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スーフィズムに関するHP

1スーフィズムに関するHP開設:2004/01/19(月) 15:34
はじめまして。

日本に在住のトルコ人です。この度、イスラームとスーフィズム、そしてトルコの紹介に関するHPを開設することになりました。このHPを通じて皆様と交流し、世界平和に少しでも貢献させて頂ければと思います。お時間のあるとき是非訪問して下さい。お待ちしております。
宜しくお願い致します。

http://www.yoyogi-uehara.net

2754チバQ:2019/09/20(金) 11:34:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190919-00000039-jij_afp-int
イスラエル、連立提案めぐり首相と野党指導者が対立
9/19(木) 19:17配信AFP=時事
イスラエル、連立提案めぐり首相と野党指導者が対立
イスラエルで、それぞれの選挙本部で支持者に手を振るベンヤミン・ネタニヤフ首相(左)と中道連合「青と白」を率いるベニー・ガンツ元軍参謀総長(2019年9月18日作成)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)今週行われたイスラエル総選挙により長期にわたり保持してきた政権を失う恐れが出ているベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は19日、野党指導者のベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長に対し、連立政権の樹立を呼び掛けた。これに対しガンツ氏は、連立政権では自らが首相になるべきだと主張。両者は対立している。

【写真】エルサレムの投票所で票を投じるネタニヤフ首相夫妻

 ネタニヤフ首相は動画メッセージで、右派による連立政権の形成が望ましいものの、選挙結果からはそれが不可能であることが示されていると説明。ガンツ氏に対し、「きょうにも広範な統一政権の樹立を」と促した。

 中道野党連合「青と白(Blue and White)」を率いるガンツ氏は、17日の投票終了後、幾度かにわたり統一政権の樹立を呼び掛けてきた。ただガンツ氏は19日午後、これまでの開票結果では「青と白」の獲得議席が与党リクード(Likud)を2席上回っていることを指摘し、統一政権では自らが首相に就任するべきだと主張した。【翻訳編集】 AFPBB News

2755とはずがたり:2019/09/22(日) 22:16:17
トランプ氏、対イラン軍事介入回避 国連通じ圧力
By Michael C. Bender, Jessica Donati and Lindsay Wise
2019 年 9 月 19 日 09:12 JST 更新
https://jp.wsj.com/articles/SB12696131808382783557304585559190813433392
文字サイズ
 【ワシントン】サウジアラビアの石油施設への攻撃を巡り、米政府は対抗措置として、国連を通して国際的な協調体制を構築しイランに圧力をかけることを模索している。軍事的な介入を回避しようとするトランプ大統領の姿勢に沿う動きだが、米政府側に報復措置の選択肢が限られていることも示している。

 14日にサウジの石油施設が17発のミサイル攻撃を受けてからおよそ18時間後、トランプ政権はイランが関与したと非難。イラン側は関与を認めていないが、トランプ氏は15日、ホワイトハウスで行われた側近らとの緊急会合後、米国は「...

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2756チバQ:2019/09/23(月) 18:57:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000089-jij-asia
現職ガニ氏優勢か=アフガニスタン大統領選まで1週間-タリバンのテロで治安悪化
9/20(金) 14:28配信時事通信
現職ガニ氏優勢か=アフガニスタン大統領選まで1週間-タリバンのテロで治安悪化
アフガニスタンのガニ大統領=8月23日、西部ヘラート(EPA時事)
 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴う28日のアフガニスタン大統領選まで1週間。

 選管によると、再選を狙う現職のガニ大統領や、前回大統領選でガニ氏と決選投票を争った政権ナンバー2のアブドラ行政長官ら18人が立候補。世論調査や外交筋などの話では、ガニ氏が優勢とみられている。一方、大統領選に反対する反政府勢力タリバンがテロを仕掛けるなど、投票日を前に治安はさらに悪化している。

 2014年に就任したガニ氏は、15年に予定されていたものの治安や公正性への懸念から延期された総選挙を昨年実施したなどとして、「指導力」を強調。アブドラ氏ら対立候補はガニ氏に不正があるとして、是正を訴えている。

 大統領選は当初、今年4月に実施予定だったが、治安などをめぐる懸念から2度にわたり延期されてきた。タリバンは8月、大統領選に関し「外国の占領者が国民をだますための策略」だと非難、選挙関連施設への攻撃を示唆した。アフガン政府の後ろ盾の米国は、大統領選前の治安安定を目標にタリバンとの和平合意を目指したが、タリバンのテロをきっかけに今月7日、協議を中止した。

2757チバQ:2019/09/23(月) 18:58:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000546-san-cn
キリバスが台湾と断交 蔡総統「中国の悪辣な圧力」
9/20(金) 17:06配信産経新聞
 【台北=田中靖人】台湾の外交部(外務省に相当)は20日、中部太平洋のキリバスと外交関係を解消したと発表した。キリバスから同日、「断交」の通告があった。キリバスは中国と国交を樹立するとみられる。蔡英文総統は、来年1月の総統選への影響を狙った「悪辣な圧力」だと中国を批判した。

 2016年5月に中国が掲げる「一つの中国」原則を認めない民主進歩党の蔡英文政権が発足して以降、断交は7カ国目で、台湾と外交関係のある国は15カ国となった。16日には南太平洋のソロモン諸島が台湾との断交を決めたばかりで、1週間以内に2カ国と断交するのは異例。キリバスは03年11月に中国と断交し、台湾と外交関係を樹立していた。

 記者会見した台湾の呉(ご)●(=刊の干を金に)(しょう)燮(しょう)外交部長(外相)によると、マーマウ大統領が16年に就任して以降、中国は漁業会社などの民間投資を通じてキリバス政界に影響力を拡大。キリバスは最近、台湾に民用機の購入費用の贈与を要求し、台湾側が提案した商業ローン方式を拒否した。中国は複数の航空機や船舶の贈与を約束しているという。

 また、台湾の中央通信社は19日、南太平洋のツバルで国会議員選挙があり、親台派のソポアンガ氏が首相の座を降りたと報じた。呉氏は同日の会見で、新たに当選した国会議員や新首相は「非常に友好的だ」と強調。太平洋諸国で残る4カ国との関係は「小さな兆候はあるものの、心配することはない」と述べた。

2758チバQ:2019/09/23(月) 19:01:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190921-00000018-jij-m_est
アラブ系、連立交渉左右も=総選挙で議席増-イスラエル
9/21(土) 7:38配信時事通信
アラブ系、連立交渉左右も=総選挙で議席増-イスラエル
イスラエル総選挙の出口調査結果の公表を受け、支持者の前で手を上げるオデ氏(右から3人目)ら「アラブ連合」の主要メンバー=17日、北部ナザレ(AFP時事)
 【エルサレム時事】17日投票のイスラエル総選挙(国会定数120)で、ネタニヤフ右派政権打倒を訴える政党連合「アラブ連合」が13議席を獲得して第3党になる見通しとなった。

【写真】「アラブ連合」の主要メンバー

 アラブ連合の動向は、ネタニヤフ首相とガンツ元軍参謀総長による連立政権発足に向けた主導権争いに影響を与えそうだ。

 アラブ連合は、イスラム主義色が強い政党や共産党系政党などアラブ系4党が結成。ネタニヤフ首相は選挙戦で右派の有権者を結束させるため、アラブ連合を「ユダヤ人国家への脅威」と見なして攻撃し続けた。

 しかし、アラブ系は二つの政党連合で計10議席だった4月の総選挙から3議席増やした。アラブ系市民の投票率が約60%となり、4月に比べて10ポイントほど上昇したことが背景にある。首相の政治姿勢に反発する有権者が議席数を押し上げた形で、アラブ連合を率いるオデ氏は「扇動には代償が伴う」とネタニヤフ氏を批判した。

 選挙後の連立政権をめぐっては、リブリン大統領が22日以降、議席を得た各党から意見を聞き、右派政党リクードのネタニヤフ氏か、中道政党連合「青と白」のガンツ氏のいずれかに組閣を要請する見通し。

 第1党争いでは、現時点で「青と白」(33議席)がリクード(31議席)をリード。一方、ネタニヤフ氏がリクードを含む4党(計55議席)の後押しを受けるのに対し、反首相派はガンツ氏支持ではまとまっていない。

 アラブ連合はパレスチナ問題をめぐる見解の相違からガンツ氏と距離を置く。ただ、政権打倒を優先して今後、ガンツ氏と限定的な協力に踏み切る可能性もあり、対応が注目される。

2759チバQ:2019/09/23(月) 20:37:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190920-00000183-kyodonews-int
イスラエル最大野党が第1党に 総選挙、与党リクード抑え
9/20(金) 19:20配信共同通信
イスラエル最大野党が第1党に 総選挙、与党リクード抑え
選挙演説する中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長(UPI=共同)
 【エルサレム共同】イスラエル選挙管理委員会は20日、同国史上初となった国会(定数120)のやり直し総選挙の最終結果を発表した。ガンツ元軍参謀総長率いる中道政党連合「青と白」が33議席を獲得、ネタニヤフ首相の現与党、右派「リクード」の31議席を上回り、第1党となった。

 連立協議の枠組みでは「リクード」を中心とする右派・宗教系勢力が55議席で、「青と白」など中道・左派勢力の44議席をリードした。ただ両勢力とも過半数には届かず、次期政権は連立協議次第。リブリン大統領がネタニヤフ、ガンツ両氏のどちらに組閣を指示するかが当面の焦点となる。

2760チバQ:2019/09/23(月) 20:48:26
https://www.asahi.com/articles/ASM9D4CX3M9DUHBI01M.html
当初は期待されたが… アフガンのタリバーン、その実像
有料記事 今さら聞けない世界

聞き手・植松佳香 2019年9月21日21時00分
 アメリカとの和平協議が合意寸前まで行ったことで、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンに注目が集まっています。両者の対立のきっかけは2001年9月11日のアメリカ同時多発テロです。あれから18年。タリバーンのメンバーは増え続け、なんと今が最大と見られているそう。発足時は国をよくしてくれる存在として期待された一面もあった彼らですが、いったいどんな勢力なのでしょうか。アフガニスタンに詳しい中東調査会の青木健太研究員に話を聞きました。

   ◇

 ――タリバーンって、どういう人たちなんですか。

 タリバーンは、アラビア語である「ターリブ」(学生)を、アフガニスタンで使われているパシュトゥー語で複数形にした単語です。イスラム諸学を学び、イスラム法の「シャリーア」に基づいてアフガニスタンを統治しようという人たちの集まりです。自らをタリバーンと名乗ったわけではなく、周りが学生の集団という意味でタリバーンと呼ぶようになり、その名が定着したんですよ。

 ――学生なのに武装しているんですか?

 1994年11月、アフガニスタンの南部カンダハルで、武装蜂起した20人前後がタリバーンの最初と言われています。それが11月末に2千人、数カ月後には2万人と、どんどん増えていきました。

 資金や武器の供給などは、当初から一貫してパキスタンの支援を受けていると言われています。東側でインドと常に相対しているパキスタンとしては、西側に親パキスタンの勢力を置き、軍需補給の供給地を確保したいという狙いがあるんでしょう。

 ――タリバーンが武装蜂起したのはどうして?

 アフガニスタンは79年〜89年にソ連に侵攻され、当時の政権はソ連の支援を受けた共産主義政権でした。しかし、ソ連の崩壊と共に当時のアフガニスタン政権も崩壊。その後、ソ連と戦ったムジャヒディン(イスラム聖戦士)が政権を作ったんですが、彼らの間で権力闘争が激しくなると、略奪や暴行、レイプなどが横行する無政府状態になってしまいました。

 そこへ登場したのがタリバーンです。ムジャヒディンの司令官を討伐して、支配地域を拡大しました。96年には首都カブールを制圧して国土の9割を実効支配し、タリバーン政権を築きました。

 ――無秩序だった国を変えたということでしょうか。

 タリバーンの当初の目的はイスラム統治による治安回復と世直しです。当初から武装はしていましたが、社会運動的要素が強かったんですよ。アフガニスタンは人口の99%がイスラム教徒。イスラム統治に抵抗はなく、国民も「国をよくしてくれる」という期待感を持っていました。事実、厳格なシャリーアの適用で、治安は安定していました。

 ただ、女性教育の禁止や、姦通(かんつう)罪は石打ちの刑に処するなど、基本的人権を無視したような原理主義的、前近代的なやり方で、恐怖で国民を支配していた面もあります。欧米諸国は激しく非難し、タリバーン政権を承認したのは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、パキスタンの3カ国だけです。

9・11ですべてが変化
ログイン前の続き ――状況が一変したのが「9・11」ですね。

 9・11のテロを実行したのは、アフガニスタンを拠点にしていた国際テロ組織アルカイダです。アメリカは、その首謀者ビンラディンをタリバーンがかくまっているとして、01年10月、アフガニスタンを空爆。2カ月後にタリバーン政権は崩壊しました。アフガニスタンには暫定政権ができて、アメリカ主導で民主化が始まり、タリバーンの多くはパキスタンへ逃れることになりました。

 以降、タリバーンはアメリカを侵略者、アフガニスタンの中央政府をアメリカによる傀儡(かいらい)政権と見なし、イスラム統治に加え、占領者による占領の終わりを活動の目標に掲げるようになります。

 ――タリバーンもテロ組織ということですか?

 私自身、タリバーンに「テロ組織」という言葉は使いません。政治的主張に暴力的な手段を使ってはいますが、発足や実効支配の経緯から見て、テロ組織というラベリングがふさわしいとは思わないからです。

 アメリカも国際テロ組織には指定していません。そのため、対話の対象と考え、和平協議を進めてきました。タリバーンは基本的にアフガニスタン人のみで、彼らの土地に執着しています。国際テロ組織とは全く違うイデオロギーなので、無差別に世界各国でテロを起こすことはあり得ません。

2761名無しさん:2019/09/23(月) 20:48:40
「客人」を守った結果……
 ――ではなぜ、テロ組織であるアルカイダをかくまったのでしょうか?

 79年のソ連のアフガニスタン侵攻は、イスラム教徒たちから「ジハード(聖戦)」と捉えられ、他国からも義勇兵が数多く集まりました。その一人に、サウジアラビアの富豪の息子であるビンラディンもいました。彼がその時の義勇兵を中心に作ったのがアルカイダです。当時は冷戦下。義勇兵側にはパキスタン経由でアメリカから大量の武器や資金援助がありました。

 タリバーンからすれば、同じイスラムを信奉し、アフガニスタンのために戦いに来てくれた客人です。タリバーンの多くを占めるパシュトゥン人の部族慣習法に「客人は命がけで守る」という考えがあります。そのため、ビンラディンを全力で守ったのです。

 ――その後タリバーンはどうなったのでしょうか。

 徐々に勢いを取り戻し、03〜04年ごろには、駐留米軍やアフガニスタンの国軍、警察を狙った自爆攻撃を起こすようになりました。一応「市民を攻撃しない」ということになってはいるんですが、多くの市民が巻き添えになり、国内から反感も買うようになりました。

 勧誘や貧困層の参加、ウェブ動画での宣伝などでメンバーは増え続けました。正確な数字はないのですが、今のメンバーは数万人以上で、現在が最大規模と言われています。

 ――自爆攻撃というと、過激派組織「イスラム国(IS)」を想起しますが、つながりは?

 ISとタリバーンは互いににらみ合う関係です。15年6月に、タリバーンが公開書簡で「ISはアフガニスタンで活動するな」と言っているほど。共感するところがないので、ISが入り込む余地はありません。

和平合意できても、平和は遠い?
 ――和平合意が実現して米軍が撤退した場合、アフガニスタンに平和は訪れるのでしょうか。

 協議中の合意には一番重要な停戦が入っていませんし、対立するタリバーンとアフガニスタン政権との関係性も明記されていない模様です。タリバーンは、政権との交渉を有利に進めるためにも「攻撃をやめる」というカードは最後まで切らないはず。米軍が撤退したら軍事攻勢を激化し、治安はさらに悪化すると思います。

 トランプ氏の一声で協議は「中止」していますが、まだ再開の可能性は残されています。合意に停戦を盛り込むことができれば、平和も近づくでしょう。自爆攻撃などは容認できませんが、タリバーンにも一定の正当性はあり、彼ら抜きでの国づくりは考えられません。

 国民としては、誤爆なども多い米軍の撤退は歓迎ですが、撤退することで、タリバーンによる内乱の不安や人権などが逆行する可能性もあり、複雑な心境だと思います。(今さら聞けない世界)(聞き手・植松佳香)

2762名無しさん:2019/09/23(月) 21:07:35
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-190923X422.html
アラブ系が元軍トップ支持=大統領、首相候補選定へ―イスラエル総選挙
2019/09/23 19:42時事通信

 【エルサレム時事】イスラエルのリブリン大統領は22、23の両日、総選挙(17日投票、国会定数120)で議席を獲得した9政党の代表者と相次いで協議し、連立政権発足に向けて誰が首相候補にふさわしいか意見を聴いた。この中で、第3党の政党連合「アラブ連合」(13議席)は、反ネタニヤフ首相派のガンツ元軍参謀総長を首相候補に推薦する異例の対応を取った。

 首相候補は、選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」(33議席)のガンツ氏と、第2党の右派政党リクード(31議席)を率いるネタニヤフ氏に絞られている。全9党との協議の結果、両氏とも各党合わせて50議席台の支持にとどまり、過半数に届かなかった。大統領は早ければ25日に首相候補を決め、組閣を要請する方針だが、難しい判断を迫られる。

2763チバQ:2019/09/24(火) 21:34:37
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1909230012.html
野党指導者に組閣指示か アラブ系政党が支持表明 ネタニヤフ首相、さらに窮地に イスラエル
2019/09/23 21:39産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエル国会(一院制、定数120)の再選挙を受け、アラブ系政党は22日、野党側最大勢力の中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長を次期首相候補として支持すると表明した。アラブ系政党が特定の首相候補を支持するのは1992年以来。

 開票はほぼ終了しており、アラブ系政党は13議席で第3党になる見通し。ガンツ氏ら中道・左派勢力はアラブ系政党の支持を加えて57議席となり、ネタニヤフ首相率いる右派・宗教勢力の55議席を上回る。ただ、いずれも連立政権発足に必要な過半数(61議席)には達していない。

 大統領は議席を得た各党党首の意見を聞いた上で、連立が組める可能性が最も高い政党党首に連立協議を任せるのが慣例で、ガンツ氏が指名される公算が大きくなった。首相の座を維持して汚職罪での訴追回避を狙うネタニヤフ氏がさらに窮地に追い込まれる可能性が出てきた。

 アラブ系政党の代表者は「ネタニヤフ時代を終わらせたい」と述べ、対パレスチナ強硬派の首相の続投阻止のためガンツ氏を支持すると述べた。

 ユダヤ教超正統派への優遇政策撤廃を主張して8議席を得た極右「わが家イスラエル」のリーベルマン前国防相は、現時点ではガンツ、ネタニヤフ両氏のどちらも支持しない意向を示した。

 最初に連立協議の指名を受けた政党党首には約40日の協議期間が与えられ、協議に失敗したら次に有望な政党党首に協議の主導権が移る。多数派工作は複雑さを増し、駆け引きはさらに激化しそうだ。

2764チバQ:2019/09/26(木) 10:38:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190925-00000048-mai-m_est
第1党は中道政党連合「青と白」確定 イスラエル総選挙
9/25(水) 18:34配信毎日新聞
第1党は中道政党連合「青と白」確定 イスラエル総選挙
イスラエルのネタニヤフ首相=AP
 イスラエルの選挙管理委員会は25日、総選挙(120議席、17日投票)の確定結果を公表した。第1党はガンツ元軍参謀総長が共同代表を務める中道政党連合「青と白」で33議席。ネタニヤフ首相率いる右派「リクード」が32議席で続く。ネタニヤフ氏を支持する右派・宗教系の勢力はリクードを含め55議席にとどまった。リブリン大統領はガンツ、ネタニヤフ両氏に統一政府の樹立を求め、協議を促している。地元メディアによると、大統領は10月2日までに、連立交渉をまとめられる可能性が高い人物に組閣を指示する見通しだ。【エルサレム高橋宗男】

2765チバQ:2019/09/26(木) 13:00:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190926-00000028-jij-m_est
ネタニヤフ氏に組閣要請=過半数支持なく難航も-イスラエル
9/26(木) 8:03配信時事通信
 【エルサレム時事】イスラエルのリブリン大統領は25日夜、声明を発表し、総選挙(17日投票、国会定数120)の結果と議席を得た各党の意見を踏まえ、右派政党リクードを率いるネタニヤフ首相に新たな連立政権の組閣を要請した。

 ネタニヤフ氏は現時点で議員の過半数の支持を獲得しておらず、組閣は難航が予想される。

 総選挙でリクードは32議席を獲得したものの、33議席の中道政党連合「青と白」に次ぐ第2党にとどまった。一方、議席を得た全9党による首相候補の推薦は、ネタニヤフ氏と「青と白」のガンツ元軍参謀総長が共に50議席台半ばで拮抗(きっこう)。ネタニヤフ氏支持派が一枚岩だったのに対し、ガンツ氏側には足並みの乱れがあり、大統領は「現時点でネタニヤフ氏の方が組閣に成功する可能性がある」と指摘した。

 ネタニヤフ氏は二大政党が参加する「大連立」を模索しており、大統領からの要請を受諾した後、改めて「青と白」に政権参加を呼び掛けた。ただ、選挙戦で首相の汚職疑惑を批判し、「ネタニヤフ政権打倒」を訴えてきたガンツ氏が応じるのは困難だ。

2766チバQ:2019/09/29(日) 18:59:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190928-00000053-jij-asia
アフガニスタン大統領選、厳戒の中投票=現職ガニ氏優位か
9/28(土) 11:52配信時事通信
アフガニスタン大統領選、厳戒の中投票=現職ガニ氏優位か
28日、アフガニスタン大統領選の投票のためジャララバードの投票所に並ぶ人々(EPA時事)
 【ニューデリー時事】アフガニスタンで28日、5年の任期満了に伴う大統領選の投票が実施された。

 現職のガニ大統領(70)を軸に、政権ナンバー2のアブドラ行政長官(59)らが追う展開とみられている。反政府勢力タリバンや過激派組織「イスラム国」(IS)のテロが懸念される中、全土に約7万2000人の兵士や治安要員を配置する厳戒態勢が敷かれた。東部ジャララバードの投票所付近などで爆発が起き、AFP通信によると、5人が死亡、37人が負傷した。

 全国約5400カ所の投票所のうち、約450カ所では安全面の不安などを理由に投票が実施されていない。また、選挙物資が到着しなかった投票所もあると報じられている。

 タリバンは選挙について「外国の占領者が国民をだます策略」と主張し、アフガン政府の後ろ盾として自由選挙を後押しする米国をけん制。26日には軍事部門が「偽りの選挙」に参加しないよう国民に警告する声明を出した。昨年10月の総選挙では、タリバンやISのテロで100人以上が犠牲となった。

 米国は大統領選前の治安安定を目指しタリバンと和平協議を重ね、大筋合意に達していた。ただ、トランプ米大統領は7日、米兵が死亡したタリバンのテロをきっかけに協議打ち切りを表明した。

 27日に記者会見した内務省当局者は「前回大統領選が実施された2014年に94件もあった選挙関連活動への攻撃が今回はわずか8件だった」と警備の成果を誇示した。一方、タリバンは複数回にわたり選挙の妨害を警告。17日にはガニ氏の選挙集会などを攻撃し、48人を殺害した。

2767チバQ:2019/09/29(日) 19:00:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190929-00000015-jij-asia
対タリバン協議へ実績作り=ガニ政権、投票を強行-アフガニスタン
9/29(日) 7:30配信時事通信
対タリバン協議へ実績作り=ガニ政権、投票を強行-アフガニスタン
アフガニスタン大統領選で再選に向けて支持を訴える現職のガニ大統領(中央)=20日、東部ジャララバード(EPA時事)
 【ニューデリー時事】治安面の懸念にもかかわらず、ガニ大統領がアフガニスタンの大統領選実施に踏み切った背景には、政敵の態勢がまだ整わず「勝てる選挙」(外交筋)を延期したくない思惑があるとみられている。

 また、政府の後ろ盾の米国と反政府勢力タリバンとの和平協議が進む中、再選という「民意」を示すことで、タリバンと強気で交渉するための実績にしたいという意味合いも大きい。

 米国はタリバンとの大統領選前の和平成立を目指し、大筋合意にまで達していたが、交渉は中断。在アフガン外交筋は「米国などは大統領選の延期を望んでいた」と語る。カルザイ前大統領も25日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラとのインタビューで、現時点での大統領選実施は「心臓病患者にマラソンを走らせるようなものだ」と述べ、目前に迫っていたとされるタリバンとの和平を待って実施すべきだと批判した。

 ただ、大統領選は当初実施予定だった今年4月から2度にわたり延期された。今回は選挙戦中に有力な政敵が陣営の内紛で事実上の撤退を決めたこともあり、ガニ氏にとっては3度目の延期を決断する手はなかった。

 アフガンの政治評論家マティウッラー・ハロタイ氏は「ガニ氏が再選されれば、民意を背に強気の姿勢で(タリバンとの)和平交渉に挑むことになるだろう」と指摘した。米国とタリバンとの協議が合意に達し次第、アフガン政府とタリバンとの包括和平協議が始まるとみられる。ガニ氏には、その開始前に再選されることで、自らの威光を高めておきたい狙いがあるとみられている。

2768とはずがたり:2019/10/01(火) 11:57:09

https://twitter.com/lain_the_wired/status/1178425925412671488
lain
@lain_the_wired
イエメンのフーシ派(イエメン軍)の大本営発表の動画を一通り見たけど
動画に映ってるサウジアラビア軍が弱すぎる…
サウジアラビア軍は立派な装甲車に乗っているのに生身のフーシ派に追いかけ回されて慌てて運転ミスして谷に落ちたり待ち伏せポイントに追い込まれて一網打尽にされてる…

2769チバQ:2019/10/02(水) 18:30:42
https://digital.asahi.com/articles/ASM9M2CMGM9MUHBI00F.html?rm=356
分断を作るのは、政治家の言葉だ 強権与党に勝った市長
有料記事

イスタンブール=其山史晃 2019年10月2日09時00分
 トルコのエルドアン大統領の国政与党が連勝してきたイスタンブール市長選で、やり直し選挙を含めて今年に2回、与党候補の元首相を破った野党所属のイマモール市長(49)が、就任後に日本メディアで初めて朝日新聞の単独取材に応じた。現政権下で市民への圧力が強まっていることを懸念し、社会の分断の緩和に努めると訴えた。

 3月にあったトルコの統一地方選のうち、最大都市イスタンブールと首都アンカラの市長選では、野党・共和人民党(CHP)が与党・公正発展党(AKP)の候補を破った。接戦だったイスタンブール市長選はAKPの異議で6月にやり直し選挙になったが、CHPが再び勝利した。

 イマモール氏は自身の勝利を「政権が強権を振るっても、社会は反対の意思を示した。トルコに民主主義の伝統が残っていることを証明した」と振り返った。

 ログイン前の続き8月には、少数民族クルド人が多い地域で当選した野党系の3市長が、テロ組織に関与した疑いでエルドアン政権に解任された。イマモール氏は「法的な手続きを経て選ばれた市長を、確実な証拠もなく解任するのは民主主義を傷つけるものだ」と厳しく批判した。

 トルコではAKP支持かどうかを軸に国民の分断が深まる。現政権下でイスラム色が強まる社会に不安を覚える若者の間では国外移住が進む。与党政治家が野党勢力を「テロリスト」と結びつけて糾弾する風潮にうんざりの市民も多い。イマモール氏は「分断は一部の政治家の言葉が作るもので、人々の価値観の違いではない」と主張した。その上で「社会には分裂よりも連帯が必要だ。政敵をののしるより、愛に満ちた言葉を使うことで、世界を変えられる」と話した。

 イマモール氏は、①社会の現実の問題の解決に取り組む②誰かの弱みを政治的な武器に使わない③反対者をたたく政治をしない――を信条としていると説明。イスラム保守派と世俗派が混在するトルコの国情を踏まえ、「自分の宗教と信仰を大事にするのと同じように他人の宗教への接し方を尊重するのが、私の考える世俗主義だ。宗教に対する立場によって市民が不利益を被らない時代を約束する」と抱負を語った。(イスタンブール=其山史晃)

与党内で分裂も
 イマモール氏の勝利に野党側が勢いづく一方、与党内には分裂の動きもある。

 今月13日には、AKPのダウトオール元首相が「新たな政治運動を始める」として離党。7月にはババジャン元副首相が離党し、年内に新政党を立ち上げる考えを示した。元副首相はエルドアン氏の盟友だったギュル元大統領と連携しているとも伝えられる。

 こうした動きの背景にあるのは、2016年7月のクーデター未遂後のエルドアン政権の強権化だ。多くの市民の身柄拘束やメディアへの締め付けで社会に圧力をかけ、大統領の権限を大幅に強化する憲法改正を実現したが、AKP支持者の中にも三権分立が崩れるとの不安の声がある。

 トルコでは23年に大統領選が予定され、野党の候補者としてイマモール氏に期待する声もある。イマモール氏はインタビューで「最も成功したイスタンブール市長になれるように力を尽くす。その後のことは神と市民の意思が決めることだ」と明言を避けた。

2770チバQ:2019/10/03(木) 13:16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191003-00000013-jij_afp-int
タリバン政治部門トップがパキスタンを訪問、米アフガン担当特別代表も滞在中
10/3(木) 10:47配信AFP=時事
タリバン政治部門トップがパキスタンを訪問、米アフガン担当特別代表も滞在中
アフガニスタンの旧支配勢タリバンの創設者の一人で政治部門トップ、ムラー・バラダル氏(2019年5月30日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフガニスタンの旧支配勢タリバン(Taliban)と米国務省によると、タリバンの創設者の一人で政治部門トップ、ムラー・バラダル(Mullah Baradar)氏が2日、米国のザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)アフガニスタン和平担当特別代表が滞在するパキスタンに入った。

【写真】米国のアフガン和平担当特別代表ザルメイ・ハリルザド氏

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がタリバンとの交渉を打ち切って以来初となる両者の会談が実現するかは不明。

 タリバンのザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官のツイッター(Twitter)投稿によると、パキスタンはバラダル氏にとって、ロシア、中国、イランに続く4か国目の訪問国。タリバン筋によると、2日夜に到着予定とされていた。

 米国務省の報道官は、ハリルザド氏について、先週国連総会(UN General Assembly)に合わせて行われたトランプ大統領とパキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)首相のフォローアップのため、同国の首都イスラマバードに数日間滞在中だと明らかにする一方、「こうした協議がアフガン和平プロセスの再開を意味するものではない」とくぎを刺した。

 バラダル氏は通常拠点とするカタールで1年近くにわたり、ハリルザド氏率いる米代表団と直接交渉を行ってきた。

 米国とタリバンの和平交渉は、タリバン側がさまざまな安全を保証する見返りに米側がアフガン駐留軍の撤退に着手するとの内容で合意間近だった。しかし、トランプ氏は先月、米兵1人が死亡したタリバンによる自爆攻撃を理由に挙げ、タリバンとの和平協議は「終わった」と突如として宣言した。【翻訳編集】 AFPBB News

2771チバQ:2019/10/06(日) 23:30:02
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3248065.html
イラク・シーア派指導者、政府退陣を要求 大規模デモ死者60人に
2019/10/05 11:12AFPBB News

イラク・シーア派指導者、政府退陣を要求 大規模デモ死者60人に

イラクのシーア派指導者ムクタダ・サドル師(2019年6月5日撮影、資料写真)。(c) Haidar HAMDANI / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】イラク各地で汚職や失業の増加などに抗議して行われている大規模デモが4日目を迎え、警察との衝突で多数の死者が出る中、同国のイスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師は4日、政府に退陣を要求した。

 シーア派民兵組織の元指導者で、現在は国会最大の政党連合に所属するサドル師は、これ以上死者を出さないためにも「政府が退陣し、国連の監視下で早期選挙を行うべきだ」と主張した。

 4日夜、イラク人権高等弁務団は、4日間にわたる大規模なデモにより、少なくとも60人が死亡したと発表。死者のうち、民間人か治安当局側かの内訳については明らかにしなかった。前回の発表では、死者は44人だった。

 死者60人のうち、18人は首都バグダッドの1か所の病院で報告されている。また1600人以上が負傷しており、死者数は今後さらに増える可能性がある。

 4日にバグダッドや他の都市で行われたデモは大混乱し、少なくとも計10人が死亡した。治安部隊によると、このうち警官2人と民間人2人が「身元不明の狙撃手」によって射殺された。 【翻訳編集】AFPBB News

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2772とはずがたり:2019/10/08(火) 15:19:07
ワールド
2019年10月8日 / 01:08 / 3時間前更新
米軍、シリア北部撤収開始 トランプ氏はトルコの軍事行動けん制
Reuters Staff
https://jp.reuters.com/article/syria-security-turkey-usa-idJPKBN1WM1SE?utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&utm_content=5d9beb6dde67360001fe05c1&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter
2 分で読む

[ワシントン/イスタンブール 7日 ロイター] - シリアに展開する米軍部隊は7日、同国北東部から撤収を開始した。米軍撤収を受け、トルコは国境を接するシリア北部に計画する「安全地帯」設置に向けて少数派民族クルド人勢力を同地域から排除する軍事作戦に動く見通し。一方、トランプ米大統領は7日、トルコの軍事行動に行き過ぎがあった場合、トルコ経済を壊滅させると警告した。

トランプ大統領は6日、トルコのエルドアン大統領と電話会談。ホワイトハウスの報道官はその後発表した声明で、トルコが長く計画してきた安全地帯設置に向けた軍事作戦を近く行うとした上で、米軍は関与も支援もしないと表明。域内に拘束されているすべての過激派組織「イスラム国(IS)」戦闘員については、今後はトルコが責任を持つことになるとした。

米政府はこれまでシリア北部でISと戦うクルド人勢力を支援してきており、大規模な政策転換となる。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、トルコが「禁じ手」に出ることがあれば、トルコ経済を「壊滅させる」ともけん制。「これまでにも強く言ってきているように、偉大で比類ない知恵を持つ私が禁じ手と見なす行動にトルコが出れば、私はトルコ経済を完全に壊滅させる(私は過去にも壊滅させた!)」と述べた。その後、ホワイトハウスでも、同様の見解をエルドアン大統領との電話会談で伝えたことを明らかにした。

一方、ツイッターでは、米国は「ばかげた終わりなき戦いから脱する時だ」と言明。ISと戦うクルド人勢力の支援には多大なコストがかかるとし、「今後はトルコ、欧州、シリア、イラン、イラク、ロシア、クルド人勢力が問題に対処すべきだ」と述べた。

トルコのアンカラではエルドアン大統領が、11月上旬にワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談する計画だと記者団に明らかにした。

エルドアン大統領によると、両首脳はシリアでの「安全地帯」に関する計画について協議する。エルドアン大統領は、訪米中に米国の最新鋭ステルス戦闘機「F35」を巡る対立を解消することにも期待を示した。

トルコ軍によるシリア北部への軍事作戦への懸念のほか、トランプ氏の投稿を受け、トルコリラは2%超下落し、対ドルで1カ月超ぶりの安値を付けた。

2773とはずがたり:2019/10/08(火) 16:10:59
れいわ支持者がそんな効果無いことするくらいなられいわに推薦出せと云ってて名案だとは思った♪

消費税 売り上げの落ち込み防げ デパートではさまざまな工夫
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191008/k10012117571000.html
2019年10月8日 15時14分

駆け込み需要のあったデパートの中には、消費税率引き上げ後の売り上げの落ち込みを防ぐためのさまざまな取り組みを行っているところもあります。

このうち、横浜市にある高島屋は、駆け込み需要の影響で先月の売り上げが去年の同じ月に比べておよそ26.8%増えました。

このデパートでは、消費税率引き上げ後の売り上げの落ち込みを防ごうと、毎年行っている北海道の物産展の開催時期を2週間ほど前倒しし、ことしは今月1日から開催することにしました。

物産展で販売する商品は、軽減税率の対象となる持ち帰り用の食料品が中心ということもあり、集客効果が高くなるとして開催時期を早めたということで、特に弁当の盛り付けの実演を行う売り場は去年の1.5倍に拡大しました。

このデパートでは、5年前の消費税率引き上げの際には、税率引き上げ後の1か月間の売り上げが11.4%減ったことから、今回は、できるだけ影響が出ないようにしたいとしています。

高島屋の青木和宏横浜店長は「10月と11月はある程度の売り上げの減少を見込んでいる。集客性の高い催しを開くことで各フロアでの買い物にもつなげ繁忙月の12月までになんとか反動減を終息させたい」と話しています。

2774チバQ:2019/10/10(木) 15:55:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191010-00000047-kyodonews-int
既存イスラム政党が議席減 チュニジア議会選、首位は維持
10/10(木) 10:30配信共同通信
 【カイロ共同】チュニジアの選挙管理委員会は9日、議会選(定数217)の結果を発表した。主要政党のイスラム政党アンナハダが52議席を獲得し首位を維持したものの、2014年の前回選挙と比べ17議席減らし、既存政党への国民の不信感が浮き彫りになった。

 チュニジアでは、11年の中東の民主化運動「アラブの春」で独裁政権が崩壊。対話を通じて民主化を進め、革命が起きた中東各国で唯一の成功例とも言われたが、経済低迷から脱却できず国民の不満が鬱積、既存政党が支持を減らしている。

 議会選では、メディア王カルウィ氏の新政党「チュニジアの心」が38議席を獲得し2位につけた。

2775とはずがたり:2019/10/14(月) 16:21:23
エルドアンに「言いくるめられた」トランプ、米軍シリア撤退ならISが甦る
Trump Accused of Betraying Kurds and Giving ISIS New Life in Syria
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/10/is-17.php
2019年10月8日(火)15時08分
タレク・ハダド

トランプはやはり強権的指導者に弱かった(昨年7月、NATO本部でトルコのエルドアン大統領と)

<イスラム国掃討作戦で成果を上げたクルド人とクルド人の土地を見捨てるだけでなく、地域でのアメリカの影響力を著しく損なう決定に米軍事関係者はカンカン>

10月7日、内戦が続くシリアの北部に駐留していた米軍が突然の撤収を開始した。決定を下したドナルド・トランプ米大統領に対し、流血の惨事と地域の不安定化を招くものだと、専門家や軍事関係者の間からは非難と怒りの声が上がっている。

前日の6日、トランプはトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領と電話で会談。同日夜にホワイトハウスが発表した記者声明によれば、トランプはこの会談中に「トルコが計画しているシリア北部での作戦」について、アメリカは関知しないという意向を伝えた。トルコと国境を接するシリア北部では長年、アメリカと同盟を組むクルド人武装組織がIS(自称イスラム国)と戦ってきた。そのクルド人を事実上見捨てることになる。

トルコは国境地帯のクルド人をテロ組織と見なしており、国境のシリア側に「安全地帯」を設けてクルド人を撤退させようとしてきた。アメリカは8月、トルコとクルド人が参加してアンカラで行われた和平協議で、安全地帯の設置に合意。だがクルド人への軍事的・経済的な支援は継続してトルコから守ると約束していた。7日のホワイトハウスの発表は、その約束とは真逆の内容だ。

トランプに裏切られ、怒るクルド人

「衝動的な決定」と非難の声
ホワイトハウスは6日の声明で「トルコは近いうちに、シリア北部での計画を実行する」と述べた。「米軍は作戦の支援も、作戦への関与も行わない。すでにISは壊滅し、近接地域にとどまることもない」

かつてIS掃討を目指す有志連合の米特使を務め、トランプの「衝動的な」意思決定に抗議して昨年12月に辞任したブレッド・マガークは、この発表にすぐに反応した。

「トランプ大統領には、自分がシリアに派遣したアメリカ兵たちのために戦う気はあるのか。それとも、米軍撤収の言い訳を探しているだけか?」と、彼はツイッターに投稿した。「トルコがシリア北部を攻撃すれば米軍は危険に陥り、クルド人勢力はばらばらになり、ISが勢いを増すことになるのは明らかだ」

「ドナルド・トランプに最高司令官の資格はない。彼は一切の知識も熟慮もないまま、衝動的に決定を下している。何の支援もなく米軍を危険な場所に送り込み、都合が悪くなれば同盟相手を平気で危険にさらす」

30年にわたって米軍の取材を続けているワシントン・ポスト紙のデービッド・イグネーシアスも、トランプを非難する。

「アメリカは、国境地帯から撤退すればトルコの介入を阻止するのにも役立つから、と言ってクルド人を説得したのだ」と、彼はツイッターに投稿した。「だが実際には、トルコを招き入れたようなものだ」

本誌の独占取材に対し、米国家安全保障会議の匿名情報源は、トランプはエルドアンに「言いくるめられた」と、憤る。6日の電話会談は、トルコがシリアに進攻すると発表した後に設定された。エルドアンはさらに、シリア国境のトルコ軍を増強した。電話会談でトランプは進攻を思いとどまらせるはずが、「米軍は退く」と言ってしまったのだ。米国防総省も予想もしない展開に仰天したという。

トランプの衝動的な決断の結果、何が起こるか。米軍が撤退すれば、ISが息を吹き返すかもしれない。アメリカの後ろ盾を失ったクルド人は、はるかに強いトルコ軍に攻め込まれてシリアのアサド独裁政権と手を組むかもしれない。そしてアサド政権を支援しているのは、アメリカの敵であるロシアとイランなのだ。

クルド人は、7日の発表を受けて米軍撤収の決断を強く非難。クルド人住民が過半数を占めるシリア北東部を、「どんな犠牲を払っても」守る、と言った。

(翻訳:森美歩)

2776とはずがたり:2019/10/14(月) 16:22:31

トルコがシリアに進攻 米国務長官は「承認していない」
https://www.bbc.com/japanese/49995744
2019年10月10日

トルコは9日、クルド人部隊が支配するシリア北部に対する軍事行動を開始した
トルコは9日、シリア北東部のクルド人民兵組織に対する軍事作戦を開始した。アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、この作戦を「承認」していないと述べるとともに、軍事行動の引き金になると批判を受けている、同地域からの米軍撤退を擁護した。

ドナルド・トランプ大統領は6日、トルコによる軍事作戦に関与しない方針だと発表。すると、トルコがクルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」への攻撃を開始する道を切り開くことになりかねないなどと、身内の与党・共和党内からも批判が殺到していた。

こうした中、ポンペオ長官は米公共放送PBSのインタビューで、トルコには「正当な安全保障上の懸念」があり、「トルコ南部がテロの脅威にさらされている」と主張。トランプ大統領による突然の米軍撤退表明を擁護した。

「承認していない」
アメリカがトルコに対し、シリア北部への攻撃を認めたとの報道については、「虚偽」だと反論。「アメリカはトルコに(シリア進攻を)承認していない」と述べた。

PBSのジュディ・ウッドラフ氏が「アメリカはトルコに(攻撃を)承認したのだから、どんな結果であろうとも(シリア北部で)起きていることに対してアメリカは責任を負うのか」と尋ねると、ポンペオ氏は「それは虚偽だ。アメリカはトルコにそんなこと承認していない」と答えた。

「テロの回廊の構築防ぐ」
トルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領は、軍事作戦の目的は、国境地域に「テロの回廊が構築されることを防ぐ」ためだとしている。

トルコ軍は国境地域に「安全地帯」を確保したい考え。この安全地帯からYPGの戦闘員を完全に排除し、シリア内戦などでトルコ領内に避難してきたシリア難民360万人のうち、最大200万人をこの安全地帯に移住させたいとしている。

一方のクルド人部隊は、トルコの攻撃に対抗する構え。

トルコとクルド人、米の関係
アメリカを中心とした連合国がシリアで過激派勢力「イスラム国」(IS)を破ることができたのは、クルド人勢力の協力によるところが大きい。

YPGは、トルコ南部と国境を接するシリアで活動。シリア民主軍(SDF)の大部分を占めており、SDFはアメリカ軍の支援を受けてイスラム過激派組織IS掃討に貢献した。

クルド人部隊は、西洋人捕虜30人近くの拷問や殺害などに関与した、IS戦闘員だったイギリス人2人を拘束した。

拘束されたエル・シャフィ・エルシェイク氏とアレクサンダ・コーティ氏は、「ビートルズ」と呼ばれたイギリス人戦闘員組織に所属していた。シリア北部のクルド人部隊の拘置所で拘束されていた2人は現在、アメリカ側へ身柄が引き渡されていると、米紙ワシントン・ポストは伝えている。

トルコ政府は、YPGをテロ組織と認定。クルド人地域のトルコからの独立を訴えているクルド労働者党(PKK)も、YPGと関係があるとみている。

2777とはずがたり:2019/10/14(月) 16:22:50
>>2776
【シリア内戦】トルコ軍がアフリンに侵攻 何が起こった?
トランプ氏は声明で、トルコが「行き過ぎた」行動をとるようなことがあれば、トルコ経済を「壊滅させる」と警告。アメリカは「攻撃を支持」していないし、軍事行動は「悪い考え」だと述べた。

その後、トランプ氏は記者会見で、トルコとクルド人は「何世紀にもわたって争い続けている」、クルド人部隊は「第2次世界大戦でわれわれに協力しなかったし、ノルマンディー上陸作戦にも協力しなかった」と述べた。そして、「そうは言っても、われわれはクルド人が好きだ」と付け加えた。

味方を見捨てた
身内の共和党、そして野党民主党からは、シリア北部からの米軍撤退を非難する声が上がっている。

熱心なトランプ支持者の共和党重鎮、リンジー・グレアム上院議員は、アメリカは味方のことを「臆面もなく見捨てた」と述べた。

対トルコ制裁を準備
グレアム氏はツイッターで、クリス・ヴァン・ホーレン上院議員(民主党)と共同でトルコ制裁案を用意したと発表。「米政権側はトルコへの対抗措置を拒否しているが、超党派の強力な支持を期待する」としている。

軍事行動の状況
9日、シリアの複数の町や村が、トルコによる空爆や砲撃を受け、民間人数千人が非難を強いられた。

クルド人部隊によると、これまでに少なくとも民間人5人が死亡、少なくとも25人が負傷した。

その後トルコ国防省は、トルコ軍と、トルコ寄りのシリア反体制武装組織「自由シリア軍」(FSA)が「ユーフラテス川の東側」に進攻したと発表した。

トルコ軍は「テロリスト」に関連する181カ所を攻撃したとツイート。親トルコ派グループはAFP通信に対し、YPGが支配するシリア北部タル・アブヤドで攻撃を開始したと述べた。

一方で、SDFのムスタファ・バリ報道官はツイッターで、地上でトルコ側を撃退したとしている。

SDFによると、IS戦闘員を拘束中の拘置所がトルコによる空爆被害を受けたという。人道上の懸念が高まる中、SDFは米国主導の有志連合に対し、「罪のない人々への攻撃」を止めるため、飛行禁止区域を定めるよう求めた。

過去3年間で3度目となる、シリア北部への軍事行動では、タル・アブヤドからラアス・アルアインに広がる約100キロの範囲が標的となるとみられていた。

バリ報道官によると、国境の町コバニとカーミシュリが砲撃を受けたという。トルコ軍がこれらの町に向かって前進する場合、トルコ軍は主にクルド人が暮らす人口密集地を通ることとなる。

国際社会の反応
欧州連合(EU)は、「ベルギー、フランス、ドイツ、ポーランド、イギリスが今回の軍事行動について協議するため、国連安保理事会の開催を求めている中、『安全地帯』なるものが(中略)難民帰還の国際基準を満たすとは思えない」としている。理事会は10日に開かれる予定。

アラブ連盟も、エジプト・カイロで12日に緊急会合を開くと発表した。

北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、NATO加盟国のトルコには「正当な安全保障上の懸念」があるが、「確実に相応で慎重な(中略)活動を行うために、自制心をもって行動すること」を期待すると述べた。

トランプ氏は声明で、トルコには、IS戦闘員の疑いのある人物が拘束されたままの状態を保つこと、そしてISが再び結集しないようにする責任があるだろうと述べた。

(英語記事 US did not approve Turkey offensive, says Pompeo)

2778とはずがたり:2019/10/14(月) 16:23:36
トルコ軍がシリア北東部クルド人支配地域に侵攻 6つの問い
https://news.yahoo.co.jp/byline/itomegumi/20191012-00146524/
伊藤めぐみ | ドキュメンタリー・ディレクター
10/12(土) 17:30

◆今何が起こっているのか?
10月9日、トルコ軍がシリア領内のクルド人支配地域に侵攻し攻撃をはじめた。

トルコ当局は「平和の泉作戦」と名付けて軍事作戦を開始し、ツイッターで10日に181箇所に空爆、地上戦などで攻撃したと発表している。シリアのテルアビヤドとラスアルアイン近郊の4カ所から越境し、コバニやカミシリなども攻撃をした。死者数についてはトルコ側、クルド側の双方の主張は異なっており、トルコ国防省はクルド人戦闘員277人が死亡したと発表し、一方でクルド側(シリア民主軍、SDF)はトルコ兵とトルコの支援を受けたシリア兵士(自由シリア軍系)が262人死亡し、自陣営からは22人の兵士と数十人の一般市民が殺されたとしている。

すでに攻撃開始から'''3日間ですでに10万人が避難民'''として家を追われている。220万人が住む地域に攻撃の可能性があり、インターナショナル・レスキュー・コミティー(IRC)などのNGOは最大30万人が避難民となる可能性を指摘している。

◆なぜトルコはシリアのクルド人地域を攻撃するのか?
トルコが主張する目的は2つある。1つは国境地域に「テロの回廊が構築されることを防ぐ」ため。「シリア民主軍」(SDF)を構成するクルド人武装組織「クルド人民防衛部隊(YPG)」を攻撃するためだという。

トルコは長年、国を持たない世界最大の少数民族と称されるクルド人に対する弾圧を行って来た。トルコ国内のクルド人武装勢力、クルド労働者党(PKK)を「テロ組織」と認定しており、そのPKKと同じ組織だとするシリアのクルド人武装勢力YPGを攻撃することで、クルド人勢力を抑えつけようとしているのだ。

イスラム国掃討作戦でYPGはこれまでにない力を持つようになっていた。地上部隊を送りたくないアメリカをはじめとする有志連合国はYPGと協力関係を結んでシリア民主軍(SDF)という部隊を構成し、武器や資金などを提供してきてイスラム国の掃討作戦を実施してきたという経緯がある。トルコは力を増したクルド人を押さえつけたい狙いだ。

トルコの2つめの目的は、シリア内の国境沿いの地域に460キロ、幅32キロの「安全地帯」と名付ける場所をつくりトルコにいるシリア難民を送り返すという計画のためでもある。

トルコ国内に溢れるシリア難民を帰還させるためであり、また1つ目の目的とも関連して、トルコとシリアの間の地域からクルド人を追い出すことで、クルド人の勢力を削ごうというものなのだ。

「安全地帯」に帰還させられるシリア難民はアラブ人で、多くがその土地出身者ではない。「帰還」させた際、その対象地域に住んでいた人々の大規模な追放と土地の収用が行われることも予想されている。

◆なぜ今、攻撃が始まったのか?
予兆はすでにあった。

これにはトランプ大統領の判断が大きく影響している。先述の通り、アメリカ政府はシリア内のイスラム国などに対する掃討作戦のため、米軍を駐留させクルド人武装勢力YPGなどともに、シリア民主軍(SDF)を構成していた。しかし、シリアでの戦争はまだ続いているものの、イスラム国との大規模な戦闘が終わったため、昨年の12月にトランプ大統領がシリア領内のクルド人支配地域から米軍を撤収する予定であることを発言していた。

10月6日にトルコのエルドアン大統領とトランプ大統領の電話会談が行われ、エルドアン大統領におそらくうまく乗せられた形で、トランプ大統領は米軍は撤退、同時にトルコによる軍事作戦に関与しないという発言をしていた。この決定は突然のことで共和党内からも中東情勢を不安定にすると批判がなされたほどだ。

翌日7日に米軍は撤退し、その直後の9日にトルコ軍はシリア内に侵攻した。

◆シリアにおけるクルド人の状況とは?
シリアのクルド人は周辺国のクルド人の状況と比べると、アラブ地域に同化しているという見方もある。

しかしシリアでは長年、クルド人に国籍が与えられず、外国人として扱われる事態が起きていた。1960年代にシリア政府はアラブ化を進めることで国内の統治を強化しようとした。ハサカ県で人口統計をとった際、多くのクルド人を不法滞在している「外国人」あるいは「無戸籍者」などとみなしたのだ。外国人や無戸籍者とされたクルド人は、国内での移動の自由、選挙権、私有財産所有、公務員就労資格、公立学校入学資格などを奪われた。

2779とはずがたり:2019/10/14(月) 16:23:54
>>2778
また1970年代半ば、ハサカ県、ラッカ県、アレッポ県の国境地帯に居住していたクルド人約10万人が、形式的にはモデル農村都市を作ることを目的として、土地や財産を奪われて強制移住させられた。公共機関でのクルド語も禁止された。

2000年に発足したバッシャール・アサド政権は2011年のアラブの春に始めるシリア国内で始まった抗議デモをかわす狙いもあってクルド人の待遇改善を試みた。2011年に外国人への国籍付与を認める政令を出し、制度的差別解消の姿勢を示したのだ。しかし、アサドの思惑があっての改革であり、実際に国籍取得を申請した人も、国籍を回復した人もそれほど多くなかったという。

2012年にシリア内戦で疲弊したアサド政権はトルコ国境地帯から軍部隊や国家機関を撤退させた。複数あるクルド政党の中でもYPGとその政党クルド民主統一党(PYD)が力を持ち、2014年に西クルディスタン移行期民政局(ロジャワ)として暫定自治政治体が発足した。

シリアの一般のクルド人にとってのYPGの評価については正直、筆者にはよくわからない。イスラム国からの攻撃から人々を守るなど比較的住民の支持も高い組織だとも言われ、評価する声もよく聞く。一方で子どもを徴兵していたり、そもそもYPGを批判する人はその地域に住んでいない可能性もある。

YPGはアサド政権とは消極的な協力関係にあるとも言える。アサド政権の目的は反体制派を倒すこと、YPGの目的はクルドの統治を進めること。目的が異なるため、お互いの存在を黙認している部分があるのだ。

このトルコの攻撃はアサド政権にとって好都合に動くとも言われている。クルドは、トルコよりもましだとしてアサド政権やまたロシア政府に援助を要請するだろう。YPGが支配している地域にアサド政権は影響力を及ぼせることになるからだ。

◆今後、何が起こりうるのか?
すでに述べた通りまずは多くの難民、避難民が発生するだろう。

またイスラム国の活動が活発化する恐れもある。

イスラム国の戦闘員、その家族の多くはクルド支配地域で拘束されている。1万2千人のイスラム国元戦闘員と5万8千人の家族がいる。米軍が撤退し、これまでイスラム国兵士の管理を担当してきたシリア民主軍(SDF)が攻撃を受けたり、戦力が対トルコに向けられ警備が手薄になれば、戦闘員が逃亡する恐れもある。多くのイスラム国戦闘員家族を抱えるアル・ホールキャンプではイスラム国戦闘員の妻らがナイフや石でキャンプの警備を攻撃しているという映像も出回っている。

10月12日には'''カミシリで自動車爆弾'''が爆発した。誰による犯行かはまだわかっていないが、イスラム国の可能性もありうる。

トルコ の攻撃は今に始まったことではない。さらに西にあったクルド人支配地域アフリンはすでに2018年3月、トルコ軍に侵攻され今も、トルコの支配下にある。

◆なぜこの事態を止められないのか?
トルコのこの侵攻に対してヨーロッパ各国には強く出られない理由がある。難民問題だ。エルドアン大統領は、ヨーロッパがこの軍事作戦を「占領」というのであれば、ヨーロッパに難民360万人を送り込むと言っている。

アメリカはYPGに肩入れしたが、もともとクルド人勢力の地位向上を支援しようとしていたわけではない。アラブ人の反体制派が次々と過激派と合流したり、力を持たなかったため、消去法としてYPGと手を結んだだけの理由なのだ。

すでに多くの一般の住民が犠牲になり、このままでは今後も増える続けることになる。

伊藤めぐみ
ドキュメンタリー・ディレクター
1985年三重県出身。2011年東京大学大学院修士課程修了。テレビ番組制作会社に入社し、テレビ・ドキュメンタリーの制作を行う。2013年にドキュメンタリー映画『ファルージャ 〜イラク戦争 日本人人質事件…そして〜』を監督。第一回山本美香記念国際ジャーナリスト賞、第十四回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞を受賞。その他、ベトナム戦争や人道支援における物流などについてのドキュメンタリーをNHKや民放などでも制作。2018年には『命の巨大倉庫』でATP奨励賞受賞。現在、フリーランス。イラク・クルド人自治区クルディスタン・ハウレル大学大学院修士課程に留学中。

2780とはずがたり:2019/10/14(月) 16:31:36
ほらいわんこっちゃない。。 イラン=シリア枢軸にクルドがひっつくと,イラク国内含めややこしいことになるぞ。逆にイラク=イラン=シリア=シリア内クルド=イラク内クルドの大同団結がなったりしてパックスペルシアでも狙うか!?

そうなったらトルコ=ロシア,イラン=中国,サウジ=米国の三つ巴か。。

シリア政権軍、トルコ国境に進軍 クルド人勢力と協力か
有料記事
https://www.asahi.com/articles/ASMBG3GMNMBGUHBI004.html
其山史晃 2019年10月14日12時32分

 シリア北部を実効支配する少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」(YPG)を中心とする勢力は1日、隣国トルコ軍の越境攻撃に対抗するため、シリアのアサド政権軍と協力することで合意したとの声明を出した。これを受け、アサド政権軍はトルコ国境に進軍を始めた模様だ。今後、YPGに対する攻勢を強めるトルコ軍とアサド政権軍との衝突に発展する恐れもある。

 クルド人勢力は声明で、「トルコ軍の攻撃を撃退するため、アサド政権軍がトルコ国境沿いに展開することに政権と合意した」と発表した。シリア国営通信は同日、アサド政権軍の部隊が、トルコ軍に対抗するために北上し、国境地帯に向かっていると報じた。トルコ軍は国境からシリア領の幅約30キロを作戦地域としており、アサド政権軍がこの地域に入れば、緊張の高まりは必至だ。

 シリア内戦で、クルド人勢力は米国の支援を受けて支配地域を拡大。シリア北東部で「自治区」設立を宣言し、アサド政権と緊張関係にあった。今回の協力が本格化すれば、内戦の構図が変化する可能性がある。

 一方、米国のエスパー国防長官…

残り:265文字/全文:711文字

2781チバQ:2019/10/20(日) 20:35:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101900529&g=int
北マケドニア、総選挙へ=EU加盟交渉入り拒否受け
2019年10月19日20時30分


北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相=10日、セルビア北部ノビサド(AFP時事)
北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相=10日、セルビア北部ノビサド(AFP時事)

 【スコピエAFP時事】ブリュッセルで17、18の両日開かれた欧州連合(EU)首脳会議で、加盟交渉入りを拒否された北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相は19日、前倒し総選挙を行うと発表した。テレビ演説を行って、EU加盟を目指してきたザエフ政権の信を問うと訴えた。

2782チバQ:2019/10/20(日) 20:38:59
https://www.jiji.com/jc/v4?id=20191015world0001
【地球コラム】国際政治の荒波に消えたクルド人の「夢」


トランプ氏のシリア撤退決断で事態は突如暗転
シリア北部アフリンで、遺体が戻らないまま葬儀に参列するクルド人女性兵士の親族(左)や母親(中央)=2018年2月3日、アフリン【AFP時事】
シリア北部アフリンで、遺体が戻らないまま葬儀に参列するクルド人女性兵士の親族(左)や母親(中央)=2018年2月3日、アフリン【AFP時事】

 「国家を持たない最大の民族」との枕ことばで語られる少数民族クルド人が、またも大国による国際政治の荒波に飲まれた。シリア内戦の混乱で、シリア北部に住むクルド人は「ロジャバ」と呼ばれる事実上の自治権を持つ地域を確立して沸き返った。

 だが、シリアは米国やロシアのみならず、地域大国のトルコやイランなどが軍事介入する代理戦争の舞台だった。クルド人の後ろ盾となっていた米国のトランプ大統領がシリアから撤兵を決断したことで、事態は突如暗転した。(中東ジャーナリスト 池滝和秀)

IS掃討で難題抱えた米国
シリア北部マンビジュ近郊に展開する米軍の装甲車=2017年3月5日、マンビジュ【AFP時事】
シリア北部マンビジュ近郊に展開する米軍の装甲車=2017年3月5日、マンビジュ【AFP時事】

 米国は、シリア北部で難題に直面してきた。シリア内戦に対するオバマ前政権やトランプ政権の一貫しない政策に比べ、ロシアやイランは、反体制派の攻勢で窮地に立ったアサド政権をテコ入れするため軍事介入。アサド政権の存続を確実にしただけではなく、シリアに足場を築いた。これに対し、米国は過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭でシリア内戦への関与を迫られ、不承不承、対応に乗り出したのが問題の始まりだった。

 IS掃討には、地上部隊の派遣が必要だったが、イラク戦争で多数の米兵を失った記憶がなお生々しい米国民の理解を得るのは困難だった。そこで米国は友軍となる勢力をシリア反体制派の中から探したが、イスラム教スンニ派の反体制派が信奉する過激なイスラム思想や、組織力のなさが障害となり、友軍の育成は難航した。最終的に頼ったのがクルド人勢力である。

 米国が友軍としたのは、クルド人主体の武装勢力「シリア民主軍(SDF)」。その主力は、クルド人組織「民主統一党(PYD)」傘下の民兵部隊「 クルド人民防衛部隊(YPG)」だ。クルド人は統率が取れて勇猛果敢な兵士として知られている。ところが、YPGは、トルコが「テロリスト」と見なす組織だった。こうした組織が米軍から軍事訓練を施され、武器を供与されることにトルコは強く反発した。

 トルコはなぜYPGをテロリストとして扱うのか。クルド人は、第1次世界大戦後の1923年に締結されたローザンヌ条約で国家建設の道を閉ざされた。トルコには現在、人口の約4分の1に相当する約2000万人のクルド人が居住しており、同じくクルド人を抱えながらも割合の小さいイラクやイラン、シリアなどに比べ、クルド人問題には神経質にならざるを得ない。トルコでは、非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」が武装闘争を続けており、今も治安を脅かす。

 トルコは、PKKとシリアのYPGを一体的な組織と見なしている。筆者がシリア内戦下の2013年、YPGの支配地域だったシリア北部に入った際、トルコで自爆作戦などを実行して死亡したYPGやPKKの戦闘員の写真が街頭に華々しく掲げられていた。シリア北部がトルコへの出撃拠点になっていた。

2783チバQ:2019/10/20(日) 20:39:18
さじ投げたトランプ大統領
シリア北部の町ラスアルアインで、トルコ軍の攻撃により立ち上がる黒煙=2019年10月9日、ラスアルアイン【AFP時事】
シリア北部の町ラスアルアインで、トルコ軍の攻撃により立ち上がる黒煙=2019年10月9日、ラスアルアイン【AFP時事】

 トルコは、国内ではPKKの抑え込みにある程度成功しているものの、PKKは隣接するイラク北部の山岳地帯に逃げ込み、越境攻撃を仕掛けている。トルコとしては、シリア北部に同じような拠点を構築されてはたまらない。その上、IS掃討作戦で米軍の支援を受け、戦闘力を高めたとあっては看過できない。

 このため、トルコは今回の作戦を含め、シリアで3度にわたって軍事作戦を展開してきた。最初は2016年に開始したユーフラテスの盾作戦、その次が18年のオリーブの枝作戦、今回は平和の泉作戦と命名されている。作戦の度に米国は、保護するクルド人民兵とトルコ軍の衝突に頭を悩ませた。

 米国はトルコの事情に理解を示しつつも、クルド人勢力を簡単には見捨てないのではないかと見られていた。クルド人勢力が地上部隊としてISに対峙(たいじ)することにより、掃討作戦で事実上勝利した。論功行賞として自治権の確立といった形でクルド人を報いることは、米国が信頼できる同盟相手だと示すことになる。クルド人によるISへの締め付けが弱まれば、テロ活動に向けて再結集する恐れもある。さらに、クルド人との関係を軸にシリアに足場を確保し続けることは、シリアで大きな影響力を獲得したロシアやイランをにらんだ中東戦略においても重要だ。

 ところが、トランプ大統領は10月7日、シリア北部に駐留していた米軍部隊の一部を移動させ、これを攻撃の「ゴーサイン」と受け取ったトルコが9日、軍事作戦を開始した。駐留米軍が作戦開始で戦闘に巻き込まれる恐れが出てきたため、トランプ大統領は12日になってシリア北部に駐留する米軍兵士約1000人の撤収を命令。大統領はツイッターで、「トルコ国境の激しい戦闘に関わらないことは非常に賢明だ」と撤収を正当化した。一連の流れやタイミングから判断して、トランプ大統領とエルドアン大統領の間には一定の合意があったと考えるのが自然だろう。

 ビジネスにならない中東の争いに関与しないとの姿勢は、「米国第一」を掲げるトランプ大統領らしい判断と言える。だが、米軍撤収後の衝突拡大を防ぐ枠組みも構築せず、盟友を簡単に使い捨てる政策は、同盟としての米国の信頼性を揺るがすものとなりそうだ。

2784チバQ:2019/10/20(日) 20:39:43
欧州への難民流出再燃も
軍事作戦に関する会議を主宰するトルコのエルドアン大統領(右)=2019年10月9日、アンカラ[トルコ大統領府提供]【AFP時事】
軍事作戦に関する会議を主宰するトルコのエルドアン大統領(右)=2019年10月9日、アンカラ[トルコ大統領府提供]【AFP時事】

 突如、孤立無援となったクルド人勢力は、ロシアの仲介により、敵であったアサド政権を頼ることになった。クルド人組織の幹部は「トルコによる虐殺を防ぐには、敵対関係になったアサド政権と手を結ぶ手だてしかなかった」と、苦渋の選択だったと訴えた。これにより、アサド政権はシリアでの統治面積をさらに広げる格好となった。

 一方、トルコは、クルド人居住地域に進軍してきたシリア政府軍と対峙することになった。ただ、軍事力ではトルコがシリア軍を上回っており、全面的な衝突には発展しない可能性が高いが、トルコ国境に近い地域からクルド人民兵勢力を追い出そうとするトルコの作戦は、より難易度が増した。

 さらに、エルドアン大統領はかねて、国境から幅約32キロに及ぶ「安全地帯」を500キロ近くにわたって構築し、トルコ国内で約360万人に膨れ上がったシリア内戦の難民のうち、最大200万人を帰還させる構想を掲げている。経済状況が悪化するトルコでは、シリア難民の増大によって不動産価格が上がったり、雇用が奪われたりして国民の間で不満が高まっているためだ。

 シリア軍の北部進軍により、トルコの構想は、一段と実現性が疑問視される状況になった。エルドアン大統領は11月13日にトランプ大統領と会談する予定で、作戦への理解を取り付けるためにも、それまでは民間人の大規模な犠牲を伴う作戦は避けるとの見方が強い。

 だが、エルドアン大統領は「目標は達成する」と公言しており、作戦の長期化は必至だ。さらに大統領は、国際社会が無策ならトルコに滞在するシリア難民を再び欧州に送り出す可能性さえ警告しており、作戦が難航すれば、新たな手段で国際社会を揺さぶることもあるだろう。ギリシャではすでに、トルコからの難民の不法越境が再び活発化する兆しがあるという。

 大国が角逐してきたシリアでは、米国が退き、それに支えられきたクルド人勢力がアサド政権の軍門に下った。残ったのは、アサド政権の後ろ盾であるロシアやイランだ。内戦の最終的な終結への政治プロセスは、ロシア主導で進められる構図が固まってきたと言えよう。

2785チバQ:2019/10/20(日) 21:08:53
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019101302000128.html
トルコ侵攻黙認 利害優先の大国、クルド孤立

2019年10月13日 朝刊


 【カイロ=奥田哲平】トルコ軍がシリア北東部への越境攻撃に踏み切ったことで、少数民族クルド人が孤立している。トランプ米政権が侵攻に「青信号」を出し、シリア内戦を主導するロシアも事実上黙認。過激派組織「イスラム国」(IS)という「共通の敵」が消滅したことで、各国の利害優先が顕在化した形だ。

■黙認
 隣国との国境紛争を終結させたエチオピアのアビー首相にノーベル平和賞授与が決まった十一日、シリア・トルコ国境沿いは砲弾が飛び交った。「ISとの戦いに犠牲を払ったクルドは、世界平和に寄与したのではないのか」。クルド系民兵組織幹部のシェルバン・ダルウィシュ氏が憤る。

 IS掃討作戦の最前線で、兵士一万人以上を犠牲にしてきたクルド人勢力。米国の武器供与を受けたものの、北大西洋条約機構(NATO)二番目の軍事力を誇るトルコ軍相手に分が悪いのは明らかだ。「世界はトルコの攻撃を黙って見ているだけだ」(同氏)

 トルコにとっては、国内に抱える非合法組織クルド労働者党(PKK)と一体とみなすシリアのクルド人勢力が、シリア北東部で支配地域を確立するのは「安全保障上の脅威」。国境沿いに緩衝地帯を築く一連の作戦で障害となってきた米国が撤収したのを機に、侵攻に踏み切った。

 その軍事作戦を「悪い考えだ」と言いながら、「クルド人は第二次大戦で米国を助けたわけではない」と突き放したトランプ米大統領。優先したのは来年に控えた大統領選だ。シリア駐留米軍の撤退はかねての選挙公約。NATO加盟国トルコにも配慮し、撤収ありきの場当たり的な対応に終始している。

■無念
 十日に開かれた国連安全保障理事会は、欧州諸国が「一方的な軍事行動の停止」を求めたものの、一致した声明は出せなかった。米国の影響力低下を望むロシアのネベンジャ国連大使は「シリアでの違法な軍の駐留も言及すべきだ」として米国に矛先を向けた。

 ロシアはIS復活に懸念を示すものの、トルコとはイランとともにシリア和平協議で協力関係にある。エルドアン大統領が侵攻直前、電話で理解を求めたのはロシアのプーチン大統領だった。ロシアを後ろ盾とするアサド政権も「外国軍(米軍)の人質になった裏切り者との対話は受け入れない」(外務省高官)とクルド側と距離を置いた。

 トルコ軍の砲撃にさらされる国境沿いの町カミシュリで青少年支援施設に勤めるレナス・シャムス氏(35)は悔しさをにじませた。「クルドはいつも国際社会に裏切られる。土地と民を守るのに頼れるのは自分たちだけだ」。イラクやイランなどにまたがり、歴史的に「国を持たない最大の民族」と言われるクルド。IS掃討作戦を通じて自治地域を広げてきた戦略は、後退せざるを得なくなっている。

2786チバQ:2019/10/20(日) 21:09:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019101602000108.html
シリア北部、緊迫 政権軍展開、クルドと共闘

2019年10月16日 朝刊


写真
 【ワシントン=金杉貴雄、カイロ=奥田哲平】シリアのアサド政権軍は十四日、トルコ軍の侵攻を受けるクルド人勢力との合意に基づき、シリア北東部に部隊を展開した。トルコのエルドアン大統領は軍事作戦を継続する構えを見せ、緊迫度が増している。一方、トランプ米大統領は同日、対トルコ制裁を打ち出し、侵攻の即時停止を求めた。

 政権軍は十四日、国境沿いの町マンビジュに進軍したほか、国境から内陸三十キロを東西に走る幹線道路上の複数の場所にも部隊を置いた。今のところトルコ軍との衝突は起きていない。トルコ軍の攻撃は十四日も続き、シリア人権監視団(ロンドン)によると、民間人の死者は六十九人、避難民は二十五万人に達した。

 シリア北部は内戦悪化を受けて二〇一二年ごろに政権軍が撤退し、米国の支援を受けたクルド人勢力が実効支配していた。だが、米軍の全面撤収を機に、クルド側はロシアを後ろ盾とする政権軍の進駐受け入れに転換。シリア内戦の構図が大きく変わるのは確実だ。

 両者を仲介したのはロシアだ。プーチン大統領は十四日、十二年ぶりにサウジアラビアを訪問し、サルマン国王と会談。米国が中東への関与を低下させる中で存在感を示した。カイロ・アメリカン大のサイド・サデク教授は「政権軍はロシアの保護と指示の下で動いており、トルコ軍と衝突することはない。政権は戦わずして北部の統治を取り戻しトルコはクルド人勢力を排除できるようロシアが調整に動くだろう」と指摘した。

 一方、米国は十四日、トルコの三閣僚らを対象とした制裁を発動した。さらにトルコからの鉄鋼の輸入関税を25%から50%に倍増させ、貿易協定の交渉も中止すると発表。近くペンス副大統領らをトルコに派遣し、事態収拾に向けた交渉に当たらせる。

 トランプ氏の米軍撤収方針がトルコの侵攻を容認した形となり、内外の批判に対応せざるを得ない状況となった。しかし、今回の制裁についても、民主党のペロシ下院議長らからはトルコを押しとどめるには「不十分だ」との声が早くも上がっている。

 トランプ氏は十四日のツイッターで「われわれがなぜシリアのために戦わなければならないのか。クルド人勢力を守るシリアを支援したいのなら、ロシアでも中国でもナポレオンでも誰でもいい」と強調した。

2787チバQ:2019/10/22(火) 18:15:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-35144268-cnn-int
イスラエル首相、連立政権樹立できず 野党のガンツ氏が組閣へ
10/22(火) 10:34配信CNN.co.jp
イスラエル首相、連立政権樹立できず 野党のガンツ氏が組閣へ
ネタニヤフ首相が組閣を断念したことがわかった
エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は21日、やり直し総選挙の結果を受けた組閣を断念するとの意向を明らかにした。

リブリン大統領は法に基づき、3日以内に野党統一会派の中道「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長に組閣を要請する見通しだ。

ネタニヤフ氏はビデオ声明の中で、ガンツ氏に大連立への参加を求め、さらなるやり直し選挙を回避しようと全力で努めたが、ガンツ氏側に繰り返し拒否されたと述べた。

ガンツ氏はリブリン氏の要請に応じる構え。「青と白」は声明で、同氏の下でリベラルな挙国一致内閣をつくると表明した。

イスラエルでは4月に実施された総選挙の後、ネタニヤフ氏が組閣に失敗。9月に同国初のやり直し総選挙があり、同氏率いる与党の右派「リクード」と「青と白」がほぼ互角の接戦を展開した。

リクードを中心とする右派・宗教勢力が55議席を確保し、「青と白」支持の中道・左派勢力を1議席上回ったため、リブリン氏はまずネタニヤフ氏に組閣のチャンスを与えていた。しかしネタニヤフ氏は、過半数を占める連立政権に必要な残り6議席を獲得することができなかった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000006-jij-m_est
ネタニヤフ首相、組閣断念=3度目の総選挙も-イスラエル
10/22(火) 6:13配信時事通信
ネタニヤフ首相、組閣断念=3度目の総選挙も-イスラエル
イスラエルのネタニヤフ首相=9月25日、エルサレム(AFP時事)
 【エルサレム時事】イスラエルの右派政党リクードを率いるネタニヤフ首相は21日、新たな連立政権発足に向けた組閣交渉を断念した。

 ただ、国会(定数120)で過半数の支持を獲得できそうな首相候補者はおらず、イスラエルが3度目の総選挙に突入する可能性も現実味を帯びてきた。

 首相の断念を受け、リブリン大統領は9月の総選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」のガンツ元軍参謀総長に組閣を要請する方針。ガンツ氏が国会で多数派の支持を取り付けるのは容易ではない。

2788チバQ:2019/10/23(水) 18:50:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000045-mai-m_est
ネタニヤフ首相が組閣断念 大統領、第1党「青と白」ガンツ氏に改めて連立政権樹立指示へ
10/22(火) 19:09配信毎日新聞
 イスラエルのネタニヤフ首相は21日、9月のやり直し総選挙を受けてリブリン大統領から指示されていた組閣を断念した。大統領は24日までに、第1党の中道政党連合「青と白」の共同代表で元軍参謀総長のガンツ氏に改めて連立政権の樹立を命じる見込みだ。

 9月の総選挙で、ネタニヤフ氏が率いる右派「リクード」は第2党に甘んじたが、これまで連立を組んできた右派・宗教勢力の55人がネタニヤフ氏を首相候補に推した。

 ガンツ氏を推薦したのは中道・左派、アラブ系政党連合の一部の54人だったため、まずネタニヤフ氏が連立工作を担ったものの、定数120の過半数をまとめることはできなかった。

 ネタニヤフ氏は自身のフェイスブックで「ガンツ氏に交渉テーブルに着くよう要請したが、拒絶され続けた」と非難した。

 ガンツ氏は、ネタニヤフ氏が収賄など3件の疑惑で検察から起訴方針を示されていることを問題視。ネタニヤフ氏との連立を拒否してきた。大統領から組閣指示を受けた場合、28日間で連立交渉をまとめる必要がある。

 「青と白」は声明で「(宗教系政党を含まない)リベラルな統一政府」の樹立を目指す考えを示している。

 ガンツ氏が組閣に失敗した場合、大統領は国会に首相候補の擁立を求めることになるが、成算は低い。連立交渉がまとまらなければ、4月から数えて3回目の総選挙にもつれ込む可能性がある。【エルサレム高橋宗男】

2789チバQ:2019/10/25(金) 11:04:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191025-00000011-jij_afp-int
イラク反政府デモ、前倒しで再開 規模拡大の可能性も
10/25(金) 10:34配信AFP=時事
イラク反政府デモ、前倒しで再開 規模拡大の可能性も
イラク・バグダッドのタハリール広場で、国旗を掲げて反政府デモに参加する人々(2019年10月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラク各地で24日夜、反政府デモが再開された。今月上旬に行われ、死者も出た抗議行動の第2波。デモは同国のイスラム教シーア派(Shiite)指導者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師が支持しており、規模が膨れ上がる可能性がある。

【写真】イラク国旗を掲げて反政府デモに参加する人々

 上旬の抗議行動は汚職と失業問題に対する非難として始まり、政治改革を要求するデモへと発展。治安部隊の厳しい取り締まりを受けて沈静化した後、苦境に陥ったアデル・アブドルマハディ(Adel Abdel Mahdi)首相の就任1年に当たる25日に再開する予定だった。

 しかし、首都バグダッドなどでは予想よりも早くデモが再開。同市では24日夜に数百人が街頭で抗議を行った。

 イラクのシーア派最高権威アリ・シスタニ(Ali al-Sistani)師は政府に対し、25日までにデモ隊の要求に回答を示すよう求めており、デモ参加者数は同日中に増加するとみられている。

 シスタニ師は毎週金曜昼の礼拝で説教を行っており、25日昼の礼拝は同日午後の展開を占う最初の試金石となる。だが、一般的に抗議デモは午後に勢いを増すほか、大勢の人がサドル氏支持者を見ようと通りに繰り出すことから、真の情勢の分かれ目は午後に訪れる見通し。

 サドル師は民兵の出身で、最大の議会勢力を掌握する実力者。上旬のデモの際も政府退陣を要求していたが、今週に入ってデモに対する支持をいっそう強く表明し、自身の支持者らの参加を許可した。さらに、サドル師は自身の民兵組織のメンバーに「厳戒態勢」を取るよう指示しており、民兵らが首都バグダッド各地で示威行動を取る可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News

2790チバQ:2019/10/25(金) 11:15:28
https://www.sankei.com/world/news/191024/wor1910240008-n1.html
イスラエル、元軍トップに組閣指示も難航必至
2019.10.24 07:00
 イスラエルのリブリン大統領は23日、9月の国会やり直し総選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長に組閣を指示した。右派「リクード」党首のネタニヤフ首相が21日、組閣を断念したため。ガンツ氏は4週間で連立交渉をまとめる必要があるが難航は必至。新政権を樹立できない政治の混乱が続きそうだ。

 ガンツ氏は23日、「全ての国民が混乱に終止符を打つことを期待している」と訴え「リベラルな挙国一致内閣の樹立を目指す」と主張した。汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏の党首辞任を条件に「リクード」との大連立を模索する可能性があるほか、「反ネタニヤフ」で一致するリーベルマン前国防相の極右「わが家イスラエル」との連携を狙うとみられる。(共同)

2791チバQ:2019/10/25(金) 11:22:23
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102301163&g=int
クルド勢力を広範囲で排除=トルコがロシアと合意-越境作戦の停止継続・シリア北部
2019年10月24日07時06分

 【エルサレム時事】トルコのエルドアン大統領は22日、ロシア南部ソチでプーチン大統領と会談し、トルコがテロ組織と見なすクルド人勢力の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)をシリア北部の対トルコ国境地帯の広い範囲から排除することで合意した。これを受け、国境地帯のシリア側では23日、ロシア軍とシリア国境警備隊がYPGを撤退させる作業に着手した。
 トルコによるシリア北部での越境軍事作戦をめぐっては、トルコと米国が17日に合意したYPG撤退のための120時間の作戦停止期間が22日夜に終了。その後、トルコ国防省は声明で「新たな作戦の必要はなくなった」と強調し、作戦停止を続ける方針を示した。
 首脳会談後に発表された覚書によると、ロシア軍などは現地時間23日正午(日本時間同日午後6時)から150時間以内に対トルコ国境地帯から約30キロ離れた地点までYPGを撤退させる。その後、トルコ軍とロシア軍が一部地域を除く国境から10キロの範囲内で共同パトロールを行う。
 トルコはYPGが去った地域に、自国が抱えるシリア難民の帰還先として「安全地帯」を設置する方針。エルドアン氏はロシアとの合意を「歴史的だ」と高く評価した。
 国境地帯の中でも、トルコ軍による作戦などで既にYPGが排除された地域では、トルコ軍主導の管理が容認される。YPGは、17日の合意を受け米国に撤退を求められたシリア北部のテルアビヤドからラスアルアインにかけての東西約120キロにわたる地域から退去したと表明しており、この一帯はトルコ軍が掌握することになりそうだ。
 トルコとロシアの合意の対象地域は、この約120キロの部分を越えて東西に広がる計300キロ超に及ぶ。YPGにとってさらなる撤退は一段の打撃となるため、すんなりと応じるかは不透明だ。トルコと敵対するシリアのアサド政権が、後ろ盾であるロシアの働き掛けを受けて協力を進めるかどうかも合意履行の焦点となる。

2792チバQ:2019/10/28(月) 14:30:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000056-jij-n_ame
危険な地域、緊迫の急襲作戦=米は2週間前から計画、退路断つ-IS最高指導者死亡
10/28(月) 13:34配信時事通信
危険な地域、緊迫の急襲作戦=米は2週間前から計画、退路断つ-IS最高指導者死亡
米ホワイトハウスのシチュエーションルーム(作戦司令室)でバグダディ容疑者急襲作戦を見守るトランプ大統領(中央)=27日公表(AFP時事)
 【ワシントン時事】過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者バグダディ容疑者が潜伏していたシリア北西部イドリブ県は、シリア反体制派やロシア軍、国際テロ組織アルカイダ系勢力などが入り乱れる。

 米軍にとっては「未知の地域」。特殊作戦部隊を送り込むにはロシア軍支配地域の上空を通過する必要があり、多くの危険が伴った。

 米東部時間26日午後5時(日本時間27日午前6時)ごろ、トランプ大統領がホワイトハウス地下のシチュエーションルーム(作戦司令室)に入った。同席したのは、ペンス副大統領やエスパー国防長官、軍幹部ら。程なくして特殊作戦部隊を乗せたヘリコプター8機がイラク西部とみられる場所から飛び立った。

 飛行時間は1時間余。低空飛行のままバグダディ容疑者の潜伏先に近づくと、地上から銃火を浴びせられたが、米軍はすぐにこれを鎮圧した。ヘリから降りた兵士らは建物入り口にわなが仕掛けられていることを警戒し、壁を爆破して屋内に突入した。

 「映画を見ているようだった」。現地からの中継で作戦の様子を見守っていたトランプ氏はこう振り返る。

 米軍は短時間で建物内を制圧した。子供11人を保護すると同時に、抵抗を試みた5人を殺害。爆発物を仕掛けたベストを着ていたバグダディ容疑者の妻2人も殺害された。

 バグダディ容疑者のアジトを突き止めた米当局は「2週間前から準備を進めていた」(トランプ氏)。建物に複数のトンネルがあることは調査済みだった。大半のトンネルは行き止まり。唯一、地上に通じるトンネルの出口には、あらかじめ部隊を配置しておいた。

 バグダディ容疑者は投降の呼び掛けを拒否し、子供3人を連れて行き止まりのトンネルに逃げ込んだ。軍用犬がこれを追跡。追い詰められた容疑者は、自爆ベストを起爆させて死亡した。

 同午後7時15分、現地の部隊指揮官からホワイトハウスに報告が入った。「100%確実、大当たりだ」。長年追い続けたテロ組織指導者の死亡を確認した瞬間だった。

2793チバQ:2019/10/28(月) 22:56:01
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102802000257.html
米軍急襲作戦 「バグダディ容疑者は、泣き叫び」自爆

2019年10月28日 夕刊


シリア北西部イドリブ県で、バグダディ容疑者が潜伏し、米軍の急襲を受けて破壊された住居=アラ・ファトラウィさん提供

写真
 【カイロ=奥田哲平】残虐な処刑映像をインターネットで流布し、世界を震え上がらせたISの指導者バグダディ容疑者を狙った米軍の急襲作戦。「降伏しろ。裸になって外に出てこい」。緊迫した現場の状況を地元住民やトランプ米大統領が明かした。

 バグダディ容疑者が潜んでいたのは、トルコ国境に近いシリア北西部イドリブ県バリシャ村郊外の住居。

 二十六日深夜(日本時間二十七日朝)、近くに住む活動家アラ・ファトラウィさん(31)が聞いたのは、ヘリコプター八機の爆音と拡声器の警告だった。

 警告に応じて子ども十一人が住居から逃げ出す一方、ヘリに向かって銃撃も。オリーブ畑に囲まれた住居周辺には、内戦を逃れた難民が暮らす複数のテントがあった。米軍は巻き添えにならないように避難させ、周辺住民にも「近寄るな」と呼び掛けた。

 正面玄関は爆発物が仕掛けられているため、側面を爆発させて突入。妻とみられる「自爆ベスト」を身に着けた女性二人を、爆発させないように殺害。残るバグダディ容疑者は子ども三人とトンネルに逃げ込み、軍用犬が追う。行き止まりに追い詰められると、「泣き叫び、悲鳴を上げながら」(トランプ氏)自爆した。夜が明けてファトラウィさんが現場に足を踏み入れると、住居は完全に崩壊していた。

 何度も死亡説が流れ、消息がつかめなかったバグダディ容疑者。シリア人権監視団(ロンドン)によると、潜んでいたのは国際テロ組織アルカイダ系の新興組織が利用する住居だった。ISはかつて路線対立からアルカイダと絶縁した経緯があるが、「イデオロギーに大差はない」(過激派専門家)。IS幹部をかくまっていた可能性がある。

2794チバQ:2019/10/30(水) 17:18:46
https://www.asahi.com/articles/ASMBY7QCCMBYUHBI03S.html
レバノン首相、辞任表明 反政府デモで「手詰まりに」
エルサレム=高野遼 2019年10月30日02時01分
 大規模な反政府デモが続く中東レバノンで、ハリリ首相が29日、事態の収拾を図るために辞任する意向を表明した。高い失業率などに苦しむ市民の不満により拡大したデモは、首相の退陣にまで発展した。

 レバノンでは今月17日にスマートフォンのアプリを使った無料通話への課税を政府が提案したことをきっかけに、ここ数年で最大規模の反政府デモが2週間近く続いていた。ハリリ氏は会見で、「事態の打開を探ってきたが、手詰まりになった。この危機を乗り越えるにはショックが必要だ」と述べ、大統領に辞任を申し出ることを表明した。

 デモのきっかけは、スマホの対話型アプリ「ワッツアップ」などの無料音声通話で、1日0・2ドル(約22円)を徴収する課税を政府が提案したことだ。宗派を超えた抗議運動となり、全閣僚の辞職などを求める反政府デモに発展した。

 レバノンには18の宗教・宗派があり、国会議席などを分け合って政治的安定を保っている。権力を握る政治エリートに腐敗が指摘される一方、一般の市民に負担を強いる課税案が出されたことで、若者を中心に不満が爆発したかたちだ。(エルサレム=高野遼)

2795チバQ:2019/10/30(水) 17:19:30
https://www.cnn.co.jp/world/35144646.html
レバノンのハリリ首相が辞意、全国規模の反政府デモ受け
2019.10.30 Wed posted at 13:00 JST
レバノン・ベイルート(CNN) 中東レバノンのハリリ首相は29日、辞意を表明した。レバノンでは約2週間にわたって全国規模の反政府デモが起きていた。

ここ数カ月、レバノン経済は急速に悪化し、債務が拡大するなどしていた。

政府は今月17日に無料通話アプリへの課税や緊縮政策を提案したが、これが全国規模の反政府デモにつながり、国はまひ状態に陥った。

銀行や学校は12日間にわたって閉鎖され、抗議デモが主要な道路を封鎖した。

ハリリ首相の辞任表明を受けてベイルート市内では数十人のデモ参加者が歓声をあげた。政府の汚職に対する抗議が行われた27日のデモには数十万人が参加していた。

2796チバQ:2019/10/30(水) 17:44:51
https://www.afpbb.com/articles/-/3252107
抗議デモに揺れるレバノン、首相が辞表提出の意向表明
2019年10月29日 23:37 発信地:ベイルート/レバノン [ レバノン 中東・北アフリカ ]

2797チバQ:2019/10/31(木) 20:46:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000609-san-m_est
バグダディ容疑者殺害も困難なIS掃討 戦火と貧困が障害
10/30(水) 21:19配信産経新聞
 イスラム教の預言者ムハンマドの後継者「カリフ」による、イラクとシリアを「領土」とする政教一致の疑似国家。死亡したスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)指導者のバグダディ容疑者は、従来のテロ組織にはない概念でイスラム教徒を引きつけた。

 だが、その裏で行われたのは富の収奪や残虐な処刑、性暴力や強制結婚など恐怖政治そのものだった。「理想郷だ」と信じてISの支配地域に移住したアジアや欧州のイスラム教徒の多くが後悔し、離反した。

 イラクとシリアでISの支配地域が陥落してから7カ月しかたっていない。にもかかわらず、両国では過激派が影響力を拡大しかねない事態が起きている。

 イラクでは経済低迷に怒る若者のデモが続き、今月だけで250人が死亡。首都バグダッドでは昨秋、「ISの関係者は市民にまぎれて潜伏している」との証言を複数聞いた。内戦が続くシリアからは560万人が周辺国に逃れ、国外退去や強制送還を恐れる若者が人目を避けて暮らす。

 貧困に苦しみ、将来に希望が持てない若者が過激派に身を投じる以前のような環境ができつつある。バグダディ容疑者の死はISには打撃かもしれないが、切羽詰まった若者と過激派の危うい接近まで止められるわけではない。

 ISは国際テロ組織アルカーイダから分裂してできた。関連組織の首謀者を米軍が死に追いやったのは2006年のザルカウィ容疑者、11年のビンラーディン容疑者に次いで、バグダディ容疑者で3人目だ。しかし、国際テロ組織は一向に消滅しない。

 イラクとシリアには言語や宗教が異なる集団が混住している。第一次大戦で敗北したオスマン帝国の解体に際し、英仏の間で勢力圏を分け合う「サイクス・ピコ協定」(1916年)が秘密裏に結ばれ、協定を基に「お仕着せの国境線」ができたのが理由だ。中東では民族同士の不信感が消えず、混乱が続く。

 戦火や貧困という温床を断てない限り、イスラム過激派ははびこり続けるだろう。(イスタンブール 佐藤貴生)

2798チバQ:2019/11/05(火) 13:09:20
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110400591&g=int
デモ隊、イラン領事館襲う=イラク南部シーア派聖地
2019年11月04日22時07分

 【カイロ時事】イラク南部のイスラム教シーア派聖地カルバラで3日夜から4日未明にかけ、反政府デモ隊がイラン領事館の敷地内への侵入を試み、AFP通信によると、排除しようとした治安部隊の発砲で4人が死亡した。
 デモ隊は「イランは出て行け」と叫び、領事館の壁によじ登って火を放つなど暴徒化。ロイター通信によれば、デモ隊の一人は「イランや、イランと連携する政党はわれわれに害を及ぼしている」と非難した。
 イラク各地では10月初旬から反政府デモが激化し、既に270人以上が死亡。アブドルマハディ首相は各政党が後任候補で合意した場合に辞任する用意を表明したが、デモ沈静化の兆しはない。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019102600194&g=int
イラク反政府デモ、42人死亡=各地で再燃、衝突激化
2019年10月26日06時25分

25日、イラクのバグダッドで、治安部隊が発射した催涙弾を投げ返す反政府デモ参加者(AFP時事)
25日、イラクのバグダッドで、治安部隊が発射した催涙弾を投げ返す反政府デモ参加者(AFP時事)

 【カイロ時事】イラクの首都バグダッドや南部の都市など各地で25日、反政府デモが再び激化して市民と治安部隊の衝突に発展し、AFP通信によると42人が死亡した。
 25日はアブドルマハディ首相の就任から1年となるが、市民は公共サービスの不備などが解消されずに政府への不満を強めている。デモ隊は、各地で地元政府庁舎やイスラム教シーア派民兵の関連施設を襲撃して放火。当局は催涙ガスなどで強制排除を試みた。

2799チバQ:2019/11/06(水) 16:17:28
https://digital.asahi.com/articles/ASMC61PNVMC6UHBI001.html?pn=4
イエメン暫定政権と独立派が和解、戦闘収束 サウジ仲介
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ドバイ=高野裕介 2019年11月6日08時30分
内戦が続く中東のイエメンで、ハディ暫定政権と南部地域の分離独立派が5日、サウジアラビアの首都リヤドで和解に合意し、双方からなる政府をつくる協定に署名した。反政府武装組織フーシに対抗するために共闘していた暫定政権と独立派は今年8月に衝突し、「内戦のなかの内戦」が勃発。三つどもえの戦闘は収まった格好だが、内戦が収束に向かうかは見通せないままだ。

 ロイター通信などによると、今回の協定では、新たな暫定政府が30日以内に組織され、分離独立派「南部暫定評議会」(STC)にも複数の閣僚ポストが配分されることになる一方、STC側の兵力は暫定政権の管理下に置かれる。暫定政権はSTCが占拠していた南部アデンに戻るという。

 暫定政権の後ろ盾で、仲介を続けてきたサウジアラビアのムハンマド皇太子は署名の式典に同席し、「この協定は、内戦を終結させる政治的解決に到達するために、各勢力間の広い対話の扉を開くものだ」と述べた。皇太子には「内輪もめ」を一刻も早く収束させ、対フーシで結束を強めたい意向があるとみられる。

ここから続き
 STCは今年8月、暫定政権が拠点とするアデンに進軍し、軍事施設や大統領宮殿を占拠。暫定政権を支えるサウジと、STCに影響力を持つアラブ首長国連邦(UAE)はともに有志連合軍としてイエメンに軍事介入しており、両者の間の亀裂を指摘する声もあった。今回の式典には、UAE・アブダビ首長国のムハンマド皇太子も出席した。

 イエメン内戦は暫定政権を支えるサウジと、フーシを支援するイランの「代理戦争」とも言われている。2015年3月にサウジ主導の有志連合軍が軍事介入して激化。これまでに数万人が犠牲になったとみられ、「世界最悪の人道危機」とも呼ばれている。(ドバイ=高野裕介)

2800チバQ:2019/11/06(水) 16:18:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019110600798&g=int
イエメン南部で和解合意=サウジ主導、フーシ派掃討で共闘
2019年11月06日14時54分


 【カイロ時事】中東イエメンの内戦で泥沼化した戦闘を続ける三つの勢力のうち、南部アデンが拠点のハディ暫定政権と、南部の分離独立を主張する武装勢力「南部暫定評議会」(STC)が5日、仲介するサウジアラビアの首都リヤドで、交戦停止やイランが支援する反政府武装組織フーシ派掃討での共闘などをうたった和解合意に署名した。
 暫定政権はサウジを後ろ盾とする一方、STCはアラブ首長国連邦(UAE)が支援。サウジとUAEはイエメンに軍事介入するアラブ連合軍の中核を担うが、暫定政権とSTCの覇権争いが激化した。8月にはSTCがアデンにあるハディ暫定大統領の宮殿を占拠するなど衝突が拡大していた。

2801チバQ:2019/11/06(水) 16:20:23
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/556765/
イラン、首都で反米あおる集会
2019/11/4 18:35 (2019/11/4 18:38 更新)
共同通信
拡大
 4日、テヘランの旧米国大使館前で開かれた反米集会に参加する若者ら(共同)

 【テヘラン共同】1979年にイランで学生らが米国大使館を占拠して外交官らを人質に取った事件から40年となった4日、首都テヘランの旧大使館前で反米感情を扇動する集会が開かれた。経済制裁で圧力を強める米国に対し、イラン指導部は徹底的に抵抗する構えで、両国の対立が和らぐ兆しは見えない。

 集会では、旧大使館前の道路を群衆が埋め、「米国に死を」のスローガンを連呼。米国との対話に反対するメッセージを描いたプラカードが掲げられた。星条旗を踏みつけて、米国への敵意をアピールする人もいた。

 ただ、イランでは失業や物価高騰が深刻で、当局主導の集会への関心は高くない。

2802チバQ:2019/11/13(水) 11:22:32
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201911/CK2019111302000136.html
イラン、危うい瀬戸際戦術 未申告ウラン 欧州の懸念増す

2019年11月13日 朝刊


11日、イラン・ケルマン州ラフサンジャンで演説するロウハニ大統領=イラン大統領府提供、AP・共同

写真
 【カイロ=奥田哲平】国際原子力機関(IAEA)がまとめた報告書で、イラン国内の未申告の場所から微量の天然ウランが検出されたことが明らかになった。イランは五月以降に核合意の規定破りを繰り返しているが、新たに秘密裏の核開発活動の疑いが浮上した形だ。欧米とイランともに緊張緩和に向けた打開策が見いだせないまま、核合意の形骸化が進む。

 AFP通信などによると、IAEAは報告書でウラン検出場所を明らかにしていないが、首都テヘラン郊外の施設とみられる。この施設を巡っては、イランを敵視するイスラエルのネタニヤフ首相が昨年九月、イランの「秘密倉庫」に一時十五キロの放射性物質が保管されていたと主張し、査察を要請していた。

 イラン外務省のムサビ報道官は十日、ウラン検出の報道について「これはわなだ。イスラエルは蒸し返そうとしている」と反論。IAEAは「可及的速やかに解決のために対話を継続することが不可欠」と詳しい説明を求めている。

 イランは核合意を一方的に離脱して経済制裁を再開した米国に対抗し、五月以降に合意の規定を段階的に破る措置を続ける。中部フォルドゥの地下核施設でのウラン濃縮再開が第四弾。低濃縮ウランの製造能力を高め、欧州から経済支援策を引き出す狙いだが、危うい瀬戸際戦術は逆効果を生みつつある。合意当事国の英独仏と欧州連合(EU)は十一日、報告書を受けて「極めて憂慮する」と懸念を表明。米とイランの仲介役を務め、合意存続を模索してきた欧州側にも、イランの挑発行為に対して国連制裁を再開する選択肢が現実味を帯びる。

 欧州が提案する経済支援策はトランプ米政権の同意を得られず、実行に移せていない。「最大限の圧力」を維持してイランの譲歩を引き出す米国の戦略は、逆に対米交渉を拒否するイランの保守強硬派を勢いづかせている。イランは支援策が得られなければ来年一月上旬に「第五弾」を発動するとみられる。核兵器製造が比較的容易となるウラン濃縮度20%への引き上げに踏み切れば、核合意の空中分解は決定的になる。

2803チバQ:2019/11/14(木) 13:15:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00000589-san-m_est
イランがイラクへの介入強化 レバノンにも関与か 影響力維持図る
11/13(水) 18:58配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イラクで経済低迷に反発する反政府デモが拡大し、同国を自らの勢力圏と位置づけるイスラム教シーア派大国、イランが干渉を強めているもようだ。イラク政界にはイランと連携するシーア派勢力も浸透しており、影響力を維持する狙いがうかがえる。イラク市民の間ではイランの介入に対する反発も強く、周辺国との「シーア派ネットワーク」を米国やイスラエルに対する橋(きょう)頭(とう)堡(ほ)とするイランの戦略は揺らぎそうだ。

 イラクでは10月初めからの反政府デモで300人以上が死亡したが、収束する気配はない。サレハ大統領は同月末、イランと一定のパイプがあるアブドルマハディ首相の辞任の可能性に言及した。

 ロイター通信によると、イラン革命防衛隊の精鋭部隊、コッズ部隊を率いるソレイマニ司令官が10月30日、イラクの首都バグダッドで政界に大きな力を持つアミリ元運輸相と極秘裏に会談し、首相を支えるよう求めた。それまで辞任を要求していたアミリ氏は、政治改革実現のため首相に時間を与える-という形に立場を変えたという。

 アミリ氏はスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が勢力を広げた際、シーア派民兵組織を指揮して掃討に貢献した親イラン派。昨年5月の国会選挙では自ら率いる政党連合が国会の第2勢力に躍進した。

 米国が昨年、核合意を離脱して制裁を再開したのを受け、経済低迷に悩むイランはイラクとの関係強化を進めてきた。だが、イラクのデモ隊はイラン最高指導者ハメネイ師の写真を踏みつけるなど干渉に反発。バグダッドの記者は「政治と経済を支配しようとするイランに、シーア派住民の間でも反感が高まっている」と話した。イランが狙撃手を送ってデモ隊を鎮圧しているとの報道もある。

 一方、経済不振で10月中旬から反政府デモが続くレバノンでは12日、治安部隊がデモ隊に発砲し、初めての死者が出た。こちらもイランが裏で沈静化に動いているとの観測がある。

 英紙エコノミストによると、イランと関係が深いシーア派民兵組織ヒズボラのナスララ師が10月下旬、「デモは米国とイスラエルによる策略だ」と述べ、政府を擁護する姿勢を示唆。首都ベイルートでは、「シーア、シーア」と叫ぶ黒装束の集団がデモ隊のテントを襲撃する事件も起きた。レバノンでも昨年5月の総選挙でシーア派系政党が影響力を増している。

 イラクとレバノンはイランが構築するシーア派ネットワークの中核であり、両国で反イラン感情が高まれば、イランと米国の間で続く中東の勢力争いにも影響が及ぶ可能性もある。

2804チバQ:2019/11/18(月) 10:05:21
https://www.afpbb.com/articles/-/3255240
イラン大統領、社会の「不安定」容認しないと警告 抗議デモ受け
2019年11月18日 7:02 発信地:テヘラン/イラン [ イラン 中東・北アフリカ ]
【11月18日 AFP】ガソリンの値上げに対する抗議デモが起きているイランで、同国のハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は17日、イランは社会の「不安定」を容認しないと警告した。2日間の抗議デモでは2人が死亡、数十人が当局により拘束され、インターネットへのアクセスも制限された。

 ロウハニ師は「抗議を行うのは国民の権利だ。だが、抗議行動は暴動とは違う。われわれは社会の不安定を容認すべきではない」と明言。抗議デモの発端となったガソリンの値上げを擁護した。イラン政府は急激な景気悪化の中、ガソリンの値上げを社会福祉費用に充てる計画だとしている。

 抗議デモは15日のガソリン値上げ発表の数時間後に起こった。政府の発表によると、1か月当たり60リットルまでのガソリン価格は、これまでの1リットル1万リアル(約26円)から1万5000リアル(約39円)に引き上げられ、60リットルを超えると3万リアル(約78円)になる。

 抗議デモでは、道路が封鎖されたり公共物が放火されたりし、複数の負傷者が出て、数十人が拘束された。

 デモ発生の翌日にはインターネットへの接続が制限された。インターネット監視団体ネットブロックス(Netblocks)の16日のツイッター(Twitter)投稿によると、「イランでは現在、インターネットがほぼ全土でシャットダウンされている」という。(c)AFP/Amir Havasi

2805チバQ:2019/11/18(月) 10:06:43
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111700303&g=int
イラン各地でデモ、死傷者も 燃料費引き上げで抗議
2019年11月18日07時06分

16日、テヘランで、炎上する車の周囲に集まるデモ隊(AFP時事)
16日、テヘランで、炎上する車の周囲に集まるデモ隊(AFP時事)

 【カイロ時事】イランで政府が事前予告なしに実施したガソリン価格の引き上げに対する抗議デモが各地に波及し、報道によれば17日までに市民や警官ら数人が死亡、多数が負傷した。市民の間では現指導部を批判する声も高まっているもようで、政府は「治安部隊の動員もあり得る」と警告。インターネットの規制を強めるなど、抗議行動の拡大に神経をとがらせている。
 イラン政府は15日、ガソリン価格を1.5倍に突如値上げし、自動車1台当たりの購入量が1カ月で60リットルを超える分は3倍の価格を適用した。イランは米国の経済制裁で通貨が暴落。物価も高騰して経済は苦境にあえいでおり、国際通貨基金(IMF)によれば、今年の経済成長率はマイナス9.5%に低迷する見通しだ。
 この値上げに反発するデモが16日、首都テヘランや北東部マシャドなどで拡大。デモ隊は道路の封鎖や、燃料保管庫に火を放つなどしたほか、交流サイト(SNS)では市民が「独裁者に死を」と気勢を上げる動画も投稿された。地元メディアは17日、過去2日間で約1000人が拘束されたと伝えた。
 警察は催涙ガスなどで排除を試みたものの、収束に向かうかは不透明だ。ラハマニファズリ内相は16日に国営テレビで「治安部隊は抑制した対応を講じてきたが、公共財への襲撃が続けば事態沈静化のために動く」とけん制。最高指導者ハメネイ師も17日、値上げへの支持を表明した上で「決定に不満を抱く人もいるだろうが、破壊行為は暴徒の行うことだ」と非難した。
 イランでは2017年12月から翌月にかけても反政府デモが全土に広がり、市民や治安部隊に20人以上の犠牲者が出た。

2806チバQ:2019/11/18(月) 10:07:50
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191117/k10012180691000.html
イランで反政府デモ 死傷者も 予告なしのガソリン値上げが原因
2019年11月17日 19時34分

経済制裁が続くイランでは、政府が予告なくガソリン価格を値上げしたことが引き金となって各地で反政府デモに発展し、市民と警察が断続的に衝突して複数の市民が死亡するなど混乱が広がっています。

イランでは15日、政府が事前の予告なしにガソリン価格を1.5倍に値上げし、月に購入するガソリンが60リットルを超えた分は値段が3倍となりました。

この値上げがきっかけとなって各地で政府の対応を批判するデモが断続的に続き、イランメディアによりますと、16日には主要都市シラーズで、デモ隊が一部の行政機関に対し破壊行為を行ったほか、警察車両を燃やしたということです。

また、一部のデモでは最高指導者のハメネイ師を公然と非難する市民も出ていて、異例の体制批判に展開しています。

イランメディアによりますと、これまでに警察との衝突などで複数の市民が死亡し、多くのけが人が出ているということですが、デモの全体像は明らかになっていません。

こうした中、ハメネイ師は17日、「政府のガソリン価格値上げの決定を支持する。妨害や放火をしているのはごろつきどもだ」と述べ、政府を支持する考えを示しました。

アメリカによる制裁で厳しい経済状況が続く中、市民の間で不満がくすぶっていて、イラン政府は16日以降インターネットの使用を制限するなどして、デモの更なる拡大に神経をとがらせています。

2807チバQ:2019/11/18(月) 10:09:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000036-jij-asia
親中派ラジャパクサ氏が勝利 与党候補破る スリランカ大統領選
11/17(日) 14:45配信時事通信
親中派ラジャパクサ氏が勝利 与党候補破る スリランカ大統領選
スリランカの新大統領に選ばれたゴタバヤ・ラジャパクサ氏=13日、西部ホマガマ(AFP時事)
 【コロンボ時事】5年の任期満了に伴い16日に実施されたスリランカ大統領選で、選管は17日、親中派のラジャパクサ前大統領の実弟ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官(70)が得票率52%超で勝利したと発表した。

 与党・統一国民党(UNP)などが推すサジット・プレマダサ住宅建設・文化相(52)を破った。

 ゴタバヤ氏は選管発表後、「国民に感謝する。国の治安を守ることを約束する」と表明した。プレマダサ氏は「国民の決定に敬意を表する。次期大統領のゴタバヤ氏を祝福する」と敗北を認めた。地元メディアによると、投票率は約80%だった。ゴタバヤ氏は18日に大統領に就任する。

 ゴタバヤ氏は、ラジャパクサ前大統領を首相に起用する方針。前大統領は在任中、2009年に終結した内戦中の人権侵害を批判する欧米諸国や隣国の地域大国インドと距離を置き、親中姿勢をあらわにした。ゴタバヤ氏は、マニフェスト(政権公約)にあえて「インドとの密接な関係」構築を盛り込んだが、外交筋の間で「対中傾斜が復活する可能性がある」と警戒する声が上がっている。

 政敵や批判的な記者を殺害、誘拐した疑いが持たれている前大統領時代の強権政治への逆戻りや、不正の横行も懸念されている。

 選挙の争点の一つは、日本人を含む250人以上が死亡した今年4月の同時テロの発生を受けた治安強化だった。ゴタバヤ氏は、当選すれば「国防を優先する」と明言。国防次官としての実績を誇示し、支持を広げた。

 プレマダサ氏は、担当大臣として貧困層への住宅供給を推進するなど、福祉面での手腕を強調。ラジャパクサ一族の票田となってきた農村部などで浸透を図ったが、与党連合内での候補擁立が遅れたことが響いた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000022-jij-asia
テロへの不安が後押し 強権懸念上回る スリランカ大統領選
11/18(月) 7:11配信時事通信
 【コロンボ時事】スリランカ大統領選でゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が勝利したのは、日本人を含む250人以上が犠牲となった今年4月の同時テロを受け、不安を解消する強い指導者を国民が求めたためだ。

 2015年の前回大統領選で落選した実兄のラジャパクサ前大統領を含め、一族につきまとう強権政治や不正への懸念を上回る格好となった。

 ゴタバヤ氏は、10月末に発表したマニフェスト(政権公約)の最初の項目に「国防」を据えた。選挙戦では、過激派組織「イスラム国」(IS)が4月のテロで犯行を主張したことを背景に、「どんなテロリズムも(国内で)存在を許さない」と力説した。

 また、「4月のテロが起きたのは、今の政府が国防に力を注がなかったためだ」と強調。貧困層への住宅供給など福祉面での実績があり、「ソフトな印象で浸透を図った」(外交筋)ライバルのプレマダサ住宅建設・文化相に対する攻撃材料としてテロを利用した。

 4月のテロでは、プレマダサ氏の票田となるはずの少数派キリスト教徒が標的となった。コロンボ近郊ネゴンボの教会で起きた爆発で負傷した男性は「政府が対策をしなかったからテロが起きた。今回はゴタバヤ氏に投票する」と怒りをあらわにしていた。

2808チバQ:2019/11/18(月) 10:10:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000562-san-asia
スリランカ大統領選、親中派候補が勝利 中国再接近の公算
11/17(日) 22:11配信産経新聞
 【シンガポール=森浩】16日投開票のスリランカ大統領選で、同国選挙管理委員会は17日、ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官の当選を発表した。ゴタバヤ氏は兄、マヒンダ・ラジャパクサ前大統領の親中国路線を継承する見通し。シーレーン(海上交通路)の要衝スリランカが親中に回帰すれば、アジア全体の安全保障にも影響を与えそうだ。

 選管によると、ゴタバヤ氏の得票率は52%で、当選に必要な過半数に達した。有力対抗馬のプレマダサ住宅建設・文化相は声明で敗北を認めた。

 内戦集結の立役者であるゴタバヤ氏は多数派シンハラ人からの支持が厚く、選挙戦では4月の大規模テロを防げなかったシリセナ現政権を「弱腰」と批判。強い指導者像を前面に打ち出して票を伸ばした。

 マヒンダ氏は大統領在任中、中国の融資で南部ハンバントタに港や国際空港の建設を推進。金利の返済に窮したシリセナ政権は、ハンバントタ港の運営権を中国系企業に貸与した。中国による「債務のわな」の代表例とされる。

 ゴタバヤ氏陣営は中国との関係強化を明言しており、インド洋で中国と覇権を争うインドは警戒を強めている。

2809チバQ:2019/11/18(月) 10:11:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000029-jij_afp-int
スリランカ大統領選、前任者の実弟が勝利 公式結果発表
11/17(日) 20:02配信AFP=時事
スリランカ大統領選、前任者の実弟が勝利 公式結果発表
スリランカの中心都市コロンボで、大統領選に票を投じ、投票所を後にするゴタバヤ・ラジャパクサ氏(中央、2019年11月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】16日に実施されたスリランカ大統領選で、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapakse)前大統領の実弟ゴタバヤ・ラジャパクサ(Gotabaya Rajapaksa)元国防次官(70)が、最大のライバルだった与党・統一国民党(UNP)の候補者サジット・プレマダサ(Sajith Premadasa)氏を破って当選した。選挙管理委員会が17日、発表した。

 ラジャパクサ氏は52.25%の得票率を獲得。一方のプレマダサ氏は41.99%だった。

 仏教徒が人口の大多数を占めるスリランカでは今年4月21日に、自国出身のイスラム過激主義者による自爆攻撃が発生。これを受けてラジャパクサ氏は、治安に関する公約を掲げ、宗教的過激主義の撲滅を誓い、民族主義的な選挙運動を展開した。【翻訳編集】 AFPBB News


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191117-00000009-jij-asia
「債務のわな」に警戒感 中国の浸透加速も スリランカ大統領選
11/17(日) 7:08配信時事通信
「債務のわな」に警戒感 中国の浸透加速も スリランカ大統領選
14日、厳重に警備されたスリランカ南部ハンバントタの国際港入り口
 【コロンボ時事】スリランカでは、2009年の内戦終結に前後して中国が影響力を増してきた。

 高金利の借款で港湾などを整備し、返済不能とみるや中国国営企業が長期租借した例もある。スリランカ以外にもパキスタンなど他国に拠点を築く同様の手法が「債務のわな」と呼ばれている。外交筋は、大統領選でゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が当選すれば、中国の浸透が進むと警戒する。

 ラジャパクサ家の地盤とされる南部ハンバントタに10年、大規模な国際港が出現した。建設費用の約13億ドル(約1400億円)の大半は中国からの融資。その後は稼働率の低迷で返済のめどが立たず、17年に中国国営企業が99年間租借することが決まった。隣国インドなどが港の軍事利用を懸念している。

 ハンバントタ近郊のマッタラ・ラジャパクサ国際空港も、建設費の約2億1000万ドル(約230億円)は中国の融資。発着する定期便は1本もなく、警備に当たっていた警官は「最近、飛行機が来たのは2日前で、修理のためだった。緊急時以外は利用されていない」と語った。

 アジア太平洋地域の諸問題を扱うオンライン誌ディプロマットによれば、17年時点でスリランカの対中債務残高は全対外債務中10%。日本の12%よりは低い。だが、日本政府関係者は「30〜40年かけて低金利で円借款を供与してきた日本と違い、対中債務はここ10年ほどで急激に伸びた」と説明、警戒を強める。

 対中傾斜のきっかけは、内戦中の人権侵害を批判する欧米諸国を嫌ったラジャパクサ前大統領の政権運営にある。前大統領の実弟で、親中派とみられているゴタバヤ氏は、選挙公約にあえて「インドとの密接な関係」構築を盛り込み、批判をかわすのに必死だ。

2810チバQ:2019/11/20(水) 09:16:42
https://www.asahi.com/articles/ASMCN11QNMCMUHBI035.html
イランのデモ、死者100人超か 鎮圧に過剰攻撃の指摘
有料記事

テヘラン=杉崎慎弥 2019年11月20日07時14分
 イランでガソリン価格の値上げを機に起きた反政府デモについて、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは19日、100人以上の参加者が死亡した可能性があるとの報告を公表した。一方、イラン当局が地元メディアに明らかにした死者数は4人にとどまり、大きな隔たりがある。国際社会の批判を恐れて、政府が実際の人数を公表していない可能性もある。

 アムネスティは、イラン国内の目撃者や国外の人権活動家の調査など、信頼性のある報告に基づき、21都市で少なくとも106人のデモ参加者が死亡したと説明。平和的なデモ隊に対して、治安部隊が過剰に殺傷力のある攻撃を加えたと指摘しており、死者が200人に上る可能性もあるとしている。

 一方で、国連人権高等弁務官事…

https://www.afpbb.com/articles/-/3255657
イラン、抗議デモで死者100人余りか 国連は懸念表明
2019年11月20日 5:18 発信地:ロンドン/英国 [ 英国 ヨーロッパ イラン 中東・北アフリカ ]
【11月20日 AFP】イランでガソリン価格の値上げをきっかけに起こっている抗議デモで、指導部が治安部隊に鎮圧を命じて以降、各地でデモ参加者100人余りが死亡したとみられている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が19日、明らかにした。国連(UN)は同日、イランでデモ参加者数十人が死亡したとの報道を受け、懸念を表明した。

 英国の首都ロンドンを拠点とするアムネスティは「確かな筋の報告によれば、(イラン国内)21都市で、デモ参加者少なくとも106人が死亡した」と発表。「最大200人が殺害されたとする報告も複数あり、実際の死者数はさらに多い可能性がある」と述べた。

 15日に始まりその後、国内100か所余りの都市に拡大した抗議デモについて、アムネスティは治安部隊がデモ参加者の「鎮圧の許可」を受けていたと指摘した。

 アムネスティで中東・北アフリカ担当代表を務めるフィリップ・ルーサー(Philip Luther)氏は、「イラン当局は、残忍かつ死者を伴う弾圧を直ちにやめるべきだ」と述べた。アムネスティは今回の発表について「事実確認が行われた映像や現場の人々の目撃証言」、イラン国外の人権活動家の「情報」に基づくものと説明している。

 イランの抗議デモについて、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は19日、デモ参加者らに実弾が使用され、「国内各地で多数の死者」が出ているとの報道を受け、懸念を表明した。

 一方イランは19日、デモ発生後に開始されたインターネット規制について、事態が鎮静化しなければ規制の解除はないと述べた。(c)AFP

2811チバQ:2019/11/20(水) 09:19:02
https://www.asahi.com/articles/ASMCM10JLMCLUHBI056.html
デモ封じにネット遮断 在イラン日本企業も決裁できず
有料記事

テヘラン=杉崎慎弥 2019年11月19日10時21分
 ガソリン価格の値上げに抗議する反政府デモが激化したイランで16日以降、インターネットが一部を除いて大幅に遮断された。18日も復旧せず、市民生活や企業活動に深刻な影響が出ている。外国との通信や娯楽を断たれた市民や在留邦人は「いつネットがつながるのか」と頭を悩ませている。

 「まるで世界から切り離されたようだ」。テヘランの会社員ナザニンさん(33)はそう言って嘆いた。国内の銀行送金につかうアプリや国営メディアのホームページにしかアクセスできず、国外へのネット接続が遮断されているためだ。

 イランでは、ガソリン価格の値上げが発表された15日夜から反政府デモが全土に拡大。デモ隊と警官隊の衝突などで少なくとも3人が死亡し、1千人以上が拘束された。政府はSNSなどによるデモの呼びかけを封じようと、ネットを大幅に遮断することで事態の収拾をはかっているとされる。

 ナザニンさんは、英語教師の資格を取るため隣国トルコにある英語学校のオンライン講座に登録。毎週月曜日に課題をメール送信する必要があるが、無料メールサービスの「Gmail」が使えないため、課題を送れないという。

 「このままでは、資格がもらえ…

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111901285&g=int
イラン、反政府デモで数十人死亡か ネット遮断、国連が懸念
2019年11月19日23時02分

反政府デモで燃やされたバスを取り囲むイラン市民=17日、中部イスファハン(AFP時事)
反政府デモで燃やされたバスを取り囲むイラン市民=17日、中部イスファハン(AFP時事)

 【カイロ時事】イランでガソリン価格引き上げに伴い各地に波及した反政府デモで、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は19日の声明で、死者数が数十人に達する可能性が高いとして「深刻な懸念」を表明した。デモ隊への実弾発砲が犠牲者増加を招いた恐れがあると指摘。政府には過剰な武力行使を控えるとともに、デモ隊にも破壊行為を自粛し平和的な抗議を訴えた。

 イラン政府はデモ継続を困難にする目的で、広範囲でインターネットを規制。国営メディアなどを除く情報がほぼ遮断され、被害の全容や死傷者に関する事実が把握しにくい状況が続いている。

2812チバQ:2019/11/20(水) 10:29:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000140-jij-n_ame
ユダヤ人の入植容認、中東和平に打撃 米政権、親イスラエル加速
11/19(火) 20:33配信時事通信
ユダヤ人の入植容認、中東和平に打撃 米政権、親イスラエル加速
18日、ワシントンで記者会見に臨むポンペオ米国務長官(EPA時事)
 【ワシントン時事】ポンペオ米国務長官は18日、米政権の従来の方針を転換し、イスラエルが占領するヨルダン川西岸のユダヤ人入植地は「国際法に違反していない」という認識を示した。

【解説】ユダヤ人入植地

 入植活動容認につながるだけでなく、イスラエルのネタニヤフ首相が打ち出した西岸の一部併合を後押しする可能性も指摘される。パレスチナ側は米政権への批判を強めており、トランプ大統領が目指す中東和平の仲介は現実味を失っている。

 ポンペオ氏は18日の記者会見で、今回の決定について「現地の実情を認めた」と主張。西岸の入植地で既に40万人以上が暮らし、撤収が困難になっている現状を容認した形だ。一方で「米国は和平促進の手助けに力を注ぎ続ける」とも語り、イスラエルで続く組閣作業が終わり次第、トランプ政権の和平案を公表したい考えを示した。

 だが、将来の国土と見なす西岸内での入植活動凍結を求めてきたパレスチナ側は猛反発している。入植が加速すれば、パレスチナ国家独立を認める「2国家共存」が事実上不可能になるためだ。パレスチナ高官は「国際社会は、米国の無責任な行動を阻止するためにすべての措置を講じなければならない」と強調。「イスラエル寄り」とされるトランプ和平案を拒否する意向だ。

 米政権が過剰な親イスラエル姿勢を強める背景には、2020年の大統領選再選を目指すトランプ氏が、支持基盤で親イスラエルのキリスト教福音派にアピールしたい思惑がある。これまでにも在イスラエル米大使館のエルサレム移転や占領地ゴラン高原のイスラエルの主権承認などで歴代政権の方針を覆してきた。

 こうしたトランプ政権の極端な政策転換への反発は米国内でも強まっている。大統領選の民主党候補者指名を争うブティジェッジ・インディアナ州サウスベンド市長はツイッターで「(入植地容認は)米国の国益に打撃を与える有害な決定だ」と非難した。トランプ氏の登場で助長された米国社会の「分断」が、これまで超党派の支持を集めてきたイスラエル政策にも広がりつつある。

2813チバQ:2019/11/21(木) 13:17:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112100452&g=int
イスラエル、3度目総選挙が濃厚に 反ネタニヤフ派も組閣断念
2019年11月21日10時52分

 【エルサレム時事】イスラエルで反ネタニヤフ首相派の中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長は20日、連立政権発足に向けた組閣交渉を断念した。ネタニヤフ首相もこれより先、組閣に失敗している。1年以内で3度目の総選挙(国会定数120)を余儀なくされる可能性が高まった。
 リブリン大統領は10月23日、ネタニヤフ氏が組閣できなかったことを受け、ガンツ氏に組閣を要請。しかし、ガンツ氏も4週間の期限内に他党との交渉をまとめることができず、11月20日、大統領に「組閣はうまくいかなかった」と報告した。
 今後、国会で改めて首相候補者を選び、3週間以内の政権発足を目指す。ただ、新たな候補者が国会議員の過半数の支持を獲得するのは困難とみられ、前途多難だ。

https://www.sankei.com/world/news/191121/wor1911210006-n1.html
元軍トップも組閣断念 イスラエル、3度目選挙も
2019.11.21 08:58
 イスラエルで9月に行われたやり直し総選挙で第1党となった中道政党連合「青と白」を率いるガンツ元軍参謀総長は20日、リブリン大統領から指示された組閣を断念した。ネタニヤフ首相に続く失敗で今後、国会が3週間以内に首相候補を擁立できるかどうかが焦点。できなければ来春にも3度目の総選挙実施となり、政治混乱はさらに長期化する。

 ガンツ氏は「リベラルな挙国一致内閣の樹立を目指す」と主張し、総選挙で第2党となったネタニヤフ氏の右派「リクード」との大連立による政権樹立などを模索したが失敗した。ガンツ氏は20日夜、「ネタニヤフ氏がイスラエルを危険な道に引きずり込もうとしている」と批判した。組閣期限は20日までだった。

 この結果を受け、国会(定数120)は3週間以内に、過半数の議員が合意できる首相候補の擁立を目指す。擁立できれば、リブリン氏がその候補者に2週間以内での組閣を命じる。擁立できなければ、今年4月と9月に続き3度目の総選挙が実施されることになる。(共同)

2814チバQ:2019/11/22(金) 11:17:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191121-00000588-san-m_est
イスラエル、1年で3度目の選挙も 政治空転深刻
11/21(木) 18:24配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで9月に行われた国会(定数120)の再選挙を受け、連立協議を行ってきたガンツ元軍参謀総長は20日、期限内に協議をまとめられず政権は成立しなかった。4月に続いて9月の選挙でも政権が発足せず、同国で初めて1年以内に3回の選挙が行われる公算が高まっている。

 9月の選挙後、右派・宗教勢力を主導するネタニヤフ首相が連立協議を行ったが、リーベルマン元国防相が党首を務める世俗派の極右政党「わが家イスラエル」が4月に続き、ユダヤ教の戒律を厳格に守る超正統派との連立を拒否。ネタニヤフ氏は過半数(61議席)の支持を固められず協議は頓挫した。

 続いて10月下旬から中道・左派勢力を率いるガンツ氏が連立協議に臨んだが、汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏が党首の右派リクードとは組めないとの立場を維持し、協議が不調のまま20日に期限が終了した。

 これにより国会に21日間、政権樹立に向けた協議が委ねられるが、過半数が支持する首相候補の選出は困難との観測が大半で、3回目の選挙が実施される見通しが強まっている。膠着(こうちゃく)状態が続き、国民からは不満の声も出ている。

2815チバQ:2019/11/22(金) 11:20:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191122-00000508-san-m_est
イスラエル首相を検察が起訴 現職では初めて 国内外に影響必至
11/22(金) 9:05配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルのマンデルブリット検事総長は21日、収賄罪などでネタニヤフ首相を起訴したとの声明を出した。現職首相の起訴は初めて。求心力の低下は避けられず、通算で13年以上、首相を務めた同氏は政治生命の危機を迎えた。現在行われている次期政権をめぐる協議にも影響が出る可能性が強い。ネタニヤフ氏はトランプ米政権と親密な関係を築き、イランやパレスチナに強硬姿勢で臨んできただけに、外交にも影を落としそうだ。

 検察は、ネタニヤフ氏が国内の通信大手ベゼクに対して政策面で便宜を図る見返りに、ニュースサイトで好意的な報道を行うよう求めたことが収賄罪に当たると判断。マンデルブリット氏は「法の上に立つ者はいない」と述べた。検察は別件でも詐欺罪などでネタニヤフ氏を起訴した。

 ネタニヤフ氏は「虚偽に基づくクーデターの試みだ」と検察を批判し、「今後も国を率いる」と述べて現職にとどまる意思を示した。イスラエルの法律では、首相は起訴されても有罪が確定するまで辞任する必要はない。

 イスラエルでは4月に行われた国会(定数120)選挙後の連立協議で政権が発足せず、9月に行われた再選挙の後も、右派・宗教勢力を主導するネタニヤフ氏と、ライバルで中道・左派勢力を率いるガンツ元軍参謀総長が連立協議を行ったが、ともに過半数(61議席)の支持を得られず、政権発足が難航している。

 起訴を受けてネタニヤフ氏に対する辞任圧力が強まる公算が大きく、首相の続投を支持してきた国会議員らの動向が同氏の政治生命を左右しそうだ。検察は今春、ネタニヤフ氏を起訴する可能性を示唆し、同氏側から意見を聴取するなどして捜査を進めていた。

2816チバQ:2019/11/25(月) 10:46:52
https://www.asahi.com/articles/ASMCN4G95MCNUHBI017.html
「容疑者首相」下がらない支持率 人心掌握はトランプ流
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エルサレム=高野遼 2019年11月24日14時30分
 イスラエル政治の混乱が止まらない。2度の総選挙を経ても政権の行方が決まらず、史上初の3度目の総選挙となる可能性が濃厚。加えて、汚職疑惑で首相の起訴も決まった。ネタニヤフ首相に「イエス」か「ノー」か。分断が進む社会の姿は、トランプ政権下の米国と重なり合う。

 選挙の争点って、何だと思いますか――。今年4月にあった1度目の総選挙の取材を始めて以来、何度も繰り返した質問だ。専門家も一般の人たちも、返ってくる答えは決まっている。

 「ネタニヤフにイエスかノーか。それだけだ」

 ベンヤミン・ネタニヤフ。70歳。首相在任は13年を超え、今年7月には「建国の父」である初代首相ベングリオンの記録を抜いて歴代トップに躍り出た。「ビビ」の愛称で知られ、流暢(りゅうちょう)な英語を使いトランプ米大統領やロシアのプーチン大統領とも巧みに渡り合う。イスラエル政界では絶対的な存在だ。

「クライム・ミニスター」
 そんなネタニヤフ氏に今年2月、強力なライバルが現れた。軍の元参謀総長であるベニー・ガンツ氏だ。「穏やか過ぎる参謀総長」とも評され、強気なネタニヤフ氏と性格は正反対。中道「青と白」を立ち上げて政界にデビューし、イスラエル政界に風穴をあけた。

 果たして、4月に行われた総選挙では両者が互角の戦いを演じた。全120議席中、ともに35議席ずつを獲得。他党の支持も分け合い、ネタニヤフ氏の連立工作は失敗に終わった。

 両者の互角ぶりは、選挙を繰り返しても変わらない。9月に行われた2度目の総選挙では、「33対32」でガンツ氏が一歩リード。だが大勢は変わらず、両者ともに政権をとれない状況が続いている。

疑惑、でも冷めぬ支持
 ネタニヤフ氏の最大の泣きどころは、自らの汚職疑惑だ。大手通信企業や新聞社に便宜を図った見返りに、自らに好意的な報道を求めたなど三つの疑惑がもたれている。3年前に捜査が始まり、検察は今月21日、ついに起訴の判断に踏み切った。

 この汚職疑惑について、有権者はどう思っているのだろうか。

 「これだけの疑惑があるのに、首相をやり続けるなんてあり得ない」。当然、こういった声は少なくない。特に、今年5月にネタニヤフ氏が率いる与党が訴追を阻む法整備を試みる動きをみせた際には、大きな反対運動が起きた。

 「民主主義の危機だ」との声が噴出し、普段は政治的な発言を控える元裁判官までが政権を批判。100人以上の著名な法律家らが「法の支配とイスラエルの民主主義に、取り返しのつかないダメージを与える」と声明を出した。

 商都テルアビブでは数万人が反対デモに集結し、「クライム・ミニスター(「首相」と「犯罪」を掛け合わせた造語)」と書かれたポスターが並んだ。

 それでも、不思議とネタニヤフ氏の支持率は下がらない。「ネタニヤフ支持者は、教育水準が低い人たちだから」とさげすむ人もいる。でも、本当にそんな話なのか――。ネタニヤフ支持者が集まる場にも足を運んでみた。

 今月中旬、検事総長の自宅前でネタニヤフ氏起訴に反対する集会を取材した。「ビビ! キング・オブ・イスラエル!」と合唱が響く。舞台上に掲げられたネタニヤフ氏の写真の脇には「君は1人じゃない」と書かれている。

 集会には、若者より中高年世代が目立つ。夫婦で訪れていたガビ・シメルさん(67)は「この国では司法が力を持ちすぎている。健全な三権分立が崩れ、民主主義の危機にある」と言った。あくまでネタニヤフ氏を捜査する司法側に非があるという論理だ。

 IT業界で働くアサフ・ガルさん(43)は今年、ネタニヤフ支持に転向したという。「メディアと司法が一緒になって、特定の政治家を責めている。司法ではなく、国民が首相を選ぶべきだ」

 ネタニヤフ氏は選挙戦を通じて一貫して、司法やメディアへの批判を繰り返してきた。「彼らは私を陥れようとしている」。支持者たちの声は、まさにその発言と重なってくる。

2817チバQ:2019/11/25(月) 10:47:18
地方で強さ、盟友に酷似
 「左派」「メディア」「司法」「アラブ」「イラン」――。ネタニヤフ氏はこういった言葉を批判対象として多用する。国内外に敵を作り上げ、自らがイスラエルを守る立場だと強調してきた。その姿は、盟友であるトランプ大統領と酷似する。

 選挙結果を分析すると、商都テルアビブなど都会では野党が強く、地方部や入植地でネタニヤフ氏が圧倒的な支持を誇る。いまやハイテク国家に生まれ変わったイスラエルで、経済成長から取り残された人たちが「強いリーダー」としてネタニヤフ氏に心酔する――。米国で「ラストベルト」(さびついた工業地帯)の有権者たちがトランプ氏に熱狂する姿を思い起こさせる。

 米国同様、イスラエルでも社会の分断が進んでいる。史上初の3度目の総選挙かという異例の政治状況は、まさに「分断」の深刻さを象徴している。ネタニヤフ氏に「イエス」か「ノー」か。この国は、いつその答えにたどり着けるのだろうか。(エルサレム=高野遼)

2818チバQ:2019/11/26(火) 18:47:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112500614&g=int
与党に「ネタニヤフ外し」の動き 起訴受け、実現は不透明―イスラエル
2019年11月25日14時33分

イスラエルのネタニヤフ首相=24日、ゴラン高原の軍基地(AFP時事)
イスラエルのネタニヤフ首相=24日、ゴラン高原の軍基地(AFP時事)

 【エルサレム時事】2度の総選挙を経ても新政権を発足できない混迷が続くイスラエルで21日、ネタニヤフ首相が収賄などの罪で起訴されたことを受け、首相が率いる右派与党リクード内で党首交代を求める声が出始めた。

 こうした中、野党指導者のガンツ元軍参謀総長はリクードに対し、連立政権発足に向けた協議を改めて呼び掛けた。
 地元メディアによると、リクードの有力国会議員、サール元内相は24日、党執行部に対し、早急に党首選を行うよう要請した。サール氏はこれより先、ネタニヤフ首相が検察の起訴を「クーデターの企て」と表現したことについて「あり得ない」と非難。今後何度選挙をやっても「ネタニヤフ氏が組閣できるとは思わない」と訴えた。
 一方、中道野党連合「青と白」のガンツ氏は23日、リクードを含め広範な勢力を糾合する連立政権が必要だと指摘。任期4年のうち、最初の2年は自身が首相を務め、残りの2年は「(ネタニヤフ氏が)無罪なら再び首相に返り咲くことも可能だ」とリクードに秋波を送った。
 ただ、これまでのところ、リクードがガンツ氏の呼び掛けに応じる気配はない。また、党内では「困難な時に首相を支える」(カーツ外相)といった擁護論が根強く、サール氏に同調する動きが広がるかは不透明だ。

2819チバQ:2019/12/01(日) 22:13:18
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20191130-567-OYT1T50192.html
アフガニスタン大統領選、投票から2か月過ぎても当選者決まらず
2019/11/30 20:31読売新聞

 【テヘラン=水野翔太】アフガニスタン大統領選は、9月28日の投票から2か月が過ぎても当選者が決まらない事態となっている。主要候補の陣営が、現職アシュラフ・ガニ大統領(70)陣営の不正投票への関与疑惑を指摘し、集計作業を阻止しているためだ。米国のトランプ大統領は11月28日に旧支配勢力タリバンとの和平協議再開を宣言したが、政治の混乱が和平の先行きに影を落としている。

 不正を訴えているのは、首相に相当する行政長官のアブドラ・アブドラ氏(59)陣営で、ガニ陣営が選挙管理委員会と協力して票の水増しなどを行った疑いがあるとしている。

 大統領選には18人が立候補し、選管は当初、11月上旬に開票結果を発表する予定だった。だが、アブドラ陣営が票の集計に必要な立会人を引き上げたため、集計できない状況になった。選管は、結果発表日を「未定」としている。

 アブドラ陣営は、29日には首都カブールで数千人規模のデモ行進を行い、投票の一部無効を訴えた。

 アフガンでは2014年の大統領選でも、不正疑惑などにより、第1回投票からガニ氏の当選決定まで5か月以上がかかった。

 国連や日米欧は、和平には米政府とタリバンの協議だけでなく、アフガン政府とタリバン、市民団体などによる「アフガン人同士の対話」が重要だとの立場だ。国連筋は「大統領選が終わるまでは、彼らがひざを交えて国の未来を語ることは難しい」と話している。

2820チバQ:2019/12/01(日) 22:34:32
https://www.sankei.com/world/news/191130/wor1911300015-n1.html
イラク首相が辞意 デモ拡大で引責、収束見通せず
2019.11.30 17:53国際中東・アフリカ
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イラクのアブドルマハディ首相
イラクのアブドルマハディ首相

 【カイロ=佐藤貴生】イラクのアブドルマハディ首相は11月29日、辞意を表明した。イラクでは首都バグダッドや南部で10月初めから経済低迷や汚職の蔓延(まんえん)に抗議する反政府デモが続き、治安部隊がデモ隊に発砲するなどして約440人が死亡しており、首相は混乱の責任を取る意向を示した形だ。ロイター通信が伝えた。

 28日にはデモ隊と治安部隊との衝突で60人以上が死亡。イラクのイスラム教シーア派最高権威、シスターニ師が29日、市民の抗議に対する武力行使は許されないとの声明を出し、首相の辞意表明につながった。辞任時期は明かしておらず、国会は12月1日、対応を協議する見込み。政府の刷新を要求する市民のデモが続いているもようで、事態が収束するかは見通せない。

 イラクでは政治、経済面で影響力の浸透を図る隣国のシーア派大国イランへの反感が強まっており、27日にはシーア派聖地がある中部ナジャフのイラン総領事館が放火された。アブドルマハディ氏も過去にイランとの関係を深めていたとされ、イランはデモ発生後、シーア派の有力国会議員らに同氏の辞職を阻止して支援するよう求めたとの報道も出た。イランはデモ発生後、狙撃手を現地に送ってデモ隊を鎮圧してきたともいわれる。

 トランプ米政権の制裁を受けるイランは、イラクとの関係強化を通じて経済活性化を図る狙いとみられてきたが、デモの矛先が自国に向かう事態となり、その思惑に陰りが生じている。

2821チバQ:2019/12/04(水) 11:20:10
https://digital.asahi.com/articles/ASMCY1461MCXUHBI04K.html?pn=6
「暗黒シナリオ」イランで浮上 反米勢力伸び、政権窮地
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テヘラン=杉崎慎弥 2019年12月4日05時30分
 ガソリン値上げを機にイラン全土で起きた反政府デモは沈静化したが、治安部隊の制圧による死傷者数など全容は分からず、ロハニ政権に対する市民の不満は解消されていない。米国の制裁のあおりで反米勢力の突き上げもあり、厳しい政権運営を迫られている。

 「敵による策略はイラン国民によって打倒された」

 イランの最高指導者ハメネイ師は27日、反政府デモは完全に鎮圧されたと宣言した。デモのきっかけはガソリン値上げだが、その後、海外の敵対勢力の資金援助などを受けて拡大したとの見方を示した。

 15日に政府がガソリン価格を最大3倍値上げする決定をして以来、デモはSNSなどを通じ全土に拡大した。参加者の中心は、トランプ米政権による制裁で経済が低迷し、高止まりの失業率などに不満を抱える若者たちだ。

 一部のデモ隊が銀行やガソリンスタンド、警察署などに火をつけるなどし、治安部隊が「暴徒」として弾圧を加えたとの見方が強まっている。デモ参加者らは朝日新聞の取材に「治安部隊が容赦なくデモ隊に発砲していた」と証言している。

ここから続き
 政府は1週間以上、インターネットをほぼ遮断しており、デモの全容は分かっていない。内務省は約20万人が参加したと公表。イランメディアによるとデモ隊の死者は「少なくとも4人」だが、国際人権団体は少なくとも143人に上るとする。政府が国際社会からの批判をかわすため、情報統制している可能性があるとみられている。

 当局は「逮捕された多くは貧しく教育を受けていない若者だった」と一部の層の行為だったとし、米中央情報局(CIA)に関与してデモを実行したなどとして8人を拘束。一方で政府と体制を支持する数万人規模の「官製デモ」を各地で実施するなど、反政府デモが外国の謀略によるものとの印象作りに躍起になっている模様だ。テヘラン外交筋は「デモ参加者を激しく弾圧した可能性が高く、うまく鎮圧したつもりでも社会に禍根を残した」と指摘する。

相次ぐ閣僚弾劾・辞任
 デモの発端のガソリン値上げは、ロハニ政権が米国の制裁で原油収入という経済の屋台骨を失ったために迫られた決定だ。制裁が対外融和路線で保守穏健派のロハニ政権を結果的に弱め、反米の保守強硬派を勢いづかせるという、皮肉な状況がうまれている。

 イラン国会は2016年の選挙で、核合意による経済的利益を見込めるとの追い風もあり、ロハニ師を支持する勢力が多数を得た。だが、その後の経済制裁で、保守強硬派以外にも不支持に回る議員が続出。ガソリン値上げを政府が独断で実施したことや物価高を理由に、石油相ら3人の主要閣僚が弾劾(だんがい)決議にかけられる可能性が出ている。17年8月の政権発足以降、既に7人が弾劾による失職や辞任に追い込まれた。閣僚19人の半数以上が辞任すると、国会で再び信任を得る必要があり、ロハニ政権は手足を縛られた状態になる。

 来年2月の国会議員選挙(定数290)では反米を掲げる保守強硬派が議席を大幅に増やすとの観測が出ている。テヘラン外交筋は「核合意への期待を裏切られた若者らは選挙に行かず、かり出された支持者ばかりの投票になれば、保守強硬派が多数を握る可能性は高い」とみる。

 21年の大統領選挙では、ロハニ師の路線とは一線を画し、反米を掲げて核開発も辞さない大統領が誕生する可能性もある。ロハニ政権関係者は「アフマディネジャド前大統領時代の国際的孤立のような暗黒のシナリオも十分考えられる状況になってきた」と話す。(テヘラン=杉崎慎弥)

2822チバQ:2019/12/12(木) 13:03:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191212-00000030-mai-int
イスラエル、3月2日総選挙へ 1年間で3度の“異常事態” ネタニヤフ政権支持か否か焦点に
12/12(木) 11:52配信毎日新聞
イスラエル、3月2日総選挙へ 1年間で3度の“異常事態” ネタニヤフ政権支持か否か焦点に
ネタニヤフ首相=AP
 イスラエル国会(定数120)は11日深夜、解散した。3月2日に総選挙を行う予定だ。イスラエルでは今年4月と9月に総選挙があったが、連立交渉がまとまらず、政権を樹立できずにいる。1年間で3度目の総選挙を行う異常事態で、新政権の発足は早くても4月以降となる見込みだ。さらにずれ込む可能性もある。

 イスラエルではさまざまな意見を政治に反映するため、総選挙は完全比例代表制で行われる。このため1948年の建国以来、単独政党が過半数を獲得したことはなく、例外なく連立政権が組まれてきた。

 今年4月の総選挙を受けた連立交渉で、右派「リクード」を率いるネタニヤフ首相は右派勢力をまとめきれずに組閣を断念し、9月に解散総選挙に打って出た。だが、その後の組閣にもネタニヤフ氏は失敗。これを受けて、リブリン大統領は元軍参謀総長で中道政党連合「青と白」の共同代表を務めるガンツ氏に組閣を指示したが、連立交渉は不調に終わった。このため、国会が首相候補擁立の手続きに入ったものの、期限切れとなった。

 3月総選挙の焦点はこれまで同様、ネタニヤフ長期政権を支持するか否かになるとみられる。リクードは今月12日にも26日に党首選を行うことを決める予定で、ネタニヤフ氏の再選が有力視される。

 一方でネタニヤフ氏は、国内最大手の通信会社に便宜を図った見返りにこの会社の傘下にあるニュースサイトで好意的な報道をさせたなどとして、収賄や背任、詐欺罪で起訴されており、右派勢力からの求心力を保てるかが課題だ。

 地元テレビが11日に公表した世論調査では、現段階で選挙があれば、「青と白」が4議席増の37議席を獲得して第1党となり、リクードが2議席増の33議席で続くと予想された。3月の選挙でも、4月や9月の結果と大きな変化はないとみられ、連立交渉が再び難航する可能性がある。【エルサレム高橋宗男】

2823チバQ:2019/12/12(木) 13:07:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191212-00000023-asahi-int
イスラエル、3月総選挙へ 連立交渉難航、1年で3回目
12/12(木) 9:56配信朝日新聞デジタル
イスラエル、3月総選挙へ 連立交渉難航、1年で3回目
組閣に失敗し、2度目のやり直し総選挙に挑むことになったネタニヤフ首相。汚職疑惑を抱え、厳しい立場に追い込まれている(写真はロイター)
 与野党による連立交渉が難航しているイスラエルで11日、国会が解散し、再び総選挙を実施することが決まった。組閣ができないまま2度目の「やり直し選挙」となり、政治の混乱はさらに長引くことになる。投開票日は来年3月2日となる見通し。

 今年の4月と9月に続き、イスラエルの総選挙は1年間で3回目となる。過去2度の選挙では、与野党がほぼ互角の議席数を獲得。ネタニヤフ首相と、野党トップのガンツ元参謀総長が連立工作を試みたが、いずれも失敗した。

 汚職疑惑を抱えるネタニヤフ氏は11月、収賄罪などでの起訴が決まった。与野党は大連立の可能性も模索したが、ネタニヤフ氏が起訴を免れるための国会の免責決議をめぐって対立し、決裂した。

 3度目の総選挙でも、ネタニヤフ氏率いる右派・宗教勢力と、ガンツ氏を支持する中道・左派勢力が争う構図は変わらない見込み。世論調査でも、過去2回と同様の接戦が予想されており、政権争いが決着するかは不透明だ。

 国会の機能不全で1月には国家予算が成立しないまま新年度を迎えることになり、経済への影響も懸念されている。選挙に多額の費用もかかることへの批判も高まっている。(エルサレム=高野遼)

2824チバQ:2019/12/12(木) 18:36:20
https://www.cnn.co.jp/world/35146802.html
イスラエルで来春総選挙、異例の1年で3度目 連立交渉まとまらず
2019.12.12 Thu posted at 16:18 JST
エルサレム(CNN) 今年の4月と9月の総選挙後、与野党による連立交渉が難航する政局混迷が続いていたイスラエルで11日、来年3月に新たな総選挙が実施されることが決まった。

1年にも満たない期間で3度目の総選挙で、同国では史上初めての事態。

同国国会(定数120)は今月11日を期限に支持票61票が獲得出来る首相候補の擁立を図ったが失敗し、来年3月の総選挙実施が自動的に決定した。

それまでネタニヤフ首相(70)が首相職にとどまる。ただ、首相は収賄罪や詐欺罪などの3件で刑事訴追を受けており、汚点を抱えながら選挙戦に臨むことになる。また、自らが党首の与党「リクード」内で指導部刷新を求める声もあり、党首選の実施が今月26日に暫定的に設定されている。

次期総選挙でも、ネタニヤフ氏の支持勢力とイスラエル軍のガンツ元参謀総長が率いる野党「青と白」を支持する陣営が主導権を争う構図になるとみられる。青と白は9月の総選挙で最多の議席を獲得したが、ガンツ氏による組閣交渉は不調に終わっていた。

2825チバQ:2019/12/16(月) 18:53:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191216-00000026-jij_afp-int
レバノン首都でデモ再燃、2夜連続で治安部隊と衝突
12/16(月) 16:05配信AFP=時事
レバノン首都でデモ再燃、2夜連続で治安部隊と衝突
レバノンの首都ベイルート中心部で、治安部隊が使用した催涙弾を蹴る反政府デモの参加者(2019年12月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】レバノンの首都ベイルートで週末2日間にわたり反政府デモが再燃し、15日には国会議事堂近くでデモの参加者らと警察が衝突した。同国では16日、深まる経済危機の解決に向けた新内閣発足のための協議が、遅らばせながらも開始される。

 レバノンでは10月17日以降、無能で腐敗にまみれたとされる政治体制の全面的な見直しと、実務家による独立した内閣の発足を求め、大規模な平和的デモが巻き起こった。同国で前例のない数週間に及んだデモの末、サード・ハリリ(Saad Hariri)首相は10月末、辞任に追い込まれた。

 治安部隊は14日夜、ベイルートの国会議事堂付近に設置された金属製のバリケードを破ろうと試みたデモ隊を分散させるため催涙弾やゴム弾を使用。これにより数十人の負傷者が出た。この事態を受け、ラヤ・エルハッサン(Raya El-Hassan)内相は治安部隊に対し「迅速かつ透明な」取り調べを行うよう命令。その後、デモ隊と警官隊の衝突が再び発生した。

 しかし多くのデモ参加者は暴力に屈することなく、次期首相の選出をめぐる審議が始まる16日に先駆け、15日も市内中心部の議会付近に押し寄せた。

 AFPフォトグラファーによると、デモ隊は治安部隊に向けて水が入ったペットボトルや爆竹を投げ、これに対し治安部隊は催涙ガスや放水銃を使用した。これまでのところ死傷者の報告はないが、14日の状況が繰り返されるのではないかと懸念される事態となった。【翻訳編集】 AFPBB News

2826チバQ:2019/12/17(火) 19:30:27
https://digital.asahi.com/articles/ASMDH4QV5MDHUHBI00G.html?pn=4
「もう薬も買えない」生活苦 米と交渉求めるイラン市民
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テヘラン=杉崎慎弥 2019年12月17日06時00分

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写真・図版テヘラン北部のバザールにある青果店では、ガソリン価格の上昇の影響で、果物などを約3割値上げせざるをえなくなったという=9日、杉崎慎弥撮影

 イランでガソリンの値上げをきっかけに反政府デモが始まって1カ月が経った。全土に広がったデモは鎮圧されたが、最大で3倍の値上げとなったガソリン価格が市民の生活を直撃している。デモ参加者の死者は200人を超える可能性が出ているが、全容はつかめないままだ。

 「生活が更に苦しくなった」。テヘラン東部の主婦テルマさん(65)は集合住宅の約60平方メートルの部屋に夫アリさん(76)ら6人と暮らすが、唯一職のある次男でタクシー運転手のアッバスさん(36)の収入が激減した。

 月給は5千万リアル(実勢レートで約4万1千円)だが、ガソリン代を自己負担しており3千万リアルに目減り。先天性の歩行障害を抱える四男アルシアさん(31)のイタリア製の薬も、2015年の核合意から離脱した米国の制裁の影響で手に入らず、イラン製の薬も昨年に比べて2倍以上値上がりしており、「肉も買えない」ほど生活が圧迫されているという。

ここから続き
 政府はガソリン値上げに伴う補助金として、貧困層を中心に1世帯で月額最大205万リアルを支給するが、テルマさんは「その程度の補助金は数日分のパンでなくなってしまう。制裁が始まる前は、普通の中流家庭だったのに。政治家は国の威信を優先するまえに、米国と交渉して生活を良くしてほしい」と嘆いた。

ガソリン値上げ、食費に反映
 ガソリン価格の上昇で、輸送費が高騰し、食物などの値段も上がっている。テヘラン北部のバザールで青果店を営むアフシンさん(47)は「仕入れ値が上がり、果物や野菜を25〜30%上げざるをえなかった」と語る。

 米制裁で歳入の約6割を担うとされる原油収入が激減した政府による苦肉の策だったが、市民の不満は高まるばかりだ。イラン全土で起きた反政府デモには、計約20万人が参加したとみられる。欧米メディアは「革命後の40年間で最大」と評する。だが、治安当局の弾圧で数日で鎮圧された。弾圧の状況について情報が出回ることを恐れた政府が全土でインターネットをほぼ遮断したため、全容は今も不明だ。

 イラン当局が地元メディアに明らかにしたところでは、デモ参加者の死者数は少なくとも4人。だが、デモの目撃者や参加者は朝日新聞の取材に、治安当局の実弾で80人以上が死亡したと話している。テヘラン近郊でデモに参加し、友人が死亡した無職男性(22)によると、遺体は当局に引き渡すように求められ、地元では埋葬しないようにと言われたという。当局が死者数を把握できないように、市民に圧力を強めている可能性もある。

 国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は今月2日、少なくとも208人が死亡したと発表。イランと敵対する米政府は「1千人以上が死亡した可能性がある」と批判している。イランの体制側は「デモは(米国などの)敵に扇動された」とし、放火などをした「暴徒」が治安部隊に射殺されたと説明するなど、火消しに躍起だ。(テヘラン=杉崎慎弥)

2827チバQ:2019/12/19(木) 18:15:23
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019121702000136.html
クルド人、再び失う故郷 20万人、イラクなど避難

2019年12月17日 朝刊


11月24日夕、イラク北部ドホーク郊外のバルダラシュ難民キャンプに到着した家族連れ

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 シリア北部の少数民族クルド人勢力の排除を目的に、トルコ軍がシリアに侵攻してから二カ月が過ぎた。トルコは停戦で合意したものの、隣国イラクには今も多くの避難民が身を寄せ、戻れるあてのない日々を送る。大国の利害に翻弄(ほんろう)されるクルド人の歴史が、再び繰り返されようとしている。 (イラク北部ドホークで、奥田哲平、写真も)

■歩いて越境
 先月下旬、クルド人自治区・ドホーク郊外のバルダラシュ難民キャンプに、百人超の家族連れが到着した。大きな荷物を抱え、疲労が色濃い。かばんに座って登録待ちをしていたムスタファ・ブザンさん(62)は、トルコ軍が初めに越境攻撃を仕掛けたラス・アルアイン出身。一家九人で脱出を始めると、自宅が攻撃を受けて炎上したという。

 別の都市を転々とした後、「シリアでは国際援助が不足し、攻撃の心配も消えない」と密入国業者に二千ドル(約二十二万円)を支払い、徒歩で国境を越えた。暗闇の中で携帯電話の明かりを照らし、自治区の警備隊に救助された。

 キャンプは過激派組織「イスラム国」(IS)からの避難民を収容するために二〇一四年に開設し、一七年に閉鎖したが、軍事行動を受けて急きょ再開。約一万一千人でほぼ満杯だ。親類ら十一人で到着したイスマイルさん(16)は二度目の避難。シリア内戦が始まった一一年にイラクに逃れ、昨年シリアの自宅に戻ったばかりだった。「国際社会がトルコを止めてくれると思っていた」と嘆いた。

■裏切り
 トルコ軍の侵攻は、トランプ米政権が黙認したのが発端。クルド側は一四年からIS掃討作戦で協力してきただけに「裏切られた」と憤る。その後、米軍撤収の空白地に食い込みたいロシアが仲介し、トルコの要求通りクルド人勢力を国境地帯から排除することで合意。トルコは「安全地帯」と称して一部を実効支配し、トルコ国内のシリア難民を帰還させる計画だ。

 シリア国内を含め避難を余儀なくされたのは約二十万人。ラス・アルアインは今、アラブ系住民だけがとどまり、親トルコの民兵組織が常駐するという。

 同地で洋服店などを経営していたアフマド・ユセフさん(21)は「近所の住民から連絡があり、店は略奪された。難民が入れ替わって住めば、もう戻れないだろう」と訴える。強制移住で人口構成を変えるのは民族浄化にほかならない。

■独立失敗
 シリアやトルコ、イラク、イランにまたがって暮らすクルド人は「国を持たない世界最大の民族」と言われる。各国で差別と迫害を受けたクルド人にまたとない独立の好機が、IS掃討作戦への参加だった。

 しかし、イラクのクルド自治政府が一七年に実施した住民投票は周辺国などの反発に遭い、独立の試みは失敗。シリアでも北部一帯に実効支配地域を拡大し、独自の統治制度「民主連邦制」の導入を目指したが、今回のトルコ軍侵攻で機運はそがれた。

 キャンプでは、シリアのクルド系武装組織「人民防衛部隊」(YPG)が難民の越境を妨害しているとの証言もあった。「とどまって国のために戦え」と引き留められたユセフさんは言う。「国際社会の注目を集めるためには市民の犠牲が必要だったのだろう。YPGにとっては私たちも裏切り者。独立よりも今はただ、普通の生活を送りたい」

2828チバQ:2019/12/19(木) 18:18:06
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019120402000127.html
イランデモ 革命以来最大 死者200人超 拘束7000人情報

2019年12月4日 朝刊


デモで焼けた建物の前を歩く人々=11月20日、イランのテヘランで(AP)

写真
 【カイロ=奥田哲平】イラン各地で先月中旬に起きた反政府デモを巡り、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは二日、死者が少なくとも二百八人に達したと明らかにした。政府は詳細を明らかにしていないが、七千人が拘束されたとの情報も伝えられる。市民の不満を強硬に抑え込んだにすぎず、米国の経済制裁が解除できない行き詰まりは解消されていない。

 先月十五日から数日続いたデモはガソリン価格が最大三倍引き上げられたことへの抗議が発端。三十都市以上で二十万人が参加し、過激化したデモ隊によって政府機関百四十カ所や銀行七百三十カ所が放火などの襲撃を受けたとされる。

 最高指導者ハメネイ師は先月二十七日、デモは外国の陰謀と位置付けた上で「敵の動きは打ち砕いた」と制圧を宣言。ただ、政府はデモ取り締まりによる死傷者は明らかにしていない。

 アムネスティは死者二百八人について「ほとんどが銃火器使用による死者だ」として、国際社会に徹底した責任追及を求めた。イランの在外反体制組織「国民抵抗評議会」は四百五十人以上が死亡したとの見方を示す。米紙ニューヨーク・タイムズは抗議デモの犠牲者数は一九七九年のイラン革命以来の最悪規模としている。

 中東メディアによると、イランは歳入の二〜三割を石油売却収入が占めるが、米制裁の石油全面禁輸措置を受け、二〇一八年に一日当たり二百五十万バレルあった輸出量は今年九月に四十八万バレルまで激減。来年三月に始まる新年度予算は八十四億ドル(約九千百億円)の歳入不足に陥る見込みだ。そのためガソリン価格を低く抑えてきた補助金を削減せざるを得なかった。

 物価上昇率は30%を超えて市民生活を直撃。核合意を離脱し、経済制裁を再開した米国との対立が好転する兆しは見えない。国際通貨基金(IMF)は十月、今年のイランの経済成長率予想をマイナス9・5%に下方修正した。

 デモは、ロウハニ政権の経済政策や政教一致のイスラム体制への批判に発展している。首都テヘランで果物店を営む女性(33)は「運送料の上昇で商品も値上げせざるを得ない。問題は物価ではなく、政府への失望だ。今は恐怖で締め付けているが、政府は市民がどれほど不満を抱えているか分かっていない」と憤る。

2829チバQ:2019/12/19(木) 18:52:08
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019121301002503.html


2019年12月13日 20時58分


トルコ与党、一部分裂 元首相が新党設立、政権に打撃
 【アンカラ共同】トルコの与党、公正発展党(AKP)を9月に離党したダウトオール元首相が13日、首都アンカラで新党「未来党」の設立を発表した。2002年から長期政権を維持するAKPが一部分裂した。党首を務めるエルドアン大統領にとって打撃となりそうだ。

 設立式典で演説したダウトオール氏は、現政権が「権力維持しか考えていない」と批判。憲法改正を経て大統領に実権を集中させた政治制度は「民主主義の条件を満たしていない」と指摘し、未来党の目標は国民の繁栄や表現の自由を保障することだと語った。

 未来党にはAKPの元国会議員らが参加した。

2830チバQ:2019/12/20(金) 16:31:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191220-00000015-jij_afp-int
レバノン新首相に元教育相のディアブ氏 大統領が指名
12/20(金) 11:25配信AFP=時事
レバノン新首相に元教育相のディアブ氏 大統領が指名
レバノン・バーブダの大統領府で演説する、新首相に指名されたハッサン・ディアブ氏(2019年12月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】混乱が続くレバノンのミシェル・アウン(Michel Aoun)大統領は19日、学者で元教育相のハッサン・ディアブ(Hassan Diab)氏(60)を新首相に指名した。ディアブ氏は、イスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)に近いとされる。新首相の選出により、約2か月間続いた政治論争に終止符が打たれる。

【関連写真】ディアブ氏の新首相指名に抗議するレバノン市民ら

 10月に辞任を表明したサード・ハリリ(Saad Hariri)首相の後任となるディアブ氏は、ベイルート・アメリカン大学(AUB)の工学教授で知名度は低い。国内では反政府デモが続き、1975年から1990年まで続いた内戦以来最悪の経済危機に見舞われている。

 ディアブ氏は指名を受け「出来るだけ早く」組閣すると表明。21日に各政党や民衆運動の代表者らと協議を開始すると述べた。

 また、反政府デモの参加者らに対し「蜂起は私の意見を代弁している」と呼び掛け、彼らの主張は「(抗議が始まった)10月17日前の状況に戻ることをレバノン国民はもはや許さないという警告であり続けるべきだ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

2831チバQ:2019/12/23(月) 09:45:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000029-jij-asia

現職ガニ氏、過半数獲得 アフガニスタン大統領選暫定結果 不服申し立て紛糾も


12/22(日) 16:29配信

時事通信







現職ガニ氏、過半数獲得 アフガニスタン大統領選暫定結果 不服申し立て紛糾も


アフガニスタンのガニ大統領=11月28日、カブール近郊バグラム空軍基地(AFP時事)


 【ニューデリー時事】アフガニスタンの選管は22日、大統領選(9月28日投票)の暫定結果を公表し、現職のガニ大統領が当選に必要な過半数の票を獲得したと発表した。

 選管は今後、最終結果を発表予定で、その時点でガニ氏の得票が過半数に達しなければ決選投票が実施される。

 選管によると、ガニ氏は全体の50.64%を獲得。政権ナンバー2のアブドラ行政長官が39.52%で続いている。投票率は20%弱とみられ、治安への不安から、6割弱だった前回より大幅に低下した。候補者は今後3日間、不服を申し立てることができる。

 暫定結果は当初、10月19日に発表が予定されていた。しかし、選挙の公正さを疑う声が相次ぎ、票を数え直した影響などで2度も延期された。ガニ氏は22日、暫定結果発表を受け「われわれは国家の結束に向け前進している」と演説した。

 アブドラ氏は投票日直後の9月30日、一方的に「わが陣営の得票が一番だ。決選投票にはならない」と宣言、選管がこれを否定して緊迫した。不信感は今も解消されていない。アブドラ氏は22日の声明でも「暫定結果を拒絶する」と表明した。不服申し立てを行うとみられ、事態は紛糾する恐れがある。

 ガニ氏とアブドラ氏は、2014年の前回大統領選で決選投票を争ったが、アブドラ氏が不正を理由に選挙結果を認めず、アフガンは一時、国家分裂の危機に陥った。ガニ氏が、新設したナンバー2の行政長官にアブドラ氏を任命して権力を分け合う形で混乱を収束させた経緯がある。

 国連アフガン支援団(UNAMA)トップの山本忠通事務総長特別代表は声明で、暫定結果が公表に至ったことを歓迎。最終結果公表を前に「アフガンのすべての当事者は、選挙を完遂する責任を行動で示さなければならない」と強調した。

2832チバQ:2019/12/23(月) 09:55:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000052-mai-int

現職ガニ氏50.64% 過半数票獲得 アフガン大統領選暫定結果 アブドラ氏は不正主張


12/22(日) 19:49配信

毎日新聞







現職ガニ氏50.64% 過半数票獲得 アフガン大統領選暫定結果 アブドラ氏は不正主張


アフガニスタンのガニ大統領=AP


 アフガニスタンの選挙管理委員会は22日、9月28日に実施された大統領選の暫定結果を発表し、現職のガニ大統領(70)が再選に必要な過半数の票を獲得した。選管は各候補者からの異議申し立てを受けたうえで、今後最終結果を発表する。ただ対立候補のアブドラ行政長官(59)は選挙の不正を再三訴えており、混乱する可能性もある。

 暫定結果によると、ガニ氏の得票率は50・64%、アブドラ氏は39・52%。暫定結果は当初10月19日に発表予定だったが、生体認証システムのトラブルや数え直しなどから大幅に遅れていた。最終結果で過半数に達する候補がいなければ、上位2人による決選投票が行われる。

 両者は2014年の前回選挙でも結果を巡って対立し、米国の仲裁で主要ポストを分け合う「挙国一致内閣」の樹立で妥結した経緯がある。ガニ氏は今回、再度の挙国一致内閣樹立の可能性を否定している。

 アフガンではトランプ米政権と旧支配勢力タリバンとの和平に向けた協議が続く。これと並行して、タリバンやアフガン政府を含めた国内の当事者間で信頼醸成を図る目的の対話も行われてきた。だが中国で10月に開催予定だったこの当事者間対話は、ガニ氏が対立する政治勢力を除外しようとするなどして折り合いがつかず、開催されていない。

 ガニ氏は大統領選での勝利により自らの正統性を強調し、アフガン政府を認めず直接協議にも応じていないタリバンに譲歩を迫りたい考えだ。だが政治対立が一層深まれば、和平プロセスに深刻な影響が及ぶ恐れがある。【ニューデリー松井聡】

2833チバQ:2019/12/26(木) 11:23:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191225-00000017-jij_afp-int
イラクの反政府デモ、再び激化 政府の手詰まり感強まる
12/25(水) 12:52配信AFP=時事
イラクの反政府デモ、再び激化 政府の手詰まり感強まる
反政府デモが行われているイラクの首都バグダッドのタハリール広場(2019年12月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】10月1日から反政府デモが続くイラクで24日、ここ数週間下火になっていたデモが再び激しさを増した。政府は政治的行き詰まりを打開しようとしているが、手詰まり感は一層強まっている。

【写真】反政府デモ犠牲者らを追悼する場所でコーランを読む女性

 首都バグダッドの主要デモ拠点となっているタハリール広場(Tahrir Square)には、24日の朝早くからデモ参加者らが集まり始めた。デモ隊は、無能で汚職がまん延しているとみなす統治制度の中で次期首相に名前が挙がっている人たちへの反対を表明した。

 デモ参加者の相次ぐ殺害を受け、抗議デモはここ数週間で勢いが弱まっていた。しかし、汚職や失業に抗議する大規模なデモを受けて11月に辞意を表明したアデル・アブドルマハディ(Adel Abdel Mahdi)首相の後任をめぐり政党間で論争が繰り広げられる中、デモは再び勢いを取り戻した。【翻訳編集】 AFPBB News

2834チバQ:2019/12/31(火) 22:07:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000087-jij-m_est
ネタニヤフ首相が圧勝 イスラエル与党党首選
12/27(金) 17:02配信時事通信
ネタニヤフ首相が圧勝 イスラエル与党党首選
イスラエルのネタニヤフ首相=22日、エルサレム(AFP時事)
 【エルサレム時事】イスラエルの右派与党リクードが26日に行った新たな党首を選ぶ選挙で、27日までの開票の結果、ネタニヤフ首相が大差で勝利した。

 リクードは来年3月に予定される1年間で3度目の総選挙に、11月下旬に汚職で起訴されたネタニヤフ氏を交代させずに臨むことになる。

 党首選は通算13年以上にわたって首相を務めるネタニヤフ氏と、党の刷新を求めるサール元内相の一騎打ち。選挙は党員による投票で行われ、リクードの発表によると、ネタニヤフ氏の得票率は72.5%で、27.5%のサール氏に大差をつけた。

 ネタニヤフ氏は起訴されてなお、党内で根強い求心力を持っていることが浮き彫りとなった。ネタニヤフ氏はツイッターに「今度の選挙でリクードを大勝させ、引き続き国家を率いて前例なき成果をもたらす」と書き込んだ。 


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000068-mai-m_est
イスラエル与党リクード党首選 ネタニヤフ氏大差で再選 次期総選挙「勝利に導く」
12/27(金) 17:05配信毎日新聞
イスラエル与党リクード党首選 ネタニヤフ氏大差で再選 次期総選挙「勝利に導く」
イスラエルのネタニヤフ首相=エルサレムで22日、AP
 イスラエル与党の右派リクードは26日、党首選を実施し、党首のネタニヤフ首相が圧勝した。ネタニヤフ氏は11月に収賄などの罪で起訴され、求心力の低下が懸念されていたが、得票率72・5%で元内相のサール氏を退け、党内に堅固な支持基盤があることを示した。

 ネタニヤフ氏は正式結果の発表前に「大勝利だ」とツイートし、「党員の信頼や支援、愛に感謝する」と勝利宣言。3月2日に予定される総選挙で「リクードを偉大な勝利に導く」と強調した。

 党首選の有権者は全国約11万6000人の党員で、投票率は49%だった。

 イスラエルでは今年4月と9月に総選挙が実施されたが連立交渉がまとまらず、長期間にわたって政治空転が続いている。ネタニヤフ氏は選挙後の組閣にいずれも失敗しており、11月には収賄罪などで起訴された。

 このため、サール氏が党首選の実施を執行部に要請。同氏は「ネタニヤフ氏が党首のままでは何度選挙をしても政権を発足させられない」と訴えたが、広がりを欠いた。

 イスラエルの法律では、首相は起訴されても有罪が確定するまで辞職する必要はない。ネタニヤフ氏は不正行為はしていないと起訴内容を否定し、政治的な「魔女狩り」だと主張している。

 好調な国内経済や外交手腕を背景に、党内でのネタニヤフ氏支持が固いことが今回の党首選で示された。3月の総選挙に向け、ネタニヤフ氏はさらに党内の結束を図り、引き続き右派・宗教勢力での過半数確保を目指す構えだ。【エルサレム高橋宗男】

2835チバQ:2019/12/31(火) 22:41:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191227-00000001-jij_afp-int
イラク大統領「辞任の用意ある」、次期首相選出めぐり
12/27(金) 4:59配信AFP=時事
イラク大統領「辞任の用意ある」、次期首相選出めぐり
イラク・バグダッドでの反政府抗議デモで、大きなばつの印のついたバスラ県のアスアド・アイダニ知事の写真を掲げる人々(2019年12月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラクのバルハム・サレハ(Barham Salih)大統領は26日、次期首相に親イラン派連合勢力が支持する候補者を推さず、「辞任する用意がある」と警告した。イラクで政治危機が深まっている。

【写真】 イラク・バグダッドでの反政府抗議デモに参加した人々

 サレハ大統領は議会への書簡で、イラクの「独立と主権、統合、領土の保全」の保証を望むとする一方、組閣に際し、憲法では議会の最大勢力の選出した候補者を大統領が首相に指名することが定められていることに言及。「バスラ(Basra)県のアスアド・アイダニ(Assaad al-Aidani)知事に敬意を払う」ものの、アイダニ氏の首相への指名を拒否すると表明した。

 これが憲法に反する恐れもあることから、サレハ氏は議員らに対し「大統領職を辞任する用意がある」と述べた。アイダニ氏はイランが支持する候補者とみなされ、デモ参加者らはイランがイラクに内政干渉していると批判している。

 イラクでは首都バグダッドと南部での数週間にわたる抗議デモで、数百人の死者が出ている。一方議会では、アデル・アブドルマハディ(Adel Abdul-Mahdi)前首相の後継者選出をめぐり、こう着状態が続いている。【翻訳編集】 AFPBB News

2836チバQ:2020/01/05(日) 11:16:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000511-san-n_ame
イラン司令官殺害 指導部内で強まる対米報復論
1/4(土) 9:31配信産経新聞
 【ベイルート=佐藤貴生】革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が米軍に殺害されたことを受け、イランの国防、外交全般を統括する最高安全保障委員会は3日、緊急会合を開き、「米国は報いを受けることになる」などとする声明を出した。ロイター通信が伝えた。

 最高指導者ハメネイ師も米国を念頭に「厳しい復讐」に言及しており、イラン指導部内で対米報復論が強まっている。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、緊急会合にはハメネイ師も出席。報復の手段について協議したもようだが、内容は明らかになっていないという。

 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、イラン国内では3日、各地で総勢10万人が「米国に死を!」などと叫んで司令官の殺害を非難し、反米デモを行った。ソレイマニ氏の遺体は殺害されたイラクの首都バグダッドから近くイランに搬送され、葬儀が行われる見通しだ。

 イランでは昨年11月、過去最大規模ともいわれる反政府デモが起きており、国民の間で知名度が高かったソレイマニ氏の殺害を団結に利用したい指導部の狙いもちらつく。

 一方、イラクの政界でも首都バグダッドの空港がソレイマニ氏の殺害現場となったことを受け、米国への反発が強まっている。

 ロイター通信によると、国会の最大勢力と第2勢力を率いるイスラム教シーア派の指導者が駐留米軍を撤収を求めることで合意し、法制化を目指す動きが出ている。イラクの国民の約6割はイラン指導部と同じシーア派で、イランと連携する民兵組織も存在する。

 レバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派など、他の周辺国のシーア派民兵組織も一様に米国を批判している。シリア内戦でイランやソレイマニ氏の支援を得て反体制派を掃討してきたアサド政権も、「犯罪的な米国の攻撃」を非難した。

 ハメネイ師は3日、ソレイマニ氏の後任にコッズ部隊ののイスマイル・ガアニ副司令官を任命した。時間をおかずに後継者を指名し、米国をにらんで態勢や士気を維持する狙いとみられる。

2837チバQ:2020/01/05(日) 11:18:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00000510-san-n_ame
イラン司令官殺害 国連事務総長 新たな湾岸戦争を警告
1/4(土) 9:30配信産経新聞
 【ニューヨーク=上塚真由】国連のグテレス事務総長は3日、トランプ米政権がイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したことを受けて、「世界は、新たな湾岸戦争に対応する余裕はない」と声明を出した。報道官を通じて発表した。

 またグテレス氏は米国とイランの緊張激化に「深い懸念」を表明し、「指導者らは最大限の自制を働かせる時だ」と訴えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200105-00000007-jij-m_est
イラクの米大使館付近にロケット弾 親イラン組織が報復警告
1/5(日) 7:24配信時事通信
 【ワシントン時事】米軍主体の対テロ有志連合は4日、イラクの首都バグダッドの米大使館がある制限区域「グリーンゾーン」など駐屯地付近2カ所に現地時間同日夜、ロケット弾が撃ち込まれたと発表した。

 イラクでは、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官らを殺害した米軍の空爆で緊張が高まっており、親イラン勢力による報復の可能性がある。

 有志連合によると、標的となったのはグリーンゾーンと首都北方のバラド空軍基地付近。犯行声明などはなく、いずれも有志連合側に死者はいなかったが、グリーンゾーンへの攻撃で民間人にけが人が出た可能性がある。有志連合は「イラク国内にある駐屯施設の安全対策を強化している」と説明した。

 また、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに近いテレビ局の報道としてロイター通信が伝えたところでは、イラクの親イラン・シーア派組織「カタイブ・ヒズボラ(KH)」は4日、イラクの治安組織に対し、米軍が駐留するイラク国内の基地から5日夕以降は1000メートル以上離れるよう警告した。

 イラク首相府によると、ソレイマニ司令官ら殺害を受け、アブドルマハディ首相は4日、同日から3日間を国民服喪の日とすると宣言した。アブドルマハディ氏は、バグダッドで催されたソレイマニ司令官らの追悼行事にも参加している。

2838チバQ:2020/01/06(月) 11:02:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200105-00000031-kyodonews-int
イラン、緊張激化に不安広がる 「戦争は嫌だ」市民の願い切実に
1/5(日) 14:44配信共同通信
イラン、緊張激化に不安広がる 「戦争は嫌だ」市民の願い切実に
イラン・テヘランに設置された米軍に殺害されたソレイマニ司令官の看板(奥)=4日(共同)
 【テヘラン共同】イラン革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官が米軍の空爆で殺害されたことを受け、イランの市民の間では両国の対立激化が紛争に発展するのではないかとの不安が広がっている。「戦争は嫌だ」。家族を、友人を、暮らしを守りたいとの願いは切実さを増している。

 首都テヘランの主婦マンスレさん(64)は1980〜88年のイラン・イラク戦争を体験、貧困の中で辛酸をなめた。「私は戦争が何をもたらすのかよく分かっている。大災難だ。何としても回避してほしい」と訴えた。

 テヘラン市内では至る所にソレイマニ氏の肖像や追悼の黒い旗が掲げられ、沈鬱な雰囲気に包まれている。

2839チバQ:2020/01/06(月) 11:46:00
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019122602000176.html
<ヤジド教徒・ある家族の戦い>(上) ISが一家19人を拉致



2019年12月26日 朝刊


家族の救出に苦闘するハリド・ターロさん=奥田哲平撮影

写真
 過激派組織「イスラム国」(IS)がイラクとシリアに広げた支配地域は今年3月に消滅し、5年に及ぶ掃討作戦は終結した。だが、約1300人が虐殺され、拉致された女性が「性奴隷」にされた少数派ヤジド教徒の悲劇は現在も続いている。イラク北部ドホークで避難生活を送る教師ハリド・ターロ(47)は、兄と妹の一家19人が拉致された。家族の救出と再生に苦闘する軌跡を追った。 (この連載は、カイロ支局・奥田哲平が担当します)

◆女性は「性奴隷」 転売8回
 「ママ、ママ…」。ISの「性奴隷」となったライラ(32)は戦闘員にレイプされながら、隣の部屋からわが子の泣く声を聞いていた。生き別れた家族の行方は分からず、毎夜繰り返される暴力。「私の人生は終わった」。尊厳を砕かれたライラは、世界が色を失っていくのを感じた。

 悲劇は二〇一四年八月に始まった。ターロ一家が暮らしていたイラク北部シンジャールがISに侵攻された。ハリドの妹ライラは警察官の夫マルワンと、当時一歳と三歳の子ども二人の四人家族。貧しくて学校に通えなかったが、トマト農家の収穫を手伝いつつ子育てに忙しい主婦だった。

 あの日、ハリドは間一髪で逃げて無事だったが、ライラたちと一緒に暮らしていた兄ダヒール一家の合わせて十九人が乗った車が逃げる途中で故障し、ISに拘束された。一家は近くの町で家畜の飼育に従事させられ、八カ月後の一五年四月、仕事に出掛けた男性たちは突然姿を消した。

 ライラら女性と子どもたちは、ISが「首都」と称したシリア北部ラッカに連行された。ISは一四年十月、イスラム教徒以外の異教徒を戦利品とみなし、「奴隷」として扱うことを認めると宣言。中でもヤジド教徒を標的にし、女性を拉致して組織的に売買、譲渡した。女性を捕らえることで戦闘員を世界中から勧誘して士気を高めるとともに、支配地域の住民に恐怖を植え付ける戦略だった。

 ライラは数日から数カ月間ごとに計八回売買された。アブドラ・ハシムと名乗ったイラク人医師の子を身ごもり、薬で流産させられた。腕に夫マルワンの名前のタトゥーを見つけた男に「消さなければ、おまえを殺して子どもを連れて行く」と脅され、ライラはかみそりで肌をそぎ取った。

 イスラム教徒に改宗させられ、礼拝や断食に従った。戦闘員はライラに飽きると、普段は黒いベールで顔を覆っているライラに化粧をして着飾らせ、別の男に売った。奴隷として扱ったのは戦闘員だけではない。サウジアラビア人の男の妻は、ライラの子ども二人を虐待した。冷たい水を浴びせ、さらに床を拭かせた。

 二度目の中絶をしたライラは体力が衰え、何度も自殺が頭をよぎった。「でも、私が死ぬ最後の一息まで、子どもは見捨てない」。一七年一月、八人目の男がライラを転売すると決めた際、閉じ込められた部屋中を踏みならして泣き叫んだ。「兄に電話して。私の自由を金で買う」。男が提示したのは七千五百ドル(約八十二万円)だった。

 そのころハリドら兄弟たちはクルド人自治区の難民キャンプに落ち着き、家族の行方を探していた。「最初は絶望的だった。だが、少しずつ状況が変わり始めた」。一六年秋、米国主導の有志国連合がイラクのIS最大拠点モスルの奪還作戦を始め、「首都」のラッカ周辺にも迫りつつあった。 (文中敬称略)

2014年8月にISに拉致されたターロ家の19人。4段目右端がライラさん=ハリド・ターロさん提供

写真
<ヤジド教徒> ゾロアスター教(拝火教)やキリスト教などが交じった独自の宗教を信仰する。クジャクの姿をした天使を崇拝し、この天使を悪魔とみるISが2014年8月、55万人が住むイラク北部シンジャールに侵攻、約1300人を虐殺した。約6400人が「奴隷」として拉致され、今も3000人余りが行方不明。ISの性暴力の実態を告発したナディア・ムラドさん(26)が昨年のノーベル平和賞を受賞した。

2840チバQ:2020/01/06(月) 11:46:30
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019122702000118.html
<ヤジド教徒・ある家族の戦い>(中) 奴隷2年半、決死の救出

2019年12月27日 朝刊


ISに拉致されて救出されたライラさん(中)。取材中、長男サラール君(右)と長女サラさんは片時もライラさんの元を離れなかった=イラク北部ドホークで11月、奥田哲平撮影

写真
 兄妹一家十九人が過激派組織「イスラム国」(IS)に拉致されたハリド・ターロ(47)に、光明が差し込んだ。二〇一六年春にヤジド教徒の活動家が、IS戦闘員が「性奴隷」の女性を互いに売買するインターネット上のチャットルームへの侵入に成功した。

 掲載された写真を抜き出し、捜索する家族に提供。ターロ家の中では長兄ダヒールの息子アザドの妻ゾジア(31)が見つかり、シリア北部の居場所を特定した。イラク軍に勤める弟マルワン(40)がひそかに周辺住民や密入国業者と連絡を取り、計二万九千ドル(三百十八万円)を払ってゾジアと子ども三人を助け出した。

 金を親類や友人から借り、自力で救出できるとイラクのクルド自治政府が同額を家族に寄付する仕組み。一六年ごろから米国主導の有志国連合がIS掃討作戦を本格化したことで、戦況の行方を見通した一部の戦闘員が、拘束するヤジド教徒を家族に売る「人質ビジネス」に転換していった。

 ISが「首都」と称したシリア北部ラッカで妹ライラ(32)を囲ったサウジアラビア人の男も、そうした一人。提示額は七千五百ドル(八十二万円)。マルワンに連絡して送金してもらい、解放された。だが、ライラにはすぐに離れられない理由があった。兄ダヒールの妻アムシ(51)が同じラッカで拘束されていた。

 ライラはアムシを拘束する戦闘員に「売却」を持ち掛けた。要求された五千ドルを払っても、男は納得しなかった。

 戦闘員「おまえが真のイスラム教徒なら売ろう」

 ライラ「私はイスラム教徒だ。断食も礼拝もしている」

 戦闘員「不十分だ。聖戦士と結婚すべきだ」

 アムシ「私を置いて子どもと逃げなさい」

 ライラは義姉を「購入」した上で、やむを得ず別のIS戦闘員と一緒に暮らし、隙を見計らった。「信頼されるよう従順に」振る舞って一カ月たち、男が戦場に出た不在時、マルワンが密入国業者に連絡を取り、ライラたちは指示された空き家に身を隠した。翌日夜、バイクが迎えに来た。

 ISに見つかれば連れ戻される恐怖。夜道、ラッカ郊外の空き家までバイクで脱出。さらに徒歩でIS支配地域を抜け、クルド人勢力に救出された。一七年四月にイラク北部にたどり着くと、ハリドら数百人の同胞がライラを出迎え、生還を喜んだ。ISがヤジド教徒の町シンジャールに侵攻し、拉致されてから約二年半がたっていた。

 ようやく安心したものの、ライラは複雑な気持ちだった。両親は無事だったが、夫や兄ダヒール一家は行方不明のまま。さらにマルワンの連絡先がISに拘束中のヤジド教徒に広まり、助けを求める依頼が相次いだ。救出に奔走し、一家はこれまでに約三十人の女性を解放した。 (文中敬称略)

2841チバQ:2020/01/06(月) 11:46:58
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201912/CK2019122802000140.html
<ヤジド教徒・ある家族の戦い>(下) 洗脳、トラウマ乗り越え



2019年12月28日 朝刊


IS戦闘員に拘束された期間の記憶を描くソヘイラさん。「何度も死のうとした」と両手首の傷痕を見せた=いずれもイラク北部ドホークで(奥田哲平撮影)

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 一家十九人が過激派組織「イスラム国」(IS)に拉致されたハリド・ターロ(47)は今年三月、焦りを募らせていた。IS最後の拠点、シリア東部バグズ村の奪還作戦。めいのアルマース(21)が狭い地下室で激しい空爆に耐えていた。

 ISに「性奴隷」として拘束されて四年半。アルマースは二人目の「夫」、ウズベキスタン人の戦闘員とその家族に囲われ、言葉もなく殴られてはレイプされた。「結婚して改宗したから家族の元には戻れない。殉教すれば天国に行ける」と信じ込まされていた。

 アルマースの居場所を特定したハリドと妹ライラ(32)は救出を急いだ。近所に住む別のIS戦闘員の妻とひそかに通じ、携帯電話代の支払いを交換条件に、二カ月前からアルマースの元に通ってもらった。家族の写真を送っては「みんな待っている」と逃げるよう説得した。

 トランプ米大統領がIS支配領域の完全奪還を宣言した三月二十三日の直前、アルマースは意を決して脱出した。だが、ハリドらの元に戻った後も、しばらくISの厳格な教えに従い、顔を覆う黒いベールを脱がなかった。多感な時期を奪われたヤジド教徒の女性たちにとって、ISの洗脳と性暴力のトラウマ(心的外傷)は簡単に消えず、支援態勢も十分とは言えない。

ハリドさんを中心に囲む(右から)ソヘイラさん、ライラさん、アルマースさん、シャイマさん。家族のピースを一つずつ取り戻した

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 アルマースの妹ソヘイラ(18)は一七年七月、IS最大拠点モスルで救出されて以降、趣味の絵画に没頭している。「今も時折、暴行された記憶がよみがえって苦しくなる。絵を描いていると、痛みが治まる気がする」。目隠しされた女性の絵は、窓枠に手を縛られて殴られた記憶を投影した。下半身が人間になった鳥の絵は「子どもだった私は、もう純粋ではなくなった」との悲しみからだ。

 これまでに約五十作を描き、地元美術展にも出品。拭いがたい過酷な記憶と向き合い、世界にISの性暴力の実態を伝えるつもりだ。ライラも解放後に世界各地でISの残虐性を実名で告発し、体験記も出版。昨年の「マザー・テレサ社会正義賞」を受賞した。

 父親代わりとしてアルマースらの面倒を見るハリドは今、オーストラリアに難民申請中だ。「彼女たちは学校に通えなかったから、先進国でより良い教育を受け、新しい人生を切り開いてほしい」と願う。かなうならば、「自分の家族をつくってほしい」とも。

 ハリドは一家十九人のうち、十一人の救出に成功した。しかし、ライラの夫ら八人が今も行方不明だ。ISの支配領域は三月に消滅したものの、ヤジド教徒全体では三千人余りに上る。

 「潜伏するISに今も捕らえられている人がいる。子どもは国外に連れ去られた可能性もある」。ハリドは、「奴隷」から人質ビジネスを経て、国際的な人身売買の闇に巻き込まれた疑いを指摘する。ISの暴力に砕け散ったヤジド教徒の家族。欠けたピースを取り戻す戦いが続いている。

 (文中敬称略、この連載は奥田哲平が担当しました)

2842名無しさん:2020/01/06(月) 11:48:11
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020010402000122.html
<民衆の叫び 世界を覆うデモ>(3)レバノン 結婚 革命に望み



2020年1月4日 朝刊


昨年12月、ベイルート中心部であった反政府デモ。紅白地にレバノンスギが描かれた国旗がはためき、「レバノンは一つ」と掛け声が上がった

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 「サウラ(革命)、サウラ」。昨年十二月中旬、レバノンの首都ベイルートの国会に近い通りを、熱気にあふれた若者が埋めた。「レバノンは一つだ」と国旗が揺れる。十八の宗教・宗派が混在し、それに連なる政治勢力が権力を握るモザイク国家。経済政策への反発で始まったデモは、国民を分断する宗派主義の解体を求めるうねりになった。

 デモ隊の中にいた一組のカップル。広告業ハムラオンさん(33)と服飾デザイナーのマリアンヌさん(32)は、知り合って十一年。二人は同居し、生涯を誓い合う。「でも、結婚できるかどうかは、革命次第かもしれない」。冗談めかしたものの、その悩みは現実的だ。

 レバノンでは、冠婚葬祭は各宗教・宗派の戒律に基づいて執り行われ、ハムラオンさんはイスラム教シーア派で、マリアンヌさんはキリスト教マロン派。日本のように結婚を行政機関に届ける「民事婚」の制度はなく、宗教を超えた結婚には困難が伴う。

 ハムラオンさんの場合、イスラム法では男性が他宗教の女性との婚姻は認められるが、「彼女の信仰を尊重している。聖職者の前に彼女を連れていくのは嫌だ」と言い切る。マリアンヌさんも「母に交際を告げると、初日はショックで言葉にならず、二日目に怒りまくった。今は認めてくれたけど、友人や親類はムスリムを愛する私を笑うのです」と嘆く。

ベイルートで反政府デモに参加するハムラオンさんとマリアンヌさん(右)

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 そのため二人のような他宗教のカップルは、キプロスなどの海外で結婚式を挙げる抜け道を選ぶ。同地のレバノン大使館に婚姻届を提出すれば本国で登録される。こうした「民事婚」の問題をはじめ、宗派主義が社会の隅々に根付いている。

 国会議席数はイスラム教とキリスト教が半々に分け、政府や軍の主要ポスト、公務員採用まで分散する政治システム。宗教対立で一九九〇年まで続いた内戦を終結させて生まれた均衡を重んじる知恵だが、三十年間を経て派閥が利権集団化。縁故主義と汚職のまん延を招いた。結婚の場合でさえ、宗教指導者が行う儀式に三千ドル(三十二万円)前後の多額のカネが必要だ。

 その結果生まれた格差社会。上位1%の富裕層が、全労働者の所得の四分の一を占める。ハムラオンさんは「宗派を支配する権力者だけがケーキを取り分ける。世俗的な法治国家に変えるべきだ」と訴える。

 宗派主義への反発は、昨年十月からイラクで続く反政府デモでも共通する。イスラム教シーア派の主要政党でつくる政府に対し、デモ参加者の大半もシーア派出身だ。彼らも特定の政治勢力の介入を排し、国旗を掲げる。デモ隊の非難は、宗派の結束を利用して影響力を広げるシーア派大国イランに向かう。

 独裁的な支配者を民衆が倒した二〇一一年の民主化運動「アラブの春」から間もなく十年。研究機関「カーネギー中東センター」(レバノン)のサアド・メヒオ氏は現在のデモを「第二幕」とした上で指摘する。「人びとは宗派などの出自に左右されない、自己決定権のある国家アイデンティティーを探している」

 (ベイルートで、奥田哲平、写真も)

2843とはずがたり:2020/01/06(月) 22:29:17
長い目で見るとオスマントルコの後を暫定的に継いだサウジに代わってイランが覇を唱えつつある現状で,回教革命後イランと宿敵関係にある米として本来看過できない状況であるけど,国産シェールオイルによる産油地区の地位低下でほったらかしになってたのが現況。

さてどうなるか。。米は中国との覇権争いに手一杯な感じもあったが。。

因みにリベラルに敵愾心を持つイスラムの専門家(飯山さん辺りだっけ?)がスレイマンの死に怒って数万人がデモするのは動員で国内でも恨まれてるといってたけど,スレイマニの工作が対外専門だったとすると国内的には弾圧された人もいなくて純粋にイラン覇権推進の英雄なのでは??

さて中・露・イランにトルコなんかも加わりかねない現状で枢軸国の意気は盛んだ。人権がない分無理も効く。まあ勝てないだろうけど。

中東は戦争に向かうのか? 米国によるイラン・スレイマニ司令官殺害が意味するもの
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawakamiyasunori/20200106-00157819/
川上泰徳 | 中東ジャーナリスト
1/6(月) 15:12

 米国がイラクでイランの革命防衛隊のクドス部隊のスレイマニ司令官を無人攻撃機のミサイルで暗殺したことで中東全域に緊張が高まっている。暗殺作戦について、トランプ大統領は声明を出し、「我々は戦争を止めるために行動した。戦争を始めるためではない」と述べたが、イランの最高指導者ハメネイ師は「厳しい報復を行う」と表明している。中東は新たな戦争に向かいかねない危機に直面している。

 トランプ大統領は「スレイマニは20年にわたってテロ活動に関わり、中東の安定を乱してきた。イランの革命防衛とクドス部隊は彼の下で、数百人の米国人の軍人や民間人を標的とし、傷つけたり、殺害したりしてきた。今回の措置はずっと前に行われるべきだった」と述べた。20年というのはスレイマニ司令官が1988年にクドス部隊の司令官に就任してからのことである。

 スレイマニ司令官を単にイランの軍司令官の一人と捉えると、今回の米軍による暗殺作戦の重大さを見誤ることになる。さらに、クドス部隊はイランの革命防衛隊の精鋭部隊とされるが、スレイマニ司令官が部隊を率いて、各地で戦っているわけではない。スレイマニ司令官はイラク、シリア、レバノン、アフガニスタン、イエメンなどイラン国外で、各地のシーア派の民兵組織に資金や武器、訓練を提供するというイランの対外工作を担っていた。

 スレイマニ司令官は最高指導者のハメネイ師と直接連絡を取ることができる唯一の軍人とされていた。つまり、ハメネイ師の下で、中東に広がっているシーア派勢力の統一戦線をつくり、それを統括するゼネラル・マネージャーのような存在ということである。

 クドス部隊はシーア派だけでなく、スンニ派であるパレスチナのハマスやイスラム聖戦などにも資金や武器を提供していた。部隊名「クドス」は「聖地エルサレム」のことであり、異教徒に占領されたイスラムの地を解放するという部隊の使命に沿ったもので、レバノン南部のシーア派組織ヒズボラと合わせて、イスラエルを挟み撃ちにする構図をとっている。

 トランプ大統領がいうように「20年間」のスパンで見れば、イランがイラクとともに米国の二重封じ込め政策のもとに置かれていた20年前と比べれば、現在、イランがイラク、シリア、レバノン、さらにイエメンで政治を左右する決定的な影響力を持ち、さらに湾岸へと影響力を強めている。それはすべて、スレイマニ司令官の功績といっても過言ではない。

2844とはずがたり:2020/01/06(月) 22:30:00
 スレイマニ司令官は、イラクやアフガニスタンのシーア派民兵、レバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」、イエメンのシーア派組織「フーシ」を支援し、武器や資金を提供してきた。スレイマニ司令官の手腕と役割が最も影響力を示したのは、シリア内戦である。アサド政権は2012年から13年春にかけて、反体制派勢力、特に武装イスラム勢力の攻勢を受けて、危機に面していた。それが現在に至る攻勢に転じたのは、13年4月にレバノンのシーア派のヒズボラがシリア北部の要所クサイルの奪回作戦に参戦し、2カ月間の激戦で奪回してからである。その後、シリアにはヒズボラだけでなく、イラクやアフガンのシーア派民兵が参戦し、アサド政権軍の攻勢を担った。

 イランの国外でスレイマニ司令官の姿がメディアに出ることは特別な機会以外はないが、2016年12月初め、シリアのアサド政権軍がシリア北部の反体制勢力の拠点だったアレッポ市東部を制圧している最中に、スレイマニ司令官は制圧された地域の通りを歩いたり、イラクやアフガンのシーア派民兵たちに囲まれたりする様子がメディアに公開された。アレッポ東部の陥落はアサド政権の決定的な優勢と、反体制勢力の劣勢を印象付けた出来事だった。スレイマニ司令官が現地を訪れる映像が流れたのは、掃討作戦の主力をになったシーア派民兵を統率する同司令官の影響力を誇示する狙いとも見られた。

 イエメン内戦ではフーシは首都サヌアを制圧し、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)が支援する暫定政権を圧倒している。昨年9月にはフーシによるサウジ国内の石油施設のドローン攻撃によって、サウジの石油生産の一日生産量の半分にあたる日量570万バレルが減少したとサウジ政府が発表した。世界の石油供給の5%に相当する。ドローン技術はイランの革命防衛隊から提供されたとの見方が強く、レバノンのヒズボラがドローンやミサイル発射でフーシを支援しているという見方もある。事実かどうかは分からないが、各地のシーア派民兵組織を束ねるスレイマニ司令官がいることで、シーア派組織間の連携は可能になる。スレイマニ司令官は一人の司令官というだけでなく、米国に対抗する手段と戦略を持った人物だったのである。

 トランプ大統領は声明の中で、スレイマニ司令官指揮下のクドス部隊が「20年にわたってテロ活動に関わった」と述べたが、この20年間に中東で起こったことを見れば、米国は中東に軍事的に関与したいくつかの重大な軍事的局面でイランの協力を得ている。

 まず2001年の9・11米同時多発テロの後に、米軍主導の北大西洋条約機構 (NATO)軍がアフガニスタンの北部同盟と協力して、過激派組織アルカイダを庇護していたタリバン政権を排除し、アルカイダの拠点を掃討したアフガニスタン戦争にイランは協力した。北部同盟にはアフガンのシーア派勢力も含まれ、イランは戦争前から北部同盟を支援していた。

 次は、2003年のイラク戦争後に米軍占領下で創設された統治評議会に参加したイスラム革命最高評議会やダワ党などシーア派組織は、旧フセイン体制時代にイランに拠点を置いていた。シーア派政治組織が米占領体制と戦後復興に参画したのは、イランの意図があったと考えるしかない。

 さらに2014年にイラクの第2の都市モスルが「イスラム国」(IS)に支配された後、シーア派民兵各組織はスレイマニ司令官のもとでIS掃討作戦を行う民衆動員部隊をつくり、米国が勧めたIS掃討作戦に協力した。2017年7月にイラク軍が米軍主導の有志連合による空爆の支援を受けて、ISが支配したモスルを制圧した時、シーア派民兵組織の民衆動員部隊も参加していた。

 当時、イラクの治安関係に近い人物と連絡をとったところ、「バグダッドにある民兵組織が集まる作戦本部は、イラク軍や内務省から独立していて、イラク政府の指令は受けない。その作戦会議を仕切っているのはスレイマニ司令官だ」という話を聞いた。

 今回、米軍による暗殺作戦でスレイマニ司令官と共に殺害されたイラク人の一人ムハンディス司令官は、民兵組織イラク・ヒズボラを率い、民衆動員部隊の副司令官で、スレイマニ司令官の右腕だった人物である。イラク・ヒズボラは2016年12月にスレイマニ司令官がアレッポの前線を訪れた時のビデオや写真にも登場する。ムハンディス司令官とイラク・ヒズボラは、イラクだけでなく、シリアでも、スレイマニ司令官の手足となっていたことが分かる。

2845とはずがたり:2020/01/06(月) 22:30:21
>>2843-2845
 アフガン戦争も、イラクの戦後復興も、ISとの戦いも、いずれもイランにとっての利益でもあるが、それぞれの局面でイランの協力がなければ、米軍はその都度、より重大な困難に直面していたことは間違いない。イランの協力というのは、スレイマニ司令官の協力と言い換えてもいいだろう。イランで反米一辺倒の強硬派の宗教者たちが影響力を持つ中で、中東での対外政策ではハメネイ師直下のスレイマニ司令官が強い主導権を持っていたことが、局面に応じて米軍との協力が可能になった理由ともいえよう。

 トランプ大統領が「(クドス部隊が)20年にわたってテロ活動に関わった」というのは、そのような20年の経緯を無視したものである。オバマ大統領がイランの核開発問題で合意に進むことを決断したのも、中東で急激に影響力を増したイランと正常な外交関係を持たないままでは、イラクやシリアはもちろん、イスラエルやペルシャ湾岸を含む中東の安全保障を維持できないという情勢の変化があったとみるべきである。

 イラク、シリア、レバノン、イエメンという紛争地域で各地のシーア派勢力に対して圧倒的な影響力を持つスレイマニ司令官は、米国にとっては、中東での決定的な軍事的な危機回避のための最終的な交渉相手でもあった。その意味では、トランプ大統領は、彼がいつも強調する「ディール(取引)」の相手を失ったことになる。

 スレイマ二司令官なき今後の最大の不安定要因は、もし、イランで宗教的強硬派が主導して米国に対する報復が始まったら、歯止めが効かなくなることであろう。イランがすぐに直接的な報復に動かないとしても、米国の中東政策でイランの協力を得られず、逆に妨害を受けるとすれば、ただでさえ影響力を低下させている米国の中東政策は機能不全に陥ることになりかねない。

 スレイマニ司令殺害の後、駐イラク米国大使館はイラク国内の米国人に即時出国を勧告した。イランの政治的・軍事的政影響下にあるイラクで、米国や米国系企業・組織が安全に活動できるのかどうかは大きな懸念材料となろう。

 最大の謎は、トランプ大統領はなぜ、大きなリスクを冒してまでスレイマニ司令官を殺害したのかということである。暗殺の直接の理由について、大統領は声明の中で、「最近、一人の米国人が殺害され、4人の米軍人が負傷したロケット攻撃やバグダッドの米大使館への暴力的な攻撃は、スレイマニの指揮下で実行された」と書いている。それは昨年末から年始にかけて起こったことである。この経過は次のようなものである。

 ▽12月27日 米軍関係者が拠点としているイラク北部のキルクーク州の軍基地に対してロケット攻撃があり、米国人の請負業者一人が死亡し、米軍人4人が負傷した。

 ▽12月29日 米軍は報復としてイラク・ヒズボラの本部を含む3つの拠点を空爆し、25人の民兵を殺害した。空爆について、イラクのアブドルマハディ暫定首相は「イラクの主権を侵害するもの」と非難した。

 ▽1月2日 シーア派民兵組織への空爆に抗議して、デモ隊がバグダッドの米国大使館に押しかけて、投石し、入口に火をつけるなどした。イラク・ヒズボラの支持者と見られている。

 ▽1月3日 米軍は無人攻撃機をつかってバグダッド国際空港近くで車両を空爆し、スレイマニ司令官とムハンディス司令官らを殺害した。

 以上の経過を見れば、米軍の報復はいかにも性急で、過剰である。事態を収拾しようとする意思は全く感じられない。それもイラク・ヒズボラに照準を合わせたような報復である。この流れを見る限り、トランプ大統領と米軍にはスレイマ二司令官の暗殺計画が先にあったのではないかと勘繰りたくなるような展開である。トランプ大統領の意図や計算は分からないが、ものの弾みでこうなったというには、余りにも重大な出来事であろう。

川上泰徳
中東ジャーナリスト
元新聞記者。カイロ、エルサレム、バグダッドなどに駐在し、パレスチナ紛争、イラク戦争、「アラブの春」など取材。中東報道で2002年度ボーン・上田記念国際記者賞受賞。2015年からフリーランスとして夏・秋は中東、冬・春は日本と半々の生活。現地から見た中東情勢を執筆。著書に新刊「シャティーラの記憶 パレスチナ難民キャンプの70年」(岩波書店)「『イスラム国』はテロの元凶ではない」(集英社新書)「中東の現場を歩く」(合同出版)「イスラムを生きる人びと」(岩波書店)「現地発エジプト革命」(岩波ブックレット)「イラク零年」(朝日新聞)◇連絡先:kawakami.yasunori2016@gmail.com

2846チバQ:2020/01/07(火) 10:14:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000033-kyodonews-int
クロアチア大統領選、元首相勝利 決選投票で現職抑え、安定化期待
1/6(月) 10:30配信共同通信
クロアチア大統領選、元首相勝利 決選投票で現職抑え、安定化期待
クロアチア大統領選の結果を受け、演説する社会民主党のゾラン・ミラノビッチ元首相=6日、ザグレブ(ゲッティ=共同)
 【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのクロアチアで5日、大統領選の決選投票が行われ、即日開票の結果、中道左派、社会民主党のゾラン・ミラノビッチ元首相(53)が、中道右派、クロアチア民主同盟の女性現職コリンダ・グラバルキタロビッチ氏を抑え勝利した。

 ミラノビッチ氏は「市民中心の普通の国」を掲げ、極右なども支持に回った現職に対抗。ユーゴ紛争の対立が残るセルビアやボスニア・ヘルツェゴビナとも協力的で、ミラノビッチ氏の勝利により、地域の融和と安定化に期待が高まりそうだ。

2847チバQ:2020/01/08(水) 16:31:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200108-00000023-mai-int
米国防総省「ミサイル、十数発以上」 死傷者有無は不明 大規模衝突の懸念も
1/8(水) 11:04配信毎日新聞
米国防総省「ミサイル、十数発以上」 死傷者有無は不明 大規模衝突の懸念も
アサド空軍基地とアルビルの場所
 米国防総省は7日、イラク国内で米軍と有志連合が駐留する複数の基地に向け、現地時間8日午前1時半(日本時間同7時半)に「イランから十数発以上の弾道ミサイルが発射された」と発表した。死傷者の有無は不明。被害状況の把握を進めているとしている。国営イラン放送もイラン革命防衛隊が声明を発表し、ソレイマニ司令官殺害に対する報復として、米軍基地へのミサイル攻撃を実施したと報じた。

【写真特集】イランのファルス通信ツイッターが伝えた、発射された弾道ミサイル

 イラン革命防衛隊の声明によると、作戦名は「殉教者ソレイマニ」。「米国がさらなる挑発行為を取れば、さらに激しい報復に直面する」としている。さらに、いかなる国の領土もイランへの攻撃の拠点となった場合は標的となるとし、イランと敵対するイスラエルも攻撃の対象となると警告した。

 今月3日の米軍によるソレイマニ司令官殺害を受け、イランは報復を宣言していた。トランプ米大統領も報復への反撃を警告しており、今後、米イランの大規模な衝突が懸念される。

 米国防総省によると、ミサイル攻撃の標的となったのはイラク西部のアサド空軍基地や北部アルビルの基地。直近の情勢を受けて基地内は「高いレベルの警戒態勢が敷かれていた」としている。

 一方、ホワイトハウスは声明で「攻撃の情報は把握している。大統領は報告を受け、安全保障チームと協議を続けながら状況を注視している」と述べた。

 トランプ氏は攻撃に先立つ7日午後、ホワイトハウスで記者団に、ソレイマニ司令官について多くの米国人を殺害した「怪物だった」と指摘。米軍などへの「大規模な攻撃を計画しており(殺害により)多くの命を救うことができた」と、殺害作戦の正当性をあらためて主張した。エスパー国防長官によると「数日内」に実行される計画だったという。

 また、トランプ氏はイランが報復措置に出た場合は「非常に大きな代償を支払うことになるだろう」と警告していた。

 イラク国内には、5000〜6000人の米軍部隊が展開し、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を進めてきた。しかし、対イラン情勢の緊迫化を受け、現在は対IS作戦やイラク軍の訓練などを中止し、イランからの攻撃に備えていた。【高本耕太(ワシントン)、松井聡】

2848チバQ:2020/01/09(木) 13:47:23
https://mainichi.jp/articles/20191230/k00/00m/030/397000c
タリバン指導部「過半数が停戦に同意」 最高指導者の承認待ちか
毎日新聞2019年12月30日 20時07分(最終更新 12月31日 01時57分)
 アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの幹部は29日、毎日新聞の取材に対し、「指導部の過半数のメンバーが一時的な停戦に応じることに同意した」と述べた。現在は最高指導者アクンザダ師の最終承認待ちだという。停戦の開始時期や期間などの詳細は不明だが、米側はタリバンに対して10日間の停戦を実施し、その間に和平合意に調印を提案していた。停戦が実現すれば、米軍の撤収を含む和平合意に近づく。

 このタリバン幹部によると、12月中旬以降、中東カタールで米側と交渉を進めていたタリバンの交渉団のメンバー3人がパキスタン入り。さらに渡航許可の問題でパキスタン入りが遅れた1人を加えた計4人が、タリバンの意思決定機関である指導者評議会のメンバーと協議を重ねてきた。

 タリバンに対しては、米国だけでなく、長年関係を持つパキスタンが、幹部の拘束などをちらつかせながら停戦に応じるよう圧力をかけてきた。

 米国とタリバンは2019年8月末までに、タリバンがアフガン国内でのテロ活動を許さないことと引き換えに、米軍が撤収する方向で一致し、和平合意の調印も目前に迫っていた。だがトランプ米大統領は9月、一方的に協議中止を表明。12月初めに両者は正式に和平協議を再開し、米側はタリバンに和平合意前の「暴力の削減」を求めていた。

 タリバンは米国との和平合意調印後、アフガン政府を含む国内の当事者間で本格的な停戦や今後の政治体制などについて協議する方針だ。【松井聡】

2849とはずがたり:2020/01/09(木) 14:25:38

https://twitter.com/HASSANKONAKATA/status/1214958010109325312
中田考
@HASSANKONAKATA
なのでイランはソレイマーニーを殺された無念に報復したい気持ちを我慢してアメリカとの戦争の危機さえ乗り越えれば自然に優位に立てる。トランプはもともと中東からの撤兵が公約なので、イランとの全面衝突は望んでいないと思われるので、それはそう難しくはない。
午前2:12 ・ 2020年1月9日

「恐ろしい危機は過ぎた」イラク シーア派指導者が声明
2020年1月9日 14時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200109/k10012239981000.html

イスラム教シーア派が多数派を占めるイラクで、強い影響力を持つシーア派指導者のサドル師はトランプ大統領の演説を受け8日付けで声明を出し、この中で「この恐ろしい危機は過ぎた」としてアメリカとイランの間で緊張がさらに高まる事態は避けられたとの認識を示しました。

そして「人民動員隊に対し、警戒態勢を解くよう忠告する」として、イランのソレイマニ司令官の殺害を受けてアメリカへの反発を強めていたシーア派民兵組織に対し、活動を控えるよう促しました。

イラクでは、ソレイマニ司令官の殺害を受けてイランとつながりのある民兵組織などがアメリカへの報復を警告していました。

2850チバQ:2020/01/14(火) 09:49:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200113-00000542-san-m_est
イラン反政府デモ続く 反米で「団結」、ウクライナ機誤射で一転
1/13(月) 20:33配信産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】イランの首都テヘランなどで、ウクライナ旅客機の誤射を隠そうとした政府に抗議するデモが続いている。一部の穏健派の新聞も「謝罪し辞任せよ」などと、反米保守強硬派が主流の政府を批判した。体制批判の本格化を避けるため政府はある程度のデモは容認するとみられるが、経済悪化などで政府への反感は積み重なっており、誤射事件は情勢不安定化の火種としてくすぶりそうだ。

 デモは11日に国内各地で始まり、テヘランでは数千人が参加。ロイター通信によると、テヘランなどでは12日に続いて13日もデモが行われたもようだ。

 ロイターは13日、SNSに出たデモとされる動画では、銃の発砲音が聞こえ、路上に流血が見られると伝えた。治安部隊が参加者を警棒で殴ったり、多数の若者が催涙ガスから逃げたりする動画も流れている。いずれも真偽は不明だ。

 テヘランの警察当局は13日、抑制した行動を取るよう命令されているとし、発砲を否定した。

 デモ参加者は「彼ら(政府)は『敵は米国だ』とウソをついている。私たちの敵はここにいる」などと訴え、最高指導者ハメネイ師の辞任を要求。また、3日に米軍の作戦で殺害された革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官への批判も強まっている。

 司令官の葬儀には「数百万人」(国営メディア)の市民が参加し、政府は反米での国内の団結をアピールした。しかし、誤射事件を受けて反米の牙城である革命防衛隊への反感が浮き彫りとなり、政府の狙いがかき消された形だ。

 イランでは昨年11月、ガソリン値上げを機に革命以降の約40年で最大ともいわれる反政府デモが起き、ロイターは複数の内務当局者の話として約1500人が死亡したと伝えた。米国の制裁で経済悪化が続き、デモは何かのきっかけで再燃するとみられていた。

 ハメネイ師の側近は、「イランの敵(米国)」が誤射事件をイラン国内の政権批判の拡大に利用していると批判。治安部隊を動員してデモ長期化の芽を摘み、事態の収束を図る狙いとみられる。

2851チバQ:2020/01/22(水) 15:16:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000082-kyodonews-int

イラン、保守強硬派が勢力伸長か 国会選挙まで1カ月


1/21(火) 17:19配信

共同通信



 【テヘラン共同】米国と敵対し、核問題を巡り欧州との関係も冷却化しているイランの国会選挙(定数290)まで21日で1カ月。国際協調に重きを置くロウハニ政権を支えている改革派や穏健派の多数が立候補の事前審査で失格となり、台頭する保守強硬派が勢力を伸長させるとの見方が広がっている。

 選挙に立候補するには、イスラム聖職者などでつくる護憲評議会の事前審査で承認を得る必要がある。国営イラン通信などによると、立候補を届けた約1万6千人のうち、審査で約1万人以上が排除された。再選を目指す現職議員90人も含まれ、大半が改革派や穏健派とみられている。

2852チバQ:2020/01/30(木) 11:08:21

「パレスチナ国家」で波紋も イスラエル首相、右派説得焦点 中東和平案


1/30(木) 7:26配信

時事通信



 【エルサレム時事】トランプ米大統領は28日に発表した中東和平案で、十分なテロ対策を取るといった条件付きながらも、パレスチナ国家樹立を認める姿勢を明確にした。

 イスラエルのネタニヤフ政権の支持基盤である右派の多くはパレスチナ国家に否定的で、ネタニヤフ氏にとっては3月2日の総選挙を前に、有権者を説得できるかが大きな焦点となりそうだ。

 米ホワイトハウスでトランプ氏の発表に立ち会ったネタニヤフ首相は和平案について「バランスが取れている」と高く評価し、これを基にパレスチナ側との交渉に応じる姿勢を示した。

 和平案は、現存のヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を全て存続させることを認めるなどイスラエル寄りの内容。ただ、今後の入植地拡大の凍結をイスラエル側に求めるなど、パレスチナ国家を否定して西岸全域をイスラエルの主権下に置くべきだと考える極右勢力にとっては「大幅な譲歩」(ユダヤ人入植者)と映る内容だ。

 右派政党による連立政権を率いてきたネタニヤフ首相はこれまで、将来のパレスチナ国家の是非についての言及を極力避け、右派の有権者から幅広く支持を集めてきた。今後の選挙戦では、極右政党が和平案を批判して首相が率いる右派政党リクードの支持層切り崩しを図る展開も予想される。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200130-00000021-jij-m_est

2853チバQ:2020/02/02(日) 20:49:00
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3266289.html
イラク新首相にアラウィ元通信相、反政府デモ続く
2020/02/02 12:09AFPBB News

イラク新首相にアラウィ元通信相、反政府デモ続く

イラクのバルハム・サレハ大統領(右)と、新首相に指名されたムハンマド・アラウィ元通信相。イラク大統領府提供(2020年2月1日提供)。(c)AFP PHOTO / HO / IRAQI PRESIDENT'S PRESS OFFICE

(AFPBB News)

【AFP=時事】イラクのバルハム・サレハ大統領は1日、11時間に及んだ政党間の合意形成を経て、新首相にムハンマド・アラウィ元通信相を指名した。ただ、任命をめぐり世論は賛否が分かれている。

 首都バグダッドとイスラム教シーア派が多数派を占める南部では、反政府デモが4か月にわたって続いており、総選挙の前倒し実施や、政治的に独立した首相の指名、汚職やデモ絡みの暴力行為に関する説明責任を要求している。

 アデル・アブドルマハディ前首相は昨年11月に辞意を表明したものの、後任をめぐって政党間の調整が進んでいなかった。

 指名の遅れに業を煮やしたサレハ氏は一段の情勢悪化を警戒し、各党派に1日までに新首相の人選を行うよう指示。党派間の緊急協議により、アラウィ氏指名で合意にこぎつけた。
 
 この日の夕方、アラウィ氏は国民に向けて国営テレビで演説し、民意に基づく政権作りや、議会選挙の早期実施、デモ絡みの暴力行為を裁くことを確約。反政府デモの主な要求に応える姿勢を示した。

 昨年10月以来、反政府デモと治安部隊との衝突による死者は480人を超え、負傷者は3万人近くに上っているものの、その罪を問われたものははほとんどいない。新首相指名の発表直後、バグダッド市内でデモの中心地となっているタハリール広場では、大勢の参加者の間から「アラウィ氏は受け入れられない」とのシュプレヒコールが起こった。

 また、シーア派の聖地である中部ナジャフの街頭デモでは、反政府デモが要求してきた独立してきた首相にアラウィ氏は該当しないとして、参加者らが抗議活動を拡大していく姿勢を表明した。 【翻訳編集】AFPBB News


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