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第26回参議院議員選挙(2022年)

1095チバQ:2022/06/24(金) 10:33:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/3087decfd741c257c318d1439901b303aab205f5
参院選宮城・序盤情勢 桜井氏先行、小畑氏追う 無党派層の5割態度未定
6/24(金) 6:00配信


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河北新報
 7月10日投開票の参院選で、河北新報社は23日、共同通信社による電話情勢調査に基づき、本社取材網の分析を加味して宮城選挙区(改選数1)の序盤情勢を探った。5選を狙う自民党現職の桜井充氏(66)が先行し、立憲民主党新人の小畑仁子氏(44)が追う。鍵を握る無党派層の5割強が投票先を決めておらず、終盤に向けて情勢が変わる可能性がある。

 6年前、野党統一候補だった桜井氏は自民、公明両党支持層の7割超を固め、日本維新の会支持層からも2割を取り込む。4期24年の実績や知名度を武器に全域に浸透。県内35市町村長のうち32人による「首長の会」の支援も取り付けた。

 小畑氏は立民支持層の8割、共産党支持層の6割を固め、無党派層は5候補で最も多い2割の支持を得る。党本部は泉健太代表ら幹部を大票田の仙台市に投入して追い上げを図る。

 「第三極」を掲げる維新新人の平井みどり氏(67)は支持拡大に懸命だ。

【立候補者の略歴】=届け出順

ローレンス 綾子(ろーれんす・あやこ)52歳 諸派・新 参政党支部長、牧師、茨城県、米オレゴン州立大

桜井 充(さくらい・みつる)66歳 自民・現④=公明推薦 医師(厚労副大臣、財務副大臣)仙台市、東北大院

小畑 仁子(おばた・きみこ)44歳 立民・新 看護師(県議①)埼玉県、東京都立豊島看護専門学校

平井 みどり(ひらい・みどり)67歳 維新・新 党県組織副代表(仙台市議①)仙台市、武蔵野音楽大短期大学部

中江 友哉(なかえ・ともや)30歳 N党・新 政治団体役員(会社員)東京都、東洋大

河北新報

1096チバQ:2022/06/24(金) 10:36:35
市民とは・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/eddf08720cd12c2b40d897a89a908f694096e75c
岸田首相に「帰れ」 市民から抗議の怒号 沖縄全戦没者追悼式
6/23(木) 18:14配信

毎日新聞
沖縄全戦没者追悼式で、式典中、会場に向かってプラカードを掲げ、抗議する人たち=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2022年6月23日午前11時56分、平川義之撮影

 沖縄県糸満市で23日に営まれた沖縄全戦没者追悼式で、「基地負担の軽減に全力で取り組む」などとあいさつした岸田文雄首相に対し、会場周辺で式の様子を見ていた市民から「帰れ」「沖縄の声を聞いて」などと抗議の声が飛んだ。


 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への県内移設計画を巡っては、2019年2月の県民投票で埋め立てに反対が7割を超えたが、政府はその後も埋め立てを続け、反対の声が根強い。

 追悼式には県が3年ぶりに首相を招待し、岸田首相は就任後初めて参列した。会場周辺では「岸田、帰れ」「沖縄を二度と戦場にさせない!」などと書かれたプラカードを持った人たちが立ち、岸田首相があいさつすると、「沖縄に基地を押しつけるな」「聞く力見せてみろ」などと怒号が断続的に飛んだ。

 岸田首相はあいさつで沖縄振興による経済発展や基地負担の軽減について言及したが、辺野古移設については触れなかった。【宮城裕也】

1097チバQ:2022/06/24(金) 10:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f6f7bd6d04cc8c79f1da8ab66a4346ce34de866
参院選埼玉 維新、幹部を集中投入 躍進の衆院選再現狙う
6/20(月) 19:04配信


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産経新聞
街頭演説会で支持を訴える日本維新の会の松井一郎代表=19日午後、さいたま市大宮区(星直人撮影)

22日公示、7月10日投開票の日程で行われる参院選に向け、日本維新の会が埼玉選挙区(改選数4)での勝利を目指し集中的に幹部を投入している。「二枚看板」の松井一郎代表(大阪市長)、吉村洋文副代表(大阪府知事)らが相次いで立候補予定者の応援に駆け付け、支持拡大に余念がない。参院選の当選ラインの票数に迫る勢いだった昨年の衆院選の再現を狙い、議席奪取の機会をうかがう。

【政党別でみる】参院選の獲得議席予測

「(野党)第二党では力がありません。野党第一党の力を与えていただいて、ちょっと自民党をピリッとさせたいんです」

松井氏は今月19日、JR大宮駅(さいたま市大宮区)で街頭演説会に臨み、こう力を込めた。

維新は埼玉選挙区を、参院選の8つの「重点選挙区」の一つに位置づけている。11日には吉村氏、5月30日には馬場伸幸共同代表もそれぞれ埼玉県内入りして支持を訴えた。

埼玉選挙区は自民党の関口昌一氏(69)、公明党の西田実仁氏(59)、元知事でもある無所属の上田清司氏(74)の各現職と、立憲民主党新人で元県議の高木真理氏(54)が争いの軸になると目されており、維新新人で弁護士の加来武宜氏(41)、共産党新人で元衆院議員の梅村早江子氏(57)らも絡む混戦が予想される。

令和元年の改選では、自民、旧立憲民主、公明、共産各党の候補が議席を獲得した。当選者のうち最も得票が少なかった共産党公認候補の35万9297票に対し、維新公認候補は20万4075票。この戦果を踏まえると勝利からは程遠いようにも思えるが、維新関係者が念頭に置くのは昨年の衆院選での躍進だ。

衆院選比例代表で維新は埼玉県内で33万1083票を獲得し、選挙区に擁立した新人4人のうち2人が比例復活当選を果たした。参院選の選挙区でも同程度の票を得ることができれば、当選圏に浮上する可能性は十分にある。衆院選当選者の一人で県支部代表の高橋英明衆院議員は、衆院選での躍進を経た現在が「絶好のチャンスだ」と語る。

多くの維新関係者が、議席奪取に向けて「標的」と見据えるのは立憲民主党の高木氏だ。埼玉選挙区では国民民主党が上田氏を推薦するため、旧民進党支持層の票がばらけることが確実な情勢だからだ。

もっとも、維新は立憲民主党に比べると地方議員の数などの点で大きく劣り、県内全域をエリアとする広大な選挙区で「風」に頼らずに戦い抜くだけの地力は乏しい。

「われわれには大阪で行政を運営してきた経験があります。今の立憲民主党は行政を動かした経験はありません!」

松井氏が街頭演説会で立憲民主党への対抗心をむき出しにしたのは、選挙戦に向けた焦燥感の裏返しでもある。(星直人)



■立候補予定者(4―15)

関口 昌一69 党参院会長 自現

高木 真理54 元県議 立新

西田 実仁59 党参院会長 公現

【自】

加来 武宜41 弁護士 維新

梅村早江子57 元衆院議員 共新

西 美友加50 弁護士 れ新

河合 悠祐41 派遣会社役員 N新

小林 宏49 建設業 N新

宮川 直輝49 建設会社役員 N新

池 高生53 IT会社役員 N新

湊 侑子39 幸福党県役員 諸新

坂上 仁志60 経営コンサル 諸新

堀切 笹美47 不動産業 諸新

上田 清司74 元知事 無現

【国】

高橋 易資65 不動産業 無新

1098チバQ:2022/06/24(金) 10:38:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7ff4945d14514c1a3289a152c58a9cd88e844f9
【参院選・長野】6人が立候補の激戦区 現職杉尾秀哉氏も危機感 浮動票の行方が鍵か
6/24(金) 8:28配信


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日刊スポーツ
長野選挙区

<乱戦の夏 2022参院選>

 長野選挙区(改選数1)は、激しい選挙戦となっている。立憲民主党現職の杉尾秀哉氏(64)に対し、自民党は新人でタレントの松山三四六(さんしろう)氏(51)を擁立した。改選数が2から1となった2016年(平28)以降、昨年4月の補欠選挙も含めて事実上の「与野党1対1」の構図が3回続いてきたが、今回は日本維新の会新人の手塚大輔氏(39)ら計6人が立候補し、図式が変わった。実績の現職対タレントの人気・知名度の議席争いに、他候補が加わり、どんな審判が下るのか。

【写真】「負けられない戦い」と1期6年の実績を訴えた杉尾秀哉氏

 「厳しいが、負けられない」「くらしと命、平和を守る」を打ち出す杉尾氏と陣営は、警戒感を隠さない。理由は2つ。

 「立民への逆風」「ライバルの正体が知れない」

 6年前、杉尾氏は全国に先駆けた民進党・共産党・社民党の野党統一候補として出馬。「落下傘候補」と批判されながら自民現職に7万票以上の差をつけ、57万票以上を獲得して初当選した。今回も共産、社民と政策協定を結び、国民民主党も4月に設立された県連が杉尾氏支援を決め、共闘の「長野方式」で再選を目指す。

 ただ、昨年10月に共闘で挑んだ衆院選では敗れた。長野の一昨年暮れ、非自民の保守層の調整役だった羽田雄一郎参院議員が死去。共産との共闘に難色を示す層もあり、保守層離れが指摘された。それでも、国民民主に近い政治団体「新政信州」、護憲団体などからなる「信州市民連合」の支持も得て、引き締めを図ってきた。

 杉尾氏は「1期6年、県内77市町村を回って約22万キロ走り、現場に足を運んで声を聞いてきたのが強み。それでもまだ問題は残っている。もう6年やらせてほしい」と支持を訴える。これまでは事実上の一騎打ちの構図の中で、リベラル層から非自民党の保守層まで広い支持を集めたが、今回は維新も含め、6人が出馬。構図は一変している。

 補選も含めて直近の参院選長野選挙区で3連敗中の自民は、松山氏の知名度にかける。21年前に長野に移住し、テレビやラジオを中心に活躍。「1、2の三四六。松山三四六」の掛け声で、イメージ戦略に出る。ローカルタレントとして地域に親しまれてきた人気は根強い。公示日には芸能界で師匠と仰ぐ歌手の松山千春(66)が応援に駆けつけ、「もう1度、長野に来ます」と公言。これまで以上の浮動票も視野に入る。

 第三極を狙う維新の手塚氏は「教育と出産の無償化」などの社会保障の充実を訴え、こちらも浮動票の受け皿になりえる状況で、県政界関係者は保守層が一定程度、手塚氏に流れる可能性があるとみる。

 低投票率が予想され、中央では野党の足並みにずれが出る中での4度目の「長野方式」。実を結ぶのか。浮動票の行方が鍵になりそうだ。【赤塚辰浩】

1099岡山1区民:2022/06/24(金) 12:01:24
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20220624000110
2022参院選香川/自民・磯崎氏が堅調 追う茂木氏(立民)三谷氏(国民)
2022/06/24 08:59

メールで記事を紹介印刷する

 7月10日投開票の参院選に対する有権者の動向をつかむため、共同通信は22、23の両日、世論調査を行った。集計データに四国新聞が取材で得た情報などを加え、選挙戦序盤の情勢を分析した。現職と新人の計8氏が1議席を争う香川選挙区は、3選を目指す自民党現職の磯崎仁彦氏(64)が幅広く支持を集めて先行。立憲民主党新人の茂木邦夫氏(35)と国民民主党新人の三谷祥子氏(55)が横並びで追い、日本維新の会新人の町川順子氏(63)、共産党新人の石田真優氏(40)と続く。調査時点で2割超の有権者が態度を決めていない。

 参院選について「大いに関心がある」「ある程度関心がある」とした割合は83・7%だった。

 磯崎氏は自民支持層の7割に加え、公明党支持層の6割強を固めた。維新と国民の両支持層の一部も取り込み、無党派層の支持でもトップ。年代別では20代以上の各年代で幅広く支持されている。男女の差はほぼない。

 茂木氏は立民支持層の6割強、三谷氏は国民支持層の約6割をまとめるが、いずれも無党派層からの支持は伸びておらず、浸透しきれていない。年代別では、茂木氏は40代と60代以上、三谷氏は20代と30代の支持がやや高い。

 町川氏への維新層の支持、石田氏への共産層の支持はいずれも5割強にとどまる。政治団体「参政党」新人の小林直美氏(48)、NHK党新人の池田順一氏(41)、政治団体「維新政党・新風」新人の鹿島日出喜氏(78)は苦しい。

 比例の政党支持率は、自民が35・3%で他党を引き離している。次いで国民13・2%、立民11・1%、維新9・7%、公明7・4%、共産5・0%、れいわ2・5%、参政党2・1%、社民1・3%、N党0・7%などと続く

1100チバQ:2022/06/24(金) 12:46:10
https://kahoku.news/articles/20220530khn000005.html

参院選宮城 桜井氏支援へ首長の会 32市町村長参加し設立総会

2022年5月30日 10:18

市町村長有志による支援組織の発足に謝意を伝える桜井氏



 夏の参院選宮城選挙区(改選数1)で、自民党現職の桜井充氏(66)を支援する「首長の会」の設立総会が29日、仙台市青葉区のホテルであった。県内35市町村長のうち32市町村長が名を連ね、桜井氏の5選に向けて結束して行動することを申し合わせた。
 総会には、県市長会長の伊藤康志大崎市長ら代理を含む23人が出席。代表世話人に就いた渥美巌東松島市長は「政策課題の解決には政権与党の力が必要。力を合わせて桜井さんを応援したい」と訴えた。桜井氏は「与党議員として地元のために働けるよう努力したい」と語った。
 事務局によると、2016年の参院選宮城選挙区で桜井氏と戦った熊谷大利府町長は参加を辞退。郡和子仙台市長、29日告示された岩沼市長選に立候補せず引退する菊地啓夫市長は判断を留保した。総会には仙台市の藤本章副市長がオブザーバー参加した。
 宮城選挙区はいずれも新人で立憲民主党の県議小畑仁子(きみこ)氏(44)、日本維新の会の元仙台市議平井みどり氏(67)、NHK党の政治団体役員中江友哉氏(30)も立候補を予定する。

1101チバQ:2022/06/24(金) 14:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/69c52239f656c19f74876af25b7cf358dcec2b43
星氏一歩リード、小野寺氏が追う 参院選福島選挙区、序盤の情勢
6/24(金) 12:08配信


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福島民友新聞
 新人5人による争いとなっている福島選挙区(改選数1)は、自民党公認の元県医師会副会長星北斗候補(58)=公明党推薦=が一歩リードし、事実上の野党統一候補で無所属のフリーアナウンサー小野寺彰子候補(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=が懸命に追う展開となっている。

 自民は重点区の一つに位置付け、岸田文雄首相は福島市で第一声を上げた。星候補は組織戦を展開し、自民支持層の7割弱をまとめた。地盤の郡山地域でも手厚い支持を得る。

 小野寺候補は立民支持層の6割を固めたが、国民、社民などの支持層をつかみきれていない。女性の支持拡大が課題で、星候補を上回る無党派層への浸透に活路を求める。

 NHK党公認の元山形県米沢市議皆川真紀子候補(52)は苦戦している。このほか、政治団体「参政党」公認の会社社長窪山紗和子候補(47)、無所属の元養護教諭佐藤早苗候補(62)が立候補している。

福島県内の政党支持率、自民41.2%立民16.6%

 県内の政党支持率は、自民41.2%、立民16.6%、共産5.7%、公明4.8%、維新4.3%、国民2.8%、れいわ2.3%、社民2.0%、N党0.5%で「支持政党はない」とした無党派層は15.1%だった。

福島民友新聞社

1102岡山1区民:2022/06/24(金) 15:39:25
>>1101
福島の比例支持率が4%位不明なんですが、この中のどれだけが参政党なんでしょ・・・

1103岡山1区民:2022/06/24(金) 15:45:38
https://nordot.app/912866240557858816?c=174761113988793844
参院選 序盤情勢 山本氏先行、白川氏追う 3割弱が態度未定 長崎選挙区

特集ページへ
 共同通信社の参院選序盤情勢調査によると、長崎選挙区(改選数1)は自民新人の山本啓介候補(47)=公明推薦=が堅調な内閣支持率にも支えられて先行し、立憲民主新人の白川鮎美候補(42)=社民推薦=が追う展開となっている。維新新人の山田真美候補(50)と共産新人の安江綾子候補(45)は伸び悩み、政治団体「参政党」新人の尾方綾子候補(47)とNHK党新人の大熊和人候補(52)は厳しい。
 ただ3割弱がまだ態度を決めておらず、終盤にかけて情勢が変わる可能性がある。
 山本氏は30〜50代と70代以上で他候補を大きく引き離した。野党系が強い衆院長崎1区(長崎市)を含め全県下で支持を広げ、男性の3割強、女性の4割弱をまとめた。ただ自民支持層の約6割しか固めきれておらず、保守分裂となった2月の知事選や知名度不足が影響している可能性がある。公明支持層の半数超に浸透し、維新支持層の2割弱にも食い込んでいる。
 白川氏は60代で他候補を上回った。だが地元の佐世保市を含む衆院長崎4区でも山本氏にリードを許している。男性の3割弱、女性の2割弱の支持を集めた。立民支持層の約8割、社民支持層の約9割をまとめたが、国民支持層は5割弱にとどまっている。支持政党がない「無党派層」の支持は最も多かったが、2割に届いていない。
 山田氏は維新支持層の5割を固め、国民支持層も2割強が流れ込んでいる。安江氏は共産支持層の約8割をまとめた。
 比例代表の支持政党は自民35.1%、立民18.3%、維新9.3%、公明7.5%、共産4.9%、国民4.1%、参政党2.5%、社民2.2%など。
 参院選への関心は「大いにある」43.4%、「ある程度ある」42.0%、「あまりない」11.9%、「まったくない」1.5%だった。

1104チバQ:2022/06/24(金) 17:44:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0cb56904e0f96619d78533403172d6846f3a121f
<参院選>埼玉選挙区の序盤情勢 自民優位、5候補追う混戦模様 有権者3割超が未確定、終盤どうなる
6/24(金) 12:26配信


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埼玉新聞
参院選、埼玉選挙区の序盤情勢

 共同通信社は第26回参院選について22、23両日、全国の有権者に電話情勢調査を実施し、3万8千人以上から回答を得た。取材も加味して公示直後の序盤情勢を探ったところ、自民、公明両党は改選124議席の過半数(63議席)を上回る勢いだ。立憲民主党は改選1人区での共闘が限定的となり、伸び悩む。日本維新の会は選挙区、比例代表ともに議席増が見込まれ、立民と野党第1党の座を争う構図だ。

<参院選>埼玉選挙区、現在の情勢 過去3回の得票結果は

■自民安定、5候補混戦/埼玉選挙区

 共同通信社の調査に埼玉新聞社の取材を加え、埼玉選挙区(改選数4)の序盤調査を分析すると、自民現職の関口昌一氏(69)が優位に立ち、立民新人の高木真理氏(54)、無所属現職の上田清司氏(74)、維新新人の加来武宜氏(41)、公明現職の西田実仁氏(59)、共産新人の梅村早江子氏(57)が激しく追う混戦模様となっている。ただ、3割超の有権者が態度を明らかにせず、投票日までに情勢が変わる可能性がある。

 関口氏は自民支持層の5割弱を押さえ、幅広い世代で安定。男性や70歳以上の高齢者の支持が多い。

 高木氏は枝野幸男前代表との近さをアピールし、立民支持層の5割強をまとめた。男性や70歳以上の支持が多いが、20、30代で伸び悩む。

 上田氏は推薦を得た国民支持層の3割弱を押さえた。無党派層の支持で先行。40、50代の支持が多いが若者や高齢者が薄くなっている。

 加来氏は維新支持層の5割弱を集め、松井一郎代表ら党幹部の応援で上積みを図る。30、40、60代から支持されるが、女性が低くなっている。

 西田氏は公明支持層の8割を固めたが、推薦を得た自民支持層への浸透が進んでいない。50、60代から支持され、女性の支持が多い。

 梅村氏は共産支持層の7割を固めた。10代と70歳以上の支持が目立ち、女性の支持が多くなっている。

 れいわ新人の西美友加氏(50)は20代の支持を得るが、全体的には後れを取っている。

 N党新人の宮川直輝氏(49)、河合悠祐氏(41)、小林宏氏(49)、池高生氏(53)、幸福新人の湊侑子氏(39)、日本第一新人の堀切笹美氏(47)、参政新人の坂上仁志氏(60)、無所属新人の高橋易資氏(65)はいずれも苦しい情勢。

1105チバQ:2022/06/24(金) 23:33:48



https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-919173.html

参院選2022
神奈川選挙区序盤情勢 三原氏先行 松沢氏、浅尾氏続く
選挙 | 神奈川新聞 | 2022年6月23日(木) 23:50

 改選4議席に加え、非改選の欠員1の補充を合わせ計5議席を争う参院選神奈川選挙区の序盤情勢について、神奈川新聞社は共同通信社が22、23両日に実施した情勢調査に取材を加味し、総合的に分析した。自民党現職の三原じゅん子氏が先行し、日本維新の会元職の松沢成文氏、自民党元職の浅尾慶一郎氏が続いて…

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/77939
新潟選挙区 小林、森氏競る
参院選序盤情勢
2022/6/24 7:00
(最終更新: 2022/6/24 15:00)
小林一大氏と森裕子氏

 参院選新潟選挙区(改選数1)について、新潟日報社が加盟する共同通信社の電話情勢調査に、本社独自の取材データを加味し、序盤情勢を探った。自民党新人の小林一大(かずひろ)氏(49)=公明党推薦=と、立憲民主党現職の森裕子氏(66)=社民党推薦=が激しく競っている。回答者の約2割が投票先を決めておらず、情勢は今後変わる可能性がある。

1106チバQ:2022/06/26(日) 00:49:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/a64574772750c1ef53605d24ee79e349ef7b6ff2
立憲・福山氏vs.維新新人は野党第一党をかけた戦い 参院選の大激戦3選挙区を追う 〈dot.〉
6/25(土) 13:44配信
AERA dot.
演説する吉村洋文・日本維新の会副代表(右)と前原誠司・国民民主党代表代行

 7月10日投開票の参院選がスタートした。政権交代選挙ではないので、静かにはじまった雰囲気だ。しかし、当事者にとっては自身の生き残りを、そして党の威信をかけた“一大イベント”でもある。激戦の京都、北海道、新潟と注目の選挙区を追った。

【写真】選挙戦に突入 9党首の佇まい

■京都(改選数2)

「京都のことは京都でやる。大阪に言われることはない。厳しいなかで守り続けてきた京都の1議席、勝たせていただけませんでしょうか」

 参院選公示日の出陣式で涙を浮かべ訴えたのは、立憲民主党の前幹事長・福山哲郎氏。知名度も高く、5期目をめざすベテランだが、今回は全国でも屈指の激戦となりそうなのだ。

 昨年の衆院選で、大阪府や近畿地方で大きく議席を伸ばした日本維新の会が、京都を「最重要地区」と位置づけ、新顔の楠井祐子氏を擁立して初の議席獲得を狙ってきた。

 福山氏にとってさらに厳しいのは、これまでと違い、国民民主党の前原誠司衆院議員が楠井氏の支援を決めたことだ。

 旧民主党時代、福山氏は前原氏グループ「凌雲会」で事務局長を務めたことがあるほど近い関係だった。

 しかし、今回はたもとを分かち、対決する。

 楠井氏の出陣式、前原氏はマイクを握り、

「大阪の維新を持ち込むのではない。日本のこと、京都のことを楠井さんがやるためだ」

 と訴えた。

 維新の幹部が打ち明ける。

「前原氏が維新についてくれたのは非常に大きい。維新にはない前原氏の固定票が楠井氏にのれば、福山氏と十分勝負になる」

 一方、福山氏陣営の地方議員は、

「福山氏のこれまでは、京都の2議席を自民党と旧民主党で分け合うような無風の選挙戦だったので、福山氏は今回のようなきつい選挙は戦った経験がない。前原氏とはもともと支持者が重なるため、その票が維新にいくとなれば厳しい。正直、なんとか滑り込んでほしいと願うばかり」

 と警戒感をにじませる。京都は立憲の泉健太代表の地元でもあり、野党第1党の威信をかけても敗北するわけにはいかない。

 3年前に議席を獲得した共産党も新顔を擁立しており、混戦必至だ。

 京都を制することは、どの党にとっても、その後に大きな意味を持つ。

◇京都選挙区の候補者

武山彩子(共新)福山哲郎(立現)平井基之(諸新)橋本久美(諸新)星野達也(N新)安達悠司(諸新)近江政彦(N新)楠井祐子(維新)吉井章(自新)

1107チバQ:2022/06/26(日) 00:49:58
■北海道(改選数3)

 もともと旧民主党系が強い北海道。現有議席では、自民1、立憲2で、今回両党とも2人の候補者を立てた。

 自民は現職で3期目をめざす長谷川岳氏と元衆院議員の船橋利実氏。立憲は、現職で2期連続当選の徳永エリ氏と、元衆院議員の石川知裕氏を擁立している。

「石川氏は当初、立憲ではなく野党統一候補、無所属を模索した。しかし、共産や国民民主も独自候補を出すということで立憲からとなった。その代わり、石川氏はれいわ新選組の推薦を得ることができた。これまで女性の徳永氏が若い層の野党票を取りそうな気配だったが、石川氏にという流れになってきた」

 と石川氏陣営の選対幹部は話す。

 今回の参院選では、全国的に候補を立てている維新。北海道は、参院議員の鈴木宗男氏が北海道総支部代表として仕切っているが、選挙区での擁立を見送り、鈴木氏が代表を務める地域政党「新党大地」が船橋氏の推薦を決めた。

 ある自民道議は、

「維新は比例で元自民道議らを出馬させているが、選挙区に候補者がいないことで大地と維新の票がこちらにくれば、勝機は十分にある」

 と自信を見せる。

 2019年の参院選では、鈴木氏は2議席を獲得した自民を支援した。

 熾烈(しれつ)を極める3番目の議席は、れいわ新選組、新党大地がカギを握りそうだ。

◇北海道選挙区の候補者

大村小太郎(諸新)船橋利実(自新)浜田智(N新)斉藤忠行(N新)沢田英一(諸新)畠山和也(共新)長谷川岳(自現)森山佳則(諸新)臼木秀剛(国民新)徳永エリ(立現)石川知裕(立新)石井良恵(N新)

1108チバQ:2022/06/26(日) 00:50:58

■新潟(改選数1)

 16年、19年と2度続けて野党が勝利している新潟も激戦区の一つだ。

 現職の野党統一候補の立憲・森ゆうこ氏と、自民新顔の小林一大(かずひろ)元県議の事実上の一騎打ちとも見られている。

 小林氏には、麻生太郎副総裁や菅義偉前首相が駆けつけている。安倍晋三元首相も入り、「小林さんを国政に送ってほしい。あと一歩です」と支援を訴えた。

 その前で小林氏は、

「失われた自民の議席を奪還したい。働かせてください」

 とあいさつした。

 ある自民県議は、

「勝機があるという裏返しだ。3度も続けて野党に負けられない」

 と自信を見せる。

 前回の参院選では、共産も含めた野党共闘が進んで候補者が一本化された。今回は調整ができなかった選挙区が多い。数少ない一本化となっているのが新潟だ。

 森氏の応援には、新潟県選出の西村智奈美幹事長、小川淳也政調会長ら、こちらも立憲幹部が新潟に入りマイクを握る。

「アベノマスク、今している人います? 世紀の愚策、もっと追及すればよかった」

 と国会論戦に定評がある森氏は、自民党批判を展開する。

 森氏を支援している、米山隆一衆院議員(新潟5区選出/無所属)によれば、

「世論調査の数字ではわずかに、森氏が勝っているとされてきた。それが公示直前で、小林氏が猛攻をかけてきた。6年前の参院選では、森氏が自民候補に2千票差という僅差(きんさ)で勝利している。今回も、森氏、小林氏のどちらが勝っても千票、2千票程度の差になるだろう。選挙戦が進むにつれ、森氏も野党共闘の効果が出始めている」

 と語る。

 自民は、昨年10月の衆院選以来、県連がギクシャクしていた。

 米山氏に敗れた、元新潟県知事の泉田裕彦衆院議員(比例復活)が、自民の「新潟の首領」と呼ばれた星野伊佐夫県議に対して、

「裏金を要求されたが、出さなかった。その録音もある」

 と暴露し、公職選挙法違反容疑で刑事告発し、星野氏の政界引退まで求めた。県連は仕返しとばかりに泉田氏を「常任顧問」から外して無役とした。

 自民県議がこう打ち明ける。

「今回の参院選では、泉田氏はまったく関与していない。泉田氏を外したことで、県連が一枚岩になっている。正直、トラブルメーカーの泉田氏には参院選には最後まで絡まないでほしい。泉田氏が出てくると星野氏との問題が再燃し、選挙戦にマイナスになりかねない」

 場外乱闘が勝負のカギにならないとも限らない。

◇新潟選挙区の候補者

遠藤弘樹(諸新)越智寛之(N新)森ゆうこ(立現)小林一大(自新)

【候補者の見方】

・敬称略、届け出順

・自=自民、立=立憲、公=公明、維=維新、共=共産、国民=国民、N=NHK党、その他は諸=諸派。

(AERA dot.編集部・今西憲之)

1109名無しさん:2022/06/26(日) 00:52:45
参議院選挙比例代表議席予測解説・チャオ
https://youtu.be/cw2Qw1anrdY

1110チバQ:2022/06/26(日) 00:53:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0a9ceaae56722923a30c4c3f9b94d9bd75b2248
【参院選ふくしま最前線ルポ<上>】商都での訴えに熱 見通せぬ「増子票」
6/25(土) 11:37配信


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福島民友新聞
参院選が公示された22日のJR郡山駅前。選挙区ばかりでなく、比例代表の候補者も次々と選挙カーを走らせた

 新人5人による争いとなった参院選福島選挙区(改選数1)。自民党公認の元県医師会副会長星北斗(58)=公明党推薦=と無所属のフリーアナウンサー小野寺彰子(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=が、事実上の一騎打ちを繰り広げている。NHK党公認の元山形県米沢市議皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認の会社社長窪山紗和子(47)、無所属の元養護教諭佐藤早苗(62)も独自の戦いを展開。県民に訴えは届いているのか。各地をルポする。(文中敬称略)

 商都・郡山市の市街地北部の内環状線沿い。星と小野寺が200メートル程度の距離で互いににらみ合うように事務所を構える。大きく候補者名を記載した看板で、行き交う人たちに立候補をアピールする。県内最大級の票田であると同時に、2人の居住地。遊説には自然と力が入る。

 「生活を守るのは政治だ。政治の安定により明るい未来を切り開く。5年後、10年後の姿をしっかりと議論するための選挙だ」。星は公示日の22日、遊説の後半で郡山市に入り、事務所前で支援者に地域医療の充実や農業を取り巻く後継者不足などの課題解消に向けた思いを熱っぽく語った。

 医療環境が整う郡山市でも中核を担う病院の理事長だけに、知名度は十分。郡山選対本部長の県議山田平四郎は「医療だけではない。枠にとらわれない政策を訴えることで、JA関係などの支援も受け、他候補を圧倒する」。24日にも再び地元入りするなど、地盤での大勝を描く。

 小野寺も公示された22日、JR郡山駅前で推薦を受ける政党の代表と共に街頭演説。「今の政権は、生活者一人一人の環境が違っていることを理解していない」と批判し、物価高対策や働き手の確保などの必要性を強調しつつ「皆さんの声を国に届ける」と訴えた。

 小野寺もラジオパーソナリティーとして郡山市を中心に活動してきた。声だけを聴いていた有権者に顔を見せることで、好感触を得ているという。「動きを『見える化』して浸透を図る」と2区選対幹事長の県議佐久間俊男。昨年の衆院選福島2区での野党統一候補の比例復活も追い風にしたい考えだ。

 ただ、各陣営の熱が有権者に届くかは不透明だ。「選挙カーはよく通るが、候補者自身のことはよく分からない」。2人の事務所にほど近い美容院に勤める男性(40)はつぶやいた。「選挙が好きで、投票にも行くが、周囲で選挙の話は聞かない」。盛り上がりに欠ける現状に複雑な表情を浮かべる。

 郡山市は、今参院選の出馬を取りやめ、一線を退く現職増子輝彦(74)の地盤でもあった。増子は特定の候補者を支援することはないとしており「増子票」の行方も選挙の動向を左右する。ある陣営の関係者は「どうなるかは有権者の考え次第。現時点でどう影響があるかは見通せない」と吐露した。

1111チバQ:2022/06/26(日) 01:02:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7f3b7337686c23d26657cfb1ead22f10eca3a5f
「岩手」と「日本」、「守る」か「変える」か 類似フレーズで与野党激戦
6/24(金) 6:00配信


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河北新報
 参院選(7月10日投開票)の岩手選挙区(改選数1)で、事実上の一騎打ちとなった与野党がキャッチフレーズを巡り、つばぜり合いを演じている。立憲民主党現職の木戸口英司氏(58)が「岩手を守り、日本を変える。」を掲げれば、自民党新人の広瀬めぐみ氏(56)は「日本を守る! 岩手を変える!!」と打ち出した。似たフレーズが絡み合う「異床同夢」の激戦だ。

 木戸口氏は「岩手を守り、日本を変える。」を初当選した6年前から一貫して掲げる。演説では必ず「ずっと岩手で、ずっと岩手を」と訴える。

 党県連最高顧問の小沢一郎衆院議員(比例東北)や達増拓也知事の秘書を務めた実績を強調。自民の広瀬氏が大学進学以降、岩手を離れていたことをけん制する狙いもあるようだ。

 その広瀬氏陣営。演説会の会場には「日本を守る! 岩手を変える!! 女性視点で変革を!」のポスターを張り巡らす。

 14日の女性向けミニ集会で広瀬氏は「女性のやわらかな視点で岩手の政治を変えて、岩手を豊かにし、日本を守るということを言いたい」と発言。フェイスブックには「#岩手を変える」と投稿を始めた。

 自民から挑発を受ける形となった木戸口陣営。表向きには意に介さず、幹部は「昨年の二番煎じか。自分たちの主張がない表れだ」とやり返す。

 「二番煎じ」は昨年の衆院選岩手3区に伏線がある。「政権交代」を強調した立民の小沢氏に対し、自民の藤原崇衆院議員は「政権交代より世代交代」と訴えたのだ。小沢氏は藤原氏に敗れ比例復活に甘んじた。

 自民はこの「歴史的勝利」の再現とばかりに、フレーズ戦を仕掛けたようだ。県連幹部は「ロシアのウクライナ侵攻で安全保障が注目されている今こそ『国を守る』必要がある。岩手の現状と県政界の流れを『変える』という意味も込めた」と説明する。

 立民も負けていない。「イエス・ウィー・キャン(私たちはできる)」。木戸口氏を支援する達増知事は12日の選対会議で、オバマ米元大統領のスローガンを引用して声を張り上げた。

 意味を問われると、オバマ氏が掲げたフレーズに触れ「チェンジ(変革)ができる。岩手を守り、日本を変えることができるということ」とキャッチフレーズに結び付けた。

 岩手選挙区には政治団体「参政党」新人の白鳥顕志氏(51)、NHK党新人の松田隆嗣氏(48)、無所属新人大越裕子氏(58)も立候補している。

河北新報

1112チバQ:2022/06/26(日) 01:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd6e4900d4f0b9cb35e9fd2109ef1315a1539e96
立民、議席維持に危機感 かつての盟友、維新を支援 京都【注目区を行く】
6/25(土) 7:09配信


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時事通信
集会で演説を聴く有権者ら=19日午前、京都府宇治市

 過去20年余り、与野党が1議席ずつ分け合ってきた京都選挙区(改選数2)では今回、野党同士の争いが激しさを増している。

 共産党に加え、新たに参戦した日本維新の会が、立憲民主党創設メンバーで当選4回を誇る前幹事長の現職福山哲郎と対決。維新を支援するのは福山のかつての盟友、国民民主党の前原誠司だ。民間労組の支持も細る福山は最大のピンチを迎えている。(敬称略)
 「今の政治を変えなければならないと立ち上がった」。公示を控えた4日、京都市中心部の百貨店前。維新新人の楠井祐子は街頭演説で声を張り上げた。演説には代表の松井一郎ら党幹部が勢ぞろい。前原も応援に駆け付けた。

 マイクを握った前原は「党派を超えて日本を良くするという一点で楠井さんを勝たせてほしい」と表明。松井も「自民党をぴりっとさせられる役割を担わせてほしい」と聴衆に呼び掛けた。

 大阪を拠点とする維新は「全国政党」への足掛かりとして、隣接する京都を「最最最最重点区」と位置付ける。維新との連携を強める前原が楠井の党推薦を主導し、支援に乗り出してくれたことは陣営にとって大きなプラス材料だ。競合する野党は「本気で議席を取りに来ている」と警戒を強めている。

 「本気度」では共産党も負けていない。「この大激戦区から、皆さんの力で国会へ押し上げてほしい」。新人の武山彩子は公示日の22日、京都市の事務所前で力強く訴えた。同市中心部での第一声には、党ナンバー2である書記局長の小池晃が並んだ。

 委員長の志位和夫も26日に現地入りする予定で、選挙戦終盤まで党幹部がてこ入れを図る。

 各党が防衛費増額を容認する中、「軍拡に反対しているのは共産党だけ」との独自の立場を貫くことで勝機を見いだしたい考えだ。京都の非改選議席は自民、共産両党が各1。「革新の牙城」で二つ目の議席を狙う。

 ◇党代表のお膝元
 「議席を失うかもしれない厳しい戦いだ」。19日に京都府宇治市で開かれた立民衆院議員、山井和則が開いた集会。あいさつした福山は危機感を隠さなかった。

 旧民主党時代から京都では、同じ松下政経塾出身の前原、山井と3人で支持拡大に貢献。だが、2017年の旧民進党分裂の中で前原とはたもとを分かち、その後も距離が開いた。4回目の当選を果たした16年当時は得られた前原の支援が競合相手に移ったのは大きな痛手だ。

 労組票の行方も懸念材料。立民最大の支持団体である連合は福山に推薦を出したものの、傘下の産業別労働組合(産別)のうち、比例代表で国民から組織内候補を擁立する民間4産別は福山を推薦していない。

 電機連合は支持にとどまり、電力総連、UAゼンセン、自動車総連は自主投票だ。国民関係者は「自主投票の産別の中には楠井を支援する動きがある」と明かす。

 京都は立民代表を務める泉健太のお膝元でもある。泉は24日、京都市内の福山陣営を訪れ、スタッフを激励。記者団に「絶対に落とせない選挙区だ。議席獲得を目指す」と語ると、街宣車に乗り込み、応援に全力を挙げた。

 国家公安委員長の二之湯智からバトンを受け継いだ自民党新人の吉井章は組織を固める。18日の街頭演説では「この国を守れるのは自公連立政権だ」と訴えた。NHK党や諸派の新人も独自の戦いを展開する。

 

 ◇立候補者名簿
 【京 都】
 武山彩子51元長岡京市議 共新
 福山哲郎60元党幹事長  立現(4)
 平井基之43くにもり党員 諸新
 橋本久美53新風党員   諸新
 星野達也33会社員    N新
 安達悠司40参政党員   諸新
 近江政彦52派遣社員   N新
 楠井祐子54会社員    維新
              推(国)
 吉井章55元京都市議  自新
              推(公)
 (注)敬称略。年齢は投票日現在。党派名は自=自民、立=立憲民主、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、国=国民民主、N=NHK党、諸=諸派。丸数字は当選回数。丸かっこは推薦政党。

1113チバQ:2022/06/26(日) 01:08:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f8d14513fde364320814f40969ff3c8c27a7a58
「不戦敗」から一転擁立へ 迷走自民、巻き返しに躍起 山形【注目区を行く】
6/24(金) 7:14配信
 自民党が国民民主党現職の舟山康江を支援し、野党分断の象徴区になると目された参院山形選挙区。

 異例の「不戦敗」方針に対する党内の反発はやまず、主導した自民党執行部は公示目前に独自候補擁立を余儀なくされた。急きょ参戦した新人、大内理加の出遅れは否めず、陣営は巻き返しに躍起だ。(敬称略)
 「自民党が自信と誇りを持って公認した。ぜひ押し上げてほしい」。公示直前の18日。JR山形駅前で大内と並んで街頭演説に臨んだ首相の岸田文雄は、集まった聴衆に支持を訴えた。

 幹事長の茂木敏充、選対委員長の遠藤利明ら執行部は当初、与党との連携に前向きな国民を山形で取り込んで立憲民主党などとの分断を誘おうとした。ところが、候補擁立を見送ることへの不満や疑問が足元から噴出。態度を決めきれず、足踏み状態が続いた。

 結局、大内が公認されたのは公示3週間前の今月1日。担ぎ出したのは遠藤で、全選挙区で最後の決定だった。遅れを取り戻そうと、山形県連会長も務める遠藤が気心の知れた岸田に頼み、地元での応援を実現させた。

 関係者は「県内35市町村のうち、29が推薦組織に入った」と明かす。昨年の知事選で大内に勝利した知事の吉村美栄子も県連大会に駆け付けるなど政権への協力姿勢をにじませており、陣営は組織固めを急ぐ。

 もっとも、最大のカギは県内で強い影響力を保つ農業関係団体の票をいかに取り込むかだ。対抗馬である舟山の選対本部長は前JA山形中央会会長で、個人後援会長も同会長経験者。団体は今回、大内と舟山の2人に推薦を出し、自民党内では一定の前進と捉える向きもあるが切り崩しは容易ではない。

 結束に不安もある。県選出国会議員の一人は「舟山は訴え方が上手で心に響くが、大内は知事選のときから成長していない」と手厳しい。全体の選挙を茂木と共に指揮する遠藤にとっても、自らのメンツを懸けた負けられない戦いが続く。

 ◇野党共闘が半壊
 「今こそ、政治の流れをここから変えていきたい。どうか皆さまのお力を頂きたい」。岸田の街頭演説と同じ日の夕方。舟山は山形市内のスーパー前で、買い物客らに切々と語り掛けた。

 2007年の初当選後、再選を目指した13年に落選。16年に雪辱を果たし、国政復帰した。業界団体との関係維持を含め、地域に根差した地道な活動に定評があり、自民党には「難敵」と受け止められている。

 そんな舟山を支えるはずの地元の野党共闘態勢は、舟山支援で一致した16年とは様変わりし、今や「半壊状態」だ。原因は舟山の所属する国民が与党への接近を繰り返し、他の野党との関係が悪化したためだ。

 舟山自身も22年度予算に賛成票を投じ、共産党は反発。16、19年参院選で独自候補擁立を見送ったが、今回は共闘の枠組みを外れて新人の石川渉を擁立した。党県委員会幹部は「予算に賛成するのはどう考えても与党だ。共闘の意思がない」と憤る。

 立民県連も連合の地元組織と舟山を支援するものの心情は複雑だ。立民のある県議は「はらわたが煮えくり返ったが、今はただ応援するしかない」と声を落とす。

 「私は野党だ」と繰り返す舟山と、疑いの目を向ける他の野党。結束とは程遠い状況が結果にどう影響するかは見通せない。

 NHK党、諸派の新人も支持拡大を訴える。

1114チバQ:2022/06/26(日) 01:09:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/700633baf52354f6de10c71b38ce6ac5db3b2464
【参院選・東京】小池都知事、元秘書の荒木千陽氏を全力応援 課題は知名度、不在時は聴衆も少なく
6/25(土) 7:00配信

日刊スポーツ
東京選挙区の立候補者

 第26回参院選(7月10日投開票)は24日、選挙戦3日目を迎えて与野党党首や幹部らが激戦区を中心にテコ入れに動いた。改選6議席に34人が乱立する東京選挙区は、小池百合子都知事が荒木千陽ファーストの会代表の応援にフル回転している。公務を終えた小池氏は東京・JR蒲田駅前で衆院議員時代に約6年、秘書を務めた荒木氏を「相棒」と紹介して「彼女のようなパワーを使わないのはもったいない」と訴えた。

【写真】ファーストの会・荒木千陽代表の応援演説を行った小池百合子都知事

 小池氏は公示前から荒木氏の街頭演説や決起集会にひんぱんに登場し、25日も都内2カ所で街頭演説に駆けつける予定。選挙戦の最前線に立ち続けるのは愛弟子が厳しいサバイバルに直面しているからだ。

 東京選挙区は立憲民主党の蓮舫氏、自民党の朝日健太郎氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏の現職4氏と、自民新人でアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーのタレント生稲晃子氏が組織力で優位とみられており、残る1議席を巡る戦いが激化すると予測されている。

 国政復帰が、くすぶる小池氏にとって以心伝心の荒木氏を国政に送り込むことは大きな意味を持つ。その荒木氏のネックは知名度。街頭演説でも小池氏の不在時は聴衆が少ない。「小池さんが、どれだけ応援に入っていただけるか」と荒木選対の都民ファ都議は「小池劇場」に期待を寄せ、かつて小池氏が代表を務めた希望の党に所属した現職国会議員は「荒木さんの当選は小池さんが国政に復帰するようなもの。また騒がしくなりそうだ」と「小池劇場」の動向を注視する。

 れいわ新選組の山本太郎代表も背水の陣だ。「一瞬も気が抜けないという状況がこのまま続くんだろうと思う。(他の)れいわの候補者の応援に入りたいという気持ちはあるんですけど、ここ東京を落としてしまえば元も子もない」と危機感をあらわにした。

 日本維新の会は東京進出と党勢拡大を海老沢由紀氏に託し、立民は前回2016年に100万票以上を獲得してトップ当選した蓮舫氏の組織票を松尾明弘元衆院議員に分配してダブル当選を狙う。無所属ながら知名度の高い乙武洋匡氏が、どこまで食い下がるか。自民1強で低投票率が予測される中、首都決戦はさらにヒートアップしていく。【大上悟】

1115チバQ:2022/06/26(日) 01:09:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/c20f8c870430c22bc2ad925fb939d9f8394cd1e0
【参院選・神奈川】岸田首相が激戦区テコ入れ 24年ぶり2人公認の自民ダブル当選へ総力戦
6/24(金) 20:43配信
日刊スポーツ
国会議事堂

 岸田文雄首相は選挙戦3日目の応援を神奈川選挙区からスタートさせた。同選挙区は改選4議席と非改選の欠員1の補充を含む計5議席を争う異例の合併選挙で、自民党は24年ぶりの2人公認となり、ダブル当選に総力戦の構えだ。横浜市で自民党候補の応援で岸田氏は物価高について「政府として物価高騰に立ち向かう」とし、防衛力について「必要なものがそろっているのか考えていく」と強調した。その後は川崎市で自民党候補の街頭演説でもマイクを握った。

 神奈川選挙区で自民党が2人を公認出馬させるのは1998年以来だが、前回は共倒れのダブル落選。非改選の欠員1の任期は3年で通常6年の半分となる。党県連会長の小泉進次郎前環境相も「誰も経験したことがない日本一、複雑な難しい選挙」とする。

 岸田氏は公示の22日は、昨年10月の衆院選と同じく東日本大震災からの復興をアピールするため福島から遊説をスタート。23日は「沖縄慰霊の日」式典のため沖縄入りと大都市圏の激戦区へテコ入れは神奈川からとなった。無派閥の小泉氏は4月に県連会長に就任したばかりで、岸田氏と距離がある無派閥の菅義偉前首相と近い。岸田氏の動向には参院選後の党内情勢を見据えた思惑も透けて見える。

1116チバQ:2022/06/26(日) 01:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1db35ec1dafba62ddec25f9eeb76f66003cd874a
安倍元首相はお呼びじゃない? 参院選で自民盤石区ばかり“押し掛け応援”のウラ事情
6/24(金) 14:30配信
日刊ゲンダイDIGITAL
選挙の大好きな安倍元首相、あちこち顔出し一席をぶっているが…(C)日刊ゲンダイ

 選挙が大好きな安倍元首相が張り切っている。参院選(7月10日投開票)であちこちに顔を出して一席をぶっているのだが、激戦区は安倍派がらみが中心。それ以外はどういうわけか自民党が盤石な選挙区ばっかりだ。やっぱりお呼びじゃないのか。

【写真】安倍首相(当時)が国会審議中…アベノマスクをつけて大アクビ

 公示された22日、安倍元首相は東京選挙区入り。安倍派が推す新人の生稲晃子氏と菅前首相がプッシュする現職の朝日健太郎氏への支援を呼びかけ、その足で埼玉選挙区に向かい、5選が確実の関口昌一参院議員会長の弁士を務めた。

「JR大宮駅西口で安倍さんが演説を始めたところ、聴衆の一部が『帰れコール』を始め、その様子を収めた動画がSNS上で話題になっています。大事には至りませんでしたが、周辺はヒヤヒヤ。安倍さんは、2017年の都議選でやらかしましたから。ラストサタデーの演説中に鳴り響いた帰れコールにブチ切れ。聴衆を指さし〈こんな人たちに負けるわけにいかない!〉とイキリ立ち、都議選大敗につながった」(自民党関係者)

 アベノミクスが引き起こしている円安物価高が庶民の暮らしを直撃する中、過激なヤジにさらされても不思議じゃない。

うっかり激戦区に入って敗北でもしたら…
またブチ切れるのか?(こんな人たちに負けるわけにいかない!=2017年都議選での安倍元首相)/(C)日刊ゲンダイ

 安倍元首相は23日は新潟選挙区、24日は自民が強い福岡選挙区入り。2議席確保が濃厚な千葉選挙区にも入る予定だという。

「東京の生稲さんは安倍派がバックアップしていますし、野党候補と競り合う新潟の県連会長が安倍派の高鳥修一衆院議員ですから、いずれも応援要請があったようです。安倍派以外の選挙区については、どうやら必ず勝てるところに半ば押し掛けているらしい。うっかり激戦区に入って敗北したら目も当てられないし、大恥。〈安倍さんが来たせいで負けた〉と陰口を叩かれかねません」(与党関係者)

 岸田政権がなんだかんだで高支持率をキープし、“生みの親”の安倍元首相の存在感はどんどん薄くなっている。目立ちたがり屋にとって耐えがたい展開なのだろうが、セコイ計算をするところがいかにもだ。

1117チバQ:2022/06/27(月) 10:40:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/77e6995c8029b7d2604a74c6335088abc1a0e200
「会津争奪」与野党の新人2氏応酬 無所属・小野寺氏と自民・星氏
6/27(月) 6:00配信


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河北新報
 参院選(7月10日)の福島選挙区(改選数1)は26日、与野党の新人候補が激戦の会津地方で応酬を繰り広げた。立憲民主党などが推薦する無所属新人の小野寺彰子氏(43)が喜多方市出身を強調しながら生活者目線の政治を訴えれば、自民党新人の星北斗氏(58)は、やり返すように医師の経歴を前面に実務能力をアピールした。

■「生活者目線で訴える」「地域医療の解決に力」

 小野寺氏は26日早朝、会津地方に入り、田畑が広がる中山間地や住宅街を縫うように選挙カーを走らせ住民らの声援にも応えた。立民の小熊慎司衆院議員(福島4区)が付き添い「会津出身の小野寺氏をよろしく」と声をからした。

 午後の北塩原村での街頭演説には知人やラジオアナウンサー時代のリスナーらが駆け付け、多くの人が集まった。小野寺氏は「食費、教育費、ガソリン代。悩む人が大勢いるのに政府は違うところを見ている。皆さんと同じ目線で会津から政治を変える」と訴えた。

 同じころ、星氏の陣営は小野寺氏の「本陣」とも言える喜多方市で大規模集会を開いた。星氏は「会津が決戦場だと思っている。反対するばかりの政党の人ではなく、医療問題など地域の課題を専門性を持って解決できる私を選んでほしい」と求めた。

 昨年10月の衆院選で小熊氏に敗れた自民の菅家一郎衆院議員(比例東北)が「国内外が大変な状況。『素人』に政治は任せられない」と援護射撃。現職の閣僚や地元首長らも駆け付け、与党の「会津奪還」に向けた総力戦を印象づけた。

 小野寺氏の陣営にとって地元会津での勝利は「必須条件」(立民県議)。食らいつく自民は「(会津で)最低でも同着に持っていく」(自民県議)と攻勢を強める。双方の陣営の地元の支援者は図らずも「会津の選挙は人間関係を築く義理の数が大事だから」と意味深長に口をそろえる。

 福島選挙区にはNHK党新人の皆川真紀子氏(52)、政治団体「参政党」の新人窪山紗和子氏(47)、無所属新人の佐藤早苗氏(62)も立候補している。

河北新報

1118チバQ:2022/06/27(月) 18:55:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c40b4551a38a035b028bde632582069c089edb1
大票田の郡山で火花 参院選福島県選挙区の現地ルポ
6/27(月) 11:07配信
福島民報
(写真:福島民報)

 新人5人が立候補した参院選福島県選挙区(改選1議席)は、自民党公認の星北斗(58)=公明党推薦=、野党統一候補で無所属の小野寺彰子(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=による与野党の事実上の一騎打ちとなっている。物価高や復興、人口減少、新型コロナウイルス感染症対策などを主な争点に、一議席を争う舌戦は熱を帯びてきた。各地の最新情勢をルポする。(敬称略)

 県内で最多の有権者約27万人を抱える大票田の郡山市。星、小野寺ともに居を構える地元で、互いの意地がぶつかり合う。一線を退く現職増子輝彦(74)の地盤でもある。6年前の参院選本県選挙区で野党統一候補として3選した増子の票を取り込もうと、星、小野寺の陣営関係者は水面下で増子本人への接触を試みたが空振りに終わっている。増子は「どちらにも加勢しない」との立場だ。

   ◇  ◇

■星陣営 医療界が結束し集票

 公示後、初の日曜日となった26日、郡山市富久山町にある星の事務所には、増子の強力な支持基盤となってきた医療機関などの関係者らが出入りし、支援者らに電話をかけ票固めを進めた。2区選対本部長の県議佐藤憲保は「地元の医療界は100%と言っていいほど、みんな星を応援してくれている」と自信をのぞかせる。

 元厚生労働官僚で総合病院理事長の星。陣営は「ふくしまの“命”を守る」を掲げ、医療分野の政策を立案し実現できる即戦力だと売り込む。県医師会副会長として東日本大震災からの復興や新型コロナウイルス感染症対策に取り組んだ実績もアピール。医療関係者が多い郡山で票差を広げる思惑がある。

 医療界にとって星は身内だ。特に郡山の医師や歯科医師、薬剤師、看護の各政治連盟など医療関係団体は結束し、公示前から多くの医療機関内にポスターを張り、パンフレットを並べるなど「盤石の支援体制」(市内の医療関係者)を敷いてきた。自民所属の県議、市議の後援会組織も稼働。総合選対本部長の根本匠(衆院本県2区)が何度も、星の個人演説会に顔を出す熱の入れようだ。

 6年前、現職閣僚だった自民候補は郡山で増子に約2万7000票の大差をつけられたが、3年前の前回は自民現職が約6万8000票を獲得し、野党統一候補を約1万6000票上回った。今回、郡山を含む衆院2区での得票目標は3年前を上回る10万票以上。選対幹部は「そのためには郡山で圧勝しなければならない」と大勝をもくろむ。

 不安もある。新聞各紙の序盤情勢調査で「星が一歩先行」と伝えられ、投票意欲の低下と選対組織の緩みを警戒する。県議や市議が、農業や建設業など市内約1200の団体・企業の関係者と連絡を取り、期日前投票を徹底するよう組織の末端まで呼びかけている

   ◇  ◇

1119チバQ:2022/06/27(月) 19:06:40

■小野寺陣営 衆院選の勢いを再現

 小野寺陣営は26日、郡山市八山田の事務所で2区選対会議を開いた。昨秋の衆院選で初陣ながら比例東北で復活当選した馬場雄基(29)の善戦を再現させる方針を確認した。2区選対幹事長の県議佐久間俊男は「衆院選での余勢を駆りたい。大きな流れを起こし、郡山で必ず勝つ」と意気込む。

 ラジオパーソナリティーを長年務め、リスナーからの声に耳を傾けてきた小野寺。陣営は「暮らしの声から政治を変える」を掲げ、政府の物価高対策などの不十分さを批判。光熱費・水道料補助など家計の負担を軽減させるための公約を強調している。無党派層が多いとされる郡山が主戦場になるとみて攻勢をかけている。

 立民県連、国民県連、社民県連、県議会会派県民連合、連合福島の五者協議会の枠組みを軸に、県議や市議の後援会がフル稼働している。市民有志で結成した小野寺の後援会組織は徐々に拡大しており、本人が遊説で郡山を空ける日は後援会が馬場らと市内をくまなく回っている。序盤情勢調査では、無党派層からの支持が最も厚い。「草の根的な運動での着実な広がり」(後援会関係者)を狙っている。共産党は側面支援している。

 郡山での得票目標7万〜8万票。昨秋の衆院選で、比例東北で復活当選した馬場が衆院2区で得た8万5000票も加味してはじきだした。ただ、3年前の前回よりも少なくとも約2万票の上積みが必要になる。選対幹部は「増子票の多くは反自民票だ。小野寺に流れる」とみる。

 懸念材料は知名度という。小野寺の名前と顔を、党派を超えて広く知ってもらうため、交流サイト(SNS)の担当スタッフを配置し、SNSでの情報発信を強化する。「馬場の再来」を目指す陣営は、小野寺の街頭演説に馬場を同行させ、相乗効果を狙っている。

   ◇  ◇

 NHK党公認の新人皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認の新人窪山紗和子(47)、無所属の新人佐藤早苗(62)も支持を訴えている。

1120チバQ:2022/06/27(月) 19:09:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ef807a56b27d208fc801a47ebd5f4f578d8646e
混沌の先に 参院選2022 原発・エネルギー 安定電源 理想と現実
6/27(月) 18:21配信


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産経新聞
35・7度。27日も東京都心は炎暑にあえいでいた。異例ともいえる暑さが電力需要を押し上げ、26日には東京電力管内で需給の逼迫(ひっぱく)が予想されたため、節電を求める「注意報」が政府によって初めて発令された。

なぜ、電気が足りないのか。背景には、脱炭素化に伴う再生可能エネルギーの導入拡大を受けた火力発電所(火発)の稼働率低下や休廃止の増加などがある。

クリーンなエネルギーは、持続可能な開発目標(SDGs)のテーマの一つだ。どこで、どのように生産されたのか、衣食住に関わる商品の来歴が問われる時代において、エネルギーもその例外ではない。

夏至を迎えた21日、東京湾に架かるレインボーブリッジは日没後もライトアップされず、湾岸都市の薄闇に溶け込んでいた。首都高速道路は脱炭素化の一環として5つの橋梁(きょうりょう)の照明を落とした。7月7日にも行い、2日間で約4800キロワット時の節電につなげるという。約2トンの二酸化炭素削減に相当する節電量だ。

今回の参院選でも、濃淡の差はあっても各党とも脱炭素化の実現に異論は見られない。しかし、ウクライナ危機に伴う燃料価格の高騰で、足元の生活経済はなりふり構ってはいられない状況に見舞われてもいる。

■電気代にしわ寄せ

「燃料の安定調達を確保できないリスクが高まっている」。今月7日、5年ぶりに開催された政府の電力需給に関する検討会合の席上、萩生田光一経済産業相は危機感をあらわにした。

発電燃料が値上がりすれば、そのしわ寄せは電気代へと向かう。SNS(交流サイト)に投稿された〝悲鳴〟が反響を呼んだのは、その7日後のことだった。

《大ピンチです》

投稿したのは、新潟県阿賀野市の遊園地「サントピアワールド」。契約先の新電力会社から電気代の値上げを伝えられ、経営存続の窮地に陥った。提示された見積もり額は年間約3580万円。昨年度の約1820万円から倍増していた。

メリーゴーラウンドで約3千個使われている電球の3分の1を撤去するなど節電に努めるが、「焼け石に水だ」と高橋修園長は話す。やむを得ず7月から乗り放題パスの値上げを決めたが、「電気代の上昇分を完全に相殺できるわけではないので、残りは企業努力で乗り切るしかない」。

参院選の公約では、各党とも原発の再稼働の是非を踏まえたエネルギー政策を描き出している。その理想は、こうした厳しい現実に応えられるのか、有権者の審判を仰ぐことになる。

■「社会にダメージ」

もちろん、節電や省エネといった試みをおざなりにはできない。例えば、1都3県の世帯数の約6割にあたる1千万世帯が、同時に消費電力50ワットのテレビ(32型)を消せば、単純計算で50万キロワットの節電となる。大型火発(100万キロワット)の半分に相当する規模だ。

節電を勢いづけるため、東京電力は7月から電力消費を標準より抑えた家庭にアマゾンギフト券などと交換できるポイントの付与を始め、9月までに延べ45万人の参加を見込んでいる。

老朽化で停止中の火発も一部で再稼働される。

しかし、仮に夏を乗り切ることができたとしても、さらに需要が高まる冬が来る。問題の根本的な解決には、ベースロード(基幹)電源の議論が避けられない。それは、エネルギー資源に乏しい日本の「現実」と向き合うことでもある。

エネルギー分野のコンサルティングを手掛けるユニバーサルエネルギー研究所の金田武司代表は語る。

「低コストで昼夜を問わず、安定供給できる電源を大黒柱としなければ、社会が深刻なダメージを受けることは現状を見ただけでも分かるはず。国民にとって本当のメリットとは何かを見極めることが必要だ」(玉崎栄次)

1121チバQ:2022/06/28(火) 07:36:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd89c4988018b282c8f609a87c669796a2bd5596
自公相互推薦のひずみ 1人区優先、焦る複数区陣営 兵庫【注目区を行く】
6/28(火) 7:08配信


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時事通信
候補者の街頭演説を見守る聴衆=18日、神戸市中央区(一部、画像処理してあります)

 2016年、19年に続き今回の参院選でも、自民、公明両党は互いの候補を推薦する「相互推薦」を実施した。

 32ある1人区で公明党が自民党候補を推薦。代わりに複数区で、「競合する公明党候補」に自民党が推薦を出した。この結果、兵庫選挙区(改選数3)では、自民党候補が党本部の全面支援を得られず、公明党陣営の切り崩しにも遭うなど困難な戦いを強いられている。(敬称略)
 「私がこの場に立っているのは、伊藤孝江さんにどうしても当選してほしいからだ」。公示前日の21日夜に神戸市内で開かれた公明党現職、伊藤の激励会。出席者に支援を呼び掛けたのは、元首相の安倍晋三だった。

 安倍は26日に自民党現職で4選を狙う文部科学相の末松信介の応援に入ったが、安倍派メンバーでもある末松より公明党支援を優先した形だ。伊藤の激励会には自民党組織運動本部長の小渕優子も出席。「われわれも総力を結集する」とあいさつした。前首相の菅義偉も既に伊藤支援のため兵庫入りしている。

 昨年の衆院選比例代表で公明党が得た県内の票は約29万。参院兵庫の当選ライン約50万票に遠く及ばない。このため、自民党の組織票をはがし、当選圏に押し上げるのが伊藤陣営の戦略だ。

 公明党副代表で国土交通相の斉藤鉄夫も頻繁に現地入りし、業界団体への働き掛けを強める。さらに、伊藤の主張や推薦決定を大きく紹介する自民党機関誌の号外を、公明党支持者らが手分けして県内全域に配布するなど活動は徹底している。

 自民党衆院議員の一部も伊藤支援に傾斜。菅グループの大串正樹は公明党の講演会で「『伊藤に入れて』と言って一緒に企業を回っている」と明言した。昨年の衆院選で日本維新の会に敗れ、辛くも比例復活当選した大串の地盤は、維新の本拠地である大阪と隣接する。伊藤陣営は「自民党の衆院議員には選挙で助けた分、参院選で協力してもらわないと困るとプレッシャーをかけている」と明かした。

 末松陣営のいら立ちは募る一方だ。3年前も自民党候補は公明党の切り崩しに遭い、次点の立憲民主党とは約3万票差の薄氷の勝利だった。今回の相互推薦をめぐり、自民党県連は一時抵抗したが、全体の戦略を描く党本部に事実上押し切られた。

 末松陣営は県議らを地元に密着させ、組織固めに必死だ。県連幹部は「現職大臣を落とせない」と語気を強める。ベテラン県議は「これまでは公明党に票を一部分けたが、今回は余裕はない」と言い切った。末松は18日の街頭演説で「何が何でも3議席の一つに入る。必死になって戦っていく」と声をからした。

 ◇「何もしていない」
 「本当の意味で対峙(たいじ)する野党は立民以外にない」。立民代表代行の逢坂誠二は23日、新人相崎佐和子の応援で入った明石市の街頭で拳を振り上げた。

 立民の源流である旧民主党系が兵庫選挙区で最後に当選したのは12年前。ただ、前回は接戦に持ち込み、陣営は「前回以上を取る」と意気込む。20日には相崎を推薦した連合が決起集会を開催。国民民主党の県連代表や同党を支持する連合傘下の産業別労働組合(産別)代表がそろった。

 だが、結束する姿はあくまで表向きだ。立民と距離を置く産別は相崎に推薦を出さず、国民の比例票確保に集中する。「何もしていない」。国民県連幹部はあっさりと語った。立民幹部も「運動が弱い。良い雰囲気も作れず厳しい」と嘆く。

 関西での影響力をさらに強めたい維新はトップ当選を目指す。代表の松井一郎は26日、JR尼崎駅前で「永田町の非常識を変えさせてほしい」と訴えた。共産党やNHK党も支持拡大をうかがう。

 

 ◇立候補者名簿
 【兵 庫】
 西村しのぶ 59 参政党員   諸新
 片山大介 55 文科委員   維現(1)
 木原功仁哉 38 弁護士    無新
 稲垣秀哉 53 くにもり党員 諸新
 速水肇 37 自営業    N新
 伊藤孝江 54 党団体局次長 公現(1)
                 推(自)
 里村英一 61 幸福実現役員 諸新
 黒田秀高 75 新風副代表  諸新
 末松信介 66 文科相    自現(3)
 山崎藍子 37 薬剤師    N新
 相崎佐和子 49 元県議    立新
                 推(社)
 中曽千鶴子 60 元川西市議  N新
 小村潤 46 元尼崎市議  共新
 (注)敬称略。年齢は投票日現在。党派名は自=自民、立=立憲民主、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、社=社民、N=NHK党、諸=諸派。丸数字は当選回数。丸かっこは推薦政党。

1122チバQ:2022/06/28(火) 08:07:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceebdd5c52f0d2b447c0a91a67184178004bd41f
立民、維新が福岡で火花「野党第一党」めぐり舌戦
6/28(火) 7:05配信


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産経新聞
7月10日投開票の参院選で、立憲民主党と日本維新の会が「野党第一党」の座をめぐり火花を散らしている。両党候補を含む16人が乱立する福岡選挙区(改選数3)でも公示後、初の週末に両党とも党首級が応援に入り、舌戦を繰り広げた。国民民主党も埋没を避けようと幹部を送り、選挙区の候補者支援とともに比例票の掘り起こしを図った。

立民の泉健太代表は25日、2期目を目指す同党現職の応援で福岡入りし、福岡市の繁華街、天神でマイクを握った。

「与党や与党と似たような野党(の議席)が増えても政治は何も変わらない」

泉氏は岸田文雄政権の物価対策などをやり玉に挙げた後、批判の矛先を維新に向けた。維新が、米国の核兵器を日本に配備し共同運用する「核共有」の議論開始を訴えていることについて「実益がなく、自民党の中でもダメといわれている政策を今から導入しようとしているのが、野党第一党を狙うもう一つの政党だ」と牽制(けんせい)した。

街頭演説後、報道陣の取材に対しても、「維新幹部の演説内容にフェイクがある。立民のことを『反対ばかり』『批判ばかり』というのは明確に間違いだ。公党として人前で噓をつくのは大変問題だ」と対決姿勢を鮮明にした。

維新は、馬場伸幸共同代表が26日に福岡に入り、福岡市のJR博多駅前などで同党新人の応援に立った。

馬場氏も岸田政権に対する批判と同じくらい熱を入れたのが立民批判だった。「立民は野党第一党のポジションをどう守っていくかしか考えていない。自民とぬるま湯につかって、国民不在の政治を繰り広げている」と訴えた。

その上で「自民をピリッとさせ、ぬるま湯につかっている立民に冷や水を浴びせる。その役目を維新に託してもらいたい」と声を張り上げた。

維新は今回の参院選で、比例代表の得票で立民を上回り、野党トップとなることを目標に掲げ、福岡など有権者の多い都市での底上げを狙う。現在の野党第一党である立民に対抗心をむき出しにしており、立民の泉氏があえて応戦するのは焦燥感の表れともいえる。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査(18、19日実施)では、政党支持率は立民4・1%、維新5・6%だった一方、比例代表の投票先は立民5・3%、維新4・9%と、両党の支持は拮抗(きっこう)している。

「自民をピリッとさせるくらいでは政治は変わらない。われわれはがっぷり四つで戦っていく」と言い放つ泉氏に対し、馬場氏は「がっぷり四つどころか土俵にも上がっていない。そういう政党が野党第一党であることは国民にとって不幸だ」と応酬する。両党によるつばぜり合いはますます過熱しそうだ。

一方、国民民主の前原誠司代表代行も26日、福岡市で開かれた同党新人の総決起集会に出席。「自民を勝たせても、まともな物価対策はしないということを伝え、支援の輪を広げてほしい」と強調した。「まだ当選ラインには達していない」と選挙区での支持拡大を訴えるとともに、比例での票上積みも呼び掛けた。(小沢慶太)

参院選2022 福岡選挙区の候補者一覧

1123チバQ:2022/06/28(火) 18:15:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2f7dc5b0eed9759b7791461fe440747110e2eaf
〝民主王国〟長野にヒビ 激戦、立憲・杉尾氏に新人の松山三四六氏が猛追 後援会「千曲会」分裂を契機に自民反撃か
6/28(火) 17:00配信


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夕刊フジ
2期目を目指す杉尾氏

【2022年夏・参院選】

長野選挙区(改選定数1)には6人が立候補している。ただ、元TBSキャスターで2期目に挑む立憲民主党現職の杉尾秀哉氏と、タレントで自民党新人の松山三四六(さんしろう)氏が激しく競り合っている。

【当落予測リスト】首都圏選挙区の場合



自民党関係者は、次のように明かす。

「松山氏は出馬表明直後、一部週刊誌で醜聞が報じられた。松山氏は完全否定したが、スタートダッシュでつまずいた。ところが、もともと地元ラジオなどで人気抜群で知名度はある。公示日には、歌手の松山千春さんが『弟のような存在だ』と応援に入った。さらに内助の功よろしく、妻でタレントの網浜直子さんと二人三脚で県内を走り回っている」

では、現状の情勢はどうか。野党系県会議員が眉をひそめる。

「当初こそ、全国的な知名度に加え、『民主王国』といわれた長野だけに杉尾氏が頭一つリードしていた。ところが、自民党が組織をフル回転して、徐々に差を詰めている。今はどちらが勝つか分からない」

背景には、「民主王国=羽田王国」の陰りもあるという。

野党関係者は「長野と言えば、羽田孜元首相に代表される羽田王国だ。羽田氏は、自民党竹下派内の暗闘から小沢一郎氏らとともに離党し、非自民で首相に就任した。長野はその後、『反自民の牙城』としてシンボル的存在となる。そして、2009年の民主党政権樹立に貢献した」。

しかし、羽田氏が17年に亡くなると、流れが少しずつ変わる。

つまり長野の羽田王国を支えてきた絶対不動の後援会「千曲会」の分裂騒動だ。18年の上田市長選では、千曲会が全面支援した候補が、脱千曲会の支援候補に敗北して、衝撃が走った。

「これを契機に、自民党が反転攻勢に出る。新型コロナで急逝した羽田氏の長男、立憲民主党の羽田雄一郎参院議員の弔い合戦となった昨年4月の参院長野補選は弟の次郎氏が勝利したが、同年10月衆院選では長野の5小選挙区中、自民党が4選挙区で勝利した」(野党関係者)

例えば、長野1区では、09年から4回連続して勝ち続けていた立憲民主党の篠原孝元農水副大臣が、自民党新人の若林健太氏に僅差で敗れた。羽田元首相のおひざ元、長野3区でも、自民党の井出庸生氏に、羽田氏の縁戚に当たる立憲民主党の神津健氏が1万票を超える大差で敗れた。

長野県議が言う。

「昨年の衆院選、1区で篠原氏を破ったのは、6年前の参院選で杉尾氏に敗れた若林氏だ。今回の参院選、『知名度と実績で杉尾氏が強い』という人も多いが、最近の自民党の勢いを見ていると、松山氏が勝っても不思議はない」

万が一、杉尾氏が敗れるようなことがあれば、立憲民主党全体の趨勢(すうせい)にも影響を及ぼしかねない。 (ジャーナリスト・田村建雄)

【長野選挙区】(改選定数1)

手塚 大輔39 維新

▲松山三四六52 自新

△杉尾 秀哉64 立現

サルサ岩渕44 無新

秋山 良治45 諸新

日高 千穂43 N新

※当落予測の△は「やや優勢」、▲は「やや劣勢」。夕刊フジが、世論調査などから独自判定した。

1124チバQ:2022/06/28(火) 20:36:29
野党優勢 青森岩手
接戦   山形、新潟、山梨、長野、沖縄


https://www.sankei.com/article/20220627-4L74EHBFZZP7NB6US2LMOI3JOM/?outputType=theme_election2022
参院選中盤情勢 1人区8割で自民優勢 野党、共闘区でも苦戦
2022/6/27 20:39
千葉 倫之
今仲 信博

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が実施した参院選の中盤情勢調査では、与党の優勢な戦いぶりが目立つ。自民党は勝敗のカギを握る全国32の改選1人区のうち、25で優位に立ち、複数区でも候補全員の当選が視野に入る。立憲民主党は苦戦しており、共産党が擁立を見送って一本化が実現した12選挙区でも、半数で自民に後れを取っている。日本維新の会は躍進しそうだ。

「そんなに取れたらえらいことだが、全部がうまくいけば届くかもしれない」

自民の予想獲得議席数が最大68となった情勢調査の結果について、自民重鎮は27日、到達も可能な数字だとの認識を示した。

自民が今後、野党を突き放す上でカギとなるのは、野党と激しく競り合っている接戦区の帰趨(きすう)だ。

全国32の1人区のうち、自民は25で優勢に戦いを進め、逆に野党が優勢な選挙区は2にとどまる。残る山形、新潟、山梨、長野、沖縄の5選挙区が野党と競り合う接戦区だ。自民は茂木敏充幹事長が28日に沖縄入りするなど、幹部を接戦区に集中投下し、優勢を確実にしたい考えだ。

一方で、自民は緩みを警戒する。遠藤利明選対委員長は「好調な情勢が報じられたものの、一転、厳しい結果に終わった事例は枚挙にいとまがない」とする通達をすでに各陣営に出し、引き締めを図っている。先の重鎮も「後は要らないことを言わないことだ」と語り、失言を戒めた。

立憲民主党は改選23議席に対し、予想獲得議席数は17〜24。推薦する無所属候補を加えても、現有議席を維持できるかは微妙な情勢となってきた。


「野党共闘」は今回の参院選では後退し、共産が候補擁立を見送って立民に一本化した1人区は12止まり。調査では、そのうち6選挙区で自民が優勢で、立民が優勢なのは青森、岩手だけだ。共産が候補を立てた20選挙区では、山形を除く19選挙区で自民に大きくリードを許している。

立民は複数区でも苦戦が目立つ。2人を擁立した神奈川では共倒れの可能性も出てきた。京都では5選を目指す前幹事長が、日本維新の会と当選ライン上で激戦を繰り広げている。

立民ベテランは27日、「まだ2週間ある。与党の『勝ちすぎ』報道で、有権者がどう出るかは分からない」と語り、巻き返しを図る考えを強調した。

共産の小池晃書記局長は同日の記者会見で「力を合わせて戦う態勢を作るには一定の時間がかかる」と語り、一本化の決着遅れが1人区での劣勢に影響していると指摘した。


日本維新の会は改選6議席に対し、予想は11〜14。比例代表で立民を超える議席獲得という目標の達成も視野に捉えつつある。(千葉倫之、今仲信博)

1125チバQ:2022/06/28(火) 20:38:47
https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7D11Q6SULUC01C.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
立憲・田名部氏と自民・斉藤氏、激しく競り合う 青森・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

2022年6月26日 8時02分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7RSKQ6SULUC01F.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
立憲・木戸口氏と自民・広瀬氏、激しく競り合う 岩手・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

2022年6月26日 8時03分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7G1BQ6SUNHB00B.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
自民・桜井氏安定した戦い、立憲は支持広がらず 宮城・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

根津弥2022年6月26日 8時04分

1126チバQ:2022/06/28(火) 20:39:11

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7K83Q6SUZHB00W.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
国民・舟山氏と自民・大内氏が競り合う 山形・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

小川尭洋2022年6月26日 8時06分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7S4YQ6SUGTB003.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n

自民がリード、「野党統一候補」が懸命に追う 福島・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

福地慶太郎2022年6月26日 8時07分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6V02JTQ6SUOHB005.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
自民新顔の小林氏と立憲現職の森氏が激しく競り合う 新潟・序盤情勢
有料会員記事参院選2022

北沢祐生2022年6月26日 8時15分

1127チバQ:2022/06/28(火) 20:40:29
https://www.asahi.com/articles/ASQ6V0623Q6SUZOB00T.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
自民・永井氏と立憲・宮沢氏が激しく競り合う 山梨・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

吉沢龍彦2022年6月26日 8時19分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6V031DQ6SUOOB00L.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
立憲・杉尾氏がやや先行、自民・松山氏が懸命に追う 長野・序盤情勢
有料会員記事参院選2022

2022年6月26日 8時20分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T6SMFQ6STPJB00X.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
自民新顔がやや有利、国民現職・足立氏が懸命に追う 大分・序盤情勢
有料会員記事参院選2022

倉富竜太2022年6月26日 8時42分

1128チバQ:2022/06/28(火) 20:41:58
https://www.asahi.com/articles/ASQ6V035HQ6SUTPB006.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
自民若林氏と無所属平山氏優位、山崎氏懸命に追う 静岡・序盤情勢
有料会員記事参院選2022

2022年6月26日 8時22分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7QX4Q6SPLZB00L.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
立憲・福山氏と維新・楠井氏が互角 自民新顔は安定 京都・序盤情勢
有料会員記事参院選2022

2022年6月26日 8時26分

https://www.asahi.com/articles/ASQ6T7HGGQ6SPIHB00J.html?iref=pc_saninsen2022_news_list_n
自民、維新が安定した戦い 公明と立憲が激戦 兵庫・序盤情勢調査
有料会員記事参院選2022

2022年6月26日 8時28分

1129チバQ:2022/06/29(水) 07:42:28

7968 :チバQ :2022/06/28(火) 20:30:49
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220628-OYT1T50097/
沖縄県の玉城デニー知事がコロナ感染
2022/06/28 13:22

玉城デニー知事(23日)
 沖縄県の玉城デニー知事が新型コロナウイルスに感染したことが分かった。関係者が28日、明らかにした。


7969 :チバQ :2022/06/29(水) 07:42:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e8a3b0d70cd70133941173a44f610a00ff7ef3a
コロナ感染の玉城知事、陽性の親族とマスクなしで1時間半接触 「集中砲火を浴びるだろう」与野党が軽率と批判 
6/29(水) 7:26配信
沖縄タイムス
 新型コロナウイルスに感染した沖縄県の玉城デニー知事の行動に疑問や批判の声が上がっている。27日夜に親族の感染が判明したが、その後も議会に出席したためだ。現在、政府は職場での濃厚接触者の特定はしておらず、知事に症状もなかったことから県は「対応に問題はない」との立場だ。一方、県議会からは与野党を超え知事の危機管理に対する批判や不満が噴出する。(政経部・大野亨恭、又吉俊充)


 糸数公保健医療部長が知事を濃厚接触者と判断したのは議会終了後の午後8時45分。知事が、陽性となった親族とマスクなしで1時間半程度接触していたことが判明したためだ。

 野党県議の一人は「知事に一言、行動履歴を確認すれば濃厚接触と判断できた。結局、副知事や部長まで巻き込む結果となった」と“初動”を批判。

 糸数部長は会見で「仮に濃厚接触に近い情報があれば議会への相談も考えられた」と言葉を選んで振り返った。

 身内の与党も辛口だ。「自分の身内が陽性になったら議会には出ない。苦しいが、かばえない事案だ」と指摘。「ゼレンスキーです」発言や10億円の国庫支出金処理ミスに言及し「軽率とのイメージに拍車がかかる」とため息をつく。

 一方、野党の中では、知事が先週末に中部のライブハウスでのイベントに参加したことと今回の感染を結び付け、批判する動きもある。県議の一人は「知事は別の店にはしごをして飲んでいたことを確認した。軽率のそしりは免れない」と非難する。

 ただ、県は行動履歴を確認した結果、感染は「親族からの蓋然(がいぜん)性が高い」としている。

 与党県議は「ライブハウスはこじつけもいいところ。ルールからは逸脱していない」と反論する。

 参院選、知事選を控える。日程変更でずれた一般質問は、参院選「三日攻防」中日の8日に重なる。

 与党県議は「自民の集中砲火を浴びるだろう。選挙を考えたら本当につらい」と肩を落とした。

1130チバQ:2022/06/29(水) 07:43:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff764133db1afdc9663e1b71e4f1111e24a850db
自民・立民、身内も敵 三つの枠に2人ずつ出馬 北海道【注目区を行く】
6/29(水) 7:10配信


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時事通信
参院選の集会で気勢を上げる支持者ら=17日、札幌市

 6年前から改選数が3に増えた北海道選挙区では今回、自民党2人、立憲民主党2人の計4候補が事実上、三つの枠を争う展開だ。

 このうち誰か1人が落選するとあって、議席の維持・確保に向けた与野党の戦いが過熱する一方、同一政党内での票の奪い合いも激しさを増している。(敬称略)
 「長谷川岳が取り過ぎないようにしてもらわないとな」。自民党副総裁の麻生太郎は選挙戦を控えた18日夜、東京都内の日本料理店で元首相の安倍晋三にこう求めた。長谷川は安倍派所属の現職候補。麻生派の新人船橋利実を支援する麻生は、自民党の支持票が長谷川に偏らないようくぎを刺したのだ。

 6年前に再選を果たした長谷川は、2位に9万票近くの差をつけトップ当選したが、もう1人の自民党新人は3位の旧民進党に8441票差で競り負けた。自民党道連は「2人当選させる票はある」(道議)と見るが、調整次第では6年前と同じ結果を招く可能性もある。

 船橋は衆院議員時代の選挙区の札幌市と出身地の北見市に地盤を持つものの、道全域での選挙は初めて。船橋を「重点候補」と位置付ける道連は組織票を長谷川から船橋に一部振り分けた。麻生や幹事長の茂木敏充らもたびたび応援に入るなど船橋への支援は手厚い。

 「北海道の未来をつくらせてください」。17日の札幌市での総決起集会で、火の玉をイメージした赤いポロシャツ姿の船橋が叫んだ。陣営幹部は「北海道は広い。どこまで名前と顔を知ってもらうかだ」と強調する。

 これと同時刻、長谷川は小樽市での集会の場にいた。同じ席で、船橋を推す日本維新の会の鈴木宗男が長谷川に向かって「あなたは絶対的優位で当選は間違いない。将来を考えるなら(船橋に)配慮しないと、あなたの先はない」と言い放ったという。

 これに対し、18日に札幌市内で行われた長谷川陣営の総決起大会では、応援に駆け付けた前首相の菅義偉が「選挙が始まっていないのに優勢はあり得ない」と対抗心をあらわにした。

 長谷川は取材に「最初から分けたり削ったりするなら自民党支持層は増やせない」と不快感を隠さない。

 ◇「股裂き」状態
 「女性の議席をしっかり守り、次につなげていく責任が私にはある」。立民現職の徳永エリは21日の札幌市での総決起集会で声を張り上げた。

 徳永は2期12年の経験を生かし、女性・若者の政治参画の必要性や農業政策をアピールして支持を着実に固める。だが、陣営幹部は「現職というおごりが危ない」と緩みを警戒する。

 実際、6年前と状況は異なる。当時の民進は立民と国民民主党に分裂。徳永だけが得た連合の推薦は今回、国民の候補にも出ている。立民が今期限りで引退する現職鉢呂吉雄の後継として、新人石川知裕も擁立したことで、徳永陣営は「連合も立民も股裂きだ」と焦りの色を見せる。

 その石川は25日に札幌市で集会を開催。かつて秘書として仕えた党重鎮の小沢一郎を招き、「本当に厳しい戦いだ。現職の2人が先行している」と訴えた。鉢呂が心掛けた「現場主義」を引き継ぎ、全道を飛び回る。

 石川は2019年の知事選に出馬し、野党統一候補として96万票を獲得。陣営幹部は「半分の人に書いてもらえば当選できる」と語るが、今回の選挙戦には国民や共産党も新人を立てており、どこまで票を固められるかは未知数。陣営は「うちは3番手争いになる」(関係者)とにらみ、支持拡大に懸命だ。NHK党も独自の戦いを展開する。

 
 ◇立候補者名簿
 【北海道】
 大村小太郎36参政党員    諸新
 船橋利実61元財務政務官  自新
                推(公)
 浜田智59会社役員    N新
 斉藤忠行30元会社員    N新
 沢田英一69くにもり党員  諸新
 畠山和也50元衆院議員   共新
 長谷川岳51農水委員長   自現(2)
                推(公)
 森山佳則55幸福実現党員  諸新
 臼木秀剛41元議員秘書   国新
 徳永エリ60環境委員長   立現(2)
                推(社)
 石川知裕49元衆院議員   立新
                推(れ・社)
 石井良恵61元福祉施設職員 N新
 (注)敬称略。年齢は投票日現在。党派名は自=自民、立=立憲民主、公=公明、共=共産、国=国民民主、れ=れいわ、社=社民、N=NHK、諸=諸派。丸数字は当選回数。丸かっこは推薦政党。

1131チバQ:2022/06/29(水) 07:46:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/de028e04ad1474f30cec3585ee97c7d7c8c69dc0
【参院選・京都】維新「最、最、最、最重点区」と位置づけ参戦 屈指激戦区となり各党幹部が続々
6/29(水) 7:00配信

日刊スポーツ
【イラスト】京都選挙区の立候補者

 全国でも屈指の激戦区となった京都選挙区(改選数2)。これまで与野党が1議席ずつ分け合ってきたが今回、日本維新の会の参戦で様相が一変した。公示後も各党幹部が続々と京都入り。古都の戦いを追った。

 28日午後、日本維新の会副代表の吉村洋文知事が維新新人の楠井祐子氏(54)とともに京都市内でマイクを握った。「自民でも立憲でもない第3の選択肢が必要だ」。公示後、異例とも言える3度目の京都入り。維新は大阪と隣接する京都を「最、最、最、最重点区」と位置づけ、「全国政党」の足掛かりとする狙いがある。ライバルの陣営の幹部は「維新は本気だ」と危機感を強める。

 京都選挙区には現行制度では過去最多の9人が立候補。5選を狙う立憲現職の福山哲郎前幹事長(60)が最大のピンチに立たされている。これまで福山氏と協力関係にあった国民民主の前原誠司代表代行(衆院京都2区)がたもとを分かち、維新の楠井氏を推薦した。吉村氏と肩を並べ、マイクを握った前原氏は「中道保守の改革勢力を結集し、国民に新たな選択肢をつくっていく」と訴えた。

 京都は立憲の泉健太代表(同3区)のお膝元。福山氏は街頭演説で「大阪から京都のことをとやかく言われる筋合いはない。京都のことは京都で決める」と維新への対抗意識をあらわにする。24日に泉氏が応援に入り、29日には衆院1期生議員が自主的に結成した「福山全力応援! 1期生勝手連」のメンバー10人が京都入りする。

 自民も維新の参戦に警戒感を強める。二之湯智・国家公安委員長の引退に伴い、新人の吉井章氏(55)が立候補。京都市議15年の実績に触れ、「みなさんの声を自分の手で国に届けたい」と強調。知名度不足を補うため、公示前には岸田文雄首相、公示日には茂木敏充幹事が京都入り。議席継承を目指す。

 議席奪取に共産も本気だ。26日、志位和夫委員長とともに街頭に立った新人の武山彩子氏(51)は「多様な声で政治を前に進める」と力強く訴えた。志位氏はラストサンデーの7月3日も現地入りする予定だ。夏の古都で与野党が火花を散らす。【松浦隆司】

1132チバQ:2022/06/29(水) 07:47:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/de028e04ad1474f30cec3585ee97c7d7c8c69dc0
【参院選・京都】維新「最、最、最、最重点区」と位置づけ参戦 屈指激戦区となり各党幹部が続々
6/29(水) 7:00配信

日刊スポーツ
【イラスト】京都選挙区の立候補者

 全国でも屈指の激戦区となった京都選挙区(改選数2)。これまで与野党が1議席ずつ分け合ってきたが今回、日本維新の会の参戦で様相が一変した。公示後も各党幹部が続々と京都入り。古都の戦いを追った。

 28日午後、日本維新の会副代表の吉村洋文知事が維新新人の楠井祐子氏(54)とともに京都市内でマイクを握った。「自民でも立憲でもない第3の選択肢が必要だ」。公示後、異例とも言える3度目の京都入り。維新は大阪と隣接する京都を「最、最、最、最重点区」と位置づけ、「全国政党」の足掛かりとする狙いがある。ライバルの陣営の幹部は「維新は本気だ」と危機感を強める。

 京都選挙区には現行制度では過去最多の9人が立候補。5選を狙う立憲現職の福山哲郎前幹事長(60)が最大のピンチに立たされている。これまで福山氏と協力関係にあった国民民主の前原誠司代表代行(衆院京都2区)がたもとを分かち、維新の楠井氏を推薦した。吉村氏と肩を並べ、マイクを握った前原氏は「中道保守の改革勢力を結集し、国民に新たな選択肢をつくっていく」と訴えた。

 京都は立憲の泉健太代表(同3区)のお膝元。福山氏は街頭演説で「大阪から京都のことをとやかく言われる筋合いはない。京都のことは京都で決める」と維新への対抗意識をあらわにする。24日に泉氏が応援に入り、29日には衆院1期生議員が自主的に結成した「福山全力応援! 1期生勝手連」のメンバー10人が京都入りする。

 自民も維新の参戦に警戒感を強める。二之湯智・国家公安委員長の引退に伴い、新人の吉井章氏(55)が立候補。京都市議15年の実績に触れ、「みなさんの声を自分の手で国に届けたい」と強調。知名度不足を補うため、公示前には岸田文雄首相、公示日には茂木敏充幹事が京都入り。議席継承を目指す。

 議席奪取に共産も本気だ。26日、志位和夫委員長とともに街頭に立った新人の武山彩子氏(51)は「多様な声で政治を前に進める」と力強く訴えた。志位氏はラストサンデーの7月3日も現地入りする予定だ。夏の古都で与野党が火花を散らす。【松浦隆司】

1133チバQ:2022/06/29(水) 07:47:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/90f43a2529c0f428fd50a970ed6b8a751b155df2
【参院選】”安倍王国”山口で元秘書・秋山賢治氏が立民から出馬「アベノマスク無駄遣い」自民は江島潔氏後押し 
6/29(水) 6:10配信


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スポーツ報知
立憲民主党から出馬した秋山賢治氏(左)、江島潔氏の決起大会で拳を突き上げる安倍晋三元首相

 山口選挙区には改選定数1に対し、過去最多の7人が立候補した。安倍晋三元首相(67)のお膝もとで立憲民主党から出馬したのは、安倍氏の元秘書・秋山賢治氏(52)。保守が強い地盤で、再選を目指す自民党現職の江島潔氏(65)に挑んでいる。(古田 尚)

 * * *

 自民党候補が参院選で最後に負けたのは1998年。圧倒的保守王国の山口選挙区がざわついた。安倍元首相のもとで、1993年9月から2007年7月まで14年間にわたり私設秘書を務めてきた秋山氏が、立憲民主から出馬を表明したのだ。

 秋山氏は19年から地元・山口県の老人保健施設で支援相談員として活動。今回の出馬について「自民党の中にいたからこそ言える。この山口は、自民党で変えることはできない」と訴える。介護の現場で働いた経験から、「アベノマスクに血税500億円。無駄遣いです。コロナ禍でひっ迫した医療の現場に500億円配っていたら違っていたはず」と政府の方針を批判。出馬表明後は、ポスターが剥がされるなどの行為もあったというが、「街頭演説での感触も思っていた以上にいい。あとはどう結果に結びつくかです。少しでも自民党の票が動けば山口も変わる」と、県内を駆け回っている。

 ただ、自民の牙城は堅い。江島氏が24日に下関市内で開いた決起大会には、秋山氏のかつての「ボス」である安倍氏が応援に駆けつけた。約1500人が集まる中、江島氏は「山口は本州の一番端だが、交通インフラも整備されている。日本海側の自然も生かした地方創生を成し遂げ、ここから日本全体を盛り上げたい」と決意表明。安倍氏も「町ににぎわいを取り戻す必要がある。江島さんは(下関)市長の経験もあり、大きな力を発揮してくれる」と後押しした。

 山口選挙区では、これまで立民から国政進出を目指していた大内一也氏(48)が、一転して国民民主党から出馬。野党候補6人が乱立する状況だ。立民関係者は「野党の一本化は無理。情勢はそう簡単には変わらないと思う。一般の人の冷めた目もある」と本音を漏らした。

 ◆山口選挙区(改選定数1)

 秋山賢治   52立新

 江島潔〈2〉65自現

 二矢川珠紀   51N新

 大内一也   48国新

 大石健一   57諸新

 佐々木信夫   83諸新

 吉田達彦   64共新

※届け出順、年齢は7月10日投票日現在、敬称略、丸数字は当選回数。

報知新聞社

1134チバQ:2022/06/29(水) 08:45:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae6a5e7ad3d11b7862bf9a7030c75ef4842277bf
参院選福島 「増子票」の本拠地・郡山 与野党、水面下で獲得合戦
6/29(水) 6:00配信


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河北新報
 参院選(7月10日投開票)の福島選挙区(改選数1)で、与野党新人候補の陣営が、今期限りで引退する現職増子輝彦氏(74)が地盤とする郡山市での集票に神経をとがらせている。強固な増子氏の後援会組織には「当主」の中立姿勢とは別に水面下で動きがある。両陣営は読めない「増子票」の獲得に策を巡らす。

 24日に郡山市であった自民党新人の星北斗氏(58)の個人演説会。根本匠県連会長(衆院福島2区)は星氏との「一心同体」ぶりを強調した。

 「星氏は医師としての専門性を持ち、自ら政策を考え、実現する力がある。私の『右腕』として是非とも国会で活躍してほしい」。根本氏にとって、増子氏の「退場」と星氏の「登場」は格別の意味を持つ。

 通算9期の根本氏が初めて苦杯をなめたのは2009年衆院選。旧民主党時代の増子氏が支援した「落下傘候補」に敗れ、政権交代の憂き目を見た。増子氏は「目の上のこぶ」(根本氏の支援者)だった。

 郡山市の総合病院理事長を務める星氏は、新型コロナウイルス対策で根本氏と協力し合った経過を振り返り「迅速に政治調整に動いてくれた」と感謝する。星氏が当選すれば、根本氏の「王国」は盤石になる。

 郡山での圧勝を目指す星氏の陣営は増子氏の支持者の獲得を狙うが、「根本氏と増子氏の関係からして難題」(自民県議)でもある。陣営幹部は「増子氏に代わる郡山出身の国会議員を送り出そう、という話で支持者を引き込めないか」と頭をひねる。

 立憲民主党などが推す無所属新人の小野寺彰子氏(43)は郡山で立民の馬場雄基氏(衆院比例東北)と組む。馬場氏は昨年10月の衆院選で根本氏に新人ながら1万7000票差に迫った。

 「郡山を五分の戦いに持ち込む」と意気込む馬場氏は、無党派層を照準に小野寺氏と毎週朝の街頭活動を共にするなど二人三脚を続けてきた。長年ラジオアナウンサーとして活躍した小野寺氏だが、知名度不足は否めない。

 20年に野党勢力と決別した増子氏は、馬場氏の衆院選の際に静観を貫いた。今回の参院選も「特定候補の応援はしない」と明言し、結束を誇る後援会組織は表向きは沈黙している。

 野党陣営にとって増子氏の後援会は「もともとは一緒に戦ってきた仲間」(立民県議)との思いがある。公示日前日の21日、小野寺氏は本人不在の増子氏の郡山事務所を訪ねて立候補を報告する手紙をしたため、秋波を送った。

 公示日の小野寺氏の郡山市での街頭演説には増子氏の支持者が集まった。「皆さんの思いを国に届けて形にする」と訴えた小野寺氏。増子氏の後援会幹部は「誰を支援するかは個々の判断だ」とけむに巻く。

 福島選挙区にはNHK党新人の皆川真紀子氏(52)、政治団体「参政党」の新人窪山紗和子氏(47)、無所属新人の佐藤早苗氏(62)も立候補している。

河北新報

1135チバQ:2022/06/29(水) 10:34:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b273ca9cc445f8fda627e3d0255b0f44058da36f
自民、票の分配に腐心 全国最多6議席争う東京選挙区
6/28(火) 16:40配信
毎日新聞
全国最多の34人が立候補している参院東京選挙区。各地で論戦が展開されている=東京都内で2022年6月22日午前10時37分、北村秀徳撮影

 全国最多の改選議席6を34人が争う東京選挙区。自民党、立憲民主党がそれぞれ2議席ずつ、公明党と共産党が各1議席の維持を目指す中で、割って入ろうとする勢力も交えて激しい選挙戦を展開している。

【毎日新聞総合調査】質問と回答

 ◇「現職落選の二の舞い避ける」

 「中川さんの後継にふさわしい候補だ。国会に送っていただきたい」

 公示日の22日、東京・有楽町。安倍晋三元首相は自民新人の生稲晃子氏と並び街頭に立った。東京選挙区選出で、今回引退する中川雅治元環境相は安倍派所属。後継候補・生稲氏の当選のため派を挙げたバックアップ態勢を敷く。

 一方、自民現職の朝日健太郎氏は2016年参院選で菅義偉官房長官(当時)の全面支援を受け当選した。安倍氏は公示日に、生稲氏の後で朝日氏とも街頭に立って配慮を見せたが、党関係者は「どちらの票が上回るか。安倍、菅両氏にとって、参院選後の求心力維持と拡大のため負けられない選挙だ」と解説する。

 「(票の)調整はちゃんとやるから、心配しないでください」。16日、朝日氏の決起大会で、萩生田光一都連会長(安倍派)は1000人超の聴衆に強調した。自民は都連幹事長を除く都議32人のうち19人が朝日氏、13人が生稲氏を支援する。よぎるのは苦い記憶だ。07年参院選で現職、新人の2候補のうち新人に票が集中し、現職が落選した。都連幹部は「二の舞いは絶対に避けたい」と打ち明ける。

 ◇立憲は蓮舫氏の票を分散

 立憲も高い知名度を誇り、過去2回トップ当選した現職の蓮舫氏が獲得すると見込まれる票を、新人で元衆院議員の松尾明弘氏へ分散させ、2議席を守りたい考えだ。都内25のうち24総支部の地方議員を松尾氏の支援に集中させ、支持団体の連合東京も立憲の推薦候補を松尾氏だけに絞る。

 党の支持率が伸び悩む中で、明るい材料は19日の杉並区長選で立憲など野党共闘の新人候補が現職を破ったことだ。「皆さんが大きく動けば山が動く。立憲2議席で山を動かしたい」。松尾氏の選対本部長を務める長妻昭衆院議員は22日、そう訴えた。

 3選に挑む公明現職の竹谷とし子氏は公認会計士として財政の無駄の削減に取り組んだことを強調。3年前に山口那津男代表が得た80万票が目標という。共産現職の山添拓氏も国会質問を重ねた実績を訴え、東京で13、16、19年に次ぐ議席確保を目指す。

 東京を重点選挙区に位置づける日本維新の会は、元大阪市議の海老沢由紀氏を擁立。「第三極」を強調して無党派層の取り込みを図る。公示前には副代表の吉村洋文・大阪府知事が2週連続で応援に駆けつけた。

 れいわ新選組代表の山本太郎氏は、無所属で初当選した13年以来となる東京選挙区での出馬を選んだ。「組織票もなく、3年という短い期間で(衆参合わせて)5議席を生んだ政党は他にない」とアピールする。

 ◇小池都知事の動向を各陣営注視

 各陣営が気にするのは小池百合子・東京都知事の動向だ。地域政党「都民ファーストの会」特別顧問を務める小池氏は今回、同会代表で元都議の新人、荒木千陽氏を全面支援する。

 「ああ、懐かしいですね!」。22日午前、JR池袋駅西口で、イメージカラーの緑のストールをまとった小池氏は、荒木氏への支援を呼びかけた。6年前、知事選に初めて挑んだ際の第一声と同じ場所だった。

 荒木氏は小池氏の最側近として都庁周辺では知られた存在だが、有力候補がひしめく東京選挙区では「知名度はまだまだ低い」(陣営関係者)。公務の合間をぬって荒木氏と街頭演説に立った小池氏に対し、自民都議の一人は「何を仕掛けてくるか分からない怖さがある」と警戒する。

 東京選挙区ではこのほかに、著書「五体不満足」で知られる作家の乙武洋匡氏も無所属で出馬。無党派層への浸透を図っている。【斎川瞳、黒川晋史、竹内麻子、北村秀徳】

1136チバQ:2022/06/29(水) 14:56:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/65cafdd53bfbfd8723284e2fcbab2c64da54570c
[注目区を行く・北海道]同じ党内、票の奪い合い…「票割り」不徹底で支持者困惑
6/29(水) 5:03配信

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読売新聞オンライン
 投開票日(7月10日)に向けて、激戦が続く現場を追った。

(写真:読売新聞)

    ◇

 札幌市から東へ約300キロ。太平洋からの海風が吹く北海道厚岸(あっけし)町で26日午後、漁師ら約80人を前に自民現職の長谷川岳(51)は危機感をあらわにした。

 「厳しい戦いです。剥がされ、剥がされ、剥がされる陣営でございます」

 参院選の北海道選挙区(改選定数3)に立候補した長谷川は、道内179市町村の約9割に後援組織を張り巡らせ、3選を目指す。引き剥がしを警戒する相手は、同じく自民から出馬した新人、船橋利実(61)だ。

 自民は6年前の参院選でも2人を擁立したが、自民票の約6割を得た長谷川だけが議席を得た。今回、自民執行部は業界団体票の一部を船橋に割り振ることで、2人当選を狙う。

 元首相の安倍晋三(67)が率いる安倍派に所属する長谷川は、執行部の方針に反発する。麻生派が推す船橋は、副総裁の麻生太郎(81)を応援に招いて集票に余念がない。両陣営は、対立の火種を抱えながらしのぎを削る。

 立憲民主党も2人当選を目標に現職の徳永エリ(60)と新人の石川知裕(49)を公認した。自民同様、票の割り振りが課題となる。

 誤算は、当初支援を見込んだ国民民主党が新人の臼木秀剛(41)を擁立したことだ。政権批判の受け皿が分散することになり、徳永陣営は「バラバラになってしまった」と嘆く。

 「2議席確保」を巡って、同一政党内での票の奪い合いが過熱している。

 約900人が詰めかけた北海道旭川市のホールに、べらんめえ調が響いた。

 「北海道で人口が減る中、さらに代表が減ったら困りゃしませんか。6年前と違って今回はきちっと2人当選させていただく」

 自民党副総裁の麻生太郎(81)は24日に開かれた演説会で、麻生派が支援する新人、船橋利実(61)への支持を訴えた。船橋も麻生に先立ち、「自分を送り出して北海道の政治力を高めることが大切だ」と力説した。

 党執行部は、改選定数3のうち2人当選を目指し、船橋への業界団体票などの割り振りに注力する。

 現職の長谷川岳(51)は、6年前の参院選では64万票超でトップ当選した。もう一人の自民候補は次点に沈んだが、自民2人の合計得票は113万票で、民進党(当時)から出馬し、いずれも当選した2候補の合計105万票を上回っていた。今回も長谷川が票を集めすぎれば二の舞いになりかねない――。麻生の発言には、長谷川陣営へのけん制の意味合いもある。

 公募で選ばれた船橋は、札幌市を地盤に衆院議員を2期務めた。昨年の衆院選では比例選で復活できなかった。全道的な選挙戦の経験もなく、幹事長の茂木敏充(66)は11日に船橋の応援に入り、「『重点候補』としてしっかり支援したい」と約束した。

 長谷川は、元首相の安倍晋三(67)が率いる安倍派のメンバーだ。接戦候補の応援に飛び回る安倍は、「北海道では派閥の仲間のところにしか入るつもりはない」と、船橋の応援は見送っている。船橋には、麻生や茂木の後ろ盾が頼みの綱となる。

 船橋に傾斜する党本部主導の支援方針に、長谷川は「団体の取り合いになる」と反発する。陣営幹部も「相手の支持団体は奪わない代わり、こちらが剥がされたら取り戻す。『専守防衛』だ」と息巻く。

 こうした事情から、道連内でも「票割り」を求める意見の一方、長谷川に近い幹部を中心に「団体を無理やり引き裂くのは難しい」との声も根強く、党の方針は徹底しきれていない。

1137チバQ:2022/06/29(水) 14:56:52
<茂木幹事長、麻生副総裁はじめ党幹部から度々強い要請が届いており、2議席獲得は最大の政治目標である(中略)ぜひとも、この点をお含みおきいただき、絶大なる支援をお願い申し上げる次第です>

 6月中旬、自民道連の支部が、道内の業界団体などに配った文書は、船橋支援をにじませつつ、具体的な票の割り振りの指示はなかった。文書を受け取った建設業者は、「現職にはにらまれたくないから、新人に流れる票は限定的だろう。当落が分かれれば、しこりが残るのではないか」と困惑する。

 立憲民主党も、現職の徳永エリ(60)と新人の石川知裕(49)の票の割り振りに苦しんでいる。

 「野党は一枚岩ではありません。だからこそ私たちは負けられないんです」

 26日午後、札幌市内でこう語った徳永の念頭にあるのは国民民主党だ。

 立民は当初、石川を無所属にして国民の支援を取り付け、連合北海道が推薦する公認の徳永とすみ分ける戦略だった。国会対応などで立民と溝が広がった国民は、独自に新人の臼木秀剛(41)を擁立した。連合は徳永に加えて臼木も推薦し、組合票の分散は避けられなくなった。

 一方、国民の支援が望めず立民に公認された石川は、期待した連合の推薦が得られなかった。連合に3人を推薦する余裕がなかったためだ。陣営は「結果的に何の組織もなく戦うはめになった」とこぼす。石川は2019年の道知事選で落選したとはいえ、野党統一候補として96万票を得た。25日には札幌市内で、物価高騰対策の必要性を訴え、「(自民、立民の)現職はそれぞれ先行しています。どうかご支援を賜りたい」と必死に呼びかけた。

 石川を支援する道議は、「党本部には重点的な支援をお願いしたいが、期待は薄い。野党が分断され、そもそも2人当選できる票があるのかどうか……」と自嘲気味に語った。

(敬称略。山崎崇史、北海道支社 森近正)

 ◆北海道(改選定数3)

大村小太郎 36 諸新

船橋利実 61 自新〈公〉

浜田智 59 N新

斉藤忠行 30 N新

沢田英一 69 諸新

畠山和也 50 共新

長谷川岳 51 自現《2》〈公〉

森山佳則 55 諸新

臼木秀剛 41 国新

徳永エリ 60 立現《2》〈社〉

石川知裕 49 立新〈れ〉〈社〉

石井良恵 61 N新

(敬称略、届け出順、年齢は投票日現在、〈〉は推薦・支持政党)

1138チバQ:2022/06/29(水) 18:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/af7fe0703878181a954fcf36c1ab274acffc752d
前原・福山両氏、盟友同士の「骨肉の争い」に 京都選挙区
6/29(水) 16:57配信
毎日新聞
参院選が公示され、第一声を上げる京都選挙区の候補者=京都市上京区で2022年6月22日午前9時33分、山崎一輝撮影

 選挙戦の第一声から、その目には涙がにじんでいた。蒸し暑い梅雨空の下、大粒の汗が額に浮かぶ。「20年以上、非自民・非共産として守り抜いてきた議席。もう少し、国会で働かせてください」


 公示日の22日朝、立憲民主党現職の福山哲郎氏(60)は、京都市上京区の交差点でマイクを握った。2017年から21年まで党幹事長を務め、5期目を目指すが、選対幹部は「今までで一番厳しい選挙だ」と危機感を募らせる。

 福山氏は16年の参院選でも、同じ場所で第一声を上げた。しかし、その時は傍らにいた「盟友」の姿が、今回はない。国民民主党の前原誠司代表代行。共に30代で初当選し、旧民主党政権の中枢を担ったが、今回は福山氏のライバルとなる日本維新の会の新人、楠井祐子氏(54)を支援する。

 福山氏が第一声を上げた直後、約2キロ離れた京都市の繁華街では、前原氏が楠井氏や維新の吉村洋文副代表(大阪府知事)と共に選挙カーに上がっていた。

 前原氏は「互いに協力して、新しい政治の幕開けを作っていく」と力説。吉村氏は「新たな選択肢として楠井さんが立ち上がってくれた。前原さん、一緒に戦っていきましょう」と呼びかけた。聴衆の拍手を浴びた3人は握り合った手を高々と掲げ、両党の「共闘」をアピールした。

 前原氏は5月6日、楠井氏の推薦を表明した京都市内の記者会見で「旧民主だけで日本の政治を変えられる状況ではない。維新とも力を合わせて政権交代を果たしていくのが大事だ」と述べた。立憲側はこれに「宣戦布告だ」と激しく反発している。4月には、旧民主系の議員で作っていた京都市議会の会派が分裂する騒動もあった。

 旧民進党代表だった前原氏が17年に小池百合子東京都知事率いる新党「希望の党」への合流を決めた際、福山氏は前原氏に同調せず、よりリベラルな主張を掲げて旧立憲民主党を立ち上げた枝野幸男氏と行動を共にした。それでも前原、福山両氏は京都では非自民を掲げ、旧民主系の政治勢力として、政治行動をほぼ同じくしてきた。

 その2人が今回、「骨肉の争い」に至った背景には、維新との距離感の違いに加え、19年参院選の「しこり」がある。京都選挙区では旧国民民主が候補者を取り下げ、旧立憲に一本化した。ところが、旧立憲は静岡選挙区で旧国民民主の榛葉賀津也氏に対抗馬を擁立し、前原、福山両氏の間に遺恨が残ったとされる。

 一方、維新は今回、京都を「最最最最重点選挙区」(藤田文武幹事長)と位置づけ、吉村氏や松井一郎代表(大阪市長)ら党幹部が何度も足を運ぶ。松井氏も「京都は(本拠地)大阪の隣で、我々の改革マインドを広げていくには重要な選挙区だ」と意欲を見せる。

 立憲にとって京都は泉健太代表の地元でもあり、選挙結果は党勢に直結しかねない。立憲の地元国会議員は「この選挙は、京都を大阪から守る戦いだ」と強調した。

 自民党は新人で元京都市議の吉井章氏(55)を擁立。二之湯智・国家公安委員長の引退を受けて後継を目指すが、市外での知名度が課題となる。

 京都で長らく存在感を示してきた共産党は、新人で元長岡京市議の武山彩子氏(51)を擁立した。護憲など自民・維新との主張の違いを全面的に押し出し、支持拡大を目指す。【添島香苗、中島怜子】

1139チバQ:2022/06/29(水) 18:28:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/dec81170e5a6ee0b113d47f8538d7334dbf6cf52
潮目が変わった参院選の焦点 「オール沖縄」勢力衰退の影響 自公など戦略の大転換も 「辺野古移設の賛否」冷静な議論を
6/29(水) 17:00配信


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夕刊フジ
玉城知事は、「世界一危険」な普天間飛行場を放置するのか

【沖縄が危ない!】

参院選が公示され、沖縄選挙区(改選定数1)では米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力に支持された現職と、自民公認、公明推薦の新人が事実上の一騎打ちを繰り広げている。注目点は「辺野古移設への賛否」が選挙結果を左右するかどうかだ。

【写真】沖縄県の玉城デニー知事

沖縄では「オール沖縄」勢力が誕生した2014年知事選以降、主要な国政、県政選挙で辺野古移設が最大の争点とされてきた。

辺野古移設は、宜野湾市の市街地にある普天間飛行場を本島北部の米軍キャンプ・シュワブに統合し、宜野湾市民の基地負担軽減を図る事業だ。

だが、「オール沖縄」勢力と主要な沖縄メディアは、「県内移設は負担のたらい回し」などと主張する。移設を「新基地建設」と呼び、あたかも政府が戦争を準備しているかのような印象操作を続けている。

しかし、過去の主要選挙で沖縄の自民党はこうしたプロパガンダに正面から反論せず、むしろ辺野古に関する議論からひたすら逃げる姿勢を取り続けた。民意形成に圧倒的な力を持つ沖縄メディアの批判を恐れたのだ。

ここに皮肉な現実が生まれた。

辺野古移設は沖縄最大の課題とされているのに、沖縄ではそもそも移設を肯定的に語ることがタブー視されるようになったのだ。

その結果、沖縄では「辺野古反対」さえ叫べば選挙で有利になるゆがんだ空気が生まれ、「オール沖縄」勢力は県政を奪取したうえ、一時は衆参の沖縄選出6議席も独占した。沖縄にも多様な民意が存在することを考えれば、極めて異常な事態だ。

だが、2020年以降のコロナ禍で潮目が変わった。県民の経済的苦境が深まるなか、辺野古だけを選挙の争点に据えられる状況ではなくなったのだ。自公は昨年の衆院選までに、国会の2議席を奪還した。今年に入ってからは、名護、南城、石垣、沖縄の4市長選をすべて制した。

参院選では、さらに注目すべき動きが生まれた。

自公の新人が「辺野古容認」を初めて政策で明確化したのだ。これまで「辺野古」に腫れ物に触るように接してきた自公の態度からすれば、戦略の大転換と呼んでいい。ようやく辺野古を冷静に語る環境が生まれつつある。

参院選は9月の知事選への試金石だ。玉城デニー知事が、前宜野湾市長の佐喜真淳(さきま・あつし)氏に再選を阻止されれば、「オール沖縄」勢力そのものが事実上、消滅する。

「オール沖縄」勢力誕生から8年。ロシアによるウクライナ侵攻や、台湾危機などで国際情勢は激変した。中国の軍事的脅威は増す一方だ。辺野古への賛否だけを投票基準とするような不健全な選挙を、沖縄がいつまでも続けていられる時代ではない。

■仲新城誠(なかしんじょう・まこと) 1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。現在、同社編集主幹。同県のメディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に『「軍神」を忘れた沖縄』(閣文社)、『翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走』(産経新聞出版)、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(同)など。

1140チバQ:2022/06/29(水) 18:35:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ad31a264ec94723ab90515ebf66fabe355aa9ce
【ふくしま2022参院選 現地ルポ③】<いわき・双葉>陣営の勢力結集に不安
6/29(水) 15:47配信


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福島民報
(写真:福島民報)

 参院選福島県選挙区(改選1議席)で事実上の一騎打ちを繰り広げる自民党公認の新人星北斗(58)=公明党推薦=、野党統一候補で無所属の新人小野寺彰子(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=はともに、いわき市・双葉郡では特筆すべき「地の利」がない。星陣営は党内調整で保守分裂選挙を回避したものの、一部にわだかまりが残る。小野寺陣営は昨秋の衆院選での候補者調整によって生じたひずみが解消されていない。それぞれが勢力結集に不安を抱えながらの選挙戦となっている。

   ◇  ◇  

 28日、星は双葉郡で選挙カーを走らせ、浜通りに新産業を創出する福島国際研究教育機構の早期整備、再生可能エネルギーの導入促進などを訴えて回った。5区選対本部長代行の県議矢吹貢一は「大量得票で復興事業に信任を得たい。いわき市と双葉郡が鍵を握っている」と熱っぽく語った。

 浜通りに地縁や血縁がほとんどない候補者を自民が立てたのは約15年ぶりだ。当選8回の衆院議員吉野正芳(73)をはじめ県議、市町村議の後援会が、担当する地域や企業・団体を割り振り、広大なエリアできめ細かく支持固めを進めている。2019(令和元)年参院選で勝利した自民現職がいわき市と双葉郡で獲得した約9万2000票に基づき、今回は9万2000票以上を得票目標に据えた。

(写真:福島民報)

 目標達成には、本県選挙区から比例代表に回った元法相の元職岩城光英(72)の地盤であるいわき市・双葉郡で選挙区票を星陣営が積み上げる必要がある。街頭演説では星と岩城が並び立つ場面を多くし、自民の一体感を演出している。ただ、本県選挙区で星と岩城が票を食い合う保守分裂選挙を避けるため、比例代表への転出を余儀なくされた岩城の支援者からは党決定への不満の声が漏れる。

 身内である星と岩城の両支援者が選挙協力に二の足を踏めば集票が滞る、と自民県連幹部は神経をとがらせる。地元の自民関係者は関係が一時、ぎくしゃくしたことを認めつつ、「適切な距離感を取れば、互いの陣営にとって最良の結果を出せるはずだ」と相乗効果に期待を寄せる。

   ◇   ◇

 いわき市役所近くにある小野寺の事務所では28日、翌日にいわき市と双葉郡で行う街頭演説に向け、「あなたのこころを届けたい」と書かれたパンフレットの配布準備に追われていた。5区選対本部長の県議古市三久は「市街地での演説を多くし、有権者に身近に感じてもらう機会を増やす」と意気込む。

 小野寺の顔と名前を売り込もうと選挙事務所をいわき市平の中心部に構え、街頭演説を重ねる。立民県連や連合福島などの5者協議会を母体に、野党系の県議や市町村議の後援会が稼働。共産党の側面支援も受けている。2016(平成28)年参院選で野党統一候補として3選した現職増子輝彦(74)がいわき市と双葉郡で獲得した約6万9000票を踏まえ、得票目標は6万票以上とした。

 ただ、野党間の足並みの乱れによる出遅れもある。小野寺陣営は5月末、5区総合選対準備会を招集したが、連合福島いわき地区連合会は出席を拒否。昨秋の衆院選で事実上の野党統一候補が共産候補となり、連合傘下の有権者が自主投票を余儀なくされた事態への「(立民側の)みそぎが済んでいない」のが理由で、抗議の意思表示だった。選挙協力を取り付けたのは公示日の約1週間前だった。

 沿岸部にある電力系や電機系の労組は長年、増子を支持してきた。労組の支持を受ける県議は、当初は増子を支援せざるを得ず「(小野寺との)股裂き状態だった」という。立民県連幹部は「増子先生が降りたおかげで、票は小野寺にまとまりやすくなった」と本音を吐露する。

   ◇  ◇

 NHK党公認の新人皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認の新人窪山紗和子(47)、無所属の新人佐藤早苗(62)も県内各地で支持を訴えている。(敬称略)

1141チバQ:2022/06/29(水) 18:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e921993952e177ce90d156da0840475361e9db3
熾烈な比例票争奪戦、各党の戦略は 自民の気がかり、立民の不安
6/29(水) 9:57配信

西日本新聞
国会議事堂

 7月10日投開票の参院選は、定数の4割(50議席)を占める比例代表も熾烈(しれつ)な争いを繰り広げている。組織力を頼みとする政党は、集票の衰えに気を配りつつ、さらなる票固めにねじを巻く。新興勢力などは、これまで手の届かなかった層への浸透に躍起だ。


 参院選の比例代表は、衆院選と異なり、候補者の個人名も書けるのが特徴。政党名と個人名を合わせた総数で政党ごとに議席数を配分し、その数に応じて個人名の多い順に当選者が決まる。候補1人の当選に政党票と個人票を合わせて100万票が相場とされ、前回2019年は約1771万票の自民党が19議席、約792万票の立憲民主党が8議席を獲得した。

 自民は今回、比例に33人を擁立。固定票を持つ業界団体の組織内候補が多数を占め、元歌手など知名度の高い面々も並ぶ。懸念材料は各組織による集票力の低下だ。19年は、16年参院選から全体で約240万票減らし、かつて「集票マシン」と呼ばれた全国建設業協会や日本医師会など有力団体の組織力にも明らかな陰りが見えた。

 コロナ禍で業界団体からの政治への注文は増えており、組織内候補の当落は「業界代表」の存在意義に直結する。医療・福祉関連の候補は「個人名で10万票を得られるかが当選ライン。出身地と支持団体をフル活用する」と引き締める。

 立民の候補は、前回より2人少ない20人。うち連合傘下の労働組合を母体とするのは、自治労や日教組の組織内候補など6人。目標は昨秋の衆院選を超える1300万票だが、労組内には支持率の低迷で議席が伸び悩むとの懸念が強い。九州の自治労幹部は「コロナ禍で顔を合わせられず、組織としての動員力も厳しくなっている」と不安げだ。

 国民民主党は前回の14人から今回は9人に絞った。組織内候補は自動車総連や電力総連などが推す4人。前回は3議席にとどまり、当選ラインは立民候補より3倍以上高かった。そのため、前回は国民から立った民間の基幹労連の候補が、今回は立民に移っている。

 自民に次ぐ26人を立てた日本維新の会は、歌手やタレント、元プロ野球選手、知事経験者など多彩な顔触れ。全国政党化を果たし、立民との野党第1党争いを制するには、比例議席の争奪が主戦場となりうる。

 公明党は前回と同じ17人。近年、指定席となっている7議席維持を至上命令に、全国を6ブロックに分けて重点候補の支援に当てる。25人を立てた共産党は、650万票と5人当選が目標。選挙区での野党共闘が限定的となったことを受け、比例をより重視する構え。社民党は、議席獲得と得票率2%達成に政党としての生き残りを懸ける。

 このほか、19年に比例で2議席を得たれいわ新選組は、山本太郎代表の知名度を頼りに交流サイト(SNS)などで発信を強化。NHK党と諸派の参政党も、独自の訴えで既存政党に飽き足りない層の掘り起こしを図っている。 (河合仁志、大坪拓也)

西日本新聞

1142チバQ:2022/06/29(水) 19:50:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8de20901b04971eca19c8fe1003cdd95d286b18
【ふくしま2022参院選 現地ルポ②】<県中・県南>「農業票」しのぎ削る
6/28(火) 10:23配信


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福島民報
(写真:福島民報)

 参院選本県選挙区(改選一議席)に立候補した自民党公認の新人星北斗(58)=公明党推薦=、野党統一候補で無所属の新人小野寺彰子(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=は県中・県南地方での勝負の鍵を握るのは与野党の支持が複雑に絡み合う「農業票」とみて、囲い込みにしのぎを削っている。

■ 星陣営 JA新体制機に攻勢

 27日、白河市や棚倉町などで自民党三役や閣僚が相次いで応援に駆け付け、星を国政に送るよう支持を訴えた。3区選対本部事務局長の県議宮川政夫は「世界情勢不安で食糧危機が現実味を帯びる中、農業者の所得向上など農業政策をしっかりと訴えていく」と言葉に力を込めた。

 陣営が重視するのは「農業票」の取り込みだ。JA夢みなみの5月末の役員改選で新体制に移行したのを好機と捉え、攻勢をかけている。これまでの衆院選福島県3区で県農業者政治連盟は、自民の衆院議員上杉謙太郎(47)の推薦を見送り、野党現職を推してきた経緯があるためだ。上杉の地盤である白河地方の農業票を固め、須賀川地方や田村地方にも食い込みたい考えだ。

(写真:福島民報)

 2016(平成28)年の参院選で失った自民議席の奪還が星陣営の悲願だ。3年前に勝利した自民現職が衆院3区の市町村で得た約8万2000票を基に、8万票以上を目標に据えた。投票率は55〜60%と想定している。

 星の出身母体である県医師会をはじめ、農業や商工業、建設業など自民の支援・友好団体の地方組織が足元を固める。白河市在住の上杉や県中・県南地方の県議6人の後援会などもフル稼働し、集票を進めている。

 星の運営する総合病院は田村地方の複数の公立病院や保育所の指定管理者となっており、若年層から高齢層まで幅広い世代に知られている。ある市町村関係者は「地域医療を支えてもらっている事実は重い。(星に)義理を立てないといけない」と言う。医療界での実績を掲げつつ、農業者へも支持拡大を目指す。

■小野寺陣営 玄葉支持層核に浸透

 田村市にある小野寺陣営の事務所では27日、スタッフが翌28日に市内で開く個人演説会の準備に当たっていた。3区選対本部長の県議円谷健市は「物価高騰で地域産業が疲弊している中で、特に農業者支援は重要だ。戸別所得補償制度の再構築を強く訴える」と気を吐く。

 小野寺陣営は2016年の参院選で野党統一候補として3選した現職増子輝彦(74)の勝ち戦の再現を狙っている。増子が3区で獲得した約8万4000票を基に、得票目標を8万票以上に設定している。投票率は55%前後と見込む。

 選対組織の基盤となっているのは、当選10回を誇る衆院議員玄葉光一郎(58)が衆院選福島県3区の全19市町村に張り巡らせた後援会組織だ。地元選出の野党系県議4人の後援会や連合福島に加盟する労組などと連携し、基礎票を固めている。

 陣営は県中・県南地方での「農業票」の切り崩しに神経をとがらせている。県農業者政治連盟が、今回の参院選で星を推薦したためだ。これまでの衆院選福島県3区では県内小選挙区で唯一、自民候補ではなく、玄葉を推薦してきただけに、今回は自民に一定の農業票が流れるのではないかとの懸念がある。

 とはいえ、県中・県南地方では、星の街頭演説や個人演説会などに多くの農業関係者を動員するなどの組織的な動きは見えにくいとの声が聞かれる。農業関係者の一人は「玄葉さんとの付き合いが長い人は多い。緊張感を持った政治には野党が力を持つ必要がある」として、一定の農業票が小野寺に回るとみる。小野寺陣営は盤石な玄葉支持層を強みに浸透を図る。

   ◇  ◇

 NHK党公認の新人皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認の新人窪山紗和子(47)、無所属の新人佐藤早苗(62)も独自の戦いを展開している。(敬称略)

1143チバQ:2022/06/29(水) 19:50:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/a74d2f79752c4aae598b603489220cb62deee56f
イチから解説 2022参院選 比例特定枠 個人の得票数関係なく、優先当選
6/29(水) 12:02配信


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産経新聞
参院選の比例代表は候補者の得票順に当選する「非拘束名簿式」が原則だが、例外として令和元年の前回参院選から導入されたのが「特定枠」だ。政党があらかじめ順位を決め、候補者の得票数にかかわらず特定の候補を上位で扱う。各党は優先して当選させたい候補を特定枠として指定できる。

【当落予測リスト】首都圏選挙区の場合

背景にあるのが「一票の格差」是正に向けて導入された合区の存在だ。改選数1の「鳥取・島根」「徳島・高知」では、政党の公認を受けて選挙区から出馬することができない県の候補者もいる。自民党は特定枠をこうした候補者の救済策と位置付け、創設を主導した。

前回は自民とれいわ新選組などから出馬した計5人が利用し、4人が当選した。今回は計11人が特定枠候補者となった。このうち政治団体「ごぼうの党」は比例に擁立した11人のうち8人を指定している。

特定枠の候補者は選挙事務所の開設やビラの配布、ポスターの掲示などが認められず、選挙の「7つ道具」も手渡されないなど、選挙運動が大きく制限される。ただ有権者に分かりにくく、選挙制度を複雑にしているとして、廃止を求める声も出ている。

1144チバQ:2022/06/29(水) 19:51:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdb5da02c74443e72f1a8361f233fbb92ddefb6b
維新の会、大阪の岩盤支持層は「勝ち組」「タワマン男性」 その本音は?〈週刊朝日〉
6/29(水) 6:00配信


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日本維新の会・吉村洋文副代表(左)と松井一郎代表(右)

 梅雨空の京都・四条烏丸で、参院選公示を迎えた6月22日午前、京都選挙区から出馬する新人・楠井祐子氏の応援のため、日本維新の会の吉村洋文副代表(大阪府知事)が演説に立った。

【画像】大阪府と大阪市が誘致を目指す統合型リゾートがこちら

「自民党政治は野党や国民をなめている。自民党に対峙できる強いまともな野党が必要です。日本に唯一、改革政党があってもいいじゃないですか」

 と訴えると、大きな拍手が沸いた。この日は、楠井氏を推薦した国民民主党の前原誠司代表代行も演説に参加した。

 維新にとって、京都選挙区は大きな意味を持つ。同じ関西ながら「壁」を越えられなかった京都で、選挙区では初となる議席を獲得すれば「東進」に拍車がかかる。京都は立憲民主党の泉健太代表の地元でもあり、今回の対立候補は5選を目指す同党の福山哲郎前幹事長。「野党第1党」の座を争う立憲との「真っ向勝負」の選挙区でもある(他にも自民党新人の吉井章氏、共産党新人の武山彩子氏、NHK党新人の星野達也氏らが立候補)。詳しくはこちら

 ちょうど同じ時間帯に、東京選挙区から出馬する維新の新顔候補は新宿アルタ前で演説。「出産を保険適用し、さらにクーポン支給で出産費用の実質無償化を進めたい」と、子育て政策を訴えた。

 この候補の第一声には党職員約30人が集結。スタッフのほうが聴衆より多いくらいだったが、演説を聞いた大学1年生の男性(18)は「維新支持者じゃないですが、文通費(現・調査研究広報滞在費)問題に果敢に切り込んだのは一般国民の感覚と近いと思う」。社会人大学院生の女性(37)は「私はリベラルですが、維新の政策は教育無償化、出産にかかる医療の実質無償化実現など、若者に受けるのがわかる気がする」。聴衆の評価はまずまずのようだった。

 今回の参院選の意味について、政界関係者はこう分析する。

「自公の優位が大きくは揺らがなさそうな中、長期的に見て注目されるのは、立憲と維新の『野党第1党』争い。維新は京都と東京を制するかが鍵になり、勝てば全国政党の展望が開ける。立憲は比例で野党第1党を維持できるかが焦点になります」

 昨年10月の衆院選で、公示前の11議席を大きく上回る41議席を獲得し、野党第2党となった維新。3月の党大会では次期衆院選で「野党第1党」を狙うとぶち上げた。

 朝日新聞社による5月の世論調査でも、参院選での比例区投票先は維新が11%で、立憲の10%を上回った。維新のベテラン・鈴木宗男参院議員は、強気の未来予想を語る。

「全国政党になるには志が高い候補者がどれだけ出てくるか。東京からは音喜多駿政調会長や柳ケ瀬裕文総務会長など、良い若手が育ってきた。参院選に勝ち、次の衆院選で野党第1党、その次の衆院選で政権交代に入るかたちをつくりたい」

1145チバQ:2022/06/29(水) 19:51:34
■「新自由主義」的世界観の「改革」 コロナ禍で医療に「副作用」も

 維新の躍進は、どのような人々によって支えられているのか。

 大阪・難波の道頓堀商店街には、店頭でTシャツや缶バッジなどの「吉村洋文グッズ」を売る店がある。吉村氏本人の承諾を得ているという。やはり吉村知事の「アイドル」的人気が根強いのか……と思いきや、店員曰く「いま買っていくのは観光客かな。地元の人にはほとんど売れへん」。元大阪府知事の橋下徹氏は、「ふわっとした民意」と形容したが、正体は掴み難い。


 一般的に、維新のコア支持層は大阪の庶民や格差に苦しむ若者と考えられてきた。『維新政治の本質』(あけび書房)の著者で関西学院大学法学部の冨田宏治教授もそう思い込んでいたが、認識が変わったのは「都構想」への反対運動に参加したときだという。

「私は西区北堀江の投票所で人々の投票行動をウォッチしました。維新側はイメージカラーのオレンジ色のTシャツを着た運動員が3交代で3人ずつ来た。西区はタワーマンションが林立し、サラリーマンや転勤者が多く住む地域。タワマンから下りてくるのは30〜50代の中堅どころで、妻を連れ、維新の運動員に会釈して投票所に入っていく光景を一日中見ました。彼らは、いわば“勝ち組サラリーマン”です」

 住民投票の結果からも明らかだが、大阪市内でもタワマンが多く立つ北区や西区、福島区、淀川区、都島区など北部で維新の支持率は高い。

 冨田氏は街頭で行き交う人々に、都構想への賛成・反対をボードにシールで貼ってもらう「シール投票」にも参加した。

「単にビラを配るよりも市民との対話のきっかけになります。そのとき、反対運動の活動だとわかっていて『オレ賛成!』などと挑発しながらシールを貼っていくのは、ほとんどがスーツ姿の中堅サラリーマンで圧倒的に男性ばかり。維新の支持層の中心は勝ち組・中堅サラリーマンであることを実感させられたのです」

 こうした「勝ち組」、あるいは「勝ち組になりたい」との願望を抱く人々の意識は、貧困や格差と表裏一体の関係にある。冨田氏によれば、彼らは「自分たちは多額の税金や保険料を納めているのに何の見返りも受けていない」という重税感を抱く一方で、「税金を納めていない貧乏人と年寄りに自分たちのお金が食い潰されている」という被害者意識にも似た感情を抱いているという。その矛先は、生活保護受給者など貧困層や高齢者層などに向けられる。

 元アナウンサーの長谷川豊氏がブログで人工透析患者について「自業自得」などと発信し社会的な批判を浴びたが、維新は2017年衆院選で公認候補として擁立した(結果は落選)。冨田氏が続ける。

「自堕落な生活を送って病気や貧困になるのは自己責任というわけです。新自由主義における『勝ち組』の典型的な意識ですが、維新はこうした考えと親和性が高い層に強固な支持基盤をつくり出していった。新自由主義的な『官から民へ』『身を切る改革』をスローガンに、この10年余りで医療、福祉、教育の切り捨てを断行してきました」

■身を切る改革で犠牲にしたもの

 赤字体質を理由に市立病院を次々と独立行政法人化、あるいは廃止して府立病院に統合してきた。07年から19年までの12年間で、府の医師・看護師を含む病院職員(公務員)を8785人から4360人へと50.4%も削減(全国平均は6.2%)。保健所職員は748人から506人にまで減らした。

 また、府立公衆衛生研究所と市立環境科学研究所の衛生部門を統合し、大阪健康安全基盤研究所を創設。人員を3分の2まで削減した。

 こうした「身を切る改革」には、コロナ禍の中、「副作用」も指摘されている。

 コロナ患者を受け入れる公立病院を減らし、医療従事者を半減させたことで医療が逼迫。6月21日現在、コロナ感染による死者数は人口100万人あたり全国平均が246人であるのに対し、大阪府が578人。大阪市では782人と、全国平均の3倍以上だ。

1146チバQ:2022/06/29(水) 19:51:51
 感染者が急増した20年5月、松井一郎市長は十三市民病院(淀川区)を全国初の「コロナ専門病院」として重点医療機関に指定し、主に中等症患者を受け入れた。地元政界関係者が語る。

「突然の決定に、現場は防護服がまったく足りず大混乱。松井氏は代用として雨ガッパの提供を市民に呼びかけ、30万着を超える雨ガッパやポンチョが市に届いた。だが、専門家から防護服として使えないと指摘され、引き取り手がないまま市庁舎の玄関ホールに山積みにされていたのです」

 18年には、周産期医療などに取り組んできた住吉市民病院(住之江区)を廃止した。約2キロ東に府立急性期・総合医療センターがあることから「二重行政の解消」が理由だ。

「住吉市民病院は地元密着型で、若い母親やシングルマザーに寄り添う医療を行ってきた。最先端の高度医療を提供する府立病院とはニーズがまったく異なる。廃止後は、閉鎖病棟を活用してコロナ患者に対応すべきとの医療現場の要望を無視し解体。十三市民病院をコロナ病院に指定する直前のことで、やっていることが矛盾している」(同)

 維新が時に無謀にも見える「改革」にまい進する背景には、大阪経済の地盤沈下がある。前出・冨田氏がこう解説する。

「首都一極集中のあおりを受けてきた大阪は東京へのコンプレックスがあるから、『成長』『発展』という言葉に弱い。だから、失敗例は目に入らず、カジノや万博に飛びついてしまう。大阪の地べたで暮らす庶民たちは、大阪の魅力をそんなところに見いだしていない。『食い倒れはいても、行き倒れはいない』という人情と助け合いの心を誇りに生きてきたのです」

 コロナ感染による死者数の多さなどについて、日本維新の会本部に党としての見解を聞いたが、「大阪府市の行政に直接関わる内容になりますので、日本維新の会にご質問いただく内容としてはそぐわない」との回答だった。吉村府知事は過去の会見で、「大阪は死者数が多いと言われるが、致死率で言うと、都道府県で真ん中あたり」「専門家に聞いても(理由は)わからないというのが現状。僕自身もこれが明確な理由というのが言えない」などと述べていた。

 維新の「改革」が国民にどう受け止められるのか。存在感が増した今、これまで以上に中身や結果が問われることになりそうだ。

■署名21万筆でも住民投票を拒否? 夢洲カジノ誘致をめぐる「なんでやねん」


「大阪都構想」に住民投票で2度もノーを突き付けられた維新が次に掲げたのが、大阪市此花区の人工島夢洲(ゆめしま)へのカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致。2025年の大阪・関西万博の跡地を利用し、29年秋の開業を目指すが、大阪の人々には不安の声がくすぶる。

 市民団体「カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会」は6月6日までに、カジノ誘致の是非を問う住民投票の実施を求める署名を約21万筆集めた。請求に必要な約14万6千筆を大きく上回る数だ。同会の山川義保事務局長は大阪IRの問題点をこう話す。

「海外ではカジノの周辺に質屋が立ち並び、犯罪やホームレスも増えてギャンブル依存症が社会問題となっています」

 カジノ計画には採算面でも疑問があるという。

1147チバQ:2022/06/29(水) 19:52:08
「年間1兆1400億円の経済効果という触れ込みですが、前提となる来場者数は年間2千万人。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)でも最大で約1450万人とされているのに、本当にそれだけの人が来るのか。また、大阪IRに『公的負担はない』という約束だったのに、結局、夢洲の土地改良や土壌汚染対策に790億円の公費負担を決めた。府はプラス面を言うだけで、説明不足ですよ」(山川氏)

 今後、審査を経た署名の有効数が14万6千を超えていれば、知事は府議会に住民投票条例案を提出する義務が生じる。だが、議会では維新が過半数を占め、吉村洋文府知事も「府議会ですでに結論を出しているので、住民投票をする必要はない」と否定的だ。

「IR整備法には『住民の意見を反映させるために必要な措置を講じなければならない』とあるし、橋下徹元府知事はかつて住民投票を『究極の民主主義』と言った。今回は住民投票をやらないというのは矛盾している」(同)

 IRを推進する自民党の一部からも反対の声が上がっている。6月20日には、自民党の川嶋広稔大阪市議が中心となり「NO!大阪IR・カジノ」を設立した。3月には、大阪府議会の自民党会派に所属する3人の府議が大阪IRに反対するため会派を離脱し、新たに「自民保守の会」を立ち上げた。同会の占部走馬代表はその経緯をこう語る。

「売り上げや来場者数などの予測は大阪IRの運営事業者であるMGMとオリックスの合同会社が試算しています。しかし、その数字を府も市も全く検証しておらず、我々が議会で何度質問をしても『MGMが出した数字なので』と言って、何の審議もできていないのです。そんな状態ではとても賛成なんてできない」

 こうした声に維新はどう答えるのか。大阪維新の会幹事長の横山英幸大阪府議はこう説明する。

「大阪IRを“でっかいパチンコ屋”ができるのかと不安に思う市民もいるのは確かで、説明不足という点で反省いたします。来場者数の話ではUSJとの比較もされますが、大阪IRにはシアター、フードホールなどのエンターテインメント施設や、国際会議・展示会向けの大規模施設なども含まれ、カジノはその一部。単純比較はできません。カジノでは生体認証を取り入れ、家族や自分自身で申告すれば入場規制ができる。既存の他のギャンブルと比較しても依存症対策にもかなり力を入れていると考えます。790億円の公費投入については、港湾事業者の賃料から集めた港営事業会計で支出するので直接的に市民の税負担となるわけではないのです」

 ただ、港営事業会計は20年度末時点で1400億円の赤字。結局、税金をつぎ込むことになるとの指摘も。計画自体が“賭け”にならないといいが。

(本誌・村上新太郎、亀井洋志、佐賀旭)

※週刊朝日  2022年7月8日号

1148チバQ:2022/06/30(木) 07:38:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e2305d4cb3928610c6774f2e4f405e39eb040f3
立・国幹部がメンツ争い 自民「漁夫の利」狙う 香川【注目区を行く】
6/30(木) 7:08配信


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時事通信
集会で候補者の演説を聴く人たち=22日、香川県丸亀市

 野党共闘が崩れた香川選挙区(改選数1)で、立憲民主党と国民民主党が政権批判票の激しい奪い合いを演じている。

 国民代表の玉木雄一郎と立民政調会長の小川淳也の地元でもあり、選挙戦は両者のメンツを懸けた争いに発展。日本維新の会、共産党も参戦した野党乱立にほくそ笑む自民党は「漁夫の利」を狙う。(敬称略)
 「政権が続いたところで国民生活は浮かばれない。明確に代わり得る選択肢を手にしなければならない」。参院選が公示された22日朝、立民新人・茂木邦夫の出陣式でマイクを握った小川は力を込めた。

 立民が独自候補を立てたのは、国民が2022年度予算に賛成したことが大きい。主導したのは党県連代表を務める小川だ。「国民は与党ないし与党の補完勢力。きちんとした中道リベラルの旗を突き立てる」と宣言して擁立に踏み切った。

 小川は玉木と同じ地元県立高校出身で玉木の2年後輩。いずれも東大に進み、中央官僚としてスタートした。政界進出は小川の方が早く、当選回数も玉木より1期上で、県内の野党陣営をけん引してきた自負がある。

 ただ、県内では衆院香川2区を地盤とする玉木が根強い人気を誇る。昨年の衆院選では国民、19年の参院選でも比例代表の獲得票は旧国民が野党の中で最多だった。立民関係者は「国民に勝ちたい、それだけがモチベーションだ。県内で『野党第1党』になる」と対抗心を燃やす。

 一方、国民新人の三谷祥子も立民茂木を上回る得票を目指す。国民にとって玉木の地元香川で候補を立てない選択肢はなかった。三谷陣営は「小川の地元、大票田の衆院香川1区で票を伸ばしたい」と一歩も引かない。

 三谷は「玉木人気」を頼りに支持を広げる作戦だ。22日の三谷の出陣式には玉木が音声中継で参加。29日は地元入りし「国民の仲間にお力添えいただきたい」と訴えた。

 ◇今後も共闘難しい
 国民が独自候補を擁立したのは、比例との相乗効果を狙った面もある。国民は比例で連合傘下の産業別労働組合(産別)が推す組織内候補の4議席維持が至上命令。「党の生き残りが懸かっている」(国民関係者)と比例票の積み上げに必死だ。

 ただ、股裂き状態となった連合は、茂木も三谷も推薦しなかった。この結果、各労組の支援は、官公労主体の旧総評系が茂木、民間労組中心の旧同盟系が三谷にそれぞれ分かれた。

 共産党は1月から立民に候補者調整を呼び掛けていたが「返事がない」としびれを切らし、新人を擁立。「比例は共産」と呼び掛けながら県内をくまなく回る。維新も無党派層に働き掛ける。

 今後の国政選挙に関し、立民は「国民は兄弟党だ」(関係者)と候補一本化の可能性を捨てていない。共産党県委員会幹部も「野党共闘の下地が崩れたわけではない」と強調する。だが、国民県連幹部は「投票先の選択肢は少ない方がいいが共闘は難しいのではないか」との見方を示した。

 3選を目指す自民党現職で官房副長官を務める磯崎仁彦の陣営は「野党が一緒になってかかってきたら脅威だったが救われた」と議席維持に自信を深める。磯崎が公務で選挙区に入れないことも多く、地元支援者が組織票固めを進める。NHK党や諸派も支持拡大を呼び掛ける。

 

 ◇立候補者名簿
 【香 川】
 池田順一41民宿経営   N新
 小林直美48参政党員   諸新
 石田真優40党県常任委員 共新
 三谷祥子55弁理士    国新
 茂木邦夫35元土庄町議  立新
 鹿島日出喜78新風党員   諸新
 町川順子63元議員秘書  維新
 磯崎仁彦64官房副長官  自現(2)
              推(公)
 (注)敬称略。年齢は投票日現在。党派名は自=自民、立=立憲民主、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、国=国民民主、N=NHK党、諸=諸派。丸数字は当選回数。丸かっこは推薦政党。

1149チバQ:2022/06/30(木) 07:49:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/4cf6f63dd4ef95dd24d96b95a750ebf3b7c19bd3
自民追い風期待、野党は批判 参院選、異例の首相外遊【22参院選】
6/30(木) 7:08配信


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時事通信
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためスペイン・マドリード入りした岸田文雄首相(右)=28日(EPA時事)

 参院選(7月10日投開票)中盤戦で、岸田文雄首相(自民党総裁)は欧州で外交日程をこなした。

 大型国政選挙中の首相外遊は異例だが、自民党には「外交の岸田」を国内外でアピールできるとして「選挙の追い風になる」(閣僚経験者)との期待がある。野党は物価高対応が不十分なまま日本を離れたとして批判を強めた。

 26日未明に日本を出発した首相はドイツでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席を終え、スペインで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にも参加。30日午後に帰国する。18日間の選挙戦のうちほぼ5日間の日本不在となるが、ウクライナ危機や中国をにらんだ安全保障など重要課題が山積し、国益にも選挙にも資すると判断した。

 自民党の茂木敏充幹事長は29日、長崎市での街頭演説で首相の訪欧に言及。「力による一方的な現状変更の試みは、ウクライナでも東アジアでも絶対に許容できない。国際社会が結束する必要がある」と述べ、首脳外交の意義を強調した。

 首相は帰国翌日の7月1日から遊説に復帰する予定。重点区の沖縄など1人区や、自民党が推薦した公明党候補のてこ入れに全力を挙げる。内閣支持率は一定程度の水準を保つとはいえ、自民党内には「都市部を中心に下落している」と警戒する向きもある。選挙後半戦では外遊の成果も踏まえ「政治の安定」を訴える考えだ。

 これに対し、野党は首相外遊を「内政軽視」と攻撃する。立憲民主党の泉健太代表は29日、名古屋市内で記者団に「国内の経済、物価対策がない中、(首相がサミットで)防衛費を増やすと約束した。物価対策を早急に行うべきだ」と指摘。立民の逢坂誠二代表代行も東京都内での演説で「首相の責任放棄だ」と批判。立民幹部は首相の行動に「野党を甘く見ている」と語った。

 共産党の志位和夫委員長は高知市で演説し、「首相は欧州で軍事費の相当な増額をまた勝手に約束した。しかし、軍拡で平和がつくれるだろうか」と非難した。

1150チバQ:2022/06/30(木) 07:53:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/93f973ba46867e13aa2a954fbf9979a2f8d142df
立民に維新批判抑制論 参院選、逆効果恐れ【22参院選】
6/29(水) 22:25配信
時事通信
 立憲民主党の29日の幹部会で、参院選の演説内容をめぐり日本維新の会への批判を抑えるべきだとの意見が出され、泉健太代表も理解を示した。

 言及するほど「ライバル」の維新に有権者の注目が集まってしまい、立民として逆効果だと判断したため。今後の遊説では、維新の地盤である関西を除いて抑制する見通しだ。

1151チバQ:2022/06/30(木) 11:36:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f47de7a791cdbafcedf1e8f2b19c5951a5479c6
【ふくしま2022参院選 現地ルポ④】<会津>情勢拮抗 意地の激突
6/30(木) 9:05配信


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福島民報
(写真:福島民報)

 参院選福島県選挙区(改選1議席)に立候補した自民党公認の星北斗(58)=公明党推薦=、野党統一候補で無所属の小野寺彰子(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=による一騎打ちが会津地方で激しさを増している。両陣営とも会津で拮抗(きっこう)していると分析。小野寺が喜多方市出身を前面に出せば、星は南会津地方にゆかりがあるとアピール。一歩も引かない、つばぜり合いが続いている。

   ◇  ◇   

■星陣営 南会津にゆかりあり

 東北南部の梅雨明けが伝えられた29日、自民は会津地方最大の票田である会津若松市内で党本部の街宣車を走らせた。星陣営は公示以来、中山間地域の医療拡充、過疎・少子高齢化対策などの政策に加え、星の先祖は南会津地方にゆかりがあると伝えて回っている。「星を身近に感じてもらえる情報を会津の有権者に繰り返し伝えることが重要だ」と自民県連幹部は戦術の一端を語る。

 ここ数年の国政選挙で、会津地方は自民にとって鬼門という。2016(平成28)年の参院選、2019(令和元)年参院選、昨秋の衆院選4区と相次いで会津で野党候補に敗れ、苦杯をなめた。公示日の22日に首相の岸田文雄が会津若松市で街頭演説に立ったのは、本県選挙区を重点に位置付ける党本部からの陣中見舞いだったとされる。

(写真:福島民報)

 星は南会津にルーツがあるとはいえ、会津での知名度向上が公示前からの課題だ。「会津の三泣き」で知られる会津人の懐に飛び込もうと、会津独特の互助組織「無尽」の会合に十数回、顔を出し意見を交わしてきた。星を無尽に連れ回した陣営関係者は「最初は距離を感じたが、星が腹を割って地域医療の拡充などを話すと打ち解けた」と振り返る。

 陣営は昨年の衆院選4区で菅家一郎(67)=比例東北=が得た7万3784票を基に、得票目標を7万7000票と設定。菅家は自身の選挙と同様に位置付け、県議や市町村議、医療や農業などの支援・友好団体と連携し組織票固めを急いでいる。

 4区選対本部幹事長の県議小林昭一は「今度こそ絶対に負けられない。政権与党としての意地にかけて勝ち抜く」と鼻息が荒い。

   ◇  ◇   

■小野寺陣営 出身地で負けられぬ

 小野寺を支える県議会会派県民連合の県議3人は29日、6月定例県議会の合間を縫って県庁で集まり、新聞各紙の情勢調査を踏まえ後半戦の戦略を練った。立民県連幹部は「小野寺の魅力は真面目で誠実な人間性だ。会えば会うほど小野寺ファンは増えていく」と自信を見せる。7月4日に喜多方市、8日に会津若松市で小野寺の個人演説会を開き、組織を引き締める方針を確認した。

 小野寺陣営にとって、出身地のある会津での勝利は必須条件だ。会津地方17市町村に西郷村を加えた衆院4区内に掲げた小野寺の選挙ポスターには「会津生まれの会津育ち」の文言を入れた。4区内で12万5000票が投じられると想定し、その6割に当たる7万5000票を小野寺が得票する目標だ。

 昨秋の衆院選4区で菅家を抑え込んだ小熊慎司(54)をはじめ、前回参院選で野党統一候補だった元県議、県議、市町村議らが援護射撃する。生活者目線の政治を説きつつ、物価高騰に伴う家計負担の軽減などを訴え、政権批判票の取り込みに注力している。

 政党票だけでなく、無党派層に食い込む戦略を描く。出身校である喜多方高の同窓会役員をはじめ、高校教員を務めた父、地元の友人らの縁故を頼って支持を広げている。ただ、「大票田の会津若松市や喜多方市だけでなく、周辺部の南会津郡や河沼郡、大沼郡などで浸透できるかが課題」(陣営幹部)。陣営は主婦層を中心とした同性からの支持を伸ばす余地があるとみて、戦略的に訴えていく。

 4区選対本部幹事長の県議宮下雅志は「会津で負けは許されない。地元候補としての意地を見せたい」と意気込む。

   ◇  ◇

 NHK党公認の新人皆川真紀子(52)、政治団体「参政党」公認の新人窪山紗和子(47)、無所属の新人佐藤早苗(62)も支持を訴えている。(敬称略)

1152チバQ:2022/07/01(金) 07:23:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/b039177a0f50e03b4110acfafec30f36a5b33eda
知事選で対立、陣営に不協和音 立民、結束維持に懸命 新潟【注目区を行く】
7/1(金) 7:06配信


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時事通信
街頭演説に耳を傾ける人々=6月26日、新潟市

 昨年の衆院選で与党に勝ち越し、参院議席も独占して野党が粘り強さを見せる新潟選挙区(改選数1)で、立憲民主党が揺れている。

 4選を狙う現職の森裕子が5月の県知事選で共産党と連携しながら、参院選では連合に接近し、両者の不信を招いたことが大きい。立民は二つに分かれた陣営の結束維持に懸命だ。(敬称略)
 「共産党さんにはいろんなものを乗り越えて応援してもらっている。その思いに必ず応えたい。皆さまと一緒に頑張っていく」。6月26日夜の新潟市内での演説会。森は共産党の支援に対する感謝を繰り返し口にした。

 「脱原発」が持論の森は知事選で、共産、社民両党などと「原発をなくす」と訴えた新人を支援。現職側に回った立民最大の支持団体、連合と対立した。連合は原発を容認する産業別労働組合(産別)の電力総連を傘下に持つ。

 ところが森は、知事選で応援した新人が大差で敗れると、今度は連合との関係を重視。森の参院選態勢は、共産、社民両党などと構成する「野党連絡調整会議」と、連合が参加する「合同選対本部」の二つに分かれていたが、知事選後は選対本部主体の動きを強めた。

 森側の手のひらを返すような動きに、共産党などの不満が爆発したのは6月4日。連絡調整会議で立民県連代表の菊田真紀子が「戦略、戦術は選対本部で立てる」と発言すると、出席者から「われわれは手足なのか」と怒号が飛んだ。

 陣営の態勢が「2頭立て」になったとはいえ、連合との関係はあくまで平等と認識していた共産党側は、菊田の発言を「連絡調整会議は選対本部の下部組織」との通告と受け止めた。

 さらに、共産党委員長の志位和夫が県内入りした際に森が会いに行かず、立民が共産党に推薦を求めなかったことも火に油を注いだ。連合への配慮とみられるが、17日に開かれた連絡調整会議の拡大会合では、出席者から「連合と共産党のどちらを取るんだ」と叫ぶ声が響いた。

 6年前の参院選で森は自民党候補と50万超の獲得票で並ぶ中、わずか2279票差で競り勝った。この時の森は無所属の野党統一候補だったが、今回は野党共闘が崩れて立民公認で立った。「野党支持票は全部取らないといけない。どれが欠けても勝てない」。立民県連幹部の危機感は強い。

 ◇自民党に投票も
 もっとも、森が軸足を置いた連合内の支援にも温度差がある。

 連合は、国民民主党の比例代表に組織内候補を出している電力総連など四つの産別にも、「比例は国民、選挙区は森と書いてほしい」と呼び掛けている。

 しかし、4産別は森に推薦を出していない。ある産別幹部は「森は再生可能エネルギー一辺倒で相いれない。原子力政策が近い自民党に投票する組合員も少なからずいるだろう」と語り、一部の労組票が自民党に流れる可能性を指摘した。

 他の選挙区と同様に新潟でも、岸田政権との距離を縮めた国民と同党を支持する民間労組の立民離れが影を落とす。

 ◇総力戦
 「私たちは力を合わせこの国を一歩前に進める」。自民党新人の小林一大は26日、新潟市内の街頭で声を張り上げた。

 2016年から改選数1の1人区となった新潟で自民党は2連敗中。野党の結束が揺らぐ今回、議席奪還へ総力を挙げる。党幹部や閣僚が相次いで現地入りしているほか、県連も業界団体への働き掛けなど徹底した組織固めを展開。今後、重点選挙区に位置付けて票の上積みを図る。県連幹部は「一部の労組には協力的なところもある」と明かし、野党支持層の切り崩しも狙う。

 NHK党も支持拡大を訴えている。

 

 ◇立候補者名簿
 【新 潟】
 遠藤弘樹 42 参政党員    諸新
 越智寛之 48 会社役員    N新
 森裕子 66 党参院幹事長 立現(3)
                推(社)
 小林一大 49 元県議     自新
                推(公)
 (注)敬称略。年齢は投票日現在。党派名は自=自民、立=立憲民主、公=公明、社=社民、N=NHK党、諸=諸派。丸数字は当選回数。丸かっこは推薦政党。

1153チバQ:2022/07/01(金) 08:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe0a63ba5597e545680feb418bc9e8bbed69ed27
【参院選・新潟】野党王国で「あの女」立民森裕子氏と「エース」自民小林一大氏が事実上の一騎打ち
7/1(金) 8:01配信

日刊スポーツ
新潟選挙区(改選1)

 立憲民主党の参院幹事長森裕子氏(66)と自民党新人の小林一大氏(49)の事実上の一騎打ちで、横一線の争いとなっている新潟選挙区は、麻生太郎自民党副総裁が言ったとされる「あの女」発言で、さらに熾烈(しれつ)さを増している。


 森陣営の選対本部長・菊田真紀子衆院議員は「とにかく森裕子は憎たらしい。麻生さんなんて『あの女の顔はもう見たくない』。そんなひどいことを言っているんですよ。それだけ森裕子が怖い。それだけ森裕子が国会論戦で厳しい指摘をし、追及をし、不正をただしてきたからではないでしょうか」と訴える。

 新潟選挙区は1人区となった16年から野党統一候補が連勝し、自民党の参院議員はゼロになった。立憲民主党が大きく後退し、代表、幹事長の辞任につながった昨年の衆院選でも新潟は野党系の4勝2敗。自民党の高鳥修一県連会長が「新潟県はどうして野党王国になってしまったんでしょうか」と嘆く野党王国だ。

 今回、自民党が擁立したのは新潟大付属小、付属中、新潟高校、東大と、新潟のエリートコースの王道を進み、県議選では4期連続トップ当選の県連政調会長小林氏。「新潟県連のエース。今勝たないで、いつ勝つのかという戦い」(高鳥氏)だ。陣営は「総力戦」と書かれたポロシャツを着用し、党本部も安倍晋三元首相、高市早苗政調会長、福田達夫総務会長、林芳正外相、小渕優子組織運動本部長ら幹部クラスを連日のように派遣。今日1日は茂木敏充幹事長が新潟入りする。

 森陣営からすれば「あの憎たらしい女をぶっつぶせとばかり毎日大物が入ってくる」(菊田氏)戦い。憎たらしい女扱いされている森氏は発言を逆手に「『あの女、もう国会に来れなくなるようにしてやる』とか、いろんなことを言われているようでございますが、そういうわけにはいきません。こんな政治と戦わせて下さい」と息巻いている。【中嶋文明】

1154チバQ:2022/07/01(金) 08:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/581da5552204195337ae458239d4e54255046a9b
辻元清美氏の「顔」頼みの立憲 敵は大阪にあり? 与野党対決より野党対決が過熱 参院選 〈dot.〉
7/1(金) 6:00配信
 自民党圧勝との情勢分析もあり、勝負はすでに決したような参院選だが、“場外乱闘”は盛り上がっている。立憲民主党と日本維新の会の「野党第1党」をかけた戦い。昨年の衆院選の勢いを駆って勢力拡大を目指す維新に対し、立憲はその衆院選で敗れた辻元清美氏を比例候補として前面に押し出し、知名度を生かして票の獲得につなげる狙いだ。

【写真】昨日の友は今日の敵?

 公示後、最初の日曜となった6月26日、大阪のターミナル・京橋駅前に来た辻元氏。集まった支持者を前に、

「物価が上がって、児童手当打ち切りや減額という岸田政権。病気なって熱出ている人に水かけているようなもんや」

 と声を上げた。

 このまま以前のように政権を「ぶった切る」ような演説が続く、と思いきや、自民への批判はそこそこに、矛先を維新に向けた。

 維新が進める大阪・関西万博やカジノを含む統合型リゾート(IR)について触れ、

「物価上昇で経済がしんどい。大阪はコロナでたくさんの方がお亡くなりになった。ウクライナ戦争の危機もある。こんな危機で維新はカジノ、カジノ、カジノ。世界でカジノ言っているのは大阪だけ」

「カジノを頼って景気浮揚、これはおかしい」

「カジノ、万博、これって昭和の政治じゃないですか」

 と大きな声で訴えた。

 その批判は、全国を参院選の支持で駆け回る、維新の松井一郎代表、吉村洋文副代表にも及んだ。

「大阪の知事、市長は、府民、市民のために仕事をすべきだ。それをほっぽり出して参院選の演説に回る、おかしいと思いませんか!」

 そして、辻元氏の横には、マイクを握った菅直人元首相の姿があった。

 菅元首相は、参院選の前に、

「維新政治を斬る! 日本維新の会の研究」

 という冊子を発行した。その冊子を手に菅元首相は、

「維新の大ウソを徹底的に調べて、書いています。このパンフレットを出して、維新からは何もクレーム、反論などはきていません。これを読んで大阪の皆さん、2人に1人が維新に投票しないようになれば、大阪選挙区で維新2人の当選はありません」

 と主張する。与党には触れず、

「大阪だけではうまくいかないからと、維新は東京にも来ている。私は何をすべきか、待ち受けるほうがいいのか。少なくとも相手の本拠地に乗り込むべきだと思って大阪に来ているのです」

 と続けた。

 菅元首相は、党から「大阪特命担当」との肩書を受け、大阪で徹底的に維新批判を展開している。

 なぜこれほどまでに「維新憎し」の選挙戦を繰り広げるのか……。

 その要因としては、参院選序盤の各社の世論調査で、比例区の予想議席が、維新より立憲が1〜2議席少なめに出ていることにある。立憲は、旧民主党時代からの「野党第1党」の座を失うかもしれない、ぎりぎりの状況にあるのだ。

1155チバQ:2022/07/01(金) 08:37:35
 立憲の幹部が話す。

「自民党は今回も、選挙区、比例区と、知名度が高いタレントなどの候補者が複数います。維新も歌手、元スポーツ選手たちを擁立している。だけど、党勢が低調なうちは知名度のある候補者を比例区に立てることができなかった。一番の目玉が辻元氏なのです」

 辻元氏は民主党政権時代、内閣総理大臣補佐官や国土交通副大臣などの要職を歴任し、国会での舌鋒(ぜっぽう)鋭い論戦でも全国的に知られている。衆院議員を7期務めたベテランだが、昨年10月の衆院選では大阪10区から出馬して維新の新人に敗北し、比例復活もならなかった。

 それでも、立憲の中では、辻元氏の個人票の得票が最も多いと予測する世論調査もあるなどの理由で、辻元氏個人の知名度に頼らざるを得ないという党内事情がある。

「辻元氏が大量得票できるかどうかが、維新と野党第1党を争う中で重要なのです。菅元首相にお願いして大阪に張りついてもらっているのも、そういう背景があります。自民党にはとうてい追いつかないので、維新より上に行き、野党第1党をなんとか死守したい」

 前出の立憲幹部が苦しい胸の内をそう明かす。

 辻元氏も街頭で、

「2枚目の投票用紙には大阪だけでなく、全国の方に辻元清美と書いてもらえる」

 と訴える。

 27日には東京に姿を現した。JR三鷹駅前で、ミカン箱くらいの小さなお立ち台の上でマイクを握り、

「大阪弁しかしゃべれなくて、大阪の候補者だとよく間違えられるんですけど、全国比例区なので全国どこからでも個人名で書いていただけるんです。大阪でしか名前書いてもらったことがないんで、これを機会に全国行脚しようと思って、47都道府県のうちの44まで回りました」

 と東京でも、「投票用紙2枚目」をアピール。

「大阪はたくさんの人がコロナで亡くなりました。何回も何回も同じ失敗を繰り返し、たくさんの人が亡くなったんです。なぜかといえば、維新が圧倒的多数を占めてしまっているので、維新の吉村知事に対し、コロナ対策やカジノ誘致について、おかしいじゃないかと言う議員がいなくなったんです。国会もそんな状態にしたらあかんと思うんです」

 と維新批判を繰り広げた。

 一方、これまで大阪で辻元氏を「攻撃」してきた維新。

「辻元氏が全国を回って、菅氏が大阪で維新の悪口を触れて回るのは頭が痛い半面、それだけうちも注目されるポジションになったということ。辻元氏は立憲の大阪の象徴のような人だった。昨年の衆院選では、まさに『打倒辻元』でした。今回の参院選で比例区に回った辻元氏は、大阪ではうちに勝てなくなり、逃げ出したとみていますよ。世論調査の数字でもうちは立憲より好調です。今のところ、あまり大きな影響は感じていない」(維新の国会議員)


 野党同士の“足の引っ張り合い”を尻目に、岸田文雄首相は選挙期間中にもかかわらず、G7サミットに出席するなど余裕をみせる。


 ある自民幹部が話す。

「そりゃ、参院選がこういう情勢だから岸田首相もなんの心配もなく外遊できるでしょう。自民にとっては、憲法改正などを考えると昨年の衆院選に続き維新に勢いがあるのはありがたい。立憲は参院選でダメならまた党内抗争が激化するんじゃないのか。野党第1党が維新でも立憲でも、どちらでもかまわない」

 どの党も、国民のためより、党のため?

(AERA dot.編集部・今西憲之、上田耕司)

1156チバQ:2022/07/01(金) 10:11:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/57f5ebf42ca87450fb161dd9ea33b0445fd0aa4d
「候補が多くて見極めが難しい」6人区に候補34人…参院選、大激戦の”首都の陣”
7/1(金) 10:02配信
西日本新聞
東京選挙区の候補者の訴えに拍手を送る有権者たち=22日、JR新宿駅前(撮影・郷達也)

 中盤戦に入った参院選(7月10日投開票)。全国最多の改選6人区の東京選挙区には、国会論戦の常連、元アイドル、ベストセラー作家など多彩な候補34人がひしめき合う。与野党9党は、戦い全体の帰趨(きすう)を決めるとみて党首クラスを連日投入。有権者1150万人を抱える「首都の陣」から目が離せない。 

【画像】「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 公示日の22日、JRや私鉄、地下鉄が乗り入れる巨大ターミナルの新宿駅は、無党派層を狙う多くの陣営が集結した。

 「大激戦の東京選挙区で、当落線上の私をどうか必ず押し上げてください」。駅西口では、共産党現職の山添拓氏が志位和夫党委員長と並び、危機感を前面に押し出す。支持者らの波が通路をふさぎ、大混雑だ。10分後、駅南口に回ると、れいわ新選組代表で元職の山本太郎氏の姿が。「あなたの票がほしい。もう誰がやっても同じだろって思うなら、その票をください」。オブラートなしの独特な言い回しが耳に残る。山本氏は、交流サイト(SNS)で演説を拡散するよう呼びかけた。

 再び西口へ。元ビーチバレー五輪代表で自民現職の朝日健太郎氏の応援に、安倍晋三元首相が現れた。「抑止力とは戦争を止める力だ。それを確かなものにできるのは自民党。東京選挙区、私たちに2議席を与えていただきたい」。駅で足を止めていた都内の男子大学生(19)は「候補が多くて見極めが難しいんですよね。将来を展望できる道筋を示してほしい」と注文を付けた。

       ■ 

 東京の改選6議席の内訳を見ると、自民と立憲民主党が各2議席、公明党と共産が各1議席。前回の2019年参院選は、自民2議席、公明、共産、立民、日本維新の会が各1議席だった。無党派層が多いこの戦いの結果は、政党の勢いの全国的なトレンドを映す「縮図」となりやすい。

 自民は今回、朝日氏と、アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーで俳優の新人、生稲晃子氏を擁立した。東京は13年参院選以降、2議席を守り続けており、朝日氏の陣営幹部の閣僚経験者は「自民の都議、区議をフル稼働させ、2人当選の至上命令を達成する」と覚悟を示す。

 立民は、過去2回トップ当選している現職の蓮舫氏と、新人の松尾明弘氏を立てた。知名度が低い松尾氏の陣営に、都内の地方議員を重点配分する戦術。公明は現職の竹谷とし子氏が徹底した組織戦を展開し、共産は山添氏の議席維持に必死だ。

 全国政党化の象徴区と位置付ける維新は、元大阪市議で新人の海老沢由紀氏のてこ入れに、松井一郎代表と副代表の吉村洋文大阪府知事が都内入りした。今回、衆院議員を任期途中で辞職して出馬したれいわの山本氏は、13年参院選の東京選挙区で無所属候補として初当選した実績がある。

 さらに、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」代表の新人、荒木千陽氏が、国民民主党の推薦を得て臨む。都民ファは、昨年7月の東京都議選でも第2党を保った集票力を誇り、終盤の小池氏の動向が注目される。このほか、社民党新人の服部良一氏、「五体不満足」の著者で無所属新人の乙武洋匡氏、NHK党の候補5人も参戦。

 「東京選挙区は特に、女性候補同士がしのぎを削っていることが特徴だ」と、永田町取材の経験豊かなジャーナリストは話す。政党、役者がそろい踏みし、熱い舌戦が続く。(郷達也、井崎圭)

西日本新聞

1157チバQ:2022/07/01(金) 21:01:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/75001f3da61c1b3c7a0ac9717aed7bb234a0981b
かつての「民主王国」愛知は混戦 労組票争奪、中部進出狙う維新
7/1(金) 16:58配信


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毎日新聞
立憲民主、国民民主両党の候補者の応援演説でマイクを握る芳野友子連合会長=名古屋市中村区で2022年6月28日、兵藤公治撮影

 自民、立憲民主、公明、国民民主の現職4人に新人13人が挑む愛知選挙区(改選数4)。かつて「民主王国」と称され、6年前の参院選では旧民進党が2議席を獲得したが、現在は立憲と国民民主に分裂して分厚い労組票を奪い合う。さらに中部進出を狙う日本維新の会の新人が当選圏内入りをうかがい、混戦模様だ。

【イラストでわかる参院選】

 ◇陣営関係者は冷ややか

 「健全な民主主義を取り戻すには野党が頑張らなければならない。2人を押し上げてください」

 6月28日、灼熱(しゃくねつ)の太陽が照りつけたJR名古屋駅前。選挙カーに立った連合の芳野友子会長が聴衆に呼びかけた。両脇には立憲現職の斎藤嘉隆氏と国民民主現職の伊藤孝恵氏が並び立った。旧民主系の2人当選を目指し、最大の支持母体・連合トップの選挙区入りだったが、陣営関係者からは「6年前とは違う。政党が違う2人を並べても何のプラスにもならない」と冷ややかな声も漏れた。

 愛知は全トヨタ労働組合連合会(全ト連)を中心とした労組が強く、改選数が4となった2016年以降、旧民主系が2議席を確保してきた。だが、21年の衆院選ではトヨタ労組出身の無所属・古本伸一郎氏が出馬を見送り、激震が走った。古本氏の不出馬に関連し、全ト連はカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)への対応などを念頭に、自民との対立を回避したい意向を示している。

 自民はこの全ト連の動きを最大限利用し、旧民主系の支持層を取り込もうともくろむ。公示5日前には県内のトヨタ工場を岸田文雄首相が視察。立憲、国民民主の陣営は「労組票の切り崩しか」と色めき立った。

 連合愛知の組合員は約55万人。16年の前回選は伊藤氏の立候補表明が遅れ、組合員の約8割を斎藤氏に、約2割を伊藤氏の支援に割り振った。だが、今回は、自動車や電機など民間労組を中心に約7割を国民民主・伊藤氏に割り振る。

 立憲・斎藤氏への割り振りは、官公労を中心に約3割にとどまる。陣営からは「うちの方がトヨタをよく回り、信頼もあるのに、今回は応援できないと言われた」と恨み節も漏れる。それでも、伊藤氏の陣営関係者は「衆院選で自民に流れた労組票を取り戻せるのか」と危機感をあらわにする。

 公示日に伊藤氏の地元、愛知県犬山市に駆け付け、第一声を上げた国民民主の玉木雄一郎代表は6月28日夕、トヨタ本社の最寄り駅で演説し、帰宅する人たちを前に「情勢は非常に厳しい。力を貸してください」と訴えた。演説には全ト連の鶴岡光行会長も立ち会った。玉木代表は演説後、報道陣に「(全ト連の支援が得られるか)疑心暗鬼があったが心合わせができた」と強調した。

 ◇名古屋・河村市長の動きもカギ

 「なかなかのもんですよ。応援したってちょ」。名古屋市の河村たかし市長は公務がある時以外は維新新人の広沢一郎氏に寄り添い、街頭で支持を呼びかける。広沢氏は河村市長が代表を務める地域政党「減税日本」の元幹事長で、河村市政で副市長も務めた。

 21年衆院選比例代表では、維新は愛知県内で、自民、立憲、公明に次ぐ4番目の得票数だった。維新幹部は「河村パワーをのせれば当選も夢ではない」と意気込む。

 課題は知名度不足だ。6月12日には維新の吉村洋文副代表が広沢氏の応援で名古屋市に駆け付け、河村市長との掛け合いに聴衆は盛り上がりを見せた。一方で「広沢さんってどの人?」と話す人も。愛知県知事リコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、衆院選に維新公認で愛知5区から立候補する予定だった元県議が起訴(公判中)されたことも選挙戦に影を落とす。【酒井志帆、加藤沙波、川瀬慎一朗、田中理知】

1158チバQ:2022/07/02(土) 23:13:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/986e4b72b88435fb421beab94162cd514ce6c111
首都決戦、与野党がしのぎ 有権者1千万人、浸透に腐心 東京【注目区を行く】
7/2(土) 7:20配信

時事通信
参院選東京選挙区候補者への応援演説を聞く聴衆=6月25日、東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前

 改選6議席をめぐり、全国最多の34人が乱立した東京選挙区。

 自民、立憲民主両党は、いずれも擁立した候補2人の当選を目指すが、票の振り分けが課題だ。日本維新の会、れいわ新選組の参戦で、公明、共産両党は議席維持に懸命。有権者約1150万人の巨大選挙区で与野党がしのぎを削る。(敬称略)
 「ぜひこの最激戦区東京で、皆さんの未来を託すことができる候補者に力を頂きたい」。首相の岸田文雄は6月25日、再選を目指す自民党現職・朝日健太郎への支持を訴えた。前首相の菅義偉が朝日を全面支援。秘書を陣営に送り込み、組織固めを進める。

【図解】焦点の議席数

 アイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーの新人・生稲晃子は安倍派がバックアップ。元首相の安倍晋三は公示日に2回応援に入った。前回の2019年も自民党は2人擁立し、いずれも議席を得た。党都連関係者は「前回の2人が獲得した計160万票の分け方が重要だ」と話す。

 支持が一方に偏らないよう立民も腐心する。10年と16年に100万票以上の得票でトップ当選した現職の蓮舫。共に今回出馬したのは、知名度アップが課題とされる元衆院議員の松尾明弘だ。「東京で1議席は見えていると言われるが2議席目が大事だ」。党代表の泉健太は26日、JR・池袋駅前で力を込めた。

 蓮舫は選挙期間中、候補者でありながら選挙の「顔」として全国を駆け巡る。党都連は東京の衆院小選挙区単位で松尾の支援に集中。前代表の枝野幸男や元厚生労働相の長妻昭らも応援に入るなど、支持の底上げに全力を挙げる。

 ◇当選ライン50万超
 6枠に滑り込むには、おおよそ50万票超だった過去2回の当選ラインが目安になる。自民、立民以外の政党なども議席確保に懸命だ。

 公明党現職の竹谷とし子は危機感を前面に出す。党代表の山口那津男が28日に選挙区入りするなど支持固めを急ぐ。党都本部幹部は「新型コロナウイルス禍の影響で活動量が以前の3分の2程度しかない。出遅れを必死に取り返している」と強調した。

 共産党現職・山添拓は都内の大学前で街頭演説を行うなど、高齢化も進む既存の支持層に加え、若者層へのアピールを重視。委員長の志位和夫は22日の街頭演説で「教育無償化に踏み出す。大学の学費を半分にし、入学金という不合理な制度をなくす」と訴えた。

 維新の新人、海老沢由紀は元大阪市議。首都での議席確保は「野党第1党」「全国政党」への一歩となる。党代表の松井一郎は28日の演説で「大阪からの改革は全国で通用する。野党第1党のスタートラインに就かせてほしい」と呼び掛けた。

 れいわ代表の元職・山本太郎は「参院で態勢を整え、発言権を持つ」として衆院議員を辞職し、立候補した。他陣営が警戒する「パフォーマンス力」を武器に支持拡大にまい進する。

 国政進出を目指し、都知事の小池百合子が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が立ち上げた「ファーストの会」の新人、荒木千陽も都内を奔走。国民民主党が荒木を推薦し、代わりに国民の一部比例代表候補をファーストが推す「相互推薦」で相乗効果を狙う。

 新人・乙武洋匡が無所属で挑戦。社民党とNHK党も新人を立て、比例との連動を図る。

1159チバQ:2022/07/02(土) 23:13:28

 ◇立候補者名簿
 【東 京】
 説田健二 51 自営業     N新
 菅原深雪 60 日本第一党員  諸新
 山本太郎 47 党代表     れ元(1)
 中村之菊 42 政治団体代表  諸新
 安藤裕 57 元内閣政務官  諸新
 海老沢由紀 48 元大阪市議   維新
 荒木千陽 40 都民ファ代表  諸新
                推(国)
 服部良一 72 党幹事長    社新
 長谷川洋平 45 政治団体代表  N新
 山添拓 37 党常任幹部委員 共現(1)
 猪野恵司 38 バレエ教室経営 N新
 竹谷とし子 52 元財務政務官  公現(2)
 田中健 56 元江戸川区議  N新
 沓沢亮治 54 元豊島区議   諸新
 桑島康文 60 医師      諸新
 小畑治彦 36 元東大阪市議  諸新
 後藤輝樹 39 デザイン印刷業 諸新
 朝日健太郎 46 元国交政務官  自現(1)
 込山洋 48 会社員     諸新
 及川幸久 62 幸福実現役員  諸新
 青山雅幸 60 元衆院議員   諸新
 生稲晃子 54 俳優      自新
 松尾明弘 47 元衆院議員   立新
 蓮舫 54 元行政刷新相  立現(3)
 斎木陽平 30 会社役員    諸新
 河野憲二 74 新風党員    諸新
 乙武洋匡 46 作家      無新
 中川智晴 64 建築士     無新
 田村真菜 34 編集者     諸新
 内藤久遠 65 政治団体代表  諸新
 松田美樹 35 会社役員    N新
 河西泉緒 41 参政党員    諸新
 油井史正 78 無職      無新
 中村高志 62 元会社員    無新

(注)敬称略。年齢は投票日現在。党派名は自=自民、立=立憲民主、公=公明、維=日本維新の会、共=共産、国=国民民主、れ=れいわ新選組、社=社民、N=NHK党、無=無所属、諸=諸派。丸数字は当選回数。丸かっこは推薦政党。

1160チバQ:2022/07/02(土) 23:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/81698717421456f1a543820dc985bd3ef682bf7b
星陣営 県北・会津で組織票固め 小野寺陣営 郡山・いわきで浸透注力 選挙戦折り返し 後半戦術定める
7/2(土) 11:19配信


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福島民報
(写真:福島民報)

 10日投開票の参院選は1日、18日間の選挙戦を折り返した。福島県選挙区(改選1議席)の各陣営は前半戦の課題を洗い出し、後半戦の戦術を固めた。自民党公認の新人星北斗候補(58)=公明党推薦=の陣営は県北地方と会津地方を重点地域に据え、組織の引き締めを徹底する。野党統一候補で無所属の新人小野寺彰子候補(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=の陣営は郡山市といわき市を重点地域に位置付け、無党派層への浸透に注力する。

 星陣営は1日、合同選対会議を開き、約140の支援・友好団体と展開している組織戦の現状を分析した。期日前投票の実績や情勢調査などを見ると大票田の郡山市などで堅調に推移している一方、県北地方と会津地方の都市部でてこ入れが不可欠と判断した。

 総合選対本部幹事長の西山尚利県議は「政治の安定を求める支持層の票固めを徹底することが、無党派層への浸透につながる。友好団体などと一丸となって戦い、必ず勝利する」と語気を強める。

(写真:福島民報)

 後半戦は組織の末端まで期日前投票の徹底を呼びかける。電話や無料通信アプリ「LINE」、交流サイト(SNS)を使って知人らにも支持拡大を訴える。現職閣僚や元首相、大物国会議員を重点地域などに相次いで送り込み、浮動票の取り込みに注力する。

 小野寺陣営は情勢調査などを踏まえ、県北地方や会津地方で着実に支持を広げていると分析。期日前投票者数(6月26日現在)が2019年の前回同期の約1・8倍に伸びている背景には、政府の物価高騰対策などへの不満、批判があるとみている。

 総合選対本部幹事長の亀岡義尚県議は「岸田政権におきゅうを据える1票が投じられている。相手は組織戦だが、こちらは草の根の運動だ。点から線、線から面へと支持を広げる」と気を吐く。

 無党派層の多い都市部での集票が勝敗の鍵を握るとみて、大票田の郡山市といわき市で選挙チラシを集中的に配布する。著名な国会議員による街頭演説を増やし、投票行動の喚起につなげる考え。五日には総合選対会議を開き、最終盤の追い込み策を詰める。

 NHK党公認の新人皆川真紀子候補(52)、政治団体「参政党」公認の新人窪山紗和子候補(47)、無所属の新人佐藤早苗候補(62)は県内各地を回り、政策を訴えている。

1161チバQ:2022/07/02(土) 23:15:22
https://kahoku.news/articles/20220628khn000037.html

古巣の野党撃破へ、与党が分厚い陣立て 参院選ルポ(1)宮城
2022年6月29日 6:00
 7月10日投開票の参院選は中盤戦に入り、攻防が激しさを増している。全国に32ある改選1人区で与党優位の情勢が伝えられる中、与野党が拮抗する東北。事実上一騎打ちとなる選挙区が19年参院選から半減し、支持も入り乱れる6選挙区の熱闘を追う。


商店街を練り歩き、行き交う有権者に支持を訴える候補者=26日、仙台市青葉区

 しのぎを削った与党の巨大戦力を手中に収め、古巣の野党撃破に突き進む。

 26日午前8時過ぎ、名取市閖上地区のゆりあげ港朝市。宮城選挙区(改選数1)の自民党現職桜井充がマイクを握った。そばに山田司郎市長と保守系市議7人、公明市議3人が並んだ。

 「ここで議会ができるくらいお集まりいただいた」。桜井が開口一番語ったのは、早朝からそろった分厚い陣立てへの謝意だった。

 旧民進党で4選を果たした2016年から一転。ひそかに築いた自民党中枢とのパイプで党県議との公認争いを制し、公明党からも推薦を早々に取り付けた。

 支援する「首長の会」に近年の国政選挙では珍しく35市町村長のうち32人が参加。「どれだけ広く票を積み重ねるかだ」と陣営関係者。後援会と自民、公明の組織力で外縁から票を固め、最後は大票田の仙台市へなだれ込む戦術を描く。

立民、桜井氏の「裏切り」指弾
 「10人家族の母親として物価高と戦っている。こんなに大変なのに、なぜ政府は助けてくれないのか」

 26日午後、JR仙台駅西口に立った立憲民主党新人小畑仁子(きみこ)はこう切り出し、岸田政権を批判した。暮らしに直結する物価高騰対策で争点化を狙う演説は日ごとに迫力を増す。

 4月に立候補を表明し、知名度不足を抱えたまま公示を迎えた小畑陣営。無党派層が多い仙台市を主戦場と位置付け、遊説を強化する。商店街では人混みを縫い、すれ違いざまにグータッチ。「4男4女、子育て真っ最中の44歳」と連呼し、名前と顔を売る。

 党本部は野党勢力が2連勝した宮城を最重点区に指定。大物議員を続々と投入し、桜井の「裏切り」を指弾する。立民県連選対委員長の鎌田さゆり(衆院宮城2区)は「有権者の反応が良くなってきた。必ず追い付く」と気炎を上げる。

維新、「第三極」の伸長懸ける
 「去年の衆院選で東北に打ち込んだ日本維新の会のくいを深く、深くしたい」。仙台市中心部で26日午後、維新新人平井みどりは「第三極」の伸長を懸けて声を振り絞った。

 東北6選挙区で唯一の維新公認候補。仙台市議1期の政治経験はあるが、強固な地盤や後援会はない。序盤は仙台や県南を回り、有権者の反応を見ながら臨機応変に街頭に立つ「ゲリラ戦」(陣営関係者)を展開する。

 21年の衆院選で東北初の維新議席を獲得した早坂敦(比例東北)が二人三脚で支える。野党第1党を見据え、代表松井一郎ら幹部も公示前から仙台に乗り込み、存在感をアピールする。

 陣営幹部は「これまでの選択肢は自民か、立民・共産の二つだった。今回は維新を選べる」と息巻く。

 宮城選挙区には他に、政治団体「参政党」新人のローレンス綾子、NHK党新人の中江友哉が立候補している。(敬称略)

【立候補者の略歴】=届け出順
ローレンス 綾子(ろーれんす・あやこ)52歳 諸派・新 参政党支部長、牧師、茨城県、米オレゴン州立大

桜井充(さくらい・みつる)66歳 自民・現④=公明推薦 医師(厚労副大臣、財務副大臣)仙台市、東北大院

小畑仁子(おばた・きみこ)44歳 立民・新 看護師(県議①)埼玉県、東京都立豊島看護専門学校

平井みどり(ひらい・みどり)67歳 維新・新 党県組織副代表(仙台市議①)仙台市、武蔵野音楽大短期大学部

中江友哉(なかえ・ともや)30歳 N党・新 政治団体役員(会社員)東京都、東洋大

1162チバQ:2022/07/02(土) 23:15:53
https://kahoku.news/articles/20220629khn000037.html
「唯一」死守か、「王国」完成か 参院選ルポ(2)青森
2022年6月30日 6:00
 7月10日投開票の参院選は中盤戦に入り、攻防が激しさを増している。全国に32ある改選1人区で与党優位の情勢が伝えられる中、与野党が拮抗する東北。事実上一騎打ちとなる選挙区が19年参院選から半減し、支持も入り乱れる6選挙区の熱闘を追う。


演説を終えた候補者に近づき、話しかける聴衆=23日、青森県新郷村

 青森県選出の国会議員勢力図を「オセロ」ゲームに例えるなら、今回の参院選青森選挙区(改選数1)は一つだけ色の異なる石。守り切って反撃の起点にするのか、ひっくり返して盤面が一色になるのか。攻防は熾烈(しれつ)さを増す。

地方は弱体化
 「こちらには司会者もいませんので」

 公示日の22日。立憲民主党現職田名部匡代は、七戸町に乗り付けた選挙カーから飛び降りると自らマイクを準備しながら、自嘲気味に切り出した。

 系列の地方議員が充実する市町村は皆無に等しい。要所要所で党代表泉健太、元党代表代行蓮舫らが引き締める一方、地域によっては応援弁士もそこそこに主役が登場。物量面で見劣りするのは明らかだ。

 2016年、激戦の末に当時の自民党現職から奪い取ったバッジ。失えば、県内の衆参5議席から野党が消える。この6年間、市町村単位での党組織強化という目標とは裏腹に、野党は分裂と合流を繰り返した。中央の激変に翻弄(ほんろう)され、地方は弱体化した。

 「陣営の人数は少ない。でも一色には染めさせない」と田名部。唯一の議席死守を誓い、声をからす。

 戦力がおぼつかない分、田名部個人への依存度は高まる。22日の十和田市。聴衆の中から現れた高齢女性が突然、マイクを握った。2分に及ぶ「飛び入り」演説にひときわ大きな拍手が湧く。高揚感が漂い、陣営も驚いた。「田名部以外、こんなこと起こり得ない」

「安定」を叫ぶ
 対する自民新人斉藤直飛人。並び立つ弁士たちは異口同音に「安定」を叫ぶ。それは青森にとって「自民王国」の完成を意味する。

 「首相が毎年替わったら外交で相手にされない。政権安定のため、一分の隙も与えてはならない」

 外相林芳正は25日、八戸市であった斉藤の個人演説会で、かつて政権交代を招いた元凶は参院選敗北だったと指摘。「現役時代は大関キラー。選挙でも大金星を」と、元大相撲力士という経歴に絡めて斉藤の闘争心に火を付ける。

 巨大与党は力を誇示するように公示以降、前環境相小泉進次郎、党広報本部長河野太郎、総務相金子恭之らを切れ目なく送り込む。

 自民は昨年の衆院選で独占した3小選挙区と、非改選の参院議員1人の県選出国会議員を擁する。衆院比例東北を含めると5人の大所帯。「誰に応援に来てもらうか、派閥間で競い合っている」(党県議)

 斉藤と同じ津軽地方出身の衆院議員木村次郎(青森3区)は各地を駆け回り、同志が新たに加わる意義を強調する。「もう1人いれば、私が不在でも地元のために重層的に活動できる」。完成後の王国の姿を有権者に想起させた。

 政治団体「参政党」新人の中条栄太郎は少子化対策、NHK党新人の佐々木晃は高速道路無料化をそれぞれ訴える。
(敬称略)

 【青森】(1―4)
田名部匡代  53 党県代表    立現①=社推
斉藤直飛人  47 元県議     自新=公推
中条栄太郎  53 参政党員    諸新 
佐々木晃  50 家電販売業   N新

1163チバQ:2022/07/02(土) 23:16:20
https://kahoku.news/articles/20220630khn000054.html
「小沢復権」戦いの軸、立民正念場 参院選ルポ(3)岩手
2022年7月1日 6:00
 7月10日投開票の参院選は中盤戦に入り、攻防が激しさを増している。全国に32ある改選1人区で与党優位の情勢が伝えられる中、与野党が拮抗する東北。事実上一騎打ちとなる選挙区が19年参院選から半減し、支持も入り乱れる6選挙区の熱闘を追う。


候補者とグータッチをする支持者=6月25日、滝沢市

 かつてない接戦だ。常勝が崩れた「鉄の結束」に、弱小勢力だった政権与党が攻勢を仕掛ける。

 「大事な改革の議席を今、自民党が総力を挙げて狙っている。絶対にはね返さないといけない」

 選挙戦初の日曜だった6月26日。参院選岩手選挙区(改選数1)で再選を目指す立憲民主党現職の木戸口英司は、地盤の花巻市で演説し危機感をにじませた。

知事が全面支援
 同市を含む衆院岩手3区は、師と仰ぐ衆院議員小沢一郎の地元。牙城と言われてきたが、小沢は昨秋の衆院選で自民党に敗れ、比例復活に甘んじた。ここで木戸口が苦戦を強いられれば、小沢の求心力はさらに低下する危険をはらむ。

 反転攻勢の要として陣営を支えるのは、知事達増拓也だ。野党共闘を主導し政権与党と正面から激突する。それでも達増は「県民力で草の根の政治を築き、政権与党に忖度(そんたく)しなくても成り立つ地方政治を守り育ててきた」と自民をあおる。

 突き動かすのは、盟友の再選と小沢の「復権」にほかならない。「昨年の衆院選で自分が動かなかったことが、小沢の敗因の一つと感じたようだ」。達増に近い関係者は解説する。

 分厚い後援会組織が回転。野党各党の支持も加え抜け出しを狙う。それは「王国」の再構築を占う正念場でもある。攻防の中心軸にいるのは、やはり小沢だ。

「因縁」渦巻く
 自民党新人の広瀬めぐみは27日、小沢の本丸・奥州市に入り、個人演説会で訴えた。「若い女性が働きたいと思う仕事を生み、人口減少に歯止めをかけたい」

 「最後の最後で、相手を追い越せるところまで来ている」。応援マイクを握り陣営を鼓舞したのは、選対本部長を務める元参院議員の平野達男だ。

 かつて小沢と政治行動を共にした側近。昨年の衆院選岩手3区でも衆院議員藤原崇の陣営を仕切り、小沢を破った「立役者」でもある。今回も因縁が渦巻く。

 報道各社の序盤情勢調査では、やや先行する木戸口を広瀬が激しく追う展開。県連幹部は「あの衆院選と状況は似ている。逆転できる」とハッパをかける。

 県北部や沿岸を回る際は、財務相の鈴木俊一(衆院岩手2区)がぴたりと張り付く。「物価高騰に全力で取り組んでいる。課題解決には政治の安定が必要」と岩手で30年ぶりとなる参院議席の獲得を狙う。

 陣営は終盤、大票田・盛岡市で票の掘り起こしを狙う。知事達増の強力な支持基盤だ。小沢元側近の自民陣営関係者は言う。「小沢の影響が弱くなっている今しかない。ここで勝たなければ、岩手の自民党も県政界も変われない」

 岩手選挙区には政治団体「参政党」新人の白鳥顕志、NHK党新人の松田隆嗣、無所属新人の大越裕子も立候補している。(敬称略)

 【岩手】(1―5)
広瀬めぐみ  56 弁護士     自新=公推
白鳥顕志  51 参政党員    諸新 
木戸口英司  58 元知事秘書   立現①=共・社支 
松田隆嗣  48 社団法人役員  N新 
大越裕子  58 ギャラリー経営 無新

1164チバQ:2022/07/02(土) 23:16:46
https://kahoku.news/articles/20220701khn000057.html
「ぶれない姿勢」アピール合戦 参院選ルポ(4)山形
2022年7月2日 6:00
 10日投開票の参院選は中盤戦に入り、攻防が激しさを増している。全国に32ある改選1人区で与党優位の情勢が伝えられる中、与野党が拮抗する東北。事実上一騎打ちとなる選挙区が19年参院選から半減し、支持も入り乱れる6選挙区の熱闘を追う。


候補者の訴えに耳を傾ける有権者。高齢者のため日陰に椅子も用意された=6月28日、舟形町

 公示1カ月前でも構図が固まらなかった参院選山形選挙区(改選数1)。混迷を経て、各候補は自らの「ぶれない姿勢」を強調する。

足元固めに躍起
 「『検討、検討、検討』ばかりの政治に、決断、実行させる。そのための選挙。自民党に対抗する議席を失えば、実現は遠のく」

 国民民主党現職の舟山康江は6月27日、上山市の演説会で岸田文雄政権への対決姿勢を鮮明にした。

 舟山は演説で減税や子育て支援の必要性を前面に出す。各地で「政権は全く現場が見えていない」と声を張り、与党との違いを印象づける。

 こうした発言が他の野党候補以上の意味を持つのは、公示前に党の立場が揺れたからだ。本年度予算案に賛成し、与党との政策協議にも参加したため「与党化」がうわさされた。6年前は野党統一候補だった舟山の支持層にも疑念がくすぶり、共産党は早々に共闘から離脱した。

 舟山は公示直前から批判のトーンを一段上げ、ぐらつく足元を固めようと躍起だ。陣営内に「今回は基礎票が読みにくい」との声もあるが、ある山形県議は「(立憲民主党を含む)野党系が結束すれば、必ず勝てる」と自信をのぞかせる。

知事選に言及
 「『知事になりたいのか、参院議員になりたいのか』と厳しい声を頂いた」

 自民新人の大内理加は30日、山形市の演説会で切々と語った。各地の演説中盤で決まって言及するのは、自身が落選した昨年の知事選。この日も、こう続けた。「大事なのは何になりたいかではなく、何をしたいのか」

 知事選でも訴えた「持続可能な地域づくり」の話題へとつなげ、一貫した思いをアピールする。

 大内の出馬は「火中の栗を拾う決断」(山形市長佐藤孝弘)。党選対委員長遠藤利明(衆院山形1区)らは一時、本年度予算案に賛成した国民に配慮し、独自候補の擁立見送りを検討した。党県連内の主戦論を受け、知事選で一定の知名度を得た大内に、土壇場で白羽の矢が立った。

 立候補表明が5月末にずれ込んだ遅れを取り戻そうと、首相の岸田ら党幹部が公示前後の1週間で続々と来県。陣営は、市町村長や一部の農協の支援を追い風に、組織力で一気に押し上げるシナリオを描く。

 共産新人の石川渉は自民との対決姿勢、国民との差を際立たせる。6月29日は南陽市の街頭で「アベノミクスをやめさせ、憲法を守ると訴えているのは、県内で私だけ」と主張。陣営は「真の野党候補」を掲げ、票の掘り起こしを狙う。

 山形選挙区には政治団体「参政党」新人の黒木明、NHK党新人の小泉明も立候補している。
(敬称略)

 【山形】(1―5)
黒木明  48 参政党員    諸新 
舟山康江  56 党筆頭副代表  国現② 
石川渉  48 党県委員    共新 
小泉明  51 発酵料理研究家 N新 
大内理加  59 元県議     自新=公推

1165チバQ:2022/07/02(土) 23:17:10
https://kahoku.news/articles/20220702khn000008.html
参院選青森 「八戸戦争」陰で応酬 表舞台から身引いた田名部、大島両氏
2022年7月2日 16:00

 10日投開票の参院選青森選挙区(改選数1)で、政治の表舞台から身を引いた2人が顔をのぞかせている。元農相の田名部匡省氏(87)と前衆院議長大島理森氏(75)。かつて「八戸戦争」と呼ばれる激しい争いを演じた両氏は、選挙戦の最前線に立つことはないものの、与野党の候補者をそれぞれ陰から支える。


動画で匡代氏(右)に支えられて歩く匡省氏
 2010年まで衆院6期、参院2期務めた匡省氏の次女が、再選を狙う立憲民主党現職の匡代氏(53)。陣営が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している政見動画に、匡省氏が「友情出演」した。

 日常の政治活動、住民との対話などを紹介する動画の一場面として、八戸市内の自宅で談笑する父娘の姿が映る。匡省氏が「本当に困っている人を助けるのが政治」と娘に語りかけたり、入浴介助を受けたりする様子が収録されている。

 「お父さんは元気?」と尋ねられることも多く、陣営は匡省氏の近況報告を兼ねて動画公開を決断。政治家も介護に直面するという現実を伝えつつ、親子2代にわたる支持者を意識した戦略を仕掛ける。


斉藤氏(左)の個人演説会で登壇する大島氏=6月30日、五所川原市
 「斉藤さんは言葉にうそがない。皆さんの手で押し上げてほしい」。6月25日に八戸市で開かれた自民党新人斉藤直飛人氏(47)の個人演説会。遊説に駆け回って不在の候補者に代わり、大島氏が支持を訴えた。

 昨年の衆院選には立候補せず引退。今回の参院選での立場を「いわば球拾い」と例え、街頭ではマイクを握らない構えだ。基本的には後継の神田潤一衆院議員(青森2区)に斉藤氏のサポートを任せ、自身は屋内の集会出席にとどめる。

 ただ、個人演説会に駆け付けた林芳正外相は「大島さんから電話で直々に頼まれた」と明かした。過去の衆院選で匡代氏と6度激突し、全勝した大島氏。敵を知り尽くすだけに、支援の手を緩める気配はない。


 青森選挙区には、政治団体「参政党」新人の中条栄太郎氏(53)、NHK党新人の佐々木晃氏(50)も立候補している。

1166チバQ:2022/07/02(土) 23:20:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/f124fb8312aad1cdde0570160388e9e403a0aacf
【参院選】神奈川選挙区、立憲民主党2人も擁立して共倒れ大丈夫? 自民も24年ぶり2人擁立で支持者真っ二つ
7/2(土) 6:00配信


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スポーツ報知
 22人が立候補した神奈川選挙区は、1992年の埼玉以来、30年ぶりの合併選挙として行われる。今回も立候補している松沢成文氏(64)が昨年の横浜市長選に出馬したため非改選に欠員が出ており、その補欠選挙を併せて行うためだ。

 当選者のうち4位までの任期は6年だが、5位は3年後に再び選挙を戦わなければいけない。各党からは「5位でもいい」「5位じゃダメ」との声が上がる。

 立憲民主党は宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の水野素子氏(52)と地元県議の寺崎雄介氏(50)の2新人を擁立。商店街などを練り歩き、必死の訴えを続ける。

 神奈川6区を地盤とする青柳陽一郎衆院議員(寺崎氏選対本部長)は「違う経歴を持つ候補者を立てられた」と手応えを語り、「4位以内に2人当選」の目標を掲げる。候補者を1人に絞る可能性もあったが、両者が譲らず。党の支持率が低迷する中で共倒れの危険もあるが、物価高批判を中心に据え、党幹部を応援に投入している。

 一方、自民党は現職の三原じゅん子氏(57)と、旧みんなの党で代表を務めた浅尾慶一郎氏(58)の2人を公認した。同選挙区での2人擁立は24年ぶり。県内は菅義偉前首相を支持する議員と麻生太郎元首相を支持する議員とで二分され、前回100万票を獲得してトップ当選した三原氏は菅氏からアドバイスを受け、浅尾氏は麻生氏自らが応援に入った。

 公明は2期目を目指す三浦信祐氏(47)が立候補。「現職とぶつかる5位は絶対避けたいが、風向きで情勢は一気に変わる」(県連関係者)。最下位に沈めば3年後には“身内同士の戦い”が起きることから、与党は「自・自・公」で上位を固める形を目指す。(久保 阿礼)

◆神奈川選挙区(改選定数5)=併合選挙で1増

寺崎雄介 50立新
重黒木優平 35N新
浅賀由香 42共新
水野素子 52立新
橋本博幸 39N新
三浦信祐〈1〉47公現
内海洋一 63社新
三原じゅん子〈2〉57自現
グリスタン・エズズ 37諸新
萩山あゆみ 44諸新
浅尾慶一郎〈2〉58自元
小野塚清仁 49N新
松沢成文〈2〉64維元
深作ヘスス 37国新
久保田京 45諸新
藤沢あゆみ 55無新
壹岐愛子 36諸新
飯田富和子 53N新
首藤信彦 77諸新
針谷大輔 57諸新
藤村晃子 49諸新
秋田恵 40無新

 ※敬称略、届け出順。丸数字は当選回数。年齢は10日の投開票日時点。

報知新聞社

1167チバQ:2022/07/02(土) 23:21:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/67ed04e626274533953eff308c8e318d214635a9
【参院選・比例】自民赤松健氏の街宣車が京都で物損事故「ご心配とご迷惑を」街頭演説で謝罪
7/2(土) 17:51配信
日刊スポーツ
【イラスト】比例区立候補者一覧表

 参院選(10日投開票)で全国比例区に自民党公認で立候補した漫画家の赤松健氏が2日、東京・秋葉原で街頭演説を行い、京都市内で発生した自身の街宣車の事故について謝罪をした。

 赤松氏の事務所関係者によると、2日午前11時ごろ、選挙運動で使用していた街宣車が、京都市中京区内で、店のひさしに衝突する物損事故を起こした。事故の原因については警察が調査中で、事務所は再発防止措置を講じるという。赤松氏は街宣車に乗車しておらず、運転者を含め、店の従業員や客にけが人はいなかった。

 赤松氏は秋葉原で行った演説で「ご心配とご迷惑をお掛けしました。申し訳ございませんでした」と謝罪。事故後の対応については「警察の調査に全面的に協力しています」と語った。

1168チバQ:2022/07/02(土) 23:24:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ab7e79b80bef73069ff65c404dd43eded465ba5
「1歩も譲る気ない」安倍氏と麻生氏の暗闘 北の大地に響くげき
7/2(土) 10:54配信
西日本新聞
参院選注目区を行く 北海道選挙区
街宣車の上から、「愛弟子」の船橋利実氏の支持を訴える麻生太郎自民党副総裁(左から3人目)=6月24日午後、北海道旭川市(撮影・前田倫之)

 福岡から約1500キロ離れた北海道旭川市のホールに、自民党副総裁・麻生太郎の独特のだみ声が響いた。「北海道で人口が減る中、さらに代表が減ってったら困りゃしませんか? 6年前と違って、きちっと2人当選させていただく-」


 6月24日、参院選の加勢に麻生が駆け付けた相手は、財務相時に財務政務官に抜てきした自民新人・船橋利実。昨秋の衆院選で落選し、議員バッジを失った船橋の参院くら替えも主導した。“親分”のげきに呼応するように、船橋は街頭演説で「3議席のうち(今は)4番目。厳しい戦いだ」。小雨にぬれながら「勝たせてください」と三たび、ほえた。

 北海道選挙区は、2016年参院選から改選議席が3に増えた。自民は、16年=1議席、前回19年=2議席で、今回も2議席を狙い、3選を期す現職の長谷川岳と船橋を立てる。16年は「票割り」がうまく機能せず、自民の2人目が4番手に沈んだ。そこで、今回は知名度で劣る船橋のみを重点候補とし、2月に退会者を出して第3派閥に後退した麻生派がフル回転するにとどまらず、党幹事長の茂木敏充も既に2度、北海道入りしている。

 一方-。「(船橋に)票をはがされまくっている」と焦りを深める長谷川。道内市町村の約9割に後援会組織を張り巡らせ、毎日、自ら数百件電話を鳴らす。前回参院選で、自民の高橋はるみが獲得した83万票を上回る100万票に意欲を燃やしているとされる。長谷川が籍を置く最大派閥の領袖(りょうしゅう)・安倍晋三は、船橋のバックにいる麻生と積年の盟友関係にあるが、こと北海道選挙区に関しては周囲に「一歩も譲る気はないからね」。7月2日、長谷川のてこ入れに入るという。

 首相の岸田文雄を後見する麻生と、衆院初当選同期ながら現在は岸田と微妙な距離感がある安倍。元宰相2人が、間接的に競い合う夏だ。

      ■ 

 立憲民主党もまた、3選を目指す現職の徳永エリと、元衆院議員の新人・石川知裕の「2枠」をうかがう。最大の支持基盤である連合を軸に、リベラル勢力が強い北海道の野党の構図は、自民より入り組んでいる。

 徳永は手堅い組織選挙が強み。だが、今回の参院選は、同じく旧民進党の流れをくむ国民民主党が元衆院議員秘書の新人・臼木秀剛を擁立し、連合は徳永と臼木の2人を推薦。さらに、一部労組は独自に石川を推薦しており、連合票の分散は避けられない。19年の北海道知事選で敗れはしたものの、約96万票を集めた石川は、元経済産業相の鉢呂吉雄から後継指名を受けている。

 公示日22日の夜。立民の党道連代表の逢坂誠二が労組出身の道議らに相次いでかけた電話は、暗に石川支援を要請したものと受け止められ、徳永陣営から「無断で、連合票(の差配)に手を突っ込むのか」と不興を買った。各種世論調査では「徳永、石川が熾烈(しれつ)な2番手争い」と伝えられ、つばぜり合いが激しさを増す。

 選挙の最大争点に浮上した「物価高」のキーワードも、石川のポスターには印字が間に合ったのに対し、徳永陣営は「物価高と戦います」のシールを急きょ発注、上から貼り足すことで対抗した。選挙掲示板で、隣り合う徳永、石川、臼木のポスター。立民関係者はため息をつく。「あんなふうに野党は結束するべきなんだが…。水が減るコップの中の争いで、自民に競り勝てるのか」

 北海道選挙区には、共産党の元衆院議員の新人・畠山和也や、NHK党の浜田智、斉藤忠行、石井良恵らも立候補している。

 =敬称略

 (前田倫之)

1169チバQ:2022/07/03(日) 07:06:27
立憲も似たようなもんじゃなかった?
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed9ffb39de29d48bfd5b5a81b3e8f24285cb09a
参院選、自民が擁立した4人の新人女性は“数合わせ”? 党の支援態勢は貧弱
7/3(日) 5:56配信



 各国の国会議員が交流する列国議会同盟(IPU)の調査によると、日本の議会における女性議員の比率は162位。主要7カ国(G7)の中でも際立つ最下位である。参院選を目前に、自民党がこの不名誉な現状の打開に乗り出したが、その取り組みへの評価はいま一つだ。


 政治部記者が解説する。

「自民党は今回、公認する比例代表の女性候補を3割まで増やしました。主導したのは茂木敏充幹事長で、5月30日の会見では“比例候補者33人のうち10人が女性ということになる。自民党は女性と若者がさらに活躍する多様性あふれる社会を目指して、政治の世界を進化させていきたい”と鼻息荒く語っていましたよ」

 この日、自民党は4人の女性を比例代表候補に追加発表し、擁立作業を完了させた。追加されたのは東京都豊島区議から転じた有里真穂氏(39)、ウイグル出身の両親を持つ元国連職員の英利(エリ)アルフィヤ氏(33)、民間学童保育を経営する遠藤奈央子氏(47)、そして新型コロナ対応・民間臨時調査会(コロナ民間臨調)のメンバーを務めた向山淳(じゅん)氏(38)と、いずれも多彩な経歴を誇る才媛ばかりだ。

党内で“捨て石”との見方も
 かねて「比例代表候補の3割は女性に」と公言してきた茂木氏にしてみれば、見事に“公約”を果たした格好である。が、

「比例代表なら党本部の裁量で候補者を差配しやすいからね。合理主義者の茂木さんらしい発想だけど、党内での評判は決して好意的なものばかりじゃない」

 とベテラン議員は苦笑い。

「というのも、ピカピカの経歴を持つ女性ばかりなのに、茂木さんはしっかり面倒を見るつもりはないようだから。これでは、4人は女性候補を3割にするための数合わせで使われたに過ぎず、党内でも“捨て石”との見方がもっぱらだよ」

 先の記者が後を引き取る。

「確かに、組織票を持つ特定の業界や団体が抱える有力候補やタレント出身者がひしめく中、圧倒的に知名度に乏しい新人が、いきなり当落ラインとされる10万もの票を集められるとは思えません。今回、自民党は“前回と同じ19から18議席は堅い”というのが現時点での相場観ですが、彼女たちが当選圏内に入るのは至難の業と言わざるを得ません」

“夫婦別姓に賛成”と明言
 実際、4人のいずれに対しても、党を挙げた支援態勢は見られない。「どこの派閥も自前の候補者の応援で手一杯」(元閣僚)というのが現実だからだ。

「精力的に動いているのは、河野太郎広報本部長くらい。米ジョージタウン大学の後輩に当たる英利アルフィヤ氏を“河野ガール”とばかりに目をかけ、得意のSNSで彼女の弁を広めようと側面支援に励んでいますよ」

 と、先の記者は続ける。

「4人は出馬会見で記者の質疑に応じ、有里氏以外の3人が“夫婦別姓に賛成”と明言しました。自民党はいまも選択的夫婦別姓制度の導入に慎重な態度を崩していません。同席していた幹事長と遠藤利明選対委員長は、あまりに不用意な発言に絶句していましたよ」

「週刊新潮」2022年6月30日号 掲載

新潮社

1170チバQ:2022/07/03(日) 07:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/bffeafbc5d9ef04cc4b5910818a1009cb4d00825
【参院選・青森】自民・元追風海斉藤直飛人氏に麻生氏テコ入れ 22年ぶり角界出身議員誕生は?
7/3(日) 7:00配信
日刊スポーツ
しゃべりはあまりうまくない斉藤直飛人氏の街頭演説を渋い表情で聞く麻生太郎自民党副総裁

 選挙戦最後の週末を迎えた2日、自民党は「最重点区」の青森に麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長が入り、22年ぶりの角界出身国会議員を目指す元関脇追風海(はやてうみ)の斉藤直飛人氏をテコ入れした。

 青森は衆参5議席のうち4議席を自民党が持つ保守王国だが、2016年の参院選で現職が野党統一候補の田名部匡代氏に8052票差で敗れ、議席を失った。自民党にとって議席奪還は悲願で、06年の引退後、青森に戻り、板柳町議、県議を計10年務めた斉藤氏を2月に公募で擁立した。

 青森といえば、初代貴ノ花、舞の海、高見盛ら多くの人気力士を輩出している相撲どころ。ただ、追風海はけがで幕内と十両を行き来し、休場が多かったためか「(板柳中、日大で1年後輩の)高見盛は知っていても追風海のことは…」(自民党関係者)。名前は浸透していなかったという。公示日に、舞の海の出身地の鰺ケ沢町で街頭演説した小泉進次郎氏も「今日ばかりは舞の海ではなく、追風海を覚えていただきたい」とあいさつした。

 選挙カーには追風海時代の写真がラッピングされ、キャッチフレーズは「日本の難題にがっぷり四つ!」。ホームページには「22年ぶり、大相撲出身の政治家。国政も待ったなし」「この広い背中に未来を背負わせてほしい」と書かれ、陣営は角界出身を前面に出している。ただ、斉藤氏は「相撲をやっていたやつが政治ができるのかと言われ続けながらも、大相撲にいたときよりも政治の年数の方が長くなりました。いろんな経験をしたからこそ、皆さんの気持ちが分かる。全力で頑張っていきます」と訴える。政治の世界で10年。大相撲の8年間を超えていることが本人のアピールポイントだ。

 名古屋場所が迫っているため、大相撲関係者が応援のため青森に入ることはないが、元横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏が6日、個人演説会に出席する。投開票日の10日は名古屋場所初日。「日に日に感触は良くなっています」と話す斉藤氏に、最後は得意の右四つから寄り切りますかと尋ねると、「ハハハ。そうですね」と笑った。【中嶋文明】

 ◆角界と国政選挙 第34代横綱男女ノ川は終戦翌年、1946年の衆院選に東京2区(当時定数12)から出馬。4377票しか獲得できず、133人中69位で落選した。元小結旭道山は小選挙区比例代表並立制が導入された96年の衆院選に新進党から比例代表近畿ブロックに立候補(比例名簿順位10位)。当選し、2000年まで1期務めた。元関脇荒勢は01年の参院選比例代表に自由連合から出馬したが、2711票で惨敗した。海外では元小結旭鷲山が08年、モンゴル議会選挙でトップ当選。12年まで務めた。元大関把瑠都は19年、エストニア議会の選挙に出馬。次点だったが、繰り上げ当選した。

 ◆追風海(はやてうみ) 日大時代に学生横綱となり、1998年春場所に幕下付け出しでデビュー。00年春場所に新入幕し、同年九州場所で新関脇。幕内を22場所務め、技能賞を1回受賞した。しかし、首やひざなど度重なるけがに苦しめられ、05年秋場所からは幕下に。翌06年1月に引退。09年に出身地の板柳町に戻り12年に青森県板柳町議選で初当選を果たした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/738afb1f0af134ca1ee3ff0d0d287c345d859879
【参院選】立憲馬淵澄夫国対委員長、麻生太郎氏と同便で青森入り「何しに行くんだ」と尋ねられ
7/3(日) 7:00配信
 立憲民主党の田名部匡代氏は「選択肢のない社会、政治は不幸です。一色に染まらない、多様な思いが届く政治に」と訴える。

 この日、馬淵澄夫国対委員長が応援のため、青森に入った。馬淵氏は麻生太郎氏と飛行機で同便で、麻生氏に「どこに行くんだ」「何しに行くんだ」と尋ねられたという。麻生氏の3時間後、同じ場所で街頭演説を行った馬淵氏は「32ある1人区の中で絶対落としてはならない選挙区です。激戦です。大変厳しい選挙になっています」と訴えた。

1171チバQ:2022/07/03(日) 07:15:44
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220630-OYT1T50070/
[注目区を行く・神奈川]合併選挙「+1」巡る混戦
2022/06/30 05:00
 「2人を4位以内に。最後まで全力疾走すれば、必ず達成できる」
 参院選公示日の22日午前、横浜中華街に隣接するホール。3期目を目指す自民現職の三原じゅん子(57)の出陣式で自民党神奈川県連会長の小泉進次郎(41)がひときわ声を大きくすると、600人を超える支援者は熱気に包まれた。


 続く前首相の菅義偉(73)は「私の見方はちょっと違う」と切り出し、小泉の情勢分析にクギを刺した。「与野党入り乱れて、誰が勝っても負けてもおかしくない状況にある」

 神奈川選挙区は今回、異例の「合併選挙」となった。改選の4議席に加え、非改選の欠員1も補うため、5人が当選する。上位4人の任期は6年だが、5位の当選者は3年だけだ。「+(プラス)1議席」が各党の戦略にも影響を及ぼす。

 元女優の三原は、6年前の参院選では100万票余りを獲得し、トップ当選した。三原が「政治の師」と仰ぐ菅は、連日メールで報告を受け、激励する。

 自民は三原に加え、約5年ぶりの国政復帰を狙う元みんなの党代表の浅尾慶一郎(58)を公認した。神奈川での2人擁立は1998年以来24年ぶり。この時は共倒れに終わり、県連には今でもトラウマとして深く刻まれている。

 浅尾は民主党時代に神奈川選挙区で参院議員を約11年間務めた。みんなの党の結党に参加して2009年に衆院にくら替えし、神奈川4区(鎌倉市など)で17年に落選するまで比例復活を含めて連続3回当選した。副総裁の麻生太郎(81)が率いる「麻生派」には、親しい議員が多い。前幹事長の甘利明(72)を筆頭として、麻生派の地元国会議員が全面支援する。昨年秋の党総裁選では、菅を出馬断念に追い込む流れを作った首相の岸田文雄(64)を甘利がいち早く支持した因縁があり、「菅と甘利の代理戦争」との見方もある。

 浅尾の選対本部長に就いた甘利は、22日に浅尾が県内4か所で行った「第一声」に顔を出し、「浅尾さんをどうしても戦力に組み入れたい」と訴えた。麻生も26日の演説で、「十分に(自民の)票はある。うまく割って2人を神奈川から出していただきたい」と支援を求めた。

 自民の組織票の多くは知名度で劣る浅尾に回るとされ、三原は周囲に「菅先生頼みの選挙だ」と不安を漏らす。県連を束ねる小泉も「この選挙は複雑で、日本一難しい」と頭を悩ませる。

 「4位以内」を至上命令とするのは、公明党も一緒だ。菅は23日夜、公明現職の三浦信祐(47)の応援にも駆けつけ、「神奈川で過半数を与党で占めさせてください」と呼びかけた。5位当選ならば、3年後に同じ党の改選議員との競合が必至で、各陣営には「5位は落選と同じ」との共通認識がある。

 一方、同じく2人を擁立した立憲民主党は、共倒れの危機に直面する。党勢が低迷する中、前県議の寺崎雄介(50)と宇宙航空研究開発機構( JAXAジャクサ )職員の水野素子(52)の一本化を党本部主導で模索したが、双方が譲らず結局、頓挫した。

 党内からは「1人に絞ると判断したならやり遂げるべきだった。民主党時代からの『決められない体質』が出た」と嘆く声も出た。党公約の「生活安全保障」などを訴える立民は、5位での当選を含む「1議席確保」に目標を切り替えた。当選により近いと判断した候補に支援を集中することも検討している。

 日本維新の会は前回19年選で、神奈川県知事を2期務めた松沢成文(64)を擁立し、初の議席を得た。今回は、21年8月の横浜市長選に出馬するため失職した松沢を再び立て、「重点区」に位置づける。

 過去3回は連続で次点の5位に終わった共産党は、「+1」を好機と捉える。委員長の志位和夫(67)は23日、横浜市の街頭に立ち、「大接戦に持ち込みつつある。今度こそ勝たせていただきたい」と声をからした。

 岸田内閣の安定に向け、 切磋琢磨せっさたくま して、4位以内での3人当選を狙う与党。割って入りたい野党。92年の埼玉選挙区以来となる30年ぶりの合併選挙は混戦が続く。(敬称略)

(栗山紘尚、横浜支局 田村直広)

1172チバQ:2022/07/03(日) 07:16:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220701-OYT1T50306/
[注目区を行く・沖縄]秋に知事選 代理戦争
2022/07/02 05:00

 小雨が降り、連日の暑さが少し和らいだ沖縄本島中部・宜野湾市。首相で自民党総裁の岸田文雄(64)が1日、商業施設周辺の路上を埋め尽くした聴衆に呼びかけた。

名簿登録されず期日前「仮投票」…沖縄、無効の可能性

 「沖縄が日本をリードする時代でなければならない。この選挙、皆さんの力を与えていただきたい」

 かりゆし姿の岸田は5日間の外遊を終え、前日に帰国したばかり。長旅の疲れも見せず、外遊成果を交えて訴える顔は、すでに決戦モードに切り替わっていた。岸田と並んだ自民新人の 古謝こじゃ 玄太(38)は、「即戦力として、必ず未来の沖縄のためにも役立つ人材です」と、名前を懸命に売り込んだ。

 参院選公示後に沖縄入りしたのは岸田だけではない。前首相の菅義偉(73)、前環境相の小泉進次郎(41)、組織運動本部長の小渕優子(48)――。いずれも全国で引っ張りだこの人気応援弁士だ。幹事長の茂木敏充(66)は5〜6月、3度沖縄に入った。

 党本部が沖縄での議席獲得に並々ならぬ力を注ぐのは、参院選後の9月に知事選が控えているためだ。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄は、参院選以外の選挙も相次ぐ「選挙イヤー」にあたる。自民は年明け以降、名護、南城、石垣、沖縄の4市長選で全勝を収めた。その追い風に乗って、「前哨戦」となる参院選にも勝ち、知事選での県政奪還を目標に掲げる。

 この日、県内3か所で行った岸田の街頭演説には、自民県連が知事選に擁立を決めた前宜野湾市長、佐喜真淳(57)がいずれも同席した。岸田は演説で、佐喜真も紹介し、2連勝に向けた意欲を見せた。

1173チバQ:2022/07/03(日) 07:16:32
 自民は参院選で、古謝と佐喜真の「セット売り」を基本戦術とする。古謝の演説会で佐喜真が「前座」を務めることで、両者ともに県内全域での浸透を図る。自民の地元国会議員の間では、「参院選の勝利なくして知事選の勝利なし」というのが共通認識だ。

 1972年の本土復帰後に生まれた古謝は、若さをアピールする。ただ、知名度不足は否めない。祖父も父も政治家ではなく、政界とのパイプはほとんどなかった。この足りない部分を補うのが、2001年の宜野湾市議初当選以降、県議や同市長を務め、政治経験が豊富な佐喜真の役目になる。古謝が参加できない集会には、佐喜真が代理出席する。

 知事選との一石二鳥の効果を狙う戦術には、党本部に異論があった。佐喜真が目立てば、再選を目指す現職知事、玉城デニー(62)が対抗して前面に立つことを警戒したからだ。それでも、地元の自民県連は、参院選勝利への近道はセット戦術にあるとして譲らなかった。

 セットでの選挙運動で「ダブル当選」を狙うのは相手陣営も同じだ。

 古謝と事実上の一騎打ちを繰り広げる無所属の 伊波いは 洋一(70)は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を旗印とする「オール沖縄」の全面サポートを受ける。陣営が、支持拡大で期待を寄せるのが玉城だ。玉城自身も「参院選の勝敗が知事選に影響しないとは言えない」と語り、前面に立つ構えだった。

 ところが、玉城は6月28日に新型コロナウイルス感染が判明し、陣営には動揺が広がる。玉城はSNSでの発信を含めて表立った活動は基本的に控える方針で、「知名度の高い知事の戦線離脱は、大事な時期に本当に痛い」と嘆く声が漏れる。

 支持基盤であるオール沖縄では「保革相乗り」という利点が弱まってきた。オール沖縄の中心だった保守派の県内有力企業の会長は、5月に古謝と面会したほか、自民党幹部との接触を重ねる。この会長は、オール沖縄の革新色が強まったことを理由に玉城の後援会長もすでに辞任し、たもとを分かった。

 伊波は、宜野湾市長時代から、辺野古への移設反対を主張してきたことで知られる。6年前の参院選でも移設反対を強調し、相手候補に10万票以上の大差で圧勝した。今回は風向きの変化を感じる。移設を着実に進める政府に対し、県民には無力感も漂い、陣営からは「『辺野古反対』だけでは限界がある」との声が上がる。

 6月22日には、沖縄本島最北端にある国頭村の「祖国復帰闘争碑」の前で第一声に臨んだ。碑には、米軍基地を抱えながらの本土復帰を非難する文言が刻まれる。伊波は演説で、移設に改めて反対する姿勢を強調した。

 一方で、「外国人観光客を招き入れて、沖縄の経済回復に役立てたい」などと経済政策も語った。全体で約18分だった演説の半分近くを費やす力の入れようだった。官僚経験があり、政策通の古謝に対抗するには、経済政策への言及は避けられないとの判断がある。

 自民系6勝、革新・オール沖縄系12勝。過去50年の参院選の結果だ。今回は知事選の「代理戦争」の様相を呈す。節目の年に県民が下す審判に注目が集まる。(敬称略)(沖縄担当 原尚吾、那覇支局 矢野恵祐)

1174チバQ:2022/07/03(日) 07:17:05
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20220702-OYT1T50370/
[注目区を行く・岡山]「推薦拒否」 自公にきしみ
2022/07/03 05:00
 中国山地の盆地に位置する岡山県津山市の集会施設。自民現職の小野田紀美(39)は6月25日夜、約180人の聴衆に切実な思いを打ち明けた。

 「私は敵が多い状態です」「『自民党だけで選挙するんじゃろ』と言われた。そうじゃないんです」

 小野田が着る赤いポロシャツの背中には「本気」の文字。会場前方には、自民系の地方議員や首長がずらりと並び、「うちの町のイノシシみたいにまっすぐだ」と小野田の行動力を持ち上げる声も飛び出した。ただ、友党・公明党関係者の姿は一切なかった。

 全国で唯一、公明の推薦を事実上拒んだ自民候補が小野田だ。両党は今回、党本部主導で行う相互推薦を見送り、各地方組織に推薦の可否判断を委ねた。選挙協力の対象となった43選挙区のうち、岡山だけが整わなかった。


 原因は小野田自身にある。今年初め、2016年以降続いてきた相互推薦の見送りの話題が表面化すると、自らのツイッターにこう書き込んだ。

 〈政党が違うのですから、選挙は自由にやるのが自然ですよね。公明党さんの推薦見送り検討、共感します。お互いそれぞれ頑張りましょう!ってやつですね!〉

 公明と、支持母体の創価学会は当然のごとく、反発した。

 小野田と公明・創価学会の関係には以前から、きしみが生じていた。保守的な信条を持つ小野田は、「公明の安全保障政策や憲法改正を巡るスタンスが不満だった」(自民県議)とされる。地元・岡山出身とはいえ、公募候補でしがらみも少ない。

 一方、6年前の初陣を支えた公明や創価学会にも小野田に恨みがあった。小野田は当選後、公明が求める選挙応援や支援者名簿の提供などに非協力的だったためだ。

 「勝たなきゃダメなんだぞ」。同じ茂木派の先輩で、衆院岡山5区選出の前官房長官、加藤勝信(66)が仲介にあたったが、両者とも首を縦に振らず、公明は岡山での自主投票を決めた。

 小野田は公明に代わる新たな支持層も独自に開拓する。ゲーム制作会社勤務の経験を生かし、SNSを積極的に活用し、ツイッターのフォロワーは20万人を超えた。ネット上では、公明と一線を画した小野田を中世フランスの救世主「ジャンヌ・ダルク」に重ね、持ち上げる声もある。

1175チバQ:2022/07/03(日) 07:17:15
 こうした小野田の動きを苦々しく眺めるのが、自らの選挙で公明の協力が欠かせない自民衆院議員たちだ。次の衆院選を見据えれば、組織票を持つ公明との「共存関係」を維持したいのが本音だ。

 衆院岡山1区選出の逢沢一郎(68)は6月22日、岡山市内で行われた比例選の公明現職、谷合正明(49)の応援に駆けつけ、支援を呼びかけた。同じ日、小野田が所属する茂木派を率いる自民幹事長の茂木敏充(66)は岡山に入り、県議らに「私の教育不足です」と頭を下げた。自民県連幹部は「今回は特殊事情だ。自公連携の根本は変わらない」と強調する。

 「推薦拒否」でメンツをつぶされた創価学会は、立憲民主、国民民主が推薦する無所属新人、黒田晋(58)の支援にカジを切った。

 6月22日に玉野市内で行われた黒田の街頭演説には約300人が詰めかけた。陣営が予想した倍の人数で、幹部は「創価学会の後押しがあったのだろう」と解説する。創価学会側からは連日のように、黒田陣営に連絡があり、選挙実務を打ち合わせる。

 黒田は4期16年、玉野市長を務めた。選挙戦では自公の推薦を受けたことがある。加藤の義父で元農林水産相、加藤六月の秘書も経験した。公明支持者の取り込みも意識し、黒田は街頭演説で立民や国民には基本的に言及せず、農業政策などを訴えの中心に据える。

 小野田は前回、44万票近い票数を得て、次点に10万票を超える大差で圧勝した。

 「今回も小野田を簡単に勝たせれば、『公明は不要』との論調が強まりかねない」

 公明内ではこんな懸念が広がる。岡山の公明票は10万票前後はあるとされ、昨年の衆院選比例選では約12万4000票を獲得した。小野田の得票数の行方は、今後の自公関係を占う試金石でもある。(敬称略)(前田毅郎、岡山支局 松田卓也)

1176チバQ:2022/07/03(日) 07:20:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/698096
<激戦区を歩く>沖縄選挙区 知事選前哨戦「辺野古」が争点 参院選
06/30 12:35 更新
 参院選沖縄選挙区(改選数1)は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設が主要争点の一つだ。移設を進める岸田政権が推す自民党新人と、移設阻止を掲げた「オール沖縄」勢力が支援する無所属現職との対決が軸。基地問題の争点化を避けてきた自民候補が移設容認を表明し、対立構図が鮮明になった。両陣営とも9月の県知事選の前哨戦と位置付ける。



 住宅や学校が密集する普天間飛行場近くの交差点。参院選が公示された22日、自民新人の古謝(こじゃ)玄太氏(38)は梅雨明けの強い日差しに汗をにじませ「普天間飛行場の危険性を一刻も早く除去しなければいけない」と力を込めた。政策に掲げた辺野古移設容認に触れ「基地の整理縮小を進めて跡地を活用する」と訴えた。

 普天間飛行場を巡り自民党県連はかつて県外移設を主張したが、2013年に党本部方針に足並みをそろえる形で容認に転換。その後の全県1区で争う参院選や県知事選では、自民候補は県民の反発を懸念し、辺野古移設への是非を明確にしない戦略を取ってきた。

 今回、古謝氏が「容認」を明言した背景には昨年の衆院選がある。辺野古を抱える沖縄3区で自民候補が勝利し、県内4選挙区で移設を容認する自民候補の得票総数がオール沖縄勢力を上回った。「県民の関心は辺野古から暮らしと経済に移っている」と自民県議は指摘する。古謝氏も辺野古移設を「現実的な方策」と訴えつつ、演説の中心は元総務官僚の経験を押し出した地域振興や経済政策だ。

 今年、重要選挙が続く「選挙イヤー」の沖縄で、名護市など4市長選で自民系候補はオール沖縄候補を破り連勝している。自民が見据えるのは、政治決戦の天王山となる知事選。沖縄選挙区を重点区に位置付け、移設に反対する玉城デニー知事からの県政奪還に向けて、県選出国会議員は「弾みをつけたい」と息巻く。

 対する無所属現職の伊波洋一氏(70)。22日夕、那覇市の県庁前で「県民は辺野古に『NO』だ。日米両政府に辺野古移設を断念させる」と声を張り上げた。隣には玉城氏が並び、県内の過重な基地負担や、日米地位協定の問題を訴えた。知事選に再選出馬を表明した玉城氏との「セット戦術」で相乗効果を狙う。

 伊波氏は演説で、観光業が主力のため新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受けた県経済について「一日も早く回復させる」と強調することも忘れなかった。

 元宜野湾市長の伊波氏は、かつて「沖縄革新陣営のエース」とも呼ばれた基地問題の論客。6年前の参院選では訴えの大半が「基地」だったが、今回は戦略を軌道修正した。移設阻止を前面に掲げて古謝氏との対立軸を示しつつ、所得向上や地域振興にも重点を置く。「辺野古反対だけでは、低迷する経済で苦しむ県民の思いに応えられない」(陣営幹部)とみるからだ。

 日本復帰50年の節目に示される沖縄の民意は知事選の行方も大きく左右する。県内市長選で敗北続きのオール沖縄側の危機感は強い。「辺野古移設を容認する候補には負けられない」。知事を支える県議は表情を引き締めた。(玉邑哲也)



 岸田政権の8カ月を審判する参院選。道外の注目区を歩いた。(随時掲載します)

1177チバQ:2022/07/03(日) 07:20:35
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/701140?rct=n_sanin2022
安倍氏と麻生氏、道選挙区で「代理戦争」 激しい自民票争奪戦、党内主導権狙う
07/03 05:00
安倍氏と麻生氏、道選挙区で「代理戦争」 激しい自民票争奪戦、党内主導権狙う
安倍氏と麻生氏、道選挙区で「代理戦争」 激しい自民票争奪戦、党内主導権狙う
伊達市内で応援演説する自民党の安倍晋三元首相=2日(野沢俊介撮影)
旭川市内で支持を訴える麻生太郎副総裁=6月24日(宮永春希撮影)
 10日投開票の参院選道選挙区(改選数3)が、自民党の安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁の「代理戦争」の様相を見せている。安倍氏が2日、胆振管内で安倍派の現職を応援したのに対し、麻生氏は公示前を含め3回道内入りし麻生派の新人を全面支援。道選挙区の自民候補2人の票の奪い合い激化に合わせて、安倍、麻生両氏が選挙後の党内の主導権を狙い、つばぜり合いを繰り広げている形だ。

 「私どもの政策グループ(安倍派)の北海道のホープだ。しっかりした票を獲得してほしい」。安倍氏は2日、室蘭市の集会で自民現職の長谷川岳氏(51)を持ち上げた。連日、派閥所属候補の応援で全国を回り、道内入りは公示後初。伊達市でも街頭演説に立った。

 与野党がそれぞれ2議席確保を目指す道選挙区は、与野党の対決に加え、「身内」同士の戦いが焦点の一つだ。自民は知名度の高い長谷川氏と、党が重点候補と位置付ける新人の船橋利実氏(61)による自民票の争奪戦になっている。

 こうした中、安倍氏以上に派閥を挙げて徹底的に船橋氏に肩入れしているのが麻生氏だ。公示前は道央と道東に入り、公示直後の6月24日の旭川市の集会では「2人きちっと当選させてほしい」と支援を要請。麻生派の河野太郎党広報本部長らも来道を重ねる。

 関係者によると、麻生氏は公示前、東京都内で会談した安倍氏に「2人当選へ長谷川氏が取り過ぎないよう調整してほしい」と求めたが、折り合わなかったという。安倍氏は党総裁だった2016年参院選の道選挙区で、長谷川氏だけでなく劣勢だった新人にも力を注いだ経緯があり、「今は総裁を離れたので気兼ねなくやらせてもらう」と周囲に語る。

 安倍氏は党内第1派閥、麻生氏は第3派閥を率いており、今回の動きは「参院選後」をにらみ、自派の議員を少しでも確保したい思惑がある。選挙直後に想定される内閣改造・党役員人事をはじめ、今後も政権の意思決定への影響を保つには、選挙で自派の勢力を伸ばし、求心力を維持・強化することが欠かせないからだ。

 両氏は長年、盟友関係を築いてきたが、最近はすきま風も吹く。積極財政を主張する安倍氏と、財政再建派の麻生氏は6月、政府の「骨太の方針」の表現を巡って対立。5月には安倍氏がBS番組で、防衛費増額に慎重姿勢を示した麻生派の防衛相経験者を念頭に「小役人的発想」とこき下ろした。政府側への圧力を強める安倍氏に対し、麻生氏は「何を考えているのか。言い過ぎだ」と周囲に不快感を示した。

 道選挙区での票の奪い合いの末、2人当選を逃せば、党幹部は「安倍、麻生両氏の関係悪化は避けられない」とみる。いずれも岸田文雄首相の強力な後ろ盾を自任する両氏。道選挙区の結果は、政権中枢のパワーバランスに影響を与える可能性もある。(金子俊介、伊藤友佳子、吉田隆久)

1178チバQ:2022/07/03(日) 07:21:01
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/701139?rct=n_sanin2022
3議席に過去最多13人、兵庫の自公が不協和音 公明重視、自民県連に不満
07/03 05:00
3議席に過去最多13人、兵庫の自公が不協和音 公明重視、自民県連に不満
 参院選兵庫選挙区は改選3議席に対し、自民、公明、日本維新の会の現職3人と野党などの新人10人が立候補し、過去最多の計13人が争う。自民と公明が互いの候補を推薦し合う「相互推薦」を巡って関係がぎくしゃくした経緯もあり、自民は首相経験者らを公明現職の応援に投入して配慮を示すが、自民県連には不満が渦巻いている。野党などは両党の対立を好機とみて議席奪取を狙う。

 最高気温が36・7度に達した1日の神戸市中央区。自民の河野太郎広報本部長が「自公連立政権の象徴として参議院に送り出していただきたい」と公明現職伊藤孝江氏(54)=自民推薦=への支援を呼び掛けると、歩道を埋めた聴衆から拍手が沸いた。河野氏がこの日マイク握ったのは伊藤氏の応援のみで、自民現職で文科相の末松信介氏(66)と並ぶ場面はなかった。

 安倍晋三元首相や菅義偉前首相も伊藤氏の応援に入った。安倍、菅両氏は末松氏の応援にも駆けつけたが、過去の選挙で自民の閣僚経験者が公明候補だけを支援するケースもあったといい、自民兵庫県連の選対幹部は「自らの党の公認候補を無視するなんてバカな話あるか」と憤る。

 3年前の前回参院選で、自民が推薦した公明候補が2位、自民候補は最下位での当選だった。自民県連は危機感を強め、今回の参院選で公明候補に推薦を出すことに激しく抵抗。自公の党本部レベルでの相互推薦を巡る協議が1月に暗礁に乗り上げた要因となった。

 岸田文雄首相(自民党総裁)と公明の山口那津男代表が3月に首相官邸で会談して関係を修復。自民が兵庫の公明候補を推薦することで決着したが、自民県連幹部は「公明にはやられっぱなしだ」とこぼす。

 自民の不満をよそに公明は首相や安倍、菅両氏の顔写真を載せたチラシを配り、距離の近さをアピールする。県内の公明の基礎票は約30万票とされ、当選ラインとされる約50万票に届くためには、「いかにより多くの自民票を獲得していくかが大事」(伊藤氏の陣営関係者)だからだ。

 維新は6年前に3位で当選した現職片山大介氏(55)のトップ当選を狙う。前回参院選は維新候補が1位。昨年の衆院選でも県内12の小選挙区に9人を擁立し、比例復活を含めて全員が当選した勢いに乗る。1日に神戸市須磨区で演説した馬場伸幸共同代表は「自民はぬるま湯に漬かっている」「もう自民に票を入れないで」と、相手を自民に絞って批判を繰り返した。

 立憲民主党の新人で元県議相崎佐和子氏(49)は知名度不足が指摘されるが、自民と公明の対立に乗じて票を伸ばしたい考えだ。相崎氏周辺は「自民の不満が募って公明に回る票が減り、当選圏内に入るのが理想」と期待する。

 共産党も元尼崎市議の新人小村潤氏(46)を擁立。NHK党や諸派の候補も入り乱れ、各党の戦略が絡み合う中、選挙戦は終盤に突入する。(勝間田翔)

1179チバQ:2022/07/03(日) 07:22:22
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/697395?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(1)保守票争奪戦 悲壮感ない船橋に檄
06/26 11:26 更新
 「自覚をさらに高めてもらいたい。まずは自分が頑張る。人が頑張っても駄目だ」。公示が迫る11日午後、自民党新人の元衆院議員船橋利実(61)が札幌市内のホテルで開いた集会。自民幹事長の茂木敏充は業界団体や議員ら約600人の面前で、隣に立つ船橋に檄(げき)を飛ばした。

 苦言の裏にはひそかな演出があった。道内国会議員の1人が事前に茂木に伝えた。「本人を叱り、関係者の留飲を下げる場面が必要では」。昨秋の衆院選道1区で敗れ比例復活も逃した船橋。本人は参院選へのくら替えに「政治生命を懸ける」と話すが「悲壮感を感じず応援に力が入らない」との不満が支援者の間で出ていた。全道での地盤固めを党や団体に頼ろうとしているのでは―。茂木は集会翌日も補佐役の副幹事長に船橋へ電話させ「移動中も支持拡大の電話掛けを」と細かく指示した。

 3選を期す現職長谷川岳(51)との2人当選を狙う自民にとって、知名度で劣る船橋を押し上げられるかが焦点だ。船橋のみを重点候補とし、所属派閥の領袖(りょうしゅう)で党副総裁の麻生太郎が繰り返し応援に入るほか、友好関係の業界団体や公明党の支持母体の創価学会の力も借りて票を寄せる。2016年参院選は長谷川に票が集まり新人の元道議を落とした。「悪夢の再現は避けたい」。道連幹部は神経をとがらせる。

 だが、保守票の争奪戦となる中、2期12年の任期中に「なり振り構わず人脈を築いてきた」(道連関係者)長谷川の支持を覆すのは容易ではない。

 「落選直後のくら替えは納得できない」。ある建設会社社長は党からの船橋支援要請に抵抗感を隠せない。道議会自民会派は所属50人のほぼ全員で船橋の後援会を結成したが、長谷川サイドとの付き合いもあり「本気で応援するのは少数派」(自民道議)。「票を寄せてくれる動きが弱い」。陣営からは悲鳴も漏れる。

 公示日の22日、江別市内。「火の玉になって頑張る決意だ」。勝負服の赤いポロシャツ姿で絶叫する船橋の姿があった。後援会幹部は「ようやく目の色が変わってきた」。61歳の新人は「負けたら終わり」と語る選挙戦で脱皮し自ら当選をたぐり寄せられるか―。関係者は固唾(かたず)をのんで見ている。=敬称略=(金子俊介)



 7月10日投開票の参院選は、国民の生活はもちろん党の盛衰や候補者の人生も懸けた争いとなる。全国で545人、道選挙区(改選数3)に12人が乱立した選挙戦の深層に迫る。

1180チバQ:2022/07/03(日) 07:22:46
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/697856?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(2)崖っぷち石川 後ろ盾なく募る焦り
06/25 05:00
 6月上旬、札幌にある立憲民主党新人石川知裕(49)の事務所。出先から戻った石川が陣営幹部の席に歩み寄り、パイプ椅子を置いた。座ると、真顔で言った。「情勢調査の数字が全然伸びていません。支援を手厚くするよう党にお願いしてください」。いら立ちと焦りが言葉ににじんでいた。

 組織の後ろ盾はほとんどない。連合北海道は立憲現職の徳永エリ(60)を推薦し、自治労などが全面支援する。一方、石川は連合の推薦がなく一部労組が独自に推すのみ。党内も、多くを占める労組出身の地方議員が基本的に徳永を支援するため、石川への人的支援は限られる。

 そんな石川の支えは今回出馬を見送った参院議員鉢呂吉雄だ。鉢呂も6年前の参院選で連合の推薦がない中、行動力で徳永に次ぐ3議席目に滑り込んだ。石川を後継指名し二人三脚で票を掘り起こす。地盤だった後志や道南、大票田・札幌などで石川のポスターに「はちろ後継」のシールを貼り、支援者も引き継ぐ。

 党内では一時、その鉢呂を比例代表選に担ぐ奇策も浮上した。発案者とされるのは元衆院議長で旧民主党北海道の顔だった横路孝弘。もともと選挙になると「血が騒ぐ人」(立憲関係者)ではあるが、比例代表選との連動で石川を押し上げようと真剣に考えた上での提案だった。

 ほかにも前札幌市長の上田文雄が作家の小檜山博らと石川を支援する勝手連を結成。石川が秘書として仕えた衆院議員小沢一郎も25日に応援に入る。背景には「道知事選で党に貢献したのに支援態勢が脆弱(ぜいじゃく)だ」(道議OB)との同情論がある。

 2019年知事選は、有力候補が固辞する中、火中の栗を拾った石川が与党系の鈴木直道に完敗した。小沢秘書時代の政治資金規正法違反事件で13年に衆院議員を辞職し、翌年有罪が確定。再起を期した衆院選には公民権回復が間に合わず、浪人中の石川は準備も整わないまま知事選出馬要請に応えたのだった。事件への批判はもう聞かれなくなったが、関係者は「みそぎが済んだのか、石川という政治家が忘れられてしまったのか」と複雑な表情だ。

 「これで負けたら神様が『もう政治家にはなるな』と言っているんだな」。石川は最近、周囲にそう漏らしたという。崖っぷちの苦労人は「風」を起こせるか。=敬称略=(内藤景太)

1181チバQ:2022/07/03(日) 07:23:17
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/698099?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(3)自・国「相乗り」 奇策の川 玉木渡れず
06/26 05:00
 5月下旬の衆院第1議員会館。自民党選対委員長遠藤利明の姿を見つけた国民民主党代表の玉木雄一郎は駆け寄って頭を下げた。「先生、すみませんでした」

 謝罪したのは、参院選山形選挙区で模索していた自民との選挙協力がご破算になったこと。山形県連会長も務める遠藤は今春から、自民の候補擁立を見送り、国民現職の舟山康江を推薦する方向で動いていた。

 だが山形の「相乗り」案が表面化すると、自民の参院幹事長世耕弘成、総務会長代行森山裕ら重鎮が公然と批判。国民側も幹事長榛葉賀津也や選対委員長前原誠司が「あり得ない」と不満をあらわにした。

 「目立たなければ立憲民主党や日本維新の会に埋もれる」。玉木は2022年度予算案に賛成するかどうかを巡り、党内の意見が割れた3月の役員会で訴えた。政党支持率は1〜2%にとどまり、参院選への展望が開けない。自民と手を組めば政策が実現でき、有権者へのアピールになる。「他の野党と同じことをしても仕方がない」(党関係者)と賛成に踏み切った。

 玉木が党代表として存在感を誇示するには、参院選で改選7議席の維持が必須条件。その達成に向けて1人でも確実に当選させるため、予算賛成を機に距離を縮めた自民との選挙協力は魅力的だった。

 遠藤は「向こうがルビコン川を渡るか、途中で戻るか」と玉木の決断を待っていた。山形で自民が候補擁立を見送る代わりに、激戦が予想される青森と新潟では、国民が自民候補を支援するという案も水面下で模索。国民を自民に引き寄せれば野党分断につながる。自民幹事長の茂木敏充も了解済みだったとされる。

 「玉木は揺らいでいた」(国民幹部)が、党内の反発を抑え込むことができず、自民との選挙協力を断念。自民は6月1日に新人擁立を発表した。遠藤は「9割方うまくいっていたのに」と悔しがった。

 与党と野党の選挙協力という奇策は幻に終わった。だが、玉木は周辺に「参院選までは野党ですから」と漏らし、選挙後の連立入りも明確には否定していない。=敬称略=
(袖山香織)

1182チバQ:2022/07/03(日) 07:23:38
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/698347?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(4)3選に挑む長谷川 ドンの座へ、圧勝狙う
06/27 10:51 更新
 「一喜一憂せず、今まで通り頑張りましょう」。自民党現職長谷川岳(51)の「序盤先行」が報じられた24日朝。札幌の長谷川事務所の朝礼で、陣営幹部が朗々とした声を響かせた。札幌商工会議所副会頭の加藤欽也。自民2人目の候補の新人船橋利実(61)を昨秋の衆院選まで後援会長として支えたが、この参院選は長谷川選対の指揮を執る。

 船橋とたもとを分かったのは、衆院選落選直後のくら替えに不満を抱いたためだけではない。知名度に劣る船橋に票を寄せようと党本部が動く中、地元財界の有力者を引き込み盤石の態勢で勝ちきろうと、長谷川が口説いた結果でもある。

 2月、札幌の飲食店。長谷川はひそかに加藤と会い、支援を取り付けた。党道連内の過去のいさかいをきっかけに長谷川と溝が生じていた大物経済人も加藤の仲介で同席したとされる。建設業界に顔が利く人物で、関係修復は長谷川にとって懸案だった。「本当に助かる」。長谷川は加藤について周囲にそう話し、全幅の信頼を置く。

 「やりすぎな時もあるが」「いろんなことを言われるが」―。同僚議員や後援会の幹部は長谷川を評する際、こんな前置きを付けることが多い。貪欲な姿勢で足場を固め、総務副大臣などの実績を積んだ2期12年。全道の後援会も161に広げた。元農水相の吉川貴盛が収賄事件で失脚後、「道内政界で最も影響力がある」との声も出始めた。

 あつれきも付きまとう。道連会長代行だった2019年知事選は、現知事の鈴木直道の擁立を吉川と共に主導したが、対立勢力を抑えこもうとしてしこりを残した。保守層の争奪戦となった今回参院選でも、票の引き締めへ自ら電話掛けなどを徹底するが、言動を「高圧的」(複数の経済関係者)と受け取る向きもある。道内国会議員の1人は「もう少し懐の深さが必要だ」と苦言を呈す。

 今、陣営内での焦点はトップ当選した前回16年の64万票からどこまで票を伸ばせるか。本人は目標を明言せず「厳しい戦い」と繰り返すが、19年選挙で83万票を取った高橋はるみ超えを狙っているとの見方は多い。当選すれば閣僚ポストも視野に入る3期目。圧勝で存在感を高め、事実上不在となっている道内自民のドンの座へ階段を一つ昇るのか。長谷川の得票は道内政界の勢力図にも影響する。=敬称略=(伊藤友佳子)

1183チバQ:2022/07/03(日) 07:24:01
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/698780?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(5)「平和の党」公明 安保議論、悩む距離感
06/28 05:00
 「防衛費増大の議論も大事だと思うが、子育て対策なども進めてほしい」。公明党が6月中旬に東京都内で開いた党員との意見交換会。参加者からこう要望され、党代表の山口那津男は防衛力強化の必要性を説明した上で「教育、子育て、福祉にも予算を確保して頑張りたい」と弁明した。

 公明は参院選公約に防衛力強化を盛り込み、自民党が改憲4項目案に盛り込む9条への自衛隊明記については「検討を進める」として、昨年の衆院選公約の「慎重に議論する」から踏み込んだ。山口は「特別な意味はない。去年と同様の考え方だ」と言葉を濁す。

 ロシアによるウクライナ侵攻などに伴う世論の危機意識の高まりを受け、安全保障政策が参院選の主要争点となっている。自民党は公約に、敵基地攻撃能力を言い換えた「反撃能力」の保有や国内総生産(GDP)比「2%以上も想定」した防衛費の増額などを明記。「平和の党」を掲げる公明にとって、いずれも支持者らの抵抗感が根強い。

 ただ、自民に接近する国民民主党も防衛費増額に前向きで、日本維新の会も敵基地攻撃能力の保有や9条改憲に積極的だ。公明内には、埋没を避けるため「自民にこちらの変化を示さなければ。いつまでも同じ主張をしていてはだめだ」と危機感を訴える声もある。

 一方で、山口は演説で防衛費増額について「金額ありきではない」と強調。党関係者は「防衛費増額の議論に乗る代わり、(自民公約の)GDP比2%などを抑制しようとしている」と山口の思いを代弁する。

 山口は参院選後の秋の党大会で代表交代が確実視されている。山口は参院選での相互推薦や緊急経済対策を巡り自民と摩擦が生じるたび、首相(自民党総裁)の岸田文雄と直談判して調整してきた。自民とのパイプ役は公明内におらず、支持母体の創価学会関係者は「今の自公関係は何でもかんでも代表が出て行かざるを得ない」と嘆く。

 党幹事長の石井啓一が次期代表の筆頭候補と目されるが、調整能力は未知数。自民の「ブレーキ役」を続けることができるか、問われそうだ。=敬称略=(勝間田翔)

1184チバQ:2022/07/03(日) 07:24:21
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/699228?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(6)変遷経て立憲へ 徳永の「党歴」に逆風
06/29 05:00
 24日夜、函館市内の喫茶店。支援者集会後の静まりかえった店内で、立憲民主党現職の徳永エリ(60)はしばし放心したように椅子に腰掛けていた。この日は大雨を突いての長距離遊説もこなし、疲れているように周囲の目に映った。複雑に絡まり合った選挙戦の構図も、陣営にかつてない緊張を強いていた。

 立憲道連は当初、3選を目指す徳永と新人石川知裕(49)の2人を立てると決めた時、立憲と同じくかつての民主党とその後身の民進党をルーツとする国民民主党が候補を立てず側面支援してくれると期待した。しかし国民は比例票掘り起こしを重視し立憲との協調を拒否。新人臼木秀剛(41)を道選挙区に擁立し、旧民主系3人が並び立つ事態となった。股裂きとなった連合北海道は徳永と臼木にのみ推薦を出し、石川への組織的な支援は見送った。

 そもそも徳永は、党勢低迷を踏まえ「立憲2人の当選は厳しい」とみて候補の一本化を望んでいたとされる。5月1日、連合北海道のメーデー集会で徳永は「これまでにない状況」と強い危機感を示した。

 焦りの背景には徳永の「経歴」がある。2017年、小池百合子率いる希望の党との合流に反発した枝野幸男らが民進を離れて旧立憲を旗揚げ。徳永も参加を検討したが、参院議員は地方議員と共に残留する仕切りとなり、結果的に20年の新立憲発足までとどまった。この間の行動が民主時代からのリベラル系支持者から「立憲に対立的」と受け取られ、その払拭のため連合北海道会長の杉山元が労組OBらに「徳永はある意味で被害者なのだ」と理解を求めたとされる。

 「なかなか分かってもらえず心が折れそうになる」。徳永は最近、周囲に漏らした。もしリベラル層の支持が石川に集まれば、連合の推薦候補である自身の戦いも厳しくなる。

 改選数2だった10年参院選では実際、連合の推薦候補だった元札幌市議が落選した。前年に政権交代を果たした民主党が2議席独占を狙い2人を擁立したが、1人の当選にとどまった。自民党の長谷川岳(51)と共に初当選したその1人が、テレビリポーターとしての知名度を生かし無党派層にも食い込んだ徳永だった。「同じ轍(てつ)は踏めない」と連合幹部は話す。=敬称略=(岩崎あんり)

1185チバQ:2022/07/03(日) 07:24:42
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/699743?rct=s_sanin2022_ransen

<乱戦 選挙インサイド>(7)存続危機の社民 土井への「郷愁」頼み
06/30 05:00
 「なんとしても社民党を存続させる。踏ん張って、踏ん張って、踏ん張って、頑張り続けたい」。参院選公示の22日、社民党党首の福島瑞穂が東京都内で、拳を振り上げて訴える姿は鬼気迫るものがあった。

 前身の社会党が結党された1945年から、国政政党であり続けてきた社民だが、政治団体に転落しかねない瀬戸際に立っている。

 公選法の政党要件は《1》国会議員5人以上《2》直近の衆院選か参院選の得票率が全国を通じて2%以上―のいずれかを満たすこと。議員は今回改選の福島と衆院の新垣邦男の2人で、昨年の衆院選比例代表の全国得票率は1・77%。今回は福島ら計12人を擁立し政党要件維持を目標とするが、報道各社の世論調査で政党支持率は1%未満にとどまる。

 「立候補やめます」。今春、比例代表の候補予定者から党本部にメールが届いた。「社民では当選できない」という理由だった。1週間後、その人物は他党から比例代表で立候補すると表明。党内には「最初から二股を掛けていたようだ」との臆測もある。党の情勢の厳しさを物語っている。

 起死回生のため頼るのが「社会党へのノスタルジー」(党関係者)だ。1989年参院選で党を躍進させた委員長土井たか子(故人)が使ったキャッチフレーズ「がんこに平和」を今回採用。土井が「駄菓子屋のオバチャン」に扮(ふん)して話題となった政党CMの続編もつくり、ユーチューブにアップした。

 党関係者は「新たな支持層の開拓は困難。かつて社会党を支持した人にまた目を向けてもらいたい」と苦しい胸の内を明かす。比例票獲得のため、96年に社会党を離党した勢力による政治団体「新社会党」の候補も比例名簿に掲載した。

 報道各社の参院選の序盤情勢調査では、改憲に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2以上の議席維持をうかがうとされる。「憲法9条が変えられるかもしれない国会に、社民党はいなくちゃいけない」。「護憲」を旗印とする党の存亡をかけ、福島は選挙戦最終日まで声を振り絞る。=敬称略=
(田島工幸)

1186チバQ:2022/07/03(日) 07:26:05
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/700274?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(8)札幌の自民市議 重鎮が号令、板挟みも
07/01 05:00
<乱戦 選挙インサイド>(8)札幌の自民市議 重鎮が号令、板挟みも
 公示日の6月22日、自民党現職長谷川岳(51)は札幌市中心部での第一声を終えると、真っ先にある場所に向かった。札幌市議会自民党の重鎮で、市議8期目の三上洋右(豊平区)の事務所だ。三上は100人超の支持者らと出迎え、こう持ち上げた。「札幌市が長谷川先生にどれだけお世話になっているか」。長谷川は「三上先生と一緒に国政と市政を連動させながら進めます」と応じた。

 自民が長谷川と新人の船橋利実(61)の2人当選を目指す中、道内有権者の4割が集中する大票田・札幌で、三上主導による市議会自民党の「長谷川重視」が際立っている。3月には三上の号令の下、所属27人のうち25人で長谷川後援会を初めて結成。全道の遊説に同行する市議もいる。船橋に同様の後援会はない。

 三上が長谷川に肩入れする背景には2017年、三上と同じ豊平区を地盤とし、国政とのパイプ役だった道3区の衆院議員高木宏寿が落選したことがある。翌年夏、三上は次世代型路面電車(LRT)の市内整備に向けて長谷川と富山市を視察したのを機に急接近する。LRT導入など「実現困難」(札幌市幹部)とされる市政課題について、市や国に強く解決を迫る長谷川に信頼を置くようになった。元農水相の吉川貴盛が収賄事件で失脚し、長谷川の存在感が増したことも影響したとの見方もある。

 ある市議は長谷川と三上について「ともに市政への影響力は大きく、来春の市議選を考えると主流派には逆らえない」と明かす。自民党道連幹部は「あからさまな長谷川への肩入れはいかがか」と首をかしげる。

 5月、三上の事務所に船橋後援会幹部が訪れ、三上に対し「2人当選が党本部の方針でしょう」と詰め寄った。三上は「それは分かっている」と答えるだけだった。船橋の選対幹部は長谷川に票が集まり新人が敗れた16年参院選の再来を懸念し、「こちらは知名度で劣る新人なのに」とこぼす。

 市議の動きには温度差もある。昨年の衆院選で敗れるまで札幌市中心部の道1区が地盤だった船橋には「参院選転出の説明が足りない」と不満の声がある一方、道1区時代の関係から水面下で支援する市議もいる。こうした動きに対し、三上らは「中途半端はだめだ」とけん制。若手市議は「板挟みだ」と嘆く。

 ある市議は不安を漏らす。「2人当選できなければ市議会自民党の責任も問われるのではないか」=敬称略=(野口洸)

1187チバQ:2022/07/03(日) 07:26:31
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/700848?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(9)2議席狙う立憲 威信維持へ力む逢坂
07/02 05:00
 「どういうことなのか。こっちは徳永(エリ)をやってるんだから」。選挙戦序盤、立憲民主党代表代行の逢坂誠二に連合北海道幹部からクレームが入った。

 逢坂が道議らに「石川(知裕)を頼む」と電話している―。こんな話が駆け巡ったのが引き金だ。公示直前にも逢坂は、地元・函館の会合で石川と対談し、参加者に支持を呼びかけた。

 2人当選を目指す立憲の現職徳永と新人石川ではどちらが優勢か。与野党関係者の間でも見方は割れる。徳永を推薦する連合側は、党道連代表でもある逢坂が片方に肩入れするかのような動きにくぎを刺した形だ。

 逢坂には逢坂の理屈もある。党執行部の重責を担う中、「リベラル勢力にまだ力が残っている北海道の2議席は党にとっても生命線」(党幹部)。組織が弱い新人に支援を振り向けるのは戦略の一つというわけだ。

 労組関係者は「徳永のことが面白くないというのもあるのでは」と勘繰る。4人中2位と善戦した昨年11月の党代表選で、石川の妻香織を含む道内議員の多くが逢坂に投票したが、徳永は現代表の泉健太を推した。逢坂は6月24日に徳永、28日に石川と、それぞれ函館で応援演説に立ち、表向きは対応に差をつけていない。

 逢坂が力むのには別の見方もある。立憲が全国で議席を減らせば泉の進退に発展しかねない。普通なら代表代行も連帯責任を負い、逢坂本人も「引責なら執行部で」と周囲に漏らす。だが「道内2議席を守って存在感を示せば、代表の芽も残るのでは」(後援会幹部)。応援で全国を飛び回るのは党幹部の務めと言える一方「次に向けて恩を売っている」との臆測も呼ぶ。

 実は、足元の不安と隣り合わせの選挙でもある。昨秋の衆院選道8区では圧勝の予想もある中、自民党の前田一男との差は1万1478票。前回の2万4528票から詰め寄られた。今回の道南での立憲の得票次第では、威信が揺らぐ。

 住民自治を実践する後志管内ニセコ町長として脚光を浴び、知事選候補に取り沙汰され、国会では最大野党の最高幹部の1人に上り詰めた。63歳を迎えた逢坂にとってもまた、試される夏になる。=敬称略=(坂口光悦)

1188チバQ:2022/07/03(日) 07:26:56
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/701118?rct=s_sanin2022_ransen
<乱戦 選挙インサイド>(10)自公の相互支援 鈴木横やり三角関係
07/03 05:00
<乱戦 選挙インサイド>(10)自公の相互支援 鈴木横やり三角関係
 選挙戦中盤の6月30日。約300人が集まる苫小牧市内の卸売市場前に独特のだみ声が響き渡った。「選挙区は船橋、比例は八田ですから」。日本維新の会道総支部代表の鈴木宗男は、比例代表に擁立した八田盛茂(65)の応援演説で、自民党新人の船橋利実(61)への投票も呼び掛けた。

 維新と自民は本来、対抗する関係だ。だが、北海道の選挙対応を事実上、全権委任されている鈴木は奇策に出た。道選挙区に候補を立てず、自らが率いる地域政党・新党大地として船橋を推薦。この春まで自民の道議だった八田の比例擁立と併せて、自民との「近さ」をアピールする。

 狙いは明確だ。自民支持層を取り込み、比例票を底上げする。昨秋の衆院選では維新が全国で復調する中、道ブロックのみ比例の議席を逃した。維新執行部の鈴木に寄せる信頼が揺らぎかねない事態で、鈴木周辺は「今回は存在感を知らしめる」と息巻く。

 鈴木は公示直前の6月18日、船橋事務所を「激励」に訪れ、船橋にこう告げた。「船橋さんよ、今度うち(維新)の幹部が来るから日程合わせてや」。全道への浸透が課題の船橋にとって、知名度のある鈴木の支援はありがたい。だが、比例票を維新に回すなどの取引を伴うなら話は別だ。鈴木は表向き「見返りは求めない」と言うが、額面通りに受け取る向きは少ない。

 両者の接近を快く思っていないのが公明党だ。公明は道選挙区に候補を立てず、船橋と自民現職の長谷川岳(51)を推薦。代わりに公明が比例代表に擁立した現職横山信一(62)への支援を自民から受ける約束を結んでいる。「あり得ないと思うが、船橋側が維新に協力するようなら、こちらも船橋支援のアクセルを緩めざるを得ない」と公明道本部関係者は話す。

 直近の公明の調査では、比例代表の支持が道内で伸び悩んでおり「投票先の順位は共産より下」との分析もある。1日付の機関紙・公明新聞の1面トップで横山への投票を呼び掛けるなど危機感を強めている。

 公明が目指す道内比例票は35万。鈴木は2019年参院選で自身が個人名で得た道内9万票の2倍超、20万を目標とする。党の約束を守りつつ、鈴木の顔をどう立てるのか。板挟みの船橋を各方面が注視する。=敬称略=(佐藤圭史、小宮実秋)

1189チバQ:2022/07/03(日) 08:48:03
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/181176
岡山 与野党の対立軸曖昧【参院選中国地方の選挙区を歩く】<4>
地域

政治・行政

参院選2022

岡山

選挙
2022/6/29
(最終更新: 2022/6/29)

 参院選岡山選挙区(改選数1)で再選を目指す自民党現職の小野田紀美(39)は公示の22日、戦没者を祭る岡山県護国神社(岡山市中区)の前にいた。「国を守った人の思いが集まった場所。党としてこの思いに背くことのないような政治をしないといけない」。鳥居を背に出陣式でそう訴え、自らや党国会議員たちを鼓舞した。

 憲法改正を党是に掲げる自民党。小野田は自衛権の明記にまで踏み込み、自衛隊を国軍のように扱うよう主張する。だが、小野田のタカ派的発言はこれまで公明党の離反を招いてきた。

 報道各社の情勢調査では「小野田優勢」とともに公明党支持層の一定割合が無所属新人の黒田晋(58)=立憲民主、国民民主推薦=の支持に回っていると伝えられた。「予断を許さない戦いだ」。陣営は公明党の推薦を得なかった点を引き合いに危機感をあおる。

 先行する小野田を追う黒田。4期16年の玉野市長の経験を生かし、自民党支持層への食い込みを狙うがそのハードルは高い。

 政治の「原点」である玉野市役所の近くで第一声を上げた22日の出陣式。終わって間もなく、市役所前に小野田が姿を見せた。予定していなかった現玉野市長が頼まれてマイクを握り、小野田を激励した。黒田は県市長会長を務めたが、出陣式でマイクを持った県内首長は1人。現玉野市長の姿もそこにはなかった。

 「国から財源や権限が十分に移譲されていない。地方創生を岡山から始めたい」。地方創生のやり直しを訴える黒田を支えるのは推薦する立憲民主党の国会議員や国民民主党の県議たちだ。ただ、「色を付けない」戦略からか、両党は前面に出てこない。街頭では憲法改正よりも、公共交通確保など身近な話題を優先して時間をかける。

 両党が公認候補を立てられず、自民党系の候補を推した今回の構図は、与野党の対立軸をひときわ不鮮明にしている。

 2人への対抗心をあらわにしているのが共産党新人の住寄聡美(39)だ。公示後の初の週末となった25日、JR岡山駅西口で街頭演説した。「軍事力を拡大すべきだとの大合唱が起こっている。力対力のその先は戦争への道だ」。憲法9条を生かした平和外交の推進を繰り返し訴えた。

 そのそばには野党共闘を立憲民主党などに呼びかけてきた市民団代の代表のほか、党幹部や比例代表の候補が並んだ。改憲勢力を名指しし、護憲や核兵器廃絶を主張の柱に置いた。ただ、物価高など有権者の身近な関心からも訴えが離れないように、陣営も細心の注意を払う。

 2016、19年は立憲民主党との共闘を優先し、同選挙区に候補者を立てなかった。今回は比例票も狙い、政権批判票の取り込みに力を尽くす。9年ぶりの独自候補の擁立で陣営も活気づく。

 このほか、諸派で参政党新人の高野由里子(46)と、NHK党新人の山本貴平(47)も街頭や交流サイト(SNS)で支持を訴えている。=敬称略(おわり)

1190チバQ:2022/07/03(日) 08:49:03
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/180641
島根・鳥取 野党候補、独自の戦い【参院選中国地方の選挙区を歩く】<3>
2022/6/28
(最終更新: 2022/6/28)

 参院選の公示後初の週末となった25日、島根・鳥取合区選挙区(改選数1)の自民党現職、青木一彦(61)=公明推薦=は浜田市の街頭に立った。応援に訪れた前経済再生担当相の西村康稔が、参院予算委員会で筆頭理事だった青木を頼りにしていたと持ち上げると、青木は地方創生などの課題に触れ「国政の場で中心に立って進めていく」と声を張り上げた。

 3選を目指す青木は、国土交通副大臣などを務めた実績と党内での人脈をアピール。27日に党組織運動本部長の小渕優子、その後に前官房長官の加藤勝信の来援を予定する。鳥取県側では元党幹事長の石破茂が精力的に支援。党分裂選挙となった2019年の島根県知事選のしこりも「時間とともに薄まった」と陣営幹部。盤石の態勢を整える。

 対する野党。初の合区選挙だった16年は無所属候補を4党が推薦し、19年も5党派が無所属候補に事実上一本化したが、今回はまとまっていない。島根県と松江市が同意した中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働を巡る考え方の違いが背景にある。

 立憲民主党新人の村上泰二朗(34)は、党公認候補で全国最年少の若さや、5歳と1歳の2児を育てる現役子育て世代を前面に出す。公示後初の日曜の26日には、松江市の商業施設前で買い物客たちに「教育費の無償化など子育て支援を手厚くし、負担を軽減すれば、人口減少は克服できる」と声を響かせた。党選対委員長の大西健介が応援に駆け付けた。

 村上の課題は知名度だ。国民民主、社民両党の県組織の「支援」や、支持母体である連合島根、鳥取の推薦を得ており、支持層をまとめたい構え。一方で街頭では、物価高対策に言及する時間を割き、政権与党への批判票の取り込みを狙う。陣営幹部は「若くてチャレンジャー。孫がいる高齢世代にも共感を広げたい」と追い上げを期す。

 共産党新人の福住英行(46)も党支持層以外への浸透に躍起だ。週末の25、26両日は松江市と出雲市のスーパーや住宅団地など約20カ所で積極的にマイクを握った。「三つのチェンジ」を合言葉に、最低賃金1500円の実現を訴えるなど暮らしに引き付けた主張を展開。28日には党幹部の比例代表候補を迎え、共に街頭でアピールした。

 野党共闘はかなわなかった分、「わが党にしかできない訴えをしていく」と陣営幹部は歯切れ良く語る。福住は島根原発2号機の再稼働では反対の論陣を張り、25日には、原発が立地する松江市鹿島町の街頭で住民たちを前に「災害大国の日本で危険な原発はゼロにしよう」と力を込めた。ロシアのウクライナ侵攻を引き合いに、憲法9条の堅持も強調する。

 諸派の参政党新人前田敬孝(60)は、脱炭素などを掲げて選挙カーではなく、公共交通機関で移動。鳥取県のJR駅近くで食の安全の実現と教育制度の見直しを訴える。NHK党新人の黒瀬信明(37)は公示日の22日のみ選挙区入り。受信料を払った人だけがNHKを見られるスクランブル放送化などを交流サイト(SNS)で主張している。(敬称略)

1191チバQ:2022/07/03(日) 08:50:24
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/180270
山口 自民、衆院1減見据え【参院選中国地方の選挙区を歩く】<2>
 「岸田内閣にとって初の参院選。何としても勝ち抜かないといけない」。参院選山口選挙区(改選数1)の自民党現職、江島潔(65)が24日、下関市民会館で熱弁を振るった。そばには元首相の安倍晋三や党山口県連役員が居並ぶ。公示後は党県連の56支部を生かし、12市で個人演説会を開く。

 昨秋の衆院選を巡る前副知事たちの公選法違反事件による逆風が懸念されたが党支持基盤は揺るがない。「圧勝」の声が上がるが、25日の長門市の演説会では、安倍が「大丈夫という気持ちが充満した時が一番厳しい」と引き締めた。

 ただ党県連関係者たちは選挙後も見据える。県の衆院選挙区を1減の3にする改定案が出たが、1区に財務政務官の高村正大、2区に防衛相の岸信夫、3区に外相の林芳正、4区に安倍がおり調整難航は必至。安倍は25日、江島の街頭活動に同行し、自身の組織固めと受け止められた。

 「自民党王国」に挑む主な野党は2016、19年の参院選と異なり、統一候補を立てなかった。それぞれ独自の戦いを繰り広げる。

 「自民党では絶対に日本を変えることはできない」。立憲民主党新人の秋山賢治(52)は24日、周南市の商業施設そばで声を張った。県内を選挙カーで巡り、安倍の元秘書ながら安倍政権の経済政策「アベノミクス」を批判。防衛費の増額より、国民の生活の立て直しが急務と主張する。

 国民民主党新人の大内一也(48)は周南市を中心に県内を回りつつ、交流サイト(SNS)も駆使。「教育国債を財源に、出産や子育てのお金を支援する」などと、幅広い世代に支持を訴える。23日に山口市のJR新山口駅前広場でした街頭演説には、党代表の玉木雄一郎も駆け付けた。

 旧民主党の流れをくむ立憲民主、国民民主両党を支える連合山口は秋山、大内のいずれも推薦せず、支持にとどめた。「ポスター張り以外は、各労働組合に候補の情報を伝えるぐらいしかできない」と幹部の一人。別の労組関係者からは「比例代表候補に力を入れる」との声も漏れる。

 秋山、大内両陣営には「連合山口の動員をかけてもらえない」などと苦悩がにじむ。それぞれ「厳しいのは覚悟の上」「差し迫った課題への解決策を示す」と得票の上積みを期す。

 やはり共闘しなかった共産党新人の吉田達彦(64)は県内各地を巡りながら、1日10回前後の街頭演説をこなす。自民党が提言する防衛費の増額に批判の矛先を向け、「軍事で平和を守ることはできない。軍事一辺倒の外交を変えていこう」などと呼びかけている。

 宇部市で24日に開いた演説会では党幹部の比例候補が、27分30秒にわたってマイクを握る場面があった。同じ会場で吉田の演説時間は3分30秒余り。主役を譲る形になった理由について、党県委員会の関係者は「比例票を掘り起こす狙いもある」と語った。

 諸派で参政党新人の大石健一(57)は街頭で、NHK党新人の二矢川珠紀(51)はSNSで主張を発信している。諸派で維新政党・新風新人の佐々木信夫(83)はポスター張りなどを続けている。(敬称略)
2022/6/27
(最終更新: 2022/6/27)

1192チバQ:2022/07/03(日) 08:52:57
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/179758
広島 2番手争い、野党過熱【参院選中国地方の選挙区を歩く】<1>
2022/6/26
(最終更新: 2022/6/27)

 参院選の公示後、初の週末となった25日夕。広島選挙区の日本維新の会新人、森川央(46)は広島市中区の繁華街でマイクを握った。「何でもかんでも反対の野党では、政治は前に進まない」。野党第1党を争う立憲民主党を意識し、批判の矛先を向けた。

 改選2議席を争う広島選挙区。報道各社の序盤情勢調査で、自民党現職の宮沢洋一(72)=公明推薦=の大幅リードが伝わると、当面の焦点は2番手争いになった。無所属新人の三上絵里(52)=立憲民主、国民民主、社民推薦=を森川や共産党新人の中村孝江(36)たちが追う展開だ。

 森川の陣営は、三上との無党派層の取り合いが勝負の鍵を握るとみる。23日に広島市へ入った日本維新の会幹事長の藤田文武も立憲民主党を「安全保障で現実的に議論する力がない」と指摘。森川は街頭で党の売りである「身を切る改革」のアピールに余念がない。

 対する三上も競い合う野党を意識した発言を繰り出し始めた。25日、中区の繁華街で森川の演説の直前に同じ場所に立ち、「非核三原則の見直しや核共有を声高に叫ぶ政治家がいる。許されない」と、日本維新の会の核政策を問題視。広島で生まれ育ち、核兵器廃絶を前面に訴える自身との違いを際立たせた。

 三上も無党派層への浸透に力を注ぐ。あえてたすきやのぼりに政党名を入れていない。陣営幹部は「幅広い層の票を得るには、政党色はない方がいい」。子育てや介護経験もPRし、共感を広げたい構えだ。

 やはり与党と一部の野党への対抗心をあらわにしているのが中村だ。「物価高騰で暮らしが大変な中、軍事費を増やして大軍拡をしようとしているのが自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党だ」。25日、呉市のJR呉駅前で、党の平和外交を主張した。

 党は昨年10月の衆院選で立憲民主党と共闘したが、今回は早々と11月に中村の擁立を決めた。比例票の底上げも狙い、今月24日には党委員長の志位和夫が早速応援入り。中区の街頭で「比例で650万票以上、5人全員の当選のために頑張る」と力を込めた。

 野党の動きを横目に宮沢は着々と支持固めに注力する。23日は呉市での演説を終えると、途中で選挙カーを降り、地場企業を訪ねた。陣営幹部は「本人はほぼ選挙カーに乗らず、企業を回る。大事なのは浮動票よりも固定票だ」。

 終盤戦へ不安材料がないわけではない。2019年の前回選を巡る大規模買収事件の影響だ。25日、元法相の河井克行=公選法違反罪で実刑確定=が地盤にしていた安芸高田市で街頭に立つと「全国で自民党の評価は高いが、広島は事件の後遺症が残っている」と険しい表情を見せた。

 このほか、諸派で参政党新人の浅井千晴(45)、NHK党新人の渡辺敏光(38)、無所属新人の産原稔文(54)、無所属新人の玉田憲勲(64)、NHK党新人の猪飼規之(48)、諸派で幸福実現党新人の野村昌央(39)も街頭や交流サイト(SNS)で支持を呼びかけている。(敬称略)

    ◇

 22日に公示された参院選は、序盤情勢が伝わる中、防衛費の増額や物価高騰対策などを争点に各候補の訴えが熱を帯びている。中国地方5県の4選挙区を歩いた。

1193チバQ:2022/07/03(日) 08:54:55
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1087716.html
立候補者8氏 川勝知事との連携、距離感さまざま【参院選しずおか】
2022.7.1


政治部 市川雄一

 22日の公示から1週間が経過し、選挙戦真っただ中にある参院選で、川勝平太知事が鳴りを潜めている。昨年10月の参院静岡選挙区補欠選挙では、街頭で特定の候補者の応援に立つなど注目を集めたが、今回は目立った行動をしていない。補選でのいわゆる「コシヒカリ発言」が問題視された際に表明した「政務をしない」との約束が守られている格好だ。一方で、国と県との連携は県民生活の向上に欠かせない。参院選静岡選挙区の立候補者に川勝知事との連携を聞くと、距離感の違いが浮き彫りになった。

川勝平太知事との連携について 各候補者の考え
川勝平太知事との連携について 各候補者の考え
参院選静岡選挙区 立候補者
参院選静岡選挙区 立候補者
川勝平太知事との連携について 各候補者の考え
参院選静岡選挙区 立候補者
 立候補者の中で最も知事との近さを強調したのは、無所属現職の山崎真之輔氏(40)=国民推薦=。県議時代から知事を支えてきたとし、「直接間接問わずに政策面で連携している。信頼関係は全く変わらない」と強調した。補選では川勝知事から支援を受けたが、今回は選挙前に交流サイト(SNS)に並んだ写真をアップしたほかは目立った連携は見られない。
 無所属現職の平山佐知子氏(51)は「防災関係、教育問題などで個別に相談した経緯もある」と参院議員として連携してきたとし、「県選出の議員としてこれからも連携を深めたい」とした。知事については「富国有徳の思想のもと、優れた行政手腕とトップセールスで県政を引っ張ってきた」と評価した。
 是々非々を強調したのは共産党新人の鈴木千佳氏(51)。「県民の願いを実現する施策・方針には力を合わせて取り組み、間違ったことはきっぱり反対する」と言い切った。その上で「住民の暮らし、地域経済を守る自治体本来の役割を果たせるよう、必要な提言を行っていく」とした。
 一方、補選で知事の批判の対象になった自民党新人の若林洋平氏(50)=公明推薦=は「情報発信力は素晴らしい」と持ち上げつつ、「静岡のポテンシャルを生かしきれていない」と苦言も呈した。その上で「経済低迷、人口流出の課題において連携したい」と具体的なテーマに言及した。
 NHK党新人の舟橋夢人氏(56)は「静岡は日本の縮図。連携して一緒に静岡と日本を盛り上げたい」と前向き。同党新人の堀川圭輔氏(48)は「リニア問題、大規模太陽光発電所(メガソーラー)問題と同様に多くの県民が不安、不満に思っているNHK問題解決のために応援してくれるのでは」と期待した。諸派新人の山本貴史氏(52)は「特に考えていない」とし、無所属新人の船川淳志氏(65)は「個々の施策についてオープンな対話ができると確信している」とした。
 ■コシヒカリ発言後 各方面から批判… 知事「誰も応援せず」明言
 知事選のたびに、自民党と激しい戦いを繰り広げてきた川勝平太知事は、選挙後には「ノーサイド」を強調してきた。一変したのが昨年6月の知事選。自民推薦候補がリニア中央新幹線について党の方針と異なる「ルート変更」や「工事中止」に言及したことに激高し、「ノーサイドというわけにはいかない」と対決姿勢を継続した。続く10月の参院静岡選挙区補欠選挙、衆院選では自民党の対立候補を応援するため街頭演説に立った。補選の演説で「(御殿場市には)コシヒカリしかない」と発言し、各方面から批判を浴びると、今後、政務を行わないと約束した。
 今回の参院選については、公示後の6月29日の定例記者会見で「誰の応援もしない」と明言し、特定の候補者の支援は行わない考えを改めて示した。

1194チバQ:2022/07/03(日) 08:56:08
https://www.chunichi.co.jp/article/497453?rct=ish_san22
参院選 石川
政敵 県内で火花
2022年6月28日 05時05分 (6月28日 09時55分更新)
 数々の論戦を繰り広げてきた元首相と野党第1党の前代表が27日、候補者の応援で共に県内入りした。自民の安倍晋三元首相が防衛力強化と憲法改正に意欲を示せば、立民の枝野幸男前代表は「アベノミクス」や与党の政策実行力への批判を強めた。
(右)防衛力強化と憲法改正への意欲を示す安倍晋三元首相=小松市園町で(左)街頭演説で立憲民主党の政策を訴える枝野幸男前代表=金沢市内で
(右)防衛力強化と憲法改正への意欲を示す安倍晋三元首相=小松市園町で(左)街頭演説で立憲民主党の政策を訴える枝野幸男前代表=金沢市内で

◇防衛予算の確保を
 自民・安倍氏
 安倍元首相は小松市内での街頭演説で「(自国を守るため)自ら努力をしない国に、手を差し伸べる国はどこにもない。しっかり防衛予算を確保し、世界が日本に手を下すことができない態勢を整えていく」と強調。憲法改正では「自衛隊が憲法に明記されていないから多くの学者は憲法違反と言う」と指摘し、「選挙を勝ち抜いて大きな力を得て、憲法改正に取り組んでいきたい」と力を込めた。
 二〇二四年春の北陸新幹線敦賀開業にも触れ、「インバウンドを復活させ、世界中から小松に観光客がやって来るための政策、準備をやっていく。そのための財政出動も必要だ」と述べた。能美市でもマイクを握った。 (本安幸則)
◇物価高対策は小粒
 立民・枝野氏
 枝野前代表は金沢駅兼六園口付近で街頭演説に立ち、「ごく一部の大企業は利益を上げたが、家庭や中小零細企業はむしろかつかつの状態だ」と批判。政府が打ち出した原油高や物価高への緊急対策にも「小粒のピントが外れたものばかり。昭和の成功体験に引きずられ、今の権力は足元を見ていない。普通の暮らしを支えるところから経済は良くなる」と強調した。
 自民の防衛費増額方針には「予算は世界九位で既に軍事大国。使い道を変えれば防衛力は高められる」と指摘。「権力にこびた野党がどんどん増えているのでは、日本は中国やロシアを笑えない」と訴えた。金沢市の総決起大会でも演説した。 (西浦梓司)
バスの車両を利用した移動投票所で投票する学生=金沢市末町で
バスの車両を利用した移動投票所で投票する学生=金沢市末町で

投票バス 大学にストップ
1日までに金沢市内6大学巡回
 参院選投開票(七月十日)に向け若者の投票率を上げようと、金沢市は二十七日から路線バスの車両を利用し、大学で投票できる移動期日前投票所の巡回を始めた。
 七月一日までに、市内の六大学を回る。昨年十月の衆院選から始め、三回目の取り組み。
 初日は金沢学院大で開設。正面玄関近くに止めたバスの中で、学生たちが一票を投じた。三年の竹田笑佳(えみか)さん(20)は「学校に投票所があると便利。投票に行ったことがない人でも、してみようという気になるのでは」と話した。四年の浅間美紀さん(21)は移動投票所の利用は初めて。「今までは親と一緒に投票していたけど、今回一人で投票して大人に一歩近づいた感じ」と笑顔だった。二人とも「戦争をしない国づくりをしてくれる政治家に期待したい」と口をそろえた。
 県外出身で住民票を金沢市に移しておらず、投票できないと知り引き返す学生もいた。
 大学を回る移動投票所は、昨年十月の衆院選は五百五十八人、今年四月の参院補選は百五十四人の学生が利用した。市選管担当者は「投票者は多くないが、投票所を目にしてもらうことで選挙について考えるきっかけになれば。啓発を重ねて周知を続けたい」と話した。 (鈴木里奈)
候補者の公約や主張が掲載された選挙公報=県庁で
候補者の公約や主張が掲載された選挙公報=県庁で

県選管、公報を各市町へ
 七月十日投開票の参院選で、県選管は二十七日、候補者の経歴や公約などをまとめた選挙公報を各市町の選管に発送した。八日までに各世帯や不在者投票のできる病院、老人ホームなどに届けられるほか、県選管ホームページでも公開している。
 公報は候補者六人の経歴や主張などを一ページずつ掲載した石川選挙区分と、届け出のあった十五の政党・政治団体が候補者などを掲載した比例代表分の二種類。世帯数の増加などに伴い、選挙区、比例代表ともに前回より八千五百部多い五十一万七千五百部を印刷。不在者投票を行う施設は二百八十七カ所ある。 (田嶋豊)


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