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死刑制度についてひと言お願いします
1
:
boro
:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。
552
:
504
:2004/08/31(火) 09:26
>>550
>例えば2人以上一時に殺害したときのみ適用とするということにしても
実は構わないと思っています。
ボクはやはり殺人=死刑だな。
線引きをするのは仕方ない事ですが、複数=死刑という基本は今我々が
感じている死刑適応の矛盾を継続するだけだと思います。
>司法の立法に対する越権行為に対する危惧です。
現状はこの逆だとボクは感じています。
553
:
504
:2004/08/31(火) 13:55
今回は色々と勉強になりました。
ちょっと前に国会議員さん達の死刑についての公演に出かけてきましたが
なかなか有意義でした。
554
:
はな
:2004/09/01(水) 06:10
504さんと同じく私も、
殺人=死刑を望みます。(正当防衛のための殺人を除いてですが)
やはり、「たとえ一人、人間を殺しても死刑にはならない」という今の現状には
どうしても違和感を感じてしまいます。
ニュースなどで殺人犯に課せられた刑の軽さを聞くたびに、
「何年か刑に服せば、人を殺してもそれでチャラ??いったい
何人、人を殺せば死刑に値するの?」と、思ってしまいます。
またこれは反論が多いと思いますが、事故や正当防衛の場合を除いて、
少年少女による殺人であっても、年齢に関わらず、私は死刑にすべきだと思います。
特に、「快楽殺人」を犯した少年・少女は。
「まだ善悪の判断がつかず、心や理性がまだ未熟で発達段階にあるから、罪を追求すべきでない」
というような、加害者保護、『加害者の立場に立った』現在の少年法は、いかがなものか?
少年少女が「快楽殺人」を犯した場合、果たして本当に『真の更生ができるのだろうか?』
・・・甚だ疑問です。
確かに、加害者にも同情すべき背景等があるかもしれない。
でも、被害者のこれからあるはずだった未来は?
死んだ被害者の人権は軽んじられ、加害者の人権・未来の方を心配し、慮る
今の現状って、いったい・・・。
まあ、今の日本で殺人を犯した少年少女を、死刑にするというのは、
現実的には、有り得ないとは思います。
それなら少なくとも、加害児童達の、事件をおこした背景・家庭等の養育環境
・殺人に至るまでの心の過程を、もっと社会に公開すべき。
もちろん、少年少女以外の重篤な殺人を行なった、殺人犯も同様に。
個人的には、殺人=死刑ですが、殺人者を死刑にする前に、その殺人に至った動機、
そのような人格を形成した背景や因果関係を明らかにして、その内容を社会に開示すべき。
それって、殺人という取り返しの付かない罪を犯した、加害者が償うべき当然の責務だと思います。
そして、ただ殺した人数だけではなく、その殺人犯がいかに「残虐性」を持っていたか、
というのが問題だと思います。なぜ、そのような人間になったか?
というのを検証して、社会に知らして欲しいです。
加害者のプライバシーの保護に気を使うより、こういった犯罪を減らし未然に防ぐ為に、
情報をもっと社会に還元する方に、力を入れて欲しいと思います。
555
:
はな
:2004/09/01(水) 06:23
>>551
匿名希望さん。本当におっしゃる通りですね。
556
:
特命希望
:2004/09/01(水) 15:01
>>554
まったく同感です。
私は筆下手なので、いつも考えていることが上手く表現できずにもどかしいのですが、はなさんがわかりやすく書いてくださいました。
おかげでスッキリしましたよ(笑)
557
:
とおりすがり
:2004/09/01(水) 17:39
>554
同感です。
被害者の遺族の方が強く望まれる、情報開示も
そうあって当たり前の事だと思います。
558
:
はな
:2004/09/01(水) 18:15
いえいえ、こちらこそ、特命希望さんの書き込みに、
「なるほどなぁ〜」とうなずいてしまいました。
このスレッド、新しい書き込みしか私は、目を通してなく(スミマセン)、
途中から参加さして頂いたのですが、
それでも、特命希望さんや504さんの文章は、簡潔に、でも鋭く
死刑制度の問題点・矛盾点を指摘してらっしゃってる感じがして、
ふむふむ、と感心してしまいました***
559
:
はな
:2004/09/01(水) 19:09
とおりすがりさん、本当にそうですよね。
現在は、被害者の遺族へのケアや、情報開示ってまだ全然充分でない気がします。
単に動機だけでなく、
「なぜ自分の家族が殺されざるを得なかったのか?」
という、本当の「根っこの部分」が分からないと、遺族は、報われない。
例え、犯人が死刑になったとしても、心情的には救われない気がします。
死んだ大切な人はもう帰ってこないし、悲しみは決して癒える事はないでしょう。
でも、「いったい、何が(自分の家族)を殺したのか?何が犯人をそうさせたのか?」
ということが分からなければ、残された家族は、気持ちの持って行き場がない。
そこ(事件)から先に進めないように思えます。
今後もずっとそこに留まり、悶々としたぬかるみにはまって、苦しむように思います。
そういう意味で、本当に、被害者である遺族は、ある意味生き地獄だと思います。
その理由(何故犯人が殺人をするまでに至ったのか。そんな犯人を作ったものは何か)
が分かったとて、家族の死を納得できるはずはないでしょうが、でも、そのことこそが
気持ちの整理をする為に、残された遺族にはとても必要な事だと思うのです。
今の現状は、加害者の更生ばかりに力を入れてるように見えますが、
もっと遺族の心の更生、ケアに配慮するべきだと思います。
560
:
2児の父
:2004/09/02(木) 17:39
>>353
皆様が議論を続けておられる死刑に関する反対と支持のそれぞれ主張はtomokunさんの纏められたことに尽きるようです。
死刑を反対する理由
1.死刑が犯罪抑止につながらない
2.悪質な犯罪者にも更生の可能性がある
3.冤罪を生む可能性がある
4.死刑を死刑執行人に押しつけてよいのか
5.死刑は国家のよる殺人であり、到底許されるものではない
死刑制度支持者の意見として、
A.死刑制度が犯罪の抑制につながる
B.凶悪な犯罪は自らの命をもって償うべき
C.被害者の苦しみや遺族の感情を考慮すれば存続すべき
D.再犯の防止につながる
ここで、いったん論理の問題だけで見ると、支持論のBとCは感情論です。そして、支持論のAとDは反対論の1と真っ向から対立していますが、数字で示されるデータを見る限りでは1のほうが強いようです。さらに5の「国家による殺人」ということに対して、支持派には論理的に有効な反論が見られません。
このように論理だけの問題でみると反対論のほうが優勢です。しかしながら、人間社会には論理と同様に感情も大切です。
私自身、自分の妻や子供を殺されたとしたら、死刑を望むでしょうし、法なぞ無視してこの手で殺したくなることは間違いありません。国家による殺人である死刑制度はこうした感情によって支えられているのでしょう。
私は、「それでも死刑反対」といえる人が羨ましいです。そういう人になりたいとは思いますが、今の自分には無理です。
561
:
loveless
:2004/09/03(金) 01:10
>>560
私の過去の投稿にもありますが、
3の冤罪については存置派も冤罪を無くすという方向性は同じです。
存置派の意見としては、死刑が存在しても冤罪を無くす努力は可能
ということです。
4に関しては、日本は職業選択の自由があるので押し付けている
というのはちょっと違うと思います。
5の国家による殺人が許されないという論理は実はよくわから
ないのですが、これはどのような理由からなんでしょうか?
戦争なんかは国家による殺人と言えますが、戦争自体は合法であり、
戦争行為による殺人に対して罪に問われることはありません。
日本は戦争を否定している稀有な国家ですが、人権先進国といわれる
ヨーロッパ諸国でも戦争行為は否定されていません。
国際的に批難を集めるような国家による殺人は、その行為の正当性
(例えば少数民族への弾圧など)が問題となるのであって、一般
犯罪に対する死刑行為に対し、国家の殺人だからやめるべしという
理由はあまり正当性を感じません。
また、B,Cについては、その地域の宗教・社会・文化が
大きく影響していると考えています。私が存置の一番の理由
としているのは、B,Cに関係して、日本では死刑がないときの
ほうが宗教・文化面から受け入れられないのでは?と思っている
からです(もし、死刑存廃アンケートなどで廃止が過半数を上回って
いれば考えを改めたいと思います)。
欧州が死刑廃止できるのも、復讐を禁じたキリスト教が
根付いているからと思っています(だから、イスラムのトルコが
死刑を廃止してEUに加盟したのは驚きました)。
また、日本の場合は、日本単独でなく東アジア全体の情勢も考慮
に入れる必要があると思います。首都圏に在住している人は実感
できるかと思いますが、最近は中国人を中心とする外国人犯罪が
増加しています。で、中国の刑罰はどうかというと、、日本以上
に苛烈です。日本は欧州と違い、周りが死刑廃止国だらけという
事情ではありません。
個人的には、もう少し中国が落ち着いて、死刑執行が少なく
なるまでは日本だけ先行して死刑廃止すべきではないと思っています。
562
:
NAG
:2004/09/05(日) 21:14
はじめまして、最近このページを知ったばかりの者です。
素人の思いつきですが、執行猶予つきの死刑というのは考えられないでしょうか。
10年なり15年なりの懲役期間中、反省や謝罪の気持ちや行動に問題がなければ
死刑は免除するのです。
要は、犯人に強制的に反省させようということです。
犯人にとってはこの先の言動全てが自分の運命に関わることになり、
単純な死刑よりよほど厳しいと思います。10数年もたてば遺族も死刑減免を
認めやすいのではないでしょうか。
判決が問題の先送り玉虫色的判決ではないのかとか、
免除か執行かの判定を誰がするのかといった問題もありますが…
563
:
504
:2004/09/06(月) 00:25
>>562
こんばんは。
ぼくもその案はとても良いと思います。
実は同じような事を考えたことがありますが、
どんな表現をしたらいいか悩んでいました。
「執行猶予つきの死刑」という表現はいいですね。
問題点もNAG氏が懸念されている通りだと思いますが、
遺族の意見を尊重しつつ例えば話題の陪審員にも参加してもらい
運営するのか方法はあると思います。
564
:
特命希望
:2004/09/06(月) 00:52
「執行猶予つきの死刑」
ありそうなことなのに、今まで思いもつきませんでした。
とても良い方法だと思います。
565
:
A・K
:2004/09/06(月) 03:57
未成年であれ、人の命を故意に殺めたのであれば更生云々の余地もなく
死刑にすべきだと思います。
それが人の命の重さを知りうる唯一のすべだと思っています。
566
:
はな
:2004/09/06(月) 05:00
>反省や謝罪の気持ちや行動に問題が無かったら・・・う〜ん、難しいとこですね。
死刑囚といっても、中には同情すべき、情状酌量すべき事例も、中にはあるかもしれませんね。
そういった場合、時には、考えてもいいかもしれません。(基本的にはあまり賛同しかねますが・・・)
だけど、これが凶悪犯罪者の場合は、果たして本当に改悛したかどうか、判断するのは、
極めて難しいと思うし、疑問もあります。
自分の罪の重さに気付き、被害者の受けた恐怖や苦しみ、遺族の悲しみや痛みに、
本当に共感できたなら、ある意味真に、罪を償うことになるのかもしれませんね。
また、逮捕され服役する中で、自分の罪を本当にに悔い改める人も、中にはいることでしょう。
ですが、「反省しなければ、死刑にする」ということで、
凶悪犯の場合、「真」に改悛するものでしょうか?
「あんなことをしなければ、死刑になるかどうか、怯えることなくすんだのに」とか
自分の行為によって、自分の人生を台無しにし、周囲の人間にも非常な迷惑を
かけた事とか、後悔するかもしれません。でも本当に「被害者の痛みや苦しみ」が分かり
「共感」し、自らを顧み、心の底から懺悔する気持ちになるものだろうか?
ちょっと話が変わりますが、あの凶悪なコンクリート事件の犯人の一人が、
出所後再犯して捕まりましたね。
彼は、弁護士の前で、いかにも反省し、悔やんでいるように泣いたそうです。
彼は「自分は、検察官や裁判官が望むような、罪を悔やみ反省しているかのような
答え方や、振舞い方は熟知してる。自分の処遇を守るための、上手い切り抜け方、
立ち回り方を良くわきまえてるから、大人を欺くのはチョロイ。」というようなことを
出所後、周囲の人間に吹聴していたそうです。
また、被害者の少女をどのようにしてリンチしたかを、詳細に得意げに話し、
自分が事件の加害者であることを、まるで手柄であるかのように自慢していたのです。
そして「一人人間を殺してるんだから、一人殺すも二人殺すも同じだ」というような
ことも、周囲に脅しのように言っていたそうです。
自分の命に執着のない死刑囚や、死刑を自ら望む死刑囚以外は、
もし、そうすることで死なずにすむのならば、例え反省などしてなくても、
自分の犯した罪を反省し、悔やんでいるように、全力で振舞うと思います。
それに、被害者の遺族の心情を考えると、やはり、
「反省さえすれば、それでいいのか?何をしてもいいのか?それで済まされるのか?」と
思わずにはいられません。
死刑囚は、自らの「死」を目の前にした時、本当に被害者の恐怖や苦しみ絶望が分かり
反省し、後悔するかもしれません。
でもそれでも、やはり、自分の犯したことの報いと責任は、
自分で払うべきだし、そしてその覚悟を当人が持つのは当然の事だと思います。
私は、法律とは「加害者の人権」より「被害者の人権」に重きを置いて欲しいと思います。
567
:
504
:2004/09/06(月) 15:21
数人の被害者の方が死刑判決を受けた被告し手紙や面会によって
互いの気持ちを共有し理解し合えた例もあるので、悪い方法では無いと僕はおもいます。
コンクリート事件の容疑者は少年ということもあったのでまた別の側面があったと
おもいますが、彼らが泣いて嘘の反省をしたので刑がかるくなったとは思いませんよ。
ただ単に適応できる刑があのようなものしかなかっただけでしょう。
彼ら自身は上手く言ったと思ってるみたいですけどね。
(少年法の問題点なのでここまでにして)
「執行猶予つきの死刑」を運用するにあたっては被害者の方や加害者の家族等
複雑にからみあうので、双方とも負担の多い作業になると思います。
ある程度一定の時間を置いて、互いに交流を望むのであればここから始めていけばいいと思います。
まったくそういった事を望まれない被害者の方もいると思いますが、被害者の心情を汲む司法を
望むのであれば一方で加害者との接触を望み、その結果の心情を汲み取る制度もあっていいと思います。
かなり負担の大きな作業だと思いますが、そういった制度をサポートする第三者機関などなんらかの
サポートで運営可能だとおもいますよ。
長い月日のうえで被害者、加害者にて作り上げる関係ですからここで打算的な
反省は通じないでしょう(単に出所または死刑を避けたい者にとっては掛かる時間が長すぎる)
問題点は多々ありますが、制度としてまた慈悲の心を持つ人間社会としては1つの選択肢でしょうね。
568
:
ユウヒマサゴ
:2004/09/06(月) 23:10
悪い要素を上辺から剥ぎ取っていっても何にもならないことを
国家権力が気づけばいいね
569
:
NAG
:2004/09/07(火) 22:26
打算的な反省を誰にもバレないように長期間続けるのはむずかしいと
思います。現にコンクリート事件の犯人の真意もこうして知られてますし。
遺族の心情ですが、それが理不尽でつらい選択であるのは承知の上で
犯人を許すことが必要だと思います。犯人のためというより、自分たちのために。
きれいごとに聞こえますが憎しみは何も生みません。負の連鎖以外には。
ただ、それが簡単にできる事とは思いません。が、少なくとも時間はそれに
何らかの助けになると思います。そのための執行猶予期間なのです。
ですからこのシステムに限りませんが、遺族へのリハビリといったものが
大前提にならなくてはなりません。
私は、遺族が救われるには、なんらかの形で「許す」ことが必要なのでは
ないかと考えています。犯人のためでなく本人たちのために。
いつまでも憎しみを抱えていても苦しいばかりです。犯人自体は許せなくても
運命や現実といったものと折り合いをつけ、受け入れることが大切だと思うのです。
…経験のない者のとなえる理想論だと言われればそれまでですが。
570
:
自分がわからない
:2004/09/14(火) 14:32
死刑反対団体の身内が被害にあっても
死刑反対運動をやるのだろうか?
他人事だから反対運動や廃止議論が
できるのではないのだろうか?
571
:
570
:2004/09/16(木) 14:55
人命を奪うこと以上の人権侵害はない。
最高の人権侵害をした殺人者の人権を、
何故擁護するのかわからない。
572
:
すみません
:2004/09/16(木) 14:57
訂正。すみません。
571ですが、名前が570となっていますが、
570の方とは関係ありません。まぎらわしくてごめんなさい。
573
:
ろった
:2004/09/16(木) 20:46
死刑制度の賛否は非常に難しい問題です。
死刑制度に反対する考えとして
人の命を奪う行為が犯罪ならば、まず国家がそういう行為を
やめて模範を示すべきっていうのがあります。
これは罪を犯した人と犯していない人を同じように
考えている感じがして納得がいきません。
また冤罪の予防策として死刑制度をなくすという理由も
おかしいです。それは裁判制度を改善していくべきです。
(取り調べの方法とかいろいろ)
それに確実に死刑になるような犯罪をしていたら執行されてもいいのか?
ということになります。
いずれにしろ池田小の事件は最近の事件で有名でもあり、死刑制度などに
興味がない方でも考えさせられる執行だったと思います。
まだまだ我々は考えていかなければならないでしょう。
574
:
M
:2004/09/16(木) 21:14
死刑については、犯罪抑止力が認められない以上
いずれは廃止すべきものだと思います。
けれど、現行では死刑と無期懲役との間にあまりにも
差がありすぎる気がします。
終身刑の導入があって初めて廃止されるのが望ましいかと…。
575
:
ジェイ
:2004/09/16(木) 22:15
初めて投稿します。初めから読ませていただいていましたが、574番まではさすがに全部読むことが
出来ませんでした。死刑制度についてひとこと・・・・
これまでの経緯と外れるかもしれませんが、ご容赦ください。
以前、法学部の学生さんに聞いたことあるのですが、日本で一番重い刑として死刑があるのですが、
金銭目的の強盗誘拐殺人が1級殺人罪として、重い=最高刑=死刑になると聞きました。
と言う事は、司法の観点から見ると、死刑になるには否犯した罪の種類があるような事を聞いたことがあります。
裁判官の決定事項として、決められているのかなあと思いました。
昨日死刑執行された、詫間守はお金が目的ではなくて、ただ困らせたい、世間を「あっと言わせたい」愉快犯である
ような気がしています。犯罪史上もはやお金目的であろうが、薬物使用であろうが、精神的に判断力が欠如していようが、
殺人にも考慮すべきことがあるのか、司法からみた死刑制度と、被害者からみた死刑制度には、まだまだ壁があると思います。
すみません、よく把握できずに書き込みしました。何人殺害しても、怨恨であったり、本人の異常性猟奇的殺人よりも、はるかに
重い犯罪のことを、皆さんはご存知でしたか?廃止論が出ていますが、私は、金銭目的、保険金目的、計画性の殺人に対しては、
廃止してもいいのかなあと、ふと思いました。
576
:
ジェイ
:2004/09/16(木) 22:16
初めて投稿します。初めから読ませていただいていましたが、574番まではさすがに全部読むことが
出来ませんでした。死刑制度についてひとこと・・・・
これまでの経緯と外れるかもしれませんが、ご容赦ください。
以前、法学部の学生さんに聞いたことあるのですが、日本で一番重い刑として死刑があるのですが、
金銭目的の強盗誘拐殺人が1級殺人罪として、重い=最高刑=死刑になると聞きました。
と言う事は、司法の観点から見ると、死刑になるには否犯した罪の種類があるような事を聞いたことがあります。
裁判官の決定事項として、決められているのかなあと思いました。
昨日死刑執行された、詫間守はお金が目的ではなくて、ただ困らせたい、世間を「あっと言わせたい」愉快犯である
ような気がしています。犯罪史上もはやお金目的であろうが、薬物使用であろうが、精神的に判断力が欠如していようが、
殺人にも考慮すべきことがあるのか、司法からみた死刑制度と、被害者からみた死刑制度には、まだまだ壁があると思います。
すみません、よく把握できずに書き込みしました。何人殺害しても、怨恨であったり、本人の異常性猟奇的殺人よりも、はるかに
重い犯罪のことを、皆さんはご存知でしたか?廃止論が出ていますが、私は、金銭目的、保険金目的、計画性の殺人に対しては、
廃止してもいいのかなあと、ふと思いました。
577
:
ろった
:2004/09/16(木) 22:20
>>Mさん
確かに差が大きいような気がします。
中にはさっさと殺してくれたほうが楽だと言われる方がおられて
控訴を取り下げられる場合もありますが、ほとんどの場合は
死刑からは逃れたいと思います。(犯行時ではなく)
アメリカなど死刑制度のない州では、終身刑の受刑者が
どんどんたまっていっているんでしょうかね?
死刑制度を考える場合に、さっさと殺して経費がかからないように
しようとか、(反対に死刑のほうが金がかかるとも聞きますが)
人の命を扱う場合に金の問題もないだろとも思ってしまいます。
しかし現実、お金はいろんなことにかかってくるのも事実です。
しかし議論の焦点は金の問題ではないような気がします。
578
:
ジェイ
:2004/09/16(木) 22:21
>二重投稿になりました。管理人様ひとつ削除願います
579
:
人権
:2004/09/17(金) 02:30
ジェイさん:
>金銭目的の強盗誘拐殺人が1級殺人罪として、重い=最高刑=死刑になると聞きました。
と言う事は、司法の観点から見ると、死刑になるには否犯した罪の種類があるような事を聞いたことがあります。
裁判官の決定事項として、決められているのかなあと思いました
このサイト内の「死刑の現状」に死刑になる犯罪にはどういうものが
あるのか詳細に記載されています。<1級殺人罪>というのは日本には
ないと思いますが。<量刑>に関しては裁判官の裁量に委ねられている
部分が大きいようですね。
580
:
M
:2004/09/17(金) 20:53
>>ろったさん
はじめまして。
死刑制度については、まずか存続か廃止かという一番大きな問題を
きちんと話し合う場を設けることが先決かと思います。
今現在死刑については一部の、死刑について関心のある
人たちの間でしか議論されていない状況にあると思うんですよ。
ろったさんのおっしゃる資金の問題も、廃止した場合のデメリットとして
議論の対象にしてもおかしくないと思います。
いずれにしても、現状の完全に外部への情報をシャットアウトした
法務省のやり方では議論の場が生まれないですよね?
もちろん、プライバシーの問題はあるのですが、
今のままだと「悪いヤツだから死刑にしました。」という
メッセージしか伝わらないと思うんです。
581
:
NAG
:2004/09/18(土) 01:16
色々な所で「死刑を廃止しても犯罪率は上昇しない」との発言が、
なされていますが、はたしてそうでしょうか?
これらの発言は現実に死刑が廃止されたアメリカのいくつかの州での話などを
根拠にしていますが、それは単に、そこではそうだったいうことでしょう。
終身刑の有無はもちろん、住人の意識、宗教観の違いなどによって
大きく違うと思います。私には少なくとも日本に当てはまるとは思えません。
「未成年だから刑が軽い」と思って犯罪を犯す人間が現実にいるのですから、
刑が軽くなれば犯罪を犯すものが増える可能性は十分あると思います。
582
:
loveless
:2004/10/14(木) 23:02
>>496
持田被告の死刑が確定しました。
常識的な判断と思いますが、とりあえず、被害者一人は無期
という機械的な判例が一つ減ったことは評価できる
と思います。
583
:
人権
:2004/10/16(土) 18:22
私はひょっとしたら無期になるのではと思っていました。
恐らく過去にも殺人を犯したということが考慮されたように思います。
逆に言えば最初の殺人がなければ無期の可能性もあったのでは
ないでしょうか。個人的には今回の事件だけでも充分極刑に
値すると考えていますが。
584
:
おいちゃん
:2004/10/17(日) 22:22
おいちゃんは犯罪を減らす為にも死刑はあるべきと考える
人間は死の覚悟は出来ていても死の恐怖は誰しもあるはずであるとのおいちゃんの
見解である
585
:
紫煙狼
:2004/10/27(水) 14:58
ROMっておりましたが…。
教育の世界では、こんな話があります。
「満点や0点が出るテストは出題が良くない」
満点を取った受験者や0点を取った受験者の実力が測れないからです。
つまり、満点を取った人間が5人居た場合、この5人にも実力差が存在するはずだし、
逆に0点を取った人間が10人居たら、この10人にも実力差が有るはずなのです。
教師が気に食わないから白紙答案を出して0点の人と、本当に分からなくて0点の人は
全然次元が違うし、小学生レベルの問題を中学生・高校生・大学生に出して、
全員が満点を取ったとしても、明らかなレベルの差がそこには存在します。
死刑ってのは、この満点、若しくは0点だと私は感じます。
あまりに悪質なヤミ金業者の取立てに苦しみあぐねて、借金取りを2人殺してしまった人と、
保険金目当て、もしくは遊ぶ金欲しさに10人殺した人が、同じ刑罰で良いのかな?
情状酌量という話はさておき、殺人=死刑という構図は非常に短絡的だと思います。
(他に方法を思いつかなかったという重大なミスを犯している点では両者同じですが…)
個人的には、死を以って償ってもらう刑は不要だと思っています。
「死んでしまうかもしれないけれど、それはそれで仕方ないよね刑」が良いなと。
例えば、禁固200年とか、とにかく尋常には二度と社会に出られない環境に隔離し、
外界との接触を一切認めないようにします。当然、医療関係者との接触も認めません。
(「生きる権利」を犯した犯罪者に「積極的に生きのびる権利」は必要ですか?)
ただし、一般に公開されない世界で受刑者が不当な扱いを受けてはいけないので、
24時間ビデオによる監視は必要と思います。監視モニタは刑務所(拘置所)の外壁に
設置して、一般市民にもオープンにすればよいでしょう。また、このような犯罪者を我々の
血税で生かしておく必要は感じませんので、彼らの生活費(食料を初め水道光熱費や独房の家賃、
ビデオ監視にかかる人件費に至るまで)を犯罪者の家族に負担していただきましょう。
ただし、これは義務ではありません。したがって、家族からも見放された受刑者は
飢え死にするかもしれませんが、「それはそれで仕方ないよね刑」。
(外壁に設置したモニタの下に、世間から見放された旨を表示しましょう。)
家族もこういうのを一人かかえると非常に負担が大きいので、受刑者の生活費を稼ぐために
募金活動などを繰り広げるのは、ご勝手にどうぞ。
助命運動というのも昨今では盛んですから署名20万人(ただし全て別人)につき1年減刑しましょうか。
身内から犯罪者が出たからといって、家族がその点で苦しむ必要はありません。
犯罪者の家族を苦しめるのが目的ではなく、あくまで、家族や世間様の善意によって
生き延びている自分と言う物を実感させて、有意義な贖罪の日々を送ってもらうのが目的です。
また、死刑が確定している囚人が我々の血税で生活しているのも、
あまり気持ちの良いものでは有りません。
極端で過激な意見(一種の危険思想)だと思うので言い張るツモリはありませんし、
ふざけているようにお感じになるかもしれませんが、私の本音です。
586
:
hemo
:2004/10/27(水) 23:19
>>585
【賛成】
紫煙狼さん、実に冷静で理屈の通った意見だと思います。
たしかに極端で過激ですがね。
俺の意見は死刑は◎です。
犯罪抑止力とか更生とかはどうでもいいです。てか必要ない。
被害者が、その関係者、行きつくところ野次馬でもいいから
とりあえず”すっきり”できる区切りはこれしかないかな?と
あさ〜い 考えですがね
587
:
loveless
:2004/10/28(木) 01:09
>>583
前科はもちろん考慮されたとは思いますが、このような、訴え出た人を
害する行為というのは、それ自体が司法システムへの挑戦であり
社会的影響が大きいものです。
むしろ、控訴審がおかし過ぎたということでしょう。
>>585
満点・0点の議論は、最高刑にはついてまわるものなので、
死刑に特化したものではないように思われます。
また、仮釈放なしの終身刑や寿命を超えるような量刑を
これから新設するのは、人道的な理由で難しいのではないかと
思います。
医療行為を行わないというのも、虐待行為にあたるので
日本が導入するのは不可能です。
>また、このような犯罪者を我々の血税で生かしておく必要は
>感じませんので...
この発想にやや近い制度として、刑務所の民営化があります。
アメリカではすでにいくつかの刑務所が民営化されています。
日本でも民営化の議論は少しあるようです。
私は、やや懐疑的です。
588
:
紫煙狼
:2004/10/28(木) 14:22
>>587
>また、仮釈放なしの終身刑や寿命を超えるような量刑をこれから新設するのは、人道的な理由で難しいのではないかと思います。
この点に関しては私も若干、懐疑的な面があります。しかし、最近の極刑の傾向にも「国民感情」という話しが出てくるところを見ると、国民感情が釈放に向かっていることを証明出来る手続きがあれば、つまり、助命運動によって集められた署名の数に応じて、刑期を短縮することで筋道が通ると思うのですがいかがでしょうか?(20万人につき1年というのは、それほど深く考えて出した数ではないので、ここは調整の必要もあるでしょう。)とにかく、国民の大勢が「釈放するべき」と署名すれば、禁固200年も数十年で出所できる可能性は残されているのです。
>医療行為を行わないというのも、虐待行為にあたるので日本が導入するのは不可能です。
しかしながら、医療行為を受ける隙を狙って脱走を試みる受刑者は後を絶ちません。また、注射器ひとつにしても、使い道によっては大変な凶器になります。したがって、医療行為を受ける権利を与えるとするなら、独房に麻酔ガスまたは麻酔銃で体の自由を完全に奪って、意識不明(もしくは朦朧とした状態)で受診させることで、脱走のリスクもまた、医療関係者の危険性も抑えることができるかもしれませんね。
>アメリカではすでにいくつかの刑務所が民営化されています。
>日本でも民営化の議論は少しあるようです。私は、やや懐疑的です。
禁固刑は使役労務も基本的に参加できない刑です。懲役刑のように使役労働によって生産性のある産業に従事している受刑者の生産物による収益金により民営刑務所の経営が成り立つのであれば、良さそうにも感じますが、基本的に、使役労働の賃金は釈放時に受刑者に返還されますよね(微々たる物だけれど。)もし、完璧に民営化した場合、経営費はどこから捻出されるものでしょう?なんだか、強制労働によって囚人に物を作らせ、民営刑務所が暴利をむさぼるような、奴隷制度を髣髴とさせるのし、禁固刑受刑者は「ただの金食い虫」になりますので、私も民営化には懐疑的です。
ただ…。冤罪が発生しえる現在、殺人の現行犯で逮捕され、本人がその罪を認めているような場合を除けば「死刑に処してしまいましたが、間違いでした」は通用しません。命を奪ってしまったら取り返しがつかない以上、国が国民の代表として積極的に殺人を行う「死刑」は廃止するべきだと感じます。そういう意味では「最高刑(極刑)」なるものを用意することに問題があるようにも思います。
禁固200年は決して最高刑ではありません禁固1000年とかその犯罪の残虐性に合わせて年数を調節できるからです。
懲役15年と死刑の間があまりにかけ離れているという部分、死刑はとりかえしがつかないという部分、この溝を埋めるのが寿命を越えた刑期の禁固刑だと思うのです。(社会に復帰できる可能性がある以上、死刑よりは人道的と思いますが…。)
ある日、死刑を廃止しました。オウム麻原が刑期を終えて釈放されます。オウム麻原は、貴方の隣りに引っ越してくるかもしれません。そして、また、同様に宗教家として信者を集めます。同じ事をもう一度繰り返すチャンスを与えること…。これって「人道的」なのでしょうか?
まぁ、何にしても、多くの賛同を得られるような優等生的意見ではありませんね<私
589
:
loveless
:2004/11/01(月) 01:43
>>588
>署名の数に応じて、刑期を短縮することで...
ユニークなアイデアと思いますが、現状では一人の人間が一回だけ署名
するという方法が確立していないという技術的な問題と、裁判に市民が
どれだけ関わってよいか?という問題があるかと思います。
現在、世論との乖離を防ぐ目的で、裁判員制度が設けられましたが、
署名による減刑は、より直接的に市民が裁判に関わることになります。
その場合、自分も含めて我々は衆愚な存在であるということを認識
しなければならないと思います。
すなわち、マスコミに注目されるような事件や有名人が関わる事件で
一般市民がどれだけ確かな判断ができるでしょうか?
例えは悪いですが、SMAPのような人気有名人が罪を犯し、
実刑が下った場合、あっという間に署名が集まって刑期0
という可能性も否定できません。
このような制度では、マスコミの権力が増大することになるだけなので
私は賛成しかねます。
(市民と裁判の関係では、裁判員制度がぎりぎりの線かと)
冤罪に関しては、このスレでも何度も出てきていますが、
存置派も冤罪をなくすという方向性は一致しています。
590
:
紫煙狼
:2004/11/01(月) 10:47
>>589
>例えは悪いですが、SMAPのような人気有名人が罪を犯し、
>実刑が下った場合、あっという間に署名が集まって刑期0
>という可能性も否定できません。
すばらしい!ご指摘ありがとうございます!
いや、そこまでは考え付きませんでした。お説ご尤もです。
なるほど、知名度や人気が影響する恐れ、ありますね。
もう少し、考えてみます。
591
:
loveless
:2004/11/25(木) 00:08
ちょっと遅れましたが、ここでも話題となった
群馬の女子高生誘拐殺人の被告の死刑が確定しました。
一審では、「国が死刑を執行するのは大変なこと」という
迷言(?)とともに無期となりましたが、二審で一転
死刑判決となり、そのまま確定しました。
今年は2件も、被害者が一人でありながら死刑判決が出たことになり、
これまでの司法の流れが変わったように感じます。
これも、今年は刑法の見直しが行われ、厳罰主義に変わったという
ことなのでしょうか?
個人的には納得できる判断ですが、逆に気になるのは、これまで、
おもに被害者一人という理由により、死刑を見送られた件は、
今後どうなるのか?ということです。
(ここでも話題となった三島の焼殺事件など。。。)
こういう過渡期(?)には、個々の事件で量刑判断がバラついても
やむを得ないのか。。。
592
:
ポーロック
:2004/11/25(木) 02:02
>>590
その逆の場合もありうる。社会的な知名度が高いという理由でもって厳罰
を科すということもありうると思います。
593
:
紫煙狼
:2004/11/25(木) 10:49
ポーロック様
>>588
を読んで頂きたいのですが、私のアイデアは、
・死刑を廃止する
・寿命より長期の懲役刑、禁固刑を科することが出来るようにする。
・署名の数によって減刑することが出来るようにする。
というものです。従って、どんなに長期刑を科しても場合によって…という話になっています。
確かに、社会的な知名度が高いという理由でもって厳罰を科す事(例えば懲役2000年とか)も無いとは言いませんが…。
まぁ、人気者ほど署名を集めやすいのは間違いないので、そういう点では良い案とも言えないね、って話でございまさぁ。
594
:
死神
:2004/11/25(木) 17:14
私のアイデアは、
・死刑賛成!
・有期刑の場合は長期にする
(例・懲役150年とか・・・)
・公職関係者の犯罪は重くする
・金銭関係に絡む犯罪は重くする
(特に詐欺・横領系は死刑)
・米のストライクスリー法を日本でも導入する
・懲役服役者は重労働&強制労働で社会に貢献させる
・少年犯罪等の区別も関係無しで、平等に罰する
・裁判の期間を短縮化する
・イカレタ奴は社会に出さず抹殺する
とまあ、冗談は置いといて・・・・
どうだろう・・・・もし、明日から『公金横領行為を行った者は死刑です』
という法律ができたら、お上の犯罪は減るだろうか?
595
:
ポーロック
:2004/11/26(金) 00:41
・死刑制度を廃止した場合、被害者および遺族を慰撫することは不可能に
なるし、統計学上「死刑制度の存在が犯罪抑止に結びつくという考えには
根拠がない」と判断されても、やはり「抑止力としての死刑」は必要である
と考えます。行刑施設での矯正には限界があり、犯罪者を「真人間」に戻す
ことが不可能な事例が少なくないからというのも死刑存続派としての私の考え
の一つです。
596
:
ポーロック
:2004/11/26(金) 00:45
>>594
公金横領や贈収賄や薬物関係にまで死刑を適用するのはいかがなものかと考えますが?
刑法第39条の部分を変えるのはいかがか? つまり、刑の減軽は現状どおり残して
おくが、刑の免除は行わないということです。
なんだか論旨が一貫しない。すみません。
597
:
紫煙狼
:2004/11/26(金) 08:15
>>595
死刑存続派の方も、冤罪を無くさなければならないという点に関しては同意していただけると思います。
死刑を執行してから、冤罪だったでは許されませんからね。
私は「冤罪を無くす決定打がない」ので死刑は危険であると考えます。
従って「冤罪を絶対に発生させない決定打」さえ頂ければ気持ちよく死刑を支持できます。
それから、死刑は「被害者および遺族を慰撫すること」が出来るのですか?
598
:
まめぞう
:2004/11/26(金) 08:37
死刑が無いと、凶悪な犯罪は増えると思います・・・
599
:
まめこ
:2004/11/26(金) 16:59
あたいもそう思うわ。
600
:
ポーロック
:2004/11/26(金) 18:38
「冤罪」で死刑を執行される可能性はあるが、何も死刑に限った話ではなく、
仮に有期の懲役刑であっても問題の本質は同じですよ。
また、法務省は「怪しい」と感じた死刑囚には執行しない方向で動くようで
すよ。
601
:
KM
:2004/11/26(金) 18:54
刑罰が犯罪抑止力を持つのは、罪を犯す者にとって”割に合わねぇ”量刑になっていることが前提です。
>>594
の、
>どうだろう・・・・もし、明日から『公金横領行為を行った者は死刑です』
>という法律ができたら、お上の犯罪は減るだろうか?
こういう法律が実現したら、死刑は公金横領行為に対しては犯罪抑止力を持つかもしれないですね。
でも、いわゆる凶悪犯罪に対しては、死刑には社会が期待するだけの犯罪抑止力があるというのは難しいですね。
私も
>>597
の紫煙狼さんと似た立場で、
『冤罪の可能性を完全に排除できない限り、現行の死刑制度には反対せざるを得ない』という考えです。
なので、現行犯などで犯人が明らかである場合の死刑適用には現行でも反対しないですし、
また今後、冤罪が絶対的に起こり得ないと言える状況を作れるならば死刑はありだと思っています。
ただ、冤罪を完全に無くすことは実際、不可能に近いでしょうから、結局考える度にいつも『死刑には反対せざるを得ない』という結論になってしまいますが。
既に出ている話題ですが、被害者や遺族の感情にしても、犯罪の抑止力の有無の問題にしても、
やっぱり現行での死刑と無期懲役のバランスの悪さが一番問題なような気がします。
602
:
紫煙狼
:2004/11/27(土) 22:59
<ごあいさつ>
私も死刑存続論者の皆さんのご意見を伺い、若干、スタンスが変わってきました。
まぁ、死刑廃止論者である点に変わりはないのですがね。。。
<以下、本文。>
死刑に犯罪抑止効果があるなら、自爆テロは発生しないと思いますが…。
(日本では、確かに自爆テロなんてほぼ皆無ですね。でも、宅間元死刑囚のように死を覚悟しての犯行には死刑は抑止効果なんてありませんね、って話ですよ。)
刑罰に犯罪抑止効果があるのは善良な人に対してだけで、悪人には通用しないでしょう。凶悪犯罪者なんてのは、
・バレるワケない。(これだけ計画を練ったのだから)
・捕まるワケない。(目撃者も何もかも消すのだから)
・万が一捕まって死刑になるなら、ナニやっても一緒。(どうせならでっかい花火打ち上げようや!)
そうじゃなくても、スリルを求め万引きを繰り返す主婦。彼女らにとって「家庭を失い」「懲役刑を喰らい」「世間から後ろ指指され」「子供が学校でいじめられる」という見返りは「ワリに合う」のだろうか?
いや、確かに「僕はまだ少年だから殺人を犯しても死刑にはならない」なんて外道なクソ少年もいますがね。
それじゃぁ、凶悪犯罪は死刑にならない少年に多いのか?というとそうでもない。凶悪殺人犯の大半は成人ですよね。
ポーロック氏の言う「冤罪は有期懲役刑でも本質は一緒」。確かに、時間は帰ってこない。でも、本当に冤罪だった場合に社会復帰できるか出来ないかの差は大きい。まして「怪しい場合は死刑を執行しない」なら死刑なんてただの「絵に描いたモチ」でしかない。
<閑話休題>
ちなみに、最近の「自白剤」ってどこまで進んでいるのでしょうね?
死刑も視野に入れなければならないほどの凶悪事件の容疑者には「自白剤」を投与して真実を聞き出すのが良いと思うのですよ。黙秘権?認めません(笑)問題は、自白剤を投与されている状態が、非常に暗示を受けやすい状態なら、犯罪者に仕立て上げられる可能性もあるので…(笑)
<以下、本文に戻る>
それから、みだりに死刑判決を出し、執行するのも考え物。
公金横領を死刑にしたら…まぁ、手口が巧妙になるでしょうね。公金横領より重罪を犯す役人が増えるかも。
どうせ死刑だもの。たかだか死刑だもの。そりゃ、もっとすごい事したくなりません?例えば「ひき逃げ犯は死刑」にしたら、もう、その場を逃げているんだもの、あとは自分だとバレないように偽装することに苦心するか、どうせ死刑ならついでにもう2〜3人好きにしちゃおうか。
それに、死刑ってそんなに有効な最高刑だろうか???苦しむのなんてほんの数分ですよ?
ですから、現行犯逮捕の凶悪犯罪者に関しても、「犯罪者には死を」よりは「犯罪者には永遠に続く苦痛を」の方が良くありません?「いっそ、殺してくれ!」って苦痛を永遠に与え続ける。危篤に陥ったら助け、また苦痛を与え続ける。死にそうになったら、延命措置をしてでも苦痛を与え続ける。精神に異常をきたしたら治して、また苦痛を与え続ける。
と、まぁ、死刑を存続させることを考えるより、死刑より抑止効果も高く、なおかつ被害者感情を少しでも救済できる刑罰を考えたほうがよいのかな、と、最近は考えております。
603
:
ひがし。
:2004/11/27(土) 22:59
>>600
本質というのを「冤罪によって被害をこうむる」ことにを置いてしまえば、その通りだと思います。
しかし、生きているうちに冤罪と分かり、名誉が回復するのと(少なくとも、そのチャンスがあるのと)
死刑執行をしてしまった後で冤罪が判明するのでは、大きな違いがあるように思います。
本質というのは、こちらに置かれるべきでは。
それと、「法務省が「怪しい」と感じた〜」のくだりは、どうでしょう。
乱暴な言い方になりますが、法務省は裁判所の下した刑を執行すればよいのであって
法務省が「怪しい」かどうか、勝手に判断して、判決を骨抜きにするのは間違っていませんか。
「怪しいとは思うけど、裁判所が下した判断だから口だせないし、このまま死ぬまで牢屋にいれとこう」
なんて、こんな馬鹿げた話はあってはならないと思います。
604
:
紫煙狼
:2004/11/27(土) 23:00
>>602
省略されて好都合(笑)
605
:
ポーロック
:2004/11/27(土) 23:33
>>602
いわゆる「自白剤」についてですが、ジアゼパムなどを使った面接は、
臨床では行われています。
安全に経過観察ができる場所で行うことが原則で、例えば解離性健忘
が長期化しているような場合に適応となります。
司法精神鑑定の現場では、薬物面接を行うDr.もいます。
606
:
ポーロック
:2004/11/28(日) 00:40
>>603
それも一理あるが・・・ しかしながら現行の死刑制度の下において
法務省の「怪しき者には執行せず」という姿勢は、現実なのであれば
安全装置の一つであるとも考えられる。
日本の死刑制度は国民に支持されている。無理に廃止する必要はない。
無期懲役と死刑の間のギャップが大きすぎるというのは早急
に是正する必要がある。
まずは後者から着手するのが先決ですかね。死刑判決が確定する確率
を計算してみればわかりますが、極めて低い数値が出ますよ。
607
:
紫煙狼
:2004/11/28(日) 04:14
自分の無知をさらけ出すようでお恥ずかしいのですが、おそらく一般常識の問題。
問1 法務大臣が「執行命令書」に署名する。これは「行政」「司法」どちらの行為?
問2 刑務官が死刑を執行する。これは「行政」「司法」どちらの行為?
司法というのは法律的判断を下す所で、その法律的判断に基づいて行動するのは行政だと思うので、私は問1、問2ともに答えは「行政」ではないかな?と思っているのですが、実際のところはどうなんでしょう??
少なくとも、司法府の最高峰は最高裁判所だから、最高裁判所で死刑が確定した極刑囚を執行するしないの判断が法務大臣に委ねられているなら、司法府の最高峰は法務大臣になってしまう。だから問1は行政で良いですよね??
まぁ、そういう考えに基づいて続けますね。
三権は分立しつつ、互いに他を監視する必要がある、そういう意味で、
>法務省の「怪しき者には執行せず」という姿勢は、
>現実なのであれば安全装置の一つであるとも考えられる。
には納得。ただ、どうも変だなと思うのは、「懲役15年」が確定したら即日執行なのに、
どうして「死刑」は確定しても即日執行されないの?それって行政の怠慢ではございませんか?
それとも、司法判断と行政判断が真っ向から対立している状態ですか?
例えば、極刑囚がいますが、法務大臣的には怪しいものを感じます。従って執行は様子を見ます。
やがて、新事実発覚、もう間違いなしにコイツは犯人です。従って安心して執行しましょう。とか、逆に、新事実発覚、犯人ではありませんでした。いやぁ、執行しなくて正解でしたね。なら判りますよ。
でも、何の進展もなく、ただただ執行されずに年を重ねて、ある日突然、執行される。これが判らない。
これだけ長年待っていても、何の新事実も出てこないから、やっぱりコイツが犯人でしょう、ってことでしょうか?
極刑囚にタダ飯を食わせるのは税金の無駄遣い。私は死刑反対ですが、現行法下で死刑制度がある以上、極刑囚は即刻処刑すべきです。それができないのは死刑制度に何らかの落ち度があると思うわけです。
その「落ち度」が「冤罪」かどうかは判りませんが、「即日執行されない=うまく機能していない」と考えれば、やはり、現状の死刑制度には疑問を感じます。
ときに…。刑務官の「死刑執行業務」による心理的ダメージですが、ケアの体制って必要だと思いますよ。一種の職業病と捕らえるべきで「それが嫌なら刑務官になるな」なんて話にはなりません。(過去にはそういう発言もあったように記憶していますが…)ただ、刑務官の心理的ダメージを軽減するために「死刑を廃止せよ」というのは本末転倒ですね。
608
:
仙道
:2004/11/28(日) 10:28
確かに死刑執行までの猶予(?)は気になりますね。
ある日突然執行される、その「ある日」は何がきっかけで
決まるのでしょうか?
609
:
ポーロック
:2004/11/29(月) 06:21
>>607
一番上の兄が弁護士ですから彼に聞けばわかると思うけど。。。
教育刑としての死刑を廃止する必要性は現時点では薄いと思います。
610
:
紫煙狼
:2004/11/29(月) 17:05
<今回も長いよ>
すごく大雑把に執行命令書への法務大臣による署名までを挙げます。
01.死刑囚の判決が確定
02.検察庁にて上申書作成
03.法務大臣(法務省)に提出
04.刑事局総務課で裁判資料をチェック
05.刑事局付き検事が記録の審査
06.死刑執行起案書を作成
07.刑事局担当検事決裁
08.刑事局参事官決裁
09.刑事局総務課長決裁
10.刑事局刑事局長決裁
11.矯正局参事官決裁
12.矯正局保安課長決裁
13.矯正局総務課長決裁
14.矯正局矯正局長決裁
15.保護局参事官決裁
16.保護局恩赦課長決裁
17.保護局総務課長決裁
18.保護局保護局長決裁
19.刑事局長が上記の決裁を確認し起案書を「死刑執行命令書」と改名
20.法務大臣官房に提出
21.秘書課付検事決裁
22.秘書課長決裁
23.官房長決裁
24.法務事務次官決裁
25.法務大臣は執行命令書に署名
さて、現在の極刑囚の執行命令書は、どこで滞っているのかな?
日本には「早馬・遅馬」の原則もあるし、合法殺人の命令書だから慎重なのは判ります。実際は04〜06あたりのチェックだけでも半年以上かかっているのではないかな?(確定から半年以内に執行なんて条文を遵守するのは、正直、無理なんだろうな)
法務事務次官決裁は法務省当局の最終決定という位置づけであり、法務省当局と大臣の方針が一致しないと事務次官の責任問題になる…から23と24の間では書名の意思の確認があるのだそうだ。実際は殆どの決裁に関して、上役に事前確認するのだろうと思うよ。
そこで
>>607
に立ち返って、司法判断と行政判断が真っ向から対立するのはどの時点?
どうも私の目には行政の怠慢に写るなぁ。害獣駆除にしては経費をかけすぎ。死刑の是非とは別に現行死刑制度の見直しが必要ですね。
>>609
>教育刑としての死刑
ナニを誰に教育するものぞ、という部分が良くわからないです。
とことん反省させてから処刑したいという気持ちは理解できます。宅間元死刑囚の件でも「もう少し生かしておいて反省させるべきであった」旨のコメントを残している被害者遺族の方もいらっしゃいます。ただ、逆に確定から時間がたつにつれて「反省しても、どうせ死ぬなら、せめて自分は正しかったと思いたい」くらいに開き直る極刑囚も少なくないようなので、タイミングは非常に難しいですね。そういう意味では執行命令書の署名は「法務大臣」ではなく「被害者家族」に変更したほうが良いですかね。ただ、中には実際に引き金を引くことになる「署名」を避けたい「被害者家族」の方もいらっしゃるでしょう。そういう場合は「法務大臣に署名を一任することが出来る」ようにしておけば、そこそこスジは通りそうです。(これを私刑と断じるなら、確かに別の問題が発生しますが。)
611
:
ushishi
:2004/12/01(水) 21:41
>>607
ともに行政で間違いないと思います.
そもそも検察官,裁判官ともに形式上は一人一人がひとつの省庁に相当すると法律上は解釈されるわけで.
形式上は何人たりとも干渉することはできません.
法務大臣以下法務省はその司法の判断を受けて行政行為として死刑なり懲役なりを執行していくということになると思います.
「行刑」ともいいますしね.
612
:
ポーロック
:2004/12/03(金) 01:31
>>607
刑務官の心理的負担というものは確かにあるとは思うが、それでもって
死刑を廃止すべきなんだという考え方には賛同できない。
刑務官が死刑執行に関与するのは、これは一種の「業務命令」であり、刑務官
の社会的責務の一つだと考えている。
ただ、あなたが主張されるように何らかの形でのフォローは必要だと思います。
613
:
紫煙狼
:2004/12/03(金) 15:53
>>612
>刑務官の社会的責務の一つだと考えている。
同様に、法務大臣が死刑執行命令書に署名するのも法務大臣のの社会的責務の一つであり、確たる証拠もないのに司法判断に背く行動を取るのは(署名をしないのは)無責任と思われます。
死刑判決は「確たる証拠」を基に下されているのですから「怪しいから処刑しない」というのは安全装置というよりは責任逃れ(若しくは逃避)と考えます。
自らの信条により、署名をしないのであれば、法務大臣自らが死刑制度廃止への行動を行うべきであり、また、怪しいから処刑しないのであれば、怪しいと思われる点を国民に示すべきです。
署名することにより、心理的外傷となるのであれば、そのケアにかかる費用(医療費等)は税金から捻出してもかまわないと考えます。
しつこいようですが、私は死刑反対です(笑)
614
:
紫煙狼
:2004/12/07(火) 19:06
どうも、最近の私の書き込みからは「やるんだったら、ちゃんとしなさい」という、死刑賛成とも取れる記述が多いようなので、スタンスを明確にするためにも、もうひとつ切り口を提示します。
憲法とは国民が国に対して要求したものであり、憲法13条には生命の権利が明記されています。つまり、国民は生きる権利を国に要求し、国はこれを守る義務があるわけです。
ここで、殺人事件が発生した場合、本来なら憲法13条の生命の権利を侵す行動を許した責任が国にはあるのです。従って、国は「国が義務を履行するのを妨害した」犯人に対し、訴訟を起こすのです。
(検察官は国家の代理人であり、被害者の代理人ではありません。)そして、憲法99条の通り、国民の要求を尊重するために、憲法13条の「公共の福祉に反しない」範囲内で死刑を執行し、生命の権利を危険から擁護するわけです。
つまり、国は被害者のためにではなく、国家のために死刑を行っており、裁判の判決などでは「被害者感情」という言葉も折々目にしますが、実際は被害者の感情は重要視されません。(現に、被害者家族が犯人の助命嘆願をしても、確定した死刑は覆されません)
そういう意味で、永山事件は死刑制度を存続させるために被告を死刑に処した側面も見逃せません。(4人殺しても死刑にできないなら、死刑制度の意味がない)つまり、国は死刑制度を存続させたい(それが国民の過半数の総意、ともなっている)わけです。
しかし、冤罪は後を絶ちません。これは事実誤認を防ぐのがいかに難しいかということを示しているだけではなく、その気になれば国家はいくらでも邪魔者を殺害することができることを示します。
凶悪犯罪に関してのみ、死刑論議がなされる傾向がありますが、国家はその気になればいくらでも憲法に定める思想の自由を犯すことができるのです。
平和な民主主義が、そこそこ徹底されている現在の日本では現実味がないかもしれませんが、(政府の思う)思想的危険人物に対して無実の罪を着せ、死刑にすることも可能であるということです。
従って、いかなる理由があろうとも、殺人を合法的に行うことを許すような法律の存在(死刑は正当防衛と切り離して論議するべきです。)は、社会背景が変われば悪用される危険もあり、場合によっては自分が冤罪のまま死刑になる可能性も考えなければならないのです。
こと、(自衛のためでも)戦争に日本が巻き込まれるような事態になり、軍国主義的思想が日本人に浸透した場合、国家権力は法律に引っかかることなく、力ない少数の国民だけが歯牙にかかるようになります。
ですから、国家権力から「合法殺人の権利」を取り上げなければならない。これは、我々善良な市民の将来を少しでも安全なものにするために必要なことでもあるのです。
(「少しでも安全」の記述に関して、死刑廃止によって凶悪犯罪が増加するかどうかに関しては、意見が真っ二つに分かれており、どちらも立証できないことなので、今回は取り上げません)
最後に、先日「死刑廃止条約に署名しなかった26カ国の過半数が、近代に入ってから思想統制を行った過去を持っている」という話を聞きました。事実かどうかは知りませんが、本当ならば死刑存続の目的が別のところにありそうな気もしませんか?
615
:
プロジェクトX
:2004/12/09(木) 18:51
歴史上初めて死刑廃止を宣言した政府はたしか1917年の10月革命で権力を握ったボルシェビキの政府だったと思うけど、違っていたら誰か教えてください。
高貴な理想の持ち主も、社会不安で増え続ける刑法犯や内戦で増え続ける政治犯の囚人たちを管理できなくなって、しばらくすると死刑を復活させたのは事実です。
その後のソビエト・ロシアは死刑なしには維持できないような社会になってしまったようです。
616
:
まめこ
:2004/12/10(金) 14:30
へぇ〜×7
なるほどザワールド。
617
:
紫煙狼
:2004/12/10(金) 15:29
>>615
>社会不安で増え続ける刑法犯や内戦で増え続ける政治犯
つまり国にとって邪魔者が増えたら消すしかないって理屈ですね。
うーん、国に殺人の権利を持たせておいて良いのだろうか?
618
:
プロジェクトX
:2004/12/10(金) 16:46
ついでに浅薄非才からもう一つ。忘れ去られた歴史について。
10月革命ではボルシェビキ政権によって、前に述べた死刑廃止とともに常備軍の廃止が宣言されました。つまり軍隊を持たない平和な国家にするというこれまた高貴な理想、どっかの国の憲法に謳われていることが実施されました。
帝政ロシアの残党を片付けて、「真の人民政権」が安定したら、ロシアの広大な国土から常設の軍隊が消えてなくなるはずだったのです。もし防衛の必要があれば、スイスのような民兵制度で対応できると思っていたのです。ところが、帝政ロシアの残党は当時の列強を味方につけて派兵させ(日本が最大規模の軍隊を派遣したことは日本史の教科書にも載ってます)、内戦はますます激化しました。
革命側の常備軍設置が動き出したときその任にあたったのがレオン・トロツキー、旧・ロシア軍の将校たちを徴集してその家族を人質に取り、戦闘の指揮に当たらせました。それでも指揮官たちを信頼できなかったので、かれらに政治委員というおっかない人を常時貼り付けて監視に当たらせました。政治委員は軍事作戦には口を出しませんが、将校さんが革命に少しでも逆らう動きを見せるとすぐに射殺する権限が与えられました。
やがて内戦が終結すると、高貴な理想の持ち主たちは常備軍を解体するつもりでしたが、やはり列強の介入が怖くて、むしろ軍事力を強化しました。その結果、世界最強の常備軍の一つが出来上がりました。
そして、旧・軍隊の将校であった人々が引退したり、粛清されたりしていなくなるころになると、政治委員は必要がなくなり、廃止されました。
偉大な理想を掲げた人々が破壊してまた作り上げた常備軍は核兵器やハイテクを備え、今日に至っています。
619
:
ポーロック
:2004/12/29(水) 06:36
>>618
ボルシェビキ政権が常備軍の廃止および死刑廃止を「宣言」したということは
はっきりいえばどうでもいいことだ。
620
:
fkjgf
:2004/12/31(金) 09:39
悪人は死んでも死んだ後も悪人のまま何もかわりゃしない。
だから、悪人に存在を許してはならない。従って命を無駄にしたものは
死刑にすべきだ。我らの税金は刑務所にいる人たちの三度の飯代に
使われているのだ。おかしいとは思わないか?彼らに自給自足をさせるべきだ。
621
:
仙道
:2005/01/01(土) 12:41
fkjgfさんと同じ事を書いた人達が何人いた事か。
レスが620にまでなってくるとログを読む余裕は
無くなってしまいますよね、、、。
622
:
紫煙狼
:2005/01/02(日) 18:06
>>620
ログを読んで、結論がそれなら、少々考察が足りないと思われますね。
623
:
紫煙狼
:2005/01/03(月) 02:59
例えば「殺人の現行犯で情状酌量の余地が無い場合にのみ、被害者家族の陳情により国権が私刑を代理して絞首する。」
ならば、相当、死刑に反対する理由も減ると思います。
死刑を反対する理由は「被疑者・被告」の人権を擁護するためだけではありません。そういう意味では、死刑に値する犯罪を犯した者に人権を主張するほど私も博愛精神に富んでいるわけではありません。
国家権力から「国家権力にとって都合の悪い人間に無実の罪を着せて死刑に処す」ような軍国主義的思想統制の使い道を剥奪するためにも必要なのです。
司法・立法・行政は分立している…。けれども、それぞれに利権や利害関係があり、結託していると言われても仕方の無い面は皆さんご存知だと思います。(例としてあげるなら、国家賠償裁判の最高裁判決は10中8〜9は国に有利な判決になっています。)
従って、国民投票による国会議員選挙の後で武力・経済力の秀でた一部の勢力が力を伸ばした場合、次回選挙まで国民の意思が反映されるとはいえません。
冤罪以外にも万が一を想定すると、国家権力から生命刑を奪うのは国民の自由な生活、自由な精神活動を守るために必要不可欠であり、生命刑廃止による凶悪犯罪の増加に関して懸念するのであれば、それは別の方法で抑止するべく考えなければならないと思います。
とにかく、非常にボリュームがありますが、過去ログをよく読んで、思い付きではなく、良く考えて発言しましょう。
各人の信念はそれはそれで尊重されるべきですが、根拠のある、反対意見に論理的に対抗できる用意をしてから発言してください。
このスレが伸びてきたのは、それだけ重要な問題を皆さんで知恵を出し合って真剣に話し合ってきた結果ですから、用意・準備・下調べのない発言は、同じ経過を堂々巡りさせるだけです。
624
:
Mew
:2005/01/05(水) 20:49
非常に長いスレでしたが,単なる喧嘩の部分等を除いて,
ほぼ全部拝見しました。
私は,基本的には死刑制度の存続には賛成です。やはり,
自分の大事な人間が無惨に殺された場合の事を考えると,
どうしても情緒的な部分からそう感じてしまうためです。
ただ,もうさんざん書かれてる事ですが,自白偏重の捜査
や裁判による冤罪の可能性を考慮すると,今のままの
制度を維持するのは,どうかと思います。
拝見した中では,現実に可能であるかどうかはともかく,
「猶予付死刑」というのは,全く考えも及ばなかったことで,
一案のように感じました。判断が難しいですが,明らかに
更正していると判断できるならば,刑期,いや死刑囚の場合は,
正確には刑期とは呼ばない気もしますが,服役中に刑を中途で
減刑できるとか,あるいは,何年かして,死刑にしないで欲しい
との遺族の要望書などが提出された場合は,執行は免除して,
終身刑に刑をスライドさせるとか(これには勿論,終身刑がこの国
に創設されることが前提ですが)。ただ,大量殺人のような場合に,
遺族の方が多数存在する場合,意見が合うかどうかはわかりませんが。
少なくとも,今の現状よりは,マシのような気がします。
法曹関係者の方はどう思われるかわかりませんが,細かいことはともかく
「量刑に幅を持たせて,刑期の途中で他の刑に変更できる,特に死刑から
無期または終身刑へのスライド」という点に限れば,もしかしたら,現実
にやろうと思えば,可能のような気がしますが,どうでしょうか?
これも沢山書かれていたことですが,やはり,死刑と無期懲役の
間のあまりにも大きな隔たりを無くすことから考えた方がいいよう
に感じます。
ずっと以前から不思議に思っていたことで,素朴な疑問で申し訳
ないですが,死刑廃止論議は,今までも日刊紙等でも割と話題に
のぼり,身近な話と感じるのですが,何故,↑の「終身刑の導入」
という話は,法務省にしろ,日弁連にしろ,積極的な早期の導入
という話題を耳にしないんでしょうか?陰で着々と進められていて,
単に私が無知で知らないだけなんでしょうか?
勿論,お金がかかるんでしょうし,物理的に刑務所の場所がないとか,
刑務所が人であふれてるとか,そういう現実的な問題もあるんでしょう
が,もはや,検挙率は半分にも遠く届かず,子供も外で安心して遊ばせ
ることさえ難しくなってきた,このご時世に,何でなんだろう?と・・
ただでさえ,この国は,人を1人殺した位ではまず死刑になどならず,
無期懲役がいいところで,多少拘束期間が延びたとはいえ,15年か
ら20年前後で仮釈放されて,逮捕当時の事など世間が忘れ去った頃に,
また,娑婆に凶悪な犯罪者がどんどん舞い戻っているというのに・・・
内心の問題をどう判断するのか,わかりませんが,もし更正して戻って
きたとしても,一体どこに彼らの受け皿があるのかもよくわからない
し・・・受け皿がないとなれば,また犯罪に走らざるを得ないんじゃ
ないでしょうか?
年末に逮捕された容疑者のように,将来に渡って,とても更正できると
は思えない犯罪を犯した者が逮捕されるたびに思うことなんですが。
「死刑に犯罪抑止効果があるかどうか」という事より,個人的には,
終身刑がないことにより,死刑を免れ,無期懲役とされた犯罪者が
どんどん社会に舞い戻り,再犯を犯す可能性が増大することの方が
怖いし,身近な問題のような気がします。
長くなるのでできるだけ簡便に書いたつもりですが,どうしても私は
論理的に思考するよりも,感情に流されやすいほうであるため(^_^;),
お気に障るような表現がありましたら,ご容赦下さいm(_ _)m。
625
:
紫煙狼
:2005/01/05(水) 21:45
先日、友人の弁護士と話をしていて、日本に終身刑が無い理由を聞きました。
色々な説があるのは判った上で、そういう解釈もあると言う程度の話ですよ(^^)
アニメ『銀河鉄道999』に出てくる「無期限パスポート」を思い起こしてください。この場合の「無期限」とは持ち主が死亡するまで、もしくは、鉄道会社が倒産するまで有効と理解するべきです。
つまり「無期懲役=終身刑」であり「余程更正がうまく行った場合のみ仮出獄の可能性がある」程度の解釈が正しくて、20年前後で出獄させている行政が間違っている!!
なるほどなぁ・・・と思いました(^^)
626
:
loveless
:2005/01/05(水) 22:48
無期懲役は、期限を定めない刑なので、その気になれば
死ぬまで入れ続けることが可能です。
紫煙狼さんの友人の方の言われるように、現状の条文のままでも
「無期懲役=終身刑」という運用をすることは可能だと思います。
が、、、
紫煙狼さん
>...、20年前後で出獄させている行政が間違っている!!
これは実は、興味深い発言ですよね。
刑務所へ入れるのを決めるのは司法の判断ですが、無期懲役の仮出獄などを
決めるのは法務省管轄の行政機関(地方更生保護委員会)だったりします。
(司法で入れて、行政で出す。。。)
この辺が、「無期懲役=終身刑」という運用ができない
理由かもしれません。
(入れることが仕事の人もいれば、出すことが仕事の人もいるわけで、、、)
Mewさん
>ただでさえ,この国は,人を1人殺した位ではまず死刑になどならず,
最近、なんか流れが変わってきているような気がします。
被害者一人の事件で、無期懲役が覆って死刑になったケースが出てきました。
少年法、刑法などが改正され、厳罰化に向かっている流れを受けている
のでしょうか?(飲酒運転の事故も減ったみたいだし)
また、今年は殺人などの重大犯罪が数年ぶりに減少したとのことです。
まだ判断するのは早計ですが、この流れが続いて犯罪が減少すると、
厳罰化がある程度犯罪抑止の効果になっていると言えるかも。
627
:
Mew
:2005/01/05(水) 23:51
>紫煙狼さん, lovelessさん
お返事頂きましてありがとうございますm(_ _)m。
今,読んでいて一番びっくりしたのは,
>刑務所へ入れるのを決めるのは司法の判断ですが、
>無期懲役の仮出獄などを決めるのは法務省管轄の行政機関
>(地方更生保護委員会)だったりします。
このくだりです。全く知りませんでした(^_^;)。
ただ,考えてみれば,裁判所が、刑を宣告した後の被告の
獄中の事まで知り得るわけはないでしょうから,当然のこと
なのかな?
その委員会の名前も初めて耳にしました。どういう経緯で
どうやって仮出獄を認めているのかはさっぱりわかりませんが、
その委員会で仮出獄を承認すれば、行政庁の長が黙ってハンコ
を押して、ハイ終了、ってことなんでしょうかね?
その委員会には、当然刑期中に囚人を見続けた方々や仮出獄後の
事を考える方々も入ってらっしゃるんでしょうけど、どなたか、
一部の人の胸先三寸で決まってるなんてことはないんでしょうか?
以前、心神喪失で病院の閉鎖病棟へ収監された場合、出られる
可能性は非常に少ないが、場合によっては、2人もしくは3人の
医者の胸先三寸で決まる,という話を耳にしたことがありますが
・・・(ちょっと胸先三寸ていう言葉は,語弊がありますね(^_^;)。
恣意的な運用の方がいいかな?)
これらの話については,世間一般に公開された情報がほとんどない
ようなので,判断のしようもなく,なんといったらいいか・・・・。
>「無期懲役=終身刑」であり「余程更正がうまく行った場合
>のみ仮出獄の可能性がある」程度の解釈が正しく
私もその解釈の方が本来正しいんじゃないか、と感じました。
このスレにも何度か出てきましたが、無期=終身刑、だと
思っている方も、世の中には多いんじゃないかという気がするし。
それに、
>「無期懲役=終身刑」
という解釈をしないのであれば、わざわざ有期と無期を分けた
意味さえあまり無くなってしまうように感じます。
元々の立法者がどういう意図で定めたのかはよくわかりませんが、
本来は、無期=終身刑、という意図があったのならば、それを
行政サイドで判断して、仮出獄を認めるというのは、(たとえ
15年が多少長くなって20年になったにしろ)、おかしいよう
な気がします。
なるほど、現状はおいといても、今のままでも無期を終身刑と
するような扱いもできるんですね。だとすると、どうしても
新たに終身刑を設ける必要性もないわけだから、それで、
あまりそういう話が出ないのかも知れませんね。
ただ、そのような事情を遺族はもちろんのこと、ほんの
一部の関係者しか知らないような今のような状態のまま
では・・・
確かに、少年法や刑法の改正により、以前よりは厳罰化の方向に
向かっていることは、感じます。
スレの本旨とかなりズレた話題なので、書き込むのもどうかと
思ったんですが、どうしても一度聞いてみたかったんで、
レスしてしまいました。
紫煙狼さん、 lovelessさんのお話伺って、
自分なりに何となく、終身刑がハッキリと明確に定められない
理由がわかってきました。
スレ違いの話題にお返事頂いてありがとうございましたm(_ _)m。
628
:
紫煙狼
:2005/01/06(木) 18:37
前述しておりますが、死刑に関しても刑罰を決定するのは司法ですが、執行時期を決定するのは行政です。
つまり、投獄拘置されたまま執行が延々と延ばされ、法律にある確定後半年を過ぎても執行されていない極刑囚が存在するのも行政の責任です。こういう形で司法判断をないがしろにする行政が許されると言うことは非常に問題があると思います。
死刑制度存続の是非は別として、現状で法に明記され、大半の国民の支持を得ていると言う死刑を行政が勝手な判断で執行させないのは越権行為である!と、私なんかは思いますね。
そして、この越権行為のベクトルの先に「一部権力者の思想に合わない者に冤罪を着せ死刑執行する」ような国権乱用や、一部権力者にのみ有利となるような立法、一部権力者に出世するための迎合した司法判断等が見え隠れしており、私は非常にそれを憂いております。例えば、近年の死刑執行のタイミングを分析すると、どうもマスコミや世論の話題をそらすために利用されているように強く感じます。
629
:
Mew
:2005/01/07(金) 00:09
>「一部権力者の思想に合わない者に冤罪を着せ死刑執行する」ような
>国権乱用
死刑についての件ではないですが、
この前地裁の判決があった自衛隊官舎の住居侵入の件もそうですが
(面子のためだけに検察が控訴したらしいですが)、どうも、
ある一定の方向にねじ曲げられている気がしてしょうがないです。
あの話なんて、本来、判決自体よりもあの程度で起訴して、しかも
懲役を求刑したことの方がはるかに問題だろうに情報統制でもされ
ているのか、判決が出た時以外は、一般紙でもたいして話題にも
ならなかったことに、非常に驚きました。というより恐ろしいです。
裏で色んな組織が結託してるとしか思えないんですが・・
なんか段々、こういう話題に触れるだけで、裏で公○あたりの思想調査
の材料にされてるような感じさえして、書くのもためらわれます(^_^;)。
私は、戦争は知らない世代ですが、こうやって少しづつ少しづつ
慣らされて、軍靴の音が聞こえてくるんでしょうね・・・・
>死刑に関しても刑罰を決定するのは司法ですが、執行時期を
>決定するのは行政です。
このあたりも、憲法が(31条)〜法律の定める手続によらなけ
れば、〜刑罰を科せられない、と定めており、これは執行につ
いては、行政にある程度の裁量権を認めている証拠だと解釈されて
いますが、現状のままでは、どうも裁量の範囲が曖昧に過ぎると
思います。
憲法改正するとかいう話がやたら出てますが、なんか唐突すぎて、
真面目に考える気が起きないような。本来の目的がハッキリわから
ないから、もし万が一、突然国民投票なんて事になっても、
判断のしようもない。
もっと他に改正すべきところは憲法以外に山ほどあると思う
んですが・・・やっぱり国民じゃなくて、権力側を縛る憲法
がうっとうしくてしょうがないんでしょうね、きっと。
すみません、また話がずれちゃいましたm(_ _)m。
630
:
紫煙狼
:2005/01/07(金) 15:19
>行政にある程度の裁量権を認めている証拠だと解釈されていますが、現状のままでは、どうも裁量の範囲が曖昧に過ぎると思います。
法律だから、いろいろ解釈があるのはわかった上で「そんな解釈誰が許した!」って感じですね。
死刑執行は確定以後6ヶ月以内と決まっているのだから、行政に裁量権があるというより、行政は6ヶ月以内に正当な手続きを終えなければならないと考えたほうが、よっぽど普通に思えます。
何でもかんでも「拡大解釈」して、常に国権に都合よいように法律が操られていて、どうも気分が悪いですね。
631
:
8M(ヤヲヨロズ)
:2005/01/11(火) 00:20
ある日の全国紙に「X月X日X時 XXX(強姦犯) XXXX(窃盗犯)らの最終公開裁判を実施。 関係者及び関心ある者は会場のXXへ」という広報が載る。
関係者も野次馬も、関心ある者は会場へ赴く。 単なる見物人も足止めされず会場に入る。 サッカー・グラウンドなど、野外の大規模施設であることが多い。
壇上に引き立てられた犯罪者を指して係官が罪状を述べ、異議のある者・弁護する者があれば意見を述べるよう、会衆に問う。
聴衆からの意見があれば吟味されるが、なんらの異議も申し立てられなければ裁判は結審し、刑が即座にその場で執行される。
窃盗犯は手首から。 強姦犯は首を。
黒覆面を被った執行人が大刀を振り下ろし、衆目の中、その場で切断してしまう。
複数のイスラム教国で現在も行われている裁判と死刑執行。
死刑制度を云々する時、欧米社会の法制度や動向が引き合いに出されるけれど、現実の地球社会にはこんな事実もある。
Civilization≒近代化≒民主化≒国際化と謳い上げる西欧社会。 それに属したい我々日本人が対峙している一方では、社会正義がこのように考えられる実施されている。
前近代的で野蛮な行為と目を背け或いは反対を唱えることはたやすいけれど、サウジアラビアである時処刑された4人の内3人が国外からの出稼ぎ労働者だったことからも伺えるように、地域社会の秩序を保つ方法として実効ある制度であることは否めない。
海に囲まれ同一言語を話す1億2千万人が暮らす純粋培養器のような日本。
世界に類を見ないこの環境が生み出すものは、同様にユニークなものとなりうるに違いない。
ただ、それは 「正邪」 「善悪」 「正負」 いずれのベクトルにも等しく働く要素でもある。
努々、侮ることなかれ。
632
:
海の星文庫
:2005/01/11(火) 22:38
11月9日10日11日に行われた、カトリック「正義と平和」全国集会で配布した川口和秀さんからの死刑廃止への御意見です。「支える会」のニュースにも掲載しましたが、より、多くの方にお読みいただければと、転載いたします。
死刑は究極の差別
冤罪被害者の立場から
川口和秀さんからの書簡
現在宮城刑務所で無実の服役中の川口さんより、死刑廃止に関する内容の書簡が仙台の阿部泰雄弁護士を介して送付されました。獄中で多くの受刑者と接し、また御自身も引き込み証言により長期の服役を強いられている冤罪の被害者として被害者感情も体験されてきた貴重な意見として公開いたします。
往復書簡の返信のため、太字往信は質問や問い掛けです。カッコ内補注等、再構成しました
死刑について
私は宮城という長期刑務所に(冤罪により)受刑中ですが、人間どの様な事件を起こしていようとも更生はできると確信します。直接そのような者とも接して断言できます。どの様な人間であっても赦し、更生させることこそ人間愛だと思います。
死刑とは究極の差別、異質排除でしょう?
異質排除を極めれば誰一人としてこの世に残らなくなってしまいます。いろんな人間がいて社会が成り立っているという事を認め合ってこそ理想に近い社会だと思います。
死刑とは国家が更生させる努力を放棄すること。法律論など別のところで死刑廃止を優先させねばと思います。人類が作出できる物ならば壊せば良いでしょうが、生命は作出できません。生き者なのですから。私は死刑廃止論者です。
死刑と冤罪
過日下村先生からイギリスが死刑廃止に向かった切っ掛けとなった事件の本を差し入れていただいたのですが、内容は執行後、明白な冤罪であることが判明。世論が死廃に向いたのです。処遇もこれを機に改善されたのです。
応報刑だ、教育刑だと法律論は結局どちらにも向くもので、国家としても世論には抗えない。それには各国の死刑廃止の現実と、外圧を以て訴えれば早道と私は思います。
被害者や遺族の感情が存続の理由としてあげられますが
被害者に代わって国家が応報するというのなら、被害者が加害者を赦せば執行は止まる方向に傾くと思います。(被害者や遺族が)死刑を求めるという事や、恨み続けるということは、その人の人生に何の解決にもなりません。
冤罪被害者の立場で
壁をも割かんばかりの狂おしい怒りと叫びたい衝動に幾度かられたやしれませんでしたが、或る時「忙裏、山我ヲ看ル。閑中、我山ヲ看ル。相看レド、相似ルニ非ズ。忙ハ総テ閑ニ及バズ」という言葉に出逢いました。
それから自分を眺め、この時を岐に(引き込み証言をした)相手の立場に立ち思考してやる時、赦せる自分を認識できました。
この言葉は私に思考視野を広げてくれたと共に心の平安をももたらせてくれました。私は体験的に相手を赦し、自分の心も救われ、前進できたのです。赦せる迄、心は荒廃しきっていたと現在なら(自己)診断できます。
(支える会より)
宮城刑務所はLB(長期累犯)刑務所。無期囚も多数在監しています。毎日工場で刑務作業に従事し、文字通り寝食を共にしている。その体験から書かれた文章です。
私達は、引込証言で辛酸の獄中生活を送っている川口さんが、この様な文章を書き、宮城刑務所の発信不許可のなか、外部にやっとの思いで届けた事に、大きな感動をいたしました
633
:
ポーロック
:2005/01/12(水) 04:48
教育刑という形で行刑施設を運用すると再犯が増えるのではないかという
意見もある。「応報としての刑」を執行するのが行刑施設の役割ではないかと
考えている。
それはともかくとして、死刑は考え方によっては「究極の教育刑」ともいえる。
大体、死刑を執行されるのなんて行刑施設での矯正が不可能なケースだ。
有名な人権屋に菊田某というのがいるが、ああいうのは「塀の中の人権擁護」
には熱心だが、犯罪被害者の人権はどうでもいいと考えているところがある。
菊田は新宿のビル火災における犠牲者を侮辱したことで有名。人権ゴロそのもの。
それから小菅あたりに定期的に出没する死刑廃止を求める市民団体みたいな
イタイのがいますな(嘲笑 そういう組織のWebページを見てメールを送った
ことがあるが「行刑施設では矯正不可能な事例に対して、どう対処すべきか?」
「被害者やご遺族が死刑を望む場合はどう対処すべきなのか?」「死刑が確定
する確率はきわめて低く(計算の方法などを添付している)冤罪が疑われる
案件に対して法務省は”怪しきには執行せず”とのスタンスを取っていると
考えられるが、そちらはどう考えているのか?」を聞いても何も答えられない。
「贖罪という意識を持ってもらうように法務省は努力すべき」みたいなことは
書いていたが。
634
:
紫煙狼
:2005/01/14(金) 15:12
塀の中の人権擁護や宗教的倫理観を根拠とする死刑廃止論は死刑廃止を遅らせる要因の一つですね。
「死刑とは究極の差別」と言っても、その差別を受けない生き方あるのですから、自ら進んで被差別者になったと考えるのが妥当でしょう。
また、宗教的倫理観で物言えば「ポア」することで上位ステージに…なんて宗教的倫理観も存在します。
つまり、どちらも盲目的独善的すぎて題材として不適切であるにもかかわらず「それが全て」みたいに演説する。
「イタイのがいますな(嘲笑」
私は死刑廃止論者ですが、同感です。イタイっていうか、片腹痛いです(笑)
635
:
レイヴ
:2005/01/14(金) 16:22
なぜ死刑を廃止しようという論議が起こるのか私には今だに理解できません。
もっともすでに明確な存在理由でさえも失ってますけどね。
制度としてあるのならそれはそれでいいと思うのですが。
それが気に入らないとしても一国民としては受け入れざるを得ないと思いますが。
気に入らないことだけ反対して自分が得られる権利は守れよ、というのでははなはだ都合が良すぎるきらいがあります。
法の柔軟な解釈ということ事態に問題があると思います。
例外を作るのならばその決め事はすでに破綻しています。
「機械じゃなくて人間なのだから…」という意見もありますが、人間の存在が曖昧なものだからこそ、いろいろな決め事ができたわけで、それを守らないのであれば本末転倒だと思います。
大体、通常の人ならばまったく関係のない世界の話なのですから死刑にされるようなことをする(または疑いを持たれる)人間の権利を主張もしくは保護することになんの意味があるのでしょう。
636
:
ポーロック
:2005/01/14(金) 16:50
>>634
彼らは死刑を「究極の人権侵害」と認識しているらしいのですが、論理の
一貫性に欠ける部分がある。それから、僕の深読みなのかもしれないのですが
、背後に何か大きな勢力が控えているのではないかと思えてくるわけです。
伝聞ですので詳細が取れていませんが、公安調査庁の調査対象団体で
死刑がらみの団体はあるというし、何だか不気味なものを感じています。
>>635
世論は死刑制度の存在を支持しているのが過半数を超えている。
そもそも日本政府の悪口を言っただけで死刑になるなんてことは考えなくても
いいわけで、死刑が実際に執行されるのは強盗殺人とか、そういった極めて
反社会的な輩に対してじゃないですか?
犯罪者の人権擁護には熱心だが、被害に遭って命まで奪われた方の人権は
どうなのだと言いたい。僕自身は危なかったとはいえ、何とか生きている
から自分の意見なりを述べることができるけれども、この世を去った方々
は何も言えないではないですか?
637
:
紫煙狼
:2005/01/14(金) 20:23
>>636
ポーロックさんなんて実感しているのではないでしょうか?
以前より日本国民の判断力や考察力は低下してきています。
基礎学力を見ても歴然とした低下傾向が読み取れます。
私の目が黒いうちに、問題が発生するとは思わないのですが、このまま国民の政治や司法に対する無関心が増徴して行った場合、いずれ、徐々に軍国主義的思想が国政を席巻しないとも言い切れません。
そうなると「日本政府の悪口を言ったものは(何らかの罪を着せられて)死刑になる」ことも想像に難くないでしょう。
従って、国家権力から生命刑を奪うのには、暴力団や非合法活動を生計とする団体から銃器などの武器を取り上げるのと同様の意味があります。
脱線になりますが、現在の国会議員って良くも悪くも日本国民の縮図ですよね。
馬鹿もいれば、薄汚いヤツも居る。無責任なヤツも居れば、金以外に無関心なヤツも居る。
誰かが「こう」と叫べば、付和雷同する金魚の糞みたいなヤツもいれば、風見鶏も居る。
(当然、大半はクリーンで誠実で国政に真面目に取り組んでいる人々と信じている…ことにしておきます。)
今、街に出て、若者達の行動をじっくりと観察する。自分も含めて、国民のレベルの低さを感じます。
これが、今後の日本を動かすのです。将来の日本を背負って立つ若者達です。
今のうちに安全装置を完備しなければ…と痛感すること請け合いです。
638
:
ポーロック
:2005/01/15(土) 02:05
将来への不安は私も抱えています。
だが、同時に日本人の持つ強さを信じてもいる。
これが私の本心ですよ・・・
639
:
loveless
:2005/01/16(日) 03:10
>>637
,638
そうですかね?
そもそも、年寄りが今の若者はなっとらん!と言うのは数千年前から
変わってないわけで、私が学生の頃も当時の教授からは、今の学生は
レベルが低いとさんざん揶揄されましたよ。
(ただ、質はともかく「量」が心配ですね。)
日本の民度は他国に比べても相当高いレベルにあると思っています。
最近の選挙結果を見ても、、、自民、民主ともに全幅の信頼は
してないがそこそこ信用している、公明はカルト、社民・共産は退場と、
実によくバランスされている気がします(カルトがやや多いかな)
そのため、私は日本の世論をかなり信頼しています。
(世論調査の結果と自分の意見が一致することが多いです)
まあ、私も愚民の一人なので大多数の日本人の意見と合致するのは
当たり前かもしれませんが。。。
で、その世論の最近の傾向は、死刑存続、厳罰主義、被害者保護のはず。
(要するに、今は加害者側人権のほうには向いていない)
>国家権力から生命刑を奪うのには、、
たぶん、死刑が廃止となったとしても、一般犯罪のみで国家に関する
犯罪(外患誘致や内乱など)については、廃止されないのでは?
#トルコはこのパターン
640
:
紫煙狼
:2005/01/23(日) 00:57
「女子高生コンクリ詰め殺人事件」スレ244番の今日獄飛路生様
>どんな罪でも生きて償う権利があると思いませんか?
償うと言う意味が実は良くわかりません。
例えば、公金を横領した罪に関しては、横領した金額に追徴金や慰謝料や利子を加算した額を返済し、道義的責任として一定の刑罰を受け、社会的制裁を受けることで「償った」と言える日が来るかもしれません。
しかしながら「覆水、盆に返らず」の例にもあるように「やってしまったことを、無かったことにする」事は不可能です。
上記の例に従い、殺人を犯した場合を当てはめた場合
・被害者を元通りに生き返らせて
・被害者を含む被害者家族が満足する慰謝料を支払い
・犯罪による不安を世間に及ぼした道義的責任として一定の刑罰を受ける
のであれば「償う」ことは可能と思われます。
しかし、実際問題として殺人まで至らなかったにせよ、修復不可能な状態を引き起こしてしまった場合、例えば「被害者に修復不可能な後遺症を残してしまった場合」等は「償ったつもりになる」事は出来ても、「本来の意味で言う償いを終える」ことは不可能と考えます。
従いまして「生きて償う権利がある」というのは加害者の勝手な身の程知らずの言い分と言えます。
その証拠に「被害者家族が許してくれたことを確認するすべはあっても」「被害者自身が許してくれたかを確認するすべが無い」のですから。
このように、加害者の権利を一方的に擁護するような死刑反対論は、逆に犯罪被害者の対立感情を引き出し、死刑廃止にストップをかける要因になっていると私は考えております。具体的に一つで構いません「殺人犯が償いを終える」ためにはどのような方法があるでしょうか?挙げて頂きたいと思います。(それが万人の納得するものであれば、死刑廃止は遠い将来の話ではないかもしれません。)
次に、では「死刑によって罪を償えるか」という話になりますが、これはナンセンスな話だと考えます。つまり殺人事件において、加害者が(死刑により)死亡した所で、被害者は帰ってきません。また、被害者家族の心痛が静まることも無いでしょう。現在の死刑の意義に関しては色々な学説がありますが、私は応報刑としての位置づけを支持しております。
つまり「償うために殺される」のではなく「他者の人権を自分勝手な理由に従い一方的に犯した者(この場合は生命の自由)」に対して、同様に生命の自由を取り上げ、自分の侵した罪と同等の罰を受ける。それが死刑の本質であると考えます。
ちなみに、(そんな条文はどこにもありませんが、通説として)刑法は基本的に罪刑法定主義の下に成り立っており、刑法に殺人罪が規定されていなければ、殺人に関する罰を受けることはありません。この意味するところは「人を殺したから罰を受ける」のではなく「人を殺してはいけないと言う法規に違反したから罰を受ける」のです。(その証拠に、検察官は被害者の代理としてではなく国家の代理人として裁判を提起します)簡単に言えば「たとえ被害者が許しても、被害者家族が許しても、法律はそれを許さない」ということです。
(中には、親族・知り合い皆から嫌われ、憎まれていた人が殺されて、被害者家族としては犯人にお礼の一つも言ってやりたい場合、なんてのもありますが、その場合でも被害者がどのような人間であったかではなく、犯人がどのような人間であり、どのような理由で殺人に至ったかが裁判の焦点となります。)
これらの意見を元に、もう一度「償う」とは何を意味し、何を以って償うことが出来たとするかをお考えください。
また、貴方と意見を交換できることを楽しみにしております。
641
:
紫煙狼
:2005/01/24(月) 02:55
今日獄飛路生さんへ
まず最初に、このスレ全てを読み返していただきたいのですが、私は死刑廃止論者です。
しかし、死刑廃止の必要性に関して「加害者偏重の人権論」や「(宗教的)倫理観を根底とする人権論」による死刑廃止論には真っ向から対立するスタンスを取っております。
>「世論は、確実に死刑廃止に向かっているのですよ」
日本の世論は「以前より死刑廃止論者が増えた」だけで「過半数は死刑廃止を望んでいない」というのが実情です。そして、十数年前から順調に割合をふやし続けてきた「日本国民における死刑廃止論者の占める割合」は、ここ数年減少の傾向を辿り、厳罰化を求める声が高まっております。理由として、酒鬼薔薇君が社会復帰した現在、再犯の可能性が極めて高い元犯罪者が自分の周辺で生活しているかもしれないという事実が身近になってきた事や、「同情の余地の無い凶悪犯罪の増加」により世論は「基本的人権」が犯罪の恐怖にさらされていると感じ始めていることがあげられると思います。
また、この厳罰化の声を一層高めている理由の一つに「加害者偏重の人権論」や「宗教的倫理観を背景とする死刑廃止論」が存在します。(この下りは過去ログをお読みください。)
少なくとも、現行の刑法が国民の代表たる国会によって制定されているものである以上、世論が死刑存続を望んでいるのであれば、死刑に処される犯罪者が存在しても何の問題もありません。つまり「世論がそれを望んでいる」で死刑存続に関しては必要充分な条件がそろうと考えられます。(酷ではありません。当然の摂理です。)
従って、死刑廃止を訴えるのであれば、加害者人権、倫理観以外の明確な理由を根底とし、論理的矛盾の存在しない説明によって訴えられなければなりません。また、冤罪の可能性を根底とする死刑廃止論は「宅間元死刑囚」のように冤罪の可能性が全く存在しない殺人現行犯逮捕という状況も併せて考慮されたものでなければなりません。
642
:
真性ニート
:2005/01/27(木) 16:35:48
俺は死刑制度はいらないと思いますよ。
なぜなら「押しつけがましい」と思うからです。
死刑賛成派はいつも必ずこう言いますね。
「お前が家族を殺されたら、その犯人を殺したいと思わないのか?」
もちろん思いますよ。だから何だって言うんです?犯人を死刑にすれば、それで満足できるとでも?
たとえばの話です。
こないだ奈良の事件がありましたね。「小林」という人が捕まりましたね。
俺があの事件の被害者だったとしましょう。当然、犯人は憎いですよ。殺してやりたいと思いますよ。
でも、あの犯人を殺せば済むのか?ちっとも済みませんね。
全国に「小林」という名前の人間はたくさんいます。どこにでもいる名前でしょう。これから生きていく
うちに何人の「小林」という人間と出会うか分かりませんね。
「小林」という名前を見たり聞いたりするたびに、俺は事件のことを思い出し、不愉快な思いをすると
思いますね。犯人への怒り、憎しみ、世の中の不条理に心をかき乱されるでしょうね。
それを防ぐには、ひとつしかありません。全国の「小林」を1人残らず死刑にしてしまうことです。
極論でしょう。しかし、そこまでしないと「被害者の無念」は晴れないと思うのですよ。
死刑はそこまで「被害者の無念」に応えているでしょうか?いや、応えるべきなのでしょうか?
もし、応えるべきだとしたら、そこまで応えなければ、死刑が被害者感情を代弁しているとは思えないのです。
「犯人を殺してやったんだからいいだろ?これで文句ないだろ?」
という国家の無言の威圧、押しつけだと思うのです。
以上のことから、俺は制度としての「死刑」に反対です。
被害者は国家に「犯人の処刑」を委ねるのではなく、殺したいほど憎ければ自分で殺すべきなのです。
当然、被害者が加害者を私的に殺せば「私刑」です。殺せば殺人罪に問われることでしょう。
しかし、国家が制度として、犯罪者を殺すよりはマシだと思います。自分の手で恨みを晴らせるからです。
被害者も「殺人」にそれだけの覚悟を持つべきでしょう。国家の死刑を認めるべきではないのです。
643
:
ofr
:2005/01/27(木) 18:29:34
>>642
暇なクセに過去ログ読んでねーだろ。
読んでもそんな事しか言えねーのか?
お前、語る資格なし。
だからニートなんだな。 プ
644
:
奈々
:2005/01/27(木) 18:59:43
>全国の「小林」を1人残らず死刑にしてしまうことです。
私もちょっと退きましたよ。ニートさん!9条と刑法を読むことをお勧めします。感情論になっていると思いますよ。
感情論では刑法成り立たないです。むしろそれでは「死刑制度」そのものの内容を理解していないと突っ込まれてお終いです。
645
:
真性ニート
:2005/01/27(木) 19:23:35
>>615
歴史上初めて死刑を廃止したのはベネズエラです。
確か1863年に世界初の死刑廃止国となりました。
日本も平安時代に347年間事実上の廃止状態にありました。
ただ、地方では地元有力者や地元民の意思による死刑は執行されていたようですが。
646
:
紫煙狼
:2005/01/27(木) 21:49:04
>>642
では現行の刑法に定められる死刑の目的とは?法益は?
死刑制度の位置づけとは?
>>644
ですよねぇ、過去ログ読んできた人にとっては、斬新だけれど、
やっぱり自己感性至上主義的、非論理的記述の傾向が強すぎますよね。
647
:
紫煙狼
:2005/01/27(木) 22:34:11
>>642
>>646
どうも変なことを言ってしまったようです。
死刑が求刑される罪は「殺人罪」に限定できないので…(死刑の法益だって、プププ(笑))
ただ、現在死刑判決について係争している例や、死刑が確定している例、また、現在、死刑を求刑されることが予測できる例、いずれも殺人罪に関する犯罪行為なので、やはり、殺人罪を題材に考えるのが妥当であると考えます。従ってこの場合、殺人罪の法益をお答えいただくのが適切ですね。
648
:
真性ニート
:2005/01/27(木) 23:18:25
>>647
サウジアラビアの死刑は斬首ですが、以前、こんな話を聞きました。
ある殺人犯が今まさに首を斬られようとしたとき、被害者の遺族がこう叫んだ。
「その男を許してやってくれ!」
刑は執行されず、男は命拾いした。
これは特異なケースではなく、サウジでは裁判官が被害者遺族に加害者を許すよう
何度も説得をし、それでも許さないという場合に刑が執行されるそうだ。
ここで俺が言いたいことは、究極的に被害者に要求されるのは、
「犯人を赦すこと」
に他ならない、ということです。
敢えて宗教的に言ってしまえば、被害者の復讐心というものは、いつかは乗り越える
べきもので、それをもって責めることは出来ないまでも、決して、その復讐心自体が
崇高なもの(尊重されるべきもの)であるはずがないのですよ。
本当に遺族が救われるということは、無論、それがいかに険しい道のりであるかは想像に
難くないが、加害者を赦すということにおいてではないか、と思うのです。
国家が制度として行う死刑は、それを奪い取ってしまうものであり、よって俺は、死刑に
反対する立場を表明するのであります。
649
:
奈々
:2005/01/27(木) 23:57:05
資本主義国家とイスラム国家を比較するとそこにはやはり感情論しか浮かんできません。
アラブの国は戦争の歴史が長いですし、宗教が基本にあります。国民に対して生れながらにして否定することの出来ない事実です。
日本は宗教的に見ればむしろ無神論者が多いです。国の背景からしても死刑を容認していることは理に適わないとも見えます。
しかし戦争をしている国では国民の感情論としては、もうこれ以上殺傷したくないと訴えることが心情です。これは犯人を赦すこと以上に意味があります。
日常的に戦争を体験している国と日本では国民の質も違ってきます。よって犯罪の傾向も違ってくると思っています。日本のような平和な国でどうして凶悪な事件が起こるのでしょうか?
犯罪の種類と国民性を比較すると日本が死刑制度を採らざるを得ない事情も理解出来ています。
治安国家であり無神論が多い国でありながら、犯罪をのうのうと犯す輩が育つのはどうしてでしょうか?
質問でもあります。平和であるが故の刑罰は必要であると私は死刑制度賛成派です。
1人殺害しても、5人殺害しても、10人殺害しても、保険金目的殺害事件でもどのような犯罪にたいしても「死刑制度反対」を唱える理由が
たとえ宗教の教義に乗っといて「犯人を赦すこと」神の前にて平伏すことで罪が亡くなるなどと・・・・ナンセンスそのものであると平和な日本の自由な発想なんでしょうね!!
650
:
紫煙狼
:2005/01/28(金) 00:16:39
なかなか面白い意見です。では
>究極的に被害者に要求されるのは、「犯人を赦すこと」に他ならない
として、加害者に要求されるのは何でしょうか?
生きて償うこと?じゃぁ、具体的に償うってどういう事?何をしたら「償った」と言えるの?
どちらにせよ、感情論的視点から死刑制度を見つめていたら、話が進まんでいかんわ。
651
:
紫煙狼
:2005/01/28(金) 00:19:43
失礼、650の発言は648の発言に対する見解です。
>>648
究極、感情論で死刑制度を見つめたら、多数決の原則から死刑存続。
当たり前の道理になってしまうがな。
とにかく、上でも指摘されていると思うけど、過去ログ読みなさい。
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