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商業・流通

724チバQ:2009/11/13(金) 22:30:05
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20091112-OYO8T00297.htm
新百貨店モデル<上>…大丸、地下に若者特区
心斎橋北館14日開業


従来のスタイルを一新したヤングファッション売り場。店員のスタイルも大きく変わった(11日、大阪市中央区の大丸心斎橋店北館で)=大西健次撮影 J・フロントリテイリングは、旧そごう心斎橋本店を改装した大丸心斎橋店北館(大阪市中央区)を14日に開業する。中高年を主なターゲットとしてきた従来の店作りを見直し、若者向けを前面に打ち出した。J・フロントは「こうした店作りは、関西の百貨店でほかにない」としており、「新百貨店モデル」と位置づける。若者を百貨店に呼び戻すことができるのか。開業までの取り組みを追った。

(井戸田崇志)
客層拡大へ大改革
 ワンピース3990円、ブーツ1万920円――。11日に報道陣に公開された北館の地下1、2階の売り場「うふふガールズ」には、婦人服や雑貨が百貨店で扱う同種商品の半額程度で並ぶ。

 商品が運び込まれ、北館の売り場設営が始まった11月上旬のある日、うふふガールズに足を踏み入れた40歳代の大丸の男性社員は「一体何だこれは……」と目を疑った。華やかなワンピースやミニスカートが並び、タンクトップにショートパンツ姿の若い女性店員が行き来する。高級感や落ち着いた雰囲気を売り物とする百貨店の婦人服売り場らしさはなかった。

 女子高生らでにぎわう東京・渋谷のファッションビル「渋谷109」のような店。本館や南館の店作りから大胆な路線転換に出た背景には、若者の百貨店離れへの危機感がある。

 テナントとの調整を担当する大丸心斎橋店ショップ運営部の西山和司部長によると、今、百貨店で買い物をするのは「20歳代から百貨店に来ていた」中高年だ。

 商品は無難で画一的になりがちで、在庫リスクを転嫁するため、価格は割高になる。その結果、20歳代が百貨店で買い物をしなくなった。

 データからも明らかで、大丸心斎橋店の売上高のうち、25歳未満の購入額はわずか1・6%で、45歳以上の割合が65%強を占める。一方、08年12月の調査では、心斎橋地区の来訪者のうち、25歳未満は30%、35歳以下が約60%だった。街の現状と店のミスマッチが際立っていた。

 「トレンドを発信する20歳代を取りこぼしたままでは将来の顧客確保は難しい」(西山部長)と、若者向けの売り場作りに踏み出したが、これまで百貨店に縁のなかったブランドの誘致には、紆余(うよ)曲折があった。

 百貨店に入るテナントは通常、場所の賃借料は払わずに売上高の約30%を百貨店に支払う契約を結ぶ。若者向けブランドのテナント誘致交渉で、大丸側の担当者は「そんなに百貨店側の取り分が大きいのなら入居できません」という言葉を何度も聞かされた。

 若者向けブランドがよく入居するファッションビルでは、賃借料を払うだけで、売上高はすべてテナントのものになる。売上高の30%とファッションビルの賃借料では、賃借料の方が安くつき、百貨店に出るメリットがないというわけだ。J・フロントは、やむなく地下1、2階を「特区」にすることとし、売上額の15〜20%を納めればいいようにした。

 従来の百貨店の販促手法が通用しないこともわかった。若者たちは、インターネットや携帯電話のメールで情報を入手することが多い。そこでJ・フロントは心斎橋を中心にフリーペーパー「うふふガールズプレス」8万部を配り、出店ブランドなどを紹介した携帯電話用ブログ「うふふガールズ」を立ち上げるなど初めての試みを始めた。

 大丸心斎橋店の本多洋治店長は「百貨店に来るのは(金銭的に)余裕のある人が多かった。しかし、そこだけを相手にしてもコップの中の争いをしているだけ」と話す。「若者向けの店作りで客層を広げたい」。大丸の挑戦が始まった。

(2009年11月12日 読売新聞)


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