモンゴル族の民族意識が再燃し、チベット族やウイグル族の活動と結びつくことを警戒している様子がうかがえる。

 在米の人権団体、南モンゴル人権情報センターなどによると、内モンゴル自治区の区都フフホト市中心部は警戒線が張られ、治安要員が数メートル間隔で配置されているという。5月30日には政府庁舎に向けてデモ隊が行進したが、治安部隊に阻まれ数十人が拘束されたという。31日には、封鎖された学校構内で、学生らが中国語で書かれた教科書を窓から投げ捨てるなどして抗議の意思を示したという。

 デモの発端は5月中旬、炭鉱開発に反対していた遊牧民が事故死したこと。5月23日ごろから、死亡原因の究明やモンゴル族の人権尊重を求めるデモが発生、25日にはシリンホト市で数千人が政府庁舎を取り囲む騒ぎが起きた。

 抗議行動の背景には、同自治区で強引に進められる石炭採掘によって、環境破壊が深刻化していることがある。道路が整備されていない中、一刻も早く石炭を東部に運び、多くの利益を挙げようとするトラック運転手が競うように暴走していることも、遊牧民の生活環境破壊を招き、不満が高まる一因になっている。

 中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は31日付で、今回の抗議行動は「民族対立による政治的なデモではない」とする社説を掲載したが、同自治区には民族対立が拡大しかねない過去の記憶が眠っている。

 ロイター通信などによると、モンゴル族は1960年代〜70年代にかけて、文化大革命の混沌(こんとん)の中で徹底的な弾圧を受けた。汎モンゴル国家の樹立を企てたとして数万人のモンゴル族が殺害されたり、投獄されるなどしたとみられている。

 漢族の大量流入も進み、モンゴル族は同自治区の人口約2400万人のうち20%にも満たない“少数民族”に。その結果、ここ20年ほどは大規模な抗議行動は発生していなかった。

 外務省の姜瑜報道官は31日の定例記者会見で、「民衆の合理的な要求に対して、地方政府は積極的に対応するし、環境保護と経済発展をうまく処理するよう努力する」と強調、モンゴル族の懐柔に懸命だ。

2294チバQ:2011/06/02(木) 21:10:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110602/chn11060211150004-n1.htm
日本 台湾への好感度アップ 「身近に感じている」
2011.6.2 11:13
 台北駐日経済文化代表処が5月に日本国内で台湾へのイメージを聞く意識調査を実施したところ、約67%が「台湾を身近に感じている」と答え、2年前の調査に比べ約11ポイントも増えていたことが1日、分かった。「台日関係は良好」との回答も大幅に上昇し、東日本大震災後、台湾から寄せられた手厚い支援が、好感度を押し上げる一つの要因になったとみられる。

 調査は先月下旬、民間調査会社に委託して、東日本大震災の被災地をのぞく全国で20〜69歳の男女1000人を対象に実施した。

 台日関係について、「どちらかといえば良い」(約72%)と「非常に良い」(約19%)を合わせて全体の9割を占め、2009年の調査に比べ約15ポイント増えた。台湾への信頼度も、「多少は信頼」(64%)「非常に信頼」(20%)の合計が約20ポイントも上昇した。

 大震災後、台湾で集められた義援金は総額170億円以上。台北駐日経済文化代表処には、感謝のメールや電話が絶えないといい、日本国民の親近感は飛躍的にアップしたとみられる。

2295チバQ:2011/06/02(木) 21:10:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110602/chn11060220570010-n1.htm
中国・内モンゴルを行く モンゴル族と漢族、噴き出した不信と不満消えず 
2011.6.2 20:57 (1/3ページ)
 中国内モンゴル自治区東部シリンホト市の近くでモンゴル族遊牧民が漢族の炭鉱労働者のダンプカーにひき殺された事件をきっかけに、モンゴル族と漢族の対立が激化している。当初、事件を事故と説明した地元当局は厳しい警戒態勢を敷き、外国人記者の取材も制限するなど事件の影響を最小限に抑えようと躍起になっているが、モンゴル族、漢族双方に噴き出した不信と不満は容易に消えそうもない。(シリンホト=中国・内モンゴル自治区 矢板明夫)

  厳重警戒の街

 1日午前9時過ぎ、シリンホト市郊外にある小さな空港の到着ゲートの外に、十数人の制服姿の警察官が立っていた。飛行機から降りた乗客の身分証やパスポートをチェックし、来訪の目的などを聞く。漢族の人は比較的早く解放されるが、モンゴル族だと同市で訪ねる人の名前や住所などを聞かれ、商用目的と説明した人には、所属会社に電話をして確認するケースもあった。警察当局は各地のモンゴル族活動家がシリンホトに集まることを警戒しているようだ。

 記者も近くで待機している同市外事弁公室の職員の所に案内され、市中心部に設けられているメディアセンターに連れて行かれた。記者登録の手続きを済ませたあと、同市幹部が「市内の治安がいかに安定しているか」などの説明を始めた。

 取材の要望にできるだけ協力すると話す幹部に対し、「西ウジムチン(民族対立が最も激しく実質的戒厳令が敷かれている場所)に行きたい」といったところ、「あそこは道路工事のために10月までは行けない」と“拒否”された。

 シリンホト市内は、武装警察が隊列を組んでくまなく巡回していた。

「先祖の地を強盗」

 「石炭を運ぶトラックの行列が毎日、目の前を何度も通る。そのたびに涙があふれそうになる」と語るのは、シリンホト郊外で羊肉店を経営する男性(55)だ。

 ここ数年、道路や炭坑が次々とつくられ、モンゴル族が放牧できるところが少なくなる一方だという。「彼らは私たちの祖先が残してくれたこの大地から石炭やレアアース(希土類)をどんどん掘り出して外に持っていった。強盗にあった気分だ」と男性は語気を強める。

 5月10日に起きた事件は、ダンプカーで草原を横切ろうとした漢族の運転手と牧草を守ろうとした遊牧民の口論がきっかけだった。両民族の対立を象徴する事件だったため、モンゴル族の不満が一気に爆発した。

 中国メディアによると、地元検察はすでに殺人罪で運転手を起訴し、民族の対立ではなく一刑事事件として処理を進めたい意向だが、モンゴル族の怒りは収まらない。あるモンゴル族の男性遊牧民(37)は「すべての漢族がモンゴルから出ていくことを私たちは求めている」と語った。

 ◇「サンドイッチ社会」

 シリンホト市で約3割の人口を占めるモンゴル族のデモを約7割と多数派の漢族は冷ややかな目で見ている。運転手が起訴された後も殺人事件ではなく、交通事故だったと主張する漢族は多い。

 「汗水を垂らしてこの町を豊かにしてきたのは私たち漢族の労働者だ。優遇ばかりされているモンゴル人は頑張ろうとせず権利ばかり要求している」と語るのは5年前に河北省から出稼ぎに来た漢族の男性(42)だ。

 漢族の出稼ぎ労働者たちが最も不公平だと感じているのは、中国当局がモンゴル族を懐柔するため、ここ数年ますます手厚く実施してきた一連の優遇政策だ。牧草地を持つモンゴル族に対し毎年、政府予算から維持費用を出しており、自分では働かずに漢族の労働者を雇って放牧させているモンゴル族も最近、増えているそうだ。

 教育面でもモンゴル族は優遇されているという。

 「なぜ私より成績の悪いモンゴル族の子がいい学校に進学できたのか」。セメント会社に勤める漢族の女性は、中学入試で志望校に落ちた12歳の娘からこう嘆かれ、返答に詰まったと明かした。

 女性によると、シリンホトで最も豊かなのは、官僚や彼らと癒着している会社経営者らでほとんどが漢族だが、その次に豊かなのはモンゴル族の人たち。「貧しくとも頑張っているのは私たち漢族の労働者だ。この町はまるでサンドイッチのような構造。同じ漢族でも私たちは特権階級ではない。怒りを私たちにぶつけないでほしい」と目を真っ赤にして訴えた。

2296チバQ:2011/06/02(木) 21:11:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110601-OYT1T00279.htm
中国外務省「外国が騒ぐ」…内モンゴルのデモ

 【北京=関泰晴】中国外務省の姜瑜(きょうゆ)・副報道局長は31日の定例記者会見で、内モンゴル自治区で抗議デモが起き、厳戒態勢が続いていることについて、「外国の一部の人々が事件を騒ぎ立て、邪悪な目的を果たそうと考えているが、成し遂げることはできない」と述べ、モンゴル族の苦境を訴える欧米人権団体などを批判した。


 姜氏はまた、「(同自治区の)地方政府は環境保護に努力し、必要な措置を取って各民族の基本的利益を守ろうとしている。犯罪者を法律に基づいて処罰するだろう」と語った。地元紙によると、抗議デモの発端となった石炭運搬トラックの死亡ひき逃げ事件で検察当局が容疑者を殺人罪で起訴しており、モンゴル族の懐柔策も打ち出されている。

(2011年6月1日10時21分 読売新聞)


http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011053101001066.html
抗議デモ、区都に飛び火 内モンゴル、ネットも封鎖
2011年5月31日 21時18分

 内モンゴル師範大学前で、学生たちの動きを警戒する武装警察隊員=31日、中国内モンゴル自治区フフホト市(共同)


 【フフホト共同】中国内モンゴル自治区の区都フフホト市で5月30日昼、モンゴル族の権利擁護を訴えるデモ行進が行われたことが同31日、住民の話で分かった。モンゴル族遊牧民の事故死がきっかけで自治区シリンホト市周辺で相次いでいるデモが、区都にも飛び火した。

 一方、治安当局はデモに参加する可能性のある若者が集中する大学を徹底封鎖、フフホト市内ではインターネットもつながらなくなった。

 30日のデモについて目撃者は「参加者は30〜40人だった」と語ったが、在米の人権団体は数百人が参加し、数十人が逮捕されたとしている。

 デモが目撃されたのは市中心部の繁華街。衣料品店の女性店員によると、参加者は若者で「草原を保護しろ」「モンゴル族の権利を守れ」と叫んでいた。繁華街から南に数キロの大学地区から行進してきたとみられる。

 31日も市内は武装警察による厳戒態勢が敷かれた。繁華街にある広場は規制線で封鎖。周囲には約10メートル間隔で警官が立ち、通行人を監視。内モンゴル師範大など主要大学でも周辺を警官が巡回し、学生の出入りを規制した。

2297チバQ:2011/06/02(木) 22:44:29
http://www.chosunonline.com/news/20110602000031
民労党と進歩新党、合併に向け政策合意
北朝鮮の三代世襲への批判は不十分
 民主労働党と進歩新党が5カ月間にわたる協議の末、1日に政策合意文書をとりまとめたが、中心的な争点となった北朝鮮の三代世襲に対する批判については、合意文書に十分盛り込めなかったのではないかとの指摘が上がっている。


 進歩新党は今回の合意文書に、北朝鮮の三代世襲に対する批判を盛り込むよう主張したが、民労党は北朝鮮の体制を認めるべきだという主張を曲げなかったため、交渉は最後まで難航を極めた。1日に発表された合意文書には「三代世襲」という文言はなく「新党は(2000年の)6・15共同宣言の精神に基づき、北朝鮮の体制を認め、北朝鮮の権力継承の問題については『韓国国民の一般的な感情では理解し難いため、批判的な姿勢を表明すべきだ』とする見解を尊重する」という内容が盛り込まれた。


 これに対し、今年3月の党大会で「北朝鮮の三代世襲に反対する」という方針を決定した進歩新党の内部では「あまりにも譲歩しすぎた」と反発の声が上がった。同党の副代表4人のうち3人は共同声明で「国民的な常識である北朝鮮の三代世襲への批判すら真っ当に扱えない、拙速な結論ありきの不十分な合意文書だ」と主張した。また、同党のウェブサイトにはすでに、離党の意向を表明した党員たちの書き込みが相次いで寄せられている。


 民労党は今月19日、進歩新党は同26日にそれぞれ党代議員大会を開き、代議員の3分の2以上が追認すれば、9月に新党を発足させる意向だ。だが、進歩新党内部の反対派を説得するのは容易ではないとみられる。


 一方、民労党と国民参与党の合併に向けた協議も正式に行われることになった。民労党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は「国民参与党が今回の合意文書に同意した場合、合同会議への参加の可否について協議するというのが原則だ」と述べた。


朴国煕(パク・ククヒ)記者

2299チバQ:2011/06/03(金) 22:53:47
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060301000787.html
越国会、非党員は減少 代理投票に疑問の声も
2011年6月3日 18時32分

 【ハノイ共同】ベトナムの選挙管理委員会は3日、先月22日投票の国会議員選挙の開票結果を発表した。定数上限の500人が当選。共産党一党独裁体制下ながら認められている非党員候補の当選者は、前回から1人減の42人で全体の8・4%とふるわず、党が目標に掲げていた10〜15%を下回った。

 党や政府機関などの推薦を受けていない自薦候補の当選者は過去最多ではあるものの4人にとどまった。非党員や自薦の候補がどれだけ当選するかが、党がアピールする「民主化」の尺度として注目されたが、大きな変化はなかった。

 投票率は99・51%。異常な高投票率が通例となっている背景には、1人が家族分など複数票を投じる違法な代理投票がある。3日の選管の記者会見では、「身内」である国営新聞の記者が「投票率100%の選挙区もあるが真実なのか」と指摘して代理投票の有無を問う質問も出た。

 選管委員長は「データの上では代理投票はないが、実態としては起きているかもしれない」などとはぐらかした。

 自薦候補は1997年の選挙で3人が初めて当選。2002年は2人、07年は1人と当選者は減少してきた。今回の当選者4人はハノイ市の女性不動産会社社長らいずれも経営者で、うち3人は非党員だった。

2300チバQ:2011/06/04(土) 19:45:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060401000732.html
中国、天安門事件から22年 追悼や政府批判抑え込み
2011年6月4日 19時04分

 天安門事件の犠牲者らが眠る墓地の入り口に立つ警備員ら=4日、北京市郊外(共同)


 【北京共同】中国当局が民主化運動を武力で弾圧した1989年の天安門事件から22年の4日、北京市中心部の天安門広場や、事件の犠牲者が眠る墓地では公安当局が厳戒態勢を敷き、市民や活動家らによる追悼活動や政府批判の動きを抑え込んだ。

 中国当局は、昨年の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞や、今年2月以降続く中東の政変に倣った集会の呼び掛けなど民主化機運を刺激する動きが続いていることを警戒。中国共産党創建90年の記念日を7月1日に控え、安定維持に躍起になっている。

 事件の犠牲者らも眠る北京市郊外の「万安共同墓地」の入り口では、警備員が墓参者一人一人の身分証を確認し、台帳に記入。メディアの立ち入りを禁止した。また墓地内では多数の私服警官が立ち警戒した。近くの花店の女性は「(昨年は)こんな物々しくはなかった」と話した。

 天安門広場周辺では午前から多数の警察車両が停車。国旗掲揚台の近くの区画は警戒線が張られ、「ボランティア」を名乗る若者らが地面を清掃。電動立ち乗り二輪車に乗った制服警官が広場を巡回し、突発的な抗議活動を警戒していた。

2301チバQ:2011/06/04(土) 19:45:53
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110604-OYT1T00605.htm
天安門事件22年、台湾総統が異例な談話
 【台北=源一秀】台湾の馬英九総統は天安門事件から22年となる4日、「中国の民主主義と人権の現況は、その輝かしい経済と大きな落差がある」として改革を求める談話を発表した。


 馬総統は「政治改革の第一歩は異議を唱える人たちに寛容を示すこと」と述べ、天安門事件関係者の名誉回復や、ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏ら民主・人権活動家の釈放を求めた。

 馬総統は2008年の就任後、毎年6月4日には談話を発表しているが、今回は異例に厳しい内容となった。12年1月の総統選を控え、中国に弱腰ととられかねない談話は不利と判断した模様だ。

(2011年6月4日18時59分 読売新聞)

2302チバQ:2011/06/05(日) 01:03:29
http://www.asahi.com/international/update/0604/TKY201106040337.html
朴氏、韓国次期大統領選へ本格始動か 李大統領と会談2011年6月4日19時56分


 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は3日、与党ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)・元代表と会談した。政府与党の支持率が落ち込む中、国民の人気が高まっている朴氏は会談後、「党と国のために最善を尽くす」と発言。次期大統領選に向け、本格始動する意向を示したとの見方が強まっている。

 故朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の娘の朴氏は、前回大統領選の党公認選で李大統領に敗れ、その後も李政権が進める重要課題に反対するなど微妙な間合いが続いた。だが4年目に入った政権の求心力が急降下、国政補選などで与党も惨敗し、朴氏の台頭を望む声が強まっている。

 2人の会談は約10カ月ぶり。表向きは大統領特使として訪欧した朴氏の報告が目的だったが、会談を機に2人の距離が縮まり、大統領選に向けた朴氏への流れが強まるかが注目されていた。詳しい内容は明らかになっていないが、朴氏によると、庶民や低所得者層の対策を急ぎ、国民の支持を回復させるべきだと訴えたところ、李大統領も賛同したという。

2303チバQ:2011/06/05(日) 19:05:32
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106050025.html
元首相の妹擁立で野党優位=総選挙まで1カ月―タイ2011年6月5日15時6分
総選挙まで約1カ月。アピシット首相率いる民主党とタクシン元首相派の野党・タイ貢献党が激しく争う展開だ。両党とも過半数確保は難しいとみられているが、東北地方などに強力な地盤を持ち、元首相の妹インラック氏を首相候補に据える貢献党が優位に選挙戦を進めている。

 6月に入り、選挙戦は本格化している。アピシット首相は週末、北部を中心に遊説。インラック氏も4日、バンコクの低所得者層が多い地域などで演説を行い、熱狂的な歓迎を受けた。

 46歳と若く清新なイメージのアピシット首相に対し、貢献党は43歳で容姿端麗なインラック氏を擁立した。メディアの露出が増えるに従い、同氏の人気は急上昇。政治経験がなく未熟さも目立つが、党の重鎮が実務面を脇から支え、乗り切る方針とみられる。

 一方、貢献党比例代表名簿には、元首相支持派の反独裁民主統一戦線(UDD)関係者20人以上が登載された。貢献党内には放火や略奪もあった昨年の騒乱以降、反政府デモを主導したUDDと距離を置く動きがあった。しかし、強大な動員力を有するUDDをつなぎ留める必要があると判断したようだ。

 タイの大学が5月23日から28日にかけて行った調査では、支持率は貢献党43.16%、民主党37.45%。貢献党が比較第1党になれば、少数政党との連立を模索することになる。アピシット首相も現在と同様の連立政権維持に自信を見せており、少数政党の取り込みが焦点になりそうだ。 


[時事通信社]


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2304チバQ:2011/06/06(月) 22:20:58
http://www.malaysia-navi.jp/news/110606061458.html
野党イスラム党役員選、穏健派が台頭 副党首にも非神学者グループ
2011/06/06 20:14 JST配信
【クアラルンプール】 イスラム原理主義政党、汎マレーシア・イスラム党(PAS)の役員選挙が4日行われ、穏健派である非イスラム教神学者(ウラマ)グループが大きく躍進。次期総選挙に向け、非イスラム教徒有権者における支持拡大を目指すための穏健的政策を強めていくことが予想される。
前回の2009年の役員選挙に続いてウラマと非ウラマである世俗政治家との争いとなったが、副党首選では穏健派のモハマド・サブ氏がウラマ派で現職のナシャルディン・マット・イサ氏、トゥアン・イブラヒム氏との三つ巴の争いを制した。ウラマ派のナシャルディン氏とトゥアン・イブラヒム氏で保守派の票を食いあったことが、モハマド・サブ氏の勝利につながった。
また党首補選でも、3つのポストをいずれも穏健派のサラフィディン・アユブ氏、フサム・ムサ氏、マーフズ・オマル氏が独占。18のポストを巡る中央執行委員会(CWC)役員選では穏健派が8議席を獲得し、ウラマ派はこれを下回る6議席にとどまった。
なお党首選では、党役員選に先立って現職のアブドル・ハディ・アワン氏が無投票再選を果たしている。
モハマド・サブ新副党首は、党紀と方針を監督するウラマ諮問評議会を通じウラマがいまだに党内をコントロールしていると指摘。与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)のように事務方の組織に組み込まれているわけではないと強調した。
■代表大会、補助金削減反対などを採択■
5日に閉幕したPASの全国代表大会は、▽補助金削減への反対▽退役軍人の福利厚生の改善▽世俗化の影響を廃する教育改革▽ニセの身分証問題の解決▽映像などを通じた異文化に対する蔑視の排除▽清潔で公正な選挙にむけた集会の呼び掛け——の6つを採択した。

2305チバQ:2011/06/06(月) 23:10:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110605-00000489-yom-int
「中国の侵略反対」ベトナム200人異例のデモ
読売新聞 6月5日(日)18時16分配信

 【シンガポール=若山樹一郎】ベトナムの首都ハノイの中国大使館前で5日朝、学生ら約200人が中国への抗議デモを行った。

 南シナ海で先月、資源探査船や漁船が中国監視船に相次ぎ妨害されたことへの抗議で、参加者は「中国の侵略に反対」などと書かれたポスターを掲げ、気勢を上げた。一党独裁のベトナムでのデモは異例で、まもなく警察当局に解散させられた。

 デモは、インターネットなどを通じて呼びかけられた。学生ら多数が参加する動きを見せていたが、当局は大学などを介して「デモ参加者は罰する」と警告していた。

2306チバQ:2011/06/08(水) 22:48:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110608/chn11060822270005-n1.htm
6月中に中国人観光客の個人旅行解禁で合意 中台協議
2011.6.8 22:25
 【台北=吉村剛史】中国と台湾の双方の窓口機関による「両岸協議成果検討会議」初の会合が8日、台北市内で開かれ、これまで団体旅行しか認められていなかった中国人観光客の台湾旅行について、6月中に個人旅行を解禁することで合意した。また中台間の直行便を現在の週370往復から週550往復に増加させる。

 対象となるのは北京や上海など、一部の沿岸部都市住民に限定される見通しで、詳細については今後決定されるという。

 台湾交通部(国交省に相当)などによると、団体旅行が解禁された2008年7月以降、中国人旅行者は年々増加しており、10年には約163万人を記録。長年1位だった日本人観光客の約108万人を抜いてトップとなった。

 今年は200万人以上の中国人観光客の訪台が見込まれるといい、中国の台湾に対する経済的影響力はさらに強まるとみられている。馬英九政権は、中国との経済協力枠組み協定(ECFA)を結ぶなど関係強化を進めている。

2307チバQ:2011/06/12(日) 14:44:39
http://news24.jp/articles/2011/06/12/10184391.html
タイの首相候補 タクシン元首相の妹に勢い
< 2011年6月12日 13:44 >
 日本人カメラマンを含む多数の犠牲者を出した政治騒乱から約1年がたったタイでは、来月に総選挙が行われる。騒乱を引き起こしたタクシン元首相派は実の妹を首相候補に立てて勢いづき、政権を奪い返す可能性が出ている。

 タクシン元首相派の地盤、タイ東北部・ナコンパノムは先週、汚職の罪で有罪判決を受けながら海外逃亡を続けるタクシン元首相の妹、インラック・シナワトラ氏(43)の登場に沸き返った。初の女性首相候補としてタクシン派の政党が擁立、華やかさを売りに支持を拡大している。

 タイでは、06年に当時のタクシン首相がクーデターで追放されて以降、タクシン派・反タクシン派による深刻な対立が起きている。

 インラック氏「和解から始めます。全てのグループ、全ての人々と話し合いを始めなくてはなりません」

 タクシン元首相のファミリー企業の経営者だったインラック氏は、これまで政治経験はなく、「タクシン元首相の『操り人形』になるのでは」との見方が根強くある。

 数万人が詰めかけた演説会場で、支持者たちはインラック氏を熱狂的に迎えた。「私たち、タクシンファミリーが今あるのは、あなたがたのおかげです」と台本通りの発言に終始するインラック氏は、緊張からか表情も硬く、まだ不慣れな様子をうかがわせた。

 対する与党・民主党も若きエリート、アピシット現首相(46)を前面に立てた選挙戦を展開。経験の差をアピールしたい構えだ。

 最新の世論調査では、インラック氏のタイ貢献党の支持率は43.16%で、アピシット現首相率いる民主党の支持率(37.45%)を上回っている。

 選挙後、与党が政権を維持すれば再びタクシン派によるデモが起きる可能性がある一方、タクシン派政権となれば軍がクーデターに踏み切るとのうわさも流れている。どちらが勝っても混乱が予想されるタイの総選挙は、来月3日に投票が行われる。

2308チバQ:2011/06/12(日) 17:26:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011061202000046.html
中国共産党 資格厳格化へ 地方議会選
2011年6月12日 朝刊

 【北京=朝田憲祐】中国で五年に一度の「地方議会選挙」が始まり、共産党や政府系団体の推薦を受けない独立候補の出馬表明が急増している。全国人民代表大会(全人代=国会に相当)法制工作委員会は八日、「独立候補には法的な根拠がない」との見解を発表。一党独裁体制への批判勢力の拡大を警戒し、立候補の資格審査を厳しくする方針だ。

 中国の選挙法は、省・自治区や市政府よりさらに下部組織である市内の区や県、郷などの議員に限り“直接選挙”が許され、十八歳以上の国民は民族や宗教にかかわらず、有権者十人の推薦さえあれば、立候補できる建前になっている。

 独立候補が出馬するケースは少数だったが、今年から来年にかけて実施される直接選挙は状況が一変。著名ジャーナリストの李承鵬氏ら有名人のほか、十八歳の高校生、会社員ら若者もブログを通じ名乗りを上げた。全国計約二百万議席に対し独立候補は前回の十倍に当たる約百万人が出馬する意向があるとの調査もある。

 政府内の一部改革派には歓迎する意見もある。国家行政学院の竹立家教授は中国紙の取材に「国民の政治参加意識の高まりの表れ」と評価する。

 一方、多数の保守派は神経をとがらせる。国内メディアを管理する党中央宣伝部は五月末、独立候補の報道を禁止するよう通達。党機関紙系列の新聞は「現体制は欧米流の独立候補と(中国の独立候補は)相いれない」と強くけん制した。

 独立候補が勢力を増し、当選後の連携を恐れる地方当局も締め付けを強化。江西省新余市の渝水区議会選は工場を解雇された女性が過去の陳情行為を理由に立候補を認められず、投票日前後は「公共秩序を乱す」として軟禁された。また、出馬表明後に暴行されるなど、独立候補への嫌がらせは後を絶たない。

 共産党政権は資格審査の段階で独立候補を振り落とす方針とみられる。ネット上では「党は暴政独裁」「中国の民主選挙は笑い話」と批判が続出する。

 省議会や全人代の直接選挙を求める国民は増える一方だが、民主選挙への道のりは険しそうだ。

2309チバQ:2011/06/12(日) 17:46:48
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201106120150.html
イタリア、脱原発問う国民投票始まる 投票率が焦点2011年6月12日16時30分

 イタリアで原発を再開するかどうかを問う国民投票が12日朝(日本時間同日午後)、始まった。イタリアの国民投票制度は97年以降、投票率が50%を超えずに不成立が続いているが、「フクシマ」後に各国で加速する脱原発機運で、成立するかどうかが焦点だ。

 投票は13日午後3時(日本時間同日夜10時)まで。イタリア内務省によると、有権者は18歳以上の約4735万人。

 イタリアは1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後、5基あった原子炉を順次閉鎖しており、脱原発が実現している。だが、電力の1割強を輸入に頼る状況は変える必要があるとして、ベルルスコーニ政権が2009年、原発再開を視野に入れて政策を転換した。これに対し野党側が署名を集め、今回の国民投票実施に持ち込んだ。政権側や産業界などの原発推進派は沈黙を保っており、投票率の50%割れによる不成立を狙っている。

http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011061201000405.html
伊で原発国民投票始まる 成立左右する投票率が焦点
 【ローマ共同】イタリアがかつて放棄した原発の再開の是非を問う国民投票が12日、2日間の日程で始まった。3月の福島第1原発の事故を受けて国内では反原発世論が高まっており、反対票が上回るのは確実とみられるが、国民投票成立の条件である50%を超える投票率が達成されるかどうかが焦点。

 福島の事故後に原発をめぐる国民投票が行われるのは世界で初めてとみられる。投票は13日午後3時(日本時間同午後10時)に締め切られ、即日開票される。投票率は同日夕に、結果は同日深夜以降に判明する見通し。

2011/06/12 16:18 【共同通信】

2310チバQ:2011/06/12(日) 17:48:22
>>2305
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011061201000311.html
ベトナム、2週連続で反中デモ 南シナ海めぐり
2011年6月12日 13時23分

 12日、ベトナムの首都ハノイの中国大使館前で、南沙諸島などの領有権を主張する市民ら(共同)


 【ハノイ共同】ベトナムの首都ハノイの中国大使館前で12日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)と西沙(同パラセル)の両諸島の領有権を主張する市民ら約50人が反中デモを行った。南部ホーチミンの中国総領事館近くでも数百人がデモ行進した。

 反中デモは5日に続き2週連続。共産党独裁体制のベトナムではデモは封殺するのが通例だが、南シナ海で中国船によるベトナムの探査船への妨害などが相次ぐ中、デモを厳重な管理下で黙認している形だ。

 ハノイのデモ参加者は国旗や「中国の侵略阻止」などと書かれた紙などを掲げて気勢を上げたが、前回の約300人に比べ少なかった。一方、当局は数百人規模の警官らを動員し前回よりも警備を強化、デモの規模拡大には神経をとがらせているようだ。

 南シナ海では先月26日にベトナムの探査船が中国船に妨害され、調査用のケーブルを切断される事件が発生。同31日には南沙諸島海域でベトナム漁船が中国船から威嚇発砲を受けた。今月9日にも中国船による探査妨害が起きている。

2311チバQ:2011/06/12(日) 19:46:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110612-00000533-san-int
空母建設で中国のネット大興奮 名前は「周瑜」?「毛沢東」?
産経新聞 6月12日(日)18時40分配信

【矢板明夫の中国ネットウオッチ】

 中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長がこのほど香港メディアに対し、中国初の空母について「建造中だが、まだ完成していない」と述べた。中国の軍高官が空母建造を初めて認めたこの発言を受けて、国内の各軍事系サイトは大興奮。「列強にいじめられた時代はこれで完全に歴史となった」「頑張れ!世界の新覇者」といった書き込みが殺到した。新空母と米軍の現役空母との比較や、空母の名前についての提案などがインターネットにあふれており、中国人の多くが建設中の空母に高い期待を寄せていることがうかがえる。

 保守系サイトの「軍事縦横」などに寄せられた書き込みの中に、「南シナ海や東シナ海の領土問題で周辺国との対立が高まっているなか、中国は漁民と海洋権益を守るために、空母が絶対に必要だ」と主張するものがある。昨年9月に沖縄尖閣諸島で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件を意識した書き込みとみられる。

 また、「湾岸戦争もイラク戦争も空母からの攻撃で始まった。空母がなければ近代戦争に参加する資格すらない」として、空母建設の必要性を強調する意見もあった。「アメリカや日本は第二次世界大戦の時にすでに空母を持っていたのに中国は70年も遅れた」とし、「もっと早く建設すべきだった」との声もあった。

 さらに、「中国の領海は広いので、南シナ海に二つ、東シナ海、黄海と渤海にそれぞれ一つ、最低でも合計5つの空母戦闘群が必要だ」と指摘して、今後さらに複数の空母を建設する必要性を強調する者もいる。

 中国では現在、東北部の大連造船所でウクライナから購入した旧ソ連軍の空母「ワリャーグ」の改修工事が継続されており、今秋までにも完成し、訓練用艦として導入されるとみられる。一方、「ワリャーグ」の技術を参考にして上海造船所などで純国産の空母も建造中だとされている。陳総参謀長の発言はどの空母を指しているのかは文面だけでは判断できないが、インターネットではほとんどの人は純中国国産の方だと理解している。「独自の技術を生かして、欧米や日本が想像もできないような最先端空母を作ってほしい」と期待を膨らませている。

 中国初の空母のため、その名前についてもネットで大きな話題となっている。台湾との統一がいまだに実現できていないことを理由に、清朝初期に台湾を奪還した水軍の将軍「施琅」の名前をつけようと意見が多かったが、「台湾を刺激して両岸関係にマイナスだ」との理由で反対も多い。三国時代の赤壁の戦いで魏の曹操の大軍を破った呉の将軍「周瑜」や、中国建国の父「毛沢東」の名前をつけるべきだとの主張も多い。尖閣諸島の中国名「釣魚島号」を空母の名前にして、「領土を守る決心を日本に示そう」とする意見も少なくない。

 こうした勇ましい書き込みがあふれる中、「今までの30年、空母はなくても中国は経済発展ができたのではないか。軍備増強の必要性は考えられない」「空母建設よりも教育、福祉、環境など税金を投入しなければならない分野はたくさんあるのに」といった冷静な声もあるが、こうした意見は極めて少数で、その下に「非国民!」「オバマの手先に違いない」といった批判が多く寄せられる。

2312名無しさん:2011/06/13(月) 12:40:24
http://www.newsclip.be/news/2011613_031140.html
タイ下院選、与党民主が大苦戦?
2011/6/13 (02:27)| トップニュース 政治
【タイ】タイの新聞各紙が11日に報じたタイ警察による7月3日投票の下院(定数500)選情勢調査で、与党民主党が予想外の苦戦を強いられているという結果が出た。警察は調査の実施を否定しているが、内容が事実とすると、民主党による政権維持は困難な情勢だ。

 報道によると、この調査は375ある小選挙区のうち、深南部3県とバンコクを除く331の選挙区で行われた。予想獲得議席はタクシン元首相派のプアタイ164、民主83、プームジャイタイ42、チャートタイパタナー24、チャートパタナープアペンディン12、パランチョン5だった。プームジャイタイ、チャートタイパタナー、チャートパタナープアペンディンの3党は現政権の連立パートナーだが、チャートタイパタナーとチャートパタナープアペンディンは下院選の結果次第ではプアタイとの連立もありうるとしている。

 一方、私立バンコク大学が6月2―9日にバンコクの有権者を対象に行った世論調査(回答者3323人)で、33あるバンコクの小選挙区のうち、プアタイが21選挙区、民主が6選挙区で優勢という結果が出た。政党支持率は比例代表でプアタイ33・6%、民主17・1%、小選挙区でプアタイ33・8%、民主17・6%だった。「まだ決めていない」は比例代表で44・1%、小選挙区で46・4%。プアタイの支持率は5月20―22日に実施した前回調査から7・5―7・8ポイント上昇したが、民主の上げ幅は1・2―1・3ポイント止まりと勢いがない。

 「首相に誰を望むか」という質問では、42・6%がタクシン元首相の妹でプアタイの比例代表1位のインラク・チナワット氏と回答した。支持率は前回調査から15・7ポイント上昇。アピシット・ウェーチャチーワ首相は6・2ポイント上昇の23・6%だった。

 2007年の前回下院選でバンコクでの獲得議席は民主が36議席中27、プアタイの前身であるパランプラチャーチョン党が9だった。

選挙に強いタクシン派、これまで3連勝

 過去3回の下院選を振り返ると、2001年は地方・貧困層へのばらまき政策、社会保障政策を掲げたタクシン派政党が単独過半数に迫り第1党となり、第1次タクシン政権が発足した。2005年は1期目で成果を挙げたタクシン派が議席の75%を占め圧勝し、2期目へ。タクシン氏は特権階級との権力闘争に破れ、2006年の軍事クーデターで追放されたが、クーデター政権下で行われた2007年末の総選挙ではタクシン派政党が480議席中230議席を占め第1党となり、政権に復帰した。しかし、特権階級の指示で軍がタクシン派政権と距離を置き、反タクシン派のデモ隊がほぼ無防備の首相府や空港を占拠。さらに、2008年末に憲法裁判所がタクシン派与党を解党し、政権が崩壊した。混乱の中、民主党とタクシン派の一部が軍基地内で密談し、連立政権発足に合意、現在のアピシット政権が誕生した。

 2010年にはタクシン派のデモ隊がバンコク都心部を長期間占拠し、治安部隊との衝突で90人以上が死亡、1400人以上が負傷する非常事態となったが、特権階級・軍の後押しを受けるアピシット政権はこの危機を切り抜け、任期満了まで半年以上残した今年5月に下院を解散、総選挙に踏み切った。

 今回の下院選は小選挙区375、比例代表125の計500議席を争う。民主とプアタイという2大政党が選挙戦の中心だが、プアタイは第1党となった場合も、特権階級の干渉で、中小政党との連立工作が難航する見通しだ。単独過半数もしくはそれに近い議席を得て政権に復帰しても、2008年同様、特権階級との対立で政権が立ち行かなる可能性がある。

 民主中心の連立政権が続く場合は過去2年半同様、特権階級・軍の支持を受け、政権は比較的安定すると予想される。2010年のようにタクシン派が暴動を起こしても、軍の支持があれば最終的には切り抜けることが可能だ。ただ、アピシット首相の後見人的立場とみられるプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)は今年91歳と高齢で、世代交代の波が政局を揺るがす恐れがある。

 どちらの党が政権に就いても、経済政策、外資誘致政策に大きな変化はないとみられる。タクシン派は2001―2006年と2008年、民主は1998―2000年と2009年から現在まで政権を担当し、外資の重要度は熟知している。外交面ではタクシン氏はもともと親中で日本との関係はギクシャクしていた上、クーデター後の対応で日本への不満を深めたともいわれ、タクシン派が政権に復帰した場合、日本との関係がどうなるかは未知数だ。

2313チバQ:2011/06/13(月) 12:41:23
http://www.newsclip.be/news/2011613_031142.html
「何様のつもりだ」 タイ軍トップ、タクシン派政党に激高
2011/6/13 (06:07)| ヘッドライン 政治
【タイ】7月3日投票のタイ下院選でタクシン元首相派の野党プアタイの優勢ムードが広がる中、タクシン派と対立する特権階級・軍の介入を懸念する声が出始めた。こうした懸念を裏付けるように、タイ軍の最高実力者であるプラユット陸軍司令官が9日の記者会見でプアタイの下院候補を激しく非難し、両者の間の緊張が高まっている。

 プラユット司令官はプアタイの下院候補の男性とその取り巻きが5月23日、バンコク都内で麻薬捜査中の兵士を妨害し、拳銃を所持していることを見せて脅したと主張。「我々の兵士を脅すとは、何様のつもりだ。こんなことは許さない。3人の兵士がトラブルに巻き込まれたら、50人の兵士を送る。足りなければ100人送り込む」と言葉を荒げた。

 プラユット司令官の発言に対しては、タクシン派幹部のジャトゥロン元副首相が「自分が陸軍司令官であり、ギャングのボスではないことを忘れている」と批判。日ごろ軍への批判を避ける民放テレビ局も、ニュース番組でプラユット司令官の発言を報じ、「誰もが冷静さを求められるときだ」と諭した。一部の新聞は、下院選でプアタイが優勢なことから、反タクシン派の司令官が不快感を募らせているのではと報じた。

 一方、連立パートナーのチャートタイパタナー党顧問のサナン副首相は11日、今回の下院選で、「システム外の権力による介入を阻止するため、政党同士が協力する必要がある」と主張した。サナン氏はシステム外の権力が今回介入すれば長引くと述べ、民主主義が失われる可能性を示唆。現在のアピシット政権が2008年末、政党幹部による軍基地内での密談で発足したことに触れ、「今回も基地の中ということになったら自分は行かない」と述べ、「システム外の権力」に従わない姿勢を見せた。

2314チバQ:2011/06/13(月) 21:46:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110613/kor11061321290000-n1.htm
韓国元農林相が自殺か 金銭授受で検察が捜査中
2011.6.13 21:29
 韓国の聯合ニュースは13日、盧武鉉政権で農林相を務めた任祥奎氏(61)が同日午前、南西部の全羅南道順天市内で、車の中で死亡しているのが見つかったと報じた。車内には練炭とともに遺書があり、自殺とみられる。

 任氏は建設業者に便宜を図った見返りに現金を受け取った疑惑などが指摘され、検察当局が捜査に乗り出していた。任氏は2007年から08年にかけて同相、10年からは順天大総長を務めていた。(共同)

2315チバQ:2011/06/14(火) 21:05:26
http://news.nna.jp/free/news/20110512thb028A.html
【タイ政治社会の潮流】総選挙物語(1):本格的総選挙の歴史は浅い[社会]
第96回

いよいよ総選挙である。アピシット首相は、ほぼ約束通り、5月10日(火)に下院を解散した。と同時に、投票日が7月3日(日)に設定された。これから約2ヶ月弱の間、タイは総選挙一色に塗りつぶされるに違いない。24回目といえる今回の総選挙は、2006年9月のクーデタ、いやそれ以前の01年に成立したタックシン政権以降の不安定化したタイ政治にひとつの答えを与える絶好の機会と言えよう。そこで、今回はタイにおける総選挙の変遷のあらましを学習しておくことにしたい。

周知のように、総選挙(下院選挙)そのものは1932年の立憲革命時に導入され、間接選挙ではあったが翌年11月に初めて実施された。しかし、その後は現実の政治に翻弄され続けた。表面的には立憲制をとるものの、実権が軍部にあり、政権交代がクーデタによりなされてきたからである。頻発するクーデタは憲法の改廃回数を増やし、結果として憲法が規定する選挙制度も変遷を余儀なくされた。その変遷は複雑であり詳細は省くが、国会(1院制、2院制)、議員の種類(民選議員と官選議員)、首相資格(民選議員か否か)、選挙区(小選挙区、中選挙区、大選挙区)、政党などに関する規定が、憲法が変わるたびに何度も変転した。この約80年間に17回もの憲法の改廃が行なわれただけに、総選挙や政党に関する下位法も改廃がいかに頻繁であったか推察できよう。

このように制度の頻繁な改廃は、総選挙自体が民意を政治に反映するという本来的な役割をもたなかったことを示唆している。極端に言えば、選挙により支えられる国会そのものも見かけだけであり、民主制を標榜する単なる「飾り」に過ぎなかったのである。

そうした状況が大きく変化し始めたのは、92年5月の「暴虐の5月事件」辺りからであった。前年2月のクーデタの首謀者であったスチンダーが、92年3月の総選挙後に、前言を翻して首相に就任したことで、非民選議員の首相就任に抗議する大規模集会が生じ、それに軍が発砲し死傷者が出た事件である。この事件をきっかけに、軍の政治関与是正を求める機運が高まり、本来の政党政治を求め政治改革が進行した。

その成果が詰め込まれたのが「1997年憲法」である。起草過程において国民各層の意見を大幅に取り入れたことで最も民主的な憲法といわれており、総選挙の結果を反映した政治運営が可能な環境が整備された。常設の独立した選挙管理委員会を新設し、選挙事務所掌を内務省からそこに移した。公明正大な選挙を目指したのであった。また、上院に初めて民選が採用されたのをはじめ、従来の連立政権の不安定さを反省し、政党本位の選挙戦を可能にし、単独政権が出やすいように小選挙区制が、比例代表制と併用の形で採用された。つまり、タイの本格的な総選挙は、「1997年憲法」により初めて実現したといっても過言ではない。

その「1997年憲法」を熟知し、選挙戦略を練り成功したのがタックシンであった。同憲法の下で実施された2001年および05年の総選挙で、タックシンを党首とするタイラックタイ(タイ愛国)党は500議席(小選挙区400、比例代表100)中248議席および377議席をそれぞれ獲得し、タイ政治史上に大きな記録を打ち立てたのであった。以後の強引なタックシンの政治手法は、あきらかに、この獲得議席数に裏打ちされていた。政治利権の大半を独り占めにせんばかりの強力首相の出現に、既得権益を冒される旧来の支配層を中心に彼への反発が噴出したのである。

06年に入りタックシンは退陣要求問題を打開するため下院を解散し4月に総選挙を行なったが、他党の選挙ボイコット戦略などもあり、裁判所は総選挙の無効判決を下した。結局、9月にクーデタが生じ、政治はリセットされてしまった。

クーデタ集団は06年暫定憲法を経て、「2007年憲法」を制定した。たしかに、起草手続きや司法の権限強化内容が批判されたが、基本的には「1997年憲法」を下敷きにしていた。ただ、比例議員が100名から80名に減らされ下院議員総数が480名となったほか、小選挙区制から中選挙区制に変更された。

2316チバQ:2011/06/14(火) 21:05:41
07年12月に同憲法下で行なわれた総選挙では、タイラックタイ党の流れを引くパラン・プラチャーチョン(国民の力)党が過半数近い議席を獲得し勝利し、サマックが首相に就任した。しかし、翌08年10月にはサマックが失職しソムチャーイが継投したものの、同じく12月に失職し、連立政党の組み替えにより第2党である民主党を中心としたアピシット政権が発足したという経緯がある。

そのアピシット政権は有利な情勢があれば解散し総選挙を行なうことにより、本来的な与党になる機をうかがっていた。ここにきて、憲法の選挙関連条項を自党に有利と思われるよう改正すること(議員定数を直接選挙350名、比例代表150名の計500名に改め、中選挙区制から小選挙区制に変更)に成功し、議員任期約半年を残して、好機と見て解散したのである。


<筆者紹介>


赤木攻(あかぎ・おさむ)大阪外国語大学名誉教授

大阪外国語大卒業後、タイの国立チュラロンコン大に留学。大阪外国語大教授を経て、1999年同大学長に就任。2004年から、東京国際交流館館長、東京外国語大学特任教授などを歴任。

専門は東南アジア地域研究、タイ政治・社会論。プミポン国王のベストセラーの日本語版「奇跡の名犬物語」の翻訳も手掛けた。1944年、岡山県新見市生まれ。

2317チバQ:2011/06/14(火) 21:06:53
http://news.nna.jp/free/news/20110526thb027A.html
【タイ政治社会の潮流】総選挙物語(2):カネ・コネ・暴力の選挙風土[政治]
第97回

予想通り、タイでは全土で総選挙の風が吹き始めた。比例式による政党およびその候補者名簿の受付も5月19日に始まり23日に締め切られた。受付順に(実際には抽選で)政党番号が付されるが、注目の政党であるプアタイ党は1番、民主党は10番となった。また、政党候補者リストの第1番には、その党が与党となった際の首相候補者名がアップされることになっているが、プアタイ党はタックシンの妹であるジンラック・チンナワット(1967〜 )を、民主党は現首相のアピシット・ウェーチャーチーワ(1964〜 )を推したため、両者の写真と数字の「1」と「10」が国中で踊り、前哨戦が開始された。

5月24〜28日の間に小選挙区制による候補者の受付が行なわれ、6月26日(日)の期日前投票を経て、7月3日(日)の投票日となる。その後は、7月12日(火)までに選挙結果が報告され、8月2日(火)までに国会が開会され、遅くても9月1日(木)までには首相が選出される政治日程となっている。

2318チバQ:2011/06/14(火) 21:07:51
前回述べたように、2000年代に入ってタイの総選挙の実態は大きく変わり始めている。その最大の変化は、「個人選挙から政党選挙への移行」といえよう。立候補者に政党所属が義務付けられたため、中央(バンコク)に本部を有する政党の指導下で選挙を戦うことになった。つまり、地方が中央に飲み込まれ、政党による全国的な系列化が進んできているといえよう。各地方で影響力を有する政治家も確かな眼で所属政党を選択しなければ、当選がおぼつかない時代になった。とはいえ、選挙戦の現場では、まだまだ個人選挙の伝統が生きている。そうした選挙戦の一端を理解しておくことは、重要であろう。

どこの国でも、選挙戦の手段といえば、ポスターなどの印刷物による宣伝、街頭などに立っての演説、有権者への挨拶、さらにはマスメディアによる広報などがあげられるが、タイでも、具体的な方法や規制は異なるものの、その点はほぼ同じである。

ただ、タイにおける選挙戦の特徴は、より深いところに存在している。大きくは2つに絞ることが可能かもしれない。一つ目は、資金力(カネ)が当選のための最大の武器となっている。1900年代の総選挙時で、選挙に必要なカネは1,000万バーツ以上といわれ、そのカネのほとんどが買票に回され、1票当たり最高で1,000バーツ、平均して100〜300バーツの相場であった。

この買票行為を請け負うプロの運動員は「フア・カネーン(票頭)」と呼ばれているが、親分・子分関係から成り立つグループの場合が多い。統率する最高リーダーの手にわたる成功報酬は相当な額にのぼる。このフア・カネーンの力が当落を左右することが多く、フア・カネーン選びは立候補者の最大の仕事といわれている。フア・カネーンは直接買票に加えて、有権者の好みそうな商品の特別廉価販売など様々な巧妙な作戦を展開する。中には、各家庭の状況をつぶさに調査し、子弟の就職の斡旋約束といった手段も駆使するという。また、投票所の前に臨時食堂を設けて投票者に食事を振舞う者もいた。

二つ目は、選挙そのものの管理運営が行政(内務省)に委ねられていたため、県知事、郡長、警察署長、村長(カムナン)、区長(プーヤイ・バーン)の行政ラインの動きが選挙戦に大きく影響した。彼らと立候補者との私的なコネが「不正」の温床となった。たとえば、彼らが有権者名簿の作成権を握っていた上に、フア・カネーンである場合も多く、複数登録などの捏造(バンチー・ピー、幽霊名簿)が横行した。1992年の選挙時に筆者が投票見学した村落でも、区長宅には手垢と赤鉛筆で汚れた有権者名簿が置かれており、あきらかに物故者の名前などが多数混入していた。

たしかに、1997年憲法以降、独立した機関として選挙管理委員会が設置され、選挙管理事務が行政の手から分離された。また、政党が選挙を取り仕切るようになった。さらに、近年の地方自治制度の進展で選挙回数も増加し、国民の選挙理解も進んできた。そのせいか、不正は大幅に減少し、選挙風景は大きく変化した。しかし、資金力とフア・カネーンという要素は変わっていない。それは、百万長者のタックシンに支えられたプアタイ党、莫大な違法献金疑惑のあった民主党……に如実に表れている。そして、今日のフア・カネーンは候補者個人の所属に加えて政党所属が増加し、組織化が進んできている。選挙時はフア・カネーンとして働くが、平時は政党のオルグ活動に従事するようになってきた。言い忘れていたが、暴力の存在も選挙に付き物である。壮烈な闘いの選挙区では、政敵を暗殺する事件がこれまでも多々生じている。解散直後の去る5月14日に、警察当局が選挙日まで注意するようにと、112人の殺し屋リストを公開したのも、そうした背景の上に立っている。カネ・コネ・暴力という選挙風土は、新しい選挙制度のもとでもしつこく生きていると考えておかねばなるまい。

2319チバQ:2011/06/14(火) 21:08:49
http://news.nna.jp/free/news/20110609thb027A.html
【タイ政治社会の潮流】総選挙物語(3)選挙区式と比例名簿式[経済]
第98回

今回の総選挙の仕組みを、おさらいしておきたい。

来る7月3日に投票が予定されている総選挙は、「仏暦2554年改正仏暦2550年憲法」下では最初である。改正されたばかりの憲法であるが、その改正点は国会議員選挙関係に集中している。つまり、今回は先回の2007年の総選挙とは異なる仕組みによることになる。総選挙の具体的なことがらは、その改正憲法を基本とし、「選挙管理委員会に関する憲法関連法」、「政党に関する憲法関連法」および「下院議員選挙および上院議員選出に関する憲法関連法」のいわゆる選挙関連3法に規定されている。ここでは、それらの法規に従い、その要点を説明しておこう。

まず、下院議員定数は500名である。選出(選挙)方法は大きく「選挙区式選出」と「比例名簿式選出」の二つに分かれ、前者が375名で後者が125名となっている。選挙区式選出は、1選挙区から1名を選ぶ完全な小選挙区制である。従って、選挙区の数は375区となる。1票の重みの平等を基本にした選挙区設定になっており、まず選挙年の前年の最新公式発表総人口を選挙区数である375で割り、1区あたりの平均人口を求める。その上で、県を単位に実際の選挙区を設定していく。

つまり、平均人口に近い県は全県1区となり、2倍の人口を有する県は2区となるといった次第である。

少し具体的にいえば、今回は昨年12月31日の総人口6,387万8,267人を375で割った17万342人が平均人口となっている。この平均人口をもとに、選挙管理委員会が算出し発表した各県の選挙区数の例をあげれば、トラート県(人口22万921人)は全県1区、チエンマイ県(人口164万479人)が10区、ナコーンラーチャシーマー(コーラート)県(258万2,089人)が15区、バンコク都(570万1,394人)が33区となっている。5月28日に締め切られた立候補受付結果によれば、全国の立候補者総数は2,422名で、政党総数は34党である。375区の全区に立候補者を立てた政党は、プアタイ党と民主党の2党だけである。投票用紙のフォームと書き方は独特である。投票用紙には番号が並んでおり、投票したい候補者の候補者番号に該当する番号欄に「×」印を付す。名前を書くことはない。だから、候補者が街頭運動で連呼する場合も、氏名よりも番号を大声で叫ぶのが普通である。

2320チバQ:2011/06/14(火) 21:09:21
他方、比例名簿式選出は、単純に言えば、有権者が政党を選ぶことから始まる。各政党は125名を越えない候補者を登録した名簿を提出しておく(選挙区式への立候補者とのダブル登録はできない)。それらの候補者も参考にしながら、1政党を選ぶが、届出順位より決定された政党番号に従って、投票用紙に並んだ番号の中から自分が選ぶ政党の番号に「×」印を付す。当選者の確定方法は次の通りである。全国1区であり、まず全投票(得票)数を125で割り平均票数を得る。その平均票数で各政党の得票数を割り、当選者数を確定していく。125名に達しない場合は、余り票数の多い政党順に当選者を125名まで増やしていく。 

この二つの方法で選出が行なわれ、500名の下院議員が確定するわけであるが、日本と少し異なる点を列挙してみよう。立候補資格は、出生によるタイ国籍を有する25歳以上の者とされるが、学士以上の学歴を必要とし、学歴主義の傾向を見て取ることが可能である。また、政党所属を義務付けられ、無所属立候補は認められない。しかも、直前における政党鞍替え(移党)を防ぐため、投票日から遡って90日間以上ひとつの政党の党員であること(今回は、解散による選挙のため、30日間以上)との条件が用意されている。

また、憲法は投票を国民の義務と規定しており、有権者資格はタイ国籍を有する者(帰化者の場合、タイ国籍取得から5年以上を経過していること)で18歳以上とされている。投票日から遡って同一住所に90日以上住民登録がなされている所が、投票場所となる。県庁や郡庁で公開される有権者名簿をチェックし、人々は自らの投票権を確認する。手続きが必要であるが、通常の事前投票や投票区外での事前投票も用意されている。また、海外在住者には在外投票も認められている。ただ、注目すべきは、比丘をはじめとする出家者や精神異常者などには、投票権が認められていない。

外国人が驚くのが、投票日前日の18時から投票日全日の飲酒の禁止である。当然のことながら、レストランなどでの酒類の振る舞いも禁止されている。また、選挙時に巷で最も横行するのが選挙結果を的にした賭博行為であるが、これも厳重に取り締まられる。当日は、全国に約9万4,000ヵ所の投票所が設けられ、各投票所には係官の他、各政党代表や選挙監視員、警備員などが配置される。そうした選挙に関する諸々の総元締めは、5名の委員からなる中央の選挙管理委員会である。


<筆者紹介>


赤木攻(あかぎ・おさむ)大阪外国語大学名誉教授

大阪外国語大卒業後、タイの国立チュラロンコン大に留学。大阪外国語大教授を経て、1999年同大学長に就任。2004年から、東京国際交流館館長、東京外国語大学特任教授などを歴任。

専門は東南アジア地域研究、タイ政治・社会論。プミポン国王のベストセラーの日本語版「奇跡の名犬物語」の翻訳も手掛けた。1944年、岡山県新見市生まれ。

2321杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2011/06/15(水) 20:55:56
財閥の財産継承、系列会社が隠れみの
オーナー出資比率高い企業、グループ内取引が57%
http://www.chosunonline.com/news/20110613000027
趙亨来(チョ・ヒョンレ)記者 辛殷珍(シン・ウンジン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2011年6月13日

 大企業の系列企業で財閥オーナーによる持ち株比率が高い企業は、系列企業間のグループ内取引の比率が際立って高いことが、金融監督院の資料から明らかになった。こうした系列企業は、財閥オーナーが子女に財産を継承する隠れみのになっているとの指摘がある。

 それによると、七大財閥グループの系列企業でもオーナーとその親族に因る持ち株比率が高いサムスンエバーランド、サムスンSDS、SK C&C、LGサーブワン、ロッテフレッシュデリカの場合、グループ内の系列企業同士の取引が平均57%に達した。30大企業グループでのグループ内取引の平均比率28.3%(財閥ドットコム調べ)の2倍に達する数値だ。
 こうした企業は主に系列会社の電算システムを統合運営したり、不動産などの資産管理、系列企業の消耗品調達代行などで業容を拡大した上で、他の内需市場に事業を拡大することが多い。財閥ドットコムのチョン・ソンソプ代表は「財閥オーナーの子どもや親族が大株主の非上場系列企業には、数年間で飛躍的に成長したところが多い」と述べた。
 資本構成の上でSKグループの持ち株会社に当たるSK C&Cの場合、グループ内取引の割合は64%に達する。SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長の支配権を固めるため、SK C&Cに系列企業の電算関連業務を集中させたためだ。サムスンSDS、GSネオテック、現代U&I、大林I&Sなど他の財閥グループの電算システム管理会社も、系列企業からの受注で急成長した。第一企画(サムスン)、HSアド(LG)など財閥系の広告会社もグループ内取引の割合が50%を超える。
 また、辛格浩(シン・ギョクホ)会長(日本名・重光武雄)の長女、次女が合計18.6%を出資するロッテフレッシュデリカの場合、売上高584億ウォン(約43億円)のうち、グループ内取引の比率は97.5%に達する。姜徳寿(カン・ドクス)STX会長の子女が50%以上を出資するSTX建設も同比率が75.6%と高い。

 こうした企業がオーナーとその親族に巨額の配当を行い、主要系列企業に対する支配力強化や他分野への「タコ足式」の事業拡張に充てる財源を提供しているとの指摘もある。
 サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)社長は、サムスンエバーランド、サムスンSDS、ソウル移動通信など非上場系列企業から今年、52億ウォン(約3億8000万円)の現金配当を得た。イ・ジュンヨン大林産業会長の息子、イ・ヘウク同社副会長も昨年、大林I&Sから21億ウォン(約1億6000万円)の配当を受け取った。
 非上場系列企業が上場した場合の差益も巨額に上る。SK C&Cの株価は14万ウォン(約1万円)を超え、崔泰源SK会長が得た含み益は3兆ウォン(約2200億円)に達する。サムスンSDSやLG CNSなど他の電算システム系列企業も上場すれば、オーナーに巨額の含み益をもたらす。

 財界は「電算システムの統合運用や資産管理業務はセキュリティー上、外部企業に委託しにくい」と主張している。また、現代グロービスのような物流企業も大企業が直接経営に当たっているため、費用とサービスの質でかなりの相乗効果を上げている面がある。

2322チバQ:2011/06/15(水) 23:06:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011061500836
暴動の町、事態収拾を宣言=警察は厳戒維持−中国広東省
 【香港時事】15日付の中国紙・増城日報によると、10日から12日にかけて出稼ぎ労働者の暴動が発生した広東省増城市当局は14日、約1300人の幹部を集めて会議を開き、事態収拾を宣言した。しかし、暴動が起きた新塘鎮(町)では15日も警察や人民武装警察部隊が厳戒態勢を維持している。
 共産党増城市委員会の徐志彪書記は幹部会議で「事態は基本的に収拾された」と言明。葉牛平市長は「事件は極めて少数の不法分子が引き起こしたもので、地方出身者と地元住民の間の矛盾ではない」と説明した。
 隣接する広州市から新塘を訪れたある企業関係者の話では、新塘の繁華街にある大型商業施設の周辺は15日も多数の警官や武装警察兵士が展開。大通りには数十メートル間隔で警官が立ち、交差点では車両の検問が行われている。(2011/06/15-19:33

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21715520110615
出稼ぎ労働者の不満、国家安定の脅威に=中国政府系シンクタンク
2011年 06月 15日 16:12 JST
 [北京 14日 ロイター] 中国の政府系シンクタンク、国務院発展研究センターは14日発表した報告書で、農村部出身の出稼ぎ労働者と都市部住民との格差を埋めなければ、不満を抱える出稼ぎ労働者が国家の安定にとって深刻な脅威になると指摘した。
 広東省広州市郊外の増城市では先週末、露天商の女性に対する当局の対応に反発した出稼ぎ労働者が暴動を起こし、治安当局は13日に催涙ガスなどを使用して鎮圧に努めた。

 調査は、農村部出身の出稼ぎ労働者や経営者の圧倒的多数は都市部での生活を前途有望と考えているが、実際には歓迎されない「侵入者」として扱われることもあり、権利も多くは与えられていないと指摘。農村部から都市部への大規模な人の移動は今後数十年間は続くとし、福祉や住居、法的地位などで都市部住民と同等の権利を与えられなければ、出稼ぎ労働者たちの不満は国家の安定を揺るがす脅威になりうると警告している。

 少子高齢化の進む中国だが、同センターは今後5年間で、毎年900万人が都市部に移動すると推計している。

 中国共産党は長い間、出稼ぎ労働者の都市部への吸収という課題を抱え続けてきた。胡錦濤国家主席と温家宝首相は、1億5300万人の出稼労働者を含む農村部人口7億5000万人の生活改善が優先課題だとしている。胡主席は今年2月、経済発展と共産党一党支配を脅かす要因の1つとして出稼ぎ労働者の問題を挙げた。

 調査では、若い世代が大半を占める出稼ぎ労働者のうち、農村部に住みたいと答えたのはわずか8.8%で、ほとんどが都市部での生活を希望していることが分かった。

 これら調査結果を踏まえ、同センターは政府に対策を考えるよう促すとともに、都市部住民を優遇する戸籍制度に問題があると指摘。出稼ぎ労働者に健康保険など都市部住民と同等の権利を与えるには、1人当たり約8万元(約99万円)の費用がかかると試算している。

2324チバQ:2011/06/15(水) 23:40:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110615-00000020-mai-int
<ミャンマー>政府軍と独立軍が武力衝突 北部で住民避難
毎日新聞 6月15日(水)10時11分配信

 【カラシン(タイ東北部)西尾英之】中国からの情報によると、同国国境に近いミャンマー北部カチン州で今月9日から、ミャンマー軍と少数民族カチン族の反政府武装組織「カチン独立軍」(KIA)が武力衝突。ロイター通信によると少なくとも4人が死亡、約2000人の住民が避難している。

 現場付近では中国の援助で水力発電ダムを建設中で、ダム建設に反対するKIAを政府軍が排除している模様だ。戦闘は14日も続いているという。建設現場で働く中国人技術者や労働者約100人が中国側へ避難したものの、依然一部がミャンマー側に取り残されているという。

 KIAは94年に政府との間で停戦合意したが、09年以降、政府が求める武装解除を拒否し軍との間で緊張が続いていた。

2325チバQ:2011/06/16(木) 23:07:10
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY201106150716.html
ミャンマー、少数民族との戦闘激化 大量難民の恐れも2011年6月16日0時58分
 ミャンマー(ビルマ)北部カチン州の中国国境付近で、今月上旬から政府軍と少数民族カチン族の武装組織「カチン独立軍(KIA)」の戦闘が激化している。双方の死者は20人を超えたという。戦闘が拡大すれば、中国に大量の難民が押し寄せる恐れがある。

 ミャンマー政府は戦闘に関する発表をしていないが、KIAのジェームズ・ルン・ドー大佐は朝日新聞の電話取材に「政府軍が大規模な攻撃を仕掛けてきた。我々は応戦しているだけだ」と話した。政府軍の陸上部隊が州内に進攻し、重火器で砲撃。制圧されたカチン族の村の住民が国境を越えて中国に逃げはじめているという。

2326チバQ:2011/06/17(金) 22:50:20
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110616-OYT1T01255.htm?from=main1
タクシン元首相妹、指導力と容姿で総選挙に旋風


タイ東北部ウボンラチャタニ県で、支持者の歓迎を受けるインラック氏=AP



 【ムクダハン(タイ東北部)=深沢淳一】7月3日の投票まで2週間余となったタイ総選挙では、タクシン元首相(61)の妹インラック氏(43)を首相候補とするタイ貢献党が同氏の人気を追い風にアピシット首相(46)率いる民主党を世論調査でリードしている。

 タイ貢献党は政権奪還の芽も出てきた。

 インラック氏は15日、メコン川沿いの農村ムクダハンで遊説した。「かつて兄を信じたように、私を信じてください。みなさんの所得を上げます」と語り、数千人の大歓声を浴びた。東北部のムクダハンはタイ貢献党がもともと強いが、熱狂ぶりは目を見張った。

 不動産会社社長から転身したインラック氏の端麗な容姿も有権者を引きつけている。メディアは、イケメンで知られるアピシット首相との選挙戦を「美男美女対決」とはやし立てている。

 全国的にもインラック氏の人気は高まっている。アサンプション大が5月半ばから今月にかけて行った3回の調査で、インラック氏の「指導力」を評価した人は初回の12・9%から32・5%に跳ね上がった。その人気は政党支持率にも反映され、バンコク大の最新調査(タイ貢献党33・6%、民主党17・1%)など、各種調査でタイ貢献党がリードしている。

(2011年6月17日09時29分 読売新聞)

2327チバQ:2011/06/19(日) 15:59:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110618-00000003-wsj-int
大規模暴動に悩む広東省―「ハッピー広東」には程遠く
ウォール・ストリート・ジャーナル 6月18日(土)17時39分配信

 【増城市(中国)】「ハッピー広東」――中国南部の輸出拠点である広東省で、野心家の共産党トップが唱えたスローガンだ。今年は「ハッピー・広東」元年になるはずだった。

 しかし先ごろ、楽しげなスローガンとはまったく異なる状況が現れた。広東省のジーンズ製造拠点である増城市と、セラミック生産の中心地である潮州市で、出稼ぎ労働者が政府の建物を攻撃したり、警察車両を横転させるなどの大規模の暴動が発生した。中国各地では過去1カ月にわたって、同様の暴動が相次いでいる。

 広東省の暴動は中国の中央政府指導部に対し、やっかいなメッセージを送ることになった。広東省の多くはハッピーではなく、危険なまでに不満である、ということだ。そして、中国で最も豊かで、急速な発展を遂げている、人口の最も多い広東省で起きることは、国内の他の地域が今後進む方向を示すことが多い。

 他の都市部でも、一般の人々の怒りは今夏、すでに頂点に達している。その背景には、あつれきを生む多くの社会問題が噴出し、「和諧社会 (協調のとれた社会)」を建設するとした共産党の5カ年計画が妨げられていることがある。問題の中でも最も顕著な例が、拡大する貧富の差と猛威を振るうインフレだ。中国人が好む豚肉の価格は1年で54%も上昇した。

 しかし、省の指導部は、社会秩序を維持するよう高まり続ける圧力を受けて、中国が直面している最大の課題について中央政府から明確な指導がないまま、決まり文句と暴力の合わせ技で対応している。この中国最大の問題とは、広東省で始まったものの、活力を失いつつある輸出主導型の経済モデルと中国はどうやって決別するか、である。

 痛みを伴うこの変化の最前線にいるのが、「ハッピー広東」のスローガンを作った広東省党委員会書記の汪洋氏だ。汪氏は、中国共産党中央政治局常務委員会のメンバーの有力候補と目されている。中央政治局常務委員会は9人のメンバーで構成される中国の最高意思決定機関で、来年、10年に一度の人事交代が行なわれる予定だ。

2328チバQ:2011/06/19(日) 16:00:25
 汪氏は今回の暴動前に行なわれた書面での独占インタビューで、今年1月にハッピー広東」のスローガンを開始したと同時に、広東省の今後5年間の目標成長率を引き下げた理由を説明した。広東省は今後5年間の目標成長率を年8%に引き下げたが、これに対し、過去5年間の年間の平均成長率は12.4% だった。

 汪氏は「成長の質を少し改善するため、成長に少し時間をかけたい」と述べた。さらに「経済の規模で言えば、私たちはすでにシンガポールを追い抜いた。しかし、人口一人当たりの国内総生産(GDP)、幸福、社会的文明の点でもシンガポールを抜きたいと考えている」と語った。

 しかし、汪氏は広東省1億400万人の住民--特に2500万人の出稼ぎ労働者--の幸福感をどのように向上させるつもりなのかについては詳細を明らかにすることを控えた。「幸福」について齟齬(そご)がない定義を示すのに苦労しているようだった。

 汪氏はイスラエル人の作家で講演家のタルベン・シャハ-氏の著作「Happier」から引用して、「いわゆる幸福とは、喜びと意味が交わるところにある」と主張した。タルベン・シャハ-氏はスカッシュの元チャンピオンで、かつてハーバード大学で「ポジティブ心理学」のコースを教えた経験がある。

 汪氏は幸福の概念を広東省全体に当てはめようとしつつ、「個人にとって、幸福とは物事をどう受け取るかの問題であり、主観的な概念だ」と述べた。「しかし、グループ全体、地域全体にとって、自分たちが幸福であるかどうかを判断するための共通の価値を持つことが、私たちがともに追求し、楽しみ、築くべき人生の状態であり経験である」

 汪氏の回答があいまいに終始したことから、広東省にも中央政府にも政策の方向性がないことは明らかだ。党指導部は中国の今後5年間の目標成長率―多分に象徴的な数字だとみられている―を年7%に引き下げる一方で、「幸福」に焦点を当てて、インフレ、汚職、土地の争奪など社会的関心の高い課題に取組むことを約束している。

 今回の暴動は、汪氏にとって都合が悪いタイミングで起きてしまった。汪氏は中央政治局常務委員会という最強の地位を他の有力候補者と争っている最中だ。そのライバルの一人が薄熙来氏である。薄氏は中国南西部の重慶市で共産党委員会書記を務めており、その前任が汪氏だ。

 党指導部は、重慶市で革命精神をよみがえらせ、組織犯罪を撲滅するという大がかりなキャンペーンを行なった薄氏を惜しげもなく賞賛した。指導部の中には、人口3200万人の重慶市が中国の他の地域のモデルであるとさえ言う人物もいる。

2329チバQ:2011/06/19(日) 16:00:35
 汪氏は広東省での取組みでそのような賛辞は受けていない。広東省は中国のGDPのおよそ11%を占め、広東省の輸出は中国の輸出の3分の1に上る。中国の経済改革が約30年前に広東省で始まってから、広東省は急速に中国の製造の中心地となったことで、中国を先導する地域とみられていた。

 汪氏は経済改革を推し進めようと試みた。増城市にあるような低価格品を製造する工場の閉鎖や移転の監督、高価格品を扱う製造業やサービス業への投資の奨励、広東省内の都市部と農村部の所得格差の縮小などに取り組んだ。汪氏の戦略は、労働力も土地もその他のビジネスコストも安い重慶市を含む内陸地域からの競争を原動力としている。

 その結果、汪氏によると、広東省の外から流入する出稼ぎ労働者の数は2007年から2010年の間でほぼ200万人減少した一方で、広東省内の農村部から出稼ぎ労働者の数はほぼ250万人増加した。

 汪氏は広東省の省都の広州市をさらに国際的な都市へと変貌させた。広州市では昨年、アジア競技大会が開催され、近未来的なオペラハウスの設計にイラク出身で英国在住のザハ・ハディッド氏の協力を求めた。

 しかし、汪氏がシンガポールの「幸福と社会的文明」に張り合う努力をしても、騒動やその他の社会問題で繰り返しかき消されてきた。その騒動の中心は基本的な公共サービスの多くを受ける資格のない出稼ぎ労働者である。

 汪氏に送った質問10問のうち、微妙な問題に関する5問については回答が得られなかった。この5問の中には、社会問題に対処するために、非政府組織への依存度を高めるつもりがあるかどうかをたずねるものも含まれる。非政府組織は長い間、党の直接の支配を超えて活動しているものとみられている。

 しかし、汪氏は、他の省出身の出稼ぎ労働者への職を減らし、抑制のきかない成長よりも「幸福」に基づいて、高価格産業主導の経済モデルに移行することがいかに複雑であるかについて説明を試みた。

 汪氏は、「産業の転換と向上は困難なプロセスである。例えて言うなら、湯船の水を入れ換えるには2~3時間あればいいが、大きな貯水池の水を入れ換えるにはおそらく10~15日かかるだろう」と述べた。

 「広東省はどこにも負けないほど巨大な貯水池である。ほんのわずかな変化が全体の状況に影響を与えかねない」

2330チバQ:2011/06/19(日) 16:01:11
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011061902000023.html
タクシン派 政権奪還の勢い 連立 はや駆け引き
2011年6月19日 朝刊


 【バンコク=杉谷剛】七月三日投票のタイ総選挙はタクシン元首相(61)派の最大野党・タイ貢献党が支持を拡大し、三年ぶりの政権奪取に向け勢いを増している。与党民主党に大勝する可能性が出てきたためで、中小政党との連立に向けた駆け引きも活発化してきた。一方で、クーデターでタクシン氏を追放した“過去”がある軍の動きも注目されている。

 各世論調査がタイ貢献党の優勢を示す中、九日に公表されたトゥラキット・バンディット大(バンコク)のデータは、与党民主党に衝撃を与えた。

 これまで同党の強力な地盤だったバンコクの有権者約八千六百人に対する調査で、タイ貢献党支持が47%と民主党の40%を上回ったからだ。前回二〇〇七年の選挙では、民主党はバンコクの三十六議席のうち、八割弱の二十七議席を獲得したが、今回の調査ではタイ貢献党一八、民主党六、残りは接戦という逆の結果が出た。

 タイ下院は、議席数二位の民主党が三位以下の六党と連立を組み過半数を形成。農村が多い東北部で圧倒的な強さを誇るタイ貢献党は、第一党ながら野党に甘んじていた。

 下院解散前は接戦との見方が多かったが、タイ貢献党の首相候補に選ばれたタクシン氏の八人きょうだいの末妹インラック氏(43)が旋風を巻き起こすと、党の支持率も上昇。民主党との差が広がり始めた。

 大勝の可能性を受けて、中小政党の中にはタイ貢献党との連立を模索する動きも出てきた。特に注目されるのは四位と六位の政党が最近合併してできた国家発展貢献党(四十人)だ。

 同党の事実上の党首スワット氏は地元紙の取材に「連立参加は第一党次第」と民主党にこだわらない姿勢を強調。インラック氏は「政治信条が同じ小政党に連立を呼びかける」と表明した。巧みな政界遊泳術で「うなぎ」の異名を取るバンハーン元首相率いる第五位(解散当時)のタイ国民発展党も、タイ貢献党との連立がうわさされている。

 タクシン派支持が広がる中、プラユット陸軍司令官は十四日のテレビ番組で、「以前と同じ選挙結果を許すなら改革は得られない」と発言、物議をかもした。前回はタクシン派の国民の力党が勝利(その後、解党処分)しており、発言は同党の後身であるタイ貢献党を暗に批判したと受け止められている。

 下院の定数は、今年の憲法改正を受け四八〇から五〇〇となる。

2331チバQ:2011/06/19(日) 19:36:49
>>2273
>台湾メディアはこれまで国民党は呉敦義行政院長(首相)、蕭万長副総統、王金平立法院長(国会議長)、民進党は蘇嘉全秘書長、林義雄元主席らを副総統有力候補として報じてきた。

http://www.asahi.com/international/update/0619/TKY201106190202.html
台湾の馬総統、副総統候補に呉氏を指名 来年1月総統選2011年6月19日19時21分
 台湾の馬英九(マー・インチウ)総統(国民党主席)は19日、再選を目指す来年1月の総統選で組む副総統候補に、現在行政院長(首相)を務める呉敦義(ウー・トゥンイー)氏(63)を指名した。蕭万長(シアオ・ワンチャン)・現副総統は1期限りで引退する。

 呉氏は2009年9月、台風災害への対応のまずさで総辞職した行政院を立て直すため、国民党秘書長から転じた。ときに失言するもののエリート臭がなく、紛糾する政策案件のかじ取りに手腕を発揮した。

 中部・南投県出身で、南部の高雄市長を務めた経験がある。国民党の組織力にかげりが見える中南部での票の積み増しが期待されている。

2332チバQ:2011/06/19(日) 19:42:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110619-OYT1T00418.htm
台湾・馬総統、本省人の呉氏を副総統候補に
 【台北=源一秀】2012年1月の台湾総統選で再選を目指す馬英九総統(60)は19日、総統選での副総統候補に呉敦義行政院長(63)を選任すると発表した。


 呉氏は中部・南投県出身の本省人(台湾出身者)。外省人(中国出身者)である馬総統の人気が低い中南部地域で、本省人票の掘り起こしが期待されている。

 呉氏は台湾大学を卒業後、新聞記者、台北市議、高雄市長などを歴任した。

(2011年6月19日18時18分 読売新聞)


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110619/chn11061917160002-n1.htm
国民党主席の馬総統、呉行政院長を副総統候補に指名 台湾総統選
2011.6.19 17:15

 【台北=吉村剛史】来年1月の台湾総統選で再選をめざす中国国民党主席の馬英九総統(60)は19日、台北市内の選挙対策本部で会見し、行政院長(首相に相当)の呉敦義氏(63)を副総統候補に指名すると発表した。25日に台中で開催される同党全国代表大会で正式決定される。蕭万長副総統(72)は今期で退任する。

 呉院長は1948年、台湾・南投県生まれで本省人(台湾籍)家庭出身。台湾大学を卒業後、台湾の有力紙、中国時報の記者になり、73年に台北市議に初当選。その後、南投県長や高雄市長を経て、立法委員(国会議員)に転じ、国民党秘書長(党幹事長に相当)や党副主席を歴任した。2009年に馬総統から行政院長に指名された。

 馬総統は「人柄と経済政策の実績を評価した」と指名の理由をあげた。呉氏は行政院長在職のまま総統選に臨むという。

 各種世論調査では、現職の馬総統と、同選挙で政権奪還を目指す野党、民主進歩党の台湾初の女性総統候補、蔡英文主席(54)の支持率はほぼ拮抗(きつこう)。今後、民進党が決定する副総統候補の人選が序盤戦の行方を左右しそうだ。

2333チバQ:2011/06/20(月) 23:17:07
http://www.asahi.com/international/update/0620/TKY201106200520.html
都市の戸籍エサに密告奨励 中国・広州当局、出稼ぎ対策2011年6月20日22時53分
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広州市増城の新塘鎮で起きた暴動で、住民を押さえつける特殊警察の部隊=12日、林写す
 中国広東省広州市増城で起きた出稼ぎ労働者による暴動で、増城の公安当局は19日、捜査に協力した労働者に現地の戸籍を与えるとの通達を出した。都市の戸籍は農村出身者には羨望(せんぼう)の的だが、彼らの足元を見透かすような誘導作戦に批判の声が出ている。

 通達は19日付の増城日報に掲載された。公安当局は市民に「企てを持つ者の扇動」に乗らないよう呼びかけ、容疑者摘発への積極的な協力を求めた。

 その上で、協力者には5千〜1万元(1元は約12円)の報奨のほか、通報者が出稼ぎ労働者の場合、「『優秀出稼ぎ者』の称号を与え、増城の戸籍を与える」と明記した。
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2334チバQ:2011/06/21(火) 22:49:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/chn11062121250007-n1.htm
中国共産党90周年控え、暴動頻発  「都市戸籍」エサに懐柔策も
2011.6.21 21:24 (1/2ページ)
 【上海=河崎真澄】中国で当局の横暴や不正に不満を抱く住民らの暴動やデモが頻発している。中国共産党創設90周年を7月1日に控え、治安対策が一段と強化されているにもかかわらず、農村からの出稼ぎ労働者(農民工)や土地を強制収用された住民ら社会的弱者の“暴発”が広がる事態にある。一部当局は、暴動に加わった人物を密告した農民工に「都市戸籍」を与える懐柔策も打ち出すなど、社会不安の沈静化に躍起だ。

 中国の暴動やデモは明らかになっているだけで、今年4月から上海市や内モンゴル自治区のほか、浙江や河南、湖北、湖南、広東の各省で相次いで起きた。

 燃料高騰分を自己負担させられたトラック運転手らのデモが4月、上海の港湾地区で発生。広東省増城市では今月10日、四川省からの出稼ぎ露天商が治安当局者から暴行を受けた事件をきっかけに、農民工らが日ごろの不満を爆発させた。暴動は同市や近接する潮州市で3日間連続し、動員された大量の武装警察部隊が鎮圧する騒ぎになった。

 この事件を受け増城市公安当局は21日までに、情報を密告するなど捜査に協力した農民工に対し、邦貨換算で10万円前後の報奨金に加え、「都市戸籍」を与えると通達した。

 中国では内陸部の農村出身で「農村戸籍」を背負う農民工は、出稼ぎ先の都市では十分な社会保障や子供の義務教育すら満足に受けられないなど、あからさまな差別が続いている。農民工の心理を利用し、戸籍をエサにした密告の奨励は逆に、戸籍差別の深刻さを浮き彫りにした格好だ。

 また、地元住民の間にも、開発をめぐる強制立ち退きや、法の抜け道を利用した当局者の不当な費用徴収、地方政府の汚職蔓延(まんえん)に対する不満が噴火寸前のマグマのように蓄積されている。食品価格が上昇を続ける物価高も庶民の不満を加速させている。このため、ささいなトラブルが予想外の暴発につながる危険性をはらむ。

 結党90周年を国威発揚に結びつけたい中国共産党は「社会の安定」を最優先事項と位置づける。監視カメラの増強など治安維持にかかわる部門に巨額の費用を投じ、「社会管理」を強化している。しかし、社会的弱者の反発も、反体制派とひとまとめにして摘発しており、当局の強硬姿勢が火に油を注ぐ悪循環となっている。

2335チバQ:2011/06/22(水) 21:39:34
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011062201001101.html
中国局長、不倫つぶやいて停職 赤裸々やり取り「公開」
 【香港共同】短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」に書き込んでも、他人に内容が知られることはないと思い込み、不倫相手との赤裸々なやりとりを誤って公開していた江蘇省常州市の地方衛生局長が21日、停職に追い込まれた。香港紙が22日伝えた。

 中国では微博利用者が2億人に迫る勢いで急増中。不特定多数に不倫を暴露していたことに気付いた局長は即座にアカウントを削除したが、書き込み内容は中国メディアでも報じられた。

 局長と相手の女性は今年4月から微博を利用。局長は自分の顔写真入りのページを開設し、女性に向け「早く抱き締めたい。待ち切れない」などと書き込んだ。

2011/06/22 21:14 【共同通信

2336チバQ:2011/06/22(水) 21:43:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/asi11062112530001-n1.htm
タイ総選挙 美男VS.美女 国を二分する熱き戦い
2011.6.21 12:52 (1/4ページ)


SANKEI_EXPRESS__2011(平成23)年6月21日付EX(16、17面(見開き))
 ■シーン1

 7月3日に下院総選挙が行われるタイ。投開票まで2週間を切り、国を二分する熱き戦いはいよいよ激しさを増している。

 ■タイ貢献党がリード

 世論調査では、政権奪還を狙うタクシン元首相派の最大野党タイ貢献党が党の首相候補でタクシン氏の妹インラック・シナワット氏(43)の人気を追い風に、アピシット・ウェチチワ首相(46)の与党民主党をリードしている。

 ただ、タクシン派が2005年の選挙で圧勝し単独政権を発足させた際、野党の激しい抵抗を受けた経験から、過半数を獲得しても小政党を連立に取り込む考えだ。

 タイ貢献党が連立工作に失敗すれば、民主党は第1党になれなくても連立政権を維持できる見通しだが、アピシット首相は苦しい政権運営を強いられることは確実だ。

 国民対立の解消を最優先し、民主党とタイ貢献党とが大連立を組むとの構想については、両党ともに「国民和解の進め方やタクシン氏の帰国をめぐる問題など、立場がまったく違う」として否定的な見方を示す。

 選挙後、タクシン派と反タクシン派との溝はさらに深まるとの指摘もあり、和解の兆しは見えそうにない。

 ■シーン2 貧農地帯・都市部に「インラック旋風」

 「インラック、インラック」。首都バンコクから約560キロの東北部ウドンタニ。5月25日、小さな空港に到着したインラック氏を、タクシン派のシンボルカラーの赤いシャツを着た支持者約300人が熱い声援で出迎えた。

 タイ東北部は「イサーン」と呼ばれる貧農地帯で、貧困層への手厚い支援策を進めたタクシン氏の強力な地盤だ。中でもウドンタニは「赤の牙城」とされ、熱狂的な支持者が多い。群衆に囲まれたインラック氏が人さし指を立てた右手を高く掲げ、タイ貢献党の政党番号「1」を示すと、支持者も「1番、1番」と絶叫して応じた。

 党のロゴ入りのポロシャツにパンツ姿で、タイ名物の小型三輪タクシー「トゥクトゥク」に乗り市内を遊説。地元住民でにぎわう夕方の市場では、店に立ちトウガラシやニンニクを刻んであえる辛みそを調理するパフォーマンスも見せた。庶民との触れ合いを重視するのは「タクシン氏と同じ手法」(地元記者)だ。

 「テレビで見るより美人だったわ。握手できてうれしい」と農業を営むリーさん(70)は興奮する。支持者を抱きしめ、写真撮影にも笑顔で応じ「気さくで親しみやすい」と評判は上々。「予想以上に支持者が集まり、いつも日程が押してしまう」(タイ貢献党PR担当者)ほどだ。

 演説も日増しに上達している。出身地チェンマイでは「故郷で最高の幸せと感動を味わっている」と北部なまりであいさつし、兄の功績をアピール。割れるような拍手に感極まって涙を流す場面もあり、支持者の心をがっちりとつかんだ。

 一方、与党民主党の支持基盤で富裕層中心のバンコクでは「タクシン色」を抑え、「タイ初の女性首相」のイメージを前面に押し出した。都市部で働く女性にアピールするため、メークも都会的。主婦のドンポーンさん(53)は「彼女が首相になれば、国民対立が解消できる」と期待した。(共同/撮影:ロイター、AP/SANKEI EX PRESS)

       ◇

 ■タイ総選挙の仕組み 下院(定数500)の議席を計約40の政党が争う。無所属での立候補は認められていない。定数は480から今年の憲法改正で20増加、選挙方法も中選挙区制から小選挙区制に変更された。選挙区選出の議席は計375、残る125議席は比例代表制で選ばれる。各党の比例代表名簿第1位の候補者が首相候補とみなされる。投票日から30日以内に国会が招集され、招集日から30日以内に下院議員の投票により首相が指名される。18歳以上の有権者は約4730万人。

2337チバQ:2011/06/22(水) 21:43:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110622/asi11062220350002-n1.htm
ベトナムとラオス「特別な関係」に異変 隙をうかがう中国
2011.6.22 20:33 (1/3ページ)
 「特別な関係」で結ばれていたはずのベトナムとラオスに亀裂が走った。ラオスが計画するメコン川へのダム建設にベトナムが公然と反対したのだ。抗仏・抗米戦争をともにした「戦闘的団結」のほころびは南進の勢いを強める中国を利しかねない。「水は血より濃い」のか。

 問題のダムはラオス北西部のサヤブリ県にラオス政府が計画している。メコン川本流のダムは、下流部分ではこれが最初となる。出力126万キロワットの水力発電所を建設し、電力の大部分を隣国のタイに輸出する計画だ。

 内陸の小国ラオスは山が多く、水力資源に恵まれている。電力開発と売電は遅れた経済を発展させるための国家戦略の柱だ。サヤブリ・ダムは「東南アジアの電力基地」に国を改造する重要な一歩と位置づけられている。

 しかし、メコン本流へのダム建設は環境や生態系に大きな影響を与えると域内外の環境団体は強く反対している。漁業や農業に深刻な被害がおよび、下流域の住民6千万人の生活が脅かされると専門家は警告する。

 反対の輪にはベトナムも加わった。ダム建設は、ベトナム最大の穀倉地帯であるメコン・デルタへの影響がとくに大きいとベトナムは懸念する。今年に入って国内メディアには「上流からの土砂の流入が妨げられ、海水の浸入でデルタが大打撃を受ける」などという専門家の指摘が相次いで紹介された。

 それまでのラオスに関する報道では「友好」や「協力」などの美辞麗句が踊るのが常だっただけに、公然たるラオス批判は異例中の異例だ。メコン下流ではサヤブリに続いて10カ所ほどのダム建設計画がある。ベトナムとしては、きれいごとを言っている場合ではないという判断のようだ。

 メコン川開発の調整機関であるメコン川委員会(タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムで構成)は4月にサヤブリ・ダム建設の是非を協議したが、物別れに終わった。ベトナム代表は徹底した影響評価を行うため「最低10年間の延期」を求め、カンボジアとタイからも慎重論が出た。

 強行突破は無理と見たラオスは先月、ベトナムとの首脳会談の場で計画凍結の方針を伝えた。影響を評価する調査をやり直すためとしており、計画を断念したわけではない。

 中国はメコン川上流の自国内の部分で8つのダム建設を計画、すでに4つが完成している。メコン本流へのダム建設では、推進派の中国とラオス、反対派のベトナムという構図だ。

 その中国はラオスに影を急速に伸ばしている。完成済みの高速道路に加え、大規模工業団地や鉄道など援助・投資案件はめじろ押しだ。サヤブリ・ダム計画でラオスが強気なのも中国への傾斜の表れと見る向きもある。

 ベトナムにとってラオスとの「特別な関係」は安全保障上の絶対条件である。これまで物心両面で多大な支援をしてきたのはそのためだ。南シナ海での中越の対立が先鋭化する中、ラオスをめぐる中越の綱引きからも目を離せない。

(在バンコク・ジャーナリスト 鈴木真)

2338チバQ:2011/06/22(水) 21:55:40
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110622-OYT1T00884.htm
汚職や職務怠慢、14万7千人処分…中国共産党

 【北京=大木聖馬】中国共産党規律検査委員会は22日、2010年の1年間で汚職や職務怠慢などの党規違反で党員14万6517人を処分し、そのうち5373人については収賄など犯罪に関わったとして司法機関に処分を委ねたと明らかにした。


 共産党は7月1日に創立90周年を控えており、民衆の不満が大きい汚職に対する対策を強化していることをアピールする狙いがあるとみられる。

 記者会見した呉玉良・同委副書記は、「党幹部や国家公務員の腐敗行為、重大事故や集団抗議行動につながる汚職などを厳しく取り締まってきた」と述べた。また、01年から行政審査制度の改革を進め、人事や事業計画の点検を行った結果、中央政府で2000件以上、地方当局で7万7000件以上の案件を取り消すなどしたと明らかにした。

(2011年6月22日21時53分 読売新聞)

2339チバQ:2011/06/22(水) 22:05:32
http://www.newsclip.be/news/2011622_031229.html
タクシン派野党43・7%、与党民主39・1% ABAC政党支持率調査
2011/6/22 (15:14)| 主要ニュース 政治
【タイ】タイの私立アサンプション大学(ABAC)が6月1―21日、タイの77都県中28都県で実施した世論調査(回答者5349人)で、政党支持率はタクシン元首相派の野党プアタイが43・7%、連立与党側は民主39・1%、プームジャイタイ6・6%、チャートパタナープアペンディン3・5%だった。下院(定数500)比例代表(125議席)の予想獲得議席数はプアタイ55、民主49、プームジャイタイ8、チャートパタナープアペンディン4と接戦の様子だ。

 タイ下院選は7月3日に投票が行われる。

2340チバQ:2011/06/23(木) 21:00:53
http://www.asahi.com/special/08001/TKY201106220534.html
金正恩氏の指導力、政策失敗で傷か 韓国情報機関が報告2011年6月23日12時36分


 韓国の情報機関、国家情報院の元世勲(ウォン・セフン)院長は22日、北朝鮮で政策の失敗などから金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、金正恩(キム・ジョンウン)氏の指導力に傷がつく事態になっているとの見方を示した。非公開の国会情報委員会で報告した。住民の不満を警戒し、取り締まりを強化しているという。

 同委所属の国会議員によると、元院長は、金正恩氏が軍や公安機関を掌握し、経済部門や対南関係にも関与しつつあるとの見方を示した。高官の子弟や40〜50代の中堅幹部も多数起用しているという。

 一方、北朝鮮は「強盛大国の大門を開く」と国民に約束した来年に向け、平壌に住宅10万戸の新築事業を進めてきたが、完成したのは500戸余り。こうした政策の失敗に危機感を抱いているとした。特別機動隊を創設し、今年初めからデモを鎮圧する装備を購入しつつあるという。

 そのうえで、元院長は、北朝鮮が今後、航空や金融など韓国の重要施設を狙ったサイバーテロを起こすとの見通しを示した。(ソウル=牧野愛博)

2341チバQ:2011/06/23(木) 21:24:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000099-mai-int
<タイ>反タクシン派与党が選挙集会 「捨て身」の作戦に
毎日新聞 6月23日(木)20時7分配信


昨年タクシン派が占拠したバンコク都心部で開かれた民主党の選挙集会で、アピシット首相と地元選挙区の候補者が写るポスターを掲げる支持者=バンコク都心部ラチャプラソン交差点付近で2011年6月23日、西尾英之撮影

 【バンコク西尾英之】7月3日投票のタイの総選挙へ向け、アピシット首相率いる反タクシンの政権与党「民主党」は23日夕、昨年タクシン元首相派が1カ月半にわたって占拠したバンコク都心部ラチャプラソン交差点付近で大規模な選挙集会を開いた。

 タクシン派は昨年軍との衝突で多数の死傷者を出した同交差点を「聖地」として扱い、毎月のように死者への追悼集会などを開いてきた。民主党の集会に同派支持者が反発するのは必至だ。

 選挙戦は終盤を迎えても、タクシン元首相の実妹、インラック・シナワット氏(44)率いる野党「タイ貢献党」が優勢を保っている。民主党の集会は、市民にタクシン派が市民生活をまひさせたことを思い出させ、貢献党への支持をそぐ狙いの捨て身の作戦だ。

2342チバQ:2011/06/25(土) 00:05:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110624/plc11062413110014-n1.htm
菊田政務官のミャンマー訪問 正式発表 スー・チーさんと面会、政府高官は9年ぶり
2011.6.24 13:10
 外務省は24日、菊田真紀子政務官を27〜30日の日程でミャンマーに派遣すると正式に発表した。政府要人としては9年ぶりに民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんと面会するほか、ワナ・マウン・ルイン外相とも会談する。

 ミャンマーは今年3月に軍事政権から民政に移管した。新政権下で初の日本政府要人の訪問となる菊田氏は24日、外務省で記者団に「民主化に取り組む新政権と日本政府との新しい関係を築く第一歩にしたい」と語り、今後の経済支援強化も含めて議題にする考えを示した。

 スー・チーさんとの会談では、ミャンマーのさらなる民主化の促進について意見交換する。軍事政権下でたびたび自宅軟禁を強いられていたスー・チーさんは昨年11月の総選挙後に解放された。

2343チバQ:2011/06/25(土) 00:27:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110624/chn11062419100006-n1.htm
指導者の給料はそんなに低いのか 上海市トップの暴露に波紋
2011.6.24 19:04 (1/2ページ)
 【北京=矢板明夫】上海市トップの兪正声党委書記がこのほど、同市内の大学での講演で、自らの月収について「共産党中央政治局員の基準に従って毎月約1万1000元(約13万円)」と明らかにしたことが波紋を広げている。中国では指導者の収入が公開されることはほとんどなく、インターネット上には「少なすぎてやっていけるのか」「ほかに灰色収入はもっとたくさんあるはず」といった書き込みが寄せられている。

 中国共産党指導者のランクでは、政治局員の地位は副首相に相当し25人しかいない。全国の党と政府幹部の中で最高指導部である政治局常務委員会メンバー(9人)に次いで給料が高いはずだ。

 故毛沢東元国家主席の家計簿を管理していた元護衛長の李銀橋氏が晩年に発表した回顧録によれば、毛氏の1970年代初頭の月収は404・8元で、妻の江青氏(政治局員)は342・7元だった。兪氏の発言を受け「今でも同じような比率であれば、胡錦濤国家主席と温家宝首相は1万3000元前後になる」といった憶測がネットで流れている。

 北京や上海市のマンション価格は1平方メートル3万〜4万元までに高騰している。ネットには「国家の最高権力者は1年働いてもトイレの面積すら買えない」「彼らの食事から服装まですべて国が負担しているから給料は全部小遣いだ」といった意見が寄せられている。

 このほか、今月21日に浙江省高裁で死刑判決を受けた杭州市の元副市長の収賄額が約2億元だったことを例にあげ、「中国高官の収入が高いかどうかは分からないが、その収賄額と年収の比率は世界一であることだけは言える」と皮肉る声もある。

2344チバQ:2011/06/25(土) 06:58:57
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/06/post-2148.php
広州暴動だけじゃない中国崩壊の兆し
Police Fire Tear Gas at Rioting Migrant Workers in Southern China

政府ビルを狙った爆破事件、土地押収に抗議する焼身自殺──沸点を越えた民衆の怒りは本物の「ジャスミン革命」の引き金となりかねない

2011年06月14日(火)14時53分

 広東州広州は中国の製造業を支える南部の一大工業都市。だが経済の急成長の陰で鬱積してきた労働者らの怒りはついに極限に達し、中国の安定を揺るがそうとしている。

 織物工場が集中し、中国全土から出稼ぎ労働者が集まる広州近郊の増城市で先週末、3日続けて出稼ぎ労働者による暴動が勃発。警察は催涙弾を使って何とか騒ぎを鎮圧したとされる。

 ことの発端は6月10日夜、露天の無許可営業を取り締まる治安当局が、露天商の妊婦に暴力を振るったこと。当局は女性に移動を求めたが話が折り合わず、女性を地面に押さえ付けたとされる。女性の夫の抗議に同調した労働者らと治安当局の小競り合いが暴動に発展。BBCによれば、5月12日夜には約1000人に膨れ上がったデモ隊が、車両に火をつけ、警察にレンガを投げつけ、政府関係の建物や警察車両を破壊。当局も催涙弾を発射し、武装車両を派遣して鎮圧に乗り出した。一連の暴動で少なくとも25人が逮捕されたという。

 今回の騒乱のニュースが世界中の注目を集めたのは、衝突を目撃した市民らがその様子を次々にネット上にアップしたため。ただし、中国の工業地帯ではこの数年、こうした労働者の反乱は珍しい話ではない。広東省潮州では先日、陶磁器工場で働く200人の出稼ぎ労働者が賃金支払いを求めて、政府系ビルを攻撃し、車両に火をつけた。

「周辺地域から出稼ぎに来る安い労働力を使って製造業の労働力不足を補ってきた経営者に対して、若い出稼ぎ労働者らが賃上げと待遇改善を求めている」表れだと、オンラインニュースサイト「グローバルポスト」のキャスリーン・マクローリン記者は指摘している。

 民衆の怒りが表面化するのは、暴動という形だけではない。中国では都市計画を急ピッチで進めるために住民を強制的に立ち退かせるケースが相次いでおり、家を奪われた人々による抗議の焼身自殺が相次いでいる。

中東革命の再来に危機感を強める当局
 当局が最も懸念を募らせているのは、政府機関を狙った度重なる爆破事件だ。5月末には、江西省撫州市で検察や市庁舎を狙った連続爆破事件が発生。天津市でも先週、男が爆弾を市庁舎に投げつける事件が起きたばかりだ。

 中国社会科学院によれば、中国では2006年に6万件以上だった「集団による事件」が07年には8万件以上に増加。大半は公務員の不正や環境汚染、低賃金などの不満を地方自治体の役人にぶつけるだけの小規模なデモだが、最近相次ぐ派手な騒乱は市民の怒りが沸点に達していることの表れだろう。

 中東や北アフリカ諸国で民主化デモを引き金にした体制崩壊が相次ぐ中、中国共産党は自身の支配体制が脅かされるリスクに極めて敏感になっている。7月1日に共産党創立90周年を控え、指導部の交代が来年に迫っているこのタイミングで国内が不安定化すれば、国際社会に対しても格好がつかない。
 
 今年春に中東から飛び火した「ジャスミン革命」は掛け声倒れに終わったが、中国に本当の意味での内部崩壊の危機が押し寄せるのはこれからかもしれない。

(GlobalPost.com特約)

2345チバQ:2011/06/26(日) 20:57:29
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY201106260193.html
タイが世界遺産条約脱退 カンボジアとの国境紛争めぐり2011年6月26日20時10分


 世界遺産「プレアビヒア寺院」周辺の国境未画定地域の領有をめぐってカンボジアと対立するタイ政府は25日夜、世界遺産条約からの脱退を決めた。カンボジアによる寺院管理計画をユネスコ世界遺産委員会が承認、タイ側がこれに反発した。タイ地元メディアが報道した。

 タイ政府は、寺院はカンボジア領内にあるが、その周辺はタイ領だと主張。カンボジアも領有権を譲らず、武力衝突を繰り返している。遺産保全のためにカンボジアが世界遺産委に提出していた管理計画は寺院周辺地域まで含んだ内容になっており、タイは「主権の侵害だ」として承認しないよう求めていた。

 世界遺産委がタイ政府に不利な判断を下したことは、与党民主党に対する野党の攻撃材料となり、7月3日に投開票を迎える総選挙にも影響しそうだ。

2346チバQ:2011/06/26(日) 21:00:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011062602000032.html
与党 非難戦術実らず タイ総選挙 元首相の妹人気で野党優勢 
2011年6月26日 朝刊

 【バンコク=杉谷剛】来月三日のタイ総選挙まで二十六日であと一週間。タクシン元首相(61)の妹インラック氏(44)ブームに乗る野党タイ貢献党が、依然優勢のまま終盤戦に入った。ライバルの与党・民主党は戦術を急転換し、なりふり構わず昨年の反政府デモ批判を展開するものの劣勢は否めず、貢献党が単独で過半数を獲得するかに関心が集まっている。

 「今回の選挙は、タクシンの毒を抜くいい機会だ」。二十三日夜、バンコク中心街のデパート前広場。アピシット首相(46)は数千人の聴衆に向かって元首相批判を繰り返した。

 演説会場は、タクシン氏支持派の「反独裁民主統一戦線」(UDD、赤シャツ派)が昨春、二カ月近く占拠した交差点のすぐ隣。騒乱では多くの死者が出ており、「遺族の神経を逆なでする行為」との批判をよそに演説会を強行したのは、民主党の危機感の裏返しだ。

 首相らは、貢献党の比例代表候補にテロ容疑をかけられたUDD幹部らがいることを強調。ステープ副首相は「貢献党への投票はテロリストを国会に送ることだ」と断言した。

 ホテル勤務の女性モンターカーンさん(40)は「赤シャツ派は嫌いではないが、昨年の道路封鎖や暴力は賛成しない。民主党に投票する」。演説会は盛り上がりをみせたが劣勢をはね返せず、「貢献党が大差で勝利」との見方が広がる。

 民主党は、選挙戦前半は政策を中心に運動を展開した。農民向けクレジットカードの発行や最低賃金の一日三百バーツ(約七百八十円)引き上げを訴える貢献党の政策をばらまきと批判。世論調査で劣勢が伝えられると、後半は相手を徹底非難する戦術に切り替えた。

 タイはここ数年、タクシン氏支持派と反対派に分かれており、総選挙の争点は「国民和解」。対立をあおるような民主党の姿勢には批判も強く、「かえって逆効果」との指摘も出ている。

2348チバQ:2011/06/27(月) 00:14:58
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110625-OYT1T00626.htm
北朝鮮で官能短編集、庶民もひそかに楽しむ



北朝鮮で幹部の娯楽用に流通している官能小話集=宇恵一郎撮影 【ソウル=宇恵一郎】北朝鮮で官能的な小話を集めた短編集が公式に発刊され、ひそかに読まれている実態が25日、明らかになった。

 本紙が北朝鮮に出入りする消息筋から入手した本の題名は「奇譚(きたん)小話集 笑いの山河をたどる3」。奥付に「2010年3月10日」の発刊日と、発刊元として「朝鮮作家同盟中央委員会」と明記。公式発刊物として連続発刊、流通していることがうかがえる。

 悪質なざら紙仕立ての251ページに短編30編を収録。挿絵はない。内容は昔話の形で、冒頭の一編は、山菜を採りに入山し結ばれた男女の物語。また、別の小話は、食事にも事欠く近所の独身女性を助けることにした夫婦の夜の会話を記している。ある脱北者によると、こうした本は、数年前に作家同盟などが編集し、金正日(キムジョンイル)総書記に献本したという。その後、思想が堅固な幹部にだけ購読が許されたが、自由市場などでは貸本の形で出回り、娯楽の少ない庶民の楽しみになっているという。

(2011年6月26日01時56分 読売新聞)

2349チバQ:2011/06/27(月) 00:16:33
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060902000023.html
ミャンマーに「軍評議会」 憲法規定外の最高決定機関
2011年6月9日 朝刊


 三月に「民政移管」を宣言したミャンマーで、軍事政権時代の最高実力者タン・シュエ氏が、憲法に規定のない最高決定機関「軍評議会」をひそかに組織し、新政権の政治決定に影響力を行使していることが、軍内部の連絡記録で確認された。米国議会も評議会の存在を指摘しており、軍政継続を示すものとして、問題化しそうだ。 (外報部・藤川大樹)

 この記録は、日本でミャンマーの民主化に向けた運動を行っている「ビルマ日本事務所」(東京)のマウン・ミンニョウ事務局長が入手。ミャンマーの国境周辺で得たという。

 軍評議会はタン・シュエ氏やテイン・セイン大統領らで構成。タン・シュエ氏は政策や国情について報告を受け、指示を出している。ミャンマーは先月、恩赦を行ったが政治犯がほとんど釈放されなかった。これはタン・シュエ氏が急激な社会変化を警戒し、釈放に反対したためという。

 反軍政メディアが軍政関係者の話として疑惑を報道。米上院ではルーガー議員(共和党)が四月初め、米議会で軍評議会の存在を取り上げた。今月初めにミャンマーを訪問したマケイン議員(同)も民主化の進展、政治犯の釈放を求めている。

 記録によれば、軍評議会内部には、意見対立も生まれている。軍政時代の序列二位マウン・エイ氏は五月上旬、「軍がこのまま(反民主的な)規制を続ければ、政治や経済が悪化する可能性がある」と引退を表明。七十八歳のタン・シュエ氏にも身を引くよう進言していた。

 原文に目を通した日本貿易振興機構アジア経済研究所の工藤年博氏は「記録は精査する必要があるものの(軍評議会の存在は)あり得る。タン・シュエ氏が裏で実権を握り続ける一方、軍内部には不協和音が出てきたようだ」と指摘した。

2350チバQ:2011/06/27(月) 00:21:32
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062601000036.html
中国の著名活動家、胡佳氏が出所 人権批判かわす狙いか
2011年6月26日 09時41分

 中国の市民活動家、胡佳氏(右)と妻、曽金燕さん=2007年7月、北京の自宅(AP=共同)


 【北京共同】中国で政権転覆扇動罪に問われ服役していた著名な市民活動家、胡佳氏(37)が出所し、26日未明、北京市の自宅に戻った。胡氏の妻、曽金燕さんがネット上などで明らかにした。胡氏は同日に刑期満了で出所予定だった。胡氏は服役中の08年12月にEU欧州議会の人権賞「サハロフ賞」を受賞、ノーベル平和賞の有力候補に名前が挙がったこともある。

 中国当局は22日、脱税の疑いで拘束されていた著名芸術家で人権活動家の艾未未氏の保釈も公表。相次ぐ活動家の保釈などの背景には、今月の温家宝首相の欧州訪問や7月のバイデン米副大統領の訪中をにらみ、国際社会の人権批判をかわす狙いがあるとみられる。

 ただ中国当局は、出所したり釈放されたりした活動家の行動も厳しく監視しており、胡氏が自宅で軟禁状態に置かれる可能性も指摘されている。

 曽さんは胡氏の出所前、共同通信に対し「出所後は(中国当局に)自由な活動を禁じられるだろう」と話しており、胡氏本人が出所直後にメディアの取材に応じられるかどうかは分からないとの認識を示していた。

 エイズ孤児支援や人権問題に取り組んでいた胡氏は08年4月、外国メディアの取材を受けたことなどを理由に政権転覆扇動罪で懲役3年6月の実刑判決を受けた。

2351チバQ:2011/06/27(月) 19:07:14
>>1872>>1899>>2150-2151
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2011062700674
孫鶴圭氏、大統領選へ始動=内政・外交でアピール−韓国
 【ソウル時事】韓国の最大野党民主党の孫鶴圭代表(63)が27日、来年12月の次期大統領選に向けた動きをスタートさせた。李明博大統領との党首会談に続き、昨年10月の代表就任後初の外遊として日本を訪問し、内政、外交両面で存在感をアピール。ただ、与党ハンナラ党出身というイメージの払拭(ふっしょく)など今後の課題も多い。
 孫代表は李大統領との会談で大学の学費引き下げや雇用問題など国民生活に直結した課題を中心に、政府の対応を強く要求。「国民の代弁者」を印象付けた。
 孫氏はその足で日本を訪問し、28日に菅直人首相らと会談。2018年冬季五輪の平昌誘致への協力を呼び掛け、東日本大震災の被災地仙台市も慰問する。近く米中両国も訪れる予定で、習近平国家副主席との会談も検討されているもようだ。 
 孫氏は4月の補欠選挙で、ハンナラ党の支持基盤である選挙区から出馬して勝利し、一躍野党の最有力候補に躍り出た。27日に民間世論調査機関「リアルメーター」が発表した次期大統領候補の支持率で、孫氏は11.4%の2位。朴槿恵ハンナラ党元代表(32.7%)に続いた。
 ただ、孫氏には、07年3月、李明博、朴槿恵両氏がいるハンナラ党では大統領になれないと判断して同党を離党し、民主党に移った前歴がある。民主党内には「ハンナラ出身」への抵抗感が依然強い。同党関係者は「大統領候補になる前に、過去の総括が必要だ」と指摘した。また、政策の「ブレ」も指摘される。圧倒的人気を誇る朴氏に対抗するには、野党統一候補になることが絶対条件。そのためには、他の左派系野党の主張に耳を傾けざるを得ない。一方で、中間層の支持も得なければ当選は難しい。今後の飛躍には、このジレンマを克服する必要がある。(2011/06/27-18:00)

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2352チバQ:2011/06/27(月) 19:22:10
>>1752
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110627-00000062-jij-int
ポト派元議長、1時間で退出=4元最高幹部初公判―カンボジア
時事通信 6月27日(月)16時28分配信

 【バンコク時事】1970年代後半にカンボジアの旧ポル・ポト政権下であった大量虐殺を裁く特別法廷で27日、大虐殺や人道に対する罪に問われたポト派ナンバー2のヌオン・チア元人民代表議会議長(84)ら元最高幹部4人の初公判が開かれ、証人の選定作業などが進められた。ヌオン・チア元議長は開廷後約1時間で法廷からの退出を求め、認められた。
 政権崩壊から30年以上を経て、170万人が犠牲になったとされるカンボジア全土での大量虐殺に関する審理がようやく始まった。しかし、関係者の高齢化に加え、元幹部は全員容疑を否認しており、暗黒時代の真相解明がどこまで進むかは不透明だ。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110627-00000014-mai-int
<カンボジア>ポト派最高幹部4人初公判 組織的虐殺解明へ
毎日新聞 6月27日(月)10時55分配信

 【バンコク西尾英之】カンボジアの旧ポル・ポト政権(1975〜79年)時代の大量虐殺を裁く特別法廷は27日、政権ナンバー2だったヌオン・チア元人民代表議会議長(84)ら同派の元最高幹部4人に対する初公判を開く。

 4人の被告は元議長のほか、イエン・サリ元副首相兼外相(85)▽キュー・サムファン元国家幹部会議長(79)▽イエン・チリト元社会問題相(79)。いずれも07年に逮捕され、昨年9月に大量虐殺や人道に対する罪などで起訴された。

 ポル・ポト政権下の殺害や強制労働では人口のほぼ4分の1にあたる約170万人が死亡したとされる。政権トップだったポル・ポト元首相は98年に死亡し、存命中の政権幹部としては4人が最高位に当たる。

 法廷は全土での大量虐殺など、政権によって組織的に行われた国民虐待の実態を解明する方針。だが4人は罪を認めない可能性が強く、公判は長期化するとみられている。

 同特別法廷はこれまでに元収容所長(68)に禁錮35年の判決を言い渡している。

2353チバQ:2011/06/27(月) 22:50:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110627/asi11062720500007-n1.htm
2被告が途中退廷 波乱の幕開け−カンボジア特別法廷
2011.6.27 20:49 (1/2ページ)

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カンボジアの特別法廷の初公判に出廷したヌオン・チア被告(2列目左端)とイエン・サリ被告(同右端)。この後、この2被告を含め4被告中3人が途中退席する異常事態となった=27日、(特別法廷提供・共同)
  【プノンペン=青木伸行】旧ポル・ポト政権(1975〜79年)の大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷は27日、ヌオン・チア元人民代表議会議長(84)ら元同派最高幹部の4被告に対する初公判を開始した。大量虐殺は誰の、いかなる指示によるもので、あの狂気とはいったい何だったのか−。なお残された謎と犯罪の解明をめぐる攻防は、同被告らの途中退廷で波乱の幕を開けた。

 ナンバー2の挑戦

 午前9時過ぎ、約500人が埋め尽くした傍聴席正面のカーテンが開くと、ガラスの向こうに、着席した4被告が姿を現した。

 開廷からほどなく、帽子をかぶりサングラスをかけ、この日ただひとり自身の口を開いたポル・ポト派ナンバー2のヌオン・チア被告が「私はこの法廷を快く思っていない」と、異議と要求を突きつけた。

 その理由を弁護側が、「本法廷は被告の『清廉な役割』を考慮していない」などと説明。すると同被告は「法廷が私の主張を受け入れるなら審理に応じる」と発言し、おぼつかない足取りで守衛に支えられながら退廷した。その後、イエン・チリト元社会問題相(79)も「健康上の理由」で法廷を後にした。

 多難な真相究明

 4被告の過去の言動をみると、自己の正当化と責任の転嫁に彩られている。イエン・サリ元副首相兼外相(85)は1996年に「良心の呵責(かしゃく)はない。後悔などしていない。私の責任ではないからだ」と発言。

 キュー・サムファン元国家幹部会議長(79)は2004年12月、「政権がこれほど権力を行使(大量に虐殺)していたことは、最近まで知らなかった」とし、トゥールスレン政治犯収容所「S21」の存在も知らず、虐殺には関与していないと主張した。1998年には「過去のことは水に流そう」と言い放った。

 ポル・ポト政権は徹底した秘密主義を旨としながら、「反革命分子である『内なる敵』」の「粛清」に執着した。政権当時、ポル・ポト元首相は「反革命分子は取り除かねばならない」と演説。ヌオン・チア被告は「内部の敵どもは革命を変色させようと企てている。内側の敵が最大の心配の種だ」と語っている。

 「暗黒の歴史」の真相に迫ろうと試みてきた研究者のひとり、米ラトガース大学のアレックス・ヒントン教授は「政権が何を考え、どのように大量虐殺計画を拡大したのか、さらに知ることができるだろう」としている。だが、初公判初日の退廷劇は、真相究明の前途多難さを印象づけた。

 生存者と遺族の思い

 虐殺を免れた生存者や犠牲者の家族らも、審理を傍聴した。「S21」に収容されながら、「粛清」を免れた数少ない生存者のひとり、ワン・ナット氏(67)は「電気ショックの拷問で気絶した」と当時を振り返り、「(被告に最高刑の)終身刑、公正な判断が下るよう望む」と話した。

 また、兄弟を失い、同政権の史料収集、調査をする「カンボジア史料センター」のユック・チャング氏は「公正な判決が出れば、国民はクメール・ルージュ(ポル・ポト派)から解き放たれる」と語った。

2354チバQ:2011/06/27(月) 23:12:54
http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY201106270459.html
ウイグル族と漢族住民が衝突か 中国湖南省2011年6月27日21時42分

 香港の人権団体、中国人権民主化運動情報センターは27日、中国湖南省株洲市で25日、ウイグル族露天商と地元の漢族住民の間でトラブルがあり、怒った数十人のウイグル族が刃物を手に市中心部の広場に陣取り、警察官らとにらみ合っていると伝えた。

 トラブルの原因は不明だが、27日もウイグル族と警察隊のにらみ合いが続き、やじ馬数千人が集まっているという。

 中国では2009年、広東省でウイグル族の出稼ぎ労働者が漢族の労働者から暴行を受けた事件を機に大規模騒乱が発生、深刻な民族対立を招いた。事件から2年たつのを控え、各地で警戒が強まっている。(広州=林望)

2355名無しさん:2011/06/28(火) 12:40:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20110628ddm007030084000c.html
カンボジア:ポト派幹部、罪認めない姿勢 高齢、時間との闘い
 【バンコク西尾英之】1970年代後半のカンボジアで多数の国民を死に追いやった旧ポル・ポト政権の幹部4人の罪を裁く特別法廷が27日、プノンペン郊外で始まった。しかし、政権ナンバー2だったヌオン・チア元人民代表議会議長(84)は冒頭、発言を求め、「この裁判に失望している」と罪を認めない姿勢を示し、途中で退廷した。他の3被告も体調不良を訴え、うち2被告が退廷。判決までに数年はかかる見通しで、4被告がいずれも高齢のため裁判は時間との闘いとなる。

 今回の裁判で審理の対象になるのは、元議長と、イエン・サリ元副首相兼外相(85)▽キュー・サムファン元国家幹部会議長(79)▽イエン・チリト元社会問題相(79)。政権トップのポル・ポト元首相は98年に死亡しており、法廷は4被告の審理を通して政権による組織的な国民虐待の実態を解明する方針。だが79年の政権崩壊後から32年を経て政府として実施した行為が裁かれることに、被告らは不満を強めているとみられる。

 この日の法廷でヌオン・チア被告の弁護士は「裁判は歴史を覆い隠そうとするものだ。なぜ米国の(カンボジアへの)爆撃は捜査されないのか」と語り、「有罪ありきの裁判は受け入れ難く、即時終了を求める」との被告の考えを説明した。

 特別法廷は03年に国連とカンボジア政府との間で設置に合意。多数の収容者が虐殺されたトゥールスレン政治犯収容所のカン・ケ・イウ元所長(68)については先行して審理を進め、昨年7月、禁錮35年の有罪判決を言い渡した。

 これに対し、今回の裁判は知名度が高い当時の幹部4人が対象とあって、国内外の関心も高い。しかし、現場で収容者虐待に直接関わり、罪を認めた元所長に比べ、当時の政権中枢にあって以前から罪を否認している4人の有罪の立証は困難を伴う。

毎日新聞 2011年6月28日 東京朝刊

2356名無しさん:2011/06/28(火) 12:42:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20110628k0000m030108000c.html
タイ総選挙:インラック氏が会見 タクシン氏の恩赦行わず

毎日新聞などと会見するタイ貢献党首相候補、インラック・シナワット氏=バンコク市内の党本部で2011年6月27日、西尾英之撮影 【バンコク西尾英之】7月3日投票のタイ総選挙で、優勢を保つタクシン元首相派野党「タイ貢献党」の首相候補、インラック・シナワット氏(44)が27日、毎日新聞などと会見した。実兄で海外逃亡中のタクシン元首相の「操り人形」との見方を否定し、タクシン氏の帰国・復権につながる恩赦も「兄のためには行わない」ことを強調した。

 インラック氏は「私は兄から経営やビジョンを学んだ。私の思考回路は兄と同じ。だが指導者としての意思決定は自分自身で行う」と訴えた。恩赦についても「(タクシン、反タクシン派の間の)国民和解のための手段。(現政権が設置した)国民和解委員会と協議して決めるが、兄のためには行わない。選挙後も兄は海外にとどまる」などと述べ、首相に就任しても兄の帰国・復権に取り組む考えのないことを強調した。

 選挙戦でインラック氏は「タクシン色」を払拭(ふっしょく)することで国民の幅広い支持獲得を狙っており、こうした姿勢を反映した発言とみられる。

 また「少なくとも議席の過半数を獲得する」と単独で政権樹立が可能な下院での過半数確保に自信を示した。国政の最優先課題については「国民は生活費の上昇に苦しんでいる。物価上昇を抑え生活を改善する」と表明。タイ初の女性首相候補として「国民和解へ向け、非暴力の象徴である女性が首相になるのはよいこと」とアピールし、「夫と子供は私の立場を理解し、支持してくれている」と話した。

毎日新聞 2011年6月27日 22時13分(最終更新 6月27日 22時35分)

2357チバQ:2011/06/28(火) 22:20:13
http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY201106270383.html
食糧確保できず、兵士の士気低下…北朝鮮の内部映像公開2011年6月28日7時5分
 ジャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」が、北朝鮮国内でひそかに撮影したという映像を公開した。厳しい食糧事情を明かす兵士の証言も収められ、映像を分析したアジアプレスの石丸次郎氏は「『先軍政治』を掲げながらも軍に配分する食糧を十分確保できず、兵士の士気が低下していることがうかがえる」と指摘した。

 映像は北朝鮮在住の取材協力者が今年1〜4月に撮影したもので、アジアプレスが23日に記者会見を開いた。

 北西部の平安北道で接触した20代の男性兵士は「配給はあるが、情けなくて何を食べているか言えない。春先になると50%が栄養失調になるだろう」と証言。この兵士は上官のために山菜採りをしていたという。

 平安北道で行商人の女性が市場管理員に「軍糧米」の供出を強要される場面を隠し撮りした映像や、平壌郊外の市場でコメや穀物などを軍に寄付した住民の名前が「援軍美風の先駆者」として掲示されている映像もあった。

2358チバQ:2011/06/29(水) 12:38:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20110627ddm007030147000c.html
進む分断:’11タイ総選挙/上 タクシン氏妹、人気熱く
 ◇「恩赦問題」ぼかす野党 「元首相非難」しかない与党
 「タクシン氏(元首相)は有罪判決を受け入れ、タイへの攻撃を停止せよ」

 23日、昨年5月のタクシン派の放火で焼け落ちた、バンコクのショッピングセンター前で開かれた政権与党「民主党」の選挙集会。同党を率いるアピシット・ウェチャチワ首相(46)がこぶしを振りながら訴えた。「(投票日の)7月3日をタイからタクシンの『害毒』を一掃する日にしよう」

 「国民和解」を訴えてきた首相がここまで元首相を攻撃したのは初めてだった。激しい言葉の裏側には、総選挙での民主党の苦戦ぶりがにじむ。最新の世論調査では、民主党の地盤のはずの首都バンコクで、有権者の4割弱が元首相派の野党「タイ貢献党」に投票すると答え、民主党は2割強にとどまった。


バンコクで開かれた集会で、記念写真撮影に応じるインラック氏(左) 首都での貢献党への支持拡大を支えるのは、タイ初の女性首相候補となったタクシン氏の実妹、インラック・シナワット氏(44)。インラック氏は政治経験が皆無だが、選挙戦序盤にはぎこちなかった演説が板についてきた。「物価は上がるのに収入は減る。みなさんの苦しみは私の苦しみ」と生活感覚を強調。「安価な医療保険、村落開発基金。かつて大きな支持を得た政策を継続する」と兄タクシン氏の首相時代の功績もアピールする。

 「首相とインラック氏の美男美女対決」。メディアは騒ぎ、選挙の構図を形作る。民主党の有力支持者は「政治的に新鮮なインラック氏に人気が集まっている。本来のタクシンの功罪という争点は置き去りだ」と嘆いた。


バンコク都心部での集会で、かつてない激しい言葉でタクシン氏を非難するアピシット首相 インラック氏は当初、有罪判決を受け海外逃亡中のタクシン氏の帰国につながる「恩赦」に前向きの意向を示した。しかし、選挙戦が進むにつれ、口にしなくなる。選挙戦当初は恩赦の準備組織を設置していたはずの貢献党は、23日の各党討論会で「公式検討したことはない」と翻した。

 タクシン氏の支持者が集まる農村地帯の東北部や北部と異なり、浮動票の多い都市部では恩赦に対する反対が強い。インラック氏人気もあって、貢献党は都市部でも「勝利」への手応えを感じている。タクシン氏の恩赦を一時棚上げすることで、政権奪還の道が開けると踏んでいる。

 民主党がタクシン氏非難を強める背景には、貢献党の恩赦問題をぼかそうという戦術への対抗心もある。

   ◇   ◇

 タイ総選挙が終盤戦に入った。貢献党が2年半ぶりに政権を奪うか、民主党が踏みとどまるか。ほほ笑みの国を分断させてきた政争の行方を読み解く。【バンコク西尾英之】

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 ■ことば

 ◇タクシン氏の亡命
 外遊中の06年9月、軍のクーデターで失脚。最高裁が07年8月、汚職容疑で逮捕状を発行した。08年2月に帰国し、裁判で争う姿勢を示したが、同8月にロンドンで「亡命」を表明。最高裁は同10月、禁錮2年の実刑判決を下した。ビジネスで築いた資金力を背景に、各国を転々としながら政界復帰を狙っている。

毎日新聞 2011年6月27日 東京朝刊

2359チバQ:2011/06/29(水) 12:39:36
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/28/20110628ddm007030114000c.html
進む分断:’11タイ総選挙/中 選挙不信強める支配層
 ◇タクシン派、多数の農村部
 「ボート(投票)・ノー、ボート・ノー」。ロックのリズムに合わせて黄色いプラカードが揺れる。反タクシン元首相派の黄色シャツグループ「民主市民連合」(PAD)の選挙運動。プラカードに描かれているのは候補者ではなく、スーツ姿のトラやトカゲ、水牛だ。

 タイでは投票用紙に「意中の候補者なし」を意味する「ノー」の欄がある。08年にバンコク空港を占拠してタクシン元首相派政権崩壊のきっかけを作ったPADは、「政治家はトラのように暴力的か、トカゲのように二枚舌か、水牛のように自分の頭で考えず他人の言いなりか、いずれにしても動物並み」とし「ノー」への投票を呼び掛ける。

 「政治家はカネで票を買い、当選後は支持者への利益還元しか考えない。タイの選挙制度は機能していない」。PADのパンテープ報道官が話した。「選挙に頼る限り問題は解決しない。国全体の利益のために別の形の政治が必要だ」


候補者を水牛に見立てた看板を掲げた街宣車を先頭に、バンコク中心部を練り歩く民主市民連合のメンバー こうした運動への嫌悪感も根強い。

 「トラやトカゲはいいが、水牛だけは許せない。やつらは数に勝るおれたちに勝てないから選挙を否定したいだけだ」。PADの街頭活動を横目に、東北部からの出稼ぎのバイク・タクシー運転手(35)が吐き捨てるように言った。

 「水牛」はタイ社会分断の象徴。タクシン派の強固な地盤の北部や東北部農民は、農耕の主役の水牛を家族のように大切に扱う。一方でバンコクの住民は「無学で汗を流して働くだけ」とのあざけりの意味を込め、陰で農民を「水牛」と呼ぶ。

 北部と東北部はタイの人口の過半数を抱えながら、開発が遅れ平均収入はバンコクの3分の1程度。東北部カラシン県の地元有力者は「タクシン氏以外の政府は、農民が豊かになり政治的な力を持つことを恐れ、我々を貧しいままに押しとどめてきた」と話した。

 選挙を前に東北部では200以上の村が「タクシン支持」を意味する「赤シャツ村」を宣言。「誰もがタクシン時代に生活が改善したと実感しているから、買収は必要ない。我々の仕事は他党が買収活動をしないか監視することだ」とタクシン派幹部が豪語した。

 黄色シャツのPAD側は「タクシン氏の復権は断固拒否する。法と王室を守るため戦う」と言い、赤シャツ村側は「多数派が国を動かすのが民主主義。我々が選挙で勝てばタクシン氏の復権は当然」と語った。交わることのない鮮やかな二つの色が、タイ社会に暗い影を落とす。【バンコク西尾英之】

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 ■ことば

 ◇民主市民連合(PAD)
 タクシン政権の農村優遇政策に反発した、都市部富裕層など旧来の国の支配層が支持の中心。国粋主義的傾向が強く、カンボジアとの国境問題で今年に入り同じ反タクシンのアピシット政権への批判を強めた。民主党とは支持層が重なり、「ボート・ノー」運動はバンコクでの民主党苦戦の原因の一つとみられる。

毎日新聞 2011年6月28日 東京朝刊

2360チバQ:2011/06/29(水) 12:40:12
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/06/29/20110629ddm007030121000c.html
進む分断:’11タイ総選挙/下 陰の主役、今も軍

昨年5月19日、政府が避難場所に指定した寺院で撮影されたケートさん(左から2人目)の最後の写真。数時間後、ケートさんと一番右の男性がこの場所で銃撃を受け死亡した=ケートさんの母パヤオさん提供 ◇「国体」への脅威を警戒
 「銃声が聞こえる。危険なの?」「大丈夫。けが人が出ているから行かなきゃ。またね」。バンコク都心部を占拠したタクシン元首相派が軍に強制排除された昨年5月19日夕。パヤオ・アハドさん(46)に娘の看護師、ケートさん(当時25歳)から電話がかかった。

 パヤオさんは、背後から緊迫した空気が伝わるのを感じた。政府が強制排除を前に占拠参加者の「避難場所」に指定し、約2000人のタクシン派市民が逃げ込んだ都心部の寺院でボランティアとして働いていたケートさんは、この電話の直後に寺院内で銃撃を受けて死亡したという。

 母親のパヤオさんは「現場にいた人の話から、娘が兵士に撃たれたのは間違いない」と訴える。だが「国民和解」に向けて軍と市民の衝突の真相解明を約束したアピシット政権は1年以上たった今も、ケートさんが誰に撃たれたのか公式な結論を出していない。

 日本人カメラマン、村本博之さん(当時43歳)のケースでは、捜査当局が一度は兵士の銃撃によるとの見方を示しながら後に事実上撤回した。「軍の支持が支えの現政権は、責任を認めたくない軍の圧力には逆らえない」(地元記者)ためだ。

 06年の軍事クーデターでタクシン首相を追放した軍は、今もタイ政治の「陰の主役」だ。

 プラユット陸軍司令官は今月14日、テレビで「一部の政治家の言動は不適切。『よき人』への投票を求める」と発言した。国民の間では、司令官はタクシン派のタイ貢献党が優勢な選挙情勢に危機感を強め、強いメッセージを発したと受け止められた。

 王室を中心とした国体の護持を掲げる軍は、タクシン氏や都心部占拠を指導した「反独裁民主戦線」(UDD)幹部を「国体護持への脅威」ととらえる。貢献党の比例区候補者名簿にはそのUDD幹部が名を連ねる。

 軍はその後「どの党が勝っても関心はない。軍は政府に従う」(サンサーン報道官)と態度を軟化させた。「国民は軍が政治の前面に出てくることを望んでいない。軍もそれを敏感に感じている」と外交筋は指摘した。

 だが、かつてのタクシン政権は予算や人事を握って軍を支配しようとした。外交筋は「総選挙後の新政権が同様の姿勢を示せば一気に軍との緊張が高まる」と警告した。【バンコク西尾英之】

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 ■ことば

 ◇タイのクーデター
 タイは第二次大戦後、失敗を含めれば十数回の軍部によるクーデターを経験。軍部は政治への介入姿勢が強く、行き詰まった政治情勢を打開する「タイ式民主主義」の一つの形として受け入れられてきた面もある。91年のクーデター後、「中進国入りしたタイではもう起きない」といわれたが、06年に15年ぶりに起きた。

毎日新聞 2011年6月29日 東京朝刊

2361チバQ:2011/06/29(水) 23:08:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2011062900821
政治活動の中止求める=政府がスー・チーさんに警告書−ミャンマー
 【バンコク時事】29日付のミャンマー国営紙によると、内務省は民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんに政治活動を中止するよう警告する書簡を送った。同紙は論評も掲載し、スー・チーさんが予定している地方遊説について「混乱を生じさせる恐れがある」と批判した。
 スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)は「早急に内相と直接話し合いたい」と返信すると明かした。
 NLDは昨年3月に制定された選挙関連法が不公正だとして選挙をボイコットし、解党された。しかし、本部や支部は閉鎖せず、看板や旗も掲げたままで声明なども出している。
 書簡はこうした点が法律に違反すると指摘し、「平和と安定を害する行為をやめるべきだ」と強調。さらに、「社会問題に関与する活動がしたいのなら、適法な手続きをとって社会組織として登録すべきだ」とした。(2011/06/29-22:17)

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http://www.jiji.com/jc/zc?k=201106/2011062100118
スー・チーさんがビデオ証言=米下院公聴会で22日に
 【ワシントン時事】米下院外交委アジア太平洋小委員会のドン・マンズロ委員長(共和)は20日、ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが22日の公聴会で、ビデオメッセージによる証言を行うと発表した。
 長年、軟禁生活を強いられたスー・チーさんにとって、米議会での初の証言となる。スー・チーさんは既に、録画したメッセージを同委員会に送付した。
 マンズロ委員長は、公聴会では昨年11月にミャンマーで行われた「不正な総選挙やミャンマーの困難な前途に焦点を当てる」と指摘した。(2011/06/21-08:45)

2362チバQ:2011/06/29(水) 23:18:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110628-00001068-yom-int
北の食糧配給、必要カロリーの2割程度に激減
読売新聞 6月29日(水)7時17分配信

 【ニューヨーク=柳沢亨之】北朝鮮で人道支援にあたるスイス開発協力庁平壌事務所のカタリナ・ツェルベガー所長が27日、読売新聞などと会見し、北朝鮮国民の大半が依存する政府の食糧配給がカロリーベースで、1人あたり日量525キロ・カロリーと必要量の約2割程度まで激減したとの現地調査の結果を明らかにした。

 5月から今月初めにかけて北朝鮮全域を調査した同所長によると、トウモロコシなどの配給量は平壌で1人あたり日量約200グラム、平壌以外では最悪の場合、同約150グラム。世界食糧計画(WFP)によると、昨年度の平均配給量は同375グラムで、1年間でほぼ半減した計算となる。

 同所長は「自衛のため雑草の根などを食べる国民が増えた。飢饉と呼ぶには早いが状況は良くない」と支援の必要を強調した。

2363チバQ:2011/06/30(木) 21:37:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&amp;k=2011063000412
李登輝元総統を起訴=公金横領で検察、本人は否認−台湾
 【台北時事】台湾の最高検は30日、李登輝元総統(88)が在任中に公金を不正流用したとして、横領とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で起訴したと発表した。李元総統が起訴されるのは初めて。弁護士によると、元総統は起訴内容を否認している。最高検は、元総統の側近だったシンクタンク「台湾総合研究院」の劉泰英・元院長(75)も同様の罪で起訴した。
 台湾では来年1月の総統選挙を控え、与党国民党と野党民進党の対立が激しさを増している。李元総統は一貫して国民党の馬英九政権に批判的な立場を取ってきた。起訴により、元総統の政治的発言力が大幅に低下するのは必至だ。
 最高検の発表によると、李元総統は退任が迫っていた1999年前後に劉元院長と共謀し、情報機関の国家安全局が管理する裏帳簿から約780万ドル(約6億2700万円)を横領。これを資金洗浄した上で、台湾総合研究院の運営資金などに流用した疑い。(2011/06/30-18:07

2364チバQ:2011/07/01(金) 23:44:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011070102000029.html?ref=rank
中国、国威プロジェクト次々完成
2011年7月1日 朝刊

 【北京=安藤淳】中国の二大都市、北京と上海を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)が三十日、開業した。この日は、七月一日の中国共産党創立九十周年に合わせ、海上橋としては世界最大級となる青島膠州湾大橋(山東省)や第二西気東輸パイプラインも開通。経済発展をアピールするとともに国威発揚を図っている。

 中国中央テレビによると、中国版新幹線「和諧号」の開業式は三十日、北京南駅で行われた。車両を「国産」と主張し特許申請の国際手続きを始めたことに対する日独両国からの批判を尻目に、温家宝首相は「中国鉄道史に新たな一ページを加えた」と技術力をアピール。当初は最高時速三百五十キロの予定だったが、安全性の観点から二百五十〜三百キロに下げ、北京−上海間を最短四時間四十八分で結ぶ。「一度に建設した長さ(千三百十八キロ)としては世界最長で最高速の鉄道を、わずか三十八カ月で建設した」と自画自賛した。

 一番列車は定刻の午後三時(日本時間午後四時)ちょうどに出発。同テレビは先頭車両のビジネスクラスに次の駅まで乗車、乗り心地を体験する温首相の様子を生中継した。

 一方、青島膠州湾大橋は全長四一・六キロで、青島−蘭州の長距離高速道路の起点になる。総工費は百億元(約千三百億円)、完成まで五年近くを要した。

 また、総延長約八千七百キロのパイプラインで天然ガスを輸送する「第二西気東輸」プロジェクトが三十日、操業を開始した。新華社電によると、十五の省・自治区・直轄市と香港にまたがるパイプラインの完成で、中央アジアのトルクメニスタンで採掘したガスを広東省や香港に直接送ることができるようになった。

 一日には北京で祝賀大会が開かれ、胡錦濤総書記が重要演説をする。遼寧省大連で改修中の旧ソ連製空母ワリャーグが一日、試験航行を行うとの報道もあり、中国は九十周年のお祝いムード一色に包まれている。

2365チバQ:2011/07/01(金) 23:49:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&amp;k=2011070100592
バンコクで「最後のお願い」=二大政党が大規模集会−タイ総選挙
 【バンコク時事】3日投票のタイ下院総選挙を前に、アピシット首相率いる民主党と、タクシン元首相の妹インラック氏を首相候補に据える最大野党タイ貢献党が1日、それぞれバンコクで演説会を開いた。2日の日中も選挙活動を行うことはできるが、両党とも大規模集会は1日までで、実質的に「最後のお願い」となった。
 各種世論調査で優勢が伝えられている貢献党は、市中心部の競技場で集会を開いた。参加者は最終的に数万人に達するとみられる。この日はあいにくの大雨となったが、選挙最終盤になっても人気の衰えないインラック氏がステージに上がり、大観衆に直接支持を訴えた。
 同党はこれに先立ち、2020年に向けた政策目標を発表。国民全員が家を持ち、農業従事者は自分の土地を所有できるようにすると約束した。タイ全土に鉄道網を整備するなどの経済政策も掲げた。
 一方、民主党は旧国会議事堂前の広場で集会を開催。アピシット首相は「タイを後戻りさせないため、民主党に投票を」と呼び掛けた。また、バンコクを混乱に陥れた昨年のタクシン元首相派による反政府デモを非難した。(2011/07/01-22:20

2366チバQ:2011/07/01(金) 23:54:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000071-mai-int
<タイ>下院総選挙…3日に投開票、タクシン派優勢
毎日新聞 7月1日(金)19時5分配信

 【バンコク西尾英之】タイのタクシン元首相派と反タクシン派の対立に一応の政治的決着を付ける下院総選挙が3日、投開票される。タクシン派野党「タイ貢献党」が第1党の座を確保するのは確実な情勢で、定数の半分の250議席に近付けばタクシン派の2年半ぶりの政権復帰の可能性が強まる。一方、同党の議席が与党「民主党」と僅差となる200台前半にとどまれば、政権の行方は、選挙後の少数政党との連立交渉に持ち越される。

 総選挙には計40政党が参加し500議席(比例区125、選挙区375)を争う。貢献党と民主党が2大政党で、当初は両党は互角とみられた。だが貢献党がタイ初の女性首相候補として担いだタクシン氏の実の妹、インラック・シナワット氏(44)が人気を集め、終盤戦の世論調査では民主党の地盤の首都バンコクでも貢献党が優位に立つ。

 インラック氏は「最低でも250議席は取る」と自信を示す。議席は選挙管理委員会の選挙違反の有無の調査を経て確定するが、貢献党が250議席を上回ればタクシン派の政権復帰は確実となる。

 一方、民主党が善戦した場合、計100議席前後を獲得するとみられる少数政党との連立交渉が鍵を握る。タイ政界では伝統的に第1党に連立交渉の優先権があるものの、貢献、民主各党の獲得議席が僅差となれば、両党はそれぞれの閣僚ポストなどをエサに、少数政党に対する激烈な綱引きを演じるとみられる。

 有権者は約4730万人。3日午後3時(日本時間同5時)に投票が締め切られ即日開票される。深夜には大勢が判明する。

2367チバQ:2011/07/02(土) 00:02:49
>>2041>>2193
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110701/chn11070121190017-n1.htm
江氏、祝賀大会に姿見せず 健康不安説に拍車も 
2011.7.1 21:18

中国共産党創建90周年祝賀大会が開かれる人民大会堂の大ホール=1日午前、北京(共同)
 健康不安説が伝えられる中国の江沢民前国家主席(84)は北京の人民大会堂で1日開かれた共産党創建90周年祝賀大会に姿を見せなかった。李鵬前全国人民代表大会常務委員長(国会議長)や、朱鎔基前首相は出席しただけに、江氏の健康不安説がさらに広がりそうだ。

 1日の祝賀大会では、ひな壇の最前列に、江沢民指導部時代の党序列2位の李氏や序列3位の朱氏が、現役の最高指導部メンバーと並んで着席したが、江氏の姿は見当たらなかった。

 香港メディアなどは、江氏が4月に大病を患ったと報道。江氏は引退後も胡錦濤指導部の重要な政策決定に関わっていたが、最近は健康問題があり、政治的な事項への関与がめっきり減ったと伝えている。(共同)

2368チバQ:2011/07/02(土) 00:18:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110701-00000117-jij-int
迫られる自己変革=党員の資質に危機感―中国共産党90年
時事通信 7月1日(金)17時45分配信

 【北京時事】中国共産党の胡錦濤総書記(国家主席)は1日、党創立90周年の祝賀大会で演説し、「中国を良くするカギは党にある」と党変革に取り組む決意を示した。新中国成立から60年余。一党支配の中国に野党は存在しない。胡総書記の決意表明は、矛盾だらけの国や党を立て直すには自己変革しか道がないことを浮き彫りにした。
 「精神の怠慢、能力不足、民衆からの遊離、腐敗に消極的…」。胡総書記は党が直面している党員の資質のリスクを列挙し、「党の任務はこれまで以上に重く、緊迫している」と危機感をあらわにした。
 処方箋は、腐敗の徹底取り締まりや人材育成、民衆との関係緊密化で党の執政能力を高めることだが、8000万人以上の党員を抱える世界最大の党の立て直しは容易ではない。
 胡総書記は政治体制改革にも言及したものの、「積極的かつ穏当に推進しなければならない」と述べるにとどまり、従来の見解を越えることはなかった。
 胡指導部は中国が2008年の国際金融危機をいち早く脱したことなどから、政治・経済体制に自信を深めている。党幹部は「共産党の指導の下で民主党派が協力する中国の特色ある社会主義こそが正しい道。中国に新党は必要ない」と公言。西側諸国の三権分立や多党制は採用しないと強調している。
 一党独裁を批判し、政治改革を求める「08憲章」を起草した民主活動家の劉暁波氏は、国家政権転覆扇動罪で懲役11年が確定し、服役中。昨年、劉氏にノーベル平和賞が授与された後、中国当局は社会の安定を最優先に、民主活動家や人権派弁護士らへの圧力をむしろ強めている。


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