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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

97とはずがたり:2005/06/15(水) 06:43:29
腹腔鏡手術、半数が不合格…一線の医師対象に初テスト (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story.html?q=15yomiuri20050615i101&cat=35

 がんの手術などで、患者の体への負担が少ない腹腔(ふっくう)鏡手術の経験を積んだ医師を対象に、日本内視鏡外科学会が初めて行った技術認定審査で、消化器・一般外科領域の全体の合格率が53%にとどまり、約半数が不合格になったことが14日わかった。

 受験者は日本外科学会など他学会の専門医資格を持つ第一線の医師。それでも、患者数が多い胃や大腸の手術では合格率が40%台と低く、技術格差が浮き彫りとなった。

 腹腔鏡手術は、腹部にあけた数か所の小さな傷から、小型カメラ(内視鏡)や切除器具などを挿入して行う手術。従来の開腹手術と異なり、傷が小さく、術後の回復が早いなど「患者にやさしい手術」とされる。実施件数は増加傾向で、日本内視鏡外科学会の2003年実績調査(腹部外科)では、3万1000件だった。

 しかし、モニターを見ながら長い器具を操り、切除や縫合を行うなど、開腹手術とは別種の技術が求められる。02年、東京慈恵医大青戸病院で、腹腔鏡手術を受けた患者が未熟な技術により死亡した事件を機に、指導者の育成を目的に技術審査が導入された。

 消化器・一般外科領域の審査は、日本外科学会などの専門医資格を持ち、胆のう摘出で50件以上、大腸や胃などの切除で20件以上の腹腔鏡手術を経験した医師が対象。大腸、胃、胆道など、臓器別8部門に計422人が申請した。

 審査は今春、同学会審査委員会(木村泰三委員長)が行い、手術の記録ビデオをそれぞれ2人の審査員が見て、カメラや切除器具の使い方、助手との連携などを総合評価した。合格率は基本技術とされる胆道(胆のう摘出など)が最高の66%で、胃は49%、大腸は40%、食道は36%にとどまった。

 申請者はいずれも病院では、指導的な立場で手術を担う専門医。それでも合格率が低かったことについて、審査を担当した医師は「第三者の評価を受けてこなかったため、自己流のやり方に疑問を持たずに手術を続けてきたのだと思う。切除や縫合の基本ができていないケースもあった」と指摘する。


[ 2005年6月15日3時2分 ]

99とはずがたり:2005/06/22(水) 12:22:04
山形県が医師確保へ奨学金 県内勤務7年で返還免除
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000003-khk-toh

 山形県は本年度、医師確保対策として、現役医学生に対して年間100万―200万円の奨学金を貸与し卒業後、最低7年間県内で勤務すれば返還を免除する制度を開始する。6月補正予算案に、1580万円を計上した。

 県内公立病院では2004年度、96人の研修医を募集したが、実際の応募者は59人にとどまり、医師不足が深刻な問題となっている。
 奨学金制度は、「地域医療従事医師」「特定診療科医師」の2コースで募集。希望者の中から毎年各5人を、面接審査などを行って選出する。

 「地域医療」は県内出身の学生を対象に、年間200万円を貸与。学生は卒業後、県内で勤務する半分以上の期間、町村立診療所・病院での診療に当たる。
 「特定診療科」は需要に比べて専門医の少ない小児科、産婦人科、麻酔科、放射線科の医師になることを希望する学生に年間100万円を貸与する。対象となるのは、県内、県外出身を問わない。

 県は予算案とともに提出した条例案で、両コースとも、奨学金を受けた期間の1.5倍の期間を県内で勤務すれば、返還を免除すると規定。6年間借りた学生は、研修医期間2年間を含め9年間勤務すれば返還を免れる計算となる。
 1、2年程度の短期貸し付けでは、安定した医師確保策にはつながらないため、最低勤務期間を7年間とした。

(河北新報) - 6月22日7時5分更新

100とはずがたり:2005/06/22(水) 18:34:18
つっこみどころ色々。

>偽のオーガズムの演技を経て、…本物のオーガズムに至るまで
偽のオーガズムと本物のオーガズムと二種類どのカップルにもあったんでつか?

>偽のオーガズムの時は、大脳皮質をはじめ脳全体が活性化していたのに対し、本物のオーガズムになると、大脳皮質を含む脳全体に大幅な機能低下が見られたのだ。特に、ヒトの恐怖や不安の条件反射の中枢である扁桃体の不活性化が観察された。
>扁桃体の機能を停止させるために、女性にオーガズムがあるのかも
ふ〜む。しかし学術的考察なら更にその扁桃体の機能停止がどの様に妊娠にプラスか迄云わないとね。あと被験者がやや少ないような気も。

>女性13名、男性11名の協力を得て、それぞれがパートナー
一組女性同士が含まれてたんでしょうか?

>男性は、オーガズムの持続時間が、装置が解析するのに必要な2分間に満たないため
男はつまんない動物だねぇ〜w
女が丸太ん棒の様にぐったりしてる時,外敵から見張ってないと駄目だからね。
まぁカマキリかなんかみたいに食べられちゃうよりマシか。

女性にオーガズムがある理由は=オランダ調査
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1225576/detail?rd

[ライブドア・ニュース 06月22日]− AP通信によると、オランダ・グローニンゲン大学の研究チームがこのほど、欧州ヒト生殖・発生学会(ESHRE)の総会で、女性にオーガズムがある理由を解明する鍵となる研究成果を発表した。

  同研究チームは、女性13名、男性11名の協力を得て、それぞれがパートナーとオーガズムに至るまでの脳の状態をスキャン装置によって詳しく調べた。だが、男性は、オーガズムの持続時間が、装置が解析するのに必要な2分間に満たないため、重要な結果は得られなかった。

  ところが、女性が平常時から、偽のオーガズムの演技を経て、パートナーの愛撫によって本物のオーガズムに至るまでの脳の状態を調べると、驚くべき結果が得られた。偽のオーガズムの時は、大脳皮質をはじめ脳全体が活性化していたのに対し、本物のオーガズムになると、大脳皮質を含む脳全体に大幅な機能低下が見られたのだ。特に、ヒトの恐怖や不安の条件反射の中枢である扁桃体の不活性化が観察された。

  この結果について、研究を率いたグローニンゲン大学のホルステージ教授は、「オーガズムの間、扁桃体が機能停止することで、恐怖やストレスによって行為が中断されることを防いでいるのでしょう」と述べた。そして、同教授は、「逆に言えば、扁桃体の機能を停止させるために、女性にオーガズムがあるのかもしれません」と指摘した。

101とはずがたり:2005/06/25(土) 01:02:49

女の子の元気は表面だけ? 自己評価低く不安で孤独
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050624-00000149-kyodo-soci

 見た目は元気でも、本当は不安で孤独−。小中学生の女子は学級委員などに意欲的で一見元気だが、実は、男子より強い孤独感を内面に抱え、自己評価も低いことが東京成徳大の深谷和子教授(児童臨床心理学)らの調査で分かった。
 25日から大阪市で開かれる日本子ども社会学会で発表する。
 調査は昨年6月−今年2月、首都圏の小学5年生から中学3年生までの男女約1800人を対象に、日ごろ抱いている感情などをアンケートした。
 学級委員や運動会の応援団などの仕事別に「とても好き」「わりと好き」と答えた割合を男女で比べると、小学生は10項目中、給食係を除く9つで女子が男子を上回った。中学生も7つで女子が上回り、社会的場面での積極性が目立った。
(共同通信) - 6月24日17時23分更新

102とはずがたり:2005/07/01(金) 21:50:21
医学部は年齢によって落とすと云う事をするらしい。大学学部卒の後,1年間浪人生活して医学部に無事合格した友人が云ってた。年齢で全く取ってくれなくなる大学があるから志望校選択の上でその辺考えたと。年齢制限は非常な差別だと思う。
しかし今度のケースは国が大金持ち出して教育施して本人に医師の資格が取れた頃には60過ぎだもんなぁ。。

<不合格>理由は年齢?55歳主婦、群馬大を提訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000089-mai-soci

 群馬大医学部(前橋市昭和町3)の今年度入学試験で、年齢を理由に不合格にしたのは不当だとして、東京都目黒区の主婦(55)が大学を相手取り、医学部医学科入学の許可を求める訴えを6月30日までに前橋地裁に起こした。
 訴状によると、主婦は今年度入試で医学部医学科を受験したが不合格となった。群馬大に個人情報の開示を請求すると、主婦のセンター試験と2次試験の総得点が、合格者の平均点を上回っていたことが判明。
 入試担当者に説明を求めたところ、55歳という年齢が問題となったという説明を非公式に受けたという。原告は「年齢を理由とした不合格判定は合格判定権の乱用」と主張している。
 群馬大総務課は「事実関係を調べたうえで対応を検討したい」と話している。[伊澤拓也]
(毎日新聞) - 7月1日19時40分更新

103とはずがたり:2005/07/01(金) 22:11:34
胃癌を限りなく減らせる日も近いのでは!?

胃のピロリ菌退治で「前がん状態」改善 元凶説を裏づけ
http://www.asahi.com/life/update/0701/001.html
2005年07月01日07時42分

 胃がんの「前がん状態」でも、胃の中のピロリ菌を除菌すると、進行を抑え、状態を改善する効果がある。そんな研究結果を、厚生労働省研究班がまとめ、1日、岡山市で開催中の日本ヘリコバクター学会で発表する。主任研究者の斉藤大三・国立がんセンター中央病院内視鏡部長は「胃がん予防を考えると、慢性胃炎が進んだ人も除菌した方がいいかも知れない」という。

 研究対象は96〜04年に登録された全国20〜59歳のピロリ菌感染者で4年以上経過した392人。胃がんへ進む前の状態と考えられている萎縮(いしゅく)性胃炎や腸上皮化生(じょうひかせい)(胃の粘膜の変性)など慢性胃炎になった患者について、抗生物質を飲んで除菌するグループと、除菌しないグループに無作為に分け、平均5.3年にわたって症状を追跡した。

 患部の細胞を採取して調べた結果、胃の下部の萎縮性胃炎で状態が改善した割合は、除菌しなかった116人で17人(15%)に対して、除菌した116人では72人(62%)だった。胃の上部や中部の萎縮性胃炎、腸上皮化生を含め、すべて除菌した人の方が29〜47ポイント改善率が高かった。効果は性別や年齢層に関係なく見られた。

 ピロリ菌に感染すると胃の粘膜が傷つけられ、慢性胃炎になり、さらに胃の粘膜が薄くなる萎縮性胃炎、さらに腸上皮化生になる。これが続くと胃がんを発生しやすい――。こうした筋書きが動物実験や過去の疫学調査から示唆されてきており、ピロリ菌を除菌すると胃がんの発症率が3分の1以下になるとする研究結果もあった。「ピロリ菌元凶説」はかなり広まっているが、科学的根拠は必ずしも十分ではなかった。

 今回の研究は最終的な胃がんの発生頻度まで調べたものではないが、前がん状態でもピロリ菌除菌が胃がんへの進行抑制効果を持つらしいことを厳密な研究で裏付けた点で画期的だ。

 研究班は今後、除菌の効果がいつごろから現れるか解析を進めるとしている。また、研究で除菌しなかった人について、希望に応じて除菌することも検討している。

 ピロリ菌は日本では国民の約半数が感染しており、特に50歳以上の感染率は約6割とされる。

 除菌は、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗生物質の計3種類の薬を、朝晩に1週間続けて飲むのが標準的だ。胃潰瘍(かいよう)や十二指腸潰瘍の治療などでは公的な医療保険が適用されている。ただ、逆流性食道炎などの副作用も報告されている。

105とはずがたり:2005/07/08(金) 00:44:37
鳥大医学部に「地域枠」
http://mytown.asahi.com/tottori/news01.asp?kiji=5268
06年4月入学から 医師流出歯止め

県が奨学金負担

 地域医療に携わる人材を確保しようと、鳥取大学と県が連携して06年度の入試(06年4月入学)から、医学部に5人の「地域枠」を創設して月12万円の奨学金を出すことになった。大都市での勤務を望む医師が多く、鳥取大も県出身者の半数近くが県外に出てしまう中、卒業生に1人でも多く県内にとどまってもらうのが狙い。

 医師不足が議題になった5月の中国地方知事会で、片山善博知事が問題提起した。「過疎地に医師を確保するために、自治医科大学(栃木県)の入学生には各県枠があるはずなのに、卒業生が地元に戻ってこない」

 鳥大医学部の調べではここ7年間、医学部卒業生のうち県内の高校出身者は平均で約3割の20人強。県内で就職するのは、うち13人程度だ。さらにこの中の9人程度が大学病院に進み、地域の医療機関に就職するのは4人ほどにすぎない。

 04年度から、研修医制度の改正で大学内に指導医の確保が必要となり、大学が県内の医療機関から医師を引き揚げ始めた。このため、今年2月時点で、県内の病院などから出された52人分の医師確保の要求に応えられない状況だ。

 鳥取大が創設する地域枠の人数は5人。定員75人中15人の推薦入学者の中で、県内の高校出身者に資格がある。

 地域枠の志願者は、センター試験と面接が課される。推薦入試では従来受け入れていなかった既卒者も浪人1年目までは認めることとし、鳥取大は「地域医療に対する熱意のある人を選びたい」としている。

 奨学金は県が負担し、臨床研修終了後9年間のうち6年間、県内の病院などに勤務すれば返還を免除される。

 06年度の入試までに、地域枠を設ける国立大学は他に10あるが、県が奨学金を出すなど行政と連携する例は鳥取と鹿児島だけ。鹿児島の地域枠は2人という。

 6日、県庁で会見した鳥取大の重政好弘副学長は「将来県の医療に大いに貢献することに期待する」と話した。

(7/7)

106とはずがたり:2005/07/08(金) 21:11:01
ソース忘失だが,奥さんが家で洗濯してただけで病気になったケースもあったとか。
此処迄被害が出てるとなると,ただの危険性のある物質と云うより,劇物・毒物って感じですねぇ。

08年までにアスベスト全面禁止へ 厚労省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000175-kyodo-soci

 アスベスト(石綿)による健康被害対策で、厚生労働省は8日、現在代替品がないため一部で使用されているアスベストについても2008年までに全面禁止にする方針を決めた。来年、専門家会議を開き、具体的に検討に入る。
 これまで厚労省は、アスベスト対策として1995年、特に有害性の高い茶石綿、青石綿の製造、使用を禁止し、昨年はそのほかのアスベストも原則全面禁止にした。
 しかし代替品がない配管、機器のガスケットや配電盤に使われる電気の絶縁板、化学プラントのシール材、工業用のひも、布などでは例外として認められ、現在も使用されている。日本のアスベスト輸入量は74年の35万トンをピークに90年代から減少し、02年に4万3000トン、昨年は8000トンで、今年は数十トンになる見込みだという。
(共同通信) - 7月8日17時58分更新

107とはずがたり:2005/07/16(土) 14:09:06
70歳以上の医療費、現役並み所得者の3割負担検討へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000015-yom-pol

 厚生労働省は、高齢者医療制度改革に関連し、一定以上の所得のある70歳以上の高齢者について、医療機関の窓口での自己負担を、現行の2割から3割に引き上げることを検討する方針だ。高齢者の医療費抑制が狙いだ。

 窓口負担は現在、70歳未満は原則3割、70歳以上は原則1割。70歳以上でも、現役世代並みの所得がある人は2割を負担している。厚労省は、この現役世代並みの所得がある高齢者の窓口負担を、現行の2割から、3割に引き上げることを検討する。一方、健康保険の保険料について、健康保険の被扶養者となっている人のうち、65〜74歳までの高齢者について、新たに保険料の徴収を検討する。

 現在は企業の健康保険組合や政府管掌健康保険の保険料は企業などで働く本人だけが払い、親などの被扶養者は払っていない。

 政府は、65歳以上の高齢者医療制度改革の中で、高齢者を65歳―74歳と75歳以上に分け、75歳以上に保険料負担を求める新しい高齢者医療保険制度を2008年度に創設することを決めている。このため、被扶養者への新たな保険料負担は、65歳―74歳を対象とする。

 同省は、秋にまとめる医療制度改革案に、こうした案を盛り込み、2006年の通常国会に関連法案を提出したい考えだ。
(読売新聞) - 7月16日1時51分更新

108とはずがたり:2005/07/17(日) 17:49:29
業界団体の「全国労働衛生団体連合会」はX線検診でどうやって儲けてるんだ?儲けてるのは病院なんちゃうの?
死活問題だからといって国民病でも何でもなくなった結核のために漫然と胸部X線検診を多額の費用を使って続けるのは許される状況ではないと思う

胸部X線:健康診断で廃止検討、有効性に疑問 厚労省
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050717k0000m040118000c.html

 胸の病気の早期発見を名目に毎年1回、職場の健康診断で実施されている胸のエックス線検査について、厚生労働省は法的義務付け廃止の検討に入った。検査の有効性を示す証拠がないためだ。すでに専門家による検討会(座長・工藤翔二日本医大教授)を設置しており、結論次第で来年度にも廃止する。しかし廃止で1000億円規模の影響が出るとみられる業界は、検討会で「有効だとの証拠はないが、有効でないとの立証もない」と猛反発。日本医師会の委員も同調しており、最終調整は難航しそうだ。

 エックス線検査は労働安全衛生法の規則が定める職場健診の1項目。同法は72年の施行以来、事業者に対し年1回の実施、労働者には受診を義務付けており、罰則もある。受診対象者は現在、約5900万人に上る。

 結核予防法も年1回の検査を義務付けていたが今年4月に義務は廃止された。見つかる結核患者が受診者1万人に1人未満と少なく、発見の利益よりエックス線被ばくの害が心配されるためだ。

 同省は当初、労働安全衛生法での義務も同時に廃止する考えだった。同省の阿部重一・労働衛生課長は今年1月、業界団体の「全国労働衛生団体連合会」(事務局・東京都港区)の幹部らに「4月から廃止したい」と明言。だが連合会の反対などで4月の廃止を見送り、検討会を設置した。

 検討会では矢野栄二委員(帝京大医学部教授=公衆衛生学)が、職場健診での肺がんの発見率は低く見落としが多い▽他の病気も検査以前に症状が出るなどで健診で探す意義は薄い▽エックス線被ばくの影響で発がんする人が延べ数万回から10万回の受診に1人出ると推計される−−と指摘。利益と危険のバランスを考え、義務を廃して特に必要な人だけを検査すべきだと主張している。

 一方、連合会副会長の柚木孝士委員は、検討会に出した資料で「(個々の病気の発見法としては)優れた検査法とする根拠は乏しい」と認めながら「有効性が低いとする根拠は確立されていない」と存続を訴えている。

 職場健診の費用は全国で年間3000億円から4000億円と推定される。連合会の梶川清専務理事は「廃止は健診料金の大幅値下げや受診者の急減につながりかねず、死活問題だ」と言う。

 阿部課長は「従来は、とにかく検査するのは良いことだとやってきたが、今は有効性の証拠が求められる時代だ」と話している。
[高木昭午]
毎日新聞 2005年7月17日 3時00分

109とはずがたり:2005/07/17(日) 20:07:18
紛らわしい肩書使わないで 看護師名称めぐり法改正へ
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050627/20050627a4200.html?C=S
2005年 6月27日 (月) 19:42

 看護師の免許を持たない看護補助者が「副看護婦」や「見習い看護婦」と名乗るなど患者に誤解を与えるケースがあるとして、厚生労働省は、看護師以外が「看護師(婦)」の名称を使うことができないよう保健師助産師看護師法(保助看法)を改正する方針を決め、保助看法の在り方を話し合う同省の検討会で27日、了承された。

厚労省によると、医師免許を持たない人が「医師」や紛らわしい名称を使った場合、刑事罰を科すと医師法に規定されているが、保助看法でこうした名称の規定があるのは保健師だけで、看護師と助産師にはない。

また、保健師と助産師については、看護師の資格がなくても看護師の業務ができるとの規定があり、最近では、看護師の試験に合格できなかった保健師が、医療機関で「看護師」と称して働くケースがあるという。

110とはずがたり:2005/07/18(月) 05:09:41
>>106

アスベスト、米は企業倒産続出 訴訟抑止の法案が議論に
http://www.asahi.com/international/update/0718/002.html
2005年07月18日03時12分

 労災死の拡大が相次ぎ公表され、日本での深刻さが表面化したアスベスト(石綿)の被害。石綿の使用と規制で先を行く米国では被害が70年代から増え、賠償の負担で関連企業の破綻(はたん)が相次ぎ、特別基金を設けて訴訟にブレーキをかける法案が連邦議会に出されている。企業を訴えないことを条件に、被害者側に補償金を支払うという内容で、ホワイトハウスも支持している。しかし、被害者側と業界側の双方に反対論が根強く、成立するかどうかは不透明だ。

 米国立健康統計センターによると、アスベストによる中皮腫(ちゅうひしゅ)で米国では年間約4000人が死亡している(02年)。賠償訴訟はたばこ被害などと並ぶ米国最大の集団訴訟に発展しており、患者や家族に訴訟への参加を促す弁護士のテレビCMも流れている。訴訟件数は03年だけで10万件にのぼったという。

 米ランド研究所の調べでは、70年代以降、主に石綿関連メーカーで働いた人など73万人を超える被害者らが企業を相手に訴訟を起こしてきた。賠償金や保険金の支払いで、アスベスト製造業界や保険業界が支払った負担額は計700億ドル、今の為替相場で換算して7兆8000億円を超えるという。

 こうした負担に耐えられず、82年には石綿メーカー最大手のジョンズ・マンビルが倒産するなど、これまでに70社以上が破綻している。このため、被害者の救済と関連業界の支援を両立させようと、超党派の上院議員が法案を提出した。

 それによると、まずアスベスト製造企業や保険会社の出資で1400億ドルの基金を設立。被害の状況や症状に応じて、被害者側に60万〜110万ドル(約6700万〜1億2300万円)を支払う。受け取りの条件として、基金の出資企業を相手取って訴訟を起こす権利を放棄する必要がある。

 法案は5月下旬、上院司法委を賛成多数で通過した。だが、被害者などからは「補償額が低い」との声が上がる一方、業界側も基金への出資を嫌う空気がある。議会でも同様の慎重論が根強く、本会議での採決のめどは立っていない。

112とはずがたり:2005/07/24(日) 11:26:00
離島部の診療施設立ち上げが本気なら滅茶苦茶評価。減刑狙いのパフォなら逝って良しだ。。

日歯連事件 吉田元議員に有罪 横領「計画的で巧妙」 東京地裁判決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000020-san-soci

 日本歯科医師会(日歯)の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)をめぐる一連の事件で、業務上横領と公選法違反(買収)の罪に問われた元自民党衆院議員、吉田幸弘被告(43)の判決公判が二十日、東京地裁で開かれ、河村俊哉裁判長は懲役三年、執行猶予五年(求刑懲役三年)の有罪判決を言い渡した。
 河村裁判長は判決で、「日歯連の資金を寄付名目でひそかに預かり、保管する手口は計画的で巧妙」と断罪。選挙買収についても「選挙の自由公正を著しく侵害し悪質」と非難した。
 その上で、「買収は共犯者の働きかけがきっかけとなった側面は否めない」などと執行猶予の理由を述べた。
 判決によると、吉田被告は平成十三年八月、日歯の臼田貞夫前会長(74)=有罪確定=らと共謀。臼田前会長らが日歯会長選の工作のために着服した日歯連の三千万円を、自分の資金管理団体への献金と装って預かり、横領した。さらに十五年の衆院選で自民党の愛知県議ら五人に二百万円ずつの小切手を渡し、票の取りまとめを依頼した。
 一連の事件は、東京地検特捜部が昨年二月、政治資金規正法違反容疑で日歯連を家宅捜索したのを発端に、厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」を舞台とした贈収賄事件や、吉田被告らの事件に発展した。自民党旧橋本派「平成研究会」の一億円献金隠し事件も浮上。規正法違反の罪で会長代理だった村岡兼造元官房長官が在宅起訴され、公判中。
     ◇
 ■「離島で診療施設立ち上げ」吉田元議員 歯科医師として再出発
 「二度と犯罪を繰り返さないよう精進する」。吉田幸弘被告は神妙な表情で話し、裁判所を後にした。日歯連の“お抱え代議士”として歩んだ三年間を反省して控訴はしない方針で、今後は医師の少ない島嶼(とうしょ)部の歯科診療に携わりたいと希望している。弁護人ら関係者によると吉田被告は、今回の事件のほか、裏口入学の口利きなどにも手を染めた一連の行為を反省し歯科医師として再出発する決意をしたという。
 先月二日の最終弁論では、自身の今後について、「石垣島を拠点に周辺離島の歯科診療施設を立ち上げたい」と話した。公判中も医師探しなどに奔走。そのかいあってか、沖縄・島嶼部での診療を引き受ける医師も現れ、計画は実現に向かいつつあるという。
(産経新聞) - 7月21日2時54分更新

113名無しさん:2005/07/24(日) 23:28:35
>>111
歴史的に見ると明治以前の産婆は賤業扱い(いわゆる血のケガレとの関係)、
明治になり富国強兵政策で生めよ殖やせよの時代になると職業としての地位が確立、
経済大国になり少子化時代になると病院で出産するようにと
産婆の歴史は日本の歴史ともいえますね。

参考
http://blhrri.org/kenkyu/burakushi/burakushi_26_1.htm

余談ながら「産婆」は蔑称的な意味合いがあるとされ放送禁止用語扱いなんですが、
(言い換え用語は助産師)ちょっと言葉狩りのような気もします。

114とはずがたり:2005/07/24(日) 23:40:18
>>113
なるほど,概説感謝であります。
>>111でああはぶちあげたものの恥ずかしながら余り詳しい訳ではなく。。

あと産婆が放送禁止用語扱いだとは知りませんでした。"婆"が駄目なんですかね。

117とはずがたり:2005/08/03(水) 22:00:37
むむぅ。。

脳死出産:妊娠早期に脳に悪性がん 米バージニア州
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050804k0000m030043000c.html

 AP通信によると、妊娠早期に脳腫瘍(しゅよう)のため脳死と診断された米バージニア州のスーザン・トレスさん(26)が2日、女児を出産した。

 脳死の女性による出産例はほかにもあるが、トレスさんの場合はがんが既に肺などに転移、子宮に広がる前に胎児が十分に発育できるか時間との闘いになっていたため、内外の注目を集めていた。帝王切開で生まれた女児は体重わずか820グラムだが元気という。トレスさんの状態は不明。

 ワクチン研究者のトレスさんは5月、自宅で突然倒れ呼吸が停止。極めて悪性度の高いがんの一種メラノーマが脳に広がっていた。夫のジェーソンさんは仕事を辞めて妻に付き添い、出産のために人工呼吸器の装着を続けた。

 出産後の赤ちゃんが発育できるぎりぎりの時期とされる妊娠24週が過ぎた2日、手術が行われた。

 集中治療室(ICU)でのケアなど保険適用外の医療費が週に数万ドルかかるため、日本など海外からも含め、これまでに総額40万ドル(約4400万円)の寄付がトレスさんに寄せられた。(ワシントン共同)

毎日新聞 2005年8月3日 19時32分 (最終更新時間 8月3日 19時52分)

メラノーマ
http://www.dermatol.or.jp/QandA/meranoma/contents.html
メラノーマとは悪性黒色腫と呼ばれる皮膚がんの一種です。皮膚のメラノーマは通常、黒く「ほくろ」のようにみえるので、「ほくろのがん」と言った方が一般の方には理解しやすいと思います。このがんは非常に悪性度が高く、進行が速いため、治療が手遅れになるとほとんど生命にかかわってきます。しかし、早期の状態で見つけ、手術を行うとほとんど治すことができます。

メラノーマ(悪性黒色腫)
http://www.m-nomura.com/der/melanoma.html

メラノーマは雑誌やTVなどで頻繁に取り上げられるため、ほとんどの人が怖ろしい病気として理解しているようである。確かにあらゆる癌のなかでも最も悪性度が高く、致死率も高いのも事実だが、実のところ非常に希な癌であり、過度の心配は無用である。

118とはずがたり[TRACKBACK]:2005/08/04(木) 17:23:09
東京三菱銀行、大阪府立病院の主取引銀行に決定
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/r755

 東京三菱銀行は来年4月の独立行政法人化を予定する大阪府立病院の主取引銀行(メーンバンク)を獲得した。資金決済や短期資金の融資、ATMサービスなどを手がけるほか、グループの三菱総合研究所もシステムや経営へのコンサルティングを実施する。今回の指名を皮切りに、他の公的病院との取引拡大を目指す。

119荷主研究者:2005/08/13(土) 02:50:22

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050218/morning_news005.html
2005/02/18 西日本新聞
九州大 新タイプ止血剤開発 来年にも臨床治験 心臓血管手術で効果

 九州大病院(福岡市東区)は十七日、大動脈瘤(りゅう)などの心臓血管手術で、血管と人工血管を縫い合わせた後の出血を迅速、確実に抑える止血剤を開発したと発表した。同大は化学品メーカーと共同で一年後をめどに臨床治験を始め、三、四年後の商品化を目指す方針。

 開発したのは、同大医学研究院医用工学分野の松田武久教授、同大病院心臓血管外科の森田茂樹助教授らと三洋化成工業(京都市)の研究チーム。

 同大によると、胸部大動脈の手術では人工心肺装置を使用するが、同装置のポンプなどに血液が固まらないよう、抗凝固剤を使用する。手術の縫い合わせ部分の出血を抑える止血剤は現在もあるものの、抗凝固剤を使用した状態では接着効果がないという。このため、止血には大量の輸血などが必要となるが、手術が長期化し患者の負担につながる。

 研究チームは、松田教授が約二十年前に開発した、粘性がある液状の化合物で発がん性のない「ウレタンプレポリマー」を止血剤に使用できないかと着目。二〇〇二年からブタなどを使った実験を始めた。

 その結果、ウレタンプレポリマーは抗凝固剤を使用していても止血効果を持つことが判明。体液などを吸収しながら数分で血管に密着し、はがれないなどの効果が明らかになったという。

 森田助教授は「従来の止血剤は人間の血液など生体でできており、ウイルスが混入している可能性も否定できず、この点でも新しい止血剤は安全」と話している。

120とはずがたり:2005/08/16(火) 00:45:50

医療費最多の31兆4千億円、高齢者4割超す 昨年度
http://www.asahi.com/life/update/0815/009.html
2005年08月15日22時59分

 厚生労働省がまとめた04年度の概算医療費が、前年度比6200億円増(2.0%増)の31兆4000億円になり、過去最高を更新したことがわかった。そのうち、70歳以上の高齢者の医療費は同4700億円増(3.8%増)の12兆8000億円で全体の40.6%に達し、初めて4割を突破した。

 医療費は、高齢化や医療技術の進展などで年3〜4%は自然増となる。04年度は2%増だったが、厚労省は「薬価引き下げ分などを勘案すれば、実質3%台の伸びで、基調は従来と変わらない」としている。

 高齢者の医療費は00年度は全体の37.7%、03年度には39.9%と年々微増している。

 1人あたりの医療費は同2.0%増の24万6000円。高齢者だけで見ると、同0.3%増の73万9000円となっている。

 高齢者をのぞいた一般の人を医療保険別にみると、会社員らが加入する政府管掌健康保険や健康保険組合などの被用者保険は、自己負担割合の引き上げによる2年連続の減少傾向から一転し、前年度比1.6%増の12万9000円、自営業者や無職者が加入する国民健康保険は同0.7%増の21万4000円といずれも増加した。

 医療機関別にかかった医療費では、大学病院などの「病院」が前年度比0.7%増の17兆1000億円、「診療所」は同2.5%増の7兆6000億円。「保険薬局」は同7.8%増の4兆2000億円。保険薬局は、ここ数年9〜16%台の大幅な伸びが続いており、厚労省は「医薬分業が進んでいる」としている。

121とはずがたり@生命科学:2005/09/02(金) 11:21:22

RNA:遺伝子を起動 ”がらくたDNA”が大量作成
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20050902k0000m040163000c.html

 マウスの全遺伝情報(ゲノム)を解析した結果、これまでは何の役にも立っていないと考えられていた部分から、遺伝子の発現を指令するなど重要な機能を持つ約2万3000種類ものRNA(リボ核酸)が作られていることを、理化学研究所など11カ国の国際研究チームが発見した。RNAはDNA(デオキシリボ核酸)の遺伝情報を読み取ってたんぱく質を合成する「脇役」と考えられてきたが、この考えを根底から覆す成果で、2日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

 ◇理研などが解明

 ヒトの遺伝子の数は、ショウジョウバエとほぼ同じ約2万2000個だが、こうしたRNAの機能の違いが、複雑な生命活動を生み出しているとみられる。

 DNAはたんぱく質を作る設計図で、DNAの持つ全遺伝情報をゲノムと呼ぶ。しかし、実際にたんぱく質を作るのに必要なDNAはごくわずかで、ヒトの場合、必要なDNAは全体の約2%に過ぎず、残りは「ジャンク(がらくた)」とされてきた。

 理研ゲノム科学総合研究センターの林崎良英主任研究員らは、マウスのゲノムを詳しく分析し、計4万4147種類のRNAが作られていることを発見。このうちの53%に相当する2万3218種類は、たんぱく質合成に関与せず、遺伝子をいつ、どこで発現させるかを指令するなどの重要な役割を担っていた。ゲノムの少なくとも約7割が、RNAに転写されていることも突き止めた。

 今後、ヒトのRNA解析が進めば、さまざまな病気の治療に役立つ可能性があるという。

 林崎さんは「何もないと思われていた場所に、RNAの新大陸があったという感じだ。RNAの役割は想像以上に大きく、われわれは認識を改めなくてはならない」と話している。【西川拓】

 ▽中村義一・東京大医科学研究所教授(遺伝子動態分野)の話 これまでのゲノム研究は、DNAとたんぱく質の解析が中心だった。しかし、それだけではヒトとショウジョウバエ、ほ乳類と植物など、遺伝子の数がほとんど変わらない生物の違いが説明できなかった。何らかの機能を持つRNAが大量に存在し、DNAのどこで作られるかが特定されたことは、陰に隠れていた複雑な生命活動のネットワークを浮き彫りにした。高等生物の精密な仕組みを明らかにする第一歩といえる。

<ことば>DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸) 生物の遺伝情報は、細胞核にある二重らせん構造のDNAによって記憶されている。4種類の塩基が並んでおり、このうち遺伝子と呼ばれる特定の部分の塩基配列を、特殊な酵素が写し取ってRNAを作り(転写)、さらにRNAの塩基配列に対応したアミノ酸が別種のRNAによって運ばれてきてたんぱく質が合成される(翻訳)。RNAは従来、遺伝情報の仲介やアミノ酸の運搬だけが役割と考えられていた。

毎日新聞 2005年9月2日 3時00分 (最終更新時間 9月2日 7時34分)

122とはずがたり:2005/09/11(日) 14:55:52
研究に疲れた午前3時に帰りがけのコンビニで買って喰うケーキの旨さと云ったら。。_| ̄|○
まぁ体内時計も平気で狂ってる可能性は有るんだけど(・∀・)

「夜食は太る」原因たんぱく質解明 深夜に増え脂肪蓄積
http://www.asahi.com/life/update/0911/002.html
2005年09月11日14時04分

 ダイエットに3時のおやつはOK、でも夜食は厳禁――? 体内時計を調整している細胞内の「BMAL1」と呼ばれるたんぱく質が、脂肪を蓄積する指図もしているらしいことが、日本大薬学部の榛葉(しんば)繁紀講師(衛生化学)らの研究で分かった。BMAL1は午後3時に最も少なくなり、深夜に増加する。米科学アカデミー紀要電子版に論文が掲載された。

 BMAL1は、昼夜の生活リズムを刻む体内時計を調整しており、脂肪組織に多く含まれている。午後3時ごろは微量で、午後10時〜午前2時に最も多くなる。その差は約20倍にも上る。

 榛葉さんらは、遺伝子操作でBMAL1を持たないようにしたマウスを利用。このマウスから取った細胞は、栄養過剰にしても脂肪を蓄えなかったが、遺伝子をアデノウイルスを運び屋にして細胞に送り込み、BMAL1を大量につくらせると、脂肪を蓄え始めた。

 脂肪組織に変わるタイプの細胞に、BMAL1の遺伝子を送り込むと、脂肪の合成にかかわっている物質の量が増え、BMAL1と同じ日内変動を示すことも確かめた。

 榛葉さんは「昔から夜食は太ると言われてきたが、その原因が科学的に証明された。ただ、不規則な生活で体内時計が狂った人は、午後3時ごろに食べても太る可能性がある」といっている。

123とはずがたり:2005/09/14(水) 15:28:33
化粧品防腐剤、紫外線で老化促す作用 京都府立医大調査
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050825/K2005082404000.html?C=S
2005年 8月25日 (木) 08:10

 化粧して外出するとシワやシミが増える?――。ファンデーションなど化粧品の防腐剤として広く使われているメチルパラベンには、紫外線があたると皮膚細胞の老化を進める作用があることが、京都府立医科大生体安全医学講座(吉川敏一教授)の研究でわかった。きれいに見せるための化粧品でお肌を痛めるかもしれない、という研究結果だけに注目を集めそうだ。

 メチルパラベンは抗菌作用が高い一方、皮膚に対する刺激が低いことから、パウダー類や化粧水、乳液など化粧品では最も一般的に使われている防腐剤。紫外線カットのための製品にも含まれている。単体での安全性は確認されているが、同講座は、実際に使われる状況での影響を調べた。

 実験では、皮膚細胞(ケラチノサイト)に、通常の使用方法で皮膚が吸収する濃度のメチルパラベンを添加し、夏の日中の平均的な紫外線量(1平方センチメートルあたり30ミリジュール)をあてた。細胞の死亡率は、添加しない場合の約6%に対し、添加した方は約19%。紫外線によって酸化した細胞内に発生し、老化の元凶となる「脂質過酸化物」の量は約3倍だった。

 吉川氏は、メチルパラベンが紫外線を浴びると、シワやシミなどにつながる皮膚の老化を進めることが確認できたとして「メチルパラベン入りの化粧品をつけたら、強い直射日光は避けた方がいいのではないか」と話している。

 吉川氏らは、9月にイタリアで開かれる国際抗酸化学会で、研究結果を発表する予定だ。

124とはずがたり:2005/09/17(土) 16:39:26
「病院教授」称号、阪大が導入…優秀な教員を認定へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000205-yom-soci

 大阪大病院は、臨床面での優れた業績がある助教授と講師に11月から「病院教授」の称号を与えることを決めた。

 昇給などはないが、“教授並み”の実力があるのに、ポストのない教員を認定し、優秀な人材を確保する狙い。同様の制度は公私立大の一部にあるが、国立大では初めて。

 毎年度30人以内。希望者は所属する講座などの教授の推薦を得て申請し、病院長や医学部長らでつくる選考委員会が診療実績や研究業績などを審査する。今後は毎年3月に選考し、期間延長もできる。

 学外でも「病院教授」を名乗れるほか、海外の学術誌への論文投稿などで「クリニカル・プロフェッサー」を使える。ただ、給与面での優遇措置はなく、教授会への出席など通常の教授が持つ権限はない。

 法人化された国立大は国からの運営費交付金が毎年減るため、人件費増につながる教授ポストの新設は難しい。一方、同種の制度のある私立大の教授は「『教授に診てもらいたい』という患者もおり、病院経営上のメリットもある」という。

 荻原俊男病院長は「組織として実力をきちんと評価し、人材の流出を防ぎたい。他大学などに移ることがあったとしても、そこの教授選考などでアピールできるのでは」と話している。
(読売新聞) - 9月17日14時38分更新

125とはずがたり:2005/09/23(金) 00:32:04
女性医師の復帰支援で人材バンク 来年度に東京、大阪で
http://www.asahi.com/life/update/0922/004.html
2005年09月22日13時50分

 育児や介護などでやめた女性医師の職場復帰を促すための人材バンク「女性医師バンク」(仮称)が、06年度に東京と大阪に設けられる見通しになった。厚生労働省が来年度予算の概算要求に盛り込んだ。復帰したい人に希望する労働条件を登録してもらい、受け入れが可能な医療機関を紹介。復帰希望者には講習会で最新の知識や技能も習得してもらう。地方の医療機関や産科・小児科などでの医師不足を少しでも解消する狙いだ。

 女性医師バンクでは、パートタイムなど就労条件次第で職場復帰が可能な女性医師のデータベースを作成。そのうえで、採用を希望する医療機関の条件と照合する。

 講習会は、職場復帰に向けた不安を解消してもらうのが目的。就業後も必要に応じて相談に乗るなど、仕事と家庭が両立できるように支援態勢も整える。

 厚労省は来年度概算要求に事業費として1億4千万円を盛り込んだ。バンクの具体的な運営方法を今後詰める。

 厚労省によると、臨床医に占める女性医師の割合は65年には9.3%だったが、02年には15.7%に増えた。国家試験の合格者も女性が3分の1を占めており、今後、女性医師数は増えていくとみられている。

 ただ、女性医師は男性医師に比べ、出産や育児、介護のために現場を離れるケースが多いうえ、医師の仕事は長時間労働で激務のため、両立は難しいといわれる。育児休暇があっても、子育ての間の研修支援が不足しているため、休暇後の復帰が難しいとの指摘もある。

126とはずがたり:2005/10/02(日) 05:52:58
政治資金:日精協の政治団体が前年の10倍1600万円
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051001k0000e040064000c.html

 日本精神科病院協会(鮫島健会長、日精協)の政治団体「日本精神科病院協会政治連盟」が昨年、自民党の衆院厚生労働委員会所属議員ら少なくとも15人の政治家に対し、前年の10倍以上に上る計約1600万円を、パーティー券購入や献金の形で提供していたことが、政治資金収支報告書で分かった。

 連盟は、重大犯罪を起こしながら、心神喪失などを理由に刑事責任が問えなかった精神障害者に対し、裁判所が入・退院を命じる心神喪失者医療観察法案を審議中の02年、同委の自民党筆頭理事だった長勢甚遠元副法相のほか、坂口力前厚労相、鴨下一郎、木村義雄の両元副厚労相らに、計約1900万円を献金していた。長勢氏と坂口氏が「誤解を招く」として返却し、連盟は03年に資金提供を計150万円に減額させていたが、これが復活した形だ。

 昨年の資金提供は、長勢氏(200万円)▽鴨下氏(120万円)▽木村氏(200万円)など。医療観察法の対象病棟の建設が進まず、ようやく今年7月に施行されたが、長勢氏の事務所は「長年応援していただいており、特に意図はないと思う」と話している。日精協は「医療観察法とは全く関係がない」とコメントした。

 法の対象になる患者は、これまで民間病院にも入院することがあったが、日精協は02年「退院後事件を起こせば、病院が責任を問われる。国が処遇すべきだ」と法の成立を求めていた。

 市民団体「東京精神医療人権センター」(東京都新宿区)事務局長の小林信子さんは「長年のコンスタントな献金が、ほとぼりが冷めて戻ったのではないか」と話した。[青島顕]

毎日新聞 2005年10月1日 15時00分

127とはずがたり:2005/10/03(月) 23:02:55
豪の出生率、上昇に転じる?=出産奨励策が奏功
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000007-jij-int

[シドニー3日時事] オーストラリアで1人の女性が生涯に生む子供の平均数(合計特殊出生率)が上昇に転じた可能性が出ている。同国の出生率は、2001年には1.73まで落ちていたが、昨年は1.77と7年ぶりの高水準となる見通し。現在、ほとんどの先進国で出生率は低下傾向にあるため、回復が確認されれば注目を集めそうだ。
 04年の出生数は前年より3000人以上多い25万4579人。同年の出生率はまだ公表されていないが、オーストラリアナショナル大のマクドナルド教授(人口統計学)は出生数を基に出生率を1.77とはじき出した。これは1997年の1.78以来の高い数値。上昇は続き、今後10年で1.80まで回復するとみている。
 同教授は、出産が昨年増えたことについて「一時的なものでなく、政府が給付金の支給など出産奨励策を講じていることが背景にある」と分析。例えば、政府は新生児1人に3000豪ドル(約25万5000円)を支給しており、2008年には5000豪ドルに引き上げる計画だ。
 一方、日本の昨年の出生率は1.29で過去最低を更新。先進国では米国(2.01=02年)やフランス(1.90=01年)が比較的高い。 
(時事通信) - 10月3日7時0分更新

128とはずがたり:2005/10/10(月) 13:30:54
【細胞診について】
http://www2.plala.or.jp/oniwa-kokko/saibousin/hajimeni.html

129とはずがたり(1/2):2005/10/10(月) 19:16:03
世界中で5000万人が風邪で死ぬ(註:インフルエンザと風邪は本来全く違う物なんだけど)ってのはどんな感じなのかねぇ。。

2005年10月5日 11:09am PT
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051007303.html
1918年の「スペイン風邪」ウイルスを再現 AP通信

 研究者が、1918年に5000万人もの死者を出したインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを新たに作り直した。歴史的大流行(パンデミック)の原因となった感染性病原体が再現されたのは、今回が初めてだ。

 なぜこんなことが行なわれたのか? 鳥インフルエンザが世界的な伝染病に発展する危険性を理解し、さらにはその予防策を開発するうえで役立つからだと、研究者たちは述べている。

 現在東南アジアで確認されている鳥インフルエンザ・ウイルスも、1918年のウイルスも、鳥の体内で自然に発生したものだ。1918年にはウイルスが突然変異を起こし、人に感染して世界中に広まった。現在のアジアの鳥インフルエンザ・ウイルスでは、これまで少なくとも65人が死亡しているが、人から人への感染はごくまれだ。

 だがウイルスは突然に変異するので、短期間のうちに1918年ウイルスに見られたような感染特性を生み出すこともありうると、米陸軍病理学研究所(AFIP)のジェフリー・タウベンバーガー博士は言う。

 「1918年に起こったことを理解しようという試みは、新たな緊急性を帯びている」と、この研究における塩基配列解析チームのリーダーであるタウベンバーガー博士は述べた。

 このウイルスの再現によって一般の人々の健康に危険が及ぶ可能性はごく小さいと、米国の保健当局は述べている。致死率が非常に高かったスペイン風邪の大流行後、世界中の人々がこのウイルスに対する免疫を持つようになり、現在でもある程度の免疫が残っていると考えられている。また、これまでの研究で、現代の抗ウイルス薬はスペイン風邪のようなウイルスにも効果があるという結論が出ている。

 このウイルスの再現研究は5日(米国時間)に発表され、詳細は『サイエンス』誌に掲載されている。『ネイチャー』誌には、ウイルスの塩基配列のうち、これまで不明だった分がすべて掲載された。

 このウイルス自体は新たに作り直されたものだが、その元となる設計図は、アラスカに眠っていた。

 タウベンバーガー博士の研究チームは、1918年にスペイン風邪で死亡し、アラスカの永久凍土に埋葬されていた女性から取り出したゲノム情報を解析した。解析された情報はマウント・サイナイ医科大学(ニューヨーク)の研究者たちに提供され、この研究者たちがリバース・ジェネティクスという技法を用いて、解析された遺伝情報を元にプラスミドと呼ばれる微小遺伝物質を作成した。

 その後プラスミドはアトランタにある米疾病管理センター(CDC)に送られ、ヒトの腎細胞に注入された。これで、ウイルスは再現された。

 「腎細胞内にプラスミドを注入すると、ウイルスは自然に生まれる」と、ウイルスを作成したCDCの研究者、テレンス・タンピー博士は話す。「作成にはわずか2日しかかからない」

130とはずがたり(2/2):2005/10/10(月) 19:16:57
>>129-130

 感染性ウイルスの粒子がそれぞれ約1000万個入った瓶をおよそ10本作成したと、タンピー博士は述べた。博士によると、研究者たちの要望に応えるため、さらに多くのウイルスが作られるかもしれないという。

 ウイルスの粒子はCDCに保管されており、外部に試料を送付する予定はないと、CDC所長のジュリー・ガーバーディング博士は言う。ただしタウベンバーガー博士が解析した遺伝子情報は、米国立衛生研究所(NIH)が管理する公共の遺伝子データベース『ジーンバンク』に登録されている。

 この研究結果は、研究者が、将来大流行が危惧される病気に対するワクチンや抗ウイルス薬を開発する際にアクセスする必要があるものだと、サイエンス誌のドナルド・ケネディー編集長は述べた。

 「この研究を掲載する意味を十分に考慮したうえで、一般の人々の健康を守るためにわれわれが得ようとしている知識は、このウイルスに取り組むリスクよりはるかに大きいという結論に達した」とケネディー編集長は語った。

 1918年のスペイン風邪は世界中で大流行した。このウイルスの犠牲者は、数ヵ月で人類史上最悪の数に達した――その数は世界中で2000万〜5000万人と推定され、米国でもおよそ55万人が死亡している。

 重症例では患者の肺に水がたまり、たいていの場合は1週間もたたないうちに肺が水で一杯になった。また、通常、子どもや高齢者に比べてインフルエンザの合併症を発病しにくいはずの15〜35歳の若年層で、スペイン風邪では、特に死者が多かったことも知られている。

 インフルエンザ・ウイルスには8つの遺伝子断片がある。タウベンバーガー博士をはじめとする研究者たちは、これまでに5つの塩基配列を発表していたが、その5つではインフルエンザ・ウイルスの全塩基配列の半分にも満たなかった。今回の研究で、全塩基配列の解明が完了した。

 新たに解明された3つの遺伝子断片は、鳥に由来するウイルスが人間に感染するようになった原因を説明するうえで極めて重要だと思われると、タウベンバーガー博士は述べた。

 タンピー博士も、1918年ウイルスには鳥に似た特性があることを確認している。鳥の受精卵にこのウイルスを注入したところ、アジアの鳥インフルエンザと同様に卵が死んだのだ。博士によると、人に由来する現代の他のインフルエンザでは、鳥の受精卵は死なないという。

 また今回の研究に携わった科学者たちは、ウイルスが細胞に入り込んで増殖するのを助ける赤血球凝集素表面タンパク質をコーディングする遺伝子――HA遺伝子――に着目した。HA遺伝子を持つ1918年ウイルスは致死性が高かったが、HA遺伝子を取り除くと毒性が消えたと、タンピー博士は語った。

 このウイルスの遺伝子特性を研究することで、なぜこのウイルスが現代の大半のウイルスよりも深く肺に入り込んで、肺を水浸しにすることが可能なのかが解明されるだろうと、タンピー博士は述べた。

 ウィスコンシン大学マディソン校と東京大学に籍を置くウイルス学者の河岡義裕教授も、この研究の重要性を指摘する。

 「このウイルスの病原性がこれほど強かった理由を理解する必要がある」

 河岡教授はまた、タンピー博士の研究はさまざまな科学的審査や承認を受けてきたはずだと指摘した――タンピー博士によると、こうした審査や承認にはおよそ3年かかったという。

 「安全面に少しでも懸念があったら、この実験は承認されなかっただろう」と河岡教授は述べた。
[日本語版:天野美保/岩坂 彰]

131とはずがたり:2005/10/11(火) 17:52:50

赤ちゃん「横向き寝」やめて…米小児学会 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/baby.html?d=11yomiuri20051011i405&cat=35&typ=t

[ワシントン=笹沢教一] 全米小児科学会は10日、赤ちゃんの死因の上位を占める乳幼児突然死症候群を防ぐため、横向き寝をやめてあおむけ寝を推奨し、おしゃぶりの使用も効果があるとするガイドライン(安全の手引)を発表した。

 欧米や日本の議論では、うつぶせ寝は危険とされているが、ほかの姿勢については、意見が分かれている。学会は、ガイドラインで寝る姿勢をあおむけ寝だけに限定。気道を確保し、呼吸が止まる深い眠りに陥るのを防ぐおしゃぶりの効用は認めたものの、寝る姿勢の矯正や呼吸の補助によって「同症候群を防ぐ」という触れ込みで販売されている器具・装置類は「効能も安全性も確認されていない」として使用しないよう呼びかけている。


[ 2005年10月11日13時49分 ]

132とはずがたり:2005/10/14(金) 22:07:20
霊とか信じないけど滅茶苦茶怖い俺としては,存在がある可能性までは否定しない。

霊魂の存在に関する学術的研究(上)
http://news.goo.ne.jp/news/wired/it/20051014/20051014302.html
2005年10月14日 (金) 17:49

 アリゾナ大学の心理学研究所は「動的情報エネルギーシステム」や「意識は生き残るという仮説」の研究に時間を費やしている。一方でバージニア大学の心臓専門医たちは、心臓病患者が手術中に「超常的な世界」に入るかどうかを研究している。さらに同大学の精神科医は、世界中から「輪廻(りんね)」と考えられる事例の記録をまとめている。

 わかりやすく言うと、米国でもトップレベルにある2つの大学の教授や医師たちが、魂や臨死体験、霊魂の生まれ変わりについて研究しているのだ。

 もちろん、来世の謎を解き明かそうとした科学者は、アリストテレスからトーマス・エジソンに至るまで、歴史をさかのぼれば大勢いる。たとえばエジソンは、ゾウを感電死させるかたわら、死体にメガホンを置いてじっと観察していた。しかし、この現代に来世の研究だって? しかも正統な高等教育機関で? いったいどういうことだろう。

 カリフォルニア州オークランド在住の科学ジャーナリスト、メアリー・ローチ氏によると、こうした研究機関は来世の存在をめぐる論争に目を向け、こう断言しているという。「『それは研究可能だ。(この分野でも)専門家による相互評価を経た研究という原則を当てはめることができる。われわれにはそれができる。もちろん、なぞは解明できる』」。ローチ氏は最近、『幽霊:科学が来世に挑む』(Spook: Science Tackles the Afterlife)という著書を出版している。

 もともと疑い深い性格のローチ氏は、2003年に出版されてベストセラーになった『死体はみんな生きている』[邦訳・日本放送出版協会刊]の執筆中に、魂の科学に興味を持つようになった。同著の中でローチ氏は、ニューイングランド州の医師ダンカン・マクドゥーガル博士の奇妙な話に触れている。マクドゥーガル博士の発見は、ベニチオ・デル・トロが出演した2003年の『21グラム』という映画のタイトルで、人々の心に刻まれることになった。

 マクドゥーガル博士は魂に重さがあるとの仮説を立て、末期の肺結核患者をはかりに乗せれば測定できると考えた。人は死ぬとき魂の分だけ体が軽くなるだろう、と。瀕死の男性を使って行なわれた実験の結果、どうやら死の瞬間に、魂がどこかに移り、21グラム軽くなったようだった。

 この研究は信憑性に欠けるとされ、マクドゥーガル博士は今ではちょっと変わった人間という扱いになっている。ただしローチ氏は、20世紀初頭の「米国人の気概」を象徴するマクドゥーガル博士の研究にほれ込んだ。そして来世に関する研究、さらにはこうした研究のまやかしを暴こうとする活動の歴史をまとめはじめた。ローチ氏は「膣から出てきた」エクトプラズム(詳しいことは聞かないでほしい)や超低周波音と幽霊の関係といったテーマに果敢に取り組んだ。

 ローチ氏によると、今日の学術界では来世の研究は隅に追いやられた存在だという。「現在進められている研究はほとんどない」とローチ氏は話す。「正統な研究でさえ容易には研究資金を得られないような時代なので、超心理学のように一見不真面目と思われがちな分野では(苦労するのは)当然のことだ」

 それでも、税金の一部――そしていくばくかの民間の支援――が現代の科学では説明できない世界の研究に向けられている。「このようなくだらない研究に金を使うなんてもってのほかだと考える人もいれば、医学や心理学の分野で扱うべき重要な問題だと考える人もいる」とローチ氏は話した。

 たとえばアリゾナ大学では、『ヒューマン・エネルギー・システム研究所』という無難な名前の施設で、研究者が霊能者を介して死者にさかんに質問を行なっている。この研究所の年間予算は約50万ドル。研究対象となっている人の中には、米NBCのドラマ『霊媒』(Medium)のモデルとなったアリソン・ドゥボイスさんもいる。研究所ではこのほか、「エネルギーヒーリング」や「手かざし療法」といったテーマにも取り組んでいる。

(10/17に続く)


[日本語版:米井香織/多々良和臣]

134杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/11/09(水) 18:28:30
病気になれば近くの大学病院へ、と言う我が家にとっては手痛い打撃だ・・・・・(゚Д゚iii)

大病院初診、保険外に 紹介ない場合 厚労省方針
http://www.asahi.com/life/update/1109/003.html
2005年11月09日17時32分

 厚生労働省は、200床以上の大病院を医師の紹介状なしに受診した外来患者について、初診料を保険診療の対象から外し、患者の自己負担を増やす方針を固めた。負担を増やすことで大病院への患者の集中を防ぎ、まず地域の診療所で診てもらい、必要なら紹介状をもらって大病院に行くという流れを促す狙いだ。9日の中央社会保険医療協議会(中医協)に提案した。来年4月の診療報酬改定での導入を目指す。

 現在、大病院の初診料は原則2550円だが、医療保険の対象で会社員なら自己負担3割のため、実際に窓口で支払うのは765円。厚労省案が導入された場合、現行の初診料のままなら、紹介状のない患者は2550円全額負担を求められる可能性がある。

 ただ、どこまで患者に負担を求めるかは病院ごとの判断。初診料の減収分を患者負担に転嫁できずに収入減となる病院もあるとみられ、病院側から不満の声が出ることも予想される。一方で大病院志向の背景には初期診療を担う診療所の力量不足を心配する患者心理もあるといわれ、患者側の反発を招く可能性もある。

 厚労省は、大病院への患者の集中が「3時間待ちの3分診療」という状況を招き、本来求められている高度・専門的な治療にも支障が出かねないとして、診療所と病院の機能分担、連携態勢作りを後押ししている。

 診療報酬に基づく初診料を、診療所は2740円と、病院より手厚くしているほか、紹介状がない大病院の外来患者については、保険診療に上乗せして病院が独自に設定した特別な初診料を患者に請求できる仕組みも96年に導入した。

 しかし実際には、上乗せの初診料をとっている病院は一部で、同省の04年調査では、全国の大病院2916施設のうち1138施設にとどまった。請求額を低く抑える病院も多く、1500円までが半数以上の651施設を占め、5001円以上の病院はわずか4施設だけだった。保険診療だけで比べた場合、患者の窓口負担は大病院の方が軽いため、むしろ病院の外来患者が増えているとの指摘もある。

 厚労省は、紹介状のない患者の初診料を、現行の特別な初診料の中に含めて徴収してもらう方針。保険でみる初診料の診療報酬についても、病院と診療所間の格差を是正する方向で検討している。

 〈キーワード・診療所と病院〉 医療機関は「診療所」(19床以下)と「病院」(20床以上)に分かれ、病院でも200床以上は「大病院」に分類される。厚労省は、診療所が初期診療、大病院は入院や救急救命など高度・専門的医療を担うよう、次期医療制度改革でも機能分担や連携態勢づくりを打ち出した。しかし、開業医には病院で専門医療に携わってきた医師が多いため、広くさまざまな病気を診る初期診療を担えるような医師の育成や診療所の機能強化を求める意見も根強い。

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

135とはずがたり:2005/11/11(金) 01:57:21

発症1年前に肝がんを予測 鹿大大学院教授ら新技術
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000274-kyodo-soci

 肝細胞がんを、発症の1年前に高い確率で予測できる新しい診断技術を、坪内博仁・鹿児島大大学院教授と宮崎大医学部の研究グループが開発した。診断は血液1滴で可能だという。11日から開かれる米肝臓病学会で発表する。
 肝細胞がんの早期診断は現在、超音波検査と血液中の腫瘍マーカー(がんの目印)測定の組み合わせが中心だが、より手軽で精度の高い発症予測が可能になり、治療の成功率が高まると期待される。
 研究を支援した宮崎県産業支援財団によると、研究グループは肝細胞がんの患者や健康な人ら計約110人の血液を調べ、患者だけに見られたり、量が多かったりするタンパク質6種類を特定した。診断は、この6種類の量を専用の装置で解析し、基準値と比較して発症の危険性を判断する。
(共同通信) - 11月10日23時28分更新

136小説吉田学校読者:2005/11/11(金) 02:33:23
>>134
ちょっと初診料について解説。
大病院が初診料を保険適用にするかどうか、これは病院の裁量に任されております。
厚生労働省は現状では「保険外とすることができる」としているからです。
そして、結構昔の国立系、つまり旧国立病院や旧国立大付属病院は、
紹介状なしの初診料は保険適用外になるところが多いです。

私、春先に喉から血を出してしまい、
咽喉科が近所にないので、某旧国立病院に行きましたが、
しっかり、2,550円とられました。

137とはずがたり:2005/11/11(金) 02:54:24
>>136
だ,大丈夫でしたか!?>喉から血
夜更かしは体に毒ですよ。俺もですけど。。

しかし初診患者の量を調整できるように(が趣旨かどうかは解りませんけど)保険を適用しなくてもいいなんて制度があるんですねぇ。

138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/11/12(土) 02:17:24
>>136>>137
数年前、某国立大病院について、紹介状がないと高くなるということで、市民病院に行った経験があります。ちゃんと誘導効果が発揮されました。
まぁ大学病院等に病院ゴロが出没しまくるというのも考え物なのでしょうけど、一方で、あまり地域に詳しくない人間がどこへ行けばよいのか困るかもしれないですね。

139とはずがたり:2005/11/12(土) 04:24:54
大学病院にかかったことはないんですけど,えらく待たされると聞いております。
風邪など軽微な患者が軽々に行かないようにするのは資源の有効な配分にとって大事なんじゃないですかね。

しかし近所のお医者さんに掛かって紹介状書いて貰った方が3割負担でも2550円より安くつきそうですね。緊急の場合はそんな悠長なこと云ってられないでしょうけど,そうなるとそれはそれで健康保険料の無駄遣いだな・・。

140小説吉田学校読者:2005/11/12(土) 23:38:50
>>137
声帯のポリープが破けたとのことで、変なちっちゃいカメラ入れられて、
粘液ふくまされて、1週間は発声禁止でした。
おかげで仕事もその間休み。おかげで千葉県知事選は現地取材でき、
創価のオバちゃん連中の非自民についたときのイキイキした様子は忘れられません。

>>139
国民年金の次は国保。健康保険も破綻寸前。
「風邪でも病院行く」という日本人の国民性まで問われることになります。
でもね、売薬で強力なのを売ってくれれば、風邪で病院行くなんてことはなくなるんだけどね。

141とはずがたり:2005/11/25(金) 01:19:25
小学生のアトピー、昼休みシャワーで改善 厚労省研究班
http://www.asahi.com/life/update/1120/004.html
2005年11月20日10時07分

 アトピー性皮膚炎の小学生に学校の昼休みに数分のシャワーを続けてもらったところ、症状が大幅に改善したことが厚生労働省研究班の調査でわかった。福井市で開かれている日本小児アレルギー学会で19日、望月博之・群馬大講師(小児生体防御学)が発表した。設備や学校の協力が必要だが、患者や家族には朗報になりそうだ。

 アトピー性皮膚炎は十数%の小学生が悩んでおり、近年治りにくくなっているともいわれる。体育などで汗やほこりが皮膚に付いて、刺激でかゆみが増し、繰り返しひっかくことも悪化の原因の一つと考えられている。

 そこで、望月さんらは昨年と今年、症状が悪化しがちな6〜7月の6週間に、群馬県内の小学校7校の協力を得て、アトピー性皮膚炎の児童延べ53人(平均8.8歳)を対象に、平日の昼休みに3〜5分ほど温水のシャワーを学校で浴びてもらい、効果を調べた。いずれも症状が安定している児童で、期間中は治療内容を変更しなかった。

 全身を25の部分に分け、場所ごとに強い症状は2点、弱い症状は1点、症状なしは0点と、計50点満点で評価したところ、全員が改善し、シャワー実施前は平均11.2点だったのが6週間後には4.0点と、7.2点も症状が軽くなった。

142とはずがたり:2005/12/01(木) 22:34:47
すげぇ。。

騒ぐ若者を「蚊」で撃退、英発明家が開発 (ロイター)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/invention.html?d=01reutersJAPAN195691&cat=17&typ=t

 [ロンドン 30日 ロイター] 英国人の発明家がこのほど、やかましく騒ぎ立てる若者に対抗するための装置を発明した。

 独自の騒音対策方法を編み出したのはハワード・ステイプルトンさんで、装置の名前は「モスキート(蚊)」。子供と30歳以下の若者にしか聞こえない不快な高周波の超音波を発するのだという。高周波音を聞きとる聴力は年齢とともに衰えるとされている。

 ステイプルトンさんは、この装置を使い、町の食料品店などから、うるさく騒いでいた若者たちを追い出すことに成功した。

 この装置を発明したことでステイプルトンさんは一躍英国では有名人となり、現在テレビやラジオで活躍しており、オーストラリア、米国、カナダなど海外からも問い合わせが来ているという。

[ 2005年12月1日19時13分 ]

143名無しさん:2005/12/01(木) 23:09:38
脳死者から鼻や口を移植、世界で初めて成功…仏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051201-00000002-yom-int

 【パリ=島崎雅夫】フランスの医師団が、犬にかまれて鼻や口の一部を失った女性患者(38)に、脳死状態となった女性の顔の一部を移植する手術を行い、成功したことが30日わかった。

 顔面の一部移植手術の成功は世界初で、医師団は「患者の容体は良好」としている。

 仏AFP通信などによると、移植手術を担当したのは、1998年に手の移植手術を世界で初めて成功させた外科医で、国民議会(下院)議員のデュベルナール医師ら。

 女性患者(仏北部バランシェンヌ居住)は今年5月に犬に襲われて重傷を負った後、食事や会話も難しかったという。

 医師団はこの状況の改善を目指して27、28日の2日間、仏北部アミアンの大学医療センターで手術を実施、提供者の鼻や口の部分を中心に皮膚や皮下組織、筋肉、血管などを女性患者に移植した。

 これまで、顔の一部移植は患者自身の背中や尻、ももの皮膚や筋肉を利用して行われていたが、皮膚が乾いたり、十分に機能しないなどの問題があった。
(読売新聞) - 12月1日10時31分更新

144とはずがたり(1/2):2005/12/03(土) 13:20:10
医療制度改革大綱:内容乏しく、高齢者に負担ズシリ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051202k0000m010129000c.html

 1日決まった医療制度改革大綱には、医療費抑制策として高齢者を中心とした患者の負担増につながる項目がずらりと並んだ。生活習慣病予防なども一方の柱に据えたが、抑制効果には疑問が消えない。超高齢社会を見据えた割には内容の乏しさが否めず、来年度予算編成を前にした財源確保のための「数字合わせ」のようにも映る。【吉田啓志、坂口佳代】

 ●窓口負担

 高齢者の医療費窓口負担はまず来年10月、70歳以上で比較的収入の多い現役並み所得者(夫婦世帯で年収約620万円以上)が2割から3割にアップする。「現役並み」の基準は2年間の猶予期間を経て08年8月から夫婦世帯で年収約520万円以上に下がる。

 08年度からは、70〜74歳の一般的所得者(夫婦世帯で年収約620万円未満)も窓口負担が2割と倍増する。3歳以上の未就学児だけは3割から2割に下がる。

 具体的なケースを想定すると、現役並みに所得がある75歳の人が骨折した場合、窓口負担月額は今より2万7000円アップし、6万7000円となる。胃がんで入院すれば、自己負担限度額引き上げの影響も受け、8000円増の9万2000円になる。

 一般所得の70歳の人も骨折では、2倍超の2万5000円にはね上がる。かぜでも、今は500円で済むのが1000円かかるようになる。

 65歳の人や一般の75歳の人がかぜといった軽い病気にかかった場合などは負担が増えない。

 ●高額療養費

 自己負担限度額は年齢や所得で変わり、今は一般的な所得の人の場合、69歳以下は7万2300円プラス医療費の1%▽70歳以上は4万200円。

 これを06年10月から、69歳以下8万100円プラス医療費の1%▽70歳以上4万4400円−−と増やし、08年度以降は69歳以下8万100円プラス医療費の1%▽70〜74歳6万2100円▽75歳以上4万4400円−−と2段階で変える。

 これに伴い、例えば一般所得の70歳の人が胃がん(医療費150万円、30日入院)で手術を受けると、今は4万円で済んでいるのが6万2000円にアップする。

 ●食住費

 慢性病の人が長期入院する療養病床の70歳以上の入院患者は来年10月から、食費や光熱費などの居住費が全額自己負担となる。現在、相部屋に入院する一般の70歳の人の場合、1カ月の自己負担額は食材料費約2万4000円を含め約6万4000円。これが居住費として新たに約1万円、調理コスト相当分として約2万2000円の負担が追加され、合計の自己負担額は約9万6000円に達する。

 ●見送り

 財務省が主張していた、1000円までの医療費を保険給付対象から外す保険免責制導入▽06年10月から70歳以上の人の窓口負担を2割にアップする−−の両案は与党の反発で見送られた。

145とはずがたり(2/2):2005/12/03(土) 13:21:00
>>144-145

 ◇高齢者独立保険…運営あいまいに

 改革のもう一つの柱は、75歳以上の人全員が加入する高齢者独立保険の08年度創設だ。これは運営主体を市町村とし、地域主導で老人医療費を抑制するのが狙いだったが、市町村の反発を受け、土壇場で運営者が「都道府県単位の市町村連合」というあいまいなものに変わった。

 現行の老人保健制度は、医療費の46%を公費、54%を現役世代などの拠出金でまかなう。老人医療費が膨らんでも現役の拠出金で負担するため、自治体に医療費を抑えようという意識が働きにくいという問題がある。

 そこで厚生労働省は独立保険を創設することにした。高齢者全員に応分の保険料を求め、医療費の1割を負担してもらう。保険料は市町村ごとに設定し、医療費が膨らめば保険料を上げざるを得ない仕組みとすることで、市町村に給付抑制の努力を促すのが狙いだった。

 だが、「隣町と保険料が違うのはイヤ」という地方の反発は収まらず、公明党も地方を後押ししたため、「都道府県ごとの保険料」をのまざるを得なくなった。

 この妥協で、市町村の医療費効率化に取り組む姿勢が鈍る恐れがある。介護保険にも市町村広域連合があるが、域内の市町村の効率化への姿勢にばらつきが出る問題が既に起きている。

 制度発足後も老人医療費の4割は現役の支援金で補う。独立新保険でも現役の持ち出しがさらに膨らむ可能性がある。

 ◇帳尻あわせ、効果に疑問

 医療制度改革大綱は「治療重点から予防重視への転換」をうたい、「医療の安心・信頼の確保」を最重要課題に掲げた。だが、実際は来年度予算編成をにらんだ帳尻合わせの制度変更が目立ち、目先の財政対策に偏重した内容にとどまった。

 現役並み所得の70歳以上の窓口負担を2割から3割に▽70歳以上の長期入院患者の食住費を全額自己負担に▽高額療養費の自己負担限度額引き上げ−−。これらの負担増は他の改革に先がけ、来年10月から始まる。来年度予算編成で大幅な医療給付費圧縮を迫られた厚労省が財源探しにきゅうきゅうとしたためだ。

 一方、激しい議論が続いた医療給付費の伸び率管理は、個別抑制策の積み上げを主張した厚労省と、伸びを経済成長率以下に抑えるよう迫った経済財政諮問会議民間メンバーらの意見を折衷する決着に終わった。掲げる数字が「管理目標」なのか、「目安」に過ぎないのか、双方が都合よく解釈できる余地を残し、実効性に疑問符も付く。

 予防面では、都道府県に糖尿病患者の減少率などの目標を設定させることや、健診、保健指導の強化を打ち出した。平均入院日数を減らすなどの中長期策で、2025年度の給付費を6兆円削るという。だが、検証は難しい。都道府県は「ベッド数の規制権限を国が持ったままでは、できることは限られる」と反発する。

 今回は「世代間格差の是正」を名目に、65〜69歳の窓口負担を現行のまま3割とする代わりに、3歳以上の未就学児を3割から2割に引き下げた。しかし、未就学児に対しては独自に助成している市町村も多く、厚労省内には「公明党の顔を立てただけで、市町村の肩代わりをするに過ぎない」との声が漏れる。

毎日新聞 2005年12月1日 23時32分 (最終更新時間 12月2日 1時45分)

146とはずがたり:2005/12/04(日) 19:02:11
>>142
バイト先にあるネズミよけの音が気になって仕方がない俺だが。。

公園もう入らないニャ〜 京都市増設へ 超音波でネコ激減    
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000002-kyt-l26

 京都市が管理する公園の砂場などに多いネコのふん尿被害を減らすため、市が昨年9月に市内5カ所の砂場でネコの嫌がる超音波を出す機器を試験的に設置したところ、効き目のあることがこのほど分かった。市は「安価で高い効果がある」として、来年度から機器の設置個所を増やすことにしている。
 機器は、縦30センチ、幅20センチ、奥行き16センチの箱型で、高さ50センチの支柱の上に取り付けている。夜間、赤外線センサーが動物の動きを感知すると、人には聞こえないが、ネコの嫌がる超音波を自動的に発する。上京、下京、左京、南、伏見の各区にある公園に設置した。
 市が、各公園の近隣住民に観察してもらうなどして効果を検証したところ、上京区の西町公園では、設置前は毎日5、6個ほどあったふんが、いまではほとんどみられなくなった。
 左京区の宝が池公園でも、同公園事務所にほぼ毎日寄せられていたふんの除去依頼が、最近はなくなったという。
 市はこれまで、ネコのふんに関する苦情が寄せられると、耕運機で掘り起こして除去したり、フェンスで砂場を囲うなどの対策を取ってきた。フェンスを取り付けたのは西京区など4カ所の公園で、1カ所当たり約80万円の費用がかかったというが、今回の機器は1台7万円と比較的安く、未然にふん害を防止できるメリットがある。
 市は「予想以上の効果があった。今後、積極的に機器の設置を増やし、幼児の大事な遊び場を『ふん害』から守りたい」(緑地管理課)としている。
(京都新聞) - 12月4日10時7分更新

147杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/12/06(火) 19:06:25
よくバレなかったと言うか、医療事故の類が起こらなかったな・・・・・(゚Д゚;)

ニセ医者、9年間荒稼ぎ 年収2000万円
http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY200512060335.html
2005年12月06日16時09分

 医師免許がないのに医療行為をしていたとして、警視庁は6日、東京都目黒区南1丁目、山城英樹容疑者(33)を医師法違反の疑いで逮捕した。偽造した医師免許証のコピーを提出し、97年ごろから病院の勤務医や宿直医を転々としていた。

 生活環境課などの調べでは、山城容疑者は9月、江戸川区内の診療所で女性患者(49)に問診や投薬などの医療行為をした疑い。山城容疑者の銀行口座には97年以降、病院など約20の医療機関から現金が振り込まれており、昨年の1年間では都内の3病院などから約2000万円の収入を得ていた。

 山城容疑者は「慶応大医学部卒業」などといっていたが、実際には高校を中退していたという。

148杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2005/12/07(水) 22:50:25
ニセ外科医、8年間だます
http://www.nikkansports.com/ns/general/p-so-tp0-051207-0001.html

 医師免許がないのに8年間も病院などに勤務し医療行為をしたとして、警視庁生活環境課は6日、医師法違反(無資格医業)の疑いで、東京都目黒区の山城英樹容疑者(33)を逮捕した。実在する女性医師の医籍番号を使って医師免許を偽造、20カ所以上の医療機関で働いていた。縫合手術を含み、大半の医療行為を行っており、患者の評判は良かったという。年収2000万円、スポーツカーを乗り回していた。

 調べによると、山城容疑者は9月中旬、東京都江戸川区の瑞江脳神経外科医院で、医師の資格を持っていないのに女性患者(49)に投薬などをした疑い。同容疑者は「免許がないのに医師をやっていた」と容疑を認めている。逮捕時は同医院や、稲城台病院、佐々総合病院、東芝府中事業所診療所の4つの医療機関に非常勤医師として勤務。約2000万円の年収があったという。

 勤務する際は、実在する女性医師が登録している医籍番号を使って偽造した免許のコピーを提出していた。実際は定時制高校中退だったが「慶応大学医学部卒業、北京大学留学、ドジャースチームドクター経験あり」と吹聴していた。警視庁は山城容疑者が女性医師の医籍番号を知った経緯なども調べている。

 山城容疑者は97年ごろには都立広尾病院に勤務していたと周囲に話していたが、広尾病院では「研修先の医療機関を探す見学生として同姓同名の者が在籍したことはあったが、医療行為には従事せず雇用関係もなかった」としている。

 山城容疑者は勤務先によって外科医、内科医と使い分け、縫合手術など大半の医療行為を行っていたという。警視庁に「医師免許の原本を提出しないのはおかしい」との内部情報が寄せられ、発覚したが、医療トラブルもなく、患者からは「話をよく聞いてくれる優しい先生」と評判だった。瑞江脳神経外科医院の患者は「人当たりが良く優しくとにかくいい先生。免許がないなんて…。腸の調子が悪いときに看護婦さんに『山城先生がいい』と勧められエコーのようなもので検査してもらって異常はなかった」と話した。佐々総合病院でも「派遣会社を通じて採用した。患者からのクレームはなく、スタッフも全く気付かなかった」としている。

 山城容疑者は目黒区内にある家賃23万円のメゾネット型の高級マンションに、モデル風のスレンダーな女性と同居していた。今夏まで黒のBMWに乗っていたが、赤のNSXに替えたという。しかもナンバーが「・・・1」にするこだわりようだった。

149とはずがたり:2005/12/09(金) 15:45:36
臓器移植技術の進歩に優位性か!?
中国は西洋かぶれして無くて,じんけんしそーなんて持ち合わせてないのがいいねw

臓器提供の大多数が死刑囚 中国衛生省が確認
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000128-kyodo-int

[北京9日共同] 中国誌「財経」最新号によると、中国衛生省の黄潔夫次官はこのほど、マニラで開かれた国際会議で、中国国内で実施している臓器移植に用いられている臓器の大多数が死刑囚から提供されていることを初めて認めた。
 中国が移植に死刑囚の臓器を使っているとの指摘は以前から専門家らから出ていたが、当局者が認めるのは異例。黄次官は「死刑囚本人と家族から同意を得ており、倫理的な問題はない」と強調した。
 同誌によると、昨年中国で実施された肝移植は約2700例、腎移植は約6000例。95%以上は死刑囚からの提供だった。
 次官はまた、死刑囚からの臓器提供や管理整備のための「人体器官移植条例(臓器移植法)」の制定を進めていることを明らかにし「国際社会が抱いていた中国の移植に関する『灰色地帯』を解消することが可能になる」と述べた。
(共同通信) - 12月9日13時22分更新

151とはずがたり:2005/12/09(金) 22:12:21
「なら」が入ると入らないとではえらい違いだ。

鳥インフルエンザ感染拡大[なら]米経済への損害額は5千億ドル以上に=報告書
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/keizai/20051209/JAPAN-196572.html
2005年12月 9日 (金) 17:06
(ロイター)

 [ワシントン 8日 ロイター] 8日に明らかになった2つの報告書によると、鳥インフルエンザの人への感染が拡大した場合、米経済は深刻な景気後退に見舞われる可能性があり、直接的な被害額は5000億─6750億ドル(約6040億─8150億円)に達する見通し。

 これまで、H5N1型の鳥インフルエンザの感染による死亡者は69人で、感染者は135人となっているが、世界の保健医療専門家は、人から人に容易に感染するウイルスへの変異も間近、との見方を示している。

 そのような場合、1918年の悪性インフルエンザ大流行に近い状況に陥る可能性が高い、と2つの報告書は指摘する。米議会予算局(CBO)の試算は、人口の30%が感染し、2%以上が死亡するとしている。

 CBOの報告書は、「鳥インフルエンザで死ななくても、3週間は仕事ができなくなる」とするとともに、レストランや映画館など多くのビジネスで客足が大幅にダウンする、と指摘した。

 これに対してWBBセキュリティーズ(ニュージャージー)がまとめたリポートは、人口の35%が感染し、5%が死亡すると予想。米経済に対する損失額は、年間で4880億ドル、全体を通して1兆4000億ドルに上るとしている。

153名無しさん:2005/12/17(土) 00:57:54
ES細胞9株ねつ造か…サイエンス誌
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000002-yom-soci

 【ワシントン=笹沢教一】韓国ソウル大・黄禹錫(ファン・ウソク)教授らによる人クローン胚による胚性幹細胞(ES細胞)のねつ造疑惑について、論文を掲載した米科学誌サイエンスは15日、問題の経過について声明を公表し、黄教授が患者の細胞から作り出したとされるES細胞11株のうち9株にねつ造の疑いがあることを明らかにした。

 残る2株も正当性の立証は困難とみられている。

 同誌の電子版では、世界初のクローン羊を作った英エディンバラ大のウィルムット博士ら8人の専門家チームが再発防止のために第三者の検証やDNA参照データベース設置を求める提言を発表、声明と合わせ、異例の対応を取っている。

 一方、米国の有力科学誌「サイエンティフィック・アメリカン」も同日、今年を代表する科学者50人のリストから、黄教授を削除すると発表した。黄教授はリストの中でも最も権威のある「研究分野リーダー」に選出されていた。

 また、英科学誌ニューサイエンティストは、米専門家の見解として、黄教授が昨年2月にサイエンス誌に発表した世界初の人クローンES細胞も、DNA分析の結果に疑問があると報じた。

 韓国メディアの報道によると、黄教授は論文撤回の意向を示したとされるが、サイエンス誌編集部は、米東部時間15日午後の時点で、撤回の要請は受け取っていないとしている。編集部は、黄教授の撤回の意思確認と事実関係の調査を急ぐ方針で、韓国で16日に予定される記者会見の内容と合わせて、対応を判断する。

 韓国の報道ではさらに、黄教授がクローンES細胞としている画像の中には、4年前に共同研究者の病院が米国立衛生研究所(NIH)に登録したES細胞にそっくりなものが含まれているという。
(読売新聞) - 12月16日11時37分更新

154とはずがたり:2005/12/18(日) 20:00:44
これどこのスレが適当だろ?

モナリザ:幸福度は83% 謎の微笑を解析すると
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051219k0000m040013000c.html

 モナリザの謎の微笑を解析すると幸福度は83%−−。英科学誌ニューサイエンティスト最新号(17日付)は、オランダの研究者がコンピューターで、レオナルド・ダビンチ作のモナリザの表情を分析した結果として伝えた。

 それによると、アムステルダム大と米イリノイ大が共同で開発した「感情読み取り用」ソフトでモナリザを解析したところ、謎の微笑に込められた感情は「幸福感が83%、嫌悪9%、恐怖6%、怒り2%」という結果が出た。

 ソフトは唇の曲がり具合や目の周りのしわなど顔の要素と、基礎的な6種類の感情との関係に着目。「中立的」な表情と比較する形で感情を数値化する仕組み。(ロンドン共同)

毎日新聞 2005年12月18日 17時22分

155とはずがたり:2005/12/23(金) 01:42:23
武田病院京都駅前にガンガン病院建てて調子良さそうだからなぁ。

武田病院グループに決まる 精華町 国保病院の指定管理者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051222-00000053-kyt-l26

 京都府精華町は22日の定例会本会議で、同町国保病院の指定管理者に、京都市伏見区の医療法人医仁会(武田病院グループ)を指定する議案を賛成多数で可決した。
 赤字経営が続いていた同病院は、施設の老朽化や京都府立医大からの小児科医師の派遣がなくなったことなどから、同町は昨年12月にいったん「存続は困難」の方針を打ち出した。その後、指定管理者導入を今年9月に決め、京都、大阪、奈良の3府県の医療法人を対象に指定管理者候補を公募。2法人が名乗りを挙げ、先月の選考委員会で医仁会に決めた。
 議決を受け、木村要町長は「今後は現職員の処遇について努力したい」と述べた。指定管理者となる武田病院グループ本部の大槻均統括部長は「武田病院グループの他の病院や施設と連携しながら地域医療に貢献していきたい」と話している。
(京都新聞) - 12月22日20時19分更新

156とはずがたり:2005/12/23(金) 01:53:22
安保スレの内容かもね・・。

チェチェンで奇病、少女ら78人入院=ロシア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051222-00000225-jij-int&kz=int

[モスクワ22日時事] ロシア南部の紛争地帯、チェチェン共和国で22日までに、児童ら78人が神経まひやぜんそくなどの症状を訴え、緊急入院した。共和国保健当局は「症例が一切ない。心因性の疑似ぜんそく症候群だ」としながら、神経ガス中毒の可能性なども視野に原因究明を急いでいる。
 インタファクス通信によると、発病した患者の大半は10代前半の少女で、神経衰弱や恐怖感から泣き叫ぶ症状を見せているという。発病は共和国東部のショルコフ地区で16日ごろ始まり、同地区の全学校が休校となった。22日には他の地区でも患者発生が伝えられた。 
(時事通信) - 12月22日22時1分更新

157小説吉田学校読者:2005/12/24(土) 10:28:09
かつて「考古学界のゴッドハンド」を有した我が国とどっちがマシか。
アメリカは、黄教授、朝日新聞長野支局記者、フジ「めざましテレビ」スタッフとゴッドハンドで
イラクに大量破壊兵器調査団を派遣すべきです。必ず見つかりますから。
産経の黒田記者の記事は秀逸ですが、青色ダイオードの際の我が国の冷たさから比べれば羨ましくも思えます。
私の結論として、学問に愛国心は必要ないですな。少なくとも理系は。

韓国ソウル大調査委、ES細胞論文はねつ造と発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000867-reu-int

AP通信「黄教授スキャンダル、韓国の民族性にも一因」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/12/23/20051223000031.html

韓国、過剰な「愛国」暗転
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051224-00000001-san-int

158とはずがたり:2005/12/24(土) 13:40:17
>黄教授、朝日新聞長野支局記者、フジ「めざましテレビ」スタッフとゴッドハンドで
>イラクに大量破壊兵器調査団を派遣すべきです。必ず見つかりますから。
笑。ほんまやわ。

159片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/12/24(土) 23:16:59
考古学会のゴッドハンドは、おおむね国内でおさまりますし過去のことだからいいにしても、こっちは先端応用科学で、世界的にも重要そうですからねぇ・・・。
ノーベル賞受賞する前(万一)でよかったですね。いずれ判明するたぐいのことだったのか、どうだかわかりませんけど。

産経の黒田記者の記事は流れに任せて書く随筆のような感じが特徴で、まとまりが悪いこともよくありますが、今回のはまぁまぁよいほうに出た例でしょうか。
>国際的に競争が激しい先端科学では、学術論文や研究成果の捏造は先進国を含め各国でままある。
これは、そうなんでしょうか?

学問と愛国心のようなもの、、はちょっと奥深いテーマですよね。理系事項と知的財産権の切れ目がない感じですから複雑です。

160小説吉田学校読者:2005/12/25(日) 09:03:20
>(1)韓国でよく見られる成果や業績を急ぐあまりの拙速(2)国際的な配慮や慎重さを欠いた視野の狭い「やっちゃえ」主義(3)政権の業績にしたい政府の過剰な期待と支援(4)「やった、やった!」あるいは「ウリナラ(わが国)最高!」的な世論の愛国主義−などが複合的に重なった結果
この部分は、確かに黒田記者の勢いじゃないと紙面に載せられないでしょう。
最近、古森氏、斉藤氏とスター記者偏重が紙面に見て取れる産経ですが、ちょっとした弊害でしょうか?

話は変わって、朝日の社説。
最初は「どのツラ下げて言うか」と思いましたが、社内改革派の「静かな抵抗」としても読めるのに気づきまして、年明けから目が離せないですね。

韓国ES疑惑 「対岸の火事」ではない
http://www.asahi.com/paper/editorial20051224.html

163名無しさん:2005/12/27(火) 00:11:30
論文「完全でっち上げ」か ES細胞で調査委結論へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000059-kyodo-int

 【ソウル26日共同】韓国ソウル大の黄禹錫教授の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究をめぐる疑惑で同大調査委員会は、ヒトクローン胚からES細胞11個をつくったとする5月の米科学誌サイエンス論文の執筆時点で当該のES細胞は1つもなかった、との結論に達した。聯合ニュースが同委関係者の話として26日伝えた。
 調査委は先に発表した中間調査結果で、11個のうち9個は存在せず、論文は2個のデータを水増ししたでっち上げだったとしていた。29日に2回目の中間調査結果を発表する予定だが、2個も当該のES細胞でなかったとすれば論文は完全なでっち上げとなり、黄教授チームが世界で初めて成功したとされるヒトクローン胚からのES細胞作成の技術自体に疑問符がつくのは必至だ。
 調査委は、2個のES細胞をDNA検査した結果、2個ともヒトクローン胚ではなく、受精卵からつくった別のES細胞だったことが分かったという。
(共同通信) - 12月26日11時26分更新

164荷主研究者:2005/12/30(金) 12:38:39

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/09/20050922t12011.htm
2005年09月21日水曜日 河北新報
東北大発ベンチャー「メムザス」 腸閉塞カテーテル開発

 東北大の研究成果を基に設立したベンチャー企業「メムザス」(仙台市)は、医療機器メーカーと共同で、先端部分を自在に動かせる腸閉塞(へいそく)治療用カテーテルを開発した。本年度中に医療用器具の認可を厚生労働省に申請する方針で、2、3年後の実用化を目指す。

 直径6ミリのシリコンゴムチューブの先端に、独自の技術を使って電気エネルギーで動くアクチュエーター(装置)を組み込んだ。アクチュエーター内部のコイルは形状記憶合金(チタンニッケル)製で、電源を入れると、先端部分を曲げたり伸ばしたりできる。

 腸閉塞の治療法はチューブを挿入し、腸管の内容物を吸引する方法が普及している。医師はエックス線で確認しながらチューブの先端を動かし、鼻から腸管まで挿入していくが、現在は、チューブの中に通したワイヤを手元で引いて伸縮させる仕組みで、微細化に限界がある上、精密な動作ができなかった。

 メムザスは、ワイヤに代わる仕組みとして、小型アクチュエーターの組み込みを考案。屈折や回転などの動作が容易にできるようにするとともに、機械の温度が上がることも防いだ。

 メムザスは2004年9月、東北大の医学と工学を連携させた研究を基に設立。大学発ベンチャーとして、研究開発成果の実用化を進めている。
 同社は「アクチュエーター搭載のカテーテルは、すばやく安全な治療に貢献できる。この技術を応用した検査、治療機器の開発にも取り組みたい」と話している。

167とはずがたり:2006/01/20(金) 00:20:20
そこらの開業医は非常に少ない患者で十分うはうはにやっていける診療報酬体系なのになんで公立の病院が大赤字ださにゃならんのだ?!
自民党の厚い支持基盤の医師会の主力を担う開業医が政治に容喙して診療報酬体系を自分らに都合良く書き換えているに違いない。国民が不景気で苦しんでいる間もカネを儲け続けてきた開業医の報酬をがつんと減らして地域医療の担い手が報われるような診療報酬体系を!
(このレス予断と偏見で満ちてます。誰か真実知ってたらおせーてください)

自治体病院、自力で黒字はわずか8% 政投銀調査
http://www.asahi.com/politics/update/0115/003.html
2006年01月15日18時31分

 全国の自治体病院のうち、補助金などに頼らず実質的な営業黒字を確保しているのは、全体の8%程度しかないことが、日本政策投資銀行の分析でわかった。補助金を含めて経常黒字を確保している病院は4割近くまで増えるが、累積赤字は増加傾向だ。自治体病院は「へき地医療など民間ではできない分野を担っている」(総務省)だけに、経営の効率化が求められそうだ。

 政策投資銀が03年度に1000あった自治体病院について、地方公営企業決算をもとに分析したところ、実質的に営業黒字なのは82病院しかなかった。大半が診療報酬など本業の収入では、必要経費をまかなえない状況だ。

 03年度の地方公営企業決算によると、自治体や国からの補助金で経常黒字の病院は389と4割近くまで増えるが、6割はなお赤字。病院事業全体の経常赤字額は合計で1400億円近くに達する。補助金に当たる病院事業会計への他会計からの繰入金は、全体で5451億円だった。

 政投銀は、自治体ごとの一般財源の規模を表す「標準財政規模」に対する繰入金の比率も分析した。平均では3.4%になり、高い自治体では15%に達するところもあった。公共事業や福祉など全体の行政活動に必要な財源のうち、病院事業支援のためだけに15%を割いていることになり、財政負担が大きいことを示している。

 診療報酬の引き下げや地方財政改革による補助金の削減が進めば、「自治体病院の経営はさらに厳しさを増す」(政策投資銀政策企画部)と見ている。

168とはずがたり(1/2):2006/01/20(金) 00:24:53
35都道府県が医師確保策 一方で「悲鳴」も 本社調査
http://www.asahi.com/health/news/TKY200511030287.html
2005年11月04日06時13分

 医師が偏在し、特定の診療科や地方で医師不足が深刻化している問題で、35の都道府県が「奨学金制度」などの独自策を導入、医師確保を急いでいることが朝日新聞の調査でわかった。一方で40都道府県が「不足感がある診療科の診療報酬での優遇」など、偏在解消に向けた国の政策誘導を求めた。各地で「自治体の努力には限界がある」との声が根強い。

 調査は10月、都道府県の医師確保策の担当課に質問票を郵送し、全都道府県から回答を得た。

 医師確保が困難な中、青森など16県が医学生を対象に地元で一定期間働くことを義務づけた「奨学金制度」を、山形など12道県が全国から医師を公募、一定期間採用する「職員枠での医師確保」策を導入・検討していた。

 宮城県は今年度、3年間の期間限定で医師を職員採用し、郡部の自治体病院や診療所に派遣する事業に乗り出した。

 青森県は弘前大や市町村立の病院関係者らと協力し、9月に「医師支援機構」を設立した。自治医大出身者やUターン希望の医師らを登録し、機構が派遣元になる仕組みで、将来は100人規模の医師確保を目指す。県職員として長く採用したいが、地方自治法上、派遣元の県が退職金を全額負担しなくてはならない。財政難の県は市町村との折半ができるよう特区申請する方針だ。

 国が医師配置の再検討などのために設立を求めた「医療対策協議会」は45都道府県ですでに設置。19道府県が「医師派遣システムの構築」を課題とし、大学病院の医局が担ってきた派遣機能の補完を目指している。

   ◇  ◇

 一方で、各地からは悲鳴も聞こえる。

 アンケートでは、データがないなどとして回答を保留した5県を除く42都道府県が「医師確保が難しい」と回答。絶対数か診療科による偏りかの違いはあるが、医師不足が全国で問題化していることが裏付けられた。確保が難しい診療科では小児科(42都道府県)、産科(37同)、麻酔科(30同)が多くあげられた。

 医師の確保が難しい病院について41都道府県が「県庁所在地以外の自治体病院」をあげ、東京都を含む9都県が自由回答欄で「都道府県単位での医師確保には限界がある」と明記。40都道府県が「診療報酬上の優遇」、26府県が「医師不足地域での一定期間の勤務義務づけ」などの政策誘導を求めた。

 人口10万人当たりの医療施設で働いている医師数が121.8人(02年末現在)と全国で最少の埼玉県の担当者は、不足する診療科の診療報酬の引き上げを求め、「総医療費抑制の必要性はわかるが、診療科全体でバランスを取るなどして対応して欲しい」とした。

 青森県の担当者は医師配置のあり方にふれ「自治法の改正とともに、どうしても不足する診療科には医師を強制的にでも配置できるシステムが必要だ」とした。群馬県の担当者も「医師養成に多額の公費が投入されていることを考えれば、職業選択の自由という憲法上の問題は残るが、一定地域への勤務や必要な診療科目への誘導を行うべき段階だ」と指摘した。

169とはずがたり(2/2):2006/01/20(金) 00:25:21
>>168-169

 ◇  ◇

 調査結果について厚生労働省医政局医事課の中垣英明課長は「診療報酬上の配慮は保険局にお願いしている。勤務地の義務づけなどは選抜や配置を公平に行うのが難しい。都道府県の中でも県庁所在地とそれ以外の地域での偏在がある。県立病院の医師配置の見直しなど、地方でできる努力もしてほしい」と話した。

 厚労、文部科学、総務3省は8月、医師が不足する診療科の対策として「診療報酬での適切な評価」などを検討課題にあげており、地方の声がどこまで反映されるか、来年4月の診療報酬改定が注目される。

■都道府県の独自策

奨学金制度                 (16県)

職員採用枠での医師確保          (12道県)

若い医師の研修体制の整備          (12道県)

医師のあっせん               (11道県)

地元出身の医師へのダイレクトメール送付   (10県)

他の都道府県にある大学医学部への医師派遣依頼(7道県)

自治体立病院の統合・再編          (4道県)

U・Iターン説明会              (4県)

その他                   (22都府県)

■国に期待する施策

不足感のある診療科の診療報酬での優遇     (40都道府県)

医師不足地域での一定期間の勤務義務づけ    (26府県)

国立大学の地元出身者枠の拡大         (24県)

医師不足地域の医療機関への診療報酬での優遇  (23道府県)

医学部募集枠自体の拡大            (21道県)

地方交付税などによる財政支援         (15道県)

その他                   (17都道府県)

※いずれも複数回答

170小説吉田学校読者:2006/01/21(土) 11:54:00
今までとまったく関係ありませんが、昨日は午後休みを取って、去年の咽喉から出血に絡む検診結果を聞きに行きました。
1月はじめに検診には行ったのですが、やっぱりガンは怖いし。
で、血液検査したら、高脂血症であります。食後のデザート控えよう。パフェとか食いすぎだな。
ていうか1月は高脂血症になるだろう、おせち食うし、お雑煮も食うし、パフェ食ったりしてるんですから。

退院する時、あれだけ脅すから病院いったのに、ガン関係の数値は正常だしなんだよ。病院行くと、病気が増える。

172名無しさん:2006/01/23(月) 23:51:31
リアルピノコ

35歳男性の背中から双子の兄弟が発見される
http://x51.org/x/06/01/1749.php

【MosNews】ロシアにて、トラクター運転手イゴール・ナミャトフ(35)の背中から、双子の兄弟が発見されたとのこと。イゴール氏の背中にあった巨大なコブは、当初単なる腫瘍であると診断されていた。しかしいざ切開手術を行ったところ、それは彼の体内にいた双子の胎児だったことが明らかになったという。イゴール氏が背中の"リトル・ブラザー"に初めて気づいたのは、15歳の時である。イゴール氏は当時背中の痛みを訴えたが、医師はそれを単なる脂肪の腫瘍であると診断した。

しかしそれから二十年後、再びイゴール氏の背中を痛みが襲った。そして今度は医師らがすぐさま背中を切開したところ、驚くべきことに、そこに小さな足と手を持つ胎児を発見したのである。

しかし医師の説明を聞いた村の人々はその説明に納得せず、一部ではイゴール氏の背中から取り除かれたのは、宇宙人によって植え付けられた生命体であるという噂さえ流れたという。「あれを取り除いたのは全く残念なことです。あれが今後どうなるのか、本当は待ってみるべきだったのではないでしょうか。ひょっとしたら、偉大な科学的発見に繋がったかもしれなかったですね。」ある村人はそう語っている。

その後村人らの主張を受け、一時は法医学者さえ呼ばれたが、後に医師から双子の胎児であることが明らかにされたため、調査は行われなかったという。またイゴール氏は医学的検査の為に兄弟の胎児を病院に残すことを依頼されたが、拒否したとのこと。

173とはずがたり:2006/01/30(月) 00:37:50
過疎地に医師・看護師を/人材バンク設立へ
http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000000601270003
2006年01月27日

 過疎地に医師、看護師らを派遣する医療・福祉の「人材バンク」の設立を大田地域雇用創出促進協議会が進めている。都市部の医療従事者らを人材登録し、県内の過疎地で勤務してもらい、人手不足の解消を目指す狙いだ。

 同協議会は厚生労働省の委託を受けて発足し、大田地域を中心に人材の育成などを進めている。過疎地で医療従事者の不足が深刻さを増すと予測して、「人材バンク」を企画した。

 構想では、地域医療に関心が高い都市部の医師、看護師、ケアマネジャーら医療・福祉従事者を登録し、人手を求める過疎地の病院やグループホームなどへ派遣する。

 今月上旬、大田市で開かれた準備会合には、大阪や福岡在住の医師、元看護師、ケアマネジャーら約30人が駆けつけた。「病院が医師の短期雇用をできるのか」「結婚して現場を離れた看護師を再び雇いたい」などの質問や意見が出された。この場で約20人が、バンクへの登録を希望したという。

 同協議会は、今月中にホームページを開き、広く登録を呼びかける。さらに、県内の病院や福祉施設にアンケートをして要望を聞き取り、近く研究会を発足させる見込み。

 同協議会の守分梨恵・推進員は「都市の医療従事者らに自然豊かな島根のよさを味わってもらう。都市と島根の双方が補完できる仕組みにしたい」と話している。

 県は昨年末、2010年には県内で計約100人の看護師が不足するとの予測を出しており、早急な対策が迫られている。

174小説吉田学校読者:2006/01/30(月) 22:15:00
旅先のNHKで思わずのけぞりました。まさに朗報だな。小児糖尿病患者の自己注射は見ていて切ない。

糖尿病患者に朗報、夢の吸入式インスリン初承認
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060128i403.htm

【ワシントン=笹沢教一】米食品医薬品局(FDA)は27日、インスリンを口から吸入する方式の糖尿病患者向け治療薬を承認した。
 これまで自己注射などの形で行われてきたインスリンの投与が、吸入式で行えるようになることで、患者の負担は大きく軽減されることになる。
 FDAが承認したのは米ファイザー社が申請していた「エクスベラ」。ほかの2社と共同開発の形態を取っている。食前に特殊な吸入器で微粒子状のインスリンを吸入し、肺に送り込むというもので、適応対象は1型と2型糖尿病の成人。欧州委員会もこの薬を26日に承認した。
 全米糖尿病協会によると、米国の糖尿病患者は2100万人を数え、500万人が自己注射を行っている。また、世界保健機関の統計によると、世界の患者は1億7000万人を突破している。
(2006年1月28日11時41分 読売新聞)

175とはずがたり:2006/01/31(火) 04:42:45

へぇ〜。

耳あかのタイプ、1塩基の違いで決定 長崎大教授ら発表
http://www.asahi.com/life/update/0130/004.html
2006年01月30日07時58分

 ネバネバか、カサカサか、耳あかのタイプは、ある遺伝子の塩基配列のたった一つの違いで決まることが、新川詔夫(にいかわ・のりお)・長崎大大学院医歯薬学総合研究科教授らの研究で分かった。この遺伝子は、薬剤の代謝や排出と関係しており、将来、耳あかの型が、薬の効果や副作用を予測する一指標になるかもしれないという。29日付の米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。

 チームは、大学の関係者ら126人の協力で、耳あかとDNAの違いを比較分析した。「カサカサ型」の88人は1人を除き、「ABCC11」という遺伝子の塩基配列の特定の場所が「A(アデニン)」だった。一方、「ネバネバ型」の38人は、そこが「G(グアニン)」だった。この遺伝子は、薬剤の代謝と関連があると知られており、どんな薬と関係が深いのか、研究を進める。また、遺伝子が特定できたことで、耳あかの「ネバネバ型」と深い関係が知られている腋臭(えきしゅう)症の研究も進みそうだ。

 耳あかの型は民族による違いが大きく、日本などアジアでは8〜9割が「カサカサ型」で、欧州やアフリカでは9割以上が「ネバネバ型」だ。

176とはずがたり:2006/02/06(月) 02:21:47

深刻だなぁ・・。

島根県内公立病院の経営悪化
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/158999006.html

 島根県内の地域医療を支える市町村や広域連合が運営する公立病院の経営が、厳しさを増している。十病院のうち二〇〇四年度の単年度赤字は八病院に上り、累積赤字総額は前年度比13・3%増の七十九億六千九百万円に膨らんだ。過去最大の3・16%引き下げとなった診療報酬改定が来年度に控えて収入減は避けられず、頼みの綱の市町村も財政難とあって、診療機能の縮小や再編を視野に入れた議論が浮上する可能性もある。

 〇四年度決算によると、十病院全体の単年度赤字額は前年度比24・7%、一億八千八百万円の増加。単年度収支の悪化が積み重なり、累積赤字額も二十七億九百万円の松江市立病院を筆頭に四病院が十億円を超えている。

 赤字に転落した邑智や雲南総合、隠岐など五病院が、赤字の理由に医師の不足や減少に伴う患者数の減少を挙げており、医師不足が経営難を招く離島・中山間地域の公立病院の構造的な問題となっている。

 市町村の一般会計からの繰り入れも、従来のように打ち出の小づちとはいかない。〇四年度は十病院に計三十一億六千万円が投入されたが、市町村が財政難に直面して、手を差し伸べる余裕がなくなってきている。

 飯南町は、三年連続で資金不足が発生した町立飯南病院に対し、七十二億円の町予算規模からみれば限度とみられる一億七千万円を繰り出しているが、それでも病院の資金不足分を埋めるに至っていない。

 本年度中に経営健全化計画が示される予定で、山碕英樹町長は「五千人の町の病院の役割はどうあるべきか。広域的な分担を考える必要がある」と述べ、住民を巻き込み一から議論する考えだ。

 公立病院など地方公営企業の財務状況に詳しい島根県の担当者は「繰り出しを減額する自治体が出てくる」と予想した上で、全国的な自治体病院再編の動きを踏まえ「すみわけや再編を含めた議論が必要」と指摘する。

('06/02/05)

177とはずがたり:2006/02/08(水) 00:34:56
地域医療が危ない!<上>
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000601250002
2006年01月25日
<産婦人科医不足>
  ■病院同士で奪い合い■

  「やむを得ず産科(分娩)診療を休診させていただきます」。昨年暮れ、奈良市の済生会奈良病院の待合廊下にこんな張り紙が出された。

  年間350人のお産を扱ってきた。昨夏、胎内の赤ちゃんのエコー画像や出産後の写真、動画をインターネットで配信する「ベベコム」というシステムを県内で初めて導入。家族に好評だった。

  産婦人科の常勤医は2人。今月1日付で1人は奈良市立奈良病院へ移り、もう1人も3月末で県外へ変わる。理由は両病院の医師不足という。

  「分娩を再開してシステムを生かしたいんだが」と担当者は話すが、見通しは立っていない。
   ◇          ◇
  県内の産婦人科医は98年の106人をピークに、04年は94人まで減った。医療過誤訴訟が増加し、母子2人分の高額な損害賠償を求められるかもしれない立場が敬遠されているともいわれる。

  中でも公立病院は十分な人員を確保できていない。救急患者を受け入れる24時間体制の中で、夜間にたびたび呼び出されたり、泊まり込んだりする医師の労働環境は厳しい。

  県内の医師不足に拍車をかけたのが、04年に始まった新しい臨床研修制度だ。

  従来、国家試験に合格した研修医は教授をトップとする大学の一つの医局に所属。教授が人事権を持ち、付き合いの深い「関連病院」に派遣されていた。新制度では複数の診療科での研修が義務化された。研修医は研修先を自由に選べるようになり、都会の大病院などに人気が集まる。医局の医師不足を心配する教授は、地方の関連病院に派遣した医師を引き揚げ始めた。
   ◆           ◆
  03年10月、県立医大(橿原市)の産婦人科医局に、京都府立医大の本庄英雄教授からファクスが届いた。「国立奈良病院(現・奈良市立奈良病院)の産婦人科医を京都府内の病院に移したいので、代わりにそちらから奈良病院へ医師を派遣できないか」との要請だった。

  奈良病院は当時、京都府立医大の関連病院だった。医師の引き揚げで、奈良病院の分娩は04年3月に中止。再開できたのは、県立医大から代わりの医師が派遣された同年12月だった。

  県立医大も医師の争奪戦に参加せざるを得ない。03年12月末、旧榛原町立榛原総合病院に派遣していた常勤の産婦人科医を別の病院に移した。

  榛原総合病院は今月1日、宇陀郡4町村の合併で宇陀市立病院と名称を変えた。1人だった常勤医の後任は確保したが、手伝ってくれる非常勤の医師がいなくなり、現在は婦人科外来のみを担当。分娩再開のめどは立たない。担当者は「市内でお産を扱える病院はほとんどない。新市で赤ちゃんが生まれないなんて」と嘆く。
   ◇           ◇
  医師だけでなく、赤ちゃんを受け入れるベッドも足りない。

  重症の妊婦の緊急搬送は県内で年間約300例。うち約80例は、近隣に空きベッドがないため大阪府内の総合病院へ運ばれる。搬送時間が長くなれば、それだけ母子が危険にさらされる。

  消防本部には受け入れ可能な病院を示すシステムがあるが、「重症患者を受け入れるべき県立医大ですら、ほとんど不可能の表示になっている」(医療関係者)。県の財政難が、増床の大きな壁になっている。
   ◆           ◆
  産婦人科医や小児科医の不足が、地域医療に深刻な影響を与えている。県内の実態を取材した。

178とはずがたり:2006/02/08(水) 00:35:24
>>177-179
少子化対策したいなら小児科の診療報酬をあげよ。

地域医療が危ない!<中>
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000601260003
2006年01月26日

●負担増す小児科医−「コンビニ化」、疲弊招く

 昨年12月17日午後7時15分、奈良市の県立奈良病院。慌てた様子の若い夫婦が1階北側の救急外来窓口に駆け込んできた。それも一度に4組。それぞれ、顔が赤く熱っぽい乳幼児を毛布にくるんで抱きかかえていた。

 すでに別の3組が診察の順番を待っていた。廊下に泣き声の大合唱が響く。

 この日、同病院は輪番制の小児救急当番にあたっていた。県北部で八つ、中南部で九つの総合病院が、それぞれ交代で夜間や休日の小児科医診療を担当する制度だ。

 ただし、原則として救急患者に限る。だから、どの病院が当番かは公開していない。それでも子どもを心配する親たちは、119番や市役所に問い合わせて当番の病院を突き止めていた。

 同病院には同日夕から翌朝までに小児患者39人が訪れた。ほとんどが軽症だった。
                  ◇
 当直の小児科医は一睡もしないまま翌日の外来診察をこなすこともあり、激務だ。子どもを動かないように押さえる看護師も何人か必要で、採算性も悪い。そこで97年、病院間で負担を分かち合う輪番制が導入された。「県内の小児科医が結束し、当時としては全国でも先駆的な事例だった」と吉岡章・県立医大小児科教授は言う。

 だが最近、小児科医の負担はさらに重くなっている。全国的な小児科医不足に加え、共働きなどの家庭が、軽症でも輪番病院を利用するようになったからだ。多くて一晩に100人の患者が殺到し、「小児救急のコンビニ化」ともいわれる。

 県が設けた有識者らによる検討会は04年2月、改善策をまとめた。その一つが、一般・公衆電話から「♯8000」にかけると県医師会所属の小児科医が相談に応じてくれる仕組みだ。同年6月に始まり、年度内に865件の相談があった。このうち助言や指導で病院に行く必要がなくなったケースは約7割だった。

 自治体が夜間・休日に軽症患者を診察するために設置した診療所を充実させる動きも出てきた。生駒、奈良、橿原各市は04年以降、「内科医でなく小児科医に診てほしい」という親の要望を受けて、必ず小児科医が常駐する時間帯を設けた。
                   ◇
 ただ、課題はまだ多い。

 診療所充実のために増員した小児科医の大半は、県立医大付属病院から派遣された。同病院は重症患者が搬送される「奈良の最後のとりで」。県幹部は「負担のつけ回しで付属病院の医師を疲弊させることになる。開業医がもっと参加しなければ意味がない」と批判する。

 県は昨年、県内に点在する診療所を統合、奈良市や橿原市などに拠点化して医師不足を補おうと試みたが、失敗した。予算の負担割合をめぐって市町村の折り合いがつかなかったからという。

 こうした県の動きに、市町村側と医師会側は猛反発する。

 例えば、橿原市の診療所。年末の29日から年始の4日にかけて1200人の内科・小児科患者が殺到した。うち半数は市外からの受診者だった。

 市の担当者は言う。「運営に年間1億円以上の市税を使っているのだから、本来は市民のための診療所。県が市外の患者も受け入れろというなら、まず財政支援策を打ち出すべきだ」

 県医師会の岡本和美理事も「県の予算の裏付けがなければ、各団体に連携を呼びかけても実現しない」と冷ややかだ。

179とはずがたり:2006/02/08(水) 00:35:50
>>177-179

地域医療が危ない!<下>
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000601270001
2006年01月27日
  ■県立病院再編構想
  ■集約化で研修医育つか

  「産婦人科の医師不足の問題を解決するには、この方法しかない」

  昨年11月、県庁で開かれた産婦人科医や県幹部らでつくる「周産期医療対策ワーキンググループ」の会合。県立医大産婦人科の小林浩教授は、県立4病院の「再編計画構想」に関する資料を配り、熱弁をふるった。

  県庁内でも2年前からひそかに研究されていた「切り札」だ。
   ◇   ◇
  関係者によると、少人数の医師を拠点病院に集約化するのが構想の最大の狙い。昨年、専門医らでつくる厚生労働省の作業部会が提唱した手法でもある。

  奈良(奈良市)、三室(三郷町)、五條(五條市)、医大付属(橿原市)の県立4病院のうち、奈良と医大付属を産婦人科の「拠点病院」に指定。将来は奈良病院の常勤医を現在の5人から8人に増やし、付属病院も増員する。

  一方、五條病院は3月末で退職する常勤医の後任を置かない。三室病院も将来は常勤医を引き揚げ、定期的に医師を派遣する出張方式にする。

  県立医大の関連病院の一部は、医師を1、2人に限る「協力型病院」にする。普段は緊急手術などの必要がない通常の出産だけを担い、月に数回は拠点病院で当直する。

  産後の赤ちゃんのケアも不可欠なことから、将来的には小児科も同様の拠点化を進める方針だという。
   ◇   ◇
  一方で、構想には「県外にも拠点病院を設置し、医師を派遣する」ことも盛り込まれた。県外の拠点病院とは、阪大が派遣していた産婦人科医を昨年月に引き揚げ、分娩が中止されている大阪の八尾市立病院だ。

  小林教授はこう説明する。「県立医大の医師の大半は大阪を中心とした県外出身者。大阪に職場を設けないと、大学を辞めちゃうんですよ」

  04年に始まった新しい臨床研修制度では、国家試験に合格した医師に2年間、臨床研修を義務づけた。従来とは違い、研修医は出身大学に関係なく、自由に研修先を選べるようになった。

  県立医大とその関連病院で研修を受ける医師の数は、県立医大出身者を大阪の大病院などに奪われて年々減少。来年度は募集67人に対して、研修を受けるのはわずか17人。適合率は約25%で、全国の医大でワースト5位だ。

  県立医大の国家試験合格予定者97人のうち、県内出身者は17人。そこで、関連病院である大阪府の市立柏原、松原両病院でも研修医を募ったが、応募はなかった。

  県幹部は心配を募らせる。「どれだけいい構想を作っても、地元で医者が育たなければ、何の役にも立たない」
   ◇   ◇
  八尾市立病院への医師の派遣は、4月から始まる。

  県内のある産婦人科医は、こうした動きにくぎを刺す。「県外に医者を出すのでは本末転倒。症例を増やすなどして魅力ある病院をつくり、ここで研修すればどんな医師になれるのかという将来像を示して、県内に来てくれる研修医を増やすことが先決だ」
 (この企画は島脇健史が担当しました)

181とはずがたり:2006/02/12(日) 15:12:04
海外から花嫁に続いてお医者さんも僻地で受け入れっちゅーことですかいな?
まぁニッポンの国際化には良いことでしょうけど。

外国人医師の制限全廃へ、「へき地」などが自由に
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20060212/20060212i403-yol.html
2006年 2月12日 (日) 13:14

 法務省は、日本の医師国家資格を持つ外国人について、就労年数や活動地域に関する制限をすべて撤廃する方針を固めた。

 専門技術を持った外国人の受け入れ拡大策の一環で、医師不足を解消する狙いもある。これまで研修として就労を認めていた外国人の歯科医師や看護師については、研修年数を事実上延長する。3月末までに、出入国管理・難民認定法の在留資格に関する法務省令を改正する。

 現在、医療の在留資格で入国した外国人医師の活動は、〈1〉法相が認めたへき地での診療〈2〉大学卒業後6年以内の大学付属病院などでの研修――に限られている。政府が昨年3月に閣議決定した「規制改革・民間開放推進3か年計画」で外国人医療従事者の受け入れ拡大方針を打ち出したことを受けて、法務省は規制全廃を決めた。

 これにより、医師国家資格を取得した外国人は、就労年数、活動地域、開業医や勤務医などの就労形態を問わず、活動できるようになる。外国人の歯科医師は現在、大学卒業後6年以内の研修による就労が認められているが、今後は免許取得後6年以内とする。看護師に関しては、「学校卒業後4年以内」を「免許取得後7年以内」に改める。

 同省によると、医療での在留資格を取得した医師や看護師などの外国人は、2004年は117人。1999年の114人からほとんど変わっていない。

182片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/02/12(日) 16:03:31
>>181
僻地に限らずということじゃないでしょうか。
今後外国人医師が身近になるかもということで。

183とはずがたり:2006/02/13(月) 12:13:19

小児救急電話相談 17県実施せず 過疎地抱え困難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060212-00000008-san-pol
 厚生労働省は平成十六年度から電話一本で子供の病状を照会できる「小児救急電話相談」事業をスタートさせたが、平成十七年末現在、十七県で実施されていないことが十一日、分かった。「紹介できる医療機関が少なく、相談に責任が持てない」というのが主な理由。厚労省は二十日にも都道府県担当者を集め実施の徹底を呼びかける。
 厚労省によると、医療機関に駆け込む小児患者のうち九割近くは緊急治療の必要がないという。病院に来る前に「電話診断」することで親の不安を取り除き、不必要な受診を減らそうという試みだ。医療費削減につなげる狙いもある。
 多くの県は過疎地を抱え、「紹介できる医療機関がないケースや、小児科医が二、三人しかいない地域もある」(秋田県)。「万一事故があった場合、責任の所在が不明確」(愛媛県)といった不安も各県に二の足を踏ませる理由になっている。厚労省は十八年度からテレビ電話相談を行えば追加助成するなどサービスを充実させていく方針だが、全国実施までには時間がかかりそうだ。
(産経新聞) - 2月12日2時51分更新

184とはずがたり:2006/02/13(月) 12:33:07
<中国・四国>岡山県

流石に不要臭いが。。日生や吉永の名前が残ることは誠に結構。備前病院も片上病院としてこそだと思うのだが・・。

クローズアップ岡山:備前に市立3病院 負担大きい税金投入 /岡山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060211-00000167-mailo-l33

 ◇将来像、早急に提示を
 老朽化のため移転新築される備前市の市立日生病院(日生町寒河)と吉永病院(吉永町吉永中)が、3、4月に相次いで開業する。昨年3月の合併で同市には備前病院(伊部)を加えて3市立病院が並立することになるが、地方交付税削減や診療報酬引き下げなど、自治体病院を取り巻く環境は全国的に厳しい。3病院の将来像を探った。[佐藤慶]

 ■床面積は倍増
 現在地の東約1キロに移転する日生病院は鉄筋4階建て延べ約6500平方メートル。総事業費約23億5000万円で、現病院の約3500平方メートルから2倍近くに拡張される。
 現病院には急性期患者への医療を主に担う一般病床が92床あるが、利用率は50%未満。このため新病院では一般病床を40に抑え、慢性期患者を主な対象とする療養病床を52設置した。長期入院患者を受け入れ、安定的な収入を図る。
 吉永病院は現病院から南西約500メートルに移転。鉄筋3階一部4階建て延べ約5500平方メートルで、こちらも現在の約2600平方メートルから倍増する。総事業費は17億8600万円。廊下を広げるなどスペースにゆとりを持たせたのが特徴だ。50床の一般病床数は変わらないが、デイケアセンターや居宅介護支援事業所などが入った総合保健施設が併設される。
 ■税金2億8千万円投入
 総務省によると、全国約1000カ所(04年度)の自治体病院は、6割超が赤字。採算性が低く民間が手をつけにくい小児、救急などの医療サービスを提供しているのが背景とはいえ、市町村が毎年多額の税金を投入しているのが現状だ。
 だが、経営改善の余地はある。備前市では合併前、公立病院の検討連絡協議会を設置。その報告書によると、医業収入に占める人件費の割合(03年)は▽備前病院60・1%▽日生病院53・9%▽吉永病院45・8%。
 一方、全国公私病院連盟によると、民間医療法人の全国平均は50・8%(05年)。経常利益を確保するには通常50%以下を維持しなければならないとされており、人員削減などでサービスの質を低下させないためにも、医業収入の増加が課題となる。
 また、市一般会計からの繰入金(税金投入額)は▽備前病院約1億5100万円▽日生病院約7800万円▽吉永病院約5500万円の計約2億8400万円。04年度決算では日生病院が約3900万円、吉永病院が約9000万円の黒字、備前病院が約3000万円の赤字だった。地方交付税の削減などで今後の繰入金の増額は期待できず、一層の経営改善が欠かせない。
 ■役割分担は先送り
 同市の場合、合併前に旧町が病院建設を決めていたことが問題を複雑化させている。「基幹病院プラス日常医療を受け持つ病院・診療所」など、役割分担を含む機構改革に踏み込めず、野上計行助役は「開業前に方針を決めてしまうと建設自体に影響が出てくる。新病院の推移を見て、理想の形態を導き出したい」と苦しい胸の内を明かす。
 備前病院の建て替えを協議する検討委員会が現在、3病院の連携などについても議論。3月までに西岡憲康市長に答申する予定だが、中長期的な収支見通しや医療体制などを含め、市民への具体的な将来像の提示が求められている。

2月11日朝刊
(毎日新聞) - 2月11日15時1分更新

185小説吉田学校読者:2006/02/13(月) 23:30:47
>>181
この問題、FTAの問題が絡んできますね。よく分からんけど。

対東アジアFTA交渉 外国人労働者どう受け入れる?
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo154.htm

 日本が進めている東アジア諸国との自由貿易協定(FTA)交渉で、外国人労働者を日本に受け入れる「人の移動」が、大きな焦点となっている。タイやフィリピンなどが介護労働者らの受け入れを強く求め、日本も受け入れ条件の緩和などを検討しているが、雇用や治安への影響といった国内問題とも絡み、相手国の要望をそのまま認めるのは難しい。日本の労働政策の長期的なビジョンも問われている。(中川 賢)
 ■期待
 日本は現在、フィリピン、タイ、マレーシア、韓国の4か国とFTA交渉を進めている。過去の交渉で主要議題だった物品の関税撤廃に加え、人の移動もテーマとなっているのが特徴だ。
 フィリピンは2002年、サウジアラビアや英国などの上位10か国だけで約1万2300人の看護師を派遣した。介護労働者もカナダなどに5300人以上を送り出し、重要な外貨獲得の手段となっている。
 5日にフィリピンで始まった3回目の政府間交渉でも、看護師や介護労働者らの受け入れ拡大を日本に求めると見られる。
 タイは介護労働者やタイ式マッサージ師ら、韓国は医師らの受け入れ拡大を要望している。
 日本国内でも、働き手の確保が難しい地方を中心に、受け入れを求める声が上がっている。6月末に締め切られた「構造改革特区」の第5次申請では、全国12の病院や介護施設などが外国人看護師などの受け入れを求めた。

■方針
 日本は、1999年に閣議決定した第9次雇用対策基本計画で、外国人労働者を、「専門的、技術的分野の労働者」と、それ以外の「単純労働者」に分けて対応方針を示している。高度な知識や技術を持つ人材は積極的に受け入れるが、単純労働者は受け入れない――が原則だ。専門知識や技術を持つ「高度人材」が増加すれば、「経済の活性化が図られる」(2003年版通商白書)との考え方が背景にある。
 FTA交渉では家事補助者(フィリピン)など単純労働者の受け入れ要望もあるが、日本は高度人材に絞って協議を進める方針だ。
 例えば看護師は、日本は研修目的で4年以内の就労しか認めていないが、今後の交渉で、日本の看護師資格を取得することを前提に、在留資格の緩和を打ち出す可能性がある。
 だが、こうした場合も、国内の雇用への影響を考慮して、人数に上限を設けるなど、制限することが想定される。相手国の要望との開きが大きければ、交渉難航も予想される。
 日本が2003年に新たに受け入れた高度人材の数(興行を除く13資格)は約2万2700人で、2000年より約4000人少なかった。政府内でも「入国のための条件が厳しすぎる」との指摘があり、FTA交渉では、日本が実質的な受け入れの増加につながる措置をどこまで示せるかが、カギになりそうだ。

 ■現実
 一方、日本が受け入れないとする単純労働者についても、労働人口が近く減少する見通しであることを念頭に、与党議員らから「長期的な日本の姿を考えれば、避けて通れない問題だ」との声が出ている。
 法務省統計などによると、日本で働いている外国人は80万人程度と推計される。このうち高度人材は約18万人にすぎず、残る60万人程度の多くは単純労働に就いていると見られ、国の方針と実態が大きくかけ離れている。これは、定住資格を持った日系人や、制限時間付きでアルバイトができる留学生、在留期限が切れた不法残留者ら、現実には様々な外国人が日本に住み、働いているためだ。
 こうした現状を踏まえ、日本経団連は4月に発表した提言で、「現場で働く外国人の受け入れ問題を先送りにできない」と指摘、外国人の受け入れ施策を一元的に行う「外国人庁」(仮称)の設立案などを示した。
 だが、外国人による犯罪増加への懸念もあって、政府内での議論は進んでいないのが現状だ。少子・高齢化が進む日本社会が、外国からの労働者とどのように共存・共栄を目指していくのか。高度人材の受け入れと合わせた、包括的な取り組みが急がれる。

186小説吉田学校読者:2006/02/13(月) 23:35:10
その上で論じますならば、医師については「日本での医師免許」を要件としていますので、留学先として日本の医学部も門戸を広げなければなりません。
理系分野ではあまりに狭すぎます。受け入れるんでしたらここの改革も必要でして、法務省や経団連だけの問題ではないのであります。

フィリピンから家事介助者受け入れたら、メイドブームなんか吹っ飛ぶね。ホンマモンのメイド出てきたらびっくりするんじゃないか。

188杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2006/02/17(金) 20:10:02
さすがにこれは看護師一人に責任負わせるのは酷なんじゃないかしらねぇ?先輩に気軽に質問できない組織風土まで追及しないと何か不公平な気がする・・・・・

日大医療事故:女性看護師を書類送検 挿管ミスで患者死亡
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060218k0000m040035000c.html

 駿河台日本大学病院(東京都千代田区)で昨年10月、チューブを挿管された男性患者(当時58歳)が死亡した事故で、警視庁捜査1課と神田署は17日、チューブの誤接続が死亡につながったとして同病院の女性看護師(23)を業務上過失致死容疑で書類送検した。

 調べでは、女性看護師は昨年10月3日、脳内出血の男性患者に挿管した気管チューブと酸素ボンベに取り付けたチューブを接続させる際、補助器具を間に挟むことを忘れ、男性患者を呼吸困難で死亡させた疑い。

 看護師は「先輩から『何か足りないんじゃない?』と言われたが思い出せなかった。しかし怒られたくない、ばかにされたくないという気持ちから、聞き返せなかった」と供述しているという。

 同病院の広報担当者は「今後、対応を協議したい」と話した。【宮川裕章、川上晃弘】

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://professorgiko.fc2web.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

189小説吉田学校読者:2006/02/20(月) 00:02:24
東大につづいて、今度は阪大。だけれども色々事情ありそうで。
人事でもめる新潟大といい、小泉首相も思いつきで改革しそうな雰囲気です。
帝大解体というより自滅か。立て〜飢えたる者よ、今〜〜ぞ日は近し〜〜

<阪大医学論文ねつ造>教授2人を停職処分 研究員は戒告に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000131-mai-soci

 米医学誌に掲載された肥満に関する遺伝子の論文データ改ざん問題で、大阪大は15日、論文共著者の竹田潤二・先端科学イノベーションセンター教授(53)=医学系研究科兼任=を停職1カ月、論文責任者の下村伊一郎・生命機能研究科教授(42)=同=を同2週間の懲戒処分にすると発表した。筆頭著者の医学部6年男子学生がデータの改ざんやねつ造をしたと断定。「指導が不十分だった」と監督責任を指摘した。この男子学生については医学部長が厳重注意し、医学倫理教育プログラムを実施している。
 また、論文共著者の生命機能研究科特任研究員(36)も、必要な指導を怠ったなどとして戒告の懲戒処分とした。
 竹田教授は、自分の研究室にいた筆頭著者の学生から「本の印税が入ったので研究に使ってほしい」と、02年ごろと04年に計約600万円を寄付金として受け取ったことが分かっていた。阪大は、うち200万円について「大学に寄付すべきだったのに、研究室の口座に入れたのは規則違反」とし、論文への関与度なども合わせて下村教授より停職期間を長くした。
 論文は04年10月の米医学誌「ネイチャー・メディシン」に掲載され、改ざん発覚後取り下げた。著者は計14人。調査委員会は「ほとんどが学生によるねつ造と改ざん」と結論付けた。さらに筆頭著者の学生が関与した他の論文を未発表分を含めて調べたところ、1件でねつ造が確認され、4件でねつ造の疑いがあることも判明した。
 問題の論文は、マウスで遺伝子「Pten」を脂肪細胞で働かないように改変すると、たくさん食べても太らなくなったという内容。実験は主に筆頭著者の学生が行った。【根本毅、河内敏康】
(毎日新聞) - 2月15日23時14分更新

190小説吉田学校読者:2006/02/20(月) 00:13:39
(続き)
別記事のよりますと、当該学生の父親は阪大名誉教授。

<医学論文ねつ造>阪大男子学生が反論 2教授相手に提訴へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060216-00000081-mai-soci

大阪大の医学論文ねつ造問題で、データをねつ造したとして大学から厳重注意処分を受けた医学部男子学生は16日、弁護士を通じて「ねつ造はしていない」と反論した。停職処分を受けた論文共著者の2教授らに責任をなすりつけられて精神的苦痛を受けたとして、近く2教授を相手に損害賠償請求訴訟を起こすという。

191とはずがたり:2006/02/22(水) 13:59:56
折角合併したのに小児科も無い自治体になってしまってはねぇ。。

医師配置再編のあおり? 登米・佐沼病院が小児科など縮小
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060219-00000005-khk-toh

 宮城県登米市が運営する「登米市立佐沼病院」(登米市迫町)の小児科と産婦人科が今春、段階的に縮小される。医師を派遣してきた東北大の人員不足が直接の理由だが、限られた専門医でも夜間や休日に対応できるよう、医師を特定の病院に集中配置する全国的な流れも背景にあり、医師配置再編の序章にも見える。半面、あおりを受けて医師が減る地域の痛みは大きく、自治体の少子高齢化対策にも暗い影を落とす。(迫支局・加賀山仁、報道部・藤田杏奴)

<15日明らかに>
 昨年4月に登米郡8町と津山町が合併して誕生した登米市。佐沼病院の縮小の方針は、15日の市議会で布施孝尚市長が明らかにした。歯科医から転身した布施市長が初編成した新年度予算案など、若い市の将来をめぐる審議を控えた議会だったが、冒頭から重苦しい空気に包まれた。

 小児科は常勤医1人に加え、東北大病院小児科から若手1人が毎日応援に入って24時間体制を支えてきた。しかし、5月12日以降は週3日の派遣に縮小される。交代要員8人のうち、3人が小児科の医局を離れるのが理由だが、布施市長は「石巻赤十字病院の移転開院(5月18日)に備えた措置であることは明らか」と話す。
 産婦人科も、2人いる常勤医の1人が4月から大崎市民病院(現古川市立病院)に移る。

<昨年、国が方針>
 大病院に医師が移る背景には、厚生労働省が昨年12月に打ち出した「連携強化病院」の整備方針がある。医師の偏在が著しい産科や小児科は、重症者向けに24時間の救急医療を手掛ける「連携強化病院」に医師を集約させる。初期医療を担う「連携病院」と役割分担させる考えだ。

 この方針に沿い、県も新年度、専門家による検討を本格化させる。登米市は「内々の話では、県北は古川、気仙沼の市立病院と石巻赤十字が連携強化病院」(布施市長)とみて、佐沼病院の縮小に強い危機感を示す。救急車は佐沼病院から古川市立病院へ約30分、現在の石巻赤十字病院までは約45分かかる。

<深刻人員不足>
 そうはいっても、現場の疲弊も深刻だ。佐沼病院では2年前も常勤の小児科医が体力の限界を訴え、辞めた。今も綱渡りの状況は変わらず「若手は土日も昼夜もなく、3週間に1回休めるかどうか。大変さは承知しているが、医師の体力も続かないし、医療の安全にもかかわりかねない」と、東北大病院小児科長の土屋滋教授は訴える。

 土屋教授によると、核家族社会や共働きの増加に伴い、小児科は休日夜間の患者が増え、激務から、なり手が減っている。悪循環を断ち切ろうと県も電話相談「休日夜間安心コール」を始め、月に80件の利用があるが「県北からの電話は少ない」のが現状だ。

 佐沼病院によると「子どもが心配で来院する気持ちは分かるが、時間外の軽症診察も多く、本当に必要な患者に集中できない」(幹部)。
 登米市には、医師会と連携した初期救急センターを佐沼病院に併設する構想があるものの、具体化はこれから。市は2科の現状維持を目指し、医師確保に取り組むが、電話相談の普及を含め、多角的な対策が急がれる。

[県こども休日夜間安心コール事業]05年6月、県医師会に委託して開始。土曜・日曜・祝日と年末年始の午後7―11時、看護師が電話相談を受け、症状に応じた対応を助言する。相談電話はプッシュ回線固定電話用が「#8000」、その他の電話用が022(212)9390。

(河北新報) - 2月19日7時7分更新

192小説吉田学校読者:2006/02/25(土) 10:24:27
成東病院の場合、近くに大病院4つほどあり、入院患者の転院はキャパ的には可能な状態。
救急もまあ大丈夫な体制で、救急高度医療可の国保旭中央病院へのドクターヘリ搬送も可能で時間と距離問題もクリアできている(出動回数多数)。
超緊急事態にはならなさそうではあるが、「可能」ばかりでは安心感が違う。医療問題は安心感というのがポイントだと思う。

しかし、「救急医療で燃え尽き症候群になってしまった」というのは切なすぎ、何とかならなかったのか。

成東病院 内科1病棟閉鎖 4月から常勤医不在で
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news001.htm

 東金市など7市町村が運営する「組合立国保成東病院」(成東町、坂本昭雄院長)の内科常勤医が4月にいなくなり、内科病棟の半数(約50床)が閉鎖されることが24日わかった。夜間・休日の急病に備えて山武広域行政組合(9市町村)が管内6病院で実施している内科の2次救急医療輪番制についても、3月1日以降は参加しない。月の半分は内科当番病院が空白となり、管内では患者を受け入れられない見通し。中核病院の規模縮小は地域医療に大きな打撃を与えそうだ。
 成東病院には現在、内科常勤医が9人いるが、指導医クラスの2人が開業のため辞表を提出。千葉大から派遣の2人は大学に戻る予定で後任補充はない。残る5人も「医師数が減った状態で働き続ければ事故を起こすか健康を損なう」として、ほかの病院への異動や非常勤になる意向を示し、4月からは常勤医がいなくなることがほぼ確定した。
 これに伴って、同病院では内科診療を非常勤医による平日の外来に限定。内科病床(約100床)は少なくとも1病棟(50床)を4月までに閉鎖する予定。患者の転院を進めているが、管内に受け入れ病院を探すことは難しいのが現状だ。また、聖マリアンナ医科大病院(川崎市)から派遣の泌尿器科常勤医1人も大学に戻り、非常勤医だけとなり、同科も当面、入院は受け入れない。
 一方、「輪番制」は、救急患者が出た時、たらい回しを避けるため、受け入れる当番病院を決めておく制度。山武地域の場合、成東病院のほか県立東金病院、国保大網病院など6病院が分担し、内科と外科それぞれ1病院ずつを当番に決めている。成東病院は内科、外科ともに月に15〜18日を担当し、内科の当番から外れれば、月の半分は内科の当番病院がなくなる。
 この輪番制は98年に導入され、救急患者は内科と外科で年間計約6700人。成東病院の脱退で内科の年間約2000人の救急患者の受け入れ先を新たに見つける必要がある。
 成東病院の坂本昭雄院長は24日の会見で、「ドクターは救急医療に尽力し、“燃え尽き症候群”になってしまった。入院患者や地域の皆さんには申し訳ない」と謝罪した。
 輪番制で成東病院に次いで内科当番を多く担当している東金病院の平井愛山院長は、「体制を組み直し、空白の日を減らすことを目指すとともに、千葉市など周辺の医療機関にも協力を依頼したい。住民には日中の受診を呼び掛けたい」と話している。
(2006年2月25日 読売新聞)

193名無しさん:2006/02/26(日) 22:25:34
診療所名と院長名が2ch等で判明した場合このスレで晒していいですか?

教研集会:「おしん」? 1日14時間労働で月給5万円
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060227k0000m040062000c.html

 休暇なしの1日14時間労働で、月給5万円−−。三重県内で26日開かれた日教組の教育研究全国集会分科会で、東京都立高校定時制に通う生徒の過酷な勤務実態が明らかになった。報告した都立松原高の村田敏雄教諭(57)は「まさに『おしん』や『あゝ野麦峠』の世界。すべての子に人権があり、こんな悲惨な生徒がいてはならない」と訴えた。

 ◇休暇もなし…都立高定時制生徒の過酷な勤務実態明らかに

 村田教諭の教え子の女子生徒(19)は03年9月、生活が困窮した親元で暮らせなくなり、17歳で岩手県から単身上京。看護師資格を取るまで面倒をみてくれるという都内の診療所で、看護師見習として住み込みで働いた。04年1月、2年生として同校に転入。村田教諭が個人面談をしたところ、女子生徒が休日なしの1日最長14時間勤務で、月給は5万円しかなく、さらに7年間辞めない条件を課されていることなどが発覚した。

 生徒は過重勤務で食事もろくに取れず、転入から半年で約10キロもやせた。村田教諭は「補習」などの名目で帰宅時間を遅らせるなどの対策を取った。だが生徒の「看護師の仕事ができるならば」という思いもあり、1年以上この状態が続いた。

 しかし、診療所で院長の家族から暴力を振るわれたことなどから、生徒は05年8月、村田教諭とともに労働基準監督署に訴えた。その前後から休暇などは保障されるようになったが、今月に入り、診療所を辞めるよう言われ、生徒は現在故郷に戻っている。

 村田教諭は「学校がどこまで介入すべきか悩んだ。東京には全国からいろんな生徒が集まり、中にはこういう状況の子もいる」と話す。女子生徒は来月3日に卒業式を迎えるが上京資金がないといい、現在、村田教諭らを中心に、資金集めを行っている。【鈴木顕】

194小説吉田学校読者(今日は休み):2006/02/27(月) 10:36:14
医療技術なら中国より日本の方が上。「ドナー漁り」(許される限界は「ドナー待ち」の状態までだと思う)のようなことだけは控えるべき。でも、レシピエントの気持ちも十二分に分かる。

手術直後に邦人7人死亡=中国での移植、計180人以上−厚労省研究班が調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060226-00000117-jij-int

【北京26日時事】肝臓や腎臓の臓器移植を受けるため最近2年間に中国へ渡った日本人少なくとも7人が、手術直後に上海や遼寧省瀋陽などで死亡していたことが26日、分かった。これまでに中国で移植手術を受けた日本人が、計180人以上いる事実も判明した。中国の臓器移植では、ドナー(臓器提供者)が死刑囚である点など人権上の問題が指摘されている。厚生労働省の研究班と日本移植学会は、安全性を含めた実態把握に向け、渡航移植者の調査に乗りだした。 
(時事通信) - 2月27日7時0分更新

195とはずがたり:2006/02/28(火) 02:23:25
たばこ包囲網 増税/禁煙への保険適用/喫煙率減らす数値目標まで?
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/keizai/20060226/m20060226013.html?fr=rk
2006年 2月26日 (日) 02:48

神経とがらせるJT

 禁煙が世界的潮流になるなか、厚生労働省が生活習慣病対策として導入を検討している喫煙率減少の数値目標に対して、日本たばこ産業(JT)が神経をとがらせている。JTにとって、たばこ税引き上げ、禁煙指導への保険適用に続く逆風になりかねず、「個人の嗜好(しこう)の問題に対して国家が介入するのはおかしい」などと、反発している。

 喫煙率減少の数値目標について、厚労省は平成十二年から国民運動として始まった「健康日本21」で酒類や塩分摂取量の数値目標とともに設定を目指したが、たばこ業界などの反発が強く見送られた経緯がある。このため、厚労省には「今度こそ」との思いが強く、今後、厚生科学審議会などの議論を通して具体的な数値目標を固めていく考えだ。

 生活習慣病対策を検討する同審議会では、これまでも「喫煙率を下げなければ病気は減らない」「たばこの大幅値上げか、具体的目標が必要」などの指摘が多い。

 たばこをめぐっては、十八年度の診療報酬改定で、ニコチン依存症と診断された喫煙者への医師の禁煙指導には「ニコチン依存症管理料」として四月から保険が適用されることが決定。「喫煙は病気ではない」とするJTの主張は受け入れなかった。

 また、七月からはたばこ増税によって、価格が引き上げられる。

 同社は平成十七年九月中間決算で過去最高益を記録したが、寄与したのはロシアや台湾など海外市場。国内市場をみれば、成人喫煙者が十年連続で過去最低を更新しており、減収傾向が続いている。

     ◇

 □志水雅一JT執行役

 ■生活習慣病は複合要因

 たばこが疫学的にリスク要因のひとつなのは否定しないが、たばこさえやめれば肺がんなどはなくなるのか。

 生活習慣病は食生活、大気汚染などいろいろな要因が絡み合っているはず。禁煙指導への公的保険適用や喫煙率の削減を国家目標にするなど、なぜ、たばこばかりが狙われるのか。「魔女狩り」の印象を禁じえない。

 厚生労働省などは、よく喫煙者の平均寿命が非喫煙者より十二年短いと説明しているが、日本の疫学データではせいぜい二−三年の差のはずで、過大評価だ。

 仮に喫煙者の方が早く亡くなるとすれば、その分、医療費もかかっておらず、超過医療費の問題とも矛盾する。もう少し、実証的なものとあわせた議論が必要だ。

 また、男性では喫煙率がどんどん下がっているのに反して、肺がん発生率は上昇しており、喫煙がすべての原因という仮説は成り立たない。喫煙者率の減少を国家が一律に数字で縛る必要があるのか。危険な思想だ。


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