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大中華世界的話題

2076チバQ:2011/01/30(日) 21:03:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110130/chn11013004140001-n1.htm
台北支局長・山本勲 台湾独立派政党の試練
2011.1.30 04:12
 台湾独立派野党の民主進歩党(民進党)が新たな試練に直面している。2008年総統選の惨敗後発足した蔡英文主席の新体制で政権奪還を狙えるまでに党勢を盛り返してきたが、ここへきて難問が続出し始めた。年末か来年初めに行われる台湾立法委員(国会議員)選と来春の総統選は、東アジアの将来にも関わる重大イベントだけに、日本にとっても民進党の動向には目が離せない。

 台湾は4年ごとに大きな政治の季節を迎える。前回は08年1月に立法委員、3月に総統選が行われた。

 結果は当時の野党、中国国民党が両方とも地滑り的大勝を収めた。立法委員選では国民党が議席(定数113)の3分の2を上回る81、与党の民進党は4分の1以下の27に落ち込み、二大政党制が事実上崩れた。

 総統選も馬英九総統が民進党の謝長廷候補(元行政院長=首相)に約220万票(得票率で約17%)の大差をつけて圧勝した。

 原因として、(1)少数与党の陳水扁民進党政権と国民党の8年に及ぶ抗争(2)陳総統一族の腐敗(3)中国や米国との関係悪化−などが指摘された。

 国際経済法が専門の学者だった蔡氏は民進党がどん底の08年5月、初の女性党主席に就任。これまでの同党指導者にはない理性的で穏健、清廉なイメージで立法委員補選や統一地方選を戦い、4連勝した。

 昨年11月の5大都市首長選では台南、高雄2市確保の現状維持にとどまったが、総得票率では6年ぶりに国民党を上回った。蔡主席自身もなじみの薄い新北市長選に初出馬を迫られ、国民党ホープの朱立倫氏と大接戦の末、惜敗した。

 民進党再生の立役者となった蔡主席の支持率は馬英九総統をもしのぐほどで一躍、初の女性総統誕生への期待も高まった。

 しかし新年に入り蔡体制に逆風が吹き始めた。政府が公務員退職金の一部に18%の高利をつけてきたことに世論や民進党が批判を強める中で、国民党の立法委員が蔡主席もその受給者であることを暴露した。

 彼女のイメージは傷つき、一部台湾紙の世論調査では党内ライバルの蘇貞昌元行政院長に支持率で逆転される結果を招いた。

 こうなると民進党の“持病”ともいうべき党内派閥抗争が再燃する。同党は国民党独裁体制の民主化と台湾独立を目指す活動家グループの“連合体”として1986年に発足した。自由闊達(かったつ)な半面、組織力や結束力は強くない。

 蔡主席、蘇嘉全秘書長らの現執行部は50歳代までの中堅、若手中心の体制だが、ここへきて60〜80歳代の結党以来のベテラン、長老の執行部批判が続出している。

 22日の臨時党大会は総統や立法委員選の候補を党の世論調査で選ぶ執行部案を可決したが、これには呂秀蓮前副総統ら長老が猛反対して党内にしこりを残した。

 蘇貞昌氏は台北市長選で大敗したが、蔡主席の“つまずき”を横目に総統選出馬に意欲満々の様子だ。前総統選惨敗の謝長廷氏までが、出馬意欲をほのめかし始めた。

 民進党が前総統選に惨敗したもう一つの原因として、候補者選定をめぐる謝長廷、蘇貞昌両氏の“骨肉の争い”が指摘されている。同党が同じ過ちを繰り返すようなら「台湾の中国傾斜に歯止めがかからなくなる」(ある台湾独立派長老)との懸念の声も聞かれる。


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