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第26回参議院議員選挙(2022年)

1013チバQ:2022/06/18(土) 08:21:15
■立民

 「他党のことは言いたくないが、維新に批判されるので支持者に説明しないといけない。いわば正当防衛だ」。11日の立民現職の事務所開きで、選対責任者の山井和則衆院議員は、資料を手に大阪でのコロナ死者数の多さを指摘し、維新批判を展開した理由を打ち明けた。

 泉健太代表のお膝元で、前幹事長が出馬する全国的な注目選挙区。野党第1党を狙う維新は「ここを追い落とせばインパクトがある」(幹部)と激しい立民批判を繰り返す。立民の支持率が低迷し、政権批判票を共産とも奪い合う構図を考えれば、「守りの選挙」を強いられるのは間違いない。

 勝利の前提になるのは、推薦を得ている連合の票を積み上げることだ。国民民主党が維新新人を推薦し、労働組合の動きに影響を与えるとみられるが、府連幹部は「労働政策の観点から、連合は維新とは合わない。票の多くは流れないのでは」と分析する。

 その上で勝敗を分けそうなのは、無党派層への広がりだ。「旧民主党は政権を取ったのに、少子高齢化も改善していないし、実質賃金も上がっていない」。5選を目指す現職は、演説で実現できなかった政策への言及を増やしている。陣営幹部はその意図をこう読み解く。「それほど国政は難しく、新人には厳しい。そう伝えれば、現職の優位性が際立つはずだ」

■維新

 大阪における維新の強さは、普段から地元を回る多くの地方議員によるところが大きい。その点、京都維新の地方議員は20人に満たない小所帯。選挙が近づいても、維新のポスターはそれほど目立たない。

 「脱・大阪ローカル政党」のハードルは高い。3月の兵庫県西宮市長選では新人を立てたが現職に大敗。国政選の選挙区で未勝利の京都での浸透は、なおのこと容易ではない。4日に応援演説で訪れた松井一郎代表(大阪市長)は「組織はなく、いかに大勢の人と会えるかにかかっている。魔法の 杖つえ はない」と気を引き締めた。

 とはいえ、「風」に乗って予想外の票を集めることがあるのが維新だ。昨秋の衆院選で獲得した26万超の比例票は、参院選では当選圏が視野に入る数字。自民関係者も「このくらいの数字をポンと出してくる潜在能力がある」と警戒する。

 維新が照準に定めるのは、立民だ。国民民主の前原誠司代表代行を味方につけたことで、維新関係者は「本来、立民に行くはずだった『前原票』には、2倍の価値がある」と期待する。ただ、吉村洋文副代表(大阪府知事)はそんな皮算用を戒めるように、こう強調した。「前原さんの力を借りないくらいの思いでやらないと、強い立民の牙城は崩せない」

■共産

 「憲法9条を壊す自民、公明、維新か。それとも9条を生かした平和外交の共産か」。新人の応援のため、5日に綾部市に入った小池晃書記局長は声を張り上げた。ロシアのウクライナ侵攻や物価高騰で、訴える内容は「護憲」と「経済対策」で定まっている。全国有数の組織力を誇り、3年前の改選でも議席を確保した京都は「現職のいる東京と並ぶ重点選挙区」と位置づける。

 ただ、最近の党勢は上昇気流にない。自民のベテランの引退で悲願の初勝利を狙った昨秋の衆院選京都1区は、比例復活に甘んじた。新人を推薦した知事選は現職にダブルスコアで敗れた。4党が新人を立てた同日投開票の府議補選(北区)も3番手に終わった。

 てこ入れのため、5月中旬には京都を拠点に活動する30歳代女性を比例で擁立することを決定。大学生ら若年層の票の掘り起こしを目指す狙いがある。

 15日に記者会見した渡辺和俊・府委員長は、選挙の構図を「自公維と共産による2極対決」と説明。昨秋の衆院選で全国的な「共闘」が広がった立民へのスタンスを問われると、「自民や維新とは、物の言い方は違ってくるが、軍事費増額反対は共産しかないと訴える」と表現した。

 共産にとって最悪のシナリオは、自民と維新で2議席を取られることだ。ただ、立民への支援の可能性を問われると、渡辺委員長は「それでは選択肢を奪うことになる。堂々と戦う」と言い切った。党創立100年を迎える夏、改めて存在感を示せるかの戦いになる。

(上村真也、梨木美花、松崎遥が担当しました)


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