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商業・流通
635
:
千葉9区
:2009/07/17(金) 22:22:26
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200907130025a.nwc
【百貨店漂流】(上)常識破り商法 消費刺激 松坂屋・大丸 急ぐ抜本改革
2009/7/13
“小売りの王者”といわれた百貨店の凋落(ちょうらく)が著しい。長期的な「百貨店離れ」に歯止めがかからない中で、昨秋の世界同時不況が襲いかかり、各社とも経験したことのない売り上げの減少に見舞われている。2008年には、売上高でコンビニエンスストアにも抜かれた。生き残りに向け、店舗閉鎖や業態転換など抜本的な改革に動き出したが、出口はなお見いだせていない。
◆夏前に冬物セール
「季節はずれ品 冬物大処分コーナー」
6月中旬の松坂屋上野店(東京都台東区)。6階のセール会場は多くの買い物客でにぎわった。目玉は、最大8割引きを実現したセーターや毛皮コートだ。こうした“破格値”のセール品は狙い通りに飛ぶように売れ、セール2日目で売り上げ計画をクリア。最終的に目標の3倍以上の売り上げを記録した。
盛夏を迎える前の冬物セールは百貨店業界でも異例のこと。それでもあえて、この時期に冬物セールを行ったのは“破格値”を引き出すためでもあった。
衣料品メーカーはこの時期、秋・冬物の新作制作に向けて資金が必要になる。松坂屋はそこに目を付け、メーカーが在庫として抱えていた昨年の冬物をキャッシュで仕入れた。寝ていた在庫を現金化するメリットをメーカーに提供するのと引き換えに、仕入れ値を大幅に引き下げることに成功したのだ。
松坂屋の持ち株会社、J.フロントリテイリング(JFR)の担当者は「消費者の購買意欲を刺激するには、よほどのことをやらないと実際の消費に結びつかない」と話す。“異例”のセールは、現在の百貨店業界の窮状を如実に示している。
大丸梅田店(大阪市北区)は今年3月、紳士服専門店チェーンのはるやま商事の「パーフェクト・スーツ・ファクトリー(PSFA)プラチナ」を誘致した。初日から2日間で1000万円を売り上げるなど、大きな話題を呼び、3〜5月期も「目標を大きく上回る数字」(JFR広報・IR部)を達成したという。
◆紳士服で呉越同舟
百貨店にとって紳士服専門店は商売敵。だが、高級路線を突き進んできた大丸は、若者などの百貨店離れに歯止めをかける切り札として「PSFAプラチナ」を誘致したのだ。
JFRによると、売り上げ増とともに、客層の変化が早くも表れている。
店内にベビーカーを押す若いカップルや20代ビジネスマンの姿が目立つようになり、「今まで取り込めていなかった20代前半の客層が増えている」(同)のだ。こうした変化をとらえ、大丸梅田店の他のフロアでは、20代の顧客を意識した品ぞろえも始まっている。
「百貨店のビジネスモデルは歴史的な転換期を迎えている」(JFRの奥田務社長)。百貨店業界のほぼ一致した見方だ。
奥田社長は「市場対応力と高コスト体質という構造的な課題を解決しないと、景気が上向いても百貨店は浮上できない」と危機感を募らせている。“常識”に縛られていた百貨店が少しずつだが、未来に向けて動きだした。(百貨店取材班)
636
:
千葉9区
:2009/07/17(金) 22:23:09
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200907140064a.nwc
【百貨店漂流】(中)閉鎖、売却…再生への痛み 全国展開戦略 曲がり角
2009/7/14
「ありがとう」
最後の見送りのために整列する従業員たちに、買い物客からこんな声がかけられた。
今年5月6日に閉店した三越池袋店(東京都豊島区)。午後7時半の閉店時間を30分以上過ぎても名残を惜しむ客が店内にあふれた。この光景に目頭を押さえる従業員たち。51年の歴史を持つ老舗店舗の最後は、こうして幕が下ろされた。
「お客さまに、またお越しくださいといえないことがつらい」。閉店後、杉山潤治店長は寂しい思いを隠さなかった。
東京都心で大手百貨店の店舗が閉められたのは、2000年のそごう東京店(東京都千代田区)以来。そごうの後には家電量販店大手のビックカメラが入居したが、三越池袋店の後も家電量販店最大手のヤマダ電機が入る。三越池袋店の閉鎖は、小売業界での百貨店の立ち位置が激変していることを改めて知らしめた。
三越池袋店の閉鎖からわずか1週間後の5月12日。持ち株会社の三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、伊勢丹吉祥寺店(東京都武蔵野市)を来年3月に閉鎖することを決めた。
三越池袋店、同鹿児島店、ロビンソン百貨店札幌店、9月末での閉店を決めた西武百貨店札幌店…。不況を背景に、今年に入り百貨店のリストラは一段と加速している。
◆5万平方メートルが条件
三越伊勢丹HDの石塚邦雄社長は「投資して回収が見込める店舗は残すが、回収が不能ならば黒字でも閉鎖対象になる」と言い切る。さらに追加閉鎖についても「経営として(追加の閉鎖を)考えないことはあり得ない」と明言する。
J.フロントリテイリング(JFR)の奥田務社長は「都心の一等地で面積が5万平方メートル以上ないと、顧客を満足させられず、生き残れないだろう」と予測する。それ以下の面積になると、コストを含めて収益構造がまったく変わるという。実際、JFRも昨年末に愛媛県の今治大丸を閉店した。相次ぐ店舗閉鎖は、中途半端な規模で全国展開してきた店舗戦略が曲がり角に差しかかっていることを証明している。
◆セブン&アイが一石
店舗は閉鎖されるだけではない。今年2月、百貨店業界に激震が走った。セブン&アイ・ホールディングス(HD)が傘下のミレニアムリテイリングが抱えるそごう心斎橋本店(大阪市中央区)を、ライバルの大丸に売却することを決めたのだ。百貨店部門の立て直しが急務のセブン&アイHDと、隣接する大丸心斎橋店との一体運営で販売力を強化したいJFRとの思惑が一致した。ただ、そごう心斎橋本店はそごうの創業店で、いわば“本丸”。百貨店に新規参入したセブン&アイHDの判断は、歴史や文化を重んじる百貨店業界に一石を投じた。
経済状況やトレンドに対応したスクラップ&ビルドは小売業界に必須だが、百貨店はその歴史の重さもあって、とくにスクラップを先送りにしてきたことは否めない。かつてない消費不況は百貨店を窮地に陥れつつあるが、この苦境を逆手にとって魅力ある店舗を生み出せるかどうかが今後の競争力を決める。(百貨店取材班)
637
:
千葉9区
:2009/07/17(金) 22:24:19
↑下が見付からず。。。
638
:
とはずがたり
:2009/07/24(金) 05:47:25
ベスト電器、新宿高島屋店を閉店へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090723-OYT1T00814.htm
家電量販店のベスト電器(福岡市)がJR新宿駅南口の商業ビル「タカシマヤタイムズスクエア」にある新宿高島屋店を8月末をめどに閉店することが23日、分かった。
家電業界の競争が激化する中で九州地区に経営資源を集中させる狙いとみられる。同店(売り場面積約2500平方メートル)は2001年9月、首都圏の旗艦店としてオープンした。
(2009年7月23日23時30分 読売新聞)
639
:
千葉9区
:2009/07/24(金) 23:34:35
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090724/biz0907241130012-n1.htm
ユニクロ 相次ぎ百貨店へ出店 まず今秋、西武に
2009.7.24 11:29
衣料品専門店チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、大手百貨店に相次いで出店する。今秋をめどにセブン&アイ・ホールディングス傘下の西武百貨店に出店するほか、高島屋とも最終調整に入った。都心部の大型店展開を目指すファーストリと、販売不振の衣料品をテコ入れしたい百貨店側の思惑が一致した。
今秋開業するのは西武百の東戸塚店(横浜市戸塚区)。同店のモールに売り場面積1000平方メートル規模の店舗を出す。高島屋とは主力店舗のひとつである新宿店(東京都渋谷区)への出店で調整に入っている。早ければ年明けの開業を見込む。また、ファーストリは大丸と松坂屋を傘下に置くJ・フロントリテイリングとも交渉を始めた。
郊外を中心に出店してきたファーストリは、都心部の大型店へ出店戦略をシフトしており、好立地の百貨店に出店を打診していた。
640
:
千葉9区
:2009/07/24(金) 23:35:41
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090718/biz0907182000013-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】“早い、安い”海外ブランド続々上陸 勝ち組ユニクロ包囲網 (1/3ページ)
2009.7.18 20:00
“早い、安い”を売り物にした「ファストファッション」の海外ブランドが、続々と日本に上陸している。昨年9月のスウェーデンの「H&M(ヘネス&マウリッツ)」に続き、今年4月には米国の「FOREVER(フォーエバー)21」が進出。年末には米国の「アバクロンビー&フィッチ(アバクロ)」が乗り込んでくる。迎え撃つのは、不況下でも最高益更新を見込む“勝ち組”のユニクロだ。「ジャンルが違う」とはいえ、世界ブランドへの飛躍を狙うユニクロとしては、おひざ元で負けるわけにはいかない。
“黒船”来襲
平日午前10時の東京・原宿。フォーエバー21の日本1号店の前には、若い女性たちが早くも長蛇の列を作っている。開店は午前11時だが、歩道の混雑を避けるため、4月29日のオープン以降、毎日100人程度が並んだ時点で店を開けている。1日平均の来店客は1万6000人に達する。
「100ドルで服からバッグ、アクセサリー、靴まで全部そろう」。1984年に米ロサンゼルスで創業した同社のコンセプトだ。西海岸を中心に張り巡らした提携会社が持ち込んでくる最先端のファッションを短期間で商品化。米国のほか、世界13カ国で展開する約460店舗には、ほぼ毎日のように新作が並び、客を飽きさせない。
早さと安さからファストフードをもじり、「ファストファッション」と呼ばれるブランドの代表格だ。
日本1号店は全5フロアで530坪の大型店。中心価格帯は1500〜3000円。1万円あれば流行のファッションで身を固めることができる。
「昨年開設した韓国店の来店客の8割は日本人。品質に厳しいお客さまにも満足いただける」。創業者で韓国系米国人のドン・チャン会長はオープニングの会見で、胸を張った。
他人のふんどし作戦
同店の隣は、H&Mの原宿店。日本初上陸となる昨年9月の銀座店に続き、11月にオープンした。世界33カ国で約1700店を展開し、売上高1兆2000億円超を誇るファッション界の“巨艦”だ。
その集客力は「広告宣伝を行わないフォーエバー21が、H&Mのお客を取り込もうと、あえて隣に出店した」(同社関係者)といわれるほどだ。
“最後の大物”といわれるアバクロも東京・銀座に全11フロアの大型旗艦店を12月中旬にオープンする。ハリウッドスター御用達の普段着として知られ、姉妹ブランドを含め世界で約1100店を展開する。
世界制覇の試金石
「この不況下で、消費者の目をファッションに向けさせた海外ブランドのパワーは侮れない」
ユニクロを展開するファーストリテイリング(FR)は9日に平成21年8月期の営業利益予想を過去最高の1080億円に上方修正するなど国内では敵なしだが、危機感を隠さない。
海外勢はいずれも、流行のファッションを得意としているの対し、ユニクロはベーシックなカジュアルウエアが持ち味で、「すみ分けは十分に可能」との楽観論もある。
だが、そのビジネスモデルは、製品の企画から製造、販売まで自ら手掛ける「SPA(製造小売り)」という同じ土俵の上に立っている。値ごろ感のある価格と商品投入の早さで成功している点も同じだ。
国内では出店計画のバッティングも予想される。
フォーエバー21のドン・チャン会長は「100店は出したい」と意欲を示し、都市部で売り場面積が500坪以上確保できる場所を探しているという。
ユニクロも4月に500坪以上の大型店を3年以内に200店舗に増やす方針を表明しており、好立地の争奪戦に発展する可能性は否定できない。
なかでも、激戦区となりそうなのが銀座だ。ユニクロはすでに2店を構えるが、「まだまだ出店の余地はある」ともくろむ。H&Mとアバクロの出店により、高級ブランドがひしめく銀座の街で、ファストファッションが威信をかけて激突する。
「売上高1兆円超の世界ブランド」が、FRの柳井正会長の悲願。その達成のため、ユニクロの海外展開を加速させると同時に、海外有力ブランドの買収も狙っている。今後、進出を本格化させる先々の国で、先行する海外ブランドが立ちふさがる。
包囲網を敷く海外勢を本拠地で撃破できるのか。ユニクロの世界制覇を占う“試金石”となりそうだ。(徐暎喜)
641
:
千葉9区
:2009/07/24(金) 23:36:38
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200907240011.html
大阪の百貨店、いつでもセール 増改築で「売りつくし」(1/2ページ)
2009年7月24日
大阪の百貨店で、安売りセールが常態化している。顧客をひきつけようと、季節ごとのバーゲンに加え、増床や建て替え工事を前にした売り尽くしセールを何度も繰り返しているためだ。多いところではこの1年で営業日の2日に1度が「セール中」。ただ、販売不振の打開にはつながっていない。
大丸梅田店(大阪市北区)には今、「全館全力売りつくし」の真っ赤な帯が売り場中に張り出されている。6月中旬から始めた夏のバーゲンから日をあけずに今月11日から始めたセールだ。11年春の増床を前に昨年7月から繰り返し行っている。今回は3度目で8月25日まで続ける。
「百貨店ではあり得ない破格の値段」(梅田店広報)という千円と2千円の衣料品を計5千点そろえた。だが、客の反応はいま一つ。大阪市内に勤務する女性会社員(35)は「それなりの(安い)商品だと思うので、だったらユニクロでいい。百貨店にそんな質の商品は求めていない」。
大丸側は、「6月の出だしは好調」(広報)という。それでも、6月も売上高は前年同月比8%減。入店客数は同15%増だったが、売り上げ減が止まらない。
一番極端なのは、14年に日本最大級の売り場面積を持つ百貨店に建て替える近鉄百貨店阿倍野本店(大阪市阿倍野区)だ。07年11月から「建て替え前の売りつくし」を計9回実施している。ほかにも「建て替え期間中のご愛顧に感謝を込めて」と銘打ったセールや、夏のバーゲンも行っており、1年間のほぼ半分はセールを実施している。
近鉄百は「飽きられる心配もないわけではないが、それより手軽な商品をそろえ、お客さまに喜んでほしい」(広報)と話す。一方で店を訪れた50代の女性客は「しょっちゅうバーゲンしてるけど、バーゲンて書いてあるだけで安いと感じない」と辛口だ。
11年春に増改築工事を終える高島屋大阪店(大阪市中央区)も「増築・改築前の全館感謝の大バーゲン」を07年10月から計6回実施。12年の完成を目指して建て替え工事を進める阪急うめだ本店(同市北区)も、5月末から「生まれ変わりの売りつくし」を断続的に展開中だ。
百貨店の担当者からは「お客さまが安売りに慣れてしまったら、以前の価格帯では到底やっていけなくなる」との不安の声も出ている。(佐藤亜季)
642
:
千葉9区
:2009/07/24(金) 23:37:33
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090722ddm008020125000c.html
百貨店売上高:落ち込み最悪 今年上半期11%減、大都市圏苦戦
◇抜け出せない「高コスト体質」
日本百貨店協会が21日発表した09年上半期(1〜6月)の全国百貨店売上高は、前年同期比11.0%減と過去最悪の落ち込みになった。消費低迷に苦しむ小売業界の中でも、高価格帯の衣料品や海外ブランドへの依存度が高い百貨店の苦境を浮き彫りにした。【秋本裕子】
これまでで減少幅が最大だったのは、バブル崩壊後の消費不況の影響を受けた93年上半期の6・8%減。今年上半期の売上高総額は3兆2133億円で、91年のピーク以来縮小している市場規模が初めて7兆円を割り込みそうだ。
地域別では、トヨタ自動車関連など法人需要の落ち込みが大きい名古屋地区が12・1%減、海外ブランドなど高額品の割合が高い東京地区が11・9%減、大阪地区が11・6%減など大都市圏の苦戦が目立った。
6月単月の売上高が前年同月比8・8%減と、5カ月ぶりに1ケタ台の減少にとどまり、同協会は「改善の兆し」と説明する。夏物セール前倒しもあり来店客数には下げ止まりの兆しもあるが、客単価の落ち込みはそれ以上で、全体的な消費抑制に歯止めがかかったとは言えない。
百貨店各社は10月、業界横断で初の共同販売促進活動を行うほか、コピー用紙など備品の共同調達にも乗り出す。激しい顧客争奪戦を繰り広げてきたライバル同士が手を組む異例の試みだが、業界を取り巻く環境の厳しさを物語っている。ユニクロなど「低価格・高品質」の専門店に客足を奪われ、特有の高コスト体質から抜け出す手立ても見えない。
◇コンビニ黄信号、先月マイナスに
一方、日本フランチャイズチェーン協会が21日発表した6月の全国主要コンビニの売上高は既存店ベースで前年同月比2・3%減の6059億円と、14カ月ぶりにマイナスに転じた。来店客数は2・6%増と15カ月連続で増えたが、客単価が4・8%減少した。たばこ自販機用成人識別カード「タスポ」の導入で、カードを持たない喫煙者が来店する「タスポ効果」がなくなる7月以降はマイナス幅が拡大するのが確実で、小売業界では「勝ち組」とされてきたコンビニにも黄信号がともっている。
644
:
荷主研究者
:2009/07/27(月) 23:22:53
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20090626302.htm
北陸の経済ニュース 2009年6月26日04時48分 北國新聞
大型書店のリブロがリファーレから撤退 来月末に閉店、エムザ店は「未定」
金沢市の再開発ビル「リファーレ」に入居している大型書店「リブロ金沢店」が、7月末で閉店する見通しとなった。8月末で5年間の契約期限を迎えるが、契約を更新しない。金沢では昨年9月に香林坊109から中田図書販売(富山市)の書店が撤退、郊外の巨艦店に押され、市中心部の大型書店が次々と消えている。
リブロ(東京)は2004年9月にリファーレに金沢店を開業。同店によると、現在は1、2階の2フロアで展開し、蔵書は4〜5万冊、専門書が充実した市中心部では指折りの大型店だった。
ただ、金沢駅と武蔵ケ辻の中間に立地し、集客が難しかったという。ここ数年、金沢の郊外には富山や福井資本の巨艦店が相次いで進出しており、店側は「地元の書店のようにかわいがってもらったが、郊外の大型店との競争もあって運営は楽ではなかった」とする。
リブロは、金沢市のめいてつ・エムザの地下1階にも出店している。リファーレが撤退すれば、北陸で残るリブロの店舗はエムザ店だけとなる。エムザ店も閉店するかどうかについて、リブロ側は「未定」とし、エムザ側は「コメントできない」としている。
リファーレは開業時、1、2階に駸々堂の書店が入居。その後、エムザが直営で書籍や輸入ブランド品を販売していたが、04年に撤退し、リブロが入居した経緯がある。金沢市によると、リブロ撤退後の後継テナントはまだ決まっていないという。
645
:
荷主研究者
:2009/07/28(火) 00:09:36
http://kumanichi.com/news/local/main/20090708006.shtml
2009年07月08日 熊本日日新聞
熊本市中心部の小売り販売額、平成以降37%減
熊本市中心部の小売業の年間商品販売額が「平成」になって以降、4割近くも落ち込んでいる実態が同市のまとめで分かった。主要道路沿いに駐車場を備えた各種専門店が増えたのに加え、大型ショッピングセンターが相次いで立地したことが影響したとみられる。
国が5年置きに実施する商業統計=1997(平成9)年までは3年置き=を基に、同市内分をまとめた。
それによると、市が中心市街地活性化エリアとする城東、慶徳、五福、一新、碩台、古町、春日の7校区の2007年調査の販売額は1729億円。91(平成3)年の2759億円から37・3%減少した。
一方、中心部以外では5333億円から6008億円と12・7%増えており、買い物の場の郊外への拡散傾向がくっきり。市中心部が占める割合も91年の34・1%から22・3%に低下した。
ただ、07年調査をその前回の02年調査と比べると、市域全体の販売額は7737億円と4・2%減っている。特に中心部は11・6%減と大きく落ち込んだ。
この期間は、同市に隣接する地域で、04年6月に「ゆめタウン光の森」(菊陽町)、05年10月に「イオンモール熊本クレア」(嘉島町)の大型ショッピングセンターが相次いで開業しており、その影響が大きいとみられる。市都心活性推進課は「イベントだけではなく、人を呼び込む新たな魅力アップ策が課題」としている。
07年調査の商店数は中心部が1310店、中心部以外が4611店。前回調査より9・0%、13・8%それぞれ減っており、周辺商店街の減少割合が大きい。(前田克)
646
:
千葉9区
:2009/08/09(日) 13:49:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090805/CK2009080502000063.html
『川崎の顔』立て直しへ さいか屋私的整理 長期低落傾向止められず
2009年8月5日
さいか屋(川崎市川崎区)が、私的整理の手法である「事業再生ADR」の申請を発表した四日、市内に衝撃が走った。「当面、店舗営業に変更はない」(同社経理部)とするが、川崎を代表する百貨店の自力再建断念に、地元の動揺は大きい。 (堀祐太郎)
横須賀市で創業した同社は、一九五六年に川崎区で百貨店を開業。以来、川崎の顔として広く親しまれてきた。
岡本康英社長が今年三月末まで川崎商工会議所副会頭を務めるなど、同社は地元経済をけん引。だが、多くの百貨店と同様、バブル期を境に「長期低落傾向を歩んでいる」(同部)。
今年三〜五月には早期退職者を募集。パートを含め約二百人の従業員が削減されたが、経営悪化に歯止めがかからなかった。
二〇〇六年九月にJR川崎駅西口で大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」が開業したことで、東口のさいか屋も「長期的にじわじわと影響が出てきた」とした。
同社の経営難に、川崎区南町の無職工藤裕司さん(60)は「食料品売り場を毎日利用している。駅前にあった百貨店『小美屋』のようにつぶれてしまったら寂しい」と不安げに話した。
647
:
荷主研究者
:2009/08/09(日) 22:48:49
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090716t22017.htm
2009年07月16日木曜日 河北新報
中三とイオン 資本提携解消
青森、弘前、盛岡の3市で百貨店を展開する中三(青森市)と、イオンが資本提携を解消したことが15日、分かった。
中三によると、同社筆頭株主のイオンが、保有していた210万株すべてを12日までに創業家の中村せつ氏に譲渡した。
同社とイオンは1994年、資本・業務の両面で提携。97年10月、秋田市のショッピングセンター「イオンモール秋田」内に中三秋田店を出店した。
画期的な郊外型百貨店として注目を集めたが、消費減退などによる業績悪化を受けて2008年10月に閉店し、業務提携を事実上、解消した。
中三が撤退した売り場は今年4月、専門店街として新装開店している。
中三は「秋田店の閉店で、提携した当初の目的がなくなった。解消による業務への影響はない。現在の3店舗に経営資源を集中させる」と説明している。
648
:
荷主研究者
:2009/08/09(日) 23:40:41
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/176607_all.html
2009年07/11 08:54、07/11 13:16 北海道新聞
ベスト電器札幌駅から撤退 西口店を来年3月末までに閉店
来年3月末までの閉店が明らかになったベスト電器札幌駅西口店
家電量販店大手のベスト電器(福岡市)が、JR札幌駅高架下の札幌駅西口店(札幌市北区北6西5)を来年3月末までに閉店することが、10日分かった。同駅周辺はビックカメラやヨドバシカメラなどの大型家電量販店が集積する激戦区で、競争激化による営業環境の悪化が閉店理由とみられる。
同店は2001年5月、隣接地に移転したヨドバシカメラ旧札幌店跡に開業。一部2階建て売り場面積4200平方メートルで、直営店とフランチャイズ店を合わせた道内72店舗のうち最大規模という。
しかし、隣接地に同1万1800平方メートルのヨドバシカメラ、駅東側には同1万4千平方メートルのビックカメラが競合しているうえ、6月中旬に駅南西約1キロに同8400平方メートルのヤマダ電機札幌本店が開業。大型家電量販店同士の競争が一段と厳しくなっていた。
ベスト電器経営企画部は「撤退するかどうかはコメントできない」としている。
しかし、建物を管理する不動産管理会社によると、ベスト電器から来年4月以降の賃借契約の更新をしないとの申し出があったといい、「現在、後継店舗を探している」としている。
649
:
荷主研究者
:2009/08/12(水) 17:17:45
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/109511
2009年7月17日 17:32 西日本新聞
飯塚井筒屋跡に小型店 9月以降、本体が直営
井筒屋(北九州市)は17日、8月末で閉店する飯塚井筒屋(福岡県飯塚市)の後継として、9月以降、本体直営の小型店(サテライトショップ)を出店する方針を固めたことを明らかにした。4階建ての現店舗のうち、1階を菓子などの食品やギフト、2階に化粧品や婦人服を入れ、営業面積は現在の約半分の2000平方メートル程度になるという。
これまで井筒屋は、飯塚井筒屋について「百貨店としては閉店するが、建物の活用方法は検討中」としてきた。景気低迷でテナント入居のめどが立たず、自社グループで店舗運営を目指すことにしたとみられる。
新しい小型店は、飯塚井筒屋の2階にある化粧品売り場をそのまま活用。婦人服なども品ぞろえを大幅に縮小して一部を残す。1階の食品売り場は贈答用を中心にする見通し。
井筒屋のサテライトショップは、筑豊地区では直方市や田川市にある。また、これまで百貨店を閉店した大分県中津市や福岡県大牟田市にも設けている。
一方、飯塚井筒屋では17日、「さよならセール」が始まった。午前9時半の開店前から約500人の列ができ、多くの買い物客でにぎわった。
=2009/07/17付 西日本新聞夕刊=
650
:
荷主研究者
:2009/08/12(水) 17:38:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/112116
2009年7月30日 06:35 西日本新聞
民事再生 九州最大手の書店 明林堂の支援決定 高松「宮脇」
民事再生法手続き中の九州最大手の書店チェーン明林堂書店(大分県別府市)を、全国に書店を展開する宮脇書店(高松市)グループが支援することが29日、分かった。両社とも郊外店が多く、全国に店舗網を持つ宮脇書店のノウハウを生かして経営再建を進める。
同社のグループ会社が明林堂の全株式を取得して事業を引き継ぐ。
明林堂は現在、九州や中国地方で約80店の書店を展開。宮脇書店は全国に約320店を持つが、九州では約10店と手薄で競合も少なく、支援に乗り出すことを決めた。
不採算店の閉鎖は極力避け、経費削減などで黒字化を図りたい考え。同社の宮脇富子会長は「お客さまや雇用に貢献する地域の本屋として役立ちたい」と話した。
明林堂書店は1982年に創業。ピーク時の2001年9月期には120店を展開し、売上高は約211億円に上った。だが、近年は競争激化や若者の書籍離れで売り上げが低迷。中古ゴルフショップや焼き肉店にも参入したが振るわず、07年9月期の売上高は約163億円に落ち込んだ。
借入金も100億円超に膨らみ、昨年8月、大分地裁に民事再生法の適用を申請していた。申請時の負債総額は147億円。
宮脇書店は1877年創業の老舗書店で、店舗数は国内最大。年間売上高は非公表。
=2009/07/30付 西日本新聞朝刊=
651
:
荷主研究者
:2009/08/12(水) 18:39:37
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20090807000101
2009/08/07 09:57 四国新聞
トキワ街に新施設続々/空き店舗率改善の兆し
高松常磐町商店街(トキワ街)で、商店街復興への挑戦が盛り上がっている。今年に入り、香川大の学外交流拠点「ミッドプラザ(MP)」や娯楽情報発信基地「ブリーザーズスクエアトキワ(ブリスク)」、家族連れが利用できる交流スペース「かわらっこ」などが相次いでオープンした。同商店街振興組合(野沢道雄理事長)などが本格的に復興に乗り出して約2年。高松中央商店街で最も高い空き店舗率に改善の兆しが見えるなど成果が現れている。
トキワ街は最盛期の20年ほど前、1日5万人以上の買い物客でにぎわった。が、大型小売店の閉店などで空き店舗が広がり、人通りも徐々に減少。ここ数年は最盛期の10分の1程度にまで落ち込んでいるという。
こうした状況を重く見た同商店街振興組合は2007年8月、南新町、田町の両商店街や高松天満屋、琴電などと瓦町駅周辺の活性化策を検討するまちづくり協議会を設立。駅周辺の新たな楽しみ方を発信しようと、同12月から広報誌「瓦版(かわらばん)」の配布を始め、08年5月には将来ビジョンを策定した。
これと並行して、高松市も高松中央商店街南部地域のあり方を検討。高松中央商店街の空き店舗を対象にした助成制度を市単独で始めたほか、トキワ街に若者の往来が多いことに着目し、大手レコード会社などと協力して最新の音楽やファッションの情報を提供するほか、香川県内アーティストらによる「香川発の文化」の発信を目指すブリスクを09年7月に整備した。
こうした取り組みが奏功し、トキワ街には08年10月以降、8店が新規出店。同6月末時点で過去最低の36・5%を記録した空き店舗率は、同12月末時点で31・3%に改善し、市は「今年6月末は若干だがさらに回復が見込める」と話す。
野沢理事長は「『商店街が盛り上がっている』と声を掛けられるようになった」「出店検討者を募った空き店舗ツアーを地主らと連携して開催するなど、それまでまとまりに欠けていた商店街に一体感が生まれている」と、ここまでの取り組みをおおむね評価。一方で「商店街復興は、人通りの回復と、各店の売り上げ増の“両輪”がそろってこそ成功。ここからは、各店が仕掛けを売り上げに結びつける努力も必要」と強調する。
加えて「人通りの回復も、まだ手を休める時期ではない」とも。デートスポットになるような新たな仕掛けや、お年寄りの憩いの場の確保などを計画中で、さらなる復興へ余念がない。
652
:
千葉9区
:2009/08/12(水) 21:44:41
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090808ddlk13010220000c.html
’09衆院選:ルポ・地域の課題を追う 大型店進出に不安 /東京
◇高齢者に不可欠な商店街
敷地に入ると、方向感覚を失った。計3216戸。等間隔で並んでいるアパート棟がどれも同じ建物に見える。7月、東久留米市の滝山団地を訪ねた。
返り梅雨を思わせる曇り空の下、団地住民の浜野としこさん(80)は、自宅から約200メートル離れた商店街「滝山中央名店会」に向かって歩いていた。
5年ほど前、血管を広げる心臓手術をした。歩くと胸に息苦しさを感じる。重いものは持つなと医者に注意されているが、1日1回の買い物は欠かせない。この日は生鮮食品店2店をはしご。両手に買い物袋を下げ帰途に就いた。自宅は3階。手すりにすがって33段の階段を何とか上りきった。「大型店なんてできても行けませんよ。商店街が無くなったら、飢え死にする」
団地自治会のアンケートでは、08年現在、世帯主の63%が65歳以上の高齢者。商店街の存続は、買い物もままならないお年寄りの死活問題でもある。
東久留米では高度経済成長期、団地の建設が相次ぎ、セットで商店街が形成された。店々に行列ができた時代もあったが、住民の高齢化とともに、かつてのにぎわいは消えた。
追い打ちを掛けるように持ち上がったのが、イオンショッピングセンターの誘致構想だった。野崎重弥市長は既存商店への悪影響を認めながらも、出店計画を後押しする。「税収を支えてきた住民が一斉にリタイアしている。税収構造の改善をやる時がきた」。06年度、市の市民税収は約156億円。ピーク時の93年度より1割減った。労働人口の減少が要因の一つという。
「出店に反対いたします」。06年5月、市内で開かれた商店街活性化対策の会議。商店街への補助金制度を説明するこの場で、市側はイオン出店をさらりと切り出した。滝山中央名店会の小島洋八郎理事長は、すかさず声を上げた。
年中無休、安売り、24時間営業−−。大型店やチェーン店の攻勢に、小島理事長は先が見えない不安を感じている。「このままでは、みんなやられてしまう」。イオン出店は脅威だ。しかし、反対するほか打開策が見いだせない。
ある地元商工会幹部は、衆院立候補予定者の集会に参加し、こう嘆いた。「補助金が欲しいんじゃない。小さな商店が、これからの時代を生き抜くすべを政治は示してほしいんです」【山本将克】
==============
■ことば
◇東久留米市のイオンショッピングセンター計画
滝山団地から東に約2キロの銀行グラウンド跡地(東久留米市南沢5)に、地上4階建ての大型商業施設を呼び込む計画。開店予定は11年春で、市は3億円の税収増を見込んでいる。中心市街地の空洞化を食い止めるため、都市計画法では大型店の出店を「商業地域」などの3地域に限定している。今回の予定地は出店の規制対象となる地域だが、市は同法に基づく「地区計画」を策定し、商業施設の建設を可能にする措置を取る方針だ。
〔都内版〕
653
:
千葉9区
:2009/08/15(土) 23:04:16
ミニストップに変えますか?
http://www.asahi.com/business/update/0813/TKY200908120346.html
セブンイレブン、値引きした店に契約解除通知
2009年8月13日5時37分
コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンが、弁当などの値引き販売をしている東京都内の加盟店主に対し、フランチャイズ契約の解除を通知したことが分かった。セブン側は「値引きが理由ではない」としているが、店主は不服だとして、近く東京地裁に地位保全を求める仮処分を申請する方針。
契約を解除されたのは八王子南口店(八王子市)を経営する増田敏郎さん(60)。値引き販売をする店主らでつくる組織の中心人物の一人だ。
本部側は契約解除の理由について、会計処理や弁当の鮮度管理などの点での契約違反に加え、来店した本部社員との話し合いの様子を勝手に撮影してテレビ番組に提供した「背信行為」を挙げ、書面で来年9月1日付の解除を通知した。
一方、増田さんは「問題点は本部の指示通り改善してきた。値引き販売を認めるように活動してきたことへの報復としか思えない」と話している。
セブンは今月5日、値引き販売を不当に制限したとして、公正取引委員会から出された排除措置命令を受け入れたと発表している。
654
:
千葉9区
:2009/08/16(日) 18:44:37
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200908140210.html
日本の百貨店、中国への店舗展開を加速 富裕層がねらい
2009年8月14日15時57分
日本の中国語ニュースサイト「日本新華僑報網」によると、日本のデパートは最近、中国の富裕層への注目を高めている。三越伊勢丹ホールディングスはこのほど、中国での店舗拡大を進めることを決定した。「環球時報」が伝えた。
三越伊勢丹ホールディングスは、日本を代表する百貨店である三越と伊勢丹によって08年4月1日に設立された。同社は2014年までに、中国大陸部に5店舗を新設し、店舗数を10店に増やす計画だ。大陸部での事業を統括する持ち株会社を年内に設立する計画もある。高級商品市場が急速に成長している中国を海外事業の中心に据える構えだ。日本国内の消費市場が低迷しているのを受け、日本のデパート・スーパー・コンビニなどが中国市場をターゲットと始めている。
三越伊勢丹ホールディングスは、中国に新設する店舗の面積をいずれも3万平方メートル前後と定め、大型デパートの代表としての地位を現地で得ることを目指している。開業後は、日本のデパートと同様、高級ブランドを販売し、中国の富裕層を顧客として引き付ける計画だ。(編集MA)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090814-OYT1T00020.htm
伊勢丹が上海に大型店、11年開業目指す
伊勢丹は13日、中国・上海に売り場面積3万平方メートル級の大型店を出店する方針を明らかにした。早ければ2011年の開業を目指す。
百貨店各社は日本での伸び悩みから、中国を成長の「主戦場」と位置付け、進出計画が相次ぐ。伊勢丹は東京・銀座の百貨店並みという「旗艦店」を出店することにより、中国展開で圧倒的優位に立つ狙いだ。
新店の広さはおおむね、東京の松屋銀座店(3・2万平方メートル)に迫る。日本勢で唯一、中国に百貨店を出している伊勢丹としても過去最大級だ。天津でも10年末をめどに、地元企業との合弁で新店舗を開くことで大筋合意している。実現すれば天津に2店、上海で新店を含め2店、成都、瀋陽で各1店の計6店舗となる。
中国では、高島屋も12年までに上海に4万平方メートル級の店舗を出す計画を公表している。
(2009年8月14日03時04分 読売新聞)
657
:
千葉9区
:2009/08/20(木) 22:28:23
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20090820-OYT8T00650.htm
伊藤忠がam/pm買収交渉
コンビニ業界再編も
コンビニエンスストアのエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の売却交渉で、親会社のレックス・ホールディングスが、売却先として大手商社の伊藤忠商事を軸に調整に入ったことが20日、明らかになった。
伊藤忠はコンビニ3位のファミリーマートをグループに抱えており、am/pmとの協業で相乗効果を見込んでいる。コンビニは国内の出店余地が乏しく、今後の少子高齢化に伴い業績の低迷が予想されている。レックスと伊藤忠の交渉が、大規模な業界再編に結びつく可能性がある。
am/pmとファミリーマートの協業が実現すれば、国内店舗数が計8600店舗、2008年度の売上高は単純合計で約1兆4500億円となる。1位のセブン―イレブン・ジャパンの約1万2000店舗に次いで、2位のローソンの約8600店舗、約1兆5000億円に並ぶ。
伊藤忠は買収後もam/pmの店名は残したまま営業を続ける考えだ。店舗数が増えるため商品を調達する際の価格交渉力が高まるほか、伊藤忠グループの物流効率が上がる効果を見込んでいる。
一方、首都圏を中心にam/pmとファミリーマートの店舗が近接する地区も多いことから、不採算や老朽化した直営店の一部を閉鎖するなど、費用がかさむ可能性もある。
am/pmを巡っては、2月にローソンが145億円で買収することでいったん基本合意した。しかしその後、am/pmの商標権を保有する米エーエム・ピーエム・インターナショナル社との調整などで難航し、5月に破談になった。
レックスは交渉を仕切り直し、新たな売却先の選定を進めていた。これまでに伊藤忠のほか、国内外のファンドやドラッグストアなどが候補に浮上したが、20日時点では伊藤忠1社に絞られている模様だ。
ただ、伊藤忠側は買収額として100億円前後を視野に入れているとみられ、レックス側の考えとは開きが大きい。閉鎖店舗の選定方法や費用負担などに関しても、詰めの交渉はこれからだ。
レックス側は当初、8月中の売却先決定を目指していたが、有利な条件を引き出すために交渉期限を延期する構えをみせている。このため、伊藤忠との交渉が暗礁に乗り上げれば、新たな候補が浮上する可能性も残る。
(2009年8月20日 読売新聞)
658
:
荷主研究者
:2009/08/23(日) 21:25:21
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908210014.html
'09/8/21 中国新聞
広島スカラ座が9月に閉館
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1スクリーン当たりの客席数が中四国地方で最多の映画館「広島スカラ座」(広島市中区)が、閉館することが20日分かった。9月6日に最終日を迎える。スクリーンを多数備えたシネコンが広島都市圏に相次いで進出した影響で、既存の映画館が相次いで姿を消している。
9月3〜6日は「さよなら興行」をする。一作品としては過去最多の約7万人を動員した「ラストサムライ」を1日3回、特別上映する。料金は一律500円。
広島スカラ座は1966年4月、中区の福屋八丁堀本店南側に開館。2003年8月、閉館した広島朝日会館跡へ移転し、828席を備える最大規模の映画館となった。年間入場者数のピークは1990年代半ばで、約10万人だったが、ここ数年は4割程度まで減っていたという。
岡本紀久雄社長(62)は「シネコンの台頭で入場者が分散した。従来の映画館が閉じるのは全国的な流れ。大ヒット作にも恵まれず、運営が難しくなった」と説明。43年の歴史を閉じる決意をした。
広島都市圏では1997年、初のシネコンのワーナー・マイカル・シネマズ広島(南区)が開館。現在は計5施設が営業する。シネコン進出以降、既存の映画館は99年の広島リッツ劇場をはじめ計6館が閉館した。スカラ座閉館後は、計10館が営業を続ける。
【写真説明】閉館する広島スカラ座。市中心部のスクリーンがまた一つ消える
659
:
荷主研究者
:2009/08/30(日) 17:56:11
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/20090826t72007.htm
2009年08月26日水曜日 河北新報
イオン・東北の4社 仕入れ部門来月統合
イオンは25日、子会社4社の仕入れ部門を9月に統合すると発表した。4社はジャスコを運営するイオンリテールの東北カンパニー(仙台市)、マックスバリュ東北(秋田市)、イオンスーパーセンター(盛岡市)、ホームセンターのサンデー(青森県八戸市)。
商品仕入れ強化と業務効率化が狙い。東北は全国に先駆けた試みで、モデルとして実施する。仕入れネットワークが広がることで、これまで約50%だった食材などの地元調達率を1年で60%程度に引き上げることができ、地元食材の販売促進につながるという。
東北産の米や加工品を使ったプライベートブランド商品を共同開発し、4社で販売することも検討する。
イオンリテール東北カンパニー内に「イオン東北商品部」を設け、4社の仕入れ担当者計約50人を出向させる。これまではイオンが全国一括の仕入れをする以外は、グループ各社が個別に商品を仕入れていた。効率化でコスト減も図る。
仙台市内で記者会見したイオンの岡内祐一郎執行役グループ戦略責任者は「地元密着を進めると同時に、東北の商品を全国に発信できる」と話した。
今回の取り組みが成功すれば、全国でも同様に仕入れ統合化を進める方針。4社は東北で計222店を展開し、年間売上高は計3900億円。
661
:
荷主研究者
:2009/08/30(日) 18:40:40
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908260023a.nwc
2009/8/26 Fuji Sankei Business i.
松坂屋岡崎店を来年1月に閉鎖
大丸と松坂屋の持ち株会社、J・フロントリテイリングは25日、傘下の松坂屋が岡崎店(愛知県岡崎市)を来年1月末に閉店する、と発表した。近隣に大型商業施設の開業が相次いだことで客足が遠のき、売り上げの回復が見込めないと判断した。
従業員93人のうち、正社員42人は他店に配置転換して継続雇用するが、51人のパート従業員は雇用契約を打ち切る。J・フロントは閉店に伴う特別損失10億円程度を8月中間決算に計上する。
岡崎店は1971年に開店。ピークとなる92年2月期の売上高は129億円に達した。ただ、その後は長引く不況の影響で主力の衣料品や高額品などが苦戦し販売が大きく落ち込んでおり、95年から2007年2月期までは営業赤字に陥った。
07年9月の大丸との経営統合後も経費削減に努めたが、売り上げの回復には至らず、09年2月期の売上高は50億円にとどまっていた。
666
:
荷主研究者
:2009/09/06(日) 21:34:26
>>661
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20090826/CK2009082602000030.html
2009年8月26日 中日新聞
経営悪化で“商業の顔”が消失 康生地区の空洞化拍車に懸念
営業終了が決まった松坂屋岡崎店=いずれも岡崎市康生通西で
来年1月末の営業終了を25日に発表した岡崎市康生通西の松坂屋岡崎店は、同市康生地区の“商業の顔”となってきた。地元の商工団体や行政の関係者から、深刻な地区の空洞化に拍車をかけることを懸念する声が上がった。
同店は1971(昭和46)年、全国初の市街地再開発で整備された同地区に開店した。近隣商店主らが「岡崎に百貨店を」と誘致。周辺は市内随一の繁華街としてにぎわったが、近年は、郊外型大型店の相次ぐ出店などで経営が悪化していた。
柴田紘一市長は「大変、驚いている。本市の発展に貢献してもらった。松坂屋には地元の意向に十分配慮して、今後の方向性を決めてほしい」とした。
岡崎商工会議所は、市や大学と連携して2003年、同店6階に開設した「コミュニティサテライトオフィス」を産学協働の街づくり拠点と位置付けてきた。伊藤公正会頭は「(松坂屋は)活性化の中核と思っていたのに残念。行政などとともに、新時代の市街地機能の形成を急ぐ」とコメントした。
「営業終了のお知らせ」が張り出された松坂屋岡崎店の入り口
NPO法人岡崎都心再生協議会副理事長を務める地元商店主の佐谷智さん(53)は「市街地は核がなくなり、商店街として大変な打撃。その後を、どうするか行政の役割が問われる」と語った。
松坂屋の茶村俊一社長は「迷惑をおかけするが、苦渋の選択をせざるを得なかった」と理解を求めた。関連会社が運営する同店北側の商業施設「セルビ」は当面、事業を継続するという。
(相坂穣)
667
:
荷主研究者
:2009/09/06(日) 21:34:59
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090901/CK2009090102000015.html
2009年9月1日 中日新聞
岐阜メルサ、19年の歴史に幕 「柳ケ瀬 また寂しくなる…」
営業を終え最後の客らが出てくる岐阜メルサ「ファッション館」=岐阜市で
岐阜市柳ケ瀬地区の大型商業施設「岐阜メルサ」が31日、閉館した。ファッション、グルメ、文化の拠点として1990年にオープンしたが、郊外の商業施設に客が流れるなどして売り上げが低迷し、19年の歴史に幕を下ろした。「岐阜メルサ」は8階建ての「ファッション館」と7階建ての「グルメ館」が並立し、今月上旬の時点で計15店舗が入居。この日は朝から閉館を惜しむ客でにぎわった。同市で婦人服店を経営する篠田祐子さん(67)は「柳ケ瀬がまた寂しくなる」としんみり。
閉館のセレモニーはなし。午後7時半、白木雅男館長は「複雑な思い」と言葉少なにシャッターを下ろした。
跡地の活用法の一つとして、ディスカウント大手「ドン・キホーテ」の誘致が検討されている。
(森村陽子)
668
:
荷主研究者
:2009/09/12(土) 20:22:27
http://kumanichi.com/news/local/main/20090911003.shtml
2009年09月11日 熊本日日新聞
下通入り口に商業ビル 来年10月完成めざす
明和不動産の商業ビル建設予定地。現在は解体が進められている=熊本市
地場不動産会社の明和不動産(熊本市)は10日、同市手取本町の下通アーケード入り口横に6階建ての商業ビルを建設する計画を明らかにした。飲食ビルかカラオケビルにする方向で検討しており年内に固める。来年3月着工、同10月の完成を目指す。
まちなかの一等地に集客施設をつくることで、賃料収入増を図るとともに、中心市街地のにぎわい創出につなげる考え。
建設予定地は「電車通り」に面した通町筋電停前。金融機関のキャッシュコーナーなどが入る複合ビルが建っていたが、新ビルの建設計画に伴い、解体工事を進めている。
敷地面積は108平方メートル。計画では、商業ビルの延べ床面積は約500平方メートルで、郷土料理などの飲食店が各階に1店舗ずつ入るビルにするか、全館をカラオケ店に一棟貸しするかを詰めている。事業費は土地代含め7億円を見込む。
明和不動産は、電車通りを挟んだ熊本市上通町に、大型ビジョンを外壁に掲げた4階建て複合ビルを今年3月に開業している。
川口雄一郎社長は「ビジョンによる情報発信と連動させ、中心市街地により多くの人を呼び込む魅力のある施設にしたい」と話している。(中原功一朗)
670
:
荷主研究者
:2009/09/17(木) 22:11:03
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909080078.html
'09/9/8 中国新聞
広島の百貨店で改装ラッシュ
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広島市内の百貨店で秋の改装が相次いでいる。福屋広島駅前店(南区)は婦人服など計8店を導入し、三越広島店(中区)天満屋八丁堀店(同)も婦人服や雑貨を強化する。割安感のあるブランドや独自性のある店舗を誘致し、消費回復に期待をかける。
福屋広島駅前店は、既に開業した店を含め計8店が10日までにオープンする。オンワード樫山の婦人服の新ブランド「フェアステ」は10日、3階の約100平方メートルに開業する。
広島県内唯一の出店で、20歳代の女性向けに雑貨も充実させる。中心価格は百貨店のナショナルブランド(NB)に比べ約2割安い。
英国の人気紳士服ブランド「ハケットロンドン」は既に開業しており、中四国初出店。スーツからカジュアルウエアまで幅広くそろえている。広島駅前店は「新球場効果などで客数が伸びている。改装を機に顧客層をさらに広げたい」という。
三越広島店は15日までに婦人服の2店を導入。天満屋八丁堀店は婦人服やバッグ、インドカレーの店など計6店を10月1日までに開く。
そごう広島店(中区)も今月下旬までに新規16店を入れる。ファッション性が高くNBより4割程度安い婦人服のプライベートブランド(PB)「リミテッドエディション」は11日に開業する。
【写真説明】秋の改装で福屋広島駅前店にオープンした紳士服ブランドの売り場
671
:
荷主研究者
:2009/09/17(木) 22:19:19
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090906/CK2009090602000025.html
2009年9月6日 中日新聞
「イクト」開業に長い行列 新岐阜百貨店跡に新商業施設
新商業施設「イクト」のプレオープンに詰めかけた買い物客たち=岐阜市神田町で
岐阜市神田町の名鉄岐阜駅西側の商業施設「ECT」(イクト)が5日、プレオープンした。朝から地元客が長い行列をつくったため開店時刻が20分早まり、期待の高さをうかがわせた。正式オープンは6日午前10時。
同施設は2005年末に閉店した新岐阜百貨店跡につくられ、鉄骨2階建て、延べ約6000平方メートル。名鉄協商など名鉄グループ3社が名鉄から施設を賃借し、運営している。
1階には、全国のこだわり商品や地元の話題商品もそろえる食品スーパー「パレマルシェ」、2階にはベーカリーカフェなどの飲食6店、サービス4店、物販8店があり、全19店舗が入る。屋上は24時間営業の駐車場(70台)。近くに住む主婦(81)は「街中はスーパーが少ないから開店を待っていた。駅前がにぎやかになってうれしい」と食料品を買い求めていた。
(森村陽子)
673
:
荷主研究者
:2009/09/22(火) 21:45:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/118909
2009年9月1日 01:06 西日本新聞
筑豊唯一の百貨店に別れ 飯塚井筒屋 営業を終了 後継店は11日開店
感謝の気持ちを込めて、買い物客には特製のクリアファイルが配られた
閉店後に、深々と頭を下げる従業員たち
「思い出をありがとう」‐。筑豊地区で唯一の百貨店、飯塚市本町の飯塚井筒屋が31日、閉店した。創業から60年、多くの市民に親しまれてきた老舗百貨店との別れを惜しむように、大勢の買い物客が訪れた。
この日いつもように午前9時半開店。7月17日から始まった「さよならセール」に大勢の主婦たちが集まり、格安の衣類や日用雑貨などを買い求めた。同社によると、31日の来店者は約4千人。
午後6時15分ごろ、同社の久保恵一社長が玄関前で「60年の長きにわたり地域のみなさまに支えていただき、本当にありがとうございました」とあいさつ。商店主や買い物客ら約20人が見守った。従業員が頭を深々と下げる中、シャッターが静かに下ろされた。
最後を見届けた添田町の羽田冨士江さん(68)は「さびしいですね」とぽつり。幼少時代に屋上にあった遊園地で遊んだ記憶を振り返り「忘れられない思い出がたくさん詰まった場所でしたから。規模が縮小しても、また来たいですね」と語った。
同社は炭鉱隆盛期の1949年に開店。以来、活気ある商店街の「シンボル的存在」として地域経済をけん引してきた。それだけに、嘉麻市平の主婦(47)は「昔のように人でにぎわった商店街の輝きを取り戻すため、井筒屋には頑張ってほしい」とエールを送った。
11日には、後継店として、親会社の井筒屋(北九州市)直営の小型店(サテライトショップ)が開店する。
=2009/09/01付 西日本新聞朝刊=
675
:
チバQ
:2009/09/23(水) 22:53:22
http://www.business-i.jp/news/culture-page/news/200909190009a.nwc
【上質と感動 小田急グループ、82年の挑戦】リニューアルで攻める百貨店
2009/9/19
日本有数の繁華街として知られる東京・新宿。鉄道のターミナルとなる新宿駅には、小田急をはじめ、JR東日本、京王電鉄、東京地下鉄、都営地下鉄が乗り入れている。東西南北のベッドタウンから通勤や通学、買い物などで新宿駅を1日に利用する人数は約346万人にも達する。その数はもちろん世界一だ。その好立地を生かし、鉄道各社は百貨店事業に乗り出している。京王グループ、小田急グループなどが百貨店事業を展開。各百貨店では、顧客に足を運んでもらおうとしのぎを削っている。
◆表玄関にふさわしく
小田急グループが百貨店事業に本格的に乗り出したのは、今から48年前の1961年。小田急百貨店の設立は、新宿駅の老朽化に伴い、全面改良工事を行うことがきっかけだった。新宿駅は小田急線にとって始発駅。その表玄関にふさわしい駅に生まれ変わるため、駅ビルに百貨店を開業する運びとなった。駅ビルの完成前の62年に西口の東京建物ビルで一部開業したが、着工から7年後の67年に地下2階地上12階の駅ビルの完成で、ようやく全館オープンにこぎ着けた。
高度経済成長の波に乗り右肩上がりで成長を続けた百貨店もバブル崩壊以降、苦戦を強いられている。足元ではさらに深刻で、昨年秋の金融危機を機に、消費者の節約志向が強まり、百貨店は不振にあえいでいる。日本百貨店協会による7月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は前年同月比11.7%減の約6185億円だった。売上高の前年割れは17カ月連続で、改善の兆しは一向に見えてこない。
◆婦人用品・スポーツ
厳しい環境の中、小田急グループは攻めに打って出た。2008年夏以降から09年夏にかけて小田急百貨店新宿店本館の大幅リニューアルを行った。改装の中心は百貨店の主戦場ともいえる婦人服と婦人服飾雑貨の売り場。婦人服売り場では働く女性向けに、人気ブランドのカジュアル衣料品などを拡充した。
このほか、9月には新宿店ハルクスポーツも大幅リニューアルに踏み切った。
今回のリニューアルでは既存の2階、1階部分に加え、地下1階部分もスポーツファッションフロアに改装した。これにより売り場面積は改修前よりも50%増の約4500平方メートルにまで拡大。スポーツファッションフロアとして日本最大級となった。ゴルフをはじめ、ランニング、アウトドア、サイクリングなどの関連商品の品ぞろえを強化。集客力のアップにつなげる考えだ。
676
:
とはずがたり
:2009/09/24(木) 12:38:39
半年前の古い記事だが。1年経った今はどうなんかねぇ?
香川TODAY
イオン綾川開店から半年
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000240902150001
2009年02月15日
のどかな田園地帯に屋根付きの街――。決して大げさな表現でもない。綾川町萱原(かや・はら)の「イオン綾川ショッピングセンター」。人口約2万6千人の町に平日2万人、土日は4万人(同センター集計)が訪れる。開店は午前9〜10時、閉店は午後10時〜翌午前0時。食事を楽しむ家族連れ、ウインドーショッピングの老夫婦……。オープン半年。暮らしに変化をもたらした巨大商業施設を見つめた。(小野大輔)
「ご近所さんたちと、とっても会話が増えたのよ」。近くに住む塩田秀子さん(73)は笑った。近所の同世代の4人でグループを作り、ランチや買い物に頻繁に訪れる。「ここに来ることが共通の話題」。これまでは近くのスーパーで1人で必要な物だけを買って帰る日々だった。「田舎に東京ができたような衝撃だった」と丸亀市飯山町の女性(73)もそばで笑う。
高松市国分寺町の男性(86)は週1回、妻(80)と訪れる。2時間ほどかけて館内を回り「最新のものを見て心身がリフレッシュするんです」。妻は「ゆっくりコーヒーを飲める店が増えればもっといいけど」。高松市の介護士小橋洋二さん(36)は5カ月の娘を連れていた。「ベビーカーを押しやすいのが魅力。駐車場も無料で広い。地元の商店街はもう何年も行ってないな」と話す。
家族3人で夕食をしていた徳島市の会社員掛水(かけ・みず)昌英さん(34)は「休日はETC(自動料金収受システム)割引で高速料金が半額。ガソリンの値段も下がり、交通費は気にならない」。地元に大型ショッピングセンターがないため毎月のように訪れるという。妻の宣代さん(36)は「地元のスーパーで買う商品と最終的には変わらないとしても、ここには色んな物がありワクワクできる」と言う。
東側の食料品売り場。午後10時過ぎに買い物をしていた近くに住む会社員、羽床正人さん(53)は「こんな時間に地元で買い物をしたことはなかった」と話した。
677
:
とはずがたり
:2009/10/01(木) 12:34:47
ヨーカ堂、30店閉鎖を検討 業績不振で最大級に
2009.10.1 09:50
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091001/biz0910010953002-n1.htm
流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが、平成25年2月期までに傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂を30店舗近く閉鎖する方向で調整に入ったことが1日わかった。消費不況で業績不振に陥っているためで、地方の不採算店舗を中心に閉鎖に踏み切り、収益改善を目指す。閉鎖が実現すれば過去最大級になる見通し。
ヨーカ堂は全国に約180店舗を展開している。21年8月中間決算は昭和47年の上場以来初の営業赤字になったもようで、今後不採算店を閉鎖するとともに、都市部に大型店やディスカウント店などを開業し、収益改善を目指す考えだ。
22年2月期は苫小牧店(北海道苫小牧市)や石巻中里店(宮城県石巻市)など4店舗の閉鎖を決め、地元などと協議に入っている。23年2月期以降は毎年7〜8店舗を閉めることを検討している。
閉鎖店舗は当初、20店舗程度を検討していたが、衣料品を中心とした販売不振が続いていることから、10店舗程度を上積みしたもようだ。
総合スーパーではイオンが昨年10月に今後3年間に60店舗の閉鎖を、ダイエーも今年4月に3年間で20店舗の閉鎖をそれぞれ表明している。
セブン−イレブンがチルド弁当販売開始
2009.9.25 22:23
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090925/biz0909252224020-n1.htm
セブン−イレブン・ジャパンは25日、従来の弁当に比べて消費期限が3倍程度長い新タイプの弁当「チルド弁当」を今秋から順次販売する、と発表した。買い物する時間がないなど消費者のニーズに対応した。販売期限も従来の4倍以上に延びるので、販売店にとって廃棄ロスの削減や販売機会の損失防止ができるという。
従来のお弁当は20度前後の定温度帯で管理しているが、時間の経過に伴って米飯の水分が飛んでしまい、電子レンジで温め直してもぱさぱさでおいしくないという問題があった。
チルド弁当は5度以下の低温度帯で管理。炊飯工程を見直し、酵素を使用するなどして時間がたっても「粘り」や「食感」が保てる米飯を開発した。試験販売で好調だったため、11月上旬から首都圏の店舗で本格的に販売を開始し、来春にも全国に広げる考えだ。
セブン−イレブン、駅に初進出 京急の全売店を転換
2009.9.30 18:07
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090930/biz0909301809013-n1.htm
京浜急行電鉄の駅構内に出店するセブン−イレブンの店舗イメージ
セブン−イレブン・ジャパンと京浜急行電鉄は30日、京急の駅構内にある全売店をセブン−イレブン店舗に順次転換すると発表した。セブン−イレブンが駅構内へ出店するのは初めて。
今年11月13日に品川駅と横浜駅の2店舗を皮切りに、平成23年2月末までに約80店の売店をセブン−イレブンに切り替える。新聞や雑誌、飲料水のほか、おにぎり、サンドイッチ、パンなど約300品目以上の商品を取りそろえる。
678
:
チバQ
:2009/10/02(金) 23:00:48
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000910020008
狙い定める百貨店
2009年10月02日
■大丸 若者取り込む低価格
■丸井今井 得意客に高級感訴え
深刻な消費不況の下、札幌で「地域一番店」を競う百貨店の販売戦略の違いが鮮明になってきた。大丸札幌店は、若者に人気の専門店・札幌ステラプレイスと集客で手を組み、おしゃれな低価格商品を積極的に導入。従来は百貨店で買い物をしなかった客層の取り込みに懸命だ。一方、三越伊勢丹ホールディングス傘下で再出発した札幌丸井今井は、高級感漂うファシッョンを主軸に従来の得意客に照準を合わせる路線を踏襲。両者の争いには「百貨店とは何か」という“哲学”の違いも垣間見える。
(綱島洋一)
◇
■「あるべき姿」違いくっきり
西武札幌店が閉店した9月30日。大丸はその日、「03年3月の開店以来初めて」という販売戦略を始めた。ステラとの共同プロモーションだ。
大丸は経営破綻(はたん)した丸井今井を抜き、今年1月に初めて売り上げで「地域一番店」となった。西武札幌店は大丸の攻勢による業績不振で閉店に追い込まれたが、その大丸も手をこまぬいていられないほど消費心理は冷え込む。
大丸とステラはともに「JRタワー」という大型商業施設内にあるが、ステラで衣料品を買う若者らは「百貨店は価格が高い」と、買い回りをためらう傾向があるという。
共同プロモーションは「ファッション対決」。大丸が扱うお勧めの秋物衣料を着たマネキンをステラの店頭に持ち込み、ステラも大丸の店頭にマネキンを設置する。来店客による人気投票を企画、互いの商品の魅力を訴える。
「百貨店での買い物はワクワクする、と知って欲しい」と大丸の担当者。合わせて若者も手が届くおしゃれな低価格商品の導入に力を入れる。
9月中旬には紳士服チェーン、はるやま商事が展開する一着2万9400円と3万9900円の格安スーツ専門店を導入。婦人用品売り場には5千円台のパンプスや4千円台のトートバッグが並ぶ。価格は従来の半値近い。百貨店が扱わなかった商品がほとんどだが、デザインは今秋の流行をふんだんに取り入れた。
一方、地域一番店の座を奪われた札幌丸井今井。高感度のファッションを前面にする百貨店、伊勢丹出身の関根純社長は「安い商品を置かずに気取っていてはだめだ」と、強まる消費者の低価格志向への対応に乗り出すが、格安な衣料品専門店を導入する販売戦略とは一線を画す方針。道外ではユニクロの誘致を模索する百貨店まであるが、導入する考えはないと断言する。
関根社長は「量販店と百貨店の違いとは何なのか。百貨店のあるべき立場を見失わないようにしたい。夢を売るのが百貨店。丸井今井のお客様を前提に(販売戦略を)スタートさせる」と話す。
三越伊勢丹が100%出資する百貨店として再出発した札幌丸井今井。8月の新会社発足では「ファッションの伊勢丹」をモデルとした商品構成や販売戦略という経営破綻前からの手法をそっくり踏襲。関根社長は「丸井今井は変わらない。それで安心してほしい」と言う。
札幌駅前と大通地区の流通戦争は「百貨店とは何か」を巡る争いにもなってきた。
679
:
荷主研究者
:2009/10/04(日) 03:44:53
http://svr.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2009092822435155/
2009年9/29 6:00 山陽新聞
チボリ跡地の商業施設概要分かる 生活や癒やしなどコンセプトに
イトーヨーカ堂が大型商業施設を整備するチボリ公園跡地。現在は施設の撤去が進む
昨年末に閉園した倉敷チボリ公園(倉敷市寿町)の跡地再開発で、事業主体に決まった大手スーパー・イトーヨーカ堂(東京)が2011年末までに開業する大型商業施設の概要が28日分かった。広域集客の拠点となるアウトレットゾーンなど3つのエリアを軸に、生活関連や癒やし、飲食など複数のコンセプトをゾーンごとに設定。テーマに沿った商品やサービスを展開する。
商業施設の売り場面積は約4万2000平方メートルで、県内最大のイオンモール倉敷(倉敷市水江、約6万350平方メートル)に次ぐ規模。ブランド品を割安販売するアウトレットゾーン▽日用雑貨や生活関連サービスを提供するライフサポートゾーン▽JR倉敷駅に最も近く観光客らを迎えるウェルカムゾーン―で構成し、市民公園も備える。駐車場は平面で1760台分を用意する。
680
:
荷主研究者
:2009/10/04(日) 04:15:02
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/191802.html
2009年10月1日 北海道新聞
札幌西武閉店 施設と跡地 生かさねば(10月1日)
札幌西武が閉店し、前身の「五番舘」時代から数えて103年の歴史に幕を下ろした。道内では最古の老舗百貨店である。
顧客からは、閉店を惜しむ多くの手紙が寄せられ、店内に展示された。JR札幌駅前の中心的な商業施設として、道民に長い間親しまれてきた証しだろう。
残念なのは、施設と跡地の再利用策が決まっていないことだ。
西武を傘下におくセブン&アイ・ホールディングスは売却する考えだが、買い手探しは難航している。
道内では、閉店した百貨店が空きビル化し、自治体や商店街がその対策に頭を悩ませている。札幌でも同じことが起これば、道都の街づくり全体に影響を与えかねない。
セブン&アイは、複合商業施設への転換の可能性を含め、有効な活用策を早急にまとめてもらいたい。それを、駅前商業ゾーン全体の活性化につなげることが肝心だ。
テナントとして入居している札幌ロフトと無印良品は、年内は現在の施設内での営業を継続する方針だ。集客力があるだけに、移転先をどこに決めるかも課題となる。
札幌中心部では、市営地下鉄の大通駅とさっぽろ駅を結ぶ地下通路の建設が進む。2011年春に完成すれば、1日約9万5千人の利用者があると札幌市は予想している。
大通地区と札幌駅前の商業ゾーンが結ばれることで、客の流れが大きく変化する可能性がある。
消費者にとっては、買い物をする幅広い選択肢がほしいところだ。客の年齢や、ニーズに合わせた品ぞろえの工夫が大切になる。
客がさまざまな場所で買い物ができる「面」としての商業ゾーンの確立が必要だ。このことを念頭に置いて、札幌西武の施設の活用策を考えてもらいたい。
札幌西武の近年の歩みは、百貨店業界の浮沈を物語る。
1990年代は20〜30代の女性ファッションや雑貨を中心とする販売路線で支持を集めてきた。
しかし、大丸札幌店が03年にオープンし、翌年から赤字が続いた。売り場の改革に取り組んだものの、大丸が入っている大型複合商業施設のJRタワーに、客が吸い寄せられてしまったように見える。
客の動きを、もう少し広げる余地はないものだろうか。
昨秋以降の景気低迷による消費の冷え込みで、経営破綻(はたん)した丸井今井が7月に旭川店を閉じ、来年初めには室蘭店も閉店する。
百貨店には、地域の経済を支える大切な役割がある。百貨店を街づくりにどう生かしていくか。住民の側も知恵を絞りたい。
681
:
とはずがたり
:2009/10/06(火) 01:07:39
消費不況っすかねぇ。
ブランド物に価値を置かないしケインズ政策に重きを置かない俺ではありますが,総需要不足は深刻かも。
個人的には民主党の経済対策の側面支援に景気対策の為私的資金をじゃぶじゃぶ市中に流してるんだけどなぁw
民主党支持者よ,国の無駄遣いは正されるのだから各個人ベースでの無駄遣いに精進せよw
ヴェルサーチ国内全4店閉店 事実上の日本撤退
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091005-00000001-jct-bus_all
10月5日19時45分配信 J-CASTニュース
海外の高級ブランドが国内店舗を次々と閉鎖している。シャネルが九州の店舗を閉店し、ルイ・ヴィトンは東京・銀座への大型店出店を白紙に戻した。イタリアの高級ブランド「ヴェルサーチ」は国内全4店舗を閉店し、日本法人の広報部門の閉鎖も決まった。事実上の日本撤退と言えそうだ。
■日本の08年売上高は前年の半分
「ヴェルサーチ」の日本法人、ヴェルサーチ・ジャパンは2009年5月に東京・紀尾井町の本店を閉店し、7月までに百貨店内の店舗2店とアウトレット1 店もなくした。これで国内直営店全4店舗が姿を消した。また10月31日をもって、ヴェルサーチ・ジャパンの広報部門を閉鎖することも決まっている。
ヴェルサーチは1978年にイタリアで設立され、アルマーニやフェレと並んで一世を風靡した。派手な色合いが多かったことから、日本ではバブルの象徴とも言われた。ところが1997年にデザイナーのジャンニ・ヴェルサーチが亡くなってから売れ行きが低迷し、巨額赤字に転落。日本でも正規価格での販売店は 3店舗にまで減り、特にリーマンショック以降は派手系の服がめっきり売れなくなった。ヴェルサーチ・ジャパンの2008年12月決算の売上高は16億円で、前年の30億円に比べて半減している(帝国データバンク調べ)。
ヴェルサーチ・ジャパンの広報担当者は店舗の閉鎖について、
「本国の方針ですので、現段階で公式にコメントできることはありません」
との回答にとどめた。
■ルイ・ヴィトングループの売上高も20%減
ただ、事情をよく知る関係者は、こんな見方をする。
「2010年秋以降にヴェルサーチは日本で新店舗を出す計画もあり、一旦クローズという方が正しいかもしれません」
本店を移転する計画だったが、そこへリーマンショックの打撃を受けて移転が難しくなった。バブル期の名残がある本店で営業を続けるよりも、一度クローズするほうがよいと方針を転換したのでは、と前出の関係者はいっている。
しかしヴェルサーチは08年に中国に10店舗も出店している。売れない日本に見切りをつけたとも言えそうだ。
日本での高級ブランドの売れ行きは依然厳しく、ルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールを傘下に持つ高級ブランド最大手の仏モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)は、09年1〜6月期の日本での売上高(円ベース)が前年同期比20%減少した。アメリカの13%減、ヨーロッパの5%減よりも減少幅が大きい。一方、日本を除くアジアでは4%増加した。
仏の宝飾ブランド「カルティエ」を傘下に持つスイスのリシュモンは、09年4〜8月期の日本の売上高(ユーロ)が7%減だった。
矢野経済研究所によると、08年の海外高級ブランドの日本市場は1兆643億2600万円(小売金額ベース)で、前年比89.8%の大幅なマイナスを記録した。同社は「09年の高級ブランド市場規模はさらに縮小し、1兆円の大台を割り込むだろう」と予測している。
かつて「ドル箱」と呼ばれていた日本市場だが、中国やインドなど新興国に鞍替えするブランドが今後も出てきそうだ。
最終更新:10月5日22時35分
682
:
荷主研究者
:2009/10/10(土) 17:22:51
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909300047.html
'09/9/30 中国新聞
新球場の集客施設めど立たず
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広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)の隣接地に計画された集客施設「広島ボールパークタウン」の建設が、大幅に遅れている。開発事業者の三井不動産(東京)はテナント誘致の難航を理由に、用地取得を延期したままだ。
計画では、新球場の東側約2・6ヘクタールと西側約1・8ヘクタールに、大型スポーツ店やスポーツクラブ、ホテルなどを建設。2011年3月に同時オープンする。
三井不動産は今年2月、市への基本計画提出を見送った。市と市土地開発公社からの用地取得も延期。当初の予定通り3月に用地取得していれば、今月30日までに着工していたはずだった。
三井不動産中国支店(中区)は「現在も誘致に応じる企業がそろわない。事業推進の意欲は変わっていない。計画が遅れて申し訳ない」と陳謝する。計画の遅れについて、市新球場関連施設整備担当の品川弘司課長は「11年の完成時期も遅れる恐れがある。早期実現へ向けて協議を続ける」と話している。
683
:
チバQ
:2009/10/12(月) 23:50:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009100902000081.html
ユニクロ破竹の勢い 大手4百貨店の合計営業益抜く
2009年10月9日 朝刊
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが八日発表した二〇〇九年八月期連結決算は、売上高が前期比16・8%増の六千八百五十億円、営業利益が同24・2%増の千八十六億円と、いずれも過去最高を更新した。
営業利益は、百貨店大手四グループの合計(約九百五十億円=〇八年度)を上回り、流通大手のイオン(千二百四十三億円)に迫る水準となった。
国内ユニクロ事業が好調で、機能性肌着「ヒートテック」や下着機能付きのウエア「ブラトップ」などのヒット商品で客数を増やした。また営業赤字の国内関連事業も、ジーユーの「九百九十円ジーンズ」が好調で大幅に改善した。海外ユニクロ事業は、店舗数が倍増した中国・香港を中心に店舗数を九十二に拡大。既存店売上高を大きく伸ばした。柳井正会長兼社長は「価格だけでなく品質、スタイルの三拍子をそろえる」とし、ジル・サンダー氏監修のブランド「プラスジェイ」も全世界で売り出すとした。
一〇年八月期は売上高が16・5%増の七千九百八十億円、営業利益は10・5%増の千二百億円と過去最高更新を予想。出店も加速させ、国内では百貨店や都心路面などの好立地で大型店二十五店をつくる。
684
:
チバQ
:2009/10/14(水) 08:44:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091014/CK2009101402000065.html
ハマの松坂屋 新商業施設に 決まった第二の“人生”
2009年10月14日
解体後に新たな商業施設が建設されることになった横浜松坂屋。写真は2008年10月の営業当時=横浜市中区で
横浜市の歴史的建造物で、昨年十月に閉店した百貨店「横浜松坂屋」(横浜市中区)の建物について、松坂屋の持ち株会社が十三日、建物を解体して新たな商業施設を建設すると、同市に伝えた。新施設の開業は早くて二年後。外観を一部復元するうえ、マンションでなく商業施設が入るとみられ、地域の活性化を望んでいる地元商店街などは歓迎している。 (荒井六貴)
市都市デザイン室によると、「横浜松坂屋」は一九二一(大正十)年に建設。地上七階、地下一階。市内に戦前から残る唯一のデパート建築で、幾何学的な曲線などを特徴としたアールデコと呼ばれる装飾が施されている。市が二〇〇四年に歴史的建造物に認定。外観の補修の際に約四千四百万円を松坂屋側に助成した。
昨年十月に閉店した際、建物を解体してマンションを建設する計画などが浮上したが、市が建物の保存を主張。持ち株会社の「J・フロントリテイリング」(JFR、東京)と協議を続けていた。
JFR側が十三日、市に歴史的建造物の認定解除を要請。助成金を返還したうえで、早期に二階建ての商業施設を建設する、と連絡してきた。最も特徴が表れている、建物五、六階部分の装飾については、新商業施設の正面玄関上で復元させるという。
市は、同社側の意向を受け入れ、「忠実に建物を再現しても、横浜松坂屋ではなくなる」として、近く歴史的建造物の認定を解除する。
JFRによると、新施設は解体に十カ月、建設に一年程度かかり、早くて二年後の開業が見込まれる。担当者は「マンション構想は経済環境の悪化で、できなくなった。(出店は)食料や衣料など総合的に判断する」と話した。
商店街活性化の観点から、商業施設の早期出店を要望していた伊勢佐木町1・2丁目地区商店街振興組合の幹部は「客からも商業施設を望む声があり、商店街としても喜んでいる。景観にも配慮するとのことで歓迎だ」と話した。
林文子市長は「歴史的建造物の認定の解除は残念だが、閉店状態が長期化すると地元商店街への影響は大きく、総合的に判断した」とコメントを出した。
685
:
チバQ
:2009/10/15(木) 19:26:14
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000000910150001
大和、4店舗閉鎖検討 新潟3店と小松か
2009年10月15日
JR小松駅前に立地する大和小松店(奥)=小松市土居原町
百貨店の「大和」(金沢市、宮二朗社長)が北陸を中心に展開している7店舗のうち4店舗の閉鎖を検討していることが14日、わかった。新潟県内の3店舗については閉鎖方針を一部の関係者に伝えたほか、小松店(小松市)の閉店も検討しているとみられる。15日の決算発表に合わせて公表する経営再生計画に盛り込まれる予定。
同社は朝日新聞の取材に対して「15日の発表まで何も言えない」としている。
小松店はJR小松駅横にあり、撤退した小松西武の跡地に98年に開店。新潟県の3店舗は43年に企業合併で取得した新潟店(新潟市)と、75年開設の上越店(上越市)、58年開設の長岡店(長岡市)。
大和の09年2月期の決算は、最終的なもうけを示す純損益が28億円の損失で、3期連続の赤字だった。
店別の売上高では、小松店は前期比11・8%減少。新潟店で同9・9%、長岡店で同8・9%、上越店で同12・4%と大きく落ち込んでいた。同社は役員報酬や従業員の給料カット、コスト削減などで経営改善に取り組むとしていたが、業績好転が見込めず、大幅なリストラ策が必要と判断したとみられる。
4店舗を閉店すれば大和の店舗は旗艦店の香林坊店(金沢市)と富山店(富山市)、高岡店(富山県高岡市)の3店舗になる。
◆地元、不安広がる◆
県内大手百貨店の突然の店舗閉鎖方針に、県や小松市などは情報収集に追われた。小松店の地元では、コマツ小松工場の来春閉鎖に続く駅前の主要施設の撤退の情報に、商店主や買い物客らが不安げな表情を見せていた。
和田慎司・小松市長は18日午前、金沢市の大和本社を訪れ、同社幹部に「小松店閉店」の真偽を尋ねた。「詳細は明らかにされなかったが、厳しい経営状況について説明を受け、閉店の可能性が高いと感じた」という。「閉店時期やその後の取り扱いについては地元としっかり協議するというコメントを頂いたので、今後、地元商店街などと連携し、まちの活力を取り戻すよう努めたい」としている。
小松店周辺の商店主は「詳しい話は分からないが、閉店が本当なら大変な話。駅前がもっと寂れてしまうのではないか」。近くに住む女性も「普段の買い物によく利用していたので、なくなると困る」と不安そうだった。
谷本正憲知事は「小松店閉店」の可能性が浮上したことについて、報道陣の質問に対し「百貨店不況がいよいよ地方にも波及してきたのか。事業を集約して立ち直っていこうということだから、決して後ろ向きな対応ではないと思っている」と話した。
686
:
チバQ
:2009/10/15(木) 19:27:36
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000000910150005
大和、県内店閉鎖へ
2009年10月15日
古くからの繁華街の古町地区に立つ大和新潟店=新潟市中央区古町通7番町
■中心市街地の「核」3店 まちづくりに衝撃
県内と石川、富山で百貨店計7店を展開する大和(金沢市、宮二朗社長)が、新潟、長岡、上越の県内全3店舗を来年春をめどに閉鎖する方針であることが14日、明らかになった。不採算部門を切り離して経営の立て直しを図る狙いとみられ、同社が15日に発表する経営再生計画に盛り込まれる見通しだ。いずれも中心市街地の核となる店舗だけに、利用客や関係者からは今後のまちづくりへの影響を心配する声が上がった。
◇
県内3店舗の閉鎖について、大和本社は14日、「正式に決定していないので答えられない」とコメント。新潟店も「何も聞かされておらず、わからない」と戸惑った。
同社の09年2月期決算では、最終的なもうけを示す純損益が28億円の純損失となり、3期連続の赤字。損失額は前期の10倍に膨らんでいた。売上高全体の3割弱を占める食料品は落ち込み幅がわずか0・7%と比較的健闘していたが、「ユニクロ」などの専門店が入る郊外型店舗に消費者が流れたとみられ、衣料品の悪化は前期比で8・1%減と目立っていた。
県内3店舗の売上高も年々減少傾向で、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)に伴う昨秋以降の不況で、主力の婦人衣料を中心に販売不振が続いていた。
同社は、新潟店につながる地下商店街「西堀ローサ」を運営する第三セクター「新潟地下開発」に対し、三越と並んで22%出資している。しかし、ここも2期連続の赤字。累積赤字は膨らみ、企業としては事実上破綻状態だ。
6月時点で地下街全46区画のうち半分が空き店舗だったため、55%出資する新潟市は観光情報発信コーナーなどを設けて再生を図ったが、依然として空き店舗が多く閑散としている。大和の撤退は、西堀ローサの運営にも影を落とす。
そもそも百貨店は、業界の市場縮小で苦境にあえいでいる。全百貨店の08年の売上高は約7兆3千億円で、97年から12年連続で減少。新潟市内では、新潟三越、新潟伊勢丹の両店とも09年3月期の売上高がそれぞれ169億円(前期比6・5%減)、350億円(同7・9%減)と落ち込んでいる。
三越伊勢丹ホールディングスは、傘下の三越の小型売店11店を10年3月までに閉店する方針で、歳暮や雑貨などを扱う柏崎市内の店舗も来年2月に閉鎖する。同社は「リーマンショック以降、業界全体で苦戦が続いていた。大和の閉鎖についてはコメントできない」としている。
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チバQ
:2009/10/15(木) 19:27:59
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■上越市長、継続を要請〈行政関係者は〉
上越市によると、大和からは5日、閉鎖の連絡が入った。木浦正幸市長らは8日、金沢市の本社へ向かい、同社役員に営業継続を要請したが、「おわびの言葉が出るだけで話し合いは平行線のまま」だったという。木浦市長は14日、「唐突な撤退は、大変遺憾かつ残念」とのコメントを出した。
撤退の時期は来年4月末の見通しだという。
上越店がある高田地区は昨年11月、国から中心市街地活性化基本計画の認定を受けた。上越店は「核」の一つに位置付けられている。市は「認定取り消しはないと思うが、空くスペースをどうするかビル側と相談した上で、国と協議する」としている。
上越店は、地元の商店主11人が建てたビルのキーテナントとして入居。売り場の7割を占める。ビル会社常務で、自らもビル内で衣料品店を経営する小倉潔さんは「来春から子どもの一時預かり所を設けて、大和と専門店が一緒に頑張ろうとしていただけに残念です」と肩を落とした。
また、長岡市商店街連合会の高見久事務局長は、長岡店について「これまで中心市街地の核となる存在だったので、撤退となれば大きな痛手。市街地への客がどれだけ減るか、他の業種への影響なども心配です」と話した。
県庁では14日、緊急雇用対策新潟本部の会合があり、医療や教育分野を中心に2200人の雇用を創出することなどを決めた。終了後、田村智行・新潟労働局長は、大和撤退の影響について「状況を確認し、県や市と対策を練らなければならないだろう。場合によっては本庁から応援に来てもらうかもしれない」と話した。
◇
■「困る」「どこに行けば」〈利用者は〉
店舗の閉鎖方針に、各店を訪れた客は一様に驚いた。新潟店に来た新潟市中央区の主婦(77)は、しばらく絶句。「買い物はいつも大和。なくなると困る」と話した。食料品は大和で購入すると決め、週3回は訪れる。「バスは店の目の前に止まるし、便利なのに……。こんなに人が入っているのにね」
60年以上通っているという同区の女性(78)も「この辺りに来たら、用事がなくても大和に寄る。大和は憩いの場。なくなると寂しいね」と声を落とした。
長岡店2階にある喫茶店で友人と茶飲み話を楽しんできたという主婦(63)は「衣類も食料品も、お茶を飲むのもいつもここ。なくなっちゃったらどこにいけばいいんだろう」と眉を寄せた。自宅から自転車で5分の距離。週に3回は訪れるという。「客はおばさんばかりだけど、常連には融通も利かせてくれて、いい店なのに」
長岡市内の主婦(66)は「少し値段は高いけど、何年も着られるいい服が買えた。長岡といえば大和。寂しいですね」。信濃川の向かい側からバスで週1、2回、大手通に出てきては大和をのぞくという。でも近年は「お客さんが自分しかいなくて、恥ずかしい思いをすることもよくあった」と話した。
上越店に買い物に来ていた主婦(84)は「撤退のうわさは聞いていたが、いざそうなると困る。散歩がてらに食料品などを買いに来るのを楽しみにしているのに」とがっかりしていた。
◆ ◆ ◆
=キーワード=
【大和】金沢市に本社を構え、新潟(新潟市)、長岡(長岡市)、上越(上越市)、富山(富山市)、高岡(富山県高岡市)、香林坊(金沢市)、小松(石川県小松市)の計7店舗を持つ。創業は1923(大正12)年。43(昭和18)年に丸越と合併し、株式会社大和を設立した。新潟店は同年、長岡店は58(昭和33)年、上越店は75(昭和50)年にそれぞれ開設。グループ企業に金沢ニューグランドホテル(金沢市)や勁草書房(東京都文京区)などがある。
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チバQ
:2009/10/15(木) 20:17:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091014-OYT8T01295.htm
小松大和 閉店を検討
売り上げ低迷、きょうにも計画発表
閉店が検討されている小松大和(小松市土居原町で) 百貨店の大和(金沢市)は、石川、富山、新潟に展開する7店舗のうち、小松店(小松市)と新潟県内の3店(新潟、長岡、上越)を、閉店する方向で検討の対象としていることが14日、わかった。大和は「正式決定しておらず、コメントできない」としているが、15日の中間決算会見で具体的な計画を発表するとみられる。
14日、大和の斉藤尚善専務と面会した小松市の和田慎司市長によると、斉藤専務は詳細を明らかにしなかったが、「閉店時期やその後の取り扱いについては、地元としっかり協議したい」と述べたといい、和田市長は「経営的には閉店する可能性が高いと思われる」としている。
景気の悪化による消費低迷で、大和は2009年2月期の連結決算で、2001年2月に開示を始めて以降、初の経常赤字(赤字額9億1900万円)となった。
店別の売上高では、小松店で前期比11・8%減、上越店は同12・4%減などと、移転オープンした富山店を除き、軒並み減少していた。大和は売り上げが低迷する店舗を閉店し、残る店舗に経営資源を集中することで、乗り切る構えとみられる。
◇駅前一等地 空白拡大も
小松市では14日、和田慎司市長が15日から新潟県佐渡市で開かれる北信越市長会議への出席をキャンセルし、大和の経営陣に面会するなど、商工関係者らが慌ただしく情報収集に動いた。
小松大和は、1975年12月に西友ストアとして開店し、96年に撤退した小松西武百貨店の建物を大和が買い取り、98年3月から営業。市は、大和進出に合わせて97年、隣接地に立体駐車場(7階、312台収容)を約10億円で建設した。
小松大和は、同市内中心商店街の年間売上高約90億円のうち、約40億円を占める。和田市長も「大和ブランドは大きい。市としても支援策を検討中だった」と話し、「閉店なら、大和をはじめ、議会、商工会議所、地元商店街と連携して町の活力を取り戻す道を模索していく」との考えを示した。
市では、この日朝から総合政策課、商工振興課、まちづくり推進室など関係各課が会合を開き、閉店した場合の商店街への影響、従業員の雇用関係の確認などの対策を協議。小松商工会議所も情報収集に追われた。
JR小松駅前では今年4月、東口に隣接する「コマツ」小松工場の来年3月の閉鎖が決まったばかり。小松大和の閉鎖で駅前の一等地にさらに“穴”が開くこととなり、市民からは、駅前の衰退に拍車がかかると心配する声が上がった。
小松中心商店街振興組合連合会の高野哲郎会長は「コマツに続く閉鎖で、駅周辺活性化の基本設計が難しくなり、とにかくショックだ」と落胆の表情。大和の生鮮食料品売り場を利用している小松市大文字町の主婦(75)は「歩けるところに百貨店があって便利だったのに残念」と話し、駅前商店街で雑貨屋を営む女性(63)は「大和ができて魚屋や八百屋が店を閉めた。閉店で駅前での買い物が不自由になり、ますます人も減るのでは」と心配していた。
(2009年10月15日 読売新聞)
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:
チバQ
:2009/10/16(金) 10:35:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20091016-OYT8T00031.htm
大和 完全撤退を発表
来年6月までに 希望退職者募る方針
県内からの撤退について謝罪する大和の斉藤尚善専務(左)と北村秀明・新潟店長(新潟市中央区の新潟商工会議所中央会館で) 百貨店の大和(本社・金沢市)は15日、新潟、長岡、上越の県内3店舗を閉鎖し、新潟から完全に撤退する方針を正式に発表した。閉鎖時期は、長岡、上越店が来年4月末、新潟店は同年6月末を予定。従業員については、全従業員(1320人)を対象に、約470人の希望退職者を募る方針。
斉藤尚善専務は同日、新潟市内で記者会見し、3期連続の最終赤字(2億4800万円)となる2010年2月期中間連結決算(今年3〜8月)を説明。全7店舗のうち採算が見込めない県内3店舗と小松店(石川県)の計4店舗を閉鎖し、主力店舗の香林坊店(金沢市)、富山店(富山市)に経営資源を集中させて営業黒字化を目指す、とした。
撤退理由について斉藤専務は、新潟店では他百貨店との競合や郊外型大型店の出店に伴う旧市街地(古町地区)の「地盤沈下」により、10年近く赤字が続いてきたと説明。長岡店についてはリーマンショック後の経済環境悪化を挙げた。斉藤専務は「経営体力のなさから前向きの設備投資ができなかった」とし、同席した北村秀明・新潟店長と共に謝罪した。
従業員数は新潟店204人、長岡店70人、上越店69人。閉鎖に伴い、退職金に一定額を割り増しする優遇措置で希望退職者を募り、人員最適化を図る。
撤退後の対応については、自社物件の新潟店(一部賃借)と長岡店については売却する方針だが、売却先は未定で、「地元の皆様のご意見も参考に検討調整を進めたい」としている。
これを受け、新潟、長岡、上越の3市長は15日、北信越市長会総会が開かれた佐渡市で記者団の取材に応じ、「突然の発表は遺憾で心外」などと憤りを見せた。長岡市の森市長は「地域の宝物のようなデパート。その幕引きとしてはちょっと突然すぎる」、上越市の木浦市長は「(撤退という)結論を一方的に押しつけられ、激しい憤りを感じる」などと非難。新潟市の篠田市長は「今月中に中心市街地の活性化を話し合う会議を作りたい」と話した。
また、泉田知事は「従業員の雇用継続や再就職支援に全力を注ぎ、中心市街地活性化の取り組みに影響を及ぼさないよう力を尽くしてほしい。県も雇用対策や後継店舗の早期確保など、閉鎖後の道筋を早急に示せるよう最大限に努力していく」との内容のコメントを出した。
(2009年10月16日 読売新聞)
690
:
チバQ
:2009/10/16(金) 10:36:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20091016-OYT8T00046.htm
大和、県内2店舗は存続
存続することになった大和富山店(15日午前) 百貨店の大和(金沢市、東証2部、大証2部上場)は15日、小松店(石川県小松市)、新潟店(新潟市)、長岡店(新潟県長岡市)、上越店(同県上越市)の4店の閉店を正式発表した。県内の富山(富山市)、高岡(高岡市)の2店は香林坊店(金沢市)とともに存続が決まったことで、地元関係者は胸をなで下ろした。ただ、個人消費が低迷する中、再建が順調に進むかは不透明な状況で、県内2店の業績が大和再建のカギを握ることになった。
計画では、長岡、上越店は2010年4月末に、新潟、小松店は同年6月末に閉店する。同社の全従業員約1320人中約400人が、閉店する4店に勤務しており、同社は来月上旬から全社で470人の希望退職者を募集する。
閉店にかかる費用は、建物の原状回復費などが約45億円、希望退職者への特別退職金約9億円で、計約54億円を見込む。
閉店する4店はいずれも赤字で、4店合計の赤字額は年約10億円弱に達していた。一方、営業を継続する香林坊、富山、高岡の3店はいずれも黒字で、今後、これら3店に経営資源を集中する。香林坊店で一時凍結していた設備投資を再開するなど、店舗の魅力を向上させ、2011年2月期に営業利益の黒字転換を目指す。
宮社長は「470人もの希望退職を募るなど、苦渋の決断だった。従業員に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べる一方、経営責任については「多少余力があるうちに決断し、何とか会社を存続させることに主眼を置いた。周りのいろいろな声を聞き、繁栄につながらないと判断したら(社長を)辞める」とした。
同日発表した2010年2月期中間連結決算(今年3月〜8月)は、3期連続の減収減益となり、通期でも4期連続最終赤字となる見通し。百貨店業界は消費不振を背景に、業界再編の動きが相次いでいるが、宮社長は「我々はその中に割り込むつもりはない」と述べ、大手との資本提携の道は否定した。
一方、存続することになった富山、高岡両店。2010年2月期の中間期決算で、売上高が富山店90億7000万円(前年同期比9・9%減)、高岡店33億3700万円(同12・5%減)と、いずれも大幅に減少している。
全国的にも百貨店は苦境に立たされている。日本百貨店協会によると、87社の売上高総額は今年8月まで18か月連続して前年同月比を下回った。同協会では、「消費者が不要不急の商品を買わなくなった影響が大きい」とする。
大和は今後、香林坊店と同様、県内2店についても継続的な改装や売り場の再編で売り上げを回復させたい考えだ。富山店長の久郷隆行常務は、低価格商品の導入拡大など価格戦略も検討課題の一つに挙げ、「百貨店の王道を歩みながら、(低価格商品との)バランスを考えていきたい」と語った。また、岐阜県を商圏に含めた営業戦略の見直しも検討する考えを示した。
(2009年10月16日 読売新聞)
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チバQ
:2009/10/16(金) 10:37:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091016-OYT8T00105.htm
大和 4店閉店正式発表
社長会見「ニーズ変化 手打てず」
4店の閉店について説明する大和の宮社長(金沢市内で) 百貨店の大和(金沢市、東証2部、大証2部上場)は15日、小松店(小松市)、新潟店(新潟市)、長岡店(新潟県長岡市)、上越店(同県上越市)の4店の閉店を正式発表した。記者会見した宮二朗社長は「客のニーズの変化に手が打てず、総合的な競争力が低下した。4店で赤字幅が増大し、改善の見込みがないと判断した」と閉店理由を説明した。
計画では、長岡、上越店は2010年4月末に、新潟、小松店は同年6月末に閉店する。同社の全従業員約1320人中約400人が閉店する4店に勤務しており、同社は来月上旬から全社で470人の希望退職者を募集する。
閉店にかかる費用は、建物の原状回復費などが約45億円、希望退職者への特別退職金約9億円で、計約54億円を見込む。
閉店する4店はいずれも赤字で、4店合計の赤字額は年約10億円弱に達していた。一方、営業を継続する香林坊(金沢市)、富山(富山市)、高岡(富山県高岡市)の3店はいずれも黒字で、今後、これら3店に経営資源を集中する。香林坊店で一時凍結していた設備投資を再開するなど店舗の魅力を向上させ、2011年2月期に営業利益の黒字転換を目指す。
宮社長は「470人もの希望退職を募るなど、苦渋の決断だった。従業員に対し申し訳ない気持ちで一杯だ」と述べる一方、経営責任については、「多少余力があるうちに決断し、何とか会社を存続させることに主眼を置いた。周りの色々な声を聞き、繁栄につながらないと判断したら(社長を)辞める」とした。
同日発表した2010年2月期中間連結決算(今年3月〜8月)は、3期連続の減収減益となり、通期でも4期連続最終赤字となる見通し。百貨店業界は消費不振を背景に、業界再編が相次いでいるが、宮社長は「我々はその中に割り込むつもりはない」と述べ、大手との資本提携の道は否定した。
(2009年10月16日 読売新聞)
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荷主研究者
:2009/10/18(日) 02:31:35
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20091007/CK2009100702000188.html
2009年10月7日 中日新聞
百貨店『松菱』 激動64年 浜松市立中央図書館で回顧展
開業時のポスターを眺める人たち
写真やポスター、記念品など紹介
64年間、浜松市の中心街で市民に親しまれた百貨店「松菱」の足跡を振り返る「思い出の松菱展」が6日、中区松城町の市立中央図書館で始まった。紹介しているのは、創業時のポスターや記念品、時々のチラシや写真など約100点。歩みをまとめた冊子を手に眺めていると、時代の波にもまれた姿があらためて浮かび上がる。11月29日まで。
開業は1937(昭和12)年6月。当時のポスターは「百貨の殿堂」とうたった。多くの人が押し寄せ、げたを脱いでエレベーターに乗った人も。株主やテナントには「打ち出の小づち」が記念品として贈られた。
地上8階建てビルの工事を担ったのは大林組だった。ことし1月に大丸が跡地進出を断念しなければ、再開発事業者となっていただけに興味深い。
株主らに贈られた「打ち出の小づち」。裏に「松菱開店記念」と記されている=いずれも浜松市中区の市立中央図書館で
眼下に牛車/空襲/初の全館冷房/自己破産
「松菱」の店名は浜松にちなんだと思われていたが、実際の事情は異なるらしい。京都を本拠に百貨店を展開していた「丸物」が、「松菱」という百貨店も京都に出店しようと計画した。それがかなわず、進出した浜松で思いを果たした。百貨店の規制議論が強まり、支店扱いにしなかった、とも。
「一番“高さ”を感じたのは、階段の踊り場から窓を通して見る真下の景色でした」「(歩く人や牛車、自動車、バスが)どれも小さく見えて、おもちゃのようです」。冊子に回想を寄せた河合達雄さん(80)=中区蜆塚=は小学生時代、「あこがれの的」の松菱を訪れると決まって眺めを楽しんだ。
その建物は戦時中に計器工場となり、終戦前の空襲と艦砲射撃で焼けただれた。少年兵として復員した河合さんは、浜松駅に降り立つと「松菱はあるか」と焼け野原を歩いた。
松菱は49年、全売り場を再開し、戦後復興から高度成長への波に乗る。56年の大増築で県内初のエスカレーターを設置し、60年には県内百貨店で初の全館冷房を導入した。70年前後からライバル百貨店の参入が相次いだが、松菱は再増築で対抗し、存在感を発揮し続けた。
92年には巨額を投じた新館がオープンした。ところが、バブル崩壊の打撃から経営はじり貧状態となり、2001年11月に自己破産を迎えた。
今回の展示を中央図書館とともに主催したのは、浜松読書文化協力会。同会メンバーで市史編さん委員の鈴木正之さんは「60歳以上の人には、とても思い出深い場所。今のうちに資料を残しておきたかった」と話す。
10年がかりで資料を集めて感じるのは、内外の経済情勢に揺れてきた都心商業地の動きという。不況から再開発の動きが止まり、建物だけ残る現状が何よりも物語っている。
(後藤隆行)
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荷主研究者
:2009/10/19(月) 01:49:32
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910140275.html
'09/10/14 中国新聞
広島東映・ルーブル11月閉館
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広島市中区八丁堀の映画館「広島東映・広島ルーブル」が11月13日で閉館することが分かった。9月の「広島スカラ座」に続き、市中心部の老舗映画館がまた一つ姿を消す。
広島東映・広島ルーブルは1956年9月に開館。老朽化に伴う建て替えで95年10月に広島東映プラザビル(東急ハンズ広島店)の8階に移り、2スクリーン計436席で営業を続けてきた。
2005年、尾道市などでロケした映画「男たちの大和/YAMATO」が大ヒットしたものの、郊外型シネコンの進出攻勢で集客は落ち込んでいた。営業は最終日まで通常通り続ける。
広島都市圏でシネコンが初開業した97年以降、市中心部の映画館は広島朝日会館や広島リッツ劇場など計7館が姿を消した。
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カレンちゃん
:2009/10/19(月) 15:29:39
ここって私しか知らないのかな?
↓ ↓ ↓
ttp://magiclien.com/?sk4
知ってる人が居れば情報ください!
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チバQ
:2009/10/22(木) 21:23:44
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091023k0000m020079000c.html
伊藤忠:小売り大手ユニーと資本提携 流通2強を追撃へ
資本提携会見で握手をする伊藤忠商事の小林栄三社長(左)とユニーの前村哲路社長=東京都港区の伊藤忠本社で2009年10月22日、宮島寛撮影 伊藤忠商事は22日、東海地方を中心にスーパーなどを展開する小売り大手、ユニーの発行済み株式の3%を取得し、資本提携すると発表した。両社は既に商品の共同開発などで協力関係にあるが、中国進出などで提携を拡大。消費低迷が続く中、ユニーは伊藤忠の支援を受けて、競争力を強化し、流通2強のセブン&アイ・ホールディングスとイオンを追い上げたい考えだ。
伊藤忠はファミリーマート、ユニーはサークルKサンクスとコンビニエンスストアを傘下に持っており、今回の資本提携でコンビニ同士の連携拡大につながる可能性も出てきた。小売業界では、昨年末にイオンに三菱商事が約5%を出資するなど大手商社を核にした再編が加速している。
伊藤忠は来年3月までに主に市場からユニー株を買い集める。取得額は40億円前後の見通し。業務提携は新たに▽中国など海外での事業展開▽食品廃棄物リサイクル事業▽商品・資材調達▽農業事業−−を加えることで合意した。現在、両社間ではグループで1100億円弱の取引があるが、1000億円程度の上積みを目指すという。
伊藤忠の小林栄三社長は記者会見で「生活産業は今後の成長に向けた最重要分野。得意な経営資源を持ち寄って国内外で両社の互恵関係を発展させたい」と説明。ユニーの前村哲路社長は「日本はデフレなど大きな変化に直面しており、コスト構造を大幅に変える必要がある」と提携の狙いを述べた。
伊藤忠は中国最大手の食品企業、頂新グループへの資本参加を通じ、中国事業の拡大を進めている。ユニーは09年8月中間期決算(単独)でスーパー事業の不振から11億円の営業赤字に陥ったが、11年以降に予定する上海出店を足がかりに中国進出を加速する計画で、伊藤忠が持つ中国の物流網などを活用する考えだ。
両社は06年に業務提携し、ユニーのプライベートブランド(PB)で販売するパンや衣料品などの共同開発を進めている。【宮崎泰宏】
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荷主研究者
:2009/10/23(金) 00:46:52
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/5483.html
2009年10月21日 新潟日報
マック新潟三越店も閉鎖へ
新潟市中央区西堀通5の三越新潟店に隣接するマクドナルド新潟三越店が11月末に営業を終了する方針が21日、明らかになった。同店は1979年に県内第1号店として開業したファストフードの先駆け。同所を含めて古くから中心市街地を構成する古町地区では大和新潟店の閉鎖が決まったばかりで、相次ぐ店舗の閉鎖方針は中心市街地の衰退を浮き彫りにした。
同店の土地、建物は三越が所有。関係者によると、日本マクドナルド(東京)が8月、三越新潟店に撤退の意向を打診した。近く双方の関係者による協議が行われ、マクドナルド側が正式に撤退方針を伝える見通し。
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:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:49:06
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009102302000152.html
万引、マイバッグの“死角” 精算済みか…見分け困難
2009年10月23日 朝刊
二酸化炭素(CO2)の削減策として全国のスーパーでレジ袋の有料化が広まる中、かわりに使われるようになったマイバッグを悪用した万引が増えている。精算済みの商品か、万引した物か、見分けが難しいマイバッグの“死角”につけ込んだ犯行で、どの店も対応に苦慮している。
三重県内で二十数店舗を展開する「ぎゅーとら」(伊勢市)は2007年9月、人口10万人以上の自治体としては全国で初めてレジ袋有料化を始めた伊勢市の店舗から順次、袋の無料配布をやめた。しかし、有料化前と比べると、「2割ほど万引件数が増えた」という。
安い商品は店のかごに入れてきちんと精算し、高額な一部の商品をマイバッグに忍ばせて盗む手口が目立つ。レジを通った後、再び売り場に戻り、精算済みの商品に交ぜて万引するケースもある。担当者は「警備員を増やしたが、コスト面から態勢には限界もある」と声を落とす。
レジ袋の無料配布をやめたスーパーでは、店のかごと一緒にマイバッグの口を開けたまま持つ客が多い。店員が不審に思っても精算済みの商品か、別の店で買った商品の可能性もあり、声を掛けづらいのが悩みだ。
愛知、岐阜、三重県などで展開する大手スーパーもマイバッグの普及とともに万引が増え、客にはマイバッグはレジを通ってから使うよう呼び掛ける。広報担当者は「陳列棚の前でマイバッグに商品を詰めている客を注意したら、『買うつもりだったのに失礼だ』と逆に抗議を受けてしまった」と頭を抱える。
三重県に出店する「マルヤス」(津市)もマイバッグを使った万引が目立つようになった。担当者は「店員が万引を目撃したのに『別の店で買った商品だ』と言い逃れされた」と苦り切る。
売り場が広く商品単価の高いホームセンターなどは、万引対策が取れないとしてレジ袋有料化を見送る店が多い。大手スーパーでつくる「日本チェーンストア協会」(東京都港区)は「レジ袋の有料化は環境保護策として今後も推進する」とする一方、「万引防止は、業界を挙げて警察と連携し、マイバッグ使用のルール強化も必要だ」と話す。
【レジ袋有料化】大手スーパーではイオンが2007年1月、京都市左京区の店舗で全国で初めてレジ袋の有料販売を開始。業者と自治体、市民が協議会を立ち上げ、協定を結ぶか、条例を制定する形で全国に広まった。東海3県は、愛知が60市町村のうち45市町、岐阜が全42市町村、三重が29市町のうち25市町で導入済み。スーパーでのレジ袋辞退率は約9割とマイバッグ定着が進んでいる。
699
:
チバQ
:2009/10/24(土) 10:50:02
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091022/sty0910221556004-n1.htm
大阪・梅田の繁華街がピンチ! 百貨店改装で通路閉鎖、客足半減 (1/2ページ)
2009.10.22 15:50
阪急百貨店うめだ本店の建て替え工事で、JR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ屋内通路が閉鎖。大阪・キタを代表する繁華街「阪急東通商店街」が大きな打撃を受けている 阪急百貨店うめだ本店の建て替え工事に伴う、JR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ屋内通路の閉鎖で、大阪・キタを代表する繁華街「阪急東通商店街」が大きな打撃を受けている。人の流れが変わり、JR方面からの客が激減、飲食店などが売り上げを落としている。通路再開は2年半後。店主らは「閉鎖の間に、店がつぶれてしまう」と不安をつのらせ、阪急側に対策を申し入れることも検討している。
はや売り上げ2割ダウン
「まさかここまで減るとは思わなかった」。同商店街のお好み焼き店「美舟」の店主、舟橋修治さん(60)の表情はさえない。
先月24日の閉鎖以降、平日の仕事帰りの客が減り、売り上げは昨年の同時期に比べ2割ほど下がった。「去年は不況で、落ちるところまで落ちたと思ったけど、それより悪い」とため息をつく。和食チェーンの店長(45)も「想像以上の影響。売り上げの数字を見るのが怖くなった」。
近くのカラオケ店でも2割近く客足が落ちた。店では売り上げの回復に向け、営業会議を繰り返しているが、男性店長(28)は「どう対策をすればいいのか、正直、分からない」と途方に暮れている。
「共存」訴え
閉鎖された通路は、阪急百貨店をはさんで、西側のJR大阪駅と商店街の入り口がある東側を結ぶ歩行者の“大動脈”。通行できなくなったことで、JR側から商店街に行くには、阪急百貨店沿いに南へ迂回(うかい)しなければならなくなった。以前に比べ距離は大きく変わらないが、北方面の迂回ルートを使って阪急電鉄を利用する人が多くなり、商店街への人の流れが減った。
阪急東通商店会連合会会長の野口功さん(75)は「阪急という名前を掲げた商店街として、これまでやってきた。阪急さんには、地元の街のことも一緒に考えてほしい」と訴える。
野口さんによると、東通商店街以外にも、影響が出ている商店街があり、今月26日に開かれる北区の各商店会の代表者が集まる会議で議題にし、阪急側に看板設置など、対策を申し入れることも検討するという。
通路の再開は、平成24年の春。それまで、店を維持できるがどうか分からないとこぼす経営者も少なくない。お好み焼き店の舟橋さんは「通路が閉鎖されただけで影響があるのは、商店街の方にも原因があるのかもしれない。お客さんが遠回りしても来たくなるよう、自分たちの努力も必要。通路の閉鎖を、街づくりを考える機会にしたい」と話している。
阪急電鉄広報部は「閉鎖する通路に直結する地下街や近く商店街さんには6月から8月にかけて説明をした。影響については、まだ、直接お話をうかがっていないので答えようがない」としている。
◇
■阪急東通商店街 戦前から阪急梅田駅前に店が集まり、戦後、繁華街・歓楽街が形成された。昭和40年ごろに阪急東通商店会が発足。「東通り」として親しまれるようになった。近年は個人経営の店は減り、店の大型化が進む。飲食店を中心に、カラオケ店やパチンコ店などが集まる。
700
:
とはずがたり
:2009/10/27(火) 19:17:41
>>695
ユニー、伊藤忠と資本提携
海外展開強化の布石 調達力や物流網期待
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei091023_1.htm
ユニーが伊藤忠商事との資本提携に踏み切るのは、国内販売の不振を打開するためには中国などでの海外展開の強化が不可欠で、総合商社の商品調達力や物流ネットワークに頼らざるを得ない事情が背景にある。国内での「経済成長を前提としたビジネスモデルの変化」(ユニーの前村哲路社長)への対応を迫られた末の経営判断ともいえる。
(野矢充)
「今、(仏流通大手の)カルフールが(本格的に)進出したら成功する。それほど消費者の認識は変わった」。ユニーの前村社長は22日の記者会見で「総合小売業」を取り巻く経営環境の変化を強調した。巨大流通外資が提供するような「高品質」「低価格」に対する消費者の要求が一段と強まる中で、米ウォルマート・ストアーズ傘下の西友の攻勢や、ユニクロなど「カテゴリーキラー」との競争激化に危機感を募らせた。
ユニーが展開する「アピタ」「ピアゴ」もディスカウント店やドラッグストアとの顧客争奪を繰り広げており、2009年8月中間連結決算は2年ぶりの税引き後赤字に転落した。
伊藤忠との資本提携で商品供給などでの協業関係を一段と深めれば「企業価値の向上」(前村社長)につながる。伊藤忠のノウハウやネットワークを活用することで、関西地盤のイズミヤなどとの自主企画商品の共同開発も加速できる。開発と供給のスピードを上げることでコスト削減を進めなければ「企業としての永続性はない」(同)との見方だ。
海外展開の強化にも伊藤忠との関係強化は欠かせない。人口減が進み、「どの地域も過当競争」(同)にある中で、国内販売の伸びは期待できない。巨大な潜在購買力を持つ中国などアジア市場での成功は生き残りの鍵を握る。
ユニーは11年に上海1号店を出店し、同一地域に集中出店する「ドミナント戦略」で10〜20店の出店を目指す。伊藤忠との関係強化で、海外店舗で販売する商品を効率的に調達できるほか、店舗運営を円滑に進めるための情報や物流のノウハウも得ることができるとの判断だ。
今回の資本提携は伊藤忠の打診で実現した。ユニーは「独立路線を捨てる訳ではない」(同)と強調するが、国内外での競争激化を受けて、商社と流通業界の関係は一段と強まる可能性もある。
(2009年10月23日 読売新聞)
701
:
チバQ
:2009/10/28(水) 22:37:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20091028-OYT8T00126.htm
吉祥寺伊勢丹跡 複合施設が有力
三菱系子会社と最終調整
来年3月14日に閉店する伊勢丹吉祥寺店が入る「F&Fビル」(武蔵野市吉祥寺本町1)を所有する武蔵野市開発公社が、伊勢丹に代わる契約先として三菱商事系の不動産開発会社を選定する方向で最終調整していることが、関係者の話でわかった。契約期間や賃貸借料などの内容を詰めたうえで、11月上旬にも正式発表する見通し。同社が、公社や市と協議しながら、ファッション分野などを中心に、ビルに入居する複数の後継テナントを誘致し、複合商業施設の形態になる可能性が高い。(広中正則)
この会社は三菱商事の子会社「三菱商事都市開発」(本社・渋谷区)。今月21日に開かれた市開発公社の理事会で、契約先として内定が報告され、了承された。
三越伊勢丹ホールディングスが伊勢丹吉祥寺店の閉店を公表した今年5月以降、「F&Fビル」オーナーの公社には、老舗百貨店から大手ディスカウント店、家電量販店まで計50社以上から入居の打診や問い合わせがあったが、公社と市は、入居テナントを1社だけに絞らず、「集客力のある都市型商業施設」との方針に沿って、最終的に、デベロッパーに複数の入居テナントを提案させる方式を選択した。
公社や市では、街の集客力を維持する観点からも、伊勢丹吉祥寺店の閉店から、改装、後継テナントのオープンまでの「空白期間」をできるだけ短縮したい考えで、来年秋頃に設定されている再オープンの時期を前倒しできるよう、デベロッパー側とテナントの詳細の詰めを急ぐ方針だ。
三菱商事都市開発は読売新聞の取材に「関心を持っているのは確かだが、現時点ではコメントできない」、公社も「ノーコメント」としている。
(2009年10月28日 読売新聞)
702
:
チバQ
:2009/10/31(土) 12:19:15
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091030ddm008020059000c.html
家電量販店:勢力拡大、百貨店に代わり「駅前」の顔に
景気低迷で苦境が続く小売業界で、大手家電量販店の版図拡大が続いている。最大手のヤマダ電機は30日、東京・池袋の三越池袋店跡地に大型店を開店する。ヨドバシカメラも来年以降、JR京都駅前の近鉄百貨店跡地に新店をオープン。駅前一等地の顔とも言える百貨店が衰退し、「値引き」の代表選手に置き換わる構図は「デフレ時代」の象徴といえそうだ。【窪田淳】
★郊外店の20倍目標
ヤマダ電機の新店舗は「LABI1日本総本店池袋」(東京都豊島区)。一宮忠男社長は「池袋地区のもう1店舗を合わせ、売上高800億円を目指す」と意気込む。平均的な郊外店の20倍の規模だ。
今年5月に閉店した三越の店舗を改装し、約2万3000平方メートルと同社最大の売り場面積。電気製品以外に医薬・化粧品、書籍、おもちゃなど計150万点を扱う。エアコンの体感室、テレビのネット接続実演コーナー、レストランや屋上フットサルコートを備え、家族連れの長時間滞在に気を配る店舗を心掛けたという。
都心の百貨店跡に家電量販店が出店し始めたのは01年ごろから。経営悪化で撤退した有楽町そごう(東京都千代田区)、札幌そごう(札幌市中央区)、プランタンなんば(大阪市中央区)の店舗跡にビックカメラが次々出店。昼休み・仕事帰りの会社員らの需要を取り込み、「都心のビジネス街で家電は売れない」という常識を覆した。ヨドバシカメラも07年、三越吉祥寺店(東京都武蔵野市)撤退後に入居している。
★アウトレット店
モデルチェンジ後の旧展示品や在庫品をそろえて格安で販売する「アウトレット店」も急拡大中だ。ビックカメラが22日に東京・東池袋にオープンしたアウトレット店は、テレビ、冷蔵庫、パソコン、デジタルカメラなどを通常の2〜5割引きで販売する。
「ビックカメラアウトレット」の松井篤志店長は「来店客数は通常店舗だった改装前の3倍近い伸び。商品の入れ替えも間に合わない」と話す。ノートパソコンを選んでいた20歳代の女性は「春の発売時に20万円近くした商品が10万円以下。展示品だったというが気にならない」。
アウトレット専門店は01年に出店した上新電機やヨドバシカメラが先駆けだが、今年3月にはベスト電器が、8月にはエディオンがそれぞれ福岡県内に1号店を開き、節約志向を強める消費者の取り込みに知恵を絞っている。
◇「街の電器屋さん」を系列化
調査会社のジーエフケージャパンによると、08年度の家電量販店市場は5兆1000億円で、05年度比で8%増えた。全国の百貨店売上高が年々減少しているのとは対照的だ。消費が一段と冷え込んだ09年度もエコポイント制度の追い風で増収が見込まれており、同社は、「大手を中心に出店意欲は衰えていない」と話す。
都心部への勢力拡大と並行して進めているのが、大手電機メーカー系列で存続してきた「街の電器屋さん」の取り込みだ。ヤマダは05年9月以降、子会社を通じて小規模店の系列化を進めており、現在の1100店舗弱から12年春までに3000店舗に増やす計画。やや割高になるが、大型店に足を運べない高齢者や、きめ細かなアフターサービスを求める層の需要が見込めると見ている。
「街の電器屋さん」にとっても、一定の加盟店料を支払いながら、商品の仕入れや売れ筋情報の提供などで規模のメリットを享受できる。約660店の系列店を持つエディオンも、今後5〜10年でさらに600店の加入を目指す計画だ。
703
:
チバQ
:2009/10/31(土) 12:20:22
□
先月の全国の百貨店の売り上げは4762億円余りで、前年同月と比べると、なんと19カ月もマイナスが続いている。危機感から、日本百貨店協会の86社256店が共同の販売促進をしている。その一つが川柳の公募。<届いたよ 笑顔と分かる 母の声>。入賞作が店内に張ってある。
銀座通りを行く人に百貨店の利用を尋ねると、統計を裏付ける答え。「定年になってからはめったに来ない。景気が悪いから高いものは買いにくい」(千葉市、男性67歳)、「2、3年前は週に5日は来ていた。今は娘から誘われるアウトレット店やスーパーに行くわね」(東京都中央区、女性63歳)。
店内のパンフレットは英語、中国語は当たり前になった。大きな紙袋を提げた中国人グループに声をかけた。不動産業の社長という男性(39)が家族のために買ったプラダの財布三つの合計金額は19万5000円! 「中国で買うより3分の1は安い。銀座に来たんだからたくさん買い物をしたい」と話す。
一部の百貨店では、来店するだけでカードのポイントがたまる仕組みを始めた。ワンコインランチとして、500円の弁当を売り出した店もある。格式高い百貨店の印象を変え、「毎日、気軽に来てほしい」とのメッセージをこめる。
□
続いて、東武百貨店池袋本店へ。
寺坂さんが「新しい取り組み」と紹介するのが、3月に設けられた呉服店「十萬屋」。着物と帯で10万5000円という均一価格に加え、店員が声をかけないため自由に見ることができる。「気軽に」がここでもテーマだ。
女性靴売り場にも変化が。牛革を使い1万円以上したパンプスを、合成皮革で6000円からにした。陳列棚に、商品の値段の幅を記した「プライスカード」を置いたのも特徴だ。広報担当の西口美穂さんは「目標の1・3倍の売り上げです。私も気に入って買っちゃいました」と話す。
外壁に、川柳の書かれた幕が垂れ下がる。<お父さん 贈るベルトの サイズなし>。東京ドームおよそ2個分という関東一の売り場にメリハリをつけるのが、05年に入った衣料品の「ユニクロ」と、今年夏に店舗を構えた化粧品の「DHC」である。どちらも手ごろ感を前面に出すだけに、「百貨店に入れるのはどうか」との声はあったが、集客効果は十分だという。
日本橋高島屋では、歳暮商戦が始まっていた。商品を選ぶ人、注文する人で熱気ムンムン。初日は込むらしい。200ページの贈答品カタログはずしりと重い。「申し訳ありません。80分待ちです」と、担当者が頭を下げている。
千葉県から来た女性(63)はコンビニ店を経営する。「うちの店でもお歳暮の品は扱っているんだけど、しっかりした付き合いの家には昔からデパートの商品を贈っている」と話す。良質な商品とサービスへの信頼は根強い。
□
それならば、景気が上向けば百貨店も浮上するのか。
寺坂さんは「難しいと思う」と話して、その理由に若者の意識の変化を挙げる。「ぼくの周りの若い人は『欲しいものだけ買えればいい』と、百貨店ではなく専門店に行く」。1カ所で衣食住のすべてがそろう「百貨」という特徴が受け入れられなくなっている。
都心の百貨店によくある、同じような有名ブランド店やレストランが目立つ最近の造りは、そうした若者の傾向に対応しているのだろう。でも、かえって百貨店の個性が奪われているように見える。
流通業界の取材が長い業界誌記者は「1980年代には、西武百貨店が『おいしい生活』などのコピーを掲げて、新しい価値や文化を発信した。しかし今は、多くの百貨店がモノを売るだけ。タンスがいっぱいになった消費者が健康、美容、旅行などモノ以外に関心を向けていることに気づくべきだ」と指摘する。
寺坂さんは「デパートの店員は専門知識を持っている。伊勢丹の紳士カバンの担当者は何を聞いても答えが返ってくるし、松坂屋の靴職人には全国から修理の注文がくる。こうした専門性をもっと生かせないのか」と言う。
名門にあぐらをかくのではなく、どれだけ挑戦できるのか。百貨店を愛する人々の期待は大きい。
704
:
チバQ
:2009/10/31(土) 12:21:21
>>703
前半が抜けてました・・・
特集ワイド:屋上菜園、川柳、「ユニクロ」「DHC」…工夫が命、百貨店
百貨店が苦しんでいる。急な景気低迷で、消費者の財布のひもが固くなったからだ。一方、従来とは異なる工夫で客足を伸ばす店もあるようだ。百貨店の今、をのぞいた。【坂巻士朗】
「面白いですよね。銀座の真ん中にピーマンが実っているのは」。そう笑うのは、テレビの放送作家、寺坂直毅さん。28歳にして全国250以上の百貨店を訪ねた経験を生かし、「胸騒ぎのデパート」(東京書籍)を出版した。
寺坂さんと創業140年の松屋銀座を訪ねた。「最近のユニークな取り組みは?」と聞くと真っ先に連れていかれたのが、屋上だった。
松屋は5年ほど前に遊園地を閉鎖、ヒートアイランド対策として昨年、150平方メートルを菜園にして、トマトやカボチャなどを植えた。ベンチで昼寝したり、お弁当を食べている人がいる。水やりや草取りは社員がボランティアで行い、収穫した野菜は持ち帰って食べる。
松屋広報課の大木幸生係長は「環境問題に真剣に取り組む姿勢を打ち出すために始めました。休憩するお客さまから、心が休まるとの意見があります」と言う。地道だが、社会貢献や文化発信に熱心な百貨店の伝統を感じる取り組みである。
子供のころから百貨店を遊び場にしていたという寺坂さんは、「思いがけない商品を発見できる。歩いているだけで目が肥える」と魅力を語る。松屋で好きな売り場は1955年からあるデザインコレクション。「先日も、7色のアーチ形の積み木を見つけて、2万円ぐらいしたけど買いました」
705
:
チバQ
:2009/10/31(土) 12:22:45
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091029dde001040068000c.html
知りたい!:海外高級ブランド店、視線の先は中国市場
◇撤退、出店白紙… 売上高2けた成長
海外の高級ファッションブランドが相次いで日本からの撤退・縮小を決めている。世界のブランドが日本を「プレミアム市場」と位置づけた時代は過ぎ去ったのか。【宮崎泰宏】
■経済環境が激変
英フィナンシャル・タイムズは今月7日、イタリアの高級ブランド、ジャンニ・ベルサーチが日本の直営店を既に閉店し、日本法人の事務所も月内に閉鎖すると報じた。
派手な色合いのスーツやネクタイで、元プロ野球選手の新庄剛志さんなどの有名人が愛用したことで知られるブランド。東京・紀尾井町のホテルニューオータニにあった日本法人本店に電話すると、「番号は使われていません」のメッセージが流れるだけ。ホテル関係者によると、すでに店舗を閉鎖したという。
三井物産などは5日、英「バーバリー」と結んでいる日本でのコートの生産販売に関する2020年までの契約期間を5年間短縮した。三井物産は「経済環境が激変し、長期契約の是非を検討し直した」と話す。
■カジュアル席巻
数寄屋橋交差点近くで工事が進む地下4階、地上12階建てのビルには、ルイ・ヴィトン・ジャパンの顔になる大型旗艦店が入居する計画があった。しかし昨年12月に白紙に戻った。代わりに入居を決めたのは、低価格のカジュアル衣料を世界で展開する米ギャップ(GAP)。大手商社の幹部は「流行鮮度の高さと安さが両立するファストファッションの時代の象徴だ」と話す。
海外の高級ブランド店は百貨店を日本進出の足場とし、客を集めて、路面店を増やした。しかし、不況で百貨店からの客離れが進む中、若者層の人気は「ユニクロ」に代表される手ごろな価格の専門店に集中、高級ブランド離れが加速。矢野経済研究所によると、08年の海外高級ブランドの国内市場は1兆643億円と前年比10・2%減少。09年は1兆円を割り込む見通しだ。
ブランド好きの放送作家、山田美保子さんは「高級ブランドブームは私たち50代前半が女子大生のころから引っ張ってきたけど、ブランド好きにはエルメスのバーキンも行き渡り、将来の蓄えにシフトしている。若い人は数十万円のスーツなんて買いません。衰退も仕方ない」と話す。
■業界包む寂寥感
高級皮革バッグなどで知られる米「コーチ」の09年7〜9月期の日本の売上高は前年同期比3%減となる一方で、中国では2けた成長を記録した。
しかし、世界的な景気低迷が続く中、欧米有名ブランドの関心は中国など新興市場に移り、日本のファッション業界には寂(せき)寥(りょう)感すら漂っている。
706
:
とはずがたり
:2009/10/31(土) 12:33:53
>>703-704
貼り付け直しときま〜
特集ワイド:屋上菜園、川柳、「ユニクロ」「DHC」…工夫が命、百貨店
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091030dde012040069000c.html
百貨店が苦しんでいる。急な景気低迷で、消費者の財布のひもが固くなったからだ。一方、従来とは異なる工夫で客足を伸ばす店もあるようだ。百貨店の今、をのぞいた。【坂巻士朗】
「面白いですよね。銀座の真ん中にピーマンが実っているのは」。そう笑うのは、テレビの放送作家、寺坂直毅さん。28歳にして全国250以上の百貨店を訪ねた経験を生かし、「胸騒ぎのデパート」(東京書籍)を出版した。
寺坂さんと創業140年の松屋銀座を訪ねた。「最近のユニークな取り組みは?」と聞くと真っ先に連れていかれたのが、屋上だった。
松屋は5年ほど前に遊園地を閉鎖、ヒートアイランド対策として昨年、150平方メートルを菜園にして、トマトやカボチャなどを植えた。ベンチで昼寝したり、お弁当を食べている人がいる。水やりや草取りは社員がボランティアで行い、収穫した野菜は持ち帰って食べる。
松屋広報課の大木幸生係長は「環境問題に真剣に取り組む姿勢を打ち出すために始めました。休憩するお客さまから、心が休まるとの意見があります」と言う。地道だが、社会貢献や文化発信に熱心な百貨店の伝統を感じる取り組みである。
子供のころから百貨店を遊び場にしていたという寺坂さんは、「思いがけない商品を発見できる。歩いているだけで目が肥える」と魅力を語る。松屋で好きな売り場は1955年からあるデザインコレクション。「先日も、7色のアーチ形の積み木を見つけて、2万円ぐらいしたけど買いました」
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先月の全国の百貨店の売り上げは4762億円余りで、前年同月と比べると、なんと19カ月もマイナスが続いている。危機感から、日本百貨店協会の86社256店が共同の販売促進をしている。その一つが川柳の公募。<届いたよ 笑顔と分かる 母の声>。入賞作が店内に張ってある。
銀座通りを行く人に百貨店の利用を尋ねると、統計を裏付ける答え。「定年になってからはめったに来ない。景気が悪いから高いものは買いにくい」(千葉市、男性67歳)、「2、3年前は週に5日は来ていた。今は娘から誘われるアウトレット店やスーパーに行くわね」(東京都中央区、女性63歳)。
店内のパンフレットは英語、中国語は当たり前になった。大きな紙袋を提げた中国人グループに声をかけた。不動産業の社長という男性(39)が家族のために買ったプラダの財布三つの合計金額は19万5000円! 「中国で買うより3分の1は安い。銀座に来たんだからたくさん買い物をしたい」と話す。
一部の百貨店では、来店するだけでカードのポイントがたまる仕組みを始めた。ワンコインランチとして、500円の弁当を売り出した店もある。格式高い百貨店の印象を変え、「毎日、気軽に来てほしい」とのメッセージをこめる。
□
707
:
とはずがたり
:2009/10/31(土) 12:34:11
>>706-707
続いて、東武百貨店池袋本店へ。
寺坂さんが「新しい取り組み」と紹介するのが、3月に設けられた呉服店「十萬屋」。着物と帯で10万5000円という均一価格に加え、店員が声をかけないため自由に見ることができる。「気軽に」がここでもテーマだ。
女性靴売り場にも変化が。牛革を使い1万円以上したパンプスを、合成皮革で6000円からにした。陳列棚に、商品の値段の幅を記した「プライスカード」を置いたのも特徴だ。広報担当の西口美穂さんは「目標の1・3倍の売り上げです。私も気に入って買っちゃいました」と話す。
外壁に、川柳の書かれた幕が垂れ下がる。<お父さん 贈るベルトの サイズなし>。東京ドームおよそ2個分という関東一の売り場にメリハリをつけるのが、05年に入った衣料品の「ユニクロ」と、今年夏に店舗を構えた化粧品の「DHC」である。どちらも手ごろ感を前面に出すだけに、「百貨店に入れるのはどうか」との声はあったが、集客効果は十分だという。
日本橋高島屋では、歳暮商戦が始まっていた。商品を選ぶ人、注文する人で熱気ムンムン。初日は込むらしい。200ページの贈答品カタログはずしりと重い。「申し訳ありません。80分待ちです」と、担当者が頭を下げている。
千葉県から来た女性(63)はコンビニ店を経営する。「うちの店でもお歳暮の品は扱っているんだけど、しっかりした付き合いの家には昔からデパートの商品を贈っている」と話す。良質な商品とサービスへの信頼は根強い。
□
それならば、景気が上向けば百貨店も浮上するのか。
寺坂さんは「難しいと思う」と話して、その理由に若者の意識の変化を挙げる。「ぼくの周りの若い人は『欲しいものだけ買えればいい』と、百貨店ではなく専門店に行く」。1カ所で衣食住のすべてがそろう「百貨」という特徴が受け入れられなくなっている。
都心の百貨店によくある、同じような有名ブランド店やレストランが目立つ最近の造りは、そうした若者の傾向に対応しているのだろう。でも、かえって百貨店の個性が奪われているように見える。
流通業界の取材が長い業界誌記者は「1980年代には、西武百貨店が『おいしい生活』などのコピーを掲げて、新しい価値や文化を発信した。しかし今は、多くの百貨店がモノを売るだけ。タンスがいっぱいになった消費者が健康、美容、旅行などモノ以外に関心を向けていることに気づくべきだ」と指摘する。
寺坂さんは「デパートの店員は専門知識を持っている。伊勢丹の紳士カバンの担当者は何を聞いても答えが返ってくるし、松坂屋の靴職人には全国から修理の注文がくる。こうした専門性をもっと生かせないのか」と言う。
名門にあぐらをかくのではなく、どれだけ挑戦できるのか。百貨店を愛する人々の期待は大きい。
==============
◇「特集ワイド」へご意見、ご感想を
t.yukan@mbx.mainichi.co.jp
ファクス03・3212・0279
毎日新聞 2009年10月30日 東京夕刊
708
:
チバQ
:2009/11/02(月) 00:34:16
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091101/biz0911011802004-n1.htm
【ドラマ・企業攻防】“大阪最終決戦”ジュクの仇はキタで討つ 高島屋vs伊勢丹 (1/4ページ)
2009.11.1 18:00
「新宿と北海道の仇(あだ)は大阪で討つ」。百貨店業界で強烈なライバル関係にある高島屋と伊勢丹による盟主をかけた“大阪最終決戦”が幕を開ける。高島屋は、伊勢丹の本拠地で仕掛けた“新宿戦争”に続き、北海道の老舗、丸井今井の争奪戦でも敗れた。今度は平成23年に三越伊勢丹が高島屋の本拠地の大阪に乗り込んでくる。高島屋は同年に経営統合する阪急阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングとともに各店の増床を着々と進め、返り討ちにする構えだ。
謙遜の裏で必勝態勢
「名乗りを上げるなんておこがましい。地域1、2番店どころか3番店にもならないですよ」
伊勢丹幹部は、こう謙遜(けんそん)する。
同社と三越を傘下に持つ三越伊勢丹ホールディングスが、JR西日本と共同で大阪・キタにオープンする「JR大阪三越伊勢丹」。もともと三越単独で出店する計画だったが、昨年の経営統合後に伊勢丹主導に変更された。
売り場面積は約5万平方メートルで、梅田地区の百貨店では4、5番目。新宿本店メンズ館の成功などで全国区の知名度を獲得した伊勢丹だが、店舗のない関西人にはなじみが薄い。名門の三越ブランドも、かつての威光は期待できない。
それでも、高島屋の鈴木弘治社長は「伊勢丹のマーチャン・ダイジング(商品政策)力は業界ナンバーワン」と警戒を怠らない。
大阪駅に隣接する絶好のロケーションを生かし、「関西だけでなく、中国や四国地方から“伊勢丹ファッション”を求める客が集まるのでは」(業界関係者)との声も聞かれる。
しかも「伊勢丹と三越の強みを融合させた統合の象徴」(伊勢丹幹部)と位置づけており、必勝態勢を敷いて大阪に乗り込んでくるのは確実だ。
キタとミナミで挟撃
9月3日に第1期建て替え工事を終え、オープンしたキタで売り上げトップの阪急百貨店梅田本店。開店前には約3千人の行列ができた。
お目当ては、ミシェル・オバマ米大統領夫人が就任式後のパーティーで着用し一躍注目を集めた「ジェイソン・ウー」やエリザベス女王も愛用する高級婦人靴「ロジェ・ヴィヴィエ」など国内や関西で初出店となる海外ブランドだ。
「放っておくと、三越伊勢丹に取られてしまう」。阪急百貨店の担当者は、対抗心を隠さない。
高島屋も、着々と迎撃態勢を整えている。
ミナミの難波でトップの高島屋大阪店では増床が進行中で、来年3月に新館がオープンし、売り場面積は現在の約5・6万平方メートルから7万平方メートル超に広がる。本館も順次改修し23年春に全面開業する段取りだ。
709
:
チバQ
:2009/11/02(月) 00:34:47
経営統合によりキタとミナミの「1番店」を擁する“大阪最強連合”が誕生。業界では「にらまれるのを嫌い、取引先が三越伊勢丹への出店に及び腰になる」(関係者)ともささやかれている。
負けられない理由
高島屋には、三越伊勢丹以上に負けられない理由がある。8年に伊勢丹の牙城である新宿に出店したが、1番店の伊勢丹本店どころ、小田急、京王百貨店にも及ばない4番店に甘んじており、敗北を喫した。
敗因は「伊勢丹に遠慮したのか、有力なブランドが集まらなかったため」(同)といわれており、逆の立場となる大阪は絶好の雪辱のチャンスだ。
今年1月に破綻(はたん)した丸井今井をめぐっては、伊勢丹が資本業務提携していたにもかかわらず、高島屋が横やりを入れる形でスポンサーに名乗りを上げた。高島屋の参戦で、「三越伊勢丹は高値づかみをさせられた」(同)との見方もあるが、鈴木社長は「北海道民から最も親しまれている百貨店。今でも残念だ」と素直に敗北を認める。
再編レースでは、伊勢丹が三越との統合で先行し、高島屋は業界3位に転落。しかし、再編消極論者とみられていた鈴木社長が一転してH2Oとの統合に動いたことで、再び業界トップに返り咲く。
鈴木社長と、伊勢丹前社長である三越伊勢丹HDの武藤信一会長は慶応大学経済学部の同期。「互いに相当意識している」(業界関係者)というライバル心も、両社の攻防をヒートアップさせる原因となっているようだ。
大手百貨店は再編で4グループに集約されたが、消費不振に加え、顧客離れによる構造的な百貨店不況が深刻化する中、さらなる淘汰(とうた)を予想する声は多い。
大阪決戦は、サバイバルレースを勝ち残る上でも大きな意味を持つ。(小熊敦郎)
711
:
チバQ
:2009/11/03(火) 21:23:10
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911030061a.nwc
百貨店5社、10月も売上高前年割れ 共同キャンペーンも不発に2009/11/3
大手百貨店5社が2日発表した10月の売上高(速報値)は、前年同月比6・9〜13・1%減と引き続き全社が前年割れとなった。根強い消費不振から主力の衣料品や宝飾品などの高額品の販売低迷が続いているほか、台風の影響で前半の客足が落ちたことも影響した。リーマン・ショックで急激に消費が冷え込んだ時期との比較となるため、下落率の改善も期待されたが、依然として低空飛行から抜け出す兆しはみえない。
10月は日本百貨店協会の主催で業界を挙げた初の販売促進キャンペーンが実施されたが、節約志向が強まる中で十分な押し上げ効果はなかったようだ。
減収幅が最も大きかったのがJ・フロントリテイリング傘下の松坂屋。9月との比較では減収幅が1・0ポイント改善したものの、4カ月連続で2けたの落ち込みとなった。名古屋、静岡地区の店舗の売り上げが、台風の影響で振るわなかったほか、法人外商の大口受注が不調だった上野店も売り上げを押し下げた。ただ、同じ傘下の大丸は、絵画などの催事やセールによる販売促進が功を奏し、6・9%減にとどまった。9月末に閉店した西武札幌店の利用客を取り込んだ札幌店は、1・5%増と好調だった。
一方、三越はコート類といった秋冬物衣料の販売が伸びず、12・5%減。ファッションに軸足を置く伊勢丹も11・2%減と低迷した。台風による集客減も響いた。両社の親会社の三越伊勢丹ホールディングスは「予想より厳しい数字。消費者の慎重姿勢は根強い」と指摘。主力の衣料品や宝飾品が2けた台に落ち込んだ高島屋も、11・9%減少した。
百貨店各社は、リーマン・ショック後の消費不振の「本格的な影響は11月からだった」(J・フロントリテイリング)としており、11月以降も苦戦が見込まれる。
また、「婦人服では、長く着られるようなカーディガンといった軽衣料の単品買いが中心」(三越伊勢丹HD)など、消費者の節約志向も続いており、集客が増えても客単価の改善が進まないジレンマに陥っており、売り上げ挽回(ばんかい)に有効な打開策がみえない状況だ。
景気低迷の中でも、「中元の落ち込みは限定的だったように歳暮やおせち料理も需要が底堅い」(高島屋)として、各社は今月以降の年末商戦の本格化に期待を寄せているが、当面は厳しい経営状況が続きそうだ。
712
:
チバQ
:2009/11/03(火) 21:23:55
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091103ddm008020091000c.html
不況に克つ:ユニクロ快走 マックは最高益
<不況に克(か)つ>
外食のマクドナルドとカジュアル衣料のユニクロが好調を維持している。低価格にとどまらず、客足を増やすための独自策を打ち出していることが共通点だ。
◇1〜9月期、無料コーヒー効果も
日本マクドナルドホールディングスが2日発表した09年1〜9月期連結決算は、営業利益が前年同期比23・9%増の176億円で、01年7月の上場以来の最高益となった。売上高は前年同期比10・1%減の2768億円だったが、効率化のため直営店のフランチャイズチェーン(FC)化を進めているのが主因。FCを含めた全店売上高は3・3%増の3974億円と実質的には増収増益を維持した。
7月下旬から、コーヒー無料キャンペーンを4回実施し、8、9月と客数はプラスを維持した。今村朗・経理グループ上席部長は「無料配布だけだと原価割れだが、フードメニューも一緒に購入する人が多い」と、「無料効果」を強調した。都心部の店舗では、サラリーマンがマックで打ち合わせをする風景も目立つようになったという。【窪田淳】
◇10月売上高35%増、ヒートテック好調
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが2日発表した国内ユニクロ事業の10月の売上高は、既存店ベースで前年同月比35・7%増と大幅に伸びた。過去1年では最大の伸びで、9月の伸び率からも4・1ポイント拡大。衣料品販売の不振で百貨店やスーパーの業績が落ち込む中、ユニクロの快走が続いている。
売上高が前年を上回るのは8月から3カ月連続。10月は気温の低い日が多く、主力のフリースやダウン、保温性肌着「ヒートテック」など秋冬物商品が好調だった。有名ファッションデザイナー、ジル・サンダー氏と組んだ「プラスジェイ(+J)」ブランドを10月2日から発売、同じ日に銀座店を増床オープンするなどの話題性も追い風になったという。【宮崎泰宏】
713
:
チバQ
:2009/11/03(火) 21:25:40
>>699
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091102-OYO1T00954.htm?from=top
迂回利用で通行量激増! でも客足は減少?…新梅田食道街ため息
梅田・阪急工事で道路閉鎖“とばっちり”
屋内通路が閉鎖され、う回する通行人で混雑する新梅田食道街(10月29日、大阪市北区で)=近藤誠撮影 阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)の建て替え工事に伴ってJR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ屋内通路が閉鎖された影響で、すぐ北側にある飲食店街「新梅田食道街」(約100店)の通路が迂回(うかい)ルートに使われ、大混雑している。1日の通行量は約1万人超と、閉鎖前の約10倍にも上る。しかし、あまりにも人が多くなり、客が入りにくくなって、売り上げが減る店も出ているという。通路が元に戻るまで2年半かかる見込みで、店主らからはため息が漏れる。
同食道街連合会によると、混雑している通路は長さ約50メートル、幅約3メートル。朝夕のラッシュ時には、JR大阪駅前の横断歩道の信号待ちが重なったりすると通路の中程まで動かなくなることもあるという。
食道街のある喫茶店は、人が増えたことから来客増を見込み、アルバイトを2人増員。ところが、客足、売り上げともに閉鎖前より約1割減ったという。男性店長(45)は「あまりの人の多さにお客さんは早く通り抜けたいと思うだけで、店に入る余裕がないのではないか」と話した。
別の飲食店主は「混雑する通路沿いの店は特に影響が大きい。うちは売り上げが3割減った」と嘆く。新梅田食道街店主会は、阪急電鉄に通路の早期開通を求めることも検討する。
一方、JR大阪駅から屋内通路を抜けた東側にある阪急東通商店街は、閉鎖に伴い通行量が減ったという。同駅から向かうには、大きく迂回しなければならないためで、通路閉鎖前に平日1日約8000人あった通行量が、現在は5000〜6000人に。
阪急東通商店会連合会によると、各店とも売り上げが2〜3割落ちているといい、近く阪急電鉄に対し、JR大阪駅前に商店街への案内表示を設置するよう求める予定という。
阪急電鉄広報部は「商店街のみなさんには迷惑をかけているが、工事は安全第一。改めて理解を求めていきたい」としている。
広田君美・関西大名誉教授(社会心理学)の話「物理的に店内に入りにくくなったことに加え、人が多すぎて店に入る気持ちが萎(な)えてしまったのではないか。千客万来というが、人間の心理としては、人の流れはほどほどの方が店に入りやすいのだと思う」
(2009年11月2日 読売新聞)
714
:
チバQ
:2009/11/03(火) 21:30:14
リンク先に「主要電子マネーの利用回数と利用単価の月間平均」があります。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/trend/CK2009110302000073.html
電子マネー共通化 来客増へ不便さ解消
2009年11月3日 紙面から
「第二のお金」として存在感を増す電子マネーが、流通大手グループの垣根を越えて使われ始めている。利用先の拡大で普及を進めたい電子マネー事業者と、消費低迷下で少しでも来店客を増やしたい小売り側の思惑が一致した形だ。消費者には電子マネーを利用する場が増える利点がある。
セブン−イレブン・ジャパンは十月上旬、自社グループの電子マネー「ナナコ」のほか、新たに「エディ」を決済に使えるようにした。コンビニ大手のファミリーマートは、十月中旬、ライバル会社イオンの電子マネー「ワオン」を導入した。
元来、流通企業にとっての電子マネーは、グループ内への消費者の囲い込みを図る“販売促進ツール”の色合いが強かった。店舗によって使える電子マネーの種類が異なる不便さは、各社の囲い込み戦略が影響していたといっていい。
セブンも従来、自社のナナコの普及を優先し、他社の電子マネー導入に消極的だった。しかし、顧客の利便性を上げ、少しでも来客数を増やすべく、開放路線に転じた。
イオンの「ワオン」を受け入れたファミマは、「イオンを利用する主婦や中高年層にも来店してほしい」とする。コンビニの客層は男性が中心。垣根を取り払うことで、互いに異なる顧客を呼び込み合う狙いがある。各社の思惑が入り乱れる中、今後も系列を超えた電子マネー利用拡大の動きは加速しそうだ。 (石川智規)
前払い型と後払い型
読み取り機にかざすだけで即座に決済できる電子マネーは、あらゆる業態が自前の“通貨”をつくり、百花繚乱(りょうらん)の状態だ。電子マネーはカードに事前に入金(チャージ)する前払い型と、クレジットカードと同様、後日まとめて請求され入金の必要がない後払い型の2種類に大別される。
前払い型は、流通系のほか、スイカやパスモといった交通系などさまざまな事業者が入り乱れる。後払い型は、信販会社が運営するケースが多い。
715
:
チバQ
:2009/11/06(金) 23:38:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091106-OYT8T00107.htm
中合会津店閉店後
営業所を開設へ
百貨店「中合」(本社・福島市)の安藤静之社長は5日、会津若松市の「中合会津店」が来年2月末に閉店した後、同市の中心市街地に「中合福島店会津営業所」を開設する意向を明らかにした。同市役所で、中合会津店対策協議会(会長・菅家一郎会津若松市長)から営業所開設などの要請書を受け取った後、報道関係者に語った。
安藤社長によると、従業員4、5人を採用し、中元、歳暮などのカタログ販売を行う。また、地元から強い要望があった学校の制服については、会場を別に設けて取り扱う予定。会津店取り壊し後の土地の利用法については、決まっていないという。
(2009年11月6日 読売新聞)
716
:
とはずがたり
:2009/11/10(火) 12:02:22
岩田屋と福岡三越 経営統合 前倒しへ 10年度中にも 博多阪急開業前に
2009年11月10日 06:27
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/133542
三越伊勢丹ホールディングス(HD)の石塚邦雄社長は9日、100%子会社の岩田屋(福岡市)と、三越の支店の福岡三越(同)との経営統合について「2010年度中にも行いたい」との意向を明らかにした。同HDが統合時期を明言したのは初めて。
11年春に同市に開業する博多阪急に対抗するため、営業基盤の強化を急ぐ方針だ。
同HD内には、統合時期は「11年度中」との考えもあった。しかし、長引く消費不況で岩田屋の業績は悪化。景気回復の見通しは立たず、博多阪急開業後は激しい消耗戦に突入しかねないため、構造改革を加速させる。
今後、カード事業をはじめ、商品の受発注、顧客管理など営業関連システムの統合を進める。
石塚社長は「岩田屋と福岡三越が一人のトップの下で運営され、戦っていく体制を整えることが、一番の阪急対策になる」と述べた。
同日発表した10−12年度の新3カ年計画にも、競争力強化への戦略として、隣接店の「一体運営」を盛り込んだ。
同HDは08年4月、伊勢丹と三越が経営統合して誕生。両社のグループ店が隣接する福岡、新潟、北海道の3地域で店舗の経営統合を進め、独立させていく方針だ。
第1段階として今年10月、岩田屋を完全子会社にした。10年4月に福岡三越を分社化した後、両社を統合する。地元になじみ深い両店名は残す。
=2009/11/10付 西日本新聞朝刊=
717
:
荷主研究者
:2009/11/11(水) 22:58:08
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091104301.htm
2009年11月4日02時37分 北國新聞
旧ダイエー跡、低層ビル案が浮上 金沢・武蔵地下に食品、地上1〜2階 日本レイト
金沢市武蔵ケ辻の旧ダイエー金沢店跡地が、地元の悩みの種になっている。所有する日本レイト(大阪市)は高層ホテルの計画を断念したもようで、現在は低層階の商業ビルとする案が浮上している。ただ、テナント誘致は難航中で、ダイエー撤退から4年を経ても中心商業地の一角は空き地のまま。「いつまで野ざらしが続くのか」と地元関係者をやきもきさせている。
地元関係者によると、日本レイトは現在、旧ダイエー跡地で、地下1階、地上1、2階程度のビルを検討しているもよう。地下には食品スーパーの誘致を考えているとされ、金沢市や、地元商業者でつくる武蔵活性化協議会に、こうした開発の方向性を伝えている。
日本レイトは昨年1月、地下1階、地上13階の高層ビルを建設し、上層階を都市型の高級ホテル、低層階と地下に商業テナントを誘致する計画を明らかにしたが、計画は大幅に「下方修正」されたことになる。地元の商業関係者からは「武蔵の顔とも言える地に1、2階のビルでは寂しい」との声が出ている。
日本レイトは「関係者の協力を得ながら開発したいと考えているが、良い引き受け手があれば転売も視野に入れている。現状はテナント誘致などに苦戦しており、開発スケジュールについては何とも言えない」としている。
旧ダイエー金沢店跡地の利用計画は二転三転している。05年10月末に同店が閉店後、不動産は一時モルガン・スタンレー・グループが所有。07年2月に日本レイトが取得し、当時は15階以上の分譲マンション兼商業ビルが計画されていた。
「四つ葉のクローバー」と呼ばれる武蔵ケ辻交差点の4つの角地では、めいてつ・エムザに加え、第一交通産業(北九州市)が昨年1月に地上14階、地下1階のマンション兼商業ビルを開業。今年4月には近江町市場の再開発ビルが全面開業し、旧ダイエー跡地だけが残る懸案となっている。
跡地は面積が約2700平方メートルと広く、金沢駅から都心軸に沿って武蔵、香林坊へと向かう場合、「かなり目立つ場所で、金沢の印象を左右しかねない」(関係者)立地にある。2014年度末に予定される北陸新幹線の金沢開業に向け、金沢市、武蔵活性化協議会は日本レイトに早期開発を要望している。
武蔵活性化協議会の中島祥博会長は「いつまでも野ざらしでは困る。一日も早く、立地にふさわしいものを建ててほしい。われわれも行政に働き掛けるなど、できる限りの協力はしたい」と話している。
719
:
チバQ
:2009/11/13(金) 00:28:14
http://www.asahi.com/business/update/1112/TKY200911120008.html
ユニクロ「+J」独り立ち 専門の路面店を出店へ2009年11月12日6時38分
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ユニクロの店の一部にある新ブランド「+J」の売り場=東京都中央区のユニクロ銀座店
カジュアル衣料、ユニクロの柳井正会長兼社長は11日、新ブランド「+J(プラスジェイ)」専門の路面店を出店する方針を明らかにした。ユニクロの一部の店で売り出したところ、品切れが出るほど好調なため、独立させた店で新たな客層にも売り込む。
「+J」は、高級ブランドを手がけるデザイナーのジル・サンダー氏と共同開発して10月2日に発売。ユニクロ商品より高級感を持たせつつ、ジャケットで1万円前後と価格を抑えた。出店場所や時期を調整しており、百貨店への出店も検討したいという。
720
:
チバQ
:2009/11/13(金) 01:00:05
>>567
ローソン買収破談の原因は
>Am/pmの商標権を保有する米国のエーエム・ピーエム・インターナショナルが700店程度の店舗名の存続を求めたことで折り合わなかった
だたのに、ファミマも結局mpmブランドは廃止するんかい
>>657
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009111201022
am/pm買収で大筋合意=13日にも発表−ファミマ
コンビニエンスストア3位のファミリーマートは12日、7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を買収することで同社親会社のレックス・ホールディングスと大筋で合意した。13日にも発表する。国内市場が頭打ちとなる中、規模の拡大や物流の効率化などを通じて2位ローソンを追撃する。
約1100のam/pmの店舗を加えることで、ファミマの国内店舗数は約8700に上り、ローソンの約9600店に迫る。買収後、am/pmの店舗名は「ファミリーマート」に変更する方向だ。(2009/11/12-22:40)
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111201000834.html
am/pm買収へ ファミリーマート、8700店に
コンビニ業界3位のファミリーマートと筆頭株主の伊藤忠商事は12日、コンビニ中堅「am/pmジャパン」を買収する方針を固めた。am/pmの親会社「レックス・ホールディングス」と大筋で合意した。13日にも発表する。
ファミリーマートは首都圏を中心に国内で約1100店を運営するam/pmを買収することで、事業規模を拡大する。両社の店舗数は計約8700店と、2位ローソンの約9700店に迫る規模になる。消費不況が続く中、コンビニ業界の競争は激しくなっており、業界再編の波が続きそうだ。
買収価格は100億円程度とみられる。ファミリーマート側はam/pmと店舗が重複する一部地域では統廃合を検討する方針。「am/pm」の商標権を持つ米エーエム・ピーエム・インターナショナルが店舗名を残すことを強く求めてきた経緯があり、名称の統一には時間がかかる可能性もある。
レックスは焼き肉店チェーン「牛角」などを展開している。コンビニは出店競争が激しく、業績を伸ばすのが難しいと判断。本業に集中するため、am/pmの売却先を探していた。
2009/11/13 00:51 【共同通信
721
:
とはずがたり
:2009/11/13(金) 11:32:16
>>720
結局am/pmのブランド力に何の価値も無いことが明らかに成った感じっすかね。
ファミマカードを愛用し,ローソンを敵視(=あんちみつびし)する俺としては願ったり叶ったりの展開だ♪
722
:
チバQ
:2009/11/13(金) 20:10:29
>>721
あんち東京 親関西なら 関西系企業であるローソンを支持したほうが(笑)
723
:
とはずがたり
:2009/11/13(金) 20:14:59
昔近鉄ファンでいつもやられてたあんち西武なんでファミマを支援するのは我ながら非常に矛盾してますねん。。(;´Д`)
アンチ三菱商事ながら手を組むイオンLOVEでもあります。。(;´Д`)(;´Д`)
724
:
チバQ
:2009/11/13(金) 22:30:05
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091112-OYO8T00297.htm
新百貨店モデル<上>…大丸、地下に若者特区
心斎橋北館14日開業
従来のスタイルを一新したヤングファッション売り場。店員のスタイルも大きく変わった(11日、大阪市中央区の大丸心斎橋店北館で)=大西健次撮影 J・フロントリテイリングは、旧そごう心斎橋本店を改装した大丸心斎橋店北館(大阪市中央区)を14日に開業する。中高年を主なターゲットとしてきた従来の店作りを見直し、若者向けを前面に打ち出した。J・フロントは「こうした店作りは、関西の百貨店でほかにない」としており、「新百貨店モデル」と位置づける。若者を百貨店に呼び戻すことができるのか。開業までの取り組みを追った。
(井戸田崇志)
客層拡大へ大改革
ワンピース3990円、ブーツ1万920円――。11日に報道陣に公開された北館の地下1、2階の売り場「うふふガールズ」には、婦人服や雑貨が百貨店で扱う同種商品の半額程度で並ぶ。
商品が運び込まれ、北館の売り場設営が始まった11月上旬のある日、うふふガールズに足を踏み入れた40歳代の大丸の男性社員は「一体何だこれは……」と目を疑った。華やかなワンピースやミニスカートが並び、タンクトップにショートパンツ姿の若い女性店員が行き来する。高級感や落ち着いた雰囲気を売り物とする百貨店の婦人服売り場らしさはなかった。
女子高生らでにぎわう東京・渋谷のファッションビル「渋谷109」のような店。本館や南館の店作りから大胆な路線転換に出た背景には、若者の百貨店離れへの危機感がある。
テナントとの調整を担当する大丸心斎橋店ショップ運営部の西山和司部長によると、今、百貨店で買い物をするのは「20歳代から百貨店に来ていた」中高年だ。
商品は無難で画一的になりがちで、在庫リスクを転嫁するため、価格は割高になる。その結果、20歳代が百貨店で買い物をしなくなった。
データからも明らかで、大丸心斎橋店の売上高のうち、25歳未満の購入額はわずか1・6%で、45歳以上の割合が65%強を占める。一方、08年12月の調査では、心斎橋地区の来訪者のうち、25歳未満は30%、35歳以下が約60%だった。街の現状と店のミスマッチが際立っていた。
「トレンドを発信する20歳代を取りこぼしたままでは将来の顧客確保は難しい」(西山部長)と、若者向けの売り場作りに踏み出したが、これまで百貨店に縁のなかったブランドの誘致には、紆余(うよ)曲折があった。
百貨店に入るテナントは通常、場所の賃借料は払わずに売上高の約30%を百貨店に支払う契約を結ぶ。若者向けブランドのテナント誘致交渉で、大丸側の担当者は「そんなに百貨店側の取り分が大きいのなら入居できません」という言葉を何度も聞かされた。
若者向けブランドがよく入居するファッションビルでは、賃借料を払うだけで、売上高はすべてテナントのものになる。売上高の30%とファッションビルの賃借料では、賃借料の方が安くつき、百貨店に出るメリットがないというわけだ。J・フロントは、やむなく地下1、2階を「特区」にすることとし、売上額の15〜20%を納めればいいようにした。
従来の百貨店の販促手法が通用しないこともわかった。若者たちは、インターネットや携帯電話のメールで情報を入手することが多い。そこでJ・フロントは心斎橋を中心にフリーペーパー「うふふガールズプレス」8万部を配り、出店ブランドなどを紹介した携帯電話用ブログ「うふふガールズ」を立ち上げるなど初めての試みを始めた。
大丸心斎橋店の本多洋治店長は「百貨店に来るのは(金銭的に)余裕のある人が多かった。しかし、そこだけを相手にしてもコップの中の争いをしているだけ」と話す。「若者向けの店作りで客層を広げたい」。大丸の挑戦が始まった。
(2009年11月12日 読売新聞)
725
:
チバQ
:2009/11/13(金) 22:30:37
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091113-OYO8T00249.htm
新百貨店モデル<下>…大丸、品位保ちコスト減
インストラクターの高橋さん(中央)から接客指導を受ける店員ら(5日、大阪市中央区で)=守屋由子撮影 大丸心斎橋店北館が打ち出した「若者囲い込み」の戦略を10年前に始め、成功させた百貨店が名古屋にある。愛知県を地盤とする中堅百貨店の丸栄は1999年9月、名古屋・栄の本店に「渋谷109」に出店していたブランドなど20店を誘致した。翌年3月の高島屋進出で、松坂屋、三越、名鉄百貨店、丸栄の「4M」で住み分けていた名古屋の百貨店地図が変わろうとした時期。丸栄の“若者重視”は、その対抗策だった。
この戦略は当たり、今では若者向けは80店に増えた。09年8月までの年間売上高は、従来型の婦人服売り場が前年同期比15%減なのに対し、若者向けは7%減と健闘している。
ただ、派手なファッションの女性店員や客が行き来し、店の雰囲気は激変した。丸栄営業本部付の岩田泰弘課長は「常連の女性客から『何、あれ?』といった苦情が相次いだ」と振り返る。
「『2000円からお預かりします』ではなく、『2000円お預かりします』」――。11月上旬、大丸心斎橋店北館14階で開かれた販売員の研修会で、インストラクターの高橋夏美さんの声が響いた。
地下1、2階の若者向け売り場「うふふガールズ」のテナントは、百貨店初進出の店がほとんどで若い販売員も多い。「丁寧な接客が売りの百貨店の『品位』は堅持したい」(J・フロントリテイリング)と、「従来以上に百貨店のサービスの基本を重視した」(高橋さん)という。
若者向けの店では、「これはどう?」などと親しげに敬語を使わずに商品を勧める「タメ口接客」をする場合もあるが、大丸では使えない。「またどうぞお越しくださいませ」などの「接客基本八大用語」などを記したマニュアルの習得も厳命し、参加者からは「少しぐらい違ってもいいのに……」との声も漏れた。
厳しい研修には、品位を保つだけでなく、販売業務をテナントに任せ、経費を抑制したいというJ・フロントの狙いがある。
従来のように社員がテナントに入って販売業務にあたると、北館だけで500〜600人の増員が必要だ。ところがJ・フロントの社員数は、従来の本館、南館勤務の計860人のまま。このうち90人を北館に充て、原則として販促など後方支援業務に専念させる。
設備投資も最小限に抑えた。総投資額420億円のうち、模様替えに充てたのはわずか約20億円。7階の婦人服や9階の子供服売り場は、旧そごう時代の内装をほとんど変えなかった。
旧そごう心斎橋本店は赤字続きだったが、北館の初年度売上高予想は250億円で、実質的な開業初年度である10年度の黒字化を見込む。大丸の山本良一社長は「低コストの新百貨店モデルにチャレンジする。成功したら、他店舗にも広げたい」と意気込む。
J・フロントの戦略を、野村証券の正田雅史・アナリストは、「百貨店は若返りが必要。効率化を図って新しいビジネスモデルをつくろうという考えは理解できる」と評価する。一方で「集客力のある梅田地区などの百貨店が同じ戦略をとった場合は厳しい」とも指摘する。百貨店がかつてのにぎわいを取り戻すには、周辺の商店街などと協力し、地域としての魅力を高めることも必要だ。
(井戸田崇志)
(2009年11月13日 読売新聞)
726
:
神奈川一区民
:2009/11/13(金) 23:21:04
>>723
大丈夫です。矛盾していません。
ファミリーマートはかつてセゾングループではありましたが、
西武ライオンズは西武鉄道グループなので問題ありません。
とはさんはご存知だとは思いますが、念の為。
727
:
とはずがたり
:2009/11/14(土) 00:24:10
>>726
云われたらそうでしたね。
西武憎しの余波でセゾンも同じように嫌いであんま区別してませんでしたよw
728
:
とはずがたり
:2009/11/14(土) 00:45:00
家電量販大手、エコポイント効果で3社は増益
http://www.asahi.com/business/update/1113/TKY200911130358.html
2009年11月13日20時28分
家電量販店大手4社の09年9月中間連結決算が13日、出そろった。冷夏の影響でエアコン販売は不振だったが、エコポイント制度対象の薄型テレビや冷蔵庫は大きく伸び、3社は営業増益や営業黒字への転換をはたした。ただ、最大手のヤマダ電機は積極的な出店に伴う人件費などがかさみ、減益となった。
パソコンの販売は、米マイクロソフトの新しい基本ソフト「ウィンドウズ7(セブン)」発売を10月に控えた中間期は伸び悩んだ。一方、利益率の高い薄型テレビは好調で、「地デジ移行前の買い替え需要が十分に見込める」(ケーズホールディングスの加藤修一社長)と、先行きを楽観する声もあった。
エディオンとコジマは当面、規模拡大を目指した他社との資本提携などの業界再編よりも、自社の収益改善に力を注ぐ方針を明らかにした。エディオンの久保允誉社長は「関東地区での黒字化が優先」と述べ、コジマの小島章利社長は「提携よりも収益改善を優先することが重要という認識」と話している。
729
:
チバQ
:2009/11/14(土) 10:18:00
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200911140082a.nwc
ファミマ会心、再編の口火 am/pm120億円で買収2009/11/14
コンビニエンスストア3位のファミリーマートは13日、同7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)の全株式を同社親会社のレックス・ホールディングスから取得すると正式に発表した。買収総額は120億円。子会社化した上で2010年3月をめどに合併し、12年2月までに店舗ブランドを「ファミリーマート」に統一する。店舗数約1100のam/pmが加わるファミマの店舗数は約8700に増え、2位のローソンの約9700に迫る規模になる。コンビニの大型再編はサークルKサンクスが誕生した01年以来、8年ぶり。
レックスは財務内容が悪化しているam/pmに対し、ファミマへの売却前に緊急増資を行う。ファミマは増資後の全株式をレックスから1円で取得し、全貸付債権も簿価で買い取る。am/pmのうち不採算の250強の店舗を閉鎖する計画だ。
≪東京でシェア首位≫
合併を発表後、握手するファミリーマートの上田準二社長(左)と、エーエム・ピーエム・ジャパンの本多利範社長=13日午後
「有力な出店地域が減少する中、今回の買収で首都圏の店舗網を拡大できる」。東京都内の本社で記者会見したファミマの上田準二社長は、こう笑みを浮かべた。
国内のコンビニの店舗数は4万店を超え、飽和感が広がっている。am/pmの魅力は、コンビニ最大のマーケットといえる東京都心部の好立地に店舗を多く構えること。統合後の都内での店舗シェアは30%を超え、業界トップのセブン−イレブン・ジャパンを抜き去る。さらに、統合で商品、原材料の調達や物流、システムなどを一本化でき、規模拡大による競争力向上が見込める。
合併に踏み切る背景には、コンビニを取り巻く環境が厳しくなっていることがある。百貨店、スーパーなど苦戦が強いられる流通業界の中で、コンビニ業界は数少ない勝ち組だった。昨年7月には、たばこ自動販売機用成人識別カード「タスポ」が全国導入され、カードを持たない人の来店と、“ついで買い”による特需を生んだが、そのタスポ効果も一巡した。
主要コンビニ11社の売上高(既存店ベース)は6月から4カ月連続で前年実績を下回り、コンビニ業界も曲がり角を迎えている。
≪粘りが結実≫
「am/pmの経営資源では加盟店を守りきれないと判断した」。記者会見でam/pmの本多利範社長は硬い表情のまま売却理由をこう話した。家賃の高い首都圏に無理な出店を続け、2期連続の債務超過に陥ったam/pmにこの環境を乗り切れる力はなかった。
対するファミマの上田社長は「(am/pm買収は)非常にうれしいの一言」と述べた。am/pmをめぐってはローソンが買収することで2月に合意していたが、いったんは破談した。am/pmの商標権を持つ米エーエム・ピーエム・インターナショナルが、買収後も一定数の店名の存続を求めた条件がローソンと折り合わなかったためだが、ファミマは米国に乗り込み、「相当長い時間をかけて協議し、ブランド統一を理解してもらった」(上田社長)と、粘り腰が実を結んだ。
上田社長は「今後もM&Aを積極的にやっていく」とさらなる再編を表明した。
業界内には「首位のセブン−イレブン・ジャパンとローソン、ファミマの3強を軸に再編が進む」(業界関係者)との指摘も出てきた。(小熊敦郎、松元洋平)
730
:
チバQ
:2009/11/14(土) 10:20:16
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200911100018a.nwc
高額品不振、耐える百貨店 三越伊勢丹など減収減益2009/11/10
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大手百貨店5社の2009年中間連結決算が9日出そろい、首位の三越伊勢丹ホールディングス(HD)が営業赤字となったほか、各社とも軒並み大幅な減収減益に陥った。利益率の高い高額品や衣料品が不振を極め、消費不況から抜け出せない厳しい状況が浮き彫りになった。有効な打開策も見いだせておらず、雇用・所得不安が一段と強まる中、通期業績はさらに厳しさを増しそうだ。
9日発表した三越伊勢丹HDの9月中間連結売上高は、6171億円と前年同期に比べて12.5%減の大幅減収。売り上げの約7割を占める三越と伊勢丹について、主力の衣料品や宝飾品など高額品の販売不振が響いた。グループ内で、前年同期に比べて約115億円の販管費削減を実施したものの大幅減収を補えず、営業赤字に陥った。個別では伊勢丹は営業黒字を確保したものの、企業業績の悪化で法人需要の落ち込みが激しい三越は、38億円の営業赤字だった。
中間期の状況を踏まえて三越伊勢丹HDは10年3月期通期の連結業績予想を、売上高は従来見通しより100億円減の1兆3000億円(前期比8.9%減)に下方修正した。
≪所得不安が直撃≫
不況直撃で百貨店への客足は鈍い=7月、高島屋東京店(ブルームバ−グ)
百貨店各社の大幅な減収減益は、所得低下や雇用の不安による衣料品や高額品の販売不振が大きく影響している。4〜9月期に三越と伊勢丹の衣料品の売上高は、そろって前年同期比2けた減に落ち込んだ。大丸と松坂屋を傘下に置くJ.フロントリテイリングも3〜8月期の衣料品売上高が、大丸が14.5%減、松坂屋が15.5%減に沈んだ。全国百貨店売上高では、衣料品が昨年12月から今年9月まで、10カ月連続の前年同月比2けた減を続けている。
ただ各社とも、衣料品の不振に対して手をこまねいているわけではない。大丸は一部の店舗内で、低価格の紳士服チェーン「はるやま商事」の店舗を誘致。高島屋も施設敷地内に衣料品チェーンの「ユニクロ」を誘致する方針を決めている。ただ、昨年からの販売不振は「バブル崩壊後よりもひどい」(業界関係者)との声が漏れるほど厳しい。
J.フロントリテイリングの奥田務社長も「消費の減退と競争激化が、百貨店経営に打撃を与えている」と危機感をあらわにする。
≪手強い安値志向≫
今後は最大の稼ぎ時である年末商戦が控えるが、巻き返しについて明るい声は聞かれない。低価格品ばかりを消費者が求め、客単価が一向にあがらない事態も予想される。高島屋の鈴木弘治社長が予想する「百貨店の市場規模は早晩、現在の7兆円台から5兆円台に縮小する」という言葉が現実味を帯びてきたといえそうだ。「今は守りの姿勢に終始するしかない」。ある百貨店幹部の発言が苦境ぶりを表している。(阿部賢一郎)
731
:
チバQ
:2009/11/14(土) 13:16:40
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091114ddm008020101000c.html
ファミリーマート:am/pm買収 コンビニ再編加速へ 異業態と連携も
コンビニエンスストア3位のファミリーマートは13日、同7位のエーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)を120億円で買収すると正式発表した。am/pmの親会社であるレックス・ホールディングスから全株を取得し、来年3月をめどに合併する。消費低迷の波はコンビニ業界にも及んでおり、プライベートブランド(PB)を含めた商品力やコスト競争力を高めるため、異業態との連携を含めたスケールメリットの確保が不可欠になっている。再編・集約化の流れはさらに加速しそうだ。【窪田淳】
ファミマ(約7600店舗)の上田準二社長は同日会見し、コンビニ業界の市場環境について「出店余地はすでに限られている」と指摘。競争力を強化するための経営規模拡大には、競合他社を組み入れるのが近道との買収意図を説明した。
am/pm(約1100店舗)は後発組で、東京の都心部や駅前など地価の高い一等地に積極的に出店を続けてきた。しかし、高コスト体質から情報化投資や商品力強化に手が回らず、2期連続で債務超過に陥るなど財務内容は悪化の一途をたどっている。
買収に先立ち、レックスがam/pmに対して増資を実施するが、それでもファミマのam/pm株取得額は1株1円とただ同然で、買収額は債務の肩代わり費用。am/pmの250以上の不採算店舗を閉鎖し、店舗名は「ファミリーマート」に一本化する。商品調達や物流機能を統合すれば、収益への貢献が期待できる。
ファミマの筆頭株主で、事実上の親会社である伊藤忠商事は来春までに、東海地区に強い地盤を持つ大手スーパー、ユニーに資本参加した上で、PB商品の開発、中国などアジア市場への進出などに協力して取り組む。そこにam/pmが加わるメリットは大きい。
ユニー傘下には、サークルKサンクスがあり、am/pmを吸収するファミマとの協力関係が深まれば、業界トップのセブン−イレブンを超える勢力になる。イオングループのミニストップも、イオン、ローソン両社に出資する三菱商事を仲介役に連携が進む可能性があり、商社を軸に流通業界の再編が進む可能性が大きい。
==============
◆コンビニエンスストア業界の新たな勢力図◆
(1)セブン−イレブン・ジャパン (約1万2500店舗)
(2)ローソン (約9700店舗)
(3)ファミリーマート+エーエム・ピーエム(約8700店舗)
(4)サークルKサンクス (約6200店舗)
(5)ミニストップ (約2000店舗)
(6)デイリーヤマザキ (約1600店舗)
733
:
とはずがたり
:2009/11/14(土) 14:04:57
>>730
大丸+はるやま迄やってるとは。。
734
:
とはずがたり
:2009/11/14(土) 21:45:02
大丸:心斎橋店北館オープン 1000人行列
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091114k0000e020014000c.html
旧そごう心斎橋本店を改装して生まれ変わった大丸心斎橋店北館(大阪市中央区、地上14階地下2階)が14日、オープンした。10〜30代女性向けに特化した従来の百貨店にない店作りが特徴で、「百貨店初」や「関西初」ブランドを数多く投入した。開店前から約1000人が列を作り、予定より30分早い午前9時半に開店すると、目当ての売り場で買い物を楽しんだ。
北館の地下1、2階では、定番の食品売り場ではなく、10〜20代の女性向けブランド27店を配置した。【植田憲尚】
毎日新聞 2009年11月14日 10時35分(最終更新 11月14日 11時06分)
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