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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1916チバQ:2011/11/10(木) 23:05:35
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000421111050001
大阪府知事選・大阪市長選


【なにわのあした】


なにわのあした(1)中学の昼食
2011年11月05日


富田林市立第二中学校の給食。スパゲティの日は注文する生徒が増える=富田林市新家1丁目

 午後0時10分。短縮授業で普段より20分早く昼食の時間が始まった。大阪市中央区の市立南中学校1階玄関わきで、配膳員の田中孝子さん(55)が、一人ひとりの生徒の名前を呼びながら、調理業者が作った弁当を手渡した。田中さんは大阪市教委が弁当づくりを委託している業者のパート従業員だ。


 脇にある机の上には、色とりどりの袋に入った手製の弁当も約10個並ぶ。繁華街に近い同校では、深夜まで働く保護者も多い。早朝に起きて弁当を用意できなかった時、後から学校に届けるのだという。


 「保護者にはできるだけ手作りするよう働きかけています。無理なら弁当提供があると。うまく機能しています」と紀井正澄校長。全校生徒約150人の1割強が業者の弁当を利用する。


 大阪市は全中学校で、1食280円の弁当を提供している。一部の中学校で実施していた給食は同和施策見直しの一環で2008年3月に廃止し、同年4月から民間業者が作る弁当を希望者が購入できる事業を段階的に始めた。現在、中学校給食の全面導入に向けて準備を進め、13年度から手製の弁当か給食を選べるようにする見通しだ。


   ■    ■


 ここ数年、府内であった選挙では、食育や給食は候補者たちに人気の公約だ。今回の知事・大阪市長のダブル選でも、複数の立候補予定者が中学校給食の導入を公約に掲げる。


 昨年、大阪市が実施した調査では、中学生の保護者の8割が給食の実施を望む。一方で、中学校給食の府内の普及率は全国最低の7・7%(09年度)だった。


 給食実施には、文部科学省の基準に従った調理室の建設などで多額の費用がかかる。そこで府教委は今年度から、全中学校での給食実施を目指し、あらたに施設建設をする自治体に費用の半額程度を補助する制度を設けた。5年間で246億円を見込む。


   ■    ■


 一方、実際に給食や弁当提供を始めた自治体の中には、利用率の低さが悩みの種になっているところもある。


 市内の全8中学校で希望者に校内で調理した給食を提供している富田林市。「より安心で温かい食事を」と、13億円をかけて07年から順次始めた。「配膳指導などを通じて教員と生徒の会話が増え、授業にもよい影響がある」と市立第二中の水本哲也校長。だが、利用率は市平均で3割弱。市教委は「喫食率向上が課題」として、年度内に原因を探る調査に乗り出す予定だ。


 弁当提供を00年から市内5中学校で始めた泉佐野市。当初6%台だった利用率は08年度には2%を切り、業者は「採算が取れない」と撤退した。市は業者側に負担がかからない方式に変え、別業者で再開した。市が中学生に聞いたところ「容器の受け渡しに手間がかかる」「自分だけ注文するのは恥ずかしい」との声があったという。


 高槻市も中学校で希望者に弁当を提供している。中学生の次男を持つ母親(46)は「完全給食になれば母親としては楽になる。でも、選択制だと息子が面倒臭がる」と話す。当初、何回か利用したが、今はほとんど注文していない。


 府内の自治体に弁当を納入していたある業者は「1校でまとまって注文があればいいが、利用が少ない。予算をつけて後は事業者に丸投げ、では普及しない」と指摘する。


   ◇


 27日投開票の知事・大阪市長のダブル選を前に、府内で今何が起きているのか、現状と課題を5回にわたり紹介する。
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