したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

第26回参議院議員選挙(2022年)

940チバQ:2022/06/13(月) 23:29:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e6160f2818d4ebc9333a4edf4ff0d1c011bb39e
長崎、自民に不協和音 相次ぐ紛争
6/13(月) 20:24配信

産経新聞
自民党新人の事務所開きであいさつする金子原二郎農林水産相(中央)=11日、長崎県佐世保市

22日公示、7月10日投開票で行われる見通しの参院選長崎選挙区(改選数1)で、自民党内に不協和音が生じている。昨年10月の衆院選、今年2月の長崎県知事選と相次いで勃発した内紛が尾を引いているためだ。参院選の候補者選考をめぐる国会議員同士の対立も影を落としており、陣営は足元の結束に向けて躍起になっている。

「自民党という組織は選挙のたびに強くつながり、力強く前に進む。地域の声をしっかりと携えて国会、党本部に乗り込んでいく」

11日、同県佐世保市での事務所開きで自民新人の山本啓介氏は声を張り上げ、団結を呼びかけた。前県議の山本氏は、現職の金子原二郎農林水産相が引退を表明したことを受け、党内の選考によって後継に選ばれた。

山本氏を担いだ金子氏も事務所開きに駆け付け「新しい時代の中で、新しい地域の国会議員を育てていくという機運が高まってきたと感じている。山本君が私の後継者として、長崎はもとより国のために頑張ってくれることを期待している」と持ち上げた。

長崎市に次いで県内第2の票田である佐世保市での事務所開きには、県議や市議、各団体の代表ら約100人が出席し、支持基盤の厚さを演出した。同市選出の田中愛国県議もあいさつで「昨年の衆院選、今年の知事選といろいろ大変なこともあったが、一致団結して頑張る」と、結束をアピールした。

こうして、あえて一枚岩を強調するのは、実際には陣営に亀裂が生じているからにほかならない。

昨年10月の衆院選。同市を中心とする長崎4区では、現職の北村誠吾元地方創生担当相に対し、県連は瀬川光之県議を推した。最終的には党本部の判断で北村氏が公認されたが、北村氏は支持固めに苦しみ、わずか約400票差という薄氷の勝利だった。

今年2月の知事選でも自民は真っ二つに割れた。県議らは、県連が推薦した大石賢吾・現知事を推すグループと、それに反発し4期目を目指した中村法道氏を応援するグループに分裂。国会議員も大石氏を推す金子氏らと中村氏側につく北村氏らに分かれ、激しい選挙戦となった。

今回、参院選で金子氏の後継となった山本氏が当時、県連幹事長として大石氏支援の中心にいたことも、参院選での結束を難しくしている要因の一つとなっている。県連幹部は「衆院選と知事選で裏では相当やり散らかしているから、恨みつらみはある」と漏らす。

さらに山本氏を金子氏の後継として選出する過程でも国会議員同士の対立が表面化した。山本氏を推す金子氏に対し、佐世保市の一部を含む長崎3区選出の谷川弥一衆院議員は、昨年の衆院選長崎4区でも候補に浮上した瀬川氏を推した。

金子氏が所属する岸田派と谷川氏が所属する安倍派による県内での勢力争いの様相も呈したが、最終的に県連は山本氏を後継に決めた。

金子氏側に敗れた格好の谷川氏の動きについて、自民関係者は「谷川氏は内々に(山本氏の支援を)するなと言っている。谷川氏に近い県議や市議も公には動けないだろう」と話す。佐世保市での事務所開きに谷川氏の姿はなかった。

自民県議重鎮は「しこりは当然ある。ない方がおかしい。それでもまとまらなければいけない」と戒めるように語った。

長崎選挙区には、いずれも新人で立憲民主党の白川鮎美氏、日本維新の会の山田真美氏、共産党の安江綾子氏、NHK党の大熊和人氏、諸派の尾方綾子氏、無所属の田中隆治氏も立候補を予定している。(小沢慶太)

941チバQ:2022/06/13(月) 23:33:17
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1079246.html
自民、公明 醜聞影響懸念 問われる結束【臨む 各党の思惑㊤】
2022.6.12

 10日午後、静岡県庁内に構える県議会の会議室に、自民党県連三役と衆院静岡5区支部の県議らが緊急招集した。18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられた吉川赳衆院議員(比例東海)の対応を協議するためだ。「静岡だけじゃなく、全国にも波及しかねない」。目前に迫った参院選への影響を懸念する声が上がり、重苦しい雰囲気に包まれた。
 県連は党公認立候補予定者の若林洋平氏(50)と吉川氏が並ぶポスターの撤去を決め、対応に追われた。ただ、「本人と連絡が取れない」(県連幹部)と事実関係の把握さえままならず、打つ手は限られた。同日夜、吉川氏は離党に追い込まれた。
 昨年10月の参院選静岡選挙区補欠選挙で敗れ、議席奪還が最重要課題となる自民。党本部が今月実施した世論調査では若林氏の優勢が伝わった。岸田内閣の高い支持率も相まって陣営は緩みを警戒していたが、事態は急転。吉川氏の議員辞職を求める声は党内外に強く、問題が長引けば打撃はさらに大きくなる可能性がある。
 補選で次点となり捲土(けんど)重来を期す若林氏。落選直後から県内各地をくまなく回り、知名度アップに努めてきた。「責任を果たせるのは自民」と訴え、他候補予定者との立場の違いを際立たせる。
 推薦を受ける公明党との連携も強める。5月に県内5カ所で開かれた自公の合同時局講演会。若林氏と公明の比例代表候補予定者が並び立ち、連立与党の実績をアピールした。公明関係者は「中央では溝があると言われるが、静岡の自公関係は良好」と指摘する。公明の候補予定者は若林氏の出陣式や街頭演説でもマイクを握る予定で、相乗効果による票の掘り起こしを狙う。
 静岡選挙区に出馬予定の無所属現職平山佐知子氏(51)への警戒は強い。平山氏は「しがらみのなさ」を強調し、再選した場合も特定の政党に入る意思はないと公言するが、首相指名の投票行動などから「自民党入りを画策しているのでは」(ベテラン県議)との臆測は絶えない。県内の一部経済人による支援の動きにも神経をとがらせる。
 公示直前に醜聞が発覚した自民。吉川氏の離党により、静岡5区の構図も大きく変わりそうだ。5区は昨年自民入りした細野豪志衆院議員が吉川氏に4連勝し、長年の対立から今もしこりが残る。参院選でのリベンジに向け結束が問われる中、良知淳行県連幹事長は「選挙への影響を最小限にするため、今こそ一枚岩になってやっていく」と力を込めた。
      ◇
 参院選の投開票が有力視される7月10日まで残り1カ月を切り、静岡選挙区(改選数2)の構図がほぼ固まった。無所属の現職2人と自民、共産、NHK党などの新人5人が立候補を予定し、与野党入り乱れての選挙戦となる見通しだ。各党の選挙戦略や思惑を探った。

942チバQ:2022/06/13(月) 23:58:58


7321 :チバQ :2022/06/13(月) 23:58:23
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202203/0015155384.shtml
2022/3/22 20:30神戸新聞NEXT

今夏の参院選比例 維新が兵庫県議の岸口氏擁立へ 得票の上積み狙う
ツイート印刷
岸口実氏
拡大
岸口実氏
 日本維新の会が今夏の参院選比例代表に、兵庫県議の岸口実氏(57)=同県明石市選出=を擁立する方針を固めたことが22日、関係者への取材で分かった。

 岸口氏は神戸大大学院法学研究科修了。国会議員秘書などを経て、2003年の県議選で初当選した。連続3期務めたが、旧民主党の県連幹事長だった15年に落選。19年の県議選は維新から立候補し、返り咲いた。

 神戸新聞社の取材に対し、岸口氏は「国政で(制度を)改めなければ、地方では実現できない施策がある。地方分権改革や社会保障改革などの課題に積極的に取り組みたい」と述べた。

 維新は参院選兵庫選挙区(改選数3)で、現職の片山大介氏(55)が改選を迎えるため、連携して活動し、票の上積みを狙う。(三島大一郎)

943チバQ:2022/06/14(火) 00:05:04

2011無所属当選(無投票)
2015無所属当選(2人区 自民vs民主vs無所属)→民主系会派入
2019出馬せず


https://news.yahoo.co.jp/articles/d47971f3f1e8399bece3631a5f18ccf720367bc0
これで7人目の表明 元県議 山本貴史氏が出馬へ 参院選静岡選挙区
6/9(木) 22:10配信

静岡放送(SBS)

この夏の参院選静岡選挙区に元静岡県議の山本貴史さんが、政治団体「参政党」から立候補すると表明しました。

山本さんは袋井市出身の52歳。袋井市議を経て、2011年から静岡県議会議員を2期8年務め、現在は経営コンサルタントをしています。

山本さんは「子どもの教育」など参政党が掲げる3つの重点政策を広く伝えていきたいと訴えています。

夏の参院選静岡選挙区には、このほかに、6人が立候補を予定しています。

944チバQ:2022/06/14(火) 00:08:04
2011 民主当選
2015 無所属当選
2019 出馬せず

https://news.yahoo.co.jp/articles/6609bd0bc9bc413ba8f213e0daaa63dbbead678b
元県議が参政党から立候補表明 参院選富山
6/8(水) 19:08配信
 今月22日に公示が見込まれる参議院選挙の富山選挙区に、政治団体「参政党」の新人として元県議会議員の海老克昌さんが8日、立候補を表明しました。

 富山選挙区の立候補予定者はこれで6人となりました。

 国政選挙に初めて候補を擁立する参政党は8日、参議院選挙の候補者発表をオンラインで配信しました。

 富山選挙区に立候補する海老克昌さんは、射水市生まれの41歳。射水市選出の県議会議員を2011年から2期務めました。

 正しい情報を国民に伝える新しい政党が必要と考え、参政党の立ち上げから加わったとしています。

 海老さんは映像配信を通して、「参政党は政治家が主導して運営したり政策を考えたりする政党ではない。みなさんが学び、そして一緒に政治を行う政党だ」と訴えました。

 参議院選挙富山選挙区にはこのほか、自民党の現職と野党の新人4人が立候補を表明していて、6人による選挙戦となる見通しです。

 参議院選挙は今月22日公示、来月10日投開票の日程で行われる見通しです。

945チバQ:2022/06/14(火) 08:04:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6fd2a9dffacad82caf3989f172b1c0b5fe173f0
崖っぷちの社民が埋没の危機 参院選公約、共産と酷似
6/13(月) 19:50配信

産経新聞
社民党が土俵際に追い込まれている。夏の参院選で得票率2%をクリアできなければ、公職選挙法上の政党要件を失うからだ。かつてたもとを分かった政治団体「新社会党」の後押しも受けて背水の陣を敷くが、公約は共産党と大差なく、独自色を発揮できるかが焦点となる。

「社民や憲法にとって正念場の選挙だ。9条が変えられるかもしれない国会にどんなことがあっても社民はいなければならない」。参院選の公約を発表した7日の記者会見で、福島瑞穂党首は現状への危機感をこう強調した。

政党要件を維持するには、直近の衆院選か参院選で全国を通じた得票率2%以上を満たす必要がある。先の衆院選は1・77%。次の参院選でも達成できなければ、候補者擁立などで制約を受けることになる。

もはや四の五の言っていられない。参院選では、首相就任の際に「自衛隊は違憲」との基本政策を転換した村山富市社会党委員長への評価をめぐり、平成8年に決別した新社会党とも今回は共闘関係を構築した。公約のスローガンは「がんこに平和! くらしが一番!」で、「ガンコに平和」は社会党を率いて躍進させた土井たか子氏が掲げており、神通力への期待が透ける。

問題は「社民らしさ」をどうアピールするかだ。福島氏は公約に関して「明確に社民らしいのは、9条を改悪させないというだけでなく、戦争を止めようというのを打ち出しているところ」と強調した。

しかし、共産も参院選の公約で「9条改憲に反対」と主張。防衛費の大幅増加や「敵基地攻撃能力」の保有に反対する姿勢のほか、最低賃金時給1500円への引き上げも一致している。立憲民主党幹部は「社民は国会議員の数が2人と少ないので『切磋琢磨(せっさたくま)』がない印象だ。党外の人とも幅広く議論し、政策に厚みを持たせたらどうか」と助言する。(内藤慎二)

946チバQ:2022/06/14(火) 08:14:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/33049f61fa13152bc0e28e26c9225d321949c75f
参院選岡山選挙区 自公の選挙協力が破綻、公明支持者が対立候補に流れる可能性も
6/14(火) 7:15配信
NEWSポストセブン
岡山選挙区に波乱?(時事通信フォト)

 7月10日に投開票が行われる見込みの参院選挙(6月22日公示)。岡山では自公の選挙協力が“破綻”する異常事態が起きている。


 きっかけは自民のマドンナ議員・小野田紀美氏のツイートだ。母は日本人、父はアメリカ人で学生時代はモデル経験もあるという。

 小野田氏は今年1月に公明が自民候補への推薦見送りを検討していることが報じられるとツイッターでこうつぶやいた。

〈政党が違うのですから、選挙は他党の推薦ありきでやるのではなく、それぞれ自由にやるのが自然ですよね。公明党さんの推薦見送り検討、共感します。お互いそれぞれ頑張りましょう!ってやつですね!〉

 これが「公明票はいらない」宣言と受け止められたのだ。

 岡山は小野田氏と無所属新人の黒田晋・元玉野市長(国民と立憲が推薦)との事実上の一騎打ちだが、自公の協力があれば小野田氏の当選は堅いとみられていた。

 しかし、情勢は一変しつつある。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が語る。

「小野田氏は公明と支持母体の創価学会を怒らせた。6年前の参院選では小野田氏を推薦したが、今回は公明党県本部は自主投票の方針を決めた。つまり応援しないということです。岡山で公明の基礎票は10万票といわれ、昨年の総選挙では比例で12万票を獲得している。“うちの票がなくても当選できるつもりならやってみろ”と公明支持者の票が対立候補の黒田氏に流れれば2倍の効果があるので大逆転の可能性が出てくる」

 公明票の実力が問われる選挙区でもある。

愛知では高見知佳氏が自民現職に挑む
 愛媛選挙区では、『くちびるヌード』のヒット曲で知られる往年のアイドル歌手・高見知佳氏が出馬、自民現職の山本順三氏と戦う。

 高見氏は出馬を決めると毎朝街頭に立ち、精力的に県内を回って全市町村を踏破した。

「みなさんの介護保険料、上がりましたよね。自己負担1割から2割に。でも、考えたら年金は下がってますよね。物価も上がっている。なのに、自己負担額が上がる。誰が決めてるの?」

 軽妙な語り口だ。立憲の推薦に加えて、共産も「高見氏を自主的に支援する」と発表した。しかし、野上氏は形勢は大きく変わってはいないと指摘する。

「愛媛には永江氏の後援会組織があり、高見氏もそのネットワークを使って運動しているが、まだ有権者に浸透しているとはいえない。自民ベテランの壁を崩すのは容易ではなさそうです」

 これまで見てきた選挙区のほかにも、大分(定数1)は自民新人と国民の現職が互角の形勢。

 北海道(定数3)は自民と立憲が候補者を2人ずつ擁立し、事実上、4人で3議席を争う戦いになる。

「北海道は立憲が2議席確保の見通し。自民現職で安倍派の長谷川岳氏と麻生派の船橋利実・元代議士が、残る議席を奪い合うという派閥対決の構図だが、長谷川氏が優勢だ」

 と野上氏は分析する。

※週刊ポスト2022年6月24日号

947チバQ:2022/06/15(水) 07:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/38772b92fae575678740eccd662190107d04d5ed
【参院選神奈川選挙区】一本化断念の立民 「共倒れ」懸念、くすぶったまま
6/14(火) 21:41配信

カナロコ by 神奈川新聞
参院神奈川選挙区の候補予定者として登壇する立憲民主党の水野氏(中央)と寺崎氏(右)=5月8日、藤沢市内(三木崇写す)

 今夏の参院選神奈川選挙区で、立憲民主党が公認候補予定者の一本化を断念し、2人擁立のまま選挙戦に挑む見通しとなった。党勢低迷を受け、「共倒れ」を懸念する県連の一部や市民グループから一本化を求める声が上がり、党本部が調整に乗り出したが不調に終わった。県連幹部は「2人当選に向けてやるだけ」と意気込むが、「共倒れ」への懸念はくすぶったままだ。

 「党本部がさまざまに検討し、一定の結果が示されたということ。党本部の問題だと思う」。13日の県連常任幹事会終了後の記者会見。相次ぐ「一本化断念」についての質問に、滝田孝徳幹事長は淡々と答えた。

 「党本部の判断で一本化は取りやめる」─。阿部知子代表(衆院神奈川12区)が党本部から伝えられた意向について説明すると、出席者から異論は出なかったという。滝田氏は「2人擁立で準備を進めている。各陣営が当選に向けて全力を尽くすしかない」と繰り返した。

神奈川新聞社

948チバQ:2022/06/15(水) 13:39:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/54f4054b5c76c7742e4d59b142b95705c11c27a8
参院選・長崎 『公示まで1週間』で臨戦モード 7新人乱立・過去最多の争いか
6/15(水) 11:30配信
 国会は15日に会期末を迎え、1週間後の22日に予定されている参院選公示に向け事実上の号砲が鳴る。長崎選挙区(改選数1)の構図はほぼ固まり、自民党、立憲民主党、日本維新の会、共産党、NHK党、諸派、無所属の新人計7人が立候補を予定し、乱立模様となっている。県選管によると、全員が出馬すれば過去最多となる。各陣営の直前の動きをリポートする。
 自民の山本啓介氏(46)は11日、佐世保市で事務所開き。保守分裂となった2月の知事選で県連幹事長だった山本氏らと対立した首長や県議らも出席し、挙党態勢をアピールした。山本氏は今期限りの引退を表明した農相の金子原二郎参院議員の後継に決まった後、党内融和に腐心。訪問先で批判を受けることもあったが、「一定の理解は得られた」(陣営関係者)という。ただ知名度不足は否めず、陣営は岸田内閣の堅調な支持率を背景に漂う楽観論も警戒する。
 立憲民主の白川鮎美氏(42)の陣営は、連合長崎など労働4団体、国民民主、社民両党県連とつくる「7団体懇話会(7者懇)」を中心に総合選対を編成。地区選対も県内10地域で発足した。一方、市民団体が立民県連と共産党県委員会に呼びかけていた候補一本化は消滅。連合が共産との選挙協力に否定的で、立民県連は当初から消極姿勢だった。白川氏は12日、地元の佐世保市で山田勝彦衆院議員(比例九州)らと街頭に立ち、消費税5%への減税などを訴えた。
 維新は山田真美氏(50)の応援で、松井一郎代表が11日に長崎市中心部を訪れてマイクを握った。演説後、報道陣に「長崎ではまだ維新への理解は深まっていない」と話し、浸透を図るため「地道な活動を積み上げるしかない」と強調した。5月末に党県総支部を設立。“手足”が少ない中、各地を街宣車で回るなどし、支持拡大を図っている。昨年の衆院選では県内で比例票約4万4千票を獲得。山田氏は「維新の政策を丁寧に訴え、新たな選択肢を示す」と意気込む。
 共産の安江綾子氏(45)は県内各地を回り、支援者との対話集会や街頭活動を地道に続けている。「戦争か平和か、国民の暮らしをどう守るかが掛かった大切な選挙」として核兵器廃絶や、戦争放棄などを定めた憲法9条を生かした外交を中心に訴える。党県委員会は「最近は物価高騰で大変との声を聞くことが多い」といい、賃金底上げなどの経済政策の浸透にも力を入れる。
 N党の大熊和人氏(52)は動画投稿サイト「ユーチューブ」でNHK受信料の無料化などの主張を発信。政治団体「参政党」の尾方綾子氏(47)は郷土教育の充実などを掲げ、無党派層の取り込みを狙う。無所属の元大学助手、田中隆治氏(78)は公約をまとめたりポスターを準備したりしている。

949チバQ:2022/06/15(水) 19:51:11
文春砲すげえなあ
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-55185.html
公明党候補が違法な「無修正」性交動画を公開 比例名簿から削除へ
2022/06/15 16:00文春オンライン

 昨年の衆院選に公明党の比例東京ブロックから出馬していた大沼伸貴氏(40=党本部職員)が、インターネット上に違法な無修正動画を公開していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。公明党は大沼氏を比例名簿から削除するとしている。

自身の性交動画などを無修正でツイッターに公開
 山口那津男代表が「比例区で800万票獲得」を目標に掲げた昨年の衆院選。大沼氏は東京ブロックの比例名簿4位として出馬した。


連立を組む公明党・山口代表 ©共同通信社
「大沼氏は、創価高校から創価大学教育学部に進んだ“学会エリート”。出馬時は総合センター事務局副部長という要職にありました」(公明党関係者)

 一方で、大沼氏は2年ほど前に〈しん〉というハンドルネームで、ツイッターのアカウントを開設。いわゆる非公開の“鍵アカウント”ではなく、誰でも閲覧できる状態だった。フォロワー数は約2万5000人。大沼氏はそのアカウントでマスク姿の顔写真などを投稿する傍ら、自身の性交動画なども無修正で公開していた。

 例えば、自らが立候補した衆院選公示日の昨年10月19日には、〈なんか、編集したらAVみたいになっちゃった〉などと投稿。合わせてアップロードされていたのは、無修正のまま公開された自身の性交動画で、この動画の視聴回数は約3万3000回に上っていた。

フォロアーの数が多ければ、罰金の額も高くなる可能性が
 大沼氏は衆院選には落選したものの、その後も公明党の職員として活動。東京ブロックで当選した2人の議員が辞職した場合、繰り上げ当選の可能性も残っていた。

950チバQ:2022/06/15(水) 22:28:49
https://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20220614-OYTNT50135/
6人出馬準備 乱戦か 現職と5新人 構図ほぼ固まる
2022/06/15 05:00」
 22日公示、7月10日投開票となる見通しの参院選で宮崎選挙区(改選定数1)は、4選を目指す自民党現職に対し、各野党や諸派の新人5人が挑む構図がほぼ固まった。同選挙区で6人もの候補が立候補したのは2007年が最後。野党による候補の一本化が不調に終わったことなどで久しぶりに候補乱立の状況となりそうだ。各陣営は比例票の掘り起こしも見据え、臨戦モードに入っている。


 ■組織固める現職

 自民現職の松下新平氏(55)は12日、宮崎市で行われた決起大会であいさつに立ち、「必ずこの『保守王国』の宮崎を死守する」と力を込めた。

 昨秋の衆院選では、宮崎市を含む宮崎1区が「保守分裂」選挙となり、自民現職は同選挙区で落選(比例選で復活当選)。自民は議席を立憲民主党に奪われる事態となった。それだけに党関係者の危機感は強く、松下氏は今春以降、毎週末に帰郷し、国政報告会を開くなどして組織固めを図る。公明党や、JAグループ宮崎の政治団体「県農民連盟」などから推薦も得て、組織力をフル稼働する構えだ。

 ■立民、国民は決裂

 野党のうち、立憲民主党と国民民主党はそれぞれ新人を擁立し合う予定だ。

 昨年の衆院選で両党は宮崎1区と宮崎2区で候補をすみ分け、1区で立民新人が当選。2区でも国民新人が比例選で復活当選を果たした。ただ、今回は両党がそれぞれ党勢拡大への思いなどもあって調整に至らず、各陣営が相手方をけん制する状況となっている。

 例えば、立民は10日、宮崎市で開いた宮崎選挙区に立候補予定の新人で気象予報士の黒田奈々氏(48)の集会に枝野幸男・前代表が駆けつけ、立民が提出した内閣不信任決議案に国民などが衆院本会議で反対したと主張。「岸田内閣を支持しているような政党がいっぱい」と皮肉った。

 これに対し、国民は11日、同選挙区に立候補を予定する新人で元衆院議員秘書の黒木章光氏(45)の事務所開きを都城市で開催。あいさつに立った黒木氏は、防衛費増額など国防政策を訴え、慎重論が根強い立民との違いを強調した。事務所は宮崎、延岡両市にも開設しており、県連幹部は取材に「国政選挙では初めて、県内三大都市の大票田に拠点を置けた」と力を込めた。

 ■共産も調整ならず

 共産党は新人で党県青年学生部長の白江好友氏(33)が立候補を予定する。同党は全国各地の改選定数1の「1人区」の一部で立民と候補者調整を進めたが、宮崎はその対象に含まれなかった。立候補の準備を進める白江氏は「党の躍進を目指す」と意気込む。

 宮崎選挙区ではまた、5月にNHK党新人で元自動車部品製造会社社員の森大地氏(30)、6月には政治団体「参政党」新人で建設会社社長の今村幸史氏(49)も立候補する意向を表明した。

 一方、候補者擁立を模索していた日本維新の会は14日、擁立の見送りを発表した。同党県総支部幹部は似た主張を訴える他党候補予定者がいるとして、「無理に立てて票を割る必要はない」と話している。

 ◆予想の顔ぶれ(敬称略) 

 松下新平 55 自現〈3〉

 黒田奈々 48 立新

 白江好友 33 共新

 黒木章光 45 国新

 森 大地 30 N新

 今村幸史 49 諸新

(党派は、自=自民党、立=立憲民主党、共=共産党、国=国民民主党、N=NHK党、諸=諸派。党派の並びは参院勢力順。〈 〉内は当選回数)

951チバQ:2022/06/15(水) 22:30:41
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20220615-OYTNT50055/
[参院選2022]夏の陣準備加速 候補予定者ら声張り上げ
2022/06/15 15:00
 通常国会は15日午後、閉会し、「22日公示、7月10日投開票」となる見通しの参院選が事実上、幕を開ける。各党の立候補予定者たちは、この日も朝から街頭演説や支持者へのあいさつに回り、選挙本番に向けた準備を加速させた。


乱立
 「日本の経済政策を転換し、企業ではなく、家計が潤う施策を進めていきます」

 過去最多となる16人が出馬に向けた準備を進める福岡選挙区(改選定数3)。国民民主党の新人、大田京子氏(43)は15日朝、福岡市中心部で約1時間、マイクを握り、支援を呼びかけた。

 福岡選挙区では、旧民主党系の候補者一本化が前回に続いて実現せず、支持母体の連合福岡は大田氏と、立憲民主党の現職、古賀之士氏(63)の2人を推薦した。野党共闘の枠組みが崩れた結果、全ての主要政党が候補者を擁立予定で、早くも乱立模様となっている。大田氏は取材に「厳しい戦いだが、挑戦者として最後まで戦い抜きたい」と力を込めた。

 一方、公明党の現職、秋野公造氏(54)も「いよいよ決戦という思い。気持ちが高まってきた」と意気込んだ。

 過去2回は全国比例での当選。今回は、同選挙区で初当選した同党現職の出馬辞退に伴い、立候補が決まった。秋野氏は「一人でも多くの方に名前を覚えてもらい、また国会で仕事ができるように努力したい」と話した。

「注目度上がる」
 過去最多となる7人が立候補を予定する長崎選挙区(改選定数1)でも新人の舌戦が本格化した。

 「知事選では党員らに難しい選択を迫って申し訳なく思う。自分が先頭に立って、自民党を一つにしたい」。自民新人の山本啓介氏(46)は15日朝、長崎市中心部で通行人や行き交う車に手を振りながら語った。

 自民では、党内や支援団体を二分する保守分裂選挙となった2月の県知事選が尾を引く。山本氏は立候補を表明して以降、党内外の溝を埋めるように、団体へのあいさつ回りの際などで団結を求めてきたが、県農政連など有力な支援団体には「支援は簡単ではない」などの不満が今もくすぶる。

 一方、2019年の参院選に続いて出馬を表明した立民新人の白川鮎美氏(42)もこの日朝、長崎県長与町の交差点に立ち、「国の方向性を大きく変えるチャンスです」と声を張り上げた。

 前回選で白川氏を支えた共産党が今回は新人の安江綾子氏(45)の擁立を発表するなど、同選挙区でも候補が乱立する見込みだ。

 白川氏は「多くの立候補者が出ることで県民の選挙への注目度は上がる。自分の訴えが届くことを期待したい」と語った。

952チバQ:2022/06/15(水) 22:31:23
福井
https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20220603-OYTNT50112/
保守から2人 構図複雑に
2022/06/03 05:00
「みなさんの支援の力がこの体に宿って、このように元気だ」

 自民党現職の山崎正昭(80)は、4月29日の事務所開きで、集まった約500人の支持者に健在ぶりをアピールした。参院議員になって7月で5期30年。6期目を目指す理由として「コロナから古里を再起させたい」と熱く語り、「最後に十分な功績を残して往生したい。強い信念を持っている」と力を込めた。

 警戒するのは多選、高齢への批判だ。参院議長に就いていた前回選は、地元入りの機会が限られた。だが今回は違う。昨年7月に早々と党公認を得ると、地元で企業や団体の組織票を固め、「既に1000件を超える推薦を得た」(陣営関係者)。5月には公明党の推薦も決まった。

 同月末の激励会に駆けつけた自民党総務会長代行で衆院議員の森山裕(77)は「人生100年時代。山崎先生はまだ若すぎる」とエールを送った。



 批判の急 先鋒せんぽう は、身内から現れた。

 「80歳を迎えた現職が再び出馬される。今必要なのは働き盛りだ」。5月下旬、福井市内の街頭でマイクを握っていたのは、新人の笹岡一彦(66)。山崎が会長を務める自民党県連所属の県議だったが、2月、「世代交代を目指す県民の受け皿になる」と党籍を残したまま無所属での立候補を表明した。

 県連は「一つの選挙区で公認候補は1人」とする党の規則に反したとして、4月21日、笹岡を八つある処分で最も重い除名とした。

 県内では自民党が長く保守王国を築き、福井選挙区は1992年から10連勝中だ。しかし、昨年の越前町長選では、県連推薦の現職と県連支部の推薦を受けた新人による保守分裂の争いとなり、現職が敗れた。県連幹部は「有権者に党内で混乱している印象を持たれてしまった」と苦い経験を振り返る。



 構図はさらに複雑さを増しつつある。笹岡は5月28日、昨年の衆院選で躍進した日本維新の会の推薦を受けた。翌日の事務所開きには、維新の県支部「福井維新の会」代表代行で参院議員の柴田巧(比例)(61)が同席し、「全国的に私たちが推す候補者が、保守分裂の大激戦を勝ち続けている」と自信をのぞかせた。

 笹岡は6月2日、約20年務めた県議を辞職。記者会見で「保守系無所属を 標榜ひょうぼう したい」と述べ、保守票や現職批判票の取り込みを狙う。

 自民王国のお膝元で、比例票を掘り起こしたい維新側の思惑も交錯する。しかし、福井で維新の推薦がどれほど票に結びつくかは未知数だ。一方、自民県連には「笹岡から自民のイメージを消したかった。維新のカラーが付けばかえって好都合だ」との見方もある。

 同選挙区では、前衆院議員で新人の斉木武志(48)が広く支持を集めようと立憲民主党県連代表を辞任し、無所属で立候補する意向を表明。共産党新人の山田和雄(54)も臨戦態勢に入っている。

 自民県連の関係者は言う。「 混沌こんとん とした選挙戦になる。どの程度票が割れるか、蓋を開けてみないとわからない」(敬称略)



 「6月22日公示、7月10日投開票」が想定される参院選の公示まで、残り3週間を切った。同選挙区(改選定数1)には、これまでに4人が立候補の意向を表明。ほかにも立候補を模索する動きがあり、自民系、野党系とも複数の陣営が議席を狙う。かつてないほど複雑な選挙の構図を2回に分けて紹介する。

953チバQ:2022/06/15(水) 22:32:36
https://kahoku.news/articles/20220613khn000022.html
参院選秋田 自民に立ちはだかる「3選の壁」 挑む石井浩郎氏「初心」強調
2022年6月14日 6:00

 夏の参院選秋田選挙区(改選数1)で、3選を狙う現職の石井浩郎氏(57)を擁立する自民党県連に「3選のジンクス」がささやかれている。同選挙区で自民は、4期務め、4月に死去した元総務庁長官の故佐々木満(まん)氏が1986年に3選を果たして以降、壁を打ち破れずにいる。「悪いジンクス」(県連幹部)を断ち切ろうと、懸命に組織の引き締めを図っている。


約500人が集まった自民党秋田県連の定期大会
 「哀悼の意を込め、黙とうをささげたいと思います」。5月22日、秋田市であった自民県連大会。4月7日に95歳で死去した佐々木氏への黙とうで静かに幕を開けた。

 佐々木氏は76年の参院補選に自民公認として立候補し初当選。以降80年、86年、92年と連続当選を果たし、98年に政界引退した。

 4月下旬、石井氏の事務所開きで、御法川信英県連会長(衆院秋田3区)は「満先生は本当に愛された政治家だった。以降、秋田で3期以上務めた参院議員はいない」と語った。

 秋田選挙区では佐々木氏以降、3選はおろか、再選されたのも2016年の石井氏、01年の金田勝年氏(現・衆院比例東北)の2人にとどまる。金田氏は「2回続けて勝つのが難しい。(議員が)力を付けてきた状況で負けてしまう」と嘆く。

 金田氏自身は3選を目指した07年、当時の民主党などが推薦する無所属新人に敗れた。同年の参院選は自民が民主に大敗を喫し、参院第1党から転落。09年の民主による政権交代の足掛かりとなった。

 県連幹部は「参院議員は衆院議員と比べ、有権者との距離が遠く、仕事ぶりも見えにくい」と分析。「石井氏の働きを丁寧に伝えていくしかない」と言う。

 19年は再選を狙った自民現職が無所属新人に敗れ、昨年10月の衆院選では、秋田2区で接戦を落とすなど自民に悪い流れも続く。

 石井氏は「東京で一生懸命仕事をしているが故に、6年間の活動が地元では見えにくいというのは仕方がない面もある」と現職の悩みを吐露しつつ、「初心を忘れず挑むしかない」と力を込めた。

 秋田選挙区では、他に共産党新人の県常任委員藤本友里氏(43)、ともに無所属新人で、NPO法人代表理事佐々百合子氏(46)、元衆院議員村岡敏英氏(61)、NHK党新人の介護士本田幸久氏(40)が立候補を表明している。

954チバQ:2022/06/15(水) 22:35:07
https://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/feature/CO058132/20220614-OYTAT50047/
野党乱立 立民危機感…2氏推薦、連合票分散も
2022/06/15 05:00
 「公党がデマを流して帰るとは極めて残念だ。レッテル貼りはやめてもらいたい」


 今月5日、家族連れらでにぎわうJR柏駅前に立憲民主党代表・泉健太(47)のいら立った声が響いた。立民の現職、小西洋之(50)の応援に駆けつけたが、この1時間前、同じ場所で演説したのは日本維新の会副代表で大阪府知事の吉村洋文(46)。「立憲民主党? どうしようもありません。反対や批判だけで新しいものは生まれません」と何度もなじってみせたのだ。

 3選を目指す小西を取り巻く情勢は、決して甘くない。2019年選で立民候補を支持した国民民主党は、前県議の新人、礒部裕和(40)を擁立し、旧民主党系が「分裂」することになった。昨秋の衆院選で立民と共闘した共産党は斉藤和子(47)を立て、勢力拡大をもくろむ維新からも新人が出馬するなど野党が乱立している。

■異例の対応

 5月21日、小西は千葉市内での決起集会で「過去2回、当選した選挙とは次元が違う厳しい戦いです」と危機感をあらわにした。陣営幹部は「野党はバラバラ。一体感がない」と唇をかむ。

 立民と国民の間にはさまれ、戸惑いを隠せないのが約15万人の組合員が加盟する連合千葉だ。今回、小西、礒部の2人を推薦する異例の対応を強いられた。

 連合千葉会長の永富博之は4月、国民の県連大会で、「これまでポスターの掲載などで大量動員してきたが、組織力が二分してしまう。従来通りの支援は難しい」と厳しさを口にした。前回19年の参院選比例選で、県内で積み上げた連合票はおよそ7万票とされる。今回は自治労などの旧総評系が立民、UAゼンセンなどの旧同盟系が国民を推す形となり、連合票が半分になれば3万5000票ほどに減らざるを得ない。

 小西の後援会長には、連合千葉の元会長が就いており、「連合票が国民に偏らないようけん制したのだろう」(立民関係者)との見方がある。

■知名度不足

 「いい候補が出て武者震いしている」。2月、礒部の出馬会見に同席した国民代表の玉木雄一郎(53)は、笑顔で意気込みを語った。県議を4期目途中まで務めた礒部だが、地盤は県北端の野田市で、「県内全域での知名度が圧倒的に足りない」(国民関係者)のが課題だ。

 選挙戦を下支えする地方議員は少なく、礒部は「自民の2人と小西が強い。何とか3番目に入れたら」と本音を漏らす。国民の執行部には、選挙区で礒部が存在感を示せれば、比例票が伸びるとの思惑が透ける。

 一方、共産の元衆院議員の斉藤は10日、JR千葉駅前で「政治は誰のためにあるのか。このことが問われる選挙です」と演説し、消費税減税などを訴えた。党の冊子は、衆院選では立民との共闘で自公政権を追い詰めたとして、若者向けにイラストを交えて「改革の進め方」を説明する。

 ただ、立民と政権批判票を奪い合うことになる。「票は分散するだろう」(自民関係者)との見方もある。

 混戦模様に、連合幹部は懸念を強める。「自民が2議席を取って、3番目に維新や共産が割って入るなんてことがあれば最悪だ」

(敬称略)

955チバQ:2022/06/15(水) 22:36:20
https://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/feature/CO058132/20220614-OYTAT50044/
自民2議席が「使命」…2派激突、公明の動向注視
2022/06/14 05:00
 「政治の力を結集して県の発展に取り組むため、臼井さんのこれからの活躍が不可欠です」

今月4日、東金市の東金文化会館。自民党の新人、臼井正一(47)の決起大会で知事の熊谷俊人(44)がこう呼びかけると、約900人が詰めかけた会場は熱気に包まれた。党幹事長の茂木敏充(66)も応援に駆けつける中、入り口には臼井と熊谷の巨大なツーショット写真のパネルが飾られ、2人の対談を紹介するチラシが配られるなど「熊谷づくし」(自民関係者)の集会となった。

 臼井は昨春の知事選で、熊谷に敗れた自民候補を支援していた。それにもかかわらず、熊谷が応援に踏み切ったのは、参院議員の石井準一(64)が陣営を取り仕切っているためだ。石井は知事選で、告示前に熊谷を支持すると明言するなど陰の「立役者」となった経緯がある。石井は、今も熊谷と距離を置く県連幹部らを痛烈に批判し、「臼井を(参院選で)勝たせて、県連の軌道を正常に持っていく」と息巻く。

■二つの派閥

 自民には、県連幹事長の河上茂(73)を中心とする「主流派」と石井に近い県議グループの二つの派閥がある。2013年以来、それぞれ異なる候補を推すことで千葉選挙区の改選定数3のうち、自民が2議席を占めてきた。ただ、互いの票の獲得合戦は「 切磋琢磨せっさたくま 」と呼ぶのがはばかられるほど激しいのが実情だ。

 臼井は、知事選で140万票を得た熊谷との連携について「やっぱり有権者に与えるインパクトは大きい」と自賛する。石井は「1位に近い2位当選が理想。60万票を狙う」と語るが、周辺からは「猪口に勝てる」と威勢のいい声が上がる。

 他方、「主流派」の県議や衆院議員の重鎮らは5月中旬、千葉市内のホテルにずらりと顔をそろえた。3選を目指す現職、猪口邦子(70)の選対会議の場で、河上が「こんなに多くの議員がついて、負けるわけにはいかないんだ」と声を上げると緊張感が漂った。

■募る危機感

 16年の前回選で、76万票余りを得てトップ当選した猪口だが、今回は情勢を危ぶむ声が上がっている。猪口が所属する麻生派会長で党副総裁の麻生太郎(81)は、5月に来県した際、「76万(票)が100万になることはなかなかない。減らないようにするのが最大の問題だ」と語り、楽観的な見方を否定した。

 動員をかけて大規模な集会を展開する臼井に対し、猪口は地道な街頭演説を毎日のように続ける。6月初旬、帰宅中のサラリーマンらで混雑するJR千葉駅前で、猪口は「大きな会場を貸し切るのではなく、新たな方法を模索しながら、朝に夕に国政報告をしています」と語りかけた。おなじみの黄色のジャケットに身を包み、県内全域での知名度は臼井を上回る。

 臼井、猪口の両陣営が気にするのは、公明党の票の動向だ。自民は公明から「26万票の支援を受ける」とする合意書を交わし、公明は5月に2人の推薦を同時に決めた。ただ、公明票の配分や支援の詳細は決まっておらず、水面下で駆け引きが始まっている。

 臼井と猪口のいずれかに全体の得票が偏れば、使命とする2議席確保は危うくなる。「それぞれ、どれだけ多くの人に理解を得る努力ができるかだ」。県連幹部は2人の戦いの行く末を見守っている。(敬称略)

 参院選は、7月10日が想定される投開票まで1か月を切った。戦いの構図と、決戦に向けた各陣営の動きを追う。

956チバQ:2022/06/15(水) 22:38:43
滋賀は知事選と同日選だから共闘ならずなんですね
https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20220610-OYTNT50280/
<戦いの構図・2022参院・知事ダブル選>(中)共闘かなわず独自候補
2022/06/11 05:00
野党

事務所開きであいさつする田島氏(左端、大津市で)
 参院選の滋賀選挙区(改選定数1)に無所属で立候補することを表明した前立憲民主党県連代表で、新人の田島一成氏(59)は4日、大津市の国民民主党県連本部で行った事務所開きで、「改革勢力を結集させるため、立民、国民と力を合わせて戦い抜きたい」と声を張り上げた。

 田島氏は3月5日の出馬表明を前に、立民を離党。国会では立民と国民が対立する場面も多く、幅広い支援を得る狙いがあった。

 事務所開きには田島氏を推薦する立民、国民両党の県連と連合滋賀の幹部らが駆けつけた。選対本部長を務める前知事の嘉田由紀子参院議員(無所属)は「やりたい放題の自公に対抗するには田島さんが最適な候補」とあいさつし、2019年の前回選で野党統一候補として初当選した自身の<再現>を目指す姿勢を打ち出した。

  ■別々に擁立

支援者とグータッチをする石堂氏(右端、長浜市で)
 同じ頃、共産党新人で、同党県常任委員の石堂淳士氏(48)は長浜市内で、支持者らと街宣活動をしていた。同市で開かれた演説会では「軍事費の拡大のために我々の税金が吸い取られている。憲法9条を変えようという政治をやめさせたい」と訴えた。

 共産は前回選でいったん出馬を表明した候補者を取り下げ、立民、国民、社民各党とともに嘉田氏を推薦した。野党が候補を一本化したことが奏功し、自民党の現職候補を打ち破った。

 改選定数1の「1人区」では、野党候補の乱立は与党候補を利する。共産党県委員会の石黒良治委員長は石堂氏の擁立を発表した3月9日の記者会見で、「共闘を発展させて勝利を目指したい」と今回選でも一本化を目指す意向を示した。

 だが、その願いはかなわず、田島氏と石堂氏それぞれが自民現職の小鑓隆史氏(55)に挑む見通しとなった。

  ■政策協定

 なぜ、前回選のような共闘が実現しなかったのか。

 関係者によると、立民は当初、女性候補の擁立を模索していた。だが、立民から選挙協力を打診された国民は人選に難色を示した。国民は、民主党衆院議員として環境副大臣などを務めた田島氏の実績を評価しており、立民も田島氏の擁立に同意した。

 国民は21年10月の衆院選で、滋賀1区に立候補した斎藤アレックス氏が比例復活当選した。復活当選の原動力となった連合滋賀の組織力に対する立民の期待は高く、今回、田島氏の陣営では連合滋賀のスタッフがポスター貼りやビラ配りなどの「実動部隊」となる。

 しかし、代償もあった。連合滋賀は田島氏の推薦にあたり、共産を念頭に「目的や基本政策が大きく異なる政党等と連携・協力しない」とする政策協定を田島氏と結んだ。国民県連代表に就いた斎藤氏も「共産と一緒に選挙を戦うことはできない」と公言した。

 結局、田島氏側と共産の間で選挙協力に関する協議が行われることはなかった。

  ■結集に執念

 共産党県委員会の石黒委員長は、22年度政府予算案に賛成した国民を「与党の補完勢力」と批判する。その一方で、立民については「参院選が終わったら、次の総選挙に向けた話し合いをしたい」と、将来的な連携には含みを持たせている。

 また、嘉田氏は「日本をダメにしてきたのは自民党」と強調し、与党の対抗勢力の結集に執念を燃やす。

 参院選の動向は、野党の将来展望に大きな影響を与える可能性を秘めている。

957チバQ:2022/06/15(水) 22:39:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20220612-OYTNT50014/
<戦いの構図・2022参院・知事ダブル選>(下)「風」を警戒 組織固め図る
2022/06/12 05:00
参院選・滋賀
この記事をスクラップする
与党
 参院選の滋賀選挙区(改選定数1)で再選を目指す自民党現職の小鑓隆史氏(55)は日曜日の5日、買い物客でにぎわう草津市や湖南市の商業施設近くなどで街頭に立った。「野党は岸田政権の失政と批判するが、世界的にみて最も低い水準の物価高に抑えられている。ロシアのウクライナ侵攻に伴う危機に対応できるのは自公の安定政権しかない」と、責任与党の立場を訴えた。


地元市議らと勝利を誓う小鑓氏(右から3人目、湖南市で)
 傍らでは地元市議や県議ら約15人がのぼりを持ったり、手を振ったりしながら小鑓氏支持をアピールした。


 小鑓氏は主に週末、県内各地でこうした活動を続けている。5月の大型連休中にはJR草津駅前(草津市)に立ったが、まだ参院選に対する関心が低く、耳を傾ける人は少数だった。だが、自民党県連幹部は「市議や県議を動かし、組織としての活動をしておくことに意味がある」と語った。

 党員や市議らを使って票を掘り起こすピラミッド型の組織力が自民の強みと言われ、小鑓氏を推薦する公明党票への期待も高い。小鑓氏は現在、150以上の企業や団体から推薦を得ており、組織固めを進める。

■前回の敗因教訓に

 「団体の推薦を末端の企業、会員までおろしていく作業が重要だ。候補者が行けない企業も適切にサポートしなければならない」

 大津市内のホテルで5月9日に開かれた自民党県連の選対会議に出席した党本部の茂木幹事長は、こう指示した。1人区が党全体の勝敗を左右することを強調し、「選挙に不思議の負けはない」とくぎを刺した。

 2019年の前回選で、自民は再選を目指した二之湯武史氏が落選し、宿敵である嘉田由紀子前知事に議席を奪われた。約1万4000票差の激戦だったが、組織票を取りこぼしたことが大きな敗因とされる。

 自民党県連の大岡敏孝会長(衆院議員)は「党本部からは前回と同じ負け方をするのではないかと疑われている」と明かす。小鑓氏は国会に出席するため、平日の地元活動に制約がある。大岡会長は「小鑓さん自体が動けておらず、(組織の動きは)まだまだだ」と、危機感を募らせる。

 選挙戦では無党派層の動向も鍵を握るが、過去に1人区では閣僚の失言といった外的要因が想定外の逆風となるケースもあった。

 小鑓氏は14年に出馬した知事選で、政府が集団的自衛権行使に関する憲法解釈を変更したことへの批判が響き、落選した。「何が起こるか分からないのは身をもって経験している。これまでの活動の蓄積がいかされるように進んでいくしかない」。小鑓氏は、自らに言い聞かせるように語る。

          ◇

 滋賀選挙区には、NHK党新人で美容室経営の田野上勇人氏(57)も立候補を表明し、政治団体「参政党」は新人で会社員の片岡真氏(30)の擁立を発表している。

 (この連載は井戸田崇志、辻井花歩、岩崎祐也が担当しました)

958チバQ:2022/06/15(水) 22:41:29
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20220608-OYTNT50122/
自民現職に4氏挑む構図 参院選
2022/06/09 05:00
参院選・鹿児島

 22日公示、7月10日投開票が見込まれる参院選鹿児島選挙区(改選定数1)の投開票まで約1か月となった。4選を目指す自民党現職の野村哲郎氏(78)に対し、立憲民主党新人の柳誠子氏(61)が事実上の野党統一候補として挑む。このほか新人3人も立候補の準備を進めており、混戦模様となっている。

共産の山口氏 出馬見送り検討 参院選

 「農業だけではなく、食料安全保障について訴えていく。選挙後の臨時国会で予算の裏付けをする」

 3日に日置市で開かれた集会。農政通を自任する野村氏は、食料安全保障問題を重点的に主張した。ロシアのウクライナ侵攻や中国からの肥料原料の輸出規制で穀物や農業資材の価格が高騰していることを踏まえ、対策を強調した。

 陣営は4月から県内各地で集会を開催。5月中旬には公明党の推薦も受け、着々と組織戦を展開している。

 野村氏には多選批判や年齢への不安を指摘する声もあるが、自民党県連幹部は、食料安全保障が注目される情勢について「農業の大切さが改めて認識される機会になっている」と述べ、野村氏にプラスに働くとみる。

 一方、柳氏が正式に立候補を表明したのは5月中旬。先に新人の公認を決めていた共産党が擁立見送りを公表したのは今月5日だ。柳氏はこの日、鹿児島市内で開かれた集会で「野党の力を結集して今の政治に対する国民の不満をぶつけたい」と野党の団結を強調した。

 市民団体が提案した共通政策に立民、共産、社民が個別に合意する形で実現した一本化だが、立民の支持母体・連合に共産への拒否感があることから、「共闘」についての認識は異なる。

 共産側は「政策を共有し、共闘して勝利を目指す」と前向きだが、立民側は「(共産と)共同の行動は考えていない。勝手連的に力をいただければ」と消極的だ。

 また、柳氏にとっては、県議を15年間務めた鹿児島市・鹿児島市郡区以外での知名度が課題。柳氏も「鹿児島市を離れるとほとんど知名度はない。出遅れているので、一気に盛り上げないといけない」と認める。

 連合鹿児島の協力も得ながら各地区に選対を発足させ、小まめに街宣活動を行う方針。子育て支援や低所得者対策など、女性や弱者目線を意識した政策を掲げ、浸透を図る。

 鹿児島選挙区には野村氏と柳氏のほか、NHKのスクランブル放送化を掲げるNHK党新人の草尾敦氏(53)と、「教育改革や食の安全」などを訴える政治団体「参政党」新人の昇拓真氏(31)、前都議で「教育費や出産費用の無償化」などを訴える無所属新人の西郷歩美氏(37)が立候補を予定している。

959チバQ:2022/06/15(水) 22:42:18
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220608-OYTAT50014/

960チバQ:2022/06/15(水) 22:48:08
そんなに供託金没収ラインまで余裕あるんでしたっけ?
https://www.asahi.com/articles/DA3S15324344.html
(#政官界ファイル)立憲、参院選比例区で5人擁立
2022年6月15日 5時00分

[PR]
 立憲民主党は14日、参院選比例区で党徳島県連職員の河野麻美氏(32)、党山形県連事務局長の木村正弘氏(56)、フリーアナウンサーの沢邑啓子氏(59)、党高知県連職員の菅原美香氏(60)、党北海道連事務局長の田中勝一氏(53)の公認を内定した。いずれも新顔。

961チバQ:2022/06/15(水) 22:50:29
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/173663
中国地方の参院選、自公協力に温度差 衆院選のしこり/推薦せず自主投票
政治・行政

地域

参院選2022

中国総合

選挙
2022/6/7
(最終更新: 2022/6/13)
facebook
twitter
LINE
 22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選の中国地方4選挙区で、連立与党の自民、公明両党の協力態勢に温度差が出ている。広島、山口、島根・鳥取合区の3選挙区は公明党がいずれも自民党現職を推薦し、連携を進めている。ただ、広島選挙区では昨年の衆院選の候補者調整を巡るしこりが残る。岡山選挙区では公明党が自民党現職を推薦せず、自主投票とする異例の対応になった。

 5日、広島市中区にある広島選挙区(改選数2)の自民党現職の事務所に公明党の斉藤鉄夫国土交通相(広島3区)が激励に訪れた。取材に対し「岸田政権の閣僚として、広島で圧倒的に勝てるよう頑張りたい」と力を込めた。

 過去2回の参院選で自公両党は党本部レベルで調整し、原則一括して推薦を決めた。今回は、地方組織同士が合意しなければ推薦しない形になっている。公明党は中国地方で最も早い4月28日に広島選挙区の自民党現職の推薦を決定。両党の県組織幹部は5月22日に中区の料亭で初の懇親会を開き、結束を確認した。

 続いて26日には、公明党が山口、島根・鳥取合区(いずれも改選数1)各選挙区の自民党現職の推薦を決めた。うち島根・鳥取合区選挙区で、両党の島根県組織が推薦決定を前に初の選挙協力協定を締結。各地の公明党市議たちが自民党県連の59地域支部の役員を訪ね、公明党の比例代表の立候補予定者のリーフレットを配る新たな取り組みを進める。鳥取県でも県組織同士が政策協定を結んだ。

 公明党島根県本部の遠藤力一代表は「県組織のつながりが強まり、濃い連携を探るようになった」。自民党県連の絲原徳康幹事長も「長い間築いてきた関係がある」と自信を見せる。

 山口選挙区でも与党が連携して臨戦態勢を整えている。一方、課題を残すのが推薦決定で先行した広島選挙区だ。自民党広島県連内には昨年の衆院選広島3区で、大規模買収事件で実刑になった河井克行元法相に代わる「与党代表」の座を斉藤氏に譲った不満が根強くある。党県議からは「しこりは解消されていない。今回は公明党の比例代表に協力する人数を減らそうと思う」との声も漏れる。

 残る岡山選挙区(改選数1)では自公両党が政権を奪還した2012年以降の参院選で初めて自民党候補者の推薦を見送った。

 自民党現職が22年1月、自身の交流サイト(SNS)に推薦を求めない趣旨の投稿をした経緯などがあり、公明党岡山県本部の笹井茂智幹事長は「推薦依頼が来なかった。あとは人物本位」と説明する。自民党県連の天野学幹事長は両党の県組織の関係に亀裂は生じていないとしつつ、「かなり厳しい戦いになる」と見据えた。

962チバQ:2022/06/15(水) 22:54:04
https://www.chunichi.co.jp/article/486056?rct=fuk_san22
野党一本化、三重だけ 参院選・中部の「改選1人区」、反与党票分散か
2022年6月9日 05時05分 (6月9日 05時06分更新)
参院選に向け、設置が進むポスター掲示板=8日午後、岐阜市美江寺町で(布藤哲矢撮影)
参院選に向け、設置が進むポスター掲示板=8日午後、岐阜市美江寺町で(布藤哲矢撮影)

参院選に向け、設置が進むポスター掲示板=8日午後、岐阜市美江寺町で(布藤哲矢撮影)

 参院選は公示が見込まれる二十二日まで二週間を切った。中部地方の各選挙区で構図が固まりつつあるが、焦点となる五つの「改選一人区」のうち、主要野党による候補の一本化が実現するのは三重選挙区のみに減少。全ての選挙区で野党が共闘し与党に挑んだ前回などとは様相が一変しそうだ。野党関係者には「反与党の票が分散してしまう」といった懸念が広がる。
 「国民民主は自民の補完勢力で、野党とは言えない」。滋賀選挙区で新人(48)を擁立した共産県委員会の石黒良治委員長は、突き放した。国民が国会で本年度予算案の賛成に回ったことに、不信感を隠さない。
 二〇一九年の前回、同選挙区で自民現職との激戦を制したのは立憲民主と国民、共産などの野党統一候補だった。だが今回、国民県連の斎藤アレックス代表は「共産と考えが異なるところがあり、戦う前提でいる」と距離を置く。立民と国民が支援する無所属新人(59)が出馬する見通しだ。
 野党支援者からは「自民に対抗するには共闘でないと厳しい」と声が漏れる。
 野党共闘の衰退は全国的な流れだ。全三十二の一人区では前々回、前回とほぼ全てで統一候補を擁立した。一転して今回は四割ほどにとどまる見込...

963チバQ:2022/06/15(水) 22:59:33
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/72777
連載[決戦の刻]<上>立憲民主党
残る新潟県知事選のしこり
2022/6/10 16:00
(最終更新: 2022/6/13 16:40)
参院選の合同選対本部会議後、報道陣の取材に答える右から森裕子参院議員、菊田真紀子衆院議員、連合新潟の牧野茂夫会長=新潟市中央区

 参院選の投開票日と目される7月10日まで、1カ月となった。新潟選挙区(改選数1)は、4選を目指す立憲民主党の現職森裕子氏(66)と自民党の新人小林一大(かずひろ)県議(48)、NHK党の新人越智(おち)寛之氏(48)、政治団体「参政(さんせい)党」の新人遠藤弘樹氏(41)の4人が立候補を表明している。決戦の時期が刻々と迫る中、主要政党から出馬を予定する森、小林両陣営の情勢を探った。

 「せっかく連合の皆さんに頑張っていただいたのに、その賃上げをチャラにするような物価高。庶民の暮らしが本当に苦しくなっている」

 4日に新潟市中央区で開かれた、立憲民主党県連と、最大の支持団体である連合新潟による参院選の合同選対本部会議。森裕子氏は冒頭のあいさつで政府を批判しつつ、自身を推薦する連合新潟を持ち上げた。

 森氏は3期の参院議員生活で広げた知名度を武器に、物価高対策を第一に掲げて選挙戦に臨む。この日の会議には、森氏を支える立民と連合新潟が協調路線にあることをアピールする狙いが込められていた。

 合同選対本部は4月に設置されたが、この日まで活動は凍結していた。理由は5月の知事選にある。立民が自主投票とする中、森氏が新人を積極支援。一方の連合新潟は現職を支持し対応が分かれたためだ。

 連合新潟の牧野茂夫会長は「たまたま知事選で支持する候補が違っただけ」とノーサイドを強調するが、参院選への影響を心配する向きもある。

▽異なる「共闘」の様相

 6年前の参院選で森氏は無所属で出馬し、民進党(当時)、共産党、社民党、生活の党(当時)の推薦を受けた。共産が加わる本格的な野党共闘態勢をこの時に初めて構築した。

 当時は合同選対はつくらず、各組織による「連絡調整会議」を設け、緩やかな連携で自民党現職を約2千票差で破った。

 しかし、今回は様相が異なる。立民に入党した森氏の選挙事務所には連合新潟の幹部が入る。だが他の野党関係者は入れていない。

 以前から、連合新潟は敬遠する共産と森氏との近さに批判的な立場を取る。立民県連関係者も「森氏が勝つには中道、保守層の票が必要だが、共産に近づけば離れる」とみる。

▽方針転換と反発

 今回の選挙で森氏を支える組織は連合新潟との合同選対本部と、共産や社民の県組織などでつくる「野党連絡調整会議」がある。森氏側は当初、両組織を上下関係のない2本立てとしていく考えだった。

 ところが、知事選で連合新潟が推した現職は勝利し、森氏や調整会議のメンバーが応援した新人は惨敗した。そのため森氏側は連合新潟との関係をより重視するため合同選対本部に軸足を移し、調整会議には選対本部の方針を下ろすにとどめる形に方針転換した。

 これには共産、社民関係者が反発した。「立民と連合の手足になれというのか。言葉が出ない」と憤りの声が上がる。話し合いの末、合同選対本部の方針について調整会議でも意見を交わすことでまとまったが、しこりが残るのは必至だ。

 社民党県連の渡辺英明幹事長は「野党の結束を弱めることにつながるのではないか」と懸念。本番が迫る中、森氏は不協和音の解消という課題を抱えている。

964チバQ:2022/06/15(水) 22:59:54
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/73099
連載[決戦の刻]<下>自民党
議席奪還へ知名度向上が鍵
2022/6/11 16:00
参院選に向けた事務所開所式であいさつする小林一大氏(手前)=新潟市中央区

 参院選の投開票日と目される7月10日まで、1カ月となった。新潟選挙区(改選数1)は、4選を目指す立憲民主党の現職森裕子氏(66)と自民党の新人小林一大(かずひろ)県議(48)、NHK党の新人越智(おち)寛之氏(48)、政治団体「参政(さんせい)党」の新人遠藤弘樹氏(41)の4人が立候補を表明している。決戦の時期が刻々と迫る中、主要政党から出馬を予定する森、小林両陣営の情勢を探った。

 「今度は、今度だけは負けられない選挙。最後の最後まで戦い抜く」

 6日、新潟市中央区の自民党県連会館大ホール。参院選新潟選挙区で国政に初挑戦する自民新人の小林一大(かずひろ)県議(48)と選挙活動を支えるスタッフら計約30人に、県連幹事長の小野峯生県議が奮起を促した。

 ホールはこの日からスタッフが詰める事務所になり、その「開所式」での一幕だ。自民は同選挙区が改選1議席となった2016年以降、野党勢力に連敗し議席がない。小野氏の言葉には雪辱と議席奪還への強い思いが込められていた。小林氏も「皆さんの力を借りて、必ず勝ち抜く」と決意を述べた。

▽SNSでの発信加速へ

 新人の小林氏にとって知名度不足の克服が最大の課題だ。昨年7月に党公認の候補予定者となって以来、県内各地で自民を支持する企業や団体、同僚県議の支持者らへのあいさつ回りを重ね、足場を固めてきた。5月の知事選では、人が集まる街頭演説会などで自民が全面支援した現職と並んでアピールした。

 陣営がこれから加速させようとしている取り組みの一つが、交流サイト(SNS)での発信だ。

 「ひろがれカズヒロ」。ツイッターではこのハッシュタグ(検索目印)を付け、地域のイベントに参加したり、若い世代と対話したりする小林氏の活動の様子をアップし始めている。

 画像、動画の撮影方針を決め、編集なども担うのは、小林氏が発案し、3月に県連内で本格始動した「SNS広報部」。まとめ役の斎京四郎県議は、小林氏の人柄や考えを伝えることで「特に若い世代や無党派層の共感を呼びたい」と狙いを語る。決戦に向けて配信頻度を上げていくという。

▽苦い「不祥事」の経験

 「勝敗の鍵を握る全国32の1人区で、新潟は間違いなく最重点だ」。5月下旬に来県した自民の茂木敏充幹事長は、県連幹部との参院選対策会議で断言した。党本部も選挙活動にたけたスタッフを送り込むなど総力を挙げる構えを見せる。

 意気盛んな自民だが、警戒するのは党のイメージダウンにつながる不祥事だ。前回19年の新潟選挙区では、選挙戦中に当時の本県関係衆院議員による秘書暴行疑惑が報じられ、失速した苦い経験がある。

 自民の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越)が昨年の衆院選で当時の自民県議から「裏金を要求された」と主張したこともあり、「政治とカネ」問題の再燃には特に神経をとがらせる。

 県連は5月下旬、県議が代表を務める政党支部に、党勢拡大名目で一度配った現金を返還させる対応を取った。県連幹事長の小野氏は「参院選が終わるまで、いかなる疑念も招かないようにしなければならない」と語った。

=おわり=

965チバQ:2022/06/15(水) 23:00:22
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/74435
参院選新潟選挙区、事実上の一騎打ちか
22日公示、4人が名乗り
2022/6/15 15:30
(最終更新: 2022/6/15 17:07)

 参院選は22日の公示日まで1週間となった。新潟選挙区(改選数1)は4人が名乗りを上げており、主要政党では4選を目指す立憲民主党の現職森裕子・党参院幹事長(66)と、自民党の新人小林一大(かずひろ)県議(49)が立候補を表明。事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。

▽森氏・物価高対策第一に訴え

 森氏は3期18年に及ぶ参院議員の活動で広げた知名度を武器に、政権与党との政策の対立点を鮮明に打ち出して選挙戦に臨む。

 立民県連最大の支持団体である連合新潟との合同選対本部が選挙活動の柱となる。ほかに共産、社民両党の県組織、市民団体「市民連合@新潟」などによる「野党連絡調整会議」が支える。

 立民は「生活安全保障」を掲げ、物価高対策を第一に訴える。森氏は国会の合間を縫って県内各地で集会を開き、政策の浸透を図っている。

 改選1議席となって以降の参院選では、いずれも野党共闘候補として無所属で出馬した2016年の森氏、19年の打越さく良氏が自民候補に競り勝った。

 ただ、今回は国民民主党県連が森氏への支持や推薦を見送ったほか、知事選では立民と共産、社民との間で溝が生じ、野党共闘がどこまで広がりを見せるかが勝敗を握りそうだ。

▽小林氏・議席奪還へ総力戦展開

 参院選新潟選挙区で16年以降、野党勢力に連敗し、議席奪還が至上命令の自民。国政に初挑戦する小林氏は、党公認の候補予定者となった昨年7月以降、県議らと県内各地であいさつ回りを重ね、課題の知名度向上に腐心してきた。

 陣営は企業や団体を回るほか、各地で大規模集会を開くなどして自民支持層の引き締めを図る。若者にも小林氏の人柄や考えを届けようと、交流サイト(SNS)で積極的に発信。公示1カ月を切ってからは大票田の新潟、長岡両市を中心に活動し、無党派層への浸透に努める。朝のつじ立ちにも力を入れる。

 本県の自民は、17、21年の衆院選小選挙区でも、2回続けて野党に2勝4敗と負け越しており、国政選挙で勝てない状況が続いている。今回の参院選で連敗を止め、反転攻勢ののろしとするため、党本部から選挙活動にたけたスタッフが本県入りするなど総力を挙げる構えだ。

■    ■

 参院選新潟選挙区には他に、NHK党の新人越智(おち)寛之氏(48)、政治団体「参政(さんせい)党」の新人遠藤弘樹氏(41)も立候補を表明している。越智氏は公示後、ポスターの掲示などで知名度向上を図る考え。遠藤氏は19日に新潟市で大規模集会を開き、支持拡大を目指す。

966チバQ:2022/06/15(水) 23:03:34
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2022061197827
【ふくしま2022参院選】投開票まで1カ月 無党派層狙う 福島県選挙区(改選1議席)
2022/06/11 13:15

Facebookで共有
Twitterで共有

 22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選は投開票まで一カ月となった。福島県選挙区(改選1議席)には新人4人が立候補を予定。動きが本格化している。自民党公認の新人星北斗氏(58)=公明党推薦=、野党統一候補で無所属の新人小野寺彰子氏(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=の両陣営はともに無党派層の取り込みが勝敗を分けるとみている。星陣営は政権与党の「国民政党」としての実行力と安定感を打ち出し、小野寺陣営は政党色を薄めるために「県民党」を掲げ、それぞれ幅広い層への浸透を狙う。

■星陣営は「国民政党」 小野寺陣営「県民党」

 星氏は10日夜、福島市で開かれた県医師連盟の総決起大会で、医療提供体制の拡充や子育てしやすい環境の整備、人口流出への対応などを訴えた。有権者の不満が高まれば政権与党への批判に転じかねないとの懸念が陣営内にはある。星氏は総決起大会後、連立政権を組む公明党の時局講演会にも出席し、協力関係を強めた。

 自民県連は約140の支援・友好団体とともに組織戦を展開している。18日には支援・友好団体の代表者らと会合を開き、組織の末端までフル稼働させる体制を再確認する。無党派層への浸透を意識し、交流サイト(SNS)を活用して星氏の人となりや政策をアピールする。

 自民県連の西山尚利幹事長は「国民全体の利益を守る『国民政党』として喫緊の課題に対応する責任がある。安定した政治の必要性を訴えていく」と語気を強める。

 小野寺氏は10日、これまでの国政選挙で野党共闘の橋渡し役を担ってきた市民団体「ふくしま県市民連合」から、平和国家路線の堅持、暮らしと命を守るための政策拡充ーなどを選挙公約に反映するよう政策の申し入れを受けた。政策協定に比べれば緩やかな連携で、政党色を抑え無党派層への浸透と保守層の切り崩しにつなげる狙いがある。

 とはいえ、立民県連、国民県連、社民県連、県議会会派県民連合、連合福島による五者協議会とは既に政策協定を締結している。立民県連の高橋秀樹幹事長は「基盤組織は大切だが、『県民党』として県民の声にしっかりと寄り添い、幅広い世代に共感を広げていきたい」としている。

 小野寺氏を支援する方向で調整していた共産党県委員会の町田和史委員長は10日、記者会見を開き「『県民党』の一翼を担う」と選挙協力を明言した。

 NHK党公認で元山形県米沢市議の新人皆川真紀子氏(52)、政治団体「参政党」公認で健康美容会社経営の新人窪山紗和子氏(47)も立候補を予定している。

967チバQ:2022/06/15(水) 23:05:37
https://www.sankei.com/article/20220611-OIXNAUSB2JMXTNFQKFTZXHS7GA/
岩手発 参院選でどう動くか小沢王国の有権者 3月の奥州市長選で現職大敗
2022/6/11 08:00
3月初め、4選を目指す現職に新人がほぼ3倍の得票で圧勝した岩手県奥州市長選に注目が集まった。奥州市が立憲民主党の小沢一郎氏(80)のお膝元であり、小沢氏が選挙区で初めて敗北を喫した昨年10月の衆院選後に初めて行われた市長選だったからだ。現職大敗の影には、これまでとは違った有権者の動きがあったとみられる。夏の参院選では果たしてどう動くのか注目される。

〝呉越同舟〟話題に
奥州市長選(3月6日投開票)はいずれも無所属で、元飲料メーカー役員で新人の倉成淳氏(65)と4選を目指す現職の小沢昌記氏(63)が激突した。得票数は倉成氏の4万625票に対して小沢昌記氏は1万3760票と伸び悩み、2万6865票もの大差がついた。


奥州市は、水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村の5市町村が合併して平成18年に誕生した。地縁、血縁の濃い土地柄で、市長選は合併前の各自治体を代表する候補の対決が続いた。このため小沢一郎後援会は特定候補を表立って支援することはなかった。特定候補を支援してしこりが残れば、国政選挙にも影響しかねないからだった。

ところが、今回は様子が少し違った。告示まで3週間に迫った2月6日、倉成氏の後援会事務所開きに小沢一郎氏の側近、地元選出の郷右近浩県議が出席したのだ。昨年10月の衆院選岩手3区で小沢一郎氏に初勝利した自民党の藤原崇氏(38)の選対総括責任者で奥州商工会議所前会頭の海鋒(かいほこ)守氏も同席。地元紙で〝呉越同舟〟と紹介され話題になった。


地滑り的勝利
今回の市長選、市立医療施設集約を柱とする「市立病院・診療所改革プラン案」で不評を買った現職の小沢昌記氏には、批判的な空気が流れていた。小沢一郎後援会は従来通りのスタンスで市長選に臨んだが、〝呉越同舟〟報道が小沢一郎支持者に倉成氏投票へのゴーサインに映ったとしても不思議はない。

新人の倉成氏は3年前にUターンしたばかり。知名度は現職の小沢昌記氏が圧倒的に上だった。倉成氏は「政党色を出したくない」と議員にも極力会おうとはしなかったという。それが、当選した倉成氏本人も「これほど差が開くとは思わなかった」と驚く圧勝。地滑り的な勝利だった。


倉成陣営の選対関係者は「(一騎打ちになった)今回は勝てる選挙だった。3人立候補した前回の負けた2人の票の合計が小沢(昌記)さんの票を上回っていた。(加えて)経済界を中心に4年前に現職を応援した人の多くが、今回は倉成陣営に移ってきたから」と明かす。

後援会存在薄く
岩手県政界は小沢一郎氏を盟主とする小沢王国が四半世紀以上も続いてきた。しかし昨年10月の衆院選では、小沢一郎氏が初めて選挙区で敗北、比例東北ブロックで復活当選したものの、高齢化が進む後援会の弱体化は隠しようがなかった。市長選では表立って動かないとはいえ、今回の市長選では特に後援会の存在感が希薄だった。


衆院岩手3区の小沢氏の敗北は自民党を勢いづかせている。今夏の参院選では岩手選挙区(改選数1)に弁護士の広瀬めぐみ氏(55)を擁立し、30年ぶりの議席奪還に攻勢をかけている。迎え撃つのは小沢氏の元秘書で再選を目指す木戸口英司氏(58)。今回は達増拓也知事の後援会が野党共闘の受け皿となり前面に出て戦うことになる。果たして小沢王国はどうなるのか、注目の選挙となる。



【小沢一郎氏】 昭和17年5月、東京生まれ。急逝した父、佐重喜氏の後継として44年の衆院選で旧岩手2区から出馬、27歳の若さで初当選した。比例復活も含め18回連続当選は現役最多。自民党時代には自治相兼国家公安委員長、内閣官房副長官、党幹事長を歴任、野に下り新生党代表幹事、新進党党首、民主党代表、自由党代表などを歴任、2度の政権交代を実現した。岩手県選出の国会議員の多くを自派で占め、小沢王国と呼ばれてきた。民主党が政権を奪取した平成21年の衆院選では県内4選挙区で自派が勝利、参院選は平成13年以降無敗だ。

968チバQ:2022/06/15(水) 23:07:18
https://www.sankei.com/article/20220615-EWYZOSSOFZKS5IPLSQFE3AMNVA/?outputType=theme_election2022
国民、参院比例で3人公認
2022/6/15 22:40
政治
選挙
参院選2022
比例代表
参院選2022

反応



国民民主党は15日、参院選比例代表の候補として、元職1人と新人2人の計3人の公認を決めた。公認は次の通り。(元は元職、表記なしは新人。敬称略)


河辺佳朗、城戸佳織、樽井良和(元)

969チバQ:2022/06/15(水) 23:09:57
https://www.sankei.com/article/20220615-DWHJ34WJ25PYPJUK77Z3BYXTXY/
旧民主、埋まらぬ溝 分裂余波で票読めず
2022/6/15 20:31
激しい雨模様となった4月29日の連合京都の中央メーデー。連合京都が推薦し、5選を目指す立憲民主党の現職、福山哲郎氏(60)が演壇で「京都の反自民、反共産の1議席は、大切な、大切な、宝物のような議席だ。なんとか守らせていただきたい」と声を振り絞った。

続いて登壇した国民民主党代表代行の前原誠司氏も参院選に触れ、「もう一度、非自民、非共産の新たな中道改革勢力の受け皿を作ることが必要だ」と発言。「連合京都が推薦した福山さんの健闘を祈ります」と締めくくった。


旧民主党の流れをくみ、「兄弟党」とも称される立民と国民。両氏は申し合わせたかのように「非自民、非共産の議席を守る」と口をそろえたが、参院選京都選挙区(改選数2)では維新の新人を国民が推薦することが決まり、両党は完全にたもとを分かった。連合関係者は「前原さんの(立民への)決別の言葉に聞こえた」とメーデーの日を振り返る。

福山氏と前原氏の間の亀裂が表面化したのは令和元年の参院選とされる。両党は静岡と京都で候補者が重複しないよう調整したが、立民は国民の現職候補がいた静岡に対抗馬を立て、国民は京都の候補者を取り下げた。当時、立民幹事長として参院選指揮の先頭に立っていたのが福山氏だった。


平成29年の衆院選では、民進党(当時)の代表だった前原氏が小池百合子氏率いる「希望の党」との合流を決断した際、福山氏は枝野幸男氏が設立した立民へと移り、後に立民は野党第一党に躍進した。

前原氏は今月4日、京都市内での維新候補の応援演説で「政治を変えなければならないが、旧民主党が仲良くしても解決しない」と有権者に考えを伝えた。立民関係者は「政治家としての意地もあり、前原氏としては裏切った福山氏に協力できなかったのだろう」と明かす。


両党の支持母体でもある連合京都は候補者の一本化に取り組むよう両党の府連に働きかけたが、亀裂は埋まらず、福山氏推薦で選挙戦を迎える。「連合票が簡単に割れることはないとは思うが、前原氏個人で取り込んだ組織についてはどう動くかわからない」と連合京都の幹部。分裂の波紋が広がっている。(平岡康彦)

970チバQ:2022/06/15(水) 23:12:25
https://www.sankei.com/article/20220614-TSLL6RFQSZIFDLVHTRT4X4D37M/?outputType=theme_election2022
参院選、京都・自民は保守票争奪戦に警戒
2022/6/14 19:45
平岡 康彦
「(京都で)自民の支持率は高い。だが、もっと高いのは無党派層だ。決して油断してはいけない」

5月21日、自民党が参院選京都選挙区に擁立する新人、吉井章氏(55)の集会で、京都府連会長の西田昌司参院議員が声を張り上げた。

西田氏は集まった党員を前に、党の調査で自民、立憲民主、日本維新の会、共産の各党の支持率が横並びであるとも強調。府連幹部は「陣営の引き締め」としつつ、「西田さんが気にしているのは維新」と断言した。


背景にあるのは、4月に行われた府議補選京都市北区選挙区で、維新が自民や立民、北区で強いとされる共産を抑え当選したことだ。公選法違反容疑で書類送検された自民府議の辞職にともなう選挙だったが、自民は約1700票差、共産は約3千票もの大差を付けられた。この時点で維新は参院選の候補者発表に至っていなかったが、自民では「追い風は維新にある」(自民府連幹部)との危機感が共通認識になったという。

これまで京都選挙区は改選数2の複数枠で、自民が安定して1議席をとり、残る1議席を他党が奪い合う構図が続いてきた。旧来は地盤の厚い立民と共産の争いだったが、維新の参戦が構図を揺るがしている。


自民のベテラン府議は「本来の形であれば、参院選の相手は立民と共産の2正面作戦になったはずだが、今回は維新が入って3正面になった」と話す。

一方で、自民が擁立する吉井氏は4期にわたり京都市議として活動してきたが、知名度の低さが課題。昨年9月の擁立決定後、吉井氏も積極的に支持層に売り込みを図り、府連も組織固めを進めてきた。

京都選挙区には維新を筆頭に、保守中道を掲げる政治団体も加わる乱戦となる見込みで、浮動票の行方も懸念事項の一つだ。府連幹部は「立民や共産とは違いを鮮明に出せるが、維新とは違いが出しづらい面もあり、保守票の食い合いで自民の浮動票が狙われる可能性がある」と警戒。西田氏が初当選して以来、15年ぶりの新人擁立となった今回は、自民にとっても不透明さを極める情勢となっている。(平岡康彦)

971チバQ:2022/06/15(水) 23:17:14
https://nordot.app/909618871849566208?c=174761113988793844
参院選・長崎 『公示まで1週間』で臨戦モード 7新人乱立・過去最多の争いか
2022/6/15 11:30 (JST)
(写真上右から)山本啓介氏、 白川鮎美氏 、山田真美氏 、安江綾子氏 (写真下右から)大熊和人氏、 尾方綾子氏、田中隆治氏
 国会は15日に会期末を迎え、1週間後の22日に予定されている参院選公示に向け事実上の号砲が鳴る。長崎選挙区(改選数1)の構図はほぼ固まり、自民党、立憲民主党、日本維新の会、共産党、NHK党、諸派、無所属の新人計7人が立候補を予定し、乱立模様となっている。県選管によると、全員が出馬すれば過去最多となる。各陣営の直前の動きをリポートする。
 自民の山本啓介氏(46)は11日、佐世保市で事務所開き。保守分裂となった2月の知事選で県連幹事長だった山本氏らと対立した首長や県議らも出席し、挙党態勢をアピールした。山本氏は今期限りの引退を表明した農相の金子原二郎参院議員の後継に決まった後、党内融和に腐心。訪問先で批判を受けることもあったが、「一定の理解は得られた」(陣営関係者)という。ただ知名度不足は否めず、陣営は岸田内閣の堅調な支持率を背景に漂う楽観論も警戒する。
 立憲民主の白川鮎美氏(42)の陣営は、連合長崎など労働4団体、国民民主、社民両党県連とつくる「7団体懇話会(7者懇)」を中心に総合選対を編成。地区選対も県内10地域で発足した。一方、市民団体が立民県連と共産党県委員会に呼びかけていた候補一本化は消滅。連合が共産との選挙協力に否定的で、立民県連は当初から消極姿勢だった。白川氏は12日、地元の佐世保市で山田勝彦衆院議員(比例九州)らと街頭に立ち、消費税5%への減税などを訴えた。
 維新は山田真美氏(50)の応援で、松井一郎代表が11日に長崎市中心部を訪れてマイクを握った。演説後、報道陣に「長崎ではまだ維新への理解は深まっていない」と話し、浸透を図るため「地道な活動を積み上げるしかない」と強調した。5月末に党県総支部を設立。“手足”が少ない中、各地を街宣車で回るなどし、支持拡大を図っている。昨年の衆院選では県内で比例票約4万4千票を獲得。山田氏は「維新の政策を丁寧に訴え、新たな選択肢を示す」と意気込む。
 共産の安江綾子氏(45)は県内各地を回り、支援者との対話集会や街頭活動を地道に続けている。「戦争か平和か、国民の暮らしをどう守るかが掛かった大切な選挙」として核兵器廃絶や、戦争放棄などを定めた憲法9条を生かした外交を中心に訴える。党県委員会は「最近は物価高騰で大変との声を聞くことが多い」といい、賃金底上げなどの経済政策の浸透にも力を入れる。
 N党の大熊和人氏(52)は動画投稿サイト「ユーチューブ」でNHK受信料の無料化などの主張を発信。政治団体「参政党」の尾方綾子氏(47)は郷土教育の充実などを掲げ、無党派層の取り込みを狙う。無所属の元大学助手、田中隆治氏(78)は公約をまとめたりポスターを準備したりしている。

972チバQ:2022/06/15(水) 23:18:20
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/868405
<参院選さが2022>政党の現在地@さが(上)与党 自民、恩讐超え一枚岩に
2022/06/11 06:45

栗林賢
決起大会で茂木敏充幹事長(左から2人目)の激励を受けた福岡資麿氏(左)=5月29日、佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア
画像を拡大する
決起大会で茂木敏充幹事長(左から2人目)の激励を受けた福岡資麿氏(左)=5月29日、佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア


 自民党の茂木敏充幹事長は上機嫌で杯を重ねた。立候補予定の現職福岡資麿氏(49)の決起大会を翌日に控えた5月28日。佐賀市の佐賀牛レストラン季楽(きら)で開かれた党県連の留守茂幸会長らとの懇談会は4時間半におよび、メニューにはない呼子のイカを取り寄せ、舌鼓を打った。

 「演説もうまいし、議運委員長もしっかりやっている」。福岡氏が所属する派閥の会長でもある茂木氏からは「今度勝てれば次は間違いないから。頼むぞ」と入閣をほのめかす発言もあったという。一瞬、場の空気が変わったのは出席者の一人が2015年の知事選に触れた時だった。茂木氏は応じず、別の話題に切り替えた。

 当時、選対委員長だった茂木氏が菅義偉官房長官と主導して知事選の推薦候補を決め、それが保守分裂選挙につながった。これに反発した今村雅弘衆院議員を比例名簿順位で冷遇したのも茂木氏だった。あれから7年半。党第2派閥のトップとして次期首相候補にも挙げられる茂木氏。ある県連幹部は「恩讐(おんしゅう)を超え、酒を酌み交わせた。一枚岩で参院選に臨める」と手応えを語った。

 懇談会の4時間前、留守県連会長は大きな懸案にようやく区切りを付けた。公明党県本部の中本正一代表との選挙協力協定書の調印式。2016年の福岡氏の前回参院選から国政選挙で続けてきた協定だ。自民県連関係者は「ここまでこぎ着けるのに今回ほど苦労したことはない」と明かす。

 相互推薦を巡り両党本部間できしみが生じ、その余波で県組織同士の調整も難航した。自民に苦い記憶がよみがえる。昨年秋の衆院選佐賀1区で、公明による自民公認候補の推薦が公示日に間に合わない異例の事態となっていた。

 選挙区は自民、比例は公明の候補者に投票を呼び掛ける選挙協力。公明関係者からは「前回の衆院選で佐賀県は他県と比べ、自民から票が出ていない。協力関係のバランスが悪い」との声が上がる。公明が九州地区から全国比例代表に擁立するのは新人の窪田哲也氏(56)=福岡市。知名度不足は否めない。県内で自民から2万3千票-。これまで以上の票の上積みを要求した。

 5月下旬、留守氏は福岡氏を伴い、公明党の支持母体・創価学会の幹部を福岡市に訪ねた。約1時間の会談で幹部が迫った。「公明党本部が福岡氏に、自民県連が窪田氏に推薦を出す相互推薦の形にしたい」。留守氏は「持ち帰らせてもらう」と首を縦に振らなかった。

 留守氏は県関係衆院議員にも意向を尋ねた。選挙区で連敗する議員の中には「推薦しては」との声もあった。福岡氏は「今後の国政選挙につながる協力関係を構築してほしい」と注文した。留守氏は「県組織同士で築いていた協定書の調印こそ、相互推薦にも勝る」と公明を説得。公明党本部の推薦が決まったのは26日、協定書の調印は28日。福岡氏の決起大会の前日だった。

 自民の県関係国会議員の中で最も選挙に強い福岡氏が岸田内閣の高い支持率を追い風に戦う今回の参院選。県連関係者からは「消化試合」との楽観論も聞こえる。過去に獲得した25万票を目標にしようとした留守氏に福岡氏が反発した。頭をよぎるのは投票率の低下だ。初めての選対会議を開いた6月4日。朝から街頭に立った福岡氏はつぶやいた。「衆院議員時代に負けた時よりも反応がない」。上滑りの危機感、無関心との戦いも強いられている。(栗林賢)

   ■    ■

 有力視される参院選の公示まで2週間を切った。佐賀選挙区(改選数1)は自民、公明が推す現職に、立憲民主、共産、NHK党、参政党が擁立する新人4人が挑む乱戦の構図となりそうだ。決戦目前の各政党の動きを追った。

973チバQ:2022/06/15(水) 23:19:12
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/868785
<参院選さが2022>政党の現在地@さが(下)野党 共闘断念 思惑それぞれ
立民、独自候補に手応え
2022/06/12 10:30

大橋諒
参院選での勝利に向け、総決起集会で結束を呼び掛ける連合佐賀や立民、国民県連の関係者たち=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア
画像を拡大する
参院選での勝利に向け、総決起集会で結束を呼び掛ける連合佐賀や立民、国民県連の関係者たち=佐賀市のガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピア


 佐賀県内最大の労働団体・連合佐賀が4日に開いた参院選に向けた総決起集会。「連合佐賀は組織一丸となって戦い抜く」。各産別の組織内候補の等身大パネルが並ぶ壇上で連合佐賀の井手雅彦会長が、立憲民主党が佐賀選挙区に擁立する小野司氏(45)=唐津市=とともに拳を突き上げ、団結を誓った。傍らには原口一博、大串博志両衆院議員のほか、同じく連合を支持母体とする国民民主党県連の幹部の姿もあった。

 「連合は『非自民、反共産』が理念。共産との候補一本化がなくなってほっとした。これで気兼ねなく連携できる」。参加者の1人はこう漏らした。決起集会に先立つ5月30日に共産党県委員会が会見を開き、一本化を断念し独自候補擁立を表明したばかりだった。

 参院選佐賀選挙区では市民連合さがが仲介する形で、2016、19年と2回連続で共産党が公認候補の擁立を取り下げ、野党候補の一本化を実現してきた経緯がある。ただ、いずれも当時の民進党、国民民主党の候補が自民の現職候補に大敗。候補擁立が毎回直前になり、浸透が遅れることに加え、共産党と肩を並べることへの「アレルギー」を指摘する声も根強い。

 立民県連の関係者は「『衆院選は応援するけど、共産党と一緒にやるなら、参院選は応援できない』という人も多い。一本化で得られた票と離れた票、どちらが多いことやら」とこぼし、共闘が実現した過去の国政選挙でも連合と共産の関係者が鉢合わせしないように気を配ってきたという。

 連合は21年の衆院選に関し、野党共闘で共産が前面に出た結果、「一丸となって闘う困難さがあった」と総括。野党共闘の機運はしぼみ、19年参院選で32の1人区全てで実現した一本化は、今夏の参院選では12選挙区にとどまる見通しだ。

 原口県連代表は「今回はまさに地元(の候補)。加えて、私たちは意識的にジェンダーの比率を変えようとしており、その先頭に立ってくれる」と県内出身の女性擁立の意義を強調する。別の県連関係者は「小野氏は子育てや介護の経験など現場目線で話ができる。県政界のサラブレッドである自民現職との差別化はやりやすい」と分析。他党を意識せずに戦える状況に、これまでとは違う手応えを感じている。

 一方、参院選では9年ぶりに公認候補となる上村泰稔氏(57)=佐賀市=の擁立を決断した共産党。衆院選を含めると17年に2区で擁立して以降、2回の国政選挙を選挙区で戦っておらず、共産への比例票は16年参院選の約2万1千票から、21年衆院選約1万4千と減り続けている。地方議員選挙でも佐賀市や三養基郡みやき町で議席を失うなど、衰退が顕著だ。県委員会の今田真人委員長は「私たち自身が鍛えられ、力を付けていくという決意を固めた」と狙いを語る。

 共闘の仲介役を担ってきた市民連合さがの畑山敏夫代表は「立民側が何をネックに思っているかがはっきりせず、私たちが何を調整したらクリアできるかが分からなかった」と昨年の衆院選とは温度差を感じている。「今回の参院選が終われば3年間は国政選挙がない可能性もある。改憲の歯車が動き出さなければいいが」。今回の選挙の意味合いの重さを示唆する。

 佐賀選挙区にはこのほかに、NHK党から新人で元派遣社員の眞喜志雄一氏(31)=沖縄県北谷町、政治団体「参政党」から障害福祉事業所代表で唐津市出身の稲葉継男氏(46)=東京都=が出馬を表明。4月に県連を立ち上げた国民民主党は擁立せず、比例に注力する構えだ。

 5人が出馬すれば、1968年の6人に次ぐ多さとなる。3選を目指す自民の現職に、知名度や組織力で差がある野党候補らがどう立ち向かうか。決戦の夏が迫っている。(大橋諒)

974チバQ:2022/06/15(水) 23:24:19
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202206/0015384332.shtml
2022/6/13 17:50神戸新聞NEXT

悩める連合、組合員に自民支持広がる 「官製春闘」による賃上げが背景
 立憲民主党+国民民主党=34・9%、自民党=20・8%。連合が2019年に支持政党を尋ねた「政治アンケート」の結果だ。回答したのは全国の労働組合員約5万7千人。立民+国民は、民進党だった16年から4・1ポイント下がり、自民は3・5ポイント伸びた。

 背景の一つに、春闘の際に政権が経済界に賃上げを要請する「官製春闘」がある。当時の安倍政権が14年に始め、現在の岸田政権にも引き継がれた。政府の介入には経営側、組合側の双方から批判も出たが、実際に賃上げが続いた業界もある。

 そもそも組合が政治に関与する背景には、労働環境を改善する目的がある。連合は1989年、官公庁の組合などでつくる「日本労働組合総評議会」(総評)と、民間企業の組合を中心とする「全日本労働総同盟」(同盟)などが統合され、誕生した。

 当時から総評と同盟は政治路線が異なったが、98年に結党した民主党を支え、09年には政権交代を後押しした。12年に政権が自民に戻って以降は、政党の離合集散に翻弄され、支援の軸足が定まりにくくなった。

 組合員数は連合発足時の約800万人から700万人に減少。連合兵庫は約30万人で、産業別労働組合(産別)では流通やサービス業などの「UAゼンセン」が約7万4千人、基幹労連が約4万7千人で上位を占めている。(田中陽一)

975チバQ:2022/06/15(水) 23:30:31
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/127977
中曽根氏に5人挑む 07年以降最多の混戦 投開票まで1カ月
政治行政
2022/6/10 11:00
シェア



この記事をクリップ
 参院選は、想定される7月10日の投開票まで1カ月となった。群馬選挙区(改選数1)は自民党現職の中曽根弘文氏(76)に共産党新人の高橋保氏(64)、NHK党新人の小島糾史氏(46)、無所属新人の白井桂子氏(60)ら5人が挑む構図だ。6人が出馬すれば、同選挙区が改選数1となった2007年以降で最多の混戦となる。12日には野党幹部が続々来県するなど、各陣営とも活動が熱を帯びている。

(写真は五十音順)

 中曽根氏は後援会の集会を郡市単位で開くなど着々と準備を進める。各地の演説では、ロシアによるウクライナ侵攻、弾道ミサイルを連発する北朝鮮を例に挙げて安全保障の重要性を強調。元外相で国内外に幅広い人脈を持つ経験を改めてアピールする。

 5月下旬、前橋市内の事務所開きでは「国際情勢は混迷を深めている。6期36年の経験を生かして群馬の代表として働かせていただきたい」と7選への決意を表明。後援会幹部ら約200人に、安定政権の大切さを説いた。

 選対事務長に小渕優子衆院議員、出納責任者に農協の政治団体「県興農政治連盟」の唐沢透会長が就き、連立を組む公明党の福重隆浩衆院議員も役員に加わる布陣。8日夜には平日ながら高崎市内で集会を開いた。県内14地区の郡市選対を近く立ち上げる予定で、万全の態勢で選挙戦に突入する構えだ。

 立憲民主党が推薦する連合群馬副事務局長の白井氏は同党の全面的な支援を受け、準備を進める。連合群馬が主体となり、組織内から国政選挙に候補者を立てるのは初めてで、知名度向上が鍵を握る。街頭演説や支持者回りを本格化させ、県議らと並ぶ「2連ポスター」を掲示して浸透を目指す。

 10日に連合群馬が前橋市内で決起大会を開催。12日には同党の泉健太代表が高崎、前橋両市で演説する予定だ。

 白井氏は4日、高崎市内で同党県連が開いた大会で「コロナ禍で傷ついた中小企業の労働者への支援が最重要課題。この国の政治の流れを参院選から変えよう」と演説。子ども世代への投資の拡充や、安全保障面では対話による平和の実現などを訴えた。同党の大西健介選対委員長は「群馬選挙区は自民現職が6期36年務め、一家3代にわたり国会議員。県民も疑問を持っていいのでは」と述べ、対決姿勢を鮮明にした。

 一方、高橋氏は主張の浸透を狙って各地を巡り、街頭演説や公民館などでの小規模集会を重ねている。12日には共産の志位和夫委員長が来県し、JR高崎駅前で演説する予定だ。

 小島氏は交流サイト(SNS)や動画投稿サイト「ユーチューブ」で主張を発信。11日には選挙戦に向けたオンライン会議を開く。

 群馬選挙区には他に、政治団体「参政党」新人の新倉哲郎氏(43)、行政書士で新人の萩原勝喜氏(81)が立候補を予定している。

976チバQ:2022/06/15(水) 23:32:10
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/600323
現新6氏が立候補へ 定数削減後最多、乱戦模様 参院選栃木選挙区
20:30
栃木選挙区(改選数1)では、3選を目指す自民党現職の上野通子(うえのみちこ)氏(64)=公明推薦、立憲民主党新人の板倉京(いたくらみやこ)氏(55)、日本維新の会新人の大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)、共産党新人の岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)、NHK党新人の高橋真佐子(たかはしまさこ)氏(57)、政治団体の参政党新人大隈広郷(おおくまひろさと)氏(52)の6人が立候補を表明している。立候補者数は定数削減により改選1人区となった2007年以降で最も多く、乱戦が予想される。

 前回、前々回の参院選では自民現職に野党統一候補が挑む構図だったが、今回は野党の一本化が不調に終わり各党が候補を立てる形となった。直近4回の選挙ではいずれも、自民公認候補が野党候補を退けている。

 上野氏陣営は2月に選対本部を立ち上げ、5月以降市町ごとに総決起大会を開催し着々と準備を進めている。野党候補乱立による緩みを警戒し、選対の引き締めを図る。

 板倉氏は立候補表明が4月と遅れた上、県外出身でもあり知名度向上が課題。県内6カ所に地域選対を設置し浸透を図る。野党共闘の枠組みは整わず、党の地力が問われる戦いとなる。

 維新は大久保氏に加え、比例代表に前自民県議の西川鎭央(にしかわやすお)氏(50)を擁立。11日には副代表の吉村洋文(よしむらひろふみ)大阪府知事が本県入りし、支持を訴えた。

 共産が独自候補を立てるのは、13年以来9年ぶり。岡村氏は県議、市町議員らと集会を開くなどして支持固めを図る。高橋、大隈両氏は、会員制交流サイト(SNS)を中心に情報発信している。

977チバQ:2022/06/15(水) 23:37:00
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/570445
2022.06.10 08:29

急転直下 「選択肢」に困惑と期待―乱戦合区 徳島・高知 戦いの構図(上)
高知新聞社
6月22日公示、7月10日投開票が見込まれる参院選。3度目の合区選挙となる徳島・高知区は、自民党現職と共産党新人の与野党対決にNHK党新人が絡む戦いとみられていたが、5月末以降、国民民主党と日本維新の会を含む新人3人が名乗りを上げ、一気に乱戦模様になった。その構図を追う。

 6月2日夜。徳島市のホテルの一室に、国民徳島県連の関係者が顔をそろえた。党代表代行で、高知県連代表でもある大塚耕平参院議員も同席した幹事会の議題は、徳島・高知区の対応だった。

 会合は約1時間。元高知県議、前田強氏(39)の擁立が決まると、参加者は「ガンバロー」と気勢を上げ、前田氏も「自民でも共産でもない、中道改革の選択肢を示す」と強調した。前日に野党第1党の立憲民主党が候補擁立を断念したばかりとあって、「選択肢」の言葉におのずと力がこもった。

■擁立“強行”
 ただ、県内野党関係者にとってこの出馬表明は急転直下の出来事。「公示まで1カ月もないのに」「なぜ前田氏が」と困惑をもって受け止められた。

 国民は今年3月末に高知県連を立ち上げたが、大塚代表ら役員は全て党参院議員。地方議員はゼロで、参院選の比例票掘り起こしが主眼の“ペーパー会社”と目されていた。旧国民の県連代表を務めた前田氏は、3年前の県議選高知市区で苦杯をなめ、政界を引退したはずだった。

 一方、徳島では2月、県議2人を中心に国民県連が発足し、合区選挙区への擁立を模索。断念しかけたところに手を挙げたのが前田氏だったという。徳島県連の黒崎章代表(徳島県議)は「最近になって前田氏が、『僕が行きます』と自分で判断してくれた」と喜ぶ。

 6月1日、急きょ高知入りした大塚氏は立民県連や連合高知を回り、前田氏の支援が得られるか感触を探った。

 しかし、返答はいずれも「組織として応援はできない」。関係者は、下話なしに擁立作業や県連設立を進めた国民側への不信感もあると指摘。それでも国民は翌日、前田氏の擁立発表を“強行”した。

■「友党」
 高知県の旧民主党勢力が国民と距離を置く大きな理由は、その政治スタンスにある。

 玉木雄一郎代表は「対決より解決」を掲げ、政府の当初予算案に賛成。野党共闘の共通政策となってきた安保法制撤回について「党として違憲とは考えていない」(大塚氏)とし、労組を批判する維新との協調姿勢も示す。「自分たちの考えと距離が離れすぎている」「前田氏との関係はあっても党は別だ」との声は多い。

 6月4日の立民徳島県連の大会。「友党」として来賓出席した国民の黒崎氏は「皆さま方にも賛同をたまわりたい」と前田氏への支援を呼び掛けた。高知より立民と国民の関係が近い徳島だが、立民関係者は「高知県連と歩調を合わせて対応する」と淡々と話した。

 一方、共産を含む野党共闘に否定的だった支持層からは「投票先ができた」と歓迎する声もある。前田氏に向けられる困惑と期待。「選択肢」の存在意義をいかに示せるかが問われる。(報道部・大山泰志、福田一昂)

978チバQ:2022/06/15(水) 23:37:41
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/570849
2022.06.12 08:20

用意周到 懸念は緩みと新興勢力―乱戦合区 徳島・高知 戦いの構図(下)
高知新聞社
 「昨秋の衆院選で素晴らしい議席が得られた。参院選でも安定基盤をつくるべく、全力を懸けて臨む」

 5月22日。徳島・高知選挙区で3選を目指す自民党現職の中西祐介氏(42)は、高知市の事務所開きで力を込めた。

 6年前の参院選で比例代表との兼ね合いから中西氏の推薦を見送った公明党高知県本部の幹部も臨席。その場で推薦状を手渡し、良好な関係を印象付けた。

 5月の県民世論調査で、岸田内閣の支持率は高知56・7%、徳島68・5%。来賓の自民国会議員は「とにかく(国会会期末の)6月15日まで、われわれ与党は平穏にこの国会を乗り切りたい」とあいさつ。“安全運転”に徹すれば、参院選を優位に戦えるとの思惑がにじんだ。

■野党尻目に
 その国会の最終盤、セクハラ疑惑を報じられた細田博之衆院議長に不信任決議案が出され、岸田文雄首相の派閥に属する衆院議員は未成年女性との飲酒報道で離党。与党の緩みに野党は批判を強め、自民は参院選への影響を懸念している。

 ただ、徳島・高知区では、共闘態勢にほころびが生じた野党を尻目に、臨戦態勢を整えてきた自民の周到ぶりが目立っている。

 昨秋、参院比例現職で元高知県議の中西哲氏(70)が不出馬を表明すると、すかさず県議だった梶原大介氏(48)を後継の「高知県代表」に決定。徳島が地盤の中西祐介氏との調整も年末に決着させた。比例に回った梶原氏は、優先的に当選できる「特定枠」で処遇される見通しだ。

 前回、前々回の合区の戦いで自民は、高知で野党統一候補に善戦を許した。今回は高知を地盤とする共産党新人の松本顕治氏(38)と中西氏の「高知VS徳島」の構図が想定され、自民徳島県連には高知での苦戦を懸念する声もあった。しかしそれも今は、複数の野党候補の出馬によって薄れつつある。

■未知の存在
 乱戦模様の中で自民が警戒するのが、日本維新の会の動きだ。高知では拠点もない「未知の存在」(自民関係者)だが、徳島は維新の本拠地・大阪に近く、在阪テレビ局の放送がそのまま流れることもあって一定の支持を得ている。

 県民世論調査では、高知の支持率が4・2%だったのに対し、徳島は約2倍の8・9%で“野党第1党”。昨秋の衆院選では徳島1区に出馬した候補が比例復活しており、さらなる党勢拡大を期して徳島・高知区に新人の藤本健一氏(52)を擁立してきた。

 11日に徳島市で開いた藤本氏の出馬会見。徳島維新の会の幹事長を務める梅村聡参院議員は、こう訴えた。

 「全国的な維新への期待感に乗っていける自信はある。参院選を通じ、高知で維新の活動をしたいという人を掘り起こしたい」

     ◆

 5人の野党新人を自民現職が迎え撃つ構図の合区決戦は、公示が想定される22日まであと10日に迫った。(報道部・大山泰志)

979チバQ:2022/06/15(水) 23:38:43
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/570687
2022.06.11 08:16

視界不良 岐路に立つ 「野党共闘が政治を転換する唯一の道だ」

 3月7日、共産党高知県委員会の春名直章委員長は、党公認の新人、松本顕治氏(38)の徳島・高知区擁立を発表した記者会見で語気を強めた。

 松本氏は3年前の前回参院選と県知事選を無所属の野党統一候補として戦い、参院選では自民党現職に対し得票率40・0%と善戦した。共産県委員会の“エース”だ。

 共産は今回も共闘態勢の構築を目指し、野党の橋渡しを担ってきた市民団体「高知憲法アクション」も早い段階で松本氏への一本化に賛同。立憲民主党が独自候補を擁立する姿勢を崩さなかったものの、「これまでの信頼関係がある。最後は松本氏でまとまる」との見立てが少なくなかった。

■深化が一転
 野党共闘は安保法制への反対を機に2016年参院選から本格化。県内野党勢は年々関係を深化させ、「全国一の共闘」と胸を張ってきた。

 しかし昨秋の衆院選では、野党統一候補として臨んだ立民現職の広田一氏と武内則男氏が自民候補に惨敗。立民は全国的にも議席を減らし、最大の支援組織・連合からは共産との選挙協力に異論が噴出した。

 そして迎えた今回の参院選。国民民主党の候補擁立もあって、野党の一本化は不可能な状況になった。春名氏は「共闘は苦難の時期にある。残念だ。ただ、共産が票を伸ばせば、共闘の再構築にもつながるはずだ」と話す。

 立民に対しては野党関係者から失望の声が上がる。

 徳島・高知区の擁立は、結論を先延ばしした末に6月1日に断念を発表。高知県連代表の武内氏は「力不足ということだ」と説明するしかなく、松本氏を支援するかどうかは立民本部の対応待ちとした。

 他の主要政党は全て候補を立てるか、他の候補の推薦や支援を明言。乱戦模様の合区で立民だけ対応が定まらない。「政権交代を掲げる野党第1党が不戦敗とは情けない。何をやっているのか」。支持者からも厳しい言葉が飛ぶ。

■「象徴」の苦悩
 こうした中で動向が注目されているのが、「県内野党共闘の象徴」と言われてきた広田氏だ。

 17、21年の衆院選高知2区で共産の支援を受け、3年前の県知事選では松本氏の選対本部長も務めた。一方、徳島・高知区に国民から立つ前田強氏(39)は広田事務所の元職員で、広田氏を「政治の師匠」と仰ぐ関係だ。

 2人の間で板挟みとなった格好の広田氏は「非常に悩ましい。松本氏、前田氏のどちらを支援するのか、どちらもしないのか。党の決定後、後援会と相談したい」と話すにとどめる。

 ただ、広田氏を支えた元県議や元秘書が前田陣営のスタッフに加わっており、「松本氏と対立するのになぜ…」と関係者の臆測を呼んでいる。

 岐路を迎えた共闘路線。参院選が今後の野党の関係にどう影響を及ぼすかは見通せない。(報道部・福田一昂、大山泰志、山崎友裕)野党共闘―乱戦合区 徳島・高知 戦いの構図(中)
高知新聞社

980チバQ:2022/06/15(水) 23:57:24
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/938858/
参院選福岡、16陣営が臨戦モード  党首福岡入り、分裂抱え連合集会
2022/6/12 6:00 (2022/6/12 9:08 更新)

拡大
2022参院選(福岡)

拡大
立候補予定者の街頭演説で気勢を上げる支援者ら=11日午前、福岡市・天神(写真の一部を加工しています)

拡大
2022参院選(福岡)

拡大
立候補予定者の街頭演説で気勢を上げる支援者ら=11日午前、福岡市・天神(写真の一部を加工しています)



 参院選の公示が想定される22日まで残り10日となり、過去最多の16人が出馬を表明した福岡選挙区(改選数3)でも各党が臨戦モードに入っている。主要政党の立候補予定者たちは11日、県内各地を駆け回り、街頭演説や支援団体の集会などで支持を訴えた。

【関連】連合「度を超えた仲裁」及ばず…参院選福岡、旧民主系分裂の舞台裏

 3選を目指す自民党現職の大家敏志氏(54)は、福岡市・天神と北九州市小倉北区の中心部で街頭演説。天神では、脱炭素やデジタル化、子育て政策など岸田政権の取り組みを説明し、「ピンチをチャンスに変えられるのは自民党しかない」と意気込んだ。

 立憲民主党現職の古賀之士氏(63)と、国民民主党新人の大田京子氏(43)をともに推薦した連合福岡は、福岡市博多区で総決起集会を開いた。

 連合は、立民と国民に候補者の一本化を打診したが、協議が決裂。前回2019年に続いて、傘下の労働組合で支援候補が割れる分裂選挙となる。

 藤田桂三会長は、集まった労働組合員ら約150人を前に「2人を絶対に押し上げるため、行動していきたい」と団結を強調。古賀氏は「私たちは反対ばかりでなく具体的な提案をしている」、大田氏は「是々非々で国民のためだけの政策をひたすらやり続ける」と、それぞれ力を込めた。

 比例代表から選挙区に移って3選に挑む公明党現職の秋野公造氏(54)は、北九州市や行橋市などで演説。医師としての経験を生かし、新型コロナのワクチン接種や飲み薬の推進に取り組んだ実績を街頭でアピールした。

 日本維新の会新人の龍野真由美氏(49)はJR博多駅前で演説し、党代表の松井一郎大阪市長が応援に駆け付けた。松井氏は「自公政権にたるみやおごりはないか。改革する野党としてピリッとさせられるのは維新だけだ」と支持を呼びかけた。

 共産党新人の真島省三氏(59)は後援会の集会などに出席。春日市の公民館では、ロシアのウクライナ侵攻で議論が活発化している防衛費の増額に異を唱え、「外交努力が必要。軍縮で教育や福祉に予算を使うべきだ」と訴えた。

 福岡選挙区ではこのほか、れいわ新選組と社民党がそれぞれ新人を擁立するほか、NHK党の新人3人、諸派の新人4人、無所属の新人1人が立候補を予定している。

 (参院選取材班)

981チバQ:2022/06/16(木) 08:17:00
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220608-OYTAT50014/
自民、課せられた「圧勝」
2022/06/09 05:00
参院選・埼玉
「目標120万票」楽勝ムード警戒
 「県議団で500人集めてほしい」。自民党県連会長の柴山昌彦(56)が頭を下げた。5月3日、自民党県連がさいたま市内で開いた憲法記念日のフォーラムは、5選を狙う関口昌一(69)の「圧倒的な勝利」を誓う場になったが、終了後すぐ、柴山は別室で県議団幹部と向き合った。

立民 浮沈かけた勝負
事務所開きで支援者にあいさつする関口氏(5月29日、さいたま市浦和区で)
 依頼したのは、今月2日にさいたまスーパーアリーナで開催された公明党の西田実仁(59)の支援集会への動員だ。全体の目標は5000人。うち3500人が、西田を推薦する自民にとってのノルマだった。


 公明は「貢献度で推薦を決める」との方針を打ち出した。これは、県連の“貢献”が自分たちの選挙の勝敗に直結する図式になったということだ。公明と蜜月関係を築く前首相の菅義偉(73)の力もあり、西田の集会は動員目標をクリアした。

 自民は昨年12月、関口ともう1人の擁立を模索したが、公明と支持母体の創価学会が反発し、党本部主導で3日間で断念に追い込まれた経緯がある。公明幹部が「3日の乱」と呼ぶ騒動は両党間にきしみも生じさせた。神奈川や千葉、北海道では2人が出馬予定だ。「比例票底上げのためにも2人出すべきだった」「西田氏を推薦したのに(動員ノルマの)踏み絵も迫られた」。自民関係者からは不満や恨み節も漏れる。

 しかし、自公の選挙協力は強まる一方だ。「衆院選は公明なしには戦えない」との見方は、もはや自民内の共通認識でもある。

 一方、「擁立1人」は思わぬ副作用をもたらした。「寝ていても楽勝」「ポスターを貼ったら終わり」……。皮肉なことに、岸田政権発足以降の堅調な内閣支持率も「楽勝ムード」を広げてしまった。

 5月21日の関口の総決起大会は、用意した500席に空席が目立った。「危機感をもってくれ。まだ1票も入っていない」。県連幹事長の小谷野五雄(66)はいらだちを隠さなかった。同29日の事務所開きでは、さらに引き締めを図ろうと目指すべき得票数を「120万票」とぶち上げた。

 公式の目標は100万票だ。だが、2013年にその数を獲得した後は得票を減らし続けている。「土台無理な目標」(関係者)を掲げたのは、県連重鎮の焦りの裏返しでもある。関口も「大変厳しい選挙だ」と口にするが、関口自身が2人擁立の反対に回ったうえ、「活動量が少ない」という周囲の指摘も多く、しらけたムードすら漂っている。

 県議団長の小島信昭(56)は訴える。「最大の敵は相手ではなく、自分自身だ」。目指すべき「圧勝」、悩ましい「楽勝」。そのはざまで、自民は地力をかけた勝ち方が問われている。(敬称略)

◇   ◇   ◇

 22日が想定される参院選の公示まで2週間を切った。決戦を前に、埼玉選挙区(改選定数4)で戦う各政党や陣営の思惑を探り、戦略を読む。

982チバQ:2022/06/16(木) 08:17:33
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220609-OYTAT50035/
公明 「埼玉方式」変化も
2022/06/10 05:00
参院選・埼玉
与党「蜜月」先駆け 地力も強化
 2日夜、さいたまスーパーアリーナで開催された公明党参院会長・西田実仁(59)の「激励する会」は、与党の決起集会の様相を見せた。

立民 浮沈かけた勝負
 目標を超える約5300人を動員。立ち見もいた。壇上には県内の自民党衆院議員15人全員が並んだ。岸田文雄(64)の必勝メッセージが伝えられ、前首相の菅義偉(73)は「自公の安定政治で国民の期待に応えたい。西田さんを断じて勝たせてほしい」と訴えた。「頑張ろう」の三唱が地鳴りのように響いた。

 来場者の7割を動員したのは自民だ。他県の公明関係者は「埼玉(の自公協力)は手本だ」とうらやむ。自公幹部は今夏の勝利の理想型を「自公でワンツーフィニッシュ」と口をそろえる。

 参院選で自民が公明候補を推薦し、与党で2議席を確保。公明は衆院選や地方選で自民候補を支援する――。互いの支持層を取り込んで票を上積みする「埼玉方式」は、2013年参院選で全国に先駆けて始まった。この蜜月関係は「20年以上の協力体制の中で築いてきた」(公明幹部)ものだが、変化の兆しも見える。

 今年1月、公明の支持母体・創価学会は自民支援の基準として、これまで強調してこなかった「人物本位」を前面に掲げ、事実上、公明支援の「貢献度」を物差しにする方針を明確にした。公明の議員本人や支援者を連れ、自民県議らが企業・団体を回る「同行訪問」で、過去に創価学会幹部と出くわしたというケースもある。今回はなおさら「やったふりはできない」(公明県本部幹部)。

 公明が自民への期待と圧力を強めた背景には、公明が得意とする対面集会がコロナ禍で思うように開けなかったことの焦りもある。だが、過度に自民に頼り、票の貸し借りが行き過ぎれば、足腰の弱さを招く。抱えるジレンマは自民と同じだ。

遊説後、支援者とグータッチをする西田氏(左)(5日、さいたま市南区で)

 自民に頼るだけではない。

 西田は5日、県南部に遊説カーを走らせた。「私自身がさらに努力をし、勝ち抜く」。JR武蔵浦和駅前では、100人超の聴衆を前に熱弁を振るった。自民関係者の姿はない。

 演説にも「自身の努力」がにじむ。消費増税時に食品などの軽減税率導入の推進役だったことから「レシートの表示を見たら私を思い出して」と実績を強調。世論の関心が高まっている防衛装備費の増額についても「予算をしっかり確保する」と踏み込み、保守層の切り崩しを図る日本維新の会などをけん制した。

 県本部幹事長の塩野正行(59)は「西田は1日どころか、半日も休んでいない」と奮闘を評価する。

 公明の情勢調査では、自民支持層からの支持の弱さが明らかになっている。盤石を誇った埼玉方式は再構築を迫られるのか。参院選が行方を占う試金石になる。(敬称略)

983チバQ:2022/06/16(木) 08:17:56
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220613-OYTAT50058/
上田氏 埋没に危機感
2022/06/14 05:00
参院選・埼玉
貫く無所属 政党色は避け
大野知事との「新旧知事」の連携をアピールする上田氏。「知事票」の動向も焦点になっている(5月2日、大宮駅前で)
 「上田が厳しい時には上田を、高木が厳しい時には高木を応援してもらえるよう、連合にお願いするよ」

立民 浮沈かけた勝負

 無所属で再選を狙う上田清司(74)は1月下旬、立憲民主党公認で出馬を決意した高木真理(54)との電話でそう伝えた。「胸を借りるつもりです」と仁義を切ってきた高木へのエールだ。かつて民主党衆院議員だった上田と、民主を源流とする立民は支持層が重なるとみられ、支援組織の連合埼玉は上田、高木の両方を推薦している。

 しかし、上田の当初の余裕は、熱戦の深まりとともに焦りに変わってきた。

 「支持拡大のスピードが速い」。上田に近い県議の一人は5月中旬、上田が金城湯池とする朝霞、志木、和光、新座4市で日ごとに増える高木のポスターに目を見張った。立民は昨年の衆院選比例選で自民に次ぐ2位の約77万票を獲得している。野党第1党の組織力に裏打ちされた高木の足音がひたひたと忍び寄る。

 上田は参院初当選以来、無所属を貫くが、会派を共にする国民民主党が推薦し、「事実上の公認候補」として全面支援している。立民と国民は 袂たもと を分かった経緯があり、政党対決の色彩も帯びる。主要政党が候補者を擁立する中、埋没を懸念する上田は「ありがたい」と言う。だが、国民の支持率は1、2%で、昨年の衆院比例票も立民のほぼ5分の1だ。政党色が強まることには危うさもある。上田も「政党のイメージで捉えられると厳しい」と認める。

 政党を前面に出せない事情も抱える。無所属を旗印にする県議会第2会派・無所属県民会議(13人)の支援を受けているためだ。「政党候補は応援できない」との声は多く、推薦発表直前、上田は全員に「無所属」を強調し、理解を求めた。

 衆院議員3期、知事4期を務めた上田だが、その威光には陰りも見える。模索する新党結成のメドは立っていない。4月9日に朝霞市で開いた国政報告会では空席が目立った。自身が知事のバトンを渡した大野元裕(58)が3日前に1200人を集めた政治資金パーティーとの差が際立った。

 上田はその大野を援軍に戦うつもりだ。5月中旬、県庁知事室に大野を訪ね、「公示日の出陣式に出席してほしい」と頭を下げた。ただ、大野票には他党も秋波を送る。就任3年目で独自色を出しつつある大野は、上田との微妙な距離もささやかれ始めている。

 「知事を務めた16年間に圧倒的に自信がある」。実績という武器を背負いながら、上田は今、事業所の朝礼にこまめに顔を出し、ポスターを配り歩き、街頭でマイクを握る。そこには、かつては見られなかった必死さがある。(敬称略)

984チバQ:2022/06/16(木) 08:18:18
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220614-OYTAT50056/
立民 浮沈かけた勝負
2022/06/15 05:00
参院選・埼玉
この記事をスクラップする
高木氏、知事の支持追い風
 11日、新越谷駅前。立憲民主党公認で出馬する高木真理(54)の隣で、党代表の泉健太(47)がマイクを握った。「皆さんの生活を守る戦いだ。物価高対策の具体策がある。任せてください。頼ってください」。岸田内閣の不信任決議案は2日前にあっけなく否決されたが、泉の表情には気迫がみなぎっていた。

上田氏 埋没に危機感
 しかし、その思いとは裏腹に、立民への期待値は低いままだ。読売新聞社が3〜5日に実施した全国世論調査では、政党支持率は4%。5%の日本維新の会を下回った。高木も厳しさは自覚している。「立民はもう視野から外れている」。そんな言葉を浴びせられたのも一度や二度ではない。

 立民は昨年の衆院選で県内で1議席減らした。全体でも惨敗し、枝野幸男(58)の代表辞任につながった。「(参院選で)負ければ党は壊滅だ」(県連幹部)との悲壮感すら漂う。

大島敦・立民県連代表の国政報告会に招かれ、来場者と腕を突き合わせて支持を呼びかける高木氏(左)(5日、北本市で)
 高木はかつて、その枝野の秘書だった。その後、市議2期、県議3期(在任中)のキャリアを積んだが、地元のさいたま市北区以外では「ほぼ誰も知らない存在」(立民幹部)。しかも、自民、公明両党と無所属の上田清司(74)という現職3陣営が立ちはだかる。立民と「兄弟政党」とも呼ばれた国民民主党は上田を推薦し、連合埼玉の支援も官公労系労組が高木、民間労組は上田で二分される見通しだ。


 衆院選で「共闘」した共産党やれいわ新選組の参戦もあり、政権批判票は分散が懸念される。与党とも野党とも一線を画し、独自色を強める日本維新の会も脅威だ。

 とはいえ、旧民主党に連なる政党は埼玉で「指定席」を維持しており、立民も2019年参院選では約54万票で2位当選した。昨年の衆院選では、比例得票で自民に次ぐ約77万票を獲得。3位の公明に約34万票もの大差をつける底力も見せた。高木陣営の県議は「上位当選の勝機も十分ある」と見て攻勢を強める。知事の大野元裕(58)が11日に高木支持を鮮明にしたことも追い風だ。

 「来年の統一地方選にもつながる戦いだ」。非改選の参院議員で県連選対本部長代理の熊谷裕人(60)は今月2日夜の選挙対策会議で、地方議員を前に「自分たちの選挙」を強く意識させ、さらなる奮起を促した。17年の旧立民結党時の「枝野ブーム」に乗って当選した議員は多い。「風を頼りにしてはダメだ」(県連幹部)と、「どぶ板選挙」の徹底を図る。当の枝野も再起に向けて「決して負けられない戦い」に自分を重ねる。

 「現実を受け止めるしかない。ここからやるだけ」

 “無名の新人”である高木の挑戦は、野党第1党の浮沈をかけた勝負でもある。(敬称略)

985チバQ:2022/06/16(木) 08:18:34
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220615-OYTAT50044/
維新 「指定席」揺さぶる
2022/06/16 05:00
参院選・埼玉
この記事をスクラップする
浸透狙い、選挙カー2台に
吉村副代表と並んで街頭に立ち、支援を訴える加来氏(左)(11日、JR大宮駅前で)
 県内でも人気は抜群だった。11日夕の大宮駅前は、日本維新の会副代表で大阪府知事の吉村洋文(46)を一目見ようとする人でごった返した。「今の自民党政治をずっと続けることが、日本のプラスになるのか」。約30分間、自民への対抗心をむきだしに「改革政党」をアピール。擁立する新人・加来武宜(41)の支援を訴えた。

立民 浮沈かけた勝負

 自民県議は「保守層に照準を合わせている。吉村の投入1回で無党派層が何千人も流れるかもしれない」と警戒感をあらわにする。

 昨年の衆院選で、維新は世論の後押しで躍進。比例復活とはいえ、初めて県内に地盤を持つ衆院議員2人を誕生させた。比例得票の約33万票は、2019年参院選で4位当選の候補が獲得した約36万票に迫る。上積みできれば、当選圏内に浮上する可能性もある。得票目標は50万票だ。

 維新は特定の業界や団体の支援を受けていない。頼みの綱は世論だ。与党とも野党とも一線を画し、最近では憲法や安全保障政策で独自色を強める。基本戦略は、無党派層や自民に飽き足らない保守層の取り込みだ。野党が乱立し、特に旧民主党に所属した上田清司(74)と民主に連なる立憲民主党の高木真理(54)が競合し、票の分散が予想される構図も有利に働くとみる。

 党もテコ入れを図る。選挙カーは選挙区の1陣営に原則1台がルールだが、立候補者数に応じて割り振られる12台(予定)のうち1台を埼玉に投入し、2台で加来と維新を浸透させる。比例選に出馬する青島健太(64)との連携も模索。元プロ野球選手の青島は知名度が武器だ。

 加来自身も、出馬を正式表明した3月28日から各地の駅や街頭に立ち続けている。5月30日、浦和駅前でマイクを握った加来は「ビラを受け取ってもらえたり、声を掛けてもらえるようになった」と手応えを感じた様子だった。

 しかし、組織力はまだ弱い。大阪以外の議員は「維新」の看板に頼るのが実情だ。選挙の足腰となる地方議員の数も他党の方が圧倒的に多い。「維新の本音は『勝てたらラッキー』という程度ではないか」(立民県連幹部)という冷ややかな声も上がる。追い風のなかった19年と16年(当時はおおさか維新の会)の参院選で獲得した約20万票を「実力」と見る向きもある。

 ほかにも懸念材料がある。5月中旬には、埼玉維新の会顧問で比例改選を迎える石井章(65)が女性の容姿に触れる失言をし、その後撤回したものの批判を浴びた。安保政策では、米国との「核戦力共有」に関する議論開始に踏み込むなど、自民以上に前のめりな姿勢には危うさも指摘される。

 自公と民主系が独占する「指定席」を揺さぶる維新。その戦いに各党は注目するが、風の行方は維新自身も読み切れていない。(敬称略)

986チバQ:2022/06/16(木) 09:35:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1649bbb8061b70a11f75ded7a44651cec93d3b91
渡辺喜美氏去就定まらず 全国比例での出馬模索
6/16(木) 7:02配信


30
コメント30件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
下野新聞SOON
渡辺喜美氏

 今夏の参院選で改選となる無所属の渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員(70)は15日、去就が定まらないまま国会閉会を迎えた。立候補の意向は変わらず、いずれかの政党から全国比例での出馬を模索している。公示まで1週間に迫る中、渡辺氏は取材に「第三極となる政治勢力をつくるため、諦めずに最後の努力をしている」と語った。

 参院本会議後、会派控室で岸田文雄(きしだふみお)首相らの各派あいさつ回りを出迎えた渡辺氏。「景気後退時には必ず政変がある。ぜひ対策を」と迫ると、岸田首相は「渡辺先生の言葉には重みがある。同じ内閣で仕事をした縁もあり、しっかり受け止めて努力する」と応じた。

 具体的な出馬表明が遅れていることに、渡辺氏は「現在進行中だ。相手があるので、私の一存では話せない」と繰り返した。一方で「期待していただいている皆さんには、やきもきさせてしまいおわび申し上げる」と述べた。

 参院選に向けては、生活費の高騰を問題視。「一番効き目がある政策は、自公政権には絶対にできない消費減税だ。外部からてこの原理を働かせる」と主張した。

987チバQ:2022/06/16(木) 11:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/a468991a36401fce38490ec40b4a8c8fec26f5d3
決戦直前 参院選「福島」を巡る思惑 各党本部の戦略は?
6/16(木) 11:16配信


2
コメント2件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
福島民報
参院選 福島選挙区 立候補予定者

 22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選に向け、15日の通常国会閉会により与野党とも事実上の選挙戦に突入した。全国の一人区の中でも、2016(平成28)年の選挙で与野党が接戦を繰り広げた福島県選挙区(改選1議席)を巡る攻防は激しくなる見通しだ。各党本部の戦略と思惑を追う。

与党 福島県「重点中の重点」 党を挙げてこ入れ
 「一層緊張感を持って臨んでいきたい」。13日夕方、東京の自民党本部で茂木敏充幹事長は役員を前に参院選に向けた心境を語った。一人区を中心に激戦が予想される中、永田町では「議員の不祥事もあった党の引き締めを図ったのでは」との声が飛び交った。
 自民は32ある一人区のうち、2016(平成28)年の前々回に議席を逃した東北、甲信越地方などを重要選挙区に位置付ける。特に大接戦だった福島県選挙区について「新人対決の今回は政党の地力が問われている。わずかな逆風が結果を左右しかねない」と断言する党関係者もいる。

自民 医療分野の政策立案できる貴重な人材
 「最前線で働ける即戦力」-。元厚生労働官僚で医師である自民公認候補の新人星北斗(58)に対する党内部での評価だ。需要が高まる医療分野の政策立案ができる貴重な人材として、永田町に迎えることが選対関係者への至上命令だ。2016年に現職閣僚が敗れた福島県について、党関係者は「福島は重点中の重点」などとし、てこ入れを強めている。
 注力ぶりは党を挙げての応援・連携の手厚さに表れている。閣僚や党役員の現役・経験者らが5月末以降毎週のように福島入りし、総決起大会でマイクを握っている。支部単位の大会でも失業・倒産対策などデータを示し、政権の功績を強調している。5日も党総裁の岸田文雄首相が自ら足を運び、主戦場の一つとなる郡山市で開かれた女性の会で政策を訴えた。福島県への思い入れは強く、党役員会で手応えを報告したほどだという。
 党県連幹部が「あうんの呼吸」と表現する本部と地元の連携を象徴するのが、福島県のベテラン国会議員ともつながりが深い安倍晋三元首相の選挙戦への関わりだ。元法相の元職岩城光英(72)が離党覚悟で選挙区での立候補を模索する中、保守系分裂を回避しようと、年明け直後から水面下で岩城の比例代表擁立を党選対に働き掛けるなど、県連の意をくんだ異例の対応をしたとされる。
 自民本部の上層部は昨年の衆院選で、県内5小選挙区で「2勝3敗」と苦杯をなめた結果を重くみており、党主導による直近の分析でも敗れた選挙区が課題となっているという。さらに「被災地で復興施策に不満を持つ一定の層がいる」との見方もあり、内閣支持率が堅調であっても県内の状況は異なるとして、さらなる党幹部の応援も検討する。

公明 自民との連携強化が不可欠
 全国比例で2021(令和3)年秋の衆院選より1割増しの800万票獲得を目指す公明は福島県での自民との連携強化が不可欠とみる。比例に擁立した元復興副大臣の現職横山信一(62)が当選を目指す中で、これまで復興副大臣を5人輩出するなど震災、原発事故の風評払拭、産業振興に貢献した党の実績などを訴え、票の上積みを目指す。
 ただ、課題も残る。給付金事業や補正予算の編成など中央での調整の食い違いや、相互推薦の時期のずれ込みが地方にも飛び火している。公明国会議員の一人は「出遅れが今回の懸案だ」と通常より時間がない中で、いかに与党支持の巨大な組織をうまくかみ合わせるかが焦点になるとみている。

988チバQ:2022/06/16(木) 11:30:24
野党 共闘 距離保ち慎重に 政党色押し出さず
 「32ある一人区が勝負の分かれ目になる」。立憲民主党の西村智奈美幹事長は14日、国会での定例記者会見で、参院選での与党による過半数の議席獲得阻止へ展望を語った。激戦が予想される中、一人区の野党連携が選挙戦の鍵を握るとの考えを強調した。
 野党は福島県選挙区に新人小野寺彰子(43)を統一候補と位置付けて擁立する。アナウンサーとして豊富な経験を持つため「県民に寄り添い、声を代弁できる新しい政治家」として、立民、国民民主、社民の各党が推薦し、共産党も支援を決めた。野党の一本化が難航した一人区が目立つ中、福島県では事実上の与野党一騎打ちとなる構図をつくり上げた。ある党の幹部は「6年前に野党が勝利した福島の実績に対する各党の信頼がなければたどり着けなかった」と実情を明かす。
 一方で、選挙戦の戦略には慎重を期す。あえて共闘を前面には打ち出さず、小野寺が「無所属」である点をアピールポイントに据えて幅広い層に浸透を図る。立民選対役員の一人は、野党の距離が「寄りすぎた」昨年秋の衆院選を教訓と捉える。共闘が功を奏した反面、一部で離れた票もあったためだ。共産を含め緩やかに連携する福島県選挙区は、理想的な距離感だと強調し、「政党色を打ち消すことで保守層の一部も切り崩せるはず」と自信を見せる。

立民 地域ごとの事情に配慮
 配慮は小野寺への応援にも及ぶ。立民は当初、党幹部を相次いで投入するつもりだった。しかし、選対役員と県連幹部は協議を重ねた末、党の関わりを最小限にとどめる必要があると判断。演説などは地元国会議員の支持層など地域ごとの事情に配慮して行う。小野寺への「相乗り」を最適な形と判断した国民民主も足並みをそろえて幹部の演説は単独で行う上、都市部に限定する方針だ。
 ただ、「兄弟政党」とされる立民、国民民主間の連携に不安材料がある。国会で政府の予算案に賛成するなど、国民民主の中央での独自路線について幹部は「国民目線での行動だ」と説明するが、立民の勢力が強い福島県では反発も懸念される。
 各党が政党色を押し出さない背景には、政党支持率の低迷という事情もある。野党は「見せ場」とされる国会の予算委員会などで与党と明確な対立軸を示せず、「政権批判の受け皿を作り切れていない」と不満の声が内部から漏れる。立民の国会議員の一人は「党名を強調してもかえってマイナスになる」と打ち明ける。

各党 比例代表を足掛かりに
 選挙戦では各党とも比例代表を足掛かりに福島県での支持拡大も視野に入れる。
 衆院選の小選挙区、比例東北での定数減が見込まれる中、立民は福島県での支持基盤強化に向けて政策を吟味して訴える。防衛予算増などを訴える自民党への反対票を取り込むため、急激な人口減少が課題の福島県で関心の高い教育、農業などの分野の予算確保を主張する。
 国民民主は県連役員に党幹部の国会議員が就くなど福島県への注力ぶりを示し、連合傘下の産業別労働組合(産別)の比例代表候補への支持固めを行う。
 共産は再選を目指す現職岩渕友(45)=福島市在住=と、元須賀川市議の新人丸本由美子(59)を擁立。中央委員会は野党共闘の動きを再び活発化させたいとの考えがあり、福島での小野寺の勝利や党勢拡大が重要になると見る。ただ、共闘の密度が過去2回の参院選に比べて弱まったことで、思惑通りに運ぶかは未知数だ。
 福島県選挙区には、NHK党公認で元山形県米沢市議の新人皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認で健康美容会社経営の新人窪山紗和子(47)も立候補を予定している。(敬称略)

989名無しさん:2022/06/16(木) 19:46:44
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022061600886&g=pol


立憲民主党は16日、夏の参院選比例代表に、NGO理事の要友紀子氏(46)、ピアノ講師の森永美樹氏(58)を公認すると発表した。いずれも新人。

990チバQ:2022/06/16(木) 19:55:21
https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20220603-OYTNT50120/
野党共闘 見通し立たず
2022/06/04 05:00
参院選・福井
参院選に向けガンバローを三唱する斉木(左から2人目)と立憲民主党県連幹部ら(越前市で)
共産党副委員長の市田忠義(左)と一緒に街頭演説する山田(左から2人目、福井市で)

 立憲民主党県連は3月下旬、参院選福井選挙区(改選定数1)に立候補する無所属新人の斉木武志(48)の必勝を期して、越前市内で県連大会を開いた。「異なる意見をまとめたい」と県連代表を辞任した斉木に対して、駆けつけた党選対委員長の大西健介は「事実上の公認として応援する」と約束。党関係者約80人は「ガンバロー」と三唱し、拳を突き上げた。しかし、その輪の中に、最大の支持団体である連合福井会長の矢野義和の姿はなかった。

候補者ポスター 掲示板を設置
 会場で代読された矢野のメッセージに斉木への激励はなく、「日頃の活動にご理解いただきありがとうございます」と当たり障りのない内容だった。

 4月19日、連合福井は「信頼関係が築けていない」として斉木を推薦しない方針を決めた。連合幹部は「無所属で立候補することについての相談が遅かった」と言う。10日後の国民民主党県連設立大会に矢野が出席し、「密に連携を図っていきたい」とエールを送ったのとは対照的だった。



 斉木は2017年の衆院選で旧希望の党の落下傘候補として福井2区で立候補し、比例復活で当選した。昨年の衆院選でも2区で出馬。自民党現職に敗れたが、無党派層にも浸透し、惜敗率85%と善戦した。いずれも連合福井の応援を受けた。

 しかし選挙後、斉木は連合福井へのあいさつ回りをせず、議員宿舎からの荷出しのため東京に向かった。福井に戻ったのは1か月以上たった12月。これに連合福井の幹部が激怒した。

 一方、立民県連側は、連合福井のこうした対応に不満を募らせる。斉木はコロナ禍に苦しむ飲食店や中小企業に足を運んで政策に反映する姿勢や、衆院議員時代の国会質問に定評があった。参院選福井選挙区で6期目を狙う自民現職の山崎正昭(80)よりも30歳以上若い。批判票を取り込みたい県連や支持者の期待は高く、ある県連幹部は「無所属で立候補する方が、立民系と国民系の産業別労働組合がある連合側にとっては支援しやすくなるはず。連合の態度は現職を利するだけだ」と漏らす。



 野党共闘も見通しが立たない。3年前の同選挙区では共産党新人の山田和雄(54)が全国で唯一、共産公認の野党統一候補として立候補。今回選でも出馬を表明している。立民県連幹部は「前回は共産を応援した。今回は共産に斉木を応援してほしい」と共闘に望みをつないできた。

 しかし、斉木は「昨年の衆院選で共産に近づきすぎた」と、政策で一線を画す考えだ。共産県委員会幹部は「共闘のテーブルにつく用意はあるが、政策協定が結べない以上、候補予定者を降ろせない」といい、双方の距離は縮まりそうにない。

 今春に県連を設立したばかりの国民は独自候補を擁立しておらず、比例票の掘り起こしに力を注ぐ。斉木側から推薦の依頼はなく、県連幹部は「連合の推薦も受けていない以上、こちらから斉木を支援することはない」と言い切る。

 立候補を表明して自民県連から除名された無所属新人の笹岡一彦(66)は、日本維新の会の推薦を受けて現職批判票の取り込みを狙う。ある野党関係者は語る。「保守票が割れそうな今回選は議席を奪うチャンスだが、野党がばらばらでは、保守王国の壁は崩せない」

(敬称略。この連載は仁木翔大、長沢勇貴が担当しました)

991チバQ:2022/06/16(木) 20:01:03
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220616X220.html
立民、参院比例に2新人【22参院選】
2022/06/16 17:13時事通信

 立憲民主党は16日、夏の参院選比例代表に、NGO理事の要友紀子氏(46)、ピアノ講師の森永美樹氏(58)を公認すると発表した。いずれも新人。

992チバQ:2022/06/16(木) 20:02:35
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%81%E5%8F%8B%E7%B4%80%E5%AD%90
要 友紀子(かなめ ゆきこ、1976年 - )は、日本の人権活動家、セックス・ポジティブ・フェミニスト。セックスワーカーの権利を求める活動を行っており、セックスワーカー当事者と支援者によって構成される団体「SWASH」(Sex Work And Sexual Health)の代表を務めている[1][2]。

993チバQ:2022/06/16(木) 20:04:49
https://news.goo.ne.jp/article/ehimenp/region/ehimenp-news202206160057.html
愛媛選挙区 現新5人出馬予定 自民 19年の雪辱期す 参院選2022えひめ
2022/06/16 08:53愛媛新聞ONLINE

愛媛選挙区 現新5人出馬予定 自民 19年の雪辱期す 参院選2022えひめ

愛媛選挙区 現新5人出馬予定 自民 19年の雪辱期す 参院選2022えひめ

(愛媛新聞ONLINE)

 参院選日程は15日、閣議決定され、22日の公示まで1週間を切った。愛媛選挙区(改選数1)は現新5人が出馬を表明。4選を目指す自民党現職で元国家公安委員長の山本順三氏(67)=公明党推薦=に対し、無所属新人でタレントの高見知佳氏(59)=立憲民主党推薦=が挑む構図が軸となる。前回2019年は野党陣営が07年以来の議席を獲得しており、雪辱を期す自民県連は地域・職域支部を駆使して組織を固める。唯一の女性候補予定者の高見氏は野党支持層と女性票の掘り起こしを図り、精力的に活動を展開する。

994チバQ:2022/06/16(木) 20:06:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220614-OYT1T50156/
社民党が「政党」要件かけて正念場…結党77年、かつては政権の一翼
2022/06/16 13:00
この記事をスクラップする
 社民党が「政党」の看板をかけて正念場を迎えています。前身の社会党時代は野党第1党として存在感を発揮、自社さ政権の一翼を担った老舗政党ですが、このまま退潮傾向が続けば「政党要件」を失い、単なる政治団体に転落する可能性があります。最近の国政選挙のデータを見ると、社民党がどれほど追い込まれているか、夏の参院選で何が必要なのかが分かります。


公職選挙法が定める「政党」とは?
 何げなく使う「政党」という言葉。「〇〇党」と名乗れば「政党じゃないの」と思われるかもしれませんが、そんなに単純な話でもありません。直近の国政選挙の結果に応じて、法律で「政党要件」が定義されているのです。その要件を満たさなければ「政党」としての公的なお墨付きは得られないのです。

 政党要件を定めている法律の一つが公職選挙法です。同法では、<1>所属国会議員5人以上 または<2>直近の衆院選もしくは参院選での得票率が有効投票総数の2%以上(選挙区または比例代表)――を政党要件と定めています。要件を満たすと、衆院選で小選挙区と比例代表の重複立候補ができたり、政見放送が可能だったりと選挙での選択肢や手法の幅が広がります。

 現在の社民党所属国会議員は福島瑞穂党首と新垣邦男衆院議員(沖縄2区)の2人です。その福島氏自身が夏の参院選の比例代表から立候補し、議席維持に挑みます。しかし、比例選で改選議席を含めて4以上の議席を獲得するのは至難の業といえます。直近3回の参院選で、同党は比例代表の1議席しか獲得できていないからです。同党は選挙区選にも複数の候補者を擁立する予定ですが、<要件1>のハードルは高いと言えます。

得票率2%以上が至上命題
 そこで、カギとなるのが<要件2>です。社民党は直近の衆院選(2021年)の比例代表で得票率が1・77%にとどまりました。ただ、直近の参院選(2019年)では比例代表で2・09%を獲得し、ギリギリのところで政党要件を満たしたのです。

 次の山場となるのが夏の参院選です。比例選の得票率が2%に届かなければ、直近の衆・参院選とも2%未満ということになり、政党要件を失うことになります。同党は票の掘り起こし目的もあって、福岡選挙区に6年ぶりに候補を擁立するほか、比例代表の候補も前回選より増やします。ただ、党勢は上向いておらず、最近の国政選挙での得票率は常に2%前後にあります。2016年参院選では比例代表に立候補していた現職の吉田忠智党首(当時)が落選する事態も発生しました。

政党助成法の要件はクリア
 政党要件を定めているもう一つの法律が「政党助成法」です。これは、税金を原資とした政党への政党助成金の交付について定めた法律です。同法の政党要件は「直近の衆院選もしくは最近2回の参院選のいずれかの得票率が有効投票総数の2%以上(選挙区または比例代表)」としています。社民党は2019年参院選で2%の条件をクリアしているので、仮に夏の参院選で2%未満だったとしても、政党助成法上は次の参院選(2025年)まで要件を満たすことになります。(デジタル編集部・森山雄太)

995チバQ:2022/06/16(木) 20:07:19
https://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20220615-OYTNT50161/
参院選2022 3度目合区 臨戦態勢
2022/06/16 05:00
参院選・鳥取
この記事をスクラップする
 参院選の日程が「6月22日公示、7月10日投開票」と決まった15日、鳥取・島根選挙区(改選定数1)の立候補予定者らが、3度目となる合区の選挙戦に向けて臨戦態勢に入った。同選挙区では、自民党現職の青木一彦(61)、立憲民主党新人の村上泰二朗(33)、共産党新人の福住英行(46)、NHK党新人の黒瀬信明(37)、政治団体「参政党」新人の前田敬孝(60)の5氏が、立候補の準備を進めている。

参院選 鳥取・島根選挙区の立候補予定者[参議院選挙2022]

■ 自民党

 青木氏は参院本会議に出席し、東京都内で過ごした。16日午前に地元入りし、島根県内である国政報告会に出席する予定。当面は主に県内で活動する。14日に読売新聞の取材に応じ、「『地方創生』の機運が下火になりつつあるなか、東京一極集中にここで歯止めをかける必要があると伝えていきたい」と意気込んだ。

 党島根県連の絲原徳康幹事長は「物価上昇やコロナ対策、円安の加速などに対応できる政治の実現が争点になる。気を引き締めて準備する」と話した。

■ 立憲民主党

 村上氏は島根県江津市などで街頭演説した。若さをPRしながら、「教育の無償化を実現し、人口減少を克服する。国の施策で介護や福祉などの給料を上げ、地方に若者の仕事をつくる」などと主張。「若い力で政治を動かしていくことが大事。日本を立て直す選挙にしたい」と訴えた。

 また、党鳥取県連の興治英夫代表代行は「新鮮さや行動力をアピールし、新たな支持層を掘り起こしたい。物価高騰対策で、国民の生活を支える政治を強く訴えていく」と強調した。

■ 共産党

 福住氏は午前中から鳥取県東部を中心に精力的に回った。午後5時30分頃には支援者約10人とJR鳥取駅前(鳥取市)に立ち、「暮らしと命を守る選挙になる。平和でも暮らしでも、希望が持てるように、優しく強い経済への転換を目指す」と、駅前の大通りを走るドライバーらに訴えた。

 党鳥取県委員会の岩永尚之委員長は「平和や物価高騰から国民の暮らしを守るために、現政権を止める必要がある。(参院選を)野党共闘の足がかりにしたい」と強調した。

■ N党、参政党

 SNSや動画投稿サイトで党の政策を訴えるN党の黒瀬氏は、年金受給者を対象にしたNHK受信料の無料化などの党の公約に触れ、「山陰の方々に、NHKへの不満を解消するには我々しかいないということを訴える」と意気込んだ。

 参政党の前田氏は午前、鳥取県琴浦町で事務所開き。集まった支持者らの前で「党の知名度は低いが、信じられないスピードで党員数が伸びている。なるべく多くの地区を回り、私の気持ちを伝えていきたい」と力を込めた。

996チバQ:2022/06/16(木) 20:08:15
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20220616-OYTNT50070/
盤石の自民立民挑む
2022/06/16 05:00
参院選・富山
党県連政経文化セミナーで安倍元首相(左)と拳を突き上げる野上氏(5月29日、富山市内で)
事務所開きで支援者らと「ガンバロー」を三唱する山氏(中央)(4日、富山市内で)
 通常国会が閉会し、各党は夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)に向けて臨戦態勢に入った。富山選挙区(改選定数1)は過去最多の6人の立候補が予定され、強固な地盤を持つ自民党現職に新人5人が挑む。選挙の構図を報告する。


■自民・野上氏 「野上さんは、私の女房より一緒に過ごした時間が長かったかもしれない。誠実な人柄、能力、どれを取ってもピカイチ」

 5月29日、富山産業展示館テクノホール(富山市)で開いた自民党セミナー。党員ら約3000人を前に元首相の安倍晋三は同党現職の野上浩太郎(55)を持ち上げ、会場を沸かせた。野上も「先頭に立って富山県のため、日本のため働かせていただきたい」と訴えた。

 野上は、安倍内閣で官房副長官を約3年務めた安倍の側近。安倍派大物が次々来県し、「国政での信頼の厚さ」(県議)を示す。野上は、土日中心に県内で支持固めに走る。4月には農相経験を生かし、農林漁業者を集めた懇話会を設立し、結束を確認。5月には推薦を得た公明党の比例候補者と共に、支援を求めて集会を回った。

 2016年参院選は33万9055票(得票率69・2%)を獲得し、全国トップ得票率を記録した。支援者は今回も「圧倒的な勝利」を期待し、陣営幹部は「前回同様の票数の獲得」を目標に掲げる。実現に向け、選対会議では「投票率を上げる取り組みを」と指示が飛んでいる。

 参院幹事長代行という要職の野上は地元入りが限られる。県連幹事長の宮本光明は5月30日、地方議員約80人を前に「カバーするのは我々。今回はもう一度、丁寧に支持者や支援企業にお願いしてほしい」と強調した。自身は約150の支援企業・団体に室内ポスターを持参したと紹介した。

 宮本は5月、党幹事長の茂木敏充に「富山は僕らが応援に行く雰囲気ではない」と言われたという。富山での強固な地盤は評価されているが、野上周辺は「過去の実績にあぐらをかけば、痛い目に遭う」と、票の取りこぼしへの警戒感を強めている。

■立民・山氏

 9日朝、富山駅前に立った立憲民主党新人の山登志浩(42)は行き交う通勤・通学客らに「働く人の目線、生活者の目線をもっと大切にする政治を実現しなければならない」と訴え続けていた。

 山は愛知県江南市出身。20年に同市議(社民党)を辞め、元社民党首で富山出身の又市征治に「僕の後継者に」と誘われて移住した。国政選は初挑戦で、陣営幹部は「『落下傘』と言われることもあって厳しい」とこぼす。毎朝街頭に立ち、日中は支持者へのあいさつ回りに走る。「人にやさしい政治」を掲げ、消費税の時限的な5%への引き下げや最低賃金引き上げを訴える。

 焦点だった共産党との候補者一本化は、協議の場が一度も設けられなかった。原発ゼロを掲げる共産と、北陸電力の労働組合を抱える連合富山は原発政策で相いれないことが背景にあるが、16、19年参院選富山選挙区では全国的な共闘の流れもあり、野党統一候補を擁立していた。しかし昨年の衆院選は全国的に惨敗。連合富山内には「党本部での共産との共闘がマイナスに働いた」との見方がある。

 頼りにするのは約6万5000人の組合員を持つ連合富山の組織力だ。4月13日、立民県連は連合富山と政策協定を結び、推薦をとりつけた。山は「心強い応援団だ」と頭を下げた。8日には国民民主党県連も含む3者で選挙協力に合意。国民県連は自主投票だが、連合富山会長の浜守秀樹は「両党と連合富山が一つになって戦う意志合わせをしなければ」と語る。一方、社民県連は山と共産の候補者を支持している。

 野党共闘ができず、自民内には「反自民票が分散すれば有利」と歓迎する向きがある。立民陣営は20万票以上の得票目標を掲げる。山は「自民党の考えはおごりだ。争点をはっきりさせれば挽回できる」と息巻いている。(敬称略)

997チバQ:2022/06/16(木) 21:59:24
https://www.sankei.com/article/20220616-HURLA6GY3ZJRFJ6WYT5ZYFTJYA/
維新、固定票の獲得に苦慮 京都市政批判は通用するのか
2022/6/16 20:14


「主婦の目線で、サラリーマンの目線で、政治を変えていきたい」。4日、京都市内で演説した日本維新の会新人で大阪ガス社員の楠井祐子氏(54)は、応援にかけつけた松井一郎代表(大阪市長)と、車上から通行人に呼びかけた。

楠井氏は京都市出身で同志社大卒。ただ社会人としての活動歴は大阪で、見方によっては「落下傘候補」だ。維新は一般人からの候補者像を前面に出して浸透を図る一方、地元行政をからめて選挙戦を演出している。

戦略の一つが、京都市の財政難を、大阪市の財政難を解決した維新への期待につなげる訴え。5月14日に京都入りした大阪府知事の吉村洋文副代表は「京都市はエレベーターに500万円もする漆塗りの扉を設置した。財政難と訴える市になぜ漆が必要なのか」と財政運営を攻撃し、「京都の政治には改革勢力が必要だ。自民、共産が強すぎる」と繰り返した。

「国政選挙と地方選は違うんだが…」と顔をしかめるのは他党の関係者だ。門川大作京都市長は4月の知事選で、維新と共産を除いた国会議員や地方議員と市内の演壇に立っており、関係者は「京都市政批判が参院選と結びついてしまう」と困惑。楠井氏自身も、演説でしばしば市の財政をやり玉に挙げる。

吉村氏からは「維新は京都ではまだ小さい。立憲民主党が戦いの相手だ」と立民を標的化する発言もあった。だが、自民の西田昌司府連会長は5月21日、岸田文雄首相を招いた京都市内の会合の席上で「こちらの油断を誘う戦略だ」と述べ、維新を意識していることをうかがわせた。

府内では維新の躍進が目立つ。昨年の衆院選京都1区は、共産の穀田恵二氏と肩を並べて維新の堀場幸子氏が比例で復活当選。4月の府議補選も維新新人が自民、立民、共産を含む候補者4人の中で唯一、五桁の得票で勝利した。自民強しとみられた北区で、維新陣営にすら驚きがあった。


参院選でも各党が警戒を強める中で、維新が苦慮するのは固定票の獲得だ。維新関係者によると、京都市議会のある会派に応援を要請したが「国政選挙では協力できない」と難色を示された。「自民、共産でなければ国政選挙で勝てないといわれた時代もある土地柄だ。古くからの地盤を崩すのは容易ではない」と苦心が続く。(平岡康彦)

998チバQ:2022/06/16(木) 22:01:27
https://www.sankei.com/article/20220616-RKOWFPYNMBO3BDEUJFPW5465FE/
埼玉は12選挙区再編 「16区」を新設 区割り審勧告
2022/6/16 21:58
中村 智隆
衆院選挙区画定審議会(区割り審)が16日に岸田文雄首相に勧告した新たな区割り案で、現行では15選挙区がある埼玉県内では、1、13、14区の一部を合わせて16区(さいたま市岩槻区、春日部市、吉川市、松伏町)が新設されることになった。既存の選挙区も、4区と9区、10区を除く12選挙区で区割りが変わるという大規模な再編だ。県内の区割り変更に関する勧告は平成29年以来で、選挙区が追加されるのは13年以来となる。

県選挙管理委員会などによると、区割り審は令和2年の国勢調査に基づき、人口最少の選挙区との「一票の格差」を2倍未満に抑えるよう作業を進めた。国勢調査の結果を基に、平成28年に成立した衆院選挙制度改革関連法で導入した議席配分方法「アダムズ方式」で算出した。

新たな区割り案通りに再編された場合、さいたま市見沼区と熊谷市、春日部市、鴻巣市、越谷市、久喜市、ふじみ野市で、一つの市区の中に選挙区の境界があった状態が解消されることになる。

大野元裕知事は「公職選挙法改正の動向を注視し、法改正がなされた際には混乱が生じないよう有権者への周知に努めたい」との談話を発表した。

区割り案に従った場合に再編される選挙区と新たなエリアは次の通り。

1区=さいたま市浦和区、緑区、見沼区▽2区=川口市の一部▽3区=越谷市全域と川口市の一部▽5区=さいたま市大宮区、中央区、西区、北区▽6区=上尾市、桶川市など4市▽7区=川越市、富士見市▽8区=所沢市、ふじみ野市、三芳町▽11区=秩父市、本庄市、深谷市など12市町村▽12区=熊谷市、行田市など4市▽13区=久喜市、幸手市など7市町▽14区=草加市、八潮市、三郷市▽15区=さいたま市桜区、南区、戸田市、蕨市

999チバQ:2022/06/17(金) 07:54:53
炎上商法だなあ
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc3082f9d3f30d069cdcec44f7a405ca0b6d617f
「報ステ」大越健介キャスター、NHK党の立花党首に「発言は認められませんのでここで打ち切らせていただきます」
6/17(金) 6:44配信

スポーツ報知
テレビ朝日

 NHK党の立花孝志党首が16日夜、生放送で出演していたテレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜・午後9時54分)(テレビ朝日系)を途中で退席する一幕があった。各党党首が出演して安全保障問題を巡って討論中だったが、立花氏が議題から外れた持論を展開したために司会の大越健介キャスターが発言を遮る形で打ち切り、その後の出演場面はなかった。

 テレビ朝日内の別スタジオからリモート出演した立花氏は、ロシアのウクライナ侵攻を受けて「国民の安全をどう守る?」というテーマで発言を求められると「テレビをご覧のみなさん。テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは国民が知るべき真実を隠しています」と切り出した。

 画面にはフリップでNHK党が「国民の安全をどう守る?」との問いに「NHKをぶっ壊す」の文字が映った。続けて立花氏は「本日、お昼過ぎ、テレビ朝日のプロデューサーの方からこのお手紙をちょうだいいたしました。このお手紙には『テーマから逸脱する発言は控えていただくようお願いいたします。万が一、そのような発言があった場合はしかるべく対応させていただく場合もあると、ご承知おきください』と」明かした。

 この発言の途中で「その通りですね」と大越キャスターがはさみ、発言後に「立花さん、今の発言は討論のテーマに沿ったものとはおっしゃる通り認められません。発言を止めてください」と呼びかけた。これに立花氏は「スタジオから追い出されますと言われましたので、追い出される前に自らここを出ますのでYou Tubeで私の発言をさせていただきます」と述べた。途中で大越キャスターが「発言を止めていただきましょう。趣旨にのっとった発言をしてください」と呼びかけ、2人の声が重なるシーンとなった。

 さらに立花氏は「政治家の発言をテレビ局の方が事前にあれをするな、これをするなというような介入は恐怖を感じます」と述べると、大越キャスターは「今は日本の安全保障の話をしています」とし「申し訳ありません。その発言は認められませんのでここで打ち切らせていただきます」と映像をスタジオに戻すと立花氏の「はい。ありがとうございます」の声が流れた。

 立花氏が退席した後にスタジオで同局の小木逸平アナウンサーが「先ほど、NHK党の立花党首が発言中でしたけれども、今回の党首討論のテーマから逸脱していると判断しました。立花党首は自ら退席されましたが、このまま8党の党首のみなさんと議論を続けてまいります」と説明していた。

1000チバQ:2022/06/17(金) 08:35:48
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20220615-OYTNT50126/
<参院選>攻防・上 4党候補 決戦前夜の動き
2022/06/16 05:00
参院選・京都
この記事をスクラップする
 22日公示、7月10日投開票の日程が決まった参院選。2議席を巡って9人による激戦が予想される京都選挙区は自民、立憲民主、日本維新の会、共産4党の公認候補が軸となりそうだ。本格化する決戦前夜の攻防を追った。

参院選 京都選挙区の立候補予定者[参議院選挙2022]

■自民

 国立京都国際会館(左京区)で11日に開かれた党の決起大会。約1000人を前に吉井氏は切々と訴えた。「地方議員の強みを生かしたいと立候補を決意した。厳しい情勢を乗り越えたい」

 3期目の二之湯智・国家公安委員長が引退を表明。昨秋、議員投票で後継となった。15日、4期目途中で京都市議を辞し、退路を断った。

 「最も大切にしてきたのは人間関係」の言葉通り、市内では政財界に顔が広い。府連幹事長として市長選の応援を取り仕切り、門川大作市長も「情熱があり、政策に強く、よく働く」と支援を呼びかける。5月以降、岸田首相、安倍晋三元首相が応援に駆けつけ、公明党から推薦を得た。

 選挙区の1枠は長年、自民の指定席だが、関係者がこぞって口にするのが、今回争う福山氏が初当選し、自民新人候補が3番手に沈んだ1998年の参院選だ。後援会のメンバーだった吉井氏も名前を浸透させる難しさを目の当たりにした。

 新人候補は、府連会長の西田昌司参院議員以来15年ぶり。組織引き締めのため、西田氏は 檄げき を飛ばす。「二之湯先生が18年間守った議席を何としても守り切ってもらわないといけない」

■立民

 「自分の無力さも感じる。選挙に出るのは自分でいいのか。何度も自問した」。4日、下京区のホテルで開かれた集会で、福山氏は民主党政権当時を振り返り、今に続く心情を吐露した。

 政権で内閣官房副長官を務め、立民でも幹事長を務めた「党の顔」。非自民・非共産を掲げ、府内外で存在感を示してきたが、還暦を迎え、5期目を目指す今回の選挙は逆風下にある。昨秋の衆院選で惨敗し、責任を取る形で幹事長を辞任。与党を追及する姿は意に反し、支援者から「いつも怖い顔をしている」と言われ、歯がゆさを感じることもあった。

 4党が争う構図となった4月の府議補選(北区)では、立民候補が最下位に。盟友だった国民民主党の前原誠司代表代行は維新の支援に回った。従来の支持基盤が揺らぐ中、「本当にゼロになった気持ち」で、幹事長在任時には十分できなかったという地元活動に注力する。

 鋭い弁舌は健在だ。11日の事務所開きで、訴えの矛先は与党にとどまらず、維新にも向いた。「大阪の知事、市長が京都に来ている暇があったら、コロナ対策をしていただきたい。京都のことは京都で決める」

■維新

 11日、下京区で開いた事務所開きには、維新の藤田文武幹事長、国民民主の前原代表代行が顔をそろえた。いずれも全国で唯一となる両党総合選対の顧問だ。マイクを握った楠井氏は「まだまだ知名度が低いことを認識している。ご指導、ご 鞭撻べんたつ のほどを」と何度も頭を下げた。

 京都市で生まれ育ち、30年余り大阪ガスで勤務。コロナ禍での政府の対応に疑問を抱き、維新の面接を受けた。出馬表明は4月。ようやく府内を一巡した。街頭演説では、コロナ対策や経済格差、教育など政策課題への言及が多い。他党批判や自己アピールは控えめだ。「とがっておらず、いい意味で維新らしくない」という周囲の評価もある。

 昨秋の衆院選で自民に次ぐ比例票を集め、4月の府議補選(北区)にも勝利したことで、党勢は上向きだ。ただ、楠井氏は「反応がいいのか、まだ明確には分からない」と打ち明ける。

 自民、共産、旧民主党系が支持基盤を持つ京都で勝ち切れるのか――。疑問の裏返しのように、党幹部が次々に駆けつける。「京都の壁を打ち破る、もう一工夫」。その策が府内の選挙区選初勝利の成否を分ける。

1001チバQ:2022/06/17(金) 08:35:59
■共産

 「住民の声で政治を進めてきた私を、国会で働かせてください」。30歳で長岡京市議に初当選し、5期17年務めた武山氏は、自身を「即戦力」として売り込む。

 市議在職中、2人の子どもを育てながら地域課題に向き合った。象徴的なのは、ある母親から「中学校にも給食があったらいいのに」という声を聞き、約1万筆の署名を集めて実現にこぎ着けたというエピソードだ。11日に同市で開いた集会では、「ママ友」や知り合った障害児の母親が壇上に立ち、「 真摯しんし に話を聞いてくれる。信頼できる政治家」と後押しした。

 介護や子育ての「真ん中世代」として党の期待は高い。昨秋の衆院選(比例近畿)で落選したが、すぐに参院選の候補に収まった。

 知名度を高めるため、4月の知事選では党推薦の新人候補とセットで府内全域を回った。今回の戦いでは、京都市議5期などを経て3年前に再選した倉林明子参院議員が「国会で実行力、論戦力をいかしてほしい」と援護する。

 「今度は私も女性の声や平和の声を届けたい」と力を込める武山氏。府内に根付く党支持層からの広がりに望みをかける。

<参院選立候補予定者>(敬称略)

 吉井 章55 自民新

 福山哲郎60 立民現

 楠井祐子54 維新新

 武山彩子51 共産新

 近江政彦52 N党新

 星野達也33 N党新

 平井基之43 くにもり新

 安達悠司39 参政新

 橋本久美52 新風新

1002チバQ:2022/06/17(金) 08:36:38
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20220616-OYTNT50148/
<参院選>攻防・下 戦いへ 各党慌ただしく
2022/06/17 05:00
参院選・京都
この記事をスクラップする

 決戦が迫る参院選(22日公示、7月10日投開票)の京都選挙区(改選定数2)。各党の動きは慌ただしさを増している。

<参院選>攻防・上 4党候補 決戦前夜の動き
■自民

 とりわけ注視しているのが、日本維新の会の動向だ。15年ぶりに新人候補を立てる自民党の府連幹部は「ここでたたいておかないと、先々、大変なことになる」と警戒感を隠さない。維新の躍進は中長期的に自民の弱体化につながりかねないとの懸念が、陣営を覆う。

 維新が一大勢力を持つ大阪では、自民の地元組織は細り、昨秋の衆院選でも小選挙区で全敗した。その惨状を横目に、府内では「維新より立憲民主党に頑張ってほしいというのが本音」と漏らす議員もいる。

 府連会長の西田昌司参院議員は「維新は緊縮財政。しっかり改革できるのは自民しかない」と、経済政策の違いを強調する。陣営は、岸田内閣の安定した支持率を背景に、維新との立ち位置の違いを明確にしていく構えだ。

 気がかりは、昨年から続く不祥事。府議が公職選挙法違反で略式命令を受けて辞職した。国政選の候補者が府連を通じて府議・京都市議に活動費を配っていたとして、弁護士や市民らから告発された。府連は活動費については「問題ない」と火消しに走るが、長年 対峙たいじ する共産党などは批判を強めている。

 府連幹部は「票が伸びる要素はあまりない。しっかりと組織票を固め、無風の選挙を目指す」と話し、期日前投票の徹底を呼びかける方針だ。

■立民

 「他党のことは言いたくないが、維新に批判されるので支持者に説明しないといけない。いわば正当防衛だ」。11日の立民現職の事務所開きで、選対責任者の山井和則衆院議員は、資料を手に大阪でのコロナ死者数の多さを指摘し、維新批判を展開した理由を打ち明けた。

 泉健太代表のお膝元で、前幹事長が出馬する全国的な注目選挙区。野党第1党を狙う維新は「ここを追い落とせばインパクトがある」(幹部)と激しい立民批判を繰り返す。立民の支持率が低迷し、政権批判票を共産とも奪い合う構図を考えれば、「守りの選挙」を強いられるのは間違いない。

 勝利の前提になるのは、推薦を得ている連合の票を積み上げることだ。国民民主党が維新新人を推薦し、労働組合の動きに影響を与えるとみられるが、府連幹部は「労働政策の観点から、連合は維新とは合わない。票の多くは流れないのでは」と分析する。

 その上で勝敗を分けそうなのは、無党派層への広がりだ。「旧民主党は政権を取ったのに、少子高齢化も改善していないし、実質賃金も上がっていない」。5選を目指す現職は、演説で実現できなかった政策への言及を増やしている。陣営幹部はその意図をこう読み解く。「それほど国政は難しく、新人には厳しい。そう伝えれば、現職の優位性が際立つはずだ」

1003チバQ:2022/06/17(金) 08:36:56
■維新

 大阪における維新の強さは、普段から地元を回る多くの地方議員によるところが大きい。その点、京都維新の地方議員は20人に満たない小所帯。選挙が近づいても、維新のポスターはそれほど目立たない。

 「脱・大阪ローカル政党」のハードルは高い。3月の兵庫県西宮市長選では新人を立てたが現職に大敗。国政選の選挙区で未勝利の京都での浸透は、なおのこと容易ではない。4日に応援演説で訪れた松井一郎代表(大阪市長)は「組織はなく、いかに大勢の人と会えるかにかかっている。魔法の 杖つえ はない」と気を引き締めた。

 とはいえ、「風」に乗って予想外の票を集めることがあるのが維新だ。昨秋の衆院選で獲得した26万超の比例票は、参院選では当選圏が視野に入る数字。自民関係者も「このくらいの数字をポンと出してくる潜在能力がある」と警戒する。

 維新が照準に定めるのは、立民だ。国民民主の前原誠司代表代行を味方につけたことで、維新関係者は「本来、立民に行くはずだった『前原票』には、2倍の価値がある」と期待する。ただ、吉村洋文副代表(大阪府知事)はそんな皮算用を戒めるように、こう強調した。「前原さんの力を借りないくらいの思いでやらないと、強い立民の牙城は崩せない」

■共産

 「憲法9条を壊す自民、公明、維新か。それとも9条を生かした平和外交の共産か」。新人の応援のため、5日に綾部市に入った小池晃書記局長は声を張り上げた。ロシアのウクライナ侵攻や物価高騰で、訴える内容は「護憲」と「経済対策」で定まっている。全国有数の組織力を誇り、3年前の改選でも議席を確保した京都は「現職のいる東京と並ぶ重点選挙区」と位置づける。

 ただ、最近の党勢は上昇気流にない。自民のベテランの引退で悲願の初勝利を狙った昨秋の衆院選京都1区は、比例復活に甘んじた。新人を推薦した知事選は現職にダブルスコアで敗れた。4党が新人を立てた同日投開票の府議補選(北区)も3番手に終わった。

 てこ入れのため、5月中旬には京都を拠点に活動する30歳代女性を比例で擁立することを決定。大学生ら若年層の票の掘り起こしを目指す狙いがある。

 15日に記者会見した渡辺和俊・府委員長は、選挙の構図を「自公維と共産による2極対決」と説明。昨秋の衆院選で全国的な「共闘」が広がった立民へのスタンスを問われると、「自民や維新とは、物の言い方は違ってくるが、軍事費増額反対は共産しかないと訴える」と表現した。

 共産にとって最悪のシナリオは、自民と維新で2議席を取られることだ。ただ、立民への支援の可能性を問われると、渡辺委員長は「それでは選択肢を奪うことになる。堂々と戦う」と言い切った。党創立100年を迎える夏、改めて存在感を示せるかの戦いになる。

(上村真也、梨木美花、松崎遥が担当しました)

1004チバQ:2022/06/17(金) 09:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/647d03e708106f3958519ee4781def8d38bb9e90
参院選、渡辺喜美の出馬は絶望的? 本人は「現在進行中なので」
6/17(金) 5:57配信
デイリー新潮


「諦めるのはまだ早い! ということですよ」


 参院議員の渡辺喜美氏(70)は目力を込める。かつて自民党時代、規制改革担当相や金融担当相を歴任。離党後はみんなの党を結成し、代表として一世を風靡したが、いまやNHK党議員との2人会派で活動する一介の無所属議員に過ぎない。

 自身が改選を迎える7月の参院選では比例代表からの立候補を模索するものの、“政界はぐれ鳥”と揶揄されているのも事実。その渡辺氏に今後の見通しや心境を聞こうと事務所を訪ねると、とうとうと語り出した。

「日本はこの30年でとてつもなく貧しい国になっちゃった。岸田総理には、日本にデフレギャップが17兆円あって、どんどん拡大しているのが問題だという認識がほとんどない。また、リアリズム外交というけど、あれは“背骨”に欠けるオポチュニズム(ご都合主義)だ」

復帰は絶望的
 岸田政権には物足りなさを感じている様子だが、参院選について「どこから出馬するんですか」と質すと、途端に喜美節は影を潜めた。

「現在進行中なので答えられないな……」

 参院選の公示は今月22日。いまも、渡辺氏の出馬政党は決まらぬままだ。昨年11月には立花孝志氏(54)が率いるNHK党からの“党名を「みんなの党」に変更するから出馬してくれ”との打診も早々に断ったという。といって、前回選挙で所属していたおおさか維新の会(現・日本維新の会)からは、2017年の東京都議選の際、都民ファーストの会の候補者支援を表明したことで除名処分を下されている。復帰は絶望的だ。

 かつては“政策新人類”と呼ばれた政策通。金融政策のブレーンとして安倍政権を支えた時期もあったことから自民党への復党も取り沙汰される。その点を自民党幹部に尋ねると、

「もう比例は打ち止めだね。ないでしょ」

茂木幹事長とのあつれき
 つれない反応にはワケがある。党を預かる茂木敏充幹事長(66)は渡辺氏と同じ栃木県の選出だが、みんなの党が県議選などに多数の候補を擁立して当選させたことから関係が悪化。いまもそのしこりが残る。

 他方、6年前に渡辺氏とおおさか維新の会との間を取り持った安倍晋三元総理(67)にしても、「もったいないけど、彼は維新で我慢するべきだった」と周囲に語り、もはや手を差し伸べる気配はない。

 残るは立民や国民、あるいは積極財政派という共通点があるれいわ新選組か。

「何度聞かれても言えないよ。まあ、なるようになる。“レット・イット・ビー”だね。考えを変えるくらいなら、政治家を辞めた方がいいと思ってるから」

 古稀を迎えて決断の時が迫る。

政治ジャーナリスト・青山和弘

「週刊新潮」2022年6月16日号 掲載

1005チバQ:2022/06/17(金) 17:12:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c04389db8da8a44b76d98b089ff4985380ffd82f
猪瀬直樹、『維新の会』街頭演説で女性候補者の胸を触る“セクハラ”行為に「気持ち悪い」
6/17(金) 13:16配信

この記事についてツイート
この記事についてシェア
週刊女性PRIME
猪瀬直樹氏の手が海老沢由紀候補に(『大阪維新の会』公式YouTubeより)

 6月12日、東京都の吉祥寺駅北口にて『日本維新の会』による参議院議員選挙に向けた街頭演説が行われた。この時の様子を『大阪維新の会』公式YouTubeチャンネルで、【吉村洋文副代表 街頭演説会】とのタイトルで動画配信されているのだが、これが思わぬ事態を招いている。

【写真】美魔女候補の肩や髪、胸元を手で触れる猪瀬直樹氏

 同演説会には、副代表で大阪府知事の吉村洋文、音喜多駿や石井苗子ら現職議員の面々、また維新の会から比例区で立候補する元東京都知事・猪瀬直樹氏の姿も。そして、この日の主役として街頭に立ったのが、東京選挙区で立候補予定の海老沢由紀氏だった。

 元プロスノーボーダーという異色の経歴を持つ海老沢候補は、かつて「美魔女コンテスト」にも出場したことがある美貌の持ち主。先日には『フライデー』が、彼女が大阪市議になる前に“大阪市での居住実態がないのではないか”との疑惑を報じたことでも注目を集めた。

女性候補の名前を言い間違えて
 そんな彼女を応援すべく、音喜多議員から「私たちの改革の大先輩」として紹介された猪瀬氏が満を持してマイクを手にしたのだが……。

「平野歩夢君って知ってますよね!金メダル取って、スノボーで。20年前、スノボーやる人は少なかった。オリンピック(の競技)になかった。

 その時に、この平野あゆみは…、平野あゆみじゃねぇな。(隣の海老沢候補が“私、海老沢です”と苦笑い)あゆみじゃなくて…、海老沢由紀さんは全日本のチャンピオンだった!パイオニア、ベンチャー企業、そういう精神が大事なんだと」

 冒頭の平野歩夢選手の名前が頭に残っていたのか、あろうことか海老沢候補を「平野あゆみ」と言い間違えて、慌てて訂正した猪瀬氏。しかし、一連の言動において問題視されたのはそこではなかった。

 名前を正す際に、同候補の肩や髪の毛、そしてあろうことか胸元をぽんぽんと触るような仕草を見せたのだった。そんな猪瀬氏に、海老沢候補もただ苦笑いするしかなかったがーー。

「何が悪いのか」わかっていない
 すると、この部分が切り取られて拡散されるとネット上では、

《猪瀬直樹気持ち悪い めっちゃ胸触ろうとしてない?》
《最初に髪の毛や肩を触ってるのも、触る必要がないうえにしつこいし、その後さらに胸にまで触ってるのが完全にアウト》
《維新のタスキを下げて公然とセクハラ。激烈に気持ち悪い》

 と、これが“セクハラ”行為を見られてしまったのだ。全国紙社会部記者は「悪気はないのでしょうが」としながらも、

「おそらくは肝心の候補者名を間違えてしまったことで慌てて、彼女のたすきを聴衆の目に向けるように手を持っていったのでしょうが、現代社会ではセクハラと見られても仕方がない。ただ、猪瀬さんは“何が悪いか”もわかってはいないでしょうね。

 吉村副代表をはじめ、日本維新の会には生きのいい若い世代が揃っていることをアピールしたかったのでしょうが、“時代錯誤”に思える行為を働いた75歳の猪瀬さんが足を引っ張らなければいいのですが(苦笑)」

 時代から取り残されてしまったのだろうか。

1006チバQ:2022/06/17(金) 17:45:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd3dd259ec23be6196b922eb4ac8a2d795d9157
全国の縮図のよう…参院選千葉選挙区の激しい前哨戦を追ってみた
6/17(金) 17:30配信


0
コメント0件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
国会議事堂=東京都千代田区で2019年5月1日、川田雅浩撮影

 7月10日の参院選投開票まで1カ月を切った。改選数3の千葉選挙区は過去最多に並ぶ14人が立候補の意向を示し、早くも乱戦の様相を見せている。与党内の主導権争い、さまよう連合票、全国区への飛躍を狙う維新、正念場の「野党共闘」――。決戦前夜の各陣営の動きを追うと、全国の縮図のような構図が見えてきた。【石川勝義、山本佳孝、柴田智弘、真田祐里/千葉支局】

【政治家の失言・問題発言を振り返る】

 ◇熊谷知事に接近する自民新人

 「できる限りのことを一生懸命やる姿勢が伝わってきた」

 6月4日に千葉県東金市で開かれた決起集会で、自民党新人の臼井正一氏(47)は同じ壇上に座る熊谷俊人知事の県政運営をこう評価し、「親密さ」をアピールした。会場には2人がグータッチする等身大パネルを置き、対談を載せたチラシも配った。マイクを握った熊谷氏も「市町と県政、国政が一体となり県発展のために取り組みたい。そのために臼井さんの活躍が不可欠だ」と臼井氏を持ち上げた。

 自民は千葉選挙区で、臼井氏と、元少子化担当相で現職の猪口邦子氏(70)を公認。両陣営は公示前から激しいつばぜり合いを繰り広げている。知名度で勝る猪口氏に対し、臼井氏の陣営が選んだ手段の一つが、高い人気を誇る熊谷氏との連携だった。

 臼井氏は元々、熊谷氏と近い立場にいたわけではない。2021年の知事選では、県連執行部が推す対立候補の応援に奔走。結果は約100万票の差をつけられる完敗だった。

 2人の間を取り持ったのは、知事選の際、県連の意向に反して熊谷氏を支援した石井準一参院議員。「ハマコー」の愛称で知られた故・浜田幸一元衆院議員の秘書を11年間務めた「たたき上げ」だ。

 今回の参院選は当初、石井氏に近い現職の元栄太一郎氏が再選を目指すものとみられていた。ところが、改選を1年後に控えた21年6月、突如として不出馬を表明し、臼井氏を後継に指名する。この「禅譲劇」の背後には石井氏がいた。

 「自分に近い元栄氏では、知事選のしこりから県連主流派の支援が得られない可能性があった」と石井氏。代わりに立てた臼井氏を全面的にサポートし、熊谷氏とのパイプをテコに勢力拡大を狙う。

 ◇「1位」にこだわる元少子化担当相

 一方、6年前の選挙で76万票を得てトップ当選を果たした猪口氏は、今回も「1位」での当選にこだわる。主要政党が次々と候補者の擁立を発表し、混戦が予想される中、「2位、3位では、いつ4位と入れ替わっても不思議ではない」と気を引き締める。

 知名度の高さを生かし、朝夕は人口が多い県北西部を中心に街頭で活動。国際政治学者としての経歴を生かし、ウクライナ問題の訴えには特に時間を割く。日中は企業や団体回りを精力的にこなす。

 県議の間にはピリピリした雰囲気が漂う。今春、県議団50人のうち約40人が所属する派閥「自民党ちば」の会合では、臼井氏を支援する議員は手を挙げるよう求められたという。猪口氏を支援する県連幹事長の河上茂県議は挙手の意図について、「同じ会派で誰が誰を応援しているのかはっきりしないのは良くない。しこりを残さない方がいい」と語る。

 しのぎを削る両陣営が秋波を送るのが、連立与党の公明党だ。選挙区では公明が2人を支援し、比例代表では自民が公明に票を回すことで合意している。

 公明党県本部の幹部は「(県内の)衆院選の13選挙区で1万票ずつ、計13万票を比例代表で協力してくれれば、選挙区ではその倍の26万票をお返しするということ」と協力の中身を明かし、こう付け加えた。「より協力してくれた候補に、よりお返ししたい気持ちはある」

 自民の国会議員の一人は今回の参院選について、「来春の県議選までにらんだ県連内の主導権争い」と解説する。10カ月先を見据えた神経戦が水面下で続く。

1007チバQ:2022/06/17(金) 17:45:26
 ◇元同志の出馬に立憲の小西氏は危機感

 「直感で言うと、自民の女性現職が一つ抜けている。2番手以降は大混戦だ」

 千葉市内で5月21日にあった立憲民主党現職の小西洋之氏(50)の決起集会。あいさつに立った立憲の重鎮、野田佳彦元首相は約500人の聴衆の前で危機感をあらわにした。

 千葉選挙区は13年以降、自民の候補2人と野党第1党の候補が議席を分け合う構図が続いてきた。3選を目指す小西氏は、与党に対する国会での厳しい追及などで高い知名度を誇る。だが、今回は与党だけではなく、野党側のライバルたちも意識せざるを得ない。

 背景の一つは日本維新の会の存在感の高まりだ。21年10月の衆院選では県内で約31万票の比例票を獲得し、前回の17年10月(約10万票)から3倍に躍進。参院千葉選挙区で初の議席獲得を狙う。

 5月に毎日新聞が実施した全国世論調査では、立憲は政党支持率で維新の後塵(こうじん)を拝している。6月5日に千葉県柏市のJR柏駅前などで泉健太代表と街頭演説をこなした小西氏は、記者団の前で「過去2回の選挙より党への期待が弱い」と険しい表情を見せた。

 国民民主党が元県議の礒部裕和氏(40)の擁立を決めたことも、争いに拍車をかける。礒部氏は立憲と国民民主に分かれる前の旧民進党出身。小西氏にとってはかつての同志だ。

 ◇割れる労組票、鍵は「大海原を取れるか」

 旧民進党の支持母体だった連合千葉は小西氏と礒部氏の2人を推薦した。一度の国政選挙で同時に異なる政党の候補を推すのは初めてとなる。「一本化が好ましかったが、仕方ない。2人当選のためにしっかりやる」と永富博之会長。どちらかだけに肩入れはしないということだ。

 国民民主の玉木雄一郎代表は4月の県連大会で「野党が切磋琢磨(せっさたくま)して全体として票が増えるような形でやるのが重要だ。必ずしも競合したり、票が割れたりすることではないと思っている」と強調した。

 ただ、事はそう単純ではない。約15万人の組合員を抱える連合千葉は35の産別労組で組織されている。参院選では立憲、国民民主のそれぞれから組織内の候補者を全国比例に擁立する産別もあり、「選挙区と比例代表で応援する党を分けるのは難しい」(連合関係者)。労組票が割れるのは避けられないとみられる。

 従来ほどの固定票が期待できない中、立憲、国民民主ともに浮動票の取り込みに躍起だ。無党派層が多い大票田の東葛地域や京葉地域に照準を合わせ、駅前などで通勤客などに支持を呼びかけている。国民民主の礒部氏は「老舗政党のように組織票だけに頼るのは難しい。街頭で目立つ活動をして差別化を図りたい」とする。

 衆院千葉1区選出で立憲の田嶋要衆院議員は勝敗の鍵についてこう語る。「コップの中の争いではなく、大海原の票を取りにいかないといけない」

1008チバQ:2022/06/17(金) 17:45:41
 ◇関東に手を伸ばす維新、「空中戦」頼み

 「前を行く3人目の背中が見えてきた」

 5月29日、柏市であった維新新人、佐野正人氏(54)の事務所開き。選対幹部の藤巻健太衆院議員は、議席奪取に向けて気勢を上げた。先行する3人とは自民の2人と立憲現職のことだ。

 大阪を拠点に結成された維新は、県内では浮き沈みを繰り返してきた。国政選挙の初陣となった12年衆院選では、自民に次ぐ約55万票の比例票を獲得。ところがその後は期待がしぼみ、17年の衆院選では約10万票まで落ち込んだ。

 復調が始まったのは19年の参院選から。約14万4000票まで得票を戻すと、21年10月の衆院選では約31万票まで伸ばし、共産党をかわして県内第4党に躍り出た。当時の立憲現職が失言問題で無所属に転じた千葉6区では、藤巻氏が自民候補に続く次点に食い込み、比例復活を果たした。

 再躍進の背景について、藤巻氏は「政権与党でも古い体質の野党でもない選択肢を求める有権者が増えているのでは」と分析する。余勢を駆って議席をうかがう今回の参院選でも戦略は同じだ。「維新はガチガチの保守ではなく、リベラルな部分もあることを訴えたい」と国政初挑戦の佐野氏。街頭では、習志野市議として社会の多様性の尊重や動物保護などに取り組んできた実績を強調し、他の野党支持層の切り崩しを狙う。

 ただ「都市型政党」ならではの弱点も抱える。21年の衆院選で獲得した比例票の7〜8割は船橋や柏、市川、松戸といった県北西部と千葉市周辺に集中している。いずれも「千葉都民」と呼ばれる東京への通勤者が多いエリアで、農村部には浸透できていない。

 組織力も心もとない。県議会に議席はなく、市議は佐野氏を除いて八千代、我孫子、柏、浦安、習志野に計6人いるだけだ。藤巻氏は「地方議員の後援会を動員した戦い方はできない」と認めた上で、「駅頭演説など『空中戦』を中心に、投票率を上げていく」と戦略を語る。

 ◇崩れつつある「野党共闘」、共産は正念場

 政権与党への批判を強める共産。1人区では立憲との候補者調整を進めたが、3人区の千葉選挙区では斉藤和子氏(47)を擁立し、競合する。

 ただ、陣営は立憲との共闘の重要性を強調している。

 「改憲に前向きな自民党の一角を崩したい。憲法を守り、生かす議席を勝ち取らせてください」。6月4日にJR柏駅前で党政策委員長の田村智子参院議員と一緒にマイクを握った斉藤氏は、聴衆にこう呼びかけた。目標は自民からの議席奪取だというわけだ。

 共産は14年衆院選と16年参院選で30万票近くまで県内の比例票を伸ばしたが、21年衆院選では20万票弱へと退潮した。連合千葉など立憲の支持団体の間では、旧民進党の時代から続く共産との共闘への疑問がくすぶる。「共産の躍進が、(共闘を)ためらっている人への説得力になる」と共産県委員会の小倉忠平委員長。党が目指す「野党共闘」にとっても、今回の選挙は正念場となる。

1009チバQ:2022/06/17(金) 17:48:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7e79d10ed235f5d08eed8dfe2ec203bc715b13
現職25人が参院選不出馬 小川副議長や金子農水相ら【22参院選】
6/17(金) 7:05配信


8
コメント8件
この記事についてツイート
この記事についてシェア
時事通信
参院本会議場

 22日公示の参院選では改選を迎える現職25人が出馬せず、引退する見通しだ。

 立憲民主党の小川敏夫副議長(74、会派離脱中)や自民党の金子原二郎農林水産相(78)、二之湯智国家公安委員長(77)らが高齢などを理由に後進に道を譲る。

 政党別では自民10人、立民8人、公明党と無所属が2人、日本維新の会、共産党、国民民主党が各1人。

 自民党では他に中川雅治元環境相(75)や藤井基之党参院政審会長(75)が引退。立民は郡司彰前参院副議長(72)や鉢呂吉雄元経済産業相(74)が不出馬を表明済みだ。民主党政権時代に法相を務めた無所属の柳田稔氏(67)、共産党で書記局長などを歴任した市田忠義氏(79)も政界を去る。

 衆参を通じて現職最高齢となる維新の片山虎之助氏(86)は自民党時代に総務相や参院幹事長を歴任。その後、維新に加わり共同代表を務めたが、体調不良により昨秋辞任した。

1010チバQ:2022/06/17(金) 22:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d1b4c6a0a7829d90f2671181a98cf4fdf1dc52
れいわ新選組、天畠大輔氏が参院選に比例特定枠で出馬表明 14歳の時に医療ミスで重度障害者に
6/17(金) 19:11配信

日刊スポーツ
れいわ新選組の山本太郎代表(左)と参院選比例代表(特定枠)で出馬を表明した天畠大輔氏(撮影・大上悟)

 れいわ新選組は17日、参院選(22日公示、7月10日投開票)比例代表に天畠(てんばた)大輔氏(40)が特定枠で出馬することを表明した。天畠氏は14歳の時に医療ミスによって四肢まひなどの重度障害者となった。立命館大学大学院を経て、2019年に博士号取得し、現在は立命館大衣笠総合研究機構専門研究員などを務めている。「実現したいのは誰にでも居場所がある社会。経済的に苦しくないだけではなく、自分が必要とされている、居場所があると感じられる人間らしい生活ができる社会」などと出馬理由を説明した。

 天畠氏は政党が優先的に当選人となるべき候補者とする特定枠での出馬を予定し、れいわ新選組は対象者は天畠氏1人としている。れいわ新選組は19年の前回参院選で重度の身体障がいのある舩後靖彦氏、木村英子氏の2人が特定枠で当選した。

 これで選挙区5人、比例代表9人の計14人の立候補予定者が出そろった。山本太郎代表は「これで参院選を戦っていく。最大で8議席、最少でも3議席を目指していく。3は切れない」などと目標を示した。

1011チバQ:2022/06/18(土) 08:20:11
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20220615-OYTNT50126/
<参院選>攻防・上 4党候補 決戦前夜の動き
2022/06/16 05:00
参院選・京都
この記事をスクラップする
 22日公示、7月10日投開票の日程が決まった参院選。2議席を巡って9人による激戦が予想される京都選挙区は自民、立憲民主、日本維新の会、共産4党の公認候補が軸となりそうだ。本格化する決戦前夜の攻防を追った。

■自民

 国立京都国際会館(左京区)で11日に開かれた党の決起大会。約1000人を前に吉井氏は切々と訴えた。「地方議員の強みを生かしたいと立候補を決意した。厳しい情勢を乗り越えたい」

 3期目の二之湯智・国家公安委員長が引退を表明。昨秋、議員投票で後継となった。15日、4期目途中で京都市議を辞し、退路を断った。

 「最も大切にしてきたのは人間関係」の言葉通り、市内では政財界に顔が広い。府連幹事長として市長選の応援を取り仕切り、門川大作市長も「情熱があり、政策に強く、よく働く」と支援を呼びかける。5月以降、岸田首相、安倍晋三元首相が応援に駆けつけ、公明党から推薦を得た。

 選挙区の1枠は長年、自民の指定席だが、関係者がこぞって口にするのが、今回争う福山氏が初当選し、自民新人候補が3番手に沈んだ1998年の参院選だ。後援会のメンバーだった吉井氏も名前を浸透させる難しさを目の当たりにした。

 新人候補は、府連会長の西田昌司参院議員以来15年ぶり。組織引き締めのため、西田氏は 檄げき を飛ばす。「二之湯先生が18年間守った議席を何としても守り切ってもらわないといけない」

■立民

 「自分の無力さも感じる。選挙に出るのは自分でいいのか。何度も自問した」。4日、下京区のホテルで開かれた集会で、福山氏は民主党政権当時を振り返り、今に続く心情を吐露した。

 政権で内閣官房副長官を務め、立民でも幹事長を務めた「党の顔」。非自民・非共産を掲げ、府内外で存在感を示してきたが、還暦を迎え、5期目を目指す今回の選挙は逆風下にある。昨秋の衆院選で惨敗し、責任を取る形で幹事長を辞任。与党を追及する姿は意に反し、支援者から「いつも怖い顔をしている」と言われ、歯がゆさを感じることもあった。

 4党が争う構図となった4月の府議補選(北区)では、立民候補が最下位に。盟友だった国民民主党の前原誠司代表代行は維新の支援に回った。従来の支持基盤が揺らぐ中、「本当にゼロになった気持ち」で、幹事長在任時には十分できなかったという地元活動に注力する。

 鋭い弁舌は健在だ。11日の事務所開きで、訴えの矛先は与党にとどまらず、維新にも向いた。「大阪の知事、市長が京都に来ている暇があったら、コロナ対策をしていただきたい。京都のことは京都で決める」

■維新

 11日、下京区で開いた事務所開きには、維新の藤田文武幹事長、国民民主の前原代表代行が顔をそろえた。いずれも全国で唯一となる両党総合選対の顧問だ。マイクを握った楠井氏は「まだまだ知名度が低いことを認識している。ご指導、ご 鞭撻べんたつ のほどを」と何度も頭を下げた。

 京都市で生まれ育ち、30年余り大阪ガスで勤務。コロナ禍での政府の対応に疑問を抱き、維新の面接を受けた。出馬表明は4月。ようやく府内を一巡した。街頭演説では、コロナ対策や経済格差、教育など政策課題への言及が多い。他党批判や自己アピールは控えめだ。「とがっておらず、いい意味で維新らしくない」という周囲の評価もある。

 昨秋の衆院選で自民に次ぐ比例票を集め、4月の府議補選(北区)にも勝利したことで、党勢は上向きだ。ただ、楠井氏は「反応がいいのか、まだ明確には分からない」と打ち明ける。

 自民、共産、旧民主党系が支持基盤を持つ京都で勝ち切れるのか――。疑問の裏返しのように、党幹部が次々に駆けつける。「京都の壁を打ち破る、もう一工夫」。その策が府内の選挙区選初勝利の成否を分ける。

1012チバQ:2022/06/18(土) 08:20:57

■共産

 「住民の声で政治を進めてきた私を、国会で働かせてください」。30歳で長岡京市議に初当選し、5期17年務めた武山氏は、自身を「即戦力」として売り込む。

 市議在職中、2人の子どもを育てながら地域課題に向き合った。象徴的なのは、ある母親から「中学校にも給食があったらいいのに」という声を聞き、約1万筆の署名を集めて実現にこぎ着けたというエピソードだ。11日に同市で開いた集会では、「ママ友」や知り合った障害児の母親が壇上に立ち、「 真摯しんし に話を聞いてくれる。信頼できる政治家」と後押しした。

 介護や子育ての「真ん中世代」として党の期待は高い。昨秋の衆院選(比例近畿)で落選したが、すぐに参院選の候補に収まった。

 知名度を高めるため、4月の知事選では党推薦の新人候補とセットで府内全域を回った。今回の戦いでは、京都市議5期などを経て3年前に再選した倉林明子参院議員が「国会で実行力、論戦力をいかしてほしい」と援護する。

 「今度は私も女性の声や平和の声を届けたい」と力を込める武山氏。府内に根付く党支持層からの広がりに望みをかける。

<参院選立候補予定者>(敬称略)

 吉井 章55 自民新

 福山哲郎60 立民現

 楠井祐子54 維新新

 武山彩子51 共産新

 近江政彦52 N党新

 星野達也33 N党新

 平井基之43 くにもり新

 安達悠司39 参政新

 橋本久美52 新風新


https://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20220616-OYTNT50148/
<参院選>攻防・下 戦いへ 各党慌ただしく
2022/06/17 05:00
 決戦が迫る参院選(22日公示、7月10日投開票)の京都選挙区(改選定数2)。各党の動きは慌ただしさを増している。
■自民

 とりわけ注視しているのが、日本維新の会の動向だ。15年ぶりに新人候補を立てる自民党の府連幹部は「ここでたたいておかないと、先々、大変なことになる」と警戒感を隠さない。維新の躍進は中長期的に自民の弱体化につながりかねないとの懸念が、陣営を覆う。

 維新が一大勢力を持つ大阪では、自民の地元組織は細り、昨秋の衆院選でも小選挙区で全敗した。その惨状を横目に、府内では「維新より立憲民主党に頑張ってほしいというのが本音」と漏らす議員もいる。

 府連会長の西田昌司参院議員は「維新は緊縮財政。しっかり改革できるのは自民しかない」と、経済政策の違いを強調する。陣営は、岸田内閣の安定した支持率を背景に、維新との立ち位置の違いを明確にしていく構えだ。

 気がかりは、昨年から続く不祥事。府議が公職選挙法違反で略式命令を受けて辞職した。国政選の候補者が府連を通じて府議・京都市議に活動費を配っていたとして、弁護士や市民らから告発された。府連は活動費については「問題ない」と火消しに走るが、長年 対峙たいじ する共産党などは批判を強めている。

 府連幹部は「票が伸びる要素はあまりない。しっかりと組織票を固め、無風の選挙を目指す」と話し、期日前投票の徹底を呼びかける方針だ。

1013チバQ:2022/06/18(土) 08:21:15
■立民

 「他党のことは言いたくないが、維新に批判されるので支持者に説明しないといけない。いわば正当防衛だ」。11日の立民現職の事務所開きで、選対責任者の山井和則衆院議員は、資料を手に大阪でのコロナ死者数の多さを指摘し、維新批判を展開した理由を打ち明けた。

 泉健太代表のお膝元で、前幹事長が出馬する全国的な注目選挙区。野党第1党を狙う維新は「ここを追い落とせばインパクトがある」(幹部)と激しい立民批判を繰り返す。立民の支持率が低迷し、政権批判票を共産とも奪い合う構図を考えれば、「守りの選挙」を強いられるのは間違いない。

 勝利の前提になるのは、推薦を得ている連合の票を積み上げることだ。国民民主党が維新新人を推薦し、労働組合の動きに影響を与えるとみられるが、府連幹部は「労働政策の観点から、連合は維新とは合わない。票の多くは流れないのでは」と分析する。

 その上で勝敗を分けそうなのは、無党派層への広がりだ。「旧民主党は政権を取ったのに、少子高齢化も改善していないし、実質賃金も上がっていない」。5選を目指す現職は、演説で実現できなかった政策への言及を増やしている。陣営幹部はその意図をこう読み解く。「それほど国政は難しく、新人には厳しい。そう伝えれば、現職の優位性が際立つはずだ」

■維新

 大阪における維新の強さは、普段から地元を回る多くの地方議員によるところが大きい。その点、京都維新の地方議員は20人に満たない小所帯。選挙が近づいても、維新のポスターはそれほど目立たない。

 「脱・大阪ローカル政党」のハードルは高い。3月の兵庫県西宮市長選では新人を立てたが現職に大敗。国政選の選挙区で未勝利の京都での浸透は、なおのこと容易ではない。4日に応援演説で訪れた松井一郎代表(大阪市長)は「組織はなく、いかに大勢の人と会えるかにかかっている。魔法の 杖つえ はない」と気を引き締めた。

 とはいえ、「風」に乗って予想外の票を集めることがあるのが維新だ。昨秋の衆院選で獲得した26万超の比例票は、参院選では当選圏が視野に入る数字。自民関係者も「このくらいの数字をポンと出してくる潜在能力がある」と警戒する。

 維新が照準に定めるのは、立民だ。国民民主の前原誠司代表代行を味方につけたことで、維新関係者は「本来、立民に行くはずだった『前原票』には、2倍の価値がある」と期待する。ただ、吉村洋文副代表(大阪府知事)はそんな皮算用を戒めるように、こう強調した。「前原さんの力を借りないくらいの思いでやらないと、強い立民の牙城は崩せない」

■共産

 「憲法9条を壊す自民、公明、維新か。それとも9条を生かした平和外交の共産か」。新人の応援のため、5日に綾部市に入った小池晃書記局長は声を張り上げた。ロシアのウクライナ侵攻や物価高騰で、訴える内容は「護憲」と「経済対策」で定まっている。全国有数の組織力を誇り、3年前の改選でも議席を確保した京都は「現職のいる東京と並ぶ重点選挙区」と位置づける。

 ただ、最近の党勢は上昇気流にない。自民のベテランの引退で悲願の初勝利を狙った昨秋の衆院選京都1区は、比例復活に甘んじた。新人を推薦した知事選は現職にダブルスコアで敗れた。4党が新人を立てた同日投開票の府議補選(北区)も3番手に終わった。

 てこ入れのため、5月中旬には京都を拠点に活動する30歳代女性を比例で擁立することを決定。大学生ら若年層の票の掘り起こしを目指す狙いがある。

 15日に記者会見した渡辺和俊・府委員長は、選挙の構図を「自公維と共産による2極対決」と説明。昨秋の衆院選で全国的な「共闘」が広がった立民へのスタンスを問われると、「自民や維新とは、物の言い方は違ってくるが、軍事費増額反対は共産しかないと訴える」と表現した。

 共産にとって最悪のシナリオは、自民と維新で2議席を取られることだ。ただ、立民への支援の可能性を問われると、渡辺委員長は「それでは選択肢を奪うことになる。堂々と戦う」と言い切った。党創立100年を迎える夏、改めて存在感を示せるかの戦いになる。

(上村真也、梨木美花、松崎遥が担当しました)

1014チバQ:2022/06/18(土) 08:21:58
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20220616-OYTNT50122/

維新・共産増す存在感…富山選挙区
2022/06/17 05:00
参院選・富山
この記事をスクラップする
街頭で支持を訴える京谷氏(5月29日、富山市一番町で)
事務所開きで決意表明する坂本氏(4日、富山市荒川で)
■維新・京谷氏 「政権与党が改革しきれない、手の付けづらいところをやるのが我々の政治姿勢です」

盤石の自民立民挑む

 5月29日夕、日本維新の会新人の京谷公友(54)は富山市一番町の交差点で声を張り上げた。演説中には、聴衆から「あんたに入れるから頑張れよ」との声もかけられた。京谷は「衆院選後も維新への期待はそがれていない」と手応えを語る。

 京谷は、維新衆院議員の吉田豊史の元秘書で、国政選は初挑戦だ。後援会員は数百人程度と、組織力は限られる。そのため大票田の富山市を中心に無党派層への名前の売り込みに注力し、1日6自治体をはしごする日もある。京谷は「維新は大きな組織の支援を受けていない。富裕層や大企業が後ろにいる与党にはできない改革ができる」と、抜本的な税制改革を主張する。

 戦略の一つが、比例選に出馬する前富山市議・上野蛍との“二枚看板”作戦だ。京谷と上野は予定を合わせて2人で街頭に立ち、京谷のポスターに上野の写真や名前を記載することも予定する。吉田は「選挙区は京谷、比例は上野という(投票の)模範解答をお願いできる」と語る。

 参院議員の柴田巧は6月4日、自身の後援会会合で「上野と京谷の『 上京じょうきょう 』コンビを皆さんの手で上京させてほしい」と訴えた。柴田は「上野は比例の上位集団に食い込めるところに位置している」と強調する。

 維新は、県内で存在感を高めている。昨年の富山市議選では上野がトップ当選。衆院選では富山1区の吉田が比例で復活当選した。18日には党副代表で大阪府知事の吉村洋文が来県予定で、党本部も熱視線を送る。来春の県議選を前に、参院選は県内組織を強固にする機会でもある。京谷は「『維新がまた出ているぞ』と、受け入れてもらえる雰囲気を作りたい」と意気込む。

■共産・坂本氏 富山市下堀の公民館で12日開かれた共産党富山市南部ブロックの決起集会。共産党新人の坂本洋史(51)は、支援者を前に「この選挙で平和な日本と、新しい次の野党による政権を切り開く」と熱っぽく訴えた。

 党県書記長の坂本は国政選7度目の挑戦。党内では、「勉強家で行動力がある。しゃべりもシャープで頼もしい」(県議の火爪弘子)と信頼が厚い。

 党は「平和と暮らしがかかった選挙」と位置付け、憲法9条を生かした平和外交や消費税率の5%への減税を主張。街頭演説や若い世代を狙ったSNSの発信に力を入れる。共産にとって富山は、昨年の衆院選で得票数を伸ばした数少ない県の一つだ。比例選で4万票(得票率8%)を目標に票の掘り起こしに臨む。

 ロシアによるウクライナ侵攻で注目される安全保障政策は、独自色を鮮明にする。共産は公約に日米安全保障条約の廃棄を掲げる。坂本は、日本維新の会を名指しで「核兵器を共有する話まで持ち出している。唯一の被爆国としてこうした道には絶対向かってはならない」と批判。陣営は、軍事力強化に不安を抱く有権者も多いとみて、「共産党の政策を訴えるチャンス」と捉える。

 共産党への負の印象を 払拭ふっしょく することにも躍起だ。自衛隊など党の綱領を紹介するパンフレットを配布し、「共産党の安保政策を理解してもらう努力」(陣営幹部)をしている。

 今回は立憲民主党などとの野党統一候補は擁立されず、票の分散が懸念される。共産県委員長の上田俊彦は「『共産党と組まないと勝てない』とするため、党がパワーアップしないといけない。共産党が躍進することで、次の野党共闘の発展につながる」と話し、票を伸ばして今後の共闘の足がかりにしたい考えだ。

(敬称略)

1015チバQ:2022/06/18(土) 08:22:34
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20220616-OYTNT50070/
盤石の自民 立民挑む…富山
2022/06/16 05:00
参院選・富山
党県連政経文化セミナーで安倍元首相(左)と拳を突き上げる野上氏(5月29日、富山市内で)
事務所開きで支援者らと「ガンバロー」を三唱する山氏(中央)(4日、富山市内で)
 通常国会が閉会し、各党は夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)に向けて臨戦態勢に入った。富山選挙区(改選定数1)は過去最多の6人の立候補が予定され、強固な地盤を持つ自民党現職に新人5人が挑む。選挙の構図を報告する。

維新・共産増す存在感…富山選挙区

■自民・野上氏 「野上さんは、私の女房より一緒に過ごした時間が長かったかもしれない。誠実な人柄、能力、どれを取ってもピカイチ」

 5月29日、富山産業展示館テクノホール(富山市)で開いた自民党セミナー。党員ら約3000人を前に元首相の安倍晋三は同党現職の野上浩太郎(55)を持ち上げ、会場を沸かせた。野上も「先頭に立って富山県のため、日本のため働かせていただきたい」と訴えた。

 野上は、安倍内閣で官房副長官を約3年務めた安倍の側近。安倍派大物が次々来県し、「国政での信頼の厚さ」(県議)を示す。野上は、土日中心に県内で支持固めに走る。4月には農相経験を生かし、農林漁業者を集めた懇話会を設立し、結束を確認。5月には推薦を得た公明党の比例候補者と共に、支援を求めて集会を回った。

 2016年参院選は33万9055票(得票率69・2%)を獲得し、全国トップ得票率を記録した。支援者は今回も「圧倒的な勝利」を期待し、陣営幹部は「前回同様の票数の獲得」を目標に掲げる。実現に向け、選対会議では「投票率を上げる取り組みを」と指示が飛んでいる。

 参院幹事長代行という要職の野上は地元入りが限られる。県連幹事長の宮本光明は5月30日、地方議員約80人を前に「カバーするのは我々。今回はもう一度、丁寧に支持者や支援企業にお願いしてほしい」と強調した。自身は約150の支援企業・団体に室内ポスターを持参したと紹介した。

 宮本は5月、党幹事長の茂木敏充に「富山は僕らが応援に行く雰囲気ではない」と言われたという。富山での強固な地盤は評価されているが、野上周辺は「過去の実績にあぐらをかけば、痛い目に遭う」と、票の取りこぼしへの警戒感を強めている。

■立民・山氏

 9日朝、富山駅前に立った立憲民主党新人の山登志浩(42)は行き交う通勤・通学客らに「働く人の目線、生活者の目線をもっと大切にする政治を実現しなければならない」と訴え続けていた。

 山は愛知県江南市出身。20年に同市議(社民党)を辞め、元社民党首で富山出身の又市征治に「僕の後継者に」と誘われて移住した。国政選は初挑戦で、陣営幹部は「『落下傘』と言われることもあって厳しい」とこぼす。毎朝街頭に立ち、日中は支持者へのあいさつ回りに走る。「人にやさしい政治」を掲げ、消費税の時限的な5%への引き下げや最低賃金引き上げを訴える。

 焦点だった共産党との候補者一本化は、協議の場が一度も設けられなかった。原発ゼロを掲げる共産と、北陸電力の労働組合を抱える連合富山は原発政策で相いれないことが背景にあるが、16、19年参院選富山選挙区では全国的な共闘の流れもあり、野党統一候補を擁立していた。しかし昨年の衆院選は全国的に惨敗。連合富山内には「党本部での共産との共闘がマイナスに働いた」との見方がある。

 頼りにするのは約6万5000人の組合員を持つ連合富山の組織力だ。4月13日、立民県連は連合富山と政策協定を結び、推薦をとりつけた。山は「心強い応援団だ」と頭を下げた。8日には国民民主党県連も含む3者で選挙協力に合意。国民県連は自主投票だが、連合富山会長の浜守秀樹は「両党と連合富山が一つになって戦う意志合わせをしなければ」と語る。一方、社民県連は山と共産の候補者を支持している。

 野党共闘ができず、自民内には「反自民票が分散すれば有利」と歓迎する向きがある。立民陣営は20万票以上の得票目標を掲げる。山は「自民党の考えはおごりだ。争点をはっきりさせれば挽回できる」と息巻いている。(敬称略)

1016チバQ:2022/06/19(日) 10:08:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a4b73aa31098063f3b212469f5eb874c40ad81b
日本維新「全国政党」へ正念場 参院選候補、前回の2倍超に
6/18(土) 19:44配信
22日公示、7月10日投開票の参院選は日本維新の会にとり、真価が問われる戦いとなる。地域政党「大阪維新の会」を母体に国政進出を果たして10年。昨秋の衆院選で4倍近く議席を増やして野党第2党に躍り出たが、〝選挙のプロ〟からは「多くの人は全国政党とは感じていない」との声も上がるなど、「全国政党」にはまだ道半ばだ。前回参院選(令和元年)を大幅に上回る45人以上の公認候補者を擁立し、比例で立憲民主党を上回る票の獲得を目指すが、風はどう吹くか。

「目をつむって、この国の安全を口先だけで言っても、世界の情勢を見たらそんな甘いものじゃない」

今月11日、松井一郎代表(大阪市長)は長崎市内での街頭演説でこう語った。

ロシアのウクライナ侵攻で、安全保障政策は物価高対策と並ぶ参院選の争点の一つだ。維新は公約に「核共有」議論の開始を盛り込んでおり、松井氏は被爆地の長崎でも防衛力強化を主張、「タブーなき議論が必要だ」と訴えた。

長崎に維新の所属議員はゼロだが、保守分裂となった今年2月の県知事選では維新の推薦候補が当選し、足がかりを得た。参院選では選挙区(改選数1)に公認候補を擁立する方針だ。

96人を擁立した昨秋の衆院選で、自民、立民に次ぐ41議席・比例約805万票を獲得した維新。3月の党大会では「政権交代を目指す」と打ち上げたが、昨秋の衆院選でも小選挙区を制したのは大阪と兵庫のみ。地力の強さは「関西限定」のままだ。

参院選の公認候補予定者は、今月18日時点で46人と、前回参院選(22人)の倍以上。東北や四国、九州にも擁立予定だが、比例代表候補者の顔ぶれには元プロ野球選手や歌手など、著名人が目立つ。大阪では19の首長ポストを押さえ、府議会や大阪市議会で第1党を占める地方議員たちによる「地上戦」がお家芸だが、関西以外は足腰が弱く、候補者本人の「知名度頼み」は否めない。

1017チバQ:2022/06/19(日) 10:08:25

政治家が「身を切る改革」を行い、役所をスリム化し、生み出した財源を住民サービスに還元する-。本拠地・大阪での実績は、維新政治のベースモデルだ。だが、大阪の実績を訴えれば訴えるほど、国政選挙では「地方色」が悪目立ちする。全国総支部はまだ32にとどまり、脱ローカルには「まずは足腰を鍛えないといけない」(維新関係者)と、課題は小さくはない。

選挙プランナーからは厳しい声も上がる。「維新への〝追い風〟は弱まりつつある」と指摘するのは、三浦博史氏。前回衆院選では吉村洋文副代表(大阪府知事)が新型コロナウイルス対応で全国的に注目されたが、ウクライナ危機や物価高、急激に進む円安などにより、世間の関心事は一変しているためだ。

「維新は数字上は全国政党だが、多くの人はそう感じてはいない」とみるのは松田馨氏だ。国民民主党と組んで議席獲得を狙う京都選挙区(改選数2)に注目しており、「(全国政党への)精神的な壁を越える試金石となる戦い。勝てば次につながる」とみる。今月上旬、松井代表が国民の前原誠司代表代行とともに京都市内でマイクを握った重点区だ。

与党とも野党とも距離を置く「第3極」ながら、自民の安倍晋三、菅義偉両元首相らと太いパイプを持ち、政策実現を果たしてきた維新。参院選の「最低目標」を改選6議席の倍増に設定し、非改選の9議席と合わせて予算関連法案提出に必要な21議席の確保を目指す。ある陣営幹部は「維新の認知度が上がっている。手応えは悪くない」とするが、組織基盤が脆弱(ぜいじゃく)なエリアの維新関係者は冷ややかだ。

「改革の実感が伴わない土地では、実行力や実績を訴えても響かない。後押しするような『風』も届かない。地元の課題解決を丁寧に訴えるだけだ」

「リーダー育成」が急務

日本維新の会は、自民党と伍する国政政党に近づき得るのか。有権者の投票行動を研究する関西学院大の善教将大(ぜんきょう・まさひろ)教授(政治行動論)は「先の衆院選では自民党批判層の受け皿として選択されたが、国政政党の地力があるとは見られていない。人材の発掘や育成が十分でない点は、全国政党化への課題の一つだ」と分析する。

党を率いてきた松井一郎代表(大阪市長)は来年4月の任期いっぱいで政界を引退する。衆議院が解散されたりしない限り、今回が代表として戦う最後の国政選挙だ。

善教氏は、大阪市議出身の吉村洋文副代表(大阪府知事)が、党創設者の橋下徹前代表に代わる「顔」に成長した点を指摘し、「政党は、リーダーを生み出すなど中長期に持続可能な組織であることを示さなければならない。次の担い手が見えない中では信を得られず、様子見される状態が続くのではないか」とする。

今後に関わると指摘するのが、維新が「最重点選挙区」と位置付ける東京選挙区(改選数6)の結果だ。維新は「大阪維新の会」で経験を積んだ元大阪市議を擁立予定で、善教氏は「大阪で経験を積んだ人が大阪以外で認められるかどうかは、維新にとって重要だ。組織の力量がどう評価されているか知る指標にもなる」と語った。(北野裕子、五十嵐一)

1018チバQ:2022/06/19(日) 10:11:22
https://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20220615-OYTNT50245/
自民2人戦略好対照
2022/06/16 05:00
参院選・神奈川
 15日に通常国会が閉会し、参院選(6月22日公示、7月10日投開票)の選挙戦が事実上スタートした。神奈川選挙区(改選定数4)は非改選組の欠員を補う合併選挙で5人が当選する。過去最多の立候補者による混戦が予想される。主な政党の動きを追った。(敬称略)

 「世界情勢が 混沌こんとん としている中、安定した政治を実現するための大事な選挙となる」

 3期目に挑む自民党の三原じゅん子(57)は12日、横浜市の戸塚駅前で前首相の菅義偉と街頭演説に立った。不妊治療の保険適用、「こども家庭庁」設置法の成立など2期12年の実績を強調。応援の菅も「身近な問題から大きな問題まで、結論を出した。再び国会へ送ってほしい」と呼びかけた。

 写真撮影やグータッチを求める聴衆の大行列ができるのはおなじみの光景。女優、レーサーと多彩な経歴で抜群の知名度も誇る。「政治の師」と仰ぐ菅との二人三脚の演説は5月以降で、すでに5か所。「これほど聴衆を集める候補と応援弁士はいない」と陣営幹部は手応えを語る。



 自民は元みんなの党代表の浅尾慶一郎(58)も公認した。1998年以来となる2人の擁立。菅に近い国会議員が三原、前幹事長の甘利明ら「麻生派」が浅尾を推す構図だ。

 ただ、24年前は共倒れとなった苦い経験がある。三原周辺は「前回選で支援してくれた相当数の議員が浅尾に回る」と危機感を募らせる。敗戦の当事者となった元参院議員斎藤文夫は「油断が最大の禁物だ。私の例を思い出してほしい」と陣営を引き締める。国会閉会後、三原は派閥の会合に出席するなどした。



 浅尾は10日、県議会の自民党会議室で、各種団体から予算要望を聞く「ヒアリング」に参加。終了後、産業廃棄物処理業者による団体幹部らにすかさず名刺を差し出し、「まだ知られていません。ぜひ、よろしくお願いします」と必死に浸透を図った。

 衆院神奈川4区(横浜市栄区、鎌倉市など)が地盤で政治経験は豊富だ。だが、「県内全域での知名度は低い」(陣営幹部)のが大きな課題という。ベテラン県議の竹内英明らが横須賀市を中心に各自治体議員をまとめ、各種企業や団体回りにも力を入れ、これまでに得た推薦は1000近くになる。

 長年にわたり「非自民」で活動した浅尾に対し、党内には「お願いされたが応援したくない」という声があるのも事実。理解を得られるかが鍵となる。15日も茅ヶ崎市、鎌倉市の集会で支援を求めた。



 県内の国政選を仕切ってきた自民党県議は解説する。「三原の『空中戦』に対し、『地上戦』の浅尾。三原は浮動票を集められるから、浅尾に戦力を傾倒できる」。戦略は奏功するか――。

1019チバQ:2022/06/19(日) 10:11:48
https://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20220617-OYTNT50211/
焦る公明 維新手応え 「重点区」党幹部を積極投入
2022/06/18 05:00
参院選・神奈川

 「経済的な理由で進学をあきらめる子どもをなくしたい。そういう思いで給付型奨学金を拡充した」


 2期目に挑む公明党の三浦信祐(47)は5月29日、横浜市のJR桜木町駅前で声を張り上げると、聴衆から歓声や拍手が相次いだ。

 三浦は早朝から駅前に立って支援を呼びかけると、国会での執務後の夜も、創価学会の支持者らとの集会を重ねてきた。推薦を受ける自民党の国会議員とも街頭演説で並び、保守層への浸透も図る。

 2016年の前回選は62万票を集め、上位当選を果たしたが、陣営に余裕はない。コロナ禍で2年以上、学会員ら支援者回りは思うように展開できなかった。県選出の元衆院議員で元財務副大臣の遠山清彦が、貸金業法違反で有罪が確定した痛手も残る。

 危機感を抱く公明は、神奈川を「重点区」に位置付ける。党代表の山口那津男は16日、党本部で記者団に「4位以内に入るためには 熾烈しれつ な戦いとなる」と語った。その言葉が示すように山口は4月以降、4回も来県し、22日の公示日の第一声も横浜市を選んだ。

 県連幹部は「遠山の事件で離れた支持者が戻ってこない。得意の組織戦も手足が縛られた状態でピンチ」と焦りを募らせる。



 神奈川を「重点区」とするのは、日本維新の会も同じだ。

 「古い政党に投票すれば古い政治が続くだけ。改革心を持つ新しい政党を育てれば政治は変わる」

 JR桜木町駅前で4日、3回目の当選を目指す松沢成文(64)が、自民、立憲民主党でもない「第3極」を掲げる維新への支持を呼びかけた。2期務めた県知事時代の実績を強調すると、応援に駆けつけた維新の副代表の吉村洋文も「経験豊富な松沢に国会で大暴れしてもらいたい」。

 大阪を地盤とする維新にとって、今回選は「野党第1党を巡る戦い」だ。昨年秋の衆院比例選で、自民、立民に次ぐ53万票を集めた神奈川は「全国政党」へ躍進できるかの鍵を握る。5月にも吉村と二枚看板の代表松井一郎が川崎市に入るなど党勢拡大を図る。

 松沢は「組織的な運動ができるようになった。これまでとは違う」と手応えを語る。維新の県内地方議員は5人となり、今回は初めて県内を11ブロックに分けて、担当議員らが奔走している。

 ただ、批判も根強い。非改選組の欠員を補う5枠目は、参院議員だった松沢が昨年の横浜市長選に出馬したことで生じたからだ。党県組織の幹部は「参院議員を辞めて市長選に出たのにまた参院選か。有権者からは疑問の声も出ている」と苦い表情を見せる。

(敬称略)

1020チバQ:2022/06/19(日) 10:12:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20220618-OYTNT50166/
機狙う共産 国民必死 社民政党維持へ瀬戸際
2022/06/19 05:00
参院選・神奈川
「子育てしながら参加できる多様性ある政治に変えていく」
 共産党の新人、浅賀由香(42)は11日、川崎市のJR川崎駅前で、党委員長の志位和夫と街頭に立った。

 3児の母の浅賀は、4月に育児休業が明けたばかりだ。演説のほか、主婦や学生と意見交換を重ねるが、帰宅した後の夜は子どもと過ごす時間を大切にする。

 2019年と16年の参院選は続けて「次点」で涙をのんだ。今回は非改選組の欠員を補う合併選となって当選枠が5に拡大し、陣営には「議席確保の好機」との期待が高まる。自民党、立憲民主党がいずれも2人を擁立したことで票の分散も予想され、志位は24年ぶりの議席確保に向けて、記者団に「これからの頑張り次第で、勝機をつかむ大激戦に持ち込めるのではないか」と自信ものぞかせた。

 ただ、共産は昨年秋の衆院選で比例票が伸び悩み、3期目に挑んだ神奈川10区では畑野君枝が比例復活を果たせなかった。陣営幹部は「他党の動向頼みでは勝つことはできない。自分から風を吹かせていく」と引き締めを図る。



 「国民民主党からの挑戦は厳しい選択だったが、支持率が高い政党から出馬するよりも、国を良くしたい思いで決断した」

 川崎市の小田急新百合ヶ丘駅前で14日、国民の深作ヘスス(37)の言葉からは、自身や党が置かれた苦しい現状が伝わってきた。

 国政選は初挑戦で、在米日本大使館での勤務経験から、現実的な外交と安全保障を訴える。3週連続で応援に駆けつけた党代表の玉木雄一郎は「若い戦士に力添えをお願いしたい」と力を込めた。

 国民は昨秋の衆院選で、県内小選挙区での擁立は鈴木敦の1人にとどまり、比例復活で何とか議席を確保したが、党勢拡大はできていない。

 推薦を受ける連合神奈川傘下の自動車総連、電機連合に地方議員があいさつ回りするが、活動が始まったのは3か月前。陣営からは「本来は1年以上かけてやるものだ。浸透は難しい」との声も漏れる。

 そこで、無党派層をターゲットに12時間連続で街頭に立つ戦略を考案し、これまで40回以上実施した。街頭では自身の名前をもじったタスキを着用する。「未来ヘススめ!」。その思いは実現するか――。



 社民党の内海洋一(63)は9日、横浜市内で開かれた党首の福島瑞穂の集会で、支援を求めた。この1週間前に出馬を表明したばかりだった。

 社民は一定以上の得票を得なければ、公職選挙法上の政党要件を失う危機にある。内海は2日の記者会見で自身に言い聞かせるかのように語った。「現状は厳しい。だが、社民を維持させる価値はある」

(敬称略、おわり)

(田村直広、田ノ上達也、樋口貴仁、村松魁成が担当しました)

1021チバQ:2022/06/19(日) 10:12:54
https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/feature/CO058192/20220618-OYTAT50010/
<上>思惑透ける 自公連携
2022/06/18 05:00
参院選・兵庫

足元に不安、統一選にらみ
街頭演説に耳を傾ける人たち(4月30日、神戸市内で)

 「兵庫の2議席は自公で取りましょう」――。

取り締まり強化 県警本部長指示
 5月13日午後、神戸市内のホテルで、菅前首相が友党の公明党への支援を呼びかけると、脇にいた伊藤孝江氏が深々と頭を下げた。菅氏は同党の支持母体・創価学会と太いパイプを持ち、集会には自民党との関係が深い港湾、建設業界の関係者ら約2000人が参加した。業界を所管する公明党の斉藤国土交通相も駆けつけ、陣営関係者は「自公の協力関係をアピールできた」と手応えを口にした。

 公明は参院選で候補者を立てる7選挙区のうち、兵庫選挙区(改選定数3)を「最重点区」に位置づける。山口代表は大型連休中の4月29日、阪急神戸三宮駅前から参院選に向けた全国遊説をスタート。翌日も県内を行脚し、「異例の応援ぶり」(県本部関係者)となった。

 大物議員が次々と来援するのは、危機感の裏返しだ。公明は改選定数が2から3に増えた2016年に24年ぶりに県内で議席を獲得したが、足元は盤石とは言えない。昨年の衆院選で県内の比例票は約29万票と、日本維新の会、自民、立憲民主党に次ぐ4位に甘んじた。

 当選ラインは50万票とされ、票を掘り起こさなければ届かない。しかし、公明党県本部幹部はコロナ禍で創価学会がフル稼働できないことを懸念し、「感染状況が落ち着いても、集会を開きにくい」と話す。それだけに自民の推薦は、これまでに増して期待が大きい。

 連立政権を組む自公だが、参院選を巡り、県内ではぎくしゃくした関係が目に付く。

 「公明に票を渡せるほどの余裕はない」――。自民党県連では、党本部が主導して競合する伊藤氏に推薦を出すことが持ち上がると、異論が噴出した。19年の参院選で、自民の推薦を得た公明候補が50万票以上を集めて2位で当選したが、自民候補は約46万票の3位という「逆転現象」が生じた。次点の立民候補にも約3万票差に迫られた。

 県連は強く反発したが、1月半ばに党本部の遠藤利明選挙対策委員長が来県して理解を求め、渋々受け入れた。藤田孝夫県連幹事長は「政党間で約束したことなので従うしかない」と言葉少なだ。県連幹部らが企業や団体に電話をかけ、公明への支援を呼びかけている。

 今月11日午前、神戸元町商店街のビルで末松信介氏の事務所開きが本人不在のまま行われた。文部科学相の末松氏は公務で東京にいることも多く、地元の活動は手足となる地方議員に頼らざるを得ない。

 県連で公明への不満がくすぶる一方、個々の議員は来年の統一地方選を控え、複雑な事情を抱える。昨年の衆院選で維新が伸長し、多くの選挙でぶつかることが想定される。「公明の支援がなければ当選は厳しい」と語る議員も少なくない。参院選でどれだけ公明に協力したかが、統一選で自分たちの選挙を左右することになる。そんな見方もある。

 「推薦したからには、自民は責任をもって応援してもらわないと困る」。公明のベテラン市議はこう 釘くぎ を刺す。

     ◇

 参院選の公示が間近に迫る。臨戦態勢に入った各党や陣営の思惑や事情を追った。

1022チバQ:2022/06/19(日) 10:13:24
https://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/feature/CO058192/20220618-OYTAT50070/
<下>野党 問われる存在感
2022/06/19 05:00
参院選・兵庫
政権批判票 取り込み課題
今回の参院選は多くの立候補者が見込まれ、ポスター掲示場には前回より6人多い16人分の枠が設けられた(18日、神戸市中央区で)
 5月29日夕、神戸市中央区の大丸神戸店前。買い物客らが次々と足を止め、人だかりができた。視線の先にいたのは、日本維新の会副代表の吉村洋文・大阪府知事。兵庫選挙区(改選定数3)の現職、片山大介氏らと並んで街頭演説し、「身を切る改革をやる。自民党がぴりっとするような、まともな野党が必要だ」と訴えた。

取り締まり強化 県警本部長指示

 大阪発祥の維新は県内で着実に勢力を拡大している。昨年の衆院選の比例票は、自民党の約66万票を上回る約77万票を獲得。県内で擁立した9人が比例復活を含め全員当選した。新型コロナウイルスの対応で全国的な知名度を得た吉村府知事は「党の顔」として各地を駆け回る。

 そんな人気頼みの選挙の限界が露呈したのが、今年3月の西宮市長選だ。維新の新人候補は無所属の現職に2倍近い票差で惨敗した。県組織・兵庫維新の会の住本一礼幹事長は「地元での実績が乏しい中、『吉村頼り』で勝てるほど甘くなかった」と振り返る一方、「首長選と国政は別」と強調する。

 参院選では、県内を拠点に活動する県議を全国比例の候補に立て、ペアで活動して票を掘り起こす戦略を描く。吉村府知事の来援も公示後は予定せず、地道に政策を訴える。

 住本幹事長は「県内から2人を当選させ、来年の統一地方選に勢いをつなげたい」と意気込む。来春の統一選で組織の基礎体力となる地方議員の数をどれだけ増やせるか、参院選はその試金石となる。

       ◇

 立憲民主党は、前県議の相崎佐和子氏を擁立し、旧民主党時代の2010年参院選以来となる議席獲得を目指す。相崎氏はこれまで関係が薄かった経済団体などにも精力的にあいさつ回りし、井坂信彦県連代表は「新人として胸を借りる立場だが、現職と対等に勝負できるよう支援を広げたい」と期待する。

 立民は19年の参院選で3位の自民候補に約3万票差まで迫った。昨年の衆院選比例選でも、県内の維新を除く野党の合計票は約68万票と自民を上回った。ただ、今回、野党共闘の機運は高まらなかった。

 推薦願を受けた国民民主党の向山好一県連代表は「野党で足を引っ張り合っていいのか」と自問しつつも、「党本部の方針で推薦に応えられなかった」と自主投票を決めた。両党の支援組織である連合兵庫は相崎氏の推薦を決めたが、幹部は「両党の足並みがそろわないのは残念だ」とこぼす。

 共産党も昨年の衆院選で大半の選挙区で立民と候補者をすみ分けたが、参院選では「比例票を積み上げるため、選挙区でしっかり戦いたい」と元尼崎市議の小村潤氏を擁立する。小村氏は積極的に街頭活動を行い、防衛費増額への反対や、憲法9条改正反対などを訴える。

 兵庫選挙区ではNHK党から3人が立候補を予定するなど、過去最多の13人が出馬を準備する。自公で2議席を掲げる与党関係者は「候補が多いほど、票が割れて助かる」と本音をのぞかせる。政権批判票の受け皿として野党は存在感を示せるか、参院選ではその真価が問われる。(この連載は鈴木彪将、大背戸将が担当しました)

1023チバQ:2022/06/19(日) 10:14:02
https://www.yomiuri.co.jp/local/ibaraki/feature/CO058232/20220618-OYTAT50051/
自民 得票で圧倒狙う 連合 問われる組織力
2022/06/19 05:00
参院選・茨城
この記事をスクラップする
自民党の高市政調会長(左)と街頭演説に臨む加藤氏(中央)(5日、水戸市で)
堂込氏の総決起集会には郡司氏(右)も駆け付けた(10日、水戸市内で)
 参院選は22日の公示まであと3日に迫った。茨城選挙区(改選定数2)では現職2人の不出馬を受け、これまで新人8人が立候補を表明し、事実上の選挙戦がスタートしている。自民党と旧民主党系の候補が議席を分け合う構図は変わるのか。陣営の思惑や動きを追った。

厳正取り締まり 県警本部長指示

■「70万票」

 「70万票を目標に全県を挙げて頑張ろう」

 13日午後、水戸市内の事務所。自民党公認候補予定者・加藤明良氏(54)の選挙対策本部会議で、県連会長代行の海野透県議は選挙戦の実務を担う県議や国会議員秘書に発破をかけた。

 長年、議席を確保してきた自民にとり、焦点は勝敗から得票数に移っている。選挙区の「2議席独占」を選択しなかった時点で、「勝つのは当たり前」(県連幹部)なのが本音だ。

 ただ、陣営が掲げる70万票は補欠選挙を除き、選挙区では誰も獲得したことがない数値だ。4回連続トップ当選の自民現職・岡田広氏も、2016年参院選の得票は61万票弱にとどまる。

 県連幹部は「70万票」の狙いを「圧倒的な得票が比例選にも影響する」と解説する。昨年9月の知事選で大井川知事は約66万票を得ており、「県議出身の加藤にはもっと票を取らせてやりたい」(ベテラン県議)との狙いも透けて見える。

 陣営は企業や友好団体の組織票を固め、公明票で底上げする「オーソドックスな選挙」(陣営)を展開する。加藤氏は前水戸市長の父・浩一氏から強固な地盤を引き継ぐが、水戸周辺以外での知名度不足が課題だ。前県議としての人脈も総動員し、岡田氏の「後継候補」として全県的な浸透を急ぐ。

 ただ、岡田氏の集票力は「個人的な票が多く、組織票だけでは到達できない」(中堅県議)と見る向きもある。陣営幹部は「70万票はあくまで『努力目標』だ」と予防線を張る。

■「40万票」

 「連合茨城の組織力が問われる選挙だ」

 10日、水戸市内のホール。無所属の堂込麻紀子氏(46)を擁立した連合茨城の内山裕会長は総決起集会で、選挙戦の意義を強調した。壇上には立憲民主党現職の郡司彰氏や、立民、国民民主両党県連の所属議員が並び、「2党1団体」の結束を演出した。

 連合は目標として、郡司氏の平均得票数(約35万票)を上回る「40万票」を掲げる。集会で内山氏は「組織を徹底してまとめなければ勝ち上がれない」と強調。昨年の衆院選で推薦を見送った無所属の福島伸享衆院議員(茨城1区)も招待し、「何とか力を貸してほしい」と秋波を送った。

 陣営は、連合傘下の産業別労働組合(産別)への浸透を図るとともに、堂込氏の知名度向上に向け、駅前などで街頭演説をこなす。立民、国民両党の推薦を受け、「半分は連合、半分は国会議員で押し上げる」(陣営幹部)との戦略だ。

 最大の懸念材料は、立民、国民間のしこりだ。立民県連には独自候補の擁立を求める声が根強く、3者の協議は難航した。堂込氏が国民を支援する産別出身であることから、立民県連には不満がくすぶる。陣営関係者は「立民や立民系の産別には『最低限はやる』という雰囲気もある」と吐露する。ある国民県連の関係者は連合に注文をつける。「堂込さんはあくまで連合の候補。組織をまとめるのも連合の役割だ」

◆立候補予定者(敬称略)

 加藤明良 54 自新

 堂込麻紀子 46 無新

 佐々木里加 55 維新

 大内久美子 72 共新

 丹羽茂之 30 N新

 村田大地 45 N新

 菊池政也 37 諸新

 仲村渠哲勝 80 無新

(年齢は投票日現在。自=自民党、無=無所属、維=維新、共=共産党、N=NHK党、諸=諸派)

1024チバQ:2022/06/19(日) 10:14:42
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO058032/20220618-OYTAT50019/
共産 「経験のない逆風」
2022/06/18 17:28
参院選・埼玉
小池書記局長(右)とともに支援を呼びかける梅村氏(11日、さいたま市大宮区で)
 11日、昼下がりの大宮駅前で共産党書記局長の小池晃(62)がマイクを握った。「共産の躍進が、市民と野党の共闘を前に進める」。隣で手を振る梅村早江子(57)も、「改憲勢力に議席を独占させるわけにはいかない」と力を込めた。


 しかし、党勢は低迷を続ける。背景の一つと指摘されるのが、小池が強調する「野党共闘」だ。昨年の衆院選で立憲民主党との候補者一本化に向けて県内でも候補者を絞った結果、共産が重視する比例票は約27万票にとどまった。2014年衆院選の約41万票から約14万票もの減少だ。

 県委員長の荻原初男(68)は7日、参院選の共闘について記者団に「各党が競い合って(相乗効果で)議席を取りに行く。自民を利するようなことはしない」と述べた。「成功体験」として、立民の熊谷裕人(60)と伊藤岳(62)がそろって当選した19年参院選を挙げる。共産にとっては埼玉選挙区で21年ぶりの議席獲得だった。だが、2位当選の熊谷の約54万票に対し、伊藤は約36万票で最下位。当選ラインの低下による「ラッキー」(共産県委幹部)にすぎず、立民との票分散による落選の可能性も十分にあった。

 競合が避けられない複数区で野党共闘と共産の躍進をどう両立させるのか――。答えが見つからないまま、共産は衆院選後まもない昨年11月15日、梅村の擁立を発表し、いち早く活動をスタートさせた。選挙区・比例選ともに50万票の得票を目標とするが、衆院選比例票(約27万票)からの倍増は、自分たちも高いハードルと認める。

 ロシアのウクライナ侵攻を機に、共産を取り巻く環境はさらに厳しくなった。県内で4月に行われた3市議選では現職4人が落選している。「経験したことのない逆風」(荻原)の中、創立100年の老舗政党は正念場を迎える。

■れいわ 得意「空中戦」展開

 埼玉選挙区には、れいわ新選組とNHK党も参戦する。れいわ代表の山本太郎(47)は4月に衆院議員を辞職し、参院選へのくら替えを表明。その当日に県内入りしたことで、一時は「埼玉から立候補するのでは」と各党やメディアをざわつかせた。注目を一気に高めたところで擁立を発表したのが西美友加(50)だった。「山本一流の空中戦」(立民幹部)で擁立前からすでに選挙戦は始まっており、西は知名度アップへ奔走する日々だ。

 N党は改選定数と同じ4人を擁立する。当選は度外視しても、政党要件の維持に必要な比例得票率2%の獲得を目指す戦略だ。

 選挙結果は各党の立ち位置に変化をもたらす。次期衆院選という政権選択選挙に向けても、野党共闘のあり方を根本から問い直すきっかけになり得る。

(敬称略)

(おわり。この連載は、豊川禎三、児玉森生、金山真梨、杉木雄斗が担当しました)

1025チバQ:2022/06/19(日) 10:19:24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/183662?rct=chb_san22
<参院選千葉 選挙戦の構図>(上) 過熱する自民対決 背景に支援県議の派閥争い
2022年6月16日 08時02分

 「われわれは猪口先生を応援する。異論ないね」-。昨年十二月、千葉県議会自民党会派(現在五十人)で約四十人が属する派閥の会合。会長の酒井茂英県議は三選目指す猪口邦子さんを支援するよう結束を求めた。同派閥は、県政会のドン・河上茂幹事長がにらみを利かす主流派だ。
 会派内には石井準一参院議員(今回非改選)が率いるもう一つの派閥があり、こちらは元自民県議の臼井正一さんを推す。
 過去、河上派と石井派は、会派の人事や選挙を巡る対立が絶えず、この参院選でも自民同士で火花を散らす。

 県議時代の臼井さんは石井派だったが、会派内では全方位的に立ち回っていた。河上派県議の一人は、個人的に親しい臼井さんから支援を頼まれたが「申し訳ないが応援できない」と断った。「派閥の縛りは絶対だ」
 選挙戦に向け、シンパの地方議員と連携した街頭活動が主体の猪口陣営。これに対し、臼井陣営は県連内で「秘書軍団」と呼ばれる石井議員の秘書らが戦略を練る。臼井さんの父親は、小渕恵三内閣などで法務大臣を務めた臼井日出男さんだ。「血統」はアピールポイントだが、陣営は「『臼井ブランド』が利くのは地元の千葉や船橋辺りまで」と指摘。「猪口さんに胸を借りる立場。公示までに名前と顔を県全体に浸透させる」。自民の大臣クラスを応援弁士で呼ぶ箱物の集会を頻繁に開く。
国会出席前の朝、県内で街頭活動を続ける猪口邦子さん=8日、JR幕張駅前で
国会出席前の朝、県内で街頭活動を続ける猪口邦子さん=8日、JR幕張駅前で

 河上派は、支援する県議の頭数で優位に立つ。ただ、「石井派は少数精鋭で水面下で動いている。猪口さんは圧勝した六年前のようにいかないのでは」と内部から心配する声も聞こえてくる。
 冒頭の昨年暮れの会合でも、「私は臼井さんを応援するので、猪口さんはできない」などと申し出て、支援を断った県議が数人おり、会場がざわついた。石井派の干渉で板挟みの人もおり、一部で足並みが乱れる。関係者は「来春の県議選が絡んでいる。特に定数一の地方選挙区は、地元で摩擦を生み対立候補を出されるのを恐れている」と打ち明けた。
 八日早朝、通常国会出席前にJR幕張駅に立った猪口さんは「県で唯一の選挙区選出の現職女性国会議員です」と強調。国際政治学者の肩書を生かし、「ウクライナの平和、安定のため岸田首相をサポートする」と訴えた。
集会に出席した自民党の茂木敏充幹事長(左)、熊谷俊人知事(右)と写真に納まる臼井正一さん=4日、東金市で
集会に出席した自民党の茂木敏充幹事長(左)、熊谷俊人知事(右)と写真に納まる臼井正一さん=4日、東金市で

 一方、臼井さんは地方と国政のパイプ役を志す。四日の東金市の集会では、石井議員と親しい熊谷俊人知事が駆け付けた。エールを受けた臼井さんは「千葉の自民党と知事はドライな関係と思っているが、県民不在の県政であってはならない」と発言。暗に批判された河上派は「臼井は言葉がコロコロ変わる」(ベテラン県議)と対抗心を燃やす。
 過去の参院選で、自民県連は地域や団体ごとの支援の「すみ分け」が容易でなく、今回のように派閥間でしのぎを削って二議席を得てきた歴史がある。県連関係者は「猪口さんと臼井さんの結果で県連内の発言権やパワーバランスが変わってくる」と語る。本来ライバルの野党の県組織幹部はつぶやく。「二人の争いが激しくなればなるほど、自民のワンツー当選が現実味を増す」
      ◇     
 夏の参院選は二十二日公示、七月十日投開票と決まり、選挙戦に向けた活動が活発化している。県内の各党・陣営の動きを追った。

1026チバQ:2022/06/19(日) 10:19:52
https://www.tokyo-np.co.jp/article/18<参院選千葉 選挙戦の構図>(中) 熾烈「3番手」イス争い 野党、選挙で訴えるしかない
2022年6月17日 07時25分
(左から)国民新人の礒部裕和さん、維新新人の佐野正人さん、共産新人の斉藤和子さん、立民現職の小西洋之さん
(左から)国民新人の礒部裕和さん、維新新人の佐野正人さん、共産新人の斉藤和子さん、立民現職の小西洋之さん

 「自民党はまず二議席を取るでしょう。残るは一議席」。立憲民主党の現職で三選を目指す小西洋之さんは千葉選挙区(改選数三)の情勢をそう読む。
 柏駅での五日の演説会。物価高騰に触れ「ロシアの侵略が大きな原因だが、日本だけが直面するダブルパンチがある。アベノミクスの延長による『岸田インフレ』から国民の暮らしを守る」と政権を批判。参院の憲法審査会や外交防衛委員会で野党側の要職を務めるなど精力的な国政活動もアピールする。一部世論調査の政党支持率で維新が立民を上回ることに危機感を示しつつも「自分の実績と愚直に三期目も頑張りたいという姿勢を伝えるしかない」。一議席死守へ、地力も問われる戦いを覚悟する。
    ■  ■    
 日本維新の会の新人で習志野市議の佐野正人さんは、知名度不足が課題と認める。心強い援軍が現れたのは五日に柏駅で開かれた演説会。党副代表の吉村洋文・大阪府知事が登場し、「佐野さんと一緒に維新の改革を前に進めたい」と紹介された。
 佐野さんは「吉村知事は言葉のパワーがある。限られた時間で知名度を上げるには(不特定多数に顔と名前を売り込む)空中戦しかない」と語る。街頭活動では「議員定数と議員報酬のダブル三割カットを約束する。積極的な防衛能力を高めなければいけない」と強調。陣営は「維新の候補者」と認知されることが当選のカギとみて、吉村氏の再来訪を期待する。
    ■  ■    
 国民民主党から新人で出馬する元県議の礒部裕和さんは十二日、印西市で決起大会を開催。野田市の鈴木有市長らから激励を受け、「給料が上がる経済や教育の無償化がどうしても必要。厳しい選挙だからと諦めるわけにはいかない」と訴えた。選対本部長の天野行雄・県連幹事長は「駅に立つ回数や露出を増やしていく。選挙戦を通じて支持者を増やしていくことが一番大切」と語った。
 連合千葉の永富博之会長は五月二十一日の立民・小西さんに続き、礒部さんの集会にも出席。連合票が国民と立民に分散されるため、全体得票数の倍増を目指し、各構成組織に積み上げを働き掛けているという。「二人を推薦したわけだから単純に半分、あるいは共倒れになる。テレワーク導入による組合員との接点や政治への関心が低い問題など簡単ではないが、お願いしているのが私の立場」
    ■  ■    
 共産党新人で元衆院議員の斉藤和子さんは十日に千葉市で事務所開きをした。「何が何でも三番目にしがみつく。自民、公明、維新、国民は憲法を変えるべきだと言うが、改憲勢力に議席は渡さない」と訴えた。
 共産候補は前回二〇一九年が約三十六万票、前々回一六年は約三十五万票でともに次点。初の議席獲得が悲願だ。候補者多数で当選ラインが下がる可能性もあり、小倉忠平・県委員長は「三十五万票の達成を土台に、斉藤さんの党派を超えた魅力を浸透させれば四十万、四十五万票を実現して勝利の道を切り開ける。憲法九条による平和外交を明確に提案しているのは斉藤さんだけ」と強調した。3882?rct=chb_san22

1027チバQ:2022/06/19(日) 10:20:24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/184123?rct=chb_san22
<参院選千葉 選挙戦の構図>(下)候補者 過去最多の様相 暮らしや平和不安、政治不信反映
2022年6月18日 07時25分
 今回の参院選千葉選挙区(改選数三)は現時点で、過去最多レベルの立候補者十五人程度の選挙戦が見込まれる。県選挙管理委員会によると、同選挙区で立候補者がこれまで最も多かったのは一九八九年(当時改選数二)の十四人。政党や政治団体が擁立した新人候補の政策を、県とのつながりなどを交えて紹介する。
 公職選挙法が定める政党要件を満たすNHK党は、中村典子さん(44)、渡辺晋宏(くにひろ)さん(36)、須田良さん(30)の三人を送り込む。松戸市議で生え抜き党員の中村さんは「NHKのスクランブル放送実現の必要性を千葉から周知していく」。野田市在住の渡辺さんは農業法人代表で「県内の農家の思いを届ける」と意気込む。千葉県生まれの須田さんは「政治活動を生配信し、政治への理解を広げたい」とした。
 幸福実現党の七海ひろこさん(37)は松戸市出身。党の広告塔的存在で今回は地元から出馬する。「自分の国は自分で守る。核装備の準備検討を含めて防衛力の強化を」と訴える。
 参政党の椎名亮太さん(38)は元銚子市議。地元の過疎化を憂い、「公教育の変革で教育格差是正を。外国資本による不動産の買収、国益の侵害侵略の規制を掛けるべきだ」と主張する。
 新党くにもりの梓(あずさ)まりさん(51)は昨秋の衆院選千葉10区で公示直前に出馬表明し、一万票(得票率5・8%)を得た。保守を掲げ「習志野市に住民票を移し、千葉から日本を変える」。
 日本第一党の記内(きない)恵さん(47)は東京都在住。「千葉は自然豊かで工業、商業地帯もある。県民がここで完結した豊かな生活ができるように交通の整備と食料自給率の向上を」と語った。
 自由共和党の宇田桜子さん(41)は松戸市在住。中米エルサルバドル出身で県内で育ち、元千葉大病院研究員。憲法改正に反対の立場で「一児の母として、子どもを守りたい」とする。
 候補者乱立の背景について、ある政党の県組織幹部は「ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナウイルスで、暮らしや平和への不安、政治への不信が反映されているのでは」と推察。県選管の担当者は「東京や神奈川でも候補予定者が増えている。増えることで参院選の関心や露出が増し、投票に行く人が増えれば」と期待した。(この企画は中谷秀樹、山口登史、鈴木みのりが担当しました) =おわり
◆腕章・旗・標札など県選管 七つ道具点検
 二十二日の公示日まで五日に迫った十七日、県選管は候補者らが選挙運動で使う「七つ道具」を県庁で確認した。選挙運動員の腕章、街頭演説用の旗、事務所に掲げる標札などを机に並べ、選管職員が表示内容や数を確認した。

1028チバQ:2022/06/19(日) 10:22:50
https://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20220616-OYTNT50209/
<決戦の構図 広島 参院選2022 上>保守王国 「緩み」警戒
2022/06/17 05:00
参院選・広島
「岸田効果」無党派支持狙う
 「前回、前々回ほど楽な戦いではない」。5日に広島市中区で行われた事務所開きで、3選を目指す自民党現職の宮沢洋一氏は、集まった県連所属の県議や広島市議と握手を交わした。

宮沢氏の事務所開きでこぶしを突き上げる県議ら(5日、広島市中区で)

 宮沢氏は2010年参院選で54万7000票、16年に56万8000票と、2位に約25万〜30万票の大差をつけてトップ当選を果たした。

 今回は追い風もある。昨年10月に県選出議員として戦後3人目となる岸田首相が誕生。直後に打って出た衆院選では、連立与党で県内7選挙区中6選挙区を制した。全国的に野党共闘が不発に終わった影響もあり、「保守王国」の面目を保った。

       ◎

 一部で楽観ムードも見られる中、警戒するのは「緩み」だ。19年参院選を巡る大規模買収事件では、県連に所属する県議や市議らが河井克行・元法相(実刑確定)らから現金を受け取り、辞職に追い込まれた。事務所開きでは、県連会長の寺田稔衆院議員(5区)が「大規模買収事件の影響は今日にまで及び、大変厳しい選挙が想定される」と引き締めを図った。県議らには自身の来年の統一地方選を見据え、一丸となって選挙戦に挑むよう求めた。

 県連会長代理の中本隆志県議会議長も続いた。宮沢氏が岸田首相のいとこで、党税調会長を務め、岸田首相が会長を務める宏池会でも要職を担うことを挙げて「今回の参院選は岸田政権の将来を大きく、大きく左右する」と戒めた。

 一方、宮沢氏の秘書を務めたことがあり、宏池会に所属していた吉川赳衆院議員(比例東海)が、18歳女性との飲酒などを週刊誌に報じられた。吉川氏は自民党を離党したが、参院選への影響が懸念されている。

 陣営は支持基盤のてこ入れに余念がない。国会開会中で宮沢氏の身動きが取れない平日は秘書らが手分けし、コロナ禍で苦しむ業界団体などを訪ねて回った。約200の党友好団体に推薦を依頼し、4月中旬の段階で約120団体から推薦状を集めた。

 県連は独自の公約集を策定した。岸田首相が主導した、来年に広島での開催が予定される「先進7か国首脳会議(G7サミット)」に向けた取り組みを盛り込むなど、昨秋の衆院選に続く<岸田効果>で無党派層の支持獲得も狙う。

       ◎

 連立与党を組む自公の連携は、過去2回の参院選では党本部主導で全国で「相互推薦」を行った。今回は都道府県組織がそれぞれ協議し、公明党県本部は中国5県のトップを切って、4月28日に宮沢氏の推薦を決めた。同党県本部代表の田川寿一氏は「我々は選挙区で宮沢氏を応援し、向こうは比例でこちらを支援してくれると理解している」と強調する。

 自民側は宮沢氏の事務所開きに公明県議を招いた。岸田首相の就任祝賀会では、公明党副代表で3区選出の斉藤鉄夫衆院議員(国土交通相)が登壇するなど連携をアピールする。しかし、現場では昨年の衆院選を巡るわだかまりがくすぶる。

 3区は河井・元法相の選挙区だった。大規模買収事件を受け、自民県連は元県議を候補にするよう党本部に求めたが、斉藤氏を擁立した公明に配慮し、比例選に回した。自民県議は「3区のしこりがないと言ったらうそになる。今回は自民に県内から出る比例候補もいるし、自公連携はどこまでできるか分からん」と話す。

       ◇

 参院選は22日公示、7月10日投開票で行われる。広島選挙区(改選定数2)には10人が立候補の準備を進めている。臨戦態勢に入った陣営の動きを紹介する。

1029チバQ:2022/06/19(日) 10:23:22
https://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/news/20220618-OYTNT50041/
<決戦の構図 広島 参院選2022 下>野党の争い激化
2022/06/18 05:00
参院選・広島
維新擁立 「すみ分け」に一石
街頭演説する立候補予定者(中央、広島市で)

 参院選(22日公示、7月10日投開票)に向け、日本維新の会は10日、広島市内で京都市議(当時)の森川央氏の広島選挙区(改選定数2)での擁立を発表した。「自民と立民系が仲良くすみ分けし、どちらに入れても2人とも通る選挙区に選択肢を提供する」と、森川氏とともに記者会見に臨んだ馬場伸幸共同代表。既に候補者を発表していた野党各党に波紋を広げた。

 昨年の衆院選で公示前の約4倍に議席を伸ばした維新は、全国政党を目指して無党派層や保守層の取り込みを図る。しかし、広島選挙区での候補選びは難航。「自民を追い上げられる」という意中の人物に断られるなど、関西以外での足場の弱さが顕在化した。

 党本部主導で森川氏に打診したのは5月下旬だった。馬場共同代表は「地元ではスター選手はなかなかいない」と厳しい状況を認めながらも、「戦わなければ党勢は広がらない。厳しい選挙だが、森川さんは広島に維新スピリッツを広げる志士」と持ち上げた。

 森川氏が2020年、政務活動費の二重計上で京都市議会で辞職勧告決議を受けたことにも、馬場共同代表は「わが党は問題の責任を取れば再チャレンジを認める政党だ」とかわした。

     ◎

 今回は自民現職と議席を分け合ってきた野党系無所属の柳田稔氏(67)が引退を表明し、野党各党はこの議席獲得を狙う。維新の動きを最も警戒していたのは、与党一強による弊害の打破を掲げ、立憲民主、国民民主、社民各党などが参加する野党系政治団体「結集ひろしま」だ。

 今月4日、広島市南区で開かれた元アナウンサーで新人の三上絵里氏の事務所開き。立民県連と結集ひろしま代表の佐藤公治衆院議員(広島6区)は「全ての候補者が出そろったわけではない。気を引き締めて戦いに臨まなきゃいけない」と発破をかけていた。

 「結集ひろしま」は、19年参院選で「野党共闘」候補として森本真治氏をたて、トップ当選を果たした。その参院選を巡る大規模買収事件で、自民党公認候補だった河井案里氏(有罪確定)が当選無効となった。21年4月の再選挙では新人の宮口治子氏をたて、自民新人に3万票以上の差を付けて当選する成功体験を重ねてきた。

 しかし、昨年秋の岸田首相の誕生で状況は一変した。その後の衆院選では、佐藤氏の6区以外は与党候補が制した。三上氏の事務所開きでも「強い強い岸田内閣、自民党の風が吹いている」との声が上がった。3月中を目指していた候補擁立が4月までずれ込み、「出遅れ感」の 払拭ふっしょく にも懸命だ。

 国政での立民と国民との距離感を懸念する声もある。2月に広島市で開かれた国民県連の設立大会でも、連合広島の大野真人会長が「支持政党が二極化している今の情勢を踏まえると極めて戦いにくい」と述べていた。しかし、立民が提出した岸田内閣に対する不信任案に対し、国民や維新が反対するなど状況は変わっていない。

     ◎

 共産党は、新人では最も早い昨年11月に中村孝江氏の擁立を表明した。維新と結集ひろしまの動きを好機と捉えている。

 維新の擁立発表の2日後の街頭演説。維新が米国との「核戦力共有」に関する議論開始を公約に掲げる一方、候補者が核兵器廃絶も議論することに「『核共有』と核兵器廃絶は両立しない」と強調した。国政で足並みがそろわない野党による「結集ひろしま」の枠組みも「有権者の混乱を招く」と見込んで得票数増加を目指す。

 このほか、幸福実現党や参政党も立候補予定者を発表している。(この連載は上羽宏幸、落合宏美が担当しました)

1030チバQ:2022/06/19(日) 10:24:36
https://www.chunichi.co.jp/article/486068
参院選静岡選挙区・7人予定 異例の構図
2022年6月9日 05時05分 (6月9日 05時07分更新)

 二十二日公示、七月十日投開票が見込まれる参院選が近づいてきた。静岡選挙区(改選数二)では七人が立候補する予定で、構図がほぼ固まった。現職二人が無所属で、野党第一党の立憲民主党が候補者を立てずに推薦もしない、全国でも珍しい選挙区となった。自民と野党が一議席ずつを分け合ってきた過去の経緯からみても、異例の選挙戦となる。 (参院選取材班)
 静岡選挙区ですでに立候補を表明しているのは無所属現職の平山佐知子氏(51)と、国民民主党の推薦を受ける無所属現職山崎真之輔氏(40)、自民新人で前御殿場市長の若林洋平氏(50)=公明推薦=、共産新人の鈴木千佳氏(51)、NHK党新人でIT会社社員の舟橋夢人氏(56)。八日には、新たにN党新人で食品卸会社社員堀川圭輔氏(48)が出馬を表明した。九日には政治団体「参政党」の一人が出馬表明を予定している。
 平山氏は旧民進党の公認を受けた六年前と異なり、無所属で挑む。公示後も有権者との向き合い方を変えることなく、小規模の座談会やあいさつ回りを続ける予定。陣営は「子育て世代や若手農家から要望を聞き取っている。選挙では生活者目線を訴えたい」と話す。
 山崎氏は六月に入り、選挙に向けた活動を本格化させた。二日には地元の浜松市で決起集会を開催し、七百〜八百人の支援者を集めた。集会では景気回復や物価高騰対策などを中心に演説。「地方の声を届け、政策実現の突破口にしていきたい」と訴えた。
 昨秋の参院補選の雪辱に燃える若林氏は、精力的にあいさつ回りをこなす。地域に根差した支部がある自民の足腰の強さを生かし、各支部が若林氏を「引き回し」している。現職二人はともに無所属。「責任を果たせるのは自民」と党公認を前面に出す。
 参院選では補選も含め四回目の出馬となる鈴木氏。街頭演説や支援者との意見交換を加速させている。「平和と暮らしをキーワードに、若者や子育て世代を中心に支持拡大を図りたい」と意気込む。憲法九条を生かした積極的な平和外交と生活者支援が訴えの柱だ。
 舟橋氏は「年金問題を強く訴えたい。払い損をなくすモデルにしたい」と話し、交流サイト(SNS)を中心に活動を展開している。八日に出馬表明した堀川氏は「国民とのいさかいが絶えないNHKの問題を解決しなければいけない。これが国を変える第一歩だ」と訴えた。
 今回、立民は推薦も独自候補の擁立もせず、自主投票になる見通しだ。日本維新の会も、一時は京都と静岡の両選挙区で国民との相互推薦が合意手前までいったが、自主投票になるとみられる。昨年十月の衆院選比例代表で立民は三十四万票、維新は約十六万票を取っており、票の行方が注目される。
◆現職無所属、かすむ政策 法政大・白鳥教授に聞く
 参院選静岡選挙区の構図について、静岡の政治を二十年以上にわたってウオッチしている法政大の白鳥浩教授に聞いた。
 今回の静岡選挙区は二つの点で異例と言える。一つは現職の二人がいずれも無所属で立候補する点だ。無党派層から幅広く支持を得やすくなる一方、政党の公約をアピールすることができず、政策が見えづらくなる面もある。現職二人が無所属で出ることで、選挙が政策選択ではなく、人気投票の色合いが強くなってしまうのではないか。
 もうひとつは、野党第一党の立憲民主党が独自候補を見送ったことだ。政権批判票の受け皿が狭まり、リベラル層の投票行動が読みづらくなっている。選挙戦は、自民党新人の若林氏が強固な組織を背景にして有利に選挙戦を進めるだろう。平山、山崎、鈴木の各氏ら他の陣営は、岸田政権の運営に不満を持つ有権者の支持をどう取り込むかがカギを握る。 (木谷孝洋)
関連キーワード

1031チバQ:2022/06/19(日) 10:25:38
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/600889
 参院選の日程が6月22日公示、7月10日投開票に決まり、栃木県内でも事実上の選挙戦が始まった。栃木選挙区(改選数1)では、3選を目指す自民党現職の上野通子氏(64)=公明党推薦=に新人5人が挑む構図。立候補者数は定数削減により改選1人区となった2007年以降で最も多く、激しい戦いが予想される。物価高対策や憲法改正などが主な争点となる中、選挙の勝敗を左右する「1人区」で繰り広げられる乱戦の現場を追う。
<1>定数削減後最多 現職3選へ与党結束 競う野党5陣営
【「乱戦」の構図 2022とちぎ参院選】
6/17 11:30
 前回、前々回の参院選では自民現職に野党統一候補が挑む構図だったが、今回は野党の一本化が不調に終わり、各党が候補を立てる。直近4回の選挙で連勝している自民が5連勝するのか、野党が一矢報いるのかが最大の焦点だ。

 3選を目指す自民党現職の上野通子(うえのみちこ)氏(64)=公明党推薦=陣営は2月に選対本部を立ち上げ、5月以降市町ごとに総決起大会を開催するなど着々と準備を進めている。上野氏は精通する教育分野や子育て環境の充実を訴えるほか、政権与党としての実績をアピールすることで新人との差別化を図る。

 一方、野党乱立を受けて陣営に緩みが生じ、一部の会合では空席が目立つケースも。県連幹部は組織を引き締めるほか、公明との協力をより強固にして圧勝を目指す。

 立候補表明が4月と遅れた立憲民主党の板倉京(いたくらみやこ)氏(55)は、知名度向上に全力を挙げる。税理士であるため、陣営は「税制、経済のプロ」を強調。推薦を得た連合栃木の支援も受け、県内6カ所に地域選対を設置。生活者や労働者の視点に立った政治への転換を訴える。

 昨秋の衆院選で躍進した日本維新の会は、日光市出身の大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)を擁立。同級生や親族が活動を支え、遊説や街頭演説を行って浮動票の獲得に力を入れる。

 9年ぶりに独自候補を立てる共産党は、昨秋の衆院選栃木5区に立候補した岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)を擁立。防衛費増額を唱える岸田政権との違いを打ち出し、憲法9条堅持を訴える。

 NHK党の高橋真佐子(たかはしまさこ)氏(57)は選挙事務所の開設予定はなく、交流サイト(SNS)を中心に情報発信を行う。政治団体の参政党の大隈広郷(おおくまひろさと)氏(52)は宇都宮市内に事務所を開き、同市などの駅前で演説を行っている。

1032チバQ:2022/06/19(日) 10:26:06
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/601494?relatedarticle
<2>緩み警戒「圧勝」狙う 連勝目指す与党 自公、目標得票数を設定
【「乱戦」の構図 2022とちぎ参院選】
6/18 18:30
 陣営の懸念が、大票田の県都で表面化した。


 5月30日、宇都宮市内で開かれた自民党現職上野通子(うえのみちこ)氏(64)=公明党推薦=の決起大会。丸川珠代(まるかわたまよ)元五輪相が応援に駆け付けたが、参加者は400人弱。会場の半分以上が空席となり、熱気を欠いた。

 定数削減後最多の6人が立候補を予定する参院選栃木選挙区。野党共闘が不調に終わり候補者が乱立したため、自民支持者に楽観論が広がり、上野氏の選対幹部は「組織の緩み」を危惧していた。

 宇都宮の状況はすぐに、党幹事長の茂木敏充(もてぎとしみつ)県連会長の耳に入った。茂木氏は関係者にげきを飛ばし、木村好文(きむらよしふみ)県連幹事長らも組織の引き締めを図った。

 6月11日、足利市内の決起大会では立ち見が出るほど盛況に。17日に同市内で行われた茂木氏の応援演説にも、多くの支持者が詰めかけた。“W幹事長”の地元で組織力の強さを見せつけたが、木村氏の表情は険しかった。「戦いはこれから。圧勝するんだ」

 演説で上野氏は、教育や子育て環境のさらなる充実などを訴える一方、ウクライナ侵攻や憲法改正について熱弁を振るうことはほとんどない。精通する分野の実績を強調し、政権与党をアピールすることで新人候補との差別化を図るのが狙いだ。

 上野氏の後援会は旧市町単位を軸に組織。県議や市町議員を中心に運動を展開する。業界団体や企業訪問で与党支持層の票を着実に固め、街頭演説で無党派層の取り込みを図る。

 公明との連携をこれまで以上に強化するため、新たな試みも。選対幹部によると、互いの目標得票数を初めて具体化し、公明は上野氏に8万5千票、自民は公明の比例候補に2万5千票をそれぞれ獲得すると約束した。

 上野氏は初当選した2010年に約32万5千票、16年は約48万4千票を勝ち取り、県内での支持や知名度を着実に広げた。今回も前回と同程度の得票数を目指す。

 一方、昨秋の衆院選では2区候補者を巡り党内で争いも。3区では国会議員と県議間で対立し、互いが別々に集会を開くケースもあった。上野陣営の関係者は「上野氏支持の点で一致しているので問題はない」と話すが、組織が大きいだけに引き締めの徹底や、上滑りへの警戒を強めている。

1033名無しさん:2022/06/19(日) 11:31:51
現状勝敗の分からない激戦区選挙区
複数区
北海道、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、兵庫、広島、福岡

一人区
青森、岩手、山形、福島、山梨、新潟、長野、大分、沖縄

もしかしたら接戦になる可能性のある選挙区
宮城、福井、三重、愛媛、長崎

1034チバQ:2022/06/19(日) 18:20:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aeede84769a728e31e3bc7a86818fa81ad614b6
参院選、異例の合併選挙で混戦模様の神奈川 自民の勝算は?
6/19(日) 18:01配信
参院選(22日公示、7月10日投開票)で神奈川選挙区は、異例の「合併選挙」が実施される。改選数は4だが、3年前の参院選の欠員の補充も同時に行われるため当選者は5人となる。ただ、5人目の任期は通常の6年ではなく3年だ。自民党はおよそ四半世紀ぶりに2人を擁立したが、仮に1人が今回5位で当選した場合は、3年後の参院選で現職と「共倒れ」になる可能性もはらむ。

「これまでにない難しい選挙だ。5人当選できるが、4位までの人と5位の人で当選後に与えられる任期が違う」。自民の神奈川県連会長を務める小泉進次郎前環境相は5月22日、横浜市中区の繁華街で今回の参院選について集まった聴衆にこう説明した。

参院選の合併選挙は平成4年の埼玉選挙区以来、30年ぶりで、神奈川県では初めて。神奈川は、昨年8月の横浜市長選に前回参院選で当選した日本維新の会の松沢成文氏が出馬して欠員が生じており、本選に合わせて補充が行われることになった。

自民は現職で元厚労副大臣の三原じゅん子氏と元職で旧みんなの党代表の浅尾慶一郎氏の2人を擁立。公認候補2人の擁立は24年ぶりだ。6年前の参院選では党公認候補は三原氏1人だったが、無所属で出馬していた中西健治元財務副大臣を推薦。中西氏を当選後に追加公認して改選4議席のうち2議席を自民が占める形となっていた。県連は当初、三原氏と中西氏の現職2人の擁立を予定していたが、中西氏が昨年、衆院にくら替えしたことで浅尾氏に白羽の矢が立った。

浅尾氏の擁立に動いたのは甘利明前幹事長(衆院比例南関東)で、浅尾氏は甘利氏が所属する麻生派の支援を受ける。一方の三原氏は菅義偉前首相の側近の一人でもあり、今回の2候補擁立を「菅VS甘利」の代理戦争と見る向きもある。

さらに、自民は連立を組む公明党の三浦信祐氏も推薦。仮に自公の候補のうちのいずれかが5位で当選すれば、3年後は今回非改選の自公の現職2人と合わせた3人で、4議席を奪い合うことが想定される。与党にとって今回は候補者3人の4位以内当選が最重要課題で、小泉氏は5位当選について「誰にとっても良いことではない」と語る。

ただ、過去の参院選神奈川選挙区の結果を紐解くと、この目標はかなり高いハードルといえる。3年前の参院選で自民は1人を擁立し、約91万票を獲得。立憲民主党が約74万票、公明が約61万票、維新は約57万票を獲得し、これで4議席が埋まった。次点の共産党は約42万票だった。

立民も今回、2人の候補者を擁立、維新は昨年夏に辞職した松沢氏が再び出馬する。当選枠が5に拡大したことで前回議席を獲得できなかった共産や国民民主党も議席奪取に全力を挙げており、激戦模様だ。小泉氏は「4位以内に3人を当選させる勝率75%という厳しい戦いだ」との認識を示した。(大島悠亮)

1035チバQ:2022/06/19(日) 18:25:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/298b3242e2f5db79e34be4fc7a518804f14f5ef6
社民党が存亡懸けた戦い 政党要件死守へ 恩讐越え連携も
6/18(土) 21:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
決起集会で拳を突き上げ、参院選での再選を誓う社民党の福島党首(右端)や神奈川選挙区から出馬する内海氏(中央)ら=9日、横浜市中区

 社民党が存亡の危機に直面している。迫る参院選で得票率2%を得るか、現在衆参2人の所属国会議員を5人に増やさないと公職選挙法上の政党要件を失うことになる。改選を迎える福島瑞穂党首が県連合代表を務める神奈川は全国屈指の集票拠点の位置づけで、選挙区候補との連動で活路を開けるかが注目される。

 「憲法が最大の危機にある。参院選の結果次第で改憲の国会発議まで行くだろう。何としても阻止したい。9条が変えられるかもしれない国会には社民党が、福島瑞穂が居なければならない」

 9日、横浜市内で開かれた福島氏の決起集会。集まった約150人の支援者を前に、福島氏はボルテージを上げた。

 前身の社会党は自民党の対抗勢力として、戦後政治を特徴付けた「55年体制」の一翼を担い、「護憲」を旗印に最盛期には200人以上の国会議員を擁した。片山哲、村山富市の両首相も輩出した。

 だが、1994年に発足した自社さ連立の村山政権で違憲としてきた自衛隊を合憲に変えるなど、基本政策を180度転換。支持離れが進み、96年に社民党に改称したが、分裂もあって退潮傾向に歯止めが掛からない状態が続いている。

1036チバQ:2022/06/19(日) 18:44:11
>>1033
一人区で福井を入れるなら岡山のほうが可能性あるかな?と自分は思います〜

1037名無しさん:2022/06/19(日) 20:05:51
>>1036
JX情勢調査
https://youtu.be/CljO3AjKHno

岡山はJX調査で自民先行と出てますよう(。>ω<。)(゜∀゜ゞ)

1038チバQ:2022/06/20(月) 08:28:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/de5338cffeda1ebb406ad01ab3e1f84140badaec
参院選山形選挙区 出遅れ自民は追い上げに躍起、野党共闘に亀裂で国民は結束に腐心
6/19(日) 19:57配信
産経新聞
15日の総決起集会で、支持を訴える舟山康江氏=山形市(柏崎幸三撮影 )

参院選山形選挙区(改選数1)は、3選を目指す国民民主党現職の舟山康江氏(56)ら5人が争う構図となる中、5月29日に出馬が決まった自民新人で元山形県議の大内理加氏(59)が、出遅れた差を縮めようと躍起となっている。強固な支持基盤を誇る舟山氏は、野党共闘が一部崩れたこともあり、組織の結束に腐心する。22日の公示、7月10日の投開票に向け、各陣営の緊張感が高まってきた。



■「与党寄り」批判

昨年末に出馬を表明した舟山氏。「私は変わっていない。野党の立場だ」と事あるごとに繰り返し、野党の結束を呼び掛けてきた。令和4年度政府予算案に賛成した国民に対し、非自民支持者の一部から噴出した「与党寄り」という批判の払拭に追われたのだ。

山形では国政選挙などで立憲民主、国民、連合山形の2党1団体が連携し、非自民支持層の票を集めてきた経緯がある。この「山形方式」とも呼ばれた野党共闘に今回、亀裂が生じた。

平成28年と令和元年の参院選、昨年10月の衆院選で共闘に加わり、独自候補の擁立を見送った共産党は当初、舟山氏との連携を模索。しかし「協議の場すら実現しなかった」(本間和也委員長)ため、党県委員の新人、石川渉氏(48)の擁立を2月に決めた。

国民は、物価高対策を盛り込んだ今年度補正予算案にも賛成。石川氏は「国民が与党化する中、われわれは与党と明確な対立軸となって戦う」と強調する。

立民は、舟山氏を支える姿勢を堅持する。山形市内で15日に開いた総決起集会で850人の参加者を前に県連の石黒覚代表は「心配しないでほしい。舟山氏の3期目を必ず勝ち取る覚悟で戦う。野党の統一戦線である山形方式が壊されるはずがない」と訴えた。

■時間との戦い

一方、国民への配慮から一時は候補擁立の見送りが現実味を帯び、「舟山氏推薦」(党幹部)の声まで出るなど迷走した自民は、追い上げに必死だ。公明党の推薦を取り付け、13日には選挙事務所開きを行い、急ピッチで態勢を整える。

農業関係など、これまで支持が得られなかった団体の取り込みも進める。JAグループの政治運動組織「県農協政治連盟」は舟山、大内両氏の推薦を15日に決めた。

18日には党総裁の岸田文雄首相が山形市内で開かれた県連大会に出席し、テコ入れに努めた。党の選対委員長を務める県連会長の遠藤利明氏は「皆さんに大変、ご苦労やご迷惑をおかけした」と陳謝した。

しかし、自民が全国45選挙区で擁立した最後の候補になるなど、出遅れは明らか。大内氏は昨年1月の山形県知事選で現職に大敗しており、有権者にどこまで浸透できるかも未知数だ。「短期戦に向けて引き締まってきた」(遠藤氏)と強気の姿勢だが、自民にとっては時間との戦いにもなる。

NHK党新人の小泉明氏(51)、政治団体「参政党」新人の黒木明氏(48)も出馬を予定している。(柏崎幸三)

1039チバQ:2022/06/20(月) 09:07:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/297f02d0fc34ed80a66f58603916dcd6041d4c01
どう思う?議員の「先生」呼び 〝勘違い〟助長の側面も…
6/20(月) 7:30配信

産経新聞
令和元年の参院選で投じられた一票。政治参加は暮らしをよくすることにつながると選挙・政策アドバイザーの高井章博氏は話す

国会議員をはじめ、地方議員も周囲から「先生」と呼ばれることが多い。いわゆる「先生」ではないのに、どうしてこう呼ばれているのか。古くから政界に根付くこの慣習については「違和感ない」とする声がある一方、「思い上がりを助長する」といった否定的な意見もある。参院選が迫るなか、議員を「先生」と呼ぶことの是非や、有権者はどんな視点で一票を投じるべきかなどについて、事情に詳しい専門家に話を聞いた。(外崎晃彦)


「先生、お久しぶりでございます」「先生、こちらへどうぞ」-。

国会議員が集う会合やパーティーの席などでは、参加者が議員らを「先生」と呼んで持ち上げる光景がよく見られる。

こうした〝慣習〟に異を唱えているのが、特定行政書士で選挙・政策アドバイザーの高井章博氏だ。高井氏は「このおかしな呼び方が、思い上がる議員を生んでいる」と語る。「辞書を引いても、『先生』は議員に対する敬称に用いることはあるものの、本来的な用法ではない」として、著書などを通して、呼称の使用撤廃を提案している。

こうした意見は政界内部にも少なくなく、インターネット上などには、使用を控えるように望む声がみられる。

■起源は明治か?

では、この呼び方は一体いつ始まったのか。

高井氏は「国会が始まった明治時代ごろとする説が有力」とする。現在の秘書にあたる「書生」らは当時、多くが議員宅に住み込んで仕えていた。そんな書生にとって、議員は政治を教えてくれる「先生」のような立場であり、親しみも込めてそう呼ぶようになったと推察されるという。議員を指す「先生」とは「政治の世界の先生」のことだったようだ。

その呼び名は次第に役人など〝身内〟以外も使うようになり、ついには一般人にも広がり、現在に至っているという。ただ、有権者からは「国民を代表する偉い立場にある人なので問題ない」といった声がある一方で、「上下関係を生むような呼び方はふさわしくない」といった否定的な意見も聞かれた。

高井氏も「先生という呼称は決して適切ではない」と断言する。「威張ったり、役人に対して当然のようにいろいろな要求をしたりする議員もいる。先生と呼ばれて持ち上げられるうちに勘違いし、これが助長される側面はあるだろう」としている。

参院選は22日に公示、7月10日に投開票される。改選議席と欠員補充の計125議席に対して、選挙区と比例代表を合わせ、520人超が立候補を予定している。

投票のポイントについて高井氏は「議員は国民の代表だが、あくまで国民の一部。当選によって特権的な立場になるわけではなく、対等な立場であることを忘れてはいけない」と話す。 その上で、「自分の考えや感覚に一番近いと思う人を選ぶのがいい。特に若い有権者には、政治に参加することで自分たちの暮らしはよくすることができるということを知ってほしい」と提案している。

■秘書ら否定的意見も

「先生」と呼ぶことについては、国会議員の秘書ら関係者はどう考えているのだろうか。

ある現職国会議員の秘書は「周囲が持ち上げるせいか、尊大な態度を取るベテラン議員もいる」と吐露。自らが秘書を務めている議員については「当選回数が少ないので当初は違和感があった」としつつも、「聞き慣れて気にならなくなってしまっている。先生と呼ばれることが(態度を)大きくするのであれば、(自分の事務所では)そうならないように気を引き締めたい」と話した。

参院選に立候補を予定している新人候補の一人は、「自分が議員になったからといって、これまで関わってきた人たちとの立場が変わるわけではない。それなのに、突然『先生』と呼ばれると上下関係が生まれるようでおかしい」とし、自分が当選しても「(先生と)呼んでほしくない」と語った。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板