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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1918チバQ:2011/11/10(木) 23:06:18
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111070003
大阪府知事選・大阪市長選


【なにわのあした】


なにわのあした(3)円高
2011年11月07日


年間2億本前後のねじを製造するという朝日押捻子製作所=東大阪市西堤楠町2丁目

 中小企業の街・東大阪市。国道308号近くの工場集積地にあるねじ製造会社「朝日押捻子(おしねじ)製作所」(同市西堤楠町2丁目)の工場では、何十台もの機械がうなりをあげる。工場内を見回りながら、後藤晴雄社長(61)はつぶやいた。「円高で仕事量が減っているのは確か。辛抱してやるしかないね」


 1ドル=70円台の「超円高」の影響で、8月上旬には大手造船会社からの発注がストップ。「海外製品に切り替える」が理由だった。「今に始まったことじゃない。ここ数年、歯が抜けるように一つ一つ仕事がなくなっている」


 製品を納めている他の取引先からも「輸入品に切り替えたい」「価格を下げてくれ」という声が次々上がっており、今年度下半期の月ごとの売り上げは上半期と比べて5〜10%減ると予測する。「中小企業が稼げないと大阪全体としても稼げないことを、府はわかっているんだろうか」


   ■    ■


 府によると、府内の中小企業(製造業なら資本金3億円以下または従業員300人以下)は約32万6千社(2009年7月現在)ある。全企業数に占める割合は99・6%(全国平均99・7%)にのぼる。


 府内の約1100団体が加盟する「府中小企業団体中央会」は毎月、90業種の各組合を対象に景気動向を調査している。景気が「悪化した」と答えた業種が「好転した」と答えた業種を40以上、上回る状況が続く。円高や欧州の経済危機の影響から、自動車関連の製造業で特に収益が悪化しているという。


 山口春夫専務理事は「円高の影響が見通せない不安から企業が設備投資に踏み切れず、景気の悪循環が深まっている」と指摘する。


   ■    ■


 府は昨年6月、中小企業診断士や税理士といった専門家を中小企業に無料で派遣し、経営相談に応じる制度を設けた。今年度も600件分(約6千万円)の予算を計上するが、申請は9月末までの半年間で約170件と伸び悩む。


 府経営支援課の担当者は「制度の周知不足に加え、本当に苦しい企業は経営を見直している余裕もない現状がある」と頭を抱える。


 東大阪市の西部にある板金加工会社。主力の工場設備部品は、円高の影響で国内業者への発注量が減っているという。「価格競争が激化し、給与カットなどで何とかしのいでいる状況だ」。そう話す60代の男性社長は、きめ細やかな経営指導が地元の中小企業には必要だと感じている。「技術屋は、ものづくりに必死で帳面に弱い人が多い。府が経営相談の制度を作ったのなら、もっと積極的に働きかけ、会社ごとの実情にあった経営指導をしてほしい」


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