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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2860チバQ:2018/11/16(金) 17:02:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111500741&g=int
経済界、合意に安堵=英EU離脱、なお懸念も
 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)からの離脱交渉が14日に合意したことで、経済界にはひとまず安堵(あんど)の声が広がった。ただ、英議会での承認が得られなければ「合意なき離脱」に追い込まれる懸念も残り、なおも警戒を緩めていない。
 英最大の経済団体「英国産業連盟(CBI)」は「『合意なき離脱』の悪夢から一歩遠ざかるものだ」と歓迎する声明を発表。さらに、「なお不確実な点は残り、透明性も必要だが、これは重要な前進だ」と指摘した。
 世界的な金融街シティーを抱える英国の「シティー・オブ・ロンドン」も合意を評価。特に英国とEUが金融規制などで協力すると表明したことを、「欧州全体で個人と企業にサービスを提供するシティーの役割を踏まえた前向きな動きだ」と述べた。
 欧州大陸に拠点を置く企業などで構成する経済団体「ビジネス・ヨーロッパ」も「合意は企業と市民に新たな現実に適応するための準備の時間を与えるものだ」と歓迎。「英EU双方の政治レベルでも承認されるべきだ」と支持を表明した。(2018/11/15-21:17)

2861チバQ:2018/11/16(金) 17:06:29
4850 :チバQ :2018/11/16(金) 17:05:40
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111501310&g=int
英通貨ポンドが急落=相次ぐ閣僚辞任に懸念
 【ロンドン時事】15日の金融市場では、英国と欧州連合(EU)の離脱協定の合意内容をめぐり、英閣僚が相次いで辞任したことを受け、英通貨ポンドが急落した。メイ首相の求心力低下や「合意なき離脱」となる可能性に懸念が広がったためで、合意を歓迎する買いはほとんどなかった。
 英国時間の正午ごろ時点で、ポンドの対ドル相場は前日比約1.3%安の1ポンド=1.2810ドル前後に下落。対円でも約1.4%安の145円台となっている。(2018/11/15-21:42)

2862チバQ:2018/11/20(火) 20:11:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181120-00000069-mai-eurp
<ドイツ>右派政党の議会トップに違法献金疑惑
11/20(火) 19:11配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政野党第1党で、排外的な右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の連邦議会(下院)議員団トップを務めるアリス・バイデル党会派代表が、違法献金を受け取っていた疑惑が浮上した。独地方検察は政党法違反容疑で捜査に着手。党執行部は事態を静観する方針だが、党内からもバイデル氏の議員辞任などが不可避との見方が出ている。

 南ドイツ新聞などによると、バイデル氏の選挙区がある独南部コンスタンツの党支部口座に2017年、スイスの製薬会社の口座を経由し、匿名の寄付約13万ユーロ(約1700万円)が振り込まれた。党支部はこのうち1万6000ユーロを、メディア対策を担当する弁護士費用に充てていた。

 独政党法では、匿名の寄付を禁止。さらにスイスのような欧州連合(EU)非加盟国から、1000ユーロ以上の寄付を受けることも禁止している。バイデル氏側は全額を返還したが、コンスタンツ検察は14日、疑惑に関する捜査を開始することを発表した。

 AfDには反EUの経済政策派と極右も含む保守派がある。多数派の保守派に対し、バイデル氏は少数派の経済政策派幹部として知られる。バイデル氏は献金問題への関与を否定し、「私の評判を落とすための企てだ」と主張している。保守派トップのガウラント党首は党内結束のため当面はバイデル氏を支える考えだが、党所属連邦議員からは「バイデル氏は持ちこたえられないだろう」との見方が出ている。

2864チバQ:2018/11/20(火) 20:14:24
http://mainichi.jp/articles/20181118/k00/00m/030/092000c
英国
メイ首相、新閣僚に腹心任命 政権立て直し図る
毎日新聞2018年11月17日 21時07分(最終更新 11月17日 21時18分)
 【ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)からの離脱合意案をまとめた英国のメイ首相に対し、与党保守党内で党首退任を求める動きが加速している。英メディアは、週明けにも党内でメイ氏に対する不信任投票が行われる可能性があると報じた。一方、メイ氏は16日、合意案に反対して辞任した2閣僚の後任に、政権の方針に忠実な人物を任命。議会や党内対策に当たらせ、基盤が揺らぐ政権の立て直しを図る。

 英メディアによると、合意案に反対する20人以上の離脱強硬派議員が、党本部にメイ氏の党首不信任を求める書簡を提出した。党の規約では、不信任を求める書簡が党所属下院議員の15%に達すると、議員による不信任投票が行われる。現在、議員は315人おり、48人に達すると投票が行われ、さらに不信任が半数を超えると、ただちに党首選が行われる。

 英メディアは、週明けに書簡を提出する議員が48人に達する可能性があると報じた。英BBCなどによると、保守党議員の多くがメイ氏を支持しているとされ、不信任投票が行われても成立しない公算が大きいとみられる。

 ただ党内の不信任要求を回避したとしても、メイ氏への反対票が無視できないほど多ければ、政権運営は危機にさらされ、来月にも行われる英議会での承認も危うくなる。

 離脱合意案に反対して辞任したラーブEU離脱担当相とマクベイ雇用・年金相の後任は、いずれもメイ氏に近いバークレイ保健担当閣外相とラッド前内相。

 バークレイ氏は、政権の方針に反対しない「忠臣」として知られる。就任後は国内問題を担当し、EUからの離脱に向け、議会対策に集中する。また、ラッド氏はメイ氏が首相に就任した2016年に後を継いで内相に就任し、メイ氏の腹心として知られる。移民政策を巡る不手際の責任を取って今年4月に辞任したが、将来の首相候補の一人ともされていた人物だ。議会だけでなく、党内対策にも当たり、政権基盤の強化を図っていく。

2866チバQ:2018/11/22(木) 11:22:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112100255&g=int
ハンガリーに亡命=マケドニア元首相

マケドニアのグルエフスキ元首相(左)とハンガリーのオルバン首相=2017年9月、マケドニア南西部オフリド(EPA時事)

 【ブダペストAFP時事】ハンガリー政府は、マケドニアのグルエフスキ元首相の亡命を認めた。政府系紙が20日、伝えた。2006〜16年の在任中の犯罪に問われ禁錮2年の実刑判決を受けていたが、収監を前に国外逃亡していた。
 政府系紙によると、ハンガリーの難民審査当局は「国に戻れば命が危ないとグルエフスキ氏が恐れるのはもっともだ」と結論付けた。グルエフスキ氏はハンガリーのオルバン首相と極めて親しい。(2018/11/21-07:24)

2867チバQ:2018/11/26(月) 09:35:03
https://www.sankei.com/world/news/181125/wor1811250009-n1.html
燃えるパリ 燃料税への抗議デモ 仏各地で130人聴取
2018.11.25 14:02
【パリ=三井美奈】フランス各地で24日、約10万人による燃料税引き上げへの抗議デモが起き、パリのシャンゼリゼ通りではデモ隊の一部が暴徒化し、車両に放火する騒ぎとなった。

 フランス政府は同日、デモ参加者ら計130人から事情聴取したと発表した。一部は同通りにバリケードを張って投石し、警官隊は催涙弾を発射した。警官隊を含め40人以上が負傷した。パリに集まったのは約8千人という。

2868チバQ:2018/11/26(月) 09:47:35
https://www.asahi.com/articles/ASLCS61DRLCSUHBI01T.html
スペイン、英のEU離脱案に賛成 英領ジブラルタル巡り
パリ=疋田多揚2018年11月24日23時37分
 英国が欧州連合(EU)を抜けた際にスペイン南端の英領ジブラルタルをどう扱うかをめぐり、スペインが英国のEU離脱協定案に反対する姿勢を示していた問題で、英国は24日、ジブラルタルとスペインの関係はEUと英国ではなく、スペインと英国の協議で決めていく立場を示した。

 ジブラルタル問題は25日のEU首脳会議で、離脱協定案を全会一致で合意するための最後の関門と見られていたが、合意に向けてようやく環境が整った。

 英国は24日、EUと英国の将来関係をめぐる協議は「領土問題を対象としない」とする声明を出した。スペインの要望に沿う内容で、スペインのサンチェス首相も24日、テレビ演説で「離脱協定案に賛成する」と述べた。

 サンチェス氏は23日、「ジブラルタル問題が解決しない限り、サミットは開催されないだろう」と警告していた。(パリ=疋田多揚)

2869チバQ:2018/11/26(月) 10:40:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000060-mai-int
<英EU離脱>仏独、楽観戒める 臨時首脳会議で条件合意
11/25(日) 21:26配信 毎日新聞
<英EU離脱>仏独、楽観戒める 臨時首脳会議で条件合意
欧州連合の臨時首脳会議で、議事の合間に言葉を交わすメルケル独首相(手前左)とユンケル欧州委員長(同右)=ブリュッセルで25日、AP
 ◇EU加盟国の結束の乱れを警戒

 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】欧州連合(EU)は25日開いた臨時首脳会議で、英国と離脱に関する条件で合意したが、英下院が承認する見通しは立っていない。「英国なきEU」のけん引役を担う仏独両国では、先行きへの警戒感が漂う。仏独両政府はEU加盟国の結束と経済への影響を最小限にするため、楽観的な見通しを戒める姿勢を鮮明にしている。

 合意を受け、フランスのマクロン大統領は「祝うべき日でも服喪の日でもない。主権者の選択だ」と述べ、英国民の決断を尊重するとともに、英国の利益を守りつつEUと「永続的に協力していく道筋」を模索したメイ英首相に敬意を示した。

 マクロン氏はこれまで「EU抜きでうまくやれると言う人は、うそつきだ」と、反EUの右派ポピュリズム(大衆迎合主義)勢力を念頭に、離脱交渉に対して厳しい態度を堅持してきた。多額の「手切れ金」支払いなど、英国にとって厳しい合意となった背景には、EUの結束に影響しかねない安易な譲歩を拒否するマクロン氏の強い姿勢があった。

 マクロン氏は25日、「EUの脆弱(ぜいじゃく)な面をすべて描き出し、それを改善しなければならない。欧州は再構築が必要で、今後もそれに取り組んでいく」と述べ、欧州の統合深化への決意を示した。

 今後の焦点は、離脱条件を定めた協定案が英下院で承認されるかどうかだ。だが、仏国内の世論調査では、英国民の離脱決断を「なんとも思わない」との回答が6割に上るなど、関心は国内の問題に向いている。調査会社IPSOSは「自己に悲観的なフランス人は国際問題よりも自分たちの問題に目が向かう」と分析する。

 ドイツのメルケル首相は、主要な貿易相手国である英国との離脱交渉合意を重視してきた。独DPA通信によると、メルケル氏は25日、「合意できて良かった。秩序ある離脱と将来の関係構築に向けた条件は整った」と評価し、英下院の審議を見守る考えを示した。

 一方でメルケル氏は「合意は英国議会次第だ。きょうの合意が実を結ぶかどうか注視している」と述べ、楽観できないことを認めた。独誌シュピーゲルは英下院での審議の見通しについて「最初の投票で過半数に達しない可能性が高く、EU幹部もそのシナリオを有力視する」と報じる。

 10万社以上が加盟する独産業連盟のラング代表は「加盟企業は依然として(合意がない)無秩序なEU離脱に準備を進める必要がある」と語り、英国の合意なきEU離脱による関税再導入などに警戒感を強める。

2870チバQ:2018/11/26(月) 10:40:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181125-00000528-san-int
英離脱「政治宣言」合意へ EU臨時首脳会議
11/25(日) 18:15配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)は25日、英国の離脱交渉をめぐり、臨時の首脳会議をブリュッセルで開いた。2019年3月の離脱に伴う条件を定めた「協定」と、離脱後の将来的な関係の大枠を示す「政治宣言」で正式合意する見通し。正式合意後は、英国とEU双方の批准手続きに焦点が移るが、英国内では交渉結果への反発が強く、議会の承認が得られるかはなお不透明だ。

 臨時首脳会議は、まず英国を除く27加盟国で会合を開き、暫定合意された離脱協定案と政治宣言案を承認する。その後、メイ英首相も交えた会合を開催する。

 メイ氏は臨時首脳会議に先立つ24日夕、EUのトゥスク大統領とユンケル欧州委員長と会談し、首脳会議の最終準備を進めた。

 トゥスク氏は24日、英国との交渉結果について「可能な範囲で最善の妥協をようやく見いだした」とする書簡を27カ国の首脳に送付し、承認を求めた。

 離脱協定案は全585ページ。英国とEUに暮らす互いの市民の権利保護や英国がEUに支払う清算金などに加え、交渉で最難問となったアイルランド国境問題への対応などを定める。

 離脱に伴う経済環境の激変を緩和するための「移行期間」を20年末まで設けることも盛り込んだ。期間延長は1度に限り、1〜2年間延ばすことができる。

 政治宣言案は、離脱協定と異なり法的拘束力を持たないが、離脱後の英EU関係を交渉する際の基礎となる。通商などの経済分野だけでなく、治安や外交・防衛など幅広い分野で「野心的」かつ「柔軟」な関係を目指すとしている。

 メイ氏は今後、離脱協定の締結に必要な英議会の承認を求める予定だが、与党内にも反発がある。協定が結ばれずに来年3月の離脱を迎え、経済が混乱することへの懸念はなお払拭されていない。

2871チバQ:2018/11/26(月) 10:42:03
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/170830/wor17083011030010-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
民進党とウリふたつ? フランス社会党の凋落がとまらない
2017.8.30 11:03
 【三井美奈の国際情報ファイル】

 民進党の代表選が告示され、夏休み明けの政局が動き出した。注目の小池百合子・東京都知事が、5月のフランス大統領選で二大政党候補に勝ったマクロン大統領を意識しているのはよく知られているが、フランスと重なるのはむしろ民進党かも。マクロン旋風で解党寸前に追い込まれた仏社会党とソックリなのだ。

 代表選の2候補を見て、「またか」の思いを抱いた人も多いだろう。在日韓国人からの不正献金で6年前に閣僚を辞任した前原誠司元外相と、福島第一原発事故の対応が記憶に新しい枝野幸男元官房長官。どっちも「改革の担い手」という期待感が沸かない。

 魅力のない「党の顔」選びに、離党ドミノ。まさにフランス社会党がたどった道である。

 仏社会党はオランド前大統領時代、上下両院とも左派が過半数で、盤石与党を形成した。それが5月の大統領選、6月の下院選と立て続けに大敗し、今や少数野党に転落した。下院選(定数577)の獲得議席は30で、改選前から8割以上減。選挙前には船から逃げるねずみのように離党者がマクロン新党に走った。

 転落の始まりは、大統領選に向けた1月の予備選で「ガッカリな候補」が勝ったこと。一般有権者にどう映るかより、党内の力関係で決まった結果だ。

 今回の予備選では、不人気だったオランド氏が再選を断念したため、「オランド派」と「反オランド派」の対決になった。当選したのは反オランドの党内左派、アモン元国民教育相。社会党は元来、労働組合や左派が強い。規制緩和で雇用創出を目指したオランド路線に不満がたまっていた。アモン氏は政権に反発して更迭された造反閣僚だ。

 党内で支持を集められても、一般の人気はサッパリだった。「国民全員に最低9万円の所得を保障する」など、非現実的なバラマキ公約で失笑を買った。大統領選の得票率は6%。共闘を呼びかけた共産党候補の3分の1以下という屈辱的惨敗だ。オランド派のバルス前首相ら党内中道は続々離党。党分裂が支持者をさらに幻滅させる悪循環に陥った。翌月の下院選ではアモン氏ら党幹部がそろって、マクロン新党の素人政治家に敗れた。

 党員投票は一見、民主的な制度だが、現実には党内の力学で勝利が決まる。若手はなかなか出られない。今回の民進党代表選が示す通りだ。マクロン氏は官僚出身で党内基盤がないから、出ても勝ち目はなかった。オランド政権の経済相だった頃から「党の制度は順番待ち」と批判してきた。そこで新党を作って出馬する道を選んだ。

2872チバQ:2018/11/26(月) 10:42:38
 社会党は労組がコア票を固める一方、若者や都市部の支持を集めることで成長してきた。現状変革の要求も強い人たちだ。党は期待に応えられず、新星マクロン氏に支持を奪われた。

 社会党は将来を担う「新顔」候補まで持っていかれた。マクロン新党には、社会党で出世の順番待ちをしている若手や自治体の首長が飛びついた。現在、デジタル相のムニール・マジュビ氏は、5年前の大統領選でオランド陣営の運動員だった。コロン内相は前リヨン市長だ。

 マクロン氏の政策は、オランド路線の延長。昨年まで経済相だったから、当然である。違いは下院選の大勝後、ただちに雇用法改革などの規制緩和に着手したこと。労働組合や党内根回しに追われ、成果を出せなかったオランド政権の轍は踏まない、という決意からだろう。補助金カットへの反発に加え、「態度がエラそう」との批判もあり、60%以上あった支持率は36%まで落ちた。それでも、マクロン新党の支持率は49%で首位を保ち、社会党が16%に低迷する状況は変わらない。

 「マクロン氏は私と似ている」と言った小池知事は、彼のように民進党を凋落に追い込めるのか。フランス人のフランク・ミシュラン帝京大学教授は「衆院選は、政党が支持を競う。候補者個人の人気を競う大統領選と異なり、政策論争が重視される。フランスと状況は異なる」と言い、小池新党が国政に進出しても同じ旋風を起こせるとは限らないと指摘する。

 社民勢力の退潮は日本やフランスだけでなく、欧州全体に広がる。3月のオランダ総選挙では、同一労働・同一賃金の生みの親である労働党が議席を4分の1に減らした。今秋総選挙を控えたドイツでも社会民主党は支持が伸びず、メルケル首相の4選がほぼ確実。英国やスペインでも政権復帰のめどがたたない。

 欧州では1990年代、社民勢力が労組依存を脱却し、環境政策や女性の地位向上、人権重視を訴えて各国で政権を握った。いまでは保守系もこうした課題に熱心に取り組んでいる上、左派伝統のバラマキ=赤字財政に有権者が厳しい目を向けるようになった。

 フランスの話には続きがある。社会党を凋落させたアモン氏自身も「新党を作る」と言って離党。党は再建を担う代表すら選べない惨状にある。一方、大統領選でアモン氏との共闘を蹴った共産党候補は、「真の左派野党」を目指して新党を設立。この極左ポピュリストは、マクロン氏への対抗軸として若者の支持を集めている。(外信部編集委員 三井美奈)

2873チバQ:2018/11/26(月) 10:53:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181126-00000010-jij_afp-int
牛の角切りはダメ? スイスで国民投票、注目の結果は…
11/26(月) 10:37配信 AFP=時事
牛の角切りはダメ? スイスで国民投票、注目の結果は…
牛の角(2018年6月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スイスで25日、畜産農家に牛の角切りをやめさせるよう促す措置を憲法に盛り込むという案が国民投票に付された。「動物の苦しみ」を代弁したいと考えた農家による発案だったが、反対約55%で否決された。


 直接民主制を採り入れているスイスでは年に4回、国民投票が行われており、10万人以上の署名を集めれば国民投票を発議できる。

 今回、牛の角切りをやめさせるための発議を行ったのは、畜産業を営むアルミン・カパウル(Armin Capaul)さん。当初は運動のための資金や支援者も乏しく、政治的な後押しもなかったが、発議に必要な10万筆を超える署名を集め、メディアの大きな注目を浴びた。

 カパウルさんの提案では角切り自体の禁止ではなく、角が生えたままの家畜を飼う農家に補助金を与えるよう憲法に盛り込むことを求めた。環境運動家や動物の権利保護に関する活動家らはこの発議に賛成したが、スイス政府は、家畜の扱いは各農家が適切と考える方法に従って自由に任せるべきだとして反対した。

 カパウルさんは10月のAFPのインタビューで、スイス北西部ペルフィット(Perrefitte)の自らの農場で飼育する家畜と「会話」していた際にこの案を思いついたと語っている。

 国民投票で否決された後、カパウルさんは公共放送局RTSに「動物の苦しみについて注意を促し、人々の心を牛に向けさせることができた」と語り、家畜の牛を人間による不要な虐待から守るというより大きな取り組みは失敗していないと胸を張った。

 今回の国民投票ではこのほか、保険金詐欺が疑われる案件に対する保険会社の調査権限を拡大する法案が政府主導で投票にかけられ、プライバシー保護の観点から懸念があったものの賛成が64.7%に達し、可決された。

 一方、国内法を国際法の上位に位置づける通称「スイス法ファースト」という案は圧倒的多数の反対で否決された。【翻訳編集】 AFPBB News

2874チバQ:2018/11/26(月) 11:10:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201811/CK2018112302000136.html
国連移民協定 中・東欧、離脱の動き ドイツにも議論飛び火

2018年11月23日 朝刊


 【ベルリン=近藤晶】移民への対処や国際協力の在り方に関する枠組みを定めた国連の移民協定が来月、正式に採択されるのを控え、中・東欧諸国を中心に協定離脱の動きが広がっている。協定を巡る議論は移民大国ドイツにも飛び火し、メルケル政権を揺さぶっている。

 「移民協定は、世界規模の問題を国際レベルで共に解決しようとする正しい試みだ。私たちの国益にかなう」。メルケル首相は二十一日、連邦議会(下院)で協定参加の意義を訴えた。これに対し、難民・移民への強硬姿勢で物議を醸す野党第一党の右派「ドイツのための選択肢」(AfD)は、治安の悪化などを理由に協定を批判した。

 国連の移民協定「安全で秩序ある正規移住のためのグローバル・コンパクト」は今年七月、交渉途中で離脱した米国を除く百九十二の国連加盟国が合意した。法的拘束力はないが、移民の人権や各国の主権尊重などを規定。国内での対処や国際協力について二十三の目的を掲げ、具体的な取り組みを提示した。

 欧州では先月末、連立政権に極右政党が参加するオーストリアが、一度は合意した協定からの離脱を発表。DPA通信によると、ポーランドも今月二十日、国の主権が十分に保障されていないとして離脱を表明した。これまでにハンガリー、チェコ、ブルガリアなどが参加を拒否。欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は相次ぐ離脱に「EUとして利益を守れなくなる」と懸念を示していた。

 ドイツでの議論は、メルケル氏が党首退任を表明した与党、キリスト教民主同盟(CDU)にも及んでいる。メルケル氏の後継を選ぶ党大会を来月七日に控え、党首選に名乗りを上げた反メルケルのシュパーン保健相が党大会で協定について議論するよう要求。南ドイツ新聞は、党大会で協定の賛否を問うことになれば、メルケル首相の信任投票になり得るとの見方を伝えた。

 移民協定は来月十、十一日にモロッコで開かれる国連会合で正式に採択される予定だが、不参加国がさらに増えれば実効性が揺らぎかねない。

2875チバQ:2018/12/02(日) 19:08:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00000040-asahi-int
パリでは放火・爆発音… 仏各地で反マクロンデモ
12/2(日) 18:00配信 朝日新聞デジタル
パリでは放火・爆発音… 仏各地で反マクロンデモ
パリで1日、デモのシンボルである黄色いベストを着て、炎上する車両の前に集まるデモの参加者たち=ロイター
 燃料税の引き上げをきっかけにフランスで起こった反マクロン政権のデモが1日、全国であった。仏メディアによると、7万5千人が参加し、287人が拘束された。マクロン大統領は「暴徒は混乱を望んでいるだけだ」と非難したが、「庶民に冷たい大統領」との不満は増すばかりだ。

【写真】パリで1日、「黄色いベストが勝利する」と書かれた凱旋門に集まる参加者=ロイター。黄色いベストはデモのシンボルになっている

 パリでは車両や建物が次々と放火され、レストランなども壊された。鎮圧に向かう消防や警察の車両のサイレンが一日中鳴り響き、爆発音も繰り返された。凱旋門付近は、治安当局が使ったとみられる催涙ガスが充満し、発煙筒や炎上車両の煙も重なって視界がかすんでいた。

 デモに参加した、パリ郊外に住む年金生活者のメレ・ダニエルさん(70)は「私の年金は、住宅費が払えない48歳の娘の仕送りに消えていく。大統領は庶民の惨めな暮らしぶりが分かっていない」と憤った。別の年金生活の女性(70)は「フランス全土が怒っている。私たちは団結している。ここは革命の国だ」とまくしたてた。人々は「マクロン辞任」を訴え、フランス国歌を歌っていた。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00010002-afpbbnewsv-int
パリのデモ、参加者が暴徒化 車や店舗に放火 270人逮捕
12/2(日) 11:21配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【12月2日 AFP】フランスの首都パリ中心部で1日、政府の燃料税引き上げに抗議する数千人規模のデモが新たに行われた。暴徒化した参加者らが数十台の車や店の正面に放火するなど治安部隊と衝突する騒ぎが終日続いた。

 警察官5000人がデモ対応に当たり少なくとも270人を逮捕した。内務省によると、6棟の建物が放火され、約190か所で火が消し止められた。警察官17人を含む110人が負傷した。警察車両から自動小銃が盗まれたという情報もあるが、銃弾が装填されていたかは分かっていない。

 参加者らが黄色いベスト(Yellow Vest)を着用するこのデモは3度目の週末を迎えたが、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領に対する全般的な抗議デモに性質が変化している。警察は石などを投げつける参加者らに、催涙ガスを噴射して対応した。

 騒乱は凱旋(がいせん)門(Arc de Triomphe)から拡大し、一部の商業地域には煙が立ち込めた。凱旋門周辺には、シャンゼリゼ(Champs Elysees)通りでデモ行進を行おうとする群衆が集結していた。

 ルーブル美術館(Louvre Museum)に面するチュイルリー公園(Tuileries Garden)では、デモ参加者らが大きな鉄製の扉を引き倒した際に数人が下敷きになった。1人は深刻な容体だという。

 マクロン大統領は20か国・地域(G20)首脳会議のため訪れたアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで「この暴力の責任を負うべき者たちは、変革や改善ではなく混乱を望んでいる」と述べた。

 内務省は、1日午後にデモに参加した人はフランス全土で7万5000人に上ると推定している。デモの大半は平穏に行われた。参加人数は一連のデモが始まった11月17日の28万2000人、11月24日の10万6000人をかなり下回った。(c)AFPBB News

2877チバQ:2018/12/04(火) 15:09:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00000066-jij-eurp
仏デモ、マクロン氏への不満爆発=庶民結束、政権苦境に
12/4(火) 14:42配信 時事通信
仏デモ、マクロン氏への不満爆発=庶民結束、政権苦境に
燃えさかる車を前に燃料税増税方針への抗議デモを行う人々=1日撮影、パリ
 【パリ時事】フランスのマクロン大統領の燃料税増税方針に端を発した抗議デモは、パリで一部が暴徒化し、建物が破壊され車両が炎上する事態にまで発展した。

 減税などで大企業や富裕層を優遇するマクロン氏を「金持ち大統領」と批判してきた庶民の怒りは頂点に達し、社会の不平等に対する不満が爆発。政権は苦境に立たされている。

 「怒りを受け止める」。マクロン氏は11月27日の演説でこう述べたものの、燃料税増税方針は撤回しないと表明。市民の不満は収まる気配がない。

 仏メディアによれば、仏仲裁研究センターのクロード・ポワスノ研究員は暴徒化の理由について「政府に支配される不満が爆発した」と指摘。労働組合や政党が組織的に主導する従来のデモと異なり、「個人が怒りの感情に基づき行動し、過激化した」と説明した。

 インターネット交流サイト(SNS)上では、4回目となる8日のデモ開催の呼び掛けが拡散中。政府はこれ以上の混乱を防ぐため、デモ運動側との対話を模索しているが、自然発生した経緯から誰が代表を務めるのかさえ不明だ。賛同者の主張もあまりに多様で政府は対策を立てられず、和解の糸口はつかめていない。

 デモは、自動車運転者に携行が義務付けられている安全ベストを参加者が着用することから「黄色いベスト運動」と呼ばれる。公共交通機関が未整備で、通勤や買い物に自家用車を使用せざるを得ない郊外や地方の住民を中心に広まった。当初は燃料税増税への抗議が主だったが、マクロン氏の構造改革に反発する幅広い層に浸透。賛同者の主張は年金・社会保障の負担増や、購買力低下への不満など多岐にわたっている。

 フランスではデモやストライキが日常的に行われているが、今回ほどの被害が出るのはまれ。1日はパリだけで400人超が拘束され、パリ警視庁は「前代未聞の暴力行為」と表明した。カスタネール内相は当初、暴徒の大部分はデモに乗じて略奪を行う「壊し屋」だと説明していたが、その後の調べで一般の参加者も暴力行為に及んでいたことが判明した。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00050052-yom-int
仏デモで売り上げ半減、ホテルもキャンセル続出
12/4(火) 11:14配信 読売新聞
 【パリ=作田総輝】フランスで続く燃料税引き上げに抗議するデモを巡り、ルメール経済財務相は3日、「経済に深刻な影響が出ている」と述べ、懸念を表明した。企業経営者らとデモの影響について協議した後の記者会見で語った。

 ルメール氏によると、デモがあった地域では、道路が封鎖されたり、店舗が破壊されたりした影響で、外食業の売り上げが最大で50%減少し、小売業も最大40%落ち込んだ。治安の悪化に対する懸念から、ホテルの予約の15〜20%がキャンセルされたという。

 デモはガソリン価格高騰が引き金となったが、マクロン政権の痛みを伴う様々な経済改革にも対象が拡大している。パリでは3日、救急車の運転手らが車両で道路を封鎖し、中小の民間救急車両会社が経営面で不利になるとされる制度改革に抗議した。

2878チバQ:2018/12/04(火) 15:11:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181204-00000531-san-eurp
メルケル氏引退の内幕 追い詰めたのは因縁のライバル
12/4(火) 13:00配信 産経新聞
メルケル氏引退の内幕 追い詰めたのは因縁のライバル
2000年4月、独エッセンで開かれたCDUの会合で、党首に選ばれたメルケル現首相(左)とシャンパンを手に並ぶメルツ連邦議会院内総務(当時)=ロイター
 「欧州の盟主」として長年、欧州政治に大きな影響を与えてきたドイツのアンゲラ・メルケル首相(64)が10月末、政界引退を表明した。首相在任は2021年までの今期限りとの見方がもっぱらだったが、この時点の決断には驚きは広がった。舞台裏では求心力低下が加速する中、迫りくる因縁のライバルの挑戦が影響を及ぼした可能性が浮上している。(ベルリン 宮下日出男)

 ■決心はいつ?

 「新たな一章を開くときだ」。10月29日、保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)本部で行われた記者会見。メルケル氏はこう述べ、12月7日の党首選不出馬と今期限りの政界引退を表明した。28日の西部ヘッセン州議会選挙で自党が大敗した翌日のことだ。

 メルケル氏は昨秋の総選挙後、求心力低下が著しかった。ただ、ヘッセン州では最低限の勝敗ラインをクリアし、直前も「党首と首相は同一人物」との持論を展開。党首再選を目指すとみられていた。決断は後継候補とされる側近のクランプカレンバウアー幹事長も29日朝まで知らなかった。

 ハチの巣をつついたような騒ぎとなる中、ある別のニュースも流れた。メルケル氏とは因縁の間柄のフリードリヒ・メルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)の党首選出馬だ。31日に記者会見を開いて正式表明。用意周到ぶりをみせた。

 メルケル氏は政界引退を「夏休み前に決めた」と説明する。だが、独メディアは2人の動きを踏まえ「最終的な決心は28日夜だった可能性がある」(独誌シュピーゲル)とも伝えた。

 ■かつては若手リーダー

 めまぐるしい動きの水面下で何が起きていたのか。その前に2人の関係を振り返る。経緯は東西ドイツ統一の立役者、コール元首相の晩節を汚した不正献金疑惑でCDUが揺れた時代にさかのぼる。

 CDUでは2000年、当時のショイブレ党首(現下院議長)が辞任し、メルケル氏が党首、メルツ氏が姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)とともにつくる下院会派のトップ(院内総務)をそれぞれ引き継いだ。ともに党の将来を担う若手リーダーだった。

 だが、02年総選挙ではCDUは首相候補に実力者のCSU党首、シュトイバー氏を選んだ。経験の浅いメルケル氏への難色が強かったためでメルツ氏もシュトイバー氏を支持。一方、メルケル氏はシュトイバー氏から自身が院内総務を兼務する約束をとりつけ、選挙後に実行。党内の権力を掌握した。

 役を奪われたメルツ氏は影響力を低下させ、09年に引退した。このため独メディアは、今回のメルツ氏の出馬表明はメルケル氏への「復讐」とも取り沙汰する。

 ■重鎮も動く?

 メルツ氏の政界復帰をめぐる動きは今春、始まったとも伝えられる。メルケル氏の政権樹立が難航しているのをみて、「反メルケル」グループの一部が党首選で推す対抗馬を模索。メルツ氏の名前にすぐに行き着いたという。

 政権発足後も内輪もめが続き、CDUの支持率は下落。メルツ氏にはメルケル氏への不満や党首選への出馬を促す関係者の声が次第に増えた。独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)によると、メルツ氏もこれを受け、ヘッセン州でCDUが負ければ、党首選に立つと決めた。

 メルツ氏を後押しする要人として重鎮のショイブレ氏の名前も挙がる。財務相としてメルケル氏を長年支えたが、不正献金疑惑への対応などをめぐり、その関係にしこりが残る。一方、メルツ氏とは私的な誕生パーティーに招くほど親密な関係を保っていた。

 「かつてほど絶対的な存在ではない」。ショイブレ氏は10月中旬、独メディアでメルケル氏の現状をこう語り、ヘッセン州議会選後には「議論が起きる」とも述べた。不穏な動きはメルケル氏も察知していた。

2879チバQ:2018/12/04(火) 15:11:22
■「威厳」ある引退

 「私は威厳を持って職務を担い、威厳を持って去りたい」。引退表明で述べたメルケル氏の言葉は、ぎりぎりまで発表のタイミングをめぐる駆け引きがあったこともうかがわせた。

 権力への執着による求心力低下、選挙敗北、野党の倒閣、スキャンダル…。ドイツでは、メルケル氏の恩師コール氏を含む戦後の歴代首相は決して自主的で“きれいな引退”を演出できなかった。メルケル氏はその轍を踏みたくないとの思いがかねて強かった。

 メルケル氏によると、引退表明の時期は11月初めの党内部会合を考えたが、状況を踏まえて前倒ししたという。時間を置けば、その間に高まる責任論に押されたり、メルツ氏に対決を迫られたりした結果、決断したような印象を与えかねないと考えたとみられる。「そうなれば、自主的な引退ではなくなる」(FAZ)。

 「敵に追われた者にならないため、メルケル氏は動かねばならなかった」(シュピーゲル)。メディアはそんな見方を示した。

 ■キリスト教民主同盟(CDU) 第2次世界大戦後の1945年に結成されたドイツの保守政党。キリスト教精神を基調とし、自由主義市場経済を旗頭とする。大資本から中間層まで、幅広い支持基盤を有する。2015年末現在の党員数は約44万人。南部バイエルン州を基盤とするキリスト教社会同盟(CSU、1945年結成)とは姉妹政党で、統一会派を形成している。

2880チバQ:2018/12/04(火) 15:14:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181203-00000550-san-int
スペイン 極右が州議会で議席
12/3(月) 17:47配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】スペイン南部アンダルシア自治州議会(定数109)選が2日、投開票された。開票率99%の段階で、移民流入の阻止を訴える新興の極右政党「ボックス」が12議席を獲得した。1978年のスペイン民主化以降、極右政党の州議会進出は初めてとなる。

 同州では今夏以降、対岸の北アフリカから不法移民の流入が相次いでいた。今回のボックスによる議会進出は、独仏など欧州各国で広がる「反移民」ポピュリズム(大衆迎合主義)の波及と受け止められている。

 スペインは、39年から36年間のフランコ総統による右派独裁を経て民主化に歩みだし、その後は有力な極右政党はなかった。州議会選では、サンチェス首相が率いる社会労働党が33議席で第一党を守ったものの、2015年の前回選挙から14議席減らした。

2881チバQ:2018/12/05(水) 18:21:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20181204k0000m030235000c.html
仏デモ 支持率最低でも大統領「改革断行」
12月04日 20:03毎日新聞

 マクロン氏はこれまで、抗議デモが相次ぐ中でも労働法改正や国鉄改革などの改革を進め、妥協する姿勢は見せなかった。欧州における「強いフランス」の復活を目指す改革派としての自負があり、支持率が最低を記録する中でも改革を断行してきたからだ。ロイター通信は、燃料税の増税を延期する方針について「主要政策で初めてとなる方針転換」と報じた。

 マクロン氏は昨年9月、失業率対策として、企業が労働者を解雇する場合に支払う罰金に上限を設け、労働市場に流動性を持たせるよう労働法改正を強行。企業の雇用促進につなげるために法人税減税も実施した。

 こうした政策は「労働者の権利」の保護が手厚いフランスにおいて「企業寄り」と批判されたが、マクロン氏は労働法改正に反対する国民を「怠け者」とさえ呼んだ。

 仏政府は、2040年までにガソリンとディーゼルを燃料とする自動車の販売を禁止する方針で、段階的に燃料税を増税して電気自動車の普及促進につなげたい考えだ。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に取り組む姿勢を示すためにも重要な政策だった。

 マクロン氏には、痛みを伴う改革を急ぐことで22年の任期までに経済指標を上向かせれば、支持率も回復するとの思惑があるとみられる。

 ただ、来年5月に迫った欧州議会選挙を前に、更なる求心力の低下を避けたいのが本音だ。

 欧州の統合深化のけん引役を担うマクロン氏は、欧州議会選挙で親EU(欧州連合)勢力の拡大を狙う。だが、欧州ではイタリアのサルビーニ内相が率いる右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党「同盟」が勢いを増し、フランスのルペン党首率いる「国民連合」(RN)など、EUに批判的な勢力が結集を目指す。欧州議会選での投票先の政党を問う世論調査(10月実施)では、マクロン氏の政党「共和国前進」(REM)が19%で、RN(21%)に抜かれるなど、支持率の低迷が痛手となる可能性が出ている。

2882チバQ:2018/12/05(水) 18:27:34
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-181205X364.html
「メルケル路線」刷新か継承か=独与党、7日に党首選
14:28時事通信

 【ベルリン時事】ドイツの中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで党大会を開き、メルケル首相の後継党首を決める選挙を行う。3人の有力候補のうち、メルケル氏に批判的なメルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)と、メルケル氏に近いクランプカレンバウアー幹事長(56)がリード。次期首相候補を決めることにもなる党首選は、「メルケル路線」を刷新するか、引き継ぐかの対決となっている。

 党首選は、CDUの地方組織などが選出した代表人1001人の投票で実施する。独紙ビルトが全代表人に支持候補を聞いた調査によると、144人がメルツ氏を支持。クランプカレンバウアー氏が96人で続き、もう1人の有力候補でメルケル氏に批判的な若手、シュパーン保健相(38)は29人にとどまった。ただ、「検討中」や無回答が大半を占め、情勢は流動的だ。

2883チバQ:2018/12/05(水) 18:30:14
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASLD35TP7LD3UHBI01K.html
「反移民」右翼、欧州を席巻 寛容な姿勢のスペインでも
12月04日 17:57朝日新聞

「反移民」右翼、欧州を席巻 寛容な姿勢のスペインでも

欧州で台頭する右翼政党

(朝日新聞)

 アフリカから地中海を渡る移民・難民が押し寄せるスペイン南部アンダルシアの州議選(定数109)で2日、「不法移民の取り締まり強化」を掲げる新興右翼政党ボックス(VOX)が同国の州議会で初の議席となる12議席を獲得した。受け入れに前向きな与党中道左派の社会労働党は大きく後退した。欧州で移民・難民問題をテコに右翼政党が躍進する構図が、いっそう鮮明になっている。(パリ=疋田多揚)

 「アンダルシア州の人々は歴史をつくった!」

 2日夜、州都セビリア。開票結果が判明して同州議会の12議席獲得が決まると、VOXのサンティアゴ・アバスカル党首(42)は支持者と喜びあった。

 VOXは2015年の前回同州議選の得票率はわずか0・5%。今回も世論調査に基づく事前予想では5議席程度だったが、その倍以上となる大躍進だ。

 一方、与党・社会労働党は47議席から33議席に、2大政党の一翼を担う野党・国民党も33議席から26議席に後退し、既成政党の退潮を印象づけた。

 VOXは13年に設立。「無秩序な不法移民流入反対」を掲げ、欧州議会選、総選挙、州議選を通じて今回初の議席を獲得した。欧州メディアには同党を「極右」と呼ぶところもある。

 VOXの追い風になったのは移民・難民問題だ。スペインでは今年、地中海を越えて移民・難民5万2千人が上陸。前年同期の3倍以上の増加だ。背景には今年、イタリアで「反移民」を掲げる政党「同盟」が連立政権に参加した事情がある。同盟党首のサルビーニ副首相は地中海を渡る移民・難民の上陸を繰り返し拒否。移民・難民は行き先をスペインに変えた。

 モロッコと目と鼻の先のアンダルシア州には、毎日のように移民・難民が小型船で地中海を渡ってくる。社会労働党のサンチェス首相が率いる現政権は前向きに受け入れてきた。

 これに対し、同州南端アルヘシラス市のホセイグナシオ・ランダルセ市長は朝日新聞の取材に「世論は圧力鍋のようなもの。いずれたまった不満は爆発する。無計画に受け入れを続ければ、移民を拒む右翼が勢いづくだろう」と語った。

■「反移民」旗印に連携

 フランスの右翼政党「国民連合」(前国民戦線)のルペン党首は2日、VOXの躍進を受けて、ツイッターに「おめでとう、我々の友よ。素晴らしいスコアだ」と投稿した。欧州ではこの1年、「反移民・難民」を掲げる政権の誕生や政党の躍進が目立った。

 こうした右翼政党は来年5月の欧州議会選に狙いを定め、連携して勢力拡大を目指している。11月16日には欧州各国の右翼政党がブルガリアの首都ソフィアに集まり、欧州議会選に向けた戦略を練った。参加者によると、「反移民・難民」を共通政策に掲げることで合意したという。

 ルペン氏は会合後、記者会見し、「何百万人もの移民・難民が流入するのを望んでいるのが欧州連合(EU)だ。EUは国境管理ができていない。それが嫌だから英国もEUからの離脱を決めたのだ」と訴えた。

 国民連合の支持率は2割で、マクロン大統領の与党「共和国前進」とほぼ同じだ。マクロン氏は自らの政党を「進歩主義者」と位置づけ、ルペン氏ら右翼政党を「閉じこもる勢力」と批判して対決姿勢を強めている。だが、就任当初6割を超えた自身の支持率は3割を切っており、勢いに陰りが見えている。

2884チバQ:2018/12/05(水) 18:30:56
https://jp.reuters.com/article/merkel-successor-idJPKBN1O20ME
焦点:独与党党首選、メルケル首相の「子飼いVS宿敵」の対決
Paul Carrel
2 分で読む

[デュッセルドルフ(ドイツ) 30日 ロイター] - ドイツ与党・キリスト教民主同盟(CDU)は12月7─8日の党大会で新たな党首を選出する予定で、選挙戦が大詰めを迎えつつある。

現在有力候補として浮上しているのは、党首辞任を表明したメルケル首相の子飼いで路線継承を掲げるアンネグレート・クランプカレンバウアー幹事長。対照的に長年にわたるメルケル氏の「宿敵」で、大幅な変革を唱える実業家のフリードリヒ・メルツ氏の2人だ。

計1001人の代議員の投票で決まる党首選挙の結果はCDUだけでなく、ドイツの将来も左右する。メルケル氏は任期まで首相を続けるとはいえ、2021年10月までに行われる次期総選挙では新党首がCDUの首相候補となるからだ。

世論調査を見ると、7年近くザールラント州の首相を務めたクランプカレンバウアー氏が支持率で首位に立っているものの、合意形成を重視して妥協を好むメルケル氏の政治手法と決別したいと考えるCDU党員の支持を受けたメルツ氏も僅差で追っている。

11月28日にメルツ氏の地盤であるノルトライン・ウェストファーレン州のデュッセルドルフで開かれた討論会では、クランプカレンバウアー氏よりもメルツ氏が聴衆の心をつかんだ。

メルツ氏は、世論調査における支持率低下が続く事態を嘆き「われわれはこの流れに抗し、せき止めて上向かせなければならない」と強く訴えかけた。またメルケル氏の政治手法について「われわれははっきりした立場を取ってこなかった」と暗に皮肉った。

一方、クランプカレンバウアー氏はこの討論会でこそ不利な状況に置かれたとはいえ、これまでにメルツ氏に比べて庶民的な側面を打ち出すことで支持獲得につなげてきた。米資産運用会社ブラックロック(BLK.N)のドイツ部門を率いるメルツ氏を念頭に、クランプカレンバウアー氏は「人生の目的が本当に富豪になるかどうか私には分からない」と発言している。

メルツ氏は2000─02年にはCDUの下院議員団長を務めた後、02年にメルケル氏との権力闘争に敗れ、09年以降は議席を持たずに経済の分野に身を置いていたが、ここにきて政治活動を再開した。

最近では、ナチスの犯罪への償いとしてドイツ憲法が規定する全ての「政治的被迫害者」の庇護に疑問を呈したことや、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の連邦および各州議会進出にCDUが手をこまねいているだけであることへの批判が注目を集めている。

ただこれらの発言は、クランプカレンバウアー氏にとって格好の攻撃材料になった。

クランプカレンバウアー氏は、CDUがAfDの躍進を座視しているというコメントは、AfDとの対決に必死になっている党員への「侮辱」だと非難するとともに、何かを決めたり言っただけでAfDに勝ったようにふるまいのは愚かだと付け加えた。

何よりも、「ミニ・メルケル」とも呼ばれるクランプカレンバウアー氏は、州の選挙でCDUを勝利に導き、緑の党や企業寄りの自由民主党との幅広い連立政権樹立にこぎ着けた。ドイツでは単独過半数議席を獲得する政党が存在しない場合、3党連立がより一般的になる可能性がある以上、同氏のこうした実績は党首選の追い風になってもおかしくない。

CDU大会の代議員のほとんどは議員や首長など現実主義的な考えを持つ人であることも、クランプカレンバウアー氏にはプラスになる。

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-26.12(-6.01%)
BLK.N
これに対してメルツ氏は、代議員の約3割に相当する296人が自らの地盤のノルトライン・ウェストファーレン州出身という点は有利な材料だ。

デュッセルドルフの討論会に参加したCDU党員の1人は「私はメルツ氏に投票する。なぜなら彼はさまざまな問題に明白に対処してくれているからだ」と語った。

別の党員も「クランプカレンバウアー氏には経験があるが、メルケル政権の中にいる人物だ。私の考えでは、今は刷新の時期であり、変化が求められている」と述べた。

2885チバQ:2018/12/05(水) 18:33:47
https://www.sankei.com/world/news/181204/wor1812040001-n1.html
【激動ヨーロッパ】因縁のライバルが追い詰めた メルケル氏引退の内幕
2018.12.4 12:00国際欧州・ロシア
 「欧州の盟主」として長年、欧州政治に大きな影響を与えてきたドイツのアンゲラ・メルケル首相(64)が10月末、政界引退を表明した。首相在任は2021年までの今期限りとの見方がもっぱらだったが、この時点の決断には驚きは広がった。舞台裏では求心力低下が加速する中、迫りくる因縁のライバルの挑戦が影響を及ぼした可能性が浮上している。
(ベルリン 宮下日出男)

■決心はいつ?

 「新たな一章を開くときだ」。10月29日、保守系与党のキリスト教民主同盟(CDU)本部で行われた記者会見。メルケル氏はこう述べ、12月7日の党首選不出馬と今期限りの政界引退を表明した。28日の西部ヘッセン州議会選挙で自党が大敗した翌日のことだ。

 メルケル氏は昨秋の総選挙後、求心力低下が著しかった。ただ、ヘッセン州では最低限の勝敗ラインをクリアし、直前も「党首と首相は同一人物」との持論を展開。党首再選を目指すとみられていた。決断は後継候補とされる側近のクランプカレンバウアー幹事長も29日朝まで知らなかった。

 ハチの巣をつついたような騒ぎとなる中、ある別のニュースも流れた。メルケル氏とは因縁の間柄のフリードリヒ・メルツ元連邦議会(下院)院内総務(63)の党首選出馬だ。31日に記者会見を開いて正式表明。用意周到ぶりをみせた。

 メルケル氏は政界引退を「夏休み前に決めた」と説明する。だが、独メディアは2人の動きを踏まえ「最終的な決心は28日夜だった可能性がある」(独誌シュピーゲル)とも伝えた。

■かつては若手リーダー

 めまぐるしい動きの水面下で何が起きていたのか。その前に2人の関係を振り返る。経緯は東西ドイツ統一の立役者、コール元首相の晩節を汚した不正献金疑惑でCDUが揺れた時代にさかのぼる。

CDUでは2000年、当時のショイブレ党首(現下院議長)が辞任し、メルケル氏が党首、メルツ氏が姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)とともにつくる下院会派のトップ(院内総務)をそれぞれ引き継いだ。ともに党の将来を担う若手リーダーだった。

 だが、02年総選挙ではCDUは首相候補に実力者のCSU党首、シュトイバー氏を選んだ。経験の浅いメルケル氏への難色が強かったためでメルツ氏もシュトイバー氏を支持。一方、メルケル氏はシュトイバー氏から自身が院内総務を兼務する約束をとりつけ、選挙後に実行。党内の権力を掌握した。

 役を奪われたメルツ氏は影響力を低下させ、09年に引退した。このため独メディアは、今回のメルツ氏の出馬表明はメルケル氏への「復讐」とも取り沙汰する。

■重鎮も動く?

 メルツ氏の政界復帰をめぐる動きは今春、始まったとも伝えられる。メルケル氏の政権樹立が難航しているのをみて、「反メルケル」グループの一部が党首選で推す対抗馬を模索。メルツ氏の名前にすぐに行き着いたという。

 政権発足後も内輪もめが続き、CDUの支持率は下落。メルツ氏にはメルケル氏への不満や党首選への出馬を促す関係者の声が次第に増えた。独紙フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)によると、メルツ氏もこれを受け、ヘッセン州でCDUが負ければ、党首選に立つと決めた。

 メルツ氏を後押しする要人として重鎮のショイブレ氏の名前も挙がる。財務相としてメルケル氏を長年支えたが、不正献金疑惑への対応などをめぐり、その関係にしこりが残る。一方、メルツ氏とは私的な誕生パーティーに招くほど親密な関係を保っていた。

「かつてほど絶対的な存在ではない」。ショイブレ氏は10月中旬、独メディアでメルケル氏の現状をこう語り、ヘッセン州議会選後には「議論が起きる」とも述べた。不穏な動きはメルケル氏も察知していた。

2886チバQ:2018/12/05(水) 18:34:13

■「威厳」ある引退

 「私は威厳を持って職務を担い、威厳を持って去りたい」。引退表明で述べたメルケル氏の言葉は、ぎりぎりまで発表のタイミングをめぐる駆け引きがあったこともうかがわせた。

 権力への執着による求心力低下、選挙敗北、野党の倒閣、スキャンダル…。ドイツでは、メルケル氏の恩師コール氏を含む戦後の歴代首相は決して自主的で“きれいな引退”を演出できなかった。メルケル氏はその轍を踏みたくないとの思いがかねて強かった。

 メルケル氏によると、引退表明の時期は11月初めの党内部会合を考えたが、状況を踏まえて前倒ししたという。時間を置けば、その間に高まる責任論に押されたり、メルツ氏に対決を迫られたりした結果、決断したような印象を与えかねないと考えたとみられる。「そうなれば、自主的な引退ではなくなる」(FAZ)。

 「敵に追われた者にならないため、メルケル氏は動かねばならなかった」(シュピーゲル)。メディアはそんな見方を示した。

キリスト教民主同盟(CDU) 第2次世界大戦後の1945年に結成されたドイツの保守政党。キリスト教精神を基調とし、自由主義市場経済を旗頭とする。大資本から中間層まで、幅広い支持基盤を有する。2015年末現在の党員数は約44万人。南部バイエルン州を基盤とするキリスト教社会同盟(CSU、1945年結成)とは姉妹政党で、統一会派を形成している。

2888チバQ:2018/12/06(木) 17:59:26
https://www.asahi.com/articles/ASLD513C2LD4UHBI04W.html
EU離脱審議の英議会、「侮辱」動議可決 メイ政権痛手
ロンドン=河原田慎一2018年12月5日14時00分
 英国が欧州連合(EU)から離脱する条件について、EUと同国が合意した協定案の審議が4日、英議会下院で始まった。冒頭から、メイ政権の対応が「議会を侮辱している」とする動議が可決されるなど、協定案に反対する勢力が激しく反発。11日に迫る採決を前に、議会の反対の強さが改めて浮き彫りになり、メイ政権には審議初日から大きな痛手となった。

 「侮辱」動議は、法務長官による協定案についての政権への法的な助言の全文を、メイ首相が公開しなかったことに対して出された。さらに与党・保守党内の残留派から、政府が示した協定案が11日に否決された場合に、「対案」を出すことができるなど議会の権限を強める手続きを求める別の動議も出され、いずれも可決された。

 「『完璧な離脱』を求めるあまり『いい離脱』を排除するべきではない」。メイ首相は4日もこう強調し、協定案への理解を求めた。メイ首相は「この協定案か、『離脱しない』か、『合意なし離脱』のいずれかだ」と議会に迫ってきたが、「対案」の動議には与党の保守党から20人以上が支持に回った。

 協定案が11日に否決されれば…

2889チバQ:2018/12/06(木) 18:00:26
http://www.afpbb.com/articles/-/3200559
EU離脱主導のファラージ氏、英独立党から離党 極右化に反発
2018年12月5日 9:16 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
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【12月5日 AFP】英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)を主導したナイジェル・ファラージ(Nigel Farage)氏が4日、英独立党(UKIP)を離党した。ファラージ氏は同党の共同創設者で、党首として10年近くにわたり党勢拡大に貢献した。

 同氏は英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)への寄稿で「非常に悲しいことだが、私はUKIPを去る。この党はわが国が真に必要とするEU離脱政党ではない」と表明した。

 ファラージ氏は2016年に党首を辞任したものの、正式な党員としてUKIPに残っていた。しかし、同党が先月、極右活動家で有罪判決を受けた経歴のあるトミー・ロビンソン(Tommy Robinson)氏を顧問に任命すると、現在の党指導部との間で亀裂が発生。自身も極右的見解を助長していると批判されているファラージ氏だが、そうした傾向に反発を示している。

 同氏は寄稿で、今年のUKIPの年次総会に出席した際、「数人の怒れる若者たち」と対峙(たいじ)したことに言及。これらの若者は皆「イスラム教とトミー・ロビンソンのことしか考えていないように見えた」とした。

 ファラージ氏は現在、英国のラジオ番組で司会を担当している。また、2016年米大統領選を通じて築いたドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との関係を基礎に、米FOXニュース(Fox News)の解説者も務めている。(c)AFP/Dario THUBURN

2890チバQ:2018/12/07(金) 17:28:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181207-00000112-kyodonews-int
公共交通、来夏から世界初の無料
12/7(金) 13:00配信 共同通信
公共交通、来夏から世界初の無料
ルクセンブルクのルクセンブルク駅=2009年10月(共同)
 【ハンブルク共同】欧州の小国ルクセンブルクの政府は7日までに、国内の列車やバスなど公共交通機関を来年夏から無料にする方針を示した。英メディアが報じた。交通渋滞の緩和や大気汚染対策が狙い。欧州ではエストニアが今年から国内の大半の地域で公共交通機関を無料にしたが、「全国無料」が実現すれば世界初となるという。

 金融業などが発達し、裕福なルクセンブルクには、フランスなど周辺国から自家用車で通勤する人が目立ち、首都の渋滞は極めて深刻。ベッテル首相率いる連立政権は10月の議会選で渋滞解消や環境対策を訴えてきた。

2891チバQ:2018/12/07(金) 17:33:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00000105-mai-eurp
メルケル党首の後任選出へ 独CDU党大会
12/6(木) 20:40配信 毎日新聞
メルケル党首の後任選出へ 独CDU党大会
メルケル独首相=AP
 【ベルリン中西啓介】メルケル独首相の国政最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党大会が7日、独北部ハンブルクで開幕する。同日午後にはメルケル氏に代わる新党首が選出される見通し。選挙戦はメルケル氏の後継と目されるクランプカレンバウアー党幹事長と、ベテランと若手の保守派2人が三つどもえで争う構図。メルケル氏が政権禅譲に向けた「第一関門」を突破できるか注目される。

 メルケル氏は10月末、相次ぐ地方議会選敗退の責任を取り、党首選立候補断念と2021年の首相任期末での政界引退を表明した。直後に、メルケル氏が自身に次ぐ2人目の女性幹事長に登用したクランプカレンバウアー氏と、難民政策でメルケル氏を批判してきた若手のシュパーン保健相が党首選への立候補を表明。さらに元党連邦議会会派代表で経済・財政通のメルツ氏が立候補した。

 クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州元首相として行政経験があり、女性や労働者の支援など中道路線を取る。一方、メルツ氏は02年、党首だったメルケル氏の意向で党会派代表職をメルケル氏に明け渡した「遺恨」があり、党内では反メルケルの実力者とみなされている。シュパーン氏の支持は低迷しているため、首相の後継者としてのクランプカレンバウアー氏と反メルケルのベテラン、メルツ氏が競り合う形になりそうだ。

 先月30日のベルリンでの演説会で、メルツ氏は「メルケル氏とももちろんうまくやっていける」と余裕をのぞかせ、個別演説でもひときわ大きな拍手を得た。クランプカレンバウアー氏は「国民の権利だけでなく義務も大事だ」と述べ、メルケル氏より保守的な主張で男性票の掘り起こしを図った。シュパーン氏は、メルケル流のリベラル路線を見直す考えを示した。

 党大会では約1000人の代表団が新党首を選出する。保守派の重鎮ショイブレ連邦議会議長が終盤になってメルツ氏支持を表明しており、開票まで情勢は不透明だ。保守派のメルツ氏やシュパーン氏が選ばれれば、連立を組む国政第2党の中道左派・社会民主党内部で政権離脱を求める党内左派の圧力が強まる。一方で、クランプカレンバウアー氏が選出されれば、首相後継が明確化されることになる。

2892チバQ:2018/12/08(土) 11:13:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000528-san-eurp
独与党はメルケル路線「継続」を選択も「刷新」に課題も
12/8(土) 9:05配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)は7日、メルケル首相の側近である党幹事長のクランプカレンバウアー氏を新党首に決め、メルケル路線の「継続」を選んだ。2021年までの首相任期をメルケル氏が全うするには後押しとなるが、党勢回復に向けて党の刷新を印象づけられるかが課題となる。

 「『ミニ』と呼ばれるような点は私にはない」。党首選中、クランプカレンバウアー氏は自身が「ミニ・メルケル」と称されることにこう反論。西部ザールラント州首相など長年にわたって政治キャリアを積んできたことを強調した。

 メルケル氏が幹事長に抜擢し、冷静な政治手法も似通うクランプカレンバウアー氏が党首選で意識したのは「違い」を示すことだ。

 メルケル政権が認めた同性婚に批判的な意見を表明し、廃止された徴兵制の代わりに社会奉仕活動の導入にも積極姿勢を示した。

 「犯罪を行った難民は二度と欧州に入れない」。メルケル氏の寛容な難民政策を支持しつつも、治安には厳しく対処する姿勢も明確にした。メルケル氏に批判的な保守派の取り込みを意識したことがうかがえる。 世論調査でクランプカレンバウアー氏は、主要3候補の中で最も高い支持を得ていた。ただ、メルケル氏が敷いた従来路線の踏襲との印象を拭えなければ、新興右派、ドイツのための選択肢(AfD)に流れた支持者の回復が難しくなるだけでなく、党内の保守派をまとめられるかにも不安が残る。

 また、連立政権を組む中道左派の社会民主党が今後の選挙で惨敗すれば、連立反対論が噴出し、政権が揺らぐ恐れも否めない。

2893チバQ:2018/12/08(土) 11:13:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000037-jij-eurp
独与党の新党首はメルケル派=批判派と僅差、分断懸念も―クランプカレンバウアー氏
12/8(土) 8:07配信 時事通信
独与党の新党首はメルケル派=批判派と僅差、分断懸念も―クランプカレンバウアー氏
ドイツ中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで開いた党大会で、メルケル首相(右)に代わる新党首としてメルケル氏側近のクランプカレンバウアー幹事長(左)を選出した。
 【ハンブルク(ドイツ)時事】ドイツ中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)は7日、北部ハンブルクで開いた党大会で、メルケル首相(64)に代わる新党首としてメルケル氏側近のクランプカレンバウアー幹事長(56)を選出した。

 メルケル氏の穏健な中道路線を引き継ぎ、左右問わず幅広い層にアピールした姿勢が支持を集めた。

 ただ、メルケル氏の批判派や財界の支持を受けた対抗馬、メルツ元下院院内総務(63)とは決選投票にもつれ込み、最後は517票対482票の僅差で決着がついた。寛容な難民政策を主導したメルケル氏への不満は保守層を中心に根強い。今後は党の分断も懸念される。新党首は党内融和を進めつつ、台頭する野党に対抗するかじ取りを迫られる。

 クランプカレンバウアー氏は「全派閥が活躍の場を得るべきだ」と強調。メルツ氏に加え、もう一人の候補でメルケル氏に批判的なシュパーン保健相(38)を党要職などに迎えたい方針を示し、結束を訴えた。

 側近の勝利で、メルケル氏は党首辞任後も影響力を維持する見通し。従来の方針通り、首相ポストには2021年の任期満了までとどまり、その後にクランプカレンバウアー氏に引き継ぐシナリオを描いているとみられる。

 新党首にまず求められるのは、遅くとも21年までに行われる総選挙への備えだ。難民政策をめぐる党内対立で支持率は低迷し、緑の党と、排外主義政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に左右から追い上げられる状況。クランプカレンバウアー氏は「中道を守る」と、両極にぶれない立ち位置を確保する方針を強調した。

 AfDのワイデル院内総務は、クランプカレンバウアー氏を「メルケル2号」と呼んで対決姿勢をあらわにしている。単なる「メルケル時代の継続」と有権者から見なされれば、長期政権への飽きから野党には追い風だ。

2894チバQ:2018/12/08(土) 11:14:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000030-jij-eurp
小州出身の「ミニ・メルケル」=独与党のクランプカレンバウアー新党首
12/8(土) 7:39配信 時事通信
 ドイツのメルケル首相の後継者として、中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)の新党首に選ばれた。

 人口100万人の小州ザールラント州首相から、メルケル氏により今年2月に幹事長に抜てきされたばかり。女性幹事長という共通のキャリアからも「ミニ・メルケル」と呼ばれる。

 CDUの党勢が衰える中、昨年の州議会選で圧勝した手腕を買われ、メルケル氏に見いだされた。党首選では「党内融和」を掲げ、対立候補も人事で重用する方針を表明。理性的で敵をつくらないことを重視する姿勢は、メルケル氏に通じるものがある。

 ただ、メルケル氏の求心力が低下しているだけに「私は56歳で、3人の成人した子供がいる。『ミニ』ではない」と、同一視されることには慎重だ。政策面でも、メルケル氏が主導した寛容な難民政策への批判を念頭に、治安向上を重点課題に掲げるなど、より保守的な姿勢を示す。国政経験は少なく、外交手腕も未知数だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000006-mai-eurp
独与党党首に親メルケル派 クランプカレンバウアー幹事長
12/8(土) 1:48配信 毎日新聞
独与党党首に親メルケル派 クランプカレンバウアー幹事長
クランプカレンバウアー氏=AP
 【ベルリン中西啓介】ドイツの国政最大与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党大会が7日、独北部ハンブルクで開かれ、メルケル首相の後任党首に、実質的な後継者のクランプカレンバウアー党幹事長を選出した。「反メルケル」派の実力者、メルツ元党連邦議会(下院)会派代表を決選投票の末に退けた。メルケル氏は政権禅譲に向けた最初の試練を乗り越えた形。メルケル路線に不満を持つ党内保守派との融和が新党首の課題になる。

 党首選には2氏に加え、保守派の若手で難民政策でメルケル氏を批判してきたシュパーン保健相も立候補。姉妹政党がある南部バイエルン州を除く全15州の代表約1000人が投票。第1回投票でいずれの候補も過半数に達せず、シュパーン氏を除く上位2候補による決選投票が行われ、517票でクランプカレンバウアー氏を新党首に選出した。メルツ氏は482票を獲得した。

 党大会の演説では、クランプカレンバウアー氏が「変革への勇気」を訴え、「私の党には保守もリベラルもない。CDUは我々の家族だ」と党員に支持と結束を呼びかけた。一方、メルツ氏は「国民政党は票を失う一方、ポピュリスト(大衆迎合主義者)が票を得ている」とし、「我々には戦略の転換が必要。国民との対話の方法を変えるべきだ」と述べ、リベラルなメルケル路線を変更する必要性を訴えていた。

 クランプカレンバウアー氏は女性や中道層に浸透。第1回投票でも首位に立った。メルケル政権を支える国政第2党の社会民主党には、右派で富裕層のメルツ氏が当選することへの警戒感が強かったが、政権への影響は最小限に抑えられそうだ。

2895チバQ:2018/12/09(日) 09:37:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00000558-san-eurp
メルケル氏後任の女性幹事長にかかる重責 保守派の不満強く
12/8(土) 19:39配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)が7日に行った党首選で、メルケル首相の後任党首に側近のアンネグレート・クランプカレンバウアー幹事長(56)が選ばれた。「メルケル路線」をめぐり分断した党立て直しの重責を担い、その成否は欧州の行方も左右する。

 党首選では決選投票で、クランプカレンバウアー氏が約52%を得票し、メルケル氏に批判的な保守派が推す元連邦議会(下院)院内総務、フリードリヒ・メルツ氏(63)を下した。だが、有効投票999票のうち差はたった35票。二分する党内を映し出した。

 クランプカレンバウアー氏は7日夜、「党内は分断していない」と述べ、党内団結への不安払拭を図ったが、メルケル氏が敷いた中道・リベラル寄り路線への保守派の不満は強い。独メディアは「戦いは終わっていない」と伝えた。

 来年は欧州連合(EU)欧州議会選挙や重要な地方選挙が続き、党新体制は早速試練を迎える。右派ポピュリズム(大衆迎合主義)政党が勢いを保つ中、支持率が歴史的低水準の党勢を回復できなければ、保守派の不満が再び表面化。2021年の首相任期全うを目指すメルケル氏の政権運営に支障が出る恐れもある。

 欧州ではフランスのマクロン大統領も反政府デモで窮地にあり、EU離脱問題で揺れるメイ英政権の行方も不安視される最中だ。メルケル政権が揺らげば欧州のかじ取りにも影響が出る。

 さらに欧州各地では近年のポピュリズム政党の台頭で、左右二大政党を軸とした従来の政治的安定が大きく揺さぶられている。「CDUは欧州に残った最後の国民政党」。クランプカレンバウアー氏はこう語り、党の行方は「欧州に関わる問題」と危機感を強めている。

 キリスト教民主同盟(CDU)党首選 2年に1度行われる。党首を18年間務めたメルケル首相が10月末、地方選挙の大敗の責任をとり、再選出馬を断念。後継争いは「メルケル路線」を継続するか否かが事実上の争点となった。クランプカレンバウアー氏は西部ザールラント州首相などを歴任。メルケル氏が実績を評価し、今年2月に党幹事長に抜擢。その路線を継承する候補とされた。

2896チバQ:2018/12/10(月) 09:36:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000029-jij_afp-int
仏「黄色いベスト」デモ、1723人を拘束 8日の参加者は13万人超
12/9(日) 17:37配信 AFP=時事
仏「黄色いベスト」デモ、1723人を拘束 8日の参加者は13万人超
フランス南西部ボルドーで、機動隊に拘束されたデモ参加者(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)フランス各地で繰り広げられた、生活費の上昇とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策全般に抗議する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動により、仏全土で1723人が拘束された。同国内務省が9日、発表した。

【関連写真】パリのシャンゼリゼ通りで、集合写真を撮影する警察官ら

 「黄色いベスト」デモが行われたのは4週連続。マルセイユ(Marseille)、ボルドー(Bordeaux)、リヨン(Lyon)、トゥールーズ(Toulouse)などを含む複数の都市では今回、デモ隊が警官隊と衝突した。

 拘束された1723人のうち、計1220人の勾留が命じられたという。

 パリの警察当局は、8日に1082人を拘束したと発表している。

 また内務省は、8日のデモ参加者は約13万6000人で、今月1日に行われた1週間前のデモとほぼ同規模だったと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000032-jij_afp-int
デモ被害続出のパリ市内、「黄色いベスト」運動から一夜明け
12/9(日) 21:19配信 AFP=時事
デモ被害続出のパリ市内、「黄色いベスト」運動から一夜明け
1700人以上が拘束された「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動から一夜明け、パリ市内で焼け焦げた車の被害状況を確認する警察官(2018年12月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】生活費の上昇とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策全般に抗議するため、フランス各地で繰り広げられた「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動から一夜明けた9日、パリ市内では焼け焦げた車やお店が破壊されるなど、デモによる被害状況が明らかになった。

【写真】店内が破壊されたパリ市内のベーカリーの様子

「黄色いベスト」運動が行われたのは4週連続となり、マルセイユ(Marseille)、ボルドー(Bordeaux)、リヨン(Lyon)、トゥールーズ(Toulouse)などを含む複数の都市では今回、デモ隊が警官隊と衝突した。

 フランス内務省は同日、参加者が約13万6000人に上った8日のデモで1723人が拘束され、計1220人に勾留が命じられたと発表している。【翻訳編集】 AFPBB News

2897チバQ:2018/12/10(月) 09:36:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000021-jij_afp-int
黄ベスト運動で警戒の仏パリ、「緑派」もデモ決行 気候変動対策訴え
12/9(日) 14:25配信 AFP=時事
黄ベスト運動で警戒の仏パリ、「緑派」もデモ決行 気候変動対策訴え
パリ市内のレピュブリック広場で、気候変動対策を求めてマリアンヌ像の周囲に「ZAD(防衛ゾーン)」と書かれた横断幕を掲げるデモ参加者ら(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】仏パリで8日、加熱する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動の影響が懸念される中、気候変動問題で各国政府に環境保護の取り組み強化を訴えるデモ行進が行われ、主催者発表で約2万5000人が参加した。

【関連写真】環境デモ参加者と「黄色いベスト」が交錯

 今回のデモ行進は、ポーランドで開催中の「国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)」に合わせたもので、フランス国内の120を超える都市や町で行われた。パリ市内の行進については、クリストフ・カスタネール(Christophe Castaner)内相が延期を要請していたが主催者は拒否。だが、黄色いベストによる抗議デモの影響で行進ルートの変更を余儀なくされた。

 警察発表によればパリのデモ参加者は約1万7000人だが、主催者側は約2万5000人としている。9日も黄色いベスト運動参加者らによる散発的な暴動が発生しているが、気候変動対策デモのほうは、これまでパリ市内で行われてきた関連デモとほぼ同じ水準となった。パリ以外のデモ開催地では、マルセイユで約1万人、モンペリエで約3500人、リールで約3000人が参加した。

 黄色いベスト運動による抗議デモ拡大は、環境に配慮したグリーン経済への移行を目的とした燃料税引き上げが、郊外や地方住民の強い反発を招いたことがきっかけだった。運動参加者らは、増税は低所得層へのさらなる打撃だと抗議している。これに対し、環境活動家らは9日のデモ行進で「黄色いベストと緑のベスト、われわれの怒りは同じだ」と声を挙げ、環境問題と低所得者対策の双方を解決するよう求めた。【翻訳編集】 AFPBB News

2898チバQ:2018/12/10(月) 09:37:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000008-jij_afp-int
ハンガリー首都で大規模デモ、残業上限引き上げる「奴隷法」に反対
12/9(日) 10:43配信 AFP=時事
ハンガリー首都で大規模デモ、残業上限引き上げる「奴隷法」に反対
ハンガリーの首都ブダペストで行われた労働法改正法案に反対する大規模なデモに参加した労働組合員やその支援者ら(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ハンガリーの首都ブダペストで8日、オルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相の与党フィデス・ハンガリー市民連盟(Fidesz)が提示した労働法改正法案に反対する数千人規模のデモが行われた。

【関連写真13枚】デモの様子

 改正案は雇用主が要求できる時間外労働の年間の上限を大幅に引き上げ、時間外手当の精算期間も従来から延長する内容で、「奴隷法」との批判を呼んでいる。

 AFPのカメラマンによると、デモ参加者は推計5000人を上回り、フランスの燃料税反対デモの影響で蛍光色の黄色いベストを着用している参加者もみられた。デモ行進には、大半の野党の代表者らも加わった。

 政府は法改正が実現すると、残業で収入を増やしたい労働者が恩恵を受けると主張している。ただ、デモを主催したハンガリー労働組合連合(MASZSZ)は廃案を要求。コーダシュ・ラースロー(Kordas Laszlo)書記長は、時間外労働の年間の上限が現行の250時間から400時間に引き上げられた場合、「労働者は年間で50日残業をせざるを得なるだろう」と述べた。

 人手不足が深刻化しているため、ハンガリー経済の要であるドイツの自動車大手が、残業規制の緩和をハンガリー政府に働きかけたとの観測も、批判を招く要因になっている。ドイツ・ハンガリー商工会議所(German-Hungarian Chamber of Industry and Commerce )は、独企業が法改正を求めた事実はないとしている。

 議会は11日に改正法案の採決を行う予定。【翻訳編集】 AFPBB News

2899チバQ:2018/12/10(月) 09:41:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181209-00000030-kyodonews-int
ベルギー、デモで400人拘束
12/9(日) 10:33配信 共同通信
ベルギー、デモで400人拘束
8日、ベルギー・ブリュッセルで警官隊と衝突する、黄色いベストを着たデモ参加者(ロイター=共同)
 【ブリュッセル共同】ベルギー首都ブリュッセルで8日、隣国フランスの「黄色いベスト」運動に感化されたデモがあり、約千人が参加した。警官隊と小競り合いになるなどし、約400人が拘束された。欧州メディアが伝えた。

 参加者は物価の高騰など政権への不満を訴え、一部は警官隊に投石。警察側は催涙ガスや高圧放水銃などを用いてデモ隊を退散させ、政府や欧州連合(EU)関係のビルが立ち並ぶ区域などへの接近を阻んだ。

 ブリュッセルでは11月30日にも同様のデモが発生。一部が暴徒化し、複数の警察車両に放火するなどした。

2900チバQ:2018/12/10(月) 09:42:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181208-00050106-yom-int
シャンゼリゼ占領、ルーブル休館…仏で再びデモ
12/8(土) 21:48配信 読売新聞
 【パリ=作田総輝】燃料税引き上げなどへの抗議デモが続くフランスで8日、再び大規模デモが起きた。仏BFMテレビによると、全国の参加者は午後3時で7万6000人に達し、700人以上が拘束された。

 パリのシャンゼリゼ通りでは、シンボルとなっている黄色いベストを身に着けたデモ参加者が通りを占拠した。一部が石や発煙筒を投げつけ、治安部隊は催涙ガスや放水で応戦した。

 エッフェル塔が営業を取りやめたほか、ルーブル美術館やオルセー美術館も休館した。地下鉄は中心部の多くの駅が閉鎖され、市民生活に大きな影響が出ている。

 マクロン政権は5日に2019年中の燃料税引き上げ断念を表明したが、デモは「反マクロン運動」に発展しており、収束の気配が見えない。政権は今回のデモに備え、全国に約9万人の治安部隊を配置した。パリには8000人を配置し、装甲車も配備した。

2901チバQ:2018/12/10(月) 18:00:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00000031-jij_afp-int
「黄色いベスト」運動、仏経済に大打撃 小売りや観光にも影響
12/10(月) 17:53配信 AFP=時事
「黄色いベスト」運動、仏経済に大打撃 小売りや観光にも影響
仏パリ・シャンゼリゼ通りで、黄色いベストを着て抗議デモに参加する人々(2018年12月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】クリスマスを目前に控えたこの時期にも関わらず、小売店のシャッターは降ろされ、街頭も大混乱となっているフランス──。激化する政権への抗議運動「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」が経済に与える影響は、仏経済相が「大惨事」と表現するほど大きいものとなっている。

【写真特集】フランス全土に広がるデモ、「黄色いベスト」運動

 8日、パリで抗議デモが展開するなか、米ニューヨークから観光に来ていたフォルトさん夫婦は、バンドーム広場(Place Vendome)に警察車両がずらりと並ぶ様子をただ見ているだけしかできなかった。

 59歳の誕生日を祝い、夫からフランス旅行をプレゼントされたという妻のカーメラさんは、「何もかもが閉まっている」とAFPの取材に述べた。夫婦は、第2次世界大戦中にカーメラさんの父親が兵士として戦ったノルマンディーを訪れる予定だったが、激しい抗議デモのために訪問を断念したと語った。

 広場にある高級宝飾店は、外側に板が打ち付けられ、ショーウインドーに飾られていたダイヤモンドや時計は、略奪されないよう撤去されていた。

 クリスマス前の土曜日ともなれば、エッフェル塔(Eiffel Tower)をはじめ、美術館や博物館、百貨店などは通常、大混雑する。だが今年はすべて閉鎖されたままだ。

 米大使館は、パリを訪れる自国の観光客らに「群衆を避ける」よう注意を呼び掛けた。ベルギーやポルトガル、チェコなどの国は、渡航そのものを延期するよう自国民に勧告した。

 仏首都パリでは、一連の抗議デモで大きな被害を受けている。窓ガラスが割られた他、車に火が放たれ、通りのバリケードも燃やされた。暴動は、観光客に人気のあるボルドー(Bordeaux)やトゥールーズ(Toulouse)など他の都市でも起きている。

 ブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)経済・財務相は、パリの小売店を視察し、「クリスマス目前といえば、通常は商売が活気づく時期だ。だが今の状態は、大惨事だ」と語った。

 同氏は、被害を受けた店舗に「直接的な」支援を約束。またエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領も、大統領就任後最大の危機に終止符を打つため、今週、国民に向けた演説を行う予定だ。

■中小企業に100億ユーロの損害
 だが、蛍光色の安全着を身に着けたデモの参加者らは、生活費の高騰や富裕層のみを優遇するマクロン氏に抗議するため、今後も抗議デモを継続するとみられる。

 仏ホテル関連団体は、催涙ガスが漂うパリを観光客らが避けることも考えられるとして、年末年始の宿泊予約が少なくとも10%減少するとの見通しを示した。仏経済省も先月、小売店の収益について、大規模店舗で15%、小規模店舗で最大40%落ち込んだとの推計を発表している。

 他方で、仏中小企業連名(CPME)のフランソワ・アスラン(Francois Asselin)代表は、「黄色いベスト」運動は最終的に、中小企業に100億ユーロ(約1兆2800億円)の損害を与えるだろうと話している。

 マクロン政権は先週、燃料税の引き上げ計画を断念した。引き上げ計画は当初、仏国内の小さな街や地方都市で自動車関連の労働者らの反発を招いた。燃料税の引き上げ見送りによって、国家予算の財源が約20億ユーロ(約2570億円)不足することになる。

 マクロン氏は今年、国内総生産(GDP)に対する仏財政赤字の比率を、欧州連合(EU)が規定する上限3%をやや下回る2.8%に削減する計画を打ち出している。だが、一連の抗議デモによって投資の落ち込みといったリクスが生じ、これがさらなる譲歩と重なった場合、マクロン氏が掲げる削減計画の実現は難しくなるとことが考えられる。【翻訳編集】 AFPBB News

2902チバQ:2018/12/11(火) 10:57:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00050002-yom-int
メイ英首相、EU離脱協定案の採決延期を発表
12/11(火) 1:13配信 読売新聞
 【ロンドン=広瀬誠】英国のメイ首相は10日、英下院で11日に予定していた欧州連合(EU)からの離脱協定案の採決を延期すると発表した。延期の期間は明らかにしなかった。協定案に対しては、野党だけでなく与党・保守党内の一部も反対しており、下院で承認を得られないと判断した。来年3月の離脱に向けて先行きに不透明感が強まっている。

 メイ氏は延期の理由として、協定案に盛り込まれた英領北アイルランドの国境管理を巡る規定に対し、下院内で反発が強いことを挙げた。協定案の採決に踏み切れば大差で否決される可能性を認め、何の取り決めもないままEUを離脱する「合意なき離脱」への備えを政府として強化する考えも示した。

 EUは11月下旬の首脳会議で協定案を正式決定した。メイ氏による採決延期の決定を受けて、EUの対応が注目される。

2903チバQ:2018/12/11(火) 10:59:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000001-jij_afp-int
仏大統領、最低賃金引き上げを発表 デモ収束目指し演説
12/11(火) 5:19配信 AFP=時事
仏大統領、最低賃金引き上げを発表 デモ収束目指し演説
フランス首都パリにある大統領府で行われたエマニュエル・マクロン大統領のテレビ演説の様子(2018年12月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は10日、国民向け演説を行い、最低賃金を来年から月額100ユーロ(約1万3000円)引き上げると発表した。同国を揺るがした「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動のデモを受け、大きな譲歩案を示した形だ。

【関連写真15枚】演説を聞きながらメモを取る「黄色いベスト」運動の参加者ら

 今年の最低賃金は、税引き前で月1498ユーロ(約19万3000円)、税引き後で1185ユーロ(約15万2000円)と設定されていた。マクロン大統領は、賃金引き上げに必要な資金を負担するのは企業ではないと説明。また、自らの政府が導入し批判を集めた定年退職者らに対する増税策の大部分を撤回した。

 マクロン大統領は今回の演説で、自身の指導スタイルに関する批判への対応として、普段よりも謙虚な姿勢を示し、「私の発言が一部の人々を傷つけた」と認めた。

 一方で、国内の地方部や小規模な町に暮らす低所得者層が主体となって行われた抗議行動は、長年にわたる問題に起因すると強調。「人々の苦悩はきのうに始まったことではない。われわれはそれに慣れてしまっていた」と語り、「40年間に及ぶ沈滞が表面化した」という見方を示した。【翻訳編集】 AFPBB News

2904チバQ:2018/12/12(水) 18:01:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181212-00000531-san-int
メルケル氏という「18年間」の重し
12/12(水) 11:45配信 産経新聞
 クランプカレンバウアー新党首の選出で決着がついたドイツ保守系与党、キリスト教民主同盟(CDU)の党首選。後継争いはメルケル首相の路線を継承するか否かで緊張したが、主要3候補が繰り広げた活発な論戦は印象的だった。

 CDUではこれまで事前に候補を一本化することが多く、複数候補が正面切って戦うのは約50年ぶり。さらに今回は党員の前で候補が討論する地方集会を重ねるという、CDUとしては画期的な試みを行った。

 いくつか足を運んだが、どれも盛況で初回は満席のため立ち見が出た。ベルリンでは申し込みが殺到し、直前に大きな施設に会場を変更した。「メルケル氏は党首を18年間続けた。新たな出発が必要だ」。ある党員の言葉は新時代への関心の高さをうかがわせた。各候補の論戦で興味深かったのは競争者同士でも共通点があったこと。党員の声を聞き、まずは党内で議論。それを政府の政策に反映させるという主張だ。長期のメルケル政権下、党は政府の取り組みの“追認機関”と化していたとの反省がうかがえた。

 指導者が政策実現するにはときに党内の異論を抑え、まとめ上げる強さが必要だ。だが、論戦が示したのはメルケル氏という重しが外れ、党が活性化する兆し。政党政治の在り方を考えさせられた。(宮下日出男)

2905チバQ:2018/12/12(水) 18:01:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000540-san-eurp
仏大統領 デモに押されて改革にブレーキ EU主導役の面子失墜
12/11(火) 11:20配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は10日、最低賃金引き上げなど低所得者への支援策を発表した。抗議デモに押され、経済改革にブレーキをかけた。欧州連合(EU)への公約だった財政再建の実現は困難になり、EUの主導役としての勢いは大きく後退した。

 大統領は演説で「国民の怒りは正当なものだ」と発言。最低賃金の月額100ユーロ(約1万3千円)引き上げや、年金退職者への減税などを約束した。政府報道官は11日、財政負担は80〜100億ユーロ(約1兆〜1兆3千億円)になると述べた。

 4日の燃料税引き上げ凍結の発表以来、大統領が譲歩を重ねたことで、デモ隊は勢いづいている。11日も「対応が不十分」として、各地で道路封鎖が続いた。

 インターネット上では11日、「金持ち優遇の政策撤回」を求めて、15日に再びデモを行おうという呼びかけが広がる。仮にいったんデモが収束しても、黄色いベストをシンボルとする「マクロン打倒運動」がくすぶり続けるのは確実だ。

 11月から続くデモは、高級ブランド店を含む商店や銀行を襲撃するなど小売りや流通業界に打撃を与えている。仏中銀は10日、今年第4四半期の成長率見込みを0・4%から0・2%に引き下げた。

 デモ隊が反発したマクロン改革には、国家財政をスリム化し、民間投資を促す狙いがあった。大統領は支持率が20%台に低迷しても、法人税引き下げや雇用改革を一気に進めた。今夏、国鉄や病院ストが相次いだが、方針は変えなかった。痛みを伴う改革を早く終わらせ、5年の任期中に国民に成果を実感させようとしたからだ。

 だが、大統領の性急な姿勢は「国民無視」という怒りを買い、ネットによる抗議運動の拡大につながった。今月初めの世論調査では「大統領は傲慢」という意見が72%にのぼった。

 10日の演説で大統領は「国民と広く対話する」と表明した。年金制度見直しや公務員削減など、予定されていた改革が失速するのは間違いない。11日付仏紙フィガロは社説で「デモをなだめた代償は高くつく」と懸念を示した。

 EU経済は、南欧の債務削減が課題だった。大統領は改革のお手本を示すことで、指導力を発揮。ドイツのメルケル首相とともにEUの先頭に立ち、ユーロ政策や安全保障で統合を強めようとした。しかし、デモに押されて譲歩したことで、フランスは財政赤字が膨らみ、EU規律に違反する可能性も出てきた。

 ドイツでは保守系与党を中心に「フランスは経済を自力で立て直せない国」との不信感が広がる。北欧やオランダも仏主導のEU改革に反発しており、大統領への逆風は強まりそうだ。

2906チバQ:2018/12/12(水) 18:09:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00050009-yom-int
「メルケル氏死に体」「反マクロン」両首脳苦境
12/10(月) 9:19配信 読売新聞
 【ブリュッセル=横堀裕也】英国の欧州連合(EU)離脱や移民・難民問題など、EUは多くの難題を抱えている。そんな中で、けん引役となるはずの独仏のリーダーが苦境に陥っているのは痛手だ。

 親メルケル派のクランプカレンバウアー氏が勝利を収め、メルケル氏の早期退陣は避けられる見通しとなった。

 だが、ブリュッセルの調査研究機関「欧州政策センター」のユリアン・ラポルト氏は「引退を表明した時点で影響力は弱まりつつある」と述べ、メルケル氏のレームダック(死に体)化が進んでいるとの見方を示す。

 マクロン仏大統領も最近、低支持率にあえいでおり、「反マクロン」の様相を呈してきたデモも収拾の見通しが立たない。EUが抱える懸案よりも、国内対策に傾注せざるを得ない状況だ。

 来年5月に欧州議会選挙が迫る中、既存政党は極右政党の躍進に危機感を強めている。スペインで今月2日に行われた地方選挙では、スペインで1978年に民主的な憲法が制定されて以降、極右政党が初めて議席を獲得した。

2907とはずがたり:2018/12/12(水) 22:29:37

いやあ国民投票がフェイクが飛び交う中で歪められた虞があった時点でリセットするしかなかったと思われるが解散総選挙をどんな勢力でやるのか興味あるね。既存の政党が分裂せなあかんやろ〜

Kazuto Suzuki
@KS_1013
https://twitter.com/KS_1013/status/1072760107421786112

わぉ、英保守党が自らの党首であるメイ首相の不信任案を出したとのこと。しかも48議員が不信任案投票を求めているらしい。Brexitの行方は混迷の極み。

23:48 - 2018年12月11日

Brexit in chaos as Tory MPs trigger vote of no confidence in May
https://www.theguardian.com/politics/2018/dec/12/brexit-chaos-conservative-mps-trigger-vote-of-no-confidence-theresa-may?CMP=share_btn_tw

At least 48 letters sent to chair of 1922 Committee of Conservative backbenchers

The race to replace Theresa May: who are the likely candidates?
How Conservative leadership challenges work

2908チバQ:2018/12/13(木) 11:42:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000029-jij-eurp
メイ英首相、信任もいばらの道=与党内の亀裂鮮明
12/13(木) 10:03配信 時事通信
 【ロンドン時事】メイ英首相は12日、与党・保守党の不信任投票をはねのけ、党首としての信任を得た後、ロンドン中心部の首相官邸前で「長く苦しい一日だった。支持を得ることができてうれしい」と第一声を発した。

 ただ、欧州連合(EU)離脱をめぐる党内の亀裂は予想以上に大きく、深かった。首相の表情は精彩を欠き、今後もいばらの道が続くことを予感させた。

 「今夜の投票結果は『信任』だ」。議会の一室に参集した首相支持の同党議員らは、投票結果の発表を割れんばかりの拍手で歓迎した。その後、同党議員の約3分の1に当たる117人が投票で首相に反旗を翻したことが判明すると、ムードは一変。首相官邸は当初、造反組が「70人程度」(議員)にすぎないと高をくくっていたようだ。

 政権幹部は「全員が支持する党首はいない」「明確な勝利だ」などと擁護。首相は「大勢が不信任を投じた」と認めた上で、信任により離脱を成功させる「新たな使命」を授かったと主張した。

 これに対し、投票を実現させた強硬離脱派を束ねるリースモグ議員は、国民がEU離脱に何を期待しているかについて「首相は理解しておらず、判断を誤った」と即時辞任を要求。離脱か残留かを問う国民投票の再実施を求める残留派の一人も「(政府の役職に就いていない同党)議員の多数は首相を支持していない。(離脱)方針を変えるべきだ」と言い放ち、責任政党としてのまとまりが党内で欠如している実態が鮮明となった。

2909チバQ:2018/12/13(木) 11:42:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000004-mai-eurp
メイ英首相の続投決定 保守党、不信任が不成立
12/13(木) 8:51配信 毎日新聞
メイ英首相の続投決定 保守党、不信任が不成立
メイ首相=AP
 【ロンドン矢野純一】英国の与党・保守党は12日夜、党首で首相のメイ氏に対する不信任投票を行った。200対117で不信任を求める票は過半数に届かず、メイ氏は党首と首相の座にとどまることが決まった。メイ氏の政権基盤が脆弱(ぜいじゃく)な状態は変わらず、英国の欧州連合(EU)離脱を巡るEUとの合意案が議会で承認されるかどうかは依然不透明で、来年3月に経済の混乱などを招く「合意無き離脱」の可能性も残っている。

 離脱合意案の中身ではEUから主権を取り戻せないと反発する離脱強硬派の議員に加え、メイ氏が下院で11日に予定していた合意案採決を直前に延期したことに不満を持つ残留派議員も加わり、不信任投票が決まった。

 100人以上がメイ氏に不信任を投じたことから、メイ氏の党内での基盤の弱さが明確になった。メイ氏はブリュッセルで13日に開かれるEU首脳会議で、EU側から譲歩を引き出せなければ、1月21日までに行う予定の合意案の採決では、与党議員から多くの反対議員がでるのは確実な情勢だ。

 メイ氏は投票に先立ち、「2022年に予定されている総選挙では首相の座を譲る」と議員に説明。離脱に全力を傾ける意向を強調していた。

 投票は無所属となっていた前保守党議員2人も含めた317人の下院議員で行われた。党の規定では不信任投票を行った後、1年間は党内での不信任投票を行えない。

2910とはずがたり:2018/12/15(土) 20:50:39
メイ英首相、党内の信任投票で勝利 議員317人中200人が支持
https://www.bbc.com/japanese/46547884
2018年12月13日

党の信任投票勝ったメイ英首相、「国民が求めた」ブレグジット実現に決意
英保守党の党首信任投票で12日夜(日本時間13日早朝)、テリーザ・メイ首相は同党下院議員317人のうち過半数の200人から信任投票を得て、留任することになった。保守党の規定により、首相は向こう1年間、党内の不信任動議の対象にならない。

首相官邸でメイ首相は、「国民が投票で求めた」ブレグジット(英国の欧州連合離脱)を実現すると約束した。


メイ英首相、次の動きは 党内6割の支持で信任勝利
首相は、自分に不信任票を入れた相当数の下院議員の懸念に耳を傾けたと述べた上で、13日にブリュッセルで開かれる欧州連合(EU)首脳会議の場で、すでにEUと合意した離脱協定の修正を強く求めていくと表明した。

保守党下院議員317人のうち37%にあたる117人が、首相に不信任票を入れた。このためBBCのローラ・クンスバーグ政治編集長は、首相の指導力にとっては「本物の打撃」で、首相は「安泰とは程遠い」と指摘した。


戦い続けるメイ英首相 ブレグジットへの2年間
保守党EU離脱派の中心的存在で、首相不信任運動を推進したジェイコブ・リース=モグ議員は、117人が不信任に入れたのは「首相にとってひどい結果だ」と述べ、首相は直ちに辞任すべきだとBBCに話した。

首相とEUが交わした離脱協定に強く反対するリース=モグ議員たちが中心になり、首相解任運動を進めてきた。保守党の下院議員が1922年委員会委員長に提出した首相不信任の書簡が、党規定の48通に達したため、不信任案投票が即日行われた。

1922年委員会のサー・グレアム・ブレイディーが投票結果を発表すると、多くの保守党議員は拍手と歓声で結果を歓迎した。

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英保守党、メイ首相の不信任投票へ
「自分の全てをかけて戦う」 党首不信任投票を前にメイ氏
クリス・グレイリング運輸相は、「今日は保守党にとって喜ばしい日とはまったく言いがたいが、安心できる多数で首相留任を求め、ブレグジット実現を首相に託した」と話した。

メイ首相は信任投票に先立ち、2022年総選挙までには退任する意向を議員たちに示していた。


「自分の全てをかけて戦う」 党首不信任投票を前にメイ氏
野党の反応は
一方で、野党・労働党のジェレミー・コービン党首は「何も変わらない」と述べ、「テリーザ・メイは議会での多数を失い、政府は混沌(こんとん)状態で、国にとってうまくいくブレグジットを実現できない」と批判した。

労働党のレベッカ・ロング=ベイリー影の商務相は、「首相が提示した離脱合意は下院を通らない」と苦言。労働党として勝算を確認した時点で、下院全体が投票できる首相不信任案を議会に提出するつもりだと述べた。

メイ内閣と閣議協力しながら、北アイルランド国境の扱いをめぐり離脱協定に反対している民主統一党(DUP)のナイジェル・ドッズ副党首は、北アイルランド「バックストップ(防御策)」についてまだ懸念していると述べた。ブレグジット後にイギリスとEUとの通商協定が締結されなければ、北アイルランドはEU単一市場の規則に従い続けるという「バックストップ」には、党を問わずほとんどの下院議員が反対している。

ドッズ氏は「議会の票数計算という意味ではこの投票は実際には何も変えないと思う」としつつ、下院に首相不信任案が提出されてもDUPは現時点では支持しないと述べた。

野党・スコットランド国民党(SNP)のスティーブン・ゲシンス議員は、政府が「国民の人生をもてあそんでいる」と非難し、首相不信任決議案を議会提出するよう労働党に呼びかけた。


英保守党が党首を辞めさせたいとき 党内手続きは
(英語記事 Theresa May survives confidence vote)

2911とはずがたり:2018/12/15(土) 20:51:09
メイ首相を党が信任も…22年までの退任表明
https://www.yomiuri.co.jp/world/20181213-OYT1T50012.html
2018年12月13日 10時48分
12日、ロンドンの首相官邸に到着したメイ首相(AP)
12日、ロンドンの首相官邸に到着したメイ首相(AP)


 【ロンドン=広瀬誠】英国与党・保守党は12日夜(日本時間13日未明)、党首であるメイ首相の信任投票を行い、メイ氏を信任した。メイ氏は首相も続投するが、欧州連合(EU)離脱を巡る党内の不満は高まっており、英BBCなどによると、メイ氏は2022年に予定されている次期総選挙までに退任する考えを表明した。

 党所属の下院議員317人による投票は、信任が200票で、不信任は117票だった。仮に不信任となれば、メイ氏は党首だけでなく首相も退くことになり、来年3月のEU離脱に向けてさらなる混乱が予想されていた。メイ氏は12日夜、信任投票後に官邸前で記者団に対し、「多くの仲間が私に反対したが、我々はEU離脱を実現していく必要がある」と述べ、党内の結束を呼びかけた。

(ここまで328文字 / 残り377文字)

2912とはずがたり:2018/12/15(土) 20:53:37
もうメイに指導力は無く,強行離脱派はこのままメイがEUとの再協議も出来ず国内でEUとの離脱案纏める力もなく無理矢理強行離脱の事態になるのを狙っている。

もう一度国民投票するか総選挙するかしないと纏まらないと思われる。

その際保守党も労働党も分裂して更に小選挙区による歪みも正さないとどうしようもないと思われるが如何せん時間が無いな。

離脱の停止の可能性はどうなんだ?

2913チバQ:2018/12/16(日) 20:40:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000001-jij_afp-int
仏「黄色いベスト」運動 参加者半減 5週目の週末
12/16(日) 7:34配信 AFP=時事
仏「黄色いベスト」運動 参加者半減 5週目の週末
フランスの首都パリにある凱旋門近くで、「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動に参加しガイ・フォークスのマスクを着けた男性(2018年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスで15日、燃料税引き上げに対する抗議に端を発した反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の参加者と数万人の警官の間でにらみ合いが発生した。しかし、開始から5週目に入り、今後を決める上で重要な同日のデモでは、参加者の数が前週に比べ半減し、一時の勢いが失われたとみられている。


 政権発足後最大の危機に直面した同国のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は10日、地方部や小規模な街で先月始まり非常に危険な状態にまで発展した同運動を受け、さまざまな譲歩策を提示し事態の沈静化を図った。

 11日夜には東部ストラスブールのクリスマス市で銃乱射事件が発生、政府は増員された治安要員をデモに配備しなくて済むよう、国民に自宅にとどまるよう要請していた。

 内務省の15日午後6時(日本時間16日午前2時)の発表によると、フランス全土でのデモ参加者数は推計6万6000人となり、前週に比べ半減した。

 首都パリでは15日、8000人以上の警官が警備に当たりデモ参加者数を圧倒的に上回った。同市当局によると参加者数は同日昼すぎの集計で2200人だった。

 同日午後6時までの拘束者数は168人で、今月8日の約1000人から大幅に減少した。【翻訳編集】 AFPBB News

2914チバQ:2018/12/16(日) 20:41:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181215-00000033-jij-int
ポピュリズム対抗、中道選ぶ=独与党党首にメルケル派〔深層探訪〕
12/15(土) 8:25配信 時事通信
ポピュリズム対抗、中道選ぶ=独与党党首にメルケル派〔深層探訪〕
7日、独ハンブルクで開かれた与党キリスト教民主同盟(CDU)党大会で、党首に選出され、メルケル首相(右)の脇で手を振るクランプカレンバウアー氏(AFP時事)
 7日行われたドイツ中道右派与党キリスト教民主同盟(CDU)党首選は、メルケル首相側近のクランプカレンバウアー幹事長(56)が勝利した。勢力を強めるポピュリズム(大衆迎合主義)への対抗に、保守化でなくメルケル氏の中道穏健路線の継続を選んだ形だ。次期首相の最有力候補になるが、18年間に上るメルケル体制で党内保守派がため込んだ不満は、はけ口を見いだせないままだ。「メルケル後」に向け、党勢回復への期待と、党内分断の不安が交錯している。

独与党の新党首はメルケル派=批判派と僅差、分断懸念も-クランプカレンバウアー氏

 ◇僅差の勝利
 「団結し、ともに歩もう」-。クランプカレンバウアー氏は、党首選を実施した党大会に合わせてメルケル氏が考案したスローガンを強く訴えた。選挙戦では「全党員と協力し、中道を守る」と繰り返し、左右を問わず支持を呼び掛けた。勝利後も、「簡単なことではないが、全派閥に活躍の場が与えられるべきだ」と述べ、党内他派閥への配慮を忘れなかった。

 クランプカレンバウアー氏支持を表明したアルトマイヤー経済相は「(16年首相を務めた)ヘルムート・コール氏やメルケル氏が一時代を築けたのは、中道に重きを置いたからだ」と、安易な右傾化や保守化に警鐘を鳴らした。

 それでも、メルケル氏への批判票を集めた保守系のメルツ元下院院内総務(63)とは決選投票まで進む接戦で、最終的な票差はわずか35票(有効投票数は999票)。ユーロ危機時は財務相としてメルケル氏を支えた重鎮ショイブレ下院議長も選挙直前に「メルツ氏が国家にとって最良だ」と地元紙に語り、議長という立場ながら一方の候補を公然と推し、分断の深さが際だった。

 ◇排外主義政党と対峙
 対話重視のイメージが強いメルケル氏だが、脱原発や難民受け入れといった保守層に受けが悪い政策は、独断で決めてきた。特に難民政策は、排外主義のポピュリズム政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に票を流出させたとの不満は保守層で強い。メルツ氏も「AfDの票を半減させる」と強い調子で訴え、支持を集めた。

 AfDは今や国政の最大野党で、全16州議会でも議席を確保。遅くとも2021年に実施される総選挙で、クランプカレンバウアー氏はメルケル氏が任期終盤で失った保守層との結束を取り戻し、AfDと対峙(たいじ)することが求められる。

 ただ、「右でも左でもない」をスローガンに登場した隣国フランスのマクロン大統領は今、抗議デモと支持率低迷に苦しんでいる。メルケル氏も任期終盤には多くの批判を浴びた。さまざまな党員や国民の声を丁寧にすくい上げる中道の貫徹は容易ではない。クランプカレンバウアー新党首の真価は、これから試されることになる。(ハンブルク時事)

2915チバQ:2018/12/17(月) 18:47:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000030-jij_afp-int
ハンガリー、「奴隷法」可決で超党派が大規模デモ 参加者1万5000人超
12/17(月) 16:53配信 AFP=時事
ハンガリー、「奴隷法」可決で超党派が大規模デモ 参加者1万5000人超
ハンガリー首都ブダペストの議事堂前で行われた労働法改正案に抗議するデモの参加者たち(2018年12月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ハンガリーで時間外労働の年間上限を大幅に引き上げる労働法改正案が可決され、首都ブダペストでは16日、保守派のオルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相率いる政府に抗議する超党派の大規模デモが行われた。一部の参加者が警官隊と衝突する一幕もあった。

【関連写真】「奴隷法」に抗議するデモ参加者たち

 緑の党から極右政党まで全野党が一致団結してオルバン政権に抗議するのは、2010年にオルバン首相が返り咲いて以来初めて。地元メディアによると、野党と労働組合が呼び掛けたこの日のデモには1万5000人以上が参加した。

 12日に議会で可決された労働法改正案は、雇用主が要求できる年間残業上限を250時間から400時間に引き上げるほか、残業手当の支払いを最大3年延長できるとしており、「奴隷法」との批判を浴びている。

 政府は、人員不足に苦しむ雇用主に必要な法改正で、長時間勤務を希望する労働者にも恩恵をもたらすと主張している。

 16日のデモは議会前の広場で解散したが、一部の参加者が野党議員2人に率いられてハンガリー公共放送局前まで行進。陳情書を読み上げようとしたが阻まれたため発煙筒などを投げ、警察が催涙ガスで応じる事態に発展した。【翻訳編集】 AFPBB News

2916チバQ:2018/12/18(火) 15:43:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00050010-yom-int
首相候補2回否決、3か月間政権発足できず迷走
12/17(月) 7:36配信 読売新聞
 【ロンドン=広瀬誠】9月の総選挙で反移民の極右政党が躍進したスウェーデンで、政権を発足できない異常事態が約3か月続いている。民主主義の成熟度が高いとされてきたスウェーデンでも、他の欧州諸国と同様、移民・難民への反感が強まる中で政治が迷走している。

 ロイター通信などによると、スウェーデン議会(349議席)は14日、中道左派連合を率いる社会民主労働党(社民党)のロベーン党首(61)の首相承認投票を行い、賛成116票、反対200票で否決した。

 スウェーデンでは、首相候補が議会で4回否決されると総選挙が実施される。昨年までは首相候補が否決された例はなかったが、9月9日の総選挙を受け、11月には中道右派側が試みた最大野党・穏健党党首の選任が否決され、14日は2回目の否決となった。ノーレン議長は否決後の声明で「新たな総選挙に近づいたが、避ける努力を尽くす」と悲壮感をにじませた。

2917チバQ:2018/12/18(火) 15:46:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181214-00000009-mai-eurp
伝統か人種差別か 冬のオランダを分断する黒塗り論争
12/14(金) 9:01配信 毎日新聞
伝統か人種差別か 冬のオランダを分断する黒塗り論争
人種差別か伝統か。オランダで論争が続く黒塗りの「ズワルト・ピート」=AP
 オランダの子供たちにとって12月5日は特別な日だ。赤い冠とマントをまとい、白く長いひげをたくわえたシンタクラース(聖ニコラウス)がプレゼントを届けにやってくる。オランダ移民と共に開拓時代の米国に伝わったこの風習は、「サンタクロース」に姿を変えてクリスマスの象徴として定着したとされる。子供たちに夢を届けるシンタクラースは例年、オランダ国内を二分する論争の火種も運ぶ。それは顔を黒塗りにしたズワルト・ピート(黒いピート)と呼ばれる従者の存在だ。

 ◇顔を黒く塗り、唇を赤く誇張した縮れ毛の従者

 伝承によるとシンタクラースは11月半ばにスペインから蒸気船に乗って到着し、白馬とピートを従えてプレゼントを配る旅に出る。19世紀半ばに出版された絵本がこの設定の元になっているようだ。この時期、オランダ各地でシンタクラースの到着を祝うパレードが行われる。多くの場合、従者のピートは白人が顔を黒く塗り、唇を赤く誇張したメークに縮れ毛のかつらをかぶって仮装する。黒塗りのピートが「人種差別」にあたるとして反対派は容姿を変えるよう求めているが、「伝統」を重視する強硬な擁護派は受け入れない。

 反対派のグループは今年、黒塗りのピートを公共放送の番組に登場させないよう裁判を起こしたが、11月半ばに棄却された。地元メディアによると、判決は反対派と擁護派双方の立場に配慮を示した上で「議論を続けることの重要性」を説いたという。

 判決直後にオランダ中部の港では例年通りシンタクラースが黒塗りのピートを連れて上陸するイベントが行われた。続いて国内各地で開催されたパレードでは、反対派に対する暴力で拘束者が出たり、安全確保の目的で反対派のデモが中止に追い込まれたりした。

 ◇反対派は「奴隷貿易を想起させる」と批判

 オランダで黒塗りのピートを巡る議論が先鋭化したのは2011年のことだ。「ズワルト・ピートは人種差別だ」と書いたTシャツを着たカリブ系移民の活動家が警察に拘束された事件がきっかけだった。カリブ史とオランダ文化に詳しいエラスムス大学ロッテルダムのアレクサンドル・バン・スティプリアーン教授によると、議論は1960年代から続くものだという。

 反対派の中には、オランダがかつて展開した奴隷貿易を想起させるという主張がある。とりわけカリブ海に面した南米大陸北部スリナムの植民地支配がその典型例とされる。17世紀からオランダの植民地となったスリナム(1975年に独立)では、アフリカ大陸から移送された黒人奴隷を搾取し、砂糖などのプランテーション経済が発展した。

 1970年代以降、オランダ本土にはスリナムを含むカリブ地域の旧植民地から多くの移民が渡った。バン・スティプリアーン氏によると、黒塗りのピートに反対する運動には移民の2世・3世の代が積極的に加わっているという。

 欧州各地には聖ニコラウスを巡る同種の風習が残り、広い地域でピートの代わりに「悪い子を正す」という魔物のような生物が同行する。

 「従者が典型的な黒人の容姿をしているのはオランダとその周辺だけだ。反対派はこの苦痛とも言えるステレオタイプにあらがっている」「『伝統を変えてはいけない』という主張がある。しかし、伝統は新たな環境と共に変わる。黒塗りのピートの歴史はわずか160年だが、(シンタクラースの起源とされる聖人の)聖ニコラウスには2000年近い歴史がある」(バン・スティプリアーン氏)

2918チバQ:2018/12/18(火) 15:46:49
 ◇大都市圏を中心に進む変化

 大都市圏を中心に少しずつ変化は起きている。

 首都アムステルダムのイベントでは近年、黒塗りのピートの代わりに、“すす汚れ”をメークで表現したピートが登場している。プレゼントを配るために煙突を行き来するとの伝承に基づいた工夫だ。

 オランダの教育関連会社が今月初めに発表した調査によると、アムステルダム、ロッテルダム、ハーグの3大都市圏の学校の関連行事では7割で「えんとつピート」が用いられているのに対し、一部の地方では2割程度にとどまっている。

 また調査会社I&Oリサーチの世論調査によれば、ピートが「黒いままであるべきだ」と答えた人の割合は2016年には65%だった18年は50%に下がった。一方で「変わるべきだ」だと答えた人の割合は16年の32%から18年は44%に増加した。

 この調査では支持政党も尋ねている。

 「黒いままであるべきだ」と答えた人のうち、支持政党別で最も高かったのが反移民を鮮明にする右派・自由党で88%。反対に最も低かったのは移民に親和的な左派・緑の党支持者で15%だった。これらの政党は共に昨年3月のオランダ総選挙で議席を伸ばし、分極化の進行を印象付けた。

 ◇「黒い従者」巡る対立は分極化の象徴

 ティルブルフ大学の社会学者、ペーター・アフテルベルグ教授は、黒塗りのピートを巡る対立の底流には「脱伝統」があると分析する。「かつて人々は教会へ行き、礼拝で説教を聞いた。これが社会を結びつけていた。今はその代わりに文化が人々をつないでいる」「我々が目にしているのは、異なる文化の受け入れを巡る問題だ」

 アフテルベルグ氏は、ピートを巡る分断は今後さらに深まると予測する。「双方に極度の不寛容が存在する。(擁護派・反対派が)それぞれの立場に固執することは双方に悪い結果を招く。分極化は今や西側の先進国のどこでもみられる。『ズワルト・ピート』はその象徴に過ぎない」【八田浩輔、取材協力=フィリップ・ジブコビッチ】

2919チバQ:2018/12/18(火) 16:05:24
https://www.sankei.com/world/news/181217/wor1812170014-n1.html
英「第2の国民投票」めぐり、現首相と前首相が激しい舌戦 EU離脱
2018.12.17 18:57国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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英首相官邸前で演説するメイ首相=12日、ロンドン(ロイター)
英首相官邸前で演説するメイ首相=12日、ロンドン(ロイター)
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相が欧州連合(EU)と合意した離脱案について、英議会での承認のめどが立たない中、離脱するか否かを問う国民投票を再び実施する案が議論されている。2度目の国民投票をめぐり、反対派のメイ首相と賛成派のブレア前首相の間で意見が対立。公然と批判し合う“舌戦”が連日、ヒートアップしている。

 2016年の国民投票でEU残留を支持したブレア氏は一貫して、国民投票のやり直しを主張してきた。14日もBBCラジオなどで「離脱案が議会で否決される可能性が高まっており、打開するために2度目の国民投票を実施すべきだ」と訴えた。

 これに対して、メイ氏は15日夜、声明を発表。ブレア氏の主張について「ブレア氏がかつて担った首相の職務と国民に対する侮辱だ。(再び)国民投票を行えば、分断がさらに広がる」などと批判した。

 ブレア氏はすかさず16日、メイ氏を「無責任だ」と反論した上で「議会と合意できないなら、国民に再び問うのが合理的だ」と改めて指摘した。これにメイ氏は「16年の国民投票の結果は明確で、再投票すれば国内がさらに分断される」と繰り返し否定した。

 EU離脱案を問う英下院の採決は越年し、年明け1月14日前後の採決が有力視されている。そこで否決されれば「合意なき離脱」に陥る可能性が高い。英メディアは、局面打開のためとして、再度の国民投票を求める議員が増えていると報じている。

2920チバQ:2018/12/19(水) 13:45:46
https://www.asahi.com/articles/ASLDM2FJZLDMUHBI009.html
ベルギー首相が辞意 移民の国際合意反対され、連立崩壊
ブリュッセル=津阪直樹 2018年12月19日11時28分
 ベルギーのミシェル首相は18日、国会で辞任する意向を表明した。移民保護に関する国際合意への署名に連立与党の一部が反対して離脱し、野党から不信任決議を出す動きが出ていた。フィリップ国王は辞任の申し出を受け入れるか決定を保留している。

 辞意のきっかけになったのは、国連主導で10日に採択された合意文書「安全で秩序ある正規移民のためのグローバル・コンパクト(世界への約束)」。世界の繁栄や持続的な発展に貢献しているとして正規の移民を後押しする一方、不法移民を減らす努力の必要性が盛り込まれている。

 ミシェル氏が署名する意向を示すと、連立与党4党のうち最大議席を持つ右翼政党「新フランドル同盟」が「移民政策に関する主権を失うことにつながる」などとして反発。同党出身の閣僚が辞任し、連立政権の枠組みが崩壊。18日、首相の不信任決議を提出する野党の動きも表面化した。

 ミシェル氏は国会で「自分の主張が受け入れられていない。この状況を受け止めねばならず、辞任する」と語って、その後、国王に辞任を申し出た。

 合意文書をめぐっては、米国も「国内法や国益に従って移民制度を管理する国家の主権を犠牲にする」として署名を拒否。国連のグテーレス事務総長は「合意文書は、移民政策を各国に押しつけることを認めるものだとの神話があるが、ウソだ。条約ではなく、法的な拘束力もない」と批判に対して反論している。(ブリュッセル=津阪直樹)

2922チバQ:2018/12/20(木) 18:26:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181220-00000089-asahi-int
移民保護、賛同したら政権崩壊 欧州、強まる右派の反発
12/20(木) 18:00配信 朝日新聞デジタル
移民保護、賛同したら政権崩壊 欧州、強まる右派の反発
ベルギーのミシェル首相=ロイター
 国連主導で10日に採択された移民保護の国際協定が、一部の国から激しい批判を受けている。右派政党が力を持つオーストリアやハンガリーなどが相次いで採択に加わらずに離反。採択に応じたベルギーも、連立を組む政党の反対で18日、協定への賛意を示した首相が辞意表明に追い込まれた。

 協定は「安全で秩序ある正規移住のためのグローバル・コンパクト(世界への約束)」。世界の繁栄や持続的な発展に貢献しているとして正規の移民を後押しする一方、不法移民を減らす努力の必要性が盛り込まれている。ドイツやフランスなど、160以上の加盟国が参加し、採択された。

 ただ、協定をめぐり、一部の国々では採択前から自国の移民政策に影響を与えるとする反対意見が続出。AP通信によると、今年下半期の欧州連合(EU)の議長国を務めるオーストリアは「国家主権への侵害を懸念する」などと反対。ハンガリーやポーランドも採択には加わらなかった。

 また、ベルギーでは、ミシェル首相が協定への賛意を表明したところ、連立与党4党のうち最大議席を持つ右翼政党「新フランドル同盟」が「移民政策に関する主権を失うことにつながる」などと反発。同国は採択には応じたが、同党出身の閣僚が辞任して連立政権の枠組みが崩壊し、18日、首相が辞意を表明した。フィリップ国王が近く、辞任の申し出を受け入れるか決めるという。

 国連のグテーレス事務総長は10日の演説で「協定は国連が各国の主権を侵害し、移民政策を各国に押しつけることを認めるものだとの神話があるがウソだ。条約ではなく、法的な拘束力もない」と反対派の指摘に反論している。(ブリュッセル=津阪直樹、ニューヨーク=金成隆一)

朝日新聞社

2923とはずがたり:2018/12/21(金) 14:28:59
英野党党首の発言で議会荒れ、メイ首相を罵倒か 本人否定
https://www.bbc.com/japanese/46628974
2018年12月20日
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コービン英労働党党首は何と言ったのか メイ首相に挑発され
英下院で19日、最大野党・労働党のジェレミー・コービン党首の発言をめぐり、審議が中断した。与党・保守党はコービン氏がテリーザ・メイ首相を「ばかな女(stupid woman)」と呼んだと強く反発し、謝罪を求めたが、コービン氏は自分は「ばかな連中(stupid people)」と言ったのだと反論した。

保守党が問題にしたコービン氏の発言は、政府がまとめた欧州連合(EU)離脱協定について、首相と激しく議論する最中にあった。

毎週定例の首相代表質問の時間にコービン氏は、離脱協定の下院採決を首相が延期したのは、「失墜しつつある」首相による「極めてシニカルな動き」だと批判。これに対してメイ氏はコービン氏が、まず約束した不信任決議案を提出せず、やっと提出したかと思うとほとんど無意味な内容だったと反撃した。

「今は(イギリスのクリスマス風物詩の)滑稽劇の時期だと言うのは分かっていますが、彼は信任決議案を出すんでしょうか? ええ、もちろん」と首相は挑発し、それに応えて保守党議員たちは「いやいや、まさかそんな」と、滑稽劇の定番のやりとりを真似て声をそろえ、野党党首を嘲笑した。

続けて首相はコービン党首に向かって、「自分の後ろをご覧なさい。誰もあなたを評価していないし、国民も同じです」とたたみかけた。するとコービン氏がつぶやくように口を動かす様子が、カメラに捉えられた。音声はマイクに拾われなかった。

この際にコービン氏が何を言ったのかをめぐり、議会は紛糾(ふんきゅう)した。

メイ首相はコービン党首を「後ろをご覧なさい。誰もあなたを評価していない」と挑発した
代表質問が終わると元閣僚のサー・パトリック・マクロフリンは議事手続き質問を使い発言の機会を求め、コービン氏がメイ氏について「ばかな女」だと「ぶつぶつ言った」と批判した。すると、保守党側の議席からは、「恥を知れ」「みっともない」など非難の声が次々と上がり、議員はコービン氏が本会議場に戻り謝罪すべきだと主張した。他に複数の女性保守党議員が、コービン党首に謝罪を求めた。

保守党のポール・スカリー議員はメイ首相に、コービン党首が何を言ったのか質問し、メイ首相は女性参政権100周年において「この下院の全員が」女性の政治参加を奨励すべきで、「適切な言葉遣いをすべきだ」と答えた。

コービン党首は、自分は「性差別的で女性差別的な一切の言葉遣いに反対」していると述べ、自分が言ったのは「ばかな連中だ」だったと主張した。

「本日の首相代表質問の際、この国が直面する国家的危機に関する議論を、滑稽劇にしてしまおうとする人たちについて、私は『ばかな連中』と言いました。下院議長、私は首相やほかの誰についても『ばかな女』などという表現を口にしていません」とコービン氏は述べた。

2924とはずがたり:2018/12/21(金) 14:29:11
>>2923
コービン英労働党党首 「私は『ばかな女』とは言っていない」
しかし、下院議員たちはコービン氏の説明を受け入れず、謝罪を要求。保守党のレイチェル・マクリーン下院議員は、「まったく信じない」と反発した。

ジョン・バーコウ下院議長は、自分自身はコービン氏の発言の様子を見ていないが、問題とされる発言の様子をテレビ映像で確認し、「確かになぜ野党党首の発言が『ばかな女』と受け止められたか、その理由は分かりやすい」と認めつつ、裁判所などで働く「読唇術」の専門家も同じ意見だったが断定は出来ないと話した。

「誰も100%は確信できない。読唇術のプロも同様だ。ただし私は当然、すべての下院議員の発言を額面どおりに受け入れる。この院も同じように受け入れるよう期待するのは、当然のことだ」と議長は強調した。

バーコウ議長はさらに、発言時にコービン氏は「着席して、本院に向かって発言していたのではない」ので、その発言は議事録に記録されるためのものではなかったと述べた。

このやりとりの中で、保守党や議長にも反発。ヴィッキー・フォード議員は、かつて自分がバーコウ議長から「ばかな女」と呼ばれたことがあると発言したが、議長はそれは初耳だと反論し、「100%否定する」と断言した。

保守党のアナ・ソウブリー議員は、もしも保守党の男性議員が労働党の女性議員について「ばかな女」と発言したなら、バーコウ議長は「直ちに対応したはずだ」と批判した。

保守党の閣僚や議員たちが、バーコウ議長(右)に、コービン氏の発言の映像を見せようとした
野党・自由民主党のウェラ・ホブハウス議員は、「どのような職場でも性差別は許されない。ジェレミー・コービンもそろそろ1980年代を後にした方がいい」と、コービン氏を批判。「国中の若い女性が今日のこのやり取りを目にしたはずで、大勢が政治に参加したがらないのは無理もない。もし発言が本当なら、ジェレミー・コービンは謝罪しなくてはならない」と述べた。

一方で、保守党のデズモンド・スウェイン議員は、「ぶつぶつつぶやいた内容」について議員を批判するのは、「思想犯罪の領域」に近づいていると懸念した。

労働党のローラ・ピドック議員は、本会議場をこのような形で使うのは「まったくみっともない話だ」と批判した。同じく労働党のマーガレット・ベケット議員は、一連のやりとりを「演出された騒ぎ」だと保守党を批判した。

(英語記事 Jeremy Corbyn denies 'stupid woman' jibe at Theresa May)

2925とはずがたり:2018/12/21(金) 14:30:05
英内閣、合意なしブレグジットの準備を開始 20億ポンド振り向け
https://www.bbc.com/japanese/46616292
2018年12月19日

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Image copyrightEPA
イギリスのテリーザ・メイ内閣は18日、離脱条件で合意せずに欧州連合(EU)から離脱するいわゆる「合意なしブレグジット(イギリスのEU離脱)」に向けた準備を進めることを決定した。

メイ首相は11月にEUと離脱協定を取りまとめたものの、イギリス議会での承認が得られるかどうか不確定な状態が続いている。

内閣は今回、下院議員がいかなる離脱協定も受け入れないまま来年3月29日の離脱期日を迎えた場合に備え、政府機関に合計20億ポンド(約2850億円)の準備予算を計上する。

また、国内企業14万社に合意なしブレグジットに向けて備えるべき点を示した書簡を送るほか、政府機関の支援に向け、軍部が3500人の兵士を手配することが決まった。

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ブレグジットまで100日となり、1月に下院で採決予定の離脱協定に多くの議員が反対する中、この日の閣議は通常より長い2時間半にわたり行われた。

この閣議でメイ内閣は、企業がそれぞれ適切と思われる合意なしブレグジットに向けた緊急時対応計画を実施すべきだという点で一致した。

今週末には、国境で今後必要になる変更点について示した最新の歳入関税資料が企業に送られることになっている。

また消費者に対しては、今夏に発表された合意なしブレグジット対策に慣れておくよう指示が出された。これは航空券の予約からクレジットカード利用までを網羅したものだが、向こう数週間でさらに詳細な内容が示されるという。

財務省によると、準備予算20億ポンドのうち4億8000万ポンドは内務省に割り当てられ、入国管理職員の増員や安全保障の強化に充てられる。

環境・食糧・農村地域省は4億1000万ポンドを受け取り、魚介類や食品、化学製品の貿易が阻害されないよう準備を進める。

歳入関税庁には、関税業務の増加に向けて3000人を増員するほか、国境管理の新技術に投資するため、3億7500万ポンドが振り向けられた。

また、ビジネス・エネルギー・産業戦略省には1億9000万ポンド、国際貿易省には1億2800万ポンドが割り当てられた。

これとは別にギャヴィン・ウィリアムソン国防相は、物資調達員やエンジニア、歩兵隊を含む兵士3500人が、必要に応じて出動の用意をしていると明らかにした。

スティーヴン・バークリーEU離脱担当相は、内閣は「政府の中では合意なしブレグジットへの準備は実務的な優先事項だが、全体としての最優先事項は離脱協定をまとめること」という点で一致したと話した。

また、合意なしブレグジットへの準備は「企業の方がより優先すべき問題」であり、3月29日までの14週間の間に企業向けの案内が「非常に多く」発表されるだろうと述べた。

特に合意なしブレグジットの影響を受ける可能性の高い8万社には、数日内に政府から電子メールが配信されるという。

2926とはずがたり:2018/12/21(金) 14:30:18
>>2925
その他の動きは以下の通り――。

メイ首相は、1月に行われる下院での離脱協定の審議・採決の場に、代替案を提示する意向を示していると伝えられた
イギリス政府が推し進めていた、移民流入数を年間10万人以下にするという目標が、最新の移民システム案から除外された
最大野党・労働党が提出したメイ首相に対する不信任案は、1月まで審議されない見込み
イギリスの企業経営者53人は17日、メイ首相に「離脱協定を国民に届ける」よう求める公開書簡を英紙デイリー・テレグラフに掲載した。
2017年の秋季予算発表で、財務省は2018〜2020年に合意なしブレグジットへの準備予算として30億ポンドを計上した。

フィリップ・ハモンド財務相は今年3月、このうち半分は20の政府機関に割り当てられ、内務省や運輸省、環境省、ビジネス省などの取り分が多くなると説明した。

18日の閣議では、政府機関が2019/20年度に受け取る新たな割り当て分と、今年度の未使用分について承認された。これらの予算は国境管理と安全保障、国際貿易といった分野に優先的に分配される。

マット・ハンコック保健相は17日、BBCの報道番組「ニュースナイト」に出演し、すでにイギリスの国民保険制度(NHS)に合意なしブレグジットに向けた十分な準備をするよう指示したと話した。

しかし、欧州議会で離脱交渉を担当するヒー・フェルホフスタット氏はツイッターで、「ジェレミー・ハント英外相のような、合意なしブレグジットを美化する人々は全く無責任だ。国民をより貧しくし、機会を奪い、権利や生活を不安定なものにすることが政治家の仕事ではない。『管理された合意なしブレグジット』などというものは存在しない」と批判した。

Image Copyright @guyverhofstadt@GUYVERHOFSTADT
労働党は、合意なしブレグジットは「実行不可能」で、他党と協力してこれを阻止する姿勢を示した。

同党のジェニー・チャップマン影のEU離脱相は、「議会や多くの閣僚が反対した合意なしブレグジットに対して、政府が何十億ポンドもの税金を投じて準備しようとしているのは、メイ首相がブレグジット交渉に失敗したことの何よりの証拠だ」と述べた。

EU離脱をめぐる2度目の国民投票を求めている自由民主党は、政府が合意なしブレグジットになるという脅しで議員や企業、国民を「怖がらせようとしている」と指摘した。

ケーブル党首は、「メイ首相は無責任に時間稼ぎをして、自分の離脱協定を支持するしかない状況を作り出そうしている」と話した。

(英語記事 Cabinet 'ramps up' no-deal Brexit planning)

2927チバQ:2018/12/27(木) 13:53:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181226-00000595-san-int
英国のEU離脱 不安抱え越年 1月15日にも協定案採決
12/26(水) 19:42配信 産経新聞
 【ロンドン=岡部伸】英国のメイ首相は、来年3月末に予定する欧州連合(EU)離脱をめぐり、EUと合意した離脱協定案の議会承認の採決を来年1月中旬に延期したが、支持を得られる見通しは立っていない。離脱案の否決を見据えて離脱日程の延期や代替案の検討、解散総選挙などの対応策がささやかれるものの、どれも決め手がなく不安を抱えたままの越年となる。

 メイ氏は、EUとまとめた離脱案を「唯一可能な合意」と訴え続けているが、議会では与党、保守党の強硬派を中心に「屈辱的にEUに譲歩した」(下院議員)と反対している。

 議会側が反発する最大の理由は、英領北アイルランドの国境管理をめぐって解決策が見つかるまで英国が離脱後もEU関税同盟に残留するという安全策(バックストップ)が離脱案に盛り込まれたことだ。EUからの完全独立を主張する保守党の強硬派らから「永遠にEUに隷属する」と強い反発を招いている。

 メイ氏は12月11日に予定していた議会下院での離脱案採決を延期し、安全策に関してEUから譲歩を引き出して強硬派を説得する戦略を描く。メイ氏は年明けに改めてEUと協議する予定だが、EU側が修正に応じる様子はなく、限られた時間の中で劣勢を挽回できる可能性は少ない。

 離脱案の採決は来年1月15日前後とみられているが、3月末に「合意なき離脱」を迎えることへの懸念から、メイ氏側の対応としてさまざまな意見が出ている。

 具体的には離脱日程を3月末から延期することや、EU単一市場に参加するノルウェーがEUと結ぶ協定を基にした代替案での再合意などがある。さらに、国民に離脱案への信を問う解散総選挙や2度目の国民投票も検討されている。

 ただ、代替案は「議員の過半数が支持する案はない」(英メディア)と指摘され、国民投票は国内の分断を深める可能性もあり、国民は不透明感の消えない新年を迎えることになる。

2928名無しさん:2019/01/06(日) 13:04:06
http://www.sankei.com/region/news/181217/rgn1812170019-n1.html


【国家を哲学する 施光恒の一筆両断】「西洋の自死」日本への警鐘
2018.12.17 07:09地方福岡

 時宜にかなった本の邦訳が出版されました。イギリスのジャーナリスト、ダグラス・マレー氏が著した『西洋の自死』(町田敦夫訳、東洋経済新報社)です。
 欧州諸国は戦後、移民を大量に受け入れてきました。著者のマレー氏は、その結果、欧州各国の「国のかたち」が大きく変わり、「私たちの知る欧州という文明が自死の過程にある」と警鐘を鳴らします。昨年出版された本書は、まず英国内でベストセラーになり、その後、欧州諸国を中心に23か国語に翻訳され、大きな話題となっています。

 著者は冒頭、次のように記します。「欧州は自死を遂げつつある。少なくとも欧州の指導者たちは、自死することを決意した」「結果として、現在欧州に住む人々の大半がまだ生きている間に欧州は欧州でなくなり、欧州人は家(ホーム)と呼ぶべき世界で唯一の場所を失っているだろう」
 本書では、欧州諸国が自分たちの国を移民国家にするとはっきりと決めたわけではないのに、ずるずると取り返しのつかないところまで来てしまった経緯が描かれています。

 英国をはじめとする欧州各国で元来の国民(典型的には白人のキリスト教徒)は、少数派に転落しつつあります。2011年の英国の国勢調査によれば、ロンドンの住人のうち「白人の英国人」が占める割合は44・9%とすでに半数を切っています。また、ロンドンの33地区のうち23地区で白人は少数派になっています。2014年に英国内で生まれた赤ん坊の33%は、少なくとも両親のどちらかは移民です。オックスフォード大学のある研究者の予測では、2060年までには英国全体でも「白人の英国人」は少数派になると危惧されています。
 他に、例えばスウェーデンでも今後30年以内に主要都市すべてで、スウェーデン民族は少数派になると予測されています。国全体としても、スウェーデン民族は現在生きている人々の寿命が尽きる前に、少数派に転落する見込みなのです。
 民族構成が変わるだけでなく、欧州諸国の文化的・宗教的性格も変容します。英国民のキリスト教徒の割合は、過去10年間で72%から59%と大幅に減少し、2050年までには国民の3分の1にまで減る見込みです。ウィーン人口問題研究所は、今世紀半ばまでに15歳未満のオーストリア人の過半数がイスラム教徒になると予測しています。著者は、欧州諸国でイスラム教徒の影響力が増大し、言論の自由や同性愛者に対する見方など、欧州が伝統的に育んできた自由民主主義の前提が覆されるのではないかと危惧します。
 本書の描き出す欧州の現状は、先ごろ入管法を改正し、外国人労働者の大量受け入れを決めた日本にとっても他人事ではありません。本書を読むと、移民の大規模受け入れに至った欧州の状況が、現在や近い将来の日本によく似ているのではないかと感じます。例えば、欧州諸国の移民大量受け入れを推進した者たちの論拠は次のようなものです。「移民受け入れは経済成長に資する」「少子高齢化社会では受け入れるしかない」「文化的多様性が増すので良い」「グローバル化が進む以上、移民は止められない」。欧州諸国では、政治家や学者、評論家、マスコミなどのエリートは、これらのうち一つが論駁(ろんばく)されそうになると別の論拠に乗り換え、一般庶民の懸念を巧みに逸らし、移民受け入れを進めてきました。著者は、エリートたちの保身と無責任な楽観主義を克明に描き出します。また、これらの論拠は、いずれも移民受け入れという結論が先にありきの、いい加減なものだということを明示します。
 入管法改正をめぐる日本の国会審議は、欧州の失敗例をほとんど分析せずに終わってしまいました。手遅れになる前に、本書「西洋の自死」をぜひ多くの日本人が読み、欧州の現状や苦悩を知ってほしいと思います。近い将来、「日本の自死」が現実化し、我々の子孫が安住の地を失うことがないように。
                   ◇
【プロフィル】施光恒(せ・てるひさ)
 昭和46年、福岡市生まれ、福岡県立修猷館高校、慶應義塾大法学部卒。英シェフィールド大修士課程修了。慶應義塾大大学院博士課程修了。法学博士。現在は九州大大学院比較社会文化研究院准教授。専攻は政治哲学、政治理論。著書に『英語化は愚民化』(集英社新書)、『本当に日本人は流されやすいのか』(角川新書)など。

2929チバQ:2019/01/06(日) 13:08:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3205034
伊3市長、反移民法に不服従表明 極右内相に反発
2019年1月4日 18:20 発信地:ローマ/イタリア [ イタリア ヨーロッパ ]
【1月4日 AFP】イタリアのフィレンツェ(Florence)、ナポリ(Naples)、パレルモ(Palermo)の市長3人は、極右政党「同盟(The League)」を率いるマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)内相が主導し成立させた反移民法について、違憲であるとして従わない意向を表明した。サルビーニ氏は3日、3市長の辞任を要求した。

 3市はイタリア政府が入港を拒否した救助船に乗る移民の受け入れを申し出ており、パレルモのレオルカ・オルランド(Leoluca Orlando)市長は反移民法について「移民問題の対応でも抑止でもなく、犯罪行為を扇動しているだけだ」と指摘。

 また、「反移民法は人権侵害だ。イタリアには何万人もの移民が合法的に暮らし、税や年金を支払っている。彼らは数週間から数か月後には不法移民となってしまう」と訴えた。

 新しい反移民法は昨年11月28日に成立。新たな移民の国外追放や在留許可の制限が容易となり、また子持ちの家族や単身女性に対して発行が認められていた在留許可を廃止する内容となっている。

 ナポリのルイジ・デ・マジストリス(Luigi De Magistris)市長は、反移民法には違憲である点もみられると指摘。また、移民船について「ナポリの港に来てほしい、私たちの市は救援計画を立ち上げ、移民を入港させる予定だ。私自身が救助活動を指揮する」と述べた。(c)AFP/Ella IDE

2930とはずがたり:2019/01/07(月) 22:30:03
英下院15日に離脱案採決と報道
反発根強く否決の公算大
https://this.kiji.is/454966523222656097
2019/1/7 21:10
c一般社団法人共同通信社

英BBC放送の番組に出演したメイ首相=6日、ロンドン(ロイター=共同)
 【ロンドン共同】英BBC放送などは7日、複数の英政府筋の話として、英国と欧州連合(EU)との離脱合意案を巡る英下院採決が15日に行われると伝えた。合意案には野党に加え与党保守党内でも反発が根強く、メイ首相は昨年12月の当初の実施予定を延期し、1月14日の週に実施する意向を示していた。

 メイ氏は6日、BBCの番組で、議会で否決されれば「(英国が)未知の領域に突入してしまう」と警告、混迷を避けるため合意案を支持するよう訴えたが、ここ数日の間でも保守党や閣外協力政党の民主統一党(DUP)から批判の声が上がっており、現時点では否決される公算が大きい。

2931名無しさん:2019/01/08(火) 23:28:51
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190108-00010006-newsweek-int&pos=2
イギリスのEU離脱の阻止を目指しオランダでアイドルグループが結成された
1/8(火) 19:06配信 ニューズウィーク日本版

──このままEUに残って欲しい、それだけを伝えるために結成されたボーイバンド
■ ユンケル委員長「しっかりしなさい」

2019年は、英国が欧州連合(EU)を離脱する年、ブレグジットの年だ。「Xデー」は今年3月29日の予定だ。とはいえ、EU側となかなか条件が折り合わず、昨年あたりから話がだいぶ混乱気味になってきた。ブレグジットをめぐる指導力を問われたテリーザ・メイ首相の信任投票が行われたり(結局、信任されてメイ首相はことなきを得た)、「ブレグジットを問う国民投票をもう1度実施しよう」という声が上がったり(今後実施される可能性はまだ残っている)。

欧州委員会のユンケル委員長はドイツの日曜紙ヴェルト・アム・ゾンタークとのインタビューで、英国に対してしびれを切らしたかのように、英国民に伝えたい言葉として「しっかりしなさい。君たちが求めているものは何なんだ」と述べている(英エクスプレス紙)。

2016年に行われた国民投票でEUからの離脱が決まって以来、ブレグジットは「英国とEUの離婚」と描写されてきた。単に法的な決めごとのみならず、離れるには感情的な難しさもあるだろうし、比喩としてぴったりだ。

■ 英国への愛を歌うオランダ発のボーイバンド

そんななか、「英国よ、どうか行かないで」とまるで恋人に訴えかけるような切ない気持ちを歌い上げるボーイバンドがお隣の国オランダに登場した。その名も「Breunion Boys」(ブリユニオン・ボーイズ)だ。「英国と連合する」という名前が示すとおり、このままEUに残って欲しい、それだけを伝えるために結成されたグループだ。

ロイター通信によると、バンドを作ったのはアニメーターのユリア・ヴェルドマンさん。英国が国民投票で離脱を決めたと知った時、「泣きじゃくった」という。

そんなユリアさんがなぜ、離脱阻止にボーイバンドという手を使ったのかについては、ユリアさん自身がビデオで説明している。英国の「離脱派」と「残留派」の間には、「テイク・ザットが好き」という共通点があったというのだ。テイク・ザットとは、かつて世界的に大人気を誇った英国のアイドル・グループだ。

そこでユリアさんは、テイク・ザットのようなボーイバンドを作ってこの思いを表現しようと、オーディションをしてメンバーを募ったという。もちろん、オーディションで判断する点は歌と踊りのみならず、「英国とEUの永遠なる友情を信じている」という部分も大切な要素だった。

■ 英国よ「早く心を決めて」とオランダ議員

最終的には、22〜25歳の5人が選ばれた。ユリアさんはブリユニオン・ボーイズについて、ブレグジット阻止に向けた最後の必死の試みだと説明する。そのため、ファースト・シングル「Britain Come Back」(英国よ、どうか戻ってきて)は、英国に対する多くのヨーロッパ人の思いを代弁していると語る。

メンバーのジョシュアさんは、「英国人の多くはEUに対して怒っているし、ヨーロッパ人も去って行く英国に対して怒っている」と話し、「僕らは、その感情への答えなんだ」と説明する。

英国の音楽専門サイトNMEによると、ブリユニオン・ボーイズは自分たちのメッセージを伝えようと、英国のパブを演奏して回るツアーを開始する予定だという。

去年のクリスマスには、オランダの国会議員キーズ・バーホーベン氏が、英国でクリスマス映画として愛されている「ラブ・アクチュアリー」での1コマをパロディにしたビデオを作成。バーホーベン氏が思いをつづった紙を紙芝居方式にしてメイ首相に見せながら、「離脱した後も大好きだから早く心を決めて」と伝えるという内容になっており、ツイッターで拡散された。

ブレグジットの期日まであと2カ月半。まだ何が起こるかは分からないが、どう転んでもオランダはずっと英国の良き友でいてくれそうだ。

松丸さとみ

2932チバQ:2019/01/09(水) 10:05:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000005-asahi-int
独の右翼政党に攻撃相次ぐ 議員襲撃・事務所に爆発物
1/9(水) 2:16配信 朝日新聞デジタル
独の右翼政党に攻撃相次ぐ 議員襲撃・事務所に爆発物
襲撃されたフランク・マグニッツ氏=AP
 ドイツ北部のブレーメンで7日、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」に所属する国会議員が襲撃され、重傷を負った。同党に対しては、政党事務所に爆発物が仕掛けられるなどの事件が相次いでおり、ドイツ社会の政治的対立が暴力に発展することへの懸念が広がっている。

 襲撃されたのは、同党の連邦議会議員で州代表を務めるフランク・マグニッツ氏(66)。警察などによると、新年行事から帰宅する途中の7日夕、覆面をした複数の男に待ち伏せされ、角材のようなもので頭部を殴られた。意識を失って倒れたところを通行人に助けられ、病院に搬送された。容疑者らは逃走中で警察がテロ事件とみて捜査している。AfDは、対立する左派勢力を批判する声明を発表した。

 マース外相は事件を受け、「暴力は政治的な対立の解決手段になりえない。容疑者は厳しく罰せられなければならない」とコメントした。

 AfDは難民排斥を訴えて支持を伸ばし、一昨年の総選挙で初めて連邦議会に進出。今年の地方選挙でも躍進が見込まれている。(ベルリン=高野弦)

2933チバQ:2019/01/09(水) 11:34:42
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019010800829&g=int
英EU離脱案、可決のめど立たず=9日審議再開
2019年01月08日22時28分


7日、英中部リバプールで演説するメイ首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)離脱合意案をめぐる議会での審議が9日、1カ月の中断を経て再開する。この間、メイ首相は国内で不人気の合意案を事実上修正することで突破口を開く方策をEUに打診。しかし、EUは「再交渉には応じない」(トゥスク大統領)と強調しており、首相が反対論を抑え込み、合意案を可決に導くめどは立っていない。
 英国とEUは昨年11月、約1年半に及んだ離脱交渉の末に妥結。合意案は同12月11日に下院で採決が行われる予定だったが、「大差で否決される」事態を恐れた首相が直前の10日になって延期を決定し、審議も中断を余儀なくされた。
 合意案で問題となっているのは、交渉の焦点だった英領北アイルランド問題への配慮から、英国が離脱後もEUに実質的に部分残留する選択肢が盛り込まれた点だ。
 EUからの独立を重視する与党・保守党の強硬離脱派は猛反発。少数与党のメイ内閣に閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)も一貫して反対を唱え、多数の支持を得るのが難しくなっている。
 首相は9日の議会で過去1カ月間に行ったEUとの協議結果を説明する見通し。部分残留が実行に移されても2、3年の短期間で終了する確約をEUに求めてきた首相の成果が問われることになりそうだ。合意案の採決は15日に行われる。
 ただ、現在の下院は残留派の議員が離脱の是非を問う国民投票の実現を目指すなど、妥協の産物の合意案を受け入れる状況には程遠い。仮に首相がEUから譲歩を引き出しても、反対派議員の翻意を促せるかは不透明だ。このため最大の関心は、合意案が否決された場合に首相がどんな「プランB(代替案)」を提示するかに集中している。
 首相は6日放送されたBBCテレビの番組で、合意案否決時の対策は明らかにせず、「否決されれば(英国は)未踏の領域に入る」と、混乱回避のためにも合意案を支持すべきだと訴えた。(2019/01/08-22:28)

2934チバQ:2019/01/11(金) 11:59:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00000599-san-eurp
EU懐疑派、欧州議会選へ結集模索 伊内相、ポーランド実力者と協議
1/10(木) 19:19配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】イタリア右派与党の同盟を率いるサルビーニ副首相兼内相が9日、ポーランドを訪問し、同国の保守系与党「法と正義」のカチンスキ党首と会談した。5月に行われるEUの欧州議会選挙に向けた連携について協議。EUに懐疑的なポピュリズム(大衆迎合主義)勢力による会派や欧州の東西を超えた結集を目指す動きが本格化してきた。

 「欧州を救いたい者の同盟を築く」。AP通信などによると、サルビーニ氏はポーランドの最高実力者、カチンスキ氏との会談後の記者会見でこう語り、欧州議会選の協力について話し合ったと説明。EUを牽引する「仏独枢軸」への対抗心もあらわにし、「欧州の新たな春」を目指すと訴えた。

 欧州議会選はポピュリズム台頭を受けた「EU懐疑派」対「親EU」の戦いとなる。政治サイト・ポリティコ(欧州版)の最新予測では、中道右派・左派の2大会派はそれぞれ第1、2勢力を保つが、総議席705の過半数を割ると予測される一方、同盟や仏極右の国民連合などの会派は60議席で倍近く増やす見通し。

 ただ、EU懐疑派は他の会派にも分散しており、これらがまとまれば第3勢力への一段の躍進も視野に入る。サルビーニ氏は一大勢力を築くことで、10月末で任期が終わるユンケル欧州委員長の後任選びやEUの政策への影響力も増大を図る狙いだ。

 一方、法と正義も難民・移民の受け入れ反対や司法の独立を損なう改革をめぐりEUと対立。同党報道担当者は「相互理解で満たされた前向きな対話だった」とカチンスキ、サルビーニ両氏の会談を評した。

 サルビーニ氏は中道右派に属するハンガリーのオルバン首相にも接近。ドイツの新興右派、ドイツのための選択肢もサルビーニ氏との連携を排除していない。

 ただ、懐疑派勢力も各国の主権を重視し、EU批判で立場が一致しても、ロシアに対しては同盟などが融和的な一方、法と正義は強く警戒。移民問題でも利害が対立しており、「大同団結」がどこまで実現するか不透明な要素もある。

2935とはずがたり:2019/01/12(土) 19:31:38
「北マケドニア」に国名変更 NATO・EU加盟前進へ
2019年1月12日 8時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190112/k10011775831000.html?utm_int=all_side_ranking-social_004

旧ユーゴスラビアのマケドニアで、国名を「北マケドニア」に変える憲法改正案が可決されました。隣国ギリシャからの20年以上にわたる反発を踏まえた対応で、ギリシャの反対で進んでこなかったNATO=北大西洋条約機構とEU=ヨーロッパ連合への加盟が前進するとみられます。

マケドニアは1991年、旧ユーゴスラビアから「マケドニア共和国」として独立しましたが、隣国ギリシャはマケドニアという名称は自分たちの歴史を象徴する地名だと反発し、20年以上、対立してきました。

マケドニアがNATOとEUに加盟しようとした際にも、ギリシャはこれに反対してきたため、加盟を目指すマケドニアの首相は去年6月、対立の解消に向け国名を「北マケドニア共和国」に変えることでギリシャ側と合意しました。

これを受けて11日、議会で国名を変えるための憲法改正案の採決が行われ、120人の議員の3分の2を超える81人の賛成で可決されました。

ディミトロフ外相は「国の発展のために不可欠な決定で歴史的な瞬間だ」と述べ、ギリシャの反対で進んでこなかったNATOとEUへの加盟に向けた前進だと強調しました。

旧ユーゴスラビアの国々をめぐっては、この数年、ロシアの影響力が高まっていると指摘されていて、マケドニアのNATOやEUへの加盟が実現すれば、この地域でのヨーロッパ各国とロシアの力関係にも影響を与えるとみられています。

年収はEU平均の3分の1以下 貧しさから脱出へ
ザエフ首相率いるマケドニアの与党は、国名変更に反対していた野党議員の一部を賛成に転じさせることで、憲法改正案の可決にこぎ着けました。

しかしその際、野党議員のうち職権乱用などの罪に問われていた議員に事実上の恩赦を与えるために刑法の改正まで強行するなど、なりふりかまわない施策をとったため、市民から批判の声も上がっています。

それでも与党が国名変更にこだわる背景には、マケドニアの貧しさがあります。
独立から27年がたったものの、国民の平均年収は日本円で60万円余りとEU=ヨーロッパ連合の平均と比べると3分の1以下で、NATOとEUに加盟するうえでの最大の障壁となっているギリシャとの対立を解消しないかぎり、国は発展しないとの危機感があります。

マケドニアの政治に詳しい地元シンクタンク、IDSCSのトロサノフスキー代表は「NATOに加盟して国を安定させ、EUのもとで国を変えていかないかぎり、人口が流出し国はいずれ消滅してしまう。代償は大きいが、この国の未来をひらくためには国名変更しか道はない」と指摘しています。

2936とはずがたり:2019/01/14(月) 16:40:48

一旦解散して離脱も停止してハードエグジットかメイ案か離脱撤回か民意を問うべきだ。

英議会、EU離脱案を否決の公算
15日採決、反発なお
https://this.kiji.is/457421955455157345
2019/1/14 14:50
c一般社団法人共同通信社

 【ロンドン共同】英下院は15日、欧州連合(EU)との離脱合意案の是非を採決する予定だ。与野党双方で反発が根強く、メイ首相は昨年12月の当初の予定を延期して事態の打開を目指したが苦境は変わらず、否決の公算がなお大きい。離脱日が3月末に迫る中、否決なら政治の混迷が長期化し、離脱の先行きは一段と不透明感を増す。

 与党保守党は定数650の下院で317議席と過半数に満たない上、複数の英主要メディアは11日前後までの時点で、100人強が合意案に反対の立場だと伝えた。

 英国が将来にわたってEU規則に従い続ける余地を残す条項が、反発の最大の矛先となっている。

2937チバQ:2019/01/14(月) 19:35:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000527-san-int
仏極右 EU議会選に向け始動 比例首位に23歳擁立
1/14(月) 14:56配信 産経新聞
 【パリ=三井美奈】フランスの極右「国民連合」は13日、パリで党大会を開き、5月の欧州連合(EU)欧州議会選に向けた選挙戦をスタートした。ルペン党首は演説で、「国家重視か、グローバル化か」が問われていると述べ、EUに懐疑的な各国のポピュリズム(大衆迎合主義)勢力との連携を訴えた。

 同党の比例名簿の1位には、同党の地方議員、ジョルダン・バルデラ氏(23)が指名された。同氏は、イスラム系住民が多いパリ郊外セーヌサンドニ県を拠点としており、移民対策の強化を訴えている。党は同氏起用で、若い有権者に政策をアピールする狙いとみられる。

 ルペン党首は、イタリアで移民排斥を進めるサルビーニ内相の与党「同盟」について「われわれの友人だ」と述べ、関係緊密化を図る姿勢を示した。また、フランスで広がる「黄色いベスト」の抗議デモを支援し、選挙は「マクロン大統領を倒すための闘いだ」と位置づけた。

 昨年12月の支持率調査で国民連合は24%。大統領与党「共和国前進」など中道勢力の19%を上回り、首位に立つ。国民連合は昨年、国民戦線から改名した。

2938チバQ:2019/01/14(月) 19:35:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00010000-afpbbnewsv-int
ポーランドの市長、イベント中に刺され重傷 襲撃の瞬間
1/14(月) 9:49配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【1月14日 AFP】ポーランド北部グダニスク(Gdansk)で13日、チャリティーイベントに参加していたパベウ・アダモビッチ(Pawel Adamowicz)市長(53)が数百人の前で男に刃物で刺され、重傷を負った。襲った男は警備員らに取り押さえられ、警察に逮捕された。

 動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された映像には、男が壇上に駆け上がる様子などが映っている。男はアダモビッチ氏をナイフで刺した直後、マイクをつかみ、前政権与党の「市民プラットフォーム(Civic Platform、PO)」によって不当に収監され、拷問を受けたと主張。「だからアダモビッチ氏は死ぬ」とも発言している。

 市民プラットフォームは2018年の地方選挙でアダモビッチ氏の再選を後押しした。

 アダモビッチ氏は現場で救急隊員から蘇生処置を受けた後、病院に搬送された。地元当局の医師は、容体は「非常に深刻」だと話している。

 ポーランド通信(PAP)は副市長の話として、同氏は手術を受けたと伝えている。

 グダニスクの警察当局によると、逮捕した男は27歳で市内在住という。

 映像は、襲撃の瞬間で一時停止されたもの。(c)AFPBB News

2939チバQ:2019/01/14(月) 19:36:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000002-jij_afp-int
仏大統領、「黄ベスト」収束へ「大国民議論」 各地回り集会
1/14(月) 8:55配信 AFP=時事
仏大統領、「黄ベスト」収束へ「大国民議論」 各地回り集会
フランスのルマンで、「マクロンよ、人々の泣き声が聞こえるか」などと書いた横断幕を手に抗議する「黄色いベスト」運動の参加者(2019年1月13日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は13日、反政府デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の収束を目指す施策の一環として、「大国民議論」と銘打った対話集会を各地で行うと発表した。税制、民主主義、環境、移民など、35のテーマについて意見を問う場にする。

【写真】マクロン大統領が送った「国民への手紙」

 燃料税引き上げに対する抗議行動を発端とするジレ・ジョーヌ運動は、生活水準をめぐる反政府運動へと拡大し、広範な支持を得ている。9週間にわたり土曜日ごとに全国で実施され、一部で暴力行為が発生してきた。

 抗議参加者が増加に転じる中、マクロン大統領は13日、「フランス国民への手紙」と題する文書を発表。大国民議論を通じて「(国民の)怒りを解決策に変える」意向を示した。

 同大統領は、これは「選挙でも国民投票でもない」と断った上で、「どの税を最初に引き下げるべきだと考えるか」「具体的にどのような案であれば、環境配慮型社会への移行が促されると思うか」といった議題について話し合ってもらうとしている。

 実施期間は1月15日から3月15日で、結果は終了から1か月後にも「直接報告する」という。

 大統領は15日に北西部ブールトルールド(Bourgtheroulde)で地元首長らと行う対話集会を皮切りに、各地で集会に参加する予定。【翻訳編集】 AFPBB News

2940チバQ:2019/01/14(月) 19:37:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190114-00000008-jij-eurp
英離脱、再交渉拒否は変わらず=EU、「合意なし」は回避模索
1/14(月) 7:19配信 時事通信
 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は、英国のEU離脱合意案をめぐり、15日に採決を行う英議会の懸念払拭(ふっしょく)を図る新たな文書の取りまとめを検討している。

 3月に離脱協定が未発効のまま離脱し、経済や社会に混乱を招く「合意なき離脱」を回避するためだ。ただ、合意案の再交渉に応じない姿勢は変えておらず、英議会での劣勢を覆すのは難しそうだ。

 ユンケル欧州委員長は11日の記者会見で、「合意なき離脱は英国にも欧州にも大惨事だ」と強調。英議会の採決までに「あらゆる努力が必要だ」と語った。

 反対派が懸念するのは、英領北アイルランド問題への対応で、英国が離脱後も実質的にEUに部分残留する選択肢が合意案に盛り込まれていることだ。メイ英首相の要請を受け、EUは先月の首脳会議で、部分残留が実行されても「一時的なものだ」とする声明を採択したが、反対派への説得には不十分だった。

 メイ氏はさらなる確約を求めており、ユンケル氏は部分残留が短期間に限定された措置だと改めて「明確化」する文書を採決前に英側と取り交わすことを模索している。しかし、各国は合意案が「考えうる最善だ」(マクロン仏大統領)との認識で一致しており、譲歩の余地は限られている。ユンケル氏も「再交渉と混同すべきでない」と文書への過度な期待にはくぎを刺す。

 合意案否決なら、合意なき離脱を避けるため、4月以降に離脱が延期されるとの観測も強い。ただ、延期には英国がEUに要請し、全加盟国が同意することが必要。合意案の英議会承認の見込みがある場合を除けば、英総選挙や2度目の国民投票実施などが条件になるとみられている。

 また、5月下旬の欧州議会選挙後に離脱がずれ込む事態への懸念から、仮に延期しても最大3カ月程度にとどまるとの見方もある。

2941チバQ:2019/01/15(火) 08:47:01
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019011400451&g=int
EU離脱案、否決の公算=英議会、15日に投票
2019年01月14日22時26分


メイ英首相=10日、ロンドン(EPA時事)

 【ロンドン時事】メイ英政権が欧州連合(EU)とまとめたEU離脱合意案は15日、英議会での審議を終え、採決に付される。メイ首相は「雇用を守る良い合意だ」と投票での支持を訴えるが、焦点の英領北アイルランド問題をめぐる反対論が根強く、否決される公算が大きくなっている。
 EUはこれまで「最善で唯一可能な合意だ」と繰り返し強調。トゥスク大統領とユンケル欧州委員長は14日公表した首相宛ての書簡で、合意案が「混乱のない離脱を確実にする」などと訴え、反対派に翻意を促した。
 首相はこの日、中部ストークオントレントで演説し、合意案が否決されれば「議会はまひ状態となり、離脱が実現しない」リスクが大きいと警告。民主主義に対する国民の信頼を裏切ることになりかねないと主張した。
 英国は2016年6月の国民投票でEU離脱を決定。離脱条件などをめぐるEUとの交渉を17年6月に開始し、18年11月に妥結した。
 合意案は北アイルランド問題への配慮から、英国が離脱後もEUの関税圏に実質的に残留する可能性を明記した。EUからの独立を重視する与党・保守党の強硬離脱派がこれに反発し、造反を表明。少数与党の首相は、議会での過半数確保が困難な状況になっている。
 首相は18年12月に計画していた採決を延期。EUに合意案の事実上の部分修正を求めたが、「再交渉には応じない」(トゥスク大統領)と拒否されたため、「問題は少しも変わっていない」(強硬派)のが実情だ。
 合意案が大方の予想通り否決された場合、首相は21日までに代案を提示する方針。離脱期限が3月末に迫る中、議会では社会・経済に混乱をもたらす「合意なき離脱」の回避を目指す与野党の議員グループが連携を活発化させており、政権や強硬派と激しい駆け引きを演じることになりそうだ。(2019/01/14-22:26)

2942チバQ:2019/01/15(火) 08:48:02
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019011300385&g=int
ギリシャ国防相辞意、連立崩壊か=マケドニア国名問題で
2019年01月13日21時04分


13日、アテネで、取材に応じるギリシャのチプラス首相(AFP時事)

 【アテネAFP時事】ギリシャのカメノス国防相は13日、チプラス首相と会談し、辞意を伝えたと明らかにした。隣国の旧ユーゴスラビア構成国マケドニアが「北マケドニア共和国」に国名を変更する問題で、首相の方針と対立していた。カメノス氏が党首を務める保守系第2与党「独立ギリシャ人」は「政権から離脱する」と述べ、連立崩壊を宣言した。
 「マケドニア」を含んだ国名を隣国に名乗らせることを容認できないカメノス氏は「マケドニア問題がこれ以上、閣僚を続けることを許さない」と強調。「首相には感謝しているが、今回は国益に関わる問題だ。続けられないと伝えた」と会談の結果を説明した。

13日、アテネの首相府を出るギリシャのカメノス国防相(中央)(AFP時事)

 チプラス首相も会談後「議会で早急に政府の信を問わないといけない」と述べ、近く信任投票を実施したい考えを表明した。(2019/01/13-21:04)

2943チバQ:2019/01/16(水) 08:36:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00000006-jij-eurp
EU離脱案、英議会が大差で否決=行方は混沌―首相、21日までに方針
1/16(水) 4:21配信 時事通信
 【ロンドン時事】英議会下院(定数650)は15日夜(日本時間16日未明)、欧州連合(EU)離脱合意案の採決を行い、英領北アイルランド問題をめぐる不満を背景に、反対多数で否決した。

 投票結果は賛成202、反対432と大差がついた。EU離脱を最重要課題とするメイ政権にとって「屈辱的な敗北」(英メディア)で、メイ首相は2016年7月の就任以降、最大の試練に立たされた。

 合意案の批准には議会承認が不可欠。3月末の離脱期限まで70日余と残り時間が少なくなる中、英国が社会・経済に混乱をもたらす「合意なき離脱」へ向かう可能性も出てきた。

 首相は否決を受け「下院の支持確保に何が必要かを見極める」と述べ、辞任する考えがないことを明確にした。今後の方針は21日までにまとめるという。

 ただ、離脱派と残留派の不和が続く現状では、どんなプランの議会通過も容易でない。離脱の行方は混沌(こんとん)としそうだ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190116-00000011-jnn-int
英議会 “EU離脱協定”否決
1/16(水) 5:18配信 TBS News i

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 イギリス議会は、イギリス政府とEUが合意した離脱協定について、大差で否決しました。

 日本時間午前4時半前から行われた採決の結果、イギリス政府とEUが合意した離脱協定は、賛成202票、反対432票と230票の大差で否決されました。

 労働党などの野党に加え、離脱協定案が中途半端だと批判する保守党内の離脱強硬派が反対に回ったとみられます。メイ首相は去年12月に土壇場で採決を先送りした後も説得を続けてきましたが、実りませんでした。

 政府は来週月曜日までに今後の方針を表明することが決められていますが、さらにEU側と交渉を行い、何らかの譲歩を引き出して、再び採決を求めることなどが想定されます。

 ただ、最大野党・労働党は内閣不信任案を提出。EU離脱をめぐる不確定な状況は当面続くことになります。メイ政権が状況を打開できなければ、解散総選挙や「合意なき離脱」の可能性も出てきます。(16日04:53)

2944チバQ:2019/01/16(水) 16:19:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00000024-asahi-int
離脱・残留両派が歓迎、皮肉な「否決」 英の離脱協定案
1/16(水) 11:32配信 朝日新聞デジタル
離脱・残留両派が歓迎、皮肉な「否決」 英の離脱協定案
英議会前では「離脱は離脱だ」とのプラカードなどを掲げた離脱派(手前)が、青色の欧州連合(EU)の旗を掲げる残留派と口論になり、警官隊が割って入った=15日、ロンドン、杉崎慎弥撮影
 英議会下院で15日、欧州連合(EU)からの離脱協定案が否決されたことを受け、この協定案に反対してきた強硬離脱派と残留派の双方の市民から歓迎の声が上がった。だが、このまま「合意なし離脱」となれば、進出する日本企業を含め、混乱は必至。英経済界やEUなどはいらだちをあらわにし、英政権に早急な対応を求めている。

【写真】英議会前では「離脱は離脱だ」とのプラカードなどを掲げた離脱派(手前)が、青色の欧州連合(EU)の旗を掲げる残留派と口論になり、警官隊が割って入った=15日、ロンドン、杉崎慎弥撮影


 英議会前の広場で開かれたEU残留派の集会。大型画面で反対票が432票に上ったと伝えられると、歓喜に包まれ、再度の国民投票を求めるかけ声に変わった。約100メートル離れた場所に陣取った離脱派も「EUから押しつけられた協定案でなくてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。メイ政権がEUとまとめた協定案は、離脱・残留両派から批判を浴びてきたため、双方とも「否決」を歓迎するという皮肉な結果となった。

 周辺では両派が鉢合わせに。数十人の離脱派が残留派に対し「君らは敗者だ」と言葉を浴びせると、残留派が「離脱派の言っていることはウソで、民族主義者の主張だ」と応酬し、警官隊が割って入った。

 英経済界からは結果を憂慮する反応が相次いだ。英経営者協会のマーティン事務局長は声明で「3月29日に離脱すると法律で決まっているのに、議員はいくらでも時間があるかのように振る舞っている。混乱の中でどうやって企業は準備するのか」と訴えた。

 金融街シティーの行政機関「シティー・オブ・ロンドン・コーポレーション」のマクギネス政策責任者は「金融の安定が、いちかばちかの政治のポーカーゲームで危険にさらされてはならない。全ての政党の政治家は『合意なし離脱』を避けるため、現実的な方法で協力しなければならない」。英商工会議所も「政府と議会の最優先事項は『合意なし離脱』が企業や社会にもたらす危険を避けることだ」と訴えた。(ロンドン=杉崎慎弥、河原田慎一、寺西和男)

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASM1J1QM8M1JUHBI003.html?ref=yahoo
英議会、EU離脱協定案を否決 反対432・賛成202
ロンドン=下司佳代子 2019年1月16日05時19分
 3月29日に欧州連合(EU)から離脱する英国の議会下院で15日夜(日本時間16日朝)、円滑な離脱に向けた協定案の採決があり、賛成202、反対432の大差で否決された。これを受け、メイ首相は英議会の3開会日以内に代替案を示すことになる。政権も議会の多数派も、混乱を招く「合意なし離脱」は避けたい意向だが、打開策は見いだせていない。離脱の先行きはますます見通せなくなった。

 協定案は、離脱から2020年末までを移行期間とすることや、在英、在EUの双方の市民が引き続き社会保障を受給する権利を認めることなどを定めたもの。昨年11月に、英国とEUが合意していた。スムーズな離脱に欠かせず、3月末までに英・EU双方の議会が批准手続きを終えなければ、「合意なし離脱」となる。

 協定案で特に反発が強かったのが、英領北アイルランドをめぐる「非常措置」だ。地続きのEU加盟国アイルランド共和国との間で人と物の自由な往来を続けるため、通商協定などの解決策が用意できない限り、英国全体が将来にわたりEUの関税ルールに従うという内容。与党・保守党内でも、EUの規制やルールから早く逃れて「主権回復」をしたい強硬離脱派が反発、最大野党・労働党などと共に反対に回った。

 合意なし離脱では、英国とEUの間の鉄道や国際便の運行に支障が出たり、物流が停滞したりして、市民生活や経済が大きく混乱すると予想されている。経済界を中心に「最悪のシナリオ」とされてきた。EU側もこれは避けたいのが本音で、英国とEUの双方から、離脱の先送りはやむを得ないとの見方も出てきている。(ロンドン=下司佳代子)

2945チバQ:2019/01/16(水) 16:22:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190116-00010004-afpbbnewsv-int
ドイツで初のトランスジェンダー議員が誕生
1/16(水) 11:41配信 AFPBB News

(c)AFPBB News

【1月16日 AFP】ドイツのバイエルン(Bavarian)州議会で来週、ドイツ初のトランスジェンダー議員が誕生する――。昨年10月の地方選でマルクス・ガンゼラー(Markus Ganserer)として再選を果たしたテッサ・ガンゼラー(Tessa Ganserer)氏は14日、首都ベルリンで記者会見を開き、女性政治家として活動する決意を語った。(c)AFPBB News

2946チバQ:2019/01/16(水) 22:58:45
https://www.sankei.com/world/news/190116/wor1901160023-n1.html
英EU離脱交渉の最難問、アイルランド国境問題
2019.1.16 22:35
英国議会で欧州連合(EU)離脱協定案が否決された大きな原因の一つは、英国とアイルランドの国境問題への対応だ。離脱案は英国全体が事実上、EUの関税同盟に残り続ける可能性があるため、議会で与野党から強い反発を招いた。

 英領北アイルランドとアイルランド間は離脱によって英国がEU側と陸で唯一、接する国境となる。北アイルランドでは英国統治の継続を求める人々と、アイルランドとの併合を望む人々が紛争を繰り返してきた。紛争を防ぐため「開かれた国境」を重視してきた場所に検問所や通関など物理的な分断を示すものができれば、再び情勢が不安定になる恐れがある。そこで、英EUは検問所などを設けず、人やモノが自由に往来する現状を維持する方針で一致した。

 英EUが合意した離脱案に盛り込まれた安全策では、英国全体が事実上、関税同盟に残り、北アイルランドはEU単一市場の一部ルールがさらに適用される。この措置は「一時的」とされたが、具体的な期限は明記されておらず、終了時期は英EU双方で決めることになっている。

 英与党保守党内の強硬離脱派はこの安全策を「EUへの隷属」と批判。期限の明記や英側が一方的に終了時期を決められる仕組みを求める声が強い。(ベルリン 宮下日出男)

2947チバQ:2019/01/16(水) 22:59:41
https://www.sankei.com/world/news/190116/wor1901160003-n1.html
EU離脱案、大差で否決 メイ首相窮地 与党大量造反
2019.1.16 06:22国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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EUとの離脱合意案が圧倒的大差で否決され、英下院で発言するメイ首相=15日、ロンドン(英下院提供・AP)
EUとの離脱合意案が圧倒的大差で否決され、英下院で発言するメイ首相=15日、ロンドン(英下院提供・AP)
 【ロンドン=岡部伸】英下院(定数650)は15日夜(日本時間16日午前)、メイ首相が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案を採決し、反対多数で否決した。メイ氏の呼びかけにも離脱案への反発は収まらず、与党・保守党から大量の議員が造反し、230票差という大差で否決された。英メディアは「歴史的大差で敗北」と伝えた。

 離脱案の採決は賛成202票、反対432票となった。否決後、最大野党の労働党のコービン党首は「採決で政権への不信が決定的になった」として、内閣不信任案を提出した。


 メイ氏は16日に不信任案の採決に臨むほか、21日を期限として代替案を議会に示さねばならず、近くブリュッセルを訪問して離脱案に関してEU側と修正協議をするとみられる。

 メイ政権側にとっては、3月29日の離脱日を延期してEUと離脱案を再交渉することや、2度目の国民投票の実施も選択肢となるが、政治の混迷は深まり、EU離脱の行方はさらに不透明になった。

 下院で可決に必要な賛成票は議長などを除く318票だったが、317議席を持つ与党・保守党から多くの造反議員が出た形だ。

 メイ氏は「議会が離脱案を支持していないことが明らかになったが、何を支持するかは決まっていない」と述べ、代替案で他党と協調する姿勢を見せた。

 離脱案で反対派が問題視してきたのは、アイルランドの国境管理問題が解決されるまで英国がEU関税同盟に残留するという条項(安全策)。期限が書かれていないため、強硬派議員は、「英国が将来もEU規則に従い続ける」と批判してきた。

 英国は2016年6月の国民投票でEU離脱を僅差で選択。英政府とEUは昨年11月に離脱案と、離脱後の英EU関係における大枠を示した政治宣言案で合意した。

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2948チバQ:2019/01/17(木) 08:26:26
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190117-00000023-jnn-int
英議会、メイ内閣不信任案を否決
1/17(木) 7:08配信 TBS News i

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 イギリス議会は、EU離脱協定が大差で否決されたことを受けて最大野党の労働党が提出したメイ内閣への不信任案を否決しました。

 「間違いなくこの政府は、ゾンビ(生ける屍)政府です」(イギリス労働党 コービン党首)

 イギリス議会は16日、労働党が提出した内閣不信任案について討論した後、日本時間午前4時から採決を行いました。

 「賛成306、反対325、否決です」(バーコウ議長)

 結果は賛成306に対して、反対325で否決されました。前日、メイ首相は、EUとまとめた離脱協定が230票差で否決されるという、歴史的な敗北を喫しましたが、その際、反対に回った保守党の造反組や連立相手の北アイルランドの地域政党も内閣不信任案には賛同しませんでした。

 「我々は国民投票の結果を尊重し、EUを離脱するという国民との約束を果たすことにまい進し続けます」(メイ首相)

 結果を受けてメイ首相は引き続き、EU離脱に取り組む姿勢を強調、事態を打開するために各党党首との会談を提案しました。メイ首相は来週月曜日までに協定否決を受けた今後の方針を議会に示すことにしています。

 EU離脱の期限が3月末に迫り、EU首脳からも「時間がない」との発言が相次ぐ中、イギリスのタイムズ紙はEU側がイギリスのEU離脱を来年まで延期することを視野に、法的な検討を進めていると報じています。(17日05:51)

2949チバQ:2019/01/17(木) 10:55:12
https://www.asahi.com/articles/ASM1J1RYMM1JUHBI004.html
いらだつEU「解決策あるのか」 離脱案の大差で否決に
ブリュッセル=津阪直樹 2019年1月16日05時37分
 大差での否決に、欧州連合(EU)は強い危機感を示した。

 EUの行政トップのユンケル欧州委員長は、「結果を残念に受け止めている」とする声明を発表。ただ、「協定案は公平に譲歩された、最善のもの」との見解を変えず、「合意なし離脱の可能性は高まった。それに備えた対策を進めていく」と、英側と協定案が結べなくなる事態を強く示唆した。そのうえで「できるだけ早く、英国が意向を明らかにするよう求める。時間はほとんどない」と英政府に対応を促した。

 EUの大統領に相当するトゥスク首脳会議常任議長は「協定を結ぶことができず、合意なし離脱もいやなら、前向きな解決策はあるのか」とツイッターで述べ、いらだちをあらわにした。(ブリュッセル=津阪直樹)

2950チバQ:2019/01/17(木) 10:56:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190117-00000505-san-eurp
「合意なきEU離脱」回避のシナリオは?
1/17(木) 8:12配信 産経新聞
「合意なきEU離脱」回避のシナリオは?
EU離脱の今後のシナリオ
 英国が、世界経済に影響を及ぼす「合意なき離脱」を回避するための選択肢は多くは残されていない。今後、離脱時期の先送りや2度目の国民投票といった回避策が想定されるが、実現は易しくなさそうだ。

 メイ首相が提示する代替案は離脱案に反対した議員を説得する材料が盛り込まれるとみられる。だが、短期間の交渉で議会の承認を得られる代替案を作成するのは「不可能」(英議員)だ。離脱時期の3月末までに承認が得られない場合、英国がEU(欧州連合)に離脱時期の延期を交渉する必要がある。メイ政権は2度目の国民投票を準備するため、1年程度の延期を模索する可能性がある。

 ただ、延長には英国を除くEU27加盟国の承認が必要だ。今年5月にEUの欧州議会選挙が予定される中、みずほ総合研究所の吉田健一郎上席主任エコノミストは「英国が残留すると選挙後の議席配分に影響が生じるため、加盟国が長期の延長を許さないだろう」と話す。一方、労働党が提出し、16日夜に行われた内閣不信任案の採決は、反対325、賛成306で否決され、メイ首相の続投が決まった。当面、メイ政権が離脱交渉の矢面に立つことになりそうだ。(板東和正)

2951チバQ:2019/01/17(木) 11:15:14
https://www.sankei.com/world/news/190117/wor1901170002-n1.html
EU離脱案否決で英混迷 EUにも手詰まり感
2019.1.17 00:12国際欧州・ロシア
英EU離脱問題
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テリーザ・メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案が否決されたことを受け、会見するアンゲラ・メルケル独首相=16日、独ベルリンの国会(AP)
テリーザ・メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案が否決されたことを受け、会見するアンゲラ・メルケル独首相=16日、独ベルリンの国会(AP)
 【ベルリン=宮下日出男】英議会がEU離脱案を否決したことで、EUも苦しい状況に迫られた。「合意なき離脱」を避けたいのは英国と同じだが、離脱案の再交渉は容易に認められない。英国内の混迷が続く限り、EUとしても有効策を見いだすのは難しく、手詰まり感が漂っている。

 「秩序立った離脱へ、どう進めたいのか示すのは英政府」。EUの交渉責任者のバルニエ首席交渉官は16日、欧州議会でこう語り、EU側の対応検討には、まず英国の考えを知る必要があるとの見解を示した。

 EUとして悩ましいのは英国の混迷だ。メイ英首相と合意しても与党・保守党はまとまれず、一方で国民投票の再実施を求める声も高まる。バルニエ氏は「政治環境が整っていない」と英側の状況を懸念。マクロン仏大統領は15日、「内政問題」との認識を示した。

 ただ、英側が新たな要望を示しても、EUがさらに譲歩できる余地は少ない。ユンケル欧州委員長は離脱案を「可能な最善の合意」と繰り返し、加盟国でも再交渉拒否の声が上がった。微修正の可能性はあるが、予想以上の大差で否決した英議会の承認を得るのに十分かは不透明だ。

 EU内では離脱延長は認められるとの見方が出ているが、延長しても「ゴールへの道がなければ無意味」(マース独外相)として、英側が描く対応の明確化を求める声は強い。欧州議会の交渉担当者のフェルホフスタット議員は「党派を超えて協力するときだ」と英国に呼びかけた。

2952チバQ:2019/01/17(木) 11:15:56
https://www.sankei.com/world/news/190116/wor1901160005-n1.html
EUに衝撃と戸惑い 欧州委員長、急きょ本部へ
2019.1.16 06:30国際欧州・ロシア
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英下院のEU離脱合意案の採決を前に、議会の外で離脱反対を訴えるデモ参加者(ロイター)
英下院のEU離脱合意案の採決を前に、議会の外で離脱反対を訴えるデモ参加者(ロイター)
 英下院が欧州連合(EU)離脱合意案を大差で否決したことで、合意案を「最善かつ可能な唯一の案」としてきたEU側は衝撃と戸惑いに包まれた。ユンケル欧州委員長は15日夜、欧州議会(フランス・ストラスブール)での日程を切り上げて急きょブリュッセルのEU本部に戻り、対応策の協議に入った。

 ユンケル氏は声明で「もうほとんど時間切れだ」と強調し、3月29日の離脱が迫る中、再交渉などの余裕はないことを暗に指摘。「混乱を伴う離脱の危険性が高まった。欧州委は緊急事態に備えた作業を続ける。英国はどうするつもりなのか大至急明らかにしてほしい」と訴えた。一方で、EU側は合意案の批准作業を続けるとした。

 トゥスクEU大統領はツイッターで「合意案が駄目で、誰も合意なき離脱を望まないなら、最後に唯一の前向きな解決方法を語れる勇気がある者は誰なのか」とし、英国はEU離脱をいったん棚上げした方が良いとの考えを暗に示した。(共同)

2953チバQ:2019/01/17(木) 13:40:56
http://www.afpbb.com/articles/-/3206746
英議会、内閣不信任案を否決 メイ首相、野党に党首会談呼び掛け
2019年1月17日 7:06 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ ]
【1月17日 AFP】(更新、写真追加)英議会は16日夜(日本時間17日未明)、テリーザ・メイ(Theresa May)政権の不信任投票を行った。不信任決議案は反対多数で否決された。議会は前日、メイ政権が欧州連合(EU)との間で合意に至った英国のEU離脱(ブレグジット、Brexit)協定案を圧倒的多数で否決していた。これを受けメイ首相は、EU離脱を話し合うため、野党各党の党首にメイ氏と直ちに党首会談を行うよう呼び掛けた。

 不信任決議案の採決は前日、英国のEU離脱協定案が否決されメイ氏が完全な敗北を喫したことを受けて最大野党・労働党のジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)党首が要請していた。

 だが与党・保守党議員はメイ氏を支持。決議案は賛成306、反対325で否決され、総選挙を回避した。

 採決直後、メイ首相は下院議員に対し「議会は現政権に信任を与えた」と述べ、「ブレグジットを完遂するためあらゆる議員と協力し、英国民が議会に信任を持ち続けられるよう尽力する構えだ」と表明した。

「国民投票の結果を成し遂げEUを離脱するという、われわれが英国民に対し行った重大な約束を履行するための取り組みを継続する」意向を示した。(c)AFP

2954チバQ:2019/01/17(木) 13:55:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190112-00000003-jij_afp-int
マケドニア議会、国名変更の改憲承認 国際機関加盟に前進
1/12(土) 8:35配信 AFP=時事
マケドニア議会、国名変更の改憲承認 国際機関加盟に前進
マケドニア首都スコピエの議会で、国名変更に向けた改憲が承認され報道陣に手を振るゾラン・ザエフ首相(2019年1月11日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】東欧マケドニアの議会(定数120)は11日、国名を「北マケドニア共和国(North Macedonia)」に変更する改憲の是非を問う採決を行い、承認された。これにより、国名をめぐるギリシャとの数十年に及ぶ確執は解消され、マケドニアは北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)加盟に向けて大きく前進する。

【関連写真】国名変更の承認を喜ぶザエフ首相

 タラト・ジャフェリ(Talat Xhaferi)議長は、賛成票81で可決に必要な3分の2を上回ったことを明らかにした。

 国名変更にはギリシャ議会による承認も必要となる。ギリシャ政府は、旧ユーゴスラビア解体によって1991年にマケドニア共和国が誕生して以来、自国の北部に「マケドニア」という地名があることを理由に国名の承認を拒否し、マケドニアの国際機関への加盟を阻んできた。しかし、国名変更を条件に、EUとNATOへの加盟を承認することで合意している。【翻訳編集】 AFPBB News

2955名無しさん:2019/01/19(土) 01:59:59
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190118-00059467-gendaibiz-bus_all
英国「EU離脱危機」が、日本の消費増税を吹き飛ばす可能性
1/18(金) 8:00配信 現代ビジネス
「合意なき離脱」へ進む英国
 安倍晋三政権が10月に予定している消費税の引き上げに、また1つ新たなハードルが加わりそうだ。英国のメイ首相が提案した欧州連合(EU)離脱案を議会下院は1月16日、大差で否決した。世界経済に漂う不透明感は一段と濃くなっている。

 英下院はメイ首相の提案を賛成202票、反対432票の圧倒的大差で否決した。英BBC放送によれば、下院史上でもっとも大差による政府案否決という。メイ首相は修正した離脱案を示す構えだが、議会が同意せず「合意なき離脱」になる可能性も強まっている。

 メイ首相は、EUと再協議して1月21日までに新たな離脱案を議会に提示する方針だ。とはいえ、わずか数日間でEUと議会の双方が納得する案をまとめるのは難しいのではないか。

 なぜかといえば、メイ首相が提案したのは、いわば「一時しのぎの先送り案」だった。これまでの交渉でメイ首相とEU、それに議会のすべてが合意できそうな案が見つからなかったからこそ先送りを提案したのに、それさえも否決されてしまったからだ。どういうことか。

 話が込み入っていて、少しややこしいが、できるだけ分かりやすく説明しよう。

 最大の焦点は、英国の一部である北アイルランドの取り扱いだった。英国とEUはすでに、英国の一部である北アイルランドと独立国であるアイルランドの間に「物理的な国境は作らない」ことで合意している。北アイルランド紛争の再燃を恐れたからだ。

 カトリック教徒が中心のアイルランドとプロテスタント系が多い北アイルランド、それに英国は1980年代まで、血を血で洗う武力闘争を繰り広げた。とりわけ、アイルランド共和国軍(IRA)と英国特殊部隊の壮絶な戦いは映画や小説にもなっている。

 合わせて3000人もの死者を出した末、英国とアイルランドは1998年、アイルランドのベルファストで合意を結び、ようやく和平に向けて決着した。

 さて、現在はアイルランドも英国もEU加盟国なので、アイルランドと北アイルランドは、人やモノが自由に行き来できる。ところが、英国がEUを離脱するなら、双方で関税が発生し、貿易面に限ってみても国境での通関手続きが必要になる。

 普通なら国境に検問所と通関施設を設置して、チェックすればいいのだが、話はそう簡単にいかない。北アイルランド(英国の一部)とアイルランドの間に検問所を設けると、双方にかつての対立を思い出させてしまう懸念があるからだ。

 両国はカトリックとプロテスタントで宗教が違うので、もともと対立意識が強い。それで、英国もEUも「検問所の設置が紛争を再燃させかねない」と心配した。それが「物理的な国境(すなわち検問所)は作らない」という合意を導いた。

 そうは言っても、英国がEUを離脱するなら、英国の一部である北アイルランドとEU加盟国であるアイルランドの国境措置をどうするか、という本質的な問題は残ってしまう。

2956名無しさん:2019/01/19(土) 02:00:09
>>2955

大混乱は必至
 そこで、メイ首相は「EU離脱後の移行期間が終わる2020年12月までに解決案が見つからなければ、北アイルランドはEU単一市場のルールに従う」という案をまとめた。これを「バックストップ」と呼んでいる。一種の安全策、セーフティネットだ。

 もしも期限までに解決案が見つからなかったら、どうなるか。原理的には、EUルールが適用される北アイルランドとEUを離脱する英国本土(グレートブリテン島)の間で異なる関税が適用される形になる。しかも安全策がいったん発動されたら、EUの同意がない限り、解除できない仕組みになっていた。

 これに保守派の強硬離脱派などが反対した。そうなったら「英国の一体化」が損なわれてしまう。加えて、英国の一部とはいえ北アイルランドが事実上、EUに残るなら、その抜け道を通じて、英国自身がEUに残ったも同然になってしまう懸念があるからだ。

 強硬離脱派は「EUの単一市場ルールが適用される北アイルランドを利用して、メイ首相は実質的に英国をEUに残留させようとしているのではないか」とさえ疑った。意地悪く言えば、メイ首相は「根本的な解決策を探したけど、見つからなかった」と言えばいいからだ。奇策と言えば、奇策でもある。

 では、どうするか。

 簡単な答えはない。メイ首相の案は本質的に「2020年12月までの問題先送り案」だったのに、わずか数日で解決策を見い出せるわけがない、と考えるのが普通だろう。そうなると、英国は「合意なき離脱」になる可能性が高い。

 とはいえ、議会の多数もEU側も「合意なき離脱」は嫌っているので、さらに全員が譲歩して土壇場で妥協案がまとまる可能性もなくはない。新聞のブリュッセル特派員を務めた私の経験から言えば、欧州は危機に際して「問題先送り策」を見つける達人でもある。

 仮に「合意なき離脱」となった場合、英国は移行期間なしに3月29日にEUを離脱し、EU各国との貿易には通関手続きが必要になる。トラックが英仏間の海底トンネルを抜けるのに「数十キロの大渋滞が発生する」と指摘されている。物流が大混乱するのは必至だ。

2957名無しさん:2019/01/19(土) 02:01:34
>>2956

この数カ月で「リーマン級」が来る?
 中長期的に関税が英国とEU経済に悪影響を及ぼすのも避けられない。英国中央銀行は昨年11月、合意なき離脱なら「英国の国内総生産は2023年末までに16年の国民投票前と比べて、最大10.5%下落する」との見通しを発表した(https://www.sankei.com/world/news/181129/wor1811290015-n1.html)

 EUについても、国際通貨基金(IMF)は昨年7月、EUのGDPを「長期的に1.5%を押し下げる」との見通しを明らかにしている(https://jp.reuters.com/article/imf-report-on-no-deal-brexit-idJPKBN1K92EL)。実際には、もっと悪くなる可能性もある。

 世界経済はそれでなくても、米中貿易戦争で不透明感が漂っている。昨年末から今年初めにかけて世界の株式市場は激しく乱高下した。米国と中国は貿易戦争の90日間休戦に合意し交渉を続けているが、2月末には休戦期限が切れる。

 貿易戦争は中国の大幅譲歩で合意に至る可能性はある。だからといって、米中の根本的和解は考えられない。産業スパイや知的財産の窃盗だけでなく、南シナ海の軍事基地建設や人権弾圧問題も残っている。

 安倍政権は「リーマンショック級の事態がない限り、予定通り増税する」と言い続けてきた。だが、米中新冷戦と迷走する英国のEU離脱問題のダブルパンチになれば、まさに世界経済は「リーマンショックを超える事態」になる可能性が出てきたのではないか。

 世界の株式市場は離脱案否決を事前に織り込んでいたためか、大暴落は避けられた。とはいえ、米国と中国、欧州の実体経済が悪化すれば、日本だけが好調な景気を持続できると考えるのは楽観的すぎる。ここ数カ月が正念場だ。

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長谷川 幸洋

2958チバQ:2019/01/21(月) 18:53:21
https://mainichi.jp/articles/20190121/k00/00m/030/095000c
スウェーデン、総選挙から4カ月ぶりで新政権
毎日新聞2019年1月21日 15時23分(最終更新 1月21日 15時46分)
 スウェーデン(一院制)の議会第1党、中道左派の社会民主労働党党首、ロベーン首相は21日、議会で閣僚名簿を発表、昨年9月の総選挙から約4カ月ぶりに新政権が発足する。2014年の政権交代で首相に就任したロベーン氏は続投し、2期目に入る。

 社民党と中道左派、緑の党の少数政権に、中道右派、自由党と中央党が閣外協力し、左派の左翼党も政権を支える構図。ただ、中道右派2党と左翼党は政治路線が大きく異なるため新政権の基盤は不安定で、ロベーン氏は慎重なかじ取りを余儀なくされる。(共同)

2959チバQ:2019/01/22(火) 11:53:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00000027-mai-eurp
EU離脱 メイ首相が代替案提出 否決合意案を微修正
1/22(火) 10:50配信 毎日新聞
EU離脱 メイ首相が代替案提出 否決合意案を微修正
メイ首相=AP
 【ロンドン矢野純一】英下院が欧州連合(EU)離脱合意案を否決したことを受け、メイ英首相は21日午後(日本時間22日未明)、代替案を下院で説明した。採決で造反した与党保守党の離脱強硬派の賛同を取り付けるため英領北アイルランド問題の解決策でEUから譲歩を引き出す方針を示したが、具体的な内容は説明せず、否決された合意案を微修正した内容にとどまった。

 メイ氏は「(合意案が大差で否決された15日の)採決によって、政府のアプローチは変えるべきだと明らかになった」と説明し、北アイルランドのほか環境や労働者の権利保護といった問題で野党労働党に歩み寄ったほか、3月の離脱後のEUとの通商協定などの交渉に議会を関与させるとした。だが、代替案が合意案をわずかに修正した内容にとどまったため、下院では「プランB(代替案)はプランA(合意案)と同じだ」などの批判が出た。

 首相官邸によると、メイ氏は代替案に対する賛否を見極めるため、29日に下院で法的拘束力のない投票で議会の意向を確認し、状況を見極めた上で2月中旬にも離脱案の批准に向けた採決に臨む方針だ。

 否決された合意案は、北アイルランド問題の解決策が見つかるまで、安全策としてEUと英全土を同じ関税区域に置くとした。離脱強硬派や保守党に閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)は「(英国が)永遠にEUに縛られる」として反対していた。

 メイ氏は、EUとのこれまでの交渉で、安全策を短期間に限定する条件を付けるなど離脱強硬派の主張に沿う要求をしていたが、拒絶されていた。今後のEUとの協議では、合意案が大差で否決されたことを理由に譲歩を引き出す方針だが、難航は必至だ。


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