したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/21(火) 02:04:42

統一地方選スレから近畿のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
京都ネタはこちらだけど選挙関係はややこしいし定着しなかったので概ねこのスレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187488248/l40
奈良ネタもこちらだけど選挙関係はややこしいし定着しなかったので概ねこのスレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1178710048/l40

1903チバQ:2011/11/06(日) 11:05:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111106/lcl11110601110000-n1.htm
支援の首長21人を公表 知事選出馬の倉田氏、
2011.11.6 01:10
 27日の大阪府知事選に立候補する同府池田市長の倉田薫氏(63)の陣営は5日、倉田氏を支援する意向である府内首長21人を公表した。陣営では、これらの首長からの推薦を前面に打ち打ち出して選挙戦に臨む構えだ。

 倉田氏は、首長20人が出馬要請の署名に応じる姿勢を見せたことや、ほか10人の首長が応援する見通しになったとして、立候補を決意したが、「今回の21人とは別」としている。

 この日、「支援首長」として公表された21人は、大阪▽豊中▽枚方▽八尾▽富田林▽寝屋川▽大東▽箕面▽羽曳野▽門真▽高石▽藤井寺▽泉南▽交野▽大阪狭山▽島本▽豊能▽能勢▽忠岡▽千早赤阪▽熊取−の各市町村長。

 一方、倉田氏は同日、府と市町村が一緒に大都市制度のあり方を協議する「(仮称)オールおおさか会議」の設置などを盛り込んだマニフェストの骨子10項目を発表。「上から目線ではなく、住民に身近なところで頑張る市町村の施策を下支えする府政にチェンジする」と述べた。

 骨子では、大阪の活性化や都市基盤の整備、福祉・子育て施策の充実、行財政改革の推進、文化振興と観光の発展なども掲げ、府内の首長有志とともに倉田氏を支援する民主、自民府議団の意見を反映した内容となっている。

1904チバQ:2011/11/06(日) 21:38:45
古い記事だけど
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/feature/osaka1317312844601_02/news/20110930-OYT8T00089.htm
東大阪 市政の課題 <上>あえぐ中小企業 

受注減 震災・円高が拍車


鋼材を製造する中小企業の工場。厳しい経営が続いている(東大阪市内で) ※右上の看板に書かれている社名を消してください。


 10月2日の投開票に向け、4候補者による激戦が繰り広げられている東大阪市長選。同市は全国屈指の「中小企業のまち」と言われながら、不況にあえぎ、立地する企業数が減り続けている。市税収入の落ち込みなどで、市財政も厳しさを増す一方だ。市政の課題を、2回にわたって追う。(浦野親典)

 「かつては作れば売れたが、今は買ってくれる人がいなくなってしまった」

 東大阪市内で鋼材加工会社を経営する70歳代の男性が、ため息をついた。国内に十数社あった主な得意先が約10年前から製造拠点を徐々にアジアに移転。2008年秋のリーマンショックが追い打ちをかけ、大口の受注がほとんど途絶えたという。

 1935年に創業し、従業員60人を抱えるが、海外に移転するだけの資金はない。小口の注文を多数受けようと企業を回ったり、作業工程の効率化を模索したりする毎日だ。

    □   ■

 東大阪市は、大企業が多く、経済活動が活発だった大阪市に隣接しながら比較的地価が安かったため、高度経済成長期から中小企業が増加。市内の中小企業などでつくる東大阪宇宙開発協同組合が人工衛星の打ち上げに成功するなど、高い技術力を築いた。

 しかし、近年は経済のグローバル化に伴い、大口の取引先が海外移転し、部品などの注文が急激に減少。東大阪市内では中小企業の倒産が続いた。経済産業省の工業統計調査によると、市内の製造業の事業所数はピークの1983年に1万33件だったが、2008年には4割減の6016件になった。出荷額は、90年の約2兆円から08年の約1兆2000億円に激減し、従業者数も9万人から5万人に落ち込んだ。

    ■   □

 最近では、大阪市内に電車で約20分で通勤できることから、工場跡地にマンションやアパートが建つケースが相次ぐ。東大阪市は、跡地に別の工場が進出しやすいようにと、固定資産税などの一定割合を補助する条件を10月から一部緩和する予定だが、市の担当者は「どれほどの反応があるかわからない」と気をもむ。

 市が今年度に設けた複数の中小企業による製品開発の補助金制度では、申し込みはまだ1件にとどまっている。東大阪商議所の幹部は「市内の中小企業は東日本大震災と円高の影響で苦しんでいる。新たな投資は当面難しいだろう」と指摘している。

4候補の中小企業活性化策(届け出順)

西野 茂さん 68 無新 

 商社を設立し、市内の製品をトップセールスする。

美馬幸則さん 61 無新 

 政府に対して景気対策を要求する。

野田義和さん 54 無現《1》

 住宅と工場が共生するまちづくりを推進する。

長尾淳三さん 59 無元《2》

 中小企業の振興条例の制定を目指す。

(2011年9月29日 読売新聞)

1905チバQ:2011/11/06(日) 21:42:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/feature/osaka1317312844601_02/news/20110930-OYT8T00096.htm
東大阪 市政の課題
<下>財政問題
決め手欠き 先行き不透明


東大阪市役所。厳しい財政運営を強いられている


 2003年に225億円をかけて新築された22階建ての東大阪市役所。9階フロアにある財政課で、担当者が「市財政の先行きは不透明」と、10年度決算見込みの書類に目を落とした。

 06年度をピークにいったん減少に転じた市の借金である市債の残高(臨時財政対策債など含む)は、09年度以降増え、10年度では総額1645億円。背景には、市にとって収入の中心である市税の落ち込みがある。市税収入は07年度、800億円だったが、10年度は750億円。中小企業の経営悪化で、こうした会社で働く市民からの納税額が減ったことが響いたという。

    □   ■

 市税収入が減る一方で、支出面では、生活保護費などの扶助費が増加している。10年度は前年度に比べ99億円増の637億円。生活保護の受給世帯は08年秋のリーマンショック以降増え続けているという。市債を返済するための公債費も173億円に上った。

 特別会計でも不安を抱える。国民健康保険事業会計には毎年、一般会計から50億〜60億円が補填(ほてん)されているが、それでも累計の赤字額が41億円ある。加入者は主に自営業者で、収納率は01年度には86%だったが、10年度では80%と低下した。

 市は、財政状況を改善しようと、05〜09年度の5年間、集中改革プランを実施し、人件費の抑制などに取り組んだ。10年度からは、5年間の新プランを進めている最中だが、財政の硬直性を示す経常収支比率は96%と依然として高い。市幹部は「無駄な支出はすでに見直しており、支出の削減には限界がある。このまま経済状態が改善しなければ借金を増やすしかない」と話す。

    ■   □

 市は05年に中核市になり、保健所の設置など一部の権限が府から移行した。当時、市は「夢と活力ある市の創造に全力を尽くす」としていた。しかし、51万3821人だった人口は、10年の国勢調査(速報値)では50万9632人に減った。

 市の将来を見通せない中、中小企業をどのように支援し、市財政を改善するのか。10月2日投開票の市長選で選ばれた新市長は、難しいかじ取りを託されることになる。(この連載は浦野親典が担当しました)

4候補の行財政改革案(届け出順)

西野 茂さん 68 無新

 市長給与を30%削減し、事業仕分けを行う。

美馬幸則さん 61 無新

 観光産業を育成し、市税の収入を増やしていく。

野田義和さん 54 無現《1》

 事務事業を見直し、収納対策を強化する。

長尾淳三さん 59 無元《2》

 行財政の総点検を進め、無駄をなくす。

(2011年9月30日 読売新聞)

1906チバQ:2011/11/07(月) 22:41:12
>>1238
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111107-00000065-san-l29
現職と新人一騎打ち 1週間の選挙戦スタート 奈良・桜井市長選
産経新聞 11月7日(月)7時55分配信

 任期満了に伴う桜井市長選が6日、告示された。届け出順に、再選を目指す現職の谷奥昭弘氏(68)と、新人で元県会議長で市観光協会長の松井正剛氏(58)の2人が、いずれも無所属で立候補した。現職と新人による一騎打ちとなり、1週間の選挙戦がスタートした。

 谷奥氏は、家電量販店の駐車場で出陣式を行い、県市長会長の森下豊・橿原市長や、水本実・東吉野村長らが応援に駆けつけた。

 谷奥氏は市の財政健全化推進など1期目の成果を強調し、卑弥呼の神殿を再現する今後の観光事業施策を主張。第一声の後は主要道路沿いのスーパー近くなどで街頭演説を行った。

 松井氏は、出陣式で岩田国夫県議(天理市)や北村博・桜井地区医師会長らの応援を受け、県議を6期務めた経験を強調した。

 松井氏は、小学校単位に社会福祉協議会事務局をつくって医療や福祉を充実させる取り組みや、観光拠点の「道の駅」の創設なども掲げた。この後、選挙カーで市内を回った。投票は13日午前7時〜午後8時、市内32カ所で行われ、同9時から市民体育館で即日開票される。5日現在の有権者数は4万9349人。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111107-00000150-mailo-l29
選挙:桜井市長選 告示 現新の一騎打ち 自主財源政策が争点 /奈良
毎日新聞 11月7日(月)12時47分配信

 任期満了に伴う桜井市長選が6日、告示された。現職で再選を目指す谷奥昭弘氏(68)と、新人の歯科医で元県議会議長の松井正剛氏(58)のいずれも無所属2人が立候補した。前回(07年11月)は無投票だったため、03年以来の選挙になった。今回の市長選は第5次同市総合計画の基本となる企業誘致、文化遺産を活用した観光産業、地場産業の振興など、自主財源政策が争点となる。
 谷奥氏の出陣式は午前9時から、阿部の「ヤマダ電機」駐車場で行い、県市長会長の森下豊・橿原市長らが集まった。松井氏の出陣式は午前9時半から、川合の選挙事務所であり、北村博・桜井市医師会長らが参加した。
 投票は13日午前7時〜午後8時、市内32カ所で。開票は同9時から市民体育館で行われる。5日現在の有権者数は4万9349人(男2万3174人、女26175人)。【稲田敏雄、高島博之】
 ◆立候補者第一声(届け出順)
 ◇企業誘致を進める−−谷奥昭弘候補(68)=無現
 市の財政は皆さんの協力で2年連続黒字にすることができた。女王・卑弥呼(ひみこ)を観光のシンボルにして、観光を新しい産業として打ち立てたい。できるだけ早く纒向(まきむく)遺跡の宮殿などを現地で再現したい。桜井駅前にホテルを誘致し、宿泊客には市内の店で夕食を取ってもらい、お金を使っていただくようにする。中和幹線沿いに企業誘致を進め、新しい商業地区を作り、雇用も生み出すようにする。また、既存産業の木材と三輪そうめんも全国に売り込んでいきたい。
 ◇医療モデル都市に−−松井正剛候補(58)=無新
 「信なくば立たず」という言葉を大切にしている。職場、社会、市政など、すべて信頼関係がなければ成り立たない。市民と行政が一体になって桜井に活力と元気を取り戻したい。市民の健康、生命を守るため地域医療と、福祉行政を連携した「陽(ひ)だまり政策」を実行。国、県、県立医大とのパイプを大切に、医療モデル都市にする。そのためには、自主財源の健全化が必要。自らが身を削って財政を節減、地場産業や、観光産業の振興を図るなど、日本一住みたい都市にする。
………………………………………………………………………………………………………
谷奥昭弘(たにおく・あきひろ) 68 無現(1)
 桜井宇陀広域連合長▽市防犯協議会長[歴]衆院議員秘書▽市議長▽市テニス協会長▽県立短大
松井正剛(まつい・まさたけ) 58 無新
 歯科医▽市観光協会長▽市ソフトボール協会長▽桜井ライオンズク会長[歴]県議長▽大阪歯科大

11月7日朝刊

1907チバQ:2011/11/07(月) 22:41:35
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001111070003
桜井市長選 現新対決
2011年11月07日

 ■厳しい財政、改革争点


 桜井市長選が6日告示され、現職で再選を目指す谷奥昭弘氏(68)と、元県議で新顔の松井正剛氏(58)のいずれも無所属の2人が立候補を届け出た。厳しい財政状況の中で、まちづくりにどう取り組むかが争点となる。投開票は13日。


 谷奥氏は同市阿部の家電量販店駐車場で出陣式。周辺市町村の首長らが多く駆けつける中、森下豊・橿原市長が「市民と一緒に改革を成し遂げようとしている谷奥氏を、桜井の未来のためにも支えてほしい」とあいさつ。谷奥氏は約15分間かけて政策を語り、最後に参加者全員でこぶしを突き上げ、気勢を上げた。


 松井氏は同市川合の選挙事務所前で出陣式を開き、県議や市議らが多数駆けつけた。岩田国夫県議(天理市)は「市長は県との関係が大事。このままでは桜井市が駄目になる、と立候補を決意した松井氏を支援してほしい」と訴えた。松井氏はあいさつの後、選挙カーで市内遊説へと向かった。


 期日前投票は、7〜12日に市役所2階の大会議室で午前8時半〜午後8時に受け付ける。5日現在の有権者数は4万9349人。


  ◇            ◇


 ■候補者の第一声(上から届け出順)



 ◆谷奥 昭弘(たにおく あきひろ)氏(68)


 「観光や伝統産業再生にも力」


 市長就任以来、財政改革を大きな柱としてきたが、市民のご理解と協力のおかげで2年連続で黒字化できた。今後も全力で財政改革に取り組みたい。


 桜井は、かつて材木、そうめん、皮革の三つの産業で栄えていたが、現在は厳しい状況が続く。そこで、日本でもナンバーワンの知名度がある女王卑弥呼をシンボルに観光産業の育成に力を入れ、駅前へのホテル誘致にも取り組む。既存産業も再度全国へアピールし、再生可能なものはしていく。これらは皆さんの後押しがあってこそできる。力強いご支援を頂きたい。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ◆松井 正剛(まつい まさたけ)氏(58)


 「県議経験生かし医療も充実」


 県議として24年間、県のため、桜井市のために努力してきた。疲弊している桜井市を元気にして、市民が誇れる街にするため、先頭に立って頑張ろうと思い、立候補を決意した。


 桜井市の活力をよみがえらせるためには、地域資源を生かした観光振興が第一。医療人の一人として、医療・福祉の充実を掲げた「陽(ひ)だまり政策」を実行する。財源を確保するため、市長給与は削減する。


 県議時代に培った国や県、医療関係とのパイプを生かし、市民と一緒になって日本一の桜井市を目指したい。

1908チバQ:2011/11/08(火) 23:43:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111108-00000237-mailo-l25
選挙:大津市長選 女性弁護士・越直美氏、出馬へ 民主・連合へ推薦要請 /滋賀
毎日新聞 11月8日(火)15時21分配信

 任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)に大津市出身で東京在住の弁護士、越直美氏(36)が立候補の意向を示していることが7日、政党関係者への取材で分かった。民主党と連合滋賀は越氏からの推薦要請を受け、近く支援を決定する見通し。
 越氏は膳所高卒。北大大学院法学研究科修了。02年に弁護士登録し、東京と米国ニューヨーク州で企業買収などに携わった。
 複数の政党関係者によると、越氏は7日までに、大津市議会の民主系会派「市民ネット21」(6人)の市議らに「弁護士の経験と女性の視点を生かし、行財政改革や子どもに優しい環境づくりに取り組みたい」と語り、支援を求めたという。連合滋賀の幹部も「やる気は十分感じた。支援に向けて前向きに検討している」と語った。
 同市長選には現職の目片信氏(70)と元参院議員の山下英利氏(58)が既に立候補の意向を示しており、共産党も独自候補の擁立を進めている。【加藤明子、安部拓輝】

11月8日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111108-00000000-kyt-l25
大津市長選 越氏が立候補意向 
京都新聞 11月8日(火)8時49分配信

 任期満了に伴う大津市長選(来年1月22日投開票)で、弁護士の越直美氏(36)が無所属で立候補する意向を固めたことが7日分かった。
 越氏は京都新聞社の取材に対し、「女性と子どもにやさしい環境を確保し、国際的に活躍できる子どもを育てたい」と述べた。
 民主党滋賀県連と連合滋賀に支援を要請した。連合滋賀幹部は「推薦を前向きに検討する」としている。
 越氏は大津市出身。膳所高卒。北海道大大学院修了。2002年に第一東京弁護士会に登録。09年にハーバード大ロースクールを卒業。東京都の法律事務所に勤務し、ニューヨークでも弁護士として活動した。東京都港区在住。
 同市長選では、現職の目片信氏(70)と元参院議員の山下英利氏(58)が立候補の意向を固めている。共産党も労働組合や市民団体と候補者擁立を目指している。

1909チバQ:2011/11/09(水) 20:53:42
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/09/20111109ddm002010086000c.html
選挙:大阪ダブル選 維新の会VS既成政党 国政進出で揺さぶり/自主投票と弱腰支援
 大阪府知事・大阪市長のダブル選は10日、知事選の告示で選挙戦に入る。「大阪維新の会」の橋下徹代表は次期衆院選での国政進出にも言及し、民主、自民、公明など既成政党を揺さぶっている。【高山祐、小林慎、岡崎大輔】

 「偏った見解は難しいという態度決定になった」

 公明党大阪府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は8日、知事選、市長選のいずれも自主投票で臨む方針を正式に発表した。同党の山口那津男代表も8日の記者会見で「大阪の複雑な状況があり、府本部の対応に委ねる」と述べ、党本部として関与しない考えを強調した。

 公明党にとって、最優先課題は次期衆院選だ。09年衆院選で8小選挙区で全敗。次期衆院選で候補を擁立する9小選挙区のうち、大阪府内だけで4候補を占める。同党幹部は「大阪は最重要地域。橋下氏を刺激したくない」との本音をもらす。

 伏線はあった。10月下旬、大阪市天王寺区の創価学会関西池田記念会館。作家の堺屋太一氏らが学会幹部を訪ねた。堺屋氏は橋下氏との共著で、府と大阪・堺両市を再編する大阪都構想に関する本も出版している。

 関係者によると、堺屋氏は、公明党が大阪都構想に賛成するなら、次期衆院選で公明候補が立候補予定の大阪4小選挙区に維新の候補者を立てない意向を伝えたという。ダブル選の態度を決めかねていた公明党の関係者は「自主投票を求められた」と受け止めた。

 ダブル選挙に距離を置く公明党に対し、橋下氏の対抗馬を支援する民主、自民両党も腰が定まらない。9月24日には大阪市内のホテルで自民党の石原伸晃幹事長が橋下氏と会談。石原氏が呼びかけ、橋下氏は都構想に賛同を求めたという。民主党も橋下氏を刺激しないよう、「大阪のことは大阪に任せる」(幹部)とのスタンスだ。

 既成政党の苦しい対応にはダブル選挙後、維新の国政進出に対する警戒感がある。都構想を実現するには、地方自治法など関連法の改正が必要。橋下氏は9月26日、記者団に「国政政党が都構想を潰そうとするなら、近畿圏を視野に国政をやる」と宣言した。次期衆院選の候補者擁立をちらつかせ、各党に揺さぶりをかけている。

 ◇橋下人気に危機感 「都構想」に「反独裁」で対抗
 橋下氏との距離感に苦しむ既成政党に対し、ダブル選挙の争点に橋下氏の政治手法が急浮上してきた。4日夜、大阪市長選に出馬表明していた前市議、渡司(わたし)考一氏(59)=共産推薦=が突然、出馬取りやめを発表。渡司氏は5日の会見で「橋下さんの独裁宣言を許すことができない」と説明し、「反維新勢力の結集」を呼びかけた。

 維新は今春の統一地方選で、大阪府議選や大阪市議選などに多数の候補者を擁立。府議会では過半数を占める。橋下氏は今年6月のパーティーで「日本の政治に一番重要なのは独裁」と発言した。

 共産党が市長選に公認・推薦候補を擁立しないのは1963年以来、48年ぶり。それでも独自候補擁立を見送るのは、橋下氏の人気に危機感を強めているからだ。党大阪府委員会は市長選で平松氏の支援を明言。選挙戦は平松氏と橋下氏の一騎打ちになりそうだ。

 「橋下政治」の是非が争点に浮上した結果、大阪都構想など政策論議は低調になった。民主党幹部は平松陣営に対し「相手の土俵に乗れば『抵抗勢力』とみられる。相手にしない方がいい」と助言。平松氏は橋下氏の人気に対抗するため、「反独裁」を訴える。

 これに対し、橋下氏は「維新対既成政党」の構図を強調する。渡司氏の不出馬を受けて、橋下氏は5日、市長選候補予定者の合同討論会で「ビジョンがないまま、反維新、反橋下でまとまる。日本の政治の弱さの象徴ではないか。新しい政党が誕生しないと、日本再生はない」と皮肉った。

毎日新聞 2011年11月9日 東京朝刊

1910チバQ:2011/11/09(水) 22:49:10
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111108-OYT1T01373.htm
自民系苦慮「民主出れば漁夫の利」…大津市長選
.大津市長選(来年1月15日告示、22日投開票)を巡り、民主党に支援を求めている女性弁護士・越直美氏(36)が出馬の意向を固めたことで、自民系とされる2人の立候補について、自民党関係者から「勝利のためには一本化やむなし」との声が上がっている。

 ともに同党の元国会議員の現職・目片信氏(70)と山下英利氏(58)で、同党は分裂選挙回避の模索を始めた。目片氏が8日、読売新聞の取材に「出馬に前向きだが、引くとの選択肢もないことはない」と含みを持たせるなど、立候補への“押し引き”は今後、活発化が予想される。

 「民主(の候補)が出たら、漁夫の利だ。トンビに油揚げをさらわれる可能性も十分ある」

 10月下旬、山下氏出馬の一報に、目片氏は「分裂選挙になるのでは」と危機感を抱いた。山下氏の父で元衆院議員の元利氏(故人)を支持してきた経緯から、山下氏との関係を「どちらが師匠かは別にして師弟関係だ」と話す。

 越氏の出馬の意向表明を受け、目片氏は8日、取材に対して「基本的に出馬は前向き。11月議会の開会予定の29日に正式表明する」と、これまでの態度を踏襲し、「候補予定者がもう1人出て、市民にとって選択肢が増えたのは良いこと」と語った。

 対する山下氏は「前へ進むしかない。世の中は変わっていて、(これからの選挙は)既成政党の枠組みで戦うものではない。新しい選挙をする」と、改めて出馬への決意を示した。

 〈保守分裂〉の様相に、市議会の自民系会派は対応に苦慮している。

 自民系2会派のうち、最大会派の湖誠会(12人)は目片氏、大志会(4人)は山下氏へと固まりつつあるが、いずれもまだ、正式決定していない。前回選では目片氏を推薦した公明党も「正式な出馬表明があってから、推薦や支持を検討する」とするが、3会派の関係者からは「自民系候補の一本化が一番良い」との声が漏れ聞こえてくる。

 越氏は今月上旬、市議会第2会派「市民ネット21」や民主党に「(政党の応援がなくても)一人でも立候補する。仕事も辞める」と不退転の決意を伝えた。既に同党県連に推薦願を出した他、連合滋賀にも要請するといい、両者も「推薦を前向きに検討する」として態勢を整えつつある。

 前回選で目片氏の対立候補を応援した嘉田知事は、8日の定例会見で「市民が判断することで、私がとやかく言うべきではない」と静観する構えを見せた。

 嘉田知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)は「候補予定者から正式推薦要請があれば、協議する」とした。共産党は、独自候補擁立を検討している。(大津市長選取材班)

(2011年11月9日18時25分 読売新聞)

1911チバQ:2011/11/09(水) 23:06:38
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111108-OHT1T00264.htm

杉良、橋下斬り「ムカつく」…平松氏決起集会で“罪人扱い”


平松市長(左)とタッグを組んで“橋下批判”を展開した杉良太郎 27日投開票の大阪市長選に再選を目指し出馬する平松邦夫大阪市長(62)の決起集会が8日、大阪市内で開かれ、歌手で俳優の杉良太郎(67)がサプライズゲストとして登場した。自身のテレビドラマの代表作「遠山の金さん」を持ち出し「桜吹雪を見せなアカン」と、平松氏と一騎打ちとなる橋下徹前大阪府知事(42)を“罪人扱い”。橋下氏の政治手法を「バラエティー」「扇動的」と批判し「これだけ私がムカつくのは初めて」と怒りをあらわにした。

 万雷の拍手で壇上に導かれた杉は「平松市長の決起大会があるというので、これは桜吹雪を見せてこなアカンなあと思った」。橋下氏を白州にひれ伏す罪人に見立てたような言葉に、会場は一気に盛り上がった。数年来の付き合いがある平松氏のため、鳥取県内で開いた昼夜2回のコンサートを終えてから駆けつけた。

 杉サマならではの表現で笑いを取ると、橋下氏の政治手法に対する批判を開始。「バラエティー的なウケとか、心地いい言葉を吐いて扇動するのはダメ。政治をおちょくる傾向がある」。10月下旬の一部新聞紙上で「今、大阪を『めちゃくちゃ』にしようとしている人が現れた。私の心はグラグラしている」と市長選に出馬する意思をほのめかしたが、橋下氏に対する怒りは全く収まっていなかった。

 杉と大阪市の関係は深い。例年、市内にある新歌舞伎座で公演を行い、1年のうち約2か月を過ごす。そんな愛着のある地を、地域政党「大阪維新の会」が目指す「大阪都」構想でバラバラにされるのを黙って見ていられなかった。「私が市長選に立ったろうかとも思ったんですけど…。ええ加減にしとけと思いますよ。これだけ私がムカつくというのは初めてですね」

 先月行われた平松氏の政治資金パーティーには出席できず「今度何かあったら必ず出る」と伝えていた杉。今後の選挙20+ 件戦にも「スケジュールが空けばどこへでも行く」と関係者に話している。頼もしい援軍に、平松市長は「杉さんが(市長選に)出なくてよかった」と笑顔。「杉さんには『人間の誠実さは分かるが話が長い』と言われた」とエピソードを明かした。

 元タレント弁護士という経歴を生かし、すでに橋下氏の街頭演説には前横浜市長の中田宏氏(47)が登場。今後も続々と著名人が姿を現すのは確実だが、平松陣営が超大物の投入で先制パンチに成功。杉は、13日の告示後の応援演説にも意欲満々で、橋下氏には脅威となりそうだ。

1912チバQ:2011/11/10(木) 12:40:05
http://mainichi.jp/kansai/news/20111109ddf041010018000c.html
攻防:11.27大阪ダブル選 市長選活動規制、公選法の壁 平松氏、動けぬ3日間
 ◇知事選告示先行、橋下氏はOK
 13日に告示される大阪市長選を控え、再選を目指す平松邦夫市長(62)の前に、大阪府知事選が告示される10日から3日間にわたって、政治演説会の開催が禁止されるなど「公職選挙法の壁」が立ちふさがる。知事選期間中は、知事選候補の「確認団体」以外は政治活動の規制を受けるためだ。この“空白の3日間”にライバルの橋下徹・前大阪府知事(42)は知事選に候補を擁立する「大阪維新の会」として政治活動が可能で平松氏には思わぬ痛手となりそうだ。

 公選法によると、知事選期間中、府選管から確認を受けた知事選候補を支援する政党・政治団体(1人につき一つ)を除き、府内全域で政党・政治団体の政治活動が大幅に制限される。具体的には▽政治活動として行う演説会(街頭を含む)▽のぼり旗の掲示やビラ配り▽政治活動の車の使用−−などだ。

 13日に市長選が告示されれば、市長選候補者として再び政治活動を始められる。平松氏は自身の後援会の政治資金パーティーがあった10月17日以降、屋内で開く政治集会を活動の中心に据えてきたが、3日間はこうした集会は一切禁止されることになる。

 ただ、共闘する知事選候補の大阪府池田市の倉田薫市長(63)の応援なら政治活動は可能。平松陣営幹部は「倉田氏との連携などを考えたい」としているが、別の幹部は「倉田氏も大阪市内でばかり活動するわけではなく、告示直前の3日間が空白になるのはもったいない。公選法の不備だと思う」と話している。【小林慎】

1913チバQ:2011/11/10(木) 22:45:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111110/lcl11111007280000-n1.htm
府知事選きょう告示 勢い乗る「維新」か、共闘「既成政党」か
2011.11.10 07:25 (1/2ページ)

大阪ダブル選で想定される構図
 橋下徹前知事(42)の辞職に伴う大阪府知事選が10日、告示される。橋下氏が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)幹事長や、民主、自民の府連が推す大阪府池田市長らが出馬する予定だ。春の統一地方選で大躍進した維新が勢いを維持し、大阪で既成政党離れの流れを決定づけるのか。都市制度をめぐる争点に加え「地域政党」対「既成政党」の構図が注目される。

                   ◇

 立候補を表明しているのは共産党推薦の弁護士、梅田章二氏(61)、民主・自民府連が支持・支援する池田市長、倉田薫氏(63)、橋下氏が代表を務める「大阪維新の会」幹事長の松井一郎氏(47)の有力3氏ら。13日には、くら替え立候補する橋下氏と、民主・自民が支援する現職の平松邦夫氏(62)との一騎打ちの公算となっている大阪市長選も告示され、いずれも27日に投開票が行われる。

 ◆「協調体制」標榜

 「大阪都構想」を前面に打ち立て、既成政党との対決姿勢を鮮明にする維新に対し、民主や自民は「協調体制」を標榜(ひょうぼう)する。

 しかし、全国的な傾向としてオール与党態勢への批判は強く、国政で対立する政党の相乗りは有権者に理解されにくくなっている。当然、大阪府知事選でもその危惧は強い。

 大阪市長選では共産推薦で立候補を表明していた元大阪市議、渡司考一氏(59)が告示を前に出馬を取りやめた。橋下氏に対抗するために、票の分裂を避けて平松氏を「勝手連として支援に回る」(共産市議団)という異例の展開だ。橋下氏は「相乗りについてどう考えるかは有権者の判断だが、当選すればいいという時代じゃない。有権者はしっかり見ている」と牽制(けんせい)する。

 ◆次期衆院選視野

 民主、自民などの既成各党は、それぞれ次期衆院選をにらんだジレンマも抱えている。その象徴が公明の対応だ。

 公明党大阪府本部は知事選の告示が目前に迫った8日、知事選と市長選で「自主投票」とする方針を発表した。公明は橋下氏の「大阪都構想」には一定の理解を示したものの、「財政調整に具体的なプランがない」などと指摘。また、維新幹事長の松井氏、現職市長の平松氏や池田市長の倉田氏についても、“等距離”でマイナス評価を下した。前回衆院選で票田の大阪で全敗した公明は、選挙に強い維新との全面対決には消極的だ。

 一方、中央の政権運営で迷走を重ねる民主も次期衆院選をにらんで、主要な地方選でこれ以上敗北を重ねられないという悲壮感が漂っている。

 ◆最大会派も多難

 一方、維新にも不透明な要素がある。4月の大阪市議選で最大会派となったが、過半数には達していない。仮に橋下氏が市長選で勝っても、他会派との連携なしに思うような市政運営は望めないことになる。

 既成政党の古参市議は「提案をことごとく否決すれば、大阪都構想は一歩も進まない。副市長選任や予算を通過させるのにも議決が必要だ」と、今から息巻く。維新サイドは、過半数を得るため市議会のリコール(解散)を仕掛けることも視野に入れるが、有権者40万人以上の署名が必要となるなど、ハードルは高い。

 選挙プランナーの松田馨さんは「橋下氏と松井氏はタッグを組み、知名度が武器。平松氏と倉田氏は『反橋下』で共闘するというが、もともとが別の陣営なので、どう協力していくか見えてこない」と語る。「平松氏と倉田氏が一枚岩になり、有権者に『反橋下』の意味を訴えられるかどうかが選挙戦の結果を左右する」と語った。

                   ◇

【用語解説】大阪維新の会(維新)

 橋下徹前大阪府知事が代表を務める地域政党。平成22年4月、大阪府議22人による「大阪維新の会府議団」としてスタート。政策の柱は大阪市の解体、再編で、府と市の「二重行政」を解消する「大阪都構想」。今春の統一地方選で候補者を多数擁立し、府議選で過半数、大阪市議選でも第一党の座を確保するなど大きく躍進した。

1914チバQ:2011/11/10(木) 22:52:00
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111110/plt1111101127003-n1.htm
大阪W選、橋下氏の命運握る“お笑い100万票”の行方2011.11.10


「維新の会」陣営は松井氏(左)の知名度不足を橋下氏が補う戦略=10日午前、大阪市中央区【拡大】

 橋下徹前知事(42)の辞職に伴う大阪府知事選が10日告示された。橋下氏がくら替えする大阪市長選(13日告示)と合わせた大阪ダブル選挙は、27日に投開票を迎える。ともに「親橋下」対「反橋下」という、事実上、一騎打ちの構図だが、過去に大阪特有のタレント知事や議員を誕生させてきた「お笑い100万票」の行方もカギを握る。橋下劇場にどんな“ツッコミ”が入るのか。

 「維新の会と僕は今や日本、そして、大阪一の嫌われ者です」

 橋下氏は10日午前10時すぎ、大阪市中央区の南海難波駅前でこう“第一声”をあげた。隣には後継指名した地域政党「大阪維新の会」公認で前府議の松井一郎氏(47)の姿があった。

 続けて、橋下氏は「いらない施設はつぶし、職員の給料はカット。あらゆる抵抗にあいながら、政策を実現するには政治の力が必要で、これを実現したのは維新の会の幹事長、松井一郎なんです」と松井氏を持ち上げた。陣営は「橋下」と「維新の会」の人気を最大限活用する戦略だ。

 新人7人による知事選は、松井氏と、諸派で前同府池田市長の倉田薫氏(63)が軸となりそう。

 倉田氏は民主、自民両党から府連レベルでの支援を受ける一方、市長選で橋下氏と激突する平松邦夫市長(62)と連携する。つまり、「親橋下」の橋下・松井タッグと、「反橋下」の平松・倉田タッグが争う構図だ。

 倉田氏は10日午前8時45分から、大阪市北区の事務所で出発式。駆け付けた平松氏は「府と市を一緒くたに、わが物にせんとする人たちに対する大きな挑戦。今回の知事選、市長選はともに大阪維新をつぶす戦いだ」とエールを送り、倉田氏も「私と平松市長なら、不幸せ(府市合わせ)はいっぺんに解消する」と闘争心をむきだしにした。

 争点は、(1)維新の会が提唱する「大阪都構想」の是非(2)橋下氏や維新の会の「独裁」とも評される政治手法(3)教育・公務員制度改革などだが、親橋下陣営には基礎票がないだけに、「お笑い−」の行方も注目される。

 「お笑い−」の呼称は1986年の参院選でタレントの西川きよし氏が約102万票を獲得して初当選を果たして以来、定着した。3期務めた西川氏は毎回トップ当選。また、95年の知事選では横山ノック氏が約163万票、99年には過去最高の235万票を獲得して当選し、「お笑い−」のすごさを見せつけた。

 ただ、横山氏がセクハラで辞任してからは、2010年の参院選で民主党から出馬した桂きん枝氏や岡部まり氏が落選するなど、タレント政治家に「懲りた」空気もある。今回のダブル選ではどう転ぶか。

【知事選立候補者】(届け出順)
倉田薫63 前池田市長 諸新
中村勝60 会社社長  諸新
マック赤坂63 元会社社長 諸新
岸田修70 元府職員  無新
梅田章二61 弁護士   無新
松井一郎47 元府議   維新
高橋正明69 元中学教諭 無新

1915チバQ:2011/11/10(木) 22:57:33
http://www.asahi.com/politics/update/1110/NGY201111100006.html
大阪ダブル選、名古屋からも応援 河村市長と大村知事.
 大阪府知事・大阪市長のダブル選では、河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事が期間中に2回、大阪維新の会候補の応援に入る。「大阪都構想」を掲げる橋下徹前府知事との連携をアピールし、両氏が進める「中京都構想」への追い風としたい考えだ。

 河村氏は10日、「橋下さんは地域を独立させるぐらいの気力を持ってやれる貴重な存在。応援せないかん」と記者団に語った。海外出張中の大村氏も「大阪都、中京都構想を実現するため、完全勝利を目指してほしい。全力で応援する」との談話を出した。

 河村、大村両氏は、大阪市長選告示日の13日にともに応援に入る。さらに、23日には河村氏が代表の「減税日本」、大村氏が会長の「日本一愛知の会」の議員らを含む総勢100人近くの応援団を引き連れて乗り込む予定だ。

1916チバQ:2011/11/10(木) 23:05:35
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111050001
大阪府知事選・大阪市長選


【なにわのあした】


なにわのあした(1)中学の昼食
2011年11月05日


富田林市立第二中学校の給食。スパゲティの日は注文する生徒が増える=富田林市新家1丁目

 午後0時10分。短縮授業で普段より20分早く昼食の時間が始まった。大阪市中央区の市立南中学校1階玄関わきで、配膳員の田中孝子さん(55)が、一人ひとりの生徒の名前を呼びながら、調理業者が作った弁当を手渡した。田中さんは大阪市教委が弁当づくりを委託している業者のパート従業員だ。


 脇にある机の上には、色とりどりの袋に入った手製の弁当も約10個並ぶ。繁華街に近い同校では、深夜まで働く保護者も多い。早朝に起きて弁当を用意できなかった時、後から学校に届けるのだという。


 「保護者にはできるだけ手作りするよう働きかけています。無理なら弁当提供があると。うまく機能しています」と紀井正澄校長。全校生徒約150人の1割強が業者の弁当を利用する。


 大阪市は全中学校で、1食280円の弁当を提供している。一部の中学校で実施していた給食は同和施策見直しの一環で2008年3月に廃止し、同年4月から民間業者が作る弁当を希望者が購入できる事業を段階的に始めた。現在、中学校給食の全面導入に向けて準備を進め、13年度から手製の弁当か給食を選べるようにする見通しだ。


   ■    ■


 ここ数年、府内であった選挙では、食育や給食は候補者たちに人気の公約だ。今回の知事・大阪市長のダブル選でも、複数の立候補予定者が中学校給食の導入を公約に掲げる。


 昨年、大阪市が実施した調査では、中学生の保護者の8割が給食の実施を望む。一方で、中学校給食の府内の普及率は全国最低の7・7%(09年度)だった。


 給食実施には、文部科学省の基準に従った調理室の建設などで多額の費用がかかる。そこで府教委は今年度から、全中学校での給食実施を目指し、あらたに施設建設をする自治体に費用の半額程度を補助する制度を設けた。5年間で246億円を見込む。


   ■    ■


 一方、実際に給食や弁当提供を始めた自治体の中には、利用率の低さが悩みの種になっているところもある。


 市内の全8中学校で希望者に校内で調理した給食を提供している富田林市。「より安心で温かい食事を」と、13億円をかけて07年から順次始めた。「配膳指導などを通じて教員と生徒の会話が増え、授業にもよい影響がある」と市立第二中の水本哲也校長。だが、利用率は市平均で3割弱。市教委は「喫食率向上が課題」として、年度内に原因を探る調査に乗り出す予定だ。


 弁当提供を00年から市内5中学校で始めた泉佐野市。当初6%台だった利用率は08年度には2%を切り、業者は「採算が取れない」と撤退した。市は業者側に負担がかからない方式に変え、別業者で再開した。市が中学生に聞いたところ「容器の受け渡しに手間がかかる」「自分だけ注文するのは恥ずかしい」との声があったという。


 高槻市も中学校で希望者に弁当を提供している。中学生の次男を持つ母親(46)は「完全給食になれば母親としては楽になる。でも、選択制だと息子が面倒臭がる」と話す。当初、何回か利用したが、今はほとんど注文していない。


 府内の自治体に弁当を納入していたある業者は「1校でまとまって注文があればいいが、利用が少ない。予算をつけて後は事業者に丸投げ、では普及しない」と指摘する。


   ◇


 27日投開票の知事・大阪市長のダブル選を前に、府内で今何が起きているのか、現状と課題を5回にわたり紹介する。
.

1917チバQ:2011/11/10(木) 23:05:53
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111070001
大阪府知事選・大阪市長選


【なにわのあした】


なにわのあした(2)防災
2011年11月06日


津波で浸水の可能性がある地域を地図で確認する住民ら=堺市堺区海山町5丁

 「川沿いの道は避難に使うのが不安や」「ここはブロック塀が倒れる危険があるよ」――。10月29日夜、堺市堺区出島町2丁の湊西自治会館。4班に分かれ、大きな地図を囲むように座った地元の自治会長や自主防災組織のメンバー54人から、次々に声が上がった。津波に備えた最適な避難経路や避難場所はどこなのか。約2時間かけて話し合い、地図に書き入れた。


 堺市の沿岸部では、住民に津波の危険性や避難の大切さを考えてもらう市主催のワークショップが、10月中旬から小学校区単位で開かれている。市は避難経路や津波避難ビルなどを定め、来年2月をめどに校区ごとの「津波警戒マップ」を作成するという。


   ■    ■


 堺市のこうした取り組みは、東日本大震災を踏まえ府が今年7月、東海・東南海・南海の3連動地震で想定される津波の高さを暫定的に従来の想定の2倍に引き上げ、被害予測などを発表したことがきっかけだ。浸水が予想される府内の沿岸部などの10市3町は、避難対策の見直しを迫られている。


 堺市では津波の高さの想定が従来の3メートルから6メートルになり、浸水地域は従来の5倍の約15平方キロメートルに拡大。影響は23の小学校区に及ぶ可能性が出てきた。


 10月26日夜、市北西部の三宝校区であったワークショップ。校区のほぼ全域が浸水の可能性を示す青色で染まった地図を見た参加者からは、「この辺りは低い土地ばかりなのでどこへ逃げればいいのか」との声も漏れた。参加した松屋町会の西原利彌会長(66)は「浸水がかなり広範囲なので驚いた。津波はいつ来るか分からない。市はできるだけ早くマップを作って住民に知らせてほしい」と厳しい表情を浮かべた。


   ■    ■


 今回の想定見直しで、新たに津波の影響が予想される自治体も出てきた。和泉市は海に面していないが、沿岸部の泉大津市や高石市と隣接する約70ヘクタールが津波で浸水する可能性があることがわかった。しかし、津波避難対策について地元住民への説明は進んでいない。


 和泉市が頭を悩ませているのが隣接自治体との調整だ。沿岸部の自治体から内陸の和泉市側へ避難してくる住民の想定人数が現時点では不明で、避難場所をどの程度確保すればいいのか分からないという。


 「府は隣接の自治体が連携して避難対策や津波ハザードマップの作成ができるよう、調整役を果たしてほしい」。危機管理を担当する和泉市の田中和彦・市長公室次長は話す。


 府は津波の影響に関する沿岸市町担当者と意見交換会をこれまでに3回開き、府が市町向けに避難マニュアルの素案を作る考えなどを示した。市町村をまたぐ避難人数の想定はまだ出していないが、府の担当者は「そういう課題があることは理解している。11月中にも府と関係市町が話し合う予定だ」と説明している。


 和泉市で津波の影響が予想される葛の葉町会の田中紀一(としかず)会長(64)は「ここまで津波が来るのかという思い。津波に備えるため、行政はもっと早く対応してほしい」。
.

1918チバQ:2011/11/10(木) 23:06:18
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111070003
大阪府知事選・大阪市長選


【なにわのあした】


なにわのあした(3)円高
2011年11月07日


年間2億本前後のねじを製造するという朝日押捻子製作所=東大阪市西堤楠町2丁目

 中小企業の街・東大阪市。国道308号近くの工場集積地にあるねじ製造会社「朝日押捻子(おしねじ)製作所」(同市西堤楠町2丁目)の工場では、何十台もの機械がうなりをあげる。工場内を見回りながら、後藤晴雄社長(61)はつぶやいた。「円高で仕事量が減っているのは確か。辛抱してやるしかないね」


 1ドル=70円台の「超円高」の影響で、8月上旬には大手造船会社からの発注がストップ。「海外製品に切り替える」が理由だった。「今に始まったことじゃない。ここ数年、歯が抜けるように一つ一つ仕事がなくなっている」


 製品を納めている他の取引先からも「輸入品に切り替えたい」「価格を下げてくれ」という声が次々上がっており、今年度下半期の月ごとの売り上げは上半期と比べて5〜10%減ると予測する。「中小企業が稼げないと大阪全体としても稼げないことを、府はわかっているんだろうか」


   ■    ■


 府によると、府内の中小企業(製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下)は約32万6千社(2009年7月現在)ある。全企業数に占める割合は99・6%(全国平均99・7%)にのぼる。


 府内の約1100団体が加盟する「府中小企業団体中央会」は毎月、90業種の各組合を対象に景気動向を調査している。景気が「悪化した」と答えた業種が「好転した」と答えた業種を40以上、上回る状況が続く。円高や欧州の経済危機の影響から、自動車関連の製造業で特に収益が悪化しているという。


 山口春夫専務理事は「円高の影響が見通せない不安から企業が設備投資に踏み切れず、景気の悪循環が深まっている」と指摘する。


   ■    ■


 府は昨年6月、中小企業診断士や税理士といった専門家を中小企業に無料で派遣し、経営相談に応じる制度を設けた。今年度も600件分(約6千万円)の予算を計上するが、申請は9月末までの半年間で約170件と伸び悩む。


 府経営支援課の担当者は「制度の周知不足に加え、本当に苦しい企業は経営を見直している余裕もない現状がある」と頭を抱える。


 東大阪市の西部にある板金加工会社。主力の工場設備部品は、円高の影響で国内業者への発注量が減っているという。「価格競争が激化し、給与カットなどで何とかしのいでいる状況だ」。そう話す60代の男性社長は、きめ細やかな経営指導が地元の中小企業には必要だと感じている。「技術屋は、ものづくりに必死で帳面に弱い人が多い。府が経営相談の制度を作ったのなら、もっと積極的に働きかけ、会社ごとの実情にあった経営指導をしてほしい」

1919チバQ:2011/11/10(木) 23:06:43
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111080001
なにわのあした(4)関空
2011年11月08日


2012年度後半の使用開始を目指し、国内初のLCC専用ターミナルの工事が進む=関西空港2期島

 10月31日朝、関西空港の国際線出発ロビーでは、中国最大の航空会社「中国南方航空」の本拠、広州と関空を結ぶ路線の増便を祝う式典が開かれていた。出席した関西国際空港会社の福島伸一社長は「関西の企業も多い広州便の増便は悲願だった」とあいさつした。


 同航空は長春、ハルビンと関空を結ぶ新規路線も開設し、関空と中国各地を結ぶ便を週15便から33便に倍増した。この結果、関空の今年の冬期計画便数(旅客)は、開港以来最多の週620便に達した。東日本大震災で落ち込んだ旅客数も9月現在、前年同期比97%まで回復した。


 中国人の個人観光客向け査証(ビザ)が発給されやすくなったことや、円高で日本人旅客が増えたことなど「外的要因」も大きいと見られるが、福島社長は「地元自治体や財界のプロモーション活動を通し、各国が関西圏の魅力を評価した結果」と強調する。


   ■    ■


 航空需要は「水物」だ。2001年の米国同時多発テロ、03年の新型肺炎・SARSの流行、08〜09年の世界同時不況など、これまでも世界情勢によって旅客便数は大きく減った。


 関空の利用促進のため、関空会社と関西の自治体や財界でつくる「関西国際空港全体構想促進協議会」は中国、韓国、インドネシア、タイなどアジア各国の航空会社へのプロモーション活動を展開している。協議会の事務局を務める府は2010年度、14回のプロモーション活動のうち5回に知事や幹部などが参加し、トップセールスしてきた。府空港戦略室は「新規就航便の着陸料割引など、航空会社に対する協議会の支援制度を示し、空港と地元が一体となってサポートしていく熱意を伝えてきた」と話す。


 一方、国内航空会社の経営悪化などで国内線の減便が相次ぎ、国際線からの乗り継ぎの利便性は悪化した。大阪市中心部からのアクセスとして「リニア新幹線」や「なにわ筋線」などの検討が国土交通省で始まったものの、実現までの道筋は見通せない。アジアのライバル空港と比べて割高な着陸料が関空の競争力を奪っているという指摘も根強い。


   ■    ■


 7日、関空の地元自治体でつくる「泉州市・町関西国際空港対策協議会」(関空協)の泉州13市町の首長や幹部がそろって上京した。国土交通相あてに政府補給金の継続や、アクセス改善の具体化などを求める要望書を提出した。


 関空は来年度、大阪(伊丹)空港との経営統合を控える。関空を拠点に国内初の格安航空会社(LCC)・ピーチも来年3月に就航する見通しだ。


 関空協会長の福山敏博・阪南市長は力を込める。「関空が真に国際競争力のある空港に発展することが、関西の発展にもつながる。回復の兆しがみえる今こそ、大阪全体で関空を支えなければいけない」

1920チバQ:2011/11/10(木) 23:07:05
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111090001
なにわのあした(5)生活保護
2011年11月09日


求職活動支援員と一緒に訪れたハローワークで求人を探す男性=大阪市淀川区

 「のたれ死ぬか犯罪者になるかと思った」。大阪市淀川区の訪問ヘルパーの男性(46)は、ホームレスだった1年半前を振り返る。


 事業に失敗して妻子と別れ、7年前から東淀川区内の寮に住み込み日雇い労働をした。2008年のリーマンショック後、仕事が徐々に減り、月20万円あった収入は3万円程度に。昨年5月、家賃を2カ月滞納してアパートを追い出され、神崎川の河川敷で10日間、ホームレス生活を送った。


 見回りをしていた地域住民に声をかけられ、生活保護を受けることになった。市の紹介でアパートに入居、国が緊急雇用対策として始めた職業訓練を受け、ホームヘルパー2級の資格を取った。今年6月から働き始めた今の職場の手取りは月16万円。「やり直せたのは約1年間、生活保護を受けられたから」と男性は振り返る。「でも、一緒に訓練を受けた約30人の仲間の半分以上はまだ仕事が見つかっていない」


   ■    ■


 大阪市生活福祉部によると、市内の生活保護受給世帯は1991年を境に右肩上がりに増え続け、今年9月現在で約11万7千世帯。10年前の2倍を超えた。


 特に増えているのが、市が「働ける失業者」とみている「その他」区分の受給世帯だ。世帯全員が65歳以上、母子家庭、障害者、傷病者のいずれにも当てはまらない約2万3千世帯。08年9月は約8200世帯だったが3年間で約2・8倍に膨らんだ。市の担当者は「非正規雇用者がリーマンショックを境に相次いで失業し、生活保護が一気に増えた」と分析する。


 市が今年度予算計上した生活保護費は過去最多の2916億円。全国の市町村で最も多い。うち市負担分の729億円は今年度予算の税収の約12%に当たる。


 市は就労支援策として、各区役所に履歴書の書き方指導などをする「面談支援員」約60人を置いている。適切な助言ができるよう、今年度からはハローワークに付き添う「求職活動支援員」約80人を追加配置。合わせて7億8600万円の予算を計上した。


 昨年度までの6年間で、「面談支援」した人数は約2万6千人、生活保護から抜け出したのは837世帯。担当者は「そもそも雇用がないことが根本的な問題」と指摘する。


   ■    ■


 7日午前、求職活動支援員の女性に付き添われた男性(29)がハローワークを訪れた。職を探して3年、生活保護を受けて1年半。支援員が探し出した求人票10枚を「給料が低い」「人に声をかけるのが苦手」「期限付き雇用は不安」と選別し、製造業の2社に履歴書を送ることを決めた。


 3年前、正社員として4年間勤めた会社を辞めた。会社経営者の父の跡を継ぐつもりだったが会社は倒産、父は失踪した。


 男性には毎月12万円余の現金が支給され、医療費は全額公費負担、国民年金保険料や市・府民税は免除される。仕事選びの条件は手取り月18万円以上。「年金や国保料を払うことを考えたら、それくらいないと。このままではいやだが、低賃金の仕事では生活できない」。


 3年間で条件を満たす約80社に履歴書を送ったが、就職先は見つかっていない。=おわり

1921チバQ:2011/11/11(金) 20:30:46
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111111/plt1111111541005-n1.htm
橋下前知事“大苦戦”の真相…“お笑い100万票”が謎の静観2011.11.11


討論会場でボードを掲げる橋下徹氏(左)。平松邦夫氏(右)と激論を交わした=10日午後、大阪市北区中之島【拡大】
 大阪府知事選が10日告示され、大阪ダブル選挙(府知事選、市長選とも27日投開票)が本格的にスタートした。情勢は、橋下徹前知事(42)と彼が率いる地域政党「維新の会」の候補が強いとみられている。だが、ここに来て、「市長選は、橋下氏と再選を目指す平松邦夫市長(62)が横一線」「知事選も混沌」という仰天情報も流れる。背景には、影響力がある関西のお笑い界や財界が静観するなど、誤算もあるようだ。

 「維新の会と僕は今や日本、そして、大阪一の嫌われ者です」

 橋下氏は10日、大阪市内でこう演説した。13日告示の市長選は、橋下、平松両氏によるガチンコ勝負で、知事選は「維新の会」幹事長の松井一郎前府議(47)と、前同府池田市長の倉田薫氏(63)が事実上の一騎打ち。つまり、争点は「大阪都構想」と「橋下政治の是非」なのだ。

 下馬評では「橋下・維新陣営が有利」との声が多い。実際、朝日新聞が1日報じた世論調査では「市長適任 橋下氏50%、平松氏26%」とダブルスコア。知事選でも松井氏が倉田氏を10ポイント以上離していた。

 府政関係者は「やはり橋下人気はすごい。次期衆院選で、維新の対立候補を立てられたらたまらず、民主、自民両党の国会議員や落選者は本気で動かない。また、大阪市議と大阪府議は仲が悪く、一枚岩で倉田、平松両氏を応援できていない」と解説した。

 しかし、選挙はそう単純ではない。読売新聞が1日報じた世論調査では「橋下氏、平松氏横一線」だった。また、「ある全国組織が先週末に行った調査で、橋下氏と平松氏の差がなかったと聞く。基礎票10万という共産党が候補者を降ろして平松氏支持に回ったのも大きい。維新の2連敗もあり得る」(大阪市議)

 この混戦ムードに影響を与えているのが、「お笑い100万票」を左右する、関西の芸能界がなぜか静観を決め込んでいること、だという。

 在阪ジャーナリストは「大阪では、著名芸能人がテレビ番組で取り上げ、スポーツ紙が後追いして盛り上がるパターンがあるが、どこか冷めている。月刊誌や週刊誌報道で、テレビ局が敏感になっている部分もありそう。選挙が盛り上がらないと、無党派層に訴えかける橋下・維新陣営には苦しい」と話した。

 関西財界も、選挙戦から距離を置いている。

 財界事情通は「橋下氏が『脱原発』を表明したことが、不評を買ったようだ。橋下氏のブレーン的立場にいた財界人も『主流から外れた』らしい。橋下・維新陣営が勝つ可能性もあるため敵対はしないが、応援もしないはず」と語った。

 抵抗勢力をつくり、攻撃することで自らを際立たせる橋下氏の手法は、小泉純一郎元首相が仕掛けた郵政選挙と重なる。橋下氏は再来を狙っているとされるが、『橋下徹 改革者か壊し屋か』(中公新書ラクレ)の著書があるジャーナリストの吉富有治氏は「小泉氏は自民党内に敵を作る一方、有権者の反発はほとんどなかった。橋下氏については、有権者の好き嫌いがはっきりと分かれている」と分析した。

 また、「独裁」を公言する橋下氏の政治姿勢を「ファシズム」をもじって「ハシズム」と揶揄する向きも。国政進出をほのめかす発言もあった。

 前出の在阪ジャーナリストは「大阪人は反権力には共感するが、権力志向が見えると冷める。『俺らを踏み台にするんか』という気分だ」と話した。

 さらに、今春の統一地方選で、府議会で過半数を獲得、大阪市議会で第1党に躍進した維新の勢いもかげりがみられる。吉富氏は「維新の会合で空席ができるなど、今春の盛り上がりに比べれば隔世の感がある。どう転ぶか分からない」話す。

 橋下劇場の、今後の展開は−。

1922チバQ:2011/11/11(金) 20:33:24
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201111110027.html
首長割れる態度 支援断る中立強調派の市長も2011年11月11日

 大阪府知事選の候補者応援をめぐり、府内の首長の対応が割れている。前大阪府池田市長の倉田薫氏(63)が首長有志に説得されて立候補を決めたのに対し、大阪維新の会幹事長の松井一郎氏(47)の陣営は応援する文言を書いた「ため書き」を寄せるよう要請。応援先を明らかにする人もいるが、中立の姿勢を保つ人も少なくない。

 「倉田さんを先頭に真の地方自治を築こう」「維新の、維新による、維新のための政治を終わらせる」

 10日朝、大阪市北区の選挙事務所前であった倉田氏の出発式。「市町村長」と大きく書かれたタスキ姿の首長18人が横一列に並び、倉田氏の支援と「反維新」を口々に訴えた。

 倉田氏は先月26日、池田市を除く42市町村長のうち30人の賛同が得られたとして出馬を決意した。賛同の呼びかけに奔走した吉田友好・大阪狭山市長は、うち21人の名前を公表。18人が倉田氏の出発式に駆けつけた。告示直前には、倉田氏は首長らと「市町村長連合と府民の会」を設立。世話人代表に就いた。

 これに対し、松井氏側は倉田氏出馬に賛同した首長らの動きを牽制(けんせい)しようと、市町村長にため書きを寄せるよう要請。維新の会によると、10日までに22人の市町村長から届き、事務所に張り出した。なかには、辻宏康・和泉市長のように倉田氏にもため書きを送った人もいた。

 8月の守口市長選で維新の推薦を受けて当選した西端勝樹市長は「松井氏の全面的な支援で当選した。今回はこちらが応援する」と意気込む。

 一方、竹山修身・堺市長は「今回の選挙で堺市の行政のあり方は具体的な議論になっていない。(誰が当選しても)府、大阪市と連携したい」。松井氏側にため書きは寄せたものの「中立」を強調する人もいる。藤原龍男・貝塚市長は「首長は公正中立であるべき。どちらの応援要請も断っている」と話した。

 倉田氏を支援しながら松井氏側へのため書きを贈った人もいる。中和博・能勢町長は「地元の維新府議に頼まれたので松井氏に贈った。『応援せん』と断るのも大人げないし、儀礼的なもの。私は倉田応援団の一員だ」と話す。

 倉田、松井両陣営の動きに、共産推薦の梅田章二氏(61)の陣営関係者は「自治体に責任を持つ首長に支持候補を聞くのは失礼。『踏み絵』をさせても意味はない。我々は政策を訴えて勝負する」と話した。

1923チバQ:2011/11/11(金) 20:35:17
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111111ddlk27010315000c.html
大阪ダブル選:知事選告示(その1) 府再生へ激戦開幕 「ポスト橋下」誰に /大阪
 <27日投開票>

 「ポスト橋下」は誰に−−。10日告示された知事選は7人が立候補を届け出し、17日間の選挙戦がスタートした。橋下徹前知事が辞職して行われる今回の知事選は40年ぶりに大阪市長選(13日告示)と同日選で行われる。大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」や教育への政治関与を打ち出した教育基本条例案、職員の処分基準を定めた職員基本条例案の是非、大阪の経済復興策などが争点。3年9カ月の橋下府政の「評価」も問われる。前池田市長の倉田薫氏(63)=民主府連支援、自民府連支持▽弁護士、梅田章二氏(61)=共産推薦▽維新幹事長、松井一郎氏(47)−−の有力3氏は届け出後、繁華街で精力的にそれぞれの政策を訴えた。投開票は27日。【佐藤慶、田中博子、堀文彦】

 ◆倉田候補

 倉田氏は大阪市北区の選挙事務所前で出発式。式には、支援する民主、自民の国会議員や府議のほか、府内の市町村長18人が参加し、「大阪維新の会の政治を終わらせる戦いだ」「真の地方自治を、倉田氏を先頭に築いていこう」などと気勢を上げた。倉田氏はその後、JR大阪駅前や、府庁、大阪市役所などで街頭演説したり、商店街を練り歩いたりして、有権者に支持を呼びかけた。その後、地元・池田市であった個人演説会に出席した。

 ◆梅田候補

 梅田氏は大阪市北区で出発式を開いた。共産党の山下芳生参院議員や、大阪市長選への出馬を取りやめた渡司考一・前市議、教育基本条例案に反対する元府立高校長らが応援演説。「『大阪維新の会と橋下徹代表による独裁を許さない』という一点で力を合わせよう」と訴えた。出陣太鼓で出発した梅田氏は、大阪市内を街宣。大阪・ミナミの街頭演説会には共産党の志位和夫委員長も駆けつけた。その後は個人演説会などに奔走した。

 ◆松井候補

 松井氏は午前9時過ぎに大阪市中央区の府庁前に到着。集まった同僚の維新府議ら約30人から拍手で迎えられた。たすきをかけてもらうと、選対本部長を務める今井豊府議らと街宣車に上り、出発式に臨んだ。その後、南海難波駅前で数百人を前に、維新代表の橋下徹氏と元経済企画庁長官の堺屋太一氏の来援を得て、第一声。昼には地元の八尾市内で出陣式を行い、その後、橋下氏とともに、府南部を中心に訴えを繰り返した。

1924チバQ:2011/11/11(金) 20:36:38
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20111111ddlk27010339000c.html
大阪ダブル選:知事選告示(その2止) 都構想は?教育は? /大阪
 ◇40年ぶりダブル選、投票率アップに期待
 今回の知事選は71年4月以来、約40年ぶりに大阪市長選との同日選となり、投票率の行方が大きな注目を集めそうだ。

 知事・大阪市長の両選挙は4月の統一地方選で行われてきたが、71年11月に当時の中馬馨市長が急死。一方の知事選は99年末に当時の横山ノック知事が強制わいせつ事件で辞任し、双方の選挙戦の時期がずれた経緯がある。今回は橋下徹前知事が「大阪都構想」の信を問うため、10月末で知事を辞任。平松邦夫市長の任期満了に伴う市長選に知事選をぶつけたため、同日選となった。

 過去40年間の投票率は75年4月の66・27%をピークに下降線をたどり、91年4月には50%を下回った。その後、横山ノック氏が当選した95、99年の両選挙では50%台前半まで回復したものの、その後は再び40%台に低迷。04年は40・49%まで落ち込んだ。

 前回08年1月の知事選は、実質的に自民・公明が推す橋下氏が、民主・社民・国民推薦、共産推薦の両候補と戦う三つどもえの選挙戦となった。33年ぶりに与野党3極による対立構図となり、有権者の関心が高まり、投票率は48・95%まで回復した。今回は40年ぶりの「ダブル選」となるため、府選管もさらなる投票率アップに期待を寄せている。【高山祐】

1925チバQ:2011/11/13(日) 12:53:31
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20111113/CK2011111302000112.html
「県都決戦」思惑が交錯 大津市長選3氏出馬の意向
2011年11月13日

各党が思惑をめぐらせる大津市長選。市役所の主は1月22日の投開票で決まる=同市御陵町で


 1月15日告示の大津市長選で、3選を目指す現職の目片信氏(70)に続き、元参院議員の山下英利氏(58)と弁護士の越直美氏(36)が出馬する意向を明らかにした。3人は無所属。自民はかつて党公認の国会議員だった目片、山下両氏の出馬に支持層の票割れを懸念する。越氏を推薦する方針の民主は4月の県議選で惨敗した経緯から「再スタートの選挙」と挽回を狙う。共産党は近く独自候補を擁立する方針。各党の「県都決戦」に向けた思惑を探った。 (滝田健司、中尾吟、木原育子)

◆自民 支持層分裂へ危機感
 【自民】「どなたが出られても現職である以上、出馬する方針は変わらない」。本紙が山下氏の出馬を伝えた10月29日朝、目片氏は大津市北大路の自宅でこう語った。1週間後の定例会見では、全中学校での給食実施や小中学校へのエアコン整備をマニフェストに盛り込む考えを明らかにし、一歩も引かない姿勢を強調した。

 「今は勝つための態勢づくりに集中している」。県農業共済組合連合会長として勤務する同市梅林の事務所で取材に応じた山下氏は意欲を示す。「大津市の課題は中心市街地の活性化」と言い切り、「南北に細長い大津では、地域に合った政策が大切だ」と市長交代の必要性を訴えた。

 目片、山下両氏は市議会(定数38)の保守系会派の湖誠会(12人)と大志会(4人)に支援を求める。

 両会派幹部は「一枚岩で市長選を」と声をそろえるが、湖誠会は目片氏を支持する声が多く、大志会の市議は以前から山下氏を推している。

 自民党県連の石田祐介幹事長は越氏の出馬に「保守が分裂して候補者が立つことを心配していたが、様子見をした民主を助ける結果になってしまった」と危機感を募らせる。県連は市議が一義的に調整を試み、不調に終わった場合は県議、市議とともに一本化を目指す。

◆民主 党再生のスタートに
 【民主】民主党県連は「女性、若さ、キャリアと、自民との明確な対抗軸を描ける越氏は候補者として申し分ない」と13日に越氏を推薦する。

 越氏は10月上旬、県連幹部に会い、一度出馬の意向を伝えていた。しかし県外在住が長く、多忙な仕事を抱えて「本当に出馬できるのか」との声も出て、擁立に至らなかった。

 4年前の選挙で、地域政党「対話の会」が推薦、民主、社民が支持していた黄瀬紀美子氏は、告示1カ月前に出馬表明したものの、目片氏に3600票余りの差に迫った。

 「もう少し早く出馬していれば」との「悔い」が残る民主にとって告示まで2カ月余りとなった11月。川端達夫総務相(滋賀1区)が越氏に会い、意志を確認。越氏が「仕事はやめる」と腹を決めたことで「県都奪取」の気勢に上がった。

 出原逸三県連幹事長は統一地方選の惨敗を踏まえ「民主再生のスタートとする戦いだ」と力を入れる。

◆対話の会 様子見静観の構え
 【対話の会】嘉田由紀子知事は8日の会見で「基本的に市民の方が判断すること」と静観の姿勢を保ちつつも「大津市とは対話を重ねながら、力を合わせた行政を進めていきたい」と語り、市町と一体となった県政運営に意欲をにじませた。

 県と市町の足並みの乱れを印象づけたのが、本年度の予算編成で県が提案した「ゼロ歳児子育てクーポン」事業。県と市町が予算を半分ずつ出し合い、乳児を預ける無料クーポン券を配り、孤立しがちな母親を支援する試みだったが、多くの市町が反対。県が全額負担の形になった。県批判の口火を切ったのが目片氏だった。

 知事が顧問を務める対話の会は、前回の市長選で黄瀬氏を民主とともに擁立し、目片氏と戦った。清水鉄次代表は「県と一緒に施策を進められる人を応援したい」と話すにとどめる。

 越氏は4月の県議選で「選挙を勉強させてもらいたい」と民主と対話の会の候補者の選挙事務所に顔を出していた。しかし、清水代表は「前回と事情も違う」と強調。その上で「自民がどちらを一本化するのか、またされないかでも変わってくる」とあくまで慎重な姿勢を崩さない。

 越氏の支援に安易に動けば、県議会で過半数を占める自民を刺激し、議会運営で嘉田知事を窮地に追い込むことにもなりかねないとの思いも見え隠れしている。

1926チバQ:2011/11/13(日) 13:09:25
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111111/waf11111122350022-n1.htm
選挙控え揺れる大阪市役所、戦々恐々市職員 温度差も
2011.11.11 22:33 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

ダブル選の看板と大阪市役所
 大阪市長選の告示を13日に控え、大阪・中之島にある市役所が揺れている。職員の意識には温度差もあるものの、職員たちは戦々恐々とした雰囲気。現職市長の平松邦夫氏(62)の続投か、それとも「市役所をぶっつぶす」と叫ぶ前府知事で大阪維新の会代表の橋下徹氏(42)がトップに立つのか。市役所職員たちも、選挙戦の行方を固唾をのんで見守っている。

 「正直言って、本気モードになれない」。

 ある部局の課長級職員はこう打ち明ける。例年なら新年度予算に向けた準備をしている時期だが、今年はそうはいかないという。「本来なら新規事業をどうするのかに知恵を絞っているとき」というが、「市長がどちらになるかで方向性が変わる。選挙結果を踏まえ、本格的な準備を始めます」と話す。

 維新サイドは「市役所は一丸となって平松市長を守っている」とアピールするが、市役所内部にも温度差はある。

 ある職員は「僕らは結局、公務員。市長の命に従うしかありません」と淡々とした様子。これに対し「大きな声では言えませんが、今の市役所のあり方は根本から変えた方がいい」という職員も。「誰が市長になっても仕事はさして変わらない」という人もいた。

 実は4年前の前回市長選の際も、大阪市役所は“政権交代”で揺れた経験がある。このときは助役(現・副市長)出身の市長だった関淳一氏から、民間出身の平松氏へ交代。この選挙戦のさなかでも関氏の方針に賛否両論があり、関氏に賛同する職員がいた半面、平松氏にシンパシーを抱く職員もいたという。

 ある職員は「民間出身の平松さんへの交代も市職員にとっては衝撃だったが、今回はそれ以上。市役所をつぶすという候補者が登場していますから」と話す。

 橋下氏や維新幹部は、反発する職員は「新体制で重要ポストから排除する」と公言。市長側近の1人は「社長が代われば民間企業も配転されることがある。飛ばすなら飛ばしてくれ、という思い」という。

 一方、平松市長を評価しているという職員は「歴代市長の中でも、一番地域に出て市民の話を聞いた人。きちんと市民の話を聞いて市政を行う姿勢はすごいと思う。橋下さんは持論を主張するばかり。市民の話も聞いてくれないように思える」と橋下氏への反発を口にしていた。

1927チバQ:2011/11/13(日) 21:19:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011111300092&google_editors_picks=true
「維新」対既成政党の構図=「都」構想が焦点−職員・教育条例案も・大阪ダブル選
 大阪府知事選に続き、大阪市長選が13日告示されたことで、大阪ダブル選は本格的な論戦に突入した。府と同市などを再編する「大阪都」構想に加え、同じ職務命令に3回違反した府・市職員を免職の対象と定める職員基本条例案や、教育行政に対する知事・市長の権限強化を図る教育基本条例案への賛否も、主要な争点となりそうだ。
 都構想と両条例案は、市長選にくら替え出馬した前知事の橋下徹氏(42)が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、ダブル選のマニフェスト(政策綱領)に掲げている。既成政党はこれらに反対の立場で、選挙戦も維新対既成政党の構図となっている。
 橋下氏と、知事選に立候補した前府議の松井一郎氏(47)は、昨年4月に維新の会を設立した時以来の盟友。今回のダブル選も、マニフェスト実現に向け二人三脚で臨む。
 これに対し、知事選に立候補した前大阪府池田市長の倉田薫氏(63)と弁護士の梅田章二氏(61)、市長選に再選出馬した現職の平松邦夫氏(63)は、いずれについても反対している。
 特に倉田氏と平松氏は、ともに民主、自民両党から府連レベルでの支援を受けていることもあり、共闘態勢を構築。都構想に対抗し、府と府内市町村の連携強化を公約に掲げる。
 共産党は知事選で梅田氏を推薦。予定していた候補者の擁立を見送った市長選では、平松氏の支援に回る。公明党は知事選、市長選ともに自主投票を決めている。
 知事選には、このほかに会社役員の中村勝氏(60)、財団法人会長のマック赤坂氏(63)=本名・戸並誠=、元府職員の岸田修氏(70)、元中学教諭の高橋正明氏(69)が立候補している。(2011/11/13-14:50)

--------------------------------------------------------------------------------

1928チバQ:2011/11/14(月) 22:29:18
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111114-OYT1T00597.htm
「お兄さん」と「紳士」…好対照の橋下、平松氏

大勢の人が集まる大型電器店前でニアミスした平松、橋下両氏の街宣車(13日午後、大阪市北区で)=近藤誠撮影

 大阪市長選で一騎打ちする現職の平松邦夫氏(62)と、大阪維新の会代表で前府知事の橋下徹氏(42)は大阪の現状認識や話しぶり、果てはツイッターの使い方まで、多くの点で対照的だ。

 「平松流」と「橋下流」の違いとは――。

 ◆大阪のいま

 大阪市の現状を平松氏は「着実に良くなりつつある」と強調する。演説でよく持ち出すのは、同市をアジア一住みやすい都市と評価した英・エコノミスト誌だ。

 一方の橋下氏は「大阪は最悪。犯罪率も失業率も高い」と正反対の見方を示す。引き合いに出す調査は、今月発表された都道府県別の「幸福度」ランキング。大阪府は最下位だった。

 ◆政治スタイル

 橋下氏はダブル選を仕掛けた理由を「話し合いで解決できない問題は、選挙で突破する」と説明。選挙での「民意」に価値を置く。

 「選挙で勝てば、何でも出来るというのは間違い」と批判する平松氏は「いっしょにやりまひょ」が合言葉。協調姿勢を前面に出す。

 ◆話し方・服装

 話しぶりも好対照だ。アナウンサー出身の平松氏は丁寧な説明を心がけるが、言葉を尽くそうとして話が長くなることもしばしば。ツイッターでのつぶやきは1日平均9回。市のイベント紹介や身辺雑記が多い。服装はスーツを着こなした折り目正しい「ジェントルマン」の雰囲気が漂う。

 橋下氏は短い言葉で断定調の表現を多用。コメンテーターで鍛えられたといえそうだ。あえて下品な言葉を使い、不評を買うこともある。ツイッターでメディア報道への批評や反論も多く、1日最高107回つぶやいたことも。知事時代もポロシャツなどのラフな服を好み、「お兄さん」風だ。

(2011年11月14日15時06分 読売新聞)

1929チバQ:2011/11/14(月) 22:29:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011111402000031.html?ref=rank
「都構想」 割れる大阪
2011年11月14日 夕刊

 悲願の「大阪都」構想のため、市役所を「ぶっつぶす」と叫ぶ前大阪府知事の橋下徹さん(42)。「独裁から市民を守る」と宣言する現職市長の平松邦夫さん(63)。府と市の「蜜月」から「反目」に転じ、二年近くにわたってののしり合ってきた二人。終止符を打つなにわの政治決戦が始まった。 

 大阪ダブル選で争点になっているのが「独裁的」との批判もある橋下さんの政治手法。その賛否をめぐり、大阪市民の判断も分かれている。

 「今の大阪の状況を考えれば、独裁といわれるぐらいの力強さがいると思う」と評価するのは西区の会社員古川勉さん(57)。淀川区の会社員野々村静子さん(59)も「橋下さんは何かを変えてくれそうなインパクトがある」と好意的だ。

 一方、此花区の無職坂本利夫さん(79)は「橋下さんは激しすぎて、もうついていかれへん」。「大阪をぐちゃぐちゃにして、ほなさいならでは困る」と批判する。城東区の会社員川辺亜須香さん(36)は大阪都構想を「中身がさっぱり分からない。いいイメージで訴えているだけや」とばっさり。

 市内の繁華街に四歳の娘と買い物に訪れていた都島区の主婦須藤真菜弥さん(35)は「大阪市を解体するとか守るとか言っているけど、市民にどんな影響があるのか説明してほしい」と注文。「むしろ子育てや雇用の方が切実」と、身近なテーマでの論争を望んだ。

◆平松邦夫さん「地道に堅実に確実に」
 「皆さんの力を借りながら、地道に堅実に確実に、この街を住みやすくする、とやってきた。もっともっと良くしたい」

 選挙戦二日目の十四日朝、平松さんはトップを務める大阪市北区の市役所前で街宣した。激戦が予想されるだけに、部下の市職員らの多くはそそくさと庁舎に入り、遠巻きで演説をながめる幹部もいた。

 告示日の出陣式では、西区の事務所前に支援する民主、自民の国会議員や市議、連合の関係者ら約八百人が集まった。

 共闘する府知事選候補の倉田薫さん(63)は、大村秀章愛知県知事が県民税減税の来年度実施を見送った点に触れ「公約倒れで愛知、名古屋がどうなってますか。公約だけで間違った選択がされたら大変だ。大阪はそんな破壊への道を歩んではだめだ」と、都構想を争点に選挙戦を仕掛ける橋下流を批判した。

 買い物客でにぎわう梅田駅前の演説では、応援に駆けつけた連合の古賀伸明会長が「『独裁』と平気で言う人に大阪市政を任せていいのか。議会制民主主義を守らなくてはいけない」と訴えた。

◆橋下徹さん「生きるか、死ぬかだ」
 「大阪が変われば、日本だって変わる」。橋下さんは十四日午前、市南部の住吉区のスーパー前で、買い物客らに訴えた。

 民主、自民など既存政党や教職員組合などが平松陣営を支援する。「市立中学のイベントに行ったら『出てけ』と言われた。市の組織を守りたい人は死にものぐるいです」と批判のボルテージを上げた。

 告示日の第一声の舞台に選んだのは、「ぶっ壊す」と公言した市役所前。「すさまじい戦(いくさ)。生きるか、死ぬかだ」などと決意を語った。

 「中京都」構想を掲げる大村秀章愛知県知事らが応援に駆けつけた繁華街ミナミの街頭演説では、厳しい言葉で平松市政をめった切りにした。

 「このままの大阪で行けば、十年後、そこにいる若いお姉さんの職場もなくなりますよ」「みなさんの人生はお先真っ暗です」

 看板公約の大阪都構想こそが、低迷する大阪再生の切り札との持論をまくし立てた。「上海、ソウルに負けない、人、モノ、金が集まる大阪をつくる。平成維新を大阪から始める。維新の志士はみなさん一人一人だ」

1930チバQ:2011/11/15(火) 17:57:10
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/15/20111115dde012010015000c.html
特集ワイド:ザ・るぽ 大阪市長選 な〜んか変やで秋の陣
 ちょっと危なっかしく、ちょっと気になる政治家が誕生した−−。タレント弁護士の橋下徹さん(42)が大阪府知事になったとき、そう書いた。あれから3年9カ月、彼は「大阪都構想」を看板に府知事選と大阪市長選のダブル選を仕掛け、自ら市長選にくら替え出馬した。どれくらい危なっかしく、どれくらい気になる政治家になったのか? 再び追いかけた。【鈴木琢磨】

 ◇「独裁」と攻撃する平松氏 それすらつかみにする橋下氏−−ところで「都構想」って……?
 ◇市民は「まいど おいてけぼり」

大阪市長選候補者の街頭演説を聞く大勢の有権者=大阪市北区で2011年11月13日午後、小関勉撮影(一部画像を処理しています) 「いやー、もう、ものすごい選挙になってきました。やるか、やられるか。生きるか死ぬか……」。市長選告示日の13日昼下がり。JR京橋駅前に橋下さんの姿があった。朝から立ち飲みOKの飲んべえエリアとあってか、ビールケース上で、マイクを握っている。「いまや日本で一番、週刊誌に嫌われてる男になりました。あんな週刊誌がどうのこうのじゃない。みなさんが本気になって大阪のかたちを変える、日本のかたちを変える、その意気込みを持ってもらえるかどうかなんです」

 告示前、一部週刊誌が生い立ちや親族にまで言及してのネガティブキャンペーンを張ったことをあえてネタにし、かわす。「そうや、そうや」。缶ビール片手に座って聞いていたおっちゃんがうなずく。人だかりは膨らんでいく。

 知事選に出馬したときは、ペンライトを持ったおばちゃんまでいて、さながら氷川きよしコンサート状態だったが、さすがにその熱気はうせた。「クソ教育委員会とか汚い言葉はうちらも慣れてますけど、もうちょっと低姿勢にならな」。ヒョウ柄で決めたおばちゃんが注文をつける。で、あのころの橋下さんは訴えていた。「大阪を夕張にしていいんですか!」。それがこうなった。「いまの大阪府庁、大阪市役所の仕組みでは大東京には勝てません! 上海、ソウル、バンコク、香港にも勝てません!」

 ふと横を見ると、<笑うがトク>ののぼりを手に、タイの張りぼてを抱えたえべっさんが聞いている。「私はリフォーム屋なんですがね、大阪を元気にしてくれるならとえびすの格好で応援してるんです。ただ、橋下さん、カッカしたらあかん。笑いがないのは大阪やないがな」

1931チバQ:2011/11/15(火) 17:57:25
    ■

 思えば、政敵となってしまった現市長の平松邦夫さん(62)と笑顔で未来を語り合う時代もあった。橋下さんの笑顔は「大阪都構想」をぶちあげたとたん、消えた。市役所をターゲットとし、がんがん攻めた。その政治手法をめぐって、平松さんは「独裁」と反撃する。いつしか選挙の争点が「独裁」になっていく。

 とはいえ、「独裁」すらもつかみにするのが橋下流。演説で「独裁」のくだりになるとボルテージがぐっとあがる。「反独裁、大阪市をばらばらにするな−−、平松さんはそれしか言わない。みなさん、確かに僕は口は悪い、認めます。でも、独裁なんてやったことがない、すべて府議会でしっかり議論しました。それよりどうです。民主党と自民党が手を組んだ。共産党まで。想像してください。自民と共産の議員が並んで同じビラを配っている。日本の政治は末期ですよ」。そして「大政翼賛会だ!」と切り捨てる。

 いくつか告示前の討論会をのぞいた。アナウンサー出身らしく穏やかな平松さん、弁護士出身の橋下さんにディベート力で及ばない。どこが「独裁」か、と詰め寄られ、ずばっと答えられない。「物事を白か黒かに分け、意に沿わぬ者は敵だとして認めない手法……」。するとすぐ切り返される。「民主主義のルールのなかで許される手段を行使しているだけです」。テレビ番組で2人を知るタレントでエッセイストの遙洋子さんは言っていた。「選挙、おもしろくない。男たちのけんかですから。政治の世界でもまれているうち、プライドとか、嫉妬とか、個人的情念の戦いになっていく。まいど同じ。市民、府民はおいてけぼり」

 そんな2人の討論で不思議なのは、大阪の「幸せ」認識の極端なズレ。「大阪満足度日本一」を唱える平松さんが英誌「エコノミスト」で、大阪市が最も住みやすい都市ランキング・アジア1位と胸を張れば、橋下さんは「そんな雑誌、いっぺんも読んだことない」と蹴飛ばしつつ、法政大の「幸福度」調査で、大阪府が47都道府県中、最下位との現状を指摘する。いずれにしろ「生きるか死ぬか」の戦いにしては、ゆるい。

 声高に叫ばずともなんかヘン、そう感じている人はいるに違いない。朝、テレビで関西ローカルの情報バラエティー番組を見ていたら、京都の国際日本文化研究センター教授、井上章一さんがコメントしていた。「……ということは、なんですか、もし大阪都ができたら、府は京都だけになりますんやなあ」。肩すかしをくわせたひと言にスタジオは一瞬、言葉を失った。争いのもと、「大阪都構想」の実体は「ようわかりまへんなあ」といった、妙な空気が流れた。

 大阪の人気情報誌「ミーツ」の元名物編集長、江弘毅さん(53)に聞いてみる。「吉本・たこ焼き・タイガース」の大阪論を排し、あくまで「街場の大阪論」にこだわってきた。「そら、橋下さんはテレビ村の人間ですやん。知り抜いてますよ。テレビ局とはお互いさまでしょ。関西ローカルの情報バラエティーは、今日の大阪は暑すぎるなあから、それでイラクはどうなるねんみたいなノリでね。それを芸人が弁護士の先生に聞くってパターンです。スタジオのなかで街場の会話をしてる。双方向に見えますけど、実は一方向。視聴者は先生を疑わないようになっていくんです」

 「大阪秋の陣」に燃える浪花−−、ひょっとするとこれ、3年9カ月、知らず知らずの間に橋下徹作・演出のドラマ「大阪維新」にメディアが引きずり込まれてしまった「幻想」ではないのか?

    ■

 夕暮れ近く、橋下さん、ミナミのアメリカ村へと繰り出した。若者でごった返す道をスタッフの先導で進んでいたら、ビルに消えた。トイレ?

 しばらくして2階の壁にある巨大液晶テレビがするすると上がり、本人、舞台に現れた。サプライズ! 向かいの公園はライブ中。「大阪をニューヨークやロンドン、上海やパリ、香港、ソウルに負けない大阪都にするから、応援して。ニューヨークやロンドンのダンサーが、この三角公園に集まるような、そんな大都市・大阪をつくるから!」

 チラシにこうあった。<20代の若者へ 投票に行きましょう。投票率UPで海外留学奨学金制度 創設します!!>

 いやはや勝負師の執念はすさまじい。その視線の先には永田町があるのか。

1932チバQ:2011/11/15(火) 17:58:16
http://mainichi.jp/area/nara/news/20111115ddlk29010619000c.html
選挙:桜井市長選 松井氏が初当選 谷奥氏、経験生かせず大敗 /奈良
 任期満了に伴う桜井市長選は13日投開票され、新人の歯科医で元県議会議長の松井正剛氏(58)=無所属=が、再選を目指した現職の谷奥昭弘氏(68)=同=を大差で破り、初当選した。投票率は54・62%(前回は無投票。前々回66・65%)。14日午後、同市役所で駒井正彦・同市選管委員長が松井氏に当選証書を授与した。【稲田敏雄、栗栖健、高島博之】

 松井氏は市歯科医師会や同医師会、同薬剤師会、同観光協会などの推薦を得て、医療・福祉の充実を掲げた「陽(ひ)だまり政策」と、市長給与の削減などを訴え、幅広く票を集めた。一方、谷奥氏は1期目の経験を生かし、「行財政改革の推進、纒向(まきむく)遺跡を活用した観光産業の振興」などを強調したが、及ばなかった。

 松井氏の事務所には、開票の始まる13日午後9時前から、大勢の支援者や支持に回った国会議員、県議や市議などが詰めかけた。当選の連絡が入ると、歓声と拍手が巻き起こり、松井氏は支援者らとともに何度も万歳をして初当選を喜んだ。

 松井氏は「現職との厳しい戦いでしたが、素晴らしい結果となったのは、みなさまが一丸となってがんばっていただいたおかげ。各地域を回っていて『桜井を頼むぞ』という声をたくさんかけていただいた。桜井を日本一住みたい町、誇りのもてる町にするために火の玉となって、命をかけてがんばる」と決意を述べた。

 谷奥氏は同日午後10時10分過ぎ、敗戦が決まって事務所に姿を見せた。開票率98%の両候補の票数を記入したボードの前に立ち、しばらくじっと見入った後、支持者の前で「最悪の結果。選挙情勢が厳しいということは承知していたが、ここまでとは思わなかった。この4年間、一生懸命やってきたことと選挙結果との間が空いた。市民の信頼をいただけなかった。期待に応えられなくて申し訳ない」と述べた。

==============

 ◇桜井市=選管最終発表
当 18093 松井正剛 58 無新

   8286 谷奥昭弘 68 無現

==============

 ◇桜井市
松井正剛(まつい・まさたけ) 58 無新(1)

 歯科医▽市観光協会長▽市ソフトボール協会長▽桜井ライオンズク会長[歴]県議長▽大阪歯科大

1933チバQ:2011/11/17(木) 22:57:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111117-00000220-mailo-l25
大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山..選挙:大津市長選 1月の告示まで2カ月 未だ構図定まらず /滋賀
毎日新聞 11月17日(木)15時34分配信

 ◇越氏が正式出馬表明−−民主、社民、連合滋賀推薦
 ◇“同門”の目片、山下氏−−自民は一本化調整が難航
 任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)は告示まで2カ月を切った。16日には新人で弁護士の越直美氏(36)が無所属での出馬を正式に表明。民主と社民、連合滋賀が推薦を決めた。自民は3選を目指す現職の目片信氏(70)と元参院議員の山下英利氏(58)の間で一本化の調整が難航。県都決戦の構図はまだ定まらない。【加藤明子】
 この日、大津市内で会見した越氏は「大津市はまもなく人口が減少に転じる。今、手を打たなければ」と語り、福祉や行財政改革、観光振興など10項目の政策目標を発表。「県と協調し、効率的な行政を目指す」と、嘉田由紀子知事や対話の会にも支援を求める意向を示した。
 民主は前回選で推薦候補が目片氏に3639票差で惜敗。擁立の期限とした10月を過ぎた今月上旬、越氏から出馬の意向を伝えられた。県連幹部は「あやうく決まらないと思ったが、いい候補に決まってほっとした」と胸をなで下ろした。
 一方、越氏の浮上で自民には動揺が広がった。目片、山下両氏で分裂したままでは「共倒れは必至」(自民系市議)。両氏とも「保守系候補の一本化は必要」という点で一致するが、関係者は「以前のように調整できる人がいない」と打ち明ける。
 目片氏は山下氏の父で元防衛庁長官の元利氏(故人)の後継者として96年衆院選で初当選した経緯があり、両氏はいわば“同門”の間柄。重なる支援者も多く、両氏から支援要請を受けた市議会の自民系会派も板挟みの状態で、「もう時間的猶予はない。近く答えを出さなければ」と焦りを見せる。
 共産市議らが所属する市民団体も候補者擁立を模索している。28日には立候補予定者説明会を迎えるが、波乱含みの状態が続きそうだ。

11月17日朝刊

1934チバQ:2011/11/17(木) 23:01:03
大阪府知事選、首長の檄文の争奪戦

 27日投開票の大阪府知事選は、候補者の支援を巡って府内首長らの動きが焦点となる珍しい戦いだ。

 前同府池田市長の倉田薫氏(63)と大阪維新の会幹事長の松井一郎氏(47)の陣営は、より多くの首長から支援を得ようと、応援メッセージを書いた「檄(げき)文」を要請。届いた檄文を選挙事務所に掲示したり、報道各社に公表したりして先陣争いを展開している。

 両陣営によると、首長から寄せられた檄文は16日現在、倉田氏が31人分、松井氏が22人分。うち16人は両陣営に送付している。

 13日には、両陣営に檄文を送った箕面市長が、倉田氏の個人演説会で登壇し、「正直、悩みながら今の立場にいる」と苦しい胸の内を明かした。両陣営に届けた別の首長は「檄文はエールを送る程度の儀礼的なもの。数を競っても意味がない」としている。

(2011年11月17日10時40分 読売新聞)



http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111117-OYT1T00189.htm

1935チバQ:2011/11/19(土) 14:20:53
>>1820
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000043-mai-soci
<町名論争>兵庫・新温泉町 検討委は変更方針決定
毎日新聞 11月19日(土)13時40分配信

 名作テレビドラマ「夢千代日記」の舞台となった温泉の町と、冬の味覚の王様・ズワイガニが水揚げされる港町が合併し、05年に誕生した兵庫県新温泉町で、町名を巡る論争が巻き起こっている。平成の大合併による発足当初から町名論争はくすぶっており、町長の諮問機関・町名検討委員会は10月、「町名を変えるべきだ」とする方針を多数決で打ち出した。

 新温泉町は、女優・吉永小百合さん主演の「夢千代日記」のロケ地だった湯村温泉のある旧温泉町と、ズワイガニやホタルイカで知られる浜坂漁港のある旧浜坂町が合併した。この時、「町名は合併後検討する」とするただし書きが、旧浜坂町側の強い要望で合併協定書に盛り込まれた。

 検討委員のうち、「変更」に投票した旧浜坂町域の地区区長、田中一成さん(73)は「対等合併の際、新町名に旧町名を使わないのは常識だ」とする。「変更不要」に投票した町議、中村経逸(つねいつ)さん(70)は「町名は苦渋の末生まれた融和策で、過去の経緯を尊重したい」と話す。

 町名変更による経費を、町は戸籍データの書き換えなど5000万円以上と試算する。看板や印鑑の変更など企業や町民もさまざまな支出が必要だ。それでも、町名問題を機に合併解消を求める意見さえある。検討委会長で町議の西村銀三さん(62)は「文化も伝統も違う山あいの町と海の町を、国の財政の都合で無理やり“結婚”させた。町名への違和感はその表れだ。規模が小さくても、元の2町に戻った方がいい」と主張する。

 今月下旬にも検討委の最終報告書を受け取る旧浜坂町出身の岡本英樹町長は、「町名を巡って町民が対立することは絶対に避けたい。合意形成を第一に考えたい」と慎重な姿勢だ。 地方自治法によると、仮に町長が町名変更の方針を決めると、兵庫県の同意を得たうえで、変更の条例案を町議会で可決する必要がある。

 05年に1市2町が合併してできた島根県大田市では、合併協議会で「石見銀山市」にいったん決まった新市名を、石見銀山遺跡の世界文化遺産登録が実現した場合に再考する条件付きで、大田市に覆した。07年の登録を機に変更が検討されたが、官民の経費負担などを理由に見送られた。

 総務省によると、平成の大合併でできた自治体が名前を変えた例はない。昭和の合併では、東葛市から変更した千葉県柏市、鳴南市から改称した徳島県鳴門市の例がある。【皆木成実、山田英之】

1936チバQ:2011/11/19(土) 18:26:51
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201111190180.html
大阪市長選、橋下氏と平松氏が大接戦 共同通信の世論調査 27日投開票の大阪市長選、大阪府知事選の「ダブル選」で、共同通信社は18、19両日、電話世論調査を実施、取材も加味して情勢を探った。一騎打ちとなった市長選では、前府知事の橋下徹はしもと・とおる氏(42)と現職の平松邦夫ひらまつ・くにお氏(63)が大接戦を繰り広げている。

 知事選も、同府池田市の前市長倉田薫くらた・かおる氏(63)と橋下氏率いる「大阪維新の会」幹事長松井一郎まつい・いちろう氏(47)が僅差で競り合う展開。ただ市長選では約2割、知事選でも3割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。

 支持政党別でみると、橋下氏は維新の会の9割超を固めた。一方、平松氏は民主の7割、自民の6割を固め、共産の9割近くが支持。自主投票の公明は4割が橋下氏、5割が平松氏、「支持政党なし」の無党派層は5割近くが橋下氏、4割が平松氏で判断が分かれた。

 知事選では、倉田氏は民主の6割に浸透する一方、自民の4割程度しか固めていない。松井氏は維新の会の6割強を固めた。無党派層の支持はほぼ互角だ。

1937チバQ:2011/11/19(土) 19:28:55
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111115/waf11111508070004-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(1)財政再建 「優良会社」道遠く
2011.11.15 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

大阪府、大阪市の借金残高の推移
 1兆7200億円と3兆2400億円。今年度の大阪市と大阪府の一般会計当初予算額である。

 莫大(ばくだい)な数字を聞いてもイメージは湧きにくいが、大阪市の予算規模は埼玉県に匹敵し、長野県の約2倍。大阪府の予算額は福岡県の約2倍、静岡県の3倍近くに相当する。

 長期不況や産業空洞化のあおりを受け、低迷する大阪経済。だが、府も市も巨大な財布を持つ自治体であることは事実だ。

 半面、借金の規模も大きい。特別会計を含む全会計ベースでみると、昨年度末の借金残高は、大阪市で5兆624億円、大阪府は6兆739億円。ともに大きな重荷を背負って歩き続けている。


成果強調


 「大阪市の借金は減っているが、府の借金は増えている」。大阪市長選で再選を狙う平松邦夫氏は、府と市の財政比較でたびたび強調する。確かに、平成18〜22年度末の借金残高を比較すると、市は3629億円減らしたのに対し、府は2994億円増えている。

 平松氏と争う前府知事、橋下徹氏は、20年2月の知事就任直後に「府庁は破産会社」と位置づけ、予算の組み替えを指示。それまで将来の借金返済に備える基金に手をつけて不足分を補っていた“禁じ手”を封じ、その上で初年度から11年ぶりの単年度黒字に持ち込んだことを成果としている。平松氏の指摘は「財政再建の道筋をつけた」という橋下氏の自負に対する反論の意味を帯びる。

 黒字に転じたにもかかわらず、府の借金残高が増えたのはなぜか。本来国からもらえる資金を自治体が借金で肩代わりする「臨時財政対策債(臨財債)」の増額が主な要因だ。橋下氏はこの点を踏まえ、国が手当てすると約束している臨財債を除き、府が実質的に発行をコントロールできる借金の残高を考えるべきだと主張。実質借金残高でみると、府は22年度末までの5年で約3400億円の借金を減らしたことになる。


危機再来


 民間出身の両氏は、それぞれ財政再建に尽力し、一定の成果を挙げた。

 だが、府市ともに、将来大幅な税収の増加が見込める状況にはなく、依然大きな火種を抱えたままだ。

 府の財政収支見通しによると、26年度をピークに財政難のヤマが訪れ、その後いったん収束するが、バブル期のツケの返済期を迎える35年度に再び危機が訪れ、37年度の財源不足額は約600億円と予測される。大阪市も26年度から収支不足が発生し、30年度までに計1200億円の収支改善が必要だという。

 「府も市も改善はしたが、昔に比べれば少しましになったという程度で、安心できるレベルではない」。ある市幹部が、財政難を引き起こした行政側として、自戒を込めて語る。「府も市も、優良企業になる道のりはまだまだ遠い」

 2つの巨大な自治体は、深刻な不安が消えないまま、にらみ合っている。

     ◇

 大阪ダブル選に際し、大阪を取り巻く5つの主要な政策課題を見つめる。

1938チバQ:2011/11/19(土) 19:29:42
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111116/wlf11111608070004-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(2)生活保護 受給者増、財政を圧迫
2011.11.16 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

大阪市の生活保護受給者数の推移
 「いつかこんな事態になると予想していたが…」。大阪市の生活保護の担当者が残念そうに話した。

 205万人−。厚生労働省が今月9日に発表した、生活保護受給者数の7月時点の速報値だ。戦後の混乱が残っていた昭和26年の204万7千人を超え、過去最多を更新した。

 市町村別で最も多いのが大阪市だった。受給者数は約15万1千人で、市民の約18人に1人が受給している計算。平成元年の約4万7千人から増加傾向で、世界的な金融危機があった20年秋から加速。市の23年度予算で、生活保護費は一般会計全体の約17%にあたる2916億円に達する。

 大阪市内で、受給者が突出して多いのが西成区だ。日雇い労働者が集まる「あいりん地区」があり、4人に1人が受給者とされる。区役所には毎月支給日になると、開庁の午前8時半ごろには長い列ができ、100人を超えることもある。

 「このままでは制度そのものを支えきれない」。市の担当者の危機感は強い。


持ち出し154億円


 憲法上の「生存権」をもとに国民の最低限の生活を保障する生活保護。費用は現在、国が75%、地方自治体が25%を負担している。

 地方負担分の一部は、国が全国一律の単価で補(ほ)填(てん)しているが、受給者の高齢化率や独居率が高い大阪市は、この単価よりも高くつく医療扶助や住宅扶助が多く、自前の持ち出しが発生。21年度決算では、持ち出し額が154億円にのぼり、市民が収める税金で賄われている。

 大阪は市外から流入した受給者も多く、市は制度本来の趣旨を踏まえ、全額国負担を求めている。しかし、国は「全額国負担になれば、自治体の受給認定が甘くなる」などとして難色を示している。


有効な手立てなく


 受給者の増大に対し、国は10月、失業者に無料で職業訓練受講を促し、収入が少ない期間は最大月10万円の生活費を支給する「求職者支援制度」を開始した。厚労省は「第2のセーフティーネットだ」と胸を張るが、自治体側からは「生活保護を減らす根本措置になっていない」と効果を疑問視する声が上がる。

 市も独自の対策に乗り出している。21年9月、市長をトップとするプロジェクトチーム(PT)を設置。不正受給の増加を踏まえ、今月には西成区と浪速区で先行的に、受給者の生活実態を集中調査する専門チームを立ち上げた。

 大阪市長選で争う現職の平松邦夫氏と前大阪府知事の橋下徹氏は、国に抜本的な制度改正を働きかける方向性では一致しているが、手法は食い違う。橋下氏は「今の大阪市では無理。巨大な政治パワーがいる」として、大阪都構想の推進を主張。平松氏は「全国の政令市にも声をかけ、情報を共有している」と、実績を強調して反論する。

 だが、受給者の増大に歯止めをかける有効な手立ては見いだせていない。不況で市税収入が減少する中、生活保護問題は、市民生活を圧迫しかねない深刻な課題として横たわっている。

1939チバQ:2011/11/19(土) 19:30:53
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111117/waf11111708070000-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(3)首長政党 地方選異例の争点
2011.11.17 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

大阪維新の会と市町村長連合との比較
 大阪府知事選の告示わずか3日前の今月7日、府内21市町村の首長が世話人に名を連ねる政治団体「市町村長連合と府民の会」(市町村長連合)が設立された。知事選候補の前池田市長、倉田薫氏(63)が世話人代表に就き、同団体公認で立候補した。

 知事選のライバルである地域政党「大阪維新の会」幹事長の前府議、松井一郎氏(47)への対抗心がにじむ。維新が前知事、橋下徹氏(42)を頂点とする地方議員の集合体であるのに対し、府内自治体の約半数の首長が倉田氏を支援しているという構図を際立たせる狙いもあった。

 橋下維新の誕生以降、河村たかし名古屋市長(63)の「減税日本」、大村秀章愛知県知事(51)の「日本一愛知の会」などの地域政党が設立され、地方選で勢いを見せつけた。維新は4月の府議選や大阪、堺両市議選で躍進し、橋下氏が大阪ダブル選を仕掛ける下地となった。

 これに対し、倉田氏は、議員のトップに首長が立つ姿を「首長の囲い込み政党だ」と指摘。大阪市長選で橋下氏と戦う現職の平松邦夫氏(63)も、同様の理由で維新を批判する。


二元代表に一石


 首長と議会の在り方そのものに一石を投じる「首長政党」の是非は、今後、全国の自治体に影響を及ぼしかねない争点として、ダブル選で急浮上した。

 国会議員が首相を選ぶ「議院内閣制」に対し、首長と議員の双方が直接選挙で選ばれる地方行政は「二元代表制」と呼ばれ、議会には本来、首長の施政をチェックする役割が求められる。しかし、実際には“オール与党”の議会が、首長の施策の追認機関となっているケースも少なくない。

 知事として初めて地方行政に触れた橋下氏には「議会は行政に対し、何も責任を負っていない」といういらだちがあった。維新の議員にも政策立案を求め、維新は教育・職員基本条例案などを議員提案した。

 橋下氏は、維新での取り組みを、持論の首相公選制導入の「実験」と位置づける。府議だった松井氏を知事選に立てたことを「これこそ地方政治のリーダーの作り方だ」とし、松井氏は「橋下傀(かい)儡(らい)府政につながる」との批判を「あえて反論はしない」と受け流す。


背景に政党不信


 対する倉田氏は、維新について「橋下氏の囲い込み政党から『ポスト橋下』を出そうというのは、二元代表制からみてもよくない。府政がやりたい放題になる」と強く反発。自身の市町村長連合については「政党というより、首長の仲間の集まりだ」と性格付け、維新との違いを強調する。

 一方、共産推薦の知事選候補、梅田章二氏(61)は維新、市町村長連合の双方に異論を唱える。維新については「首長と議会の本来の関係から逸脱している」と倉田氏と同様の見解を示す一方、「維新を批判していた倉田氏が、そういった団体(市町村長連合)を選挙母体とするのは本末転倒だ」と非難する。

 既成政党への不信をバネに、力をつけた首長政党。ダブル選では「維新、反維新」が大きな選択肢となる。異例の構図に対する有権者の判断が注目される。

1940チバQ:2011/11/19(土) 19:31:43
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111118/waf11111808070000-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(4)地下鉄民営化 スピード、プロセスで対立
2011.11.18 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

相互乗り入れで隣府県につながる大阪市営地下鉄の路線
 「民営化を議論する条件は整いつつある」。今年10月の大阪市議会特別委員会。市長選で再選を目指す平松邦夫氏(63)は、市営地下鉄事業についてこれまでの主張から一歩踏み込んだ発言をした。市交通局が準備した資料にはないアドリブの答弁だった。

 地下鉄民営化問題は4年前の前回市長選でも争点になり、民営化を掲げた当時の現職に対し、平松氏は「当面は公営維持」を主張。市長就任後も「まずは公営企業としての改革が重要だ」としてきた。

 今回の市長選で平松氏と戦う前大阪府知事、橋下徹氏(42)は、市営交通の完全民営化を掲げている。平松氏の市議会での発言は、橋下氏の主張を牽制(けんせい)しつつ、「将来の民営化は否定しない」という自身のスタンスを示す意図があったとみられる。


5路線赤字


 大阪市営地下鉄事業は、昨年度決算で累積赤字を解消し、186億円の黒字を計上。財政難の市にあって優等生的な事業といえる。

 ただ、その収支は、中心部を走るドル箱の御堂筋線などの黒字で他路線の赤字を埋める構造。現在黒字なのは御堂筋線、谷町線、中央線、堺筋線の4つで、残りの5路線は全て赤字だ。

 市幹部は「公営交通の目的は街づくり。利便性を高め、街を活性化させる狙いがある」と説明するが、市中心部を東西に走る中央線の黒字化には、開業から50年近くかかった。

 また、私鉄などとの相互乗り入れも少ない。東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では、運行9路線のうち7路線にJR東日本や私鉄など計7社が乗り入れ、利用者は神奈川や埼玉、千葉などの隣県に乗り換えなしで向かえるが、大阪市営地下鉄で、私鉄が乗り入れ、隣府県までつながっているのは2路線しかない。

 私鉄と市営地下鉄との規格の違いが主な理由というが、利用者には不便な形態になっている。


メリットは…


 橋下氏は、民営化のメリットとして、経営の効率化とサービスの向上を挙げる。大阪市営地下鉄は他の在阪私鉄に比べ、営業キロあたりの職員数や平均給与が高く、民営化すればスリム化が進み、料金値下げにもつながると主張する。

 東京メトロは平成16年4月、国の特殊法人から民営化され、株式会社に。今年3月期決算では368億円の黒字を計上した。現在の株主は政府と東京都だが、将来的には完全民営化を目指している。

 一方、公営であることのメリットもある。市交通局は、長期ビジョンを持った延伸計画が立てられることを挙げ、「目の前の利益だけに左右されず、30年、40年先を見据えられる。国からの補助も受けやすい」と解説。また「当面は公営維持」とする市議の間では、多額の市民の税金をつぎ込んだ「金の卵を産む鶏」をたたき売るべきではないという声も上がる。地下鉄建設にために市の一般会計などから投じられた費用は、昭和37年以降の総額で8400億円に達する。

 「ただちに民営化を実行すべき」とする橋下氏と、「利益が出たら民営化というのは乱暴だ」と反論する平松氏。民営化へのスピードやプロセスをめぐり、2人の対立が続いている。

1941チバQ:2011/11/19(土) 19:32:25
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111119/waf11111908070002-n1.htm
【ダブル選 岐路の選択】
(5完)敬老パス 得票左右する「聖域」
2011.11.19 08:07 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

大阪市の敬老バス事業の推移
 大阪市長選で激しく対立する現職、平松邦夫氏(63)と前大阪府知事の橋下徹氏(42)が、方向性では一致する政策課題がある。市が70歳以上の全市民に無償支給している市営地下鉄・バスの敬老優待乗車証(敬老パス)事業。高齢化で市の負担が増大する中、ともに「制度維持」と「一部利用者負担を含む見直し」を掲げている。

 制度が始まったのは昭和47年11月。通年初年度の48年度の発行枚数は約9万3千枚、費用総額は約2億5千万円だったが、平成23年度当初予算では約34万枚、約84億円。額にして34倍の伸びとなっている。

 対象者数は増え続けており、市の試算では、26年度は90億円、団塊の世代が70歳を迎える30年度には100億円を超えるとされる。

 同様の制度は名古屋市や横浜市など他の大都市にもあるが、利用者負担がゼロで上限なく利用できる政令市は、大阪市だけだ。


選挙ではタブー


 「敬老パス問題を選挙で持ち出すことはタブーだった」。ある市議が打ち明ける。「大阪市民最大のメリット」ともいわれる事業の行方には有権者の関心が極めて高く、過去の市長選などで、票の減少を恐れる候補者たちは廃止や見直しを言い出せず、半ば聖域化していた。

 実際、敬老パスは高齢者の生活を支える“命綱”としての側面がある。

 妻(77)と2人で週2〜3回パスを利用する大阪市西区の男性(83)は「地下鉄は一駅の往復だけでも400円かかる。年金生活で、収入が少ないのでパスは本当に助かる」。週1〜2回利用する女性(79)は「もし有料化を掲げる候補者がいたら、票は入れない」と言い切る。

 しかし、将来的に増え続ける費用は、確実に市財政を圧迫する。市内部でも「さまざまな補助金などの抑制が進む中、敬老パスの費用だけを増額させてもいいのか」という声がある。


都構想より関心


 平松氏は市長1期目に2度にわたり、限度額の設定や一部負担を盛り込むよう見直しを提案した。今後、制度自体を維持できなくなるという危機感があったからだが、市議会の反発を受け、承認されなかった。

 今回の選挙で平松氏は「見直しは避けられない」として公約に「持続可能な形で維持する」と盛り込んだ。「費用を負担してもいいと言ってくれる市民もいる。制度を継続させるためにも、有料化の議論をしなければ」と話す。

 大阪市の再編を伴う「大阪都構想」を掲げる橋下氏は、本来的には大阪都移行後、基礎自治を受け持つ市域8〜9の特別自治区ごとに制度の可否を判断すればいいという考えだ。

 だが、選挙戦では「事業費を抑える判断が必要」と主張するものの、制度維持を繰り返し強調する。陣営関係者は「有権者からの問い合わせは、都構想よりも敬老パスの方が断然多い。演説では『敬老パスをなくさない』というフレーズを必ずつけてほしいと頼んでいる」と打ち明ける。

 高齢者に高いニーズがある一方、財政的に制度の見直しが必要な敬老パス事業。次の4年を担う大阪市長は、難しい決断を求められる。

     =おわり(大阪ダブル選取材班)

1942チバQ:2011/11/19(土) 19:33:26
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111116/waf11111611120013-n1.htm
オレンジvsグリーン そのココロは?
2011.11.16 11:12 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

街宣車から沿道に挨拶をする平松邦夫氏=大阪市大正区(志儀駒貴撮影)
 イメージが重要といわれる選挙戦。27日投開票の大阪市長選でも両陣営がそれぞれ、イメージカラーを決めて、戦いにのぞんでいる。現職の平松邦夫氏の陣営はオレンジ、橋下徹氏の陣営はグリーンがイメージカラーとなっている。統一カラーを持つことで、スタッフの士気をあげるとともに候補者を効果的にアピールする狙いがあるという。しかし、なぜ、その色にしたのか。両陣営に尋ねてみると…。

 平松氏陣営は、初当選した前回選挙では「ブルー」だったが、今回は「オレンジ」にチェンジした。前回はブルーを選んだのは、平松氏本人が好きな色というのが理由。清心なイメージが挑戦者にふさわしいという、意味合いもあったという。

 事務所関係者によると、オレンジは、大阪市では「現職市長」のイメージカラーで、代々の現職市長の選挙では「オレンジ」を使ってきた経緯がある。関係者に向け“2期目を目指す市長”をアピールする目的もあったようだ。

 一方の橋下氏陣営は黄緑色をイメージカラーにしている。維新の発足に参加した地方議員の多くが、自民議員だったことから、自民党のイメージカラーのグリーンに近い色を選んだのではないか、と推測する人もいたが「緑は若さをイメージさせる」と事務所スタッフ。

 大阪維新の会が地域政党として発足して最初の選挙となった市議補選のときにこの色を使い、選挙戦に勝ったことで、維新の会の定番カラーとして定着したらしい。

1943チバQ:2011/11/19(土) 19:34:26
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111116/waf11111612350018-n1.htm
どうする府庁舎全面禁煙 維新、反維新でねじれも
2011.11.16 12:34 (1/3ページ)[westナビ]

禁煙に踏み切っている橋下徹氏(右)と愛煙家の松井一郎氏。候補者の見解も分かれている
 27日投開票の大阪府知事選で、府庁舎敷地内の全面禁煙政策に対し、候補者の「見解」が分かれている。全面禁煙に踏み切ったのは橋下徹前知事だが、後継である大阪維新の会(維新)幹事長、松井一郎氏(47)は愛煙家で、喫煙者への配慮もにじませる。一方、「反維新」の急先鋒である梅田章二氏(61)=共産推薦=は、橋下氏の全面禁煙政策の継続を明言。紫煙をめぐって「維新」と「反維新」陣営で、思わぬ“ねじれ”現象が起きている。

 喫煙しない橋下氏の大号令で、府庁舎や出先機関の敷地内が全面禁煙になったのは平成20年5月31日。「分煙」のために庁舎内にあった来庁者も使える喫煙室はすべて閉鎖され、現在は物置などとして使われている。

 喫煙職員は庁外へ避難。近くの大阪城公園で喫煙する職員が相次ぎ、公共の場所で路上喫煙しないことを求めた大阪市条例の努力義務に反しているとして、府が同市から注意を受けたこともある。

 最近では府庁周辺で喫煙する職員の姿はほぼみられなくなったが、通勤時間帯や昼休みには、少し離れたコンビニの玄関前や、喫茶店などで煙を吹かす職員も少なくない。その中には愛煙家の府議の姿もある。

 産経新聞が行った府庁舎全面禁煙政策継続の是非をめぐる主要候補者を対象にしたアンケートでは、梅田氏は「○」と回答。

 大阪都構想など維新が掲げる主要政策についてほぼ全否定する梅田氏だが、「受動喫煙が健康に及ぼす悪影響については科学的にも示されている」と、橋下氏が手がけた禁煙政策については継承を明言する。

 市長就任前の平成6年に禁煙に成功したという前池田市長の倉田薫氏(63)=民主、自民府連支援・支持=も「府庁内の禁煙は当然だ」と継続に賛成だ。

 ただ、煙の誘惑をかつて知る立場らしく、「完全に禁煙にして『たばこを吸いたい職員はどこか遠くへ行け』というのは、喫煙できる場所への移動時間が無駄になる」と、業務の効率性の観点から「分煙」の復活に含みを持たせる。

 「一日あたり平均1箱半」を吸うという愛煙家の松井氏は、一人「△」と回答し態度を保留した。

 「嫌煙家を受動喫煙から守ることは必要」としつつも、「1年間に府税として約200億円、国税として約700億円の納税をいただいている喫煙者の皆さんの声も無視できるものではない」。橋下府政の継承者としての立場と、愛煙家としての立場で、心中は揺れているようだ

1944チバQ:2011/11/19(土) 19:35:11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111117/waf11111708560002-n1.htm
どうなる大阪市立近代美術館 平松氏「夢の空間」 橋下氏「計画再検討」
2011.11.17 08:46 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

 平成29年度のオープンを目指して動き出した「大阪市立近代美術館」建設計画(北区中之島)が、大阪市長選の行方に大きく左右されそうだ。舌戦を繰り広げる現職の平松邦夫氏(63)と、前大阪府知事の橋下徹氏(42)は美術館計画をめぐっても対立。建設に慎重姿勢をみせる橋下氏が勝利した場合、計画が白紙撤回される可能性もあり、その場合、倉庫に眠る大量の名画の行方や、国との用地売買契約で発生する違約金約48億円の問題など予断を許さない展開が待ち構えている。

 佐伯祐三「郵便配達夫」、モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」…。国立国際美術館(大阪市北区)で開催中の「中之島コレクションズ」展(12月11日まで)には大阪市所蔵の名品が並ぶ。

 昨年11月の整備計画発表で、市立近代美術館の建設は具体化に一歩近づいた。10月3日に行われた同展の記者発表には平松氏が姿を見せ、「『またハコモノか』という批判が起きやすい状況だが、それをはねのける夢のある空間を造りたい」と力説した。

 市制100周年記念事業として昭和58年に構想が発表された美術館計画。平成10年に基本計画を策定したものの財政難や建設地の土壌汚染などから実質的に計画中断の憂き目に。

 平松氏が19年に市長に就任し、計画が再始動。基本計画で2万4千平方メートルだった延べ床面積を、昨年の整備計画では1万6千平方メートルにし、事業費も280億円から122億円と半分以下に削減。開館も29年度に先送りし、リストラ案でようやく再スタートとなった。

 ところが、橋下氏が市長選に立候補をしたことで美術館計画そのものが白紙に戻る可能性も出てきた。橋下氏は、府知事時代にワッハ上方、国際児童文学館、大阪センチュリー交響楽団などのリストラを進めてきた。橋下氏は美術館計画についても「莫大なコストがかかることから再度、計画を精査して最終判断する。府民全体、民間資本の活用はできないのか。それらが不能の場合、計画中止も含めて再検討する」と、白紙撤回にも言及。また、市議会で第一党の「維新」の幹部も反対の構えを見せている。

 もし計画中止の場合、国との用地売買契約には違約金を支払う約束がある。土地購入額(約160億円)の30%、約48億円の違約金が発生する。さらに、専門家からも高く評価される約4500点のコレクションはどうなるのか。

 27日の選挙結果を市の担当者や美術館関係者は固唾を呑んで見守っている。

1945チバQ:2011/11/19(土) 19:42:58
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111119-OYT1T00531.htm
大阪W選、橋下チルドレンも反維新の浪人も必死
 4月の統一地方選で躍進した地域政党・大阪維新の会の新人議員と、再起を期す他党の前議員が、大阪府知事・市長のダブル選(27日投開票)の各陣営で支持拡大に奔走している。

 選挙結果は自らの行く末にも重い意味を持つだけに、「負けたら終わり」と、聴衆への訴えに力がこもる。

 ◆代表に恩返し

 18日朝、大阪市生野区の地下鉄駅前。維新の荻田ゆかり府議(42)は通勤客らにチラシを配った。午後には、市長選に出馬した維新代表の橋下徹氏(42)と商店街を歩き、橋下氏と、維新の知事選候補、松井一郎氏(47)への支持を呼びかけた。

 4月の府議選、大阪・堺両市議選で誕生した「橋下チルドレン」53人の1人。生野区(定数2)で、5選を目指した民主府議団幹事長を退けた。橋下氏は何度も応援に入り、握手の仕方から指導を受けた。

 「橋下代表に恩返しを」。そんな思いでダブル選期間中、実動部隊としてフル稼働する。府議選の時と同様、維新への期待は感じるが、激しい選挙戦を反映し、街頭で受け取ったビラを落として踏みつける人もいた。それでも、ダブル選にかける思いは揺るがない。「大阪を変える最後の機会。自分の選挙より必死にやる」

 ◆劇場型にノー

 大阪・ミナミの交差点。荻田氏とほぼ同じ頃、大阪市議選で敗れた民主の権世幸蔵・前市議(53)は、民主、自民が支援する知事選候補、倉田薫氏(63)と並び通勤客に頭を下げていた。

 市議選で民主は現職の落選が相次ぎ、会派の議席は半分以下に。2期目を目指した権世氏も、中央区(定数2)で4位に甘んじた。

 1期目の4年間、知りうる限りの地域行事に足を運んだ。落選後も、「地域の声を聞くのは政治家の基本」と活動に手を抜くことはない。維新の「大阪都構想」で市が8〜9の特別自治区に分割されることに、「コミュニティーが壊される」と危機意識は高い。橋下氏と直接対決する現職の平松邦夫氏(63)の集会を告知するチラシ5万枚を区内に配り、「劇場型政治に終わりを告げよう」と訴えた。「親亀の橋下氏がこければ、子亀もこける。打倒維新で、できる限りのことをする」

 ◆独占を阻止

 府議選で落選した同府八尾市選出の前共産府議・小松久氏(54)は、18日に八尾市内で開いた演説会で党推薦の知事選候補、梅田章二氏(61)と共に「維新の野望を打ち砕こう」と訴えた。

 橋下氏の政治手法に警鐘を鳴らす活動を7月から続ける。「維新に知事と大阪市長の独占を許すことの重大性を理解してほしい」

(2011年11月19日18時43分 読売新聞)

1946チバQ:2011/11/19(土) 21:34:34
>>1936
橋下、平松両氏が大接戦 本紙世論調査 知事選も倉田、松井両氏競り合う
2011.11.19 20:11 (1/2ページ)

 27日投開票の大阪府知事、大阪市長のダブル選について、産経新聞社は18、19両日、有権者を対象に電話世論調査を実施し、取材も加味して情勢を探った。市長選は「大阪維新の会」代表の前知事、橋下徹氏(42)と、再選を目指す無所属の平松邦夫氏(63)が激しく競り合う展開。知事選では「市町村長連合と府民の会」公認の前池田市長、倉田薫氏(63)と、維新幹事長の前府議、松井一郎氏(47)が競り合い、無所属で共産推薦の弁護士、梅田章二氏(61)への支持は広がっていない。

 市長選では約2割、知事選では3割あまりが誰に投票するかを決めておらず、選挙戦後半の展開次第で情勢は流動的だ。

 市長選の支持政党別では、橋下氏は維新支持層をほぼ固め、今回は自主投票に回った公明の4割、大阪府連レベルで平松氏を支援する自民、民主の支持層にも食い込む。平松氏は民主支持層の7割、自民支持層の6割を固めたほか、公明支持層の5割、候補者擁立を見送った共産の支持層の8割からも支持を得た。

 回答者全体の4割超を占める「支持政党なし」の無党派層は、橋下氏支持が5割弱、平松氏支持4割となった。

 知事選では、民主、自民府連の支援を受ける倉田氏が、民主支持層の6割を固めたものの、自民支持層は5割弱にとどまった。松井氏は維新支持層の7割弱を固めたが、維新支持層の1割あまりは倉田氏を支持。梅田氏は共産支持層に浸透している。

 公明支持層は、3割が倉田氏、2割が松井氏と回答。無党派層は、倉田氏と松井氏が2割超を分け合う展開となった。

 一方、維新が掲げる「大阪都構想」や教育基本条例案への賛否を尋ねる質問では、いずれも「賛成」「どちらかといえば賛成」が、「反対」「どちらかといえば反対」をやや上回った。





 ■調査の方法

 大阪府、大阪市の有権者を対象に18、19両日、コンピューターで無作為に発生させた番号にかける電話調査のRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。大阪府知事選の調査では、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1476件で、うち1021人から回答を得た。大阪市長選では891件のうち、611人から回答を得た。

1947チバQ:2011/11/20(日) 12:02:55
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111119-OHT1T00263.htm
橋下氏包囲網で「圧勝」一転ピンチ!?…大阪市長選
 前大阪府知事の橋下徹氏(42)と現職の平松邦夫氏(63)の一騎打ちとなった大阪市長選(27日投開票)で、平松氏が民主、自民支持層の過半数、共産支持層の9割近くから支持を得ていることが19日、共同通信社の電話世論調査で判明した。「反独裁」を掲げる平松氏の“橋下包囲網”が完成。当初は橋下氏の圧勝との見方もあったが、現状は予断を許さない“大接戦”。橋下氏がピンチに立たされている。

 共同通信社が18、19両日に実施した世論調査によると、支持政党別で橋下氏は、自ら率いる大阪維新の会の9割超を固めた。対する平松氏は、支援を受ける民主の7割、自民の6割を固め、共産に至っては9割近くから支持を得た。自主投票の公明でも4割が橋下氏、5割が平松氏。「反独裁」を旗印に団結する既成政党からのバックアップ効果がはっきりと表れた。告示後とあってこの調査では「どちらを支持するか」の具体的なパーセンテージは発表していないが、「大接戦」との見解を示している。

 橋下氏にとって最大の誤算は、共産推薦の渡司考一氏(59)が今月4日に出馬回避を表明し、平松氏支援に回ったことだった。最近2度の大阪市長選で10万票以上を獲得している共産票が、なだれを打って敵方へ。渡司氏が回避する以前、先月29、30両日に朝日新聞社と朝日放送が行った世論調査では「大阪市長にはだれがふさわしいか」との問いに橋下氏が50%、平松氏が26%と“ダブルスコア”で圧倒する結果が出ていたものの、今や風向きは完全に変わってしまった。

 橋下氏が目指す「大阪都」構想への賛否については、大阪市内では「賛成」「どちらかといえば賛成」が計46%。「反対」「どちらかといえば反対」を合わせた41%を上回ったが僅差だ。2008年の知事選での圧勝に始まり、維新の会発足後も今年4月の統一地方選、吹田市長選など連戦連勝を誇ってきたかつての勢いは、橋下氏を“独裁者”と位置づけ、包囲網を敷いて攻撃する平松氏の戦略にかき消されている。

 その橋下氏はこの日、ミナミのアーケード街などを練り歩き「今回の選挙は厳しい。僕らは組織を持たない。助けてくださいよ」と“泣き”を入れるシーンも。一方の平松氏は、梅田のヨドバシカメラ前で「日本の民主主義をこの大阪からつぶすのか。あきまへん、そんなことしたら」と気勢を上げた。残り1週間の選挙戦。危機感いっぱいの橋下氏が、強大な包囲網を打ち破れるか。

1948チバQ:2011/11/20(日) 12:11:11
http://www.sanspo.com/shakai/news/111120/sha1111200503006-n1.htm
橋下、平松両氏が壮絶なデッドヒート
2011.11.20 05:02
 ’11大阪秋の陣は超リアル・ファイト。27日投開票の大阪市長選、大阪府知事選の「ダブル選」で、共同通信社は18、19両日、電話世論調査を実施、取材も加味して情勢分析。その結果、一騎打ちとなった市長選では、前府知事の橋下徹氏(42)と現職の平松邦夫氏(63)が空前の大接戦を繰り広げていることが明らかになった。

 知事選も、同府池田市の前市長倉田薫氏(63)と橋下氏率いる「大阪維新の会」幹事長松井一郎氏(47)が僅差で競り合う展開。ただ市長選では約2割、知事選でも3割以上が投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。

 支持政党別でみると、橋下氏は維新の会の9割超を固めた。一方、平松氏は民主の7割、自民の6割を固め、共産の9割近くが支持。自主投票の公明は4割が橋下氏、5割が平松氏、「支持政党なし」の無党派層は5割近くが橋下氏、4割が平松氏で判断が分かれた。

 市長選の告示前は、人気の橋下氏が「ダブルスコアで勝利」という見方も流れたが、実際の選挙戦は壮絶なデッドヒートの様相だ。

 また、ダブル選への関心度については、「大いに関心ある」「ある程度関心ある」の合計が実に9割を超えた。

(紙面から)

1950チバQ:2011/11/20(日) 21:17:01
http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201111200040.html
橋下氏先行、追う平松氏=知事選は接戦に―大阪ダブル選情勢2011年11月20日17時6分

 27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選のダブル選を控え時事通信社は18、19の両日、府内の有権者を対象に電話世論調査を実施した。取材で得た情報も加味して情勢を探ると、市長選は地域政党「大阪維新の会」公認で前知事の橋下徹氏(42)がやや先行し、無所属で現職の平松邦夫氏(63)が追い上げる展開となっている。

 知事選は維新の会公認で前府議の松井一郎氏(47)と、諸派で前同府池田市長の倉田薫氏(63)が競り合う。無所属で弁護士の梅田章二氏(61)=共産推薦=は苦しい戦い。他の4候補は勢いが見られない。

 ただ、誰に投票するかを「まだ決めていない」と答えた人が市長選で約1割強、知事選で3割近くいるため、情勢は予断を許さない状況だ。

 国政の支持政党別に見ると、市長選では橋下氏が支持政党を持たない無党派層と自民支持層で一歩リード。これに対し平松氏は民主、公明、共産の各支持層に浸透しつつある。知事選では松井氏が無党派層で、倉田氏が民主、自民、公明の各支持層で優位に立っている。

 一方、調査ではダブル選最大の争点で橋下、松井両氏が掲げる「大阪都」構想への賛否も質問。その結果、「賛成」と「どちらかと言えば賛成」が合計で52%となり、「反対」と「どちらかと言えば反対」の合計38%を上回った。

 また、40年ぶりとなったダブル選に「関心がある」との回答が9割に達し、有権者の関心の高さをうかがわせた。 


[時事通信社]


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111120-00000060-mai-pol
<大阪ダブル選>橋下氏、平松氏に先行 松井氏追う倉田氏
毎日新聞 11月20日(日)21時2分配信

 27日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選について、毎日新聞は19、20の両日、MBSと合同で世論調査を実施し、取材結果と総合して中盤情勢を分析した。市長選は「大阪維新の会」代表で前知事、橋下徹氏(42)がリードし、現職の平松邦夫氏(63)=民主府連支援、自民府連支持=が追う展開。知事選は、維新幹事長、松井一郎氏(47)が先行し、前同府池田市長、倉田薫氏(63)=同=が追い上げている。しかし、市長選で2割、知事選で3割が投票先を決めておらず、終盤に情勢が変わる可能性もある。

 維新公認の橋下、松井両氏に対し、民主、自民は平松、倉田両氏を支援。共産は市長選で公認・推薦候補の擁立を見送り、平松氏の支援に回った。両選挙とも、自主投票の公明を除く既成政党と維新が対決する構図だ。

 市長選の調査結果では、橋下氏は維新支持層の9割を固め、無党派層の6割から支持を得ている。更に自民支持層の5割、民主支持層の3割、公明支持層の3割も取り込んだ。

 平松氏は民主支持層の6割をまとめたが、自民支持層は4割にとどまる。一方、共産支持層の6割、公明支持層の5割に浸透。無党派層からも3割の支持を得た。

 知事選は、松井氏が維新支持層の9割を固めた。民主支持層の4割、自民支持層の3割、公明支持層の2割にも食い込む。

 倉田氏は自民支持層の5割、民主支持層の5割をそれぞれ固め、公明支持層の5割にも浸透している。無党派層は4割が松井氏、3割が倉田氏と割れている。

 弁護士の梅田章二氏(61)=共産推薦=は共産支持層の7割を固めているが、支持は広がっていない。

 市長選で橋下氏に投票するとした人の6割が知事選では松井氏、平松氏に投票するとした人の7割が倉田氏と回答し、共闘関係を反映した結果になった。

 維新が掲げる「大阪都構想」について、市長選では「賛成」「どちらかといえば賛成」が計42%で、「反対」「どちらかといえば反対」の計28%を上回った。知事選では、それぞれ計51%と計24%だった。橋下氏に投票すると回答した人の73%が賛成派、平松氏に投票するとした人の64%が反対派で、投票先と連動する傾向がみられた。

 教育への政治関与を打ち出した教育基本条例は、市長選で「賛成」「どちらかといえば賛成」が計41%と、「反対」「どちらかといえば反対」の計21%のほぼ倍に上った。同条例についても、橋下氏に投票するとした人の計63%が賛成派だった。【小林慎】

1952チバQ:2011/11/21(月) 06:40:33
267:11/21(月) 00:32 9Ib51Tbk
共同→橋下と平松が大接戦、倉田と松井が僅差で競り合う
時事→橋下やや先行平松追う、松井と倉田が競る
産経→橋下と平松が激しく競る大接戦、倉田と松井が競る
毎日→橋下が平松に先行、松井を追う倉田
日経→橋下が平松を一歩リード、松井と倉田が競り合う
読売→大阪市長選で橋下氏先行、追う平松氏
朝日→
268:11/21(月) 00:35 jxTB1Nwj [sage]
読売テレビニュース  
世論調査 大阪市長選:橋下氏が優位 大阪府知事選:松井氏がややリード 
278:11/21(月) 01:14 lWN2yeXD
大阪市長選、橋下氏一歩リード 朝日新聞社情勢調査
http://www.asahi.com/politics/update/1121/TKY201111200473.html

1953チバQ:2011/11/21(月) 12:11:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000177-yom-pol
政党大物来ず、首長・学者が応援合戦…大阪W選
読売新聞 11月21日(月)7時59分配信


拡大写真
街頭演説会に集まった人たちに支持を訴える橋下徹氏=近藤誠撮影
 大阪府知事・市長のダブル選(27日投開票)の各候補は20日、日曜日の買い物客らをターゲットに繁華街に繰り出した。

 ただ、過去の府知事選や市長選で恒例だった政党幹部ら“大物”の来援はなし。代わりに、地方自治の担い手である県知事や市町村長のほか、政治学者までが応援合戦を繰り広げる異例の「ラストサンデー」となった。

 ◆「人柄伝えやすい」

 民主、自民が支援する現職の平松邦夫氏(63)には、政治学者の山口二郎・北海道大教授や精神科医の香山リカ氏、上田文雄・札幌市長らが、ミナミなどで平松氏支持を訴えた。

 山口氏は、一騎打ちとなる大阪維新の会代表・橋下徹氏(42)について、「自分の意見に逆らう者は全部排除する。地域の多様性を育んできた大阪の伝統に最も遠いタイプ」と指弾。「今必要なのは、平松氏が体現している連帯や助け合いだ」と強調した。

 陣営幹部は、山口氏らを弁士に選んだ理由を「聴衆に政策や人柄を伝えるには、名の知れた大物に来てもらうより効果的だ」と説明する。ただ、「終盤は後一押しが必要。大臣クラスも呼んでムードを盛り上げたい」と、今後は民主、自民の政党幹部が支援に入る可能性を示唆した。

 ◆「野合批判と矛盾」

 橋下氏には、府知事時代から交友のある中村時広・愛媛県知事が来援し、キタの繁華街で、「(平松陣営には)既得権益にあぐらをかいた連中がうじゃうじゃいる。(選挙戦は)ぬるま湯につかっている人間を、ひっぱり出す戦いだ」と声を張り上げた。橋下氏も「大阪を世界に冠たる大都市にしたい。その夢に向かい、一緒に一歩を踏み出しましょう」と呼びかけた。

 陣営関係者によると、橋下氏が告示前、テレビ番組で「ダブル選に勝てば国政に足をかける」と発言した直後、民主、自民の国会議員から、「応援に入りたい」と打診があったが、断ったという。「平松陣営を『既成政党の野合』と批判しているのに、矛盾する」ためで、著名人の来援は、猪瀬直樹・東京都副知事や河村たかし・名古屋市長ら、地方自治の関係者が目立つ。

          ◇

 府知事選も同様だ。

 前同府池田市長の倉田薫氏(63)は、ミナミの高島屋大阪店前などで街頭演説したが、周りを囲むのは、府内14の市町村長と、民主、自民の地元国会議員ら。

 共産推薦の梅田章二氏(61)も、告示日に志位委員長の来援を仰いで以降、大物投入はなく、この日も、大阪を拠点に活動する党国会議員と演説会に臨んだ。

 維新幹事長の松井一郎氏(47)は、東大阪、柏原、堺各市のイベント会場をはしご。夕方からは、投票率アップを狙い、若者の多いキタの繁華街に繰り出した。

1954チバQ:2011/11/21(月) 20:49:20
http://www.j-cast.com/2011/11/21113826.html
大阪市長選橋下氏圧勝なのか 各紙「情勢調査」の裏読み
2011/11/21 18:51


大阪ダブル選の世論調査と取材を総合した各紙の「情勢調査」が出そろった。大阪市長選をみると、朝日、毎日、読売の3大一般紙が、橋下徹・前府知事のリードを伝える一方、共同通信などは「大接戦」と報じている。

大阪市長選に立候補したのは、現職の平松邦夫氏と橋下氏の2人だけだ。投開票は2011年11月27日に迫っている。果たして現状は、「橋下氏リード」か「大接戦」なのか。

朝毎読など「橋下氏リード」が多数

どうなる大阪市長選。 11月21日付朝刊に載った情勢調査では、朝日「橋下氏が一歩リード」、毎日「橋下氏がリード」、読売「橋下氏が先行」と、3大一般紙がそろい踏みで橋下氏優位を伝えた。約450〜約940人の大阪市内の有権者から回答を得た結果だ。

平松氏に関する表現をみると、毎日と読売が「(平松氏が)追う」、朝日は「懸命に追う」となっている。

ほかにも、記事からは大阪市内の有権者から得た回答数は不明だが、日経新聞(21日付)が「橋下氏が一歩リード」、時事通信(20日配信)は「橋下氏がやや先行」と伝えた。

「やや」とか「一歩」とか不鮮明な表現が並ぶのは、公職選挙20+ 件法が禁じている「人気投票の公表禁止」にあたる可能性を避けるため、告示以降は「●●氏に投票すると答えた人は●%」といった「全体の生数字」は表に出さず、「取材結果も総合した」形にしているためだ。「生数字」は、「社外秘」扱いにする社もある。

参考で、読売新聞の過去の情勢調査記事と比べてみる。11年春の統一地方選で、いずれも現職の「圧勝」で終わった東京都と北海道の両知事選の際(投票約1週間前)の表現をみると、「石原(都知事)が頭一つ抜け出ている」、「高橋(道知事)が大きく先行」となっていた。

今回の府知事選では、読売は「橋下氏が先行」としている。「頭一つ」「大きく」といった表現が欠けた形になっている。

1955チバQ:2011/11/21(月) 20:49:42
「橋下氏リードは僅か3ポイント」?
一方、共同通信(20日付掲載用配信)は「大接戦を繰り広げている」と伝えた。名前の出てくる順番は「橋下氏と平松氏」と橋下氏の方が先になっている。

ちなみに届け出順は平松氏の方が先だ。ある全国紙OBによると、「少しでもポイントが上の候補の名前を先に記事に登場させるのが普通」だそうだ。

産経新聞も20日付朝刊で「橋下氏と平松氏が激しく競り合う」と分析した。

週刊誌はどうか。週刊現代が今週号(12月3日号)で、「橋下徹 本誌調査ではやっぱり『圧勝』なのだが」との見だしで報じている。

「大阪の繁華街で大阪市民100人」にきいたところ、橋下氏が「ダブルスコア」だった、と具体的な数字を示して紹介している。

一方で、「不安材料」も挙げた。たとえば、「大阪維新の会の関係者」の話として、維新の会メンバーが行った調査では「橋下のリードは僅か3ポイント差」しかなかったとしている。

他にも、橋下氏の支持率が高い若年層や無党派層は一般的に投票率が低いことや、投開票日に雨が降るなどして投票率が低くなれば「(橋下氏にとって)致命的」との「橋下陣営幹部」の声にも触れている。陣営内に「橋下氏の人気の上滑り」を警戒する声があるというわけだ。

大阪市長選の期日前投票(告示翌日から7日間)をした人は、07年の前回市長選のときより約8割増となり、関心の高さをうかがわせている。

1956チバQ:2011/11/21(月) 20:50:45
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111121/plt1111211608001-n1.htm
大阪W選の裏側…“優勢”橋下陣営が焦るワケ
2011.11.21


圧倒的にリードする思惑が崩れた橋下氏=20日夕、大阪市北区【拡大】

 大阪ダブル選挙の投開票(27日)まで1週間を切った。報道機関の世論調査もほぼ出そろい、橋下徹前大阪府知事(42)と現職の平松邦夫氏(63)の一騎打ちとなった大阪市長選は、おおむね「橋下リード」。だが、人気・知名度で勝り、当初は圧勝も予想されていた橋下氏陣営には伸び悩みの焦りも隠せない。

 先週末から週明けにかけて新聞各社は一斉に情勢調査の結果を報道した。程度の差はあれ、市長選は「橋下氏リード、追う平松氏」、府知事選は大阪維新の会幹事長、松井一郎氏(47)と前池田市長、倉田薫氏(63)が「接戦」で、ほぼ一致している。

 「社によってバラツキはあるが、10ポイント以上の差で橋下氏リード。ただ、ひと桁差と出た社もある」(府政関係者)

 だが、橋下氏陣営は「もう少し競り合っているような気がする」と慎重な態度を崩さない。組織の引き締めという側面もあるが、危機感も相当なものがあるようだ。

 「いくつか理由がある」と先の府政関係者。

 「ひとつは橋下氏の支持層が無党派、若者に偏っていること。つまり、世論調査の結果がそのまま投票動向に結びつかない。さらに『橋下氏支持票』が頼りの松井氏当選のためには、もっと圧倒的な支持率の差がほしかったのが本音だろう」

 そして、最後が文字どおり「追われている」点だ。

 橋下氏が「大阪都構想」を掲げて大阪W選挙を正式にブチ上げた先月中旬の下馬評では、橋下氏と、同氏率いる維新の会が推す松井氏のW勝利が確実視されていた。4月の統一地方選で、維新の会が府下各自治体の議会選で圧勝し、府議会でも単独過半数をとる大躍進。橋下人気におびえる民主、自民の中央は府知事選での不戦敗も視野に入れていたほどだ。

 それから1カ月。橋下氏の街頭演説には今も多くの有権者が詰めかけるが、維新の会の会合には空席も目立つなど、当時の熱はない。

 選挙プランナー、三浦博史氏は「前提としてこれといった失政のない現職の2選目の選挙は強い。さらに、その平松さんが『悪人』ではないことが、橋下さんの陣営には誤算になっているのでは」と話す。

 「橋下さんは小泉純一郎元首相と同じく、敵を作って攻撃することで自分をよくみせる手法。府知事選では府庁や役人を悪者にし、今度は平松さんや大阪市役所を攻撃しているが、大阪の有権者は、肝心の平松さんが悪人ではないことを知っているので、あまり効果が出ていないようだ」

 そして、「府知事選では地味な松井さんに比べ、やはり倉田さんは長い政治家経験もあって、演説もうまい。この両候補の差に市長選も引っ張られ、影響が出る可能性がある」と読む。

 勝敗に大きく影響するのが投票率。過去の市長選を振り返ると、2005年が33・92%、07年が43・61%だったが、市選管は「このまま推移すれば投票率アップも期待できる」という。通常、投票率が上がれば、無党派層に支えられた橋下陣営が有利なのだが…。ラスト1週間、総力戦で勝利をつかむのはどちらか。

【大阪ダブル選挙 新聞各社情勢調査】
産経「橋下、平松両氏が接戦」
  「知事選も競り合う」
朝日「橋下氏一歩リード、平松氏追う」
  「松井氏、倉田氏競る」
読売「橋下氏先行、追う平松氏」
  「知事選、松井氏ややリード」
毎日「橋下氏、平松氏に先行」
  「松井氏追う倉田氏」
日経「橋下氏一歩リード、平松氏が追う」
  「松井氏と倉田氏が競り合う」

▼大阪府知事選立候補者
倉田  薫 63 前池田市長 諸新
中村  勝 60 会社社長  諸新
マック赤坂 63 元会社社長 諸新
岸田  修 70 元府職員  無新
梅田 章二 61 弁護士   無新
松井 一郎 47 元府議   諸新
高橋 正明 69 元中学教諭 無新
 (届け出順)

▼大阪市長選立候補者
平松 邦夫 63 市長    無現
橋下  徹 42 前知事   諸新
 (届け出順)

1957チバQ:2011/11/21(月) 20:51:41
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20111121ddn003010020000c.html
クローズアップ2011:大阪ダブル選・中盤情勢 都構想賛否と連動
 ◇7割投票「行った」「必ず行く」
 27日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選は大阪を二分する激戦が続いている。毎日新聞とMBSの世論調査では、大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」と「教育基本条例案」について、賛成が反対を大幅に上回った。情勢では、大阪維新の会が公認する橋下徹氏(42)と松井一郎氏(47)が維新支持層をほぼ固めているのに対し、民主、自民が支援する平松邦夫氏(63)と倉田薫氏(63)は両党支持層を固め切っておらず、終盤戦が焦点となりそうだ。【高山祐、堀文彦、田中博子】

 維新が掲げる「大阪都構想」は、府と大阪、堺両市を解体して「都」と「特別自治区」に再編。大阪市は8〜9の区に分割し、中核市並みの権限を持たせる。

 市長選では、「賛成」「どちらかといえば賛成」が計42%、「反対」「どちらかといえば反対」は計28%だった。知事選では、賛成派が51%と、反対派のほぼ2倍に上った。市長選の年代別では20代で賛成派が63%を占めた。

 都構想の賛否は、市長選、知事選ともに投票先と連動する傾向が浮き彫りになった。市長選で橋下氏に投票するとした人のうち、「賛成」「どちらかといえば賛成」は計73%だったのに対し、平松氏に投票するとした人では、「反対」「どちらかといえば反対」が計64%を占めた。知事選でも、松井氏を支持する人の88%が賛成派、倉田氏を支持する人の51%が反対派だった。

 維新は、知事が教育目標を設定するなど、教育への政治介入を明確にした教育基本条例案も公約に掲げる。同条例案について「賛成」「どちらかといえば賛成」は、橋下氏を支持する人の計63%に上ったのに対し、平松氏は計18%にとどまった。知事選でも松井氏を支持する人は計77%、倉田氏は計29%だった。

 市長選の支持政党別で、同条例案の賛成派は維新、自民、民主、公明の各支持層で反対派を上回った。共産支持層は反対派が賛成派の倍以上を占めた。

 市長選で、橋下氏は20代の8割、30代の6割と、若い世代を中心に60代までの各年代で平松氏を上回った。平松氏は、40〜70代以上の中高年層で4割の支持を集めた。

 40年ぶりのダブル選となった今回、市長選では、投票に「既に行った」「必ず行く」と答えた人が計75%、知事選では計71%に上り、関心の高さをうかがわせた。

1958チバQ:2011/11/21(月) 20:51:59
◇カギ握る公明票の行方
 ダブル選では、自主投票を決めた公明支持層の動向が焦点の一つとなる。10年の参院選比例代表で、同党は府内で投票総数の17・4%にあたる69万8438票、このうち大阪市内では同19・0%にあたる22万3805票を獲得している。この票の行方が結果を左右する可能性がある。

 調査結果によると、市長選では5割前後が平松氏を支持する一方、橋下氏への支持が3割と差が出た。知事選では倉田氏への支持が最も多く、5割弱に上った。松井氏への支持は約2割。

 ◇共産6割平松氏
 市長選では、共産票の行方にも注目が集まる。推薦候補予定者が「反維新勢力を結集する」として出馬を取りやめ、平松氏の支援に回っているためだ。共産は市議会では野党の立場にあり、平松氏が浸透するかが課題だが、調査結果では平松氏は支持層の6割を固めている。同党は10年参院選比例代表で市内の投票総数の9・8%にあたる11万5875票を獲得している。

 ◇自民、政党色前面に 民主、現状にいらだち
 市長選で橋下氏がリードしているとの世論調査結果に対し、橋下氏の陣営は「街頭での感覚では、かなり競り合っていると感じる」と慎重姿勢を示す。平松氏の組織戦を上回るには投票率アップが不可欠とし、「若者に投票を呼び掛けるなど、支持を広げていきたい」と話す。一方、平松氏の陣営は「元々、追い掛ける立場。告示前より差を詰めているという実感もある。調査結果に一喜一憂していられない」と淡々と受け止める。支援団体の引き締めや、ビラを新たに作成する方針だ。

 市長選、知事選とも維新の候補者が先行している展開について、維新と対決する既成政党からは終盤戦での巻き返しを誓う声も上がった。平松氏と倉田氏を大阪府連レベルで支援する民主本部の幹部は「なぜリードされているのか。府連は一体、何をしているんだ」と、支持固めが進んでいない状況へのいらだちを隠さない。また、平松氏と倉田氏を支持する自民府連幹部は、市長選について「何かを変えてくれるという、橋下氏への漠然とした期待感が表れていると思う」と分析。知事選については「これまでは自民が表に出ない選挙戦を展開したが、今後は政党色を打ち出していきたい」と意気込んだ。

 市長選では平松氏を自主的に支援、知事選で梅田章二氏(61)を推薦する共産府委員会幹部は「橋下氏には若い層からの期待が高いが、民主主義を破壊する独裁政治だということを訴えていきたい」と述べた。公明府本部幹部は「このまま自主投票の流れは変わらない」と話した。

==============

 ◇大阪府知事選・市長選の質問と回答◇
           知事選 市長選

 ◆教育基本条例案についてどう考えますか

賛成          17  15

どちらかと言えば賛成  32  26

どちらかと言えば反対  10   9

反対          11  12

よく分からない     28  35

 ◆大阪都構想についてどう考えますか

賛成          22  19

どちらかと言えば賛成  29  23

どちらかと言えば反対  12  12

反対          13  16

よく分からない     22  26

 ◆どの政党を支持していますか

民主党         13  12

自民党         11  14

公明党          7   7

共産党          4   5

社民党          1   0

みんなの党        2   2

国民新党         0   0

たちあがれ日本      0   0

新党日本         −   −

新党改革         0   −

大阪維新の会       9   7

その他の政党       1   1

支持政党はない     50  45

 注)数字は%。小数点以下を四捨五入。0は0.5%未満、「−」は回答者なし。無回答は除いた。

 ◇調査の方法
 19、20日の2日間、コンピューターで無作為に作成した電話番号にかけるRDS法で実施した。大阪府知事選、大阪市長選とも750人を目標に、府知事選は766人から、市長選は844人から、それぞれ回答を得た。

1959チバQ:2011/11/21(月) 20:52:28
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111121ddlk25010194000c.html
選挙:大津市長選 山下氏が出馬断念 市議らに意向伝える /滋賀
 任期満了に伴う大津市長選(来年1月15日告示、同22日投開票)に出馬の意向を示していた元参院議員、山下英利氏(58)が20日、自民系市議会会派「湖誠会」への支援要請を取り下げた。複数の関係者に出馬断念の意向を伝えている。

 複数の政党関係者によると、民主や連合滋賀などが推薦する弁護士、越直美氏(36)が出馬の準備を進めており、3選を目指して立候補の意向を示している現職目片信氏(70)との間で保守層分裂を懸念する声が高まっていた。湖誠会の幹部は取材に「山下氏は、私がやめて目片さん一本で結束すべきだ。これ以上は引き延ばせないと語った」という。

 市長選には共産推薦の医師、東昌子氏(48)も出馬を表明している。【加藤明子】

1960名無しさん:2011/11/21(月) 20:55:41
http://mainichi.jp/kansai/osakawsen/news/20111120ddn041010009000c.html?toprank=onehour
攻防:大阪ダブル選・あと7日 首長“踏み絵”苦慮 「檄文」16人重複

檄文が張られた候補者事務所=大阪市内で2011年11月19日、望月亮一撮影(一部画像を加工しています) ◇倉田氏31人、松井氏22人−−選挙後にらみ重複
 27日投開票の大阪府知事選で、注目を集めているのが府内市町村長の動向だ。前同府池田市長の倉田薫氏(63)=民主府連支援、自民府連支持=が出馬の条件とした「賛同してくれる首長数」の達成を、大阪維新の会幹事長の松井一郎氏(47)側が疑問視したのが注目のきっかけ。両陣営には応援の「檄文(げきぶん)」が届いているが、後々の関係を考えて中立を宣言したり、両候補に送ったりする首長もいる。市町村長はつらい−−。【原田啓之、近藤希実、熊谷豪】

 陣営の発表によると、18日現在、檄文が届いた市町村長の数は倉田氏が31人、松井氏が22人となっている。

 そのうち両陣営に送ったのは16人。倉田氏に出馬要請した中心メンバーの中和博・能勢町長もその一人で、取材に「公明正大に戦ってほしいから」と理由を語った。また、藤原龍男・貝塚市長も「首長としては中立でありたい。2人とも頑張ってくださいという気持ち」と話す。

 同じく両陣営に送った倉田哲郎・箕面市長はこの件について、ツイッターで「ノーコメントで通してます」と何度も発信。茨木市内で18日夜にあった演説会では、倉田薫氏の応援弁士として登壇し「(維新が掲げる)大阪都構想には賛成。自分をここに立たせているのはバランス感覚だ」と複雑な心境を吐露した。

 また、陣営発表では松井氏だけに檄文を送ったとされる岡本泰明・柏原市長のように「送ったかどうかも含めて一切ノーコメント」と明言を避け続けている首長もいる。

 維新代表の橋下徹氏(42)の支援を受けて09年に初当選した竹山修身・堺市長は、どちらにも檄文を寄せなかった。大阪都構想による堺市の分割・再編に反対しており、記者会見で「堺に関係することならきちんと行動、発言しないといけないが、今回はあえて控える」と言明。維新側には「道義に反する」との非難もある。

 こうした動きに対して弁護士の梅田章二氏(61)=共産推薦=の陣営は「すべての立場の人を守るべき首長が、特定の候補に肩入れするのは問題だ」と批判。共産系の議員や労働組合などの支援を受けながら、幅広い層への浸透を図っている。

 ◆これまでの経緯

 倉田氏の出馬を巡っては、吉田友好・大阪狭山市長ら首長有志が10月、出馬を要請。倉田氏は、市長自身が選挙に出ている大阪市と池田市を除く41市町村長の3分の2以上(最低28)の賛同を条件に挙げ、結局「30人が賛同するか支援を確約した」として出馬を決めた。だが、市町村名は公表されていない。

 維新側はこの数字に疑問を呈し「次の選挙で刺客を立てる」などと府内首長をけん制。松井氏への檄文提出を求め“踏み絵”を迫る形となった。

==============

 ■ことば

 ◇檄文
 本来は自分の考えや主張を述べて大衆に行動を促す文書のことだが、「励ましの言葉や文書」とする誤用が定着している。選挙では「祈必勝」などと大書した張り紙を指し、応援の意思表示として団体や個人が陣営へ送ることが慣例となっている。「ため書き」とも呼ばれる。

1961チバQ:2011/11/21(月) 23:15:52
>>1953
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111121/waf11112108370001-n1.htm
党中央、維新との対決に難色?自民、民主「大物応援」低調
2011.11.21 08:37 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

「選挙サンデー」の夕方、繁華街で行われた候補者の街頭演説に集まった有権者ら=20日、大阪市北区(竹川禎一郎撮影)
 大阪府知事、大阪市長のダブル選の投開票が1週間後に迫る中、政党幹部など「大物」の来援が、過去の両選挙に比べて低調だ。市長候補の現職、平松邦夫氏(63)と知事候補の前池田市長、倉田薫氏(63)を府連レベルで支援する民主、自民も、党中央からの応援は20日現在、ゼロの状態。次期衆院選をにらみ、大阪維新の会との全面対決を避けたい党中央の思惑もうかがえ、全国的に注目される大型地方選であるにもかかわらず、政党色がかすんでいる。

 両選挙では告示日などの節目に党幹部らが来阪するのが通例で、過去の選挙では河野洋平氏や村山富市氏、鳩山由紀夫氏、菅直人氏ら重鎮クラスも訪れた。

 平成12年の知事選では、全国初の女性知事となった太田房江氏の出陣式に、小池百合子氏ら全国区の女性議員がずらりと並んだ。

 だが、今回の選挙で告示日以降に応援に駆けつけた党首クラスは、知事選候補者の梅田章二氏(61)を推薦する共産党の志位和夫委員長と、維新を応援するみんなの党の渡辺喜美代表だけ。民主、自民はこれまで1人も訪れていない。

 両党の府連では終盤に向け、民主の閣僚級や自民の小泉進次郎・党青年局長らの来援を求める声が出ているが、平松氏は、市長1期目の実績を地道に訴える選挙戦を展開。倉田氏も、府内21首長からの支援を前面に出す作戦を取っている。

 倉田氏の陣営関係者は「名前だけで聴衆を集められる国会議員は、なかなかいない」と語り、「国会議員は動きが鈍い。維新との対決を恐れているんじゃないか」と本音も漏らす。

 一方の維新側は、既成政党との対決姿勢を鮮明に打ち出し、市長候補の前知事、橋下徹氏(42)、知事候補の前府議、松井一郎氏(47)とも、あえて外部の応援には極力頼らない作戦を取る。

 橋下氏らと親しい元経済企画庁長官の作家、堺屋太一氏や、元横浜市長の中田宏氏らの応援は受けるが、陣営関係者は「ある意味、この選挙戦で橋下氏以上のVIPはいない」と強気の構えをみせている。

1962チバQ:2011/11/21(月) 23:16:27
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111118/waf11111813500010-n1.htm
前半戦ルポ(上)平松陣営「橋下批判抑え、福祉、雇用を強調」
2011.11.18 13:48 (1/2ページ)[大阪ダブル選]

団地内で支援を呼びかける平松邦夫候補=18日、大阪市城東区(山田哲司撮影)
 現職の平松邦夫氏(63)は18日午前、大阪市城東区の市営住宅に姿を見せた。住民1人1人と握手を交わしながら、話に耳を傾けた平松氏。「独裁者に大阪市を渡してはならない」「彼は催眠商法の天才」−当初、演説のほとんどを占められていた“橋下批判”は少なくなり、どちらかといえば、やさしい口調で主張を訴える。

 注目度が高いこともあって、告示直前、各種団体が主催する公開討論会が相次いで開催された。激論を交わした相手は、知名度抜群で、人気も高い前大阪府知事の橋下徹氏(42)。「言葉に反論しなければ」との気持ちがあった。

 橋下氏の手法に対し、市民からは問題視する声もある。橋下氏を批判することで、聴衆からはそれなりの反応もあるが、「相手への批判よりも周囲との協調に力を置きたい」と考えるようになったという。

 平松氏自身は「序盤、演説の内容を日々変えていって、最後の1週間に中身を固める」としていたが、反論に力を入れすぎ、相手の“土俵”に乗りたくないとの思いもあるようだ。

 陣営関係者は「地方選挙において、失政のない2期目の現職は強い、といわれるが、相手は橋下さん。楽観する声は全くなく、リードされているのは間違いないが、人柄をきちんと見てもらえれば浸透するはずで、追いつきつつある」としている。

 大阪市生野区のスーパー前で、聴衆と握手を交わしている途中のことだった。平松氏に「公務員の数、多すぎるんちゃうか」と詰め寄る初老の男性がいた。うなずきながら、男性の話を聞いた平松氏はゆっくりと、市の取り組みを説明。「これからも減らしていきます」と声をかけると、男性は納得したような表情を見せた。

 平松氏が市長として心がけたのは現場に行くこと。地域イベントの参加回数はこれまでで550回以上。これほど街に飛び込んだ市長はいないという自信があるからこそ「一緒にやりましょう」と言えるという。

 橋下批判を抑え、演説で語っているのは、市長としての実績やこれからの政策だ。17日夜の個人演説会でも、震災支援や福祉、雇用施策をじっくり説明。「市内を走り続けたことで、市民とともに行動すれば、すばらしい街ができるという信念を持った」と語った。





 13日に告示された大阪市長選は、27日の投開票を控え中盤戦にさしかかった。現職市長の平松邦夫氏と前府知事の橋下徹氏はどんな戦いぶりをしているのか。2回にわたってリポートする。

1963チバQ:2011/11/21(月) 23:17:04
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111119/waf11111912160006-n1.htm
【ダブル選】
前半戦ルポ(下)橋下陣営「独裁」批判を笑顔で払拭 
2011.11.19 12:15 (1/3ページ)[westピックアップ]

雨の中、有権者に支持を呼びかける橋下徹氏=19日午前、大阪市阿倍野区(渡守麻衣撮影
 「平松さんの改革は、前市長がつくった案をそのままやっただけ。うちの子供が市長でもできますよ」

 市営住宅前で演説する前大阪府知事、橋下徹氏(42)。現職の平松邦夫氏(63)を攻撃する話題では極端な比喩を用いて聴衆を引きつけ「市役所を今のまま残すか、一から作り直すか」と二者択一を迫る。

 演説が終盤にさしかかると「自民から共産まで一緒になってボコボコにされてます。皆さんが頼りです」とお願いモードに。悲壮感はうかがえないが、ある日は1日で回った7つ区の全てで劣勢を強調。週末の19日午前も住宅街で、自らのピンチをアピールした。

 橋下氏を一目見ようと、商店街で1時間待ったという主婦(68)は「橋下さんは、きっちりと政策をいうてくれる」。握手の後で「元気をもらった」と語った高齢女性もいた。

 陣営が気にしているのは「政治には独裁といわれるぐらいの力が必要」とした橋下氏の発言だ。賛否両論を巻き起こす意図的な発言だったとはいえ、相手陣営はこれを機に「反独裁」キャンペーンを展開。陣営内には「言うべきでなかった」という声も漏れる。

 このため、街頭ではスキンシップを重視し、こまめに握手や記念撮影に応じることで「独裁者」のイメージ払拭を狙う作戦に出ている。「直接、人柄に接してもらうのがてっとり早い」という判断だ。

 抜群の知名度もあって歩くだけで人だかりができ、満面の笑みで握手を交わす。「子供さんに食べさせて」とお菓子の詰め合わせを渡す女性やコック服姿で駆け寄るパティシエも。商店街で一緒にカメラに収まった若い女性は「めっちゃ、やさしいキャラやん」と微笑んだ。

 陣営は勝負のカギを握るのは投票率とみる。相手陣営を支えるのは、既存政党などの組織票。橋下氏自身も「投票率が60%以下だったら負ける」と分析している。

 大正区での個人演説会でも「維新を応援してくださる方は、ほとんど投票に行ってくれない。票をください」と頼み込んだ。

 「夢かも分かりませんが、府民市民が一丸となれば必ず夢は実現します」と語る橋下氏。知事選候補との二人三脚でダブル選の勝利を狙う。

 18日夜の旭区の演説でも「人気投票なら(自分たち)2人とも人柄が良さそうに見えないので必ず負ける。でもダブル選は大阪の方向性を問う選挙だ」と笑いを誘い、政策選択選挙だと訴えた。

1964チバQ:2011/11/21(月) 23:24:06
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201111210016.html
大阪市長選、橋下氏一歩リード 朝日新聞社情勢調査2011年11月21日

 27日投開票の大阪市長・大阪府知事のダブル選で、朝日新聞社は19、20の両日、市内と府内の有権者にそれぞれ電話調査し、取材とあわせて情勢を探った。市長選では前府知事の橋下徹氏が一歩リードし、現職の平松邦夫氏が懸命に追う展開。知事選では、地域政党・大阪維新の会の松井一郎氏と前大阪府池田市長の倉田薫氏が競り合っている。ただ、投票態度を明らかにしていない人が市長選で3割、知事選で5割おり、情勢が変わる可能性もある。

 投票態度を明らかにした人を分析すると、大阪市長選では、大阪府知事を任期途中で辞任した大阪維新の会公認の橋下氏が、維新支持層をほぼ固めた。民主支持層や自民支持層の半数に浸透。無党派層の支持も6割と厚い。20代から60代までの幅広い年齢層でまんべんなく支持を得ている。投票する際に一番重視することで「政策や公約」を挙げた層での支持が7割もある。

 民主党府連が支援、自民党府連が支持する平松氏は、民主、自民両支持層のそれぞれ5割近くを押さえた。自主的に支援する共産党の支持層の支持も受け、追い上げを図っている。70歳以上の高齢層の支持が高い。一番重視する投票基準に「人柄」と答えた人の6割近くが支持している。

 市長選に「大いに関心がある」と答えた人は57%で、2007年の前回市長選の28%のほぼ倍に。大阪都構想や政治手法をめぐり真っ向から主張がぶつかりあう選挙は有権者の関心を高めており、投票率が前回の43.61%を上回ることも予想される。

■知事選は競り合い

 大阪府知事選では、維新の会公認の松井氏が、橋下氏と連携して大阪都構想の実現を訴え、維新支持層の大半を確保。民主、自民の各支持層の4割近くに食い込んでいる。無党派層からは4割の支持を得ている。

 民主党府連が支援、自民党府連が支持する倉田氏は、民主支持層の5割以上、自民支持層の6割の支持を獲得。無党派層の半数に浸透している。

 共産党推薦の梅田章二氏は共産支持層の大半を固めたものの、広がりが見られない。その他の4候補はいずれも苦しい。

 知事選に「大いに関心がある」と答えた人は47%。08年の前回知事選(投票率48.95%)の38%を上回った。

     ◇

■大阪市長選の候補者

平松 邦夫 63 大阪市長

橋下  徹 42 〈元〉大阪府知事

■大阪府知事選の候補者

倉田  薫 63 〈元〉大阪府池田市長

中村  勝 60 政治団体代表

マック赤坂 63 スマイル党総裁

岸田  修 70 〈元〉大阪府職員

梅田 章二 61 弁護士

松井 一郎 47 大阪維新の会幹事長

高橋 正明 69 〈元〉中学校教諭

(届け出順、数字は年齢、敬称略)

     ◇

 〈調査方法〉 19、20の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、大阪市長選は市内、大阪府知事選は府内の別の有権者を対象に調査した。世帯用の電話と判明した番号と、有効回答、回答率はそれぞれ、大阪市が1275件、938人、74%。大阪府は1430件、1020人、71%。

1965チバQ:2011/11/22(火) 20:37:35
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111122/stt11112217250012-n1.htm
党幹部応援を検討 大阪W選で民主
2011.11.22 17:25 [民主党]
 民主党大阪府連代表の平野博文国対委員長は22日、国会内で開かれた党常任幹事会で、27日投開票の大阪府知事選と大阪市長選について、党幹部の応援を検討していることを明らかにした。平野氏は「接戦だ。増税、増税という記事が多くて選挙にマイナスだ」と報告した。大阪ダブル選をめぐって、民主党は党本部の公認・推薦を見送り、府連の支援にとどめている。

1966チバQ:2011/11/22(火) 20:38:58
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111122-OYO1T00768.htm?from=top
大阪ダブル選、「ネット選挙」野放し…公選法追いつかず
 激戦の大阪ダブル選(27日投開票)で、インターネットに候補者の政見放送や街頭演説の様子が流出するなど、公職選挙法で想定していなかった事態が起きている。候補者がネット利用を控えても、陣営関係者が個人演説会の予定を書き込む例も。法整備が遅れるなか、じわじわと「ネット選挙」が進みつつある。

 「知事をやってほしい」「説得力がある」――。

 大阪府知事選の告示後、候補者7人の政見放送が動画サイトに投稿され、閲覧者の書き込みが相次ぐ。ある候補者の映像はネット上で話題を呼び、アクセス数が30万件を超えた。

 現行の公選法では、テレビの政見放送は1人5回と定められている。告示後に配布できる「文書図画」はビラやはがき、マニフェスト(公約)に限られ、ネットによる選挙運動は一切禁じられている。

 こうした状況について、府選管も「法律に照らせば違法」と認めつつも、「投稿者の特定は難しい」として野放し状態だ。ネット上では、大阪市長選の候補者の街頭演説の様子も複数投稿されている。

 ネット利用を自粛する候補者に代わり、議員らが発信する例も見られる。

 「○日○時より△△の個人演説会を実施します」

 ある大阪市議は、応援する候補者の演説会の予定を自身のホームページで告知。市選管は「特定候補への投票を呼びかける選挙運動にあたるとみなされれば、公選法違反」としているが、有権者が演説の感想などをネット上でつぶやくことは、選挙運動と見なされない限り摘発は難しく、線引きはあいまいだという。

 ネット選挙の実情に詳しい松原聡・東洋大教授(経済政策)は「与野党ともネット選挙の解禁で一致しているのに、政局の混乱で法改正が見送られ、現実とのズレが鮮明になっている。違法状態が続くのは政治の怠慢だ。ルール作りを急いでほしい」と話している。

(2011年11月22日 読売新聞)

1967チバQ:2011/11/22(火) 20:41:27
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/111122/20111122012.html
“身一つ”独自の戦い 大阪知事選4候補
2011年11月22日
 27日投開票の大阪府知事選では7人の候補者が舌戦を繰り広げている…はずなのだが、街頭のポスター掲示場は、民主、自民両党府議団が推薦する前池田市長の倉田薫候補(63)、共産推薦の弁護士、梅田章二候補(61)、大阪維新の会幹事長で元府議の松井一郎候補(47)−の3枚だけのものが目立つ。大きな政治団体に所属していない“身一つ”の他の候補者らは、決して豊富ではない活動資金や人員の中で、独自の選挙戦を展開している。


独自の戦いを展開する府知事選候補。通行人へ懸命に訴える=19日午後、大阪市北区
 府選管によると、今回の府知事選で府内に設置されたポスター掲示場は約1万2千カ所。大阪市内だけでも約3千カ所に上る。個人作業には限界があり、ある候補者は「紙代は知れているが、(自分でしないと)貼り代は1枚350円かかるそうだ。全部貼ってもらうといくらかかるか」とこぼす。

 会社社長の中村勝候補(60)は、ポスター500枚を堺市など府南部に自ら貼り歩いた。「『本人か、頑張れよ』と声を掛けられ、いいアピールになっている」と言う。街宣車は今春の堺市議選立候補時にワンボックスカーを改良したものを活用。泉北高速鉄道・泉ケ丘駅前で街頭演説を重ね、府4分割案などで支持を訴える。

 街頭演説で異様な盛り上がりを見せているのが元会社社長のマック赤坂候補(63)。東京都知事選に続き奇抜な演出の政見放送が動画共有サイト「ユーチューブ」で話題を呼び、梅田の地下街に登場すると遠巻きに写真を撮る人だけでなく、ビラを求める人も。「都知事選にない手応え」を感じながら“スマイル”をアピールする。

 告示前から「原則ポスターは張らない」と宣言していたのは元府職員の岸田修候補(70)。「お金を使えば必ず見返りを求めてしまう」と選挙制度自体に疑問を持ち、選挙活動は「私だけ」、資金は「原則ゼロ」だ。自身の財政再建などの訴えは政見放送で知ってもらう考えで、「公平、公正、高潔に勝負したい」と話す。

 元中学校教諭の高橋正明候補(69)も「お金はかけられない」と、ポスターは地元河内長野市を中心に「数十枚程度」にした。街頭演説のための拡声器も買わず、生の声で語り掛ける。自身の経験を生かした教育改革への思いは強く、「(同じく知事選に立候補した)前回以上に街頭に出て支持を訴えていきたい」と話す。

1968チバQ:2011/11/22(火) 23:02:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000183-mailo-l26
きょうの京:’12京都市長選 告示まで2カ月 「共対自、民、公相乗り」か /京都
毎日新聞 11月22日(火)13時55分配信

 ◇「第三極」も擁立を模索
 任期満了に伴う京都市長選告示(1月22日)まで2カ月を切った。前回選で敗れた弁護士の中村和雄氏(57)=共産推薦=が出馬表明して着々と準備を進め、再選を目指す門川大作市長(60)も正式表明はしていないものの、出馬の意向を固めている。「共産対自民、民主、公明相乗り」の構図となる流れだが、前回選に出馬した市議の村山祥栄氏(33)が代表を務める京都党が候補者擁立を模索している。【古屋敷尚子】
 ◇門川氏
 「できるだけ早い時期に出馬表明したい」。今月9日、前回選の選挙母体「未来の京都をつくる会」(会長、立石義雄・京都商工会議所会頭)の総会で、門川氏は意欲を示した。翌日には、市議会与党の自民、民主・都みらい、公明の各会派代表と会談し、協力を要請した。
 いち早く動いたのは市議会第1党の自民。党本部に対し門川氏の推薦を要請することを発表した21日の会見で橋村芳和・府連幹事長は「民主、公明と足並みをそろえて選挙を進めたい」と話した。
 民主・都みらいは「花丸ではない分野もあるが及第点」、公明党は「70点」とそれぞれ1期目を肯定的にみている。民主関係者は「特に優れた点はないが、推さない理由もない」と話した。
 ◇中村氏
 前回選で951票差まで迫った中村氏は7月に記者会見を開き、出馬を表明。共産党府委員会と、京都総評系労組などでつくる「市民本位の民主市政をすすめる会」が推薦を決めた。10月には第1次マニフェスト(選挙公約)を発表。市発注の公共工事の請負業者を市内に限定し、経済の活性化を目指す「公契約条例」の制定など7項目を提示した。
 同会や弁護士有志など計6団体が確認団体「京都市政を刷新する会」(代表・出口治男弁護士)を発足。中京区に事務所を開いて早くも“臨戦態勢”の構えで、幅広い層への浸透を目指す。
 ◇京都党
 両陣営関係者が注視しているのが京都党の動向だ。前回選では、告示直前の1月に立候補表明した村山氏が8万4750票を集めた。「第三極」の登場は双方にとって脅威だが、ある民主関係者は「支持層は中村氏より門川氏と重なる。門川氏の票が多く取られるのでは」と分析する。村山氏は「年内には結論を出す」と話している。

11月22日朝刊

1969チバQ:2011/11/23(水) 16:31:13
>>1238 >>1906 >>1907 >>1932
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/feature/nara1197900574800_02/news/20071219-OYT8T00702.htm

回顧なら2007桜井市長選無投票
民不在“慣例”どう打破


無投票当選し、職員らに迎えられて初登庁した谷奥市長(3日、桜井市役所で) 11月の桜井市長選は、元市議会議長の谷奥昭弘氏(64)(無所属)が、16年ぶりの無投票で初当選した。有力新人が次々と浮かびながら、激戦を予感した市民にとって『まさか』の無投票。3度目の挑戦で実現した「谷奥市政」だが、有権者が市政を託す人物や政策を選べず、消化不良気味の市民感情を背にしての船出となった。

 当選した谷奥新市長は3日の就任式で、「無投票を謙虚に受け止め、市民のために頑張る。10年間、市長選ひと筋。過去2回も厳しい選挙戦を強いられ、初めてではない」と語り、政策を訴え続けてきたとの自負をのぞかせた。

 市では以前から、次の市長候補は古参の県議と前県議のいずれかという、��定説��があり、市長選に向けた取材準備を進めていた。だが、前県議は突然、今夏の参院選に出馬を表明して落選。その後、2人とも市長選に関心を示しながら、結果的に無投票となった。

 古参の市議は「年齢的にも長谷川明・前市長の引退が予想されながら、多くの関係者が定説に安住し、市長選への緊張感を欠いた。統一地方選から参院選まで、有権者を含めた『選挙疲れ』も影響したのでは」と振り返る。

 市幹部OBは「いずれも出馬を模索する印象はあったが、陣営の内外で盛り上がりを欠いての『不戦敗』。市の将来よりも勝敗の行方を水面下で探る姿ばかりが目につき、決断力や市政を担当する緊張感のなさに失望した」と手厳しい。

 市政に目を転じると、長谷川前市長は「明るい希望を持った予算編成は一度も出来なかった」と4期16年間を振り返った。谷奥市長も「新年度予算を組むため、たちまち8億円足りない。これほど厳しいとは……」と漏らしたほど、市の財政状況は厳しい。

 また、新市長就任を待たず、副市長と教育長は“役所の慣例”であるかのように退職した。新年度の予算編成という重要な仕事を投げ出したことになり、谷奥市長は「教育長までも」と首をかしげた。市民不在の“慣例”には、有権者からも「美徳と思うのは錯覚。誰のために仕事をしてきたのか」との批判が強い。

 地域経済の低迷や人口の減少など、地盤沈下が進む地域再生の課題も重い。

 「選挙は終わった。遠い将来を見据えて頑張るしかない」という谷奥市長の言葉通り、議会を含めた組織を挙げての市政運営のあり方が問われる。(田中良太)

(2007年12月20日 読売新聞)

 
 参議院選挙2007
当 中村哲治 (新) ■民主党 359,584
  松井正剛 (新) ■自民党 252,768
  中村篤子 (新) ■共産党 72,666

1970チバQ:2011/11/23(水) 21:36:26
□2003年11月9日実施の選挙の結果

◇桜井市長選挙(奈良県)開票結果 投票率66.65%
当 17778 長谷川明(無現、自・公推薦、76歳、4回目の当選)
  14316 谷奥昭弘(無新、60歳)

1971チバQ:2011/11/25(金) 21:13:28
>>1925>>1933>>1959
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111125ddlk25010305000c.html
選挙:大津市長選 三つどもえ公算大 自民、目片氏支援へ /滋賀
 ◇保守一本化で対抗
 自民県連は24日、任期満了に伴う来年1月の大津市長選で、現職の目片信氏(70)を支援する方針を固めた。支持母体が重なる元参院議員の山下英利氏(58)の出馬断念を受け、県連幹部らが申し合わせた。市長選には民主、社民推薦の弁護士、越直美氏(36)と共産推薦の内科医、東昌子氏(48)が既に出馬を表明しており、自民の候補一本化で三つどもえの公算が大きくなった。【加藤明子】

 自民県連では同日、候補の一本化を図ってきた市議らが会合を開き、目片氏の推薦要請を受ける方針でまとまった。前夜、同市であった自民系市議の市政報告会で山下氏が目片氏支援を表明。目片氏も壇上で「市民の期待に応えたい」と改めて3選出馬を明言した経緯などを踏まえた。

 報告会では、両氏を支えてきた内田一豊・市自治連合会副会長(71)が「保守一本化という(山下氏の)英断に報い、3期で目片市政を完成させて山下氏にバトンタッチできる体制を作りたい」と“禅譲”を宣言する場面もあった。

 山下氏は毎日新聞の取材に「越氏の出馬は予想外だった。私が身を引くことで自民に結束してほしい」と語った。山下氏を推した市議は「知事や対話の会など幅広い支持を得られると思ったが最悪の事態を想定すべきだった」。県連の石田祐介幹事長も「非常に厳しい選挙戦になることは変わりない」と気を引き締めた。

 ◇民主・社民推薦の越氏、共産推薦の東氏が街頭演説開始
 一方、越氏は21日にJR石山駅前から街頭演説を開始。「これから介護や子育てを担う当事者の代表として大津市を変えたい」などと訴え、川端達夫総務相の地元秘書らが支援に入っている。

 東氏も27日、JR膳所駅前で街頭演説を予定し、「長年医師として多くの患者さんと接してきた。幅広い支持を求めたい」とした。

 ◇対話の会も越氏に決定
 嘉田由紀子知事を支援する地域政党「対話でつなごう滋賀の会」は24日、野洲市内で幹事会を開き、越氏の推薦を決めた。党内には山下氏を推す声もあったが、山下氏自身の出馬断念で方針がまとまった。清水鉄次代表は「当初から目片氏を推せない、との意見では一致していた。山下氏が降りた以上迷う理由はなく、全力で越氏を支えていく」と語った。

1972チバQ:2011/11/25(金) 21:25:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111124/elc11112411050000-n1.htm
【大阪ダブル選】
知事選ルポ(上) 倉田薫氏 巧みな話術で親近感アピール
2011.11.21 11:07 (1/2ページ)

個人演説会場で、「頑張ろう三唱」でこぶしを突き上げる倉田薫氏=19日、大阪府枚方市(渡部圭介撮影)
 「大阪都になると、何が変わるのか。府(歩)が都(と)になるだけ。将棋では成金ですが、大阪府が都になっても、金は生み出されません」

 大阪府枚方市内で開かれた前池田市長、倉田薫氏(63)=民主、自民府連支持・支援=の個人演説会。大阪維新の会が掲げる「大阪都構想」を将棋に例えて批判すると、会場に笑いが広がった。

 親交のある落語家から「『面白い』とお墨付きをもらった」と自信を持つ話術。落ち着きのある演説にユーモアを織り交ぜ、聴衆の笑いを誘う。「絶叫型の演説は苦手でしてね」

 池田市長として16年あまりの実績を積み、政策にも自信がある。唯一の不安材料は、池田市以外では知名度に欠ける点だ。

 陣営が神経をとがらせるのが、ライバルの維新幹事長、松井一郎氏(47)とタッグを組む大阪市長選候補の前知事、橋下徹氏(42)の高い知名度だ。

 「よく『橋下さんに負けるな』と声をかけられますが、私の相手は誰でしたかね」。街頭演説でそう繰り返す。対立陣営について語るときも、ユーモアをにじませることを忘れない。

 倉田氏の選挙戦を支えるのが、支持を表明した府内43市町村の約半数にあたる21人の市町村長たちだ。

 「地元でおなじみ、岡本市長からも推薦をいただいております」。大東市内では、岡本日出士(ひでし)市長が街頭宣伝に張り付いた。住民にとってなじみの深い首長の名前を前面に押し出すことで知名度アップを図る作戦だ。

 大規模な街頭演説などでは「市町村長」と書かれたたすきを掛けた首長たちが、倉田氏を取り囲むようにして応援。倉田陣営が選挙戦のテーマに掲げている「連携」をアピールする。

 選挙期間中、昼食はもっぱら弁当。「店に入って注文しても、何分後に(料理が)出てくるか分からないから」。わずかな時間を惜しみ、たすきをかけたまま箸を口に運ぶ。

 「選挙は足腰が大事。マラソンでいえば、先行する相手(松井氏)に手が届くところまで来ている。マラソンでは手を使って追い抜いたらあかんけど、選挙とはそういうものです」

 池田市議時代を含めると11回目の選挙。選挙戦17日間の長丁場は初めてだが、「だいぶ元気になってきたでしょ」と、ますます闘志を燃やしている。

     ◇

 大阪府知事選に出馬した主な3人の候補者の選挙戦を、届け出順にリポートする。

1973チバQ:2011/11/25(金) 21:26:08
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111122/elc11112214450000-n1.htm
知事選ルポ(中)梅田章二氏「反独裁」をアピール
2011.11.22 14:43
 「子供さんにメシを食わせないで、『家計が黒字になった』なんて言っているおやじさんがいたら、家からほうり出されるん違いますか」

 大阪府吹田市内で開かれた共産推薦の弁護士、梅田章二氏(61)の個人演説会。「橋下改革で府の財政は改善した」とする前知事の橋下徹氏(42)が率いる地域政党「大阪維新の会」(維新)の主張を、一般家庭に例えて反論した。

 「聴衆に『分かりやすい』と思ってくれるような話をするようにしています」

 他の候補に先駆けて9月に立候補を表明して以来、府内各地を駆け巡ってきた。弁護士として30年あまり、公害問題や労働問題など、常に住民に近い場所で仕事に取り組んできたという自負がのぞく。

 今回の最大のキーワードは「反独裁」だ。

 府知事選への出馬は、過去2回の選挙に続いて3度目だが、今回のダブル選を前に、共産陣営は異例の決断を下した。

 大阪市長選に立候補を表明していた元大阪市議、渡(わた)司(し)考一氏(59)の擁立を告示直前に見送り、再選を目指す平松邦夫氏(63)を支援する方針に切り替えたのだ。共産陣営が市長選に独自候補を擁立しないのは40年ぶり。

 渡司氏とペアで活動を繰り返してきただけに、梅田氏の心中も複雑だったはずだが、「『反独裁』という1点で私は平松さんを応援します」と、すでに迷いはない。

 「紺色系のネクタイしか持っていなかった」という梅田氏が、選挙戦を通じて身に付けているのは、「選挙には明るい色の方がいい」と支持者からプレゼントされたピンクのネクタイ。その横には、反原発の思いを込めた鮮やかな黄色のヒマワリのバッジが光る。

 告示日以降、大阪市内のホテルに宿泊し、同府富田林市内の自宅には一度も帰っていない。昼食はコンビニで買ったおにぎりを食べ、疲れがたまる夕方は栄養ドリンクを飲んでしのぐ。夕食も移動中に食べることが多く、夜は「へろへろになってホテルの部屋に戻り、少しビールを飲んで寝るだけ」という。

 折り返し地点を過ぎた選挙戦。「知事選では、自分が対立軸にならなければ、維新府政の暴走は止められない」と、最後まであきらめない姿勢を貫く。

1974チバQ:2011/11/25(金) 21:26:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111125/elc11112515280000-n1.htm
知事選ルポ(下)松井一郎氏 名前浸透に腐心 橋下氏とのセットだけでは届かない
2011.11.24 11:59 (1/2ページ)

有権者と握手する松井一郎氏(右)=22日夜、大阪府熊取町(木村さやか撮影)

超どぶ板の地上戦で


 「報道では橋下、松井リードなんて言われてますが、実際には劣勢です。どうかみなさん組織のないわれわれを支えてください」

 ダブル選に関する報道機関の世論調査が出そろった選挙戦終盤。大阪府豊中市の千里中央駅前に1人立った松井一郎氏(47)は、身ぶり手ぶりを交えて懸命に声を張り上げた。

 6人の府議から始まった「大阪維新の会」発起人メンバー。幹事長として、春の統一地方選では候補者選定をはじめ選対本部長として選挙戦を取り仕切り、市長選にくら替え出馬した代表の橋下徹氏(42)の隣で、マイクを握って大阪都構想の実現を訴え、府内各地を奔走した。

 だが、今回候補者としてたすきをかけて街中に繰り出せば、「橋下さんは?」との声が必ず上がる。

 「すんません。僕だけなんです。橋下は市長で、知事は僕でよろしくお願いします」。ぺこりと頭を下げ、手を握っては「冷たい手ですんません」とまた頭を下げ。ジャンパーにスラックス、革靴で、飛ぶように走る。選挙カーのマイクを握って発する言葉も、いつの間にか「すんません」が多くなった。

 府議会議長も務めた父の地盤を継ぎ、八尾市選挙区で3選。だが、今回の選挙区は府下全域だ。告示前は知名度不足を補うため、できる限り府内各地を橋下氏とのセットで回ったが、市長選が告示された後、市内に専念する橋下氏とのセット作戦だけでは届かない。

 府議団幹事長の今井豊・選対本部長は所属議員に「最低限、春に自分がいただいた票は必ず返せ」とげきを飛ばす。各議員らが朝夕に駅でビラを配り、各後援会や支援団体固めに懸命だ。維新といえば浮動票獲得を目指す“空中戦”のイメージが強いが、「実際には、超どぶ板の地上戦」と陣営幹部は話す。

 選挙中、食事はもっぱら「10秒チャージ」と移動車中でのゼリー飲料。ズボンのベルト穴の位置も変わった。自宅に帰ると「ビール一本だけ飲んで、バタン」の日々。妻は「せめて朝ぐらいは」と、栄養バランスに配慮した朝食を用意。大学生の長男と長女が選挙戦を直接手伝うなど、家族ぐるみでの戦いだ。

 「『がんばれ』って言ってくれる人は増えてきた。でも、選挙に行ってもらわな勝てへんから」。車中で「10秒チャージ」を終えると、そう言ってまた走り出した。

1975チバQ:2011/11/25(金) 21:36:33
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111124/plt1111241239001-n1.htm
“橋下の敵”TV討論ドタキャン!急きょ放送中止の異常事態
2011.11.24


平松邦夫氏【拡大】

 大阪市長選(27日投開票)でガッカリする事態が起こった。前大阪府知事の橋下徹氏(42)と、再選を目指す前市長の平松邦夫氏(63)が24日夜、毎日放送の生特番「激突! 選挙直前スペシャル『どうなる大阪の運命』」で2時間の大討論をする予定だったが、平松氏がドタキャンしたため放送中止に追い込まれたのだ。

 同局によると、22日夜に平松氏側から「橋下候補が世論調査で一歩リードしていることを受けて、戦術を見直しを迫られることになったため、今後の日程をキャンセルしたい」と申し出があったという。代わりに、TBS系のバラエティー番組を放送する。

 関西ローカル枠ながら、全国的な注目となっていた同特番。ジャーナリストの田原総一朗氏(77)が司会を務める予定だったが、平松氏側は、田原氏が橋下氏の掲げる「大阪都構想」に賛成していることを問題視。「番組の中立性が保てない」として出演辞退を決断したという。

 平松氏は「出たい気持ちがあったが残念だ」と語り、橋下氏は「許されない」「信じられない」と激怒しているという。

 報道各社の情勢調査は「橋下氏がリード」。だが、生特番が話題となっていただけに、平松氏がキャスター時代に鍛えた弁舌で「橋下政治」や「大阪都構想」の問題点を指摘すれば、大逆転の可能性もあった。

 このため、「ドタキャンは最悪。有権者に『平松氏=敵前逃亡』『説明責任から逃げる人物』という印象を与えかねない」(大阪市関係者)との批判が出ている。

1976名無しさん:2011/11/26(土) 17:47:57
http://mainichi.jp/kansai/news/20111125ddf001010007000c.html
攻防:大阪ダブル選・あと2日 消えた?「お笑い100万票」
 ◇遊びで政治ちゃかすも 経済厳しく、まじめに
 大阪府知事と大阪市長の同日選が投開票される27日まであと2日。大阪ではこれまで何度も、無党派層が選挙の勝敗を左右してきた。漫才師やお笑いタレントが当選を繰り返したケースもあることから、生まれた言葉が「お笑い100万票」。まるで「街の人気者」を選ぶかのような気風は大阪ならではとされる。なぜ「お笑い票」なるものが生まれたのか。果たして今も、存在するのか。(10面に「こう見る」)

 お笑い100万票は86年の参院選で、漫才師の西川きよしさんが約102万票でトップ当選して以降、大阪の浮動票を指す呼称として定着したとされる。こうした票が全国的に脚光を浴びたのは、東京でタレントの青島幸男さん、大阪で元漫才師の横山ノックさん(ともに故人)の2知事が誕生した95年だ。

 その10年近くも前に、西川さんを国会に送り出した大阪を「先駆的だった」と評するのは大嶽秀夫・同志社女子大客員教授(政治学)。「東京から遠い分、遊びがあり、ある意味で政治と距離を取ってちゃかすのが大阪だ」と分析する。

 一方、著書に「街場の大阪論」などがある情報誌「ミーツ」元編集長、江弘毅(こうひろき)さん(53)は「官僚や議員のかばん持ちではなく、身近な芸人に投票するような反権力の気風はある。でも今のお笑い票はテレビ票」と話す。80年代の漫才ブーム以降、お笑いの場は寄席や芝居小屋からテレビに移行。関西弁でテンポよく話す芸人が画面にあふれ「視聴者は、自分たちとテンポが同じ人に疑いなく同調してしまうようになった」と見る。

 有権者の思いもさまざま。当選後に強制わいせつ事件で在宅起訴され、辞任したノックさんに1票を投じた大阪市北区の男性会社役員(61)は「あれに懲りた。今回は政策見て考えるで」。逆に同区の無職女性(80)は「ノックさんはテレビに出てる有名人やし、みんなの味方かと思って入れた。大阪人はおっちょこちょいやから」と気に掛けない様子だ。

 昨年の参院選では、人気バラエティー番組に長年出演した岡部まりさんが落選。お笑い票に以前のような勢いはないように見える。

 そこで、元アナウンサーとタレント活動もしていた弁護士の一騎打ちとなった今回の大阪市長選。前府議、衛星都市の前市長、弁護士の有力3氏が争う大阪府知事選。果たして、お笑い票は動くのか。

 大嶽客員教授は「かつては確かに“お笑い”で100万票集まったと思う。しかし、経済状況が深刻化するなど、有権者がまじめに対応せざるをえなくなった。今ではお笑い票の実体はないだろう」と見ている。【近藤希実、原田啓之】

1977チバQ:2011/11/27(日) 14:58:37
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20111127-OHT1T00021.htm

平松氏を応援、森山周一郎 渋い声で“反橋下”…大阪W選


声優の森山周一郎(右)の応援を受け最後の訴えをする平松氏 大阪では40年ぶりとなる市長選と府知事選の同日ダブル選挙20+ 件は26日、最終日を迎えた。市長選で現職の平松邦夫市長(63)と激しい一騎打ちを繰り広げてきた前府知事の橋下徹氏(42)には、前宮崎県知事の東国原英夫氏(54)とともに、東京都の石原慎太郎知事(79)が初めて応援演説に。橋下氏に対する“独裁批判”を独特の言い回しで封じながら支援を訴えた。一方、平松氏の応援には声優の森山周一郎(77)らが駆けつけた。市長選と府知事選はいずれも27日投開票され、同日深夜には大勢が判明する見通しだ。

 渋い声が“反橋下”に燃える男のラストスパートを後押しした。平松氏がMBSアナウンサーだった時代から親交があるという声優の森山は、大阪駅前で応援弁士として演説。「声優でレギュラー番組の最終話を残して降りたら、そのテレビ局には生涯、出入りできません。他局も使ってくれませんよ」と、任期を残して府知事職を退任し、ダブル選に打って出た橋下氏の手法を皮肉った。

 1975年から5年間、日本で放送された米国の人気ドラマ「刑事コジャック」で主人公の吹き替えを担当した森山は、演説の最後にお約束とばかり「俺だ、コジャックだ」とサービス。が、当時をほうふつとさせる声に、若者の反応はイマイチ。すかさず「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」と、宮崎駿アニメの人気映画「紅の豚」主人公ポルコ・ロッソの名ゼリフを披露すると、立ち止まる人が続出。77歳のベテラン声優が、若者のハートをワンフレーズでつかんだ。

 同じく応援弁士で登場した民主党の辻元清美衆院議員(51)も「皆さん、大風呂敷を広げる人と、こつこつ頑張る人、どちらを信用しますか。こつこつ、ですよねえ」と、橋下氏と対比しながら平松氏の堅実性をアピールした。

 普段は穏やかな印象の平松氏も、この日ばかりは絶叫調。「(橋下氏が提唱する)大阪都構想のように、大阪の形を変えただけで暮らしが良くなるような魔法はありませんっ」。さらに「絶対に負けるわけにはいかん選挙です。何としても通してください」と訴えた。死力を尽くした2週間の選挙戦を終え、運命の開票を待つ。

1978チバQ:2011/11/27(日) 14:59:19
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/11/27/kiji/K20111127002118820.html

橋下氏“最終兵器”締め!石原氏&東国原氏が応援
大阪ダブル選27日投開票


東国原英夫氏(右)の応援演説を聞く橋下徹氏
Photo By スポニチ
 任期満了に伴う大阪市長選と、橋下徹前知事(42)の任期途中での辞職に伴う大阪府知事選は、27日投開票される。選挙戦最終日の26日は、各候補が繁華街などで“最後のお願い”。市長選に立候補している橋下氏の応援には東京都の石原慎太郎知事と前宮崎県知事の東国原英夫氏が、現職の平松邦夫氏(63)には民主、自民、共産の各党議員が駆けつけ、激しく火花を散らした。

 今年4月に東京都知事選で激突した2人が、選挙戦の“大トリ”で橋下氏の応援に入った。居並ぶことはなかったが、時間差で熱弁。先陣を切ったのは石原知事。午前中に大阪・難波の有権者の歓声に迎えられ「私は神戸生まれの神戸育ちで」と関西にゆかりがあることを強調。「メディアの橋下バッシングに頭にきたんで来ました。生い立ちなんかどうでもいい。そんなものに惑わされたらいかん」と擁護した。

 さらに、橋下氏の知事時代の財政再建の功績を称えた上で「その先生は私なんだ」と“師弟関係”を強調。「橋下君が市長になったら一発で変わる。日本の命を橋下君に預けます。大阪を立派な都市にするのは大阪の人間の責任。頼むよ」と投票を呼びかけた。

 ただ、橋下氏が公言する「独裁」というフレーズについては苦言も呈した。「独裁は困るが独断はしないといけない。時々乱暴なことを言うが、暴走しそうになったら私が手綱を取って抑える」と“暴れ馬”のストッパー役を買って出た。

 その後、午後にも梅田で演説した石原氏に続き、夜は東国原氏が最後の応援弁士として難波入り。「何かを変える。それを大阪からやって日本全国を元気にしてください」と力説した。

 2人が加わった計3回の演説時の聴衆は計約1万2000人。心強い応援団に終始笑顔の橋下氏は「やるべきことはやった」と14日間にわたった選挙戦を振り返った。若者が集まる繁華街を演説の場に選び、票の掘り起こしに努めた。平松氏陣営が支援団体による動員などの組織戦を展開したのとは対照的。当選への手応えについて「投票率60%がラインになる。前回の43%では苦しいと思います」と分析した。
.
[ 2011年11月27日 06:00

1979チバQ:2011/11/27(日) 18:40:50
194 :広島2区民 ◆jWkaDJV846 :2011/11/27(日) 18:08:25.65 ID:wVnI37Qx
大阪市長選挙投票率
       今回  前回  前回差
*8時現在 *0.97% *0.81% +0.16P
*9時現在 *3.14% *2.49% +0.65P
10時現在 *6.86% *5.20% +1.66P
11時現在 12.73% *9.62% +3.11P
12時現在 18.92% 14.29% +4.63P
13時現在 23.94% 17.82% +6.12P
14時現在 27.88% 20.62% +7.26P
15時現在 32.03% 23.19% +8.84P
16時現在 35.60% 25.89% +9.71P
17時現在 39.11% 28.74% +10.37P
18時現在 42.68% 31.68% +11.0P
19時現在

期日前投票 11.68% 7.06% +4.62P    確定値

最終投票率     43.61%

1980チバQ:2011/11/27(日) 19:57:44
659 :無党派さん:2011/11/27(日) 19:39:39.82 ID:LvNJYdjD
>>652
@minorucchu
ジャーナリスト 田中稔
大阪の出口調査。K通信では、橋下、松井とも20P近くリード、他社も同じ傾向。

1981チバQ:2011/11/27(日) 20:00:38
ゼロウチ

1982チバQ:2011/11/27(日) 21:23:45
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111127/elc11112720320007-n1.htm

「橋下旋風」に各党戦々恐々
2011.11.27 20:32

花束を手に喜ぶ橋下徹氏(左)と松井一郎氏=27日午後8時38分、大阪市北区(沢野貴信撮影)
 橋下徹前大阪府知事ら「大阪維新の会」の候補が大阪ダブル選を制したことを受け、与野党各党が次期衆院選をにらんだ選挙戦略の見直しを迫られるのは必至だ。既成政党を蹴散らした維新の会が国政進出を図れば「旋風になる」(民主党選対筋)と早くも戦々恐々。民主、自民両党からは抜群の人気を誇る橋下氏との連携を探る動きも予想される。

 民自両党は大阪市長選、大阪府知事選で維新の会の対立候補をそれぞれ支援。だが、実際には「衆院選を考えれば橋下氏と決定的な溝をつくりたくない」(民主党幹部)と及び腰だった。

 自民党の石原伸晃幹事長は9月下旬、いち早く橋下氏の大阪都構想に賛同を表明するなど、連携へ布石は打っている。民主党は「われわれが目指す分権像と都構想は逆」(前原誠司政調会長)との立場。ただ、小沢一郎元代表は橋下氏の力量を高く評価しているとされ、同党が接近を試みる可能性は否定できない。

1983チバQ:2011/11/27(日) 21:25:10
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111127/elc11112720150004-n1.htm

橋下・松井両氏の完勝、出口調査で判明
2011.11.27 20:14 (1/2ページ)

知事選、市長選ともに大阪維新の会候補の当選が確実となり、喜ぶ関係者ら=27日午後8時、大阪市北区(沢野貴信撮影)
 大阪府知事と大阪市長のダブル選は、27日午後8時に投票が締め切られた。市長選は、前知事で地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹氏(42)、知事選でも維新幹事長の前府議、松井一郎氏(47)の当選が確実となった。「維新VS反維新」の構図で激戦が展開された大阪政治決戦は、府市の再編を伴う「大阪都構想」を掲げ、任期満了に伴う大阪市長選に合わせて知事を辞職し、ダブル選を仕掛けた橋下維新の完勝となる見通しだ。

 産経新聞は27日、市長選1710人、知事選1833人の有権者に対する投票所での出口調査を実施。これまでの取材による情勢分析も加味した結果、市長選では橋下氏が民主、自民両党府連の支援を受けた現職の平松邦夫氏(63)を、知事選では松井氏が両党府連の支援を受けた前池田市長、倉田薫氏(63)ら6人を大きく引き離していた。

 維新は、都構想の実現に向け、次期衆院選での候補者擁立も辞さない構え。野田佳彦政権誕生後初の大型地方選で敗れた民主、党勢回復を狙う自民など、既成政党側には大きな打撃となり、衆院選に向け、今回の選挙結果が国政レベルに政界再編をにらんだ影響を与える可能性もある。

 今回の選挙戦は、維新が掲げた都構想、教育への政治関与を明記した教育基本条例案の是非といった政策面のほか、トップダウン型と協調路線など、首長の政治手法の在り方も対立軸となった。

 維新側の橋下、松井両氏と、反維新の平松、倉田両氏がそれぞれ“タッグ戦”を展開。維新側は、橋下氏の抜群の知名度を背景に、4月の統一地方選で大量増員した100人超の地方議員がフル稼働で戦った。

 平松氏は1期4年の実績をアピールするとともに、橋下氏の発言や政治手法を踏まえて「独裁を許すな」と強調。ただ、橋下氏の府政運営を一定評価する倉田氏とは微妙な認識のズレがあり、タッグ戦の効果をあげることはできなかった。

 一方、既成政党は終始存在感を示せなかった。

 共産は、市長選で当初、推薦候補の擁立を発表したが、「反維新勢力の結集」を旗頭に擁立を取り下げて平松氏を自主支援。しかし、平松市政を批判してきた中で矛盾を抱える戦いとなった。公明は、次期衆院選をにらんで維新との全面対決を避けるため、両選挙とも自主投票とした。

1984チバQ:2011/11/27(日) 23:36:38
http://www.asahi.com/politics/update/1127/OSK201111270030.html

「改革児」橋下氏に託された期待と責任 大阪ダブル選関連トピックス橋下徹
 橋下徹氏が知事から市長へと転身を図った前代未聞の大阪ダブル選は、大阪維新の会の勝利で決着した。大阪都構想が大きな争点となったが、選挙の主役は最後まで、橋下氏自身だった。

 橋下氏は都構想に加え、教育基本条例案で公教育のあり方を問い、職員基本条例案では公務員制度の大胆な見直しを提示した。対立候補や既存政党が「独裁」と批判した強烈なリーダーシップも熱い議論を巻き起こした。

 しかし、橋下氏が選挙戦で力を込めたのは、政策よりむしろ、沈滞する日本に対し、中国などアジアの国々が台頭する現実だった。多くの人が抱く将来の不安を突き、「大阪は、日本はこのままでいいのか」「変えるのか、変えないのか」と迫った。

 有権者が最後に求められたのは、抜群の突破力と、時に危うさも感じさせる橋下氏という「改革児」(石原慎太郎・東京都知事)を、今後もリーダーとして受け入れるかどうかの覚悟だったのではないか。知事として財政再建や議会改革で一定の実績を残してきた橋下氏の問いかけに、有権者は変革への願いを託した。

 しかし、市長の仕事は地域住民の暮らしに深くかかわり、白か黒かを簡単に決めにくい問題も多い。市議会で維新の会は過半数の議席を持っていない。選挙で得た「民意」を振りかざして強硬路線を突っ走れば、混乱は避けられない。

 街頭で「政治に夢を持とう」と呼びかけた橋下氏に、有権者が寄せた期待は大きい。責任はより重くなっている。(龍沢正之)

1985とはずがたり:2011/11/28(月) 00:04:02
維新の完勝ですね。
橋下は人間的に好きになれないけど,多すぎる大阪の区の再編や府市で水道事業や大学など統合できるものはすべきだという俺の持論の一部でも実現してくれればいいや。。

1986チバQ:2011/11/28(月) 12:54:52
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/28/20111128ddm001010078000c.html
大阪ショック:都構想、既成政党に踏み絵(その1) 「国政に足かける」
 大阪府知事・大阪市長のダブル選を制した「大阪維新の会」代表の橋下徹氏(42)が次に見据えるのが、国政への関与だ。持論の大阪都構想の実現には、国会で地方自治法などの改正か特別立法の制定が不可欠。ダブル選の勝利を受けて、維新は民主、自民、公明の3党を念頭に、法整備に向けた超党派議連の設立を働きかける。

 「(15年度までの)4年間で(大阪都に)移行できるよう法改正を迫る。できる限り既存政党の国会議員にお願いするが、やってくれないなら維新として国政に足をかける」

 橋下氏は27日夜の記者会見で国政進出の準備に入ることを明言した。(1)まずは既成政党に都構想実現への協力を求める(2)既成政党が応じなければ次期衆院選小選挙区に独自候補を擁立する−−との2段構え。既成政党側の対応を見極める期限は「12月末」に設定した。擁立地域は「近畿一円」。近畿地方の現職国会議員に「踏み絵」を踏ませ、既成政党を動かすのが維新の戦略だ。

 「大阪で国会議員は維新と手を握らんと選挙を戦えんようになった。民自公3党内で維新との連携を目指す動きが強まるだろう。こうした動きが全国的に広まれば既成政党の枠組みは崩れ、政界再編につながりかねない」

 民主党府連幹部はため息をついた。民主、自民両党の府連は市長選で平松邦夫氏(63)、知事選で倉田薫氏(63)を支援したが、両党国会議員の動きは鈍かった。自らの選挙への影響を懸念した国会議員が慎重姿勢に転じたためで、近畿圏の自民党議員からは早くも「都構想に賛成。大阪だけでなく『関西都』まで広げればいい」との声が出始めている。

 これに対し、維新側は既成政党を「選別」するしたたかさを見せる。選挙期間中、関係者を通じ、国民新党の亀井静香代表が目指す新党への参加を打診された橋下氏は25日、記者団に「維新が国政の政党に参加すると話はおかしくなる。もしやるんだったら、維新から国会議員を出していく」と拒否する考えを明らかにした。

 維新が連携相手に想定するのは、国会で一定の議席を持つ民主、自民、公明などに限られ、中小政党への関心は低い。狙いはあくまで都構想の早期実現にあり、維新幹部は「法律をつくってもらうには小さい政党ではなく、大きい政党に働きかけなあかん」と言い放った。

毎日新聞 2011年11月28日 東京朝刊

1987チバQ:2011/11/28(月) 12:55:25
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/28/20111128ddm002010096000c.html
大阪ショック:都構想、既成政党に踏み絵(その2止) 民・自両党に無力感
 <1面からつづく>

 ◇「国政へ攻勢」警戒 中小政党、連携狙い秋波
 「自分たちの力ではどうしようもないほど、大阪維新の会の票が伸びた」

 大阪府の小選挙区選出の民主党衆院議員は、維新完勝の衝撃をこう表現した。民主、自民など既成政党と、首長政党の維新が対決したダブル選挙。2大政党は有権者の既成政党離れを突きつけられ、立ちすくんでいる。

 野田政権発足後、初の大型地方選挙に対し、民主党本部は「一地方の選挙」として静観し続けた。大阪府連レベルで支援したものの、平野博文国対委員長ら地元選出議員を除き、党幹部はほとんど応援に入らなかった。党副幹事長は「大阪の支持者の名簿集めの指示さえ来なかった」ともらす。

 民主党が対応を府連に「丸投げ」したのはダブル選が「既成政党VS首長政党」の構図になるのを避けるためだ。09年の政権交代後、3人目の首相が誕生し党への期待感は薄れるばかり。次期衆院選を控え、民主党本部は維新代表の橋下徹氏との全面対決を避けるため距離を置いてきた。

 ダブル選の対応を府連任せにしたのは自民党も同じだ。次期衆院選での政権奪還に向け、橋下人気は無視できない。自民党の石原伸晃幹事長は27日夜、都構想について「協力要請があれば検討する」と前向きに対応する考えを示した。

 「おやじが橋下氏の応援で26日に大阪に入ることになりました」

 石原氏は24日、自民党関係者に対し、実父の石原慎太郎東京都知事の大阪入りを伝えた。府連側は難色を示したが、石原氏は「おやじには自民党籍がなく、どうしようもない」と取りあわなかった。石原氏は9月にテレビ番組で都構想に賛同しており、自民党内では「父親のパイプを活用し、橋下氏との連携を探っているのではないか」との見方もある。

 2大政党が存在感を示せなかった一方で、国民新党やみんなの党など中小政党は選挙中から維新を支援してきた。維新のダブル選挙制覇を受けて、橋下氏を取り込んだ新党結成や衆院選での連携を急いでいる。

 「オールジャパンでわが国の国力アップをする方策を考えなければいけない」

 国民新党の亀井静香代表は25日の会見で独自の新党構想を表明。連携相手として亀井氏が挙げたのは橋下氏のほか、石原都知事や大村秀章・愛知県知事ら知名度のある首長。民主党との連立を見限った亀井氏は郵政改革法案を巡る連立離脱を示唆し、新党結成を探っている。

 亀井氏は27日夜、毎日新聞の取材に「既成政党への圧倒的なノーの表明だ。地方から日本を変えていくという動きとドッキングしないといけない」と歓迎した。ただ橋下氏や石原都知事らは新党参加に否定的で、広がりはないとの見方が強い。

 みんなの党の渡辺喜美代表も維新候補を応援するため、選挙中、5回も大阪に入った。27日夜も橋下氏の記者会見会場に姿を見せ、維新の国政進出に「協力する」と表明した。

 一方、公明党はダブル選挙に自主投票で対応した。大阪府内の衆院4小選挙区で公認候補を擁立する次期衆院選を最優先。支持母体の創価学会幹部は「反橋下陣営に入らなかったことが、維新への最大のエールだ」と語り、維新が対抗馬を立てないことを期待する。

 参院で野党が過半数を占めるねじれ国会で国政の閉塞(へいそく)感が強まるなか、今春の統一地方選以降、民意の受け皿として大阪や愛知の首長政党が存在感を増している。維新の勢いにおびえる民主、自民両党。橋下氏の取り込みを競い合う中小政党。国政を舞台に「大阪ショック」の第2幕が上がろうとしている。【高山祐、高橋恵子、念佛明奈】

    ◇

 大阪ダブル選挙の維新完勝は国政にどんな影響をもたらすのか。波紋の行方を随時、掲載する。

1988チバQ:2011/11/28(月) 22:08:25
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111128/osk11112821170010-n1.htm

「民意」と自民市議団 早くも都構想反対姿勢を撤回 
2011.11.28 20:01
 大阪市長選で大阪維新の会の橋下徹代表が圧勝したことを受け、自民党大阪市議団は28日、総会を開き、橋下氏が提唱する「大阪都」構想への反対姿勢を撤回し、同構想推進に向けた議論に応じる方針を決めた。

 これまでは「大阪市を解体するものだ」と反対していた。市議団の荒木幹男幹事長は「今回の選挙で都構想(推進)が民意だと受け止めた」と説明。橋下氏が市長として具体的な内容を提示すれば議論し、場合によっては賛成することもあり得るとの見通しを示した。

 同党市議団の所属市議は17人。維新の会の33人と合わせると過半数に達する。

1989チバQ:2011/11/28(月) 22:17:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000527-san-soci

大阪ダブル選 落城ムード広がる中之島・大阪市役所
産経新聞 11月28日(月)12時27分配信


拡大写真
当選確実になり、笑顔を見せる橋下徹氏=27日午後8時38分、大阪市北区(門井聡撮影)(写真:産経新聞)

 27日投開票の大阪市長選で、現職の平松邦夫氏(63)が落選し、前大阪府知事の橋下徹氏(42)が当選してから一夜明けた28日、大阪市北区中之島にある大阪市役所では、現職市長の落選だけでなく「市役所をぶっつぶす」と公言してきた橋下氏が大量得票で当選したことで、一気に“落城”ムードが広がっている。これまで橋下氏の姿勢に激しく反発してきた市幹部たちも「変化を望む民意が出たということ」とあきらめの表情だ。


 28日午前に開かれた定例の幹部会では、さっそく新市長の受け入れが議題に。議会日程や所信表明演説、予算編成に向けて橋下氏サイドと調整する必要があることなどが確認された。ある市幹部は「スムーズに業務が行えるよう、新市長の意向を聞きながら準備をする必要がある」と話した。

 橋下氏はこれまで、市職員を「市役所は税金をむさぼり食うシロアリ」などと批判。前夜の記者会見でも「民意を無視する職員は去ってもらう」と自主退職を求める発言もしていた。

 ある市幹部は「シロアリといわれたことは気分が悪いが、時々の市長に務めるのが公務員の役目。平松さんに従ったように、橋下市政になれば、橋下さんの指示に従う」とコメント。

 方針転換となる「市営地下鉄・バスの完全民営化」を突きつけられる交通局の幹部は「当然、検討を進める。まずは新市長に具体的な手順や方向性を聞くことがスタートになる」と語った。また、大阪府域内の消防を統合する「大阪消防庁」構想の対象となる消防局職員は「具体的なイメージがまだ示されていないが、やるべきことを粛々とやるだけ」と話した。

 市役所に出勤する職員の声はさまざまだ。橋下氏に期待しているという男性職員(44)は「日本で大阪がリーダーとして力を発揮できるようになれば」と前向き。区役所勤務の男性職員(52)も「シロアリという言葉をそのまま受け止めず、変わらないといけないというメッセージと思うようにする」とした。

 一方で「破産会社と呼んだ府庁を退任時に優良会社と評したように、市役所でも最初は激しく批判し、最後は職員をほめて自分の成果だといって出ていく戦術なのでしょう」という冷ややかな声も。複雑な心中からか、登庁する職員に声をかけても「仕方ないので…」などと手短かに答え、足早に立ち去る職員も少なくなかった。

1990チバQ:2011/11/28(月) 22:18:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000045-sph-soci


橋下市長!維新が秒殺!府知事とW当選…大阪W選
スポーツ報知 11月28日(月)8時3分配信


拡大写真
支持者と万歳する大阪市長選当選の橋下徹氏(中)と府知事選当選の松井一郎氏(右)

 大阪に“維新の風”が吹いた。40年ぶりとなった大阪市長選と大阪府知事選の同日ダブル選挙が27日、投開票され、市長選は地域政党「大阪維新の会」代表で前大阪府知事の橋下徹氏(42)、知事選は同党幹事長の松井一郎氏(47)が、ともに初当選した。スピード速報で当確が出た圧勝劇で「府市合わせ(ふしあわせ)」と言われた府と政令市に維新の2トップが誕生。府市再編の「大阪都構想」へ前進した。

 圧巻の秒殺劇だった。投票終了後の午後8時になると「ダブル当確」が各メディア一斉に伝えられた。約30分後、新しい大阪を象徴するトップ2人が、会見場でがっちりと握手を交わした。

 新市長となった橋下氏は強烈な逆風をはねのけた。自民、民主、共産党までがライバル・平松氏を支援。自らの発言が原因となった「独裁」批判に、週刊誌のバッシングも加わったが「あれぐらいの報道でへこたれてたら制度は変えられない」と奮い立った。

 選挙戦序盤からのどはかすれ、頬はこけ、心身ともに疲労が蓄積。「楽しようかなって気持ちが出かけた時もあった」が、松井氏に尻をたたかれた。連日の活動を終えると、チョコ、ケーキ、スナックと好物ざんまい。「食べることくらい好きなことしないと」との言葉の裏に隠れたストレスを、勝利で一気に発散できた。

 当確後の会見で、橋下氏は「大阪府庁、市役所、教育委員会はこの結果をしっかり受けとめてほしい。有権者の最も重い判断だ」とキッパリ。維新の会が掲げる「大阪都」構想、職員、教育の両基本条例案には批判も多いが、ダブル選の結果が民意だと強調した。

 公約通り、4年後の実現を目指して「大阪都」構想を前進させる。今後、府知事が本部長、市長が副本部長を務める「統合本部」を結成。二重行政解消を詰めていく一方、国会議員に法律改正を働きかける。「やってくれないなら国会議員を擁立する」と、年内にも近畿圏内の選挙区で、維新の会から擁立準備を始める意向だ。

 「大阪都」実現後にも言及。「僕は今よりガタがきている。大阪都知事は40代前半の元気なリーダーに引き継いでもらいたい」と強調し、維新の会も「いったんは解散でしょうね」。自らの国政転身の可能性は「まったくないです。これ以上、バカ文春やバカ新潮に追っかけられたくない」と断言した。

 今後、新大阪市長として市役所に乗りこむ。大阪市議会では「大阪維新の会」は第1党だが、過半数に満たず、道は険しい。「いったんはノーサイドで、とことん話し合いをさせてもらう」―自身が描く大阪再生へ、まずは対話路線で迫っていく。

 ◆橋下 徹(はしもと・とおる)1969年6月29日、東京都生まれ。42歳。大阪・北野高時代はラグビー部に所属し、全国高校大会でベスト16進出。早大政経学部を卒業後の94年、司法試験合格。97年に大阪弁護士会に弁護士登録し、翌98年に「橋下綜合法律事務所」開設。大阪のローカル番組出演からタレント活動を開始し、03年には日テレ系「行列のできる法律相談所」のレギュラーになり、全国的な知名度を得る。08年1月、大阪府知事選に現職最年少の38歳で初当選した。家族は妻と3男4女。

1991チバQ:2011/11/28(月) 22:20:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000029-mai-soci

<大阪ダブル選>市職員、戦々恐々 橋下氏の「降格」発言で
毎日新聞 11月28日(月)11時35分配信


拡大写真
大阪ダブル選から一夜明けて登庁し、大勢の報道陣に囲まれる大阪市職員(中央)=大阪市北区で2011年11月28日午前8時24分、小松雄介撮影

 大阪ダブル選で大阪維新の会代表、橋下徹氏(42)が大阪市長に初当選したことを受け、同市役所に、早くも戦々恐々としたムードが漂っている。これまで「都構想に反対する職員は降格させる」と公言していた橋下氏が27日の当選後の会見で、橋下氏や維新の政策を批判する職員の「追放」について言及したからだ。市長選から一夜明けた28日、市役所本庁(同市北区中之島)では、職員がさまざまな反応を見せた。

 この日、市役所には午前8時半ごろから職員が次々と出勤。一様に緊張した表情で、大半は報道陣の問い掛けに答えず、足早に庁舎へと急いだ。

 ある男性職員は「市長が変われば方針が変わるのは当たり前。どういう考え方を持たれているのかうかがってみたい」。また、若い女性職員は「有権者が選んだ新しい市長の下で、今まで通り頑張るだけ」と淡々と話した。ベテランの男性職員は「これまでの発言から職員に対して厳しい目を向けられるだろう」と心配そうに語った。

 橋下氏は27日の当選後の記者会見で、職員給与の見直しや、「意味のない補助金がたくさん出ている」として事業の見直しについて語った。このほか、これまで橋下氏の政策や維新を批判してきた市職員に対しては「政治に足を踏み込み過ぎた職員は、潔く去っていただきたい」と語り、自主退職を促した。

 ある幹部は「橋下さんにとっては、トップの言うことを聞けということになるのでしょうが、市長になることは決まったことなので、いい関係で仕事がしたい。いろいろな政治判断をされるだろうが、事業の継続の是非については新市長が判断できるように情報をきっちりと出したい」と話した。しかし、批判を口にする職員も。別の幹部は「知事選の候補者は『維新以外』と言いながら、結局は幹事長を擁立するなど橋下氏の言うことはウソばかりだ。橋下氏の近くには置いてほしくない。飛ばすなら飛ばしてくれという気持ちだ」と言い放った。

 一方、教育基本条例案が可決されれば辞任する意向を表明している大阪府教育委員の一人、陰山英男教育委員は「選挙結果は重く受け止めないといけない」と話す一方、「条例には教育目標は知事と教育委員が設定すると書いてあるのに、橋下前知事は『目標は府民と話し合って』と説明していた。府民が内容をきちんと把握しているとは思えず、条例が民意を受けたとはまったく思っていない」と強調した。

 また、職員基本条例案に反発し、維新に687項目の質問状を提出した大阪府の小西禎一総務部長は毎日新聞の取材に対し「こちらの主張が選挙結果で変わることはない。維新側が質問状に対する回答を出さないと議論はできない」と語った。【小林慎、津久井達】

1992チバQ:2011/11/28(月) 22:20:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000090-san-pol

大阪ダブル選 維新圧勝 「武闘派」松井氏、橋下氏の信頼大
産経新聞 11月28日(月)15時25分配信


拡大写真
(写真:産経新聞)

 ダブル選で当選した大阪の新リーダー2人。次期大阪市長の橋下徹氏(42)が平成22年4月、大阪都構想の実現を目指して設立した地域政党「大阪維新の会」でナンバー2の幹事長についたのが当時、府議だった新大阪府知事の松井一郎氏(47)だった。二人三脚で維新を運営してきた2人は、いったいどんな関係なのか。

 松井氏は府議会議長を務めた父の地盤を継ぎ、府議として3選。もともとは自民議員で、橋下氏の知事就任当時は、自民府議団の政務調査会長を務めていた。

 16年の府知事選では、自民府連が当時現職の太田房江氏の支援を決めたことに反発、1期生ながら、仲間とともに野球解説者の江本孟紀氏を担いだ経歴も。橋下氏が提案した府庁舎移転の関連議案が否決されたことに反発し、自民会派を飛び出したことなどから「跳ねっ返り」や「武闘派」の人物評もある。

 春の統一地方選では、候補者選定や選挙活動を取り仕切り、維新躍進の立役者に。橋下氏の信頼も厚く、こうした経緯から後継知事候補に指名されたという。橋下氏について、松井氏は「自分より年下で、初めてすごいと思った人物」とするが、趣味は「まったく合わない。一緒に酒を飲んでも仕事の話だけ」とも。2人の違いについては「橋下は石畳と淡い街灯が好きだけど、僕は明るい太陽の光が注ぐ緑の島がいい」と表現してみせた。

 知事職は、次期大阪市長に当選した橋下氏の辞職に伴って空席となっていたため、松井氏の知事任期は27日から。一方、橋下氏の任期は現職の平松邦夫氏(63)の任期満了を受けて市長就任となるため、12月19日からとなっている。

 橋下氏はまずは休暇を取るといい、松井氏は28日午後、府庁で府幹部と事務打ち合わせを行った。この日午前、府庁と市役所では知事、市長の当選証書授与式が行われたが、ともに代理人が出席した。

1993チバQ:2011/11/28(月) 22:22:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111128/lcl11112814210005-n1.htm

すりよる既存政党 公明は連携に前向き 自民、民主にも接近の動き
2011.11.28 14:18 (1/2ページ)
 「国会議員を擁立する」−。大阪府知事選と大阪市長選で完勝した地域政党「大阪維新の会」が、国政選挙での候補者擁立も辞さない構えを打ち出したことを受け28日、ダブル選では「自主投票」を貫いた公明府本部幹部などからは、早くも維新との連携に前向きな声が出始めた。敗れた民主や自民両党内でも維新に“接近”する動きが出てきた。対決か連携か。次期衆院選をにらみ、維新と既成政党の関係が注目される。

 「『大阪都構想』への期待が民意で示された。素直に受け止めたい」。公明党大阪府本部の幹部は28日朝、こう語り「市議会、府議会で前向きに一つずつ合意形成を進めていきたい」と、維新との連携に前向きな姿勢を見せた。

 前回の衆院選で、公明は府内に4つあった小選挙区の議席をすべて失った。ダブル選では、「反維新」の統一戦線には加わらず、唯一、「自主投票」として中立を守った。公明府議の一人は「中立、静観の立ち位置で来たが、これは正解だったと思う」と語った。

 一方、反維新陣営に加わった自民や民主からも、維新への“接近”を試みる動きが出始めた。

 自民党府連会長の竹本直一衆院議員は「大阪都構想については、われわれも東京一極集中は良くないと考えている」とコメント。

 維新所属議員の多くは自民党出身で、国会議員の間では維新との協力に前向きな声も多く、自民党関係者は「今後は維新と協力関係を築く方向で話し合いを進めるだろう」。水面下では党本部に都構想実現に向けた法改正を求める動きも出始めている。

 一方、民主府連代表の平野博文国対委員長は「民意は厳粛に受け止める。今後は、政策では是々非々の立場で臨むべきだ」とコメント。民主府議の一人は「府政よりも国政に対しての影響が大きい。国政進出の大きな足がかりを作られた」と、維新の国政進出に危機感を募らせる。

 次期衆院選で苦戦が予想されている民主にとって、自民、公明両党に加え、維新は大きな脅威になった。府議団の中村哲之助幹事長は「次の衆院選はただでさえ厳しい状況なのに、さらに厳しくなる」と話す。

 維新と最前線でしのぎを削った両党の府議、市議からは「あれだけ対立したのにすぐに手を組めるわけがない」と不満もくすぶるが、自民関係者の一人は「大差で負けたのだから、ぐうの音も出ない」と本音を明かした。

 一方、自民市議団の荒木幹男幹事長が28日、選挙結果を受け市議団幹事長を辞任する意向を固めたことが分かった。同日午後の議員団総会で表明する見通し。

1994名無しさん:2011/11/28(月) 23:38:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111128-00000005-mai-pol
<大阪ダブル選>知事選確定得票数
毎日新聞 11月28日(月)1時41分配信
 ●大阪府知事選確定得票数● 

当 2006195 松井 一郎<1>諸新

  1201034 倉田  薫 諸新

   357159 梅田 章二 無新=[共]

    29487 岸田  修 無新

    27809 高橋 正明 無新

    22347 中村  勝 諸新

    21479 マック赤坂 諸新

1995名無しさん:2011/11/28(月) 23:39:13
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111128k0000m010131000c.html?inb=yt
大阪ダブル選:市長選確定得票数

  ●大阪市長選確定得票数●  

当  750813 橋下  徹<1>諸新

   522641 平松 邦夫(1)無現

1996名無しさん:2011/11/28(月) 23:40:58
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111129k0000m040085000c.html
大阪ダブル選:日テレ系列6局が投票終了前に当確流す

 27日に投開票された大阪府知事・大阪市長のダブル選で、日本テレビ系列の6局が、府知事に松井一郎氏、市長に橋下徹氏とする「当選確実」の速報テロップを、投票終了時刻の午後8時より前に誤って放送した。

 日本テレビ総合広報部によると、札幌テレビ放送(北海道)、テレビ岩手(岩手)、山梨放送(山梨)、広島テレビ放送(広島)、南海放送(愛媛)、テレビ大分(大分)の6局。午後8時を待って日テレから系列局に原稿を配信するところを担当者が機器の操作を誤り、午後7時56分に配信したのが流れたという。【長沢晴美】

毎日新聞 2011年11月28日 22時17分(最終更新 11月28日 22時33分)

1997チバQ:2011/11/29(火) 23:32:20
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111129-OYO1T00770.htm?from=main1

松井知事の会社が秘書に給与 政治資金規正法に抵触か
4年で2000万円 政治資金報告書記載なし
 松井一郎・大阪府知事(47)の秘書(35)と元秘書(30)が少なくとも2006年2月〜10年3月の間、松井知事が社長を務める同府八尾市の電気工事会社から給与の支払いを受けていたことがわかった。この間の給与総額は約2000万円とみられる。企業による秘書給与の支払いは政治家への寄付にあたるが、松井知事が支部長だった自民党支部の政治資金収支報告書には該当する記載がなく、政治資金規正法に抵触する可能性がある。

「秘書と会社、両方の仕事してもらっている」
 松井知事は読売新聞の取材に、「給与は会社が支払っている。私が議員と社長を兼ねており、2人には秘書と会社員の両方の仕事をしてもらっている。二つを明確に区分できない。収支報告書を修正するつもりはない」と話している。

 松井知事らによると、秘書は松井知事が府議選に初当選した03年4月頃、元秘書は06年2月から、それぞれ秘書業務に従事。元秘書は昨年、八尾市議選に出馬するため離職した。

 2人の給与は月約20万円で、同社から口座に振り込まれていた。2人は、同社に隣接する地元事務所に出勤し、秘書の名刺を所持。住民らの陳情に応じたり、後援会のあいさつ回りや松井知事の代理で葬儀に参列したりしていた。

 今回の知事選で、秘書は大阪市内の選挙事務所で松井知事の陣営を取り仕切り、元秘書は松井知事の選挙カーの運転などを手伝った。

 秘書は「選挙期間中は有給休暇扱い。会社で仕事をすることもある」と主張。元秘書は「身分はあやふや。事務所に出勤しており、他の社員に会うことはなかった」と話している。

 総務省によると、政治資金規正法では、政治家が会社員を秘書として雇い、給与を会社が負担した場合、社員がその会社の業務を行っていなければ給与は政治家側への寄付として扱われ、収支報告書に記載しなければならない。2人が秘書だった当時、松井知事は自民党府八尾市第1支部の支部長だったが、収支報告書に同社からの寄付の記載はなかった。

 松井知事は10年4月、橋下徹・新大阪市長らと大阪維新の会を結成し、同9月に自民党を離党している。

 企業による秘書給与の肩代わりでは、02年9月、塩川正十郎財務相(当時)が同府東大阪市の地元事務所に同居する同族会社に、同社社員を兼務する私設秘書の給与を支払わせていたことが判明し、塩川氏が代表を務める自民党支部が収支報告書を修正したケースなどがある。

 政治資金オンブズマン共同代表を務める上脇博之・神戸学院大教授(憲法学)の話「議員秘書という名刺で日常的に秘書活動をしていれば、『秘書はボランティア』と主張しても社会通念上、通らない。秘書給与の肩代わりは企業からの寄付として収支報告書に記載しなければならず、実質的に違法献金にあたる」

(2011年11月29日 読売新聞)

1998チバQ:2011/11/29(火) 23:33:02
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111290001

池田市長選 大阪維新の会は擁立せず
2011年11月29日

 大阪維新の会は、知事選に立候補した倉田薫前市長の辞職に伴う池田市長選への候補者の擁立を見送る方針を固めた。池田市長選は12月18日告示、25日投開票。維新の会ではダブル選の期間中、松井一郎新知事と争った倉田氏の地元での選挙に対して主戦論が強まり、擁立を検討していた。


 倉田氏は今年4月の市長選で5期目の当選を果たしたが、府内の首長らに推され、知事選に立候補した。府内の約半数の首長が支援に回ったが、松井氏に約80万票差で敗れた。


 倉田氏を推した首長らには今後の首長選で対立候補を立てられるのではないかとの警戒感がある。一方、維新の会は、知事選で松井氏の池田市での得票が倉田氏より1万票以上少なかったことや「候補者を立てれば報復に見られかねない」との慎重論が強まったことから、池田市長選の擁立を見合わせることにした。

1999チバQ:2011/11/30(水) 20:37:01
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111130/waf11113012370036-n1.htm

崖っぷち既成政党、大津市長選にも余波?
2011.11.30 12:33 (1/2ページ)[激動!橋下維新]
地域政党「大阪維新の会(維新)」が既成政党に圧勝した大阪府知事と大阪市長のダブル選の結果が他地域にも波紋を広げる可能性がある。告示まで間もなく残り1カ月を迎える滋賀県の大津市長選(来年1月15日告示、22日投開票)に立候補を予定して3陣営の関係者は「激震の余波」を敏感にかぎとっている。

 29日に正式に出馬表明した現職の目片信氏(70)は、「特段、私から申し上げることは何もない」とだけ述べたが、目片氏を推薦する方針を固めている自民党県連の石田祐介幹事長は「どこの都市でも既成政党を徹底して応援する人は減ってきているのでは」と分析。そのうえで、「組織票を固めたうえで、無党派層にどうPRするかがカギ。政策論争で戦っていきたい」と話す。

 一方、維新と同じ地域政党で、嘉田由紀子知事を支援する「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)と、民主、社民が推薦する弁護士の越直美氏(36)は無党派層の力に期待を込め、「地域政党は地元に密着し、市民目線で何が必要かを具体的に考えられるメリットがある。大津でも変化や閉塞感を打開できるよう全力を尽くしたい」と熱っぽく語った。

 また、共産党が推薦する医師の東昌子氏(48)は「福祉や教育などの分野にじっくりと取り組みたい」と地道に訴える姿勢を強調。東氏を擁立した市民団体「いのちとくらしを守る大津市政をつくる会」の長田茂事務局長は「浮動層が動いたのはこれまでの政治不信の反映」とし、「反原発、反TPPなど市民生活密着の課題に取り組み、無党派層だけでなく幅広く支持を集めたい」とした。

2000名無しさん:2011/11/30(水) 22:31:34
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2011/11/20111130_5174.html
政治資金8.1%増 県内昨年分
11月30日 20時00分[政治・経済]

 県選管は29日、政治資金規正法に基づいて県内の政治団体が提出した平成22年分の収支報告書を公表した。知事選、参院選など選挙が立て続いたこともあり、収入総額は18億9877万円(前年比8・1%増)、支出総額は13億1690万円(同6・7%増)と収支ともに前年を上回った。

 県選管に届け出ている727団体のうち674団体が提出し、提出率は前年比1・5減の92・7%。政党支部は21年は全て提出していたが、22年は2団体の提出がなかった。

 政党の収入総額は10億8491万円(同1・3%減)。内訳は、政治資金パーティーなどの事業収入が前年の3倍以上の1億123万円と大幅に増えた。政党別では、自民党(5億290万円、0・2%増)がトップ、以下、共産党(3億3668万円、1・7%減)、民主党(1億4798万円、6・1%減)、公明党(8421万円、2・6%増)、社民党(1312万円、12・4%減)など。支出総額は8億1090万円(5・3%減)で、内訳は選挙関係費が4876万円(71・5%増)、政治資金パーティー開催事業費が1620万円(71・2%増)と大幅に増えた。その他の政治団体は収入総額が8億1386万円、支出総額が5億599万円。収入上位団体では、仁坂吉伸後援会が21年に5位だったところを2位に順位を上げている。

2001名無しさん:2011/11/30(水) 22:37:20
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111300002
10年政治資金報告書を公表、収支とも減少
2011年11月30日

 府選管は30日付で、府内の政党支部や政治団体の2010年分の政治資金収支報告書を公表した。収入総額は93億4900万円で前年比6億5100万円(6・5%)減少し、支出総額も91億4800万円で同8億6600万円(8・7%)減少した。

 府選管は「主な選挙が参院選だけで、衆院選があった09年に比べて活動が少なかったのではないか」とみている。

 公表したのは、府選管に届け出た2783団体のうち9月末までに収支報告書を提出した2636団体分(提出率94・7%)。府選管のホームページや大阪市中央区大手前2丁目の府庁本館5階の府選管で、30日から閲覧できる。

 政党支部の収入は53億5800万円(前年比12・8%減)、支出は53億4100万円(同11・2%減)。収入のうち個人の寄付は15億4500万円(前年比0・2%増)とほぼ横ばいだったが、企業などの団体の寄付が3億2400万円(同23・1%減)、党本部などからの交付金も24億8千万円(同18・0%減)と落ち込んだ。

 政党別の収入は、共産26億6726万円(前年比0・02%減)▽自民10億6612万円(同35・8%減)▽民主8億5988万円(同10・5%減)▽公明6億8135万円(同12・5%減)▽社民4888万円(同28・0%増)▽みんな1412万円(同1395・8%増)▽たちあがれ日本1045万円(前年なし)▽新党改革1001万円(同)だった。国民新は未提出の支部があり、収支ともゼロだった。

2002名無しさん:2011/11/30(水) 22:37:58
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000001111300001
政治資金パーティー、収入増でも小口化傾向
2011年11月30日

 政治資金を集める目的で政党支部や政治家の後援会(政治団体)などが開いた2010年の政治資金パーティーの開催件数は125件(前年比22件増)で、統計を取り始めた1998年以降で最多となった。収入総額は8億8107万円で、過去最低だった前年より2億2734万円増えた。府選管は「収入総額はおおむね例年並みの水準。不況の影響などでパーティーの小規模化が続いている」とみている。

 パーティー券の販売で1千万円以上の収入があったり見込まれたりした大口の「特定パーティー」は、28団体が31件開催。前年より1億6386万円多い5億9322万円の収入があったが、金額は過去3番目に低かった。

 一方、特定パーティー以外の小口のパーティーは61団体が94件開催して2億8785万円の収入があり、件数・収入とも過去最多だった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板