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大中華世界的話題

2069チバQ:2011/01/23(日) 16:41:40
カンボジアは複雑怪奇で…


カンボジア選挙結果

【1993年選挙】
総議席120のうち、
・フンシンペック党 58議席【王党派】【ラナリットが第一首相】
・人民党      51議席【親ベトナム】【フン・センが第2首相】
・仏教自由民主党  10議席【ソン・サン派】

=97年フン・センによりラナリット国外追放=

【1998年選挙】
総議席122
カンボジア人民党 64議席
フンシンペック  43議席
サム・ランシー党 15議席【サム・ランシーはフンシペック党から離党】

=ラナリット帰国。国会議長に=

【2003年選挙】
カンボジア人民党 73議席
フンシンペック  26議席
サム・ランシー党 24議席

=06年ラナリット、フンシペック党党首解任。ノロドムラナリット党結成=

【2008年選挙】
カンボジア人民党 90議席
フンシンペック   2議席
サム・ランシー党 26議席
人権党       2議席
ノロドムラナリット 2議席

カンボジア近代政治史超概略

親ベトナム:ヘン・サムリン→フン・セン
王党派  :シアヌーク→ラナリット
親米派  :ロン・ノル→ソン・サン
クメールルージュ :ポル・ポト、イエン・サリ、ソン・セン、キュー・サムファン

49年:独立 【王党派】(65年シアヌークベトナム空爆を機に対米断行)
70年:クーデター【親米派】ロン・ノルによるクーデター(反ロン・ノル派との内戦状態に)
76年:民主カンプチア成立【クメールルージュ】中華人民共和国から支援を受ける。
79年:ヘン・サムリン政権樹立【親ベトナム】 
    82年:民主カンボジア(反ヘン・サムリンの3派連合)亡命政権樹立

2070栃木都民:2011/01/24(月) 12:11:52
>>2069
カンボジア人民党について、肝腎なことが抜けています。
彼らの母体はポル・ポト政権の東部軍だということです。粛清の手が迫ったことを知った東部軍の幹部連中が、カンボジア人にとって不倶戴天の敵、ヴェトナムと通じ反攻しポル・ポトを政権の座から引きずり下ろした。
ヴェトナム政府にとっても、当時は中越戦争の頃で中国とは最悪で、文革派に支援されたポル・ポト政権は目の上のタンコブだった状況でした。

2071チバQ:2011/01/25(火) 21:54:45
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110126k0000m030062000c.html
タイ:反タクシン派が大規模集会 対カンボジア弱腰に抗議
 【バンコク西尾英之】タイの反タクシン元首相派組織「民主市民連合」(PAD)は25日、バンコクで政府の「カンボジアに対する弱腰」に抗議する大規模集会を開いた。国民に根強い反カンボジア感情をあおり、自派への支持拡大を狙う。同じ反タクシン派のアピシット政権は対応に苦慮している。

 バンコク中心部の首相府周辺で開かれた集会にはPADの支持者数千人が参加し、同派としては08年にバンコク国際空港を占拠した時以来の規模となった。政府がカンボジアと結んだ国境問題に関する覚書の破棄などを求め、政府が応じるまで集会を続けるとした。

 反タクシン派はタクシン氏を「王制変革を狙っている」などと非難する。国粋主義のPADには、意図的にカンボジアとの緊張を高めて国民の愛国心を強め、カンボジアのフン・セン政権とも近いタクシン氏への支持をそぐ思惑がある。

 昨年12月末にはPAD系右翼組織の幹部が、政権与党議員らとともにカンボジアへ不法侵入したとして逮捕された。カンボジア司法当局はこの幹部が主導して意図的に侵入したとして、幹部をスパイ罪で起訴している。

 外交関係悪化を恐れるアピシット政権は、事件では事実上タイ側に非があったことを認め低姿勢で対応。また今年の総選挙の平穏な実施のため、国内の対立激化を招くPADの活動を抑えたいのが本音とみられる。

 警察当局は24日夜、PADの集会場所近くで大量の手製爆弾を発見したと発表したが、地元有力紙は政府がPAD支持者に集会への参加を思いとどまらせるために仕組んだ「自作自演」の可能性に言及している。

2072チバQ:2011/01/25(火) 22:04:53
赤旗の記事
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-25/2011012507_01_1.html
2011年1月25日(火)「しんぶん赤旗」

タイ 政治対立再燃
大規模集会相次ぐ

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 【ハノイ=面川誠】タイのタクシン元首相派「反独裁民主統一戦線(UDD)」は23日、バンコクで数万人規模の反政府集会を開きました。UDDと対立する「民主市民連合(PAD)」も25日に大規模集会を予定。今年前半に見込まれる総選挙を前に、両者の対立が再燃しています。

 UDDは農民、低所得労働者を基盤とし、PADは都市中間層が支持していると言われます。2006年のクーデターで政権を失ったタクシン氏は在任中、手厚い生活支援策を通して低所得層に政治基盤を固めました。

 現地報道関係者は「タクシン政権は政治から除外されていた人々を政治活動に引き入れた。この後戻りできない変化が、階層間の対立を深刻化させている」と言います。

 UDDのティダ議長は自分たちの活動について、「タクシン氏の復権が目的ではない」と述べています。昨年4、5月の騒乱で拘束された19人のUDD幹部を釈放するよう求めています。

 アピシット首相は昨年12月、UDD指導部と会談し釈放の検討を約束。今月に入り、低所得層向けに基本電気料金の無料化、燃料費補助、低利融資などの社会福祉政策を発表し、UDD支持層の取り込みを図っています。

 一方のPADは、街頭行動を通じて2006年のクーデターへの流れをつくった勢力。首相とUDDとの妥協に反発し、カンボジアとの共同国境画定委員会が合意した覚書について、その内容がタイに不利だとして批判を強めています。

 これに対し首相は23日の演説で、PADの要求を受け入れないと言明しました。

 こうした政治的対立の深まりには、「今年、タイの政治危機は続くだろう」「総選挙でアピシット政権が勝利しても、いっそう不安定化する可能性が高い」(企業コンサルタント会社IHSグローバルインサイト)との見方が広がっています。

2073名無しさん:2011/01/25(火) 22:16:14
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110125/stt11012500210002-n1.htm
タイ:タクシン派が集会 総選挙にらみ3万人
 【バンコク西尾英之】タイのタクシン元首相派は23日、バンコクで3万人規模の反政府集会を開いた。同派は昨年末から毎月2回、定期的に大規模集会を続けており、今年前半にも予想される総選挙を前に再び反政府行動を強めつつある。

 都心部の繁華街を占拠して日曜日に開かれる同派の集会には、地元商業施設関係者が反発。同派は23日、初めて主会場を繁華街から市内西部に移した。

 一方、08年にバンコク国際空港を占拠した反タクシン派「民主市民連合」も、最近になってカンボジアとの国境問題をめぐる政府の姿勢が弱腰だとして抗議集会を開催。総選挙を控えタクシン、反タクシン両派の活動が活発化しつつある。

http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012501000843.html
タイ、反タクシン派も反政府デモ 政治混乱の再燃懸念


 カンボジアとの国境問題でタイ政府の対応に反発し、国王の写真を掲げて気勢を上げる反タクシン元首相派の支持者ら=25日、バンコク市内(共同)
 【バンコク共同】タイの反タクシン元首相派の「民主市民連合(PAD)」の支持者ら数千人は25日、カンボジアとの国境問題でのタイ政府の対応に反発、首都バンコクの首相府周辺で抗議デモを行った。2000年に両国が交わした国境問題に関する覚書の破棄を求め、政府が応じるまでデモを継続するという。

 タイでは、昨年バンコクで大規模な反政府デモを展開したタクシン元首相派の反独裁民主統一戦線(UDD)も定期的に反政府集会を開催しアピシット政権への圧力を強めており、政治混乱の再燃が懸念される。

 首相府近くの橋の上では24日、手製爆弾が見つかり、警察が容疑者5人を拘束。バンコク郊外の容疑者の関係先から、手りゅう弾やロケット弾など多数の武器が押収された。抗議デモの混乱を狙い爆破を企てたとみられ、治安当局は現場周辺に警官ら約4千人を配備し警戒した。

 PADは08年、当時のタクシン派政権の退陣を求め、首相府やバンコク国際空港を占拠するなどの抗議活動を展開。同年12月にタクシン派政権の崩壊を受け発足したアピシット政権を当初は支持していたが、今は反政権を掲げている。

2011/01/25 20:00 【共同通信

2074名無しさん:2011/01/25(火) 22:20:15
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201101250390.html
「黄シャツ派」がタイ首相府封鎖 「赤」と両面から批判2011年1月25日20時31分




首相府周辺を埋め尽くしたPAD支持者=25日、バンコク、古田写す
 【バンコク=古田大輔】黄色シャツで知られるタイの反タクシン元首相派「民主主義市民連合」(PAD)が25日、首相府前の道路を封鎖し、かつてPADと共闘関係にあった現政権を批判するデモを始めた。カンボジアとの国境問題で政府に強硬姿勢を求めている。赤が旗印の元首相派も定期的なデモを続けており、現政権は両面から批判を受ける形になった。

 警察によると、参加者は約5千人。首相府の北東と北西側の道路を550メートルにわたって封鎖した。周囲には集会ステージやテントなどが設けられ、大量の食料を持ち込んで長期戦にそなえる。

 PADは、同じ反元首相派として現与党の民主党と共闘関係にあった。2008年には空港や首相府を占拠し、当時の元首相派政権を事実上の崩壊に追い込んだ。ところが、PADは国境問題をめぐって、カンボジアとのこれまでの合意の破棄などを求めて政府と対立。昨年末、国境を違法に越えたとしてカンボジア軍がPADメンバーら7人を拘束すると、「政府は弱腰」と批判を強めていた。

 アピシット首相は23日夜、テレビ演説で「PADの主張に従うことはできない」「彼らの目的は政権の打倒だ」と対決姿勢を鮮明にした。一方、PAD最高幹部のチャムロン元バンコク都知事は「デモをいつまで続けるかはわからない。政府の対応次第だ」と話した。

 デモのために車で約2時間かけて来たというダンさん(45)は「地元から200人が交代で参加する。政府が我々の要求をのむまでとどまる」と話した。

2075チバQ:2011/01/28(金) 22:40:28
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110129k0000m030084000c.html
ミャンマー:大統領人事が焦点に 49年ぶり国会招集
 【バンコク西尾英之】軍事政権による独裁支配が続いてきたミャンマーで31日、49年ぶりに国会が招集される。2月中旬には国家元首となる新大統領が選出され、現在の軍事政権から国の統治を引き継ぎ「民政移管」が完了する。だが大統領には軍出身の高官が選ばれ、民政移管後も事実上の軍事支配が継続することは確実。焦点は最高指導者、タンシュエ国家平和発展評議会議長(77)の進退だ。

 ミャンマーで国会が開かれるのは1962年にネウィン将軍による軍事クーデターで憲法と議会が廃止されて以来。31日は上下院の議長を選出する。2月中旬までに両院合同の「連邦議会」が開かれ3人の副大統領を選出し、その後数日以内にこの中から新大統領が選ばれる見込みだ。

 焦点は大統領人事だ。高齢で健康状態も優れないタンシュエ氏は最高権力者の座を退き、長年、同氏の後継者と目されてきたシュエマン前軍総参謀長(63)が就任するとの見方が強かった。だが最近になって、タンシュエ氏が大統領就任に意欲を示しているとの観測が広がっている。

 「タンシュエ氏は最高権力者の座を降りれば自身の安全が保てないと判断している」(在ヤンゴン外交筋)とされる。氏は大統領に就任しなくても、軍を統括する国防治安評議会議長などに就任して事実上の院政を敷く可能性が強い。

 それにもかかわらず国際社会がタンシュエ氏の進退に注目するのは、これまで独裁的権力を振るってきた同氏が大統領に就任すれば、「民政移管」がまやかしであることがさらに鮮明になり、制裁解除など新政権との関係改善は一層困難になるためだ。

 シュエマン氏が大統領になっても、事実上の軍事支配継続に変わりはないが、わずかに関係改善へ向けた対話の糸口は残される。

 国会にはアウンサンスーチーさん率いる「国民民主連盟」(NLD)から分裂して総選挙に参加し、上下院合わせて12議席を獲得した「国民民主勢力」(NDF)も参加する。スーチーさんとNDFは再結集を模索するが、NLD内部には党の決定に背いて選挙に参加したNDFへの反発が根強いとされる。

 12月末のスーチーさんとNDFの会談も政治的な話をしないまま終了。軍部主導で「民政移管」が進む中、民主化勢力はしばらくは活動の方向性を模索することになりそうだ。

2076チバQ:2011/01/30(日) 21:03:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110130/chn11013004140001-n1.htm
台北支局長・山本勲 台湾独立派政党の試練
2011.1.30 04:12
 台湾独立派野党の民主進歩党(民進党)が新たな試練に直面している。2008年総統選の惨敗後発足した蔡英文主席の新体制で政権奪還を狙えるまでに党勢を盛り返してきたが、ここへきて難問が続出し始めた。年末か来年初めに行われる台湾立法委員(国会議員)選と来春の総統選は、東アジアの将来にも関わる重大イベントだけに、日本にとっても民進党の動向には目が離せない。

 台湾は4年ごとに大きな政治の季節を迎える。前回は08年1月に立法委員、3月に総統選が行われた。

 結果は当時の野党、中国国民党が両方とも地滑り的大勝を収めた。立法委員選では国民党が議席(定数113)の3分の2を上回る81、与党の民進党は4分の1以下の27に落ち込み、二大政党制が事実上崩れた。

 総統選も馬英九総統が民進党の謝長廷候補(元行政院長=首相)に約220万票(得票率で約17%)の大差をつけて圧勝した。

 原因として、(1)少数与党の陳水扁民進党政権と国民党の8年に及ぶ抗争(2)陳総統一族の腐敗(3)中国や米国との関係悪化−などが指摘された。

 国際経済法が専門の学者だった蔡氏は民進党がどん底の08年5月、初の女性党主席に就任。これまでの同党指導者にはない理性的で穏健、清廉なイメージで立法委員補選や統一地方選を戦い、4連勝した。

 昨年11月の5大都市首長選では台南、高雄2市確保の現状維持にとどまったが、総得票率では6年ぶりに国民党を上回った。蔡主席自身もなじみの薄い新北市長選に初出馬を迫られ、国民党ホープの朱立倫氏と大接戦の末、惜敗した。

 民進党再生の立役者となった蔡主席の支持率は馬英九総統をもしのぐほどで一躍、初の女性総統誕生への期待も高まった。

 しかし新年に入り蔡体制に逆風が吹き始めた。政府が公務員退職金の一部に18%の高利をつけてきたことに世論や民進党が批判を強める中で、国民党の立法委員が蔡主席もその受給者であることを暴露した。

 彼女のイメージは傷つき、一部台湾紙の世論調査では党内ライバルの蘇貞昌元行政院長に支持率で逆転される結果を招いた。

 こうなると民進党の“持病”ともいうべき党内派閥抗争が再燃する。同党は国民党独裁体制の民主化と台湾独立を目指す活動家グループの“連合体”として1986年に発足した。自由闊達(かったつ)な半面、組織力や結束力は強くない。

 蔡主席、蘇嘉全秘書長らの現執行部は50歳代までの中堅、若手中心の体制だが、ここへきて60〜80歳代の結党以来のベテラン、長老の執行部批判が続出している。

 22日の臨時党大会は総統や立法委員選の候補を党の世論調査で選ぶ執行部案を可決したが、これには呂秀蓮前副総統ら長老が猛反対して党内にしこりを残した。

 蘇貞昌氏は台北市長選で大敗したが、蔡主席の“つまずき”を横目に総統選出馬に意欲満々の様子だ。前総統選惨敗の謝長廷氏までが、出馬意欲をほのめかし始めた。

 民進党が前総統選に惨敗したもう一つの原因として、候補者選定をめぐる謝長廷、蘇貞昌両氏の“骨肉の争い”が指摘されている。同党が同じ過ちを繰り返すようなら「台湾の中国傾斜に歯止めがかからなくなる」(ある台湾独立派長老)との懸念の声も聞かれる。

2077チバQ:2011/02/01(火) 00:45:08
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY201101310197.html
ミャンマー議会、初招集 軍政トップの大統領就任が焦点2011年1月31日13時40分
 【バンコク=古田大輔】ミャンマー(ビルマ)の首都ネピドーで31日午前、昨年11月の20年ぶりの総選挙を受けた議会が初招集された。憲法によると、今後、15日以内に国家元首である大統領の選出過程に入る。軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長が横滑りで就任するかどうかが焦点だ。

 連邦議会は上院(民族代表院、224議席)と下院(人民代表院、440議席)で構成される。各4分の1は軍人が指名され、残りが昨年11月の選挙で当選した議員。軍事政権は民政移管と位置づけるが、当選議員の約8割は軍政翼賛の連邦団結発展党(USDP)所属で、元軍人や軍と関係のある企業関係者ら。「見せかけの民主化」との批判は根強い。

 民主化指導者アウン・サン・スー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)は、軍政管理下の選挙を「不公正」とボイコット。民主化勢力としては、NLDから分派した国民民主勢力(NDF)が上下両院で計12議席を得た。また、国内各地の少数民族勢力も議会に参加している。

 上下両院は今後、それぞれの議長を選出。その後、大統領と副大統領の選出過程に入り、2月中に決まると見られている。


http://sankei.jp.msn.com/world/news/110131/asi11013121270003-n1.htm
ミャンマー議会開幕 上下両院議長に退役将軍
2011.1.31 21:26 (1/2ページ)
 【シンガポール=宮野弘之】ミャンマーの新連邦議会が31日午前、首都ネピドーで開幕した。昨年11月の総選挙を受け、地域議会と各州議会も同時に開かれ、軍政主導の民政移管が最終段階に入った。議席の8割以上を軍人もしくは軍出身者が押さえ、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんらが新たな政治プロセスに参加できないため「見せかけの民政」との批判は根強い。ただ新政権発足後は従来、軍政を批判してきた欧米各国も段階的にミャンマー政府との関係見直しに動くとみられる。

 上下両院で構成する連邦議会は、軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長が占星術で決めたという同日午前8時55分(日本時間11時25分)ちょうどに開幕。

 軍政筋によると、議会は同日、下院議長に軍政順位3位のトゥラ・シュエ・マン元大将、上院議長にキン・アウン・ミン元少将をそれぞれ選出した。議会はこの後、副大統領3人を選出し、そのなかから大統領を選ぶ。大統領にはティン・セイン首相、ティン・アウン・ミン・ウー元大将らが有力視されるが、タン・シュエ議長が就任するとの見方も残っている。

 複数政党が参加する議会の開催は1962年以来49年ぶり。外国メディアは記者の入国を認められず、通信員もネピドーでの取材を制限され、新議事堂に近づくこともできない。

 事前に議員に配られた資料では、携帯電話の持ち込みは禁止され、民族衣装の着用が義務づけられた。給与は大統領が500万チャット(実勢レートで約5千ドル=41万円)。副大統領40万チャット(同32万9千円)、閣僚350万チャット(同28万8千円)。連邦議員は30万チャット(同2万5千円)で1日1万チャット(同820円)の日当がつく。

 軍政を支えてきたSPDCは権限を移譲するが、新政権の国防相、内相、国境相の3人は国軍司令官が指名するため、今後も国軍が影響力を残すのは確実だ。ただ、軍政に近いビジネスマンが新政権に加わる可能性もあり、経済の開放政策が進む可能性はある。

2078チバQ:2011/02/01(火) 22:24:47
http://mainichi.jp/select/world/news/20110201ddm007030066000c.html
ミャンマー:「タンシュエ大統領」強まる 下院議長、軍政ナンバー3
 【バンコク西尾英之】ミャンマーの首都ネピドーで31日開会した国会下院は、議長に現政権ナンバー3のシュエマン前軍総参謀長(63)を選出した。シュエマン氏は最高指導者、タンシュエ国家平和発展評議会議長(77)の後継者と目され、2月にも選出される大統領の有力候補の一人だった。シュエマン氏の下院議長就任で、大統領にはタンシュエ氏が選出される可能性が強まった。

 現地からの情報によると、上下院は1日午前、副大統領3人の選出手続きに入る。このうち1人が大統領に選ばれるが、タンシュエ氏が副大統領に選出されれば大統領就任は確定的になる。

 ミャンマー国内では最近になって、タンシュエ氏自身が大統領就任に意欲を示しているとの観測が広がっていたが、本命とみられていたシュエマン氏の下院議長選出は、現地でも驚きをもって迎えられている。

 現地情報筋は、氏が議長を辞任して改めて副大統領に選ばれることも不可能ではないが現実的ではなく、タンシュエ氏の大統領就任の可能性が強まったとの見方だ。

 これまで独裁的権限を振るってきたタンシュエ氏が民政移管後の国家元首である大統領に横滑りすれば、民政移管が見せかけに過ぎないことがより鮮明になり、ミャンマーと米欧など国際社会との関係修復は極めて困難になる。

 一方、高齢で健康に不安を抱えるタンシュエ氏が海外での国際会議出席など大統領の職務をこなすのは困難との見方から、氏は軍を統括する国防治安評議会議長に就任して院政を敷くとの観測もある。このほかの大統領候補には現政権ナンバー4のテインセイン首相(65)らの名前が挙がっている。

 国会上院は31日、議長にキンアウンミン文化相を選出した。

 ◇民主化勢力・少数民族政党 多勢に無勢、論争も困難
 選挙結果に基づく複数政党参加の議会としては1962年以来49年ぶりという歴史的な国会では、民主化勢力や少数民族政党が、民主化や民族自治拡大、国民経済の改善などで政権に論争を挑む構えだ。しかし軍部寄り議員が圧倒的多数を占める国会で、実りある議論が交わされる望みは薄い。

 「議会ではガソリンなど燃料費の高騰や、携帯電話などの高額な通信費について議論したい」。31日、初登院を前に民族衣装で正装した民主化勢力「国民民主勢力」(NDF)のミャニャナスエ議員は毎日新聞に語った。

 上下院で少数民族系政党として最も多い計21議席を獲得した「シャン民族民主党」の議員は毎日新聞に「副大統領には少数民族議員を擁立する。我々は国会議員として自身の信じる行動を取る権利がある」と話す。

 だが議会は圧倒的に軍部寄り議員が優勢だ。11月の総選挙は民主化運動のシンボルとして国民の人気が高いアウンサンスーチーさん(65)を排除して実施され、軍事政権翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)と、政権に近いとされる旧ネウィン政権系の「国民統一党」が、合わせて上下院とも民選枠のほぼ8割を獲得した。さらに憲法の規定で両院とも定数の25%の軍推薦枠議員が加わる。

 これに対しNDFは両院合わせて12議席。地盤とする選挙区では比較的善戦した各少数民族系政党も、全体ではわずかな議席しか獲得できなかった。

 少数野党のNDFや少数民族系政党が議会で自身の要求を訴えても実現は極めて困難だ。

2079チバQ:2011/02/01(火) 22:26:50
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY201101310547.html
ミャンマー軍政トップ、大統領になる?去就に注目集まる(1/2ページ)
2011年2月1日1時58分

  
 【バンコク=古田大輔】ミャンマー(ビルマ)で、軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長(77)の去就が注目されている。大統領になるのか、引退か、陰で院政を敷くのか。軍政は31日に招集された国会を「民政移管」と位置づけるが、軍政トップが大統領に横滑りすれば、内外の強い批判を呼ぶのは必至だ。

 31日は上下両院の議長選びがあり、軍を退役して下院に立候補した軍政ナンバー3のトゥラ・シュエ・マン前国軍統合参謀長(63)が下院議長、キン・アウン・ミン文化相が上院議長にそれぞれ就任した。国営テレビは夜のニュースで議長の選出結果を発表。1日には副大統領候補が選ばれるという。

 2008年に軍政が定めた憲法によると、上院、下院と、軍隊から選ばれた軍人議員(各院の4分の1)が1人ずつ副大統領候補を選び、その3人から秘密投票で大統領が決まる。残りの2人は自動的に副大統領に就任する。

 大統領選出をめぐっては、総選挙を実施した昨年11月ごろは、トゥラ・シュエ・マン前国軍統合参謀長や、同じく退役して当選したナンバー4のテイン・セイン首相(65)が有力視されていた。「民政移管」を言う以上、軍人であるタン・シュエ議長はトップに立たないのではないかという見立てだった。

 しかし最近、軍人議員の選出枠から大統領に選ばれるのではとの観測も広がっている。軍人議員枠選出であれば、議員である必要はない。トゥラ・シュエ・マン前国軍統合参謀長が下院議長に就任したことで、タン・シュエ議長かテイン・セイン首相のどちらかが有力だ。反軍政筋によると、テイン・セイン首相の大統領就任が固まったとの情報もある。

 タン・シュエ議長は大統領にならなければ、引退か、何らかの要職にとどまって権力を温存する院政しかない。健康問題を抱え、「外遊が必要な大統領職は無理」と否定する向きも多い。だが、今年に入って国内メディアでの露出が増えており、健在ぶりのアピールと見られている。

 「影響力が弱まれば、しっぺ返しを受ける恐れがある。最大の権力を持ち続けるのが安全と考えるようになったのでは」というのが、タン・シュエ大統領説の根拠だ。

 議席の8割以上を軍政系が占める「民政移管」を、欧米が「見せかけ」と批判する一方、中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)などは民主化の一歩と評価してきた。ヤンゴンの外交筋は「タン・シュエ大統領が誕生すれば、まさに民主化は見せかけ。誰も望んでいないシナリオだ」と話している。

2080チバQ:2011/02/01(火) 22:34:00
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110201-OYT1T00917.htm
ミャンマー国会、副大統領候補を選出

 【バンコク=深沢淳一】ミャンマー国会は1日、新大統領になるための前提である副大統領候補の選出を行い、テイン・セイン首相ら5人が選ばれた。


 軍政トップで国家元首のタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長は含まれず、テイン・セイン首相が大統領に就任する見通しとなった。

 副大統領は上院(民族議会)、下院(人民議会)と、軍部の両院議員枠から各1人を選出することになっている。3人の中から議員の投票で大統領が決まる。

 1日の手続きでは、下院で軍政の翼賛政党・連邦団結発展党(USDP)党首のテイン・セイン首相と少数民族政党の1人、上院でUSDPと少数民族政党の各1人が副大統領候補となった。軍部の議員枠は軍政序列5位のティハ・トゥラ・ティン・アウン・ミン・ウーSPDC第1書記のみで、副大統領選出が確定した。

(2011年2月1日21時36分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/world/news/20110202k0000m030118000c.html
ミャンマー:タンシュエ氏 大統領に就任しないことが確定
 【バンコク西尾英之】ミャンマーの首都ネピドーでほぼ半世紀ぶりに開かれた国会は1日、今後発足する新政権の副大統領候補を、テインセイン現首相(65)ら5人に絞り込んだ。最高指導者のタンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長(77)は候補に入らなかった。大統領は副大統領候補の中から選ばれるため、タンシュエ氏が大統領に就任しないことが確定した。

 軍部強権支配のミャンマーで20年近く独裁的権限を振るったタンシュエ氏は、民政移管に伴い形の上では国家元首の座を降りる。しかし、国軍最高司令官か、軍と政府のトップが参加する「国防治安評議会」議長にとどまり、事実上の院政を敷くとの見方が強い。

 今後、5人のうち1人を大統領に、2人を副大統領に選出する。大統領には、いずれも軍出身で国家評議会序列4位のテインセイン氏か、同5位のティンアウンミンウー第1書記が有力だ。

 両氏は「タンシュエ氏の忠実な部下」(現地消息筋)とされる。民政移管と同時に発効する憲法は、非常時には大統領権限が軍トップに委譲されるなど、軍の政府に対する優位性を規定する。タンシュエ氏が軍トップの地位を手放さなければ、政府を監督する立場として最高実力者の地位を保つことが可能だ。

 一時は自身の大統領就任説も流れたタンシュエ氏が、高齢で健康不安も抱えながら権力維持にこだわるのは、最高権力者としての地位を失えば自身や家族の身の安全が危ういとの危機感があるためとみられる。

 タンシュエ氏は92年に軍事政権トップに就任。民主化の動きに対しては徹底して強硬姿勢を示し、アウンサンスーチーさんら民主化勢力幹部を長期間拘束して弾圧。07年の僧侶や学生を中心とした反政府デモの際も、武力鎮圧した。

 ミャンマーの民主化を求める米国や欧州連合(EU)などの国際社会にとって、タンシュエ氏の「引退」はミャンマー新政権との関係改善を検討するための「最低条件」だ。

2081チバQ:2011/02/01(火) 22:34:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110201/asi11020120510002-n1.htm
ミャンマー大統領候補 タン・シュエ氏外れる テイン・セイン首相有力
2011.2.1 20:50

 ミャンマーのテイン・セイン首相=2010年11月16日、カンボジアのプノンペン(AP)
 【シンガポール=宮野弘之】ミャンマー連邦議会は1日、副大統領候補5人を選出した。副大統領候補に軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長は含まれず、同議長が大統領に就く可能性はなくなった。この結果、テイン・セイン首相の大統領就任の可能性が高まった。タン・シュエ氏は2日に78歳になるが、当面は国軍司令官の地位にとどまるとみられ、今後も影響力を維持するのは確実だ。

 副大統領候補には上下両院からテイン・セイン氏と少数民族代表ら各2人、さらに軍人議員枠から軍政5位のティン・アウン・ミン・ウー元大将(SPDC第一書記)が選ばれた。

 同元大将は副大統領となることが確定。3日の議会で上下両院でそれぞれ副大統領1人を選び、引き続き開く合同議会で全議員投票により大統領を選出する段取りだ。その後、大統領が首相を指名し、週内には新内閣が発足する見通しだ。

 トゥラ・シュエ・マン下院議長は1日夜、国営メディアを通じて声明を発表し、「大統領、副大統領、新内閣のすべての閣僚は国会議員から選ばれるだろう」と述べた。

 上下両院はそれぞれ25%を軍人議員が占めるが、タン・シュエ氏は国会議員ではないため、新内閣でも主要ポストに就く可能性はない。ただ、国軍司令官は国防、内務、国境問題の各相を指名できることから、国軍司令官のポストに留まる限り、同氏が新政権に直接、影響力を及ぼすのは確実だ。

2082チバQ:2011/02/02(水) 00:44:49
アジアの独裁・共産国家?の権力者の序列

■中国>>1924
<中国共産党政治局常務委員会> (序列順・敬称略)
・胡錦濤―党中央委員会総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、国家中央委員会主席(団)
・呉邦国―全国人民代表大会常務委員長(中)
・温家宝―国務院総理(首相)(中)
・賈慶林―中国人民政治協商会議主席(江)
・李長春―党中央精神文明建設指導委員会主任(江)
・習近平―党中央書記処第一書記、国家副主席、中央党校校長(太)
・李克強―国務院常務副総理(副首相)(団)
・賀国強―党中央紀律検査委員会書記(江)
・周永康―党中央政法委員会書記(江)

 (団)=共産主義青年団、(中)=中間派、(江)=江沢民派、(太)=太子党


■北朝鮮>>1963
(10.11.09)
金正日(キム・ジョンイル)総書記
金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長
金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長
崔永林(チェ・ヨンリム)首相
李容浩(イ・ヨンホ)人民軍総参謀長


(10.09.29)*金正恩以外は政治局常務委員
金正日(キム・ジョンイル)総書記
金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長
崔永林(チェ・ヨンリム)首相
趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第1副委員長  →死去
李容浩(イ・ヨンホ)人民軍総参謀長
金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長


■ベトナム>>2035
グエン・フー・チョン書記長   親中・保守派
チュオン・タン・サン国家主席  経済通の親日派
グエン・タン・ズン首相



■ミャンマー >>1742
1タン・シュエ上級大将   SPDC議長(国家元首)   →院政?
2マウン・エー上級大将補  SPDC副議長
3トゥラ・シュエ・マン大将 国軍統合参謀長、大統領有力  →下院議長
4テイン・セイン大将    首相             →下院枠で副大統領候補に
5ティン・アウン・ミン・ウー大将 国防省兵站総局長 →軍人枠で副大統領に
6ティン・エー中将     国防省国防産業局長

2084チバQ:2011/02/02(水) 00:51:06
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/01/24/0200000000AJP20110124002700882.HTML
北朝鮮の要職幹部が相次ぎ死亡、権力闘争説も 2011/01/24 16:19 KST文字拡大 文字縮小印刷 【ソウル24日聯合ニュース】北朝鮮・労働党組織指導部の第1副部長の死亡が相次ぎ、さまざまな憶測が飛び交っている。

 昨年、李容哲(リ・ヨンチョル)、李済剛(リ・ジェガン)第1副部長が死亡したのに続き、今月22日にはパク・ジョンスン第1副部長が肺がんで亡くなった。パク・ジョンスン氏は、昨年6月に交通事故で死亡したと伝えられた李済剛氏の後任として同9月の朝鮮労働党代表者会で起用されたが、結局4カ月も続かなかった。

 北朝鮮メディアは当時、80歳の李済剛氏が午前零時ごろ、交通事故で死亡したと報じていた。しかし、一部では金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・正恩(ジョンウン)氏への後継をめぐる権力闘争過程で起きた殺人の可能性が提起された。李容哲氏もその2カ月前の昨年4月に心筋梗塞で死亡したと北朝鮮メディアが伝えていた。

 今回、パク・ジョンスン氏が「不治の病」(肺がん)で死亡したとする北朝鮮側の発表も腑(ふ)に落ちないのは同じだ。わずか2カ月前の昨年12月13日にパク・ジョンスン氏は金総書記の軍人公演観覧に同行していたからだ。

 一方、パク・ジョンスン氏の後任として適任者を見つけられるかは不明だ。世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)首席研究委員は「組織指導部の第1副部長や幹部部長職は後継体制確立に非常に重要なポストであるため、長く空席にはできないだろう。しかし、昨年の朝鮮労働党代表者会でパク・ジョンスン氏1人を起用したことを考慮すると、後任人事に時間がかかる可能性もある」と指摘した。

 北朝鮮で労働党組織指導部の第1副部長職は中核要職だ。部長職は常に空席だが、事実上、金総書記が兼職していると伝えられており、その下に第1副部長3〜4人と副部長10人余りが起用されているとされる。

 現在、組織指導部の第1副部長は2008年12月に任命された金慶玉(キム・ギョンオク)氏1人しかいない。同氏には朝鮮労働党代表者会の前日に金総書記の三男・正恩(ジョンウン)氏とともに「朝鮮人民軍大将」の称号が与えられている。

2085チバQ:2011/02/02(水) 00:53:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110201/chn11020120540002-n1.htm
中国軍「太子党」躍進 背景に習近平軍事委副主席の影響力
2011.2.1 20:52 (1/2ページ)
 【北京=矢板明夫】中国人民解放軍は1月中旬から下旬にかけて、軍幹部20人以上の人事異動を行った。来年秋の第18回中国共産党大会に向けた若返りの一環だが、元高級幹部の子弟で構成する「太子党」勢力の躍進が目立った。太子党に属する習近平国家副主席が昨年秋に軍ナンバー2の中央軍事委員会副主席に就任して以降、軍人事に対し影響力を高めたことが背景にあるようだ。習氏による軍掌握が着々と進んでいることを印象づけた。

 中国国防省のホームページなどで確認された一連の人事で注目されているのは、軍の兵站を担当する総後勤部の政治委員に就任した劉源上将(大将)だった。軍の研究機関である軍事科学院の政治委員からの横滑りだが、軍系企業、病院、物資の管理などを統括する部門のトップとなったことは、大きな実権を手にしたことを意味する。

 複数の香港紙は、来年の党大会で劉源氏は軍人事部門の最高責任者、総政治部主任に就任すると予測している。

 劉源氏は習近平国家副主席と親しい関係にあることで知られる。両氏は学業時代から北京の要人居住地、中南海で一緒に育った関係にある。父親の失脚によって過酷な農村で「下放」時代を過ごしたことも同じだ。北京に戻り大学入学も就職もほぼ同時期。習氏は以前、中国メディアの取材で、劉源氏を「志が同じ仲間」と語ったことがあり、今回の劉源氏の人事は習氏が影響力を行使した可能性が高いとの見方がある。

 北京軍区管轄の第27集団軍司令官から南京軍区副司令官に昇格した秦衛江少将の人事も話題になっている。父親の秦基偉元国防相は元最高実力者の●(=登におおざと)小平氏の側近として知られる人物で、習氏の父、習仲勲元副首相と親しい関係。習家と秦家は家族ぐるみの付き合いがあったと香港誌が報じたことがある。対台湾作戦を担当する南京軍区の副司令官は中将ポストで、秦氏は近いうちに昇進するとみられる。

 今回の人事に限らず、中国軍内部には太子党はすでに多くの要職を占めており、一大勢力を形成する。

 北京の知識人は「子供時代から既得権益者である太子党を軍内で抜擢することは、共産党一党独裁政権を守るために必要不可欠なことだと当局は考えている」と指摘している。

2086チバQ:2011/02/02(水) 00:53:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110201/chn11020120470000-n1.htm
宴のあと…歪み残した上海万博 跡地利用計画頓挫
2011.2.1 20:46 (1/2ページ)

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パビリオンの大半が放置されたままの上海万博の浦西会場跡地(黄浦江沿いの手前)。一方、隣接地に立てられた高級マンション(中央奥)は飛ぶような売れ行きだ(河崎真澄撮影)
 【上海=河崎真澄】31日で閉幕から3カ月が経過した中国初の国際博覧会「上海万博」の跡地利用が進まず、計画が足踏み状態だ。上海当局が1万8千世帯をわずかな保証金で立ち退きさせて確保した528ヘクタールの会場用地は、閉幕後に「一等地」として払い下げられ、2千億元(約2兆5千億円)が転がり込むはずだった。だが、不動産バブル崩壊への懸念などから売却に「待った」がかかって目算がはずれた。パビリオン撤去も滞ったまま「宴のあと」をさらしている。

 万博事務局との契約通りに昨年のうちにパビリオンを撤去した外国館は、日本館や日本産業館、ドイツ館やスイス館など数館。サウジアラビアやロシアなどが申し出たパビリオンの寄付が認められたため、撤去費用を惜しむ出展者が相次ぎ作業を中断し行方を見守っている。

 会場内の大通りなど一部が開放され、住民も出入りできるようになったが人通りはまばらだ。恒久施設として残される中国館などとともに、人けのなくなった建物が放置されている。

 上海財経大学万博経済研究所の陳信康院長は昨年10月の閉幕時に、万博跡地の40%が不動産市場に放出されて、売却額は2千億元にのぼると試算していた。

 一方、中国では昨年、巨額な公共投資の副作用で不動産市況が高騰。昨年12月の都市部住宅価格が前月比で4カ月連続上昇するなどバブル懸念が強まり、上海市は全土に先駆けて「不動産税(固定資産税)」を1月28日に導入した。そんな中で跡地を高値で売却すれば、バブルをあおる上に万博を利用した“お上ぐるみの地上げ”と批判が高まるのは必至。上海当局は跡地利用を当面棚上げし、6月にも新たな計画を発表するが、不動産市況が好転しなければ計画延期もある。

 だが、会場跡地を一歩でるとバブルは明白だ。香港の不動産業者が閉幕後を見込んで、黄浦江をはさんで中国館など会場跡がきれいに見下ろせる高層マンションを隣接地に建設したところ、150平方メートルで約1億3千万円という価格ながら飛ぶような売れ行きだ。

2087素人動画集:2011/02/02(水) 20:01:20
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2088チバQ:2011/02/02(水) 23:55:17
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エジプトの次は中国、にはならない理由
ニューズウィーク日本版 2月2日(水)13時23分配信

 チュニジア、エジプトと中東諸国では反政府デモと騒乱の嵐が吹き荒れているが、同じような事態が中国に飛び火する可能性はあるか? 端的に言って、可能性はほとんどなさそうだ。理由は2つある。

 1つ目は、中国は一党独裁体制ではあるが、国民1人当たりの所得や商品・サービスの購買力、教育の機会など、暮らしの豊かさを示すデータは総じてよくなっている。腐敗した役人やばかげた法律、不公平な政策に対する皮肉や(個人的な)不満を口にしつつも、中国の人々は前進しようと必死だ。そして実際に多くの人が成果を上げている。

 先行きが不透明な不動産市場や欠陥だらけの医療システムに対するストレスはあるが、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席を非難したりはしない(むしろ怒りは地方政府に向けられる)。

 年配の中国人はたいてい、政変と暴力の繰り返しだった昔と比べれば今の方がはるかに暮らしやすいと言う。向上心の高い若い世代も、体制をひっくり返したいとは考えていない。

 昨年に中国の新興富裕層を取材するため重慶へ行った時も、その点が印象的だった。取材したある女性起業家は、共産党幹部との戦略的な友好関係のおかげで富を築けたことを知っていて、体制を揺るがすようなことは決して望んでいなかった。生活が向上している限り、ほとんどの人は国の指導者に絡んだ問題に目をつむる(忘れられがちだが、89年の天安門事件は1年近く続いた高いインフレが引き金になった)。

■情報統制に長けた中国政府

 2つ目の理由は、中国政府が情報と民衆を統制し、反政府勢力を抑え込むことに長けているから。近年ではチベットや新疆ウイグル自治区で暴動が発生したが、中国政府が言うところの「社会秩序」を乱す間もなく即座に鎮圧された。

 さらにもう1つ考慮すべき点がある。国家主席の胡は確かに裕福だが、一般的に言う「豪華絢爛」な暮らしはしていない。2012年には退陣する見通しで、民主的に選ばれたリーダーではないが習近平(シー・チンピン)国家副主席にトップの座を引き継ぐと目されている。

 独裁的な指導者が次世代に権力の座を継承するのは、欧米社会から見ればとんでもないことだが、戦略的なメリットが1つある。チュニジアのベンアリ前大統領やエジプトのムバラク大統領のように、民衆の怒りを一身に受ける羽目にはなりにくい。

 近年注目を集めた中国の市民運動といえば、部族間の対立や土地の所有権、環境破壊をめぐる衝突など、具体的な問題が原因となっている。しかしその矛先が中国政府に向かったり、体制崩壊を狙う動きにつながることはない。さしあたって胡は、中国の人々から愛されていなければ憎まれてもいない。

――クリスティーナ・ラーソン
[米国東部時間2011年1月31日(月)11時15分更新]

2089チバQ:2011/02/02(水) 23:55:45
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/02/post-199.php
タイ騒乱を忘れる日本人
2011年02月01日(火)13時11分
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 日本ではすっかり忘れさられてしまった昨年春のタイ・バンコク騒乱だが、昨日、約5000キロ離れた東京で動きがあった。デモを行った「赤シャツ隊」が支持するタクシン元首相の代理人ロバート・アムステルダム弁護士が会見を開き、国軍によるデモ隊への「武力行使」を国際刑事裁判所(ICC)に提訴する方針であることを明らかにしたのだ。

 アムステルダム氏がわざわざ東京で会見したのは、タイ当局から入国を禁止されているため。約80人が死亡したとされる昨年4、5月の騒乱について、アムステルダム氏は「国軍は150人以上の狙撃兵を動員した」などとアピシット政権を非難している。ただタイは国際刑事裁判所の設置について定めたローマ規程を批准しておらず、赤シャツ隊側の言う「国軍による虐殺」が国際法廷の場で裁かれるめどは立っていない(このためアムステルダム氏は「アピシット首相が英国籍をもっている」とやや苦しい主張をしている)。

 会見はタイと結んで二元中継され、バンコクの赤シャツ隊幹部も発言したのだが、その1人の「チュニジア、カイロでも独裁者や偽装した民主主義との戦いが行われている。われわれの闘争は1つだ」という言葉を聞いて「あれ?」と思った。独裁者vs.民衆という構図のチュニジア、エジプトと、民衆内の階級闘争的色合いが濃いタイを同列に論じることはできるのだろうか。

 タイの対立構造は、国民の80%を占めるタクシン支持勢力と残り20%のバンコクのエリート層の闘争だけではなく、国王や軍といった「権力」も絡む相当複雑なものだ。チュニジアやエジプトのような「独裁者vs.民衆」的構図に落とし込めないから、国際社会の関心も呼びにくいし、運動そのものも爆発的な力を継続することが難しい。手詰まりだからこそ、「中東革命」に関心の集まる好機を利用して、半ば苦しいと知りつつICCへの提訴という一手を選択せざるをえなかったのかもしれない。

 とはいえ、タイで続く闘争は民衆同士の単なる「銭ゲバ」と言い切るべきではないだろう。記者会見場の大画面には、ずらりと並んだ完全武装のタイ国軍の兵士が大通りを進む写真が映し出されたのだが、その姿を見ていて30年前のある事件がフラッシュバックした。1980年の韓国・光州事件だ。

 迷彩服とヘルメットを身にまとい、小銃をもった兵士たちがこちらに向かって迫ってくる様子は、当時の全斗煥軍事政権の手先として「血の弾圧」を行った空挺部隊の姿と瓜二つだ。全斗煥政権は光州事件の犠牲者を「暴徒」「北のスパイ」呼ばわりしていた。もし韓国が民主化しなければ、光州事件は今でも「暴徒による騒乱」というレッテルを貼られたままだったかもしれない。

 タクシンが金大中なのかは分からない。ただタイ国軍が民衆に銃を向けたという事実は消えない(いわゆる「黒シャツ隊」が発砲の主犯なら、アピシット政権がとっくに検挙しているはずだ)。「階級闘争」だけで片付けるべき問題ではないだろう。

 それにしてもこの問題に対する日本政府、日本メディア、そして日本人の健忘症ぶりはどうしたことか。たしかに位置づけの難しい事件ではあるが、「邦人」であるロイター通信の村本博之カメラマンが射殺されているのだ。もうちょっと関心をもっていい。

――編集部・長岡義博(@nagaoka1969)

2090チバQ:2011/02/03(木) 23:14:40
>>2073
>PADは08年、当時のタクシン派政権の退陣を求め、首相府やバンコク国際空港を占拠するなどの抗議活動を展開。同年12月にタクシン派政権の崩壊を受け発足したアピシット政権を当初は支持していたが、今は反政権を掲げている。

http://www.newsclip.be/news/2011203_029894.html
反タクシン派PAD、5日に首相府突入も
2011/2/ 3 (15:15)| ヘッドライン 政治
【タイ】バンコクのタイ首相府前で座り込みの反政府デモを行っている保守派団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」は5日にデモを強化する方針だ。首相府に突入する可能性もあり、治安当局は警備を強化する構え。PADはタクシン元首相派政権の追放を目指した2008年のデモで、首相府を3カ月以上にわたり占拠。敷地内に数百人が泊まりこみ、庭で田植えをするなどした。

 PADは今回、タイ・アピシット政権の対カンボジア外交を「弱腰」と非難し、国境交渉に関するカンボジアとの覚書の破棄などを要求している。ただ、要求項目はいずれも言いがかりに近く、デモの狙いは別にあるとみられる。タイの一部メディアは、PADがデモで混乱を起こし、軍の一部がこれに呼応してクーデターを起こすというシナリオを報じている。プラユット陸軍司令官、アピシット首相らはクーデターの可能性を否定。バナウィット元国防副次官(退役海軍大将)は数週間以内にクーデターが起こるという見通しを示している。

 一方、タイ警察は2日夜、PAD幹部のカルン元上院議員をバンコク郊外のスワンナプーム空港で逮捕した。カルン氏には2008年11、12月にPADの支持者数千人がスワンナプーム空港とドンムアン空港を占拠した事件で騒乱罪などの容疑で逮捕状が出ていたが、これまで執行されていなかった。


〈民主主義のための市民同盟(PAD)〉
 タクシン政権(2001―2006年)当時の2005年に中国系2世のタイ人実業家ソンティ氏が設立。タクシン氏の王室への不敬、汚職疑惑などを追及し、2006年に数万人規模の街頭デモをバンコクで連続開催、政治機能を麻ひさせ、同年9月の軍事クーデターによるタクシン政権追放を呼び込んだ。
 2007年末の総選挙でタクシン派が政権に復帰したことから活動を再開し、2008年8月から年末まで首相官邸にあたるタイ首相府を数千人で占拠。11月下旬からバンコクの2空港も占拠し、タイの空路交通を遮断した。空港占拠中の12月に憲法裁判所がタクシン派与党を解党、反タクシン派の民主党を中心とするアピシット政権が発足したことから活動を停止。2009年に「新政治党」を政党登録した。
 PADはタクシン氏の権力拡大を危ぐした特権階級、王党派市民、民営化を嫌う国営企業労組、タクシン氏に私怨を抱く実業家らの寄り合い所帯とみられる。タイ王室の支持を受けていると主張し、シンボルカラーはプミポン国王の誕生日の色である黄色。2008年10月にPADのデモ隊が国会議事堂周辺で警官隊と衝突し、支持者の女性が死亡した際には、シリキット王妃が葬儀を主宰した。PADは空港占拠後、幹部のほとんどが一度もこう留されず、現在まで起訴されていない。

2091チバQ:2011/02/03(木) 23:20:09
http://mainichi.jp/select/world/news/20110204k0000m030053000c.html
ミャンマー:新政権の副大統領3人を選出
 【バンコク西尾英之】ミャンマーの首都ネピドーで開会中の同国国会は3日、民政移管後の新政権の副大統領3人を選出した。上下院合同の連邦議会が4日、この中から1人を大統領に選ぶ投票を実施し、タンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長に代わる新たな国家元首となる大統領が決まる見込みだ。

 副大統領に選出されたのは、少数民族シャン族出身のサイモークカム議員(上院民選議員選出)▽テインセイン首相(下院民選議員選出)▽ティンアウンミンウーSPDC第1書記(上下院国軍推薦枠議員選出)の3人。大統領にはテインセイン首相が有力視されている。当選者以外の2人はそのまま副大統領となる。

 現軍事政権序列4位のテインセイン首相と同5位のティンアウンミンウー書記はいずれも軍出身で、昨年4月、軍籍を離脱して軍事政権翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)に参加。総選挙に立候補して当選した。

 サイモークカム議員は中国国境に近いミャンマー北東部シャン州で開業する医師。USDPの求めに応じて同党から立候補し当選した。

2092チバQ:2011/02/03(木) 23:27:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110203/asi11020319190004-n1.htm
ミャンマー国軍、政治体制支配姿勢を鮮明に 大統領候補はUSDPから
2011.2.3 19:19
 【シンガポール=宮野弘之】ミャンマー連邦議会は3日、大統領候補にテイン・セイン首相、ティン・アウン・ミン・ウー元将軍、サイ・マウ・カム氏の3人を決めた。4日の上下両院の合同議会で大統領を指名し、残る2人が副大統領となる。大統領にはテイン・セイン氏の就任が最有力視されている。

 3人とも国軍の代理政党である連邦団結発展党(USDP)所属議員。副大統領候補になった少数民族政党代表は選ばれず、あくまで国軍が議会を含めミャンマーの政治体制を支配する姿勢を示した形だ。

 ミャンマー軍政は昨年4月、テイン・セイン首相と閣僚全員を一斉に退役させると同時に、新たにUSDPを設立し11月の総選挙に臨んだ。軍政は徹底した管理選挙を行い、その結果、USDPは上下両院で過半数を確保。さらに両院にそれぞれ25%ある軍人議員枠を合わせ、9割近い議席を押さえた。

 新憲法では、議会は大統領候補の資格認定で意見を言えるが、実際は軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長の意向で人選が進められたのは確実だ。

 3人のうち、テイン・セイン氏は特にタン・シュエ議長の信頼が厚いとされる。同議長は当面、国軍司令官に留まるものの、新政権が安定した後には退役するといわれており、「後継には退役後も自分の地位を脅かさない従順な人物を望んでいる」(外交筋)との見方がもっぱらだ。

 タンシュエ氏が実際にいつ退役するのかなどは不明だが、国軍関係者によると、タン・シュエ氏の後任の司令官にはミン・アウン・フライン参謀総長、軍政ナンバー2のマウン・エイ国軍副司令官の後任にはフラ・テイ・ウィン訓練局長の名前が挙がっている。

2093チバQ:2011/02/04(金) 00:00:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011020300962
ネパール新首相にカナル氏
 【ニューデリー時事】ネパール制憲議会(定数601)は3日、昨年6月に政治混乱の責任を取る形で辞任したマダブ・クマル・ネパール暫定首相の後任を決める選挙を行い、与党第2党、統一共産党のカナル書記長(60)を選出した。(2011/02/03-23:47)

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2094チバQ:2011/02/04(金) 22:15:36
http://www.afpbb.com/article/politics/2784454/6770976?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
ミャンマー大統領にテイン・セイン首相
2011年02月04日 19:22 発信地:ヤンゴン/ミャンマー

【2月4日 AFP】ミャンマー連邦議会は4日、上下両院合同の投票を実施し、大統領にテイン・セイン(Thein Sein)現首相(65)を選出した。関係者の1人が匿名を条件にAFPに明かしたところによると、同首相は「過半数を獲得して大統領に選出された」という。

 テイン・セイン首相は、軍事政権トップのタン・シュエ(Than Shwe)国家平和発展評議会(SPDC)議長に忠実な部下とされる。前年8月に軍を退役し、連邦団結発展党(Union Solidarity and Development Party、USDP)の党首として下院選挙に立候補、当選。新政権の大統領就任もほぼ確実とみられていた。

 同首相の大統領選出が決まったことで、「民政移管」は形式的なものに終わる可能性が高い。(c)AFP

2095チバQ:2011/02/05(土) 13:29:18
>>2051
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2784472/6771519?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
タイ、カンボジア両軍が国境で交戦 3人死亡
2011年02月05日 13:16 発信地:プノンペン/カンボジア

【2月5日 AFP】世界遺産のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア(Preah Vihear)」周辺のカンボジアとタイの国境未確定地域で4日に両国軍が激しく交戦し、タイの民間人1人とカンボジア軍兵士1人が死亡したのに続き、5日も交戦があった。

 タイ軍によると、5日早朝の交戦で、タイ軍の兵士1人が死亡した。

 両国は2008年7月以降、プレアビヒア周辺の国境未確定地域をめぐって衝突を度々起こしている。

 国際司法裁判所は1962年にプレアビヒアをカンボジア領と認定する一方、遺跡への表玄関の部分はタイ領であるとの判断を下した。しかし現在も周囲の国境は未確定となっている。(c)AFP/Suy Se

2096チバQ:2011/02/06(日) 00:03:26
http://mainichi.jp/select/world/news/20110206k0000m030047000c.html
ミャンマー:副大統領に少数民族出身者を起用
 【バンコク西尾英之】ミャンマーで発足する新政権の副大統領の1人に、同国最大の少数民族シャン族出身のサイ・マウ・カン上院議員の就任が決まった。軍部には同氏の登用で自治権拡大などを求める少数民族の新政権への反発をなだめる狙いがあるとみられる。

 カン氏は中国国境に近い北東部シャン州の医師。政治経験はなかったが軍部翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)から要請を受け、立候補を決めた。一方、シャン族政党として選挙に参加した「シャン民族民主党」(SNDP)は善戦、圧勝したUSDPに次ぐ21議席(上下院計)を獲得した。

 カン氏の副大統領登用にシャン族住民の反応は複雑だ。シャン族の電子メディアは「彼の就任を誇りに思うが、彼が我々への抑圧に使われないよう祈る」との地元の声を紹介した。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110206k0000m030032000c.html
ミャンマー:欧米は制裁継続へ…総選挙プロセスに不満
 ほぼ半世紀ぶりに開かれた国会で4日までに正副大統領を選出、「民政」移管をアピールして経済制裁の早期解除を求めるミャンマーだが、欧米諸国の制裁は当面続く見通しが強まってきた。制裁解除への協力を示していた民主化運動指導者アウンサンスーチーさんが最近になって解除を求めない意向を示しているほか、米国もスーチーさんら民主化勢力を排除した昨年11月の総選挙の在り方や政治囚の収監を続ける軍事政権の対応に不満を抱いているためだ。【服部正法、朴鐘珠】

 米国や欧州連合(EU)は96年以降、軍政による民主化勢力弾圧などを理由に段階的に経済制裁を科してきた。しかし、制裁が結果的に一般国民の生活を苦しめているとの指摘があり、インドネシアで先月16日にあった東南アジア諸国連合(ASEAN)非公式外相会議は、「制裁の早期解除」を求めることで一致。インドネシアのマルティ外相は総選挙の実施やスーチーさんの軟禁解除にも触れ、「ミャンマーの経済開発のためにも、制裁を早期に見直すべきだ」と訴えた。

 しかし、ミャンマー国会は4日、長年独裁的統治を行ってきた軍政トップのタンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長の「忠実な部下」と目される、軍政序列4位のテインセイン首相を大統領に選出。新政権も軍の意向が強く反映した運営となるのは確実だ。

 スーチーさんは軟禁解除直後、制裁解除に向けて軍政と協力する意向を表明。しかし、昨年末の毎日新聞との会見で「まずは制裁が国民生活にどれだけ影響を及ぼしているのか検証する。制裁解除の是非を論じるのはその後」と慎重姿勢を見せていた。さらに、英紙フィナンシャル・タイムズ(1月29、30日付)によると、スーチーさんが国民民主連盟(NLD)に制裁の影響の検証を指示したところ、国際通貨基金(IMF)などの調査では、制裁が一般市民に損害をもたらすとの証拠がほとんどないことが分かったといい、スーチーさんは「大半のビルマ人は農業に従事しており、まったく(制裁の)影響はない」などと述べ、現段階では制裁解除を求めない姿勢を鮮明にした。

 一方、キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は今月2日、記者団に対し、軍政の総選挙実施プロセスへの米側の「失望」を改めて明言し、「東南アジア各国から制裁解除の時期だとの意見が出ているが、時期尚早だと思う。新政府の具体的な手順を見ていく」と述べ、早期解除に反対する意向を示した。また、「政治囚が解放されていないこと」など課題を指摘した。AFP通信によるとEUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)の報道官も「今後の(ミャンマー)政府の動きを見たい」と述べ、慎重姿勢を崩さなかった。

 スーチーさんは軟禁解除後の昨年12月、ヤン米国務副次官補と会談、制裁への対応を協議したとみられる。米側は制裁解除に当初から消極的だが、対話にまったく応じようとしない軍政側の姿勢に、スーチーさん側が態度を硬化させた可能性もある。

2097チバQ:2011/02/06(日) 23:52:44
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102050279.html
中国、エジプト情勢にピリピリ 「ムバラク」検索不能に(1/2ページ)2011年2月6日1時36分
. 【北京=古谷浩一】中国当局はエジプトでの反政権デモの動きに対して神経をとがらせた対応を見せている。国内の民主化を求める動きへの影響を懸念しているとみられ、インターネット上の一部で関連情報が制限されている。ただ、獄中の民主活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)氏のノーベル平和賞受賞のときのような厳しい言論規制は敷かれていない。

 中国の大手ポータルサイト「新浪」などの中国版ツイッターでは「エジプト」「ムバラク(大統領)」などを中国語で検索すると「関連法規に従い検索結果は表示できない」との文字が出る。「胡錦濤(フー・チンタオ=国家主席)」「天安門事件」などと同様に政治的に敏感な語句として検索不能の措置がとられたとみられる。

 中国各紙も国営新華社通信の配信記事を使う形でのみエジプト情勢を低調に伝えている。反政権デモの写真なども掲載されているが、ムバラク大統領の即時辞任を求めるデモの動きがネットを通じて広まったことなどは、ほとんど触れられていない。

 このため、香港の中国人権民主化運動情報センターや香港紙は、エジプト情勢が中国の民主化を求める動きを刺激することに中国当局が懸念しているとの見方を示す。同センターによると、中国当局は3日の春節(旧正月)を前に、北京などの民主活動家が他の活動家宅への年始のあいさつに行かないようにも警告したという。

 ただ、ネット上で検索サイトでの関連情報の検索自体は可能。カイロのタハリール広場での反政権デモの参加者と大統領支持派との衝突なども写真付きで伝えられており、書き込みの削除も一部にとどまる。NHKやCNNといった海外メディアの関連ニュースの放映が遮断されるような事態も生じていない。

 中国政府はエジプト情勢に対して「エジプトが早急に社会の安定と正常な秩序を取り戻すことを望む」(洪磊・外務省副報道局長)と述べるにとどめている。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110205-OYT1T00650.htm
エジプト情勢、携帯で北朝鮮にも…当局警戒?

 【ソウル=仲川高志】金正日(キムジョンイル)総書記が独裁体制を敷く北朝鮮でもエジプト情勢に関する情報は国民に広まり、当局が神経をとがらせている模様だ。


 米政府系の「ラジオ自由アジア(RFA)」によると、国外に滞在する北朝鮮国民が、急速に普及する携帯電話で国内の家族や知人にエジプトの反政府デモについて伝えている。北朝鮮で2009年9月末時点で6万9000人だった携帯加入者は、昨年9月末時点で30万1000人に上っている。北朝鮮で携帯事業を展開するのがエジプトの通信大手「オラスコム・テレコム」であることは皮肉だ。

 韓国メディアからも情報が入る。北朝鮮で韓国のテレビやラジオの視聴は違法だが、隠れて視聴する住民は少なくないとされる。

 しかし、当局の取り締まりが厳しい北朝鮮で、民衆が抗議行動を起こすハードルは極めて高い。在韓脱北者団体らの間でもデモが北朝鮮へ飛び火する可能性は低いとの見方が主流だ。

(2011年2月5日19時46分 読売新聞)

2098チバQ:2011/02/08(火) 20:47:27
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110208-OYT1T00920.htm
北朝鮮住民、8割は配給受けられず闇市場依存

北朝鮮
 【ソウル=門間順平】8日付の韓国紙・朝鮮日報は、食糧難の北朝鮮で配給を受けて生活している住民は17%に過ぎず、83%が闇市場に依存して暮らしているとの韓国政府の分析を報じた。


 韓国政府当局者の話として伝えた。

 分析は北朝鮮の人口を約2400万人と推定。このうち配給を受けているのは、軍人約140万人と平壌市民約260万人の計約400万人で、残りの約2000万人は配給を受けられず、闇市場で食糧などを調達しているという。

 統制の及ばない闇市場は、公認市場と対照的に物資はあるが価格は高く、ここで蓄財した商人らが軍幹部の中下層と組み、国家混乱要因になる可能性がある。

 北朝鮮は2009年11月、通貨単位を切り下げるデノミネーションを実施、市場統制にも乗り出したが失敗に終わり、闇市場は拡大したとみられる。当局者は「政府の力は弱まっており、住民暴動を恐れて闇市場を放任している」と指摘した。

(2011年2月8日20時21分 読売新聞)

2099チバQ:2011/02/09(水) 22:48:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110209/chn11020921150002-n1.htm
台湾陸軍、現役少将を中国スパイ容疑で逮捕
2011.2.9 21:12

スパイ容疑で逮捕された陸軍司令部の羅賢哲少将(2008年4月25日撮影)=AP
 【台北=山本勲】台湾国防部は8日夜、陸軍司令部の羅賢哲少将を「中国に軍事機密情報を長期間にわたり漏(ろう)洩(えい)した重大な疑いで1月25日、逮捕した」と発表した。この数年来、中国へのスパイ容疑で逮捕される台湾軍人が相次いでいるが、陸軍中枢の現役少将逮捕は初めて。被害規模も「過去最大」(台湾各紙)とみられている。

 9日の台湾各紙などによると、漏洩機密の中には陸海空3軍の合同作戦を遂行するために米国から導入した高度な指揮通信システムに関する極秘文書や、陸軍が台湾全土に配備した地下光ファイバー網の見取り図などが含まれるという。事実とすれば台湾の対中防衛に及ぼす損害は深刻なうえ、米台軍事協力の今後にも悪影響を及ぼしそうだ。

 国防部発表によると、羅賢哲少将は「2002年から05年までのタイ駐在期間中に中国の諜(ちょう)報(ほう)機関に買収され、昨年10月に容疑が発覚するまでの6〜9年にわたり軍の機密情報を流し続けた疑い」がもたれている。

 中でも米国から導入した「博勝案」と称される3軍合同ハイテク作戦を実施するための指揮通信システムの構築には、「10年の歳月と約500億台湾元(約1400億円)の巨費を投じた」(中国時報紙)とされている。

 米台合同作戦も想定したシステムとされるだけに、台湾経由で米軍の機密情報が中国に流れた可能性も大きい。米国が台湾へのハイテク兵器売却に慎重な一因として、かねてこうした事態への懸念が指摘されていた。

2100チバQ:2011/02/09(水) 22:51:21
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20110209ddlk34010604000c.html
混迷・広島市長選:松井氏に出馬要請決定 自民県連「全会一致で合意」 /広島
 任期満了に伴う広島市長選(4月10日投開票)で、自民党県連は8日、厚生労働省中央労働委員会事務局長、松井一実氏(58)に立候補を要請することを決めた。9日にも岸田文雄会長が松井氏に会って要請する。松井氏は近く、無所属での出馬を表明する見込みで、同党県連は政党の枠組みにこだわらない支援態勢で臨む方針。

 県連はこの日、中区で選挙対策委員会を開き、松井氏への出馬要請を決定。続く役員会で了承を得た。岸田会長は「広島市の課題について考え方が大筋で一致し、協力して努力できる。全会一致で合意できた」などと語った。党として推薦するか、支持にとどめるかなどは、松井氏の意向を踏まえて検討する。

 松井氏を巡っては、岸田会長が1月末に出馬を打診。前向きな回答があり、今月3日には自民党市議8人が上京して松井氏と面談。市議が一致して支援することを伝えた。

 自民党の候補者選考が大詰めを迎え、今後は各党の動向が焦点。民主党県連は支援団体の連合広島と協議しながら、擁立作業を進めている。県連幹部は「(松井氏は)自民党の色が付きすぎている」として相乗りには否定的な発言をしている。みんなの党は、会社経営の男性を推薦候補として擁立する方針。共産党は市民団体と連携して擁立を検討中。

 広島市長選には、市民団体代表、呉羽山人氏(60)▽元市議、大原邦夫氏(61)▽市議、桑田恭子氏(49)▽建築コンサルタント、田中正之氏(51)の無所属4新人が立候補を表明している。【寺岡俊】

2101杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2011/02/12(土) 12:37:35
【コラム】韓国の核保有問題、議論する価値もないのか
http://www.chosunonline.com/news/20110208000047
   金大中(キム・デジュン)顧問

 韓国も核兵器を保有すべきという主張は、議論する価値さえないのだろうか。「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権との対決あるいは交渉を行うには、韓国も核兵器を保有すべき」との考え方は、今のところ韓国社会ではほとんど注目されていない。安全保障面におけるこの種の国家的課題には、何よりもまず政界が重要な役割を果たさなければならないが、当の政界は関心すら示していない。韓国の核武装に関する議論は、その必要性に関する問題提起さえタブー視されている。

 その理由は何だろうか。まず考えられるのは、韓国社会における自暴自棄、つまり「われわれが望んでも実現するわけがない」という考え方だ。「米国は韓半島(朝鮮半島)の非核化を主張しているため、韓国の核保有を認めることは考えられない。米国が反対するなら、現実問題として韓国の核保有は難しい」という論理が背景にある。

 しかし、国民全体の強い意志さえあれば、いくらでも状況を変えることはできるはずだ。米国は現在、北朝鮮の核武装を阻止できていないが、一方の韓国に対してはいつまで核武装を禁じるのだろうか。この点に関して、米国はいまだ明確な回答を提示していない。北朝鮮が韓国を核兵器で攻撃してきた場合、米国は中国との核戦争を覚悟してまで報復に乗り出すだろうか。この点も明確にしておくべき問題だ。北朝鮮が核弾頭を搭載可能な長距離ミサイルの射程距離を伸ばし続けるのなら、米国も韓国のミサイル能力を弾力的に運用する以外にない。この点はすでに米国も認めている。

 一方で韓国の核兵器は統制が可能だが、北朝鮮の核兵器は統制が不可能なだけでなく、核兵器の開発は今なお進められている。これも米国や関係各国が直視すべき現実だ。

 2番目の理由は、韓国の核保有が、日本をはじめとするアジア各国での核兵器開発を触発し、それが東アジア全体に核戦争の恐怖を引き起こすという考え方だ。われわれが核武装を宣言すれば、日本と台湾が核保有に向けて動き出す可能性は高い。しかし核兵器は北朝鮮だけが保有する排他的兵器である場合に限り、その威力が保証されるのであって、韓国や日本などが核兵器を保有すれば、それによって恐怖のバランスが保たれ、むしろけん制の効果を発揮することができる。複数の人間が同時に銃を手にしていれば、誰も先に銃を撃てないのと同じ理屈だ。

 先日開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で中国のある学者は、「北朝鮮は核兵器を保有しているため、統一韓国も核兵器を保有することになるだろう。このことは現実として認めなければならない」「中国はすでにロシア、インド、パキスタンなどの核保有国に囲まれているため、核保有国が一つ増えたからといって、変わることは何もない」と発言した。統一韓国を前提とした発言だが、複数の国が核を保有する状況をすでに受け入れているのだ。

2102杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2011/02/12(土) 12:38:20
 3番目の障害は、親北(北朝鮮に近い)・従北(北朝鮮に従う)勢力によるけん制だ。韓国が核を保有すれば、北朝鮮が持つ核の実効性と意味合いは半減、あるいは失われてしまう。そのため、親北・従北勢力にとってこのような状況は絶対に受入れられないはずだ。親北・従北勢力が韓国の核を北朝鮮の立場から解釈し、核保有に関する議論そのものを「戦争拡大論理」へとすり替えるのは間違いない。

 さらに何よりも懸念されるのは、韓国国民の間に広まる「北朝鮮の核は無害」という考え方だ。この考え方によれば、「韓国も核兵器を保有する必要はない」という結論が導き出されて当然だ。これは自暴自棄や、核兵器拡散への恐怖以上に恐ろしいものだ。「北朝鮮が核兵器を保有したからといって、同じ民族であるわれわれに向けて核兵器を使うことがあり得るだろうか」「北朝鮮の核兵器は米国を念頭に置いたものだ」「北朝鮮にとって核兵器は国家の存立そのものだ」などといった考え方が韓国国内に広まれば、非常に危険だ。われわれは米国と中国の核に対しては不安を抱いていない。米中の核兵器は一種の安全装置だと信じているからだ。しかし、北朝鮮の「金正日集団」は信じられない。哨戒艦「天安」が沈没し、延坪島が砲撃を受けただけでなく、それ以前にも1・21(1968年に起った北朝鮮の武装スパイによる大統領府襲撃事件)、ラングーンテロ事件(83年10月8日、当時の全斗煥〈チョン・ドゥファン〉大統領がミャンマーのアウンサン廟〈びょう〉を訪問した際、北朝鮮が起こした爆弾テロ)、大韓航空機爆破事件など、これまで機会がある度に、北朝鮮は韓国に対して挑発行為を行ってきたからだ。また、金正日政権が危機的状況となった場合、「最後の手段」として核兵器に依存する可能性も高くなる。この際、北朝鮮の核兵器発射ボタンは、権力者の気分に委ねられていることを直視しなければならない。

 北朝鮮が先制攻撃を仕掛けて数十万人が犠牲となり、その後の戦争で韓国が勝ち、統一が実現したとしても、いったい何の意味があるというのか。核兵器による報復や核の傘は、どこまでも「行軍ラッパ」、つまり戦争が起きてからその意味が出てくるものだ。そのため最も重要なのは、敵に対して核兵器を使えないようけん制すること、そして敵に核兵器を放棄させることだ。

 韓国が核兵器を保有する目的は、北朝鮮が保有する核兵器の意味合いを相殺することにある。ところがこの種の議論さえできないのであれば、どうして自衛の国、自存の国と言えるだろうか。韓国の国民が核武装に関する議論に口を閉ざし、耳を傾けようともしないなら、北朝鮮を含む周辺国は韓国に対し「核兵器を開発する意志も、核兵器を保有する能力も、またそれを可能にする力もない国」という結論を下すだろう。そうなることが本当に恐ろしい。

2103チバQ:2011/02/13(日) 11:31:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20110213ddm007030136000c.html
中国:鉄道相、収賄疑いで近く解任
 【北京・浦松丈二】中国国営新華社通信は12日、劉志軍鉄道相(58)に「重大な規律違反が疑われる」として鉄道省党組書記ポストから解任されたと報じた。関係者によると、劉氏は日本の新幹線技術を導入した高速鉄道など鉄道網整備に関連した収賄が疑われている。劉氏は共産党中央規律検査委員会の取り調べを受けており、近く鉄道相ポストも解任される見込み。

毎日新聞 2011年2月13日 東京朝刊

2104チバQ:2011/02/17(木) 22:40:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20110217dde007030064000c.html
ミャンマー:軍事政権と対立? 英字紙経営者逮捕
 【バンコク西尾英之】ミャンマーからの情報によると、同国の週刊英字紙「ミャンマー・タイムズ」最高経営責任者兼編集長でオーストラリア人のロス・ダンクリー氏が今月、入国管理法違反容疑でミャンマー当局に逮捕された。同紙関係者によると、軍事政権に近い地元の共同経営者との対立が原因という。

 同紙はダンクリー氏が00年に創刊したミャンマー唯一の外国系資本メディア。現在、軍事政権とパイプを持つミャンマー人との共同経営だが、この人物が昨年11月に行われた総選挙に政権翼賛政党から立候補。このためダンクリー氏が経営から手を引くよう求めたところ、ビザ更新手続きを妨害された。

 ダンクリー氏は、今月8日に東京で講演した後、帰国し逮捕された。

2105チバQ:2011/02/19(土) 23:20:57
http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201102190309.html
「中国ジャスミン革命」 ネットでデモ呼びかけ広がる2011年2月19日20時47分


 【北京=小林哲】中東で政治改革を求める民衆デモが相次いでいるのを受けて、中国でも全国一斉デモを呼びかける情報がネットを通じて広まっている。中国当局は関連情報の閲覧を制限するなど取り締まりを強めているが、情報はツイッターなどを通じて広まっている模様だ。

 香港メディアによると、中国語のネットニュースに掲載された匿名の呼びかけが発端になり、集合場所の情報などがネット上で広まっている。北京や上海など13都市で20日午後2時に繁華街の広場などに集まり、「一党独裁を終わらせろ」「民主主義万歳」などといったスローガンを訴えるよう呼びかけている。チュニジアで起きた政変「ジャスミン革命」にちなんで「中国茉莉花(ジャスミン)革命」と名付けており、「集まってスローガンを叫べば、歴史が変わり始める」などとしている。


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110219-OYT1T00689.htm
胡総書記「ネット管理強めよ」中東デモに危機感

 【北京=大木聖馬】新華社通信によると、中国の胡錦濤・共産党総書記は19日、北京の中央党校で開かれた会議で社会の管理に関する重要演説を行い、「情報、ネットの管理を強化し、仮想社会に対する管理の水準を高め、ネット世論を指導するメカニズムを整えよ」と指示した。


 胡政権は中東で拡大する反政府デモにネットが大きな役割を果たしていることに危機感を強めている。演説はネット管理をさらに強化し、一党独裁体制を揺るがす言論を徹底的に封じ込める構えを明確にした。

 胡氏はこのほか、「党の指導と政府の社会管理の機能」や「流動人口の管理」なども強化するように指示した。

(2011年2月19日21時05分 読売新聞)

2106チバQ:2011/02/20(日) 11:51:22
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY201102180265.html
中国 都市化過程での「半都市化」の困惑2011年2月18日14時55分
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 都市化とは、人類の生産・生活方式が農村型から都市型へ転化する歴史的過程を指す。改革開放以来、中国の都市化は人類の歴史上、未曾有の規模で急速に発展、中国経済と社会の加速的発展を強く推進した。「光明日報」が伝えた。

 住宅・都市農村建設部と科学技術委員会が指導、中国国際都市化発展戦略研究委員会がこのほど主催した「第4回中国都市化国際サミット」で、2006年、2007年の中国都市化率現状調査報告が発表された後、「2008中国都市化率調査報告」(「白書」)が公表された。同「白書」はデータのその正確性、権威性、的確性により、中国の都市化過程が「半都市化」の困惑に遭っていることを重く指摘している。

 中国都市化「白書」は、公安部が提供した最新の戸籍統計データに基づき、都市・農村の非農業人口と総人口の比率から、2008年の中国の都市化率を33.28%と算出、2007年(32.93%)から0.35ポイント上昇していることを示した。一方、国家統計局が全国都市・農村人口と総人口の比率から算出したデータによると、2008年の中国の都市化率は45.68%となり、2つの数字の差は実に12.4%となり、人口1億6100万人以上分に相当する。「白書」は、この1億6100万人はすでに農村を離れて都市に流入した人口だが、都市社会に真に溶け込んではおらず、よって「半都市化」現象を軽視することはできないと指摘している。

 「半都市化」の概念とは、農村人口が都市人口へ転化する過程における一種の不完全な状態を指し、農民がすでに故郷を離れて都市で就業・生活していても、彼ら・彼女たちの労働報酬、子女教育、住宅など非常に多くの方面で都市住民と同等の待遇が受けられず、また都市にて選挙権・被選挙権など政治的権利を有していない状況が現れる。

 「白書」は、新疆ウイグル自治区を除き、中国大陸部のその他の省・自治区・直轄市に「半都市化」現象の例外は皆無と指摘する。各省・自治区・直轄市の「半都市化」水準は異なり、加えて半数以上の省・自治区・直轄市は経済社会の発展に伴い、その都市化率の偏差は徐々に拡大、「半都市化」現象はより鮮明になりつつある。

 「白書」のデータによると、地域別では「半都市化」現象は中西部地区で最も顕著で、四川、重慶、貴州、湖南、安徽、河南、山西などの地区の都市化率の偏差は13%以上に上る。これらの地区の経済発展は相対的に遅れており、一次産業の比重が比較的大きく、農村人口が多く、農業現代化の不断なる推進に伴い、農村で大量に余った労働力がさらに高い経済所得と生活水準を求めて出稼ぎを選択するのは必然である。経済力、技術水準、知識などの影響を受け、農民工(出稼ぎ労働者)は往々にして地元の省(自治区・直轄市)の都市、あるいは近隣の省などの都市に赴き働くのが第一の選択肢となっている。

2107チバQ:2011/02/20(日) 19:11:17
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/01/post-281.php
日中の交流を妨げる? 不思議な漢字の力
2011年01月31日(月)12時19分
今週のコラムニスト:安替(マイケル・アンティ)

 東京大学の客員研究員として日本に滞在した約2カ月間、中国語と英語しかできない中国人ジャーナリストの私のために、招聘元の国際交流基金は常に通訳を付けてくれた。おかげで日本の友人たちとの交流や講演、取材はすべてうまくいった。だがまったく日本語の分からない私にも、日本を理解するある特別な方法があった。それは漢字だ。

 日中両国は100年前は筆談で外交ができたし、現代中国語の専門的な単語の70%以上は日本語由来とされる。私も滞在中に読売新聞を購読し、日本の主なニュースを理解していた。新聞記事では日常会話より多くの漢字が使われる。政治記事になるとその割合は7、8割になる。

 私はツイッター上でタレントの蒼井そらと蓮舫行政刷新担当相という2人の日本人女性をフォローしている。蒼井そらの日本語のツイートは分からないが、蓮舫が日本の行革について語るとき、漢字の比率は8割以上になる。だから、すべての中国人は彼女の主張のポイントを理解できる。私のジャーナリストとしての日本理解も、漢字のおかげで一般的な欧米記者の一歩前を行っている。少なくとも半分は分かると言っていい。

 だが残りの半分を理解する道は険しい。中国人にとって漢字は日本について学ぶ上で誤解を招きやすい、最大の難関でもあるからだ。一部の日本語の漢字は、中国語の知識ではまったく理解できない。「大丈夫(中国語では勇者)」「娘(中国語ではおばさん)」といったよく知られた単語のほかにも、両国の翻訳者たちが見落としている重要な言葉がある。

■日本の菅首相が「幽体離脱」

 昨年ソウルで開かれたG20の際、日本メディアは菅直人首相の「存在感がなかった」と報じた。この「存在感」というのは、中国人にとって実に厄介な言葉だ。読売新聞の見出しでこの言葉を見つけたとき、すっかり困惑してしまった。

 中国語の「存在感」には、「存在の知覚(the sense of existence)」という意味がある。何とも哲学的な言葉だ。「会議で菅首相の存在感がなかった」というのは、中国語では「会議が開かれているときに、菅首相の精神は会場になかった」という意味になる。そんなことができるのはプラトンか荘子、あるいは老子かブッダかダライ・ラマぐらいだ。

 辞書を調べれば、日本語の「存在感」には知名度や露出度のニュアンスがあることが分かる。ちなみに中国人ツイッターユーザーの中で一番「存在感のある」日本人は蒼井そら女士である。だからといって、彼女が生命の根源を理解したわけではない(笑)。

 面白いことに、私が読んだ『パブリック・ディプロマシー』という日本語の本の中国語版では、「存在感」がまったく翻訳されないまま中国語として使われていた。これは誤訳なのか? そうだとも言えるし、そうでないとも言える。

 作家の魯迅は一貫して「直訳」を勧めていたし、中国は近代化の過程で「日本製漢字」を積極的に中国語に取り入れてきた。ここ数年交流が加速している中国と台湾では、双方がそれぞれの「中国語」をためらうことなく取り入れ、結果的にそれぞれの言葉は豊かになっている。

 漢字は時に双方の交流を邪魔することもある。欧米人は日本人の名前や地名の発音だけを覚えればいいが、中国人は必ず中国語式発音(つまり漢字)と日本語式発音を覚える必要があるからだ。

『ロンリープラネット』は世界的に有名な英語の旅行ガイドだが、その日本編の中国語版は英語で書かれた地名が漢字に変換されていないため、中国人にとってはまったく役に立たない。ジャッキー・チェンの映画『新宿事件』を見た中国人にとって歌舞伎町は非常になじみのある地名だが、「kabukicho」という文字を見て、それが中国語で言う「グーウージーディン」だとピンとくる中国人など、ほとんどいないのだ。

2108チバQ:2011/02/20(日) 19:16:02
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/02/post-1956.php
世界遺産奪還か首相退陣求める黄シャツ隊
Troops Clash on Thai-Cambodia Border

アビシット首相に圧力をかけ、カンボジアとの領土紛争を煽るタイの愛国主義者たちの過激度

2011年02月08日(火)14時36分
パトリック・ウィン


 カンボジアとの国境沿いに位置するタイの小学校で校長を務めプラワト・パノムサイは、何日も前から生徒たちに「戦争が迫っている」と警告してきた。2月4日についに砲弾が飛び交いはじめると、子供たちは一斉に土管と砂袋で作った防空壕に逃げ込み、響き渡る砲撃音に耳をそばだてた。

 戦闘の舞台はタイとカンボジアの国境に位置し、両国が領有権を主張している世界遺産のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」。両国の軍は報復攻撃を繰り返しながらにらみ合っており、両者とも相手が先に自国領内に侵入したと主張している。

 戦闘によって周辺住民の家屋が破壊され、11世紀に建立されたプレアビヒアも部分的に損壊。タイでは市民1人と兵士1人が死亡、34人が負傷しており、タイ軍は周辺住民6000人以上を避難させた。

 一方、カンボジア側も兵士2人が死亡したと発表。ただしタイの新聞の中には、カンボジアの犠牲者は数十人に達するとの報道もある。

「軍が大規模な戦闘に備えているのは明らかだ」と、プラワト校長は言う。「軍は多くの兵士を送り込み、戦車や武装車両を運び込んでいる。タイ軍が全力で戦えば、カンボジアに勝機はない」

タイ人の愛国心を刺激する元将軍の言葉
 表面的には、この紛争は5平方キロメートル足らずの狭いエリアの領有をめぐる争いにみえる。だが、石油などの天然資源もない辺鄙な土地をめぐる対立は今や、国家の尊厳と政治的メンツを守る戦いになりつつある。

 紛争の発端は1900年代初頭にさかのぼる。カンボジアを植民地化したフランスは、従来の国境線を反故にして、プレアビヒア寺院をカンボジア領とする新たな国境線を設定した。これに反発したタイは、第2次大戦中にこの地を占拠。1962年に、国際司法裁判所がカンボジアの領有権を認める判決を下した。
 
 その後は注目を浴びることがなかったこの地に再びスポットライトが当たったのは08年のこと。国連がカンボジアによるプレアビヒア寺院の世界遺産登録を認めると、タイ軍がそこは自国領だと寺院周辺に軍を展開し、カンボジアも同様の対抗策に出た。以来、散発的に銃撃が行われ、数人の犠牲者は出たものの、基本的に両軍はにらみ合いを続け、両国首脳による外交交渉が続けられていた。

 だが、外交努力だけでタイの愛国主義者を納得させることはできなかったようだ。バンコクでは「タイ愛国者ネットワーク」を名乗る数百人のグループが首相官邸を包囲し、紛争地の領有権奪還を政府に要求。グループのメンバーらがビデオカメラをもって戦闘地域に侵入する事件も発生し、紛争解決はますます遠のいている。

 タイ愛国者ネットワークの参加者の多くは、08年にバンコクの国際空港を占拠してソムチャイ政権崩壊の引き金を引いた右派「黄シャツ隊」のメンバー。保守的な軍国主義者や都市部のエリート層が中心で、「教養のない」国民に選ばれた政治家を批判し、選挙で選出する国会議員は30%にとどめるべきだと訴えてきた。彼らはさらに、青いつなぎを着た強硬派の仏教団体「サンティアソク」の支援も受けている。

2109チバQ:2011/02/20(日) 19:16:22
 その中で中核的な役割を果たしているのが、90年代にクーデターを首謀したこともある元将軍のチャムロン・スリムアン(75)。サンティアソクの強大な支援者でもある。

 チャムロンは、愛国心に訴えかける演説と好戦的な発言で群集の心をつかんでいる。タイ軍の戦闘機がプレアビヒア寺院周辺を飛ぶ様子を語り、アピシット政権の「弱腰」を批判するチャムロンの言葉に刺激されて、バンコクではアピシット首相の退陣を求める抗議デモが起きている。

 攻撃的な姿勢にもかかわらず、敬虔な仏教徒としてのチャムロンの信用が揺らぐことはない。集会の参加者たちは、僧侶や王族に敬意を表するようにチャムロンの足元にひざまづく。彼は既婚者だが、床で眠り、禁欲を守ることで精神的な清らかさを守っていると信じられている。
 


ASEANと国連が仲裁に乗り出したが

 昨年12月にタイの国会議員ら7人が不法入国容疑でカンボジア当局に拘束され、うち2人が今もプノンペンで拘置されている一件も、タイ人の愛国心に火をつけている。カンボジアの裁判所は2人に対し、スパイ罪で長期の禁錮刑を言い渡した。

 国境での銃撃戦が散発的に続くなか、タイとカンボジアは共に、相手が先に攻撃を仕掛けたとする書簡を国連安全保障理事会に提出。ASEAN(東南アジア諸国連合)の議長国であるインドネシアの外相も仲裁に乗り出した。衝突の責任はタイにあると主張するカンボジアのフン・セン首相は、国連平和維持活動(PKO)部隊の派遣にまで言及している。

 だが「領土」を取り戻さない限りタイ側は引っ込みがつかないし、弱腰アピシットの退陣を求める声も止みそうにない。

 (GlobalPost.com特約)

2110チバQ:2011/02/20(日) 19:16:45
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2011/02/post-204.php
アピシット政権は風前のともしび?
2011年02月12日(土)12時17分
 昨年春、タクシン元首相を支持する赤シャツ隊のバンコクデモを力で抑え込んだアピシット首相。ライバルのタクシンは依然帰国できないままで、アピシットの権力基盤は揺るぎないように見えた――今月上旬までは。

 2月4日、タイ軍とカンボジア軍は両国が領有権を主張している国境付近の世界遺産プレアビヒア寺院で交戦。両軍の兵士と市民数人が死亡し、11世紀に建立された寺院の一部が破壊された。

 両国とも相手に罪をなすりつけようとしているが、分が悪いのはタイのほうだ。アピシットは「あくまで2国間の問題」と主張していたが、国連での話し合いを求めていたカンボジアの言い分が認められ、14日に安保理で両国外相が説明することになった。

 国内の圧力も強まりつつある。これまでアピシットを支持してきた「黄シャツ隊」ことPAD(民主主義市民連合)が、カンボジアへの強硬姿勢を要求して首相官邸近くで抗議集会を続け、今月上旬には08年の空港占拠事件の騒乱容疑でPAD幹部が警察に逮捕された。アピシットとPADの間にすき間風が吹き始めるにつれ、軍のクーデター説も一部メディアに流れ始めている。

 タイの「持病」が再発しかねない情勢だ。

――編集部・長岡義博(@nagaoka1969)

2111チバQ:2011/02/20(日) 19:30:41
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201102200156.html
中国、各地で警戒態勢 民主化呼び掛けで拘束も '11/2/20

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 【北京、天津、広州、成都共同】チュニジアの「ジャスミン革命」に触発され、インターネット上で政治改革などを求める集会開催の呼び掛けが起きた中国では20日、当局が各地で警戒態勢を強化。北京市の目抜き通り、王府井ではやじ馬ら約2千人が集まったが、集会は開かれなかった。

 民主活動家の連行が相次ぎ、香港の中国人権民主化運動ニュースセンターによると、全国で100人以上の活動家が拘束されたり、外出を制限されたりした。中国当局は民主化運動の中国への飛び火を強く警戒している。

 呼び掛けは、北京市、上海市、天津市、四川省成都市、広東省広州市、陝西省西安市など13都市で午後2時(日本時間同3時)に静かに集まり「勢いに乗じて」政治改革や一党独裁の廃止のスローガンを訴えるよう求めるという内容。

 王府井では、駆け付けた報道陣を取り囲むように約2千の人だかりができたが、まもなく待機していた警官隊が排除。ある女性は「ネットで計画を知り、何か起きるか見に来た」と話し、携帯電話で撮影した写真を送っていた。

 広州市で指定地となった人民公園では、周囲1キロを警察車両が約50メートル間隔で警戒、警官約300人が通行人に目を光らせた。成都市の天府広場も約20メートル置きに武装した警官約200人が立ち並ぶ厳戒警備となった。天津市ではポスターを掲げようとした男が1人、当局に拘束された。

2112チバQ:2011/02/20(日) 20:28:11
青函トンネル:53.85km(海底部23.30km)
英仏トンネル:50.45 km
http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY201102200269.html
遼東半島〜山東半島結ぶ海底道路建設計画、中国政府承認2011年2月20日19時54分
  
 【瀋陽=西村大輔】中国の遼東半島と山東半島の間に横たわる渤海海峡を結ぶ106キロの海底道路建設計画を、中国政府が承認していたことが明らかになった。古い工業地帯で資源が豊富な中国東北地方と、中国沿海地方を結ぶ大動脈になるとみられ、大きな経済効果も見込まれている。

 実現すれば、両半島の間を車で1時間、鉄道で40分で渡れ、従来の海路に比べ10分の1に短縮される。

 中国各紙によると、遼東半島突端にある遼寧省大連市旅順口(旧旅順)と、山東半島北部にある山東省蓬莱市の間の島づたいに自動車道と鉄道を建設する。一部を橋にする可能性もある。

 総工費は2千億元(約2兆5千億円)〜3千億元(3兆8千億円)で、世界最大級の水力発電所、三峡ダム(湖北省)に匹敵する規模のプロジェクトだという。

 中国政府が国家戦略プロジェクトとして1月に承認した「山東半島藍色経済区発展プラン」に盛り込まれた。構想は1992年から研究され始めたが、膨大な費用や技術的問題で実現化が見送られてきた。しかし、高度経済成長を背景にした潤沢な財政と、技術水準の向上で障壁はなくなったとしている。

2113チバQ:2011/02/20(日) 21:04:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110220/chn11022018010002-n1.htm
美人局の誘惑に負けた台湾軍高官 中国に機密漏洩
2011.2.20 18:00 (1/4ページ)
 米台の軍事協力関係を揺るがす事態が発覚した台湾国防部の将官による中国側への軍事機密漏えい事件。陸軍司令部で電子情報通信部門を統括する現役の軍高官が中国側にまんまと抱き込まれ、長年、中国のためのスパイ活動を続けてきた背景には、中国側が差し向けたとみられる30代の美女との交際があったことがわかった。また事件の端緒は、疑惑をキャッチした米国連邦捜査局(FBI)が撮影した旅行中の2人の写真だったことも明らかになり、スパイ映画さながらのストーリーに、台湾各紙の報道は過熱。社会的関心は一層たかまりつつある。(吉村剛史)


過去50年で最高位


 台湾の検察当局に逮捕されたのは、台湾陸軍司令部の情報システム担当トップである電子情報通信処の処長、羅賢哲陸軍少将(51)。

 台湾国防部が8日夜、羅少将を「中国に軍事機密情報を長期間にわたり漏洩(ろうえい)した重大な疑いで1月25日、逮捕した」と発表したことで事件は明るみにでた。

 羅少将は2002年から05年にかけて、タイで駐在武官として勤務し、この間に、中国の情報機関の接触を受けてスパイとなっていた。

 国防部は、中国側に買収された台湾の軍人としては「過去50年間で最高位」とし、受け取った報酬の総額も数十万ドル(数千万円)に達するとみている。

 また、その被害規模の全容は、現段階では明らかになっていないものの「過去最大」(台湾各紙)とみられている。

 台湾の有力紙、中国時報によると、羅少将が漏洩したのは、1999年に、当時のクリントン米政権が台湾への売却を決めたハイテク通信システムに関する機密情報。

 陸海空3軍合同作戦の際にレーダーや戦闘機、ミサイルなどの間の通信を行うシステムで、米軍との連携も可能になるという。

 この指揮通信システム「博勝案」の構築には「10年の歳月と約500億台湾元(約1400億円)の巨費を投じた」とされている。

 国防部では、羅少将が中国側に台湾の軍事情報を漏らしていたのは04年以降で、昨年10月に発覚するまでの6〜9年間、単独で中国のためのスパイ活動を行ったとみている。


背後に“美人スパイ”


 検察当局は、羅少将がスパイ行為をした動機や詳しい経緯など、事件の全容解明を進めているが、長年、少将と不倫関係にあった1人の女性の存在がクローズアップされている。

 台湾各紙によると、羅少将は台東出身で母は本省人、父親は外省人の元軍人で、兄も軍人。タバコは吸わず、酒はたしなむ程度。もちろん既婚者で、夫婦仲は良く、駐在武官としてタイに赴任した際も妻子を帯同していたが、そこで中国から送り込まれたとみられる女性との交際が始まった。

 女性についての詳細は不明な点が多いが、中国時報などによると、洗練された雰囲気を漂わせる当時30歳くらいの美貌の持ち主で、モデルのように背も高く、豪州のパスポートを所持し、貿易業者を装っていた。

2114チバQ:2011/02/20(日) 21:05:09
 羅少将はこの女性を通じて、駐バンコク中国大使館一等書記官に偽装した人民解放軍総政治部連絡部所属の林義舜少将と知り合い、水面下で林少将と接触を繰り返し、金銭と引き換えに情報を流していた。

 羅少将はタイ駐在の任務を終えた05年以降も、この女性と一緒に米国に旅行するなど、交際を続け、台湾の軍の機密情報を漏らし続けた。通信機器などは利用せず、出国した際に直接、情報を手渡していた。

 羅少将の疑わしい行動を察知した米国のFBIは、少将が密会を続けるこの女性を中国側のスパイと判断して、旅行先の米国で羅少将と女性が会う場面を撮影し、台湾当局に伝え、台湾当局はこの情報をもとに捜査に着手したという。

 古典的な“ハニートラップ”(美人局)に国家の中枢にある現役の軍高官が絡め取られたかっこうで、事実確認を求めた報道陣に対し、台湾国防部の王明我・総政治作戦局長代行は10日、「セックスの誘惑と金銭的誘惑の問題は、私たちが重点捜査する対象」とコメントしている。


米台で広がる動揺


 台湾ではここ数年、中国へのスパイ容疑で逮捕される軍人が相次いでおり、昨年11月にも、情報担当将校が中国に買収され「二重スパイ」となった事件が発覚したばかり。

 台湾では「これでは、中国と開戦した場合、ひとたまりもない」と、馬英九総統が展開してきた親中国的な両岸政策に対する非難材料とする動きも見られている。

 また今回漏洩した機密については、米軍との関係が密接で、一時は台湾経由で米軍の機密情報も中国に流れた可能性が懸念されただけに、米メディアも強い関心を寄せている。

 11日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、「馬英九総統の就任以来、中台関係は改善の傾向にあったが、今回のスパイ事件によって、実際には薄氷を踏む危険な状況にある」と評した。

 いずれにせよ、米国が台湾へのハイテク兵器売却に慎重な一因として、かねてこうした事態への懸念が指摘されていただけに、いたずらにセンセーショナリズムに走る台湾メディアの報道に「国の根幹に関わる問題。軽々に過ぎる」と疑問を持つ市民も。

 台湾の識者の一人は米メディアの取材に対し「スパイ事件は羅少将の問題にとどまるものではなく、全体的な解決ができなければ米国からの兵器購入が難しくなる」との見解を示している。

2115栃木都民:2011/02/21(月) 15:47:30
時事ドットコム(2011/02/21-15:10)
靖国集団参拝を疑問視=福田元首相
 自民党の福田康夫元首相は21日午後、都内で講演し、国会議員による靖国神社の集団参拝について「(靖国神社に)行ってはいかんということではない。しかし、何も国会議員が一緒になってまとまって行くこともないだろう」と疑念を呈した。
 超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は毎年春と秋の例大祭や終戦記念日に集団参拝している。福田氏は「(旧日本軍の)犠牲になった中国人の近親の人の気持ちが分かっていないと思われる。靖国神社におおぴっらに行くというものではないと思う」と指摘した。(2011/02/21-15:10)
いや、さすが媚中派の福田ジュニア、これでまた北京の覚えめでたくなるわけですなあ。
まあ、尊敬されるかどうかはわかりませんがね。

2116チバQ:2011/02/23(水) 00:34:12
http://www.asahi.com/international/update/0221/TKY201102200563.html?ref=reca
「座るな」「コーヒー飲むな」中国、デモ封じ込め躍起(1/2ページ)2011年2月21日2時21分
成都市で会場に指定された天府広場は20日朝から、中国当局による警戒が続いた=吉岡写す

 民衆デモが政権崩壊につながったチュニジアの「ジャスミン革命」にならった反体制デモの呼びかけが20日、共産党一党支配の中国にも飛び火した。「民主化の連鎖」に神経をとがらせる中国当局は各地に厳戒態勢を敷き、封じ込め姿勢を強めた。

 「『茉莉花(ジャスミン)』で来たんだ。ネットで知った。何でもいいから叫びたかった。でも、だめだよ。警察が多すぎる。君もか?」

 中国西部の中心都市、成都市。デモの呼びかけのあった繁華街の天府広場の毛沢東像前で、男子学生2人は落胆していた。携帯電話を手に小声で話していると警官が近寄り、「ベンチに長く座るな」と追い払われた。

 迷彩服に盾、ヘルメット、警棒を身につけた多数の治安部隊員らが警察犬を連れ、広場の内外を巡回。毛沢東像の下に警察官が集合する紺のテントが張られた。「今日は訓練だ。立ち去れ」。「流れを止めてはだめだ」。同じ場所に立っていても注意された。

 南部の広東省広州市の市政府前の公園周辺は、約30台の警察車両と警官を乗せた7台の大型バスが取り巻いた。

 呼びかけにあった集合場所前にあるコーヒー店は、一般客に交じり、私服の治安当局者とみられる人たちで満席状態となった。店外の席に座っていた記者に対して、当局者らは言った。

 「たったいま政府から通知があり、2、3日この場所でコーヒーを飲むことは禁止された。テーブルを撤去するので店内に移動しろ」

 中国メディアはこの日の動きについて報じていないが、国営新華社通信は英語版で北京についてのみ、「群衆が集まったが、警察が来て、解散した」と短く伝えた。デモの呼びかけや連行などについては触れていない。ネット上での関連の書き込みは削除されている。

 中国当局は、中東での反体制デモが、ネットを通じて広がったことを懸念しているようだ。胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は19日、幹部を集めた研究会を開き、社会秩序の維持のために「ネット管理をさらに強め、ネット世論を誘導するシステムを完備する」などと情報統制強化の方針を訴えていた。

 一方、関係者によると、北京の人権派元弁護士2人が19日に拘束され、当局者によって自宅からコンピューターが押収された。拘束者は少なくとも8人に上っているとの情報もある。香港メディアは、当局から外出しないように要求されるなどした活動家らは100人以上だと伝えている。(成都=吉岡桂子、広州=小林哲、北京=古谷浩一)

2117チバQ:2011/02/23(水) 00:34:54
http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY201102200222.html?ref=reca
中国各地 若者結集 当局も集結しデモ封じ 次々連行2011年2月21日2時15分
【北京=峯村健司、上海=奥寺淳】中国で20日、中東情勢に触発された「中国茉莉花(ジャスミン)革命」と名付けた一斉デモがネット上で呼びかけられたことを受け、当局が厳戒態勢を敷いた。北京や上海などで多数の若者らが集まり、少なくとも6人が警察に連行、拘束された。

 集合場所に指定された北京市中心部の繁華街の大通りには、多くの見物客も含めて1千人以上が集まり、通りを埋め尽くした。人だかりに白い花束を投げ込んだ男性ら2人が警察に拘束された。周りには100台近い治安部隊や警察の車両が集結し、20分ほどで解散させられた。

 上海では少なくとも4人の大学生らが連行された。うち1人は連行前、「両親には絶対に行くなと言われたが、第一歩を踏み出すために、自分はここに来た。このまま何もしなければ、この国は永遠に変わらない」と話した。

 その後、警戒にあたっていた警察官に「何をしている」と聞かれ、肩をつかまれた。一緒に集まっていた若者が「やめろ」などと言って割って入り、現場は混乱に陥った。3人が数十人の警察官たちに囲まれ、髪をつかまれたり、両脇を抱えられたりしながら連行された。その際、1人は口を真一文字に閉じ、両手を挙げて無言の抗議をするようなしぐさをした。

 3人が連行された警察署前にも、法治の不備や政府の腐敗などを訴える数十人が集まり、抗議を始めた。年配の男性は「この国には人権も法治も自由に話す権利もない。警察は好き放題、市民を拘束する。これが中国の実態だ」と大声で叫んだ。まもなく、この男性も連行された。

2118チバQ:2011/02/23(水) 00:35:38
http://www.asahi.com/international/update/0222/TKY201102220413.html
イラン野党の反政府デモ中止 リビア緊迫化が影響か2011年2月22日20時32分
 【テヘラン=北川学】イランの野党勢力「改革派」の指導者キャルビ元国会議長の側近は22日、自らが呼びかけた同日の反政府デモについて、「新たな指示があるまで待って欲しい」とフェイスブック上で伝えた。事実上、中止されたとみられる。

 目撃者によると、テヘラン中心部の主要交差点には多数の治安部隊員が配置されているが、デモ隊の姿は見えないという。

 改革派は「中止」の理由を明らかにしていないが、軍がデモ隊の武力鎮圧に乗り出したリビアのニュースはイランでも報じられている。イランでは2009年の大統領選を機に発生した反政府デモを治安部隊が弾圧、死傷者が出ており、指導部でデモ続行をめぐって議論になっている可能性がある。

 ただ、フェイスブック上には、「デモを毎日続ければ体制は崩壊する」「(自宅軟禁状態にある)ムサビ元首相とキャルビ師の救出に向かおう」など、続行を求める市民の書き込みも目立つ。

 一方、改革派のウェブサイトによると、治安当局は21日夜、キャルビ師の自宅を捜索し、別邸に住む息子を逮捕した。同師のおいが20日、デモ弾圧に抗議して在ミラノ領事館を辞職したことと関連しているとみられる。

2119チバQ:2011/02/23(水) 00:36:30
http://www.asahi.com/international/update/0222/TKY201102220416.html
ハルビンの集会で演説した女性逮捕 当局、国家転覆容疑2011年2月22日20時26分

 【香港=小林哲】香港の中国人権民主化運動情報センターによると、20日に民主化などを求める一斉デモの呼びかけがあった13都市の一つ黒竜江省ハルビン市で、集会場所で演説をした無職女性(35)が国家政権転覆容疑などで逮捕されたことがわかった。10年以上の懲役刑になる可能性があるという。

 同センターによると、女性は20日午後、同市政府前広場で、共産党政権の腐敗などを批判する演説をして警察に連行された。21日、女性の関係者に当局から逮捕容疑が書かれた通知が届いたという。

2120チバQ:2011/02/24(木) 00:20:48
http://mainichi.jp/select/world/news/20110224k0000m030056000c.html
中国:民進党取り込みに本腰か 台湾窓口機関幹部が訪台
 【台北・大谷麻由美】中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会の陳雲林会長は23日、台北入りした。24日から台湾野党・民進党の地盤が固い南部を初めて訪れ、経済交流を活発化させる。来年3月の台湾総統選で再選を目指す馬英九総統は支持率低迷にあえぐ。中国は総統選をにらみ、政権奪還に向け準備を進める民進党の取り込みにも本腰を入れ始めた模様だ。

 陳会長は23日、「今回の目的はとても簡単で、両岸(中台)が共に発展することだ」と述べ、中台の企業協力と中国から台湾への投資に意欲を示した。

 陳会長の訪台は4回目だが、注目されるのは、民進党の首長がそろう台湾南部・高雄と嘉義、中部・雲林を訪れることだ。中国の大手企業家約50人を引き連れ、中台企業家による座談会を2回開催。また、座談会では高雄の陳菊市長と同席するとみられる。

 台湾は堅調な対中輸出をてこに、昨年の域内総生産(GDP)の実質成長率が前年比10.82%に達し、24年ぶりの高水準を記録した。しかし、昨年末の馬総統の支持率は34.6%(台湾誌「遠見」)と低迷したままだ。

 一方、民進党は昨年11月の5大市市長選で2市ポストにとどまったが、得票率で国民党を上回った。来月5日に南部で行われる立法委員(国会議員)2議席の補欠選挙も民進党の圧勝が予想される。追い風に乗る民進党は政権奪還に向け、総統候補を選定中だ。

 台湾統一を目指す中国は、馬総統が進める対中関係改善を評価し、中台関係の安定的発展に期待を寄せる。馬総統の再選支持に変わりはないが、民進党との関係構築にも関心を示す。

 一方、民進党も23日、中台関係などの政策を検討するシンクタンクを新たに設立した。台湾独立を綱領に掲げる民進党だが、蔡英文・同党主席は「対中関係の安定と平和の重要性を認識している」と述べ、中国との対話と交流を進める現実路線を示した。

毎日新聞 2011年2月23日 20時15分

2121チバQ:2011/02/24(木) 00:49:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/chn11022320050005-n1.htm
台湾独立派政党 政権奪還めざしシンクタンク新設
2011.2.23 20:04
 【台北=山本勲】台湾独立派政党で野党第一党の民主進歩党(民進党)が23日、シンクタンク「新境界文教基金会智庫」を設立した。年末から来年春にかけて実施される立法委員(国会議員)選や総統選での政権奪還をめざし、中国問題をはじめとする対外戦略や台湾経済の発展に向けて総合的な政策構築をめざす。

 民進党の陳水扁前政権(2000〜08年)は強硬路線で対中関係を不安定化させ、政権を失っており、蔡英文主席は設立のあいさつで、「双方(中国と台湾)が違いを認める中で、平和的で安定的な関係を築くべきだ」と述べ、中台関係の安定を踏まえた現実路線を歩む姿勢を強調した。

 マニフェスト(政権公約)作成も担うシンクタンク設立は、蔡主席の総統選出馬をにらむもので、同主席のブレーン機関となる色彩が濃厚だ。

 同シンクタンクは(1)安全・戦略研究(2)経済・社会研究ーの2つのセンターから構成され、安全・戦略部門では、中国の台頭に対応した対中政策や安全保障戦略を立案する。独立派政党として(日米など)諸外国と連携して台湾の主権擁護に力を入れる一方、中国とも平和発展の関係を維持するため中国側シンクタンクとも交流する計画だ。

 経済・社会部門では経済発展や貧富の格差など内政問題を扱う。

2122チバQ:2011/02/25(金) 00:13:51
http://www.asahi.com/international/update/0224/TKY201102240493.html
北京ジャスミン革命現場に米大使 「偶然出くわした」2011年2月24日20時41分

中国のネット上に流れる北京のデモ呼びかけ現場でのハンツマン大使の画像
 【北京=古谷浩一】中国の民主化を求めて20日に呼びかけられた「中国茉莉花(ジャスミン)革命」で、米国のハンツマン駐中国大使が北京の呼びかけ現場にいたことが話題になっている。現場での画像などが中国のネット上に流れ、反米的なネット世論は、米国がデモなどをけしかけていると批判。米国大使館は「偶然だ」と反論している。

 画像を公開したのは、反米的な書き込みが多い「四月青年論壇」など。デモの呼びかけがあった北京の繁華街、王府井で20日午後、多数の群衆の中にサングラス姿の大使が映っている。大使は「あなたは中国の混乱を望むのか」と現場で質問され、「ありえない」と否定したという。

 米国大使館のスポークスマンは「大使は家族と一緒に外出していて、偶然に現場に出くわした」と朝日新聞に語った。ただ、ネット上には「何やらうれしそうだ」「中国から出て行け」といった反発の声が書き込まれている。

 ハンツマン氏は4月に大使を退任予定。来年秋の米大統領選に共和党から出馬するための準備を始める、と報じられている。

2123チバQ:2011/02/26(土) 21:19:21
http://www.asahi.com/international/update/0226/TKY201102260304.html
新疆ウイグル地区厳戒 ジャスミン革命デモ呼びかけで(1/2ページ)2011年2月26日20時30分
 【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=峯村健司】中国の民主化などを求める「中国茉莉花(ジャスミン)革命」で、27日にデモの呼びかけがあったウルムチ市中心部では26日、厳戒態勢が敷かれていた。自治区人口の約45%を占めるウイグル族は主にイスラム教を信仰、中国当局は中東の反体制デモによる触発に警戒を強めている。

 デモは13都市で呼びかけがあった20日に続き、27日にはウルムチなどを加えた23都市での開催がインターネット上で呼びかけられている。集合地点に指定された市中心部にある映画館前の広場では、対テロを専門とする特殊警察部隊の隊員が6人一組になって巡回。週末でにぎわう買い物客らの中で、自動小銃と盾をもち、ものものしい雰囲気が漂う。

 30代のウイグル族女性はジャスミン革命の呼びかけのこと自体を知らなかった。「ネット規制は厳しくて敏感な情報は検索できない。これだけ厳しければ少人数でも集まることができない」と声を潜めた。

 新疆ウイグル自治区の人口は2050万人。国境を接するイスラム系の中央アジアや中東諸国とも経済的な結びつきが強い地域だ。1990年代以降、ウイグル族の独立を主張する東トルキスタン・イスラム運動が自治区内で活発化。デモやテロもたびたび起きており、ウルムチでは09年7月に2千人近い死傷者が出る大規模騒乱が発生。「民族問題の火薬庫」と言われる。

 中国政府関係者は、23都市のうちウルムチを最も重視していると明かす。「民族問題に民主化運動が結びついたら取り返しがつかなくなる」と見るためだ。

 20日のデモは各地で不発に終わったが、当局は民主化活動家らの取り締まりを強化。拡大を防ごうと躍起になっているもようだ。

 香港の中国人権民主化運動情報センターによると、20日のデモの集会場所などの情報をネット上で転送したとして、四川省の作家、冉雲飛(ラン・ユンフェイ)氏(45)が24日、10年以上の懲役刑の可能性がある国家政権転覆容疑で拘束された。冉氏は、昨年ノーベル平和賞を受賞した民主化活動家の劉暁波(リウ・シアオポー)氏が共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由を求めて起草した「08憲章」にも署名していた。

2124チバQ:2011/02/27(日) 20:52:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011022700118
集会阻止で群衆排除=撮影妨害、邦人記者ら連行−中国
 【北京、上海、ウルムチ時事】中国当局は27日、民主化などを求める「中国ジャスミン革命集会」の呼び掛けがあった北京、新疆ウイグル自治区ウルムチなどで、集会を阻止するため大量の警察官を動員し、人混みができないよう排除措置を取った。
 集会呼び掛けは20日に続いて2回目で、前回の13都市から二十数都市に拡大。北京では香港の記者ら数人が警察に連行され、撮影機材を没収されたほか、台湾のカメラマンが連行の際に負傷したとの情報もある。上海では日本のテレビ局の日本人カメラマンがカメラのモニターを壊されて一時連行されるなどしたが、各地で集会が開かれたとの情報はなく、大きなトラブルは伝えられていない。
 北京で集合場所に指定された繁華街の王府井では、ファストフード店前に工事用防護壁が設置された。立ち止まると私服の警官に追い払われ、写真を撮ると画像を消された。集合時刻の午後2時(日本時間同3時)すぎには、数台の道路清掃車が水をまきながら通りにいた人たちを排除。携帯電話でのインターネット接続もできなくなった。
 上海市の人民広場では、集合場所に指定された映画館が休業となり、地下鉄からの出口も封鎖。監視カメラが設置された電柱によじ登ろうとした男性や、写真を撮影した若い男性ら少なくとも5人が警察に連行された。
 中国では20日以降、集会情報を拡散させたとして、作家や民主活動家ら少なくとも4人が国家政権転覆などの容疑で身柄を拘束されたほか、警察に連行されたまま連絡がとれない人権派の弁護士らもいる。(2011/02/27-20:32

2125チバQ:2011/02/27(日) 20:55:19
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022602000031.html
中東デモのビラ北に 韓国軍
2011年2月26日 朝刊

 【ソウル=城内康伸】韓国紙・朝鮮日報は二十五日、韓国軍が近く、エジプトやリビアなど中東で起きた反政府デモの内容を紹介するビラを北朝鮮に向けて大型風船で飛ばす計画だと報じた。韓国国防省が国会国防委員会所属の議員に提出した資料で明らかになったという。

 同議員によると、韓国軍はビラで「世襲政権、独裁政権、長期政権は滅ぶ」という内容を盛り込むとされ、大量のビラを散布する計画という。

 また昨年十一月に北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件が発生後、「延坪島への挑発行為は北の仕業」などと指摘するビラを三百万枚以上飛ばした。二月初めからはビラとともに歯ブラシやせっけん、風邪薬や消毒薬、医療品、食品なども飛ばしている。

 日用品や医薬品など物品を北朝鮮に向けて飛ばしたのは、二〇〇四年六月に南北が中止を決めて以降初めて。韓国軍は北朝鮮住民の動揺を誘う心理戦を積極的に始めた様子だ。

2126チバQ:2011/02/27(日) 21:29:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/chn11022718010002-n1.htm
鉄道相失脚でみえる熾烈な権力闘争
2011.2.27 18:00 (1/3ページ)
【矢板明夫の目】

 旧正月にあたる春節が過ぎた直後の2月中旬、温家宝(おんかほう)内閣の重要閣僚の一人、劉志軍(りゅうしぐん)鉄道相(57)が兼務していた鉄道省党組書記を解任されたニュースが国営新華社通信を通じて発表された。「重大な規律違反容疑」のためだという。江沢民(こうたくみん)前国家主席(84)の側近の1人として知られ、これまでは鉄道省のドンとして数々な権力闘争をくぐり抜け、政界の「不倒翁」(起き上がり小法師)ともいわれた劉氏の突然の失脚は、2012年秋に開かれる党大会を控え、江前主席が率いる上海閥は重要な指導者候補を失い、熾烈なポスト争いの中で力が弱まり一歩後退したことを意味する。


上海閥の指導者候補


 中国メディアが伝えた劉氏の容疑は、高速鉄道の設備投資や駅周辺のホテル建設などを巡り、山西省の女性企業家から約300万元(約3700万円)の賄賂を受け取ったとされる。共産党中央規律委員会はすでに党規に基づいて劉氏の身柄を実質的に拘束し、容疑が固まり次第鉄道相を解任、司法当局に送られると推測される。一党独裁の中国では、政治家や高官が経済問題で摘発される場合は、警察や検察が捜査する前に党規律委員会がまず身柄を拘束して調査するのが一般的であり、それが公表された時点で、その政治家の政治生命の終わりを意味する場合が多い。

 劉氏は湖北省武漢市出身。鉄道整備工、駅員、駅長などを経験し、省内では鉄道の現場を最も知っている男と言われた。瀋陽鉄道局長を務めていた1994年、当時の韓杼濱鉄道相(79)に見出され省次官に抜擢された。韓氏は江沢民氏が上海市委書記を務めていた時代の上海鉄道局長で、江沢民政権を支えた上海閥の重鎮の一人として知られる。

高速鉄道建設で手腕


 劉氏は2003年3月の全国人民代表大会(全人代=国会)で49歳の若さで鉄道相に就任。中国筋によると、劉氏の任命はこの大会で国家主席を退任する江沢民氏が最後に指名した4人の閣僚の1人だったという。劉氏は鉄道相の任期中、北京と上海を結ぶ高速鉄道(新幹線)建設や、青海省とチベットを結ぶ青蔵鉄道など前任者たちが手を焼いていた大型プロジェクトを次々と実現させ、その抜群な実行力は胡錦濤(こきんとう)国家主席(68)からも高い評価を得ていたという。しかし一方、当時から「業者から賄賂を受け取っているのではないか」といった疑惑がたびたび指摘された。

 劉氏に最大の危機が訪れたのは06年3月で、実弟の劉志祥元武漢鉄道局副局長が汚職などの容疑で逮捕され、執行猶予付の死刑判決を受けた。劉志軍氏もこの贈収賄事件に関与していると香港紙に報じられ、温家宝首相は劉氏に対し鉄道相辞任を促したが、劉氏は江沢民氏に相談したうえで辞職を拒否。結局、江沢民派との正面衝突を恐れた胡主席は劉氏の留任を認めた。

 08年3月、胡主席の側近の李克強(りこくきょう)副首相(55)が主導する省庁改革で、鉄道省を交通省の鉄道局に縮小する案があったが、劉氏は「鉄道は軍や軍用物資を運ぶ戦略的な意味が大きい」ことなどを理由にメディアを前にして反対意見を表明、他に縮小される予定の省庁も相次いで劉氏に同調したため、省庁改革案は結局骨抜きにされ、改革は失敗に終わった。このことで劉志軍氏と李克強氏の対立が表面化した。

 また、08年6月、江沢民夫妻が湖南省で鉄道事故に巻き込まれた際、江夫妻の無事が判明したにもかかわらず、劉氏は北京の重要会議をキャンセルして事故の数時間後に現場入りしたことが「劉志軍はいまだに江沢民を最高指導者と思っているらしい」などとネットに揶揄されたこともあった。

2127チバQ:2011/02/27(日) 21:29:31
全面敗北は回避


 政局に詳しい中国筋によると、今回の劉志軍氏の失脚は胡主席が自ら主導した可能性が高い。汚職問題よりも権力闘争の一環だという。劉氏はすでに共産党中央委員を2期務めており、60歳未満で来年の党大会で政治局員に昇進するのが自然な流れで、副首相候補にもなっている。しかし、劉氏のような協調性が低く、剛腕な人物が政権中枢に入れば、江沢民派の影響力が高まり、胡錦濤派も習近平(しゅうきんぺい)国家副主席(57)が率いる高級幹部子弟で構成する太子党グループも対応しにくいと推測される。「それを避けるためにこの決断につながっただろう」と中国筋は指摘する。

 しかし、江沢民派はこの人事で全面敗北したわけではなかった。劉氏免職が発表されたのとほぼ同じ時期に、約2年前に経済問題などで免職された文化省次官の于幼軍氏(58)が、国家水利プロジェクトである「南水北調」の弁公室副主任(閣僚級)に任命されたことも発表された。于氏も江沢民派の重要人物の1人で、「劉氏免職が江沢民派に与える衝撃を和らげるため、胡派はバランスを取ったのではないか」と指摘する声も出ている。(中国総局 矢板明夫)

2128チバQ:2011/02/27(日) 21:30:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/chn11022716230000-n1.htm
「中国ジャスミン革命」日本人カメラマンら10人以上を連行 厳戒態勢で集会封じ込め
2011.2.27 20:01 (1/2ページ)

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民主化集会が呼びかけられた街頭で、警官に連行される男性=27日、上海(AP)
 【北京=川越一、上海=河崎真澄】北京、上海、新疆ウイグル自治区ウルムチなど、中国の20都市以上で民主化などを求める集会が呼びかけられた27日、中国当局は重慶などリスト外の都市でも厳戒態勢を敷き、反体制の動きを徹底的に封じ込めた。日本人記者を含む少なくとも10人以上が当局に連行されたもようだ。

 民主化集会の呼びかけは20日に続き2回目。前回の13都市に、2009年に少数民族住民らによる大規模暴動が起きたウルムチなどが追加され、当局側の締め付けも厳しくなった。

 公安関係者によると、上海市内では前回の5倍近い警官ら千人以上が動員されたという。午後2時(日本時間同3時)過ぎ、集合場所の人民広場付近に集まった数百人の群衆を警官が笛を吹いて解散させた。警官らを撮影しようとした中国人の若者や、日本のテレビ局の邦人カメラマンら少なくとも6人が連行された。

 北京で集合場所に指定された繁華街、王府井のファストフード店前には工事用防護壁が設置された。散水車が何度も往復して人の集合を封じた。制服、私服警官に加え、清掃員に変装した警官も人の動きに目を光らせた。記者とみられる白人男性が警官に抵抗すると、清掃員が男性を組み伏せ連行。その様子を撮影した中国人男性が私服警官から暴行を受けたほか、日本や欧米、香港、台湾の記者らが連行された。

 また、ウルムチからの情報によると、氷点下13度まで冷え込んだ市内では警官が観光客の撮影した記念写真までチェック。集合場所付近では、立ち止まることも許されなかったという。香港でも民主派がデモを行い、2人が連行された。

 当局はインターネット規制を継続するなど、情報の拡散に神経をとがらせている。温家宝首相は27日、3度目となる市民とのインターネット対話を実施し、生活改善などに積極的に取り組む姿勢を強調。当局が民主化機運と一般市民の不満の結合を警戒していることをうかがわせた。実態が不透明な「中国ジャスミン革命」に当局が踊らされている感もある。

2129チバQ:2011/02/27(日) 23:37:51
http://www.asahi.com/international/update/0227/TKY201102270406.html
中国当局、放水でデモ封じ ジャスミン革命呼びかけ受け(1/2ページ)2011年2月27日22時35分
 【北京=古谷浩一、上海=奥寺淳】中国の民主化を求める「中国茉莉花(ジャスミン)革命」の呼びかけを受け、中国当局は27日、清掃車からの放水などを用いて、デモ発生を封じた。北京市の繁華街は一時立ち入りが禁じられ、歩行者が排除された。北京と上海で少なくとも計5人の市民が当局に連行された。

 「おまえ、何やってる。ふざけるな」。多くの市民でにぎわう北京市中心部の王府井では多数の警察官が歩行者を立ち止まらせないように叫んでいた。数台の大型清掃車が絶え間なく激しく水をまき、道から人々を排除した。

 デモに参加しにきた30代の会社員の男性は排除された後、「立ち止まることもできない。でも、怖くはない。人々の心には怒りの言葉がある。それをはき出す方法がないのだから、行動するしかない」と小声で語った。

 サングラスをかけた別の男性が警官数人に両脇を抱えられて連行されるのも目撃された。その後、繁華街全体を約40分間、封鎖する措置がとられた。集合場所の飲食店は同日夕、「停電」を理由に一時、「臨時休業」となった。

 上海市中心部の人民広場周辺でも、数百人の警察当局者が配置された。集合場所の映画館は「設備の修理」で臨時休業に。近くの地下鉄出口も「故障」を理由に封鎖された。多くの市民は呼びかけ自体を知らないようだったが、見物人ら1千人以上の人だかりができ、その様子を撮影しようとした男性ら2人が警察車両に押し込まれた。

 上海でも清掃車が道路脇に放水しながら人を散らした。清掃車の前に立ちはだかって抗議したり、市民を排除しようとする警察官に「オー」と一斉に声を上げたりする場面もあり、現場は2時間余りにわたって混乱。さらに男性2人が連行された。

 外国人記者の連行も相次ぎ、上海では取材していたテレビ局の日本人カメラマンが一時拘束された。北京でも、米国メディアの記者2人が連行され、撮影した写真を削除させられた。

 呼びかけは20日に続いて2回目。集合場所は13都市から27都市に増え、「一党専制の終結」などがスローガンとされた。広州、瀋陽、重慶などで厳しい警備態勢が敷かれた。新疆ウイグル自治区ウルムチでは一般市民がほとんど姿を消した集合場所もあった。いずれもデモ発生は確認されていない。

 温家宝(ウェン・チアパオ)首相は27日午前にネット上で市民と対話し、「公平な社会を築くための措置が必要だ」などと訴えた。昨年も同時期に行ったものだが、デモ呼びかけを意識し、市民生活改善への姿勢をアピールしようとしたとみられる。

2130老百姓:2011/02/28(月) 09:49:03
河野洋平・前衆議院議長、日中関係の未来を語る!「本音で語り合えない現状が“中国脅威論”を生む。日本は利害を捨て、失われた人脈を再構築せよ」
(ダイヤモンドオンライン 2011年2月25日掲載) 2011年2月28日(月)配信
要は、共産党に圧迫されている一般民衆の事より、中国共産党の言う事を聞けと、日本の国民の利益を捨てようという、相も変わらぬ忠犬ですな。

2131チバQ:2011/02/28(月) 23:12:11
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110301k0000m030048000c.html
中国:広東省の人権活動家拘束 「ジャスミン革命」情報で
 【北京・成沢健一】香港の人権団体「中国人権民主化運動情報センター」は28日、中国の政治改革を求める「中国ジャスミン革命」集会の情報をインターネットで広めたとして、広東省の人権活動家、鄭創添氏(34)が国家政権転覆扇動容疑で当局に拘束されたと伝えた。

 集会開催を巡って拘束され、刑事手続きに入ったことが伝えられるのは鄭氏で5人目。鄭氏は集会の情報を転載したほか、「中国ジャスミン革命」についてネット上で議論したとして26日に当局によって連行されたという。

 センターによると、鄭氏は昨秋、広東省広州市で広東語擁護デモを組織し、行政拘留10日の処分を受けていた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011022802000030.html
中国当局 集会封じ 23都市に拡大、数人連行
2011年2月28日 朝刊

 【北京=池田実、ウルムチ(中国新疆ウイグル自治区)=朝田憲祐】政治改革と民主化を求める「中国ジャスミン革命」の呼び掛けがあった北京や上海と、新疆ウイグル自治区ウルムチなど中国各地の主要都市で二十七日、当局が集会阻止に向け大量の警察官を動員した。目撃情報では、北京、上海で中国人数人が連行されたが、集会が開かれたとの情報はなく、当局は厳戒態勢により封じ込めに成功したもようだ。

 集会の呼び掛けは二十日に続き二回目。前回十三都市から二十三都市に拡大した。

 初めて集会が呼び掛けられたウルムチでは、集合場所に指定された市中心部の映画館前や人民広場を、自動小銃や盾を持った警官らが巡回。観光客らが記念撮影すると私服警官が近づき、何を写したかカメラを調べるなど緊張感に包まれた。

 同自治区では、人口の半数近くを占めるウイグル族が、漢族への「同化政策」や経済格差などに不満を持っており、二〇〇九年七月には大規模騒乱が起きた。ウイグル族は主にイスラム教を信仰。中東のデモ波及を恐れる中国当局は、呼び掛けのあった他都市より警戒を強化したという。

 北京の繁華街、王府井では、私服も含め数百人の警察官が警戒。周辺は工事用防護壁で囲われ、散水車や警察犬なども出動した。

 上海でも、映画館や地下鉄の入り口を封鎖。呼び掛け時間の午後二時(日本時間午後三時)には、カメラを所持していた若者らが警察に連行された。

 当局は海外メディアに対し、法規を順守して取材を行うよう要求したほか、この問題を報じたNHKの海外放送のニュースを一時中断するなど、神経質な対応を続けている。

2132チバQ:2011/02/28(月) 23:13:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20110228ddm003030100000c.html
クローズアップ2011:「ジャスミン革命」いまだ開花せず 中国、抑圧を徹底
 米国の中国語サイトで、中国の政治改革を求める集会を開催するよう匿名の呼び掛けが行われていた27日。ネット上で集合場所が示された北京や上海といった中国各地の主要都市では厳戒態勢が敷かれ、政府への不満を訴えようとした若者やメディア関係者など約10人が警察に連行された。チュニジアの政変に倣って「中国ジャスミン革命」と名づけられた集会は、初めて呼び掛けられた20日に続いて今回も開催されなかった。だが、徹底した封じ込め策は、中東の政変が中国に波及することに対する当局の危機感を鮮明に示している。【北京・成沢健一、広州・浦松丈二、上海・鈴木玲子、ウルムチ米村耕一】

 ◇集合場所に散水車、警官
 北京の繁華街、王府井の歩行者天国。集会の開始予定時刻とされた午後2時を過ぎると、3台の散水車が水をまきながら通りを行き交い始めた。20日に1000人以上の人だかりができたファストフード店前とネット上で新たな集合場所に指定された別のファストフード店前には工事用フェンスが設置され、その周囲で多数の警察官が不審な動きがないか目を光らせる。

 王府井の入り口付近では、若い女性が公正な政治を求める手書きのスローガンの入った赤いマフラーを首にかけると、すぐに警察官に取り押さえられて連行された。香港メディアなどによると、香港のテレビ局のカメラマンも当局に連行されて機材を没収されたほか、台湾のカメラマンが連行される際に負傷。米ブルームバーグ通信の記者は私服警官に殴られたという。周辺は約1時間にわたって人の流れを規制する事実上の封鎖措置が取られ、事情を知らない観光客らは「何が起きているのか」と不満の声を上げた。

 上海の集合場所に指定された人民広場近くの繁華街では、制服警官だけでも100人以上が配置され、日本人のテレビカメラマン1人を含む少なくとも男性6人が当局に一時拘束された。近くの地下鉄出口は「検査のため」として封鎖され、映画館や一部の商店は営業を中止したり、現場に面した入り口を封鎖した。

 政府への不満を訴えに来たという30代の男性は「物価も住宅価格も高騰して家も買えない。そんな不満を訴える場もないし、訴えることも許されない。こんなに警官だらけじゃ叫ぶこともできない。見てくれ。これが中国の実態だ」と悔しさをにじませた。

 今回の集会呼び掛けは、20日の13都市から二十数都市に拡大し、その中には分離・独立運動がくすぶる新疆ウイグル自治区ウルムチも含まれた。集合場所とされた中心部の映画館前には、銃を持った5人1組の警官が背中合わせになって立ち、にらみを利かせた。

 ウルムチでは09年7月に大規模暴動が発生した。民主化を求める「ジャスミン革命」が少数民族問題に飛び火するのを恐れた当局は警戒を強めたとみられる。ただ、市内では警戒態勢が日常化していることもあって、銃を抱えた警官があちこちに立っている状況でも市民の表情は平穏な様子だった。

 仕事で映画館近くに来た漢族の20代女性は、集会の呼びかけについては全く知らず、警戒態勢についても「日曜日はいつもこんな状態だ。人が集まる時には厳しくなる」と話した。

2133チバQ:2011/02/28(月) 23:13:38
◇ネット利用、評価相半ば 活動家ら「結集への予行演習」「時期尚早だ」
 「正常な運営ができなくなっているうえ、中国の無数の活動家やネットユーザーを傷つけた」。20日に集会を開こうという匿名の呼び掛けを最初に掲載した米国の中国語ニュースサイト「博訊新聞網」は26日、「中国ジャスミン革命」集会の関連情報提供を停止すると発表した。

 香港の人権団体によると、20日の集会を前に中国で1000人以上の活動家らが当局によって外出を制限されたり拘束されるなどしたほか、20日に黒竜江省ハルビン市で群衆に向かって民主化の必要性を訴えた女性(35)が国家政権転覆容疑で拘束された。「博訊」側は、集会の呼び掛けが当局の強硬な対応を招いていると判断した模様だ。

 ただ、別のサイトでは27日の王府井の様子や次回の集会開催の呼び掛けが書き込まれており、当局は今後も警戒を続けていくとみられる。

 こうした動きについて、「将来、人民の真の力を結集させるための予行演習になった」(天安門事件時の学生リーダー、王丹氏)といった前向きな評価が海外の民主活動家からは出ている。一方、一党独裁を批判する文書「08憲章」にも署名している北京の弁護士は「中東のように爆発的な動きになるとは思えない。時期尚早だ」と指摘する。

 国政諮問機関である中国人民政治協商会議(政協)の趙啓正外事委員会主任は23日、一部メディアと懇談した際、「1500万人の都市(北京)で何人かが街に出て何かを訴えても実質的な意義はない。一部の人は中国で動乱が起きることを望んでいるようだが、それが起きることはない」と自信を見せた。

 だが、地方からの陳情者が集まる北京南駅周辺では、27日を前に当局の取り締まりが強化されたと伝えられている。集会情報は現時点では、当局の規制をかいくぐって海外のサイトにアクセスできる一部のネットユーザーを動かしているだけだが、立ち退きや賃金未払いなどの深刻な問題を抱えた人たちの不満と結びつけば、当局にとって大きな脅威になることは確実だ。

2134チバQ:2011/03/01(火) 23:27:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110301-OYT1T00955.htm
民主化集会の取材規制、中国側と外国記者が応酬
 【北京=大木聖馬】北京や上海など中国各地で27日に呼びかけられた民主化要求集会の取材規制を巡り、中国外務省の1日の定例記者会見で、姜瑜(きょうゆ)副報道局長と外国メディアが約1時間半にわたり激しい応酬を繰り広げた。


 北京の繁華街で取材中の外国人記者が公安当局者に殴打されたことを記者がただすと、姜副局長は「外国人記者は関連法規を順守しなければならない。北京の関連部門の法に基づいた行為は公共秩序、安全を守るためだ」と答え、中国側の対応の正当性を強調した。

 また、姜副局長は外国人記者の取材を規定した条例を持ち出し、「(繁華街を管轄する部門に)申請を出したのか」と逆に問いただし、「もしあなた方がもめ事を起こしニュースをでっちあげるのであれば協力できない」と突き放した。

(2011年3月1日20時49分 読売新聞)

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20110302k0000m030082000c.html
中国:「取材の自由」で激論 副報道局長、声上ずり
 【北京・成沢健一】中国外務省の姜瑜(きょうゆ)副報道局長は1日の定例会見で、中国の政治改革を求める集会の集合場所に指定された北京の繁華街、王府井で2月27日に海外メディアの記者らが警察に一時拘束された理由について、「取材の規則を守らずに大勢集まり、長時間の取材で繁華街の秩序に影響を及ぼしたためだ」と述べ、警察の対応を正当化した。

 拘束に関してメディア側から「同僚記者が私服警官から暴行を受けた」「公共の場所での許可が必要なのか」などの質問が20回を超え、通常は20〜30分で終わる会見が約1時間半に及んだ。姜副局長は「取材に際しては中国の法規を守るべきだ」と繰り返し、感情が高ぶって声が上ずる場面もあった。

 一方、北京の日本大使館と上海の日本総領事館は1日、集会に関連して上海で取材していた日本人カメラマンが警察に一時拘束され、撮影機材を壊されたことの事実関係確認と再発防止を求める申し入れを中国外務省と上海市政府に行ったと発表した。記者の拘束を巡っては、米国のハンツマン駐中国大使や欧州連合(EU)駐中国代表団も28日に非難声明を発表した。

2135チバQ:2011/03/01(火) 23:28:49
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201103010563.html
韓国・李政権に3月危機説 物価高・口蹄疫・南北問題(1/2ページ)2011年3月1日22時26分
ソウルで1日、「3・1独立運動」の記念式典で演説する李明博大統領=AP
 【ソウル=箱田哲也】韓国政府内で「3月危機説」がまことしやかに語られ始めた。歯止めがかからない物価高や家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の拡大。政権支持率が下がり続けるなか、もし北朝鮮が軍事挑発を仕掛けてくれば――。政府当局者らは警戒を強める。

 2月末から5年任期の4年目に入った李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、「3・1独立運動」の記念式典で、北朝鮮には対話再開を、国民には厳しい生活の改善に向けた努力を呼びかけた。この二つの問題は、終盤に向かう李政権の安定度に直結する。

 昨年3月の哨戒艦沈没事件では46人が犠牲になり、11月の大延坪島(テヨンピョンド)砲撃は民間人2人を含む4人の命を奪った。これらの蛮行に北朝鮮が誠意ある態度を見せるよう韓国は求めているが、先月の軍事実務者協議は物別れに終わった。

 それでも韓国側は、年内の南北首脳会談の実現を視野に様々な分野の関係者が北朝鮮との接点を探り続けている。

 大統領周辺は「北も金正日(キム・ジョンイル)国防委員長(総書記)の健康不安に加え、『強盛大国の大門を開く』と住民生活向上をうたった来年が近づき、食糧支援を含む南北関係改善の必要性を感じているはず」と述べ、対立局面から急展開する可能性を否定しない。

 李大統領は1日、「今こそ新たな未来を切り開く適切な時期だ。我々はいつでも、開かれた心で北と対話する準備がある」と訴えた。

 だが、内政事情が苦しいのは韓国も同じだ。1月の消費者物価上昇率は前年同月比で4.1%。2日に発表される2月分も4%超と予想されている。韓国独特の住宅賃貸の保証金額も跳ね上がり、ソウル市内で庶民が家を借りることが難しくなりつつある。口蹄疫の拡大も深刻で、ずさんな処理による土壌や地下水の汚染も相次いで指摘されている。

 昨年11月のG20ソウル・サミットを無難にこなした後は50%を超えた支持率も下がり続け、最近の世論調査はおおむね不支持が五十数%で、支持(40%前後)を上回る。「最も誤った分野」との設問では「南北関係」が一番多く、保守系メディアや与党関係者からも「柔軟性が必要な時期」との声が上がり始めた。

 食糧難にあえぐ北朝鮮も李政権の現状を把握しているだけに、簡単には譲歩姿勢は見せないとみられる。韓国政府関係者は「もうしばらくは根比べが続きそうだ」と語る。

2136チバQ:2011/03/04(金) 00:46:51
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20110303-OYT8T00293.htm?from=yoltop
台湾の出生率 世界最低?

有力紙試算10年「1.0割れ」

 【台北=源一秀】台湾で2010年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の数)が初めて1・0を割り込む見通しとなった。地元メディアが伝えた。

 日本と同様、台湾でも少子高齢化が進み、現在は約2300万人の人口が5年後には減少に転じるとの予測が出ている。

 最新の人口統計では、10年の新生児数は前年比約2万4000人減の約16万7000人と過去最少を更新した。有力紙の「自由時報」は10年の合計特殊出生率について0・91、「工商時報」は0・94との試算を報じた。いずれも国連の世界人口推計(08年版)で世界最低だったマカオの0・95を下回っており、台湾が初めて世界最低となる可能性が出てきた。日本の最新の数値は1・37(09年の厚生労働省統計)だった。

 台湾は63年と76年に42万人以上の新生児が誕生するベビーブームを迎えた。しかし77年以降は新生児数は減少を続けている。女性が社会進出し非婚・晩婚化が進んだほか、高額な養育費の負担を嫌い子どもを望まない夫婦が増えていることが原因とされる。

 台湾には、2歳以下の子供を育てる共働き夫婦に補助金を出したり、育児休暇中も給与の60%の額を支給したりするなどの支援策があるが、出生率低下に歯止めはかからない。

 台湾大学の林万億教授(社会福祉専攻)は「早ければ16年ごろから人口減少が始まり、25年には台湾の168の大学の約3分の1が閉鎖することになる。育児のための補助金充実や託児施設の公営化など抜本的対策をとらなければならない」と話している。

(2011年3月3日 読売新聞)

2137チバQ:2011/03/04(金) 23:22:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110304/chn11030421050007-n1.htm
「民主化運動」抑え込み狙う 経済格差への不満どう解消
2011.3.4 21:01 (1/2ページ)

全人代を前に開幕した、人民政治協商会議に出席した中国の胡錦濤国家主席(右)と温家宝首相=3日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=河崎真澄】中国の「第11期全国人民代表大会(全人代)」第4回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕する。会期は14日までの10日間。今年からスタートする「第12次5カ年計画」を審議するが、一党独裁の終結を求めた「中国ジャスミン革命」の背後にあるインフレや経済格差など民衆の不満を緩和させる社会安定策を、どこまで盛り込めるかが焦点となる。

 新5カ年計画は、中国共産党の指導部が交代する2012年の党大会をまたぐ。このため、次期最高指導者に内定した習近平国家副主席を中心とする新政権の行方を占う重要な材料となる。5日は温家宝首相が行う「政府活動報告」に加え、新5カ年計画の草案が提出される。15年までの年平均の経済成長率目標を7%と、前回計画の7・5%からスローダウンさせる。

 全人代開幕を控え、中国紙で強調されているキーワードは「幸福」だ。10年に国内総生産(GDP)が名目で日本を抜き、世界第2の経済大国となった中国だが、規模の拡大を追求してきた結果、貧富の格差や環境汚染、不動産バブルやインフレなどひずみが深刻化して民衆は不満を強めた。

 そうした中で、中東・北アフリカ情勢が「中国ジャスミン革命」として“飛び火”しており、開幕翌日の6日には中国本土40以上の都市で3回目の集会が呼びかけられている。当局は北京などで通常を大幅に上回る警戒態勢で抑圧に乗り出す一方、全人代で新たな経済政策への期待も抱かせる「アメ」も用意するとみられる。

 3日付の中国紙、環球時報は海外メディアの報道を引用する形で、「GDP成長時代から民衆の幸福追求時代に入った」と強調、中低所得者層が苦しむインフレ率は4%に抑制する目標が盛り込まれるもよう。経済政策による生活改善を民衆の「幸福」に結びつけようとしている。





 全国人民代表大会(全人代) 中国の憲法上の最高権力機関。国務院(政府)の上位に位置する立法機関で、地方や軍、海外在住華僑など任期5年の約3千人の代表が出席する。毎年1回、3月に10日前後の会期で開かれる。国家主席や首相の選出、憲法改正や法律制定、国家予算の審議などを行うが、党指導部や政府の方針を追認する形式的な存在ともいわれる。

2138チバQ:2011/03/05(土) 14:03:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20110305ddm003030082000c.html
クローズアップ2011:中国国防費、12.7%増 習体制へ国威発揚
 11年度の中国国防予算案が4日、前年度実績比12・7%増の6011億元(約7兆5000億円)と発表された。昨年度は同7・5%増と22年ぶりに1ケタの伸びに抑制されたが、それは前年度(09年度)に建国60周年の軍事パレードで予算が膨れあがった反動。中国は巨額の資金を投じてステルス戦闘機などの新型兵器開発を急いでいるが、こうした予算は政府内の他部門で計上されており、全体の軍事費は公表された予算の約1・5倍(中国軍関係者)とみられる。国威発揚などの国内事情もからんでいるが、国防予算が急増し続けている上に透明性が欠如していることで、日米など周辺国は警戒感を強めている。

 ◇初の空母就役も
 「中国には13億人の人口と広い国土、長い海岸線がある。限られた軍事力は独立と主権、領土を守るためのものだ」。中国の全国人民代表大会(全人代=国会)の李肇星報道官は4日の会見で大国にふさわしい軍事力を持つ必要性を訴えた。

 スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、中国の軍事費は08年に米国に次ぐ世界2位に浮上。11年度予算案では、日本の防衛費の1・5倍以上だ。

 中国が軍の近代化を急ぐ背景には、7月の中国共産党90周年と来秋の共産党大会に向けた国威発揚に利用する思惑がにじむ。中国脅威論を警戒し新兵器開発を伝えなかった国内メディアも、1月に四川省成都で行われたステルス戦闘機「殲20」の試験飛行を写真付きで伝え、2月には「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイル「東風21D」配備を報道した。

 海外報道を引用する形でだが、昨年12月には、大連で改修が進む旧ソ連製空母「ワリャーグ」が今年中に進水し、中国初の練習用空母として就役すると報じている。空母保有計画は、日米だけでなく、中国と南シナ海での領有権紛争を抱える東南アジア諸国にも警戒感が強いものだ。

 また、今回の国防予算増額には、来秋の共産党大会で任期を迎える胡錦濤国家主席(中央軍事委員会主席)が軍の近代化や将兵の待遇改善に果たした実績をアピールし、習近平国家副主席(軍事委副主席)へのスムーズな権力移行につなげる狙いもありそうだ。

 香港メディアによると、習氏はステルス戦闘機の試験飛行を現地視察した。さらに、軍幹部人事でも習氏に近いとされる劉源・軍事科学院政治委員が1月に補給を担う総後勤部政治委員に抜てきされた。劉氏は文化大革命で失脚した劉少奇・元国家主席の息子。習氏と同じ高級幹部子弟「太子党」の筆頭格だ。

 軍人事では、第2砲兵(戦略ミサイル部隊)の魏鳳和参謀長が軍全体の副総参謀長に昇格した。魏氏は弾道ミサイルの専門家として知られる。来秋の党大会で軍指導部入りし、弾道ミサイルのハイテク化を指揮するとの観測がある。

 中国軍では10年に1度の共産党指導部交代に伴う大規模な幹部人事が始まっており、習氏を支える幹部たちの実績作りも必要になっている。来秋の党大会を前後する数年は国威発揚や幹部抜てきのための「お手盛り予算」(外交筋)が続きそうだ。【北京・浦松丈二】

2139チバQ:2011/03/05(土) 14:03:45
 ◇海・空軸 米、対中戦略を重視
 ゲーツ米国防長官は2月25日、陸軍士官学校で演説し、「米軍が将来直面する戦争シナリオは海軍力、空軍力を中心としたものとなるだろう」と明言した。これまで、最新鋭ステルス戦闘機F22の調達を打ち切るなど対テロ戦重視を鮮明にしてきた長官の演説は、米国の国防政策の軸足がテロ対策から再び国家対国家の戦争に回帰していくことを宣言したものだった。

 シンクタンク・ヘリテージ財団のディーン・チェン研究員は「地上戦が時代遅れになり、海空戦力に焦点を当てるということは、すなわち中国重視にシフトしているということだ」と語る。

 米国は中国軍近代化について「透明性が足りない」と批判してきたが、最近は「(中国軍の)多くの能力は明確に米国を狙ったものと思われる」(マレン統合参謀本部議長)などと、米中対立を予感させる踏み込んだ発言が多い。背景には、中国の空母開発などは西太平洋における米軍の行動を妨害するのが目的と分析していることがある。

 国防総省は、これらに対抗するため、海軍と空軍が統合作戦を展開するジョイント・エア・シー・バトル構想の研究を進めている。「特定の国家を想定したものではない」と説明しているが、研究者の多くは「内実は対中戦略」と解釈する。

 中国の軍備強化は、日本にも大きな懸念材料だ。前原誠司外相は4日の定例会見で「極めて高い伸び率の軍事費だ。いったい何のために使うのか」と不信感をあらわにした。2日には中国軍機2機が尖閣諸島の北50〜60キロまで近づき、航空自衛隊がF15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させた。岩崎茂航空幕僚長は「今まで以上に南へ出てきた」と警戒感を示す。

 中国の軍事動向に詳しい茅原郁生・拓殖大名誉教授は「日本の周辺海域で中国との摩擦がいつ起きてもおかしくない。危機対処や安全保障のあり方を考え直す時期だ」と話す。だが、日米とも財政難で防衛予算への削減圧力は強い。ある自衛隊幹部は「米国を核とした連合国、友好国の合従連衡で中国に対抗していくしかない」と指摘する。【ワシントン古本陽荘、政治部・坂口裕彦】

2140チバQ:2011/03/06(日) 14:26:35
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110305/mcb1103052241016-n1.htm
“ジャスミン国会”の様相、インフレ抑圧最優先、「胡−温体制」の最後の大きなカケ2011.3.5 22:41
 【北京=河崎真澄】中国の温家宝首相は5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で行った「政府活動報告」で、2011年の最優先課題に「物価水準の安定」を挙げ、急速に進むインフレの抑制に全力を尽くす姿勢を強調した。

 独裁政権を相次ぎ崩壊させた中東・北アフリカの民衆デモが、生活苦を招いたインフレに端を発したことを強く意識した内容だ。

 一党独裁終結を求めて集会が広がっている「中国ジャスミン革命」の抑圧を急ぎ、ドミノ現象を食い止めたい中国は、インフレ抑圧に加え、低所得者層や農民向けの補助金増額も約束するなど、社会不安の早期収束に躍起になっている。

 政府活動報告と同時に5日、全人代に提出された2015年までの「第12次5カ年計画」も、従来の「国富」をめざした経済計画から「民富」にシフトする方針を色濃く示している。いかに民衆の不満を解消させるかに腐心する“ジャスミン国会”の様相もみせている。カネにことさら敏感な中国の民衆の慰撫に、即効性のある政策といえる。

 マクロ経済政策で、今後5年間の国内総生産(GDP)成長率目標を年平均7%に抑える安定成長路線に転換するのは、不動産バブルによる貧富の格差の拡大や、深刻化しつつある環境汚染や、エネルギー不足などへの危機感の表れだ。

 一方で温首相は、過去5年間を振り返って、北京五輪や上海万博の成功、金融危機の克服などで「中国の特色有る社会主義の優位性が十分に裏付けられた」と誇示した。今年7月に創設90周年を迎える中国共産党の一党独裁を強化することで、「民主化」を押さえ込む改めて示した格好だ。

 温首相は治活動報告の中で「政治体制改革を積極的かつ着実に行う」とも述べたが、指導部の交代人事が内定する第18回党大会を来年秋に控え、どこまで胡錦濤指導部が指導力を発揮して社会不安の早期収束と安定成長への軌道に乗せられるか。「胡錦濤−温家宝体制」の最後の大きな賭けとなる。

2141チバQ:2011/03/06(日) 14:58:31
http://www.asahi.com/international/update/0305/TKY201103050321.html
台湾立法院補選、野党が圧勝 馬政権、次期選挙に黄信号2011年3月5日21時1分
 【台北=村上太輝夫】台湾立法院(国会)の補欠選挙が5日、台南、高雄の2選挙区であり、いずれも野党・民進党が議席を確保した。馬英九(マー・インチウ)政権下の与党・国民党は2009年3月以降の補選13議席中、3議席しか押さえられず、来年初めにも実施される次の立法院選と総統選に向け黄信号がともっている。

 対象区はもともと二つとも民進党の議席で同党優位だったため、国民党は人選にもたつき、「今回の結果だけのための選挙ではない」(幹部)と敗北を前提にしていたところがある。とはいえ、得票率は前回1〜3ポイント差だったのが、今回は台南で23ポイント、高雄では39ポイントの大差をつけられた。国民党は次回選挙に向け、民進党の強固な地盤である中南部の選挙戦略を見いだしかねている。

 立法院の議席数は国民党73、民進党33、その他5で、なお国民党が圧倒的多数だが、民進党は勢力回復への手応えをつかみ始めた。同党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席は党本部で「次の我々の目標は政権を取り戻し、立法院で最大政党となること」と決意を語った。

2142チバQ:2011/03/06(日) 15:00:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110305/chn11030522290011-n1.htm
台湾立法委員補選、民進党が2議席維持
2011.3.5 22:28
 台湾で5日、立法委員(国会議員)の補欠選挙が台南、高雄の2市で行われ、ともに野党第一党、民主進歩党(民進党)が保持していた2議席を維持した。両市で敗れた与党の中国国民党はなお全議席の3分の2弱を保有しており、議会での与党優位は変わらない。しかし、民進党は年末か来年初に予定される次回選挙に向け、弾みをつけた。(台北 山本勲)

2143チバQ:2011/03/06(日) 15:11:15
http://mainichi.jp/select/world/news/20110303ddm007030132000c.html
「中国モデル」の行方:転換期の新5カ年計画/上 土地強制収用で地方政府巨利
 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開幕し、今後5年間の重点政策を盛り込んだ第12次5カ年計画を策定する。一党独裁体制下で市場経済化を進める「中国モデル」は高成長を維持してきたが、格差拡大や汚職の深刻化などのひずみも目立つようになっている。中東諸国での政変が中国にそのまま波及する可能性は低いと見られているが、独裁政権下での格差拡大や物価高といった事情は共通しており、中国指導部は警戒感を強めている。急成長に伴う社会のひずみを解消し、成長モデルの転換をいかに図るかが問われる新5カ年計画の課題を探った。

 ◇庶民の怒り、膨張
 雪の中、橋のたもとで住民たちがタンスでバリケードを築いて村への道を封じていた。近づくと、殺気だった十数人がクギを打った角材を握り締めてにじり寄る。自宅の強制取り壊しを恐れる住民たちだ。「帰れ。あんたに言っても解決しない」

 北京郊外の前朱各庄村。地元政府が、石油工場用地として隣村と共に村全域の土地収用を決めた。だが補償金額を巡って政府と住民は対立。政府の提示額は1戸50万元(625万円)で住民要求の8分の1だ。住民は「政府は村を工場用地として売り渡して大金を手に入れるのに俺たちの補償金は低すぎる」と憤る。

 中国では、地方政府が庶民からわずかな立ち退き料で収用した土地使用権を開発業者などに高値で売却して譲渡益で税収を補っている。中国メディアによると、09年の土地譲渡益は1兆5000億元(約18兆7500億円)と全国の地方財政に占める割合は46%に達したという。しかも、この際に業者は開発に伴う地価高騰で巨利を得る。業者が地方政府幹部の親類である場合も珍しくない。官民が癒着して錬金術のように生み出した富をむさぼる。「土地財政」依存は開発加速化と共に勢いを増しているとされる。

 このため土地の強制収用を巡る地元政府や業者と住民の衝突が激化する。この数カ月でも、山西省で補償金交渉に合意しない住民が撲殺されたり、黒竜江省で補償金額に不満の一家3人が爆弾で焼身自殺を図る−−など衝撃的な事件が相次ぐ。強制収用や官僚腐敗を背景に発生した暴動は年間数万件に及ぶ。

 不満を抑え込もうと当局による住民監視も厳しさを増す。元弁護士の女性、倪玉蘭(げいぎょくらん)さん(50)は02年に北京の強制収用の現場を撮影して当局に拘束され「警官8人から計15時間に及ぶ暴行を受けた」。重い障害が残り、松葉づえなしでは歩けなくなった。08年には自宅も強制収用された。2度の投獄を経て昨年4月に出所したが、現在も当局者が24時間監視を続ける。倪さんは「庶民への抑圧は激しさを増すばかり」と訴える。

 中国政府は今年1月、土地収用や立ち退きの際に住民の権利を重視する「国有地建物収用・補償条例」を施行した。立ち退きは補償後に行う▽政府による強制執行を禁じ、裁判所の許可を必要とする▽収用範囲は公共目的に限る−−など地方政府の権限を削減した。

 社会の底流でマグマのように膨れ上がる土地収用に対する庶民の不満は、中国が安定的に発展する上で看過できない水準になっている。土地収用問題に詳しい評論家の葉檀氏は「新条例は公聴会や司法による救済措置を認めているが、公聴会や司法の独立性に問題があれば、かえって住民が訴える場を失いかねない」と警鐘を鳴らす。【北京・鈴木玲子】

2144チバQ:2011/03/06(日) 15:11:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20110304ddm007030194000c.html
「中国モデル」の行方:転換期の新5カ年計画/中 相次ぐ干ばつ、止まらない物価上昇
 ◇成長左右する「水」対策
 今冬、中国北部を数十年に一度と言われる干ばつが襲い、中国政府は対応に追われた。2月下旬、黄海に面した山東省東部、人口約280万人の日照市を訪ねると、小麦畑に緑の新芽が吹き出していた。だが地面は乾き、新芽の一部は黄色く変色している。

 「私たちは結局、お天気頼みの暮らし。雨が降らなければ、どうしようもない」。0・3ヘクタールほどの畑で小麦を作る女性、王さん(52)は、無念そうに畑を見つめた。この辺りは井戸を掘ると塩分を含んだ水が出る。王さんの畑から数百メートル離れた場所に雨水をためた池があるが、一帯の畑すべてに水をまくには足りず、自分の畑まで水を持ってくる手段もない。今後、雨が降っても収穫は半減する見込みだという。

 すでに畑に見切りをつけた農民もいた。同省南部・滕州市のバスターミナルで、秦と名乗る男性(60)が大きな荷物を抱えて立っていた。同市内の山間部で小麦を作っていたが、今年はあきらめて出稼ぎに行くところだという。「井戸もないし、貯水池は空だ。もう、うちの小麦はダメだ」。小柄だが、がっちりした体格の秦さんは「建設現場なら1日100元(約1250円)は稼げる」と笑ってみせた。

 中国はここ数年、毎年のように干ばつに見舞われている。昨年は雲南省など南部、一昨年は今年同様に北部の冬小麦の産地が被害を受けた。危機感を抱く中国政府は今年の最重点課題をまとめた「中央一号文件」に初めて水資源対策を書き込んだ。水利施設整備に今後10年間で4兆元(約50兆円)を投資する計画だ。

 中国政府が、これほど敏感に対応する背景には国内の物価上昇がある。特に食糧価格の高騰は国民の不満に直結し、社会不安をもたらしかねない。実際、反政府デモが相次いだエジプト、チュニジア、リビアなどは大量の小麦輸入国で、小麦の国際価格の上昇が社会不安の一因だったと指摘されている。中国国営新華社通信は2月下旬、「食糧増産が物価安定のカギだ」という国家統計局幹部の見方を紹介した。

 中国政府はこれまで、化学肥料の普及や品種改良などによって10年まで7年連続で穀物生産を増加させてきた。しかし、農業専門家によると、こうした手法による増産はほぼ限界に来ているという。一号文件が水の問題に目を向けたのも、食糧の安定供給には利水に力を注ぐほかないからだ。

 ただ水不足は農業だけでなく、都市の工業用水や飲料水の問題でもある。一号文件は利水と同時に節水も強調。09年に約6000億立方メートルだった水利用を20年時点でも6700億立方メートルに抑える方針を打ち出した。中国が社会を安定させたまま経済成長を続けられるかどうか、そのカギの一つを水が握っている。【山東省で米村耕一】

2145チバQ:2011/03/06(日) 15:12:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20110305ddm007030007000c.html
「中国モデル」の行方:転換期の新5カ年計画/下 経済特区で目指した政治改革
 ◇既得権益層、抵抗勢力に
 「中国の未来都市へようこそ」。15平方キロメートルの広大な埋め立て地に「未来都市」を宣伝文句にした高層マンションが次々と建設されていく。香港に隣接する広東省深センの前海新区。中国政府は昨年8月、香港とほぼ同じ制度でサービス産業を発展させる計画案を承認した。

 直前に現地視察した温家宝首相は「ここは深センの未来。計画をしっかりと立て建設を進めてほしい」と激励。深センの将来について「政治改革の保障がなければ、経済改革の成果は失われ、近代化建設の目標も実現できない」と訴えた。

 胡錦濤国家主席も昨年9月に深セン経済特区30周年の記念式典で「民主的な政策決定、民主的な(行政)管理、民主的な(権力)監督を実行すべきだ」と民主を連呼して政治改革を指示した。

 深センを「経済特区」から「政治特区」に転換する試みは、胡主席の側近、汪洋・広東省党委書記が中心になって08年5月から始まっていた。市長や区長を複数候補から選挙するなど全国に先駆けた改革が実施されている。

 その深センを胡主席と温首相が相次いで視察し、改革継続を訴えた背景には「抵抗勢力の存在」(温首相)があると言われる。政治改革によって利権を奪われる既得権益層が反対しているわけだ。

 昨年10月27日付の人民日報は「人口13億の大国の政治改革は現実から出発すべきだ。決して段階を飛び越えるべきではなく、うわべだけのスローガンを叫ぶことはできない」との論評を掲載した。温首相への批判と受け止められている。

 地方指導者は風向きの変化に敏感だ。深セン市トップの王栄・同市党委書記は今年1月の広東省人民代表大会(地方議会)で、前海新区の計画について「前海新区の体制刷新は経済分野に集中し、その範囲を出ることはない」と枠をはめた。

 「特区の中の特区」として税制面などで優遇される前海新区のマンションは3年前の3倍以上に高騰した。だが、深センの「未来」とまで呼ばれた埋め立て地を「ただの不動産プロジェクトにしてはならない」(曹景鈞・香港中文大学教授)と懸念する声は高まっている。【深センで浦松丈二】

2146チバQ:2011/03/06(日) 15:13:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011030600080
集会阻止へ首都厳戒=全人代会期中、異例の事態−中国
 【北京時事】中国当局は6日、政治改革などを求めて40以上の都市で呼び掛けられた「中国ジャスミン革命集会」の阻止のため、各地で厳戒態勢を敷いた。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日に開会し、中国全土から党・政府幹部が勢ぞろいした北京では、胡錦濤国家主席のお膝元で「反体制デモ」を容認するわけにはいかず、あらゆる方策を講じた。
 同集会の呼び掛けは2月20日、27日に続いて3回目。これまで上海で陳情者らが集まったり、北京では取材が私服警官に妨害されてカメラマンや記者が一時拘束されたりするトラブルが起きているが、デモに至ったケースは伝えられていない。3回目は江沢民前国家主席が提唱した思想「三つの代表」という合言葉で集会情報が伝えられ、大学キャンパスでの「散歩」や日曜礼拝前後の広場集結など、呼び掛けはさまざまなルートで広がっている。
 北京市公安局は集会開催時間の6日午後2時(日本時間同3時)に合わせて、公共安全と交通秩序について記者会見。記者やカメラマンを会見に集めることで、集会が予定されている繁華街の王府井や西単などに海外メディアが殺到しないようにした。(2011/03/06-14:49)

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2147チバQ:2011/03/06(日) 15:14:22
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110306-OYT1T00319.htm
中国、内陸部も消費旺盛…石油の街に日系百貨店

 5日開会した中国の全国人民代表大会(全人代=国会)に提出された「第12次5か年計画」(2011〜15年)は、消費を経済成長のけん引役として育てる方針を示した。

 13億人超の人口がもつ市場の潜在力は巨大だ。日本と中国の合弁企業が百貨店を出店した内陸部の都市では、経済発展に伴い消費も旺盛だ。しかし、安定的に消費を増やすには、インフレの抑制などの課題も多い。

 内陸部の新疆ウイグル自治区の中堅都市コルラ。1月15日、タクラマカン砂漠の北端に位置するシルクロードの街に、日中合弁企業「新疆辰野商貿」が婦人服を中心にした百貨店「辰野名品広場」を開店した。地上4階(1万2000平方メートル)の売り場に約170店舗が入居する。

 コルラは石油開発や綿花の栽培などが盛んだ。経済発展に伴い、人口は09年の約51万人から10年には約89万人に増え、住宅やビル、道路などの建設が急ピッチで進んでいる。10年の住民の平均年収は前年より10・5%多い1万3812元(約17万3000円)に増え、消費意欲も旺盛だ。

(2011年3月6日13時30分 読売新聞)

2148チバQ:2011/03/06(日) 15:15:51
http://mainichi.jp/select/world/news/20110306ddm002030100000c.html
中国:全人代開幕 「国民の不満解消」強調 ネット管理強化打ち出す
 中国の国会にあたる第11期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が5日、北京で開幕した。温家宝首相は施政方針演説にあたる政府活動報告で「第12次5カ年計画」(2011〜15年)に関し、今年から5年間の年平均成長率目標を7%に設定すると表明、バランスの取れた成長を図る姿勢を鮮明にした。温首相はさらに、地方政府の腐敗や格差拡大を念頭に「国民の幸福実現のために改革を進める」と強調したが、一方で、インターネットの管理強化など情報統制を強める方向性も打ち出した。

 「大衆が強く不満を抱く問題が解決されていない」。温首相は報告で、再開発に伴う強制的な家屋取り壊しや立ち退きを例に、国民の不満解消に努力する姿勢をアピールした。

 午前中の政府活動報告が終わり、全人代代表らが昼食を取っているころ。北京市南部にある陳情窓口近くの路上では、河南省から来た70歳の農民が数十通の陳情書を書き続けていた。再開発で農地を強制収用された際のトラブルで息子が暴行を受けて寝たきりになった。補償金は微々たる額で老夫婦の貧しい暮らしに息子の治療費がのしかかる。「このままでは死んでも死に切れない」と訴えた。

 世界銀行によると、中国では1%の世帯が全体の4割の富を保有する。「ジャスミン革命」で独裁政権が倒れたチュニジアを大きく上回る深刻な格差だ。国営新華社通信によると、株式上場している国有企業幹部と一般庶民の平均所得の格差は128倍。中国で「国富民窮(国は富み、民は窮する)」と呼ばれる状況に庶民の憤りは高まっている。

 庶民をさらに苦しめるインフレの懸念も強い。08年秋のリーマン・ショック以降の総額4兆元(約50兆円)にのぼる財政出動でだぶついた資金は不動産や商品市場に流れ込み、急激な資産バブルとインフレを招いた。

 温首相が「価格上昇の傾向を断固食い止めねばならない」とインフレ阻止を表明し、所得水準の上昇率を「経済成長目標と同じ年平均7%以上にする」と約束したのは、こうした不満をなだめようとするものだ。首相はさらに「国強民幸(国は強く、民は幸せに)」という目標を描き、社会保障拡充と住宅供給拡大、医療制度や教育改革など格差是正への処方箋を提示した。

 だが、具体策は乏しい。所得水準では「倍増」を盛り込むことも検討されたものの、労組紛争激化を恐れる国有企業など「既得権層の猛烈な反発」(中国政府関係者)で見送られた。そもそも報告を審議する約3000人の全人代代表は「大企業幹部や富裕層ばかり」(中国紙記者)だ。

 報告では「大衆の権利保護の仕組みの確立と健全化」もうたわれた。だが、地方政府への不満を訴えようと北京に集まる陳情者を、地方の警察が北京まで追ってきて地元に連れ戻すのが実情だ。

 中国版「ジャスミン革命」集会がインターネット上で呼びかけられる中で全人代が始まった北京は、例年以上の厳戒態勢が敷かれている。報告では、内部告発サイト「ウィキリークス」による情報漏えいを意識した機密保持の強化とともに、ネットの管理強化が打ち出された。庶民の不満解消をうたいつつ、体制引き締めの方向性はむしろ強まる可能性が高そうだ。【北京・浦松丈二、鈴木玲子】

2149チバQ:2011/03/06(日) 15:16:23
http://mainichi.jp/select/world/news/20110306ddm007030103000c.html
中国:全人代 「善隣外交」アピール 温首相、周辺国との摩擦意識
 【北京・成沢健一】中国の温家宝首相は5日に開幕した第11期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の政府活動報告で、周辺国との外交について「善意をもって隣国に接し、隣国を仲間とみなす」との方針を堅持すると強調した。昨年は南シナ海の領有権問題や尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件などで東南アジア諸国や日本との摩擦が目立ったことから、周辺国との関係強化を図る姿勢をアピールしたとみられる。

 南シナ海の領有権問題では米国が関与する姿勢を強めたほか、漁船衝突事件で中国が見せた強硬な対応には欧米諸国からも疑念の声が上がった。さらに、中国で服役中の民主活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏へのノーベル平和賞授賞を巡る「圧力外交」に対し、「中国異質論」も高まった。こうした昨年の外交については「失敗の連続との認識が政府内でも出ている」(外交筋)という。

 一方で、温首相は政府活動報告で「強力な軍隊の建設は国家の主権や安全、発展の利益を守り、小康(ゆとりのある)社会を築くうえで重要な保障だ」とも述べた。軍の装備強化や海洋権益確保といった方針に変わりはなく、周辺国の懸念を払拭(ふっしょく)するのは容易ではなさそうだ。

 ◇「温暖化対策を推進」 排出量取引導入も言及
 【北京・米村耕一】中国の温家宝首相は5日の政府活動報告で「経済成長に対する資源、環境面での制約が強まっている」と指摘し、省エネと環境保護を通じて地球温暖化対策に前向きに取り組む姿勢を表明した。ただ、各種の数値目標は、これまで公表した行動目標に沿ったものにとどまった。

 全人代で採択される第12次5カ年計画は、国内総生産(GDP)単位当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を17%、GDP単位当たりのエネルギー消費量を16%削減するとの目標を設定した。

 すでに中国は20年までにGDP単位当たりのCO2排出量を05年比で40〜45%減らすとの行動目標を発表しており、この目標に合わせた水準だ。

 一方、今回の5カ年計画は初めて、排出量取引の段階的な導入に言及した。

 炭素税についても「環境税の改革を進め、徴収範囲を段階的に拡大する」などの表現で、積極的に検討する姿勢を示した。

 1次エネルギー消費量に占める非化石エネルギーの割合については、11・4%に引き上げるという目標を掲げた。

 中国の太陽エネルギー発電や風力発電などの規模は現時点でも世界トップだが、さらに拡大されることになる。

2150チバQ:2011/03/06(日) 19:38:21
http://www.chosunonline.com/news/20110306000008
大統領選:朴槿恵氏がトップ独走、激しい2位争い(上)
本紙・メディアリサーチ世論調査:政治家指標第1次調査
■大統領として支持するのは誰?


 本紙とメディアリサーチによる世論調査では、韓国の成人1000人に対し、まず政治家26人の名前を挙げ「誰が次の大統領になったらよいと思うか」と尋ねた。「次の大統領として誰を支持するか」と質問したのと同じことだ。結果は、朴槿恵(パク・クンヘ)元ハンナラ党代表が圧倒的強さを見せた一方、ほかの候補は激しい2位争いをしている、と要約できる。


 朴元代表の支持率は42.1%だった。韓国国民の4割以上が、次期大統領候補として朴元代表を支持していることを意味する。次いで柳時敏(ユ・シミン)元保健福祉部(省に相当)長官が9.0%の支持を集め、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長(6.0%)、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)民主党代表(5.7%)、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事(4.0%)がそれに続いた。さらに、李会昌(イ・フェチャン)自由先進党代表(3.9%)、鄭東泳(チョン・ドンヨン)民主党最高委員(3.1%)、韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相(3.1%)、鄭夢準(チョン・モンジュン)ハンナラ党元代表(2.7%)、金斗官(キム・ドゥガン)慶尚南道知事(1.5%)、ナ・ギョンウォン・ハンナラ党最高委員(1.0%)の順となった。調査対象の政治家26人のうち、支持率が1%を超えた候補は11人で、残る15人はが1%に満たなかった。


 朴元代表の独走と競争相手の低迷について、専門家たちは「朴元代表は、支持層の凝集力強化によって強さを維持できるかどうかが鍵で、2位争いをしている各候補は、まず“10%突破”が至上命題」と語った。


 朴元代表の支持率は、メディアリサーチが昨年12月30日に行った調査(支持率34.6%)に比べ、およそ2カ月で7.5ポイント上昇した。メディアリサーチのイ・ヤンフン部長は「ハンナラ党支持者の朴元代表に対する支持率が、46.6%から61.4%へと大きく上昇したことが影響を与えた。憲法改正論や福祉論などをめぐり、各党派による朴元代表に対する攻撃が激しくなったことで、ハンナラ党支持者が朴元代表側に結集したようだ」と語った。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

2151チバQ:2011/03/06(日) 19:38:53
http://www.chosunonline.com/news/20110306000009
大統領選:朴槿恵氏がトップ独走、激しい2位争い(下)
本紙・メディアリサーチ世論調査:政治家指標第1次調査
■どの候補が大統領にふさわしい?

 大統領候補に挙げられる政治家たちを、韓国国民が果たして「大統領にふさわしい」と考えているかどうかも調査された。調査対象者の名前を一人ずつ挙げ、回答者に「この人物は大統領になるに値する人物だと思うか」と尋ねた。支持率トップの朴元代表について「そう思う」、すなわち大統領にふさわしいと前向きに評価した回答者は59.6%で、半数を超えた。朴元代表は大統領にふさわしい人物ではないという否定的評価は33.8%だった。


 2位は、回答者の25.9%が大統領にふさわしいと認めた呉世勲ソウル市長。第3位は柳時敏・元保健福祉部長官(24%)だった。次期大統領候補としての支持は柳元長官が2位、呉市長が3位だったが、「大統領にふさわしいか」という質問では、順位が逆転した。各候補の中で「最も支持する候補」を尋ねる相対評価では柳元長官が強かったが、候補ごとに適格かどうかを尋ねる絶対評価では呉市長が強かったことを意味する。なお、4位から6位までは李会昌代表(20.4%)、金文洙知事(20.2%)、孫鶴圭代表(20.2%)で、数字はほぼ同じだった。


 支持政党別で見ると、朴元代表はハンナラ党支持者(78.5%)だけでなく、民主党支持者(47.9%)でも半数程度が大統領にふさわしいと考えていた。これに対し、野党系候補の中で上位に立つ柳元長官や孫代表について、大統領にふさわしいと考える民主党支持者の比率は、柳元長官が39.6%、孫代表が39.0%だった。

2152チバQ:2011/03/07(月) 00:36:49
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030790002057.html
全人代さなか、中国厳戒態勢 集会、3度目も封じ込め
2011年3月7日 00時26分

 6日、新たな集会呼び掛け場所となった北京繁華街の西単地区で、通行人に目を光らせる警官=共同


 【北京=朝田憲祐、安藤淳】中国の政治改革や民主化を求める毎週日曜の「中国ジャスミン革命」で、3度目の集会が呼び掛けられた6日、北京や上海など国内各都市では、公安当局が警官を大量動員して封じ込めた。北京は全国人民代表大会(全人代=国会に相当)の会期中でもあり厳戒態勢が敷かれ、買い物客でにぎわう繁華街は緊張感に包まれた。

 集合場所に指定された市中心部の王府井では、制服、私服を合わせ数百人の警官が、集会参加者や外国メディアがいないか目を光らせた。歩行者天国では警官が3人ずつ、数メートルおきに立ち、若者や外国人らを次々と職務質問。北京や上海では、集合場所付近を訪れた日本など外国メディアの記者ら10人以上が警察に同行を求められ、約2時間にわたり事情聴取されるなどした。

 集会が呼び掛けられた午後2時ごろには、歩行者天国を散水車が放水しながら往復し、大勢の買い物客を追い立てた。

 天安門をはさみ王府井の西側にある若者に人気の繁華街、西単地区では、集合場所に指定された約100メートル四方の広場が、高さ2メートルの防護壁に囲まれ立ち入り禁止となったほか、携帯電話を通じたインターネット回線が遮断された。地下鉄出口付近では警官が目を光らせ、地元テレビ局がファッション関係の街頭インタビューをしようとして制止された。

 今回インターネットで集会が呼び掛けられたのは、国内30都市以上。100を超える大学の学生に対し、民主化を求める行動を呼び掛ける書き込みもあり、北京大や清華大など大学が集まる地区も厳戒ムードに。買い物をしていた日本人女子留学生は「集会? 知らなかった。中国人学生からも聞いてない」と驚いた様子だった。

 一方、公安当局は集会呼び掛けに先立つ5日深夜、複数の北京駐在日本メディア記者の自宅を訪問し、集合場所に行かないよう“警告”した。

(中日新聞)

2153チバQ:2011/03/10(木) 23:53:46
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110310-OYT1T00922.htm
ダライ・ラマ、権限移管を表明
 【ニューデリー=新居益】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は10日、チベット亡命政府の本拠地ダラムサラ(インド北部)で演説し、自らの権限を首相に移管する方針を表明した。

 憲法に相当する憲章の改正案を14日に始まる亡命議会に提案すると述べた。

 亡命政府関係者によると、移管されるのは公式文書の署名や選管委員長任命などの権限。「元首」としての精神的指導者の役割は続けるという。亡命政府は20日の選挙で新首相を選出し、新体制を発足させる。

(2011年3月10日20時39分 読売新聞)

2154チバQ:2011/03/10(木) 23:55:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20110311k0000m030050000c.html
ダライ・ラマ14世:政治活動から引退表明 政教分離図り
 【ニューデリー杉尾直哉】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(75)は、チベット動乱52年に当たる10日、チベット亡命政府があるインド北部ダラムサラで会見し、政治活動からの引退を正式表明した。14日に始まる亡命政府議会に提案するという。伝統的に宗教・政治両面の最高指導者を務めてきたダライ・ラマが宗教活動に専念することで政教分離を図り、チベット社会の民主化を促す狙いがある。

 一方、中国政府から「分離主義者」などと攻撃されてきたダライ・ラマは、政治の一線から身を引くことで、チベット問題で中国との交渉前進を図る思惑もありそうだ。

 ノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマの政治引退には亡命政府議会などから反対の声も強いが、自身の高齢化も考慮したとみられる。ダライ・ラマが死去した場合、後継のダライ・ラマを選ぶのに数年以上はかかるからだ。

 亡命政府は今月20日に議会・首相選挙を実施する。ダライ・ラマは、いわゆる亡命第1世代は総退陣し、政治権限を新世代の首相に委譲する考えだ。これまでダライ・ラマを補佐してきたサムドン・リンポチェ首相も退く。ダライ・ラマは会見で「私は60年代から、自由選挙で選ばれた指導者に権力を委譲する必要性を繰り返し強調してきた。これを実行に移す時が来た」と述べた。

 首相選には3人が立候補し、米国在住の国際法学者で今年43歳のロブサン・サンゲ氏の当選が有力視されている。首相も議員と同様に直接投票で選ばれ、投票はインド、欧米諸国、日本など世界各地で行われる。亡命政府選管によると、有権者は7万9449人。

2155チバQ:2011/03/12(土) 23:27:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/chn11031219080002-n1.htm
中国、日本人の冷静さを絶賛 「マナー世界一」の声も
2011.3.12 19:07

地震の影響で列車が運休し、JR新橋駅の構内で階段に座り込む通勤客ら=11日午後6時39分
 地震多発国で東日本大震災への関心が高い中国では12日、非常事態にもかかわらず日本人は「冷静で礼儀正しい」と絶賛する声がインターネットの書き込みなどに相次いでいる。短文投稿サイト「ツイッター」の中国版「微博」では、ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真が11日夜、投稿された。

 「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。(日中の順位が逆転した)国内総生産(GDP)の規模だけで得られるものではない」との説明が付いた。

 この「つぶやき」は7万回以上も転載。「中国は50年後でも実現できない」「とても感動的」「われわれも学ぶべきだ」との反響の声があふれた。大震災を1面で報じた12日付の中国紙、環球時報も「日本人の冷静さに世界が感心」との見出しで報じた。(共同)

2157チバQ:2011/03/13(日) 07:54:51
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011031101000865.html?ref=rank
負傷者収容しきれず緊張、中国 雲南省の地震被災地
2011年3月11日 19時49分

 ミャンマーから出稼ぎに来て被災し、テントで避難生活する女性ら=11日、中国雲南省徳宏タイ族ジンポー族自治州盈江県(共同)


 【盈江共同】中国雲南省で10日起きた地震で、多数の死傷者が出た同省の辺境地区、徳宏タイ族ジンポー族自治州盈江県では11日、救助、復旧作業が本格化する一方、医療施設の不足で路上の臨時診療所に負傷者らが押し寄せていた。被災地はミャンマーに近い国境地域で外国メディアの取材も制限されるなど、緊張状態が続いている。

 地元の報道によると、地震による死者は25人、負傷者は250人で、被災者は34万人を超えた。倒壊家屋は約3600戸、損壊家屋も3万戸余りとなり、12万人以上が緊急避難した。

 「帰宅したら家が倒壊していた。テントを買ってここに来た」。家屋が全半壊した家族らが次々と集まる盈江県中心部の公園。ミャンマーから出稼ぎに来ていた自営業のヌオヌオさん(31)は「家もお金もなくなった。これからどうしたらいいのか」と不安を募らせた。

 県内の医療施設では余震を警戒して病棟は使用せず、敷地内にテントを張って対応。11日も救急車のサイレンが鳴り響き、顔や頭から出血した人が相次いで運ばれてきた。点滴を受ける人も敷地内にあふれ、県外から救援に駆け付けた男性医師(46)は「患者が多くて休む間もない」と疲れた様子。

2158チバQ:2011/03/13(日) 08:03:13
http://www.asahi.com/international/update/0313/TKY201103120605.html
台湾総統選、最大野党の蔡英文主席が立候補表明2011年3月13日0時52分

11日、総統選立候補の意思を表明した台湾・民進党の蔡英文主席=村上写す
 【台北=村上太輝夫】台湾の最大野党・民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席(54)が11日、来年初めにも行われる総統選への立候補の意思を表明した。今のところ党内で幅広い支持を固めているが、ほかに立候補の意欲を持つ有力者がおり、副総統候補を含めた人選にはなお時間を要するとみられる。

 蔡主席はこの日、台北市内での演説で「指導者は方向感を失っている」と述べ、馬英九(マー・インチウ)・国民党政権下で中国に接近しすぎたことや、所得格差が拡大したことを批判した。

 各世論調査によると、再選を目指すとみられる馬総統がやや優勢だが、民進党は2008年の前回選挙の敗北後、地方選や立法院(国会)補選ごとに党勢を回復しており、激戦が予想される。

 民進党では呂秀蓮・前副総統(66)がすでに立候補表明したほか、蘇貞昌・元行政院長(63)も立候補の意向があるとされる。前回総統選の候補者選びでは深刻な党内対立が起きており、一本化に向けた調整が当面の課題だ。

2159チバQ:2011/03/13(日) 13:27:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/asi11031220070009-n1.htm
タイ、タクシン派が大規模集会
2011.3.12 20:06
 タイのタクシン元首相を支持する反独裁民主統一戦線(UDD)は12日、バンコク中心部の民主記念塔前で大規模集会を開いた。

 この日は、治安部隊の強制排除で約90人が死亡した昨年の反政府デモ開始から1年に当たり、数万人の支持者が参加。今年予定される総選挙で、アピシット政権を打倒しようと気勢を上げた。

 集会には、強制排除後にテロ罪などに問われ拘束され2月に保釈されたUDDの主要幹部が約9カ月ぶりに姿を見せた。幹部らは最大野党から出馬を予定しており、政権交代実現を訴えた。(共同)

2160チバQ:2011/03/13(日) 19:35:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/chn11031318400005-n1.htm
中国ジャスミン革命 厳戒態勢、4回目も抑え込み
2011.3.13 18:36

13日午後2時(日本時間同3時)すぎ、4回目の「中国ジャスミン革命」が呼びかけられた北京市内の王府井で警戒する警察官ら(河崎真澄撮影)
 【北京=河崎真澄】一党独裁の終結を求める「中国ジャスミン革命」集会の4回目の呼びかけがあった13日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開かれている北京では繁華街の王府井などで、今回も警官らが厳戒態勢を敷いた。

 この日は中国内外で50近い都市で集会が呼びかけられたが、北京や上海などの他、僧侶らの暴動から14日で3周年を迎えるチベット自治区ラサでもほぼ完全に押さえ込まれたもよう。

 在中外交筋は、「中国当局は民主化要求への強圧的手段をエスカレートさせている」と警戒している。

2161チバQ:2011/03/13(日) 19:36:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/chn11031318000004-n1.htm
チベット寺院、厳戒続く ラサ暴動3年、今も緊張
2011.3.13 17:58
 中国チベット自治区の区都ラサ市で2008年に起きたチベット族住民らによる大規模暴動から14日で3年。市内の警備は以前と比べ緩んだが、チベット仏教寺院周辺は厳しい警戒が続く。中東の政変に倣った「中国ジャスミン革命」集会がラサでも呼び掛けられている中、住民は「今も緊張は変わらない」と話している。

 「写真を撮るな」。警棒や銃で武装し巡回する警官隊、屋根の上から通行人を監視する治安要員。「暴動に参加した僧侶が逃げ込んだ」として3年前、一時封鎖された市中心部のチベット仏教寺院ジョカン寺周辺は13日午後、約100人の警官が動員され、厳しい警備態勢を敷いた。

 「今月に入って警官が増えた」と近くのチベット族住民。当局発表で19人、インドに拠点を置くチベット亡命政府の発表では他の地区も含め200人以上が死亡したとされる暴動から3年となるのを控え、再び警備を強化したとみられる。(共同)

2162チバQ:2011/03/13(日) 21:20:05
http://www.asahi.com/international/update/0313/TKY201103130126.html
「日本人には道徳の血」 中国紙、市民の冷静さを称賛2011年3月13日15時9分

 【北京=古谷浩一】東日本大震災について、中国メディアが「日本の民衆の『落ち着き』が強い印象を与えている」(第一財経日報)「日本人はなぜこんなに冷静なのか」(新京報)といった記事を相次いで報じている。2008年の四川大地震では一部で混乱も伝えられており、市民も驚きをもって報道に注目しているようだ。

 国際情報紙の環球時報は12日、「日本人の冷静さが世界に感慨を与えている」。普段は日本に厳しい論調の多い同紙だが、「(東京では)数百人が広場に避難したが、男性は女性を助け、ゴミ一つ落ちていなかった」と紹介した。

 中国中央テレビは被災地に中国語の案内があることを指摘。アナウンサーは「外国人にも配慮をする日本に、とても感動します」と語った。

 報道を見た北京市の女性(57)は「すごい。日本人の中には『道徳』という血が流れているのだと思う」と朝日新聞に語った。

2163チバQ:2011/03/13(日) 21:58:07
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011031102000030.html

体制揺らげば「内乱」 ジャスミン革命意識
2011年3月11日 朝刊

 【北京=安藤淳】北京で開会中の中国全国人民代表大会(全人代=国会)で、呉邦国全人代常務委員長(国会議長)は十日、常務委の活動報告を行い、「(共産党一党支配体制が)もし動揺すれば、既に得た発展の成果を失い、国家が内乱のどん底に陥る可能性もある」と現体制の堅持を強調した。

 政治改革や民主化を求める「中国ジャスミン革命」の集会が呼び掛けられる中、国内を引き締める狙いがある。

 呉委員長は「外国の法律はわが国の事情に合わないものがあり、外国になくてもわが国が必要とする法律は作る」と述べた。胡錦濤政権は欧米諸国が要求する自由、人権、民主化を受け付けない姿勢を明確にした。

 「多党制による政権交代や三権分立、両院制、連邦制、私有化制は取らない」とも述べ、中国の「特色ある社会主義政治体制」を堅持すると強調。一方で国民の声に配慮し、全人代の透明性を高める考えも示した。

2164チバQ:2011/03/14(月) 20:54:02
http://mainichi.jp/select/world/news/20110315k0000m030042000c.html
中国首相:最大の危機要因は腐敗 全人代閉幕
 【北京・成沢健一】中国の国会に当たる第11期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が14日閉幕した。温家宝首相は閉幕後の記者会見で、政権にとって最大の危機要因は腐敗との認識を示すとともに「国民の不満を解決するため、国民に政府を批判させ、監督させなければならない」との考えを明らかにした。

 温首相は「政治体制改革がなければ経済体制改革も成功し得ない」と改めて表明。「公平と正義は社会安定の基礎となる」と述べ、所得再分配や教育・医療の不公平の解消を進める方針を示した。

 一方で、「政治体制改革は容易なことではない。安定した環境を必要とし、党の指導の下で段階的に進める」と述べ、国民にどう批判や監督をさせるかについては具体的に言及しなかった。

 また、温首相は「北アフリカなどで起きた政治的動揺を注視しているが、中国との比較は不正確だ」と指摘し、「中国は国情に応じた発展の道を歩む」と強調した。

 国民の不満が大きいインフレについて温首相は「虎のようなもので、いったん放すと封じ込めるのが難しい」と主張。「一部の国が実施している量的緩和策が為替や商品の相場を大きく変動させている」と述べ、名指しを避けながらも米国の金融政策を批判した。

 この日閉幕した全人代では、年平均の経済成長率目標を7%に設定した「第12次5カ年計画」(11〜15年)や今年の政策目標を盛り込んだ政府活動報告などを採択した。政府活動報告では、今年の成長率目標を8%前後とするとともに消費者物価指数(CPI)上昇率の抑制目標を4%程度とし、都市部の登録失業率を4.6%以内に抑えることなどを掲げている。

 最高人民法院(最高裁)と最高人民検察院(最高検)の活動報告も採択したが、いずれも反対や棄権などの批判票が20%前後に上り、汚職への取り締まりが十分ではないとの不満の根強さを示した。

2165チバQ:2011/03/14(月) 21:08:34
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201103140399.html
台湾の救援隊、2日待たされ到着 日本、中国側に配慮か2011年3月14日20時48分
 【台北=村上太輝夫】台湾の救援隊が14日、羽田空港に到着した。11日の地震発生直後にすでに隊員派遣の用意を表明しながら、丸二日も待機を強いられた。台湾側は「中国要因でしょう」(外交関係者)と受け止めている。

 日本側はいったん救援隊を受け入れると返答したが、その後「現場が混乱している」として、待つよう要請した。だが、その間に各国から救援隊が入り、台湾メディアから「なぜ入れないのか」と疑問が出始めていた。

 日本政府は1972年に台湾と断交、「台湾は中国の一部」とする中国の立場に配慮しており、台湾隊をいち早く受け入れることをためらったとみられる。

 13日に中国の救援隊が現地入りし、同日夜にやっと台湾隊受け入れが決まった。

2166チバQ:2011/03/15(火) 23:25:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110315/chn11031520130005-n1.htm
台湾の対日強硬派も応援
2011.3.15 20:12
 【台北=山本勲】台湾の著名評論家、南方朔(本名・王杏慶)氏は15日付の台湾紙「中国時報」のコラムで、未曽有の大震災に見舞われた日本の国民や各界の対応を絶賛、「武士道精神の日本が災難に打ち負かされることはない」と最大限のエールを送った。中国時報は親中派紙で、南方朔氏も「保釣(尖閣諸島防衛)」の強固な主張者だが、こうしたメディア、評論家も今回はおしなべて日本を応援している。

 台湾では一般的に戦前から台湾に居住する台湾人が親日的な一方、戦後中国大陸から渡来した外省人が日本に厳しい傾向がある。

 南方朔氏は後者の代表的評論家だが、「超大地震と津波に見舞われた日本で(米ニューヨーク大停電やカトリーナ災害時のような)商店略奪も起きず、すべてに秩序が保たれている」ことを称賛。「日本独特の栄誉を重んじ、恥を知り、礼を重んずる特性」の原点を新渡戸稲造が指摘した武士道精神に求めている。

 「ぐらつく菅直人政権も責任逃れせず」「官僚体制も的確に機能し、メディアも冷静客観的に報道責任を果たしている」と評価し、「日本はいま、全世界のかわりに最も尊い試練に立ち向かっている」と述べている。

2167チバQ:2011/03/19(土) 00:28:36
http://mainichi.jp/select/world/news/20110319k0000m030062000c.html
北朝鮮:4月7日に最高人民会議 正恩氏登場以来初の開催
 【北京・米村耕一】北朝鮮の朝鮮中央通信は18日、4月7日に最高人民会議第12期第4回会議を平壌で開くと報じた。金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正恩(ジョンウン)氏が後継者として昨年9月に公式に登場して以来、初めての開催となる。

 同会議では例年、人事や予算、法改正などが討議される。昨年11月の趙明禄(チョ・ミョンロク)氏の死去により空席となっている国防委員会第1副委員長に正恩氏が選出されるかどうかや、食糧や電力不足など経済混乱が続く中、「強盛大国の大門を開く」と北朝鮮が目標に掲げる12年に向けて、新たな政府方針が議題となるかなどが焦点だ。


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