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死刑制度についてひと言お願いします
1
:
boro
:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。
452
:
白たん
:2004/03/02(火) 15:22
死刑判決を望むような生物的な危険分子は死刑によってその子孫を根絶しなくては
いけません。それが本人の望むことかは問題ではありません。
453
:
ゼロ
:2004/03/03(水) 01:56
>死刑に犯罪抑止力がある事は、疑い無い事実だと思います。
死刑が犯罪の抑止力になっている、というデータは実はないようです。
むしろ、逆に死刑を廃止したあとに犯罪が減ったというデータはあるようですが
犯罪が減ったという事実と死刑廃止との因果関係ははっきりしていないらしいです。
また、だからといって死刑を廃止しても犯罪は増えない、とは言い切れず
これだけは実際に廃止にしてみないと分からないことです。
法務省ははっきりと死刑には犯罪抑止力があると主張していますが
その根拠となるデータは見たことがないです。
死刑判決を覚悟で犯罪を犯すというのは年に1度あるかないかだと思います。
全体の1%くらいかもしれません。だからといって無視していいものでもないです。
人によっては死刑よりも終身刑のほうがツライと思う者もいるとは思いますが
やはり死刑の方がイヤだと思う者が圧倒的に多いと思います。死刑判決が出ると
いうことは「更生の余地なし」というほかに、生かておいておけないという
国側の判断であり、そうなること自体、精神的にショックではないかと思います。
日曜を除いた?毎日の朝、もしかしたら今日あるかもしれないと思いながら
過ごさなければならない恐怖を味わうだけでもツライですね。その点から言えば
終身刑は刑務所から出られないもののずっと生きていられるわけですから・・・。
誰も人殺しになるために生まれたわけでも、人に殺されるために生まれてきた
わけでもないのに、こうなってしまうことは悲しいことです。
エラソーなこと言ってすみません・・・。
454
:
えふ
:2004/03/06(土) 18:09
そういえばこの前の麻原こと松本智津夫裁判で、坂本弁護士の同僚の方が
「当たり前ですが死刑では1度しか死にませんから・・」
とおっしゃっていたのが印象深かったです。
もしも何度も死んだりできるものであれば、量刑への論争ももう少し簡潔に
なるのかも知れませんが・・・(不可能ですね)
私個人は死刑への賛否を云々できる明確な意見がないのですが、どんな量刑を
導入してもきっとどこからか異論は出てくるのだろうと思います。
終身刑が導入されて、その生活費(??)もその受刑者自身の年金などが充てられる
などすれば多少はマシなのかも知れませんが・・・。
455
:
みふ
:2004/03/13(土) 20:19
何人殺しても、死刑は1度ですんじゃいますから、もっと重い刑があればいいと私は思います。死刑については「賛成派」です。人権とかなんとかすべて無視してよいなら、「目には目を、歯には歯を」がいいと考えます。例えば、山口県光市の母子殺人事件の犯人は、1度釈放され、普通の生活をし、愛する人と家庭を持ち、子供の寝顔を見るにつけ「ああ、幸せだな」と思うころ、妻と子供を国が」殺せばいいんです。被害者と同じ事されないとわからないと思うんです。どれだけの重罪を自分が犯したのか。そうもいかないんでしょうけど。憤りを感じるたびに思います。同じ事してやらなきゃわからん!と。前述、えふさんのカキコにもありますが、受刑者の生活は我々の税金でまかなわれているのですから、いたずらにだらだらと生かしとくことは無いと思います」。冤罪は別ですが。
456
:
鯊
:2004/03/15(月) 10:48
>455
気持ちはわかるんですが、『妻と子供を国が」殺せばいいんです。』はキツイ。(笑)
457
:
kei
:2004/03/16(火) 16:03
そうそう、鯊さん、気持ちはわかるんですよね(笑)。
手段はともかく、罪の重さをわからせる・・ということには賛成。
458
:
人権
:2004/03/31(水) 16:22
『現代思想』(青土社)の3月号に「死刑を考える」という特集が
組まれています。「考える」となっていますが、実際には廃止論の
特集で存置派からの発言はないようです。
それにしてもN氏のように存置派からの疑問・問いかけをただ
「ためにする言いがかり・あら探し」としか捉えようとしない姿勢
には疑問を覚えます(もちろん中には言いがかりもあるでしょうが)。
459
:
M_I
:2004/04/07(水) 14:55
>妻と子供を国が殺せばいいんです
僕もこのようなワダカマリ(?)に対し極端な事を考えてしまいますが、
加害者の親が加害者を責任を持って始末して欲しいと思いますね。
出所が制御できず野に放たれたソレが何の関係もない他者に対し危害を加える。
というのは迷惑極まりないでしょう。一方でどういう訳か親御さんの意図しないところで
環境か運の悪さか知りませんがソレらが親の知らぬところで悪くなるのも事実のようでして、
そんなソレにどう対処してよいか分からない彼らも不憫でもあるのですが。
しかし、やはり考えもなしにポンポン産みよる人も多いのでは?
460
:
いやあ通りがかりです。
:2004/04/11(日) 18:25
私は死刑制度の意義について、やや懐疑的ですが。
死刑制度に問題があるとすれば、「復讐権」という
ものを国家・政府が独占して、勝手に代行している
ところに問題があると思います。
国家がわざわざ、もう死んでしまった被害者のために、
犯行後何年もたってから、加害者を殺しても意味が
ないですよねえ。
抑止力云々については、すぐ上で書かれている通り、
あまり期待できないどころか、かえって犯行が
エスカレート(顔を見られたら即殺す)となりかねない
ような気もします。
461
:
ほのか
:2004/05/10(月) 03:03
>「復讐権」というものを国家・政府が独占して、勝手に代行している
ところに問題があると思います。
「復讐」を被害者の遺族によって行なうという死刑制度もどうかなと思います。
「復讐」とはいえ、「殺人者」になってしまうわけですから。
アメリカのように注射による死刑を行い、それを被害者の遺族がその執行場面を
見ることができるということにするのもいい案だと思います。注射ではなく
点滴でもいいと思います。
462
:
loveless
:2004/05/11(火) 01:59
>>460
復讐に関しては、死刑に限った話ではないと思います。
たとえば、娘をレイプされた父親がその加害者に対して
復讐のため暴行を加えても父親は罪になります。
これは復讐の復讐などのように負の連鎖を阻止して
社会を安定させるために必要なことと思います。
そういう意味では、復讐権を個人から取り上げて
国家が代行するというのは、刑法の基本的な
考え方の一つのような気がします。
463
:
占
:2004/05/12(水) 07:58
死刑を廃止し、刑罰を廃止し、「復讐」という観念のない社会をつくれば
凶悪犯罪自体が減少するので安上がりです。
犯罪としての殺人の動機は復讐です。それが主観や妄想であれ。
これは、相手が見知らぬ不特定である、通り魔だってそう。
社会への復讐、女性への復讐(性犯罪)。
復讐の国家殺人(死刑)・リンチ(刑罰)が公にある限り、
殺人や凶悪犯はなくなりません。
子は親の背中を見て育ち、人間はその社会を見て育つ。
それに、いま犯罪者は刑務所における虐待と出所後の差別で、再犯者へと
むりやり作られています。そこでは教育・矯正など行われていません。
刑務所は廃止。教育には、ただの学校と寮で十分。
464
:
Low
:2004/05/12(水) 23:04
刑罰のあり方については、社会秩序の維持、被害者感情の満足、犯罪者の更正といった
様々な目的が絡み合っているだけに正直どうあるべきかとは言えません。
ただ、死刑廃止論には反対です。
極刑といわれるものが、どう考えても改善不能な人間を社会から永久に隔絶することを目的にしたものと考えた時、
死刑以外の手段で、わざわざ血税を使って生かしておく意味があるのか、という単純な理由です。
さすがに、誤審の可能性は憂慮しますが…。
人道的観点から死刑を廃止する国は多いですが、その前に軍隊を無くせないのかとよほど思います。
どうも進歩的な発想は、その足元が怪しい気がします。
465
:
ゼロ
:2004/05/13(木) 01:18
死刑制度について考えるとき、いつも永山則夫のことを思い浮かべます。
確かに永山は自分とは無関係な人を4人射殺しました。うち2人は強盗目的での
殺人で、充分死刑に価する犯罪を犯しました。一度は無期懲役判決になったものの
差戻し審で死刑になり確定し、酒鬼薔薇事件のあった1997年の8月に処刑
されました。永山よりも死刑が先に確定した死刑囚が多くいたのもかかわらず
永山が犯行時19歳だったということで法務省が少年犯罪を意識したことで
先に処刑されたのだと思います。永山の小説は「無知の涙」をはじめとして
多くの刊行物を次々と出版しました。中には犯罪に関する書物もあり
書籍では売れたほうだと思います。そして本を売って得た印税は被害者の遺族へ
償いという形で支援者の手を借りて手渡しています。ヘンな言い方ですが
小説家としても犯罪者としても貴重な人を失ったように思います。
466
:
無邪気
:2004/05/24(月) 23:30
死刑反対派の皆さんに伺いたい 難しい理論や哲学は私には理解できないが
もしも あなた方の家族.知人が意味も無く殺されたら・・(特に強姦.放火.
営利誘拐等)そして 数年経って(精神病.薬物なら数年でしょう)
罪を償ったとして貴方の近所で幸せな生活を始めたら・・・
そして 同じ犯罪をいつ起こすかわからない・・・
アナタガタハ ソレデモ シケイニ ハンタイ デスカ???
467
:
死刑廃止に反対
:2004/06/17(木) 20:05
免罪符が交付されたとき、かえって犯罪が増加したので抑止力として
存続させるべきです。
468
:
草田男
:2004/06/29(火) 18:38
国会閉会から死刑執行はあったのだろうか、
469
:
墨子
:2004/07/02(金) 20:34
私は死刑賛成でなおかつ公開処刑の復活が望ましいと考えています。公開処刑のような
視覚的トラウマを周囲に与える手段があることで犯罪を犯したくないと言う精神構造
をつくることが可能になると思います。現在、いわゆる残虐刑が次々に廃止されてますが
その結果として頭としては刑罰があることがわかっていても体の方が短絡的な犯罪
をおこすようになっていっていると思います。つまり、単に厳罰化というだけでなく
周囲により多くのトラウマを与えることが寛容と思います。死刑制度自体については
冤罪の問題が唯一の争点だとおもっています。人を「死刑」にした人間を「死刑」に
できないのは如何なものかと思いますので。
470
:
ayane
:2004/07/03(土) 11:38
初めて書き込みさせていただきます。
死刑については、刑罰としての存続を希望しています。
日々を精一杯生きている市民が犯罪に巻き込まれ、被害者となった時、
唯一の拠り所とできるはずの法律が、加害者の権利ばかりを声高に叫ぶのは、
間違っていると思います。
犯罪抑止力としての観点からも、簡単に廃止はできないのでは。
471
:
ろった
:2004/07/03(土) 22:14
死刑に賛成の部分は被害者家族の意識しかない。
その被害者家族の気持ちは復讐なのだろうか?
もし、それが復讐的な心理を根拠に死刑にしているのならば
反対だなぁ。人間が人間を合法的(現在合法なのだから)に
死刑にするとしても、合法じゃなければ人を殺すことになる。
この先、死刑廃止になったら過去の合法死刑が間違っていた
(その言い方は極端だが)ということにならないだろうか。
それに統計が本当ならば死刑制度での犯罪抑止力がないから
意味がないんじゃないだろうか?
死刑をなくして終身刑をとりいれてはどうだろうと思う。
472
:
Low
:2004/07/04(日) 04:30
私は拷問や残虐刑の禁止までは賛成ですが、あくまで死刑廃止には反対です。
その理念は素晴らしいと思いますが、誰もがその理念に共鳴できるわけではないからです。
本来自然界には生死に正邪の概念は無く、人間社会もその延長上にあるに過ぎないのだから、死刑というものは単なる社会のルール上のペナルティです。
その社会の中に、あらゆる殺人を容認しない理想を持った人がいる事は喜ばしいですが、現実に殺人を何とも思わない人がいる以上、対抗力としてのペナルティを無くす必要性は感じられないですし、そのペナルティの存在が「悪いものだ」という認識は、そういう価値観を持った人以外には無い(多少はあるかもしれないけど)ものです。
そういう意味では、その理念なり理想なりが社会の中で体勢を占めるようになれば、嫌でも死刑は消えて無くなることでしょう。
ところで死刑反対派の方達は、理想論以外ではどんな理由で日本における「よほどの極悪犯罪を犯し確実な証拠でもなければでなければ、今や下されなくなった死刑(ゆえに誤審はゼロに等しいとして)」が駄目なのでしょう?
残虐刑の類には反対ですが(場合によっては、終身刑は現行死刑より残虐かもしれません。)、速やかに命を断ちさえすれば、コスト的な問題だけでも死刑のメリットはあると思いますが。
473
:
pikaru
:2004/07/04(日) 07:56
足跡ついでに意見をカキコします。
私の意見としては死刑に対しては反対です。なんでかというと人が
人を殺すことを容認してほしくないからです。犯罪者を死刑にする
のは、法律をもとに殺すことだと思います。被害者が加害者を殺し
たいと思い、死刑にしたら加害者と同じように殺人を犯したことに
なるんじゃ。
自分が被害者になっても、この意見をいえるとは思えませんが、理
想論として私の意見はこんなとこです。
474
:
ろった
:2004/07/04(日) 09:55
私は死刑(人の命が関わる問題)を
コストで考えることはできない。
現実に金がかかるのであるが、
現実にそういうコスト面で考えられない
私もいる。
475
:
V3
:2004/07/04(日) 20:22
「被害者感情」や「復讐権」だけでは、今後予想される国際NGOや外国政府
からの批判に対して説得力の面で弱いように愚考します。もちろん、これらに
対し「内政干渉」と反論しても、あまり効果がありません。
今後も日本が制度として死刑を続けていくにあたっては、国はどういうときに
人命を奪うことも辞さないのか という原則をしっかり打ち立て、理論武装
をしておく必要性があるように思いました。
476
:
ダランボール
:2004/07/06(火) 07:09
死刑の存廃は、いまという時代を生きている人が、その是非を論じるだけでなく、
法制史の観点から、歴史になにかをすこし付け加えるつもりで論じる必要があるのでは
と考えています。国家制度とか、そういうレベルの問題で済むものでもない。
そもそも、「生きるにあたいしない人間」というのは、近代の法的価値観
からは存在しない(わたしは死刑廃止派では全然ありませんが)。わるいことを
したとしても、誰でも生きる価値はある(人権)。
日本でも類似の事例はありますが、中世のヨーロッパならば、人間が生きている
生活圏の外部に、犯罪者を追放する領域があって、ひどいことをしたら、「社会」から
離縁させられて「森をさまよう人」となり、誰になにされても殺されても何もいえない
(非)存在へと犯罪者は形態を変えることができた。
現代の「社会」にそのような外部は存在していませんから、社会でな
にもかもひきとらなければいけない。これは確かに理不尽です。
近代という時代(18,19世紀)は、将来的に犯罪も殺人も発生しなくなる、という完成
された(理想的)な社会の状態から逆算して、とりあえず、人間の価値、生きる価値
を理念でもって実体化して、それが今に至っています。
二つの大戦を経て、そのような楽天的な人間観ではやっていけないということは
判明しました。しかし、私たち(人類一般)は、すでに近代の権利や価値を大量に
継承してしまっているので、「自分」という存在が、生きる価値を剥奪されてしまう
ということは想像すらできないのです。その点では、犯罪者もそうでない人も同様
です。 完成された社会をつくりだす近代の思想計画は、挫折したのです。
ただ、ここで法制度の古い層である復讐などを持ち出す感情的な議論をしていては
先につながっていかないと思います。必要なのは、うわっつらだけの批判でない近代
批判であり、人間の「生きる価値」あるいは快適に生きる価値そのものをいったん批
判することではないでしょうか。
477
:
V3
:2004/07/06(火) 07:48
法制度の古い層である復讐などを持ち出す感情的な議論を批判し、いわゆる
「刑は犯罪への応報である」という考え方を否定しながら、その一方で
「快適に生きる価値」を否定し、「(世が世なら社会的に追放されるべき
人には )快適に生きる権利を批判すべき」と 結果的には前段で否定した
結論を積極的に主張することになる部分が、私には理解しにくいです。
478
:
ダランボール
:2004/07/06(火) 08:30
「快適に生きる価値」を否定 するものではないです。批判すべきではないだろうか
ということです。人間が人間に対する自己批判として。犯罪者の快適に生きる権利
だけを批判せよと言っているのではないです。「論理」的にそれほど難しいことで
はないと思います。
わたしが主張したいのは、犯罪のない社会−人間性の価値を楽天的に肯定した
平和な社会−をきずけるという近代固有の認識を批判し、必要な場合は根本から
それを改めて、広く共有できるあたらしい認識へとつなげていく必要があるの
ではないか、ということです。誰かが個々の事件について、死刑だ!と声を上げ
るだけで済む時代では、もうないでしょうということです。 死刑を論ずるなら、
今的なトピックにのっとって、法や制度の改正を論じることも必要だと思いますが、
法制史や哲学の議論も必要ではないか、ということです。
479
:
V3
:2004/07/06(火) 10:03
「人は犯罪を犯さない自由な意思がある」という「近代思想計画」的な考え方
が余りにも楽天的過ぎるというのは、そうだろうと思います。そういう自由意思
を集めたからといって、確かに犯罪なき「平和な社会」ができるとは限りません。
ただそのことと「一旦快適に生きる価値そのものを批判する必要性がある」こと
とのつながりが分かりにくいです。
480
:
ダランボール
:2004/07/06(火) 10:40
おっしゃる通りです。ただ、人間(個)−社会という近代モデルは、
そもそも楽天的な人間観、自由観にもとづいたものであるからこそ、
そのような人間観を継承した現在、死刑というところに象徴的に問題
が発生する状況になっていると考えられます。平和な社会が達成でき
なければ、近代モデルそのものを疑い、さらに、近代の人間の価値
生き方をいったん留保する(批判はそこからはじまります)ところ
から考える、ということが重要ではないかと思います。憲法を見ても
「人間は快楽をもとめる」などとはけっして書いていませんが、根本
にあるのは、人間=快を求める存在という思想です。しかも、各々が
自分の快を追求してよろしい、という思想です。 このような目に見えない
思想がいまも当然あります。ヒトは空気みたいにこの人間観を吸収して、その
ような考え方をしています。これでは、解釈によっては殺人も是になってしま
います。それが問題なのです。憲法を具体的にどうせよ、というとまた面倒な
話になるのでしませんが、ある意味で「人間は罪を犯す可能性を持っている」
「人間が自由を享受し物質的に豊かになることは、精神的な成熟とは無関係で
ある」ということを、共通の認識として持っていることが必要ではないでしょうか。
宗教家ならば「人間は罪深い存在である」という一文を憲法に入れろ、という
かもしれません。でも、それに近いことをやったところで何もよくならなかったのです。だか
ら、近代の思想家はいったん人間をニュートラルな自由な存在、それだけで価値の
ある存在として規定した。ただ、それも、限界に来ているとわたしは考えています。
他にも形は多少ちがっても、同様な考えの人はいるのではと思っています。
481
:
Low
:2004/07/07(水) 05:59
そもそも生きるに値しない人間というものはいない、というのは確かです。
価値観はその時々の状況によって違うわけですから、戦場の勇者も単なる殺人者もやっている事は同じでも、時の社会がそれをどう捉えるかによって180度異なる取り扱いを受けるわけです。
しかし、人権によって誰でも生きる価値があるとされた事には大きな疑問を感じます。
人権とは本来自由権であって、権力からの自由を確保する為の権利です。
自由権の淵源は自然権の思想、即ち人は誰でも生まれながらにして、自由に生きる権利を持っており、それは人である限り当然に有するものという発想です。
そもそも自然としての人間には「生きる価値」や「善悪」を考える必要は無いのです。
生まれてきた以上、好きにすればいいということです。
人権の中心規定たる憲法13条に幸福追求権というものがありますが、これこそが「人間は快楽を求める」ということを認め奨励した条文に他なりません。
しかし、「公共の福祉に反しない限り」という条件付きです。
権利には当然に内在的制約(他者加害の原理)があるので、他人に迷惑になるような幸福追求はそもそも認められていないということです。
憲法は個人の生まれながらの自由を標榜しつつも、権利の限界も認めたということです。
権利の制約手段の一つとして、権力による殺人を容認する事については大賛成というわけではありません。
しかし、対立する権利の矛盾・衝突は、あくまで客観的合理的な権利・利益の比較衡量によってバランスを考えてなされるべきだと思います。
今は一人を殺しても、まず死刑にはなりません。加害者の人権に天秤が傾いている時代です。
アメリカの一部の州のように、死刑を無くして懲役150年とか量を重くすればいいという問題ではないと思います(そもそも「人道的観点」から死刑を廃止している国々の土壌はキリスト教の思想です。死刑の廃止が先進的な発想かどうかは、かなり怪しい気がします。)。
482
:
V3
:2004/07/07(水) 12:53
人格の一回性・再生不能性を考えるとき、それの持つ人権を他の権利・利益と
比較衡量するとか、比較した結果に基づいて制限されるべきという考え方は、
すでに死刑廃止派から批判されたところであります。
483
:
V3
:2004/07/07(水) 13:09
ところで、死刑廃止派はよく「統計的に見て死刑制度に(凶悪犯罪の)抑止
効果が見られない」と主張します。
例えば、国際テロリストが(憲法で)死刑の廃止されたドイツで犯罪の準備を
行い、死刑制度のあるアメリカで犯行を行い逮捕され、アメリカで死刑を宣告
されたとします。この場合、結果から見れば「アメリカは死刑制度があるのに
凶悪犯罪を防げなかった」という結論は、まあ言えるでしょう。ただ、
「ドイツは死刑制度がなくても凶悪犯罪を(ドイツで起こっていないから)
防げた」という結論は 妥当なものでしょうか。よく分かりません。
なので、こういうことを統計的に主張することは、あまり信用していないのです。
484
:
Low
:2004/07/07(水) 19:21
>すでに死刑廃止派から批判されたところであります。
どのような批判だったのでしょう?
いつ頃のレスか分からないので、それだけで終わられてもすっきりしません。
死刑の威嚇力については、合理的利益衡量ができる人にしかききめが無いと思われます。テロリストのような確信犯や、突発的・衝動的・短絡的な犯行には効果は薄いでしょう。
組織的・計画的な犯行の類には、重い刑の方が抑制効果を発揮しやすいといっていいと思います。
例えば、国内の外国人犯罪の増加も他国と比較して軽い量刑が誘因となっている事等が挙げられます。
統計の結果は、国情の違いをどこまでカバーしきれているか疑問なのでアテにしていません。
485
:
V3
:2004/07/07(水) 20:11
批判の内容については、死刑廃止論のサイトをいくつか見れば載っています。。
それによれば、刑の軽重だけからみれば、別に死刑で(刑を重くする必要が)ある
必要はないとされます。
また「威嚇力」についても、多分「ある」「ない」の水掛け論に終始するのがオチ
だと思います。
これまでの死刑存置論は、個別の事件の判決では社会通念や市民感情に支えられても、
「国が人命を奪うこともいとわないのは、どのような論理によって正当化されうるのか」
という部分が十分に議論されてきたのか、疑問です。このため、例えば
・犯罪抑止力がないのではないか
・死刑と無期懲役(終身刑といってもいい)との峻別は人間の英知では不可能
・犯罪被害者の救済と刑とは別問題
等の主張に対して、どうしても説得力の面で弱い。仮に「誤審」の問題を措くとしても。
「応報」や「威嚇力」などの、既に死刑廃止論者に乗り越えられてしまっている
ものとは何か違った理由付けが、何かないものかと愚考しています。
486
:
Low
:2004/07/07(水) 21:47
仮に死刑廃止論に完全に「乗り越えられた」のであれば、理屈では死刑の存在理由は無いということになるでしょう。
でも現実にはなくなりそうにない、なぜか?
憲法9条においては理想的な法を頂きながら、現実とのギャップゆえに改憲・軍隊を保有する必要にせまられるのと同様、機が熟していないということです。
死刑があることがよいことだから賛成しているのではなく、死刑廃止の土壌となるべき治安も価値観も満たされていない現状では、到底世論が納得するはずも無いのです。
死刑がなくてもよいと思える時期が来れば、死刑は無くてもよいと思います。しかし、現実にそんな時期が来るとは思えませんが。
死刑に関する従来の理由付けを完全に論破できているというなら、あえて死刑を残す為に新たに説得材料を探す意味等はありません。戦争批判を論破できないのと同様、そもそも理想論には勝てないものです。
結局死刑とは理屈で存在しているわけでは無いと思います。それは人が犯罪を犯す根源的な欲求と近い領域の問題です。
人間社会のほとんどの場面で理想では生きていけないから、現実的な対応がなされている。
死刑もその一つとしてあり続けるだけであり、別にそれでもいいのではないかと思います。
長文連続カキコが多くなりすみません。そろそろ消えます。
487
:
V3
:2004/07/07(水) 22:19
少年法の問題もそうですが、死刑存置賛成を主張するには、まず死刑廃止論が
どういう根拠でなりたっているか、死刑存置論の何をどういう理由で批判して
いるのか、それを十分に踏まえる必要があると思っています。廃止論はいまや
世界の潮流であり、その前には「日本の国情」とか「理想論」「現実策」
「時期尚早」だけでは、個別の裁判に対してはともかく、通用しません。
488
:
GORIE
:2004/07/14(水) 09:29
「死刑」に値する罪。
被害者遺族は、加害者が死刑になれば気が済むのではなく、「仕方ないから死刑で
あきらめる」のだと思います。
死刑になったところで、殺されてしまった人は生き返らず、2度と元通りの生活はできない。
本当なら自分で手を下したいでしょう。
死刑判決を受けた人で、心から悔い改める人ってどれくらいいるのかな??
「女子高生コンクリ」事件の犯人の再犯で、ふと考えてしまった。
今回の被害者に対して、あの事件をハクのように言ってたらしい。
刑に服した期間は無駄だった、と思わざるを得ない・・・・・。
現実問題、税金で沢山の凶悪犯罪者を生涯養うのも大変なこと。
489
:
wel
:2004/07/14(水) 19:31
はじめまして、welといいます。
このスレッドを全て読んではいないんですが、個人的な意見を。
基本的に死刑には賛成なんですが、これを執行する人が苦しんでいる、
というのを本で読んだことがあるんです。
だから、なるべくならこういった人を出さないような制度というか、
システムといったものを考えて実施するならいいな、と思います。
要するに、あまり無関係の人を巻き込まないようにといった感じで。
何気に
>>2
さんの緑化ネタは懐かしい上に、できたとしたら本当にいい案だと思います。
まあ、非人道的だと叩かれるのがオチなんでしょうけど・・・
実際にそういう風に容赦無く人が裁かれる世の中だったら、
今より世の中は確実に良くなっているのかもしれませんね・・・
490
:
とおりすがり
:2004/07/15(木) 12:49
死刑の是非は、ともかく、個人的に思うのは、
刑罰は、その犯罪に対して課せられるもので、抑止効果などは、そもそも2次的
なものなのでは?と思います。
基本的には、最低でも、奪ったものと同等のもので償わせるのがスジかと。
命を奪ったのであれば、命で償うのは必定。
勿論、そうしたところで、元には戻りませんし、被害者がそれを望んでいるかはわかりません。
ですが、それを聞く事が出来ない以上、死刑にすべきではないでしょうか。
つまり、今よりもっと厳しくあるべきと思います。
あらゆるケースにそれのみで対応できるとは思いませんが、
人を殺しても、10年もすれば出てこれるのでは、誰でも不公平だと感じるのでは
ないでしょうか?
少なくとも、一人(以上)の人権(命)を奪った以上、その人間の人権は、
考慮するべきではないと思います。
他者の人権を一方的に奪った人間の人権を考えている時点で、すでに不公平ですから。
491
:
人権
:2004/07/15(木) 13:59
先日、知人の女性を殺害・放火したとして強盗殺人等の罪に問われて
いる被告に対する控訴審で一審の無期懲役が支持されましたが、やはり
殺されたのが一人であるという点が量刑に大きく関わっているようですね。
「殺害されたのが一人の場合は死刑を回避する」という判断がほぼ定着
しつつある感じがします。見方によれば(少なくとも部分的には)死刑
が事実上廃止されたと言えなくもない。
問題は生命を保証された(まだ確定していませんが)被告が刑に服す
過程において真に罪を償うことができるか、被害者(遺族)から見て
「改悛の情著しく死刑が回避されたことが正しい選択であった」と
確信できる境地にまで達することができるか否か、だと思います。
ただ、一人では死刑にならないということは被害者の命と加害者の命
とは等価ではないということにもなるわけで(加害者の生存権は保証
される)、殺害人数を過大に考慮しているようにも思います。
いずれにせよ「無期懲役に処せられ仮出獄ののち再び殺人を犯す」という
最悪の事態だけは避けてほしいですね。
492
:
特命希望
:2004/07/15(木) 15:32
まったく同感です。
493
:
特命希望
:2004/07/15(木) 15:34
すみません、書き込み失敗しました。
>490
とおりすがりさんのご意見にまったく同感です。
494
:
GORIE
:2004/07/16(金) 10:35
刑務所で、真人間になれるのかな?
何年いても中身が変わらない人も沢山いるし。
だいたい10年以上も刑務所にいたら、シャバに出たとき浦島太郎だ。
環境などの同情の余地が無い殺人の場合、凶暴なDNAがあるんじゃないか!?
と私は思う。
少年犯罪でも同じ。
少年なら更正可能っていうのは、もはや捨てなきゃいけない考えでは?
これからもっと増えると思う。 少年犯罪。
少年のほうが残酷だし、好奇心も旺盛だし、歯止めが利かない。
「コンクリ」殺人みたいにあまりに残酷な事件の場合は、死刑もありなんじゃないかと思う。
まして再犯だなんて、少年時代の前科も考慮したら死刑にしてって署名したいくらい。
495
:
loveless
:2004/07/18(日) 23:43
>>491
「死刑は例外的な措置である」「被害者が一人では無期懲役が妥当」と、
従来よりも突っ込んだ(先走った?)判断が述べられていますね。
あと、現在最高裁で審理中のものとして、「逆恨み殺人」の持田被告の
事件があります。もし、これが無期になったら、初犯だけでなく
再犯でも「被害者が一人では無期懲役が妥当」が定着しそうです。
496
:
人権
:2004/07/21(水) 16:10
確かにlovelessさんの御指摘のようにより廃止論に近いような判断ですね。
でも、「人の命は地球より重い」はずなのに殺害された人数に余りに
こだわるのもどうかなとは思いますが。
仮に持田被告が無期懲役になるようなことがあれば、逆恨みを恐れて
被害者が萎縮するような事態も考えられます(特に強姦のような
親告罪の場合)。
497
:
qwerty
:2004/08/06(金) 16:09
一人でも殺せば死刑ということになると
「一人殺すも二人殺すも同じ。どうせ死刑になるのだから・・・」
という事態が発生してしまう恐れがあります。
死刑より重い刑がない以上、連続殺人や大量殺人のことを考えれば
ある程度やむを得ないかと思います。
498
:
えふ
:2004/08/06(金) 19:08
多少論点がずれるかも知れませんが、外国のように
死刑ではないにしろ、仮釈放なしの量刑があれば多少違うのかもと思ったりします。
もっとも、事件報道を見た時には「死刑でも足りないでしょー」と
思うのも本音なんですが。
499
:
toko
:2004/08/11(水) 00:00
スレッドを読んでいるだけでもいろいろ考えさせられることがあり、とても短文には
まとめきれませんが…
“どちらかと言えば”死刑廃止論者、かな。やっぱり。
無惨な犯罪の犠牲になった人や、その遺族などのことを思えば、それはもちろん厳罰
が与えられることを望みます。
ただ、これはもう生理的な問題ですが、「大義名分のある殺人」というものに、どう
しても抵抗と胡散臭さを感じてしまうのです。
それが戦争であろうが、死刑であろうが。
また、一部に見受けられる「犯罪者に人権はない」という主張にも、やはり胡散臭さ
を覚えます。
心情としてはとてもよくわかりますけれど、何というか、それは一種のすり替えでは
ないのかな、と。
どなたかが引用されていましたが、人権というのは「生来」持っているものなので、
その人の言動によって与えられたり奪われたりする性質のものではないんじゃないか
と、基本的な疑問を抱いているわけです。
じゃあ、凶悪な犯罪者から人権(≒命)以外に何を奪うんだと言われれば、今のとこ
「…自由、かな? あと財産とか、社会的地位とか…」程度しか思いつかないですが。
とりあえず終身刑制度は、まじめに検討する価値があると思っています。
500
:
えふ
:2004/08/11(水) 01:35
>じゃあ、凶悪な犯罪者から人権(≒命)以外に何を奪うんだと言われれば、今のとこ
>「…自由、かな? あと財産とか、社会的地位とか…」程度しか思いつかないですが。
>とりあえず終身刑制度は、まじめに検討する価値があると思っています。
そうですね。世間一般の反応でもやはり無期懲役(という名の実質有期刑)と
死刑の間に開きがありすぎるというところだと思います。
終身刑や、海外のような社会奉仕活動(監視付き)などは導入されてもいいように
私個人は思います。
あとは以前からさんざん半分冗談半分本気で言ってきた「地雷撤去」ですかね。
ここの掲示板を法務省関係者が読んでくれれば話が早いんでしょうけど。
501
:
とおりすがり
:2004/08/11(水) 01:51
一人でも殺せば死刑ということになると
「一人殺すも二人殺すも同じ。どうせ死刑になるのだから・・・」
という事態が発生してしまう恐れがあります。
それを言い出すと、2人殺すも3人殺すも、それ以上も同じ。となるのでは?
また、逆の発想で、一人殺しても死刑にはならないから大丈夫。とはならないのでしょうか?
しかし、一人殺したら、死刑になるからと言って、思いとどまる人が何人いるでしょうか?
それもはなはだ疑問です。
そもそも、自分のした事には、きちんと責任を持つのが社会の一員として当然
なのですから、まだ生きていたいと思う人の権利を一方的に侵害し、
その人の人生を無慈悲に奪い去った責任は、死以外にはありえないと思います。
命の重さが、万人で同じなら、命の代償は命ではないでしょうか?
1人殺して、13年やそこらで出てくる事が、平等とはとても思えません。
※一方的に虐殺した殺人に対しての意見です。すべて杓子定規で
裁けるとは思っていません。
502
:
s
:2004/08/12(木) 16:32
死刑を執行する刑務官の心情を考えると死刑は廃止したほうがいいのかなと思います。
えふさんのおっしゃるように「終身刑」は必要になってくると思います。
しかしそのままではコストがかかりますのでその間に長期的な強制労働を課してコストの低減と被害者への補償や加害者への苦しみを与える必要があると思います。
503
:
g
:2004/08/16(月) 01:17
かって侵略で5千万人アジア人を虐殺した日本人が
なぜいまぬくぬくと生きてるのですか?
加害者家族として全員死ぬべきだ。
殺人だとか刑罰なんて口にする資格もない。
504
:
庶民
:2004/08/17(火) 23:37
結論から死刑は必要でしょ。
死刑が廃止された場合終身刑(要新設)が最高刑となるわけですが
長期の収監は苦痛とはならないので、罰いう単純な観念で考えた場合
やはり死刑は最高刑としては良いものだとおもいます。
なぜ長期の収監が罰とならないか。
答えは簡単、人間は環境に慣れるからです。
あんなに狭いところに数十年と閉じ込められたとしても生きている限り
人間は希望をつくり適応していきます、楽しみさえ見つけて生きていくでしょう。
まぁ数十年と収監され突如釈放されたほうが浦島太郎状態でキツイでしょうけどね。
それはともかく単純に人を殺す=死刑でもいいくらいだと思います。
殺人にも色々あり中には情状を考慮しない場合もあるでしょう、これらは
個別に対応するとして強盗殺人、強姦殺人、放火殺人、誘拐殺人等は単純に死刑でしょ。
一人殺しても、二人殺しても同じだから...との意見は当の殺人をした人間が考えることでは
ないとおもいます。犯人は殺したい人間を殺し、また予定外でも瞬間に殺す必要(見られたとか、逃走の邪魔をしたとか)
ある者を殺すわけです。一人殺しても、二人殺しても同じだから...というのは、こちら側の意見、裁判等の犯人の回想として
出てくる意見であって殺人をやるときには考えないでしょうね。
死刑制度はあくまで維持で終身刑の新設、同時に少年への対応のさらなる引き下げを期待しています。
505
:
オペロ〜ン
:2004/08/18(水) 22:13
誰しも少なからず「人を殺したい」と思ったときはあるんではないかと思うんです。ねたんだりうらんだりして。
私はこういうことを考えたことがあります。
もし自分が殺人を犯した場合、何年になるかはわからないが、刑務所へ入れられるだろう。しかしいずれ出られるだろう。
しかし殺された方は、その時点でもう人生が終わり。何もできない。
となると、殺人は犯してしまったが、生きている自分の方が得なんじゃないか、と。
あと考えたのは、504さんのカキコミと同じような話なんですが、刑務所に入った場合、その間は生活に困らないのではないか、と。
おとなしく日々を食事もあるし、むしろ規則正しい生活もできてよいのではないか、と。
もっとも入ったことのない人間が考えたことなので、何とも根拠はないんですが。
ちょっとふざけたような書き方になってしまいましたが、こう考えると、やはり死刑は必要のような気がします。
私も殺人を犯した者には、即死刑でいいんじゃないかと。
こういうのを考えたことがあるんですが、たとえば包丁で刺して殺した者には、同じように包丁で刺して死刑。
サリンで殺したものには、やはりサリンでもって死刑。
絞殺の場合もやはり絞殺。バラバラ殺人ならバラバラに・・・。
こういう死刑だったら、殺人を犯すものも少しは考えるんじゃないでしょうかね?
いや、これは本当、まじめに思ったんです。
殺された側と同じ苦しみを受けるのが、罪を償うことになるかと思ったんです。
もっともやたら手間はかかると思うんですけれども。
あと、もし死刑がないとしたらどうなんでしょうかね?
終身刑はもちろんとしても、罰金を払わせる。5億とか10億とかで。
孫とかひ孫の代になっても払わないといけないとか・・・。
あっ、子供みたいな話になっちゃってすいません・・・。
506
:
えふ
:2004/08/19(木) 00:36
確かに「目には目を」式の刑罰にも一定の効果はありますが、
誤審があった場合に取り返しがつかないという大問題がありますね。
また残虐な刑罰を禁じている憲法(でしたよね?)に牴触するというのも。
あとは犯行に至るまでの経緯がいろいろなのでひとくくりにするのも難しいのでしょうね。
もちろんオベロ〜ンさんの思ってらっしゃる事は良く分かりますし、
私も前に「麻原限定」でそういう内容を書いた記憶がありますので(笑)。
もし、催眠術やバーチャルリアリティで「被害者が受けた全ての痛み」を
加害者に与えられるのであれば、などと思いますね。
あくまでも「痛み」だけですよ。実際に切ったり刺したりするのではなくて。
507
:
特命希望
:2004/08/19(木) 07:40
たとえ死刑判決を受けたとしても、死刑執行までに長い長い時間があるわけですよね。
その間、死と向き合う恐怖があるにせよ、心の準備ができるわけでしょ。
殺害された方は恐怖のどん底で死んでいったんですからね。
それを思うとオペロ〜ンさんの意見は、多くの人の本音ではないかしら。
508
:
梔子
:2004/08/20(金) 02:53
「先生に言いつけてやる」と言われると子供は焦る。学年があがれば
内申書を気にする。先生も内申書も気にしない者は「先生に〜」は全く効かない。
そうなると警察の出番になる。この警察も少年法だ2、3年で出られるだと
見くびるくらい悪人には通用しなくなる。
そうやって進めていくと登場する極悪人。彼に有効なものは殺す以外になかろう。
死刑は極悪人、つまりは先生や警察、世間体のなにもかも気にしない輩を
殺す役割として必要ではないか。
二人殺すも三人殺すもどーせ死刑だと開き直るものがいるから死刑は役に立たないと言うが
二人も三人も殺す人間はおおむね前科がある。あるいは逮捕に手間がかかった場合である。
それは行政の不手際であって刑罰の是非とは関係がない。
509
:
qwerty
:2004/08/23(月) 18:37
>>504
衝動的に一人殺してしまった後に「どうせ死刑になるのだから」と自暴自棄になって
二人目、三人目と次々と・・・
という事態は充分考えられます。
510
:
504
:2004/08/23(月) 23:14
>509
衝動的に立て続けに殺しをすることはありうるでしょ。
ただし一人殺したからもうどうでも良いとは考えないと思いますよ。
そこまで考えるなら人間なら殺人を犯さないでしょう。
衝動的に殺してしまうのは死刑うんぬんとかでなくて単に箍が外れる状態
というか結局死刑うんぬんとかはすべてが終わった後に思うことだと思いますよ
511
:
qwerty
:2004/08/24(火) 00:29
>>510
論点がずれていないかい?
元々は殺したのが一人ならば死刑にならないケースが多いことの是非の話なんだけど。
一人ならば死刑にならない
→衝動的に一人殺してしまった後にそこで思いとどまる。
一人でも死刑になる
→衝動的に一人殺してしまった後にヤケになって逃げながら次々と殺しを行う。
こういった差がでてくる可能性はあるでしょ。
512
:
とおりすがり
:2004/08/24(火) 10:29
>511
実際にそれで思いとどまる輩がいるかどうか、甚だ疑問ですが、
2人目であろうと(死刑になりたくないから殺さない<捕まりたくないから殺す)でしょうから。
また、過去の事件を見ても、2人目は死刑になるから思いとどまったというようなのを
みた記憶もないですし・・
それはおいて置いたとして、
もし、本当に2人目を殺したら死刑だから思いとどまる輩がいるのであれば、
1人でも殺したら絶対に死刑ということで、殺人を思いとどまる輩がいると
いうことでは?
そうでなくて、これは既に殺した人間限定に対する意見だという事であれば
上でも言いましたが、
2人殺したら死刑になるという事でやけになるなら、
最初に2人殺した人間は、死刑だからやけになりますよね。
じゃ、3人からにひきあげますか?
殺人の多くは1人しか殺さないから。といいたい所でしょうが、
それは、あまりにも理念がなさすぎじゃないでしょうか?
命の代価は命でしかあり得ないと思います。
それでも、贖いきれるものではありません。
513
:
504
:2004/08/24(火) 10:34
殺人=死刑だとやけになって次々に殺すという訳でしょ。
この可能性はありますね。でもこれは死刑に限らず刑罰すべてに
当てはまると思いますよ。
まず1人を殺させないための抑止力です。
やけになって大量殺人を起こす人も出てくる可能性はありますが、
死刑をはじめ刑罰というのはまず犯罪を起こした場合どうなるかという
結果を見せてそれを抑止力とする訳です。
あなたが懸念されている事はまた少し違う事だとおもいます。
514
:
qwerty
:2004/08/26(木) 00:34
>>513
>衝動的に殺してしまうのは死刑うんぬんとかでなくて単に箍が外れる状態
あなたが言った通り、刑罰の重さは衝動的な行為の抑止力にはなり得ない。
しかも一人でも殺せば極刑となれば、衝動的な殺人が大量殺人に発展する恐れが
あることを否定できないのも認めていますよね。
つまり、どうしても防ぎ得ない衝動的な殺人を大量殺人に発展させないためには
少数と多数では刑罰に差があってしかるべきということ。
また少数と多数の間に厳密な線引きはできないが、衝動的に一人殺してしまう事態にくらべて
衝動的に二人殺してしまうことははるかに少ないであろうということで、ひとまずその辺に線を
引いておいて妥当であろうということ。
一人とか二人、三人という数字自体は重要な問題じゃない。
実際に衝動的に二人殺してしまうような事件が多いのなら、二人と三人の間に線を引けばいい。
とにかく少数でも殺せば極刑というのが定着するのは危険をはらんでいるということを否定できますか?
515
:
とおりすがり
:2004/08/26(木) 09:17
>つまり、どうしても防ぎ得ない衝動的な殺人を大量殺人に発展させないためには
少数と多数では刑罰に差があってしかるべきということ。
また少数と多数の間に厳密な線引きはできないが、衝動的に一人殺してしまう事態にくらべて
衝動的に二人殺してしまうことははるかに少ないであろうということで、ひとまずその辺に線を
引いておいて妥当であろうということ。
この意見は、論理としては、理解はできます。
”さらなる被害者を出さない為”というのは、基本的に正しいとは思います。
が、言葉を弄んでいるだけのようにも感じます。
自分の愛する人が無碍に虐殺されたにもかかわらず、加害者は15年もしたら出てきた時
(少年であれば、もっとあっさり出てくるでしょう。)
その量刑はさらなる被害者を出さない為に、仕方のない事だと受入れられるものでしょうか?
一方的に人生を奪われた被害者の、無念の心情に思いをはせ、尚且つ
そういえるのであれば、私とは違い、相当、達観された方なのでしょう。
加害者を死刑にしても、被害者は帰ってはきません。
更に、上記の意見を頭で理解しても尚、
一方的に命を奪った代償は、命であってしかるべきだと、私は思います。
516
:
旅人
:2004/08/26(木) 15:41
極刑があるからこそ、私は悪い事はしてはいけないと自制心が働いていると思っています。
もし殺すぐらい相手を憎んでしまったら、死刑になる覚悟で事に及ぶと考えます(たぶん
よって死刑は残すべきと思うます。
517
:
504
:2004/08/26(木) 16:30
>514
いまいち分かりにくいですね。
518
:
504
:2004/08/26(木) 17:10
ごめんなさい、いまいち文面から意味を汲み取れません。
もういちどお願いします。
最後のだけ分かったのですが、
>とにかく少数でも殺せば極刑というのが定着するのは危険をはらんでいるということを否定できますか?
これはどういった事ですか?
人を殺せば死刑で問題でしょうか?
前置きすると怨恨の殺人なんかは個別に配慮は必要でしょうし、
理由によっては死刑でなくても構いませんよ。
またお解かりだと思いますが、当然誤認逮捕、マスコミによる先行した
推測による誘導も論外ですよ。
これ以外にどういった危険があるのでしょうか?
線引きをするなら殺人=死刑でしょうね。
これ以外だと今と同じ矛盾をもったまま死刑という判決を出しにくい状態が
続くだけでしょう。
519
:
ゼロ
:2004/08/26(木) 19:04
殺すつもりはなく傷つけようとして暴力をふるったらたまたま死んでしまった。
いわゆる傷害致死はどうでしょう。また、誤って人を殺してしまった場合は
どうでしょう。車で人を轢いてしまった。歩行者が100%悪いという状況でも
殺人は殺人ですね。いわゆる業務上過失致死はどうでしょう。やっぱり死刑に
するべきなんでしょうか。85歳の女性が90歳の夫を介護疲れからつい首を
絞めて殺してしまった。やっぱりこれも死刑にすべきなんでしょうか。
このような「殺人」はよくあることで、その全体の比率からすれば
かなりの比率を占めますが、ニュースとして扱われることは少ないですね。
ましてや今、オリンピックのニュースでいっぱいですから余計です。
ニュースで大々的に報じられるのは一方的に殺した方が悪いような
殺人事件が多いので殺人事件はそういうものばかりだと錯覚してしまう
ことなんだと思います。現在、傷害致死や過失致死を除いて
純粋な殺人で死刑になっているのは100人に1人くらいでしょうか。
オウム事件があるから50人に1人になってるかもしれませんが、、、。
520
:
はれい
:2004/08/26(木) 23:47
>519
傷害致死、過失致死と「殺人」は別でしょう・・・・・・・
罪状も分かれているし。
「殺人」であっても”最初から殺意があったか””計画的な殺人か”なども吟味されるでしょう?
521
:
qwerty
:2004/08/27(金) 10:43
>>515
>言葉を弄んでいるだけのようにも感じます。
失礼な。私は真面目に考えていますよ。(別に怒っているわけではありませんが)
現状、死刑の一つ下の刑が軽すぎるというのは認識しています。
過去レスでいろいろ指摘されているように、終身刑などの必要性には同意します。
しかし、それは「一人でも死刑」を肯定する理由にはならないでしょう。
>一方的に命を奪った代償は、命であってしかるべき
その論理を根拠にしているのであれば、
>>519
に対してはどうですか?
罪状が分かれていようが関係なく「命の代償は命」ということになるんじゃないですか?
>>516
死刑そのものの是非を言っているわけではありません。
また、人間 自制心が切れてしまうことは充分あり得ます。
522
:
qwerty
:2004/08/27(金) 11:13
>>518
簡単に言うと
あなたは私の主張が正しいということを認めている。
あなたはあなたの主張がおかしいということを自分自身で認めている。
ということを説明しているのですよ。
523
:
504
:2004/08/27(金) 11:40
>522
>あなたは私の主張が正しいということを認めている。
あなたはあなたの主張がおかしいということを自分自身で認めている。
ということを説明しているのですよ。
それは違いますよ。
すべての殺人がどっかで線引きをできると考えているあなたの考えに
矛盾があるのですよ。
それを私が指摘しているだけです。
前の書き込みで殺人=死刑だと余計に殺人に走る加害者がでるかもとの
指摘に対して私はその可能性も考えられると確かに書き込みました。
しかしそのような行動をとるのは圧倒的少数のはずです。
これは現状が証明しているでしょう。
あえてこの事を書き込まなかったのは、あなたがこの事を認識している
と考えていたので細かな指摘をしませんでした。
今までであなたが指摘したような事態がどれだけ起こりましたか?
つまり死刑だからもっと殺してやると考え行動した加害者がいるのでしょうか?
宅間なんかは最初から死刑を意識して凶行に及んでいるので違うでしょう、
最近ではそのような事態は起こってないのでは?もう少し遡ってもぼくの
記憶にはありません。
何度も書き込んでいるように死刑という刑を犯行を犯した被告だけに当てはめて
考えるのは短絡的です。
死刑という刑を抑止力にするためには実際に死刑を執行し、結果を
社会に知らせるべきだと考えているのです。
524
:
qwerty
:2004/08/27(金) 12:36
>>523
説明が理解できないのに、なぜ否定できるのでしょうか?
人の話など聞かずに自分の主張をくりかえしているだけですね。
>すべての殺人がどっかで線引きをできると考えているあなたの考えに
>矛盾があるのですよ。
>それを私が指摘しているだけです。
すべての殺人を一律にとらえるわけにはいかない、
一律でなければどこかに線を引かなければならない、
引いた線の位置が正しいとか正しくないとか言う話は問題の本質ではない、
と言ってるだけなんですけど。
そもそも私の主張を誤読しているわけなんだけど、矛盾の指摘というのはどれですか?
>前の書き込みで殺人=死刑だと余計に殺人に走る加害者がでるかもとの
>指摘に対して私はその可能性も考えられると確かに書き込みました。
>しかしそのような行動をとるのは圧倒的少数のはずです。
>これは現状が証明しているでしょう。
現実、殺人=死刑ではないのだから、現状は何の証明にもなりません。
私の主張の基本は
殺人=死刑はかえって惨事を引き起こす恐れがある。
だから、必ずしも殺人=死刑とは限らない現状は間違っていない。
なんですけど、理解してます?
さらに、何度も言ってますが衝動的に起こってしまう殺人については
死刑が抑止力にならないという点についてはどうですか?
525
:
とおりすがり
:2004/08/27(金) 12:56
>>言葉を弄んでいるだけのようにも感じます。
>失礼な。私は真面目に考えていますよ。(別に怒っているわけではありませんが)
気分を害すような言い回しになった事はお詫びします。
ただ、1人殺しても、自暴自棄にさせない為に、極刑でないのはしかたないという
論理は、私にしてみれば、1人目の被害者の命を軽んじた机上の空論のように
感じてしまいますという事です。
515でも述べたとおり、それが、”さらなる被害者を出さない為”という
素晴らしい考え方を根拠にしていても、どこか既にボタンをかけちがえているように
思えてなりません。
>しかし、それは「一人でも死刑」を肯定する理由にはならないでしょう。
死刑を肯定する理由は、「一方的に命を奪った代償は、命で贖うのがスジ」と思うからです。
>その論理を根拠にしているのであれば、
>>519
に対してはどうですか?
罪状が分かれていようが関係なく「命の代償は命」ということになるんじゃないですか?
過去の記事を読んで頂ければ、その論理というのを、誤解されているのがわかると思います。
私の主張は、490にあるとおりです。
しかし、490、501でも言っているとおり、
あらゆるケースにそれのみで対応できるとは思いませんし、すべてを杓子定規で図れるとは
考えてもいません。
過失致死が一方的な虐殺とは思ってませんし、殺人にしても、情状酌量されるべきものも
存在はすると思っています。
全てが死刑。など、あろうはずもありません。
その線引きは、司法がするものでいいと思っていますが、
一方的に虐殺されたものも、1人だからという理由で、15年ほどで出られるような
現状には、甚だ疑問を感じますし、たとえ終身刑があっても、平等になっているとは
思えないという事です。
基本に置くべきは、一方的に虐殺されてしまった被害者であり、その家族です。
加害者の人権や抑止力といった事を考えるのは、その次であるべきではないでしょうか?
殺された被害者が、もういいよ。と言ってくれたなら、死刑でなくてもいいです。
ですが、それを故意に言えない状態にした加害者は、唯一助けてもらえる口を
自らが、ふさいでしまったのだと、私は思います。
526
:
504
:2004/08/27(金) 13:00
分かり易くなりました。
>現実、殺人=死刑ではないのだから、現状は何の証明にもなりません。
現状でも死刑は存在していますよ。
殺人=死刑との形ではありませんが、あなたの意見だと死刑に限らずとも
いいのでは?つまり捕まりたくないから次々と人を殺しつつ逃げるとかでも
いいと思いますよ。この方があなたに対してハードルは低いと思いますが、
現実に捕まりたくないから次々と殺人を犯しつつ逃げている例はありますか?
稀だとおもいますが?
次に
殺人=死刑はかえって惨事を引き起こす恐れがある。
だから、必ずしも殺人=死刑とは限らない現状は間違っていない。
との事ですが、刑法が世論や被害者感情からかけ離れつつあるのを
問題視しているわけです。
>殺人=死刑はかえって惨事を引き起こす恐れがある。
という前提は上記の私の意見で否定します。
圧倒的に少ない例よりも頻発する事例を主に検討すべきです。
次に
>衝動的に起こってしまう殺人については
死刑が抑止力にならないという点についてはどうですか?
すでに抑止力になっていますよ。
多くの人が証明する意見を書き込んでいますよ。
つまり人を殺すと死刑になるかもしれない...
人を殺すととんでも無いことになると認識しているではないですか?
527
:
qwerty
:2004/08/27(金) 14:35
>>526
>衝動的に殺してしまうのは死刑うんぬんとかでなくて単に箍が外れる状態
>というか結局死刑うんぬんとかはすべてが終わった後に思うことだと思いますよ
理性がはたらいている状態ならばともかく、キレてしまえば刑罰のことなど考えないということは
あなた自身で言ってるじゃありませんか。
>すでに抑止力になっていますよ。
>多くの人が証明する意見を書き込んでいますよ。
「衝動的な殺人」についての効果はだれも証明する意見など書き込んでいませんね。
というか、死刑制度そのものの議論の中で抑止力としての効果について意見が分かれていて
はっきりとした結論が出ていないのをご存知ないのですか。
「証明する意見」というのも変ですねえ。
意見で証明するのではなく、事実で証明しなければおかしいですよ。
528
:
qwerty
:2004/08/27(金) 15:07
「証明」の件はちょっと揚げ足とりでしたね。失礼
仮定の話をしているときに、むやみと証明なんて使わないほうがいいですよ。
>現状でも死刑は存在していますよ。
>殺人=死刑との形ではありませんが、あなたの意見だと死刑に限らずとも
>いいのでは?つまり捕まりたくないから次々と人を殺しつつ逃げるとかでも
>いいと思いますよ。この方があなたに対してハードルは低いと思いますが、
>現実に捕まりたくないから次々と殺人を犯しつつ逃げている例はありますか?
>稀だとおもいますが?
私は「殺人=死刑だったら」という話をしているということを理解していますか?
現実は殺人=死刑ではないのだから、現状は何の証明にもなりませんと何回言えばわかるのですか?
529
:
504
:2004/08/27(金) 15:17
>衝動的に殺してしまうのは死刑うんぬんとかでなくて単に箍が外れる状態
>というか結局死刑うんぬんとかはすべてが終わった後に思うことだと思いますよ
理性がはたらいている状態ならばともかく、キレてしまえば刑罰のことなど考えないということは
あなた自身で言ってるじゃありませんか。
確かに書き込みました。
だから、これらの人にも抑止力としての意味をもたせるために死刑という罰を
より現実のものより身近なものにする必要があると説いているわけです。
それが殺人=死刑です。
ひとつづつ噛み砕かないとお解かりいただけないようなので、もう少し補足しましょう。
現実として死刑が抑止力として働いています。
多くの人が死刑に限らず刑罰を知っていますよね。
悪いことをすれば結果どうなるかです。
一方で殺人を犯す人は後を絶たないのも事実です。
ではこの人たちは死刑や刑罰の存在を知らなかったのか?
そんな事はありません。
知ってても行動が優先してしまったのです。
知識として知っていても行動や欲望がまさり殺人を犯すわけですが
行動が優先することを止めないといけないのです。
つまりより身近に死刑という罰が身近にちらついていたら?
もっと殺人を犯す人は減るでしょう。
ゼロは無理かもしれません。でもそれはまた違う話題ですよ。
530
:
504
:2004/08/27(金) 16:03
>私は「殺人=死刑だったら」という話をしているということを理解していますか?
>現実は殺人=死刑ではないのだから、現状は何の証明にもなりませんと何回言えばわかるのですか?
上記についてお答えしましょう。
現状は殺人=死刑ではありません。だからより現実味のある提示をしているだけです。
殺人を犯した人が捕まるのを回避する為に次々に殺人を犯す例が頻繁にありますか?
過去にも稀でしょ?
分かりやすい現実の実例で示しただけですが...
次に
>「衝動的な殺人」についての効果はだれも証明する意見など書き込んでいませんね。
というか、死刑制度そのものの議論の中で抑止力としての効果について意見が分かれていて
はっきりとした結論が出ていないのをご存知ないのですか。
「証明する意見」というのも変ですねえ。
意見で証明するのではなく、事実で証明しなければおかしいですよ。
という事ですが、衝動的殺人の定義をハッキリさせましょう。
衝動的殺人は怨恨が多いです。
一度の恨みなとで一瞬にして殺人を犯すケースは稀です。
多くが少しづつトラブルを蓄積し事に至る訳です。
十分に考えて思いとどまる事もできますよ。
実際に思いとどまる人が多いはずです。殺人という極端な例でなく
会社の同僚なとどトラブルになってもいきなり殴ったりする人は稀でしょ?
自己で解決するなり付き合い方など工夫して皆生活しているのです。
まったく突然に人を殺す輩がいるのなら、衝動的殺人に対する抑止力の
是非が問われるのは当然ですが、はたしてそんな事例がありますか?
薬物中毒者やキチガイの類はこれに含まないでくださいよ。
多くが殺人に至る理由があり犯人なりの葛藤があるのですよ。
531
:
s
:2004/08/27(金) 23:35
ちょっと横道にそれますがお許しください。
くだらない質問かもしれませんがお聞きいたします>
この死刑という刑は基準になる規定みたいなものが存在するのでしょうか?
過去の判例を基準に照らし合わせて裁くのでしょうか?
私はこの刑を基準とか線引きとかで裁いて欲しくないと思ってます。
様々なケースに司法が付いていってない現在では特にそう感じます。
それと、
加害者には相応の苦しみを以って償ってもらいたい。
死刑であっさり死んではいおしまい、で被害者の遺族は納得するだろうか?
確かに死を以って償うことで区切りをつける、という意味ではこの刑の存在は正しいかもしれませんが。
あと執行する刑務官にとってはいくら凶悪な死刑囚でも人の命を絶つ行為ですから少なからず心にダメージを負うわけで。
それを考えるとちょっと・・・公開処刑は言語道断です。新たな問題を生むだけです。
あと、キチガイという表現はよろしくないかと思われます。
失礼しました。
532
:
504
:2004/08/28(土) 02:15
>この死刑という刑は基準になる規定みたいなものが存在するのでしょうか?
ご指摘のとおり過去の判例なども検討した上にでしようね。
刑法では死刑が適応される罪を定義していますが、運用の方法は世論や被害者感情から
離れつつあると思われるのは同感です。
線引きという表現が適当かどうかは置いといて、あえて線引きするのなら、
被害者や世論の意見に沿ったものが好ましいのは誰もが恩恵を受ける法律である以上
当然であると思います。
>加害者には相応の苦しみを以って償ってもらいたい。
死刑であっさり死んではいおしまい、で被害者の遺族は納得するだろうか?
確かに死を以って償うことで区切りをつける、という意味ではこの刑の存在は正しいかもしれませんが
これはボクは意見が少し違います。
ちょっと誤解を持たれるかもしれませんが死刑は究極の刑です。
よく死刑だとすぐケリがつくので、もっと苦しむ刑がいいとか終身刑のほうが
苦しむのでは?との意見を言われる方もいますがこれは違うと思います。
ボクは以前ここで長期の収監は罰になりえないとの書き込みをした事がありますが、
繰り返しになりますが人間はすぐに環境に適応してしまいます。
たとえ何十年と収監されようとも適応し楽しみさえ見つけて生きていくでしょう。
では死刑はどうか?死刑が確定し日々生活するわけですが、死への恐怖は克服しようがないと
思います。唯一あるとすれば人間性を取り戻すことでしょう。それは被告が自分と向き合い
被害者の方と向き合い何故罪を犯してしまったのか、またどうすれば人間としてけじめをつけられるか、
この様な問いかけを続けることだと思います。そうすれば被告はおのずと刑に対する心構えができるでしよう。
また加害者のかたもひとかけらでも被告に人間性をみたならば、悲しみも少しでしょうが癒されるのではないかと思います。
死刑囚のなかにも感動的な絵や詩を残したもの、たしか新宿バス放火犯なんかは
大やけどを負われた被害者の方となんども手紙や面会でやりとりをしてました。
すへての死刑囚が安らかな気持ちで覚悟しつつ刑の執行をうけるとはおもいません、
なかには恨み言を残していくものもいるでしょう。被害者の方すべてが納得できる刑を
見つけるのも無理なことなのかもしれませんけどね。
533
:
504
:2004/08/28(土) 02:19
補足です。
社会の制度や法律の助けをできるだけ早期に整えて被害者の方たちの
気持ちのやり場を作ることが必要でしょうね。
534
:
はれい
:2004/08/28(土) 11:54
死刑になりたくて、大量殺人した人がいますね。
人を殺すことに快楽を覚える人も、殺人の衝動を生まれつき持っている人も、
興味本位で人を殺す人もいますね。
そして、そんな人が一番タチの悪い、残虐な、倫理などなんにも通用しない
事件を犯す。
そういう人達は、もちろん死刑を知っている。
死刑は、抑止力として働いているのでしょうか。
死刑は、こういう人達に対して、妥当な刑罰でしょうか。
私はそうは思いません。
535
:
504
:2004/08/28(土) 13:25
>死刑になりたくて、大量殺人した人がいますね。
人を殺すことに快楽を覚える人も、殺人の衝動を生まれつき持っている人も、
興味本位で人を殺す人もいますね。
確かにいますね。
宅間やオウムの連中、その他と最近ではそんな事例もありますね。
彼らは我々とは違う頑な身勝手な考えのうえで犯罪を犯してしまいました。
では彼らには死刑は死刑でも別のもっと惨い刑を適応しますか?
裁かれる人間はもう人間の姿をした悪魔なのかもしれません、
でも裁く側は我々人間なのですよ。
あなたは大量殺人者などにはどんな刑がふさわしいと考えているのですか?
536
:
はれい
:2004/08/28(土) 15:10
酷い刑、というのなら、彼ら殺人者の大切にしている物や人を奪う、殺してしまう
ということが、”目には目を”的な罰でしょうか。
この場合の”目には目を”は殺された被害者=死刑、ではなて、残された遺族が
基準です。 もちろん↑こんなことはできません。例えばです。
①良心の呵責、罪の意識に慄いて一生を送らせる。でも、自殺させない。
これが成功すれば、ものすごい罰になりますね。
自分を責める、死んだはずの被害者が夢に出る。呪われる。発狂する。
でも、そんな殺人犯に、ここまで罪の意識を感じさせるほどに、
倫理的な教育を施せる人間は、今、この国にはいないでしょう。
②一生、危険な単純労働に従事させる。
奴隷みたいに。何らかの収益があがれば、遺族に寄付。
537
:
504
:2004/08/28(土) 15:27
>536
論外なので他の方の書き込みを待ちます。
538
:
s
:2004/08/28(土) 20:43
504さん>
なるほどです。
加害者が「自分がどんなことをしたか?自分のしたことがどれだけ他人を苦しめたか?」
という考えを持ちはじめたならば多少なりともこの刑を持つ意味がわかるような気がします。
そういう意味では究極の刑というのは語弊がありますが納得できます。
536はれいさんみたいに極端ではないのですが強制重労働的な刑を終身刑に加えて補償にまわす形も考えたことがあります。
反省を促す意味ではカウンセラー的な人間から加害者の人間性を引き出す時間を設けることが必要かもしれません。
手厚い保護になってしまう感がありますが、「終身刑=一生出れない」と言う心情が加害者への足枷になるような気がします。
但し504さんがおっしゃる「環境への適応」が引っかかってしまいますが。
そして重労働を監視する刑務官の負担がクローズアップされそうですね。
刑の執行に携わる刑務官に対するケアについてはどうお考えしょうか?
539
:
はれい
:2004/08/28(土) 22:27
>sさん 刑の執行に携わる刑務官の対するケア
それは、刑務官という職務上、覚悟しなければいけないことだと思います。
それを割り切ったり、覚悟できない人でなければ、そもそも刑務官にはなれない
と思います。
人の生死に関わる精神的な負担というのなら、お医者さんや、看護士などの方が
遥かに多いのではないでしょうか。
でもその心の負担を含めた仕事なのだと思います。
罪を犯して
「警察や弁護士に反省しているように見せればすぐ出てこられる」
なんて小賢しく生きて行こうとする人間には、死刑を適用すればいいと思います。
「殺すなら殺せ、死刑なんて怖くない」
という、死刑や刑務所を逃げ場にしている人間は、生き長らえさせれば
いいと思います。
>重労働を監視する刑務官の負担が
そうですね。だから、現実には無理だと思います。
管理する側のコストとエネルギーがかかり過ぎる。
だから、重罪の、倫理の概念が通用しない人間は、コストの面からいうと
さっさと死刑にしたほうがいいような気もします。
刑務所を運営するのにも、国家予算、私たちの税金も使われているでしょう。
加害者への「罰」を考えたときには、苦しみながら一生生かしていくのが
最大の罰ではないかと思いました。
とても個人的な価値観、意見です。失礼いたしました。
540
:
504
:2004/08/28(土) 23:07
536の書き込みに対して論外として意見しませんでしたが、
>>538
の問いもあるので僕の意見を述べさせていただきますね。
昨今の殺人事件の中には本当にやりきれない事件を多く見られるように
なりましたね。宅間の事件、山口の主婦と子供が被害に遭われた事件、
またつい最近の長崎での小学生の事件。本当に理解を超えた事件が頻発しています。
これら事件に遭われた被害者の家族の方の意見や様子が報道等で僕たちも
知ることができます。みなさん淡々と質問等に答えている様子は大変痛ましく
本当のお気の毒というしか言葉はありません。
犯人に対する怒りをTV等で発言している姿を見ることもあります。
でもその場合でも淡々とご自分の意見を述べられています。
その様な心境になるまでには葛藤があるのでしょう、でもそれを僕たち
第三者が想像することは出来ません。
死刑を敵討ちととらえている人がいます。
>536>538のお二人もそうではありませんか?
加害者により苦痛を与えるのが望ましいとお考えですか?
被害者の方のなかには現状の制度に対して不満をもたれて発言されている方が
おられますが、不満とは刑の種類とかではなく現状の閉鎖的な裁判制度や基準が
わかりにく判決、異常に時間のかかる裁判に対してがほとんどです。
単純にある加害者が死刑相当の罪を犯したとします。でも裁判で死刑ではなく
無期懲役の判決が出たとしましょう。では判決が不満といって遺族の方が犯人を
殺そうとした例などがありますか?出所後の犯人を殺したりした例がありますか?
やろうと思えば可能なのにそのような例を私は知りません。
また逆に予想通り死刑判決が出たとします。被害者の方にとってひとつの区切りに
なるでしょう。でも拍手をして喜ぶもの、当然だとざまぁみろと罵声を浴びせる人もいません。
宅間など言動、行動が本当に憎憎しい男もいます。
でもこれはまた別のですよ。
遺族の方たちが第一に求めているのは真相の究明や裁判での
加害者の人間としての反省の言葉ではないでしょうか?
もちろん刑として最高刑の死刑を望むことはあるでしょう。
でもこれはあなたたちの言うことと同じ意味ではありませんよ。
強制労働の件ですが、多くの懲役刑の人たちは働いてますよね、出所後の援助を
目的とか彼らに掛かるお金の一部としてですが、これには賛成ですよ。
死刑囚も例外なく働かせるべきでしょうね。
でもお二人の意見は罰の一環として労働を位置づけられるわけですよね。
ではお聞きしますが、重労働をかせられた死刑囚が作業中の事故で死んだとします。
あなたはどう考えますか?「ざまぁみろ」ですか「死んでも当然なんだ」ですか?
この様な作業である建築物や道路、ダム等が完成したとします。
だれがその完成を祝うのですか?利用する我々はどんな気持ちで利用すればいいのですか?
また過酷な強制労働で得たお金を被害者の方はどんな気持ちで受け取ればいいのですか?
そのお金を作る途中で被告が事故や過酷な労働が原因で死んだ場合はどんな気持ちでしょう?
とても現代とはおもえない光景が浮かびます。
被害者の方への支援や保護の目的で刑務所内での作業で得たお金を基金化して
役立てる発想自体は賛成ですけどね。
>刑の執行に携わる刑務官に対するケアについてはどうお考えしょうか?
これはケアする必要があるのでしょうか?
偏った刑務官たちが死刑を行うのではないですからね。
あまり刑務官がどういった心構えなのか想像というか知識が無いので
このへんは刑務官の方の意見等も聞きたいですね。
541
:
s
:2004/08/29(日) 01:28
>死刑を敵討ちととらえている人がいます。
被害者の側からしたら許されるなら殺してやりたいという気持ちはどこかにあるはずだと思います。
>では判決が不満といって遺族の方が犯人を
殺そうとした例などがありますか?出所後の犯人を殺したりした例がありますか?
それができないためにせめて被害者の無念や痛みを味わってもらわないと気がすまない人がいると思います。
全ての人がそうとは限りません。様々なケースがあるのでしょう。
ただ我々が想像する以上の苦しみを味わっているのは間違いありません。
もし私の家族や恋人が殺されたとしたら・・・単純にそういう考えが出てしまうと思います。
確かに裁判制度の閉鎖性、基準や時間等の不満も当然あります。
なぜ当事者なのに真実を知ることができないのか?
なぜ判決がこんなにも遅いのか?
・・・ただそれはまた違う問題のような気がしてなりません。
いち早く制度の抜本的な見直しはしてもらわないと困りますが。
そして死刑が確定した。諸手をあげて喜ぶ人なんて当然いないです。
ただ被害者の遺族にとって無念を晴らすと言う意味では負担の軽減になるでしょう。
被害者の家族にとっては被害者の無念を晴らすことを第一に考えるのではないでしょうか?
それが死刑と言う形になり損害賠償という形になると思います。
勿論それで全て解決したわけではありませんが。
労働刑について>
私は労働刑に過酷な単純労働を求めてはいません。
死と隣り合わせの労働で何の利益がありましょう?加害者に何の効果がありましょう?
反省の意味での労働刑の提案でしたが言葉足らずのようでした。
>人の生死に関わる精神的な負担というのなら、お医者さんや、看護士などの方が
遥かに多いのではないでしょうか。
でもその心の負担を含めた仕事なのだと思います。
私はそれは違うと考えます。
刑務官に対するケアは必要になっているはずです。
覚悟の上とかそういうことで片付けられる問題ではないと思いますが・・・。
いくら職務とは言え人間が行うことです。
死刑を執行するということはどこかで「人間の命を自らの手で絶つ」気持ちがあるはずです。
それに悩む刑務官はいるはずです。
医師や看護婦の職務とは違います。
504さんがおっしゃるように実際お話を伺ってみたい気持ちはありますが・・・無理でしょうね。
最初は単純に死刑に反対の立場でしたが、皆さんの意見を見て改めてこの制度について考え直そうかと思います。
どこまで言葉が追いつくかはわかりませんがよろしくお願いいたします。
542
:
質問を1つ
:2004/08/29(日) 08:37
再審請求中の袴田死刑囚が精神に異常を来したが
終身刑は結果的にはこういう事態を招きますか?
543
:
504
:2004/08/29(日) 09:27
>被害者の側からしたら許されるなら殺してやりたいという気持ちはどこかにあるはずだと思います。
これは違いますよ。確かに加害者に対してての怒りを考えるとそのような気持ちが
沸くのは当然です。でもこれを第一とすると実際に行動に出た人を我々は裁けなくなりますよ。
実際に遺族が加害者を手にかけた時にどのような対処をするのですか。
なんども言うように死刑はあだ討ちの代行行為ではありません。
被害者の方の悲しみと憤りはもっと別のところにあるのだと思いますよ。
第三者の私が全部それを理解できているとは思いませんが、多くの遺族の方たちの
お話等を見聞きしてそんな印象をもっています。
刑務官のことについてですが、ボクは基本的にはケア等必要ないと思います。
先にも触れましたが刑務官になる時点でその様な役目を課せられる可能性を
受け入れていますよね。また回避する事も単純ですが退職等で出来るはずですし。
刑務官の方の苦悩等を扱った資料等の存在をしらないので、あなたが懸念されている事は
さほど問題にはなっていないのでは...?
>>542
袴田死刑囚のことは少しだけ知ってますが、精神に異常をきたしたという
ソースを見つけられませんでした。
どこかにありますか?
544
:
542
:2004/08/29(日) 17:26
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2004/08/28/20040828ddm005070179000c.html
TVニュースでは「袴田巌は体から去り、神になった」と言っているとあった。
上の毎日新聞社説では死刑への怯えが原因ではないかと書いているが
拘禁ノイローゼは終身刑の場合どうなのかを知りたい。
545
:
542
:2004/08/29(日) 17:36
>刑務官のことについてですが、ボクは基本的にはケア等必要ないと思います。
>先にも触れましたが刑務官になる時点でその様な役目を課せられる可能性を
>受け入れていますよね。また回避する事も単純ですが退職等で出来るはずですし。
ついでだが、日本の刑務官は団結権がないから組合がない。それに関しては
どう思う? 504氏の言い分だとあらゆる職業に労働組合は必要なくなりそうだが。
546
:
504
:2004/08/29(日) 17:55
>544の件については初めて知ったのでまだなんとも意見がまとまりませんが、
冤罪か?ともいわれる中での話しなので、仮に本当に冤罪なら...これは数十年にも
わたり冤罪で収監されているのなら気がおかしくなっても当然でしょうね。
でもどうなんでしょう?冤罪かどうか不明なので。
袴田氏の件は置いといて冤罪ではない被告が収監中に精神を病んだとします。
刑を科す過程、刑自体の苦しみから精神に異常をきたしたとしましょう。
これは問題ではないとおもいますよ。
意図的に彼らを苦しめる目的で刑以外の苦痛を与えた結果なら問題ですが。
>545
組合はありませんが、公務員としての取り決めはあります。
職務についても当然ですが待遇についてもです。
刑務官が現時点で死刑執行を負担に感じ回避したいと考えているのなら
もう少し表面化してもいいとおもいますが?
そのような動きはありますか?
このあたりは私自身調べた経験がありませんが、現時点で私の知ってる限りでは
そのような動きはないのでは?
547
:
504
:2004/08/29(日) 17:56
>504氏の言い分だとあらゆる職業に労働組合は必要なくなりそうだが。
これはこじ付けでしょう。
なんの関係もないですよ。
548
:
???
:2004/08/29(日) 21:31
>袴田氏の件は置いといて冤罪ではない被告が収監中に精神を病んだとします。
>刑を科す過程、刑自体の苦しみから精神に異常をきたしたとしましょう。
>これは問題ではないとおもいますよ。
なんで? 死刑が執行できなくなるよ。
>545
549
:
504
:2004/08/29(日) 23:12
>548
死刑になる前に被告が精神に異常をきたした場合は無理に刑を
執行する必要はないと思いますよ。
治療を受けさせて結果次第でいいと思います。
ただあなたの意見だと被告が狂った理由はなんなのか、ハッキリさせることが
できますか?と問われそうですね。
では被告が一芝居打った場合は?
そんなに簡単には騙せとうせないとおもいますよ。
なんせ塀の中ですから。
一般の精神病院とは違う取り扱いになるでしょうからね。
前記しましたが稀ケースをひとつずつ潰す必要はないのでは?
たとえば今までにその様なケースが問題となっていれば別ですか。
例をあげてみましょう。
ある被告が死刑への恐怖のために精神を病みました。
でも単純に実際では刑を執行しないとは考えられません。
死刑とは恐怖をともないますからね。
前記したように恐怖を克服するためには何故死刑になることをしたのか
自身と向き合わないと駄目でしょうね。そして本当の反省が生まれるのです。
理想的という表現はおかしいですが、それが一応理想的な死刑だとおもいます。
往生際の悪い人もいて当然でしょうね。
いままでもいたでしょうね。半狂乱で執行されたり、拘置所内で狂った人も。
でもそれが直接の原因となって刑の執行を逃れた人はいないのでは?
そして繰り返しですが自身の刑をみつめ、反省し死刑執行される被告もいるわけです。
550
:
loveless
:2004/08/31(火) 01:41
>>497
油断していたら、いつの間にやらレスが伸びていて、すっかり浦島状態ですが、、、
私が495などで話題にしたように、殺人の被害者一人では死刑の適用がない
ことへの危惧は、抑止力云々というよりも、司法の立法に対する越権行為
に対する危惧です。
qwertyさんの意見のように、死刑の適用には、どこかで線引きして、
例えば2人以上一時に殺害したときのみ適用とするということにしても
実は構わないと思っています。
ただし、その条件として、必ずそれらの変更に関する刑法の改正を
国会にかけて、キチンと立法を通す必要があるとは思っています。
(死刑のような最高刑に関しては、その適用の条件を厳密に定義
してもよいかも)。
現状、刑法では、殺人に関する死刑の適用に被害者数を条件に
入れてはいません。また、最高裁の判例でも「例え被害者が一人で
あっても死刑の適用はありうる」という判断がされています。
にも関わらず地裁レベルでは「被害者が一人では死刑の適用が難しい」
というような判断が多く、これが続けば、立法を通さずとも事実上
被害者一人のときは死刑停止のような法体系になってしまうのでは
ないかと心配です。
つまるところ、司法の判断は個々の裁判官の思想・信条に影響
されることなく、また過度に判例に縛られることもなく、あくまで
法律の条文に照らし合わせて判断されることを望んでいます。
551
:
特命希望
:2004/08/31(火) 02:46
>死刑のような最高刑に関しては、その適用の条件を厳密に定義
してもよいかも
まったく同感です。
私的な意見では、現時点で死刑適用者(変な言葉ですが)は殺害人数によって左右されている処に不満が残ります。
もっと細かくマニュアル化して、加害者の過去の性質や行動形態、殺害理由、殺害方法、精神鑑定、被害者の心情なども含め何%以上当て嵌まったら死刑を求刑するような形だと納得できるんですが。
現状では、<個々の裁判官の思想・信条に影響され、また過度に判例に縛られ>ていますよね。
どうも様々な判決を見ても、裁判官自身のバックグランドに左右されているようで、そういった意味では裁判官もサラリーマン化しているのでしょうか。
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