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商業・流通

678チバQ:2009/10/02(金) 23:00:48
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000910020008
狙い定める百貨店
2009年10月02日
■大丸 若者取り込む低価格
■丸井今井 得意客に高級感訴え


 深刻な消費不況の下、札幌で「地域一番店」を競う百貨店の販売戦略の違いが鮮明になってきた。大丸札幌店は、若者に人気の専門店・札幌ステラプレイスと集客で手を組み、おしゃれな低価格商品を積極的に導入。従来は百貨店で買い物をしなかった客層の取り込みに懸命だ。一方、三越伊勢丹ホールディングス傘下で再出発した札幌丸井今井は、高級感漂うファシッョンを主軸に従来の得意客に照準を合わせる路線を踏襲。両者の争いには「百貨店とは何か」という“哲学”の違いも垣間見える。
(綱島洋一)


   ◇


■「あるべき姿」違いくっきり


 西武札幌店が閉店した9月30日。大丸はその日、「03年3月の開店以来初めて」という販売戦略を始めた。ステラとの共同プロモーションだ。


 大丸は経営破綻(はたん)した丸井今井を抜き、今年1月に初めて売り上げで「地域一番店」となった。西武札幌店は大丸の攻勢による業績不振で閉店に追い込まれたが、その大丸も手をこまぬいていられないほど消費心理は冷え込む。


 大丸とステラはともに「JRタワー」という大型商業施設内にあるが、ステラで衣料品を買う若者らは「百貨店は価格が高い」と、買い回りをためらう傾向があるという。


 共同プロモーションは「ファッション対決」。大丸が扱うお勧めの秋物衣料を着たマネキンをステラの店頭に持ち込み、ステラも大丸の店頭にマネキンを設置する。来店客による人気投票を企画、互いの商品の魅力を訴える。


 「百貨店での買い物はワクワクする、と知って欲しい」と大丸の担当者。合わせて若者も手が届くおしゃれな低価格商品の導入に力を入れる。


 9月中旬には紳士服チェーン、はるやま商事が展開する一着2万9400円と3万9900円の格安スーツ専門店を導入。婦人用品売り場には5千円台のパンプスや4千円台のトートバッグが並ぶ。価格は従来の半値近い。百貨店が扱わなかった商品がほとんどだが、デザインは今秋の流行をふんだんに取り入れた。


 一方、地域一番店の座を奪われた札幌丸井今井。高感度のファッションを前面にする百貨店、伊勢丹出身の関根純社長は「安い商品を置かずに気取っていてはだめだ」と、強まる消費者の低価格志向への対応に乗り出すが、格安な衣料品専門店を導入する販売戦略とは一線を画す方針。道外ではユニクロの誘致を模索する百貨店まであるが、導入する考えはないと断言する。


 関根社長は「量販店と百貨店の違いとは何なのか。百貨店のあるべき立場を見失わないようにしたい。夢を売るのが百貨店。丸井今井のお客様を前提に(販売戦略を)スタートさせる」と話す。


 三越伊勢丹が100%出資する百貨店として再出発した札幌丸井今井。8月の新会社発足では「ファッションの伊勢丹」をモデルとした商品構成や販売戦略という経営破綻前からの手法をそっくり踏襲。関根社長は「丸井今井は変わらない。それで安心してほしい」と言う。


 札幌駅前と大通地区の流通戦争は「百貨店とは何か」を巡る争いにもなってきた。


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